お手軽ハイキング青空が広がり、風もさわやかな5月の週末、家の近くにある公園でハイキングごっこをするのがSHOTARO一家のブーム。家の近くに、緑あり広場あり遊具ありスポーツ施設ありの、何とも贅沢な公園があって、ハイキングと言っても、そこで朝から駆けずり回って遊び、お昼になったら草の上でお弁当を広げる、というだけのことなのですが。当初は、手作りお弁当持参でハリキッてたSHOTAROの母も、近頃では公園に行く途中にあるパン屋で調達したりしてすっかり手抜き。
これといって特別なことは何もしないのですが、遊園地やスーパーの子供向け催し物は一向に楽しむ風もないSHOTAROが、このハイキングには大満足しているようなのです。「それは危ないから触ったらダメ」とか「そこには入ったらダメ」とか言われることなく、思いっきり広いところを走り回れるので、気持ち良さげ。朝から散歩したり砂遊びしたりなんて20年以上はご無沙汰している父&母も、最初は子供に付き合っているつもりだったけれど、緑に囲まれて体を動かし、つかの間諸事を忘れ心身ともにリラックスできるこのハイキングをすっかり楽しんでいます。
この公園にはいろいろな人たちがやってきます。犬を連れてくる人、ランニングをする人、フリスビーの練習をする人などなど。それを観察するのもSHOTAROの楽しみになっているようです。先日、公園内を散歩していると、どこからかトランペットの音が。珍しいもの大好きのSHOTAROが聞き逃すわけがなく、トランペッ
トの音がする方へ一人でズンズン歩いていきます。と、お兄さんが公園の隅で一人建物の壁に向かってトランペットを練習していました。
邪魔したらダメよ、という私の制止はこんなとき全く役立たず。彼はどんどん近づいていき、お兄さんの側に立つと、顔をジーっとのぞきこんでいます。私もお兄さんの反応が見てみたくなり、そのまま遠くから見守ることに。SHOTAROが「なんしようと?(何してるの?)」と、お兄さんに尋ねると、お兄さんは「トランペット練習しようと。(練習してるの。)」ときちんと対応してくれました。その後、私が連れ戻しに行くまで、お兄さんのトランペットに合わせてノリノリで踊っていたSHOTAROでした。
子供って、こんな風にいつでもどこでも知らない人といきなり関わることができる能力を持っているんですよね。この能力、大人になるときに、いつの間にやら無くしてしまうようですが。 2002年5月
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