車両について簡単に 〜千歳線を走る車両〜
千歳線を走る普通列車は主に、721系と731系です。(この他に、わずかに711系の運用があります)

この両者は座席配置など、かなり異なっているので好き嫌いが分かれます。
以下で簡単に説明してみました。

721系
721系・北広島駅2番線にて

快速エアポートの通過待ちのシーン。1編成3両である。快速エアポート用の編成は、1編成6両であり、3両と3両に分けて運転できるものと、運転台がないために、6両でしか使えないものがある。3ドアで、デッキ付き。デッキと客室の間には扉があるため、冬期間長時間駅に停車する場合でも、室温低下や雪が客室内に入る、などの心配はいらない。車内は、オール転換クロスシート。デッキとの出入り口付近は、ひとりがけシートになっている。最近、「優先席」として、一部のひとりがけシートの座席が紫系の色に変更された。トイレは、新千歳空港・苫小牧寄りの車両にある。最高速度は、130km/hといわれているが、営業運転では最高120km/hとなっている。
721系・札幌駅1番線にて

721系の車内

座席はこのような感じである。座席は全て一方向を向いているが、当然反対方向の向きにすることもできる。これをオール転換クロスシートと一般に呼んでいる。
下の731系の車内の写真と比べて、どちらが好みだろうか。私は、どんなに車内が混雑していても721系が好きだ。しかし、利用している人の立場によって、721系が好きか731系が好きかは分かれる。
731系
731系・北広島駅3番線にて

到着したところ。3両で1編成。721系と同様3ドアであるが、デッキはない。駅に到着すると全てのドアを開けるため、冬期間は寒風が車内に入ってくる。エアーカーテンなどの、寒さ対策はされていることになっているが、寒いときは寒い。長時間駅に停車する場合には、ボタンを押してドアを開閉する半自動扱いをすることもあるが、半自動になる季節や何分停車すると半自動扱いをするのかなどはケースバイケースのようである。車内は、オールロングシート。「優先席」(6席)はやはりシートの色が違う。トイレは、新千歳空港・苫小牧寄りの車両にある。最高速度は、130km/hである。
731系車内

地下鉄や大都市圏の列車でよく見られる、座席の全てが横長というものである。これをオールロングシートと呼ぶ。最近は地方都市にも進出してきた。より多くの人を運ぶためには721系よりもいいといわれている。しかし、札幌圏で混雑する列車はごくわずか。この列車であまり行楽にはでかけたくない気がする。
711系
711系・札幌駅にて

国鉄時代から運転されている車両。スピードなどの性能は、残念ながら上に書いた721系や731系より劣るものの、乗り心地は悪くない。この車両で長距離を移動すると旅をしている感じになる。一部に3ドア化の改造をされたものもあるが、2ドア車も多く、通勤時間では列車の乗り降りに時間がかかるのが難点。1編成だけは、オールロングシート化や扉付近の座席の撤去などの改造がされたものが存在する。
現在、札幌圏では朝と夜の通勤時間を中心に運用されている。

写真提供:優駿浪漫さん
711系車内

ボックスシートが中心で、ドア付近はロングシートに改造されている。721系や731系と比べて座席数が多いので、通勤で意識してこの列車に乗っている人もいる。車内は冷房はなく真夏は暑いが、近年いくつかの編成で冷房か改造が施された。(この写真は冷房車)

写真提供:優駿浪漫さん


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