<クラシック・輸入盤新譜情報 11-05>


<Deutsche Grammophon>
4779338(1CD+DVD) \2180
メディテラーネオ
CD
1.アルベニス:アストゥリアス/2.タレルガ:アルハンブラの思い出
3.同:涙/4.作者不詳:スパニッシュ・ロマンス/5.タレルガ:アデリータ
6.アルベニス:グラナダ/7.ドメニコーニ:コユンババOp.19
8.テオドラキス:5月のある日/9.同:ユー・ハヴ・セット、マイ・スター
10.タレルガ:アラビア風奇想曲/11.リョベート:アメリアの遺言
12.グラナドス:アンダルシア/13.同:オリエンタル
DVD
1.ミロス:ア・ジャーニー/2.アルベニス:アストゥリアス
3.タレルガ:アルハンブラの思い出/4.同:涙
5.作者不詳:スパニッシュ・ロマンス/6.グラナドス:アンダルシア
7.ドメニコーニ:コユンババOp.19-プレスト
ミロス・カラダグリック(ギター)
録音:2010年10月28日 リンドハースト・ホール、ロンドン
モンテネグロ出身の若き28歳のギタリスト、ミロス・カラダグリックのDGデ
ビュー盤!9歳で最初のリサイタルを開くなど、早くから頭角をあらわした彼
のレパートリーの中核を担うのは、当盤に収録されたアルベニスやタレルガを
はじめとしたスペインの名曲たち。好選曲も、鮮やかな技巧も、すべてのギタ
ー・ファン必聴の1枚です!

4779634 \1850
ショパン・リサイタル
1.ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
2.ポロネーズ第7番変イ長調Op.61《幻想ポロネーズ》
3.バラード第4番へ短調Op.52
4.アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22
インゴルフ・ヴンダー(ピアノ)
録音:2011年2月16日 ラジオセンター、ベルリン
昨年のショパン国際コンクールで第2位となったインゴルフ・ヴンダーが早く
もデビュー盤をリリース!1985年9月8日クランゲンフルト(オーストリア)生
まれで、ウィーン音楽芸術大学を卒業、近年はアダム・ハラシエヴィッチに
師事しており、2006年にはポズナン大学のコンサートホールでアグニエスカ・
ドゥッチマール指揮アマデウス室内オーケストラとショパンのピアノ協奏曲
第1番を共演。これまでに、ベルリンのコンツェルトハウス、ウィーン楽友
協会、チューリッヒのトーン・ハレなどにも登場している期待の若手です。
美しい金髪をなびかせながら登場し、寸分の隙もない演奏を披露した妙技が
早くもCDで蘇ります。優勝者のユリアンナ・アヴデーエワ以上にコンクール
会場で人気を博したヴンダーならではの魅力溢れる演奏をお聴きのがしなく!

4779628 5枚組 \3990 ※価格変更 \3250
ジュリーニ・イン・アメリカVol.2
CD1
シューベルト:交響曲第4番ハ短調D.《悲劇的》
ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95《新世界より》
シカゴ交響楽団
CD2
シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944《ザ・グレート》
プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調Op.25《古典交響曲》
シカゴ交響楽団
CD3
ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調Op.88
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲《展覧会の絵》
シカゴ交響楽団
CD4
マーラー:交響曲第9番ニ長調(第1-3楽章)
シカゴ交響楽団
CD5
マーラー:交響曲第9番ニ長調(第4楽章)
シューベルト:交響曲第8番ロ短調D.759《未完成》
ブリテン:テノール独唱、ホルンと弦楽のためのセレナードOp.31
ロバート・ティアー(テノール) 
デイル・クレヴェンジャー(フレンチ・ホルン) シカゴ交響楽団
指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
録音:1976-78年
巨匠ジュリーニが長らく蜜月関係にあったシカゴ交響楽団と残した名演を集
めた豪華5枚組。すべて1976-78年に集中して行われた録音で、当時最盛期に
あったシカゴ響の輝かしいアンサンブルと、円熟の階段を昇り始めていたジュ
リーニの至芸が、えもいわれぬ邂逅を聴かせてくれます。

4779526 2枚組(1枚価格) \1850
リスト:ワイルド・アンド・クレイジー
CD1
1.メフィスト・ワルツ第1番S.514(ブゾーニ編)
(ピアノ:ヴラディーミル・アシュケナージ)
2.愛の夢第3番変イ長調S.541‐3(ピアノ:ダニエル・バレンボイム)
3.ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調S.244(ホロヴィッツ編)(ピアノ:ラン・ラン)
4.物思いに沈む人S.161‐2(ピアノ:ヴィルヘルム・ケンプ)
5.ハンガリー狂詩曲第6番変ニ長調(ピアノ:マルタ・アルゲリッチ)
6.葬送曲S.173‐7(ピアノ:ミハイル・プレトニョフ)
7.シューベルト(リスト編):
ウィーンの夜会(ピアノ:ヴラディーミル・ホロヴィッツ)
8.死の舞踏S.126
(ピアノ:ホルへ・ボレット ロンドン交響楽団 
指揮:イヴァン・フィッシャー)
9.パラフレーズ《結婚行進曲と妖精の踊り》S.410(ピアノ:エゴン・ペトリ)
CD2
1.ハンガリー幻想曲S.123
(ピアノ:スーラ・チェルカスキー ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン)
2.シューマン(リスト編):S.566(ピアノ:ユンディ・リ)
3.ラ・カンパネッラS.141‐3(ピアノ:ユンディ・リ)
4.リゴレット・パラフレーズS.534(ピアノ:ダニエル・バレンボイム)
5.森のざわめきS.145‐1(ピアノ:ゲザ・アンダ)
6.小人の踊りS.145‐2(ピアノ:ミハイル・プレトニョフ)
7.鬼火S.139‐5(ピアノ:スヴャトスラフ・リヒテル)
8.エステ荘の噴水S.163‐4(ピアノ:ゾルターン・コチシュ)
9.荒々しき狩S.139‐8(ピアノ:アリス=紗良・オット)
10.暗い雲S.199(ピアノ:ジャン=ロドルフォ・カールス)
11.悲しみのゴンドラ第1稿S.200‐1(ピアノ:ジャン=ロドルフォ・カールス)
12.モーツァルト(リスト&ブゾーニ編):
《フィガロの結婚》の2つの動機による幻想曲S.697(ピアノ:エゴン・ペトリ)
13.コンソレーション第1番S.172‐1(ピアノ:ダニエル・バレンボイム)
録音:1956-2008年
大胆な超絶技巧にあふれたピアノ音楽の天啓と言えるリストの名曲を多数集め
た2枚組。アルバム・タイトルの「ワイルド・アンド・クレイージー」な名曲
&名編曲を、おなじみの名手たちの名演でどうぞ!エゴン・ペトリやジャン=
ロドルフォ・カールスの往年の名演を必聴です。

4779595 18枚組 \7450
モーツァルト:オペラ集
CD1-3
歌劇《イドメネオ》K.336全3幕
アントニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)
シルヴィア・マクネアー(ソプラノ)
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)他
CD4-5
歌劇《後宮からの逃走》K.384全3幕
ハンス=ペーター・ミネッティ(語り)
スタンフォード・オルセン(テノール)
リューバ・オルゴナソヴァ、シンディア・ジーデン(ソプラノ)他
CD6-8
歌劇《フィガロの結婚》K.492全4幕
アリソン・ハグリー、ヒレヴィ・マルティンペルト(ソプラノ)
ロドニー・ジルフリー、ブリン・ターフェル(バリトン)他
CD9-11
歌劇《ドン・ジョヴァンニ》K.527全2幕
ロドニー・ジルフリー(バリトン)
アンドレア・シルヴェストレッリ(バス)
リューバ・オルゴナソヴァ(ソプラノ)
クリストフ・プレガルディエン(テノール)他
CD12-14
歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》K.588全2幕
アマンダ・ルークロフト、ローザ・マニョン(ソプラノ)
ライナー・トロスト(テノール)他
CD15-16
歌劇《皇帝ティートの慈悲》K.621全2幕
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)他
CD17-18
歌劇《魔笛》K.620全2幕
コンスタンツェ・バッケス(ソプラノ)
ミヒャエル・シャーデ(テノール)他
モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
録音:1990-95年
古楽界の巨匠ガーディナーが、手兵イングリッシュ・バロック・ソロイスツと
ともに残した7つのモーツァルト・オペラを集めた豪華18枚組!名歌手たちを
適材適所に配した清廉な演奏の数々は、モーツァルト・オペラ入門にも最適な
アイテムと言えるでしょう。

734635(DVD-Video) 2枚組 \6450
734645(Blu-ray) \3880
ドニゼッティ:歌劇《ドン・パスクワーレ》全3幕
アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)
マシュー・ポレンザーニ(テノール)
マリウシュ・クヴィエチェン(バリトン)
ジョン・デル・カルロ(バス・バリトン)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
演出:オットー・シェンク
収録:2010年11月 メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク
昨年のMETライブヴューイングでも大好評だったドニゼッティ晩年の傑作喜劇
が早くもDVD&Blu-ray化! シェンク演出&レヴァイン指揮の万全の舞台上で
繰り広げられる、ネトレプコやデル・カルロら、声良し芝居良しの妙技をどう
ぞ。




<Decca>
4782260 \1850
ビューティー・オブ・ザ・バロック
1.ダウランド:
カム・アゲイン、スウィート・ラヴ・ドス・ナウ・インヴァイト
2.同:ホアット・イフ・アイ・ネヴァー・スピード
3.ヘンデル:オンブラ・マイ・
4.同:輝けるセラフたち
5.パーセル:なが手を、ベリンダ…私が地に伏すとき
6.ヘンデル:心よ、ほのかな喜びの住まい
7.モンテヴェルディ:ただあなたを見つめ
8.同:あの軽蔑した眼差し
9.ヘンデル:私はあなたを抱きしめる
10.同:守護天使達よ
11.ペルゴレージ:悲しみに沈めるみ母は涙にくれて
12.J.S.バッハ:愛の修練もて
13.同:羊らは安らかに草を食み
ダニエル・ドゥ・ニース(ソプラノ) 
イングリッシュ・コンサート
指揮:ハリー・ビケット
録音:2010年8月16日 聖ジュード・オン・ザ・ヒル、ロンドン
名花ダニエル・ドゥ・ニースの待望の第3弾は、イギリス、ドイツ、イタリア
の伝統的なバロック作品を集めた1枚。欧州のバロック世界を牽引するハリー
・ビケットとイングリッシュ・コンサートの清冽な伴奏でお届けします。ヘ
ンデルの《オンブラ・マイ・フ》をはじめとした13曲は、彼女がキャリアの
初期から歌い親しんできた得意曲ばかりです。また、モンテヴェルディの
《ただあなたを見つめ》では、現代最高のカウンターテナーの一人であるア
ンドレアス・ショルとのデュエットもお楽しみいただけます。

4782551 2枚組 \3650
ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》Op.72全2幕
ヨナス・カウフマン(テノール)
ニーナ・シュテンメ(ソプラノ)
ファルク・シュトラックマン(バス・バリトン)
ピーター・マッテイ(バリトン)
アーノルド・シェーンベルク合唱団
ルツェルン祝祭管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:2010年8月 ルツェルン
昨年のルツェルン音楽祭のオープニングを飾ったアバド&カウフマンの《フィ
デリオ》のライヴ盤が早くも登場!カウフマンにとっては今回が初の全曲録音
となる記念すべき《フィデリオ》です。

4782731 \1850
ニコ・ミューリー:シーイング・イズ・ビリーヴィング
1.ミューリー:シーイング・イズ・ビリーヴィング
2.バード:憐れみを乞うた
3.ミューリー:モーション
4.ギボンズ:ディス・イズ・レコード・オブ・ジョン
5.ミューリー:バイ・オール・ミーンズ
6.バード:バウ・シン・イアー
7.ミューリー:ステップ・チーム
トーマス・グールド (エレクトリック・ヴァイオリン) 
オーロラ管弦楽団
指揮:ニコラス・コロン
録音:2010年10月22日 ブリテン・スタジオ、サフォーク
ニューヨークを拠点に、映画や劇中音楽にとどまらず幅広い活動をしている鬼
才ニコ・ミューリーのデッカ第3弾は、俊英ヴァイオリニスとのトーマス・グ
ールドをソリストに迎えた管弦楽作品集。しかも彼はなんとエレキ・ヴァイオ
リンを使用しており、イギリスの古い合唱音楽やミニマル、フュージョンなど
を多彩にブレンドしたミューリーの作品の魅力を鮮やかに歌い上げています。
また、期待の若手指揮者ニコラス・コロンが指揮するオーロラ管の瑞々しい伴
奏も要注目です!

4782936 \1850
シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集&幻想曲
1.ダヴィッド同盟舞曲集Op.6
2.幻想曲Op.17
内田光子(ピアノ)
録音:2010年 (デジタル録音)
内田光子のシューマン第2弾録音の通常盤です。収録曲目は《ダヴィッド同盟
舞曲集》と《幻想曲》という、シューマン・ファンには人気が高い初期作品集
で、近年は指揮活動にも挑戦するなど、いっそうの深化を遂げた内田ならでは
の高度な演奏を聴かせてくれます。

4782748 25枚組 \9650
ギルバート&サリヴァン・コレクション
CD1-2
喜歌劇《ゴンドラの漕ぎ手、またはバラタリアの王》
ロンドン新交響楽団 指揮:イジドール・ゴッドフリー他
CD3-4
喜歌劇《大公》
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ロイストン・ナッシュ他
舞踏会序曲
フィルハーモニア管弦楽団 指揮:サー・チャールズ・マッケラス
シェイクスピアの《ヘンリー8世》のための付随音楽
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ロイストン・ナッシュ
CD5-6
喜歌劇《軍艦ピナフォア》
ロンドン新交響楽団 指揮:イジドール・ゴッドフリー他
CD7-8
喜歌劇《イオランテ、または貴族と妖精》
ロンドン新交響楽団 指揮:イジドール・ゴッドフリー他
CD9-10
喜歌劇《ミカド》
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ロイストン・ナッシュ他
CD11-12
喜歌劇《乳しぼり女ペーシェンス》全2幕
ロンドン新交響楽団 指揮:イジドール・ゴッドフリー他
CD13-14
喜歌劇《ペンザンスの海賊》
ロンドン新交響楽団 指揮:イジドール・ゴッドフリー他
CD15-16
喜歌劇《王女イダ》
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・マルコム・サージェント他
パイナップル・ポール組曲(マッケラス編)
フィルハーモニア管弦楽団 指揮:サー・チャールズ・マッケラス
CD17-18
喜歌劇《ラディゴー》
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団 ロンドン新交響楽団 
指揮:イジドール・ゴッドフリー他
CD19-20
喜歌劇《魔法使い》全2幕
フィルハーモニア管弦楽団 指揮:イジドール・ゴッドフリー他
動物園/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ロイストン・ナッシュ
CD21-22
喜歌劇《ユートピア》全2幕
序曲《マクベス》
バレエ《ヴィクトリア朝とメリー・イングランド》
序曲《マーミオン》
以上ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ロイストン・ナッシュ
CD23-24
喜歌劇《近衛騎兵隊、または従者とその女中》
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・マルコム・サージェント他
劇的カンタータ《法廷での審理》
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
指揮:イジドール・ゴッドフリー他
CD25
《ゴンドラの漕ぎ手、またはバラタリアの王》より
《イオランテ、または貴族と妖精》より/《ラディゴー》より
《近衛騎兵隊、または従者とその女中》
以上ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ジェイムズ・ウォーカー
ドイリー・カート・オペラ・コーラス他
録音:1959-82年
19世紀末のヴィクトリア朝ロンドンで、ギルバート&サリヴァンとして数々の
人気喜歌劇を世に送り出した作詞家のウィリアム・ギルバートと作曲家のアー
サー・サリヴァン。ブロードウェイ・ミュージカルにも多大の影響を与えた名
コンビの魅力が詰まった豪華25枚組です!

4782931 \1850
ザ・ベリー・ベスト・オブ・ギルバート・アンド・サリヴァン
CD1
1.《ミカド》-スリー・リトル・メイズ
2.同-ア・ワンドリング・ミンストレル
3.同-オン・ア・ツリー・バイ・ア・リヴァー・ア・リトル・トム・ティット
4.ビホールド・ロード・ハイ・エクセキューター
5.同-アズ・サムデイ・イット・メイ・ハプン・ザット・ア・ヴィクティム…
6.同-ザ・サン・フーズ・レイズ・アー・オール・アブレーズ
7.同-ヒアーズ・ア・ハウ・デ・ド
8.同-ザ・フラワーズ・ザット・ブルーム・イン・ザ・スプリング、トラ・ラ
9.同-ゼア・イズ・ビューティー・イン・ザ・ビロウ・ザ・ブラスト
10.同-フォー・ヒーズ・ゴーン・アンド・マリード・ユーム・ユーム
以上ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ロイストン・ナッシュ
11.《軍艦ピナフォア》-アイ・アム・モナーク・オブ・ザ・シー
12.同-アイム・コールド・リトル・バター・カップ
13.同-ネヴァー・マインド・ザ・ホワイ・アンド・ホエアフォア
14.同-ウィ・シャル・セイル・ジ・オーシャン・ブルー
15.同-マイ・グラント・クルー…
16.同-ア・ジョイ!オー・ラプチュア・アンフォレッスン
以上ロンドン新交響楽団 指揮:イジドール・ゴッドフリー他
17.《陪審裁判》-ホエン・アイ・グッド・フレンズ・ワズ・コールド・トゥ
・ザ・バー
ジョン・リード(バリトン) コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団他
18.《魔法使い》-マイ・ネーム・イズ・ジョン・ウェリントン・ウェルズ
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:イジドール・ゴッドフリー他
19.《乳しぼり女ペーシェンス》-ザ・ソルジャーズ・オブ・アワ・クイーン
20.同-アム・アイ・アローン・アンド・アン・オブザーヴァード?
21.同-イフ・ユア・アンクシャス・フォー・トゥ・シャイン・イン・ザ・ハイ
・エセティック…
22.同-ソー・ゴー・トゥ・ヒム・アンド・セイ・トゥ・ヒム、
ウィズ・コンプリート・アイロニカル
以上ロンドン新交響楽団 指揮:イジドール・ゴッドフリー他
23.《近衛騎兵隊、または従者とその女中》
-ホエン・アワ・グラント・ノルマン・フォーズ
24.同-アイ・ハヴ・ア・ソング・トゥ・シング、オー!
25.同-ホエン・メイデン・ラヴズ
以上ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・マルコム・サージェント他
CD2
1.ウィズ・キャット・ライク・トリード
2.《ペンザンスの海賊》-プア・ワンドリング・ワン!
3.同-アイ・アム・ザ・ヴェリー・モデル・オブ・ア・モダン・ジェネラル
4.同-ホエン・ア・フォーマン・ベアーズ・ヒズ・スティール
5.同-ホエン・ア・フェロンズ・ノット・エンゲージド・イン・ヒズ・エンプ
ロイメント
以上ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:イジドール・ゴッドフリー他
6.アイ・ノウ・ア・ユース・フー・ラヴズ・ア・リトル・メイド
7.ホエン・ザ・ナイトウィンド・ホールズ
8.マイ・アイズ・フルリー・オープン・トゥ・マイ・オーフル・シチュエー
ション
以上コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
指揮:イジドール・ゴッドフリー他
9.《イオランテ、または貴族と妖精》-ラウド・レット・ザ・トランペット・
ブレイ
10.同-ラヴ・アンリクワイヤード
11.同-イフ・ユー・ゴー・イン・ユア・シュア・トゥ・ウィン
12.同-ホエン・オール・ナイト・ロング・ア・チャップ・リメインズ
13.同-セイド・トゥ・マイセルフ、セイド・アイ
14.同-ホエン・ブリテン・リアリー・ルールド・ザ・ウェーヴズ
15.《ゴンドラの漕ぎ手、またはバラタリアの王》
-ウィア・コールド・ゴンドリエリ、バット・ザッツ・ア・ヴァガリー
16.同-イン・エンタープライズ・オブ・マーシャル・カインド
17.同-テイク・ア・ペアー・オブ・スパークリング・アイズ
18.同-ダンス・ア・カチューチャ、ファンダンゴ、ボレロ
19.同-フロム・ザ・サニー・スパニッシュ・ショア
20.同-アイ・ストール・ザ・プリンス
21.同-ゼン・ワン・オブ・アス・ウィル・ビー・ア・クイーン
以上以上ロンドン新交響楽団 指揮:イジドール・ゴッドフリー他
22.イフ・ユー・ギヴ・ミー・ユア・アテンション
23.ザ・ウーマン・オブ・ウィセット・ウイット
24.アイ・ビルト・アポン・ア・ロック
25.ホエンエヴァー・アイ・スポーク・サーカスティック・ジョーク
26.ディス・ヘルメット・アイ・サポーズ
以上ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・マルコム・サージェント
ドイリー・カート・オペラ・コーラス他
録音:1959-73年他
19世紀末のヴィクトリア朝ロンドンで、ギルバート&サリヴァンとして数々の
人気喜歌劇を世に送り出した作詞家のウィリアム・ギルバートと作曲家のアー
サー・サリヴァン。ブロードウェイ・ミュージカルにも多大の影響を与えた
名コンビのエッセンスを選りすぐった、入門にもぴったりな2枚組です。




<UNIVERSAL MUSIC>
2769629 \1850
IL VOLO / IL VOLO
イタリア発、思春期真っ只中、平均年齢16歳、若い才能豊かな3人のテナー・
グループが全世界デビュー!
Il Vollo: イタリアのオーディション番組を勝ち抜いた15-17歳の3人の若き
テナー、Piero Barone(シシリー出身)、Ignazio Boschetto(ボローニャ出身)、
Gianluca Ginoble(アブルッツォ出身)のグループ。グループ名はイタリア語
で「飛ぶ(Flight)」の意味。世界に羽ばたく彼らのイメージにピッタリであ
ることから命名された。Andrea Bocelliと Zuccheroのマネージャーでもあ
るMichele Torpedineとシンガー兼プロデューサーのTony Renisがユニバー
サル ミュージック グループとIl Voloのレコード契約を結ぶのに時間はかか
らなかった。2001年5月、注目のデビュー・アルバムをリリースする。
Quincy Jonesも認めた才能: Michael Jacksonを伝説のスターへと導いた
QuincyがIl Voloをイタリア代表としてチャリティ・シングル、 “We Are
The World: 25 for Haiti”へ招待!
(http://www.youtube.com/watch?v=IxZov-qzUvI&feature=related)その数日
後にには60周年を迎えたサンレモ音楽祭の大舞台も踏んだ。
レコーディング: ロサンゼルス、ローマ、ロンドンの伝説のスタジオアビー
・ロード・スタジオでレコーディングは行われた。
プロデューサー: Tony RenisとAndrea Bocelli、Josh Groban、Celine Dion
等を手掛けたヴェテランの Humberto Gatica。
’O Sole Mio’のライヴ映像はこちらで!:
http://www.youtube.com/watch?v=fOuJ0l57RAI
このライヴも必見!:
http://www.youtube.com/watch?v=AkOt23O77I0&feature=related
Il Voloの情報はこちらで!:
www.ilvolovmusic.com OR www.myspace.com/ilvolomusi
内容: Il Volo版の’O Sole Mio’
‘Il Mondo, E Piu’ Ti Penso
(エンニオ・モリコーネが書いた”Once Upon a Time in America”と
”Malena”のサウンドトラックのメドレー)、新たに書き下ろされたスペイ
ン語の’El Reloj’、チャーリー・チャップリンが書いたことで知られ、
Nat King Cole版が有名な’Smile’、 フランスの作曲家による有名なミュ
ージカルのテーマ曲の’Notte Stellata/The Swan’、 大ヒット曲を生み
出すDiane WarrenがIl Voloの為に書いた’La Luna Hizo Esto’、グラミー
賞を何度も受賞している名ソングライター/プロデューサーの Walter
Afanasieffが書いた’ Per Te’、1970年代終わりにヒットしたイタリアの
定番ソングの’ Un Amore Cosi Grande’と実に多彩な収録曲。




<Australian Eloquence>
4802076 \900
聖エドワードの祝宴のための晩祷
1.ギボンズ:プリーシーズとリスポンス
2.作者不詳:賛美歌第84番《万軍の主よ、あなたの住まいは》
3.第1日課/4.バード:マニフィカト/5.第2日課
7.バード:ヌンク・ディミティス/8.クリード/9.連祷/10.主の祈り
11.集祷文/12.パリー:アイ・ワズ・グラッド/13.祈り
14.パーセル:教会の基礎/15.ヴィドール:トッカータ
ウェストミンスター寺院合唱団 
サイモン・プレストン(オルガン) 
指揮:ウィリアム・マッキンリー
録音:1963年6月 ロンドン
1065年にエドワード懺悔王が建設したイギリス中世を代表する大規模なゴシッ
ク建築である。、1066年以降は、英国国王の戴冠式が行われていることでも有
名なウェストミンスター寺院。彼の遺骸が現在の場所に移された1269年10月13
日を記念して、毎年同じ日に行われている晩祷の祝宴を収めたのが当盤です。
1963年にウェストミンスター寺院合唱団が同地で残した、まさに本家本元の名
演をどうぞ。

4802075 \900
灰の水曜のための晩祷
1.ファラント:ハイド・ノット・ゾウ・フェイス・アス、オ・ロード
2.センテンセス/3.バード:プリーシーズとリスポンス
4.カミッジ:賛美歌第143番《主よ、私の祈りを聞いてください》
5. 同 第130番《深き淵より、. 我御身を呼ばわる》
6.第1日課/7.レント・プローズ:おお主よ、我らが祈りを聞き、憐れみたまえ
8.カウストン:マニフィカト/9.第2日課
10.カウストン:ヌンク・ディミティス/11.使徒信経
12.バード:ヴァ‐シクルとレスポンス/13..集祷文
14.パーセル:主よ、私の祈りを聞いてください/15.祈り
16.アレグリ:ミゼレーレ
ロイ・グッドマン(トレブル) 
ケンブリッジ・キングス・カレッジ聖歌隊 
指揮:サー・デイヴィッド・ウィルコックス
録音:1963年3月 ケンブリッジ
デヴィッド・ウィルコックスの英語版で1963年3月に歌われた当盤は、アレグ
リのミゼレーレを唯一完全録音した貴重な録音です。聖歌、賛美歌、祈祷文に
よって構成される本作では、名門ケンブリッジ・キングス・カレッジ聖歌隊の
黄金時代の美しい歌声の数々(とりわけアレグリのソロを歌う少年の高音が秀
逸)を心ゆくまでお楽しみいただけます。

4803689 2枚組 \1400
J.S.バッハ:
マニフィカトBWV.243、カンタータ第31番、復活祭オラトリオBWV.249
1.マニフィカト ニ長調BWV.243
2.カンタータ第31番《天は笑い、地は歓呼す》BWV.31
3.復活祭オラトリオBWV.249
フリーデリケ・ザイラー(ソプラノ)マルガレーテ・ベンス(アルト)
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)アウグスト・メッサラー(バス(バス)
シュトゥットガルト・バッハ管弦楽団&合唱団
指揮:マルセル・クラン
録音:1956年7月 シュトゥットガルト
不世出の名テノール、フリッツ・ヴンダーリヒが25歳のときに盟友たちと残し
た3つのJ.S.バッハ合唱作品集。1956年というと、まだピリオド奏法が一般的
ではなかった時代ですが、1912年生まれのフランス人指揮者で、シャルル・
ミュンシュの薫陶を受けた名匠マルセル・クランは、録音の随所で知的で理に
叶った解釈を聴かせてくれます。

4804924 4枚組 \3150
ヘンデル:メサイア&エイシスとガラテア
1.オラトリオ《メサイア》HWV.56
2.歌劇《エイシスとガラテア》全1幕HWV.49b
ジョーン・サザーランド(1、2:ソプラノ)グレース・バンブリー(1:アルト)
ケネス・マッケラー(1:テノール)
サー・ピーター・ピアーズ、デイヴィッド・ガリヴァー(2:テノール)
デイヴィッド・ウォード、オーウェン・プラニガン(2:バス) 
ロンドン交響楽団&合唱団(1) セント・アンソニー・シンガーズ(2) 
フィロムジカ・オブ・ロンドン(2)
指揮:サー・エイドリアン・ボールト
録音:1961年5&8月(1)、1959年5-6月(2) ロンドン
巨匠ボールトが1961年に残した《メサイア》の超名演と、やはり59年録音の名
盤として名高い歌劇《エイシスとガラテア》をカップリングした4枚組。前者
は、古楽演奏のスタイルが大きく変貌する前らしい演奏で、有名な第2曲など
は驚くほど遅く、コーラスも朗々たる声で歌い、オケもたっぷりした美音を
聴かせます。近年の美しく神経質な録音とは対照的な魅力を湛えています。
また、両曲を通じて圧倒的な名唱を繰り広げるサザーランドの熱演は、当盤の
最大の聴きどころと言えるでしょう。

4805015 3枚組 \2350
J.S.バッハ:マタイ受難曲BWV.244
ピーター・ピアーズ(テノール)ヘルマン・プライ(バリトン)
エリー・アメリング(ソプラノ)マルガ・ヘフゲン(アルト)
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)トム・クラウセ(バリトン)
ハインツ・ブランケンブルク(バス)アウグスト・メスターラー(バス)
シュトゥットガルト少年聖歌隊 シュトュトゥットガルト室内管弦楽団
指揮:カール・ミュンヒンガー
録音:1964年7月
1960年代後半-70年代初めのバロック音楽復興期に大活躍した巨匠ミュンヒン
ガー。ヴィヴァルディ《四季》の録音がベストセラーになり、《パッヘルベ
ルのカノン》を有名にしたなど様々な功績がありますが、何と言っても彼の
本質はバッハの演奏にありました。カール・リヒターの厳格な演奏とは違い、
穏やかで優しいバッハは今でも多くの人に愛されています。ピアーズ、ヴン
ダーリヒ、プライ、アメリングら錚々たる名歌手たちの澄み切った歌声も大
きな魅力です。

<EMI CLASSICS>
CZSW-0282022 6枚組 \2480
ヴィラ=ロボス・コンダクツ・ヴィラ=ロボス(初回生産限定盤)
2012年、生誕125年を迎える注目の自作自演集が復活発売
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 32Pブックレット
CD1
1.ブラジルの発見(1957)組曲第1番-第4番
録音:1956年5月、6月
2.Invocacao em defesa da Patria(ソプラノ、合唱と管弦楽のための)(1957)
録音:1956年5月24日
2-マリア・カレスカ(ソプラノ)、フランス・ジュネス・ミュジカール合唱団
1-組曲第4番ーフランス放送合唱団
CD2
1.バキアナ・ブラジレイラ第1番(12のチェロのための)(1959)
録音:1958年4月
2.バキアナ・ブラジレイラ第2番(管弦楽のための)(1957)
録音:1956年5月
3.バキアナ・ブラジレイラ第3番(ピアノと管弦楽のための)(1958)
録音:1957年5月
3-マノエル・ブラウネ(ピアノ)
CD3
1.バキアナ・ブラジレイラ第4番(管弦楽のための)(1958)
録音:1957年5月
2.バキアナ・ブラジレイラ第5番(ソプラノと8つのチェロための)(1957)
録音:1957年6月
3.バキアナ・ブラジレイラ第6番(フルートとバスーンのための)(1957)
録音:1956年5月
4.バキアナ・ブラジレイラ第7番(管弦楽のための)(1958)
録音:1957年5月
2-ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)、
フェルナン・ベネデッティ(チェロ)
3-フェルナン・デュフレヌ(フルート)、ルネ・プレシール(バスーン)
CD4
1.バキアナ・ブラジレイラ第8番(管弦楽のための)(1954)
録音:1954年6月
2.バキアナ・ブラジレイラ第9番(弦楽合奏のための)(1957)
録音:1956年5月
3.ショーロ第2番(フルートとクラリネットのための)(1959)
4.ショーロ第5番(ピアノのための)「ブラジルの心」(1959)
録音:1958年5月
5.ショーロ第10番(合唱と管弦楽のための)「愛情の破れ」(1957)
録音:1957年5月
6.2つのショーロ(追加)(ヴァイオリンとチェロのための)(1958)
録音:1957年5月
3-フェルナン・デュフレヌ(フルート)、
モーリス・クリクエンノア(クラリネット)
4-アリーヌ・ヴァン・バレンツェン(ピアノ)
6-アンリ・ヴァン・ブロンシュワク(チェロ)、ジャック・ネルズ(チェロ)
5-フランス・ジュネス・ミュジカール合唱団
CD5
1.ショーロ第11番(ピアノと管弦楽のための)(1959)
録音:1958年5月
2.「ショーロとは何か?」(ヴィラ=ロボスとのインタヴュー)
録音:1958年5月
1-アリーヌ・ヴァン・バレンツェン(ピアノ)
CD6
1.Monoprecoce(1954)
録音:1954年6月
2.ピアノ協奏曲第5番(1957)
録音:1955年6月
3.交響曲第4番「勝利」(1957)
録音:1955年6月
1-マグダ・タリアフェロ(ピアノ)
2-フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)
以上 フランス放送国立管弦楽団
エイトル・ヴィラ=ロボス指揮


●OPERA HIGHLIGHTS
EMIの豊富なオペラ・カタログから名曲、名盤を厳選して、そのエッセンス
を1CDに凝縮したハイライト
すべてジュエル・ケース 12Pブックレット

CDMW-0948192 \850
プッチーニ:ラ・ボエーム-ハイライト
ロベルト・アラーニャ、レオンティナ・ヴァドゥーヴァ、
トマス・ハンプソン
ルース・アン・スウェンソン、サイモン・キーリィサイド、
サミュエル・ラミー
ロンドン・ヴォイセズ、フィルハーモニア管弦楽団、
アントニオ・パッパーノ指揮

CDMW-0948892 \850
プッチーニ:蝶々夫人‐ハイライト
レナータ・スコット、カルロ・ベルゴンツィ、ロランド・パネライ、
アンナ・ディ・スタジオ、ローマ・オペラ劇場合唱団&管弦楽団
ジョン・バルビローリ指揮

CDMW-0948242 \850
ヴェルディ:アイーダ-ハイライト
モンセラ・カバリェ、プラシド・ドミンゴ、フィオレンツァ・コッソット、
ニコライ・ギャウロフ、ピエロ・カップッチッリ、
コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス合唱団
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮

CDMW-0948872 \850
モーツァルト:魔笛-ハイライト
ルチア・ポップ、エディタ・グルベローヴァ、ブリギッテ・リントナー、
ジークフリート・イェルザレム、ヴォルフガング・ブレンデル、
ローラント・ブラッハト、
ノーマン・ベイリー、ハインツ・ツェドニク、
バイエルン放送合唱団&管弦楽団
ベルナルト・ハイティンク指揮

CDMW-0948952 \850
ベートーヴェン:フィデリオ-ハイライト
クリスタ・ルートヴィヒ、ジョン・ヴィッカース、ゴットロープ・フリック、
ヴァルター・ベリー、フィルハーモニア合唱団&管弦楽団
オットー・クレンペラー指揮

CDMW-0948922 \850
ロッシーニ:セビーリャの理髪師-ハイライト
シェリル・ミルンズ、ニコライ・ゲッダ、ビヴァリー・シルス、
レナート・カペッキ、ルッジェロ・ライモンディ、ジョセフ・ガリアーノ、
フェドーラ・バルビエーリ、マイケル・リッポン
ジョン・オールディス合唱団、ロンドン交響楽団
ジェイムズ・レヴァイン指揮

CDMW-0948902 \850
ヴェルディ:ナブッコ-ハイライト
マッテオ・マヌグエラ、ヴェリアーノ・ルッケッティ、
ニコライ・ギャウロフ、レナータ・スコット、エレーナ・オブラツォワ、
アンブロジアン・オペラ合唱団
フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮

CDMW-0948492 \850
ワーグナー:トリスタンとイゾルデ-ハイライト
プラシド・ドミンゴ、ニーナ・シュテンメ、藤村実穂子、オラフ・ベール、
ルネ・パーぺ、イアン・ボストリッジ、ジャレッド・ホルト、
マシュー・ローズ、ロランド・ビラソン
コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス合唱団&管弦楽団
アントニオ・パッパーノ指揮

CDMW-0948682 \850
ビゼー:カルメン-ハイライト
アンジェラ・ゲオルギュー、ロベルト・アラーニャ、トマス・ハンプソン、
インヴァ・ムーラ、エリザベス・ヴィダル、イサベル・カルス、
ルドヴィツ・テジエ、ニコラ・カヴァリェ、
ニコラ・リヴェンク、ヤン・ブーロン、レゼレマン合唱団、
トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団
ミシェル・プラッソン指揮

CDMW-0948622 \850
グノー:ファウスト-ハイライト
ミレッラ・フレーニ、プラシド・ドミンゴ、ニコライ・ギャウロフ、
パリ・オペラ国立劇場合唱団&管弦楽団、
ジョルジュ・プレートル指揮



<EMI FRANCE>
CDMW-0292322 \1580
マーガレット・プライス/R.シュトラウス&リスト:歌曲集
本年1月69歳で亡くなったプライスの追悼アルバム、評価高いR.シュトラウス
&リスト
ディアパソン・ドール受賞
ジュエル・ボックス 8Pブックレット(フランス語)
R.シュトラウス:
1.私の思いのすべて 作品21の1
2.ひそやかな誘い 作品27の3
3.夜 作品10の3
4.あすの朝 作品27の4
5.あなたの眼差しが私を見たときから 作品17の1
6.子守歌 作品41の1
7.解き放たれて 作品39の4
8.万霊節 作品10の8
9.懐かしい面影 作品48の1
10.私の心は迷う 作品48の2
11.響け 作品48の3
12.冬の霊感 作品48の4
13、憩え、わが心 作品27の1
14.あなたは私の心の王冠 作品21の2
15.ツェツィーリエ 作品27の2
16.セレナード 作品17の2
17.献呈 作品10の8
リスト:
18.おお、愛しうるかぎり愛せ
19.ローレライ
20.もの静かなすいれん
21.愛し合うことはすばらしいことだろう
22.やさしく響け、わが歌
マーガレット・プライス(ソプラノ)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)1-17
ジェイムズ・ロックハート(ピアノ)18-22
録音:1986年4月8-10日、12日&5月20日 
ヘルクレスザール、ミュンヘン(1-17)
1973年8月 バーキング・タウン・ホール



<EMI GEERMANY>
低価格ながら充実したコンテンツでご好評いただくinspirationシリーズ。
ドイツEMI編成の新アイテム5点が発売されます。
いずれもジュエル・ケース 4Pブックレットです。

CDZW-0946452 \550
スコットランド幻想曲
1.メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」作品26
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
2.ブルッフ:スコットランド幻想曲 作品46
ウルフ・ヘルシャー(ヴァイオリン)
バンベルグ交響楽団、ブルーノ・ヴァイル指揮
3.メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調 作品56「スコットランド」
ロンドン交響楽団、フランツ・ウェルザー=メスト指揮

CDZW-0946402 \550
モンセラ・カバリェ/ポートレート
1.ベッリーニ:「清教徒」第2幕ーOh! S'io potessi…
2.ベッリーニ:「清教徒」第2幕ーけがれなき微笑みもて
3.ベッリーニ:「清教徒」第2幕ーOh! Sole! Ti vela…
4.ベッリーニ:「清教徒」第2幕ーO rendetemi la speme…
5.ベッリーニ:「清教徒」第2幕ーあなたの優しい声が
6.ベッリーニ:「清教徒」第2幕ー来て下さい、愛するお方、空には月が
7.ヴェルディ:「アイーダ」-Qui Radames verra…O patria mia
8.ヴェルディ:「ドン・カルロ」ー世の空しさを知る神よ
9.ヴェルディ:「運命の力」-神よ、平和を与えたまえ
10.ヴェルディ:「マクベス」第4幕ー染みがここにまだ
11.ヴェルディ:「オテッロ」第4幕ーEra piu calma…Piangea cantando
12.ヴェルディ:「オテッロ」第4幕ーアヴェ・マリア
65年のメト・デビュー以来20世紀を代表する名ソプラノとして愛されたカバ
リェのコレクション

CDZW-0946422 \550
1.グノー:聖チェチーリアの荘厳ミサ
ピラール・ローレンガー(ソプラノ)、ハインツ・ホッペ(テナー)
フランツ・クラス(バス)、ルネ・デュクロ合唱団
パリ音楽院管弦楽団、ジャン=クロード・アルトマン指揮
2.シューベルト:ドイツ・ミサD.872
ベルリン・聖ヘドヴィヒ・カテドラル合唱団、ベルリン交響楽団
カール・フォルスター指揮

CDZW-0946432 \550
モーツァルト:
1.ピアノ協奏曲第25番 ハ長調K503
2.ピアノ協奏曲第26番 ニ長調K537「戴冠式」
クリスティアン・ツァハリアス(ピアノ)
バイエルン放送交響楽団、ダヴィド・ジンマン指揮

CDZW-0946412 \550
ドイツ民謡集
1.神の美しい世界で幸せに
2.さすらいは水車職人の楽しみ
3.Auf, auf zum frohlichen Jagen
4.別れ(ムシデン)
5.Im Krug zum grunen Kranze
6.涼しい谷底で
7.Hab mei Wagen vollgelade
8.わが心の花
9.ローレライ(なじかは知らねど心わびて)
10.野ばら
11.Annchen von Tharau
12.Der Mond ist aufgegangen
以上 ヘルマン・プライ(バリトン) 他
13.もし僕が小鳥だったなら
14.もゆる火よりも
15.はるはめぐりきて
16.All mein Gedanken, die ich hab
17.Zogen einst funf wilde Schwane
18.Bunt sind schon die Walder
19.ブラームス:子守唄 作品49の4
20.Heidschi Bumbeidschi
21.お星さまがいくつあるか知ってる?
22.ひとりの小人が森に立っている
23.Hansel und Gretel verliefen sich im Wald
24.フリース:子守唄 K350
以上 アンネリーゼ・ローテンベルガー(ソプラノ) 他
25.ゲリケ:Im Wald und auf der Heide
26.Wohlauf In Gottes Schone Welt
27.さらば わが愛する故郷(ふるさと)
以上 ビーレフェルダー児童合唱団
28.Rose Weiss, Rose Rot(Rose Im Schnee)
29.Die Lieder Der Heimat Grussen Dich
30.Rose-Marie(夕べの歌)
31.モーツァルト:春へのあこがれ
32.菩提樹
以上 ルドルフ・ショック 他
33.Kein Schoner Land
メンスケス合唱団



<VIRGIN CLASSICS>
VCW-0708342 \1750
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲第5番、第3番、第16番
ジュエル・ボックス 16Pブックレット
アルテミス四重奏団
ベートーヴェン・チクルス遂に完成、四重奏曲の金字塔を登りつめたアルテ
ミスQ最新盤初期の2曲と完成された最後の四重奏曲の録音で、アルテミス四
重奏団はヴァージン・クラシックスでのベートーヴェン・チクルスを完成さ
せました。
「彼の音楽はすべての時代へ語りかける」、「それは’伝統と現代性’、ま
た’知的な洗練と生な情動’との完璧な会話」とメンバーが語るベートーヴェ
ン作品。それは現代の四重奏団にとってその存在をかけた取り組みにあたい
する、四重奏曲作品でも最高峰に位置するとされる傑作群です。この取り組
みを完成させて、彼らは’超一級’の四重奏団としての存在感をあらためて
ファンに示す録音が完成しました。
なお、ベートーヴェン作品の全集はボックス化されて7月の発売が予定され
ています。

VCW-0706642 \1650
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988
ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
録音:2011年2月23-26日 カーティス・ホール、
CITコーク・スクール・オブ・ミュージック
ジュエル・ボックス 12Pブックレット
ドイツ、ロマン派音楽での評価高いアンゲリッシュの新境地
「バッハは私自身大いに情熱を注ぐ存在となっています。・・・バッハは基
盤となるものです。そして私にとっては必要な存在なのです。私には私のた
めに彼の音楽を演奏することが必要なのです。芸術の熟成のために中心とな
る何かが備わっているのです。」と語るアンゲリッシュ。
さらに深みと増す音楽性はファンにとって限りない魅力を放って止みません。

VBSW-9177012 5枚組 \2250
ヴェルサイユの王室チャペルの音楽
マルチパック 12Pブックレット
アンリ・ドゥ・モン:モテット集/シュニーベリ指揮
カンプラ:レクイエム、ミゼレーレ集/マグロアール指揮
F.クープラン:モテット集/ルーセ指揮
クレランボー:ミゼレーレ、モテット集/マンドラン指揮
ラモー:グラン・モテット集/ニケ指揮
17世紀末-18世紀前半にフランス、ヴェルサイユ宮のチャペルでの演奏のため
に作曲された、ルイ14世を中心とした時代のブルボン王家の儀式をささえた
作曲家デュ・モン、カンプラ、クープラン、クレランボー、ラモーの華麗な
宗教音楽
CZS-3381442の新装再登場盤です。


VBSW-0708512 3枚組 \980
ZEN CHANTS
マルチパック 4Pブックレット
フランスで大成功しているZENシリーズの新作品
教会での清澄な空気感と平安に満ちた時間を演出します。
CD1
グレゴリアン・チャント
1.Veni creator spiritus
2.Rorate coeli desuper
3.Ad te levavi
4.Viderunt omnes
5.Salve regina
6.Crux fidelis
7.Pange lingua
8.Veni, sancte spiritus
9.Alma mater redemptoris
10.Attende Domine
11.Domine, Jesu Christe
12.Ad coenam agni providi
13.A solis ortus cardine
14.Alleluia: Pascha nostrum & Victimae paschali
15.Salve, festa dies
16.Anglorum iam apostolus
ダウンサイド修道院僧たち、デイヴィッド・ロウソン指揮
CD2
公現祭(エピファニー)のためのグレゴリアン&アンプロシアン・チャント
1.Prolog: Lectio Isaiae prophetae
2.Magnificat-Antiphon(Gregorian): Tribus miraculis
3.Transitorium(Ambrosian): Hodie caelesti sponso
4.Hymnus(Gregorian): Hostis Herodes impie
5.Antiphon(Gregorian): Hodie nobis beata illuxit
6.Responsorium prolixum(Gregorian): Illuminare Ierusalem
7.Antiphon & Psalm 71: Stella ista
8.Introitus(Gregorian): Ecce advenit
9.Ingressa(Ambrosian): Civitas non eget sole
10.Gloria im Tonus festivus(Ambrosian): Gloria in excelsis Deo
11.Graduale(Gregorian): Omnes de Saba venient
12.Alleluia(Gregorian): Vidimus stellam eius
13.Hallelujah(Ambrosian): Puer natus est nobis
14.Symbolum(Ambrosian): Credimus in unum Deum
15.Offertorium(Gregorian): Reges Tharsis
16.Communio & Psalm 71: Vidimus stellam eius
17.Responsorium breve(Gregorian): Omnes de Saba venient
18.Magnificat-Antiphon(Gregorian): Videntes stellam Magi
19.Psallenda(Ambrosian): Videntes stellam Magi
20.Psallenda(Ambrosian): Apparuit in mundo
21.Antiphon(Gregorian): O qualem gloriam
22.Magnificat-Antiphon(Gregorian): Admoniti Magi
23.Responsorium(Gregorian): Tria sunt munera
24.Transitorium(Ambrosian): Te laudamus Domine
スコラ・カントルム・コロニエンシス他、
ガブリエル・マリア・シュタインシュルテ指揮
CD3
ロザリオの祈り:グレゴリアン・チャントとオルガン即興
1.Antiphona simplex: Alma Redemptoris Mater
2.Antiphona sollemnis: Alma Redemptoris Mater
I 喜びの聖餐礼
3.Offertorium: Ave Maria, gratia plena
4.Organ improvisation
5.Communio: Beatam me dicent
6.Organ improvisation
7.Communio: In splendoribus sanctorum
8.Organ improvisation
9.Antiphona: Lumen ad revelationem gentium
10.Organ improvisation
11.Communio: Fili, quid fecisti nobis sic?
12.Organ improvisation
13.Antiphona simplex: Ave Regina caelorum
14.Antiphona sollemnis: Ave Regina caelorum
II 悲しみの聖餐礼
15.Communio: Pater, si non potest hic calix transire
16.Organ improvisation
17.Improperium: Popule meus, quid fecisti tibi?
18.Organ improvisation
19.Improperium: Ego propter te
20.Organ improvisation
21.Hymnus: Crux fidelis
22.Organ improvisation
23.Graduale: Christus factus est pro nobis
24.Organ improvisation
25.Antiphona simplex: Regina, caeli laetare
26.Antiphona sollemnis: Regina, caeli laetare
III 荘厳な聖餐礼
27.Introitus: Resurrexi
28.Organ improvisation
29.Offertorium: Ascendit Deus
30.Organ improvisation
31.Communio: Factus est repente
32.Organ improvisation
33.Offertorium: Assumpta est Maria
34.Organ improvisation
35.Introitus: Signum magnum apparuit
36.Organ improvisation
37.Antiphona simplex: Salve Regina
38.Antiphona sollemnis: Salve Regina
39.Hymnus: Solis, o Virgo
40.Carmen Buranum: Ave Nobilis
41.Sequentia: Sicut pratum picturatur
42.Sequentia: Hodiernae lux diei
43.Antiphona: Ave Maria
アルベルト・リッヒェンハーゲン(オルガン)(4-12、28,36)
テオ・ブラントミュラー(オルガン)(16-24)
(ケルン、聖マリア・ヒンメルファールト教会のブレイル・オルガン)
スコラ・カントルム・コロネンシス、
ガブリエル・マリア・シュタインシュルテ指揮




<EMI FRANCE>
CZSW-0264772 3枚組 \1580
フェノメナル・ヴェンゲーロフ
世界で最もエキサイテングなヴァイオリニスト、ヴェンゲーロフのエッセンス
マルチパック 4Pブックレット アートワークはフランス語
CD1
1.ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61(カデンツァ:ヴェンゲーロフ)
2.ベートーヴェン:ロマンス第1番 ト長調 作品40
3.ベートーヴェン:ロマンス第2番 ヘ長調 作品50
w/ロンドン交響楽団、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ指揮
4.クライスラー:愛の悲しみ
5.クライスラー:愛の喜び
w/イアン・ブラウン(ピアノ)
CD2
1.ラロ:スペイン交響曲 ニ短調 作品21
2.サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番 ロ短調 作品61
3.ラヴェル:ツィガーヌ
w/フィルハーモニア管弦楽団、アントニオ・パッパーノ指揮
4.ヴィエニアフスキ:スケルツオ・タランテラ 作品16
w/イアン・ブラウン(ピアノ)
CD3
1.ラフマニノフ:ヴォカリーズ 作品34の14
2.ポンセ:エストレリータ(トランスクリプション:ヤッシャ・ハイフェッツ)
3.ブラームス:ハンガリア舞曲第7番 イ長調
4.ブラームス:ハンガリア舞曲第1番 ト短調
5.ブラームス:ハンガリア舞曲第5番 ト短調
以上(トランスクリプション:ヨーゼフ・ヨアヒム)
6.ノヴァチェク:無窮動 作品5の4
7.ドヴォルザーク:ユーモレスク 変ロ長調 作品101の7
8.チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出 作品42(3曲)
9.シューベルト:アヴェ・マリア D.839
(トランスクリプション:アウグスト・ヴィルヘルミ)
10.バッジーニ:妖精の踊り
11.ハチャトゥリアン:剣の舞(ガヤネー)
12.マスネ:タイスの瞑想曲(トランスクリプション:M.P.マルシック)
13.モンティ:チャルダッシュ
w/ヴィルトゥオージ、ヴァグ・パピアン(ピアノ)
以上 マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン)
録音:2001年-2005年

CZSW-0987922 2枚組 \1580
ショパン名曲集
ショパンのエッセンスをコンパクトにまとめた2CD
マルチパック 4Pブックレット アートワークはフランス語
CD1
1.華麗なる大ワルツ 変ホ長調 作品18
2.バラード第1番 ト短調 作品23
ジャン=フィリップ・コラール(ピアノ)
3.夜想曲第2番 変ホ長調 作品9の2
マリア・ティーポ(ピアノ)
4.即興曲第1番 変イ長調 作品29
ジョルジュ・シフラ(ピアノ)
5.子守唄 変ニ長調 作品57
ダニエル・ラヴァル(ピアノ)
6.スケルツォ第2番 変ロ短調 作品31
マルク・ラフォレ(ピアノ)
7.ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 作品35-葬送行進曲
ブルーノ・レオナルド・ゲルバー(ピアノ)
8.前奏曲第4番 ホ短調
9.前奏曲第15番 変ニ長調「雨だれ」
サンソン・フランソワ(ピアノ)
10.マズルカ イ短調 作品17の4
フランソワ=ルネ・デュシャーブル(ピアノ)
11.練習曲 ホ長調 作品10の3
アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)
12.舟歌 嬰ヘ長調
ティエリ・ドゥ・ブリュンホフ(ピアノ)
13.ワルツ ロ短調 作品69の2
ジャン=フィリップ・コラール(ピアノ)
14.ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 作品58-フィナーレ
ブルーノ・レオナルド・ゲルバー(ピアノ)
CD2
1.練習曲 ハ短調 作品10の12「革命」
シルヴィア・ケルセンバウム(ピアノ)
2.ワルツ 変イ長調 作品34の1(華麗なるワルツ)
3.ワルツ イ短調 作品34の2
アルド・チッコリーニ(ピアノ)
4.幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66
ガブリエル・タッキーノ(ピアノ)
練習曲 作品25より
5.第2番 ヘ短調
6.第7番 嬰ハ短調
7.第12番 ハ短調
サンソン・フランソワ(ピアノ)
8.ポロネーズ 変イ長調 作品53「英雄」 
ジョルジュ・シフラ(ピアノ)
9.夜想曲 変ニ長調 作品27の2
サンソン・フランソワ(ピアノ)
ワルツ 作品64より
10.第1番 変ニ長調
11.第2番 嬰ハ短調
12.第3番 変イ長調
アルド・チッコリーニ(ピアノ)
13.バラード第4番 ヘ短調 作品52
14.夜想曲 嬰ハ短調 (遺作)
ティエリ・ドゥ・ブリュンホフ(ピアノ)
15.ワルツ イ短調 (遺作)
ジャン=フィリップ・コラール(ピアノ)
16.ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11-ロンド
ジョルジュ・シフラ(ピアノ)
パリ管弦楽団、ジョルジュ・シフラJr.指揮

<SONY CLASSICAL>
8869785291-2 2枚組 \2000
アルゼンチンの管弦楽作品集
『ヒラルド・ヒラルディ(1889-1963):管弦楽のためのガウチョ』
『エドゥアルド・ファルー(1923-):ギター,ホルン,ピアノのため
『アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):交響的変奏曲』
『ヴィルトゥ・マラーニョ(1928-2004):「アモ」』
『ルイス・ヒアネオ(1897-1968):ヴァイオリンのためのアイマラ
『フアン・ホセ・カストロ(1895-1968):ファリャを偲んで』
『ルイス・ヒアネオ(1897-1968):子供のコメディのための序曲』
『カルロス・ロペス=ブチャルド(1881-1948):交響詩「アルゼンチンの情景」』
『ヘラルド・ガンディーニ(1936-):管弦楽のための変奏曲』
ルイス・ゴレリク(指揮)
サルタ交響楽団
タチャーナ・サムイル(Vn)
エドゥアルド・イサーク(G)
[録音] 2009年8月 サルタ州立劇場(セッション)
アルゼンチンは、画家や音楽家の数が多く、一般人にも世界文学やクラシック
音楽を親しむ人が多いのには驚かされます。アルゼンチン独特のタンゴやサン
バ、そしてフォルクローレなどもヨーロッパ的な上品さと完成度の高さが見受
けられます。クラシック音楽を楽しむ風習のためにアルゼンチンだけでも45の
本格的な劇場があるほどです。しかしながら、アルゼンチン出身の作曲家はギ
ター作品を通して知られている程度で、ヒナステラを除いて管弦楽作品が演奏
されることはあまり無いようです。 このアルバムでは、アルゼンチン出身の
指揮者ルイス・ゴレリク(1963年生まれ)がサルタ交響楽団を指揮し、知られざ
るアルゼンチン作曲家の作品を聴く事が出来ます。

8869774892-2 14枚組 \2600
初回生産限定盤
ユッシ・ビョルリンク生誕100年記念
/コンプリートRCAアルバム・コレクション
今年生誕100年を迎えたスウェーデンのテノール、ユッシ・ビョルリンク。
知的で気品のある表現、しなやかで、透き通るように美しい歌声で知られた
名歌手でした。惜しくも49歳という若さで他界しましたが、その叙情の深さ
と表現の見事さで今も語り継がれています。
当BOXはビョルリンク生誕100年を記念した限定盤で、RCAに残されたリサイタ
ル・アルバム6枚、マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」全曲(1953
年録音、チェリーニ指揮)、オペラ全曲盤6曲からのハイライトに加え、今年
1月に発売された1947年メト・ライヴのグノー「ロメオとジュリエット」から
のハイライトをCD14枚に収録したコレクターズ・アイテム。1951年から1959
年にいたるビョルリンクの最盛期の輝きを刻印した名唱ぞろいです。
初CD化となる23曲を含む音源は今回オリジナル・マスターより新しくリマス
ターされて音質を一新。珍しいアーティスト写真を掲載した別冊解説書(解説
は、声楽に詳しいユルゲン・ケスティング)が付くほか、初出LPのジャケット
・デザインを紙ジャケットで復刻し、CDレーベルもLP時代のレーベル・デザ
インを再現し、ノスタルジーを掻き立てます。
※曲目詳細はこちらにございます。

8869775542-2 CD25枚組+1DVD \5500
初回生産限定盤
フランツ・リスト生誕200年記念 - マスターワークス・コレクションBOX
1811年生まれの天才的ピアニスト&作曲家、フランツ・リストの生誕200年を
記念し、その重要な作品の名演を、SONY CLASSICALの膨大なカタログから厳選
して収録完全限定盤ボックスです。
・ピアノ曲に関しては、巨匠ルービンシュタイン、ホロヴィッツ、ボレット、
クライバーン、キーシンやヴォロドスなどの定評ある名演をたっぷり収録す
るほか、グレン・グールドによる「運命」と「田園」のピアノ編曲版が異色
を放っています。「超絶技巧練習曲」は、日本のみならず欧米でも高い評価
を得た横山幸雄のデビュー録音が選ばれています。
・オーケストラ曲は、バーンスタイン/ニューヨーク・フィルによる「ファウ
スト交響曲」、メータ/ベルリン・フィルによる交響詩集などが収録されるほ
か、ARTE NOVAレーベルのブライヒャーによるオルガン作品も盛り込まれてい
ます。
・Disc24には、1952年録音のカサドシュ&セルによる「ピアノ協奏曲第2番」
や、カペル、ラフマニノフによる歴史的録音などを収録。
・Disc26には、ホロヴィッツ演奏の映像もボーナスDVDとして収録しました。
・ボックスの仕様は、約13cm x 13cm x 8cm(予定)。
・ブックレットは、トラック表と、英語・独語・仏語によるフランツ・リス
トについての解説のみとなり、曲目解説は付いておりません。
※曲目詳細はこちらにございます。


8869776604-2 \1600
フランツ・リスト:
「愛の夢」第3番変イ長調 S.541-3
ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」 S.514
「悲しみのゴンドラ」第2稿 S.200/2
前奏曲とフーガ イ短調 BWV.543(J.S.バッハ曲/リスト編曲 S.462-1)
録音 2010年10月10-14日ベルリン、マイスターザール デジタル(セッション)
カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)
数多くのすぐれた音楽家を輩出してきた国グルジアからまた新たなライジン
グ・スターが登場する。カティア・ブニアティシヴィリ。まだ23歳という若
さながら、マルタ・アルゲリッチやギドン・クレーメル、パーヴォ・ヤルヴィ
といった偉大なアーティストから惜しみない賞賛を送られ、ウィーン楽友協
会からは2011/2012のシーズンにおける「ライジング・スター」にノミネー
トされたカティアが、ソニー・クラシカルと専属契約を結んだ。デビュー作
に選ばれたのは、今年生誕200年を祝うフランツ・リストの作品集。超絶技巧
とロマンティックな抒情が同居したリストの作品集は、まさにこのライジン
グ・スターにふさわしいアルバムと言えるだろう。
1987年グルジアのトビリシ生まれ。トビリシ中央音楽学校を卒業後、トビリ
シ国立音楽院に入学、6歳よりリサイタルやオーケストラとの共演を行ってい
る。12歳から本格的に演奏活動を行っており、ルガーノ、ジュネーヴ、ヴェ
ルビエ、サンクトペテルブルグ等の音楽祭にも招かれているのをはじめとし
て、多くのヨーロッパの主要なホールで演奏会を行っている。'03年ホロヴィ
ッツ国際コンクールでは、特別賞受賞。 同年エリザベート・レオンスカヤ奨
学金を付与され、同じ年、パリのフランソワ=ルネ・デュシャーブルのマス
ター・クラスに招待された。‘08年にはショパン、ピアノ協奏曲第2番でカー
ネギーホールにデビュー。同年アルチュール・ルービンシュタイン国際ピア
ノコンクール3位並びに最優秀ショパン演奏賞、オーディエンス・フェイバリ
ット賞受賞。4月にはともに来日するヴァイオリンのギドン・クレーメルのほ
か、指揮者パーヴォ・ヤルヴィとの信頼関係も深く、今後パリ管弦楽団など
の公演に登場する予定。本年よりソニー・クラシカルの専属アーティストと
なる。

8869790945-2 \1600
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
ケント・ナガノ:指揮
バイエルン国立管弦楽団
ケント・ナガノ/バイエルン国立管弦楽団による、2010年の「第4番(第1稿)」
に続くブルックナー・チクルス最新作。ブルックナーの交響曲のなかでも、
その歌謡的な作風で高い人気を誇る「第7番」。どこまでも流れる大河のよう
な作品の真髄を、ナガノがその鋭い視点でえぐり出します。

8869790947-2 2枚組 \2000
「ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 (1887年第1稿)
ケント・ナガノ:指揮
バイエルン国立管弦楽団
ケント・ナガノ/バイエルン国立管弦楽団2010年の「第4番」につづくチクル
ス第2弾は、完成された最後の交響曲である「第8番」。「第4番」に続き、
「初稿」を使用しています。

8869789455-2 \1600
ショスタコーヴィチ:
ヴィオラ・ソナタ Op.147
(ウラディーミル・メンデルスゾーンによる管弦楽伴奏編曲版)
ギデオン・リューエンソーン:ViolAlive
ギラド・カルニ(Va)
チューリヒ室内管弦楽団
[録音] 2010年1月5-7日, チューリヒ放送局スタジオ(デジタル:セッション)
イスラエル出身のヴィオラ奏者ギラド・カルニは、最年少でニューヨーク・
フィルのメンバーとなり、その後バンベルク交響楽団、ベルリン・ドイツ歌
劇場、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団の首席ヴィオラ奏者を務めてきまし
た。彼の演奏は、「非常に叙情的で、ほとばしるカンタビーレが印象的」と
高い評価を得ています。現在はソロ活動と、ローザンヌ音楽院の教授を務めて
います。 このアルバムでは、「ショスタコーヴィチ/ヴィオラ・ソナタ」を、
ルーマニアの作曲家でありヴィオラ奏者でもあるウラディーミル・メンデル
スゾーンがオーケストレーションした版によって演奏されています。また
ECMから発売され話題となったイスラエル出身の作曲家、リューエンソーン
(1954-)による「ViolAlive」の世界初録音が収録されました。この作品はヴィ
オラ・ソロ、打楽器と19のソロ楽器のために書かれたもので、「2幕の劇場
音楽」という副題を持ち、20の短い場、シーンとエピローグから成り立って
り、カルニによって初演されたものです。

8869789182-2 \1600
1.フランク:ヴァイオリンソナタ イ長調
2.サン=サーンス:ヴァイオリンソナタ第1番 ニ長調 作品75
3.ラヴェル:ヴァイオリンソナタ
ヴァイオリン:ジョシュア・ベル
ピアノ:ジェレミー・デンク
正統的なクラシック作品はもちろん、グラミー賞も受賞、アカデミー賞も受賞
した「レッド・ヴバイオリン」では映画音楽も担当するなど、多岐にわたる方
面で活躍する世界的ヴァイオリニスト、ジョシュア・ベルのニュー・アルバム
は、待望のフランス音楽作品集。フランク、サン=サーンス、ラヴェルという
フランス音楽 黄金の3大ヴァイオリンソナタを収録。1713年製のストラディ
ヴァリウス「ギブソン」を使用。

8869784704-2 \1600
ドニゼッティ:歌劇「シャムニーのリンダ」より「この私の心の光..」
ベッリーニ:歌劇「夢遊病の女」より「ああ!彼が他の女性を祭壇に導く前に」
ベッリーニ:歌劇「アデルソンとサルヴィーニ」より「暗い黒雲の後に」
グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」より「私は夢に生きたい」
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」より「静かなる夜」
ドニゼッティ:
歌劇「連隊の娘」より「高い身分と豪勢な暮しに・・・フランス万歳!」
マスネ:歌劇「マノン」より「さようなら、私たちの小さなテーブル」
ロッシーニ:歌劇「イタリアのトルコ人」より「このわびしく質素な服が」
グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」より「神よ、何という戦慄が」
ドリーブ:歌曲「カディスの娘」(ボーナストラック)
ニーノ・マチャイゼ(Sp)
ミケーレ・マリオッティ(指揮)
ボローニャ市立劇場管弦楽団&合唱団
[録音]2010年9月9-18日, ボローニャ(デジタル:セッション)
2008年ザルツブルク音楽祭での「ロメオとジュリエット」で、ネトレプコの代
役で出演して話題を呼んだグルジア出身のソプラノ歌手ニーノ・マチャイゼが、
ソニー・クラシカルと専属契約。今作は、その第1弾のアルバムとなります。
彼女は、スカラ座の歌手養成プログラムの出身。2006年にレイラ・ゲンチャー
・コンクールで優勝し、「連隊の娘」でスカラ座にデビューしました。弱冠28
歳の彼女ですが、YOUTUBEの動画再生数の多さからも、注目度の高い事が伺い
知ることができます。ネトレプコに比べ、表現力はまだまだ初々しいものの、
コロラトゥーラの技術は比べる者なき素晴らしさ。声質も強靭。このアルバム
で知ることができるのは、彼女の実力のほんの氷山の一角に過ぎません。この
先、どこまで伸びて行くのかを想像すると、ちょっと恐ろしくなるほどの逸材
です。

8869789753-2 2枚組 \1450
リスト名作品集
【Disc 1】
『パガニーニによる大練習曲第3番嬰ト短調「ラ・カンパネッラ」』
-アンドレ・ワッツ(P)
『忘れられたロマンス S.132』
-スティーヴン・イッサーリス(Vc)スティーヴン・ハフ(P)
『小人の踊り S.145-2』-エマニュエル・アックス(P)
『ため息 S.144-3』 -ホルヘ・ボレット(P)
『パガニーニによる大練習曲第6番イ短調 S.141-6』
-エマニュエル・アックス(P)
『スペイン狂詩曲 S.254』-エフゲニー・キーシン(P)
『愛の夢第3番変イ長調S.541-3』-ホルヘ・ボレット(P)
『メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り S.514」
-ヴァン・クライバーン(P)
『コンソレーション第3番変ニ長調S.172-3』-ヴァン・クライバーン(P)
『ラコッツィ行進曲(ホロヴィッツ編)』-ウラディミール・ホロヴィッツ(P)
『灰色の雲 S.199』-バリー・ダグラス(P)
『忘れられたワルツ第1番嬰ヘ長調S.215-1』
-ウラディミール・ホロヴィッツ(P)
『軽やかさ(レジェレッツァ)S.144-2」-エフゲニー・キーシン(P)
『ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調S.244-2(ホロヴィッツ編)』
-アルカーディ・ヴォロドス(P)
【Disc 2】
『交響詩「前奏曲」S.97』
-レナード・バーンスタイン(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック
『死の舞踏 S.126』
-バイロン・ジャニス(P)フリッツ・ライナー(指揮)シカゴ交響楽団
『交響詩「オルフェウス」S.98』
-ズービン・メータ(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
『交響詩「マゼッパ」S.100』
-アーサー・フィードラー(指揮)ボストン・ポップス
『ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124』(全曲)
-エマニュエル・アックス(P)
エサ=ペッカ・サロネン(指揮)フィルハーモニア管弦楽団
1811年生まれの天才的ピアニスト&作曲家、フランツ・リスト。彼の生誕200
年を記念して、有名曲ばかりを聴くことのできる、お手軽な2枚組商品です。
「ピアノ協奏曲第1番」は、アックス&サロネン盤で収録されています。

8869790418-2 3枚組 \1250
『ヴェニスの愛』-ヴェネツィアン・バロック・アダージョ
ヴィヴァルディ、マルチェッロ、アルビノーニ、コレルリ、ヴェラチーニ、
ファッコ、ザヴァテリ、ペルゴレージ、レオナルド・レオ、の協奏曲などより
緩章楽章
ミカラ・ペトリ(Bfl)、ジェームズ・ゴールウェイ(Fl)、
ウラディーミル・スピヴァコフ(Vn)、アンヘル・ロメロ(G)、
ピンカス・ズカーマン(Vn)、ギー・トゥーヴロン(Tp)、
オーフラ・ハーノイ(Vc)、鈴木秀美(Vc)、
クラウディオ・シモーネ(指揮)
イ・ソリスティ・ヴェネティ、
ヘルムート・ヴィンシャーマン(指揮)
ドイツ・バッハ・ゾリステン、アカデミー室内管弦楽団、
モスクワ・ヴィルトゥーゾ、カメラータ・ケルン、ラルテ・デラルコ、
フライブルク・バロックオーケストラ、など
バロック音楽は、ストレスの多い現代の「癒しの音楽」として注目されていま
す。バッハやヘンデルの音楽もそうですが、このヴィヴァルディをはじめとす
るヴェネツィアの作曲家の緩章楽章には、数学的幾何学的ではなく、なんとも
人間的なメロディーが溢れています。それらのメロディーと通奏低音のリズム
の独特な掛け合いは、癒しの方程式に見事に当てはまるのでしょう。この盤は、
フランス国内でベストセラーになったものの、インターナショナル盤としての
発売となり、3枚組で非常にお買い得な価格になっています。

8869788082-2 3枚組 \2000
ジョン・ウィリアムズ 70歳記念ベスト・アルバム 限定盤
[Disc 1]- The Soloist
『J・S・バッハ:「リュート組曲第4番」より「プレリュード」』
『アルベニス:「スペイン組曲」より「アストゥーリアス(伝説)」』
『アグスティン・ピオ・バリオス:「大聖堂」』
『J・S・バッハ:
「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番」より「シャコンヌ」』
『ヴァイス:「パッサカリア」』
『ガスパル・サンス:「カナリオス」』
『ホアキン・トゥリーナ:「タルレガ讃礼 Op.69」より第2曲「ソレアレス」』
『タルレガ:「アルハンブラ宮殿の思い出」』
『アルベニス:「スペイン組曲」より「セビーリャ」』
『アグスティン・ピオ・バリオス:「プレリュード ハ短調」』
『アグスティン・ピオ・バリオス:
「神様のお慈悲に免じてお恵みを(最後のトレモロ)」
『グラナドス:「トナディーリャス」より第1曲「ゴヤの美女」』
『アントニオ・ラウロ:ワルツ第3番「ナターリャ」』
『フリオ・サグレラス:「ハチドリ」』
『ロドリーゴ:「ファンダンゴ」』
『レオ・ブローウェル:
「黒いデカメロン」より「こだまの谷を逃げてゆく恋人達」』
[Disc 2]- The Romantic
『スタンリー・マイヤーズ:「カヴァティーナ」(ディア・ハンター)』
『作者不詳:「ロマンス」』
『フォーレ:「パヴァーヌ」』
『サティ:「ジムノペディ第3番」』
『ヴィンセント・エミリオ・ソーホー:「カンティコ」
『民謡:「コンドルは飛んでいく」』
『ニーノ・ロータ:「ゴッドファーザー、愛のテーマ」』
『J・ウィリアムズ:「シンドラーのリスト」』
『モリコーネ:「ミッション」より「ガブリエルのオーボエ」』
『スコット・ジョプリン:「エンターテイナー」』
『Paul-Bert Rahasimanana:「Mitopa」』
『エラクリオ:フェルナンデス:「解き放たれた悪魔」』
『アントニオ・ラウロ:「エル・マラビーノ」』
『アントニオ・ラウロ:「ネリー」』
『ペドロ・エリアス・グティエレス:「アルマ・ジャネーラ」』
『イノック・ソントンガ:「神よ、アフリカに祝福を(南アフリカ国家)」』
[Disc 3]- John Williams and Friends
『ヴィヴァルディ:「ギター協奏曲」より第1楽章』**
『ジョン・ジョンソン:「ガイヤルド」』*
『シューベルト:「アルペジョーネ・ソナタ」より第2楽章***
『ジュリアーニ:「ギター協奏曲」より第2楽章』***
『ドビュッシー:「月の光」』*
『フォーレ:「ドリーの庭」』*
『アルベニス:「コルドバ」』*
『エルガー:「愛のあいさつ」』*
『ロドリーゴ:「アランフェス協奏曲」」より第2楽章』****
『ドビュッシー:「夢」』*
『ロドリーゴ:「ある貴紳のための幻想曲」より「たいまつの踊り」』*****
『ファリャ:「はかなき人生」より「スペイン舞曲第1番(プジョール編)」』*
『グラナドス:「スペイン民謡による6つの小品」より第5曲「サンブラ」』*
ジョン・ウィリアムズ(g)ジュリアン・ブリーム(g)*
ヤーノシュ・ローラ(指揮)フランツ・リスト室内管弦楽団**
リチャード・トニェッティ(指揮)オーストラリア室内管弦楽団***
ルイ・フレモー(指揮)フィルハーモニア管弦楽団****
チャールズ・グローヴズ(指揮)イギリス室内管弦楽団*****
【録音】1964-2002年
クラシック・ギターの世界的第一人者、「キング・オブ・ギター」とも評さ
れるジョン・ウィリアムズ。今年2011年70歳を記念して、彼の名演ばかりを
収録したベスト盤のリリースです。


●ソニー・オペラ・ハウスシリーズ
ブックレットには英語、仏語、独語での簡単なあらすじ説明を掲載。歌詞・
対訳は付いておりません。

8869785568-2 2枚組 \1600
ロッシーニ:歌劇「ランスへの旅」(全曲)
シルヴィア・マクネアー(コリンナ),
ルチーア・ヴァレンティーニ・テッラーニ(メリベーア侯爵夫人),
ルチアーナ・セッラ(フォルヴィル伯爵夫人),
チェリル・スチューダー(コルテーゼ夫人),
ラウル・ヒメネス(騎士ベルフィオール),
ウィリアム・マッテウッツィ(リーベンスコフ伯爵),
サミュエル・レイミー(シドニー卿),
ルッジェーロ・ライモンディ(ドン・プロフォンド),
エンツォ・ダーラ(トロムボノク男爵),
ルーチョ・ガッロ(ドン・アルヴァーロ),
ジョルジョ・スルヤン(ドン・プルデンツィオ),
グリエルモ・マッテイ(ドン・ルイジーノ),
ニコレッタ・クリエル(デリア),
バルバラ・フリットリ(マッダレーナ&モデスティーナ),
クラウディオ・オテッリ(ゼフィリーノ),
ボジダール・ニコロフ(アントーニオ&ジェルソミーノ),
クラウディオ・アバド(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1992年10月13-19日 
ベルリン・フィルハーモニーでの定期演奏会、半舞台形式上演でのライヴ録音
(デジタル:ライヴ)
14声のアンサンブル、18人のソリストを必要とするこのオペラは、およそ考え
うる最も贅沢なベル・カントの饗宴であり、それぞれの歌手の技巧と特質を
引き出した、この上なく魅力的な作品でしょう。1984年8月18日にペーザロの
ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルで159年ぶりにアバド&ヨーロッパ室内
管によって復活蘇演が行われ、ロッシーニの失われた傑作の復活として大き
な反響を呼び、この時の演奏はDGよりによって録音されました。その後ミラノ
・スカラ座、ウィーン国立歌劇場来日公演で演奏。そして1992年にベルリン・
フィル定期演奏会で演奏会形式(歌手たちは衣装と演技付き)で、最高のロッ
シーニ歌手ばかりを終結して演奏し、それを録音したアルバムとなります。
最上級の名歌手を揃え、ロッシーニの音楽のエッセンスの見本市とも呼ぶべ
きナンバーをみごとに表現し、生気に満ちた音楽の流れの中から立ち昇る貴
族的とも呼べる独特な香気を味わうことができます。

8869785652-2 3枚組 \2000
ベッリーニ:歌劇「カプレーティとモンテッキ」(全曲)
ヴェッセリーナ・カサロヴァ(Ms), エヴァ・メイ(Sp),
ラモン・ヴァルガス(T), ウンベルト・チウンモ(Bs), 
シモーネ・アルベルギーニ(Bs),
ロベルト・アバド(指揮) 
ミュンヘン放送管弦楽団, バイエルン放送合唱団
【録音】1997年6月23-30日 バイエルン放送スタジオ(デジタル:セッション)
13世紀のヴェローナを舞台にした、カプレーティ家の娘ジュリエッタと仇敵
のモンテッキ家の息子ロメオとの悲恋物語で、実際は同じ題材のシェイクス
ピアの名作とは直接関係はないものです。しかしながらこの作品は、ベッリ
ーニの円熟したベル・カント手法で書かれた傑作のひとつで、美しい旋律も
多数ちりばめられています。しかし上演、録音される機会は他の「夢遊病の
女」や「ノルマ」などと比べると少ない作品となっています。このRCAの録音
は、新鋭歌手としてエヴァ・メイ、カサロヴァ、そしてヴァルガスが高い評
価を受け始めた頃のものですが、みずみずしい声を駆使したテクニックの冴
えが痛快なもので、デュエットと重唱。そして、むらなくよく響くしなやか
な美声と自在で見事なコロラトゥーラ・テクニックに音楽性とセンス豊かな
歌唱をフルに発揮された極め付きのアルバムです。特にカサロヴァの力強く
男性的な声は、魅惑的としか言いようがありません。

8869785654-2 2枚組 \1600
ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクァーレ」(全曲)
エヴァ・メイ(Sp), トーマス・アレン(Br), レナート・ブルゾン(Br),
フランク・ロパード(T), アルフレード・ジャコモッティ(Br),
ロベルト・アバド(指揮) 
ミュンヘン放送管弦楽団, バイエルン放送合唱団
【録音】1993年5-6月  バイエルン放送スタジオ(デジタル:セッション)
「19世紀初めのイタリア。裕福な独身老人であるドン・パスクァーレは、自
分の勧める女性と甥のエルネストを結婚させ、財産を継がせようと考えてい
ます。しかし、エルネストには美しい未亡人ノリーナという恋人が。エルネ
ストが、叔父ドン・パスクァーレの提案を断ると、ドン・パスクァーレは、
自分が結婚し自分の子どもに財産を残すという。ドン・パスクワーレの結婚、
エルネストの恋の行方は・・」。ドニゼッティの喜劇的作品のこの傑作は、
実はドニゼッティ自身は精神的に病んでいた時期の作品とも言われています。
チャーミングなエヴァ・メイ、エレガントで洗練された滑稽さを楽しませて
くれるブルゾン、リリックなロパード。そして見事にこの作品の魅力と音楽
的知性を表現したロベルト・アバドによる、隠れた名盤のひとつともいわれ
ている演奏です。

8869785571-2 2枚組 \1600
グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」(全曲)
ジュディス・ラスキン(Sp), アンナ・モッフォ(Sp),
シャーリー・ヴァーレット(Ms),
レナート・ファザーノ(指揮)
イ・ヴィルトゥーゾ・ディ・ローマ(ローマ合奏団),
【録音】1965年7月 RCAイタリア (ステレオ:セッション)
当時まだ上演・録音の少なかった作品ですが、ヴァーレットの深い印象的な
歌唱が、古典的で伝統的な解釈と純粋な結束となり、最大限の作品解釈が行
われています。長いフレーズと優雅な舞曲の綿密な計算による説得力あるパ
フォーマンスが、緊張ある展開と感動的なエンディングに達しています。

8869785656-2 4枚組 \2100
ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」(全曲)
ルネ・コロ(ジークフリート),
ジャニーヌ・アルトマイヤー(ブリュンヒルデ),
ジークムント・ニムスゲルン(アルベリッヒ),
マッティ・サルミネン(ハーゲン), ノーマ・シャープ(グートルーネ),
ハンス・ギュンター・ネッカー(グンター),
オルトルン・ヴェンケル(ヴァルトラウテ),
ルチア・ポップ(ヴォークリンデ), ウタ・プリーヴ(ウェルグンテ),
ハンナ・シュヴァルツ(フロースヒルデ),
アンネ・ギェーファング(第1のノルン),
ダフネ・エヴァンゲラトス(第2のノルン),
ルート・ファルコン(第3のノルン),
マレク・ヤノフスキ(指揮)
ドレスデン・シュターツカペレ, ライプツィッヒ放送合唱団
ドレスデン国立歌劇場合唱団
【録音】1983年3-4月 ドレスデン・聖ルカ教会 (デジタル:セッション)
ワーグナーを得意とするヤノフスキが、優れた歌手を集めて3年以上の歳月を
かけて完成させた史上初の全曲デジタル録音となった記念碑的「指輪」から
の「神々の黄昏」。名門ドレスデンの「いぶし銀の」ワーグナー・サウンド
を堪能させてくれます。ラインの旅へと一気になだれ込むあたりの盛り上が
りは感動的で、隙のない緊密な演奏と、集中力あるシャープで深い推進力は
圧倒する感動をもたらしています。ルカ教会での録音もすばらしく、臨場感
を生々しく伝えています。

8869785576-2 2枚組 \1600
ヴェルディ:歌劇「マクベス」(全曲)
レナード・ウォーレン(マクベス), レオニー・リザネク(マクベス夫人),
ジェローム・ハインズ(バンクォー), カルロ・ベルゴンツィ(マクダフ),
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
【録音】1959年2月 ニューヨーク、マンハッタン・センター
(ステレオ:セッション)
メトで大好評だったこの公演を、公演合間をぬって急遽RCAがセッション録音
を行ったものです。特にレナード・ウォーレンの悪寒が走るほどの劇的で恐
ろしい表現に凌駕するでしょう。それを効果的にささえる対照的なリザネク
の美しい声は、この物語の独特で神秘的な様相を描いていきます。仕事人ラ
インスドルフの指揮は、管弦楽と歌手たちのクリアなバランスを計算し、最
大限の劇的表現を引き出しています。

8869785657-2 2枚組 \1600
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」(全曲)
(シュテフェン・コペツキによる新テクスト版)
クリストフ・プレガルディエン(T)フリーデマン・レーリヒ(Bs),
ゲオルク・ツェッペンフェルト(Bs),アンドレアス・ヘール(Bs),
クリスティアン・ゲルハーヘル(Br), ペトラ=マリア・シュニッツァー(Sp),
ヨハンナ・ストイコヴィチ(Sp),クリスティアーネ・ロスト(Sp),
アンケ・ランベルツ(Sp),ガブリエーレ・ヘンケル(Sp),
アンドレア・ヴェイト(Sp), マルクス・ジョン(語り)
ブルーノ・ヴァイル(指揮
)WDRカペラ・コロニエンシス(ピリオド楽器使用), ケルンWDR放送合唱団
【録音】2001年6-7月、ケルン放送クラウス・フォン・ビスマルク・ザール
(デジタル:セッション)
ピリオド楽器を用い、今までに無いウェーバーの世界を表現している「魔弾
の射手」全曲盤。無駄の一切を排除し、一音一音を丁寧に表現しているヴァ
イルの演奏は斬新であり清新に感じることでしょう。ロマン派の音楽を歌わ
せたら当代随一のゲルハーヘルとプレガルディエンの知的な歌唱。決して軽
くなく粋でありながら緊張感あふれるオーケストラ。そしてヴァイルの真意
に迫る説得力に満ちた解釈は、後期ロマン派的おどろおどろしさを排除し、
語りと音符の力だけで雰囲気を十分に表現しています。

8869785574-2 2枚組 \1600
マスネ:歌劇「シンデレラ(サンドリヨン)」(全曲)
フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms), ニコライ・ゲッダ(T),
ジャーヌ・ベルビエ(Sp), ジュール・バスタン(Bs), 他
ジュリアス・ルーデル(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団, アンブロジアン・オペラ・コーラス
【録音】1978年6月  オール・セインツ教会, ロンドン
(ステレオ:セッション)
心優しい娘、リュセットは、継母たちに「シンデレラ(灰まみれ娘)」と呼ば
れ、毎日辛い生活。カボチャの馬車、12時の鐘、小さなガラスの靴。誰もが
知ってるシンデレラのお話はフランスのペローが作ったと言われますが、グ
リムもグリム童話の中で取り上げているように、ヨーロッパの古い御伽話し
の一つで、実はとても古く歴史のあるものなのです。このマスネのオペラ
「シンデレラ」では、ペローの「シンデレラ」に台本作家が手を加え、継母
が父親に変更されていたり、ガラスの靴がブレスレットに。リュセットの父
親も登場し、「妖精物語」という副題をもつ子供の夢の世界を描いており、
フォン・シュターデの優しく美しい歌声にのって、コミカルなオペラが展開
されていきます。

8869785655-2 3枚組 \2000
ヘンデル:歌劇「アレッサンドロ」HWV.21(全曲)
ルネ・ヤーコプス(C-T), ゾフィー・ボウリン(Sp),
イサベラ・プールナール(Sp), ジャン・ニルエ(C-T),
スティーヴン・ヴァーコー(Bs), ギィ・ドゥ・メイ(T),
リア・ボレン(A)
シギスヴァルト・クイケン(指揮)
ラ・プティット・バンド(ピリオド楽器使用),
【録音】1984年2月 ハールレム Doopsgezinde教会(ステレオ:セッション)
ヘンデルの最絶頂だった第一次ロイヤル・アカデミー時代の終盤の1726年に
書き上げた「アレッサンドロ」は、当時ヘンデル作品で最も数の多い上演回
数が記録されている作品です。「アレッサンドロ」は、古代マケドニアの偉
大なる大帝王アレクサンドロス3世が、二人の恋人のどちらを選ぶか悩む優柔
不断の人物設定という話。ヘンデルがイタリアから呼んだ三人の名歌手の不
満が出ないように、それぞれに公平に個性的なアリア、見せ場を与えるよう
に超絶技巧アリアや旋律美のアリオーゾが散りばめらています。クイケンの
的確なピリオド楽器での解釈と指示。ルネ・ヤーコプスの劇的で濃厚な甘い
歌唱。(オーボエは4本による厚めな音、ユングヘーネルのリュートと2台の
チェンバロによる役ごとに与えられる通奏低音、などヘンデルの作品にふさ
わしい歌手陣をそろえ、この作品の理想的な演奏を聴かせてくれます。

8869785621-2 2枚組 \1600
クルト・ワイル:歌劇「マハゴニー市の興亡」(全曲)
ロッテ・レーニャ(Vo), ハインツ・ザウアーバウム(T),
ギゼラ・リッツ(Ms), ホルスト・グンター(Br), ゲオルク・ムント(Br),
フリッツ・ゲツニッツ(T), ジークムント・ロート(Br),
ペーター・マルクヴォルト(T), リヒャルト・ミュンヒ(語り)
ヴィルヘルム・ブリュックナー=リュッケベルク(指揮)
北西ドイツ放送交響楽団&合唱団
【録音】1956年11月 ハンブルク (モノラル:セッション)
ブレヒトとの合作によるオペラ「マハゴニー」は女男3人の悪党が建設した歓
楽の町マハゴニーで起こる出来事とそれを取り巻く人間模様を描いた、当時
の政治批判も含んだ痛烈な内容です。金さえあれば大きな顔が出来る町、逆
に言えば、金がなければ生きていけない町。それは当時のドイツ(ナチ)への
皮肉であり、また人間社会の本質を突くものでもありました。彼はこの曲の
3年後にパリへ亡命、その後アメリカへ移住するのです。ロッテ・レーニャは
この曲を作曲当時のワイルの妻であり、作品の良き理解者でもありました。


■メトロポリタン・オペラ・ライヴCD
1931年に、メトロポリタン歌劇場が土曜日の午後のマチネ公演をラジオで生
放送し始めて以来、METライブビューイングやインターネット・ラジオでの
中継が行なわれている現在でも、シーズン中に行なわれる毎週土曜日のラジ
オ中継はアメリカの風物詩として定着しています。今回のソニー・クラシカ
ルとメトロポリタン歌劇場とのプロジェクトでは、1940年代から1970年代に
かけての歴史的な上演のライヴ録音がリリースされます。
メトロポリタン歌劇場が誇るオールスター・キャストを擁したこれらの録音
の多くは、昔からオペラ・ファンの間では有名な存在で、LP-CD時代を通じ
て非正規盤として流通してきたものも含まれています。しかし今回の発売に
当たっては、メトロポリタン歌劇場やその他のアーカイヴに保管されている
正規オリジナル・マスターを初めて使用し、丁寧な修復や調整を経てリマス
ターされ、最上の状態で歴史的な名演の感動がよみがえります。
復刻およびリマスターは元ソニー・クラシカルのプロデューサーでもあった、
グレース・ロウが担当しています。

8869785304-2 3枚組 \2300
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(全曲)
テオ・アダム(ハンス・ザックス), ジェームズ・キング(ヴァルター),
ピラール・ローレンガー(エヴァ), ベンノ・クッシェ(ベックメッサー),
シャーリー・ラヴ(マグダレーネ), ローレン・ドリスコル(ダーヴィット),
エツィオ・フラジェッロ(ポーグナー), ドナルド・グラム(コートナー),
ジェームズ・モリス(シュヴァルツ), 他
トーマス・シッパーズ(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
【録音】1972年1月15日  メトロポリタン歌劇場でのライヴ
名バス・バリトン歌手、テオ・アダムのハンス・ザックスといえば彼の最も
素晴らしい当たり役といわれています。1968年にベーム指揮バイロイトのハ
ンス・ザックス役で出演し大喝采を受けました。1969年ローゼン・シュミッ
ト指揮でMETデビュー。その後1970年カラヤンの「マイスタージンガー」の
録音に参加し絶賛を浴び、METに帰ってきました。その深い「親方」はググッ
と不思議に引き込まれ、吸引力のあるアダムの歌唱は絶品。かっこよく迫力
がある、ジェームズ・キングのヴァルター。METで人気の高かったシッパーズ
による指揮で、深い印象を持つ演奏です。前年1971年にMETのオーディション
に合格したばかりのジェームズ・モリスが、シュヴァルツ役でここに出演し
ています。

8869785308-2 3枚組 \2300
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」(全曲)
ビルギット・ニルソン(ブリュンヒルデ)、
レオニー・リザネク(ジークリンデ), クリスタ・ルートヴィヒ(フリッカ)、
ジョン・ヴィッカーズ(ジークムント),
トーマス・スチュワート(ヴォータン)、
カール・リッダーブッシュ(フンディング), 他 
ベリスラフ・クロブチャール(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
【録音】1968年2月24日  メトロポリタン歌劇場でのライヴ
ベリスラフ・クロブチャールと言えば、1980年のウィーン国立歌劇場公演の
際、ニルソンが歌った、あの衝撃的な「エレクトラ」を指揮した人です。こ
の時も、ニルソンとリザネクは姉妹役。これほどまでに息の合う歌唱は他に
ないのではないでしょうか。ヴィッカーズ、ルートヴィヒ、リーダーブッュ
・・・他の配役もこの上なく豪華なもの。メトの英知を結集したかのような
声の饗宴がここにあります。

8869785309-2 2枚組 \1600
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」Op.72(全曲)
ビルギット・ニルソン(レオノーレ), ジョン・ヴィッカーズ(フロレスタン)
ヘルマン・ウーデ(ドン・ピツァロ),
ジョルジョ・トッツィ(ドン・フェルナンド),
オスカー・チェルヴェンカ(ロッコ),
ローレル・フューチュリティー(マルツェリーネ),
チャールズ・アンソニー(ヤキーノ), 他
カール・ベーム(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
【録音】1960年2月13日  メトロポリタン歌劇場でのライヴ
壮年時代のベーム&METの「フィデリオ」ライヴが、正規盤として登場です。
ベーム・ライヴならではの気迫充満の演奏で、その熱気に圧倒される強烈な
演奏です。レオノーレを演じるニルソンの女傑っぷりが見事で、その強靭な
意志と愛情表現にふさわしい歌唱。管弦楽もレオノーレ第3番からして、ばら
ばらになる寸前の力強いアンサンブルと金管群。熱唱する合唱団等、「フィ
デリオ」を底からえぐりだした演奏といえましょう。

8869785310-2 3枚組 \2300
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」K.492(全曲)
チェーザレ・シエピ(フィガロ), ロバータ・ピータース(スザンナ),
キム・ボルイ(アルマヴィーヴァ伯爵), ルチーナ・アマラ(伯爵夫人),
ミルドレッド・ミラー(ケルビーノ), エツィオ・フラジェッロ(バルトロ),
レジーナ・レズニック(マルチェリーナ), 他
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
【録音】1961年1月28日  メトロポリタン歌劇場でのライヴ
フィガロを得意としたラインスドルフには、1958年のDECCA盤など、素晴しい
録音が存在します。そうなると選ぶ基準は歌手たちでしょうか。ここでは、
フィガロを当たり役としたシエピの甘く陶酔的な歌唱はもちろんのこと、ア
マラの淑やかな伯爵夫人、ピータースのチャーミングなスザンナ、レズニッ
クのマルチェリーナなど、女声陣の素晴らしさが特筆ものです。


●YO-YO MA DSDテクノロジーによる最新リマスター
YO-YO MAのベスト・セラーとなる旧譜4タイトルをDSDテクノロジーによるリ
マスタリングにてリイシュー。
(昨年秋にリリースされた90枚組BOXセット『Yo-YO Ma: 30 Years Outside
The Box』と同様のDSDテクノロジーによるリマスタリング音源となります)

8869756116-2 \1280
Appalachia Waltz
1 The Green Groves of Erin / The Flowers of Red Hill
2 Appalachia Waltz
3 Chief Sitting in the Rain
4 Mama Instrumental
5 Butterfly's Day Out
6 Druid Fluid
7 First Impressions
8 Etienne et Petunia
9 F.C.'s Jig
10 College Hornpipe
11 Pickles
12 Old Country Fairytale
13 Schizoozy
14 Star of the County Down
15 Speed the Plow Medley
16 Fair Dancer Reel

8869756112-2 \1280
Concertos For The New World

8869754467-2 \1280
Haydn: Cello Concertos

8869755651-2 \1280
Hush
1 Grace
2 Andante from Concerto in D minor for 2 Mandolins
3 Flight Of The Bumblebee From The Legend of Tsar Saltan(excerpt)P.76
4 Stars Vocal
5 Hush Little Baby
6 Vocalise
7 Musette from the Notebook for Anna Magdalena Bach
8 Coyote Vocal
9 Allegro prestissimo from Sonata for Two Cellos
10 Ave Maria
11 Hoedown!
12 Air from Orchestral Suite No. 3
13 Good-bye




<deutsche harmonia mundi>
8869784216-2 \1600
アレッサンドロ・スカルラッティ:オペラ・アリア集
アレッサンドロ・スカルラッティ:
歌劇「マルコ・アッティーリオ・レーゴロ」「テレマーコ」「グリゼルダ」
「アルメニアの王ティグラーネ」「ドイツ王カルロ(カール)」
「カンビーゼ」よりカストラートのためのアリア
ダニエラ・バルチェッローナ(Ms)
マルチェロ・ディ・リーサ(指揮)
コンチェルト・デ・カヴァリエーリ(ピリオド楽器使用)
[録音] 2010年8月, ローマ(デジタル:セッション)
1999年にペーザロのロッシーニ・フェスティヴァルで「タンクレーディ」の
タイトル・ロールを演じ、一躍注目を集めたダニエラ・バルチェッローナ。
以後、一気に活躍の場を広げ、ロッシーニのスペシャリストとして絶賛浴び
ました。また、2001年にアバド&ベルリン・フィルと共演した「ヴェルディ
/レクイエム」のライヴ録音(EMIからCD・DVD化)でも高い評価を得ました。
現在、最も人気を持つメゾ・ソプラノ歌手の一人として幅広いレパートリー
で活躍しています。最近では、バロック・オペラのカストラートのためのタ
イトル・ロールを歌い始めています。




<RCA RED SEAL>
8869772722-2 \1600
Shakespeare - Come Again Sweet Love
『パーセル:By beauteous softness mixed with majesty』
『エドワード・ジョンソン:Come again, sweet nature's treasure』
『ロバート・ジョーンズ:Now, what is love?』
『トーマス・ロビンソン:Fantasie & Toye』
『ダウランド:Come again, sweet love doth now invite』
『パーセル:If music be the food of love』
『ロバート・ジョーンズ:Sweet Kate』『ヒューム:Virgin's muse』
『トーマス・モーリー:Sweet nymph, come to thy lover』
『ダウランド:Galliard』
『トーマス・モーリー:It was a lover and his lass』
『ロバート・ジョンソン:Full fathom five』『ギボンズ:The silver swan』
『ロバート・ジョンソン:Where the bee sucks』
『ロバート・ジョーンズ:Farewell, dear love』
『ダウランド:If my complaints could passions move』
『ジョン・ベネット:Weep, O mine eyes』
『ジョン・ウィルソン:Take, O take those lips away』
『作者不詳:The Willow song』
『ダウランド:Semper Dowland, semper dolens』
『エドワード・ジョンソン:Come again, sweet nature's treasure』
ダニエル・テイラー(C-T:リーダー)
エマ・カークビー(Sp), キャロリン・サンプソン(Sp),
マイケル・チャンス(C-T), チャールズ・ダニエルズ(T),
ニール・デイヴィス(Bs), エリザベス・ケニー(リュート&テオルボ),
ジェイコブ・ヘリングマン(リュート), リチャード・ブースビー(gamb),
リチャード・キャンベル(gamb),
ザ・シアター・オブ・アーリー・ミュージック
[録音] 2010年6月5-7日(デジタル:セッション)
最も人気の高いカウンターテナーの一人、ダニエル・テイラー。グラインド
ボーンでヘンデルのオペラ「テオドーラ」に出演し評論界を挙げて絶賛され、
これを期にヘンデルの「ロデリンダ」に出演しプロ・デビュー。古楽から現
代音楽まで広いレパートリーを持ち、世界の主要な歌劇場に出演しています。
カレーラスとも共演した坂本龍一の「Life」は話題となり、現在はガーディ
ナーやヘレヴェッヘ、鈴木雅明らと共演、「知的で自然な声」と高い評価を
得ています。最近では、イギリスのアーティストらと自らのアンサンブル
「シアター・オブ・アーリー・ミュージック」を結成し話題を呼んでいます。
ここでは、エリザベス王朝期のイギリスの作曲家によるマドリガーレを中心
としたプログラムでの収録となっています。この時代、文学や詩歌と音楽と
の融合が開花し、作曲家らは偉大なる劇作家シェークスピアの文学からイン
スピレーションを得、様々な歌曲を書いたのでした。その題材の多くは「愛」
で、単純な中にも純粋で絶妙な甘いメロディーによって訴えかけてくるので
す。カークビーやサンプソン、チャンスなどの名歌手たちが参加し、絶品な
るアンサンブルを聴くことができます。

8869781695-2 \1600
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全曲
ブラームス:
『ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78「雨の歌」』
『ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100』
『ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108』
イリヤ・グルーベルト(Vn)
アレナ・チェルニー(P)
【録音】2010年5月13-15日スイス国営チューリヒ・ドイツ語放送局スタジオ
(デジタル:セッション)
ラトビアのリガに生まれ、モスクワでレオニード・コーガンにも学んだヴァ
イオリニスト、グルーベルトのブラームスです。既出のアルバムはミヤスコ
フスキーや、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチなどロシア物で鋭い解釈
を聞かせることが多かったのですが、今回のアルバムは王道レパートリーと
も言えるブラームスの3つのソナタです。彼の音色は、とても暖かく深みのあ
るもので、第1番の1楽章などでの語りかけるような歌い口は、川の流れに身
を任せるような不思議な安心感を抱かせます。ウクライナの若手、チェルニ
ーもそのヴァイオリンに合わせるように、極めて情緒豊かな音楽を奏でてい
ます。
[イリヤ・グルーベルト]
ラトビア生まれ。15歳でモスクワ中央音楽学校に入学し、その後モスクワ音
楽院にて、レオニード・コーガンに師事。1975年にヘルシンキ・シベリウス
国際コンクールで優勝。1978年パガニーニ国際コンクール、チャイコフスキ
ー国際コンクールで優勝しています。その後ヨーロッパやアメリカで絶賛を
あび、「確固としたトーンと特別な技術の保有する、偉大なる巨匠たちの伝
統的な才能を持つヴァイオリニスト」と高い評価を得ています。Naxos、
Chandos、Channel Classicsなどにも録音を行っています。現在は、アムステ
ルダム音楽院の教授を務めています。ガルネリ1740年製のヴァイオリンを使
用しており、この楽器はヴィエニャフスキが使用していたものです。

<NAXOS> 各1枚 \1000
8.559694
ウォーリネン:室内楽曲集
1.スケルツォ(2007)…世界初録音
2-4.弦楽四重奏曲 第1番(1971)
5.ヴィオラ変奏曲(2008)…世界初録音
6-10.ピアノ五重奏曲 第2番(2008)…世界初録音
ピーター・ゼルキン(ピアノ)…1.6-10/ロイス・マーティン(ヴィオラ)…2-5
ブレンターノ弦楽四重奏団…6-10
カーティス・マコンバー(ヴァイオリン)…2-4
ジェジー・ミルス(ヴァイオリン)…2-4/フレッド・シェリー(チェロ)…2-4
ウォーリネン(1938-)の作風は現代的の一言に集約されますが、それらを注意
深く聴いてみると、作曲年代によって微妙な変化を感じることができるでしょ
う。このアルバムに収録された「弦楽四重奏曲第1番」は作曲家の経歴の分岐
点となった重要な作品で、セリー風の冷たい肌触りが魅力です。他の3作品は
最近に書かれたもので、どちらかと言えば「多くの音が戯れる」ような作品で
あり、どれも世界初録音となります。NAXOS初登場の名手ピーター・ゼルキン
にも注目。圧倒的な技巧を要求される作品を、現代音楽に精通する彼ならでは
の視点で奏するさまは見事としか言う他ありません。

8.572396
ショスタコーヴィチ:
1-4.交響曲 第1番 ヘ短調 Op.10
5-10.交響曲 第3番 変ホ長調「メーデー」Op.20
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー合唱団…10
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァシリー・ペトレンコ(指揮)
ますます期待が高まるペトレンコ&リヴァプール・フィルのショスタコーヴィ
チ(1906-1975)交響曲シリーズも、これで第5集となりました。今作は少々肩の
力を抜いてお楽しみいただける第1番と第3番というラインナップです。とはい
え、これがまた一筋縄ではいかない代物ですが。交響曲第1番は、レニングラ
ード音楽院作曲科の卒業制作曲であり、当時「現代のモーツァルト」とまで讃
えられたという作品です(とはいえ、あまりにも独創的な内容であったため、
当時の教官たちはおかんむりだったそうですが)。交響曲第3番は最終楽章に合
唱が用いられた「祝祭的な」作品であり、平和的な雰囲気を表現したと作曲家
自身が述べていますが、これもどこまでが本意なのでしょう?さて、ペトレン
コの演奏はこれらの若書きの作品に正面から向かいあったもので、とりわけ
第1番での爽快感は群を抜いています。第3番は緊張感の持続と、合唱を伴う
最終部のはじけっぷりが気持ちよく、ちょっと釈然としない気持ちを残しつつ
も(それは曲のせいかもしれません)ショスタコーヴィチを聴いた満足感に浸れ
ることは間違いありません。

8.572421
タネーエフ:弦楽四重奏曲全集 第2集
1-4.弦楽四重奏曲 第2番 ハ長調 Op.5
5-8.弦楽四重奏曲 第4番 イ長調 Op.11
カルペ・ディエム弦楽四重奏団
(メンバー)チャールズ・ウェザービー(第1ヴァイオリン)
ウェイ・ユー(第2ヴァイオリン)/コリン・フジワラ(ヴィオラ)
ウェンディ・モートン(チェロ)
タネーエフ(1856-1915)は生涯に11曲の弦楽四重奏曲を書いていますが、初期
の作品には最初番号を付さなかったこともあり、混乱を招いています。1番と
呼ばれているものは実際に5番目に作曲された曲であり、この盤に収録された
2番は6番目の作品です。第2番は1895年にトルストイ家に滞在していた時に作
曲されました。ベートーヴェンを思わせる重厚さと、歌心に溢れた作品です。
第4番は1899年に書かれた曲で、彼の弦楽四重奏曲の中でも最も劇的な表情を
持っています。激しい不協和音で始まり、痛烈なメロディーが続きます。第2
楽章は優雅なディヴェルティメントであり、第3楽章はしっとりとした歌に満
たされています。そして快活な終楽章で締めくくられるこの作品、もっと演奏
される機会が多くてもいいのではないでしょうか?

8.572323
スーク:
1.幻想曲 ト短調 Op.24
2-5.おとぎ話 Op.16(ラドゥースとマフレナの誠の愛と苦難/間奏曲:白鳥と孔
雀の戯れ/間奏曲:葬送音楽/ルナ王妃の呪いと愛の勝利)
6.幻想的スケルツォ Op.25
ミヒャエル・ルートヴィヒ(ヴァイオリン)…1
バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団
ジョアン・ファレッタ(指揮)
ドヴォルザークに学び、その娘婿となったヨゼフ・スーク(1874-1935)。彼の
作品は、初期の物こそブラームスやドヴォルザークを手本としていますが、少
しずつドビュッシーら印象派の影響と、マーラー、R・シュトラウスら後期ロ
マン派の影響が見え隠れするようになり、どちらかと言うとチェコの国民楽派
の作品とは一線を画した、極めてロマンティックな曲を残したことで知られて
います。この「おとぎ話」は彼の代表作ですが、ここでは珍しい他の2曲に注
目。ヴァイオリン独奏を伴う技巧的な「幻想曲」、そして彼の心象風景を描い
たと言われる「幻想的スケルツォ」と、どちらも充実した管弦楽法と懐かしい
メロディに満ちた美しい作品です。

8.559654
18世紀のアメリカ序曲集
1.ヒューイット(1770-1827):メドレー序曲 ニ短調
2.カー(1768-1831):連邦序曲/3.ヒューイット:新メドレー序曲 ハ長調
4.ヒューイット:新連邦序曲 ハ長調
5-6.ライナグル(1756-1809):ミセラニアス序曲 ニ長調
7-8.ライナグル:オケージョナル序曲 ニ長調
9-10.ライナグル:序曲 ト長調
※オーケストレーション復元…全てB.ファン・ブーアによる
シンフォニア・フィンランディア・ユバスキュラ
パトリック・ガロワ(指揮)
1700年の前半のアメリカでは、イギリスの植民地として、ハイドンやシュター
ミッツら、ヨーロッパの音楽家が各地でコンサートを開いていましたが、1700
年の後半に起こった独立戦争を機に、地元の音楽家たち(多数入国していた移
民たちも含む)が盛んに音楽を書き始めるようになりました。このアルバムに
収められたのはイングランド生まれのカーとヒューイット、スコットランド
生まれのライナグルの音楽。彼らの作品はヨーロッパで人気のクラシック音楽
をメドレーにしたものが中心ではありますが、新しい物を作ろうという決意に
溢れた、活力漲る音楽として高く評価されるものです。これらは音楽学者ファ
ン・ブーア氏による渾身の復元です。

8.572222
フックス:
1-5.セレナード 第1番 ニ長調 Op.9/6-9.セレナード 第2番 ハ長調 Op.14
10-11.アンダンテ・グラジオーソとカプリッチョ Op.63
ケルン室内管弦楽団
クリスティアン・ルートヴィヒ(指揮)
目の前に一瞬にして田園風景が広がるかのような、これらのセレナード。この
曲を作曲したローベルト・フックス(1847-1927)は、ブラームスに大絶賛され
たにも拘わらず、死後1年もしないうちにほとんど聴衆から忘れ去られてしま
ったと言います。確かに彼の作品は、その時代の潮流からは乗り遅れ、また同
世代のブルックナーの影響(ワーグナーの流れ)も全く見いだせず、ただ単に
「耳当たりの良い音楽」として評価されてしまったのは頷けます。しかし、
教師としての腕は確かであり、彼の音楽は秘かに次世代の作曲家たち、マー
ラー、ツェムリンスキー、コルンゴルトへ受け継がれていったことは間違い
ありません。

8.572260
E.アルフテル:サイレント・フィルムのための音楽「カルメン」(1926)
1-2.スペイン北部の村、エリゾンドにて
3.ドン・ホセはカスティーリャを通ってアンダルシアへ/4.アンダルシアにて
5-11.セヴィリアにて/12-13.タリファにて/14.ガウシン村からロンダへ
15-17.ロンダにて
フランクフルト放送交響楽団
マーク・フィッツ=ジェラルド(指揮)
1926年にジャック・フェーデ監督によって制作された無声映画「カルメン」は、
当時の人気NO.1女優ラクウェル・メリエをカルメン役、無名の青年ルイ・レル
クがドン・ホセを演じ、他にも素晴らしいキャストと、全てアンダルシア地方
で行われたロケが話題となった作品です。この映画のためにアルフテル(1905-
1989)が書いた音楽は、ビゼーのものよりも暗く情熱的で、暴力的。
人間の業をより深く描き切ったものとして注目されることでしょう。

8.572519-20
ベートーヴェンと彼の師たち
《CD1》
1-2.ベートーヴェン(1770-1827):4手ピアノのためのソナタ ニ長調 Op.6
3-8.ネーフェ(1748-1798):
モーツァルトの「魔笛」からの6つのやさしい小品…世界初録音
9.ベートーヴェン:
ワルトシュタイン伯爵の主題による8つの変奏曲 ハ長調 WoO67
10.アルブレヒツベルガー(1736-1809):前奏曲とフーガ 変ロ長調…世界初録音
11-13.ベートーヴェン:3つの行進曲 Op.45
《CD2》
1.ベートーヴェン:「君を思いて」による6つの変奏曲 WoO74…世界初録音
2-3.ハイドン(1732-1809):
ディヴェルティメント ヘ長調「師匠と弟子」Hob.XVIIa:1
4.ベートーヴェン:大フーガ 変ロ長調 Op.134
マリア・フェラント(ソプラノ)…CD2-1
ドミートリー・ラフマノフ(フォルテピアノ)
カレン・ブライアント(フォルテピアノ)
幼いベートーヴェンが飲んだくれの父親から過酷な音楽教育を受けていたのは、
半ば伝説化された逸話ですが、一方、優れた師匠たちにも恵まれていたようで
す。とりわけ彼を可愛がったのがネーフェでした。彼はボンの宮廷オルガニス
トであり、後進の指導を熱心に行った人で、自身も作曲家として高く評価され
ていました。このアルバムでは、ベートーヴェンを中心に、彼を取り巻く何人
かの先人たちの「連弾のためのフォルテピアノ作品集」をお聴きいただけます。
恐らくベートーヴェン自身も演奏したであろうこれらの作品は、いくつかの世
界初録音を含んでおり、大変興味深く、また貴重なものばかりです。

8.572010
期待の新進演奏家シリーズ
ジェニファー・スタム ロッラ:ヴィオラ・ソナタ集
1-3.ヴィオラ・ソナタ 第1番 変ホ長調 Op.3-1
4-7.ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 イ長調 Op.18-1
8-9.ヴィオラ・ソナタ 第2番 ニ短調 Op.3-2
10.カプリッチョ 第1番 ヘ長調/11.カプリッチョ 第2番 変ホ長調
12.カプリッチョとアルペジョ ト長調/13-15.ヴィオラ・ソナタ ハ長調
ジェニファー・スタム(ヴィオラ)/コニー・シー(ピアノ)…1-3.8-9.13-15
リザ・フェルシュトマン(ヴァイオリン)…4-7
若きヴィオラ奏者、ジェニファー・スタムははカレン・タトル、今井信子らに
師事し、2005年度のジュネーヴ国際音楽コンクール、ヴィオラ部門で2位を獲
得、世界的にその名を知られるようになりました。最近ではカーネギー・ホー
ルやウィグモア・ホールを始め世界各国で演奏会を開き、ロンドンの王立音学
院で教鞭を執るなど多彩な活躍をしています。ここで彼女が演奏している作品
を書いたロッラ(1757-1841)はイタリアの名手で、パガニーニの師としても知
られています。いかにもイタリア風の快活で光輝くような音楽は、スタムの
「オパールのような輝きを帯びた音色」にぴったりとマッチ。ため息の出るよ
うなひと時をお約束いたします。

8.570996
ロスラヴェツ:チェロとピアノのための作品集
1.チェロ・ソナタ 第1番(1921)/2.瞑想曲(1921)
3.チェロ・ソナタ 第2番(1922)/4.白き娘たちの踊り
5.ヴィオラ・ソナタ第1番(チェロとピアノ編)(1926)
ラチェザール・コストフ(チェロ)/ヴィクトル・ヴァルコフ(ピアノ)
モスクワ音楽院で作曲を学ぶも、同時代の印象派の影響を強く受けたため、ロ
シアの音楽家の中でも特異で革新的な曲を残したロスラヴェツ(1880-1944)。
このアルバムに収録された作品は、とりわけアヴァンギャルドで神秘的な音に
満たされています。彼はアーノルト・シェーンベルクの《月に憑かれたピエロ》
について最初のロシア語論文を執筆したことでも知られており、音列にも非常
なこだわりを見せた人です。あまりにも前衛的だったためか、1930年代に起こ
った「ソ連社会主義の芸術路線」の波にのまれ、一時は忘れ去られてしまいま
した。そんな彼の作品が見直されたのは、彼の姪であるエフロシーニャの尽力
によってであり、最近では彼自身の名誉も回復され、作品の演奏機会も多くな
っています。

8.572375
シューマン:チェロとピアノのための音楽集
1.アダージョとアレグロ Op.70/2-4.幻想小曲集 Op.73(チェロとピアノ編)
5-7.ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ短調 Op.105(J.W.ネレッケによるチェロ
とピアノ編)/8-10.おとぎの絵本 Op.113/12-14.3つのロマンス Op.94
15-17.クララ・シューマン(1819-1896):
3つのロマンス Op.22(J.W.ネレッケによるチェロとピアノ編)
カリーネ・ゲオルギアン(チェロ)
ヤン・ウィレム・ネレッケ(ピアノ)
チェロの豊かな音色と、抒情性、表現力の高さを実感するのに、このシューマ
ン(1810-1856)の作品集ほどふさわしいものは他にありません。しかし、皮肉
なことにシューマンはチェロのためにほとんど曲を残していないのは、なんと
いう不思議なことなのでしょう。ここに収録されている作品も、こんなにチェ
ロの音色がふさわしいのに、本来はホルンのためであったり、オーボエのため
に書かれていたり。あまりにも内省的な音色は、シューマンと共鳴が強すぎた
のでしょうか。トラック15から17のクララの3つの曲は1853年7月、ヨアヒムに
献呈された作品ですが、夫ロベルトの作品と緊密に絡み合う内容を持ちつつも、
彼女独自の個性を出していると、ヨアヒムから絶賛されたものです。

8.572578
コープ:
1-4.弦楽四重奏曲 第1番「バスタード」
5-11.スティーヴ・メインワーリングの詩による「お国事情」
(動物園が開園する時に聞いたこと/鳥の歌/過去の探求/台所に入るな/何だか
悲しい/庭においで/ウェルズの氏)
12-15.弦楽四重奏曲 第2番
マーク・ワイルド(テノール)…5-11
マッジーニ弦楽四重奏団
(メンバー)スザンヌ・スタンジライト(第1ヴァイオリン)
デヴィッド・エンジェル(第2ヴァイオリン)
マルティン・オウトラム(ヴィオラ)/ミカル・カズノウスキ(チェロ)
イギリスの作曲家、ロナルド・コープ(1951-)の作品集です。彼は合唱曲の大
家であり(NAXOSでも「子どものための合唱曲集」(8.572113)で彼の曲を聞くこ
とができます)、これらが高く評価されているため、今回室内楽の収録が実現
したのだそうです。弦楽四重奏第1番のタイトル「The Bustard」とは野鴈の意
味。体長1メートルを越える大きな鳥が優雅に飛行し、ダンスする様を見事に
捉えています。第2番は男の子が生まれた喜びを表している生き生きとした作
品です。そして「お国事情」は弦楽四重奏を伴う歌曲集。ちょっと皮肉っぽい
歌詞がたまりません。イギリス物の解釈では定評のあるマッジーニ弦楽四重奏
団による、渾身の演奏です。

8.559669
ダニエルプール:魔法にかけられた庭-前奏曲 第1集&第2集
1-5.第1集(第1番 プロムナード/第2番 マルディグラ/第3番 幼年時の記憶/
第4番 地下世界から/第5番 夜)
6-12.第2集(第1番 ペルセポリス/第2番 イディオに囲まれて/第3番 悲歌/
第4番 やせたキャスが大股で歩く/第5番 沈黙の集落/第6番 我が部屋へよう
こそ、幽霊さん!/第7番 冬至)
ワン・シャイン(ピアノ)
ダニエルプール(1956-)は、日本ではほとんど知られていない作曲家ですが、
現代音楽好きの方ならば、10年ほど前に発売されたエレジー(歌手F・フォン・
シュターデの父の手紙をテキストにした歌曲集)を記憶されているのではない
でしょうか?彼は管弦楽曲から器楽曲まで広範囲に渡る作品を書いています
が、その根源にあるのは、常に「夢と記憶」で、抒情的な作風を貫くことで、
現実と空想の世界を自由に行き来するものです。このピアノ曲集も、彼の記
憶にある情景が歪曲され、不思議な形として立ち現れます。

8.570476
J.C.バッハ:鍵盤のためのソナタ集 Op.5
1-2.ソナタ 変ロ長調 Op.5-1 W.A1/3-5.ソナタ ニ長調 Op.5-2 W.A2
6-7.ソナタ ト長調 Op.5-3 W.A3/8-9.ソナタ 変ホ長調 Op.5-4 W.A4
10-12.ソナタ ホ長調 Op.5-5 W.A5/13-15.ソナタ ハ短調 Op.5-6 W.A6
スーザン・アレクサンダー=マックス(クラヴィコード…1785年頃ヨハン・
ヤコブ・ボーデヒテル製をベースに2006年ペーター・バヴィントンが製作)
J.S.バッハの第11子であるヨハン・クリスチャン(1735-1782)。彼が活躍した
のは、もう前古典派と呼ばれる時代であり、ポリフォニー全開の父の頃とはか
なり違う音楽が流行していたのでした。ギャラント様式、すなわち、複雑な対
位法よりも明晰な音楽が好まれた時代であり、流麗な旋律とシンプルな和声を
用いて書かれたこのJ.C.バッハの作品もそのまま若きモーツァルトに影響を与
えたことは間違いありません。当時の楽器をモデルにしたフォルテピアノの想
像以上に力強い音色が心に残ります。趣味の良い音楽とは、まさにこういうも
のでしょう。

8.572566
パガニーニ:ギターのための43の小品集「気まぐれ」MS43
デニス・スン=ホ・ジャンセンス(ギター)
完璧なるヴァイオリンの巨匠、パガニーニ(1782-1840)は実はギターの名手で
もありました。彼は100を超えるギターの作品を残し、この楽器の発展にも存
分に寄与したのでした。この「きまぐれ(ギリビッツィ)」は1820年の秋にボッ
ト氏の魅力的な娘「ナポリの少女」のためにかかれた43の短い曲集で、当時巷
に溢れていたロッシーニ、パイジェッロ、ジュスマイヤー、モーツァルト、
ジュリアーニ、そしてパガニーニ自身の曲をモチーフに、技巧的で華やかな世
界を繰り広げたものです。少女の名前はわかっていませんが、恐らく優秀な弾
き手であり、パガニーニは心から楽しんでこの曲を書いたのではないでしょう
か?ここで演奏しているスン=ホ・ジャンセンスは2005年にカーネギー・ホー
ルでデビューした新鋭ギタリスト。彼の手にかかれば、弾けない曲などなさそ
うです。

8.572218
ロシアの歌曲集
《ムソルグスキー(1839-1881)》1.蚤の歌/2.牡山羊-世俗のお話/3.いたずら
っ子/4.神学生/5-8.死の歌と踊り(子守歌/セレナード/トレパーク/司令官)
/《キュイ(1835-1918)》9-10.プーシキンの詩による25の歌曲より(第17番
ツァールスコエ=セロの彫像/第11番 お前とあなた)/《リムスキー=コルサ
コフ(1844-1908)》11.2つの歌 Op.49 第2番「予言者」/12.4つの歌 Op.40
第3番 悲歌「静かな夜に夢見たこと」/13.4つの歌 Op.3 第4番「グルジアの
丘の上で」/14.5つの歌 Op.51 第5番「どんよりとした日が終わり」/《バラ
キレフ(1837-1910)》15.舟歌/16.君の歌が聞こえた時/17.愚かものと言われ
つづけて/18.ヘブライのメロディ/《ボロディン(1833-1887)》19.不思議の
園/20.まちがった音符/21.私の涙から/22.暗い森の歌
ミハイル・スヴェトロフ(バス)/パヴリーナ・ドコヴスカ(ピアノ)
「ロシア5人組」の名歌曲をとことん味わう1枚です。ロシア歌曲と言えば、深
みと凄みを併せ持った男の低い声がぴったりで、ここでは10年以上ボリショイ
歌劇場の主要なソリストを務めたスヴェトロフが素晴らしい声を聞かせてくれ
ます。有名なムソルグスキーの「死の歌と踊り」を始め、リムスキー=コルサ
コフ、バラキレフ、ボロディン、そして珍しいキュイの作品まで、とことん低
音に塗れる喜びを味わうことが可能です。「蚤の歌」のような皮肉たっぷり、
力でぐいぐい押す曲も見事ですが、トラック12のような、優しさに溢れる曲で
の包み込むような包容力に胸がきゅんとしてしまう瞬間もステキです。

8.660291-92 2枚組
ロッシ:歌劇「クレオパトラ」
クレオパトラ…ディミトラ・テオドッシュウ(ソプラノ)
マルコ・アントニオ…アレッサンドロ・リベラトーレ(テノール)
オッターヴィオ・チェーザレ…パオロ・ペッキオーリ(バス)
ディオメーデ…セバスティアン・カターナ(バリトン)
プロクレージョ…ウィリアム・コッロ(バス)
オッターヴィア…ティジアナ・カラーロ(メゾ・ソプラノ)
カルミアーナ…パオラ・ガルディーナ(メゾ・ソプラノ)他
ヴィンチェンツォ・ベッリーニ・マルキジアーノ歌劇合唱団
マルキジャーナ・フィルハーモニー管弦楽団
ダヴィド・クレシェンツィ(指揮)
マチェラータに生まれた作曲家ロッシ(1812-1885)。当時は大変人気のあった
人で、教育者としても名高く、ポンキエッリやボイトを教えたことでも知られ
ます。このオペラ「クレオパトラ」はロッシが最後から2番目に作曲したトリ
ノ王立歌劇場の依嘱作品ですが、最近は全く上演される機会を持たず、忘れ去
られた作品となってしまっていました。今回、名手テオドッシュウを始めとし
た豪華キャストによって見事に蘇演され、満場の聴衆から喝采を浴びたのです。
お話はおなじみ、クレオパトラとアントニウス(アントニオ)の愛憎物語。いく
つもの素晴らしいアリアと、第1幕の瀟洒な晩餐会のシーンがとりわけ注目さ
れました。

8.572295
ナルブタイテ:「神の御母」による3つの交響曲(2002-03)
1.序/2.第1の交響曲:主の天使がマリアに告げる
3.第2の交響曲:ベツレヘムにて/4.第3の交響曲:悲しみの聖母/5.祈り
カナウス国立合唱団/エイジャ室内合唱団/リトアニア国立交響楽団
ロベルタス・セルヴェニカス(指揮)
バルト諸国の1つであるリトアニア生まれの女性作曲家、ナルブタイテ(1956-)
はその幽玄な作風と神秘的な感覚に満ちた音楽で知られています。1970年後半
に作曲家としてデビューし、世界各国で演奏される機会も多い彼女の曲ですが、
実際にはなかなか音として聴く機会がなく、この演奏がリリースされることを
喜ぶファンは多いはずです。「神の御母による3つの交響曲」は2002年から2003
年にかけてブランデンブルクの州立管弦楽団に依嘱された作品で、キリストと
マリアの3つのエピソードが描かれています。序と終わりの祈りのテキストは、
中世ドイツの女性作曲家ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの手によるもので、
この凝った構成にも熟考の跡が伺われます。

8.572582
女王のための全ての男たち-エリザベス1世のための音楽集
1.ウィールクス(1575?-1623):ヴェスタはラトモス山を駆けおりつつ
2.ハント(1580-1658):
ハーク!あなたはこんなに甘い声を聞いたことがあるか?
3.バード(1540?-1623):おお主よ、御身のしもべエリザベスが
4.ギボンズ(1583-1625):さあ手を叩き/5.作曲家不詳:ロビンは緑の森へ
6.フェラボスコ2世(1575?-1628):美しき姿は水辺に立ち
7.ロジェ(1561?-1596):私は嘆き疲れ/8.イースト(1580?-1648):消えよ星
9.ウィルビー(1574-1638):たびたび私は心から誓う
10.ダウランド(1563?-1626):時間は制止して
11.トムキンス(1572-1656):さらば、汝ら市の監獄の塔よ
12.ウィルビー:人生にはたくさんの楽しみが与えられる
13.ダウランド:リッチ夫人のガイヤルド
14.モーリー(1558-1603):水晶たる噴水は激しく吹きあがる
15.ウィルビー:甘き夜を描こう
サルム・コンサート
全てのイングランド史の中で、最も偉大なる女王エリザベス1世。彼女は生涯
独身を貫き、素晴らしき統治者として語り継がれています。その時代の芸術家
たちは彼女のために挙って作品を献呈し、その処女性は時を経るに従っていよ
いよ神聖化されていったのです。このアルバムにはそんな芸術家たちの「彼女
に捧げた作品」が集められています。

8.579005
シチェティンスキー:ウクライナからの新しい宗教音楽集
1-12.無伴奏混声合唱のための交響曲「あなた自身を知りなさい」
13-16.2台のベルと無伴奏混声合唱のためのカンターター「光よ照らせ」
17-22.弦楽合奏と混声合唱のための「レクイエム」
カントゥス室内合唱団…1-16/アレクサンドル・トムチュク(ベル)…13-16
アレクサンドル・シチェティンスキー(ベル)…13-16
エミール・ソカチ(指揮)…1-16/グローリア室内合唱団…17-22
レオポリス室内管弦楽団…17-22/ローマン・レワコヴィチ(指揮)…17-22
ウクライナの現代作曲家、シチェティンスキー(1960-)は光り輝く崇高な精神
性に満ちた音楽を作曲し続けています。その曲想はあくまでも難解ではなく、
人々の意識に直接語りかけるもの。新旧の正教会聖歌、ウクライナの懐かしい
メロディ、グレゴリオ聖歌、バロックや19世紀のオペラのメロディ、そして
20世紀の尖った音、これらが柔軟な形で入り乱れ、新しい統一を図ります。
どの曲も、人の声の限界を超えることなく、優しく心に訴えるのです。どう
ぞ、そっとこれらの「新しい歌」に耳を傾けてみてください。

8.558214-15 2枚組
フランツ・リスト:生涯と音楽
《CD1》
1.ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」序曲 S552/R237(リストによるピアノ
版)/2.シューベルト:水の上で歌う(リストによるピアノ版)
3.アヴェ・マリア(第1稿)/4.ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調
5.巡礼の年第1年スイスから 第4番「泉のほとりにて」
6.巡礼の年第1年スイスから 第9番「ジュネーヴの谷」
7.巡礼の年第2年イタリアから 第1番「婚礼」
8.12の大練習曲より第4番「アレグロ・グラジオーソ」
9.超絶技巧練習曲集 第4番 ニ短調「マゼッパ」
10.詩的で宗教的な調べ 第3番「孤独の中の神の祝福」
《CD2》
1.ソナタ ロ短調より/2.交響詩「オルフェウス」
3.リゴレット・パラフレーズ/4-5.2つの伝説/6.ローマ内外の信徒に
7-11.十字架の道(抜粋)/12.われらの主イエス・キリストの変容の祝日に
13.交響詩「ゆりかごから墓場まで」/14.ハンガリー狂詩曲 第17番 ニ短調
15.灰色の雲
《CD1》
ケマル・ゲキチ(ピアノ)…1/オクサナ・ヤブロンスカヤ(ピアノ)…2
パオロ・クリヴェラロ(オルガン)…3
ルガーノ・スヴィッツェラ放送合唱団…3/ディエゴ・ファソリス(指揮)…3
イェネ・ヤンドー(ピアノ)…4-7,9/ウィリアム・ウォルフラム(ピアノ)…8
フィリップ・トムソン(ピアノ)…10
《CD2》
イェネ・ヤンドー(ピアノ)…1,4-5,14/ニュージーランド交響楽団…2,13
ミヒャエル・ハラース(指揮)…2,13/アレクサンダー・ドッシン(ピアノ)…3
フィリップ・トムソン(ピアノ)…6,12
ルガーノ・スヴィッツェラ放送合唱団…7-11
ディエゴ・ファソリス(指揮)…7-11/アーナルド・コーエン(ピアノ)…15
今年生誕200年を迎えた偉大なる作曲家、フランツ・リスト(1811-1886)を知る
ための2枚組です。超絶技巧の持ち主として、ピアノ奏法に新たな光を当てた
人であり、イケメンであり、また優れた管弦楽法の使い手で、交響詩の生み
の親であったリスト。しかし、これはほんの一部でしかありません。華やか
さの中に隠された影の部分を知ることで、彼の音楽がより一層魅力的になる
ことは間違いありません。また50000語に及ぶ英語のバイオグラフィは比較的
わかりやすい文章で書かれていて、読み応えたっぷりです。

8.111366
ディヌ・リパッティ 最後のリサイタル
1.拍手とアルペジョ
2-7.J.S.バッハ(1685-1750):パルティータ第1番 変ロ長調 BWV 825
8.拍手とアルペジョ
9-11.モーツァルト(1756-1791):ピアノ・ソナタ第8番 イ短調 K. 310
12-13.シューベルト(1797-1828):4つの即興曲 Op.90 D899より第2番,第3番
《ショパン(1810-1849):ワルツ集》
14.第5番 変イ長調 Op.42/15.第6番 変ニ長調 「子犬のワルツ」Op.64-1
16.第9番 変イ長調 「告別」Op.69-1/17.第7番 嬰ハ短調 Op.64-2
18.第11番 変ト長調 Op.70-1/19.第10番 ロ短調 Op.69-1
20.第14番 ホ短調 遺作/21.第3番 イ短調「華麗なるワルツ」Op.34-2
22.第4番 ヘ長調「華麗なるワルツ」Op.34-3/23.第12番 ヘ短調 Op.70-2
24.第13番 変ニ長調 Op.70-3/25.第8番 変イ長調 Op.64-3
26.第1番 変ホ長調「華麗なる大ワルツ」Op.1827.第2番 変イ長調 Op.34-1
ディヌ・リパッティ(ピアノ)
録音1950年9月16日 フランス ブサンソン サル・デュ・パルルマン…1-26,
1950年7月8日 スイス ジュネーヴ放送 スタジオ2…27
あまりにも有名なコンサートの復刻盤です。ルーマニアのピアニスト、ディヌ
・リパッティ。彼はコルトーに認められるも、33歳の若さで病に倒れます。こ
のコンサートは彼が亡くなる3か月前、最後の力を振り絞って行った奇跡の記
録であり、人類に残された至高の記録でもあります。このショパンのワルツで
すが、リパッティはOp.18を演奏し終えたところで力尽き、Op.34-1は演奏され
ることはありませんでした。当盤では彼の意思を引き継ぎ、その2か月前に録
音されたOp.34-1を添えて、「幻のコンサート」として完結させています。も
しこれが不要であるならば、トラック27は永遠に封印してください。

8.111364
メノッティ:アマールと夜の訪問者
1.アマール!アマール!/2.外に何があるの?/3.お母さん、泣かないで/
4.我々は遠くから来て、遠くへ行かなくてはいけない/5.アマール、戸口に誰
かが来ているから見てきて/6.こんばんは!/7.あなた方は本当に王様なの?
/8.あなたは御子をみたことがありますか?/9.羊飼いさん、羊飼い女さん/
10.羊飼いたちの踊り/11.ありがとう、良き友よ/12.これはみんな黄金なの
ね/13.おお、女よ。この黄金はあなたが持っていなさい/14.見て、お母さん。
ぼくダンスができるよ/15-20.セバスチャン組曲より
アマール…チェット・アレン(ボーイ・ソプラノ)
アマールの母…ローズマリー・キュールマン(メゾ・ソプラノ)
カスパール王…アンドリュー・マッキンレー(テノール)
メルヒオール王…デイヴィッド・エイケン(バリトン)
レオン・リシュナー(バリトン)/従者…フランシス・モナキノ(バリトン)
スタジオ・オーケストラ&合唱団
トーマス・シッパーズ(指揮)…1-14
フィラデルフィア・ロビンフッド・デル管弦楽団
ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)…15-20
録音1951年12月ニューヨーク…1-14,1946年7月26日 フィラデルフィア…15-20
メノッティ(1911-2007)のオペラ「アマールと夜の訪問者」は今でもクリスマ
スの定番音楽として愛されている作品です。この録音は初演時のもので、NBC
放送で収録され、そのままテレビ放映されています。キリスト自身の物語では
なく、東方の三博士が行った「ちょっとした奇蹟」を題材にしたメノッティ自
身の台本によるものです。NAXOSでは8.669019で最新の録音の同曲をお楽しみ
いただく事も可能。童心に戻ってみませんか?




<DACAPO>
6.220534(SACD-Hybrid) \1980
ブクステフーデ(1637-1707):スカンジナビアのカンタータ
1.前奏曲 ホ短調 BuxWV142/2.舌もて語らしめよ BuxWV91
3.主は我らの神 BuxWV40/4.いざ、主を祝福せよ BuxWV23
5.イエスよ、あなたは私の声をきくだろう BuxWV8
6.人々よ来れ、民人よ急げ BuxWV1/7.パッサカリア ニ短調 BuxWV161
8.ミサ・アラ・ブレヴィス-キリエ BuxWV114
9.ミサ・アラ・ブレヴィス-グロリア BuxWV114
10.信頼する主、統べたまえ BuxWV18
ビーネ・カトリーネ・ブリンドルフ(オルガン)/シアター・オブ・ヴォイセズ
TOVバンド/ポール・ヒリアー(指揮)
録音 2010年2月11-14日ヘルシンゲル マリア教会
ブクステフーデの出生については、詳しいことは全くわかっていません。1707
年にリューベックで逝去した際「彼はデンマークを祖国とし、当地にやってき
ておよそ70年の生涯を終えた」と死亡記事が地元の雑誌に掲載されており、か
ろうじて「北欧出身であった」ことがわかるのみです。このアルバムではそん
なブクステフーデの出自を物語るような、ほとんど耳にする機会のないスウェ
ーデン語によるテキストのカンタータも含まれていて、興味をそそるものとな
っています。ヒリヤー率いるシアター・オブ・ヴォイセスの澄み切った歌声、
そして名手ブリンドルフの冴えた技巧で聴くオルガン作品。満足のいく1枚で
す。

6.220543(SACD-Hybrid) \1980
モーツァルト(1756-1791):交響曲集 第8集
1-4.交響曲 第29番 イ長調 K201(K186A)
5-8.交響曲 第30番 ニ長調 K202(K186B)
9-12.交響曲 第28番 ハ長調 K200(K189K)
演奏:デンマーク・ナショナル室内管弦楽団
アダム・フィッシャー(指揮)
録音 2009年10月&2010年4月DRコンサートハウス、スタジオ2
アダム・フィッシャーのモーツァルト交響曲全集の5番目のリリースになりま
す。こちらは1773年から1774年、18歳のモーツァルトによる才気渙発な曲が3
曲収録されています。第29番は10代の作品の中でもとりわけ人気の高い曲で、
後の円熟した作風を先取りした明朗さが特色です。第30番は祝典的な雰囲気に
満ちた「ギャラント様式」の流れを汲んだ音楽であり、第28番は草稿の日付が
判読不可能で、完成されたのが73年なのか74年なのか不明となっている作品で
す(この演奏ではティンパニは使用されていません)。いつもの如く、はじける
ように元気のよい音作りとなっています。

6.220563(SACD-Hybrid) \1980
ローステズ(1888-1966):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
1-3.無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.30-1
4-7.無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.30-2
8-12.無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.18-1
13-15.無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.18-2
16-18.無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.18-3 全て世界初録音
演奏:ヨハンネス・ソー・ハンセン(ヴァイオリン)
録音 2010年2月23-25日コペンハーゲン デンマーク王立音楽学校
コペンハーゲン生まれの作曲家ローステズは、最初は金物細工の職人として働
いていましたが、ドイツのヴィースブルクでその地の音楽と出合い、音楽家と
して生活することを決意します。そこでまず、コペンハーゲンでオルガンを学
び、ライプツィヒに行き、マックス・レーガーに作曲を師事したのです。この
時のレーガーからの影響が特に大きかったのか、1925年にはコペンハーゲンで
バッハ協会を設立し、またコンサート・オルガニストとして活発に活動するこ
とになります。この無伴奏ソナタは、彼がライプツィヒからオーデンセに戻っ
たころに書かれた一連の作品で、簡潔ながらも鋭い音に満ちたており、レーガ
ーを通じて浸透したであろうバッハの精神を受け継ぐ高潔な曲として評価され
るのではないでしょうか。

6.220583(SACD-Hybrid) \1980
グドムンセン=ホルムグレーン(1932-):ナチュラル・ワールド
1-6.例えば(1970)/7-9.再び(2006)
10-15.6つの簡素なデンマークの歌(2002)/16-23.言明(1969)
24-26.3つの舞台(2003)/27-30.「自然界」からの4つのマドリガル(2001)
演奏:アルス・ノヴァ・コペンハーゲン/ポール・ヒリアー(指揮)
録音 2008年3月12-14日,2009年11月29日-12月1日,2010年3月1日
グドムンセン=ホルムグレンの音楽は、常に明快でわかりやすく、例えるなら
「命の鼓動」をそのまま音にしたと言ってもよいかもしれません。彼は常に反
対の動きを念頭に置いているといい、この合唱曲でもそのポリシーは貫かれて
いるようです。挑発的なフレーズが続くうちにいつの間にかエクスタシーに変
わる音楽。ヒリアーの的確な指揮でこの音楽の妙味がこの上なく引き出されて
います。6つの曲集のうち、4作品が世界初録音となります。宇宙空間に放り出
されたような感覚を味わってみてください。

6.220586-89(SACD-Hybrid) 4枚組 \7920
モーツァルト(1756-1791):歌劇「イドメネオ」K366 全曲
《CD1》1-18.第1幕/《CD2》1-16.第2幕/《CD3》1-21.第3幕
《CD4》1-4.バレエ音楽
演奏:イドメネオ…クリスティアン・エルスナー(テノール)
イダマンテ…クリスティナ・ハマルストレム(メゾ・ソプラノ)
イリア…ヘンリエテ・ボンヌ=ハンセン(ソプラノ)
エレットラ…ラファエッラ・ミラネージ(ソプラノ)
アルバーチェ…クリストフ・シュトレール(テノール)
ネットゥーノ…オーラ・エリアッソン(テノール)
神託の声…スティーブン・ミリング(バス)他
リチャード・ルイス(チェンバロ)
デンマーク国立合唱団/デンマーク放送シンフォニエッタ
アダム・フィッシャー(指揮)
録音 2005年コペンハーゲン デンマーク放送コンサート・ホール
モーツァルト24歳、1780年に作曲されたオペラです。当時の歌手がいかに高い
力量を持っていたのかが伺い知れる長大で劇的な内容を持っていますが、あま
りにも複雑で長いため、1781年に3回、そして1800年代に何回か上演された後
は、すっかり忘れ去られてしまい、20世紀に入ってからはカット版や脚色され
た版が演奏されるばかりで、なかなか真の姿を見せることのなかったオペラな
のではないでしょうか。A.フィッシャーと気鋭の歌手たちによるこの演奏は、
清々しく気高いもので、普通ならカットされる最後のバレエもきちんと演奏さ
れています。

8.226051 \1780
太陽への讃歌
1-3.ホルンボー(1909-1996):太陽の讃歌 Op.77/4.ブルーン(1968-):春の歌
5.ブルーン:森の中の散策
6-7.ノアゴー(1932-):ハンス・クリスチャン・アンデルセンの2つの詩
8.ホルテン(1948-):詩篇第23番「主は我が羊飼い」
9-11.コッペル(1908-1998):「ダヴィデ詩篇集」からの3つの小品 Op.74
12.イェアシル(1913-2004):創造物の讃歌
13-15.ルーダース(1949-):3つのモテット
演奏:デンマーク国立声楽アンサンブル/セレン・キンチ・ハンセン
録音 2009年7月3-5日&2010年6月11日DRコンサートハウス、スタジオ2
この「太陽への讃歌」はデンマークにおける20世紀から21世紀の作曲家たちの
英知が結集した無伴奏合唱作品集です。様々なジャンルとスタイルからインス
ピレーションを受け、使われているテキストも、アンデルセンを始め、聖書、
古代の詩など盛りだくさんです。驚くほど実験的な響きが聞こえてくるホルン
ボーの作品、穏やかなブルーンの2つの作品など、現代の合唱が好きな方には
もってこいの1枚。このアルバムが当レーベルデビューとなるデンマーク国立
声楽アンサンブルのハイクラスな演奏も魅力です。




<ICA CLASSICS>
ICAC-5019 \1750
1.ブラームス(1833-1897):
交響曲 第1番 ハ短調 Op.68
2.エルガー(1857-1934):創作主題による変奏曲「エニグマ」Op.36
3.エイドリアン・ボールト85歳を記念放送からのインタビュー抜粋
BBC交響楽団
ジョージ・タルベン・ボール(オルガン)…2/エイドリアン・ボールト
録音 STEREO 1976年8月17日ロイヤル・アルバート・ホール…1,
1971年3月29日ロイヤル・アルバート・ホール…2,
1974年3月25日BBCスタジオ…3
20世紀の最も偉大な英国の指揮者である、エイドリアン・ボールト(1889-
1983)はライプツィヒ音楽院でマックス・レーガーに作曲を学ぶも、当時この
地で活躍していたアルトゥール・ニキシュに私淑し大きな影響を受けていま
す。そんな彼は「エルガーの最良の解釈者」として名高いのですが、ニキシュ
の薫陶のおかげか、ブラームスも得意としていたレパートリーでした。彼は
スタジオで3回ブラームスの第1番を録音していますが、このアルバムに収録
された1976年のステレオ録音が唯一発表できる音源となっています。燃え上
がるような情熱的な演奏です。エルガーは、一部のパートをオルガンで演奏
するという珍しいヴァージョンで、こちらも興味深い音です。ボールト85歳
の誕生日に行われたインタビューの抜粋(3分程度)は、ボールトの寛いだ姿が
垣間見える貴重な記録です。

ICAC-5020 \1750
1.ラフマニノフ(1873-1943):パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
2.プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調 Op.83
3.ストラヴィンスキー(1882-1971):ペトルーシュカからの3つの情景
《ボーナス・トラック》
1.ラフマニノフ:W.R.のポルカ
2.ラモー(1683-1764)=ゴドフスキ(1870-1938):タンブーラン
3.シャブリエ(1841-1894):ブレー・ファンタスク
シューラ・チェルカスキー(ピアノ)
ケルン放送交響楽団(現ケルンWDR交響楽団)…1
ズデニェク・マーカル(指揮)…1
録音 1970年4月17日ケルン放送 ホール1…1(STEREO),
1951年1月21日ケルン放送 ホール2…2.3(MONO),
1953年3月3日シュトッツガルト ヴィラ・ベルク…ボーナス1.2(MONO),
1951年ミュンヘン…ボーナス3(MONO)
シューラ・チェルカスキー(1909-1995)は、オデッサに生まれ、ロシア革命の
勃発によりアメリカ合衆国に亡命。伝説的名ピアニスト、ヨゼフ・ホフマン
に師事し、華麗な演奏様式を受け継ぎました。彼は最晩年まで積極的に演奏
活動を続け、多くの録音を残しています。彼はラフマニノフの「パガニーニ
・ラプソディ」を1953年に1回だけEMIに録音していますが、今回の演奏は
ステレオ録音であり技術的にも円熟の境地に達した素晴らしい記録となって
います。また当時34歳の若き俊英、ズデニェク・マーカルが指揮を務めてい
ることも興味深いものです。50年代の録音はどれも彼の驚異的な技術と音楽
性が伺い知れる貴重な音源です。中でも、プロコフィエフの戦争ソナタとシャ
ブリエの「ブーレ・ファンタスク」は、チェルカスキーの商業的録音にはな
いレパートリーです。

ICAC-5021 2枚組 \2450
ディミトリー・ミトロプーロス
マーラー(1860-1911):交響曲 第3番 ニ短調
ドビュッシー(1862-1918):海
《ボーナス・トラック》
ケルン放送交響楽団へのミトロプーロスの挨拶(1950年代)
ルクレツィア・ウェスト(メゾ・ソプラノ)
ケルン放送女性合唱団(現ケルンWDR放送合唱団)/ケルン大聖堂合唱団
ケルン放送交響楽団(現ケルンWDR交響楽団)
ディミトリー・ミトロプーロス(指揮)
録音 ケルン放送 ホール1(MONO), 1960年10月31日…マーラー,
1960年10月24日…ドビュッシー
ギリシャ、アテネ生まれの大指揮者ミトロプーロス(1896-1960)は、バーンス
タイン出現前のアメリカにおいて「マーラーの伝道者」として名を残す偉大
な指揮者です。彼は1960年11月2日にミラノでマーラーの第3番のリハーサル
中にこの世を去りましたが、このケルン放送響との演奏は、逝去する2日前の
記録であり、またニューヨーク・フィルとの演奏のようにカットなどが施さ
れることもない「完全な形」としての作品です(以前、他のレーベルからのリ
リース歴もありますが、こちらはWDR所有のマスター・テープからの復刻で
す)。その1週間前に録音されたドビュッシーとともに、ミトロプーロスの真
の姿を知るための貴重な演奏記録です。

ICAC-5022 2枚組 \2450
プッチーニ(1858-1924):歌劇「トスカ」
演奏:フローリア・トスカ…レナータ・テバルディ(ソプラノ)
マリオ・カヴァラドッシ…フェルッチョ・タリアヴィーニ(テノール)
スカルピア男爵…ティト・ゴッビ(バリトン)
チェザーレ・アンジェロッティ…マイケル・ランドン(バス)
教会堂の守り…グウィン・ハウエル(テノール)
スポレッタ…デイヴィッド・トゥリー(バス)
シャルローネ…ロナルド・ルイス(バス)他
コヴェント・ガーデン歌劇場管弦楽団&合唱団
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指揮)
録音1955年6月30日(MONO)コヴェント・ガーデン、ロイヤル・オペラ・ハウス
1955年6月は、当時マリア・カラスと人気を二分する名歌手テバルディがコ
ヴェント・ガーデンで初めてトスカを歌いました。そしてタリアヴィーニ、
ゴッビという素晴らしい顔合わせによるこの曲のスタジオ録音がDECCA、EMI、
そしてCETRAのために3回行われたと記録に残っています。この公演は、録音
の前日のタイムズ誌でも「劇的な緊張とすばらしいパフォーマンス」とされ、
とりわけテバルディの題名役は「劇的なジェスチャーと確かな解釈、そして
あらゆる声を使い分けて形造られたフレーズに共感を覚える」と大絶賛され
ました。この日の公演には、いくつかの復刻盤がありますが、この盤はアン
ビエント・マスタリングによる最新の復刻で、豊かな音場をお楽しみいただ
けます。

ICAC-5023 \1750
1.ブラームス(1833-1897):交響曲 第3番 ヘ長調 Op.90
2.チャイコフスキー(1840-1893):交響曲 第6番 ロ短調「悲愴」Op.74
演奏:国立ノーヴァヤ・ロシア交響楽団
ユーリ・バシュメット(指揮)
録音 2004年4月27日…1,
2005年2月7日…2 モスクワ・コンセルヴァトワリー・グレート・ホール
ライヴ録音
現在、最も偉大なるヴィオラ奏者の一人とされるユーリ・バシュメット(1953
-)は、最近指揮者としてもめきめき頭角を現し、素晴らしい録音を次々と発
表しています。1990年に創立された国立ノーヴァヤ・ロシア交響楽団は1992
年からバシュメットが指揮台に立ってきましたが、2002年に芸術監督に就任
してからは、その水準が飛躍的に高まり、今やロシアを代表する名オーケス
トラの一つとして、ゲルギエフやアシュケナージを始めとした大指揮者が訪
れたりと、若き情熱を溢れるが如く披露しているのです。決して禁欲的でな
い芳醇な響き、そして何かを渇望するような斬新な解釈。これらはまさにオ
ーケストラの名が示す通り(ノーヴァヤはロシア語で新しいの意)新時代のロ
シアを代表する楽団として世界に君臨することでしょう。

ICAD-5024(DVD-Video) \2450
1.ワーグナー(1813-1883):
歌劇「さまよえるオランダ人」序曲
R.シュトラウス(1864-1949):交響詩「ドン・ファン」
2.リハーサルとジョン・カルショウによるインタビュー
(字幕…フランス語・ドイツ語)
3.本番の演奏
4-7.ベートーヴェン(1770-1827):交響曲 第5番 ハ短調 Op.67
演奏:コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ管弦楽団/BBC交響楽団…4-7
ゲオルク・ショルティ(指揮)
収録 1963年9月22日…1, 1967年3月19日…2.3,
1985年5月13日ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール…4-7
アンビエント・マスタリング
1958年、あの「指環」の名録音で大成功を収めたショルティは、ワーグナー
&R.シュトラウス指揮者として、その名声を確実に高めていきました。彼の
シャープで斬新、劇的で表現力豊かな解釈はつと知られていましたが、今回
の交響詩「ドン・ファン」のリハーサル場面は、彼がR.シュトラウスに対し
てどのように考えていたかを、名プロデューサー、ジョン・カルショウが鋭
く切り込んだものとして興味深い記録となっています。また1985年のベート
ーヴェンは、シカゴ交響楽団との密接な関係を映し出すスリリングな記録です。

ICAD-5026(DVD-Video) \2450
ウィーンの夜
J.シュトラウス2世(1825-1899):
1.喜歌劇「こうもり」序曲
2.ポルカ・シュネル「雷鳴と電光」Op.324
3.ピッツィカート・ポルカ(ヨーゼフ・シュトラウスと共作)
4.ワルツ「南国のばら」Op.388
5.喜歌劇「こうもり」からチャールダッシュ「ふるさとの調べよ」
6.喜歌劇「こうもり」から「侯爵様、あなたのようなお方は」
レハール(1870-1948):
7.ワルツ「金と銀」Op.79
J.シュトラウス2世:
8.ポルカ・シュネル「浮気心」Op.319
9.トリッチ・トラッチ・ポルカOp.214
10.喜歌劇「ジプシー男爵」序曲
11.喜歌劇「ジプシー男爵」行進曲
12.ポルカ・シュネル「観光列車」Op.281
13.無窮動Op.257
14.ワルツ「美しき青きドナウ」Op.314
J.シュトラウス1世(1804-1849):
15.ラデツキー行進曲Op.228
《ボーナス・トラック》
16.スッペ(1819-1895):喜歌劇「軽騎兵」序曲
演奏:シェイラ・アームストロング(ソプラノ)…5.6
ハレ管弦楽団&ジェームズ・ロッホラン(指揮)…1.4-6.8.9.11.12.14
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団&ワルター・ジュスキント(指揮)…3.7.13
BBC交響楽団&ワルター・ジュスキント(指揮)…2.10.15
BBCノーザン交響楽団&フュルスト・ヤーノシュ(指揮)…16
収録ロンドンロイヤル・アルバート・ホール
1974年7月27日…1.9.11.12,1975年7月26日…4.8,
1976年7月17日…3.7.13, 1977年9月10日…5.6.14,
1978年8月19日…2.10.15,
1979年8月18日…16アンビエント・マスタリング
(3.4.7.8.13のみ…LPCM Stereo)
3人の指揮者による楽しいワルツ、ポルカ集です。プロムスで演奏される
「ウィーンの夜」は、あの有名なニューイヤー・コンサートとはかなり違う
趣きで、祝祭的で荘厳な雰囲気よりも、寛いだ楽しい雰囲気が優先されてい
ます。聴衆たちは心から楽しみ、ウィーンの優雅な三拍子に酔いしれるので
す。グラスゴー生まれのジェームズ・ロッホランは1965年から1971年までBBC
スコティッシュ交響楽団の首席指揮者を務め、1970年に急逝したバルビロー
リの代役としてハレ管と来日し、1972年から首席指揮者となったことで知ら
れます。プラハ生まれのワルター・ジュスキントは1946年から1952年までス
コットランド管弦楽団の首席、そしてトロント、セントルイスを経て、1978
年からはシンシナティ交響楽団の首席指揮者を務めました。フュルスト・ヤ
ーノシュはハンガリー出身。1963年にアイルランド室内管弦楽団を設立し、
以降は世界各国の主要オーケストラと共演を果たしています。

ICAD-5027(DVD-Video) \2450
グリンカ(1804-1857):
1.歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
2-4.歌劇「皇帝に捧げた命」より3つの舞曲
チャイコフスキー(1840-1893):
5-18.バレエ音楽「くるみ割り人形」より第2幕全曲
BBC交響楽団/ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー(指揮)
収録ロイヤル・アルバート・ホール1981年8月14日…1-4,
1981年7月27日…5-18アンビエント・マスタリング…1, LPCMStereo…2-18
モスクワ生まれのロジェストヴェンスキー(1931-)はロシア物の中でもとりわ
けバレエ作品の解釈の見事さで知られています。彼は1970年代後半から西側
で活動していましたが、流出を恐れたソ連当局により、彼を引きとめるため
に「ソ連文化省交響楽団」を設立し、音楽監督に据えたことにより、結果的
にソ連国内に他国の作品を紹介する機会が増えたことは間違いありません。
この演奏でも、彼が得意とした「くるみ割り人形」が聴き物で、テンション
の高いチャイコフスキーが楽しめます。

ICAD-5028(DVD-Video) \2450
1-4.ハイドン(1732-1809):交響曲第98番変ロ長調Hob.I:98
5-8.ブルックナー(1824-1896):交響曲第7番ホ長調
《ボーナス・トラック》
ハイドン:交響曲第98番とブルックナー:交響曲第7番への招待
(ウィリアム・ピアースによるナレーション付きフォト・ギャラリー)
収録ハーヴァート・ユニヴァーシティサンダース劇場1960年10月18日…1-4,
1958年2月18日…5-8 アンビエント・リマスタリング
(ボーナス・トラックのみMONO)
ボストン交響楽団
シャルル・ミュンシュ(指揮)
ミュンシュのレパートリーとしては、ブルックナーは例外的ではありますが
(CDとしては違う日に演奏された第7番の盤も存在します)、やはり映像で見る
ことで彼の解釈の深いところを理解できるに違いありません。1955年から
1979年にかけてボストンのテレビ局“WGBH”は150以上のライヴ・コンサート
を放送しました。当時の4人の音楽監督、シャルル・ミュンシュ、エーリッヒ
・ラインスドルフ、ウィリアム・スタインバーグ、そして小澤征爾。他の客
演指揮者たちも含めて、毎回、彼らの雄姿がテレビ画面を飾ったのですから、
これは興奮間違いありません。これらの放送のうち、100公演以上が現在ボス
トン交響楽団の倉庫に眠っているのですから、まだまだ宝の発掘は可能で
しょう。




<ARTHAUS>
101581(DVD-Video) \3450
ブルックナー(1824-1896):
交響曲 第8番 ハ短調 1887年版(第1稿のノヴァーク校訂版)
《ボーナス映像》
ディー・ペリー&フランツ・ウェルザー=メストによるプレ・コンサート・
トーク
クリーヴランド管弦楽団
フランツ・ウェルザー=メスト(指揮)
2010年8月クリーブランド セヴェランス・ホール ライヴ収録
字幕:英語(ボーナス映像)
ブルックナーの最高傑作、交響曲第8番はまさに「神の領域」に達したかのよ
うな荘厳で壮麗な音楽です。1887年に完成されたこの曲は、最初ブルックナー
が「我が芸術上の父」として慕った指揮者ヘルマン・レヴィに届けられました
が、レヴィは無情にも「この曲は演奏困難である」と返事をしたのです。その
ため、ブルックナーは作品を前面改訂し、曲のほとんど全てに手を加えました。
こちらは「1890年第2稿」と呼ばれ、現在は大抵こちらのヴァージョンによっ
て演奏されますが、ウェルザー=メストは敢えて、1887年の初稿版(後に研究
者ノヴァークが校訂)によって演奏を行っています。第7番の映像(101481)と同
じく、世界で最も美しいと言われるセヴェランス・ホールでのライヴ収録です。

2101389(DVD-Video) \3450
※日本語字幕つき
ギュヘル・ペキネル&ジュヘル・ペキネル バッハ&ジャズ コンサート・
ライヴ
1-3.《シュヴェツィンゲン音楽祭 2001年》
J.S.バッハ(1685-1750)…ジャック・ルーシエ編曲:
2台のピアノのための協奏曲 ハ短調 BWV1060
3台のピアノのための協奏曲 ニ短調 BWV1063
ヴィヴァルディ(1678-1741)…ジャック・ルーシエ編曲:四季より「夏」
4.《ロンドン カドガン・ホール 2007年》
J.S.バッハ:2台のピアノのための協奏曲 BWV1062
5.《ルツェルン・ピアノ音楽祭 2006年オープニング・コンサート》
ラフマニノフ(1873-1943):2台ピアノのための組曲 第1番「幻想的絵画」Op.5
《ドキュメンタリー》
2つの生涯(ハンノ・リンケ監修)
《ボーナス映像(既発映像101349からの抜粋)》
プーランク:2台ピアノのための協奏曲 ニ短調より
モーツァルト:2台ピアノのための協奏曲 変ホ長調 K365より
ブラームス:2台ピアのためのソナタ Op.34bより
ミヨー:スカラムーシュ Op.165bより
ルトスワフスキ:パガニーニ変奏曲より
ジャック・ルーシエ・トリオ…1-3/イギリス室内管弦楽団
コリン・デイヴィス(指揮)…4/ギュヘル・ペキネル&ジュヘル・ペキネル
収録時間:150分(コンサート82分:ドキュメンタリー40分:ボーナス13分)
字幕:英・独・仏・西・伊・トルコ・日
トルコ出身の双子デュオ、ペキネル姉妹はその並外れた音楽的才能と、驚異の
「シンクロ」能力が世界中の音楽ファンを狂気乱舞させています。彼女たちは、
全くアイコンタクトをせずとも、「2人だけにしかわからない伝達方法」で意
思を確認し合い、音を奏でることが可能であり、そこには生命の神秘すら感じ
させるほどの見事な呼吸が伺えます。イスタンブール生まれの彼女たちは、
6歳で初のコンサートを開き、3年後にはアンカラ交響楽団と共演、1984年には
カラヤンの招待でザルツブルク音楽祭で演奏、高い評価を受けています。この
映像では伝説的名演の一つ、ジャック・ルーシエ・トリオとの共演による「新
しいバッハ」とコリン・デイヴィス指揮ロンドン室内管弦楽団との「正統的な
バッハ」の2種類の演奏を始め彼女らの魅力的な音楽に触れることができるで
しょう。

101547(DVD-Video) \3450
ミシェル・ルグラン ルグラン・ジャズ
1.Fast Food/2.Little Boy Lost/3.Stop c'est du bop/4.Dingo Lament
5.Ray Blues/6.Family Fugue/7.Dingo Rock
8.Between Yesterday and Tomorrow/9.Nobody Knows/10.The Summer knows
11.The Windmills of Your Mind/12.Le Petit Jounal
13.What Are You Doing the Rest of Your Life?
14.I Will Wait for You/15.End Credits
ミシェル・ルグラン/ロンドン・ビッグ・バンド・オーケストラ
アリソン・モイエ(ヴォーカル)/シルヴァン・リュク(ギター)
収録時間:98分/字幕:英語
ミシェル・ルグランは、フランスの作曲家、ピアニスト、映画監督、俳優です。
彼の名前については「シェルブールの雨傘」でご存知の方も多いでしょう。大
変な親日家で日本にも度々来日し、その類い稀なる音楽性で多くの聴衆を魅了
し続けている息の長い音楽家です。さて、この映像では彼の幅広い才能の中で
も、とりわけ「ジャズ・ピアニスト」としての魅力を振りまいています。幾分
懐かしいジャズを奏でる彼の姿は神々しいまでの輝きを放ちます。この演奏の
ためにギタリストのシルヴァン・リュックと、名ヴォーカリスト、アリソン・
モイエも参加。コンサートに華を添えています。

101549(DVD-Video) \3450
ミシェル・ルグラン AND THE CINEMA
愛のイエントル/シェルブールの雨傘/華麗なる賭け/思い出の夏
ロシュフォールの恋人たち/三銃士/ブライアンの歌
ハッピー・エンディング 他
《ボーナス映像》
「舞台裏で」…ミシェル・ルグランと他の出演者たちによるリハーサル風景と
インタビュー
パトリック・フィオリ(vo)/リアーヌ・フォリー(vo)/モラーヌ(vo)
カトリーヌ・ミシェル(hp)/マリオ・ペルシャ(vo)/エレーヌ・セガラ(vo)
イル・ド・フランス国立管弦楽団/ミシェル・ルグラン
2009年パリ プレイエル・サール ライヴ収録
収録時間:107分+54分(ボーナス)/字幕:英・独・仏
クラシックとジャズ、あるいは映画音楽。その見えない壁を易々と乗り越える
音楽家の一人、ミシェル・ルグラン。彼の才能は作曲家、ジャズ・ピアニス
ト、アレンジャー、ピアニスト、歌手、俳優、その他全ての音楽芸術を網羅し
ています。彼が最も重視するのはメロディであり、彼自身も「メロディは音楽
の女王」と言い切るほど、彼の音楽には美しい旋律が溢れています。この映像
では、そんな彼の「歌」を様々なヴォーカリストが表現しています。若手から
大御所までが入れ替わり立ち替わり、素晴らしい歌を聞かせます。もちろん
バックでピアノを弾くのはルグラン自身であり、彼の音楽にはなくてはならな
いハープを受け持つのは、名手カトリーヌ・ミシェルです。これ以上何を求め
ましょうか。

101561(DVD-Video) \5650
101562(Blu-ray) \5650
ミンクス(1826-1917):バレエ「ドン・キホーテ」
プロローグと3幕のバレエ
《ボーナス映像》
「舞台裏から」リハーサル中のダンサーによるボディカム映像とプリンシパル
・ダンサー&俳優たちへのインタヴュー
キトリ…アンナ・ツィガンコーワ/バジル…マシュー・ゴルディング
ドン・キホーテ(踊りなし)…ピーター・デ・ヨン
サンチョ・パンサ(踊りなし)…カレル・ローイ
ガマーシュ…ダリオ・メッリ/ロレンツォ…アルティン・カフティラ
メルセデス…ナタリア・ホフマン
エスパーダ…モイーズ・マルティン・チンタス
ピッキリア…マイコ・ツツミ/ファニータ…ナディア・ヤノウスキ
キューピッド…マイア・マクハテリ
ドルシネア姫…サーシャ・ムクハメドフ
マリウス・ペティパ&アレクサンダー・ゴルスキ・プロダクション(振付)
アレクセイ・ラトマンスキ(コレオグラフィーの追加)
ジェローム・キャプラン(衣装デザイン)/ジャームズ・F・インガルス(照明)
オランダ国立バレエ/オランダ・シンフォニア
ケヴィン・ローズ(指揮)
2010年アムステルダム音楽劇場 ライヴ収録
収録時間:122分+30分(ボーナス)
字幕:英語
セルバンテスの有名な小説「ドン・キホーテ」から生まれた素晴らしいバレエ
の全曲盤です。果敢にも風車に挑む老騎士のお話は、誰もが知っているスペイ
ンのお話ですが、このバレエはその後半のエピソードが中心となった物語。ド
ン・キホーテとサンチョが旅の途中で立ち寄った町で起こる騒動を描いていま
す。愛し合う恋人同士を政略結婚により引き裂こうとする父親、ドン・キホー
テはその女性を、憧れのドルシネア姫だと思い込み、駆け落ちする2人を追い
かけます。風車の場面もうまく粗筋に取り入れられていますが、ドン・キホー
テとサンチョは踊ることはありません。あくまでも主役は若き2人の恋人たち
です。この公演は、何と言ってもダンサーたちの力強い踊りが見どころです
が、衣装や、ドン・キホーテとサンチョの演技もお楽しみいただきたいもの
です。

101565(DVD-Video) \5650
ベルク(1885-1935):歌劇「ルル」 2幕 未完版
フランク・ヴェーデキント原作「地霊」「パンドラの箱」
アルバン・ベルク台本
《ボーナス映像》
ルル-致命的な被害(ライナー・E・モーリッツによるフィルム)
ルル…ローラ・アイキン(S)
ゲシュヴィッツ伯爵令嬢…コルネリア・カリッシュ(Ms)
医事顧問官…ペーター・ケラー(B)
画家…スティーヴ・ダヴィスリム(T)
シェーン博士…アルフレッド・ムフ(Br)
アルヴァ…ペーター・シュトラーカ(T)
シゴルヒ…グィド・ゲッツェン(B)/中学生…アンドレア・ベーニヒ(Ms)
劇場支配人…カタリーナ・ピーツ 他
チューリヒ歌劇場管弦楽団
フランツ・ウェルザー=メスト(指揮)
スヴェン=エリク・ベヒトルフ(演出)/ロルフ・グリッテンベルク(装置)
マリアンネ・グリッテンベルク(衣装)/ユルゲン・ホフマン(照明)
2002年チューリヒ歌劇場 ライヴ収録
収録時間:本編130分+ボーナス34分
字幕:英・独・仏・西・伊
アルバン・ベルクの問題作「ルル」は官能的な愛と破壊的な特質を備えた作品
です。ベルクは第1幕と第2幕、そして第3幕の一部を完成しただけでこの世を
去ってしまいましたが、その完成度の高さから、この上演のように未完のまま
で演奏されることも多く、色々な意味で後世を騒がせるオペラとしても名を馳
せています(2幕未完版は1937年にチューリヒで初演されましたが、ベルク未亡
人の反対により他の作曲家による補筆版は作成されず、F・ツェルハが補筆完
成版を出版するのは1979年になってからでした)。このチューリヒの公演は、
最初の形である2幕版によっています。一見、露骨な表現やいかがわしさが目
につきますが、曲を知れば知るほどに、ベルクの仕掛けた形式や、音の配置を
理解することになり、ルルに惹かれる者たちのように、このオペラにどっぷり
はまることになるのです。ボーナスとして付されたE・モーリッツによる映像
は、この奇妙で魅力的なオペラを理解するのに役立つでしょう。

107209(DVD-Video) \4850
ダンサーズ・ドリーム ルドルフ・ヌレエフの偉大なるバレエ作品
1.ライモンダ(収録1999年)/2.ロメオとジュリエット(収録1999年)
3.眠りの森の美女(収録1999年)/4.ラ・バヤデール(収録 2002年)
ルドルフ・ヌレエフ、エリザベット・プラテル、シャルル・ジュド、
ローラン・イレール ほか…1
エリザベット・モーラン、マニュエル・ルグリ、カデル・ベラルビ ほか…2
エリザベット・プラテル、マニュエル・ルグリ ほか…3
イザベル・ゲラン、エリザベット・プラテル、ローラン・イレール ほか…4
フランソワ・リュション(映像監督)
ルドルフ・ヌレエフ(コレオグラフィー&舞台監督)
収録時間:本編363分/字幕:英・独・西・伊
フランソワ・リュションによるドキュメンタリー映像です。伝説的名ダンサー
でコレオグラフィーでもあるルドルフ・ヌレエフが振りつけた4つの作品につ
いて、オペラ座の代表的なダンサー(エトワール)たちが、その芸術の秘密を解
き明かします。リハーサル場面、ダンサーたちへのインタビューなど様々な角
度から、作品への解釈を探っていく監督の熱意が感じられる素晴らしい映像
です。

9107211(DVD-Video) \5650
コール・ポーター(1891-1964):ミュージカル「キス・ミー・ケイト」
音楽&作詞:コール・ポーター
台本:サム・スピーワック&ベラ・スピーワック
フレデリック・C・グレアム…ブレント・バレット
リリー・ヴァネッシ…レイチェル・ヨーク
ロイス・レイン…ナンシー・アンダーソン
ビル・カルフーン…マイケル・ベレッセ 他/マイケル・ブレイクモア(演出)
ロビン・ワーグナー(装置)/マーティン・パクレディナス(衣装)
キャスリーン・マーシャル(振付)
2002年8月ロンドン ヴィクトリア・パレス・シアター ライヴ収録
収録時間:本編146分
字幕:英・独・仏・西・伊
シェイクスピアの戯曲「じゃじゃ馬ならし」の上演の裏側に秘められた、離婚
後の微妙な男女の機微。コール・ポーターの最も素晴らしいミュージカルの一
つです。劇中劇を演じるフレッド(フレデリック)とリリーは元夫婦。しかし、
2人は何となく未練がありつつも他の恋人を持つという微妙な立場です。愛し
ているなら意地を張らなくても・・・。そんなやきもきも楽しいコメディです。

107225(DVD-Video) \3450
ハイドン(1732-1809):オラトリオ「天地創造」
《ボーナス映像》
ドキュメンタリー「ハイドン、仕事と出来事」
アーリーン・オジェー(ソプラノ)/ガブリエレ・ジーマ(メゾ・ソプラノ)
ペーター・シュライアー(テノール)/ヴァルター・ベリー(バリトン)
ローラント・ヘルマン(バス)/アルノルト・シェーンベルク合唱団
(エルヴィン・オルトナー…合唱指揮)/コレギウム・アウレウム
グスタフ・クーン(指揮)
1982年ウィーン 旧ユニヴァーシティ 大ホール ライヴ収録
収録時間:本編114分+ボーナス18分
字幕:英・独・仏・西・伊
1808年3月27日、このホールでハイドンの76歳の誕生日を祝い、A・サリエリの
指揮により「天地創造」が演奏されました。この演奏は、そんな祝祭的なムー
ドを再現します。緊張感と活力に満たされたグスタフ・クーンの指揮、最高の
ソリストたち、そしてアルノルト・シェーンベルク合唱団の素晴らしいハーモ
ニー。全てが相俟って最高のひと時を作りあげています。ボーナス映像はハイ
ドンが天地創造を作曲した時期と、1808年の演奏会の模様を絵画と風景で追う
ドキュメンタリーです。

107229(DVD-Video) \3450
シューベルト(1797-1828):歌曲集『冬の旅』 Op.89, D.911
《ボーナス映像》リハーサル風景
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
アルフレート・ブレンデル(ピアノ)
収録:1979年1月、ジーメンス・ヴィラ
収録時間:本編73分+ボーナス56分
字幕:英・独・仏・西・伊
シューベルトの晩年の名作「冬の旅」。人々はこの連作歌曲に様々な思いを託
します。もちろん、この作品を歌う歌手には多くの事を求め、また歌手たちも
思い思いの感情をこの歌曲集に込めるのです。ドイツの名バリトン、フィッ
シャー=ディースカウもこの例にもれません。彼は経歴の中で、幾度となく音
による旅を繰り返し、その都度新しい解釈で、この道行から新たな風景を手繰
りよせます。この演奏は1979年1月自由ベルリン放送の録音です。ピアノを演
奏しているのはアルフレート・ブレンデル。ディースカウとブレンデルは1975
年から1989年の間にしばしば、この曲を共演しています。添えられた56分のド
キュメンタリーには、彼らがどのようにこの曲を構築していくかが記録されて
います。


<ARTHAUS(TDKからの移行タイトル)>
107231(DVD-Video) \5650
ドリーブ(1836-1891):
バレエ「コッペリア」全2幕…アルベール・アヴリーヌ版
《ボーナス映像》
「子どもたちの踊り」パリ・オペラ座バレエ学校のドキュメンタリー
アルチュール・サン=レオン(振付)
ピエール・ラコット&クロード・ベッシー(演出)
スワニルダ…カリーヌ・ギーツェンダナー/フランツ…マチュー・ガニオ
コッペリウス…ピエール・ラコット/パリ・オペラ座バレエ学校
デヴィッド・コールマン(指揮)
収録時間:本編67分+52分(ボーナス)
字幕:英・独・仏・西・伊
あくまでもエレガントで俊敏な動き。若きダンサーたちの眩しくも美しい肢体
は見る者の心を捉えます。それはドガが描いた少女の姿をも彷彿させます。こ
の公演は1870年5月25日に行われた初演…ナポレオン3世と皇后ウジェニー・ド
・モンティジョも臨席した…を再現したもので、古き良き伝統を踏まえつつ、
かつ現代的な再演出も施されているため、完成度が高い舞台が表出されてい
ます。

107237(DVD-Video) \5650
ムソルグスキー(1839-1881):歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」全曲
七場の歌劇(1869年オリジナル・ヴァージョン)
アレクサンダー・プーシキン原作/モデスト・ムソルグスキー台本
ボリス・ゴドゥノフ…マッティ・サルミネン(バス)
フョードル…ブライアン・アサワ(メール・ソプラノ)
クセーニャ…マリー・アルネット(ソプラノ)
クセーニャの乳母…ステファニア・トジスカ(メゾ・ソプラノ)
シューイスキイ公…フィリップ・ラングリッジ(テノール)
ピーメン…エリク・ハルフヴァーソン(バス)他
バルセロナ・リセウ大劇場管弦楽団&合唱団
セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
ヴィリー・デッカー(演出)/ジョン・マック・ファルレーン(装置&衣装)
2004年バルセロナ・リセウ大劇場 ライヴ収録/収録時間:本編152分
字幕:英・独・仏・西・伊・カタルーニャ
ロシアの劇場で、史劇が主流に上演されていた1800年の中頃に書かれたこのオ
ペラ「ボリス・ゴドゥノフ」は「芸術は民衆に対して責務を負っている」とい
う社会的通念が反映されています。完成作品は娯楽性よりも、感情表現と性格
描写に重きが置かれ、長大になり、問題提起も多く難解。なかなか一筋縄では
いかないものとなっています。政治的配慮などから様々な改訂も試みられたの
ですが、ここでは初稿版を用いての演奏です。タイトル・ロールを演じるのは
大変困難ですが、フィンランドの名歌手サルミネンは余裕のある歌いぶりで、
堂々とこの人物を演じ切ってます。

107241(DVD-Video) \5650
プロコフィエフ(1891-1953):歌劇「3つのオレンジへの恋」全曲
プロローグと4幕の歌劇(フランス語歌唱)カルロ・ゴッツィ原作
セルゲイ・プロコフィエフ台本
《ボーナス映像》
ドキュメンタリー「3つのオレンジに恋する方法」
(歌手、指揮者、演出家たちのこの作品に対するアプローチを語り)
演奏: クラブの王…フィリップ・ルイヨン(バス)
王子…シャルル・ワークマン(テノール)
王女クラリーチェ…ハンナ・エステル・ミヌティッロ(アルト)
レアーンドル…ギョーム・アントワン(バリトン)
トルッファルディーノ…バリー・バンクス(テノール)
チェーリー…ジョゼ・ヴァン・ダム(バス)
ファータ・モルガーナ…ベアトリス・ウリア=モンゾン 他
パリ・オペラ座管弦楽団&合唱団
シルヴァン・カンブルラン(指揮)
ジルベール・デュフロ(演出)/ウィリアム・オルランディ(装置&衣装)
2005年パリ オペラ座 ライヴ収録/収録時間:本編116分+ボーナス30分
字幕:英・独・仏・西・伊
超現実的でまるでおとぎ話のようなプロコフィエフのこの作品は、プロコフィ
エフが亡命先のニューヨークで書いたもので、彼自身「アメリカ人の好みを考
慮して」わかりやすく書いたというように、全編聴きやすいメロディが横溢し
ています。とりわけ「行進曲」と「スケルツォ」が良く知られていますが、ど
の曲も軽快で抒情的な部分もあり、そして彼らしい皮肉もたっぷり。荒唐無稽
さを的確に表現した映像も魅力です。カンブルランの入念な指揮が冴えます。




<BR KLASSIK>
900107 \2080
1-3.ルトスワフスキ(1913-1994):管弦楽のための協奏曲
4-6.シマノフスキ(1882-1937):交響曲第3番「夜の歌」Op.27
7.アレクサンダー・チャイコフスキー(1946-):交響曲第4番Op.78
ラファウ・バルトミンスキー(テノール)…4-6
アンドレア・レーン(独奏ヴァイオリン)…4-6
ニムロット・ゲツ(ヴィオラ独奏)…7
バイエルン放送交響楽団&合唱団
マリス・ヤンソンス(指揮)
2009年10月8-9日ミュンヘン・フィルハーモニー…1-3,
2008年12月18-19日ミュンヘン・フィルハーモニー…4-6
2009年1月14-16日ミュンヘン・ヘルクレスザール…7 全てライヴ録音
バイエルン放送交響楽団の最新リリースは、ヤンソンスが深く思いを寄せてい
るという3つの作品です。どの作品も色彩感に溢れ、エキゾチックであるとと
もに、平和への思いも込められています。ルトスワフスキの「管弦楽のための
協奏曲」はポーランドの民謡をベースとしながら、作曲家が全く新しいアプロ
ーチによって、アバンギャルドな佇まいを持たせた興味深い曲。バルトークか
らの影響も感じられるオケ好きにはたまらない逸品です。シマノフスキの
「交響曲第3番」は合唱、テノール独唱、ヴァイオリン独奏を伴う大掛かりな
曲。13世紀のペルシャの神秘的な詩が用いられ、独特の和声と、炸裂する音響
が入り乱れた20世紀初期の名作の一つです。アレクサンダー・チャイコフスキ
ーは、あの有名な「チャイコフスキーたち」とは関連ありません。1946年にモ
スクワで生まれ、1972年までモスクワのコンセルヴァトワリーでナウモフにピ
アノ、フレンニコフに作曲を学びました。作風は新古典主義であり、主にピア
ノ曲を書いていましたが、最近はこのような管弦楽作品も多く手掛けています。
この交響曲第4番は合唱とヴィオラ・ソロを伴う作品。名ヴィオラ奏者ユーリ
・バシュメットの依頼により、ヴィオラ・パートにより重要性を付加したとい
うもので、コラールのパッセージに深い思いが込められている「平和への祈り
の音楽」です。

900303 \1750
ミレッラ・フレーニ GREAT SINGERS LIVE
1.チレア(1866-1950):
アドリアーナ・ルクヴルールより「私は神の卑しい下僕」
2.プッチーニ(1858-1924):ボエームより「私の名はミミ」
3.プッチーニ:ボエームより「私が町を歩く時」
4.プッチーニ:トスカより「歌に生き、恋に生き」
5.プッチーニ:トゥーランドットより「氷のような姫君の心も」
6.ビゼー(1838-1875):カルメンより「ここが密輸人たちのいつもの隠れ家ね」
7.マスネ(1842-1912):マノンより「さようなら、私たちの小さなテーブルよ」
8.ヴェルディ(1813-1901):アイーダより「勝ちて帰れ」
9.モーツァルト(1756-1791):
フィガロの結婚より「スザンナはまだ来ない-楽しい日々はどこへ」
10.チャイコフスキー(1840-1893):
エフゲニー・オネーギンより「手紙の場面」
11.チレア:アドリアーナ・ルクヴルールより「私は神の卑しい下僕」
ミュンヘン放送管弦楽団
クルト・ペーター・アイヒホルン(指揮)…1.2.4.5.6.7
ウラディーミル・ギャウロフ(指揮)…3.8.9.10.11
録音1971,1983,1987年ミュンヘン放送管弦楽団「日曜コンサート」より
20世紀最高のミミの一人、ミレッラ・フレーニ(1935-)の素晴らしい歌を聴く
一枚です。幼い頃から歌手としての才能を現わした彼女は、19歳でミカエラ役
でデビューするも、一時は子育てのために歌手活動を断念します。しかし、
1958年にコンクールで優勝し、歌手活動に復帰、着々と名声を高めて行きます。
彼女の名が飛躍的に知れ渡ったのは、何と言っても1963年のカラヤンとの「ボ
エーム」ミミ役で、これをきっかけにカラヤンと共演を重ね、1965年にはメト
ロポリタン歌劇場でもミミ役でデビューを飾りました。このアルバムは世界的
な名声を得た彼女の自信に満ち溢れた歌唱を収録したものです。なお、指揮を
執るギャウロフは、彼女の2度目の夫となったニコライ・ギャウロフの息子で
す。

900304 \1750
ニコライ・ギャウロフ GREAT SINGERS LIVE
1.グノー(1818-1893):ファウストより「黄金の子牛の歌」
2.グノー:ファウストより「眠ったふりをして聞こうとしないか」
3.ビゼー(1838-1875):美しきパースの娘より「トラ・ラ・ラ・トラ・ラ・ラ」
4.リムスキー=コルサコフ(1844-1908):サトコより「荒々しい波が岩礁を」
5.グリンカ(1804-1857):
皇帝に捧げた命より「あなたは真実を推測するだろう」(独語歌唱)
6.ラフマニノフ(1873-1943):アレコより「月は高く輝く」(独語歌唱)
7.ムソルグスキー(1839-1881):
ボリス・ゴドゥノフよりプロローグのアリア(独語歌唱)
8.ヴェルディ(1813-1901):シモン・ボッカネグラより「悲しい胸の思いは」
9.ヴェルディ:ドン・カルロス「彼女は私を愛したことがない」
10.ロッシーニ(1792-1868):陰口はそよ風のように
11.クレンニコフ(1913-2007):から騒ぎ
ジョルジュ・プレートル(指揮)…1.2.7.8.9
アルフレード・アントニーニ(指揮)…3.4.5.6.10.11
録音1966,1969年ミュンヘン放送管弦楽団「日曜コンサート」より
一般的にバス歌手は、テノールやバリトン歌手のような華やかな役割を負う事
がありません。確かに迫力ある歌声は、恋人と愛を語るよりも、手管を弄して
女を横取りするか、善人に悪をささやくか、または陰謀を企てるか・・・こん
な役がぴったりです。しかし、ブルガリア生まれの世界的バス歌手ニコライ・
ギャウロフ(1929-2004)は、そんなイメージを逆手に取ったのです。彼の50回
目の誕生日には、故郷のブルガリアの郵便局が記念切手を発行するほどの輝か
しい人気を獲得しました。ソフィアで学び、レニングラード音楽院に留学、
1957年にはカラヤンに指導を受け、ウィーンでアイーダのランフィスを歌いま
す。その後着々と経歴を重ね、1965年にはザルツブルクで「ボリス・ゴドゥノ
フ」でデビューを飾ります。彼の活動の中心はミラノ・スカラ座であり、1977
年に再婚したソプラノのミレッラ・フレーニとは良き芸術のパートナーとして、
しばしば共演したことでも知られます。このアルバムでも、広い音域、深みの
ある声質で、どんなレパートリーでも手中に収めた完璧な歌唱を聴かせます。

900305 \1750
マーガレット・プライス GREAT SINGERS LIVE
1.モーツァルト(1756-1791):
ドン・ジョヴァンニより「私の名誉を奪おうとした者」
2.モーツァルト:皇帝ティトの慈悲より「私は行くが、君は平和に」
3.モーツァルト:コジ・ファン・トゥッテより「岩のように動かずに」
4.モーツァルト:フィガロの結婚より「スザンナはまだ来ない」
5.モーツァルト:フィガロの結婚より「楽しい思い出はどこへ」
6.ウェーバー(1786-1826):魔弾の射手より「たとえ雲がおおい隠しても」
7.ロッシーニ(1792-1868):セミラーミデより「うるわしい光が誘惑する」
8.ベッリーニ(1801-1835):ノルマより「清らかな女神よ」
9.チレーア(1866-1950):アドリアーナ・ルクヴルールより「哀れな花よ」
10.ヴェルディ(1813-1901):アイーダより「勝ちて帰れ」
11.ヴェルディ:オテロより「柳の歌-泣きぬれてさびしい野にただ一人歌う
12.ヴェルディ:オテロより「アヴェ・マリア」
13.ヴェルディ:運命の力より「神よ、平和を与えたまえ」
14.ヴェルディ:ドン・カルロより「世のむなしさを知る神」
ミュンヘン放送管弦楽団
ハインツ・ワルベルク(指揮)…1.2.3.6.7.10.11.14
レオポルド・ハーガー(指揮)…4.5.8.12
トーマス・フルトン(指揮)…9.13
録音1977,1981,1986,1991年ミュンヘン放送管弦楽団「日曜コンサート」より
イギリス、ウェールズに生まれ、モーツァルト歌手として一世を風靡したソプ
ラノ、マーガレット・プライス(1941-2011)の名唱集です。トリニティ・カレッ
ジではメゾ・ソプラノとして勉強、1962年にウェルシュ・ナショナル・オペラ
で「フィガロの結婚」ケルビーノ役でデビュー。その後イギリス全土で名声を
高めていきます。ソプラノに転向してからは、モーツァルトを中心に、リート
やコンサート歌手としても活躍し、晩年になって声が深みを帯びた頃には、
ヴェルディやR・シュトラウスなどにも挑戦。素晴らしい歌唱を聴かせました。
このアルバムは全て初出音源で、1977年から1991年の絶頂期の彼女の清楚で明
快な歌声を捉えたものです。得意としたモーツァルト、ヴェルディだけでなく、
チレアやウェーバー、ロッシーニ、そしてベッリーニまで彼女の知られざる
レパートリーを聴くことができます。




<LPO>
LPO-0054 2枚組 \3150
マーラー:交響曲第2番「復活」
アドリアーナ・クチェローヴァ(ソプラノ)
クリスティアンヌ・ストーティン(メゾ・ソプラノ)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
録音2009年9月25&26日
ロイヤル・フェスティヴァル・ホールライヴ録音
このオーケストラには1980年から1990年代初期に記録された、「並ぶべきもの
なき名演」とされる一連のテンシュテットのマーラー(1860-1911)が存在しま
す。とは言え、21世紀に生きる者たちとしては、その伝統にいつまでも縛られ
ているわけにはいきません。今回登場のユロフスキの演奏は、そんな新しいマ
ーラー像を構築します。曲の冒頭から説得力のある音で聴き手を惹きつけ、め
りはりのあるデュナーミク(強弱法)を用い、テンポ良く進めていきます。昔な
がらの濃厚なマーラーを好む人には、若干耳慣れない部分もあるかもしれませ
んが、これも時代の流れなのかもしれません。
第4楽章でストーティンが「O Roeschenrot!」と歌い始める時、聴き手の感情
は地上の俗事から解き放たれ、終楽章の最後の音が消える時、全ての思いは天
上へと浄化され、希望の光に満たされることでしょう。今を生きる全ての人に
捧げるアルバムです。




<OEHMS CLASSICS>
OC-791 \1750
ギター・フェイヴァリッツ
1-4.カルロ・ドメニコーニ(1947-):コユンババ
5.ブローウェル(1939-):11月のある日/6.横尾幸弘(1928-):さくら
7.グラナドス(1867-1916):スペイン舞曲集第5番
8.グラナドス:スペイン舞曲集第4番/9.グラナドス:スペイン舞曲集第10番
10.グラナドス:スペイン舞曲集第11番
11.ソル(1778-1839):モーツァルトの「魔笛」による変奏曲Op.9
12.パティーニョ(1895-1951):雪が降る
13.ホルヘ・ゴメス=クレスポ(1900-1971):ノルティーニャ
14.ローラン・ディアンス(1955-):タンゴ・アン・スカイ
ローランド・ミュラー(ギター)
録音2010年ロシュバッハ、マリアベルク・ムジクザール
スイスのヴィンテルトゥールで学び、デーヴィッド・ラッセルのマスター・ク
ラスに出席。チューリヒで行った初のリサイタルでは多くのメディアから絶賛
されたギタリスト、ローランド・ミュラーのアルバムです。すでにアメリカ、
ヨーロッパを始めとした世界中で高い評価を受け、何枚かのCDもリリースして
いる彼ですが、今回のOEHMSレーベルへのデビューアルバムは、何ともヴァラ
エティに富んだ選曲が聴きどころです。横尾幸弘の「さくら変奏曲」から、ギ
ター好きならはずせないクレスポやディアンスまで、かゆいところに手の届く
ようなレパートリーを、繊細かつ見事な技術で思う存分楽しませてくれます。

OC-633(SACD-Hybrid) \2080
ブルックナー:交響曲第1番ハ短調1865/66年第1稿(リンツ版)
Bewegt feurig
ハンブルク・フィルハーモニー
シモーネ・ヤング(指揮)
2010年1月ハンブルク、ライスハレライヴ録音
シモーネ・ヤングとハンブルク・フィルとのブルックナー・サイクル第5弾は、
初期の作品の締めくくりとなる第1番ハ短調です。ブルックナー(1824-1896)初
の番号付きの交響曲である「第1番」も、他の作品のようにいくつかの違稿版
の存在が知られています(リブレット中には、ウィーン版とリンツ版について
のみ言及されていますが、実際には、版についてはもう少し複雑な問題が存在
します)。ヤングは今までの演奏と同じく、この曲でも初稿版を使用すること
に拘りました。なぜなら、ヤングとハンブルク・フィルは、「創造的なプロセ
スの最初の形のなかにこそ、ブルックナーの考えとメッセージが妥協なしで聴
こえてくる」という堅固な信念を持っているからに他なりません。作曲家と演
奏家の様々な思いが交錯したこの1枚。待ちかねた人も多いことでしょう。

OC-788 \1750
テルティス・ヴィオラ・アンサンブルconcerto・fantasy・blues
1-4.テレマン(1681-1767):4台のヴィオラのための協奏曲ハ長調
5.マックス・フォン・ヴァインツール(1841-1898):
4台のヴィオラのための「夜の小品」
6.ヨーク・ボーエン(1884-1961):4台のヴィオラのための幻想四重奏曲Op.41
7-10.テレマン:4台のヴィオラのための協奏曲ト長調
11-19.バルトーク(1881-1945):
2台のヴァイオリンのための44の二重奏曲より(第10番「ルテニアの歌」/
第14番「クッションの踊り」
13.第16番「ブルレスケ」/第26番「からかいの歌」/第22番「蚊の踊り」
第28番「悲嘆」/第35番「ルテニアのコロミイカ舞曲」
第42番「アラビアの歌」/第44番「トランシルヴァニアの踊り」)
20.ピアソラ(1921-1992):フォー・フォー・タンゴ
21.クリストファー・ノートン(1953-):ステアリング・ホイール・ブルース
テルティス・ヴィオラ・アンサンブル
☆普通の弦楽四重奏の場合、各々の楽器の響きを楽しむことも一つの喜びです
が、これが全て同じ楽器の場合は、また違った楽しみ方ができることは間違い
ありません。このヴィオラ・アンサンブルはミュンヘン交響楽団の4人のメン
バーによって構成されています。もちろん、通常のレパートリーを望むのは無
理な話で、原型そのままで演奏できるのは、ヴァインツールとヨーク・ボーエ
ンの2曲のみでした(ピアソラはもともと弦楽四重奏のために書かれていたので、
ちょっと編曲するだけですみました)。残りの曲は、新たな可能性を求めた
“adaptations(適応、順応)”です。テレマン、バルトークの何と楽しいこと。
演奏する楽しさがそのまま伝わってくるかのような、生命力に溢れた1枚です。

OC-823 \2080
ミヒャエル・ヴォレ リーダーアーベント
1.シューベルト(1797-1828):シラーによるバラード「海に潜る若者」D77
2-4.H.ロイター(1900-1985):
ヘルダーリンによる3つの歌曲 Op.56(運命に/人生の半分/夕べの幻想)
5-11.ヴォルフ(1860-1903):
メーリケ歌曲集より(旅先にて/恋する男の歌/愛する人に/めぐり会い
/ある婚礼にのぞんで/こうのとりの使い/いましめに)
12-14.R.シュトラウス(1864-1947):
リュッケルトの詩による3つの歌曲 Op.87
(来たるべき時代のために/もはやこれ以上は/陽の光の中で)
15.ヴォルフ:メーリケ歌曲集より「別れ」
16.R.シュトラウス:あなたの黒髪を私の頭に広げてください Op.19-2
17.シューベルト:さすらい人の夜の歌 D224
ミヒャエル・ヴォレ(バリトン)
ヘルムート・ドイチュ(ピアノ)
録音 2010年9月7-10日グリュンヴァルト、
アウグスト・エヴァーディング・ザール
いつの時代にも、オペラの世界には、飛びぬけたスター性ではなく、いつの間
にか大きな存在感でその名を知られている歌手がいます。このミヒャエル・
ヴォレもそんな一人なのではないでしょうか?彼はJ.ミッテルニヒとR.ピエー
ルナイに学び、マンハイム、ボン、デュッセルドルフ、ケルン、チューリヒの
オペラハウスのメンバーとして活躍、とりわけワーグナーやR.シュトラウスの
作品で素晴らしい歌声を聴かせています。2007年と2008年のバイロイトでもタ
ンホイザーのヴォルフラムや、マイスタージンガーのベックメッサーでは高く
評価され、多くの名指揮者たちと共演も果たしています。このリーダー・アー
ベント(歌曲の一夜)は、珍しいシューベルトの長大なバラード「海に潜る若者」
で始まり、彼が得意とするドイツ後期ロマン派の色とりどりの歌曲を披露しま
す。陶酔の歌声と確かなる言葉の響き。ドイツ・リート好き必携の1枚です。

OC-826 \2080
ヴェスペレ-十字架称讃の祝日
1.E.エブナー(1612-1665):前奏曲
2.グレゴリア聖歌より:主よ,早く私を助けに
3.Nos autem
4.P.A.マザーク(1609-1661):主は言われた Ps.109/5.Nos autem
6.Salva nos/7.P.A.マザーク:主に感謝する Ps.110/8.Salva nos
9.Ecce Crucem/10.P.A.マザーク:幸いなるかな Ps.111/11.Ecce Crucem
12.Tuam Crucem/13.P.A.マザーク:ほめたたえよ、しもべたちよ Ps.112
14.Tuam Crucem/15.Per signum Crucis
16.P.A.マザーク:主を主を崇めよ Ps.116/17.Per signum Crucis
18.Fratres: Hoc enim/19.E.エブナー:8声のトッカータ
20.Hoc signum Crucis erit in coelo/21.O Crux benedicta
22.P.A.マザーク:マニフィカト
23.G.F.サンチェス(1600-1679):おお、祝福される十字架/24.Deus qui nos
25.P.A.マザーク:幸いなるかな女王/
26.G.B.ブオナマンテ(1595?1642):3声のソナタ 第2番
27.P.A.マザーク:聖母マリアのためのリタニア
28.P.A.マザーク:主の御保護のもとに
29.M.A.フェッロ(1600-1662):3声のソナタ 第4
番/30.P.A.マザーク:美しきベルナドゥス
31.P.A.マザーク:主は汝の声を聞き
32.P.A.マザーク:われらの父/33.P.A.マザーク:天より主をたたえよ
ハイリゲンクロイツ修道院シトー会修道士
アンサンブル・ドルチェ・リゾナンツァ
録音 2010年8月4-7日 オーストリア、ハイリゲンクロイツ修道院
世界で2番目に古いシトー会修道院である、ハイリゲンクロイツ修道院シトー
会はウィーンの森にあり、数年前「Chant ? Music for Paradise」のCDが、
UKチャートに入ったことをきっかけに、世界中で聴かれるようになり、その
静謐な歌声が「究極の癒し」として高く評価されたのは記憶に新しいところで
す。このアルバムは、彼らの美しく神聖な声を聴くのはもちろんのことですが、
それにもまして、典礼規定に準拠するヴェスペレの一連の流れを楽しむことに
主眼が置かれています。中心となるのはバロック時代のアルベリヒ・マザーク
神父の晩課の音楽で、いくつかの他の17生気の作曲家の曲が追加されています。
アンサンブル・ドルチェ・リゾナンツァの甘美な楽器の響きと、心に浸み渡る
歌声が溶けあい、一つの儀式が完結していきます。知られざる作品を聴く喜び
をお届けいたします。

OC-955 2枚組 \3050
アリベルト・ライマン:歌劇「メデア」
メデア…クラウディア・バラインスキー(ソプラノ)
ゴーラ…ターニャ・アリアーネ・バ
ウムガルトナー(メゾ・ソプラノ)
ヤーソン…ミヒャエル・ナジ(バリトン)
クロイザ…ポーラ・マーフィー(メゾ・ソプラノ)
エロルド…ティム・セヴロー(カウンターテナー)他
フランクフルト・ムゼウム管弦楽団
エリック・ニールセン(指揮)
2010年9月-10月フランクフルト・オペラ初演ライヴ
現代オペラの第1人者、ライマン(1936-)の新作オペラ「メデア」は、ウィーン
国立歌劇場での初演を皮切りに、このフランクフルト公演を始め、世界各国で
の演奏が予定されている(2012年は日本でも!)注目作です。この公演はウィー
ンの初演の6ヶ月後に行われ、大変な評判となったものです。メデアを歌うバ
ラインスキーは、すでにライマンの作品をいくつか歌い、作曲家から全幅の信
頼を寄せられているソプラノで、レパートリーもハッセやカイザーから、現代
物まで幅広く、また声質も軽めのものからドラマティックに近いものまで何で
も歌えるというオールマイティな歌手です。また、この公演は最良の音で録音
されるように、特注の機材を用意し、オーディオマニアの高い欲求にも答えら
れる素晴らしい音質となっています。

OC-767 \1750
ベートーヴェン:劇音楽「エグモント」全曲 Op.84
トビアス・モレッティ(語り)/マリア・ベングトソン(ソプラノ)
ウィーン放送交響楽団
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
録音 2007年8月27日&28日 ウィーン ORFフンクハウス
交響曲第5番を完成させた直後のベートーヴェン(1770-1827)が、当時の宮廷劇
場支配人ハルトルに依頼されて書いた作品「エグモント」です。ゲーテの戯曲
を元に、伝説的英雄エグモント伯ラモラールの英雄的行為と自己犠牲について
書かれた壮大な作品ですが、今では序曲のみが演奏されることがほとんどです。
全曲として演奏するにも、どうしても曲の説明が若干必要になるため、このCD
のように、曲間に台詞を入れて朗読する形が取られる場合が多いのです。この
演奏も、トビアス・モレッティ自身がゲーテの戯曲から編纂したテキストを曲
間に効果的に挿入、一つの叙事詩として完成された形として表現されています。




<Newton Classics>
8802053 \1750
ブラームス&メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
1-3.ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
4-6.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ベルナルト・ハイティンク(指揮)
録音 アムステルダム・コンセルトヘボウ大ホール
1973年4月…1-3,1976年6月…4-6
ポーランド生まれのヴァイオリニスト、ヘンリク・シェリングは、その生涯を
通じてブラームス(1833-1897)のヴァイオリン協奏曲を大切なレパートリーと
していました。彼は少なくとも8回この曲を録音し、このハイティンクとの演
奏は6回目の録音とされています。派手さとは無縁、端正で清冽。地味ではな
く滋味。聴けば聴くほどにじんわりと良さが浸み出してくるような、定番の演
奏です。一緒に呼吸できるような安定感のある音楽は、ずっと聴き手の友人と
なることでしょう。メンデルスゾーン(1809-1847)もまたキュート。曲の良さ
を再確認できる演奏です。

8802054 \1750
R.シュトラウス:アルプス交響曲 Op.64
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ベルナルト・ハイティンク(指揮)
録音1985年1月アムステルダム・コンセルトヘボウ大ホール
ハイティンクとロイヤル・コンセルトヘボウは27年の長い期間に渡って、素晴
らしい音楽を創造し続けました。就任当時のハイティンクは確かに若く(32歳)、
名指揮者ヨッフムの後ろ盾も必要だったかもしれませんが、3年も経った頃に
は、すっかり円熟した関係となり、以降、オーケストラが創立100年を迎える
まで、清冽なサウンドを追求していた事はご存知の通りです。このR・シュト
ラウス(1864-1949)は1985年にリリースされたもので、自然な響きと、見通し
の良い音楽が魅力です。嵐の前の静けさと絶妙な雰囲気が特に聴きどころ。ま
さに映画を観るような迫力です。

8802056 \1750
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 第4番 ニ長調 Op.83
弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調 Op.122
弦楽四重奏曲 第14番 嬰ヘ長調 Op.142
ハーゲン弦楽四重奏団(メンバー)ルーカス・ハーゲン(第1ヴァイオリン)
/ライナー・シュミット(第2ヴァイオリン)/
ヴェロニカ・ハーゲン(ヴィオラ)/クレメンス・ハーゲン(チェロ)
録音
1993年12月ポリング、ビブリオテークザール
1994年4月…アベルゼー セント・ギルガン、聖コンラート教会
2011年に結成30年を迎えるハーゲン弦楽四重奏団による名演です。ショスタコ
ーヴィチ(1906-1975)の15曲ある弦楽四重奏曲は、同数ある交響曲のような
「表向き」の顔ではなく、あくまでも「自分や友人との楽しみのため」に書か
れた作品で、そこには様々な気遣いや取り繕いと言ったものは存在しません。
各々の曲はみんな違った表情を持ち、ここに収録された3曲も、表立った繋が
りはありませんが、いくつかの共通点が見られます。まずは、全ての弦楽四重
奏曲を初演した「ベートーヴェン弦楽四重奏団」の存在が大きいこと。なかで
も、第11番は、第2ヴァイオリンのワシリー・シリンスキーの追悼曲であり、
第14番はチェリスト、セルゲイ・シリンスキーに献呈されています。

8802057 2枚組 \2450
J.S.バッハ:マニフィカト集
《CD1》
1-12.マニフィカト ニ長調 BWV243/13-18.ミサ・ブレヴィス イ長調 BWV234
《CD2》
1-6.ミサ・ブレヴィス ヘ長調 BWV233
7-12.ミサ・ブレヴィス ト短調 BWV235
13-18.ミサ・ブレヴィス ト長調 BWV236
演奏: バーバラ・ボニー(ソプラノ)
ビルギット・レンメルト(メゾ・ソプラノ)/ライナー・トロスト(テノール)
オラフ・ベーア(バリトン)/RIAS室内合唱団(マルクス・クリード…合唱指揮)
カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ室内管弦楽団
録音1993年11月ベルリン、イエス・キリスト教会
バッハ(1685-1750)のマニフィカトは、新訳聖書のルカ伝の「受胎告知された
マリアが喜びのうちに神を賛美した」部分(第1章45-55節)につけられた音楽で
す。そのため、本来クリスマスにされるべく挿入された曲があったのですが、
後にそれを削除し、他の祝日でも演奏されるように作り直されています。こち
らの演奏も、その第2稿が用いられていて、輝かしいトランペットの響きを堪
能することが可能です。ソリストにバーバラ・ボニー、オラフ・ベーアと言っ
た名歌手たちを起用し、ペーター・シュライアーの親密さ溢れる指揮で、全体
にまとまりのある音楽となっています。ミサ・ブレヴィスはカンタータからの
転用なども多く、バッハの作品の中ではあまり目立たないジャンルですが、
じっくり聴いてみると味わい深い名曲であることに気付かされることでしょう。

8802058 \1750
リスト:ピアノ協奏曲 第1番&第2番 他
1-3.リスト:ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調 S124
4-9.リスト:ピアノ協奏曲 第2番 イ長調 S125
10.リスト:ハンガリー狂詩曲 第6番 変ニ長調 S244
11.リスト:忘れられたワルツ 第1番 嬰ヘ長調 S215
12.シューマン(1810-1856):ロマンス 嬰ヘ長調 Op.28-2
13.シューマン:ノヴェレッテ ヘ長調 Op.21-1
14.ファリャ(1876-1946):バレエ音楽「三角帽子」から粉屋の踊り
15.リスト:ペトラルカのソネット第104番
16.デヴィッド・ギヨン(1892-1981):ハーモニカを吹く人
演奏: バイロン・ジャニス(ピアノ)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団…1-3
キリル・コンドラシン(指揮)…1-3
モスクワ放送交響楽団…4-9
ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー(指揮)…4-9
録音 チャイコフスキー・コンセルヴァトワリー1962年6月&1961年10月
(10.11.15のみ)
アメリカ生まれのピアニスト、バイロン・ジャニス(本名バイロン・ヤンクス)
は、ホロヴィッツが認めた3人の弟子の中の一人。彼は1960年に「ソ連とアメ
リカ間の新しい異文化交流」のためにソ連に派遣され、演奏旅行を開催。それ
まで冷戦状態だった両国間の関係を緩和させるのに尽力しました。また1962年
のモスクワ公演において伝説的な名演を残し、その後世界中で活躍したことは
ご存知の通りです。ここで聴けるリスト(1811-1886)はそんな時期の録音で、
コンドラシン、ロジェストヴェンスキー、2人の個性的な指揮者を従え、堂々
とした演奏を繰り広げます。一緒に収録された小品も(数曲を除く)このセッ
ション中に録られたもので、彼の華やかな技巧を思う存分堪能することが可能
です。

8802059 2枚組 \2450
ロッシーニ:小荘厳ミサ曲 他
《CD1》
小荘厳ミサ曲(1.キリエ/2.グローリア)
《CD2》
小荘厳ミサ曲(続き)(1.クレド/2.宗教的前奏曲/3.リトルネロ-サンクトゥス
4.オー・サルタリス/5.アニュス・デイ)
6.歌劇『エジプトのモーセ』より「汝の星をちりばめた玉座に」
《小荘厳ミサ曲》カーティア・リッチャレッリ(ソプラノ)
マルガリータ・ツィメルマン(メゾ・ソプラノ)/ホセ・カレーラス(テノール)
サミュエル・レイミー(バス)
クライグ・シェッパード、ボール・ベルコヴィッツ(ピアノ)
リチャード・ナン(ハーモニウム)/アンブロジアン・シンガーズ
クラウディオ・シモーネ(指揮)
《汝の星をちりばめた玉座に》ルッジェーロ・ライモンディ(バス)
ジューン・アンダーソン(ソプラノ)/サンドラ・ブラウン(メゾ・ソプラノ)
アンブロジアン・オペラ・コーラス
フィルハーモニア管弦楽団/クラウディオ・シモーネ(指揮)
録音 ワットフォード・タウン・ホール1983年10月&1981年8月(CD2-6)
ロッシーニ(1792-1868)の小荘厳ミサは、普通の管弦楽伴奏ではなく、2台のピ
アノとハルモニウムを用いた小規模なもので、また、曲の並び方も若干通常の
曲とは違っています。オペラ作曲家のロッシーニとは違う一面を垣間見ること
ができ、全曲を通じて華やかな中にも、一種の静謐さが漂う不思議な魅力を讃
えた作品です。1983年に録音されたこの公演は、国際的なオペラ歌手4人の饗
宴で、イタリアの巨匠であり、ロッシーニの権威、クラウディオ・シモーネが
的確に曲の全容を浮かび上がらせています。




<cpo>
777619-2 2枚組 \4900
ヘルマン・ヴォルフガンク・フォン・ヴァルターシャウゼン:
3幕の歌劇「シャベール大佐」
オノレ・ド・バルザック原作
ボー・スコウフス(バリトン)/レイモンド・ヴェリー(テノール)
マヌエラ・ウール(ソプラノ)/ステファン・ブロンク(バス・バリトン)
ポール・カウフマン(テノール)
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
ジャック・ラコンブ(指揮)
1912年にフランクフルトで初演され、大好評を博し、その後ドイツ全土で公演、
世界中でもセンセーショナルな成功を収めたというこのオペラ。当時30歳の若
き作曲家、ヴァルターシャウゼン(1882-1954)はこの成功において、爆発的な
知名度を得ました。当時としては響きも内容も衝撃的なオペラであり、彼の成
功はずっと続くかに見えたのですが、結局100回ほど公演された後は、忘れら
れてしまい、75年を経てようやく蘇演したというものです。バルザックの「人
間喜劇」の中の1話を題材にしたこの物語、ボー・スコウフスら魅力的な歌手
を揃えて、この満を持しての公演は、初演当時の衝撃をもたらしたことは間違
いありません。

777601-2 2枚組 \4900
ゲオルク・フィリップ・テレマン:ルカ受難曲(1748年)TVWV5:33
ヴェロニカ・ヴィンター(ソプラノ)/アンネ・ビーアヴィルト(アルト)
ヤン・コボウ(テノール)/フリーデマン・クロス(バス)
ライニッシェ・カントライ/ダス・クライネ・コンツェルト
ヘルマン・マックス(指揮)
昨年、マグデブルクで行われた「テレマン音楽祭」において最も注目された公
演の一つが、この「ルカ受難曲」でした。テレマン(1681-1767)は生涯に46曲
程度の「受難曲」を書き、そのうちルカ伝を使用したものは11曲あります。晩
年の曲は初期の作品の転用も多く、内容的にも若干不満が残るものもあるので
すが、この1748年版は、7番目に書かれたもので、バロックから初期の古典派
へと移り変わる音楽手法と、壮大で劇的な内容を持つ偉大なる作品です。ヘル
マン・マックスとおなじみの独唱者たちによるテレマン・ファン必涎のアルバ
ムです。

777418-2 \2450
ドーラ・ペヤチェヴィチ:交響曲 他
1.交響曲 嬰ヘ短調 Op.41
2.ピアノと管弦楽のための「ファンタジー・コンチェルタンテ」ニ短調
フォルカー・バンフィールド(ピアノ)
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団
アリ・ラシライネン(指揮)
クロアチアの中流家庭に生まれたドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923)は、ピ
アニストで声楽家の母から音楽の手ほどきを受け、12歳で作曲を始め、ドレス
デン、ミュンヘン、ザグレブで音楽を学び、自らに潜む音楽性を確認していき
ました。彼女は頻繁に旅行し、また同時代の文化人たちと積極的に交流。それ
らを下地にますます新しい音楽について模索を重ね、38歳で亡くなるまで57曲
の作品を残しました。しかし、そのほとんどは出版もされることなく、今でも
演奏してくれる人を心待ちにしています。後期ロマン派の潮流の中にひっそり
と咲いた美しい花が広く知られるには、まだ時間がかかることでしょう。この
1枚が再評価のための足がかりになることは間違いありません。

777544-2 \1700
イグナツ・プレイエル:ピアノ三重奏曲集
1.ピアノ三重奏曲 B.441 ハ長調/2.ピアノ三重奏曲 B.435 ホ短調
3.ピアノ三重奏曲 B.448 イ長調/4.ピアノ三重奏曲 B.442 ヘ短調
トリオ1790(ピリオド楽器使用)
ピアノ製造でもおなじみのイグナツ・プレイエル(1757-1831)は最初に作曲家
として活躍、その後出版事業も始め、その後、ピアノ製造も始めたという、腕
のたつ事業家でもありました。作曲家としての彼は、まずハイドンに学び大き
な影響を受けています。しかし、彼の50曲あるピアノ・トリオは形式こそ受け
継いでいるものの、音楽的には若干の違いがあるようです。これらの曲は、彼
が出版業を始める1790年以前に書かれましたが、発展性のあるハイドンの曲に
比べ、プレイエルの曲はあくまでも端正。プレイエルは、自分自身を「時代遅
れ」と評したそうですが、今聴いてみれば、それも魅力の一つと言えるのでは
ないでしょうか。ここでは、作曲された当時の雰囲気をそのまま再現した演奏
でお聴きください。ところどころに現れる半音階的なテーマなどは、全く時代
遅れとは言えません。

777574-2 \2450
ルドヴィート・ライテル:管弦楽作品集
1.管弦楽のためのディヴェルティメント/2.交響的組曲
3.バレエ音楽「ブラチスラヴァの五月祭」組曲
4.大オーケストラのためのシンフォニエッタ
5.インプレッション・ラプソディ
ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
デーヴィッド・ポルセライン(指揮)
スロヴァキア生まれのルドヴィート・ライテル(1906-2000)は、どちらかとい
うと指揮者としてその名前が知られています。1933年にブダペストのハンガリ
ー放送交響楽団の初代指揮者となり、その後はブラティスラヴァで活躍、彼が
若い頃師事したフランツ・シュミットの交響曲全集の録音など目覚ましい活動
をしています。そんな彼は、作曲家としても良い曲を書いています。前述のよ
うに、ウィーンでフランツ・シュミット、ブダペストでエルンスト・フォン・
ドホナーニに作曲を師事した彼の作品は、ここで聴けるような、旋律的で色彩
的、そしてハンガリーの民族的な要素が溶け合った見事なものです。

777437-2 \2450
ユリウス・レントヘン:
1.ヴァイオリン協奏曲 イ短調/2.ヴァイオリンと管弦楽のためのバラード
3.ヴァイオリン協奏曲 嬰ヘ短調
リーザ・フェルシュトマン(ヴァイオリン)
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団
デーヴィッド・ポルセライン(指揮)
cpoレーベルではおなじみ、オランダの作曲家ユリウス・レントヘン(1855-
1932)のヴァイオリン協奏曲です。もとはドイツ生まれですが、22歳の時にオ
ランダへ行き、ブラームスと親交を結んだり、ロイヤル・コンセルトヘボウ管
の結成に関わったりと活発な活動をしています。彼は優秀なピアニストでもあ
ったため、1887年にはブラームスのピアノ協奏曲第2番を作曲家の指揮で演奏
したという記録もあります。彼は3曲のヴァイオリン協奏曲を作曲しましたが、
現存しているのは2曲のみ。どちらの曲も、ピアノを愛しつつも、若い頃から
ヴァイオリンにも親しんでいた彼ならではの情緒溢れる重厚な作品です。オラ
ンダの若手女性ヴァイオリニスト、リーザ・フェルシュトマンの知的な演奏で。

777635-2 \1700
ヘレン・ブッフホルツ:ピアノ作品集
1.舟歌/2.4つのメヌエット/3.バラード/4.4つのダンス/5.夜想曲
6.ソナタ 嬰ハ短調
マルコ・クラウス(ピアノ)
ルクセンブルク生まれの知られざる女性作曲家、ヘレン・ブッフホルツ(1877-
1953)のピアノ作品集です。生まれた年から考えると、かなりのアバンギャル
ドな作品を想像しますが、実際に聞いてみるとそれは間違いで、曲想は平易で
あり、あくまでも彼女自身の「心の声」そのままの優しい音楽です。嬰ハ短調
という調性が選ばれた「ソナタ」においても、その姿勢は全く変わることなく、
まるでモーツァルトやスカルラッティ時代の音楽を聞いているかのよう(ベー
トーヴェンのような劇的さは皆無です)。20世紀末の激動の時代に、このよう
な心休まる音楽が存在していた事自体、一つの奇跡を目の当たりにするような
ものでしょうか。





<TOCCATA>
TOCC-0074 \2450
テレマン:音楽による礼拝 第3集:7つのカンタータ
1-3.復活祭後の第5日曜日「あなたは死して生きるだろう」
4-6.三位一体後の第3日曜日「誰もが牢と石と鎖に憧れを抱く」…初録音
7-10.三位一体後の第7日曜日「ナイルよ、イスラエルへ」…初録音
11-13.三位一体後の第11日曜日「あなたの心は真実を探す」
14-17.三位一体後の第15日曜日「人は過ちとともに」…初録音
18-21.三位一体後の第19日曜日「悪い評判がもたらすもの」…初録音
22-24.三位一体後の第23日曜日「この上なく魅惑的な大地よ」
ベルゲン・バロック
録音 2006年11月1-4日 ノルウェー
TOCCATA CLASSICSレーベルの注目シリーズの一つ、テレマン(1681-1767)の
「音楽による礼拝」全曲録音の第3集です。ここには1726年にハンブルクで発
表された7つの作品が収録されています。ここで活躍するのはリコーダー。ソ
プラノと笛の音の華麗なる饗宴は、まさにこの世のものとも思われぬほどの美
しさを帯びています。礼拝を目的としていながらも、テレマンの個人的な趣味
も伺われるこれらの曲は、バロックの黄金期を形造る、見事な音による建造物
です。

TOCC-0025 \2450
レオン・シニガーリャ:室内楽曲集
1-3.ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.44
4.チェロとピアノのためのロマンツェ ニ長調 Op.16-1
5.ヴァイオリンとピアノのためのカヴァティーナ ト長調 Op.13-1
6-9.チェロ・ソナタ ハ長調 Op.41
※全て初録音
ソロミア・ソロカ(ヴァイオリン)/ノレーン・シルヴァー(チェロ)
フィリップ・シルヴァー(ピアノ)
録音 2008年7月1-2日 ニューヨーク
ペイトリッチ・サウンド・スタジオ…4.6-9, 2009年11月25-26日
インディアナ リース・リサイタル・ホール…1-3.5
トリノのユダヤ系の上流階級の家庭に生まれ、幼い頃から文学や芸術に触れ、
その感性を養ってきたシニガーリャ(1868-1944)。青年時代の彼は、芸術に関
心を示すとともに、山をこよなく愛していました。休日はたいてい登山に費や
し、彼が愛した「ドロミティ・アルプス(チロル地方の高山)」の登攀記録は現
在でも登山文学の名著として知られているほどです。彼はブラームスと親交を
結び、また1900年からはドヴォルザークに師事することで、民謡にも深い関心
を持ち、イタリアの民族音楽を自作の歌曲に取り入れるなど、活発な創作活動
を行いました。しかし、ナチスの台頭によって、創作意欲を失い、最期は、強
制収容のために自宅に押し掛けてきた警官を見てショックのあまり息絶えたと
いう悲劇の人でもあります。トスカニーニやバルビローリが彼の音楽を愛して
いたこともあり、一時は多大なる人気を得ていたのですが、その一連の作品は
時代とともに忘れ去られてしまいました。この美しい室内楽曲は、彼の幸せな
時期に書かれたものでしょう。陰影ある音の流れは、まるで移り変わる風景を
見るが如く美しいものです。

TOCC-0110 \2450
ハヴァーガル・ブライアン:管弦楽作品集 第1集
1.伝説:Ave atque vale(1968)/2.悲歌(1954)
3-10.創作主題によるブルレスケ変奏曲(1903)
11-14.イギリス組曲 第5番「田園的な情景」(1953)
1-2…初録音、3-14…商業的初録音
BBCスコティッシュ交響楽団/ゲーリー・ウォーカー(指揮)
録音 2009年7月23-24日 グラスゴー シティ・ホール
英国の作曲ハヴァーガル・ブライアン(1876-1972)は、数多くの交響曲(32曲)
を書きながらも、生涯にその作品はほとんど顧みられることなく、ようやく彼
の死後、少しずつ評価が高まってきたことで知られています。作品は概ね長大
で、活動の初期には絶賛されながらも、大部分は忘れられたため、今でも全貌
が明らかになることはありません。このアルバムに収録されている曲は1903年
の若書きの作品から(エルガーの「エニグマ」に触発された変奏曲、最後から
2番目に書かれた1968年の作品まで、その活動期間はなんと65年にも渡ります。
“知られざる巨人”の知られざる作品をぜひお聴きください。

TOCC-0067 \2450
アイヴィン・アルネス:ピアノ作品集
1-10.ノルウェー民謡による10のピアノ小品 Op.39/11.ロマンス
12.創作主題による変奏曲 Op.5/13-16.4つのピアノ小品 Op.4
17-19.3つの小品 Op.32/20.雰囲気
21-23.3つのピアノ小品 Op.9 全て初録音
エーリング・R・エリクセン(ピアノ)
録音 2007年12月18-19日&2008年3月15日 ノルウェー スタヴァンゲル
リール・コンサートサル
ノルウェーの作曲家、ピアニスト、オルガニスト、合唱指揮者、アイヴィン・
アルネス(1872-1932)。彼はオスロで学んだ後、ライプツィヒでライネッケに
師事します。1896年に交響曲第1番を作曲、その相前後して、ドランメンでオ
ルガニストの職に就き、1907年からはオスロの教会でオルガニスト兼、聖歌隊
の指揮者として活躍しました。彼の作風は徹底して後期ロマン派に属したもの
ですが、フランスの即興性も仄かに感じられます。ここに収録されたピアノ曲
は全て初録音で、この強い訴求力と魅力に溢れた音楽を知ることができるのは、
まさに僥倖にめぐりあうという言葉を思い起こします。




<LPO>
LPO-0055
ドヴォルザーク:
1.交響的変奏曲 Op.78
交響曲第8番ト長調 Op.88
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
チャールズ・マッケラス(指揮)
録音 1992年4月24日
ロンドン ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
昨年、84年の生涯を閉じたオーストラリアの名指揮者、チャールズ・マッケ
ラスによるドヴォルザーク(1841-1904)です。
マッケラスとロンドン・フィルとの関係は 45年以上に渡ります。 1958年の
デビューは、このアルバムでも聞くことができる「交響的変奏曲」で始まり、
最後の顔合わせであった 2003年の演奏会では、第7番の交響曲を演奏すると
いう、ドヴォルザークと縁の深い人でもありました。この 1992年の演奏会
は、相互のよい関係を示す、息のあった素晴らしいもの。マッケラスはいつ
ものようにノーブルな表現の中に、チェコ野音楽に対する共感性を込めた熱
のこもった演奏を繰り広げます。交響曲の終楽章の最後の部分での小気味よ
い加速には思わず引き込まれ、ついつい満場の聴衆とともに拍手を送りたく
なることでしょう。




<Solo Musica>
SM148 \2080
ベートーヴェン:
1-4.ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 Op.92
5.ベートーヴェン:ロマンス第1番ト長調 Op.40
6.ベートーヴェン:ロマンス第2番ヘ長調 Op.50
ウルスラ・ショホ(ヴァイオリン)…5.6
ノイエ・ヴェストファーレンフィルハーモニー
ハイコ=マティアス・フォルスター(指揮)
録音 2009年8月-9月レックリングハウゼンノイエ・ヴェストファーレンフィ
ルハーモニー・スタジオ
1996年に北ルール川地域でレックリングハウゼンにあるヴェストファーレン
交響楽団と、ゲルゼンキルヘン・フィルハーモニー管弦楽団の2団体が合併し
て発足したノイエ・ヴェストファーレンフィルハーモニーは、ドルトムント
近郊の都市に本拠地を置く、いかにもドイツ的な重厚な音色が魅力のオーケ
ストラです。常任指揮者は、ハイコ・マティアス・フェルスター。彼の若々
しい機動力は、このオーケストラの発展を増長し、世界的にもますます知名
度が高くなっています。ここで聴けるベートーヴェン(1770-1827)の瑞々しい
こと!彼らの共同活動の素晴らしさを物語る充実の演奏です。ロマンスで滴
るような美音を聴かせるショッホは、以前から幾度も共演を重ねるヴァイオ
リニストで、彼女は2000年から2001年にかけて、ロイヤル・コンセルトヘボ
ウのコンサートマスターをも務めた名手です。

SM149 \2080
“HEART”
1-24.スクリャビン(1872-1915):24の前奏曲 Op.11
25-48.ショパン(1810-1849):24の前奏曲 Op.28
ナタリア・ニコライ(ピアノ)
録音 2010年3月15-16日
ライプツィヒゲヴァントハウス、メンデルスゾーンザール
スクリャビンの「前奏曲」がショパンの影響を受けていることは、すでに多
くの人に知られていますが、こうして並べて聴いてみると、やはり作曲家の
個性が色濃く表れているものだと感心せざるを得ません。確かに、1つの曲集
の中に24の小さな世界が内包されているのですから、それはもう、様々な表
現がまさに「百花繚乱」。ロシアの若手女性ピアニスト、ナタリア・ニコラ
イも感情的なアプローチと多彩な解釈で、ショパンとスクリャビン、2人の天
才の描いた世界を絶妙に描き分けています。

SM156 \2080
リスト(1811-1886):
1.超絶技巧練習曲集より第4番「マゼッパ」
2.超絶技巧練習曲集より第10番
3.超絶技巧練習曲集より第11番「夕べの調べ」
4.メフィスト・ワルツ第1番
5.「ドン・ジョヴァンニ」の回想
6.イゾルデの愛の死
7.ローゼンブラット(1956-):ピアノ・ソナタ第1番
ニコライ・トカレフ(ピアノ)
録音 1997-1998年…1-4.6-7, 2000年…5
現在活躍しているピアニストたちも、過去の名手たちも、そのほとんどは幼
い頃から「神童」と呼ばれ、10代の始めからコンサート・ホールで演奏し、
16歳-17歳の頃には、すでにその顕著な才能が世界中で注目を浴びているの
です。このニコライ・トカレフもそんな一人。父も祖父もピアニスト、母は
チェリスト、祖母はヴァイオリニストという音楽一家に生まれた彼は、10代
の前半から「リストのスペシャリスト」として知られ、ロシアのみならず、
日本にも度々来日し、その腕前を披露していることで知られます。このアル
バムでは、彼の初コンサート・ツアー(13-14歳)の録音を中心に収録しました。
まさに息を飲むような鮮烈な印象は、彼の将来を約束するにふさわしいもの
です。

<Testament>
SBT2 1467 2枚組 \2800
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ全集
ソナタ第1番BWV.1001/パルティータ第1番BWV.1002/ソナタ第2番BWV.1003
パルティータ第2番BWV.1004/ソナタ第3番BWV.1005/パルティータ第3番BWV.1006
ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
録音:1955年3月(BWV1004),1955年4月(1002)、1955年3月&4月(1003)、
1954年7月(1004)、1954年5月&6月(1005)、1955年5月(1006) MONO
ハンガリーの偉大な女流ヴァイオリニスト、ヨハンナ・マルツィ(1924-1979)
は、6歳からヴァイオリンを習い始め、若干10歳でブダペストの名門フランツ
・リスト音楽院に入学し、名教師イェネー・フバイ(入学前から師事)のクラス
に入学を許可された神童でした。その後、フバイ・スクール最後の秘蔵っ子と
して研鑽を重ねた彼女は13歳でデビューを果たしますが、第2次世界大戦勃発
で活動を一旦中断。戦後の1947年に23歳でジュネーヴ国際音楽コンクールで
入賞すると、その後はスイスに居を定め、1953年にイギリス、1957年にアメリ
カで相次いでデビューを果たします。1960年代からはイシュトヴァーン・ハイ
デュとのデュオ活動を活発に行ったことも有名ですが、その女性的で親しみや
すく清潔感にあふれた演奏は多くの人々に愛され、ジネット・ヌヴーやジョコ
ンダ・デ・ヴィートと並ぶ女流ヴァイオリニストの最高峰の一角に今なお君臨
しています。当盤に収録されているのは、マルツィの十八番の一つとして名高
いJ.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ全6曲。節
度と様式を重んじる古典主義者だった彼女の音楽性が顕著にあらわれた黄金の
中庸と言うべき超名演で、ヨーゼフ・シゲティやエミール・テルマニーといっ
たハンガリーのロマンティックな音楽伝統を正統に受け継いでいます。イギリ
スの「マンチェスター・ガーディアン」紙のエドワード・グリーンフィールド
が名手ハイフェッツの録音よりも高く評価し、かのシェーンベルクも「極めて
純粋で、古典的」と讃えた甘美なヴィブラートが美しく蘇った復刻版です。

SBT2 1468 2枚組 \2800
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
ソナチネ(全3曲)
華麗なるロンド ロ短調D.895
幻想曲ハ長調D.934
ソナタ(二重奏曲)イ長調D.574
ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
ジャン・アントニエッティ(ピアノ)
録音:1955年9月&11月 MONO
当盤には、EMIとドイツ・グラモフォンに13枚しかレコードを残さなかった彼
女の十八番として名高いシューベルトのヴァイオリン作品をすべて収録。終
始、凛とした佇まいと美しいボウイングで歌い上げた、これぞシューベルト
と唸りたくなるような至高の名演で、シューベルトの書いた一音一音を心を
込めて歌い上げる豊かな抒情はすべてのヴァイオリン・ファン必聴です。
1枚目のソナチネ3曲ではクライスラー&ラフマニノフやスーク&パネンカと
のデュオに匹敵する甘美な歌の数々を、幻想曲などの難曲を実に平明かつ親
しみやすく歌い上げた2枚目ではブッシュ、ハイフェッツ、オイストラフにも
匹敵する妙技を、それぞれお楽しみください。あらゆるフレーズと音の意味
を正確に汲み取り、それを無理なく等身大に歌い上げる、理想のシューベル
演奏が聴き手を魅了します。




<TELARC>
TEL 32712 \2080
アルベニス作品集
1.朱色の塔/2.グラナダ/3.サンブラ・グラナディーナ/4.カディス
5.前奏曲/6.入江のざわめき/7.コルドバ/8.カタルーニャ
9.カタルーニャ奇想曲/10.キューバ/11.タンゴ/12.パヴァーヌ
13.ソルツィーコ /14.シルビアへのメヌエット/15.サンブラ・カプリッチョ
デイヴィッド・ラッセル
録音:2009年4月8-10日 ペギー・アンド・イェール・センター、メリーランド
スコットランドに生まれ、スペインで育ったギターの名手、デイヴィッド・
ラッセル。アルベニスの作品をギター用に編曲した当盤では、原曲の雰囲を残
しながらも、その卓越した音楽性によって、あたかもオリジナル作品のような
瑞々しさを聴かせてくれます。




<ECM>
4764307 \2180
ソング・オブ・アセンション
1.クラスターI/2.スタンド/3.ウィンター・ヴァリエーション
4.クラウド・コード/5.シフト/6.マッピング
7.サマー・ヴァリエーション/8.ヴァウ/9.クラスターII
10.フォーリング/11.バーン/12.スタンド/13.オータム・ヴァリエーション
15.レッジ・ダンス/16.トレーセス/17.レスパイト
18.マッピング・コンティニュード/19.クラスターIII
20.スプリング・ヴァリエーション/21.ファソム/22.アセント
メレディス・モンク&ヴォーカル・アンサンブル 
トッド・レイノルズ・カルテット ザ・M6 
モントクレア州立大学シンガーズ(ヘザー・J.ブキャナン指揮)
録音:2009年11月16-18日 芸術文学アカデミー、ニューヨーク
アメリカの女流作曲家メレディス・モンクが満を持して贈る最新盤!近年はオ
ーケストラや弦楽四重奏に強い関心を示している彼女が当盤の編成に選んだの
は、弦楽四重奏、打楽器、そして2つの合唱グループ。その2つが織り成す新し
く瑞々しい化学反応の数々をお楽しみください!




<MD+G>
93716786(SACD-Hybrid) \2950
リスト:死の舞踏-ピアノと管弦楽のための作品集
1.交響詩第2番《タッソー、悲劇と勝利》S.96
2.死の舞踏S.126
3.悲しみのゴンドラS.134(ジョン・アダムス編による管弦楽版)
4.悲しみのゴンドラS.134
5.瞑想S.204
6.心を高めよS.163‐7
7.コラール《満ちたれり》(原曲:J.S.バッハ)
クラウディア・タンスキー(ピアノ) 
ボン・ベートーヴェン管弦楽団
指揮:シュテファン・ブルーニエ(1-3)
録音:2010年6月28-30日 ボン(1-3)、2010年7月19日 
マリエンミュンスター修道院
巨匠ブレンデルの弟子で、ザルツブルク・モーツァルテウムの教授を務める
名手タンスキーが、リスト生誕200年に贈る創意あふれる1枚。ブルーニエ&
ボン・ベートーヴェン管が伴奏を務める管弦楽作品でも、ソロ作品でも、演
奏機会の稀な隠れた名曲を発掘し、その魅力をたっぷりお届けします。

90116426(SACD-Hybrid) \2950
ポンキエッリ:トランペット協奏曲集 他
1.《椿姫》 によるコルネットのための幻想曲
2.ユーフォニウム協奏曲Op.155
3.トランペット協奏曲Op.198
4.オーボエと管弦楽のためのグラン・カプリッチョOp.80
5.トランペット協奏曲Op.123
ジュリアーノ・ ゾンマーハルダー(1、3、5:トランペット) 
シモーネ・ゾンマーハルダー(4:オーボエ) 
ローランド・フレッシャー(2:ユーフォニウム) 
メクレンブルク・シュターツカペレ・ シュヴェーリン 
指揮:マティアス・フォレムニー
録音:2010年6月5-6日(2、4)、7月14-17日 シュヴェーリン州立劇場
19世紀を代表するロマンティックな管楽協奏曲として名高いイタリアの作曲家
ポンキエッリの名作を多数集めた1枚。マティアス・フォレムニーが指揮する
メクレンブルク・シュターツカペレ・ シュヴェーリンの伴奏で、トランペッ
トのジュリアーノ・ ゾンマーハルダーら、同オケの3人の首席奏者たちが華々
しい名技を繰り広げます。

30715282 \2080
アラン・ペッタション:室内楽作品集
1.ヴァイオリンとピアノのための2つの悲歌
2.2つのヴァイオリンのためのソナタ第7番
3. 同 第2番
4.ヴァイオリンとピアノのためのロマンス
5.2つのヴァイオリンのためのソナタ第3番
6.ヴァイオリンとピアノのためのアンダンテ・エスプレッシヴォ
7.ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲
ヤメイ・ユー(ヴァイオリン) 
アンドレアス・ザイデル(2、3、5:ヴァイオリン) 
チア・チョウ(1、4、6:ピアノ) 
ライプツィヒ弦楽四重奏団(7)
録音:2004年4月22-24日 バート アロルセン(7)、2010年5月5日(2、3、5) 
マリエンミュンスター修道院
グスタフ・アラン・ペッタション(1911‐1980)は、スウェーデン出身の交響
曲作曲家。ストックホルム王立音楽院でヴァイオリンとヴィオラを学び、後
にストックホルム・フィルにヴィオラ奏者として入団。その後パリへ留学し、
オネゲルやミヨーと親交を結び、スウェーデンへ帰国後は作曲家として活動
しますが関節炎を患い、やがてペンも持てないほどになってしまったと言わ
れています。彼の代表作は、17の交響曲の他、当盤に収録された室内楽小品
などがよく知られています。音楽への溢れんばかりの愛にあふれた名作たち
を、ミュンヘン国際の入賞者でもある実力派ヤメイ・ユーが、名門ライプツィ
ヒ弦楽四重奏団など錚々たる名手たちと充実の対話でお届けします。

30416482 \2080
シューマン:チェロとピアノのための作品集Vol.2
1.民謡風の5つの小品Op.102
2.アダージョとアレグロOp.70
3.幻想小曲集Op.73
4.おとぎの絵本Op.113(マーティン・オステルターグ編)
5.J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番ハ長調BWV.1009(シューマン編)
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ
〔マーティン・オステルターグ(チェロ)カレ・ランダル(ピアノ)〕
録音:2009年12月17-19日(1-4)、2010年12月21日(5) 
マリエンミュンスター修道院
チェロの深々と柔らかな音色を愛し、数多くの作品で重要な役割を与えたこと
で知られるシューマンですが、チェロのためのオリジナル作品は、作品102の
《民謡風の5つの小品》しか残されておりません。アンサンブル・ヴィラ・ム
ジカのシューマン室内楽作品集の第2弾となる当盤では、シューマン編のJ.S.
バッハや、演奏家のマーティン・オステルターグによる編曲など、彼の様々な
チェロ編曲作品をクローズアップしてみました。

91416906(SACD-Hybrid) \2950
スウェーリンク:オルガン作品集Vol.1
1.トッカータSwWV.285/2.半音階的幻想曲SwWV.261/3.賛美歌第116番
4.賛美歌第116番SwWV.313/5.幻想曲SwWV.273/6.トッカータSwWV.298
7.我を憐れみたまえ、主なる神よSwWV.303/8.SwWV.
9.カプリッチョSwWV.281/10.カノン《アヴェ・マリス・ステラ》SwWV.193
11.トッカータSwWV.295/12-36.Registervorfuehrung der Orgel
ハラルド・フォーゲル
(レムゴ・聖マリエン教会のツバメの巣のオルガン)
録音:2010年11月11-12日 聖マリエン教会、レムゴ
ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621)は、ルネサンス音楽の
末期からバロック音楽の最初期において、北ドイツのオルガン楽派の育成に
寄与したオランダの作曲家兼オルガニスト。音楽家としても教育者としても、
南国のフレスコバルディに匹敵する存在でです。名手ハラルド・フォーゲルが
贈る当盤には、世界初録音を含む彼の偉大な足跡を数多く収録。レムゴ・聖
マリエン教会に17世紀のルネサンス時代から現存し、失われたパイプも完全
に修復されたツバメの巣のオルガンの美しくゴージャスな音色にもご注目く
ださい!

90516936(SACD-Hybrid) \2950
テレマン:ソナタ&ソナチネ集
1.ソナチネ ハ短調TWV.41:c2
2.ソナタ ハ長調TWV.41:c5
3.ソナチネ イ短調TWV.41:a4
4.ソナタ 変ロ長調TWV.41:b3
5. 同 イ短調TWV.41:d2
6. 同 ヘ短調TWV.41:f1
7. 同 ハ長調TWV.41:c2
8. 同 ヘ長調TWV.41:f2
ハイコ・テル・スケヘット(リコーダー)
ミネケ・ヴァン・デル・ヴェルデン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ベニー・アガシ(ファゴット)ツヴィ・メニカー(チェンバロ)
録音:2010年6月21-23日 マリエンミュンスター修道院
《忠実な音楽の師》をはじめ、市民が家庭で楽しむためのあらゆる形式のリ
コーダー作品を残したテレマン。新発見を含む当盤は、スケへットやメニカ
ーらの平易闊達な名演でお届けします。

<ARCHIPEL>
ARPCD0520 \880
マーラー:交響曲第9番
ジョン・バルビローリ指揮
トリノRAI管弦楽団
1960年11月25日 トリノでのライブ 全楽章モノラル
名演奏の復刻です。 収録時間: 74分13秒
音が近く、各パートが鮮明で奏者の息づかいやバルビローリの唸り声と共に
音楽が臨場感をもって聴き手に迫るリアルな音質となっています。
この演奏は、ステレオ、一部ステレオ、擬似ステレオなどの商品が過去に発売
されていますが本商品は全楽章モノラルとなっております。

ARPCD0521 2枚組 \1450
ヴェルディ:レクイエム
レオニー・リザネク(ソプラノ)
レジーナ・レズニク(メゾ・ソプラノ)
デイヴィッド・ロイド(テノール) 
ジョルジオ・トッツィ(バス)
フリッツ・ライナー指揮
シカゴ交響楽団、合唱団  1958年4月3日シカゴでのライブ
ボーナス・トラックとして下記3曲。
a)ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」から第1幕への前奏曲と愛の死
b)ワーグナー:楽劇「パルジファル」から聖金曜日の奇跡
フリッツ・ライナー指揮 シカゴ交響楽団 1958年3月27日シカゴでのライヴ
c)ハイドン:交響曲第104番 ニ長調
フリッツ・ライナー指揮 シカゴ交響楽団 1957年11月28日シカゴでのライヴ
レクイエムのオーケストラは各種ディスコグラフィーではシカゴ響との事です。
レクイエムの音質は、所々マスターに起因する傷が聴かれ細部までは鮮明な
音ではございませんが、この巨大で情熱的な名演を聴くに支障はございません。
ボーナス・トラックの3曲は、音質はとても良いです。

ARPCD0522 \880
シュヴァルツコップ ライヴ・イン・ストラスブール 1960年
シューベルト:
「楽に寄す」D.547、「水の上で歌う」D.774、「漁師の歌」D.881
「ロザムンデのロマンス」D.797、「恋はいたるところに」D.239より
「独りずまい」D.800、「幸福」D.433、「君は我が憩い」D.776
ヴォルフ:
「主よ、この地には何が芽生えるのでしょう」、「聖ネボムク祭前夜」
「さあ、仲直りしようよ愛しい人」、「私の巻髪に包まれて」、
「夏の子守歌」
「お行き愛しい人よ、さあ行くのです」
R.シュトラウス:
「懐かしい面影」op.48-1、「憩え我が心」op.27-1、「献呈」op.10-1
アンコール R.シュトラウス:
「悪天候」op.69-5、ヴォルフ:「ねずみ捕りの金言」
ジャックリーヌ・ロバン=ボノー(ピアノ) 
1960年6月15日ライヴ
ボーナス・トラックとして3曲 
マーラー:「トランペットが美しく鳴り響くところ」、
「私は柔らかな香りを嗅いだ」、「私はこの世に忘れられ」
ブルーノ・ワルター指揮
ウィーン・フィル 1960年5月29日ウィーンでのライヴ
※演奏の復刻。いずれも音質はとても良いです。

ARPCD0526 \880
J.シュトラウス:喜歌劇「こうもり」(音楽上のカットあり)
フリッツ・ヴンダーリヒ(アイゼンシュタイン)
アントニア・ファーベルク(ロザリンデ)
ルドルフ・フランク(オルロフスキー) 
フランツ・フェーリンガー(アルフレート)
ハインツ・マリア・リン(ファルケ) 
リタ・バルトシュ(アデーレ)
フランツ・マルスツァレク指揮
ケルンWDR放送管弦楽団、合唱団
1959年9月20-22日ケルンWDRスタジオでの放送用録音
台詞無し。所々に音楽上の大胆なカットがございます事ご了承ください。
71分29秒の収録。音質は、とても良いです。



<WALHALL>
WLCD0307 3枚組 \2780
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」メト1960年
ラモン・ヴィナイ(トリスタン)
ビルギット・ニルソン(イゾルデ)
ヴァルター・カッセル(クルヴェナール)
アイリーン・デイリス(ブランゲーネ)
ジェローム・ハインズ(マルケ王)
カルヴィン・マーシュ(メロート)
カール・ベーム指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1960年1月9日メトロポリタンでのライヴ
良い音質です。キャストの紹介など演奏開始を伝える放送局のナレーションが
冒頭に入ります。
以前 GOLDEN MELODRAM レーベルから発売あり。

WLCD0334 2枚組 \1750
初出!
ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」
ハンス・ホッター(ヴォータン)
リフャルト・ホルム(ローゲ)
マルガ・ヘフゲン(エルダ)
クルト・ベーメ(ファゾルト)
エドガー・エヴァンス(フロー)
フランツ・コンヴィチュニー指揮
コヴェント・ガーデン管弦楽団、合唱団
1959年9月18日ロンドン、コヴェント・ガーデンでのライヴ
所々にマスターに起因する傷が聴かれますが、全体的に音質はとても良く素晴
らしい歌手達による競演が臨場感をもって聴き手に迫ります。

WLCD0335 3枚組 \2780
ワーグナー:楽劇「パルジファル」メト1960年
カール・リーブル(パルジファル)
マーガレット・ハーショー(クンドリー)
ヘルマン・ウーデ(アンフォルタス)
ジェローム・ハインズ(グルネマンツ)
ゲルハルト・ペヒナー(クリングゾル)
ウィリアム・ウィルダーマン(ティトゥレル)
エーリヒ・ラインスドルフ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1960年4月9日メトロポリタンでのライヴ
とても良い音質です。




<MYTO HISTRICAL>
MYTO 266 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」
ビルギット・ニルソン(アイーダ)
ジュリエッタ・シミオナート(アムネリス) 
ピエール・ミランダ・フェッラーロ(ラダメス)
ニコライ・ギャウロフ(ランフィス)
コーネル・マクニール(アモナスロ)
ニーノ・サンツォーニョ指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団 1960年4月21日ミラノでのライヴ
多少、心もとない音質ですが、ニルソン、フェッラーロ等、素晴らしい歌手達
の競演を聴くには支障ございません。

MYTO 275 2枚組 \1750
初出!
キーンツル:歌劇「アルプスの牧歌 Der Kuhreigen」
ヴァルター・ベリー(王: Der Konig)
オットー・ヴィーナー(公爵: Marquis Massimelle)
アニー・フェルベルマイヤー(ブランシュフロー: Blanchefleur)
レオ・ヘッペ(記録係: Der Kanzler) 
ダグマー・ヘルマン(クリオ: Cleo)
ヴィルヘルム・ロイブナー指揮
オーストリア放送教会(RAVAG)大管弦楽団、合唱団 
Grosses Orchester der RAVAG、 Tonkunstlerchor
1951年ウィーンでの放送用スタジオ録音
ヴィルヘルム・キーンツル(Wilhelm Kienzl: 1857-1941 オーストリア)による
1911年11月23日ウィーンのフォルクスオパーで初演された3幕の歌劇。
素朴で美しいメロディが印象的な作品で、現在では演奏される事の無い貴重な
作品の商品化で、学術的にも貴重なアルバムです。
音質は、とても良いです。
ヴァルター・ベリー他、名役者ぞろいで、とても楽しめるアルバムです。

MYTO 278 2枚組 \1750
モーツァルト:歌劇「魔笛」
フリッツ・ヴンダーリヒ(タミーノ)
ヤン・デルクセン(パパゲーノ)
ユリアーネ・ファルカシュ(夜の女王)
ネル・デュヴァル(パパゲーナ)
マリア・ヴァン・ドンゲン(パミーナ)
ベルナルト・ハイティンク指揮
オランダ放送フィル、合唱団 1958年5月24日アムステルダム
1929年生まれで20歳代のハイティンクによる手兵オランダ放送フィルとの魔笛
1930年生まれで同曲の「タミーノ」役でオペラ・デビューをかざり、後に20世
紀最大のテノールの1人とされる若き、ヴンダーリヒ (20歳代)との興味深い
アルバムです。
音質はとても良いです。

MYTO 282 2枚組 \1750
初出!
リヒャルト・シュトラウス:歌劇「サロメ」
インゲ・ボルク(サロメ)
イーラ・マラニウク(ヘロディアス)
フリッツ・ウール(ヘロデ)
ヨゼフ・メッテルニヒ(ヨカナーン)
ルドルフ・ケンペ指揮
バイエルン国立歌劇場管弦楽団 
1960年ミュンヘン、プリンツリージェント劇場 Prinzregententheater でのラ
イヴ
ドイツ生まれのドラマティック・ソプラノで「サロメ」では数多くの名演奏を
生み出してきたインゲ・ボルク(ソプラノ)他の名歌手達による緊張感ある熱唱。
R.シュトラウスを得意とするケンペとの競演。注目のアルバムです。
マスターに起因する電子的なノイズや傷が所々聴かれますが、全体的に音質は
素晴らしく、この初出となる演奏を聴く妨げにはなりません。




<OSSIA>
OSSIA(オシア)レーベルは、フランスの管楽器を主に扱うフランスの新興レー
ベルです。親会社はフランスのSTUDIO ART&SONという録音スタジオを運営す
る会社で、メジャーレーベル(UNIVERSAL,EMIなど)のマスターリング、リマス
ターリングを行ってます。その高い技術とクオリティを示す一例として、高
い評価を得たこの会社のリマスターリングによって発売されたサンソン・フ
ランソワ36枚組BOX(EMI)を挙げる事ができます。
現在は、今回ご紹介申し上げる2タイトル(OSSIA 1001/2とOSSIA 1003/2)が発
売されております。
解説書表記はフランス語と英語。録音の際のプロデューサー名、録音技師名、
アナログ盤で発売された際のカタログ番号など可能な限り多くの情報を組み
込んだ丁寧な仕様となっています。また、ジャケット・デザインのセンスの
良さも特筆です。また解説書には各演奏家の親族への謝辞も記されており、
これはオシア・レーベルによる技術やクオリティへの高い自負と自信に裏付
けされた演奏家への敬意と信頼関係を感じさせます。
音源は入手したオリジナル・マスター、78回転・33回転のアナログ盤をもと
にしており、ここに取り上げる演奏は演奏家達の実力を存分に示す名演奏と
して、古くから高く評価されているものばかりです。
著名な管楽器の名手を数多く輩出したフランスから、自国の優れた演奏家を
紹介する、高いクオリティを持つオシア・レーベルの今後の発売にもご期待
下さい。

OSSIA 1001/2 2枚組 \2680
モーツァルト:セレナード集 フランス木管アンサンブル
CD. 1
(1)セレナード第10番「グラン・パルティータ」 変ロ長調 K.361
ジャン=ピエール・ランパル指揮
フランス木管アンサンブル
ピエール・ピエルロ(オーボエ) Pierre Pierlot
リュシアン・ドブレー(オーボエ) Lucien Debray
ジャック・ランスロ(クラリネット) Jacques Lancelot
クロード・デスュルモン(クラリネット) Claude Desurmont
ジルベール・クルジエ(ホルン) Gilbert Coursier
ポール・オンニュ(ファゴット) Paul Hongne
アンドレ・セネダ(ファゴット) Andre Sennedat 他 
(2)アダージョ 変ロ長調 K.411
ジャック・ランスロ(クラリネット) Jacques Lancelot
クロード・デスュルモン(クラリネット) Claude Desurmont 他
(3)アダージョ ヘ長調 K.410
ジャック・ランスロ(クラリネット) Jacques Lancelot
ポール・オンニュ(ファゴット) Paul Hongne 他
以上 1955年11月21/25日録音
(4)ピアノと管楽の為の五重奏曲 変ホ長調 K.452
ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(ピアノ) Robert Veyron-Lacroix
ピエール・ピエルロ(オーボエ) Pierre Pierlot
ジャック・ランスロ(クラリネット) Jacques Lancelot
ジルベール・クルジエ(ホルン) Gilbert Coursier
ポール・オンニュ(ファゴット) Paul Hongne
1952年録音
CD. 2
(5)セレナード第11番 変ホ長調 K.375
(6)セレナード第12番「ナハトムジーク」 ハ短調 K.388
フランス木管アンサンブル 
(演奏家詳細はCD.1の「グラン・パルティータと同じ)
以上 1955年11月21/25日録音
(7)カッサシオン (オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットの為の)
ピエール・ピエルロ(オーボエ) Pierre Pierlot
ジャック・ランスロ(クラリネット) Jacques Lancelot
ジルベール・クルジエ(ホルン) Gilbert Coursier
ポール・オンニュ(ファゴット) Paul Hongne   
1952年録音
フランスの名手達による、まさに絶品のモーツァルトです。

OSSIA 1003/2 \2枚組 \2680
ジャック・ランスロ(クラリネット)の芸術 1952-58年録音
CD. 1
(1)モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622   
1952-53年録音
(2)ウェーバー:クラリネット協奏曲 第1番 ヘ短調 op.73  
1954年6月録音
ルイ・ド・フロマン指揮 Louis de Froment
アンサンブル・オルケストラル・デ・オワゾリール
Ensemble Orchestral de L'Oiseau-Lyre 
(3)ウェーバー:歌劇「ジルヴァーナ」の主題による協奏的変奏曲 op.33
アニー・ダルコ(ピアノ) Annie D'Arco   
1954年録音
(4)ベートーヴェン:
クラリネット、チェロ、ピアノの為の三重奏曲 変ロ長調 op.11
ロジェ・アルバン(チェロ) Roger Albin   
ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(ピアノ) Robert Veyron-Lacroix   
1952年録音
CD. 2
(5)シューベルト:歌曲「岩の上の羊飼い」 D.965
バージア・レチツカ(ソプラノ) Basia Retchitzka
ジャン=ノエル・バルビエ(ピアノ) Jean-Noel Barbier   
1958年録音
(6)シューマン:幻想小曲集 op.73(クラリネット版)
アニー・ダルコ(ピアノ) Annie D'Arco   
1954年録音
(7)ブラームス:クラリネット・ソナタ第2番 変ホ長調 op.120-2
アニー・ダルコ(ピアノ) Annie D'Arco   
1954年録音
(8)ドビュッシー:クラリネットと管弦楽の為の狂詩曲第1番(ピアノ伴奏版)
(9)ルーセル:クラリネットとピアノの為のアリア第2番
ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(ピアノ) Robert Veyron-Lacroix
1957年録音
(10)ポール・ラドミロー(Paul Ladmirault):
クラリネットとピアノの為のソナタ
(11)アルベール・ボーカン(Albert Beaucamp):
クラリネットとピアノの為の
アニー・ダルコ(ピアノ) Annie D'Arco 
1957年録音
(12)ルネ・シャラン(Rene Challan):
「恋愛遊戯」クラリネットとピアノの為の
(13)レーモン・ルシュール(Raymond Loucheur):
「鳥かご」クラリネットとピアノの為の
(14)ノエル・ガロン(Noel Gallon):
クラリネットとピアノの為のカンタービレ
(15)アンリ・トマジ(Henri Tomasi):クラリネットとピアノの為の夜想曲
Francoise Gobet(ピアノ)   
1954年1月18日録音
クラリネットは全てジャック・ランスロ
※Jacques Lancelot(1920-2009 フランス)
10歳の頃から名手フェルナン・ブランシュに学ぶ。パリの音楽院へ進み1939
年に一等賞で卒業。後にギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団へ入団。1944
年にはランパル(フルート)、ピエルロ(オーボエ)、クルジュ(ホルン)、オン
ニュ(ファゴット)とともに、フランス管楽五重奏団を組織し活躍。また、ラ
ムルー管弦楽団などフランス各地の名オーケストラでも活躍。フランスを代
表するクラリネット奏者の1人です。やわらかく軽やかで美しく且つ、気品と
節度をもったその演奏は真に音楽する喜びを伝える演奏家として、永くそし
て多くの人々から高く評価されています。




<CARUS>
83.004 \2380
ドイツ民謡集 Vol.2
SWR2(南西ドイツ放送局2)との共同企画により、ドイツ・グラモフォン、
デッカ等 多くのレーベル及び、マネージメント会社の協力のもと、このアル
バムは製作されました。
歌手:ヨナス・カウフマン Jonas Kaufmann、モニカ・マウチ Monika Mauch
ユリア・クライター Julia Kleiter、サラ・ウェーグナー Sarah Wegener
コルネリア・カリッシュ Cornelia Kallisch、
シュテファン・ゲンツ Stefan Genz
クルト・モル Kurt Moll、マルガレーテ・ヨスヴィヒ Margarete Joswig
マルクス・シェーファー Markus Schafer 
ラスタット・ヴォーカル・アンサンブル Vocalensemble Rastatt
ドレスデン室内合唱団 Dresdner Kammerchor 他
「子守唄集」の2アイテム、「民謡集」の第1集に続く「民謡集」第2集です。
「暗雲たち込め」「レーゲンスブルクに行った時」「ローレライ」
「王子と王女」「遅れた贈り物」「ヴィーデレ・ヴェーデレ」
「トゥーレの王」「可愛いオーガスティン」「ああ、つらい」
「アデュー・愛しき人よ」 他 全27曲を収録。
美しい挿絵を含む丁寧な作りのブックレット(110ページ)で、すべての歌手及
び歌の紹介が行われています。

83.229 3枚組 \4580
世界初録音
ツムシュテーク:歌劇「精霊の島(幽霊島)」
Falko Honisch - Prospero , Christiane Karg - Miranda
Benjiamin Hulett - Fernando, Sophie Harmsen - Fabio
Patrick Pobeschin - Oronzio, Christian Immler - Stefano
フリーダー・ベルニウス指揮
シュトゥツトガルト・ホフカペレ、シュトゥツトガルト室内合唱団
2010年4月29/30日シュトゥツトガルトでのライヴ録音
ヨハン・ルドルフ・ツムシュテーク(Johann Rudolph Zumsteeg 1760-1802 ド
イツ)当時、多くの作品の作曲家、指揮者として評価され、同時代の多くの作
曲家達に影響を与えるも、残念ながら現在では耳にする機会がほぼ無い作曲家
です。今回、名指揮者ベルニウスによって取り上げられた2010年に行われた演
奏会のライヴ録音は、多くの歌曲で歴史的に評価されているツムシュテークの
芸術表現の多彩さを認識すると同時に、学術的に意義のあるアルバムを製作し
続けるCARUSレーベルならではの高い意識を感じさせます。

83.237 \2380
シュッツ:イタリア語マドリガル集 第1巻
(1)おお春よ、いまだうら若き年よ (2)おお恋の苦き甘さよ (3)幸福の森よ
(4)悩める心の旅立ち (5)かく私は死なねばならない
(6)険しいアルプスの森から (7)春のほほえみ (8)私の心よ逃れよ
(9)舌は矢、口づけは傷 (10)身をしばる炎 (11)私はそういう女
(12)彼女はあでやかに挨拶したが (13)私が死ぬのを見よ
(14)溜息は美しい胸よりもれ (15)いざ去らば、いとしの森よ
(16)甘い口づけよ、もどれ(17)おまえは大理石から生まれたのか
(18)それでも来た、リディアよ (19)広い海にだかれて 以上 全19曲
op.1 SWV. 1-19
ハンス=クリストフ・ラーデマン指揮
ドレスデン室内合唱団
2010年6月10-14日録音

83.349 \2380
ヨハン・アドルフ・ハッセ (1699-1783)
(1)レクイエム ハ長調
(2)ミゼレーレ ハ長調
ハンス=クリストフ・ラーデマン指揮
ドレスデン・バロック・オーケストラ、 ドレスデン室内合唱団
2010年9月4-6日録音

83.455 \2380
フランツ・フォン・スッペ(Franz von Suppe 1819-1895):
ミサ・ダルマティカ(男性合唱とオルガンの為の)
Lords of the Chords (男性合唱団)
Jens Wollenschlager (オルガン) 2010年9月20-22日録音
決して大きくない編成で美しく清らかに歌われる秘曲。名曲です。




<OPERA RARA>
ORC43 3枚組 \6240
ドニゼッティ:歌劇「シャモニーのリンダ」
エグリーゼ・グティエレス(リンダ)
ルドヴィク・テジエ(アントニオ)
ステファン・コステロ(カルロ)
マリアンナ・ピッツォラート(ピエロット)
アレッサンドロ・コルベッリ(ボアフレリー侯爵)
エリザベス・シコラ(マッダレーナ)
マーク・エルダー指揮
ロイヤル・オペラハウス管弦楽団、合唱団
2009年イギリス・ロイヤル・オペラハウスでのコンサート形式による上演
ライヴ
期待の若手、エグリーゼ・グティエレスをリンダにすえ、実力派の歌手の面々
で周りを固めています。巨匠マーク・エルダーの見通しの良い演奏は上演時間
の長さも厭わず聴くものを飽きさせません。
エグリーゼ・グティエレス(Eglise Gutierrez)は、キューバ系のアメリカ人で
コロラトゥーラ・ソプラノ歌手。2004年に数々のコンクールで優勝した後、こ
のディスクに収録された演奏で脚光を浴び、同じくドニゼッティの歌劇「ラン
メルモールのルチア」のルチア役で各国を巡り、好評を博しています。
シャモニー村の小作人アントニオと妻マッダレーナの一人娘リンダと女領主の
息子で貧しい画家を装うカルロとの恋物語です。
いつもながらの、素晴らしい装丁と、丁寧な解説書が付きます。




<ANDROMEDA>
ANDRCD9094 3枚組 \2180
コレッリ(テノール) 1955-58年、伊チェトラへの録音全集
CD. 1 全30曲
※6曲 1955年12月15日トリノ、
アルトゥーロ・バジーレ指揮
トリノRAI交響楽団
プッチーニ:
「西部の娘」から、「トゥーランドット」から"だれも寝てはならぬ"他
チレーア:
「アドレアナ・ルクヴルール」から”あなたの中に母の優しさと微笑を”他
※4曲 1956年1月11日トリノ、
フルヴィオ・ヴェルニッツィ指揮
トリノRAI交響楽団
ドニゼッティ:「ファヴォリータ」から”天使のような乙女”
プッチーニ:「トスカ」から”星は光ぬ”他、
「西部の娘」から”やがて来る自由の日”
※7曲 1956年7月1日トリノ、
アルフレード・シモネット指揮
トリノRAI交響楽団
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」から”我が祖先の墓よ”他
ヴェルディ:
「第1回十字軍のロンバルディア人」から”私の喜びは呼び覚ます”
「リゴレット」から”女心の歌:風の中の羽根のように”、
「仮面舞踏会」から”永久に君を失えば”他
ジョルダーノ:「フェードラ」から”愛さずにはいられぬこの思い”
※2曲 1956年11月27日トリノ、
アルトゥーロ・バジーレ指揮
トリノRAI交響楽団
ヴェルディ:「運命の力」から
※1曲 1957年1月21日トリノ、
アルトゥーロ・バジーレ指揮
トリノRAI交響楽団
マスネ:「ヴェルテール」から
※8曲 1957年2月5日トリノ、
アルトゥーロ・バジーレ指揮
トリノRAI交響楽団
ヴェルディ:「エルナーニ」から”芝生に光る露のごとく”他、
「トロヴァトーレ」から”見よ薪の恐ろしい火を”他、
「アイーダ」から”清きアイーダ”他
※2曲 1957年トリノ、
アルトゥーロ・バジーレ指揮
トリノRAI交響楽団
ヴェルディ:「オテロ」から、「トロヴァトーレ」から”この世に1人淋しく”
コレッリ(テノール) 1955-58年、伊チェトラへの録音全集
CD, 2  全26曲
※13曲 1957年4月5日トリノ、
アルトゥーロ・バジーレ指揮
トリノRAI交響楽団
ビゼー:「カルメン」から、マスネ:「ヴェルテール」から
ボイト:「メフィストーフェレ」から”地の果てに近づいた”
レオンカヴァッロ:
「道化師」から”衣装をつけろ”、”もう道化師じゃない”他
マスカーニ:
「カヴァッレリア・ルスティカーナ」から”お母さん、あのお酒は強いね”
「ロドレッタ」から
ジョルダーノ:
「アンドレア・シェニエ」から”ある日青空を眺めて”他、
「フェドーラ」から
※4曲 1958年2月19日トリノ、
アルトゥーロ・バジーレ指揮
トリノRAI交響楽団
ベッリーニ:「ノルマ」から”ヴィーナスの祭壇に私とともに”他
※6曲 1958年2月19日トリノ、
ウンベルト・カッティーニ指揮
トリノRAI交響楽団
ヴェルディ:「リゴレット」から”あれかこれか”、
「シモン・ボッカネグラ」から
ボイト:「メフィストーフェレ」から”野から牧場から”
プッチーニ:「マノン・レスコー」から、「
蝶々夫人」から”愛の家よ、さようなら”
※1曲 1958年6月9日トリノ、
ウンベルト・カッティーニ指揮
トリノRAI交響楽団
プッチーニ:「蝶々夫人」から
※2曲 1955年トリノ、
ジャン・ステラリ指揮
トリノRAI交響楽団
アルトゥーロ・ブッツィ=ペッチャ Arturo Buzzi-Peccia :歌曲「ロリータ」
アウグスティン・ララ Agustin Lara :歌曲「グラナダ」
CD. 3  2曲とボーナス・トラック(21トラック)
※2曲 1955年トリノ、
アルベルト・ボノコーレ指揮
トリノRAI交響楽団
ガエターノ・エッリーコ・ペンニーノ:歌曲「なぜ」
アレッサンドロ・リベラーティ:歌曲「Cancion moresca」
※ボーナス・トラック 
ビゼー:歌劇「カルメン」から「ドン・ホセ」のパート21曲
1956年6月13日ミラノ、
ニーノ・サンツォーニョ指揮
ミラノRAI交響楽団、合唱団
ベレン・アンパラン(カルメン) Belen Amparan
フランコ・コレッリ(ドン・ホセ) Franco Corelli
アンセルモ・コルツァーニ(エスカミーリョ) Anselmo Colzani
エルダ・リベッティ(ミカエラ) Elda Ribetti





<VENEZIA>
CDVE04380 2枚組 \1650
ラフマニノフ:晩祷(ばんとう:VESPERS op.37)
CD. 1
ジャンナ・ポレフツォワ(メゾ・ソプラノ) Zhanna Polevtsova
セルゲイ・ロコジツァ(テノール)Sergei Rokozitsa
ウラジスラフ・チェルヌシェンコ指揮 Vladislav Chernushenko
グリンカ記念レニングラード国立アカデミー合唱団
Leningrad State Academic Choir of them, Glinka 1986年録音
CD. 2
クララ・コルカン(メゾ・ソプラノ) Klara Korkan
コンスタンティン・オグネヴォイ(テノール) Konstantin Ognevoi
アレクサンドル・スヴェシニコフ指揮 Areksandr Sveshnikov
ソビエト国立アカデミー・ロシア合唱団 
The USSR Academic Russian Choir 1965年録音
ラフマニノフ晩祷を世に知らしめた圧倒的な名演奏の2種類をまとめた、
興味深いアルバムです。

CDVE04381 3枚組 \2000
N.ペトロフ、リヒテル、ナセトキン他 ラフマニノフ:ピアノ作品集
CD. 1
(1)ピアノ・ソナタ第1番 二短調 op.28
ウラディーミル・セリヴォヒン(ピアノ) Vladimir Selivokhin
1979年スタジオ録音
(2)ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.36
パヴェル・セレブリャコフ(ピアノ) Pavel Serebryakov
1974年スタジオ録音
(3)2台のピアノの為の組曲第1番「幻想的絵画」 op.5
ニコライ・ペトロフ(ピアノ) Nikolai Petrov
アレクセイ・チェルカソフ(ピアノ) Alexei Cherkasov
1970年スタジオ録音
CD. 2
(4)2台のピアノの為の組曲第2番 op.17
ニコライ・ペトロフ(ピアノ) Nikolai Petrov
アレクセイ・チェルカソフ(ピアノ) Alexei Cherkasov
1970年スタジオ録音
(5)前奏曲から13曲
嬰へ単調 op.23-1、変ロ長調 op.23-2、ニ長調 op.23-4、
ト短調 op.23-5
ハ短調 op.23-7、変イ長調 op.23-8
ハ長調 op.32-1、変ロ短調 op.32-2、ヘ短調 op.32-6、ヘ長調 op.32-7
イ長調 op.32-9、ロ短調 op.32-10、嬰ト短調 op.32-12
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ) Sviatoslav Richter  
1971年スタジオ録音
CD. 3
(6)練習曲(絵画的練習曲集)から17曲 (op.33及びop.39の全曲)
ヘ短調 op.33-1、ハ長調 op.33-2、変ホ短調 op.33-6、
変ホ長調 op.33-7
ト短調 op.33-8、嬰ハ短調 op.33-9
ハ短調 op.39-1、イ短調 op.39-2、嬰へ短調 op.39-3、ロ短調 op.39-4
変ホ短調 op.39-5、イ短調 op.39-6、ハ短調 op.39-7、二短調 op.39-8
ニ長調 op.39-9
ハ短調 op.33-3、二短調 op.33-5
アレクセイ・ナセトキン(ピアノ) Alexei Nasedkin  
1980年スタジオ録音
ウラディーミル・セリヴォヒン(ピアノ1946- )は1967年ブゾーニ国際ピアノ
・コンクールでソ連勢として始めて参加して一位を争う実力派として、名を
高めました。
パヴェル・セレブリャコフ(ピアノ1906-1977)はベートーヴェンとラフマニノ
フを得意とした演奏家。1961-1977年の間レニングラード音楽院院長として、
弟子を育てつつ、多彩なレパートリーで多くの演奏会を行いました。
アレクセイ・ナセトキン(ピアノ1942- )は素晴らしい才能と霊感溢れる音楽
性で一部では高く評価されていますが、残念ながら現存する録音が少ない演
奏家です。絵画的練習曲集は、LP時代から実力を知らしめた名演奏として知
られています。
一部、マスターに起因する、破裂音などの傷が聴かれます事、ご了承下さい。

<アクースティカ(日本)>
PPCA 613 \2800
「怒りをこめて」-リスト生誕200記念
リスト(1811-86):
パガニーニ大練習曲S.141
(第1番ト短調/第2番変ホ長調/第3番「ラ・カンパネッラ」/第4番ホ長調
/第5番「狩り」/第6番「主題と変奏」)
3つの演奏会用練習曲S.144
(第1番「悲しみ」/第2番「軽やかさ」/第3番「ため息」)
仕上げのための練習曲「怒りをこめて」S.143
2つの演奏会用練習曲S.145(第1番「森のささやき」/第2番「小人のおどり」)
スペイン狂詩曲S.145/愛の夢第3番S541
福間洸太朗(ピアノ)
録音:2010年4月8-9日三重県総合文化会館大ホール
「リサイタル・ライヴ(PPCA612)」に続く福間洸太朗第2弾。
福間洸太朗は1982年生まれ。都立武蔵野高校卒業後ヨーロッパへ留学し、仏
パリ国立高等音楽院、独ベルリン芸術大学、同大学院、伊コモ湖国際ピアノ
アカデミーにて学ぶ。20歳でアメリカ・クリーヴランド国際ピアノ・コンク
ール優勝及びショパン賞を受賞。その後様々なコンクールに入賞。2003年NY
リンカーン・センターでデビューして以来、全米で50回以上公演、ヨーロッ
パ、南アフリカ、アジアでも定期的に演奏する。CDは武満徹作品集(NAXOS,
日本作曲家選輯)、シューマン:作品集(NAXOS)が発売になっています。ベル
リン在住。

PPCA 615 \2800
シリーズ・ピアニスツinトッパン・ホール
「ショパン・リサイタル・ライヴ」-大崎結真(ゆま)デビュー・アルバム
アンダンテ・スピアナートと華麗なるポロネーズ Op.22/
三つのマズルカ Op.59/バラード1番Op.23/
24の前奏曲Op.28/ワルツ ヘ短調Op,34-3/練習曲嬰ハ短調 Op.10-4
大崎結真(ピアノ)
録音:2010年11月6日トッパン・ホール(ライヴ)
本格派新人大崎結真のデビュー・アルバム。彼女が10年に亘る留学生活の間、
常に試行錯誤を重ね、その最後にパリ・エコールノルマの卒業試験でも演奏
した、ショパン「24のプレリュード」をメインプログラムに据えたリサイタ
ル(トッパンホール10年11月6日)のライブ録音です。
略歴:2000年東京芸術大学附属高校卒業後、イタリア、イモラ音楽院に入学、
2001年パリ国立高等音楽院大学院に入学、2007年パリ・エコールノルマ音楽
院コンサーティスト課程入学、2009年同大学院卒業。「リーズ国際ピアノコ
ンクール」3位、「ショパン国際ピアノコンクール」ファイナリスト賞、「パ
リ・オートモービル・クラブ国際ピアノコンクール」優勝。その他多くのコ
ンクールに入賞を果たしている。アクースティカでは今後ラヴェル、ドビュ
ッシーアルバムを制作予定
※日経新聞に評が掲載されました(4月8日)。

PPCA 616 \2800
「1840」-プレイエル・ピアノ(パリ、1840年)によるショパン&グリンカ
(1)ショパン:
“リュウドヴィック”の主題「私は聖衣を売る」による華麗な変奏曲 作品12
(1833年)
(2)-(4)グリンカ:
「祖国へのあいさつ」(1847年)より「あるマズルカの思い出」「舟歌」
「祈祷」
(5)グリンカ:
ノクターン「別れ」ヘ短調(1839年)
(6)(7)ショパン:
ノクターン Op.62-1 ロ長調/Op.62-2 ホ長調(1845-6年)
(8)ショパン:舟歌Op.60嬰ヘ長調(1846年)
(9)ショパン:子守歌Op.57変ニ長調(1843-4年)
(10)ショパン:幻想ポロネーズOp.61(1845-6年)
(11)ショパン:マズルカOp.56-2 ハ短調
平井千絵(1840年製プレイエル・ピアノ)
録音:2010年8月9-12日Doopsgezinde教会,デーヴェンター(オランダ)
フォルテピアノの新鋭、平井千絵待望のソロ・アルバム登場!既にバロック
・チェロの名手鈴木秀美の名コンビで「メンデルスゾーン:チェロ全曲集」、
「ショパン:チェロ全曲集」(ともBGM・SME)で非常に高い評価を得ていた平井
千絵が、ショパンが愛奏した1840年製のプレイエルピアノで晩年の作品を中
心に、同時代に活躍したロシアの作曲家グリンカ(1804-1857)の珍しい作品
「祖国へのあいさつ」他を収録。150年前のパリで開かれていたショパンが
演奏するサロン・コンサートへタイム・スリップをしていただけるようなプ
ログラムになっている。




<HEART‘Sレーベル>
HC-0002 \3000
「火の鳥」-The Ballet
ストラヴィンスキー(アゴスティ編):
『火の鳥』(1.魔王の踊り/2.子守唄/3.終曲)
ハチャトゥリアン(M.キャメロン編):『スパルタクス』よりアダージョ
プロコフィエフ:
『ロメオとジュリエット』より10の小品 作品75より
(第4曲『少女ジュリエット』/第6曲『モンタギュー家とキャピュレット家』
/第7曲『僧ロレンツォ』/第8曲『マーキュシオ』/第10曲『別れの前のロ
ミオとジュリエット』)
ファリャ:
『三角帽子』より3つのダンス(1.粉ひき女の踊り/2.隣人たちの踊り/
3.粉屋の踊り)
ドリーブ(ドホナーニ編):『コッペリア』より ワルツ
川島 基(かわしま・もとい,ピアノ)
使用楽器:BECHSTEIN D-280
録音:2010年7月30日-8月1日,鈴鹿市市民会館
激しく撓り、えぐる音に感情がかきたてられ、魅惑的で完備な音に心が揺れ
動く―。オーケストラを感じさせる多彩に音色と表現力。しかし単なるオー
ケストラの模倣では決してなく、ピアノのもつ最大の表現力にチャレンジし
たピアノ版バレエトランスクリプション。あふれる才能の結晶、まさに芸術
である。

HC-0001 \3000
「Wanderer Fantasie」
J.S.バッハ(ブゾーニ編):「シャコンヌ」BWV.1004より
シューベルト:幻想曲 ハ短調 作品15『さすらい人』
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第13番 変ホ長調Op.27-1
シューベルト:即興曲 Op.142-2 変イ長調
川島 基(かわしま・もとい,ピアノ)
使用楽器:BECHSTEIN D-280
録音:2008年12月,鈴鹿市市民会館
川島基のセカンドCD。弊社、初取り扱い商品。デビューCDはドイツTHOROFON
から発売になっている(シューベルト:ソナタ第19番、チャイコフスキー:くる
み割り人形、他)




<ISODAレーベル(日本)>
IE-2015 \2500
「ゴールドマルク バラード」
ゴールドマルク:バラード/メンデルスゾーン:甘い思い出
パガニーニ:魔女たちの踊り/プリンチーペ:エル・カンピエロ
ブラームス:瞑想/ブラームス:ハンガリー舞曲第3番
ドビュッシー:レントよりおそく/クライスラー:シンコペイション
ラフマニノフ:ヴォーカリーズ/トゥリーナ:闘牛士の祈り
ヒナステラ:パンペアーナ第1番/サラサーテ:スペイン舞曲 作品26-2
辻井 淳(ヴァイオリン),藤井由美(ピアノ)
録音:2010年8月,ガリバーホール(プロデューサー:太田憲志)
京都市交響楽団の元コンサート・マスターで、新日フィルの客演コンサート
・マスターなどもつとめた辻井淳。最近では宮川彬良率いるアンサンブル・
ベガのメンバーとして活躍、NHK教育テレビの「ゆうがたクインテット」で、
アリアさんの美しいヴァイオリンを奏でています。小品集13作目となるこの
CDは、タイトルのゴールドマルクのバラードのような珍しい作品から、ブラ
ームスやラフマニノフの名曲までヴァラエティに富んだ選曲がなされており
ます。今回もオタケン・レコード太田憲志のプロデュースで、アンサンブル
・ベガのステージ・プランナー松田淳一氏の協力を得て、臨場感あふれる録
音に仕上がっております。




<BRIDGE>
BCD 9307 3枚組 \3960
フランツ・リスト(1811-1886):
CD1)
ジュネーヴの鐘(「旅人のアルバム」より)/
「巡礼の年」第1年スイス
(ウィリアム・テルの聖堂、ワレンシュタット湖畔で、田園曲、
泉のほとりで、嵐、オーベルマンの谷、牧歌、郷愁、ジュネーヴの鐘)
CD2)
「巡礼の年」第2年イタリア
(婚礼、物思いに沈む人、サルヴァトル・ローザのカンツォネッタ、
ペトラルカのソネット第47番、ペトラルカのソネット第104番、
ペトラルカのソネット第123番、ダンテを読んで)/
「巡礼の年」第2年補遺ヴェネツィアとナポリ
(ゴンドラを漕ぐ女、カンツォーネ、タランテラ)
CD3)
「巡礼の年」第3年
(アンジェルス!守護天使への祈り、エステ荘の糸杉にI、
エステ荘の糸杉にII、エステ荘の噴水、ものみな涙あり、葬送行進曲、
心を高めよ)
「クリスマス・ツリー」より第2、第3巻
(スケルツォーソ、カリヨン、子守歌、古いプロヴァンスのクリスマスの歌、
夕べの鐘、昔々、ハンガリー風、ポーランド風)
ジェローム・ローウェンタール(Pf)、
カーメル・ローウェンタール(「クリスマス・ツリー」の2nd Pf),
録音:2010年3月、4月
ローウェンタールは1932年生まれ。カペルやシュトイアマン、コルトーな
どに学んだ、19世紀-20世紀前半のヴィルトゥオーゾ・ピアノの伝統を今に
受け継ぐ数少ないピアニスト。既に巨匠の地位を不動のものにしているに
もかかわらず、さらにチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を原典版で
録音したり、メシアンの「アーメンの幻影」を新録音したりと年齢を感じ
させない活躍ぶりには驚かされる。このCDも録音当時78歳(!)にもかかわ
らず技術の衰えは全く感じさせず音色は益々冴え渡っている。ベルマン、
ボレットに次ぐこの曲の定番CDとなるに違いない。《クリスマス・ツリー》
は娘のカーメル・ローウェンタールとの共演による連弾。

BCD 9322 \1980
「プリマコフ・イン・コンサートVol.1」
(1)ブラームス(ブゾーニ編):2つのコラール前奏曲Op.122-9&10
(2)シューベルト:《さすらい人》幻想曲Op.15
(3)チャイフコスキー:こどものためのアルバムOp.39
(4)ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番Op.36
ヴァシリー・プリマコフ(Pf)
録音:2002-2007年(ライヴ)
プリマコフにとってBridgeレーベル7枚目となる当アルバムは様々な2002年
より2007年までコンサートで特に高い評価を得た演奏をまとめたもの。若い
力が前のめりに突き進むようなみずみずしい演奏が印象的。ブラームスの
2つのコラール前奏曲はもともとオルガン曲ですがブゾーニがピアノ用に
編曲したものでその迫力は圧巻。

BCD 9274 2枚組(1枚価格) \1980
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集第9集
CD1)
第5番ハ短調Op.10-No.1/第6番ヘ長調Op.10-No.2
第7番ニ長調Op.10-No.3/第22番へ長調Op.54
CD2)
第17番ニ短調Op.31-No.2/第18番変ホ長調Op.31-No.3
第19番ト短調Op.49-No.1/第20番ト長調Op.49-No.2
ギャリック・オールソン(Pf)
使用楽器:ハンブルク・スタインウェイD(Op:10)、
メイソン&ハムリン(Op.10以外)
録音:2008年パフォーミング・アーツセンター,
ニューヨーク州立大学パーチェイス校
好評のギャリック・オールソンのベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集録
音シリーズ完結編。ARABESQUEレーベルで始まったものの頓挫していた全集
をBRIDGEレーベルで引き継いでようやく完結に至りました。初期と中期-
後期のソナタを適宜織り交ぜてカップリングするのはアルバムを単品で売
るための戦略としても、幅広い様式の変化を自在に澱みなく弾ききるオール
ソンの力量には改めて驚かされる。音色はどこまでも澄み渡り、音楽の流れ
は無理なく自然、どんな小さなパッセージにもピアニストの意志が明瞭に
行き渡っている。オールソンは現代の知性派ピアニストの筆頭的存在である。

BCD 9337 \1980
フランツ・リスト(1811-1886):
(1)コラール《私達へ、魂の救いを求める人々へ》による幻想曲とフーガ
S.259(ブゾーニ編)
(2)ピアノ・ソナタ ロ短調S.178
ギャリック・オールソン(Pf)
録音:2009年4月ニューヨーク
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集録音が完結したオールソンが今年生
誕200年を迎えるフランツ・リストに挑む。名曲ピアノ・ソナタと、元はオ
ルガン曲だがブゾーニによって編曲された超絶技巧の幻想曲とフーガを収
録。ベートーヴェンのソナタでは理知的な側面を見せているが、こちらは
一転、燃え立つような熱いパッションとロマンティシズムを爆発させてい
る。完全燃焼系の熱演にも関わらず、音は一糸乱れず、音はどこまでも透
明という驚嘆の連続。

BCD 9293 \1980
「ウルスラ・マムロック(b.1923)作品集Vol.2」
シントラ(アルトfl&Vc,1969)/ポリフォニー(Cl,1968)
野生の花(Vn,1987)/アンドレアスの庭(MS、fl&Hrp,1987)
彫刻I(Pf,1965)/二羽の鳩のラブ・ソング(Pf,1991/1993)
5つの間奏曲(G,1984-1990)
2つのバガテル(弦楽四重奏,1961)
私の庭から(Vn,1983)/組曲(Vn&Pf,1960)
ソナー・トラジェクトリー(テープ音楽,1966)
C.チェイス(アルトFl)、
A.ブラスティン(Cl)、
D.ボーリン(Vn)、J.トンプソン(Va)、
D.エッガー(Vc)、D.リッペル(Gtr)、
ダイダロス四重奏団、
ギャリック・オールソン(Pf)ほか
録音:2007-2009年
ウルスラ・マムロックは1923年ベルリン出身で1939年にナチを逃れてエク
アドル、次いでアメリカに移住、現在は生まれ故郷のベルリンに帰郷して
いる。ロジャー・セッションズ、ステファン・ウォルペに師事した彼女の
作品は典型的なセリー、無調音楽。切り詰められた音、一曲一曲が短いこ
となどからウェーベルンの影響が伺われる。1966年のテープ音楽「ソナー
・トラジェクトリー」のようなミュージック・コンクレート作品(ピー・
ポポという音響が今では懐かしささえ感じられる)も手がけている。

BCD 9299 2枚組 \3960
「2つのコミック・オペラ」
CD1)ジョン・マスト(b.1954):《バスティアネッロ》(2008)
CD2)ウィリアム・ボルコム(b.1938):《ルクレツィア》(2007)
P.アップルバイ、M.ベーラー、P.メイソン、L.ブロマンほか(以上Vo)、
ニューヨーク・フェスティバル・オブ・ソング(アンサンブル)、
ジョン・マスト(Pf)
録音:2008年
アメリカの現代作曲家の2つのコミック・オペラを収録。ジョン・ムスト
はピアニスト兼作曲家で主に室内楽と声楽曲の分野で精力的に作品を発表
している。ムスト作品はほどよくモダンでほどよくポップなアメリカ版こ
んにゃく座のような室内オペラ。ベテランのウィリアム・ボルコムはショ
スタコーヴィチやバーンスタインを思わせる、これまたユーモラスな室内
オペラ。

BCD 9332 \1980
「昆虫と紙飛行機」-ローレンス・ディロンの室内楽
ローレンス・ディロン(b.1959):
(1)弦楽四重奏曲第4番《無限の空間》
(2)弦楽四重奏曲第3番《エア》
(3)弦楽四重奏曲第2番《飛行》
(4)《なにが起こった?》-弦楽三重奏とピアノのための
ダイダロス四重奏団
(4)ベンジャミン・ホックマン(Pf)
録音:2010年
ローレンス・ディロンはジュリアード音楽院でパーシケッティ、エリオッ
ト・カーター、ミルトン・バビット、ロジャー・セッションズに学んだ経
歴からほぼ想像できるように彼の音楽は20世紀の音楽語法をまんべんなく
消化吸収した大変堅実で聴か所を押さえた優等生的な完成度を持っている。
ひとつの作品からベルク、バルトーク、バーバー、はてはミニマルまで幅
広い様式を楽しむことができる。

BCD 9333 \1980
「ユーディ・ワイナー(b.1929)の音楽Vol.3-宗教音楽集」
(1)シル・ハシリム(歌の中の歌)-女声合唱版(2001)
(2)律法の儀式
(3)シル・ハシリム(歌の中の歌)-混成合唱版(2001)
(4)金曜の夕べの儀式(1963)
(1)スーザン・D.ワイナー(指揮)ウェレスレー・カレッジ合唱団
(2)-(4)ユーディ・ワイナー(指揮)
ニューヨーク・ヴィルトゥオーゾ・シンガーズ
(4)管弦楽団
他、独唱者
録音:(1)1996年、(2)-(4)2010年
ユーディ・ワイナーは2006年ピューリッツァー賞受賞の作曲家でこれまで
に管弦楽曲、室内楽、オペラなど80曲以上の作品を発表している。第1集
(室内楽作品集,BCD9134)、第2集(管弦楽作品集,BCD9282)が既発。この
第3集はユダヤ教の儀式に基づく音楽でロマン派の語法や無調、ユダヤの
宗教音楽が渾然一体に折衷されている。

BCD 9334 \1980
「お静かに願います」
-ダリウス・デ・ハース、ジャズ・スタンダードを歌う
みんな笑った/それが魔法なら/アイヴ・ガット・クラッシュ・オン・ユー
/誰かが私を見ている/ペーパー・ムーン/センティメンタルな気分/
ソフィスティケーテッド・レディ/ラヴ・フォー・セール/ほか全17曲
ダリウス・デ・ハース(Vo)、
スティーヴン・ブライアー(Pf)
デ・ハースはブロードウェイ・ミュージカル《蜘蛛女のキス》でデビュー、
ジャズ、ミュージカルの分野で活躍する一方、ジョン・アダムズのオペラ
にも出演するなど、ジャンルを越えて活動している。本CDではガーシュイ
ン、デューク・エリントンらの有名なナンバーをピアノ伴奏だけでご機嫌
に歌いまくる。

BCD 9335 \1980
「ジョージ・クラム・エディションVol.15」
ジョージ・クラム(b.1929):
(1)《アルハンブラの亡霊》-スペイン歌曲集第1巻(2009)
-テキスト:ガルシア・ロルカ
(2)《忘れられた世界からの声》-アメリカ歌曲集第5巻(2006)
-女声、男声と電気増幅されたピアノと打楽器四重奏のための
(1)パトリック・メイソン(Br)、
デイヴィッド・スタロビン(Gtr)、
ダニエル・ドラックマン(Perc)
(2)ジェイミー・ヴァン・エイク(MS)、
パトリック・メイソン(Br)、
打楽器四重奏、M.バローン(Pf)、
ジェームズ・フリーマン指揮
オーケストラ2001
録音:(1)2010年1月、(2)2008年10月
好評のクラム・エディション第15集。ここ数年に作曲された声楽のための
大作を2曲収録。「アルハンブラの亡霊」は全7曲19分弱、「忘れられた世
界からの声」は全10曲48分。電気増幅されたピアノと打楽器のミステリア
スな響きに平易な旋律が絡むお馴染みのクラム・ワールドが全開。彼の代
表作《マクロコスモス》と《古えの子供の声》の世界がさらに深化。




<COLLINS CLASSICS(国内仕様)>
CLN 0003-2 \1980
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
ルイ・フレモー指揮
ロンドン・フィルハーモニック
録音:1989年5月ロンドン,スタジオ録音
フランスの名指揮者ルイ・フレモー(1921-)は近年の活動が伝わってきません
が、如何にも瀟洒な音楽を聴かせてくれたものです。活動の本拠地は英国で
ラトルの前任としてバーミンガム市立響の演奏技術向上に尽力、録音も多く
同地で行われております。COLLINSによるロンドン・フィルとのスタジオ・
セッションは、まさに「おフランス系ロシア音楽」の雰囲気濃厚なもので、
チェリビダッケのような荘重でブルックナーのような音楽と対極にあるお洒落
で、軽やかな演奏です。ロンドン・フィルも全盛時故に妙技集団と呼ぶに相応
しい仕上がりを聴かせてくれます。見事なヴァイオリン・ソロは表記はないも
のの、恐らくデイヴィッド・ノーラン氏と思われます。
COLLINSのロンドン・フィル録音は、「テンシュテットが持たないレパートリ
ー、もしくはテンシュテットが他のオケと録音したレパートリー」に絞られて
いる感があり、その企画性も甚だ興味深いものがあります。

CLN 0004-2 \1980
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
ジェームズ・ロッホラン指揮
ロンドン・フィルハーモニック
録音:1989年5月デジタル・スタジオ録音
日本フィルとの名コンビでも知られる巨匠ジェイムズ・ロッホラン(1931-)の
名盤が復活です。コンサートに足しげく通う方は既に御存知でしょうが、ロッ
ホランは幅広いレパートリーとムラのない演奏水準、そして包容力あるスケー
ル雄大な演奏で知られますが、当盤もその例に漏れません。随所に表れる独特
のタメに驚かされる演奏で、第1楽章など特に顕著(8’41”あたり)。第3楽章
の偏執的リズムの繰り返しも、懇切丁寧なお仕事っぷり。この時代のロンドン
・フィルはホルンが実に上手く、その手のマニアにも喜ばれる商品と思われま
す。




<CELESTIAL HARMONIES>
19918 4枚組 \7920
「吉村七重・箏の芸術」
コンプリート・エディションVol.1-4
CD1)「江戸時代の作品集」
八橋検校:六段、乱れ/光埼検校:残月、五段砧/
吉沢検校:千鳥
CD2)「八橋から宮城まで」
八橋検校:四季の曲、八段/松坂春栄:楓の花/
伝承/宮城道雄:尾上の松/宮城道雄:瀬音、春の海
CD3)「二十絃筝作品集」
三木稔:天女/長沢勝俊:5つの小品-錦木によせて/
三木稔:秋の曲/西村朗:七重/佐藤聡明:神招琴
CD4)「三木稔&&吉松隆作品集」
三木稔:コンチェルト・レクイエム-二十絃箏と邦楽器のための/
吉松隆:夢あわせ夢たがえ-二十絃箏と邦楽器のための/
三木稔:竜田の曲-二十絃箏のための
吉村七重(箏、二十絃箏)、
(CD2、CD3)三橋貴風(尺八)、
(CD2)深見さとみ(箏、三味線)、
(CD4)アンサンブル・プロ・ムジカ・ニッポニア(邦楽アンサンブル)
録音:
CD1・2000年
CD2・2001年2-4月東京
CD3・2003年
CD4・2003年9月19日津田ホール(ライヴ)
世界的な箏奏者、吉村七重による新旧様々な箏曲を収録。
この録音はCELESTIAL HARMONIESが企画し、吉村七重が選曲したオリジナル
録音です。CD1、CD2は伝統的な筝曲、CD3、CD4は現代作曲家による新作集と
なっている。二十絃箏は伝統的な箏に基づきながら、三木稔と吉村が共同開
発したもので、この新しい楽器のために吉村は現代作曲家に多くの作品を委
嘱初演している。

13186 \1980
「箏の芸術第1集」
(上記セット19918のDISC1)
吉村七重(箏、二十絃箏)

13187 \1980
「箏の芸術第2集」
(上記セット19918のDISC2)
吉村七重(箏、二十絃箏)
三橋貴風(尺八)、深見さとみ(箏、三味線)

13188 \1980
「箏の芸術第3集」
(上記セット19918のDISC3)
吉村七重(箏、二十絃箏)
三橋貴風(尺八)

13189 \1980
「箏の芸術第4集」
(上記セット19918のDISC4)
吉村七重(箏、二十絃箏)
アンサンブル・プロ・ムジカ・ニッポニア

13301 \1980
「アカッシュ」-デヴィッド・パーソンズ
アカッシュ/マンダラ/風の馬/天空の精霊/ヴァユ
作曲&演奏:デヴィッド・パーソンズ(シンセサイザー、エレクトロニクス)
制作:2010年
デヴィッド・パーソンズはニュージーランド出身のアンビエント、ニュー・
エイジ系の作曲家。ジャズ・ドラマーとして活動を開始しその後、アラブ、
アルメニア、インド音楽に傾倒しシタールも自ら演奏する。全編ドローンで
構成されたメディテイティヴな音楽集。




<GEGA NEW>
GD 355 \1850
シューベルト:交響曲第4番《悲劇的》D.417
メンデルスゾーン:交響曲第4番《イタリア》Op.90
ウラディーミル・ギャウロフ指揮
ブルガリア国立放送交響楽団
指揮のウラディーミル・ギャウロフはその名前から想像通り、名歌手ニコラ
イ・ギャウロフの息子(ニコライの再婚相手のフレーニの子ではない)。ソフィ
ア国立歌劇場の音楽監督で2002年の同歌劇場の来日公演(この時の演目はヴェ
ルディのドン・カルロ)でもタクトを執っていた。Capriccioよりオペラ、当
GEGAよりリスト、スクリャービン、プロコフィエフのピアノ協奏曲(GD318)を
リリースしている。メリハリのある目鼻立ちのくっきりとした演奏はロシア
東欧系のオーケストラにありがちな情熱にまかせた粗雑な演奏(それはそれで
ローカルな感じでよいのだが)とは無縁な快演。ブルガリア国立放送交響楽団
のアンサンブル・レベルも高い。

GR 04 \1850
「マルタの音楽家シリーズ」
アントニオ・ナーニ(1842-1929):
聖パウロ難破教会のミサ(1871)
-男声合唱と大管弦楽のための
J.アクィリーナ(T)、C.ヴェラ・ザルブ(T)、
A.カミレッリ(Br)、A.モンテベッロ(B)、
ミラベトゥール合唱団男声セクション
ジョン・ガレア指揮ユーバル管弦楽団
録音:2008年12月
ナーニはマルタ共和国出身の作曲家。この国の音楽文化は地理的にもイタリ
アの影響を強く受け、ナーニの音楽にはヴェルディの影響が強く聴き取れる。
彼は歌劇、交響曲、宗教音楽を数多く作曲した。イタリア・オペラを聴くよ
うな劇的で起伏に富んだミサ曲。イタリア・オペラ・ファンにお勧め。

GR 09 \1850
「マルタの音楽家シリーズ」
ジョセフ・サムット(b.1926):オラトリオ「使徒ルカの讃歌」
(1.マリアの賛歌/2.シメオンの賛歌/3.ザッカリーの讃歌
4.終曲「アレルヤ」)
クレール・マッサ(Ms)、
チャールズ・ヴィンチェンティ(T)、
ジョセフ・サムット指揮マルタ・フィル、
ミラベトゥール合唱団女声セクション
録音:2008年12月
ジョセフ・サムット(b.1926)は指揮者としての活動が比較的知られているよ
うだが、作曲家としても7つの交響曲、5つのピアノ協奏曲、多くの室内楽曲
と旺盛な創作活動をしている。この作品は21世紀に入ってからの作曲だがア
ルヴォ・ペルトも赤面するのではと思えるほどロマンティックで宗教曲とは
言え朗々とした旋律、オペラ的な構成はプッチーニかニーノ・ロータ(やは
りイタリア音楽の影響が濃い)を思わせる。アントニオ・ナーニ同様、イタ
リア・オペラの好きな人にはお勧め。



<WEST HILL RADIO ARCHIVES>
WHRA 6038 6枚組 \7920
「グレン・グールド・イン・コンサート」1951-1960
【CD1】
(1)*バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(1958年7月23日、ヴァンクーヴァー)
(2)*バッハ:クラヴィア協奏曲第1番 ニ短調 BWV.1052
ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(指揮)
スウェーデン放送響(1958年10月5日、ストックホルム)
(3)バッハ:クラヴィア協奏曲第5番 ヘ短調 BWV.1056
ニコラス・ゴルトシュミット(指揮)CBC交響楽団(1957年9月11日、トロント)
【CD2】
(1)*バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV.1050
ミッシャ・ミシャコフ(ヴァイオリン),アルバート・ティプトン(フルート)
ポール・パレイ(指揮)デトロイト交響楽団(1960年10月13日)
(2)*ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Hob.XVI-49
(1958年7月23日、ヴァンクーヴァー)
(3)*モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
レナード・バーンスタイン(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
(1959年4月4日、ニューヨーク)
【CD3】
(1)*ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19
ポール・パレイ(指揮)デトロイト交響楽団(1960年10月13日、デトロイト)
(2)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.69
レナード・ローズ(チェロ)(1960年8月7日、ストラットフォード)
(3)ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第5番 ニ長調 Op.70-1 「幽霊」
オスカー・シュムスキー(ヴァイオリン)、レナード・ローズ(チェロ)
(1960年8月7日、ストラットフォード)
【CD4】
(1)*ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73 「皇帝」
ヨーゼフ・クリップス(指揮)バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団
(1960年11月6日、バッファロー)
(2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
(1957年6月7日、ウィーン)
(3)ウェーバー:演奏会用小品 ヘ短調 Op.79
アーネスト・マクミラン(指揮)トロント交響楽団(1951年3月6日、トロント)
【CD5】
(1)*ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15
ヴィクター・フェルドビル(指揮)ウィニペグ交響楽団
(1959年10月8日、ウィニペグ)
(2)*シェーンベルク:ピアノ協奏曲 Op.42
ルイス・レイン(指揮)クリーヴランド管弦楽団
(1959年11月26日、クリーヴランド)
【CD6】
(1)*シェーンベルク:3つのピアノ小品 Op.11(1952年10月4日、トロント)
(2)*シェーンベルク:「架空庭園の書」 Op.15
ケルスティン・マイヤー(メッゾソプラノ)(1960年8月2日、ヴァンクーヴァー)
(3)*シェーンベルク:ピアノ組曲 Op.25(1952年10月4日、トロント)
(4)*ウェーベルン:変奏曲集 Op.27(1957年5月19日、レニングラード)
(5)*クシェネク:ピアノ・ソナタ第3番 Op.92-4
(1957年5月19日、レニングラード)
グレン・グールド(ピアノ)
*印は初出音源(メーカー記載によります)
(2010年アルバート・フランツによるデジタル修復・マスタリング)
初出を中心にグールドの貴重なライヴ録音が一挙6枚組で発売!

WHRA 6037 2枚組 \3960
「アラウ&セル,カーネギー・ホール・ライヴ」
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.15
(2)ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
(3)R.シュトラウス:ブルレスケ ニ短調
(4)ウェーバー:コンツェルトシュトゥックOp.79
(5)リスト:ピアノ協奏曲第2番イ長調
クラウディオ・アラウ(Pf)
ジョージ・セル(指揮)
ニューヨーク・フィル
録音:(1)1945年11月11日、(2)1955年1月9日、(3)(4)(5)1945年3月11日、
カーネギー・ホール・ライヴ




<MUSIC&ARTS>
M&ACD 1252 5枚組 \7920
ベートーヴェン:交響曲全集
CD1)交響曲第1番,第3番
CD2)交響曲第2番,第7番
CD3)交響曲第4番,第8番,
「エグモント」序曲、「プロメテウスの創造物」序曲
CD4)交響曲第5番,第6番
CD5)交響曲第9番,コリオラン序曲
オットー・クレンペラー(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
(第9番)ウィーン楽友協会合唱団、
ウィルマ・リップ(S)、ウルズラ・ベーゼ(A)、
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)、フランツ・クラス(B)
録音:(第1番)1960年6月7日、(第3,2番)1960年5月29日、
(第7番・プロメテウス)1960年6月2日、(第4番,エグモント)1960年5月31日、
(第8番,コリオラン)1960年6月4日、(第9番)1960年6月7日,
全てウィーンでのライヴ
(2011年アーロン・Z.スナイダーによる修復済み)
旧M&ACD886/890の再発売。2011年再リマスタリングで音質向上しました。

M&ACD 1250 2枚組 \3960
ハイドン:
歌劇「哲学者の魂」または「オルフェオとエウリディーチェ」Hob.VIII-13
ハンス・スワロフスキー(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
ヘルベルト・ハント(オルフェオ)、
ユディト・ヘルヴィヒ(エウリディーチェ)、
アルフレート・ポエル(クレオンテ)、ヘッダ・ホイッサー(ゲニオ)、
ヴァルター・ベリー(プルート)、他
録音:1950年ウィーン(ハイドン協会による世界初録音、VoxOPBX193)
2011年ラニ・シュパールのよるデジタル・レストア
1951年完全版の舞台上演に先だつ録音。




<ミッテンヴァルト取り扱い>
(社)日本楽劇協会レーベル
GES 12985 \2800
「舞踊詩」-山田耕筰:舞踊詩作品集
(1)彼と彼女(7つのポエム)[2:02/2:05/3:49/0:59/1:42/1:04/3:37]
(2)若いパンとニンフ(5つのポエム)[0:46/2:00/0:44/2:00/0:54]
(3)青い焔 [4:32]
(4)鷹の井戸 [3:30/0:56/0:56/0:59/5:07]
(5)野人創造 [5:17]
(6)マグダラのマリア [15:39]
(1)-(4)東 誠三(ピアノ)
(4)望月哲也(テノール)
(5)(6)矢崎彦太郎(指揮)
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
録音:2004年4月22日コロムビア第1スタジオ
2004年5月7日、8日江東区文化センター
このCDは2006年の山田耕筰(1886-1965)生誕120年に向けて日本楽劇協会が制
作したものです。日本楽劇協会は山田耕筰が1920年(大正9年)に設立した団体
で、西洋音楽の導入と普及を行うために設立したものです。オペラ公演や演
奏活動のほかに山田耕筰の楽譜の管理なども行っている団体です。このCDは
演奏会場で販売されたり、関係各所に寄贈されたりしておりましたが、今年
生誕125周年を迎えるにあたり、待望の一般発売となりました。
収録されているのは、山田耕筰独特の舞踊詩というジャンルに分類される作
品ばかりで1910年代-20年代に集中的に作曲されたものを集めた興味深いも
のです。ピアノ作品や歌曲から管弦楽まで、様々な編成のものが収録されて
います。ブックレットの片山杜秀先生の詳細な解説も読みごたえがあります。

<Brilliant Classics>
ブリリアント社の協力を受けまして、5月新譜3タイトルを日本語帯仕様とし、特別価格にて販売を行なうことになりました。
輸入代理店である日本出版貿易社より日本赤十字社を通じて、大震災の義援金として各販売店への出荷数1セットにつき200円ずつ寄付が行なわれます。
廃盤になるまで継続します。商品には専用のシールを貼って出荷されます。


BRL94135 10枚組 \2000
モーツァルト:名曲集
Disc. 1
交響曲第40番ト短調 K.550
交響曲第41番ハ長調 K.551「ジュピター」
ヤープ・テル・リンデン指揮、
アムステルダム・モーツァルト・アカデミー
Disc. 2
セレナード第8番ニ長調 K.286
「4つの小さなオーケストラのためのノットゥルノ」
音楽の冗談(村の楽士の六重奏)K.522
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
フロリアン・ヘイエリック指揮、マンハイム選帝侯室内管弦楽団
Disc. 3
ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K.271「ジュノーム」
ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467
クララ・ヴュルツ(ピアノ)
ディルク・フェルミューレン指揮、プリマ・ラ・ムジカ
Disc. 4
ヴァイオリン協奏曲第3番-第5番
ジュリアーノ・カルミニョーラ(ヴァイオリン)
カルロ・デ・マルティーニ指揮、イル・クァルテットーネ
Disc. 5
クラリネット協奏曲イ長調 K.662
ハルメン・デ・ブーア(クラリネット)
レフ・マルキス指揮、新アムステルダム・シンフォニエッタ
フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299
マルク・グローウェルス(フルート)ギゼレ・ヘルベルト(ハープ)
ベルナール・ラバディ指揮、レ・ヴィオロン・デュ・ロワ
Disc. 6
フルート協奏曲第1番、第2番
フルートと管弦楽のためのアンダンテ ハ長調 K.315
フルートと管弦楽のためのロンド ニ長調 K.373
ペーター=ルーカス・グラーフ(フルート)
レイモンド・レッパード指揮、イギリス室内管弦楽団
Disc. 7
弦楽四重奏曲第2番-第7番(ミラノ四重奏曲)
ソナーレ四重奏団
Disc. 8
ホルン五重奏曲変ホ長調 K.407
オーボエ四重奏曲ヘ長調 K.370
クラルネット五重奏曲イ長調 K.581
ゲルト・ザイフェルト(ホルン)ローター・コッホ(オーボエ)
カール・ライスター(クラリネット)ブランディス四重奏団
Disc. 9
ピアノソナタ第9番ニ長調 K.311、第10番ハ長調 K.330、
第11番イ長調 K.331「トルコ行進曲付き」
クララ・ヴュルツ(ピアノ)
Disc. 10
レクイエム ニ短調 K.626
パメラ・ホイフェルマンス(ソプラノ)バーバラ・ヴェルナー(アルト)
ロベルト・モルヴァイ(テノール)トーマス・ファイファー(バス)
ニコル・マット指揮、
プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団、ヨーロッパ室内合唱団

BRL94136 10枚組 \2000
ヴィヴァルディ:名曲集
Disc. 1
ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」Op.8
四季「春」「夏」「秋」「冬」Op.8-1-4
変ホ長調「海のあらし」Op.8-5、ハ長調「喜び」Op.8-6
エンリコ・カサッツァ(ヴァイオリン)ラ・マニフィカ・コムニタ
Disc. 2
リコーダー協奏曲集
ハ長調RV.444、ト短調RV.439「夜」、ヘ長調RV.98「海の嵐」、
ト短調RV.105、ヘ長調RV.442、ハ短調RV441、ハ長調RV.443
エリック・ボスグラーフ(リコーダー)コルデヴェント
Disc. 3
マンドリン、リュートのための協奏曲集
2つのマンドリンのための協奏曲ト長調 RV.532
マンドリン協奏曲ハ長調 RV.425
ヴァイオリンとリュートのためのソナタ ト短調 RV.85
2つのヴァイオリンとリュートのための協奏曲RV.93
ヴァイオリンとリュートのためのソナタ ハ長調 RV.82
ヴィオラ・ダモーレとリュートのための協奏曲 ニ短調 RV.540
チェンバロ協奏曲イ長調 RV.780
ラルテ・デラルコ
Disc. 4
ヴァイオリンとオルガンのための協奏曲ニ短調 RV.541、
ヘ長調 RV.542、ハ短調 RV.766、ヘ長調 RV.767
ヴァイオリンとオーボエ、オルガン、シャリモーのためのソナタRV.779
ヴァイオリンとチェロ、オルガンのための協奏曲 RV.554
ロベルト・ロレッジャン(オルガン)ラルテ・デラルコ
Disc. 5
オーボエ協奏曲ハ長調RV.452、ニ短調RV.454、ト長調RV.545、
ハ長調RV.446、イ短調RV.463、ハ長調RV.447
ハインツ・ホリガー(オーボエ)イ・ムジチ合奏団
Disc. 6
フルートソナタ ハ長調 RV.48、ニ短調 RV.49
2つのフルートのためのソナタ ト短調 RV.80
ジャン・ジャック・ルソー編曲による無伴奏フルートのための「春」
フルートソナタ ト短調 RV.51、ホ短調 RV.50
2つのフルートのためのソナタ イ長調 RV.800
マリオ・フォレナ(フルート・トラヴェルソ)コンセルト・ムジコ
Disc. 7
チェロソナタ第1番-第5番
ヤープ・テル・リンデン(チェロ)
ラース・ウルリク・モルテンセン(チェンバロ)
Disc. 8
ソプラノとアルトのためのカンタータ集
「グローリア」の導入歌「深紅色で描かれた女」イ長調RV.642
カンタータ「魂と心の狩りに」ニ長調RV.670
カンタータ「遅かったのに」ヘ長調RV.662
カンタータ「疑いの影さして」ト長調RV.678
詩篇第112「主の僕たちよ、主をほめたたえよ」ハ短調RV.600
マリオン・ストリーク(ソプラノ)シツェ・ブヴァルダ(アルト)
ピーター・ヤン・リューシンク指揮、
ネザーランド・バッハ・コレギウム、他
Disc. 9
マニフィカト ト短調RV.610
詩篇「イスラエルはエジプトを去り」ハ長調RV.604
詩篇「私は信じます」ハ長調RV.605
カンタータ「愛よ、お前の勝ちだ」ホ短調RV.683
ピーター・ヤン・リューシンク指揮、
ネザーランド・バッハ・コレギウム、オランダ少年合唱団、他
Disc. 10
「グローリア」の導入歌
「愛すべき人々よ、喜びの叫びをあげよ」ニ長調RV.639
グローリア ニ長調RV.588
スターバト・マーテルRV.621
マリオン・ストリーク(ソプラノ)シツェ・ブヴァルダ(アルト)
マルティヌス・リューシンク(テノール)
ピーター・ヤン・リューシンク指揮、
ネザーランド・バッハ・コレギウム、オランダ少年合唱団、他

BRL94137 10枚組 \2000
J.S.バッハ:名曲集
Disc. 1
ブランデンブルク協奏曲第1番-第3番
ピーター=ヤン・ベルダー指揮、ムジカ・アムフィオン
Disc. 2
管弦楽組曲第1番-第4番
ロバート・ハイドン・クラーク指揮、コンソート・オブ・ロンドン
Disc. 3
無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調BWV1007
ヤープ・テル・リンデン(チェロ)
無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番、第3番
マーク・ルボツキー(ヴァイオリン)
Disc. 4
フーガの技法BWV.1080
メンノ・ヴァン・デロフト(チェンバロ)
Disc. 5
ゴールドベルク変奏曲BWV.988
ピーター=ヤン・ベルダー(チェンバロ)
Disc. 6
平均律クラヴィーア曲集第1巻より
第1番-第12番
ピーター=ヤン・ベルダー(チェンバロ)
Disc. 7
アンナ・マクダレーナ・バッハのための音楽帳
ピーター=ヤン・ベルダー(チェンバロ、オルガン)
ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)
Disc. 8
オルガン曲集
トッカータとフーガ ニ短調BWV.565
「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」によるビチニウムBWV.711
「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」によるフーガBWV.715、
BWV.716、BWV.717
協奏曲ハ長調BWV.594(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲RV.208)
コレッリの主題によるフーガ ロ短調BWV.579
コラール「キリストは死の絆につきたまえり」BWV.718、
「われを憐れみたまえ、おお主なる神よ」BWV.721、
「主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ」BWV.726、
「われらみな唯一なる神を信ず」BWV.765、
トリオ ト長調BWV.1027a、前奏曲とフーガ ホ短調BWV.548
ハンス・ファーイウス(Org)
Disc. 9
カンタータ第147番「心と口と行いと生活で」BWV.147
カンタータ第181番「軽薄で移り気な者」BWV.181
カンタータ第66番「喜べ、汝ら心よ」BWV.66
ピーター・ヤン・リューシンク指揮、
ネザーランド・バッハ・コレギウム、オランダ少年合唱団、他
Disc. 10
マニフィカトBWV.243
ミミ・ケルツェ(ソプラノ)マーガレット・シェーステット(ソプラノ)
ヒルデ・レッスル=マイダン(アルト)アントン・デルモタ(テノール)
フレデリック・ガスリー(バス)アントン・ハイラー(オルガン)
フェリックス・プロハスカ指揮、ウィーン国立歌劇場管弦楽団、合唱団
コラール集
汝の神に向かいて舞い上がれBWV.40より
魂の花婿よBWV.409
われら心の底から歌うBWV.187より
主に向かいて歌え 新しき歌をBWV.411
わが神に向かいて歌うべきにあらずやBWV.413
汝の怒りでわれを罰することなかれBWV115より
われは汝に別れを告げんBWV.415
天にましますわれらの父BWV.90より、BWV.102より
われは神より離れまじBWV.417、BWV.418、BWV.419
われは神より離れまじ 未完のカンタータより
われは神より離れまじBWV.73より
神がわれらとともになかりせばBWV.14
何ゆえに悲しむや わが心よBWV420、BWV.4より
ニコル・マット指揮、フライブルク・バロック管弦楽団、
ヨーロッパ室内合唱団




<Berlin Classics>
BC 1672 \2380
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ
BWV.1002、BWV.1004、BWV.1006
ミドリ・ザイラー(pf)

BC 1674 \2380
Il Giardino die piacere
ヨハン・フリードリヒ・マイスター(1638-97):ソナタ集
ソナタ第2番、第4番-第6番、第10番、第11番
ムジカ・アンティクァ・ケルン

BC 0300174 \2380
A Baroque Celebration in the Frauenkircheバロック音楽のコンサート
ルードヴィヒ・ギュトラー(Trp)
ブラス・アンサンブル、ゼンパー・ブラス
ドレスデン聖母教会再建5周年を記念して行われたコンサート




<FLORESTAN>
FLCP 21013 \2800
Music promenade
音の散歩 - 空へ
1.紫陽花
2.ブエノスアイレスのワルツ.
3.ノクターン
4.空へ
5.Ballad for Piano
6.歩く
7.こもりうた
8.小さなミロンガ
3つのセンチメンタルな組曲
9.Iオスティナート
10.IIバルカローレ
11.IIIアリア
12.竹田の子守唄
ピアノ・作曲・編曲:金益研二
2011年1月31日、2月1日ソニーミュージック・スタジオにて録音
Profile
東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。
クラシックからタンゴを中心としたポピュラー音楽まで、自由なスタンスで
演奏および作編曲活動を行っている。2007年1月、習志野文化ホール自主事業
「ニューイヤー!フレッシュコンサート」の企画と演奏を手がける。またヤ
マハミュージックメディアより主にポピュラーピアノのアレンジ楽譜を多数
出版。CD「ジブリのせかい-ピアノの調べ-」他がポニーキャニオンより発売
されている。近年ではヴァイオリニスト古澤巌とも共演しているほか、和楽
器とのコラボレーションにも力を入れている。また、様々なアーティストと
の共演の他にソロピアノの可能性を追求し、ソロピアノでのライブ-音の散歩-
も定期的に開催している。
ブログhttp://kanemasukenji.weblogs.jp/




<Brilliant Classics>
BRL 94214 40枚組 \7850
ヘンデル:作品集
Disc. 1
「水上の音楽」組曲第1番、第2番、第3番
ロバート・ヘイドン・クラーク指揮、コンソート・オブ・ロンドン
Disc. 2
王宮の花火の音楽
アレクサンダー・ギブソン指揮、スコットランド室内管弦楽団
オーボエ協奏曲第3番
ロビン・ミラー(Obe)
アレクサンダー・ギブソン指揮、スコティッシュ室内管弦楽団
ハープ協奏曲
マリア・グラフォーヴァ(Harp)
ハルトムート・ヘンヒェン指揮、ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
オラトリオ「ソロモン」より「シバの女王の入場」
ジョン・リュボック指揮、セント・ジョンズ・スミス・スクウェア管弦楽団
合奏協奏曲第8番Op.6-8
ズジスワフ・ショスタク指揮、ウッチ室内管弦楽団
Disc. 3
合奏協奏曲Op.3
ヤーノシュ・ローラ指揮、ブダペスト・フランツ・リスト室内管弦楽団
Disc. 4、5
オラトリオ「復活」HWV.47
クラールチェ・ファン・フェルトホーフェン(Sop)
ステファニー・トゥルー(Sop)Kristine Gether(Alt)
マルセル・ベークマン(Ten)ミッチェル・サンドラー(Bs)
マルコ・ヴィターレ指揮、コントラスト・アルモニコ
Disc. 6、7
イタリア・カンタータ集
あの宿命の日からHWV.99
涙にくれる女たち言っておくれHWV.107
いとしい森 心地好い風よHWV.88
私が別れを告げた時HWV.80
恋する魂はHWV.173
おお 輝き澄んだ瞳HWV.144
私の美しい恋人のHWV.104
甘く喜ばしいそよ風よHWV.84
炎の間をお前は戯れに飛び交うHWV.170
ステファニー・トゥルー(Sop)
マルコ・ヴィターレ指揮、コントラスト・アルモニコ
Disc. 8-12
オルガン協奏曲集
オルガン協奏曲Op.4、Op.7
ヘ長調「かっこうと夜うぐいす」HWV.295、イ長調HWV.296a、
ニ短調HWV.304、ヘ長調HWV.305a
クリスティアン・シュミット(Org)
ニコル・マット指揮、シュトゥットガルト室内管弦楽団
ハープ協奏曲HWV.294
シャルロッテ・バルツェライト(Harp)
ジュリアン・フーチャー、エロディー・ヴィーマー(Recorder)
ニコル・マット指揮、シュトゥットガルト室内管弦楽団
6つのフーガよりHWV.605、HWV.607、HWV.608、HWV.610
マヌエル・シュミット、キルスティ・ウィルソン(Obe)
ヨーゼフ・ヴァイスタイナー、ヴォルフガング・ヴィプフラー(Hrn)
フランク・レーマン、ウルリヒ・ヘルマン(Fgt)
クリスティアン・シュミット(Org)
ニコル・マット指揮、シュトゥットガルト室内管弦楽団
Disc. 13
フルートソナタ集
フルートソナタOp.1-1a、ハレ・ソナタ第1番-第3番、ニ長調HWV.378、
ト長調Op.1-5、ロ短調Op.1-9、ホ短調Op.1-1b
レコール・ドルフィー
スティーヴン・プレストン(Flt)スーザン・シェパード(Vc)
ジョン・トール、ルーシー・キャロラン(Cemb)
Disc. 14
ヴァイオリンソナタ集、オーボエソナタ集
ヴァイオリンソナタ イ長調、ト短調、ニ短調、ニ長調
オーボエソナタ 変ロ長調、ハ短調、ヘ長調
ヴァイオリン楽章イ短調、ハ短調
レコール・ドルフィー
ジョン・ホロウェイ(Vln)デヴィッド・ライヒェンバーグ(Obe)
スーザン・シェパード(Vc)ルーシー・キャロラン(Cemb)
Disc. 15-17
トリオソナタ集
トリオソナタOp.2、Op.5
シンフォニア変ロ長調
トリオソナタ ヘ長調、ハ短調Op.2-1a、ト短調、ハ長調、ホ長調
レコール・ドルフィー
ジョン・ホロウェイ、ミカエラ・コンベルティ、アリソン・ベリー(Vln)
スティーヴン・プレストン(Flt)フィリップ・ピケット(Recorder)
スーザン・シェパード(Vc)ロバート・ウーリー、ジョン・トール、
ルーシー・キャロラン(Cemb)
Disc. 18
リコーダーソナタ集
リコーダーソナタHWV.365、HWV.367a、HWV.360、HWV.377、HWV.362、
HWV.369、HWV.358
エリック・ボスグラーフ(Recorder)フランチェスコ・コンティ(Cemb)
Disc. 19、20
ハープシコード組曲第1集
組曲HWV.426-HWV.433
ミカエル・ボルグステーデ(Cemb)
Disc. 21、22
ハープシコード組曲第2集
組曲HWV.434、シャコンヌHWV.435、組曲HWV.436-HWV.441、前奏曲、
歌劇「リナルド」より「私は戦を挑み、怒りをもって」
ミカエル・ボルグステーデ(Cemb)
Disc. 23
戴冠式アンセム集
司祭ザドクHWV.258
わが心はうるわしい言葉にあふれHWV.261
汝の御手は強くあれHWV.259
主よ 王はあなたの力によって喜びHWV.260
ディヴィッド・ウィルコックス指揮、
オランダ・バロック管弦楽団、オランダ少年合唱団
オルガン協奏曲第7番Op.7-1
リエン・フォスクイレン(Org)
ディヴィッド・ウィルコックス指揮、オランダ・バロック管弦楽団
Disc. 24
劇音楽「錬金術師」HWV.43
カンタータ「アポロとダフネ」HWV.122
ニコラ・ウィミス(Sop)トム・ソル(Bs)ミカエル・ボルグステーデ(Cemb)
イェド・ヴェンツ指揮、ムジカ・アド・レーヌム
Disc. 25、26
オラトリオ「メサイア」HWV.56
リン・ドーソン(Sop)ヒラリー・サマーズ(Alt)
ジョン・マーク・エインズリー(Ten)アラステア・マイルズ(Bs)
シュテファン・クレオバリー指揮、
ブランデンブルク・コンソート、ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団
Disc. 27
ヨハネ受難曲
マリア・ザードリ、イボリャ・ヴェレビチュ(Sop)
ユディト・ネメス(MSop)チャールズ・ブレット(C-T)
マルティン・クライトマン、ガボール・カーライ(Ten)
イシュトヴァーン・ガーティ、ヨーゼフ・モルドヴェイ(Br)
パール・ネーメト指揮、カペラ・サヴァリア、他
Disc. 28、29
オラトリオ「エジプトのイスラエル人」HWV.54
スザンネ・コルネリウス、アントニア・ブルヴェ(Sop)
ティム・ミード(C-T)ベルンハルト・ベルヒトルト(Ten)
クレメンス・ザンダー(Bs)ミカ・カレス(Bs)
アンソニー・ブラモル指揮、
ドイツ・ヘンデル・ゾリステン管弦楽団、ヨーロッパ室内合唱団
Disc. 30、31
カンタータ「アチ、ガラテアとポリフェーモ」HWV.72
ステファニー・トゥルー(Sop)ルチアーナ・マンチーニ(MSop)
ミッチェル・サンドラー(Bs)
マルコ・ヴィターレ指揮、コンソート・アルモニコ
Disc. 32、33
オラトリオ「ユダス・マカベウス」HWV.63
ヘザー・ハーパー(Sop)ヘレン・ワッツ(Contralto)
アレクサンダー・ヤング(Ten)ジョン・シャーリー=カーク(Br)
ヨハネス・ソマリー指揮、イギリス室内管弦楽団、他
Disc. 34、35
オラトリオ「ソロモン」HWV.67
フスティーノ・ディアス(Bs)ロバート・ティアー(Ten)
マイケル・リッポン(Bs)シェイラ・アームストロング(Sop)
フェリシティ・パーマー(Sop)
ヨハネス・ソマリー指揮、イギリス室内管弦楽団、他
Disc. 36、37
オラトリオ「セメレ」HWV.58
フスティーノ・ディアス(Bs)マーク・デラー(C-T)
シェイラ・アームストロング(Sop)ヘレン・ワッツ(contralto)
ロバート・ティアー(Ten)エドガー・フリート(Ten)
フェリシティ・パーマー(Sop)
ヨハネス・ソマリー指揮、イギリス室内管弦楽団、他
Disc. 38-40
オラトリオ「イェフタ」HWV.70
アレクサンダー・ヤング(Ten)ジョン・ローレンソン(Bs)
ヘレン・ワッツ(contralto)レリ・グリスト(Sop)
モーリン・フォレスター(contralto)シモン・ウルフ(treble)
ヨハネス・ソマリー指揮、イギリス室内管弦楽団、他
DVD
オラトリオ「メサイア」HWV.56
リン・ドーソン(Sop)ヒラリー・サマーズ(Alt)
ジョン・マーク・エインズリー(Ten)アラステア・マイルズ(Bs)
シュテファン・クレオバリー指揮
ブランデンブルク・コンソート、ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団
◎ブックレットはCDROMにて収録


BRL 93779 \540
ヘンデル:組曲「水上の音楽」
組曲第1番-第3番
ロバート・ハイドン・クラーク指揮、コンソート・オブ・ロンドン

BRL 94055 \540
レスピーギ:ピアノと管弦楽のための作品集
トッカータ、ミクソリディア旋法のピアノ協奏曲
サンドロ・イヴォ・バルトリ(pf)
ミケーレ・カルッリ指揮、ザクセン・ランデスビューネン管弦楽団

BRL 94147 6枚組 \3080
Studies and Transcriptions リスト:ピアノ曲集
超絶技巧練習曲集/ベートーヴェン(リスト編):交響曲第6番「田園」S.464
ワーグナーの作品によるピアノ改編曲集 リエンツィより幻想曲S.439、
タンホイザーより優しい夕星よS.444、
ワルトブルク城への客人の入場 S.445-1、
ニーベルングの指環よりヴァルハラS.449、
さまよえるオランダ人よりバラードS.441、
糸紡ぎの合唱S.440、ローエングリンより聖堂へ向かうエルザの入場S.445-2、
エルザの夢S.446-2、ローエングリンの叱責S446-3、
祝祭劇と祝唱歌S.446-1、
ニュルンベルクのマイスタージンガーより冬の静かな炉辺でS.448、
トリスタンとイゾルデよりイゾルデの愛の死S.447、
パルジファルより聖杯への祝典行進曲S.450
ヴェルディの作品によるピアノ改編曲集 
エルナーニより演奏会用パラフレーズS.432、
イェサレムよりめでたしマリアS.431、
トロヴァトーレよりミゼレーレS.433、
リゴレットより演奏会用パラフレーズS.434、
ドン・カルロより祝典の合唱と葬送行進曲S.435、
レクイエムよりアニュス・デイS.437、
シモン・ボッカネグラより追想S.438、
アイーダより神前の踊りと終幕の二重唱S.436
ラッセン(リスト編):
ヘッベルの「ニーベルンゲン」より「ハーゲンとクリームヒルト」
「Bechlarn」
メンデルスゾーン(リスト編):
結婚行進曲と妖精の踊りS.410(真夏の夜の夢より)
グノー(リスト編):別れS.409(ロメオとジュリエットより)
ベッリーニ(リスト編):
「夢遊病の女」のモティーフ・ファヴォリスによる幻想曲S.627
グノー(リスト編):シバの女たちS.408(シバの女王より)
グノー(リスト編):ワルツS.407(ファウストより)
ジチ(リスト編):アデールのワルツS.456
モーツァルト(リスト編):「ドン・ジョヴァンニ」の回想S.418
ミケーレ・カンパネッラ(pf)

BRL 94154 \540
La musique de la chambre du Roy
ロベール・ド・ヴィゼー(1655頃-1733):組曲集
組曲ハ長調、イ短調、ニ短調、ト長調、ト短調、
Les Sylvains de Couperin
マヌエル・スタロポリ(リコーダー、バロックフルート)
マッシモ・マルケーゼ(Theorbo)
クリスティアーノ・コンタディン(Viola da gamba)

BRL 94171 \540
デルディナンド・レバイ(1880-1953):
クラリネットとギターのための作品全集
3つの演奏会用小品、
舞曲第4番、第5番、第7番(ベートーヴェンのドイツ舞曲WoO8による編曲)
小変奏曲(ショパンの前奏曲Op.28による編曲)、
ソナタ ニ短調、ソナタ イ短調、ソナチネ変ロ長調
ルイージ・マジストレッリ(Cla)
マッシモ・ラウラ(Guitar)

BRL 94187 \540
ピーテル・バステイン(1649-1729):クラヴサンのための9つの組曲
アレッサンドロ・シモネット(Cemb)

BRL 94188 \540
チャイコフスキー:チェロと管弦楽のための作品全集
ロココ風の主題による変奏曲Op.33、6つの小品Op.19よりノクターン、
弦楽四重奏曲第1番Op.11よりアンダンテ・カンタービレ、
カプリッチョ風小品Op.62、
バレエ「眠りの森の美女」Op.66よりアンダンテ・カンタービレ、
弦楽のためのセレナードOp.48
アレクサンドル・ルーディン(Vc)
ムジカ・ヴィヴァ器楽アンサンブル

BRL 94217 3枚組 \1550
ギヨーム・ド・マショー(1300頃-1377):宗教曲と世俗音楽集
ノートルダム・ミサ曲、Le vray remede d'amour、
Le Jugement du Roi de Navarre
アンサンブル・ジル・バンショワ
ブックレットはCDROMで収録




<WARNER CLASSICS>
WARNER 2564 673671 2枚組 \1350
Serene Classics 静寂なクラシック音楽集
パレストリーナ、バッハ、タリス、パーセル、グレツキ、タヴァナー、
ベルト、他の作曲家の作品より
シャンティクリア、オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団、他

WARNER 2564 678566 2枚組 \2450
ジョン・ケージ:
プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュード
危険な夜、バッカスの祭り、
ジョン・ケージ・トリビュート/ナンカロウ:
前奏曲とブルース、アーシュラのための3つのカノン、
自動ピアノのための習作より
ジョアンナ・マグレガー(pf)

WARNER 2564 678306 2枚組 \2450
ガーシュウィン:
ラプソディ・イン・ブルー(Jazz Band version)
ピアノ協奏曲へ調、
フォギー・デイ(ガーシュウィン編)、
フィジェティ・フィート(ガーシュウィン編)、
バット・ノット・フォー・ミー(ガーシュウィン編)、
ガーシュウィン・ソング・ブック
ジョアンナ・マグレガー(pf)


●WARNER Opera series
WARNER 2564 674980 3枚組 \3500
モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」
レッラ・クベルリ(Sop)チェチーリア・バルトリ(MSop)
フェルッチオ・フルラネット(Bs)クルト・シュトライト(Ten)
ダニエル・バレンボイム指揮、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団、他

WARNER 2564 675177 4枚組 \4180
ワーグナー:楽劇「パルジファル」
ジョゼ・ヴァン・ダム(Br)ジョン・トムリンソン(Bs)
マティアス・ヘレ(Bs)ジークフリート・イェルサレム(Ten)
ダニエル・バレンボイム指揮、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団、他

WARNER 2564 674976 2枚組 \2450
サン・サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」
オルガ・ボロディナ(MSop)ホセ・クーラ(Ten)ロバート・ロイド(Bs)
コリン・デイヴィス指揮、ロンドン交響楽団、他

WARNER 2枚組 \2450
デュカス:歌劇「アリアーヌと青ひげ」
カテリーネ・シージンスキー(Alt)ガブリエル・バキエ(Br)
マリアーナ・パウノヴァ(Alt)アンヌ=マリー・ブランザ(Sop)
アルミン・ジョルダン指揮、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、他

WARNER 2564 674974 2枚組 \2450
ベルリオーズ:歌劇「ベアトリスとベネディクト」
ヴァンサン・ル・テキシエ(Bs)ジル・カシュマーユ(Br)
ジャン=リュク・ヴィアラ(Ten)スーザン・グラハム(MSop)
ジョン・ネルソン指揮、リヨン歌劇場管弦楽団、他

WARNER 2564 674403 3枚組 \3500
リスト:管弦楽曲、ピアノ曲集
ファウスト交響曲、ダンテ交響曲、ダンテ・ソナタ、ソナタ ロ短調、
ハンガリー狂詩曲第2番、ヴェルディの歌劇による3つのパラフレーズ
ブラシド・ドミンゴ(Ten)
ダニエル・バレンボイム(pf、指揮)
シュターツカペレ・ベルリン/ベルリンフィルハーモニー管弦楽団

WARNER 2564 676062 6枚組 \4580
モーリス・アンドレ(Trp)名演奏集第4集
組曲、舞曲、編曲集、クリスマスキャロル、民謡集など

WARNER 2564 676018 14枚組 \7280
J.S.バッハ:オルガン曲全集
マリー=クレール・アラン(Org)
1990年デジタル録音盤


●WARNER APEX series
WARNER 2564 675473 \680
ヘンデル/モーツァルト:オペラアリア集
ジェニファー・ラーモア(MSop)
ヘスス・ロペス=コボス指揮、ローザンヌ室内管弦楽団

WARNER 2564 675400 \680
マーラー:大地の歌
ヴァルトラウト・マイアー(MSop)ジークフリート・イェルザレム(Ten)
ダニエル・バレンボイム指揮、シカゴ交響楽団

WARNER 2564 675389 \680
マーラー:リュッケルト歌曲集
亡き子をしのぶ歌、子供の不思議な角笛
ディートリヒ・ヘンシェル(Br)
ケント・ナガノ指揮、ハレ管弦楽団

WARNER 2564 675392 \680
マーラー:亡き子をしのぶ歌
ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
ヴォルフ:メーリケ歌曲集より
ヴァルトラウト・マイアー(MSop)
ダニエル・バレンボイム指揮、パリ管弦楽団

WARNER 2564 675470 \680
チャイコフスキー:管弦楽曲集
フランチェスカ・ダ・リミニ、弦楽セレナーデ、スラヴ舞曲
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、ソビエト国立文化省交響楽団


●WARNER DVD
WARNER 5249 849352(DVD-Video) 4枚組 \4850
プラシド・ドミンゴ(Ten)
ヴェリズモ・オペラ名唱集
ジョルダーノ:アンドレア・シェニエより(コヴェントガーデン歌劇場)
ペネラ:山猫より(ロサンゼルス ミュージックセンター)
レオンカヴァルロ:道化師より(ワシントン国立歌劇場)



<WARNER CLASSICS>
●WARNER APEX series
WARNER 0927 405982 \680
ブラームス:チェロソナタ第1番、第2番
シューマン:幻想小曲集Op.73
アルト・ノラス(Vc)
ユハニ・ラーゲルスペッツ(pf)

WARNER 2564 615032 \680
ロッシーニ:歌劇「チェネレントラ」抜粋版
ジェニファー・ラーモア(MSop)ラウール・ヒメネス(Ten)
ジーノ・キリコ(Br)アレッサンドロ・コルベッリ(Br)
カルロ・リッツィ指揮、ロイヤル・オペラハウス管弦楽団、他

WARNER 2564 622982 2枚組 \1050
チェロとコントラバスのため作品集
イグナーツ・ヨーゼフ・プライエル、ベンダ、ボッケリーニ、テレマン、
M.ハイドン、クラフト、デュポール、ノイバウアー、他の作品より
イェルク・バウマン(Vc)
クラウス・シュトール(Cb)


●WARNER DVD
WARNER 2564 694806(DVD-Video) 2枚組 \4850
Knowledge is the beginning ラマラ・コンサート
モーツァルト:協奏交響曲K.Anh.9(K.297b)
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
エルガー:エニグマ変奏曲より ニムロッド
ダニエル・バレンボイム指揮、
ウエスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラ
バレンボイムがイスラエルとパレスチナの平和のために中東の若手音楽家
を集めた。オーケストラの企画の階段から、パレスチナ自治区ラマラでの
コンサート開催までを追いかけたドキュメンタリーと、そのラマラでのコ
ンサート・ライヴを収録した2枚組。

WARNER 5046 739212(DVD-Video) \3500
グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」
ジャネット・ベイカー(MSop)エリーザベト・シュパイサー(Sop)
エリザベス・ゲイル(Sop)  
レイモンド・レッパード指揮、ロンドン交響楽団、他
グラインドボーン音楽祭

WARNER 5144 288102(DVD-Video) \3500
Magic in the Air
アイルランド・ウエストコーク国際室内楽音楽祭より
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲
マルク=アンドレ・アムラン(pf)RTEヴァンブラ四重奏団
フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番
マルク=アンドレ・アムラン(pf)レオポルト弦楽三重奏団
シュニトケ:ピアノ五重奏曲
ジョアンナ・マグレガー(pf)RTEヴァンブラ四重奏団、他

WARNER 5186 588712(DVD-Video) 4枚組 \4850
My greatest roles Vol.2
プラシド・ドミンゴ(Ten)
ヴェルディ・オペラ名唱集
オテロより(コヴェントガーデン歌劇場 ショルティ指揮)、
エルナーニより(ミラノ・スカラ座 ムーティ指揮)、
トロヴァトーレより(ウィーン国立歌劇場 カラヤン指揮)




<MEMBRAN>
●Membran DOCUMENTS Series
MEMBRAN 232804 2枚組 \950
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲全集
ユーディ・メニューイン指揮、バース音楽祭管弦楽団
1959年録音

MEMBRAN 233075 2枚組 \950
ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品集
ピエール・フルニエ(Vc)フリードリヒ・グルダ(pf)
1959年録音

MEMBRAN 232806 2枚組 \950
ブリテン:歌劇「ピーター・グライムズ」
ベンジャミン・ブリテン指揮、ロイヤル・オペラハウス管弦楽団、他
ピーター・ピアーズ(Ten)クレア・ワトソン(Sop)ジェイムズ・ピース(Br)
デヴィッド・ケリー(Bs)
1958年録音

MEMBRAN 233188 3枚組 \1650
ビゼー:歌劇「カルメン」
トーマス・ビーチャム指揮、フランス国立放送管弦楽団、他
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(Sop)ニコライ・ゲッダ(Ten)
ジャニーヌ・ミショー(Sop)エルネスト・ブランク(Br)
1958年録音


●Membran 10CD BOX Series
MEMBRAN 233316 10枚組 \1350(予定 価格変更の可能性あり)
The British Symphony Collection
イギリスの作曲家による交響曲集
Disc. 1
エルガー:
インドの王冠、砂漠での声、ポローニア、ピアノ協奏曲(抜粋)、
スペインの貴婦人、シビック・ファンファーレ
メッテ・クリスティーナ・エステルゴー、ピーター・ホール、
マーガレット・フィンガーハット
ダグラス・ボストック指揮、ミュンヘン交響楽団
録音:2000年
Disc. 2
コーウェン:交響曲第6番
コールリッジ=テイラー:交響曲イ短調
ダグラス・ボストック指揮、オーフス交響楽団
録音:2005年
Disc. 3
ディーリアス:山上にて、ノルウェーの7つの歌、山上にて(メロドラマ版)
ヤン・ルンド、ピーター・ホール
ダグラス・ボストック指揮、ロイヤル・リヴァプール管弦楽団
録音:2000年
Disc. 4
バックス:交響曲第6番、ティンタジェル、冒険のための序曲
ダグラス・ボストック指揮、ミュンヘン交響楽団
録音:1998年
Disc. 5
ヴォーン・ウィリアムズ:
ヨブ、古いキャロルの旋律による前奏曲、管弦楽のための変奏曲
ダグラス・ボストック指揮、ミュンヘン交響楽団
録音:1998年
Disc. 6
ホルスト:
交響曲、ウォルト・ホイットマン序曲、ハンプシャー組曲、
どこまでも馬鹿な男、管弦楽のためのスケルツォ
ダグラス・ボストック指揮、ミュンヘン交響楽団
Disc. 7
ブッシュ:交響曲第1番、第2番
ダグラス・ボストック指揮、王立ノーザン音楽大学管弦楽団
録音:2004年
Disc. 8
バターワース:交響曲第1番
ギプス:交響曲第2番
ダグラス・ボストック指揮、ミュンヘン交響楽団
録音:1998年
Disc. 9
アーノルド:
交響曲第5番、ディヴェルティメント第2番、機械、ソリティア(抜粋)、
聖トリニアンの美女たち
ダグラス・ボストック指揮、ミュンヘン交響楽団
録音:1998年
Disc. 10
グレグソン、ホディノット、マックケーブ:管弦楽のための協奏曲
ダグラス・ボストック指揮、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団


MEMBRAN 233314 10枚組 \1080 ※既ご案内済み
Unkonventioneller Tonpoet
シベリウス:名曲集
Disc. 1-6
交響曲第1番-第5番、第7番、ポヒョラの娘、伝説、カレリア組曲
ジョン・バルビローリ指揮、トーマス・ビーチャム指揮、
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、パウル・クレツキ指揮、
セルゲイ・クーセヴィツキー指揮、ハンス・ロスバウト指揮、
オーレ・シュミット指揮、
BBC交響楽団、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ボストン交響楽団、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団、フィルハーモニー管弦楽団、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1933、1936-39、1942、1950、1953、1955、1957、1996年
Disc. 7
夢、春は飛ぶごとく足早に、フリッガに寄せて、鳥のさえずり、
ロメオ、3月の雪の上のダイヤモンド、葦よそよげ、黒いばら、
フィンランディア讃歌、他
キム・ボルグ、エリック・ウェルバ
録音:1957年
Disc. 8
ペレアスとメリザンド、フィンランディア、白鳥姫、
レンミンカイネンの帰郷、吟遊詩人
トーマス・ビーチャム指揮、セルゲイ・クーセヴィツキー指揮、
ハンス・ロスバウト指揮、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
ボストン交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1936-38、1954、1955年
Disc. 9
ヴァイオリン協奏曲
ジネット・ヌヴー(Vln)
ワルター・ジュスキント指揮、フィルハーモニー管弦楽団
録音:1945年
大洋の女神
トーマス・ビーチャム指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1955年
Disc. 10
タピオラ、テンペスト序曲、組曲「歴史的情景」第1番より祭り、
トゥオネラの白鳥、悲しきワルツ
エイドリアン・ボールト指揮、ハンス・ロスバウト指揮、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1954、1956、1957年


MEMBRAN 233315 10枚組 \1350(予定 価格変更の可能性あり)
Perfection and Soul
ウラディミール・ホロヴィッツ(pf)名演奏集
Disc. 1
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮、NBC交響楽団
録音:1941年
リスト:ハンガリー狂詩曲第6番/サン=サーンス:死の舞踏
録音:1942、1950年
Disc. 2
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番、前奏曲Op.23-5
フリッツ・ライナー指揮、RCAビクター交響楽団
録音:1931、1951年
カバレフスキー:前奏曲Op.38(抜粋)
ムソルグスキー:モスクワ河の夜明け
プロコフィエフ:トッカータ
録音:1947年
Disc. 3
リスト:ピアノソナタ ロ短調、
詩的で宗教的な調べより第7曲「葬送、1849年10月」
ハンガリー狂詩曲第15番「ラコッツィ行進曲」
ハンガリー狂詩曲第2番、「旅のアルバム」第1巻より「泉のほとりで」
忘れられたワルツ第1番、ペトラルカのソネット第104番
録音:1932、1947、1950、1951、1953年
Disc. 4、5
ショパン:
ピアノソナタ第2番、舟歌、、バラード第4番、ポロネーズ第7番、
練習曲第4番、第5番、第8番、第15番、ワルツ第2番、第7番、
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ、他
録音:1932-35、1945、1947、1951-53年
Disc. 6
ベートーヴェン:ピアノソナタ第7番、第23番「熱情」
録音:1959年
Disc. 7
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮、NBC交響楽団
録音:1940年
Disc. 8
スカルラッティ:ピアノソナタK.46、87、322、380、455、531
モーツァルト:ピアノソナタ第11番よりロンド
ハイドン:ピアノソナタHob.XVI:52
メンデルスゾーン:厳格な変奏曲
J.S.バッハ:「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」
録音:1946-47、1951年
Disc. 9
カバレフスキー:ピアノソナタ第2番/バーバー:遠足(抜粋)
ドビュッシー:練習曲第1巻より第1番、第4番、第6番、人形へのセレナード
録音:1945、1947、1948年
Disc. 10
スクリャービン:ピアノソナタ第3番、前奏曲
録音:1955、1956年


MEMBRAN 233317 10枚組 \1350(予定 価格変更の可能性あり)
Spirales 現代音楽曲集
Disc. 1
Vagn Holmboe
Fanfare Op.121, Notturno Op.19, Quartetto Medico Op.70 and more
Brass, Wind and Percussion Ensemble, Christian Christiansen(bass),
Marie Rorbech(piano), Mogens Andresen(conductor)
Disc. 2
Niels Viggo Bentzon
Chamber Music for Brass Instruments
Jakob Heiding(horn), Niel-Ole Bo Johansen(trombone),
Finn Schumacker(tuba), Erik Kaltoft(piano)(2004-06)
Disc. 3
Danish Music for Trumpet & Organ
Works by Peter Moller, Thomas Koppel, Ole Schmidt,
Jesper Madsen, Lasse Toft Eriksen, Carl-Aage Eliasson,
Thomas Viggo Pedersen
Kasper Knudsen(trumpet), Ole Andersen(trumpet),
Inge Beck(organ)(2001)
Disc. 4
Danish Organ Music from the Late 20th Century
Works by Frode Bitsch, Bo Gronbech, Svend Erik Tarp, Jesper Madsen
Helge Gramstrup plays at the Poul-Gerhard Andersen organ Sankt
Markus Church, Arhus(2004)
Disc. 5
trombone & electronics
Works by Wayne Siegel, Jesper Hendze, Lasse Laursen,
Ivar Frounberg, Bent Lorentzen, Jens Horving
Niels-Ole Bo Johansen(trombone), Mads Bendsen(vibraphone)(2001)
Disc. 6
Toru Takemitsu in Memoriam
Works by Toru Takemitsu, Noriko Hisada, Tokuhide Niimi,
Norio Fukushi
Marianne Leth(flute), Anders Borbye(Guitar)(2006)
Disc. 7
Chamber Music for Violin and Piano
Works by Karol Szymanowski, Paul Hindemith, Francis Poulenc
Christine Michaela Pryn(violin), Joachim Olsson(piano)
Disc. 8
Piano Trios by Vagn Holmboe, Anders Nordentoft,
Per Norgard, Michael Nyvang, Anders Koppel
The Jalina Trio(2003)
Disc. 9
Rudolph Simosen
Clarinet Quintet, String Quartets Nos. 1+2
Henry Linder(clarinet), Kontra Quartet
Disc. 10
Choir Music from the 20th and 21st Century
Works by Eric Whitacre, Lasse Enersen, Francesco Cali,
Morten Poulsen, Jaako Mantyjarvi, Kelly Crandell, Catharina Palmer
Chamber Choir Hymnia, Flemming Windekilde(conductor)(2004)


MEMBRAN 233318 10枚組 \1350(予定 価格変更の可能性あり)
Il prete rosso
ヴィヴァルディ:名曲集
Disc. 1
四季
マルコ・ロリアーノ(Vln)
フェデリコ・フェッリ指揮、アンサンブル・レスピーギ
録音:2003年
ヴァイオリン協奏曲第9番、第12番
エットレ・ペッレグリーノ(Vln)アルベルト・マルティーニ(Vln)
アルベルト・マルティーニ指揮、イ・フィラルモニチ室内管弦楽団
録音:1995年
Disc. 2
弦楽と通奏低音のための協奏曲RV.124、154、302、367、522、578
ファビオ・ビオンディ(Vln)アドリアン・シャモロ(Vln)
マウリツィオ・ナッデオ(Vc)
リナルト・アレッサンドリーニ指揮、コンチェルト・イタリアーノ
録音:1988年
Disc. 3
マンドリンとリュートのための協奏曲と三重奏曲RV.82、85、93、425、532
カルロ・アオンゾ(Mandolin)パオラ・エスポジト(Mandolin)
サンドロ・ヴォルタ(Lute、Lombard Mandolin)
パトリツィア・デル・チョット(Vln)バルバラ・ボガニーニ(Vln)
ソニア・ジャカローネ(Vc)
サンドロ・ヴォルタ指揮、ドロン・アンサンブル
録音:1999年
Disc. 4
オーボエ協奏曲RV.449、451、454、455、460、461
パオロ・グラツィア(Obe)アンサンブル・レスピーギ
録音:2003年
Disc. 5
ファゴット協奏曲RV.474、481、483、488、489、501、502
ロベルト・ジャッカーリャ(Fgt)アンサンブル・レスピーギ
録音:2004年
Disc. 6
フルートと弦楽のための6つの協奏曲
マリオ・アンチロッティ(Flu)
アルベルト・マルティーニ指揮、イ・フィラルモニチ室内管弦楽団
録音:1994年
Disc. 7
管弦楽を含まない協奏曲集RV.88、94、99、101、103、107
ヌオーヴォ・クインテット・デ・ヴェネツィア
録音:1994年
Disc. 8
カンタータ集
春風が草を渡りRV.669、夜も更けてRV.655、
立ち去る波のざわめきにRV.657、生まれついたる厳しさでRV.658、
山鳩を求めて空しくRV.659、蝶々は舞うRV.660
エーレナ・チェッキ・フェーディ(Sop)モード・アンティクォ
録音:1997年
Disc. 9
宗教曲集
詩篇第112「主の僕たちよ、主をほめたたえよ」RV.600
「ディクシット・ドミヌス」への序唱「喜ばしき聖母よ、昇天したまえ」
RV.635
「ミゼレーレ」の導入歌「草原ではなく」RV.641
ラウラ・アントネッリ(Sop)ロベルト・バルコーニ(Alt)
オーケストラ・バロッカ“G・B・ティエポロ
録音:2003年
Disc. 10
オペラからの音楽集
オルランド・フリオーソ、ダリウスの戴冠、テウッツォーネ、
ペルシャ王シローエ、オルランド、オリンピアーデ、タメルラーノ、
グリセルダより
アンジェロ・マンツォッティ(MaleSop)
オーケストラ・バロッカ・ディ・ボローニャ
録音:1999年


MEMBRAN 233319 10枚組 \1350(予定 価格変更の可能性あり)
Charming Eccentric
ジョルジュ・シフラ(pf)名演奏集
Disc. 1-3、8、9
リスト:
ピアノ協奏曲第1番、第2番、ハンガリー狂詩曲、スペイン狂詩曲、
メフィストワルツ、愛の夢、超絶技巧練習曲集、華麗なるタランテラ、
葬送、半音階的大ギャロップ
録音:1956-58年、1969年
Disc. 4、5
ショパン:
ピアノソナタ第2番、幻想曲Op.49、スケルツォOp.31、
練習曲Op.10-3、Op.10-10、Op.10-12、Op.25-1、ワルツOp.42-2、
Op.64-1、Op.64-2、他
録音:1963、1969年
Disc. 6
シューマン:謝肉祭、幻想曲
録音:1956年、1963年
Disc. 7
ベートーヴェン:ピアノソナタ第21番
グリーグ:ピアノ協奏曲
録音:1963年
Disc. 10
シフラによる編曲集
悲しみのワルツ、トリッチ・トラッチ・ポルカ、美しく青きドナウ、
ハンガリー舞曲第5番、ルーマニア幻想曲、熊蜂の飛行、
タンホイザー序曲
録音:1957年、1959年




<Retrospective revival>
しばらく活動が停止しておりましたレトロスペクティヴですが、心機一転
リリースを再開いたしました。

RETR 0001 \1050
チャイコフスキー:マンフレッド交響曲
ユーリ・シモノフ指揮、ロンドン交響楽団

RETR 0002 \1050
バルトーク:管弦楽のための協奏曲
コダーイ:管弦楽のための協奏曲
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮、ロンドン交響楽団

RETR 0003 \1050
シベリウス:
交響曲第2番
カレリア組曲Op.11
アレクサンダー・ギブソン指揮、ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団

RETR 0004 \1050
V.ウィリアムス:オーボエと弦楽のための協奏曲
グリースリーヴス幻想曲(グリーヴズ編)、揚げひばり、
タリスの主題による幻想曲
ジュリア・ガードウッド(Obe)
ロバート・ハイドン・クラーク指揮、コンソート・オブ・ロンドン

RETR 0005 \1050
ブラームス(シェーンベルク編):ピアノ四重奏曲Op.25
ラフマニノフ(レスピーギ編):5つの音の絵
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

RETR 0006 \1050
V.ウィリアムス:交響曲第5番、第6番
ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー室内管弦楽団

RETR 0007 \1050
エルガー:
交響曲第1番
序曲「南国で」Op.50
ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー室内管弦楽団

RETR 0008 \1050
エルガー:ヴァイオリン協奏曲Op.61
ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲
サルヴァトーレ・アッカルド(Vln)
リチャード・ヒコックス指揮、ロンドン交響楽団

RETR 0009 \1050
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番、第2番
ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲第10番Op.51
ヴァンブラ四重奏団




<Piano classics>
ピアノ作品を専門にした新レーベルの誕生です。

PCL 0001 \1050
ラフマニノフ:ピアノソナタ第2番
楽興の時より変ホ短調Op.16-2、リラの花Op.21-5、
幻想的小品集より道化師Op.3-4、コレルリの主題による変奏曲
チャイコフスキー(ラフマニノフ編):子守歌
メンデルスゾーン(ラフマニノフ編):真夏の夜の夢よりスケルツォ
ニコライ・ルガンスキー(pf)
Licensed: Challenge Classics

PCL 0002 \1050
フランク:ピアノ曲集
前奏曲 コラールとフーガ、前奏曲 フーガと変奏曲、
前奏曲 アリアと終曲、他
イェルク・デームス(pf)
Licensed: M.A.T. Germany

PCL 0004 \1050
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番
ムソルグスキー:展覧会の絵
ウラディーミル・オフチニコフ(pf)
マキシム・ショスタコーヴィチ指揮、フィルハーモニア管弦楽団
Licensed: Phoenix Music International Ltd

PCL 0005 \1050
カバレフスキー:
ピアノソナタ第1番-第3番
4つの前奏曲Op.5
アルトゥール・ピサロ(pf)
Licensed: Phoenix Music International Ltd

PCL 0007 \1050
ジョージ・クラム(1929年-):マクロコスモス第1集、第2集
ロベール・グロロ(pf)
Licensed: Challenge Music, Netherlands

PCL 0008 2枚組 \1780
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
第20番K.466、第23番K.488、第24番K.491、第25番K.503
イヴァン・モラヴェッツ(pf)
ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー室内管弦楽団
Licensed: Haenssler classic

PCL 0009 2枚組 \1780
ヴォジーシェク(1791-1825):ピアノ曲集
幻想曲Op.12、ソナタOp.20、変奏曲Op.19、即興曲Op.7、狂詩曲Op.1、
望みOp.3、楽しみOp.4
アルトゥール・ピサロ(pf)
Licensed: Phoenix Music International Ltd

PCL 0010 2枚組 \1780
J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲BWV.988
エフゲニー・コロリオフ(pf)
Licensed: Haenssler classic

<Challenge Classics>
CC72512(SACD-Hybrid) \2300
ImproviSatie
エリック・サティ:
(真昼の)朝のたそがれ(「古い金貨と古い鎧」より)
グノシェンヌ第5番
ゆがんだ踊り(「冷たい小品」より)
グノシェンヌ第1番
きびしいいましめ、家で一人
(「犬のためのぶよぶよした本当のプレリュード」より)
ゆがんだ踊り
ランプについて(「自動記述法」より)
グノシェンヌ第4番
ゆがんだ踊り
ジムノペディ第1番
鎧の踊り(ギリシャ時代)(「古い金貨と古い鎧」より)
※ボーナス・トラック
ゲース:ナイチンゲール
(ハンス・クリスチャン・アンデルセンにちなんで)
ミヒャエル・ゲース(ピアノ)
ドイツ出身のピアニスト、ミヒャエル・ゲースはクリストフ・プレガルディ
エンの相棒である伴奏者として広く知られており、ピアニストとしてもハン
ブルク・スタインウェイ・コンクール優勝他数々のコンクール入賞暦を誇る
俊英です。ジャズや作曲にも造詣の深いゲースのソロCDは、エリック・サティ
の作品をフューチャーしました。
「音楽が自然に生み出される時、そこには精神が存在するものです。これこ
そが『即興音楽』です。私はそんな『即興音楽』ができるようになるために、
エリック・サティの音楽を勉強してきました。即興演奏に密接な連関性をも
たせ、かつ個性を投影することで、本質を見抜く力を身につけ、発展の可能
性を見出せるようになりました。サティの音楽をよく考察し、サティの音楽
がもつ法則性を応用しました。毎日、サティの音楽の、いわば『占星図』を
解読したのです。この作品の中には、作品の思想に沿って、これ以外にどん
な展開の可能性があるだろうか。サティはサティで道筋を辿っていたのです。
「ゆがんだ踊り」では、サティは同じ作品を3回作曲しました。どうやら、
何度書いても納得するフレーズにはたどり着けなかったようです。ちなみに、
私もそうして何度も試みるのです。」(ゲース)
まさに瞬間瞬間に生きる音楽。ゲースによる独創性あふれるサティを存分に
お楽しみ下さい。

CC 72381 \2080
ヨハン・ヨーゼフ・フックス(1660-1741)
3声のパルティータ集
パルティータ K.319
パルティータ K.320
パルティータ K.321
パルティータ K.322(第1ヴァイオリン:イリア・コロル)
パルティータ K.323
パルティータ E.64(第1ヴァイオリン:イリア・コロル)
パルティータ K.326(第1ヴァイオリン:イリア・コロル)
パルティータ K.331
アルス・アンティクア・オーストリア
(芸術監督:グナール・レツボール)古楽器による演奏
これまでも、前作「ムートン」では音楽史の謎に果敢に挑戦し、又、ヴィヴィ
アーニを取り上げたCDでカンヌ・クラシカル・アワード2002を受賞するなど、
音楽史上忘れ去られた重要な作品群を発掘し、アンサンブル・フュア・ノイ
エ・バロックムジークを旗印にするアルス・アンティクア・オーストリア。
古楽器による演奏にこだわり、質の高い録音を数多く残しています。今回、
彼らが取り上げたのは17-18世紀オーストリアのバロック音楽の重鎮である
ヨハン・ヨーゼフ・フックス。音楽史上重要な対位法教書である「グラドゥ
ス・アド・パルナッスム(パルナッスム(芸術の山)への階段)」を著し、
J.S.バッハ、ベートーヴェンなど後世の音楽家に少なからず影響を与えた人
物です。
「フックスの作品では、どんなに複雑な対位法書式による旋律であっても、
それだけで珠玉の輝きを放っています。より単純な音形の旋律の多くは、ど
れも崇高な趣をたたえた美しいものばかりで、和声が施されてなくても、深
い感動を聴く者に与えます。いわゆるお決まりのフレーズというものはなく、
旋律はひとつひとつ新鮮な魅力をもって創作されており、一人の巨匠による
比類なき創造力から湧き出ているかのようです。」(レツボール)
ヨーロッパを代表する優れた古楽アンサンブルによる秀逸な演奏も聴きもの
です。

<Signum Classics>
SIGCD 247 \2180
プーランク:歌曲全集Vol.1 ――
歌曲集《コカルド》**/歌曲集《メタモルフォーズ》+
歌曲集《陽気な歌》++/ギターに寄せて#/墓碑銘##
ルイーズ・ド・ヴィルモランの3つの詩#/矢車菊**/最後の詩+
ロズモンド++/歌曲集《偽りの婚約》+/歌曲集《パリの風景》**
歌曲集《くじびき》*
フェリシティ・ロット(ソプラノ)*、リサ・ミルン(ソプラノ)+、
ローナ・アンダーソン(ソプラノ)#、ロバート・マーレイ(テノール)**、
クリストファー・マルトマン(バリトン)++、
ジョナサン・レマル(バス・バリトン)##、
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
シグナム・クラシックスからプーランクの歌曲全集がスタート!44年間にわ
たり150曲にも及ぶ声楽とピアノのための音楽を作曲したプーランク。
ユーモラス、シリアス、シュール・・・。様々な性格を持ったプーランクの
歌曲を歌うのは、フェリシティ・ロット、リサ・ミルン、クリストファー・
マルトマンなど超一流の名歌手たち。
ハイペリオンでもお馴染みのマルコム・マルティヌーがリードする充実のプ
ーランク歌曲集。豪華で楽しみなシリーズのスタートです!
2010年2月&9月の録音。

SIGCD 248 \2180
ビクトリア:レクイエム(1605)
ロボ:我が竪琴は悲しみに、エレミアの哀歌
テネブレ、ナイジェル・ショート(ディレクター)
没後400周年を迎えたスペイン・ルネサンス最大の巨匠トマス・ルイス・デ・
ビクトリア(1548-1611)の名作、6声のレクイエム(1605)!
1点の曇りもない澄み切った歌声で洗練された「レクイエム」を奏でるテネブ
レは、ザ・シックスティーン、キングズ・シンガーズのメンバーとして活躍
したナイジェル・ショートによって2001年に結成されたイギリスのプロの室
内合唱団。
2010年11月の録音。

SIGCD 244 \2180
ロドリーゴ:
アランフェス協奏曲/ある貴紳のための幻想曲/ギターのための牧歌
チャルレス・ラミレス(ギター)、
ダグラス・ボイド(指揮)、ヨーロッパ室内管弦楽団
イベリア半島南東部に位置するイギリス領ジブラルタルのギタリスト、チャ
ルレス・ラミレスのロドリーゴ・アルバム。
軍事的に重要な場所であるが故に古くからイギリスとスペインの板挟みにあ
ってきたジブラルタル。「アランフェス協奏曲」でジブラルタルの情熱とロ
ドリーゴの音楽が1つとなる。ボイド&ヨーロッパ室内管のサポートも秀逸。
2010年10月&12月の録音。

SIGCD 249 \2180
コンチェルティ・クリオーシ ――
パラディエス:オルガンまたはチェンバロのための協奏曲
ライヒェナウアー:オーボエのための5声の協奏曲
ベッリーン:5声の協奏曲
ペープシュ:4本のヴァイオリンのための協奏曲
ヘルテル:トランペット協奏曲第3番
クロフト:4本のヴァイオリンのためのソナタ
バルダッサーリ:コルネットと弦楽のためのソナタ
シャリヴァリ・アグレアブル
シグナム・クラシックスの創設初期から古楽分野を支えてきた"楽しい騒ぎ"
の意味を持つピリオド・アンサンブル、シャリヴァリ・アグレアブル。
シャリヴァリ・アグレアブルによって集められたパラディエスやライヒェナ
ウアー、ベッリーンなどの"珍しい"協奏曲集は、歴史の陰に隠れた18世紀の
知られざるコンチェルトに光をあてる。
2010年8月の録音。

SIGCD 246 2枚組 \3500
ヘンデル:オラトリオ《メサイア》HWV.56
ウェインライト:めさめてたたえまつれ
ジェーン・グローヴァー(指揮)、
ハダースフィールド合唱協会、ノーザン・シンフォニア、
エリザベス・ワッツ(ソプラノ)、キャスリン・ウィン=ロジャーズ(アルト)、
マルク・ルブロック(テノール)、ジェームズ・オールドフィールド(バス)、
ジョゼフ・カレン(チェンバロ)、ダリウス・バティワラ(オルガン)
19世紀前半、1836年に創設されたイギリスの合唱協会、ハダースフィールド
合唱協会の「メサイア」。ハダースフィールド合唱協会はマッケラスの指揮
でモーツァルト版の「メサイア」(SIGCD 074)をレコーディングするなど「メ
サイア」を得意としてきた。
指揮にはジェーン・グローヴァー、アルトにはキャスリン・ウィン=ロジャ
ーズを迎えるなど、共演者たちも強力。
2010年12月の録音。

SIGCD 239 \2180
アイリッシュ・ソングブック ――
ダンヒル:天上のクロース
バーバー:辺鄙なホテル
ブリッジ:窓から身を乗り出して
ペンドルトン編:別れを告げる
モーラン編:ローヴィング・ディングル・ボーイ
バックス:トゥ・エアー
ブリテン編:庭の千草
モーラン編:いたずら娘
ケージ:18の春を迎えた陽気な未亡人
ハウエルズ:フロード
オール:駅前通り
ヒューズ編:マリー・ミー・ナウ
モーラン編:失われた愛
ブリテン編:復讐と栄光
ヒューズ編:オー・メン・フロム・ザ・フィールズ
バーバー:聖アイタの幻視
ブリテン編:若い吟遊詩人
アイアランド:トゥット・エ・ショルト
ハーティ:ストレンジャーズ・グラーヴェ
ブリテン編:Sail on, sail on
バーバー:隠遁への願い
ブリテン編:真夜中に、サリー・ガーデンズ
アイリッシュ・タイナン(ソプラノ)
イアン・バーンサイド(ピアノ)
アイルランドのマリンガー生まれのソプラノ、アイリッシュ・タイナンが歌
う20世紀の作曲家たちの「アイリッシュ・ソングブック」。ブリテンやヒュ
ーズのアレンジ、バーバーやケージなどのアメリカ勢の"歌"が、大西洋を越
えてアイルランドの豊かな文化遺産である"詩"によって結び付く。
2009年4月の録音。

SIGCD 227 2枚組 \3500
フラックス ――
ジャクソン:LM-7:アクエリアス/ロング:フラックス
パックハースト:ディファノウスフェアー
K・ティペット:5つの短い小品、フォー・ウィスパージ
フィトキン:ヴェント/シュウォーツ:4チェアー・レッグス
ウィリアムソン:イン・メモリアム
ナイマン:De L'hotel de la ville a la Concorde
ルナ・サクソフォン四重奏団
2002年結成のイギリスのサクソフォン・アンサンブルによるニュー・レパー
トリー集。ウェールズの若手作曲家への委嘱作品や、合唱作品で有名なガブ
リエル・ジャクソン、そしてマイケル・ナイマンの音楽など、ルナ・サクソ
フォン四重奏団の新作への情熱は留まるところを知らない。
2009年2月の録音。




<Chandos>
CHSA 5090(SACD-Hybrid) \2280
フローラン・シュミット:
サロメの悲劇Op.50/幽霊屋敷Op.49/詩篇47番Op.38*
ヤン・パスカル・トルトゥリエ(指揮)、
サンパウロ交響楽団、サンパウロ交響合唱団*、
スーザン・ブロック(ソプラノ)*
日本では「ディオニソスの祭り」や「サクソフォン四重奏曲」の作曲者として
知られ、"アルデンヌの狼"という異名を持ったフローラン・シュミット(1870-
1958)。咆哮するブラス、ド迫力の合唱とオーケストラ炸裂する大音響、絢爛
豪華の「詩編47番」。そして異国情緒にあふれ、幻想的、官能的な「サロメの
悲劇」はフローラン・シュミットの代表作である。
ここで繰り広げられるのは、カーニヴァルの熱狂やサンバのリズムを感じさせ
る白熱の演奏?それとも洗練されたスタイルの近代フランス音楽?マイナー
作曲家&オーケストラ・ファン、秘曲マニア必聴必携です!

CHSA 5091(SACD-Hybrid) \2580
ライヒ:管弦楽のための《3つの楽章》/砂漠の音楽
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)
トーンキュスラー管弦楽団、コーラス・シネ・ノミネ
アメリカ育ちのクリスチャン・ヤルヴィは、自らが創設したアブソリュート・
アンサンブルを率いてクロスオーヴァーからコンテンポラリー、ジョー・ザ
ヴィヌルとの共演など、時代やジャンルに縛られない活動を繰り広げており、
"ニューヨーク"という共通点を持つミニマルのパイオニア、ライヒの音楽への
理解度も非常に高い。
スティーヴ・ライヒは、ヤルヴィ&トーンキュスラー管の「3つの楽章」を
「私がこれまでに聴いた中で最高の演奏だ!」大絶賛しており、同じく最大級
の賛辞を寄せる「砂漠の音楽」とのライヒ・アルバムが、新世代の理解者クリ
スチャン・ヤルヴィによる決定盤となることは間違いないだろう!

CHAN 10674 \2180
ローザ:管弦楽作品集Vol.2 ――
ハンガリー農民の歌による変奏曲Op.4*/ぶどう酒商人の娘Op.23a
ハンガリー風夜想曲Op.28/チェロ協奏曲Op.32**
ジェニファー・パイク(ヴァイオリン)*
ポール・ワトキンス(チェロ)**、
ラモン・ガンバ(指揮)、BBCフィルハーモニック
ハンガリー、ブダペスト出身のハリウッドの巨匠、ミクロス・ローザ(1907-
1995)の管弦楽作品集第2弾は、ジェニファー・パイクとポール・ワトキンスが
ソリスト!「二重生活」や「ベン・ハー」、「白い恐怖」などの音楽を手懸け、
アカデミー作曲賞では3回の受賞と17回のノミネートに輝いたローザ。
クラシック音楽の作曲家としても、祖国ハンガリーの民謡をベースに新古典主
義を組み合わせるなど卓越した手腕を発揮しており、その音楽の魅力は自身の
映画音楽に勝るとも劣らない。
ソリストのジェニファー・パイク、ポール・ワトキンス、映画音楽を振らせて
も天下一品のラモン・ガンバなど、シャンドス・アーティストたちのハイ・パ
フォーマンスにも要注目!

CHAN 0780 \2180
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV.988
スティーヴン・ディヴァイン(チェンバロ)
イギリスのピリオド・オーケストラ、エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦
楽団の準首席チェンバロ奏者としてピリオド奏法の最前線で活躍するディヴァ
インの使用楽器は、英国の名工、コリン・ブースが2000年に製作したフライ
シャー1710年製のレプリカ・モデル。
ゴンザーガ・バンドやロンドン・バロックでも活躍するイギリスの実力派鍵盤
奏者によるゴルトベルク変奏曲の登場です!

CHAN 10675 \2180
フィエスタ・クリオージャ - ラテン・アメリカの管弦楽作品集 ――
ピアソラ:ミロンゴン・フェスティーヴォ
カリージョ:フィエスタ・クリオージャ/カストロ:アラバル
カリージョ:ラプソディア・サンティアゲーニャ
カバジェロ:コンシェルト・インディオ*/ミニョーネ:コンガーダ
オルギン:3つの踊り
ウィリアムス:プリメラ・オベルトゥーラ・デ・コンシェルト
ガブリエル・カスターニャ(指揮)、
ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
ノーラ・チャステイン(ヴァイオリン)*
ピアソラの管弦楽作品集(CHAN 10049&10419)で大活躍のガブリエル・カスタ
ーニャ&ヴュルテンベルク・フィルが、20世紀ラテン・アメリカの管弦楽作品
集で再登場!
アルゼンチン、ペルー、ブラジル、コロンビアのオーケストラ作品は、ピアソ
ラの「ミロンゴン・フェスティーヴォ」や、アフロ・ブラジリアンダンスにイ
ンスパイアされたミニョーネの「コンガーダ」など、これまでのラテン・アメ
リカ・シリーズにも増してバラエティに富んだプログラムが魅力。
ラテン・アメリカの音楽とめっぽう相性が良いドイツのオーケストラ、ヴュル
テンベルク・フィルのピアソラを上回る熱演も楽しみ。

CHAN 10672 \2180
エネスコ:ピアノ四重奏曲集 ――
ピアノ四重奏曲第1番ニ長調Op.16/ピアノ四重奏曲第2番ニ短調Op.30
シューベルト・アンサンブル〔サイモン・ブレンディス(ヴァイオリン)、
ダグラス・パターソン(ヴィオラ)、ジェーン・サーモン(チェロ)、
ウィリアム・ハワード(ピアノ)〕
シューベルト・アンサンブルは、ロイヤル・フィル、イギリス室内管、ロンド
ン・シンフォニエッタ、そして日本のオーケストラ・アンサンブル金沢のコン
サート・マスターとして活躍する英国の名ヴァイオリニスト、サイモン・ブレ
ンディスが所属する結成27年目のイギリスの室内楽団。
マーク・パドモアとの共演によるヴォ―ン=ウィリアムズ(CHAN 10465)、マル
ティヌー(CHAN 10551)、フォーレ(CHAN 10576)の演奏はいずれも高評価を得て
おり、シャンドス室内楽の新しい主力として期待を集めている。特にマルティ
ヌーは英グラモフォン誌で「最高級のパフォーマンス」と絶賛されただけに、
同じく東欧のエネスコでの好演にも期待したい。




<Linn>
CKD 385S(SACD-Hybrid) \2180
★書下ろし日本語解説添付盤リリース
クニコ・プレイズ・ライヒ ――
ライヒ(加藤訓子編):
エレクトリック・カウンターポイント(パーカッション・ヴァージョン)
シックスマリンバ・カウンターポイント(ソロ・ヴァージョン)
ヴァーモント・カウンターポイント(ヴィブラフォン・ヴァージョン)
加藤訓子(パーカッション)
書下ろし日本語解説添付盤リリースにより品番を「 CKD 385S 」に変更い
たします(CKD 385でのリリースはありません)。




<Avie>
AV 2191 \2180
ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.1
ピアノ協奏曲第4番ト短調Op.40
パガニーニの主題による狂詩曲Op.43
シモン・トルプチェスキ(ピアノ)、
ワシリー・ペトレンコ(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ロシアの若獅子ワシリー・ペトレンコと、旧ユーゴスラビア、マケドニアが
輩出したワールドクラスのピアニスト、シモン・トルプチェスキの強力タッ
グによるラフマニノフ第2弾!
トルプチェスキは来る5月にNHK交響楽団の定期演奏会のソリストとして来日
が予定されており、ここ日本でもトルプチェスキ旋風が巻き起こること必至!

AV 2218 \2180
ヴィヴァルディ:フレンチ・コネクションII ――
パリ協奏曲第2番ホ短調RV.133/フルート協奏曲イ短調RV.440
オーボエ、ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲ヘ長調RV.543
ファゴット協奏曲ハ長調RV.473
フルート協奏曲ニ短調RV.431a《偉大なるムガール人》(世界初録音)
パリ協奏曲第11番ト長調RV.150/協奏曲ト短調RV.104《夜》
パリ協奏曲第7番ニ短調RV.127/ヴァイオリン協奏曲変ロ長調RV.365
エイドリアン・チャンドラー(ヴァイオリン&ディレクター)、
ケイティ・ビルヒャー(フルート)、ラ・セレニッシマ
サウサンプトン大学に特別研究員として招かれ、ヴィヴァルディ研究者とし
ても有名なエイドリアン・チャンドラーとラ・セレニッシマの「フレンチ・
コネクション」第2弾。最大の注目は、行方不明の状態が300年間続きながら
も、遂に2010年にスコットランドの国立図書館で発見された「フルート協奏
曲《偉大なるムガール人》」!
失われたと思われてきたヴィヴァルディの"幻の協奏曲"が、英国のヴィヴァ
ルディ弾きたちの手によって21世紀に蘇る!

AV 2230 \2180
ハンス・ガル:
交響曲第3番イ長調Op.62(世界初録音)
シューマン:交響曲第3番変ホ長調Op.97《ライン》
ケネス・ウッズ(指揮)、オーケストラ・オヴ・ザ・スワン
アヴィー(Avie)がレーベルの総力を挙げて復興、再評価に取り組んでいるハ
ンス・ガルの交響曲シリーズ。
大戦後にスコットランドのエディンバラで作曲された「交響曲第3番」は世界
初録音。シューマンの「ライン」との組み合わせが、オーストリア、ドイツ
の伝統を汲むハンス・ガルの音楽の持ち味をさらに引き出してくれることだ
ろう。

AV 2205 \2180
カム・トゥ・ザ・リヴァー - アメリカ民謡集 ――
第1部:アパラチアン・ワゴン・トレイン/第2部:愛と死
第3部:リバイバル・ミーティング
アポロズ・ファイア、ジャネット・ソレル(ディレクター)
アパラチアやアメリカ南部の伝承曲、ケルト民謡、農村地帯の民謡、バラッ
ド、賛歌・・・。
古楽界に新しい風を吹き込んでいるクリーヴランドのバロック・オーケスト
ラ、アポロズ・ファイアが誘うアメリカン・フォーク・トラディションの旅。
バロック・オーケストラとトラディショナル音楽が結びついたディレクター
のジャネット・ソレルこだわりのスペシャル・プログラムです!




<Avie(SFS-Media)>
SFS 0043(SACD-Hybrid) \2580
マーラー:交響曲第1番ニ長調《巨人》
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
サンフランシスコ交響楽団
MTT&SFSの偉業、「マーラー全集」第2弾としてリリースされ、長らく入手不
可能の状態が続いていた交響曲第1番「巨人」が復活リリース!
9.11同時多発テロの余波が残っていた2001年9月19日から23日にかけてライヴ
収録された「巨人」。一糸乱れぬ極限の演奏、MTT&SFSのサウンドを最大限
引き出す超優秀録音による「巨人」は、数ある同曲の演奏の中でも間違いな
くトップクラスに位置する名演です!
録音(ライヴ):2001年9月19日-23日、
デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)、
ジュエルケース仕様

SFS 0045(SACD-Hybrid) 2枚組 \2850
マーラー:交響曲第3番ニ短調/亡き子をしのぶ歌
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
サンフランシスコ交響楽団
ミシェル・デ・ヤング(メゾ・ソプラノ)
SFS合唱団女性メンバー、パシフィック少年合唱団、
サンフランシスコ少女合唱団
MTTにとって1987年のLSOとの録音以来、15年振りの新録音となったマーラー
の「交響曲第3番」。これほど分厚く安定感抜群、しかも超優秀録音で再現さ
れる第1楽章冒頭のホルンには滅多に出会えない。2004年のグラミー賞、ベス
ト・クラシカル・アルバム賞に輝いたMTT&SFSの代表盤です!
録音(ライヴ):2002年9月25日-29日&2001年9月19日-23日、
デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)、
ジュエルケース仕様
※旧盤の「821936-0003-2」は代理店在庫が終了次第廃盤となります。

AV 2225(SACD-Hybrid) 2枚組 \3250
シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944《ザ・グレイト》
ハンス・ガル:交響曲第2番ヘ長調Op.53(世界初録音)
トーマス・ツェートマイヤー(指揮)、ノーザン・シンフォニア
オーストリアの天才トーマス・ツェートマイヤーがヴァイオリンからタクトへ
と持ち替えてのハンス・ガル&シューベルト第2弾!
ウィーンの後期ロマン主義を大切にしたハンス・ガル(1890-1978)の交響曲
第2番。特に第3楽章のアダージョは、ハンス・ガルのバイオグラファー、
ヴィルヘルム・ヴァルトシュタインが「ブルックナー以来、最もアダージョ
である」と激賞するほど。様々な時代、ジャンルの音楽を演奏してきたツェ
ートマイヤーを魅了し、本気にさせたハンス・ガルの音楽。

AV 2240 \2180
フォーレ:舟歌全集 ――
舟歌第1番イ短調/第2番ト長調Op.41/第3番変ト長調Op.42
第4番変イ長調Op.44/第5番嬰ヘ短調Op.66/第6番変ホ長調Op.70
第7番ニ短調Op.90/第8番変ニ長調Op.96/第9番イ短調Op.101
第10番イ短調Op.104-2/第11番ト短調Op.105/第12番変ホ長調Op.106bis
第13番ハ長調Op.116/3つのロマンスOp.17
チャールズ・オーウェン(ピアノ)
メニューイン・スクール出身のオーウェンが弾くフォーレの舟歌は、1880年
から1921年までの世紀をまたぐ約40年間にわたって作曲されており、作曲家
人生の円熟期から最晩年までが表現されたフォーレ自身の歴史でもある。
イギリスのフォーレ弾きが描く「舟歌」の旋律美、リズム、ニュアンスの妙
に接していただきたい。

AV 2221 \2180
エリザベス・ハイネン - ハープ協奏曲集 ――
アルヴァーズ:ハープ協奏曲ト短調Op.81
アルブレヒツベルガー:ハープ協奏曲ハ長調
サン=サーンス:演奏会用小品
エリザベス・ハイネン(ハープ)、ロッセン・ミラノフ(指揮)、
ブルガリア国立放送管弦楽団
名門フィラデルフィア管弦楽団のハーピスト、エリザベス・ハイネンのコン
チェルト・アルバム。
ベルリオーズから「ハープのリストだ」と呼ばれたアルヴァーズや、ベート
ーヴェンの師アルブレヒツベルガー、そしてサン=サーンスの音楽で、ハー
プの音色が華麗に舞う。

AV 2189 \2180
フォー・ストリングス・オンリー - 無伴奏ヴァイオリン・リサイタル ――
ブロッホ:無伴奏ヴァイオリン組曲第2番
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調BWV.1003
ブロッホ:無伴奏ヴァイオリン組曲第1番
ベン=ハイム:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ト長調
ベリオ:セクエンツァVIII
ヘルヴィヒ・ツァック(ヴァイオリン)
1982年から1995年までシュトゥットガルト室内管の第1コンサートマスターと
して活躍したドイツのヴァイオリニスト、ヘルヴィヒ・ツァックの無伴奏作
品集Vol.2。
ヴァイオリンの"4本の弦"と"弓"が、無伴奏の礎、J.S.バッハからブロッホ、
ベン=ハイム、そしてベリオのセクエンツァを通じて無伴奏ヴァイオリンの
醍醐味を聴かせてくれる。




<PentaTone>
PTM 1015(SACD-Hybrid) \2500
シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944《ザ・グレイト》
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)、
ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団
モダン・オーケストラによるピリオド・アプローチの完成形をベートーヴェ
ンで示したヘレヴェッヘ&ロイヤル・フランダース・フィル。
ベートーヴェンの全集を完成させた両者にとって、ウィーン古典派とロマン
派の両方に属されるシューベルトの音楽は、モダン・オケ&ピリオド・アプ
ローチの可能性を追求する大きな挑戦となる。
録音:2010年7月、クィーン・エリザベス・ホール(アントワープ/ベルギー)
/レコーディング:トリトナス(アンドレアス・ノイブロンナー&マーカス・
ハイランド)

PTM 1016(SACD-Hybrid) \2500
チャイコフスキー:
交響曲第5番ホ短調Op.64/幻想曲《フランチェスカ・ダ・リミニ》Op.32
ミハイル・プレトニョフ(指揮)、
ロシア・ナショナル管弦楽団
日本先行リリース!
前作「交響曲第4番」では、過激な解釈、仰天の仕掛けで、賛否両論、物議を
醸したベートーヴェン全集とは正反対、チャイコフスキーの音楽に真正面か
ら向かい合った堂々たる円熟の演奏を聴かせてくれたプレトニョフ&RNO。
1990年の創設から約20年。プレトニョフ&RNOの新全集は、旧ソ連の崩壊や
ロシアのオーケストラの乱立などを乗り越えてきた名コンビの1つの集大成と
なる。
録音:2010年6月、DZZ第5スタジオ(モスクワ)




<Hyperion>
CDA 67831 \2180
カザルス・アンコールズ ――
ポッパー:村の歌Op.62-2/ドビュッシー:メヌエット
ゴダール:ジョスランの子守歌/ズガンバーティ:ナポリのセレナーデOp.24-2
ラッセン:君の青い瞳で/ショパン:夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2
フォーレ:夢のあとにOp.7-1/ポッパー:マズルカ ト短調Op.11-3
ワーグナー:夕星の歌/ポッパー:ヴィトーOp.54-5
エルガー:愛の挨拶Op.12/ボッケリーニ:アレグロ・モデラート
ファリャ:子守歌/マクダウェル:ロマンスOp.35
グラナドス:アンダルーサOp.37-5
クライスラー:ルイ13世のシャンソンとパヴァーヌ
ショパン:前奏曲第15番変ニ長調Op.28-15《雨だれ》
サン=サーンス:白鳥、アレグロ・アパッショナート ロ短調Op.43
カザルス:鳥の歌
アルバン・ゲルハルト(チェロ)、セシル・リカド(ピアノ)
「B級C級の演奏で珍品を録音することは、レパートリー的になんの貢献も残
さない」という強い信念と、作品を理解するために全て暗譜で演奏するとい
うこだわりを持つゲルハルト。
ゲルハルトにとってのカザルスとは初めて憧れた"特別なチェリスト"であり、
この"カザルス・アンコールズ"は、カザルスへのオマージュ・アルバムなの
である!
21世紀の名チェリスト、アルバン・ゲルハルトの快活で才気みなぎるチェロ
によって新たな息吹を吹き込まれるカザルスの愛した小品たち。
時には優美に、また時には熱く激しく。豊かな感情がストレートに表現され
た"カザルス・アンコールズ"には、音楽を愛するゲルハルトの情熱が宿る。
録音:2010年6月25日-27日、ワイアストン・エステイト・コンサート・ホール
(モンマス)

CDA 67827 \2180
デイル:ピアノ・ソナタ ニ短調、プルネラ、夜の空想
ボーウェン:小組曲ハ長調Op.14(世界初録音)
ダニー・ドライヴァー(ピアノ)
天才的な才能と将来性を持ちながらも、その全てを発揮できずに生涯を終え
たデイルの代表作「ピアノ・ソナタ ニ短調」。王立音楽アカデミー在学中
に作曲され、友人のヨーク・ボーウェンに献呈された「ピアノ・ソナタ」は、
独創性と成熟した主題、テクニカルなパッセージ、意外性のある展開力の全
てを備えた近代イギリスの知られざる傑作である。
ピアノ王国ハイペリオンが太鼓判を押すダニー・ドライヴァー。そのポテン
シャルの高さはホンモノです。
録音:2010年7月15日-17日&12月18日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)

CDA 67830 \2180
バラッドの歌い手 ――
ベートーヴェン:ゲーテのファウストからOp.75-3
レーヴェ:エドワードOp.1-1、歩きまわる鐘 Op.20-3
シューベルト:魔王D.328
シューマン:ライオンの花嫁Op.31-1、宝探しの男Op.45-1
ブラームス:ライン川の向こうに辺境伯がいたWoO.33-29
ヴォルフ:火の騎士
マーラー:トランペットが美しく鳴り響ところ
スタンフォード:つれなき乙女
スコット:ロード・ランダル
サリヴァン:失われた和音
エマニュエル:砂漠
ポーター:テイル・オヴ・ザ・オイスター
ジェラルド・フィンリー(バリトン)、ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
権威あるイギリスのグラモフォン賞で歌曲部門賞の2年連続受賞という快挙を
成し遂げたカナダのバリトン、ジェラルド・フィンリー。
詩と音楽が結びつき、民謡や吟遊詩人の語りを思わせるドイツ・ロマン派と
伝統的なイギリスの"バラッド"がフィンリーの深く豊かな歌声、圧倒的に劇
的な表現力で1つのストーリーとして描かれる。
フィンリーの歌声がいつの間にか心を惹きつける。魅力あふれる歌曲集です。
録音:2010年2月1日-3日、オール・セインツ教会(ロンドン)

CDA 67853 \2180
ハウエルズ:ウィンチェスター・サーヴィス&後期作品集 ――
ユビラーテ・デオ《セント・ピーター・アド・ヴィンキュラ》/神の力を
ウィンチェスター・サーヴィス/ラプソディ第4番/来たれ、我が魂よ
テ・デウム《セント・メアリー・レッドクリフ》
コヴェントリー・アンティフォン
フローリッシュ・フォー・ア・ビディング/アンティフォン/神を畏れる
主を讃えよ
アンドルー・ラムスデン(指揮)、ウィンチェスター大聖堂聖歌隊、
サイモン・ベル(オルガン)
近年再評価が著しい20世紀イギリスの"伝統"合唱音楽、ハーバート・ハウエ
ルズ(1892-1983)の合唱作品集。
単旋律聖歌をルーツとして1969年に作曲された「ウィンチェスター・サーヴィ
ス」は、ハウエルズの後期を代表する作品の1つ。本場中の本場による録音の
登場で注目度も高まることだろう。
2010年3月、ウィンチェスター大聖堂(イギリス)での録音。

CDA 67867 \2180
マクミラン:合唱作品集 ――
ユビラーテ・デオ*/セレニティ*/マニフィカト&ヌンク・ディミッティス
トレムント・ヴィデンテス・アンジェリ/オン・ラヴ*
...ここに身を隠し.../我に正義を/ダヴィデの家から小羊が来たり
ジョルジュ・ルオーのトンボー*
マシュー・オーウェンス(指揮)、
ウェルズ大聖堂聖歌隊、ジョナサン・ヴォーン(オルガン)
スコットランドのリーディング・コンポーザー、ジェームズ・マクミラン
(1959-)の世界初録音を含む合唱作品集がハイペリオンから登場!
ローマ・カトリックの敬虔な信者でもあるマクミランの信仰心と近代的な手
法が融合した合唱作品は、難解な現代音楽ではなく、21世紀に生まれた純粋
な祈りの音楽である。
*=世界初録音。2010年6月、ウェルズ大聖堂(イギリス)での録音。

●Hyperion dyad
CDD 22077 2枚組(1枚価格) \2180
J.S.バッハ:フルート・ソナタ全集 ――
ソナタ ホ短調BWV.1034/ソナタ イ長調BWV.1032
パルティータ イ短調BWV.1013/トリオ・ソナタ ト長調BWV.1039
ソナタ ロ短調BWV.1030/ソナタ ホ長調BWV.1035/ソナタ ト短調BWV.1020
ソナタ ハ長調BWV.1033/ソナタ変ホ長調BWV.1031
リザ・ベズノシウク(フルート)、ポール・ニコルソン(チェンバロ)、
リチャード・タニクリフ(チェロ)、レイチェル・ブラウン(フルート)
エリザベス・ケニー(アーチリュート)
エレガントでスタイリッシュな演奏が好評を博したリザ・ベズノシウクの
バッハが復刻!ピリオド楽器の巧みな扱い方はさすがベズノシウク一家。
2001年1月、ウォルコット・ホール(シュロップシャー)での録音。
CDA 67264/5からの移行再発売。




<Helios>
CDH 55366 \1280
プーランク:歌曲集 ――
パリへの旅/ギヨーム・アポリネールの4つの詩/矢車草/旅/ホテル
ルイーズ・ラランヌの3つの詩/歌曲集《ある日ある夜》
君は夕暮れの火を見る/対話/ルイ・アラゴンの2つの詩/平和への祈り
ギターに寄せて/闘牛士/僕たち妹が欲しい/愛の小径
フェリシティ・ロット(ソプラノ)、
グレアム・ジョンソン(ピアノ)、
アントニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)、
リチャード・ジャクソン(バリトン)、
アン・マレー(メゾ・ソプラノ)
英国声楽界の女王、デイム・フェリシティ・ロットのプーランク・リサイタ
ル!ロットはフランス語を専門的に学び、フランス政府からはフランス芸術
文化勲章オフィシエ、レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを贈られるなど、
フランス歌曲も絶品です。1984年2月の録音。CDA 66147からの移行再発売。

CDH 55296 \1280
ラ・リュー:
ミサ・デ・フェリア/おお、主イエス・キリストよ
パーテル・デ・セリス・デウス/天の女王
ミサ・サンクタ・デイ・ジェネトリクス/めでたし女王
ゴシック・ヴォイセズ、
クリストファー・ペイジ(指揮)、
クリストファー・ウィルソン(リュート)、
シャーリー・ラムゼイ(リュート)
中世&ルネサンスの世俗音楽を得意としてきたペイジ&ゴシック・ヴォイセ
ズにとって珍しい教会音楽"ミサ曲"はピエール・ド・ラ・リュー(c.1452-
1518)。一般的な作風よりも一歩先、当時でのアヴァン・ギャルド的でもあっ
たラ・リューの音楽を、小編成ヴォーカル・アンサンブルならではの一体感
が響かせる。
1997年9月、ボックスグローヴ・プライオリー(ウェスト・サセックス)での
録音。CDA 67010からの移行再発売。

CDH 55402 \1280
私の魂は主を崇め - マニフィカトとヌンク・ディミティス ――
ノーブル:イヴニング・サーヴィス ロ短調Op.6
ハウエルズ:グロスター・サーヴィス
マリル:マニフィカトとヌンク・ディミティス ホ長調
ハーウッド:朝、コムニオンとイヴニング・サーヴィス変イ長調Op.6
ダーク:コンプリート・サーヴィス ヘ長調
サムシオン:マニフィカトとヌンク・ディミティス ト長調
ダイソン:モーニング・サーヴィス ニ長調
ジョン・スコット(指揮)、
セント・ポール大聖堂聖歌隊、クリストファー・ディーンリー(オルガン)
ノーブルやハウエルズ、ダイソンなど、19世紀-20世紀イギリスの作曲家た
ちによるイギリス国教会のための教会音楽集。
ジョン・スコット&セント・ポール大聖堂聖歌隊が歌うイギリス教会音楽は
どれも名演ばかり。
1988年3月7日-8日&24日、セント・ポール大聖堂(ロンドン)での録音。
CDA 66305からの移行再発売。




<CORO>
COR 16091 \2180 ※12月14日ご注文分までの特価 \1880
ザ・シックスティーン - パレストリーナVol.1 ――
パレストリーナ:
ようこそ天の女王/マリアは天に昇らされたまいぬ
聖母被昇天のミサ(ミサ・アスンプタ・エスト・マリア
マリアは天に昇らされたまいぬ)/めでたし、天の女王
《ソロモンの雅歌》より わが愛する者よ, 汝すべてに美し、汝はわが心を
奪いぬ、いばらの中のゆりのごとし
御身が唇には慈しみが置かれぬ/マリアは天に昇らされたまいぬ
めでたしマリア
ハリー・クリストファーズ(指揮)
ザ・シックスティーン
ローマのサンタ・マリア・マジョーレ大聖堂、バチカンのシスティーナ礼拝
堂で聖歌隊歌手を務め、その生涯で100曲以上のミサ曲、350曲を超えるモテッ
トを作曲したパレストリーナ。パレストリーナのポリフォニー形式は"パレス
トリーナ様式"と呼ばれ、ザ・シックスティーンが得意としているスペインの
ビクトリアにも大きな影響を与えたと伝えられている。
期待が高まるザ・シックスティーンのパレストリーナ・シリーズ第1弾は「聖
母マリアのための祈りの音楽」と「ソロモンの雅歌」。
名演の誉れが高い"ビクトリア"、"ヘンデル"と並び立つであろうザ・シック
スティーンの新シリーズ"パレストリーナ"がスタートします!




<Linn>
CKD 385(SACD-Hybrid) \2580
クニコ・プレイズ・ライヒ ――
ライヒ(加藤訓子編):
エレクトリック・カウンターポイント(パーカッション・ヴァージョン)
シックスマリンバ・カウンターポイント(ソロ・ヴァージョン)
ヴァーモント・カウンターポイント(ヴィブラフォン・ヴァージョン)
加藤訓子(パーカッション)
スティーヴ・ライヒが全幅の信頼を寄せる日本人パーカッショニスト加藤訓
子が、ライヒの傑作「カウンターポイント三部作」を世界初となるパーカッ
ション・アレンジでレコーディング!
スティールパン、ヴィブラフォン、マリンバ(&テープ)が奏でる「エレクト
リック・カウンターポイント」から広がる独創的で神秘的な音響空間。
規則的な反復を繰り返しながら徐々に変化を遂げてゆくライヒの音楽とパー
カッションのサウンド、そして加藤訓子のアレンジが、喧騒や混沌とは無縁
の異空間へと誘う。
米国を拠点に活躍中の加藤訓子は、アメリカのパーカッシヴ・アーツ・ソサ
イエティ(打楽器協会)から"世界の35人のマリンビスト"の1人に選出された打
楽器界のトップ・プレーヤー。
常に打楽器の新境地開拓に挑み続けるその姿勢には全世界から注目が集まっ
ている。
録音:2010年3月28日-29日、名古屋芸術大学
2011年4月4日の朝日新聞(夕刊)に3月30日に行われたコンサートのレビュー
(筆者:長木誠司氏)が掲載されました!

CKD 372(SACD-Hybrid) \2580
バード:コンソート・ミュージック全集 ――
3声のファンタジア(第3番)/5声のブラウニング/4声の「光の消ゆる前に」
5声のイン・ノミネ(第3番)/4声の「救い主キリスト」
5声のイン・ノミネ(第4番)/4声のファンタジア(第3番)
3声の「天使は優雅なる言葉にて」/5声のファンタジア
6声のファンタジア(第1番)/3声のファンタジア(第1番)
4声の「光なり日なるキリスト」(第1番)/5声のイン・ノミネ(第2番)
4声の「光なり日なるキリスト」(第2番)/4声のイン・ノミネ(第2番)
6声のファンタジア(第2番)/4声のミゼレーレ/4声のファンタジア(第1番)
4声の「光なり日なるキリスト」(第3番)/5声のイン・ノミネ(第5番)
4声のイン・ノミネ(第1番)/6声のパヴァーンとガリアード
6声のファンタジア(第3番)/5声のパヴァーンとガリアード
4声の「天使は優雅なる言葉にて」(第2番)/3声のファンタジア(第2番)
5声のプレリュードとグラウンド
ファンタズム〔ローレンス・ドレイフュス(トレブル・ヴィオール&ディレ
クター)、ウェンディ・ギレスピー(トレブル&テノール・ヴィオール)、
ジョナサン・マンソン(テノール・ヴィオール)、エミリア・ベンジャミ
(テノール・ヴィオール)、ミッコ・ペルコラ(テノール&バス・ヴィオール)、
マルック・ルオヤラン=ミッコラ(バス・ヴィオール)〕
イギリス国教会とカトリックの板挟みにあいながらも、カトリックへの信仰
を持ち続け、多くの優れた教会音楽を遺したウィリアム・バードは、ヴィオ
ールのためのコンソート・ミュージックの先駆者的存在。
ポリフォニックでメランコリーなバードのコンソート・ミュージックは、イ
ギリス・ルネサンス時代に作曲された器楽合奏の宝である。




<PentaTone>
PTC 5186 370(SACD-Hybrid) \2580
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(ノヴァーク版)
マレク・ヤノフスキ(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団
ポーランド出身の名指揮者マレク・ヤノフスキとスイス・ロマンド管弦楽団
のブルックナー・チクルス第5弾は「交響曲第7番」!
オーケストラ・ビルダー、ヤノフスキの音楽監督就任により、往年の輝きを
取り戻した感のあるスイス・ロマンド管。
ヤノフスキ&スイス・ロマンド管の堅実なスタイル、正攻法のブルックナー
は、"ClassicsToday.com"で10点満点の高評価を獲得しており、「第7番」で
これまでを上回る快演を聴かせてくれるに違いない。




<Timpani>
1C 1186 \2300
ゴーベール:管弦楽作品集Vol.3 ――
バスク地方にて/ヴァイオリン協奏曲*
チェロと管弦楽のための《物語詩》**
アムピトリテの行列
フィリップ・グラファン(ヴァイオリン)*、
アンリ・ドマルケット(チェロ)**、
マルク・スーストロ(指揮)、ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
バスクへの想いが込められた「バスク地方にて」や、グラファンをソリストに
迎えての「ヴァイオリン協奏曲」など、第3集の選曲も充実。
完璧な書法、独創的なアイディア、優れた旋律のセンス、カラフルなオーケス
トレーションを兼ね備えるゴーベールの管弦楽作品の復活に注目したい。
2011年11月の録音。

2C 2185 2枚組 \4600
オンスロー:木管楽器のための室内楽作品集 ――
五重奏曲Op.81/六重奏曲Op.30/七重奏曲Op.79/九重奏曲Op.77
アンサンブル・イニシウム、アンサンブル・コントラスト
祖国であるフランスよりも、イギリスやドイツ語圏で活躍したオンスローは、
特に室内楽作品を得意としており、各楽器の巧みな使い方、各国で得た経験
から生まれた独自の作風は、近年再評価が進んでいる。
メンバーがフランスを中心としたオーケストラで活躍するアンサンブル・イ
ニシウムのハイレベルで溌剌した演奏も楽しみ。
2010年10月&12月の録音。




<Christophorus>
CHR 77331 \2300
パミンガー:宗教声楽作品集 -
レオンハルト・パミンガー(1495-1567)とジギスムント・パミンガー
(1539-1571)の音楽
シュティムヴェルク
レオンハルト・パミンガーは、ジョスカンの後継者の様式とドイツの伝統様
式の融合を目指した16世紀オーストリアの作曲家。
出版譜だけで約700曲、さらに近年作品が発見されるなど、16世紀の多作家と
しても有名な音楽家である。パミンガーの宗教音楽がこれだけまとまった録
音にはなかなか出会えない。
2010年4月20日-23日の録音。

CHR 77333 \2300
ローゼンミュラー:ヴェネツィアの夕べの歌 - ラテン語の詩篇協奏曲集
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル、アルノ・パドゥチ(指揮)
収監されていたドイツの牢獄からヴェネツィアへと逃れ、サン・マルコ大聖
堂ではトロンボーン奏者、ピエタ慈善院では合唱監督に任命されるなど異国
の地ヴェネツィアで活躍した17世紀ドイツの音楽家。器楽伴奏付きの"詩篇"
はローゼンミュラーの音楽の大きな特徴である。
2009年9月-10月の録音。

CHR 77324 \2300
バンベルクの聖オットー - グレゴリオ聖歌と新しい合唱音楽 ――
グレゴリオ聖歌集/ベンビナウ:モテット/クカル:モテット/サリ:モテット
ベイメル:モテット/フィアラ:アンティフォナIV
ザーンハウゼン:アンティフォナVI/ドレゼル:モテット
スコラ・バンベルク、ヴェルナー・ペース(指揮)
バンベルク司教聖オットー(1060-1139)時代のグレゴリオ聖歌と、現代作曲家
たちのモテット&アンティフォナを組み合わせた時空を超える宗教合唱の饗
宴。スコラ・バンベルクの分厚い男声パートがグレゴリオ聖歌の神秘性を高
めている。
2008年11月2日-4日の録音。

CHR 77332 \2300
15世紀ブルゴーニュのイギリス様式 -
ダンスタブル、デュファイ、バンショワ、ブラサール、デ・アングリア、
ブラサール、パウマンの音楽
チャント1450
ヨーロッパ各国の文化が行き来を始めるターニング・ポイントとなったコン
スタンツ公会議(1414-1418)。バーゼル・スコラ・カントルム出身のアンサン
ブル、チャント1450が、15世紀初期にイギリスからブルゴーニュへと伝わっ
たとされる音楽の形式、影響を声楽と通奏低音の演奏で表現する。
2009年8月11日-15日の録音。





<ABC Classics>
ABC 472 094-2 \2250
ベスト・オヴ・ジョーン・サザーランドVol.2 ――
ドニゼッティ:
歌劇《ランメルモールのルチラ》より じゃまをするのは誰だ、
歌劇《ルクレツィア・ボルジア》より あの魔法の何と美しいこと
ドリーヴ:歌劇《ラクメ》より 花の二重唱
ヴェルディ:歌劇《トロヴァトーレ》より 恋はばら色の翼に乗って/他
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)、
リチャード・ボニング(指揮)、
エリザベス・シドニー管弦楽団、オーストラリア歌劇場合唱団
2010年に他界したオーストラリアの大ソプラノ、ジョーン・サザーランドの
シドニー・オペラ・ハウスでのライヴ・レコーディング第2集。指揮は夫の
リチャード・ボニング。
1976年-1988年の録音。弊社初紹介。

ABC 476 6167 \2250
シベリウス:
交響曲第2番ニ長調Op.43/交響曲第7番ハ長調Op.105
交響詩《フィンランディア》Op.26
アルヴォ・ヴォルメル(指揮)
アデレード交響楽団
シベリウス全集の新たなスタンダードとして話題を呼んだヴォルメル&アデ
レード響の全集録音からの分売。第2番&第7番&フィンランディアという好
カップリングが魅力的。
2007年4月10日-13日の録音。弊社初紹介。

ABC 476 160-6 \2250
ディーン:乞食と天使/円形演技場/天使の音楽
ポール・ディーン(クラリネット)、
マルクス・シュテンツ(指揮)、メルボルン交響楽団
ブレット・ディーン(1961-)は、1985年から1999年までベルリン・フィルの
ヴァイオリン奏者として活躍したブリスベン生まれの作曲家兼ヴァイオリニ
スト。ディーンの音楽は、映画音楽や吹奏楽のための作品としても通用しそ
うなダイナミックなスタイルが持ち味。
2001年11月の録音。

ABC 476 3769 \2250
天使の歌 ――
ジョエル(ローソン編):子守歌/フンパーディンク:夕べの祈り
ガリエンヌ:マシュー、マーク、ルーク&ジョン
ブラームス(ジョーンズ編):子守歌/ラッター:キャンドルライト・キャロル
ハウエルズ:カム・シング・アンド・ダンス
パレストリーナ:今日キリストは生まれたもう/フランク:天使の糧
モーツァルト:主を讃えよ/他
マイケル・レイトン・ジョーンズ(指揮)、
メルボルン・トリニティ・カレッジ合唱団、
ジョナサン・ブラッドリー(オルガン&ピアノ&チェンバロ)
1872年に創設されたメルボルン大学トリニティ・カレッジの合唱団が歌う
「天使の歌」は、パレストリーナからビリー・ジョエルまでのジャンルや時
代、オリジナル、アレンジなどの垣根を越えた合唱作品が集まったプログラ
ム。
2008年12月1日-5日の録音。弊社初紹介。




<NIFC>
NIFCCD 600-601 2枚組 \4600
ユリアンナ・アヴデーエワ
第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ ――
ショパン:
夜想曲第17番ロ長調Op.62-1/スケルツォ第4番ホ長調Op.54
ワルツ第2番変イ長調Op.34-1《華麗なる円舞曲》/幻想曲ヘ短調Op.49
4つのマズルカOp.30/スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
前奏曲第25番嬰ハ短調Op.45/バラード第4番ヘ短調Op.52
夜想曲第7番嬰ハ短調Op.27-1/ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35《葬送》
幻想ポロネーズ変イ長調Op.61/ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11*
ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ)、
アントニ・ヴィト(指揮)、ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団*
あのアルゲリッチ以来、45年振りの女性優勝者としてショパン・コンクールの
歴史にその名を刻んだアヴデーエワ。アルゲリッチやダン・タイ・ソン、フー
・ツォン、ハラシェヴィチなどの審査員たちに認められ、ワルシャワに集まっ
た聴衆を熱狂させたアヴデーエワのショパンが鮮明に蘇る。
録音:2010年10月3日-23日、
ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール&ポーランド国立歌劇場
大劇場*(ワルシャワ)/使用ピアノ:YAMAHA

NIFCCD 602-603 2枚組 \4600
インゴルフ・ヴンダー
第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ ――
ショパン:
バラード第4番ヘ短調Op.52/練習曲第5番変ト長調Op.10-5
練習曲第18番嬰ト短調Op.25-6/夜想曲第3番ロ長調Op.9-3
即興曲第3番変ト長調Op.51/スケルツォ第4番ホ長調Op.54
ワルツ第2番変イ長調Op.34-1《華麗なる円舞曲》/4つのマズルカOp.24
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22
マズルカ風ロンド ヘ長調Op.5/ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
幻想ポロネーズ変イ長調Op.61/ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11*
インゴルフ・ヴンダー(ピアノ)
アントニ・ヴィト(指揮)、ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団*
第16回ショパン国際ピアノ・コンクールのライヴ・レコーディング、"NIFC"
ブルー・シリーズの第2弾は、オーストリアの天才インゴルフ・ヴンダー!
14歳でヴァイオリンからピアノへと転向し、2010年のショパン・コンクール
では、第2位と幻想ポロネーズ賞、コンチェルト賞に輝いたヴンダー。
ファイナルでは「ピアノ協奏曲第1番」の演奏が終わるに前に会場全体でスタ
ンディングオベーションが巻き起こるなど、聴衆の心を惹きつけたヴンダーの
実力は優勝のアヴデーエワを上回るという声も多い。
録音:2010年10月3日-23日、
ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ)
使用ピアノ:スタインウェイ





<Tactus>
TC 812301 \2180
ワーグナー・オルガン・トランスクリプションズ ――
ワーグナー(ルメア編):
楽劇《トリスタンとイゾルデ》より 前奏曲/歌劇《タンホイザー》より
夕星の歌/歌劇《ローエングリン》より 前奏曲/歌劇《タンホイザー》より
エリザベートの祈り/舞台神聖祝典劇《パルジファル》より 聖金曜日の音楽
/楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》より 前奏曲
ジュリオ・メルカティ(オルガン)
イタリアの秘曲を続々と発掘しているタクトゥス(Tactus)から珍しく19世紀ド
イツ、ワーグナーの音楽が登場!しかもワーグナーはワーグナーでも、エド
ウィン・ヘンリー・ルメア(1866-1934)によるオルガンのためのトランスクリ
プション集!
中でも「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲では、荘厳な雰囲気が
原曲の五割増しに感じられるほどアレンジがフィット。
世界初録音。

TC 530301 \2180
ラッスス:魅力に富む2声の作品集
(12の歌詞のないビチニアを含む)
パオロ・トグノン(ドゥルツィアン)、
クラウディオ・ヴェル(ドゥルツィアン)
フランドル楽派の大作曲家ラッススの優れた対位法が発揮された「魅力に富む
2声の作品集(Cantiones Duarum Vocum)」で、ファゴットのご先祖様"ドゥル
ツィアン(ドゥルツァイナ)"のデュエットが大活躍!
トラヴェルソやバセットホルン、サックバットにも負けない魅力を持った低
音"古楽"木管楽器、ドゥルツィアンの表情豊かな音色をラッススの音楽でた
っぷりと。素朴な音色ながらもこの存在感、侮れません!
2009年5月の録音。

TC 870601 \2180
フゼッラ:ヴァイオリンとピアノのための音楽 ――
ノヴェッラ/スケルツォ・セレナータ/イディリオ/村の祭り/秋の歌
ポーランド風舞曲/瞑想曲/メヌエット/アレグロ・エネルジコ
スウェーデンのアリア/田園のスケルツォ/サンダーグ/ピッフェラーリ
花祭りの歌/悲しみの歌/トレンタレミ/海の歌/カプリ/ファラリオーニ
ナポリのスケルツォ
マウロ・トルトレッリ(ヴァイオリン/19世紀製)、
アンジェラ・メルーソ(ピアノ/1905年製)
19世紀末のイタリア、ナポリで生まれたガエターノ・フゼッラ(1876-1972)は、
エジプトから極東、スウェーデンを巡るなど、世界各国を渡り歩いたナポリの
渡り鳥である。
ナポリ民謡、自らが訪れた国々の旋律、また時にはクライスラー的な雰囲気を
漂わせるフゼッラのヴァイオリン小品は、近代ナポリの名作として再評価され
ても不思議ではない。2009年10月の録音。世界初録音。

TC 841902 \2180
ズガンバーティ:ピアノ作品全集Vol.2 ――
3つの小品Op.42/勝利の練習曲/組曲Op.21/ガヴォットOp.14
3つの夜想曲Op.20/ベネディショーネ・ヌツィアーレOp.30/賛歌と行進曲
カンツォーネ・リトゥアナ/セレナーデ・ワルツ/恋はするもの
フランチェスコ・カラミエロ(ピアノ)
リストに師事しワーグナーのドイツ音楽に影響を受けたイタリアの作曲家ジョ
ヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914)のピアノ作品全集第2巻。
隆盛を誇るイタリア・オペラとは別の道を歩み、生きた旋律、快活なパッセー
ジを持つ作品を数多く生み出し、イタリアの「ピアノ音楽」を確立したズガ
ンバーティの功績は大きい。2000年7月の録音。

TC 731302 \2180
ガエターノ&ジョヴァンニ・メネゲッティ - ソナタ&協奏曲集 ――
ガエターノ・メネゲッティ(17世紀-18世紀):
4声のソナタ ヘ長調、ソナタ ニ短調、ソナタ変ロ長調、ソナタ ハ短調、
ソナタ ホ短調、ソナタ イ長調
ジョヴァンニ・メネゲッティ(1730-1794):ソナタ ロ短調、協奏曲イ長調
ジョヴァンニ・グリエルモ(ヴァイオリン)、
アルキチェンバロ・アンサンブル
イタリア北東部ヴィチェンツァの音楽一家メネゲッティ家のガエターノ&ジョ
ヴァンニ親子が残したヴァイオリンと通奏低音のための作品集。
タルティーニの次の世代を代表するヴァイオリニストの1人と呼ばれたジョ
ヴァンニの音楽は「ヴェネツィアの宝石」とも称されている。
2009年9月の録音。世界初録音。

TC 614401 \2180
ストロッツィ:奏されるべきカプリッチョ集Op.4
エレーナ・サルトーリ(オルガン&チェンバロ)
グレゴリオ・ストロッツィ(ca.1615-ca.1687)は、南イタリアのナポリの教会
で活躍した後、ローマ法王の公証人となったイタリア・ルネサンスの作曲家。
ストロッツィの音楽の中で最も重要とされるオルガン、またはチェンバロの
ための「Op.4」では、当時用いられた鍵盤楽器のための形式のほとんどが使
われている。2008年6月。世界初録音。

TC 611802 \2180
ライナルディ:カンタータ&デュエット集Vol.2 ――
ライナルディ:E chi me'l credera、Luci belle、Meraviglia non fia、
Ch'io sciolga il nodo、Su le famose sponde、All'invito d'amata、
Uccidetemi pur、Fiumicelli che correte、Entro a stanze reali
カリッシミ:Vaghi rai, pupille ardenti
ライナルディ:Vaghi rai, pupille ardenti
ロジータ・フリサーニ(ソプラノ)、
クリスティーナ・イアンニコラ(ソプラノ)、
ロレンツォ・トッツィ(指揮)、ローマバロッカ・アンサンブル
17世紀イタリアの高名な建築家であると同時に作曲家としての才能も発揮し
たカルロ・ライナルディ(1611-1691)。
ソプラノのための「カンタータ」は、同世代の大作曲家カリッシミの音楽と
も比較される"音楽家"ライナルディの代表作である。世界初録音。

TC 950601 \2180
21世紀のフルート - ロベルト・ファブリチアーニのための未出版作品 ――
ロンバルディ:シリンクスのエコー/パンニ:リンヴェルノ・デル・ファウノ
グレゴ:バリンジェネシ/マンツォーニ:708
ファブリチアーニ:クアンド・ソルジェ・イル・ソレ
グアルニエリ:Sull'onda notturna del mare infinito
ロベルト・ファブリチアーニ
(フルート&バス・フルート&コントラバス・フルート)
常にフルートの新しい可能性を追求し続ける現代作品の鬼、ロベルト・ファ
ブリチアーニのために作曲された"未出版"の無伴奏作品集。
自らハイパーバス・フルートを創作してしまうなど、凄まじい行動力で周囲を
驚かせてきたファブリチアーニに贈られた一癖も二癖もある無伴奏作品との
対決が聴きどころ。世界初録音。

TC 941901 \2180
サケッティ:オルガン作品集 ――
幻想的ソナタ/悲歌と幻想曲Op.1/変奏と幻想曲Op.2/メディタティオ
G.E.D.H.による前奏曲パッサカリア/ジョアキーノ・ロッシーニのために
リチェルカーレ・ヴァリアト/ムジカーリ・ペンシエリ/大練習曲
マルコ・リモーネ(オルガン)
オルガニスト、チェンバリスト、ピアニスト、指揮者として2300回を超える
コンサートを経験し、150枚を超える録音を残してきた現代イタリアの重鎮ア
ルトゥーロ・サケッティ(1941-)。
敢えて"演奏家"ではなく"作曲家"としてのサケッティに光をあてたタクトゥ
スらしい貴重なプログラム。2010年7月の録音。世界初録音。




<CORO>
COR 16090 \2180 ※2011年12月15日入荷分までの特別価格 \1880
スペインの神秘主義者たち ――
オレーガン:フリーティング・ゴッド/バーチモア:暗い夜
オレーガン:おお、本当に価値のある生贄よ
ウィリアムズ:おお、導きの夜よ/バーチモア:アビラの聖テレサへの祈り
オレーガン:ビーラヴド、オール・シングス・スィーズド
ウィリアムズ:レット・ナッシング・トラブル・ユー
バーチモア:誕生日/ウィリアムズ:おお、神よ
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)
ロバート・クィンニー(オルガン&ピアノ)
ラッターの後継者と目されるタリック・オレーガン(1978-)、イギリスの実力
派バリトン兼作曲家のロデリック・ウィリアムズ(1965-)、英国作曲家賞の受
賞者ルース・バーチモア(1966-)が題材としたのは、カルメル会、修道院の改
革に取り組み、聖人に列せられた"アビラの聖テレサ"と"十字架の聖ヨハネ"
の「詩」。
16世紀スペインの神秘主義者たちの「存在」と、現代イギリスの作曲家たち
の「音楽」が交わることにより生まれた神聖で新しい合唱音楽"が、ザ・シッ
クスティーンの歌声によって世界へと発信される ――。
前作「聖ピオ神父 - 祈り」(COR 16071)に収録されたマクミランやパヌフニ
クも素晴らしかっただけに、今回も大いに期待できそうだ!
録音:2011年1月、セント・ジャイルズ教会(ロンドン)

COR 16083(DVD-Video) \2850
※2011年12月15日入荷分までの特別価格 \2580
ヘンデル・セレブレーション ――
ヘンデル:
シバの女王の入場/戴冠式アンセム《汝の御手は強くあれ》HWV.259
オラトリオ《セメレ》HWV.58より/戴冠式アンセム《王は歓呼する》HWV.260
オルガン協奏曲第4番ヘ長調Op.4-4(原典版)
戴冠式アンセム《司祭ザドク》HWV.258
戴冠式アンセム《わが心はうるわしい言葉にあふれ》HWV.261
ようこそ天の女王HWV.241/ハリー・クリストファーズへのインタビュー
ハリー・クリストファーズ(指揮)、ザ・シックスティーン、
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)、アラステア・ロス(オルガン)
ソールドアウトとなりロイヤル・アルバート・ホールが熱狂に包まれた2009
年BBCプロムス「ヘンデル・セレブレーション」のライヴ!
英グラモフォン賞で2冠に輝いた「戴冠式アンセム集」(COR 16066)に代表さ
れるように、ザ・シックスティーンのヘンデルは名演揃い。
「司祭ザドク」の余韻が消えるのと同時にロイヤル・アルバート・ホールに
広がる感動の空間。ザ・シックスティーンのヘンデル、「戴冠式アンセム」
は映像でも格別です!
録音:2009年、ロイヤル・アルバート・ホール(BBCプロムス/ライヴ)

COR 16045 \2180 ※2011年12月15日入荷分までの特別価格 \1880
誠実と一途 - ヘンデル:イタリアン・カンタータ集 ――
カンタータ《死に瀕するアグリッピーナ》HWV.110
カンタータ《忘却の甘さの中で》HWV.134
カンタータ《お前は誠実か?お前は貞節か?》HWV.171
カンタータ《捨てられたアルミーダ》HWV.105
エリン・マナハン・トーマス(ソプラノ)、
ハリー・クリストファーズ(指揮)
シンフォニー・オヴ・ハーモニー&インヴェンションの首席奏者たち
ザ・シックスティーンのメイン・メンバー、エリン・マナハン・トーマスが
歌うヘンデルのイタリアン・カンタータ集!
ヘンデルのイタリア滞在時代に作曲された器楽伴奏付きカンタータでも、エ
リン・マナハン・トーマスのピュアで極美な歌声が心の琴線に触れる ――。
録音:2006年9月16日、グローヴ・オーディトリアム
(オックスフォード/ライヴ)

COR 16003 \2180 ※2011年12月15日入荷分までの特別価格 \1880
その証聖者は ――
スカルラッティ:
テ・デウム/その証聖者は/ミサ・ブレーヴェ《ラ・ステラ》
スターバト・マーテル
ハリー・クリストファーズ(指揮)、ザ・シックスティーン
イタリア・バロックを代表する器楽、鍵盤音楽の大作曲家ドメニコ・スカル
ラッティ(1685-1757)。
500曲を超えるチェンバロ・ソナタで知られるスカルラッティの宗教音楽家と
しての姿、優れた対位法を示した音楽史の観点からも重要な演奏である。
録音:1997年4月、聖オーガスティン教会(キルバーン)/弊社初紹介

COR 16023 \2180 ※2011年12月15日入荷分までの特別価格 \1880
若きフランス ――
ジョリヴェ:祝婚歌/メシアン:5つのルシャン
ダニエル=ルシュール:ソロモンの雅歌
ハリー・クリストファーズ(指揮)、ザ・シックスティーン
メシアン、ジョリヴェ、ダニエル=ルシュールたちによって結成された音楽
グループであり政治組織「若きフランス(ジュヌ・フランス)」の合唱作品集。
神秘主義的、斬新、感覚的、そして官能的な合唱音楽には、新古典主義に対
抗し「人間的」を追い求めた「若きフランス」たちの想いが刻まれている。
近代フランスの音楽を歌うザ・シックスティーンの表現力に改めて圧倒させ
られる。
録音:聖マイケル教会(ハイゲイト、ロンドン)/弊社初紹介

COR 16025 \2180 ※2011年12月15日入荷分までの特別価格 \1880
ヒーロー&ヒロイン - ヘンデル ――
ヘンデル:歌劇《アルチーナ》HWV.34より
オラトリオ《ソロモン》HWV.67より/歌劇《アリオダンテ》HWV.33より
歌劇《アルチーナ》HWV.34より/オラトリオ《ヘラクレス》HWV.60より
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
ザ・シックスティーン
シンフォニー・オヴ・ハーモニー&インヴェンション
1980年代後期から1990年代初期までザ・シックスティーンのメンバーとして
活躍し「我々の最高のヘンデル・メゾ」と絶賛されたサラ・コノリー。
現代有数のヘンデル歌手と称されるサラ・コノリーのソロ、しかもヘンデル
を、最良のパートナーたちとの共演で聴けるという充実のヘンデル・アルバ
ムです。
録音:聖サイラス教会(ロンドン)/弊社初紹介

COR 16026 \2180 ※2011年12月15日入荷分までの特別価格 \1880
薔薇とダチョウの羽根 - イートン・クワイアブックVol.1 ――
フェアファクス:マニフィカト/ヒゴンズ:ようこそ、天の女王
タージェス:吹きすさぶ風から/ブラウン:哀しみの十字架のもとに
作曲者不詳:今日、夜が明ける/コーニッシュ:ようこそ、天の女王
ハリー・クリストファーズ(指揮)、ザ・シックスティーン
ウィンザーの名門校イートン・カレッジの図書館に所蔵されている写本楽譜
集、イートン・クワイアブック・シリーズの第1弾。
チューダー朝時代の宗教声楽曲が眠る貴重な写本に収められた音楽を、"イ
ギリス"の合唱団ザ・シックスティーンが歌うという意義深い録音である。
録音:聖バーソロミュー教会(サフォーク)/弊社初紹介

COR 16074 \2180 ※2011年12月15日入荷分までの特別価格 \1880
ウィーン風に - ハプスブルク宮廷の音楽 ――
レオポル1世:ああ!何と正しいこと/カヴァッリ:不幸よ、何を聞く?
サン・リュク:フランソワ・ギンターのトンボー
シュメルツァー:流れよ、流れよ、涙の小川
フローベルガー:パルティータ《マイェリンより》
レオポルト1世:私はどれだけ抑圧されているか
ムッファト:シャコンヌ/サルトリオ:無慈悲な蛇
ケルル:トッカータ第3番/サルトリオ:私は恋をしているが不運だ
ドラーギ:運命は今/シェンク:ソナタ第6番
フックス:私はあなたの目が喜んでいることを知っている、小さなつばめ
ル・ジャルダン・セクレ〔エリザベス・ドビン(ソプラノ)、
ソフィー・ヴァンデン・アインデ(テオルボ&バロック・ギター)、
デイヴィッド・ブランデン(チェンバロ)、 
ロミーナ・リシュカ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
マリアン・ミンネン(バロック・チェロ&バス・ヴィオール)〕
ソプラノのエリザベス・ドビンが類稀な存在感を放つル・ジャルダン・セクレ
は、ザ・シックスティーンの自主レーベル"コーロ(CORO)"が発掘した若き古
楽アンサンブル。
「マザランのための音楽」に続くリリース第2弾は、長きにわたりヨーロッパ
で栄えたハプスブルク家の宮廷で演奏された"ウィーン風"の音楽の宝石箱。
録音:2009年5月、聖サイラス教会(ロンドン)/弊社初紹介





<Glossa>
GCD 922305 \2300 ※4月12日までのご注文特価 \2080
ペニャローサ:ミサ曲《これほどの苦しみはかつてなく》 ――
荘厳な儀式に(賛歌)/メモラーレ・ピイッシマ(モテット)
キリエ、グローリア(ミサ曲《これほどの苦しみはかつてなく》より)
ティエント第19番(ユリウス・デ・モデナ/器楽)
クレド(ミサ曲《これほどの苦しみはかつてなく》より)
おお、慈悲深きイエス(器楽)/苦しめらるる時(モテット)
サンクトゥス(ミサ曲《これほどの苦しみはかつてなく》より)
アヴェ・ヴェラ・カロ・クリスティ(モテット)
アニュス・デイ(ミサ曲《これほどの苦しみはかつてなく》より)
トランセウンテ・ドミネ(モテット)/トレス第2番(作曲者不詳/器楽)
イン・パッショーネ・ポシトゥス(モテット)
ドミニク・ヴェラール(ディレクター)、
アンサンブル・ジル・バンショワ、レ・サックブーティエ
セヴィーリャ大聖堂で活躍し、フェルナンド王子の宮廷楽長にも任命される
など、モラレスが登場する前のスペインで絶大な名声を誇ったフランシスコ
・デ・ペニャローサ(c.1470-1528)。フアン・デ・ウレーデの世俗的ビリャン
シーコを題材としたペニャローサのパロディ・ミサ、ミサ曲「これほどの苦
しみはかつてなく」に、賛歌、モテット、器楽曲を融合させ、音楽的ストー
リーの創造、演奏効果の向上を実現させたドミニク・ヴェラール。
ルネサンス時代のイベリア半島で輝き、ジョスカンに比肩するとも称さるペ
ニャローサの"ミサ曲"が、アンサンブル・ジル・バンショワの"新たな"代表
盤となる!
録音:2010年10月、マグローヌ大聖堂(フランス)

GCD P10001 2枚組 \2300
ヌリア・リアル - スパニッシュ・アルバム ――
ルネサンス時代の音楽 - ムダーラ、ピサドール、フエンリャーナ、ダサ、
バスケス、フレチャ、モラレス、バルデラーバノ
ルネサンス&初期バロック時代の音楽 - オルティス、フエンリャーナ、
フレチャ、ナルバエス、アルカデルト、バスケス、デ・ミラン、アラニェス
後期バロック時代の音楽 - コルセッリ
ヌリア・リアル(ソプラノ)、
ホセ・ミゲル・モレーノ(ビウエラ&ルネサンス・ギター)、
オルフェニカ・リラ、エミリオ・モレーノ(ヴァイオリン&指揮)、
エル・コンチェルト・エスパニョール
アーティストにスポットライトをあてるニューシリーズ「グロッサ・ポート
レート(Glossa Portrait)」の第1弾は、スペイン、バルセロナ生まれの歌姫
ヌリア・リアル!
美しき歌声と美しき容姿で一気に新世代の古楽系ソプラノを代表する存在と
なったヌリア・リアルが歌う母国"スペイン"の"歌"。この素晴らしき歌声に
魅了されて下さい!
録音:1999年-2004年、クエンカ&サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル
(スペイン)

GCD 921618 2枚組 \3450
ボワモルティエ:歌劇《ダフニスとクロエ》(全曲)
エルヴェ・ニケ(指揮)、
コンセール・スピリチュエル、
ガエール・メシャリー(クロエ&愛)、
マリー=ルイーズ・デュトワ(妖精&マトロート)、
フランソワ=ニコラス・ジュスロー(ダフニス&ゼフィール)、
ティル・フェヒナー(サフィール)、アラン・ビューエ(ダライアス)、
レナウド・デライゲ(アジェノール)、アルノ・ギロー(パン&牧神)
フランス・バロックの鬼才、エルヴェ・ニケ&コンセール・スピリチュエル
の名盤、ボアモルティエの「ダフニスとクロエ」が新装復活!
モーリス・ラヴェルのバレエ音楽「ダフニスとクロエ」から遡ること約2世紀。
古代ギリシャ、ロンゴス作の恋愛物語を題材としてバロック時代のフランス
で誕生した歌劇「ダフニスとクロエ」は、ボワモルティエ最後の作品と伝わ
る大作である。
録音:2001年12月、メッツ・アーセナル(フランス)
GCD 921605からの新装移行再発売




<Channel Classics>
CCSSA 31111(SACD-Hybrid) 特別価格 \2580
シューベルト:
交響曲第9番ハ長調D.944《ザ・グレイト》/5つのドイツ舞曲D.89
イヴァン・フィッシャー(指揮)、ブダペスト祝祭管弦楽団
全集完結を目的とせず、今、取り組んでいる音楽に全身全霊を注ぐイヴァン
・フィッシャーとブダペスト祝祭管弦楽団。イヴァン・フィッシャーは2010年
来日公演の「ザ・グレイト」で、指揮台を囲むように"弦楽器の首席奏者たち"
ではなく"木管楽器"を配置するという仰天のアイディアを実践しているだけ
に、ここでも過去に類を見ない「ザ・グレイト」が繰り広げられることは間
違いないだろう!
録音:2010年6月、ブダペスト芸術宮殿(パレス・オヴ・アーツ)

CCSSA 30411(SACD-Hybrid) 特別価格 \2580
ブラームス:弦楽四重奏曲第1番ハ短調Op.51-1(弦楽合奏版)
シェンベルク:浄められた夜Op.4(弦楽合奏版)
アムステルダム・シンフォニエッタ、カンディダ・トンプソン(芸術監督)
中国ツアーからオランダへと帰る飛行機の中で、遅延で苛立つ乗客たちに演
奏をプレゼントしたことで話題となったオランダの弦楽オーケストラ、アムス
テルダム・シンフォニエッタ。
「ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25」の作曲と編曲、音楽的影響など、世代
は違えども関係の深いブラームスとシェーンベルク。弦楽オーケストラ・ヴァ
ージョンへと生まれ変わった「弦楽四重奏曲第1番」と、シェーンベルクの
「浄められた夜」を結ぶキーワードが、アムステルダム・シンフォニエッタ
の好演で聴こえてくる。

CCSSA 31711(SACD-Hybrid) 特別価格 \2580
ハープのための幻想曲&即興曲 ――
ピエルネ:即興的奇想曲Op.9
シュポア:幻想曲Op.35、メユールの「私はまだ青春」による変奏曲Op.36
サン=サーンス:幻想曲Op.95
フォーレ:即興曲Op.86、塔の中の王女Op.110
ヴェルダーレ:即興曲第2番
スノアー:幻想曲 - 「Wien Neerlandsch bloed」による
ルーセル:即興曲Op.21
グリエール:即興曲
ラヴィニア・マイヤー(ハープ)
チャンネル・クラシックスの総帥ジャレッド・サックス大推薦のハーピスト、
ラヴィニア・マイヤーのサード・アルバム。
ピエルネやフォーレ、グリエール、シュポア、サン=サーンスなどのお馴染
みの作曲家たちによるハープ作品に加えて、知られざるハーピスト=コンポ
ーザー、ヴェルダーレとスノアーの世界初録音となる作品も収録!ハープの
優雅な音色と驚異的なテクニックが1つになった「幻想曲&即興曲」。マイヤ
ーのハープはもちろん、ジャレッド・サックスの技術を結集した録音面も楽
しみ。



<Avie(SFS-Media)>
SFS 0041(DVD-Video) 2枚組 \3380
SFS 0042(Blu-ray) 2枚組 \4050
キーピング・スコア - マーラー:オリジンズ&レガシー ――
○ドキュメンタリー・エピソード1 - グスタフ・マーラー:オリジンズ
○コンサート・プログラム1 - マーラー:交響曲第1番ニ長調《巨人》
○ドキュメンタリー・エピソード2 - グスタフ・マーラー:レガシー
○コンサート・プログラム2 - マーラーの旅 ――
マーラー:さすらう若人の歌*
交響曲第5番嬰ハ短調より アダージェット
交響曲第7番ホ短調より スケルツォ
交響曲第9番ニ長調より ロンド・スケルツォ
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、
サンフランシスコ交響楽団、トーマス・ハンプソン(バリトン)*
マイケル・ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団の"映像"による
ドキュメンタリー&コンサート・プロジェクト、「キーピング・スコア」シ
リーズの8タイトル目は、同コンビの代名詞であり没後100周年記念のマーラ
ー!
「交響曲第1番《巨人》」と「マーラー旅」は2009年9月&10月に行われたデ
イヴィス・シンフォニー・ホールでのライヴが収録されており、特に「交響
曲第1番」はSACD盤(821936-0002-2/廃盤)とは別音源となるだけに、このコ
ンサート・プログラムは話題必至!
定評あるドキュメンタリーには、チェコ、オーストリア、ハンガリーを巡り
「交響曲第1番」が初演されるまで、そして1890年代から1911年5月18日まで
のマーラーの歴史が描かれている。
MTT&SFSの演奏とドキュメンタリーでマーラーの"ルーツ"と"伝説"をたどる
「マーラー:オリジンズ&レガシー」。没後100周年を祝うに相応しい充実の
プログラムです!




<のすたるぢあ(Nostalgia)>
Nostalgia 1101 \2180
黒船の古歌 ――
イベリア地方の聖歌:栄光の聖母よ
ナルバエス:モーロ王の嘆き
フェンリャーナ:もしイルカが愛に死ぬのなら
作曲者不詳:せんどのやんま(佐藤豊彦編曲)
カッチーニ:私の苦悩に憐れみを
ダウランド:来たれ愛しい人
博多の子守唄(山田千代美編曲)
湖出市十郎:黒髪
ダウランド:暗闇に私を住まわせよ
ホイヘンス:ため息
モンテヴェルディ:涙のマドンナ
作曲者不詳:竹田の子守唄(佐藤豊彦編曲)
モンテヴェルディ:娘シオンよ喜び踊れ/作曲者不詳:亥の子(佐藤豊彦編曲)
作曲者不詳:お江戸日本橋(佐藤豊彦編曲)
作曲者不詳:ねんねんころり(山田千代美編曲)
山田千代美(ソプラノ)、佐藤豊彦(リュート&ビウエラ)、
ダーヴィッド・ヴァン・オーイエン(テオルボ&ロマンティック・ギター)
日本が世界に誇るリュートの第1人者、佐藤豊彦の自主レーベル「のすたるぢ
あ(Nostalgia)」から、古楽大国オランダで古楽唱法を究めたソプラノ、山田
千代美の新録音「黒船の古歌」が登場!
『「黒船」の来航は常に日本と西欧の文化を結びつけるきっかけとなった。』
- LGS News Letter第34号より
16世紀半ばのポルトガルから聖歌と宣教師をもたらした最初の「黒船」、17
世初頭のイギリスとオランダの第2の「黒船」、幕末の第3の「黒船」。
「黒船」の来航によってもたらされた音楽、また当時の欧州、日本で歌われ
た美しき「古歌」が、無垢で清らかな山田千代美の歌声と佐藤豊彦のリュー
トによって音楽による壮大な歴史絵巻となる ――。
録音:2010年3月、聖カタリーネン教会、シェーネモオール(ドイツ)




<Aeolus>
AE-10701(SACD-Hybrid) \2850
フローベルガー・エディションVol.7 - カプリッチョ集 ――
フローベルガー:
カプリッチョ第3番/第2番/第1番/第6番/第4番/第5番/第15番/第17番
/第7番/第16番/第8番/第14番/第19番/第10番/第9番/第13番/第18番
/第12番
ボブ・ファン・アスペレン(オルガン)
J.S.バッハが登場する前の17世紀ドイツで活躍し、イタリア、フランス、ドイ
ツの様式を採り入れるなど鍵盤音楽の発展に大きな足跡を残したヨハン・ヤー
コプ・フローベルガー(1616-1667)。
イタリア初期バロックの巨星フレスコバルディに学んだフローベルガーの「カ
プリッチョ」は、後のJ.S.バッハへと続く道を拓いた"17世紀の「フーガの技
法」"である。
アスペレンが弾いているドイツ、ノルデンのルドゲリ教会のバロック・オルガ
ン(アルプ・シュニットガー1688年製)から響くサウンドも大きな魅力。
2002年6月&2010年5月の録音。




<Avie>
AV 2224 \2180
ハンス・ガル:交響曲第1番ニ長調Op.30(世界初録音)
シューベルト:交響曲第6番ハ長調D.589《小ハ長調》
トーマス・ツェートマイヤー(指揮)
ノーザン・シンフォニア
当時のウィーンで流行したロッシーニの音楽からの影響を感じさせ、「ザ・
グレイト」(大ハ長調)に対し「小ハ長調」とも呼ばれるシューベルトの「交
響曲第6番」。
シューベルトの時代から約1世紀後、新ウィーン楽派などのモダニズムが台頭
する中で、伝統的な旋律美、後期ロマン主義のスタイルを守るために奮闘し
たハンス・ガルの「交響曲第1番」。
アントニオ・メネセスもレコーディングを熱望するなど、近年再評価の機運
が高まるブラームスの孫弟子、ハンス・ガルの本格的な管弦楽作品「交響曲
第1番」は今回が世界初録音となる。
シューベルトの「交響曲第6番」とのカップリングにより明らかとなるハンス
・ガルの音楽の真価。"マエストロ"ツェートマイヤーの手腕に期待!
録音:2009年11月18日-19日(シューべルト)&2010年9月27日-28日(ガル)、
セージ・ゲイツ・ヘッド・ホール(イギリス)

AV 2212 2枚組 \3250
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲) ――
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV.1009/第2番ニ短調BWV.1008
第6番ニ長調BWV.1012/第5番ハ短調BWV.1011/第4番変ホ長調BWV.1010
第1番ト長調BWV.1007
ターニャ・トムキンス(バロック・チェロ)
モニカ・ハジェットのアンサンブル、ヴェンヴェニュー・フォルテピアノ・
トリオのメンバーであり、アメリカのフィルハーモニア・バロック管弦楽団
で首席奏者として活躍する女流チェリスト、ターニャ・トムキンズが2台の
バロック・チェロを手に永遠のバイブル、バッハの「無伴奏チェロ組曲」と
向き合う 。
オランダでアンナー・ビルスマにチェロを師事したトムキンズの無伴奏は、
"バロック・チェロ"という楽器を通じてバッハの音楽と真摯に対話をしてい
るかのように丁寧な響きが印象的。
トムキンスの使用楽器はロッキー・ヒル(ロンドン)1798年製のバロック・チェ
ロ。「組曲第6番」は、ドミニク・ズコヴィツ1985年製、マッテオ・ゴフリラ
ー1699のレプリカ・モデル(5弦)。
録音;2010年5月14日-19日、グリーン・ミュージック・センター
(カリフォルニア)

AV 2216 \2180
エコーズ・オヴ・パリ ――
プーランク:ヴァイオリン・ソナタOp.119
ストラヴィンスキー:ペルゴレージによる組曲
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調Op.94bis
オーガスティン・ハーデリッヒ(ヴァイオリン)、
ロベルト・クーレック(ピアノ)
1999年に全身の60%に大火傷を負いながらも、20回を超える手術やリハビリ
を乗り越えて演奏家として復活を遂げた奇跡のヴァイオリニスト、オーガス
ティン・ハーデリッヒ。世界各国で大きな反響を呼んだアヴィーからのデビュ
ー・タイトル「フライング・ソロ」(AV 2216)に続くセカンド・アルバムは、
"パリ"という共通点を持つ4人の作曲家たちのヴァイオリン作品集。
2010年にはアラン・ギルバートが指揮するニューヨーク・フィルとの共演で
センセーショナルなニューヨーク・デビューを果たしたハーデリッヒ。生命
力に満ちた音楽を奏でることの出来る不屈の天才は、ストラディヴァリウス
1683《Ex-Gingold》を手に飛躍を続けます。
2010年6月27日-30日、レフラク・ホール(ニューヨーク)

AV 2172 \2180
R・シュトラウス:
交響詩《ドン・ファン》Op.20
サフランOp.10-7/万霊節Op.10-8/ゲオルギーネOp.10-4
誰がしたのだOp.10-6/出会いo.Op.72/赤いばらo.Op.76
目覚めたばらo.Op.66/明日は!Op.27-4
メタモルフォーゼン
ジョーン・ロジャーズ(ソプラノ)
ジャン・レイサム=ケーニック(指揮)、
ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団
音楽監督マルク・アルブレヒトに率いられ古豪復活を遂げた1855年設立のス
トラスブール・フィル。現在の黄金期の土台を築いた前音楽監督レイサム=
ケーニックとのR・シュトラウスでは、「ドン・ファン」と「メタモルフォー
ゼン」をMTT&SFSのマーラー全集を支えたレコーディング・チーム「トリト
ナス」のシュテファン・シェルマンが担当。
ドイツとの国境に近いという土地柄もあり、フランスのオーケストラによる
"ドイツ的"なR・シュトラウスが聴けそうだ。
録音:2001年10月17日-18日(ドン・ファン&メタモルフォーゼン)&
2008年8月10日(歌曲)

AV 2183 \2180
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ集 ――
ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.1/第2番ニ短調Op.14/第3番イ短調Op.28
第4番ハ短調Op.29/第5番ハ長調Op.38
アレクサンドラ・シロセア(ピアノ)
若手アーティストの発掘に定評のあるアヴィー(Avie)から、東欧ルーマニア
の逸材アレクサンドラ・シロセアがデビュー!
2008年にはウィーン室内管弦楽団との共演、2009年にはムジークフェライン、
カーネギー・ホールへのデビューを果たしたシロセアのデビュー・プログラ
ムは、プロコフィエフのソナタ集。
いきなりプロコフィエフを選ぶという選曲眼、大胆不敵なスタイル。楽しみ
なピアニストがまた1人登場です!
録音:2010年9月、聖ダンスタン教会(イースト・サセックス)

<helicon>
HEL 029627 3枚組 \3650
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
ニコラ・ウリヴィエーリ(Bs-Br ドン・ジョヴァンニ) 
マウリツィオ・ムラーロ(Bs レポレッロ)
アンナ・サムイル(S ドンナ・アンナ) 
マリア・ルイージャ・ボルシ(S ドンナ・エルヴィーラ)
ディミトリ・コルチャク(T ドン・オッターヴィオ) 
チェン・ライス(S ゼルリーナ)
シモン・オルフィラ(Bs マゼット) マルコ・スポッティ(Bs 騎士長)
ズービン・メータ(指)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団,
ニュー・イスラエル・ヴォーカル・アンサンブル
録音:2009年1月27、31、2月5日、テルアヴィヴ(ライヴ録音)
注目の「ドン・ジョヴァンニ」の録音が登場!イスラエル・フィルの終身音
楽監督であるズビン・メータが、テルアヴィヴで行った演奏会形式上演のラ
イヴ録音です。何が注目かというと、今大活躍している中堅、新進の歌手を
集めているのです。タイトルロールのニコラ・ウリヴィエーリは北イタリア、
アルコの生まれのバス=バリトン。ロッシーニを得意としています。明るく
朗々と響く美声は、2010年のトリノ・レージョ劇場来日公演での「ボエーム」
でも評判になっていました。レポレッロのマウリツィオ・ムラーロは、この
中では一番のベテラン。スイス国境に近いイタリア、コモの生まれ。1990年
代後半からバッソブッフォとして大活躍しており、2004年のウィーン国立歌
劇場来日公演でも、トーマス・ハンプソン、エディタ・グルベローヴァらを
相手にレポレッロを歌っています。ドン・オッターヴィオのディミトリ・コ
ルチャクは、1979年、モスクワ生まれ。まだ30代始めという若さながら、既
に国際的に名声を築いており、ことにロッシーニとモーツァルトで人気を博
しています。ゼルリーナのチェン・ライスは、地元イスラエル生まれ。伸び
の良い美声と美貌の持ち主で、近年急速に人気が急上昇しています。ドンナ
・エルヴィーラのマリア・ルイージャ・ボルシは、まだデビューして十年ほ
どにもかかわらず、非常に人気の高いイタリアのソプラノ。2010年代のプリ
マドンナ間違いなしの逸材です。マゼットのシモン・オルフィラは、1976年、
スペインのマノルカ島生まれ。堂々としたバスの声の持ち主で、あのグルベ
ローヴァが初めてノルマを歌った2003年の東京での演奏会形式公演でオロ
ヴェーゾを歌っていました。騎士長のマルコ・スポッティはパルマ出身。
若いながらも非常に重厚なバスで、ヴェルディのバス役で活躍しています。
ドンナ・アンナのアンナ・サムイルは、ロシアのペルミ生まれ。彼女も2000
年以降に活動を始めた若い歌手で、現在はベルリン国立歌劇場を中心にドイ
ツで活躍しています。最近では稀にオペラ録音の機会があっても、知名度の
高いベテラン歌手が優先されるので、こうした中堅から若手の優れた歌手を
聞く機会は限られています。その意味でもこのCDは便利です。もちろんメー
タの指揮が彼らを全面的にバックアップ。メータが指揮する「ドン・ジョ
ヴァンニ」の録音はこれが初めてでしょう。イスラエル・フィルの瑞々しい
弦の音を生かした、気持ちの良い仕上がりになっています。




<BONGIOVANNI>
AB 20019(DVD-Video) \4950
ロッシーニ:「イタリアのトルコ人」(1820年ナポリ版)
ロレンツォ・レガッツォ(Bs セリム)
シルヴィア・ダッラ・ベネッタ(S フィオリッラ)
フィリッポ・モラーチェ(Br ドン・ジェローニオ)
ダニエレ・ザンファルディーノ(T ドン・ナルチーゾ)
ジューリオ・マストロトターロ(Br 詩人プロスドーチモ)
コンチェッタ・ダレッサンドロ(Ms ザイダ)
マリア・ピーア・モリナーリ(タリンダ)
マッテオ・マルケッタ(ナルブート)
ジョヴァンニ・バッティスタ・リゴン(指)パドヴァ・ヴェネト管弦楽団,
コーロ・ドデカントゥス
演出:フランチェスコ・ミケーリ
収録:2009年6月,ヴィチェンツァ
世界遺産として高名なヴィチェンツァのオリンピコ劇場で上演されたロッシ
ーニの「イタリアのトルコ人」の映像です。パッラーディオの名建築での上
演というだけで貴重なところですが、この上演、さらに重要なのが、1820年
にナポリで上演するためにロッシーニが改変を加えた版を用いていること。
通常のものと比べると、いくつか特徴があります。まずレチタティーヴォ・
セッコを用いず、地の台詞を用いています。いくつかの曲が差し替えられて
おり、フィオリッラの登場のアリアやナルチーゾの最初のアリアはいずれも
聞き覚えのある別の曲です。さらにタリンダとナルブートという道化が二人
据えられています。ロッシーニ・マニアなら、ぜひともチェックすべきもの。
歌手は優れた人選です。セリムは、日本でもすっかりおなじみのバス、ロレ
ンツォ・レガッツォ。ヒロインのフィオリッラは、地元ヴィチェンツァ出身
のソプラノ、シルヴィア・ダッラ・ベネッタ。優男のドン・ナルチーゾには、
近年ロッシーニ・テノールとして注目されているダニエレ・ザンファルディ
ーノ。気の毒な夫のドン・ジェローニオは、フィリッポ・モラーチェ。その
他、若手の優秀な歌手が集っています。フランチェスコ・ミケーリの演出は、
現代の詩人がコンピュータで打ち込んだ物語が舞台になるというもの。あの
オリンピコ劇場の舞台が本当に舞台として用いられている様子は、ちょっと
感動的です。

GB 1220 2枚組(1枚価格) \2180
チェーザレ・ヴァレッティ 録音集
ロッシーニ:
「アルジェのイタリア女」,「セビリアの理髪師」,「湖上の美人」
ドニゼッティ:「愛の妙薬」,「ルチア」,「ファヴォリータ」
ベッリーニ:「夢遊病の女」
ヴェルディ:「ルイーザ・ミラー」,「リゴレット」,「ファルスタッフ」
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」
チレア:「アドリアーナ・ルクヴルール」
ヴォルフ=フェラーリ:「四人の頑固者」
ビゼー:「真珠採り」
マスネ:「マノン」,「ウェルテル」
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
フロトウ:「マルタ」
からのアリア,場面
ロッシーニ:何も言わずに嘆きましょう
ベッリーニ:マリンコニア,お行き、幸せなバラよ
シューマン:
「詩人の恋」 Op48、くるみの木 Op.25-3、ジャスミンの茂み Op.27-4、
新緑 Op.35-4、天は一粒の涙を流しOp.37-1、出会いと別れ Op.90-3、
レクィエム Op.90-7
チェーザレ・ヴァレッティ(T)
録音:1949-1963年
チェーザレ・ヴァレッティは、1922年12月18日、ローマに生まれたテノール。
伝説的名テノール、ティート・スキーパに学び、その美質を最も良く受け継
いだと言われています。イタリアやメキシコで活躍した後、1953年12月にメ
トロポリタン歌劇場に登場、この大劇場のスターテノールとして活躍しまし
た。1960年代にはイタリアに戻って人気を博しました。2000年5月13日に亡
くなっています。このCDには、1950年から1963年までの様々な音源が集めら
れています。



<Euro Arts>
20 58328(DVD-Video) \2180
言語:英語
「もし金持ちだったら」 ジャン・ピアースの生涯
ジャン・ピアース
アイザック・スターン
ほか
ジャン・ピアース(1904-1984)と言えば、1940年代から1950年代を中心に活躍
した米国のテノール歌手。ことに大指揮者アルトゥール・トスカニーニがピ
アースを度々重要な役に起用したことで知られています。両親はベラルーシ
人で、ピアースが生まれれる前年に米国に移住したばかりでした。ユダヤ人
だったので、シナゴーグの聖歌隊で活躍、その美声は若い頃から知れ渡って
いました。本格的に声楽を学ぶや、すぐにトスカニーニに認められ、メトロ
ポリタン歌劇場を始め国際的に活躍。またミュージカルを始めポピュラー音
楽の分野でも活躍しました。
この映像は、名ヴァイオリニスト、アイザック・スターンがピアースにイン
タビューする映像を中心に、ピアースの貴重な映像を集めたものです。若い
頃の颯爽とした歌ももちろん素晴らしいのですが、1980年、なんと70代半ば
で歌ったチャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」のレンスキーのアリ
ア(ロシア語歌唱、オーケストラ伴奏、カラー映像)の、年齢が信じられない
歌は驚くべきものです。また一瞬ですが、1958年4月の来日時と思しき映像
も収録されています。なお、タイトルの「もし金持ちだったら」は、ミュー
ジカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」の主人公テヴィエが歌う曲のタイト
ル。ピアースは1971年にブロードウェイでこの役を歌っており、最後にこの
曲を歌う姿が収録されています。




<IDEALEAUDIENCE>
30 79294(Blu-ray) \4250
30 79298(DVD-Video) \2900
ベートーヴェン:
コリオラン序曲、交響曲第4番、第7番
ウラディーミル・ユロフスキ(指)
エイジ・オブ・インライトゥンメント管弦楽団
収録:2010年2月4日シャンゼリゼ劇場(ライヴ)
才気に満ち溢れた若きロシアの俊英指揮者ウラディーミル・ユロフスキ。若
さと勢いに満ち溢れた輝かしい才能を武器にグラインドボーン音楽祭の音楽
監督、ボリショイ劇場の正指揮者、ロンドン・フィルの首席指揮者として活
躍中の今最も注目されている指揮者の一人です。
このブルーレイ&DVDは2010年2月シャンゼリゼ劇場で行われたユロフスキ&
エイジ・オブ・インライトメント管のベートーヴェン・プログラム映像です。
ユロフスキはイヴァン・フィッシャー、サイモン・ラトルらと同じくピリオ
ド楽器のオーケストラ、エイジ・オブ・インライトメント管の首席アーティ
ストです。懐深く音楽を前進させる推進力、勢いのある好演を聴かせる交響
曲第7番、知的で切れ味鋭い生き生きとした第4番と古楽器的な音色の持ち味
を引き出した快演です。





<REFERENCE RECORDINGS>
【『HRx』とは】
リファレンス・レコーディングスは、スペクトラルの設計者であり、HDCDの
発明者でもあるキース・ジョンソン博士が30年以上もチーフ・エンジニアを
務めている高音質レーベル。そのRR がまたまた驚異の音質体験を教えてくれ
る全く新しいフォーマットが『HRx』です。
『HRx』は、パソコンとオーディオインターフェースを使用したPCオーディオ
やデジタル・ストリーム(DS)機器に対応するために、176.4kHz/24bitの圧縮
しないWAVデータを記録したDVD-Rのこと。密度の濃い音質、臨場感、楽器の
音の生々しさ、音空間をそのまま美しく再生できる驚異の音質。弦はさらに
しなやかに、金管はより煌びやかに鮮明に聴くことが出来ます。通常のCD、
SACD、DVD プレイヤーでは再生できませんが、『HRx』のハイサンプリング
音源を是非体験してください。

RR 2011HRX(DVD-ROM) \2380
176.4kHz / 24bit
HRXサンプラー2011
クラシック&ジャズ・ハイレゾリューション・スペクタキュラー!
【クラシック】
1.アーノルド:サセックス序曲より抜粋
2.モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番K.467より終楽章
3.チャイコフスキー:マゼッパより「ゴパック」
4.ウォルトン:クラウン・インペリアルより終楽章
5.サティ:ジムノペディ第1番
6.グレインジャー:ガムサッカーズ・マーチ
7.ゴットシャルク:私といっしょに(カプリース)
8.ラフマニノフ:交響的舞曲より第3楽章
9.ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」より魔王カスチェイの凶悪な踊り
10.リスト:BACHによる前奏曲とフーガ
11.レスピーギ:バレエ「シバの女王、ベルキス」より戦いの踊り
12.ブリテン:青少年のための管弦楽入門より「フーガ」
【ジャズ】
13.Donaldson-Moten:”You’re Driving Me Crazy/Moten Swing”
14.Mehling:”Yerba Buena Bounce”
15.Hyman:”Thinking About Bix”
16.Garson,piano:”Trio Blues”
リファレンス・レコーディングスの録音の真髄を堪能できるフォーマット
「HRx」のサンプラーが発売されます。リファレンス・レコーディングスの
名録音からクラシックとジャズをピックアップした全16トラック。

RR 59HRX(DVD-ROM) \4750
176.4kHz / 24bit
FROM THE AGE OF SWING
featuring jazz piano great Dick Hyman
From the Age of Swing/ You're Driving Me Crazy/ Moten Swing; Topsy/
Moonglow/ Them There Eyes/ Dooji Wooji; Soft Winds/
What is There to Say?/ 'Deed I Do; I Know What You Do/ Mean to Me/
I'm Getting Sentimental Over You. CD ONLY/ Rose Room




<MA RECORDINGS>
M 070AHR(DVD-ROM) \4450
88.2kHz/24
シルヴィア・ペレス・クルース&ラヴィッドゥ・ゴールドシュミット
「ヤマ」
バルセロナの若手歌手とイスラエルの吟遊詩人パーカッショニストの不思議
な出会い…。
フラメンコをはじめ、カタローニャ民謡、ポルトガル・ファドにUFOの形状を
した「ハング」という手作りの金属打楽器の伴奏やソロです。

M 073AHR(DVD-ROM) \4450
88.2kHz/24
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 Vol.1
第1番ト長調 BWV1007,
第2番ニ短調 BWV1008,
第3番ハ長調 BWV1009
マーティン・ツェラー(バロック・チェロ/使用楽器:シュタイナー1673年製)
スイス出身のチェリスト、マルティン・ツェラーによる名器シュタイナーで
演奏されたJ.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲。絹を撫でるような、魅力的な音色
で奏でられ、かつてない感動に包まれる演奏です。




<SONARE>
TMT 20108001 \2000
美・バロック
(1)コレッリ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op.5-8
(2)ヘンデル:チェロ・ソナタ ト短調
(3)エックレス:チェロ・ソナタ ト短調
(4)クープラン:合奏小曲集
(5)ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ ホ短調 RV40
前田昌利(Vc)前田恭子(Pf)
録音:2007年2月 クレオ・ホール
プロ、アマチュアを問わず、チェロを学ぶ人たちが必ずと言っていいほど手
がけるバロック期の作品集。これらの作品を収めたCDは非常に少ないため、
貴重なアルバムと言えましょう。ソロ、室内楽、オーケストラで活躍する
前田昌利渾身の1枚。




<APARTE>
AP 015 2枚組 \2980
リュリ:「ベレロフォン」
シリル・オヴィティ(T ベレロフォン) セリーヌ・シェーン(S フィロノエ)
イングリッド・ペリューシュ(S ステノベ)
ジェニファー・ボルギ(Ms アルジ/パラス) 
ジャン・テジャン(Bs アミソダル) 
エフゲニ・アレクシエフ(Br ジョバト)他
クリストフ・ルセ(指)
レ・タラン・リリク
録音:2010年12月,パリ(ライヴ録音)
ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687)は、1670、1680年代におよそ14の
オペラ(トラジェディ・リリク、抒情悲劇)を書いています。その中でも特に
初演当時大成功を収めたものが、1679年に初演されたこの「ベレロフォン」
でした。1月31日に初演されるや爆発的人気となり、実に9ヶ月もの間上演が
続いたといいます。さらにリュリ自身や第三者の改編を受けながら何度もリ
バイバルされ、最後の上演は、フランス革命も遠くない1773年というから驚
きます。ところが、1987年の「アティス」に端を発するリュリ再評価の潮流
でも「ベレロフォン」は長いこと放置され、ようやく2010年になって演奏会
形式上演で取り上げたのがクリストフ・ルセでした。ルセは、まず7月にボー
ヌで演奏、さらに12月にパリとヴェルサイユ、年が明けた2011年1月にウィー
ンと「ベレロフォン」を上演、いずれも大絶賛されました。このCDには、パ
リのシテ・ドゥ・ラ・ミュージックでの演奏が収録されています。
「ベレロフォン」の大成功は、リュリの優れた音楽はもちろんですが、台本
がたいへん優れていたことも大きな理由です。トマ・コルネイユはピエール
・コルネイユの弟で、彼自身劇作家として大家でした。「ベレロフォン」は、
嫉妬深い王女の横恋慕と挫折が軸になっており、この2年前に初演され熱狂を
巻き起こした、ジャン・ラシーヌの「フェードル」を受け継いでいます。真
の主役はステノベと言ってよいでしょう。
記念すべき復活蘇演は素晴らしい出来栄えです。中でも鍵を握る嫉妬の王女
ステノベを歌うイングリッド・ペリューシュの集中力ある歌は強烈、遂げら
れない愛に苦しむ女の悲しさを見事に描き切っています。ベレロフォンのシ
リル・オヴィティは、2000年にデビューしたばかりの若いフランスのテノー
ル。ほのかな翳りのある声は常に不幸に晒されるベレロフォンにピタリ。
フィロノエのセリーヌ・シェーンは、ラ・フォル・ジュルネに度々出演して
いたことで日本でもよく知られている美声ソプラノ。その他の歌手も実力派
が揃えられています。もちろんルセの指揮は高貴にして力強く、圧倒的。
発売されるや、各誌、新聞評で絶賛された名盤、フランス・バロック音楽
ファンならお聞き逃しのないように!
170ページ超のブック仕立ての豪華な装丁です。



<ELOQUENTIA>
EL 1024 2枚組 \2850
サン=サーンス:チェロのための作品全集
[CD1]
(1)チェロ協奏曲第1番 op.33イ短調* 
(2)チェロ協奏曲第2番 op.119 ニ短調 
(3)チェロ・ソナタ第2番 op.123 ヘ長調
[CD2]
「白鳥」(1挺のチェロと2台ピアノ版)*、
チェロ・ソナタ第1番ハ短調Op.32、チェロとピアノのための組曲Op.16、
ロマンス ヘ長調Op.36、ロマンス ニ長調Op.51、
アレグロ・アッパシオナートOp.43、サッフォー風の歌Op.91、
ガヴォット(遺作)(ピアノ伴奏版世界初録音)
ルイジ・ピオヴァーノ(チェロ)
使用楽器:
[CD1](1)(2)マッテオ・ゴフリラー(1730頃)、
(3)アレッサンドロ・ガリアーノ(1710頃)
[CD2]アルトゥーロ・フラカッシ(1935年)
ピエロ・ベッルーギ(指揮)、
テアトロ・マッルチーノ管弦楽団
ピアノ:ナッツァレーノ・カルージ([CD1]/ヤマハ)、
ルイザ・プレイエル
([CD2]/使用楽器:1883年製スタインウェイ・コンサート・グランド・
Dモデル(ローズウッド材)、1999年復元
「白鳥」はセカンド・ピアノ・パートを多重録音)
*はライヴ録音
いぶし銀のような音色を奏でる現代の名手、ピオヴァーノによるサン=サー
ンスのチェロ作品全集(CD2は以前EL.0401として単独で発売)。協奏曲第2番
の超絶技巧から、ピアノとの親密な室内楽まで、チェロの魅力を堪能できま
す。ピオヴァーノは、ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽
団の首席ソロ奏者。来日も何度かしており、2011年10月には読売日本交響楽
団や群馬交響楽団との共演が予定されています。




<EVIL PENGUIN RECORDS>
EPRC 010 \2250
ハーバート・ハウエルズ:フル・ムーン
ヘンリー・パーセル:FROM LOSY BOW’RS
トーマス・キャンピオン:THE CYPRESS CURTAIN OF THE NIGHT
カプスベルガー:第1トッカータ
フェフリー・ブルゴン:
この月の美/通りで泣いている娘よ/オルフェウス/ララバイ/Xに/
夜通しの愛撫
ダウランド:
プレリューディウム/暗闇で考えらせて/天文学者のなんと哀れなことか
ロリー・ボイル:二つの愛の抒情詩
パーセル:I’ll sail upon the dog star
R.シューマン:月夜
W.A.モーツァルト:ラウラに寄せる夕べの想い
ローレンス・ザゾ(カウンターテナー)
野入志津子(リュート)
ヤーコプスのオペラなどでも活躍目覚ましいカウンターテナー、ローレンス
・ザゾのソロ・アルバム。ザゾは、声楽には特に厳しいルネ・ヤーコプスか
ら、「同世代でもっとも多才なカウンターテナー」と認められた実力の持ち
主。ここでは、リュートと声のみによる演奏で、繊細な表情を聴かせます。
ダウランド、パーセルのほか彼らの同世代による、狂気、そして真夜中をテ
ーマとした作品をあつめており、人の心の光と闇を静かに照らす月夜のよう
な、静謐でどこか妖しげな世界を展開しています。リュートを務めるのは、
古楽アンサンブル、レ・プレジール・ドゥ・パルナッスのメンバーでもある
野入志津子。野入もまたヤーコプス指揮のオペラでの経験も豊富の名人。
二人が展開する月夜の世界にじっくりと耳を傾けたい1枚です。




<SUPRAPHON>
SU 4046 \1780
ムソルグスキー:「子供部屋」(全7曲)
R.シュトラウス:「少女の花」 Op.22 (全4曲)
ドヴォルザーク:愛の歌 Op.83 (全8曲)
シェック:
黄昏が迫り op.19a-2,子供に寄せる Op.20-1,
私は恵みを獲ないと誓った Op.33-8
ドヴォルザーク:「聖書の歌」 Op.99 (全10曲)
マルティナ・ヤンコヴァー(S)
ジェラール・ワイス(P)
録音:2004年9月、チューリヒ
チェコが生んだ若き名ソプラノ、マルティナ・ヤンコヴァーの新譜、ドイツ
歌曲と東欧歌曲のアルバムです。ヤンコヴァーは1972年生まれ。プラハで活
動を開始した後、ウェルザー=メスト時代のチューリヒ歌劇場で頭角を現し、
ことにモーツァルトの娘役として大評判となりました。今日ではドイツ語圏
で人気のソプラノです。オペラだけでなく演奏会歌手としても人気は高く、
デビュー・ソロ・アルバムとなったハイドンの歌曲集(SU 4005)は絶賛され
ました。今回のアルバムは、チューリヒ時代の2004年に録音されたもの。
「航海 VOYAGE」というタイトルが付けられている通り、ドイツ語、ロシア
語、チェコ語と様々な曲が収録されています。ヤンコヴァーの声の瑞々しさ
はたいへんに心地よく、ムソルグスキーの「子供部屋」での無邪気さ、
R.シュトラウスの「少女の花」でのたおやかさ、シェックの陶酔感、いずれ
も素晴らしいもの。もちろんお国もののドヴォルザークは絶品です。




<Claves>
50 1108 \2180
リスト:
ポロネーズ第1番
バラード第2番
即興的ワルツ
シューベルトのワルツによる変奏曲D365 No.2
ヘクサメロン『清教徒』の行進曲による華麗な大変奏曲(ベルリーニ作曲)
アデライーデ(ベートーヴェン作曲)
前奏曲とフーガ BWV545(J.S.バッハ作曲)
ヨーゼフ・モーグ(ピアノ;Steinway&Sons D-274)
録音:2010年12月20-22日, カイザースラウテルン、SWRスタジオ
今、最も輝かしい才能をもつ若手ピアニストとして注目されているヨーゼ
フ・モーグ、Claves第4弾は満を持してのリスト作品集です。モーグは
Clavesデビュー盤であるリストの協奏曲集(50 2707)で高い評価を得ました
が、完璧なテクニックはもちろん、20代前半とは思えないほどの豊かな音
色と表現でリストのピアノ独奏曲に挑みます。このアルバムはいわゆるリ
スト名曲集ではなく、モーグらしい選曲のこだわりがあります。アルバム
「メタモルフォーゼン」(50 2905)や前作「ディヴァージェンス」(50 1005)
での選曲でもわかるように、モーグは単に超絶技巧のピアニストではない
『大人』なピアニストです。例えばリスト編曲のバッハの前奏曲とフーガ
BWV 545(原曲:オルガン)やシューベルトのワルツによる変奏曲D365 No.2
など、リストが数多く残した編曲作品の中でも演奏機会の少ないしかし素
晴らしい作品ばかりを集めて録音しました。数多に存在するリストピアノ
作品集とは全く違う、非常に内容の濃いアルバムであり、リスト・イヤー
に捧げるにふさわしい内容と言えましょう。モーグの今後の活躍にも期待
できる充実の1枚です。

50 1103/04 2枚組 \4360
シューマン:ピアノ作品集 Vol.5
CD-1
謝肉祭 作品9
クラーラ・ヴィークの主題による10の即興曲 作品5
アルバムの綴り作品124
CD-2
8つのノヴェレッテ 作品21
暁の歌 作品133
フゲッタ形式の7つのピアノ小品 作品126
シューベルトの主題による変奏曲(補筆:アンドレアス・ボイド)
セドリック・ペシャ(ピアノ;Steinway & Sons New York D-101820(1901))
録音:2010年9月15,16日、12月23-27日、シーメンス・ヴィラ ベルリン、
ドイツ
スイスClavesレーベルが誇る若手ピアニストによるシューマンピアノ曲全
集、その第5弾登場です。今回はシューマンの初期の作品であるクラーラ・
ヴィークの主題による10の即興曲 作品5や名曲の謝肉祭 作品9、そして後
期の暁の歌 作品133など1830-1850年代に作曲された作品です。演奏はこの
シリーズの第2集(50 2603)も担当したスイスの気鋭セドリック・ペシャで
す。ペシャは1976年フランス人とスイス人の両親のもとに生まれ、ローザ
ンヌ、ジュネーヴ、ベルリンの音楽大学にて研鑽を積みました。ピエール
・ローラン・エマール、ダニエル・バレンボイム、クリスティアン・ツァ
ハリスなど世界的なピアニストに師事、またディートリヒ・フィッシャー
=ディースカウに声楽の伴奏をそしてアルバン・ベルク四重奏団に室内楽
を学びました。2002年にはアメリカ、ソルト・レイク・シティーで開かれ
たジーナ・バッカウアー国際ピアノコンクールにて第1位を受賞し、その
後ヨーロッパ、アメリカを中心にコンサート・ツアーで大成功をおさめま
した。録音ではシューマンのほかに、デビュー盤のJ.S.バッハ:ゴルトベル
ク変奏曲(50 2407)、フランス人作曲者のピアノ作品集(50 2719)、ベート
ーヴェンの後期ピアノ作品集(50 2903)、そしてヴァイオリンのヌリット・
スタークとのエネスコ、ブゾーニのヴァイオリン・ソナタ集(50 2811)な
ど、多岐にわたる室内楽作品を収録しております。




<Arte dell'arco Japan>
ADJ 030 \2450
ライヴ
ハイドン(1732-1809):ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 Hob.VIIa:1*
ハイドン:交響曲 第92番 ト長調「オクスフォード」
ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調 作品36
鈴木秀美(指揮、チェロ)
佐藤俊介(ヴァイオリン)*
オーケストラ・リベラ・クラシカ
録音:2010年10月24日、東京文化会館小ホール、ライヴ
古楽の研鑽を積み、いま最も注目されている佐藤俊介を迎えて行われたOLC
第26回定期公演。今や演奏会では滅多に聴かれないハイドン初期の傑作ヴァ
イオリン協奏曲ハ長調と、名曲の誉れ高い第92番「オクスフォード」、そし
てハイドンに学んだベートーヴェンの交響曲第2番ニ長調です。ハイドンの
ヴァイオリン協奏曲ハ長調は明るく健康的な冒頭楽章、誠実で上品な旋律
の叙情楽章、そして快活なフィナーレとの3楽章構成です。佐藤俊介の煌め
くような音色そして誠実な演奏とが見事にマッチしており、20代にして巨
匠の風格をも感じられる名演です。また、ベートーヴェンの交響曲第2番は
鈴木秀美が在籍していた18世紀オーケストラの日本初訪問のプログラムと
のこともあり思い入れのあるベートーヴェン、初期の傑作にも聴き逃せま
せん。佐藤俊介はソロだけでなく、全てのプログラムにオケのメンバーと
して参加しているのも注目です!文化会館小ホールでのライヴ録音です。




<SUPRAPHON>
SU 4056 \1780
アントニーン・ライヒェナウアー(c.1694‐1730):
・2つのトランペット、ティンパニ、チェロ、
弦楽と通奏低音のためのソナタ
・オーボエ協奏曲 変ロ長調
・チェロ協奏曲 ニ短調
・2つのオーボエ、ファゴットと弦楽と通奏低音のための組曲 変ロ長調
・ヴァイオリン協奏曲ト長調
・フルート協奏曲ト長調
ルイーズ・ハウク(バロック・オーボエ)
ヤナ・ヒティロヴァー(バロック・ヴァイオリン)
マレク・シュペリナ(バロック・フラウト・トラヴェルソ)
マレク・シュトリンツル(バロック・チェロ)
ムジカ・フロレア(ピリオド楽器使用)
マレク・シュトリンツル(芸術監督)
録音:2010年2月5-6日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
(デジタル・セッション)
チェコ勢を中心とした世界有数の古楽アンサンブル、マレク・シュトリン
ツル率いるムジカ・フロレアの最新録音は、近年再評価の気運が盛り上が
る18世紀チェコの作曲家ライヒェナウアーによる作品集。
18世紀前半に生きたライヒェナウアーは、モルツィン伯(後にヨーゼフ・ハ
イドンが仕えたことでも知られる)のチャペルの音楽家であり、ヨハン・フ
リードリヒ・ファッシュの後任としてお抱え作曲家の役割を引き受けまし
た。モルツィン伯はまたヴィヴァルディを「イタリア音楽の巨匠」として
雇い入れていますが、いかにモルツィン伯の楽団の演奏水準が高いもので
あったかは、ヴィヴァルディが今風に云えば「スーパー・ヴィルトゥオー
ゾ・オーケストラ(virtuosissima orchestra)」と呼び、自作の協奏曲をい
くつか献呈していることなどからも明らかで、ライヒェナウアーも同様に
モルツィン伯の期待と要求に応えるべく高度なテクニックを要する作品を
手がけています。
ヴィヴァルディはさておき、数年前まではまったく無名の存在であったラ
イヒェナウアーですが、その作品があきらかになるにつれて、今日古楽
ファンのあいだではチェコ・バロック期の大家たちと同等に扱われるよう
になりました。
ライヒェナウアーといえば、さきごろやはりSUPRAPHONより「現代最高の
ファゴット奏者」セルジオ・アッツォリーニらがソロを取るすぐれた協奏
曲アルバムがリリースされたばかりですが、世界初録音を含むここでの内
容も、バロック・チェロの達人シュトリンツルを筆頭に、ベルリン古楽ア
カデミーのメンバーとしてもおなじみのオーボエ奏者ルイーズ・ハウクほ
か、匹敵する顔触れによるものということで心躍ります。
過去にも、J.S.バッハの名作「ブランデンブルク協奏曲」からまったくあ
らたな魅力を引き出して強烈なインパクトを与えたシュトリンツルのこと
ですから、きっとライヒェナウアーの真の魅力をあきらかにしてくれるは
ずです。



<naive>
V 5250 \2280
夢のあとに
R.シュトラウス:夜op.10-3、秘めごとop.17-3、あすの朝op.27-4
フォーレ:夢のあとにop.7-1、月の光op.46-2、ゆりかごop.23-1
メンデルスゾーン:
夜の歌op.71-6、新しい恋op.19-4、眠れぬ瞳のともしび、魔女の歌op.8-8
ショーソン:
昔の恋人op.2-2、魔法と魅惑の森でop.36-2、時の女神op.27-1
ヴァンサン・ブショー:
Galgenlieder(絞首台の歌)月のこと、カワカマス、真夜中のネズミ、水、
絞首台の子供の子守歌
プーランク:モンパルナス、ハイド・パーク、セー≪C≫、華やかな宴
ブリテン(民謡編曲):
サリーの園、なぐさめる人もなく、なにゆえイエスは
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
スーザン・マノフ(ピアノ)
録音:2010年6月
吉田秀和氏も「鈴をころがすような声」と絶賛したピオー、歌曲集の登場。
「夢のあとで」と題されたこのアルバムのコンセプトは「夢」。眠るとき
に見る夢、夜の象徴である夢、恋人とみる夢、恋人のことを見た夢、さら
に夢には魔女やネズミなど様々な不思議な生き物が登場するちょっとおか
しな夢・・・。様々な「夢」にまつわる歌を集めたアルバム。2007年にリ
リースされた「エボカシオン」(V 5063)のテーマは「女性」でしたが、こ
れにつづくコンセプト・アルバムです。
「朝の光が差し込んでくるまで、私たちは一緒に神を拝むのだ」(アイヒェ
ンドルフ)
夜の帳が下りてから、朝の光が差し込んでくるまでに人が見る様々な物語
を、ピオーが表情豊かに歌います。フォーレの「夢のあとに」での言葉の
美しさにはハッとさせられます。ブリテン編曲による民謡もしみじみと温
かく聴かせます。室内楽で様々なアーティストから絶大な信頼を得ている
スーザン・マノフのピアノも光っています。




<Profil>
PH 07019 2枚組 \4250
メンデルスゾーン:オラトリオ「エリヤ」Op.70
ミヒャエル・フォレ(バス) アンドレア・ロスト(ソプラノ1) 
マルヤーナ・リポヴシェク(アルト)
ヘルベルト・リッペルト(テノール1) 
レティツィア・シェレール(ソプラノ2) トーマス・クーリー(テノール2)
バルバラ・フレッケンシュタイン(ソプラノ)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮) バイエルン放送交響楽団
バイエルン放送合唱団
録音:2001年7月12日ミュンヘン・ヘルクレスザール(ライヴ・ステレオ)
[バイエルン放送収録による自主制作]
日本にもなじみの巨匠ヴォルフガング・サヴァリッシュがバイエルン放送
交響楽団を指揮した選りすぐりのライヴ演奏をお届けするシリーズ。ハイ
ドンの「四季」(1994)、モーツァルトの「ハフナー」&「ジュピター」
(1998)、オルフの「アンティゴネ」(1958)に続く第4弾は、メンデルスゾー
ンの「エリヤ」。2001年にミュンヘンで行われたライヴ演奏は、バイエル
ン放送の自主制作で収録された音源を、Profilがライセンスを得てリリー
スするというものです。
サヴァリッシュはメンデルスゾーンをたいへん得意にしているようで、ニュ
ー・フィルハーモニア管との交響曲全集(1966-67)のセッション録音をはじ
め、ベルリン・フィルとも交響曲第2番をライヴで再録音しているほか、ま
た、すぐれたピアニストしても知られるサヴァリッシュは、歌曲の伴奏と
いう形でもメンデルスゾーンを取り上げてきました。
なかでも、サヴァリッシュはオラトリオ「エリヤ」については、1968年に
ゲヴァントハウス管とセッション録音したのちに、1986年にもNHK交響楽団
とライヴ録音を残していることから、思い入れの一際強い作品といえるで
しょう。
じっさい、過去2回のレコーディングにより培われた経験のゆたかさを感じ
させるように、ここに聞くサヴァリッシュの手慣れた手腕はさすがという
ほかないもので、大編成の陣容を率いての音楽運びと感銘の深さも群を抜
いています。収録会場は抜群の音響特性を誇るヘルクレスザールで、こう
したおおきな編成の作品にとってたいせつなポイントである録音状態もす
ぐれていることもうれしいところです。なお、終演後に拍手が入ります。



<Altus>
ALT 103/4 2枚組 \2700
モノラル
30ページの日本語解説付
CD-1
(1)R.シュトラウス(1864-1949):皇紀2600年奉祝音楽
ヘルムート・フェルマー(指揮)、紀元二千六百年奉祝交響楽団 
録音:1940年
(2)ピツェッティ(1880-1968):交響曲 イ調
ガエタノ・コメリ(指揮)、紀元二千六百年奉祝交響楽団 録音:1940年
(3)イベール(1890-1962):祝典序曲
山田耕筰(指揮)、紀元二千六百年奉祝交響楽団 録音:1940年
CD-2
(1)ヴェレシュ(1907-1992):
交響曲「日本の皇紀2600年へのハンガリーからの贈り物」
橋本國彦(指揮)、紀元二千六百年奉祝交響楽団 録音:1940年
=ボーナストラック=
(2)近衛秀麿(1898-1973):大礼奉祝交声曲より第2~4楽章 *第1章は未録音
近衛秀麿(指揮)、新交響楽団、ヴォーカルフォア合唱団、
内田榮一(バリトン)、松平里子(ソプラノ)、佐藤美子(メゾソプラノ) 
録音:1928年
(3)『終戦の詔書』 (玉音放送全編)
音源提供:NHK 新マスタリング
―紀元2600年奉祝音楽について―
終戦まで紀元といえば日本では皇紀で、皇紀とは明治政府によって国の紀
元として正式採用され、「日本書記」の記述に従い神武即位の年を元年と
したものです。皇紀では西暦1940年が2600年という大きな区切りにあたっ
ており(因みに本年は皇紀2671年)日本政府はこの年を明治維新以来の近代
化の成果を全世界に問う特別な1年にしようとし、東京ではオリンピック
や万博も開かれるはずでありました。この記念すべき年の祝賀行事の一環
として「紀元2600年奉祝楽曲演奏会」が開かれました。近衛文麿を首班と
する政府はアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ハンガリ
ーの6ヶ国の政府に作曲家の斡旋を依頼。アメリカは拒否しましたが残り
5ヶ国は応じました。その中で今や有名曲のイギリスのブリテン「鎮魂交
響曲」は締め切りに遅れたのと作品に祝典性が認められないとの理由で曲
目から外されました。ちなみにブリテンの作曲料は7000円。当時天丼が50
銭という物価でありました。また演奏会のためには160人からなる新響
(現N響)を中心としたオーケストラが結成され、なんと齊藤秀雄(本番は齊
藤は振らず)の指揮のもと30回以上のリハーサルを積んでのぞみました。
ここに収録されたのは、東京と大阪のコンサートの間に録音されたもので、
日本のオーケストラ史にとってもかけがえのない貴重な記念です。
●曲目について
〈R.シュトラウス(1864-1949):皇紀2600年奉祝音楽〉
リヒャルト・シュトラウスが日本のために曲を書くというのはとてつもな
い大事件で、初演時の関心を大いに集めました。大人数を要するシュトラ
ウス作品の中でも最大級クラスに属し、4管編成に12人の金管別動隊、さら
に14の寺の鐘!といったもの。曲は連続する5部から成り鐘をゴングのよう
に鳴らし、日本の動機をほのめかし、弦楽が大海原の描写をはじめ、やが
て、さくら吹き乱れ繁栄を極める国家(日本)が現れる「バラの騎士」を思
わせる豪奢な音楽の宴となるが不吉なグリッサンドの大騒音が襲いかかる
(天変地異を描写)も、それらは侍たちの働きでしずめられ、日本の動機が
大ファンファーレと化し、著しく高潮し鐘も高らかに鳴り響き、大見得を
切るように結ばれます。
〈ピツェッティ(1880-1968):交響曲 イ調〉
「20世紀のパレストリーナ」と呼ばれたピツェッティはレスピーギ、マリ
ピエロ、カゼッラと並ぶ近代イタリアの大家。1919年のヴァイオリン・ソ
ナタは今日では知る人ぞ知る音楽のようですが、戦前はフランクのソナタ
に匹敵するヴァイオリン・ソナタの名曲中の名曲と日本にもファンが多か
ったもようです。作風はグレゴリオ聖歌や古代ギリシア音楽への興味探求
から長調と短調という2つの音楽に固まる前の古代の音階へと遡り、現代に
よみがえらせようとした作曲家で、R.シュトラウスに匹敵するポリフォニ
ストと評価されています。また彼の芸術観は「人間はどんなに悲劇的な状
況に追い落とされ、絶望しても最後は必ず神の恩恵があるのだから悲劇の
中でも楽観を失わず常に希望の光を導き入れてくれるような音楽を書かな
くてはいけない」というものでした。この交響曲もグレゴリオ聖歌風のメ
ロディを軸として劇的な対位法で展開し、暗いテンションをかけ、それで
最後の希望も失われないといった内容になっております。「ピツェッティ
のオーケストラ作品の中の最高の要素を全て集約した傑作」とイタリアで
は評されております。
〈イベール(1890-1962):祝典序曲〉
イベールがこの日本のための「祝典序曲」を書いたのは第二次世界大戦開
始前後で、完成は1940年4月まさにドイツのフランス侵入直前で、そうした
危機のさなかにイベールはこの曲で新境地を開きます。バッハやベートー
ヴェンへの回帰でありました、それまでの印象派や表現主義的な曖昧な形
式から、より堅固なスタイルを築きました。この時期、ドイツの盟邦日本
にイベールが捧げた音楽というのは当時なかなか生々しいものであったよ
うですが、オネゲルは次のように評しています。『この曲はバッハのトッ
カータに比肩するものである。巨大建築のような堂々たる形式と主題の力
強い表現力と驚くべきオーケストレーションの腕前によって、この作品は
完全なる巨匠芸に到達しているものである』
〈ヴェレシュ(1907-1992):交響曲『日本の皇紀2600年へのハンガリーから
の贈り物』〉
日本政府より祝奉楽曲の依頼を受けたハンガリー政府はコンクールを行い
日本に送る曲を決めました。その時、第1位の作品がこのヴェレシュの交響
曲。ヴェレシュはバルトーク、コダーイに学びバルトークの助手を長く務
めました。曲はとりたて日本的要素を強調しておらず、むしろハンガリー
的であって、師バルトークを思わせるところがあります。戦後はスイスに
渡りハインツ・ホリガーを育てたりしたうえ、作曲の弟子にはリゲティが
おりました。
ボーナストラック
(1)近衛秀麿(1898-1973):大礼奉祝交声曲
皇紀2600年に12年先じる1928年の昭和天皇即位の大礼を祝して作曲された
カンタータです。一般市販のCDとしては初のCDとなります。
(2)玉音放送
NHKから音源提供され新たにマスタリングがほどこされております。



ALT 205 \2450
日本語解説付
(1)モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調 K.385『ハフナー』
(2)ブルックナー:交響曲第6番 イ長調
ローター・ツァグロゼク(指揮)、
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団
録音:(1)2008年1月31日、2月1,2日 
(2)2008年3月7-9日、コンツェルトハウス(ベルリン)
往年の名エンジニヤ・シュトリューベンの録音を彷彿とさせ、あたかも彼
のリアリズム録音が最新盤で蘇ったかのよう。ハフナーからしてリズムと
骨格の構造美が強烈。一転ブルックナーでは実に大構えで一筋縄ではいか
ないものがありブルックナーならではの音楽を堪能できます。録音はアル
トゥスのベルリンでの現地録音。名ホールで有名なコンツェルトハウスの
美しい音響も見事にとらえられています。
ローター・ツァグロゼクは1942年裕福な銀行家一族にバイエルンで生まれ、
ウィーンでスワロフスキに師事。ライプツィヒ歌劇場音楽監督、最近まで
シュトットガルト国立歌劇場音楽総監督として名声を高め、現在ベルリン
・コンツェルトハウス管の音楽監督。




<Biscoito Fino>
BC 272 \2080
(1)ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調「英雄」作品55
(2)同:シュテファン王 序曲 作品117
(1)ジョン・ネシュリング(指揮)、
(2)ヤン・パスカル・トルトゥリエ(指揮)
サンパウロ交響楽団
録音:(1)2008年3月(2)2009年11月、サンパウロ
ブラジルのBiscoito Finoレーベルより、1954年設立のブラジル、サンパウ
ロ州のオケ、サンパウロ交響楽団の新譜がリリースされます。同オケは1997
年よりジョン・ネシュリングが音楽監督に就任し、北米、欧州など国外で
成功をおさめ、ブラジルで最も聴衆を動員したオーケストラとなりました。
BISレーベルにてヴィラ=ロボスの作品集を録音しその名声を高めており、
南米随一のオケとして急成長しております。また協奏曲録音では所謂お国
ものではない、ヴァディム・グルズマンをヴァイオリン独奏に迎えたバー
バー、バーンスタインの作品(BIS SA1662)や俊英エフゲニー・スドビン、
ピアノ独奏のチャイコフスキーな協奏曲(BIS SA1588)など、高音質の録音
としても高い評価を得ております。本アルバムの「英雄」は同オケを育て
上げてきたネシュリングだからこその絶妙にコントロールされた快演!ブ
ラジルらしい明るく非常にポジティヴな演奏です。また、首席指揮者に就
任したヤン・パスカル・トルトゥリエによるシュテファン王序曲。チェリ
スト、ポール・トルトゥリエの長男で、音楽一家のサラブレットに生まれ
た天性の感覚で、南米の陽光のようなキラキラした演奏をしております。




<Classic Concert Records>
CCR 62044 \1980
ブラームス:
(1)ヴァイオリン・ソナタ イ長調-
(2)ハンガリー舞曲第5番
(3)間奏曲 イ短調
(4)プレスト
(5)ヴァイオリン協奏曲-
(6)カプリッチョ
(7)交響曲第3番-
(8)ハンガリー舞曲第16番
マックス・グロッシュ(Vn)ヤン・エシュケ(Pf)スヴェン・ファラー(Kb)
バスティアン・ユッテ(Drums)
2005年バイエルンのトゥッツィングで行われたブラームス・フェスティヴァ
ルで行われた”Brahms meets Jazz”というイヴェントが評判になりCD化さ
れたもの。
JAZZとクラシックというとなんといってもバッハで、ブラームスの韜晦は
JAZZの即興演奏から最も遠いところにあると思われますが、意外や意外、
楽しい聴きものになっています。

CCR 62001 \1980
マリンバ・ダモーレ-
(1)日本のわらべ歌による変奏曲
(2)独奏マリンバのための愛の喜び
(3)海辺の思い出
(4)古代の壺
(5)独奏マリンバのアローン
(6)小さな窓
(7)独奏マリンバの風のスケッチ
(8)竹藪の風
(9)6つのマレットの五木幻想曲
(10)独奏マリンバのカザフの子守唄
(11)マリンバ・ダモーレ
ボグダン・バカヌ(Marimba)

CCR 62003 \1980
人生のリズム
ジョン・スローワー:
(1)2つのマリンバとソプラノのための「一つの世界」
(2)2つのマリンバとソプラノのための「ラヴ・ソングズ」
(3)独奏マリンバと管弦楽のための「人生のリズム」
ボグダン・バカヌ、神谷百子(Marimba) 
カッサンドラ・ディミポウロウ(Sp)
ジョン・スロウワー(指)ザルツブルク・ゾリステン
(1)は神谷百子に(2)は神谷とボグダン・バカヌに(3)はバカヌに献呈されて
いる。

CCR 62004 \1980
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番BWV1004-シャコンヌ
ジョン・スローワー:真実の色彩、人生のリズム(マリンバ独奏版)
エマヌエル・セジュルネ:マリンバ協奏曲
ボグダン・バカヌ(Marimba)
エヴァルド・ダンホッファー(指)ザルツブルク・ゾリステン
バッハのシャコンヌはボグダン・バカヌによる編曲。

CCR 62005 \1980
(1)ピアソラ:プロローグ
(2)ダニエル・ニコラス・ヴィルツ:ヴァルス・ヴァルス
(3)安部圭子:2津のマリンバのための風のスケッチII
(4)リボール・シマ:青いもの
(5)安部圭子:2つのマリンバのための日本のわらべ歌の反映II
(6)リュディガー・パワッサー:木彫り
(7)ジョン・スローワー:アウロラ・ボレアリス-黎明
ボグダン・バカヌ、クリストフ・ズィーツェン、
内山詠美子、ヴラディーミル・ペトロフ(Marimba)

CCR 62041 \1980
(1)モンテヴェルディ:「オルフェオ」よりトッカータ他
(2)グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」より「精霊の踊り」
(3)モーツァルト:「魔笛」より
(4)ワーグナー:「ヴァルキューレ」より
(5)グノー:「ロメオとジュリエット」より「間奏曲」、「アリエッタ」
(6)J.シュトラウスII:
「こうもり」より「酒の歌」、「シャンペン・ポルカ」
(7)チャイコフスキー:
「くるみ割り人形」より「チョコレート」、「コーヒー」、「お茶」
(8)プッチーニ:「トスカ」より
(9)ジョン・ウィリアムズ:「スター・ウォーズ」より
ウィーン・トロンボーン・アンサンブル
{ヴォルフガング・シュトラッサー、マティアス・クフレーラー、
フェルディナント・ヘーベスベルガー、アルベルト・ヴィーダー(Trb)}
バロックから「スターウォーズ」までウィーンのトロンボーンの名手たち
がバリバリ・ブリブリいつもより多めに吹きまくっております。

CCR 62051 \1980
(1)シューベルト:
アルペッジョーネ・ソナタD821(レオナルド・エレート編曲)
(2)サン=サーンス:ファゴット・ソナタOp.168
(3)デュティーユ:ファゴットとピアノのためのサラバンドとコルテージ
(4)イヴァン・エレート:ミラノ風ソナタ
(5)パスクッリ:
「ラ・ファヴォリータ」の主題による大コンチェルト
(ダヴィッド・ザイドル編曲)
ダヴィッド・ザイデル(Fg) ヘルベルト・リュディサー(Pf)
オリジナルはオーボエによる(6)は超難曲でそれを見事にファゴットで吹き
切っております。



<Profil>
=ヴァント&ベルリン・ドイツ交響楽団ライヴ集成・分売リリース
(全5タイトル)=
巨匠ギュンター・ヴァントが最晩年に、かねてよりたいへん相性の良かっ
たベルリン・ドイツ交響楽団を指揮して、厳選のプログラムを演奏した極
上のライヴ録音集。このたび、輸入盤でも分売でお求めいただくことがで
きるようになりました。
正規初出となる音源を多数収録したシリーズは、2010年の初めに一挙にBOX
セット仕様で、続いて日本語解説つきの国内盤が国内先行で分売リリース
され、すべてのタイトルが「レコード芸術」新譜月評欄(2010年9月号)で
特選盤に輝いたという物凄い内容です。
各巻はほぼ作曲家ごとにまとめられているので、初めての方にはお好みの
作品からお聴きになられてみるのもおすすめです。

PH 09042 \2180
ステレオ
「ギュンター・ヴァント / ベルリン・ドイツ交響楽団ライヴ集成Vol.1」
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調
ギュンター・ヴァント(指揮)ベルリン・ドイツ交響楽団
録音:1991年10月6日ベルリン・コンツェルトハウス(ライヴ・ステレオ)

PH 09061 2枚組 \4250
ステレオ
「ギュンター・ヴァント / ベルリン・ドイツ交響楽団ライヴ集成Vol.2」
[CD 1] シューベルト:交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」
[CD 2] ブルックナー:交響曲第9番ニ短調(原典版)
ギュンター・ヴァント(指揮)ベルリン・ドイツ交響楽団
録音:1993年3月20日ベルリン・コンツェルトハウス(ライヴ・ステレオ)

PH 09058 2枚組 \4250
ステレオ
「ギュンター・ヴァント / ベルリン・ドイツ交響楽団ライヴ集成Vol.3」
[CD 1]
シューマン:交響曲第4番ニ短調Op.120
録音:1995年2月19日ベルリン・コンツェルトハウス(ライヴ・ステレオ)
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
録音:1996年4月9日ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ・ステレオ)
[CD 2]
ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
録音:1994年11月20日ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ・ステレオ)
ギュンター・ヴァント(指揮)ベルリン・ドイツ交響楽団

PH 09030 \2180
ステレオ
「ギュンター・ヴァント / ベルリン・ドイツ交響楽団ライヴ集成Vol.4」
シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944「ザ・グレイト
ギュンター・ヴァント(指揮)ベルリン・ドイツ交響楽団
録音:1993年6月14日ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ・ステレオ)

PH 09060 2枚組 \4250
ステレオ
「ギュンター・ヴァント / ベルリン・ドイツ交響楽団ライヴ集成Vol.5」
[CD 1]
ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21
録音:1994年2月15日ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ・ステレオ)
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調Op.60
録音:1996年4月9日ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ・ステレオ)
[CD 2]
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
録音:1994年2月15日ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ・ステレオ)
ベートーヴェン:序曲「コリオラン」Op.62
ベートーヴェン:「エグモント」序曲Op.84
録音:1994年11月28日ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ・ステレオ)
ギュンター・ヴァント(指揮)ベルリン・ドイツ交響楽団
「レコード芸術」2010年9月号特選盤。




<Orfeo>
ORFEOR 811112 2枚組 \4160
チャイコフスキー:歌劇「スペードの女王」
ゲルマン:ウラジーミル・アトラントフ(Ten)、
リーザ:ユリア・ヴァラディ(Sop)、
伯爵夫人:エレーナ・オブラスツォーワ(Ms)、
リュドミラ・シェムチュク(Ms)、
トムスキー伯爵:アレクサンドル・ヴォロシロ(Br)、
エレツキー侯爵:ボド・ブリンクマン(Br)、
チェカリンスキー:山路芳久(Ten)、スーリン:カール・ヘルム(Br)
バイエルン国立歌劇場管弦楽団&合唱団、
指揮:アルギス・ジュライティス
[1984年11月24日/バイエルン国立歌劇場(ライヴ)]
バイエルン国立歌劇場の貴重なライヴ音源を世に出す人気シリーズ、今回
はジュライティスの「スペードの女王」84年11月公演。
アルギス・ジュライティスはソ連時代のボリショイ・バレエで一時代を築
いた名指揮者で、オブラスツォーワの夫君。バレエの巨匠と称された彼が
オペラを振るのは珍しいと言えます。それは1978年にシュニトケがチャイ
コフスキーの「スペードの女王」を改編し、ロジェストヴェンスキーがそ
の版を用いてパリ上演を企てた際、ジュライティスとオブラスツォーワ夫
妻は新聞「プラウダ」でこれを「国辱」と攻撃し、中止にさせたことに起
因します。その両者が6年後、国の威信をかけてボリショイの正統派「ス
ペードの女王」をミュンヘンで示すこととなりました。その任務の重大性
ゆえか、驚くほどの緊張感あふれる凄い名演となっています。
1966年に行われた第3回チャイコフスキー国際コンクール声楽部門優勝のア
トラノトフ十八番のゲルマンは美声、声量、演技いずれも完璧。ソ連時代
の演奏家の凄さを改めて実感させられます。リーザ役のヴァラディが絶品。
実はヴァラディとたいして年の変わらない祖母役のオブラスツォーワの伯
爵夫人も怖いまでに真に迫りまさに神業。カードゲームでゲルマンに勝つ
チェカリンスキー役を夭折の山路芳久が演じているのも注目。彼の数少な
い録音でもあり超貴重。勝ち組を朗々と演じています。




<AVANTI CLASSIC>
5414706 10342(SACD-Hybrid) \2650
ヘンデル:組曲 変ロ長調 HWV 434
ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.24
J.S.バッハ:パルティータ第1番 変ロ長調 BWV 825
J.S.バッハ/F.リスト編:幻想曲とフーガ ト短調 R120 SW 463
リスト:オーベルマンの谷
フランチェスコ・ピエモンテージ(ピアノ)
1983年スイス生まれの俊英、ピエモンテージのソロ・デビュー盤。バロック
の2大巨匠ヘンデルとバッハ、そしてロマン派のリストとブラームスを並べ、
個々の巨匠の魅力を提示するだけでなく、リストやブラームスがいかにバ
ロックのこれらの巨匠から大きな影響を受けたか、ということを実感させ
るプログラム。ピエモンテージは実に美しい音、そして装飾や絶妙な間の
取り方では抜群のセンスを魅せ、そして対位法の立体的な響かせ方では知
性を感じさせます。もちろん抜群の技巧もあわせもち、器の大きさを感じ
させる期待の若手ピアニストです。




<naive>
OP 30505 \2280
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り(6声)
ベンチーニ(c.1675?-1755):マニフィカト(8声)
メラーニ(1639-1703):サルヴェ・レジーナ(9声)
パードレ・アントニオ・ソレル(1729-1783):マニフィカト(8声)
A.スカルラッティ:サルヴェ・レジーナ(4声)
カリッシミ(1605-1674):マニフィカト(8声)
ストラヴィンスキー:アヴェ・マリア(4声)
リナルド・アレッサンドリーニ(指揮)
コンチェルト・イタリアーノ
ウーゴ・ディ・ジョヴァンニ、フランコ・パヴァン(テオルボ)
フランチェスコ・モイ(オルガン)
録音:2010年6月
聖母マリアを讃えるラテン語のテキストには様々な作曲家が様々な編成で
曲を書きました。ここに集められたのは、17世紀から20世紀にかけて生ま
れた、声を中心とした作品たち。鬼才アレッサンドリーニが指揮、そして、
輝かしい声で超絶技巧の装飾も難なくこなしてしまう兵揃いのコンチェル
ト・イタリアーノによる演奏ということで期待が高まります。オラトリオ
の礎を築いたともいわれる巨匠カリッシミの充実の二重合唱(8声)による
マニフィカトは見事。メラーニのサルヴェ・レジーナではソプラノ・ソロ
が活躍します。スペインの巨匠ソレルのストラヴィンスキーは最初(1934年)
ロシア語による「アヴェ・マリア」を作曲しましたが、その後(1949年完成)
ラテン語による歌詞に変え、作品にも手を加えました。一聴するとシンプ
ルな美しい作品ですが、旋律的にもハーモニー的にも熟考されており、ス
トラヴィンスキーの技が光っています。アレッサンドリーニ率いる声楽家
グループ、コンチェルト・イタリアーノの妙技を存分に堪能できる1枚です。




<haenssler>
93 713 \2250
ヘルマン・プライ リーダーアーベント1963
コルネリウス:
9つの宗教歌曲 Op.2-天におられる私たちの父よ,
あなたの国が私たちへとやって来る,私たちを誘惑に導かないでください,
私たちを災いから救ってください
プフィッツナー:
アイヒェンドルフの詩による4つの歌(秋に Op.9-3,
ダンツィヒで Op.22-1,大胆 Op.9-4,庭師 Op.9-1)
フォルトナー:ヘルダーリンの詩による4つの歌
ブラームス:
あなたの青い瞳 Op.59-8,調べのように Op.105-1,五月の夜 Op.43-2
R.シュトラウス:あした Op.27-4,解脱 Op.39-4
ヘルマン・プライ(Br)
ギュンター・ヴァイセンボルン(P)
録音:1963年5月15日,シュヴェツィンゲン(ライヴ)
1963年5月15日に、シュヴェツィンゲン城で行われたヘルマン・プライのリ
サイタルのライヴ録音です。当時プライは34歳、持ち前の美声がこの上な
く甘美だった頃で、いずれも魅力に溢れています。お得意のブラームス、
R.シュトラウスに加えて、珍しいコルネリウスの歌曲や、渋いプフィッツ
ナー、さらに20世紀ドイツ音楽界の重鎮フォルトナーの作品まで、プライ
の多様な歌が楽しめます。




<haenssler>=SWR MUSIC=
93 270 \2250
シューマン:
・レクィエム 変ニ長調Op.148(1852)
・王の息子Op.116(1851)*
・夜の歌Op.108(1849)
* シビッラ・ルーベンス(S)、インゲボルク・ダンツ(A)、
クリストフ・プレガルディエン(T)、
アドルフ・ザイデル(Br)、ヨルック・フェリックス・シュペール(Bs)
ザールブリュッケン室内合唱団
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー
ゲオルク・グリュン(指揮)
録音:2010年6月5日トリーア、聖マクシミン旧大修道院聖堂
(デジタル・セッション)
シューマン生誕200年のアニヴァーサリーにあたる2010年に、合唱音楽のエキ
スパートとして著名なゲオルク・グリュンが1990年に自ら設立した手兵ザー
ブリュッケン室内合唱団を率いておこなったレコーディングは、作曲家晩年
の3作品を収録した注目の内容です。
「レクィエム」は、作品番号147の「ミサ曲」の対の片方の作品として書かれ
たもので、楽譜に書き留められた美しい音楽は、一般的な「レクィエム」がイ
メージさせる厳めしい内容とは違い、重さや暗さの控えめな、穏やかに死を受
け容れるような独特の雰囲気を味わえます。
ほかにも、ドイツのロマン派詩人ウーラントのバラードに付曲した意欲作「王
の息子」、シューマン多作期1849年の重要作で、わずか数日で一気に仕上げら
れた「夜の歌」が収録されています。いずれも滅多に演奏されませんが、プレ
ガルディエンにルーベンス、ダンツら、名の知られた歌手を擁した「王の息子」
はもちろん、すぐれた演奏によるあたらしい録音の登場は歓迎されるものとお
もわれます。




<ACCENT>
ACC 24230 \2300
ハイドン:歌曲集
初めてのキス(1)/テュルジスに(1)/小さな家(3)/恋の歌(1)/人生は夢(2)/
この世で何も得ようとは思わない(3)/宗教的な歌(2)/誠実(4)/同情(5)/
人形の歌(4)/思い出(4)/楽しい苦痛(4)
主題と6つの変奏曲 ハ長調XVII:5、アダージョン ヘ長調 XVII:9
(1)12のクラヴィア伴奏歌曲集第1部(1781)
(2)12のクラヴィア伴奏歌曲集第2部(1784)
(3)独立したさまざまな歌曲
(4)6つの創作されたカンツォネッタ(1794)
(5)6つの創作されたカンツォネッタ第2集(1795)
アン・カンビエ(S) ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)
録音:2009年5月17-20日シント・トルイデン、ベルギー
ハイドンの珍しい歌曲と鍵盤作品の小品を収録したアルバム。ハイドンの5つ
の歌曲集から抜粋しています。オペラ・アリアのような盛り上りを見せたり、
静かなピアノ伴奏に乗って穏やかに歌われたりと、ハイドン円熟期に書かれた
歌曲は充実した音楽に深い憂いを感じさせる作品となっています。1780年代の
歌曲はドイツ語の詩を用い、1970年代のカンツォネッタは、ハイドンがイギリ
ス滞在時に親交を深めた女流詩人アン・ハンターの英語の詩を用いています。
歌うのは幅広い歌曲のレパートリーを持つソプラノ歌手のアン・カンビエ。ピ
アノのヤン・フェルミューレンとも度々共演し、息の合った演奏を披露してい
ます。ハイドンの歌曲の魅力を再発見できる美しい歌唱で聴くことができます。

ACC 24228 \2300
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ(1697c-1763):
鍵盤のための後期ソナタ集
ソナタ 変ロ長調I 126、ソナタ 変ホ長調I 112、ソナタ ハ短調I 110*、
ソナタ イ短調 I 125*、ソナタ ヘ長調I 116、ソナタ ハ長調I 107
ルカ・グリエルミ(ハープシコード、フォルテピアノ)
使用楽器:フォルテピアノ/バルトロメオ・クリストフォリ1726年製=
クリスティアン・シュヴァルツ1997年複製、
ハープシコード/バルトロメオ・クリストフォリ1698年製=
クリスティアン・シュヴァルツ2009年複製*
録音:2009年9月15-16日ヴィッキオ
イタリア出身の作曲家ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ。20代の頃ヴェ
ネツィア出身の音楽家と共にドイツのヴュルツブルクを訪れており、その後長
年ヴュルツブルクの司教に仕えています。またプラッティはヴァイオリン、
チェロ、チェンバロなど様々な楽器を演奏しヴィルトゥオーゾとして知られて
いました。作曲技法はイタリア的というよりもドイツ的要素が強く、初期の頃
はバロック様式、後半になるとシュトルム・ウント・ドランクの雰囲気を感じ
させる、大胆な転調、豊かな想像力と発想が引き出された作品となっています。
ここに収録されている後期ソナタは、活気あふれるリズムと旋律の広がりを感
じさせ、緩徐楽章ではじっくりと聴かせる感受性に富んだ作品です。ハープシ
コードとフォルテピアノを弾くルカ・グリエルミは、2つの楽器を1枚のアルバ
ムで弾き分けています。

ACC 24245 \2300
ボッケリーニ:ディヴェルティメント集Op.16 Vol.1
ディヴェルティメント第3番イ長調G463、
ディヴェルティメント第2番ヘ長調G462、
ディヴェルティメント第5番イ長調G465
ピッコロ・コンチェルト・ウィーン 
ロベルト・センシ(指)
録音:2001年8月オーストリア
ハイドン、モーツァルトと同時代の作曲家で、チェロの名手としても知られ
室内楽作品を多く残したイタリアの作曲家ルイジ・ボッケリーニ。ここに収録
されたボッケリーニの作品16のディヴェルティメントは、もとは6つからなる
2本のヴァイオリン、フルート、ヴィオラ、2本のチェロとリピエーノ・バスに
よる作品です。イタリアの優美さ、ボッケリーニらしい軽やかさと繊細さを見
事に表現した、ピリオド楽器の音色が心地よく耳に響く演奏です。1993年に結
成されたピッコロ・コンチェルト・ウィーン。コントラバスのロベルト・セッ
シを中心に独特の感性と個性を生かした演奏に定評があります。今後ディヴェ
ルティメント集Op.12のVol.2の発売も予定されています。




<Telos>
TLS 1005 \1980
ヴェルディ:歌曲集
(1)6つのロマンスのアルバムより「ジプシーの女」「石だたみの道(小さな煙
突掃除屋)」「乾杯」
(2)6つのロマンスより「私の安らぎは失せて」
(3)ストルネッロ「お前は私を愛さないという」
(4)6つのロマンスより「エリザよ、疲れた詩人は死んでゆく」
「暗い夜を恐れて」「つぼに近寄るな(墓に近寄らないで欲しい)」
(5)誘惑
(6)バラード「亡命者」
(7)哀れな男
(8)6つのロマンスのアルバムより「日没」「星に」「神秘」「乾杯」
(9)6つのロマンスより「孤独な部屋で」「嘆きの聖母よ、私にあわれみを」
(1)-(3)ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)
(4)-(7)ポール・アーミン・エデルマン(バリトン)
(8)(9)セザール・アウグスト・グティエレス(テノール) 
フリードリヒ・ハイダー(ピアノ;(1)-(3)Steinway D,1976,
(4)-(9)Baesendorfer 280,1928)
録音:(1)-(3)2005年8月テロス・スタジオ、
(4)-(9)2010年1月テロス・スタジオ
今をときめくソプラノ歌手ディアナ・ダムラウがヴェルディの歌曲を録音して
おりました!ダムラウはこれまでにドイツTelosレーベルにマーラーの歌曲
(TLS 1001)とシューマンのミルテの花(TLS 1006)をセッション録音しておりま
すが、本録音は2005年8月に録音されたものです。録音当時よりその才能を開
花させ美しい高音と豊かな表現でヴェルディの歌曲を聴かせてくれます。この
他、2010年に録音した2人の男性歌手の録音が収録されております。バリトン
のポール・アーミン・エデルマンはオット・エデルマンの次男でウィーン少年
合唱団のソリストでした。その後ウィーン州立オペラ歌劇場での「魔笛」を
はじめ世界各地で活躍、今後ますます活躍が期待される若手のバリトン歌手
です。そして、新進気鋭のテノール歌手、セザール・アウグスト・グティエ
レスは優美にそして情感豊かに歌い上げます。全ての伴奏をグルベローヴァ
の夫であるフリードリヒ・ハイダーが担当し、歌の伴奏者ならではの絶妙な
表現も注目です。




<Claves>
50 1105 \2080
シューベルト:美しい水車小屋の娘 作品25 D.795(全曲)
エリック・タピー(テノール)、
ルーベン・リフシッツ(ピアノ)
録音:1974年1月16日,KROスタジオ1、ヒルバーシュム、オランダ
(コレクション:Chronos)
モンテヴェルティのオルフェオやモーツァルトのオペラなどを得意とする、
スイスの世界的テノール歌手、エリック・タピーが1970年代に「美しい水車
小屋の娘」をスタジオ録音しておりました。タピーと伴奏をつとめたルーベ
ン・リフシッツはこの録音のために何カ月も前からリハーサルをし、また公開
リハーサルも行いました。そして、録音の前にはコンセルトヘボウにてこの
プログラムのリサイタルを行い、大成功をおさめました。その後ヒルバーシュ
ムにもどり1日で「美しい水車小屋の娘」を録音したわけですが、この録音は
KROドイツ・ラジオ放送にて放送され話題となったものです。。待望のCD発売
と言えましょう。
エリック・タピー
1931年にローザンヌ生まれ、ジュネーヴ音楽院でフェルナンド・カルピに師
事。タピーの音楽性と知性は特にフランク・マルタンとエルネスト・アンセル
メに注目され、アンセルメ指揮のマルタン「降誕の奇跡」「プルソニャック
氏」の初演で歌っております。




<Andre Charlin>
伝説の名エンジニア、アンドレ・シャルランが録音した
シャルラン・レーベル伝説の録音が復活第2弾 10タイトル!

CL 340 2枚組 \2850
フランク:オラトリオ「至福」
ピエール・コシュロー、ピエール・シャプレ(大オルガン)、
ラカデミ・サンフォニーク・ド・パリ、
ジャン・アラン(指揮)、
シャイヨー児童合唱団、エリザベート・ブラッスール合唱団
録音:1972年、パリ・ノートルダム寺院
シャルラン・レーベルの代表盤、フランクの大曲オラトリオ「至福」。オラト
リオの詩はマタイ福音書より友人の妻であるJ.コロンブ夫人が担当しました。
曲全体を包み込む柔らかな旋律と合唱が全体を包み込みます。ノートルダム
寺院に響き渡る壮麗な響きがシャルランのワン・ポイント録音で見事に収録
されております!

CCV 1001 \1780
モーツァルト:
幻想曲 ハ短調 KV 475
ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 K.457
パルティータ 
グルックの歌劇「メッカの巡礼」の「われら愚かな民の思うのは」による
10の変奏曲 ト長調 K.455
エレーヌ・サロメ(ピアノ)
録音:1989年
シャルランが絶大な信頼をおいていたピアニスト、エレーヌ・サロメ。非常に
繊細で美しいタッチが魅力のサロメのモーツァルトです。ハ短調の幻想曲、
ソナタと長調のパルティータ、変奏曲と選曲はいささか渋めですが、どれを
とっても逸品の仕上がり。流石、サロメの演奏は見事です。

CL 578 \1780
J.S.バッハ:
チェンバロ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV 1052(オルガン演奏)
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ハ短調 BWV 1060a
コンチェルト・グロッソ ニ長調 BWV 1055bis
ジャック・シャンボーン(オーボエ) ジェラール・ジャリ(ヴァイオリン)
ジェラール・カルティニー・ソリスト管弦楽団、他
録音:1988年
パイヤール室内管弦楽団との四季でも有名な名ヴァイオリニスト、非常に甘美
な音色が魅力のジェラール・ジャリを迎えたオーボエとヴァイオリンのための
協奏曲をはじめ、バッハの隠れた名曲を集めた1枚で、バロック音楽の極みで
ございます。

SLC 31 \1780
モーツァルト:セレナード第6番ニ長調「セレナータ・ノットゥルナ」
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲ト短調「夜」 RV439
ボッケリーニ:「マドリードの通りの夜の音楽」ハ長調
ビーバー:夜警の声を含む5声のセレナード ハ長調
ハンス=ユルゲン・モーリン(フルート)、オット・ペーター(バリトン)、
クロード・スタルク(チェロ)、
エルンスト・メイヤー・ジーミン(ヴァイオリン)、
ギュンター・ロスバッハ(ヴァイオリン)、
ゲオルク・デステニー(ヴィオラ)、ワルター・ミューター(コントラバス)、
ケルン室内管弦楽団、 ヘルムート・ミュラー=ブリュール(指揮)
録音:1970年
隠れた名曲ばかりを集めたブリュール&ケルン室内管弦楽団演奏の1枚。ヘルム
ート・ミュラー=ブリュールは、アーベントロートに師事し、アーベントロー
トが創設したケルン室内管弦楽団の指揮者に就任の後、同オケを率いて勢力的
に活躍しています。

SLC 1 \1780
リムスキー=コルサコフ:スペイン狂詩曲 作品34
バラキレフ:ロシアの3つの主題による序曲
ムソルグスキー:ホヴァンシチーナより
キュイ:2つの小品
ボロディン:中央アジアの草原にて
シャンゼリゼ劇場管弦楽団、ラズロ・ソモギ(指揮)
録音:1992年
ロシア5人組珠玉の作品集。ロシアの民族主義的な豊かな表情をみせるこれら
の曲とシャンゼリゼ劇場管のふくよかな音色とが見事にマッチしております。
ダイナミックな箇所でさえ、大げさな表現になることなく洗練された音が光り
ます。

CL 28 \1780
ルイ・フェルナンド(1772-1806):ピアノ四重奏曲 へ短調 作品6
リスト: プロイセンのルイ・フェルディナント公のモティーフによる悲歌
エレーヌ・サロメ(ピアノ)、メイヤー・ジーミン(ヴァイオリン)、
シュトーヴァッサー(ヴィオラ)、クロード・スタルク(チェロ)
録音:1979年
リストがモティーフにしたフェルディナントの曲をはじめとした室内楽曲集。
シャルランは録音の少ない知られざる曲を丁寧に録音、しかも演奏陣も秀逸
でその魅力を十二分に伝えてくれる貴重な財産と言えましょう。

AMS 65 \1780
モーツァルト:
ミサ・ソレムニス KV 337
キリエ KV 336
ダヴィデの悔悟 KV 469
C.デグラー&M.タボルスキー(ソプラノ)、M.キッセル(アルト)、
R.ヴァン・ヴォルーマン(テノール)、H.ミュラー(バス)、
R.クッペルヴィーザー(オルガン)
ザルツブルク・カメラータ・アカデミカ、エルンスト・ヒンライナー(指揮)
録音:1964年
名手エルンスト・ヒンライナー率いるザルツブルク・カメラータ・アカデミカ
によるモーツァルトのミサ・ソレとキリエです。シャルランの手にかかれば合
唱曲の各声部がもつ美しさを見事に引き出しております!

AMS 87 \1780
シューベルト:オラトリオ「ラザロ,または復活祭」D.689
A.ファーベルグ(ソプラノ)、A.ガスナー(ラズロ-テノール)、
H.リンマー(ソプラノ)、F.レンツ(テノール)、
G.エリック・ストックラーサ(ソプラノ)、
E.ペーター・モリトリッツ(バリトン)、《プロ・ムジカ・サクラ》
ミュンヘン管弦楽団、合唱団、ヘルムート・バンヅァーフ(指揮)
録音:1967年
A.H.ニーマイアー台本のシューベルト秘曲、ラザロ(復活祭)。未完のオラトリ
オで3幕のうち第2幕の途中までとなっており1830年4月11日ウィーン・アンナ
教会で第1幕が初演されました。現役盤の少ないラザロですが、シューベルト
らしい旋律の美しさに心惹きつけられる名曲と言えましょう。

AMS 43 \1780
ウェーバー:
ミサ・ソレムニス 第2番
オッフェルトリウム「栄光と名誉をもて汝は彼の者に戴冠せり」
オッフェルトリウム「イン・ディエ・ソレムニタティス・ヴェストレ」
マリア・タボルスキー(ソプラノ)、ゲルダ・キンク(アルト)、
ヘルマン・ポールマン(テノール)、ハンス・フーバー(バス)、
ギゼラ・シンドラー(オルガン)、エルンスト・エレ(指揮)、
録音:1967年
32ドイツ・ロマン派オペラの創始者としてワーグナーらに大きな影響を与えた
ウェーバー。華やかな構成と美しいメロディが持ち味ですが、合唱曲もまた素
晴らしい作品を残しております。とりわけ合唱曲録音を得意としたシャルラン
が1960年代に録音したウェーバーの力作、ミサ・ソレムニス第2番。50年程前
の録音とは思えないほどのクリアーなレコーディングです。

AMS 64 \1780
ロシア修道院における晩課(1.Appel cloches 2.Office)
シュベトーニュ修道院連合の修道士による合唱団
録音:1965年
ロシア修道院における40分にも及ぶ晩課。まるで修道院で聴いているかのよう
な残響と立体的な録音。Appel clochesでは鐘の音が何層にも響きわたり、そ
の後Officeでは男性合唱が続きます。1965年の録音とは思えないほどのクリア
ーな音質に驚喜!




<PENGUIN CAF>
DPC 098 \1850
ペンギン・カフェ/ユニオン・カフェ
1. スケルツォ・アンド・トリオ
2. ライフボート(ラヴァーズ・ロック)
3. ナッシング・リアリー・ブルー
4. ケージ・デッド
5. ヴェガ
6. ヨーデル3
7. オーガナム
8. アナザー・ワン・フロム・ポーロック
9. ソーン・トゥリー・ウィンド
10. シルヴァー・スター・オブ・ボローニャ
11. ディスカヴァー・アメリカ
12. ピタゴラス・オン・ザ・ライン
13. コラ・コラ
14. ライ・バック・アンド・シンク・オブ・イングランド
15. レッド・ショーツ
16. パッシング・スルー
1994年にZopfからリリースされたユニオン・カフェのリマスタリング盤。電子
のエオリアン・ハープの音色や、ジョン・ケージの思い出に捧げられた作品な
ど、実験的な側面もあわせもちながら、しかしどこまでもあたたかい「ペンギ
ン・サウンド」が展開されています。

DPC 099 2枚組 \2300
コンサート・プログラム
[CD1]
(1)Air ? Danser (2)Cage Dead(Version 2) (3)Organum 
(4)Southern Jukebox Music (5)Numbers 1-4 (6)Air 
(7)Perpetuum Mobile 
(8)Nothing Really Blue  (9)Telephone and Rubber Band
[CD2]
(1)Beanfields (2)Vega 
(3)Surface Tension(where the trees meet the sky)
(4)Oscar Tango (5)Music for a Found Harmonium 
(6)Lifeboat(Lovers Rock)6:48(7)Steady State (8)Scherzo and Trio 
(9)Giles Farnaby’s Dream (10)Salty Bean (11)Fumble 
(12)Red Shorts
1995年にZopfからリリースされた「コンサート・プログラム」のリマスタリン
グ盤。スタジオでセッション収録された、聴衆のいないコンサート・ライヴ。
CD1枚が通して演奏されて録音されているため、つまみ食い聴きも一興ですが、
全曲通してゆったりと聴きたい1枚です。

DPC 100 \1850
サイモン・ジェフス―ピアノ・ミュージック
(1)Lullaby  (2)Untitled (3)Mirror (4)Piano Piece # 2 
(5)Piano Piece # 3 
(6)Piano Piece # 4 (7)Piano Piece # 5 (8)Shelter 
(9)Hallfield Piano Idea 2 
(10)Silver Star of Bologna (11)Hallfield Piano Idea 1 
(12)Japanese Piano Piece 
(13)Kora Kora (14)Technics Op.1.2 (15)Piano Sketch 
(16)Meditation Rag 
(17)Piano Music (18)Cajun Piano
2000年、サイモン・ジェフスの死後リリースされたピアノ音楽集。ペンギン
・カフェの創設者であったサイモン・ジェフスは1997年に49歳という若さで
亡くなりました。彼はペンギン・カフェ・オーケストラという素晴らしいグ
ループと8つの美しいアルバムを残しただけでなく、ここに収められている、
未発表録音も残していました。こうした作品を含む当盤は、発売当時(2000年)、
大きな話題をよびました。「シェルター」や「Cajun Piano」は、サイモンが
次回作のために構想を練っていたスケッチ的作品で、まだまだ彼が創作意欲
に満ちていたことが感じられるだけに感概もひとしおです。




<DYNAMIC>
DYNDVD 33662(DVD-Video) 2枚組 \4180
字幕:伊英仏独西
ロッシーニ:「チェネレントラ」
ホセ・マリア・ロ・モナコ(Ms アンジェリーナ)
マキシム・ミロノフ(T ドン・ラミーロ)
ロベルト・デ・カンディア(Br ダンディーニ)
ニコラ・ウリヴィエーリ(Br アリドーロ)
パオロ・ボルドーニャ(Br ドン・マニーフィコ)
エレオノーラ・チッリ(S クロリンダ)
アレッサンドラ・ヴォルペ(Ms ティスベ)
エヴェリーノ・ピド(指)バーリ・ペトルッツェッリ財団管弦楽団,合唱団
演出:ダニエレ・アバド
収録:2010年4月,バーリ
ロッシーニの傑作オペラブッファ「チェネレントラ」に素晴らしいDVDが加わ
りました。大指揮者クラウディオ・アバドの息子ダニエレ・アバドは、近年た
いへん注目されている演出家。2008年にペーザロのロッシーニ・オペラ・フェ
スティヴァルで上演されたロッシーニ「エルミオーネ」はたいへんに話題にな
り、これは既にDYNAMICからDVDになっています(字幕付:KKC9006,直輸入盤:
DYNDVD33609)。そのダニエレ・アバドが2010年4月にバーリのペトルッツェッ
リ劇場で演出した上演が収録。「チェネレントラ」は、シンデレラのお話です
が、魔法の要素が一層されているので、舞台が現代化されるのはしょっちゅ
う。この演出でもシステムキッチンが中央に据えられて、1970年代っぽい雰囲
気です。
チェネレントラことアンジェリーナを歌うのは、スペイン、カターニャ地方出
身のメッゾソプラノ、ホセ・マリア・ロ・モナコ。小柄な美人のメッゾです。
2007年1月のベルガモ・ドニゼッティ劇場来日公演の「アンナ・ボレーナ」で
スメトンを歌い、耳の鋭いオペラファンから評判になっていました。王子ドン
・ラミーロは、ロシア出身のロッシーニ・テノール、マキシム・ミロノフ。こ
の役は既にグラインドボーン音楽祭で歌って好評を博しているお得意のもの。
2010年7月のトリノ歌劇場来日公演にも参加したニコラ・ウリヴィエーリは、
2000年のロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルでアリドーロを歌っていまし
た。新進バッソブッフォのパオロ・ボルドーニャは、同じ年の8月のロッシー
ニ・オペラ・フェスティヴァルでもドン・マニーフィコを歌うことになりま
す。そして日本でも二度ダンディーニを歌って大好評だったロベルト・デ・
カンディアがここでも十八番を披露。
もう一つの売りが名匠エヴェリーノ・ピドの指揮。ロッシーニやドニゼッティ
がお好きな方なら知らぬ人のいない名指揮者ながら、録音は極めて少なく、
彼の生き生きした音楽が聞けるのはたいへん貴重です。

CDS 676 \1980
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.19
ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 Op.63
2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 Op.56
パヴェル・ベルマン(Vn)
アンドレイ・ボレイコ(指)スイス・イタリア語放送管弦楽団
アンナ・ティフ(Vn)
録音:2010年10月,ルガーノ
プロコフィエフが書いた2曲のヴァイオリン協奏曲と、2つのヴァイオリンの
ためのソナタを収録。パヴェル・ベルマンは、偉大なピアニスト、ラザール
・ベルマンの息子。1987年、17歳でパガニーニ・ヴァイオリン・コンクール
で第2位を受賞していますので、親の七光りなんかじゃありません。現在は
マドリッドに在住、ヴァイオリニストだけでなく指揮者としても活躍してい
ます。ここでは、ロシア人の血と、西欧での活躍という二面が、プロコフィ
エフと共通するものがあり、見事な演奏となっています。

CDS 645 2枚組(1枚価格) \1980
ヘンデル:「アチ、ガラテアとポリフェーモ」
サラ・ミンガルド(Ms ガラテア)
ルース・ロジク(S アチ)
アントーニオ・アベーテ(Bs ポリフェーモ)
アントーニオ・フローリオ(指)
カッペッラ・デッラ・ピエタ・デ・トゥルキーニ
収録:2009年6月16-19日,トリノ、カリニャーノ劇場(ライヴ)
先にDYNDVD 33645で発売されたヘンデル「アチ、ガラテアとポリフェーモ」
がCDになりました。この作品は、若き日のヘンデルがイタリアに滞在してい
た1708年にナポリで初演された作品。結婚祝賀用の作品で、劇的カンタータ
とも、セレナータとも分類されますが、実質は室内オペラです。この2009年
のライヴ録音では、ガラテアに古楽のベテラン、サラ・ミンガルド、アチに
は若手のルース・ロジク、そしてポリフェーモには、もはや古楽バス大御所
と言ってよいアントーニオ・アベーテと、見事な配役が当たっています。か
つてOPUS111でのナポリのバロック音楽シリーズで名を馳せたフローリオ率い
るカッペッラ・デッラ・ピエタ・デ・トゥルキーニが、若き日のヘンデルの
傑作を素晴らしく演奏してくれています。2CDで1CD価格とたいへんお買い求
めやすくなっています。

-デリーツィエ・ムジカーリ-
DM 8016 \880
グリーグ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 Op.8
ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.13
ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 Op.45
ナタリア・ロメイコ(Vn)
オリガ・シトコヴェツキ(P)
録音:2001年2月,ジェノヴァ
グリーグの3曲のヴァイオリン・ソナタを収録。
ナタリア・ロメイコは、ロシアのノボシビルスク生まれ。2000年、パガニー
ニ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝。この録音はその直後に行われたも
の。実に瑞々しい演奏で、発売当時、日本も含めた各国で評判になりました。

DM 8017 \880
リスト:
B.A.C.H.の主題による幻想曲とフーガ S.529(第2版)
「シューベルトの万霊節のための連祷」編曲 S.562
バッハ「泣き、嘆き、不安になり、おののき」およびミサ曲 ロ短調のクルチ
フィクスの通奏低音による変奏曲 S.180
子守歌 S.174(第2版)
ベッリーニの「清教徒」の回想 S.390
グレゴリオ・ナルディ(P)
録音:1988年10月,ジェノヴァ
旧CDS 058。2011年はリスト生誕200周年。たくさんのCDが発売されるでしょう
が、この1988年の録音も負けていません。ここに収録された曲はリストのなか
では比較的珍しい作品。他に録音があるものが大半ですが、有名曲なしでこれ
らの作品だけがまとめられたCDは珍しいでしょう。知名度はなくても、そこは
リストの作品、いずれも傑作です。
グレゴリオ・ナルディは、1964年、フィレンツェ生まれのピアニスト。このリ
スト集は発売されるや英国の音楽雑誌の批評家から絶賛され、好評を博した名
盤です。

DM 8019 \880
ロッラ:
ヴァイオリンとヴィオラのための3つの二重奏曲Op.15
第1番 変ホ長調
第2番 変イ長調
第3番 ハ長調
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
ルイージ・アルベルト・ビアンキ(Va)
録音:1972年2月
旧CDS 252。アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841) は、19世紀前半にイタリ
アで活躍したヴァイオリニスト。18世紀末には既に高い名声を誇っており、若
き日のパガニーニが彼に教えを乞いに訪問したのは有名な話。また20年以上ス
カラ座管弦楽団のコンサートマスターを務め、この劇場の水準アップに貢献し
ました。作曲家としても数々のヴァイオリン曲を残しており、今日でもわりと
よく演奏されます。このCDには、ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲集
Op.15を、巨匠サルヴァトーレ・アッカルドという大物が弾いています。ヴィ
オラは、リミニ生まれのヴァイオリン、ヴィオラ奏者、ルイージ・アルベルト
・ビアンキ。彼はこの録音の後、DYNAMIC社の録音に多数登場することになり
ます。

DM 8018 \880
バッジーニ:ヴァイオリンとピアノのための作品集第1巻
ヴァイオリン・ソナタ Op.55 ホ短調
二つのノヴェレット Op.54
3つの小品 Op.53
3つの小品 Op.46
気掛かり
ルイージ・アルベルト・ビアンキ(Vn)
アルド・オルヴィエート(P)
録音:1999年4月,ジェノヴァ
8旧CDS 258。アントニオ・バッジーニ(1818-1897)は19世紀半ばから後半にか
けて活躍したイタリアのヴァイオリニスト。バッジーニは1840年代前半にドイ
ツに滞在して、シューマンやメンデルスゾーンと交流があり、単なるイタリア
人作曲家という以上の国際的な力量を持っていました。このCDにはバッジーニ
のヴァイオリンとピアノのための作品が集められています。1867年出版のヴァ
イオリン・ソナタには、ドイツ・ロマン派の影響が見られ、興味深いものです。
ルイージ・アルベルト・ビアンキは、リミニ生まれのベテランのヴァイオリニ
スト。



<Simax>
PSC 1239 4枚組 \4050
トマス・D・A・テレフセン(1823-1874):ピアノ・ソロのための作品全集
[CD1]
4つのマズルカ 作品1/夜想曲 へ長調 作品2/4つのマズルカ 作品3
3つの華麗なるワルツ 作品5/タランテラ 変ホ長調 作品6/悲歌 作品7
フルドラの踊り 作品9/アダージョとロンド ロ短調 作品10
夜想曲第2番 ホ長調 作品11/創作主題と幻想曲 変ロ短調 作品12
[CD2]
ソナタ ハ短調 作品13/6つのマズルカ 作品14/アルバムのページ 作品16
夜想曲第3番 変ロ長調 作品17/大ポロネーズ 嬰ハ長調 作品18
アレグレット 作品20/トッカータ ヘ長調 作品22
小さな物ごい ホ短調 作品23/大マズルカ 変ロ長調 作品24
大練習曲 ホ長調 作品25
[CD3]
花嫁の歌 ニ長調 作品26/ワルツ 変ニ長調 作品27
バラード ハ短調 作品28/凱旋行進曲 変ホ長調 作品29
大ワルツ へ長調 作品30-1/大ワルツ ヘ短調 作品30-2
マズルカ イ長調 作品33/夢の向こうへ 変イ長調 作品34
カプリッチョ・アパッショナート ロ短調 作品36/即興曲 ト長調 作品38
夜想曲第4番 変ト長調 作品39/ヴァルハラの祭り 作品40
スコットランドの旋律 嬰ハ短調 作品42/6度の練習曲 ホ長調 作品43
エリザベス女王のパヴァーヌ 嬰ハ短調 作品44
[CD4]
手稿譜の作品(モデラート/コラール「鐘たちよ、今鳴っている」による変奏曲
ト長調/前奏曲 ト長調/レント- アレグロ・モデラート- テンポ・プリモ)
21のフゲッタ、ヴァーセット、カンタービレの小品(フゲッタ第1番 ハ長調
フゲッタ第2番 ハ長調/フゲッタ第3番 ハ長調/フゲッタ第4番 イ短調
フゲッタ第5番 イ短調/フゲッタ第6番 イ短調/フゲッタ第7番 イ短調
ヴァーセット ト短調/フゲッタ第8番 ト短調/カンタービレ ト短調
フゲッタ第9番 ト長調/フゲッタ第10番 ト長調/フゲッタ第11番 ト長調
カンタービレ ハ長調/カンタービレ ニ長調/フゲッタ第12番 Dドリアン
間奏曲 Dドリアン/フゲッタ第13番 Dドリアン/ヴァーセット ニ短調
フゲッタ第14番 ニ短調/フゲッタ第15番 ホ短調/フーガへの前奏曲
イ短調変奏曲/ワルツ イ短調/アダージョ/前奏曲 ト短調
前奏曲アンダンティーノ ホ短調 ミクソリディアンd/前奏曲 ト長調
前奏曲 ニ長調/前奏曲 Eフリジアン フーガ Dドリアン/前奏曲 ト長調
アダージョ ニ短調(アラ・ブレーヴェ)/前奏曲 ト長調/間奏曲 ハ長調
コラール「イエスよ、わたしの思考をお導きください」による変奏曲 ト長調
前奏曲「イエスの御名に」 ト短調)
アイナル・ステーン=ノクレベルグ(P)
[スタインウェイ(CD1-3)、エラール・グランドピアノ(1853年ロンドン)(CD4)]
録音:2009年3月、5月、7月ソフィエンベルグ教会(オスロ)(CD1-3)、
10月25日、31日 ノルウェー音楽大学リンデマンホール(オスロ)(CD4)
制作・録音:エーリク・ガルド・アムンセン
テレフセンのピアノ・ソロ作品全集。テレフセンがピアノのために書いた曲の
最良の作品群とされる16曲のマズルカ、第1曲が、ポーランドの舞曲でありな
がらノルウェーの舞曲スプリンガルの要素をもつ《4つのマズルカ》(作品1)か
ら、《エリザベス女王のパヴァーヌ》(作品44)までの作品と、未出版の習作と
宗教的な小品が集成されています。アイナル・ステーン=ノクレベルグ(1944-)
が、2曲のピアノ協奏曲(PSC1232)と室内楽作品集(PSC1226)につづき、テレフ
センの音楽と向かい合います。「ピアノ作品の全集を録音するためには、多く
のことを学び直さねばならなかった」と、彼は、ブックレットに寄稿した「ひ
とつの文化遺産」に書いています。
テレフセンが生徒のレッスンのために作曲した、技術的にも音楽的にも高度な
内容の6曲のワルツ。フィールドとショパンの作品をモデルとした、フランス
の趣をもった4曲の夜想曲。リストの音楽を聴いて作曲した《大ポロネーズ》。
ヨーロッパのピアノ音楽の伝統に沿った作品が多いなかで、《花嫁の歌》、
《ヴァルハラの祭り》、山で人を誘惑する美女の《フルドラの踊り》は、ノ
ルウェーの旋律にもとづいて書かれました。スヴェンセンの《ノルウェー芸術
家のカーニバル》と同じように、パリに住むノルウェー人芸術家が毎年祝う
カーニバルのために作曲されたと考えられています。
あの1842年ジョルジュ・サンドは、「フランス語の知識もなく、無一文に近い
状態で、ただ自分の芸術とショパンへの熱狂だけを武器にノルウェーを旅立っ
た、その勇ましい一面をしっかりと見た」と言い、テレフセンをショパンに
紹介。その後テレフセンは、彼の才能を見抜いたショパンにレッスンを受け
ることとなりました。ショパンが他界した後テレフセンはランベール・ホテ
ルでリサイタルを行い、人前に姿を見せることの少ないジョルジュ・サンド
の見守るなか、成功を収め、パリの音楽界にデビューを果たします。貴族と
富豪とその子弟をのぞき、ショパンの唯一の弟子とされるテレフセンは、ピ
アニスト、作曲家として活躍し、1874年10月6日、51歳でパリに病没。その遺
志により、彼の出版された作品はオスロとトロンハイムの音楽図書館に寄贈さ
れました。
このアルバムの録音は、ステーン=ノクレベルグが愛妻を亡くした後の2009
年、オスロで行われました。ソフィエンベルグ教会のセッションではスタイ
ンウェイ・ピアノ、ノルウェー音楽大学のリンデマンホールの録音では、テ
レフセン気に入りエラールのグランドピアノが使われています。
Simax Classics を統括するエーリク・ガルド・アムンセンが制作、録音、
編集を担当。ピアニスト、ステーン=ノクレベルグの意志をピアノのリアル
な音像に示す、「録音芸術」です。




<INTEGRAL>
INTEG 221174 \2080
日本語解説付き
(1)シューマン:幻想曲 ハ長調Op.17
(2)モーツァルト:幻想曲 ニ短調K.397
(3)ベートーヴェン:幻想曲 ト短調Op.77
(4)スクリャービン:幻想曲Op.28
(5)ホロヴィッツ:カルメン幻想曲
マリリン・フラスコーヌ(Pf)
フランス人でありながらモスクワのチャイコフスキー音楽院で研さんを積んだ
美貌の若手女流ピアニスト、フラスコーヌの「幻想曲」集。

INTEG 221141 \2080
ベートーヴェン:
(1)フルート、ヴァイオリン、ヴィオラのためのセレナーデ ニ長調Op.25
(2)2つのオブリガート眼鏡付きのヴィオラとチェロのための二重奏曲
変ホ長調WoO32
(3)ヴィオラとピアノのためのノットゥルノ(ウィリアム・プリムローズ編曲)
パトリック・ガロワ(Fl) ピエール・レネル(Va) ジェフ・コエン(Pf)
フレデリク・ラロク(Vn) シリル・ラクロウ(Vc)
ベートーヴェン若き日のあまり有名でない室内楽曲をまとめた意欲的なCD。
ノットゥルノは弦楽三重奏の「セレナード」Op.8の他人による編曲(ヴィオラ
とピアノによる)をベートーヴェン自身が校訂したものをさらにウィリアム・
プリムローズがチェロとピアノに編曲したもの。

INTEG 221173 \2080
日本語解説付き
ボヘミア-チェコのヴァイオリン・ソナタ集
(1)スーク:ヴァイオリンとピアノのための4つの小品Op.17
(2)ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ、ドゥムカ
(3)マルティヌー:ヴァイオリン・ソナタ第3番
(4)ミレーナ・ドリノヴァ(1856?-1891)クリストフ・マラトカ(1972-):
チャールダーシュIII
マリアンヌ・ピケティ(Vn) ダナ・チョカルリエ(Pf)
チェコの民族音楽、伝統音楽にインスピレーションを得たスーク、ヤナーチェ
ク、マルティヌーの作品と19世紀後半、中央ヨーロッパの民謡を採譜し続けた
音楽家、ドリノヴァの採譜したチャールダーシュを1972年、プラハ生まれの
マラトカが編曲したボヘミアの香りたっぷりなCD。

INTEG 221235 \2080
(1)ファリャ:火祭りの踊り、スペイン舞曲第1番
(2)フォーレ:夢のあとに
(3)サン=サーンス:白鳥
(4)チャイコフスキー:感傷的なワルツOp.51-6
(5)パガニーニ:モーゼ ファンタジー
(6)グラナドス:オリエンタル、ビリャネスカ
(7)アルベニス:タンゴOp.165-2
(8)ジャゾット:アルビノーニのアダージョ
(9)ボッケリーニ:
グラーヴェ・アッサイ、ファンダンゴ-ギター五重奏曲G.448
(10)ソル:「グラン・ソロ」ソナタOp.14
(11)ディオニソ・アグアド・イ・ガルシア(1784-1849):
ロンド・ブリランテOp.2-3
エマニュエル・ロスフェルダー(Gt) (6)-(9)ラファエル・マタ(Gt) 
トリスタン・コルヌ(Vc)
5歳でギターを始め、エクサンプロバンスのコンセルバトワールを卒業後、
パリ国立音楽学院のアレキサンドル・ラゴヤ氏のクラスに、ギタリストとし
ては歴代最年少の14歳で入学し、数々のコンクールで入賞したフランスで大
人気のギタリスト、ロスフェルダーと若き弟子(録音当時2010年、13歳)ラファ
エル・マタのギターデュオに加うるに、ジャン=ギアン・ケラスのこれも若
き弟子(26歳)トリスタン・コルヌのチェロの三つ巴CDでございます。ジャケッ
トのマタ少年は八重歯のかわいい紅顔の美少年。師匠のロスフェルダーはフラ
ンスでは「ギリシャ彫刻を思わせる」と評されるイケメン。

RO 20101 \2080
(1)レディ・マドンナ (2)イエスタディ (3)カム・トゲザー 
(4)ヘイ・ジュード (5)オブ=ラ=ディ・オブ=ラ=ダ 
(6)ハロー・グッドバイ (7)ガール (8)マーサ・マイ・ディア 
(9)レット・イット・ビー (10)ブラック・バード(11)ジュリア 
(12)イン・マイ・ライフ (13)ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー
(14)シーズ・リーヴィング・ホーム
トラヴェリング・カルテット{アンヌ・グラヴォワン,リシャール・シュムクレ
(Vn) マティルデ・ステルナ(Vc) ヴァンサン・パスキエ(Kb)}
パリ管の若手メンバーが主体の弦楽アンサンブルによるレノン&マッカート
ニーの古典となったビートルズの名曲の編曲物。ありがちですが、ガーシュイ
ンが顔を出したりなかなか聞かせます。




<audite>
AU 92651(SACD-Hybrid) \2300
「グリーグ:管弦楽作品全集Vol.1 / オードラン」
交響的舞曲集Op.64
劇付随音楽「ペール・ギュント」第1組曲Op.46
劇付随音楽「ペール・ギュント」第2組曲Op.55
リカルド・ノルドロークの思い出のための葬送行進曲EG 107
ケルンWDR交響楽団
アイヴィン・オードラン(指揮)
録音:2010年10月4-8日ケルン・フィルハーモニー
(デジタル・セッション)[WDR制作]
優秀録音で人気のaudite から注目のシリーズが登場します。1956年生まれの
アイヴィン・オードランがケルンWDR響を指揮してスタートさせるのは、祖国
ノルウェーの大作曲家グリーグによる管弦楽曲全集。全5巻予定の第1弾では
グリーグの代表作「ペール・ギュント」の第1、第2組曲のほか、正真正銘ノル
ウェーのメロディーやリズム素材を扱った「交響的舞曲集」と、さらに、グリ
ーグが作曲家になる後押しをした親友でありながら、23歳で夭折した「ノルド
ロークのための葬送行進曲」を収録しています。
メニューインに師事した経歴を持つオードランは、まず、ヴァイオリニストと
してベルゲン・フィルのコンサートマスター(1981-1989)を務めるいっぽうで、
シベリウス・アカデミーでかのヨルマ・パヌラに指揮を師事していることから、
ここでは師直伝の内容が期待されるところです。
また、オードランはトロントハイム交響楽団の首席指揮者&アーティスティッ
ク・リーダー(2003-2010)のポストを中心に、オスロ・フィル、スタヴァンゲ
ル響、フィンランド放送響、スウェーデン放送響などその他のスカンジナビ
ア圏の主要オケにも客演、さらにはヨーロッパのオケにもひんぱんに登場し
ており、ケルンWDR響のほか、シュトゥットガルトSWR響、ベルリン・ドイツ
響などに客演しています。

AU 92654(SACD-Hybrid) \2300
シューマン:
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.63
ピアノ三重奏曲第2番ヘ長調Op.80
スイス・ピアノ・トリオ
【アンジェラ・ゴルベワ(Vn)、セバスチャン・ジンガー(Vc)、
マルティン・ルーカス・ストウブ(Pf)】
録音:2010年5月30-31日(Op.63)、2007年9月25-26日(Op.80)
スイス、ヌーシャテル、テンプル・ドゥ・バ(デジタル・セッション)
メンデルスゾーン(AU92550)でaudite デビューを果たした実力派アンサンブル
の第2弾はシューマン。いずれもドレスデン時代の1847年に生み出された第1番
と第2番というプログラムです。
シューマン生誕200周年記念の2010年5月にスイス・ピアノ・トリオがスイスで
の3公演で取り上げた直後に収録した第1番は、「暗い気分のときに生まれたも
の」という作曲者自らの言葉にもあるように、陰のあるシューマン特有のロマ
ン性をよく表した作品。
第1番のすこし後で着手され、スケッチから完成までわずか3日間で仕上げた
第2番は、のちのマーラーが賞讃したといわれる作品で、ベートーヴェンやメ
ンデルスゾーンの引用なども聞かれて、より自由度の増したものとなっていま
す。
スイス・ピアノ・トリオによる手堅い演奏は、対象的な性格を持つ2曲の魅力
を浮き彫りにして、シューマンの多彩な魅力に迫ります。




<DYNAMIC>
DYNDVD 33684(DVD-Video) 3枚組(1枚価格) \4180
字幕:伊英独仏西
プッチーニ・コレクション
プッチーニ:「蝶々夫人」
ダニエラ・デッシー(S 蝶々夫人) 
ファビオ・アルミリアート(T ピンカートン)
ファン・ポンス(Br シャープレス) 
ロッサーナ・リナルディ(Ms スズキ)ほか
プラシド・ドミンゴ(指)
チッタ・リリカ管弦楽団,合唱団O
演出:ステファノ・モンティ
舞台美術:アルナルド・ポモドーロ
衣裳:メゾン・ガッティノーニ
収録:2004年5月28、30日,トッレ・デル・ラーゴ
プッチーニ:「ボエーム」
ノルマ・ファンティーニ(S ミミ) 
マッシミリアーノ・ピサピア(T ロドルフォ)
ガブリエーレ・ヴィヴィアーニ(Br マルチェッロ) 
ドナータ・ダヌンツィオ・ロンバルディ(S ムゼッタ)
マッシミリアーノ・ヴァッレッジ(Br ショナール) 
アンドレア・パトゥチェッリ(Bs コッリーネ)
フランコ・ボスコロ(Bs ベノワ,アルチンドロ) 
リッカルド・デル・ピッキア(T パルピニョール)
ステュワート・ロバートソン(指)
プッチーニ音楽祭管弦楽団,合唱団
演出:マウリツィオ・スカパロ
装置,衣装:ジャン=ミシェル・フォロン
収録:2007年8月,トッレ・デル・ラーゴ
プッチーニ:「トスカ」
アントーニア・チフローネ(S トスカ) 
ステーファノ・セッコ(T カヴァラドッシ)
ジョルジョ・スルヤン(Bs スカルピア) 
リッカルド・フェッラーリ(Br アンジェロッティ)
マッシモ・ラ・グワルディア(T スポレッタ) 
フランコ・ボスコロ(Bs 堂守)ほか
ヴァレーリョ・ガッリ(指)
プッチーニ音楽祭管弦楽団,合唱団
演出:マリオ・コルラーディ
装置,衣装:イゴール・ミトライ
収録:2007年8月9-18日,トッレ・デル・ラーゴ
DYNDVD 33457、DYNDVD 33564、DYNDVD 33569で発売されているもの。いずれ
も、イタリアの夏の名物音楽祭、トッレ・デル・ラーゴでのプッチーニ音楽
祭でのライヴ収録。デッシー&アルミリアート、ドミンゴ指揮の「蝶々夫人」、
ファンティーニがヒロインのミミを歌う「ボエーム」、スルヤンが貫禄の悪
役を演じる「トスカ」と、豪華です。DVD3枚で、なんと1DVD価格!お買い得
です!!完全限定発売で、在庫なくなり次第終了となります。お早めに。

DYNDVD 33683(DVD-Video) 3枚組(1枚価格) \4180
ヒストリカル・コレクション
アルフレード・クラウス ラス・パルマス・ライヴ
ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」序曲
ドニゼッティ:「ルチア」-祖先の墓
ヴェルディ:「ルイーザ・ミラー」序曲
チレーア:「アルルの女」-フェデリーコの嘆き
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
オッフェンバック:「ホフマン物語」-クラインザックの歌
プッチーニ:「マノン・レスコー」間奏曲
マスネ:「マノン」-消え去れ、優しい面影よ
ウェーバー:「オベロン」序曲
グノー:「ロメオとジュリエット」-昇れ太陽よ
ヴェルディ:「運命の力」序曲
マスネ:「ウェルテル」-春風よ、なぜ私を目覚ますのか
セラーノ:「女たらしたちの結託」から
ヴェルディ:「リゴレット」-女心の歌
ホセ・コッラード(指)グラン・カナリア・フィルハーモニー管弦楽団
グラン・カナリア、ラス・パルマス、ペレス・ガルドス劇場でのライヴ収録
収録:1995年
レナータ・スコット 東京ライヴ
ヘンデル:「リナルド」-私を泣くままにさせてください
A.スカルラッティ:愛しく甘く,愛する美しい人
ロッシーニ:約束,羊飼いの娘
ヴェルディ:
詩人の祈り,あなたの赤ん坊に,徽章,人生は苦悩の海,主よ、
憐れみ給え,ストルネッロ,「ドン・カルロ」-世の虚しさを知る神よ
リスト:平和を見出せない,天使のようなあの人を見て
レスピーギ:溜め息,庭のなかほどに
プッチーニ:
太陽と愛,「エドガール」-これはあらゆる悲しみのうちで一番大きな悲しみ
マスカーニ:「ザネット」-聞いて、坊や
プッチーニ:「トスカ」-歌に生き恋に生き
マスカーニ:愛しているか愛していないか
プッチーニ:「蝶々夫人」-お前なの?
レナータ・スコット(S)
トーマス・フルトン(P)
収録:1984年9月6日,東京簡易保険会館
ボリス・クリストフ ルガーノ・リサイタル1976年
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」,
モーツァルト:「後宮からの逃走」,
ヴェルディ:「ドン・カルロ」,
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」からのアリア
ムソルグスキー:ゴパーク
インタビュー
ボリス・クリストフ(Bs)
ブルーノ・アマドゥッチ(指)RTSIスイス放送管弦楽団
収録:1976年、ルガーノ
DYNDVD 33607、DYNDVD 33476、DYNDVD 33471をセットにしたもの。アルフレー
ド・クラウス、レナータ・スコット、ボリス・クリストフという三人の名歌手
のリサイタルでの映像。DVD3枚で1枚価格という超お買い得です。DYNAMIC社の
在庫がなくなり次第終了ですので、お早めに。


CDS 681 7枚組 \3780
ヴェルディ・コレクション
ヴェルディ:「エルナーニ」
マルコ・ベルティ(T エルナーニ)
カルロ・グエルフィ(Br ドン・カルロ)
ジャコモ・プレスティア(Bs シルヴァ)
スーザン・ネヴィス(S エルヴィーラ)ほか
アントネッロ・アッレマンディ(指)
パルマ・レージョ劇場管弦楽団,合唱団
録音:2005年6月
ヴェルディ:「運命の力」
スザンナ・ブランキーニ(S レオノーラ)
レンツォ・ズーリアン(T ドン・アルヴァーロ)
マルコ・ディ・フェリーチェ(Br ドン・カルロ)
パオロ・バッターリア(Bs 修道院長)
ティツィアーナ・カッラーロ(Ms プレツィオシッラ)
パオロ・ルメーツ(Bs メリトーネ)
ジュゼッペ・ニコデーモ(Br カラトラーヴァ公爵)
ルーカス・カリティノス(指)
ヴェネト・フィルハーモニー管弦楽団,ロヴィゴ・ソシアーレ劇場合唱団
録音:2006年1月
ヴェルディ:「ルイーザ・ミラー」
ジュゼッペ・サッバティーニ(T ロドルフォ)
ダリーナ・タコヴァ(S ルイーザ)
ダミアーノ・サレルモ(Br ミラー)
アレクサンドル・ヴィノグラードフ(Bs ヴァルター伯爵)
アルチュン・コチニアン(Bs ヴルム)ほか
マウリツィオ・ベニーニ(指)フェニーチェ歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:2006年5月,ヴェネツィア
CDS 496、CDS 512、CDS 523で発売されているもの。7CDでなんと2CD価格!


CDS 679 7枚組 \3780
ドニゼッティ:コレクション
ドニゼッティ:「アンナ・ボレーナ」
ディミトラ・テオドッシュウ(S アンナ・ボレーナ)
ソーニャ・ガナッシ(Ms ジョヴァンナ・セイモール)
ファビオ・サルトーリ(T ペルシ)アンドレア・パピ(Bs エンリーコ)ほか
ティツィアーノ・セヴェリーニ(指)
ポメリッジョ・ムジカーリ管弦楽団
ドニゼッティ:「パリ伯爵ウーゴ」
中島康晴(T ウーゴ)ドイナ・ディミートリゥ(S ビアンカ)
カルメン・ジャンナッタージョ(S アデーリア)
デジャン・ヴァチュコフ(Bs フォルコ)ほか
アントニーノ・フォリアーニ(指)
ミラノ・スカラ座アッカデーミア管弦楽団,合唱団
録音:2003年10月、ベルガモ
ドニゼッティ:「ファヴォリータ」
アルフレード・クラウス(T フェルナンド)
レナート・ブルゾン(Br アルフォンソ)
チェーザレ・シエピ(Bs バルダッサーレ)
ヴィオリカ・コルテズ(Ms レオノーラ)ほか
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指)
ジェノヴァ市立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1976年
CDS 370、CDS 449、CDS 480で発売されているもの。来日公演でも名唱を聞か
せて大きな話題のとなったテオドッシュウ主演の「アンナ・ボレーナ」、日本
が誇るテノール、中島康晴が主役を張った「ウーゴ」、そしてクラウス、ブル
ゾン、シエピという大御所が揃った「ファヴォリータ」と、贅沢な内容です。
しかも7CDで2CD価格というありえないお買い得!

CDS 680 3枚組(1枚価格) \1980
ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲集
第5番 ハ長調
第6番 ホ長調
第7番 変ロ長調
第9番 イ長調
第13番 イ長調
第15番 変ロ長調
第16番 変ホ短調
第17番 ニ短調
第23番 ト長調
フランコ・メッゼーナ(Vn,指)
シンフォニア・ペルジーナ
CDS 103、CDS 238、CDS 243で発売されているもの。フランコ・メッゼーナの
偉業、ヴィオッティのヴァイオリン協奏曲全集(CDS 498)から3枚をチョイス。




<MIRARE>
MIR 154 \2500 ※セール期間中はセール価格 \2180
ブラームス:
1.祭典と記念の格言より「われらの父は汝に望む」Op.109-1
2. 祭典と記念の格言より「栄光の民はいずこに」Op.109-3
3.2つのモテットより「なにゆえに悩み苦しむ人に光が賜られたか」Op.74-1
レーガー:
4.8つの宗教的歌曲より「アニュス・デイ」Op138-6
5. 8つの宗教的歌曲より「われらみな唯一なる神を信ず」Op.138-8
ブルックナー:
6.モテット「この場所は神が作り給う」Op.92
7.モテット「正しい者の口は知恵を語り」
ブラームス:
8.祭典と記念の格言より「強き盾にて武装する人、その城を守らば」Op.109-2
ブルックナー:
9. モテット「エサイの枝は芽を出し」
ブラームス:
10.子守歌Op.49-4
ヴォーチェス8
(ディングル、ポール、ロバート、チャールズ、バーニー、
クリス、アンドレア、エミリー)
録音:2011年ラ・フォル・ジュルネ・ドゥ・ナント
2003年にウェストミンスター寺院聖歌隊出身者により結成された男声6人、女
声2人によるア・カペラ・グループ、ヴォーチェス8(エイト)。2005年にイタリ
アのゴリツィア国際合唱コンクールで優勝し、ルネサンスからジャズまで幅広
いレパートリーをもつ若手ア・カペラ・グループとしてたちまち注目を集めま
した。魅力的なステージ・パフォーマンス、確かな実力、変幻自在のヴォーカ
ルでイギリスだけではなく世界中の人々を魅了しています。またコンサート活
動の他に積極的にワークショップやマスタークラスを行っています。
このアルバムは2011年2月にナントで開かれたラ・フォル・ジュルネ音楽祭で
の録音。このプログラムを引き下げて5月ラ・フォル・ジュルネ音楽祭に来日
します。




<HOMA RECORDS>
HR 1214 \2500
(1)ドビュッシー:アラベスク第1番
(2)アラベスク第2番
(3)フォーレ:シシリエンヌ
(4)ショパン:ワルツ第7番
(5)サティ:ジムノペディ第1番
(6)イベール:可愛い白いロバ
(7)プーランク:即興曲第13番
(8)ショパン:ワルツ第14番 遺作
(9)ラヴェル:メヌエット-「クープランの墓」より
(10) 武満徹:ワルツ-映画「他人の顔」より
(11)ショパン:幻想即興曲(12)ノクターン 遺作
(13)サティ:ジュ・トゥ・ヴ
下森佳津美(Pf)
竹内永和と「デュオ・シルフィード」で活躍する下森佳津美のパリのエスプリ
に溢れた待望のセカンド・ソロアルバム。
武満の「ワルツ」は安部公房の小説「他人の顔」の勅使河原宏による映画
(1966年製作)のなかで前田美波里によって歌われたキャバレーソング。後年、
武満自身によって管弦楽版が作られ器楽曲としても人気が高い。




<IPPNW>
IPPNW 69 \2250
ヴェーベルン:
弦楽四重奏のためのゆるやかな楽章(1905)
弦楽四重奏曲(1905)
シェーンベルク:弦楽四重奏曲第2番嬰ヘ短調Op.10
ブロイニンガー四重奏団
(セバスチャン・ブロイニンガーVn,スタンリー・ドッヅVn,
アンヌマリー・ムーアクロフトVa,ダヴィッド・リニカーVc)
アンナ・プロハスカ(Sp)
録音:2006年2月2日、2009年1月26日
ヨーロッパで殺されたユダヤ人たちのための慈善コンサートより。

IPPNW 70 2枚組 \4500
ボロディン:ピアノ五重奏曲 ハ短調
グリンカ:大六重奏曲 変ホ長調
ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲 ト短調Op.57
ブロイニンガー四重奏団
(セバスチャン・ブロイニンガーVn,スタンリー・ドッヅVn,
アンヌマリー・ムーアクロフトVa,ダヴィッド・リニカーVc)
クリスティーネ・フェルシュ(Kb)
ヴラディーミル・シュトウペル(Pf)
録音:2009年3月23日
ロシア5人組のうちの2人、グリンカとボロディン、ソ連最大の作曲家ショスタ
コーヴィチ3人によるロシア音楽の室内楽。

IPPNW 72 \2250
ハイドン:交響曲第67番 ヘ長調
アンタル・ドラティ:交響曲第2番「平和の訴え」
アンドレイ・ボレイコ(指)
ベルン交響楽団
録音:2010年5月20日ベルン クルトゥア-カジノ大ホール
スイスのベルン交響楽団はパウル・クレツキ、ペーター・マーク、シャルル
・デュトワ等が常任を務め、1877年創立という由緒あるオーケストラ。2010年
当時常任だったボレイコがハイドンとドラティの交響曲という意欲的なプログ
ラムを取り上げたときの録音。BIS-408でも「平和の訴え」はドラティの指揮
で聴けます。「平和の訴え」は「痴愚神礼賛」(1511年)で有名な人文学者エラ
スムスの1517年の著作。ベートーヴェンの「荘厳ミサ」(BIS406にドラティの
名演があります!)の”Agnus Dei”の「内と外の平和を求める祈り」と「平和
の訴え」に触発されたIPPNW(核戦争防止国際医学者会議)がCD化するにふさわ
しい音楽と申せましょう。




<Grand Slam>
GS 2062 \2250
ブラームス:
(1)交響曲第4番 ホ短調 作品98
(2)ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
ブルーノ・ワルター(指揮)、
コロンビア交響楽団
録音:(1)1959年2月2、4、6、9、12、14日 (2)1960年1月18、30日
以上、アメリカン・リージュン・ホール
使用音源:Columbia(U.S.A.)(1)MQ 323,
(2)MQ 371(オープンリール・テープ、19センチ、4トラック)
■制作者より
当ディスクでオープンリール・テープ復刻によるワルター&コロンビア交響楽
団のブラームスの交響曲全集が完結します。今回は4曲中では特にワルターら
しい名演と誉れの高い交響曲第4番がメインで、まさにファン待望でしょう。
また、表紙に使用した写真は1950年に作製されたネガから直接現像したもの
を使用しています。当時の古いネガを現像出来るラボは東京都内にもわずか
一箇所しか存在せず、今回、このCD用として特別に現像していただきました。
■解説書の内容
1960年、交響曲第4番の国内初出時の宇野功芳氏の批評を、ご本人の許諾を得
て掲載します。文章としては多少ぎこちない箇所もありますが、やはり最大
の魅力はこの名演を初めて聴いた時の感動が読み手にひしひしと伝わること
です。時に、宇野氏30歳のものです。(以上、平林 直哉)




<C-Major>
70 5608(DVD-Video) \3500
字幕:仏、西、日本語
言語:独、英
ドキュメンタリー:カルロス・クライバー
「アイ・アム・ロスト・トゥ・ザ・ワールド」
監督:ゲオルク・ヴューブボルト
共同製作:BFMI and ZDF/3sat
2004年に逝去した伝説のカリスマ指揮者、カルロス・クライバーのドキュメン
タリー映像。取り上げるレパートリーを極端に絞り込み、少ない演奏会、決し
て多くはない録音ではありましたが、ひとたび舞台に上がると聴く者すべてを
魅了する演奏をした、生きながらにして伝説の指揮者でありました。
この映像は、関係者、楽団員らの興味深い証言とバイロイトの「トリスタンと
イゾルデ」のオーケストラピットでの映像など、クライバーのカリスマ性、音
楽性を垣間見ることのできる貴重な内容となっています。また有名なウィーン
・フィルとのベートーヴェン交響曲第4番の第2楽章のリハーサル中に起きた
「テレーズ事件」の音声や、リッカルド・ムーティ、有名なオペラ演出家の
オットー・シェンクらのインタビュー、父エーリッヒへの尊敬と葛藤につい
ての話など、完璧主義であったそれゆえに苦悩した天才カルロス・クライバ
ーの実像が克明に描かれています。




<LSO Live>
LSO 0708(SACD-Hybrid) 2枚組 \3450
ハイドン:オラトリオ「四季」(全曲)[ドイツ語歌唱]
ミア・パーション(S ハンネ)
ジェレミー・オヴェンデン(T ルーカス)
アンドルー・フォスター=ウィリアムズ(Br シモン)
ロンドン交響合唱団(合唱指揮:ジョセフ・カレン)
キャサリン・エドワーズ(Cem)
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団
録音:2010年6月26-27日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ジョナサン・ストークス
ハイドン歿後200周年の2009年にLSO Liveより『天地創造』をリリースしてい
るデイヴィスですが、その流れを受けて“ハイドンの全創作の頂点”として
対をなす『四季』が堂々の登場となります。
このたびのLSOとのライヴ盤に先立って、デイヴィスは『四季』をBBC響と1968
年7月にウォトフォード・タウン・ホールでセッション録音をおこなっている
ので、じつに40年以上を経ての再録音ということになります。前回が英語によ
る歌唱、通奏低音にはフォルテピアノが使われていたのに対して、このたびは
ドイツ語による歌唱、通奏低音もハープシコードへと変更されています。




<OPUS蔵>
OPK 2093 \2250
日本語解説付
クーレンカンプ 協奏曲録音Vol. 4
(1)ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲ト短調作品26
(2)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35
(3)ベートーヴェン:ロマンス第2番
ゲオルク・クーレンカンプ(ヴァイオリン)
(1)オイゲン ヨッフム(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 録音:1941年
(2)アルチュール ローター(指揮)
ドイツ歌劇場管弦楽団 録音:1939年
(3)パウル クレツキ(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 録音:1932年
原盤:独-Telefunken SP
クーレンカンプがテレフンケンに残した協奏曲録音には日ドイツ系の録音が
2曲あります。ドヴォルザークとチャイコフスキーです。中でもドヴォルザー
クは1941年の戦時の録音ということで流通枚数の少ない貴重な録音であり、
名演です。またベートーヴェンのロマンス第2番はクーレンカンプのベートー
ヴェン演奏が聴ける貴重なものです。指揮は当時作曲者としても活躍してい
た若きクレツキのこれも貴重な録音です。

OPK 2094 \2250
日本語解説付
クーレンカンプ 協奏曲録音Vol. 5
(1)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 作品26
(2)ブラームス:二重協奏曲 ニ長調 作品77
(3)レーガー:無伴奏ソナタ イ短調Op 91-1よりアンダンテ・ソステヌート
ゲオルク・クーレンカンプ(ヴァイオリン)
(1)カール・シューリヒト(指揮)、
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団 録音:1947年
(2)エンリコ・マイナルディ(チェロ)、
カール・シューリヒト(指揮)、
スイス・ロマンド管弦楽団 録音:1947年
(3)録音:1937年
原盤:英Decca SP, 独-Telefunken SP(レーガー)
クーレンカンプは大戦末期にスイスに亡命し戦後もそこを拠点としました。
新興のDeccaは当時同じようにスイスに移っていたシューリヒトと組んだ録音
を2つ残しています。中でもチェロのマイナルディと組んだブラームスの二重
協奏曲は貴重な録音です。録音もDeccaの優秀録音を思い出させるものです。
またレーガーのアンダンテ・ソステヌートは、ブラームスの協奏曲(OPK2091)
の最後の面の穴埋め用に録音されたものですが、Tully Potter氏はクーレン
カンプの最高の演奏と絶賛しており、氏のリクエストで含んだものです。

OPK 2095 \2250
日本語解説付
(1)フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調作品13
(2)ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
(3)ドビュッシー:ミンストレル
(4)フォーレ:揺籃歌作品16
(5)フォーレ:ピアノ四重奏曲第2番ト短調作品45
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
(1)-(4)アルフレッド・コルトー(ピアノ)
(5)マルグリット・ロン(ピアノ)モーリス・ビュー(ヴィオラ)
ピエール・フルニエ(チェロ)
録音:(1)1927年、(2)(3)1929年、(4)1931年、(5)1940年
原盤:日、仏、英Columbia SP
辞世の曲となったドビュッシーのヴァイオリン・ソナタ、そして、若きフォー
レの繊細で凛とした創意と燃える情感を、ティボーとコルトーの不滅の名演で
お届けします。またフォーレ中期の傑作ピアノ四重奏曲第2番は、名手ロン、
そして若きフルニエ、そしてヴィオラのビューによる切迫する危機に臨んだ
一期一会の名演奏!この録音の3日後の1940年5月13日、ティボーの長男、
ロジェ大尉の戦死が伝えられて、当事者全員、悲しみに包まれ、この録音を
ロジェ大尉の霊に捧げることになったと言われております。




<harmonia mundi>
HMU 807527(SACD-Hybrid) \2500
(1)L.ベリオ(1925-2003):A-Ronne(テキスト/エドアルド・サングイネティ)
(2)ジョン・ケージ(1912-1992):
ストーリー(1940)(テキスト/ゲルトリュード・シュタイン)
(3)ジャクソン・マクロウ(1922-2004):
非対称の子亀Young Turtle Asymmetries(1967年)
(テキスト/ジャクソン・マクロウ)
(4)ロジャー・マーシュ(b.1949):
魂ではなく我々自身の問題だNot A Soul But Ourselves(1977年)
(テキスト/ジェイムズ・ジョイス)
(5)シェルドン・フランク(1943-2010):
言ったでしょAs I Was Saying(1980年)(テキスト/シェルドン・フランク)
(6)キャシー・バーバリアン(1925-1983):
Stripsody(1966年)(テキスト:キャシー・バーバリアン)
シアター・オブ・ヴォイセズ
ポール・ヒリヤー(指揮)
録音:2009年11月/Garnisons Kirken(コペンハーゲン)
お待たせしました!ホーミー調の不思議倍音世界(シュトックハウゼンの「シュ
ティムング」(HMU 807408))で世に衝撃を与えた、ポール・ヒリヤー率いるマ
ルチ合唱集団シアター・オブ・ヴォイセズの注目の新譜の登場です。今回は、
ダダやシュールレアリズム風の作品集。ベリオ、そしてその妻(離婚はしまし
たが)であり、現代音楽を演奏する素晴らしい声楽家でもあったキャシー・バ
ーバリアンの作品をアルバムの両端に据え、言葉(意味の有無にかかわらず)
や口から出るノイズのみですべてが進行します。声楽家としても優れたシア
ター・オブ・ヴォイセズの面々が、冷静に考えると吹き出してしまいそうな
これらの作品を大真面目に語り、刻み、時に歌います。シュールレアリズム
やダダイズム好きにはたまらない1枚。オーディオ的にも、通常盤としても
大変優れた録音なので大いに楽しめますが、各演者の声が色々な方角から聴
こえてくるので、マルチチャンネルで聴くと楽しさ倍増です。




<APARTE>
AP 017 2枚組 \2980
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
[CD1]第1番 ト長調 BWV 1007、第2番 ニ短調 BWV 1008、
第3番 ハ長調 BWV 1009
[CD2]第4番 変ホ長調 BWV 1010、第5番 ハ短調 BWV 1011、
第6番 ニ長調 BWV 1012
オフェリー・ガイヤール(チェロ/フランチェスコ・ゴフリラー(1737年))、
第6番のみピッコロ・チェロを使用
録音:2010年5月
録音技師:ニコラ・バルトロメー
ガイヤール、11年ぶりのバッハ無伴奏組曲の再録音の登場。背伸びをせず、
チェロを弾く喜びにあふれたバッハ。バッハが連ねた音楽史上もっとも美し
い音型のひとつひとつを丁寧に丁寧に紡いでいます。慈愛に満ち、そして舞
曲の生き生きとした躍動感にも満ちており、ページをめくるたびに思わず顔
が輝いてしまいそうな美しい絵本のよう。目を閉じると、木造りの部屋でガ
イヤールと差し向かいにくつろいだチェアに深くゆったりと座り、彼女が自
分のためにだけ弾いてくれているような気分になる、親密な空気に満ちた、
実に贅沢なバッハです。
【ガイヤール自身の言葉(ライナーノーツより抄訳)】
再びこの組曲を録音したのは、11年前の時と同じく、インスピレーションが
湧いたからです。この組曲を録音するということは、大きな賭けであります
が、今回の録音という偉大なる冒険に際して私は幸運にも力強いパートナー
を得ました。それは楽器です。このような素晴らしいチェロを弾けるだけで
もすでに十分に幸福なのですが、じっくりと楽器との関係を築きながらこれ
らの組曲と向き合うことで、ことができるだけで、まったく新しい展望が拓
けたのです。「人が旅を作るのではなく、旅が人を形成する。人は自身を飾
るために旅をするのではない。旅が人から無駄なものを一切洗い落とし、す
すぎ、乾かしてくれるのである」という言葉がありますが、まさに自分が今
回この組曲を再録音する中での道のりもこうした旅のようでした。





<haenssler>
98 626 \2080
ハイドン:
・交響曲第53番ニ長調Hob.I-53「帝国」
・交響曲第54番ト長調Hob.I-54
・交響曲第53番ニ長調Hob.I-53「帝国」よりフィナーレ。プレスト[異版] 
収録時期:2010年1月18-21日
収録場所:ハイデルベルク=ドッセンハイム、
マルティン・ルター・ハウス(デジタル・セッション)
ハイデルベルク交響楽団
トーマス・ファイ(指揮)
ファイ率いる手兵ハイデルベルク響によるハイドン交響曲全集シリーズ第15集。
「帝国」というニックネームを持つ第53番は成立が複雑なことで知られ、フィ
ナーレにも異版が存在することでも有名。じっさい、このアルバムでもカプ
リッチョ・モデラートのほかに、プレストの異版を別トラックで収録していま
す。ティンパニがド派手に活躍する第1楽章、第3楽章そしてフィナーレ。対し
て、どこか第94番「驚愕」を思わせ、ユーモラスな変奏曲スタイルのアンダン
テとのコントラストも鮮やかです。ファイの旺盛な表現意欲は、その時々にハ
イドンによって刻印された各ナンバーの個性を浮き彫りにしようという真摯で
明確な目的意識に根ざしたものですが、ショッキングな内容が毎度“やりすぎ
では?”との声があるのも事実。そのいっぽうで、ある意味、ファイの覚悟に
も似た思いきりのよさが、音楽に無類の爽快感を生み出しているのは確かなよ
うで、ファイの演奏を通してハイドンの魅力に開眼された方も少なくないよう
におもわれます。
ほかに、編成上、フルートとトランペットがあらたに追加されたことがポイン
トの第54番を収録。いっそう響きに拡がりが出て華やいだ感じがするところ
も、メリハリの効いたこうした演奏だからこそよくわかります。




<Cascavelle>
VEL 3158 7枚組 \4050
CD-1
モンテヴェルディ:4声のミサ曲と祝福されし聖母のためのリタニア
フィリップ・コルボ(オルガン)、アルノー・ヨーカム(ヴァイオリン)
G.カリッシミ:イェフタの物語
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)、シモン・ジョナン(バリトン)
スカルラッティ:スターバト・マーテル
CD-2
シャルパンティエ:イエズス会士の晩課
ミュンヘン・ラルパ・フェスタンテ・バロック・アンサンブル
CD-3
シャルパンティエ:
アヴェ・マリス・ステラ ニ短調、マニフィカト ト長調、ドミネ・サルヴム
チャールズ・ダニエルズ(カウンター・テナー)、
マーク・タッカー&ハンス=ヨルグ・リッケンバッハー(テノール)、
ピーター・ハーヴィー&ステファン・インボーデン(バス)、
ミュンヘン・ラルパ・フェスタンテ・バロック・アンサンブル
CD-4&5
J.S.バッハ:モテット集BWV225-230
同:ヨハネ受難曲 BWV245
マルティナ・リンス(ソプラノ)、
アンドレアス・ショル(カウンター・テナー)、
チャールズ・ダニエルズ&クリストフ・プレガルディエン(テノール)、
ピーター・ハーヴィー&ミシェル・ブロダール(バリトン)
CD-6
モーツァルト:ミサ曲 ハ短調K.427(417a)
オードリー・ミシェル&ベルナルダ・フィンク(ソプラノ)、
マーク・タッカー(テノール)、ミシェル・ブロダール(バス)、
フィリップ・コルボ(オルガン)
モーツァルト:アヴェ・ヴェルムK.618
メンデルスゾーン:キリエ
CD-7
ブラームス:2つのモテット 作品74
マルタン:カンタータ「エ・ラ・ヴィエ・ランポルタ」
ミシェル・コルボ(指)
ローザンヌ声楽&器楽アンサンブル
録音:1989年-1997年、スイス、ローザンヌ
ラ・フォルジュルネ音楽祭でも毎年来日をしている、“合唱の神様”ミシェル
・コルボが母国スイスの名門レーベルcascavelleに録音してきた数々の選りす
ぐりの名演奏、超お買い得の7枚組が登場いたします。コルボ・エディション
にも含まれるアンドレアス・ショルの記念すべきヨハネ受難曲のデビュー盤や
シャルパンティエ協会の協力で復元された世界初録音のシャルパンティエのイ
エズス会子の晩課、また長らく廃盤であったカリッシミ:「イェフタの物語」、
メンデルスゾーン:「キリエ」、マルタン:カンタータ「エ・ラ・ヴィエ・ラン
ポルタ」など、合唱の名曲からコルボならではの選曲とこの上ない充実の7枚組
です!

RSR 6222 2枚組 \4160
モノラル
CD-1
(1)ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲 作品61(カデンツァ:ナタン・ミルシテイン)
(2)ブラームス:交響曲第2番 作品73
CD-2
(3)ハイドン:チェロ協奏曲 作品101
(4)ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界から」作品95
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)
(1)ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン) (3)ピエール・フルニエ(チェロ)
北ドイツ放送交響楽団
録音:(2)(3)1957年9月6日、
(1)(4)1957 年9 月11 日モントルー、パビリオン
(スイス・ロマンド放送によるライヴ収録)
ドイツ音楽を得意とするハンス・シュミット=イッセルシュテットは、非常に
安定した構成力とテンポが魅力ですが、とりわけお得意のブラームス交響曲
第2番では、ダイナミックな音楽表現も実に見事です。また、ドヴォルザーク
の「新世界から」では非常に歯切れのよいストレートな演奏。また協奏曲も
大注目!ミルシテイン絶頂期のベートーヴェン!しかも全て自作のスタジオ
録音とは違うカデンツァ。ミルシテインはライヴを含めてベートーヴェンの
協奏曲を数多く録音を残しておりますが、この演奏ほど白熱したものはない
でしょう。技術もさることながらミルシテイン独特のボーイングとフィンガ
リングで自由自在に歌いまくる演奏は圧巻です。そして、この時期にシュミッ
ト=イッセルシュテットとの共演も多いフルニエ独奏の軽やかなハイドンの
チェロ協奏曲も見逃せません!協奏曲を振ったら右に出るもの無しのシュミ
ット=イッセルシュテットならではの名演がお楽しみいただけます。

RSR 6205 2枚組 \4160
モノラル
モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K595
クララ・ハスキル(ピアノ)、
オット・クレンペラー(指揮)、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 作品77
アイザック・スターン(ヴァイオリン)、
アンドレ・クリュイタンス(指揮)、国立パリ管弦楽団
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)、
ヨゼフ・カイルベルト(指揮)、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 作品53
ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)、
パウル・クレツキ(指揮)、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
録音:1956年9月、モントルー、パビリオン
(スイス・ロマンド放送によるライヴ収録)
1956年のモントルー音楽祭はこの上なく充実したソリスト陣!ハスキル&クレ
ンペラーのモーツァルトピアノ協奏曲第27番の名演、クリュイタンス&スター
ン白熱のブラームス、ミルシテイン&クレツキのドヴォルザーク、そして、
ケンプ&カイルベルトです。ケンプのベートーヴェンといえば、1961年ライ
トナー&BPOとのスタジオ録音有名ですが、その5年前にあたる当ライヴ録音は
カイルベルトの好サポートのもとケンプらしい腰の座ったピアノ協奏曲第4番
です。この時代に生きた巨匠の至芸をお聴き逃しなく!いずれもモノラルな
がら良質の録音です。

RSR 6233 \2080
モノラル
R.シュトラウス:ドン・ファン 作品20
ブラームス:交響曲第1番 作品68
オイゲン・ヨッフム(指揮)、バイエルン放送交響楽団
録音:1958年9月5日、モントルー、パビリオン
(スイス・ロマンド放送によるライヴ収録)
1960年まで首席指揮者と務めたオイゲン・ヨッフム率いるバイエルン放送交
響楽団とのブラ1とR.シュトラウスのドン・ファン。オケを自由自在に操る変
幻自在のテンポのブラームスはモノラルながらすさまじい重厚感に満ちてお
ります。ヨッフムの情熱と尽力によりこの時期に世界のトップ・クラスにの
ぼりつめたバイエルン放送交響楽団、1958年の成長著しい渾身のライヴです。



<haenssler>
=シュヴェツィンゲンSWR音楽祭エディション=
93.712 \2250
リヒテル1994年シュヴェツィンゲン音楽祭ライヴ
(1)グリーグ:叙情小品集-感謝/スケルツォ/小妖精/森の静けさ
(2)フランク:前奏曲、コラールとフーガ
(3)ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ
(4)同:鏡
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
[1994年5月15日/シュヴェッツィンゲン城。ロココ劇場(ライヴ)]
リヒテルの初出音源登場。晩年の彼が得意としていたグリーグも絶品ですが、
古くから定評のあるフランクの「前奏曲、コラールとフーガ」とラヴェルの
「鏡」全曲。淡々としながらも聴き手の注意を集中させてしまう神業はリヒ
テルならでは。悠然たるテンポで、巨大な建造物を前にしたような圧倒感に
満ちています。音質もクリアで、タッチの美しさも際立っています。

93.710 \2250
ワイセンベルク1972年シュヴェツィンゲン音楽祭ライヴ
ショパン:
(1)幻想ポロネーズ Op.61
(2)ピアノソナタ第3番ロ短調 Op.58
(3)ノクターン嬰ハ短調(遺作)
(4)同ヘ長調 Op.15の2
(5)同ロ長調 Op.9の3
(6)同ハ短調 Op.48の1
(7)同変ニ長調 Op.27の2
(8)バラード第4番ヘ短調 Op.52
アレクシス・ワイセンベルク(Pf)
[1972年5月19日(ライヴ)]
超絶的なテクニックと陶酔的な演奏で人気のあったワイセンベルク。最近あま
りウワサを聞きませんが、久々の新譜リリース。とは言っても最新録音ではな
く、大活躍していた1972年のコンサート・ライヴ。得意のショパンを集め、ク
リスタルのように澄んだ美音とはかないまでに陶酔的な演奏が魅力。近頃こう
いう演奏をする人がいなくなったので貴重です。

93.272 3枚組 \3380
ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集
(1)チェロソナタ第1番ヘ長調 Op.5の1
(2)同第2番ト短調 Op.5の2
(3)同第3番イ長調 Op.69
(4)同第4番ハ長調 Op.102の1
(5)同第5番ニ長調 Op.102の2
(6)ホルンソナタヘ長調 Op.17(ベートーヴェン自身によるチェロ版)
(7)二重奏曲変ホ長調 Op.64
(8)ヘンデルの「マカベウスのユダ」による12の変奏曲 WoO.45
(9)モーツァルトの「魔笛」による12の変奏曲 WoO.66
(10)モーツァルトの「魔笛」による7の変奏曲 WoO.46
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)、イアン・ファウンテン(Pf)
[2008年11月、2009年3月、2010年2月
SWRシュトゥットガルト放送室内楽スタジオ]
リトアニア出身の巨匠ゲリンガスによるベートーヴェンのチェロとピアノのた
めの作品全集。同じファウンテンとの共演でEXTONレーベルから同一曲がリリ
ースされていますが、全く別録音。3枚組ですべてが揃う嬉しいセットとなっ
ています。ゲリンガスは誠実で丁寧なだけでなく、深みと苦みも込めていてオ
トナの風格に満ちています。もちろんテクニックの冴えも安心。定番として
持っていたいセットです。

98.627 3枚組 \2980
リスト:巡礼の年
(1)第1年「スイス」(全9曲)
(2)第2年「イタリア」(全7曲)
(3)第2年の追加「ヴェネツィアとナポリ」(全3曲)
(4)第3年(全7曲)
ユリアン・ゴルス(Pf)
[2009年2月、2010年4月、5月/MDRスタジオ(ライプツィヒ)]
1978年ブルガリア生まれのユリアン・ゴルス。2003年の第4回フランツ・リス
ト国際コンクールで1位なしの2位入賞した逸材。リストを得意とする大柄な
ヴィルトゥオーゾです。リストが若き日から老年までかけて作り続けた「巡
礼の年」は、彼の内面的な成長とモテ男だった女性遍歴をたどれる傑作で、
技術的にも内容的にも一筋縄にはいかぬ難曲。ゴルスの大きな音楽作りが魅
力です。




<ATMA Classique>
ACD2 2616 \1850
シューマン:
子どものためのアルバムOp.68より「ミニョン」「メロディ」、
子どもの情景Op.15より「眠っている子供」
ブラームス:間奏曲集Op.117より第1番変ホ長調
メンデルスゾーン:
無言歌集Op.30-6嬰ヘ短調「ヴェネツィアの舟歌」、
無言歌集Op.38-6変イ長調「デュエット」
シューベルト:楽興の時 D780より第2番 変イ長調
シューベルト=リスト編:影法師
グリーグ:叙情的組曲3巻より「愛の調べ」
ドビュッシー:月の光
プーランク:子守歌
ヤナーチェク:草かげの小径より「フリーデクの聖母マリア」
バルトーク:
ミクロコスモスより「メロディ」「民謡風に」「霧の中の旋律」「夜想曲」
ブリテン:組曲「休日の日記」より「夜」
ジュリアス・ドレイク(P)
録音:2008年12月6-8日ロンドン
イギリスのピアニスト、ジュリアス・ドレイク。歌曲の伴奏者としてお馴染の
彼のソロ・アルバム・タイトルは「無言歌」。メンデルスゾーン、シューマン、
ブラームス、シューベルトなどの歌曲的な旋律の小品を収録しています。マー
ク・パドモアやイアン・ボストリッジなどの歌曲の伴奏者として豊富な経験と
知識を持つドレイクならではの、言葉と音楽が一体となった歌心に満ちた詩的
な演奏を聴かせてくれます。

ACD2 2615 \1850
美しき人を目覚めさせよ-20世紀の歌曲集
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):歌曲集「旅の歌」
スルール・アービング・グリック(1934-2002):
サウス・オブ・ノース-イメージ・オブ・カナダ
ポール・ボウルズ(1910-1999):ブルー・マウンテン・バラード
サミュエル・バーバー(1910-1981):3つの歌Op.45
ジョシュア・ホプキンズ(B)ジェラード・モスビー(P)
録音:2009年5月ドメーヌ・フォルジェット、聖イレーヌ、ケベック
ジョシュア・ホプキンズは2006年ボルレッティ=ブイトーニ財団賞、2008年
ヴェルビエ音楽祭アカデミー名誉賞を受賞している、今最も注目されている
若手バリトン歌手の一人です。ビロードのような艶やかな声とドラマティック
な歌唱の持ち主です。ヴォーン・ウィリアムズやサミュエル・バーバーなど
の20世紀の作曲家による連作歌曲集を収録。ヴォーン・ウィリアムズの代表的
な歌曲「旅の歌」は、シューベルトの「冬の旅」を連想させる構成の作品。
バーバーの3つの歌Op.45はバーバー自身が傾倒していたアイルランドの詩人
ジェイムズ・ジョイスの詩を用いています。ドイツの名バリトン、ディート
リヒ・フィッシャー=ディースカウのために作曲されました。またカナダの
トロント出身の作曲家S.L.グリックの作品、「シェルタリング・スカイ」な
どで知られる小説家、ポール・ボウルズの「ブルー・マウンテン・バラード」
を刺激的にダイナミックに表現しています。

ACD2 2606 \1850
A.スカルラッティ:
12のシンフォニアより第4番ホ短調、第8番ト長調、第9番ト短調、
第12番ハ短調
アルビノーニ:協奏曲Op.9-2ニ短調
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲ハ短調RV441
ジュゼッペ・トレッリ:協奏曲Op.8-9 ホ短調
レ・ボレアド・モントリオール フランシス・コルプロン(指、Rec)
録音:2009年1月
7リコーダー奏者のフランシス・コルプロンによって1991年に創設されたカナ
ダの古楽器アンサンブル、レ・ボレアド。「ビートルズ・バロック」シリー
ズなどATMAレーベルには欠かせない看板アーティストです。今回のアルバム
ではA.スカルラッティ、アルビノーニ、ヴィヴァルディ、トレッリなどバロッ
ク期の作曲家によるリコーダー、オーボエ、ヴァイオリンのシンフォニアと
協奏曲を収録しています。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ハープシコー
ドのアンサンブルにリコーダー、オーボエの響きが美しく鳴り、絶妙な心地
よさを引き出しています。




<PRAGA>
PRDDSD 250275(SACD-Hybrid) \2780
R.シュトラウス:
(1)ピアノ四重奏曲 ハ短調 op.13(1884-85年)
(2)チェロ・ソナタ ヘ長調 op.16(1882-83年)
(3)カプリッチョ/弦楽六重奏曲への序奏 ヘ長調(1940年)
プラジャーク弦楽四重奏団、
ミハル・カニュカ(Vc)、ミゲル・ボルゲ・コエーリョ(Pf)、
ペトル・ホルマン(Vla)、ウラディーミル・ホルティン(Vc)
録音:2011年1,2月
R.シュトラウス20代前半のピアノ四重奏曲とチェロ・ソナタ、そして晩年のカ
プリッチョというカップリング。ピアノ四重奏曲は色彩豊かな情景が次々と変
遷を遂げながらロマンあふれる魅力の作品。精気に満ちたチェロ・ソナタは
絶品です。カプリッチョでは複雑に絡み合う旋律がえもいわれぬ空気を醸し
出しています。

PRDDSD 250282(SACD-Hybrid) \2780
ボロディン:室内楽作品集vol.1
(1)弦楽四重奏曲第2番 ニ長調
(2)チェロ・ソナタ ロ短調
(3)ピアノ五重奏曲 ハ短調
プラジャーク弦楽四重奏団、
ミハル・カニュカ(Vc)、ヤロミール・クレパーチ(Pf)
録音:1999年3月、2000年1月
自身もピアノ、フルート、チェロを弾いたボロディンは、10ほどの室内楽作品
をのこしています。弦楽四重奏曲ニ長調に含まれる、有名なノクターン楽章は、
世界中で様々な編曲で愛されている名曲です。チェロ・ソナタはJ.S.バッハの
無伴奏ヴァイオリン組曲BWV 1001 ト短調をボロディンがロ短調に、そしてチェ
ロとピアノのために書き直したもの。原曲の雰囲気をのこしつつ、よりドラマ
ティックに仕上がっています。

PRDDSD 250274(SACD-Hybrid) \2780
グリーグ:弦楽四重奏曲第1番 ト短調 op.27
ヨハン・スヴェンセン:弦楽八重奏曲 イ長調 op.3
コチアン弦楽四重奏団、M.ノスティッツ弦楽四重奏団
録音:2010年4, 5, 9月
ノルウェーのロマン派の室内音楽作品集。グリーグのどこか民謡の雰囲気をた
だよわせた名作弦楽四重奏曲第1番は、哀愁感たっぷりに魅力的に響きます。
スヴェンセンは規模の大きな管弦楽作品などを特に好んで作曲した人物だけ
に、八重奏曲も驚くべき豊かな響き。コチアン弦楽四重奏団とM.ノスティッツ
弦楽四重奏団のコラボレーションも見事に息が合っています。

PRDDSD 250280(SACD-Hybrid) \2780
フェルステル(1859-1951):ピアノ三重奏曲 変ロ長調 op.38
ノヴァーク(1870-1949):三重奏曲 ニ短調 op.27「バッラータ風に」
ヤナーチェク(1854-1928):おとぎ話(オリジナル4楽章版)
フィビヒ(1850-1900):三重奏曲 ヘ短調
プラハ・キンスキー・トリオ
録音:2010年




<VAI>
VAIDVD 4528(DVD-Video) \4550
MONO
字幕:英仏露
チャイコフスキー:「チャロデイカ」
ラリッサ・ジェリャノヴァ(S ナスターシャ、通称クーマ)
ウラディーミル・ステパノフ(Br クリャツェフ公爵)
リュドミラ・コルザコヴァ(Ms 公爵夫人)
ヴァディム・ヴァリュータ(T ユーリ)
アレキサンドル・プラヴィロフ(Bs マミロフ)
ほか
パヴェル・レズニコフ(指)
ニジェガローツキー国立劇場管弦楽団、合唱団
収録:1984年、モスクワ
チャイコフスキーは10以上のオペラを書き残していますが、今日頻繁に上演
されるのは、圧倒的に「エフゲニ・オネーギン」、次いで「スペードの女王」、
あとは「イオランタ」くらいでしょう。しかし他の作品もそれぞれに魅力が
あるものばかり。「チャロデイカ」は、1885年から1887年にかけて作曲された
オペラ。チャロデイカとは魔女のこと。主人公である宿屋の女主人ナスター
シャがあまりに魅力的で男たちが言い寄ってくることに由来します。ナスタ
ーシャはふとしたことからクリャツェフ公爵から愛されるようになるが、彼
女はそれに応じない。公爵夫人の様子から父の行いを知った息子のユーリは、
ナスターシャを殺害しようと寝ている彼女のもとに忍び込むが、彼もナスタ
ーシャに魅せられてしまい、二人で逃亡してしまう。怒り狂った公爵夫人は
ナスターシャに毒を飲ませ殺害。さらに嫉妬に駆られた公爵は息子を殺して
しまう。かなりドロドロした物語ですが、チャイコフスキーは地方色も生か
し、うまくバランスを取っています。「チャロデイカ」は、録音が非常に少
なく、1954年にサムエル・サモスドが指揮したもの(PREISER PRCD9053)と、
ごく最近CD化された1978年のゲンナジー・プロヴァトロフが指揮した録音し
かありませんでしたので、この映像は歓迎されることでしょう。ニジェガロ
ーツキー国立劇場はモスクワ近郊の劇場。有名な人はいませんけれど、小劇
場らしさがたっぷりの上演です。

VAIDVD 4534(DVD-Video) \3450
白黒 MONO
ロンバーグ:「砂漠の歌」
ネルソン・エディ(レッド・シャドー、実はピエール)
ゲイル・シャーウッド(マーゴット)
オットー・クルーガー(ビラボー将軍)
ジョン・コント(ポール)
サルヴァトーレ・バッカローニ(アリ・ベン)
ほか
チャールズ・サンフォード(指)管弦楽団
制作、監督:マックス・リープマン
収録:1955年5月7日
「学生王子」で知られるシグマンド・ロンバーグ(1887-1951)は、ハンガリー
に生まれ、ウィーンを経て米国に移住。1910、1920年代に米国でオペレッタ作
曲家として絶大な人気を誇りました。ロンバーグは、ヨーロッパのオペレッタ
と米国のミュージカルを繋ぐ人物として、ボヘミア出身のルドルフ・フリムル
(1879-1972 蒲田行進曲は元々フリムルのオペレッタの曲)とともに非常に重要
な人物なものの、今日ではそれゆえに、ミュージカル・ファンからは古典過ぎ
る、オペレッタ・ファンからはアメリカナイズされている、と立ち位置が微妙
になってしまっています。今日では彼らのオペレッタは、ウィーンやベルリン
とは異なった、ブロードウェイのオペレッタとして独自の魅力が再評価される
傾向にあります。
「砂漠の歌」は、若き日のオスカー・ハマースタイン2世とオットー・ハーバ
ックが歌詞を担当、トライアウトの後、1926年11月30日にブロードウェイのカ
ジノ劇場で初演され、465回という大成功を収めました。モロッコを舞台に、
謎の義賊レッド・シャドーとマーゴットの恋を描いた物語で、エキゾティック
な雰囲気がたっぷり盛り込まれています。
このDVDに収録されているのは、1955年のテレビ放送の映像。かなりの部分が
「生放送 Live Telecast」だったと伝えられており、たしかにアフレコ特有
の口の動きと声にズレは目立ちません。「砂漠の歌」は人気作だったにもかか
わらず、まとまった長さの録音がありませんでしたので、短縮版とはいえこれ
は非常に貴重です。主役のレッド・シャドーを歌うネルソン・エディ(1901-
1967)は、ミュージカルに映画にナイトクラブに大人気だった歌手。男っぽい
バリトンの声が魅力です。ヒロインのマーゴットを歌うゲイル・シャーウッ
ドは、エディと長年組んでおり、息もピッタリ。オペラマニアには、かつて
のメトの名バス、サルヴァトーレ・バッカローニが歌う太守の姿も貴重でしょ
う。同年代の映画と比べると鮮明とは言いがたい映像ですが、マックス・リー
プマンの巧みな舞台作りが面白く、十分楽しめるでしょう。

VAIDVD 4535(DVD-Video) \3450
白黒 MONO
ポーター:「キス・ミー・ケイト」
アルフレッド・ドレイク(フレッド・グレアム)
パトリシア・モリソン(リリー・ヴァネッシ)
ジュリー・ウィルソン(ロイス・レーン)
ビル・ヘイズ(ビル・カルフーン)
ほか
フランツ・アラーズ(指)管弦楽団
制作、監督:ジョージ・シェーファー
収録:1958年
コール・ポーター(1891-1964)の名を不動のものにした傑作「キス・ミー・ケ
イト」は、今でも人気の高いミュージカル。録音、映像とも多数ありますが、
このDVDはとりわけ貴重なものです。というのも、1948年12月30日に始まった
ブロードウェイでのオリジナル・プロダクション(1070回の上演)のうち、主役
の二人、フレッドのアルフレッド・ドレイク(1914-1992)とリリーのパトリシ
ア・モリソン(1915-)が出演しているのです。さらにロイスのジュリー・ウィ
ルソンは、1951年3月8日から始まったロンドンのウェスト・エンドでのプロダ
クション(これも400回の上演を数えた)に出演していて、良い所取りしたキャ
ストです。さらに指揮は、1956年の「マイ・フェア・レディ」のブロードウェ
イ初演を成功に導いた巨匠フランツ・アラーズ。
この映像は、1951年に開始されてから今日まで続いている米国のテレビシリー
ズ「ホールマーク・ホール・オブ・フェーム」の一つ。人気も評価も高い番組
だったにもかかわらず、1950、1960年代の映像で商品化されたものはごく僅か。
当時の米国のテレビ舞台を見意味でも貴重です。同年代の映画と比べると鮮明
とは言いがたく、所々に乱れもある映像ですが、ミュージカルマニアならこれ
を楽しまない手はありません!


-旧譜-
VAIDVD 4248(DVD-Video) \3980
白黒
ハーバート:「お転婆なマリエッタ」
パトリス・マンセル(マリエッタ・ダルテーナ)
アルフレッド・ドレイク(ディック・ウォリントン船長)
ジョン・コント(ル・グランジュ)
ゲイル・シャーウッド(イヴォンヌ)
ドン・ドライヴァー(ルイ・ダルク)
ほか
チャールズ・サンフォード(指)管弦楽団
制作、監督:マックス・リープマン
収録:1955年
ヴィクター・ハーバート(1859-1924)は、アイルランド生まれで米国で活躍し
た作曲家。19世紀末から20世紀初頭にかけて軽歌劇の分野で成功を収め、ブ
ロードウェイでのオペレッタの礎を築いた一人。「お転婆なマリエッタ」は
1910年に初演されたハーバートの代表作。意にそぐわぬ結婚を嫌ってフランス
からニューオリンズに逃れてきたお転婆なマリエッタが、海賊掃討船の船長
ディックと恋に落ちる物語。初演は当時としては非常に多い136回の上演を数
えました。1935年に映画化され、これは日本でも「浮かれ姫君」の邦題で公開
されたので、このオペレッタも「浮かれ姫君」と呼ばれることがあります。
タイトルロールのパトリス・マンセル(1925-)は、メトロポリタン歌劇場で大
人気だったソプラノで、シュトラウス「こうもり」のアデーレが当たり役で
した。コロラトゥーラが得意で、トーマス・ビーチャムが指揮したオッフェ
ンバック「ホフマン物語」でオランピアを歌ったりしています。三十代前半
でミュージカルに転身、こちらでも大成功を収めました。相手役のディック
には、ミュージカルの大スター、アルフレッド・ドレイクが起用。さらにジョ
ン・コント、ゲイル・シャーウッドと、この時代に活躍した人たちが集められ
ています。




<TRANSART>
-新規レーベル-
フランスのレーベル、TRANSARTの取扱が新規代理店にて開始されます。
人気急上昇中のネマニャ・ラドゥロヴィチのタイトルや、ゲルバー、ファ
ブル=カーン、オリヴィエ・シャルリエ、バドゥラ=スコダなど、今世界中
で活躍しているアーティストの熱いライヴを中心にお届けします。

TR 157 \1980
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」より第1集「四季」op.8
合奏協奏曲集「調和の霊感」よりヴァイオリン協奏曲 イ短調op.3-6 RV 356、
ニ長調op.3-9 RV 23
オリヴィエ・シャルリエ(ヴァイオリン)
オーヴェルニュ管弦楽団
録音:2008年6月(ライヴ)
フランスのヴァイオリンの流れの正統的継承者との呼び声高い、オリヴィエ
・シャルリエによる「四季」の登場。「春」の冒頭から、目の覚めるような
明るい響きのアンサンブルに魅了されます。シャルリエの音楽は気品に満ち
あふれており、高音になるほどみずみずしさを湛えた美しい音。「夏」の嵐
では、粒のそろった美しい音が乱れることなく怒涛のように押し寄せます。
オリヴィエ・シャルリエは、14歳のときにパリ国立高等音楽院を首席で卒業
し、世界の名だたるコンクールで素晴しい成績を収めています。ジャック・
ティボーやジネット・ヌヴーといったフランスのヴァイオリニズムの流れを
汲む演奏者として、その穏やかな人柄とともに世界に知られています。現在
は演奏活動で世界をかけめぐる傍ら、ミュンヘン国際音楽コンクールといっ
た世界的コンクールの審査員もレギュラーで務めるなど、ヴァイオリン界の
重鎮です。

TR 158 \1980
R.シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 op.129、ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
マット・ハイモヴィッツ(チェロ) 
ロール・ファヴル=カーン(ピアノ)
グルツェゴルツ・ノヴァーク(指揮)、
ブルターニュ管弦楽団
録音:2007年7月(ライヴ)
ハイモヴィッツはイスラエル出身のチェロ奏者。1984年、13歳のときにデビュ
ーをかざって以来、CDやコンサートで世界的に活躍しています。バネのある
音色と、時に甘く、時にさびしげな語り口の巧さが光ります。
ファヴル=カーンは日本でも確実にファンを増やしている美貌のピアニスト。
モデルとしての仕事の依頼も殺到するほどの彼女のピアノの腕前も物凄いも
のがあります。1976年南仏生まれ、ブルーノ・リグットに師事し、17歳でパ
リ音楽院をプルミエ・プリで卒業。12歳でCDデビュー以来、コンサートに録
音に大活躍です。ここに収録されたシューマンのピアノ協奏曲は深いタッチ、
第1楽章で再現部に戻る前のただならぬ間のとりかたの巧さ、第2楽章での愛
らしくも気品漂う歌心、フィナーレの迫力など、ファヴル=カーンの熱い魅
力に満ちあふれた演奏です。
ロンドン・フィルの首席アソシエイト・コンダクターもつとめるノヴァーク
とブルターニュ管のたしかなアンサンブルに支えられた、今充実の若手演奏
家二人の魅力をご堪能下さい。

TR 164 \1980
カルロス・グアスタビーノ(1912-2000):作品集
Bailecito(ピアノ・ソロ)、ロジータ・イグレシアス、パンパマパ、
ラ・ローザ・イ・エル・ソース、エンガンタミエント、ガト、
トナーダ・イ・クエーカ、ピアノのためのソナチネ、
Se equivoco la paloma、Abismo de Sed、エル・サンペドリーノ、
クラリネットとピアノのためのソナタ、Pueblito mi pueblo
フロラン・エオ(Cl) マルセラ・ロジェリ(Pf)
録音:2008年7月
アルゼンチンを代表する作曲家、グアスタビーノの作品集。アルゼンチンと
いうとピアソラ、ヒナステラが特に目立ちますが、グアスタビーノの作品も
アルゼンチンのリズム、そしてアルゼンチン民謡と現代作曲のまじりあった
魅力的な世界が展開されています。フロラン・エオはフランス出身、マスタ
ークラスや演奏会でしばしば来日もしており、その完璧なテクニック、圧倒
的な巧さで人気があります。ロジェリはブエノスアイレス出身で、ゲルバー
に師事しました。様々なシーンで世界的に活躍していますが、ヴィラ=ロボ
ス、ヒナステラ、グアスタビーノ、そしてピアソラにかけては、彼らに対す
る思い入れの強さ、そして作品への深い共感などの点で、他の追随を許しま
せん。



<harmonia mundi>
HMG 501813 2枚組 \2080
J.S.バッハ:ロ短調ミサ曲(全曲)
ソプラノ/J.コスロフスキ、M.バッハ、M.マウク、S.リュデンアルト
アルト/E.ポピエン、H.ヴォス
テノール/H.J.マメル、W.ヨヘンス
バス/S.シュレッケンベルガー、W.M.フリードリヒ
コンラート・ユングヘーネル(指)カントゥス・ケルン
録音:2003年2月
HMC901813(2CD)の再発盤。冒頭の「キリエ」から、ゾクっとするほどなまめ
かしさ。時にクールな響きにまとめられたロ短調は、まさに「耽美」。合唱
部でもソロでも、器楽パートが対等に対話をしていて、どこか新鮮に響きま
す。すみずみまで行き届いた表現のきめこまやかさに感服。全体にやわらか
みのある優秀録音です。




<AMBRONAY>
AMY 028 \2500
ヨハン・ローゼンミュラー(1619-1684)、
ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690)、
アレッサンドロ・ストラデッラ(1644-1682):作品集
ローゼンミュラー:ソナタ第9番、ソナタ第10番、ソナタ第7番、ソナタ第2番、
ソナタ第11番、第12番
レグレンツィ:
3声によるソナタ、4声によるソナタ、ソナタ第1番、4声によるソナタ第7番
ストラデッラ:シンフォニア18番、シンフォニア11番、シンフォニア22番
ザ・レア・フルーツ・カウンシル
マンフレード・クレーマー(指揮)
録音:2010年9月
1677年頃、ヴェネツィアでは三人の巨匠たちがその栄華をきそっていました。
三人とは、ローゼンミュラー、レグレンツィ、そしてストラデッラ。三人は
名誉と迫害とに翻弄されながら生活をおくっていました。彼らは特にヴァイ
オリンという楽器に関して革新的で、情熱的でした。マンフレード・クレー
マー率いるザ・レア・フルーツ・カウンシルの名手たちが、この三人の作曲
家たちの魅力を存分に引き出して聴かせます。豊かな響きと声部の美しい絡
み合いにただただ聴き入ってしまう1枚です。




<APARTE>
AP 014 \2300
ピエール・バルトロメー(b.1937):作品集
(1)オレイゾン/オフェリー・ガイヤール(チェロ)
(2)ハープのための2つのエチュード/フランセット・バルトロメー
(3)面とむかって/ドミニカ・エックマン(Vla)
(4)オルガン教本/ジャン=フィリップ・マッケール(オルガン)
ピエール・バルトロメーは作曲に演奏に世界で活躍する音楽家。ガイヤール
のソロで聴く1曲目は、砂漠の真ん中で激しい気候に耐えながら瞑想してい
る僧を思わせる、力強くも深い曲です。ガイヤールのソロが我々を瞑想の世
界へといざないます。

AP 013 \2300
「夜の庭」-フランス歌曲集
プーランク:ふたりは闇をつくる、4月の月
フェルナン・アルファン:センチメンタルな対話、死んだ一日
マスネ:スペインの夜
ショーソン:時の女神、退屈な温室
ヴィクトル・ユーゴー:夜
フォーレ:夜想曲、夜の庭、月の光
アーン:Encor sur le pave sonne mon pas nocturne
(ふたたび石畳に僕の夜の足音が響く)、夜想曲、夜に
クテ:ブドウ圧搾機に
ベルリオーズ:夏の夜
ボードレール:月の悲しみ
イサベル・ドゥルエ(Ms)、ジョアンヌ・ラランボンドレイニ(Pf)、
クリスティアン・パジョー(語り)
録音:2010年10月
詩の朗読もところどころにはさみながら、夜について歌ったフランス歌曲作品
を中心に収録されています。しっとりして、ミステリアスで、そしてロマン
ティックで神秘的で・・・幸せに満ちた恋人たちをつつむ夜、失恋した人の
足音を呑み込む夜。夜の様々な表情をおたのしみください。イザベル・ドゥ
ルエは、フランスで活躍するメゾ・ソプラノ。ヘンデルからR.シュトラウス
まで幅広いレパートリーをもつ実力派です。ピアノのラランボンドレイニは
1979年生まれの気鋭のピアニスト。パーカッションも演奏する彼女の抜群の
運動能力が音楽に独特の推進力を与えています。




<HELICON>
HEL 029637(1CD+ 1DVD-VIDEO(NTSC)) \2080
ドヴ・セルツァー:イツハク・ラビンの哀歌
シャロン・ロストロフ(ソプラノ)、ハダル・ハレヴィ(Ms),
ヴィンチェンツィオ・ラ・スコーラ(T)、
ハヤ・サミール(民謡歌手)
新イスラエル歌劇合唱団
ズービン・メータ(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
1998年4月27日(世界初演)
イスラエルの重要な政治家、イツハク・ラビンの哀歌。イスラエル国家独立
50周年記念行事のオープニング・コンサートで演奏されたライヴです(映像つ
き/NTSC方式)。この作品は、この後マズアやマゼールらによっても取り上げ
られました。作曲家ドヴ・セルツァーによる言葉/「イツハク・ラビンの運命
と悲劇的な死を扱ったこのレクイエムのテキストと音楽は、平和、そして人々
の相互理解への讃歌となり、暴力と戦争への力強い抗議である。フル・オーケ
ストラと声楽(混声合唱、児童合唱、ソリスト)のために書かれた大規模な作品
であり。ここでの「哀歌」は、ヘブライの祈りからとられたテキストも含まれ
ているが、世俗的作品であって、宗教的礼拝ではない。他にも、聖書や中世の
ヘブライ語の詩、さらには今を生きるイスラエルの詩人たちによるテキストも
含まれている。12歳の少女が平和について書いたテキストも含まれている。
すべての歌詞はヘブライ語で歌われている。」



<haenssler> =SWR MUSIC=
93 276 \2250
「ヨハネス・モーザー / 20世紀のチェロ協奏曲集」
・マルチヌー:チェロ協奏曲第1番H.196(1955)
・ヒンデミット:チェロ協奏曲(1940)
・オネゲル:チェロ協奏曲(1929)
ヨハネス・モーザー(Vc)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー
クリストフ・ポッペン(指揮)
録音:2010年6月8日-12日カイザースラウテルン、
SWRスタジオ(デジタル・セッション)
ドイツの俊英チェリスト、モーザーによる最新アルバムは、20世紀のチェロ協
奏曲を集めた意欲的なプログラムで、マルチヌー、ヒンデミットそしてオネゲ
ルを取り上げています。
西洋音楽を取り巻く環境が激変した20世紀に、シェーンベルク、ストラヴィン
スキーやバルトークがあらたな方向性を模索していたいっぽうで、ここでの3人
に共通するのは調性音楽に留まりながらも、きわめて個性的な作品を生み出し
ている点。
ジャズ調のシンコペーションも特徴的なマルチヌーの第1番は、4曲あるマルチ
ヌーのチェロ協奏曲のなかでも、1930年の第1稿、1939年の第2稿がそれぞれ
名手フルニエに献呈され、1955年の決定稿までに3度手が加えられた力作。
マルチヌーはキャリアを通してずっと、ネオ・バロック・スタイルからジャズ
に至る多くのさまざまな手法を実験してきましたが、この愉快な協奏曲ではそ
のどちらもが聞こえるというのが、作曲家マルチヌーの有様をそのまま反映し
ているといえます。
ヒンデミットの3番目にして最後のチェロ協奏曲は、錯綜とした対位法で書か
れていることに加えて、この楽器の気質にうまく合わせて、オケと渡り合う
ひとりの英雄として、協奏曲におけるソリストのコンセプトを復活させてい
るのも聴きどころとなっています。
それにひきかえ、オネゲルの単一楽章によるチェロ協奏曲は、親しみやすく、
詩的で洗練され、同時にラヴェルとガーシュウィンの影響を受けたフランス
風のジャズをはっきりと感じさせる作品です。
1979年生まれのモーザーは若い世代ということもあり、たしかな技巧で努め
て客観的に作品を見つめるスタンスが印象的。ポッペン率いるオケも色彩豊
かな音色で強力にバックアップ、注文の多いスコアの本質を完璧に捉えるこ
とに成功しています。




<GLOR>
GC 10391 \2280
ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」(第3稿)
シルヴァン・カンブルラン(指揮)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団(南西ドイツ放送交響楽団)
録音:2010年11月9日
4GLORより続々リリースされるカンブルランのブルックナー、最新の第3番の
登場。管と弦の絶妙なバランス、そして美しい響きが終始徹底して探求され
ています。第2楽章のアダージョの豊麗な和声は圧倒的。途中で現れる「ワル
キューレ」の眠りの動機も意味深長に響きます。第3楽章では絶妙なテンポ
設定で盛り上げます。雄大な作品ながら、カンブルランがオーケストラから
引き出す繊細な響きに息を呑む瞬間に満ちた秀演です。

GC 10371 \2280
シューマン:
(1)序曲、スケルツォとフィナーレ op.52
(録音:2001年2月1日、フライブルク/コンツェルトハウス)
(2)夜の歌op.108(録音:2006年4月7日、ドルトムント/コンツェルトハウス)
(3)交響曲第1番「春」 変ロ長調(
録音:2007年1月12日フライブルク/コンツェルトハウス)
ハンス・ツェンダー(指揮)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団(南西ドイツ放送交響楽団)
シュトゥットガルトSWRヴォーカルアンサンブル((2))
細やかな仕事ぶりが光る彫琢の匠、ツェンダーによるシューマン。「序曲、
スケルツォとフィナーレ」と交響曲第1番は1841年「交響曲の年」の作。両曲
ともツェンダーの曲運び、山谷緩急のつけかたの巧さが実に光ります。シュー
マンの交響曲第1番の冒頭のファンファーレの完璧なバランス采配に圧倒。
第2楽章での終楽章のピチピチとした細やかかつ軽やかなフレーズ運びの巧さ
は天国的です。「夜の歌」は他の2曲よりも少し後、1849年の作品。ロマン派
にとって重要なテーマであった「夜」のヴェールの世界が、情景豊かに歌わ
れます。ツェンダーの名匠ぶりが際立つ、非常に魅力的なシューマン作品集
となっております。

GC 10361 \2280
レーガー:
ロマンティック組曲op.125/録音:2000年6月20-21日
ベックリンによる4つの音詩/録音:2001年10月30-31日
舞踊組曲 op.130/録音:2006年4月4-5日
ハンス・ツェンダー(指揮)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団(南西ドイツ放送交響楽団)
ツェンダーの繊細な音響の彫刻家職人の精神がふんだんに発揮されたプログ
ラム。自身「レーガリアン」と認めるレーガーを愛してやまないツェンダー
だけに気合いが違います。ロマンティック組曲は、レーガーがマイニンゲン
の宮廷楽長に任命されてから2作目の作品。「多声的にしか物事を考えられ
ない」と自身も語っていたといいますが、難解な対位法に傾くのではなく、
ひとつひとつの声部が美しい色の糸のような線性をもち、細密画のように繊
細に紡ぎ上げられた見事なタペストリーが完成しています。名匠ツェンダー
がどのようにこのタペストリーを見せてくれるか、いやでも期待が高まると
いうもの。ベックリンの絵画に着想をえた「ベックリンによる4つの音詩」
は、ベックリンが描いた4つの絵画に着想をえたもの。1曲目「ヴァイオリン
を弾く隠者」では、隠者がヴァイオリンを弾くのを天使がそっと聴いている
様子を、コンサートマスターによる長いヴァイオリン・ソロが神秘的な世界
で表現しています。2曲目の「波の戯れ」では、水にまつわる女神たちが戯れ
る様が音でもスケルツォ楽章として描かれます。3曲目の「死の島」では、
葬送行進曲を思わせる打楽器が印象的。4曲目の「バッカナール」では、自身
も暴飲暴食の傾向があったレーガー自身その絵画の世界にすんなり入り込め
ているようで、嵐のような世界が展開されます。舞踊組曲も、様々な性格の
楽章がならび、激しいリズムなど、アンサンブル的な面でも高度な技術が要
求されます。点と線の魔術師作曲家レーガーによる絵画の世界を、ツェンダ
ーがどのように再現するか、聴きものです。




<BIS>
BIS SA 1963(SACD-Hybrid) \2500
ラ・スパーニャ
グレゴリオ・パニアグワ(指)
アトリウム・ムジケー古楽合奏団
[録音:1980年4月/帝国大学礼拝堂(マドリード)]
LP時代に長岡鉄男氏が激賞し、BISの高音質録音の代表とされた「ラ・スパー
ニャ」がSACDで登場。初期にCD化されたものが現在もロングセラーを続けて
いますが、今回はアナログ・オリジナル・マスターテープから最新の技術を
駆使してDSDフォーマットへダイレクト変換。さらに嬉しいのが、LPは2枚組
で発売されながらCD化の際に時間の関係でカットされた3作品も収録されてい
ることで、ようやく画竜が点睛したと申せましょう。パニアグワの音世界も
今なお斬新で、まるで眼前で演奏されているかのような錯覚にとらわれます。
LP時代に長岡氏が「ハイエンドが爽快に伸びきってしかも歪み感ゼロ」と評
したことを実感できる驚きの超高水準。BIS社長ロバルト・フォン・バール
渾身の録音中でもベスト盤であることが、今更ながら納得できます。とにか
く凄いのひとことに尽き、あらゆるオーディオ・ファン必携の1枚であると
断言できます。
このCDはどのプレイヤーでも再生可能ですが、ハンス・コッターの「スパニ
オル・コッヘスベルガー」だけはSACDプレイヤーのみ可能となっています。

BIS 1933/5 5枚組 \7140
シベリウス完全全集 その12 交響曲
(1)第1番ホ短調 Op.39/(2)第2番ニ長調 Op.43/(3)第3番ハ長調 Op.52
(4)第4番イ短調 Op.63/(5)第5番変ホ長調 Op.82(原典版)
(6)第5番変ホ長調 Op.82(現行版)/(7)第6番ニ短調 Op.104
(8)第7番ハ長調 Op.105/(9)第1番第3楽章の初稿(完全版)と断片
(10)第2番の断片/(11)第3番第2楽章の初稿(完全版)と断片
(12)第4番第2楽章の初稿(完全版)と断片/(13)第7番の断片
オスモ・ヴァンスカ(1)‐(8)、ヤーッコ・クーシスト(9)‐(13)(指)
ラハティSO
毎巻大好評で、心待ちにしている方々も多いシベリウス完全全集シリーズ、
大本命の交響曲が発売となります。何よりも興味津々なのは各交響曲の別稿
断片や初稿の初録音で、交響曲第1番第3楽章、交響曲第3番第2楽章、交響曲
第4番第2楽章は完成された形で演奏されています。これらの曲に異版が存在
していたとは驚きの限りですが、ヴァイオリニストとしても有名なヤーッコ
・クーシストがラハティ交響楽団を指揮して見事に再現しています。いずれ
も現行版と異なる点が多く、別作品を発見したような価値があります。この
セットでしか聴くことができませんが、お買い得価格なのも大歓迎。シベリ
ウス・ファン、交響曲ファン必聴のセットと申せましょう。

BIS 1748 \2380
ヤン・サンドストレム:
(1)インドリ/猛犬注意(1988)
(2)エラ(1979/80)
(3)大洋少年(1999/2004)
(4)地主館奇談(1987/2004)
クリスチャン・リンドベルイ(指)アイスランドSO
スウェーデンの中堅作曲家ヤン・サンドストレム(1954-)はクリスチャン・
リンドベルイのために作曲した「オートバイ協奏曲」で知られますが、管弦
楽曲を4篇集めたアルバムが登場します。初期作品にはミニマルや音列などの
前衛手法も見られますが、描写力に長けた彼の本領は「大洋少年」に良く表
されています。愛娘とのタイ旅行中のダイビングの印象を綴っていて、音楽
の冒険を楽しめます。

BIS 1790 \2380
気韻-サクソフォンと中華民族楽器オーケストラの饗宴
(1)鐘耀光(1956-):
サクソフォン協奏曲第1番/同第2番/タシュクルガンの陽光
(2)民謡(彭修文編):悲しみの川
(3)田蕾蕾(1971-):サクソフォン協奏曲「オープン・シークレット」
クロード・ドゥラングル(Sax)、邵恩(指)台北中華楽団
フランス・サクソフォン界を代表する名手クロード・ドゥラングルが台湾の
中華民族楽器オーケストラと共演しました。いずれも台湾の作曲家によるオ
リジナルで、1971年生まれの若手女性作曲家のサクソフォン協奏曲「オープ
ン・シークレット」はドゥラングルに献呈されています。ドゥラングルは時
に民族楽器風、時に人の声風で自由自在の名人芸を繰り広げていますが、約
50名から成る台北中華楽団も絶妙な表現で、魔術のように聴く者の心をとら
えてしまいます。




<Hungaroton>
HCD 32704 \2080
ハンガリーの伝説的ピアニストによるリスト作品集
(1)コンソレーション第3番変ニ長調 【エルネ・ドホナーニ(Pf)1956年録音】
(2)巡礼の年第3年-「心を高めよ」 【ベーラ・バルトーク(Pf)1936年録音】
(3)ピアノソナタ ロ短調 【アニー・フィッシャー(Pf)1953年録音】
(4)2つの演奏会用練習曲/ラ・カンパネラ
【ルイス・ケントナー(Pf)1966年録音】
(5)半音階的大ギャロップ/エステ荘の噴水/ハンガリー狂詩曲第6番変ニ長調
忘れられたワルツ第1番/ハンガリー狂詩曲第15番イ短調「ラコッツィ行進曲」
【ジュルジュ・シフラ(Pf)1955、56年録音】
リスト生誕200年を記念して、同郷の偉大な後輩たちの演奏を集めたコンピレ
ーション盤。いずれも劣らぬ名手揃いで、ドホナーニの羽毛のようなタッチ、
バルトークの意外にも柔らかな演奏は超貴重。さらにリストの精神性に視点
をそえたアニー・フィッシャーの深み、リストの外面的華麗さに視点をそえ
たケントナーとシフラなど多士済々。ことにシフラの超絶技巧ぶりとアクの
強さは強烈。リストはこうした演奏で聴きたいと興奮します。

HCD 32677/8 2枚組 \4160
コダーイ自作自演集
(1)ハンガリー詩篇 Op.13 【1957年3月録音モノ】
(2)ミサ・ブレヴィス(1944) 【1956年8月録音モノ】
(3)ブダヴァーリ・テ・デウム(1936) 【1958年10月録音モノ】
(4)夏の夕べ 【1960年7月録音ステレオ】
(5)管弦楽のための協奏曲 【1960年7月録音ステレオ】
マーリア・ギュルコヴィチ、エディト・ガーンチ、ティーメア・チェル、
イレーン・セチェーディ(Sop)、
マグダ・ティサイ(コントラルト)、エンドレ・レスレル、
ティボル・ウドヴァルディ(Ten)、
ジェルジィ・リッタシー、アンドラーシュ・ファラゴー(Bs)、
ブダペスト合唱団
ゾルターン・コダーイ(指)
ハンガリー国立交響楽団(1)(2)(3)、ブダペスト・フィル(4)(5)
ハンガリーの大作曲家コダーイが自作を指揮した貴重な記録を2枚組発売。
彼は同郷のバルトークやドホナーニのような演奏家でなかったものの、1927
年、35歳の時にアムステルダムで「ハンガリー詩篇」を指揮して成功して以
来、自作品の指揮をとりました。彼の指揮ぶりはクリアで正確、過度の思い
入れや誇張のないすっきりしたもので、作風とよくマッチしています。この
演奏に接すると、他の音源が不自然に感じてしまう説得力に満ちています。

HCD 32700/2 3枚組 \6240
リスト:オラトリオ「キリスト」(ラテン語歌唱)
シャーンドル・ショーヨム=ナギ(Br)、エーヴァ・アンドル(Sop)、
ズザ・ネーメト(Ms)、
ヨージェフ・レーティ(Ten)、ヨージェフ・グレゴル(Bs)、
ラヨシュ・バースティ(語り)、
ブダペスト合唱団、ブダペスト・コダーイ少女合唱団、
シャーンドル・マルギッタイ(Org)
ミクローシュ・フォルライ(指)
ハンガリー国立管弦楽団
リストの3つのオラトリオ中の2作目で、1867年に完成した畢竟の大作「キリ
スト」。演奏時間は2時間半で、キリストの生涯の有名な場面を描いていま
す。リストの聖職者としての面を代表する力作で、崇高で感動的。このアル
バムが1970年に初発売された際は、フランス国立ディスク・アカデミー賞を
はじめ、各国のレコード賞を受賞した名盤で、リスト記念年にCD復活しまし
た。



<MIRARE>
MIR 134 \2500 ※Mieareセール期間中 \2180
ブラームス:
ワルツ集「愛の歌」 Op.52a(4手のための)
ハンガリー舞曲集より第1、2、4、5、6、8、11、16、17、21番(4手のための)
ブリジット・エンゲラー(P)ボリス・ベレゾフスキー(P)
録音:2011年ラ・フォル・ジュルネ・ドゥ・ナント
最強の連弾コンビ、ブリジット・エンゲラーとボリス・ベレゾフスキーによ
るブラームスの連弾曲集。エンゲラーとベレゾフスキーはコンサートでも録
音でも何度も共演し、大変息の合った演奏と親密な音楽性で聴く者を魅了し
ています。このアルバムは2011年のナントでのラ・フォル・ジュルネ音楽祭
期間中に録音されました。
ブラームスの「愛の歌」は、ドイツの詩人ダウマーの18の詩に基づいて作曲
された、4手連弾のためのワルツ集。同名の四重唱曲の4手連弾編曲版です。
エンゲラーとベレゾフスキーが互いに紡ぐ旋律に心通わせ、優しく温和な音
楽をじっくりと聴くことができます。一方華やかで哀愁を帯びたメロディー
満載の「ハンガリー舞曲集」では、多彩な音色と自在なテンポ感で息の合っ
た2人ならではの勢いのある演奏を聴かせてくれます。




<2L>
2L 74SACD(SACD-Hybrid) \2280
田中カレン(1961-):ピアノ作品集
クリスタリーヌ(1988)、ウォーター・ダンス(2008)、オーロラ(2002)、
ラヴェンダー・フィールド(2000)、テクノ・エチュード(2000)、
子供のためのピアノ曲集「光のこどもたち」(1998-99)(抜粋)
【Child of Light - Blue Planet Blue Whale African Elephant 
Child of Light - Prisms in the Forest Crested Ibis 
Red-faced Parrot Crowned Eagle Child of Light - Blue Planet】、
クリスタリーヌ II(1995-96)
シグネ・バッケ(P)
録音:2008年10月、2010年1月 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
制作:ストーレ・ヘベーク・オーデゴルデン、ヴォルフガンル・プラッゲ
共同制作 田中カレン
録音:モッテン・リンドベルグ、ハンス・ペーテル・ロランジュ]
田中カレンは東京生まれ。青山学院大学フランス文学科を中退し、桐朋学園
大学で三善晃に作曲を学びました。1986年、フランス政府の奨学金を得てパ
リに行き、トリスタン・ミュライユの下で作曲を研究するとともに IRCAM
の研究員を務めました。1990年から1991年にかけては、ナディア・ブーラン
ジェ基金と日本政府の奨学金によりフィレンツェでルチアーノ・ベリオに学
び、この期間の終わりにはオスロのウルティマ音楽祭から委嘱を受けノルウェ
ー室内管弦楽団のために「オマージュ・アン・クリスタル」を作曲していま
す。現在はカリフォルニア州サンタバーバラに住み、いろいろなジャンルに
作品を発表しています。
田中カレンの音楽は「巧みな技で美しく作られた彼女の音楽は、繊細であり、
感情に訴えてくる。細部とともに有機的な全体像をとらえることのできる精
巧な耳の持ち主だ」(ニューグローヴ世界音楽大事典より)と言われています。
このアルバムは、田中カレンの代表的なピアノ曲を集めたアルバム。シグネ
・バッケは、ベルゲン音楽院(現ベルゲン大学グリーグ・アカデミー)のヤン
・ヘンリク・カイセル、ノルウェー国立音楽アカデミーのイェンス・ハーラ
ル・ブラトリに学び、バロックから今日の音楽まで幅広いレパートリーをも
ってノルウェー音楽界で活躍するピアニストです。「ウォーター・ダンス」
は、田中カレンがバッケの委嘱により作曲した3楽章の作品です。『田中カ
レンの煌めく音の世界』のアルバムタイトルが示すとおり、北欧のピアニス
トの感覚と技巧により田中カレンの世界に新たな音の次元が加わります。

2L 73SACD(SACD-Hybrid) \2280
戦い
1.【伝承曲】神よ、願わくば我らがかく生きることを
2.【伝承曲】ラフマニノフ:
イエスよ、あなたの甘い結びつきを味わうために/わたしの魂よ、主をたた
えよ
3.見失った羊
4.【伝承曲】グリーグ:オーレ氏/青ざめ、しおれて
5.【伝承曲】ミュラルグーテンによる婚礼行列の曲/ヒシュテン・ブローテン
・ベルグ ステーヴ(即興詩)
6.【伝承曲】ブルックナー:おお、いと深きイエスの愛/この場所を作りたも
うたのは神である
7.【伝承曲】わたしの目が、労苦に疲れ
8.【即興詩】ヒシュテン・ブローテン・ベルグ ステーヴ
9.ハレルヤ、われらが戦いは終わる
10.【伝承曲】チャイコフスキー:つねに待ち望む心を/ケルビムの賛美歌
11.【伝承曲】見よ、太陽の美しき光を
オスロ室内合唱団 ホーコン・ダニエル・ニューステット(指) 
ソンレ・ブラトラン(歌)
ヒシュテン・ブローテン・ベルグ(歌) リヴ・ウルヴィーク(歌) 
ヘルガ・グンネス(歌)
ビョルン・シーグル・グロルヴィーゲン(歌)
録音:2010年1月 リス教会(オスロ、ノルウェー) 
制作・録音:モッテン・リンドベルグ
11世紀初頭、後に聖人に列せられたオラヴ二世によりキリスト教が擁護され、
ノルウェーの生活に根づいていくにつれ、神を賛美する歌が人々の間に歌わ
れるようになりました。歌は生活と結びつき、スペルマンの弾く舞曲と同じ
ように、人から人へ、何世紀にも渡って伝えられていきます。1984年、グレ
ーテ・ペーデシェンが創設したオスロ室内合唱団は、伝統の芸術音楽や同時
代の音楽を歌うとともに、伝承の歌を合唱曲として提示することを行ってき
ました。モッテン・リンドベルグがプロデュースするオスロ室内合唱団の新
しいアルバム『Strid-戦い』では、これら伝承の歌をラフマニノフ、グリー
グ、ブルックナー、チャイコフスキーの曲と組み合わせて歌う試みを行うと
ともに、民謡の歌手が演奏に参加し、彼らの歌唱スタイルを合唱団の歌い手
たちが学ぶことから、合唱の新しい表現が探られます。ノルウェーの民俗音
楽を芸術のうちに再生することを考えたグリーグの志は、現代ノルウェーの
音楽家たちに確かに引き継がれました。

2L 70SACD(SACD-Hybrid) \2280
歌え教会-中世ノルウェーのセクエンツァ
1. Salus eterna 2. Congaudentes exultemus 3. Nato canunt omnia
4. Introitus, St. Agatha: Gaudeamus 5. Alleluia Letabitur iustus
6.Laudes debitas Deo 7.Victimae paschali laudes
8. Lux illuxit, St. Hallvard 9. Alleluia Quoniam Deus
10. Psallat ecclesia 11. Ecce pulcra 12. Martiris eximii
13. Probasti 14. Stola iucunditatis 15. Virgini Mariae
スコラ・ソレンシス 
ハルヴォル・J・オストトヴェイト(指)
ラグンヒル・ハドラン(独唱)
録音:2009年10月1日-4日 リングサーケル教会(ヘードマルク、ノルウェー)
制作:ヴォルフガング・プラッゲ
録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ
こよなく美しい翼に乗ってもたらされた神の言葉、グレゴリオ聖歌。トロン
ハイムのニーダロス大聖堂で教令により歌われた3のセクエンツァのうち2つ、
そしてスタヴァンゲル、ベルゲン、オスロの守護聖人のセクエンツァを含む
教会暦年の祝日のセクエンツァを歌うのは、スコラ・ソレンシス。グレゴリ
オ聖歌の黄金時代といわれる12世紀にノルウェーのスタヴァンゲル司教区に
建てられ、1995年秋に再建されたソラ廃墟教会の献堂式に合わせて創設され
たヴォーカルアンサンブルです。 ノルウェー音楽アカデミー、アメリカの
セントオラフ大学、パリ国立高等音楽舞踊学校、グレゴリオ聖歌の霊的中心
とされるソレムのベネディクト修道院に学んだ教会音楽家、ハルヴォル・J・
オストトヴェイトが指揮。スコラ・ソレンシスのメンバー、ラグンヒル・ハ
ドランが独唱者を務めます。瞑想と祈りの時にう神秘の空気が漂う。作曲家
ヴォルフガング・プラッゲのプロダクションです。




<Alba>
ABCD 324(SACD-Hybrid) \1980
メンデルスゾーン(1809-1847):6つのオルガンソナタ 作品65
ソナタ イ長調 作品65-3/ソナタ ニ短調 作品65-6/ソナタ ニ長調 作品65-5/
ソナタ ハ短調 作品65-2/ソナタ ヘ短調 作品65-1/ソナタ 変ロ長調 作品65-4
ヤン・レヘトラ(Org)
[ウーシカウプンキ(フィンランド)の Marcussen & Sohn オルガン(1865年製)]
フィンランド、ラウマのコルデリン礼拝堂に設置されたカンガサラ・オルガ
ンでシベリウスの《フリーメーソンの儀式音楽》を含むプログラムを演奏し
た「アルフレッド・コルデリンへのオマージュ」(ABCD316)に次ぐヤン・レヘ
トラ(1972-)の「歴史的オルガンと作曲家」シリーズ。第4作では、クラリネ
ットのための3つの協奏曲で知られる作曲家クルーセル(1775-1838)の生まれ
た、フィンランド西部、ウーシカウプンキ(スウェーデン語名:ニュスタード
Nystad)の町にあるMarcussen & Sohn オルガン(1865年製)を弾き、メンデル
スゾーンのオルガン作品群の要、ソナタ(作品65)の全6曲を録音しました。
1845年の出版。ピアノで試演したロベルト・シューマンが、「強烈なほど詩
的な」と作曲者に宛てて書き、《B-A-C-H の名による6つフーガ》(1845)を作
曲する刺激になったとも言われる音楽です。




<Simax>
PSC 1308 \2280
北風を讃えて
エギル・ホーヴラン(1924-):
ファンファーレとコラール作品54a
(シンフォニックバンドとオルガンのための)
アウリス・サッリネン(1935-):
宮殿ラプソディ作品72(管楽器、打楽器、ハープとピアノのための)
ユッカ・リンコラ(1955-):トランペット協奏曲第2番*
オーレ・シュミット(1928-2010):
ストラヴィンスキーへのオマージュ
(シンフォニックウィンズ、ティンパニと3人の打楽器奏者のための)
アルヴェーン(1872-1960)/G.ユーハンソン編:
祝祭序曲作品26(軍楽隊のための)
エギル・ホーヴラン(1924-):
祝祭序曲 作品39a(シンフォニックバンドとオルガンのための)
オラヴ・アントン・トンメセン(1946-):
スタブスアラベスク作品14(ウィンドバンドのための)
ティーネ・ティング・ヘルセット(Tp)* ノルウェー国軍音楽隊
オーレ・クリスチャン・ルード(指)
録音:2009年10月14日、19日-23日、2010年6月14日-15日(リンコラ) 
アーケシュフース砦騎士館(オスロ)
「北風」に捧げるオマージュ。颯爽とした、美しい音楽が広く音楽ファンか
ら愛されているノルウェー国軍音楽隊が、スカンディナヴィアの作曲家たち
がウィンドバンドのために書いたオリジナル曲を録音しました。
ノルウェー国軍音楽隊(FSMK)は1817年の創設。オスロの中心にあるアーケシュ
フース砦に本拠を置く、常勤隊員39名のノルウェーでもっとも編成の大きい
プロフェッショナル・ウィンドバンドです。2006年からオーレ・クリスチャ
ン・ルードが芸術監督を務めています。リンコラの協奏曲でソロを吹くのは
ティーネ・ティング・ヘルセット(1987-)。ハイドン、アルビノーニ、ネル
ダ、フンメルの協奏曲(PSC1292)で録音デビューし、たちまち国際的な注目
を集めたプレーヤーです。技巧を求められる、ジャズ感覚いっぱいのリンコ
ラの音楽を楽しく演奏しています。




<KII>
KKC 5129/31(SACD-Hybrid) 3枚組 \3600
[hanssler]
93 267
輸入盤・日本語解説書付
ブラームス:交響曲全集
サー・ロジャー・ノリントン(指)
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:2005年7月4‐6日
シュトゥットガルト・リーダーハレ・ベートーヴェンザール(セッション録音)
2006年に映像作品としてリリースされたノリントン&シュトゥットガルト響
によるブラームスの交響曲全集が、多くのご要望に応えてSACD発売となりま
した。看板の「ピュア・トーン」の温かい響きの織りなす演奏の面白さ、さ
らにノリントンならではのノン・ヴィブラート奏法と活き活きとした推進力
で、ブラームスの音楽の特徴とされる雲の垂れこめたような雰囲気がないの
が斬新。SACD5.1マルチチャンネルの驚きのサウンドをお楽しみ下さい。

KKC 5133 \3000
[harmonia mundi France]
HMU 907497
輸入盤・日本語解説書付
モーツァルト:
(1)幻想曲ハ短調 K.475
(2)ピアノソナタ ヘ長調 K.533
(3)同変ロ長調 K.570
(4)「われら愚かな民の思うは」による変奏曲 K.455
クリスティアン・ベズイデンホウト(フォルテピアノ)
録音:2009年5月/エア・スタジオ。リンドハースト・ホール(ロンドン)
1979年南アフリカ共和国出身の若手ベズイデンホウト。やわらかく、親しみ
やすい音楽性は独特で、もっとも将来を嘱望されるフォルテピアノ界の星。
そんな彼にピッタリなのがモーツァルト。透明で何ともいえない愉悦感はた
だものではありません。新しいモーツァルト・スターの登場と申せましょう。

KKC 9020(DVD-Video) \4000
[EuroArts]
20 55998
輸入盤・日本語解説書付
ラトル&ベルリン・フィルの
ヨーロッパ・コンサート2007年
(1)ワーグナー:楽劇「パルジファル」前奏曲
(2)ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 Op.102
(3)同:交響曲第4番ホ短調 Op.98
リサ・バティアシヴィリ(Vn)、トルルス・モルク(Vc)、
サイモン・ラトル(指)
ベルリン・フィル
[2007年5月1日/ベルリン、カーベルヴェルク・オーバーシュプレー(ライヴ)]
ベルリン・フィル創立125周年という記念すべき2007年の「ベルリン・フィル
のヨーロッパ・コンサート」のライヴ映像。毎年ベルリン・フィル創立記念
日5月1日に各地の歴史的建造物で行われる「ヨーロッパ・コンサート」、
2007年はベルリンのオーバーシュプレーのケーブル工場カーベルヴェルク・
オーバーシュプレーが舞台。創立時のドイツ興行を支えた場所で、音響も抜
群です。話題の女流バティアシヴィリを独奏に迎え、ラトルならではの明晰
で感動的な演奏を繰り広げます。

KKC 9021(DVD-Video) \4000
原語:スペイン語
字幕:英・仏・西・日本語
[EuroArts]
20 56958
輸入盤・日本語解説書付
ドキュメンタリー「エル・システマ」
出演:グスターボ・ドゥダメル
シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ
監督:ポール・シュマツニー、マリア・ストッドマイヤー
新鋭指揮者ドゥダメルの活躍で注目を集めるベネズエラの画期的音楽教育シ
ステムをとりあげたドキュメンタリー映像。貧困が社会問題となっている同
国で、子供たちを犯罪から救うべく1975年にホセ・アントニオ・アブレウ博
士が開発した教育法「エル・システマ」。ドキュメンタリーでは最危険地帯
バリオの音楽学校で、生徒たちの日常を通して「エル・システマ」が彼らの
人生をどう変えたかを描いています。感動の一篇。

KKC 9022(Blu-ray) \5000
[EuroArts]
20 57964
輸入盤・日本語解説書付
(1)マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
(2)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調 Op.26
ユジャ・ワン(Pf)
クラウディオ・アバド(指)
ルツェルン祝祭管弦楽団
[2009年8月12日/ルツェルン、
カルチャー&コンヴェンション・センター内コンサートホール(ライヴ)]
アバド三度目の録音となるマーラーの「巨人」は、空前のスーパー・オーケ
ストラ「ルツェルン祝祭管」との共演。ヴァイオリンにはコーリャ・ブラッ
ハーやゼンバスチェン・ブロイニンガー、チェロにはナターリヤ・グートマ
ンやクレメンス・ハーゲンも参加、華麗な音の洪水に圧倒されます。アルゲ
リッチやキーシンとも名盤を残しているプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番
は話題のユジャ・ワンがソリスト。痛快極まりないピアノでスリリングな快
演を楽しめます。

KKC 9023(DVD-Video) \4000
[Idealeaudience]
30 79248
輸入盤・日本語解説書付
(1)メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調 Op.5「スコットランド」
(2)同:ピアノ協奏曲第1番ト短調 Op.25
(3)同:ピアノ六重奏曲ニ長調 Op.110
(4)ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの三章
ユジャ・ワン(Pf)
クルト・マズア(指)
ヴェルビエ祝祭管弦楽団、
キリル・トルソフ(Vn)、デイヴィッド・アーロン・カーペンター、
マクシム・リサーノフ(Va)、ソル・ガベッタ(Vc)、レイ・メッシュ(Cb)
[2009年7月29日、30日、8月1日/スイス、ヴェルビエ音楽祭(ライヴ)]
スキーで有名なスイスのリゾート地ヴェルビエで毎夏開催される音楽祭、
2009年はメンデルスゾーン生誕2百年を記念したコンサートが行われました。
今、最も世界の注目を集めるピアニスト、ユジャ・ワンがピアノ協奏曲第1番
とピアノ六重奏曲を披露。六重奏は気鋭の若手奏者たちとの共演で、閃きに
満ちたアンサンブルを展開しています。老練のマズアとの協奏曲も圧倒的。
さらにボーナスでストラヴィンスキーの「ペトルーシュカからの三章」が
入っているのも嬉しい限り。ユジャ・ワンの超絶技巧を堪能できます。




<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 269 \2250
マーラー:「大地の歌」
(I.大地の哀愁を歌う酒の歌 / II.秋に寂しきもの / III.青春について
IV.美について / V.春に酔えるもの / VI.告別)
コルネリア・カリッシュ(Ms)[II・IV・VI]
ジークフリート・イェルザレム(T)[I・III・V]
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団
ミヒャエル・ギーレン(指揮)
録音:[I・III・V]1992年11月バーデン=バーデン、
ハンス・ロスバウト・スタジオ(デジタル)、
[II・IV・VI]2002年11月フライブルク・コンツェルトハウス(デジタル)
マーラー歿後100周年記念の2011年に、ミヒャエル・ギーレン指揮SWR響によ
る「大地の歌」が登場します。
すでにギーレンはSWR響とともに、1988年から2003年までにおこなわれた演奏
をまとめて、第1番から第9番および第10番のアダージョを含む、マーラーの
交響曲全集を完成させており、その後、2005年に収録された第10番のクック
全曲版もリリースしています。このたび登場する「大地の歌」は、イェルザ
レムの歌う奇数楽章については第7番収録の前年にあたる1992年に、また、
カリッシュの担当する偶数楽章については全集シリーズ終盤、第1番と同じ
2002年と、ふたつの時期におこなわれた演奏を合わせた形となっています。
収録時期がまたがる「大地の歌」ということでは、かのクレンペラーによる
レコーディングも思い起こされるところですが、ギーレンによる一連のシリ
ーズではいずれも各声部のバランスを保持する明晰なアプローチにより、き
わめて情報量の多い内容を作品から引き出していたので、「大地の歌」でも
同様のすぐれた成果を期待できるものと思われます。




<ACCENT>
●ACCENT plusシリーズ
ACC 10014 \1280
17世紀のヴィオールための音楽
クリストファー・シンプソン(1615頃-1669):
低音主題による変奏曲ト長調、ヘ長調、ホ短調
ジョン・ジェンキンズ(1592-1678):
ヴィオリーノとヴィオラのためのファンタジア ト長調、ニ短調
マチュー・ロック(1630頃-1677):
1652年に作曲されたベース・ヴィオールのための二重奏曲ハ長調、ハ短調
トマス・フォード(1580-1648):
パヴァーヌとガリヤード、バグパイプ、どうして ここに居ないの?
ヴィーラント・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 
シギスヴァルト・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ、Vn)
ロベール・コーネン(Cemb)
録音:1980年5月聖ステファヌス教会、ベルギー
(旧品番:ACC 68014)
このCDはイギリス黄金時代の作曲家によるヴィオール曲集。ヴィオールの名手
らが作曲した、多彩な音色と技巧を楽しむことができます。絶妙のアンサンブ
ルを聴かせてくれるクイケン・アンサンブルの典雅な響きは必聴です。

ACC 10016 \1280
イタリアン・リュート・ミュージック
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスペルガー&アレッサンドロ・ピッチニーニ
コンラート・ユングヘーネル(Lute)
(旧品番:ACC 8016)
17世紀前半のイタリアで活躍したリュート、テオルボの名手カプスベルガーと
ピッチニーニによるリュート作品集。現代の名手ユングヘーネルが見事に再現
しています。

ACC 10022 \1280
ヨハン・ヨーゼフ・フックス&ヨーゼフ・ハイドン:鍵盤楽器作品集
ロベルト・コーエン(Cemb)
(旧品番:ACC 8222)
ゼレンカの師匠でもあり神聖ローマ皇帝カール6世の宮廷音楽監督、聖シュテ
ファン大聖堂の楽長として18世紀ウィーンで絶大な名声を誇ったヨハン・ヨー
ゼフ・フックスとハイドンの鍵盤曲を集めた1枚。

ACC 10062 \1280
ピータ・フィリップス(1560-1628):「宗教の楽園」(1628)
エリク・ファン・ネーヴェル(指)クレンデ・ヴォーカル・アンサンブル
(旧品番:ACC 8862)
ピータ・フィリップスはイングランドの作曲家でありオルガニスト。当時イン
グランドで最も多く楽譜が出版された作曲家でありました。ここでは彼の最後
の出版作品であり最も成功した作品「宗教の楽園」。これは彼のモノディー作
品の初出版を含む記念碑的作品集。この曲集は1声、2声及び3声のための106曲
のモテットから成り、すべて通奏低音付きです。

ACC 10112 \1280
ジャケ・ド・ベルヘム(1505-1565):「オルランドの物語」
ロベルト・フェスタ(指)アンサンブル・ダイダロス
(旧品番:ACC 95112)
ジャケ・ド・ベルヘムは16世紀マドリガーレ誕生に貢献したフランドルの作曲
家。彼の作品が頻繁に出版されるようになり、その名声を高め、ラブレは同時
代の卓越した作曲家の一人として称賛しています。

ACC 10129 \1280
ヴィレム・ヘルマンス製作によるオルガンの響き-ピストイア(1664)&コッレ
シポリ(1678)
スクロンクス、コルネット、アントニ・ファン・ノールト、
タルクィニオ・メールラ、トマ・バブー、
アブラハム・ファン・デン・ケルクホーフェン、
ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク、
ザムエル・シャイト、ピエトロ・ダレム、ベルナルド・パスクィーニ
ルイヴ・タンミンガ(Org)
(旧品番:ACC 98129)
イタリアで活躍したネーデルラントのオルガン建造家。ここではイタリアのピ
ストイア1664年製オルガンとコッレシポリ1678年製オルガンを使用しています。

ACC 10136 \1280
オーボエと通奏低音のためのソナタとトリオ・ソナタ集
ヴィヴァルディ:ソナタ ハ短調、トリオ・ソナタ ト短調
ヘンデル:
オーボエと通奏低音のための3つのソナタ
(第1番ハ短調Op.1-8,第2番変ロ長調「フィッツウィリアム・ソナタ」,
第3番ヘ長調)、トリオ・ソナタ 変ロ長調
マルセル・ポンセール(Ob)
アン・ヴァンランケル(Ob) エワルド・ドメイエール(Cemb) 
リヒテ・ファン・デル・メール(Vc)
(旧品番:ACC 99136)
バロック・オーボエの名手マルセル・ポンセールの超絶技巧を堪能させながら、
絶妙のアンサンブルも楽しませてくれます。

ACC 10405 \1280
ハイドン:四重奏のためのディヴェルティメント
ニ長調Hob. Deest、イ長調Hob. III:7、ニ長調Hob. III:3
ピッコロ・コンチェルト・ウィーン
(旧品番:SY 07227)
ヴィオローネのロベルト・センシを中心に1993年に結成された古楽アンサン
ブル、ピッコロ・コンチェルト・ウィーン。4人のメンバーそれぞれが持つ、
ピリオド演奏に関する造詣の深さと、音楽への情熱が合わさり、切れ味の良
い鮮烈な演奏を聴かせてくれます。





<Preiser>
=トーンキュンストラー・ライヴ=
PRCD 90796(SACD-Hybrid) \2180
メンデルスゾーン:交響曲第2番変ロ長調Op.52「讃歌」
クリスティアーネ・エルツェ(S)
シモーナ・シャトゥロヴァー(S)
イアン・ボストリッジ(T)
シネ・ノミネ合唱団(リーダー:ヨハネス・ヒーメツベルガー)
ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団
(現ニーダーエステライヒ・トンキュンストラー管弦楽団)
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指揮)
録音:2010年10月1日、3日ウィーン・ムジークフェライン大ホール(ライヴ)
2009年10月のトーンキュンストラー管音楽監督就任コンサートにおけるマーラ
ーの「巨人」ライヴ(PRCD.90784)がまだ記憶にあたらしいアンドレス・オロス
コ=エストラーダによる第2弾。1971年生まれの若きシェフが手兵を率いてメ
ンデルスゾーンの第2交響曲を演奏したアルバムは、前作よりほぼ一年ぶりに、
ウィーンのムジークフェライン大ホールで行われたコンサートの模様をライヴ
収録したものです。
2010年秋のウィーン・フィルへのデビューも大成功を収め、ますます才気とカ
リスマぶりを爆発させているオロスコ=エストラーダですが、手兵とは今後、
第2番を皮切りにメンデルスゾーンの交響曲全曲録音が予定されているという
ことですので、そちらにもおおいに期待したいところです。




<ACCENTUS>
ACC 10215BD(Blu-ray) \4250
ACC 20215DVD(DVD-Video) \2900
ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番ハ長調Op.72a
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
シベリウス:交響曲第5番変ホ長調Op.82
【ボーナス】
インタビュー:
ジョシュア・ベル、サカリ・オラモ&
マリオ・バルガス・リョサ(ノーベル文学賞受賞)
ジョシュア・ベル(Vn)
サカリ・オラモ(指)
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
収録:2010年12月8日ストックホルム・コンサート・ホール
(ノーベル賞授賞式会場)ライヴ
ノーベル賞の受賞会場となるストックホルムのコンサートホールで行われる、
毎年恒例の受賞者を歓迎する演奏会。日本人3名がノーベル化学賞を受賞し話
題となった2010年の演奏会は、ヴァイオリニストのジョシュア・ベルを迎え、
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。そして北欧の老舗オケで「ノーベル
賞オーケストラ」ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管を率いて若
き巨匠サカリ・オラモがシベリウスの交響曲第5番を演奏しました。
ジョシュア・ベルは豊かな感性と洗練された音楽性で聴衆を惹きつけます。
チャイコフスキーの協奏曲は2度録音されていますが、華やかな式典での公演
とあって、より一層彼の繊細な美音が響き渡り、オラモとオケとの相性も抜群
で充実の熱演を聴かせてくれます。
シベリウスの交響曲第5番では響きの透明感に驚かされます。オラモのシベリ
ウスへの理解と共感に溢れた演奏と、絶妙なバランス感覚で聴かせる清澄な響
きのオーケストラ。特に終楽章のドラマチックな盛り上がりは感動的です。
ボーナス映像として、ノーベル文学賞を受賞したペルーの作家マリオ・バルガ
ス・リョサ氏とジョシュア・ベル、サカリ・オラモのインタビューが収録され
ています。




<MUSICA REDIVIVA>
MRSACD 020(SACD-Hybrid) \2180
(1)カッチーニ(c1545-1618):天にもかほどの星はなく、アマリッリ
(2)モンテヴェルディ(1567-1643):私は花野の
(3)フレスコバルディ(1583-1643):アリア・デ・パッサカリア
(4)アントニオ・カルダーラ(1670-1736):友なる森よ
(5)ヴィヴァルディ(1678-1741):来て、いとしい人よ
(6)シューベルト(1797-1828):鱒、セレナード
(7)シューマン(1810-1856):献呈、異郷にて
(8)ヴォルフ(1860-1903):アナクレオンの墓
(9)ラフマニノフ(1873-1943):
密かな夜のしじまの中で、ああ、悲しまないで!
(10)ショーソン(1855-1899):蜂雀
(11)ラヴェル(1875-1937):白鳥
(12)ブリテン(1913-1976):
ニューカッスルからおいででは、サリー・ガーデン、
オリバー・ クロムウェル
(13)ステンハンマル(1871-1927):逢い引きから帰った乙女
(14)ペッテション=ベリエル(1867-1942):あなたは私を悲しませた
(15)グリーグ(1843-1907):出会い、やぎの踊り
(16)シベリウス(1865-1967):もはや私は尋ねなかった、ブラック・ローズ
マリア・フォシュストローム(アルト)
(1)-(5)アンドレアス・ エードルンド(チェンバロ)、
(6)-(16)マッティ・ヒルボネン(ピアノ)
録音:(1)-(5) 2010年10月5日、リュッケ教会、
(6)-(16) 2011年1月17-18日、フラートース教会 スウェーデン
今最も注目されているスウェーデンのアルト、マリア・フォシュストロームが
新譜をリリースいたします。本アルバムではモンテヴェルディやシューベルト
などの彼女の得意とする数々の名曲から録音の少ない知られざる歌曲まで、彼
女の魅力を余すことなく十二分に堪能できる内容となっております。優美で絶
妙なニュアンスを表現できる稀有な才能の持ち主フォシュストローム、今後も
期待大の歌手と言えましょう。マリア・フォシュストロームは西スウェーデン、
イェーテボリ出身、ストックホルム音楽大学卒業し、専攻は教会音楽、合唱並
びにオーケストラ指揮を学びました。その後、ロンドン、ペータースブルクな
どに留学し、その際、声楽はステン・ショーステッド、ドロシー・アーヴィン
グなどに師事しました。レパートリーはバロック・アリアを始めロッシーニか
ら現代音楽の作品まで多岐にわたります。アルト歌曲の入った交響曲、歌曲、
バッハのマタイ受難曲、ブラームスのラプソディーなどを得意とし、前作の
マーラー・ソング(MRSACD 018)は好評を博しております。




<andante>
AN 3110 6枚組 \3250
[CD1-2]
ビゼー:歌劇「カルメン」(全曲)
ジュリエッタ・シミオナート(カルメン) ニコライ・ゲッダ(ホセ) 
ヒルデ・ギューデン(ミカエラ) ミシェル・ルー(エスカミーリョ) 
グラツィエッラ・シウッティ(フラスキータ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン交響楽団,
録音:1954年10月8日、ムジークフェラインザールにてのライヴ
(ウィーン交響楽団アーカイヴ所蔵使用)
(AN 3100)
[CD3]
ベートーヴェン:
(1)序曲「コリオラン」 (2)ピアノ協奏曲第5番「皇帝」 
(3)交響曲第5番「運命」
ジョージ・セル(指揮) 
(1)&(2)ドレスデン・シュターツカペレ/(2)ニキータ・マガロフ(P)
録音:1961年8月6日、ザルツブルク・祝祭大劇場にてのライヴ
(AN 2180)
[CD4]
(1)ベートーヴェン:序曲「エグモント」 (2)ブルックナー:交響曲第3番
ジョージ・セル(指揮) (1)&(2)ドレスデン・シュターツカペレ
録音:1965年8月2日、ザルツブルク・フ祝祭大劇場にてのライヴ
(AN 2180)
[CD5]
(1)ハイドン:弦楽四重奏曲ハ長調 Op.74-1 
(2)モーツァルト:弦楽五重奏曲ハ長調 K.515 
(3)ベートーヴェン:「大フーガ」変ロ長調 Op.133
録音:(1)1956年2月2日(2)1953年9月14日(3)1957年5月31日
[CD6]
(1)ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135 
(2)シューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」ニ短調 D.810
録音:(1)1955年2月28日(2)1956年2月3日, 
ケルン、クラウス・フォン、ビスマルク・ザールにおけるライヴ
[CD5-6]
アマデウス弦楽四重奏団[ノルベルト・ブレイニン(Vn)、
ジークムント・ニッセル(Vn)、ペーター・シドロフ(Va)、
マルティン・ロヴェット(Vc)]、セシル・アロノヴィッツ(Va、モーツァルト)
(AN 2160)
andaneレーベルの名盤が超お買い得ボックスになって登場!
一家に一セット的な必携盤、カラヤンの「カルメン」に、名総帥セルとマガロ
フのライヴ、そしてアマデウス弦楽四重奏団の名盤!これが最後のチャンス!
まだお持ちでない方は是非お求め頂きたいセットです。




<TAHRA>
TAH 710 2枚組 \4600
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番KV466
(2)ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
(3)J.S.バッハ:ピアノ協奏曲ニ短調BWV1052
(4)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
(1)(2)シャルル・ミュンシュ(指)
ボストン響,モニク・アース(Pf)(1960年11月11日)
(3)(4)ポール・パレー(指)デトロイト響
(3)モニク・アース(Pf)(1960年12月8日)
(4)ロベール・カサドジュ(Pf)(1960年11月11日)
フランスの偉大な3人の指揮者がアメリカのオーケストラを率いていた時代が
ありました。ピエール・モントゥがサンフランシスコを(1936-1952),ミュン
シュがボストンを(1949-1962)そしてパレーがデトロイトを(1951-1962)。この
CDは60年に二人のフランスの指揮者と2人のフランスのピアニストがアメリカ
のオーケストラと共演した記録です。音質優秀。アースのモーツァルトは初出
です。

TAH 719 \2300
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番Op.58
(2)ショパン:ピアノ協奏曲第2番Op.21
アンゲルブレシュト(指)フランス国立O,ユーラ・ギュラー(Pf)
(1)1958年5月15日(2)1959年6月21日
ジャック・ティボー曰く「音楽の女神」、ヨウラ・ギュラーのディスコグラ
フィーに貴重な2曲が加わりました。音質優秀。




<ACCENTUS>
ACC 10231BD(Blu-ray) \4250
ACC 20231DVD(DVD-Video) \2900
字幕:英、仏(本編)、
英、独、仏(ボーナス)
マーラー:
歌曲集「子供の不思議な角笛」(全曲)
交響曲第10番-アダージョ
【ボーナス】インタビュー:ピエール・ブーレーズ
マグダレーナ・コジェナー(Ms)
クリスティアン・ゲルハーヘル(B)
クリーヴランド管弦楽団 ピエール・ブーレーズ(指)
収録:2010年2月11-13日セヴェランス・ホール、
クリーヴランド
監督:ウィリアム・コーセル
製作:ヘルベルト・G・クロイバー
グスタフ・マーラーの生誕150周年&没後100周年を飾る映像がブルーレイ&
DVDで発売されます。この映像は2010年2月にマーラー生誕150周年を祝い行わ
れたコンサート。ピエール・ブーレーズとクリーヴラント管によって演奏さ
れたのは、歌曲集「子供の不思議な角笛」全曲と交響曲第10番からのアダー
ジョ。ピエール・ブーレーズは、この演奏会の1カ月後の3月26日に85歳の誕
生日を迎え、年齢を感じさせない美しい指揮姿を見せてくれています。また
世界有数の美しさと音響の良さで定評あるクリーヴランド管の本拠地セヴェ
ランス・ホールの素晴らしさを実感できる映像です。
マーラーはこの交響曲第10番を第9番作曲終了後の1910年に作曲を開始してい
ますが、翌1911年マーラーの死によって未完で終わっています。第10番の作
曲中にアルマの不倫が発覚し、衝撃を受けたマーラーの心情が見えてきます。
マーラーの音楽の源とも言える歌曲集「子供の不思議な角笛」では、チェコ
出身のメゾソプラノの名手マグダレーナ・コジェナーとドイツのバリトン歌
手クリスティアン・ゲルハーヘルが緻密で表現豊かな素晴らしい歌唱を聴か
せてくれます。
ボーナス映像にはブーレーズのインタビューが収められており、貴重な音楽
観が語られています。




<RCO Live>
RCO 10004(SACD-Hybrid) 2枚組 \2300
マーラー:交響曲第3番ニ短調
(1893-96, 1906年改訂/ カール・ハインツ・フュッスル校訂版)
ベルナルダ・フィンク(Ms)
オランダ放送合唱団女声合唱(合唱指揮:セルソ・アントゥネス)
ブレダ・サクラメント合唱団少年合唱、ラインモンド少年合唱団
マリス・ヤンソンス(指揮)
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
録音:2010年2月3日、4日& 5日アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)
ヤンソンス&RCOによるマーラー・シリーズの第5弾は交響曲第3番。2009/10年
より2シーズンに跨り、ヤンソンスのほか8人の指揮者がRCOを振り分ける交響
曲全曲演奏会シリーズに取り組んでいた最中にあって、2009年12月収録の第2
交響曲(RCO10102)に続き、2010年2月の本拠地コンセルトヘボウにおけるコン
サートの模様を収めたものです。




<ALIA VOX>
AVSA 9880(SACD-Hybrid) \1850
モーツァルト:
レクイエム ニ短調K.626、フリーメーソンの葬送音楽ハ短調K.477
ジョルディ・サヴァール(指)
モンセラート・フィゲーラス(S)、クラウディア・シューベルト(A)、
ゲルト・テュルク(T)、ステファン・シュレッケンベルガー(Bs)、
ル・コンセール・デ・ナシォン、
ラ・カペッラ・レイアル・デ・カタルーニャ
録音:1991年8月アルザス県ゲブウィレル、ドミニコ会教会

AVSA 9879(SACD-Hybrid) \1850
「シビラ(巫女)の歌(カタルーニャ)」
ラテンのシビラ
プロヴァンスのシビラ
カタルーニャのシビラ
モンセラート・フィゲーラス(Vo)
ジョルディ・サヴァール(指)ラ・カペッラ・レイアル・デ・カタルーニャ
録音:1988年3月カルドーナ城参事会教会

AVSA 9881(SACD-Hybrid) \1850
「古きカタルーニャの歌-哀歌と伝説曲」
1「鳥の歌」、2「紡ぐ人」、3「王の息子」、4「先生」、5「アルノー伯爵」、
6「マリアニェータ」、7「泥棒の歌」、8「アメリアの遺言」、
9子守唄「お母さん、私を泣かさないで」、10子守唄「神の母」、
11ロマンス「収穫人たち」(歴史的元歌)、
12「収穫人たち」(カタルーニャ国歌)
モンセラート・フィゲーラス(S)、
1&9:アリアンナ・サヴァール(S、Hrp・ドッピア)、
1:フェラン・サヴァール(Vo)、5:フランセスク・ガリゴサ(T)、
ジョルディ・サヴァール(指)ラ・カペッリャ・レイアル・デ・カタルーニャ
録音:1988年7月、1990年2月、2004年、2005年
カタルーニャ自治州カルドーナ城参事会教会、他
サヴァールの旧作を最新技術で蘇らせるヘリテージ・シリーズ。
最新作はフィゲーラスの美声を堪能できる3作。フィゲーラス、テュルクら強
力声楽陣を擁して演奏された名作、モーツァルトのレクイエム。フィゲーラス
の独唱と、地中海地方に伝わる古謡を集めたことにより評価が高い「シビラ
(巫女)の歌(カタルーニャ)」。また、彼らの故郷カタルーニャ地方の歌を集
めた「古きカタルーニャの歌-哀歌と伝説曲」では、ヘリテージ・シリーズ初
めての試みとして、オリジナル・アルバムに関連する新しい録音を加え、より
アルバム・コンセプトを深めています。
フィゲーラスの豊かで流麗な声が、聴く者の身を音楽に委ね、心から楽しませ
てくれます。初発売当初から名盤の声が高いこれらのアルバムが、その特長を
生かした、より美しい音で蘇りました。




<POLYMNIE>
POL 151167 \2080
ショパン:
ピアノソナタ第3番 ロ短調Op.58
3つのマズルカOp.63
協奏曲のアレグロOp.46
前奏曲 嬰ハ短調Op.45
タランテッラ 変イ長調Op.43
幻想曲 ヘ短調Op.49
3つのエコセーズ Op.72
ヴェロニク・ボンヌカズ(Pf)
14歳でボルドー音楽院を首席で卒業し、パリ音楽院でもピアノと室内楽で首席
を獲得したボンヌカズはハロルド・ショーンバーグにニューヨーク・タイムズ
紙上で「我々の時代でほんの一握りのピアニストしか持っていないエレガンス
を、ボンヌカズ嬢は持ち合わせておる」と激賞されております。




<The Masterclass Media Foundation>
【新規レーベルのご案内】
マスタークラス・メディア・ファンディションは、イギリスの主要な音楽大
学、音楽ホール、音楽祭などと共同で、現在活躍する一流音楽家たちのマス
タークラスを行っている、非営利団体です。マスタークラス、サマースクー
ルやセミナーの記録映像を撮ることによって、シフ、ヴェンゲーロフ、イッ
サーリス、そして名教師ザハール・ブロン、アナ・チュマチェンコなど、現
代最高の音楽家たちの重要な証言を残すことを目的としています。また将来
期待の若手演奏家の真剣なレッスン風景にも注目です。音楽学習者はもちろ
ん、音楽ファンにとっても興味深い内容となっています。

MMF 001(DVD-Video) \2950
アンドラーシュ・シフ/マスタークラス
J.S.バッハ:パルティータ第2番ハ短調BWV826
アンドレス・カルシエンテス(P:生徒)
国際音楽家セミナー “Prussia Cove”2007-ピアノ・マスタークラス
現代最高のバッハ演奏家の一人アンドラーシュ・シフ。美しい音色と明晰な解
釈は世界の聴衆を唸らせています。このマスタークラスでは、タッチ、テンポ、
音楽の中に秘められたニュアンスまで、シフの洗練されたバッハ演奏を伝授し
ています。

MMF 002(DVD-Video) \2950
アンドラーシュ・シフ/マスタークラス
シューベルト:楽興の時 第1、3&4番
コルネリア・ヘルマン(P:生徒)
国際音楽家セミナー “Prussia Cove”2007-ピアノ・マスタークラス
シューベルト弾きと称されるアンドラーシュ・シフ。これまでリリースした
CDはいずれも高い評価を受けています。このマスタークラスでは、新進気鋭
の若手女流ピアニスト、コルネリア・ヘルマンが生徒として登場。シューベ
ルトの最も広く親しまれる作品「楽興の時」を取り上げています。愛らしく
親しみやすい魅力に満ちた曲でありますが、シフはシンプルな作品構成の中
から万華鏡のように色彩を変えていく音楽を引き出し、儚い情緒と深い感情
を表出させるように指導しています。

MMF 003(DVD-Video) \5400
アンドラーシュ・シフ/レクチャー・リサイタル
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109、
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110、
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
レクチャー・リサイタル・アット・ザ・ロイヤル・アカデミー・オブ・
ミュージック2007
アンドラーシュ・シフは、2004年から作品年代順にベートーヴェンのピアノ・
ソナタ全曲演奏&録音を行い、その芸術性に世界中の音楽ファン、評論家た
ちから高い評価を得ています。このレクチャー・リサイタルでは、全曲録音
を終えたシフが、ベートーヴェン最後のピアノ・ソナタ3作品を取り上げて
います。シフは詳細に各ソナタを分析し、解釈やテクニックについて論じて
います。

MMF 004(DVD-Video) \2950
マキシム・ヴェンゲーロフ/マスタークラス
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番-アダージョ&フーガ
ナスリン・ラシドワ(Vn:生徒)
英国王立音楽院ヴァイオリン・マスタークラス2007
マキシム・ヴェンゲーロフは世界で最も刺激的で才能のあるヴァイオリニスト
の一人として活躍。10歳の時ヴィエニヤフスキ国際コンクール・ジュニア部門
で優勝し、幼い頃から神童として知られていました。現在も若き巨匠としてそ
の実力と音楽で世界中の聴衆を魅了しています。また英国王立音楽院の教授と
して後進の指導にもあたっており、そのユニークで鋭い洞察力は学生の才能を
最大限に引き出すことに成功しています。

MMF 005(DVD-Video) \2950
マキシム・ヴェンゲーロフ/マスタークラス
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K216-第1楽章
マルシア・ディーク(Vn:生徒)
英国王立音楽院ヴァイオリン・マスタークラス2007

MMF 006(DVD-Video) \2950
マキシム・ヴェンゲーロフ/マスタークラス
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 Op.23-第1楽章
ヘイリー・ウルフ(Vn:生徒)マリサ・グプタ(P)
英国王立音楽院ヴァイオリン・マスタークラス2007

MMF 007(DVD-Video) \2950
マキシム・ヴェンゲーロフ/マスタークラス
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64-第1楽章
眞田彩(Vn:生徒 英国王立音楽院ヴァイオリン・マスタークラス2007)
マキシム・ヴェンゲーロフはこのマスタークラスでメンデルスゾーンの最も
人気のある作品ヴァイオリン協奏曲を取り上げています。この作品でソリス
トとしてのキャリアをスタートさせる若手奏者も多い。生徒として登場する
のは、英国王立音楽院ヴァイオリン科を首席で卒業した期待の日本人ヴァイ
オリニスト、眞田彩。

MMF 008(DVD-Video) \4050
スティーヴン・イッサーリス/マスタークラス
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調Op.19-第1楽章
ガイ・ジョンストン(Vc:生徒)
国際音楽家セミナー “Prussia Cove”2007-チェロ・マスタークラス
独自の世界観を持ち、繊細で個性的な音色、類い稀なる技巧をもつイギリスの
名チェリスト、スティーヴン・イッサーリス。ソリストとしてだけではなく、
教師としてもその手腕を振っています。このコーンウェルでの国際音楽家セ
ミナーの芸術監督も務めています。生徒として登場するのは、新進気鋭の英
国チェリスト、ガイ・ジョンストン。

MMF 009(DVD-Video) \2950
フランス・ヘルメルソン/マスタークラス
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲-第1楽章
セバスチャン・ベーヴェルシュタム(Vc:生徒)、
キャサリン・エドワーズ(P:伴奏)
ヴェルビエ音楽祭アカデミー2007
フランス・ヘルメルソンはスウェーデン出身のチェロ奏者及び指揮者。1970年
代にスウェーデン放送響の首席チェロ奏者をつとめ、チェリビダッケをはじめ
とする20世紀の偉大な音楽家たちから音楽的な影響を受けています。現在は室
内楽のみならず指揮、ソリストとしての活動するほか、主要な国際音楽祭へも
数多く客演し、このヴェルビエ音楽祭でもレギュラー講師として後進の指導に
当たっています。
ここではドヴォルザークのチェロ協奏曲を取り上げています。ヘルメルソン自
身もネーメ・ヤルヴィ&エーテボリ響との録音があり(BIS-245)名演として知
られています。

MMF 010(DVD-Video) \4050
トーマス・クヴァストホフ/マスタークラス
モーツァルト:
大ミサ曲 ハ短調より「われらは主をほめたたえ」/ポーリーヌ・サバティエ
シューベルト:夜と夢D.827/セイル・キム
モーツァルト:「フィガロの結婚」より恋人よ早くここへ/ヤナ・エミノヴァ
シューベルト:
「謀反人たち(家庭戦争)」より私は用心深くそっとあちこち忍び歩く/
サラ・シュラクマン
ワーグナー:
「タンホイザー」より おごそかなこの広間よ/コートニー・ミルズ
ヴェルビエ音楽祭アカデミー2007
世界で最も偉大なバリトン歌手の一人トーマス・クヴァストホフ。リートや
オーケストラ・コンサート、オラトリオの分野で活発な活動を続け、天性の
美声と端正な歌唱は人々に感動を与えています。また現在ハンス・アイスラー
音楽大学の教授として若手の育成にも力を入れています。ここではクヴァス
トホフが得意とするモーツァルト、シューベルト、ワーグナーを取り上げて
います。

MMF 011(DVD-Video) \6750
ベルナルド・ハイティンク/マスタークラス
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90
英国王立音楽院マスタークラス2007
巨匠ハイティンクによる3時間半に及ぶマスタークラスの映像です。ブラーム
スの交響曲第3番を6人の学生指揮者と英国王立音楽院のオーケストラと共に各
楽章丁寧に指導しています。楽曲に対する知識だけではなく、長年指揮者と
して培ってきたものを学生に伝えていきます。また16分間のハイティンクの
インタビューも含まれており、指揮者を目指す若者だけではなく、すべての
音楽ファン、音楽家にとって貴重な内容となっております。

MMF 012(DVD-Video) \2950
マキシム・ヴェンゲーロフ/マスタークラス
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47-第1楽章
Eloisa-Fleur Thom(Vn:生徒)
英国王立音楽院ヴァイオリン・マスタークラス2008

MMF 013(DVD-Video) \2950
マキシム・ヴェンゲーロフ/マスタークラス
ラヴェル:ツィガーヌ
ペドロ・メイリレス(Vn:生徒)
英国王立音楽院ヴァイオリン・マスタークラス2008

MMF 014(DVD-Video) \4050
ガボール・タカーチ=ナジ/マスタークラス
ブラームス:ピアノ四重奏曲第3番ハ短調-第1楽章
ヴェルビエ音楽祭アカデミー2008
ガボール・タカーチ=ナジは タカーチ弦楽四重奏団の創立メンバーとして
1975年から1992年まで活躍。その後タカーチ・ピアノ・トリオ、ミクロコス
モス弦楽四重奏団を結成するなど、室内楽作品はお手の物といった経歴です。
現在は、ジェノヴァ音楽院で弦楽四重奏の教授を務めるほか、様々なマスター
クラスでも後進の指導にあたっています。2001年より指揮活動をスタートさせ、
2007年8月、UBSヴェルビエ・フェスティバル室内オーケストラの音楽監督に
任命されました。
ここではドヴォルザークのチェロ協奏曲を取り上げています。ヘルメルソン
自身もネーメ・ヤルヴィ&エーテボリ響との録音があり(BIS-245)名演として
知られています。

MMF 015(DVD-Video) \4050
エヴェリン・グレニー/マスタークラス
三木稔:マリンバ・スピリチュアル
アンダース・コッペル:ヴィブラフォンとマリンバのための「トッカータ」
王立ノーザン音楽大学.パーカッション・マスタークラス2007
奇跡のパーカショニスト、エヴェリン・グレニーによるマスタークラス映像
です。エヴェリン・グレニーは幼いころ聴覚をほとんど失ってしまうという
障害を抱えながらも、体で感じる演奏で並はずれたテクニックと絶妙なリズ
ム感で人々に感動を与えています。マスタークラスで取り上げている作品は
20世紀を代表するパーカッション作品である三木稔のマリンバ・スピリチュ
アルとアンダース・コッペルの「トッカータ」です。

MMF 016(DVD-Video) \5400
ホーカン・ハーデンベルガー/マスタークラス
マルティヌー:トランペットとピアノのためのソナチネ
ヘンツェ:トランペットのためのソナティナ
エネスコ:レジェンド
王立ノーザン音楽大学トランペット・マスタークラス2008
現代最高のトランペット奏者と称されたスウェーデンの名人ホーカン・ハー
デンベルガー。生き生きとしたと美しい柔らかな音色が特徴です。現在は世
界中でコンサート活動をする一方マルメの音楽院、王立ノーザン音楽大学の
教授として後進の指導に当たっています。
ここでは20世紀の3つの重要なトランペット作品を取り上げています。

MMF 017(DVD-Video) \4050
スティーヴン・イッサーリス/マスタークラス
シューマン:幻想小曲集Op.73
Ani Kalayjian(Vc:生徒) コニー・シー(P)
国際音楽家セミナー “Prussia Cove”2008-チェロ・マスタークラス
楽曲を徹底的に研究し構成させた見事な演奏を聴かせるスティーヴン・イッ
サーリス。特にシューマンへの造詣は深く、様々なシューマンに関わるプロ
ジェクトやコンサートを展開し活動しています。ここに収録されている「幻
想小曲集」は、哀愁を帯びた美しい旋律と穏やかな曲想で、原曲はクラリネ
ットとピアノのために作曲されています。シューマンの新たな表情に光を当
てるような、作品を熟知したイッサーリスならではの細かい指導を見ること
ができます。

MMF 018(DVD-Video) \5400
ザハール・ブロン/マスタークラス
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番-「シャコンヌ」
ヴェルビエ音楽祭アカデミー2008(言語:ロシア語/英語による同時通訳)
独自の指導法で、数多くのヴァイオリニストを輩出した名教師ザハール・ブ
ロン。門下にはワディム・レービンやマキシム・ヴェンゲーロフ、庄司紗矢
香、樫本大進、神尾真由子といった一流ヴァイオリニストを数多く育て、現
在、世界最高峰のヴァイオリン教師のひとりと言われています。世界の名教
師の指導が見られるこの映像では、ヴァイオリンのレパートリーで最も重要
な作品のひとつ、バッハのシャコンヌを取り上げています。

MMF 019(DVD-Video) \2950
マキシム・ヴェンゲーロフ/マスタークラス
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番Op.77-第3楽章「パッサカリア」
ハン・ソージン(Vn:生徒)
英国王立音楽院ヴァイオリン・マスタークラス2008
韓国の新進ヴァイオリニスト、ハン・ソージンがヴェンゲーロフのマスター
クラスに参加し、高いテクニックを要求するショスタコーヴィチのヴァイオ
リン協奏曲第1番の「パッサカリア」の指導を受けます。

MMF 020(DVD-Video) \4050
ジョアン・ロジャース/マスタークラス
モーツァルト:「魔笛」よりアリア「愛の喜びは露と消え」、
「フィガロの結婚」よりアリア「私がため息をついているのに、召使が幸せ
になっていいのだろうか」
グノー:「ファウスト」より「宝石の歌」
チャイコウフスキー:
「エフゲニー・オネーギン」より「タチアナの手紙の場面」
ブリティッシュ・ユース・オペラ2007
イギリスを代表するソプラノのジョアン・ロジャース。ロイヤル・オペラ・
ハウス、グラインドボーン・オペラなどヨーロッパ各地のオペラ・ハウスと
契約し活躍しています。
ブリティッシュ・ユース・オペラとは、若い歌手たちに活躍や経験の場を与
えるために1987年設立されました。サドラーズウェルズ劇場、ピーコック劇
場を中心にワークショップやマスタークラス、そして公演などを行っています。

MMF 021(DVD-Video) \5400
ユーリ・バシュメット/マスタークラス
ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタOp.147
バルバラ・ブントロック(Va:生徒)
リリ・マイヤラ(Va:生徒)
ヤン・グリュニング(Va:生徒)
ヴェルヴィエ音楽祭アカデミー2008
ロシア出身のヴィオラ奏者ユーリ・バシュメット。ヴィオラという楽器の魅力
を世界に広めた功労者。バシュメットは近年指揮活動も行い、その指導力、
統率力を発揮しています。
ここではショスタコーヴィチの亡くなった1975年に作曲されたヴィオラ・ソナ
タを3人の若手奏者と共に取り上げています。

MMF2 022(DVD-Video) \2950
マキシム・ヴェンゲーロフ/マスタークラス
ブリテン:ヴァイオリン協奏曲Op.15-第1楽章
ジョヴァンニ・グッゾ(Vn:生徒)
英国王立音楽院ヴァイオリン・マスタークラス2008

MMF2 023(DVD-Video) \2950
マキシム・ヴェンゲーロフ/マスタークラス
サラサーテ:カルメン幻想曲Op.25
ホァン・モンラ(Vn:生徒)
英国王立音楽院ヴァイオリン・マスタークラス2008
5華やかなテクニックを駆使したサラサーテのカルメン幻想曲。生徒として登
場するのは2002年パガニーニ国際コンクールで優勝した中国出身のホァン・
モンラ。

MMF2 024(DVD-Video) \2950
マキシム・ヴェンゲーロフ/マスタークラス
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
マリア・オルダク(Vn:生徒)
英国王立音楽院ヴァイオリン・マスタークラス2008

MMF2 025(DVD-Video) \4050
スティーヴン・ハフ/マスタークラス
リスト:ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調
ジェイソン・ギルハム(P:生徒) ウー・チェン(P:生徒)
英国王立音楽院ピアノ・マスタークラス2008
イギリスの技巧派ピアニスト、スティーヴン・ハフ。単なるテクニックだけで
はなく、緻密で流麗な演奏でピアニスティックな美しさを存分に引き出してい
ます。また教師として優れた才能を発揮しており、英国王立音楽院の客員教授
を務めています。ここでは2人の若きピアニストと共にリストのハンガリー狂
詩曲を取り上げています。

MMF2 026(DVD-Video) \5400
ジョアンナ・マグレガー/マスタークラス
メシアン:「幼子イエスに注ぐ20の眼差し」より
英国王立音楽院ピアノ・マスタークラス2009
クラシックだけではなく南アフリカのジャズや最先端のエレクトロニカなどの
分野でも活躍しているピアニスト、ジョアンナ・マグレガー。とりわけ彼女の
メシアンは澄んだ音、硬質の響き、切れのよい打鍵、繊細さと力強さを感じさ
せる演奏で高い評価を得ています。ここでは「幼子イエスに注ぐ20の眼差し」
を取り上げています。

MMF2 027(DVD-Video) \5400
アナ・チュマチェンコ/マスタークラス
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3、4&5番-第1楽章
エルビョルグ・ヘムシング(Vn:生徒)
アニア・フィウォホフスカ(Vn:生徒)
ヴェルビエ音楽祭アカデミー2009
ユリア・フィッシャー、アラベラ・美歩・シュタインバッハー、リサ・バティ
アシビリなど数多くの世界的奏者を育てたヴァイオリンのミュンヘン音楽大学
の名教授、アナ・チュマチェンコ。このマスタークラスでは3つのモーツァル
トのヴァイオリン協奏曲から各第1楽章を取り上げています。

MMF2 028(DVD-Video) \4050
ガボール・タカーチ=ナジ/マスタークラス
バルトーク:弦楽四重奏曲第5番
ルネ・ソレンセン(Vn)フレデリック・エーランド(Vn)
アスビョルン・ノーガード(Va)カール・オスカー・エステリント(Vc)
ヴェルビエ音楽祭アカデミー2009

MMF2 029(DVD-Video) \2950
スティーヴン・コヴァセヴィッチ/マスタークラス
シューベルト:即興曲Op.90第1、3番
ヴェルビエ音楽祭アカデミー2009

MMF2 030(DVD-Video) \4050
スティーヴン・コヴァセヴィッチ/マスタークラス
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」、第31番Op.110
ヴェルビエ音楽祭アカデミー2009
5現代最高のベートーヴェン弾きと言われているコヴァセヴィッチ。このマス
タークラスではワルトシュタインと第31番のソナタを取り上げています。

MMF2 031(DVD-Video) \4050
エマニュエル・アックス/マスタークラス
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第2番、第15番「田園」、創作主題による32の変奏曲
ヴェルビエ音楽祭アカデミー2010
50ポーランド出身のアメリカ人ピアニスト、エマニュエル・アックス。鋭い
感性と熟練の技、幅広いレパートリーで聴衆を沸かせています。室内楽では、
ヨーヨー・マと度々共演し、高い評判を得ています。近年は現代音楽にも熱
心に取り組み、ジョン・アダムス、ピーター・リーバーソン、オスバルド・
ゴリホフなどの作曲家に委嘱した作品を度々演奏しています。
ここではオール・ベートーヴェン・プログラムでマスタークラスを行いました。

MMF2 032(DVD-Video) \4050
クルト・マズア/マスタークラス
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
ヴェルビエ音楽祭アカデミー2010
ダニエレ・ルスティオーニ(指揮:生徒)フバ・ホッロークイ(指揮:生徒)
2010年ヴェルビエ音楽祭アカデミーでの学生リレー方式による指揮で、メン
デルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」を演奏しています。この指揮クラス
の教授はクルト・マズア。メンデルスゾーンにゆかりの深いゲヴァントハウ
ス管の首席指揮者を26年間務めたマズアならではの、指導を行っています。
映像に登場する学生は、今イタリア、ロシアなどの歌劇場で活躍中の新進気
鋭の指揮者ダニエレ・ルスティオーニとハンガリー出身のフバ・ホッロークイ。

MMF2 033(DVD-Video) \2950
スティーヴン・コヴァセヴィッチ/マスタークラス
ショパン:幻想曲ヘ短調Op.49
ヴェルビエ音楽祭アカデミー2010

MMF2 034(DVD-Video) \2950
フランス・ヘルメルソン/マスタークラス
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ
ヴェルビエ音楽祭アカデミー2010

MMF2 035(DVD-Video) \5400
サイモン・キャリントン/マスタークラス
ヘンデル:メサイア
三教区合唱音楽祭、合唱指揮マスタークラス2010
サイモン・キャリントンは世界有数の合唱指揮者。イギリスの名門キングス
・シンガーズの創立者の一人です。現在はアメリカのエール大学で合唱指揮
と中世・ルネサンス音楽の指導にあたっています。英国ウースター大聖堂で
行われる三教区合唱音楽祭での、4人の若手合唱指揮者によるヘンデルのメ
サイアを取り上げたマスタークラスの模様が収録されています。

<COLUMNA MUSICA>
1CM 0245 \2080
フランセスク・タベルナ=ベク(1932-2010):音楽の記録 管弦楽作品集
夜(管弦楽のための3つの楽章;1992-1993)(*)
平穏の夜/不安の夜/月が消える
書き散らかされた散文(ヴァイオリンと弦楽のための狂詩曲;1992)(+)
版画I(管弦楽のための3つの小品;1989)(#)
場末の歌/牧歌/碧の海と青い海
前兆(ピアノ協奏曲;1988-1995)(**)
ジェ・パク(ヴァイオリン(+))
ジョルディ・ビラプリニョ(ピアノ(**))
バルセロナ交響楽団(*/**)
ルモン・ガンバ(指揮(*))
ロンドン・ロイヤル・カレッジ室内管弦楽団(+)
ロドニー・フレンド(指揮(+))
バルセロナ市立管弦楽団(#)
フランツ=パウル・デッカー(指揮(#/**))
録音:2001年1月27日、バルセロナ、ラウディトリ、ライヴ(*)
1992年8月14日、第12回トゥルエリャ・デ・モングリ国際音楽祭、ライヴ(+)
1991年3月27日(#)、1996年1月20日(**)、カタルーニャ音楽堂、ライヴ(#/**)
2010年に逝去したバルセロナ生まれの作曲家フランセスク・タベルナ=ベクを
記念して様々なライヴ音源から編まれた追悼アルバム。

1CM 0251 \2080
ジュアン・ブルデュー(1520?-1591):レクイエム
カントゥス・アド・イントロイトゥム(マドリガル第13番)
死者のためのミサ
イントロイトゥス/キリエ/グラドゥアーレ
トラクトゥス(グレゴリオ聖歌)/オフェルトリウム
コムニオ(マドリガル第14番)/サンクトゥス
アニュス・デイ/アブソルツィオ(レスポンソリウム)
イテ・ミサ・エスト(マドリガル第15番)
エクサウディ・ノス(合唱)
イザベル・ジュアネダ、アレシャンドリナ・ポロ(ソプラノ)
エリザンダ・アルキンバウ(アルト)、
ジュゼプ・マリア・グレゴリ(男性アルト)
リュイス・アルギジョ(テノール) シャビエ・パジェス(バス)
リュイス・コイ(コルネット[ツィンク]) 
ダニエル・カルボネイ(シャリュモー)
シェビエ・バネガス(サックバット) 
エフレム・セバスティア(ファゴット)
サンティアゴ・フィゲラス(テオルボ、ギター) 
サンティアゴ・ペレイラ(オルガン)
ジュアン・グリマルト(指揮)
録音:2010年10月16-17日、ラ・ガリガ(スペイン、カタルーニャ州)、
ビッラ・ロマナ学院
ジュアン・ブルデューはフランスのリモージュに生まれ、スペインのカタル
ーニャで活躍した作曲家。ラ・セウ・ドゥルジェイ大聖堂合唱長、バルセロ
ナのサンタ・マリア・デル・マル教会楽長等を務めました。ラ・セウ・ドゥ
ルジェイ時代の作品であるレクイエムは4声の「死者のためのミサ」(ラテン
語)の前後にカタルーニャ語のマドリガルが置かれる(ミサの中の1章もカタル
ーニャ語のマドリガル)というユニークな形式の作品です。
エクサウディ・ノスはジュアン・グリマルトにより2000年に声楽アンサンブ
ルとして創設されたカタルーニャの団体。2009年にピリオド楽器奏者を加え
声楽・器楽アンサンブルへ発展しました。

1CM 0258 \2080
ボッケリーニ(1743-1805):6つの弦楽三重奏曲 Op.43 Vol.1
第2番ト長調 G.102/第3番変ホ長調 G.103(*)/第1番ヘ長調 G.101(*)
ラ・リティラータ
ヒロ・クロサキ、リナ・トゥル・ブネ(ヴァイオリン)
ホセチュ・オブレゴン(チェロ、アーティスティック・ディレクター)
録音:2010年3月26-28日、マドリード高等音楽院トマス・ルイス・デ・ビクト
リア・ホール
ボッケリーニのOp.34を全曲収録する初のプロジェクト(Vol.2は未発売)で、
(*)は世界初録音となる楽曲。ラ・リティラータはホセチュ・オブレゴンを
中心に演奏曲目によってメンバーを変えるピリオド楽器アンサンブル。当録
音ではヒロ・クロサキが第1ヴァイオリンを弾いています。お見逃しなく。

1CM 0262 \2080
ジュアン・ギンジュアン(1931-):管弦楽作品集 Vol.1
ファンファーレ(1999)(*)
トレンカディス幻想曲(1994)(*)
ヴァイオリン協奏曲(1986)(+)
組曲「群島」(2002)(#)
ピーター・ザゾフスキー(ヴァイオリン(+))
バルセロナ交響楽団(*)
エドモン・コロメル(指揮(*))
リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団(+)
ピエール・バルトロメ(指揮(+))
リンツ・ブルックナー管弦楽作品集(#)
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮(#))
録音:2000年7月25、28日、バルセロナ、ラウディトリ(*)
1986年、リエージュ放送(ベルギー)(+)
2003年2月11日、ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア(スペイン)、
アウディトリオ・アルフレド・クラウス(#)



<ENCHIRIADIS>
EN 2031 \2080
アントニオ・マルティン・イ・コル(1671頃-1734)編纂:オルガン&器楽曲集
Improvise / Canzion / Los impossibles(*)/ Bailete italiano / Xacara
Monica Forsata / Obra de medio registro de mano izquierda(*)
Canzion II / Canarios / Danza del hacha / Quando podre lograrte
El villano / Otro genero de Canarios / Obra de cuarto tono(*)
Entrada de clarines, antes de tocar canziones / Canzion italiana
Canzion catalana / Canzion francesa / Canzion veneciana
Canzion alemana / Obra de medio registro de mano derecha(*)
Discurso con ecos / Marizapalos / El ra, ta, ta / Bailo di dame
Las Folias / Bailo di dame / Pasacalle(*)/ Obra de falsas cromaticas
(*)
Canzion III / Los impossibles / Vacas(*)/ Ruede la bola / Un aire
alegre
Batalla(*)/ Bayle del Gran Duque
イグナジ・ジュルダ(オルガン(独奏:*))
ラ・ディスペルシオーネ(*以外)
ダビド・アンティク(リコーダー) アルベルト・ロマゲラ(オーボエ)
シモ・オスカ(ファゴット)
ルイス・オスカ・P、ジュゼプ・リベス(ヴァイオリン)
アドルフ・ヒメネス(ヴィオラ) グスタボ・カネト(チェロ)
フアン・ペルフェクト・オスカ(コントラバス)
ジュゼプ・マリア・マルティ(ギター、テオルボ)
マヌエル・ビラス(ハープ) イグナジ・ジュルダ(チェンバロ)
ルイス・オスカ・G(打楽器)
ジュアン・B・ブイルス(指揮)
録音:2010年12月、モンテサ(スペイン、バレンシア県)、被昇天教会
アントニオ・マルティン・イ・コルはマドリードのサンフランシスコ・エル
・グランデ修道院で晩年を過ごした修道士・オルガニスト・作曲家・楽譜収
集編纂家。




<ARSIS>
ARSIS 4240 \1850
フェルディナント・レバイ(1880-1953):小さなばら園 ギター伴奏歌曲集
ヘルマン・レンスの「小さなばら園」からの34の詩 から
ばら園/鬼火/雄鳩/夕べの歌/別れの花束/喪失/森で/罰/慰め
道迷い草/期待/Das Hederitt/忘れな草/奇妙な鳥/野ばら
危険な猟師
6つのロシア民謡
子守歌(W・N・ガルテフェルトによる)/あの島から(タイガより)
ノヴゴロトの鐘(ムソルグスキーによる)
He uch-la!(ヴォルガの舟曳き歌、バラキレフによる)
ドゥビヌシカ(港湾労働者の歌)/母なるヴォルガ(ロシア古謡)
ブラームス(1833-1897)/フェルディナント・レバイ編曲:
太陽はもう輝かない WoO 33 No.5/あの下の谷に WoO 33 No.6
マクシミリアン・キーナー(テノール)
ゴンサロ・ノケ(ギター)
録音:2010年8月24-25日、チミリャス(スペイン、ウエスカ県)、教会
使用楽器:2010年、サイモン・マーティ製
(モデル:1833年、ジェンナロ・ファブリカトーレ製)
フェルディナント・レバイはウィーンで活躍した作曲家・合唱指揮者・ピアニ
スト・音楽教師。500もの歌曲・合唱曲の他、おそらく姪のゲルタ・ハマーシュ
ミート(1906-1985)がギタリストになったことをきっかけとして600を超えるギ
ター曲も書いたという多作家でしたが、ナチス・ドイツにより没落させられ、
そのまま忘れ去られてしまいました。
マクシミリアン・キーナーはテルツ少年合唱団のボーイソプラノ・ソリスト時
代から録音に起用され、ザルツブルク・モーツァルテウムで学びテノールとし
てデビューした注目の歌手。ゴンサロ・ノケ(1982年マドリード生まれ)はマド
リード高等音楽院、ザルツブルク・モーツァルテウムで学んだギタリスト。
レバイの「オーボエとギターのための作品全集」も録音しています
(Naxosレーベル)。




<ACTE PREALABLE>
AP 0215 \1800
アンジェイ・ジャデク(1957-):ピアノ作品集
2つのバガテル(1991)(*)/夜想曲(2001)(*)/鐘(2004)(*)
ピアノ四手連弾のための3つの小品(2008/2009)(+)
ショパンの前奏曲イ長調による変奏曲(2010)(#)
ピアノ協奏曲(第2版;2010)(**)
ガブリエラ・シェンジェロシュ(ピアノ(*/+))
アンジェイ・ユンギェヴィチ(ピアノ(+))
マグダレナ・リサク(ピアノ(#))
ズビグニェフ・ラウボ(ピアノ(**))
ポーランド国立放送交響楽団(**)
ミハウ・クラウザ(指揮(**))
録音:2010年11月28日(*)、12月22日(#)、カトヴィツェ国立音楽学校(*/#)
2009年3月28日、カトヴィツェ音楽アカデミー・コンサートホール、ライヴ(+)
2010年10月23日、Koncert NOSPR、ライヴ(**) (以上ポーランド)
ポーランドの現代作曲家アンジェイ・ジャデクの作品のうち最も重要なジャン
ルであるピアノ音楽に焦点を当てたアルバム。

AP 0242 \1800
ナディア・ブーランジェのサークルで
アントニ・シャウォフスキ(1907-1973):オーボエ・ソナタ(1946)(*)
グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969):
オーボエ・ソナタ(1937)(*)/オーボエ・ソナティナ(1955)(*)
室内ソナタ(ヴァイオリンとピアノのための;1945)(+)
イェジ・バウエル(1936-):Dualistyl(オーボエとピアノのための;2002)(*)
ミェチスワフ・パヴラク(オーボエ(*))
バルバラ・トロヤノフスカ(ヴァイオリン(+))
エルジビェタ・ティシェツカ(ピアノ)
録音:2004年1月、ウーチ放送(ポーランド)(+)
2007年4、6月、ウーチ・フィルハーモニー、
ヘンリク・チシ記念室内楽ホール(ポーランド)(*)
パリに留学しナディア・ブーランジェ(1887-1979)に作曲を師事したポーラン
ドの作曲家たちの作品集。




<MELODIYA>
MELCD 1001808 \1550
ロシアの芸術 20世紀の伝説 ゲルマン・ガリーニン
ゲルマン・ガリーニン(1922-1966):
ピアノ協奏曲(第1番)ハ長調(1946)(*)
ピアノのためのソナタ・トライアド(1939-1941/1963)(+)
ピアノ三重奏曲ニ短調(1949)(#)
ヴァイオリンと弦楽合奏のためのアリア(**)
ドミートリー・バシキーロフ(ピアノ(*))
ソヴィエト国立交響楽団(*)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮(*))
アナトーリー・ヴェデルニコフ(ピアノ(+))
リューボフ・エドリナ(ピアノ(#))
ロスチスラフ・ドゥビンスキー(ヴァイオリン(#))
ワレンチン・ベルリンスキー(チェロ(#))
ボゴダール・コトローヴィチ(ヴァイオリン(**))
室内管弦楽団(**)
ザハリー・コジャルスキー(指揮(**))
録音:1962年(*)/1971年(+/#)/1976年(**) 初CD化音源(*/**)
孤児院で育ったゲルマン・ガリーニンは民族楽器やピアノを独習、モスクワ
音楽院でショスタコーヴィチとミャスコフスキーに師事。1948年にショスタ
コーヴィチの巻き添えを食う形で当局の批判の対象にされたものの、1951年
には作品「叙事詩」でスターリン賞を授与されました。その頃統合失調症を
発症し以後病と闘いながら作曲を続けましたが44歳の若さで亡くなりました。
「ソナタ・トライアド」は「ソナタ三連作」や「三和音のソナタ」といった
意味に取れます。

MELCD 1001820 \1550
イワン雷帝のスティヒラ
イワン4世(雷帝;1530-1584):
スティヒラ第1番、モスクワと全ロシアの大司教ピョートルの死に寄せて(*)
スティヒラ第2番、イコン「ウラディーミルの聖母」の礼拝に(*)
アンドレイ・クルプスキー公への書簡の断章(+)
男声四重唱団(*)
I・ヴォロノフ(第1テノール) S・セルミャーギン(第2テノール)
P・デリューギン(バリトン) E・チェピコフ(バス)
イーゴリ・ヴォロノフ(指揮(*))
アレクサンドル・クリーニチ(朗読(+))
録音:1989年
ロシア史上最大の暴君イワン雷帝が作曲したロシア正教聖歌。




<BOMBA PITER>
CDMAN 372-10 \1550
ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 Op.23
ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24
ウラディスラフ・ペーシン(ヴァイオリン(*))
ワシーリー・イリサフスキー(フォルテピアノ(+))
録音:2008年、ペテルブルク・レコーディング・スタジオ
使用楽器:
2006年、ロマン・ナウモフ製
(モデル:1705年、アントニオ・ストラディヴァリ製)(*)
2005年、マイケル・ウォーカー製
(1814年、ナンネッテ・シュトライヒャー製)(+)




<RACCANTO>
RC 002 \1550
【紙ジャケット仕様】
J・S・バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのための作品集
J・S・バッハ(1685-1750):3声のシンフォニア変ロ長調 BWV800
トマゾ・アルビノーニ(1671-1751):ソナタ イ長調 Op.6 No.6
シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1686-1750)/J・S・バッハ:
トリオ イ長調 BWV1025
J・S・バッハ?/ゲオルク・ピゼンデル(1687-1755)?:
ソナタ ハ短調 BWV1024
フランチェスコ・ボンポルティ(1672-1749):
インヴェンション ロ短調 Op.10 No.2
ミゲル・シマロ(ヴァイオリン)
エドゥアルド・マルティネス(チェンバロ)
録音:2005年11月、ニッテナウ(ドイツ)、福音教会
平凡なアルバム・タイトルとは裏腹に、ひねった(ひねくれた?)プログラム
を聴かせてくれる一枚。BWV1024と1025は「バッハの作か疑問」とされてい
る楽曲。ミゲル・シマロは1966年スペインのアビラに生まれ、バルセロナと
オランダのハーグでジェラルド・クラレ、ベネト・カザブランカス、ヴェラ
・ベス、シギスヴァルト・クイケン、アンナー・ビルスマに師事したヴァイ
オリニスト。ソロ活動の他、カンビーニ弦楽四重奏団のメンバー、ミッテン
ヴァルト国立ヴァイオリン学校(ドイツ)およびカタルーニャ高等音楽学校
(スペイン)教師として活躍しています。
ポピュラーのCDでおなじみの紙ジャケット仕様です。

RC 011 \2080
【2011年発売新譜】
タケオ・サトー ギター・リサイタル
ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(161-1667):
ブランシュロシュ氏の死に寄せてパリで書かれたトンボー
ビセンテ・アセンシオ(1908-1979):「内なる思い」から 心静かに
ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):3つのスペイン風の小品
ファンダンゴ/パッサカリア/サパテアド
ハンス・ハウク(1900-1967):
「前奏曲、ティエント、トッカータ」から 前奏曲
マルコム・アーノルド(1921-2006):ギターのための幻想曲
ヌッチオ・ダンジェロ(1955-):2つのリディア調の歌
タケオ・サトー(ギター)
タケオ・サトー(1982年生まれ)はドイツ在住のギター製作家カズオ・サトー
の息子。12歳でザールブリュッケン演劇音楽アカデミーに入学しアンスガー
・クラウゼに師事。1997年、14歳でバース国際ギター・コンテスト(英国)に
最年少で参加し優勝。その後数々のコンクールで入賞を続けながらアウクス
ブルク音楽アカデミーでフランツ・ハラースに、王立ハーグ音楽院(オラン
ダ)でゾーラン・ドゥキッチに師事。2007年に両校の修士課程を修了し、アウ
クスブルクでの同窓生とともにアレグリアス・ギター三重奏団を結成
(RC 009)。2008年より2011年、現在アウクスブルグ大学レオポルト・モー
ツァルト音楽センター(前アウクスブルク音楽アカデミー)教員を務めています。

RC 012 \2080
【2011年発売新譜】
ヘーヒシュタット城のショパン
ショパン(1810-1849):
ポロネーズ嬰ハ短調 Op.26 No.1/夜想曲嬰ハ短調 Op.posth.
夜想曲変ロ短調 Op.9 No.1/ポロネーズ変ホ短調 Op.26 No.2
ワルツ変イ長調 Op.69 No.1/幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66
夜想曲ハ短調 Op.posth./マズルカ ハ長調 Op.24 No.2
マズルカ ロ長調 Op.7 No.1/マズルカ嬰ト短調 Op.33 No.1
夜想曲ロ長調 Op.32 No.1/スケルツォ第1番ロ短調 Op.20
シュテファン・カラー(ピアノ)
シュテファン・カラーはヴュルツブルク音楽アカデミーでユリアン・フォン
・カーロイに師事したドイツのピアニスト。1984年より2011年現在、シュヴァ
ーベン音楽専門学校(クルムバッハ)およびアウクスブルグ大学レオポルト・
モーツァルト音楽センター教員を務めています。録音データの記載がござい
ませんが、ドイツ、バイエルン地方のヘーヒシュタット城での録音と思われ
ます。




<RIVO ALTO>
CRR 2001 \1980
D・スカルラッティ、ジュリアーニ、ポンセ:ギター作品集
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):
ソナタ イ長調 K.322/ソナタ イ長調 K.208/ソナタ ホ長調 K.380
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):ギター・ソナタ ハ長調 Op.15
マヌエル・マリア・ポンセ(1882-1948):ギター・ソナタ ニ短調
アンドレア・ヴェットレッティ(ギター)
録音:2000年4月28-29日、5月1日、アルフォールヴィル(フランス)、
コンサートホール

CRR 2002 \1980
ヴィヴァルディとヴェネツィアの器楽の色彩
ヴィヴァルディ(1678-1741):
リコーダー、ヴァイオリン、オーボエ、ファゴットと通奏低音のための
協奏曲ハ長調 RV88
リコーダー、ファゴットとチェンバロのための協奏曲ニ短調 RV107
アントニオ・ロッティ(1666-1740):
リコーダー、ヴィオラと通奏低音のための協奏曲ト長調
ヴィヴァルディ:
リコーダー、オーボエ、ヴァイオリン、ファゴットと通奏低音のための
協奏曲ヘ長調 RV99
リコーダー、オーボエとファゴットのためのトリオ・ソナタト短調 RV103
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ(1700頃-1763):
リコーダー、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ハ長調
ヴィヴァルディ:
リコーダー、オーボエ、ヴァイオリン、ファゴットと通奏低音のための
協奏曲ト短調 RV107
レ・エクレール・ド・ミュジーク(ピリオド楽器アンサンブル)
キアーラ・デ・ツィレル(リコーダー) 
ピエトロ・ジュディーチェ(オーボエ)
マルコ・マルティネッロ(ヴァイオリン、ヴィオラ) 
パオラ・フレッツァート(ファゴット)
キアーラ・デ・ズアーニ(チェンバロ) 
ファビオ・コンテ(コントラバス、ヴィオラ・ダ・ガンバ)

CRR 2004 \1980
フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762):
チェンバロ曲集-自作編曲集(1743)
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.4 No.1
Prelude(Lentement)/ Gayment / Vivement
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.4 No.5
Tendrement / Vivement / Gracieusement - Tendrement
ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.4 No.8 から Amoureusement
合奏協奏曲イ短調 Op.4 No.4 から Vivement
合奏協奏曲ハ短調 Op.4 No.6 から Moderement
ヴァイオリン・ソナタ Op.1 No.6 から Tendrement / Vivement
合奏協奏曲ハ短調 Op.2 No.1 から Minuet
メヌエット ト短調
フランチェスカ・ランフランコ(チェンバロ)
録音:1999年10月、モンテプルチアーノ(イタリア)、
スタジオ・デル・カマイオーネ

CRR 2007 \1980
シュトックハウゼン、シェーンベルク、ドビュッシー:ピアノ作品集
シュトックハウゼン(1928-2007):ピアノ曲IX
シェーンベルク(1874-1951):6つのピアノ小品 Op.19
ドビュッシー(1862-1918):前奏曲集第2巻
エリザベッタ・メウッチ(ピアノ)
録音:2000年1月30-31日、モンテプルチアーノ(イタリア)、
スタジオ・イル・カマイオーネ

CRR 2008 \1980
フランク、フンメル、マルチヌー:フルート・ソナタ集
フンメル(1778-1837):フルート・ソナタ イ長調 Op.64
マルチヌー(1890-1955):フルート・ソナタ(1945)
フランク(1822-1890)/ジャン=ピエール・ランパル編曲:
フルート・ソナタ イ長調(原曲:ヴァイオリン・ソナタ;1886)
ルイザ・セッロ(フルート)
ヨハネス・イェス・クロプフィチュ(ピアノ)
録音:1998年7月22-23日、コペル=カポディストリア放送(スロヴェニア)、
ヘンドリクス・スタジオ

CRR 2013[CD-R] \1980
パーカッション・ソロ&室内楽
マーク・グレントワース:
ブルース・フォー・ギルバート(ヴィブラフォンのための;1983)(*)
ゴードン・スタウト:メキシコ舞曲第1番(マリンバのための;1977)(+)
J・S・バッハ/G・カンプ編曲:
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調(マリンバのための編曲版;1984)(*)
オスヴァルド・ラセルダ:ブラジルの3つの小品(打楽器四重奏のための;1968)(++)
エリオット・カーター:行進曲(4つのティンパニのための;1968)(#)
ジョン・ケージ:
Forever and Sunsmell(打楽器二重奏を伴う歌;1960)(V/**/P)
リッカルド・ピアチェンティーニ:
7のためのソロ(7つの打楽器と1人の打楽器奏者のための;1991)(**)
ジュゼッペ・コラルド:
エスプレッシヴォ(1人の打楽器奏者のための;1966)(**)
ミケーレ・ダロンガロ:
ネウマ(女声、クラリネットとヴィブラフォンのための;1996)(V/C/*)
マッテオ・セガフレッド:
カンツォーネ(歌、打楽器とバスクラリネットのための;1995)(V/B/**)
フランコ・ドナトーニ:BOK(バスクラリネットとマリンバのための;1990)(+)
アントニオ・セガフレッド
(ヴィブラフォン(*)、マリンバ(+)、ティンパニ(#)、打楽器(**)、指揮(++))
ダヴィデ・ミキエレット(打楽器(P/++))
ロレーナ・ドネ、アンドレア・デ・マルキ、
ルチア・ミキエレット(打楽器(++))
フランチェスカ・ルッフォ(メゾソプラノ(V))
ルイジ・マラスカ(クラリネット(C)、バスクラリネット(B))
CD-Rですのでご注意ください。

CRR 2014 \1980
ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770):ヴァイオリン・ソナタ集 Vol.3
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集
(パドヴァ、アントニアーナ図書館所蔵手稿譜 Ms.1905)から
第14番ロ短調 B.h2/第4番イ短調 B.a5/第15番ト長調 B.D7
第46番ト長調 B.G.11/第7番ヘ長調 B.F1/第19番ト長調 B.G17
チルトミル・シシコヴィチ(ヴァイオリン)
ルーカ・フェッリーニ(チェンバロ)
世界初録音と表示されています。

CRR 2015 \1980
海の夜 マクダウェル、ホフマン、ドヴォルジャーク:ピアノ四手連弾作品集
エドワード・マクダウェル(1860-1908):
3つの詩 Op.20(1885); 海の夜/騎士の時代の物語/バラード
月の絵(アンデルセンの「絵のない絵本」による)Op.21(1885)
インドの少女/こうのとりの物語/チロルにて/白鳥/熊たちの訪問
ハインリヒ・ホフマン(1842-1902):ラインにて(スケッチ集)Op.43(1880)
出発/ラインの水の精たち/ローレライ岩
ドヴォルジャーク(1841-1904):ボヘミアの森から Op.68(1883-1884)
糸紡ぎ/暗い湖畔で/ヴァルプルギスの夜/待ち伏せ/森の静けさ
騒がしい時に
エリザベッタ・デッシ、フランシスコ・ジャンマルコ(ピアノ)
録音:1999年10月27-29日、トレヴィーゾ県(イタリア)、
インフィニティ・スタジオ

CRR 2016 \1980
ハイドン(1737-1806):十字架上のキリストの最後の七つの言葉(管弦楽版)
モーツァルト(1756-1791):エクスルターテ・ユビラーテ K.165(*)
ロッサーナ・ポテンツァ(ソプラノ(*))
ヴェネト・G・F・マリピエロ管弦楽団
エツィオ・ロヤッティ(指揮)
録音:2000年2月、カステルフランコ=ヴェネト(イタリア、トレヴィーゾ県)、
アウディトリウム「ノエ・ボルディニョン」

CRR 2017[CD-R] \1980
セレナード フルート、ヴァイオリン、ヴィオラとギターのための室内楽
ヨハン・バプティスト・ゲンスバッハー(1778-1844):セレナード Op.12(1797)
エドゥアルト・ルツェルナ(1869-1914):コルシカのセレナード(1910)
フランチェスコ・ブラッツォ(1964-):四重奏ソナタ(組曲;1994)
エドゥアルト・デメツ(1958-):
ヨーグルトとバナナ(コレステロールのない音楽;1999)
アマリーダ・アンサンブル
アレッサンドロ・ヴィジンティーニ(フルート) 
ヨハンナ・ヴァッサーマン(ヴァイオリン)
マルゲリータ・ピゴッツォ(ヴィオラ) シルヴィオ・チェスコ(ギター)
録音:2000年3月、ムーリ・グリース修道院(イタリア)
CD-Rですのでご注意ください。

CRR 2018 \1980
イタリア・オペラ作曲家たちのピアノ作品集
レオンカヴァッロ(1857-1919):タランテッラ/なまめかしいワルツ
ポンキエッリ(1834-1886):初恋(夜想曲)/夜想曲変イ長調
チレア(1866-1950):第2の舞曲/セレナード/マズルカ
ヴェルディ(1813-1901):無言のロマンス(1865)/ワルツ ヘ長調
プッチーニ(1858-1924):アルバムの綴り(1907)/小タンゴ(1907)
ロッシーニ(1792-1868):アルバムのためのいくつかのささいなこと から
アレグレット ト短調/アレグレット・モデラート イ短調/長調
アンダンティーノ・ソステヌート 嬰ヘ短調/長調
ジョルダーノ(1867-1947):メヌエット/ガヴォット風
ロベルト・ガッレット(ピアノ)

CRR 2022[CD-R] \1980
屋根の上のヴァイオリン 無伴奏ヴァイオリンのための現代イタリア音楽
ダヴィド・マックーリ(1960-):ヴァイオリンソロ(1988)
ジャンパオロ・コラル(1944-2011):Raps IV
ロベルタ・シルヴェストリーニ(1964-):Solitaire
ベルナルディーノ・ベッジョ(1953-):フィドル
バルバラ・マニョーニ:屋根の上のヴァイオリン
ステファノ・パラガッティ(1961-):カプリッチョ
クラウディオ・ペルジーニ(1961-):Violinonda
コッラード・グリン:無伴奏ヴァイオリンのための小ソナタ
クラウディオ・ガブリエーレ:闇の境界
ランベルト・ルーリ(1957-):ソナタ(1990)
マッシモ・バッチ(ヴァイオリン)
録音:アウロス・レコーディング・スタジオ
CD-Rですのでご注意ください。

CRR 2023[CD-R] \1980
フルラーナ組曲 フルートのための音楽
ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983):
フォルラーヌ[フルラーナ](フルートとピアノのための)(*)
ダニエーレ・ザネットヴィク(1950-):
フルート合奏のための3つのルネサンス舞曲(1993)(※)
パオロ・ベネデット・ベッリンツァーニ(1690-1757):
フルートとチェンバロおよび/またはチェロのためのソナタ ハ長調 Op.3 No.3(+)
パスコッティーノ・パレーゼ(1782-1859):
無伴奏フルートのための主題と7つの変奏曲(1849頃)
ダヴィデ・リアーニ(1921-2005):
Ricuarz(フリウリ民謡による、フルートとピアノのための;1984)から(#)
Calmo e discorsivo / Lentamente cantabile / Lrntamente espressivo
ピエトロ・グラットーニ・ダルカーノ(1696-1760):
無伴奏フルート・ソナタ ト長調
ステファノ・プロカッチョーリ(1960-):nyrPxis(バスフルートのための)
レイモン・ギオ(1930-):
チヴィダーレ・デュオ(2つのフルートのための;1991)(※)
ピエトロ・グラットーニ・ダルカーノ:
フルートと通奏低音のためのソナタ第8番イ短調(+)
ルイザ・セッロ(フルート)
ヴェスナ・ズッピン(ピアノ(*))
アルヴィーゼ・スティッフォーニ(チェロ(+))
ミケーレ・リウッツィ(チェンバロ(+))
マリア・グラツィア・カバイ(ピアノ(#))
録音:2000年7月22-24日、コペル=カポディストリア放送(スロヴェニア)、
ヘンドリクス・スタジオ
(※)は多重録音によるものと思われます。CD-Rですのでご注意ください。

CRR 2025[CD-R] \1980
ヴェールに包まれたヴェネツィア
マリピエロからドナトーニまで ミレニアムをまたぐヴェネトの作曲家たち
ジャン・フランチェスコ・マリピエロ(1882-1973):
黄昏の歌(ヴァイオリンとピアノのための;1908)
無限の歌(ヴァイオリンとピアノのための;1930)
夜の歌(ヴァイオリンとピアノのための;1908)
ミケーレ・ビアズッティ(1963-):無限の近くに
(フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための;1996)
サルヴァトーレ・マッキア(1947-):
ヴェールに包まれたヴェネツィア(フルートとピアノのための;2000)
ブルーノ・マデルナ(1920-1973):
イヴリーのための6つの小品(ヴァイオリンのための;1971)
ティニとための7つのセレナード(ヴァイリンとヴィオラのための;1972)
クラウディアのためのセレナード(ヴァイオリンとピアノのための;1968)
パテリーナのために(ヴァイオリンとピアノのための;1963)
ベルナルディーノ・ベッジョ(1953-):
Five
(フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための;2000)
フランコ・ドナトーニ(1927-2000):
Nidi(ピッコロのための2つの小品;1979)
Argot(ヴァイオリンのための2つの小品;1979)
インテルアンサンブル
ファビオ・バチェッレ(フルート、ピッコロ) 
アレッサンドロ・ビゼッロ(クラリネット)
ステファノ・アントネッロ、アレッサンドロ・ファジュオーリ(ヴァイオリン)
アンドレア・アメンドーラ(ヴィオラ) ルーカ・パッカニェッラ(チェロ)
アレッシア・トッファニン、ベルナルディーノ・ベッジョ(ピアノ)
録音:2000年9月12-14日、パドヴァ(イタリア)、マッダレーナ劇場
2000年9月21、29日、ウディーネ(イタリア)、デルタ・スタジオ
CD-Rですのでご注意ください。

CRR 2026 \1980
運命 ビョルケンハイム、ティエンスー、ズビツキー:
バヤン・トリオのための作品集
ウラディーミル・ズビツキー(1953-):カルパティア組曲(2000)
ラウル・ビョーケンヘイム(1956-):4つの一瞥(1998)
ユッカ・ティエンスー(1948-):しかし(1997)/私(2000)
ウラディーミル・ズビツキー:運命(ソナタ;2000)
ソロタレフ・バヤン・トリオ
ダリオ・フランミーニ、マッシミリアーノ・ピトッコ、
ジェルマーノ・スクルティ(バヤン[ロシア式アコーディオン])

CRR 2105[CD-R] \1980
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):
ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネとチェンバロのためのソナタ ニ長調
BuxWV267
オルガンのための前奏曲 BuxWV163
ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネと通奏低音のためのソナタ ニ短調
BuxWV257(原曲:ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための)
オルガンのためのカンツォネッタ BuxWV172
ヴィオラ・ダ・ガンバとヴィオローネのためのソナタ ニ長調 BuxWV268
オルガンのためのフーガ BuxWV174
カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ イ長調
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ホ短調
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ハ長調
ブクス・トリオ
ミケーレ・ヴェロネーゼ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
マウロ・ザバーニョ(ヴィオローネ)
ヴァルテル・スパドット(チェンバロ、オルガン)
録音:2000年9月9日、ポルチェニーゴ(イタリア、ポルデノーネ県)、
聖ジャコモ教会
世界初録音と表示されています。CD-Rですのでご注意ください。

CRR 2106[CD-R] \1980
アンジェロ・ボスキアン:夢のアルバム
6つのコンポジション/2つのフーガ
夢のアルバム 第1部/夢のアルバム 第2部
ミケーラ・マントヴァーニ(ピアノ)
録音:2001年5月12日、トレヴィーゾ(イタリア)、BDSスタジオ
世界初録音と表示されています。CD-Rですのでご注意ください。

CRR 2118[CD-R] \1980
レオン・レオーニ(1560頃-1627):宗教的&世俗的マドリガーレ集
[宗教的マドリガーレ]
「栄光の処女の歌」(悔悟の時のための10のマドリガーレ、5声)
Le braccia aperse / E tra le braccia / E ritornato / O miei crin d'oro
Giont'al fin la meschin'al monte / O cara imago di dolor / O dolor
E voi, ministri / Fate ch'io moia
/ Che mi sarà la pena e la morte gradita
[世俗的マドリガーレ]
「ドリア人の勝利」から Di pastorali accenti
「美しい夜明け」から
Dolci baci e soavi / Vi dissi, io ardo / Hor mi mostr'hor m'asconde
Vere fur le mie fiamme / Sola ti miro, pur amata mano
Amor, che fai, che pensi? / Baci noioso e caro / Tiensi Amarill'in
braccio
Dimmi, Clori gentil, perché non m'ami
イ・マドリガリスティ・デラ・カッペッラ・ムジカーレ・モンテベリコ・
ヴィチェンツァ
ルッジェーロ・ルイージ・ピットン(指揮)
録音:1999-2000年、ヴィチェンツァ(イタリア)、モンテベリコ礼拝堂
CD-Rですのでご注意ください。

CRR 2119[CD-R] \1980
私を忘れないで 19世紀トレヴィーゾの誘惑、ため息とサロン
不詳(19世紀):Vieni, la barca e pronta(舟歌)
不詳(19世紀):In tutti i modi Nina me paise(カンツォネッタ)
ウルバーノ・トニオーロ(活躍:1853-1900):Il gondoliero(舟歌)
ジローラモ・クレシェンティーニ(1762-1846):
Sino all'ultimo momento(アリエッタ)
ステファノ・パヴェージ(1779-1850):
Mi vien da ridere(カヴァティーナ、「Ser Marcantonio」から)
アウレリオ・モレッティ・アディマーリ(活躍:1841-1872):
Ricordati di me!(メロディア)
レンツォ・マズット(1858-1926):Come nube che leggera(ロマンツァ)
カルロ・フォンテバッソ(活躍:1849-1911):
Il canto della sirena(ロマンツァ)
不詳(19世紀後半):Brindisi Italiano(ブリンディージ)
ダニエラ・ベノーリ(ソプラノ)
エンツァ・フェッラーリ(ピアノ)
録音:2001年9月28-30日、モリアーノ=ヴェネト(イタリア、トレヴィーゾ県)、
カンポクローチェ、モッタ紡績工場
トレヴィーゾ図書館所蔵の未出版譜による演奏。
CD-Rですのでご注意ください。




<FLORA>
FLORA 2210 \2080
アマランサス エール・ド・クール(17世紀フランス宮廷歌曲集)
ニコラ・ヴァレ(1583頃-1642頃):前奏曲
ジャン=バティスト・ベザール(1567頃-1617以後):
Ou luis tu soleil de mon ame(*/+)
Beaux yeux qui voyes clairement(*/+)
ニコラ・ヴァレ:ファンタジア(+)
コンスタンティン・ホイヘンス(1596-1687):Quoi Clorinde(*/+)
ニコラ・オトマン(1610頃-1663):バレ(#)
コンスタンティン・ホイヘンス:
Graves tesmoins(*/+/#)/セレナード(*/+/#)
ニコラ・ヴァレ:
イタリアのパッサメッツォによるファンタジア(+)/前奏曲(+)
フランソワ・リシャール(1600頃-1650):
Les yeux baignez de pleurs(*/+)/Amarante[アマランサス](*/+)
Beaux yeux(*/+)
ゴーティエ?:前奏曲(#)
ミシェル・ランベール(1610-1696):
Ah qui voudra desormais s'engager(*/+/#)
Par mes chants tristes et touchants(*/+)/Vos mespris(*/+)
バスティード氏:Arbres, rochers(*/+/#)
ド・マシー氏(活躍:17世紀後半):シャコンヌ(#)
デュビュイソン氏(1622/1623-1680/1681):
ランベール氏の死に寄せる哀歌(*/+/#)
セリーヌ・シェーン(ソプラノ(*))
エドゥアルド・エグエス(リュート、テオルボ(+))
フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ(#))
録音:2010年5月、ブラ=シュル=リエンヌ教会(ベルギー)
2006年、2008年、2011年(予定)の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」
に参加、その美貌と美声で聴衆を魅了したベルギー生まれのソプラノ、セリ
ーヌ・シェーンをソリストに迎えた極上の一枚。ブックレットに歌詞(フラン
ス語)が記載されていますが、解説はございません。

FLORA 2410 \2700
【高価格帯】
アンサンブル・クレマン・ジャヌカン登場!
ラブレー 汝の欲するところを行え、またはテレームの僧院
ジョスカン・デプレ(1455-1521):Vive le Roy[王様万歳]
クロード・ルジュヌ(1530-1600):Je boys a toy mon compagnon
クレマン・ジャヌカン(1485-1558):Or viens ça mie Perette
クローダン・ド・セルミジ(1494-1562):Hau, hau je boys
ガブリエル・バタイユ(1575-1630):
O que mesa que manjar! Quien quiere entrar?
ギヨーム・コートレー(1530-1606):Grosse garce noire
オルランドゥス・ラッスス(1532-1594):Lucescit lamo socii
クレマン・ジャヌカン:Martin menoit son pourceau au marche
オルランドゥス・ラッスス:La nuict froide et sombre
アントワーヌ・ド・ベルトラン(1530-1581):Je vis, je meurs
クレマン・ジャヌカン:La chasse[狩]
ピエール・アテニャン(1494-1551):
パヴァーヌとガイヤルド「Ferrareze」、クラント、トゥルディオン
クレマン・ジャヌカン:La guerre[戦争](第1部)
クレマン・ジャヌカン:La guerre[戦争](第2部)
クローダン・ド・セルミジ:Le content est riche en ce monde
ロイゼ・コンペール(1450-1518):Nous sommes de l'ordre de Saint Babouyn
ジャン=ポール・パラダン[ジョヴァンニ・パオロ・パラディーノ]
(活躍:1540-1560):リュート曲(詳細記載なし;朗読部分のBGM)
アンサンブル・クレマン・ジャヌカン
ドミニク・ヴィス(カウンターテナー、ディレクター) 
ユーグ・プリマール(テノール)
ヴァンサン・ブショ(朗読、バリトン) フランソワ・フォシェ(バリトン)
ルノー・ドレイグ(バス)
レ・サックブーティエ
ジャン=ピエール・カニャック(コルネット[ツィンク])
フィリップ・ガンギレム(シャリュモー) ダニエル・ラサル(サックバット)
ロラン・ル・シュナデク(ドゥルツィアン) ヤスコ・ブヴァール(オルガン)
フロラン・ティセイル(打楽器)
ウジェーヌ・フェレ(ルネサンスリュート)
録音:2009年11月、ミュレ(フランス)、ニコラ・ダレイラック・ホール
レ・サックブーティエがドミニク・ヴィス率いるアンサンブル・クレマン・
ジャヌカンを招いて繰り広げる、フランス・ルネサンスを代表する人文主義
者・作家フランソワ・ラブレー(1494頃-1553)の小説「ガルガンチュア物語」
から抜粋されたテキストを中心に進行する音楽物語。テレームの僧院は物語
の舞台の一つで、「汝の欲するところを行え」はその僧院の唯一の規則。
朗読と歌唱の全テキストを記載した全116ページ(フランス語のみ)のハード
カバー・ブック仕様。




<Parnassus>
PACD 96046/7 2枚組 \2300
リヒテル 1950年代ライヴ集 Vol.7
ベートーヴェン(1770-1827):
2つのロンド 0p.51; ハ長調/ト長調
エロイカ変奏曲変ホ長調 Op.35
ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26
バガテル ヘ長調 Op.33 No.3
ピアノ・ソナタ第27番ホ長調 Op.90
ディアベッリ変奏曲 Op.120(+)
創作主題による変奏曲 Op.34(*)
創作主題による変奏曲(トルコ行進曲の主題による変奏曲)Op.76(*)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1951年、モスクワ(*以外)/1950年(*)
レーベル提供の情報によれば、(+)は韓国YedangレーベルのCDと同一音源、
(*)はインターネット・サイトから短期間購入できたCD-Rと同一音源、他は
初出のラジオ放送音源とのことです。




<Alto>
ALC 1099 \880
スメタナ(1824-1884):連作交響詩「わが祖国」
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
リボル・ペシェク(指揮)
録音:1995年 原盤:Lotos 前出:Regis, RRC 1099

ALC 1115 \880
シューベルト(1797-1828):
ピアノ・ソナタ第9番ロ長調 D.575
ピアノ・ソナタ第11番ヘ短調 D.625
楽興の時 D.780 から Nos.1,3,6
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1979年、東京、ライヴ 原盤:Olympia 前出:Regis, RRC 1115

ALC 1123 \880
オルランドゥス・ラッスス(1532-1594):
聖木曜日のための3つのエレミア哀歌
聖金曜日のための3つのエレミア哀歌
聖土曜日のための3つのエレミア哀歌
プロ・カンツィオーネ・アンティクァ
ブルーノ・ターナー(指揮)
原盤:PCA 前出:Hyperion, CDA 66321/2, CDD 22012/Regis, RRC 1123

ALC 1129 \880
リザ・デラ・カーザ R・シュトラウスを歌う
リヒャルト・シュトラウス():
四つの最後の歌(*)
オペラ「ナクソス島のアリアドネ」から アリアと二重唱曲(+)
Ein Schönes war / Es gibt ein Reich / Circe, Ich konnte fliehen!
オペラ「アラベラ」から アリアと二重唱曲(#)
Aber der Richtige / Mein Elemer / Das wahr sehr gut, Mandryka
リザ・デラ・カーザ(ソプラノ)
リザ・オットー、レオノーレ・キルシュタイン(ソプラノ(+))
ナーダ・プッター(メゾソプラノ(+))
ルドルフ・ショック(テノール(+))
ヒルデ・ギューデン(ソプラノ(#))
ジョージ・ロンドン(バスバリトン(#))
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(*/#)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(+)
カール・ベーム(指揮(*))
アルベルト・エレーデ(指揮(+))
ゲオルク・ショルティ(指揮(#)
録音:1953年(*)/1959年(+)/1957年(#) 原盤:Decca

ALC 1139 \880
チャイコフスキー(1840-1893):
マンフレッド交響曲 Op.58(*)
序曲ハ長調(+)
ソヴィエト国立文化省交響楽団(*)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(*))
モスクワ交響楽団(+)
セルゲイ・スクリプカ(指揮(+))
録音:1987、1989年、モスクワ 「西側」初登場音源

ALC 1140 \880
メンデルスゾーン(1809-1847):
交響曲第3番イ短調「スコットランド」Op.56
交響曲第4番イ長調「イタリア」Op.90
フィルハーモニア管弦楽団
タマーシュ・ヴァーシャーリ(指揮)
録音:1989年 原盤・初出:Collins, 10182

ALC 1141 \880
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調「幽霊」Op.70 No.1(*)
ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調「大公」Op.97(+)
ジンガラ三重奏団
アネット・コール(ピアノ) エリザベス・レイトン(ヴァイオリン)
フェリクス・シュミット(チェロ)
録音:1989、1991年 原盤・初出:Collins

ALC 1165 \880
ワーグナー(1813-1883):序曲&前奏曲集
オペラ「リエンツィ」序曲
オペラ「さまよえるオランダ人」序曲
オペラ「タンホイザー」序曲
オペラ「ローエングリン」第1幕前奏曲/第3幕前奏曲
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
楽劇「ワルキューレ」から ワルキューレの騎行(*)
フィルハーモニア管弦楽団
ユーリー・シモノフ(指揮)
録音:1989年 原盤・初出:Collins, 12942(*以外)
(*)は既発売の『ワーグナー:オペラ管弦楽名曲集』
(ALC 1065、録音:1991年8月)と同一音源と思われます。

ALC 1167 \880
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467
ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491
ハワード・シェリー(ピアノ、指揮)
シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニア
録音:1986年 原盤:Carlton/IMP 前出:Regis, RRC 1067

ALC 2015 2枚組 \1300
プッチーニ(1858-1924):オペラ「蝶々夫人」
レナータ・テバルディ(ソプラノ:蝶々さん)
カルロ・ベルゴンツィ(テノール:ピンカートン)
エンツォ・ソルデッロ(バリトン:シャープレス)
フィオレンツァ・コッソット(メゾソプラノ:スズキ)
リディア・ネロッツィ(メゾソプラノ:ケイト・ピンカートン)
アンジェロ・メルクリアーリ(テノール:ゴロー)
ミケーレ・カッツァート(バリトン:ヤマドリ)
パオロ・ワシントン(バス:僧侶)
ローマ聖チェチーリア音楽院合唱団&管弦楽団
トゥリオ・セラフィン(指揮)
録音:1958年 原盤:Decca




<STRADIVARIUS>
STR 33796 \1980
ジョナサン・ハーヴェイ(1939):Run Before Lightning
Run Before Lightning(フルートとピアノのための;2004)
Vers(ピアノのための;2000)
Quantumplation
(フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノとタムタムの
ための;1973/1975)
Flight - Elegy(ヴァイオリンとピアノのための;1983/1989)
Nataraja(フルート(ピッコロ持ち替え)とピアノのための;1983)
Tombeau de Messiaen[メシアンの墓碑銘]
(ピアノとディジタル・オーディオ・テープのための;1994)
The Riot
(フルート(ピッコロ持ち替え)、バスクラリネットとピアノのための;1993)
Haiku[俳句](ピアノのための;1997)
ディナミス・アンサンブル
ハビエル・トレス・マルドナド(指揮)
英国を代表する現代作曲家の一人ジョナサン・ハーヴェイの室内楽作品集。
ディナミス・アンサンブルは1999年、ハビエル・トレス・マルドナドにより
ミラノに創設された団体。

STR 33888 \1980
マッテオ・フランチェスキーニ(1979-):Il Risultato dei Singoli
Sequel(ヴィオラとアンサンブルのための;2007)
Legenda(ヴァイオリンとアンサンブルのための;2007)
A long time ago(チェロとアンサンブルのための;2009)
Sine qua non(ピアノとアンサンブルのための;2008)
ロレンツォ・ゴルリ(ヴァイオリン)
マリア・ロンキーニ(ヴィオラ)
レリヤ・ルーキチ(チェロ)
マリア・グラツィア・ベロッキオ(ピアノ)
ディヴェルティメント・アンサンブル
サンドロ・ゴルリ(指揮)
トレントに生まれミラノでアレッサンドロ・ソルビアーティ、ローマでアツィ
オ・コルギに師事したイタリアの作曲家マッテオ・フランチェスキーニのデ
ビュー・アルバム。タイトルは「個々の結果」とでも訳すべきでしょうか。

STR 33896 \1980
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
「音楽の花束」(1635)から 主日のミサ/使徒のミサ/聖母のミサ
マウリツィオ・クローチ(オルガン)
アンサンブル・スティルプス・イェッセ(グレゴリオ聖歌斉唱)
録音:ベルン(スイス)、聖三位一体バジリカ教会
使用楽器:2008年、マルコ・フラッティ製
マウリツィオ・クローチ(1970年イタリアのヴァレーゼ生まれ)はミラノとト
レントで学んだ後スイスに移り、バーゼルのスコラ・カントールムでジャン
=クロード・ツェーンダーとアンドレア・マルコンにチェンバロとオルガン
を、フリブール大学でルイジ・フェルディナンド・タリアヴィーニに音楽学
を師事した鍵盤楽器奏者。2011年現在フリブール・オルガン・アカデミーの
音楽監督およびECHO(European Cities of Historical Organs)の評議員を務
めています。

STR 33898 \1980
ラウンド・ミッドナイト セロニアス・モンクへのオマージュ
セロニアス・モンク/エマヌエーレ・アルチウリ編曲:Theme
エリック・リード:Variation
ユリ・ケイン:Variation
アルベルト・バルベーロ:The Monk and Me
フレッド・ハーシュ:Little Midnight Nocturne
アーロン・ジェイ・カーニス:Superstar Etude n.2
マシュー・クエイル:Monk sits Down to Write a Tune...
フレデリック・ジェフスキ:Variation
ミルトン・バビット:A Gloss on "Round Midnight"
ロベルト・アンドレオーニ:Slinking Around Midnight
オーガスタ・リード・トマス:Variation
フィリッポ・デル・コルノ:Precious Time
マイケル・トーキー:Variation
カルロ・ボッカドーロ:Midnight Variation
ジョン・ハービソン:Monk Trope
デイヴィッド・クラム:Variation
マイケル・ドアティ:Monk in the Kitchen
ウィリアム・ボルコム:Think of Miles Davis playing it in F minor
ジェラルド・レヴィンソン:Midnight Dream
ジョン・ホフマン:Cadenza and Finale
[ボーナス・トラック]
ビル・エヴァンス/デニー・ザイトリン:Quiet Now
エマヌエーレ・アルチウリ(ピアノ)
ジャズ・ピアノの巨匠セロニアス・モンク(1917-1982)の名曲「ラウンド・
ミッドナイト」をテーマとした、現代アメリカ作曲家たちのピアノ作品集。




<MELODIYA>
MELCD 1001750 \1550
ロシアの演奏芸術 20世紀の伝説 ボリショイ劇場弦楽四重奏団(1931-1968)
ボロディン(1833-1887):
弦楽六重奏曲ニ短調(1860-1861)(*)
ロシア風スケルツォ ニ長調
(共作による弦楽四重奏曲集「金曜日」から;1882)(+)
グリエール(1875-1956):弦楽四重奏曲ニ短調 Op.67(#)
ミャスコフスキー(1881-1950):弦楽四重奏曲第9番ニ短調 Op.62(**)
ボリショイ劇場弦楽四重奏団
I・ジュク(第1ヴァイオリン) B・ヴェリトマン(第2ヴァイオリン)
M・グルヴィチ(ヴィオラ((*/+/#)) I・マトローソフ(ヴィオラ(**))
I・ブラフスキー(チェロ)
ルドルフ・バルシャイ(ヴィオラ(*))
スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(チェロ(*))
録音:1949年(+)/1950年(#)/1952年(*)/1965年(**)

MELCD 1001789 \1550
ロシアの演奏芸術 20世紀の伝説 ヤコフ・ザーク(1913-1976)
ラヴェル(1875-1937):ピアノ協奏曲ト長調(*)
プロコフィエフ(1891-1953):
ピアノ・ソナタ第4番ハ短調 Op.29(+)
ピアノ協奏曲第2番ト短調 Op.16(#)
ヤコフ・ザーク(ピアノ)
ソヴィエト国立交響楽団(*)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮(*))
BP交響楽団(#)
クルト・ザンデルリング(指揮(#))
録音:1953年(+)/1959年(*/#)
ヤコフ・ザークはソヴィエト(ユダヤ系ウクライナ人)のピアニスト。ゲンリ
フ・ネイガウスに師事し、第3回ショパン国際ピアノ・コンクール優勝(1937
年)。モスクワ音楽院教授としてニコライ・ペトロフ、ワレーリー・アファナ
シェフ、ユーリー・エゴロフらを輩出しました。

MELCD 1001800 \1550
ニコライ(ミコラ)・ルイセンコ(1842-1912):
オペラ「タラス・ブーリバ」(抜粋)
A・キコティ(タラス・ブーリバ) 
L・ルジェンコ(ナスチャ) D・グナテュク(オスタプ)
V・チモーヒン(アンドレイ) E・チャヴダル(マリーリツァ)
V・グーロフ(コブザリ) V・プージン(伝令)
ウクライナ国立オペラ(キエフ・オペラ)合唱団&管弦楽団
コンスタンチン・シメオノフ(指揮)
録音:1972年
ルイセンコはウクライナ国立作曲学校を創設したウクライナの作曲家。「タ
ラス・ブーリバ」は17世紀に実在したコサック隊長を主人公としたゴーゴリ
の小説に基づくオペラ。

MELCD 1001809 \1550
ロシアの演奏芸術 20世紀の伝説 ヴェーラ・ドゥロワ(1909-2000)
ヴィラ=ロボス(1887-1959):ハープ協奏曲イ短調(1953)(*)
エルンスト・ヘルマン・マイヤー(1905-1988):ハープ協奏曲(1968)(+)
ドビュッシー(1862-1918):神聖な舞曲と世俗的な舞曲(1904)(#)
ヴェーラ・ドゥロワ(ハープ)
ボリショイ劇場管弦楽団(*/+)
アレクサンドル・ラザレフ(指揮(*/+))
モスクワ放送交響楽団(#)
アレクサンドル・ガウク(指揮(#))
録音:1976年(*)/1977年(+)/1948年(1970年復元)(#)

MELCD 1001818 \1550
ゲオルギー・スヴィリドフ(1915-1998):歌曲集
ロバート・バーンズの詩によるバスとピアノのための歌曲集
(サムイル・マルシャク訳ロシア語版)
秋/兵士の帰還/ジョン・アンダーソン/ロビン/高地の淑女
フィンドレイ/全地を覆う闇/別れ/清貧
プーシキンの詩による6つのロマンス
森は紅の衣を落とし/冬の道/乳母/冬の夜/予感/イジョラ川に着いて
からすは飛び交う/長官の死のバラッド
ブーブリキの物語と共和国を認めない女性について/合唱からの声
ラドガ湖の漁師たち/たばこ売り(*)
エフゲニー・ネステレンコ(バス)
ゲオルギー・スヴィリドフ(ピアノ)
ワレンチン・ズヴェレフ(フルート(*))
録音:1978年

MELCD 1001819 \1550
ショパン(1810-1849):ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
シューマン(1810-1856):ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
エリソ・ヴィルサラーゼ(ピアノ)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
ドミートリー・キタエンコ(指揮)
録音:1977年3月11日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ




<GZ DIGITAL MEDIA>
L 10691-2 \2080
プラーニツキー・アルバム
ヨセフ・アントニーン・プラーニツキー(1691-1732):
オペラ・エクレシアスティカ[教会作品集]
(12の独唱用教会カンタータ;1723)
De amore erga Deum(*)/ De communione(*)/ De confessore(+)
De tempore(#)/ De venerabilis sacramento(*)/ De tempore(*)
De ss. martyribus(+)/ De omni tempore(#)/ De Beata Virgine Maria(*)
De virgine et martyre(+)/ De sacratissima eucharistia(*)/ Funebris(*)
ガブリエラ・エイベノヴァー(ソプラノ(*))
マルケータ・ツクロヴァー(アルト(+))
トマーシュ・クラール(バリトン(#))
コレギウム・ガブリエラ・デメテロヴァー
ガブリエラ・デメテロヴァー(ヴァイオリン、指揮)
ガブリエラ・デメテロヴァーが2005年に創設したピリオド楽器アンサンブル
が古楽に精通した歌手たちを迎えたアルバム。「オペラ・エクレシアスティ
カ」はチェコの作曲家プラーニツキーの現存する唯一の作品。ドイツのアウ
クスブルクで出版されたこの曲集は、声楽の分野における彼の優れた才能を
示しています。76ページの解説(チェコ語、英語)と歌詞対訳(ラテン語、チェ
コ語、英語)を備えたハードカバー・ブック仕様。





<LYRA DA CAMERA>
CR 0006-3 \2250
コンチェルト
テレマン(1861-1767):Du bist verflucht, o Schreckenstimme
J・S・バッハ(1685-1750):G線上のアリア(管弦楽組曲第3番ニ長調 から)
D・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ ハ長調 K.420
ペルゴレージ(1710-1736):Se tu m'ami
ヴィヴァルディ(1678-1741):
フルート・ソナタ イ短調 から ラルゴ,アレグロ
ゼレンカ(1679-1745):Orate pro me, lacrimae
ヘンデル(1685-1759):協奏曲ヘ長調
J・S・バッハ:フルート・ソナタ変ホ長調 から シチリアーナ
カリッシミ(1605-1674):Vittoria
ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ ホ短調
モーツァルト(1756-1791):Un moto di gioia / Ridente la calma
モーツァルト:フルート・ソナタ ヘ長調
サルティ(1729-1802):Lungi dal caro bene
J・S・バッハ:管弦楽組曲第2番ロ短調 から ポロネーズ,バディネリ
テレマン:チェロ・ソナタ イ短調 から ソアーヴェ
テレマン:Deine Toten werden leben
リラ・ダ・カメラ
イトカ・ナヴラーチロヴァー(チェンバロ) ヨハナ・ロシツカー(ソプラノ)
カテジナ・フドボヴァー(フルート) ブレダル・ザイミ(チェロ)
バロックから古典派にかけての音楽の演奏を目的として1997年に創設された
チェコのアンサンブル、リラ・ダ・カメラの自主製作盤。チェコ放送ラジオ
サービスが配給元となっています。本体・外装ともに規格番号表示がござい
ません。




<R. P. MUSIC>
RPMUSIC 011 \2250
リハルト・パフマン:情景的オラトリオ「ヤン・フス師」
イロナ・ツサーコヴァー、マリアーン・ヴォイトコ、他(歌)
パヴェル・ソフーレク(ヴァイオリン)、他(器楽奏者)
チェコ放送スタジオ管弦楽団(弦楽合奏)
リハルト・パフマン(歌、プロデューサー)




<LA BOTTEGA DISCANTICA>
DISCANTICA 236 \2080
モーツァルト(1756-1791):
レクイエム K.626(ジュスマイヤー版)(*)
アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
マリネッラ・ペンニッキ(ソプラノ(*))
グロリア・バンディテッリ(メゾソプラノ(*))
ミルコ・グァダニーニ(テノール(*))
セルジョ・フォレスティ(バス(*))
コーロ・カンティクム・ノーヴム・ディ・ソロメオ(合唱)
アッカデーミア・ヘルマンス(管弦楽)
ファビオ・チョフィーニ(指揮)
録音:2010年7月6-8日、ソロメオ(イタリア、ペルージャ県)、
聖バルトロメオ教会
エンリコ・ガッティがコンサートマスターを務めるイタリアのピリオド楽器
オーケストラが強力ソリスト陣を迎えて臨んだ注目の録音。

DISCANTICA 223 \2080
アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713)/エドワード・ミラー)1735-1807)編曲:
12のトリオ・ソナタ Op.1 から Nos.1-6
12のトリオ・ソナタ Op.3 から Nos.1-6
マヌエル・トマディン(オルガン)
録音:2009年5月4、9日、ゴリツィア(イタリア)、
聖イラリオ&タツィアーノ大聖堂
使用楽器:1856年、ピエトロ・デ・コルテ製

DISCANTICA 227 \2080
ドヴォルジャーク(1841-1904):
スラヴ舞曲集第1巻 Op.46(ピアノ四手連弾のための;全8曲)
ボヘミアの森より Op.68(ピアノ四手連弾のための;全6曲)
スメタナ(1824-1884)/ガブロエーレ・ロータ編曲:
チェコ舞曲集 から ポルカ/フリアント/スコチナー (ピアノ四手連弾版)
ティチィアーナ・モネータ、ガブリエーレ・ロータ(ピアノ)
録音:2010年3月、イヴレア(イタリア)、SMC、バロック・ホール

DISCANTICA 235 \2080
ミラノ、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の
バルビアーニ=ヴェジェッツィ=ボッシ製オルガン
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):
交響的練習曲 Op.78(1897)/処女マリアへのカンツォンチーナ/夕べの歌
デイヴィッド・ナサニエル・ジョンソン(1922-1987):
トランペット・チューン ニ長調(1962)
デレク・ブールジョワ(1941-):セレナード Op.22(1965)
アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):
オルガン・ソナタ第1番ニ短調 Op.42(1874)
ジャン・ラングレ(1907-1991):9つの小品 Op.40(1942-1944) から 平和の歌
マルセル・デュプレ(1886-1971):テ・デウムによるパラフレーズ Op.43(1946)
エルマンノ・コデゴーニ(オルガン)
レオナルド・ダ・ヴィンチの壁画「最後の晩餐」で名高いミラノのサンタ・
マリア・デッレ・グラツィエ教会での録音。

DISCANTICA 237 \2080
フルート&ピアノ・イン・コンサート
サン=サーンス(1835-1921):オドレット[小頌歌]Op.167
アンドレ・カプレ(1878-1925):アルバムの綴り から 夢/小ワルツ
クロード=ポール・タファネル(1844-1908):
アンダンテ・パストラルとスケルツェッティーノ
フィリップ・ゴーベール(1879-1941):幻想曲
ジャック・イベール(1890-1962):物語 から
小さな白いろば/悲しみの家で/水晶の籠
アルフレード・カゼッラ(1883-1947):シチリアーナとブルレスカ
ハワード・バス(1951-):ドラゴン・フライト(*)
エレーナ・チェッコーニ(フルート)
フェデリコ・ブルネッロ(ピアノ)
録音:2010年8月9-11日、ティチーノ(イタリア、ミラノ県)、
聖ステファノ教会
(*)世界初録音。



<ALQHAI & ALQHAI>
ALQHAI 003 \2080
軍神マルスの愛
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
オペラ「オルフェオ」から トッカータ
タンクレディとクロリンダの戦い(マドリガーレ集第8巻 から)(*/+/#)
つれない娘たちのバッロ から 序奏(マドリガーレ集第8巻 から)
ニンファの嘆き(マドリガーレ集第8巻 から)(*/+/#/**)
オペラ「ウリッセの祖国への帰還」から プロローグの前のシンフォニア
ビアージョ・マリーニ(1594-1663):ソナタ「パッサカリア」Op.22
クラウディオ・モンテヴェルディ:
竪琴の調子を合わせて(マドリガーレ集第7巻 から)(+)
ファーミ・アルクアイ:モンテヴェルディの「星をみることはないだろう」
(マドリガーレ集第7巻 から)によるディミニューション
クラウディオ・モンテヴェルディ:
やはりそれは真実なのだ(「音楽の戯れ」から)(+)
アントニオ・ベルターリ(1605-1669):6つのヴィオルのためのソナタ
アッカデーミア・ピアチェーレ
マリビ・ブラスコ(ソプラノ(*)) フアン・サンチョ(テノール(+))
ランベルト・クリメント(テノール(#)) 
ハビエル・ヒメネス・クエバス(バス(**))
ファーミ・アルクアイ
(ヴィオリーノ・ダ・ガンバ、ヴィオラ・ダ・ガンバ・バス、ディレクター)
ラミ・アルクアイ、ロドニー・プラダ
(ヴィオリーノ・ダ・ガンバ、ヴィオラ・ダ・ガンバ・バス)
ヨハンナ・ローゼ(ヴィオラ・ダ・ガンバ・バス) 
マリナ・バレド(ヴィオラ・ダ・ブラッチョ)
ペドロ・オルテガ(ヴィオローネ) 
リュイス・コイ、アルナウ・ルドン(コルネット[ツィンク])
ビセンテ・パリリャ(リコーダー) 
エリエス・エルナンディス(サックバット)
シモ・オスカ(ドゥルツィアン) 
アルベルト・マルティネス・モリナ(チェンバロ)
アレハンドロ・カサル(オルガン) 
エンリケ・ソリニス(アーチリュート、バロックギター)
ミゲル・リンコン(テオルボ、バロックギター) 
ペドロ・エステバン(打楽器)
録音:2010年6月24-27日、セビリャ(スペイン)、クリスト小学校
スペイン系でありながらイタリア初期バロック音楽を主要レパートリーとし
ている熱血古楽集団アッカデーミア・ピアチェーレ(アッカデーミア・デル・
ピアチェーレから改称か?)が放つ第2弾。モンテヴェルディのマドリガーレ
集第8巻「戦いと愛のマドリガーレ」から選ばれた名作マドリガーレを中心と
したアルバムです。ラテン的なノリとコテコテ感はもちろん期待通りですが、
彼らならではの「ぶつかり、きしむような音作り」がまさに絶頂期のモンテ
ヴェルディの真髄をえぐり出しています。

ALQHAI 002 \2080
【旧譜 再案内】
天国と地獄のヴィオル
マラン・マレ(1665-1728):
ヴィオル曲集第4巻「異国趣味の組曲」(1717)から
タタール人の行進/アルマンド「尊大」/アラベスク/夢想/旋風
ヴィオル曲集第3巻(1711)から 荘重なサラバンド
ヴィオル曲集第5巻(1725)から ペルシア人の行進「サヴィニー」
アントワーヌ・フォルクレ(1672-1745):
ヴィオル曲集(1747) 組曲第5番 から
ラモー/ギニョン/レオン、サラバンド/モンティニ/ジュピター
マラン・マレ:ヴィオール曲集第1巻(1686)から シャコンヌ
アッカデーミア・デル・ピアチェーレ
ファーミ・アルクアイ(ヴィオラ・ダ・ガンバ、ディレクター)
ラミ・アルクアイ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ミゲル・リンコン(テオルボ、バロックギター)
録音:2009年1月、セビリャ(スペイン)、スタジオ・スプートニク
「天使のマレ、悪魔のフォルクレ」と称されたフランス・バロックの二大ヴィ
オル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)奏者の作品集。演奏はまさにアルクアイ兄弟の
超絶技巧が炸裂、まるでマレとフォルクレの音楽を薄暗いフランスの宮廷か
らアンダルシアの灼熱の太陽の下に引きずり出したかのよう。スマートさを
志向せずザックザックと切り刻むように弾き進むその気迫に唖然とさせられ
ます。「凄いガンバを聴いてしまった」・・・そんな感想間違いなしの驚く
べきアルバムです。

ALQHAI 001 \2080
【旧譜再案内】
エロスの涙 イタリア初期バロック音楽
ベネデット・フェラーリ(1597-1681):Amanti io vi so dire
サロモーネ・ロッシ(1570頃-1630):トルディリョーネのアリアによるソナタ
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
喜べ、おお、森よ、おお、風よ[Gioite o selve, o venti]
ステファノ・ランディ(1590-1639):Damigella tutta bella
ルカ・マレンツィオ(1553?-1599?):
アモールは真珠の涙をこぼし[Liquide perle Amor]
ビセンテ・パリリャ:
アモールは真珠の涙をこぼし(ルカ・マンレンツィオのマドリガーレによる)
フランチェスコ・マリア・バッサーニ:Tocata per B quadro
リッカルド・ロニョーノ(1555頃-1620):
Ancor che c'ol partire(チプリアーノ・デ・ローレのマドリガーレによる)
ジョヴァンニ・バッティスタ・ボヴィチェッリ(1594年頃活躍):
Io son ferito ahi lasso
サロモーネ・ロッシ:シンフォニア・グラーヴェ
ジローラモ・フレスコバルディ:
大いなる十字架の下に[A pie della gran Croce]
サロモーネ・ロッシ:ソナタ第5番
ビアージョ・マリーニ(1597頃-1665):Novello Cupido
チャッコーナ(シャコンヌ)による即興
アッカデーミア・デル・ピアチェーレ
マリビ・ブラスコ(ソプラノ) フアン・サンチョ(テノール)
ビセンテ・パリリャ(リコーダー)
ラミ・アルクアイ(ヴィオラ・ダ・ガンバ・バス、ヴィオリーノ・ダ・ガンバ)
イレネ・ゴメス(ヴィオラ・ダ・ガンバ・バス) 
フアン・ラモン・ララ(ヴィオローネ)
ラムセス・プエンテ(ヴァイオリン) バルバラ・セラ(ファゴット)
ミゲル・リンコン(テオルボ、バロックギター)
エンリケ・ソリニス(アーチリュート、バロックギター)
アルベルト・マルティネス・モリナ(チェンバロ) アルバロ・ガリド(打楽器)
ファーミ・アルクアイ
(ヴィオラ・ダ・ガンバ・バス、ヴィオリーノ・ダ・ガンバ、ディレクター)
録音:2006年9月1-5日、セビリャ(スペイン)、平和の聖母マリア教会

<MUSICAL CONCEPTS>
MC182 10枚組 \3750
マーラー:交響曲全集
CD1: 交響曲第1番「巨人」   1974年
CD2: 交響曲第2番「復活」   1967年
ビヴァリー・シルズ(S) フローレンス・コプレフ(A) 
ユタ市民大学合唱団
CD3,4: 交響曲第3番  1969年 クリスティーナ・クロースコス(A)
ユタ市民大学女声合唱団.、グラニト校区少年合唱団
CD4: 交響曲第4番  1968年  ネタニア・ダヴラツ(S)
CD5: 交響曲第5番  1974年
CD6: 交響曲第6番「悲劇的」  1974年
CD7: 交響曲第7番「夜の歌」  1964年
CD8: 交響曲第8番「千人の交響曲」  1963年
ジャニーヌ・クレイダー、バランセ・クリステンセン、リン・オウエン(S)
ナンシー・ウィリアムズ、マーレナ・クレインマン(A)
スタンレー・コルク(T) ディヴィッド・クラットワージー(Br)
マルコム・スミス(Bs) ユタ市民大学合唱団
CD9,10: 交響曲第9番  1969年
CD10: 交響曲第10番-アダージョ   1974年
モーリス・アブラヴァネル指揮
ユタ交響楽団
モーリス・アブラヴァネル(1903年1月6日- 1993年9月22日)
廃盤化していたVANGUARDアブラヴァネルのマーラー全集が没後100年を記念
してMUSICAL CONCEPTSより再発売されます!

MC 198 6枚組 \2380 ※価格変更値下げ
ラフマニノフ:ピアノ作品全集
CD1:
10の前奏曲 op.23、コレッリの主題による変奏曲 op.42、
絵画的練習曲集 op.39
CD2:
13の前奏曲 op.32、幻想的小品集 op.3、絵画的練習曲集 op.33
CD3:
4つの小品、前奏曲 ヘ長調、幻想的小品 ト短調、ニ短調、
サロン小品集 op.10、3つの夜想曲、4つの即興曲、
東洋のスケッチ、セレナード 変ロ短調 op.3-5(オリジナル版)、
W.R.のポルカ
CD4:
楽興の時 op.16(2曲目の改訂版を含む)、ピアノ・ソナタ第1番
ニ短調 op.28、2つの断片、メロディ ホ短調 op3-3(オリジナル版)
CD5:
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.36、ショパンの主題による
変奏曲 op.22、6つの小品 op.11(4手による)
CD6:
組曲第2番 op.17、組曲第1番 op.5、ロシア狂詩曲(以上2台ピアノ)、
ワルツ、ロマンス(以上6手による)、
ロマンス、イタリア・ポルカ(以上4手による)
マイケル・ポンティ(P)
ロベルト・レオナルディ(P)(CD:5-6つの小品、CD:6)
1971/1976/1977




<MEMBRAN>
NCA 60235 \1500
テレマン:マタイ受難曲(1754)
マルティン・クリートマン(T)
クラウス・メルテンス(B)
パール・ネーメト指揮
カペラ・サヴァリア
ハレ・カンタムス室内合唱団
ハレ・ヴケ・ヴォカリス男声合唱団

NCA 60237 \1500
ハイドン:弦楽四重奏曲集
第76番 ニ短調Op.76-2「五度」Hob.III-76/
第77番 ハ長調Op.76-3「皇帝」Hob.III-77/
第78番 変ロ長調Op.76-4「日の出」Hob.III-78]
ゲヴァントハウス四重奏団  2004年10月
旧品番NCA60148の出し直しです。

DOCUMENTS 232806 2枚組 \1350
ブリテン:歌劇「ピーター・グライムズ」
ピーター・グライムズ:ピーター・ピアーズ
エレン・オフォード:クレア・ワトソン
ボルストロード船長:ジェイムズ・ピーズ
ホブスン警部:デイヴィッド・ケリー
スウォロー判事:オーウェン・ブラニガン
セドリー夫人:ローリン・エルムズ
アンティ:ジーン・ワトソン、他
ベンジャミン・ブリテン指揮
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団  1958年

DOCUMENTS 233188 3枚組 \1700
ビゼー:歌劇「カルメン」
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ:カルメン)
ニコライ・ゲッダ(テノール:ドン・ホセ)
エルネスト・ブランク(バリトン:エスカミーリョ)
ジャニーヌ・ミショー(ソプラノ:ミカエラ)
ドニーズ・モンテイル(ソプラノ:フラスキタ)
ジャン=クリストフ・ブノワ(バリトン:ダンカイロ)
ミシェル・アメル(テノール:レメンダート)、他
トマス・ビーチャム指揮
フランス国立放送管弦楽団、合唱団   1958/1959年

DOCUMENTS 233314 10枚組 \1080
シベリウス:作品集
CD1-6:
交響曲第1番-第5番、第7番(なぜか第6番はなし)
交響詩「ポホヨラの娘」、交響詩「エン・サガ」、カレリア組曲
(指揮)サー・ジョン・バルビローリ、サー・トーマス・ビーチャム、
ヘルベルト・フォン・カラヤン、パウル・クレツキ、セルゲイ・
クーセヴィツキー、ハンス・ロスバウト、オレ・シュミット
(演奏)BBC交響楽団、ベルリン・フィル、ボストン響、ロンドン・
フィル、ニューヨーク・フィル、フィルハーモニア管、ロイヤル・フィル
(録音)1933,1936-1939,1942,1950,1953,1955,1957,1996
CD7:
歌曲集「夢」、「春はいそぎ過ぎゆく」、「フリッガに寄せて」、
「誘惑」、「ロメオ」、「3月の雪の上のダイヤモンド」、「そよげ葦」、
「黒いばら」、「フィンランディア賛歌」 他
キム・ボルイ(Bs) エリック・ウェルバ(P) 1957
CD8:
付随音楽「ペレアスとメリザンド」、交響詩「フィンランディア」、
「レンミンカイネンの帰郷」、交響詩「吟遊詩人」
(指揮)サー・トーマス・ビーチャム、セルゲイ・クーセヴィツキー、
ハンス・ロスバウト
(演奏)ベルリン・フィル、ボストン響、ロンドン・フィル、
ロイヤル・フィル
(録音)1936-1938,1954,1955
CD9:
ヴァイオリン協奏曲
ジネット・ヌヴー(Vn) 
ワルター・ジュスキント指揮 フィルハーモニア管  1945
交響詩「大洋の乙女」
サー・トーマス・ビーチャム指揮 ロイヤル・フィル  1955
CD10:
交響詩「タピオラ」、付随音楽「テンペスト」-前奏曲、
トゥオネラの白鳥、悲しきワルツ
(指揮)サー・エードリアン・ボールト、ハンス・ロスバウト
(演奏)ロンドン・フィル、ベルリン・フィル
(録音)1954,1956,1957
※曲目ごとの演奏者表記は不明です。




<URANIA>
WS 121.118 2枚組 \1450
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」
ジャン・ピアース、セーナ・ユリナッチ、グスタフ・ナイトリンガー、
マリア・シュターダー、デジュー・エルンスター
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
バイエルン国立歌劇場管弦楽団、合唱団  1961年

WS 121.119 2枚組 \1450
チャイコフスキー:
交響曲第4番-第6番「悲愴」
幻想序曲「ロメオとジュリエット」
サー・ジョン・バルビローリ指揮
ハレ管弦楽団  1957年-1959年

WS 121.120 2枚組 \1450
モーツァルト:
弦楽四重奏曲第17番「狩」、第19番「不協和音」、第20番
「ホフマイスター」、プロイセン王四重奏曲(第21番-第23番)
アマデウス四重奏団 1951年、1955年

WS 121.121 2枚組 \1450
ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」
ティト・ゴッビ、レナータ・テバルディ、レナート・カペッキ、
フェドーラ・バルビエリ、ミレッラ・フレーニ
マリオ・ロッシ指揮
ナポリ・サンカルロ劇場管弦楽団、合唱団 1961年

WS 121.122 2枚組 \1450
ベートーヴェン:
付随音楽「エグモント」  
ローゼマリー・レーニッシュ(S) カール・パリラ(語り)
バレエ「プロメテウスの創造物」   インゲ・ケラー(語り)
グリーグ:劇音楽「ペール・ギュント」  カール・パリラ(語り)
メンデルスゾーン:付随音楽「真夏の夜の夢」
ジークフリート・ハウスマン  ライプツィヒ放送女性合唱団
ヘルマン・シェルヘン指揮
ライプツィヒ放送管弦楽団 1960年

WS 121.123 2枚組 \1450
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」
ビルギット・ニルソン、ジュゼッペ・ディ・ステファノ、
レオンタイン・プライス、ニコラ・ザッカリア
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ指揮
ウィーン国立歌劇場管弦楽団、合唱団 1961年

<SOLSTICE>
SOCD 271/4 4枚組 \5950
イヴォンヌ・ルフェビュール(1898-1986)没後25周年記念
ルフェビュール・プレイズ・ベートーヴェン
CD1
ピアノ協奏曲第4番Op.58*(1959年12月1日パリ、シャンゼリゼ劇場)
初出・INA原盤
フランス国立管弦楽団 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮
ピアノ・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.2(1966年3月)INA原盤
ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111(1959年5月)INA原盤
バガテル Op.119(1971年8月)INA原盤
CD2
ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op.12-3
ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 Op.23
ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト短調 Op.96
シャンドル・ヴェーグ(Vn) 1970年6月 初出・INA原盤
CD3
ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 Op.106「ハンマークラヴィア」
(1973年6月)INA原盤
ディアベリ変奏曲 Op.120(1975年10月Solstice)
CD4
ピアノ・ソナタ第30番 ハ短調 Op.109
ピアノ・ソナタ第31番 ホ長調 Op.110
ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111、シャンドル・ヴェーグ(Vn)
(1977年1月,2月Solstice)
6つのバガテル Op.126(1975年10月Solstice)
ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調 Op.30-1-2楽章 
シャンドル・ヴェーグ(Vn)(1970年6月)INA原盤
バガテル「エリーゼのために」WoO.59
ピアノ・ソナタ第8番 「悲愴」ハ短調 Op.13-1楽章(1959年5月)INA原盤
イヴォンヌ・ルフェビュール(ピアノ)
ピアノ協奏曲第4番はINA所蔵のオリジナルテープによるマスターで唯一INA公
認です。ターラ盤は放送後の音源からコピーされたもので、音質もマスター
とは異質なものです。

SOCD 262 \1780
パブロ・デ・サラサーテ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
第3集:思い出
夢想op.4, スペインの歌op.18, 別れop.9, 眠りop.11, 祈りと子守唄op.17,
夢op.53 他全10曲
ディエゴ・トジ(ヴァイオリン)
デニス・パスカル(ピアノ)
録音:2009 2月、4月、7月
ディエゴ・ドジ
1981年7月生まれ。1998年パリ高等音楽院のカントロフのクラスに入り3年後
に全員一致のプリミエ・プリで卒業。パリ高等音楽院のコンサートマスター
等を経て、2006年にアンサンブル・アンテルコンタンポランのメンバーとな
りコンサートマスターに選ばれた。

SOCD 268 \1780
リスト:
ピアノ・ソナタロ短調
シューベルトの歌曲によるトランスクリプション(全12曲)*
アヴェ・マリア、水に寄せて歌う、辻音楽師、郵便馬車、ます、若い尼僧、
魔王、セレナード、セレナード「聞け、ひばり」、いずこへ、嵐の朝
セトラク(ピアノ)
録音:1980年2月(Sonata)、1975年2月・4月(Transcription)

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幸松肇さんと話をすると、その知識の豊かさ、耳の良さ、薀蓄の深さは尋常
一様のものではなく、内容の面白さに時間がたちまち過ぎていってしまう。
この分野の評論で最も信頼する幸松さんの新著「世界の弦楽四重奏団とその
レコード」全6巻を、すべてのファンに自信を持っておすすめしたい
●続刊予定
第3巻 東欧編(チェコ、ハンガリー、ルーマニア、ロシア他)
第4巻 欧米ラテン諸国編(フランス、イタリア、スペイン、中南米他)
第5巻 英加北欧編(イギリス、カナダ、スウェーデン、オランダ他)
第6巻 日本アジア編(日本、韓国、台湾、中国他)