日記写真42

振るえ

初めて気がついたのは、両手にボールを持って遊んでいるときでした。いろいろ両手に握ってみては、おさるの人形のように胸の前でカンカン、とやるのが大好きで、歯を食いしばり肩をイカラセながら全身に力を込めてボールやら積み木やらを打ち鳴らす姿をよく見かけます。
 
今日もまた、えらい気合を入れて打ち鳴らしているSHOTAROの方に、ふと目をやると、両拳を握りしめ歯を食いしばったままぶるぶると上半身を振るわせ始めたのです。何かの発作のように見えました。どうすればいいかわからず、とっさに名前を呼び、抱っこしたところ、すぐに振るえはおさまりました。SHOTAROは目をトロンとさせ、疲れたように座りこみました。
 
おでこは熱くないから、熱性けいれんとは違う。なんだろう、なんだろう・・・。ワタシの頭の中はパニックでした。興奮させないように気を付けながら一緒に遊び、様子を観察しました。物を打ち鳴らすような構えをしたら、すぐに腕を抑えて止めるようにしました。
 
それでも、その後、その発作のようなものは1日に数回、数日間続きました。硬直と振るえ。「てんかん」などの病気の可能性もあるかもしれません。かかりつけの小児科医に相談をしました。意識は失っていない様子や、いずれの場合も数秒で止まることから、「けいれん」ではないと思われるけれど心配なら睡眠中の脳波検査をしましょうとのお話でした。ただ、睡眠中の脳波検査は万能ではなく、病気の可能性が発見できるという程度のものだそうです。
 
彼の振るえる動作はその後も、表れたり消えたりを繰り返しました。心配の種を抱えたままよりも、100%確かでないとはいえ異常が発見されなければ安心だし、何か問題があるならば早くはっきりさせて、さっさと治療を始めた方が良いと考え、検査を受ける決心をしました。
 
検査日までの2週間、時間を見つけては図書館やインターネットで、「振るえ」や「てんかん」について調べましたが、SHOTAROの症状にぴたりと当てはまる記述は見当たらず、不安を掻き立てるに過ぎませんでした。

2001年10月

次へ