<クラシック・輸入盤新譜情報 12-08>


<DECCA>
743599(DVD-Video) ¥3350
ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール
モーツァルト:幻想曲ハ長調 K.475
リスト/シューベルト:乙女の嘆き S563-2
リスト/シューベルト:影法師 S560-12
リスト/シューベルト:魔王 S558-4
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 《月光》
ラフマニノフ:練習曲集《音の絵》 Op.39-6
ラフマニノフ:13の前奏曲 Op.32-5
ラフマニノフ:13の前奏曲 Op.32-No.12
ラフマニノフ:13の前奏曲 Op.32-10
ラフマニノフ:10の前奏曲 Op.23-5
スクリャービン:2つの詩曲 Op.32
スクリャービン:8つの練習曲 Op.42-3
スクリャービン:3つの練習曲 Op.65-1
ショパン:夜想曲第13番 Op.48-1
ショパン:夜想曲第8番 Op.27-2
ショパン:3つの夜想曲 Op.9-2
リスト:死の舞踏 S525
リスト/シューベルト:アヴェ・マリア S558-3
リスト:パガニーニによる大練習曲第3番《ラ・カンパネッラ》
ヴァレンティーナ・リシッツァ オープニング・スピーチ(約6分)
リスト:ハンガリー狂詩曲 嬰ハ短調 S244-12
ヴァレンティーナ・リシッツァ(ピアノ)
〔録音〕2012年6月19日, ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール
(収録時間 2:00:05)
自らの演奏をYouTubeにUPして、セルフプロモーションを行い、4400万以上のダ
ウンロード数を記録し、デッカからCDデビューが決まった新世代のピアニスト、
ヴァレンティーナ・リシッツァ。6/19にロイヤルアルバートホールで行われた
リサイタルはYouTubeでライヴ・ストリーミングが行われ、先日CDが緊急発売さ
れたばかり。クラシック・ファンにはDGからリリースしたヒラリー・ハーンと
の共演によるアイヴズ:ソナタ録音(B001608202)でご記憶の方も多いでしょう。
ウクライナ生まれの超絶技巧の持ち主。CDに続きDVDの登場です。

4783529 ¥1850
シルヴァー・ヴァイオリン
J.ウィリアムス:シンドラーのリスト
コルンゴルト:ピエロの踊り歌
ガルデル:タンゴ「首の差で」
ショスタコーヴィチ:映画「馬あぶ」-ロマンス
コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲 Op.35
ヘス:映画「ラヴェンダーの咲く庭で」メイン・テーマ
ショスタコーヴィチ:映画音楽「呼応計画」 Op.33-2
マリアネッリ:映画「ジェーンエア」-My Edward & I
ハワード・シュア:映画「Eastern Promise」-Eastern Promise/Tatiana
マーラー:ピアノ四重奏曲-第1楽章
ショスタコーヴィチ:5つの小品-プレリュード
コルンゴルト:マリエッタの歌
ニコラ・ベネデッティ(ヴァイオリン)
キリル・カラビッツ指揮ボーンマス交響楽団
録音:2012年6月 サウザンプトン ギルドホール
古今東西の映画の名場面を彩った音楽を才気あふれるニコラ・ベネデッティが
奏でるアルバム。全て2012年6月の新録音になります。ゴールデン・グローヴ賞
にノミネートされた名画「Eastern Promise」のオリジナル・サウンド・トラッ
クはニコラ自身が演奏に参加していました。ショスタコーヴィチの人気の高い
フィルム音楽に加え、お国ものUK映画は2004年のヒット作「ラヴェンダーの咲
く庭で」を選曲。アル・パチーノ主演の「夢の香り」で強い印象を残したタン
ゴ「首の差で」他を収録し、聴き手を夢の世界へ誘う贅沢な一枚に仕上がって
います。

4784732 ¥2400
バルトリ/ミッション(デラックス盤) 
ハードカヴァーブックレット
アゴスティーノ・ステッファーニ(1653-1728)
1)Schiere invitte, non tardate(Alarico)(《アラリック》から)
2)Ogni core puo sperar(Tanaquil)
(《ローマ王セルウィウス・トゥリウス》から)
3)Ove son Chi m'aita In mezzo all'ombre ... Dal mio petto(Anfione)
(《ニオベ》から)
4)Piu non v'ascondo(Rotrude)(《タッシローネ》から) 
5)Amami, e vederai(Niobe) (《ニオベ》から)
6)T'abbraccio, mia Diva ... Ti stringo, mio Nume(Creonte, Niobe)
(《ニオベ》から)
7)Mie fide schie ... olo scuota(Erta) (《アルミニオ》から)
8)Sposa, mancar mi sento ... Deh non far colle tue lagrime(Tassilone)
(《タッシローネ》から)
9)Non prendo consiglio(Ermolao)(《La superbia d'Alessandro》から)
10)Si, si, riposa, o caro ... Palpitanti sfere belle(Sabina)
(《アラリック》から)
11)Notte amica al cieco Dio(Alcibiade)(《満たされた自由》から)
12)Combatton quest'alma(Enea, Lavinia)(《運命の勝利》から)
13)A facile vittoria(Sigardo)(《タッシローネ》から)
14)Tra le guerre e le vittorie(Alessandro, Coro)
(《La superbia d'Alessandro》から)
15)Foschi crepuscoli(Aspasia)(《満たされた自由》から)
16)Dell'alma stan ... ne) (《ニオベ》から)
17)La cerasta piu terribile(Alcide)
(《ヘラクレスとアキレウスの力比べ》から)
18)Serena, o mio ... be) (《ニオベ》から)
19)Dal tuo labbro amor m’invita(Tassilone)(《タッシローネ》から)
20)Deh stancati, o sorte(Aspasia)(《満たされた自由》から)
21) Svenati, struggiti, combatti, suda(Alcibiade)
(《満たされた自由》から)
22) Padre, s’e colpa in lui(Rotrude)(《タッシローネ》から)
23) Timori, ruine(Atalanta, Meleagro, Coro)(《敵同士の和睦》から)
24) Moriro fra strazi e scempi(Henrico)(《ハインリヒ獅子公》から)
25) Non si parli che di fede(Coro)(《マルクス・アウレリウス帝》から)
チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ)
イ・バロッキスティ
指揮:ディエゴ・ファソリス
録音:2011年11月-2012年5月 ルガーノ
現代最高のメッゾ・ソプラノ、チェチーリア・バルトリ最新作は「忘れられた
天才」アゴスティーノ・ステッファーニによるアリア集。輸入盤はまずは デ
ラックス限定盤でのみの発売となります。通常盤は2013年1月以降の予定。
自ら図書館や博物館を巡り、歴史に埋もれた作品を発掘し世に広め続けている
現代最高のメッゾ・ソプラノ、チェチーリア・バルトリ。最新作はまたもや彼
女自身が発掘したイタリア・ドイツの作曲家アゴスティーノ・ステッファーニ
によるアリア集です。ステッファーニはヘンデルやバッハよりも少し前の時代
に活躍した人物。ヴェネツィアの聖マルコ大寺院の少年聖歌隊員だった13歳の
時に、その美声を見出されてミュンヘンへ行き、バイエルン選帝侯の庇護のも
と、当地でさまざまな教養を身につけました。のちにその才能を発揮し、作曲
家としてだけではなく、オルガン奏者、外交官、またカトリックの聖職者とし
ても活躍しました。作品はオペラが中心で、当時としてはかなり斬新な作曲技
法を用い、同時代の劇音楽に強い影響を与えたと言われています。大英図書館
には彼の作品が100曲以上所蔵されていますが、現代はほとんど忘れ去られて
おり、今回バルトリがそれらに光をあて、世界初録音を行いました。前作は大
理石像に扮したバルトリ。今作ではスキン・ヘッドになってます!

4783537 ¥1850
グレツキ:
讃歌 Op.76
ミゼレーレ Op.44
聖母マリアの歌Op.54
ロサンゼルス・マスター・コラール
録音:2012年6月12-14日 ロサンゼルス ディズニー・コンサート・ホール
グラミー賞に輝いたスティーヴ・ライヒの名作《ダニエル・ヴァリエーション
ズ》でも知られる名門合唱団ロサンゼルス・マスター・コラールの最新アルバ
ムは2010年に他界したグレツキの追悼盤ともいえるアルバムです。1933年ポー
ランドに生まれたグレツキは1993年の「悲歌のシンフォニー」(ノンサッチ盤:
ドーン・アップショウ(S)、ジンマン指揮)の大ヒットで突如世界的に知られる
存在となりました。このアルバムではロサンゼルス・マスター・コラールの静
謐な声のアンサンブルが、静かで豊かな異次元へと聴き手を誘います。

743465(DVD-Video) 2枚組 ¥6450
743466(Blu-ray) ¥3880
ロッシーニ:歌劇《ゼルミーラ》(1826年パリ稿) 
監督&舞台:ジョルジオ・B.コルセッティ
フアン・ディエゴ・フローレス(T)、グレゴリ・クンデ(T)、
ケイト・オールドリッチ(MS)、マリアーナ・ピッツォラート(MS),、
アレックス・エスポジト(Br)  
ロベルト・アバド指揮
ボローニャ市立歌劇場管弦楽団
〔録音〕2009年8月 ペーザロ 
《ゼルミーラ》は、ロッシーニがナポリ時代の最後に発表したオペラです。
ロッシーニのオペラの中でも特に難易度の高いイーロ役をフローレスが圧倒的
な歌唱で聴かせます。アンテール役のグレゴリー・クンデも見事な悪役ぶりで、
フローレスの圧倒的な歌唱とともに舞台を盛り上げています。
コルセッティの斬新な演出は賛否両論の物議をかもしましたが、上演される機
会の少ないこのロッシーニの作品がこれほどの充実した歌手陣で楽しめるのは
ペーザロ音楽祭ならでは!

4388232 ¥1850
ギャビン・ブライヤーズ/イエスの血は決して私を見捨てたことはない
ギャビン・ブライアーズ , トム・ウェイツ、マイケル・リーズマン・コーラス
マイケル・リースマン(指揮), マイケル・リーズマン・オーケストラ
英国のミニマリズム派の実験音楽家ギャビン・ブライアーズがホームレスの老
人の唄を基に作り上げた代表作(75年)にトム・ウェイツの歌声を加えた貴重盤。
テープループを駆使した心地よい反復と豊饒な音響が聴き手を宗教的な陶酔へ
と誘います。一度聴いたら忘れられない印象的なメロディ。かつてPHILIPS社が
立ち上げたPOINT MUSICからリリースされ、長らく入手困難になっていましたが、
今年が作品の初演40周年 来年2013年がオリジナルCDリリース20周年というこ
とで、再プレスの運びとなりました。



<Deutsche Grammophon>
4779884 4枚組 ¥2950
今年最大のセンセーションを呼ぶBOX・全て初発売
アルゲリッチ・ルガーノ・コンサート 2002-2010
CD1
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
アレクサンダー・ラビンヴィッチ指揮
オルケストラ・デッラ・スヴィッツェラ(2005年6月録音)
プーランク:2台のピアノのための協奏曲*
アレクサンドル・ガーニング(p)
エラスモ・キャピラ指揮
オルケストラ・デッラ・スヴィッツェラ(2007年6月録音)
モーツァルト:3台のピアのための協奏曲 K.242
パウル・グルダ(p)、リコ・グルダ(p)
アレクサンダー・ラビンヴィッチ指揮
オルケストラ・デッラ・スヴィッツェラ(2006年6月録音)
CD2
シューマン:ピアノ協奏曲
アレクサンダー・ヴェデルニコフ指揮
オルケストラ・デッラ・スヴィッツェラ(2010年6月録音)
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番*
アレクサンダー・ラビンヴィッチ指揮
オルケストラ・デッラ・スヴィッツェラ(2004年6月録音)
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番
シャルル・デュトワ指揮
オルケストラ・デッラ・スヴィッツェラ(2008年6月録音)
CD3
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番
ガブリエル・シュムラ指揮
オルケストラ・デッラ・スヴィッツェラ(2009年6月録音) 
リスト:ピアノ協奏曲第1番
イオン・マリン指揮
オルケストラ・デッラ・スヴィッツェラ(2004年6月録音)
バルトーク:ピアノ協奏曲第3番*
アレクサンダー・ヴェデルニコフ指揮
オルケストラ・デッラ・スヴィッツェラ(2007年6月録音)
モーツァルト:アンダンテと5つの変奏曲 K.501(四手のための)
酒井 茜(p)
CD4
シューベルト:ハンガリー風ディヴェルティスマン
アレクサンドル・モギレフスキー(p)(2006年6月録音)
ブラームス:愛のワルツ*(四手のための)
ガブリエラ・モンテーロ(p)
ディエゴ・ファソリス指揮
コロ・デッラ・ラジオテレヴィジョン・スヴィッツェラ(2007年6月録音)
ストラヴィンスキー:結婚
スーザン・ロバーツ(S),エレーヌ・シュナイダーマン(MS),
ダニエル・ノーマン(T)、他
ディエゴ・ファソリス指揮
コロ・デッラ・ラジオテレヴィジョン・スヴィッツェラ(2004年6月録音)
ミヨー:スカラムーシュ 
カリン・メルレ(p)
2002年からスイスのルガーノ湖畔で行われている「Progetto Martha Argerich」
はアルゲリッチを中心に、著名なアーティスト仲間が集まり、忘れえぬ数々の
名コンサートが繰り広げられています。この豪華4枚組BOXはルガーノ音楽祭に
おける2002年から2010年のライヴ録音で、すべて初発売!*はアルゲリッチが
ドイツ・グラモフォンへ初めて録音するレパートリーになります。A5サイズの
BOXに収納された4枚組み。最近のアルゲリッチの名演が堪能できるだけでなく、
彼女の新しい曲への挑戦、若手アーティストとの共演なども楽しめる贅沢な内
容です。

4779530 ¥1850
ショパン:
24の前奏曲 作品28
2つの夜想曲 作品27(第7番、第8番)
4つのマズルカ 作品30(第18番-第21番)
スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
録音:2011年5月 ミュンヘン
画期的なショパン名演によってデビューを果たし、これまでのキャリアの中で
も常にポリーニのレパートリーの大切な核となってきたショパン。アニバーサ
リー・イヤーの記念すべき新譜にふさわしい一枚の登場です。

47975 ¥1850
モーツァルトピアノ協奏曲第27番&第20番
マリア=ジョアオ・ピリス(ピアノ)
クラウディオ・アバド指揮
モーツァルト管弦楽団
録音:2011年9月 ボローニャ
40年間にわたって共演を重ねてきたピリスとアバドによる待望の新譜はモー
ツァルトの愛すべき協奏曲2曲。
ピリスは20番の協奏曲の暗く劇的な緊張感に奇跡のような光を織り交ぜ、至高
のモーツァルト像を浮き上がらせています。そしてモーツァルトが残した最後
のピアノ協奏曲第27番では、特別な芸術家にのみ与えられた才能をもって、こ
の穏やかな名曲に輝かしい威容を与えています。
アバド率いるモーツァルト管弦楽団が、穢れない透明感にあふれたピリスのソ
ロを支え、比類ない稀有のアンサンブルを聴かせてくれます。




<DECCA>
4783539 ¥1850
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番&第21番
内田光子(ピアノ&指揮)
クリーヴランド管弦楽団
録音:2012年4月 クリーヴランド、セヴェランスホール
第1弾(478 1524)がグラミー賞を受賞した内田光子とクリーヴランド管弦楽団
によるモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズ。内田光子がソロと指揮を務めた
このシリーズは、第2弾も大きな反響を呼び、一昨年の来日公演でも絶賛され
ました。第3弾となる今作はモーツァルト21歳の時の傑作第9番《ジュノーム》
と第21番。内田光子がもっとも信頼するオーケストラのメンバーたちと共に、
今回も至福のモーツァルトが響きわたります。

4781507 3枚組 ¥3750
シュトラウス:歌劇《ばらの騎士》 op.59 (全曲)
ルネ・フレミング(元帥夫人)、ディアナ・ダムラウ(ゾフィー)、
ソフィー・コッホ(オクタヴィアン)、フランツ・ハヴラータ(オックス男爵)、
フランツ・グルントヘーバー(ファニナール)、ヨナス・カウフマン(歌手)
ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団
指揮:クリスティアン・ティーレマン
録音:2009年1月 バーデン・バーデン 祝祭劇場
フレミングが最も得意とする役である元帥夫人を理想的なキャストとの共演で
遂に収録しました。シュトラウス:《4つの最後の歌》のCDでも素晴らしいアン
サンブルを聴かせて高評を得たティーレマン指揮するミュンヘン・フィルとの
共演です。フレミングによるシュトラウス作品映像は2008年リリースの《アラ
ベラ》に続くもの。フレミングは2009年9月にはMETのプロダクションで《ばら
の騎士》を歌い、そのMET上演は世界中にライヴ・シネマとして配信される予
定です。

4784372 2枚組 ¥3750
グノー: 歌劇『ロメオとジュリエット』(全曲)
アンドレア・ボチェッリ(T: ロメオ),
マイテ・アルベローラ(Sp: ジュリエット),
アナリーザ・ストロッパ(Ms: ステファーノ),
エレナ・トラヴェルジ(Ms: ジェルトリュード),
ブラゴイ・ナコスキ(T: ティボルト),
マニュエル・ピエラテッリ(T: ベンヴォーリオ),
フランコ・サラ(Br: パリス), ビアジーオ・ピズッティ(Br: グレゴリオ),
マルツィオ・ジョッシ(Bs: キャピュレット卿),
アレッサンドロ・ルオンゴ(Br), 他
ファビオ・ルイージ(指揮)
カルロ・フェリーチェ劇場管弦楽団&合唱団
〔録音〕2012年2-3月, カルロ・フェリーチェ劇場(デジタル:ライヴ)
アンドレア・ボチェッリが今年2012年2月に、ジェノヴァ、カルロ・フェリー
チェ劇場に出演しました。このオペラ上演は、若い歌手たちを育てるため、オ
ペラの遺産を守るためにファビオ・ルイージとフェリーチェ劇場によって企画
されたもので、ボチェッリが主役として抜擢されたのでした。彼が新しい聴衆、
特に若い人々に、かつてひとりのトスカーナの少年に大きなインスピレーショ
ンを与えたのと同じ音楽と感動を与え、そしてその感動を人々と共有するため
に。そしてボチェッリ、ファビオ・ルイージをはじめ、多くのスタッフたちが
無償で上演にたずさわりました。ボチェッリの絶妙な表現力が、ロマンチック
で叙情的な舞台を作り上げた感動的なライヴです。




<Decca>
4783725 14枚組 ¥5350
《ラヴェル作品全集》
【CD1】
『グロテスクなセレナード』『古風なメヌエット』
『亡き王女のためのパヴァーヌ』『水の戯れ』『ソナチネ』
『ハイドンの名によるメヌエット』『前奏曲』『ボロディン風に』
『シャブリエ風に(グノー「ファウスト」のアリアのパラフレーズ)』
『クープランの墓』-ジャン=イヴ・ティボーデ(P)
〔録音〕1991年(音源:Decca)
『パレード』-フランソワ・ジョエル・ティオリエ(P)(音源:Naxos),
【CD2】
『高雅にして感傷的なワルツ』
-マルタ・アルゲリッチ(P)〔録音〕1974年(音源:DG)
『鏡』-ピエール=ロラン・エマール(P)〔録音〕2010年(音源:DG)
『夜のガスパール』-イーヴォ・ポゴレリチ(P)〔録音〕1982年(音源:DG)
【CD3】
『組曲「マ・メール・ロワ」(4手用)』
-パスカル・ロジェ&デニス・フランソワ・ロジェ(P)
〔録音〕1974年(音源:Decca)
『口絵』-コンタルスキー兄弟(P)〔録音〕1973年(音源:DG)
『耳で聞く風景』-ジャック・フェヴリエ(P)〔録音〕1971年(仏ユニバーサル)
『スペイン狂詩曲(4手用)』『ラ・ヴァルス』
-ウラディーミル&ヴォフカ・アシュケナージ(P)〔録音〕2008年(音源:Decca)
『ドビュッシー:夜想曲(ラヴェル編曲)』
-アンネ・シャスビー&リチャード・マクマホン(P)
〔録音〕1974年(音源:Decca)
【CD4】
『ツィガーヌ』『ハバネラ形式による小品』
『ヴァイオリン・ソナタ「遺作」』『フォーレの名による子守歌』
『ヴァイオリンとチェロのためのソナタ』『カディッシュ』
『ヴァイオリン・ソナタ ト長調』
-シャンタル・ジュイエ(Vn), パスカル・ロジェ(P), トルルス・モルク(Vc)
〔録音〕1995年(音源:Decca),
【CD5】
『弦楽四重奏曲ヘ長調』-メロス弦楽四重奏団〔録音〕1979年(音源:DG)
『序奏とアレグロ』-オージアン・エリス(Hp), メロス・アンサンブル
〔録音〕1961年(音源:Decca)
『ピアノ三重奏曲イ短調』-ボザール・トリオ
〔録音〕1983年(音源:Philips)
【CD6】
『ステファヌ・マラルメの3つの詩』『マダガスカル島民の歌』
-フェリシティ・パーマー(Sp)
サイモン・ラトル(指揮)ナッシュ・アンサンブル
〔録音〕1975年(音源:Decca)
『歌曲集「博物誌」』『5つのギリシャ民謡』
-フェリシティ・パーマー(Sp), ジョン・コンスタブル(P)
〔録音〕1975年(音源:Decca)
『ハバネラ形式のヴォカリーズ』『ギリシャ民謡「トリパトス」』
『2つのヘブライの歌』『民謡集(第1-4曲)』
-チェチーリア・バルトリ(Ms), チョン・ミョンフン(P)
〔録音〕1996年(音源:Decca)
『民謡集(第5曲)』
-インヴァ・ムラ(Sp), デイヴィッド・アブラモヴィッツ(P)(音源:Naxos)
【CD7】
『愛に死せる王女のためのバラード』『ロンサール、その魂に寄せて』
『暗く果てしない眠り』『紡ぎ車の歌』『おもちゃのクリスマス』
『花のマント』『何とも打ち沈んだ』『夢』
-インヴァ・ムラ(Sp), ヴァレリー・ミロー(Sp), クレア・ブリュア(Ms),
ローラン・ナウリ(Br), デイヴィッド・アブラモヴィッツ(P)(音源:Naxos)
『クレマン・マロの2つの碑銘』『聖女』
『ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ』
『激しい風が海のかなたから』『草の上で』
-ジェラール・スゼー(Br), ダルトン・ボールドウィン(P)
〔録音〕1963&1968年(音源:Decca),
【CD8】
『「シェエラザード」序曲』
-シャルル・デュトワ(指揮)モントリオール交響楽団
〔録音〕1992年(音源:Decca)
『歌曲集「シェエラザード」』
-レジーヌ・クレスパン(Sp),
エルネスト・アンセルメ(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団
〔録音〕1963年(音源:Decca)
『2つのヘブライの歌』『ステファヌ・マラルメの3つの詩』
-シュザンヌ・ダンコ(Sp)
エルネスト・アンセルメ(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団
〔録音〕1954年(音源:Decca)
『3つの歌』
-ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)モンテヴェルディ合唱団
〔録音〕1992年(音源:DG)
『ツィガーヌ』
-ジョシュア・ベル(Vn)
アンドルー・リットン(指揮)ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
〔録音〕1991年(音源:Decca),
【CD9】
『バレエ「ダフニスとクロエ」』『亡き王女のためのパヴァーヌ』
『ラ・ヴァルス』
-シャルル・デュトワ(指揮)モントリオール交響楽団
〔録音〕1980-1983年(音源:Decca),
【CD10】
『ピアノ協奏曲ト長調』
-マルタ・アルゲリッチ(P), クラウディオ・アバド(指揮)ロンドン交響楽団
〔録音〕1984年(音源:DG)
『左手のためのピアノ協奏曲ニ長調』
-ミシェル・ベロフ(P), クラウディオ・アバド(指揮)ロンドン交響楽団
〔録音〕1987年(音源:DG)
『古風なメヌエット』『組曲「クープランの墓」』
『高雅にして感傷的なワルツ』
-クラウディオ・アバド(指揮)ロンドン交響楽団
〔録音〕1987-1988年(音源:DG)
【CD11】
『バレエ「ジャンヌの扇」よりファンファーレ』『ボレロ』
『道化師の朝の歌』『マ・メール・ロワ』『海原の小舟』『スペイン狂詩曲』
-シャルル・デュトワ(指揮)モントリオール交響楽団
〔録音〕1981-1983年(音源:Decca)
【CD12】
『歌劇「子供と魔法」』
-フランソワーズ・オジェア(Sp:子供)
ジャニーヌ・コラール(Ms: ママ,支那のティーカップ,とんぼ)
ジェーン・ベルビエ(Ms:安楽椅子,白猫,リス,羊飼い)
シルヴェーヌ・ジルマ(Sp:火,お姫様,うぐいす)
コレット・エルツォグ(Sp:こうもり,ふくろう,羊飼いの娘)
ハインツ・レーフュス(Br:肘掛椅子,樹)
カミーユ・モラーヌ(Br:振り子時計,黒猫)
ミシェル・セネシャル(T:ティーポット,数字のこびと,蛙)
ロリン・マゼール(指揮)フランス国立放送管弦楽団&合唱団
〔録音〕1960年(音源:DG),
【CD13】
『歌劇「スペインの時」』
-ジェーン・ベルビエ(Ms:コンセプシオン)
ジャン・ジロドー(T: トルケマダ), ガブリエル・バキエ(Br:ラミーロ)
ジョセ・ファン・ダム(Br:ドン・イニーゴ)
シェル・セネシャル(T: ゴンサルヴェ)
ロリン・マゼール(指揮)フランス国立放送管弦楽団
〔録音〕1965年(音源:DG,)
【CD14】
『カンタータ「アリサ」「アルショーヌ」「ミルラ」』
-ヴェロニク・ジャンス(Sp), ルドヴィツ・テジエ(Br), ヤン・ブーロン(T),
ミレイユ・ドゥルンシュ(Sp), ベアトリス・ウリア=モンゾン(Ms),
ポール・グローヴス(T), ノラ・アンセラン(Sp), マルク・バラール(Br),
ミシェル・プラッソン(指揮)トゥールーズ・カピトール管弦楽団
〔録音〕2000年(音源:EMI)
20世紀初頭、フランス音楽の黄金時代を開花させた代表的作曲家としてドビュ
ッシーとともに並び称されるモーリス・ラヴェル。明瞭、精緻な書法は比類が
なく、特にオーケストレーションの完璧なまでの職人芸は今日においても手本
とされています。子供の世界、幻想の世界、そしてスペインを愛した作曲家で
もありました。この全集BOXでは、Decca、DG、Philipsの名盤音源を使用した
ものです。(一部、EMI, Naxosの音源を使用しております)




<Deutsche Grammophon>
479537 2枚組 ¥1850
《ボレロ-ベスト・オブ・ラヴェル》
1)ボレロ/カラヤン指揮ベルリン・フィル(1985年録音)
2)水の戯れ/アルゲリッチ(p)(1960年録音)
3)道化師の朝の歌/アバド指揮ロンドン響(1987年録音)
4)マ・メール・ロワ
アルゲリッチ&プレトニョフ(2003年録音)
5)ダフニスとクロエ第2組曲/アバド指揮ボストン響(1970年録音)
6)ツィガーヌ/デュメイ&ピリス(1993年録音)
7)ピアノ協奏曲-第2楽章/アルゲリッチ(p)、
アバド指揮ロンドン響(1984年録音)
8)クープランの墓-トッカータ/ティボーデ(p)(1991年録音)
9)ラ・ヴァルス/小澤指揮ボストン響(1974年録音)
10)夜のガスパール-オンディーヌ/ポゴレリッチ(p)(1982年録音)
11)亡き王女のためのパヴァーヌ
ジュリーニ指揮フィルハーモニア管(1986年録音)
12)スペイン狂詩曲/カラヤン指揮ベルリン・フィル(1987年録音)
13)フォーレの名による子守唄/デュメイ&ピリス(1993年録音)
14)序奏とアレグロ/オシアン・エリス&メロス・アンサンブル(1961年録音)
15)ヴァイオリン・ソナタ-第2楽章/ミンツ(vn)&ブロンフマン(p)(1985年録音)
16)左手のためのピアノ協奏曲/ベロフ(p)/アバド指揮ロンドン響(1987年録音)
ピアノ作品、協奏曲、Vnソナタから管弦楽作品にいたるラヴェルの魅力を2枚に
凝縮したアニバーサリー記念企画。ドイツ・グラモフォンの綺羅星のごときス
ター・アーティストによる名演でおくるベスト・オブ・ベストです。




<Decca>
ショルティ生誕100年記念 ショルティ&デッカ専属契約 50周年
4783707 36枚組 ¥9950
《ワーグナー・オペラ・レコーディングズ》
『さまよえるオランダ人』
…ノーマン・ベイリー(Br:オランダ人), ジャニス・マーティン(Sp:ゼンタ),
ルネ・コロ(T:エリック), マルティ・タルヴェラ(Bs:ダーラント),
アイソラ・ジョーンズ(Ms:マリー), ヴェルナー・クレン(T:舵取り),他,
シカゴ交響楽団&合唱団 〔録音〕1976年
『ローエングリン』
…プラシド・ドミンゴ(T:ローエングリン)
ハンス・ゾーティン(Bs:ドイツ国王ハインリヒ1世)
ジェシー・ノーマン(Sp:エルザ)
ジークムント・ニムスゲルン(Br:テルラムント)
エヴァ・ランドヴァ(A:オルトルート)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br:国王の伝令官), 他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ウィーン国立歌劇場合唱団
〔録音〕1985年
『ニュルンベルクのマイスタージンガー』
…ノーマン・ベイリー(Bs:ザックス), ルネ・コロ(T:ヴァルター)
ベルント・ヴァイクル(Br:ベックメッサー)
ハンネローレ・ボーデ(Sp:エヴァ), クルト・モル(Bs:ポーグナー)
アドルフ・ダッラポッツァ(T:ダーフィト)
ユリア・ハマリ(Ms:マグダレーネ)、他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ウィーン国立歌劇場合唱団
〔録音〕1975年
『パルジファル』
…ルネ・コロ(T:パルシファル)、クリスタ・ルートヴィヒ(A:クンドリー)
ハンス・ホッター(Bs:ティトゥレル)
ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br:アンフォルタス)
ゴットロープ・フリック(Bs:グルネマンツ)
ロバート・ティアー(T:第1の聖杯騎士)
ハインツ・ツェドニック(T:第3の小姓)、ルチア・ポップ
キリ・テ・カナワ(Sp:花の乙女たち), 他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ウィーン国立歌劇場合唱団
〔録音〕1971-1972年
『タンホイザー』(パリ版)
…ルネ・コロ(T:タンホイザー), ハンス・ゾーティン(Bs: 領主ヘルマン)
ヘルガ・デルネシュ(Sp:エリーザベト)
ウェルナー・ホルヴェーグ(T:ヴァルター)
クルト・エクィルツ(T: ハインリッヒ), ノーマン・ベイリー(Br:ラインマル)
クリスタ・ルートヴィッヒ(A:ヴェーヌス), 他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン少年合唱団
〔録音〕1970年
『トリスタンとイゾルデ』
…ビルギット・ニルソン(Sp:イゾルデ), フリッツ・ウール(T:トリスタン)
レジーナ・レズニック(Ms:ブランゲーネ)
トム・クラウゼ(Br:クルヴェナール)
アルノルト・ヴァン・ミル(Bs:マルケ王)
ヴァルデマール・クメント(T:水夫), エルンスト・コツープ(T:メロート)
ペーター・クライン(T:牧童), テオドール・キルシュビヒラー(Br:舵手), 他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ウィーン楽友協会合唱団
〔録音〕1960年
『ニーベルングの指環(全曲)』
…(4783702)と同音源全曲を収録。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ウィーン国立歌劇場合唱団
〔録音〕1958,1962,1964,1965年
『ニーベルングの指環-管弦楽曲集』
…「ヴァルキューレの騎行」「ヴァルハラ城への神々の入場」
「ヴォータンの告別と魔の炎の音楽」「森のささやき」
「ジークフリートの葬送行進曲」「神々の黄昏-フィナーレ」
…ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
〔録音〕1982年
●ボーナス・ディスク
『オペラの誕生 - トリスタンとイゾルデより』
…「トリスタンとイゾルデ」の初出LPに特典としてついたボーナス盤の初CD化
(約31分)。全体リハーサル、ピアノ・リハーサルや出演者のディスカッション
も含むレア音源。プロデューサー、ジョン・カルショウのナレーション付
156P ブックレット(トラックリスト&あらすじ&レアな写真入り)
歌詞はCDRで封入
ゲオルグ・ショルティ(指揮)
前述「ニーベルングの指環(全曲)」を含む、ワーグナー・オペラ録音集。当時
の最高のワーグナー歌いを起用したこれらの録音は、どれもが圧倒的な名唱を
引出した名演ばかりです。ウィーン・フィルと1982年に録音した「管弦楽作品
集」。「トリスタンとイゾルデ」のリハーサル音源等も収録。


4783704 15枚組 ¥5500
《R・シュトラウス・オペラ・レコーディングズ》
『アラベラ』
…リーザ・デラ・カーザ(Sp:アラベラ), ヒルデ・ギューデン(Sp:ズデンカ)
ジョージ・ロンドン(Br:マンドリーカ)
オットー・エーデルマン(Bs:ヴァルトナー伯爵)
イーラ・マラニウク(A:アデライーデ)
アントン・デルモータ(T:マッテオ)、他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ウィーン国立歌劇場合唱団
〔録音〕1957年
『ナクソス島のアリアドネ』
…レオンタイン・プライス(Sp:アリアドネ)
タチアナ・トロヤノス(Ms:作曲家)
エディタ・グルベローヴァ(Sp:ツェルビネッタ), ルネ・コロ(T:バッカス)
ヴァルター・ベリー(Br:音楽教師), ペーター・ウェーバー(T:士官), 他
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
〔録音〕1977年,
『エレクトラ』
…ビルギット・ニルソン(Sp:エレクトラ)
レジーナ・レズニック(Ms:クリテムネストラ)
マリー・コリアー(Sp:クリソテミス)
ゲルハルト・シュトルツェ(T:エギスト), トム・クラウゼ(Br:オレスト)、他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ウィーン国立歌劇場合唱団
〔録音〕1966-1967年
『影のない女』
…ユリア・ヴァラディ(Sp:皇后), ヒルデガルト・ベーレンス(Sp:染物師の女)
ラインヒルト・ルンケル(Ms:乳母), プラシド・ドミンゴ(T:皇帝)
アルベルト・ドーメン(Br:霊界の使者)
ジョセ・ヴァン・ダム(Br:バラク), 他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン少年合唱団
〔録音〕1989&1991年,
『ばらの騎士』
… レジーヌ・クレスパン(Sp:元帥夫人)
イヴォンヌ・ミントン(Sp:オクタヴィアン), ヘレン・ドナート(Ms:ゾフィー)
マンフレート・ユングヴィルト(Bs:オックス男爵)
オットー・ヴィーナー(Bs:ファニナル), 他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ウィーン国立歌劇場合唱団
〔録音〕1968年,
『サロメ』
…ビルギット・ニルソン(Sp:サロメ)
エバーハルト・ヴェヒター(Br:ヨカナーン)
ゲアハルト・シュトルツェ(T:ヘロデ)
グレース・ホフマン(Ms:ヘローディアス)
ヴァルデマール・クメント(T:ナラボート)、他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
〔録音〕1961年,
●ボーナス・ディスク
『エレクトラ-名場面集』
…クリステル・ゴルツ(Sp:エレクトラ)
エリーザベト・ヘンゲン(A: クリテムネストラ)
フェルディナント・フランツ(Br:オレスト), バイエルン国立管弦楽団
〔録音〕1952年,
『4つの最後の歌』
…キリ・テ・カナワ(Sp), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
〔録音〕1990年,
『「ダフネ」-来ましたよ』
…ルネ・フレミング(Sp), ロンドン交響楽団 
〔録音〕1996年,
120P ブックレット(トラックリスト&あらすじ&レアな写真入り)
歌詞はCDRで封入
ゲオルグ・ショルティ(指揮)
あまりの激しさに聴き疲れするほどの迫力と主役のニルソンも人間離れした声
の「エレクトラ」「サロメ」。艶やかな美貌と歌声で人気のデラ・カーザと、
往年のウィーン・フィルの濃厚なサウンドの「アラベラ」。成熟した女性の艶
やかさと気品を併せ持つクレスパン等、充実の歌手陣も魅力的な「ばらの騎士」。
グルベローヴァのツェルビネッタなど、豪華な歌手陣だけでなく、どれもあき
れるほど、緻密さと劇的さを目指したR・シュトラウスの名オペラを、ショル
ティは巧みな演出で再現しています。1950年代の「エレクトラ(抜粋)」の初期
録音なども収録。なお、歌詞、対訳、解説等(日本語はなし)は、それらをPDF化
したファイルを収録したCD-ROMでのご提供となります。


4783705 16枚組 ¥5600
《ヴェルディ・オペラ・レコーディングズ》
『アイーダ』
… レオンタイン・プライス(Sp:アイーダ)
ジョン・ヴィッカーズ(T:ラダメス), リタ・ゴール(Ms:アムネリス)
ロバート・メリル(Br:アモナズロ)
ジョルジオ・トッツィ(Bs:ラムフィス ), 他
ローマ歌劇場管弦楽団&合唱団
〔録音〕1961年,
『仮面舞踏会』
… ビルギット・ニルソン(Sp:アメリア)
カルロ・ベルゴンツィ(T:リッカルド)
コーネル・マックニール(Br:レナート)
ジュリエッタ・シミオナート(Ms:ウルリカ)
シルヴィア・スタールマン(Sp:オスカル), トム・クラウゼ(Br)
フェルナンド・コレナ(Bs), リベロ・アルバーチェ(Bs)
ピエロ・デ・パルマ(T), ヴィットリア・パンダーノ(T), 他
ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団&合唱団
〔録音〕1960-1961年,
『ドン・カルロ』
… カルロ・ベルゴンツィ(T:ドン・カルロ)
レナータ・テバルディ(Sp:エリザベッタ)
ニコライ・ギャウロフ(Bs:フィリッポ2世)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br:ロドリーゴ)
グレース・バンブリー(A:エボリ公女)、他
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
〔録音〕1965年,
『ファルスタッフ』
… ジェレイント・エヴァンス(Bs:ファルスタッフ)
ロバート・メリル(Br:フォード),イルヴァ・リガブエ(Sp:アリーチェ)
ミレッラ・フレーニ(Sp:ナンネッタ)
ジュリエッタ・シミオナート(Ms: クイックリー夫人)
ロザリンド・エリアス(Ms:メグ・ペイジ)
アルフレード・クラウス(T:フェントン), ジョン・ラニガン(T)
ピエロ・デ・パルマ(T), ジョヴァンニ・フォイアーニ(Bs), 他
RCAイタリア・オペラ管弦楽団&合唱団
〔録音〕1963年
『オテロ』
… カルロ・コッスッタ(T:オテロ)
マーガレット・プライス(Sp:デズデーモナ)
ガブリエル・バキエ(Br:ヤーゴ), ペテル・ドヴォルスキー(T:カッシオ)
クルト・モル(Bs:ロドヴィーコ), ジャーヌ・ベルビエ(Ms:エミーリア)
クルト・エクヴィルツ(T), スタッフォード・ディーン(Br)
ハンス・ヘルム(Bs), 他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン少年合唱団
〔録音〕1977年,
『シモン・ボッカネグラ』
… レオ・ヌッチ(Br:シモン・ボッカネグラ)
パータ・ブルチュラーゼ(Bs:フィエスコ)
キリ・テ・カナワ(Sp:グルマルディ), ジャコモ・アラガル(T:アドルノ)
パオロ・コーニ(Br:アルビアーニ), 他
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
〔録音〕1988年,
『椿姫』
… アンジェラ・ゲオルギュー(Sp:ヴィオレッタ)
フランク・ロパード(T:アルフレード)
レオ・ヌッチ(Br:ジョルジョ・ジェルモン)
リー=マリアン・ジョーンズ(Ms), ジリアン・ナイト(Ms), 他
〔録音〕1994年(Live)
●ボーナス・ディスク
『オペラ合唱曲集』
…「ナブッコ-祭りの晴れ着がもみくちゃに」
「ナブッコ-行け、わが思いよ、金色の翼に乗って」
「十字軍のロンバルディア人-エルサレム!」
「十字軍のロンバルディア人-おお、主よ、ふるさとの家々を」
「マクベス-さかりのついた雌猫が」「マクベス-虐げられた祖国よ!」
「群盗-略奪、暴行、放火、殺人」「リゴレット-静かに、静かに」
「トロヴァトーレ-朝の光がさしてきた」「トロヴァトーレ-ラッパの響きに」
「椿姫-私たちはジプシー娘」「椿姫-マドリードの闘牛士の我々は」
「仮面舞踏会-美しく安らかな」
「ドン・カルロ-ここに明けた、輝かしき喜びの日が」
「アイーダ-エジプトとイシスの神に栄光あれ」「アイーダ-凱旋行進曲」
「アイーダ-戦いに勝った将軍よ、前に出よ」「オテロ-喜びの炎よ」
「レクィエム-サンクトゥス」
… シカゴ交響合唱団, シカゴ交響楽団
〔録音〕1989年
ゲオルグ・ショルティ(指揮)
安定した実力派が揃えられた歌手陣が聴かせる迫真の歌唱。オーケストラを
ショルティが手堅く引き締め、聴き手を深く感動させてくれる劇的名演をご堪
能下さい。87歳のショルティが、エネルギッシュな推進力と完成度の高い合唱
を披露した合唱曲集も収録。なお、歌詞、対訳、解説等(日本語はなし)は、そ
れらをPDF化したファイルを収録したCD-ROMでのご提供となります。


4783703 15枚組 ¥5500
《モーツァルト・オペラ・レコーディングズ》
『コシ・ファン・トゥッテ』
… ピラール・ローレンガー(Sp:フィオルディージ)
テレサ・ベルガンサ(Ms:ドラベッラ)
ライランド・デイヴィス(T:フェルランド), トム・クラウセ(Br:グリエルモ)
ガブリエル・バキエ(Br:ドン・アルフォンソ)、他
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団
〔録音〕1973年,
『ドン・ジョヴァンニ』
… ベルント・ヴァイクル(Br:ドン・ジョヴァンニ)
マーガレット・プライス(Sp:ドンナ・アンナ)
スチュアート・バロウズ(T:ドン・オッターヴィオ)
シルヴィア・シャシュ(Sp:ドンナ・エルヴィラ)
ガブリエル・バキエ(Br:レポレッロ), ルチア・ポップ(Sp:ツェルリーナ)
アルフレート・シュラメク(Bs:マゼット), クルト・モル(Bs:騎士長), 他
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団, ロンドン・オペラ・コーラス
〔録音〕1978年
『後宮からの逃走』
… エディタ・グルベローヴァ(Sp:コンスタンツェ)
キャスリーン・バトル(Sp:ブロンデ), エスタ・ヴィンベルイ(T:ベルモンテ)
ハインツ・ツェドニク(T:ペドリロ)
マルッティ・タルヴェラ(Bs:オスミン)、他
〔録音〕1985年,
『フィガロの結婚』
… キリ・テ・カナワ(Sp:伯爵夫人), ルチア・ポップ(Sp:スザンナ)
フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms:ケルビーノ)
サミュエル・レイミー(Br:フィガロ)
トーマス・アレン(Brアルマヴィーヴァ伯爵), クルト・モル(Bs:バルトロ)
ジャーヌ・ベルビエ(Ms:マルツェリーナ)
ロバート・ティアー(T:ドン・バジーリオ)
イヴォンヌ・ケニー(Sp:バルバリーナ)
ジョルジオ・タデオ(Bs:アントニオ)
フィリップ・ラングリッジ(T: ドン・クルツィオ)、他
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団, ロンドン・オペラ・コーラス
〔録音〕1981年
『魔笛』
… スチュアート・バロウズ(T:タミーノ)
ピラール・ローレンガー(Sp:パミーナ), ヘルマン・プライ(Br:パパゲーノ)
クリスティーナ・ドイテコム(Sp:夜の女王)
マルッティ・タルヴェラ(Bs:ザラストロ)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br:弁者)、他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ウィーン国立歌劇場合唱団
〔録音〕1969年
●ボーナス・ディスク(ピアニストとしてのショルティのモーツァルト録音)
『ヴァイオリン・ソナタ第40番変ロ長調K.454』
… ゲオルク・クーレンカンプ(Vn), ゲオルク・ショルティ(P)
〔録音〕1947年,
『ピアノ四重奏曲第1番ト短調K.478』
… メロス弦楽四重奏団員, ゲオルク・ショルティ(P)
〔録音〕1984年,
『ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466』
… ゲオルク・ショルティ(P&指揮), イギリス室内管弦楽団
〔録音〕1989年
100P ブックレット(トラックリスト&あらすじ&レアな写真入り)
歌詞はCDRで封入
ゲオルグ・ショルティ(指揮)
ショルティの切れのいい指揮ぶりと、ヴァイクル、プライスら歌手陣のアンサ
ンブルの良さが際立つ「ドン・ジョヴァンニ」。プライの伸びやかで明るいパ
パゲーノ、現在においても少しも色褪せない圧倒的なテクニックを披露するド
イテコムの夜の女王。ショルティのモーツァルトの録音を語る上で外せないオ
ペラ名盤ばかり。ピアニストとしてのショルティのモーツァルトの演奏も収録。
なお、歌詞、対訳、解説等(日本語はなし)は、それらをPDF化したファイルを
収録したCD-ROMでのご提供となります。

4783706 7枚組 ¥3180
《ショルティ・コンダクツ・バルトーク》
【CD1-5】
バルトーク:(1)『管弦楽のための協奏曲Sz.116』, (2)『舞踏組曲Sz.77』
(3)『弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽Sz.106』
(4)『組曲「中国の不思議な役人」Op.19,Sz.73』
(5)『ディヴェルティメントSz.113』, (6)『ハンガリーの風景Sz.97』
(7)『ルーマニア民俗舞曲Sz.68』
(8)『カンタータ・プロファーナ「魔法にかけられた鹿」Sz.94』
(9)『ピアノ協奏曲第1番Sz.83』, (10)『ピアノ協奏曲第2番Sz.95』
(11)『ピアノ協奏曲第3番Sz.119』
(12)『ヴァイオリン協奏曲第1番Sz.36』
(13)『ヴァイオリン協奏曲第2番Sz.112』
(14)『歌劇「青ひげ公の城」Op.11,Sz.48』
… シカゴ交響楽団((1)-(7)(12)(13)), ブダペスト祝祭管弦楽団((8))
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団((9)-(11)(14))
ウラディーミル・アシュケナージ(P:(9)-(11))
チョン・キョンファ(Vn:(12)(13)), コロシュ・コヴァーチュ(Bs:(14))
シルヴィア・シャシュ(Sp:(14))
〔録音〕1976-1997年,
●ボーナスDISC
【CD6-7】
バルトーク:
『舞踏組曲Sz.77』『弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽Sz.106』
『ハンガリー詩篇Op.13』
コダーイ:
『ガランタ舞曲』『孔雀の主題による変奏曲』『ハーリ・ヤーノシュ組曲』
…ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
〔録音〕1952-1955年
ヴァイネル:
『チョンゴルとティンデ Op.10』『小オーケストラのためのセレナーデOp.3』
…ブダペスト祝祭管弦楽団
〔録音〕1993&1997年,
68P ブックレット(トラックリスト&歌詞&レアな写真入り)
ゲオルグ・ショルティ(指揮)
オーケストラの機能性と各楽器、各楽器群の音色の魅力を最大限に引き出した
「管弦楽のための協奏曲」、民族色が強く打ち出された「舞踊組曲」、大胆な
不協和音が全体を支配する「中国の不思議な役人」。バルトークとコダーイの
色彩感豊かな作品は、ショルティによって徹底的に整理され完璧なオーケスト
レーション・バランスで演奏されています。アシュケナージ, チョン・キョン
ファとの協奏曲や、1950年代のロンドン・フィルとの初期バルトーク録音も収
録。



<Decca>
4784271 9枚組 ¥4050
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲&管楽器のための協奏曲集
【CD1】
『ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調K.207』『同第2番ニ長調K.211』
『同第3番ト長調K.216』
『ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調K.261』
【CD2】
『ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K.218』
『同第5番イ長調K.219「トルコ風」』
『ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド変ロ長調 K.269(261a)』
『ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調K.373』
【CD3】
『ヴァイオリン協奏曲第7番ニ長調K.271a(271i)』
『2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネ ハ長調K.190(186E)』
【CD4】
『協奏交響曲変ホ長調K.364(320d)』
『ピアノとヴァイオリンのための協奏曲ニ長調K.Anh.56(315f)』
『ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための協奏交響曲イ長調K.Anh.104(320e)』
【CD5】
『フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299』
『フルート協奏曲第1番ト長調K.313』『アンダンテ ハ長調K.315』
【CD6】
『クラリネット協奏曲イ長調K.622』『ファゴット協奏曲変ロ長調K.191』
【CD7】
『ホルン協奏曲第1番ニ長調K.412』『同第2番変ホ長調K.417』
『同第3番変ホ長調K.447』『第4番変ホ長調K.495』『ロンド変ホ長調K.371』
【CD8】
『協奏交響曲変ホ長調K.297b/K.App.9(レヴィン版)』
『オーボエ協奏曲ハ長調K.314』
【CD9】『フルート協奏曲第2番ニ長調K.314』
『協奏交響曲変ホ長調K.297b/K.App.C14.01』
【CD1-3】ヘンリク・シェリング(Vn), ジェラール・プーレ(Vn:K.190),
アレクサンダー・ギブソン(指揮)ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
【CD4】アイオナ・ブラウン(Vn&指揮), 今井信子(Va),
スティーヴン・オートン(Vc), ハワード・シェリー(P),
アカデミー室内管弦楽団
【CD5-6】イレーナ・グラフェナウアー(Fl), マリア・グラーフ(Hp),
カール・ライスター(Cl), クラウス・トゥーネマン(Fg),
ネヴィル・マリナー(指揮)アカデミー室内管弦楽団
【CD7】アラン・シヴィル(Hr),
ネヴィル・マリナー(指揮)アカデミー室内管弦楽団
【CD8】ハインツ・ホリガー(Ob), オーレル・ニコレ(Fl),
クラウス・トゥーネマン(Fg), ヘルマン・バウマン(Hr),
ネヴィル・マリナー(指揮)アカデミー室内管弦楽団
【CD9】イレーナ・グラフェナウアー(Fl:K.314), ニール・ブラック(Ob),
ジャック・ブライマー(Cl), アラン・シヴィル(Hr),
マイケル・チャップマン(Fg),
ネヴィル・マリナー(指揮)アカデミー室内管弦楽団
〔録音〕【CD1-3】1966-1970年/【CD4-9】1971-1983年 (音源:Philips)
偽作の協奏曲も含む、シェリングの格調高い協奏曲全集。美しさのみの追及と
は無縁の浄化された厳しい精神世界がここにあります。モーツァルトを熟知し
た管楽器の名手たちのソロによる協奏曲。マリナー&アカデミー室内管弦楽団
の丁寧でバランスの良い伴奏も見事。

4784273 6枚組 ¥3250
チャイコフスキー:三大バレエ音楽集
(1)バレエ「くるみ割り人形」Op.71(全曲)
(2)バレエ「眠りの森の美女」Op.66(全曲)
(3)バレエ「白鳥の湖」Op.20(マリインスキー劇場版全曲)
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー劇場(キーロフ歌劇場)管弦楽団
〔録音〕(1)1998年,(2)1992年,(3)2006年(音源:Philips)
鬼才ゲルギエフが指揮した、ロシア音楽のエッセンスたっぷりのチャイコフス
キーのバレエ。聴衆を虜にする灼熱の演奏が存分に楽しめます。

4784272 4枚組 ¥2400
シューベルト:歌曲集
『歌曲集「美しき水車小屋の娘」D.795』(全曲)
『歌曲集「冬の旅」D.911』(全曲)
『歌曲集「白鳥の歌」D.957』(全曲)
『月に寄せるさすらいの歌D.870』『あこがれD.879』『この世の幸福D.866-4』
『反抗D.865』『生きる勇気D.937』『秋 D.945』『子守歌D.867』
ベートーヴェン:『アデライーデ Op.46』『連作歌曲「遥かな恋人に」Op.98』
シューマン:『リーダークライス Op.24』『歌曲集「詩人の恋」Op.48』
ヴォルフガング・ホルツマイアー(Br)
イモージェン・クーパー(P)
〔録音〕1993-1998年(音源:Philips)
ホルツマイアーは、ウィーン大学で経済を修める傍ら、ウィーン・アカデミー
でオペラをレッセル=マイダンに、リートをウェルバに師事。いくつかの国際的
なコンクールで賞を受賞しベルンの劇場などと契約を結んだ後、ウィーン、ベ
ルリン、ロンドンなどの主要な歌劇場に出演。93年にはザルツブルク音楽祭に
デビュー。以降一流のオーケストラ、指揮者と共演を重ね、リート歌手として
も欧米を中心に活躍しているバリトン歌手です。あたたかで素朴な味わいの歌
唱には、直截な感動がおりこまれています。

4784572 ¥1850
ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール
ラフマニノフ:10の前奏曲 Op.23-5
ベートーヴェン:バガテル WoO59 《エリーゼのために》
リスト:パガニーニによる大練習曲第3番《ラ・カンパネッラ》
ラフマニノフ:13の前奏曲 Op.32-5
ショパン:3つの夜想曲 Op.9-2
スクリャービン:2つの詩曲 Op.32
ラフマニノフ:13の前奏曲 Op.32-No.12
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 《月光》
ラフマニノフ:13の前奏曲 Op.32-10
ショパン:夜想曲第13番 Op.48-1
リスト:3つの演奏会用練習曲S144-3 《ため息》
スクリャービン:8つの練習曲 Op.42-3
リスト:愛の夢
ラフマニノフ:練習曲集《音の絵》 Op.39-6
ショパン:夜想曲第8番 Op.27-2
ヴァレンティーナ・リシッツァ(ピアノ)
〔録音〕2012年6月19日, ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール
自らの演奏をYouTubeにUPして、セルフプロモーションを行い、4400万以上の
ダウンロード数を記録し、デッカからCDデビューが決まった新世代のピアニス
ト、ヴァレンティーナ・リシッツァ。先週6/19にロイヤルアルバートホールで
行われたリサイタルはYouTubeでライヴでストリーミングが行われ、iTunesで
はすでにこの録音が発売され話題をよんでいます。クラシック・ファンにはDG
からリリースしたヒラリー・ハーンとの共演によるアイヴズ:ソナタ録音
(B001608202)でご記憶の方も多いでしょう。ウクライナ生まれの超絶技巧の持
ち主。まずはYouTubeなどでその稀有なるテクニックをご覧ください。

4783531 ¥1850
Be My Love -
ジョセフ・カレヤ/トリビュート・トゥ・マリオ・ランザ
『Be My Love』『The Loveliest Night Of The Year』
『トスティ:かわいい口元』『ロッシーニ:ダンス』『ダルドロ:なぜならば』
『トスティ:マレキャーレ』『Because You're Mine』『グラナダ』
『ロンバーグ:セレナーデ』『アリヴェデルチ・ローマ』
『マリウ愛の言葉を』
『リチャード・ロジャーズ:You'll Never Walk Alone(「回転木馬」より)』
『ビゼー:「カルメン」より「花の歌」』
『ポンキエルリ:「ジョコンダ」より「空と海」』
『マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」より「母さん、あの酒は強
いね」』
『ジョルダーノ:「フェドラ」より「愛さずにはいられないこの想い」』
『レオンカヴァッロ:「道化師」より「衣装をつけろ」』
『プッチーニ:「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」』
ジョセフ・カレヤ(T)
スティーヴン・メルクリオ(指揮)
BBCコンサート・オーケストラ
〔録音〕2012年2月, ワトフォード・コロッセウム
ジョセフ・カレヤは、1978年マルタ島生まれ。16歳より歌手としての勉強をは
じめ、1997年ベルヴェデーレ国際声楽コンクール、1998年エンリコ・カルーソ
ー・コンクール、1999年プラシド・ドミンゴ国際コンクール等、数々のコンク
ールで優勝を飾りました。1997年に若干19歳で「マクベス」のマクダフを歌い、
故郷マルタでオペラ・デビューを果たし、国際的キャリアをスタートさせまし
た。その後 ヨーロッパ各地の主要オペラ・ハウスに、2005年には「リゴレッ
ト」でメトロポリタン歌劇場でのデビューを果たし、世界の桧舞台で着実に
キャリアを築いています。その輝きのある声と叙情あふれる歌唱は、次代を担
うリリック・テナーとして欠かせない逸材であると誰もが彼の才能を認め、絶
大なる信頼を寄せています。今回のDecca4枚目のアルバムは、名歌手マリオ・
ランザが得意としていた曲を収録したもので、情熱的でありながら人間的で温
かみのある歌声で聴かせてくれます。

4783702(17CD+DVD+Blu-ray) ¥25000
ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」(特別限定版)
ゲオルグ・ショルティ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
〔録音〕ウィーン、ゾフィエン・ザール
「ラインの黄金」:1958年9月24日-10月8日
「ワルキューレ」:1962年5月6日-18日、10月21日-11月5日
「ジークフリート」:1964年5月下旬-6月上旬、10月26日-11月26日
「神々の黄昏」:1965年10月29日-11月19日
14CD(新たにリマスターが施された歴史的《指環》録音全曲
2CD(ワーグナー学者デリック・クックによる「ニーベルングの指環」ライト・
モチーフ集
1CD「指環」の録音時期にウィーンで録音されたワーグナー録音
ジークフリート牧歌/妻コジマの誕生日のための子供の問答(ショルティ&
VPO1961年録音)
DVD[ゴールデン・リング]=ショルティ/リングのメイキング・ビデオ
(1965年BBC制作の伝説のドキュメンタリー映像)
ブルーレイ・オーディオ
(24-bit オーディオ・ファイル・クオリティにリマスター済みの「指環」全曲
を1枚のDiscに収録)
30cmx30cm ハードカバー・ブックレット
※ブックレット内容
歌詞対訳(独語+英語)
1967年に初版され以降入手困難になっていたジョン・カルショウの『指環』録
音プロセスの興味深い詳細記録
ショルティが使用した〈ワルキューレの騎行〉のフル・スコア・コピー
40ページの特別冊子(グラモフォン誌から 当オペラの広告&批評を抜粋)
ショルティが1958年から65年にかけて完成させた、史上初の「ニーベルングの
指環」全曲録音。歌手、オーケトラ、演奏、録音、等全てにおいて、録音から
半世紀たった現在でも最高の永遠の記録です。

4784664 6枚組 ¥2400
モーリス・アンドレ 101
【CD1】
『クラーク:トランペット・ヴォランタリー』
『アルビノーニ:トランペットとクラリネット六重奏のための協奏曲イ長調
「聖マルク」』
『パーセル:トランペット・テューン「シベル」
(トランペット、4つのホルン、2つのトロンボーン、ティンパニのための)』
『ヴィヴァルディ:トランペット協奏曲ニ長調』
『ヴィヴァルディ:トランペットとヴァイオリンのための協奏曲変ロ長調』
『L・モーツァルト:トランペット協奏曲ニ長調』
『テレマン:トランペット協奏曲ヘ短調』
『アルビノーニ:トランペット協奏曲ニ短調』
『ジャゾット:アルビノーニのアダージョ』
パリ・クラリネット六重奏団,
アルマン・ビルバウム(指揮)管楽アンサンブルと弦楽オーケストラ,
ダニエル・アルテュール(vn),
アルベール・ブーカン(指揮)ルーアン室内管弦楽団,
ロラン・ドゥアット(指揮)コレギウム・ムジクム・ドゥ・パリ
〔録音:1960, 1966, 1987年〕
【CD2】
『ハイドン:トランペット協奏曲変ホ長調』
『シュテルツェル:トランペット協奏曲ニ長調(原曲:オーボエ協奏曲)』
『テレマン:トランペット協奏曲ホ短調(原曲:オーボエ協奏曲)』
『ヴィヴィアーニ:トランペットとオルガンのためのソナタ第1番ハ長調』
『ヘンデル:トランペット協奏曲第1番変ロ長調(原曲:オーボエ協奏曲)』
『トレルリ:トランペット協奏曲ニ長調』
ハンス・シュタットルマイヤー(指揮)ミュンヘン室内管弦楽団,
チャールズ・マッケラス(指揮)イギリス室内管弦楽団,
カール・リヒター(指揮)ミュンヘン・バッハ管弦楽団,
ヘトヴィヒ・ビルグラム(Org),
録音:1966& 1967年〕
【CD3】
『ヴィヴァルディ:2つのトランペットのための協奏曲』
『A・スカルラッティ:シンフォニー第2番ニ長調』
『テレマン:トランペット協奏曲ハ短調(原曲:オーボエ協奏曲)』
『テレマン:コンチェルト・ソナタ ニ長調』
『ヘンデル:トランペット協奏曲第2番変ロ長調(原曲:オーボエ協奏曲)』
『J・S・バッハ:カンタータ第51番「もろびとよ歓呼して神を迎えよ」より』
チャールズ・マッケラス(指揮)イギリス室内管弦楽団,
パウル・ザッハー(指揮)コレギウム・ムジクム・チューリヒ,
カール・リヒター(指揮)ミュンヘン・バッハ管弦楽団,
カール・リステンパルト(指揮)ザール室内管弦楽団
〔録音:1961, 1966,1968, 1976年〕
【CD4】
『J・S・バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調BWV1047』
『ヴィヴァルディ:トランペット協奏曲ニ長調』
『ヘンデル:トランペット・ソナタ(原曲:オーボエ・ソナタ ハ短調Op1-8)』
『テレマン:序曲』
イ・ムジチ, アルマン・ビルバウム(指揮)
管楽アンサンブルと弦楽オーケストラ,
ロランス・ブレ(Cemb),
ロラン・ドゥアット(指揮)コレギウム・ムジクム・ドゥ・パリ
〔録音:1963&1987年〕
【CD5】
『J・S・バッハ:管弦楽組曲第3番』『パーセル:大序曲』
『A・スカルラッティ:合奏協奏曲第2番』『リュリ:行進曲』
『ヴィエルヌ:ナポレオン一世生誕100年を祝う勝利の行進』
『ムーレ:ファンファーレ』
『J・S・バッハ:カンタータ第147番「心と口と行いと生きざまもて」より』
『J・S・バッハ:「ヨハネ受難曲」より最終コラール』
カール・リステンパルト(指揮)ザール室内管弦楽団,
アルマン・ビルバウム(指揮)管楽アンサンブルと弦楽オーケストラ,
ロラン・ドゥアット(指揮)コレギウム・ムジクム・ドゥ・パリ
〔録音:1960-1987年〕
【CD6】
『フランツ・クサヴァー・リヒター:トランペット協奏曲ニ長調』
『テレマン:トランペット協奏曲ト長調(フルート協奏曲)』
『M・ハイドン:トランペット協奏曲ニ長調』
『ヘンデル:トランペット協奏曲第3番ト短調(原曲:オーボエ協奏曲)』
『ヘンデル:「メサイア」より「ラッパが響いて…」』
ハンス・シュタットルマイヤー(指揮)ミュンヘン室内管弦楽団,
カール・リヒター(指揮)ミュンヘン・バッハ管弦楽団
〔録音:1964&1966年〕
モーリス・アンドレ(Tp)
今年2012年亡くなったトランペットの神様モーリス・アンドレ(1933-2012)。
様々なコンクールで優勝して以来、彼の流麗で優美な演奏は、多くの金管楽器
奏者を触発してきました。1960年代より数多くのトランペットのための作品ば
かりでなく、他の楽器のための作品を編曲して、トランペット独奏用のレパー
トリー、トランペットの表現を大きく広げてきました。この6枚組のアルバム
には、DGやアルヒーフを中心に録音された、彼のベストな至芸ばかりが収録さ
れています。

●20世紀の音楽シリーズ
4784581 ¥1350
クルト・ヴァイル:歌劇『三文オペラ』(全曲)
ウテ・レンパー(Vo)、
ルネ・コロ(T)、
ヘルガ・デルネッシュ(Sp)
ジョン・マウチェリ(指揮)
RIASベルリン・シンフォニエッタ, RIAS室内合唱団
〔録音〕1988年, ベルリン
18世紀のイギリスの「乞食オペラ」をもとに制作。ロンドンの下町を舞台に、
盗賊団の首領と、彼に娘をとられた営利的な乞食団体の主人とを中心とする
様々なかけひきによって展開するこの音楽劇は、「時代の鏡」として大成功を
おさめ、ヴァイル=ブレヒトの名を世界的にしました。。若き日のマルレーネ
・ディートリッヒを思わせるカリスマ性」と高い評価を得ている歌手ウテ・レ
ンパーを起用したこの演奏は、「信じられないほどの魅力」と圧倒的な評価を
得ました。

4784578 ¥1350
メシアン:『トゥーランガリラ交響曲』
原田節(オンド・マルトノ), ジャン=イヴ・ティボーデ(P)
リッカルド・シャイー(指揮) ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
〔録音〕1992年, アムステルダム、コンセルトヘボウ大ホール
シャイーが手兵ロイヤル・コンセルトヘボウ管を指揮した絢爛たる「トゥーラ
ンガリラ交響曲」。シャイーはこの作品を色彩感豊かに解析していきます。世
界的なオンド・マルトノ奏者である原田節が起用されており、精度の高いダイ
ナミックで熱気あふれた演奏が展開されています。オンド・マルトノの楽器の
独特な音色がバランス良く収録されたデッカの優秀録音も特筆に値します。

4784579 ¥1350
ルトスワフスキ:
(1)『管弦楽のための協奏曲』
(2)『織りこめられた言葉』
(3)『交響曲第3番』
(1)ヴィトルド・ロヴィツキ(指揮)
ワルシャワ国立フィルハーモニック交響楽団
(2)ピーター・ピアーズ(T)
ヴィトルト・ルトスワフスキ(指揮)ロンドン・シンフォニエッタ
(3)ヴィトルト・ルトスワフスキ(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
〔録音〕(1)1964年, (2)1972年, (3)1985年
ワルシャワ音楽院に学び、民族主義的な作風から出発し、12音技法や不確定性、
偶然性などの新しい音楽語法を探求したルトスワフスキ。「管弦楽のための協
奏曲」はロヴィツキの委嘱によって書かれた作品で、バルトークの影響の下、
民謡の旋律が多用されています。「織りこめられた言葉」は、ピーター・ピア
ーズの委嘱によって書かれ、17人の弦楽器奏者がそれぞれ独奏した旋律でひと
つの織り地を作るという手法が取られています。最初の2曲は、委嘱者による
演奏。「交響曲第3番」はルトスワフスキの自作自演によるもので、細部に至
るまで明瞭な演奏が聴かれます。

4784577 ¥1350
バルトーク:
(1)『管弦楽のための協奏曲』
(2)『舞踏組曲』
(3)『弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽』
ゲオルク・ショルティ(指揮)
シカゴ交響楽団
〔録音〕(1)1980年, (2)1981年, (3)1989年
オーケストラの各パートを独奏楽器として起用した、華麗な演奏効果を持つ
「管弦楽のための協奏曲」。民族的要素を抽象的に昇華させ、古典的な均斉感
を漂わせる「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」。民族色が強く打ち
出された「舞踊組曲」。ショルティがバルトークの傑作の本質に鋭く迫った
名盤です。「管弦楽のための協奏曲」は、1981年度レコード・アカデミー賞受
賞作品です。

4784580 ¥1350
《マイケル・トーキー:作品集》
マイケル・トーキー(1961-):
(1)『エクスタティック・オレンジ』 
(2)『ブライト・ブルー・ミュージック』
(3)『グリーン』 (4)『パープル』
(5)『アジャスタブル・レンチ』
(6)『灰』 (7)『槍投げ』
(1)-(4)(6):デイヴィッド・ジンマン(指揮)ボルティモワ交響楽団,
(5):マイケル・トーキー(P),
ケント・ナガノ(指揮)ロンドン・シンフォニエッタ
(7):ヨエル・レヴィ(指揮)アトランタ交響楽団
〔録音〕(1)-(4)(6)1990年, (5)1989年, (7)1995年
マイケル・トーキーは、アメリカの人気作曲家。イーストマン音楽学校に進み、
イェール大学でも学びました。ジャズのリズムや楽器法およびミニマリズムに
影響された作品を作曲しており、多くの作品は明快かつ古典的な調性感によっ
ています。近作は伝統的な楽式による職人的な作品が増えており、デル・トレ
ディチともども新ロマン主義音楽の作曲家に位置づけられています。器楽曲で
は、曜日や日用品を題名にすることを好んでいるようです。このアルバムには
彼の代表作であるアトランタ・オリンピックの委嘱作品「槍投げ(ジャヴェリ
ン)」など、近代クラシックやアメリカンポップの音楽形式が、モダンで都会
的なイメージにリフォームされています。




<Australian Eloquence>
4803303 2枚組 ¥1400
《アントン・ディアベッリの主題による変奏曲集》
【CD1】〔様々な作曲家による、ディアベッリの主題による変奏曲〕
イグナッツ・アズマイヤー, カール・マリア・フォン・ボックレット,
レオポルト・ツァペック, カール・チェルニー, ヨーゼフ・ドレヒスラー,
フランツ・ヤコブ・フライシュタットラー,
ヨハン・バプティスト・ゲンスバッヒャー, ヨ-ゼフ・ゲリネック,
アントン・ハルム, ヨアヒム・ホフマン, ヨハン・ホルツァルカ,
ヨゼフ・フグルマン, ヨ-ハン・ネポムック・フンメル,
フレデリック・カルクブレンナー, ヨ-ゼフ・ケルツコフスキー,
コンラディン・クロイツァー,
ハインリッヒ・エデュアルト・ヨーゼフ・バロン・フォン・ランノイ,
マルクス・ライデスドルフ, フランツ・リスト, イグナーツ・モシェレス,
フランツ・クサーバー・ヴォルフガング・モーツァルト,
ゴットフリート・リーガー, フランツ・ド・パウラ・ローザー,
フランツ・シューベルト, アッベ・マクシミリアン・シュタットラー,
ヨーゼフ・ド・ツァーライ, バーツラフ・ヤン・クルティテル・トマーシェク,
チャールズ・アンゲルス・ド・ウィンクラー,
ヤン・アオグスト・ヴィタ-セク, ヤン・バーツラフ・ヴォリーセク、
による「ディアベッリの主題による変奏曲」
【CD2】
ベートーヴェン:『ディアベッリの主題による33の変奏曲ハ長調Op.120』
イェルク・デームス(フォルテピアノ)
〔録音〕1971年10-11月、ウィーン、パレ・シェーンブルン
(アナログ:セッション)[音源:DG]
作曲家兼出版業者を営んでいたアントニオ・ディアベッリ。1819年に当時人気
のあった作曲家50人に、自分の曲の主題によって1人1曲ずつ変奏を書いてもら
い、長大な作品に仕上げようと企画をたてました。この録音では50人のうち30
人が作曲した変奏を収録しています。そしてそのディアベッリの企画ではなく、
後にベートーヴェンが作曲した長大な変奏曲をCD2に収録。大御所デームスが
歴史的楽器で演奏を試みています。世界初CD化

4803605 ¥900
《プロコフィエフ:バレエ&オペラからのピアノ・トランスクリプションズ集》
『「ロメオとジュリエット」からの10の小品Op.75』
『ワルツOp.96-1(「戦争と平和」より)』
『「3つのオレンジへの恋」からの2つの小品Op.33b』
『「シンデレラ」からの6つの小品Op.102』
ウラディーミル・アシュケナージ(P)
〔録音〕1995年、スイス(デジタル:セッション)
プロコフィエフ自身による自作の管弦楽曲のピアノ編曲版を収録したアルバム
です。指揮者としてのアシュケナージは、見事なオーケストレーションを叙情
的でメロディアスに、そしてセンシティヴな指揮による素晴らしい音楽物語を
作り出してきました。ここではプロコフィエフがピアノ1台のためにつぎ込んだ
効果が、もっとも苛烈に発揮されるよう、アシュケナージはコントラストを浮
き出させ、叙情性たっぷりに演奏していきます。

4803606 ¥900
ラフマニノフ:『練習曲集「音の絵」Op.33&39』(全曲)
ウラディーミル・アシュケナージ(P)
〔録音〕1973, 1977, 1981年、ロンドン(ステレオ:セッション)
『練習曲集「音の絵」』は、具体的な絵から啓示を受けて作曲したといわれて
いますが、それらの絵が何かは不明確。しかしながら華麗な技巧をも取り入れ
た表題的作品で、テクニックだけでなく深い表情を表現することが求められま
す。アシュケナージは幅広いレパートリーをもちながら、なかでも特にラフマ
ニノフを愛し、その演奏は高い評価を得ています。このアルバムに収められた
「音の絵」でも、深い洞察にもとづく見事な名演を聴かせてくれます。

4803607
《ロシアン・ピアノ・アンコールズ》
(1) チャイコフスキー:『「四季」より「6月:舟歌」』
(2) チャイコフスキー:『ドゥムカ ハ短調Op.59』
(3) タネーエフ:『前奏曲とフーガ 嬰ト短調 Op.29』
(4) リャードフ:『音楽玉手箱 Op.32』
(5) ボロディン:『スケルツォ変イ長調』
(6) ショスタコーヴィチ:『「人形の踊り」より第1曲「抒情的なワルツ」』
(7) ショスタコーヴィチ:
『映画音楽「馬ばえ(The godfley)」Op.97より「小曲」「スペイン舞曲」』
(8) ショスタコーヴィチ:『「明るい小川」Op.39より「夜想曲」』
(9) ショスタコーヴィチ:『「黄金時代」Op.22より「ポルカ」』
(10) プロコフィエフ:
『「ロメオとジュリエットからの10の小品Op.75」より「仮面」
「別れの前のロメオとジュリエット」』
(11) ラフマニノフ:『前奏曲嬰ハ短調Op.3-2』
(12) ラフマニノフ:『練習曲「音の絵」Op.39より第1, 2, 5番』
(13) ラフマニノフ:『ライラックOp.21-5』『ひなぎくOp.38-3』
(14) ラフマニノフ:『ヴォカリーズOp.34-14(コチシュ編)』
ウラディーミル・アシュケナージ(P)
〔録音〕1963年((12)), 1968年((10)), 1983年((2)(3)(4)(5)), 1975年((11)),
1998年((1)), 2000年((13)), 2003年((6)(7)(8)(9)), 2004年((14))
チャイコフスキーやラフマニノフらのロシアの作品を、アシュケナージの名演
で集めたアルバムです。ロシア出身で国際的キャリアを積んできた彼ならでは
の自信が現れた、アシュケナージならではの演奏です。作品の持つ感傷的な味
わいが美音と共感あふれる表現によって、しなやかに、また語りかけるように
紡がれていきます。ロシア音楽の繊細さ、温かさなど、多彩な表情を変幻自在
に描きだした聴き応えのある一枚です。

4804867 2枚組 ¥1400
《ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集》
ベートーヴェン:
(1)『ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」』
(2)『ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」』
(3)『ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」』
(4)『ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」』
(5)『ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調Op.78「テレーゼ」』
(6)『ピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101』
(7)『合唱幻想曲 ハ短調Op.80』
ハンス・リヒター=ハーザー(P)
カール・ベーム(指揮)
ウィーン交響楽団, ウィーン国立歌劇場合唱団
テレサ・シュティヒ=ランダル(Sp), ヒルデ・レッセル=マイダン(A),
アントン・デルモータ(T), パウル・シェフラー(Bs)((7))
"〔録音〕1955年((1)(2)(4)), 1956年((3)(6)), 1958年((5)),
オランダ(モノラル)[音源:PHILIPS]/ 1957年, ウィーン((7)) 
端整な中に堂々たる風格を備えたリヒター=ハーザーのベートーヴェン。充実し
た響きと豊かな情感。一音一音を構築していく論理性と重厚な響きは、まさに
ドイツ演奏の王道といったところでしょう。このPHILIPSへのソナタ録音は、
華麗さや派手さを廃し、渋くそして魅力的な音色による名盤として誉れ高きも
のです。そして当時最高の陣容に加え、ウィーン国立歌劇場合唱団でしっかり
と固めた、カール・ベーム&ウィーン交響楽団による「ベートーヴェン:合唱幻
想曲」のすごい演奏も収録。

<EMI CLASSICS>
CZS-3275752 17枚組 ¥3750
シューベルト歌曲On Record(1898-2012)限定盤
EMIとヴァージン・クラシックス、そしてその前身会社で1898年-2012年の間に
録音されてきた偉大なアーティスト達によるシューベルト歌曲を収録した貴重
なコレクション。ヨーロッパの録音史そのものをふりかえるような素晴らしい
録音の数々が集結!
CD17は、ボーナスCDで、トーマス・ハンプソン(Br)とジョン・トランスキーに
よるシューベルトについてのディスカッションがサンプル音源とともに収録さ
れている。

※曲目詳細はこちらにございます。



<Virgin Classics>
DVBW-0709399(DVD-Video) 2枚組 \2350
ヘンデル:ジュリオ・チェーザレ
ナタリー・デセイ(S)・・・・・・・・・・・クレオパトラ
ローレンス・ザッゾ(CT)・・・・・・・・ジュリオ・チェーザレ
イザベル・レオナード(MS)・・・・・・セスト
ヴァルドゥヒ・アブラハムヤ(MS)・・コルネリア
クリストフ・デュモー(CT)
ナタン・ベルク(B-Br)
ドミニク・ヴィス (CT) 他
エマニュエル・アイム指揮/ル・コンセール・ダストレ
演出:ロラン・ペリ
歌唱:イタリア語
バロック・オペラの中でも絶代な人気を誇るヘンデルの「ジュリオ・チェーザ
レ」。その中でもとりわけ光を放つ役柄、女王クレオパトラを、2011年にナタ
リー・デセイがパリ・オペラ座(ガルニエ宮)で演じた、ロラン・ペリー演出版。
タイトル・ロール役のローレンス・ザッゾはじめ、ドミニク・ヴィスなど実力
派カウンター・テナーの登場にも注目!

<Sony Classical>
8869197548-9(DVD-Video) 3枚組 ¥3150
完全限定生産盤
【DVD1】
『モーツァルト:交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」』
『マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調』
〔収録〕:1986年3月26日 東京文化会館でのライヴ
【DVD2】
『ショルティのピアノ演奏による「展覧会の絵」の楽曲解説とリハーサル映像』
『ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」』*
〔収録〕:1990年4月15日 サントリーホールでのライヴ*
【DVD3】
『ベートーヴェン:「エグモント序曲」』
『ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」』
『ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」より「ラコッツィ行進曲」』(アンコール)
〔収録〕:1990年4月15日 サントリーホールでのライヴ
ゲオルク・ショルティ(指揮)
シカゴ交響楽団
字幕:フランス語、ドイツ語(DVD2、ショルティの語りの部分)
強烈な名人技が聴衆を圧倒したショルティ&シカゴ響、不滅のモニュメント
《ショルティ&シカゴ交響楽団/ライヴ・イン・ジャパン!》
ハンガリー出身の名指揮者、ゲオルク・ショルティ(1912-1997)の生誕100年/
没後15年を記念して、ソニークラシカルから発売されていた映像作品を一挙に
初DVD化いたします。いずれも日本公演の演奏会をライヴ収録したという点で
も、日本の音楽ファンにとっては大きな意味合いを持つリリースといえるで
しょう。
〔Disc1〕は、シカゴ交響楽団との2度目の日本ツアーから、1986年3月26日に
東京文化会館で行われた演奏会で、NHKでも放映された映像のDVD化です。シカ
ゴ響の機能を遺憾なく発揮したダイナミックなマーラーの演奏で、作曲家の意
図を描こうとするショルティらしさに溢れた名演です。
〔Disc2&3〕は、シカゴ交響楽団との3度目の日本ツアーから、1990年4月15日
にサントリーホールでの演奏会全曲。金管・木管に世界的名手をそろえたシカ
ゴ響による演奏のクオリティの高さは言うまでもありませんが、特に〔Disc2〕
では「展覧会の絵」のリハーサルと、ショルティ自身がピアノに向かいながら
語る作品とラヴェルの編曲についての解説が見逃せません。「国際エレクトロ
ニック・フェスティバル・モントルー1991 音楽部門」最優秀賞受賞作品。
カラヤン/ベルリン・フィルやオーマンディ/フィラデルフィア管とならび、20
世紀オーケストラ演奏史の一つの頂点を極めたショルティ&シカゴ響の貴重な
演奏記録がDVDで蘇ります。

8872543575-2 ¥1550
『ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調Op.107』
ソル・ガベッタ(Vc)
ロリン・マゼール(指揮)ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
〔録音〕2011年9月、ミュンヘン、ガスタイク・フィルハーモニー
(デジタル:ライヴ)
『ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調Op.19』
ソル・ガベッタ(Vc), オリガ・カーン(P)
〔録音〕2011年、ベルリン、フンクハウス・ナレーパシュトラッセ
(デジタル:セッション)
アルゼンチン出身の若手チェリスト、ソル・ガベッタの通算8作目で、2008年に
発売されたショスタコーヴィチ・アルバムの続編にして完結編。今回のアルバ
ムのリリースによって、ショスタコーヴィチの2曲のチェロ協奏曲の録音がそろ
うことになります。協奏曲におけるソルの演奏は、数々のコンクールやオーケ
ストラとの共演で何度も演奏し自家薬籠中のレパートリーだけあって、ロスト
ロポーヴィチをはじめとして数ある名盤に伍する密度の濃い名演で、素晴らし
い音響で知られるミュンヘン・ガスタイクでのライヴ・レコーディング(協奏曲
のみ)です。しかも協奏曲のバックを務めるのは巨匠ロリン・マゼール/ミュン
ヘン・フィル。ロストロポーヴィチのために作曲されたチェロ協奏曲第1番は、
冒頭の主題が示導動機のように頻出することや、カデンツァが前後の楽章を音
楽的に結びつける役割をはたしており、管弦楽のホルンが著しく重要なことが
特徴で、チェロの名技を必要とするだけでなく交響的な作品でもあります。力
強さと繊細さを兼ね備えた彼女だからこそできた、この究極の演奏を聴けば、
今の彼女がなぜ高く評価されているのかが理解できることでしょう。
ラフマニノフのソナタでは、1993年モスクワの第1回ラフマニノフ国際ピアノ・
コンクール、2001年ヴァン・クライバーン国際コンクールで優勝したオリガ・
カーンのサポート。2人の技巧と表現力の広さによって、作風の変化がさらに富
んだ新解釈の演奏ともいえましょう。パーヴォ・ヤルヴィ/ドイツ・カンマー
フィルのベートーヴェンやシューマンの録音が行われたことで知られるベルリ
ンの旧東ドイツの放送局のスタジオでの収録です。

8869190381-2 ¥1550
《ヒレ・パール/ヨハネス・シェンク:ヴィオラ・ダ・ガンバのための作品集》
ヨハネス・シェンク(1660-1712):
『ソナタ第4番よりシャコンヌ(「ライン川のニンフ」Op.8より)』
『ソナタ第2番イ短調(「ダニューヴ河のこだま」Op.9より)』
『組曲ヘ長調(「音楽の楽しみ」Op.6より)』
『ソナタ第6番(「ライン川のニンフ」Op.8より)』
『ソナタ第4番(「Tyd En Konst-Oeffeningen」Op.2より)』
『組曲ト長調(「音楽の楽しみ」Op.6より)』
演奏:ヒレ・パール(Gamb), リー・サンタナ(リュート, テオルボ)
〔録音〕2012年9月, ドイツ、ゼングヴァルデン (デジタル:セッション)
ヨハネス・シェンク(1660‐1716?)はアムステルダムの生まれ。バロック時代に
活躍した数少ないオランダ出身の職業音楽家。ヴィオラ・ダ・ガンバを得意と
し、その腕を買われてデュッセルドルフのプファルツ選帝侯ヨハン・ヴィルヘ
ルム1世のもとで、宮廷楽団の顧問官を務めました。作品はヴィオラ・ダ・ガン
バのための曲を中心に、組曲やソナタなどの室内楽作品がわずかに残されてい
ます。作品は、ポリフォニックな取扱いやヴェルサイユ風の手法と、微妙な陰
翳に富んだ表現は、まさにヴィオラ・ダ・ガンバの名人の作品らしく、この楽
器の性能を最大限に発揮させています。
世界的ガンバ奏者のひとりヒレ・パールの最新録音では、このヨハネス・シェ
ンクに光をあて作品の本質に迫ります。彼女自身、運指、運弓など様々な面に
おいて新たに研究。リュートのみの伴奏というシンプルな編成によって、ガン
バの響きをさらに豊かに感じさせることに成功しています。また、21世紀のリ
スナーに向けて「新しい古楽の聴き方」をオファーするもので、その新鮮なサ
ウンドと魅力溢れる表現は古楽ファンやクラシック・ファンのみならず広く音
楽を愛する人たちにお勧めできるレコーディングです。

8872542006-2 ¥1450
《イツァーク・パールマン&イツァハック・メイア・ヘルフゴット/ユダヤの魂》
『A Dudele』
『Mizmor L'Dovid』
『Shoyfer Shel Moshiakh』
『Romanian Doyne』
『T'filas Tal』
『Yism'chu』
『R'tzay』
『Dem Trisker Rebn's Nign』
『Sheyibone Bays Hamikdosh』
『Kol Nidrei』
演奏:イツァーク・パールマン(Vn),
イツァハック・メイア・ヘルフゴット(歌)& クレズマー・バンド
〔録音〕2011年11-12月, ニューヨーク、アヴァター・スタジオ 
(デジタル:セッション)
パールマンひさびさのソロ・アルバム。パールマンは1995-6年にすでにクレズ
マーの音楽に興味を持ち、EMIに録音を行っています。今回はその続編となるも
ので、共演するのは伝統的ユダヤ典礼復活のリーダーとして活躍している世界
的歌手イツァハック・メイア・ヘルフゴット。彼は23歳でデビューし、現在で
はユダヤ人にとって絶大なる人気を持つ歌手なのです。ユダヤ人にとって愛し
てやまないイディッシュのオペラや詩篇、民謡などを、彼の美しくリリックな
テノールの声で、魅了されることでしょう。以前1950-1960年に活躍したリチャ
ード・タッカーやジャン・ピアースは、大オーケストラ伴奏によるこうした作
品を歌っていましたが、ここではパールマンと小編成のクレズマー・バンドに
よって、ユダヤの民衆の心の叫びを聞くことができます。

8872544136-2 ¥1550
R.シュトラウス
1.オフェーリアの3つの歌作品67(1)どうしたら私は本当の恋人を
(2)お早う、今日はヴァレンタインのお祭り
(3)むき出しのまま、棺にのせられ
2.ピアノと管弦楽のためのブルレスケ ニ短調[リハーサル/ピアノ演奏]
【世界初発売】
3.ピアノと管弦楽のためのブルレスケ ニ短調
4.愛そうと思う者は、悩まねばならない 作品49-7【世界初発売】
5.明日の朝 作品27-4  世界初発売
6.冬の霊感 作品48-4  世界初発売
[演奏]
グレン・グールド(ピアノ)
1.、4-6.エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
3.ヴラディミール・ゴルシュマン(指揮)CBC交響楽団
[録音]
1.1966年1月14日&15日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ
2.1955年ごろ(グールドによるプライヴェート録音)
3.1967年9月1日-4日
(1967年11月15日CBC放映『カナダ建国百年記念コンサート』より)
4.-6.1966年1月15日&17日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ
1、4.~6.=ステレオ/2.-3.=モノラル
グールドはその生涯を通じてR.シュトラウスの音楽に魅了されていました。
1962年にはCBCTVで『リヒャルト・シュトラウス――個人的見解』という番組を
制作し、さらに1966年のハンフリー・バートンとの『グレン・グールドとの対
話』4部作でも、バッハ、ベートーヴェン、シェーンベルクと並んでR.シュトラ
ウスについて1章をささげているほどです。ソニー・クラシカルへの正規録音と
しては、テニスンの戯曲を語りとピアノ伴奏で構成した「イノック・アーデン」
という珍しい作品を1961年に録音しているほか、生涯最後の録音となったのも、
R.シュトラウス若書きのピアノ・ソナタ(1982年録音)でした。
当アルバムは、そうしたグールドによるR.シュトラウスへのオマージュともい
うべき演奏を集めたもので、彼がソニー・クラシカルに正規のセッション録音
を残さなかった「ブルレスケ」がCBCの音源から復刻されているのみならず、こ
れまでどんな形でも発表されたことのない音源が3曲含まれているのが要注目。
1955年ごろの「ブルレスケ」の自宅での練習風景では、オーケストラ・パート
をピアノで弾きまた歌いながら作品に没入するグールドの姿が捉えられており、
また1966年に行われながらも完成を見なかったエリーザベト・シュヴァルツコ
ップフとの歌曲集のセッションからは、既発売の「オフェーリア歌曲集」に加
えて、初発売となる3曲が収録されています。

8872540657-2 2枚組 ¥1900
DISC1
スクリアビン
1.ピアノ・ソナタ第5番作品53  【ニュー・リミックス版】
2.2つの小品作品57【ニュー・リミックス版】
(1)第1曲:欲望
(2)第2曲:舞い踊るような愛撫
シベリウス
3.ソナチネ第1番嬰へ短調作品67-14.ソナチネ第2番ホ長調作品67-25.
ソナチネ第3番変ロ短調作品67-36.
キュリッキ(3つの抒情的小品)作品41
DISC2(CD Extra)
1.スクリアビン:ピアノ・ソナタ第5番作品53
(1)ペア・マイク1収録素材のWAVファイル音源
(2)ペア・マイク2収録素材のWAVファイル音源
(3)ペア・マイク3収録素材のWAVファイル音源
(4)ペア・マイク4収録素材のWAVファイル音源
[演奏]
グレン・グールド(ピアノ)
[録音]
1.1970年7月16日-17日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ 
2.1972年12月13日、トロント、イートンズ・オーディトリアム 
3.&5.1976年12月8日-9日、トロント、イートンズ・オーディトリアム
4.&6.1977年3月28日-29日、トロント、イートンズ・オーディトリアム
1970年代初頭、グールドは、一つの音楽作品の録音に際して、その瞬間瞬間の
響きにふさわしい独自のミキシングを行うべきではないか、というコンセプト
のもとに実験的な録音を試みます。2本ずつペアにした4組のマイクロフォンを
さまざまな位置に配置し、8トラックのマルチ・レコーダーで収録して、編集段
階でミキシングを細かくコントロールし作品にふさわしい響きにする、という
もので、「アコースティック・オーケストレーション」もしくは「アコース
ティック・コレオグラフィ」と称すべきこの試みは、グールドの録音テクノロ
ジー観の先進性の一端を示すものといえるでしょう。このアルバムは、グール
ドがそうした独自の試みを行った作品を、一部新しいリミックス版によって収
録したものです。
1970年、グールドは当時構想中だったスクリアビンのピアノ・ソナタ全集の第
2弾として、1968年録音のピアノ・ソナタ第3番に続いて、ピアノ・ソナタ第5番
をニューヨークで録音しました。8トラックでマルチ収録されたこの録音は結局
お蔵入りとなり、グールド没後の1986年になってようやく発売されましたが、
その際にはグールドの意図したであろうミキシングではありませんでした。今
回、カナダのカールトン大学芸術文化学部比較文化学科のポール・テベルジュ
博士によってオリジナルのマルチ・マスターから新しくリミックスされ、グー
ルド独自の構想が再現されることになります。
スクリアビンの「2つの小品」は、ブルーノ・モンサンジョンの監督によって
1974年に制作されたTV番組「音楽への道」の中で、グールドがスタジオで細か
く指示を出し、ミキシングをコントロールする様子を撮影した部分で使われた
音楽。いわば「アコースティック・オーケストレーション」のデモ映像に用い
られた音楽でした。当アルバムに収録されているのは、1972年にセッション録
音されたCBS音源の2chマスターを基に、TV番組でグールドが実際に出している
ミキシングの指示に合わせて、リヴァーブを増減させて制作されたニュー・リ
ミックス版です。
1976年-1977年にかけて録音されたシベリウスの作品集は、このスクリアビンの
手法を一層推し進めたもので、こちらはグールド自身によって彼の構想通りの
ミキシングが完成されています。

8872542393-2 2枚組 ¥1550
DISC1
・イントロダクション-『北の理念』より 「グレン・グールドです」
[1967年]*
・「ゴールドベルク変奏曲」より アリア[1955年録音]
・イタリア風アリアと変奏イ短調BWV903[1971年]
・ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第2番ニ長調BWV1028より
[1973年]
第1楽章アダージョ、第2楽章アレグロ
レナード・ローズ(チェロ)
・協奏曲ニ短調(マアルチェッロのオーボエ協奏曲による)BWV974[1979年]
・ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第2番ニ長調BWV1028より
[1973年]
第3楽章アンダンテ・ウン・ポーコ、第4楽章プレスト
レナード・ローズ(チェロ)
・「6つの小プレリュード」より プレリュードハ長調BWV933[1979年]
・「インヴェンションとシンフォニア」より [1964年]
インヴェンション第1番ハ長調BWV772、シンフォニアハ長調BWV787
・「平均律クラヴィーア曲集第1巻」より 前奏曲とフーガ ハ長調BWV846
[1962年]
・フーガの技法BWV1080より
 コントラプンクトゥス第1番(抜粋)**[1962年]
 コントラプンクトス第1番(全曲)[1974年]
・イタリア協奏曲ヘ長調BWV971[1959年]
・ピアノ協奏曲第5番ヘ短調BWV1056[1958年]
・ゴールドベルク変奏曲BWV988より アリア・ダ・カーポ[1981年]
DISC2
・イントロダクション-『北の理念』より 
「グレン・グールドです」*[1967年]
・ギボンズ:幻想曲ハ短調[1971年]
・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調作品15より
第1楽章(カデンツァ:グールド)[1958年]
 ウラディミール・ゴルシュマン指揮コロンビア交響楽団
・シェーンベルク:3つのピアノ曲作品11より 第1曲[1958年]
・ヘンデル:組曲第3番ニ短調HMV428より*** 第1曲、第2曲[1972年]
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491より 
第3楽章アレグレット[1961年]
 ワルター・ジュスキント指揮CBC交響楽団
・ベートーヴェン-リスト編:交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」より 
第1楽章[1968年]
・ハイドン:ピアノ・ソナタ第51番ニ長調Hob.XVI:51[1980年]
・モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331より 
第3楽章「トルコ行進曲」[1965年&1970年]
・ブラームス:間奏曲変ホ短調作品118-6[1960年]
・スクリアビン:2つの小品作品57 [1972年]
第1曲:欲望 第2曲:舞い踊る愛撫
・ベートーヴェン:バガテル作品126より 第4番ロ短調[1974年]
・ワーグナー-グールド編:
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲[1973年]
グレン・グールド(ピアノ、ナレーション*、オルガン**、チェンバロ***)
EU盤未定完全生産限定盤 ハードカヴァー・ブック仕様
音で辿る天才ピアニストの生涯―――未発表写真を満載した60ページのハード
カヴァー・ブック仕様スペシャル・パッケージ。
グールドがソニー・クラシカルに残した多数の録音で、その独特の生涯と音楽
観を辿ることのできる2枚組です。DISC1はバッハ、そしてDISC2はバッハ以外の
作曲家の作品。いずれもグールド本人による「グレン・グールドです」という
ナレーションで始まり、起伏のある曲目構成で聴き手はグールドの多彩な演奏
へと誘われます。60ページのハードカヴァー・ブックには、グールドの未発表
写真が多数掲載されるほか、A-Zまでの「グレン・グールド・ディクショナリ
ー」が掲載されています。



<RCA Red Seal>
88725452192 30枚組 ¥3150
完全生産限定盤
※音源:*印はRCA、他はArte Nova
【CD1】
J・ S・バッハ:『ゴルトベルク変奏曲B WV.988』
-エカテリーナ・デルシャヴィーナ(P)
【CD2】
ベートーヴェン:『交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」』
-デイヴィッド・ジンマン(指揮)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
【CD3】
ベルリオーズ:『幻想交響曲』
-エイドリアン・リーパー(指揮)グラン・カナリア・フィラルモニカ管弦楽団
【CD4】
ビゼー:『歌劇「カルメン」(ハイライト)』
-ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団*
【CD5】
ブラームス:『ドイツ・レクィエム』
-クリスティアン・マンデール(指揮)
ブカレスト・ジョルジュ・エネスコ・フィルハーモニー管弦楽団
【CD6】
ブルックナー:『交響曲第9番』
-若杉弘(指揮)ザールブリュッケン放送交響楽団
【CD7】
ショパン:『 24の前奏曲』-アンドレイ・ニコルスキー(P),
『夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2』
『アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22』
『バラード第1番ト短調Op.23』『ワルツ第6&7番Op.64-1&2』
-リッカルド・カストロ( P),
【CD8】
ドヴォルザーク:
『交響曲第9番ホ短調「新世界より」』『スラヴ舞曲Op.72より』
-エイドリアン・リーパー(指揮)グラン・カナリア・フィラルモニカ管弦楽団
【CD9】
ヘンデル:『水上の音楽』『合奏協奏曲Op3-3』
-ロス・ポープル(指揮)ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団
【CD10】
ハイドン:『交響曲第93-95番』
-ロス・ポープル(指揮)ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団
【CD11】
リスト:『ピアノ協奏曲第1&2番』
-ゲルハルト・オピッツ( P)ロベルト・アバド(指揮)バンベルク交響楽団*
【CD12】
マーラー:『交響曲第1番「巨人」』
-エイドリアン・リーパー(指揮)グラン・カナリア・フィラルモニカ管弦楽団
【CD13】
メンデルスゾーン:『交響曲第1&4番』
-ロス・ポープル(指揮)ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団
【CD14】
モーツァルト:
『セレナード第13番ト長調K. 525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」』
『セレナード第6番ニ長調K .239「セレナータ・ノットゥルナ」』
『ディヴェルティメント第1 1番ニ長調K .251』
-ヴォルフディーター・マウラー(指揮)
イースト・オブ・イングランド管弦楽団
【CD15】
ムソルグスキー:『展覧会の絵』(原曲とラヴェル管弦楽編曲版)
-アルカディ・セヴィドフ(P),
ザミュエル・フリードマン(指揮)ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
【CD16】
オルフ:『カルミナ・ブラーナ』
-ロス・ポープル(指揮)ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団
タリス室内合唱団,他
【CD17】
ペルゴレージ:『スターバト・マーテル』
-ステファニー・コポインツ(Sp)ガブリエラ・ベッセニー(A)
ヴォルフガング・グレース(指揮)ヨーロッパ・シンフォニー
【CD18】
ラヴェル:『ダフニスとクロエ第2組曲』『スペイン狂詩曲』『ボレロ』
-エイドリアン・リーパー(指揮)グラン・カナリア・フィラルモニカ管弦楽団,
『ピアノ協奏曲ト長調』
-ミヒャエル・リシェ(P))イスラエル・イーノン(指揮)WDRケルン放送交響楽団
【CD19】
ロッシーニ:
『序曲集(「アルジェのイタリア女」「セビリャの理髪師」「チェネレントラ」
「どろぼうかささぎ」「セミラーミデ」「コリントの包囲」
「ウィリアム・テル」 )
-グスタフ・クーン(指揮)
マルキッジアーナ・マルキッジアーナ・フィル管弦楽団
【CD20】
サン=サーンス:『動物の謝肉祭』『七重奏曲Op.65』
-ロス・ポープル(指揮)ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団員
【CD21】
シューベルト:『ピアノ五重奏曲「ます」』
-ミュンヘン・ピアノ三重奏団,他,
『交響曲第8(7 )番ロ短調D. 759「未完成」』
-ギュンター・ヴァント(指揮)ケルン放送交響楽団*
【CD22】
シューマン:『序奏とアレグロ・アパッショナート ト長調Op.92』
-アルノルト・エストマン(指揮)南西ドイツ放送交響楽団,
『 4つのホルンのためのコンツェルトシュテュックヘ長調Op.86』
-ヘルマン・バウマン・ホルン四重奏団,
ハンス・フォンク(指揮)南西ドイツ放送交響楽団,
『交響曲第1番変ロ長調Op .38「春」』
-マレク・ヤノフスキ(指揮)南西ドイツ放送交響楽団,
【CD23】
ショスタコーヴィチ:『交響曲第1 1番ト短調Op.103「1905年」』
-デイヴィッド・モンゴメリー(指揮)イェナ・フィルハーモニー管弦楽団
【CD24】
シベリウス:
『ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47』『交響曲第5番変ホ長調Op.82』
-ステファニー・ゴンリー(Vn),エイドリアン・リーパー(指揮)
グラン・カナリア・フィラルモニカ管弦楽団
【CD25】
スメタナ:『連作交響詩「わが祖国」』
-ウーヴェ・ムント(指揮)京都市交響楽団
【CD26】
ヨハン・シュトラウス:『ワルツ、ポルカ、序曲集』
-エーリヒ・ビンダー(指揮)ヨハン・シュトラウス管弦楽団
【CD27】
R・シュトラウス:
『交響詩「ドン・ファン」 Op.20』
『交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 Op.28』
『交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」 Op.30』
-デイヴィッド・ジンマン(指揮)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
【CD28】
チャイコフスキー:
『交響曲第4番ヘ短調O 36』『組曲「くるみ割り人形」 Op 71』
-ザミュエル・フリードマン(指揮)タタルスタン国立交響楽
【CD28】
チャイコフスキー:
『交響曲第4番ヘ短調Op.36』『組曲「くるみ割り人形」Op.71a』
-ザミュエル・フリードマン(指揮)タタルスタン国立交響楽団
【CD29】
ヴィヴァルディ:『協奏曲集「四季」』『協奏曲集Op.3-11』
-フローリン・パウル(Vn)エミール・クライン(指揮)ハンブルク・ソロイツス
【CD30】
ワーグナー:
『ニュルンベルクのマイスタージンガー』『ローエングリン』
『トリスタンとイゾルデ』『パルジファル』『さまよえるオランダ人』
『ワルキューレ』より管弦楽曲集
-エイドリアン・リーパー(指揮)グラン・カナリア・フィラルモニカ管弦楽団
クラシックビギナーにもおすすめのお買い得 30枚組ボックス。
時代を超えて愛され続けるバッハ、ワーグナー、ベートーヴェン、モーツァル
ト等の 30人の大作曲家の人気の高い名曲を、作曲家ごとに厳選収録した 30枚
組ボックスです。アルテ・ノヴァ・レーベルのデジタル録音音源を使用し(一部
RCA音源を使用)、ヴァント、ジンマン、カラヤン等の 名演を収録。クラシッ
ク音楽の尽きることのない深い感動の世界を満喫させてくれる 名曲コレクショ
ンです。

88691963962 ¥1550
ジモーネ・ケルメス-ドラマティック・イタリア・バロック・オペラ・アリア集
ジュゼッペ・デ・マーヨ:
『歌劇「アリアンナとテセオ」より「 Per trionfar pugnando」』
ニコラ・ポルポラ:
『歌劇「ポリフェーモ」より「 Alto Giove」』
『歌劇「ミトリダーテ」より「 Vedra turbato il mare」』
『歌劇「アグリッピーナ」より「 Tacel'augello」』
『歌劇「イル・ゲルマニコ」より「 Empi se mai disciolgo」
「 Se doppo ria procella」』
『歌劇「オーリードのイフィゲニア」より「 Le limpid'onde」』 ,
レオナルド・レオ:
『歌劇「パルミラのゼノビア」より「 Son qual nave in ria procella」』
ヨハン・アドルフ・ハッセ:
『歌劇「オリンピアーデ」より「 Consola il genitore」』
ペルゴレージ:『歌劇「シリアのハドリアヌス」より「 Sul mio cor」』
ヘンデル:
『歌劇「リナルド」より「 Lascia ch'iOpianga(私を泣かせてください)」』
ジモーネ・ケルメス(Sp),
ラ・マニフィカ・コムニタ(ピリオド楽器アンサンブル)
〔録音〕 2012年1月1 2-1 6日、ベルリン、マイスターザール
(デジタル:セッション)
ジモーネ・ケルメスは、ライプツィヒで学んだ後、様々な国際コンクールで賞
を受賞。1996年からドイツの歌劇場を中心に活動を本格的に開始し、やがて古
楽から前期ロマン派までのピリオド・アプローチによるレパートリーを中心に
活躍、その歌声とドラマティックな表情表現は絶賛をあびています。また様々
なレーベルで録音を行い多数の賞を受賞しており、最近では『 Colori
d’Amore: 88697789202』で、 2011年度エコー・クラシック最優秀賞女声歌手
部門で受賞しています。このアルバムでは、当時オペラ作曲家として 名声の高
かったニコラ・ポルポラのオペラを中心としたもので、高度で鮮やかなコロラ
トゥーラの技巧には唖然とするばかり。今回バックを務めるアンサンブル「ラ
・マニフィカ・コムニタ」は、ブリリアント・レーベルなどでボッケリーニや
ヴィヴァルディなどの作品を多く録音をしており、勢いの中にロマンティック
な解釈を織り込んだ爽やかな演奏が特徴。このアルバムでもジモーネ・ケルメ
スのドラマティックな表現に最適なサポートを成し遂げています。


★グレン・グールド生誕80年・没後30年アニヴァーサリー・リリース★
グールドがソニー・クラシカルに残した全スタジオ録音が20巻で登場。
1955年6月、ニューヨークの 30丁目スタジオで録音されたバッハの「ゴール
ドベルク変奏曲」に始まり、亡くなる数週間前の1982年9月、ニューヨークの
RCAスタジオで録音されたR.シュトラウスのピアノ・ソナタに至るまで、グレン
・グールドはLPにして約70枚分の録音を残した。バッハの鍵盤楽器用独奏曲と
協奏曲の大半、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲とピアノ・ソナタの大半、
モーツァルトのピアノ・ソナタ全曲から、ブラームス、ワーグナーのピアノ曲
・編曲、シェーンベルクのピアノ曲と歌曲、あるいは20世紀カナダのピアノ曲
までを幅広く含むグールドのスタジオ録音は、グールドの音楽遺産として真っ
先に指折られるべき個性的な演奏ぞろいです。
アニヴァーサリー・イヤーに当たってリリースされるこの20タイトルからなる
新シリーズは、その全スタジオ録音をほぼ作曲家/作品/時代別に2枚組-6枚組
に再構成しカップリングしなおし、お買い得なバジェット・プライスで発売す
るものです。
Volume19は、グールドが1957年と1959年にザルツブルク、モスクワ、レニング
ラードで行った演奏のライヴ・レコーディングを集めた2枚組です。
Volume12のブラームス・アルバムには、これまで日本でしかCD化されていなか
った1959年録音の間奏曲イ長調が含まれています。


88725411822 2枚組 ¥880
バッハ:
DISC 1
ゴールドベルク変奏曲B WV988(録音:1955年/ MONO)
平均律クラヴィーア曲集第2巻より第1 4番嬰ヘ短調B WV883-フーガ、
第9番ホ長調B WV878-フーガ(1957年/ MONO)
DISC 2
ゴールドベルク変奏曲B WV988(1981年/デジタル録音)


88725411882 3枚組 ¥1050
バッハ:
DISC 1
インヴェンションとシンフォニア BWV772-8 01(録音:1964年)
DISC 2
トッカータニ長調B WV912/トッカータ嬰ヘ短調B WV910
トッカータ ニ短調B WV913
DISC 3
トッカータ ハ短調B WV911/トッカータ ト短調B WV915
トッカータ ト長調B WV916/トッカータ ホ短調B WV914
(1963年、1976年、1979年)


88725411892 4枚組 ¥1450
バッハ:
イギリス組曲(全6曲)(録音:1971年、1973年、1974年、1975年、1976年)
DISC 1
第1番イ長調B WV806/第2番イ短調B WV807/第3番ト短調B WV808
DISC 2
第4番ヘ長調B WV809/第5番ホ短調B WV810/第6番ニ短調W WV811
DISC 3
フランス組曲(全6曲)(1972年、1973年)
第1番ニ短調B WV812/第2番ハ短調B WV813/第3番ロ短調B WV814
第4番変ホ長調B WV815
DISC 3
第5番ト長調B WV816/第6番ホ長調B WV817
フランス風序曲ロ短調B WV831(1971年、1973年)


88725412692 4枚組 ¥1450
バッハ:
DISC 1, DISC 2
平均律クラヴィーア曲集第1巻(前奏曲とフーガ第1番BWV846-第24番BWV869)
DISC 3, DISC 4
平均律クラヴィーア曲集第2巻(前奏曲とフーガ第1番BWV870-第24番BWV893)
(録音:1962年、1963年、1965年、1966年、1967年、1969年、1971年)


88725412772 4枚組 ¥1450
バッハ:パルティータ(全6曲)(録音:1957年、1959年、1962年、1963年)
DISC 1
第1番変ロ長調BWV825/第2番ハ短調BWV826/第3番イ短調BWV827/
第4番ニ長調BWV828
DISC 2
第5番ト長調BWV829(MONO/ただし第1曲・第7曲はステレオ)
/第6番ホ短調BWV830(MONO/ただし第1曲・第7曲はステレオ)
プレリュードとフーガイ短調BWV895/プレリュードとフゲッタニ短調BWV899
/プレリュードとフゲッタホ短調BWV900/プレリュードト長調BWV902/1a
DISC 3
半音階幻想曲ニ短調BWV903/幻想曲(とフーガ)ハ短調BWV906/
幻想曲ト短調BWV917/幻想曲ハ短調BWV919/9つの小プレリュードより6曲
6つの小プレリュード(BWV933-938)/イタリア協奏曲ヘ長調BWV971(1959年録音)
DISC 4
イタリア協奏曲ヘ長調BWV971(1981年デジタル録音)
協奏曲ニ短調(マルチェルロのオーボエ協奏曲による)BWV974
イタリア風アリアと変奏 イ短調BWV989/フーガハ長調BWV952/
フゲッタハ短調BWV961/フーガハ長調BWV953
(録音:1959年、1971年、1979年、1980年、1981年)
フーガの技法BWV1080よりコントラプンクトゥス第1番-第9番(オルガン:1962年)


88725412802 2枚組 ¥880
バッハ:
DISC 1
ピアノ協奏曲第1番ニ短調BW V1052(MONO)/ピアノ協奏曲第2番ホ長調BW V1053
ピアノ協奏曲第3番ニ長調BW V1054
DISC 2
ピアノ協奏曲第4番イ長調BW V1055/ピアノ協奏曲第5番ヘ短調BW V1056
ピアノ協奏曲第7番ト短調BW V1058(1957年、1958年、1967年、1969年)
レナード・バーンスタイン(指揮)コロンビア交響楽団(第1番)
ウラディミール・ゴルシュマン(指揮)コロンビア交響楽団(第2番-5番、第7番)


88725412822 2枚組 ¥880
バッハ:
ヴァイオリンとチェンバロのための6つのソナタ BWV1014-1 019
(録音:1975年、1976年)
DISC 1
第1番ロ短調B WV1014/第2番イ長調B WV1015/第3番ホ長調B WV1016/
第4番ハ短調B WV1017
DISC 2
第5番へ短調B WV1018/第6番ト長調B WV1019
ハイメ・ラレード(ヴァイオリン)
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための3つのソナタ BWV1027-1028
(録音:1973年、1974年)
第1番ト長調B WV1027/第2番ニ長調B WV1028/第3番ト短調B WV1029
レナード・ローズ(チェロ)


88725412862 6枚組 ¥1950
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
DISC 1
第1番ヘ短調Op.2-1/第2番イ長調Op.2-2/第3番ハ長調Op.2-3
DISC 2
第5番ハ短調Op.10-1/第6番ヘ長調Op.10-2/第7番ニ長調Op.10-3
DISC 3
第12番変イ長調Op.26「葬送」/第8番ハ短調Op.13「悲愴」
/第9番ホ長調Op.14-1/第10番ト長調Op.14-2/第13番変ホ長調Op.27-1
第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」
DISC 4
第15番ニ長調Op.28「田園」/第23番ヘ短調Op.57「熱情」
DISC 5
第16番ト長調Op.31-1/第17番ニ短調Op.31-2「テンペスト」
/第18番変ホ長調Op.31-3
DISC 6
第30番ホ長調Op.109(MONO) /第31番変イ長調Op.11(MONO)
/第32番ハ短調Op.111(MONO)


88725412872 2枚組 ¥880
ベートーヴェン:
DISC 1
創作主題による32の変奏曲ハ短調 WoO.80
創作主題による6つの変奏曲ヘ長調 Op.34
エロイカの主題による15の変奏曲とフーガ変ホ長調 Op.35
DISC 2
7つのバガテル Op.33/6つのバガテル Op.126
ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調Op.78「テレーズ」


88725412882 3枚組 ¥1050
ベートーヴェン:
DISC 1
ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
-ヴラディーミル・ゴルシュマン(指揮)コロンビア交響楽団
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
-レナード・バーンスタイン(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック
DISC 2
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19(MONO)
ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
-レナード・バーンスタイン(指揮)コロンビア交響楽団
DISC 3
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
-レオポルド・ストコフスキー(指揮)アメリカ交響楽団


88725412892 2枚組 ¥880
DISC 1
ベートーヴェン(リスト編):交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
ベートーヴェン(リスト編):交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」-第1楽章
DISC 2
ワーグナー:ジークフリート牧歌 (オリジナル編成による演奏)
-グレン・グールド(指揮)トロント交響楽団員
ワーグナー(グールド編):
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」-第1幕への前奏曲
ワーグナー(グールド編):
楽劇「神々の黄昏」より「夜明けとジークフリートのラインへの旅」
ワーグナー(グールド編):ジークフリート牧歌


88725412902 2枚組 ¥880
ブラームス:
DISC 1
4つのバラード Op.10/2つのラプソディ Op.79
DISC 2
間奏曲集
変ホ長調Op.117-1/変ロ短調Op.117-2/嬰ハ短調作品Op.117-3
変ホ短調Op.118-6/ホ長調Op.116-4/イ短調Op.76-7/イ長調Op.76-6
ロ短調Op .119-1/イ短調Op.118-1/イ長調Op.118-2(1960年録音)
間奏曲イ長調Op.118-2(1959年録音)


88725412932 2枚組 ¥880
ハイドン:ピアノ・ソナタ集
DISC 1
第42番ニ長調H ob.XVI:42/第48番ハ長調H ob.XVI:48
第49番変ホ長調H ob.XVI:49(1981年録音)
DISC 2
第50番ハ長調H ob.XVI:50/第51番変ホ長調H ob.XVI:51
第52番変ホ長調H ob.XVI:52/第49番変ホ長調H ob.XVI:49(1958年MONO録音)


88725413572 4枚組 ¥1450
ヒンデミット:
DISC 1
ピアノ・ソナタ 第1番/ピアノ・ソナタ 第2番/ピアノ・ソナタ 第3番
DISC 2
トランペット・ソナタ
-ギルバート・ジョンソン(トランペット)
バス・チューバ・ソナタ-エイブ・トーチンスキー(バス・チューバ)
DISC 3
ホルン・ソナタ-メーソン・ジョーンズ(ホルン)
アルト・ホルン・ソナタ-メーソン・ジョーンズ(ホルン)
トロンボーン・ソナタ-ヘンリー・チャールズ・スミス(トロンボーン)
DISC 4
歌曲集「マリアの生涯」-ソクソラーナ・ロスラック(ソプラノ)


88725413592 5枚組 ¥1550
ピアノ・ソナタ全集
DISC 1
第1番ハ長調K.279/第2番ヘ長調K.280/第3番変ロ長調K.281
第4番変ホ長調K.282/第5番ト長調K.283/第6番ニ長調K.284
DISC 2
第7番ハ長調K.309/第8番イ短調K.310/第9番ニ長調K.311
第10番ハ長調K.330(1970年録音)
DISC 3
第11番イ長調K.331「トルコ行進曲付き」/第12番ヘ長調K.332
第13番変ロ長調K.333/第14番ハ短調K.457
DISC 4
第15番ハ長調K.545/第16番変ロ長調K.570/第17番ニ長調K.576
第18番ヘ長調K.533+4 94/幻想曲ハ短調 K.475/幻想曲ニ短調 K.397
DISC 5
ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
-ロバート・クラフト(指揮) CBC交響楽団
ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330(1958年MONO録音)
幻想曲とフーガ ハ長調 K.394(MONO)


88725413642 4枚組 ¥1450
シェーンベルク:
DISC 1
3つのピアノ曲 Op.11/5つのピアノ曲 Op.23/ 6つのピアノ小品 Op.19
ピアノ組曲 Op. 25/2つのピアノ小品Op.33a & b
DISC 2
ピアノ協奏曲 Op.42-ロバート・クラフト(指揮) CBC交響楽団
ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 Op.47
-イズラエル・ベイカー(ヴァイオリン)
ナポレオン・ボナパルトに寄せる頌歌Op.41 
-ジュリアード弦楽四重奏団、ジョン・ホートン(語り)
DISC 3
歌曲集
2つの歌曲 Op.1/4つの歌曲 Op.2/歌曲集「架空庭園の書」 Op.15
DISC 4
6つの歌曲 Op.3/2つのバラード Op.12/3つの歌曲 Op.48/2つの歌曲 Op.14
2つの歌曲/8つの歌曲 Op.6
-ドナルド・グラム(バス・バリトン)、エレン・フォール(ソプラノ)、
ヘレン・ヴァンニ(メッゾ・ソプラノ)、コーネウス・オプトフ(バルトン)


88725413702 2枚組 ¥880
R・シュトラウス:
DISC 1
オフィーリアの3つの歌Op.67-エリーザベト・シュヴァルツコップ(Sp)
イノック・アーデン Op.38-クロード・レインズ(朗読)
DISC 2
ピアノ・ソナタロ短調 Op.5/ 5つのピアノ小品 Op.3


8872541372 2枚組 ¥880
DISC 1
バード:パヴァーヌとガイヤルド第1番
ギボンズ:幻想曲 ハ長調、アルマンド(イタリア風グラウンド)
バード:ヒュー・アシュトンのグラウンド、パヴァーヌとガイヤルド第6番
ギボンズ:ソールズベリー爵のパヴァーヌとガイヤルド
バード:ヴォランタリー
ギボンズ:セリンジャーのラウンド
DISC 2
ヘンデル:組曲第1-4番 HWV 426-4 29(チェンバロ)
スカルラッティ:
ソナタニ長調K.430(L463)、ニ短調K.9(L413)、ト長調K.13( L486)
C.P.E.バッハ:ヴュルテンベルク・ソナタ第1番イ短調 Wq. 49-1


88725413732 2枚組 ¥880
DISC 1
バッハ:ゴールドベルク変奏曲 BWV 988
(1959年8月25日、ザルツブルクでのライヴ録音/MONO)
バッハ:3声のシンフォニア-第5 ,14,11,10,15,7,6,12,13,3,4,8,9番
(1957年5月7日、モスクワでのライヴ録音/MONO)
DISC 2
バッハ:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 BWV1052
(1957年5月1 8日、レニングラードでのライヴ録音/MONO)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19
(1957年5月18日、レニングラードでのライヴ録音/MONO)
-ラディスラフ・スロヴァーク(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー交響楽団


88725413742 4枚組 ¥1450
DISC 1
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第3番
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番
スクリャービン:2つの小品
Op.57
DISC 2
グリーグ:ピアノ・ソナタ Op.7
シベリウス:3つのソナチネ Op.67、キュリッキ Op.41
DISC 3
ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1
クルシェネク:ピアノ・ソナタ第3番 Op.92-4
モラヴェッツ:幻想曲ニ短調
アンハルト:ファンタジア
エテュ:ピアノのための変奏曲 Op.8
ペントランド:影法師
DISC 4
シューマン:ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.47-ジュリアード四重奏団のメンバー
ビゼー:半音階的変奏曲、ノクターン第1番

<WARNER CLASSSICS>
7559.796219 ¥1400
『リゲティ:ピアノのためのエチュード 1-13番』
『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111』
ジェレミー・デンク(P)
《録音》2011年9月, ニューヨーク州立ニューヨーク大学パーチェス校パフォ
ーミング・アーツ・センター(デジタル:セッション)
ジェレミー・デンクは、幅広いレパートリーを持つ、今日の最も魅力的で説得
力のあるアーティストの一人として高い評価を得ています。1997年ニューヨー
クでデビュー以来、様々なオーケストラや室内楽での共演や、ジョシュア・ベ
ルの伴奏者として長年務めています。それだけでなく、文筆活動など作品解説
なども執筆しています。 このノンサッチへのデビュー盤は、彼の得意としてい
るリゲティの「エチュード」と、ベートーヴェンの「ソナタ32番」を間に挟ん
だ意欲的なプログラムです。 『このアルバムノ意義は、ベートーヴェンの時
代を超越した広大なキャンバスと、無限のリゲティの小さいビットの間にあり
ます。ほとんどすべてのエチュードは「無限」を訪問し、リゲティではカデン
ツの種類を基本としてほとんどそれを使用します。シンプルさから想像を絶す
る複雑さに変化していき、「静」から「動」へ、そして鍵盤の端から端にまで
使用する広大な音型に変化していきます。「無限」はいつも周りに存在し、不
可能ではないことを思い出させてくれます。ベートーヴェンのアリエッタ楽章
の終結部分でも、沈黙の無限の空間を感じさせてくれます』と、 彼自身この
アルバムについて語っています。

2564.660575 3枚組 ¥2500
ビゼー:歌劇『カルメン』(全曲)
ジェニファー・ラーモア(Ms:カルメン)
アンジェラ・ゲオルギュー(Sp:ミカエラ)
トーマス・モーザー(T:ドン・ホセ)
サミュエル・レイミー(Bs:エスカミーリョ)
ナタリー・ボワシー(Sp:フラスキータ)
ナターシャ・ペトリンスキー(Ms:メルセデス)
ウルリケ・ウールマン(A), ウルリッヒ・レス(T),
ジンタラス・ヴィスニャウスカス(T) ジャン=リュック・シャイニョー(Br),
ディーター・ミゼレ(Br), ニコラス・トゥリーズ(Br),
マウリツィオ・ムラーロ(Bs), ヤン・ツィンクラー(Bs),
ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)
バイエルン州立歌劇場管弦楽団
バイエルン州立歌劇場合唱団, バイエルン州立歌劇場少年合唱団
《録音》1995年12月, ゲルメリング、シュタットハレ(デジタル:セッション)
シノーポリのアプローチは、「カルメン」がもつローカル色や娯楽色を徹底的
に廃し、この作品の底辺に流れる情念の流れを、恐ろしいほどまでに抉り出し
ます。カルメン役のラーモアの濃厚な歌唱が見事で、モーザー、レイミー、ゲ
オルギューも、シノーポリの意図を理解した深みのある歌唱によって、このオ
ペラが含む様々な要素をバランスよく聴かせてくれます。傑作オペラの情念の
流れを、徹底的に抉り出した円熟のオペラ指揮者シノーポリ衝撃の演奏です。

2564.660580 2枚組 ¥1600
ブゾーニ:歌劇『嫁選び』
ジークフリート・フォーゲル(Bs: 商社顧問),
カロラ・ヘーン(Sp: アルベルティーネ),
グレアム・クラーク(T: トゥースマン),
ヴィンソン・コール(T: エートムント・レーゼン),
ペール・リンズコイ(T: ベンシュ),
ローマン・トレーケル(Br: レーオンハルト),
ギュンター・フォン・カンネン(Br: マナッセ),
ダニエル・バレンボイム(指揮),
ベルリン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
《録音》1992年11月, ベルリン国立歌劇場(デジタル:ライヴ)
巨匠バレンボイムの意欲作。 ブゾーニは生涯4つのオペラ作品を遺しています
が、その第1作にあたるのが『嫁選び』。巨匠バレンボイムが東西ドイツ統一
後のベルリン国立歌劇場音楽監督に就任した1992年に大きな話題を呼んだ公演
のライヴ録音です。完結版をそのまま演奏すると3時間を超える大作なのです
が、このライヴ演奏では一部をカットすることにより、音楽や演出に影響を与
えることなく締まった演奏となっており、ブゾーニ再評価を決定付ける話題作
です。

2564.660586 2枚組 ¥1600
ヤナーチェク:歌劇『イェヌーファ』(全曲:1908年ブルノ版)
カリタ・マッティラ(Sp: イェヌーファ),
アニヤ・シリヤ(Sp: コステルニチカ),
ヨルマ・シルヴァスティ(T: ラツァ・クレメニュ),
ジェリー:ハドレイ(T: シュテヴァ・ブリヤ),
エヴァ・ランドヴァ(A: ブリヤ家のおばあさん),
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
《録音》2001年10月, コヴェント・ガーデン王立歌劇場(デジタル:ライヴ)
「イェヌーファ」をめぐる恋のもつれに継母の嬰児殺しを絡ませた深刻な愛憎
劇。 歌劇はヤナーチェクが最も独創性が発揮された分野で、その特有の朗唱
スタイルは「シャルカ」「物語の始まり」に続くこの第3作目で確立されまし
た。カリタ・マッティラとアニヤ・シリヤの洞察力と叙情的な歌唱は、不可解
な性格の役柄をみごとに演じきっています。ハイティンクは、コヴェント・ガ
ーデンでの最後のシーズンで自分らしさを最大に発揮するために、すべてのオ
ペラのレパートリーから選択したこの作品。 ハイティンクは1908年版を用い
細部までスコアに注意をはかり、透明なテクスチャを見出すことに成功してい
ます。

2564.662119 ¥1600
『ヴィヴァルディ:フルート協奏曲ト短調Op10-2「夜」』
『ヘンデル:オーボエ協奏曲第3番ト短調HMV.287』
『マラン・マレ:歌劇「アルシオーヌ」より管弦楽組曲』
『ラモー:歌劇「カストルとポリュックス」より管弦楽組曲』
『ビーバー:「宗教的・世俗的弦楽曲集」より第1,8,10番』
ニコラウス・アーノンクール(指揮&Vc)
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
《録音》1973年6月26日, デン・ハーグ、ルター派教会[ステレオ:ライヴ]
1971年にテレフンケンと専属契約したアーノンクール。バッハのカンタータ全
集の開始や、フランスのレパートリーを取り上げた大プロジェクト。モンテ
ヴェルディの上演や、アメリカ・ツアーなどアーノンクールにとって最も忙し
かった時期。この時のヨーロッパ・ツアーの一環のオランダ音楽祭に出演した
時のライヴ録音です。彼らの初期の頃の各パート1人による小編成での演奏で、
様々な描写を大胆に表現した演奏が繰り広げられています。ここで使用されて
いるフラウト・トラヴェルソは、フリードリヒ大王が使用していたオリジナル
のままのものです。初CD化。

2564.660467 ¥1080
ハイドン:
『ミサ曲第7番ハ長調「戦時のミサ(パウケン・ミサ)」Hob.XXII-9』」
『サルヴェ・レジナ第2番ト短調Hob.XXIIIb-2』
ドロテア・レシュマン(Sp), エリザベト・フォン・マグヌス(Ms),
ヘルベルト・リッペルト(T), オリヴァー・ウィドマー(Br),
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス,
アルノルト・シェーンベルク合唱団
《録音》1996年7月, グラーツ [デジタル:ライヴ]
「戦時のミサ」は、ロンドンからウィーンに帰ったハイドンが、新しい君主ニ
コラウス2世の命で作曲したミサ曲のひとつ。「ミサの言葉を用いた声楽とオ
ーケストラのための交響曲」といわれるように、ハイドン晩年の充実ぶりを伝
える作品です。 「サルヴェ・レジナ」では、4人の独唱者が様々な組み合わせ
で歌い進まれていき、イタリア風の劇的な表情に富んだ作品です。アーノンク
ールのハイドンの解釈は、ベートーヴェンを経て現代へと連なる響きの世界で
考えており、その確信に満ちた表情には感心させられます。

2564.660448 6枚組 ¥5400
ピエール=ローラン・エマール ザ・ワーナー・レコーディングズ
【Disc1】
ドビュッシー:『映像第1&2集』『練習曲集第1&2巻』
【Disc2】
アイヴズ:
『ピアノ・ソナタ第2番「マサチューセッツ州コンコード」(ヴィオラとフルー
ト付版)』 『2台のピアノのための3つの4分音作品』
リゲティ:
『「ピアノのためのエチュード」-「ファンファーレ」「鋼鉄」
「組み合わせ模様」「イリナのために」 「A bout de souffle」「カノン」』
【Disc3&4】
メシアン:『幼な児イエスにそそぐ20の眼差し』
【Disc5】
ラヴェル:『夜のガスパール』
エリオット・カーター:
『ナイト・ファンタジーズ』『2つのダイヴァージョン』『90+』
ブーレーズ:
『フルートとピアノのためのソナティネ』『ピアノ・ソナタ第1番』
【Disc6】
ベルク:『ピアノ・ソナタ』
ベートーヴェン:『ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」』
リスト:『2つの伝説-第2曲「波の上を歩くパウラの聖フランソワ」
ドビュッシー:『水の反映』『金色の魚』
リゲティ:
『「ピアノのためのエチュード」-「開放弦」「ワルシャワの秋」
「魔法使いの弟子」』
メシアン:『聖母の最初の聖体拝領』
ドビュッシー:『練習曲集第1巻-第6番「8本の指のために」』
ピエール=ローラン・エマール(P)
タベア・ツィンマーマン(Va:Disc2),
エマニュエル・パユ(Fl:Disc2), アレクセイ・リュビモフ(P:Disc2),
ソフィー・シェリエ(Fl:Disc5)
《録音》1991-2005年
現代フランス最高のピアニスト、ピエール=ロラン・エマール。 J.S.バッハか
ら21世紀の音楽まで広範なレパートリーを自在に駆使し、次々と驚嘆すべきプ
ログラムを発表、常に高い意識と意欲で演奏活動を続けています。Teldecや
Eratoに録音された20世紀の音楽は、どれもエマールらしい独創性の高いプロ
ジェクトといえるでしょう。繊細な弱音から激しく鋭い打鍵。さざ波のような
ささやきからどっしりと重く暗い音色まで、完璧に表現された超絶技巧の20世
紀100年分の新音楽を、エマールの思索に直接触れることができるアルバム集
です。

2564.660745 15枚組 ¥6650
ベートーヴェン:ピアノ・ソロ作品全集
【Disc1】
『第3番ハ長調Op.2-3』『第4番変ホ長調Op.7』『第6番ヘ長調Op.10-2』
『第9番ホ長調Op.14-1』
【Disc2】
『第1番ヘ短調Op.2-1』『第8番ハ短調Op.13「悲愴」』
『第10番ト長調Op.14-2』『第11番変ロ長調Op.22』
【Disc3】
『第7番ニ長調Op.10-3』『第13番変ホ長調Op.27-1』
『第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」』 『第16番ト長調Op.31-1』
【Disc4】
『第2番イ長調Op.2-2』『第12番変イ長調Op.26「葬送」』
『第18番変ホ長調Op.31-3』『第27番ホ短調Op.90』
【Disc5】
『第15番ニ長調Op.28「田園」』『第19番ト短調Op.49-1』
『第20番ト長調Op.49-2』 『第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」』
『第22番ヘ長調Op.54』
【Disc6】
『第17番ニ短調Op.31-2「テンペスト」』『第23番ヘ短調Op.57「熱情」』
『第24番嬰ヘ長調Op.78「テレーゼ」』 『第25番ト長調Op.79』
『第26番変ホ長調Op.81a「告別」』
【Disc7】
『第5番ハ短調Op.10-1』『第28番イ長調Op.101』『第30番ホ長調Op.109』
『第31番変イ長調Op.110』
【Disc8】
『第29番変ロ長調Op.106「ハンマークラヴィーア」』『第32番ハ短調Op.111』
【Disc9】
『7つのバガテルOp.33』『11の新バガテルOp.119』
『アレグレット(バガテル)ハ長調WoO.56』 『バガテル ハ短調WoO.52』
『6つのバガテルOp.126』
【Disc10】
『ドレスラーの行進曲による9つの変奏曲ハ短調WoO.63』
『スイスの歌による6つの易しい変奏曲ヘ長調WoO.64』
『リギーニのアリエッタ「恋人よ来たれ」による24の変奏曲ニ長調WoO.65』
『ディッタースドルフの歌劇「赤ずきん」の主題による13の変奏曲イ長調
WoO.66』
『ハイベルのバレエ「妨げられた結婚」の「ヴィガーノ風のメヌエット」に
よる12の変奏曲ハ長調WoO.68』
【Disc11】
『パイジエッロの「水車屋の娘」の「田舎の恋は」の主題による9つの変奏曲
イ長調WoO.69』
『パイジエッロの喜歌劇「粉屋の娘」の二重唱「ネル・コル・ピウ」による
6つの変奏曲ト長調WoO.70』
『ヴラニツキーのバレエ「森の娘」のロシア舞踏による12の変奏曲イ長調
WoO.71』
『グレトリーの歌劇「獅子王リシャール」のロマンス「燃える情熱」による
8つの変奏曲ハ長調WoO.72』
『サリエリの「ファルスタッフ」の「まさにその通り」の主題による10の
変奏曲WoO.73』
『ヴィンターの歌劇「中止された犠牲祭」の「子供よ、静かにお休み」による
7つの変奏曲ヘ長調WoO.75』
『ジュスマイアーの歌劇「ゾリマンII世」の「ふざけて、からかって」による
8つの変奏曲ヘ長調WoO.76』
『創作主題による6つの易しい変奏曲ト長調WoO.77』
【Disc12】
『イギリス国歌による7つの変奏曲ハ長調WoO.78』『「ルール・ブリタニア」
による5つの変奏曲ニ長調WoO.79』
『創作主題による32の変奏曲ハ短調WoO.80』
『創作主題による6つの変奏曲ヘ長調Op.34』
『「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガ変ホ長調Op.35』
『「トルコ行進曲」の主題による6つの変奏曲ニ長調Op.76』
【Disc13】
『主題と6つの変奏曲Op.105』『主題と10の変奏曲Op.107』
【Disc14】
『ディアベッリの主題による33の変奏曲ハ長調Op.120』
『「私はちょうど小さい小屋だ」による8つの変奏曲』
【Disc15】
『幻想曲ロ長調Op.77』『バガテル イ短調「エリーゼのために」WoO.59』
『「選帝侯ソナタ」第3番ニ長調WoO.47-3』『2つのロンドOp.51』
『ポロネーズ ト長調Op.89』
『アンダンテ ヘ長調「アンダンテ・ファヴォリ」WoO.57』
『アレグレット ハ短調WoO.53』
『ロンド・ア・カプリッチョ ト長調Op.129「失われた小銭をめぐる興奮」』
『アレグレット・クワジ・アンダンテ ト短調WoO.61a』
ルドルフ・ブッフビンダー(P) /ヴォルフガング・シュルツ(Fl:Disc13)
《録音》1976-1982年
「ウィーン・ピアノ流派」の後継者の頂点に存在するピアニスト、ブッフビン
ダー。 ブッフビンダーは、2010-2011年に、ピアノ・ソナタ全曲をライヴで再
録音していますが、彼が30歳代にTeldecにセッションで録音した全集は、「完
璧なメカニカルな技術」「20世紀のベートーヴェン・ソナタの金字塔」と高く
評価された、全集として楽曲の魅力を浮き立たせることに見事に成功した録音
盤です。ベートーヴェンのピアノ作品は、「ピアノの新約聖書」とよばれるソ
ナタばかりが目立っていますが、CD7枚分ものあまり演奏・録音されない作品
までも収録されており、特に多数の「変奏曲」ではストレートなアプローチで
の演奏ながら、テクニックによる様々な変奏の変幻に驚かせられるでしょう。
ここに収録された音源はしばらく入手困難だったため、今回の再発売は朗報で
しょう。

2564.660542 5枚組 ¥4350
ダニエル・ホープ ワーナー・レコーディングズ
【Disc1】
J・S・バッハ:
『ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV.1041』
『ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV.1042』
『2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043』
『ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV.1050』
【Disc2】
モーツァルト:
『ピアノ協奏曲第16番ニ長調K.451』
『ヴァイオリン・ソナタ第35番ト長調K.379』
『ピアノとヴァイオリンのための協奏曲ニ長調K.Anh.56(315f)〔未完〕』
【Disc3】
『ベルク:ヴァイオリン協奏曲』
『ブリテン:ヴァイオリン協奏曲Op.15(新校訂版)』
『ジョン・フォウルズ:崇拝「エレジー」Op.18(ヴァイオリンとオーケストラ
のための音楽詩第4番 ヨーゼフ・ヨアヒムの思い出に捧ぐ)*』
【Disc4】
ショスタコーヴィチ:
『ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.77』
『ヴァイオリン協奏曲第2番嬰ハ短調Op.129』
『映画音楽「馬ばえ」Op.97よりロマンス』
【Disc5】
『ラヴィ・シャンカール:「ラーガ・ピール」「スワラ=カーカリ」』
『ラヴェル:「ツィガーヌ」(オリジナル・ヴァージョン)』
『ファリャ:「7つのスペイン民謡」より』
『バルトーク:ルーマニア民俗舞曲』
『シュニトケ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ1955』
ダニエル・ホープ(Vn)
【Disc1】マリエケ・ブランケステイン(Vn), ジャイメ・マルティン(Fl),
クリスティアン・ベザイデンホウト(Cemb), ヨーロッパ室内管弦楽団
【Disc2】セバスティアン・クナウアー(P),
ロジャー・ノーリントン(指揮), カメラータ・ザルツブルク
【Disc3】ポール・ワトキンス(指揮), BBC交響楽団/サカリ・オラモ(指揮),
バーミンガム市交響楽団*
【Disc4】マキシム・ショスタコーヴィチ(指揮), BBC交響楽団
【Disc5】セバスティアン・クナウアー(P),
アソーク・チャクラパルティ(タブラ),
ジルダ・セバスティアン(タンブーラ), ガウラブ・マズンダール(シタール)
《録音》2003-2005年[デジタル]
ダニエル・ホープは、1974年南アフリカのダーバンに生まれたイギリス人ヴァ
イオリニスト。 4歳よりヴァイオリンを始め、英国王立音楽大学でイツァーク
・ラシュコフスキー、フェリックス・アンドリェフスキー、グリゴリー・チス
リンに、英国王立音楽院でザハール・ブロンに師事。10歳でイギリスのテレビ
に出演し、コントラバス奏者ゲーリー・カーとショスタコーヴィチの作品を共
演しました。翌年、ユーディ・メニューインの招きにより、ドイツのテレビで
バルトークのデュオを共演した。これを契機にメニューインとは60回を越す共
演を重ね、彼の最後のコンサートにも出演しました。これまで数多くの著名オ
ーケストラや一流演奏家たちと共演。2002年からは名門ボザール・トリオのメ
ンバーとして各国のツアーに参加、2005年の50周年記念コンサートにも出演し
ました。現代音楽の分野での評価が高い彼ですが、ジャズやポピュラー、ワー
ルド・ミュージックのアーティストとの共演も多く、また音楽と言葉の結びつ
きなどのコンセプトでの企画への脚本、演奏での参加など非常に多岐にわたっ
た音楽活動を展開しています。このボックスでは、ワーナー・クラシックに録
音したものを全て収録したもので、ベルクとブリテンの協奏曲の録音は、イギ
リスのクラシカル・ブリット賞、ドイツ・レコード大賞、エコー・クラシック
賞を受賞。05年グラミー賞では2部門にノミネート、06年まで3年連続でエコー
賞を獲得しています。

2564.659887 2枚組 ¥1350
ヘンデル:牧歌劇「エイシスとガラテア」HWV.49a 1718年版(全曲)
ソフィー・デイヌマン(Sp), パトリシア・プティボン(Sp),
ポール・アグニュー(T), ジョゼフ・コーンウェル(T),
アンドルー・シンクレア(T), フランソワ・ピオリノ(T),
ダヴィド・ル・モニエ(Br), アラン・ユーイング(BS),
ウィリアム・クリスティ(指揮)
レザール・フロリサン
《録音》1998年5月, パリ、サル・ワグラム(デジタル:セッション)
後のシャンドス公の宮廷作曲家時代に書かれたもので、最初の劇的作品という
だけでなく、英語の台本によるイギリスの伝統的形式によった重要な作品です。
クリスティはこの作品を素朴な田園的雰囲気を歌手たちにも徹底し、軽快で爽
やかな音楽を作り出しています。

2564.659884 2枚組 ¥1350
モーツァルト:歌劇「後宮からの逃走」K.384(全曲)
クリスティーネ・シェーファー(Sp), パトリシア・プティボン(Sp),
イアン・ボストリッジ(T), イアン・ペイトン(T), アラン・ユーイング(Bs),
イェルク・レーヴ(語り),
ウィリアム・クリスティ(指揮)
レザール・フロリサン
《録音》1997年11月, パリ、ポイジー・ミュージック・センター
(デジタル:セッション)
モーツァルトがコンスタンツェとの結婚を控えた幸福の時期に書かれた作品。
楽譜どおりの速めなテンポと、知的にコントロールされた絶妙な間を組み込む
ことによって、フレッシュな音楽を響かせます。またトルコの異国趣味を混じ
えた音楽も全体に溌剌とさせ、演奏が一切気負わない自然体のしなやかな演奏
を聴かせてくれます。

2564.659880 ¥1350
パーセル:歌劇「ディドーとエネアス」(全曲)
ヴェロニク・ジャンス(Sp), ソフィー・マラン=デゴー(Sp),
ソフィー・ダヌマン(Sp), ガエラ・メシャリー(Sp), クレア・ブルア(Ms),
ジャン=ポール・フシェクール(T), ナタン・ベルク(Bs-Br),
ウィリアム・クリスティ(指揮)
レザール・フロリサン
《録音》1994年11月, マシー歌劇場(デジタル:セッション)
ウィリアム3世とメアリー女王の戴冠祝賀のために、ジョサイアス・プリース
トの依頼で作曲されたもので、パーセルによる唯一の完全なオペラです。題詞
を見事に読み込んだクリスティならではの、イギリスらしい気品のある鮮明な
音色で、このオペラの真髄にせまります。

2564.667024 ¥900
『R・シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」-冒頭部分』
『シャルパンティエ:「テ・デウム」-前奏曲』
『エルガー:「コケイン序曲」より』 『ムソルグスキー:「禿山の一夜」』
『プッチーニ:「誰も寝てはならぬ」』
『パーセル:「トランペットよ、響け」』
『ヘンデル:「水上の音楽」-ブーレ』
『ヘンデル:「王宮の花火の音楽」-歓喜』
『プライズマン:「サクリス・ソレムニス 聖なる儀式」(ベートーヴェン:交響
曲第7番第2楽章より)』
『プロコフィエフ:「騎士たちの踊り」』
『オルフ:「カルミナ・ブラーナ」-おお、運命の女神よ』
『ワーグナー:「ワルキューレの騎行」』 『ラヴェル:「ボレロ」より』
『ヘンデル:「メサイア」-ハレルヤ』 『プライズマン:「アンジェリス」』
『プライズマン:「ユビラーテ」』
『ヴェルディ:「アイーダ」より行進曲と合唱』
『ベートーヴェン:「交響曲第9番」より』
アラン・ロンバール(指揮), ジャン=フランソワ・パイヤール(指揮),
アンドルー・デイヴィス(指揮), クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮),
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮),
ユッカ・ペッカ・サラステ(指揮), ズービン・メータ(指揮),
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮), レイモンド・レパード(指揮),
ニコラウス・アーノンクール(指揮), プラシド・ドミンゴ(T), リベラ, 他
今年は、ロンドン・オリンピック! 入場やセレモニーなどオリンピックに関
係するクラシックの名曲ばかりを収録したコンピレーション盤です。これを聞
けば、勇気が出るに違いない!

<NAXOS> 各1枚 ¥1000
コダーイ:「ハーリ・ヤーノシュ」組曲
ドホナーニ:チェロと管弦楽のための小協奏曲
コダーイ:ガランタ舞曲
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)…7
シアトル交響楽団/ジェラルド・シュウォーツ(指揮)
コダーイ(1882-1967)の「ハーリ・ヤーノシュ」は本来は劇音楽として書かれ
た作品です。もともとはハンガリーの詩人ガライ・ヤーノシュの「Az obsitos
(兵士の休日・・・カールマンもこの題材でオペレッタを作曲)」に登場する荒
唐無稽な話を語る“自称”冒険家の物語で、これを元にパウリニとハルシャー
ニが台本を書き、コダーイが音楽を担当、「5つの冒険」というジンクシュピ
ールができたもので、この中から6曲を抜粋したものが、現在演奏されるこの
「ハーリ・ヤーノシュ組曲」というわけです。曲ごとに使用する楽器が異なり、
ハンガリーの民族楽器ツィンバロンまで登場するという楽しいもので、聴いて
いるだけで夢心地になれそうな想像力に富んだ音楽です。ブダペスト・フィル
ハーモニック協会80周年記念のために書かれた「ガランタ組曲」も心躍る舞曲
です。同時収録のドホナーニ(1877-1960)のチェロ協奏曲は、単一楽章であり
ながらも、本格的な協奏曲であり、抒情的で美しいメロディに満ちた聴きごた
えのある名作。名手シュタルケルの納得の演奏が花を添えています。

8.572922
ブゾーニ:
1.喜劇序曲 Op.38(1897)
2.インディアンの日記 第2集より「 幽霊の輪舞の歌」Op.47(1915)
3.アルレッキーノのロンド Op.46(1915)
4.クラリネット小協奏曲 変ロ長調 Op.48(1918)
5.フルートと小オーケストラのためのディヴェルティメント Op.52(1920)
6.踊りのワルツ Op.53(1920)
ジャンマルコ・カッサーニ(クラリネット)…4
ラウラ・ミングッツィ(フルート)…5
ジャンルカ・テッラノーヴァ(テノール)…3
ローマ交響楽団
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア(指揮)
イタリアで生まれ、ドイツを中心に活躍したピアニスト、作曲家、そして音楽
教師ブゾーニ(1866-1924)。彼は音楽学者としても名高く、当時の音楽の潮流を
的確に把握し、「新古典主義」を提唱したり、音楽の未来像として、微分音や
初期の電子音楽までをも手中に収めた人でした(実際には作曲していませんが)。
そんな彼ですから、作風も非常に幅広いのですが、ここでは彼の作品の中でも
とりわけ「古典主義」に拠るものをご紹介いたします。明快な「喜劇序曲」や、
モーツァルト的な清明さを湛えた単一楽章の「クラリネット協奏曲」、J.シュ
トラウス2世を思わせる楽しさと、世紀末特有の重苦しさを持ち併せた「踊り
のワルツ」、などなどウィットに富んだ作品が並びます。イタリア物を振らせ
たらピカイチのラ・ヴェッキアの才気渙発な指揮でお楽しみください。

8.572863-64 2枚組
マンチェスターのガンバ曲集(1660年頃)
ディートマー・バーガー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
この「マンチェスター・ガンバ・ブック」は1660年頃に編纂されたヴィオール
(ヴィオラ・ダ・ガンバ)の曲集で、22種類のチューニングによる248曲の作品
が含まれた貴重なタブラチュア写本です。原本は1909年に音楽学者ヘンリー・
ワトソンが入手し、彼の音楽コレクションとして保管されているもので、当時
の奏法や装飾音の付け方など、興味深い事項が掲載された、演奏者のみならず
研究者にとっても貴重な文献です。含まれている作曲家は多岐に渡り、ほとん
どが現在では忘れられている人たちですが、中にはスマルテやフェラボスコの
名前も含まれていて、好事家なれば垂涎間違いなしと言えそうです。

8.572683
F.X.ドゥシェク:4つのシンフォニア集
1-3.シンフォニア ト長調 Altner G4
4-6.シンフォニア 変ロ長調 Altner Bb2
7-9.シンフォニア イ長調 Altner A3
10-13.シンフォニア 変ロ長調 Altner Bb3
ヘルシンキ・バロック管弦楽団
アーポ・ハッキネン(指揮)
チェコ生まれの作曲家、チェンバロ奏者フランツ・クサヴァー・ドゥシェク
(1731-1799 ヤン・ラディスラフ・ドゥシークとは別人です)のシンフォニア集
です。彼はモーツァルトの友人であり、当時のプラハにおける管弦楽作品の主
要な作曲家でした。彼の作品はホフマン、ディッタースドルフなどと同等の影
響力を有していたもので、まさに“正統派18世紀音楽”たる風情を醸し出して
います。各々の楽器の使い方も特徴的で、この独特な響きはモーツァルト作品
にはあまり見られないものでしょう。彼の作品は8.555878でも「3つのシンフォ
ニア」が聴けますが、オーケストラ、指揮者の違いが際立つところがとても面
白く、この点での聴き比べも興味深いところです。

8.559718
ピーター・メニン:モ
1.管弦楽のためのコンチェルタート「モビー・ディック」
2-4.交響曲 第3番
5.交響曲 第7番「ヴァリエーション・シンフォニー」
シアトル交響楽団
ジェラルド・シュウォーツ(指揮)
イタリア移民の家庭に生まれ、W.シューマンやD.ダイアモンドらと、アメリカ
近代音楽の基礎を作ったピーター・メニン(1923-1983)の作品集です。先進的
な作風が特徴的で、半音階手法を駆使したダイナミックな音楽は、当時の聴衆
にはうけが悪かったようですが、今になって改めて聞いてみると、逆に伝統に
則った素晴らしい音楽として耳に残るものです。彼の作品のほとんどは、純粋
音楽であり、具体的な内容を持つものではありませんが、唯一の例外が、ハー
マン・メルヴィルの「白鯨」によるコンチェルタート「モビー・ディック」で
す。最初はオペラとして着想されたのですが、結局、彼は一つの音楽物語とし
てこの作品を書きあげました。途方もないエネルギーを秘めた熱い曲には驚き
を禁じ得ません。伝統的な3楽章形式で書かれた「第3番」、瞑想的な雰囲気で
始まり、大きな起伏が素晴らしい「第7番」の交響曲も見事です。

8.572350
マックスウェル・デイヴィス:
1-4.交響曲 第3番(1984)
5-13.クロス・レーン・フェア(イントロダクション-/フェアグラウンド-/
ゴースト・トレイン-/変わり目-/ヒゲ女と五本脚の羊-/変わり目-/ジャグラー
-/変わり目-/婉曲-)
※Coliins Classicsより移行盤
マーク・ジョーダン(ノーザンブリアン・パイプ)…5-13
ロブ・リー(バウロン)…5-13
BBCフィルハーモニック
マックスウェル・ディヴィス(指揮)
様々な要素をたくさん詰めたマックスウェル・デイヴィス(1924-)の作品は、
熱狂的なファンを多く生み出していますが、この交響曲第3番と、クロス・レ
ーン・フェアは、まさに「カオス的な美しさ」に満ち溢れた作品といえるで
しょう。交響曲第3番はルネサンス建築にも似た構造を持ち、静謐な中世の聖
歌と、劇的な感情が交錯する中に漂う幻影と鳥の声、激しい波が打ち寄せる海
岸の風景などが見え隠れします。聴き手は自由な幻想を巡らせ、音の流れに身
を任せるばかり。「クロス-」は、作曲家が子ども時代に訪れた遊園地の思い
出に触発された作品で、アイルランドの伝統楽器と室内オーケストラのための
小粋な曲です。

8.559717
ホヴァネス:
1-3.交響曲 第1番「追放」Op.17-2(1936/1970改編)
4.日本の木版画による幻想曲 Op.211(1965)
5-7.交響曲 第50番「セント・ヘレンズ山」Op.360(1982)
ロン・ジョンソン(マリンバ)…4
シアトル交響楽団
ジェラルド・シュウォーツ(指揮)
アルメニア系の父親と、スコットランド系の母親の元に生まれたアラン・ホ
ヴァネス(1911-2000)は、生涯に400曲以上の作品を書き、とりわけ、交響曲は
なんと67曲も残しています。彼の作品に漂う神秘的な雰囲気は、両親から受け
継いだ民族音楽の影響に加え、若い頃に影響を受けたシベリウスの作品と、イ
ンドやハワイ、日本、韓国の伝統音楽などが密接に絡み合って醸し出されたも
のであり、類を見ない美しさに満ちています。彼の記念すべき第1番の交響曲
は、「追放」と名付けられたもので、オスマン帝国によるアルメニア人虐殺の
史実から着想を得て作曲されています。第50番の交響曲は、1980年に噴火した
セントヘレンズ火山の恐るべきパワーにインスパイアされた曲。マリンバが驚
くほど日本風のメロディを奏でる「幻想曲」も聞きものです。

8.572931
チャイコフスキー:バレエ音楽「眠りの森の美女」Op.66(ハイライト)
1.序奏/2.行進曲-妖精の入場/3.踊りの情景/4.パ・ド・シックス
5.流麗に、三色ヒルガオの精/6.パンくずの精/7.カナリアの精-歌って
8.激しさの精/9.リラの精/10.コーダ/(第1幕)11.ワルツ
12.パ・ダクション-ばらのアダージョ/13.コーダ/14.フィナーレ
(第2幕)15.幻:間奏曲と情景/16.パノラマ/17.交響的間奏曲/18.フィナーレ
(第3幕)19.結婚式:行進曲/20.結婚式:ポロネーズ/21.パ・ドゥ・カトル
22.銀の精のヴァリアシオン/23.ダイヤモンドの精のヴァリアシオン
24.パ・ドゥ・カトル/25.シンデレラとフォルチュネ王子/26.コーダ
27.アポテオーズ
※8.550490-92より抜粋
スロヴァキア国立フィルハーモニー管弦楽団
アンドリュー・モグレリア(指揮)
本来は3時間もの長編であるチャイコフスキー(1840-1893)の名作バレエ。ここ
から聴きどころを抜粋するというのは、なかなか至難の業ですが、このアルバ
ムはうまく名曲を抽出。この作品のテーマである「善の力と悪の力の葛藤」に
はあまり触れることなく、オーロラ姫の誕生と結婚の場面を中心とした美しい
流れを作り出すことに成功しています。夢のように美しい音楽は、きっと誰も
が胸の奥にしまってある大切な小箱を開ける鍵となるに違いありません。

8.572757
ニテロイ-隠された水ギター・デュオ作品集
1-9.スティーブン・ゴス(1964-):ナマモノと調理済みのもの(2004)(抜粋)
10-12.スティーブン・ゴス:静かな海(2009)
13-14.クリストファー・ウィリアム・ピアース(1974-):アダージョとフーガ
15-17.クリストファー・ウィリアム・ピアース:
2台のギターのための3つの小品
18.ローラン・ディアンス(1955-):ニテロイ-隠された水
19-21.ローラン・ディアンス:コム・デ・グラン
※10-21…世界初録音
クロマデュオ(メンバー)トレーシー・アン・スミス(ギター)
ロブ・マクドナルド(ギター)
近代における、最もエキサイティングなギター・デュオ曲集。1964年生まれの
ゴスの作品「ナマモノと調理済みのもの-Le Cru etle Cuit」のなんと楽しい
事。ジャンゴ・ラインハルト風の曲から、アラビア風の曲まで、色々な味わい
の曲が並びます。「静かな海」は武満徹へのオマージュですが、ドビュッシー
とデューク・エリントンの面影も感じさせます。ピアースの2つの作品はバッハ
とドビュッシーに由来するものですが、ここでも他の作曲家(リゲティ)が大き
な影響を与えています。ローラン・ディアスの「ニテロイ」はブラジルのリオ
・デ・ジャネイロにある都市の名前で「隠された水」という意味をもつトゥピ
ー・グァラニー語です。この作品はリオデジャネイロ市生まれの建築家オスカ
ー・ニーマイヤー(この作品が書かれた当時103歳で、2012年の今も存命!)に
捧げられており、彼が設計した美しい建物を彷彿させる流麗で神秘的な音楽と
なっています。

8.572463
イサシ:弦楽四重奏曲集第1集
1-4.弦楽四重奏曲第0番ホ短調Op.83(1908)
5-8.弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.27(1920)…世界初録音
イサシ弦楽四重奏団(メンバー)アンナ・ボヒガス(ヴァイオリン)/シドニー
・ボーガモント(ヴァイオリン)/カーステン・ドーバーズ(ヴィオラ)
/マティアス・ヴァインマン(チェロ)
スペイン、ビルバオ(北部の都市)出身のアンドレス・イサシ(1890-1940)。現
在ではほとんど忘れ去られてしまった作曲家ですが、ここで聴ける弦楽四重奏
曲はなんとロマンティックで美しいのでしょうか?スペインらしさよりもドイ
ツ・ロマン派、もしくは北欧音楽の情緒を湛えているのは、彼が師事したフン
パーディンクの影響によるものでしょう。グリーグやドヴォルザークにも似た
楽想を持つ「弦楽四重奏曲0番」(死後出版)は、とりわけ若々しい息吹が感じら
れる佳作です。その12年後に書かれた第2番は、一転モダンな音楽となってい
ます。この曲の第3楽章に現れるフーガは、組曲第2番の第3楽章が発展したも
ので、こちらは管弦楽作品集(8.557584)で原型を聴くことが可能です。NAXOS
レーベルは、イサシの弦楽四重奏曲の3集からなる全集を刊行予定です。

8.572674
C.P.E.バッハ:
プロイセン王のソナタ集Wq48
1-3.ソナタヘ長調「プロイセン王ソナタ第1番」Wq48/1 H24
4-6.ソナタ変ロ長調「プロイセン王ソナタ第2番」Wq48/2 H25
7-9.ソナタホ長調「プロイセン王ソナタ第3番」Wq48/3 H26
10-12.ソナタハ短調「プロイセン王ソナタ第4番」Wq48/4 H27
13-15.ソナタハ長調「プロイセン王ソナタ第5番」Wq48/5 H28
16-18.ソナタイ長調「プロイセン王ソナタ第6番」Wq48/6 H29
スーザン・アレクサンダー=マックス
(フォルテピアノ…ホフマン・グランド・ピアノ)
J.S.バッハとマリア・バルバラの間に二男として生まれたカール・フィリップ
・エマヌエル。彼は父の音楽よりも、テレマンの様式を色濃く受け継ぎ、複雑
な対位法を駆使することよりも、旋律とハーモニーを生かした音楽を追求し、
その作風は直接ハイドンやベートーヴェンに影響を与えたことで知られていま
す。彼は20代の半ばからプロイセン王国の皇太子であるフリードリヒ(後のリ
ードリヒ大王)の宮廷でチェンバロ奏者として仕え、王の即位とともに、宮廷
楽団員となり、ヨーロッパ全土で名前が知られるほどの有名な演奏家となりま
した。このアルバムに収録されているのは、フリードリヒ大王に献呈されたソ
ナタ集であり、彼がいかに「先見の明」を持っていたかがつぶさにわかるもの
となっています。整った形式の中に溢れる創意工夫、そして自由自在な楽想と
色彩感溢れる和声は、確かに後世の作曲家たちの良き見本であり、また孤高の
世界を樹立したと言えるでしょう。

8.559680
デル・トレディチ:ゴッサム・グローリーピアノ作品全集第1集
1.エオリア・バラード(ピアノ版)(2008)/2.ラヴェンダーのバラード(2004)
3.黄色のバラード(ガルシア・ロルカによる)(1997)/4.S/Mバラード(2006)
5-8.ゴッサム・グローリー(ニューヨーク・シティの4つの情景)(2004)
(ウェスト・ヴィレッジの朝(前奏曲)/逸品(フーガ)/行方不明の塔(永続するカ
ノン)/ウォールマンのスケートリンク(スケーターズ・ワルツによる大幻想曲))
マーク・ペロキン(ピアノ)
アメリカにおける「ネオ・ロマン主義運動の父」として知られるデル・トレ
ディチ(1937-)のピアノ曲集です。彼の作品は、明快な調性感と、躍動するリ
ズムに支えられた親しみやすいもので、初期の頃は、「不思議の国のアリス」
にインスパイアされた作品で一世を風靡し、1980年にはピューリッツァー賞も
受賞しています。NAXOSでは彼の全てのピアノ曲を3巻に分けてリリース。楽し
い世界に遊んでいただこうという趣向です。第1集に収録されているのは、
「バラード」と題された4つの作品と、ニューヨークの風景を描いた「ゴッサ
ム・グローリー」です。トラック7で描かれているのは、2001年に崩壊したワ
ールドトレードセンタービルであり、トラック8の「ウォールマンのスケート
リンク」は、あのおなじみのワルツが壮大なファンタジーとして描かれます。

8.571291
イディル・ビレット/ソロ・エディション 第4集 シューマン:作品集
1.アベッグ変奏曲 Op.1/2-5.ピアノ・ソナタ 第2番 ト短調 Op.22
6-8.幻想曲 ハ長調 Op.17/9.トッカータ ハ長調 Op.7
イディル・ビレット(ピアノ)
近年、ますます意欲的に活動を続けるイディル・ビレットの最新録音です。こ
こでは、“内省的”とされるシューマン(1810-1856)のピアノ曲を、極めて鮮
烈に演奏し、エキサイティングな「ビレット・ワールド」を見せつけてくれま
す。快速テンポが印象的な「アベッグ変奏曲」、彼女があまりにも易々と演奏
するために、演奏上においても、表現上においても、この曲の持つ困難さが全
く感じられないという稀有なる名演「ピアノ・ソナタ第2番」、いつものよう
に意表を突く表現が魅力的な「幻想曲」、流麗さの中に潜む砂利の感覚を楽し
む「トッカータ」と、ビレットならではの解釈が溢れています。

8.571275
イディル・ビレット/アーカイヴ・エディション 第4集
ショパン・スクリャビン・プロコフィエフ作品集
1.ショパン(1810-1849):マズルカ 第13番 イ短調 Op.17-4
2.ショパン:マズルカ 第33番 ロ長調 Op.56-1
3.スクリャビン(1872-1915):ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 Op.70
4-7.プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ・ソナタ 第2番 ニ短調 Op.14
8-10.プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調 Op.83
イディル・ビレット(ピアノ)
幅広いレパートリーで知られるトルコの名ピアニスト、イディル・ビレット。
このアルバムは彼女が名プロデューサー、イルハン・ミナログルとともに
Finnadarレーベルへ多くの録音を重ねていた時期のものです。主に電子音楽や
現代音楽を中心としたLPレコードをリリースしていたレーベルですが、ビレッ
トはウェーベルンやブーレーズ、ブークーレシュリエフなどの意欲的な作品を
録音する傍ら、ショパンやプロコフィエフなどの「標準的な」レパートリーも
録音し、これらも高い評価を受けたのでした。また、このディスクは、当時
「最も音の良い」録音方式であった「direct-to-disc」を採用したものとして
も知られるものです。

8.572137
ジェズアルド:マドリガル集 第4巻(1596)
1.清らかな澄んだ光よ/2.時には正直な欲望に
3.私は沈黙の中で静かでならなければならない(第1部)
4.無駄に、残酷に(第2部)/5.あなたは私に何をしているの?
6.この残酷で信心深き女性/7.私が思ったのと同じように(第1部)
8.おお、ここまで残酷な愛(第2部)
9.わが心よ、ああ、泣くことはない(第1部)
10.だから私を傷つけないで(第2部)
11.ルッツァッスキ(1545-1607):4声のトッカータ(オルガン・ソロ)
12.我が主の顔は死に覆われている/13.最後に溜息をつき、私は死ぬ(第1部)
14.人生は死を歓迎する(第2部)/15.彼女は結局のところ
16.私の心を伝えよう/17.見よ、従って私は死ぬだろう(第1部)
18.ああ、すでに私は血の気が引く(第2部)/19.私の心は燃えている
20.あなたの心に小さな愛があれば/21.太陽は明るく(6声-第1部)
22.わが光よ、戻っておいで(6声-第2部)
デリティエ・ムジケ/マルコ・ロンギーニ(指揮)
「高貴なる殺人者」として歴史に名を残す大作曲家、ジェズアルド(1566-1613)
のマドリガル集の第4集です。この曲集には、妻とその恋人を殺害するという
大事件を起こした後に書かれた、ジェズアルドの苦悩が伺われる曲が含まれて
おり、他にも死の影に覆われた作品など、全体的に暗く重々しい色調となって
います。もちろん彼特有の予期せぬ不協和音や、激しい感情表現、半音階的語
法が顕著であり、時代の流れからはみだしてしまった悲しい天才を物語るかの
ような、ドラマティックな音楽が奏でられます。今作もデリティエ・ムジケに
よる迫真の演奏です。

8.572721-22 2枚組
マイール:オラトリオ「サムエーレ」
台本…バルトロメオ・メレッリ
サムエーレ…アンドレア・ローレン・ブラウン(ソプラノ)
アンナ…ズザンネ・ベルンハルト(ソプラノ)
エルカーナ…ライナー・トロスト(テノール)
エリ…イェンス・ハマン(バス)
ジモン・マイール合唱団
インゴルシュタット・グルジア室内管弦楽団
フランツ・ハウク(指揮)
すでにNAXOSではおなじみの作曲家、ジモン(シモーネ)・マイール(1763-1845)
の感動的なオラトリオです。サムエルは旧約聖書に登場するユダヤの預言者で、
ヘブライ語で「彼の名は神」の意を持つ名前です。長きに渡って待ち望まれた
子サムエル。母は神に感謝し、彼を司祭エリに仕えさせます。行い正しきサム
エルはやがて神の声を聴き、「予言者」として認められ、宗教的指導者として
讃えられます。このオラトリオは第1部で彼の誕生を描き、第2部で神の声を聞
くまでを描き出します。この作品は、マイールの友人でもあったピエトロ・モ
ラ(1755-1829)が大司教に就任した祝いとして書かれたもので、モラを偉大な
るサムエルになぞらえることで、マイールの心からの献辞としたのでしょう。
台本を書いたのはドニゼッティやヴェルディとも親交があったメレッリ(スカ
ラ座の支配人としても知られる)で、彼はマイールの弟子でもありました。

8.111386
グレート・ピアニスト・シリーズ
エミール・ギレリス 初期録音集 第3集(1935-1955)
D.スカルラッティ(1685-1757):
1.ソナタ イ長調 K.533/L.395/P.537/2.ソナタ ニ短調 K.141/L.422/P.271
3.ソナタ ハ長調 K.159/L.104/P.418/4.ソナタ ロ短調 K.27/L.449/P.83
5.ソナタ ト長調 K.125/L.487/P.152/6.ソナタ ホ長調 K.380/L.23/P.483
7.ソナタ イ長調 K.113/L.345/P.160
リスト(1811-1886):
8.モーツァルトの「フィガロの結婚」の主題による幻想曲(ブゾーニ編)
9.パガニーニによる大練習曲 S141/R3b 第3番「ラ・カンパネラ」
10.パガニーニによる大練習曲 S141/R3b 第5番
11.ハンガリー狂詩曲 S244/R106 第6番 変ニ長調
12.ハンガリー狂詩曲 S244/R106 第9番 変ホ長調「ペストの謝肉祭」
ショパン(1810-1849):
13.ポロネーズ第3番 イ長調 「軍隊ポロネーズ」Op.40-1
14.ポロネーズ第6番 変イ長調 「英雄ポロネーズ」Op.53
15.バラード第1番 ト短調 Op.23
エミール・ギレリス(ピアノ)
録音1955年…1-2,1955年9月5日…3-7,1935年…8,1945年…9-10.13,
1940年6月1日…11-12,1937年…14,1946年10月15日…15
ウォード・マーストン復刻
「鋼鉄のピアニズム」ロシアの名ピアニスト、ギレリス(1916-1985)は、とり
わけベートーヴェンの解釈と演奏に優れ、「ミスター・ベートーヴェン」の異
名をとった程でした。しかし、彼はバロックの巨匠ドメニコ・スカルラッティ
の作品を愛したことでも知られ、1929年の彼の最初の公開コンサートでも、こ
れらの作品がプログラムに入っていたのです。もちろん1947年から始めたヨー
ロッパの演奏旅行にも、スカルラッティの作品は含まれており、イギリスで行
ったコンサートでの名演を知る方も多いのではないでしょうか?完璧なテクニ
ックに加え、決して過剰に陥ることのない感情表現は、間違うことなく、バロ
ック作品にふさわしいものです。一転、リストやショパンでは幻想的であり、
また個性的。「ラ・カンパネラ」ではオリジナリティ溢れる味付けを加えてい
るところにも注目です。




<OEHMS CLASSICS>
OC-418 ¥1750
ガーシュウイン:ソングブック&ラプソディ・イン・ブルー他
1-18.ソングブック(私の彼氏/スワニー/ノーボディ・バット・ユー/
アイル・ビルド・ア・ステアウェイ・トゥ・パラダイス(天国への階段)/
ドゥ・イット・アゲイン/魅惑のリズム/レディ・ビー・グッド!/
サムボディ・ラブズ・ミー(誰かが私を愛している)/
スウィート・アンド・ロウ・ダウン/クラップ・ユーズ・ハンズ/
ドゥ-ドゥ-ドゥ/マイ・ワン・アンド・オンリー/ス・ワンダフル/
ストライク・アップ・ザ・バンド/フー・ケアズ?/ライザ/すてきな気持ち/
アイ・ガット・リズム)/19.ラプソディ・イン・ブルー/20.プレリュードI
21.プレリュードII/ブルー・ララバイ
22.プレリュードIII/スパニッシュ風プレリュード
23.ジャズボー・ブラウン・ブルース
24.プレリュード/4度のノヴェレッテ/25.リアルト・リップルズ
26.メリー・アンドリュー/27.プロムナード/28.プレリュード/フラグメント
29.プレリュード/メロディ第17番/30.2つの調による即興曲
31.プレリュード/ルバート/32.スリー・クォーター・ブルース
33.スイス・ミス/キャブ-ホース
ミヒャエル・エンドレス(ピアノ)
録音2011年7月5-8日ケルンWDR放送クラウス・フォン・ビスマルク-ザール
Recording producer: Peter Eichenseher,
Recording engineer:Walter Platte, Recording
assistant &editing:Walter Platte, Piano tuning: Paul Muller
このソング・ブックはガーシュウイン自身がお気に入りを18曲選び出し、ピア
ノ用にアレンジしたもの。どれも短い曲ですが、その中にはウイットがたっぷ
り詰まっています。他にはピアノ・ソロ編の「ラプソディ・イン・ブルー」や、
洒落た小品も収録。「2つの調による即興曲」では多調も試みられています。
いつもと違うエンドレスにも注目。

OC-422 ¥1750
クジェネク:ピアノ作品集
1-3.ピアノ・ソナタ第2番Op.59(1928)/4-9.小組曲Op.13a(1922)
10-14.5つのピアノ小品Op.39(1925)
15-18.ピアノ・ソナタ第3番Op.92-4(1943)
19-25.オーストリアからの反響Op.166(1958)
26.ピアノ・ソナタ第7番Op.240(1988)
スタニスラフ・フリステンコ(ピアノ)
録音2011年7月23.24日ウィーン、コンチェルトハウスシューベルトザール
Recording Engineer: Jens Jamin
ウクライナに生まれ、セルゲイ・ババヤンに師事したピアニスト、フリステン
コの演奏です。

OC-646(SACD-Hybrid) ¥2080
マーラー:交響曲第1番ニ長調
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
マルクス・シュテンツ(指揮)
録音2011年7月3-5日ケルン・フィルハーモニー
Recording Producer, Editing,5.1 Surround Mix:, Jens Schunemann,
Recording Engineer:Christian Feldgen,
SACDAuthoring: Ingo Schmidt-Lucas,Cybele AVStudios
ケルン・フィルハーモニーでのライブ録音です。

OC-664(SACD-Hybrid) ¥2080
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 第11集
1-2.ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調 Op.109
3-5.ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 Op.110
6-7.ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 Op.111
ミヒャエル・コルスティック(ピアノ)
録音 1997年7月11-13日ノイマルクト・イン・デア・オベルプファルツ
Historischer Reitstadel
Recording Producer & Editing: Stephan Schellmann,
Tritonus ・ Mastering 2012: Bernhard Hanke/
SACD Authoring: Ingo Schmidt-Lucas, Cybele AV Studios
着々と進行してきた、ミヒャエル・コルスティックのベートーヴェン・ピアノ
・ソナタ全集がここに完結しました。ほぼ14年に渡って録音された32曲のソナ
タからは、コルスティックの音楽的な熟達も感じ取れることでしょう。とりわ
け、この最後の「3大ソナタ」は深淵の極地です。秋の日を思わせる諦観に満
ちた第30番の3楽章、美しい音の粒が際立つ31番の冒頭、第32番の悲劇的なア
ダージョと、全てを振り切ったかのような静かな明るさに満ちた第2楽章。ベ
ートーヴェン演奏の歴史の一つのモニュメントがここにあります。

OC-668(SACD-Hybrid) ¥2080
チャイコフスキー:
1-4.交響曲 第1番 ト短調「冬の日の幻想」
5-7.付随音楽「雪娘」より(序奏/メロドラマ/スコモロフたちの踊り)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
ドミトリー・キタエンコ(指揮)
録音 2009年11月8-10日ケルン・フィルハーモニー…1-4
2011年12月ケルン Studio
Stolberger Strase…5-7 Recording Producer, Editing, 5.0 Surround
キタエンコによるチャイコフスキーの交響曲シリーズ第4弾です。キタエンコ
の演奏は、いつものようにスケール感たっぷりの堂々たるもので、どこまで
も伸びて行く美しい音と、ゆったりとしたテンポに裏打ちされた完璧なる音楽
が紡ぎだされていきます。とりわけ第2楽章の弦の響きはまさに夢のようであ
り、郷愁に満ちた民謡風の主題が聞こえてくると、まさに胸がキュンとする
ほどの感動を覚えます。同時収録は「雪娘」より3曲。甘美なチャイコフスキ
ー節が炸裂します。

OC-827 ¥2080
ジンガー・プア:スティングを歌う
1.Fields of gold/2.Englishman in New York/3.Every breath you take
4.Every little thing she does is magic/5.A thousand years
6.Wrapped around your finger/7.Seven days
8.They dance alone(Cueca solo)/9.Fragile/10.Straight to my heart
11.Shape of my heart/12.Everybody laughed but you/13.When we dance
14.Let your soul be your pilot
クラウディア・ラインハルト(ソプラノ)/クラウス・ヴェンク(テノール)
マルクス・ザップ(テノール)/マヌエル・ヴァルヴィッツ(テノール)
ライナー・シュナイダー=ヴァーターベルク(バリトン)
マルクス・シュミードル(バス)
スペシャル・ゲスト…ドミニク・ミラー(ギター)
録音 2011年2月&3月バイロイト バックヤード・スタジオ
Recording, Editing & Mixing: Markus Kopschitz,
A Capella Studio Bayreuth, Mixing Assistant: Robin Preiss,
Mastering: Michael Schwabe at monoposto, Dusseldorf, Germany
ルネッサンス期から現代作品、はたまた他ジャンルの音楽まで、幅広いレパー
トリーを持ち、ドイツ国内では絶大なる人気を誇るヴォーカル・アンサンブル
「ジンガー・プア」の最新録音は、なんとスティングの名曲をカヴァーしたも
の。2012年は、彼らの初ステージから20周年にあたり、これを記念して初のポ
ップス・アルバムを作ってしまったというわけです。もちろんベースやパーカ
ッションなし!実はものすごく複雑なアレンジがかかっているのですが、ヴォ
ーカル部分があまりにも軽々と歌い上げられているため、誰もが心で口笛を吹
きたくなるほどにノリノリな仕上がりです。スペシャル・ゲストにドミニク・
ミラー参戦。

OC-837 ¥2080
PRESENT
1.ハルヴォルセン(1864-1935):
ヘンデルの組曲第7番によるサラバンドと変奏 ト短調
2.オンドレイ・クーカル(1964-):プレゼント/3.シュトレーブル:別れ
4.シュトレーブル:夜
5-7.ジョヴァンニ・バッティスタ・チッリ(1724-1808):
6つの二重奏曲 Op.12より変ロ長調(世界初録音)
8.シュルホフ(1894-1942):ツィンガレスカ
9-12.ラヴェル(1875-1937):ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
エイト・ストリングス(メンバー)ヴァレリア・ナスシキナ(ヴァイオリン)
/ミカエル・サムソノフ(チェロ)
録音 2010/2011年ザントハウゼン クララ=ヴィーク・アウディトリウム
トンスタジオ Teije van
Geest, Recording Engineer: Gunter Appenheimer
ヴァイオリンとチェロによるアンサンブル「エイト・ストリングス(8本の弦)」
による「耳への贈り物」です。名技と創意をモットーとする彼らによる、新し
い作品を中心としたこの1枚は、どの曲も多様で幅広い可能性を帯びています。
ほとんどの作曲家の名前に馴染みがありませんが、これらはどれも煌めくよう
な音楽であり、要求される音は楽器の限界を超えたものばかりです。アルバム
タイトルであるクーカルの「プレゼント」は、スパイ映画の音楽を思わせるク
ールなものであり、シュトレーブルの作品は瞑想的です。明快なチッリ、バル
トーク風の味わいを持つシュルホフ、そして比較的良く知られているのはラ
ヴェルの作品でしょうか?音楽雑誌のドビュッシーの追悼企画として書かれた
第1楽章に、2年がかりで3つの楽章を付け加えたもので、ラヴェルらしい豊か
な発想に彩られた名品です。

OC-958 2枚組 ¥3050
マイール:歌劇「デメートリオ、シリアの王」
台本…ルドヴィコ・ピオッサスコ
原作…ピエトロ・メタスタージオ 1823年トリノ、テアトロ・レジオ初演
クレオニーチェ…ベネディクト・トラン(ソプラノ)
アルチェステ/デメトリオ…アマヤ・ドミンゲス(メゾ・ソプラノ)
オリント…ピオルト・フリーベ(テノール)
フェニチオ…リザンドロ・アバディー(バス)
バルセーネ…エリザベス・ベイリー(ソプラノ)
ミトラーネ…マッテオ・メッツァーロ(テノール)
OSJシンフォニック.ネット
オペラ・オブリクァ・スタンド・ドゥ・ムーティエ
ポズナニ大劇場室内管弦楽団&オペラ合唱団(オットー・マリウス…合唱指揮)
ファクンド・アグディン(指揮)
録音 2011年6月18-19日スタンド・ドゥ・ムーティエ ライブ録音
Recording Producer, Editing and Mastering:Michaela Wiesbeck
最近の「シモーネ・マイール・ルネッサンス」は本当に目覚ましく、この4年間
の間にドイツとスイスの歌劇場で、何と5つのオペラ・セリエの初演が行われ
ました。しかしまだまだ彼の全貌は明らかになっていません。この「デメート
リオ、シリアの王」は宮廷詩人メタスタージオ(1698-1782)のテキストを元に
したもので、1823年にトリノで初演されています。確かに、この音楽には明ら
かにモーツァルトの要素とロッシーニのタッチが混在していますが、それ以上
に魅力的な旋律が横溢する活気あるものです。




<Cedille Records>
CDR-90000131 ¥1750
小さな生き物たちの歌-アメリカの合唱作品集
1-3.アビー・ベティニウス(1980-):小さな生き物たちの歌
4-6.リー・ケッセルマン(1951-):Buzzings
7.エリック・ウィテカー(1970-):その時ダヴィデはそれを訊いて
8-10.ステイシー・ギャロップ(1970-):欲望、憧れ、そして風変わりなソネット
11.デイヴィッド・デル・トレディチ(1937-):
アリス終章:アクロスティック・ソング
12-18.ネッド・ローレム(1923-):教会年による7つのモテット
19-23.ポール・クラブトゥリー(1960-):
5つのロマンティックな小さなもの(エイブ/リサ/ホーマー/マージ/ホーマー)
24.エリック・ウィテカー:眠り
※1-3.4-6.8-10.19-23…世界初録音
録音 2011年6月28-30日シカゴ ハリス劇場
ミュージック&ダンス・イン・ミレニアム・パーク
4つの世界初演作品を含むアメリカの近現代の無伴奏合唱曲集です。これらの
作品は1975年から2005年までに書かれたもので、いずれも、想像力と、活力、
そして気まぐれな表情を持ち、聴き手の感性を刺激します(テクストはブック
レットに掲載…英語のみ)。才能を嘱望されている女性作曲家、ベティニウス
の「小さな生き物たちの歌」は、デ・ラ・マーレ、ウォルト・ホイットマン、
チャールズ・スウィンバーンの詩を用い、ハチ、クモ、蝶の姿を描きつつ、日
の光と自由に満ちた精神を歌い上げます。ケッセルマンの「ブージングズ」に
もハチが登場しますが、こちらはエミリー・ディキンソンのテクストによるも
のです。ギャロップの作品は、エドナ・セント・ヴィンセント・ミレーの詩を
用いて愛の側面を歌います。クラブトゥリーの作品は、有名なTVアニメ・シリ
ーズ「シンプソンズ」のキャラクターに捧げられたもの。曲名には彼らの名前
が付されています。





<NEWTON CLASSICS>
8802119 3枚組 ¥2450
ヴェネツィアの宗教作品集
(CD1)1-5.フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676):ミサ・コンチェルタータ
(CD2)1-4.9-16世紀にサン・マルコ寺院で奏された宗教音楽集(クリスマス/聖
週間)/5-8.ヨハネス・デ・クアドリス(1410-1456頃):聖金曜日の行列と宣誓
9-13.聖マルコ祭/14-16.聖人祭/
(CD3)1.モンテヴェルディ:4声のミサと詩篇(1650)
2.カヴァッリ:ムジカ・サクレ(1656)/3.グランディ:天空の華(1619)
4.レグレンツィ: Humili voce(1619)
5.ロヴェッタ:ミサと伴奏付き詩篇(1639)
6.グランディ:Hodie nobis de caelo(1610)
7.モンテヴェルディ:グローリア(1641)
グルッポ・ヴォカーレ・エ・ストルメンターレ「シネ・ノミネ」…CD1
カペッラ・ムジカーレ・モンテベリコ…CD2
グルッポ・ヴォカーレ・エ・ストルメンターレ「ノヴァ・カンティカ」…CD2
スコラ・マルチアーナ…CD3/ラ・スタジオーネ・アルモニカ…CD3
録音 1989年5月12-19日コンドゥルメール・レコーディング・スタジオ…CD1
1994年8月17-21日コンドゥルメール・レコーディング・スタジオ…CD3
1995年10月2-19日アッバツィア・ディ・モンテベリコ…CD2 原盤…Rivoalto
この3枚組はサン・マルコ寺院で9世紀から17世紀にかけて演奏されたであろう
作品を収録したものです。とりわけ興味深いのは、CD1に収録されているもの
で、古いヴェネツィアの聖歌や哀歌などを丹念に研究し、それらを丹念に復元
するという気の遠くなる作業を経て、このような印象的、かつ大規模な作品が
生まれました。イタリアの音楽学者、合唱監督、オルガニストであるヒュー・
モーガンによるブックレットに詳細が記されています。

8802120 ¥1750
ケルビーニ:6つのピアノ・ソナタ集
1-2.ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ長調/3-4.ピアノ・ソナタ 第2番 ハ長調
5-6.ピアノ・ソナタ 第3番 変ロ長調/7-8.ピアノ・ソナタ 第4番 ト長調
9-10.ピアノ・ソナタ 第5番 ニ長調/11-12.ピアノ・ソナタ 第6番 変ホ長調
フランチェスコ・ジャンマルコ(ピアノ)
録音 1990年5月10-15日ヴェネツィア スタジオ・シンテシ 原盤…Rivoalto
イタリアで生まれ1788年からパリに定住、オペラ作曲家として名を馳せたルイ
ジ・ケルビーニ(1760-1842)は当時としては長命で、その作品はハイドンやベ
ートーヴェンだけでなくシューマンやブラームスからも絶賛されるほどでした。
彼も新しい楽器のためにソナタを書いていて、これらは当時ベートーヴェン作
品にも匹敵するほどの人気を博していました。歌うように美しいメロディと端
正な形式の中に絶妙な表現が含まれてます。

8802121 ¥1750
ガルッピ:2台のヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ集
1-3.ソナタ 第1番 イ長調/4-6.ソナタ 第2番 ヘ長調
7-9.ソナタ 第3番 ニ長調/10-12.ソナタ 第4番 ト長調
13-15.ソナタ 第5番 変ロ長調/16-18.ソナタ 第6番 ホ長調
アッカデミア・ヴィヴァルディアーナ・ディ・ヴェネツィア(メンバー)
ステファノ・ツァンケッタ(ヴァイオリン)
パオロ・ファソーロ(ヴァイオリン)/ジュゼッペ・バルッティ(チェロ)
ミケーレ・リウッツィ(ハープシコード)
録音 2010年10月12-15日サン・マルコ パラッツォ・デッレ・プリギオーニ
原盤…Rivoalto
ヴェネツィアのラグーンにあるブラーノ島で生まれ、「イル・ブラネッロ」と
称されたバルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785)は、とりわけオペラ・ブッファ
の作曲家として知られていました。またオペラだけでなく、数多くのチェンバ
ロ曲といくつかのオラトリオでも、その素晴らしい才能を見せつけました。と
は言え、彼のトリオ・ソナタはほとんど聴かれることがなく、この6曲のソナタ
のスコアも演奏される機会のないまま、スウェーデンのウプサラ大学の図書館
に眠っていたのです。これはスウェーデンの裕福な商人ルフェビュール(1708-
1767)が、1750年頃にヨーロッパ全土を回って、数々の音楽資料を収集した際、
このスコアのコピーを入手したためのだとか。なお、他社からリリースされた
この曲の録音より、こちらの方が若干日付が早いので、当盤が「初録音」とな
ります。全て3楽章形式で書かれていますが、音楽は自由に飛翔し、豊かな感
情表現が魅力的な作品です。

8802122 ¥1750
ロルカ:歌曲集/ビゼー:カルメン組曲
1-13.フェレリコ・ガルシア・ロルカ(1898-1936):
歌曲集(D.ザネットヴィチ編)(アンダ・ハレオ/ドン・ボイソのロマンセ/4つの
メルローズ/ハエンの乙女たち/トランプの王様/モンレオンの若者たち/ゾロン
ゴ/18世紀のセビリャーナス/ナナ・デ・セビリア/チニータス酒場/巡礼者たち
/三枚の葉/ラ・タラーラ)
14-19.ジョルジュ・ビゼー(1838-1875):
カルメン組曲(F.M.トローバ・カルテット編)(前奏曲/ハバネラ/間奏曲(第3幕)
/間奏曲(第2幕)/間奏曲(第4幕)/ジプシーの歌)
フランチェスカ・スカイーニ(ソプラノ)/カルロ・スカルコ(ナレーション)
フェデリコ・モレノ・トローバ・ギター・カルテット(メンバー:アルフォンソ
・バスキエラ/ディノ・ドーニ/ヴィットーニロ・ナラート/マルコ・ニコレ)
録音 1999年5月2-8日ヴェネツィア INスタジオ 原盤…Rivoalto
スペインの民間伝承に由来する2つの曲集です。ガルシア・ロルカの「歌曲集
(ロマンセ)」は、幼い頃からアンダルシア地方の民族音楽に親しんできた彼が、
ジプシーを主題に書いたもので、彼の演劇や詩のように大胆、かつ情熱的です
が、どうしても詩人としての側面ばかりが強調され、歌曲は比較的軽視されが
ちなのが残念なところ。とは言えフラメンコや闘牛士、密輸業者の歌である
「アンダ・ハセオ」などエキサイティングな歌の数々は、非常に興味深いもの
と言えるでしょう。一方、「カルメン組曲」は、知らぬ者がないほどの有名曲
ですが、ギター・カルテットで演奏することでより一層スペインらしさが増強
され、魅力的なエネルギーの発散を感じることができるでしょう。

8802123 2枚組 ¥2450
マルチェッロ:フルートと通奏低音のためのソナタ集 Op.2
(CD1)1-6.ソナタ 第1番-第6番/(CD2)1-6.ソナタ 第7番-第12番
トリオ・リゲンツィ(メンバー:バスコ・マグノラート(フルート)/ジュリアーノ
・ヴィオ(チェロ)/ミケーレ・リウッツィ(ハープシコード))
録音 1990年10月22-26日ヴェネツィア スタジオ・シンテシ 原盤…Rivoalto
イタリアの貴族の家系に生まれ、兄アレッサンドロも作曲家であったベネデッ
ト・マルチェッロ(1686-1739)。ロッティやガスパリーニに音楽を師事し、精力
的に作品を発表しました。その数はほぼ700作とも言われ、その中にはカンタ
ータなどの声楽曲や、オペラも含まれています(本人はオペラをあまり好きで
なかったとも)。しかし、彼は政治家としても重大な職務を背負っていて、
1730年にはポーラの施政官に任命されるなどの活躍が認められ、1738年には
「カメルレンゴ(ローマ教皇庁の役職で、ローマ教皇の秘書長…本当にその任
にあたったのか不明)」の称号まで受けているほどでした。そんな彼の作品です
が、どれも単純明快な旋律を持ち、適度な対位法が見られる端正なもの。同時
期のヴィヴァルディ作品のような自由奔放さはないものの、見事なフォルムと
芸術性が光ります。この演奏では、フルートが活躍しますが、本来は当時流行
していたリコーダーに拠って演奏されたと考えられます(当時まだフルートの
人気が高くなかった)。

8802125 4枚組 ¥3450
フレデリカ・フォン・シュターデ:デュエット、アリア、情景、歌曲を歌う
(CD1.デュエット集)
1-18.シューマン、ショーソン、シューベルト、A.シュカルラッティ、
モーツァルト、サン=サーンス、ブラームスの作品
(CD2.イタリア・オペラのアリア集)
モンテヴェルディ、ロッシーニ、パイジェッロ、ブロスキ、
レオンカヴァッロのアリア集
(CD3.歌曲集)
ダウランド、パーセル、リスト、ドビュッシー、カントルーブ、ホルの歌曲集
(CD4.マーラー(1860-1911):歌曲集)
1-4.さすらう若人の歌/5-6.子どもの不思議な角笛より
7-11.リュッケルト歌曲集より
フレデリカ・フォン・シュターデ(メゾ・ソプラノ)
ナショナル・アーツ・センター管弦楽団/マリオ・ベルナルディ(指揮)…CD2
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団/アンドリュー・デイヴィス(指揮)…4
ジュディス・ブレゲン(ソプラノ)…CD1
ジャニス・テイラー(メゾ・ソプラノ)…CD2
マルティン・カッツ(ピアノ)…CD3 他
1945年生まれのメゾ・ソプラノ歌手フレデリカ・フォン・シュターデの名唱集
です。彼女はドイツ系アメリカ人の家庭に生まれ、1970年にメトロポリタン歌
劇場にデビュー、以降多くの役柄を演じる傍ら、「サウンド・オブ・ミュージ
ック」などのミュージカルにも出演、更に数多くのファンを獲得しました。過
剰なヴィブラートを配した清潔な歌声のため、ズボン役も得意であり、またバ
ロック・オペラでもひっぱりだこ。モンテヴェルディの「ウリッセの帰還」で
も見事なアリアを披露。またカントルーブの「オーヴェルニュの歌」の名唱も
知られています。それとは対照的に表情豊かなマーラーの歌曲も聴きものであ
り、この4枚組で多彩な彼女の表現を楽しむことができるでしょう。

8802126 ¥1750
タベルナで…メディーヴァル・パッション
1.パドゥアナス/2.トレ・フォンタネ/3.A l'entrada del tens clar
4.エスタンピ・ロワイヤル VII/5.カルカッソとアモール/6.Astra tenenti
7.カレンダ・マヤ/8.Ce fu un mai/9.サルタレッロ/10.E vusssi'rebaltar
11.コンドゥクトゥス/12.ドゥクティア I/13.囚われ人は決して
14.トロット/15.Frelo, el me vien/16.タベルナで/17.五月に
18.Quen a festa/19.Sonetus domini Elisei patavini
20.Lamento di Tristano e…/21.…ロッタ/22.エスタンピ・ロワイヤル V
23.Dominus Marsilius de Carraria ad/24.Responso Francisci Vanocii
25.Paduanus quidam/26.アンテディクツ/27.Si no se ne ha ben
28.村のような/29.Paduanus quidam/30.E fu in su
31.Sonetus domini Helisey patavini
コルテ・アンティカ(メンバー:フランチェスコ・ビセット(ナレーション)/
マリオ・カンパナーロ/ダヴィデ・カルリ/アンジェロ・ディ・プリマ/アッリ
ゴ・ピレトロボン/クラウディオ・サルトラート/マルコ・スクィッツアート)
(歌、リコーダー、クラムホルン、パーカッション、フルート、bombard、
ハーディ=ガーディ、リュート)
録音 2000年5月15-24日パラッツォ・モレッロ カステルフランコ・ヴェネト(1)
中世の世俗音楽というものは、実際の演奏が残っているわけではないので、い
ささか推測の域を出ることがありませんが、それでも、当時の資料などを統合
すると、多くの曲はパロディや風刺詩に基づいており、吟遊詩人たちは、酒、
愛などの生活の活力と、魅惑的な騎士物語を語り、聴衆たちを喜ばせていたよ
うです。また宮廷の音楽もパロディ化され、市井の人たちも、これらを宴会の
席や行事で日常的に楽しんでいたようです。この曲集は、当時の様々な写本か
ら興味深いものを抽出したもので、コルテ・アンティカの活気あるパフォーマ
ンスは、長い時を瞬時に飛び越え、当時の社会をエキサイティングに映し出し
ています。




<Tafelmusik>
ドイツ語で「食卓の音楽」という意味を持つ「TAFELMUSIK」。
この名前を団体名にしてしまったカナダの名バロック管弦楽団の自主制作レー
ベルです。1979年に設立、1981年よりジーン(ジャンヌ)・ラモンがコンサート
・マスターを務め、国内外の演奏旅行を行うとともに、ヴィヴァルディやJ.S.
バッハなどの主要なバロック音楽の録音を始めました。これらのほとんどは
SONYなどのレーベルから発売され高く評価されていましたが、2012年に自主制
作レーベルを設立。過去のアーカイブ音源の再発と、新録音の発売を平行して
行う予定になっています。

TMK1001DVDCD(1CD+1DVD) ¥3050
ガリレオ・プロジェクト 天球の音楽
(DVD)
1.天体のハーモニー I/2.ガリレオの時代の音楽
3.アイザック・ニュートンの時代の音楽
4.惑星のドレスデン・フェスティヴァル/5.天体のハーモニー II
(CD…サウンド・トラック)
1-2.ヴィヴァルディ(1678-1741):
2台のヴァイオリンのための協奏曲 イ長調 Op.3-5-アレグロ,ラルゴ
3-9. リュリ(1632-1687):
歌劇「フェアトン」(序曲/組曲「四季の踊り」-春/組曲「四季の踊り」-夏
/組曲「四季の踊り」-秋/組曲「四季の踊り」-冬/復讐の三女神フュリーのアン
トレー/シャコンヌ)
10.モンテヴェルディ(1567-1643):チャッコーナ「西風が戻り」
11.メールラ(1594/95-1665):チャッコーナ
12.ミケランジェロ・ガリレイ(1575-1631):トッカータ
13.マリーニ(1594-1663):パッサカリア
14.モンテヴェルディ:歌劇「オルフェオ」-モレスカ
15.パーセル(1659-1695):「アブデラザール」-ロンド
16.ラモー(1683-1764):「イポリートとアリシー」-ジュピターのアントレー
17.ヘンデル(1685-1759):合奏協奏曲 ニ長調 Op.3-6-アレグロ
18.ラモー:「愛の驚き」-ヴェヌスのアントレー
19.テレマン(1681-1767):4台のヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調-アレグロ
20.ゼレンカ(1679-1745):
ソナタ ヘ長調 ZWV181/1-アダージョ・マ・ノン・トロッポ
21.ラモー:「プラテー」-メルキュールのアントレー
22.リュリ:歌劇「フェアトン」-サテュルヌの従者たちのためのエア
23.ヴァイス(1687-1750):
リュートのための協奏曲 ハ長調-アレグロ(L.ハリスによる再構築)
24.J.Sバッハ(1685-1750):
「輝く暁の星、いと美しきかな」BWV1-シンフォニア
25.J.S.バッハ:「神よ、われら汝に感謝す」BWV29-シンフォニア
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団
ジーン・ラモン(指揮)/ショーン・スミス(ナレーター)
録音 2010年5月/収録時間:86'47"/字幕:なし
アリソン・マッケイ(Programmed and Scripted)
マーシャル・ピンコスキ(Stage Director)
グレン・ダヴィッドソン(Production Designer)
1609年、ガリレオ・ガリレイ(1564-1642)が自身で望遠鏡を制作し、1610年には
木星の衛星を発見。「メディチ家の星」と名付け発表しました。その、最初の
公開デモンストレーションから400年を経た2010年に行われたイヴェントは「ガ
リレオ・プロジェクト」と名づけられ、17世紀と18世紀の科学と文化の融合を
探ることで、その時代がいかに想像力に富んでいたかを再認するものとなりま
した。贅を凝らしたDVDでは、NASAやハッブル望遠鏡、カナダの天文学者らの天
体映像をバックに、当時の有名、無名の作品の数々をターフェルムジーク・バ
ロック管弦楽団が次々と演奏。名優ショーン・スミスのナレーションが花を添
えます。この映像はカナダの90th Parallel productionsに拠って制作された
ものです。

TMK1004CD2 2枚組 ¥2450
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲 第1番-第6番
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団
ジーン・ラモン(指揮)
録音1993年…CD1,1994年…CD2 原盤 Sony Classical S2K66289
1995年、カナダの権威ある音楽賞で、アメリカのグラミー賞にも相当すると言
われる「ジュノー賞」の大編成のアンサンブル部門にて大賞を受賞したことで
も知られる名盤です。明晰で爽快な解釈、そして優れた音質は、バッハ(1685-
1750)当時の精神をストレートに伝えるものであり、現在でも、これを凌駕する
演奏はなかなか現れません。

TMK1007CD ¥1750
ヴィヴァルディ(1678-1741):
1-3.ヴァイオリン協奏曲ホ長調Op.8-1 RV269「春」
4-6.ヴァイオリン協奏曲ト短調Op.8-2 RV315「夏」
7-9.ヴァイオリン協奏曲ヘ長調Op.8-3 RV293「秋」
10-12.ヴァイオリン協奏曲ヘ短調Op.8-4 RV297「冬」
13.シンフォニアロ短調RV169「聖なる墓に」
14-16.4台のヴァイオリンのための協奏曲ロ短調Op.3-10 RV580
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団
ジーン・ラモン(ソロ・ヴァイオリン&指揮)
録音1991年原盤Sony Classical SK48251
1994年、イギリスのペンギンガイド「Highest Accolade(最高栄誉)」受賞!ピ
リオド楽器を使用しているのに、ピッチが通常のものと変わらないということ
で話題になった演奏です。なんでも、当時のヴェネツィアではa=415(…古楽の
ピッチ)ではなく、もっと高い音を使っていたのでは、という研究を基にした
ため、響きは明るく、鮮やかな表現が可能になったというもの。エレガントで
威厳のあるパフォーマンスは発売後20年を経過しても全く色あせることがあり
ません。

TMK1008DVD(DVD-Video) ¥2450
ヘンデル(1685-1759):
「メサイア」Sing-Along Messiah-みんなで歌いましょう
Produced by 90th Parallel Productions fora Bravo!Telecastメサイア…抜粋
スージー・ル・ブラン(ソプラノ)
ダニエル・テーラー(カウンターテナー)
ルーファス・ミュラー(テノール)/ロッキー・チャン(バリトン)
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団&室内合唱団
イヴァース・タウリンス(指揮)
収録2010年1月/収録時間:76'20"/字幕:なし
粉をはたいた鬘と、18世紀の服装に身を包んだ老ヘンデル(別名、イヴァース
・タウリンス)が登場。ターフェルムジークとソリストたちを見事に率いて素晴
らしい演奏を聴かせます。1000人の聴衆は皆ターフェルムジークのファンであ
り、今回の合唱団の一員でもあります。カナダのトロントで毎年開催されるこ
の観客参加型合唱祭は、すでに25年近く開催されていて、前売り券は全て売り
切れるほどの人気を誇り、評判を聞きつけ日本からも参加する人がいるなど、
実に興味深い催し物となっています。このフィルムはもともとテレビ放送用に
制作され、指揮者のタウリンス・・・いやいや、ヘンデルはジェミニ・アワー
ドにもノミネートされたほどの話題作となりました。挿入されるジョークに観
客は大笑いですが、演奏はいたって正統派。おなじみのジーン・ラモンは合唱
団の一員に紛れ込んでいますし、奏者たちにも知っている顔がちらほら。見ど
ころたっぷりの映像です。

TMK1009CD ¥1750
ヴィヴァルディ(1678-1741):弦楽のための協奏曲集
1-3.チェロ協奏曲イ短調RV418/4-6.弦楽のための協奏曲ハ長調RV117
7-9.弦楽のための協奏曲へ短調RV143
10-12.ヴァイオリンとチェロのための協奏曲変ロ長調RV547
13-15.2台のヴァイオリンと2台のチェロのための協奏曲ト長調RV575
16-18.4台のヴァイオリンのための協奏曲ニ長調RV549
19-21.チェロ協奏曲ト長調RV413/22-24.弦楽のための協奏曲ホ短調RV134
25-27.弦楽のための協奏曲イ長調RV 159
アンナー・ビルスマ(チェロ)/クリスティーナ・マーラー(チェロ)
スティーヴン・マーヴィン(ヴァイオリン)
シャンタル・レミラール(ヴァイオリン)/シンシア・ロバーツ(ヴァイオリン)
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団/ジーン・ラモン(指揮)
録音1990年SONY原盤…SK48044
「四季」で知られるヴィヴァルディはあらゆる楽器のために数多くの協奏曲を
作曲しましたが、ここではチェロを中心としたレパートリーをお聴きいただけ
ます。チェロを演奏するビルスマは、バロック・チェロの第1人者であり、ここ
でもテンポよく音楽を進めていきます。ターフェルムジークの「調和のとれた
アンサンブル」に小さい嵐を巻き起こすような、目の覚める演奏が耳にも刺激
的です。

TMK1010CD ¥1750
パーセル:劇場のためのエア
1-9.歌劇「予言者、またはダイオクリージャンの物語」-組曲
10-22.歌劇「アーサー王、またはイギリスの偉人」-組曲
23-40.歌劇「妖精の女王」-組曲
41-50.歌劇「インドの女王」-組曲
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団/ジーン・ラモン(指揮)
録音1993年.1994年Sony Classica原盤
たった36年という短い生涯だったにも拘わらず、パーセル(1659-1695)が残した
400曲以上の作品は、どれもがイギリス音楽の特徴に、当時流入してきたイタリ
ア、フランスの風味が加わった独自の世界観を有したものです。このアルバム
に収録されているのは、彼が残した劇付随音楽から管弦楽部分を抜粋したもの
で、歌は入っていないものの、その部分はきちんと管弦楽でカヴァー。これだ
けで存分に劇を味わうことができると言う優れものです。演奏はもちろん申し
分なし。牧歌的な雰囲気と、絶妙な緊張感がマッチした素晴らしい世界が広が
ります。

TMK1011CD ¥1750
ヘンデル:
1-6.王宮の花火の音楽 HWV351
7-11.二重協奏曲 第2番 ヘ長調 HWV333
12-17.二重協奏曲 第1番 変ロ長調 HWV332
18-22.二重協奏曲 第3番 ヘ長調 HWV334
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団/ジーン・ラモン(指揮)
録音1997年Sony Classical原盤
1748年にオーストリア継承戦争終結のために「エクス・ラ・シャペル(アーヘ
ン)」で署名された講和条約を祝すために書かれた「王中の花火の音楽」は、
当時のイギリス王ジョージ2世の意向を汲み、勇壮さを演出するために「管楽
器と打楽器」のみの編成で書かれました。これは、ヘンデル(1686-1750)の生涯
の中でもとりわけ多くの聴衆を集めたと言いますが、ヘンデル自身は、弦楽器
を使うことを要求していました。この演奏はヘンデルが望んだ「弦楽器付」
ヴァージョンで、祝祭的かつ勇壮で華やかな音楽が朗々と展開されます。

TMK1012CD ¥1750
ラモー(1683-1764):
1-16.抒情悲劇「ダルダニュス」(1739)
17-29.オペラ・バレ「栄光の殿堂」(1745)
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団/ジーン・ラモン(指揮)
原盤 2001年CBC Records
ラモーの2つの舞台作品から、管弦楽組曲を抜き出した興味深い1枚です。「ダ
ルダニュス」に含まれる「タンブーラン」はバロック音楽の名作として、良く
知られている作品ですが、逆に言えば、他の曲を聴く機会はほとんどありませ
んでした。しかしながら、こんな面白い作品を知らないとは勿体ないの一言で
す。18世紀中ごろのヨーロッパの知識人たちの間で起こった「ブフォン論争」
の中心人物であったラモーの作品は、イタリア・オペラの愛好者から「こんな
不自然な音楽はない」と批判されてしまいます(反ラモーの先鞭を執ったのは、
これまた有名なジャン=ジャック・ルソーでした)。この「ダルダニュス」は
そんな批判を最高潮に盛り上げた問題作だったのです。この論争はラモーがな
くなるまで続いたのですが、今になって聴いてみると、前述のようにとにかく
面白い!炸裂するリズム、ノリノリの音楽。もちろん、これらを見事に演奏す
るターフェルムジークも最高です。

TMK1013CD2 2枚組 ¥2450
ハイドン(1732-1809):パリ交響曲集
(CD1)
1-4.交響曲 第82番 ハ長調「熊」 Hob.1-82
5-8.交響曲 第83番 ト短調「めんどり」 Hob.1-83
9-12.交響曲 第84番 変ホ長調 Hob.1-84
(CD2)
1-4.交響曲 第85番 変ロ長調「王妃」 Hob.1-85
5-8.交響曲 第86番 ニ長調 Hob.1-86
9-12.交響曲 第87番 イ長調 Hob.1-87
ターフェルムジーク・バロック・管弦楽団/ブルーノ・ヴァイル(指揮)
録音1993-1994年原盤 Sony Classical
現代のハイドン学者たちが挙って高く評価する、このパリ交響曲は、確かにど
れもがウィットに富み、聴けば聴くほどの楽しみをもたらしてくれるものです
が、良い演奏でないと、この曲の真価を引き出すことは困難でした。そんな時、
あの辛口批評で知られる重鎮が「古楽のオーケストラでハイドンを聴くならプ
ティット・バンドかターフェルムジークが良いといえよう」と言ったのだそう
です。その言葉が牽引となってか、どのメディアでも大絶賛となり、一躍
「ヴァイルは凄い」と言われた伝説のハイドンです。




<CAPRICCIO>
C7120 4枚組 ¥3450
シェーンベルク:歌曲全集
(CD1)
1.森の夜/2.地上の豊かな香り(牧歌)
3.なぜあなたは目覚めているの?(夜の花)
4.Du kleine bist so lieb und hold-少しだけ甘くて魅惑的
5.そしてあなたは私の元へ戻ってくる/6.マリー、神はあなたに挨拶する
7.私の目はあなたを見つける/8.旅の歌/9.湖面は黒ずみ
10-13. 4つの歌曲 Op.2 (期待/イエスの物乞い「あなたの金の櫛を私におくれ」
/高揚/森の太陽)
14-19. 6つの歌曲 Op.3 (ゲオルク・フォン・フルンツベルクが自ら歌うよう
に/興奮した人々/戒め/婚礼の歌/老練な心/自由な優しさ)
20-34.架空庭園の書より15の詩(しげった葉陰で/この楽園の森は/あなたの垣
の中に新参者として私は入った/私の唇が動かず燃えるので/どの道か教えて/
もう私は何の仕事もできない/不安と希望が交互に私をしめつける/今日あなた
の体に触れなければ/私たちにとって幸福はつらく、もろい/待ち焦がれて私は
美しい花壇をみつめる/花で飾られた門の陰に/深い草地の中できよらかに憩う
とき/皮のほとりの銀柳にあなたは寄りかかり/これ以上言わないで/私たちは
夕闇の中にいた)/※2.4-8…世界初録音
(CD2)
1.地上の豊かな香り(第2稿)/2.喜び、美しく若々しいバラ
3.父の家では以前も/4.私はただひとり/5.死神の歌/6.忘れな草
7.私の庭のクローブ(おとめの歌)/8.ライラックの茂みに小鳥が
9.まさに美しい五月/10.私の好きな牧草地/11.その植物は深淵にあり
12.太陽が沈み行き(葦の歌)/13.お前のまなざしになじみ/14.自然 Op.8-1
15.ブレッテルの歌(素朴な歌/満ち足りた恋人/それぞれに取り分を/警告/ガラ
テア/ギゲールレッテ/アルカディアの鏡から/夢遊病者)
23.自然 Op.8-1(初期のピアノ断片稿)/24.お前のまなざしになじみ(第2稿)
25.私のただ一つの苦き悲しみ/26.私の宝ものは渦巻飾りのように
27.泉に小甕を持って行った(壊れた小甕)/28.スズメバチが昨日
29.おとめの歌/30.私の心は深い淵へ/31. 私の光よ、わがもとへ
32.明るい夢の中であなたを何度も見る ※2-11.14.23-27…世界初録音
(CD3)
1.彼は彼女の手から壺を取る/2.五月の歌/3.春の少女/4.いや、しかし!
5.あなたは私を待っていない
6-19.グレの歌(1900/01 ピアノと歌によるオリジナル版)※6-19…世界初録音
(CD4)
1-2. 2つの歌 Op.1 (感謝/別れ)
3-10.8つの歌 Op.6 (夢の人生/すべては/おとめの歌/見捨てられて/ガゼール
/路傍にて/誘惑/さすらい人)
11-13. 2つのバラード Op.12(おちぶれた人々/ジェーン・グレイ/Jeduch(バラ
ードの断章))
14-15. 2つの歌 Op.14 (私は感謝するにはおよばぬ/この冬の日々に)
16.なぎさにて(Op.14-3として構想)
17-20. 4つのドイツ民謡 (今、5月の喜びに/2つの良い遊びがありました/私の
心はかき乱されて/私の心は私と混ざり合い)
21-23. 3つの歌 Op.48 (夏に疲れて/死/おとめの歌) ※13…世界初録音
演奏: (CD1)コンラード・ジャーノット(バリトン)/ウルス・リスカ(ピアノ)
(CD2)クラウディア・バラインスキ(ソプラノ)
ミヒャエル・ハーゼル(ピッコロ…22)
フローリアン・デルプホルツ(トランペット…22)
ドミニク・エルツェ(スネアドラム…22)/ウルス・リスカ(ピアノ)
(CD3)メラニー・ディーナー(ソプラノ…3.7.9.11.13)
マルクス・シェーファー(テノール…1-2.4-6.8.10.12.14.16-19)
アンケ・ヴォンドゥング(メゾ・ソプラノ…15)/ウルス・リスカ(ピアノ)
(CD4)メラニー・ディーナー(ソプラノ…3.11.13)
コンラッド・ジャーノット(バリトン…1.2.12.14-16)
クリスタ・マイヤー(アルト…17-23)/ウルス・リスカ(ピアノ)
録音 2009年-2011年
誰も知らない素顔のシェーンベルク(1874-1951)!!!断片や草稿まで、世界初
録音を多数含む貴重な歌曲全集です。あの「グレの歌」のオリジナル・ヴァー
ジョンはピアノ伴奏であり、現在私たちが知っている形とは、かなり違うもの
であったことや、そろそろ十二音へと移行を始める時期に書かれたOp.8-1「自
然」も、最初はもう少し違った形であったり・・・。とにかく作品番号なしの
曲の興味深いこと!調性概念が壊れていく瞬間に立ち会えるかのような、意義
あるアルバムです。歌手陣も文句なし。永久保存盤です。

C5140 3枚組 ¥3050
ベートーヴェン:歌曲全集
(CD1)
1-6.遥かな恋人に Op.98/7-14.8つの歌 Op.52/15-20.6つの歌 Op.48
21-26.6つの歌 Op.75/27-31.4つのアリエッタと二重唱 Op.82
(CD2)
1.アデライーデ Op.46/2.希望に Op.32/3-5.3つの歌 Op.83
6.友情の喜び Op.88/7.希望に Op.94/8.約束を守る男 Op.99
9.メルケンシュタイン Op.100/10.口づけ Op.128/11.婚礼の歌 WoO105
12.ロプコヴィッツ王子のための誕生日カンタータ 「我等の尊き殿万歳」WoO106
13.ある乙女の絵 WoO107/14.乳飲み子に WoO108
15.別れに歌う酒の歌 WoO109/16.むく犬の死に寄せる悲歌 WoO110
17.ポンス酒の歌 WoO111/18.ラウラに Wo0112/19.嘆き Wo0113
20.ひとりごと Wo0114/21.ミンナに Wo0115/22.何と時は長く Wo0116
23.自由の人 Wo0117/24.愛されない者のため息 Wo0118
25.おお、いとしの森よ Wo0119/26.人は炎を隠そうとする Wo0120
(CD3)
1.ウィーン市民への別れの歌 Wo0121/2.オーストリア軍歌 Wo0122
3.君を愛す Wo0123/4.別れ Wo0124/5.女暴君 Wo0125/6.奉献歌 Wo0126
7.愛する喜び Wo0128/8.うずらの鳴き声 Wo0129
9.われを忘れたもうな Wo0130/10.愛する人が去ろうとしたとき Wo0132
11.この暗き墓に Wo0133/12.あこがれ Wo0134/13.声高き嘆き Wo0135
14.君への想い Wo0136/15.遠くからの歌 Wo0137/16.異国の若者 Wo0138
17.愛する男 Wo0139/18.愛する人に寄す Wo0140/19.夜うぐいすの歌 Wo0141
20.詩人の魂 Wo0142/21.戦士の別れ Wo0143/22.メルケンシュタイン Wo0144
23.ひめごと Wo0145/24.あこがれ Wo0146/25.山からの呼び声 Wo0147
26.いずれにしても Wo0148/27.あきらめ Wo0149
28.星空の下の夕べの歌 Wo0150
29.けだかい人間よ、慈悲ぶかく善良であれ WoO151
C10343-45の新装版
パメラ・コバーン(ソプラノ…CD1:21-31,CD2:1.6.12.12,CD3:3.7.12.22.23)
ヘルマン・プライ(バリトン)/レオナルド・ホーカンソン(ピアノ)
ベルリン・ハインリヒ・シュッツ・クライス…CD2:11.12.14.23.25
ウォルフガンク・マトコヴィッツ(指揮)…CD2:11.12.14.23.25
楽聖ベートーヴェン(1770-1827)の知られざる一面を知るための歌曲全集。比
較的聴く機会の多い1枚目、合唱を含む2枚目、ほとんど知られていない曲ばか
りの3枚目。真面目な曲から、肩の力を抜いた曲までそろい踏み。




<ONDINE>
ODE-1181 ¥2080
プロコフィエフ(1891-1953):交響曲 第5番&第6番
1-4.交響曲 第5番 変ロ長調 Op.100
5-7.交響曲 第6番 変ホ短調 Op.111
フィンランド放送交響楽団/サカリ・オラモ(指揮)
録音 2011年8月15-17日 ヘルシンキ・ミュージック・センター…1-4,
2010年9月9-11日 フィンランディア・ホール…5-7
このアルバムに収録されたプロコフィエフの2つの交響曲は、彼の全作品中で
もとりわけシリアスなものであり、戦争の悲劇と強く結びついた曲として知ら
れています。高揚感溢れる第5番、そして病と闘いながら心の声を振り絞って
書いた第6番。どちらも難解な部分を持つ、演奏が困難な曲です。サカリ・オラ
モによるこの演奏は、曲の持つ攻撃性は抑え目にし、一見穏やかな中に燃え盛
る心を閉じ込めるという、内面を重視した仕上がりとなっています。1度聴いた
だけでは、この曲の持つ恐ろしさを理解できないかもしれませんが、2度3度と
聴くうちにぞくぞくして来るような演奏です。フィンランドを代表する名指揮
者の一人、サカリ・オラモは1993年に(代役として)フィンランド放送交響楽団
の指揮台に立ちました。この時の成功により、副指揮者として招聘され、2003
年からは首席指揮者として活躍する傍ら、世界各地のオーケストラとも良い関
係を築いています。彼はもともと熟達したヴァイオリニストであり、フィンラ
ンド放送響のコンサートマスターを務めていたこともあり、このオーケストラ
を知り尽くしていることは間違いありません。

ODE-1199 ¥2080
マグヌス・リンドベルイ(1958-):室内楽作品集
1-3.クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲(2008)
4-6.チェロとピアノのための「サンタ・フェ・プロジェクト」(小協奏曲)(2006)
7-12.独奏チェロのためのパルティータ(2001)
13-16.チェロとピアノのための「2匹のコヨーテ」(1993/2002)
カリ・クリーック(クラリネット)/アンシ・カルットゥネン(チェロ)
マグヌス・リンドベルイ(ピアノ)
録音 2011年9月5-6.8日 ヤルヴェンパー・ホール
フィンランドの現代作曲家、ピアニスト、マグヌス・リンドベルイの作品集で
す。彼はサーリアホやエサ=ペッカ・サロネンらと同じく現代音楽を喧伝する
ためのグループ「Korvat auki!-耳を聴け!」に属し、フィンランドのこの分野
の発展に力を尽くしています。彼の作品は一定のリズム・パターンに基づいた
ものや、「スペクトル楽派(倍音を理論的に合成するという方法論を用いた作曲
を行う人たち)」に属するものが主でしたが、次第に古典的な作風に回帰し、メ
ロディアスで情感あふれる作風へと変遷しています。このアルバムに収録され
ている一群の作品も、基本的には流麗で安定した曲想ですが、ところどころに
現れる暴力的な雰囲気が独特です。

ODE-1208 ¥2080
マーラーの遺産
-マーラー,ベルク,シェーンベルク,ショスタコーヴィチ,ブリテン:歌曲集
《マーラー(1860-1911)》
1-6.歌曲集「若き日の歌」(夏の後退/春の朝/思い出/ハンスとグレーテ/セレ
ナーデ/幻想)
《ベルク(1885-1935)》
7.あこがれI/8.花咲く春は短いと彼は嘆く/9.雨
10.私のまぶたを閉じて下さいI/11.私のまぶたを閉じて下さいII
12.眠ること、眠ること/13.ロイコンに
《シェーンベルク(1874-1951)》
14-16.ブレットル歌曲集(キャバレー・ソング)
(ガラテア/素朴な歌/満ち足りた恋人)
《ショスタコーヴィチ(1906-1975)》
17-18. 2つの寓話
《ブリテン(1913-1976)》
19-23.子守歌のお守り(子守歌/ハイランドのバロー/セフェスティアの子守歌
お守り/乳母の歌)
ヴィルピ・ライサネン(メゾ・ソプラノ)
マリタ・ヴィッターサロ(ピアノ)
録音 2011年10月31日,11月1日.3日 ヤルヴェンパー・ホール
フィンランドの期待の新鋭、メゾ・ソプラノ歌手のヴィルピ・ライサネンによ
る、見事なコンセプト・アルバムです。彼女は優秀なヴァイオリニストとして、
そのキャリアをスタートさせましたが、最近になってオペラ歌手に転向。すで
にベルリン国立歌劇場を始め、ロイヤル・コンセルトヘボウやオランダ歌劇場、
ザルツブルク音楽祭などへ出演し、バロック作品から、ノーノやリームなどの
現代作品まで幅広く歌いこなし、絶賛されている人です。このアルバムは「マ
ーラーの遺産」と題されたもので、マーラーの初期の歌曲に見られる「民謡、
単純性と後期ロマン派の融合」の萌芽を引き継いでいった作曲家たちの作品が
並べられ、大衆的な歌や極めてプライヴェートな歌などへと変化していった
「ドイツ・リート」の変容がわかるものとなっています。ピアノ伴奏はイソコ
スキとの名演で知られるヴィータサロ。繊細な歌にぴったりと寄り添いつつも、
濃厚な世界を表出しています。

ODE-1202 ¥2080
R.シュトラウス(1864-1949):3つの賛歌・オペラアリア集
1-2.歌劇「ナクソス島のアリアドネ」Op.60
(Ein Schones war-美しいことがあった(アリアドネ)/Es gibt ein Reich-一つ
の国がある(アリアドネ))
3-5. 3つの賛歌 Op.71 (愛の賛歌/帰郷/愛)
6-7.歌劇「ばらの騎士」Op.59から (Die Zeit, die ist ein sonderbar Ding
-時というのは不思議なものね(マルシャリン)/Da geht er hin-とうとう行って
しまった(マルシャリン))
8.歌劇「カプリッチョ」Op.85より 終わりの情景
ソイレ・イソコスキ(ソプラノ)
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団
オッコ・カム(指揮)
2012年4月17-18.20日 ヘルシンキ・ミュージック・センター
ONDINEレーベルには、「4つの歌」を始めとした管弦楽作品集(ODE-982),ピアノ
伴奏による歌曲集(ODE-1187)という、イソコスキのR.シュトラウスのアルバム
が2枚あり、このどちらも高く評価されています。彼女は現在最高のリリック・
ソプラノの一人であり、その持ち役は驚くほど幅広く、また歌曲のレパートリ
ーも豊富です。既に「ばらの騎士」の元帥夫人(マルシャリン)は、いくつかの
劇場で歌い、またウィーン国立歌劇場の50周年ガラ・コンサートの映像でもそ
の姿を見ることができますが、今回の最新録音では、一層成熟した大人の女性
を感じることができるでしょう。彼女の歌声はとても柔らかく、決して突き刺
さるようなものでないので、まさに包み込まれるような感触であり、暖かさに
満ちています。たっぷりと歌われる「愛の賛歌」もよいですが、何より「カプ
リッチョ」の終わりの情景は、涙がでるほどに美しいものです。

ODE-1189 ¥2080
カイヤ・サーリアホ(1952-):三重奏曲集
1.ソプラノとチェロ、ピアノのための「ミラージュ-蜃気楼」
(2007:室内楽バージョン)
2-5.ヴァイオリンとヴィオラ、チェロのための「クラウド・トリオ」(2009)
6.アルト・フルートとチェロ、ピアノのための「Cendres-火山灰」(1998)
7-11.ヴィオラとチェロ、ピアノのための「Je sens un deuxieme coeur-私は
第2の心を感じる」(2003)
12-16.パーカッションとチェロ、ピアノのための「セレナータ」(2008)
スティーヴン・ダン(ヴィオラ)/ピア・フロイント(ソプラノ)
トゥイヤ・ハッキラ(ピアノ)/フローラン・ジョドゥレ(パーカッション)
アンシ・カルットゥネン(チェロ)/エルンスト・コヴァチッチ(ヴァイオリン)
録音 2011年3月14日…1-6, 2011年11月24-26日…2-5.7-16,
ヤルヴェンパー・ホール
サーリアホ生誕60年を記念してONDINEが進めている「サーリアホ・プロジェク
ト」の最新作は、彼女の室内楽作品です。「トリオ」と題されたこのアルバム
は、様々な楽器による三重奏曲が集められています。「ミラージュ」は同時に
2つの形態で作曲が試みられたもので、オーケストラ伴奏版はODE-1130で聴くこ
とができますが、こちらは更に凝縮された音楽が味わえます。「クラウド・ト
リオ」はタイトルの通り、雲が形成する上で、絶えず変化していく様子を捉え
たもので、4つの部分は秘的な美しさを見せています。「火山灰」はこのアル
バムの中では最も早く書かれた作品で、もともとのアイデアは「la fumee
(1990)」に由来しますが、全く違うテイストの音楽となっています。5つの部分
からなる「Je sens un deuxieme coeur」、同じく5つの部分からなる「セレナ
ータ」の変幻自在な音楽も興味をそそられます。




<DACAPO>
6.220621(SACD-Hybrid) ¥1980
ホルンボー(1909-1996):室内交響曲集
1-4.室内交響曲 第1番 Op.53(1951)
5-8.室内交響曲 第2番「悲歌」 Op.100(1968)
9-14.室内交響曲 第3番「フリーゼ」 Op.103a(1969-70)※全て世界初録音
ラップランド室内管弦楽団(指揮)/ジョン・ストルゴーズ
録音 2011年3月31日-4月1日 ロヴァニエミ教会
デンマークの近現代音楽史を代表する作曲家ホルンボーの3つの室内交響曲を
高音質録音で聴く1枚です。1950年代から、独自の表現を追求し始めたホルン
ボーにとって、この3つの作品は、極めて実験的であり、また興味深い変容を
遂げるための器となりました。3つの印象的な音符で始まる第1番は、その音を
極限まで拡大し、小さな編成の管弦楽団から多彩な響きを引き出すことに成功
しています。「悲歌」と題された第2番と、その翌年に書かれた第3番は、当時
の急進的な音楽からは少し距離を置いたものであり、新古典的なものと、シベ
リウス的なものが混在する、ちょっと懐かしい味わいのある音楽です。

8.206003 6枚組 ¥3450
カール・ニールセン(1865-1931):マスターワーク集 第2集 室内楽曲&器楽曲集
(CD1)
1-4.弦楽四重奏曲 第1番 ト短調 Op.13
5-8.弦楽四重奏曲 第2番 へ長調 Op.44/9-12.弦楽五重奏曲 ト長調
(CD2)
1-4.弦楽四重奏曲 ヘ短調 Op.5 FS11
5-8.弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.14 FS23
(CD3)
1-3.ピアノ三重奏曲 ト長調/4.甲斐なきセレナード FS58
5-8.木管五重奏曲 Op.43 FS100
9.クラリネットとピアノのための幻想的小品 ト短調
10-11.オーボエとピアノのための2つの幻想的小品 Op.2
12.カント・セリオーソ FS132/13-15.劇音楽「母」より Op.41 FS94
(CD4)
1-3.ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 Op.9 FS20
4-6.ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.35 FS64
7-17.無伴奏ヴァイオリンのための「前奏曲, 主題と変奏曲」Op.48 FS104
18-19.無伴奏ヴァイオリンのための「前奏曲とプレスト」Op.52
(CD5)
1-4.交響組曲 Op.8 FS19
5-17.若い人から老いた人へのピアノ音楽集 第1集 Op.53 FS148
18-29.若い人から老いた人へのピアノ音楽集 第2集 Op.53 FS148
30.主題と変奏 Op.40 FS81
(CD6)
1.シャコンヌ Op.32 FS79/2-7.ピアノ組曲「ルシファー(堕天使)」Op.45 FS91
8-13.6つのユモレスク・バガテル Op.11 FS22
14-18.5つのピアノ小品 Op.3 FS10/19-21.3つのピアノ小品 Op.59 FS131
ティム・フレデリクセン(ヴィオラ)…CD1: 9-12
デンマーク弦楽四重奏団…CD1&2/トリオ・オンディーヌ…CD3: 1-3
ディアマント・アンサンブル…CD3: 4-8
ソレン・エルボ(クラリネット)…CD3: 9
イェンス・エルヴェキール(ピアノ)…CD3:9-12, CD4: 1-6
マックス・アートヴェズ(オーボエ)…CD3: 10-11
ヘニング・ハンセン(ホルン)…CD3: 12
アンナ・ダイナ・シック(フルート)…CD3:13-15
カトリーヌ・ブンゴード(ヴィオラ)…CD3:13-15
ニーナ・キャスリン・シュレン(ハープ)…CD3 13-15
ジョン・ギェスメ(ヴァイオリン)…CD4: 1-6
トゥー・ラウトルプ(ヴァイオリン)…CD4: 7-19
ヘアマン・ダーヴィッド・コッペル(ピアノ)…CD5&6
デンマークを代表する大作曲家、ニールセンの室内楽作品全集です。dacapoレ
ーベルから少しずつ発売されていたものを1セットにまとめました。古典的な
形式と伝統に基づいたまるでモーツァルトを思わせる初期の作品から、50歳を
前後にがらっと作風を変えた後の深遠な作品まで、ありとあらゆる音楽が収録
されています。交響曲、管弦楽曲を極めたい方向けの第1集(8.206002)も絶賛
発売中です。

8.226085(1CD+1DVD) ¥1780
ペア・ノアゴー(1932-):ウィルオウィスプが町にいる
1-15.お伽話のカンタータ「ウィルオウィスプが町にいる」
6-18.かぎりなく揺れる揺籃のなかから
《DVD》ウィルオウィスプが町にいる-お伽噺と音楽の旅(25分)
ヘレーネ・ギェリス(メゾ・ソプラノ)…1-15
アテラス・シンフォニエッタ・コペンハーゲン
録音 デンマーク王立アカデミー・オブ・ミュージック
2009年3月30日-4月2日…1-15, 2009年11月26-27日…6-18
「ウィルオウィスプ」とは世界各地に存在する鬼火伝承の名の一つです。ここ
では、デンマークが生んだ大作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの
「鬼火が町にいる」という有名なお伽話を元に書かれた、ノアゴーのカンター
タです。これはアンデルセン生誕200年の国際的な記念式典のために書かれた
作品で、世界初演となっています。付属のDVDには、曲が成立するまでのドキュ
メンタリーが収録されていて、作曲家と、彼の親友で作家のスザンヌ・ブロッ
ガー(この物語の台本を書いた)、そして歌手のギェリスが作品に対する思いを
語ります。

8.226092 ¥1780
ペア・ノアゴー(1932-):パーカッションとアンサンブルのための「風景」
1.破壊への前奏曲(1986)
2-5.O.サーヴィングの詩「この年」による4つのメディテーション(2010)
6-8.パーカッション・ソロのための「アラベスク」(2010)
9-11.パーカッションと6楽器のための「3つの情景」(2009)
エスビェア・アンサンブル/クリスティアン・マルツィネス(パーカッション)
ペッテル・スンドクヴィスト(指揮)
ノアゴーによるパーカッションを中心とした音楽集です。東洋的神秘主義と、
エキゾチックなリズムによる、まさに自然を超越したかのような不思議な響き
がたまりません。パーカッションと一口に言っても、その音色は様々で、ヴィ
ヴラフォンやミュージック・ソウ(音楽のこぎり)など、メロディックなものも
含まれます。アラベスクと3つの情景は、才能あるパーカッション奏者、マルツ
ィネスのために書かれています。音の羅列から生み出される美をお楽しみくだ
さい。

8.226573 ¥1780
スペース・アンド・プレース
1.ブルーン(1968-):My Jewel, My Rose, My Honour
2.ホルメン(1971-):Mrs.シュミット/3.ホルメン:デイモス
4.ブルーン:最高の新年の歌/5.スネッケスタ:フランスのスケッチ
6.ブルーン:All that My Soul Will Hum/7.オルセン(1961-):暗い部屋
8.エーヤフェルト・オレセン(1969-):Stralsund
エヴァ・エステルゴー(ピッコロ,フルート,アルト・フルート,バス・フルート)
ペーター・ブルーン(ヴォーカル…1.4.6)/ペーター・ラングベリ(ベル…1.6)
スタジオ・アンサンブル…1/モーテン・オルセン(電子楽器…7)
録音 2007年-2011年Recorded in Logumkloster Kirke and Logumkloster
Refugium
南ユトランド半島にあるレグムクロスター教会は、中世デンマークに建立され
た最も重要な建造物の一つであり、教会内部では素晴しい音響効果を発揮しま
す。高いアーチ型の天井とレンガ作りの壁は、他では味わえない響きをもたら
し、特徴的なサウンドスケープを生み出すのです。フルーティストのエヴァ・
エステルゴーは様々な試みを実現化するアーティストで、以前は宇宙をアニメ
ーション化しようとしたこともあるようです。このアルバムを収録するにあた
って、教会内の音響を存分に研究し、5人のデンマークの作曲家に作曲を依頼
し、この見事な1枚を生み出しました。

8.226567 ¥1780
ソンライフ・ラスムセン(1961-)ソロとアンサンブル作品集
1-3.クラリネット、ヴァイオリン、ピアノのための「ダンシング・レイン・
ドロップス」(1995)
4-8.ギターとエフェクト・プロセッサーのための「組曲」(2007)
9.2本のフルートのための「アンダラグ第2番」
10-14.ピアノとエフェクト・プロセッサーのための「黄金の太陽のように」
(1993)
15.フリート、クラリネット、ピアノ、ヴァイオリンのための「モザイク/
ミニチュア」(1999)
アンナ・クレット(クラリネット)…1-3.15
オッスール・ベーク(ヴァイオリン)…1-3
ヨハネス・アナセン(ピアノ)…1-3.10-14.15
オラヴル・ヤコブセン(ギター)…4-8
アンドレア・ヘインドリクドッティル(フルート)…9.15
ベルハルド・ウィルキンソン(フルート)…9
サメル・ペテルセン(ヴァイオリン)…15
録音 2009年-2011年The Faroe Islands Art Museum and The Nordic House
in the Faroe Islands
ノルウェーとアイスランドの中間に位置するデンマークの自治領、フェロー諸
島を代表する作曲家、ソンライフ・ラスムセンの室内楽作品集です。ここに収
録された5つの作品は、様々な楽器の構成が魅力で、フェロー諸島の伝統音楽を
曲の根底に置きながらも、それを一度壊して再構築することで、曲に独特の陰
影を与えています。とりわけ「ギター組曲」や「黄金の太陽のように」では、
バロック様式の構造と、電子的に創り上げた「共鳴」を同時に鳴らすことで、
聴き手の感覚を攪乱します。慣れると案外心地よい音と言えそうです。





<SoloMusica>
SM155 ¥1750
リルケ:ドゥイノの悲歌(抜粋)
1.第6の悲歌(音楽…ラフマニノフ)/2.第7の悲歌(音楽…グリーグ)
3.第8の悲歌(音楽…ベートーヴェン)
4.第9の悲歌(音楽…フランソワ&イベール)
5.第10の悲歌
(音楽…リスト、イベール、シューマン、ティールセン、クープラン)
ウルリヒ・ラインタラー(朗読)
シュテファン・マティアス・ダーデマン(ピアノ)
録音 2011年1月24-28日
1912年の冬、イタリアとスロベニアの国境近くの都市、ドゥイノのアドリア海
に臨む城に滞在していた詩人リルケが、断崖を散歩中にインスピレーションを
得たという「ドゥイノの悲歌」。完成までにはおよそ10年の歳月を必要とし、
人間としての全ての感情、死、愛、生きること、苦悩など全てを格調高い言葉
で歌い上げた10篇からなる詩集です。このアルバムは、その中の6-10篇を、そ
れぞれ相応しい音楽に載せて朗読したもので、例え言葉がわからずとも、リル
ケの到達した極限の思想を感じ取れる内容となっているところが見事です。

SM157 2枚組(1枚価格) ¥1750
リスト(1811-1886):巡礼の年第1年&第2年
《CD1.巡礼の年第1年スイス S160/R10》
1.ウィリアム・テルの礼拝堂/2.ワレンシュタットの湖畔で/3.パストラール
4.泉のほとりで/5.夕立ち/6.オーベルマンの谷/7.牧歌/8.郷愁
9.ジュネーヴの鐘
《CD2.巡礼の年第2年イタリア S161/R10b》
1.婚礼/2.物思いに沈む人/3.サルヴァトール・ローザのカンツォネッタ
4.ペトラルカのソネット 第47番/5.ペトラルカのソネット 第104番
6.ペトラルカのソネット 第123番/7.ダンテを読んで-ソナタ風幻想曲
フロリアン・クルムペック(ピアノ)
録音 2007年8月14-16日,2011年1月4-5日
「巡礼の年」はリストが20代から60代まで断続的に作曲したものを集めたもの
で、旅の多かった彼の人生に沿うような、音によるエッセイ集とでも言えるの
ではないでしょうか?とはいうものの、このアルバムに収録された第1年と第2
年は、まだまだ血気盛んな時期に書かれており、華やかな技法も思う存分駆使
されています。ここでピアノを演奏しているクルムペックは、1978年ウィーン
生まれ。2008年にウィーン楽友協会でベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演
奏会でデビュー。高い評価を受けているピアニストです。

SM158 2枚組(1枚価格) ¥1750
もっとボレロを・・・
(CD1)
1.朗読 I/2.ラヴェル(1875-1937):水の戯れ/3.朗読 II
4.ガーシュウイン(1898-1937):ラプソディ・イン・ブルー(ピアノ編)
5.朗読 III/6.ガーシュウイン:ラプソディ・イン・ブルー(ピアノ編)
7.朗読 IV
(CD2)
1.朗読 V/2.ドビュッシー(1862-1918):バラード/3.朗読 VI
4.ラヴェル:ボレロ
ペーター・フィッツ(朗読)/ヘンドリク・フィッツ(朗読)
シビル・ブリナー(ピアノ)/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
エイドリアン・リーパー(指揮)…CD2:4
20世紀フランスにおける最も重要な作家である、ジャン・エシュノーズによる
モーリス・ラヴェルの評伝をベースにした音楽物語。若い頃は先進的過ぎる作
風で音楽界に波乱を巻き起こしたラヴェルが、一時期は「フランス6人組」の人
気に押されるなど精神的に低迷するも、1928年に渡米し、そこで人気と自信を
回復。その後に次々と名作を発表し、62歳で亡くなるまでを、ラヴェル自身の
音楽と、彼の後進であるガーシュウインの音楽に載せて朗読したものです。

SM162 ¥1750
ベートーヴェン(1770-1827):コントラバスで弾くベートーヴェン作品集
1-3.チェロ・ソナタ 第1番 ヘ長調 Op.5-1
4-7.チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 Op.69
8-10.チェロ・ソナタ 第5番 ニ長調 Op.102-2
※全てB.パラドジークによるコントラバス編
ボゾ・パラドジーク(コントラバス)
ハンスヤコプ・ステムラー(ピアノ…1-3)
ウルリヒ・ラーデマッハー(ピアノ…4-7)
マリア・ソフィアンスカ(ピアノ…8-10)
録音 2011年5月17日…1-3, 2000年1月15日…4-7, 2003年4月17-18日…8-10
1799年、当時最も有名なコントラバス奏者ドメニコ・ドラゴネッティが、ベー
トーヴェンの「チェロ・ソナタ 第2番ト短調」を作曲家自身のピアノ伴奏で演
奏したという記録が残っています。ドラゴネッティはベートーヴェンだけでな
く、ハイドンとも親交があり、彼らにコントラバスをソロ楽器で使うように進
言し、また、生涯をかけて弓を改良し、現在でも「ドラゴネッティ弓」として
その名前が残っているほどの名奏者でした。そんな逸話に感銘を受けた、現代
の名コントラバス奏者パラドジークは、自分でもベートーヴェンの偉大なる作
品に挑戦を試み、10年以上の年月をかけて、じっくりと練り上げ、5曲のソナタ
全てをコントラバスで演奏するまでに至りました。ここでは奇数番号のソナタ
が収録されています。チェロ以上に深みのある音色は、魅力的であり、その重
低音は間違いなく心と耳に残ります。

SM163 ¥1750
Winterflustern-冬のささやき
ピーター・ホートン(ギター&ナレーション)
ギターと朗読による物語です。 SM118の再発商品となります。
(デジパック仕様)

SM164 2枚組 ¥2450
CASANOVA
(CD1)
1-18.第1章-DIE GEFANGENSCHAFT(監禁)ガブリエリ、カステッロ、
ヴィヴァルディの作品と朗読
19.ジョヴァンニ・ガブリエリ:ソナタ VI
20.ジョヴァンニ・ガブリエリ:カンツォン XIII a8
21.カステッロ:ソナタ XV
(CD2)
1-13.第2章-DIE FLUCHT(逃亡)ガブリエリ、カステッロ、ヴィヴァルディの
作品と朗読
14-16.ヴィヴァルディ:調和の霊感 Op.3-9 RV230
17-20.ヴィヴァルディ:調和の霊感 Op.3-2 RV578
ヴォルフラム・ベルガー(朗読)/チューリッヒ・バロック管弦楽団
マティアス・ヴァイレンマン(指揮)
稀代の色事師、ジャコモ・カサノヴァの伝記とチューリッヒ・バロック管弦楽
団による17世紀イタリア・バロック音楽の融合です。物語は、カサノヴァが
1753年に宗教裁判所で有罪を宣告され、「鉛の監獄」I piombiに収監されたと
ころから始まります。そして、第2部ではこの監獄から見事脱獄を果たし、パリ
に逃亡するまでを描いており、物語と同時に当時の音楽を聴くことで、生涯の
ほとんどを旅に費やしたカサノヴァと共に仮想旅行を楽しんでいただけます。
SM136の再発商品(デジパック仕様)

SM165 ¥1750
シャンソン-ヴィカリーズ
1-4.ラフマニノフ(1873-1943):チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
5.ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14(チェロとピアノ編)
6.ヴィクトル・ススリン:気がふれた唄/7.ススリン:Ton H(ロ音)
ヒョン=ジョン・ベルガー(チェロ)/ジョゼ・ガラルド(ピアノ)
録音 2011年1月5-7日
ソウル生まれの女性チェリスト、ヒョン=ジョン・ベルガーによる「歌に満ち
た」1枚です。彼女はトーマス・デメンガとユリウス・ベルガー(現在の夫君)に
師事し、ハインリヒ・シフとデニス・ジグモンディのマスタークラスに出席し
ています。数多くの賞を受賞し、またザルツブルク・モーツァルテウム国際サ
マー・アカデミー賞にも輝いています。ソリストとしても輝かしい実績を誇り、
もちろん室内楽の分野でも目覚ましい活躍をしていて、文字通り「アジアとヨ
ーロッパの架け橋」としての役割を担っています。このアルバムは、ラフマニ
ノフと、ウラル生まれの現代作曲家ススリンの作品を並べることで、奥深い音
色の世界へと分け入ることに成功しています。とりわけススリンの洞察力に満
ちた神秘的な音楽(2曲ともスコルダチューラ奏法…変則的調弦・・・を用いた)
には斬新な響きが横溢しています。

<MDG>
94017596(SACD-Hybrid) ¥2950
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集第9集
『ピアノ協奏曲第12番イ長調K.414』
『ピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537「戴冠式」』
クリスティアン・ツァハリアス(ピアノ&指揮)
ローザンヌ室内管弦楽団
〔録音〕2009年10月, ローザンヌ、メトロポール(デジタル:セッション)
着々と進行しているツァハリアス&ローザンヌ室内管の、モーツァルトのピア
ノ協奏曲全集第9集。「12番」は、自らの予約演奏会のために書かれた最初のピ
アノ協奏曲。ウィーンでの新しい生活を象徴するかのように生気に溢れた作品
です。そして「26番」は、ピアノ協奏曲の中で最も祝祭的な作品です。しかし
トランペットとティンパニのパートは、モーツァルトは不完全にしか書いてお
らず、実際は第三者によって付加されたものと考えられています。ツァハリア
スはそのパートを補筆しなおし、この演奏にのぞんでいます。オーケストラと
ソリストの自由で自然な対話が織りなす、魅惑的な音の綾をお楽しみください。

30717582 ¥2080
ニコライ・アファナシエフ(1820-1898):『弦楽四重奏のための「ヴォルガ河」』
リムスキー=コルサコフ:
『コラールによる4つの変奏曲ト短調』『フーガ「修道院にて」』
ラフマニノフ:『「弦楽四重奏曲第1番ト短調」(未完)より第2&3楽章』
ボロディン:『弦楽四重奏曲第2番ニ長調』
ライプツィヒ弦楽四重奏団
 [シュテファン・アルツベルガー(Vn), ティルマン・ビュニング(Vn),
イーヴォ・バウアー(Va), マティアス・モースドルフ(Vc)]
〔録音〕2011年11月, マリエンミュンスター修道院 (デジタル:セッション)
世界最古のシンフォニー・オーケストラである名門ライプツィヒ・ゲヴァント
ハウス管弦楽団の首席奏者たちが1988年に結成した当団は、55人の作曲家によ
る約200曲をレパートリーに持ち、録音も30枚以上残している名門中の名門で
す。多くのレパートリーを持っていても彼らの録音は、ハイドン、ベートー
ヴェン、メンデルスゾーン、ブラームス、シェーンベルクなど、ドイツやオー
ストリアを中心としたものが多く、それだけ録音には彼らの育った伝統あるド
イツ的感覚を大事にしていたのでしょう。今回の録音は彼らにとって「ロマン
ティック再発見の旅」といえます。ここに収録されているのは、19世紀にロシ
アの音楽に新たな風を送りこんだバラキレフに少なからず影響を受けた作曲家
たちによる作品です。ニコライ・アファナシエフの代表作ともいえる「ヴォル
ガ河」は、民俗音楽的キャラクターと妙技的メロディーが印象的な、ロマン
ティックな作品です。有名なボロディンの作品だけでなく、あまり演奏される
ことないR=コルサコフとラフマニノフの作品も貴重。

61317602 ¥2080
《ゲルハルト・ランペルスベルク(1928-2002):室内楽作品集》
『トーマス・ベルンハルトの3つの歌』
『フルートとピアノのための「Blumiade」』『Jetzt』
『クラリネット, ヴァイオリン, スネアドラムのためのトリオ』
『ピアノのためのカラルフ・ストーン』
『コンポジション』『ピアノのためのセクエンツァ』
『ルーカス・クラナッハの7つの絵』
『フルートとピアノのための「瞬間」』
『トーマス・ベルンハルトの3つの歌』
アンサンブル・アヴァンギャルド
 [ユリア・ヘニング(Sp), ラルフ・ミールケ(Fl),
マティアス・クレッハー(Cl), アンドレアス・ザイデル(Vn),
クリスティアン・ギガー(Vc), シュテファン・ストポーラ(パーカッション),
シュテッフェン・シュライヤーマッハー(P)]
〔録音〕2011年11月, マリエンミュンスター修道院 (デジタル:セッション)
ゲルハルト・ランペルスベルク(1928-2002)はウィーン音楽大学で作曲を学び、
ウェーベルン後の高度な12音階を使用した作曲家です。特にトーマス・ベルン
ハルトの心理的な細密な独白と厭世的な世界観など、ウィーンの有名な前衛作
家たちに大きく影響を受けました。1950年代よりアヴァンギャルド的才能が開
花し、特に「沈黙」「瞑想」「熟考」という基本表現をもつ室内楽の分野で高
い評価を得ました。アンサンブル・アヴァンギャルドは、ジョン・ケージ全集
などで有名な現代音楽専門ピアニスト、シュテッフェン・シュライヤーマッハ
ーによって設立されたアンサンブル。詩と連携された感情的な衝突や、万華鏡
のような光と沈黙など、当時の最先端の前衛音楽が収録されています。

30117752 7枚組 ¥4180
《ディーター・クレッカーの芸術Vol.1-管楽のセレナード》
【CD1】
ロッシーニ:『管楽のための四重奏曲集(全6曲)』
【CD2】
フンメル:
『管楽のためのセレナーデ 変ホ長調』
『管楽のためのコンチェルティーノ ヘ長調』『管楽六重奏曲 ヘ長調』
『管楽のためのパルティータ 変ホ長調』
【CD3】
プレイエル:
『管楽八重奏曲 変ロ長調』『管楽六重奏曲 変ホ長調』
『管楽六重奏曲 変ロ長調』『管楽八重奏曲 変ホ長調』
【CD4】
チェルニー:
『九重奏曲 変ホ長調』
『グランド・セレナーデ・コンチェルタンテ変ホ長調Op.126』
【CD5】
ハイドン(ヴィンチェンツォ・ガンバロ編曲):『クラリネット四重奏曲第1-3番』
【CD6】
モーツァルト:
『協奏交響曲変ホ長調KV.297b』
『コンサート・ロンド ニ長調KV.382による変奏曲(偽作?)』
『クラリネット協奏曲KV.C 14.06(偽作?)』
【CD7:ポートレート集】
『ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」序曲』
『ハイドン(ヴィンチェンツォ・ガンバロ編曲):「クラリネット四重奏曲第1番」
より』
『モーツァルト:「四重奏曲K.370」より』
『ハイドン(フランツ・ロシナック編):「四重奏曲第40番」より』
『プレイエル:「六重奏曲」より』
『ヨハン・フリードリヒ・シューベルト:「クラリネットとファゴットのための
協奏曲」より』
『ドニゼッティ:「セレナーデ」より』
『ロッシーニ:「管楽のための四重奏曲第1番」より』
『ウェーバー:「魔弾の射手」序曲』
『W・E・ハルトマン:「セレナーデOp.43」より』
『ドヴォルザーク:「セレナーデOp.44」より』
『C・P・E・バッハ:「クラリネットとファゴットのためのデュエット」より』
『J・C・バッハ:「管楽のためのシンフォニア第4番」より』
『フンメル:「八重奏曲」より』
『モーツァルト:「クラリネット五重奏曲イ長調K.581」より』
『モーツァルト:「四重奏曲K.421」より』
『ロッシーニ:「チェネレントラ」序曲』
ディーター・クレッカー(Cl&指揮)
コンソルティウム・クラシクム
チェコ・フィルハーモニー室内管弦楽団
ドイツのクラリネット奏者で音楽学者でもあるディーター・クレッカー(1936-
2011)。北西ドイツ音楽アカデミーで学び、多くのオーケストラのソロ・クラリ
ネット奏者を務めたのち、ラジオ放送やコンサート・ソリストとして活躍。
1962年以降、ヨーロッパ各地の図書館、修道院、城館などに眠る知られざるレ
パートリーを調査しはじめ、1969年代に18-19世紀の様々な管楽器作品を復活
させるため、一流オーケストラの首席奏者や音楽大学の教授たちによる「コン
ソルティウム・クラシクム」を設立しました。モーツァルトやハイドンなどだ
けでなく同時代の知られざる多くのハルモニームジークための作品や編曲の発
掘、モーツァルトの偽作の調査と補筆などを行い、埋もれた傑作に新たなる命
を吹き込んできました。各楽器の名人芸というだけでなく、独創的かつ首尾一
貫した姿勢で、2011年5月に病に倒れるまで現役での活動を貫きました。彼の追
悼盤となるこのボックスは、MD+Gに録音された数々の音源の中から、ベストな
ものが選ばれています。

6035572 ¥2080
《ベルリン室内楽協会/ジャン・フランセ:木管五重奏のための作品集》
『木管五重奏曲第1番』
『恋人たちのたそがれ』*
『木管五重奏曲第2番』
ベルリン室内楽協会
[イリス・ジェス(Fl), グドルン・レシュケ(Ob),
アレクサンダー・ロシュケ(Cl), ボド・ヴェルナー(Hr),
マティアス・バイアー(Fg), フランク=インモ・ツィヒナー(P)*]
〔録音〕1993年9月, ドイツ、アーロルゼン (デジタル:セッション)
半音階や広い跳躍の多用など、極めて高度な技術が要求される作品が集められ
たアルバム。「木管五重奏曲」はフランセの作品の中でも特に密度の高い力作
で、もともとパリ管弦楽団の木管五重奏のために作曲されたものです。ここで
演奏している「ベルリン室内楽協会(Kammervereinigung Berlin)」は、ドイツ
の若手演奏家たちによって1984年に設立された木管五重奏団。高度なテクニッ
クやアンサンブル、演奏表現などをもったメンバーばかりで、様々な国際コン
クールで賞を受賞するなど輝かしい経歴を持っています。彼らはそれぞれソリ
ストやドイツ国内の一流オーケストラのメンバーとして活躍しており、すばら
しい集中力によって生み出される完璧な演奏は聴衆に衝撃を与えています。

3358172 ¥2080
《ノルベルト・ブルクミュラー(1810-1836):作品集》
『ピアノ協奏曲 嬰ヘ短調 Op.1』*
『序曲 ヘ短調 Op.5』
『交響曲第2番 ニ長調 Op.11』
レオナルド・ホカンソン(P)*
ゲルノート・シュマルフス(指揮)
ヴッパータール交響楽団
〔録音〕1997年, ヴッパータール・シュタットハレ(デジタル:セッション)
教則本で有名なヨハン・フリートリッヒ・フランツ・ブルクミュラーの弟、ノ
ルベルト・ブルクミュラー(1810-1836)。幼少より音楽の才能を顕わし、音楽家
であった父と、シュポーアに作曲を学びました。定職に就くことなく音楽家仲
間の中で生活。彼の作品は当時もっともロマンティックといわれ、メンデルス
ゾーン、シューマンも熱狂的に支持をしていました。しかし勤勉な兄、フリー
ドリヒによって彼の名は薄くなり、彼の音楽の名声が確立される前に、わずか
26歳で急死。ここでは、「コンソルティウム・クラシクム」の名オーボエ奏者
ゲルノート・シュマルフスの指揮と、伝統あるヴッパータール交響楽団によっ
て、ロマンティック豊かな独創性が遺憾なく発揮された演奏でお届けします。





<ECM>
4764827 4枚組 ¥5800
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集(全曲)
CD1・CD2
平均律クラヴィーア曲集 第1巻 
第1番-第24番 BWV846-869
CD3・CD4
平均律クラヴィーア曲集 第2巻 
第1番-第24番 BWV870-893
アンドラーシュ・シフ(P)
録音:2011年8月11-14日 イタリア ルガーノ
ピアニストにとっての旧約聖書と呼ばれるバッハ鍵盤作品の最高峰、平均律ク
ラヴィーア曲集。ハンガリー出身のピアニスト、アンドラーシュ・シフはかつ
てDeccaに同作品の録音を残していますが、ついに昨年再録音を行いました。シ
フは昨年2月の来日公演でもこの作品を披露。3時間近い大作を全曲暗譜で弾き、
日本の聴衆を魅了しました。今回の再録音は実に17年ぶりとなるもの。旧盤は
いまだに現役で、スタンダードとして驚異的なロング・セラーを続けています。
近年バッハ演奏では常に最高の評価を得ているシフだけに、この平均律全曲は、
まさにファン待望の1セットといえるでしょう。

4764729 ¥2180
クルターグ&リゲティ:無伴奏ヴィオラのための作品集
(1) クルターグ(1926-):『サイン、ゲームとメッセージ』より
(「イン・ノミネ」「ラースロー・ドブサイのための静かな線」
「ヴェラ・リゲティへの手紙」「緑の森の」「打ったり叩いたり」
「アンネリーゼ・ニッセン・ジグモンディの想い出に」
「タマシュ・ブルムの思い出」「ジェルジ・アクセルの思い出」「J.H.の歌」
「打ったり叩いたり(リプレイ)」「カレンツァの舞曲」
「ジェルジ・クローの思い出」「ジョン・ケージの思い出」「悲しみ」
「無窮動」「サイン1」「サイン2」「サーリ・ゲルローツィの展覧会に」
「半音階の論争」)
(2) リゲティ(1923-2006):『無伴奏ヴィオラのためのソナタ』
キム・カシュカシャン(Va)
録音:2011年5月, オーストリア、ザンクト・ゲロルト修道院
クルターグの「サイン、ゲームとメッセージ」は、ほぼ50年前から構想され、
彼が現在においても追加し続けている非常に個人的な細密画のようなコレクショ
ンといえるでしょう。この曲集は様々な人に触発されて書かれたもので、思慮
深く、楽しく、陽気に、穏やかなに、悲しく、生意気で、そしてメランコリッ
クに奏でられていきます。ユーモアや民族的な要素も取り入れられ、人間的な
音楽に感じられるでしょう。リゲティの「無伴奏ヴィオラのためのソナタ」は、
バッハの作品をもとにしながらも、突然の音楽の終結など、強い強度によるシ
ーケンス処理は数学的で実験的。クルターグとリゲティはほぼ同年代のハンガ
リーの現代作曲家であり、お互いに友人でありライバル的存在でもあったよう
です。ヴィオラの名手キム・カシュカシャンはこの2人の作品を解析し、特殊
奏法や緊迫した表現によって、内面的な部分までをも見事に対比していきます。

4764933 ¥2180
ジョン・ケージ:As It Is
(1)『夢』,(2)『18回の春を迎えた陽気な未亡人』
(3)『…の思い出せない記憶』,(4)『花』
(5)『マルセル・デュシャンのための音楽』,(6)『エクスペリエンス第2番』
(7)『部屋』,(8)『3つの歌曲』,(9)『ピアノのための2つの小品』
(10)『5つの歌曲』,(11)『瞑想への前奏曲』,(12)『彼女は眠っている』
(13)『危険な夜,(14)『夢』
アレクセイ・リュビモフ(ピアノ, プリペアド・ピアノ)
ナターリア・プシェニチニコーヴァ(ヴォーカル)
録音:2011年12月, スイス・ドイツ語放送チューリヒ放送局スタジオ
"リュビモフが美学と哲学において大きな影響を受けた作曲家ジョン・ケージ。
このアルバムには彼の比較的初期の作品と、キャシー・バーベリアンのために
書かれた作品が主に収録されています。今回そのパートナーを務めるナターリ
ア・プシェニチニコーヴァは、チャイコフスキー音楽院で学んだフルート奏者
で、主に現代音楽とフラウト・トラヴェルソ奏者として活躍していましたが、
近年では現代音楽の声楽家、パフォーマンス、ダンスなど高い評価を得ていま
す。その二人の融合によって、ミニマル独特の静謐さを湛えた作品が、深い洞
察と類い稀なる表現力で奏でられていきます。
アレクセイ・リュビモフは、1944年にモスクワに生まれたロシアのピアニスト。
モスクワ音楽院でネイガウスとナウモフに学び、1965年リオ国際コンクール
第1位。西側現代音楽作品を数多くソ連で初演を行ってきました。現代音楽演奏
の第一人者というだけでなく、古典ピアノの名手としても活躍しています。

<CHALLENGE CLASSICS>
CC72559 ¥1880
シューベルト
1.ミューズの子
2.連?
3.水の上で歌う
4.バラのリボン
5.孤独に身を委ねる者は
6.涙と共にパンを食べたことのない者は
7.戸口に忍び寄り
8.魔王
9.音楽に寄せて
10.リュートに寄せて
11.プロメテウス
12.野ばら
13.春への想い
14.鱒
15.君はわが憩い
16.セレナーデ
17.死と乙女
18.羊飼いの嘆きの歌
19.笑いと涙
20.メムノン
21.憩いなき恋
クラウス・メルテンス(バス・バリトン)
ティニ・マトー(フォルテピアノ)
バス・バリトン歌手のクラウス・メルテンスとフォルテピアノ奏者のティニ・
マトーによるシューベルトの名歌曲集です。「魔王」「音楽に寄せて」「プロ
メテウス」「鱒」「君はわが憩い」ほか数々の名曲をセレクト。私たちがよく
知り深く愛し続けてきた歌曲に新しい光が注がれています。これらの歌曲が時
代を超えて愛されているのは、普遍的な感情やテーマを扱っているから。わた
したちの日常や世代にも語りかけてくるのです。メルテンスとマトーという二
人の一流音楽家の演奏により、なおも活き活きと輝きを放っています。
マトーが演奏するのは、1810年頃のマティアス・ミュラー製のフォルテピアノ。
彼女は優れたハープシコード、フォルテピアノ奏者です。夫トン・コープマン
の数々のレコーディングをプロデュースし、世界を舞台に夫婦で共演を行って
います。メルテンスはルツェルン音楽祭やBBCプロムスをはじめとする数多く
の音楽祭、ヨーロッパのテレビやラジオで活躍。歌曲において高い評価を得て
います。古楽演奏にも力を入れ、トン・コープマンとバッハのカンタータ全集
を録音しています。

<イタリアUniversal>
PO 480 6510 16枚組 ¥4750
The Art of Giulini
カルロ・マリア・ジュリーニ(Cond)名演奏集
ベートーヴェン:交響曲第5番/ドビュッシー:海
ラヴェル:マ・メール・ロワ、スペイン狂詩曲
シューマン:交響曲第3番「ライン」
チャイコフスキー:交響曲第6番 ロサンジェルス・フィルハーモニック
ベートーヴェン:交響曲第9番
フランク:交響曲ニ短調、プシュケ ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ブラームス:交響曲全集、ハイドン主題による変奏曲、悲劇的序曲
ブルックナー:交響曲第7番-第9番 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
マーラー:交響曲第9番/ムソルグスキー:展覧会の絵
シューベルト:交響曲第8番「未完成」 シカゴ交響楽団




<MonoPoly Korea>
MONOPOLY 2056 ¥1250
J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲(弦楽合奏版)
シュトゥットガルト室内合奏団

MONOPOLY 2068 ¥1250
J.S.バッハ:フーガの技法(弦楽合奏版)
「われ汝の御座の前に進み出て」BWV.668a
シュトゥットガルト室内合奏団

MONOPOLY 2069 ¥1250
ブラームス:弦楽六重奏曲(弦楽合奏版)
六重奏ソナタ(弦楽六重奏曲 弦楽合奏版)第1番、第2番
シュトゥットガルト室内合奏団




<Phaia Music>
PHU 022 ¥680
ルイ・カユザック:クラリネットのための作品集
田舎老人の旋律による幻想変奏曲、セヴェンヌ地方のパストラール、
カンティレーヌ、オック地方の民謡による変奏曲
ピエルネ:カンツォネッタ
ジャンピエリ:ヴェニスの謝肉祭
ポール・ジャンジャン:明るい朝、アラベスク
ギイ・ダンガン:オフェリーヘのバラード
R.コルサコフ(V.ゲットマン編):歌劇「金鶏」より演奏会用幻想曲
ギイ・ダンガン(Cla)馬場みさき(pf)

PHU 023 ¥680
ブラームス:10のハンガリー舞曲集(ピアノ独奏版)
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24
アンドレ・ゴログ(pf)

PHU 024 2枚組 ¥1350
ヴィヴァルディ:四季
チャイコフスキー:四季
エルヴェ・ル・フロック(Vln)
レ・ソリスト・ド・フランス/ヤコフ・カスマン(pf)

PHU 026 ¥680
バッハ:オーボエとオルガンのための作品集
J.S.バッハ:
「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」BWV.12よりアリア、
オーボエソナタBWV.1030a、
「わが心に憂い多かりき」BWV.21よりシンフォニア
C.P.E.バッハ:
幻想曲とフーガWq.119/7、ソナタWq.135、アレグロWq.193/2、
アダージョWq.28、アレグロWq.29、オルガンソナタWq.70/3よりアレグロ
J.S.バッハ:
シチリアーノBWV.1031、アンダンテBWV.1034、ソナタBWV.1020、
狩のカンタータBWV.208よりアリア
アンドレ・イゾワール(Org)
ミッシェル・ジブロー(Ob)




<Bitwin Classics DVD(Korea)>
BDV9001(DVD-Video) 10枚組 ¥4050
限定輸入商品
ベルリン・フィル・ヨーロッパ・コンサート 1991-1999年
DVD 1
1991年プラハ・スメタナホール
モーツァルト:ドンジョバンニよりアリア
交響曲第29番K.201
コンサートアリア「どうしてあなたを忘れられよう」K.505
交響曲第35番「ハフナー」
シェリル・ステューダー(Sop)ブルーノ・カニーノ(pf)
クラウディオ・アバド指揮
DVD 2
1992年スペイン・サン・ロレンソ・デル・エスコリアル
ヴェルディ:「運命の力」序曲、
「ドンカルロ」より私は彼女を失ってしまった
ベルリオーズ:ファウストの劫罰よりハンガリー行進曲、自然祈願
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第1幕への前奏曲、
「ワルキューレ」より冬の嵐は去り、神々の黄昏より
プラシド・ドミンゴ(Ten)ダニエル・バレンボイム指揮
DVD 3
1993年ロンドン・ロイヤル・アルバート・ホール
チャイコフスキー:ロミオとジュリエット
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番
ストラヴィンスキー:春の祭典
チャイコフスキー:花のワルツ
フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vln)
ベルナルド・ハイティンク指揮
DVD 4
1994年 ドイツ・マイニンゲン国立劇場
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番
ブラームス:交響曲第2番
ダニエル・バレンボイム(pf)クラウディオ・アバド指揮
DVD 5
1995年イタリア・パラッツォ・ヴェッキオ
ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番Op.72b
ブラッヒャー:パガニーニの主題による変奏曲Op.26
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第8番
サラ・チャン(Vln)ズービン・メータ指揮
DVD 6
1996年サンクトペテルブルク・マリンスキー劇場
プロコフィエフ:ロミオとジュリエット(抜粋)
ラフマニノフ:「アレコ」よりアレコのカバティーナ
ベートーヴェン:ロマンス第1番、第2番
ベートーヴェン:交響曲第7番
チャイコフスキー:花のワルツ
アナトーリ・コチェルガ(Br)コリヤ・ブラッハー(Vln)
クラウディオ・アバド指揮
DVD 7
1997年ヴェルサイユ宮殿オペラ・ロワイヤル
ラヴェル:クープランの墓
モーツァルト:ピアノ協奏曲第13番
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
ダニエル・バレンボイム(pf、指揮)
DVD 8
1998年ストックホルム・ヴァーサ号博物館
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」序曲
チャイコフスキー:幻想曲「テンペスト」Op.18
ドビュッシー:ノクターン
ヴェルディ:聖歌四篇
スウェーデン放送合唱団、クラウディオ・アバド指揮
DVD 9
1999年ポーランド・クラクフ聖マリア教会
モーツァルト:エクスルターテ・ユビラーテK.165、大ミサ曲K.427よりクレド
ショパン:ピアノ協奏曲第2番
シューマン:交響曲第1番「春」
クリスティーネ・シェーファー(Sop)エマニュエル・アックス(pf)
DVD 10
1994年日本公演 東京・サントリーホール
ムソルグスキー:禿山の一夜
ストラヴィンスキー:火の鳥
チャイコフスキー:交響曲第5番
クラウディオ・アバド指揮




<Brilliant Classics>
BRL 9259 \540
ジョルジオ・ミルト:ギターと室内楽による作品集
Tres piezas de Abril(2つのギターのための)、
I sentieri del sogno(ヴァイオリンとギターのための)、
Su Bentu(3つのギターのための)、
Triste, Solitario y Final(ギターと弦楽四重奏のための)
ジョルジオ・ミルト(Guitar)
ビクトル・ビジャダンゴス、ジュリオ・タンパリーニ(Guitar)
Fation Hoxholli(Vln)Solisti dell'O.C.B.

BRL 9284 \540
ジョン・ケージ:フルートとパーカッションのための作品集
Music for Aquatic Ballet、Dialogues、27'10.554''、Three Studies、
Two、Music for Carillon No.6
ロベルト・ファブリチアーニ(Flu)
ジョナサン・ファラッリ(Perc)

BRL 9285 \540
アンジェロ・ジラルディーノ(1941-):20のやさしい練習曲集
クリスティアーノ・ポルケッドゥ(Guitar)

BRL 9287 \540
バリオス国際ギターコンクール受賞者による演奏集第1集
エリーゼ・ノイマン(Guitar)演奏集
2011年(第7回)大会優勝者
バリオス:
扇の国、昔のメダル、ハバネラ、ワルツOp.8-4、
古風なガボット、熱帯風ワルツ
カステルヌオーヴォ=テデスコ:
ゴヤのカプリチョより第18番「理性的な眠りは怪物を生む」
アセンシオ:小曲集「内なる想い」
ポンセ:ソナタ・ロマンティカ

BRL 94297 \540
ストラデッラ:オラトリオ「エステル」
ルカ・フランコ・フェッラーリ指揮、
イル・コンチェルト、他

BRL 94289 5枚組 \2550
ベートーヴェン:交響曲全集
ヘルベルト・プロムシュテット指揮、
シュターツカペレ・ドレスデン、他
品番:BRL99927と同内容。BRL99927は廃盤となります。

BRL 94329 2枚組 \1080
ルーセル:ピアノ曲全集
組曲「時は過ぎていく」Op.1、復活Op.4、組曲「田舎風」Op.5、疑惑、
人形へのお話、ミューズたちのもてなし、組曲 嬰ヘ短調Op.14、
ソナチネOp.16、蜘蛛の饗宴Op.17よりワルツ、セゴビアOp.29、
前奏曲とフーガOp.46、3つの小品Op.49
マニュエル・トルクァーティ(pf)

BRL 94340 \540
Concerto Reconstructions
J.S.バッハ:改編された協奏曲集
オルガン、オーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲BWV.1052 146&188、
ハープシコード、オーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲BWV.35&1059、
ヴィオラ・ダ・バラッコ、弦楽と通奏低音のための協奏曲BWV1055、
3つのヴァイオリン、2つのオーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲BWV.1064
ジョルジョ・サッソ指揮、インシエメ・ストルメンターレ・ディ・ローマ   
ジョルジョ・サッソとサルヴァトーレ・カルキオーロによる研究と考察により、
失われたとされる協奏曲を現存する協奏曲と結びつけ、魅力的なバッハの作品
に改造の手を加えました。バッハの研究に一石投じる一枚になっています。

BRL 94349 2枚組 \1080
フランク:オルガン曲全集
大オルガンのための6つの小品(幻想曲Op.16、交響的大曲Op.17、
前奏曲 フーガと変奏曲Op.18、パストラールOp.19、祈りOp.20、
フィナーレOp.21)、3つの小品、3つのコラール
アドリアーノ・ファルチオーニ(Org)

BRL 94376 2枚組 \1080
Locarelli Edition Vol.1
ロカテッリ:トリオソナタ集
トリオソナタOp.5、Op.8
アンサンブル・ヴァイオリーニ・カプリチオージ

BRL 94377 4枚組 \2050
ロマンティック・ピアノ五重奏曲集
リース:ピアノ五重奏曲Op.74/リンマー:ピアノ五重奏曲Op.13
フンメル:ピアノ五重奏曲Op.87、Op.74/ドゥセック:ピアノ五重奏曲Op.41
オンスロウ:ピアノ五重奏曲Op.76、Op.70/クラーマー:ピアノ五重奏曲Op.79
シューベルト:ピアノ五重奏曲D667「ます」
ネポムク・フォルテピアノ五重奏団
既発売の品番:BRL92200、93203、94023をまとめ、一部収録曲を追加したもの

BRL 94402 \540
グリーグ:ペールギュント組曲
マルク・エルムレル指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
抒情小曲集よりOp.12-1、Op.38-1、Op.43-1、2、6、Op.47-2-4、Op.54-1、
3-6、Op.62-4、Op.65-6 
ホーカン・アウストボ(pf)

BRL 94403 2枚組 \1080
ゲルンスハイム:ヴァイオリンソナタ集
ヴァイオリンソナタ第1番-第4番(初録音)、アンダンテ、
序奏とアレグロ・アパッショナートOp.38
シュテファン・キーパル(Vln)
アンドレアス・キーパル(pf)

BRL 94404 3枚組 \1550
ビゼー:管弦楽曲全集
カルメン第1組曲、第2組曲、アルルの女第1組曲、第2組曲、
歌劇「真珠採り」より前奏曲、序曲「祖国」Op.19、
組曲「美しきパースの娘」、小組曲「子供の遊び」Op.22、
交響曲第1番、組曲「ローマ」
エンリケ・バティス指揮、
メキシコ・フィルハーモニー管弦楽団、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
品番:BRL99786と同内容。BRL99786は廃盤となります。

BRL 94411 8枚組 \3880
テレマン:序曲集
TWV55:D18、G10、c2、D4、F11、B5、d2、B7、a4、A4、D23、G4、D22、e7、h4、
e3、c4、d3、F4、B11、Es1、C6、f1、B8、g9、D17、A2、a2、e8、F16、g2、
G7、D13
パトリック・ペイエ指揮、
コレギウム・インストゥルメンターレ・ブリュージェンス
既発売の品番:BRL93041、93416、93704をまとめたもの

BRL 94412 2枚組 \1080
In Paradisum
楽園にて - 宗教曲名曲集
フォーレ、モーツァルト、フランク、メンデルスゾーン、ブラームス、
バッハなどの作曲家による宗教曲ハイライト集(全25曲)
ヴァリアスアーティスツ

BRL 94417 \540
ヴィヴァルディ:オーボエソナタ集
ソナタRV28、RV48、RV34、RV51、RV53、RV58
パオロ・ポラストリ(Obe)
アンサンブル・J・M・アンチュティ

BRL 93040 2枚組 \1080
ブラームス:ピアノ四重奏曲全集
デレク・ハン(pf)イザベル・ファウスト(Vln)
ブルーノ・ジェランナ(Vla)アラン・ミュニエール(Vc)




<Metronome Magdalen>
METCD 8015 \1050
シャブリエ:作品集
ヴァリアスアーティスツ
歌劇「グヴァンドリーヌ」より序曲 
トーマス・ビーチャム指揮、フランス国立放送管弦楽団 1957年11月録音、
狂詩曲「スペイン」 
ウィルヘルム・シュヒター指揮、
北西ドイツフィルハーモニー管弦楽団 1954年11月録音、
喜歌劇「エトワール」より 
ファネリー・リボイル(MSop)Lucie Thelin(Sop)
ロジェ・デゾルミエール指揮、
パリ・オペラ=コミック座管弦楽団 1943年6月録音、
6つの歌曲より「幸福の島」「太った七面鳥のバラード」 
ピエール・ベルナック(Br)フランシス・プーランク(pf)1936年録音、
田園組曲 
エドゥアルド・リンデンバーグ指揮、パリ音楽院管弦楽団 1953年6月録音、
絵画的小曲集より「憂鬱」「つむじ風」「ムーア風舞曲」 
マルセル・メイエ(pf)1955年4月-5月録音、
音楽への頌歌 
ジャニーヌ・ミショー(Sop)
ジャン・フルネ指揮、パリ音楽院管弦楽団 1952年6月録音、
気まぐれなブーレ 
マルセル・メイエ(pf)1955年4月-5月録音、
楽しい行進曲 
ジョン・バルビローリ指揮、ハレ管弦楽団 1957年8月録音、
喜歌劇「いやいやながらの王様」より ポーランドの祭り 
ロバート・アーヴィング指揮、シンフォニア・オブ・ロンドン 1959年録音

METCD 8017 \1050
Scandinavian Smorgasbord
北欧の作曲家による作品集
ハルヴォルセン:ロシア貴族の入場行進曲
グリーグ(ハルヴォルセン編):通り行く婚礼の行事
スヴェンセン:祝祭ポロネーズOp.12 
エイヴィン・フィエルスタート指揮、ウィーン交響楽団 1958年4月録音
クーラウ:劇音楽「妖精の丘」Op.100より序曲、ポロネーズ、コントルダンス、
子供の踊り、パ・ド・ウイット、メヌエット 
ヨン・フランゼン指揮、デンマーク国立放送交響楽団 1955年2月、3月録音
ブル(スヴェンセン編):セーテルの娘の日曜日 
エイヴィン・フィエルスタート指揮、ウィーン交響楽団 1958年4月録音
ロンビ:ブリッタ・ポルカ 
ラヴァー・フリースホルム指揮、コペンハーゲン交響楽団 1961年録音
ニールセン:小組曲Op.1より間奏曲
アルヴェーン:スウェーデン狂詩曲第1番「夏至の徹夜祭」Op.19
ニールセン:歌劇「仮面舞踏会」より雄鳥のダンス 
エイヴィン・フィエルスタート指揮、ウィーン交響楽団 1958年4月録音
グリーグ:2つの悲しき旋律より「過ぎし春」 
ジョン・バルビローリ指揮、ハレ管弦楽団 1958年8月録音
ロンビ:シャンパン・ギャロップ、コペンハーゲン蒸気機関車ギャロップ 
ラヴァー・フリースホルム指揮、コペンハーゲン交響楽団 1961年録音




<WARNER CLASSICS>
WARNER 2564 659589 \2450
Widmung
献呈
パガニーニ:カプリース第24番/ドビュッシー:レントより遅く
クライスラー:美しきロスマリン、愛の悲しみ、愛の喜び
アルバン:華麗なる幻想曲
プーランク:
愛の小径、歌曲「メタモルフォーズ」よりあなたはそういう人、
エッフェル塔ポルカ
バルトーク:ルーマニア民族舞曲/エルガー:愛の挨拶
オスカー・ベーメ:タランテラ「ラ・ナポリテーヌ」
グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」よりメロディ
ブルッフ:コル・ニドライ
セルゲイ・ナカリャコフ(Trp)
マリア・メーロヴィチ(pf)

●WARNER APEX series
WARNER 2564 659416 2枚組 \1050
ブリテン:戦争レクイエム
キャロル・ヴァネス(Sop)ジェリー・ハドリー(Ten)トーマス・ハンプソン(Br)
クルト・マズア指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック、他

WARNER 2564 659420 \680
マーラー:交響曲第1番、さすらう若人の歌
クルト・マズア指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック
ホーカン・ハーゲゴード(Br)

WARNER 2564 659364 \680
ショスタコーヴィチ:交響曲第13番「バビ・ヤール」
クルト・マズア指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック
セルゲイ・レイフェルカス(Bs)エフゲニー・エフトゥシェンコ(朗読)

●WARNER DVD
WARNER 2564 659440(DVD-Video) \3500
WARNER 2564 659460(Blu-ray) \4050
ドン・キホーテ
オーストラリア・バレエ
振付:ルドルフ・ヌレエフ
キャスト:ロバート・ヘルプマン、レイ・パウエル、ルドルフ・ヌレエフ、
ルセット・オルダス
ジョン・ランチベリー指揮、ヴィクトリア州立交響楽団




<Scribendum>
SC 0011 10枚組 \4750
シューリヒト・コンサート・ホール・ソサエティ・ボックス
カール・シューリヒト指揮、
バイエル放送交響楽団、南西ドイツ放送交響楽団、
ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団 他
※廃盤となっておりました同タイトルですが、ご好評につき数量限定での再プ
レスが決定しました!





<Berlin Classics>
BC 0300439 2枚組 \3380
85th Anniversary Edition
クルト・マズア生誕85周年記念盤
ベートーヴェン:交響曲第9番/ティーレ(1934-):太陽に寄せる歌
三木 稔:二つの世界のための交響曲
クルト・マズア指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、他

BC 0300389 \2380
Amoretti
オペラアリア集
モーツァルト、グルック、グレトリのオペラアリアより
クリスティアーネ・カルク(Sop)
ジョナサン・コーエン指揮、アルカンジェロ管弦楽団

BC 0300424 \2380
Cavalier's Tour
ヨーロッパをめぐるバロック音楽の旅
ルーマン:2つのオーボエとファゴット、弦楽と通奏低音のための序曲ト短調
フックス:7声のロンド/コレット:2つのチェロのためのソナタOp.24
ヴィヴァルディ:
オーボエと2つのヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲RV.554
フェッシュ:3つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲イ短調
テレマン:
2つのヴァイオリンとファゴット、弦楽と通奏低音のための協奏曲TWV53 D4
アヴォンダーノ:シンフォニア ニ長調
ヘンデル:合奏協奏曲HWV318「アレクサンダーの饗宴」
ラモー:歌劇「カストールとポリュックス」より悲しい支度 青白いたいまつ
コンチェルト・グロッソ・ベルリン




<韓国ローカルEMI>            
EKC11D-1060 11枚組 \8100
チョン・キョファ(Vln) EMIコンプリート・レコーディングス  
クラムシェル・ボックス仕様、各CDは紙ジャケに収納されます。
CD 1
Dvorak: Violin Concerto & Romance
Kyung-Wha Chung violin
The Philadelphia Orchestra
Riccardo Muti conductor
CD 2
Beethoven & Bruch: Violin Concertos
Kyung-Wha Chung violin
*Royal Concertgebouw Orchestra
London Philharmonic Orchestra
Klaus Tennstedt conductor
CD 3
Bartok: Violin Concerto No.2 & Rhapsodies
Kyung-Wha Chung violin
City of Birmingham Symphony Orchestra
Sir Simon Rattle conductor
CD 4
Brahms: Violin Sonatas Nos.1-3
Kyung-Wha Chung violin
Peter Frankl piano
CD 5
Souvenirs
Kyung-Wha Chung violin
Itamar Golan piano
CD 6
Vivaldi: The Four Seasons
Kyung-Wha Chung violin
St Luke's Chamber Ensemble
CD 7
Beethoven: Symphony No.5 & Brahms:Violin Concerto
Kyung-Wha Chung violin
Wiener Philharmoniker
Sir Simon Rattle conductor
CD 8
Tchaikovsky & Shostakovich: Piano Trios
Chung Trio
Kyung-Wha Chung violin
Myung-Wha Chung cello
Myung-Whun Chung piano
CD 9
Beethoven: Piano Trios No.1 & No.5
Chung Trio
Kyung-Wha Chung violin
Myung-Wha Chung cello
Myung-Whun Chung piano
CD 10
Beethoven: Piano Trios No.4 & No.7
Chung Trio
Kyung-Wha Chung violin
Myung-Wha Chung cello
Myung-Whun Chung piano
CD 11
Mendelssohn & Schumann: Piano Trios
Kyung-Wha Chung violin
Paul Tortelier cello
Andre Previn piano

<TACET>
TACET S 201(SACD-Hybrid) ¥2380
クロッシング・ザ・チャンネル:10-13世紀の英仏の声楽曲集
1. Christus resurgens 2. Deus in Adiutorium 3. Te laudant angeli
4. Alleluia V. Nativitas 5. Bien deust CHANTER 6. Eclipsim patitur
7. Ex semine 8. Worldes blis 9. Salve mater misericordiae
10. Au queer ay un maus 11. Hare hare hye 12. O Labilis
13 Veine pleine de ducur 14. Qui bien aime
アンサンブル・プロヴィデンシア
マリア・アンドレア・パリ(ソプラノ)
サラ・リチャーズ(ソプラノ)
ステファニー・レクレーク(メゾ・ソプラノ)
ハンナ・ジャルベライネン(メゾ・ソプラノ)
2011年録音
上記の女声4人のアンサンブル・プロヴァンデンシアが歌う中世(10-13世紀)の
イギリス及びフランスの伝統的な声楽曲集です。
クロッシング・ザ・チャンネルの題名の通り、SACD SURROUND SYSTEMに限り、
5.1version Real Surround Sound を楽しむ事ができます。すなわち、各曲ご
とに4人の歌手たちが左右の前後と正面(5ヶ所)を動き回り、また、ポジション
を変え、歌い、語りかけ、中心にいる聴く者が、その演奏の場に居るような臨
場感を味わえます。(それぞれの歌手がどのように動き、どのポジションから歌
われるのか=聴こえる図表が、解説中に示されています)

TACET 198 ¥2380
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):
(1)弦楽六重奏曲 op.10
(2)ピアノ五重奏曲 op.15
トーマス・ヘル(ピアノ)
カメラータ・フリーデン
エードリアン・エイドラム(ヴァイオリン)
エドワード・ダニエル(ヴァイオリン)
グレース・リー(ヴィオラ)
テツウミ・ナガタ(ヴィオラ)
ライオネル・ハンディ(チェロ)
バソロミュー・ラフォレ(チェロ)
2011年録音
カメラーダ・フリーデンは、1963年イギリスに生まれイギリス、ベルギー、
ドイツの各音楽大学で学んだヴァイオリニストであり指揮者であるエードリア
ン・エイドラム(ヴァイオリン)を中心とするアンサンブル。
エイドラムは、ドイツのフリーデンで毎年行われる音楽祭 International
Freden Music Festival のディレクターとして、そのプログラムに深く関わり
若き作曲家達に新曲を依頼する等、現代音楽への取り組みを行い且つ演奏家と
して初演に携わるなどさまざまな音楽活動で広く活躍しています。
トーマス・ヘル(ピアノ) Thomas Hell
1970年ドイツに生まれハノーバー国立音楽大学で学んだ後、ソリスト、室内楽
後進への指導、また、自ら作曲を行うなど、その音楽活動は多彩です。リゲティ
のエチュードの演奏でリゲティと親交の深かった作曲家クルダークやピアニス
ト、ブレンデルからの絶賛を受けています。また、EIGENARTレーベルからエイ
ドラムとのバルトークの作品が発売されています。(EIGENART 10400)
若く実力のあるアーティスト達によって結成されたカメラータ・フリーデンが
優れたピアニストであるトーマス・ヘルと組み、美しいメロディが特徴的な
コルンゴルトの2曲をみずみずしい感性且つ、情感豊かに歌い上げます。




<VENEZIA>
CDVE00506 16枚組 ¥5500
キリル・コンドラシン指揮 16CD BOX
CD. 1 
ロシアの管弦楽作品(スクリャービン)
スクリャービン:宇宙-UNIVERSE (ネムチン A.Nemtin補作)
モスクワ・フィル 1973年 セッション録音
CD. 2 
ロシアの管弦楽作品(ボリス・チャイコフスキー)
ボリス・チャイコフスキー Boris Tchikovsky(1925-1926)
(1)主題と8つの変奏
(2)交響曲第2番
モスクワ・フィル
1は1978年 ライヴ録音、2は1969年 セッション録音
CD. 3
ロシアの管弦楽作品(ヴァインベルグ)
モイセイ・ヴァインベルグ(Moisei Vainberg 1919-1996):
(1)ヴァイオリン協奏曲
レオニード・コーガン(ヴァイオリン) Leonid Kogan
モスクワ・フィル 1961年 セッション録音
(2)交響曲第5番
モスクワ・フィル 1962年 セッション録音
CD. 4
ロシアの管弦楽作品(スヴィリドフ、ミヤコフスキー)
(1)スヴィリドフ:オラトリオ「悲愴」
ニーナ・イサコヴァ(メゾ・ソプラノ) Nina Isakova
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(バス) Alekxander Vedernikov
モスクワ・フィル、ロシア室内合唱団 1975年 セッション録音
(2)ミヤスコフスキー:交響曲第15番
ソビエトRTV大交響楽団 1963年 セッション録音
CD. 5
ロシア管弦楽作品(チャイコフスキー)
(1)チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」第1幕から抜粋(7曲)
(2)チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 変ロ短調 op.74
モスクワ・フィル 1978年3月29日 ライヴ録音
CD. 6
ロシアの協奏曲(ショスタコーヴィチ)
(1)ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 op.77
レオニード・コーガン(ヴァイオリン) Leonid Kogan
モスクワ・フィル 1962年 セッション録音
(2)ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第2番 嬰ハ短調 op.129
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン) David Oistrakh
モスクワ・フィル 1968年 セッション録音
CD. 7
ロシアの協奏曲集(プロコフィエフ)
(1)プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 op.19
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン) David Oistrakh
ソビエト国立交響楽団 1953年 セッション録音
(2)プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 op.63
レオニード・コーガン(ヴァイオリン) Leonid Kogan
ソビエト国立交響楽団 1956年 セッション録音
(3)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 op.26
エミール・ギレリス(ピアノ) Emil Gilels
ソビエトRTV大交響楽団 1955年 セッション録音
CD. 8
ヴァイオリン協奏曲(メンデルスゾーン、ベートーヴェン)
(1)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン) David Oistrakh
ソビエト国立交響楽団 1950年代 セッション録音
(2)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61
レオニード・コーガン(ヴァイオリン) Leonid Kogan
モスクワ・フィル 1962年 ライヴ録音
CD. 9
ヴァイオリン協奏曲(ブラームス)
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
エドゥアルド・グラチ(ヴァイオリン) Eduard Grach
モスクワ・フィル 1961年 セッション録音
CD. 10
協奏曲集(バッハ、メンデルスゾーン、シューマン)
(1)バッハ:ピアノ協奏曲第4番 イ長調 BWV.1055
(2)メンデルスゾーン:華麗なカプリッチョ ロ短調 op.22
タチアーナ・ニコラーエワ(ピアノ) Tatiana Nikolaeva
ソビエト国立交響楽団 1950年代 セッション録音
(3)シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 op.129
ミハイル・ホミツェル(チェロ) Mikhail Khomitser
モスクワ・フィル 1962年 セッション録音
(1,2,3 共にCD化初出かと思われます)
CD. 11
ピアノ協奏曲(ショパン)
(1)ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11
エミール・ギレリス(ピアノ) Emil Gilels
モスクワ・フィル 1962年10月12日 ライヴ録音
(2)ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 op.21
ベラ・ダヴィドヴィチ(ピアノ) Bella Davidovich
モスクワ・ユース管弦楽団  1951年 セッション録音
(2 はCD化初出かと思われます)
CD. 12
ピアノ協奏曲(サン=サーンス)
(1)サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番 ト短調 op.22
 エミール・ギレリス(ピアノ) Emil Gilels
ソビエト国立交響楽団 1948年 セッション録音
(2)サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 op.103
 スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ) Sviatoslav Richter
モスクワ・ユース管弦楽団 1950年 セッション録音
CD. 13
ピアノ協奏曲(リスト)
(1)リスト:ピアノ協奏曲第1番
パーヴェル・セレブリャコフ(ピアノ) Pavel Serebriakov
モスクワ・フィル 1961年 セッション録音
(2)リスト:ピアノ協奏曲第2番
ヤコブ・フリエール(ピアノ) Yakov Flier
モスクワ・フィル 1973年 ライヴ録音
CD. 14
ブラームスの交響曲第1集
(1)ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68
(2)ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 op.90
ソビエトRTV大交響楽団 1970年代 セッション録音
CD. 15
ブラームスの交響曲集第2集
(1)ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 op.73
(2)ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98
ソビエトRTV大交響楽団 1970年代 セッション録音
CD. 16
管弦楽小品集
(1)グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
ボリショイ劇場管弦楽団 1950年 セッション録音
(2)スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲
ボリショイ劇場管弦楽団 1951年 セッション録音
(3)リムスキー=コルサコフ:歌劇「雪娘」から抜粋(4曲)
ボリショイ劇場管弦楽団、合唱団 1946年 セッション録音
(5)ドビュッシー:小組曲
モスクワ・フィル 1950年代 セッション録音
ショスタコーヴィチや数々の名演奏の伴奏者として有名な1914年生まれのコン
ドラシンですが文献によると1975年以降のソビエト国内での不遇から1978年西
側への亡命を受けて当時の政権の指示で、その記録のほとんどがソビエト国内
で失われ(消却?)、当局から認められた偉大なソリスト達の伴奏者としての記
録ばかりが多く残るだけです。しかし、コンドラシンのきびきびとした骨太で
作品の内容をえぐりとるような偉大な演奏の記録は色あせず、今も多くのファ
ンによって聴かれ続け、且つ未発表作品が各レーベルから発掘され続けていま
す。このアルバムにも、数多くの伴奏者としての演奏が含まれておりますが
初CD化と思われる演奏も含まれ、さながらロシアの偉大な芸術家達との名演奏
集とした側面を持っているかと存じます。主に同レーベルから発売され、現在
は廃盤のものの音源がリ・マスターリングされて収録されています。
現在の鑑賞に堪えうる音質の良いものを選んだとの事ですが、音源はマスター
・テープ、オリジナルLP、放送用音源など多岐に及び非常に古い音源も含まれ
ています。つきましては、マスターに起因する聴き苦しい箇所が聴かれます事
ご了承ください。
尚、録音年代などの表記は、一般的に良く知られたものである事ご了承下さい。
装丁は紙ジャケット(CDVE00508同様)です。





<CARUS>
40周年を迎えたCARUSレーベルの過去のライブラリーから同レーベルの特徴を
現した、厳選された10アイテムを「CARUS CLASSICS カールス・クラシックス」
シーリーズとして、ドイツで有目なデザイナーであるフリードリヒ・フォルス
マン(Friedrich Forssman)によってデザインされた美しく統一感あるジャケッ
トにてミドル・プライスにて発売開始いたします。

●CARUS CLASSICS シリーズ 各1枚 ¥1550
83.316 ¥1550
モーツァルト:
(1)主日のためのヴェスペレ K.321
(2)証聖者の荘厳ヴェスペレ K.339
(3)聖母マリアのリタニア K.195
トヌ・カリユステ指揮
エストニア・フィルハーモニー室内合唱団とソリスト
タリン室内管弦楽団
1998年9月10-12日、11月10-13日 タリンでの録音
(CARUS 83.401の再発売)
合唱界における世界最高峰のスウェーデン放送合唱団と巨匠カリユステの名盤
です。

83.317
シューベルト:
(1)マニフィカト D.486
(2)ドイツ語のサルヴェ・レジナ D.379
(3)サルヴェ・レジナ ロ長調 D.386
(4)ドイツ・ミサ D.872 (合唱とオルガンのための)
(5)ミサ D.167
ヨハネス・プリンツ指揮
ウィーン室内合唱団とソリスト
ウィーン・オルフェウス管弦楽団とオルガン
1996年4月 ウィーンでの録音
(CARUS 83.139の再発売)

83.318
マックス・レーガー:
(1)6つの合唱曲集
(2)9つの合唱曲集
(3)8つの合唱曲集
ハンス=クリストフ・ラーデマン指揮
ドレスデン室内合唱団
2006年2月19-26日 ドレスデンでの録音
(CARUS 83.231の再発売)

83.319
ブラームス:
(1)愛の歌 op.52
(2)新、愛の歌 op.65
(3)夕べ op.64-2
(4)4つの四重唱曲 op.112
ペーター・ノイマン指揮
ケルン室内合唱団、ピアノ伴奏
バルバラ・ヌスバウム、アンンドレアス・ロトコプフ(ピアノ)
1988年 ケルンでの録音
(CARUS 83.118の再発売)

83.320
D・スカルラッティ:
(1)イステ・コンフェッソール
(2)ミゼレーレ
(3)サレヴェ・レジナ
(4)テ・デウム
(5)チバーヴィト・ノス
(6)テ・グロリオースス
(7)マニフィカート
(8)レタートゥス・スム
ロバート・スカンドレット指揮
ベリンガム・ウェスタン・ワシントン大学合唱団、通奏低音とオルガン伴奏
1991年 ワシントンでの録音
(CARUS 83.120の再発売)

83.321
ヨゼフ・マルティン・クラウス(Joseph Martin Kraus):
(1)「イエスの死」Der tod Jesu VB.17
(2)Kom! Din herdestaf att bara VB.15
(3)Miserere nostiri VB.13
(4)In te Dominine speravi VB.11
ヘルムート・ヴォルフ指揮 Helmut Wolf
シュトゥットガルト室内管弦楽団
シュトゥットガルト・フィルハーモニア合唱団
1998年3月 シュトゥットガルトでの録音
(CARUS 83.142の再発売)

83.322
フリードリヒ・ジルヒャー(Friedrich Silcher):
管弦楽作品、室内楽作品、合唱作品集 全22曲
ウロス・ラヨヴィク指揮
シュトゥットガルト放送交響楽団、合唱団、及びピアノ
1991年 シュトゥットガルト放送局での録音
(CARUS 83.119の再発売)

83.323
男声合唱のためのロマンテックな教会音楽:
(1)ラインベルガー:ミサ ロ長調 op.172
(2)ラインベルガー:アヴェ・マリア ヘ長調 op.172から
(3)(4)メンデルスゾーン:2つの宗教的合唱曲 op.115
(5)コルネリウス:われら生の只中にありて
(6)コルネリウス:ああ、なんとむなしい
(7)ラインベルガー:ミサ ヘ長調 op.190
エーベハルト・メッテルニヒ指揮
コレギウム・ヴォーカル・リンブルグ オルガン伴奏
1991年4月 ヘッセン放送局での録音
(CARUS 83.125の再発売)

83.324
ロッシーニ:合唱とアンサンブルのための作品集
(1)カンテムス・ドミノ (2)逃亡する純潔 (3)エヤ・マーテル
(4)おお、救いのいけにえ (5)信仰・希望・愛 (6)民主的な漁師の合唱
(7)祈り (8)ゴンドラ漕ぎ (9)散歩 (10)新年に乾杯
(11)おお精良なる日 (12)田園風四重奏曲 (13)謝肉祭
ルパート・フーバー / エリック・エリクソン
ヘルムート・フーバー 各指揮
シュトゥットガルト南ドイツ放送合唱団、ピアノ伴奏
1979,1987,1992年 シュトゥットガルトでの録音
(CARUS 83.127の再発売)

83.325
ヴィヴァルディ:
(1)キリエ ト短調 RV.587
(2)グローリア ニ長調 RV.589
(3)クレド ホ短調 KV.591
(4)マニフィカト RV.610
トヌ・カリユステ指揮
エストニア・フィルハーモニー室内合唱団とソリスト
タリン室内管弦楽団
2002年10月14-18日 タリンでの録音
(CARUS 83.403の再発売)
合唱界における世界最高峰のスウェーデン放送合唱団と巨匠カリユステの名盤

<Edition HST自主制作>
HST-081 ¥2500
ヴァンハル(1739-1813):弦楽四重奏曲集op.1(HST-081)
弦楽四重奏曲 ト短調Weinamnn Va:g2
弦楽四重奏曲 へ長調Weinamnn Va:F11
弦楽四重奏曲 ニ長調Weinamnn Va:D3
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ:
【松井 利世子(ヴァイオリン)、秀川みずえ(ヴァイオリン)、
福本 牧(ヴィオラ)、小原 圭(チェロ)】
録音:2010年10月東京三鷹市・風のホールにて収録
1790年代、ヴィーンのヴァンハルを訪ねたチェコ伝記作家に、「交響曲、弦楽
四重奏曲を100曲づつ作曲した」と語ったが、残念ながら現存する弦楽四重奏曲
は90曲弱となる。弦楽四重奏曲の作曲時期は、交響曲のそれとは異なり、遅れ
て1760年代終盤から始まり、交響曲作曲を終えた70年代終盤にクライマックス
を迎える。本CDでは1769年パリから出版された曲集op.1から未出の3曲を収録。




<イヤーズ&イヤーズ・クラシックス>
YYC 0004 ¥3000
『オード・エロティーク』-佐藤久成
1.ボーム:カヴァティーナ
2.バルモチン:小さなポエム*
3.ペトリ:トロイメライ*
4.ヴィエニアフスキ:華麗なるポロネーズ第1番
5.ウィルヘルミ:アルバムの綴り*
6.ポンセ:エストレリータ
7.ヴィエニアフスキ:スケルツォ・タランテラ
8.サン=サーンス:白鳥
9.シュレティアン:理想*
10.パラディス:シシリエンヌ
11.ワーグナー:天使*
12.サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
13.マスネ:タイスの瞑想曲
14.ベディンガー:オード・エロティーク*
15.ボーム:カンツォーナ*
佐藤久成(ヴァイオリン)
田中良茂(ピアノ)
録音:2012年1月5日,11日、2月21日、
富士見市民文化会館 キラリふじみ(埼玉県)、
セッション(デジタル)、
(*印:世界初録音)
このCDは完全にヤバイです!毒牙にかかり虜になります!
鬼才ヴァイオリニスト佐藤久成の秘められた内面世界とその芸術を徹底収録!
超個性派と謳われる佐藤久成による凄まじいまでの音楽空間は、聴き手に独自
の価値観を生み出します。この世のものとは思えない絶美のロマンティシズム
が凝縮された究極のヴァイオリン秘曲・小品集。イヤーズ&イヤーズ・クラシ
ックス第4弾「佐藤久成 オード・エロティーク」。
<以下、宇野功芳氏によるライナーノート前書きより抜粋>
いま世界中を探しても、小曲を佐藤久成ほど濃厚、纏綿と弾けるヴァイオリニ
ストは居ないだろう。本CDはその〈佐藤久成のすべて〉といいたい久成ファン
必聴の1枚である。第1曲のボームから久成節全開だが、佐藤は自ら収集した忘
れられしヴァイオリン曲をここでもずらりと並べながら、その間に綺羅星のよ
うなポピュラー名曲を入れている。(中略)たとえばサン=サーンスの「白鳥」。
このデリケートの極みを尽くした最弱音や大きなルバートの連続はCDよりはラ
イヴ向きで、超スロー・テンポの「タイスの瞑想曲」も同様だが、(中略)ヴィ
エニアフスキの「華麗なるポロネーズ第1番」。かくも凄絶な演奏がかつてあ
ったろうか。音楽と心中しそうな「ツィゴイネルワイゼン」!すすり泣く放浪
の民ジプシー。(中略)佐藤久成はヴァイオリンという楽器はエロティックなも
のだと語っているが、その官能美の実践がポンセの「エストレリータ」や「タ
イスの瞑想曲」である。なかなか次の音に到達しない上行ポルタメント!!
久成の〈感じる心〉〈感じやすい心〉は半端ではない。こういう芸術家の人生
とはどのようなものであろうか。外側には現われない胸の中は?
(宇野功芳、ライナーノートより抜粋)




<ENSEMBLE MODERN>
EMCD-010 ¥2380
「同時的音楽の旅」
(1)エンノ・ポッペ(b.1969):市場(ユンゲ・ドイチェ・フィル委嘱作品)
(2)ヒンデミット(1895-1963):交響曲「画家マチス」
(3)B.Aツィンマーマン(1918-70):トランペット協奏曲「誰も知らない私の悩み」
スザンナ・マルッキ指揮
ユンゲ・ドイチェ・フィル、
(3)マルコ・ブラオウ(Trp)
録音:2009年9月14日デュッセルドルフ・トーンハレ(ライヴ)
本CDでは細かな音がすばやく動きながら生き生きとした運動を繰り返す様がま
さに「市場」を思わせる俊英ポッペの新作、これまで数々の名演に恵まれてき
たものの、これほどまで精緻に作り込まれた演奏もない「画家マチス」、そし
て悲劇的なピストル自殺を遂げたツィンマーマンのトランペット協奏曲「誰に
知らない私の悩み」のデフォルメされた狂気のジャズなど、現代音楽以外の多
くのファンをも虜にするだろう。
指揮は現代音楽のエキスパート、N響にも客演したことのある期待の女性指揮者
スザンナ・マルッキです。

EMCD-016 ¥2380
「インパルス;ウィーン」
ツェムリンスキー(1871-1942):シンフォニエッタOp.23
ベアト・フラー(b.1954):ファオス
シェーンベルク(1874-1951):浄夜(弦楽合奏版)
ペーター・ルンデル指揮
ユンゲ・ドイチェ・フィル
録音:2010年9月26日フランクフルト、
アルテ・オパー・コンサート・ホール(ライヴ)
ウィーンに関わりの深い新旧3人の作曲家の作品。ツェムリンスキーのシンフォ
ニエッタはもはや後期ロマン派の影響下から脱し新古典主義的な方向へ踏み出
した作品で、その機知に富んだ内容はユンゲ・ドイチェの確かなアンサンブル
に支えられ、鋭利なナイフのような輝きを見せる。静けさを切り裂くように時
折、残酷な響きが屹立するフラーの「ファオス」、そして「浄夜」は激しいコ
ントラスト、ルバート、カンタービレで最後まで聴き手を離さない。

EMCD-018 ¥2380
「音楽への探求」
(1)オリヴィエ・メシアン(1908-1992):微笑み
(2)ジョージ・ベンジャミン(b.1960):ピアノと管弦楽のための「デュエット」
(3)ロビン・デ・ラーフ(b.1968):もつれた物語
(4)ストラヴィンスキー(1882-1971):春の祭典
ローター・ツァグロセク指揮
ユンゲ・ドイチェ・フィル
(2)マルティン・ヘルムヒェン(Pf)
録音:2011年9月18日フランクフルト、
アルテ・オパー・コンサート・ホール(ライヴ)
こちらは師匠つながりの選曲。ラーフはベンジャミンの弟子でベンジャミンは
メシアンの弟子。メシアンはストラヴィンスキーの直接の弟子ではないが同時
代のフランスの文化的空気を共有したため、その影響は計り知れず、特にメシ
アンの特異なリズム語法は「春の祭典」からインスピレーションを得ている。
メシアン最晩年の「微笑み」は彼の「異国の鳥たち」と「トゥランガリラ交響
曲」の緩徐楽章をうまくダイジェストしたような天国的な小品。ベンジャミン
のデュエットはメシアンやらヴァレーズその他の影響を感じさせつつ、ダイナ
ミックな音のエンターテイメントを演出。おしまいの春の祭典は全体に早いテ
ンポを取った、オーケストラの若い情熱が爆発する快演で、各セクションの聴
かせ所を確かに押さえ聴き手の期待を裏切らない。





<NEOS>
NEOS11028 ¥2080
細川俊夫(b.1955):独奏楽器のための協奏曲集Vol.2
(1)チェロ協奏曲-武満徹の追憶に(1997)
(2)旅VII(2005)-トランペット、弦・打楽器のための
(3)メタモルフォシス(2000)-クラリネットと弦・打楽器のための
ロベルト・HP・プラッツ(指揮)
ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団、
(1)ロハン・デ・サラム(Vc)、
(2)ジェローエン・ベルヴェルツ(Trp)、
(3)オリヴィエ・ダルテヴェル(Cl)
録音:2010年1月
細川の「独奏楽器のための協奏曲集Vol.1」(NEOS10716)に続く最新盤。作品は
前回より引き続き、ほぼ作曲年代順に選曲、配列されており、作曲者の思索、
心境、作風の変遷を辿ることが出来る。前回は1980年代の終わりから1990年代
後半までのほぼ10年間、そして今回は1990年代後半から2000年代半ばまでの作
品を収録。いずれも息の長い旋律とそこから派生し拡がってゆくモノクローム
な世界は日本の書を思わせ、細川の面目躍如。もとアルディッティ四重奏団の
チェリスト、ロハン・デ・サラムの独奏による入魂のチェロ協奏曲はこのシリ
ーズの中でも圧巻。

NEOS11203 ¥2080
ヨハネス・カリツケ(b.1959):
《強迫》-4幕のオペラ(2008-09)
台本:クリストフ・クリムケ-ヴィトルト・ゴンブローヴィッチの小説に基づく
※世界初録音
ヘンドリッキェ・ヴァン・ケルクホヴェ(S)、
ノア・フレンケル(MS)、リー・メルローズ(Br)、
ベンジャミン・ヒューレット(T)、
ヨッヘン・コヴァルスキ(男声Alt)、
マンフレート・ヘム(B)、ルペルト・ベルクマン(Br)、他、
ヨハネス・カリツケ指揮クラングフォルム・ウィーン
録音:2010年2月19日アン・デア・ウィーン劇場(世界初演ライヴ)
ヨハネス・カリツケの4作目となるオペラでポーランドの作家ヴィトルト・ゴン
ブローヴィッチの同名の小説を原作とした心理的群集劇。無調・前衛手法で書
かれながら緊密な構成と早い展開、緩急のあるダイナミズムで一気に聴かせる。

NEOS11205-06 2枚組 ¥4160
トマス・ブローメンカンプ(b.1955):管弦楽、室内楽、ピアノ作品集
(1)大管弦楽のための5つの小品(2007)
(2)7つのデザート・リズミクス(2006)
(3)トッカータ、トンボーとトルソ(2009)
(4)舟歌(バルカローレ)(1988)
(5)夜想曲(1998)
(6)ピアノ・トリオと管弦楽のための音楽(2003)
(7)無伴奏チェロ組曲(2010)
(8)アニマート、アダージョとアジタート(2010)
(1)ジョン・フィオーレ指揮デュッセルドルフ交響楽団
(2)デュッセルドルフ響木管五重奏団
(3)リヴィニウス・ピアノ四重奏団
(4)(5)シュテファン・イルマー(Pf)
(6)トリオ・オーパス8(Vn, Vc, Pf)、
フランク・ベールマン指揮
北西ドイツ・フィルハーモニー
(7)ニコラウス・トリープ(Vc)
(8)ランベルトゥス・ピアノ五重奏団
録音:2004-2011年
ブローメンカンプはヨーロッパの数々の国際作曲コンクールに入賞しており、
その才能はジェルジ・リゲティからも評価された。2001年にはドストエフスキ
ーの同名小説に基づく「白痴」を発表しドイツ国内では大きな話題となった。
作風は極めて多様で、この作曲家が様々な時代の様式と技術に精通しているこ
とがわかる。大管弦楽のための5つの小品では新ウィーン楽派が、7つのデザー
ト・リズミクスではマルティヌーのエコーが聴こえ、「トッカータ、トンボー
とトルソ」ではバルトークや他の東欧の作曲家の影響を感じ取ることが出来る。

NEOS11208 ¥2080
「現代のギター四重奏曲集」
(1)ゲオルク・フリードリヒ・ハース(b.1953):四重奏曲(2007)
(2)ベアト・フラー(b.1954):未来の書の断章(2007)
(3)マヌエル・ヒダルゴ(b.1956):ダンス・バトル(2000)
(4)ヘルムート・オーリング(b.1961):
ミヒ・シュティーレ-ギター四重奏と予め演奏が録音されたCDのための(2000)
(5)マルクス・ヘッハトル(b.1967):網掛けのある線(2006)
アレフ・ギター四重奏団:
【アンドレス・エルナンデス・アルバ,ホセ・ハビエル・ナバロ・ルカス,
ヴォルフガング・ゼーリンガー,ティルマン・ラインベック】
(2)ペトラ・ホフマン(Sop)、
(5)エルネスト・モリナーリ(Cl)
録音:2011年11月
アレフ・ギター四重奏団は珍しい現代音楽専門のギター四重奏団として「ワル
シャワの秋」(ポーランド)、パン・ムジーク(韓国)、アルス・ノヴァ(スイス)
など数多くの現代音楽祭に招かれている。このCDでは中堅からベテラン世代に
作曲家に委嘱した作品を収録。アヴァン・ポップ風のオーリング「ミヒ・シュ
ティーレ」、特殊奏法多用がコンピュータ音楽を思わせるフラー「未来の書の
断章」が聴きもの。





<MEGADISC>
MDC7795 ¥2250
「クルト・シュヴァーエン(1909-2007):合唱曲集」
(夜には戻って来い/詩篇/子供/あなたが私の所へ来ると/眠れわが子よ
/知恵を絞れ/彼らは死んではいない/青空の下星空の下/ほか全12曲)
マルク・ミシェル・デ・スメット指揮
アクエリアス(混声合唱)
録音:2008年9月
クルト・シュヴァーエンはドイツの作曲家で、カトヴィッツ(現ポーランド領カ
トヴィツェ)出身。ベルリンやブレスラウの大学で音楽とドイツ語、哲学史を学
んだ。初期はバッハ、モーツァルト、やがてストラヴィンスキー、ヤナーチェ
ク、プロコフィエフ、バルトークら20世紀の様々な作曲家の影響を受けるよう
になる。1930年にはハンス・アイスラーと出会い大きな影響を受けた。反ファ
シズム学生運動に参加し、ドイツ共産党に入党したため1935年から1938年まで
拘束された。歌劇、カンタータなど多くの作品を発表し作品数は620以上に及
ぶ。ここに収められた合唱作品は1950年代から1990年代にかけて書かれたもの
で、共産主義に傾倒し東ドイツに長く住んで教育や社会活動にも積極的に関わ
った作曲家の作品らしい、民謡的な素朴さを持った抒情的な曲がある一方でペ
ンデレッキを思わせる野心的な作品まで多種多様。




<ROMEO RECORDS>
RON 7287 ¥1980
「永遠に忘れるまい」-ホロコーストの生き残り、詩人ヤーコフ・バルジライ
の詩による歌曲集
(1)シャロン・ファーバー(b.1968):永遠に忘れるまい
(2)ユージン・レヴィタス(b.1972):いつまで?
(3)アーロン・ハーラップ(b.1941):わが父はもはやパンを祝福しない
(4)ステラ・ラーナー(b.1955):異国の地
(5)アーロン・ハーラップ:神のプライベート・コレクションからの写真
シャロン・ロストーフ=ザミール(Sop)、
ハガイ・ヨダン(Pf)、
ヤーコフ・バルジライ(朗読)
(1)O.オーバック(Cl),E.エプスタイン(Vn),ラズ・コーン(Vc)
(2)F.ネミロフスキー(Vc)、
(5)ドゥドゥ・カーメル(Vc)
ヤーコフ・バルジライは1933年ハンガリー生まれの詩人、作家、翻訳家。ユダ
ヤ人であるため第二次大戦中、ドイツ国内のベルゲン・ベルセン強制収容所に
収容された。この収容所は「アンネの日記」で知られるアンネ・フランクの最
期の地となった収容所としても知られている。バージライはこの収容所で生き
残り、戦後イスラエルに渡り文学者として成功した。ディスクは彼の収容所の
体験の詩に様々な世代の作曲家が曲をつけたもの。曲の後に元のテキストを詩
人本人が朗読している。悲劇的な詩だけに全体は暗い曲調だが、マーラーの
「亡き子を偲ぶ歌」と思わせる後期ロマン派的な叙情性も感じられる。ソプラ
ノのシャロン・ロストーフ=ザミールはイスラエルの国民的ソプラノで来日し
て東京フィルとも共演している。




<アクースティカ(パンセ・ミュージック)>
PANU-7012 ¥2500
「ボヘミアの魂」
(1)マルティヌー:チェロ協奏曲第2番 H.304
(2)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調Op.104
ルドヴィート・カンタ(チェロ)
井上道義(指揮)オーケストラ・アンサンブル金沢
録音:2011年6月26日 石川県立音楽堂コンサートホール
(ルドヴィート・カンタ来日20周年記念公演・ライヴ録音)
J.S.バッハの無伴奏組曲(PANU7007/8,レコード芸術特選)で高い評価を得たル
ドヴィート・カンタの新譜は自身が主席を務めるオーケストラ・アンサンブル
金沢と常任指揮者の井上道義との共演で、故郷の作曲家マルティヌーとドヴォ
ルザークの協奏曲を演奏したものです。
特にマルティヌーの協奏曲第2番は録音も演奏されることも非常に少なく、こ
の演奏が日本初演となります。カンタの演奏を聴くと「なぜもっと演奏されな
いのか不思議」と思わせるほど魅力ある作品に仕上がっています。




<MUSIC&ARTS>
M&ACD 1262 2枚組 ¥3960
「ブルーノ・ワルター初期録音集」
CD1)
(1)ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」(WAB104)
CD2)
(2)モーツァルト:交響曲第35番ニ長調「ハフナー」K.385★
(3)ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調(WAB109)★
(★印、未発表録音)
ブルーノ・ワルター(指揮)
(1)NBC交響楽団
(2)ニューヨーク・フィル
(3)フィラデルフィア管弦楽団
録音:(1)1940年2月10日スタジオ8-H(放送用ライヴ)、
(2)1944年2月6日カーネギー・ホール(放送用ライヴ)、
(3)1948年2月28日アカデミー・オブ・ミュージック(放送用ライヴ)
デジタル復元:2012年(復元エンジニア:アーロン・Z・スナイダー)
ブルーノ・ワルターはマーラーのスペシャリストと言われていますが、実はマ
ーラーと同じ位にブルックナーの音楽の支持者でした。事実、アメリカに活動
拠点を移してからも度々ブルックナーを取り上げています。M&Aの技術スタッフ
がこの時代の貴重な放送用録音から2つのブルックナーを可能な限りの最高の
音質で復元し提供致します。

M&ACD 1264 2枚組 ¥3960
ニューヨーク・フィルとの初期録音集
(1)マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」
(2)マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」
(全曲未発表録音)
ブルーノ・ワルター(指揮)
ニューヨーク・フィル
(2)ナディーヌ・コンナー(S)、モナ・ポーリー(MS)、
ウェストミンスター合唱団
録音:(1)1942年10月25日(ライヴ)、(2)1942年1月25日(ライヴ)
デジタル復元:2012年(復元エンジニア:アーロン・Z・スナイダー)
ブルーノ・ワルターお得意のマーラー録音。メーカーのアナウンスによると両
演奏とも未発表録音とのことです。1942と第2次大戦中アメリカに逃れていた
ワルターの貴重な録音です。そんな状況のせいか後の演奏に比べるとエネルギ
ッシュで劇的なものとなっております。

M&ACD 1216 2枚組 ¥3960
(1)ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
(演奏タイミング 22:28/11:25/23:22)
(2)ブルックナー:交響曲第8番ハ短調
(演奏タイミング 15:24/14:38/26:09/25:09)
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
(1)ベルリン・フィル、(2)ウィーン・フィル
録音:(1)1950年1月29-30日、(2)1961年10月29日、
デジタル変換:(1)2007年アンドルー・ローズ(XRシステム)、
(2)2008年アルバート・フランツ
第9番はM&ACD219やM%ACD1028で出ていたものの再発売、TAHRAからも出ていた
音源。クナッパーツブッシュはこの録音が行われた日の前日28日にも同作品を
同じオーケストラで聴衆を入れずに放送用に録音。その後、聴衆を入れて再度
録音した。このディスクは聴衆を入れた29日と30日の演奏会の音源をつなぎあ
わせて制作されている。第8番はすでに多くのヒストリカル復刻レーベルから
出ている名演。





<WEST HILL RADIO ARCHIVES>
WHRA-6044 ¥1980
ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》第2幕
(コンサート形式ライヴ/第2幕全曲のアメリカ初演)
ジョン・バルビローリ(指揮)
ニューヨーク・フィル、
キルステン・フラグスタート(イゾルデ)、
アイヴィンド・ラホルム(トリスタン)、
エニド・サーントー(ブランゲーネ)、ジョン・ガーニー(マルケ王)、
ダニエル・ハリス(クルヴェナール、メロート)
録音:1939年4月16日カーネギー・ホール(ライヴ)
デジタル変換:2012年(復元エンジニア:アーロン・Z・スナイダー)、
バルビローリ協会との共同制作
すでにいくつかのヒストリカル復刻レーベルよりリリースされている名演の最
新リマスター盤。放送に使われた音源のため、はじめに指揮者を紹介する簡単
なアナウンスが収録されている。




<ARTS>
47762-8(SACD-Hybrid) ¥2080
「ガブリエリ:サン・ロッコのための音楽」
ガブリエリ(1554 or 57-1612):
第9旋法によるフーガ/集いにて/主よ、私の神よ/
トッカータとリチェルカーレ/恐れ、おののきて/
ソナタ第21番/新月の夜にラッパを吹き鳴らせ/カンツォーナ第14番/
聖母マリアを讃える連祷/フーガとリチェルカーレ/マニフィカト
バルトロメオ・バルバリーノ(-1640):聞け、愛らしきわが恋人よ/
わが元に来たれ/アヴェ・マリア
エレーナ・サルトーリ(指揮,Org)
メロディ・カントーレス(合唱)
ラ・ピファレスカ(ピリオド楽器アンサンブル)
録音:2012年3月26-28日マントヴァ,イタリア、
このCDは1608年のサン・ロッコの祝祭のための演奏会の再現となっております。
過去にはポール・マクリーシュやムジカ・フィアタによる同様の録音があった
が2枚組でした。この1枚は曲数を絞って1枚に収めています。女性オルガニスト
で指揮者のエレーナ・サルトーリ率いるラ・ピファレスカはコルネットやトロ
ンボーンをずらりと揃えた異色のピリオド楽器アンサンブルです。

<Channel Classics>
CCSSA 33312(SACD-Hybrid) ¥2580
ジェンツ - ジョージ・ガーシュウィン ――
ガーシュウィン(イッツェ・ブレマー編):
映画《踊る騎士》より シングス・アー・ルッキング・アップ、
アイ・キャント・ビー・バザード・ナウ、スティッフ・アッパー・リップ、
シング・オヴ・スプリング、
ザ・ジョリー・タール・アンド・ザ・ミルクメイド、フォギー・デイ、
ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット(うまくやれたら)
ガーシュウィン(ヨハン・ファン・デル・リンデン編):
ラプソディ・イン・ブルー(サクソフォン四重奏版)
ガーシュウィン(イッツェ・ブレマー&ピート・ハーデン編):
映画《踊らん哉》より ゼイ・キャント・テイク・ザット・アウェイ・フロム
・ミー(誰も奪えぬこの想い)
ガーシュウィン(イッツェ・ブレマー&ピート・ハーデン編):
ミュージカル《レディー、ビー・グッド》より 魅惑のリズム
ガーシュウィン(イッツェ・ブレマー&エリク=ヤン・デ・ヴィス編):
歌劇《ポーギーとベス》より サマータイム、あの人は行ってしまった、
そんなことはどうでもいいさ、 おお神よ, 出発します
ジェンツ、ベーニ・チッラグ(指揮)、
ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)、
ハーグ・サクソフォン四重奏団、ミシェル・ポンシオン(打楽器)
このジェンツの"ガーシュウィン"は、前音楽監督ピーター・ダイクストラと共
に築いたベースに、2008年からタッグを組むベーニ・チッラグが加えた新たな
レパートリーと変幻自在のスタイルによって実現した初の"アメリカン・プログ
ラム"なのである。ソプラノのヨハネッテ・ゾマーが歌う「サマータイム」、
ハーグ・サクソフォン四重奏団によるサクソフォン四重奏版の「ラプソディ・
イン・ブルー」など、ゲストたちの美技が、ジェンツの"ガーシュウィン・プロ
グラム"に華を添える。
録音:2011年11月18日-20日、フローニンヘン北教会(オランダ)

CCSSA 31612(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥3380
ラヴェル:ピアノ作品集 ――
CD-1(エラール)
ソナチネ、夜のガスパール、古風なメヌエット、クープランの墓
CD-2(スタインウェイ)
ソナチネ、夜のガスパール、古風なメヌエット、クープランの墓
パオロ・ジャコメッティ(ピアノ/エラール&スタインウェイ)
ジャコメッティはエラールとスタインウェイのそれぞれで4作品を録音してお
り、"ピリオド"と"モダン"による作品のフォルムや響きの違いを、ワールドク
ラスの演奏で比較することが出来る贅沢な逸品である。
ジャコメッティの演奏、エラールとスタインウェイの響きを余すことなく捉え
たチャンネル・クラシックの優秀録音も話題を呼ぶことだろう!

CCS SEL 6212 2枚組 ¥1480
レイチェル - 私が愛する音楽 ――
ヴィヴァルディ:《ラ・ストラヴァガンツァ》より 協奏曲変ホ長調Op.4-1
モーツァルト:
フランスの歌《ああ、私は恋人をなくした》による6つの変奏曲ト短調K.374b
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番BWV.1005
ラモー:コンセール用のクラヴサン曲集(1741)より 第5コンセール
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第40番変ロ長調K.454
ヴィヴァルディ:《ラ・ストラヴァガンツァ》より 協奏曲ニ長調Op.4-11
モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第2番変ロ長調K.424
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV.1042
J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第6番ト長調BWV.1019
ヴィヴァルディ:《ラ・チェトラ》より 協奏曲第1番ハ長調RV.181a
モーツァルト:アンダンテとアレグロ ハ長調K.404
J.S.バッハ:カンタービレ(ソナタ第6番BWV.1019aの第2稿より)
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調Hob.VIIa-1
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、アルテ・デイ・スォナトーリ、
ゲイリー・クーパー(フォルテピアノ)、トレヴァー・ピノック(チェンバロ)、
ジョナサン・マンソン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ジェーン・ロジャーズ(ヴィオラ)、
ブレコン・バロック、オランダ・バロック協会、
エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団
ヴィヴァルディの協奏曲集「ラ・チェトラ」(CCSSA 33412)が演奏、録音の両面
で最大級の賞賛を受けているバロック・ヴァイオリンの天女レイチェル・ポッ
ジャー。
この「レイチェル(RACHEL.)」は、チャンネル・クラシックスに行ったレコー
ディングの中から、ポッジャー自身が最も気に入っているトラックを収めた現
在望みうる最良のベスト・アルバム!!





<PentaTone>
PTM 1022(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥4580
ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》
マレク・ヤノフスキ(指揮)、
ベルリン放送交響楽団&合唱団、
スティーヴン・グールド(トリスタン/テノール)、
ニーナ・シュテンメ(イゾルデ/ソプラノ)、
クワンチュル・ユン(マルケ王/バス)、
ヨハン・ロイター(クルヴェナール/バリトン)、
ミシェル・ブリート(ブランゲーネ/メゾ・ソプラノ)、
サイモン・ポーリー(メロート/テノール)、
クレメンス・ビーバー(牧童/テノール)、
アルットゥ・カターヤ(舵取り/バリトン)、
ティモシー・ファロン(若い船乗り/テノール)
ヤノフスキの「トリスタンとイゾルデ」では、トリスタン役には2010年12月-
2011年1月に新国立劇場でトリスタン歌手としての天性の資質を披露してくれた
スティーヴン(ステファン)・グールド、イゾルデ役にはパッパーノ&コヴェン
ト・ガーデン王立歌劇場との演奏でも存在感を示したスウェーデンの名花ニー
ナ・シュテンメを起用。
前作「ローエングリン」の大成功が記憶に新しいワーグナー・プロジェクトの
第5弾「トリスタンとイゾルデ」。大いに期待せずにはいられない!
録音(ライヴ):2012年3月27日、ベルリン・フィルハーモニー(演奏会形式)

PTM 1033(SACD-Hybrid) ¥2300
プロコフィエフ:
ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.19/ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調Op.63
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調Op.115
アラベラ・美歩・シュタインバッハー(ヴァイオリン)、
ワシリー・ペトレンコ(指揮)、ロシア・ナショナル交響楽団
まさにロシア革命の前夜、1917年に完成した「ヴァイオリン協奏曲第1番」と、
旧ソ連への帰国後の1935年に作曲されマドリードで初演が行われた「ヴァイオ
リン協奏曲第2番」。ロシアの優美で抒情的な旋律、現代的な響きと感性が同居
するプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲に対するアラベラ・美歩・シュタイ
ンバッハーのアプローチが非常に興味深いところ。
ロイヤル・リヴァプール・フィルの首席指揮者を務める若手指揮者の有望株筆
頭、ワシリー・ペトレンコとの若き才能の共演が、新鮮で鮮烈なプロコフィエ
フの世界を繰り広げる。
録音:2012年1月23日-27日、モスクワ(ロシア)




<Atoll>(Atollはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
ニュージーランドのレーベル"Atoll(アトール)"の取り扱いを開始いたします。
ACD 116 ¥2180
プーランク:オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲ト短調
サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調Op.78《オルガン付き》
アルヴォ・ヴォルメル(指揮)、
オークランド・フィルハーモニー管弦楽団、
トーマス・トロッター(オルガン)
オセアニア、ニュージーランド最大の都市オークランドを本拠地とするオーク
ランド・フィルの2010年ライヴ!オークランド・タウン・ホールの指揮台に立
つのは、アデレード響と素晴らしいシベリウスが印象深いエストニアの指揮者
アルヴォ・ヴォルメル。イギリスの名オルガニスト、トーマス・トロッターを
迎えてのプーランク&サン=サーンスは、ヴォルメル&マイナー・オケ・ファ
ン必聴です!2010年3月25日&27日のライヴ録音。

ACD 114 ¥2180
ピゴヴァト:
ヴィオラ協奏曲《ホロコースト・レクイエム》/祈り/静寂の音楽/ニグン
ドナルド・モーリス(ヴィオラ)、
マルク・タッデイ (指揮)、
ベクター・ウェリントン管弦楽団、
リチャード・マップ(ピアノ)、キャロリン・ミルズ(ハープ)、
ドミニオン弦楽四重奏団
ウクライナのオデッサで生まれ、ロシアのモスクワ、タジキスタン、イスラエ
ルを渡り歩いた作曲家ボリス・ピゴヴァト(1953-)。
「ホロコースト・レクイエム」の名を持つヴィオラ協奏曲は、1941年9月に起き
たバビ・ヤールの悲劇の60周年に捧げられたピゴヴァトの代表作。第4楽章「ル
クス・エテルナ」では犠牲になった人々への祈りをヴィオラが粛々と奏でる。
2009年-2010年の録音。

ACD 118 ¥2180
旅の記録 ――
ササス:アブヒシェカ/ハリス:ヴァリエーション25
ボディ:3つのトランスクリプション/ノリス:エクシタス
ファー&ナンス:ヘ・ポロポロアキ(別れ)
ニュージーランド弦楽四重奏団
1987年に結成されたニュージーランド弦楽四重奏団による「ニュージーランド
の弦楽四重奏曲集」!
ギャレス・ファーとリチャード・ナンスのコラボレーション、中国、マダガス
カル、ブルガリアの音楽をベースとしたジャック・ボディの音楽など、収録曲
は個性豊かな作品揃い。
2011年ボーダフォン・ニュージーランド・ミュージック・アワードのベスト・
クラシカル・アルバム賞受賞タイトル。2009年11月の録音。

ACD 209 ¥2180
ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番ト短調《悲しみの三重奏曲》
ババジャニアン:ピアノ三重奏曲嬰へ短調
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調Op.67
ニュージーランド・チェンバー・ソロイスツ〔ララ・ホール(ヴァイオリン)、
ジェームズ・テナント(チェロ)、キャサリン・オースティン(ピアノ)〕
ニュージーランドのアンサンブルとロシアのラフマニノフ&ショスタコーヴィ
チ、アルメニアのババジャニアンの音楽という南半球と北半球のどこか不思議
な組み合わせ。
演奏、プログラミングの魅力は、ラジオ・ニュージーランドのコンサート・
チャートで6週連続1位という実績に表れている。2008年1月&4月の録音。

ACD 309 ¥2180
デコンストラクション
- ツェンカ・ディアノワ・プレイズ・サティ&ケージ ――
ケージ:危険な夜
ローズ&ディアノワ:ファースト・デコンストラクション(危険な夜)
サティ:ソクラテスの肖像(ピアノ版)、メデューサの罠、グノシエンヌ第4番
ケージ:バッカナール/サティ:ヴェクサシオン
ツェンカ・ディアノワ(ピアノ&プリペアド・ピアノ&チェレスタ)、
サラ・ワトキンス(プリペアド・ピアノ)
ブルガリア出身のコンテンポラリー・ピアニスト、ツェンカ・ディアノワがピ
アノ、プリペアド・ピアノ、チェレスタを使い分けたケージとサティの音楽。
プリペアド・ピアノの不思議な世界の中から現れる"ピアノ独奏版"のサティの
「ソクラテスの肖像」が新鮮な響きを醸し出す。ブックレットの大きなキノコ
の写真もなかなか衝撃的。

ACD 141 ¥2180
カストロ=ロンビンソン:
天使の解放*/ペレグリネイションズ#/アザー・エコーズ
ジーズ・アームズ・トゥ・ホールド・ユー/レン・ダンシズ
デイヴィッド・チッカリング(チェロ)*、ツェンカ・ディアノワ(ピアノ)#、
ケネス・ヤング(指揮)、ニュージーランド交響楽団
オークランド大学で作曲の教鞭を執るニュージーランドの女流作曲家、イーヴ
・ド・カストロ=ロビンソン(1956-)の管弦楽作品集。
1986年にはオーケストラのための「インターポレーション」がピエール・ブー
レーズの公開リハーサルで取り上げられており、民族音楽のエッセンスを取り
込んだ作品はオセアニアに留まらず世界各国で演奏されている。




<Discovery>
DMV 101 ¥2180
ラヴェ:ビヨンド - ピアノ作品集 ――
レインドロップス・オン・マース/トーキョー・ラッシュ
イシュタールズ・ゲート/ビヨンド/インターリュード/オン・ザ・ラン
メランコリック・ワルツ/常動曲/リキッド・デイドリーム
ル・プティ・プリンス/子守歌
アン・ラヴェ(ピアノ)
フランス・ノルマンディー出身の女流コンポーザー=ピアニスト、アン・ロヴェ
ットのデビュー・タイトル。
ロンドンの王立音楽院でヘイミッシュ・ミルンからピアノを学んだラヴェのピ
アノ作品は、自らの人生、神話上の伝説、おとぎ話に基づいており、イージー
リスニング風の雰囲気を持つ幻想的な作風が特徴的。2009年7月の録音。

DMV 102 ¥2180
エリン:
無伴奏ヴァイオリンのための《スリー・ステイツ・アット・プレイ》
ヴィオラと弦楽オーケストラのための《白い磔刑》
弦楽オーケストラのための《シンフォニア第1番》
アルテム・コトフ(ヴァイオリン)、リフカ・ゴラーニ(ヴィオラ)、
ニック・ペンドルバリー(指揮)、ニューノート・アンサンブル
ロンドン・サウスバンク・センターのサウンドバンク・アンサンブルの音楽監
督も務めているイギリスのコンポーザー=コンダクター、ベンジャミン・エリ
ンの作品集。
「白い磔刑」はマルク・シャガールの同名の絵画からインスピレーションを得
て作曲された作品。ちなみにベンジャミン・エリンのトロンボーン協奏曲「パ
ンドラ」は、2012年4月にジョセフ・アレッシにより初演さ話題を呼んでいる。
2011年3月&9月の録音。




<NIFC>
NIFCCD 031 ¥2180
ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
ノスコフスキ:交響詩《大草原》Op.66
アレクサンダー・ロンクィヒ(フォルテピアノ/エラール1849年製)、
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)、シャンゼリゼ管弦楽団
"ピアノの詩人"ショパンの「ピアノ協奏曲第2番」と"19世紀ポーランドの重鎮"
ノスコフスキの交響詩「大草原」。ロンクィヒが弾く1849年製のエラールと、
ヘレヴェッヘ率いるピリオド・オーケストラ、シャンゼリゼ管弦楽団のサウン
ドとのバランスとブレンド感、音楽に表れる相乗効果など、楽しみは尽きない。
ロンクィヒとエラールとショパン、そしてヘレヴェッヘ。ワルシャワでの出会
いが新たなショパンを届けてくれることだろう。
録音:2011年8月18日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサー
ト・スタジオ(ワルシャワ)

NIFCDVD 001(DVD-Video/PAL) ¥3380
ショパンへのオマージュ - モーツァルト:レクイエムK.626
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)、
シャンゼリゼ管弦楽団、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント、
アカデミア・キジアーナ・シエナ、
クリスティーナ・ランドシャーマー(ソプラノ)、
インゲボルク・ダンツ(アルト)、ロバート・ゲッチェル(テノール)、
マシュー・ブルック(バス・バリトン)
2010年10月17日、161回目のフレデリック・ショパンの命日を記念してワルシャ
ワの聖十字架教会で演奏されたモーツァルトの「レクイエム」のライヴ・レコ
ーディング。
"ショパンへのオマージュ"と題されたヘレヴェッヘ&シャンゼリゼ管弦楽団の
モーツァルトのレクイエムは、各楽曲の間に司祭による祈祷が挿入されるなど、
まさしく"ショパンのためのレクイエム"なのである。ヘレヴェッヘ&シャンゼ
リゼ管の演奏、映像作品としての構成はどちらも非常に質が高い。
録音:2010年10月17日、聖十字架教会(ワルシャワ)
※当タイトルは【PAL方式】のため、PAL方式対応のプレーヤー、DVD対応のパ
ソコンでのみ再生することが出来ます。予めご了承ください。

NIFCCD 206 ¥2180
ショパン:
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58/夜想曲第5番嬰ヘ長調Op.15-2
夜想曲第17番ロ長調Op.62-1/ポロネーズ第5番嬰ヘ短調Op.44
夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2/バラード第3番変イ長調Op.47
夜想曲第3番ロ長調Op.9-3/スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
アダム・ハラシェヴィチ(ピアノ/スタインウェイ)
ポーランドのベテラン・ピアニスト、ハラシェヴィチが母国ポーランドで臨ん
だショパンのレコーディング。長年の経験に支えられた円熟の音楽性、ポーラ
ンド人ならではのデュナーミクとアゴーギクが、ハラシェヴィチがたどり着い
たショパンの理想像を創り出す。
録音:2010年3月31日&4月1日-2日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフス
キ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)

NIFCCD 614 ¥2180
ニコライ・ホジャイノフ
第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ ――
ショパン:
夜想曲第3番ロ長調Op.9-3/練習曲第1番ハ長調Op.10-1
練習曲第2番イ短調Op.10-2/幻想曲ヘ短調Op.49/バラード第2番ヘ長調Op.38
前奏曲第25番嬰ハ短調Op.45/スケルツォ第4番ホ長調Op.54
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35《葬送》
ニコライ・ホジャイノフ(ピアノ/ヤマハ)
2010年第16回ショパン国際ピアノ・コンクールの最年少ファイナリストであり
ロシアの天才ピアニスト、ニコライ・ホジャイノフ(1992-)のライヴ・レコー
ディングが遂に登場!
ショパン国際ピアノ・コンクールでは惜しくも上位入賞こそ逃したものの、聴
衆を魅了したホジャイノフの美しき音色、すでに確立されたスタイルとオーラ
は、大器としての証しである。
2012年のダブリン国際ピアノコンクールで優勝を果たし、去る4月に行われた
来日公演も大絶賛を博したホジャイノフ。若き次代の巨匠候補が挑んだショパ
ン・コンクールのライヴ、要注目です!
録音:2010年10月5日&12日&15日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサー
ト・ホール(ポーランド)

NIFCCD 615 ¥2180
レオノラ・アルメリーニ
第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ ――
ショパン:
練習曲第11番変ホ長調Op.10-11/練習曲第4番嬰ハ短調Op.10-4
夜想曲第7番嬰ハ短調Op.27-1/バラード第3番変イ長調Op.47
夜想曲第14番嬰ヘ短調Op.48-2/舟歌嬰ヘ長調Op.60
ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
レオノラ・アルメリーニ(ピアノ/カワイ&スタインウェイ)、
ヤツェク・カスプシク(指揮)、シンフォニア・ヴァルソヴィア
1992年、イタリアのパドヴァ出身の女流ピアニスト、レオノラ・アルメリーニ。
2009年のカミロ・トーニ国際コンクールなどイタリア国内で目覚ましい活躍を
見せており、2010年のショパン国際ピアノ・コンクールでもそのピアニズムと
将来性は高い評価を受けている。特に第1次予選と第2次予選の演奏は話題を呼
んだだけに、このライヴ・レコーディングは、その才能の片鱗に触れる貴重な
機会となることだろう。
録音:2010年4日&10日、2011年8月26日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コ
ンサート・ホール(ポーランド)

NIFCCD 616 ¥2180
マルチン・コジャク
第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ ――
ショパン:
夜想曲第13番ハ短調Op.48-1/練習曲第17番ホ短調Op.25-5
練習曲第12番ハ短調Op.10-12《革命》/スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
幻想曲ヘ短調Op.49/マズルカ第22番嬰ト短調Op.33-1
マズルカ第23番ニ長調Op.33-2/マズルカ第25番ロ短調Op.33-4
ポロネーズ第6番変イ長調Op.53《英雄》/幻想ポロネーズ変イ長調Op.61
夜想曲第5番嬰ヘ長調Op.15-2/スケルツォ第4番ホ長調Op.54
マルチン・コジャク(ピアノ/スタインウェイ)
1989年ポーランドのクラクフ生まれの新鋭、マルチン・コジャクのショパン・
コンクール・ライヴ。
2010年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンにも来日し、2010年3月1日には
ワルシャワのフレデリック・ショパン・ミュージアムのオープニング・ガラの
ピアニストにも抜擢されるなど、独特の世界観を持つポーランド期待のピアニ
ストである。
録音:2010年10月6日&12日&15日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサー
ト・ホール(ポーランド)




<Glossa>
GCD 921513 ¥2180
ヴィヴァルディ:3声のセレナータ《祝されたセーナ》RV.693
ラ・リゾナンサ、ファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロ&指揮)、
イェツァベル・アリアス・フェルナンデス(ソプラノ)、
マルティン・オロ(アルト)、セルジオ・フォレスティ(バス)
イタリア古楽界を代表する鍵盤奏者ファビオ・ボニッツォーニが1995年に創設
したピリオド・オーケストラ、ラ・リゾナンサが取り組むイタリア、またはイ
タリアに縁のある"バロック・セレナータ"。
イタリア・バロックの巨匠ヴィヴァルディの3声のセレナータ「祝されたセーナ
(セーヌ川に祝う)」は、フランス国王ルイ15世の聖命祝日、ピエトロ・オット
ボーニ枢機卿のヴェネツィア復帰、フランス大使ジャック・ヴァンサン・ラン
ゲの赴任を祝して作曲、初演が行われたと伝わる秀作である。
1725年は「和声と創意への試み」が出版された年であり、絶頂期の成熟した作
曲技法が生み出したセレナータは、まさにヴィヴァルディ版"水上の音楽"!
ヌリア・リアルやロベルタ・インベルニッツィと並ぶ期待の古楽系ソプラノ、
イェツァベル・アリアス・フェルナンデスの歌声、ボニッツォーニ&ラ・リゾ
ナンサの優れたアンサンブルによる新録音の誕生を喜びたい。
録音:2011年6月、ティエラッシェ・サン・ミッシェル(フランス)

GCD 921514 2枚組 ¥3250
フレスコバルディ:トッカータ&パルティータ集 ――
トッカータとパルティータ第1巻(トッカータ第1集)/トッカータ第2集
ファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロ&オルガン)
J.S.バッハの「フーガの技法」で卓越した洞察力とヴィルトゥオージティを示
し、イタリア屈指の古楽系鍵盤奏者としての実力を改めて聴かせてくれた名手
ファビオ・ボニッツォーニ。
ボニッツォーニがバッハの次に選んだ作曲家は、母国イタリアの初期バロック
を代表する鍵盤音楽の巨匠ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643)。
ボニッツォーニの使用楽器は、チェンバロが1975年にウィレム・クルスベルヘ
ンが製作した1694年製のB・ステファニーニのレプリカ・モデル、オルガンが
マントヴァ、サンタ・バルバラ教会のグラツィアディオ・アンテニャーティ
1565年製作のヒストリカル・オルガン。
この楽器の響きもボニッツォーニのフレスコバルディの大きな聴きどころ。
録音:2012年3月&5月、ロワイヨモン(フランス)&マントヴァ(イタリア)




<Linn>
CKD 410(SACD-Hybrid) ¥2380
J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲集 ――
チェンバロ協奏曲第6番ヘ長調BWV.1057
チェンバロ協奏曲第7番ト短調BWV.1058
チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052
チェンバロ協奏曲第4番イ長調BWV.1055
マシュー・ホールズ(チェンバロ&指揮)、レトロスペクト・アンサンブル
キングズ・コンソートの前音楽監督マシュー・ホールズを中心として2009年5月
1日にスタートを切ったイギリスのピリオド・アンサンブル、レトロスペクト・
アンサンブルが「復活祭オラトリオ」(CKD 373)に続くJ.S.バッハの第2弾とし
て「鍵盤協奏曲集」をレコーディング!
このバッハの「チェンバロ協奏曲集」では、「ゴルトベルク変奏曲」(CKD 356)
の演奏で、英国古楽界有数の鍵盤奏者として高い評価を得たマシュー・ホール
ズが、レトロスペクト・アンサンブルの仲間たちを率いて弾き振りを披露!
マシュー・ホールズは1970年に創設されたアメリカのオレゴン・バッハ音楽祭
の次期音楽監督就任が決定しており、古楽系指揮者、鍵盤奏者としての名声は、
レトロスペクト・アンサンブルの評価と共に急上昇中。
マシュー・ホールズの弾き振り、そして定評あるLINNの優秀録音が、レトロス
ペクト・アンサンブルの"J.S.バッハ"を一級品の芸術作品へと仕上げてくれる
ことだろう。




<ABC Classics>
ABC 476 4842
ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調Op.27
尾高忠明(指揮)、メルボルン交響楽団
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団との名盤(Nimbus)や、日本のオーケストラ
との共演でも重ねて取り上げてきたラフマニノフの「交響曲第2番」は、尾高忠
明が得意とする特別なプログラム。
録音:2010年7月16日-17日、メルボルン・タウン・ホール(オーストラリア)

ABC 476 4225
オルフ:カルミナ・ブラーナ(合唱、2台ピアノと打楽器版)
カンティレイション、アントニー・ウォーカー(指揮)、
サラ・マクリヴァー(ソプラノ)、ジョナサン・サマーズ(バリトン)、
ポール・マクマホン(テノール)、
シドニー・パーカッション、オーストラリア・ヴィルトゥオージ、
シドニー少年合唱団
フォーレの「レクイエム」などで素晴らしいハーモニーを聴かせてくれている
オーストラリアの名合唱団、カンティレイションが歌うオルフの「カルミナ・
ブラーナ」!
ヴァージョンが"オーケストラ版"ではなく『2台ピアノと打楽器版』というと
ころがポイント!2台ピアノと打楽器のシンプルな響きと合唱のコラボレーショ
ンが聴きどころです。2001年10月の録音。

ABC 476 4234
トロンボーン協奏曲集 ――
ジェイコブ:トロンボーン協奏曲/ブラカニン:トロンボーン協奏曲
カリー:タンブリング・ストレイン
ヴァーゲンザイル:トロンボーン協奏曲変ホ長調
ワーウィック・ティレル(トロンボーン)、
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、パトリック・トーマス(指揮)、
アデレード交響楽団
ワーウィック・ティレルは、ロンドン・フィルの首席トロンボーン奏者を務め
た経歴を持つオーストラリアのトロンボニスト。
攻めのスタイルのゴードン・ジェイコブ、オーストラリアゆかりのブラカニン
とカリー、マスターピースのヴァーゲンザイルなど聴き応えアリ!

ABC 476 4525
17世紀イタリアとスペインの音楽 ――
即興/オルティス:古いパッサメッツォ/ピッチニーニ:トッカータ
ピッチニーニ/即興/作曲者不詳:フォリア集/サラベルデ:2声のカンツォン
フォンターナ:ソナタ第2番/オルティス:レセルカーダ第8番
マリーニ:ラ・ロマネスカ/メールロ:トッカータ第3番
カッチーニ/即興:アマリリ麗し/カッチーニ:ラ・スパニョレッタ
即興/カローソ:ラ・モニカ/フレスコバルディ:トッカータ
パレストリーナ:ああ、私はこんなに傷ついて/カステッロ:ソナタ第2番
カプスベルガー:パッサカリア
ラティチュード37〔ジュリア・フレダースドルフ(バロック・ヴァイオリン)、
ローラ・ヴォ―ン(ヴィオラ・ダ・ガンバ&リローネ)、
ドナルド・ニコルソン(チェンバロ&オルガン)〕、
サイモン・マーティン=エリス(テオルボ&バロック・ギター)、
ガイ・デュ・ブレ(打楽器)、シオブハン・スタッグ(ソプラノ)、
サイモン・リッカード(ラケット)
オーストリアのピリオド・アンサンブル、ラティチュード37が魅せる17世紀イ
タリアとスペインのラテン・バロック音楽。
ラティチュード37のメンバー3人は全員がオランダのハーグ王立音楽院で古楽を
学んだエリートたち。ローラ・ヴォ―ンのヴィオラ・ダ・ガンバの変幻自在の
パフォーマンスが冴える!2010年の録音

ABC 476 4363
シリアス・ソングス ――
シューベルト(レーガー編):魔王
グラネルト/ブラームス:4つの前奏曲と厳粛な歌
ブラームス:ドイツ・レクイエム(ハイライト)*
シューベルト:音楽に寄す#、魔王#、ます#、鳩の便り#
バーバー:ドーヴァー・ビーチ+
テディ・タフ・ローズ(バス・バリトン)、
セバスティアン・ラング=レッシング(指揮)、
タスマニア交響楽団、ヨハネス・フリッチュ(指揮)*、
メルボルン交響楽団&合唱団*、クリスティアン・チョン(ピアノ)#、
オーストラリア弦楽四重奏団+
クヴィエチェンの代役としてエスカミーリョ役で出演したMETでの「カルメン」
が大きな話題となったニュージーランドのバス・バリトン、テディ・タフ・ロ
ーズ。レーガーがオーケストレーションを行ったシューベルトの「魔王」は、
タフ・ローズの歌声とオーケストラが相乗効果を生み出し、作品特有の緊迫感
をさらに高めている。2007年&2010年の録音。

ABC 476 3527
コントラバス協奏曲集 ――
グリーグ(カー&ホロヴィッツ編):コントラバス協奏曲イ短調
ジョセフス:コントラバス協奏曲Op.118
サンキー:カルメン幻想曲
ゲイリー・カー(コントラバス)、
パトリック・トーマス(指揮)、アデレード交響楽団
コントラバスをソロ楽器として確立させ、全ての低音楽器奏者たちに新たな道
標を示した伝説の名手ゲイリー・カーのオーストラリア録音!
「コントラバス協奏曲」に生まれ変わったグリーグの「チェロ・ソナタ」は、
オリジナルがコントラバスのための作品ではないかと思えてしまうほど。
1992年の録音。ABC 438 612-2からの移行再発売。

ABC 476 3511
レスピーギ:
交響詩《ローマの松》/組曲《ロッシーニアーナ》/ブラジルの印象
ホルヘ・メスター(指揮)、西オーストラリア交響楽団
西オーストラリア州のパースを本拠地とする西オーストラリア交響楽団と、ハ
ンガリーの血を引くメキシコ人指揮者ホルヘ・メスターのタッグを組んだレス
ピーギ。
マイナー・オーケストラ・マニアならば、この組み合わせだけで興味をそそら
れるはず!?

ABC 476 4361
R・シュトラウス:
楽劇《サロメ》Op.54より 7つのヴェールの踊り/組曲《ばらの騎士》Op.59
歌劇《ダフネ》Op.82より
《インテルメッツォ》Op.72による4つの交響的間奏曲
スチュアート・チャレンダー(指揮)、シドニー交響楽団
1987年からエイズによって44歳で他界する1991年までシドニー交響楽団の首席
指揮者として活躍したスチュアート・チャレンダーが振るリヒャルト・シュト
ラウス。
オペラ指揮者としても将来を有望視されていただけに、シュトラウスのオペラ
からの管弦楽作品にも期待できる。

ABC 476 4238
オーボエのためのロシア音楽集 ――
グリンカ:マズルカ ハ短調/カルガノフ:マズルカ変ロ短調
スクリャービン:マズルカ嬰へ短調/アレンスキー:夜想曲Op.36-3
ルビンシテイン:ロマンスOp.44-1/キュイ:オリエンタル/レビコフ:牧歌
コレスチェンコ:モーツァルト風メヌエット/カリンニコフ:エレジー
リムスキー=コルサコフ:インドの歌/ムソルグスキー:ゴパーク
イリインスキー:子守歌/ムソルグスキー:情熱的即興曲
レビコフ:ネレイス/キュイ:おしゃべり/チャイコフスキー:秋の歌
ボロディン:間奏曲/アレンスキー:カッコウ
ラフマニノフ:セレナーデOp.3-5/ダルゴムイシスキー:メランコリー・ワルツ
レヴィツキ:ワルツ
デイヴィッド・ヌッタル(オーボエ)、ラリー・シツキー(ピアノ)
オーストラリアのコンポザー=ピアニスト、ラリー・シツキーのアレンジによ
るオーボエのためのリリカルなロシア音楽集。
タスマニア交響楽団の首席奏者デイヴィッド・ヌッタルのストレートな音色が、
音楽の抒情性を引き立てている。1997年12月の録音。

ABC 476 4327 2枚組
サン=サーンス:室内楽作品集 ――
ピアノ三重奏曲第2番ホ短調Op.92/ピアノ三重奏曲変ホ長調Op.65
ミューズと詩人たちOp.132/白鳥/ピアノ三重奏曲第1番ヘ長調Op.18
チェロ・ソナタ第1番ハ短調Op.32/ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調Op.75
オーストラリアン・トリオ〔ドナルド・ヘイゼルウッド(ヴァイオリン)、
フェネラ・ジル(チェロ)、マイケル・ブリマー(ピアノ)〕
1965年から1998年までの約30年間にわたりシドニー交響楽団のコンサートマス
ターを務めた名ヴァイオリニスト、ドナルド・ヘイゼルウッドを擁するオース
トラリアン・トリオのサン=サーンス。1999年&2006年の録音。

ABC 476 4357
デュプレ:
オルガン協奏曲ホ短調Op.31/行列と連祷Op.19-2
聖母の晩祷による15の唱句Op.18/オルガン交響曲ト短調Op.25
マイケル・ダッドマン(オルガン)、
パトリック・トーマス(指揮)、シドニー交響楽団
オルガン・ソロのマイケル・ダッドマンは、イギリスではイーリー大聖堂、グ
リムスビー小教区教会、オーストラリアではニューカッスル大聖堂、パース・
セント・ジョージ大聖堂のオルガニストを歴任した名手。




<Globe>
GLO 5247 ¥2180
テヒリーム - ユダヤ教とキリスト教の詩篇集 ――
メンデルスゾーン:なぜなら彼は天使たちに命じて(詩篇第91番)
ゴッケス:主は王となられた(詩篇第93番)
ロッシ:都もうでの歌(詩篇第128番)/アヴニ:都もうでの歌(詩篇第120番)
スヴェーリンク:深き淵より(詩篇第130番)
シェーンベルク:深き淵より(詩篇第130番)
ゴッケス:主よ、あなたの敵(詩篇第92番)
作曲者不詳:イスラエルがエジプトをいで(詩篇第114番)
スヴェーリンク:イスラエルがエジプトをいで(詩篇第114番)
ロッシ:主よ、あなたの敵(詩篇第92番)
ゴッケス:わたしが悩みのなかから主を呼ぶと(詩篇第118番)
メンデルスゾーン:なにゆえ、もろもろの国びとは騒ぎたち(詩篇第2番)
ゴッケス:主よ、あなたの敵(詩篇第92番)
ズルツァー:わが魂よ、何ゆえうなだれるのか(詩篇第43番)
メンデルスゾーン:神よ、わたしをさばき(詩篇第43番)
ズルツァー:いと高き者のもとにある(詩篇第91番)
レバンドフスキ:
主はわれらの造られたさまを知り(詩篇第103番)、
わたしは常に主をわたしの前に置く(詩篇第16番)
ローゼンブラット:都もうでの歌(詩篇第126番)
オランダ室内合唱団、
クラース・ストック(指揮)、ギラド・ネゼール(ヴォーカル)
ユダヤ教では"テヒリーム"と呼ばれる賛美の詩「詩篇」。ユダヤ教とキリスト
教、そして音楽における「詩篇」の重要性、存在の大きさが、オランダ室内合
唱団によって歌われる。ユダヤの礼拝音楽のスペシャリスト、ギラド・ネゼー
ルがヘブライ語で歌うソロが、キリスト教の礼拝のために作曲された詩篇歌と
は異なるオリエンタルな響きを醸し出す。
「詩篇」という壮大なテーマを扱ったオランダ室内合唱団の秀作である。
2011年3月の録音。

GLO 5251 ¥2180
ジョン・トーマス:声楽とハープのためのウェールズ音楽 ――
兎狩り/ゴガーダン/ヘンデルのジーグ/ラ・プリモラ/カンブリア
王の出立/愛の魅力/ホブ・ア・デリー・ダンド
スーヴェニア・ドゥ・ノール/ダドル・ダウ/シューベルトのセレナーデ
ベズゲレルト/Thou art the star/別れ
レイチェル・アン・モーガン(メゾ・ソプラノ&ハープ)、
エトヴァルト・ヴィッセンブルク(ハープ)
ヴィクトリア女王のハープ奏者で"ペンケルズ・グワリア"という吟遊詩人の称
号を与えられたウェールズのハーピスト、ジョン・トーマス(1826-1913)のハー
プと声楽のための作品集。ウェールズの伝統音楽への愛着があふれんばかりの
美しく純朴な旋律、ハープの調べが心を打つ。アン・モーガンとヴィッセンブ
ルクの名手同士のデュオが実に見事!2011年10月の録音。

GLO 5250 ¥2180
ベネルクス地方のリコーダー作品集 ――
ファレーズ:道化師、パッソメッツォ、ガリアルド、ブルゴーニュのブランル
ヤンセン:ヴレウグ/マルティーニ:わたしは恋におち
イザーク:わたしは恋におち/即興曲:ホーフド
作曲者不詳(15世紀):わたしは恋におち/ヤンセン:エスタンピー
ジョスカン: 私の恋人はいいところばかり/即興曲:スポーレン
コールメース:トラップ/他
アムステルダム・ブリスク・リコーダー四重奏団、
フリーチャ・ビーマ(ヴォーカル)、フース・ヤンセン(ヴァージナル)、
ラモン・ロルマンス(打楽器&マリンバ)
結成25周年を迎えたオランダのリコーダー・アンサンブル、アムステルダム・
ブリスク・リコーダー四重奏団が奏でるベルギー、オランダ、ルクセンブルク
のベネルクス地方で、約500年間という歴史の中で作曲されたリコーダーのため
の作品の数々。
15世紀の作曲者不詳、イザーク、マルティーニの作品から16世紀のファレーズ
を経て、現代の即興曲へと至るベネルクスのリコーダー作品の歴史が示される。
2011年10月の録音。

GLO 6068 ¥1880
スハイト:マドリガーレ、パヴァーヌ&ガリアルド集
カメラータ・トラジェクティナ
中世ルネサンスのオランダ、ベルギーの音楽をレパートリーとするカメラータ
・トラジェクティナによる、コルネリウス・スハイト(1557-1616)の作品集。
オランダ、ライデンの聖ピーター教会でオルガニストを務めていたスハイトは、
訪れたイタリアで同地の音楽から大きな影響を受けており、特にマドリガーレ
ではイタリア的な書法が見られる。2011年2月の録音。




<Signum Classics>
SIGCD 296 ¥2080
ハキム:オルガン&室内楽作品集 ――
フルート、クラリネット、ファゴット、ハープ、
ヴァイオリンとチェロのための《サクスクービング前奏曲》
室内協奏曲第1番/室内協奏曲第2番
オルガンと室内アンサンブルのための協奏曲第4番
デンマーク・チェンバー・プレイヤーズ、
ナジ・ハキム(オルガン)
優れた即興演奏の技術を備え、脈々と続いてきたフランスのコンポーザー=オ
ルガニストの系譜を継ぐナジ・ハキム(1955-)。中東レバノンのベイルート出身
であり、フランス国立高等電気通信大学出身という異色の経歴を持つハキムは、
メシアンの後任としてサントトリニテ教会のオルガニストに選ばれるなど、現
在のフランス・オルガン界の旗手として重要な役割を担っている。
2011年9月の録音。




<Guild>
GMCD 7385 ¥2180
リュッティ: シルヤ・ヴァルターの追憶に ――
エクソダス・ミサ/耳を澄ます人たちのフリーズ/シルヤ・ヴァルターの詩
カール・リュッティ(オルガン)、バーデナー・ヴォーカルアンサンブル、
マルティン・ホビ(指揮)、シルヤ・ヴァルター(朗読)
スイスの詩人でベネディクト会ファー修道院の修道女シルヤ・ヴァルター(1919
-2011)を偲ぶカール・リュッティ(1949-)の合唱作品集。
現代のスイスを代表する作曲家であるリュッティの作品は、その明快な作風が
特に合唱の分野で親しまれている。シルヤ・ヴァルター自身の朗読による詩も
収録。2011年11月の録音。

GMCD 7387 ¥2180
ビーチ:ピアノ作品集Vol.4 ――
夜想曲Op.107/チロル人Op.116/月光の古い教会Op.106
独りきりの母の子守歌Op.108/バイ・ザ・スティル・ウォーターOp.114
6から12までOp.119/ビット・オヴ・カイロ/9月の森/3つの小品Op.128
深き淵よりOp.130/即興曲集Op.148/Far Awa'
カーステン・ジョンソン(ピアノ)
アメリカにおける女流作曲家の草分け的存在、エイミー・ビーチ(1867-1944)の
ピアノ作品集。最終巻となるVol.4には後期作品を収録。
未出版の「9月の森」など世界初録音となる作品も多い。ビーチの晩年の作風は
全音階的な進行、長い旋律が特徴とされている。2011年7月の録音。





<Guild Light Music>
GLCD 5195 ¥1650
軽音楽の黄金時代 - 偉大なイギリスの作曲家たちVol.1 ――
コーツ:ロンドン組曲/ウッド:前奏曲/ブリス:子供たちのための戦い
アディンセル:《陽気な幽霊》より/ケテルビー:バンク・ホリディ
ジャーマン:ネル・グウィン/アンセル:バレエ《ザ・ショー》より
スティーヴンス:カリビアン・カプリース/エリス:ホリデイズ・アブロード
/他
エリック・ジョンソン&ヒズ・オーケストラ、
フレデリック・カーゾン(指揮)、
ニュー・コンサート・オーケストラ、
アーサー・ブリス(指揮)、ロンドン交響楽団、
チャールズ・ウィリアムズ(指揮)、
クイーンズ・ホール・ライト・オーケストラ、他
ライト・ミュージックの黄金時代を回顧する「ギルド・ライト・ミュージック」
シリーズの第95集は、イギリス一色!コーツ、ウッド、ケテルビー、ジャーマ
ン、カーゾン、そしてブリスやアディンセル。素晴らしきイギリスのライト・
ミュージックをたっぷりと・・・。元BBCエンジニア、アラン・バンティング
がリマスタリングを担当。1942年-1961年の録音。

GLCD 5196 ¥1650
軽音楽の黄金時代 - 星明りの時間のメロディ ――
カッチェル:ホエン・デイ・イズ・ドン
ジロー:スウィート・サレンダー・ワルツ
シェーファー:マンハッタン・イン・サテン
ファーノン:ハウ・ビューティフル・イズ・ナイト/ワイル:スピーク・ロウ
モーリー:テンダー・ムード/ローズ:トリニダードの夜/他
アンドレ・コステラネッツ&ヒズ・オーケストラ、
セドリック・デュモン&ヒズ・オーケストラ、
ローリー・ジョンソン&アンブローズ・アンド・ヒズ・オーケストラ、
ロバート・ファ―ノン&ヒズ・オーケストラ、他
シリーズ第96集では、星明りの輝く時間へと招いてくれるライト・ミュージッ
クのプログラムを、パーシー・フェイスやロバート・ファーノン、アンドレ・
コステラネッツなど、ライト・ミュージックの巨匠たちの演奏で。リマスタリ
ングは同じくアラン・バンティング。1951年-1961年の録音。




<Linn>
CKD 415(SACD-Hybrid) ¥2380
ゼレンカ:ソナタ集 ――
ソナタ第5番ヘ長調ZWV.181/5/ソナタ第3番変ロ長調ZWV.181/3
ソナタ第6番ハ短調ZWV.181/6/アンダンテ
モニカ・ハジェット(バロック・ヴァイオリン)、
アンサンブル・マルシュアス
スコットランドのエジンバラを拠点として2011年に結成された管楽器系ピリオ
ド・アンサンブル、アンサンブル・マルシュアスのデビュー・レコーディング
がLINNから登場!イギリスにおけるピリオド奏法のパイオニア的存在、女流バ
ロック・ヴァイオリニストのモニカ・ハジェットを迎えての「ゼレンカのソナ
タ集」!
J.S.バッハと同時代にドレスデンで活躍し"ボヘミアのバッハ"とも呼ばれたヤ
ン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745)のヴァイオリン、2本のオーボエ、ファ
ゴットと通奏低音による「トリオ・ソナタ」をデビュー・レコーディングに選
んだアンサンブル・マルシュアス。モニカ・ハジェットの妙技と、アンサンブ
ル・マルシュアスの洗練されたサウンド。スコットランドから楽しみなピリオ
ド・アンサンブルが登場です!

CKD 404(SACD-Hybrid) ¥2380
愛した者はわがもの - ブリテン:歌曲集 ――
この島国でOp.11/ジョン・ダンの神聖なソネットOp.35
ミケランジェロの7つのソネットOp.22
カンティクル第1番《愛した者はわがもの》Op.40
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)、アンナ・ティルブルック(ピアノ)
1996年に声楽家へ転身を遂げるまでは、医師として薬学を学んでいたという経
歴の持ち主、ジェイムス・ギルクリスト。音楽の道に専念して以来、イギリス
歌曲のスペシャリストとして、またレトロスペクト・アンサンブルやBCJとの
共演など、モダン&ピリオドの両面で目覚ましい活躍を見せるイギリスのテノ
ールである。
2010年にリリースされた「レイトン&ブリテン」(CKD 329)の続編的な位置付け
となるギルクリストのイギリス歌曲探究は「ベンジャミン・ブリテン(1913-
1976)の歌曲集」。

CKD 431 3枚組 ¥3250
ジェイムス・ギルクリスト - イングリッシュ・ソング・コレクション ――
フィンジ:おお眼にも美しい、地球が朽ちるまで、若人の訓戒
ヴォーン=ウィリアムズ:ウェンロック・エッジで
ワーロック:連作歌曲《シャクシギ》
ブリス:哀しいソネット/ガーニー:ラドローとテム
レイトン:アース、スウィート・アース(大地の賛歌)
ブリテン:冬の言葉Op.52
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)、アンナ・ティルブルック(ピアノ)、
マイケル・コックス(フルート)、ガレス・ハルス(コールアングレ)、
フィッツウィリアム弦楽四重奏団
イギリス歌曲のスペシャリスト、ジェイムス・ギルクリストがLINNに行ったレ
コーディングの中から、特に高く評価されたヴォーン=ウィリアムズやフィン
ジ、ブリテンなどがボックス・セットとなって登場!
ヴォーン=ウィリアムズの「ウェンロック・エッジで」(CKD 296)は2008年の
英グラモフォン賞で独唱声楽部門賞のファイナリストとなるなど、ギルクリス
トが歌うイギリス歌曲は世界各国で称賛を浴びている。

AKP 408(SACD-Hybrid) ¥1780
リン・レコーズ - ザ・スーパー・オーディオ・コレクションVol.6 ――
レイジー・アフタヌーン(クレア・マーティン)
ライヒ:エレクトリック・カウンターポイントより 第3楽章(加藤訓子)
バード:5声のブラウニング(ファンタズム)
ヘンデル:《エステル》より 第3幕第1場(ダンディン・コンソート)
モーツァルト:
ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330より 第2楽章(ゴットリーブ・ヴァリッシュ)
ブリテン:この島国でOp.11より 夜想曲(ジェイムス・ギルクリスト)
パーセル:ソナタト短調Z.790より ラルゴ(レトロスペクト・トリオ)
モーツァルト:
歌劇《アポロとヒュアキントス》より 去ってしまって下さい、残忍なお方よ!
(クラシカル・オペラ)
J.S.バッハ:
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV.1007より クーラント
(リチャード・タニクリフ)
マクミラン:永遠の光(カペラ・ノヴァ)
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲ヘ短調Op.8-4,RV.297《冬》より 第1楽章
(パブロ・ベズノシウク&エイヴィソン・アンサンブル)
ブラームス:ドナウ川の岸辺に立つ家の窓から(プリンス・コンソート)
モーツァルト:
オーボエ四重奏曲ヘ長調K.370より 第3楽章(スコットランド室内管弦楽団)
ロジエ:
ミサ曲《ヒスパニアの王フェリペII世》より アニュス・デイ(マニフィカト)
ベルリオーズ:
幻想交響曲より 断頭台への行進
(ロビン・ティチアーティ&スコットランド室内管弦楽団)
リン・レコーズのアーティストたち〔( )内が演奏者〕
2010年には英グラモフォン賞のレーベル・オヴ・ジ・イヤーに輝くなど、全世
界が認める高音質レーベル、リン・レコーズ(Linn Records)の超優秀録音とト
ップ・アーティストたちの優れた演奏を存分に味わえるSACD Hybridサンプラー
第6弾!2011年から2012年にかけてリリースされた新録音から集められた15トラ
ック。オーディオ関係者にもご活用いただきたい他に類を見ないハイクォリ
ティ・サンプラーです!




<Hyperion>
CDA 67890 \2080 ※7月24日までのご注文特価 \1750
スティーヴン・ハフ - フレンチ・アルバム ――
J.S.バッハ:
トッカータとフーガ ニ短調BWV.565(コルトー&ハフ編)、
《チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調BWV.1056》より アリオーソ(コルトー編)
フォーレ:
夜想曲第6番変ニ長調Op.63、即興嬰ハ短調Op.84-5、
即興曲第5番嬰ヘ短調Op.102、舟歌第5番嬰ヘ短調Op.66
ラヴェル:《鏡》より 道化師の朝の歌
マスネ:《田園詩》より たそがれ(ハフ編)
シャブリエ:《絵画的な10の小品》より 憂鬱
プーランク:憂鬱、夜想曲第4番ハ短調《幻の舞踏会》、即興曲第8番イ短調
シャミナード:秋Op.35-2/アルカン:海辺の狂女の歌Op.31-8
ドビュッシー:《ベルガマスク組曲》より 月の光
ドリーブ:バレエ組曲《シルヴィア》より ピチカート(ハフ編)
リスト:ユダヤの回想 - アレヴィの歌劇のモチーフに基づく華麗な幻想曲
スティーヴン・ハフ(ピアノ/ヤマハ&スタインウェイ)
コンポーザー=ピアニストとして高名なハフは、このフレンチ・アルバムで、
ピアニストとしてだけでなく、アレンジャーとしての手腕も発揮!
フランスの大ピアニスト、アルフレッド・コルトーのアレンジをさらに発展さ
せたJ.S.バッハの「トッカータとフーガ ニ短調」では、『コンポーザー=ピア
ニスト、スティーヴン・ハフ』の真骨頂を聴かせてくれる。
録音:2009年6月6日、ミネアポリス(アメリカ)&2010年10月19日-20日、
2011年5月23日-24日、
ワイアストン・エステイト・コンサート・ホール(モンマス/イギリス)

CDJ 33124 \2180
ブラームス:歌曲全集Vol.4 ――
ナイチンゲールに寄せてOp.46-4/憂鬱Op.58-5/あなたの青い瞳Op.59-8
郷愁I「何と悲しい」Op.63-7/郷愁II「帰り道が分かるなら」Op.63-8
郷愁III「子供の時に」Op.63-9/昔の恋Op.72-1/蜘蛛の糸Op.72-2
涼しい森よOp.72-3/落胆Op.72-4/死への憧れOp.86-6/5つの歌曲Op.94
早くおいでOp.97-5/メロディのようにOp.105-1/湖上にてOp.106-2
柳の花Op.107-4/4つの厳粛な歌Op.121
ロベルト・ホル(バス・バリトン)
グレアム・ジョンソン(ピアノ)
ドイツ・ロマン派に咲き誇った名花、ブラームスの歌曲で1つのストーリーを描
くグレアム・ジョンソンの選曲眼とプログラミングは、これまでにも増して素
晴らしい。またブラームス歌曲全集の第4巻には、「5つの歌曲Op.94」と「4つ
の厳粛な歌Op.121」がプログラムに加えられており、ロベルト・ホルの歌声で
その音楽と感情に触れることができる。
録音:2010年9月27日-29日、オール・セインツ教会(ロンドン)

CDA 67847 \2080
ロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト・シリーズVol.13 ――
シューマン:
ヴァイオリン協奏曲ニ短調WoO.23/ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.129
幻想曲ハ長調Op.131
アンソニー・マーウッド(ヴァイオリン)、
ダグラス・ボイド(指揮)、BBCスコティッシュ交響楽団
ハイペリオンとマーウッドが取り上げるのは、1937年に発見、初演されるまで
封印状態にあった遺作であり傑作「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」。
シューマン自身の手により「チェロ協奏曲」から編曲された「ヴァイオリン協
奏曲イ短調」、そしてヨアヒムによって初演された「幻想曲」の3作品。
知られざるロマン派音楽の発掘を行ってきた「ロマンティック・コンチェルト
・シリーズ」に加わるドイツ・ロマン派の傑作中の傑作。
録音:2011年11月10日-11日、シティ・ホール(グラスゴー)

CDA 67930 \2080
レスピーギ:
ヴァイオリン・ソナタ ニ短調/5つの小品/ヴァイオリン・ソナタ ロ短調
愛らしいワルツ/セレナード
ターニャ・ベッカー=ベンダー(ヴァイオリン)、ペーテル・ナジ(ピアノ)
パガニーニの「24のカプリース」(CDA 67763)で衝撃的なハイペリオン・デビュ
ーを飾り、シュールホフ、レーガーを弾いてきたドイツの才女ターニャ・ベッ
カー=ベンダー。
1728年製の銘器ジュゼッペ・グァルネリ・デル・ジェスで聴くイタリア、レス
ピーギの音楽も想像以上の絶品に違いない。
録音:2011年11月15日-17日、イエス・キリスト教会(ベルリン)

CDA 67947 \2080
シュポア:ピアノ・ソナタ変イ長調Op.125、ロンドレット ト長調Op.149
オンスロー:ピアノ・ソナタ ハ短調Op.2、6つの小品、トッカータ ハ長調Op.6
ハワード・シェリー(ピアノ)
"1784年生まれ"という共通点を持つドイツのシュポアとフランスのオンスロー。
幅広いジャンルの作品を遺した両者だが、ピアノ作品は少なく、ドイツとフラ
ンスで古典派とロマン派の変遷期に生まれた「ピアノ・ソナタ」は貴重な器楽
作品の代表作である。
録音:2011年11月14日-15日、殉教者聖サイラス教会(ロンドン)

CDA 67949 \2080
コンドゥクトゥスVol.1 - 13世紀フランスの歌と詩 ――
Quo vadis, quo progrederis?/Genitus divinitus/Quod promisit ab eterno
Artium dignitas/Relegentur ab area/Qui servare puberem monophonic
Ut non ponam/Qui servare puberem/Porta salutis/Ista dies celebrari
Qui servare puberem/Stephani sollempnia/Beate virginis
Qui servare puberem/Heu quo progreditur/Stella serena
ジョン・ポッター(テノール)、クリストファー・オゴーマン(テノール)、
ロジャーズ・カヴィ=クランプ(テノール)
Conductus Vol.1/Potter(t)、O'Gorman(t)、Covey-Crump(t)
1100年前後に南フランスで発祥したと伝わり、パリ・ノートルダム楽派の音楽
家たちが用いた音楽形式「コンドゥクトゥス」。
ラテン語の韻文による歌詞、厳粛で宗教的な内容、自由なテノール旋律を持ち、
13世紀後半のモテトゥス(モテット)の登場まで宗教儀式で歌われた中世の声楽
曲である。
「コンドゥクトゥスVol.1」を歌うのは、ジョン・ポッター、クリストファー・
オゴーマン、ロジャーズ・カヴィ=クランプ!
ヒリアード・アンサンブルの新旧メンバーの共演、コンドゥクトゥスの様式の
追求が、ハイペリオンの中世&ルネサンスのジャンルに新たな風を呼び込むこ
とだろう。
録音:2011年10月26日-28日、ヨーク国立古楽センター(イギリス)




<Helios>
CDH 55428 \1280
シャブリエ:歌劇《ブリセイス》
ジャン=イヴ・オッソンス(指揮)、
BBCスコティッシュ交響楽団、スコティッシュ・オペラ・コーラス、
ジョーン・ロジャーズ(ソプラノ)、マーク・パドモア(テノール)、
サイモン・キーンリーサイド(バリトン)、マイケル・ジョージ(バス)、
キャスリン・ハリーズ(メゾ・ソプラノ)、ジリアン・テイラー(ソプラノ)、
アン・ヘザーリントン(ソプラノ)、グレアム・ダンビー(バス)、
ジョン・プライス(バス)
「ブリセイス」は、ドイツでワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」を聴き衝
撃を受けたエマニュエル・シャブリエ(1841-1894)が、病に苦しんだ晩年に作曲
した未完のオペラ。1994年にエジンバラ音楽祭で上演されたオッソンス&BBCス
コティッシュ響の演奏は、「ブリセイス」の代表盤である。
録音:1994年8月18日、アッシャー・ホール(エジンバラ)
CDA 66803からの新装移行再発売

CDH 55416 \1280
スーク:室内楽作品集 ――
ピアノ四重奏曲イ短調Op.1
ピアノとヴァイオリンのための《4つの小品》Op.17/ピアノ五重奏曲Op.8
ナッシュ・アンサンブル〔マリアンネ・トゥーシェン(ヴァイオリン)、
ベンジャミン・ナバッロ(ヴァイオリン)、ローレンス・パワー(ヴィオラ)、
ポール・ワトキンス(チェロ)、イアン・ブラウン(ピアノ)〕
ドヴォルザークの弟子で娘婿に当たるヨゼフ・スーク(1874-1935)の室内楽作品
集。イギリス勢による演奏だけに、大陸勢とは違う透明感のある合奏がセール
ス・ポイントとなろう。
録音:2003年11月30日&12月1日-2日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
CDA 67448からの新装移行再発売




<ABC Classics>
ABC 476 4336 ¥2250
MSO Live ―― マーラー:交響曲第10番(クック版)
マーク・ウィグルスワース(指揮)、メルボルン交響楽団
メルボルン交響楽団のライヴ・レコーディング・シリーズから、"マーラーの
交響曲第10番"のスペシャリスト、マーク・ウィグルスワースが同曲を振った
2008年11月のライヴが登場!
ウィグルスワースにとってメルボルン交響楽団との「交響曲第10番」は自身2度
目の録音であり、コンサートではBBC響、クリーヴランド管、ロンドン響などで
「交響曲第10番」を振るなど、その演奏と解釈には定評がある。
2008年11月のライヴ録音。

ABC 476 3517 ¥2250
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調Op.123
チャールズ・マッケラス(指揮)、
シドニー交響楽団、シドニー・フィルハーモニア合唱団、
ロサムンド・イリング(ソプラノ)、エリザベス・キャンベル(メゾ・ソプラノ)、
クリストファー・ドイグ(テノール)、ロドニー・マカン(バス)
2010年に他界したオーストラリアの巨匠チャールズ・マッケラスが、首席指揮
者を務めていたシドニー交響楽団との"快速テンポ"によるベートーヴェンの
「ミサ・ソレムニス」。
シドニー交響楽団との「ミサ・ソレムニス」の演奏時間は全曲で約72分!80年
代のマッケラスが、母国オーストラリアで繰り広げた"劇的"な「ミサ・ソレム
ニス」が復活です!

ABC 461 828-2 ¥2250
ヴィヴァルディ:イル・フラウト・ドルチェ
- リコーダーとオーケストラのための器楽オペラ
ジュヌヴィエーヴ・レイシー(リコーダー)、
ポール・ダイアー(指揮)、オーストラリアン・ブランデンブルク管弦楽団
「イル・フラウト・ドルチェ」とはヴィヴァルディのオペラや協奏曲、ソナタ
のフラグメントを集めて仕立てた"リコーダー"が主役の1幕の器楽オペラ!
タイトル・ロールを吹く(歌う?)のは、オーストラリアの女流リコーダー奏者
ジュヌヴィエーヴ・レイシー。存在感のある音色で見事に主役を務めてあげて
いる。2000年5月の録音。

ABC 472 824-2 ¥2250
プレイ - ギター・デュオのための作品集 ――
ピアソラ:タンゴ組曲/グリゴリアン:コロボーク/ジナタリ:レトラトス
ヨーク:夕べの踊り/グリゴリアン:デイ・ドリーズ
スラヴァ・グリゴリアン(ギター)、レオナルド・グリゴリアン(ギター)
南半球オーストラリアの天才ギター兄弟デュオ、スラヴァ・グリゴリアン&レ
オナルド・グリゴリアンが贈るギター・デュオ・アルバム。
中でもピアソラの「タンゴ組曲」での自然な空間、息の合ったアンサンブルは、
さすが兄弟デュオ!2002年12月の録音。

ABC 476 5951 2枚組 ¥3380
ハープのための20世紀作品集 ――
トゥルニエ:森の泉の方へ/ヒンデミット:ソナタ/ケージ:ある風景の中で
グランビル=ヒックス:ソナタ/ベリオ:セクエンツァII/ブリテン組曲Op.83
武満徹:スタンザII/スタンホープ:アーチ・ウィンドウ/ドナトーニ:行進曲
フィニッシー:2つの情景/カッツ=チェルニン:恐怖の部屋
ペルト:パーリ・インテルヴァッロ(等間隔)/ティペット:ドリーミング
フォード:ラフ・マジック
ジャッコ:The Lair of Sweet Caterpillar Blossoms
ソルビアティ:ヴェズレー/ブロフィ:チャーム
マーシャル・マクガイア(ハープ)、パトリシア・ポレット(ヴィオラ)、
ジェフリー・コリンズ(フルート)
ヒンデミットからケージ、ベリオ、ペルト、武満徹、フィニッシーなど、20世
紀の大作曲たちが書いたハープのための作品集。
モダンでシリアスな響きを持つ作品も、ハープでの演奏になると、癒しの表情
が見え隠れする。マーシャル・マクガイアは、オーストラリアン・オペラ・バ
レエ・オーケストラの首席を務めたオーストラリアの名ハーピスト。
2001年3月の録音。

ABC 472 509-2 ¥2250
エリザベス朝のセレナーデ - イギリスのライト・ミュージック集 ――
ビンジ:エリザベス朝のセレナーデ/コーツ:ナイツブリッジ行進曲
エルガー:朝の歌Op.15-2/エラード:レディ・オコンネル
ケテルビー:ペルシャの市場にて/アルフォード:ボギー大佐
スチュアート:女王の戦士たち/グッドウィン:633爆撃隊
アディンセル:ワルソー・コンチェルト/コーツ:ザ・マン・アバウト・タウン
ジョイス:リメンブランス/コーツ:ロンドン・コーリング
グッドウィン:バービカン/コーツ:ダンシング・ナイツ/ハンマー:牧歌
レノン&マッカートニー:《フール・オン・ザ・ヒル》より
ジョン・ランチベリー(指揮)、シドニー交響楽団、
デイヴィッド・ミーシャム(指揮)、西オーストラリア交響楽団、他
ビンジの「エリザベス朝のセレナーデ」で幕を開け、アルフォードの「ボギー
大佐」、グッドウィンの「633爆撃隊」を経て、ジョン・レノン&ポール・マッ
カートニーでフィナーレを迎えるイギリスのライト・ミュージック集。
バレエ音楽の名指揮者、ジョン・ランチベリーの演奏も収録。オーケストラに
よるイギリスのライト・ミュージックの醍醐味を存分に味わえる1枚です。

ABC 462 017-2 ¥2250
ウェストレイク:
バス・クラリネット協奏曲《祈り》
ギターと管弦楽のための組曲《南極大陸》
弦楽オーケストラのための《アウト・オヴ・ザ・ブルー》
ナイジェル・ウェストレイク(バス・クラリネット)、
ティモシー・カイン(ギター)、
デイヴィッド・ポルセリン(指揮)、タスマニア交響楽団
ナイジェル・ウェストレイク(1958-)は、アムステルダムで現代音楽の作曲法を
学んだコンポーザー=クラリネッティスト。
作曲はもちろんのこと、バス・クラリネットの演奏にも長けており、自作のバ
ス・クラリネット協奏曲でのパフォーマンスもハイレベル。1997年3月の録音。

ABC 4765252 2枚組 ¥3380
シツキー:ヴァイオリン協奏曲集 ――
ヴァイオリン、女声合唱とオーケストラのための協奏曲《宇宙の神秘》
ヴァイオリン協奏曲第2番《グルジエフ》*
ヴァイオリン協奏曲第3番《トリグラムス》#
ヤン・セディフカ(ヴァイオリン)、
ヴァンコ・カフダルスキ(指揮)、
タスマニア・オペラ・カンパニー合唱団&リリック・シンガーズの女声合唱、
オムリ・ハダリ(指揮)*、クリストファー・リンドン・ジー(指揮)#
中国、天津出身のオーストラリア人作曲家、ラリー・シツキー(1934-)のヴァイ
オリン協奏曲集。
女声合唱が入る「宇宙の神秘」など、シツキーのヴァイオリン協奏曲は、神秘
主義的なテーマが特徴。1974年&1984年&1992年の録音。

ABC 4761927 ¥2250
ケリー:室内オペラ《メデア》
マーク・サマーベル(指揮)、チェンバー・メイド・オペラ
ルキウス・アンナエウス・セネカ(紀元前4年頃-65年)の作品をベースとした
ジュスティン・マクドネル(1946-)の台本を採用した、オーストリアの作曲家
ゴードン・ケリー(1961-)のモダン・オペラ。1993年5月の録音。




<Bravissimo>
BRV 9914 14枚組 ¥2900
レジェンダリー・パフォーマンス・オヴ・カラスVol.2
●ヴェルディ:歌劇《アイーダ》
(1951年7月3日、メキシコ・シティでのライヴ録音)
マリア・カラス(アイーダ)、マリオ・デル・モナコ(ラダメス)、
ジュゼッペ・タッデイ(アモナズロ)、オラリア・ドミンゲス(アムネリス)、
オリヴィエロ・デ・ファブリティス(指揮)、
ベジャス・アルテス宮殿管弦楽団&合唱団
●ドニゼッティ:歌劇《アンナ・ボレーナ》
(1957年4月14日、ミラノでのライヴ録音)
マリア・カラス(アンナ・ボレーナ)、
ジャンニ・ライモンディ(リッカルド・ペルシー卿)、
ニコラ・ロッシ=レメーニ(エンリコ8世)、
ジュリエッタ・シミオナート(ジョアンナ・セイモー)、
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮)、
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
●ロッシーニ:歌劇《アルミーダ》
(1952年4月26日、フィレンツェでのライヴ録音)
マリア・カラス(アルミーダ)、
マリオ・フィリッペスキ(ジェルナンド&ウバルド)、
ジャンニ・ライモンディ(カルロ)、フランチェスコ・アルバネセ(リナルド)、
トゥリオ・セラフィン(指揮)、フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団
●ロッシーニ:歌劇《セビリアの理髪師》
(1956年2月16日、ミラノでのライヴ録音)
マリア・カラス(ロジーナ)、ティート・ゴッビ(フィガロ)、
ルイジ・アルバ(アルマヴィーヴァ伯爵)、
ニコラ・ロッシ=レメーニ(バジリオ)、メルキオーレ・ルイゼ(バルトロ)、
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)、ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
●ヴェルディ:歌劇《トロヴァトーレ》
(1950年6月20日、ライヴ録音)
マリア・カラス(レオノーラ)、レナード・ウォーレン(ルーナ伯爵)
、ジュリエッタ・シミオナート(アズチェーナ)、
グイード・ピッコ(指揮)、ベジャス・アルテス宮殿管弦楽団&合唱団
●ヴェルディ:歌劇《椿姫》(1952年6月3日、ライヴ録音)
マリア・カラス(ヴィオレッタ)、
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(アルフレード)、
ピエトロ・カンポロンギ(ジェルモン)、
ウンベルト・ムニャーイ(指揮)、ベジャス・アルテス宮殿管弦楽団&合唱団
●ケルビーニ:歌劇《メデア》
(1961年12月14日、ミラノでのライヴ録音)
マリア・カラス(メデア)、ニコライ・ギャウロフ(クレオン)、
ジュリエッタ・シミオナート(ネリス)、
トーマス・シッパース(指揮)、ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
アメリカのオペラ復刻レーベル「Bravissimo!(ブラヴィシモ!)」の取り扱いを
開始します!
マリア・カラス(1923-1977)の名唱集第2巻は、カラスが歌うイタリア・オペラ
集。1951年の「アイーダ」、1952年の「アルミーダ」、そして1956年の「セビ
リアの理髪師」など7つのオペラを収録。

BRV 9913(11CDs+1DVD-NTSC) ¥2900
レジェンダリー・パフォーマンス・オヴ・パヴァロッティVol.2
プッチーニ:歌劇《ラ・ボエーム》より おおミミ、君はもう戻ってこない
ジョルダーニ:カロ・ミオ・ベン/マスネ:歌劇《マノン》より 目を閉じれば
レスピーギ:雪/ベートーヴェン:この暗き墓場に/ビゼー:アニュス・デイ
リスト:平和が見つからず/マスカーニ:セレナータ
シューベルト:アヴェ・マリア/トスティ:4月/プッチーニ:誰も寝てはならぬ
ロッシーニ:嘆き、憂い/プッチーニ:何とすばらしい美人
ヴェルディ:彼女が誘拐された/作曲者不詳:オーケストラル・クリスマス
アダン:さやかに星はきらめき/ストラデッラ:憐れみを、主よ
ヴィヴァルディ:グローリア/グル―バー:きよしこの夜
バーバー:アニュス・デイ/フランク:天使の糧/ヘンデル:ハレルヤ/他
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)、様々なアーティスト
"キング・オヴ・ハイC"、ルチアーノ・パヴァロッティ(1935-2007)が歌うオペ
ラ・アリアと歌曲を集めたボックス・セット。DVDには1989年のバルセロナ・
ライヴを収録。

BRV 9901 15枚組 ¥2900
レジェンダリー・パフォーマンス・オヴ・パヴァロッティVol.1
●ベッリーニ:歌劇《カプレーティ家とモンテッキ家》
(1966年6月30日、アムステルダムでのライヴ録音)
ルチアーノ・パヴァロッティ(テバルド)、ジャコモ・アラガル(ロメオ)、
マルゲリータ・リナルディ(ジュリエッタ)、
ワルター・モナケージ(ロレンツォ)、
クラウディオ・アバド(指揮)、ハーグ・レジデンティ管弦楽団、
ボローニャ歌劇場管弦楽団
●ヴェルディ:歌劇《リゴレット》
(1966年11月19日、ローマでのライヴ録音)
ルチアーノ・パヴァロッティ(マントヴァ公爵)、
レナータ・スコット(ジルダ)、コスタス・パスカリス(リゴレット)、
パオロ・ワシントン(スパラフチーレ)、
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)、ローマ歌劇場管弦楽団&合唱団
●ドニゼッティ:歌劇《ランメルモールのルチア》
(1967年11月、ローマでのライヴ録音)
ルチアーノ・パヴァロッティ(エドガルド)、レナータ・スコット(ルチア)、
ピエロ・カプッチルリ(エンリーコ)、
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指揮)、
トリノ・イタリア放送交響楽団&合唱団
●マスネ:歌劇《マノン》
(1969年6月3日、ミラノでのライヴ録音)
ミレッラ・フレーニ(マノン)、ルチアーノ・パヴァロッティ(デ・グリュー)、
ローランド・パネライ(レスコー)、
ペーター・マーク(指揮)、ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
●ベッリーニ:歌劇《清教徒》
(1969年7月8日、ローマでのライヴ録音)
ミレッラ・フレーニ(エルヴィラ)、
ルチアーノ・パヴァロッティ(アルトゥーロ)、
セスト・ブルスカンティーニ(リッカルド)、
ボナルド・ジャイオッティ(ジョルジオ)、
リッカルド・ムーティ(指揮)、ローマ・イタリア放送交響楽団&合唱団
●プッチーニ:歌劇《ラ・ボエーム》
(1969年7月17日、ローマでのライヴ録音)
ルチアーノ・パヴァロッティ(ロドルフォ)、ミレッラ・フレーニ(ミミ)、
セスト・ブルスカンティーニ(マルチェロ)、リタ・タラリコ(ミュゼッタ)、
トーマス・シッパーズ(指揮)、ローマ・イタリア放送交響楽団&合唱団
●ヴェルディ:歌劇《ルイザ・ミラー》
(1976年5月12日、ミラノでのライヴ録音)
ルチアーノ・パヴァロッティ(ロドルフォ)、モンセラート・カバリェ(ルイザ)、
ピエロ・カプッチルリ(ミラー)、カルロ・ザルド(ヴァルター)、
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮)、
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
パヴァロッティの名演を集めたボックス・セットの第1弾。収録作品は、1966年
から1976年の10年間で収録された6つのイタリア・オペラとマスネの「マノン」。

BRV 9801 14枚組
ヴェルディ:オペラ集
●歌劇《マクベス》(1970年4月18日、ウィーンでのライヴ録音)
シェリル・ミルネス(マクベス)、クリスタ・ルートヴィヒ(マクベス夫人)、
カルロ・コッスッタ(マクダフ)、
カール・ベーム(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
ウィーン国立歌劇場合唱団
●歌劇《リゴレット》(1966年11月、ライヴ録音)
ルチアーノ・パヴァロッティ(マントヴァ公爵)、レナータ・スコット(ジルダ)、
コスタス・パスカリス(リゴレット)、
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)、フィレンツェ歌劇場管弦楽団&合唱団
●歌劇《トロヴァトーレ》(1962年7月31日、ザルツブルクでのライヴ録音)
フランコ・コレッリ(マンリコ)、レオンタイン・プライス(レオノーラ)、
エットーレ・バスティアニーニ(ルーナ伯爵)、
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団
●歌劇《椿姫》(1973年9月18日、東京でのライヴ録音)
レナータ・スコット(ヴィオレッタ・ヴァレリー)、
ホセ・カレーラス(アルフレード・ジェルモン)、
セスト・ブルスカンティーニ(ジョルジョ・ジェルモン)、
アンナ・ペドロッティ(アンニーナ)、ニーノ・ヴェルキ(指揮)
●歌劇《エルナーニ》(1969年12月7日、ミラノでのライヴ録音)
プラシド・ドミンゴ(エルナーニ)、ライナ・カバイヴァンスカ(エルヴィーラ)、
ニコライ・ギャウロフ(ゴメス・ダ・シルヴァ)、
カルロ・メリチアーニ(ドン・カルロ)、ミレーナ・パウリ(ジョヴァンナ)、
ピエロ・デ・パルマ(ドン・リッカルド)、
アントニーオ・ヴォット(指揮)、ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
●歌劇《仮面舞踏会》(1957年、ミラノでのライヴ録音)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(リッカルド)、
エットーレ・バスティアニーニ(レナート)、マリア・カラス(アメリア)、
ジュリエッタ・シミオナート(ウルリカ)、ユージェニア・ラティ(オスカル)、
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮)、ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
●歌劇《ファルスタッフ》(1962年12月1日、ナポリでのライヴ録音)
ティート・ゴッビ(ファルスタッフ)、レナータ・テバルディ(アリーチェ)、
ミレッラ・フレーニ(ナンネッタ)、レナート・カペッキ(フォード)、
マリオ・ロッシ(指揮)、サン・カルロ劇場管弦楽団&合唱団
パヴァロッティ、スコット、コレッリ、プライス、カレーラス、ドミンゴ、
ディ・ステファノ、テバルディなどオペラ界のスーパースターたちが歌う豪華
キャストによるヴェルディのオペラ集。

BRV 9915 15枚組 ¥2900
レジェンダリー・パフォーマンス・オヴ・サザーランド
●ベッリーニ:歌劇《テンダのベアトリーチェ》
(1961年5月10日、ミラノでのライヴ録音)
ジョーン・サザーランド(ベアトリーチェ)、
ジュゼッペ・カンポラ(オロムべッロ)、
ライナ・カバイヴァンスカ(アニェーゼ)、
アントニオ・ヴォット(指揮)、ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
●マイアベーア:歌劇《ユグノー教徒》
(1962年6月7日、ミラノ・スカラ座でのライヴ録音)
ジョーン・サザーランド(マルグリート・ド・ヴァロワ)、
フランコ・コレッリ(ラウル・ド・ナンジ)、
ジュリエッタ・シミオナート(ヴァランティーヌ)、
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮)、
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
●ティペット:歌劇《真夏の結婚》
(1955年1月27日、ロンドンでのライヴ録音)
ジョーン・サザーランド(ジェニファー)、リチャード・ルイス(マーク)、
ジョン・プリッチャード(指揮)、
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
●ベッリーニ:歌劇《ノルマ》
(1969年、ブエノスアイレスでのライヴ録音)
ジョーン・サザーランド(ノルマ)、
フィオレンツァ・コッソット(アダルジーザ)、
イーヴォ・ヴィンコ(オロヴェーゾ)、
リチャード・ボニング(指揮)、テアトロ・コロン管弦楽団&合唱団
●ハイドン:歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》
(1967年、エジンバラでのライヴ録音)
ジョーン・サザーランド(エウリディーチェ)、ニコライ・ゲッダ(オルフェオ)、
スピロ・マラス(クレオン)、
リチャード・ボニング(指揮)、
スコティッシュ・ナショナル管弦楽団&歌劇場合唱団
●ヘンデル:歌劇《ロデリンダ》
(1959年、6月24日のライヴ録音)
ジョーン・サザーランド(ロデリンダ)、
ジャネット・ベイカー(エドゥイージェ)、
レイモンド・ヘリンウス(ガリバルド)、
チャールズ・ファーンコーム(指揮)、
フィロムジカ管弦楽団、シャンドス合唱団
●ロッシーニ:歌劇《セミラーミデ》
(1968年、ローマでのライヴ録音)
ジョーン・サザーランド(セミラーミデ)、
モニカ・シンクレア(アルサーチェ)、マリオ・ペトリ(アッスール)、
リチャード・ボニング(指揮)、ローマ・イタリア放送交響楽団&合唱団
2010年に他界したオーストラリアの大ソプラノ、ジョーン・サザーランド(1926
-2010)が歌った名唱の数々。ベッリーニの「ノルマ」とロッシーニの「セミラ
ーミデ」の指揮は夫君リチャード・ボニング。




<Ancalagon>
AR 132(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥3380
J.S.バッハ
:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータBWV1001-BWV.1008(全曲)
ララ・セント・ジョン(ヴァイオリン/グァダニーニ"サラブエ")
カナダの神童からビジュアル系ヴァイオリニスト、そして天才女流ヴァイオリ
ニストへと進化を遂げたララ・セント・ジョン。
1779年製のグァダニーニ"サラブエ(Salabue)"で弾くJ.S.バッハの「無伴奏ソナ
タ&パルティータ」では、大胆で特徴的なテンポ設定、ダイナミクスなど、ラ
ラ・セント・ジョンの桁外れの才能と情熱が音楽となって迸る。
ハイレベルで安定したテクニック、しっかりと楽器を鳴らした豊かなサウンド
からは、確実にララ・セント・ジョンの成長を感じ取ることが出来るだろう。
2006年8月28日-30日&2007年1月2日-4日、
スカイウォーカー・サウンド(カリフォルニア)での録音。

ANC 136(SACD-Hybrid) ¥2300
モーツァルト:
協奏交響曲変ホ長調K.364*/#/ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調K.207+
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216*
ララ・セント・ジョン(ヴァイオリン*)、
スコット・セント・ジョンズ(ヴィオラ#&ヴァイオリン+)、
エリック・ジェイコブセン(指揮)、ザ・ナイツ
妹ララ・セント・ジョンと兄スコット・セント・ジョン。セント・ジョン兄妹
の共演によるモーツァルトの「協奏交響曲」&「ヴァイオリン協奏曲集」!
セント・ジョン兄妹は、スコットが12歳、ララが10歳の時にコンサート・ツア
ーでモーツァルトの「協奏交響曲」を弾いており、2人の宿願だったアンカラゴ
ンでのレコーディングにも期待が持てる。
ヨーヨー・マのシルクロード・プロジェクトのアンサンブル、ブルックリン・
ライダーのメンバー、エリック・ジェイコブセンの指揮も優秀。
2010年4月2日-4日、ニューヨークでの録音。

ANC 134(SACD-Hybrid) ¥2300
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲集《四季》
ピアソラ:ブエノスアイレスの四季
(デシャトニコフ編/ヴァイオリン&弦楽オーケストラ版)
ララ・セント・ジョン(ヴァイオリン)、
エドゥアルド・マルトゥレ(指揮)、
シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ、
ブルーノ・プロコピオ(チェンバロ)
ララ・セント・ジョンの「四季」は、イタリア・バロックの「ヴィヴァルディ」
と20世紀アルゼンチンの「ピアソラ」のコラボレーション!
ララ・セント・ジョンの表情と感情豊かなヴァイオリンが、カラフルに移り変
わる"ヨーロッパ"イタリア・バロックと"南米"20世紀アルゼンチンの「四季」
の光景を描く。
共演はベネズエラのシモン・ボリバル・ユース・オーケストラ!
2008年6月4日-5日&7日の録音。

ANC 133(SACD-Hybrid) ¥2300
ヒンドソン:ヴァイオリン協奏曲
コリリアーノ:映画《レッド・ヴァイオリン》からの組曲
リスト(ケネディ&セント・ジョン編):死の舞踏(世界初録音)
ララ・セント・ジョン(ヴァイオリン)、
サラ・イオアニデス(指揮)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
オーストラリアのリーディング・コンポーザー、マシュー・ヒンドソン(1968-)
の「ヴァイオリン協奏曲」と、アメリカのグラミー賞受賞作曲家ジョン・コリ
リアーノ(1938-)の「レッド・ヴァイオリン組曲」をカップリング。
ララ・セント・ジョンは去る6月にコリリアーノの「ヴァイオリン協奏曲《レッ
ド・ヴァイオリン》」の日本初演を豪快に成功させており、近現代作品も得意
中の得意。
バッハやモーツァルト、ヴィヴァルディでは聴けない一味違うララ・セント・
ジョンのヴァイオリンが聴けるプログラムです。
2007年6月18日-20日、ロンドンでの録音。

ANC 135 ¥2300
アポカリプス・ナウ ――
アポカリプス・ナウ/ブダペスト・ポルカ/浮気心/アメリカン・ポルカ
クラリネット・ポルカ/Anta, Romnyej, Mure Roulya
ビクトリア・コモン・ウェルス・ポルカ/シルバ
ルートヴィヒ・ヴァン・ポルカ/ミーンホワイル/コラゲアスカ
ケルティック・カルカドゥンガ・ポルカ/カリブー・シャッフル
フライング・ジプシー・ポルカ/ナイフ、フォーク&スプーン
アレグロ・ア・ラ・ポルカ/フォー・ストリング・ポルカニーニ
ホラ!ホラ!/ポルカヤーアイアウト/アラブの踊り
ポルカストラ〔ダニエル・ラップ(トランペット&フィドル&ギター&ヴォー
カル)、ララ・セント・ジョン(ヴァイオリン)、アンディ・ドウ(ホルン)、
ロン・エディディア(アコーディオン)、
マーク・ティンマーマン(コントラファゴット)、
ユーヴァル・エドート(打楽器)、ウィリアム・バートン(ディジェリドゥ)
ララ・セント・ジョンが参加するクロスオーヴァー系のトラディショナル・
フォーク・バンド"ポルカストラ"によるゴキゲンなポルカ・アルバム!
シュトラウスII世の「浮気心」やベートーヴェンのパロディ「ルートヴィヒ・
ヴァン・ポルカ」などの遊び心たっぷりの"ポルカ"でポルカストラが疾走!
ディジェリドゥが大活躍する「ケルティック・カルカドゥンガ・ポルカ」の
摩訶不思議なサウンドもこれまた面白い。2009年1月-4月の録音。




<PentaTone>
PTM 1032(SACD-Hybrid) ¥2300
シューベルト:
交響曲第7番ロ短調D.759《未完成》/交響曲第6番ハ長調D.589《小ハ長調》
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)、
ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団
「ザ・グレイト」では、推進力を持ったテンポ設定、伸びやかでクリアなフレ
ーズ、シャープなリズム、変幻自在のダイナミクスが印象的だったヘレヴェッ
ヘのシューベルト。「未完成」&「小ハ長調」でも、モダン・オーケストラと
ピリオド・アプローチの特色を巧みに融合させたヘレヴェッヘならではの快演
を愉しませてくれることだろう!
トリトナスのアンドレアス・ノイブロンナー、マーカス・ハイランドが担当し
た録音面にも要注目です。
録音:2011年10月、クイーン・エリザベス・ホール(アントワープ/ベルギー)

PTC 5186 449(SACD-Hybrid) ¥2580
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(1889年版/ノヴァーク版)
マレク・ヤノフスキ(指揮)、スイス・ロマンド管弦楽団
すでに「第5番」から「第9番」までを振り終えているヤノフスキは、"前半の
番号"の「交響曲第1番」(PTC 5186 447)で素晴らしい演奏を聴かせてくれてお
り、続く「第3番」でもそのタクトで期待に応えてくれることだろう。
録音:2011年10月、ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ/スイス)




<CORO>
COR 16104 ¥2080
モーツァルト:
ミサ曲ハ長調K.317《戴冠式ミサ》、
エクスルターテ・ユビラーテ(踊れ、喜べ、幸いなる魂よ)K.165
ハイドン:交響曲第85番変ロ長調《王妃》Hob.I-85
ハリー・クリストファーズ(指揮)、
ヘンデル&ハイドン・ソサエティ、テレサ・ワキム(ソプラノ)、
ポーラ・ムリヒー(メゾ・ソプラノ)、トーマス・クーリー(テノール)、
サムナー・トンプソン(バリトン)
1791年にプラハで行われたレオポルト2世の戴冠式で、ライバル、サリエリの
指揮によって演奏されたモーツァルトの「戴冠式ミサ」。クリストファーズと
ヘンデル&ハイドン・ソサエティの「戴冠式ミサ」は、ボストン・グローブ誌
で「ハリー・クリストファーズのボストンでの最も素晴らしい時間の1つ」と
激賞されており、「ミサ曲ハ短調」(COR 16084)、「レクイエム」(COR
16093)を上回る名演の登場に期待が高まる。
録音(ライヴ):2012年4月27日&29日、
ボストン・シンフォニー・ホール(アメリカ)




<Linn>
CKD 409(SACD-Hybrid)
ウェーバー:木管楽器のための協奏曲集
クラリネット協奏曲第1番ヘ短調Op.73/クラリネット小協奏曲変ホ長調Op.26
ファゴット協奏曲ヘ長調Op.75/ホルン小協奏曲ホ短調Op.45
マキシミリアーノ・マルティン(クラリネット)、
ピーター・ウェラン(ファゴット)、アレック・フランク=ゲミル(ホルン)、
アレクサンダー・ヤニチェク(ディレクター)、
スコットランド室内管弦楽団
故チャールズ・マッケラスやサラステ、スヴェンセンがベースを築き、英国の
俊英ロビン・ティチアーティが首席指揮者に就任してからは、さらに破竹の勢
いで進むスコットランドの雄、スコットランド室内管弦楽団。
カール・マリア・フォン・ウェーバー(1786-1826)の傑作、木管楽器のため
の協奏曲集では、クラリネットのマキシミリアーノ・マルティンをはじめとし
たスコットランド室内管の木管セクションを支える名手たちが華麗に躍動!
また、2011年12月には新設されたポスト、アソシエイト・アーティストに任命
されたオーストリアの天才ヴァイオリニスト、ヤニチェクとスコットランド室
内管の強固な関係は、これまでのモーツァルトなどの演奏で実証済。
スコットランド室内管の優れた演奏を、LINNの優秀録音で聴くウェーバー。
演奏、録音の両面で大きな話題を呼ぶことは間違いないだろう!




<Glossa>
GCD 921625 2枚組 ¥3250
カテル:音楽悲劇《セミラミス》
エルヴェ・ニケ(指揮)、
コンセール・スピリチュエル、
マリア・リッカルダ・ヴェッセリンク(メゾ・ソプラノ)、
ガブリエラ・フィリポネ(ソプラノ)、マティアス・ヴィダル(テノール)、
ニコラ・クルジャル(バス)、アンドルー・フォスター=ウィリアムズ(バス)、
ニコラ・メール(テノール)
パリでゴセックから作曲を学び、フランス革命が起きた際には国民軍の軍楽隊
の一員となり、作曲、音楽指導に携わったという経歴を持つカテル。18世紀の
トラジェディ・リリックの伝統、形式が用いられた1802年にパリ・オペラ座で
初演されたカテルの「セミラミス」は、フランスにおける"ルイ16世の時代"の
スタイルから"19世紀のグランド・オペラ"への転換期、作風の変遷を示す貴重
なオペラである。その後、パリ音楽院での権力闘争に巻き込まれ、第一線を退
くことになるカテルだが、ニケ&コンセール・スピリチュエルによってフラン
ス・オペラの転換期に残した功績が再び評価される時が来た!
録音(ライヴ):2011年11月25日、
オペラ・ベルリオーズ・ル・コルム(モンペリエ)




<Glossa Platinum>
GCD P32306 ¥2180
トライアローグ - 南インド、モロッコ近郊と中世ヨーロッパの伝承音楽 ――
アル=アドハン/ベネディカム/ラリータ・サハルサラナマム
カンタマム・カティルカマム / アレルヤ/アル・カルボウ
ピュイ・ケ・マ・ドロール/アントル・スィエル・エ・テール
イエス・キリスト/ラムル・エル・マヤ
ポル・ノス・ビルゲン / チャムス・エル・アチヤ/シャンティ / サラム /
アニュス・デイ
アルナ・サイラム(ヴォーカル)、ヌルディーヌ・タヒリ(ヴォーカル)、
ドミニク・ヴェラール(ヴォーカル)、H.N.ブカスカル(ヴァイオリン)、
ドリス・ベラダ(ウード)、ケイヴァン・チェミラニ(ザルブ)、
パトリ・サティシュ・クマール(ムリダンガム)、
バプティスト・バティスト・ロマン(フィドル)
アンサンブル・ジル・バンショワのディレクターであり、スイスの古楽総本山
バーゼル・スコラ・カントルムでは教授を務めるドミニク・ヴェラールの新プ
ロジェクト!
"トライアローグ"は、中世ヨーロッパの聖歌、南インドの伝統音楽、モロッコ
の伝統音楽を通じて、それぞれの音楽文化が交わる地点、共通点を探るという
中世の音楽の旅である。
録音:2011年6月6日-9日、モン=サン=ジャン教会(ブルゴーニュ)




<Signum Classics>
SIGCD 300 2枚組 ¥2450
メンデルスゾーン:オラトリオ《エリヤ》Op.70(英語版)
ポール・マクリーシュ(指揮)、
ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズ、
ローズマリー・ジョシュア(ソプラノ)、サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)、
ロバート・マーレイ(テノール)、サイモン・キーンリーサイド(バリトン)、
ジョンティ・ワード(トレブル)、
ヴロツラフ・フィルハーモニー合唱団、チータム室内合唱団、
ノース・イースト・ユース合唱団、タプロー・ユース合唱団、
アルスター・ユース室内合唱団、ウィリアム・ホワイトヘッド(オルガン)
ガブリエリ・コンソートとヴロツラフ・フィルハーモニー合唱団を中心とした
300人以上の合唱団、セルパン、オフィクレイド、バス・オフィクレイドなどの
珍しい楽器を加えた120人以上のオーケストラという巨大編成を、見事な統率
力でまとめあげたマクリーシュ。
マクリーシュは、メンデルスゾーン研究家R・ラリー・トッドの校訂譜と19世
紀当時のソースをベースとして自身の手で校訂を加えた"マクリーシュ版"を用
いており、定評のある時代考証や楽曲研究にも余念がない。
録音:2011年8月29日-9月1日、
ワトフォード・コロッセウム(イギリス)&2012年2月26日、
バーミンガム・タウン・ホール(イギリス)

SIGCD 293 ¥2080
リチャード・ロドニー・ベネット:合唱作品集 ――
マイ・ダンシング・デイ/グローリア、グローリア/冬のさなかに
ニュー・イヤー・キャロル/タウン&カントリー/セレナーデ/りんごの木
トマス・キャンピオンの4つの詩/ア・グッド・ナイト
R・シュトラウス(ベネット編):バイ・シュトラウス
ガーシュウィン(ベネット編):ソフィスティケイテド・レディ
ポーター(ベネット編):さよならを言うたびに
BBCシンガーズ、サイモン・ブラフ(指揮)
200曲以上のクラシック作品、50曲以上の映画、テレビのためのスコアの作曲
者、そしてUK有数のジャズ・プレーヤーとして精力的な活躍を展開するベテラ
ン・マルチ・ミュージシャン、リチャード・ロドニー・ベネット(1936-)の合
唱作品集!
リンダ・マッカートニーのトリビュート・アルバム「ア・ガーランド・フォー
・リンダ」のために1999年に作曲されたR.R.ベネットの代表的合唱作品、「ア
・グッド・ナイト」をBBCシンガーズのハーモニーで聴けるのもこのディスク
の大きな魅力。
R.R.ベネットのオリジナル&アレンジによる合唱作品集は、新しいレパートリ
ーの開拓や選曲にも重宝しそうだ。
2012年1月19日-20日、マイダ・ヴァレ・スタジオ1(ロンドン)での録音。

SIGCD 285 ¥2080
ダヴ:ゼア・ワズ・ア・チャイルド
ジョーン・ロジャーズ(ソプラノ)、トビー・スペンス(テノール)、
サイモン・ハルゼイ(指揮)、
バーミンガム市交響楽団&合唱団、バーミンガム市ユース合唱団、
バーミンガム市少年少女合唱団、
歌劇「ピノッキオの冒険」や歌劇「フライト」、エミリー・バイノンのための
「魔笛の踊り」、映画音楽での成功により脚光を浴びているイギリスの作曲家
ジョナサン・ダヴ(1959-)。
友人の息子の早すぎる死を悼んで作曲された「ゼア・ワズ・ア・チャイルド
(There Was a Child)」は、ブリテンやヴォ―ン=ウィリアムズの精神に則っ
た21世紀イギリスの慈愛に満ちた大作である。2011年6月18日、バーミンガム
・シンフォニー・ホール(イギリス)





<Centaur>
CRC 3127 ¥2080
フンメル:ピアノ・ソナタ集Vol.1 ――
ソナタハ長調Op.2-3/ソナタ変ホ長調Op.13/ソナタへ短調
アントニオ・ポンパ=バルディ(ピアノ)
アントニオ・ポンパ=バルディは、1998年のロン・テイボー国際音楽コンクー
ルで優勝を果たし、2001年にはヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール
銀メダル獲得という経歴をもつイタリアのピアニスト。過去にグリーグ作品全
集を録音し、意欲的な活動を続けるポンパ=バルディの新プロジェクトとなる
フンメルでは、スタンウェイの美点であるクリアな音質を生かしたトレモロや
スケールが魅力的。2009年6月1日-3日の録音。

CRC 3061 ¥2080
ハヴィー・J.ストークス:木管五重奏曲全集 ――
木管五重奏曲第1番/第2番/第3番/第4番
ハンプトン木管五重奏団〔ロリ・シプレイ(フルート)、
ハヴィー・J.ストークス(オーボエ)、マーヴィン・ウェステン(クラリネット)、
デニス・ヘリング(ホルン)、ジェームズ・ネビット(バスーン)〕
ハンプトン大学の音楽学部の教授であり、プロのオーボエ奏者でもあるハヴィ
ー・J.ストークスの木管五重奏曲全集。技術、集中力が求められ、約36分とい
う演奏時間を要する「第4番」など、プレーヤーならではの感性、アイディア
が発揮されている。2008年8月&10月の録音。

CRC 3073 ¥2080
英国の勝利! ――
ショー:セント・マーガレットの島の序曲
アットウッド:マリー・アントワネットの影
ストラーチェ:マリー・アントワネットの哀悼/フック:王室の孤児の夢
シールド:ハートフォード橋より「序曲」「幻想の中」「二重奏」「あらし」
フック:英国人が叩いた家/アターバリー:恐れない英国人
フック:輝かしい最初の6月、英国の勝利
キャロライン・シラー(ソプラノ)、ステファニー・トゥルー(ソプラノ)、
マリア・ザードリ(ソプラノ)、ゾルタン・メジェシ(テノール)、
レイド・スペンサー(バリトン)、カペラ・サヴァリア、
マリー・テリー・スミス(指揮)
フランス革命と英仏戦争の時代、18世紀後半-19世紀初期のイギリス音楽集。
ジェームズ・フック(1746-1827)の英国の勝利など、収録作品の多くが世界初
録音というイギリス音楽ファン要注目のディスク。
2008年9月24-27日&2009年6月3日の録音。

CRC 3121 ¥2080
無邪気な喜び、秘密の宝物 - ボワモルティエ:トリオ・ソナタ集 ――
ソナタニ長調Op.37/III/ソナタト短調Op.37/IV/ソナタト短調Op.28/II
ソナタイ短調Op.37/V/協奏曲ロ短調Op.21/IV/ソナタホ短調Op.37/II
ソナタト長調Op.37/I/協奏曲ト長調Op.21/III/ソナタホ短調Op.28/VI
アンサンブル・ポルティケ〔リゼッタ・キールソン(リコーダー)、
ゲイリー・クラーク(ヴァイオリン)、
クレイグ・トランペーター(ヴィオラ・ダ・ガンバ&チェロ)、
デイヴィッド・シュレーダー(チェンバロ)〕
バロック時代のフランスで、作曲と出版で生計を立てた元祖フリーランスのコ
ンポーザー、ボワモルティエ。アメリカのピリオド・アンサンブルによる純粋
に聴き手を愉しませてくれるトリオ・ソナタ集。2010年12月20日-22日の録音。

CRC 3126 ¥2080
ハイドン:ピアノ三重奏曲集Vol.1 ――
ピアノ三重奏変ロ長調Hob.XV-8/ピアノ三重奏ヘ短調Hob.XV-f1
ピアノ三重奏変ホ長調Hob.XV-36/ピアノ三重奏ニ長調Hob.XV-24
ピアノ三重奏イ長調Hob.XV-35/ピアノ三重奏ト長調Hob.XV-25
メンデルスゾーン・ピアノ三重奏団〔ピョートル・シロチン(ヴァイオリン)、
フィオナ・トンプソン(チェロ)、チャン・ヤティン(ピアノ)〕
メンデルスゾーン・ピアノ三重奏団は1997年に結成されたロシア、台湾、イギ
リスの多国籍アンサンブル。古典派ハイドンのピアノ三重奏曲では、軽やかな
ピアノがアンサンブルをリードする。2010年12月の録音。

CRC 3132 ¥2080
エコーズ ――
コルデロ:3つの短いメッセージ/G.L.フランク:シャンビの5つの舞曲集
モレル:バガテル舞曲集/トゥリーナ:二重奏/エウバ:ヨルバの6つの民謡
カープマン:輪舞曲
ラウラ・クルグヘルツ(ヴィオラ)、ステファン・ヘイマン(ピアノ)
米国文化情報局のカルチュラル・スペシャリストでヴィオラ奏者のクルグヘル
ツの新録音は、独特のリズム感で国民性を表現したパナマの作曲家コルデロや、
ナイジェリアの作曲家エウバなどの近現代ヴィオラ作品集。
2009年6月8日-11日の録音。

CRC 3147 ¥2080
ブラームス:ヴァイオリンとピアノのための3つのソナタ(チェロ版)――
ソナタ第1番ニ長調Op.78/ソナタ第2番イ長調Op.100
ソナタ第3番ニ短調Op.108
シムカ・ヘレド(チェロ)、ジョナサン・ザク(ピアノ)
ブラームス自身でヴァイオリンからチェロのために編曲された3つのソナタ。
イスラエル出身のヘレドは、24歳の時に最年少でイスラエル交響楽団首席奏者
に就任して以来、そのポジションを10年間務めた実力の持ち主。
2010年3月の録音。

CRC 3161/3162 2枚組 ¥4160
ダイクストラ:ネオ・ラグタイム - ピアノ・ソロと室内楽のためのコンサート
・ラグ ――
室内楽のラグ - コルドバ・ラグ、オルド・パウエル・ラグ、ザ・ナショナル
・パスタイム、カール・メープル・ラグ、ランカシャー・ラグ、
レモン・グラス・ラグ、ミクソン・ホール・ラグ、メント・トゥー・ビー、
ベレ・ラグ、ココぺリーズ・ラグ、インタールード、ウンガワ・ラグ
ピアノ・ソロのためのラグ - デルフィニウム・ラグ、
スプリング・ビューティース、
ラブ・ソング《ウーマン・イン・ア・ラージ・スロウ・ハット、ガーデニング》、
ア・ラグ・フォー・ニューオルレアン、リオ・ラグ、リトル・ワルツ
フォー・マイ・ビューティフル・ドーター、サニー・トレイル・ラグ、
カフェイネイテッド・ラグ、レッツ・ゴー・トゥギャザー、
ア・ウィンター・ワルツ、ホープフル・ラグ、トゥーサイデッド・ラグ、
パストラーレ、ボールド・アドベンチャーズ、ノーベンバーズ・ラグ、
ヒアー・イン・マイ・ハート、グレイター・リブレイション・ラグ
ブライアン・ダイクストラ(ピアノ)、
グレグ・バナツァク(アルト・サクソフォン)、
キャサリン・デヨング(フルート&アルト・フルート)、
キーラ・ケスター(ピッコロ)、バリック・ステース(バスーン)、
ジェームズ・アンブル(アルトサックス)、
キャロリン・ガディエル・ワーナー(ピアノ)、
スティーヴン・ワーナー(ヴァイオリン)、
ロベルト・ウールフライ(クラリネット)
19世紀後半からアメリカを中心に世界的に流行したラグタイム。全曲をコン
ポーザー・ピアニストであるブリアン・ダイクストラが手掛けており、ディス
ク1には室内楽、ディスク2にはピアノ・ソロを集約。シンコーペーションを多
用し、エネルギッシュで快活、楽しく上品なメロディーばかりを集めた心地
よい1枚。2009年-2011年の録音。




<Avie>
AV 2262 2枚組 ¥3250
ショパン:マズルカ集 ――
4つのマズルカOp.6/5つのマズルカOp.7/4つのマズルカOp.17
4つのマズルカOp.24/4つのマズルカOp.30/4つのマズルカOp.33
4つのマズルカOp.41/3つのマズルカOp.50/3つのマズルカOp.56
3つのマズルカOp.63/4つのマズルカOp.67/4つのマズルカOp.68
マズルカ イ短調KK.IIb-48《ノートル・タン》
マズルカ イ短調KK.IIb-5《エミール・ガイヤール》
ラッセル・シャーマン(ピアノ)あの超人マルク=アンドレ・アムランの師であ
り、ハーバード大学、ジュリアード音楽院、ニューイングランド音楽院で多く
の後進を育成してきたアメリカの幻の名匠ラッセル・シャーマン(1930-)。
AVIEにはドビュッシー(AV 2164)とリスト(AV 2174)のレコーディングを行って
きた知る人ぞ知るベテラン・ピアニストが、"ピアノの詩人"ショパンの「マズ
ルカ」を弾く。

AV 2260 ¥2180
ベートーヴェン:
ディアベッリの主題による33の変奏曲ハ長調Op.120/6つのバガテルOp.126
ダニエル=ベン・ピエナール(ピアノ)
南アフリカ生まれの俊才ピアニスト、ダニエル=ベン・ピエナールの「モー
ツァルト」(AV 2209)、「J.S.バッハ」(AV 2235)に続くAVIE第3弾は楽聖ベー
トーヴェンの後期2作品!
モーツァルトやバッハでも披露してくれたピエナールの軽やかな指捌き、独自
のカラーを打ち出した知的な解釈が、晩年のベートーヴェンの傑作をどのよう
に創り上げていくのか ――。

AV 2269(CD+Bonus DVD) ¥2180
聖なる神秘 - ケルティック・クリスマス ――
ベツレヘムの幼子/御使いうたいて
Duan Nollaig(スコットランド、ゲール語のキャロル)
Wat ye what i got late yestreen/Usheg Veg Ruy
クリスマス・イヴ/Taladh Chriosta
アポロズ・ファイア、ジャネット・ソレル(チェンバロ&指揮)、
メレディス・ホール(ソプラノ)、アンサンブル・ラ・ネフ
アメリカ古楽界の最前線を歩むクリーヴランドのバロック・オーケストラ、レ
オンハルトの門弟ジャネット・ソレルが率いるアポロズ・ファイア。
この「ケルティック・クリスマス」では、スコットランド、アイルランド、マ
ン島に伝わるケルト人の伝承音楽を、バグパイプ、ハープ、パーカッション、
フィドル、リコーダーを加えた特別な編成とアレンジで披露!
ルネサンス、バロックだけでなく、トラディショナルとのエキサイティングな
クロスオーヴァーを得意とするアポロズ・ファイアならではのクリスマス・プ
ログラムです。

AV 2219 ¥2180
チェコのフルート作品集 ――
シュールホフ:フルート・ソナタ/フェルト:フルート・ソナタ
マルティヌー:フルート・ソナタ第1番/ドヴォルザーク:ソナチナ ト長調
ジェフリー・カーナー(フルート)、チャールズ・アブラモヴィチ(ピアノ)
1990年からフィラデルフィア管弦楽団の首席奏者を務めている世界トップレベ
ルのフルーティスト、ジェフリー・カーナーの7枚目となるフルート作品集は
"チェコ"!
ジャズを採り入れたシュールホフ、大家マルティヌーの音楽、ランパルに献呈
されたフェルトの「フルート・ソナタ」、ドヴォルザークのフルート編曲版「
ソナチネ」など、カーナーの精妙なフルートが、19世紀後期から20世紀にかけ
て作曲された東欧チェコのフルート作品の魅力を語る。
1999年6月8日-11日の録音。

AV 2258 ¥2180
なお雨は降る - ブリテン:歌曲集 ――
ザ・ハート・オブ・ザ・マター/テノールとハープのための8つの民謡編曲集
カンティクル第5番《聖ナルシサスの死》/誕生日のお祝いOp.92
ニコラス・パーン(テノール)、マイラ・ホァン(ピアノ)、
ジェニファー・モントーネ(ホルン)、シルヴァン・マーゲン(ハープ)、
アラン・カミング(ナレーター)
ブーレーズ&シカゴ響のストラヴィンスキー「プルチネッラ」でグラミー賞を
受賞したアメリカのテノール、ニコラス・パーン。
デビュー盤の「冬の言葉」(AV 2238)の続編となるブリテン歌曲集では、ピー
ター・ピアーズがカンティクル第3番の改訂を行い出版したテノール、ピアノ、
ホルンと朗読のための「ザ・ハート・オブ・ザ・マター(The Heart of the
Matter)」がメイン・プログラム。2013年のブリテン生誕100周年に向けて、
ニコラス・パーンが新時代のブリテン歌手として頭角を現してきた!

AV 2259 ¥2180
ハンス・ガル:弦楽三重奏曲集 ――
ガル:セレナーデOp.41(世界初録音)、弦楽三重奏曲Op.104(世界初録音)
クラーサ:パッサカリアとフーガ、タネツ
アンサンブル・エポメオ
ツェートマイヤーやメネセス、ケネス・ウッズたちの尽力により、再評価の機
運が高まりつつあるハンス・ガル(1890-1987)。「セレナーデ」と「弦楽三重
奏」は共に世界初録音!2008年に結成されイタリアのエポメオ山の名前を冠す
るストリング・トリオ、アンサンブル・エポメオはこのハンス・ガル&クラー
サの作品集がデビュー録音となる。

AV 2263 ¥2180
ルーアー:アヴェルノ
- ルイーズ・グルックの詩による/クリケット、蜘蛛、蜂
ゴスペル・チャ・チャ
トリニティ合唱団、ノーヴァスNY、
ジュリアン・ワクナー(指揮)、
マーガレット・クルル(ソプラノ)、スティーヴン・サルタース(バリトン)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクトのコンポーザー・イン・レジ
デンスを務めたアメリカの女流作曲家、エレーナ・ルーアーの合唱&声楽作品
集。3つの作品は全てアメリカの詩人、ルイーズ・グルック、エミリー・ディッ
キンソン、ラングストン・ヒューズの詩からインスパイアを受けて作曲された
作品である。




<Gimell>
CDGIM 047 ¥2180
ジャン・ムートン(b.1459-1522):ミサ曲《私にすべてを教えよ》 ――
コンペール・ロワゼ(c.1445-1518):シャンソン《私にすべてを教えよ》
ムートン:ミサ曲《私にすべてを教えよ》、だれが我らに涙の泉を与えたのか、
めでたしマリア, 御身は祝福され、主よ, われらを救いたまえ、
めでたしマリア, 清らかな乙女、処女なる御母は悪を知らず
タリス・スコラーズ、ピーター・フィリップス(指揮)
アドリアン・ヴィラールトの師として知られ、王妃アンヌ・ド・ブルターニュ
に仕え、当時のフランス宮廷で中心的な役割を担ったムートン。コンペール・
ロワゼのシャンソンを題材としたムートンのミサ曲「私にすべてを教えよ」は
「アニュス・デイII」が、なんと"3声のバスのみ"で歌われており、当時では
非常に珍しい斬新な手法が用いられた画期的なミサ曲である。パトロンだった
王妃アンヌの葬送のために作曲された傑作「だれが我らに涙の泉を与えたのか」
など、タリス・スコラーズのハーモニーでムートンの音楽、フランス・ルネサ
ンスのポリフォニーの真髄を聴く――。
録音:マートン・カレッジ・チャペル(オックスフォード)
レコーディング・エンジニア:フィリップ・ホッブス

<ACCENTUS MUSIC>
ACC 10256BD(Blu-ray) ¥4250
ACC 20256DVD(DVD-Video) 2枚組 ¥4250
字幕:独英仏韓
J.S.バッハ:マタイ受難曲(全曲)
クリスティーナ・ランズハマー(S)、シュテファン・カーレ(A)、
ウォルフラム・ラットケ(T)、マルティン・ラットケ(T)、
クラウス・メルテンス(Bs)、
ゴットホルト・シュヴァルツ、
聖トーマス教会合唱団、ゲヴァントハウス管弦楽団、
ゲオルグ・クリストフ・ビラー(指揮)
ミカエル・ベイヤー(監督)、ポール・スマツニー(製作)
2012年4月5-6日、聖トーマス教会(ライプツィヒ)
2012年に創立800周年を迎えた名門、聖トーマス教会少年合唱団。世界で最も歴
史ある少年合唱団の記念イヤーを祝し、2012年4月にライプツィヒの聖トーマス
教会で行われた演奏会の模様が早くもDVD/Blu-rayでリリースされます!曲目は
J.S.バッハのマタイ受難曲。J.S.バッハがカントール(合唱長)として27年間活
躍し、マタイ受難曲の初演も共にしたことでも知られる聖トーマス教会合唱団
にとっては、十八番とも言うべきプログラムでしょう。同年2月に東京で行われ
た来日公演でも、J.S.バッハの伝統受け継ぐ格調高い演奏が大絶賛されたばか
り。バスのクラウス・メルテンスとゴットホルト・シュヴァルツ、そしてアル
トのシュテファン・カーレらは来日公演でも素晴らしい歌声を披露した名手で
す。聖トーマス教会合唱団の歌声は柔らかく繊細で、受難曲冒頭の荘厳な合唱
に心揺り動かされます。時に柔和、時に劇的な表現の切り替えも素晴らしく、
ゲヴァントハウス管弦楽団の厳格な演奏も光ります。演奏会場はマタイ受難曲
初演の地でもある聖トーマス教会。J.S.バッハに縁深き伝統の地で、800年と
いう長きに渡り伝統を受け継いできた聖トーマス教会合唱団の美しい歌声が響
き渡ります!

ACC 10212BD(Blu-ray) ¥4250
ACC 20212DVD(DVD-Video) ¥4250
字幕:日英仏西韓
ライプツィヒ、聖トーマス教会少年合唱団の1年
【ボーナストラック】
J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV 244 より 
(1)来たれ、娘たちよ、われとともに嘆け (2)神よ、あわれみたまえ
聖トーマス教会合唱団、教育責任者:ローラント・ワイゼ、
聖トーマス教会音楽監督:ゲオルク・クリストフ・ビラー ほか
映像監督:ポール・スマツニー、ギュンター・アッテルン
世界で最も歴史ある少年合唱団である聖トーマス教会合唱団の創立800年を記念
し、『ACCENTUS MUSIC』レーベルから注目必至のドキュメンタリーDVD/Blu-ray
がリリースされました!舞台上では若き“アーティスト”として大人顔負けの
貫録を見せる少年たち。彼らの美しい歌声はどこから生まれ、どのように洗練
されていくのか――このドキュメンタリーでは、普段見ることのできない聖ト
ーマス教会合唱団に所属する少年たちの1年に密着し、歴史ある合唱団の素顔
と、その魅力の真髄に迫る内容となっています。ドキュメンタリーは新入生の
オーディションの模様から始まります。由緒正しき名門への高き壁を乗り越え
た少年たちに待っているのは、家族と離れた寄宿舎での共同生活。上級生が下
級生を指導し、管理する徹底した上下関係が敷かれており、少年たちは共同生
活ゆえの様々な苦難と格闘しながら卒団までの日々を過ごします。このドキュ
メンタリー最大の魅力は、この共同生活の模様がたっぷりと収録されているこ
と!学校に通い、勉学に励み、友人と笑い合い、スポーツに夢中になる姿から
は、年相応の愛らしい一面も垣間見えます。とはいえ、やはり彼らの“日常”
の殆どは音楽に捧げられているといっても過言ではありません。個人レッスン
や合唱練習に日々励み、多忙な演奏活動のリハーサルに追われる生活はまさに
音楽漬け!少年たちへのインタビューからそれぞれが抱える不安や葛藤、そし
て何より歴史あるトーマス教会合唱団の一員であるという喜びと自負の念を実
感出来るのはドキュメンタリーならではといえましょう。カントール(合唱長)
を務めるビラーをはじめとする合唱団関係者へのインタビューも多く行われて
おり、J.S.バッハの伝統受け継ぐ合唱団の特別な想いも聞くことができます。
ボーナストラックには、トーマス教会で行われたJ.S.バッハのマタイ受難曲の
演奏会の模様を抜粋・収録!J.S.バッハが初演を行った教会で、彼の音楽を受
け継ぐ合唱団の美しい歌声を堪能することができます。日本語字幕付。




<EUROARTS>
20 66828(DVD-Video) ¥2500
「コチシュ・プレイズ・シューマン、ドビュッシー&バルトーク」
・シューマン:子供の情景Op. 15
・ドビュッシー:組曲「子供の領分」
・バルトーク:子供のためにSz. 42第1巻(ハイライト)
[第1-第7、第10、第12-第18、第20、第21、第25-第27、第29-第32、
第34-第37番]
ゾルターン・コチシュ(P)
収録:1990年7月シュトゥットガルト音楽大学
「シフ・プレイズ・シューマン」
・シューマン:クライスレリアーナOp. 16
・シューマン:交響的練習曲Op. 13
アンドラーシュ・シフ(P)
収録:1990年11月オーバーアウラ=ハウゼン、マーシャルホーフ
「コチシュ&タカーチ四重奏団によるシューマンのピアノ五重奏」
・シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調Op. 44
タカーチ四重奏団、ゾルターン・コチシュ(P)
収録:1992年9月ディーセン・アム・アンマーゼー、トライトカステン
制作:メトロポリタン・ミュニク
このたびEUROARTSよりDVD化される内容は、それぞれ3つの異なる時期にメトロ
ポリタン・ミュニクが制作したもので、ハンガリーを代表する音楽家たちによ
るシューマンの映像作品をまとめたもの。
コチシュの弾く「子供の情景」は1990年7月の収録。子供つながりのプログラム
で、ほかにコチシュが得意とするドビュッシーとバルトークの曲も演奏してい
ます。ちなみに、コチシュはこの後、「子供の領分」を1996年にもセッション
録音、「子供のために」は2009年に全曲をセッション録音しています。
シフによる2作品は1990年11月の収録。J.S.バッハやベートーヴェンの演奏で評
価をとみに高めているシフは、シューマンを得意としていることでも知られて
います。ここでの演奏とは別に、1995年に「交響的練習曲」を、1998年に「ク
ライスレリアーナ」をセッション録音していたシフは、近年また、積極的にシュ
ーマンを取り上げているようですが、ここでの演奏からもシューマン特有の濃
厚なロマンチシズムに深く傾倒する姿と、すでに完成されたスタイルを確かめ
ることができます。
コチシュと、1975年結成のタカーチ四重奏団との顔合わせによるピアノ五重奏
曲は、1992年9月にミュンヘンの南西、アンマー湖沿いのディーセンで行われた
演奏を収録。ハイドン、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームスそしてバ
ルトークをレパートリーの柱とするアンサンブルと、暖かみのあるピアノとの
相性は上々で、全篇を包む幸福なムードが印象的な内容です。





<BONGIOVANNI>
GB 2562 ¥2180
トスティ:フランス歌曲集
法悦(このお話をご存知ですか?,まだ、立ったまま黙り込んで,私の腕の中で)
オ・タイティの娘
全ては過ぎ、厭きが来て、毀れる!
さようなら、スザーン
スザーン
今日は、スザーン

11月
最後の木の葉
小さなセレナーデ
愛よ!愛!
恋の病よ!
私は泣いているの!
ギター
フォルトゥニオの歌
私にそれを言わないで
カディスの娘たち
明日は!
偉大な王の時代に!
ウィリアム・マッテウッツィ(T)
小谷彩子(P)
録音:2009-2010年
フランチェスコ・パオロ・トスティ(1846-1916)といえば魅力的な歌曲がたくさ
んあり、オペラ歌手のリサイタルで頻繁に歌われています。そのトスティにフ
ランス歌曲でも名作が多々あることはある程度知られていても、実際にまとま
って耳に出来る機会はあまりありませんでした。このCDでは、名テノール、
ウィリアム・マッテウッツィが柔らかい声でトスティのフランス歌曲を歌い上
げています。伴奏は日本の名伴奏ピアニスト、小谷彩子。仏伊英日の四ヶ国語
対訳付きです。

HOC 070 2枚組 ¥2680
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」
フランコ・コレッリ(T マンリーコ) イルヴァ・リガブエ(S レオノーラ)
アドリアーナ・ラッザリーニ(Ms アズチェーナ) 
マリオ・ザナージ(Br ルーナ伯爵)
サルヴァトーレ・カターニア(Bs フェランド) 
ヴィルジニオ・アッサンドリ(T ルイス)
エウジェニア・ヴァイアーニ(Ms イネス) 
ジューリオ・サンドリ(老ジプシー)
パスクワーレ・トンマージ(伝令)
アルトゥーロ・バジーレ(指)パルマ・レージョ劇場管弦楽団,合唱団
録音:1961年1月1日、パルマ
フランコ・コレッリの最大の当たり役、ヴェルディ「トロヴァトーレ」のマン
リーコは、EMI録音の他、数種のライヴがCD化されています。今回BONGIOVANNI
が発掘したのは、1961年の元日にパルマで上演されたもののライヴ。今のとこ
ろこれがコレッリ出演の「トロヴァトーレ」の最古の録音です。これまで部分
的にCDになったことはあるものの、全曲のCDはおそらくこれが初めて。コレッ
リはいつも通り絶好調。レオノーラのイルヴァ・リガブエは、1932年、パルマ
の隣町レッジョ・エミーリアに生まれたソプラノ。プリマドンナとしてかなり
活躍したにもかかわらず、残された録音が極めて少ないので、これは貴重。ル
ーナ伯爵のマリオ・ザナージは、1927年、ボローニャ生まれのバリトン。1967
年のイタリア歌劇団公演の「仮面舞踏会」でレナートを歌って絶賛されたので、
日本の昔からのオペラファンには知られた人。この人も録音が非常に少ないの
でありがたいものです。
ちなみにコレッリはこの公演の直後の1月27日にやはり「トロヴァトーレ」でメ
トロポリタン歌劇場にデビュー、大センセーションを巻き起こし、メトのトッ
プテノールに躍り出ました。

HOC 068 2枚組 ¥2680
プッチーニ:「ボエーム」
レナータ・テバルディ(S ミミ) ジャンニ・ポッジ(T ロドルフォ) 
マヌエル・アウセンシ(Br マルチェッロ)
ネッダ・ロヴェーロ(S ムゼッタ) ジューリオ・ネーリ(Bs コッリーネ) 
アルベルト・アルベルティーニ(Br ショナール)
ウーゴ・ラパーロ(指)リセウ大劇場管弦楽団,合唱団
録音:1954年11月11日、バルセロナ
+ボーナス
「ボエーム」抜粋
ジャンニ・ポッジ(T ロドルフォ) アントニエッタ・ステッロ(S ミミ) 
レナート・カペッキ(Br マルチェッロ)
ブルーナ・リッツォーリ(S ムゼッタ)
フランチェスコ・モリナーリ・プラデッリ(指)
ナポリ・サンカルロ劇場管弦楽団、合唱団
録音:1957年、ナポリ
「ボエーム」から
ジャンニ・ポッジ(T ロドルフォ) マエルゲリータ・カロージオ(S ミミ) 
パオロ・シルヴェーリ(Br マルチェッロ)
アルダ・ノニ(S ムゼッタ)
ヴィクトール・デ・サバタ(指)ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
録音:1949年12月7日、ミラノ
初出となる、1954年11月11日、バルセロナのリセウ大劇場での「ボエーム」で
す。第プリマドンナ、レナータ・テバルディの圧巻のミミと、ロドルフォを得
意として二度も録音したジャンニ・ポッジの鉄壁のコンビです。マヌエル・ア
ウセンシは地元バルセロナ生まれの名バリトン。音質は良くありませんが、ラ
イヴの高揚感が楽しめるでしょう。
ボーナスに、ナポリでのPHILIPS録音からの抜粋と、スカラ座でのライヴの2場
面を収録。




<SUPRAPHON>
SU 4108 ¥1780
(1)クラフト:チェロ協奏曲 ハ長調 op.4 
(2)A.ヴラニツキー:チェロ協奏曲 ニ短調 
(3)C.シュターミツ:チェロ協奏曲 第2番 イ長調
ミハル・カニュカ(Vc)、パヴェル・サファリク((1)指揮)、
イジー・ポスピヒャル((2)(3)指揮)、プラハ室内管弦楽団
録音:2012年1月3日、3月16-17日、
聖アネシュカ修道院内アッシジの聖フランチェスコ教会(プラハ)
プラジャーク四重奏団メンバーとしてもお馴染みのミハル・カニュカが、18世
紀に活躍したチェコの音楽家3人に焦点をあてた希少なチェロ協奏曲集をリリー
スしました!いずれの作曲家も現在では殆ど演奏される機会がなくなってしま
った音楽家ばかり。アントニン・クラフト(1749 - 1820)、カール・シュター
ミツ(1745-1801)の作品も中々聴く機会に恵まれませんが、特にアントニン・
ヴラニツキー(1761-1820)のチェロ協奏曲が入っているのは大変希少といえま
しょう!生前はヴィルトゥオーゾとして宮廷で活躍していた音楽家達だけあっ
て、全体的に古典派ならではの優雅かつ清廉な雰囲気に満ち溢れたアルバムで
す。そして本アルバム最大の魅力は、この再発見プログラムをカニュカのソロ
で堪能できること!プログラム、演奏ともども必聴の希少盤です!
A.ヴラニツキーはモーツァルトと親交厚かったパヴェル・ヴラニツキーの弟で、
ハイドンに作曲を学び、ベートーヴェンとも親交厚かった音楽家。当時の宮廷
音楽趣味を思わせる典雅な作風です。同時代に活躍したクラフトもハイドンに
作曲を学んだ音楽家。冒頭から壮大なユニゾンで始まる彼のチェロ協奏曲は、
ハイドンとはまた違ったベートーヴェンのような堅固な重みをも感じさせます。
超絶技巧の連続する3楽章はソリストの聴かせどころ。カニュカの圧倒的な演奏
技術が光ります。一方、C.シュターミツのチェロ協奏曲は、モーツァルトも思
わせる軽やかで爽やかな旋律が魅力的。古典派の演奏でも高い評価を得ている
カニュカの多彩な表現力にも魅了される1枚です。

SU 4113 2枚組 ¥2980
ゼレンカ:
祝典オペラ「平和とオリーヴと美徳の棕櫚のもと、全世界におごそかに光り輝
くボヘミアの王冠」(別名「聖ヴァーツラフのメロドラマ」)
ノエミ・キス(S)、アンナ・フラヴェンコヴァー(S)、
ヤロスラフ・ブレジナ(C-T)、
アダム・ズニコウスキ(T)、アレス・プロハスカ(Bs)、
マレク・シュトリンツル(指揮)
ムジカ・フロレア、ペーテル・ザジチェク(指揮)ムジカ・エテルナ、
エリック・ボード=デロメ(指揮)アンサンブル・フィリドール、
パヴェル・ボラーク(合唱指揮)、チェコ少年合唱団ボニ・プエリ、
録音:2009年7月15-19日、プラハ城the Rothmayer ホール
ゼレンカ(1679-1745)はウィーンでフックスに学び、ドレスデンの宮廷で大きな
活躍を残したボヘミア出身の作曲家。今回収録された「聖ヴァーツラフのメロ
ドラマ」は、1723年にオーストリア皇帝カール6世の戴冠を祝してプラハで行わ
れた祝祭で上演された音楽劇です。当時、国を挙げた祝祭の場は政治的策略の
渦巻く場であったといっても過言ではないでしょう。リュリが太陽王の権威を
讃えるオペラを多く書いたように、ゼレンカもまた、ドレスデンにかつてない
繁栄をもたらしたアウグスト強健王の力を披露するべく絢爛豪華な作品を作り
上げました。ゼレンカが宮廷で輝き始めた時期の作品でもあり、彼の音楽を知
るには絶好のアルバムともいえます。煌びやかな金管楽器のファンファーレや、
典雅な装飾が散りばめられたアリアの数々に、当時の豪華な祝祭の様子が思い
浮かぶことでしょう。
祝祭では150人以上の音楽家たちによって盛大に演奏されたということもあり、
本アルバムでもチェコだけでなくヨーロッパ各地を代表する演奏団体が収録に
参加しています。チェコに活躍するソリストたちのアリアも聴き所。チェコ少
年合唱団ボニ・プエリは日本でも多くの公演を行ってきた世界的合唱団です。
また、本アルバムには1723年の上演の際に配布されたリヴレットのPDFデータ
も収録。当時4000部以上の売上があったとも言われるリヴレットと共に、貴族
たちが熱狂した絢爛豪華な祝祭の雰囲気をたっぷりと堪能できる希少盤です。




<KII>国内仕様盤
KKC 5224 ¥3000
[naive] V 5250
輸入盤・日本語解説書&歌詞訳付
「APR?S UN R?VE-夢のあとに」
R.シュトラウス:夜op.10-3、秘めごとop.17-3、あすの朝op.27-4
フォーレ:夢のあとにop.7-1、月の光op.46-2、ゆりかごop.23-1
メンデルスゾーン:
夜の歌op.71-6、新しい恋op.19-4、眠れぬ瞳のともしび、魔女の歌op.8-8
ショーソン:昔の恋人op.2-2、魔法と魅惑の森でop.36-2、時の女神op.27-1
ヴァンサン・ブショー:
Galgenlieder(絞首台の歌)月のこと、カワカマス、真夜中のネズミ、水、
絞首台の子供の子守歌
プーランク:モンパルナス、ハイド・パーク、セー≪C≫、華やかな宴
ブリテン(民謡編曲):サリーの園、なぐさめる人もなく、なにゆえイエスは
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
スーザン・マノフ(ピアノ)
録音:2010年6月

KKC 5225 ¥3000
[BIS] BIS 1508
輸入盤・日本語解説付
スカルラッティ:ソナタ集
変ロ長調K.545/ヘ短調K.466/ヘ短調K.365/ニ長調K.435/ロ短調K.87
ハ長調 K.487/嬰ヘ短調K.448/ニ長調K.492/ト短調K.30/ト長調K.455
ト短調/ホ長調 K.20/イ長調K.429/ト短調K.426/ト長調K.427
ロ短調K.197/ロ短調K.27/イ長調 K.24
エフゲニー・スドビン(ピアノ)

KKC 5226/27(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥4800
[mariinsky] MAR 0512
輸入盤・日本語解説書&歌詞対訳付
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」
ナタリー・デセイ(S ルチア) ピョートル・ベチャワ(T エドガルド)
ヴラジスラフ・スリムスキー( Br エンリーコ) 
イリヤ・バンニク( Bs ライモンド)
ディミトリー・ヴォロパエフ(T アルトゥーロ) 
ジャンナ・ドンブロフスカヤ( Ms アリーザ)セルゲイ・スコロホドフ(T ノルマンノ)ほか
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー劇場管弦楽団,合唱団
録音: 2010年9月12-16日,サンクトペテルブルグ(ライヴ)




<ALa Dolce Volta>
LDV 08 \2280
日本語解説付
(1)ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調op.10 
(2)ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調
ターリヒ四重奏団{ヤン・ターリヒ(1st Vn)、ロマン・パトチュカ(2ndVn)、
ウラディーミル・ブカチュ(Va)、ペーテル・プラウゼ(Vc)}
録音:2012年2月、ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
チェコを代表する名門、ターリヒ四重奏団が待望の新譜をリリース!今回収録
したのは、ドビュッシーとラヴェルの弦楽四重奏曲!ドビュッシーの四重奏曲
はガムラン音楽の響きも垣間見えるエキゾチックな作品ですが、ターリヒ四重
奏団ならではのヴィヴィッドなアクセントと毅然とした演奏に圧倒されます。
ヴィオラ&チェロの中低音パートの深みのある響きも印象的。プラウゼが奏でる
3楽章のチェロ・ソロは絶品です。艶やかなドビュッシーから一転、ラヴェルで
は繊細かつ清涼感あふれる響きで魅せてくれます。停滞することのない爽やか
な音運びと、印象派絵画を思わせる柔らかくも明るい音色が素晴らしく、まさ
にターリヒ四重奏団の真骨頂が発揮された名演といえましょう!リヴレットは
嬉しい日本語解説付。



<haenssler>
98 633 \2080
ハイドン:
・交響曲第1番ニ長調Hob.I-1
・交響曲第4番ニ長調Hob.I-4
・交響曲第5番イ長調Hob.I-5
・交響曲第10番ニ長調Hob.I-10
トーマス・ファイ(指揮) ハイデルベルク交響楽団
録音:2011年7月7日、7月13-16日ヒルシュベルク=ロイターシャウゼン、
アルテ・ジナゴーゲ(デジタル・セッション)
ファイ率いる手兵ハイデルベルク響によるハイドン交響曲全集シリーズ第17集。
100曲あまりにも及ぶ空前の規模と質を誇る、ハイドンの交響曲の原点という
べき第1番を含む今回は、ハイドンがアイゼンシュタット赴任以前の、おそく
とも1759年から1766年までに成立していたと考えられる最初期の4曲というラ
インナップです。
第1番、第4番、第10番が、すべてニ長調で第2楽章にアンダンテを置き、急速で
開始されるイタリアのオペラ・シンフォニア由来の3楽章形式という点が共通す
る特徴であるのに対して、アダージョで開始される第5番は、第3楽章にメヌエ
ットを置くオーソドックスな4楽章形式となっています。
このあたり、特定の様式にこだわらず、意欲的に試行錯誤を繰り返したハイド
ンの姿をうかがわせるものといえますが、独自の検証のもと実験精神ゆたかに
切り込む姿はそのまま当シリーズを通してのファイのスタイルとも重なり、そ
の結果、たいへん説得力ある内容が生み出されているともいえそうです。
ここではまた、通常より刈り込んだハイデルベルク響の見通しの良い響きも新
鮮で、データによると、第1、第2ヴァイオリン計8、ヴィオラ2、チェロ2、コ
ントラバス1、オーボエ2、ファゴット1、ホルン2、通奏低音という楽器編成を
採用しています。




<talent/silkroad>
SRM 026LP(アナログLP) \3380
SRM 026CD \1650
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲
(1)第4番 ニ長調「軍隊」 K.211 (2)第5番 イ長調「トルコ風」 K.219
ローラ・ボベスコ(Vn)、
エドガルト・ドヌー(指揮)、ウジェーヌ・イザイ弦楽アンサンブル
録音:1976年
talentレーベルからリリースされる話題のボベスコ新譜シリーズ最新盤!ベー
トーヴェンのヴァイオリン協奏曲(SRM 015 LP/ SRM 015 CD)、J.S.バッハの
ヴァイオリン協奏曲集(SRM 012 LP/ SRM 012 CD)に引き続き、第3弾となる今
回リリースされたのはモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第4番&第5番!今や
語り草ともなっている1980年の初来日リサイタルを4年後に控えた、1976年の
録音です。気品と活気にあふれるモーツァルトの協奏曲は、まさにボベスコの
真骨頂ともいえる優美かつウィットに富んだ可憐な演奏を堪能できるプログラ
ム!第4番の冒頭から、輝かしいボベスコのソロの音色にぐぐっと引き込まれ
ます。ドヌー率いるウジェーヌ・イザイ・弦楽アンサンブルの演奏も素晴らし
く、ボベスコのソロを控えめながらも見事に惹きたてています。LPはドイツ
プレス。30年以上前に収録された音源ですが、録音状態は良好。2003年に惜し
まれながらもこの世を去り、間もなく没後10年を迎えようとしている今もなお
色褪せぬ、彼女の瑞々しいヴァイオリンの響きに想いを馳せるファン必聴の名
盤です。




<Bel Air>
BAC 481(Blu-ray) \5150
BAC 081(DVD-Video) 2枚組 \5150
字幕:仏伊英独仏
グノー:「ロメオとジュリエット」
ニーノ・マチャイゼ(S ジュリエット)
ステーファノ・セッコ(T ロメオ)
ケテヴァン・ケモクリゼ(Ms ステファノ)
クリスティーナ・メリス(Ms ジェルトルード)
ジャン=フランソワ・ボラス(T ティバルト)
パオロ・アントニェッティ(T ベンヴォリオ)
アルトゥール・ルチンスキ(Br メルキューシオ)
ニコロ・チェリアーニ(Br パリス)
ジャンピエロ・ルッジェーリ(Br グレゴリオ)
マンリーコ・シニョリーニ(Br キャプレ)
ジョルジョ・ジュゼッピーニ(Bs ロラン神父)
デヤン・ヴァチュコフ(Br ヴェローナ公)
ファビオ・マストランジェロ(指)
アレーナ・ディ・ヴェローナ財団管弦楽団,合唱団,バレエ団
フランチェスコ・ミケーリ(演出)
エドアルド・サンキ(装置)
シルヴィア・アリモニーノ(衣装)
ニコス・ラゴウサコス(振付)
パオロ・マッツォン(照明)
収録:2011年8月、ヴェローナ
グノーの傑作「ロメオとジュリエット」が、物語の舞台であるヴェローナの古
代劇場アレーナで上演、鮮明画像で収録されました。ジュリエットは、グルジ
ア出身の美貌のソプラノ、ニーノ・マチャイゼ。マチャイゼは2008年のザルツ
ブルク音楽祭で、妊娠のため降板したアンナ・ネトレプコの後を受けてジュリ
エットを歌い大成功を収め、彼女の名を一気に国際的に知らしめました。言わ
ばジュリエットは彼女の出世役。それから3年後のこのヴェローナでのマチャイ
ゼは若く勢いに乗っている旬の歌手の魅力がたっぷりです。ロメオのステファ
ーノ・セッコは、今やイタリアオペラ界の希望のテノールの一人と言ってよい
人。情熱的で甘さもありながら節度を保って崩れを見せないセッコの歌は、フ
ランスオペラでも気品たっぷりの素晴らしいもの。特に高音の美しさは絶品で
す。ステファノのケテヴァン・ケモクリゼは、マチャイゼと同じくグルジアの
トビリシ生まれのメッゾソプラノ。まだデビューして10年も経っていない若手
ながら、既に各地で幅広く活躍しています。ステファノは2010年秋に英国ロイ
ヤルオペラへのデビューで歌った得意の役です。
指揮のファビオ・マストランジェロは、1965年、南イタリア、バーリの生まれ。
近年はロシアで活躍しており、エカテリンブルク・バレエ・オペラ劇場の首席
指揮者、また2007年からノヴォシビルスク交響楽団の首席客演指揮者。またマ
リインスキー歌劇場にもしばしば客演。もちろんイタリアでもオペラ指揮者と
してバリバリ活躍しており、この映像でもピットに登場しただけでアレーナの
観客から大歓迎を受けています。
演出のフランチェスコ・ミケーリは、1972年、ベルガモ生まれ。近年人気の高
い演出家です。舞台上に扇型状の骨組みの構造物を据え(二つに別れて両家の対
立を示す)、さらに様々な道具を活用して、広いアレーナの舞台でも現代的で生
き生きとした舞台を作り出すことに成功しています。また色彩の美しさも特筆
もの。
野外公演の収録ですが、映像はかなり優秀、ことにBlu-Ray Discではヴェロー
ナの夏の夜の空気まで漂ってくるような気がします。




<BPR>
BPR 003 \2250
チャイコフスキー:
(1)交響曲第6番 ロ短調「悲愴」 op.74 
(2)幻想的序曲「ロメオとジュリエット」
ミシェル・タバシュニク(指揮)、ブリュッセル・フィルハーモニック
録音: 2010年6月8-11日((1))、2011年12月13-14日((2))、
スタジオ4(ブリュッセル)
映画「アーティスト」のサウンドトラックに携わったことでも話題を集めたベ
ルギーの名門、ブリュッセル・フィルハーモニック(旧フランダース放送管弦楽
団)が、自主レーベルBPRより注目の新譜をリリースしました!ドビュッシー
(BPR 001)、ドヴォルザーク(BPR 002)に引き続き、第3弾となる本アルバムは
チャイコフスキー・プログラム!交響作品と小品を組み合わせた選曲は今回も
健在で、交響曲第6番「悲愴」と「ロメオとジュリエット」が収録されていま
す。収録曲はいずれもチャイコフスキーの数多くの作品の中でも指折りの傑作。
フランス的な柔らかい響きと豪傑でロマンティックな響きを併せ持つブリュッ
セル・フィルハーモニックならではの演奏に期待必至の注目盤です。録音は今
回もスタジオ4!ヨーロッパで最高と評される音響環境で築き上げた綿密なアン
サンブルは聴き所です。
ブリュッセル・フィルハーモニック(旧フランダース放送管弦楽団)は、1935年
に創立された名門オーケストラ。ヨーロッパを中心に幅広い活動を行っており、
古楽から現代音楽にいたるまで幅広いレパートリーを持つ実力派団体です。
2008-2009年シリーズからはスイスの名匠タバシュニクを音楽監督に迎え、現
代音楽を交えた意欲的な演奏プログラムでますます注目を集めています!




<EUROARTS>
20 66768(DVD-Video) ¥2500
シフ・プレイズ・バッハ
J.S.バッハ:
(1)イタリア協奏曲BWV971
(2)カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」BWV992
(3)フランス組曲第5番ト長調BWV816
(4)半音階的幻想曲とフーガBWV903
アンドラーシュ・シフ(Pf)
監督:ブリュノ・モンサンジョン
[収録:1989年]
アンドラーシュ・シフ36歳の若々しいバッハ演奏。ブリュノ・モンサンジョン
制作による演奏風景で、完璧なテクニックはもちろんながら、音楽性の深さに
驚嘆させられます。

20 58724(Blu-ray) ¥4250
20 58728(DVD-Video) ¥2900
「Dances & Dreams / ベルリン・フィルのジルベスター・コンサート2011」
・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲ハ長調Op. 46-1
・グリーグ:交響的舞曲Op. 64-2
・グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op. 16
・ラヴェル:道化師の朝の歌
・R.シュトラウス:楽劇「サロメ」より7つのヴェールの踊り
・ストラヴィンスキー:
バレエ「火の鳥」よりカスチェイ一味の凶悪な踊り、子守歌、フィナーレ
・ブラームス:ハンガリー舞曲第1番ト短調
・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲ハ長調Op. 72-7[アンコール]
エフゲニー・キーシン(ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
収録:2011年12月31日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
2011年12月29日から31日までの3日間、サー・サイモン・ラトルの指揮でおこな
われた「ベルリン・フィルのジルベスター・コンサート2011」。その最終日の
模様を収めた映像作品がEUROARTSよりブルーレイとDVDで登場します。
2011年のテーマは「Dances & Dreams(舞踏と夢)」。プログラムも全篇ダンス音
楽を散りばめたものとなっているのが特徴で、スペイン風のリズムがついには
熱狂的なエンディングへと向かう「道化師の朝の歌」、猟奇と官能の「サロメ
の踊り」、「火の鳥」からは粗野で荒々しい「魔王カスチェイの踊り」と、
ヴァラエティ豊かなナンバーで楽しませてくれます。
さらに、本アルバムの白眉といえるのが名手エフゲニー・キーシンをソリスト
に迎えたグリーグのピアノ協奏曲。これがほぼ20年ぶりのベルリン・フィルへ
の登場となるキーシンは、この間かつての神童から大家への歩みを着実に重ね
ていることを実感させる圧巻のピアニズムで、冒頭からすさまじい気迫、つづ
く第2楽章では抒情をじっくりと歌い上げ、聴衆の心を鷲掴みにします。
キーシンを盛り立てるラトルも相変わらずの好調ぶりで、ドヴォルザークのス
ラヴ舞曲第1番で華々しく幕を開けたコンサートを、アンコールも同じハ長調の
スラヴ舞曲で締めるという心憎い演出もピシッと決めています。




<idealeaudience>
30 79818(DVD-Video) ¥2900
ラルス・フォークト ヴェルビエ音楽祭2011ライヴ
(1)ヤナーチェク:霧の中で
(2)シューベルト:ピアノソナタ第18番ト長調D894
(3)ベートーヴェン:ピアノソナタ第32番ハ短調Op.111
(4)ブラームス:間奏曲Op.117の1
(5)モーツァルト:ピアノ協奏曲第16番ニ長調K.451
(6)ショパン:ノクターン嬰ハ短調(遺作)
ラルス・フォークト(Pf)、
ガボール・タカーチ=ナジ(指)
ヴェルビエ音楽祭室内管(5)
[収録:2011年7月/ヴェルビエ音楽祭(ライヴ)]
スキーで有名なスイスのリゾート地ヴェルビエで毎夏開催される音楽祭。ここ
で行われるピアノのコンサートはテレビ放映される人気シリーズとなっていま
す。これまでもアルゲリッチやキーシン、ユジャ・ワンなどが出演しましたが、
2011年はドイツの中堅ピアニスト、ラルク・フォークトで、話題となりました。
フォークトといえばEMIから数々の名盤をリリースしていますが、このライヴ
も非常に充実しています。彼としては珍しいレパートリーであるヤナーチェク
の「霧の中で」はインスピレーションに富む演奏を聴かせた後、シューベルト、
ベートーヴェン、ブラームスの深遠な世界で感情移入させられ、さらにモー
ツァルトの典雅な世界へと続きます。まさにフォークトの魅力全開と申せま
しょう。

30 79808(DVD-Video) ¥2900
マルティン・ヘルムヘン ヴェルビエ音楽祭2011ライヴ
(1)J.S.バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV825
(2)リスト:バッハの「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」による前奏曲
(3)同:泉のほとりで
(4)同:暗い雲
(5)同:王の御旗は進み
(6)ベートーヴェン:
ピアノソナタ第29番変ロ長調「ハンマークラヴィア」Op.106
マルティン・ヘルムヘン(Pf)
[収録:2011年7月/ヴェルビエ音楽祭(ライヴ)]
2011年のヴェルビエ音楽祭で、もうひとつ放映されたコンサートはドイツの若
手マルティン・ヘルムヘン。ドイツ・ピアニズムのイメージから遠い優雅で繊
細な演奏が魅力。映像で見るとまるで少女マンガの主人公のような美しさで、
ファンが多いのもうなずけます。しかしレパートリーはドイツ王道の難物ばか
り。イメージから遠いベートーヴェンの巨大な「ハンマークラヴィア・ソナタ」
を圧倒的な迫力で征服。彼の演奏は優しさに満ち、音色も柔らかですが、リズ
ムの良さが際立っていて、バッハの作品が舞曲であることを再認識させてくれ
ます。




<THE MASTERCLASS MEDIA FOUNDATION>
MMF3 042(DVD-Video) ¥5400
言語:ドイツ語
字幕:英語
ザハール・ブロン/ヴェルビエ音楽祭アカデミー
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
生徒:ヴィルデ・フラング、ノア・ベンディックス=バルグレイ
ヴェルビエ音楽祭アカデミー
レーピン、ヴェンゲロフ、樫本大進、庄司紗矢香らを育てた稀代の名教師ザハ
ール・ブロン。彼のレッスン風景が映像化されました。それも2時間半に及ぶ充
実した内容で、ブラームスのヴァイオリン協奏曲の第1、第2楽章についての秘
義を披露してくれます。ヴェルビエ音楽祭に於けるマスタークラスで、生徒は
何と今をときめくヴィルデ・フラングと、2011年にピッツバーグ響のコンサー
トマスターに就任したノア・ベンディックス=バルグレイ。フラングのブラー
ムスの協奏曲は興味津々ですが、ブロンの指導で見違えるほど良くなっていく
様は感動的。ヴァイオリンを学ぶ方すべてが見るべきDVDと申せましょう。





<VAI DVD>
VAIDVD 4551(DVD-Video) ¥4550
STEREO(リサイタル)
MONO(レクチャー)
ロザリン・テューレック生誕百年記念盤
バッハ・リサイタル・イン・ペテルブルグ(1995)
(1)カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」BWV992
(2)イタリア風のアリアと変奏BWV989
(3)パルティータ第2番ハ短調BWV826
(4)半音階的幻想曲とフーガBWV903
(5)平均律クラヴィア曲集第1巻より
(6)アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳より
(7)アダージョ-無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番BWV968より編曲
[収録:1995年7月5日/ペテルブルグ・フィルハーモニー・ホール(ライヴ)]
(8)バッハについての実演付レクチャー(2002年)
ロザリン・テューレック(pf)
バッハ演奏で一時代を築いたロザリン・テューレックは来たる2013年が生誕百
年となるため、それを記念した映像が登場します。彼女が1995年にロシアのペ
テルブルグで行ったコンサートで、当時80歳を超える高齢ながら霊感あふれる
バッハを聴かせてくれます。テューレックのバッハは、かのグレン・グールド
にも影響を与えたと言われ、たしかに目から鱗の落ちる連続の発見に満ちてい
ます。その極みが2002年に行われたレクチャー。日本語字幕はありませんが、
彼女のバッハ演奏の秘密をすべて解き明かしてくれる驚きのもの。これだけで
も欲しくなる超お宝映像です。




<Col legno>
WWE 60022 ¥2250
R.シュトラウス:アルプス交響曲Op.64
グスタフ・クーン(指)チロル音楽祭管
[録音:2010年7月(ライヴ)]
根強いファンを持つグスタフ・クーンの最新盤はオーケストラの機能を極限ま
で駆使した名作、R.シュトラウスの「アルプス交響曲」。2010年7月に行われた
チロル音楽祭でのライヴですが、「クーンとチロル音楽祭管によるアルプス交
響曲は、聴衆のみならず専門家筋までも納得させ、興奮させた」「指揮者の統
率力から生まれる創造的自由さ」など絶賛されました。たしかにアルプス交響
曲のような超大編成で複雑な作品はクーン向き。驚くべき統率力でオーケスト
ラをまとめ、大絵巻のようにストーリーを語っていきます。チロルの音楽家た
ちも、地元だけにアルプスの風物は説明不要。まさに自宅にてアルプス旅行を
楽しめます。

WWE 40401 ¥2250
スティーヴン・ダイヴァーソン:シャドウ・ウォーカー
(1)捉えがたき感知II「ファイヤーライフ」(2008)-Cl, Vn, Va, Vc
(2)捉えがたき感知III「秘密の靄」(2011)-Fl, Cl, Va, Vc, Trb, Drum
(3)捉えがたき感知IV「月見」(2008)-女声と10楽器
(4)捉えがたき感知V「渡り衝動」(2008)-16楽器
(5)エッシャーの薬学(2011)-Fl, Ob, Cl, Pf, Vn, Vc
(6)さすらう影(2011)-Clと7楽器
アンサンブル・ルシェルシュ、アンサンブル・モデルン、
ニーナ・ヤンセン=ダインツァー(Cl)、アンゲリカ・ルツ(Sop)
2012年ジーメンス音楽財団賞受賞作曲家シリーズ。スティーヴン・ダイヴァー
ソンは1985年ノースハンプトン出身のイギリスの作曲家。王立ノーザン音楽大
学、ロンドンの王立音楽大学にてジョナサン・コール、マーク・アンソニー・
ターネイジに師事。さらにオリヴァー・ナッセン、ブライアン・ファーニホウ、
ヴォルフガング・リームの教えも受けました。彼の音楽はまさに「捉えがたき」
所のある不思議な作風が魅力です。

WWE 40402 ¥2250
エクトル・パラ:地平線の愛情
(1)アーリー・ライフ(2010)-Ob, Pf, St-trio
(2)応力テンソル(2009/11)-Fl, Cl, Pf, St-trio
(3)地平線の愛情(2011)
アンサンブル・ルシェルシュ(1)(2)、
エミリオ・ポマリコ(指)アンサンブル・アンテルコンタンポラン(3)
2012年ジーメンス音楽財団賞受賞作曲家シリーズ。エクトル・パラは1976年バ
ルセロナ生まれ、作曲をファーニホウやジョナサン・ハーヴェイに師事。彼の
音楽は「構成する芸術」で、聴く者に瞬間的な知覚の豊かさを経験させてくれ
るとのこと。

WWE 40403(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥4500
ハンス・トーマッラ:歌劇「未知なるもの」(全3場)
メディア:アンネッテ・ザイトルゲン(Sop)、
イアソン:シュテファン・シュトルク(Bs)、
子:ユリア・シュペート(Sop)、カルロス・サピエン(Ten)、
シュトゥットガルト州立歌劇場ソロイスツ、
ヨハネス・カリツケ(指)
シュトゥットガルト州立歌劇場管弦楽団
2012年ジーメンス音楽財団賞受賞作曲家シリーズ。ハンス・トーマッラは1975
年ボン出身のドイツの作曲家。フランクフルト高等音楽学校を経てスタンフォ
ード大で音楽芸術学の博士号を修得。シュトゥットガルト州立歌劇場の芸術顧
問としてラッヘンマンの「マッチ売りの少女」やシュレーカーの「烙印を押さ
れた人」の新制作も担当しました。2011年7月に初演された彼のオペラ「未知な
るもの」は、ギリシャ神話の金の羊毛を奪回しにアルゴ船で船出する王子イア
ソンを題材としています。ベルカント風なところもありますが、典型的な「ゲ
ンダイオンガク」です。

WWE 40404 ¥2250
ルーク・ベッドフォード:不思議な双頭の鶯
(1)不思議な双頭の鶯(2011)-Vn, Va, 15奏者
(2)黄金の丘、太陽のスクリーンのわきで(2008)-18奏者
(3)明暗法(2002/5)-Pf-trio
(4)摩天楼から異邦人たちを撃つ男(2002)-8奏者
(5)歌曲集「Or voit tout en aventure」(2005/6)-Sopと16奏者のための
ジョナサン・モートン(Vn)、ローレンス・パワー(Vc)、
スコティッシュ・アンサンブル(1)、アンサンブル・モデルン(2)(4)、
ダラーフ・モーガン(Vn)、ロビン・マイケル(Vc)、
メアリー・ドゥレア(Pf)(3)、クレア・ブース(Sop)
オリヴァー・ナッセン(指)ロンドン・シンフォニエッタ(5)
2012年ジーメンス音楽財団賞受賞作曲家シリーズ。ルーク・ベッドフォードは
1978年生まれのイギリスの作曲家。ロンドンの王立音楽大学で作曲を学び、
ウィグモア・ホールのレジデント・コンポザーにも選ばれています。日本でも
数年前にオーケストラ曲が演奏され、好評で迎えられました。

WWE 40405 ¥2250
ゼイネプ・ゲディズリョグル:カット
(1)弦楽四重奏曲第2番「ススマ」(2007)
(2)ピアノ三重奏曲「地中海」(2007)
(3)小径(2005)-Cl, Vib, Pf-trio
(4)不等式(2006)-Cl,Vc
(5)三声の対話(2005)-Rec, Vn, Cem
(6)壁に沿って(2008)-Pf
(7)あなたが私の話を聞くなら(2009)-Sop, SQ
(8)カット(2010)-12奏者
アルディッティSQ、ミヒャエル・ディンネビェル(Vn)、
ヘンドリク・フェルンヒューゼン(Va)、
ユリア・フォーゲルゼンガー(Pf)、アントン・ホリッヒ(Cl)、
バルバラ・ノイマイヤー(Rec)、ルツ・ギルマン(Cem)、
サラ・マリア・スン(Sop)、アンサンブル・モデルン
2012年ジーメンス音楽財団賞受賞作曲家シリーズ。ゼイネプ・ゲディズリョグ
ルは1977年にイズミルで生まれたトルコの女性作曲家。カールスルーエでヴォ
ルフガング・リームに師事。室内楽と舞台作品に優れたものが多く、トルコの
民族音楽の要素が濃厚な個性的作風が光ります。




<HATART>
HATART 152 ¥2250
ジョン・ケージ(1912-1992):ソナタとインタリュード(全曲)
ジェームズ・テニー(Pf)
録音:2002年7月、KPFKスタジオ(ロサンゼルス)
ケージ・ファンに朗報!2006年に惜しまれながらこの世を去った現代音楽界の
巨匠、ジェームズ・テニー(1934-2006)が晩年に収録したケージの「ソナタとイ
ンテリュード」がHATARTレーベルよりリリースされることになりました。テニ
ーは、ケージからの信頼厚く、彼の作品に造詣深かった存在。ケージ生誕100周
年となる2012年にリリースされるにふさわしい注目の新譜といえましょう!
テニーはJ.ケージ、S.ライヒらと共に前衛音楽界を牽引し、理論家・教育者と
しても現代音楽界に多大な貢献を残した音楽家。J.ケージの作風に強い影響を
受けたことでも知られますが、彼が若き頃に最も衝撃を受けたという作品のひ
とつが、この「ソナタとインタリュード」。16のソナタと4つのインタリュード
(間奏曲)から成り、演奏時間にして50分を超えるこの作品は、インド哲学に影
響を受けたケージがヒンドゥー古来の概念である様々な不変の感情を表現した
というもの。東洋の様々な打楽器の音色を思わせるプリペアド・ピアノの響き
が織り成す神秘的な世界は見事。時にナンカロウの自動ピアノのための作品も
思わせる機械的な部分も出てきて、テニーの真骨頂発揮、興味津々です。偉大
な音楽家テニーがケージに抱いた敬意、そしてケージが憧れていたインド哲学
の深い世界。様々な思いと摩訶不思議な音色が、聴く人を瞑想の世界へといざ
ないます。

HATART 186 ¥2250
カタリーナ・ローゼンバーガー(1971):「テクスチュア」
(1)語り声と電子音のための「インタリュードI」(2011) 
(2)七重奏のための「テクスチュア」(2010) 
(3)フルートとソプラノ・サックスのための「鏡」(2007) 
(4)語り声と電子音のための「インタリュードII」(2011) 
(5)八重奏と電子音のための「パルクールIII」(2008/2010) 
(6)語り声と電子音のための「インタリュードIII」(2011) 
(7)六重奏のための「スカッター 2.0」(2010) 
(8)語り声と電子音のための「インタリュードIV」(2011) 
(9)ピアノ・ソロのための「ねじれ」(2008)
カール=クリスチャン・ベッテンドルフ(指揮)、
ウェット・インク・アンサンブル
録音:2011年1月7-13日、コンラッド・プレビスコンサートホール、
カリフォルニア大学(サンディエゴ)
カタリーナ・ローゼンバーガーはスイス出身の現代作曲家。T.ミュライユらに
師事し、今や現代音楽界期待の若手作曲家のひとりとして世界的に活躍の幅を
広げています。今回収録されているのは、2007-2011年の間に作曲された作品集。
何よりの注目は、今回が世界初録音となる七重奏のための「テクスチュア」。
語りとも囁きともとれる女性の声と、断続的に現れるヴァイオリンやピアノ、
パーカッションとの掛け合いが生み出す不可思議な音響空間は独特の魅力があ
ります。本アルバムで4曲収録されている「インタリュード」も、女性の語り声
と楽器の音とのハーモニーが活かされた作品。静謐な機械音とピアノの響きの
上に、時に語り、時に囁き歌う女性の声が響き渡ります。また、現代女性作曲
家に焦点を当てたアルバム(HATART 182)でも面白い楽器編成が話題となった
「スカッター 2.0」も収録。サウンドデザイナーとしても世界的に活躍するロ
ーゼンバーガーならではの音響世界に魅了される1枚です!
ベッテンドルフ率いるウェット・インク・アンサンブルは、前衛音楽を得意と
する演奏団体。1998年の設立以来、若手作曲家の作品の発信に積極的に取り組
み、現代音楽に多くの作品を発信してきました。指揮者のベッテンドルフはボ
セ、リームに作曲を師事し、現在もニューヨークを拠点に現代作曲家としても
活躍している人物。現代音楽に造詣深いベッテンドルフの指揮の下、ローゼン
バーガーの「テクスチュア」の世界を見事に魅せています。




<Pooh’s Hoop>
PCD 1204 ¥2250
日本語解説付
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988(パイプオルガン演奏)
塚谷水無子(パイプオルガン)[使用楽器:ミューラー・オルガン、1738年製作]
録音:2012年4月15-17日、聖バフォ教会、ハーレム、オランダ
レコーディング・エンジニア:ダニエル・ファン・ホルセン
パイプオルガンの常識を覆し、クラシックの名曲を自ら編曲・演奏してきた日
本人オルガニスト塚谷水無子が、バッハが残した名曲中の名曲、ゴルトベルク
変奏曲をパイプオルガン演奏で録音!日本人オルガニストとして初めてこの大
曲の録音に挑んだ塚谷水無子の代表盤となるのは言うまでもなく、同曲のオル
ガン版の決定盤になること間違いなしです。
=聖バフォ教会のクリスティアン・ミューラー制作の大オルガンを使用=
使用楽器はあのモーツァルト、メンデルスゾーン、そしてリストも演奏したこ
とのあるオランダ、ハーレムの聖バフォ教会の大オルガンです(クリスティアン
・ミューラー、1738年制作)。このオルガンは巨匠マリー=クレール・アラン、
ジグモント・サットマリーなど、世界の名だたる選ばれしオルガニストのみが
録音を許された世界的名器で、音の広がり、響きの美しさ、そして存在感は圧
倒的なものがあります。塚谷水無子のこの名器との出会いは、アムステルダム
音楽院在学時代に遡り、ジャック・ファン・オートメルセンに師事していたと
きに弾く機会を得ました。それ以来、何度もこの楽器を演奏してきただけにこ
のオルガンの特性を十分理解した上で録音に臨むことができました。




<Praga Digitals>
PRDDSD 350058(SACD-Hybrid) ¥2780
(1)グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16[録音:1964年3月23日/モスクワ]
(2)ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲ト短調Op.33[録音:1966年6月2日/プラハ]
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)、
キリル・コンドラシン(指)モスクワ交響楽団(1)、
ヴァーツラフ・スメターチェク(指)プラハ交響楽団(2)
リヒテルによるグリーグのピアノ協奏曲といえば、マタチッチと共演した1974
年録音が決定的名盤とされていますが、その10年前にコンドラシンと共演した
録音は、まだ40歳代の彼の若々しさがみなぎっていて、より高く評価する向き
も多いものでした。それが待望のSACD化。
マスター音源に起因する経年劣化はありますが、リヒテルのピアノのニュアン
スは過去のどの復刻よりも細かくなり感動的。若々しいスピード感と情熱は独
特で、第1楽章終盤のカデンツァの鬼気、さらに乗った時のリヒテルにしか出せ
ない柔らかく純白な美音も震えがくるほど、聴き通さざるを得ない魔力を秘め
ています。北欧というより、完全なロシアの響きにしているコンドラシンの伴
奏も豪快の極み。
リヒテルの十八番、ドヴォルザークの協奏曲はカルロス・クライバーとの1976
年の録音が無二の価値を誇っていますが、こちらは本場チェコの演奏家たちと
の共演で、国内盤発売の際はレコード芸術誌で激賞(特選)されました。マスタ
ー音源に起因するキンキンした音がしますが、それもすぐに気にならなくなり、
リヒテルとスメターチェクの魔術にはまります。クライバー盤より自由なリヒ
テルの飛躍が味わえ、まさに絶品です。

PRDDSD 350059(SACD-Hybrid) ¥2780
ショスタコーヴィチ:
(1)チェロ協奏曲第1番変ホ長調Op.107
(2)ピアノ協奏曲第2番ヘ長調Op.102
(3)ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.99
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)、
ユージン・オーマンディ(指)フィラデルフィア管
[1959年11月8日/フィラデルフィア](1)
レナード・バーンスタイン(Pf、指)
ニューヨーク・フィル[1961年11月10日/ニューヨーク](2)
ダヴィド・オイストラフ(Vn)、
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)レニングラード・フィル
[1956年11月18日/レニングラード](3)
これは凄すぎるラインナップ。いずれも世界の名だたる巨匠たちが、ショスタ
コーヴィチ存命中に録音した名演をSACD化。ロストロポーヴィチとオーマン
ディのチェロ協奏曲は、同曲の世界初録音盤。若きロストロポーヴィチの自在
なチェロに加え、フィラデルフィア管の弦の美しさも特筆。バーンスタインの
ピアノ協奏曲第2番も、当時の最新作をいち早く録音。バーンスタインならでは
のリズム感とウィットは今でも輝きを失っていません。ヴァイオリン協奏曲
第1番は何よりムラヴィンスキー&レニングラード・フィルの凄さに凍りつき
ます。交響曲かと錯覚するほどの雄弁さで、この曲の恐ろしさを十二分に発揮。
オイストラフの独奏も一歩も譲らず、信じ難い次元の出来となっています。
SACD化でムラヴィンスキーの凄さが倍増されました。超オススメ。




<EUROARTS>
20 72424(Blu-ray) ¥4250
字幕:英・独・仏・西
ムソルグスキー:「ホヴァーンシチナ」
パータ・ブルチュラーゼ(Bs:イヴァン・ホヴァーンスキー)
クラウス・フローリアン・フォークト(T:アンドレイ・ホヴァーンスキー)
ジョン・ダスザック(T:ワシーリー・ゴリーツィン)
ヴァレリー・アレクセイエフ(Bs:シャクロヴィートゥイ)
アナトーリ・コチェルガ(Bs:ドシフェイ)
ドリス・ゾッフェル(Ms:マルファ)
カミッラ・ニュールンド(S:エンマ)
ほか
バイエルン国立管弦楽団
バイエルン国立歌劇場合唱団
ケント・ナガノ(指揮)
演出,装置:ディミトリ・チェルニャコフ
収録:2007年7月10,14日ミュンヘン、ナツィオナールテアーター(ライヴ)
「イドメネオ」につづき、ナガノ&バイエルンの「ホヴァーンシチナ」がブルー
レイ化。バイエルン国立歌劇場音楽監督ナガノの緻密な音楽と、鬼才チェル
ニャコフの演出の力により、「ホヴァーンシチナ」映像の最右翼との評価を得
たすぐれた内容が、鮮明な音と画像で楽しめるようになりました。




<TAHRA>
TAH 737 2枚組 ¥4600
STEREO
J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調BWV232
ピエレット・アラリー(Sop)、ナン・メリマン(Sop、コントラルト)、
レオポルド・シモノー(Ten)、
グスタフ・ナイトリンガー(Bs)、
ヘルマン・シェルヘン(指)
ウィーン国立歌劇場管、ウィーン・アカデミー合唱団
録音:1959年4-6月
ヘルマン・シェルヘン2度目にしてステレオ録音の「ロ短調ミサ」。これがC.
エッディによるアナログ・マスターからの新マスタリングで登場。1959年なが
らステレオ録音で、今回の新マスタリングにより当時の技術の凄さを実感でき
ます。シェルヘンのロ短調ミサの特徴のひとつは、その異様に遅いテンポ。こ
の遅さながら、一切だれないところがシェルヘンの凄さ。いわゆる古楽的解釈
が現れる以前の演奏で、テンポの伸縮も大きく、弦もヴィブラート多用が目立
ちますが、古い世代の指揮者のなかでは最も現代的で、シェルヘンの感性の先
進性に驚かされます。アラリー、メリマン、シモノーといったなつかしい歌手
たちも芸達者ぶりを示しています。
ウィリー・ボスコフスキーをコンサートマストーとするウィーン国立歌劇場管
の雰囲気抜群。鮮明になった音質により、あたかも「マーラーの編曲したバッ
ハのロ短調ミサが存在したのでは」と錯覚するほど、マーラー的な香りを放つ
世界となっています。ご期待下さい。





<NIGHTINGALE>
NC 001024 ¥1850
ベッリーニの肖像
「海賊」-その無心の微笑みで(狂乱の場)
モニカ・シュミット(Ms アデーレ)
ファビオ・ルイージ(指)
ミュンヘン放送管弦楽団,バイエルン放送合唱団
録音:1994年
「カプレーティとモンテッキ」
-ああ!いく度か,ああ、私には行くことはできない
タマーシュ・クレメンティス(Br カペッリオ) 
アーウィン・シュロット(Bs ロレンツォ)
フリードリヒ・ハイダー(指)
北ハンガリー交響楽団、ハンガリー国立合唱団
録音:1999年
「夢遊病の女」-ああ花よ、こんなにも早く
ホセ・ブロス(T エルヴィーノ)
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)ミュンヘン放送管弦楽団
録音:1998年
「ノルマ」-清き女神
フリードリヒ・ハイダー(指)
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団,
ヴォーカル・アンサンブル・ラシュタット
録音:2004年
「ベアトリーチェ・ディ・テンダ」-もし墓があるなら
ピンカス・スタインバーグ(指)
ORF交響楽団、ウィーン・ジュネス合唱団
録音:1992年
「清教徒」-ああ、寺院にいらして
カルロ・トゥアンド(T ブルーノ) エットレ・キム(Br リッカルド)
フランチェスコ・エッレーロ・ダルテーニャ(Bs ジョルジョ)
ファビオ・ルイージ(指)
ミュンヘン放送管弦楽団,バイエルン放送合唱団
録音:1993年
エディタ・グルベローヴァ(S)
ついにこの秋のウィーン国立歌劇場来日公演が日本での最後の舞台となるエ
ディタ・グルベローヴァ。長年に渡ってプリマドンナとして舞台に立ち続けて
きたグルベローヴァですが、特に力を入れたのがベッリーニのオペラでした。
NIGHTINGALEに「夢遊病の女」、「ノルマ」、「ベアトリーチェ・ディ・テン
ダ」、「清教徒」の4つの全曲録音を残しています。このCDには、この4つの全
曲盤からの名場面と、狂乱の場を集めたリサイタルCDから「海賊」を収録、さ
らにこれが初出となる「カプレーティとモンテッキ」のジュリエッタの歌を2曲
収録。いずれも全盛期のグルベローヴァの超絶歌唱の凄さが実感できる歌ばか
りで、ただただ圧倒的。グルベローヴァ・マニアはもちろん、これからグルベ
ローヴァを聞いてみようという方にもお薦めの1枚です。




<Mariinsky>
MAR 0530(SACD-Hybrid) ¥1850
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
(2)同:少しショパン風にOp.72の15
(3)ショパン:舟歌Op.60
シューベルト(リスト編):
(4)魔王 (5)春の思い (6)ます (7)水の上で歌う (8)町
(9)シューマン(リスト編):献呈
ダニール・トリフォノフ(Pf)、
ワレリー・ゲルギエフ(指)
マリインスキー劇場管(1)
録音:2011年10月25日&12月30日(協奏曲) 
2011年10月26日&2012年1月24日、4月12日(ソロ)
/マリインスキー・コンサート・ホール]
昨2011年に行われた第14回チャイコフスキー国際コンクール、ピアノ部門優勝
のダニール・トリフォノフ、待望のチャイコフスキーの登場です。それもゲル
ギエフ指揮マリインスキー劇場管との共演という、超弩級の内容。
トリフォノフは1991年生まれ、グネシン音楽学校でタチヤナ・ゼリクマン(リフ
シッツやコブリンを育てた名伯楽)に師事。現在21歳の若さながら、2010年の
第16回ショパン国際コンクール第3位、2011年のルビンシュタイン国際コンクー
ル優勝、そして同年第14回チャイコフスキー国際コンクール優勝という輝かし
い経歴を誇る天才。かのアルゲリッチが「彼の手から生み出されるテクニック
は信じ難いものです。そして彼のタッチ。柔らかさに悪魔性もはらみ、私はか
つてこのようなものを聴いたことがありません」と絶賛。アルゲリッチのみな
らず、ゲルギエフも彼を絶賛。トリフォノフのアルバムに華を添えるという異
例の扱い。
ショパン作品を得意とするトリフォノフのスタイルは繊細極まる「ピアノの詩
人」ですが、ロシア・ピアニズムの系譜らしいぞっとするような超絶技巧も示
します。チャイコフスキーの協奏曲はまさにピッタリで、鳥肌が立つほど興奮
をさせられます。また得意のショパンの舟歌もデリケート極まりなく絶品。さ
らにリスト編曲の歌曲編曲では、トリフォノフならではの美しいタッチと歌心
に酔わされますが、リスト特有の豪快な技巧も爽快。21世紀最注目のピアニス
トの真骨頂全開の注目盤。聴かないと後悔します。




<helicon>
HEL 029657 2枚組 ¥2780
ハイドン:オラトリオ「天地創造」(全曲)
バーバラ・ヘンドリックス(S 天使ガブリエル、イヴ)
クリス・メリット(T 天使ウリエル)
ジョゼ・ヴァン・ダム(Br 天使ラファエル、アダム)
パリ管弦楽団合唱団
ズービン・メータ(指揮)イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1986年12月25日テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・デジタル)
イスラエル・フィルにとって1986年は、節目となる重要な年でした。半世紀前
の1936年に名ヴァイオリニスト、フーベルマンの呼びかけに応じて集まった数
多くのユダヤ人音楽家たちは、トスカニーニの指揮により同じく1936年12月26
日にテルアビブで楽団の創立記念演奏会を開いています。
このたび登場するハイドンの「天地創造」は、イスラエル・フィル創立50周年
を迎えた1986年12月25日のクリスマスに、1936年生まれで楽団と同様に50歳を
迎えたメータが、イスラエル・フィルを指揮しておこなったコンサートの模様
をライヴ収録したものです。
ソリストには、ヘンドリックス、メリット、ヴァン=ダムと、世界的なスター
歌手が揃えられ、合唱には、1976年に創設され10周年のアニヴァーサリーを迎
えたパリ管弦楽団合唱団を迎えて、とびきりのイベントに華を添えています。
ワーグナーやヴェルディのオペラでのたしかな手腕で知られるメータは、大規
模な声楽作品についても、たとえば2009年にイスラエル・フィルとライヴ収録
した「ドイツ・レクィエム」などからもわかるように、ここでもドラマティッ
クな音楽運びでおおいに盛り上がりをみせているものとおもわれます。
ちなみに、メータによるハイドンといえば、実演ではウィーン・フィルと交響
曲第103番や第104番、第12番なども取り上げ、交響曲第22番をライヴ収録して
いたほか、音楽監督に就任した1998年にバイエルン州立歌劇場管とは「戦時の
ミサ」の映像作品も残していました。




<WAON RECORDS>
WAONXA 048(DVD-ROM) ¥3650
DSD 2.8 MHz
DSD-AUDIO
「オランダバロックの愉悦」バロック時代のオランダの作曲家達による器楽作品
(1)ヤコブ・ファン・アイク:おどけ者 (2)作者不詳:朽ちた風車 
(3)作者不詳:アメリカ (4)作者不詳:アイルランドの王子 
(5)作者不詳:3つの小さなブランド 
(6)ヤコブ・ファン・アイク原曲:パヴィアの戦い 
(7)ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ原曲:武器を取って集まれ 
(8)スウェーリンク:緑の菩提樹の下で 
(9)ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ:ソナタ作品2‐4 ト長調 
(10)アンドレアス・ハンマーシュミット原曲:イントラーダ 
(11)ワセナール伯ユニコ・ウィルヘルム:ソナタ第1番ヘ長調 
(12)ニコラス・ヴァレット:物乞いのファンタジー 
(13)ヤコブ・ファン・アイク:ダフネが美しい娘だったとき 
(14)ワセナール伯ユニコ・ウィルヘルム:ソナタ第3番ト短調 
(15)作者不詳:菩提樹の下で 
(16)ヤン・ピータースゾーン・スウェーリンク(?):まぬけなサイメン 
(17)ワセナール伯ユニコ・ウィルヘルム:ソナタ第2番ト短調 
(18)ピーター・マイヤー:イギリスのイントレ 
(19)作者不詳:ファンタジア (20)作者不詳:宮廷のサラバンダ
ルストホッファース【本村睦幸(リコーダー) 
櫻田亨(リュート、テオルボ、バロックギター)
上尾直毅(チェンバロ、オルガン、ミュウゼット、打楽器)】
録音:2005年10月

WAONXA 098(DVD-ROM) ¥3650
DSD 2.8 MHz
DSD-AUDIO
うつろな瞳
(1)作者不詳:グリーンスリーブス変奏曲 (2)パーセル:ソナタト短調 
(3)ジョン・ダニエル:うつろな瞳 
(4)ジョン・ダウランド:流れよ、わが涙 
(5)ヨハン・ショップ:涙のパヴァーヌ 
(6)エクルズ:スコットランド民謡によるグラウンド 
(7)マシュー・ロック:組曲第4番ホ短調 
(8)トレット:トレット氏によるグラウンド 
(9)ジョン・ブル:メランコリー・パヴァーヌとガリアルド 
(10)アンヌ・ダニカン・フィリドール:ニ短調 
(11)作者不詳:イタリアのグラウンド
ラファエラ・ダンクザークミュラー(リコーダー)
西谷尚己(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
大塚直哉(チェンバロ/ヴァージナル)

WAONXA 128(DVD-ROM) ¥3650
DSD 2.8 MHz
DSD-AUDIO
「61鍵の時代」
ベートーヴェン:
(1)ヴァイオリン・ソナタ第5番 へ長調 op.24「春」(1801) 
(2)ピアノ・ソナタ第1番 op.2-1 ヘ短調(1795) 
(3)ピアノ・ソナタ第18番op.31-3(1801/2)
上尾直毅(フォルテピアノ) 荒木優子(ヴァイオリン)
録音:2008年9月
ワオンレコードのオリジナルマスターをあまさず収めたこれらの高音質音源を
お楽しみいただくには、DVD-ROMを読み込み可能なディスクドライブを接続し
たパソコンと、適切なソフトウェア、オーディオ・インターフェース機器ある
いはDSDを再生できるプレーヤーをご用意いただく必要があります。通常のCD,
SACD,DVDプレーヤーでは再生できません。




<MIRARE>
MIR 164 ¥2500
ラモー:
(1)歌劇「優雅なインド」より 序曲、ミュゼット、メヌエット、
タンブーラン、ポーランド人たちのエール、アフリカの奴隷たちのエール、
ガヴォット、シャコンヌ、未開人たち 
(2)歌劇「ダルダニュス」より シャコンヌ、プレリュード、優美なエール、
タンブラン、
(3)歌劇「プラテ」より ミュゼット、ヴィエール風のメヌエット、
(4)歌劇「ゾロアスター」より メヌエット、サラバンド 
(5)歌劇「ピュグマリオン」より 序曲 
(6)歌劇「遍歴騎士」より とても陽気なエール、少しゆるやかなガヴォット
(7)歌劇「イポリトとアリシー」より メヌエット 
(8)歌劇「エベの祭」より タンブラン 
(9)コンセール用のクラヴサン曲集より 軽はずみ、パントマイム、
おしゃべり、内気、マレー
ピエール・アンタイ(クラヴサン)、スキップ・センペ(クラヴサン)
録音:2011年7&12月、アラス劇場(フランス)
共に巨匠グスタフ・レオンハルトに師事し、今や古楽界を代表するクラヴサン
の名手であるピエール・アンタイ&スキップ・センペによるラモーのクラヴサン
作品集。「イポリトとアリシー」「優雅なインド」「ダルダニュス」といった
歌劇音楽を、二台のクラヴサンで演奏した注目のアルバムです。歌劇のシン
フォニーを小編成の室内楽曲に編曲することは珍しいことではなく、ラモー自
身もクラヴサンによる演奏を意識して多くの編曲を行っています。1台でも豪奢
な響きを持つクラヴサンだけに、2台のクラヴサンが織りなすハーモニーの煌び
やかさは言うまでもありません。何より、フランス・バロックの典雅な響きを、
アンタイとセンペという二大名手による演奏で堪能できるのはこの上ない贅沢!
安定感抜群の卓越したアンサンブルと共に、絢爛豪華なクラヴサンの音色に聴
き入る名盤です。
ピエール・アンタイはフランスを代表するクラヴサン奏者。クイケン率いるラ
・プティット・バンドやジョルディ・サヴァールなど、バロック界の大御所ら
と共に古楽界を牽引してきた名手です。2012年11月に待望の来日公演を控えて
おり、今後ますますの注目が期待されます!一方のスキップ・センペはアメリ
カ出身。クラヴサン奏者して広く活躍する傍ら、近年はピリオド楽器アンサン
ブル、カプリッチョ・ストラヴァガンテの指揮者としても注目を集めています。
アンタイ同様フランス・バロックものの録音にも積極的で、華麗な演奏が高い
評価を集めています。




<TOKYO FM>
TFMCSA 0021(SACDシングルレイヤー) ¥3850
ステレオ
日本語解説付
シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ,ラヴェル:夜のガスパール
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(P)
録音:1973年10月29日東京文化会館、ライヴ録音
4巨匠ミケランジェリといえば大変なキャンセル魔ですが、この録音も当初予
定していたリサイタルをキャンセルされ、録音が許されたのがこの日のリサイ
タル。しかし録音してみるとFM 東京の音を気に入った様子で当時のプロデュー
サー東条碩夫氏の談話によると、かなり協力的で大変満足なものであったよう
です。現状日本における唯一のオリジナルテープが現存するリサイタル録音が
これと申せましょう。その貴重な音源をDSD化するにあたってはアナログから
DSDへの変換に通常以上に時間をかけキングスタジオに残るこれも日本で唯一
の現役稼動しているテレフンケンのオープンリール再生機で丁寧にオリジナル
のアナログテープをトランスファーいたしました。そしてアルトゥス・ミュー
ジック斉藤啓介氏によるマスタリング。オリジナルテープに限りなく近いリア
ルで野太い音質です。

TFMCSA 0023(SACDシングルレイヤー) ¥3850
ステレオ
日本語解説付
第1夜
・シューマン:
ズライカの歌、くるみの木、2つのヴェネツィアの歌、トランプ占いをする女
・ブラームス:あの谷間の下には、セレナーデ
・R.シュトラウス:ばらのリボン、献呈
・シューベルト:幸福
・ヴォルフ:フィリーネ
・シュヴァルツコップ インタビュー(通訳:山田実)
第2夜
・シューベルト:ます、きみは憩い、恋はいたるところに
・ラフマニノフ:こどもたちに
・ドヴォルザーク:わが母の教えたまいし歌
・マーラー:魚に説教するパドヴァのアントニウス
・ヴォルフ:クリストブルーメにI、妖精の歌、恋に気を許しちゃだめ
・イタリア歌曲集より-わたしはもう乾いたパンを食べることはないでしょう
/わたしが貴族の出でもないくせになんて云うわね/ちょっと黙ったらどお、
しつこいおしゃべり屋さん!/やんごとないあなたの御身分のことはよくわ
かっていますわ/いけませんわ、若いお方、そんな風になさったりしては/
ペンナにわたしのいいひとがいる
モーツァルト:警告
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、
ジェフリー・パーソンズ(ピアノ)
録音:1972年1月27日(第1夜)、1972年2月20日(第2夜)、東京文化会館大ホール
シュヴァルツコップ自らが東京FMのスタジオで監修した自選録音集。貴重なイ
ンタビューも収録されており、普段の肉声も実にやさしげで魅力的な人柄がし
のばれます。何よりリサイタルの内容がこの上なく素晴らしい仕上がりです。
ヴォルフの歌曲のすごい語り口!ちなみに、この72年の来日時は、夫君である
EMIの伝説的名プロデューサー、ウォルター・レッグ氏も同行しており、東京
FMのスタジオでレッグ氏も立ち会う予定になっていたそうです。ミケランジェ
リ(TFMCSA 0021)同様、丁寧なDSD化によりオリジナルテープに限りなく近づい
た野太くリアルな音質です。アルトゥス斎藤啓介氏のマスタリングも成功して
います。




<harmonia mundi>
HMC 902121 ¥2450
シューベルト:
(1)弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調op.125/1 
(2)弦楽四重奏曲 第15番 ト長調 op.161
カザルス四重奏団{ヴェラ・マルティネス・メーネル(Vn) 
アベル・トマース・レアルプ(Vn) ジョナサン・ブラウン(Va) 
アルマウ・トーマス・レアルプ(Vc)〕
録音:2011年6月、テルデックス・スタジオ(ベルリン)
1997年の結成以来、若手ながらベテラン顔負けの風格漂う演奏で今最も注目を
集める若手アンサンブル団体、カザルス四重奏団によるシューベルトの四重奏
曲集。これまでにharmonia mundiレーベルより数々の四重奏曲集をリリースし
てきたカザルス四重奏団ですが、シューベルトの四重奏曲を収録したのは今回
が初めて。2011年の来日公演では第13番「ロザムンデ」の名演も話題となった
だけに、期待必至の新譜といえましょう!注目の収録内容は、シューベルトが
16歳の頃に作曲した第10番と、亡くなる2年前、最晩年に作曲した第15番。作
曲時期も曲調も対照的な2曲だけに、カザルス四重奏団の多彩な表現力が一層
光ります。青年期ならではの瑞々しい旋律が爽やかな第10番では、1stヴァイ
オリンを担当しているメーネルの清廉なソロが見事。若手らしい活気あふれる
演奏で魅せる第10番から一転、第15番では重々しくも堂々たる演奏で冒頭から
ぐぐっと引き込まれます。メロディだけでなく、伴奏隊もアグレッシブ!毅然
としたフォルテと抒情的なピアノの鮮やかなコントラストが素晴らしく、全体
的にメリハリの利いた演奏といえましょう。情感豊かながらも一糸乱れぬカザ
ルス四重奏団のアンサンブルは流石の一言。ソリストらの息の合った掛け合い
と溌溂とした演奏が圧巻の名盤です!





<Parnassus>
PAVD 96053 ¥1200 ※番号訂正 PACD 96053
リヒテル・イン・ワルシャワ スクリャービン・リサイタル
スクリャービン(1872-1915):
12の前奏曲 Op.11/2つの前奏曲 Op.13/4つの前奏曲 Op.37
2つの前奏曲 Op.39/前奏曲 Op.59 No.2/3つの前奏曲 Op.74
ソナタ第2番 Op.19/6つの練習曲 Op.42/ソナタ第5番 Op.53
ソナタ第9番 Op.68/詩曲 Op.52 No.1
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1972年10月27日、ライヴ、ワルシャワ モノラル、AAD 
前出:Arkadia, Music & Arts
リヒテルはそのキャリアにわたってスクリャービンをレパートリーとしていま
したが、オール・スクリャービン・プログラムでリサイタルを行ったのは1945
年、1957年、1972年の3シーズンだけでした。レーベル提供情報によれば、当音
源がかつて流通したのはごく短期間だったとのことです。




<ANALEKTA>
カナダのレーベル、ANALEKTAの国内代理店が変更になりました。
ANALEKTAとはギリシャ語で「優れた作品のコレクション」という意味。1988年
に創立、カナダで最も大きなレーベルのひとつに成長しました。年間のリリー
ス数は30ほどを数え、充実したカタログを誇ります。
まずは最近のリリースからご案内させていただきます。

AN2 9288 ¥1980
(1)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番ト短調Op.40(1926年原典版)
(2)スクリャービン:プロメテウスOp.60
アラン・ルフェーヴル(Pf)、
ケント・ナガノ(指)モントリオール交響楽団
録音:2011年9月
カナダの人気ピアニスト、アラン・ルフェーヴルがケント・ナガノと共演した
魅惑のアルバム。それも大編成の管弦楽に合唱と色光まで駆使する難物スク
リャービンの「プロメテウス」というのが興味津々。ルフェーヴルの切れ味鋭
いピアノが光ります。またカップリングのラフマニノフのピアノ協奏曲第4番
も、通常演奏される改訂版ではなく原典版というのが注目。改訂版より10分ほ
ど長く、ピアノ協奏曲第3番の世界に近くなった感があり、むしろこちらの方
が魅力的とも言えるかもしれません。
アラン・ルフェーヴルは1962年生まれ、6歳でカナダ国内のコンクール、9歳で
ハインツマン・ピアノコンクール優勝、「明日のスター」ともてはやされた天
才。パリ音楽院でピエール・サンカンやジュヌヴィエーヴ・ジョワ(デュティユ
ー夫人)に師事。作曲家としても活躍するだけでなく、カナダ・ラジオの人気パ
ーソナリティーもつとめるマルチ・タレントで、要注目です。

AN2 9998 ¥1980
ベルリオーズ:幻想交響曲
ジャン=フィリップ・トランブレ(指揮)
フランコフォニー管弦楽団
録音:2011年8月
カナダ注目の指揮者トランブレによる幻想交響曲の登場。2001年に自身が設立
した、いわば手兵のフランコフォニー管弦楽団を率いての演奏です。フランコ
フォニー管弦楽団は、若手メンバーを中心に結成された団体。音楽監督でもあ
るトランブレのもと、各楽器が奏でるモティーフをクリアに響かせつつ、フレ
ッシュで勢いのある演奏が魅力。断頭台への行進のエネルギーの炸裂ぶりは圧
巻です。
トランブレは、1978年、カナダ出身の指揮者。ズッカーマンらがプロデュース
した、世界から注目株の音楽家8人を選び世界でコンサート活動を行う、とい
うコンダクターズ・プロジェクトの第1回メンバーの一人に選ばれました。2002
年にはミトロプーロス国際指揮者コンクールで音楽家賞を受賞。ヴィオラも演
奏するという多才な面も持ち合わせた注目株です。





<telos>
TLS 141 ¥1980
リスト:ピアノ作品集
巡礼の年第1年スイスより第6番 オーベルマンの谷
超絶技巧練習曲集よりNo.8&No.9
リゴレット・パラフレーズ
巡礼の年第3年~第4番 エステ荘の噴水
コンソレーション第3番 変ニ長調
ヴォルフガング・マンツ(ピアノ)
2011年のリスト・イヤーに合わせて録音したヴォルフガング・マンツのソロ・
アルバム。1960年生まれのマンツはリーズ(1981)、ブリュセル(1983)の各コン
クールに入賞するなどの経歴を持つピアニストです。ピアノ・ソロはもちろん
のこと室内楽のピアノ伴奏者としても多くの録音をリリースしております。こ
のリストはついうっとりとしてしまう素晴らしい演奏です。

TLS 079 ¥1980
シューマン:謝肉祭op.9
ドビュッシー:ベルガマスク組曲
リスト:メフィストワルツ第1番
ヴォルフガング・マンツ(ピアノ)
名手ヴォルフガング・マンツの優れた音楽性を知ることができるアルバム。謝
肉祭では色彩豊かに様々な情景を表現し、またお得意のリストでは、圧倒的な
技術を知ることのできる演奏です。

TLS 161 ¥1980
アストル・ピアソラ:
ブエノスアイレスのマリア より第2曲「フーガと神秘」、オブリビオン、
タンゴの歴史より第3曲「1960年代 ナイトクラブ」
セロニアス・モンク:ラウンド・ミッドナイト
ロルフ・クーン:クラリネットと弦楽のコネクション
フーベルト・ヌス:
リメンバリング・ザ・スタート・オブ・ア・ネヴァー・エンディング・
ストーリー
エルロ・ガーナー:ミスティ
チャーリー・パーカー:
トリビュート・トゥー・チャーリー・パーカー(ハーゲドルン編曲)
ベティン・グネス:瀕死の白鳥
アンディ・マイルズ(クラリネット)、アウリン四重奏団
クラリネットの名手、アンディ・マイルズが長年構想をねってきたアルバムが
遂にリリース。クラリネットの可能性を最大限に生かしその魅力を伝えるに選
曲したレパートリーは実に多彩。ピアソラの名曲「タンゴの歴史」からジャズ
界の大御所、サックス奏者チャーリー・パーカーのトリビュート曲までとなっ
ております。共演のアウリン四重奏団との息の合った演奏をお楽しみください。




<VDE GALLO>
GALLO 1380 ¥1880
シャルパンティエ(1643-1704):
「聖母マリアのリタニア」H. 86、「めでたし 、女王」H.18、
「クリスマスの歌」H.421
ピエール・ダニカン・フィリドール(1681-1731):
6つの組曲より「トレ ラントマン」「アルマンド」「サラバンド」「ジーグ」
エリック・ゴーディベール(1936-):
フランソワ・デブリューの詩による合唱作品集
アンサンブル・ヴォーカル・フェミニン・ポリュヒュムニア、
フォローレンス・ブーフ・アルベルト(フルート、ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
フランク・マルコン(オルガン)
ギリシャ神話の讃歌をつかさどるミューズの一人“ポリュヒュムニア”の名を
とった、スイスの女性合唱団、アンサンブル・ヴォーカル・フェミニン・ポ
リュヒュムニアが歌うシャルパンティエ、ピエール・ダニカン・フィリドール、
そしてエリック・ゴーディベールの作品集。天から舞い降りた美しい女性ヴォ
ーカルをお楽しみください。




<IDIS>
IDIS 6652 2枚組 ¥3250
ベートーヴェン:
交響曲第3番 変ホ長調 Op.55 「英雄」、「レオノーレ」序曲第3番 Op.72b
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1961年
晩年のクナッパーツブッシュがウィーン・フィルを指揮したライヴ録音2種を
2CDに。CDには単に「1961年」としかありませんが、ベートーヴェンはおそら
く1962年2月17日、ムジークフェラインザールでのライヴ。晩年のクナらしい
ゆったりとした流れが大きくうねって巨大な力へと至る演奏で、ことに葬送
行進曲での熱の入った演奏はクナの魅力がたっぷり。ちなみにこの1962年2月
17日はブルーノ・ワルターが亡くなった日です。ブルックナーの交響曲第8番
は、1961年10月29日、ムジークフェラインザールでのライヴ。クナがウィーン
・フィルを指揮して残した唯一の8番です。





<PREISER>
PRCD 90802 ¥2080
J.シュトラウス:
「ジプシー男爵」-気ままな心で
「ヴェネツィアの一夜」-誠実でいるのは性に合わない
「こうもり」-優しい物腰、しなやかな姿(時計の二重唱)
レハール:
「メリー・ウィドウ」-ヴィリアの歌,唇は黙しても
「フラスキータ」-青空が天蓋の寝台に
「フリードリケ」-ああお嬢さん、私のお嬢さん
「微笑みの国」-君はわが心のすべて
「パガニーニ」-私は女たちによくキスをした
「ロシアの皇太子」-ヴォルガ川のほとりに一人の兵士が立っていた,愛撫の
さざなみ
「ジュディッタ」-友よ、人生は生きる価値がある,青い夏の夜ように美しい
カールマン:
「マリツァ伯爵夫人」-ウィーンによろしく
「サーカスの女王」-二つのメルヘンのような瞳
ツェラー:「小鳥売り」-僕のおじいちゃんが二十歳の頃
O.シュトラウス:「ワルツの夢」-外のよい匂いのする庭で
ホイベルガー:「オペラ舞踏会」-別室に行きましょう
アイスラー:「シュトラウビンガー兄さん」-くちづけに罪はない
クライスラー:「シシィ」-愛はやって来て、愛は去る
+ボーナス
ジーツィンスキ:ウィーン、わが夢の町
レハール:「微笑みの国」-君はわが心のすべて
リヒャルト・タウバー(T)
録音:1924-1946年
リヒャルト・タウバー(1891-1948)はリンツ生まれの名テノール。その甘美な
声で1920年代後半から亡くなる直前まで絶大な人気を博しました。ことにレハ
ールとの関係が深く、「ロシアの皇太子」のタイトルロールと「ジュディッタ」
のオクタヴィオはタウバーが初演で歌い、また「微笑みの国」のスー・チョン
と「パガニーニ」のタイトルロールもタウバーを念頭に置いて書かれた役。で
すからタウバーの歌うレハールは別格なのです。このCDには、レハールが指揮
したものも含め、タウバーの様々な音源が集められています。




<OPUS蔵>
OPK 2102 ¥2250
(1)ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 Op.102*
(2)R.シュトラウス:「ドン・キホーテ」Op.35
エマヌエル・フォイアマン(チェロ)、
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)*、
フィラデルフィア管弦楽団、ユージン・オーマンディ(指揮)
録音:(1)1939年(復刻原盤:UK-HMV)、(2)1940年(復刻原盤:US-RCA)
カザルスが19世紀までのチェロ奏法の総括を行い、フォイアマンが20世紀の
チェロ奏法を切り開いたと言われますが、彼は外科手術の失敗で39歳という若
さでこの世を去ってしまいました。晩年といってもまだ全盛期、彼が最後に残
した大曲の録音2曲をまとめました。「ドン・キホーテ」はフォイアマンの得
意とするもので十代の頃から彼の十八番になっています。以前に出しましたト
スカニーニとのライブ盤(OPK7033)と比べてみるのも一興でしょう。
(オーパス蔵 相原 了)

OPK 7061 ¥2250
ロッシーニ:
セヴィリャの理髪師 序曲/チェネレントラ 序曲/どろぼうかささぎ 序曲
/ウィリアム・テル より ‘6人の踊り’/ブルスキーノ氏 序曲
/ウィリアム・テル 序曲(LP復刻)*/ウィリアム・テル 序曲(EP復刻)
/ヴェルディ:運命の力 序曲/ワルトトイフェル:スケーターズ・ワルツ
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)、NBC交響楽団
録音:1945年6月、1953年*
復刻原盤:運命の力、スケーターズ・ワルツ、6人の踊り:RCA -SP
ウィリアム・テル: RCA-LP(LRY-9000)、RCA-EP
ウィリアム・テル以外のロッシーニ序曲: HMV- LP
ナチス・ドイツの降伏の翌月、トスカニーニがセッション録音したものはロッ
シーニ、ヴェルディとワルトトイフェルの「スケーターズ・ワルツ」でした。
やはり平和到来の喜びが溢れたのでしょう。ここではその6月における正規録
音を集めました。ちょっと風変わりな組合せですが、特殊な時期の録音という
訳です。SPの復刻をしたかったのですが、ロッシーニの序曲はよい盤との出会
いがなかったのでHMVのLPを使っています。ロッシーニが多いので53年の「ウィ
リアム・テル」序曲を加えました。(オーパス蔵 相原 了)




<telos>
TLS 091 ¥1980
モーリス・オアナ:ピアノ作品全集 Vol.2
ピアノ演奏のための12の練習曲
プロドロモス・シメオニディス(ピアノ)
フリーデマン・ヴェルツラウ(パーカッション)
録音:2011年3月、TELOSスタジオ
モーリス・オアナのピアノ作品を全曲録音シリーズの第2集が登場。オアナは
モロッコ出身の作曲家。大戦中に英軍兵士として従軍しましたが、1947年以後
はフランスに移住しました。建築学を学んでいたこともあり非常に緻密に構築
された曲もあれば、ドビュッシーやバルトークに影響を受けたことから様々な
要素をもった曲を作曲しています。
演奏は第1集(TLS 090)でソナチネ・モノディーク、3つのカプリース、24の前奏
曲、ソー・タンゴを聴かせてくれたプロドロモス・シメオニディスです。注目
は12の練習曲の第11曲にてパーカッションが登場するところではないしょうか。
パーカッションが加わることで打楽器としてのピアノの魅力と旋律美を堪能で
きる作品です。

TLS 132 ¥1980
ルートヴィヒ・トゥイレ:ピアノ作品全集
3つの小品 Op.3
3つの小品 Op.33
3つの小品 Op.34
2つの小品 Op.37
ウルリッヒ・ウルバン(ピアノ)
録音:2011年、Telosスタジオ
オーストリアの作曲家、ルートヴィヒ・トゥイレ。その名は多くは知られてい
ませんが、「ミュンヘン楽派」の一員に数えられたこともあります。交響曲ヘ
長調、ピアノ協奏曲、チェロ・ソナタなどは知られていますが、その他の作品
はそう多くは知られていません。ここに収録されているのは、ピアノの作品全
集です。いずれも小品集で初期の作品Op.3と作品番号30以降の晩年の作品から
成ります。いずれもシンプルながらロマンティックなメロディが印象的です。
演奏はドイツのウルリッヒ・ウルバン。バロックから現代までを弾き、多くの
CDをリリースしており、誠実な演奏には定評があります。

TLS 1011 ¥1980
グァスタヴィーノ(1912-2000):4つのアルゼンチンの歌、シタ
ヒナステラ:5つのアルゼンチン民謡集 Op. 10
レヴエルタス(1899-1940):子供のための5つの歌
ガリンド(1919-1993):
2つの歌 より第1番 アルージョ、3つの歌より第1番 ヒカリータ島
民謡集:ラ・テンプラネーラ、鳩のあやまち、バラと柳
モレーノ(1916-1999): ナランホ・セコによる歌曲、馬にのって、アルバ
グレヴェール(1885-1951): デスペディーダ
ヴェラスケス(1916-2005):ベサメ・ムーチョ
ジェラルド・ガルシアサーノ(バリトン)
アレクサンドラ・ゴルビツカヤ(ピアノ)
ヨーロッパの伝統とアルゼンチン、メキシコの民謡を取り入れた歌曲集。アル
ゼンチン、メキシコの明るいメロディとヨーロッパの格調高いクラシック音楽
の融合を聴くことができます。




<talent/silkroad>
SRM 015LP(アナログLP) ¥3380
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.61
ローラ・ボベスコ(Vn)
エドガルト・ドヌー(指) RTBF新交響楽団

SRM 015CD ¥1650
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.61
ロマンス第1番 ト長調Op.40, ロマンス第2番 ヘ長調 Op.50
ローラ・ボベスコ(Vn)
エドガルト・ドヌー(指) RTBF新交響楽団

SRM 012LP(アナログLP) ¥3380
SRM 012CD ¥1650
J.S.バッハ:
ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV.1041
ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV.1042
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ニ短調 BWV.1060
ローラ・ボベスコ(Vn)
セニア・トゥルバシニク(Ob)
ウジェーヌ・イザイ弦楽アンサンブル
中古盤市場では4-5万円で取り引きされているボベスコの新品LPの登場です。

SRM 025LP(アナログLP) 2枚組 ¥4980
SRM 025GCD(24K Gold CD) ¥2980
ショパン:
ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調
ピアノ協奏曲 第2番 へ短調
フー・ツォン(Pf)
ムー・ハイ・タン(指)シンフォニア・ヴァルソヴィア
CDは今どき珍しい24KゴールドCD。LPはドイツプレスです。




<BIS>
BIS SA 1976(SACD-Hybrid) ¥2500
ドヴォルザーク:
(1)交響曲第8番ト長調Op.88
(2)交響詩「金の紡ぎ車」Op.109
(3)スケルツォ・カプリッチョーソOp.66
クラウス・ペーター・フロール指揮マレーシア・フィル
[録音:2010年9月、2011年7月/デワン・フィルハーモニク・ペトロナス・
ホール(クアラルンプール(マレーシア)]
爆演系で人気のマレーシア・フィルによるドヴォルザーク、待望の第2弾は交
響曲第8番。ドヴォルザークの交響曲の中で最もさわやかな魅力に満ちた作品
ですが、フロールの解釈ではマーラーへの近似が感じられ興味津々。さらに興
味深いのが交響詩「金の紡ぎ車」。カレル・エルベンの詩に基づき、欲に目の
くらんだ継母によりバラバラ殺人される少女と、魔法使いによる再生、切断さ
れた片足を隠し持つ義姉などを描いた、童話的なタイトルとはほど遠い猟奇的
内容の作品。フロールとマレーシア・フィルが不気味に演じます。

BIS SA 1993(SACD-Hybrid) ¥2500
トルミス:
(1)嵐の海への呪文/(2)我らはもう一度出現するだろう
(3)私は美しい言葉を3つ持っている/(4)四旬節の歌/(5)雷への連?
(6)ヴィルの誓い/(7)幼時の思い出/(8)鉄への呪い/(9)古代の海に寄せる歌
(10)ハムレットの歌/(11)二連画
セシーリア・リューディンゲル・アリーン(指、シャーマン太鼓)
オルフェイ・ドレンガル男声合唱団
[録音:2012年2月/ウプサラ大学ホール(スウェーデン)]
エストニアの作曲家ヴェリヨ・トルミス(1930-)の名は、わが国でも合唱界で
広く知られています。彼の合唱作品はエストニアの伝承音楽に基づくものが多
く、独特の音世界を作り上げています。代表作の「鉄への呪い」は1972年の作
ですが、そのあふれる原始的シャーマニズムゆえソ連時代は演奏禁止とされて
いました。ほとんどワールドミュージックのようで、伊福部昭の声楽作品を思
わす骨太な霊的エネルギーに満ち溢れています。スウェーデンの名門合唱団オ
ルフェイ・ドレンガルは驚きの巧さで、決定盤の風格を示しています。女性指
揮者セシーリア・リューディンゲル・アリーンは自らシャーマン太鼓を打ち鳴
らし、巫女的存在も担っています。

BIS 1855 ¥2380
18世紀フランスのトリオ・ソナタ
(1)クープラン:神聖ローマ帝国の人々
(2)ドレ:ソナタ ト短調Op.1の6
(3)ルクレール:ソナタ第3番ト短調Op.13の6
(4)ボワモルティエ:トリオ ホ短調Op.32の2
(5)ギニヨン:ソナタ ニ長調Op.4の2
ロンドン・バロック
[録音:2010年10月/セント・マーティン教会(ハンプシャー)]
大ベテラン、ロンドン・バロックの最新録音は、「17世紀フランスのトリオ・
ソナタ」(BIS 1855)に続くフランス作品集。今回はフランソワ・クープラン、
ルクレールなどフランス・バロックの魅力を最大限に持つ作曲家を集めていま
す。ロンドン・バロックの老練な巧さはまさに神業。夏にぴったりの爽やかな
世界を楽しめます。

BIS 1899 ¥2380
イタリアのキタローネ・ヴィルトゥオーゾたち
(1)カプスペルガー(カプスベルガー):
アルペッジアータ/カンツォーナ/ベルガマスカ/カナリオ/パッサカリア
/トッカータ/二部によるガリアルダ/
三部によるコレンテ/前奏曲/トッカータ/カポーナ/コラシオーネ
/カプスペルガー
(2)カスタルディ:
ペガサス・ファンタジー/アルペスカ・ガリアルダ/チェッキーナ・コレンテ
/お気に入りの旋法によるアルペッジアータ/半音階的コレンテ
/ラ・フォリア/狂乱のコレンテ
(3)ピッチニーニ:
半音階的トッカータ/変奏部付きロマネスカ/コレンテ/トッカータ
/ラ・フォリアによる変奏的パルティータ/
フィオレンツェの歌/コレンテ
ヤコブ・リンドベルイ(キタローネ)
[録音:2011年3月/レンナ教会(スウェーデン)]
リュートの名手ヤコブ・リンドベルイがキタローネに挑戦しました。キタロー
ネはリュート族の低音楽器で、長いネックが特徴。その長さは160cmを超え、
弦は16本という巨大な体躯から発せられる音は深みに満ち、表情豊か。オー
ディオ効果も抜群です。このアルバムはキタローネがもてはやされた1604年か
ら1640年の名手たちによる作品が集められています。ドイツ人ヨハン・カプス
ベルガーはイタリアに渡りジョヴァンニ・カプスペルガーと名乗り、キタロー
ネの名手として名を成しました。いずれの曲も典雅ながら琵琶を想わせる寂寥
感も漂い、日本人の琴線に触れる感性です。

BIS 1846 ¥2380
コシュキン:
(1)メガロン協奏曲(2005)
(2)ギター五重奏曲(2004)
(3)リステッソ・テンポ(チェロとギターのための)(2010)
(4)ポルカ・パパンドレウ(ギターと弦楽オケのための)(2006)
エレナ・パパンドレウ(Guit)
ラン・シュイ(指)
シンガポール交響楽団、ニュー・ヘレニックSQ、
アンゲロス・リャカキス(Vc)
[録音:協奏作品2009年8月/エスプラネード・コンサートホール(シンガポール)、
室内楽2010年10月/ミトロプーロス・ホール(アテネ)]
1956年生まれのロシアのギタリスト兼作曲家ニキータ・コシュキン。近年はギ
リシャの女流ギタリスト、エレナ・パパンドレウとのコラボで興味深い作品を
続々と生み出しています。彼の作風は現代ロシア的ながら、幼時より親しんだ
ポップスやロックの影響も受けた親しみやすさに満ち、さらにユーモアとパロ
ディのセンスにも溢れています。大作「メガロン協奏曲」はアテネのコンサー
トホールの委嘱で生まれた作品。メガロンとは古代ギリシャの建築様式で、コ
シュキンは古代ギリシャの音楽と近代の西洋音楽を対話させています。

BIS 1884 ¥2380
(1)HK.グルーバー:3つのMOB小品(トランペットと室内管版)
(2)同:バスキング
(トランペット、アコーディオン、バンジョーと弦楽オケのための)
(3)シュヴァーツィク:ディヴェルティメント・マッキアートOp.99(2007)
ホーカン・ハーデンベルガー(Trp)、HK.グルーバー(指)スウェーデン室内管、
マッツ・ベリストレム(バンジョー)、クラウディア・ブデル(アコーディオン)
[録音:2009年5、11、12月/エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)]
新ウィーン楽派に続く第3次ウィーン楽派を代表するふたりの作曲家HK.グルー
バーとクルト・シュヴァーツィク。彼らのトランペットのための協奏作品をハ
ーデンベルガーが演奏した超豪華アルバム。と言っても難解な音楽ではなく、
ポップスの影響濃いコラージュ風な手法にバンジョーやアコーディオンも響き
ます。シュヴァーツィクのモーツァルト風マーラーといったスタイルも面白さ
満点です。




<ARTE DELL'ARCO JAPAN>
ADJ 009 ¥2450
ドメニコ・ガブリエリ:チェロ作品全集
(1)チェロ・ソナタ ト長調
(2)無伴奏チェロのリチェルカーレ全7曲
(3)2つのチェロのためのカノン
(4)チェロ・ソナタ イ長調
(5)チェロ・ソナタ ト長調(異稿)
鈴木秀美(Vc) エマニュエル・バルサ(Vc) 大塚直哉(Cemb)
録音:2003年11月秩父ミューズパーク音楽堂
自身がチェロ奏者だった1651年生まれの天才ガブリエリ。チェロのために史上
初めて書かれた作品を全て網羅。あまりの曲の面白さにびっくり。さすが秀美
氏のバロック・チェロ。高いボルテ-ジで凄いテンションで弾き切っています。
美しい曲あり、前衛風の曲ありで、全く飽きさせません。今まで録音があまり
無かったのが不思議。39 才で世を去った天才の作品をバロック・チェロの王
者、鈴木秀美が見事に甦らせました。(TDKAD-009の再発売商品)
アルテ・デラルコ(弓の芸術)
チェロ奏者/指揮者の鈴木秀美が、自らプロデュース。主宰するオーケストラ
・リベラ・クラシカ、自身のソロ、また声楽アンサンブル、ラ・フォンテヴェ
ルデなどのCDをリリースする期待のレーベルです。




<2L>
2L 082SABD (SACD Hybrid+Pure Audio Blu-ray) ¥3650
DXD録音(24bit/352.8kHz)
[SACD]
PSD 5.1 surround/stereo
[Pure Audio Blu-ray]
5.1 surround DTS HD MA(24bit/192kHz),
2.0 LPCM(24bit/192kHz)
+mShuttle:FLAC 96kHz + MP3
オーラ・ヤイロ(1978-):ピアノ即興
愛と慈しみのあるところ/なんと美しいかたマリアさま
プレリュード(3台のピアノのための)/メリベル/ スサンネ
セブンエイト(3台のピアノのための)/ダークブルー/サンタモニカ
ネブラスカ(2台のピアノのための)/湖/雲のない(3台のピアノのための)
ライトブルー/グレートプレーンズ/バッハ・ファンタジー
ビルトモア・シュライン/リトルロック/コラール/心からの
オーラ・ヤイロ(Pf)
録音 2011年8月 ソフィエンベルグ教会(オスロ)
オーラ・ヤイロ(1978-)はノルウェー生まれ。ノルウェー音楽アカデミー、ロ
ンドンの王立音楽大学、ニューヨークのジュリアードでクラシックとジャズの
作曲とピアノを学びました。現在はニューヨークに住み、作曲家、ピアニスト
として活動を行っています。ヤイロの作曲で世界各国の合唱団に歌われている
合唱曲《愛と慈しみのあるところ》 《なんと美しいかたマリアさま》《プレ
リュード》 による即興に始まり、女性、アメリカの町と土地、色彩、作曲家
バッハと、とりどりのタイトルのつけられた即興が綴られます。"2台または
3台のピアノ" による《プレリュード》《ネブラスカ》《雲のない》は、あら
かじめイメージした楽想やテーマに基づく即興をまず収録し、その録音をベー
スに新たな即興をトラックに重ねる方法が採られています。
Pure Audio Blu-ray 《mShuttle》このPure Audio Blu-rayは、mShuttle機能
を備えています。mShuttleは、リスナーがBDプレーヤーの近くにいなくても、
簡単に音楽を楽しむことができるシステムです。リスナーがどこにいようとも、
mShuttleは自宅のオーディオシステムでスタジオ品質FLACを聴くこともできる
し、車や台所ではCD品質、またはMP3で楽しむこともできる、自由自在のテク
ノロジーです。
【方法】
1. BDプレーヤーがコンピュータネットワークに接続していることを確認して
ください。
2. Pure AudioブルーレイディスクをBDプレーヤーに挿入。ディスクを読み取
ったのを確認して、mShuttleのスイッチをオンにする。
3. PCのインターネットブラウザーを開けて、BDプレーヤーのIPアドレスを入
力。このアドレスをあなたのBDプレーヤーのセットアップメニューから探して
ください。
4. オーディオファイルとブックレットを選択して、BDをPCへダウンロードし
てください。




<Aurora>
ACD 5067 ¥2280
9人のヴァイオリニストのための9つのソロ曲
(1)グレン=エーリク・ハウグラン:自分が自分の味方をしないで、
誰が味方をするだろう(2007)
グーロ・クレーヴェン・ハーゲン(Vn)
(2)シュンネ・スコウエン:アリスに別の入口を(2010)
クリストフェル・トゥン・アンデシェン(Vn)
(3)マルクス・パウス:橋の上の婦人たち
ソノコ・ミリアム・シマノ・ヴェルデ(Vn)
(4)ストーレ・クライベルグ:灰(2010)
ヴィクトリア・プッテルマン(Vn)
(5)シェティル・ヴォスレフ:ヴァイオリン・ソロ II(2009)
サラ・チェン(Vn)
(6)ギスレ・クヴェルンドク:鏡の国のアリス(2008)
ミリアム・ヘルムス・オーリエン(Vn)
(7)ヤン・エーリク・ミカルセン:ヴァイオリンのための小品(2011)
メリンダ・チェンキ(Vn)
(8)ダーグフィン・コック:
彫像-ある魂がかつて歌った歌を再発見するため
(アッラン・ペッテション)(2009)
マデレーネ・ベルグ(Vn)
(9)オラヴ・アントン・トンメセン:
一枚の絵をめぐり『月明かりの海辺の接吻』(ムンク 1914年)(2010)
アン・ホウ・セーテル(Vn)
今日のノルウェーでは新しい世代のヴァイオリニストたちが次々と音楽シーン
に登場してきています。当アルバムに登場する9人のヴァイオリニストは、
1990年から1996年の間に生まれ、オスロのバラット=デゥーエ音楽学校に学び
ました。9人が演奏する曲を書いたのは、グレン=エーリク・ハウグラン
(1961-)、シュンネ・スコウエン(1950-)、マルクス・パウス(1979-)、ストーレ
・クライベルグ(1958-)、シェティル・ヴォスレフ(1939-)、ギスレ・クヴェル
ンドク(1967-)、ダーグフィン・コック(1964-)、オラヴ・アントン・トンメセ
ン(1946-)らノルウェーのベテランと新進の作曲家。北欧の若い音楽家たちか
らの委嘱がひっきりなしというヤン・エーリク・ミカルセン(1979-)の曲も注
目されます。これら9曲は、ほとんどがこのディスクで演奏するヴァイオリニ
ストのために書かれ、ベルゲン国際フェスティヴァルあるいはヴァルドレスで
6月に行われる室内楽フェスティヴァルで初演されました。

ACD 5061 ¥2280
(1)クリスチャン・ブルム:鍵盤の詩(2007-11)
(2)ラッヘンマン:セリナーデ(1998/2000)
(3)クリスチャン・ヤクシェー:
想像的なものとの出会い(2009/10)(増幅ピアノと電子音のための)
エレン・ウゲルヴィーク(Pf)
 [録音:2009年11月8日-10日/ソフィエンベルグ教会(オスロ)(2)、
2011年5月30日-31日、6月1日/ヴェストフォッセン教会(ノルウェー)]
現代音楽の分野に積極的で、ジョージ・クラム《マクロコスモス I-II》がノ
ルウェーのスペルマン賞2008年最優秀現代音楽アルバムに選ばれたピアニスト、
エレン・ウゲルヴィーク(1971-)のソロ第2作。今日ヨーロッパでもっとも大き
な影響力をもつ作曲家のひとりのラッヘンマン(1935-)を中心に、1970年代生
まれのノルウェー作曲家が彼女のために書いた作品を演奏しています。ラッヘ
ンマンの《セリナーデ》は、互いに干渉する「2つの曲」を重ねて演奏する音
楽。ピアニストには高度の技術が求められ、聴き手はピアニストが生む音と響
きの世界にひたすら身を委ねればいい。曲名が「セレナーデ」でなく "y" と
なっているのは、作品を献呈したピアニストの菅原幸子 "Y"ukiko Sugawara
の名にちなむ故意の誤字。クリスチャン・ブルム(1974-)は、オスロ近郊に住
み、動く彫刻と機械的装置と作曲の仕事をしています。《鍵盤の詩》は、「ス
タッカートのクラスターコードの壁の背後に音楽の詩的な核が隠された前半と
エリク・サティを思わせるコード配列の後半」の2部分からなる、ピアノとい
う楽器の音色をさらに追求した作品。クリスチャン・ヤクシェー(1973-)はオ
スロの生まれ。即興法、作曲、エレクトロ=アクースティック音楽を学び、ト
ロンボーン奏者としても活動しています。《想像的なものとの出会い》の副題
は《ユリシーズ》。ホメロスの『オデュッセイア』に語られるセイレーンたち。
その歌声で船乗りを誘ったという海の精たちは、どんな響きで歌を歌ったのか
を「リングモジュレーションによる電気的機械的に増幅されたピアノと電子音」
によって探る試み。ラッヘンマンの《セリナーデ》が素材に使われています。

ACD 5075 ¥2280
(1)ネアゴー:チェロ協奏曲第2番《モーメンタム》(2009)
(2)ヌールハイム:テネブレ(チェロと室内管弦楽のための協奏曲)(1982)
(3)サーリアホ:アメール(チェロ協奏曲第1番)(1992)
ヤコブ・クルベア(Vc)、
シモン・ビヴァレツ(指)
ニューミュージック・オーケストラ
ヤコブ・クルベアは1976年オーフスに生まれ、オーフスの王立音楽アカデミー、
アムステルダム、ロンドン、ウィーン、ザグレブで学んだ後、コペンハーゲン
の王立音楽アカデミーでモーテン・ソイテンに師事。現代デンマークを代表す
る作曲家のひとり、ペーア・ネアゴーとの共同作業でも知られ、ネアゴーがク
ルベアのために作曲したチェロソナタ第4番《根茎》は、オルードバラ・フェ
スティヴァルで初演され、高い評価を得ました。チェロ協奏曲第2番《モーメ
ンタム》もグルベアのために書かれ、タイトルの「モーメンタム」は「勢い、
はずみ」を意味し、「ゆっくりと瞑想する孤独感から、新たに生まれる人間の
連帯感を経て、最後には『無限』の感情を呼び起こす」という音楽全体の物語
を示しています。アルネ・ヌールハイムの代表作のひとつ《テネブレ》(復活
祭の前週、聖週間の最後の3日間の洗足木曜日、聖金曜日、聖土曜日の朝課と
賛歌)は、ロストロポーヴィチが1982年に初演し、トルルス・モルクの録音で
知られるようになったチェロ協奏曲。フィンランドの作曲家カイヤ・サーリア
ホの《アメール》は、彼女が住むパリの IRCAM と、ロンドンのバービカンセ
ンターから共同委嘱され、アンシ・カルットゥネンのために作曲されました。
「航路標識」を意味するタイトルは、ノーベル文学賞を受けたフランスの詩人
サン=ジョン・ペルス(アレクシ・レジェ)(1887-1975)の著作から借用されま
した。作曲者は独奏チェロを「音の海を航行する船乗り」になぞらえています。
ニューミュージック・オーケストラは、ポーランドのカトヴィツェの室内アン
サンブル。1996年にシマノフスキ音楽アカデミーの学生をメンバーにより「今
日の音楽」を演奏することを目的として創設されました。




<PRAGA>
PRDDSD 350060(SACD-Hybrid) ¥2780
ショスタコーヴィチ:
(1)オラトリオ「森の歌」Op.81 
(2)カンタータ「われらの祖国に太陽は輝く」Op.90
(3)革命詩人による10の詩Op.88
ウラジーミル・イワノフスキー(Ten)、イワン・ペトロフ(Bs)、
ユーリー・ウラノフ(指)
モスクワ・フィル、国立ロシアアカデミー合唱団、
モスクワ国立合唱学校少年合唱団(1)
コンスタンチン・イワノフ(指)ソヴィエト国立交響楽団(2)
グリゴーリー・サンドレル(指)レニングラード放送合唱団(3)
録音:(1)1962年3月23日、(2)1961年11月20日、(3)1962年12月19日
ショスタコーヴィチといえば、暗黒の旧ソ連政権に苦しめられたイメージがあ
ります。しかし生きていくためには体制讃美の御用達作品を生み出す必要があ
りました。ソ連崩壊後、かつて演奏禁止とされた作品が再評価されているのと
裏腹に、御用達作品はロシア本国で嫌悪を込めて封印される傾向にあります。
今後、当分はロシア系の大演奏家による録音が望めませんが、ソ連時代に超大
物演奏家たちが国の命で最上級の演奏を残していたのはまさに「怪我の功名」
と申せましょう。
いずれもスターリンと「地上の楽園」としての祖国を讃美したプロパガンダ作
品ですが、さすがにスターリンへの過剰なレスペクトがすぎる「森の歌」は
1962年に歌詞を改訂、当アルバムはその改訂歌詞披露録音。オリジナル版の初
演でも主役を務めたイワノフスキーがここでも登場、豊かな美声を聴かせてく
れます。また、カンタータ「われらの祖国に太陽は輝く」は世界初演1952年の
世界初演と同じメンバーによるのが貴重。コンスタンチン・イワノフならでは
の感動的爆演で、これを聴かせられればマインドコントロールされてしまうの
も納得。「革命詩人による10の詩」も、現在では絶滅してしまったソ連合唱の
実力をみせつけられる凄さ。改めてソ連時代の演奏家の個性とレベルの高さに
言葉を失う記録です。

PRDDSD 250292(SACD-Hybrid) ¥2780
ドヴォルザーク(1841-1904):
(1)弦楽四重奏曲 第9番 ニ短調 op.34(1878) 
(2)弦楽四重奏曲 第13番 ト長調 op.106(1895)
ツェムリンスキー四重奏団
録音:2012年3月24、25日、マルティニク・スタジオ(プラハ)
2012年のラ・フォル・ジュルネでも注目を集めたチェコの名門、ツェムリンス
キー四重奏団が、待望のSACD Hybrid盤新譜をリリースしました!ツェムリン
スキー(PRDDSD 250277)やグラズノフ(PRDDSD 250281)の四重奏曲集も好評の名
門が、今回ついに彼らの故郷を代表する大家ドヴォルザークの四重奏曲を収録!
1994年の設立以来、チェコの伝統音楽の相続人たらんと幅広く演奏活動を行っ
ている団体だけに、注目は必至。第9番はドヴォルザークが次女と長男を相次
いで亡くした年に作曲された作品で、同年に発表した傑作「スターバト・マー
テル」も思わせる美しくも悲痛な旋律の数々にぐっと引き込まれます。当時親
交を深めつつあったブラームスに献呈した作品でもあり、深い悲しみの表現に
は彼の作風も思わせるよう。とはいえ、抒情性あふれる流麗なアンサンブルに
はドヴォルザークらしい魅力が詰まっているように感じられましょう。第9番
とは一転、軽快な旋律から始まる第13番は、彼がアメリカからボヘミアへ帰国
した年に作られた作品。波瀾の年を乗り越え、生まれ故郷へと帰還した歓びが、
民族色の濃い快活な旋律の数々から感じられます。曲調は違えど、いずれの作
品もドヴォルザークらしい抒情性豊かな旋律と、濃密に絡み合うアンサンブル
を堪能することができます。ツェムリンスキー四重奏団の演奏は相も変わらず
見事。クリアな発音と卓越したアンサンブルが、知的で洗練されたハーモニー
を生み出しています!




<MA Recordings>
MA J508 ¥2940
日本語解説・帯付
「19世紀における珠玉のピアノ五重奏作品集Vol.1」
シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調「ます」D. 667
フンメル:ピアノ五重奏曲 変ホ短調 Op. 87
デンハーグピアノ五重奏団【小川加恵(フォルテピアノ)、
高橋未希(ヴァイオリン)、アダム・レーマー(ヴィオラ)、
山本徹(チェロ)、角谷朋紀(コントラバス)】
録音:2011年8月31日-9月2日、デンハーグ、デルフト・カトリック教会
録音エンジニア:タッド・ガーフィンクル(Ma recordings)
第16回ファン・ ワセナール国際アンサンブルコンクールで優勝し、ヨーロッ
パデビューを果たした今話題のアンサンブルのデンハーグピアノ五重奏団が
ついにCDデビュー!非常に高い演奏技術と豊かな表現力をもった当団が傑作
「ます」に挑みました。今後ますますの活躍が期待される彼らの瑞々しい音楽
をご堪能ください。
=天才録音技師タッド・ガーフィンクル氏こだわりの録音=
録音にはMAレコーディングズの特別改造されているコルク社のMR-2000SのDSD
レコーダーを、マイクロフォンはMAレコーディングズ専用のラインレベル出力
の世界で2本しかない特別もの使用。またマイクロフォンケーブルはUSAの
STEREOLAB社のカスタムメイドの採用し、非常にリアルな音声をとらえており
ます。
=デンハーグピアノ五重奏団=
オランダ王立デンハーグ音楽院古楽科で学んだメンバーを中心に、2008年発足。
2009年オランダ、ユトレヒト古楽音楽祭でデビューし、その後も2010年バルセ
ロナ古楽音楽祭(スペイン)、サント古楽音楽祭(フランス)、アントワープ古楽
音楽祭(ベルギー)などヨーロッパの主要な古楽音楽祭に招聘される。2011年度
TYリミテッドサポートプログラムによるレコード支援対象団体に選ばれ、2012
年7月には当団初となる、CD「19世紀における珠玉のピアノ五重奏作品集Vol.1」
(MA J508)が発売される。2011年11月、オランダ、アムステルダムで行われた
第16回ファン?ワセナール国際古楽アンサンブルコンクールにて第1位を受賞。
2012-2013年にかけてオランダ、ベルギーにて優勝記念ツアーが予定されている。




<halmonia mundi>
HMX 2901289 2枚組 ¥2450
M.A.シャルパンティエ:宗教的悲劇『ダヴィデとヨナタン』(全曲)
ウィリアム・クリスティ(指揮)、レザール・フロリサン、
ジェラール・レーヌ(C-T、ダヴィデ)、
モニク・ザネッティ(S、ヨナタン)、ドミニク・ヴィス(C-T、女予言者)、
ジャン=ポール・フシェクール(T、ヨアベル)、
ジャン=フランソワ・ガルデイル(Bs、サウル)、
ベルナール・ドゥルトレ(Bs、サミュエルの影/アシス)ほか
録音:1988年6月
古楽ファンの方々に朗報です!巨匠ウィリアム・クリスティ&レザール・フロ
リサンの名盤、シャルパンティエの宗教的悲劇「ダヴィデとヨナタン」が特別
価格で再発売されました!モリエールやコルネイユといったパリの人気劇作家
達の音楽を担当していたなど、数々の劇音楽作品を残しているにも関わらず、
専ら宗教音楽作品の演奏・録音が多いシャルパンティエ。彼の劇音楽作品の名
演といえば、今もなおクリスティによる録音の数々が挙げられましょう。「ダ
ヴィデとヨナタン」も、当時殆ど知られていなかったシャルパンティエの劇音
楽を一躍世に知らしめた名盤の一つ(旧品番:HMA1901289/90)。惜しくもその後
廃盤となり、近年は入手することが厳しい状態が続いていただけに、ファン待
望の再発売といえましょう!フランス・バロックならではの柔らかい響きと舞
曲のリズムが心地よく、シャルパンティエの魅力に改めて気付かされます。レ
ザール・フロリサンの洗練されたアンサンブルはもちろんのこと、珠玉の歌手
たちによるアリアも聴き所。現在はイル・セミナーレ・ムジカーレの指揮者と
して活躍するジェラール・レーヌの歌声は素晴らしく、モニク・ザネッティの
棘のない伸びやかなソプラノ・アリアも絶品です。特別価格でのリリースとい
うことで、まさにファン必携のおすすめ盤です!仏、英、独の歌詞付。




<C major>
71 1404(Blu-ray) ¥4950
71 1308(DVD-Video) ¥3100
「フリードリヒ大王に捧ぐ-サンスーシのフルート協奏曲集/パユ」
フリードリヒ大王:フルート協奏曲第3番ハ長調
クヴァンツ:無伴奏フルートのためのカプリッチョ ト長調
クヴァンツ:無伴奏フルートのためのカプリッチョ ロ長調
クヴァンツ:フルート協奏曲ト長調 QV5:174
クヴァンツ:無伴奏フルートのためのプレリュード ニ長調
フランツ・ベンダ:フルート協奏曲ホ短調
C.P.E.バッハ:フルート・ソナタ イ短調
エマニュエル・パユ(フルート)
トレヴァー・ピノック(チェンバロ & 指揮)
カンマーアカデミー・ポツダム
収録:2011年6月16日ポツダム、サンスーシ宮殿(ライヴ)
ベルリン・フィルの首席奏者で、フルートの世界的名手としてソロ活動も目覚
ましいエマニュエル・パユが、2012年が生誕300周年のアニヴァーサリーにあ
たるフリードリヒ大王にちなみ、王とその縁の作曲家たちによる作品の数々を
演奏した映像作品が登場します。
「パユとフリードリヒ大王」といえば、同一のコンセプト、同じキャストによ
るCDも先行してリリースされ、おおきな話題を集めたのは記憶にあたらしいと
ころですが、ここでは協奏曲など主だった4曲が重なるほかは収録内容にも相
違があり、CD未収録の「フリードリヒ大王のフルートの師」クヴァンツのフル
ート独奏曲3曲があらたにプログラムされています。
さらに、CDがベルリン・ダーレムのイエス・キリスト教会におけるセッション
録音であったのに対して、ここでの内容はCD収録より3日後の2011年6月16日に、
ポツダムの「サンスーシ宮殿」でおこなわれた演奏会をライヴ収録したもので
あり、昔日、じっさいに大王と宮廷作曲家たちがそうしたように、宮廷演奏会
の再現ともいうべき模様が繰り広げられています。
ユネスコの世界遺産にも登録されたサンスーシ宮殿の豪華な内装、座席数も少
数限定の贅沢な空間で、パユが古楽の先駆者ピノックら超一級のメンバーと組
んだ極上の音楽を味わうことができるとは、このうえない贅沢といえるでしょ
う。




<Accent>
ACC 24269 9枚組 ¥4180
モーツァルト:ダ・ポンテ三部作
(1)歌劇「フィガロの結婚」(3CD)
(2)歌劇「ドン・ジョヴァンニ」(3CD)
(3)歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」(3CD)
シギスヴァルト・クイケン(指)
ラ・プティット・バンド
(1)フィガロ:ヴェルナー・ファン・メヘレン、
スザンナ:クリスティアーネ・エルツェ、
アルマヴィーヴァ伯爵:フーブ・クレセンス、
伯爵夫人:パトリチア・ビッチ、ケルビーノ:モニカ・グロープ
(2)ドン・ジョヴァンニ:ヴェルナー・ヴァン・メヘレン、
レポレッロ:フーブ・クレセンス、
ドンナ・エルヴィラ:クリスティーナ・ヘグマン、
ドンナ・アンナ:エレーナ・ヴィン、
ドン・オッターヴィオ:マルクス・シェーファー、
ゼルリーナ:ナンシー・アージェンタ
(3)フィオルディリージ:ソイレ・イソコスキ、
ドラベッラ:モニカ・グロープ、フェルランド:マルクス・シェーファー、
グリエルモ:ペール・ヴォルスタッド、デスピーナ:ナンシー・アージェンタ、
アルフォンソ:フーブ・クレセンス
[録音:1993,1996,1999年]
1972年創設のラ・プティット・バンドは、今年で40周年を迎えます。それを記
念してアクサン・レーベルの名盤をお得価格でご提供致します。モーツァルト
のダ・ポンテ三部作も、モーツァルトのオペラを古楽器で演奏した草分けとし
て話題となりました。ことに「コジ・ファン・トゥッテ」は故・吉田秀和氏が
「レコード芸術」誌で激賞したことで今日でも古楽器演奏による同曲の代表盤
に挙げられる充実した内容。三部作いずれも当時最高の配役で、永遠の名盤た
る輝きを失っていません。9枚組ながら超お買得BOXです。

ACC 24271 3枚組 ¥2180
ラ・プティット・バンドのポートレート
CD1:オペラ篇
グルック:オルフェオとエウリディーチェ
ペルゴレージ:リヴィエッタとトラコッロ/同:奥様女中
モーツァルト:コジ・ファン・トゥッテ/同:ドン・ジョヴァンニ
同:フィガロの結婚(すべて抜粋)
CD2:バロック&古典派篇
ハイドン:天地創造/モーツァルト:レクイエム/リュリ:アルミード
ルベル:ファンテジー/同:田園の悦楽/ラモー:ダフニスとエグレ
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲ニ長調RV403/同:「四季」より春
モーツァルト:カッサシオン ト長調K.63
同:ディヴェルティメント第7番ニ長調K.205
ハイドン:ディヴェルティメント ヘ長調Hob.II-20
同:チェンバロ協奏曲ト長調Hob.XVIII-4(すべて抜粋)
CD3:J.S.バッハ篇
カンタータ第178番「主なる神、われらがもとにあらざれば」BWV178
同第144番「汝のものを取りて去りゆけ」BWV144
同第61番「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BWV61
同91番「イエス・キリストよ、汝はたたえられよ」BWV91
ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048
シギスヴァルト・クイケン(指)ラ・プティット・バンド
[録音:1982-2011年]
今年、創立40周年を迎えるラ・プティット・バンド。それを記念して、彼らの
30年以上にわたる録音から選りすぐってまとめたベスト・アルバム。彼らの処
女作にあたるハイドンの「天地創造」から大バッハ、ヴィヴァルディ、リュリ、
ルベル、ラモー、モーツァルトまでバラエティに富んだ曲目も魅力。ヴィヴァ
ルディは「四季」の「春」、モーツァルトのレクイエム、バッハのブランデン
ブルク協奏曲第3番といった人気曲もしっかり収録、ラ・プティット・バンド
の入門版としても最適のアルバムです。

ACC 24270 2枚組 ¥2180
ハイドン:オラトリオ「天地創造」
イヴ・クリスティーナ・ラーキ(Sop)、ニール・マッキー(Ten)、
フィリップ・フッテンロッハー(Br)
シギスヴァルト・クイケン(指)
コレギウム・ヴォカーレ、ラ・プティット・バンド
シギスヴァルト・クイケンとラ・プティット・バンドが1982年に録音したハイ
ドンの「天地創造」。記念すべき彼らの録音第1号でもあります。30年前なが
ら、アクサンならではのアナログ録音の美しさが光る高音質で、クイケン&ラ
・プティット・バンドの若々しいエネルギーを存分にふりまきます。今なお光
り輝く名盤と申せましょう。




<Coviello CLASSICS>
COV 31209(SACD-Hybrid) ¥2350
メンデルスゾーン:
(1)交響曲第2番変ロ長調Op.52「讃歌」
(2)詩篇42番「鹿が谷の水を慕うように」
ミハエラ・マリア・マイヤー、カタリナ・ハゴピアン(Sop)、
マール・アドラー(Ten)、
マルクス・ボッシュ(指)
アーヘン交響楽団、ヴォカペラ合唱団
[録音:2012年(ライヴ)]
ブルックナーとブラームスの交響曲集で注目されているマルクス・ボッシュと
アーヘン交響楽団。彼らがメンデルスゾーンに挑戦しました。それも異色の交
響曲第2番「讃歌」というのが驚きです。グーテンベルクの印刷発明400周年を
記念して作曲された交響カンタータで、3人の独唱と合唱を含む大作ながら、
メンデルスゾーンならではの美しいメロディに満ち、教会とコンサートホール
をつなぐ美学にあふれています。当アルバムはボッシュのアーヘン響音楽監督
退任コンサートのライヴで、いつも以上の熱い情熱に満ちた感動的名演となっ
ています。





<Preiser>
PRCD 90782 ¥2080
もうひとつのピアノ-領家 幸
(1)J.S.バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV825
(2)ベートーヴェン:ピアノソナタ第30番ホ長調Op.109
(3)ショパン:ピアノソナタ第3番ロ短調Op.58
領家 幸(Pf)
録音:2009年5月12・13日/ハンス・ロスバウト・ザール(バーデン・バーデン)
王道作品を集めたアルバムながら、聴いたことのないようなピアノ演奏に驚愕
の一枚。領家 幸(りょうけ・こう)は神戸出身、1974年にデトモルト音楽大学に
留学、フリードリヒ・シュヌアに師事、さらに78年からはフライブルク音楽大
学でマルグリスに師事した実力派。
彼女は1976年にフライブルクで古いスタインウェイのグランドピアノと出会っ
たことで、芸術観が一変します。抵抗なく底まで沈んでいく鍵盤、そこから生
まれるニュアンスに満ちた弱音と響きの長さから音がつながり、歌うようなメ
ロディラインになることに驚き、さらに古い奏法を研究することにより、いと
も不思議な音色を習得するに至りました。
彼女の演奏は、ホフマンやパデレフスキら20世紀初頭の伝説的名手を彷彿させ
る曖昧さのない技術、ベテランならではの余裕もさることながら、不思議な催
眠作用、神秘的なくつろぎ感に満ち、癒し効果絶大。いつまでも聴いていたく
なる魅力にあふれています。




<K617>
K617 235 ¥2250
フランシスコ・デ・ペニャローサ:ピエッツァ・インストルメンタル
ディエゴ・フェルナンデス:ピエッツァ・インストルメンタル
アロンソ・アヴィラ:ピエッツァ・インストルメンタル
ヨアン・ベルムンド:デル・モード・クワトロ
アントニオ・デ・キャベソン:ティエントIX
アロンソ・ムダーラ:ファンタジアIV、X、XVIII
ヘルナンド・フランコ:ヴェルソ・デIV
フランシスコ・ゲレーロ:キリエ
エスタチオ・ラチェルナ:テント・デVI
ジェロニモ・ペラッツァ:トーノI
クリストバル・デ・モラレス:ティエント
ベルナルド・デル・トーロ:カント・ラーノ
ホセ・デ・トレス・マルティネス・ブラーヴォ:オブラ・デI
ノルベルト・ブロギーニ(オルガン)
録音:2011年9月18-20日、アーセナル・ホール、メス(フランス)
さまざまなオルガン作品の録音をリリースしているK617レーベル。注目の新譜
は17世紀までに作曲された珍しい作品ばかりを収録。使用されたオルガンは非
常に華やかな装飾が特徴で小オルガンながら実に素晴らしい音色です。とりわ
けフルートのストップは絶品で、オルガン音楽が栄えた時代の作品を演奏する
には最適の楽器と言えましょう。演奏のノルベルト・ブロギーニは1965年ブエ
ノスアイレス生まれ。あらゆる鍵盤楽器を学び、とりわけ古楽を得意とし、コ
ープマンやインマゼールにも認められるほどの実力です。豊かな表現力が、こ
のアルバムの小曲を華やかな演奏に仕上げております。




<Audite>
AU 21413 6枚組 ¥5800
フランク:オルガン作品全集
小品変ホ短調/大オルガンのための小品/アンダンティーノ(ト短調)
ファンタジー(ハ長調、第1稿)
ハルモニウムのための5つの小品(ルイ・ヴィエルヌによる大オルガン用編曲)
オッフェルトリウム(イ長調)/ファンタジー(ハ長調、第2稿)
行進曲風にOp.22(ロスによるOrg編曲)/6つの小品[ファンタジーOp.16
大交響的作品Op.17/前奏曲、フーガと変奏曲Op.18
パストラルOp.19/祈りOp.20/フィナーレOp.21]
足鍵盤によるハルモニウムもしくはオルガンで弾く聖務日課のための遺作集
(オルガニストII)[43曲]
ハルモニウムのための、ブルターニュのノエルによるオッフェルトリウム
ファンタジー(ハ長調、第3稿)/ハルモニウムのためのアントレ
3つの小品[ファンタジー イ長調/カンタービレ/英雄的小品
/小オッフェルトリウム/表題なし(小品-アンダンテ・クアジ・レント)
オルガンもしくはハルモニウムのための小品集,7つの小品ハ長調およびハ短調
7つの小品変ニ長調および嬰ハ短調
7つの小品ニ長調およびニ短調「クリスマスのための」
7つの小品変ホ長調および変ホ短調/7つの小品ホ短調およびホ長調
7つの小品ヘ長調およびヘ短調/7つの小品嬰へ短調および変ト長調
7つの小品ト長調およびト短調「クリスマスのための」
7つの小品変イ長調および嬰ト短調
大オルガンのための3つのコラール[ホ長調/ロ短調/イ短調]
ハンス=エーベルハルト・ロス(オルガン)
録音:2004/2005年メミンゲン、聖マルティン教会の大オルガン
数多くの優秀録音で知られるドイツAuditeレーベルからフランクのオルガン作
品を収録したアルバムが通常CD6枚組BOXで登場!有名なコラールからハルモニ
ウム作品の編曲までをも含めた充実の内容。フランクのオルガン作品を熟知し
たハンス=エーベルハルト・ロスの素晴らしい演奏に加え、教会の素晴らしい
響きを捉えた録音ですので、オルガン音楽ファンはもちろんオーディオ・ファ
ンにもたまらない内容です。

<MELODIYA>
MELCD 1001995 3枚組 ¥3580
カリンニコフ(1866-1901):管弦楽作品集
交響曲第1番ト短調(#)/交響曲第2番イ長調(**)
間奏曲第1番イ長調(+)/間奏曲第2番ト長調(+)
弦楽合奏のためのセレナード(+)
交響詩(交響的絵画)「ニンフ」(+)
序曲「ブイリーナ」(+)/交響的絵画「杉とシュロ」(*)
組曲(*)/劇付随音楽「皇帝ボリス」(+)
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1968年(**)/1975年(#)/1987年(*)/1989年(+)
前出:MELCD 1000169, 1000170((#)、「皇帝ボリス」以外)

MELCD 1001998 ¥1550
【新装再発売】
モイセイ(ミチェスワフ)・ヴァインベルク(1919-1996):
ピアノ五重奏曲ヘ短調 Op.18(1944)(*)
弦楽四重奏曲第8番ハ短調 Op.66(1959)(+)
モイセイ・ヴァインベルク(ピアノ(*))
ボロディン弦楽四重奏団
ロスチスラフ・ドゥビンスキー、
ヤロスラフ・アレクサンドロフ(ヴァイオリン)
ドミートリー・シェバーリン(ヴィオラ) 
ヴァレンチン・ベリンスキー(チェロ)
録音:1963年(*)/1961年(+) 前出:MELCD 1000979

MELCD 1001999 ¥1550
ロシア奇想曲
グリンカ(1804-1857):ホタ・アラゴネーサによる華麗な奇想曲
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):スペイン奇想曲 Op.34
チャイコフスキー(1840-1893):イタリア奇想曲 Op.45
ラフマニノフ(1873-1943):ジプシーの主題による奇想曲 Op.12
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:データ未詳

MELCD 1002006 ¥1550
J・S・バッハ(1685-1750):フーガの技法 BWV1080
タチアナ・ニコラーエヴァ(ピアノ)
録音:1967年

MELCD 1002013 ¥1550
チャイコフスキー(1840-1893):
ヴァイオリン協奏曲 Op.35(1878)(*)
ロココ風の主題によるチェロと管弦楽のための変奏曲 Op.33(1877)(+)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン(*))
ソヴィエト国立交響楽団(*)
キリル・コンドラシン(指揮(*))
ムスチスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ(+))
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(+)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(+))
録音:1957年(1971年修復)(*)/1963年(+) 前出:MELCD 1000583




<UNIVERSAL MUSIC SPAIN>
0028947648918 \2850
アイノア・アルテタ、ファリャを歌う!
ファリャ(1876-1946)/エルネスト・アルフテル(1905-1989)編曲:
7つのスペイン民謡(管弦楽伴奏版)(*)
ファリャ:バレエ「三角帽子」(*)
フアン・ホセ・カストロ(1895-1968):山々の叫び
アイノア・アルテタ(ソプラノ(*))
マドリード自治州立管弦楽団
ホセ・ラモン・エンシナル(指揮)
このところポピュラーへ系の進出が目立っていたアイノア・アルテタがクラシ
ックCDに久々の登場。フアン・ホセ・カストロはアルゼンチンの作曲家・指揮
者。マドリード自治州立管弦楽団は1987年に創設され、1998年の機構改革以来
マドリードのサルスエラ劇場のオーケストラを兼務しています。ホセ・ラモン
・エンシナル(1954年マドリード生まれ)はグラン・カナリア・フィルハーモニ
ー管弦楽団首席指揮者(1982-1984)、ポルトガル交響楽団音楽監督(1999-2001)
を経て2000/2001年シーズンよりマドリード自治州立管弦楽団および合唱団の
音楽監督を務めています。





<WARNER MUSIC SPAIN>
5310500152 \2700
ラヴェル(1875-1937):
マ・メール・ロワ/ツィガーヌ(*)/亡き王女のためのパヴァーヌ
シューマン(1810-1856)/ラヴェル編曲:謝肉祭(Op.9 より;管弦楽版)
前口上/ドイツ風ワルツ/パガニーニ/ペリシテ人と戦うダヴィト同盟の行進
ベンヤミン・シュミット(ヴァイオリン(*))
ガリシア王立フィルハーモニー管弦楽団
アントニ・ロス・マルバ(指揮)
スペイン北西部(ポルトガルの北)ガリシア州の州都サンティアゴ・デ・コンポ
ステラに本拠を置くガリシア王立フィルハーモニー管弦楽団は1996年創設。ア
ントニ・ロス・マルバ(1937年カタルーニャ生まれ)が2001年、常任指揮者に就
任しました。





<ARS PRODUKTION>
ARS 38104(SACD-Hybrid) ¥2250
ソロ・フルート Vol.4 近現代(1960年以前) 無伴奏フルートのための音楽
クロード・ドビュッシー(1862-1918):シリンクス(1913)
ジークフリート・カルク=エーレルト(1877-1933):
ソナタ・アパッショナータ嬰ヘ短調 Op.140(1917)
アルテュール・オネゲル(1892-1955):牝山羊の踊り(1919)
ピエール・オクターヴ・フェルー(1900-1936):恋する羊飼い娘(1921)
パウル・ヒンデミット(1895-1963):8つの小品(1927)
レオナルド・デ・ロレンツォ(1875-1962):神話の組曲 Op.38(1930)
ヨゼフ・ラウバー(1864-1952):前奏曲とフーガ Op.49(1930)から 前奏曲
ジャン・リヴィエ(1896-1987):優しい鳥たち(1935)
ウジェーヌ・ボザ(1905-1991):映像 Op.38(1936)
ジャック・イベール(1890-1962):小品(1936)
エドガー・ヴァレーズ(1885-1965):密度21.5
アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974):5つの呪文(1936)から
農夫が立てた畝から生まれる収穫が豊かなものであるように
実存と世界の穏やかな一致のために
マルセル・ステルン(1909-1989):12の小品(1940)から イベリカ(*)
シャルル・ケクラン(1867-1950):
ソナティネ第2番 Op.184(1942)から レント(*)
ヴィリー・シュナイダー(1907-1983):
ソナタ Op.53(1946)から アレグレット(*)
ギュンター・ラファエル(1903-1960):
ソナタ第2番 Op.46(1946)から 気むずかしく、気まぐれな(*)
ヨハネス・ドリースラー(1921-1998):
ソナタ Op.10(1948)から アレグレット(*)
ルドルフ・エッシャー(1912-1980):
ソナタ Op.16(1949)から ラルゴ-ヴィヴァーチェ
ヴィクトル・マルタン(ヴィクター・マーティン?)(1940-):
2つの呪文(1958)から II(*)
エンドレ・セルヴァーンスキー(1940-):
5つの演奏会用練習曲(1956)から スケルツォ(*)
福島和夫(1930-):レクイエム(1956)(*)
ルチアーノ・ベリオ(1909-1989):セクエンツァ I(オリジナル版;1958)
ミリヤム・ナスタシ(フルート)
録音:2011年11月14-16日、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ
オランダのユトレヒト生まれのフルーティスト、ミリヤム・ナスタシ校訂の楽
譜本「Die Soloflote, Edition Peters Nr. 8641d」に収録された作品をナスタ
シが自ら演奏するシリーズの第4巻。オーレル・ニコレらに師事したナスタシは
はじめ現代音楽に傾倒していましたが、やがて古楽に興味を持ちフランス・
フェスターらの教えを受けました。1991年にフライブルク音楽大学フルート科
教授に就任し、1996年から2006年までは主任教授を務めました。
(*)は世界初録音と表示されています。

ARS 38107(SACD-Hybrid) ¥2250
モーツァルトの再構成作品を世界初録音!
モーツァルト(1756-1791):
交響曲第32番ト長調 K.318
オペラ「アルバのアスカニオ」K.111 から Cara, lontano ancora(*)
バッロ(アントン・サフロノフ再構成)(+)
Allegretto / Andante con moto / Gavotte / Adagio / Allegro
オペラ「アルバのアスカニオ」K.111 から Al mio ben mi veggio avanti(*)
バッロ(アントン・サフロノフ再構成)(+)
Allegretto / Andante grazioso / Allegretto / Allegretto
オペラ「アルバのアスカニオ」K.111 から Ah, di si nobil alma(*)
交響曲第39番変ホ長調 K.543
マティアス・レクスロート(男性アルト(*))
ダルムシュタット国立管弦楽団
コンスタンティン・トリンクス(指揮)
録音:2010年10月31日、11月1日、場所未詳
コンスタンティン・トリンクスは1975年ドイツのカールスルーエに生まれ、同
市の音楽アカデミーでヴォルフ=ディーター・ハウシルトに師事。2006年から
2009年までザールラント国立劇場の音楽監督を務め、2009/2010年シーズンか
らはダルムシュタット国立劇場の音楽監督。破竹の勢いでドイツ各地のオペラ
ハウスに進出しており、また既に何度か来日しオペラやコンサートに登場する
など、目の離せない指揮者と申せましょう。
マティアス・レクスロートはドイツのニュルンベルクに生まれ、カールスルー
エ音楽大学、バーゼルのスコラ・カントールムで学び、ニューヨークで名アル
ト歌手マリリン・ホーンに師事した経験を持つ男性アルト。2000年、ライプ
ツィヒの聖トーマス教会で行われたバッハ没後250年記念演奏会に「ミサ ロ短
調」のソリストとして登場し一気に注目され、その後ニコラウス・アーノンク
ールの信頼を得て数々のオペラやコンサートに起用されるなど、最も注目され
る男性アルトの一人となっています。
今回が世界初録音となる「バッロ」(+)を再構成したアントン・サフロノフは、
1972年モスクワに生まれロシアとドイツに本拠を置いている作曲家であると推
測されます。

ARS 38115(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥3300
J・S・バッハ(1685-1750):
フランス組曲 BWV812-817
第1番ニ短調/第2番ハ短調/第3番ロ短調
第4番変ホ長調/第5番ト長調/第6番ホ長調
組曲イ短調 BWV818a/組曲変ホ長調 BWV819a
カスパール・フランツ(ピアノ)
録音:2012年1月、場所未詳
1980年ドイツのキール生まれのピアニスト、カスパール・フランツのソロ・デ
ビューCD。当レーベルではハイドンのピアノ協奏曲集(ARS 38057)のソリストと
して登場していました。





<LINDORO>
NL 3010 2枚組 ¥3150
アルベニス(1860-1909):「イベリア」(全曲)
オスカル・マルティン(ピアノ)
オスカル・マルティンは1976年スペインのセビリャに生まれ、セビリャ音楽院、
ソフィア王妃高等音楽学校、フライブルク音楽大学、アムステルダム音楽院で
学んだピアニスト。ソリストおよびアンサンブル・プレーヤーとして活躍する
傍ら、セビリャのマヌエル・カスティリョ音楽院で教えています。

NL 3011 ¥2080
ガエターノ・ブルネッティ(1744-1798):弦楽四重奏曲集
イ短調 Op.2 No.4(L.153)/ト長調 Op.3 No.6(L.161)
変ロ長調 Serie 8 No.7(L.196)/ニ長調 Serie 8 No.10(L.199)
カルメン・ベネリス
ミゲル・ロメロ・クレスポ、
ラファエル・ムニョス=トレロ・サントス(ヴァイオリン)
パブロ・アルマサン・ハエン(ヴィオラ) 
ギリェルモ・マルティン・ガミス(チェロ)
ガエターノ・ブルネッティはイタリアのファーノに生まれ、ピエトロ・ナル
ディーニに師事した後1762年頃スペインのマドリードに移住。1770年に国王カ
ルロス3世の王太子(アストゥリアス公)付き音楽教師に就任。1788年、王太子
がカルロス4世として即位するとともに王の私設楽団のヴァイオリニストとな
り、さらに1795年に王宮楽団が創設されるにあたってその指揮者に就任しまし
た。450を超える作品を残したとされていますが、生前・没後とも出版された
作品は少なく、演奏・録音される機会も多くありません。当盤は貴重なものと
言えるでしょう。カルメン・ベネリスは2005年に創設されたスペインのピリオ
ド楽器アンサンブル。




<Almaviva>
HOM 13120 ¥2080
フルートとマリンバ 現代スペイン女性作曲家たちの作品集
テレサ・カタラン(1951-):プルアの歌[La cancion de Prua]
カルメ・フェルナンデス・ビダル(1970-):変容 II[Metamorfosi II]
マリサ・マチャド(1956-):5つの色[Five Colours]
コンスエロ・ディアス(1958-):緑と黒[Verde y negro]
ディアナ・ペレス・クストディオ(1970-):沈黙の島[La isla del silencio]
ロサ・ロドリゲス・フェルナンデス:発信[Envoi]
ドロレス・セラノ・クエト(1967-):
索具と船具の間の踊り[Baile entre jarcias y aparejos]
イルミナダ・ペレス・フルトス(1972-):沈黙の詩[Versos en silencio]
マリア・ルイサ・オサイダ(1939-):組曲
アントニオ・アリアス(フルート)
エステラ・ブラスケス(マリンバ)




<HEVHETIA>
HV 0043-2 ¥2080
プロ・ムジカ&マグノーリア 牧草地へ 児童合唱のための音楽
イヴァン・フルショフスキー(1927-2001):シャリシュのゲーム
ゾルターン・コダーイ(1882-1967):飛んだり跳ねたり[Egyetem begyetem]
ズデンコ・ミクラ(1916-):A kedz ja se
ヘニング・ソメーロ(1952-):詩篇[Salme]
アウグスティン・クビチェク(1918-2009):グローリア[Gloria]
ヨゼフ・ポドプロツキー(1944-):
アヴェ・ヴェルム・コルプス[Ave verum corpus]
ランドル・トンプソン(1899-1984):アレルヤ[Allelujah]
フランツ・ビーブル(1906-2001):主の天使[Angelus Domini]
オルランドゥス・ラッスス(1532-1594):
われらはあなたに感謝する[Agimus tibi gratias]
トドル・スカロフスキ(1909-2004):Makedonsko oro
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):この幼な児[This little babe]
オットー・フィッシャー:願望[Tuzba]
ユライ・ヴァヨ(1970-):キリエ[Kyrie]
ミハイル・ヴェルビツキー:われらの父[Otce nas]
ヤコブス・ガルス(1550-1591):
主よ、私を助けに来てください[Domine ad adjuvandum]
プロ・ムジカ・ミハロフツェ児童合唱団
マグノーリア・ソブランツェ児童合唱団
ヴィエラ・ドジョガノヴァー(指揮)
録音:2000年、トルナーフカ/2006年、ソブランツェ/2010年、コシツェ 
以上スロヴァキア
スロヴァキアの二つの児童合唱団の合同演奏。

HV 0045-2 ¥2080
コンテンポラリー・リフレクションズ
イヴァン・ブッファ(1979-):ロカッテリ・カプリス(2008)(*)
イヴァン・ブッファ:無伴奏ヴァイオリンのためのカプリス(2006)
サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-):五重奏曲第1番(1976)
ミカエル・ジャレル(1958-):Assonance VI(1991)
ベント・セアンセン(1958-):
The Lady and the Lark(ヴィオラとアンサンブルのための;1997)
ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):O King(1968)
ジョアン・ペドロ・オリヴェイラ(1959-):
ピラミッド(2台のピアノのための;1998)
ペトラ・バフラター(1975-):Eyes Wide Shut(2008)
クアサルス・アンサンブル
マレク・ズヴィーベル(ヴァイオリン(*))
イヴァン・ブッファ(指揮)
録音:データ記載なし

HV 0049-3 ¥2080
無伴奏フルートのための現代音楽
グウィン・プリッチャード(1948-):Intermezzo(1992)
川島素晴(1972-):Manic Psychosis I(1991-1992)(*)
ルートヴィヒ・ヌスビヒラー(1963-):
An die Nacht(アルトフルートのための;1986)
イサン・ユン(1917-1995):Sori(1988)
クラウス・アーガー(1946-):Inkoharenz-Koharenz III Op.46(1987)
サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-):Canzona di ringraziamente(1985)
イルムガルト・メッシン(フルート、アルトフルート)
録音:2008-2009年(*以外)/2010年、ライヴ(*) 場所の記載なし
イルムガルト・メッシンはザルツブルク・モーツァルテウム大学でイレーネ・
グラフェナウアーに師事したオーストリアのフルート奏者。オーストリア・ユ
ーゲントフィルハーモニーの首席奏者、グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦
楽団のメンバーを務めた後、ソリストとして活躍しています。
(*)の作曲者名が「Toshio Kawashima」と誤表記されています。ご了承ください。

HV 0057-2 ¥2080
ドビュッシー、マーラー、アルブレヒト、プーランク:
室内アンサンブルのための音楽
ドビュッシー(1862-1918)/シェーンベルク(1874-1951)、ベン・ザックス編曲:
牧神の午後への前奏曲
マーラー(1860-1911)/シェーンベルク編曲:さすらう若者の歌(*)
アレクサンダー・アルブレヒト(1885-1958)/イヴァン・ブッファ(1979)編曲:
歌曲選集(*); 悔悛/冬の夜に/私の心/墓地の草/レンツ
プーランク(1899-1963):黒人狂詩曲(*)
ペトラ・ノスカイオヴァー(メゾソプラノ(*))
クアサルス・アンサンブル
イヴァン・ブッファ(指揮)
録音:データ記載なし




<PAVIAN>
PM 0058-2 ¥2080
スーパー・トリアンゴ(超級探戈三重奏)
A Media Luz / El Choclo / By the Bank of River Shu / Adios Muchachos
La Cumparsita / Old Dream Lingers On / Caminito / Volver
When Will You Come Again? / Melancolico / Orlando Goni / Maria
Adios Nonino / Lo Que Vendra / Calle Cabildo
ペテル・ブレイネル(ピアノ)
ボリス・レンコ(アコーディオン)
スタニスラフ・パルーフ(ヴァイオリン)
ゲスト:ティナ・グオ(チェロ)
録音:2010年2月12-14日、ファトラ芸術館、ジリナ、スロヴァキア





<PAVLIK>
PA 0089-2 ¥2080
ホモ・ハーモニクス アコーディオンのための音楽
ペテル・ザガル(1961-):マタ・ハリ(1997/2002)
ボリス・レンコ(1965-):Juta(2010)
ジェルジュ・リゲティ(1923-2006):ムジカ・リチェルカータ(1951-1953)
ペテル・ザガル:哀悼歌[Smutocny spev](2001)
イリヤ・ゼリェンカ(1932-2007):3つの古い舞曲(2005)
ユルゲン・ガンツァー(1950-):白昼夢(1990)
オーレ・シュミット(1928-2010):トッカータ第2番(1963)
ボリス・レンコ:テーマ+(2006)
ボリス・レンコ(アコーディオン)
録音:2010年9月、トゥルゾー家、バンスカー・ビストリツァ、スロヴァキア

PA 0091-2 ¥2080
エフゲニー・イルシャイ(1951-):
シェーンベルク変奏曲
(アリアと30の変奏、ピアノとオルガン音色のクラビノーバのための)
Tasaufi/Do La, C(si), Fa(囁きと叫び)
エフゲニー・イルシャイ(ピアノ)
録音:2011年7月11-12日、ファトラ・ホール、ジリナ、スロヴァキア

PA 0094-2 ¥2080
レオポルド・ゴドフスキー(1870-1938):ピアノ・ソナタホ短調
ラジスラフ・ファンゾヴィツ(ピアノ)
録音:2009年6月26-27日、ファトラ・ホール、ジリナ、スロヴァキア




<SLOVAK RADIO>
RB 0338-2 ¥2080
テクニック&ミルコ・クライチ
ミルコ・クライチ(1968-):
ピエタ(2005)
ヴァイオリン、チェロと室内管弦楽のための二重協奏曲(2009)(*)
命の道(混声合唱と弦楽合奏のための;2008)(+)
タンギッシモ(弦楽合奏のための;2008)(*)
フランチシェク・テレク(ヴァイオリン(*))
オルソリャ・コヴァーチ(チェロ(*))
テクニック混声合唱団(+)イヴェタ・ヴィスクポヴァー(合唱指揮(+))
テクニック室内管弦楽団
ミルコ・クライチ(指揮)
録音:データ記載なし





<Opus(Slovakia)>
910138-2 2枚組 ¥2300
ヤン・ツィッケル(1911-1989):オペラ「コリオレイナス」(全3幕;1970-1972)
アントニーン・シュヴォルツ(バリトン:
ケイアス・マーシアス、後にコリオレイナス)
エドゥアルト・ハケン(バス:メニーニアス・アグリッパ)
オルドジフ・スピサル(テノール:コミニウス)
ミロスラフ・イェリーネク(テノール:エディル)
ヤン・フラフスカ(テノール:シシニアス)
ヨセフ・ヘリバン(バリトン:ブルータス)
イヴァナ・ミクソヴァー(アルト:ヴォラムニア)
ダニエラ・ショウノヴァー(ソプラノ:ヴァージリア)
ヤロスラフ・ストジーシュカ(テノール:タラス・オーフィディアス) 他
プラハ国民劇場管弦楽団
ズデニェク・コシュラー(指揮)
録音:1974年4月4日、ライヴ、プラハ国民劇場、チェコスロヴァキア(当時)
スロヴァキアの作曲家ヤン・ツィッケルがシェークスピアの戯曲を基に作曲し
たオペラ。チェコスロヴァキア放送による初演時の録音をCD化したもので、当
レーベルの全ジャンルから名盤を厳選し100タイトルの2枚組CDで復刻する
「OPUS100」シリーズのうちのひとつ。

910150-2 2枚組 ¥2300
モーツァルト(1756-1791):
交響曲第40番ト短調 K.550(*)
交響曲第25番ト短調 K.183(*)
レクイエム ニ短調 K.626(+)
マグダレーナ・ハヨーショヴァー(ソプラノ(+))
ヤロスラヴァ・ホルスカー(アルト(+))
ヨセフ・クンドラーク(テノール(+))
ペテル・ミクラーシュ(バス(+))
ヴラジミール・ルソー(オルガン(+))
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団(+)
シュテファン・クリモ(合唱指揮)(+)
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
ズデニェク・コシュラー(指揮)
録音:1983年4、9月(*)、1985年3月(+)、
スロヴァキア・フィルハーモニー・コンサート・ホール、ブラチスラヴァ
チェコの名指揮者コシュラーによるモーツァルトの2つのト短調交響曲とモー
ツァルト。当レーベルの全ジャンルから名盤を厳選し100タイトルの2枚組CDで
復刻する「OPUS100」シリーズのうちのひとつ。

912828-2 ¥2080
ヤンコ・ブラホ オペラ・アリア名唱集
スメタナ(1824-1884):「売られた花嫁」(*)、「悪魔の壁」、
ドヴォルジャーク(1841-1904):「ジャコバン党員」(+)、
モーツァルト(1756-1791):「ドン・ジョヴァンニ」、
ヴェルディ(1813-1901):
「仮面舞踏会」、「リゴレット」(#)、「トロヴァトーレ」、
マスカーニ(1863-1945):「カヴァレリア・ルスティカーナ:、
モニュシュコ(1819-1872):「ハルカ」、
チャイコフスキー(1840-1893):「エフゲニー・オネーギン」、
プッチーニ(1858-1924):「蝶々夫人」(**)、
グノー(1818-1893):「ファウスト」(**/++)からのアリア
エウゲン・スホニュ(1809-1993):カルパチア地方の詩篇(##)
ヤンコ・ブラホ(テノール)
ヘレナ・バルトショヴァー(ソプラノ(*))
ジタ・フレショヴァー=フトツォヴァー(ソプラノ(+))
アンナ・フルショフスカー(ソプラノ(#))
キショノヴァー=フボヴァー(ソプラノ(**))
フランチシェク・ズヴァリーク(バス(++))
スロヴァキア国民劇場管弦楽団(+/**)
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団&管弦楽団(##)
スロヴァキア放送交響楽団(+/**/##以外)
チボル・フレショ、ユライ・ヴィリアム・シェッフェル、
ルドルフ・ヴァシャタ、チボル・アンドラショヴァン、
ラジスラフ・ホロウベク、ズデニェク・ハラバラ、
ラジスラフ・スロヴァーク(指揮)
スロヴァキア国民劇場のソリストを長年務めたヤンコ・ブラホ(1901-1981)の歌
唱音源をまとめたアルバム。すべてスロヴァキア語で歌われています。

912837-2 ¥2080
クラシック・ブルー フルートとピアノのための音楽
J・S・バッハ(1685-1750)/ヤーン・ハイナル編曲:フレッシュ・エア
ショパン(1810-1849)/ヤーン・ハイナル編曲:ワルツ
J・S・バッハ/ヤーン・ハイナル編曲:シチリアーナ
モーツァルト(1756-1791)/ヤーン・ハイナル編曲:
もうひとつのナハトムジーク
J・S・バッハ/ヤーン・ハイナル編曲:インヴェンション
フォーレ(1845-1924)/ヤーン・ハイナル編曲:パヴァーヌ
J・S・バッハ/ヤーン・ハイナル編曲:バディネリ
ヤーン・ハイナル:田舎で
J・S・バッハ/ヤーン・ハイナル編曲:Joy of Swinging Bach
ヤーン・ハイナル:バルトークの部屋
J・S・バッハ/ヤーン・ハイナル編曲:アリオーソ
ヤーン・ハイナル:ゼンプリンの市場
デイヴ・ブルーベック(1920-):ブルー・ロンド・ア・ラ・ターク
J・S・バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ BWV1013
ミロシュ・ユルコヴィチ(フルート)
ヤーン・ハイナル(ピアノ)
録音:2011年6月19日、スロヴァキア放送第2スタジオ
ジャズからクラシックに転向するという異色の経歴を持つスロヴァキアのフル
ート奏者ミロシュ・ユルコヴィチと、スロヴァキアのジャズ界の大物ピアニス
ト・作曲編曲家ヤーン・ハイナルのコンビによるジャズ風クラシック。

912839-2 ¥1550
スロヴァキア・フィルハーモニー・トレジャーズ
ドヴォルジャーク(1841-1904):
交響曲第6番ニ長調 Op.60(*)/交響曲第8番ト長調 Op.88(+)
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
ズデニェク・コシュラー(指揮)
録音:スロヴァキア・フィルハーモニー・コンサートホール、ブラチスラヴァ、
時期の記載なし
初出(LP):1974年(+)/1978年(*)
チェコスロヴァキア社会主義共和国の終焉(1989年)以来権利関係が混乱してい
たスロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団の音源がOPUSレーベルに取り戻さ
れ、順次CDとして発売されることになりました。第1弾は頻繁に客演していた
チェコの名指揮者ズデニェク・コシュラー(1928-1995)の指揮によるドヴォル
ジャーク2タイトルとスメタナです。

912847-2 ¥1550
スロヴァキア・フィルハーモニー・トレジャーズ
ドヴォルジャーク(1841-1904):
交響曲第9番ニ長調 Op.60(*)/交響的変奏曲 Op.78(+)
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
ズデニェク・コシュラー(指揮)
録音:スロヴァキア・フィルハーモニー・コンサートホール、ブラチスラヴァ、
時期の記載なし
初出(LP):1974年(*)/1983年(+)

912848-2 ¥1550
スロヴァキア・フィルハーモニー・トレジャーズ
スメタナ(1824-1884):連作交響詩「わが祖国」
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
ズデニェク・コシュラー(指揮)
録音:スロヴァキア・フィルハーモニー・コンサートホール、ブラチスラヴァ、
時期の記載なし
初出(LP):1978年




<ACTE PREALABLE>
AP 0257 ¥1800
アドルフ・ミシェク(1875-1955):コントラバス・ソナタ&小品集 Vol.1
ソナタ第1番イ長調 Op.5
演奏会用ポロネーズ
ソナタ第2番ホ短調 Op.6
シモン・マルチニャク(コントラバス)
ヨアンナ・ワヴリノヴィチ(ピアノ)
録音:2011年8月10-11日、12月14-15日、ポーランド放送スタジオS1、
ワルシャワ

AP 0258 ¥1800
アドルフ・ミシェク(1875-1955):コントラバス・ソナタ&小品集 Vol.2
ソナタ第3番ヘ長調 Op.7
スメタナのオペラの主題による幻想曲(*)
伝説 Op.3
シモン・マルチニャク(コントラバス)
ヨアンナ・ワヴリノヴィチ(ピアノ)
録音:2011年8月10-11日、12月14-15日、ポーランド放送スタジオS1、
ワルシャワ
アドルフ・ミシェクはチェコ(ボヘミア)生まれのコントラバス奏者・作曲家。
ウィーン音楽院を卒業後ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に入団。1918年
のチェコスロヴァキア独立を機にプラハに移り、1920年国民劇場管弦楽団の首
席奏者に就任。1934年に引退し、亡くなるまでの20年間はフリーランスの演奏
家・作曲家として活躍しました。シモン・マルチニャクは2007年ハーグ・レジ
デンティ管弦楽団の首席奏者に就任したポーランドのコントラバス奏者。
(*)は世界初録音と表示されています。

AP 0262 ¥1800
ショパンの教え子たち VII
ユリアン・フォンタナ(1810-1869):ピアノ作品全集 Vol.3
ウェーバーの思い出-ウェーバーの「オベロン」の主題によるポプリ Op.5
2つの奇想曲 Op.1 から 不安(No.1)/ポルカ風狂詩曲 Op.19
12の練習曲形式の性格的小品 Op.9 第1巻(第1-6曲)
ロリータ-華麗な大ワルツ Op.11
ベッリーニの「夢遊病の女」の主題による華麗な幻想曲第2番 Op.16
フィリップ・ドゥヴォー(ピアノ)
録音:2010年6月、2011年4月、ポーランド放送スタジオS1、ワルシャワ
ショパンと同い年の親友にしてピアノの弟子であり、作曲家・ピアニストとし
ての活動の他ショパンの作品出版のための写譜や遺作の出版に尽力したフォン
タナの、現存する全ピアノ作品録音完結編。世界初録音と表示されています。
Vol.1: AP 0160、Vol.2: AP 0259。
フィリップ・ドゥヴォーはジョルジュ・シフラ(1921-1994)に才能を見出され、
ポーランドのピアニスト・作曲家ミウォシュ・マギン(1929-1999)に師事した
フランスのピアニスト。ポーランドのピアノ音楽のスペシャリストとして活躍
しています。
[ボーナスCD-EXTRA]
ユリアン・フォンタナ:夜想曲 Op.20(*)
アクト・プレアラブル・レーベルの2012年版カタログとMP3サンプル(+)
ヨアンナ・ワヴリノヴィチ(ピアノ(*))
録音:2011年12月、ポーランド放送スタジオS1、ワルシャワ
(*)はフィリップ・ドゥヴォーによる録音セッションの後で楽譜が発見された
作品。(+)は「すべてのパソコンで閲覧・再生可能」と表示されておりますが、
弊社は動作を保証いたしません。なにとぞご了承ください。

AP 0295-99 5枚組 ¥4380
ウニヴェルシタス・カンタート(国際大学合唱祭)1998-2011 
ファイナル・コンサート
ズビグニェフ・コズプ(1960-):
聖霊のリタニア[Litania ad Spiritum Sanctum]
(ソプラノ、朗読、混声合唱、オルガンと管弦楽のための;1998)
ドナタ・ホッペル(ソプラノ) ズビグニェフ・グロハル(朗読)
スワヴォミル・カミンスキ(オルガン) アンナ・コズプ(鍵盤楽器) 他
マルチン・ソポリンスキ(指揮)
ヴォイチェフ・キラル(1932-):
お告げの祈り[Angelus](ソプラノ、混声合唱と管弦楽のための;1999)
バルバラ・クビアク(ソプラノ)
ポズナン・イグナツィ・ヤン・パデレフスキ音楽アカデミー交響楽団
アグニェシュカ・ドゥチマル(指揮)
ズビグニェフ・コズプ:あなた方は幸いである[Beati Estis]
(ソプラノ、混声合唱と管弦楽のための;2000)
アグニェシュカ・ミコワイチク(ソプラノ)
ポズナン・イグナツィ・ヤン・パデレフスキ音楽アカデミー交響楽団
マルチン・ソポリンスキ(指揮)
マレク・ヤシンスキ(1949-2010):
Ad iuventatem(ソプラノ、混声合唱と管弦楽のための;2000)
イヴォナ・ホッサ(ソプラノ)
ポズナン・イグナツィ・ヤン・パデレフスキ音楽アカデミー交響楽団
マルチン・ソポリンスキ(指揮)
クシェシミル・デンプスキ(1953-):
交響曲「Nihil homine mirabilius」(合唱と管弦楽のための;2002)
ポズナン・イグナツィ・ヤン・パデレフスキ音楽アカデミー交響楽団
マルチン・ソポリンスキ(指揮)
パヴェウ・ウーカシェフスキ(1968-):
交響曲第2番「Festinemus amare homines」
(2人のソプラノ、2つの混声合唱、2台のピアノと管弦楽のための;2005)
カタジナ・ティルニク、アガタ・ズベル(ソプラノ)
アンナ・ハース=ニェヴィエジャウ、ピオトル・ニェヴィエジャウ(ピアノ)
ポズナン・アダム・ミツキェヴィチ大学室内管弦楽団
ポズナン・ミェチスワフ・カルウォヴィチ中等音楽学校交響楽団
アレクサンデル・グレフ(管弦楽指導)
ウーカシュ・ボロヴィチ(指揮)
クシェシミル・デンプスキ:
交響曲第2番「春の再来」(管弦楽、合唱と独唱のための;2003)
アガタ・ズベル(ソプラノ) ヨルゴス・スコリアス(ジャズ・ヴォーカル)
ポズナン・イグナツィ・ヤン・パデレフスキ音楽アカデミー交響楽団
クシェシミル・デンプスキ(指揮)
マレク・ヤシンスキ:
5つの交響的絵画「Raptus Europae」(ソプラノ、合唱と管弦楽のための;2007)
ドナタ・ホッペル(ソプラノ)
テュービンゲン・エバーハルト・カール大学アカデミー管弦楽団
トビアス・ヒラー(管弦楽指導)
ジグムント・リヒェルト(指揮)
ロムアルト・トファルドフスキ(1930-):
私は記念碑を建てた[Exegi Monumentum]
(ソプラノ、バス、混声合唱と管弦楽のための;2009)
アンナ・ミコワイチク=ニェヴィエジャウ(ソプラノ) 
ヤロスワフ・ブレンク(バス)
シンフォニエッタ・ポツダム(ポツダム大学管弦楽団)
クリスティアン・コミハウ(管弦楽指導)
マルチン・ナウェンチ=ニェショウォフスキ(指揮)
ミウォシュ・ベンビノフ(1978-):愛は征服する[Amor vincit]
(メゾソプラノ、バリトン、混声合唱と管弦楽のための;2011)
パウリーナ・ボレチコ=ヴィルチンスカ(メゾソプラノ)
マユエイ・ボグミウ・ネルコフスキ(バリトン)
ビャウィストク音楽学校交響楽団
カジミェシュ・ドンブロフスキ(管弦楽指導)
ミウォシュ・ベンビノフ(指揮)
ウニヴェルシタス・カンタート参加合唱団合同
録音:1998-2011年、ライヴ、アダム・ミツキェヴィチ大学コンサートホール、
ポズナン、ポーランド
ポーランドのポズナンで開催されるウニヴェルシタス・カンタート(国際大学合
唱祭)のファイナル・コンサートにおける委嘱作品の演奏をCD化したものです。




<スロヴァキア音楽財団 HF(Slovak Music Fund)>
SF 0061-2 ¥2080
ロマン・ベルゲル(1930-):メメント
メメント-ミルコ・フィリプの亡き後に(管弦楽のための;1973)(*)
ヤン・ブラニのためのアダージョ(ヴァイオリンとピアノのための;1987)(+)
子守歌(アルトとピアノのための;1991)(#)
コルチャックの記念に-断章(弦楽四重奏のための;2000)(**)
チェコスロヴァキア放送交響楽団(*)
ビストリーク・レジュハ(指揮(*))
パヴェル・ボガチ(ヴァイオリン(+))
ダニエラ・ヴァリーンスカ(ピアノ(+))
ダニサ・シュレプコフスカー(アルト(#))
ダニエル・ブラノフスキー(ピアノ(#))
エヴァルト・ダニエル、ヴラジミール・ベレニーク(ヴァイオリン(**))
ペテル・ズヴィーベル(ヴィオラ(**))
エヴァ・チェルマノヴァー(チェロ(**))
録音:時期の記載なし、スロヴァキア放送スタジオ、ブラチスラヴァ(*/+)
1992年、ライヴ、メロス=エトス・フェスティヴァル、首席司教宮、ブ
ラチスラヴァ(#)
時期の記載なし、兄弟団教会、ブラチスラヴァ(**)
ロマン・ベルゲルはポーランドのチェシンに生まれ、1952年に政治的理由に
より家族とともにブラチスラヴァに移住した現代スロヴァキア作曲界の重鎮。

SF 0063-2 ¥2080
スロヴァキアのオルガン音楽
ミロ・バーズリク(1931-):
ファンタジア I/ファンタジア II/ファンタジア III
ユライ・ベネシュ(1940-2004):Durée Ω
ロマン・ベルゲル(1930-):エクソダス
ヤン・ヴラジミール・ミハルコ(オルガン)
録音:データ記載なし

SF 0064-2 ¥2080
ドゥシャン・マルチンチェク(1936-2006):ピアノ作品集
演奏会用練習曲集 Op.4(1955-1959) から(*)
無窮動(No.1),インヴェンション(No.4),オスティナート(No.6)
ルーマニア狂詩曲「ネグレア」(1962)(+)/ソナタ「瞑想 B-A-C-H」(1978)(*)
ソナタ「アッペル」(1983)(#)/10の楽章(1992)(**)/献呈(2001)(++)
新しい夜想曲(1993-1994)(##)
イヴァン・パロヴィチ(ピアノ(*))
アレクサンデル・カッタリーノ(ピアノ(+))
ミクラーシュ・シュクラ(ピアノ(#))
ペテル・パジツキー(ピアノ(**))
ヨルダナ・パロヴィチョヴァー(ピアノ(++))
ツィリル・ディアノフスキー(ピアノ(##))
録音:データ記載なし
ドゥシャン・マルチンチェクはヤン・ツィッケル(1911-1989)に師事した作曲
家・ピアニスト・教師。母校ブラチスラヴァ音楽アカデミーで長く教職に就き、
1986年からは教授を務めました。

SF 0065-2 ¥2080
パヴォル・バギン(1933-):室内音楽集
弦楽四重奏のための前奏曲集(1999)(*)
ピアノのためのスケルツォ(1971)(+)
無伴奏フルートのためのパストラーレ(1979)(#)
水彩画(管楽五重奏のための;1977)(**)
ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための三重奏曲(2000)(++)
ピアノのためのロマンティック小品集(1992)(##)
詩的ムード(オーボエ、クラリネットとファゴットのための;1996)(※)
コシツェ弦楽四重奏団(+)
オンドジェイ・レヴィト(第1ヴァイオリン) 
ミラン・イロウト(第2ヴァイオリン)
ヨゼフ・キーシュカ(ヴィオラ) ユライ・ヤーノシーク(チェロ)
アレクサンデル・カッタリーノ(ピアノ(+))
ミロシュ・ユルコヴィチ(フルート(#))
ブラチスラヴァ管楽五重奏団(**)
ズザナ・パシュテーコヴァー(ヴァイオリン(++))
リュドミラ・ホシュコヴァー(ヴィオラ(++))
カタリーナ・クレイノヴァー(チェロ(++))
ダニエラ・カルドショヴァー(ピアノ(##))
イゴル・ファーベラ(オーボエ(※))
ヨゼフ・リュプターチク(クラリネット(※))
ローベルト・メシナ(ファゴット(※))
録音:データ記載なし
パヴォル・バギンはエウゲン・スホニュ(1908-1993)に師事したスロヴァキア
の作曲家・指揮者。1999年から2010年までスロヴァキア作曲家連盟総裁を務め
ました。

SF 0066-2 ¥2080
ユライ・ベネシュ(1940-2004):GOING TO 室内音楽集
Going to (6つのチェロのための;1994)(*)
間奏曲第3番(2台のピアノのための;1987)(+)
フヴィエズドスラフのテキストによる3つのモノディ
(ソプラノ、2つのヴァイオリン、チェロとチェンバロのための;1979)(#)
Durée Ω(オルガンのための;2002)(**)
俳句(ソプラノとツィンバロムのための12の歌;1999)(++)
ブランブル大佐のワルツ(11人の奏者のための;1975)(##)
ヨゼフ・ポドホランスキー、ユライ・アレクサンデル、ヤーン・スラーヴィク、
エウゲン・プロハーツ、ボリス・ボホー、チャバ・ラーチ(チェロ(*))
ノラ・スクタ、ニキ・スクタ(ピアノ(+))
マルタ・ニトラノヴァー(ソプラノ(#))
クイード・ヘルブリング、アンナ・ヘルブリンゴヴァー(ヴァイオリン(#))
ヨゼフ・シコラ(チェロ(#))
アレクサンデル・カッタリーノ(チェンバロ(#))
マリア・ニトラーノヴァー(ピアノ(#))
ユライ・ベネシュ(指揮(#)
ヤン・ヴラジミール・ミハルコ(オルガン(**))
日向野菜生(ソプラノ(++))
エニケー・ギンゼリ(ツィンバロム(++))
ブラチスラヴァ室内アンサンブル(##)
ダニエル・ガゾン(指揮(##))
録音:データ記載なし
ブラチスラヴァ音楽アカデミー教授を務めたユライ・ベネシュは、1960年代ス
ロヴァキア音楽におけるアヴァンギャルド・ムーヴメントの旗手的存在でした。

SF 0069-2 ¥2080
ミロ・バーズリク(1931-):
ピアノ協奏曲(2003-2006)(*)
オラトリオ「十二」(アレクサンドル・ブロークの詩による、
6人の独唱者、朗読、合唱と管弦楽のための;1967)(+)
ダニエル・ブラノフスキー(ピアノ(*))
スロヴァキア放送交響楽団(*)
マリオ・コシク(指揮(*))
フランチシェク・フサーク(朗読(+))
セルゲイ・コプチャーク(バス(+))
カタリーナ・ブラフシアコヴァー(ソプラノ(+))
ダグマル・ペツコヴァー(アルト(+))
リュドヴィート・ブフタ(テノール(+))
マリアーン・ブッラ(バス(+))
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団(+)
ペテル・フラディル(合唱指揮(+))
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団(+)
ガブリエル・パトーチ(指揮(+))
録音:データ記載なし
ミロ・バーズリクはブラチスラヴァ音楽院を卒業後、プラハのカレル大学で数
学を学ぶかたわらフランチシェク・ラウフとイヴァン・モラヴェツにピアノ、
イジー・エリアーシュに作曲を師事、その後大学で数学の講師をしながらブラ
チスラヴァ音楽大学でヤン・ツィッケルに作曲を学んだという異色の経歴を持
つ作曲家・ピアニスト・数学者・教師。




<Diskant>
DK 0135-2 ¥2080
ヨハン・マティアス・シュペルガー(1750-1812):
コントラバスとヴィオラのためのソナタ集
ソナタ第1番/ソナタ第2番/ソナタ第3番/二重奏曲
ラドスラフ・シャシナ(コントラバス)
ミロシュ・ヴァレント(ヴィオラ)
録音:2011年1月、ルター派教会、セネツ、スロヴァキア

DK 0138-2 ¥2080
古い時代の音楽 ギター作品集
フランチェスコ・カノーヴァ・ダ・ミラノ(1492-1543):
リチェルカーレ第8番I/ファンタジア第51番/ファンタジア第35番
ファンタジア愛55番/ファンタジア第21番
ヨゼフ・カスパル・メルツ(1806-1856):祖国の花 Op.1
マヌエル・マリア・ポンセ(1882-1948):組曲イ短調
ヨゼフ・カスパル・メルツ:
吟遊詩人の調べ Op.13 から ロマンス/序奏と華麗なロンド Op.11
イリス・セギ(1956-):ポケットの中の組曲
ヨゼフ・カスパル・メルツ:
吟遊詩人の調べ Op.13 から 遠く離れた人に/コンチェルティーノ
ホセ・マリア・ガリャルド・デル・レイ(1961-):カリフォルニア組曲
ヴラジミール・オンドレイチャーク(ギター)
録音:2011年6月、コンサートホール、シャモリーン、スロヴァキア

DK 0140-2 ¥2080
スロヴァキアの歴史的オルガン 8
ヨハン・ヴァレンティン・エッケルト(1673-1732):
チャコーナ[シャコンヌ]ex ハ長調(*)
ヨハン・シュペート(1664-1719):トッカータ第1番/トッカータ第2番
ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス(1713-1780):
コラール「イエス、わが喜び」による前奏曲
コラール「キリストは死の絆につかれた」による前奏曲
コラール「賛美と栄光、至高の善なる者にあれ」による前奏曲
コラール「イエス、わが確信」による前奏曲
ソナタ ニ長調 Krebs-WV835/ソナタ ヘ長調 Krebs-WV836
ヤーン・ヴラジミール・ミハルコ(オルガン)
録音:2011年10月、ローマ・カトリック・フィリアル教会、
スムレチャニ、スロヴァキア(*)
ルター派教会、ヴルヴォフツェ、スロヴァキア(*以外)
使用楽器:1750年、マルチン・ポトコニツキー製(*)/1853年、
マルチン・シャシュコ製(*以外)

DK 0141-2 ¥2080
シュテファン・ネーメト=シャモリーンスキー(1896-1975):ピアノ作品全集
奇想曲 Op.21(1946)/パガニーニの主題による瞑想曲(1951)
スロヴァキア狂詩曲 Op.46(1952)/間奏曲 Op.47(1952)
ソナタ Op.55(1955)/スロヴァキア民謡による即興曲 Op.68(1959)
カミラのネニアの主題による碑銘 Op.109(1972)(*)
マグダレーナ・バユショヴァー(ピアノ)
録音:2011年10月、ファトラ芸術館、ジリナ、スロヴァキア(*以外)
2010年11月16日、ライヴ、
ブラチスラヴァ音楽アカデミー・ドヴォラナ・コンサートホール、
スロヴァキア(*)
シュテファン・ネーメト=シャモリーンスキーはスロヴァキアの作曲家・ピアニ
スト・オルガニスト・合唱指揮者・教師。ハンガリーのブダペストでバルトー
クにピアノを、デジュー・アンタルフィ=ジロスとアラダール・ザラーンフィ
にオルガンを、レオ・ヴェイネルに作曲を師事。スロヴァキアに戻りブラチス
ラヴァの聖マルチン教会のオルガニスト、市立音楽学校の教師(1921-1953)、
自ら創設したベラ・バルトーク合唱団の指揮者を務めました。

DK 0142-2 ¥2080
グリーグ(1843-1907):ピアノ作品集
抒情小曲集第1巻 Op.12 から 夜警の歌,妖精の踊り,アリエッタ
抒情小曲集第2巻 Op.38 から ハリング
抒情小曲集第3巻 Op.43 から 蝶
抒情小曲集第4巻 Op.47 から メロディ,ハリング,悲歌
抒情小曲集第5巻 Op.54 から 小人の行進
ソナタ ホ短調 Op.7/ノルウェー民謡による変奏曲形式のバラード Op.24
ダナ・シャシノヴァー=サトゥリ(ピアノ)
録音:データ未詳

DK 0143-2 ¥2080
ピアノ・デュエットのための詩的絵画
シューマン、ブラームス:ピアノ四手連弾のための作品集
シューマン(1810-1856):小さな子供と大きな子供のための12の小品 Op.85
ブラームス(1833-1897):ワルツ集 Op.39(全16曲)
シューマン:東洋の絵(6つの即興曲)Op.66
イダ・チェルネツカー、フランチシェク・ペルグレル(ピアノ)
録音:2011年8月13-14日、ブラチスラヴァ音楽アカデミー・ドヴォラナ・コン
サートホール、スロヴァキア

DK 0144-2 ¥2080
ドヴォルジャーク(1841-1904):
スラヴ舞曲集第1巻 Op.46(全8曲;1878)
スラヴ舞曲集第2巻 Op.72(全8曲;1886)
イダ・チェルネツカー、フランチシェク・ペルグレル(ピアノ)
録音:2011年8月19-21日、
ブラチスラヴァ音楽アカデミー・ドヴォラナ・コンサートホール、
スロヴァキア




<DUX>
DUX 0190 ¥1800
ブラジルのクラシック音楽
アルベルト・ネポムセノ(1864-1920):古風な組曲 Op.11(1893)
エルナニ・アギアル(1950-):4つの瞬間 第3番
マルロス・ノブレ(1939-):
デザフィオ III Op.31 No.3(ヴァイオリンと弦楽合奏のための;1968)(*)
エルンスト・マーレ(1929-):ブラジル北東組曲(弦楽のための;1976)
ベートルヴェン・クニャ:
ブラジルの3つの風景(ヴァイオリンと弦楽合奏のための;2012)(*)
アルベルト・ネポムセノ:セレナード(1902)
フェルナンダ・クルーグ(ヴァイオリン(*))
カペラ・ビドゴスティエンシス
ジョゼ・マリア・フロレンシオ(指揮)

DUX 0317 ¥1800
デュパルク(1848-1933):歌曲集
恍惚/旅への誘い/セレナード/ため息/ロズモンドの館
悲しい歌/前世/嘆き/フィディレ/ミニョンのロマンス
戦いのある国へ/悲歌/フィレンツェのセレナード
バルバラ・ザクシェフスカ(ソプラノ)
マリウシュ・ルトコフスキ(ピアノ)

DUX 0327 ¥1800
アンディ・ハリス:荒地 ピアノ四手連弾のための作品集
荒地(全5曲1998)/前奏曲集「鏡と映像」(全5曲;1994/1995/2001)
前奏曲集「線」(全3曲;1993/1995/1999)/平和の静寂(全3曲;1997)
自然からの2つの風景(1974)
タマラ・グラナト、岩本恵理(ピアノ)
アンディ・ハリスはイギリスの作曲家。

DUX 0387 ¥1800
レシェク・クワコフスキ(1955-):
ピアノ協奏曲(*)
スケッチ集(ジャズ・トリオと管弦楽のための)(+)
ボグダン・クワコフスキ(ピアノ(*))
レシェク・クワコフスキ・トリオ(+)
ポーランド・バルト・フィルハーモニー交響楽団
シモン・ビヴァレツ(指揮)

DUX 0443 ¥1800
ショパン(1810-1849):ピアノ作品集
スケルツォ ロ短調 Op.20/スケルツォ変ロ短調 Op.31
レント・コン・グラン・エスプレッシオー嬰ハ短調(WN37)
ポロネーズ ニ短調 Op.71 No.1(WN11)
ポロネーズ変ロ長調 Op.71 No.2(WN17)/ワルツ変ニ長調 Op.69 No.1(WN47)
ワルツ ロ短調 Op.69 No.2(WN19)/ワルツ変ト長調 Op.70 No.1(WN42)
アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ変ホ長調 Op.22
カジミェシュ・ギェルジョト[カジミエシュ・ギエルジョード](ピアノ)

DUX 0716 ¥1800
シマノフスキ(1882-1937):歌曲集
スオピェヴニエ[Slopiewnie]Op.46b(全5曲;1921)
クルピェ地方の歌 Op.58(全12曲;1930-1932)
孤独な月Op.31 No.1(1926)/高地の若者たちは山を下る、歌いながら(1924)
ダグマラ・シフィタチ(ソプラノ)
ピオトル・サワイチク(ピアノ)

DUX 0734 ¥1800
シューマン(1810-1856):
謝肉祭 Op.9(1834-1835)
ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26(1839-1840)
暁の歌(5つのピアノ小品)Op.133(1853)
ヴォイチェフ・コツィアン(ピアノ)

DUX 0735 ¥1800
ラフマニノフ、スクリャービン、プロコフィエフ:ピアノ作品集
ラフマニノフ(1872-1943):
ソナタ第2番変ロ短調 Op.36/前奏曲ニ短調 Op.23 No.3
前奏曲変ホ長調 Op.23 No.6/前奏曲変イ長調 Op.23 No.8
悲歌 変ホ短調 Op.3 No.1
スクリャービン(1872-1915):幻想曲ロ短調 Op.28
プロコフィエフ(1891-1953):ソナタ第2番ニ短調 Op.14
コンラト・スコラルスキ(ピアノ)

DUX 0737 ¥1800
スウォヴィンスキ、ラクス、プストロコンスカ=ナワラティル:管弦楽作品集
ヴワディスワフ・スウォヴィンスキ(1930-):
フルートと弦楽合奏、ピアノと打楽器のための協奏曲(1956-1957)(*)
シモン・ラクス(1901-1983):弦楽合奏のための交響曲(1964)
グラジナ・プストロコンスカ=ナワラティル(1947-):
「ヴィヴァルディを思いながら」(2007)から(夏)
フルート、アルトフルートと室内管弦楽のための協奏曲「太陽と海のように」(+)
ウーカシュ・ドウゴシュ(フルート(*/+)、アルトフルート(+))
ワルシャワ・フィルハーモニー室内管弦楽団
クシシュトフ・スウォヴィンスキ(指揮)

DUX 0771 ¥1800
ポッパー、プロコフィエフ、rスト、ショパン:チェロとピアノのための作品集
ダヴィト・ポッパー(1843-1913):ハンガリー狂詩曲 Op.68
プロコフィエフ(1891-1953):ソナタ Op.119
リスト(1811-1886)/ジュール・デ・スワート編曲:
慰め(コンソレーション;6つの詩的思考)S.172
ショパン(1810-1849):華麗なポロネーズ Op.3
マチェイ・クワコフスキ(チェロ)
ドミニカ・クラピアク(ピアノ)

DUX 0858 ¥1800
ムソルグスキー(1839-1881):組曲「展覧会の絵」
プロコフィエフ(1891-1953):
「ロミオとジュリエット」からの10のピアノ小品 Op.75
ベアタ・ビリンスカ(ピアノ)

DUX 0879 ¥1800
ピオトル・モス(1949-):弦楽のための作品集
Elan(弦楽のための;1990)
Concertino
(2つのヴァイオリン、2つの弦楽四重奏とコントラバスのための;1984)
Canti(フルートと弦楽のための;1992)(*)
Capriccio(ピアノと弦楽のための;1994)(+)
Fantasia(チェロと弦楽のための;1996)(#)
エルジビェタ・ガイェフスカ(フルート(*))
ヴェロニク・ブリエル(ピアノ(+))
アンジェイ・バウエル(チェロ(#))
アマデウス・ポーランド放送室内管弦楽団
アグニェシュカ・ドゥチマル(指揮)

DUX 0885 ¥1800
サクソフォン・インプレッションズ サクソフォンと管弦楽のための音楽
ショパン(1810-1849)/クシシュトフ・ヘルジン(1970-)編曲:
ショパンへのオマージュ
前奏曲イ長調 Op.28 No.7/練習曲ヘ短調 Op.25 No.2
練習曲ホ長調 Op.10 No.3/ワルツ変イ長調 Op.64 No.3
練習曲変ト長調 Op.25 No.9
ピアソラ(1921-1992)/パヴェウ・グスナル編曲:タンゴ・バレエ
Titulos, La calle, Encuentro - Olvido, Cabaret, Soledad, La calle
ガーシュウィン(1898-1937)/リシャルト・ボロフスキ、パヴェウ・グスナル編曲:
ポーギーとベス
Introduction / Summertime / A woman is a sometime thing
My man's gone now / I got plenty o'nutting / It ain't necessarily so
Bess, you is my woman now / Serena's prayer / There is a boat
I'm on my way
ピアソラ/パヴェウ・グスナル編曲:オブリビオン[忘却]
エンニオ・モリコーネ(1928-)&アンドレア・モリコーネ(1964-)/
トマシュ・シムシ編曲:イントロ・パラディーゾ
ニーノ・ロータ(1911-1979)/トマシュ・シムシ編曲:ロミオとジュリエット(*)
パヴェウ・グスナル(ソプラノサクソフォン(*以外)、アルトサクソフォン(*))
ウォムジャ・ヴィトルト・ルトスワフスキ室内フィルハーモニー管弦楽団
ヤン・ミウォシュ・ザルジツキ(指揮)

DUX 0892 ¥1800
サクソフォンの色彩 無伴奏サクソフォンのための音楽
カルロス・ミチャンス(1950-):サクソフォンのための音楽(1984)
田中カレン(1961-):ナイト・バード[Night Bird](1997)
野田燎(1948-):舞(1975)
アウグスティン・ブロフ(1929-2006):音符(1981)
マリー・エレーヌ・フルニエ(1963-):ホロスコープ(1986)
グランソワ・ダネールス(1921-):4つのミニアチュール(1982)
野田燎:即興 I [Improvisation I](1972)
リシャルト・ジョウェンジェフスキ(サクソフォン)

DUX 0895/0896 2枚組 ¥3600
ハイドン(1732-1809):6つの弦楽四重奏曲 Op.76
第1番ト長調/第2番ニ短調/第3番ハ長調
第4番変ロ長調/第5番ニ長調/第6番変ホ長調
ヴィラヌフ弦楽四重奏団
タデウシュ・ガウジナ(第1ヴァイオリン) 
パヴェウ・ウォサキェヴィチ(第2ヴァイオリン)
リシャルト・ドゥシ(ヴィオラ) マリアン・ヴァシュウカ(チェロ)

DUX 0904 ¥1800
八季
ピアソラ(1921-1992):ブエノスアイレスの夏
ヴィヴァルディ(1678-1741):「四季」から 春
ピアソラ:ブエノスアイレスの秋
ヴィヴァルディ:「四季」から 夏
ピアソラ:ブエノスアイレスの冬
ヴィヴァルディ:「四季」から 秋
ピアソラ:ブエノスアイレスの春
ヴィヴァルディ:「四季」から 冬
クリスティアン・ダノヴィチ(ヴァイオリン、指揮)
マルチン・ミシャク(チェロ)
アレクサンドラ・ルポチンスカ(チェンバロ)
レオポルディウム室内管弦楽団




<ポーランド放送 Polskie Radio>
PRCD 1410 ¥2080
フリードリヒ大王のサークル ベルリンの作曲家たちのフルート・ソナタ集
ヨハン・フィリップ・キルンベルガー(1721-1783):
フルートと通奏低音のためのソナタ ト短調
フリードリヒ大王(1712-1786):
フルートと通奏低音のためのソナタ第154番ホ短調
ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ(1697-1773):
フルートと通奏低音のためのソナタ第336番ト短調
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
フルートとチェンバロのためのソナタ ホ長調 Wq84
フランチシェク・ベンダ(1708-1786):
フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調
クリスティアン・シャフラート(1709-1763):
フルートとチェンバロのための二重奏曲ト長調 Op.1 No.4 から ラルゴ
マウゴジャタ・ヴォイチェホフスカ(フラウト・トラヴェルソ)
ヴワディスワフ・クウォシェヴィチ(チェンバロ)
マーク・コードル(チェロ)
録音:2011年5月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・
スタジオ、
ワルシャワ
大王と称される啓蒙専制君主、プロイセン王フリードリヒ2世は学問・芸術を
好み、特にフルートを愛好しました。当盤には大王の宮廷に仕えた作曲家たち
のフルート・ソナタがピリオド楽器による演奏で収められています。マウゴ
ジャタ・ヴォイチェホフスカはウーチ音楽アカデミー(ポーランド)で学んだ後
ハーグ王立音楽院(オランダ)でウィルベルト・ハーゼルゼット、バルトルト・
クイケンに師事したポーランドのフルート奏者。長年にわたりワルシャワ室内
オペラ管弦楽団(ムジケ・アンティケ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセ)のメ
ンバーとして活躍しています。

PRCD 1474-1476 3枚組 ¥5280
イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807-1867):
オペラ「モンバル、または 海賊」Op.30(全3幕;1836-1838)
ラファウ・バルトミンスキ(テノール:モンバル)
パヴロ・トルストイ(テノール:ドン・ジュアン)
エヴァ・ビェガス(ソプラノ:ドンナ・マリア)
ヴォイテク・ギェルラフ(バス:ロン・アロンゾ)
アグニェシュカ・マクフカ(メゾソプラノ:ロザリア)
エリザ・クルシュチンスカ(ソプラノ:ブランカ)
ダリウシュ・マチェイ(バス:ペレス)
クシシュトフ・シュミト(テノール:ヴァン・ベスト、アルヴァレス)
ダニエル・ボロフスキ(バス:コリフェウシュ、トリシャル)
グジェゴシュ・パジク(バリトン:ディエゴ)
アンナ・マルフヴィンスカ(ソリスト指導)
ポーランド放送合唱団
アルトゥル・センジェラシュ(合唱指揮)
ポーランド放送管弦楽団
ウーカシュ・ボロヴィチ(指揮)
録音:2010、2011年、ライヴ、ポーランド放送
ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ、ワルシャワ
ショパンと同世代のポーランドの作曲家ドブジンスキの、最初にして唯一完成
に至ったオペラ。完成から25年後の1863年にようやく全曲初演されましたが失
敗に終わり、以来、当盤に収録された演奏会形式での復活上演まで全曲が演奏
されることはありませんでした。ブックレット(全84ページ)にポーランド語と
英語の解説とあらすじ、ポーランド語(原語)の歌唱テキストが収録されています。





<ARS PRODUKTION>
ARS 38082(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥3300
ハイドン(1732-1809):オラトリオ「天地創造」Hob.XXI:2
シヴィッラ・ルーベンス(ソプラノ)
ヤン・コボウ(テノール)
ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(バリトン)テルツ少年合唱団
ゲアハルト・シュミット=ガーデン(合唱指揮)
カペラ・コロニエンシス
ブルーノ・ヴァイル(指揮)
録音:2009年5月3日、ライヴ、
エッセン・フィルハーモニー・アルフリート・クルップ・ザール、
エッセン、ドイツ
強力ソリスト陣、名門少年合唱団、老舗ピリオド楽器オーケストラによるハイ
ドンの名作オラトリオ。既発売の「四季」(ARS 38081)と対を成すリリース
です。

ARS 38103 ¥2250
ソロ・フルート Vol.3 ロマン派 無伴奏フルートのための音楽
ルイ・ドルーエ(1792-1873):カデンツァ(3曲)/前奏曲(2曲)
フリードリヒ・クーラウ(1786-1832):
ディヴェルティメント ト長調 Op.68 No.5/幻想曲ニ長調 Op.38 No.1(*)
カール・ケラー(1786-1832):幻想曲ト短調・ト長調 Op.28 No.1
アントン・ベルンハルト・フュルステナウ(1792-1853):
気晴らし[Amusements]Op.57(4曲)/フルートの学校 Op.42 から(3曲)
カスパル・クンマー(1795-1870):
幻想曲ニ長調 Op.33 No.1/幻想曲ハ長調 Op.33 No.2
サヴェリオ・メルカダンテ(1795-1870):
ロッシーニの「アルミーデ」のアリアによる変奏曲ヘ長調
ジュリオ・ブリッチャルディ(1818-1881):アダージョ ハ長調
ジュゼッペ・ガリボルディ(1833-1905):アラブの主題による奇想曲イ短調
エルネスト・ケーラー(1849-1907):悲愴的アダージョ Op.33 No.10
ジャン・ドンジョン(1839-1912):悲歌
ミリヤム・ナスタシ(フルート)
録音:2011年11月14-16日、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ
オランダのユトレヒト生まれのフルーティスト、ミリヤム・ナスタシ校訂の
楽譜本「Die Soloflote, Edition Peters Nr. 8641c」に収録された作品をナ
スタシが自ら演奏するシリーズの第3巻。オーレル・ニコレらに師事したナス
タシははじめ現代音楽に傾倒していましたが、やがて古楽に興味を持ちフラン
ス・フェスターらの教えを受けました。1991年にフライブルク音楽大学フルー
ト科教授に就任し、1996年から2006年までは主任教授を務めました。(*)以外
は世界初録音と表示されています。




<PHOENIX CLASSICS>
PH 22171 ¥2080
18幾世紀にわたって 「アンドレス・セゴビアへのオマージュ」
イタリアとスペインのギター音楽
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
アリアと変奏曲「ラ・フレスコバルダ」
フェルナンド・ソル(1778-1839):
モーツァルトのオペラ「魔笛」の主題による変奏曲 Op.9
大ソナタ Op.22 から ロンド
イサーク・アルベニス(1860-1909):
12の性格的小品 Op.92 から 朱色の塔
スペイン組曲 Op.47 から アストゥリアス
フェデリコ・モレノ・トロバ(1891-1982):ソナティナ Op.52
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
世紀をわたる変奏曲 Op.71
ピッポ・モリーノ(1947-):断章C
パオロ・ウゴレッティ(1956-):チャッコーナ[シャコンヌ]
エウジェニオ・デラ・キアーラ(ギター)
録音:2011年12月19-21日、ブレンド・ノイズ・レコーディング・スタジオ、
ミラノ、イタリア
20世紀を代表するギタリストの一人アンドレス・セゴビア(1893-1987)の没後
25年記念盤。エウジェニオ・デラ・キアーラは1990年ペーザロに生まれたイタ
リアの若手。2010年にペーザロのロッシーニ音楽院を最高栄誉賞付きで卒業し
た翌年の録音。




<VELUT LUNA>
CVLD 227 ¥2080
エアとファンタジア ドゥルツィアンによるエリザベス朝のコンソート音楽
ジョン・ダウランド(1563-1626):
Come again, sweet love/Awake sweet love(*)
オーランド・ギボンズ(1583-1625):2つのバス楽器のためのファンタジア第1番
トマス・ルポ(1571-1627):3つのバス楽器のためのファンタジア
アルフォンソ・フェラボスコ(1575頃-1628):リュートのためのパヴァン
ジョン・ファーマー(1570-1601):A little pretty bonny lass(*)
クリストファー・シンプソン(1615頃-1669):グラウンドによるディヴィジョン
マイケル・イースト(1580-1648):
2つのバス楽器のためのファンタジア第1番(Love cannot dissemble)
トマス・モーリー(1557頃-1602):April is my mistress face
オーランド・ギボンズ:2つのバス楽器のためのファンタジア第4番
マイケル・イースト:
2つのバス楽器のためのファンタジア第7番(Ut, re, mi, fa , sol, la)
ジョン・ダウランド:クリフトン夫人の風情(リュートのためのガリアード)
ウィリアム・コーニッシュ(1465頃-1523):Ah Robin, gentle Robin
ジョン・ブル(1563-1628):
ラムリー卿(チェンバロのためのパヴァン)/ラムリー卿(ガリアード)
ジョン・ダウランド:子守歌(*)
オーランド・ギボンズ:2つのバス楽器のためのファンタジア第2番
不詳:2つのバス楽器とリュートのためのファンタジア G496
ジョン・ダウランド:
リュートのためのファンシー/Now, o now I needs must part(*)
ジョン・ベネット(1575頃-1614以後):A hunt is up
ジョン・ファーマー(1570-1601):A little pretty bonny lass
オーランド・ギボンズ:2つのバス楽器のためのファンタジア第3番
ジョン・ダウランド:Rest a while you cruel cares(*)
クラウディオ・ヴェール:
ジョン・ダウランドの「Rest a while」によるディミニューション
マイケル・イースト:
2つのバス楽器のためのファンタジア第3番(Both alike)/同第4番
不詳:3つのバス楽器のためのファンタジアG495
クオニアム
パオロ・トニョン、クラウディオ・ヴェール、
ヴィンチェンツォ・オニーダ(ドゥルツィアン)
ロレンツォ・フェーデル(チェンバロ) 
ファビオ・アックルソ(リュート、アーチリュート)
エリザベッタ・ガスパロット(ソプラノ(*))
録音:2011年12月29-31日、アルカマジステル・スタジオ、プレガンツィオル、
トレヴィーゾ県、
イタリア
ヴィオルでなく、ファゴットの前身楽器ドゥルツィアンを中心とした珍しい
編成によるイングランドのコンソート音楽。クオニアムは1999年、バロック・
ファゴットの名手パオロ・トニョンが創設したドゥルツィアン・コンソート。

CVLD 224 ¥2080
デ=フォルマ・ソナタ
リスト(1811-1886):ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
ベルク(1885-1834):ピアノ・ソナタ ロ短調 Op.1
ショパン(1810-1849):ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35
アレッサンドラ・ジュンティ(ピアノ)
録音:2012年2月25-26日、スタジオ・ライヴ、マジステル・アレア・スタジオ、
プレガンツィオル、トレヴィーゾ県、イタリア
アレッサンドラ・ジュンティはイアリアのフォッジャに生まれたピアニスト。
2011年の第6回ファウスト・ザドラ国際ピアノ・コンクール優勝。当CDはその
特典として制作・販売されたものです。




<LA BOTTEGA DISCANTICA>
DISCANTICA 257 ¥2300
アドルフォ・フマガッリ(1828-1856):ピアノ作品集
ベッリーニのオペラ「清教徒」による幻想曲 Op.28
ベッリーニのオペラ「ノルマ」より、左手のための「清らかな女神」Op.61
左手のための2つの練習曲 Op.18
ドニゼッティのオペラ「ランメルモールのルチア」の
「間もなく忘れられた墓が私に」による
ロッシーニのオペラ「第一回十字軍のロンバルディア人」の
合唱曲「おお、主よ、生まれた家から」による
ヴェルディのオペラ「椿姫」より、様々なメロディ Op.98
感傷的夜想曲変イ長調 Op.12/夜想曲「夏の夜」、感傷的気晴らし Op.38
愛の夢、はかない思い Op.70/優雅な夜想曲ロ長調 Op.82
アドルフ・アダンのクリスマス頌歌 Op.103/狩、華麗な小品 Op.80
魔女たち、幻想的奇想曲 Op.51
オラツィオ・ショルティーノ(ピアノ)
録音:2011年11月22-23日、バロック・ホール・SMC、イヴレア、イタリア
アドルフォ・フマガッリはイタリアのミラノ近郊インツァーゴに生まれたヴィ
ルトゥオーゾ・ピアニスト兼作曲家フマガッリ四兄弟の次兄。兄弟の中で最も
才能に恵まれ、27歳で夭折するまでに100を超えるピアノ曲集を残しました。

DISCANTICA 258 ¥2300
アヴェ・ヴェルム 啓蒙主義時代のオルガン
ハイドン(1732-1809)/ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782)編曲:
交響曲第53番「帝国」
パスクアーレ・リッチ(1732-1817):入場のためのリピエーノ
ライモンド・メーイ(1740-1812):7つのイントナツィオーネ
ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニ(1706-1784):
オフェルトリウムのためのトッカータ
ジョヴァンニ・アンドレア・フィオローニ(1716-1778):ソナタ第8番ニ長調
パスクアーレ・リッチ:エレヴァツィオーネのためのアダージョ
ムツィオ・クレメンティ(1752-1832):モーツァルト氏のアヴェ・ヴェルム
モーツァルト(1756-1791):アダージョ K.580a(Anh.94)
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785):アンダンテ ト長調
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ(1697-1763):ソナタ第3番ヘ長調
ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー(1736-1809):
「イテ・ミサ・エスト、アレルヤ」によるフーガ
不詳:海の嵐
ハインリヒ・ユスティン・クネヒト(1752-1817):イエスの復活
エドアルド・ベロッティ(オルガン)
録音:2012年3月12-13日、聖使徒教会、ヴェネツィア、イタリア
使用楽器:1766年、カッリード/1859年、バッツァーニ製





<INVIOLATA>
INVIOLATA 1101 ¥1550
シューベルト、メンデルスゾーン、シューマン:
ヴィオラとピアノのための作品集
シューベルト(1797-1828):アルペッジョーネ・ソナタ D.821(1824)
メンデルスゾーン(1809-1847):ヴィオラ・ソナタ ハ長調(1824)
シューマン(1810-1856):おとぎの絵本 Op.113(1851)
ディミトリ・マットゥ(ヴィオラ)
アンジェラ・オリヴィエロ(ピアノ)
録音:2011年4月、オリヴェル・スタジオ、カリアリ、サルデーニャ州、
イタリア
ディミトリ・マットゥは1995年以来カリアリのパレストリーナ音楽院ヴィオラ
科教授を務めているイタリアのヴィオラ奏者。カリアリ弦楽三重奏団のメンバ
ーでもあります。モダーン楽器使用。




<MELODIYA>
MELCD 1001983 ¥1550
アレクサンドル・ロクシーン(1920-1987):
交響曲第4番(1968)(*)
交響曲第9番
(レオニード・マルティノフの詩による、独唱と弦楽合奏のための;1975)(+)
交響曲第11番
(ルイス・デ・カモンイスの詩による、独唱と管弦楽のための;1976)(#)
ハンガリー幻想曲(ヴァイオリンと管弦楽のための;1952)(**)
モスクワ放送交響楽団(*/**)
ユーリー・グリゴリエフ(バリトン(+))
モスクワ室内管弦楽団(+)
ルドルフ・バルシャイ(指揮(*/+))
リュドミラ・ソコレンコ(ソプラノ(#))
ソリスト・アンサンブル(#)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(#))
ユリアン・シトコヴェツキー(ヴァイオリン(**))
クルト・ザンデルリング(指揮(**))
録音:1968年(*)/1975年(+)/1980年(#)/1952年(**)
ロクシーンはソヴィエト連邦(現ロシア)の西シベリア地方の町ビースクに生ま
れ、ミャスコフスキーに師事した作曲家。社会主義体制への妥協を拒んだため
迫害され、当局からの拒絶と検閲に晒され続け、亡くなった時には完全に忘れ
去られた存在となっていました。死後、親友だったルドルフ・バルシャイの尽
力により彼の音楽は西欧に紹介されるようになり再評価が進んでいます。
(+)(**)はロクシーンの私蔵音源。(+)はOLYMPIAレーベル、MKM 206に収録され
ている音源と同一の可能性があります。

MELCD 1001984 ¥1550
モーツァルト(1756-1791):
3台のピアノと管弦楽のための協奏曲ヘ長調 K.242(*)
2台のピアノと管弦楽のための協奏曲変ホ長調 K.365
タチアナ・ニコラーエヴァ、エリソ・ヴィルサラーゼ(ピアノ)
ニコライ・ルガンスキー(ピアノ(*))
リトアニア室内管弦楽団
サウリウス・ソンデツキス(指揮)
録音:1986年2月7日、モスクワ音楽院大ホール 前出:MELCD 1000037
新装再発売。

MELCD 1001990 2枚組 ¥2980
ストラヴィンスキー(1882-1971):
バレエ「火の鳥」(1909-1910)(*)
バレエ「ペトルーシュカ」(1911年版)(+)
バレエ「春の祭典」(1910-1913)(#)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ドミートリー・キタエンコ(指揮(*))
モスクワ国立音楽院交響楽団(+)
ピエール・ブーレーズ(指揮(+))
モスクワ放送交響楽団(#)
ヴラディーミル・フェドセーエフ(指揮(#))
録音:1984年6月5日(*)、1990年3月5日(+)、1981年8月4日(#)、
モスクワ音楽院大ホール、
放送音源(+/#)
(+)は MELCD 1001734に収録されている音源と同一の可能性があります。

MELCD 1001994 ¥1550
ショパン(1810-1849):
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11/ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
エフゲニー・キーシン(ピアノ)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
ドミートリー・キタエンコ(指揮)
録音:1984年3月27日、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール 前出:MELCD 1000100
新装再発売。

MELCD 1001938 5枚組 ¥4380
ダニール・シャフラン
J・S・バッハ(1685-1750):
無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV1008(*)
無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV1010(+)
無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV1012(+)
録音:1973年(*)/1974年(+)
ショパン(1810-1849)/バラキレフ(1837-1910)校訂:
チェロ・ソナタ ト短調 Op.65(1847)(*)
ラフマニノフ(1873-1943):チェロ・ソナタ ト短調 Op.19(1901)(+)
アントン・ギンズブルク(ピアノ)
録音:1985年(*)/1979年(+)
ブラームス(1833-1897):
チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38(*)/同第2番長調 Op.99(*)
ショスタコーヴィチ(1906-1975):チェロ・ソナタ Op.40(+)
フェリクス・ゴットリープ(ピアノ(*))
ドミートリー・ショスタコーヴィチ(ピアノ(+))
録音:1980年(*)/1946年(+)
プロコフィエフ(1891-1953):
チェロ・ソナタ ハ長調 Op.119(*)
チェロと管弦楽のための交響的協奏曲ホ短調 Op.125(+)
アントン・ギンズブルク(ピアノ(*))
ソヴィエト国立交響楽団(+)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(+))
録音:1970年(*)/1961年、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール(+)
ボッケリー(1743-1805):チェロ協奏曲(第9番)変ロ長調(1770-1771)(*)
ハイドン(1732-1809):チェロ協奏曲ニ長調 Op.101 Hob.VII:1(1783)(+)
チャイコフスキー(1840-1893):ロココの主題による変奏曲 Op.(#)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(*)
アルヴィド・ヤンソンス(指揮(*))
ソヴィエト国立交響楽団(+)
ネーメ・ヤルヴィ(指揮(+))
モスクワ・フィルハーモニー交響楽団(#)
キリル・コンドラシン(指揮(#))
録音:1966年(*)/1977年(+)/1949年(#)
ダニール・シャフラン(チェロ)

MELCD 1001965 ¥1550
ロシア&ソヴィエトの作曲家によるピアノ音楽アンソロジー
Part 1, 1917-1991, Disc 3
レフ・レヴツキー(1889-1977):歌(*)
フセヴォロド・ザデラツキー(1891-1953):ソナタ第2番(+)
ニコライ・ロースラヴェツ(1881-1944):5つの前奏曲(#)/2つの詩曲(#)
サムイル・フェインベルグ(1890-1962):ソナタ第5番 Op.70(#)
セルゲイ・プロトポポフ(1893-1954):ソナタ第3番 Op.3 No.6(**)
ヴラディーミル・デシェヴォフ(1889-1955):線路(++)
チホン・フレンニコフ・Jr(ピアノ(*))
フョードル・アミーロフ(ピアノ(+/**))
ユーリー・ファヴォーリン(ピアノ(#))
ニキータ・ムンドヤンツ(ピアノ(++))
録音:データ記載なし
(*)(+)は世界初録音と表記されています。

MELCD 1001966 ¥1550
ロシア&ソヴィエトの作曲家によるピアノ音楽アンソロジー
Part 1, 1917-1991, Disc 4
エディソン・デニソフ(1929-1996):変奏曲(*)
アンドレイ・ヴォルコンスキー(1933-2008):ムジカ・ストリクタ(*)
ユーリー・ブツコ(1938-):パルティータ(+)
アレクサンドル・ヴスティン(1943-):ラメント(+)
ニコライ・カレトニコフ(1930-1994):2つの小品(+)
ロスチスラフ・ボイコ(1931-2002):キプロス島のスケッチ(#)/ソナティナ(#)
エドヴァルドミルゾニアン(1921-):詩曲(**)
ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-):シャコンヌ(++)
アレクセイ・グロツ(ピアノ(*))
ミハイル・トゥルパノフ(ピアノ(+))
ヴァシーリー・サリニコフ(ピアノ(#))
ニキータ・ムンドヤンツ(ピアノ(**))
セルゲイ・クズネツォフ(ピアノ(++))
録音:データ記載なし

MELCD 1001979 3枚組 ¥4050
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):オペラ「サトコ」
ゲオルギー・ネレップ(テノール:サトコ)
エリザヴェータ・シュムスカヤ(ソプラノ:ヴォルホヴァ)
ヴェーラ・ダヴィドヴァ(メゾソプラノ:リュバーヴァ)
エリザヴェータ・アントノヴァ(アルト:ネジャータ)
セルゲイ・クラソフスキー(バス:海の王)
マルク・レイゼン(バス:ヴァリャーグの商人)
イヴァン・コズロフスキー(テノール:インドの商人)
パーヴェル・リシツィアン(バリトン:ヴェネツィアの商人) 他
ボリショイ劇場合唱団&管弦楽団
ニコライ・ゴロヴァーノフ(指揮)
録音:1952年、モノラル

MELCD 1002007 ¥1150
トリブホン・シャヒディ(1946-):管弦楽作品集
交響詩「サド」
バレエ「高利貸しの死」から
コーリのヴァリアシオン-高利貸し/アダージョ/アダージョ-デュエット
貨幣の女王とコーリの死  バレエ「シヤブシュ」から 若者の踊り
バレエ「ルバイ・ハヤム」から
貴族の行列/シトラのヴァリアシオン/暗黒の戦士
クラリネット協奏曲(*/+)
交響的絵画「ダリウス」(+)
祝典行進曲(+)
イーゴリ・フョードロフ(クラリネット(*))
ロンドン交響楽団(+以外)
マリインスキー劇場管弦楽団(+)
ヴァレーリー・ゲルギエフ(指揮)
録音:2010年、ロンドン(+以外)/2011年、サンクトペテルブルク(+)

<MUSICA CONCEPTS>
MC 117 ¥850
サラモーネ・ロッシ(1570-1630):ソロモンの歌
Sydney Fixman
Pro Cantione Antiqua
1996/1/11-13





<MEMBRAN>
DOCUMENTS 233588 10枚組 ¥1080
Georg Solti/Charisma And Vitality
Disk 1+2
SUPPE
Pique Dame
Leichte Kavallerie ? Dichter und Bauer
Ein Morgen, ein Mittag, ein Abend in Wien:
Ouverturen / Overtures
GOUNOD
Faust: Ballett-Musik(5. Akt)/ Ballet Music(Act 5)
ROSSINI
Semiramide
L’Italiana in Algeri: Sinfonias
PONCHIELLI
La Gioconda: Danza delle ore
OFFENBACH
Gaite Parisienne: Ballett / Ballet
Les Contes d’Hoffmann: Barcarolle
Wiener Philharmoniker, Orchestra of the Royal Opera House,
Covent Garden(1958)
Disk 3+4
BEETHOVEN
Klavierkonzert Nr. 5 / Piano Concerto No. 5
Violinkonzert / Violin Concerto
Wilhelm Backhaus(Klavier / piano), Mischa Elman(Violine /
violin), Kolner Rundfunk-Sinfonie-Orchester, London Philharmonic
Orchestra(1955, 1956)
Disk 5
Johannes Brahms(1833-1897)
Violinsonaten op. 78+100 / Violin Sonatas op. 78+100
Georg Kulenkampff(Violine / violin),
Georg Solti(Klavier /piano)(1947, 1948)
Disk 6
SCHUBERT
Sinfonie Nr. 5 / Symphony No. 5
TSCHAIKOWSKY
Serenade fur Streichorchester
Serenade for String Orchestra
Israel Philharmonic Orchestra(1958)
Disk 7
MAHLER
Sinfonie Nr. 1 / Symphony No. 1
Kolner Rundfunk-Sinfonie-Orchester(1957)
Disk 8
Works by Bela Bartok
Disk 9+10
VERDI
Messa da Requiem
Gre Brouwenstijn, Oralia Dominguez,
Giuseppe Zampieri, Nicola Zaccaria,
Radio-Sinfonie-Orchester Koln &
Kolner Rundfunkchor(1958)


DOCUMENTS 233589 10枚組 ¥1080
Kirsten Flagstad/The Voice Of A Century
Disk 1+3
BC:885150335895WAGNER
Auszuge aus / Excerpts from:
Die Walkure Lohengrin
Tannhauser Tristan und Isolde Gotterdammerung
Siegfried
Constance Shacklock, Lauritz Melchior, Set Svanholm,
Philadelphia Orchestra, RCA Victor Symphony Orchestra,
San Francisco Opera Orchestra, Philharmonia Orchestra,
Hans Lange, Eugene Ormandy, Edwin McArthur, Issay
Dobroven, Georges Sebastian, Wilhelm Furtwangler,
Karl Bohm(1935, 1937, 1939, 1940, 1948-1952)
Disk 4
WAGNER
Wesendonck-Lieder / Wesendonck Songs
Gerald Moore(Klavier / piano)(1948)
STRAUSS Vier letzte Lieder / Four Last Songs
Philharmonia Orchestra, Wilhelm Furtwangler(1950)
Disc 5
GRIEG
HURUM Lieder
Edwin McArthur, Gerald Moore(Klavier / piano)
Philharmonia Orchestra, Warwick Braithwaite,
Walter Susskind(1937, 1948)
Disc 6
PURCELL
Dido and Aeneas(Auszuge / excerpts)
Dido: Kirsten Flagstad, Belinda: Elisabeth Schwarzkopf,
Aeneas: Thomas Hemsley, Mermaid Singers and
Orchestra, Geraint Jones(1951/52)
HANDEL
Gods all powerfu lO sleep! Why dost thou leave me?
He shall feed his flock ? I know that my Redeemer
liveth
Praise ye the Lord
London Philharmonic Orchestra, Sir Adrian Boult(1956)
Disc 7
GLUCK Che faro senza Euridice
BACH Erbarme dich, mein Gott
HANDEL Ombra mai fu
WEBER Ozean, du Ungeheuer
BEETHOVEN
Abscheulicher, Wo eilst du hin
Ah! Perfido
Manoug Parikian(Violine / violin)Geraint Jones(Cembalo /
harpsichord), George Thalben-Ball(Orgel / organ),
Philharmonia Orchestra, Philadelphia Orchestra,
Walter Susskind, Warwick Braithwaite, Eugene Ormandy
(1937, 1948, 1950)
Disc 8-10
WAGNER
Tristan und Isolde(Auszuge / excerpts)
Die Walkure(Auszuge)/ excerpts)
Siegfried(3. Aufzug, Auszuge / Act 3, excerpts)
Gotterdammerung(1. Aufzug,
Auszuge / Act 1, excerpts)
Isolde, Brunnhilde: Kirsten Flagstad, Tristan:
Ludwig Suthaus, Brangane: Blanche Thebom,
Wotan: Ferdinand Frantz,
Siegfried: Set Svanholm, Max Lorenz,
Siegmund: Set Svanholm, Wotan: Otto Edelmann,
Walkuren: Gerhilde(Oda Balsborg), Ortlinde
(Ilona Steingruber), Waltraute(Elisabth Hongen,
Grace Hoffman), Helmwiege(Claire Watson),
Siegrune(Anny Delorie), Grimgerde(Friede Roesler),
Rossweise(Hetty Plumacher), Philharmonia Orchestra,
Coro e Orchestra della Scala di Milano,
Wiener Philharmoniker, Wilhelm Furtwangler,
Sir Georg Solti(1950, 1952, 1957)


DOCUMENTS 233590 10枚組 ¥1080
Kathleen Ferrier/When The Voice Finds Wings To Fly
Disk 1+2
BC:885150335901MAHLER
Das Lied von der Erde / Song Of TheEarth
Kindertotenlieder / SongsOn The Death Of Children ?
DreiRuckert-Lieder / Three Ruckert Songs
WOLF
Vier Morike-Lieder / Four Morike Songs
Julius Patzak, Phyllis Spurr(Klavier /piano), Wiener Philharmoniker,
Bruno Walter(1949, 1952)
Disk 3
SCHUBERT
Gretchen am Spinnrade
Die junge Nonne
An die MusikDer Musensohn
SCHUMANN
Frauenliebe und -leben / Woman‘s
Love and Life Volksliedchen
Widmung
Phyllis Spurr, John Newmark(Klavier /piano)(1947, 1949, 1950)
Disk 4
BRAHMS
Gestillte Sehnsucht
Geistliches Wiegenlied
Vier ernste Gesange /
Four Serious Songs
Altrhapsodie / Alto Rhapsody
Max Gilbert(Viola), Phyllis Spurr,
John Newmark(Klavier / piano),
London Philharmonic Choir(Men);
London Philharmonic Orchestra,
Clemens Krauss(1947, 1949, 1950)
Disk 5+6
BACH
Ausschnitte aus / excerpts from:
Mass in B minor
Johannes-Passion
Matthaus-Passion
Himmelfahrtsoratorium
Ascension Oratorio
Elsie Suddaby, Eric Greene,
William Parsons, Michael Dobson
(Oboe d’amore), Ambrose Gauntlett
(Gambe gamba), David McCallum
(Violine / violin), The Bach Choir,
London Philharmonic Orchestra,
National Symphony
Orchestra, The Jacques Orchestra,
Wiener Symphoniker,
Sir Adrian Boult, Sir Malcolm Sargent,
Reginald Jacques, Herbert von Karajan
(1946, 1947-1950, 1952)
Disk 7
PERGOLESI
Stabat Mater
Joan Taylor, Nottingham Oriana Choir,
The Boyd Neel String Orchestra, Roy
Henderson(1946)
MENDELSSOHN
Elias(Auszuge)/ Elijah(excerpts)
The Boyd Neel Orchestra, Boyd Neel(1946)
Disk 8
PURCELL
Sound the trumpet
Let us wander,
not unseen Shepherd, shepherd, cease
decoying
HANDEL
Frondi tenere ... Ombra mai fu Art
thou troubled
Spring is coming
Come to me, soothing sleep
Return, O God of Hosts!
O thou that tellest good tidings to Zion
Father of Heaven ? He was despised
GREEN
O Praise the Lord
I will lay me downin peace
Gerald Moore(Klavier / piano),
Basil Lam(Cembaloharpsichord),
London Symphony Orchestra, London
Philharmonic Orchestra, Sir Malcolm
Sargent, Sir Adrian Boult
(1944, 1945, 1952)
Disk 9
GLUCK
Orfeo ed Euridice
Orfeo: Kathleen Ferrier, Euridice: Ann
Ayars, Amor: Zoe Vlachopoulos, Glyndebourne
Festival Chorus, Southern
Philharmonic Orchestra, Fritz Stiedry(1947)
Disk 10
Traditionals
VAUGHAN WILLIAMS
Silent noon
STANFORD
A soft day The fairy lough
Phyllis Spur, John Newmark,
Frederick Stone(Klavier / piano)(1949-1952)


DOCUMENTS 233591 4枚組 ¥950
Opera’s Greatest/The Magnificent Choruses from Italian,
French, German and Russian Operas
NABUCCO, DER FREISCHUTZ
IL TROVATORE, DER FLIEGENDE HOLLANDER
AIDA, TANNHAUSER, RIGOLETTO, LOHENGRIN
ERNANI, PARSIFAL, LA TRAVIATA
DIE MEISTERSINGER VON NURNBERG, MACBETH
ZAR UND ZIMMERMANN, OTELLO
DIE LUSTIGEN WEIBER VON WINDSOR, I LOMBARDI
MARTHA, CARMEN, DIE VERKAUFTE BRAUT, FAUST
FIDELIO, PAGLIACCI, GOTTERDAMMERUNG
DON PASQUALE, DIE ZAUBERFLOTE
MADAMA BUTTERFLY, DAS LEBEN FUR DEN ZAREN
CAVALLERIA RUSTICANA, BORIS GUDONOW
Chor der Deutschen Staatsoper Berlin, Coro del Teatro alla Scala Milano,
Coro dell’Opera di Roma, Chorus of the Metropolitan Opera New York,
Coro del Maggio Musicale Fiorentino, Chor der Dresdner Staatsoper,
Chor der Bayreuther Festspiele, Chor der Wiener Staatsoper a.m.o.

DOCUMENTS 233592 4枚組 ¥950
Chor-Zauber/Unforgettable Choir Melodies
Wiener Sangerknaben, Knabenchor der Sixtinischen Kapelle,
Coro Dolomiti di Trento,Don Kosaken Chor, Tolzer Knabenchor,
Mannerchor des Suddeutschen Rundfunks, Bielefelder Kinderchor,
Gachinger Kantorei, Stuttgarter Liederkranz, Westfalische
Nachtigallen, Polizeichor Duisburg, Menskes Chore,
Chor der Deutschen Weinstrasse, Schaumburger Marchensanger,
Fischer Chre, Schoneberger Sangerknaben und viele andere.
Die Himmel ruhmen des Ewigen Ehre Ave Maria
Halleluja Ich bete an die Macht der Liebe Abendglocken
Freude, schoner Gotterfunken Kein schoener Land
La Montanara Am Brunnen vor dem Tore Heimat,
deine Sterne Hoch auf dem gelben Wagen Rolling Home
Muss i denn zum Stadtele hinaus und mehr als 50


DOCUMENT 233618 50枚組 ¥4750
Wagner’s Vision
Bayreuth Heritage
Operas(Complete Recordings)
DER FLIEGENDE HOLLANDER(Wolfgang Sawallisch),
TANNHAUSER(Andre Cluytens / Karl Elmendorff),
LOHENGRIN(Lovro von Matacic),
TRISTAN UND ISOLDE(Herbert von Karajan),
DIE MEISTERSINGER VON NURNBERG
(Hermann Abendroth / Herbert von Karajan),
Parsifal(Hans Knappertsbusch),
DER RING DES NIBELUNGEN:
DAS RHEINGOLD(Clemens Krauss),
DIE WALKURE(Hans Knappertsbusch),
SIEGFRIED(Joseph Keilberth),
GOTTERDAMMERUNG(Rudolf Kempe)plus Scenes and Aria
Singers
Hans Hotter, Ira Malaniuk, Gustav Neidlinger, Jon Vickers,
Leonie Rysanek, Astrid Varnay,Josef Greindl, Rita Gorr,
Wolfgang Windgassen, Martha Modl, Rita Streich, Birgit Nilsson,
Ramon Vinay, Sandor Konya, George London, Paul Schoffler,
Hilde Scheppan, Otto Edelmann,Hans Hopf,
Elisabeth Schwarzkopf, Dietrich Fischer-Dieskau,
Gre Brouwenstijn, Arnold van Mill,Weber and many others




<TACTUS>
TC862090 2枚組 ¥1550
Giovanni Tebaldini:Complete Organ Works
Sacred Choral Music
Disk 1
1-4. Sonata per organo e coro / Organ and Choir Sonata Op. XXVI
5. Alleluia(Interludio per organo / Organ Interlude)
6-11. Sei composizioni per organo / Six Organ Pieces Op. XVI
Disk 2
1. Benedico te Pater(Corale per grande organo / Choral for organ)Op. XLIII
2-5. Sonata per organo e ottoni / Organ and Brass Sonata Op. XXVI [bis]
6-10. Cinque Mottetti a 4 voci / Five Motets for 4 voices Op. XVII
11. Quare fremuerunt gentes(Cantata religiosa per coro e organo /
Religious Cantata for choir and organ)Op. X




<SONY CLASSICAL>
※旧譜の再案内です

88697306012 5枚組 ¥2850
HILARY HAHN COLLECTION(5CD)
CD1
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番、第2番
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 1996、1997年
CD2
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
バーンスタイン:セレナード (プラトンの『饗宴』による)
デイヴィッド・ジンマン指揮
ボルティモア交響楽団      1998年
CD3
ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ネヴィル・マリナー指揮
アカデミー室内管弦楽団     2001年
CD4
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ヒュー・ウルフ指揮(メンデルスゾーン)
マレク・ヤノフスキ指揮(ショスタコーヴィチ)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団    2002年
CD5
バーバー:ヴァイオリン協奏曲
メイヤー:ヴァイオリン協奏曲
ヒュー・ウルフ指揮
セントポール室内管弦楽団     1999年
ヒラリー・ハーン(Vn)

88697319882 5枚組 ¥1750
ANNIVERSARY EDITION Vol.1 (Abbado/BPO)
CD1
ブラームス:運命の歌
R.シュトラウス:3つの賛歌
レーガー:希望に寄せる
リーム:ヘルダーリン断章(1977年版)
CD2
ドヴォルザーク:交響詩『真昼の魔女』、交響曲第8番
CD3
ノーノ:断ち切られた歌
マーラー:亡き児をしのぶ歌
マーラー:リュッケルトによる5つの詩-第3曲『私はこの世に忘れられ』
CD4
メンデルスゾーン:劇音楽『夏の夜の夢』抜粋(11曲)
メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調 作品90『イタリア』
CD5
・ムソルグスキー:はげ山の一夜(『ソロチンスクの市』版)
歌劇『ホヴァンシチナ』-
前奏曲、シャクロヴィートゥイのアリア、ゴリツィン公の流刑、
マルファの予言の歌、ペルシャの女奴隷たちの踊り
スケルツォ変ロ長調、古典様式による交響的間奏曲ロ短調
歌劇『ムラダ』-凱旋行進曲
クラウディオ・アバド指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

88697325352 5枚組 ¥1750
ANNIVERSARY EDITION Vol.2 (Abbado/BPO)
CD1(ニューイヤー・イヴ・コンサート1992)
R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』、ブルレスケ
交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』、
楽劇『ばらの騎士』第3幕-三重唱とフィナーレ
CD2
モーツァルト:行進曲第1番 K.335(320a)、
セレナード第9番 K.320『ポストホルン』、行進曲第2番 K.335(320a)
ディヴェルティメント第11番K.251
CD3
モーツァルト:交響曲第23番、交響曲第36番『リンツ』、
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 K.364(320d)
CD4
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調作品125『合唱』
CD5(プロメテウス-ひとつの神話のさまざまなる変奏)
ベートーヴェン:バレエ『プロメテウスの創造物』抜粋(7曲)
リスト:交響詩『プロメテウス』
スクリャービン:交響曲第5番作品60『プロメテウス』
ノーノ:プロメテウス-組曲 1992(抜粋)
3つの声
第2島の
ヘルダーリン
マルタ・アルゲリッチ(P) 、他
クラウディオ・アバド指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

88697325372 5枚組 ¥1750
ANNIVERSARY EDITION Vol.3 (Abbado/BPO)
CD1
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲
CD2
シューマン:ピアノ協奏曲、序奏とアレグロ・アパッショナート、
序奏と協奏的アレグロ
CD3, CD4
シューマン:ゲーテの『ファウスト』からの情景
CD5
ムソルグスキー/ショスタコーヴィチ編:死の歌と踊り
チャイコフスキー:交響曲第5番
五嶋みどり(Vn)
マレイ・ペライア(P)、他
クラウディオ・アバド指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

<MEMORIES>
MR2221 ¥1680
(STEREO)
R.シュトラウス:「英雄の生涯」1962年7月29日
R.シュトラウス:「ドン・ファン」1959年7月24日
R.シュトラウス:「ティル・オイレンシュピーゲル」
ピエール・モントゥー指揮ボストン響
巨匠ピエール・モントゥーはリヒャルト・シュトラウスを得意としておりまし
たが遺された録音はとても少なく、この演奏は極めて貴重です。「英雄の生涯」
はオーケストラをヴァイオリン両翼にしていることがポイントです。黄金時代
のボストン響の輝かしい音色を存分に生かして丁寧な語り口、重厚な音色、迫
力満点のオーケストラ・ドライヴを見せてくれます。音質も改善され広がりを
伴ったステレオ録音でそのパースペクティヴを存分に味わえます。

MR2222 ¥1680
(STEREO)
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」全曲(1961年7月)、ラ・ヴァルス(1962年2月)
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストン響、タングルウッド祝祭管
巨匠シャルル・ミュンシュ極めつけのラヴェル傑作集。「ダフニス」!これは
爆演というよりも猛演と呼びたい凄まじい熱狂を呼起こす大演奏です。その上
シャンパンの細かい泡立ちのような爽快にして洒落た音色も横溢します。この
時代はボストン響の黄金時代でしたから、奏者の個性も強くまるでフランスの
オーケストラを聴くかのような感慨を覚えます。ミュンシュは即興を好み予定
調和を嫌ったと伝えられますが、まさにその通りで自由自在のフレージング、
アンサンブルが乱れることをむしろ強要するかのようなスリル満点のライヴで
す。「ラ・ヴァルス」も狂気のショーピースとでも形容したい衝撃の内容です。