以下は模型用に実測したものと形式図から割り出して書いたものです。
  何分若い頃のもので一部フリーハンドも交えています。
 昭和40年5月(1965) 製紙博物館に保存されていた時のもので、
 山線用のロコと貴賓車です。サドルテンダーロコは 炭車が付いてないのが残念です。

   苫小牧軽便鉄道    




     

王子製紙苫小牧専用線、苫小牧軽便鉄道 車種一覧
王子製紙苫小牧専用線
苫小牧軽便鉄道
鉄道省 備考
 山線1〜3号  ――― ポーター製12.5t サドルタンク⇒テンダー追加
 山線4号  ――― 橋本鉄工所 ポーターコピー機
 浜線1〜5号 ケ500〜504 ポーター製15.4t テンダー機 4、5号は当初山線
 苫小牧工場6号  ――― 雨宮製作所12t テンダー機
 御料車  無番 ケホヤ100 2軸車⇒ボギー車 車体長4572
 貴賓車  無番(山線用)  ――― ボギー車 車体長6670    模型化済み
 ハ1⇒ロ1 ケホロ150 ボギー車 車体長5030    模型化済み
 ハ2、3⇒カ1、2 ケホニ910、911      〃     〃      カ1のみ模型化済
 ハ4、5 ケフホハ440、441 ダブルルーフ ボギー車 車体長
 ハ6 ケホハ460 ボギー車 車体長5792   模型化済み
 ロハ7、8 ケホロハ200、201 ボギー車 車体長8052
 ハ2(U)、3(U)、9、10 ケフホハ430、431、432、433  上と同型車
 ユカ1、2 ケホユニ860、870(ユカ2⇒大型化) 材木車の台枠利用 車体長5893
 ユカ3 ケホユニ873 ケホユニ870のコピー 車体長7010
 木造補助水槽車  無番 ケミ1      ⇒ケミ850    2軸車 車体長3150  模型化済み
 ワボ1〜4  ⇒ワ ケワ1〜4   ⇒ケホワ1220〜1223 ボギー車 車体長4674
 トボ1〜100 ⇒ムボ ケチ       ⇒ケホチ30〜129 ボギー車 車体長5893 模型化済 ムボ1〜13手ブレーキ付

 

   SLは何年かしてから雑誌に形式図が発表されましたので、やや無駄骨だったかもしれません。


   * 貴賓車です。
 

   

 寸法を付けておくのを忘れました。次から付けておきます。御料車の屋根部分の全長は6670o、油灯を除いた、平屋根迄の高さは2845o、台車は912o、ホイールベースは3650oです。なを室内は中程から2つに区切られており、左の広い方が白いカバー付きの一人用応接いすが何脚か置いてあり、上図の右側の狭い方は窓側にモケット張りのゆったりとしたロングシートが取り付けられていました。多分お付きの方用でしょう。右上の台枠図は、物差し片手に実物の床下へもぐり込んで実測したものです。 


   * 荷物車です。

 
 荷物車の屋根部分の全長は4920o、屋根部分迄の高さは2830o、台車は912o、ホイールベースは2830oです。

   * 郵便緩急車です。

 


   * 三等車です。  

 

 三等車の屋根部分の全長は5760o、屋根までの高さは2810o、台車は912o、ホイールベースは3690oです。 


   * 二等車です。

 二等車の屋根の部分の長さは5015o、平屋根迄の高さは2830o、台車は912o、ホイールベースは2855oです。 他に郵便車やダブルルーフの11m級客車等、色々ありますが好みでないのでカットします。 


   * 貨車は近年、組立図が見つかりましたので、改めて掲載します。

 

     その2