Tsurugi SQL 現在日時取得関数

TsurugiのSQLの関数の現在日時取得のメモ。

概要

現在日時を取得する関数は、日時系のデータ型に応じたものが存在する。

current_dateはlocaltimestampの日付部分を返すので、関数名はlocaldateの方が分かりやすいと思うのだが、ANSI SQLでこういう関数名になっているらしい…。
あと、currentとtimestampの間にアンダースコア「_」を入れるなら、localとtimestampの間にも入れてほしいが、きっと歴史的事情なんだろうなぁ…。

なお、「現在日時」というものは必ずタイムゾーンを伴っており、Tsurugiの場合はクライアントへ返す際のタイムゾーンオフセットはセッションで設定されているため（同一セッション内では同一なので）、「タイムゾーンオフセットのあるcurrent_timestamp」と「タイムゾーンオフセットを除去したlocaltimestamp」ではタイムゾーンオフセット部分以外は同一になる。

現在日時取得関数が返す値

現在日時取得関数は、同一トランザクション内では常に同じ日時を返す。（トランザクション開始時点の日時らしい）

tgsql> begin;

tgsql> select current_date, localtime from test;
[@#0: DATE, @#1: TIME_OF_DAY]
[2024-08-16, 17:41:55.505507007]
(1 row)

tgsql> select localtimestamp from test;
[@#0: TIME_POINT]
[2024-08-16 17:41:55.505507007]
(1 row)

tgsql> select current_timestamp from test;
[@#0: TIME_POINT_WITH_TIME_ZONE]
[2024-08-16 17:41:55.505507007+09:00]
(1 row)

tgsql> commit;

※この例では、tsurugi.iniのzone_offsetを+09:00にしてある。

create tableのdefaultの例

現在日時取得関数はcreate tableのdefaultに指定することも出来る。

tgsql> create table d (
     |   pk         int  primary key,
     |   local_date date default current_date
     | );
execute succeeded

tgsql> insert into d (pk) values(1);
(1 row inserted)

tgsql> select * from d;
[pk: INT4, local_date: DATE]
[1, 2024-08-16]
(1 row)