脳波検査脳波検査。今までに受けたことも身近に聞いた事もありません。お医者さんは「1時間ぐらいですぐ終わりますから」とワタシ達の不安を和らげようとしてくれましたが、「睡眠導入剤の効き目は?」「どの位の時間で目が覚めるのか?」「副作用の心配は?」など、心配は尽きません。いつもなかなか寝つけないSHOTAROが、睡眠導入剤(軽い睡眠薬らしいのですが)の助けを借りたところで、果たして見ず知らずの部屋で急に眠ることができるかも疑問です。
当日病院へ行くと、看護婦さんからコップに入った睡眠導入剤と乳飲料を渡されました。お薬を嫌がる場合にはその乳飲料を混ぜて飲ませるのだそうです。お薬大好きのSHOTAROは何の問題もなくゴクゴクと美味しそうにコップの中の液体を飲み干しました。中身が何かも知らず、これから何が行われるかも知らず、うまいうまいと飲んでいるSHOTAROに、ワタシはまるで毒林檎を渡した魔女。
その後、1階のいつもの診察室ではなく、階段を2階に上がり、ベットと医療器具の置いてある小部屋に通されました。分厚いカーテンをきっちり閉め、「眠ったらナースボタンを押してください」と言い残し看護婦さんは部屋から出て行きました。後に残されたのは、早速珍しい道具をあれこれ触って遊んでいるSHOTAROと、眠る気配は微塵もない彼をどうやって寝かしつけようか・・・と自信のない私。
焼け石に水かもしれないけれど・・・と思いながらも、とにかく抱っこして静かに歌いながら狭い部屋の中をうろうろ歩きまわること20分。それまで腕の中でもがき暴れていたSHOTAROが、あくびをしたかと思うとスーと眠ってしまいました。ベットに降ろしても身動き一つせず、大の字で寝ています。
恐るべし睡眠導入剤!これがあれば、寝つきの悪いときに助かるなー(実際、米国では夜泣きを相談すると赤ちゃん用の睡眠薬を処方されるのだそう)なんて思いながら、ナースボタンを押し、看護婦さんと入れ替わりに部屋を出ました。
隣の部屋で待つこと1時間、看護婦さんに抱かれて帰って来たSHOTAROは、焦点の定まらない眼をただぱちぱちと瞬かせるだけで、ワタシ達にも気がつかないようでした。その日は、終日、足元はフラフラ、目はボーっとしているSHOTAROから目を離せませんでした。いやはや睡眠「導入剤」と言えどもその効力にはびっくりです。 2001年10月
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