平成動物病院:幹細胞療法


幹細胞(かんさいぼう)とは、体の中にある自己修復を行う細胞です。
この幹細胞はあらゆる細胞に変化し、損傷部位の治癒を助けたり、生理活性物質を放出し病気の治癒促進に働きます。
そしてこの幹細胞は、炎症や損傷を起こした部位に集まる性質がある、大変便利な細胞です。
簡単に言えば、悪いところに幹細胞が集まって病気を治すように働きかける、ということです。

【治療手技】
幹細胞は、骨髄・胎盤・脂肪などに含まれています。これらを採取するためには麻酔をかける必要があります。
当院では、脂肪の中の幹細胞を動物に軽度の麻酔をして採取し、幹細胞を増やし、点滴や注射によって体内に戻すやり方を採用しています。

対象となる病気
椎間板ヘルニア・脊髄梗塞・脳梗塞などの神経疾患
アトピー性皮膚炎・多発性関節炎などの自己免疫性疾患
腎炎・腎不全・肝炎・肝不全などの内科疾患 など
治りにくい骨折、乾性角結膜炎(KCS) など