Rust print!系マクロ

Rustのマクロのprint!系マクロのメモ。

概要

print!系マクロは、コンソールに文字列を出力するマクロ。

print!系マクロでの出力は、cargo testによってテストとして実行したときには、コンソールには出力されない。
（dbg!マクロも内部ではeprintln!()を呼んでいるので、同じ）

cargo testに「-- --nocapture」を付けるとコンソールに出力されるようになる。

cargo test
cargo test -- --nocapture

println!マクロの例

print!系マクロは、format!マクロの書式を使用できる。

fn main() {
    println!();	// 改行のみ

    println!("message");	// 固定文字列

    let n = 123;
    println!("n={}", n);	// Displayトレイトが実装されている型は、{}でその値を出力できる
    println!("n={n}");  	// {}内に変数名を書くと、その変数の値が出力される

    let v = vec![1, 2, 3];
    println!("v={:?}", v);	// Debugトレイトが実装されている型は、{:?}でその値を出力できる
    println!("v={v:?}");
}

dbg!マクロの例

「dbg!(式)」を実行すると、標準エラーに「[ソースファイル名:行番号:列番号] 式 = 値」が出力される。

fn main() {
    let n = 123;
    dbg!(n);

    let n = dbg!(1 + 2);
    assert_eq!(3, n);
}

↓実行例

[src/main.rs:3:5] n = 123
[src/main.rs:5:13] 1 + 2 = 3