Solaris10のインストール方法は色々書かれている人がいる(松川純也さんのページがカラフルで分かり易い
)ので、ここではくどくど書きません。
自分がやった方法と、はまったところだけメモしておきます。
ノートパソコンにインストールする場合、ビデオカードのデバイスドライバーにSolarisが対応していないことが多いらしい。
途中のkdmconfigでキーボードやドライバーを選択するが、対応していないドライバーを選んだ場合、その直後のテストで何も表示されない(真っ暗な画面になる・あるいは変なものが表示される)。しばらく待つと元の選択メニューに復帰するが、ESCキーを押せばすぐに戻る。
ここで変なドライバーを選んだまま設定を保存して続けようとすると、何も表示されないので続行不可能…。
保存せずに続行(F3_Quit without Save)したら、最終的にインストールできた(Solarisのメニューもグラフィカルなものがちゃんと表示された。ドライバーをちゃんと選択していないので、もしかすると動作が遅いのかもしれないが…)。
途中の選択肢で「リブートを自動で行うか」「CDのイジェクトを自動で行うか」を選ばされる。
CDのイジェクトはどちらでもいいが、リブートは手動(Manually)にした方がよい。
インストールにはそこそこ時間がかかるので目を離すことが多いと思うが、自動リブートにしておくと、いつの間にか再起動してたりする。その際、今まで入れていたディスクをもう一度読み込んだりするので、続行がややこしくなる。
ちなみに、CDのイジェクトを手動にしたら、ディスク1のインストール直後にCDが出せなくなった(爆)
rebootして、Solarisのメニューが出てからディスク2に交換した。
本来ならkdmconfigのメニューでキーボードも選択できるらしいのだが、ビデオカードを選択しないでキーボードの設定だけ保存する方法は無さそう。(キーボードだけ選択して保存しても、ビデオカードのドライバーまで
一緒に保存されてしまい、アウト)
デフォルトのままだと英語キーボードになる。
インストール後にコンソールから「kdmconfig」とコマンドを打つとkdmconfigのメニューが開くので、本来ならばここで後から変更できるのだと思うのだが、ドライバーの問題はここでも同様。下手なドライバーを選んで保存してしまったら、再インストールだ(泣)
ishinabeさんのページによると、後から以下のコマンドを実行すれば日本語キーボードに変更できる。
# eeprom "kbd-type=Japanese(106)"
EEPROMというのは、BIOSのROMのことらしい。このコマンドで、そのROMの設定を書き換えられるようだ。