教育の道は広い

教育の道は広い

 近年子供を学校に行かせずに家庭で育てる運動が特にアメリカを中心として盛んになってきいます。全米で百万人を超していますが、それぞれの家庭が自然発生的にやっているものです。
 ホームエデュケーションあるいはホームスクーリングと呼ばれています。先進諸国のほとんどで法律の保護を受けています。

 「そんな馬鹿な。きちんと学校で教えなければ子供は発達するはずがない」そうおっしゃるかもしれません。
 しかし、現実は学校で強制されたり、競争させられたりしているために、子供達は学ぶことを嫌ったり、ただの答え出し屋になったり、大人の指し示すものを素直に見ようとしなくなったりしています。家庭でじゅうぶんに発達するのです。

 教育を学校まかせにするしかないというはおかしいのです。学校教育は、親が委任して成り立つものです。

 ホームスクーリングで育った、あるアメリカの大学生はこう言っています。彼女は、ずっと家庭で育ち、大学からふつうの教育に合流しました。
 「同級生たちと違って、私は授業中に理解し、覚えます。試験のためだけに何かを覚えて、試験が終わったらみんな忘れてしまうなんて不健康なことにならないようにしています」


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