C言語のコンパイラー。
オプション | 説明・例 | 備考 | |
---|---|---|---|
-c |
オブジェクトファイルの出力までを行う(リンカーの起動を抑制する)。 | ||
-o 目的ファイル名 |
生成するファイル名を指定する。 | ||
-g |
dbx用の追加シンボルテーブル情報を生成する。デバッガーは便利だ! | ||
-lライブラリ名 |
リンカーでリンクするライブラリを指定する。 | ライブラリによっては、manコマンドで説明が表示されることがある。
「 |
|
-lm | Math library(数学) | ||
-lrt | Realtime Extensions library(リアルタイム拡張) | ||
-lpthread | POSIX threads library(POSIXスレッド) | ||
-lsocket | sockets library(ソケットライブラリ) | ||
-lnsl | network services library(ネットワークサービス) | ||
-lxnet | X/Open Networking library | ||
-mt |
マルチスレッドの場合はこれを指定する必要がある。 | ||
-xcsi |
ソース内(コメントや文字列定数)で日本語を使う場合にはこれを指定する必要がある。 | ||
-D定義 |
プログラム内で#defineするのと同じ。 | ||
-D_REENTRANT |
再入可能(リエントラント)の関数を使用する。 ある関数に再入可能とそうでないものの2種類ある場合、シングルスレッドなら _REENTRANTを指定しないことで「再入可能でない関数」が使われ、効率がよくなる。 |
||
-D_POSIX_C_SOURCE |
(使用する関数を)POSIX準拠にする。 | ||
-Iディレクトリ |
#includeで指定されたファイルを探しに行くディレクトリを1つ指定する。 | ||
-Lディレクトリ |
リンカーがライブラリを探しに行くディレクトリを1つ指定する。 | ||
-G |
実行可能ファイルでなく、共有オブジェクト(*.so)を生成する。 共有オブジェクトとは、WindowsでいうDLL(動的リンクライブラリ) |
別途、共有オブジェクトを指定した実行可能ファイルを生成しておく。環境変数LD_LIBRARY_PATHに共有オブジェクトの在るディレクトリ名を追加しておくことで、実行可能ファイルを実行したときに共有オブジェクトがそこから読み込まれる。 (共有オブジェクトのファイル名は「lib」から始まっていないといけないらしい) |
|
-xcode=値 |
SPARCのコードアドレス空間を指定する。 | (指定するなら)通常はpic13でよいが、コードが多くなるとpic13ではコンパイルエラーになるので そのときはpic32にすればよい。 | |
-xcode=pic13 | 共有ライブラリで使用する為の位置独立コード(小規模) | ||
-xcode=pic32 | 共有ライブラリで使用する為の位置独立コード(大規模) | ||
-v |
意味検査をより厳しく行う(lintと同様の検査を行う)。 |
C言語のソースチェックを行う。(使われない変数とか構文のチェック)
lintのオプションは、基本的にccでコンパイルする際のオプションと同じものを指定する。
ただし、例えばccの「-xcsi」はlintでは「-Xcsi」というように、微妙に異なるものもある。