Gradle Eclipseプラグイン

Gradleでは、EclipseプラグインでEclipse用のプロジェクト設定ファイル（.projectや.classpath等）を作り出すことが出来る。

使用方法

EclipseのJavaプロジェクトを作る場合は、ビルドスクリプトにJavaプラグインとEclipseプラグインを指定する。

build.gradle：

apply plugin: 'java'
apply plugin: 'eclipse'

〜Javaプラグインの設定〜

実行方法

> gradle eclipse
または
> gradle cleanEclipse eclipse

これで、カレントディレクトリー上に.projectや.classpath、.settingsが作られるので、
Eclipseからプロジェクトをインポートすることが出来る。

エンコーディング

ソースファイルのエンコーディングは、特に指定しない場合はEclipseのデフォルト設定がそのまま使われる。[2014-08-30]
以下のようにしてプロジェクトのエンコーディングを指定できる。

〜
eclipseJdt << {
    File f = file('.settings/org.eclipse.core.resources.prefs')
    f.write('eclipse.preferences.version=1\n')
    f.append('encoding/<project>=UTF-8')
}

参考： stackoverflowのmaking eclipse wtp project with gradle

なお、Javaプラグインの「options*.encoding」にエンコーディングを指定する方法は、gradleコマンドによるコンパイル時に使われるものであって、Eclipseの設定には影響しないようだ。

出力ディレクトリー名

GraldeのEclipseプラグインで.classpathを生成すると、デフォルトでは、Eclipse上でのコンパイル先（出力ディレクトリー）はbinというディレクトリーになる。
個人的には「classes」にしたい。

以下のようにして出力先ディレクトリーを変更することが出来る。

build.gradle：

〜
eclipse.classpath.file {
  whenMerged { classpath ->
    classpath.entries.findAll { entry -> entry.kind == 'output' }*.path = 'classes'
  }
}

参考： opamp_sandoさんのGroovy + Gradle + Eclipseなプログラミング環境を整える

ネイチャー

Eclipseのネイチャーは以下のようにして登録できる。[2014-04-25]

〜
eclipse {
    project {
        natures 'org.eclipse.xtext.ui.shared.xtextNature'
    }
}

あるいは

〜
eclipse.project {
    natures 'org.eclipse.xtext.ui.shared.xtextNature'
}

参考： stackoverflowのGradle - Eclipse Project Nature