名鉄NSR車の動きを追う(運用実績)

●運用記録(2003.9.5〜10.31)

表示は運用が始まった駅を示しており、今更記すまでもありませんが、常=常滑、河=河和、伊=伊奈、美=美合、内=内海を表します。平日、休日とも停泊となるのはこの5駅です。翌日の駅が前日の運用終了駅のを表し、原則記載は省略しています。
 なお、休日翌日の始発駅は青表示になっていますが、当然ながら前日の休日ダイヤによる運用終了駅を表していますので、見方には少々注意が必要です。

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日付 7019 7025 7041 5701 5702 727レ 特記事項
9.5(金) 7715+7025  
9.6(土)  内   伊   河   常  ---  
9.7(日) 常(*1)  伊  ---  
9.8(月) 5515+7019  
9.9(火) 7715+7041  
9.10(水) 5513+5701  
9.11(木) 5313+5702  
9.12(金) 5309+7025 1542=ト5515+5515+5517
9.13(土) ---  
9.14(日) ---  
9.15〈月) ---  
9.16(火) 伊(*3) 河(*3) 5310+7019 1196=ト5515+5513
5515F白帯塗装のため舞木入場
9.17(水) 5513+7019  
9.18(木) 5311+5702  
9.19(金) 常(*2) 内(*2) 5517+7025  
9.20(土) ---  
9.21(日) ---  
9.22(月) 5513+7019  
9.23〈火) 美(*3) 河(*3) ---  
9.24(水) 内(*2) 常(*2) 5517+7019  
9.25(木) 5309+5701  
9.26(金) 5517+7025  
9.27(土) ---  
9.28(日) ---  
9.29(月) 5309+7041  
9.30(火) 5312+7019  
10.1(水) 5513+5701  
10.2(木) 5313+5702  
10.3(金) 常(*2) 内(*2) 5309+7025  
10.4(土) --- 常滑駅営業再開、1384F運用開始
10.5(日) --- 鉄道の日ト5517+5513+5515
10.6(月) 5313+7019  
10.7(火) 7711+7041  
10.8(水) 5312+5701  
10.9(木) 5313+5702  
10.10(金) 5311+7025  
10.11(土) --- 鉄道の日ト5513+5515+5517
10.12(日) --- 鉄道の日ト5515+5517+5513
10.13(月) --- 鉄道の日ト5515+5513+5517
10.14(火) 伊*3 河*3 5312+7019  
10.15(水) 5513+7019  
10.16(木) 5311*+5702  
10.17(金) 常(*4) (内:7507Fが代走 *4) 5310+7025  
10.18(土) --- 
10.19(日) ---  
10.20(月) 5312+7041  
10.21(火) 5513+7019  
10.22(水) 5311+5701  
10.23(木) 5310+5702  
10.24(金) 5517+7025 1196=ト7039+5312
7039F最終運用、舞木入場(5312F途中解放?)
10.25(土) ---  
10.26(日) ---  
10.27(月) 7703+7041  
10.28(火) 5515+7019  
10.29(水) 5311+5701  
10.30(木) 5515+5702  
10.31(金) 5310+7025  
11.1(土) ---  
11.2(日) ---  
11.3(月) ---  

■2003年9月、10月の動向から

●10.28、30の727列車先頭に5515F

2003.9.27に白帯を巻いて団臨として復帰した5515Fは予備車的な扱いを受ける傾向にあり、なかなか定期運用に入らず727列車にも充当されませんでした。しかし、1ヶ月を経てやっとパノラマカーの先頭に立ちました。さらに、その2日後も727列車に充当されています。
 727列車に5500系が充当された場合、伊奈から犬山へ帰り、広見線の運用に入った後、2296列車で知立へ向かって停泊し、翌日は碧南ー弥富急行に充当されることが多いのですが、2296列車には入らず、翌日1196列車で伊奈へ向かったものと思われます。

●10.16の727列車先頭のSR2

*1:10.16の727レ先頭はお二人の目撃情報がありましたが、共に?付きでした。しかし、他の編成の目撃情報から15日1196レ、17日727レに入り得るのは5311Fしかないと断定しました。

●(*4)10.17の5701Fの代走、関連4編成の運用を推定する

10.17、5701Fが入ると思われた内海発723B列車にP6(他編成との併結不可)の7507Fが充当されました。しかし、同編成は夜には別の運用に入っているのが確認されており、早々に代走が解消したようです。
 この日の目撃情報や運用を眺めていると代走がどのように行われたのかが何となく見えてきます。何らかのトラブルに起因すると思われますので興味本位で深追いすることは控えますが、わかっている情報から関係する車両の動きを推定してみたいと思います。

P6の運用を5301F+5313Fが代走→7507Fが途中復帰10.17、「代走」に充当された7507Fの運用を推定

この日、常滑競艇臨はなかったはずで、1147Bのあとは深夜の2360Gまで大江で待機するのが所定の運用です。

5701Fの運用復帰と7019Fの変則運用を推定

前後関係からこの日5702Fが「美」→「内」と流れたと考えられますので、「内」に充当された編成は所定ならば大江へ回送されます。当日は常滑競艇場の休場日であったため臨時電車の運用はなく、金山23:20の常滑行き(2360G)まで営業運転はありません。しかし、代走に入った7507Fは夜には内海→新鵜沼の急行(2173A)に入っているのが目撃されており、午前中で代走を終えたものと考えられます。

 名鉄運用研究所さんの運用表によれば、2173Aにつながる運用(前記資料「7000系、7500系平日(10)」参照)はP6にも予備車がないため、朝方5301F+5313Fが代走しており、どこかでNSR代走を終えた7507Fが本来の運用に戻ったようです。

 この運用は昼頃に茶所(検)へ一旦入ります。NSRの代走で1151C列車として金山へ到着するのが11:06。7507F本来の運用である新岐阜発普通知多半田行き(1354C)は12:44発ですから物理的には充当することが可能です。ただし、わざわざ新岐阜まで臨時回送として運転されたか、途中駅で車両交換をされたか、あるいは、別の列車から運用に入ったかなどは不明です。

 なお、5301Fも午後は単独で他の運用に入ったようで、片割れの5313Fは豊明発2295列車の中央(この日はSR2車6連)に入っているのを私自身が目撃しています。

 復旧した5701Fは本来「常」の運用である犬山21:34の新岐阜行きから運用に復帰した可能性が高いと思われます。また、その影響を受けてか、7019Fが2日連続「常」に入るという変則運用が行われたようです。この日は朝から7019Fが「常」に充当されていたはずですが、5701Fを充当することになったため、三柿野留置の時間を利用して臨時回送で大江または金山へ送られて2360Gに充当されて再び常滑へ戻ったのではないかと推定されます。(03.10.23)

●(*1)目撃情報が少ない日

9.6〜7で目撃情報がない編成にアンダーラインを入れました。つまり、これらは推定による結果となります。9.6は7025Fの「美」しかわかりません。また、7日の7041Fと5701Fの目撃情報がありません。まずは穴が少ない7日から埋めてみましょう。8日に5701Fが「常」となるには7日は「美」または「伊」でなくてはなりません。しかし、「美」は7025Fが確定していますので、5701Fは「伊」となります。したがって、残る7041Fは「常」となります。

 問題の6日ですが、前後(金、日)に注目すると、5日は19日、7日は21日と全く同じ並びです。したがって、6日は20日に同じと推定するのが最も自然ではないかと思われます。

 5日(平日)夜間、犬山で「内」1862レ→「常」2167レ(→河和停泊)、「常」三柿野回送→「内」2063レ(内海停泊)のトレードがなければ、6日は河、美、伊、常、内でもつじつまが合わないことはありません。


 

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