Scan & Buck up 

最終更新日:04年3月28日


 自宅や会社でたまる一方の書類を整理する目的で、シートフィーダー付きのスキャナを購入した。書類をスキャナで読み込んで、PDFファイルにして保存するということである。通常のフラットベッドで始めたのだが、一枚一枚スキャンするということで、時間と手間がとてもかかってしまっていた。今回購入したスキャナは書類の読み込みからPDF化までとても速くて簡単で、今までの苦労は何だったんだろうという感じである。

 また、書類をパソコンに読み込んで書類自体は捨ててしまうため、万が一ハードディスクが壊れてしまったりすると一気にデータが無くなってしまって大変である。そのためデータのバックアップも重要であり、今回、フリー(無料)ソフトでとても便利なソフトを見つけたのでそれも紹介する。

 この写真が今回購入したFUJITSU製のScanSnap fi-5110EOXである。左は給紙カバーを閉じたところでとてもコンパクトである。右は給紙カバーを開いたところで、給紙カバーを開くと自動で電源が入る。ScanSnapの特徴は以下の通りである。

  • 表裏両面を同時にスキャンでき、白紙を自動的に削除するため、両面・片面の混じった書類がスキャン可能である。

  • カラーと白黒を自動的に判別してそれぞれ適した解像度で保存 できる。

  • 原稿の方向を判別して自動で回転する。原稿の傾きも自動で修正する。

  • ノーマルモードの読み込み速度は15枚/分と高速であり、一度に50枚までのスキャンができる。

  • Adobe Acrobat 6.0 Standardが添付されているため、PDFファイルの編集が簡単にできる。WordやExcelやPowerPoint等のファイルのPDF化も可能である。

  • 名刺ファイリングソフトが添付されていて、名刺を読み込んでOCRすることができる。

 これを使って、会社の個人持ちの書類はすべてPDF化してしまった。何か書類を見ようと思ったときに、どこにあったか探すのに苦労するということがなくなった。パソコン上で書類をわかりやすいようにフォルダを階層化して整理してあるし、キーワードを使って簡単に検索できる。また、自宅の書類もほとんどPDF化して整理したため、本棚等がとてもすっきりした。

 次は、データのバックアップソフトである。磁気による記録データは、簡単に壊れてしまう危険性があるため、こまめなバックアップが必要である。過去にハードディスクが2回ほど壊れた経験があるが、その時もバックアップをしっかりやっていたので、ほとんど被害はなかった。私の場合、通常は外付けのハードディスクへのバックアップをしており、さらにある程度の期間がたつとDVD-RAMへもバックアップしている。

 データ量が多くなると、データを毎回全部コピーするのでは時間がかかりすぎてしまう。デジカメの画像や音楽や映画のファイルは容量も大きく、バックアップの負荷が大きい。一度バックアップしたファイルはそのままにして、変更したファイルのみをコピーできると短時間ですむ。それが可能なのが、BackupF2Fというソフトである。このソフトの特徴は以下の通りである。

  • フリー(無料)ソフトでインターネット上でダウンロードできる。
  • 保存元と保存先のファイル名と更新日時を比較して、更新されているファイルのみコピーする。
  • 上書きモードと同期モードがあり、同期モードではフォルダの構造も含めて保存先を保存元と同じにすることが可能である。
  • 複数の保存作業を登録してバッチ実行が可能である。

 ということで、お勧めのバックアップソフトである。


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