このページの使い方(特に鉄道に詳しくない方のために)
2002年2月9日更新


このたびは、「千歳線調査室」にお越しいただきましてありがとうございます。これから、鉄道に詳しくない方向けにこのページの使い方の一例をご紹介させていただきます。

トップページにもあるように、ここのページのメインは、千歳線を中心としたJR北海道の札幌近郊を走る列車の運用編成表です。わかりやすくいうと、どのタイプの車両が、どの時刻の列車でやってくるかということです。通勤や通学、あるいは行楽などでどの時刻の列車を利用するかというのは、もちろん、目的地に着く時間が都合のいい列車、あるいは一番早く乗れる列車、ということになるかと思います。しかし、毎日利用するとなるとどうでしょうか。特に普通列車に乗る場合では、札幌圏では大きく分けて3種類の列車がやってきます。1つめは、エアポートに使われているような、2人用の座席が並んでいるタイプの車両。2つめは、札幌の地下鉄のような横長の座席のタイプの車両。3つめは、国鉄時代から走っているいわゆるボックスタイプの車両。これを使い分けられたらいいと思いませんか?ゆったりと座っていきたいときは1つめのタイプ、混雑する時間帯は立つスペースの広い2つめのタイプ、といった具合に。それを調べることができるのがこのページの表です。都合によって、変更となる場合ももちろんありますが、おおむねの傾向をつかむことができるかと思います。

それでは、使い方を説明していきます。
(お断り:申し訳ありませんが、ここでの説明は学園都市線には対応しておりません。あらかじめご了承ください。)

まず、調べたい列車を決めます。

ここでは一例として、恵み野駅を10時台に出発する列車を利用して、恵み野から札幌までを利用するとします。

まず、千歳線の「新千歳空港→札幌」のページをみて、時間帯にあう列車を探します。調べたい駅名がこのページの表に載っていない場合は、申し訳ないですが、別に時刻表を用意して、北広島発や札幌着の時刻から該当する列車を探してください。列車番号(このホームページの表では左側にある「数字+M」もしくは「数字+D」というものです。下の表でいうと、3867M、1753M、3869M、1755Mという部分になります。)で照らし合わせていただいても結構です。
(インターネット上で調べられる時刻表もあります。例えば、「駅から時刻表」→こちら

そうすると、恵み野発10:27と10:43と10:56があることがわかります。このうち、10:27と10:43が含まれている時刻表を抜粋してきました。

3867M 快速 10:18 10:37 10:54 札幌 ■■■■■ エアポート103号
1753M 普通 (千歳発) 10:27 10:40 11:14 札幌 ■■■ 731 北広で103号に接続
3869M 快速 10:33 10:53 11:09 小樽 ■■■■■ エアポート105号
1755M 普通 (千歳発) 10:43 10:55 11:21 小樽 ■■■ 721 北広で105号に接続



ここで注目するのは、右側の四角■「721」「731」「エ」「特」といった文字です。
10:27の場合ですと、右側に

■■■    731


という表現があります。この説明は、各ページの上にあるのですが、■の数はつないでいる車両の数を、■のとその隣の数字や文字どのタイプの車両かを表しています。紫色ないしは、731という数字は、「731系」というタイプの車両であることを表しています。では、この「731系」とは何でしょうか。

車両について簡単に」というコーナーを見ていただけるといいのですが、以下にそこからコピーしたものを載せてみます。

731系
731系・北広島駅3番線にて

到着したところ。3両で1編成。721系と同様3ドアであるが、デッキはない。駅に到着すると全てのドアを開けるため、冬期間は寒風が車内に入ってくる。エアーカーテンなどの、寒さ対策はされていることになっているが、寒いときは寒い。長時間駅に停車する場合には、ボタンを押してドアを開閉する半自動扱いをすることもあるが、半自動になる季節や何分停車すると半自動扱いをするのかなどはケースバイケースのようである。車内は、オールロングシート。「優先席」(6席)はやはりシートの色が違う。トイレは、新千歳空港・苫小牧寄りの車両にある。最高速度は、130km/hである。
731系車内

地下鉄や大都市圏の列車でよく見られる、座席の全てが横長というものである。これをオールロングシートと呼ぶ。最近は地方都市にも進出してきた。より多くの人を運ぶためには721系よりもいいといわれている。しかし、札幌圏で混雑する列車はごくわずか。この列車であまり行楽にはでかけたくない気がする。


ご覧いただけましたでしょうか。上の写真のような、座席が横長になったタイプの車両が「731系」です。

同じように、10:43の場合は、右側に

■■■    721


という表現があります。■の数はつないでいる車両の数を表すので、これも3両。緑色ないしは、721という数字は、「721系」というタイプの車両であることを表しています。では、この「721系」についての説明をご覧ください。

721系
721系・北広島駅2番線にて

快速エアポートの通過待ちのシーン。1編成3両である。快速エアポート用の編成は、1編成6両であり、3両と3両に分けて運転できるものと、運転台がないために、6両でしか使えないものがある。3ドアで、デッキ付き。デッキと客室の間には扉があるため、冬期間長時間駅に停車する場合でも、室温低下や雪が客室内に入る、などの心配はいらない。車内は、オール転換クロスシート。デッキとの出入り口付近は、ひとりがけシートになっている。最近、「優先席」として、一部のひとりがけシートの座席が紫系の色に変更された。トイレは、新千歳空港・苫小牧寄りの車両にある。最高速度は、130km/hといわれているが、営業運転では最高120km/hとなっている。
721系・札幌駅1番線にて

721系の車内

座席はこのような感じである。座席は全て一方向を向いているが、当然反対方向の向きにすることもできる。これをオール転換クロスシートと一般に呼んでいる。
下の731系の車内の写真と比べて、どちらが好みだろうか。私は、どんなに車内が混雑していても721系が好きだ。しかし、利用している人の立場によって、721系が好きか731系が好きかは分かれる。


ということで、こういう座席配置の車両がやってくるというわけです。
もちろん、いろいろな事情で本来使用されるはずの車両が来ない場合もありますが、この「千歳線調査室」の情報を使うことで車両の使い分けができるというわけです。

今、紹介した以外にも少数ですが、「711系」「201系」「ディーゼルカー(デと表記)が来る場合があります。711系の説明は、 「車両について簡単に」というコーナーにあるので、そちらを参照してください。201系は、ディーゼルカー(電線のないところでも走れる車両)ですが、外見、車内とも「731系」にそっくりなので、731系の写真を見てください。(でも、ディーゼルエンジンで動くのでうるさいです。)「ディーゼルカー」というのは、キハ40形、もしくはキハ150形を表しています。下の写真のような列車です。札幌近郊ではあまり見ることはないです。

キハ40形

倶知安駅にて

写真提供:優駿浪漫さん
キハ150形

札幌駅にて

写真提供:優駿浪漫さん


ご理解いただけましたでしょうか。わからなかった場合は、室長(管理人)までメールをいただくか、掲示板に書き込みをしていただければ、さらにわかりやすい説明に挑戦したいと思います。

このページを利用して、皆様がより快適な通勤・通学・旅行をしていただければ、幸いに思います。



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