何だか凄く縦に長いページになってしまったので、もう一度
表組みダケ一気に見たい人はコチラ。
尚、『機動戦士ガンダム MS08小隊』には『ミラーズ・リポート』という映画版が、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』には『ジオンの残光』という映画版が存在しますが、それぞれ割愛。
など、はしょってるモノも多々あります。御了承を。
最後に、初心者向けではなくなる話を少しばかり。
富野由悠季監督のガンダム映像作品にはそれぞれ富野氏自身が手掛けた小説版が存在します。
監督自身が手掛けているという意味で、ある意味こっちも「本物」と言っても良かったりするとは思うんですが、これがまたアニメ版とはかけ離れたストーリーだったりするモノもあるので簡単に解説してみます。
但し読んだのが昔のため、かなりうろ覚え。
以下小説版。
『機動戦士ガンダム』(ソノラマ文庫、角川スニーカー文庫)
まさか『Z』なんて続編を作るとは思ってもみなかった頃に書かれたため、富野氏、好き勝手にやってます。アムロ死んじゃうし(笑)。
とかいうくらいアニメ版とはかなり違うストーリーが展開します。
戦士のお守りとして、セイラさんの陰毛をアムロがもらうだもらわないだいうエピソードは衝撃的でした。
『機動戦士Zガンダム』(角川スニーカー文庫)
省略されたエピソードは多数あるものの、『ガンダム』の反省からかアニメと大筋では違いません。と思います。
『機動戦士ZZガンダム』(角川スニーカー文庫/遠藤明範・著)
これは富野氏の著作ではないですが、ついでなので書き出しときます。
アニメ版には無い、ジュドーとアムロの出会いが書かれていた気が。
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(角川スニーカー文庫)
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(アニメージュ文庫)
この『逆シャア』に限って、富野氏の小説版は2種類あります。
何と別々の話で。
スニーカー文庫版はアムロの相手役のヒロインは『Z』に出て来たベルトーチカ・イルマ。アムロの子を身ごもります。
アニメージュ文庫版はヒロインはチェーン・アギ。なんですが、全3巻の内、映画のエピソードが始まるのは2巻の後半から。
序盤は全然関係無い話が進んで行きます。
アニメージュ版の挿絵は何と星野之宣。
ガンダムがガンダムに見えません(笑)。
アニメージュ版は最近『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』と改題して再販されたみたいです。ていうか連載時のタイトルに戻ったワケね。
『機動戦士ガンダムF91』(角川スニーカー文庫)
これはほぼアニメと同じお話。
ただ、敵である「クロスボーン・バンガード」の成り立ちがこれでもか! というくらいしつこく書かれてます。全2巻の内の4分の1くらい。
鉄仮面が仮面を被った経緯とか、セシリーの両親の結婚から別居までとか。
『機動戦士Vガンダム』(角川スニーカー文庫)
省略されたエピソードは多数あるものの、アニメ版とあまり変わらないのではないかと。多分。
アニメ観てないもんで、比較できません(笑)。
……とまあ、こんなトコロでしょうか。
『∀ガンダム』にはスニーカー文庫版とハルキノベルズ版がありますが共に違う作者が執筆しているので割愛。
さて、実はこれからが一番書きたかったコトなのですが、富野氏の小説には「ガンダム」や「モビルスーツ」の名称が出て来ないながらも、
あンた! コレ、UNIVERSAL CENTURYの世界観使ってるだろ! という作品がありまして、何かと言うとそれは『ガイア・ギア』と『アベニールを探して』。
『ガイア・ギア』は宇宙暦になって2世紀が過ぎたくらいのお話。
U.C.で言うと0200年以降というコトになります。
主人公はアフランシ・シャア。何とシャアのクローン。
とは言えシャア程思想的ではなく、どっちかってーとイイ人。
『アベニールを探して』はサイド3が造られたぐらいの頃の話。
U.C.で言うと0001年付近? よくわからん。
ミノフスキー粒子の設定は出て来ます。
ちゃっかり人型マシンも出て来て、「テンダーギア」と呼ばれています。
興味のある人は読んでみてはいかがでしょうか。
『ガイア・ギア』はスニーカー文庫、『アベニールを探して』はソノラマ文庫から刊行されてます。
絶版かも知れませんが(笑)。