今回、再度DVDのコピーについて解説したい。前回との違いは以下の2点である。
これにより、DVD1枚を圧縮してDVD-Rにコピー するまでの時間が格段(数時間→1時間以内)に短縮された上に、DVD-RにDVD-VIDEOの形式でコピーできるため、コピー時だけでなく、再生時にも音声や字幕の選択が可能となった。前回紹介したソフトより絶対こちらの方が優れている。 なお、前回も触れたが、以下の2つを守って法律に触れない範囲で楽しんでいただきたい。
(1)VALUESTARの内蔵ドライブの交換 私がメインで使用しているパソコンはNECのデスクトップパソコンVALUESTAR PC-VT700/2Aである。このパソコンのドライブはDVD-ROM+CD-RWということで、今で言うコンボドライブである。DVD-Rに焼くときは、外付けのDVD-RAM/Rドライブを使用して1倍速で焼いていたため非常に時間がかかっていた。今回、このドライブを以下のようなドライブに交換した。DVDの読み込みスピードも上がって作業が非常に快適になった。
ただし、実際にDVD-Rで4倍速の書き込みをやると、途中でエラーとなりパソコンが勝手に再起動してしまう。結局、DVD-Rの書き込みが2倍速でしかできていないのが不満である。 (2)DVD圧縮ソフト PandoraDVD このソフトはつい最近発売されたソフトで、DVDをDVD-VIDEO形式のまま圧縮できるソフトである。 参考までに、DVD-VIDEOの「VIDEO_TS」フォルダーがどのようなファイルで構成されているか以下に説明する。
VTS_01_n.VOBのnがいくつまであるかは、DVDによって異なるが、この部分にDVDの映像や音声が記録されていて、VTS_01_0.IFOはその記録情報が書かれているファイルである。 前回のDaViDeo2では、これを「名前.avi」という一つのファイルにDivX変換しながら圧縮していた。今回のPandoraDVDでは、「トランスコーディング」と呼ばれる独自の機能で、画質の劣化を抑えながら、上記のDVD-VIDEO形式のまま短時間で圧縮できる。 また、圧縮の際に、必要な映像、字幕、音声のみを選択することができる。圧縮時に複数の映像、字幕、音声を選択した場合には、再生時にそれを選択できる。しかし ながら、高画質で圧縮するためには、映像、字幕、音声を限定して選択することをお勧めする。 PandoraDVDにDVD-RへのライティングソフトのついたPandoraDVD Proというソフトもあるが、すでにライディングソフトを持っているならProバージョンは不要である。また、ほとんど同じ機能のソフトとして、CloneDVDというソフトも同じ日に発売されている。 |
以下に、具体的なやり方について説明する。前回SmartRipperを使用する際に、不要な操作を書いてしまったので、それも修正した。(具体的にはmax-filesizeの設定が不要であった。) (1)SmartRipper + Pandora DVD
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