国指定重要無形民俗文化財 
 秩父夜祭  (埼玉県秩父市)
 秩父祭の屋台行事と神楽 ・・・ 昭和54年2月3日指定

秩父夜祭こと秩父祭は、京都祇園祭、飛騨高山祭ともに日本三大曳山祭に数えられている。秩父神社の例大祭であるこのお祭りは、毎年12月2日・3日に挙行される。おすすめは、2日の日中で、極彩色の素晴らしい彫刻や金糸銀糸の精巧な刺繍をあしらった幕類を付けた秩父型屋台を思う存分に堪能することが出来る。中近笠鉾と下郷笠鉾は3日のみの曳行である。

 国指定重要有形民俗文化財

秩父夜祭に奉曳される6基の笠鉾・屋台
昭和37年5月23日指定

(埼玉県秩父市)
 
中近笠鉾
左2010年・右2012年撮影
中近笠鉾・・・明治13年創建の八棟造りの屋根付設型三層笠鉾。彫刻は極彩色。登勾欄を付設する。12月3日の秩父夜祭には笠を取り外し屋形のみで奉曳される。御旅所への巡行順位は1番目。夜の赤い提灯が印象的である。国指定重要民俗文化財。 中近笠鉾・・・明治13年創建の八棟造りの屋根付設型三層笠鉾。彫刻は極彩色。登勾欄を付設する。12月3日の秩父夜祭には笠を取り外し屋形のみで奉曳される。御旅所への巡行順位は1番目。夜の赤い提灯が印象的である。国指定重要民俗文化財。
中近笠鉾・・・明治13年創建の八棟造りの屋根付設型三層笠鉾。彫刻は極彩色。登勾欄を付設する。現状は、12月3日の秩父夜祭には笠を取り外し屋形のみで奉曳される。御旅所への巡行順位は1番目。夜の赤い提灯が印象的である。秩父夜祭に奉曳される。

下郷笠鉾
左2012年・右2013年撮影 
下郷笠鉾・・・総高16メートルにおよぶ江戸系最大級の曳山。二層屋根付設型三層笠鉾。明治29年完成当時は露天型笠鉾だったが、大正6年に二層の屋根が付設される。登勾欄を付設する。12月3日の秩父夜祭には笠を取り外し屋形のみで奉曳される。御旅所への巡行順位は2番目。国指定重要民俗文化財。 下郷笠鉾・・・総高16メートルにおよぶ江戸系最大級の曳山。二層屋根付設型三層笠鉾。明治29年完成当時は露天型笠鉾だったが、大正6年に二層の屋根が付設される。登勾欄を付設する。12月3日の秩父夜祭には笠を取り外し屋形のみで奉曳される。御旅所への巡行順位は2番目。国指定重要民俗文化財。
下郷笠鉾・・・総高16メートルにおよぶ江戸系最大級の曳山。二層屋根付設型三層笠鉾。明治29年完成当時は露天型笠鉾だったが、大正6年に二層の屋根が付設される。登勾欄を付設する。12月3日の秩父夜祭には笠を取り外し屋形のみで奉曳される。御旅所への巡行順位は2番目。

宮地屋台
上2013年・下(芸座展開)2012年撮影
宮地屋台・・・極彩色の彫刻が附く秩父型屋台。天井絵が極彩色の飛天なのが特長。水引幕は鶴。下げ幕が亀。後ろ幕が中国の妖怪・猩々。閏年の4年に一度、屋台歌舞伎を行う。12月2日・3日の秩父夜祭に奉曳される。御旅所への巡行順位は3番目。国指定重要民俗文化財。
宮地屋台・・・極彩色の彫刻が附く秩父型屋台。天井絵が極彩色の飛天なのが特長。水引幕は鶴。下げ幕が亀。後ろ幕が中国の妖怪・猩々。閏年の4年に一度、屋台歌舞伎を行う。12月2日・3日の秩父夜祭に奉曳される。御旅所への巡行順位は3番目。国指定重要民俗文化財。
宮地屋台・・・極彩色の彫刻が附く秩父型屋台。天井絵が極彩色の飛天なのが特長。水引幕は鶴。下げ幕が亀。後ろ幕が中国の妖怪・猩々。閏年の4年に一度、屋台歌舞伎を行う。12月2日・3日の秩父夜祭に奉曳される。御旅所への巡行順位は3番目。

上町屋台
2014年撮影
上町屋台・・・12月2日・3日の秩父夜祭に奉曳される、御旅所への巡行順位が4番目の屋台。四棟造りの大きな屋根が特徴で、登勾欄を付設する。後幕は鯉の滝登りをあしらった刺繍。回転方法はキリン。国指定重要民俗文化財。
上町屋台・・・12月2日・3日の秩父夜祭に奉曳される、御旅所への巡行順位が4番目の屋台。四棟造りの大きな屋根が特徴で、登勾欄を付設する。後幕は鯉の滝登りをあしらった刺繍。回転方法はキリン。

中町屋台
2012年撮影
  中町屋台・・・12月2日・3日の秩父夜祭に奉曳される屋台。天の岩戸開きの巨大な鬼板と懸魚が特徴。後幕は、海老・鯛・タコの刺繍が施されている。水引幕の波に亀の刺繍を考え合せると、幕系統は海洋生物で統一されている。これは、山国秩父には面白いと思える意匠である。御旅所への巡行順位は5番目。国指定重要民俗文化財。
中町屋台・・・12月2日・3日の秩父夜祭に奉曳される屋台。天の岩戸開きの巨大な鬼板と懸魚が特徴。後幕は、海老・鯛・タコの刺繍が施されている。水引幕の波に亀の刺繍を考え合せると、幕系統は海洋生物で統一されている。これは、山国秩父には面白いと思える意匠である。御旅所への巡行順位は5番目。

本町屋台(冬)
左(昼)2014年撮影・右(夜)2010年撮影
本町屋台(冬)・・・12月2日・3日の秩父夜祭に奉曳される屋台。後幕に宝船のおもちゃ類が刺繍されているのが特徴。この屋台には、彫刻や幕類に一切人物の意匠を使用していない。舞台天井には墨絵の龍が。御旅所への巡行順位はしんがりを務める。回転方法は他の4台の笠鉾・屋台(上町屋台以外)と同様にギリ廻し。12月4日には秩父神社境内に飾り置きされる。国指定重要民俗文化財。   本町屋台(冬)・・・12月2日・3日の秩父夜祭に奉曳される屋台。後幕に宝船のおもちゃ類が刺繍されているのが特徴。この屋台には、彫刻や幕類に一切人物の意匠を使用していない。舞台天井には墨絵の龍が。御旅所への巡行順位はしんがりを務める。回転方法は他の4台の笠鉾・屋台(上町屋台以外)と同様にギリ廻し。12月4日には秩父神社境内に飾り置きされる。国指定重要民俗文化財。
本町屋台(冬)・・・12月2日・3日の秩父夜祭に奉曳される屋台。後幕に宝船のおもちゃ類が刺繍されているのが特徴。この屋台には、彫刻や幕類に一切人物の意匠を使用していない。舞台天井には墨絵の龍が。御旅所への巡行順位はしんがりを務める。回転方法は他の4台の笠鉾・屋台(上町屋台以外)と同様にギリ廻し。12月4日には秩父神社境内に飾り置きされる。

国指定重要無形民俗文化財 
日立風流物 (茨城県日立市)
 日立風流物 ・・・ 昭和52年5月17日指定
日立風流物は、元禄8年(1695)を起源にはじまり、人形芝居と山車を融合させた壮大な人形からくりの曳き物である。現在も7年に一度、復元された全4台による人形からくりが公開される。

 国指定重要有形民俗文化財
昭和34年5月6日指定 
 宮田北町(茨城県日立市)
2019年撮影

 
 昭和34年(1959)5月6日に山車としては全国で初めて、国の重要有形民俗文化財に指定される。神峰神社大祭禮の4台の風流物の1台としてとして奉曳される。

 国選択無形民俗文化財 → 脚折雨乞 

    関東山車コレクション
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