初代 Think Pad 535 (KF8)の
クロックアップをしてみました

ぴんぼけです(^^;)

TP535を買ったのは、発売されて間も無い1996年の7月でした。かれこれ2年近くになります。今でも535は売られていますが、中身はかなりグレードアップして、MMX-200に72MB(max?)のメモリに3GBのHDDです。私の初代535は、P5-120に40MB、800MBですから、かなり見劣りしてしまいます。そこで、簡単にできるというクロックアップをやってみました。

1998.3.6 de JS1RSV

TP535を買ってからというもの、NIFTYのFIBMNOTEのTP535のボードはかかさず読んでいました。ゴミも多いですが有用な情報も有りますので欠かせません。以前からクロックアップの話は数多く出ていたのですが、このところ535を使わなくなっていて必要性を感じなく、実行せずにいました。この2月の終わりから確定申告の資料を535で作ることになり、ひさびさに使ったところ、遅くていやになってしまいました(^^;)

NIFTYのフォーラムで、ある方がホームページで写真付きで改造方法を公開している。というので、早速眺めたところ、結構簡単に改造できることが分りました。申告も終わり少しヒマになったので、重い腰を上げて私も改造してみました。
http://www.netlaputa.or.jp/~k_namai/

改造はCPUの速度倍率と、ベースクロックの2種類を、基板に貼り付いたチップ抵抗の取り付けかたで変わります。倍率は、x1.5とx2とx2.5が、クロックは60MHzと66MHzが選べます。つまり、75MHZ〜166MHzまで可変できるわけです。ホームページにはオススメは150MHzで、166MHzは普通動かないと書かれています。

私もマネして、150MHzにするつもりが、なんだか、ぼーっとしてしまって、なんと、166MHzに改造していました(^^;) 150MHzのつもりで95を起動させると、これが動かない! DOSでベンチを動かすと、3DBENCHで、111をマークします。しかし、まもなく暴走!げげ、私のCPUは150MHzにも耐えられないのか! CPUを冷やしてやろうか(^^;) なんて思ったけど、よーく基板を見ると166MHz改造されていました(^^;) さっそく、150MHzに戻したところ、95もちゃんと動くようです。3DBENCHは100と、少々遅くなりましたが、安定がなによりです。確か、120MHzのときは80だったか90だったか、そんなものでしたから、まあ満足ですね。

150MHz改造は、空きランドに抵抗を貼り付けるだけで良いのですが、166MHz改造はさらに抵抗は外して別の所に付け替えなくてはなりません。つまり、誤って166MHz改造したために、余計な手間をしてしまいました(^^;) ちなみに、抵抗は1/6W形状の普通のリード抵抗を丸めてつけました。

クロックアップ結果 120MHz 150MHz 166MHz
動作状況 標準 今の処問題なし 95動かず、DOSも不安定
3Dbench 80 100 111
super-Pi(104万桁) 24m15s 22m14s 測定不可能

改造後は、発熱がだいぶ増えたような気がします。電池運用は、まだ完全にやっていないので不明ですけど、改造する前から電池の寿命が短くなってる感じだから、正確な時間の違いは出せないと思います。とりあえず、安定性も含めて、しばらく使ってみたいと思います。

その他の改造には、メモリを増やす改造があるようです。マザーボード上のランドにモレックスのコネクタを半田付けし、そこに535E専用のDIMMソケットアダプタを取り付けると、+32MBになって72MB化できるそうです。今は40MBですから72MBにすると劇的に効果ありそうで、そのうち試してみたいです。でも、モレックスのコネクタが、なかなか入手できないようで残念です。(コネクタを入手し72MB改造してみました。

もっと、簡単な改造には、HDDの取り替えがあります。いまや、6GBもの大容量HDDが存在してるらしいので、お金さえあれば好き放題ですね(^^;) でも、容量とコストを考えると2〜3GBくらいがベターかもしれません。あとは、2.5"HDDは速度が遅いので、早いのが欲しいですね。PIO転送だと限界あるかな?