戦後〜昭和時代〜現代の庶民の根付を集めてみました

     

湯島天神 邪馬台国の女王卑弥呼が身に付けた紐付きのまが玉も根付だった、とか…根付の歴史は古い。留め具代わりに帯に留め付けたり、小物の片隅にぶら下がった彫り物が根付なのだ。多くの根付は木や竹、鹿の角や象牙を彫って粋人たちのおしゃれ自慢のタネとなって発展してきた。町民文化が花開いた江戸元禄時代は、印籠や財布、煙草入れなどにちょこっと目立つ根付がぶら下がり、ご主人様のアイデンティティを支えてきた。根付は日本独自の文化なのである。
根付にはコレクターが愛蔵し、サザビーズで競売されるような美術工芸品もあるがそれは別の世界。現代の根付は江戸文化の名残を見せる浅草仲見世通りや近所の神社のお祭りなどで見かける夜店で、人気のキャラクターグッズや新しいキーホルダーに混じってしっかり存在感を示しているではないか。アイテムは昔ながらの干支や鈴付きが最も多い。これらが私たちの日常生活に根づいている、愛すべき庶民の根付なのである。 がま口の根付


根付ホームページ
© Koyama co. 2000. All Rights Reserved. Establish Jan 01,2000. Created by COM.
このホームページ及び写真等を著作権者の許可なく複製使用することを禁じます。