S-JIS[2010-05-31/2010-10-21] 変更履歴

Apache Cassandra変更点

自分が把握しているCassandraのバージョンアップによる変更点。


0.6.2

Cassandra0.6.2の変更点。

変更対象 変更内容
bin/cassandra.bat Windows用の起動バッチファイルの変更。
CASSANDRA_HOMEが設定されていない場合のデフォルト値が、カレントディレクトリー(%CD%)からバッチファイルのひとつ上のディレクトリー(%~dp0..)に変わった。
(ただしcassandra-cli.batは変わっていない!)
クラスパスの指定方法がちょっと変わった。(ダブルクォーテーションで囲まなくなった)
bin/json2sstable.bat
bin/nodetool.bat
bin/sstable2json.bat
Windows用のバッチファイルが追加された。
bin/cassandra UNIX用の起動シェルの変更。
フォアグラウンドで動かす際のjavaコマンドの実行方法がexecを使うようになった。
bin/cassandra.in.sh javaコマンドのオプションが微調整された。
conf/storage-conf.xml HintedHandoffEnabledとPhiConvictThresholdが追加された。
README.txt 書かれている連絡先アドレスが変わった。
src/contrib/py_stress/stress.py 例外処理っぽいものが追加になってる。
src/contrib/word_count/ ビルド方法や実行シェルの内容が変わっている。
(ソースは変わっていない。)
src/interface/cassandra.thrift SliceRange.finishのコメントが訂正されている(笑) 「value value」→「valid value」
src/java/〜/hadoop/ ColumnFamilyInputFormat#getSplits()がスプリット一覧を返す際にランダムでシャッフルしてから返すようになった。
ColumnFamilyRecordReaderがソケットをクローズするようになった!

0.6.3

Cassandra0.6.3(2010-06-29)の変更点。[2010-07-03]

変更対象 変更内容
ConsistencyLevel.ALL Read時のConsistencyLevel.ALLがサポートされた。
Cassandra$Clinetクラス describe_ring() throws宣言にInvalidRequestExceptionが加わった。
batch_mutate() batch_mutate()とDeletionを使って、行削除が出来るようになった。

0.6.4

Cassandra0.6.4(2010-07-31)の変更点。[2010-07-31]

変更対象 変更内容
bin/cassandra-cli.bat Windows用のcassandra CLIの変更。
クラスパスとかの指定方法が変更された。(ダブルクォーテーションで囲まなくなった)
(CASSANDRA_HOMEが設定されていない場合のデフォルト値が%CD%から%~dp0..に変わ るのはいつだろう…)
conf/storage-conf.xml MemtableFlushAfterMinutesのコメントがちょっとだけ変わった。
interface/cassandra.thrift バージョンが2.1.0から2.2.0になって、describe_partitioner()が追加された。
cassandra CLIの「show api version」でバージョンを確認すると、2.2.0が表示される。
lib/avro-1.2.0-dev.jar avroのライブラリーが削除された。
src/contrib/bmt_example/ CassandraBulkLoaderが何か変わったみたい。
src/contrib/property_snitch/ パッケージ名が変更された。というか、「src.」とか付いてたので、バグってた?^^;
src/contrib/py_stress/ オプション「-s」(--stdev)の型がintからfloatへ変更。(これもバグ修正?)
src/contrib/wordcount/ WordCountにおけるconfの初期化ロジックがちょっと変わった。
src/interface/avro/ avroが追加されたが、中身は空っぽだ…。(まだ生成されていないということか)
src/java/〜/hadoop/ Hadoop(Map/Reduce)で二重にカウントされてしまうバグの修正(CASSANDRA-1042)。
ColumnFamilyRecordReaderに、今回追加されたdescribe_partitioner()を呼び出すロジックが入っている。
また、ConfigHelperにsetThriftContact()メソッド追加。
src/java/〜/UTF8Type.java UTF8の扱いが効率良くなったらしい。(CASSANDRA-1232

0.6.5

Cassandra0.6.5(2010-08-27)の変更点。[2010-08-29]

変更対象 変更内容
bin/cassandra.in.sh -Xmsが256M→1G(-Xmxの値と同じ)
conf/storage-conf.xml ReplicaPlacementStrategyのコメントがちょっと変更になっただけ。
src/contrib/property_snitch/  
src/contrib/py_stress/  
src/interface/thrift/gen-py python用のソースが生成された模様。
src/java/〜/ config DatabaseDescriptor.java IEndPointSnitchの取得方法の変更(Dynamic snitch (CASSANDRA-981)) 。
プロパティーcassandra.dynamic_snitchがtrueの場合にDynamicEndpointSnitchクラスを使用する。
locator  
db HintedHandOffManager.java メッセージ送信でループするようになったっぽい。
db RowMutation.java batch_mutate()の実行において、キーをtrim()する処理が削除された。(CASSANDRA-1235
db/marshal LongType.java
TimeUUIDType.java
高速化されたらしい。(CASSANDRA-1386, 1393
net   MessageDeserializationTaskの削除等。(CASSANDRA-1358
streaming StreamInitiateVerbHandler.java streamingでテーブル名にハイフン「-」が入っていた場合の処理が修正。(CASSANDRA-1377
thrift CassandraDaemon mlockの初期化処理が追加。(CASSANDRA-1214

CHANGES.txtに「fix for range query starting with the wrong token range」としてCASSANDRA-1042と書かれているけど、1042は0.6.4で修正されているから、番号が違うと思う…。


0.6.6

Cassandra0.6.6(2010-10-14)の変更点。[2010-10-21]

変更対象 変更内容
bin/cassandra-cli -Xmx256M」が追加された。
bin/cassandra.in.sh 「-XX:CMSInitiatingOccupancyFraction=75」「-XX:+UseCMSInitiatingOccupancyOnly」が追加された。
conf/storage-conf.xml ColumnFamily『Standard1』に設定が追加された。
SavedCachesDirectoryが追加された。
RowWarningThresholdInMBのデフォルトの設定値が変更:512→64
src/contrib/property_snitch/  
src/contrib/py_stress/ オプション「-S」(--column-size)が追加された。
src/interface/avro/ avroが削除された。
src/interface/thrift/gen-py/ gen-pyが削除された。
src/redhat/ apache-cassandra.specというファイルが出来た。

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