S-JIS[2008-05-17] 変更履歴

紙の資料の扱い方

ひしだまは基本的に紙の資料が嫌いです。
かさばる(持ち運びや保存をするのに場所をとる)し、(コピーしないと)周知できないし、(過去の情報を)検索できないし、(後は捨てるだけだから)資源の無駄だし。
最近は情報漏洩にも厳しくなってきているので、紛失するととっても怒られるし。

しかし打ち合わせ(会議)のときには紙の方がメモを書き込みやすいのは事実です。

そこで、紙の資料をひしだまはこう扱っています、というのを参考程度に。


定型処理

紙の資料をもらったら、まず日付と資料の入手元名(資料をくれた人の名前、もしくは打ち合わせの主催者)を書く。

位置

日付や名前を書く位置は、固定で決めておく。

紙の資料はたいていA4なので、A4縦にして表紙の右上に書く
たとえ資料自体がA4横であっても、A4縦の右上に書く。
資料がA3なら折りたためばA4サイズになるので、そのA4縦の右上の位置に書く。
A4より小さいサイズ(B5とか)はしょうがないので、B5縦の右上に書く。

こうしておけば、紙の資料を仕舞ったりバインダーに綴じたりしたときに、常に右上の位置に日付が見える。
こういう「常に」というのが大事。

日付

日付は、必ず「年」を書く
資料をすぐに捨てるなら(直近でだけ分かればいいなら)「年」は要らないと思うかもしれないが、往々にしてすぐには捨てられない。
机やロッカーの奥底に埋もれ、後から発見・発掘されることがしばしば。「月日」しかないと、いつの資料だか分からなくなる。
しかもそれを他人が整理しなければならないシーンまで考えれば、特に。
(ひしだまのウェブページ全てに日付がついているのも、この考えに基づく。特にウェブページは作ったら作りっぱなしで、消すことはほとんど無い。だから古い情報が陳腐化することが多いが、日付を見ればそれを判断することができる)

なお、「年」は西暦4桁が良い。
2桁で書くと、「月」や「日」、あるいは和暦と間違えそうになることがあるから。

日本だと「年/月/日」の順序に並べるのがほとんどだからあまり迷わないかもしれないが、外国だと「月/日/年」だったり、変な順番で並ぶ。
今だと西暦2008年なので、2桁だと「08」。9月1日の資料があったら「08/09/01」。でも2001年の資料の様にも見えなくはない。

和暦で書くと、平成8年の資料なのか西暦2008年の資料なのか分かりにくいし、元号が変わったらソート順(大小関係)に多少迷うことになる。(まぁ、ひしだまはボケなニンゲンなので(爆))

4桁で書いておけば、こういった勘違いはしない。「2008/09/01」「09/01/2008」。(「月」と「日」の順序が入れ替わる文化には対応してません^^;)

名前

資料の入手元というのは、後から(忘れた頃に)見たときにかなり重要な情報。その打ち合わせの内容・話題を思い出す手がかりになる。
また、資料をコピーで入手した場合、大元がどこだったのかもこれで分かる。
(資料の内容について聞きたいときに、誰に聞けばいいのかすぐ分かる)

さらに進んで打ち合わせの出席者名まで全部書いておけば、誰がこの情報を知っているかの目安になるし、関係者へ何かを周知したい時に漏れが無くなる。

これは議事録の役目かもしれないが、逆に議事録を書くときにも役立つ。
(また、議事録は別資料となるので、必ずしも元の資料と一緒に管理されるとは限らない)
(というか、自分が議事録を作るのでない場合、議事録を入手できない(そもそも作られない)なんてことも…)


しなければならないこと(タスク・TODO・アクション)

打ち合わせをしていると、「これは要調査」とか「この作業をする必要がある」という、自分のタスクが発生する。
そのタスクは資料の文章に関連して発生することがほとんどなので、資料のその位置にタスクをメモするのが(後から見たときに)分かり易い。
(これを別のノートや手帳に書くと、資料のどの部分に連動していたかまでメモしないといけない。でないと忘れたり分からなくなったりした時に大変!)

そして、タスクの内容をメモすると共に、そこに目立つように(ぐりぐりと太く大きめに)印を付ける。
ひしだまはメモは鉛筆(シャープペンシル)書きなので、こうしておけば、資料をパッと俯瞰したときに目立ってすぐ分かる。(同じページに複数有ったとしても) (活字は奇麗に並んでいるので、不揃いな手書きマークは目立つ)
ちなみにボールペン(黒や赤)でメモをとる人がいるけど、なんでだろう? 間違えたときに消せないじゃん…? 紙上のスペースは限られてるのに…(赤で書くのは目立つから、まだ理解できるけど)。

それと共に、タスクをメモしたページのA4縦の右上の位置に、同じく印を付ける
こうしておけば、資料をぱらぱらとめくったときに右上にだけ着目すれば、タスクの有無を簡単に見つけることが出来る。
(ぱらぱらめくる為に、ホッチキス止めは、必ずA4横の左上にする(A4縦の資料であっても!)。
 パンチャーで穴を開けて綴じたバインダーも、このめくり方と同じ向きになる)

なお、両面コピー資料では、裏のページの場合には左上に☆印を付け、同時に対となる右側のページにも☆印を付けると共に左を見ろという矢印(←)を追加しておく。

そして、タスクをスケジューラー(タスクだけを集めた一覧とか)に転記したり タスクを完了させたりしたら、☆印の上にレ点でチェックを描く。
これで紙の資料上はタスクが終了となり、(TODO管理としては)この紙の資料は不要となる。


他人がすべき作業もついでに(別の印を付けて)メモしておくと なお良し。後から“誰がやるんだか分からない”なんて状態になっても「自分じゃない」とはっきり言えるので。
(“自分のタスクじゃないから何も書いてない”というのと、“他人のタスクとして書いてある”というのは、全然違う。
 “書いてない”のは、書き忘れかもしれない。まぁ、書いてあっても“書き間違い”や“後から変わった”ってのはあるけど(苦笑))


重要な事柄

自分のタスクではない(作業が発生するわけではない)が覚えておいた方がいい」と思う情報等があれば、そこにはアンダーラインやメモと共に印を付ける。
そしてA4縦の右上の位置にも印を付ける。
理由は自分のタスクに☆印を付けるのと同様。

後から資料をパラパラとめくり、○印がついている文章を見つけたら用語一覧とかの別資料に転記する。


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