初めてビデオカメラを持っていったモロッコの旅。
最終日、カサブランカでのフリータイムは、モロッコ旅行中すっかり気に入ったスーク（市場）に行ってみました。朝のスークは開いている店もまばらで、あっというまにスークの出口に来てしまいました。
「向こう側にある錨のマークの建物は何だろう？これもビデオに撮っておこうかな。」と思っていると、いきなり数人の兵士に取り囲まれたのです。
「今、写真撮ってただろ！×○＊＃％・・・・」
と訳のわからない（私にとって）フランス語でまくしたてる兵士たち。
そんな事言われてもわかんないから、とにかく日本語で「わかんなーい！」を連発していると、英語の喋れるジェントルマン兵士が登場。
「とにかく、司令官室まで来ていただけませんか。」
仕方なく彼の後に続いて司令官室へ。
部屋に入ると、司令官は偉そうな席に座って「ボンジュール」とにこやかに一言。
ちょっと和やかムードに一安心。でも、どうやってこの場をきり抜けようかと思っていると、一緒にいた友達のTさんが、「ビデオを再生すれば？」
「そーだ。ビデオはこの場で見れるんだ」という事にやっと気づき、巻き戻して司令官に見てもらいました。
このテのビデオをあまり見た事ないのか、司令官は「セ・ボン」などと言って上機嫌。軍の建物が写ってない事も確認されたので、無罪放免と相成りました。
教訓：中東で写真を撮るときは、軍の施設に要注意
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