TsurugiのIceaxe(Javaライブラリー)のメモ。
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Iceaxeは、TsurugiのDBでSQLを実行する為のJavaライブラリー。Java11以降で使用可能。
Tsurugi自体は(現在のところは)JDBCドライバーを提供しておらず、代わりにIceaxeやTsubakuroを使用する。
(→IceaxeとJDBCの比較)
TsubakuroはJavaでTsurugiにアクセスする為の通信ライブラリーであり、Iceaxeは内部でTsubakuroを使用している。IceaxeはTsubakuroのラッパーである、とも言える。
Tsubakuroの方はSQL実行以外の機能もある反面、使いづらいところがあるので、SQL実行に関してはIceaxeが用意されている。
このため、Iceaxeを高レベルAPI、Tsubakuroを低レベルAPIと呼ぶことがある。(IceaxeでgetLowの様に「Low」が付いているメソッドは、低レベルAPIであるTsubakuroのクラスを返すもの)
詳細はTsurugiの書籍の第8章『Iceaxe(Javaライブラリ)』を参照。
Iceaxeで最も重要な機能は、トランザクションがシリアライゼーションエラーになった際にリトライする機能。(この仕組みはTsubakuroには無い)
→TsurugiTransactionManagerクラス
IceaxeのjarファイルはMavenセントラルリポジトリー(iceaxe-core)で公開されている。
〜 repositories { mavenCentral() } dependencies { implementation "com.tsurugidb.iceaxe:iceaxe-core:1.5.0" }
Iceaxeの依存ライブラリーであるTsubakuroも一緒にダウンロードされる。
IceaxeのバージョンとTsurugiサーバーのバージョン付けは一致しない。
2023/10/5時点のバージョンは、Iceaxe(およびTsubakuro)が1.0.1で、Tsurugiサーバーは1.0.0-BETA1。