S-JIS[2012-04-04/2014-03-08] 変更履歴

JavaFX Scene Builder

Scene Builderは、JavaFX2(FXML)のGUIをデザインする為のツール。
ドラッグ&ドロップでシーン(コンテナーやコントロール)を貼り付けて位置調整が出来る。


概要

下記の画像は、Scene Builder 1.0-beta b32の画面。b41だとメニューは日本語で表示される。[/2012-06-09]

左側上部のライブラリーパネルにあるコンテナー・コントロール一覧からシーン(コンポーネント)をドラッグして、中央のコンテントパネルにドロップすると、シーンが貼り付けられる。
コンテントパネル内でシーンの位置やサイズの調節が出来る。
コンテントパネルに配置された各シーンは、左側下部の階層パネルにシーングラフのツリーとなって表示される。
階層パネルやコンテントパネルでシーンを選択(クリック)すると、右側のインスペクターパネルでプロパティーやレイアウト等の詳細設定が出来る。

作ったレイアウトは、FXMLファイルとして保存する事が出来る。
当然、FXMLファイルを読み込んで編集する事も出来る。

SceneBuilderはレイアウトを作ることに特化しており、イベント(ボタンを押したときの動作とか)は(別のエディターで)プログラミングする必要がある。


ライブラリーパネル

左側の上部にある。
FXMLで使えるGUIの要素、すなわちコンテナーやコントロールといったシーン(いわゆるコンポーネント)の一覧。
ここからシーンをドラッグしてコンテントパネル階層パネルにドロップして配置できる。

シーンの数は多いので、シーンの名前(の一部)が分かっている場合は
ライブラリーパネルの一番上にある「Search」ボックスにシーンの名前(の一部)を入れて検索(絞込み)が出来る。


階層パネル

左側の下部にある。
コンテントパネル内のシーングラフ(配置されているシーンの一覧)がツリー構造で表示される。
(コンテントパネル内で非表示になっているシーンも、階層パネルでは表示される)

階層パネルのツリー内でもドラッグ&ドロップでシーングラフ内を移動させることが出来る。


コンテントパネル

中央にある。
シーンを配置してレイアウトを決める。

ドラッグ&ドロップでシーンの位置を調整できる。
また、シーンのサイズもドラッグで調整できる。
(シーンのドラッグ中に他のシーンとの位置合わせを行うことも出来て、便利)
(微調整が上手くいかなかったら、インスペクターパネルの「layout」で直接数値を入れることが出来る)
(複数シーンの値を一括して変えたいなら、一旦FXMLファイルとして保存し、その中の数値を変えてから読み込み直せばいい(笑))


インスペクターパネル

右側にある。
複数のパネルがあって、コンテントパネル階層パネルで選択されているシーンの情報が参照・設定できる。

Scene Builder 1.0-beta41だと、インスペクターパネルにも検索ボックスが付いていて、プロパティー名等で検索できる。[2012-06-09]


メッセージバー

コンテントパネルの上に、現在選択中のシーンのツリーが表示される。(いわゆるパンくずリスト)
(何も選択していないと「No selected element」が表示されている)
ここでも別のシーンをクリックして選択することが出来る。

また、何らかのエラーが発生すると、この位置にメッセージが表示される。
(SceneBuilderには、画面下部のステータスバーが無い)


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