| スペシャルインタビュー "竜伯"リザベート＝バーマイスター |
ＮＥＷＳ ＷＯＲＬＤ ＴＯＰＩＣ |
| エステルランド北方でエステ・ブレタの一部が激突 | |
| スペシャルインタビュー"竜伯"リザベート＝バーマイスター | |
| 「ブレタ王」の実力や如何に？（工事中） |
ブレタとエステルランドの衝突で中央地域の安定が再び揺らぐ中、両国の間を走る自由都市ケルバーの領主であるリザベート＝マイスターに、本誌ソロー・ウェーガーが話を聞いた。
―――今回の国境紛争に関して両国の動きは？
現在両国は対話が出来る準備は整っていない。非常に危険な状態だ。
―――今回の問題に関してどう考えるべきか？やはりエステルランドとブレタの両国間に恒久的な平和を築くのは不可能なのか?
そんなことはない、あらゆる国家にとって国境紛争と、それに関連して巻き起こされる様々な感情的な政策は、王にとっても、我々、商人にとっても大きなマイナスだからだ。
…ただし、現状ではそう言った理屈より復讐の原理が優先しているように感じる。
―――つまりまた戦争が起こるということか？
…そうなるだろう、少なくとも全くなにも無しで事を収めることは両王家の面子に大きな傷をつけることになる。今までのようにいくらかの犠牲を出すことで決着をつけようとしている。
…愚かなことだが、政治にはそういったコストが必要なのも事実だ。
―――ケルバーとしては今後どういった方向を期待しているのか。
ケルバーとしては今回あらゆる戦争活動を支援しない考えだ。
現在までこれらの戦争に介入してきたが、結果としてエステルランド側の停戦への努力の必死さを削ぎ、金を失うためにやっていたようなものだ。
少なくとも今回の戦争に関しては様子を見て、一刻も早い解決を働きかけていく。
―――それはケルバーの政治的な立場を窮地に追い込むことにならないか？
今回の戦争に我々が直接介入していないとしても私達が両国にとって裕福な財布であることは変わらない。
…これで両国とも戦争は耐えがたいものだという事をもう少し早く思い出すだろう。