国選択無形民俗文化財
脚折雨乞(埼玉県鶴ヶ島市)
平成17年(2005)2月21日選択
昭和51年(1976)8月1日鶴ヶ島市指定無形文化財

江戸時代から伝わる降雨祈願の行事に出される『龍神さま』は、竹と麦藁を材料に製作され、300人の男衆により白髭神社から雷電池(かんだちがいけ)までの約2キロの道程を担がれる。体長は約36メートル、重量は約3トンである。国道407号線を自動車をしり目に横断する姿は圧巻である。雷電池に入水後、解体され昇天される。この脚折雨乞行事は4年に一度行われる。平成20年8月3日に行われた際には、翌日夕方より激しい雷雨となりJR川越線・八高線が不通になるなど、龍神さまの実力を思い知らされた。東武東上線坂戸駅下車。尚、本件については、舁山的要素が若干見出されるのと、龍神さまの圧倒的実力を鑑み、ここに取り上げた。
龍神さま
2008年撮影
 
白髭神社から雷電池に向かう龍神さま
雷電池に入水された龍神さま
白髭神社から雷電池に向かう龍神さま 雷電池に入水された龍神さま

国道407号を横断される龍神さま 国道407号を横断される龍神さま
国道407号を横断される龍神さま

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