■マダガスカルの祭り 〜サンバチャ(Sambatra)〜
南東部マナンザリ周辺に住むアンタンバフーアカ族は、7年に一度、割礼祭「サンバチャ」を行う。
彼らはアラビアのメッカ起源との伝承を持つ。祭りはチャーヌベ(首長の家)を中心に1ヵ月間
行われ、彼らの始祖ラミニアがメッカからマダガスカルへ至るまでの苦難の旅が再現される。
2000年の「サンバチャ」では、1000名を超える男子が割礼を受けた。
チャーヌベを相互に訪問する儀礼。槍
に模した棒をもち、男たちは熱狂する。
始祖上陸の地で汲み取ら
れた聖水「ラヌ・マヘーリ」。
子供にかぶせる帽子が完成し、
チャーヌベを回る母親。
最終日、割礼はそれぞれ
のチャーヌベで行われる。
割礼を前に、始祖上陸の地アンビナーニへ向かうアンタンバフーア
カ族。マナンザリの海岸は、およそ1キロに渡って埋め尽くされた。