S-JIS[2012-11-23] 変更履歴

pkg-config 〔オプション〕

インストールされているライブラリーについてのメタ情報を返すUNIXコマンド


pkg-config --list-all

pkg-configで扱えるライブラリーの一覧を表示する。


pkg-config --modversion ライブラリー

指定されたライブラリーのバージョンを表示する。

$ pkg-config --modversion cutter
1.2.2

pkg-config --cflags --libs ライブラリー

指定されたライブラリーの、C言語コンパイル用フラグとリンク用ライブラリーフラグを表示する。

Cutterというライブラリーの例:

$ pkg-config --cflags cutter
-I/usr/include/cutter

$ pkg-config --libs cutter
-lcutter

$ pkg-config --cflags --libs cutter
-I/usr/include/cutter  -lcutter
$ gcc -c example.c -o example.o   $(pkg-config --cflags cutter)
$ gcc    example.o -o example.out $(pkg-config --libs   cutter)
$ gcc    example.c -o example.out $(pkg-config --cflags --libs cutter)

pcファイル

pkg-configは各ライブラリーのメタ情報を「ライブラリー.pc」というファイルから取得している。
(例:Cutterならcutter.pcやcppcutter.pc等)
このファイルは、「/usr/share/pkgconfig」や「/usr/lib64/pkgconfig」等のディレクトリーの下に置かれている。

pkg-configがpcファイルを探しにいくディレクトリーの一覧を表示する機能は無いようだが、デバッグモードで実行すると間接的に表示される。

$ pkg-config --debug

pkg-configが探すディレクトリーをPKG_CONFIG_PATHという環境変数で指定することが出来る。

$ export PKG_CONFIG_PATH=$HOME/local/pkgconfig
$ pkg-config --cflags cutter

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