加藤「え、どこ出身やて?
いや、熊本やで。おかんが大阪におってん。」
速水「…?」
加藤「あはは、名前、聞かせてもろおてええ?」
速水は名前を言った。
加藤「ええ名前や。ヒンカクちゅう奴を感じますな。
…ところで、ここらへんでアルバイトできるとこ知らへん?
…って、知ってるわけないか。まあええわ。
自分で探そ。見つけたら教えたるさかいな。」
ニコニコ笑う加藤を前に速水は、次の話題を探そうとした。
[選択1-1]
(アルバイトって?)
加藤「お金溜めるの、目標にしてん。
なんでって…そら…え、うん、あはは。
ま、いろいろ乙女にはあってん!
いやーん。もぉ、いぢわるぅ。あははは。」(以下、質問が残っていれば選択1に戻る)
[選択1-2]
(いい天気ですね。)
加藤「ホンマやわ。景気もこれくらい高こう上がって欲しいわな。」
速水「…?」
加藤「そや。重要やで。
そうだ、この戦争で特需ってくると思う?
起きんほうがええけど、起きたんだったら、景気はよくなったほうがマシやないか。
そう思わへん?」
速水「…。」
加藤「絶対そうや。不幸中の幸いでもあったがいいに決まってるっ。」(以下、質問が残っていれば選択1に戻る)
[選択1-3]
(それじゃ、また。といって別れる。)
加藤「ほな、うちもそろそろ挨拶まわりしよか。」
[小隊発足(陳情できるようになる)前限定]
「戦闘報告を元に、薬きょうの数を数えるのがもう面倒で面倒で、あかんわ。
あーもう、金くれ。」
「あー、事務仕事って肩こってあかんわ。
こんな乙女のうちから肩こりなんて、二十歳位のおばはんになったらどうなるんやろ。」
「お金をかけずに綺麗になる方法、探してみたら結構あるわ。
うちは金持ちの上にビボーの人をめざすねん。」
「うちらの給料、ほんとはもっと高いけど、教育費や制服代とか引かれているらしいで。
うちらモノ傷つける技術にお金払うてるて。」
「どっかにいい金づるないやろか。うち、タマノコシ狙ってるねん。…なんでそこで笑う。」
[日曜]
「今となっては、戦車学校の売店の方が普通のコンビニとかより品揃えがええわ。
それで日曜も良く買うねんで。」
「そうそう、アルバイト出来るところ、調べてきたで。校門の赤提灯の店と、新市街の怪しい地下の店や。
地下の店は事務技能いるみたいやし、うさんくさい噂つきそうやけど、なんか、大金の臭いがするで。
じゃ、今回までは無料や。
今後とも加藤情報サービスをよろしくぅ。」
「速水くん、速水くん。
あんなぁ。うちの仕事、ちょっと手伝えへん?」
[選択1-1]
(うーん。)
「なんやなんや、その態度。
もう、ええわ。」[イベント終了]
[選択1-2]
(いいよ、なに?)
「さすが速水くんや。
萌りんが言った通りやなぁ。えへへへ。
お願いと言うんわな。あら…なんか変。
…そお、お願い言うのは、事務の仕事、ちょっと手伝って欲しいんやけど。
字、キレイやろ?」
[小隊室]
「あ、その席座って。
そこ、陳情も出来るで。
いや、最近事務仕事が増えてな。
ホンマ助かるわ。
いやいや、みんな見習って欲しいもんや。
事務官って、結構大変なんやで。
時々、朝に装備品が届いたりするときってあるやろ?
あれの半分は個人で勝手に陳情した奴やけど、残りの半分は、事務官が手配した物やで。
うちらの働きで物資は揃うてんねん。
ちっとは感謝もして欲しいわ。
物資は勝手に出てくるタケノコちゃうで。
事務官の部署の評価が悪いと、品物がよう届かんで苦労するねん。」
[選択2]
(はあ。) / (そうですか。)
「まあええわ。仕事手伝いながら、ちょっと聞いてもらおうか。」
たっぷり愚痴を聞かされました。
「あー、すっきりした。これで仕事も、うちの精神衛生もばっちりや。
…どうしてん?」
[選択3]
(疲れた。) / (別の意味で疲れました。)
「いやー、それにしても、この方式ええわ。
今度もおねがいしよ…。
なんやねん。その顔。あははは。」
[人類優勢]
「こんちわー、加藤情報サービスでーす。
今日は、いい話やからサービスや。
人類側が、むっちゃがんばっているらしいで。
ひょっとしたら戦争勝てるかも。」
[膠着]
「こんちわー、加藤情報サービスでーす。戦争は膠着状態やて。不景気やなぁ。」
[人類劣勢]
「大変やね。…うちも毎日弾薬集めるのに苦労しとるわ。食料も足りん。…あかんあかん。
弱気になったら付け込まれるわ。」
「なんなら、お経安く売るで。…いやーん、冗談やないの。そんなこわい顔して。」