皆さんは長い板というとどんなイメージをお持ちでしょうか??堅い、重い、曲がらない...等々あると思います。今現在(2000/5)私は176cmのボードをメインに使っています。お世辞にも乗りこなしているとは言えませんが、とても楽しく滑っています。最近の長い板は以前と変わってきていることからもレーサーでなくても乗れるようになってきているのもポイントとしてあげられます。 ここでは、私が長板について感じたことなどをお話します。長板に興味がある人、そうでない人にもこんな世界もあるよ!と参考にしていただけたらと思います。 ただし、私の技術レベル、体格、思い入れ(勘違いともいう)がありますのでその辺はご了承ください。 |
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長板との出会いハードブーツを使い始めた頃、Nitroのスコーピオン160に乗っていました。技術的にも今よりももっと未熟だったので特に不満はありませんでした。が、私の身体が大きく、体重もかなりあることから仲間達からは”ボードが小さく見えるねぇ”と言われていました。その後ちょっと長めも面白いかな?と思うのと短いのは仲間に貸してもらえばいいやと思ったことで167cmのボードを使っていました。 |
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ひげじぃの感じた長板の特性99シーズン、00シーズンと長板を乗っていますが、まず最初に感じたのは、意外と曲がるけど難しい!ということ。板が長い場合、スピード重視のデザインのためやっぱり堅めに作ってありますのでターン入り口でしっかりTOPに荷重しないと曲がってくれません。特に私はフロントサイドで内倒する癖があるので身体は倒れるけど、板は全く内側に入ってくれないなんてことがあります。それとちゃんと踏んでいないとターン弧が大きくなる。きちんと軸の入れ替えが出来ているか、ちゃんと荷重できているかというのがよく判ります。 一方、乗った瞬間これはいい!と思うこともあります。それはグリップの良さとどっしりとした安定性です。スピードと斜度が上がったときに威力を発揮します。特に深くまわったときに後ろ側のエッジが長いのでターンの仕上げを板がやってくれている感覚がよく判ります。調子に乗って荷重しっぱなしだと、失速してしまいますけど... 安定感については多少のギャップでも切り刻んで行く感じでバタバタしません。(これは長板が堅めという効果)ポジショニングについても許容範囲が広いですね。どこに乗っていても曲がっていく感じがします。これはメリットでもありデメリットでもあります。(感覚が曖昧になってしまうかも)また、SL用の板に比べて板の返りが少し鈍いので自分から板に働きかけないと切り替えが遅くなってしまい、見事に落ちていきます。 最近の長板(引き合いとしては私が使っているF2ですが)は以前に比べてフレックスが柔らかめになってきています。グリップをよくする場合、フレックスも大事ですが、トーションも重要です。以前は構造上トーション剛性を大きくすると自動的にフレックスも堅くなってしまったのですが、最近は各社の技術開発でフレックス、トーションのバランスをとれるようになってきました。代表的なのが、F2のTCS、ロシのX−VASのようなクロス補強式です。大胆な発想としてはSIMSのスプリットテールがあります。以上のようなことからグリップ、安定性はよく、曲げやすい長板が増えてきています。F2を引き合いに出しますが、182cm(99モデル)のボードが99シーズンに乗っていたBLAST172(98モデル)よりもよく曲がるように感じます。00モデルの176に関してはテールが若干ソフトになっているのでより乗りやすく感じます。長板の特性のまとめ
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とざぁっと考えただけですがいろいろありますね。もっとたくさんあるとは思いますが、皆さん自身で考えてみてください。長い板のインプレッションを長々と書きましたがいかがでしょうか?本当なら短い板についても同じような事を書かなければ片手落ちなんでしょうが、私は160cm未満の板を持ってないのでご容赦下さい。なんで短い板に乗らないか?って?それは皆にボードがカワイソウと言われるからというのは口実で短い板の回転性に身体がついて行かんのです。わはははは。 |