S-JIS[2016-11-28] 変更履歴

Gitクローン

Gitのクローンを行うコマンドのメモ。

概要

クローンは、既存のリポジトリーを複製して新しいリポジトリーを作るコマンド。

GitHub上のリポジトリーを複製して、自分のローカルマシン上に新しいリポジトリーを作るのによく使用する。

リポジトリーのコピー

既存のリポジトリーをコピーして新しいリポジトリーを作ることが出来る。

$ cd /tmp/from
$ git clone project /tmp/to/project

ただし、この方法だとmasterブランチのみになる（他のブランチはコピーされない（リモートのブランチとしては認識される））。

$ git branch -a
* master
  remotes/origin/HEAD -> origin/master
  remotes/origin/master
  remotes/origin/wip/test

ブランチごとコピーするには以下のようにする。

1. コピー元の確認

   $ cd /tmp/from
   $ ls -a project/
   .  ..  .git  test.txt

2. コピーの実行（コピー先のディレクトリーは自動的に作られるので、事前に作っておく必要は無い）

   $ git clone --bare project /tmp/to/project/.git/

3. コピーされたことを確認（この時点では、.gitディレクトリーのみが存在し、作業用のディレクトリーやファイルは存在しない）

   $ cd /tmp/to/project
   $ ls -a
   .  ..  .git

4. 作業用のディレクトリーやファイルを生成

   $ git init
   Reinitialized existing Git repository in /tmp/to/project/.git/
   $ git reset --hard
   HEAD is now at e3320c6 Added test.txt
   
   $ ls -a
   .  ..  .git  test.txt
   
   $ git branch -a
   * master
     wip/test
   

5. リモートの削除（クローン元がoriginになっている為）
   必要であれば、リモート先は追加する必要がある。

   $ git remote -v
   origin  /tmp/from/project (fetch)
   origin  /tmp/from/project (push)
   $ git remote rm origin

「git clone --bare」の代わりに「git clone --mirror」でも出来るが、違いはよく分からない＾＾；
ただし、ミラーだと「git remote rm」の際に警告が出る。