<クラシック・輸入盤新譜情報 10-11
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

<Decca>
4782607 12枚組 \5850
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ&協奏曲全集
CD1
ピアノ・ソナタ第1番へ短調Op.2‐1/同第2番イ長調Op.2‐2
/同第4番変ホ長調Op.7
CD2
同第3番ハ長調Op.2‐3/同第5番ハ短調Op.10‐2/同第6番へ長調Op.10‐2
/同第8番ハ短調Op.13《悲愴》
CD3
同第7番ニ長調Op.10‐3/同第9番ホ長調Op.14‐1/同第10番ト長調Op.14‐2
/同第11番変ロ長調Op.22
CD4
同第12番変イ長調Op.26/同第13番変ホ長調Op.27‐1
/同第14番嬰ハ短調Op.27‐2《月光》/同第15番ニ長調Op.28《田園》
CD5
同第16番ト長調Op.31‐1/同第17番ニ短調Op.31‐2《テンペスト》
/同第18番変ホ長調Op.31‐3/同第19番ト短調Op.49‐1
CD6
同第20番ト長調Op.49‐2/同第21番ハ長調Op.53《ワルトシュタイン》
/同第22番へ長調Op.54/同第23番へ短調Op.57《熱情》
CD7
同第24番嬰へ長調Op.78/同第25番ト長調Op.79
/同第26番変ホ長調Op.81a《告別》/同第27番ホ短調Op.90
/同第28番イ長調Op.101
CD8
同第29番変ロ長調Op.106《ハンマークラヴィーア》/同第30番ホ長調Op.109
CD9
同第31番変イ長調Op.110/同第32番ハ短調Op.111
CD10
ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15/同第2番変ロ長調Op.19
CD11
同第3番ハ短調Op.37/同第4番ト長調Op.58
CD12
同第5番変ホ長調Op.73《皇帝》/合唱幻想曲ハ短調Op.80
アルフレッド・ブレンデル(ピアノ)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
指揮:ベルナルト・ハイティンク録音:1970-77年
2008年12月にコンサート活動からの引退を発表した巨匠ブレンデル。2011年
1月5日に80歳の誕生日を迎えるのを記念し、1970-77年にアナログ録音された
ベートーヴェンのソナタ全集と、ハイティンク&ロンドン・フィルとともに
録音した1度目の協奏曲全集が待望の再登場となります。協奏曲には合唱幻想
曲も含まれており、イギリスの音楽評論家で、ピアノ分野の権威として名高
いジェレミー・シープマン氏による新しいライナーノートも必読です!

4782622 7枚組 \4150
シューベルト:ピアノ作品集
CD1
ピアノ・ソナタ第17番ニ長調D.850/同第14番イ短調D.784
CD2
同第20番イ長調D.959/ハンガリー風のメロディロ短調D.817
/16のドイツ舞曲D.783/アレグレットハ短調D.915
CD3
ピアノ・ソナタ第19番ハ短調D.958/楽興の時D.780
CD4
ピアノ・ソナタ第16番イ短調D.845/3つの小品D.946
CD5
4つの即興曲D.899/同D.935
CD6
ピアノ・ソナタ第18番ト長調D.894/同第15番ハ長調D.840《レリーク》
CD7
同第21番変ロ長調D.960/幻想曲ハ長調D.760《さすらい人》
アルフレッド・ブレンデル(ピアノ)
録音:1987-88年
巨匠ブレンデルの80歳の誕生日(2011年1月5日)を記念して、彼の最高傑作の
一つとして名高いシューベルトの7枚組が再登場。1987-88年の全盛期に録音さ
れたこともあり、絶妙なバランス感覚による歌の豊かさと構築性の両立を実現。
実にみごとな演奏が揃っています。

4782638 3枚組 \2980
ブレンデル/アーティスト・チョイス・アニヴァーサリー・エディション
CD1
J.S.バッハ:
イタリア協奏曲BWV971/同幻想曲とフーガイ短調BWV904(録音:1976)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番K453(録音:2004年)
スコットランド室内管弦楽団/指揮:サー・チャールズ・マッケラス
シューベルト:幻想曲ハ長調D.760《さすらい人》(録音:1971年)
CD2
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第29番op.26《ハンマークラヴィーア》(録音:1995年ライヴ)
同創作主題による6つの変奏曲op.34(録音:1990年)
CD3
ウェーバー:コンチェルトシュトゥックop.79(録音:1979年)
ロンドン交響楽団/指揮クラウディオ・アバド
リスト:2つの伝説(録音:1981年)
ブゾーニ:トッカータ(録音:1979年)
ムソルグスキー:展覧会の絵(オリジナル・ピアノ版)(録音:1985年)
完全限定盤
ハードカヴァー豪華盤
録音:1971-2004年
巨匠ブレンデルの80歳の誕生日(2011年1月5日)を記念して、豪華ハードカ
ヴァー版の特別限定リリース。彼の40年にわたるPhilips&Deccaへの録音の中
から、ブレンデル自身が選曲した3枚組。最近入手不能だった貴重音源も含ん
でいます。ブックレットにはブレンデル自らが執筆した文章も掲載。作品解説
はミシャ・ドナートによるもの。完全ディスコグラフィー付き。ブレンデル
ファンならずとも是非携えておきたい貴重な豪華盤の登場です。

4782542 2枚組(1枚価格) \1850
世紀の歌声-ジョーン・サザーランド/名オペラ・アリア集
CD1
1.グノー:「ロメオとジュリエット」-私は夢に生きたい
2.ヴェルディ:「椿姫-そはかの人か-花から花へ
3.ドリーブ:
「ラクメ」-若いインドの娘はどこへ(鐘の歌)
ROHO/Molinari-PradelliRecorded1960
4.ヴェルディ:「ルイーザ・ミラー」-神にそむいた私を罰して下さい!
LSO/ボニングRecorded1963
5.ビゼー:交響的頌歌「ヴァスコ・ダ・ガマ」-君の心を開け
OSR/ボニングRecorded1969
6-8.ドニゼッティ:
「ランメルモールのルチア」-ああ,気の毒に、おそろしい亡霊があらわれて、
薔薇で飾られているわ
OASCR/プリッチャードRecorded1962
9.ベッリーニ:「ノルマ」-扇動する戦いの声が…清らかな女神よ
ROHO/Molinari-PradelliRecorded1960
10.オッフェンバック:「ホフマン物語」-森の小鳥はあこがれを歌う
OSR/ボニングRecorded1969
11.ベッリーニ:
「清教徒」-おお,私に希望を返して下さいませ…ここであなたのやさしい
お声がROHO/Molinari-PradelliRecorded1960
12.ホイベルガー:「オペラ舞踏会」-別室で
13.J.シュトラウスII:
「カサノヴァ」-尼僧の合唱ニュー・フィルハーモニア管/ボニング
Recorded1966
14.マスネ:
「ル・シッド」-恐ろしい決闘のため心は打ちひしがれ…泣け,泣け,わが瞳よ
LSO/ボニングRecorded1962
15.ベッリーニ:「夢遊病の女」-ああ!私がひたっているこの喜びは
OMMF/ボニングRecorded1962
CD2
1.グノー:「ファウスト」-なんと美しいこの姿(宝石の歌)
ROHO/Molinari-PradelliRecorded1960
2.ロッシーニ:「セミラーミデ」-麗しい光がLSO/ボニングRecorded1966
3.ベッリーニ:「テンダのベアトリーチェ」-もし墓に行かずにすんだなら
LSO/ボニングRecorded1962
4.ドニゼッティ:「連隊の娘」-決まってしまったのね・・・富も身分も
ROHO/ボニングRecorded1967"
5.ヴェルディ:
「リゴレット」-愛は心の太陽,そして生命なのだパヴァロッティ
LSO/ボニングRecorded:1971
6.ヴェルディ:「リゴレット」-グァルティエルマルデ…慕わしい人の名は
LSO/ボニングRecorded:1971
7.レハール:
「エヴァ(工場の娘)」-それはただの幸運の夢ニュー・フィルハーモニア管
/ボニングRecorded1966
8.ノエル・カワード:パシフィック1860-チェンジング・ワールドボニング
Recorded1966
9.ドニゼッティ:
「愛の妙薬」-親切なそよ風に聞いてごらんなさいパヴァロッティ
/ECO/ボニングecorded1970
10.プッチーニ:「トゥーランドット」-この宮殿の中でパヴァロッティ
/LPO/メータRecorded1972
11.ドニゼッティ:「マリア・ストゥアルダ」-Datuttiabbandonata
パヴァロッティ/OTCB/ボニングRecorded1975
12.ドニゼッティ:「ルクレチア=ボルジア」-彼はわたしの息子でした
NPO/ボニングRecorded1978
ボーナス・トラック-完全初CD化!
13.ドニゼッティ:
「イングランドのロズモンダ」(「ランメルモールのルチア」からの代替アリア)
あの方はまだ…風が私を心地よく舞わせてくれないものか…恋人よ、来たれ
OASCR/PritchardRecorded1961(originally released in the LPset of
Lucia di Lammermoor)
デッカに40のオペラ録音を初め、数多くの録音を残してきたソプラノ歌手、
デイム・ジョーン・サザーランドが84歳の誕生日を目前に、10月10日に逝去。
享年83歳でした。彼女が残した数々の名録音の中から、珠玉のオペラ・アリア
を集めた当アルバムが急遽再発売されることになりました。彼女の旧譜一覧
リストを近日中にお送り致します。澄み渡る彼女の声を再度ご一聴下さい。

2748264 \1850
俗世と隔離された聖なる修道女による天上の響き
ノートルダム・ド・ラノンシアション大修道院修道女/
天使の歌声-アヴィニョンからの聖歌
グレゴリオ聖歌集
01. Overture: Invitatory Surrexit Dominus, Ps. 94
02. Sadness In Life: Introit Exsurge
03. Sadness In Life: Lamentation Oratio Jeremiae
04. Annunciation Bells
05. Sadness In Life: Sequence Dies irae
06. Sadness In Life: Tract Commovisti
07. Sadness In Life: Offertory Recordare
08. Sadness In Life: Alleluia Oportebat pati Christum
09. Stay With Us: Alleluia Cognoverunt
10. Stay With Us: Communion Panis
11. Stay With Us: Hymn Adoro te
12. Stay With Us: Introit Esto mihi
13. Stay With Us: Offertory In te speravi
14. Stay With Us: Sequence Veni Sancte Spiritus
15. Stay With Us: Antiphon Ubi caritas
16. Burning Hearts: Antiphon Nonne cor nostrum, Magnificat
17. Burning Hearts: Response Regnum mundi
18. Burning Hearts: Gradual Christus
19. Burning Hearts: Offertory Dextera Domini
20. Burning Hearts: Antiphon Alleluia, Ps. 116
21. Burning Hearts: Hymn Benedictus es
22. Annunciation Peal Of Bells
ノートルダム・ド・ラノンシアション大修道院修道女
とても厳しい戒律で知られるノートルダム・ド・ラノンシアション大修道院で
俗世間から離れて暮らす修道女たちが歌うグレゴリオ聖歌のアルバム。フラン
ス南東部に位置するアヴィニョン近郊にあるノートルダム・ド・ラノンシアシ
ョン大修道院で暮らす修道女たちが、ユニバーサル傘下の名門デッカ・レコー
ドと契約!!海外メディアの報道によれば、欧米やアフリカなど約70の修道院の
なかから最も美しい女声合唱団に選ばれ、レコード・デビューすることが決
まったベネディクト会修道院の修道女たち28名は、一切の外出を許可されて
おらず、訪問者とも「金網」越しでしか会うことができないという外界との
接触を厳しく禁じられた存在。そのため、今回のレコーディング契約も「金
網」越しに交わしたというニュースが世界中で報じられ、日本でもテレビ朝
日「ワイド!スクランブル」などで大きく紹介されるなど、早くも一大センセ
ーションを巻き起こしています。外界との接触を厳しく禁じられた彼女たち
は、これまで神秘的ななぞのヴェールに包まれていましたが、その素晴らし
い天使のような美しい歌声が口コミで広まり、今回のレコード契約へと発展。
海外では11月に発売予定の彼女たちのこのデビュー・アルバムには、神秘的
で美しい、まるで天使のような歌声によるグレゴリオ聖歌が満載された内容
です。



<Deutsche Grammophon>
2753097(1CD-DVD) \3350
2753098(Blu-ray) \3880
スティング/ライヴ・イン・ベルリン
2010年9月21日(火)ドイツ/ベルリン公演の模様を収録
A Thousand Years / Every Little Thing She Does is Magic / Englishman
in New York (*) / Roxanne / When We Dance Russians / I Hung My Head /
Why Should I Cry For You? / Whenever I Say Your Name (*) / This
Cowboy Song / Tomorrow We'll See / Moon Over Bourbon Street / The End
of the Game / You Will Be My Ain True Love / All Would Envy / Mad
About You (*) / King of Pain / Every Breath You Take (*) / Desert
Rose (*) / She's Too Good For Me / Fragile / I Was Brought to my
Senses (Intro)
(*) features Branford Marsalis (courtesy of Marsalis Music)
英国の名門楽団ロイヤル・フィルハーモニック・コンサート・オーケストラを
引き連れて、ポリス時代からソロを含めた自身のヒット曲、代表曲を交響楽的
な斬新なアレンジで演奏する話題の世界ツアー“シンフォニシティ・ツアー”
を展開中のスティングの最新ライヴ映像作品。
2010年9月21日ドイツ・ベルリン公演の模様を完全収録した内容。




<Australian Eloquence>
4802403 2枚組 \1400
1.ベートーヴェン:七重奏曲変ホ長調Op.20
2. 同:弦楽五重奏曲ハ長調Op.29
3. 同:六重奏曲変ホ長調Op.81b
4.シューベルト:八重奏曲へ長調D.803
ウィーン八重奏団
録音:1958年3月(4)、1959年3月(1)、10月(2、3)
ゾフィエンザール、ウィーン
1950-70年代に名門ウィーン八重奏団がデッカに残した栄光の記録(10タイトル)
の1枚。ベートーヴェンとシューベルトの2大傑作の他、初CD化のベートーヴェ
ン(五重奏曲&六重奏曲)も含む珠玉の名録音は、当団&ホルン・ファンの必携
アイテムと言えるでしょう。

4802397 2枚組 \1400
ロマンティック室内楽作品集
1.メンデルスゾーン:六重奏曲ニ長調Op.110
2.クロイツァー:大七重奏曲変ホ長調Op.62
3.ベルワルド:大六重奏曲変ロ長調
4.ボロディン:ピアノ五重奏曲ハ短調
5.リムスキー=コルサコフ:ピアノ五重奏曲変ロ長調
ヴァルター・パンホーファー(4、5:ピアノ)
ウィーン八重奏団
録音:1968年9月(1、4)、10月(2、3)、1972年3月(5) 
ゾフィエンザール、ウィーン
1950-70年代に名門ウィーン八重奏団がデッカに残した栄光の記録(10タイトル)
の1枚。グラモフォン誌が「端正でエレガント」と評したメンデルスゾーンの
六重奏曲をはじめ、1960年代後半から70年代初頭にかけての当団の円熟を、ロ
マンティックな名旋律にのせてお楽しみください。

4802378 2枚組 \1400
1.モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調K.581
2. 同:クラリネット三重奏曲変ホ長調K.498《ケーゲルシュタット》
3. 同:カッサシオン変ロ長調K.99
4. 同:ピアノ五重奏曲変ホ長調K.452
5.ベートーヴェン:ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.16
6.M.ハイドン:ディヴェルティメント ト長調
アルフレート・ボスコフスキー(クラリネット) 
ヴァルター・パンホーファー(4、5:ピアノ) ウィーン八重奏団
録音:1956年10月(2、4)、1957年6月(5)、1962年9月(6)、
1963年10月(1)、1964年10月(3) ゾフィエンザール、ウィーン
1950-70年代に名門ウィーン八重奏団がデッカに残した栄光の記録(10タイトル)
の1枚。初CD化のモーツァルト(クラリネット三重奏曲&カッサシオン)も含む
珠玉の名録音は、当団&クラリネット・ファンの必携アイテムと言えるでしょ
う。

4804328 2枚組 \1400
モーツァルト:ディヴェルティメント集
1.ディヴェルティメント第15番変ロ長調K.287
2. 同 第1番変ホ長調K.113
3. 同 第17番ニ長調K.334
4. 同 第10番へ長調K.247
ウィーン八重奏団
録音:1950年(4)、1952年9月(3) ムジークフェラインザール、
1955年4月(1)、1957年10月(2) ブラームスザール、以上ウィーン
1950-70年代に名門ウィーン八重奏団がデッカに残した栄光の記録(10タイトル)
の1枚。初代リーダー、ボスコフスキーの妙技が光る第15番を始め、2代目リー
ダーのフィーツ時代の有名なディヴェルティメント集とはまた一味ちがう、
濃密で古きよき日の甘美な名演をお楽しみください。

4802375 2枚組 \1400
ドヴォルザーク:室内楽作品集
1.弦楽六重奏曲イ長調Op.48
2.弦楽五重奏曲ト長調Op.77
3. 同 変ホ長調Op.97
4.弦楽四重奏曲第12番へ長調Op.96《アメリカ》
5.バガテルOp.47
ウィーン八重奏団(1-3) ヤナーチェク弦楽四重奏団(4) 
ウィーン・フィルハーモニー五重奏団(5)
録音:1963年10月 ロンドン(4)、1969年10月(2)、1975年5月(5)、
1971年4月(1、3) ゾフィエンザール、ウィーン
1950-70年代に名門ウィーン八重奏団がデッカに残した栄光の記録(10タイトル)
の1枚。当団がわずか3曲しか録音しなかったドヴォルザーク作品をすべて収め
た貴重なアルバムで、カップリングにはしばらくリリースされていなかった名
門ヤナーチェクSQによる人気曲《アメリカ》と、今回が初CD化となる《バガテ
ル》を、ウィーン・フィルハーモニー五重奏団の演奏でお届けします。

4803479 2枚組 \1400
1.シェーンベルク:交響詩《ペレアスとメリザンド》Op.5
2.マーラー:交響曲第3番ニ短調
イリス・フェルミリオン(2:メゾ・ソプラノ)
ベルリン・シュターツ&ドム少年合唱団(2) ベルリン芸術大学合唱団(2) 
ベルリン放送女声合唱団(2) ベルリン・ドイツ交響楽団
指揮:ヴラディーミル・アシュケナージ
録音:1996年1月 イエス・キリスト教会(1)、
1995年6-8月 コンツェルトハウス(2)、以上ベルリン
後期ロマン派の最後を飾るウィーンの2つの巨峰が、アシュケナージの指揮に
よってベルリンで邂逅した1枚。発売当初はドイツ国内のみのリリースで、こ
れが世界初CD化となる注目の録音です!

4801284 \900
アーサー・サリヴァン作品集
1.パイナップル・ポール組曲(マッケラス編)
2.劇付随音楽《ヘンリー8世》
3.バレエ音楽《ヴィクトリア朝とメリー・イングランド》
フィルハーモニア管弦楽団
指揮:サー・チャールズ・マッケラス(1) 
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ロイストン・ナッシュ(2)
録音:1974年6月(2)、1978年2月(3)、1982年11月(1) ロンドン
今年が没後100年にあたるアーサー・サリヴァンは、ウィリアム・S・ギルバー
トと組んでオペラを作った19世紀イギリスを代表する作曲家として知られてい
ます。亡き巨匠マッケラスの名編曲として知られる《パイナップル・ポール
組曲》をはじめ、オペラやバレエの名場面を凝縮したサリヴァン音楽の魅力
をたっぷりお楽しみください!

4801285 2枚組 \1400
アーサー・サリヴァン:序曲&合唱曲集
CD1:サリヴァン序曲集
《ゴンドラの漕ぎ手》序曲/《コックスとボックス》序曲/《ペイシェンス》
序曲/《アイオランシ》序曲/《ミカド》序曲/《大公》序曲/《マクベス》
序曲/《マーミオン序曲/《ユートピア・リミテッド》序曲/《ラディゴア》
序曲/《王室の衛士》序曲/《王女イダ》序曲/《魔法使い》序曲/《ペンザ
ンスの海賊》序曲/バレエ序曲
CD2:ギルバート&サリヴァン歌曲集
《ゴンドラの漕ぎ手》より/《ペイシェンス》より/《アイオランシ》より
/《ミカド》より/《ラディゴア》より/《王室の衛士》より/《王女イダ》
より/《魔法使い》より/《ペンザンスの海賊》より
指揮:イジドール・ゴッドフリー 、ロイストン・ナッシュ、
サー・チャールズ・マッケラス、ジェームズ・ウォーカー、
サー・マルコム・サージェント
録音:1960-77年
今年が没後100年にあたるアーサー・サリヴァンは、ウィリアム・S・ギルバー
トと組んでオペラを作った19世紀イギリスを代表する作曲家として知られてい
ます。ジェームズ・ウォーカーをはじめとした名指揮者たちによる精緻で充実
した序曲と合唱曲は、聴き手の皆さんに確かな手ごたえと充足感を与えてくれ
ることでしょう。

<EMI CLASSICS>
DVBW-9178259(DVD-Video) 2枚組 \1880
ドミンゴ/ヴェルディ:シモン・ボッカネグラ(ROH 2010)
シモン・ボッカネグラ・・・プラシド・ドミンゴ
アメリア・・・・・・・・・マリーナ・ポプラフスカヤ
フィエスコ・・・・・・・・フェッルッチョ・フルラネット
ガブリエレ・アドルノ・・・ジョセフ・カレヤ
パオロ・・・・・・・・・・ジョナサン・サマーズ
ピエトロ・・・・・・・・・ルーカス・ヤコブスキ
コヴェント・ガーデン、ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団&合唱団
アントニオ・パッパーノ指揮
舞台監督:エリヤ・モシンスキー
装置:マイケル・イアガン
衣装:ピーター・J・ホール
照明:ジョン・ハリソン
ボーナス映像:「プラシド・ドミンゴとのバックステージ」(含む:モシンスキ
ーのインタヴュー)
収録:コヴェント・ガーデン、ロイヤル・オペラ・ハウス 2010年6月
「ファウスト」(DVBW-6316119)、「ドン・カルロ」(DVBW-6316099)に続き、EMI
からのROHのライヴDVD発売。2010年6月、ドミンゴがバリトンのタイトル・ロー
ルを歌ってデビューしたヴェルディの「シモン・ボッカネグラ」です。モシン
スキーのプロダクションでポプラフスカヤやカレヤなどのスター・キャストと
ともにパッパーノ指揮のROHでのパフォーマンスです。ドミンゴは約40年間にわ
たりROHに出演して、25役を200公演で歌ってきましたが、初めてのバリトン役
です。(バリトンはドミンゴがキャリアを始めた声域でもある-メキシコ1959年)
'シモン’はヴェルディ作品の中でも最も難易度が高く、最も情熱的な役とさ
れ、ドミンゴ自身はニュー・ヨーク(1995)とロンドン(1997)ではテナー役で出
演を果たしてはいて、この主役のバリトン役は永年手掛けることを望んでいた
役柄です。
「勝利のドミンゴへ栄光の王冠を」(The Independent - 5 stars)
「低音域では、他のテナーが合板になるところをドミンゴはマホガニーのクオ
リティを持つ」
(The Guardian)
「プラシド・ドミンゴは単なるテナーやバリトンではなくましてや歌手ではな
い。彼はフェノメノンだ。」(Opera Today)
と各メディアも絶賛した歌唱を繰り広げています。

CZS-6487352 6枚組 \2480
ベスト・ドミンゴ100-デビュー50年企画
マルチパック 8Pブッククレット
プラシド・ドミンゴ(テナー)

CZS-6487502 3枚組 \980
ベスト・ドミンゴ50-デビュー50年企画
世紀のテナーの歌を厳選したベスト50!
マルチパック 8Pブッククレット
プラシド・ドミンゴ(テナー)

CMS-6486712 2枚組 \1150
ドミンゴ/パッション-ザ・ラヴ・アルバム(デビュー50年企画)
ラテンの血がたぎる、ドミンゴのラテン・ポップスアルバム
ブリリアント・ボックス 12Pブックレット
プラシド・ドミンゴ(テナー)

CZS-6485002 6枚組 \1350
100ベスト・チルドレン・クラシックス
子供に聞かせて安心、親しまれ、愛される100曲
マルチパック 8Pブッククレット

CZS-6482782 3枚組 \980
50ベスト・チルドレン・クラシックス
子供に聞かせて安心、親しまれ、愛される楽曲を厳選
マルチパック 8Pブッククレット

CZS-6485132 6枚組 \1350
100ベスト・ウィーン・フィル
世界最高のオーケストラの名演奏、100曲を集大成
マルチパック 8Pブッククレット
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

CZS-6484932 3枚組 \980
50ベスト・ウィーン・フィル
ウィーン・フィルの魅力が詰まった50曲
マルチパック 8Pブッククレット
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
●以上BOXの曲目詳細はこちらにございます

CZS-9469472 2枚組 \750
クレア・カレッジのオリジナル・キャロル
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
CD1 
1.Shepherd's Pipe Carol(詩/曲:ジョン・ラッター)
2.Infant holy infant lowly*
3.Angel Tidings
4.Quelle est cette odeur agreable?
5.Once in royal David's city
6.Il est ne le divin enfant
7.Of the Father's love begotten*
8.I saw three ships
9.Down in yon forest*
10.I dulci jubilo
11.Nativity Carol(詩/曲:ジョン・ラッター)
12.Quem pastores laudavere
13.Rocking
14.The Twelve Days of Christmas
CD2
1.Here we come a-wassailing
2.Away in a manger
3.The Coming of Our King
4.Noel nouvelet
5.The Infant King
6.Shepherds' Noel*
7.O come, O come Immanuel*
8.Past three a clock
9.O little town of Bethlehem*
10.Quittez, pasteurs
11.Gabriel's Message*
12.Sans Day Carol
13.Stille Nacht
14.Flemish Carol
クレア・カレッジ・シンガーズ&管弦楽団
ジェレミー・ブランドフォード(オルガン)、*サイモン・ヴォーン(バリトン)
ジョン・ラッター指揮


●BALLET EDITION 各2枚組 \1150
曲目詳細はこちらにございます。

CZS-6486202
チャイコフスキー
すでにシリーズで発売中の三大バレエを除くチャイコフスキー作品集。

CZS-6486252
バランシンのバレエ
20世紀を代表し、モダン・ダンスに、クラシカルな形式と技術を結びつけた
ユニークなスタイルの創始者、バランシンの振付けたバレエ音楽。

CZS-6486402
ミンクス
19世紀の後半、ロシア・バレエの黄金時代に活躍したミンクスの作品を中心に

CZS-6486452
コープランド&バーンスタイン
USの音楽界に大きな貢献を残したコープランドとバーンスタインの、新しい地
平を拓いたとされるバレエ音楽。コープランドは大平原の広大さを反映させ、
バーンスタインは20世紀中盤のせわしげな感覚を生かしているといわれている。

CZS-6486502
バレエの精華
バレエ音楽の名曲のエッセンスが詰まった2枚組

CZS-6486562
フランスのバレエ
フランスの喜びの気分に満ちたバレエ音楽の名曲4曲をあつめて

CZS-6486302
バレエ・アダージョ
クラシカル・バレエの「アダージョ」はダンサーがバランスを保ってその技能
や才能を披瀝したりゆったりしたテンポに添って完璧な均衡と美しいボディ・
ラインを誇示する見せ場を盛り上げる場面の音楽、そんなシーンを思い起こさ
せる曲目がずらり。

CZS-6486352
パ・ド・ドゥ
クラシカル・バレエの中心、「パ・ド・ドゥ」。2人のプリンシパル・ダンサ
ーがその技能を観客に披露するクライマックスの場面の音楽をまとめました。





<VIRGIN CLASSICS>
VC-6419640 \1650
モーツァルト:
1.ピアノ協奏曲 第22番 イ長調 K482
2.ピアノ協奏曲 第25番 ハ長調 K503
ダヴィド・フレイ(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団
ヤープ・ファン・ズヴェーデン指揮
ジュエル・ボックス 16Pブックレット
今最も注目されるフランスの若手ピアニスト、フレイのCD録音第4作
Victoires de la Musique2010でインストゥルメンタリスト・オブ・ジ・イヤー
に輝いたフレイはその録音活動をオーストロ=ジャーマン系の作品に集中して続
けており、今回初のモーツァルト作品に取り組みました。ダラス交響楽団の音
楽監督であるオランダ人指揮者、ズヴェーデンの指揮によるフィルハーモニア
Oとの共演が実現しました。音楽のヴィジョンを、その価値や働き方を変えずに
受け取られるように心がけたいと語るフレイ、フルトヴェングラーの演奏から
音楽に多大な緊張感をあたえることが出来うるのを学んだといいます。来秋に
も再来日のうわさもあり、今後の活躍から目が離せないピアニストです。

VC-9486252 \1650
(デジパック)(初回生産限定盤)
VC-6420220 \1580
(スタンダード盤)
1.フモレスケ 作品20
2.練習曲(6つのカノン風小品)(ペダルピアノのための)作品56
(アンデルシェフスキ編)
3.暁の歌(5曲)作品133
ピョートル・アンデルシェフスキ(ピアノ)
録音:2010年3月14日&9月11日、ポーランド、
ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール
デジパック 16Pブックレット(仏/独/英語)
取り上げられる機会の少ない作品に光を当てたアンデルシェフスキのシュー
マンへの傾倒の成果を問う最新録音、シューマン生誕200年に合わせて発売。
「私にとって、シューマンは偉大なヒューマニスト」、「彼の純粋さと正直
さは深く私に触れて来る」と語るアンデルシェフスキ。新作のリサイタル・
アルバムは、シューマンの完成されたピアノ作品としては最後の作品を含む、
珍しい曲目に集中しています。5つのパートからなり、クララとの幸せな時を
反映した快活な気分に満ちた「フモレスケ」、自殺未遂の前年、1853年の作品
の「暁の歌」はシューマンが完成させた最後のピアノ作品、ペダルピアノは
そのサンプルがシューマンの生地、ツヴィッカウに展示されているオルガンの
ように手と足のペダルを操作する楽器で、アンデルジェフスキ自身のモダン・
ピアノ用のアダプテーションにより演奏しています。

VCS-6945450 2枚組 \3300
ヴィヴァルディ:
テルモドンテに向かうヘラクレス(テルモドンテのエルコレ)
(初回生産限定盤)
ロランド・ヴィラゾン・・・・・・・・・ヘラクレス(エルコレ)
パトリツィア・チョーフィ・・・・・・・オリツィア
ディアナ・ダムラウ・・・・・・・・・・マルテシア
ジョイス・ディドナート・・・・・・・・・イッポリタ
ヴィヴィカ・ジノー・・・・・・・・・・・アンティオペ
ロミーナ・バッソ・・・・・・・・・・・・テセオ
フィリップ・ジャルスキー・・・・・・アルチェステ
トピ・レーティプー・・・・・・・・・・・テラモーネ
エウローパ・ガランテ
ファビオ・ビオンディ指揮
クラムシェル・ボックス 180P網代綴じブックレット
'ヘラクレス’を再生、ヴィラゾン、ディドナート他の圧倒的なキャストによ
るヴィヴァルディ神話のヘラクレスのように、ヴィラゾン初のセッション録音
によるオペラ。共演は現代で活躍するトップ歌手たちの勢ぞろいによる豪華
キャスティング。「・・・ヘラクレス」はヴィヴァルディ45歳、1723年に初演
されたオペラで、初演を彼の本拠地ヴェネト地方ではなくローマで上演する
賭けにでた作品で、当時ローマでのオペラ・スタイルに革命的なインパクトと
成功をもたらしたとされます。現在では7曲のアリアの楽譜しか残されていま
せんが、ビオンディは初演のためのリブレットやヨーロッパ各地のライブラリ
ーにあるヴィヴァルディ作品を参照してこの作品を再構成し、2007年(ヴェネ
ツィア)、2009年(パリ)で上演。さらに豪華キャストのよる本録音を完成させ
ました。
テルモドンテは神話のテルモドン川、現在のトルコ北部テルメ川のことで、オ
ペラは、アマゾンの女王イッポリタからベルトを奪うミッションをおびたヘラ
クレスの物語。ビオンディの「バジャゼット」に続くバロック・オペラの大話
題作の登場です。

DVBW-6419739(DVD-Video) \1950
プッチーニ:トスカ(MET2009-10)
トスカ・・・・・・・・・・カリタ・マッティラ
カヴァラドッシ・・・・・・マルチェロ・アルバレス
スカルピア・・・・・・・・ジョージ・ギャグニッザ
堂守・・・・・・・・・・・ポール・プリシュカ
アンジェロッティ・・・・・デイヴィッド・ピッツィンガー
スポレッタ・・・・・・・・ジョエル・ソレンセン
シャルローネ・・・・・・・ジェイムズ・コートニー
羊飼い・・・・・・・・・・ジョナサン・メイクピース
看守・・・・・・・・・・・キース・ミラー
メトロポリタン・オペラ管弦楽団&合唱団
ジョセフ・コラネリ指揮
リュック・ボンディ(舞台監督)
アムレイ・ボックス 12Pブックレット
デセイの「ナクソス島のアリアドネ」(DVBW-6418679)に続くヴァージン・クラ
シックスからのメト・ライヴ・ヴューイング映像のDVD発売です。総監督、ピ
ーター・ゲルプの肝いりによる新たな時代のメトを象徴するボンディによる新
制作の「トスカ」、最高の舞台を、ハリウッドに触発された洗練されたカメラ
・ワークで捉えた映像作品です。メトの新「トスカ」はゼッフィレッリの1985
年のプロダクションを一新するもので、舞台を19世紀初頭から20世紀初頭の退
廃的ローマへ移しての制作で大きな話題を呼びました。カリスマ・ソプラノの
マッティラと「真のプッチーニ・テナー」、アルバレス、そしてスカルピアの
キャラクターを見事に表現したギャグニッザによる豪華な歌の饗宴は聴衆の大
喝采を浴びた作品です。



<EMI GERMANY>
INSPIRATION 各1枚 \480
ドイツ編成の超廉価シリーズの第4回発売全11タイトル
全てジュエル・ボックス 4Pブックレット(英/独語)

CDZ-9069512
アンドレ/黄金のトランペット
1.シュトルツェル:
協奏曲(トランペットと弦楽合奏のための) ニ長調(編:ティルデ)
2.テレマン:協奏曲(トランペットと弦楽合奏のための) ハ短調
3.ヴィヴァルディ:
協奏曲(2つのトランペットのための) ハ長調 作品46の1 RV537
w/ベルナール・スーストロ(トランペット)
4.ヴィヴァルディ:
協奏曲(トランペット、ヴァイオリンと弦楽合奏のための) 変ロ長調
RV548(編:マリピエロ)
w/アイオナ・ブラウン(ヴァイオリン)
5.テレマン:
協奏曲(トランペット、2つのオーボエと弦楽合奏のための) ニ長調
w/セリア・ニックリン、テス・ミラー(オーボエ)
以上 w/アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮
6.ヴィヴァルディ:協奏曲(トランペットとオーボエのための) ハ長調 RV534
w/ダニエル・アリニョン(オーボエ)
7.シュトルツェル:
合奏協奏曲(6つのトランペット、弦楽合奏と通奏低音のための)
w/ベルナール・スーストロ、ギイ・トゥーヴロン、ティエリー・カーン、
ジャン=ポール・ルロイ、ジャック・ジャーマソン(トランペット)
8.トレッリ:シンフォニア ハ長調
w/ベルナール・スーストロ、ジャン=ポール・ルロイ、
ティエリー・カーン(トランペット)
以上 w/パリ管弦楽団アンサンブル、ジャン=ピエール・ワレス指揮 
以上 モーリス・アンドレ(トランペット)

CDZ-9069382
ドミンゴ/ポートレイト
1.ヴェルディ:「アイーダ」-清きアイーダ
w/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、リッカルド・ムーティ指揮
2.ヴェルディ:
「ジョヴァンナ・ダルコ」-Re…Sotto una quercia parvemi…Pondo eletal,
martiro
w/キース・アーウィン(テナー)、アンブロジアン・オペラ・シンガーズ
ロンドン交響楽団、ジェイムズ・レヴァイン指揮
3.ヴェルディ:「仮面舞踏会」-永久に君を失えば
w/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、リッカルド・ムーティ指揮
4.ヴェルディ:「ドン・カルロ」-Su cacciator…Fontainebleau! Foresta
immensa…la loa vidi, suo sorriso
w/シェリル・ミルンズ(バリトン)
コヴェント・ガーデン、ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団、
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
5.ヴェルディ:
「ドン・カルロ」-Al chiostro di San Giusto…Dio che nell'alma
infondere
w/シェリル・ミルンズ(バリトン)
コヴェント・ガーデン、ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団、
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
6.グノー:「ファウスト」-この清らかな住まい
w/ミレッラ・フレー二(ソプラノ)
パリ国立オペラ合唱団&管弦楽団、ジョルジュ・プレートル指揮
7.グノー:「ファウスト」-Il se fait tard
w/ミレッラ・フレー二(ソプラノ)
パリ国立オペラ合唱団&管弦楽団、ジョルジュ・プレートル指揮
8.ボイト:「メフィストーフェレ」-野から牧場から
w/ロンドン交響楽団、ユリウス・ルーデル指揮
9.プッチーニ:「マノン・レスコー」-見たこともないすばらしい美人
w/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、ブルーノ・バルトレッティ指揮
10.プッチーニ:「マノン・レスコー」-ああ、マノン、君の愚かさが
w/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、ブルーノ・バルトレッティ指揮
11.プッチーニ:「トスカ」-妙なる調和
w/レナート・カペッキ(バリトン)
フィルハーモニア管弦楽団、ジェイムズ・レヴァイン指揮
12.プッチーニ:「トスカ」-星は光ぬ
w/レナータ・スコット(ソプラノ)
フィルハーモニア管弦楽団、ジェイムズ・レヴァイン指揮
13.プッチーニ:「トスカ」-おお、やさしい手よ
w/レナータ・スコット(ソプラノ)
フィルハーモニア管弦楽団、ジェイムズ・レヴァイン指揮
以上 プラシド・ドミンゴ(テナー)

CDZ-9069502
プッチーニ:ラ・ボエーム(ハイライツ)
レナータ・スコット(ソプラノ)
アルフレード・クラウス(テナー)
キャロル・ネブレット(ソプラノ)
シェリル・ミルンズ(バリトン)
ポール・プリシュカ(バス)
マッテオ・マヌグエラ(バリトン)
トリニティ少年合唱団
アンブロジアン・オペラ・シンガーズ
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団、ジェイムズ・レヴァイン指揮

CDZ-9069472
シューベルト:
1.交響曲 第8番 ロ短調D759「未完成」
2.交響曲 第1番 ニ長調D82
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、リッカルド・ムーティ指揮

CDZ-9196262
ローテンベルガー、プライ、テルツ少年合唱団/きよしこの夜
1.O du frohliche
2.Es ist ein Ros' entsprungen
3.Am Weihnachtsbaum die Lichtr brennen
4.O Tannenbaum
5.Schneeflockchen, Weissrockchen
6.Ihr Kinderlein kommet
7.Vom Himmel hoch, o Englein kommt
8.きよしこの夜
9.高き御空より我は来たり
以上 アンネリーゼ・ローテンベルガー(ソプラノ)
マールブルク・ヴォーカル・アンサンブル、ルクセンブルク放送交響楽団
レオポルト・ヘーガー指揮
10.小雪が舞う
11.Macht Hoch Die Tur
12.樅の木
13.喜べや たたえよや
14.Zu Bethlehem geboreb
15.Lasst Uns Das Kindlein Wiegen
16.Ihr Hirten, Erwacht
以上 ヘルマン・プライ(バリトン)、テルツ少年合唱団
グラウンケ交響楽団、ゲルハルト・シュミット=ガーデン指揮
17.おさなごよ
18.マリアは茨の森を通って行った
19.Dos allerschonste Kindl
以上 アンネリーゼ・ローテンベルガー、テルツ少年合唱団
グラウンケ交響楽団、ゲルハルト・シュミット=ガーデン指揮
20.天のかなたから  
21.Der Christbaum ist der schonste Baum
22.O Freude uber Freude
23.Auf dem Berge, da wehet der Wind
24.Alle Jahre wieder
以上 ビーレフェルト児童合唱団
25.今宵鳴りわたる
26.来たり聞けよ
27.子供たち、明日はプレゼントがもらえるよ
28.鈴を鳴らそう
29.Josef, lieber Josef mein
30.スティル!スティル!スティル!
31.もろびと声あげ
以上 アンネリーゼ・ローテンベルガー(ソプラノ)
マールブルク・ヴォーカル・アンサンブル、ルクセンブルク放送交響楽団
レオポルト・ヘーガー指揮

CDZ-9069482
千一夜-アラビアン・ナイツ
1.リムスキー=コルサコフ:シェエラザード 作品35
フィラデルフィア管弦楽団、リッカルド・ムーティ指揮
2.チャイコフスキー:
くるみ割り人形-ディヴェルティスマン:コーヒー(アラブの踊り)
フィルハーモニア管弦楽団、ジョン・ランチベリー指揮
3.グラズノフ:
「ライモンダ」組曲 作品57-アラブの少年たちの踊り/サラセン人の入場
フィルハーモニア管弦楽団、ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮
4.リムスキー=コルサコフ:「金鶏」組曲-ドドン王の踊り
フィルハーモニア管弦楽団、エフレム・クルツ指揮
ドリーブ:「ラクメ」-
5.-Viens, Malinka
6.-Dome epais le jasmin a la rose s'assemble
7.-踊りのエール
8.-若いインド娘はどこへ(鐘の歌)
9.-Labas dans la foret plus sombre
以上 マディ・メスプレ(ソプラノ)
パリ、オペラ・コミーク国立劇場合唱団&管弦楽団、
アラン・ロンバール指揮

CDZ-9069462
ディナー・クラシックス
1.アルビノーニ:オーボエ協奏曲 ニ短調(5声の協奏曲 作品9の2)
2.アルビノーニ:オーボエ協奏曲 変ロ長調(5声の協奏曲 作品9の11)
3.アルビノーニ:オーボエ協奏曲 ハ長調(5声の協奏曲 作品9の5)
4.テレマン:協奏曲(オーボエ、弦楽合奏と通奏低音のための) ホ短調
5.テレマン:協奏曲(オーボエ、弦楽合奏と通奏低音のための) ニ短調
6.テレマン:協奏曲(オーボエ、弦楽合奏と通奏低音のための) ヘ短調
ハン・デ・ヴリーズ(オーボエ)
アルマ・ムジカ・アムステルダム、ボブ・ファン・アスペレン指揮

CDZ-9069492
ウィーンのニュー・イヤー
1.ヨハン・シュトラウスII:「こうもり」(ハイライト)
アンネリーゼ・ローテンベルガー(ソプラノ)
レナータ・ホルム(ソプラノ)
ブリギッテ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ)
ニコライ・ゲッダ(テナー)
アドルフ・ダラポッツァ(テナー)
ヴァルター・ベリー(バリトン)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
フォルクス・オーパー合唱団
ウィーン交響楽団
ヴィリー・ボスコフスキー指揮
2.ヨハン・シュトラウスII:宝のワルツ 作品418
3.ヨハン・シュトラウスII:シャンペン・ポルカ 作品211
4.ヨハン・シュトラウスII:狩にて 作品373
5.ヨハン・シュトラウスII:ハンガリー万歳 作品332
6.ヨハン・シュトラウスII:酒、女、歌 作品333
7.エドゥアルト・シュトラウス:Ausser Rand und Band 作品168
8.ヨハン・シュトラウスI:ラデツキー行進曲 作品228
以上 ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団、
ヴィリー・ボスコフスキー指揮

CDZ-9069522
冬の夢
1.ヴィヴァルディ:「四季」 協奏曲 第4番 ヘ短調「冬」-第2楽章&第3楽章
アンネ=ゾフィ・ムター(ヴァイオリン)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
2.チャイコフスキー:「くるみ割り人形」-序曲、松林の踊り&雪片のワルツ
フィルハーモニー管弦楽団、ジョン・ランチベリー指揮
3.サティ/編:ドビュッシー:2つのジムノペディ
イギリス室内管弦楽団、ポール・トルトゥリエ指揮
4.グラズノフ:「四季」-冬
フィルハーモニー管弦楽団、イェフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
5.ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11-第2楽章
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団、パウル・クレツキ指揮
6.シューベルト:五重奏曲 ハ長調 D956-第2楽章
ウィーン弦楽四重奏団、ズザンネ・エーン(チェロ)
7.チャイコフスキー:交響曲 第1番 作品13「冬の日の夢想」-第2楽章
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ指揮
8.ワルトトイフェル:スケートをする人々
フィルハーモニア管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
9.モーツァルト:3つのドイツ舞曲 K605-第3番「橇あそび」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮

CDZ-9069362
ヴァルベルク/フンパーディンク:ヘンゼルとグレーテル(ハイライト)
ヘルマン・プライ(バリトン)
イルゼ・グラマツキ(メゾ・ソプラノ)
オイゲン・フーク(メゾ・ソプラノ)
ブリギッテ・リントナー(メゾ・ソプラノ)
エッダ・モーザー(ソプラノ)
ケルン児童合唱団
ケルン、ギュルツェニヒ管弦楽団
ハインツ・ヴァルベルク指揮

CDZ-9069532
チャイコフスキー:白鳥の湖(ハイライト)
フィラデルフィア管弦楽団、ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮

<RCA RED SEAL>
8869770050-2(103CD+1DVD) \23000
JASCHA HEIFETZ omplete Original Jacket Collection
一人のアーティストの録音としてはCD発売史上最大規模(CD103枚+DVD1枚=
104枚組)のボックス・セット!
CD3枚分の未発表録音とDVDを収録したコンプリート版!初回生産限定盤!
20世紀最大のヴァイオリニスト、ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)。
この104枚組のボックス・セットは、1917年から1972年にかけてRCAから発売
された全ての録音(RCA原盤ながらコロンビア・マスターワークスとVOX Cum
Laudeレーベルで発売された3枚分のLPも含む)を収録したものです。ここに
は、ハイフェッツが1936年-1951年に当時RCAと提携関係にあった英HMVレー
ベルに録音した音源も含まれています。
Disc 1-98は、基本的にほぼオリジナルLPの発売順に収録されています。LP
が発売されるのは1950年代になってからですが、それ以前の録音(アコース
ティック-SP録音)の多くに関しては、1975年に発売されたLP24枚からなる
「ハイフェッツ・コレクション」(日本では「ハイフェッツ大全集1917-1955」
として発売)のカップリングで収録されています。
Disc 99は、1994年に発売されたCD65枚組の「ヤッシャ・ハイフェッツ大全集」
で初めて発表された音源。Disc 100は2002年になって初めて発売された「ハイ
フェッツ・リディスカヴァード」に相当します。
Disc 101-103の3枚は、Testamentから発売された1945年録音のショーソン
「詩曲」を除き、これまでどんな形でも発売されたことのない未発表録音です。
クーセヴィツキー/ボストン響とのブラームス(有名なSP録音の2年前の収録)、
ワイスマン/RCAビクター響とのブルッフ「スコットランド幻想曲」(スタイン
バーグとの共演盤の前年の収録)、1936年録音のシューベルト「ソナチネ第3
番」など、いずれも別録音が発売されているため、RCAのアーカイヴに秘蔵さ
れていた貴重な録音ばかりです。中でも1942年録音のバッハ「シャコンヌ」は、
ハイフェッツが得意としたこの曲の2度目の録音となり、大いに注目されます。
Disc 104(DVD)は、現存するほぼ唯一のヤッシャ・ハイフェッツのカラーによ
るライヴ映像。ヴァイオリン演奏史に金字塔を打ちたてたハイフェッツが、引
退する2年前に、自身の生誕70周年を記念してパリで撮影・制作した。バッハ
からガーシュウィンまで極め付きのレパートリーを披露しているほか、リサイ
タル映像や録音風景、さらには自宅でのレッスン風景やプライヴェート映像な
ども収録されています。演奏部分では、プロコフィエフ、ガーシュウィン、ラ
フマニノフなど、得意の小品で技巧の冴えを見せ、シャンゼリゼ劇場における
オーケストラ(指揮者なし)との共演では弓で演奏をリードなど、貴重な映像
を収録。
トラックリスティング、ディスコグラフィを含む260ページのハードカヴァー
別冊解説書付き。
レーベル面は、オリジナルLPのレーベル面のイメージを再現。
各録音について、それぞれの録音で最も新しいリマスター音源を使用していま
す(ステレオによる協奏曲録音はほとんどがリビング・ステレオSACDハイブリ
ッドのリマスター音源を使用)。いずれもRCAが保管するマスター音源から細
心の注意を持ってリマスターされた音源です。またSP音源は、ウォード・マー
ストンやセス・ウィンナーなど、SP復刻に高い定評のあるエンジニアが手がけ
ています。
この商品の仕様形態は、輸入盤の「ウラディミール・ホロヴィッツ・オリジナ
ル・ジャケット・コレクション」とほぼ同じとなる予定です。完全限定生産と
なります。
なおハイフェッツが1944年-1946年に米DECCAに録音した小品集はここには含
まれておりません(DG ORIGINAL MASTERSで発売済み)。
●曲目詳細はこちらにございます。

8869781123-2 25枚組 \5080
初回生産限定盤
クラシックの名盤中の名盤25枚を集めた超お買い得なBOXセット登場!
初回生産限定盤!
クラシックの名盤中の名盤25枚を紙ジャケット仕様にして、BOXに収めた超お
買い得セット!クラシック入門編としてもぴったり!
フランスでのベストセラー音源を集めたコレクションです。フランスで爆発
的に人気のある「セクエンツィア」や「ローラン・コルシア」「カサロヴァ」
「ルイサダ」らのアルバムが収録されているのが興味深いところです。
(DHM=50CDBOXもフランスのベストセラーで収録されていました)
●曲目詳細はこちらにございます。



8869776895-2(SACD-Hybrid) \2100
初回生産限定盤 SACD-Hybrid version
8869776896-2 \1600
通常CD
グスタフ・マーラー(1860-1911)
交響曲第10番嬰ヘ長調[クリントン・カーペンター補筆完成版]
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
指揮:デイヴィッド・ジンマン
[録音]2010年1月、チューリヒ、トーンハレ
1946年に補筆が開始され、1966年に一旦完成したクリントン・カーペンターに
よる補筆版は、戦前のクシェネックによる補筆を除くと、最も早く着手された
版として知られ、ジンマンは「クック版とマゼッティ版との中間くらいで、自
分にとってはちょうどよい」と言明しています。第10番の5楽章完成版として
はクック版が最も録音が多く、その意味でもこのカーペンター版という珍しい
版を取り上げたジンマン盤は珍重すべき価値を備えています。(ちなみに2009
年1月にジンマンがN響に客演した際には第10番の第1楽章のみをクシェネック
版で取り上げました。)
マーラーの交響曲の演奏に必要な4管編成の100人を超す大編成のオーケストラ
は、オーディオファイルのSACDハイブリッドでのリリースに相応しいもの。ジ
ンマン自身、マーラー解釈には「音の遠近感や空間性の再現が不可欠」と考え
ており、特にSACDマルチでの再生については、「家庭でマーラーの意図した音
響を再現できる最適なメディア」と絶賛を惜しみません。ヨーロッパ屈指の音
響効果を誇るチューリヒのトーンハレで、元デッカの優秀な録音技術陣と一体
になってジンマンが作り上げるマーラー・チクルスの真骨頂といえるでしょう。




<SONY CLASSICAL>
8869772725-2 \1500
ブラームス
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ作品24
2つのラプソディ 作品79
6つのピアノ小品 作品118
4つのピアノ小品 作品119
マレイ・ペライア(p)
録音:2010年6月19-24日 Funkhaus Berlin
度重なる指の故障を乗り越え、今や世界中が認める巨匠ピアニストとなった
マレイ・ペライア。近年はバッハやベートーヴェンといった古典を追求しつつ
あるこのマエストロが、バッハ、ベートーヴェンとならんで「ドイツ三大B」
の一人として知られるブラームスの作品を録音しました。「ヘンデル変奏曲」
は、ブラームス28歳の時の作品で、バッハの「ゴールドベルク変奏曲」、ベー
トーヴェンの「ディアベリ変奏曲」、シューマンの「交響的練習曲」と並び称
される、音楽史上の変奏曲の歴史を飾る名曲です。続く作品79を挟み、最近は
坂本龍一がグールドの同曲の演奏を絶賛して知られるようになった晩年の小品
である作品118と119という、滋味あふれる名作ばかりを、ぺライアならではの
深遠な演奏で聴かせてくれる珠玉の1枚です。

8869778143-9(DVD-Video) 4枚組 \5100
初回生産限定盤
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
(DISC 1)
1.交響曲第1番ハ長調作品21
2.交響曲第2番ニ長調作品36
3.交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」
4.交響曲第4番変ロ長調作品60
(DISC 2)
5.交響曲第5番ハ短調作品67
6.交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」
7.交響曲第7番イ長調作品92
8.交響曲第8番ヘ長調作品93
(DISC 3)
9.交響曲第9番ニ短調作品125「合唱」
*DISC 1-3
[演奏]
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
[第9番の独唱者・合唱団]クリスティーナ・エルツェ(ソプラノ)、アネリー
・ペーボ(メッゾ・ソプラノ)、サイモン・オニール(テノール)、ディートリヒ
・ヘンシェル(バリトン)、ドイツ・カンマーコーア
[録音]2009年9月9日-12日、ボン、ベート-ヴェンハレでのライヴ・レコー
ディング
(DISC4)
10.ドキュメンタリー「ベートーヴェン・プロジェクト」
11.「ベートーヴェン・プトジェクト」メイキング
[使用楽譜]ベーレンライター原典版
[インタビュー出演]
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)、ベアテ・ヴァイス(ドイツ・カンマーフィル・
ヴァイオリン奏者)、フレデリケ・ラツコ(同ヴィオラ奏者)、アルバート・
シュミット(同代表)、シュタファン・ラップ(同ティンパニ奏者)、ウルリッヒ
・ケーニヒ(同オーボエ奏者)、エルケ・シュルツェ・ヘッケルマン(同ホルン
奏者)他
[収録]2009年[制作]ドイチェヴェレTV
[監督]クリスチャン・ベルガー [映像]ヘイコ・ラーネンフューラー
[音声]ライナー・シュヴァルテ [編集]シュテファ・コーベ
全9曲のライヴ映像は、パーヴォのダイナミックな指揮ぶりとそれに反応する
ドイツ・カンマーフィルの個々のメンバーの演奏への没入ぶりが如実に捉えら
れた映像に仕上がっています。
DISC-4にはその過程を記録した92分のドキュメンタリー「ベートーヴェン・プ
ロジェクト」。ブレーメン郊外の小学校にあるドイツ・カンマーフィルのリハ
ーサル会場で行われたベートーヴェン・チクルスのための交響曲9曲のリハー
サル風景を軸に、パーヴォ・ヤルヴィやオーケストラ楽団員へのインタビュー
を織り込んで、ドイツ・カンマーフィルというユニークなオーケストラの活動
とベートーヴェンの音楽との関わりを多角的に描き出した優れたドキュメンタ
リーです。2010年10月、ドイチェヴェレTVで放映されたばかりの最新映像。
ボーナス映像としてこのドキュメンタリーのメイキング(19分)を収録。

8869778755-9(DVD-Video) \1600
ベートーヴェン:交響曲全集[1]-交響曲第1番-第4番[DVD]
パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
[4DVD:88697781439]DISC1のバラ売り商品となります。

8869778756-9(DVD-Video) \1600
ベートーヴェン:交響曲全集[2]-交響曲第5番-第8番[DVD]
パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
[4DVD:88697781439]DISC2のバラ売り商品となります。

8869778757-9(DVD-Video) \1600
ベートーヴェン:交響曲全集[3]-交響曲第9番「合唱」[DVD]
パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
[4DVD:88697781439]DISC3のバラ売り商品となります。

8869778758-9(DVD-Video) \1600
ベートーヴェン・プロジェクト・ドキュメンタリー[DVD]
パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
[4DVD:88697781439]DISC4のバラ売り商品となります。


●SONY CLASSICAL ORIGINALS -全16タイトル
8869770043-2 \1200
バーンスタイン:
『「ウエストサイド・ストーリー」からシンフォニック・ダンス』
『映画音楽「波止場」からの交響組曲』
ガーシュイン:『ラプソディ・イン・ブルー*』『パリのアメリカ人』
-レナード・バーンスタイン(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック コロンビア交響楽団*
【録音:1958-1961年】
ジャズとクラシックを行き来した作曲家といえばジョージ・ガーシュイン。
ジャンルの垣根を越えたクロスオーバーの先駆ともいえる名曲を、ジャンルの
横断を得意としていたバーンスタインの華麗な演奏でお届けします。「ラプソ
ディ・イン・ブルー」ではピアノの弾き振りも披露し、マルチな音楽的才能を
爆発させた、陽気なアメリカ音楽のノリの良さで聴かせる名盤です。

8869770053-2 \1200
モーツァルト:
『クラリネット協奏曲イ長調K.622』『クラリネット五重奏曲イ長調K.581*』
ベニー・グッドマン
シャルル・ミュンシュ(指揮)
ボストン交響楽団 ボストン・シンフォニー四重奏団*
【録音:1956年7月】
1930年代から自分のジャズ・ライヴでモーツァルト作品を取り上げ始めた「ク
ラリネットの神様」ベニー・グッドマン。1937年にはブダペスト四重奏団とと
もにクラリネット五重奏曲をSP録音しており、1956年夏にタングルウッドでス
テレオ収録されたこのモーツァルト・アルバムは、彼のクラシック演奏活動の
総決算の一つといえます。ミュンシュ&ボストン響、ボストン響の首席奏者か
らなる弦楽四重奏の明快なバックアップもききものです。

8869770299-2 \1200
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱付き」
レオンティーン・プライス(Sp) モーリーン・フォレスター(A)
デイヴィッド・ポレリ(T) ジョルジョ・トッツィ(Bs)
シャルル・ミュンシュ(指揮)
ボストン交響楽団 ニュー・イングランド音楽院合唱団
【録音】1958年12月21,22日
全曲約62分、LP時代「最も速い第9」の一つとして高い評価を得ていた名盤。
細部まで温かい血の通ったオーケストラの有機的な響きが聴かれ、再現部にお
ける怒涛の迫力が見事な第1楽章、弦と管の暖かな音色が印象的な第3楽章、そ
してプライスをはじめとする豪華ソリスト陣と優秀な合唱団を従えて人類の平
和を希求しつつ情熱的に高揚していく第4楽章は、まさにミュンシュ芸術の神
髄。この録音は、同じメンバーで行われた演奏会の直後に収録されたもので、
当時RCAが力を入れていたレオンタイン・プライスが参加しているのが聴きも
の。ミュンシュの録音はほぼすべてをリチャード・モーア、ルイス・レイトン
というRCAのステレオ録音の礎を築いたコンビが手がけたもの。音響効果の素
晴らしいボストン・シンフォニー・ホールでの収録です。

8869769052-2 \1200
ワーグナー:管弦楽作品集
『楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より 第1幕への前奏曲』
『楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より 第3幕への前奏曲』
『楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より 徒弟たちの踊り』
『楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より
マイスタージンガーたちの行進』
『楽劇「神々の黄昏」より 夜明けとジークフリートのラインへの旅』
『楽劇「神々の黄昏」より ジークフリートの葬送行進曲』
-フリッツ・ライナー(指揮) シカゴ交響楽団(録音:1959,1960年)
『歌劇「ローエングリン」より 第3幕への前奏曲』
『歌劇「タンホイザー」より 入場の行進曲』
-フリッツ・ライナー(指揮) RCAビクター交響楽団(録音:1950年10月19日)
『楽劇「神々の黄昏」より ブリュンヒルデの自己犠牲』
-シャルル・ミュンシュ(指揮) ボストン交響楽団 (録音:1957年12月25日)
ドレスデンやメトでワーグナー・オペラの名指揮者として名を馳せたライナー
が、シカゴ響と残した全てのワーグナー作品録音です。豪壮な響きで悠々と進
行する「マイスタージンガー」第1幕への前奏曲と演奏会用にライナーが編ん
だ第3幕からの音楽、まるで1篇の交響詩のように雄大な「ラインへの旅」と
「葬送行進曲」など、正規録音としてはオペラ全曲盤を残さなかったライナー
のワーグナー指揮者としての片鱗をうかがわせるに十分な名演となっています。
1950年にRCAビクター交響楽団と録音したスケールの大きな演奏も収録。
余白トラックには、ミュンシュの指揮による「ブリュンヒルデの自己犠牲」
も収録しました。

8869770036-2 \1200
R=コルサコフ:
『交響組曲「シェエラザード」Op.35』『交響詩「うぐいすの歌」』
フリッツ・ライナー(指揮) シカゴ交響楽団
【録音:1960年2月、1956年11月】
これほどまでにオーケストレーションの見事さを浮き彫りにした「シェエラザ
ード」があったでしょうか?「シェエラザード」は、「展覧会の絵」同様に、
ライナー=シカゴの豪華なヴィルトゥオジティがいかんなく発揮された名演奏
・名録音の一つです。ライナーが生涯にただ一度だけ演奏会で取り上げた直後
に録音され、ブリリアントな金管、ニュアンス豊かな木管、そしてコンサート
マスター、シドニー・ハースの見事なソロが率いるゴージャスなストリング・
セクションなど、作品のオーケストレーションの見事さを浮き彫りにした完璧
無類の演奏です。一方、ストラヴィンスキーの「うぐいすの歌」では、それと
は対照的に、点描主義とてもいうべき音の節約ぶりが際立っています。いずれ
もライナー唯一の録音。

8869769034-2 \1200
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83*
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)シカゴ交響楽団*
【録音】1960年録音
協奏曲、ソナタともに、リヒテル最初のアメリカ・ツアーの折の録音で、その
雄弁な表現に圧倒されてしまいます。また協奏曲では、オケとともに凄まじい
迫力がその演奏にもたらされており、刺激的なものとなっています。

8869769041-2 2枚組 \1500
ショパン:夜想曲全集
アルトゥール・ルービンシュタイン(P)
【録音】1965年8-9月, 1967年2月
夜の詩たるこの曲集で、ルービンシュタインはセンチメンタルで独善的な惑溺
と詩的インスピレーションの飛翔との危うく際どい境界線をキッチリ見極めま
す。初期の比較的単純な曲から、めまぐるしく転調する後期の複雑な曲へと至
る、ショパンの生涯を俯瞰しうるようなこの曲集に対し、彼は各曲の彫琢に意
を砕くのみならず、作風の推移への目配りも余念がありません。かくしてショ
パンの生涯の雄弁な要約とすら言える演奏です。

8869769051-2 \1200
『リスト:ハンガリー狂詩曲第2番(ミュラー=ベルクハウス編)』
『エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番イ長調Op.11-1』
『スメタナ:交響詩「モルダウ」』
『スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲』*
『ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」-第3幕への前奏曲』*
『歌劇「タンホイザー」-序曲とヴェーヌスベルクの音楽』*
-レオポルド・ストコフスキー(指揮)
RCAビクター交響楽団 シンフォニー・オブ・ジ・エア*
【録音】1960年、1961年
LP発売当初より名録音として高い評価を得ていたもので、黒字にストコフスキ
ーのシルエットがあしらわれ、赤い文字でRhapsodiesとデザインされたジャケ
ットは、ハイファイLPの代名詞のひとつでした。ニューヨーク在住のフリーラ
ンスの名奏者を集めたRCAビクター響を自在に駆使して描き出す音の魔術は鬼
才ストコフスキーならでは。シンフォニー・オブ・ジ・エアとのワーグナー・
アルバムから2曲をカップリング。

8869780622-2 \1200
マーラー:交響曲「大地の歌」
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms) ルネ・コロ(T)
レナード・バーンスタイン(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1972年5月18,20,23日 テル・アヴィヴ(ステレオ:ライブ)
バーンスタインが60年代-70年代に手兵ニューヨーク・フィルを中心として録
音した史上初のマーラー:交響曲全集の中から『大地の歌』。最高の音質で、
後年の再録音全集にはない熱気をたたえた演奏は、今でもベストワンと呼ばれ
るにふさわしい、人類の音楽遺産と言えるでしょう。
このマーラー交響曲全集のオリジナルはアナログ3chでレコーディングされて
おり、3chマスターから新たにトラックダウンしなおし、DSDマスタリングを施
したものを使用しています。マーラーの管弦楽法のすべてを解き明かすような、
エネルギッシュで情熱的な演奏が感動的です。バーンスタインにとっては、
66年のウィーン・フィルとの録音(Decca)に続く再録音にあたるもので、名歌
手ルートヴィヒとコロを迎え、個性的でかつ美しいアプローチでこの曲の新た
な魅力を発見させてくれます。

8869780641-2 \1200
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
ヴァン・クライバーン(P)
フリッツ・ライナー(指揮)シカゴ交響楽団
【録音】1962年3月31日&4月2日、シカゴ、オーケストラ・ホール
(ステレオ:セッション)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
ヴァン・クライバーン(P)
キリル・コンドラシン(指揮) シンフォニー・オブ・ジ・エア
【録音】 1958年5月19日 カーネギー・ホール(ステレオ:ライヴ)
クライバーンの、ラフマニノフの名盤2曲を収録。「第3番」は、チャイコフス
キー・コンクールでの優勝直後、故国への凱旋公演で収録されたライヴ録音。
クライバーンのたっての希望でわざわざソ連から招かれた名匠コンドラシンの
指揮のもと、若きクライバーンの圧倒的な輝かしさを湛えたピアノが爆発的な
興奮を呼ぶ名演です。「第2番」はライナー=シカゴ響との共演盤であり、協
奏曲のソリストの選択にはうるさかった晩年のライナーが好んで共演したのが
クライバーンでした。お互いに深い信頼感で結びついていた音楽家ならでは
の緊密な名演奏が刻印されています。両曲ともLiving Stereo SACD化された時
の圧倒的な音質のDSDマスターを使って収録されています。

8869780643-2 \1200
『ヘンデル:歌劇「ジュリアス・シーザー」第1幕-心によびさませ』
『モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」第2幕-恋人を慰めて』
『ドニゼッティ:歌劇「アルバ公爵」第4幕-清く美しき天使』
『アレヴィ:歌劇「ユダヤの女」第4幕-主の恵みにより』
『ヴェルディ:歌劇「ルイザ・ミラー」第2幕-穏やかな夜には』
『ワーグナー:歌劇「ローエングリン」第3幕-はるかな国に』
『ヴェルディ:歌劇「シモン・ボッカネグラ」第2幕-心に炎が燃える』
『チャイコフスキー:歌劇「エウゲニ・オネーギン」第2幕
-青春の日は遠く過ぎ去り』
『プッチーニ:歌劇「ヴィリ」第2幕-幸せの日々よ、いま一度』
『マスカーニ:歌劇「イリス」第1幕-窓をあけよ』
『マスネ:歌劇「ウェルテル」第3幕
-オシアンの歌「春風よ,なぜ私を目ざますのか」』
『レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」第1幕-衣装をつけろ』
『ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」第2幕-人知れぬ涙』
『レオンカヴァッロ:歌劇「ボエーム」第3幕-いとしい面影』
『マスネ:歌劇「マノン」第3幕-消え去れ,優しい面影よ』
-ラシド・ドミンゴ(T)
エドワード・ダウンズ(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ネロ・サンティ(指揮)ロンドン交響楽団
【録音】1968年、1971年 (ステレオ:セッション)
ドミンゴ・シングズ・カルーソー -ロマンティック・アリア集
1959年にメキシコ国立歌劇場にデビューし、2009年デビュー50年となったドミ
ンゴ。RCAとSONY CLASSICALに1968年から1989年の間に、オペラ・アリアやオ
ペラ全曲盤だけでなくポピュラー・アルバムなどもたくさんの録音してきまし
た。このアルバムは、彼の最も初期のアルバムですが、若く輝かしい歌声を聞
くことができます。

8869780606-2 \1200
J・S・バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(1955年録音盤)
グレン・グールド(P)
【録音】1955年6月10,14-16日 ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ
(モノラル:セッション)
その後数々の伝説をつくりあげることになるピアニスト、グレン・グールドの
記念すべきデビュー・アルバムは、モノラル録音によるバッハの「ゴルトベル
ク」です。このアルバムにおける演奏は、当時の、そしてもちろん現代の聴き
手の心を確実に捉えて離さないものです。グールドといえば「バッハ」であり、
そして「ゴルトベルク」ですが、彼のすべての表現の第一歩となったこの録音
を聴かずしてグールドは語れません。「ゴルトベルク」に始まり、「ゴルトベ
ルク」に終わった彼のディスコグラフィのなかでも、もっとも重要な1枚です。

8869780640-2 \1200
ドメニコ・スカルラッティ:
『ソナタ ニ短調 K.33 L.424』『ソナタ イ短調 K.54 L.241』
『ソナタ へ長調 K.525 L.188』『ソナタ ヘ短調 K.466 L.118』
『ソナタ ト長調 K.146 L.349』『ソナタ ニ長調 K.96 L.465』
『ソナタ ホ長調 K.162 L.21』『ソナタ 変ホ長調 K.474 L.203』
『ソナタ ホ短調 K.198 L.22』『ソナタ ニ長調 K.491 L.164』
『ソナタ へ短調K.481 L.187』『ソナタ イ長調 K.39 L.391』
『ソナタ ト長調 K.547*』『ソナタ ロ短調 K.197 L.147*』
『ソナタ 嬰ヘ短調 K.25 L.481*』『ソナタ ニ短調 K.52 L.267*』
『ソナタ ト長調 K.201 L.129*』『ソナタ ハ短調 K.303 L.9*』
ウラディミール・ホロヴィッツ(P)
【録音】1964年4月23日、5月4&18日、6月4日、9月24&28日
ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ(ステレオ:セッション)
1963年-1972年のスタジオ録音(リディスカヴァード・トレジャーズより)*
大バッハと同年に生まれたイタリアの作曲家ドメニコ・スカルラッティは、
555曲のチェンバロ・ソナタによって、その名を不滅のものとしました。ホロ
ヴィッツは、自分のコンサートに必ずスカルラッティのソナタをとり上げてい
ました。このアルバムは、巨匠が愛したスカルラッティのソナタの決定的名盤
と言えるでしょう。

8869780639-2 \1200
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104,B.191
ウォルトン:チェロ協奏曲*
グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)
シャルル・ミュンシュ(指揮)ボストン交響楽団
【録音】 1960年2月22日、1957年1月28日* ボストン・シンフォニーホール
(ステレオ:セッション)
顔で笑って心で泣く。これぞ男の中の男のチェロ!ピアティゴルスキーとミュ
ンシュががっぷり四つに組んだ圧倒的熱演。第2次世界大戦前にフルトヴェン
グラーのもとでベルリン・フィルの首席奏者とつとめ、渡米後はハイフェッツ、
ルービンシュタインと組んだ「100万ドル・トリオ」の一翼を担った名チェリ
スト、グレゴール・ピアティゴルスキー。彼がRCAに残した最大の名盤である
ドヴォルザークと、世界初演直後に初録音されたウォルトンの協奏曲をカップ
リングした永遠の名盤。朗々と歌う巨匠のチェロの音色を、Living Stereo
SACD化された時の圧倒的な音質のDSDマスターを使って再現されます。ちなみ
にウォルトンの作品は,、世界初演直後の初録音でした。

8869780615-2 2枚組 \1500
『ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」』*
『ワーグナー:「タンホイザー」より序曲とバッカナール』**
『ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタジンガー」より第1幕前奏曲』
『ワーグナー:「さまよえるオランダ人」序曲』
『ワーグナー:「パルジファル」より第1幕前奏曲』
『ワーグナー:「パルジファル」より聖金曜日の音楽』
-ブルーノ・ワルター(指揮) コロンビア交響楽団
【録音】1960年2月13,15,17,25日 ハリウッド*(ステレオ:セッション)
1959年2&12月、1961年3月** (ステレオ:セッション)
巨匠ワルター最晩年のステレオ録音のアルバム2枚分のカップリング。DSDによ
るリマスターにより、ブラスの輝き、弦の艶、内声部の明確さなど、鮮烈な音
で再現されていきます。「ロマンティック」をワルターは輝かしい響きで完全
に演奏した名盤であり、ワーグナーの重厚壮大なオペラの世界を見事に描き出
しています。

8869770055-2 \1200
モーツァルト:
『ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467』
『ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調K.332』*
ロベール・カサドシュ(P)
ジョージ・セル(指揮)クリーヴ
【1964年11月 ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ
(ステレオ:セッション)
フランスの名ピアニスト、ロベール・カザドシュ(1899.4.7-1972.9.19)。モー
ツァルトも大の得意としており、モノラル時代から多くのレコーディングを行
ってきました。このアルバムは、盟友ジョージ・セルとのステレオ期に録音さ
れた後期の有名なピアノ協奏曲2曲と、カサドシュのソロによりピアノ・ソナ
タ1曲を収録したものです。弱音を主体に古典的な慎ましさをもった清潔なモ
ーツァルト解釈を聞くことができます。




<SME MASTERWORKS>
8869775347-2 \1500
1)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
アイザック・スターン(Vn)
レナード・バーンスタイン(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
(1967年7月イスラエル、スコープス山円形競技場でのライヴ)
2)チャイコフスキー:
ピアノ三重奏曲イ短調Op.50「ある偉大な芸術家の思い出のために」より
第1楽章
アイザック・スターン(Vn)
ウラディミール・ホロヴィッツ(P)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
(1976年5月18日 カーネギー・ホール85周年記念コンサートでのライヴ)
世界的ヴァイオリニスト、アイザック・スターンは今年生誕90歳。来年没後
10年を迎えます。それを記念して、スターンにとって最も重要な2つのコンサ
ート・ライヴを収録したCDの発売となります。
1967年に起きた第3次中東戦争(六日戦争、六月戦争)の終結(エルサレムの解
放)を記念して行われたもの。彼らの願いは、ユダヤ人とアラブ人の平和とい
うだけでなく、世界的な人間の調和を願って、演奏を行ったのです。この日に
は、他に「イスラエル国歌」「マーラー:交響曲第2番より最終楽章(ヘブライ
語による)」が、バーンスタイン指揮によって行われました。この日のライヴ
全曲は、日本国内盤のみで「SICC-822」として発売済みです。
1950年代半ば、ニューヨーク・フィルが新築になったリンカーンセンターに移
るという計画に端を発しホールは売りに出され存続の危機が訪れました。アイ
ザック・スターン率いるカーネギー・ホール保存委員会が取り壊し寸前に待っ
たをかけ、1960年5月、ニューヨーク市に5百万ドルでカーネギー・ホールを買
い上げる許可が下り、新たな非営利組織としてカーネギーホール・コーポレー
ションが設立、今日まで建物の管理と事業を行っています。カーネギー・ホー
ルは、3つのホールより成り立っており、一番大きいホールは「アイザック・
スターン・オーディトリアム」という名が付けられています。このカーネギー
・ホール85周年記念コンサートは、「史上最大のコンサート」とも呼ばれ、そ
の中でも最も深い名演がこのチャイコフスキーなのです。




<OEHMS CLASSICS>
OC-935 2枚組 \3400
ワーグナー:楽劇『ラインの黄金』(全曲)
ヴォータン:
テリエ・ステンスフォルト(ティァリーア・スティーンスヴォールト)
ドンナー:ディートリヒ・フォレ
フロー:リチャード・コックス
ローゲ:クルト・シュトライト(カート・ストレイト)
アルベリヒ:ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー
ミーメ:ハンス=ユルゲン・ラザール
ファーゾルト:アルフレッド・ライター
ファーフナー:マグヌス・バトトヴィンソン
フリッカ:マルティナ:ダイク
フライア:バルバラ・ツェッヘマイスター
エルダ:メレディス・オルウェディ
ヴォークリンデ:ブリッタ・シュタルマイスター
ヴェルグンデ:ジェニー・カールシュテット
フロースヒルデ:カタリーナ・マギエラ
セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
フランクフルト・ムゼウム管弦楽団(フランクフルト市立歌劇場管弦楽団)
【録音】2010年5-6月、フランクフルト歌劇場 [デジタル:ライヴ]
2010年、フランクフルト・オペラの注目の新演出「ラインの黄金」。こちらは
惑星の軌跡を模した舞台が話題となり、ドイツ劇場境界が発行するオペラ・演
劇専門誌「ドイチェ・ビューネ」のアンケート(批評家50人による投票)で2009
/10シーズンの最優秀オペラ劇場にも選ばれています。この演奏でヴォータン
を歌うのは、テリエ・ステンスフォルト。以前、ブルーノ・ヴァイル指揮の
「オランダ人」でタイトルロールを歌っていた歌手です。最近は、このヴォー
タンや「フィデリオ」のドン・ピッツァーロが当たり役です。指揮のヴァイグ
ルは、好評のリセウ劇場のローエングリン、2007年にはバイロイト音楽祭の
「マイスタージンガー」など、この手の実力は実証済み。2008年からはこのフ
ランクフルト歌劇場音楽監督と務め、重厚さを残しながらも、淡麗辛口の味わ
いを生かした素晴らしいワーグナーを聴かせます。

OC-744 \1600
ブラームス:ピアノ作品集 Vol.5
『3つの間奏曲Op.117』『6つの小品Op.118』『4つの小品Op.119』
『Suite Fragment in A minor WoO』『Suite Fragment in B minor WoO』
『Klavierstuck WoO』『Albumblatt WoO』
アンドレアス・ボイデ(P)
【録音】2008年1&7月ケルン放送、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール
[デジタル:セッション]
ドイツ生まれで、現在ロンドンに居を構えている中堅ピアニスト、アンドレア
ス・ボイデのブラームス・ピアノ作品全集の第5集になります。
これまでの演奏は、ブラームスの晩年の様々な思いを濃厚さという方向に持っ
ていきがちですが、ボイデは楽譜を新たに読み直し、淡々としたスマートなブ
ラームス像を描き出し、全く反対のアプローチで演奏していきます。この巻で
の特徴は後半の「組曲」で、別名「バロック風舞曲」とも題され、「弦楽六重
奏曲第2番ト長調Op.36」「弦楽五重奏曲第1番ヘ長調Op.88」を基にしてブラー
ムス自身が作り直したものですが、残念ながら出版はされませんでした。これ
はクララ・シューマンとの関係が糸をひいているらしいとのこと。ここでは、
新ブラームス全集をもとにしてCamilla CaiとKatrin Eichが補筆した版を使用
して録音されています。「Klavierstuck」も、ブラームスが指揮者として勤め
ていた女声合唱団の一人に捧げた作品とも言われています。『ボイデは、今ま
での演奏にはなかった不可能に挑戦しています。若々しい横溢による力強さは、
ピアノ音楽の透明度と叙情性のように突然見える優しさとが結合されているよ
うです。』『ボイデの透明でかつ濃い2つの音色の使い分けは、ブラームスの
ピアノ作品の解読に成功しています。彼はそれができる最も技術の高いピアニ
ストです。』『ボイデは、今まで染みついた過度な感傷的なロマンティシズム
を取り巻き、音楽に明快さを与え、斬新なブラームス像を作り上げることに成
功しています。』と、前作は海外では高い評価を得ています。

OC-645(SACD-Hybrid) \1980
ブクスハイム・オルガン曲集
[01] Glockenlauten, Glocke St. Andreaskirche Ostonnen,
gegossen am 24. Juni 1306
[02] Redeuntes in idem(231)
[03] Wolhin las vogelin sorgen(14)
[04] Portigaler(43)
[05] Vil lieber Zit uff diser Erde(51)
[06] Kyriel(eyson)Angelicum . Christeleyson .
Ultimum Kyriel(eyson)(153.155)
[07] Praembulum Super C(232a)
[08] Praembulum Super Mi(233a)
[09] Redeuntes in mi(232d)
[10] Allegalea(185)
[11] Praembulum Super D(232c)
[12] Gaudeamus(omnes in Domino)(35)
[13] Ellend du hast umbfangen mich(48)
[14] Sequitur adhuc semel Ellend und Jamer(49)
[15] Redeuntes in idem(231)
[16] Ein frouwlin edel von natueren(19)
[17] Veni virgo(76)
[18] Salve Radix Josophanie(250)
[19] Se la phase pale(255)
[20] Redeuntes in d(232b)
[21] Descendi in ortum meum(161)
[22] Rorate celi desuper et nubes pl(uant iustum)
[23] Jeloy mors(18)
[24] Redeuntes in La(234)
[25] Anna vasanna(92)
[26] Kyrieleyson de S(ancta)Maria V(irgine). Christeleyson .
Kyrieleyson Ultimum(150)
[27] Ave Regina(258)
ヨーゼフ・ケレメン
(ゾースト=オステンネン・アンドレアス教会、1425年製オルガン)
(インスブルック宮廷教会、1558年製エーベルト製オルガン)
【録音】2008年11月、2009年4月[デジタル:セッション]
1460年から1470年の間に編纂された250曲以上にも及ぶ、ブクスハイム修道院
のタブラチュアのコレクション。ほとんどが3声のもので、ミュンヘンでの最
後の数年に、パウマンの指導の下で書かれた可能性があるようです。トランス
クリプションの技法は、右手のパートは自由に作られたか、シャンソンのカン
トゥスに基づいており、キリエなどの典礼の曲のメロディでさえ装飾や大きく
変形され、極めて華麗な音形に感じられるでしょう。また、ドイツ、イギリス、
ブルゴーニュ、イタリアの曲をも含み、このブクスハイム・オルガン曲集は、
15世紀中期のヨーロッパ音楽の著しい記念碑です。このアルバムでは、現存す
る非常に古い1425年製と1558年製のオルガンを使用し、当時の作品を再現して
いきます。ケレメンは1957年生まれで、フランツ・リスト音楽院とバーゼル・
スコラ・カントールムで学んだオルガニスト。カナダで哲学も学び、その後17
世紀ドイツ・オルガン研究家としても有名です。この録音においても、これら
の作品に適したオルガンを使用し、SACDのマルチチャンネルで十分の残響を取
り入れ、教会を丸ごと楽器にしてしまったかのようです。

OC-776 \1600
中南米のピアノ三重奏曲集
V=ロボス:ピアノ三重奏曲第1番ハ短調
A・ピアソラ:ブエノス・アイレスの四季(ヴィラ=ロボス・トリオ編曲版)
ルチオ・ブルノ=ヴィデラ:ユンバ・トランスフォーメイション
ヴィラ=ロボス・トリオ
[Rosangela Antunes(P), Florian Wilscher(Vn), Katrin Schickedanz(Vc)]
【録音】2009年11月、ウィーン [デジタル:セッション]
それぞれ、ブラジル、オーストリア、ドイツ出身のピアノ三重奏団。今やウィ
ーンを中心に、様々な音楽祭にも客演し高い評価を得てきています。V=ロボス
の作品は、若い頃のもので、ヴァイオリン、チェロ、ピアノがそれぞれ雄大で
ソリスティックなメロディが印象的。ピアソラではそれぞれの楽器が見事なコ
ントラストを見せており、小さい編成ながら様々な弦楽器の奏法も駆使した色
彩感あふれる演奏が繰り広げられていきます。

OC-778 \1600
CHICAQUICHA-コロンビアのギター作品集
ハイメ・ロメロ:「Confesiones」
ヘンティル・モンターニャ:「Lejania」「En mi ribera」
サムエル・ベドジャ:「Seis por Numeracion」
カルロス・ヴィエコ:「Ruego」「Tulia」
ホセ・A・モラレス: 「Pueblito Viejo」「Bucarelia」「Maria Antonia」
アオドルフォ・メヒア:「Bambuco en mi menor」
ホルヘ・ヴィジャミル:「Los Guaduales」
アンドレス・ヴィジャミル:
「Camburpinton」「Chicaquicha」「Mery」「Piazzollesco」
アンドレス・ヴィジャミル(g)
【録音】2009年9&12月ギターモニア・スタジオ [デジタル:セッション]
コロンビアは、中南米でも最もギターが一般的な国。独自の民族音楽やフォル
クローレなどを基本とし、シンプルで美しい音色にのせて、ラテンの爽やかな
風を運んでくれます。そのなかに切実なロマンチックさを求めるようなメロ
ディー。そしてこういう曲が愛されるのがコロンビアという場所なようです。
アンドレス・ヴィジャミルは、1976年ボゴタ生れで、ボゴタ国立音楽学校を
卒業。ヨーロッパでのコンサートで、北ドイツ放送室内管弦楽団と共演し絶賛
を浴びました。
http://vimeo.com/14832579

<NAXOS> 各1枚 \1000
8.572297
ドビュッシー:管弦楽作品集第4集
1-7.聖セバスティアンの殉教(交響的断章(ユリの庭/法悦の踊りと第1幕の終曲
/受難/よき羊飼い )/第2幕魔法の部屋より前奏曲/第3幕偽りの神の懐柔より
ファンファーレ第1/第3幕偽りの神の懐柔よりファンファーレ第2)/8.バレエ
音楽「カンマー」(C.ケクランによる管弦楽補筆編)/9-10.リア王(J. ロジェ
=デュカスによる管弦楽編)(ファンファーレによる序曲/リア王の眠り)11.
セーヌ・リリック「放蕩息子」より「行列と踊りの歌」
演奏:フランス国立リヨン管弦楽団/準・メルクル(指揮)
1911年にドビュッシー(1862-1918)が、イタリアの台本作家ダヌンツィオとの
合作の上、作曲した5幕からなる神秘劇「聖セバスチャンの殉教」は、すばら
しい力作であったにも拘わらず、上演時間が長すぎること(5時間超え)や、衣
装の問題、饒舌過ぎる台本などの理由で賛否両論を巻き起こし、結局のところ、
それ以降完全版で上演されることは滅多になくなってしまった作品です。この
アルバムは、後に編曲された「交響的断章」に劇音楽からのファンファーレを
加えたもの。神秘性よりも、どちらかというと流麗さが際立つ音楽です。他に
劇音楽を2作、1884年にローマ賞を獲得したカンタータ「放蕩息子」から1曲を
収録。準・メルクルとリヨン管は、いかなる時でも曲の姿を正確に捉えて、
説得力ある演奏を聞かせます。

8.572271
ピアソラ:
1-3.シンフォニア・ブエノス・アイレス Op.15/4-6.バンドネオン、弦楽オー
ケストラ、パーカッションのための協奏曲「アコンカグア」/ 7-10.ブエノ
スアイレスの四季( L.デシャトニコフによるヴァイオリンと弦楽編)
演奏:ダニエル・ビネッリ(バンドネオン)…1-6/
楊天堝(ヴァイオリン)…7-10./ナッシュヴィル交響楽団
ジャンカルロ・ゲレーロ(指揮)
現在、ピアソラ(1921-1992)を知らない人はいないでしょう。彼の名前は、
すっかりアルゼンチン・タンゴと同義語になり、誰もがあの哀愁漂うメロディ
を頭の中に思い描くのです。この盤に収録されている「シンフォニア・ブエノ
スアイレス」は華麗なるオーケストラをバックにバンドネオンが妖しく歌いま
す。ここでは、彼が 20代の頃に 5年間私的に師事したヒナステラの影響も存
分に生かされた、豊かな色彩を感じさせる力作です。アンデス山脈最高峰の山
の名前を取った「アコンカグア」は見事なバンドネオン協奏曲。アグレッシヴ
な音が魅力的。「ブエノスアイレスの四季」はヴァイオリンとオーケストラ版
で、バンドネオンとはまた違った味わいが楽しめます。

8.572186
ステンハンマル:
1-5.セレナードヘ長調 Op.31(改訂版)(序曲/カンツォネッタ/スケルツォ/ノッ
トゥルノ/終曲)/6.フローレスとブランセフロール Op.3/7.イタカ Op.21/
8.カンタータ「歌」 Op.44より「インターリュード」/9.前奏曲とブーレ
…世界初録音
演奏:カール=マグヌス・フレドリクソン(バリトン)…6.7/イェヴレ交響楽団
/ハンヌ・コイヴラ(指揮)
スウェーデンの作曲家、ステンハンマル(1871-1927)の作品集です。彼はドイ
ツで学びワーグナーの影響を受けながらも、スウェーデン民謡をモティーフと
した「北欧風」の音楽を追求。後期ロマン派の重厚さを残したまま、独自の作
風を確立することに成功した人です。この盤に収録された「セレナード」は
ちょうど自らの方向性が固まってきた頃の作品で、一度1913年に完成させたも
のの1919年に手直しを加え(曲の調性などを変えたり)、より透明度の高い、簡
潔さと力強さを併せもつ交響的な曲となっています。他には2つの声楽を伴う
作品も聴きもの。架空の島「イターキ」について歌う「イタカ」での流れる
ような音楽の美しさが耳に残ります

48.572436-37 2枚組
メシアン:聖体秘跡の書
CD1:1.アドロ・テ(汝を讃えん)/2.生命の泉/3.身を隠し給う神/ 4.信仰の
行為/5.我らの生れしみどり子/6.マンナと生命のパン/7.復活させられた
人々と命の光/8.聖体の秘蹟の制定/9.闇/10.キリストの復活
CD2:1.復活したキリスト、マグダラのマリアに現れる/ 2.聖変化/ 3.水の二
つの壁/4.聖体拝受前の祈り/5.恩寵の喜び/6.聖体拝受後の祈り/7.さま
ざまな現存/8.捧げものと最後のアレルヤ
演奏:ポール・ジェイコブス(オルガン…ニューヨーク,
聖母マリア教会のオルガン)
メシアン(1908-1992)最後のオルガン作品である「聖体秘跡の書」は18の部分
からなる深淵で長大な曲です。当時のメシアンは70歳を優に超え、完成に8年
を要したオペラ「アッシジの聖フランチェスコ」の初演を終えたばかりでした
が、創作意欲は全く衰えることもなく、この見事な曲を1年で書き終えたので
す。この曲には彼の宗教観が全て注ぎ込まれ、荘重なるコラール、即興的な部
分、体中に浸みわたる三和音が絶え間なく交錯し陶酔の境地へと聴き手を誘い
ます。もちろん彼が愛した鳥の声も至るところから聞こえてきます。米国の名
オルガニスト、ジェイコブスの光舞い降りるような神々しい演奏で。

8.559656
ズウィリック:
1-2.ミレニアム・ファンタジー(2000)
3-7.映像(1986)(オープニング/見捨てられた人形/アイリス、チューリップ、
クロッカスとジョンキル/バッカス第3番/スピリチュアリスト)/8-13.ピーナ
ツ・ギャラリー (シュローダーのベートーヴェン幻想曲/ライナスへの子守歌
/スヌーピーはサンバを踊る/チャーリー・ブラウンの非歌/ルーシーの幻覚/
ペパーミント・パティとマーシーはパレードを先導する)
演奏:ジェフリー・ビーゲル(ピアノ)…1-2.8-13/リード・ゲインズフォード
(ピアノ)…3-7/ヘイディ・ルイス・ウィリアムズ(ピアノ)…3-7/フロリダ
州立大学交響楽団/アレクサンダー・ジメネス(指揮)
2009年に70歳の誕生日を迎えたアメリカの女性作曲家、ズウィリック(1939-)。
このアルバムは彼女の一連の作品を収録したものです。ミレニアム・ファンタ
ジーは彼女が子どもの頃、祖母が歌ってくれた民謡に基づくのだそうです。
まるでドビュッシーを思わせる「映像」は、ワシントンD.C.にある「女性芸
術美術館」に所蔵された多くの絵画からインスピレーションを得ています。
当盤のジャケットに使われたアリス・ベイリーの作品もここの所蔵品です。
そして、メインの「ピーナツ・ギャラリー」です。
M.シュルツのコミックでおなじみの彼らが音楽となって生き生きと動き回る様
はまさに圧巻!ズウィリック自身がこのコミックに登場しているため、そのお
返しとしてこの組曲が出来上がったのだそうです。シュローダーの弾くベート
ーヴェンがこの耳で聴けるなんて大感激です。演奏しているのは、名ピアニス
ト、ジェフリー・ビーゲルです(ビーグルではありません)。

8.572500
カステルヌオーヴォ=テデスコ (1895-1968):シェイクスピア序曲集第1集
1.ジュリアス・シーザー Op.78/2.じゃじゃ馬ならし Op61/3.アントニーと
クレオパトラ Op.134/4.真夏の夜の夢 Op.108/5.コリオレイナスの悲劇
Op.135/6.十二夜 Op.73
全て世界初録音
演奏: 西オーストラリア交響楽団/アンドリュー・ペニー(指揮)
イタリア系ユダヤ人の家に生まれ、高い教養を持った彼は、シェークスピアの
文学をこよなく愛していました。多くの作品に曲をつけ、その中には2つのオ
ペラや、多数の歌曲とソネット、そしてこのシリーズで聴くことができる
11の序曲などがそれにあたります。勇壮なファンファーレに先導されるジュリ
アス・シーザーの物語、メンデルスゾーンのアプローチとはかなり異なる「真
夏の夜の夢」など、どれも極彩色のオーケストラをフルに鳴らした聴き応えの
ある曲です。ギター音楽の作曲家として認知されていますが、それだけではあ
りません。彼の底力はすごいです。

8.559652
ギャラガー:管弦楽作品集
1.「ディヴァージョン」序曲(1986)/2.子守歌 (1977)/3-7.シンフォニエッ
タ(1990/2007)…世界初録音(イントラーダ/間奏曲/マランボ/パヴァーヌ/ロン
ド・コンチェルタンテ)/8.1楽章の交響曲「哀歌」
演奏:ロンドン交響楽団… 1.2.8/ロンドン交響楽団のメンバー…3-7/ジョア
ン・ファレッタ (指揮)
ニューヨーク生まれの作曲家ギャラガー(1947-)の作品集です。彼はカレル・
フサ、ネッド・ローレムを始めとした錚々たる大作曲家たちの指導を受け、管
弦楽曲、合唱、室内楽、そして吹奏楽まで幅広い作品を書いています。彼の音
楽はどれも壮大でかつ抒情的な音色も有しています。彼の作品は世界中で高く
評価されていますが、とりわけ「子守歌」はその美しさでポーランドを始めと
した各国のオーケストラで何度も演奏されています。「ディヴァージョン」序
曲はもともとシンフォニック・バンドのための書かれた「ディヴァージョン」
の素材を使ってフルオーケストラの作品を書きあげたものです。まるでハリウ
ッドの音楽を思わせる雄大さがたまりません。豊かな音色のシフォニエッタ、
「哀歌」と名付けられていても、中間部ではかなりの
盛り上がりを見せる「1楽章の交響曲」とバラエティに富んだ選曲です。

8.572651-52 2枚組
スーザ:行進曲傑作集
CD1:1.海を越えた握手/2.忠誠/3.ロイヤル・ウェールズ・フュージリア連隊
/ 4.剣と拍車/5.キング・コットン/6.パナマの開拓者/7.自由の鐘/8.自
由の精神に敬礼を/9.黒馬の騎兵隊/10.士官候補生/11.テキサスの娘たち/
12.美中の美/13.旗の騎士/14.雷神/15.ワシントン・ポスト/16.ヤンキー
海軍の栄光/17.星条旗よ永遠なれ
CD2:1.聖なる殿堂の貴族たち/2.進めウィスコンシン永遠に/3.無敵の鷲/
4.勇志は前線へ/5.外交官/6.ピカドール/7.ジャック・ター/ 8.アメリカ
第一/9.名誉の砲兵隊/10.ミネソタ行進曲/11.アトランティック・シティー
・ページェント/12.150年祭博覧会/13.セビリアの花/14.ココーランの候
補生/15.国技/16.銃弾と銃剣/17.海軍予備役
演奏:ロイヤル・アーティレリー・バンド/キース・ブライオン
この2枚のCDの中にスーザ(1854-1932)の名行進曲が34曲入っています。おなじ
みの曲から、聴いたことがあってもタイトルを思い出せない曲まで、どこから
聴いてもかっこ良く、また気分を高揚させてくれます。家でじっくり聴くの
もよし、ドライブのお供にもよし。

8.572398
シュトックハウゼン:マントラ(1970)
1-26.2人のピアニストのための「マントラ」
演奏: ペストヴァ/メイエ・ピアノ・デュオ/クセーニャ・ペストヴァ(ピアノ)
/パスカル・メイエ(ピアノ)/ヤン・パニス(電子楽器)
この曲を作曲した頃のシュトックハウゼン(1928-2007)は、それ以前の不確定
性を持った音楽を離れ、記譜法へと回帰していました。とは言っても、もちろ
ん楽譜に書かれたことをそのまま演奏すれば、彼の意図した曲になるわけでは
なく、様々な要素が必要で、常に緊張感に満ちたものであることは間違いない
のですが。「マントラ」は1970年に大阪万博で来日したシュトックハウゼンが、
「何か」を得て作曲したとされていますが、それは常人には理解不能。彼のい
うマントラは13のフォルメル(短い音楽的素材)からなり、ピアノの音は、変調
機で歪められ、電子音と呼応します。そして様々な変遷を経て、果ては大宇宙
へと拡散する?のだとか。ま、何も言わずに聴いてみてください。録音も優秀
です。

8.557533
シェーンベルク:弦楽四重奏曲集
1-4.弦楽四重奏曲第3番 Op.30(1927)/5-8.弦楽四重奏曲第4番 Op.37(1936)/
9.ピアノ独奏付きヴァイオリンのための幻想曲 Op.47(1949)
演奏:フレッド・シェリー弦楽四重奏団/ロルフ・シュルテ(ヴァイオリン)…9
/クリストファー・オールドファーザー(ピアノ)…9
ロバート・クラフト監修
シェーンベルク(1874-1951)の第3番と第4番の弦楽四重奏曲は、すでに無調の
世界へと足を踏み入れていますが、第3番の形式はまだ古典的なものを踏襲し
ています。せわしなく動き回る第1楽章の音形は確かに不安を煽りますが、第
2楽章の瞑想的な雰囲気で気分はとりあえず落ち着くことでしょう。落ち着き
のない第3楽章、そして、こちらも判別は難しくとも、ロンドと銘打たれてい
る以上、何度も繰り返される同じメロディ、と、なぜか忘れられない印象を残
す曲です。第4番は更に熟成した音楽で、伝統と新奇がうまく調和するとこう
なる。という見本のような曲です。

8.559630
ピストン:
1-3.弦楽四重奏曲第1番(1933)/4-6.弦楽四重奏曲第3番(1947)
7-9.弦楽四重奏曲第5番(1962)
演奏:ハーレム弦楽四重奏団 (メンバー)イルマー・ガヴィラン(ヴァイオリン)
/メリッサ・ホワイト(ヴァイオリン)/ホアン=ミゲル・ヘルナンデス
(ヴィオラ)/デズモンド・ネイスミス(チェロ)
アメリカの現代作曲家ピストン(1894-1976)は、ハーヴァードで学んだ後、パ
リでナディア・ブーランジェに師事しました。彼の作品は基本的に新古典派の
様式によるもので、代表的なバレエ音楽「不思議な笛吹き」や、8曲の交響曲
などが比較的知られています。この弦楽四重奏曲は彼の円熟した作風が楽しめ
るもので、力強さが横溢する第1番、音と音が激しく交錯する第3番、そして意
外にも穏当な響きが戻ったかのような第5番と、多彩な音が詰まっています。
新古典派から十二音へと移行した人ですが、シェーンベルクのような切れ味で
はなく、大地を踏みしめるようなしっかりとした音楽性を感じさせる作品群で
す。

8.559666
グロリア・コーツ:
1-2.弦楽四重奏曲第9番(2007)…世界初録音/3-6.独奏ヴァイオリンのための
ソナタ(2000)/7-13.ピアノ三重奏のための抒情組曲「ひばりの中から-あなた
は音楽を見つけるだろう」
演奏:クロイツェル四重奏団 (メンバー)ピーター・シェパード・スケアヴェズ
(ヴァイオリン)…1-13/ミハイロ・トランダフィロウスキ(ヴァイオリン)
…1-2/モルガン・コフ(ヴィオラ)…1-2/ネイル・ヘイド(チェロ)…1-2.7-13
/ロデリック・チャドウィック(ピアノ)…7-13
交響曲の作曲家として良く知られるアメリカの女性作曲家、グロリア・コーツ
(1938-)。彼女の作風はとにかく個性的で、至るところに出現する上昇するグ
リッサンド(音を滑らすように移動する)と、時々挟みこまれる親しげなメロ
ディが、まるで悪夢のように耳を掠めるのです。もちろんここに収録されてい
る弦楽四重奏曲も例外ではなく、低弦で繰り返される分散和音を彩る、鳥のさ
えずりのようなヴァイオリンの音色は一度聴いたら忘れることはないでしょ
う。対する「ヴァイオリン・ソナタ」は幾分古典的な佇まいを見せる禁欲的な
曲。弦の限界に挑むかのような孤高の響きがたまりません。エミリー・ディキ
ンソンの詩の一節をタイトルにした「ピアノ三重奏曲」は、タイトル通り抒情
的な曲。とはいえ、美しい響きの中に、さりげなく四分音を紛れ込ませてくる
ところが彼女流。調子の狂ったような弦楽器の響きをご堪能ください。体が拒
否しても脳が陶酔するという「二日酔い」のような気分になれること請け合い
です。

8.572278
ミヨー:
1-4.クラリネット、ヴァイオリンとピアノのための組曲 Op.157b/5-7.スカラ
ムーシュ Op.165d/8-10.ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.40/12-14.クラリ
ネットのためのソナチネ Op.100/15.春 Op.18/16.シネマ幻想曲「屋根の上
の牡牛」 Op.58b
演奏:ジャン=マルク・フェサール(クラリネット)…1-7.12-14/フレデリック
・プラシー(ヴァイオリン)…1-4.8-11.15-16/エリアンヌ・レイエ(ピアノ)
…1-16
フランス 6人組の一人、ミヨー(1892-1974)は膨大な作品を残した事で知られ
ています。それは、演奏会用の曲、映画音楽、吹奏楽までありとあらゆるジャ
ンルに渡り、作風も曲によって様々。とにかく攻略しがいのある作曲家です。
若い頃、仕事の関係でブラジルに滞在していたこともあってか、驚くほど情熱
的な面が顔を出すこともあったり、新古典派的な機能的な面もあったり、また
亡命後のアメリカでは、ロマンティックさも加わるという面白さ。このアルバ
ムでは、どちらかというと明るく楽しい曲を中心に収録。もとはモリエールの
喜劇「空飛ぶお医者さん」の音楽を改変した「スカラムーシュ」、もともとは
チャップリンの無声映画のために書かれた「屋根の上の牡牛」。どちらもブラ
ジルの香りが漂う名曲です。他の曲もステキ。とにかくイケテル1枚です。

8.572364
ジェイコブ:
1-7.アルト・リコーダーと弦楽のための組曲(リコーダーと弦楽四重奏編)/
8-11.ソプラノ・リコーダーのためのソナチネ/12-15.ソプラノ・リコーダー
のためのソナタ/ 16-21.リコーダー・コンソート/ 22-32.ソプラノ・リコー
ダーとピアノのための変奏曲/33-36.ソプラノ・リコーダー、ヴァイオリン、
チェロとハープシコードのためのトライフル 1-7…弦楽四重奏版は世界初録音
/12-15,33-36…世界初録音
演奏:アナベル・ナイト(リコーダー)/ロビン・ビッグウッド(ピアノ&チェン
バロ)…8-15,22-32,34-36/マッジーニ弦楽四重奏団…1-7/デイヴィッド・
エンジェル(ヴァイオリン)…33-36/ミハウ・カズノフスキ(チェロ)…33-36
/フォンタネッラ・リコーダー五重奏団のメンバー…16-21
何人かの特別な例をのぞくと、リコーダーを専門とする奏者は現代に書かれた
作品を演奏することはありません。しかし、これらの曲を聴いてしまったら、
その考えは改めた方がいいな。と思うに違いありません。イギリスの作曲者、
ゴードン・ジェイコブ(1895-1984)は数多くの作品で知られるとともに、優れ
た教育者です。彼は様々な楽器のための協奏曲を書くことで、奏者たちの能力
を引き出すことに成功したのでした。ここでリコーダーを吹いているアナベル
・ナイトも彼の教え子で、師の思いをそのまま受け継いだ闊達な演奏を聴かせ
ます。時には郷愁を誘い、ある時は鋭く空気を引き裂くかのような音色をお聴
きください。2作の世界初録音を含む興味深い1枚です。

8.572331
ピアソラ・ベスト・タンゴ
1-4.ブエノスアイレスの四季(ブエノスアイレスの夏/ブエノスアイレスの秋/
ブエノスアイレスの冬/ブエノスアイレスの春)/5.ロコへのバラード/6.天使
のミロンガ/7.天使の死/8.天使の復活/9.さらば、パリ/10.アルフレイド
・ゴビの肖像/11.アディオス・ノニーノ/12.同一の罰/13.ピカソ/14.グア
ルディア・ヌエバ/15.センティード・ウニコ全て A.デレ=ヴィーネによるピ
アノ独奏編
演奏:アキレス・デレ=ヴィーネ(ピアノ)
哀愁、情熱、切望、情感、これらが全て含まれたピアソラの音楽は、どのよう
な編成で演奏しても、独特の魅力を発揮するものですが、ピアノ1台で演奏す
るピアソラは、まるでジャケットに描かれた女性の引き締まった太もものよう
に健康的で躍動的です。しか妖艶さを失うことはなく、囁くようなピアニシモ
は、まるで耳たぶに息を吹きかけられるような色っぽさです。ここでピアノを
演奏するデレ=ヴィーネはクラウディオ・アラウの弟子で、数々のコンクール
で入賞歴を誇るヴェテランです。このアルバムでは全て彼自身の編曲によるも
ので、ピアソラの音楽を余すことなくピアノへと移し替えています。

8.559664
ハリス:ピアノ作品全集
1-4.ピアノ・ソナタ Op.1/5-8.小さな組曲(鐘/悲しいニュース/遊ぶ子ども
/スランバー)/9-13.アメリカのバラード第1集/14-16.3楽章のピアノ組曲/
17.トッカータ/18-19.アメリカのバラード第2集/20.アメリカ民謡「真実の
愛、泣かないで」による変奏曲/21.無題/22.3楽章のピアノ・ソナタより
「スケルツォ」/ 23.シャーリーのハッピーピース/ 24.オーケストレーショ
ン 21.22.23.24…世界初録音
演奏:ジェフリー・バールソン(ピアノ)
オクラホマ州出身の作曲家、ロイ・ハリス(1898-1979)。彼も、この当時のア
メリカの作曲家と同様、パリに留学しナディア・ブーランジェの薫陶を受けて
いて、同時にルネサンス音楽の研究にも没頭していました。彼のピアノ曲の多
くは、ピアニストである妻ジョハナのために書かれており、中世の歌とバロッ
ク式の対位法を用いながらも、20世紀のフランス音楽の香りを仄かに伝える秀
作となっています。多調性の追求、即興的なパッセージ、そしてどこからか聴
こえてくるアメリカやアイルランドの民謡・・・と、広範囲に渡る妙技を堪能
できる内容です。大作から、断片的な作品までどれもが個性的。

8.570768
リスト:ピアノ作品全集第32集
1-6.旅人のアルバム第1巻「印象と詩」 S156/R8(リヨン/ワレンシュタットの
湖/泉のほとりで/ジュネーヴの鐘/ウィリアム・テルの礼拝堂/ジュネーヴの
教会の詩編歌)7-9.幻影 S155/R11(センツァ・レンテッツァ・クアジ・アレグ
レット/ヴィヴァメンテ/シューベルトのワルツによる幻想曲)
演奏:アシュリー・ウェイス(ピアノ)
この「旅人のアルバム」は、1834年から1838年に作曲され1842年に完成。当時
恋愛関係にあったマリー・ダグーと共に、パリからスイスへと旅行した時の感
動を音楽にしています。スイスの美しい風景に感動したリスト(1811-1886)は、
その強い印象をまるで絵画を描くようにピアノにぶつけました。力強く野心的
な曲が並びますが、その後リストはなぜか、この曲集を「巡礼の年」に改定、
いくつかの曲をそのまま残した上で大きく改変。こちらの「旅人のアルバム」
は無きものとしてしまったのです。巡礼の年第1年(8.550548)と聴き比べてみ
るのも楽しいでしょう。「幻影」も1834年頃の若きリストによる作品ですが、
驚くほど瞑想的で、リストらしい「派手さ」は見られません。曲だけ聴いて
いると晩年の作品のような佇まいを持つ不可思議な曲です。そのせいかあま
り演奏される機会もなく、忘れられた曲集となってしまっています。

8.572309
J.S.バッハ:半音階幻想曲とフーガ他
1-2.半音階的幻想曲とフーガニ短調 BWV903/3-9.パルティータ第4番ニ長調
BWV828(序曲/アルマンド /クーラント/アリア/サラバンド/メヌエット/ジグ)
/10-15.イギリス組曲第3番ト短調 BWV808(前奏曲/アルマンド/クーラント/
サラバンド/ガボット 1.2/ジグ)
演奏:リサ・グード・クロフォード(ハープシコード…ルッカーズ 1624年製
ウンターリンデン美術館所蔵 )
バッハ(1685-1750)の鍵盤曲の中でも、特に有名ですばらしい作品を3つ集め
てみました。1720年頃に書かれた「半音階的幻想曲とフーガ」は、現在では自
筆譜が失われてはいるものの、多くの弟子たちが書き移し、教材として使われ
ていたため、人によって装飾などに違いが発生してしまいました。しかし、
本来の和声進行などは損なわれることなく、彼の最も雄大で精緻な作品の一
つとして愛されています。パルティータは、本来、変奏曲のように主題が一刻
一刻と変化していく曲、フランス風組曲は一定の舞曲の配列をもった小曲集で
す。どれも難易度はとても高いものですが、アメリカの名ハープシコード奏者
クロフォードは、歴史的価値を持つ楽器から深みのある素晴らしい響きを引き
出し、自由度の高い柔軟な解釈を聴かせてくれます。

8.572032
ペンデレツキ:
クレド(1998)(1.われは唯一の神を信ず/2.あなたは我ら人類のため/3.そして
あなたは/4.そして苦しみを受け/5.あなたの十字架を私たちは崇めます/6.そ
して聖書に書かれていたとおり/7.我は信ずる、主なる聖霊を/8.罪の赦しの
ためとしての/9.よみがえりと来世の命を待ち望む)/10.母校ヤゲロニカ大学
をたたえるカンタータ(1964)
演奏:イヴォナ・ホッサ(ソプラノ 1)/アガ・ミコライ(ソプラノ 2)/エヴァ
・ヴォラク(アルト)/ラファウ・バルトミンスキー(テノール)/レミギウシュ
・ルコムスキ(バス)/ワルシャワ少年合唱団/
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
アントニ・ヴィト(指揮)…1-9
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
アントニ・ヴィト(指揮)…10
1960年代のペンデレツキ(1933-)を知る人が、この「クレド」を聴いたら、あ
まりのロマンティックさに目を丸くするかもしれません。何しろ、冒頭から
切なく激しくとも美しい響きに満ち、調性から逸脱することもないのですか
ら。この音楽性の変容を拒否する人もいるかもしれませんが、祈りの心を伝
えるには、このような調和に満ちた音楽も必要なのでしょう。「ペンデレツ
キらしさ」を求める人は、その30年ほど前に書かれたカンタータをどうぞ。
こちらにはおなじみの破壊的な音が横溢しています。

8.572279
シューベルト:
ミサ曲第1番ヘ長調 D.105(1.キリエ/2-4.グローリア/5-6.クレド/7.サンク
トゥス /8.ベネディクトゥス/9-10.アニュス・デイ )/ミサ曲第3曲変ロ長調
D.324(11.キリエ /12-14.グローリア /15-17.クレド/18.サンクトゥス/19.
ベネディクトゥス/20-21.アニュス・デイ)
演奏:トリーネ・ウィルスベリ・ルンド(ソプラノ)/ベッティナ・ランチ(アル
ト)/リ・ミンウ(テノール)/アシャフ・レヴィチン(バス)/イモータル・
バッハ・アンサンブル/ライプツィヒ室内管弦楽団
モルテン・シュルト=イェンセン(指揮)
シューベルト(1797-1828)のミサ曲第1番は、彼が 17歳の時の作品です。当時
の彼は小学校の教師として働いていましたが、どうもこちらにはあまり熱心で
はなく、その熱意は全て作曲活動へ向いていたようです。個人的にサリエリに
作曲を習うも、書いた曲のほとんどは「モーツァルトやハイドンの真似」と酷
評され、それはそれで悩みの種だったようで、彼は驚くほどの作品を仕事の合
間に書きあげたのです。それでも、ようやくこのミサ曲はサリエリからお墨付
きをもらうことができ、彼はどんなに自信をつけたことでしょう。なるほど、
曲の完成度は驚くほどに高く、後年の感傷的な面も併せ持つ素晴らしい作品で
す。第3番はその翌年に書かれており、一年で更に進化を遂げた若者の姿と才
能を彷彿させるものです。

8.572346
ヴィエルヌ:
歌曲集「愛の詩」 Op.48(1-3.フロレアル(花月)[ある日、私はあなたを見た
/私の心の庭で/ばら色の舟]/4-7.テルミドール(熟月)[キスしてください/宝物
/かわいいロンド /放棄する]/8-11.ブリュメール(霜月)[秋のソネット/魔女/
大気の発見/黒い舟]/12-15.ニヴォーズ(雪月)[冬の日/記憶/不安/暗き快楽])
/16.プシュケ Op.33/17.絶望のバラード Op.61
演奏:マイケル・バンディ(バリトン)/ジェレミー・フィルセル(ピアノ)
フランク、ヴィドールに学び、多くのオルガン曲を残したヴィエルヌ(1870-
1937)は、ほとんど全盲に近かったにも拘わらず、パリのノートルダム大聖堂
のオルガニストを務め、通算1750回目の演奏会の最中に演奏台で倒れ、67歳の
生涯を閉じました。そんな彼はオルガン曲だけでなくこんなにチャーミングな
歌曲も書いていました。この「愛の詩」は各々3-4曲が、フランス革命歴によ
る四季に分けられて並べられています。自然の大きな営みの前には、人間など
無力な存在に過ぎない・・・どこか頽廃的で美しい歌曲集です。

8.572514
イギリス歌曲シリーズ第21集
1-5.愛の翼の上で Op.38(イオニアの歌/月灯りの中、船は出て行く/ソネット
第11番/碑/あなたが年をとった時)/6-9.ヴェネチア歌曲集-愛の声 Op.22(幸
運の島/通り過ぎる見知らぬ人/ゴンドラへの誘い/愛の声)/10.真夜中の哀歌
Op.6/11.壊れる、壊れる…壊れる Op.33-5/12.11月のピアノ Op.33-4/
13.命の短き要約 Op.33-3/14.歪んだ飛行 Op.28-1/15.真夜中に Op.28-2/
16.かば Op.33-6/17.モールヴァンにて Op.24/18.キス Op.15
1-5,11,12…世界初録音
演奏:アンドリュー・ケネディ(テノール)/イアイン・バーンサイド(ピアノ)
NAXOSの人気シリーズ、イギリス歌曲集も第21集を迎え、いよいよ佳境に入っ
て来た感があります。今回の作曲家は1955年生まれのイアン・ヴェナブルス
(1955-)。彼はリバプールで生まれ、地元の大学で学んでいます。その後トリ
ニティ・カレッジで音楽を学び、現在「イギリス有数の声楽曲作曲家」とし
ての地位を築き、アーサー・ブリス協会の取締役でもあります。彼の書く曲
は、もちろん現代的な響きや、様式を踏襲することもありますが、基本的に
調性を逸脱することなく常に暖かさと仄暗さを帯びています。アンドリュー
・ケネディの憂いを含んだ声が、またこれらの曲調にぴったりなことは言う
までもありません。世界初録音を含む意欲的な選曲にも注目です。

8.660255-56 2枚組
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」全曲
演奏:ルチア…デジレ・ランカトーレ(ソプラノ)/エドガルド…ロベルト・デ
・ビアージョ(テノール)/アシュトン卿エンリーコ…ルカ・グラッシ(バリト
ン)/ライモンド…エンリコ・ジュゼッペ・イオーリ(バス)/アルトゥーロ…
マッテオ・バルカ(テノール)/アリーサ…ティツィアーナ・ファルコ(メゾ・
ソプラノ)/ノルマンノ…ヴィンセンツォ・マリア・サリネッリ(テノール)
/ベルガモ音楽祭管弦楽団&合唱団/アントニーノ・フォリアーニ(指揮者)
ドニゼッティ(1797-1848)が愛読していたウォルター・スコットの小説「ラン
マムーアの花嫁」。これが元になり、1835年、最も有名なベルカント・オペ
ラが誕生しました。愛、不和、裏切り、狂気、殺人・・・悲劇的でスキャン
ダラスな物語は人々を熱狂させ、ヒロインの白いドレスに飛び散る血しぶき
は、全ての聴衆の心を捉えたのです。ここでルチアを歌うのは、日本でもおな
じみデジレ・ランカトーレ。ふくよかな体躯から生まれる豊かな声と、絶妙な
コロラトゥーラをお聴きください。この録音、すでに映像として発売されてい
ますが、こうして音だけで聴いてみるのもまた違った味わいがあるものです。
有名な「狂乱の場」では慣例のフルートではなく、スコアに指定されている
「グラス・ハーモニカ」を使用。幽玄な響きはルチアの壊れた心を吹き抜ける
風のようです。

8.660263-64 2枚組
モンシニ:歌劇「脱走兵」全曲
演奏:ルイーズ…ドミニク・ラーベル(ソプラノ)/アレクシス…ウィリアム
・シャープ(バリトン)/ジェンネッテ…アン・モノイオス(ソプラノ)/デイ
ヴィッド・ニューマン(バリトン)/ユージン・ガルヴィン(バス・バリトン)
/トニー・ブーテ(テノール)/ダレン・ペリー(バリトン)/クレア・クット
ラー(ソプラノ)/アンドリュー・アデルスバーガー(バス)/エリック・ C・
ブラック(バリトン)/アダム・ホール(テノール)
オペラ・ラファイエット管弦楽団/ライアン・ブラウン(指揮)
1729年、フランス、フォーカンベルグで貴族の家柄に生まれたモンシニ(1729-
1817)は、最初ヴァイオリンを学びます。13歳の時に父親を失い、家計を支え
るためパリに行くのですが、25歳の時にペルゴレージのオペラ「奥様女中」
を見てオペラ作曲家になることを決意、短期間のうちに音楽理論を学び、4年
後「軽はずみな告白」で作曲家デビューを果たします。この「脱走兵」は彼を
重用したオルレアン公に捧げられた作品で、死刑宣告をされたアレクシスが刑
務所を脱走するまでの気取った様子が描かれています。お決まりのやりとりが
続き、最後は王の恩赦を受けて幸せになる恋人同士の甘い歌声で締めくくられ
ます。

8.556843
ザ・ベスト・オブ・ロンビ
ロンビ(1810-1874):/1.シャンパン・ギャロップ Op.14/2.女王ルイーズの
ワルツ/3.コペンハーゲン蒸気鉄道のギャロップ/4.夢の絵画、幻想曲/
5.ギャロップ「オギュスト・ブルノンヴィルに敬礼」/ 6.2つのヴァイオリ
ンのためのコンサート・ポルカ/7.アメリー・ワルツ/ 8.ワルツ「クロル舞
踏会のざわめき」/ 9.組曲「サンクト・ペテルブルクの思い出」より第2楽章
「サンクト・ペテルブルクのシャンパン・ギャロップ」/ 10.ブリッタ・ポル
カ/ 11.コロンビーネ・ポルカ -マズルカ/12.テレグラフ・ギャロップ/13.
ヘスペルス・ワルツ/14.「アマーガーの守り人」よりフィナーレ・ギャロップ
演奏:様々な演奏家
デンマーク生まれの作曲家ロンビ。彼はとりわけワルツやポルカ、ギャロップ
などの舞曲を得意とし、「北欧のヨハン・シュトラウス」と呼ぶ人もいます。
彼は1843年に世界的な遊園地「チボリ公園」で専属作曲家と楽長の地位を得て、
人々に喜びを与え続けました。彼の音楽はウィーンの作曲家たちとは違い、よ
り描写的で、わかりやすい題材が多く、例えば、「コペンハーゲンの蒸気機関
車のギャロップ」は駅から駅までを走り抜ける蒸気機関車を忠実に音で再現、
その表現力には舌を巻く他ありません。

8.556846
ザ・ベスト・オブ・ヨーゼフ・シュトラウス
ヨーゼフ・シュトラウス(1827-1870):/1.ポルカ・シュネル「憂いもなく」
Op.271/2.ポルカ・フランセーズ「なまけもの」Op.179/3.ポルカ・マズルカ
「ガゼル」 Op.155/4.ワルツ「金星の軌道」 Op.279/5.ワルツ「ウィーンの
フレスコ画」 Op.249/6.ポルカ・フランセーズ「上機嫌」 Op.281/7.フェニ
ックス行進曲 Op.105/8.ワルツ「ドイツの挨拶」 Op.191/9.演奏会用ワルツ
「愛の真珠」 Op.39/10.ワルツ「天体の音楽」 Op.235/11.ポルカ・フラン
セーズ「鍛冶屋」 Op.269/12.ポルカ・マズルカ「燃える恋」Op.129/13.ポ
ルカ・シュネル「障害物競走」Op.43
演奏:様々な演奏家
ヨハン・シュトラウス 1世の二番目の息子であるヨーゼフは、多彩な才能の持
ち主で、最初は工業技術者の道を歩んでいたが、兄ヨハンの代役として作曲家
としてデビューしたのを機にこの道を歩むことになりました。兄ヨハンは、
「兄弟の中で最も才能があるのはヨーゼフだ」と語ったそうで、結局43年の
生涯で200曲を越える作品を残したのです。彼の作品は上品で美しく、特にメ
ロディが印象的なせいもあり、R.シュトラウスが「ばらの騎士」で借用した
り、映画にも使われたりと、今でもじんわりとした人気を誇っているのです。

8.556848
ザ・ベスト・オブ・ツィーラー
1.喜歌劇「観光案内人」より序曲/2.ワルツ「ウィーン市民」Op.419/3.ポル
カ・シュネル「気も晴ればれと」Op.386/4.フランス風ポルカ「舞踏会の熱
狂」Op.406/5.ワルツ「ウィーン娘」 Op.388/6.行進曲「世界は私のもの」
Op.499/7.ワルツ「勇敢であれ」Op.522/8.フランス風ポルカ「もう揺れない
で、ビスマルク号!」Op.465/9.行進曲「あなたがお金を持っていれば、それ
は素晴らしい!」 Op.539/10.ポルカ「憂いもなく」 Op.104/11.フランス風
ポルカ「とうとう独りぼっち」 Op.390/12.ワルツ「オーストリアのメロデ
ィ」Op.373/13.ポルカ・マズルカ「市民とロマンティック」 Op.94/14.水夫
のポルカ Op.449/15.オペレッタ「子どもたちの作戦会議」より序曲/ 16.
行進曲「シェーンフェルト男爵」Op.422
演奏:スロヴァキア国立コシツェ・フィルハーモニー管弦楽団
ラズモフスキー・シンフォニア/アルフレート・ヴァルター(指揮)
クリスティアン・ポラック(指揮)他
オペレッタ、舞踊曲の作曲家で忘れてはならぬ人がここにいます。その名は
ツィーラー(1843-1922)。軍楽隊で指揮の経験を重ね、ついには自ら楽団を組
織し、オーストリア、ドイツを演奏旅行。1907年にはウィーンの宮廷舞踏会
の指揮者にまで登りつめます。彼は生涯に23曲のオペレッタを始め、600曲も
のマーチ、舞曲を書き、人々を陶酔の極致に誘いました。このCDに収録された
のはほんの一部の曲ですが、どれも「良き時代」の空気を気持ち良く伝えてく
れるものです。各々の曲はどれも一ひねりが加えられており、ちょっと嬉しく
なってしまうことでしょう。

8.505228 5枚組
W.シューマン:出版された交響曲全集
《CD1.8.559254》
交響曲第4番/管弦楽の歌 /サーカス序曲「サイド・ショー」/交響曲第9番
「アルデアティーネの洞窟」
《CD2.8.559255》
交響曲第7番/交響曲第10番「アメリカのミューズ」
《 CD3.8.559317》
交響曲第3番/交響曲第5番「弦楽のための交響曲」/ユディト: 管弦楽のため
の舞踏詩
《 CD4.8.559625》
交響曲第6番/戦争時の祈り /ニュー・イングランド三部作(喜びあれ、アメリ
カ /イエスがなく時/チェスター)
《CD5.8.559651》
交響曲第8番/夜の旅 /アイヴズ(1874-1954):「アメリカ」による変奏曲
(管弦楽編曲:W.シューマン)
演奏:シアトル交響楽団/ジェラルド・シュワルツ(指揮)
2010年に生誕100年を迎えたアメリカの大作曲家、ウィリアム・シューマン
(1910-1992)の「出版された交響曲」全集です。最初はポピュラー音楽を書い
ていたのですが、1930年にトスカニーニ指揮のニューヨーク・フィルを聴いて
職業作曲家になることを決意、大学を中退して、個人的に作曲を学び始めたと
いう経歴を持ちます。作曲家としてはかなり多くの作品を残していて、吹奏楽
ファンにも人気が高く、アメリカ現代曲を知るためには外せない人です。彼は
10曲の交響曲を書いているのですが、最初の2曲は本人によって破棄されてし
まったため、実質、この8曲で交響曲全集となります。おなじみ、アイヴズ作
曲 “「アメリカ」による変奏曲”の管弦楽編曲版ももちろん入ってます。

8.506021 6枚組
バーバー:作品集
《CD1.8.559024》
序曲「悪口学校」 Op.5/交響曲第1番ホ短調 Op.9/管弦楽のためのエッセー
第1番 Op.12/交響曲第2番 Op.19
《CD2.8.559044》
ヴァイオリン協奏曲 Op.14/バレエ組曲「スーヴェニール」 Op.28/弦楽のため
のセレナード Op.1/シェリーによる一場面のための音楽 Op.7
《CD3.8.559088》
チェロ協奏曲 Op.22/バレエ組曲「メデイア」 Op.23/弦楽のためのアダージョ
Op.11
《CD4.8.559133》
ピアノ協奏曲 /クリスマスに/メデイアの瞑想と復讐の踊り/コマンド行進曲
《CD5.8.559134》
ノックスヴィル、1915年の夏 Op.24/管弦楽のためのエッセー第2番 Op.17/同
第第3番 Op.47/祝典トッカータ Op.36/
《CD6.8.559135》
キャプリコーン協奏曲 Op.21/歌劇「ブリッジ遊び」Op.35/ミューテーション
ズ・フロム・バッハ/歌劇「ヴァネッサ」Op.32 より間奏曲 /オーボエと弦楽
のためのカンツォネッタ/ファドグラフ・オブ・ア・イースターン・シーン
Op.44
演奏:ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団/マリン・オールソップ(指揮)
バーバー(1910-1981)と言えば、あの有名な「弦楽のためのアダージョ」が真
っ先に頭に浮かぶ人も多いことでしょう。もともとは弦楽四重奏曲第1番の
第2楽章として作曲されたのですが、現在ではこちらの編曲ヴァージョンの方
が広く愛されています。突きあげるような慟哭、深い悲しみ、これらが無限に
続くような幅広いメロディで繰り返されていくこのメロディは1963年の J.F.
ケネディの葬儀で演奏されポピュラーになり、以降、映画やドラマで効果的に
使われています。しかし、この曲は彼の作品の中では比較的初期のもの。こう
してじっくり聴いてみると実に多彩な音楽を書いていた人だということがわか
るでしょう。オールソップの比類なき解釈で。

8.112056
グレート・シンガーズ・シリーズ
/マッコーマックマッコーマック第8集1918-1920年アコースティック録音集
1.サリヴァン:私のアイルランドの歌/ 2.バーリー(1866-1949):私の小さな母
/ 3.サンダーソン(1878-1935):神は今宵わが息子たちと共に…1918年3月録音
/4.ライス(1891-1947):私の親愛なるオールド・パル/5.ウッド(1882-1959):
愛する庭のバラの花/6.ヘッド:いつかあなたは私を思い出す/7.サンダーソ
ン:神は今宵わが息子たちと共に…1918年5月録音/ 8.バーリン(1888-1989):
小さな少年兵の夢/ 9.コーハン(1878-1942):あなたが戻ってきた時/10.メト
ヴェン:あなたがバラの心を見たら/11.ウッド:ピカデリーのバラ/12.カーン
(1885-1945):夏の最初のバラ/ 13.シュナイダー:あなただけ/14.ローア
(1871-1943):わが心のバラ/15.ハンブレン(1877-1962):あなたが私を連れて
きた道/16.サンダース(1882-1956):アスローンの壊れそうな小屋/17.デル・
リエゴ(1876-1968):ありがとう、庭の神/ 18.バターフィールド(1837-1891):
マギー、若き日の歌を/19.ウォーターズ:どこかに/20.ブロウフス:あなたの
瞳は私にこう語る/21.ボール(1878-1927):あなたに似ている、私が愛するア
イルランドの少女ティス/22.メサジェ(1853-1929):名誉と愛/23.クラキシト
ン(1885-1971):ロンバルディアの月の下/ 24.ワールドロップ(1885-1951):
スウィート・ペギー・オニール/25.伝承曲:アルマーの吟遊詩人/26.ウッド:
何と不思議な世界のロマンス
演奏:ジョン・マッコーマック(テノール)/ビクター管弦楽団
ジョセフ・A・パステルナック(指揮)
録音:1918年-1920年ウォード・マーストン復刻
世紀のテノール、マッコーマックの美声をとことんお楽しみください。当盤は
第一次世界大戦が終焉を迎えた年から戦後の混乱期にかけての、アメリカの
人々に希望を与えた26曲を収録。「カルーソーよりもレコードを売る人気者」
の面目躍如たる輝かしい歌声が聴けるものです。クラシックから民謡まで幅広
いレパートリーを誇った彼ですが、ここでのポピュラーソングに老いも若きも
が熱狂している様子が目に浮かびます。




<cpo>
777613-2 \2450
シャルパンティエ(1643-1704):
1.歌劇「アクテオン」/2.歌劇「冥界へ下るオルフェ」/3.歌劇「賢者の石」
※92ページのブックレット付き(日本語訳なし)
演奏:アーロン・シーハン(テノール)/テレサ・ヴァキム(ソプラノ)他
ボストン・アーリー・ミュージック・フェスティヴァル管弦楽団&合唱団
ポール・オデット(指揮)
スティーヴン・スタッブズ(指揮)
「テゼ」「プシュケ」など、立て続けに素晴らしいバロック・オペラの録音を
リリースするオデット&スタッブスの指揮によるボストン・アーリー・ミュー
ジック・フェスティヴァル管弦楽団の最新録音です。アントワーヌ・シャル
パンティエはヴェルサイユ楽派の初期を代表する作曲家で、数多くの宗教作品
が知られています。 16世紀後半から 17世紀後半にかけてのフランスでは、バ
レエが主流で、オペラは「粗野な芸術」とされ人気がありませんでした。よう
やくリュリが、作家モリエールと共同で「コメディ・バレエ」で 2つの分野を
融合させ、その後、「音楽悲劇」を完成させ、ようやくオペラをフランスに根
付かせたといえるのです。リュリの死後は、もっと軽快なものとなり、この
シャルパンティエも独自の愛の世界を描きだしました。ここで聴けるのはそん
な作品の一部です。

777274-2 \2450
マッテゾン(1681-1764):
1.クリスマス・オラトリオ「癒しの誕生と、私たちの主の化身である、救い主
イエス・キリスト」/2.二部合唱によるマニフィカト
演奏:ニッキ・ケネディ(ソプラノ)/アンナ・クロークス(ソプラノ)/ウルズ
ラ・エッティンガー(メゾ・ソプラノ)/アンドレアス・ポスト(テノール)/
スティーブン・マックロード(バス・バリトン )他
ケルン・アカデミー
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンス(指揮)
ヘンデルの親友、そして外交官、音楽理論家として知られる他は、長い間、
ヨハン・マッテゾンは「 18世紀の知られざる作曲家」として認識されていま
した。最近になってようやく彼の作品の多くが演奏されるようになり、作曲家
としての全貌も明らかにされつつあるようです。彼はハンブルク大聖堂の音楽
監督を務めていた 1715年から 1728年の間に重要な作品をいくつか作曲したの
ですが、これらのほとんどは現在忘れ去られてしまっていました。 cpoでは、
既に2つのオラトリオを蘇らせましたが、今回は 1716年に書かれた壮大なマイ
フィカトと、クリスマス・オラトリオに光を当てます。この生き生きとした降
誕祭を祝う音楽は、マッテゾン特有の力強さと輝かしさを備えており、J.S.
バッハの同名作品にも引けを取らない名作となっております。

777572-2 \2450
グラウプナー(1683-1760):クリスマス・カンタータ集
1.喜び給え、キリストの教え/ 2.主よ、私は待つ/ 3.命の光が明るく輝く
/4.光は暗闇の中で輝いて/5.神は私にそれをさせない
演奏:ヴェロニカ・ヴィンター(ソプラノ)/フランツ・フィツハム(カウンタ
ー・テナー)/ヤン・コボウ(テノール)/マルクス・フレイク(バリトン)/
ダス・クライネ・コンツェルト
ヘルマン・マックス(指揮)
今ではほとんど忘れ去られてしまった作曲家の一人に、このグラウプナーがい
ます。彼は J.S.バッハにも匹敵するほどの才能の持ち主であり(トーマス教会
のカントル職を争ったこともある)、2000曲以上も作曲した多作家でもありま
す。しかし、あまりにも主君ヘッセン=ダルムシュタット方伯に大切にされ
過ぎて、死後もその作品を出版することもできず(主君が仕舞い込んでしまっ
たため)、次第に忘れられてしまったということのようです。このアルバムは
そんな偉大なる作曲家の姿の一部を知ることができるでしょう。彼の作品の多
くは、低声部(バス)が省かれていますが、それは彼が低い声を好まなかったの
か、それともこの当時のダルムシュタットの宮廷には歌手がいなかったのかは
わかりません。しかし、この独特の編成が極めて上品な味わいを醸し出してい
ることも間違いなさそうです。同世代の作曲家、テレマンにも匹敵する素晴ら
しい音楽がここにあります。

777553-2 \2450
ハンブルクのバロック・クリスマス
1.ヒエロニムス・プレトリウス(1560-1629):天使と羊飼い/ 2.ヒエロニム
ス・プレトリウス:第5旋法によるマニフィカト/ 3.ヤコプ・プレトリウス
(1586-1651):ニ調の前奏曲(オルガン)/4.ゼッレ(1599-1663):博士たちは
その星を見て/5.ゼッレ:ヨゼフ、それは何?/ 6.シャイデマン(1596-1663):
高き天より(オルガン)/7.ベルンハルト(1627-1692):ああ、最愛の幼児イエ
スよ/8.シャイト(1587-1654):イエス・キリストよ、あなたを祝福します(オ
ルガン)/9.フォルチュ(1652-1732):イエス・キリストよ、あなたを祝福しま
す/ 10.ヴェックマン(1619-1674):雹よ、あなたは好ましい/ 11.ベルンハ
ルト:第1旋法のトッカータと前奏曲(オルガン)/12.ベルンハルト:主よ、今、
あなたのしもべに聞かせて
演奏:ブレマー・バロック・コンソート
マンフレート・コルデス(指揮)
2007年にミヒャエル・プレトリウスの感動的なクリスマス音楽を録音した、
マンフレッド・コーズですが、今年のクリスマスは、ハンブルクの作曲家た
ちの降誕祭の音楽を集めたアルバムをリリースいたします。16世紀から17世
紀にかけて、当時の交通、貿易の中心地であったハンブルクには、多くの音
楽家たちが滞在していました。そのため、クリスマスとなると、地域の教会
は競って彼らに作曲を依頼し、結果、オルガン曲から合唱曲までさまざまな
作品が書かれ演奏されたのです。そのせいか、この当時の音楽はヴェネツィ
ア様式で書かれながらも、ラテン語を用いていたりと多種多様です。ちなみ
に同じプレトリウス一族であっても、ミヒャエルと、ヒエリニムスの血縁関
係はわかっていません。

777530-2 \2450
ヴィンター(1754-1825):
1.大オーケストラのための交響曲第1番/2.大オーケストラのための序曲
Op.24/3.間奏曲第3番/4.間奏曲第5番/5.間奏曲第6番/6.シンフォニア
「シュヴェリナー」
演奏:ミュンヘン放送管弦楽団/ヨハネス・メーズス(指揮)
ペーター・ヴィンターはマンハイムで生まれ、ヴァイオリンの神童として活
躍。ヨーロッパ、ロシア、そしてイギリスまでその名声は轟いたそうです。
その後の1778年、ミュンヘンに定住し宮廷楽長としてその生涯を終えました。
彼の作品で最も称賛されたのは、30曲以上もあったオペラで、そのほとんどは
上演に失敗することもなく、全ての人々から好意的に迎えられたといいます。
97年から98年にはシカネーダーの戯曲「 Die Pyramiden von Babylon(バビロ
ンのピラミッド )」と「Das Labyrinth(迷宮)」に作曲、この2作はあのモー
ツァルトの「魔笛」の続編でもありますが、今では残念なことに聴く機会もあ
りません。しかし、このアルバムで聴く彼の曲は、まことに闊達でユニークな
もの。これを機に彼の数多くの作品が蘇演されることを願ってやみません。

777575-2 \1700
エゴン・ヴェレシュ(1885-1974):室内管弦楽団のための作品集
1.歌と室内管のための「夏の夜」/ 2.文章/3.ペルシャの踊り Op.30/4.ヴァ
イオリンと室内管のための組曲 Op.38/5.ソプラノと室内管のための「帰還の
4つの歌」/ 6.バリトンと室内管のための「音楽によせる頌歌」Op.92
演奏:クリスティーネ・ウィットルシー(ソプラノ)/エイドリアン・エロード
(バリトン)/ジョセフ・ヘル(ヴァイオリン)
アンサンブル・コントラプンクテ/ペーター・コイシュニク(指揮)
ウィーン出身の作曲家、エゴン・ヴェレシュの作品集です。この当時の例に倣
い、シェーンベルクの影響を存分に受けつつも、独自の作風を追求。12音技法
を用いながら、調性感のある旋律を織りあげ、艶めかしい音楽を創り上げてい
ます。「音楽に寄せる頌歌」はメゾ・ソプラノで歌われることもありますが、
ここではバリトンが用いられています。この不安感と安らぎが混在した不思議
な音楽は、まるで「砂上の楼閣」を目の当たりにしたような感覚にとらわれま
す。また「ペルシャの踊り」は1920年代の作曲家初期の作品ですが、この曲の
中にヴェレシュの方向性が集約されているような素晴らしい作品です。

777596-2 \1700
ヴァイスマン(1879-1950):
1.弦楽四重奏曲 Op.133(弦楽合奏編)/2.弦楽四重奏曲 Op.148(弦楽合奏編)
演奏:プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団
ゲオルク・マイス(指揮&編曲)
動物学者で遺伝研究者のアウグスト・ヴァイスマンを父に持つ、ユリウス・
ヴァイスマン。彼は早くからピアニスト、作曲家としての才能を顕わにし、ラ
インベルガー、ヘルツォーゲンベルクらに作曲を学んだ後、フリーランスの作
曲家として活躍しました。彼は作品番号で150を超える作品を書き、一時期は
メンデルスゾーンに並ぶ人気を誇っていましたが、結局、その作品は浸透する
ことなく現代に至っています。このアルバムに収録されたのは、彼の弦楽四重
奏曲を、指揮者マイスが弦楽オーケストラ用に拡大した曲です。初期ロマン派
から印象主義まで様々な時代を反映した彼の作品は、どの派にも属さぬ孤高な
響きを有しているようです。




<DIVOX>
CDX-20906(SACD-Hybrid) \2450
ジャン・ペラン(1920-1989):ムジク・コンチェルタンテ
1-2.ピアノ協奏曲 Op.41/3-4.ヴァイオリン協奏曲/ 5-6.トロンボーンと管
弦楽のための序奏とアレグロ Op.30/7-9.チェロ協奏曲 Op.27
演奏:ブリギッテ・マイヤー(ピアノ)…1-2/ターニャ・ベッカー=ベンダー
(ヴァイオリン)…3-4/ダヴィッド・ブルシェ(トロンボーン)…5-6/エミール
・ロヴナー(チェロ)…7-9
ポツダム・カンマーアカデミー
ジャン=フランソワ・アントニオーリ(指揮)
録音:2007年8月ベルリンイエス・キリスト教会
スイスの現代作曲家、ジャン・ペランの作品集です。彼の作風は常に深淵な独
創性に満ちており、時々の流行の傾向に従うことはありませんでした。そのた
めか、彼の死後 20年を経ても、ますます多くの賛美者を得ています。ペラン
は1920年9月17日にローザンヌで生まれ、大学で文学とピアノを学びます。そ
の後パリに行き、ミヨーとブーランジェの下で作曲を学びます。彼の音楽には
当時流行していた新古典主義などの影響はあまり見られません。どちらかとい
うと、感傷的なスタイルを持ち、あくまでも精神的動揺を鎮めるために書かれ
ています。豊かな感情露出と、全く新しい美質、そして統制された音楽語法。
確かに晦渋過ぎて、なかなか耳に残ることはありませんが、一連の作品に深く
分け入ることにより、ペランの音楽の放出するスペクトルを感じることができ
るでしょう。

CDX-20606 \2450
ミェチスワフ・ワインベルク(1919-1996):チェロ作品集
1-4.無伴奏チェロソナタ第2番 Op.86/121(1965/1977改編)/5.同第4番/6.同
第3番/7.同第10番/8.同第11番/9.同第12番/10.同第14番/11.同第8番/
12.同第7番/13.同第17番/14.同第19番/15.同第20番/16.同第21番/17.
同第22番/18.同第23番/19.同第24番/20.歌曲集「ズコウフスキの叙情」
Op.116より「夜」
演奏:エミール・ロフナー(チェロ、バス・バリトン、ピアノ )
録音:2006年12月、2007年7月ベルギー、ギャラクシー・スタジオ
ワインベルクの悲惨な生涯については、すでに様々なところで検証されてい
ます。戦争により家族を失い、また祖国を逃れ、各地を転々としたワインベル
ク。しかし彼はそれを「犠牲」と捉えるのでなく、新しいチャンスを掴む場と
して自らを鼓舞、多くの作品を書き、またショスタコーヴィチやロストロポー
ヴィチと言った芸術家と深い交友関係を築いたのです(ここに収録された「24
の前奏曲」はロストロポーヴィチに献呈されています )。そして 20世紀の無
伴奏チェロのレパートリーに於いて最も重要な作品であると言われる「無伴奏
チェロ・ソナタ」は録音のとても少ない曲です。この第2番は 1965年作曲。
ボロディンSQのチェリストであったバレンティン・ベリンスキーに捧げられ
ていますが、その 12年後に改編されていて、当録音はそちらの版を使ってい
ます。最後に置かれた歌曲は、アレクサンドル2世の宮廷に仕える詩人ズコウ
フスキの詩に付けたもの。チェリストであるロフナーが何とピアノとバリトン
を披露するという、興味深い1曲でもあります。





<ARTHAUS>
101527(DVD-Video) \5650
101528(Blu-ray) \5650
日本語字幕付き
ツェムリンスキー(1871-1942):歌劇「侏儒」
ウルマン(1898-1944):歌劇「こわれ甕」
《ツェムリンスキー(1871-1942):歌劇「侏儒」》
侏儒…ロドリック・ディクソン(テノール)/スペイン王女クララ…マリー・
ダンリーヴィ(ソプラノ)/侍女ギータ…スーザン・B・アンソニー(ソプラノ)
/《ウルマン(1898-1944):歌劇「こわれ甕」》村の裁判官アダム…ジェイムズ
・ジョンソン(バス・バリトン)/裁判所書記官リヒト…ボナヴェンチューラ・
ボットーネ(テノール)/地裁判事ヴァルター…スティーヴン・ヒュームズ(バ
ス)
ジェームズ・コンロン(指揮)
ロスアンジェルス・オペラ
ダルコ・トレスニャク(演出)/ラルフ・フニチェッロ(舞台装置)
2008年ロサンゼルス・オペラライブ収録 世界初映像作品/収録時間:122分
字幕 :英・独・仏・西・伊・日
いわゆる「頽廃音楽」というジャンルは、長き音楽史の中でも「隠蔽されたも
の」として存在し、逆に愛好家たちの好奇心を駆り立ててきたと言えるでしょ
う。これらは1980年後半からようやく復興の兆しを見せ、悲しい歴史の再考と
ともに、多くの音楽家たちの作品に光が当たるようになってきました。このロ
スアンジェスル・オペラでの公演は、そんな「頽廃音楽」の代表的な作曲家に
よる二本立てです。オスカー・ワイルドの童話「王女様の誕生日」に基づいた
ツェムリンスキーの「侏儒」は、日本で2001年に演奏会形式、2007年には完全
舞台上演が行われたという、ファンには知られている作品。いかにもワイルド
らしい、純真さと残酷さが隣り合わせになったストーリーです。クララの最後
の台詞が胸に迫ります。かたや、ウルマンの「こわれ甕」は全くと言ってよい
ほど知られていない喜劇です。ハインリヒ・フォン・クライストの原作による
人間の愚かさを見事に皮肉った内容はいつの時代にも普遍性を持ちまた魅惑的
です。さて、主人公の嘘は何でばれるのでしょうか・・・。指揮者のジェーム
ズ・コンロンは、以前からツェムリンスキーの作品を精力的に演奏していて、
この「侏儒」についても録音がありますが、今回の上演では一層練られた表現
を見せてくれています。

101505(DVD-Video) \5650
日本語字幕付き
ヴェルディ(1813-1901):オテッロ(ドイツ語歌唱 )
オテッロ…ヴォルフガンク・ヴィントガッセン(テノール)/デズデモーナ…
セナ・ユリナッチ(ソプラノ)/ヤーゴ…ノルマン・ミッテルマン(バリトン)/
エミーリア…マルガリータ・リローワ(メゾ・ソプラノ )/カッシオ…ウィリ
アム・ブランケンシップ(テノール)/ロデリーゴ…アドルフ・ダラポッツァ
(テノール)/ロドヴィーコ…ヴァルター・クレッペル(バス)
南ドイツ放送交響楽団/ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン少年合唱団
アルジェオ・クアドーリ(指揮)
オットー・シェンク(演出)/ゲルハルト・フルビー(舞台装置)/レニ・バウア
ー・エチ(衣装)/ノルベルト・バラチュ(合唱指揮)
1965年スタジオ・プロダクション/収録時間:134分
字幕:独・英・仏・西・伊・日
オットー・シェンクの演出によるスタジオ録音です。ヴィントガッセンとユリ
ナッチの 2人の劇的な歌唱、そして偉大なるヴェルディ指揮者クアードリの手
慣れた指揮が聴きものです。ただ一つ残念なことは、テレビ・スタジオにはヴェ
ルディが望んでいただけの大オーケストラが入らなかったことで、奏者たちと
指揮者はケーブルとモニターを頼りに、個別のホールで演奏したのだそうです
(一層の緊張感を齎したのではありますが)。現代のように編集技術が巧みでは
なかった時代、この全曲を収録するにはどれほどの苦労があったことでしょう。
まさに極限の集中力が漲ったオテロと言えるでしょう。ドイツにおけるヴェル
ディの歴史を垣間見せてくれる貴重な映像です。

101507(DVD-Video) \5650
日本語字幕付き PriceCode: Arthaus-C
ヴェルディ(1813-1901):ファルスタッフ(ドイツ語歌唱 )
サー・ジョン・ファルスタッフ…オットー・エーデルマン(バリトン)/フォー
ド…ハンス・ギュンター・グリム(バリトン)/フェントン…リヒャルト・ファ
ン・ヴルーマン(テノール)/カイウス先生…エーリッヒ・クラウス(テノール)
/バルドルフォ…マーシャル・レイノール(テノール)/アリーチェ・フォード
夫人…メリッタ・ムシェリー(ソプラノ)/エンヒェン…グラツィエッラ・シュ
ッティ(ソプラノ)/クイックリー夫人…エリザベス・ヘンゲン(メゾ・ソプラ
ノ)/メグ・ペイジ夫人…エヴァ・マリア・ゲルゲン(メゾ・ソプラノ)
ウィーン交響楽団/ウィーン国立歌劇場合唱団
ネッロ・サンティ(指揮)
ヘルムス・マティアシェク(演出)/マックス・ビグネンス(舞台装置)
1963年スタジオ・プロダクション/収録時間:118分/音声:モノラル
字幕:独・英・仏・西・伊・日
ヴェルディ最後の歌劇となった「ファルスタッフ」です。すでにイタリアの重
鎮として称えられていたヴェルディですが、「一度はブッファを書いてみたい」
と願っていて、ようやく満足の行く台本に巡り合ったのが77歳、1890年でした。
2年ほどかけて曲を練り上げ、1893年に初演。もちろん大成功を収めたことは言
うまでもありません。さて、この映像はテレビ放送の初期の時代にステレオ収
録されたものです。ネッロ・サンティの溌剌としたオケ捌きはヴェルディを聴
く喜びを倍増させ、当時最高の歌手たちは画面をところ狭しと動き回ります。
穿った深読みなどは全くなく、ヴェルディの最高作品へと真摯に向き合った貴
重な映像です。ファルスタッフ役は、「ばらの騎士」のオックス男爵役で知ら
れるオットー・エーデルマン。ここでも女性に優しい(?)好男子を演じるなら
この人以外にはいないだろうという名演を見せてくれます。

101501(DVD-Video) 2枚組 \5650
ハンス・ファン・マネン
DVD1:《ネザーランド・ダンス・シアター》
1.デジャ・ヴュ(2000年収録音楽…アルヴォ・ペルト:フラトレス )/2.ソロ
(2000年収録音楽… J.S.バッハ:パルティータ第 1番)/3.カンマーバレエ(2001
年収録音楽…カラエフ:24の前奏曲より /D.スカルラッティ:ソナタハ長調、
ロ短調 /ケージ:イン・ア・ランドスケープ)/4.オールド・マン・アンド・ミ
ー(2000年収録音楽…ケール:ザ・オールド・マン・アンド・ミー /ストラヴィ
ンスキー:サーカス・ポルカ /モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番よりアダー
ジョ)
DVD2:《オランダ国立バレエ》
1.フランク・ブリッジ・ヴァリエーションズ(2007年収録音楽…ブリテン:フラ
ンク・ブリッジの主題による変奏曲)/2.HETのための 2つの小品(2007年収録
音楽…トゥール :クリスタリサティオ、ペルト:リタニー
《デジャ・ヴュ》
ラニ・ルーサー、グスターヴォ・ラミレス・サンサノ(ダンサー)/タスミン・
リトル(ヴァイオリン)/マーティン・ロスコー(ピアノ)/《ソロ》マリオ・ザ
ンブラーノ、アモス・ベン・タル、ミゲール・オリベイラ(ダンサー)/シギス
ヴァルト・クイケン(ヴァイオリン)/《カンマーバレエ》カロリーナ・アルメ
ンタ、ソル・レオン、フィオナ・ルミス、エルケ・シェパース、アモス・ベン
・タル、ジャン・エミール、ポール・ライトフット、ダミアン・ウェルチ(ダ
ンサー)/ウラジーミル・ユリギン=クレフケ(ピアノ)/イヴォ・ポゴレリチ
(ピアノ)/スティーヴン・ドルーリー(ピアノ)/《オールド・マン・アンド・
ミー》サビーネ・クップファーベルク、ジェラール・ルメートル(ダンサー)/
J.J.ケール(音楽)/CBC交響楽団/イゴール・ストラヴィンスキー(指揮)/フィ
ルハーモニア管/ウラディーミル・アシュケナージ(指揮&ピアノ)/《フラン
ク・ブリッジ・ヴァリエーションズ》イホネ・デ・ヨング、アレクサンドル・
ゼンブロフスキー、キム・ジ・ヤン、セドリック・イニアース 他(ダンサー)
/《HETのための 2つの小品》ソフィアン・シルヴ、アレクサンドル・ゼンブ
ロフスキー(ダンサー)
収録時間:DVD1(バレエ 63分+インタビュー17分)/DVD2(バレエ 38分+インタ
ビュー22分)/字幕:英語/ドイツ語/フランス語/イタリア語/スペイン語
1932年7月11日にオランダで生まれたダンサー&振付師であるハンス・ファン・
マネンによる6つの作品集。1960年にネザーランド・ダンス・シアターを設立
し、1961年から1970年までアート・ディレクターを務めた後、1974年から1987
年まではオランダ国立バレエの発展に寄与しました。彼は90作を越える作品に
振付を施し、その「肉体の動きを究極までに極めた」ダンスは世界中から高く
評価されています。ここに収録された6つの作品には、どれも、その世界に最
もふさわしい装置と音楽が用意され、ダンサーたちは信じられないほどの統制
のとれた動きを見せ、また寸分の無駄もなく自らの肉体を誇示します。まるで
精密に設計された機械を見るような驚きと感動・・・。まさに奇跡としか言い
ようのない世界です。それぞれ作品の冒頭にマネン自身による作品紹介インタ
ビュー(日本語字幕なし)が付されてます。

102093(DVD-Video) \5650
DV8フィジカル・シアター
1.モノクローム・メンの死の夢(デヴィッド・ヒントン監督 )
2.奇妙な魚(デヴィッド・ヒントン監督 )
3.エンター・アキレス(クララ・フォン・グール監督)
《モノクローム・メンの死の夢》
ロイド・ニューソン /ナイジェル・シャーノック /ラッセル・マリファント
/ダグラス・ライト(ダンサー)/サリー・ハーバート(音楽)/
《奇妙な魚》
ケイト・カンピョン /ナイジェル・シャーノック /ジョルディ・コルテス・モ
リーナ/ウェンディ・ヒューストン/メラニー・パッペンハイム(ダンサー)/
ジョスリン・プール(ヴォーカル・ミュージック)/エイドリアン・ジョンスト
ン(音楽)
《エンター・アキレス》
ガブリエル・カスティッロ/ジョルディ・コルテス・モリーナ/デヴィッド・エ
マニエル/ロス・ホウンスロウ/ジェレミー・ジェイムズ他(ダンサー)/エイド
リアン・ジョンストン(音楽)
収録時間:158分/字幕:なし
イギリスのダンス・カンパニー DV8の 3つの映像で送る奇妙で耽美な世界。白
と黒のみの映像に蠢く男たち。張り詰めた筋肉、そして弛緩した肉体は生々し
さは全て削ぎ落とされ、一抹の不快感を伴いつつも、煽情的な気分を盛り上げ
見る側の感覚の奥深くへ潜り込む。「奇妙な魚」では聖と俗は混じり合い、磔
刑に処されたキリストはいつしか性の属性を越えて淫らに舞い踊る。そして男
と女は愛し合い、そのまま別世界へと縺れ込む。そして次の作品では「人を模
した人形」のとぅるとぅるの滑らかな皮膚感覚に陶然とするだろう。バイオレ
ンス、パラノイア、デンジャラス、エクスタシー・・・。これらの作品は、と
めどもなく奥が深い。




<Newton Classics>
8802020 2枚組 \2450
バード&タヴァナー :ミサとモテット集
CD1:《バード(1540-1623)》1-4.3声のミサ曲/ 5-9.4声のミサ曲/ 10-14.
5声のミサ曲
CD2:1-2.グレート・サーヴィス/ 3.アヴェ・ヴェルム・コルプス/《タヴァ
ナー(1490頃-1545)》4.王のキリエ/5-9.西風のミサ/10.安息日終わりし時/
11.よき羊飼イエス・キリストよ/12.キリストの御母
演奏:ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団
サー・デイヴィッド・ウィルコックス(指揮)
録音 1959年7月…CD1.10-14,1963年3月…CD1.1-9,1961年8月…CD2.4-12キング
ス・カレッジ教会
ルネサンス時代の 2人の巨匠、タヴァナーとバードの宗教作品集です。ヘンリ
ー7世の統治中に活躍、存命中は「人々から最も尊敬された音楽家」と言われ
たタヴァナーは、多くの合唱作品を残しました。彼の最も有名なミサ曲「西風」
(中世イングランドの俗謡を元にしたメロディが使われている)は、当時の作曲
家たちもの多大なる影響を与えています。彼の50年後に生まれたバードも素晴
らしい音楽家で、当時混迷していたイギリスの宗教戦争に巻き込まれたが故に、
両方の典礼音楽を数多く書くことになり、その功績は高く評価されています。
キングス・カレッジ合唱団の音楽監督を長い間務めたイギリス合唱界の重鎮、
ウィルコックスが紡ぎ出す完成度の高いアンサンブルでお聴きください。

8802021 4枚組 \3450
ラフマニノフ(1873-1943):交響曲全集他
CD1:1-4.交響曲第 1番ニ短調 Op.13/5.交響詩「死の島」Op.29
CD2:1-4.交響曲第 2番ホ短調 Op.27/5.交響詩「岩」Op.7
CD3:1-3.交響曲第 3番イ短調 Op.44/4-6.交響的舞曲 Op.45
CD4:1-4.詩曲「鐘」Op.35/5.カンタータ「春」 Op.20/6-8.3つのロシアの歌
Op.41(川を越えて/おお、ヴァンカよ/赤らめた頬におしろいを塗ってよ)
演奏:アレクサンドリア・ペンダチャンスカ(ソプラノ)…CD4-2/カルディ・
カルドフ(テノール)…CD4-1/セルゲイ・レイフェルクス(バリトン)…CD4-4.5
/フィラデルフィア芸術協会合唱団… CD4
フィラデルフィア管弦楽団
シャルル・デュトワ(指揮)
録音 1990年11月…CD3, 1991年11月…CD1, 1992年1月…CD4,
1993年2月…CD2フィラデルフィア・メモリアル・ホール

8802022 4枚組 \3450
モーツァルト(1756-1791):ヴァイオリン・ソナタ集
CD1:1-3.ヴァイオリン・ソナタハ長調 K.296/4-5.同ト長調 K.301/6-7.同
変ホ長調 K.302/8-9.同ハ長調 K.303/10-11.同ホ短調 K.304/12.フランス
の歌「羊飼いセリメーヌ」の主題による12の変奏曲
CD2:1-2.同イ長調 K.305/3-5.同ニ長調 K.306/6-8.同へ長調 K.376/9-11.
同へ長調 K.377
CD3:1-3.同変ロ長調 K.378/4-5.同ト長調 K.379/6-8.同変ホ長調 K.380/
9-11.同変ロ長調 K.454
CD4:1-3.同変ホ長調 K.481/4-6.同イ長調 K.526/7-9.同ヘ長調「初心者のた
めに」 K.547/10.フランスの歌「ああ、私は恋人を失った」の主題による6つ
の変奏曲 K.360
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
イングリッド・ヘブラー(ピアノ)
録音 1969年9月&1972年 1、5、9月ザルツブルク・モーツァルテウム
ヘンリク・シェリングとイングリッド・ヘブラー。この2人によるモーツァル
トのヴァイオリン・ソナタの「一つの最良の形」をお聴きください。ユダヤ系
ポーランド人として生まれ、後にメキシコに帰化したヴァイオリニスト、シェ
リングは、暖かみのある音色と、品のある解釈で人気の高い人です。彼は数多
くの録音を残し、また近現代の作品にも造詣が深く、中でもバッハの無伴奏や、
このモーツァルトなどは無類の人気を保っています。

8802023 \1750
ヴァッセナール(1692-1766):コンチェルト・アルモニコ集
1-4.第1番ト長調/ 5-8.第2番変ロ長調/ 9-11.第3番イ長調/ 12-15.第4番
ト長調/ 16-19.第5番ヘ短調/20-22.第6番変ホ長調
演奏:イ・ムジチ
録音 1979年7月スイスラ・ショー=ド=フォン
ネーデルラント連邦共和国の貴族ヴァッセナール(ヴァッセナール伯)は、国の
大使として重責を担いつつも、プライヴェートではアマチュア作曲家として高
い才能を有していました。彼はこのコンチェルト・アルモニコを作曲するも、
貴族であるために自らの名前を冠せずに出版、そのため、これらの曲は長らく
ペルゴレージの作品として知られ、ようやく「ヴェッセナールである」と確定
されたのは、彼の自筆譜が発見された 1979年以降の事でした。このイ・ムジチ
の録音もその1979年。ちょうどそんな頃の演奏です。

8802024 \1750
ラフマニノフ(1873-1943):
1.ヴォカリーズ(作曲家による管弦楽編)Op.34-14
2-4.交響曲第3番イ短調Op.44
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
レオポルド・ストコフスキー(指揮)
録音 1975年4月28,30日、5月1日ウェスト・ハム・セントラル・ミッション
20世紀の偉大なる指揮者ストコフスキー。彼はアメリカのオーケストラを発展
させ、また同時に様々な理由で祖国を離れ、アメリカに活動の拠点を求めた作
曲家たちの作品を進んで初演、彼らの曲を浸透させることに成功したのはご存
知の通りです。ラフマニノフについては、1920年に「鐘」のアメリカ初演、
1934年に「パガニーニの主題による変奏曲」の世界初演を行い、またラフマニ
ノフ自身のピアノで第1番のピアノ協奏曲も初演しています。1936年に完成さ
れた交響曲第3番も、当然ストコフスキーが初演するものと思われましたが、
この頃フィラデルフィア管弦楽団の共同指揮者であったオーマンディも、初演
に名乗りを挙げたため、争いの結果、ストコフスキーが初演の権利を勝ち取っ
たというものです。とはいうものの、その後ストコフスキーがこの「交響曲第
3番」を指揮することはなかったのですが、93歳になってこの奇跡的な録音が
実現したのですから、これは驚きと言うほかありません。

8802025 \1750
ストコフスキー名演集
1.ヴォーン=ウィリアムズ(1872-1958):トーマス・タリスの主題による幻想曲
/ 2.パーセル(1659-1695):歌劇「ダイドとイニーアス」よりダイドの嘆き(ス
トコフスキーによる管弦楽編)/3-7.ドヴォルザーク (1841-1904):弦楽のため
のセレナードホ長調 Op.22
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
レオポルド・ストコフスキー(指揮)
録音 1975年8月16,18-19日ロンドン・アビー・ロード第1スタジオ
「音の魔術師」レオポルド・ストコフスキー。彼は多くの作品を初演し、また
映画に出演し、また、多くの作品を華麗なる音色に書き換えて演奏、全ての
人々に音楽を聴く喜びを与え続けた人でした。このアルバムは、そんな彼の
「ストコフスキー・サウンド」を存分にお楽しみいただける珠玉の1枚です。
この録音が成された時、彼はすでに93歳。波乱に満ちた彼の生涯の全てを表現
し尽くすかのような、静かな叫びに満ちた演奏です。耽溺するような弦楽器の
音色に思わず耳を欹てる「タリスの幻想曲」、彼自身の編曲による「ダイドの
嘆き」での連綿たる弦のむせび泣き、そしてこの録音が彼にとって初(!)と
なったドヴォルザークの澄み切った響き。今まで抱いていたストコフスキーの
イメージ(華美、ゴージャス・・・)が覆されることでしょう。静かな感動をお
届けいたします。




<Orchid Classics>
ORC100012 \1750
リズム&テクスチュア
1-4.ラヴェル(1875-1937):弦楽四重奏曲ヘ長調
5.ガーシュウイン(1898-1937):子守歌
6.ラビスタ(1943-):夜の陰
7.アルバレス(1956-):メトロ・チャバカーノ
8.ゴリホフ(1960-):テネブレ(朝課)
ブロドスキー弦楽四重奏団
ダニエル・ローランド(第1ヴァイオリン )/イアン・ベルトン(第2ヴァイオリ
ン)/ポール・カッシディ(ヴィオラ)/ジャクリーヌ・トーマス(チェロ)
録音2009年9月10-12日イギリスサフォーク、ポットン・ホール
常に新境地を開拓することで知られる、イギリスのブロドスキー弦楽四重奏団。
その活動の幅広さは、あのクロノス・カルテットにも匹敵し、2009年の初来日
の際にはバンドネオンの小松亮太ともコラボし、演奏会の際には、このアルバ
ムに収録されたラビスタとアルバレスの作品も演奏し、大喝采を浴びています。
彼らはいつも立って演奏(チェロは別)することで、音楽にとびきりの躍動感を
与えます。この「リズムとテクスチュア」と銘打たれた CDには、5人の作曲家
の作品が収録されていて、滑らかな響きと切れ味鋭い音色を絶妙に使い分け、
まことに刺激的な世界を創り上げています。
何となく物狂おしい夜、ラヴェルのとろけるような曲でも眠れず、ガーシュウ
インの子守歌を聴いても、ますます目は冴えて行きます。ラビスタの「夜の陰」
はそんな眠れぬ状態を表現した曲だとか。こうなったら、騒がしい曲で(メトロ
・チャバカーノ)目を覚まし、日の出る前に祈りを捧げる(テネブレ)・・・そん
な一夜のストーリー。いかがでしょうか?




<LPO>
LPO-0047 \2100
ホルスト(1874-1934):組曲「惑星」
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
録音 2009年5月22日ロンドンロイヤル・フェスティヴァル・ホール
このユロフスキの惑星、とにかく快速テンポです。「火星」の冒頭から飛ばす
こと、飛ばすこと・・・。とは言っても決して薄味なわけではありません。締
めるところはきっちり、歌うところもきっちり。とにかく聴いていて心地よい
ホルストです。
録音も美しく、音響的な広がりもとことん楽しめます。木星の縞模様も、土星
の環も、全て目で見えるようなクリアな演奏と言えるでしょう。




<Toccata Classics>
TOCC-0007 \2450
ヴァインベルク(1919-1996):ヴァイリン・ソナタ全集第1集
1-3.ヴァイオリン・ソナタ 第1番 Op.12…初録音/4-8.無伴奏ヴァイオリン・
ソナタ Op.82…初録音/ 9-10.ヴァイオリン・ソナタ第4番 Op.39/11-13.
ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ Op.46
演奏:ユーリ・カルニツ(ヴァイオリン)
マイケル・チャーンニィ・ウィリス(ピアノ)
録音 2008年8月26-30日…1-3.9-13, 2009年7月13-18日…4-8
最近、ヴァインベルクのCDもリリースが多くなってきました。TOCCATAレーベ
ルではヴァイオリン・ソナタの全集完成を目論んでいます。これはその第1集
目。第1番のヴァイオリン・ソナタはヴァインベルクがタシュケントに移り結
婚した頃の作品で、民謡風の主題や、美しい第 2楽章など独自性は乏しくとも
聴きどころの多い曲です。第4番は 1947年に書かれ、名ヴァイオリニスト、レ
オニード・コーガンに捧げられています。憂鬱なアダージョに始まり、身の置
きどころのないような狂おしいアレグロへと移ります。1948年のソナチネはジ
ダーノフ批判で彼の作品の演奏が禁止になった頃のもの。平易な作風ですが微
妙にねじれている感が素敵です。一転、1960年の無伴奏は孤高の厳しさを備え
た作品です。

TOCC-0091 \2450
シュニトケ(1934-1998):ディスカヴァリーズ
1-6.6つの前奏曲(1953-54)…初録音
7.チェロとアンサンブルのための「ディアローグ」(1967)
8.カンディンスキーによる舞台「イエロー・サウンド」…初録音(1974)
9.メゾ・ソプラノとピアノのための「マグダリーナ」…初録音(1977)
10.弦楽四重奏のための変奏曲…初録音(1997)
ドロソスタリッツァ・モライティ(ピアノ)…1-6.9
アレクサンダー・イワシュキン(チェロ)…7.10
アンサンブル・ペンタドーレ・ド・モントリオール&ジェレミー・ベル(指揮)
…7/ネリー・リー(ソプラノ)…8
ボリショイ・ソロイスツ・アンサンブル&アレクサンダー・ラザレフ(指揮)…8
ライオラ・グロドニカイト(メゾ・ソプラノ)…9
オレー・クリサ&ナタリア・ロメイコ(ヴァイオリン)…10
コンスタンティン・ボヤルスキ(ヴィオラ)…10
録音 2009年5月30日…1-6, 2006年12月1日…7, 1984年1月6日…8, 2009年6月
29日…9, 2000年4月30日…10
何かと話題のシュニトケの作品集です。初期に書かれたピアノのための前奏曲
はラフマニノフやショパンの影響を強く受けたロマンティックな作品。まだ後
年の個性的な作風は芽を出していませんが、これはこれで聴き映えのする曲集
です。チェロよりも他の楽器の活躍の方が耳に残る「ディアローグ」は、この
チェロの音色の孤独感を狙ったのかもしれません。基本は3つの音による終わり
のないヴァリエーションということになっていますが、なかなか難解な音楽で
す。「イエロー・サウンド」は不気味な音の連なりの中に強い主張を感じさせ
ます。ロシア語で歌われる観念的な詩も面白いところです。パステルナークの
「ドクトル・ジバゴ」から歌詞を取った「マグダリーナ」、晩年の作品である
「変奏曲」と、知られざる作品目白押しの1枚です。

TOCC-0122 \2450
ギュンター・ラファエル(1903-1960):ヴァイオリンのための作品集
1-3.ヴァイオリンとピアノのためのソナチネロ短調 Op.52(1944)/4-6.無伴奏
ヴァイオリン・ソナタホ短調 Op.46-2(1940)/ 7-9.2台のヴァイオリンのため
のデュオト短調 Op.47-1(1940)/10-12.無伴奏ヴァイオリン・ソナタイ短調
Op.46-1(1940)…初録音/13-15.ヴァイオリン・ソナタハ長調 Op.43(1936)
パウリーネ・レグウィック(ヴァイオリン)
ダリウス・カウナス(ヴァイオリン)…7-9
エミリオ・ペローニ(ピアノ)… 1-3.13-15
録音 2010年2月1日…1-3.13-15, 2010年3月12日…4-12
最近、cpoから立て続けに作品がリリースされた話題の作曲家、ギュンター・
ラファエル。珍しい作曲家だと思っていましたが、こんなにすぐヴァイオリン
作品の聴き比べができるとは思いもしませんでした。作風は新古典主義なので
すが、微妙に懐かしメロディもあり、不思議と心にしみこむ音楽です。cpoの
演奏は、作曲家の娘ということで解釈は(恐らく)父譲りの筋金入りでしょう。
こちらは演奏家自身による新たな構築とでも言えるでしょうか。このヴァイオ
リニスト、とにかく音色が力強く、湧き上がるような低音が魅力的です。無伴
奏ソナタでのむせび泣くような歌いあげ方は圧巻。バッハの面影を持ちつつも
現代的な音の建築物を目の前にしっかり見せてくれます。




<BR KLASSIK>
900711 11枚組 \7280
ブルックナー(1824-1896):交響曲全集
1.交響曲第0番
2.交響曲第1番(リンツ版)
3.交響曲第2番(第2稿)
4.交響曲第3番(第3稿)
5.交響曲第4番(第2稿)
6.交響曲第5番
7.交響曲第6番(原典版)
8.交響曲第7番
9.交響曲第8番
10.交響曲第9番
バイエルン放送交響楽団
ロリン・マゼール(指揮)
録音:1999年1-3月ライブ録音フィルハーモニー・ガスタイク
過去に「限定自主制作盤」として一瞬だけ市場に出回ったマゼールのブルック
ナー全曲演奏会ツィクルスのCDです。2カ月という凝縮された時間の中で、オ
イゲン・ヨッフムから連なる伝統を踏襲し、その上で彼なりの解釈を加えたこ
の演奏は、バイエルン放送交響楽団の歴史の中でも、一際輝く記録となって
おります。

900108(SACD-Hybrid) \2080
ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第9番ニ短調 Op.125
クラッシミラ・ストヤノワ(ソプラノ)
リオバ・ブラウン(メゾ・ソプラノ)
ミヒャエル・シャーデ(テノール)
ミヒャエル・ボッレ(バス)
バイエルン放送交響楽団
バイエルン放送合唱団(合唱指揮…ミヒャエル・グレイザー)
マリス・ヤンソンス(指揮)
録音:2007年10月27日ヴァチカン、教皇パウロ 6世オーディエンス・ホール
この演奏は、すでに DVD(ARTHAUS 101457)で販売されているものと同じです。
7000人という大観衆を心酔させた名演が高音質 SACDで再降臨。
2007年10月27日、ヴァチカンにて行われたローマ教皇ベネディクト 14世の御
前演奏です。周到に準備された合唱団、国際的なソリスト、そして、このヤン
ソンスの熱狂的な指揮こそ、この「高き理想と喜び」を歌いあげた交響曲に最
もふさわしいものでしょう。

900109(SACD-Hybrid) \2080
ブルックナー(1824-1896):交響曲第5番変ロ長調 WAB105
バイエルン放送交響楽団
ベルナルト・ハイティンク(指揮)
録音:2010年2月12日ミュンヘン・フィルハーモニーライブ録音
ブルックナーの交響曲の中でも、もっとも複雑で、かつ感動的な音楽である
「第5番」。まさに神の光に憧れるブルックナーの心象風景が表現された作品
です。この演奏は、ハイティンクがバイエルン放送響に特別出演していた2010
年1月に収録されました。
近年ますます、その演奏と解釈に磨きのかかるハイティンクの、息詰まるよう
な緊張感をたたえた感動的な演奏が高音質録音で余すことなく捉えられていま
す。

900703 \1750
ブルックナー(1824-1896):交響曲第8番ハ短調
バイエルン放送交響楽団
ラファエル・クーベリック(指揮)
録音:1977年5月12日ミュンヘンヘラクレス・ザール
1961年から1979年まで首席指揮者を務めたクーベリックのブルックナーです。
穏健なイメージのあった当時のクーベリックですが、実はライヴでは熱い音楽
を聴かせる人であり、このブルックナーでも緊迫感に満ちた素晴らしい音の建
築が目の前に立ち現れます。クーベリックの底力を見せつける演奏と言えるで
しょう。

900705 \1750
エルガー(1857-1934):エニグマ変奏曲
R・ヴォーン=ウィリアムズ(1872-1958):交響曲第6番ホ短調
バイエルン放送交響楽団
サー・コリン・デイヴィス(指揮)
録音:1983年12月14日ミュンヘンヘラクレス・ザール…エルガー
/1987年4月30日、5月1日ミュンへンフィルハーモニー…ヴォーン=ウィリア
ムズ
コンドラシンの急逝に伴って、1983年に首席として就任したのは当時 56歳の
イギリスの指揮者コリン・デイヴィスでした。彼はイギリス音楽を積極的に取
り上げ、9年間の就任期間にレパートリーを拡充させたことでも高く評価され
ています。就任当時の瑞々しい「エニグマ」です。

900110(DVD-Video) \3050
シェーンベルク(1874-1951):グレの歌
バイエルン放送交響楽団 60周年記念演奏会ライヴ収録
トーヴェ…デボラ・ヴォイト(ソプラノ)
山鳩…藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)
ヴァルデマール王…スティグ・アンデルセン(テノール)
道化…ヘルヴィヒ・ペコラーロ(テノール)
農夫・語り…ミヒャエル・ヴォッレ(バリトン)
北ドイツ放送合唱団
ライプツィヒ中部ドイツ放送合唱団
バイエルン放送交響楽団&合唱団
マリス・ヤンソンス(指揮)
2009年9月22-23日ミュンヘン・フィルハーモニー
収録時間:125分(ボーナス映像含む)
バイエルン放送交響楽団 60周年の記念演奏会に選ばれたのは、シェーンベル
クの大作「グレの歌」でした。 150人のオーケストラ、3つの放送合唱団、そ
して5人のソリストたちが、この後期ロマン派の最後の名作に挑んだのです。
ヤンソンスはこの美しく雄大で、かつ複雑な作品をものの見事に形にしてい
ます。この素晴らしいコンサートの模様をお届けいたします。CDの発売は今
のところありません。

<ARION>
ARN 268810 2枚組(1枚価格) \2180
XVIII-21 バロック・ノマドゥ/
風の翼の上のダフネ-バロック・アラウンド・ザ・ワールド
CD1
ストロッツィ:恋するヘラクレイトス/作者不詳:ピオツェレ/チーマ:ヴァイ
オリンとヴィオローネのためのソナタ/作者不詳:フィーバス(アポロ)がダフ
ネに恋したとき/同:アポー/同:オールド・ジョー・クラーク/同:マギー・
アイ・マスト・ラヴ・シー/デュロン:ネグリヤ・クェ・クェーレ/作者不詳:
ヴエストラ・ソイ/同:ア・クェストス・モンテス/同:レトラ・エン・タガロ
/チーマ:コルネットのためのソナタ/作者不詳:オ・ラ・ジャウ/同:太陽の
パス
CD2
ファン・エイク:デルデ・ダフネ/作者不詳:春の川の月の夜/同:ホエン・
ダフネ/同:シャルプ・シノワ/Mijnapfel:アルマンド・グレイヴ・ラ・ダフ
ネ/ホットマン:クーラント/作者不詳:マル・ビハッグ/ゲイ:アラープ-マ
ル・ビハッグ/同:プロードン夫人のインド舞踊/チーマ:ソナタ第3番/キル
ヒャー:メロテジア・アエティオピカ/作者不詳:世を統べる聖母よ/デュファ
イ:デルデ・ダフネ/ロッシ:ザイダ・トゥルカ/作者不詳:レズグイ/ストロ
ッツィ:アイ・バーチ
XVIII-21 バロック・ノマドゥ (ミュジーク・デ・リュミエール) 
指揮:ジャン=クリストフ・フリシュ
2007年から蜜月関係にあるジャン=クリストフ・フリシュとXVIII-21 ミュジ
ーク・デ・リュミエールの最新盤は、ギリシア神話に登場する河の神の娘ダ
フネを題材にした世界各地の音楽を30曲収録。音楽の神アポロンに求愛され
た彼女が自らの身を月桂樹に変える話は、ギリシア神話の物語の中でも人気
が高く、この物語に由来する芸術作品や風習が世界中に数多く存在していま
す。フリッシュが率いる名手名歌手たちが、イタリア、フランダース、スペ
イン、北アメリカ、メキシコ、フィリピン、中国、インド、中東を周遊する
世界旅行へ誘います。

ARN 48218 \2180
シューマン:
1.ピアノ・ソナタ第1番嬰へ短調Op.11
2.6つの間奏曲Op.4
3.ピアノ・ソナタ 第3番ヘ短調Op.14-第3楽章
ジャン・マルタン(ピアノ)

ARN 48219 \2180
シューマン:ピアノ作品集
1.色とりどりの小品Op.99
2.暁の歌Op.133
3.ヴィークの主題による即興曲Op.5
ジャン・マルタン(ピアノ)
パリでイヴ・ナットに学んだフランスのヴェテラン・ピアニストで、ロマン
派の作品を得意とするジャン・マルタン。彼の代表盤の一つとして名高いシュ
ーマン作品集が、生誕200周年を記念して待望の再リリースとなります。以前
は2枚組(ARN268218)でのリリースでしたが、今回は1枚ずつバラでの発売とな
ります。シューマンのスペシャリストとして知られ、とりわけシューマンの
最後の作品にあたる《暁の歌》の演奏にかけては、常に先駆的存在であり続
けてきた彼の妙技をたっぷりお楽しみください!

ARN 48448 \2180
ショパン:ピアノ作品集
1.バラード第1番ト短調Op.23
2.スケルツォ第1番ロ短調Op.20
3.舟歌 嬰へ長調Op.60
4.幻想曲ヘ短調Op.49
5.バラード第4番ヘ短調Op.52
6.アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ変ホ長調Op.22
ロール・ファヴル=カーン(ピアノ)
ネマーニャ・ラドロヴィチとのデュオ来日ツアー以来、日本での人気を俄か
に高めている才色兼備のロール・ファヴル=カーン。完璧に磨き抜かれた技巧
と、独特かつ魅惑的な音楽性を備えた彼女の魅力が結晶したショパン作品集
が、生誕200周年を記念して待望の再プレスに!

ARN 68812 \2180
A.スカルラッティ&ドゥランテ:カンタータ&デュエット集
1.ドルモノ・ロール・エ・エスティーヴ
2.アモール・ミティルデ・エ・モルタ
3.ミティルデ・アルマ・ミア
4.アンダンテ・ミエイ・ソスピーリ:カンタータ・ウマーナ
5.同:カンタータ・イヌマーナ
イザベル・ブールナール(ソプラノ)
ギュメット・ロランス(メゾ・ソプラノ)
フオーコ・エ・チェーネレ
指揮:ジェイ・バーンフェルド
鬼才ジェイ・バーンフェルドが率いるフォーコ・エ・チェーネレ(炎と灰)の
最新盤。ベルニーニのプロサパインのように、 A.スカルラッティの素晴らし
く劇的なカンタータは、弟子ドゥランテの同じテキストを持つデュエット集
によって反芻されます。イザベル・ブールナール、ギュメット・ロランスと
いうバロック界を代表する名歌手たちの情熱と癒しを備えた名演でどうぞ!

ARN 48210 \2180
1.フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
2.ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
ジェラール・プーレ(ヴァイオリン) ノエル・リー(ピアノ)
フランスの名ヴァイオリニスト、ジェラール・プーレの魅力を最良の形で味わ
える待望のフランク&ルクーのヴァイオリン・ソナタ集。自由な飛躍、精緻な
超絶技巧、そして郷愁に満ちた歌心まで、プーレの多彩な表情が余すところな
く収められています。

ARN 48026 \1750
1.ヴィヴァルディ:サルヴェ・レジナ ハ短調RV.616
2.ヴァッセナール:6つのコンチェルト・アルモニコ-第2番ト長調
3.ペルゴレージ:サルヴェ・レジナ
4. 同:ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調
ジェイムズ・バウマン(カウンターテナー)
ジャン=ワルター・オードリ器楽アンサンブル
指揮:ジャン=ワルター・オードリ 
長沼由里子(ヴァイオリン)
ベアトリス・ノエル(チェロ)
ヴィンセント・プラッツ(フルート)
ベアトリス・ベルステル(チェンバロ&オルガン)
アルフレッド・デラーの逝去以来、世界最高のカウンターテナーの一人として
活躍を続けるジェイムズ・バウマンが贈る18世紀バロック作品集。ヴィヴァル
ディとペルゴレージの両巨匠が残した傑作として名高い《サルヴェ・レジナ》
と、近年までペルゴレージの作品とされてきた《コンチェルト・アルモニコ》
を豪華にカップリング。甘美で、精緻で、のびやかなバウマンの真価をたっぷ
りお楽しみください。




<ECM>
4763848 \2180
1.ベルク:7つの初期の歌
2. 同:若き日の歌
3. 同:2つの歌曲
4.ハルトマン:ラメント
ユリアーネ・バンセ(ソプラノ) アレキサンダー・マッジャー(ピアノ)
録音:2009年3月11-13日 ノイマルク
ロマンティシズムにあふれたベルク傑作として知られる3つの歌曲を収録。中
でも、ベルクがまだシェーンベルクの弟子だった1905-08年にかけて作曲した
《7つの初期の歌》は、彼の83曲の中で生前に出版されたわずか2曲の一つに
あたり、シェーンベルク以前のドイツ・リートの集大成と言われています。
そしてカップリングは、20世紀ドイツ最大の交響曲作曲家として名高いハル
トマンのカンタータ《ラメント》を収録。ブーレーズら多くの巨匠たちに愛
される才媛バンセの明晰で透明な歌声でどうぞ!




<MD+G>
60216562 2枚組 \3080
メンデルゾーン:オラトリオ《エリア》
クラウディア・バラインスキー(ソプラノ)
フランツィスカ・ゴットヴァルト(メゾ・ソプラノ)
ライナー・トロスト(テノール)
トーマス・E.バウアー(バス)
コーラス・ムジクス・ケルン ノイエ・オーケストラ 
指揮:クリストフ・シュペリング
録音:2009年11月28-29日 フィルハーモニー、エッセン 
メンデルスゾーン版マタイ受難曲の蘇演を世界に先駆けて行うなど、宗教音楽
の大家として知られるドイツの指揮者、クリストフ・シュペリングが満を持し
て挑むメンデルスゾーンの傑作オラトリオ《エリア》。《聖パウロ》と並ぶ
2大オラトリオと評される彼の代表作の一つで、これら2曲に《キリスト》を
合わせて3部作のオラトリオになるはずでしたが、未完に終わったため、それ
は果たされませんでした。本作では、旧約聖書の列王記に登場する預言者エリ
アの生涯を題材に、オーケストラ、ソプラノからバスまでの独唱、混声合唱
によって壮麗に演奏されます。

61314342 \2080
1.シェーンベルク:ピアノ曲Op.33a
2. 同Op.33b
3.Prawossudowitsch:プリミティヴィOp.17
4.シャハト:子供のための小品
5.スカルコッタス:組曲第3番
6.ブリッツスタイン:ソナタ1927
7.E.シュミット:献辞Op.9
8.キルヒナー:小組曲
9.L.ハリソン:サラバンド
10.ケージ:変奏曲I
シュテッフェン・シュライヤーマッハー(ピアノ)
録音:2007年11月9日、2009年1月20日、11月17日
マリエンミュンスター修道院
シェーンベルクと、彼の師、そして彼が影響を与えた後輩作曲家たちの作品を
集め、その作風の拡がりを音によって検証しようという好企画の第2弾。シェ
ーンベルクの他、ケージやスカルコッタスら、20世紀の作曲家8人の作品を収
録した充実のラインナップになっています。現代ピアノ音楽の権威シュテッ
フェン・シュライエルマッハーは、1960年生まれのドイツのピアニストで作
曲家。現代音楽を中心に世界で活躍する彼は、すでに数多くのレコーディン
グもおこなっており、多数の賞を獲得しています。

60316582 \2080
プーランク:ギヨーム・アポリネールの詩による歌曲集
1.アポリネール2つの詩
2.平凡な話
3.アポリネール2つの詩
4.アポリネール2つの詩
5.ルイーズ・ラランヌの3つの詩
6.動物小話集(またはオルフェのお供)
7.カリグラム
ホルガー・ファルク(バリトン) アレッサンドロ・ズッパルド(ピアノ)
録音:2009年12月9-11日 マリエンミュンスター修道院
生涯に145曲もの歌曲を残したプーランクは、エリュアール、ヴィルモランら
の詩に魅せられ、また、ソプラノのデゥヴァルやバリトンのベルナックのた
めに多くの歌曲を捧げました。そんな彼が若い頃から強い影響を受けたのが、
印象派批判の先導者として知られるイタリア出身のポーランド人詩人ギヨー
ム・アポリネール。歌とピアノが主従関係を捨て去り、心地よい音の流れと
イメージ溢れる詩句に包まれる、プーランク歌曲の魅力をご堪能ください。

30816592 \2080
アブレウ:ティコ・ティコ
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲-第2楽章
アドラー:ヘルナンドス・ハイダウェイ
リムスキー=コルサコフ:ヒンズー商人の歌/バスコニア民謡
ブーランジュリー:死ぬ前にOp.17/更けたる夜半に:ノルウェー民謡
ゲード:ジェラシー/ショスタコーヴィチ:ロマンスOp.98a‐7
Zbojnicy:ポーランド舞曲/モンティ:チャールダーシュ
トセリ:セレナータOp.6‐1/ミヨー:ブラジルの郷愁
N.ロータ:ゴッドファーザー-愛のテーマ/ロドリゲス:ラ・クンパルシータ
ニーゴ:《渡り鳥》間奏曲
シュマイザー:セレナード/アイルランド民謡舞曲
マランド:オレ・グァッパ/グリーンスリーヴス
アンドレアス・ブラウ(フルート)
ヘンドリク・ハイルマン(ピアノ)
録音:2009年9月21-23日 マリエンミュンスター修道院
若干20歳の頃からベルリン・フィルの首席フルート奏者を務め、カラヤン、
アバド、ラトルらの下で、多くの名演を残してきた名手ブラウ。『ブルー・
アワー』と題された当盤は、「Blue=Blau(青)」と、ジャズの殿堂「ブルー
ノート」をかけたことによる洒脱なネーミング。古今東西のジャズの名曲を、
持ち前の艶やかで磨かれた音色で華麗に吹き上げた極上の1枚です。

6045902 \2080
サン=サーンス:
1.アルバムOp.72
2.6つの練習曲Op.52
3.6つの練習曲Op.111
ミー・ジョー・リー(ピアノ)
録音:1994年7月 アルローゼン
韓国出身の実力派ミー・ジョー・リーの美しくきらめくピアノで贈るサン=
サーンスの練習曲集。幼い頃からピアノやオルガン演奏の神童と絶賛され各
地を演奏して回った彼は、1870年以降にピアノ作品を集中的に作曲し、舞曲
的要素を取入れたサロン音楽を数多く残しました。それらは17世紀フランス
音楽を蘇らせようとした試みであり、祖国の音楽伝統を再発見したいという
彼の意欲でもありました。その音楽姿勢が集約された3つの練習曲をどうぞ。

<OPERARARA>
ORR249 \2380
メルカダンテ:歌劇「パリのノルマン人」(抜粋)
ジュディス・ハワース(ソプラノ)JudithHowarth
バリー・バンクス(テノール)BarryBanks
カタリーナ・カルネウス(メゾ・ソプラノ)KatarinaKarneus

スチュアート・ストラトフォード指揮
フィルハーモニア管弦楽団、ジェフリーミッチェル合唱団
2009年5月録音
1832年に作曲された「パリのノルマン人」
中世ヨーロッパにおいて大きな勢力を誇ったフランク王国の王、カール大帝こ
とシャルルマーニュ(Charlemagneフランス語読み)のパリにおける侵略者ノル
マン人との戦いドラマを描いた作品です。
現役盤はほとんど無く、学術的にも貴重なアルバムです。
尚、このアルバムは全曲盤では無く抜粋(ハイライト)です。



<CARUS>
83.347 2枚組 \3450
世界初録音を含むJ.C.バッハ:宗教合唱曲集
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):
(1)主よ急ぎて我を救いたまえ WarbE14
(2)われ主に感謝せん WarbE16
(3)幸いなるかな WarbE17
(4)主のしもべらよ、主をたたえよ WarbE19
(5)マニフィカト WarbE22
GerhardJenemann指揮
西ドイツ室内合唱団
コンチェルト・ケルン
2009年11月録音
(1)の「主よ急ぎて我を救いたまえ」が世界初録音です。





<WALHALL>
WLCD0319 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「オテロ」(ドイツ語)
ハンス・ノッカー(オテロ)HansNocker
エルンスト・グートシュタイン(イアーゴ)ErnstGutstein
アニー・シュレム(デズデモーナ)AnnySchlemm

ヴァーツラフ・ノイマン指揮
ベルリン・コミッシェ・オパー管弦楽団、合唱団
1959年10月11日ベルリンでのライヴ録音
放送用音源です。冒頭にドイツ語によるナレーションが入ります。とても良い
音質です。早めのテンポでグイグイ押していく気合の入った熱演です。






<MYTO HISTRICAL> 作曲家・作品名・演奏家
MYTO 123 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「二人のフォスカリ」
ジャン・ジャコモ・グェルフィ(フランチェスコ・フォスカリ)
ミルト・ピッキ(ヤコボ・フォスカリ)M
レイラ・ジェンチェル(ルクレツィア・コンスタリーニ)
アレッサンドロ・マッダレーナ(ロレダーノ)
トゥリオ・セラフィン指揮
ヴェネチア・フェニーチェ劇場管弦楽団、合唱団
1957年12月31日ヴェニスでのライヴ
ALKADIAレーベル他から発売あり。
セラフィンの指揮が見事です。音質は良好です。

MYTO 127 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」
レイラ・ジェンチェル(レオノーラ)
マリオ・デル・モナコ(マンリーコ)
フェードラ・バルビエーリ(アズチェーナ)F
エットレ・バスティアニーニ(ルーナ伯爵)
フェルナンド・プレヴィターリ指揮
RAIミラノ交響楽団
1957年5月29日ミラノでの録音。オペラ映画のサウンド・トラック盤。
ALKADIAレーベル他から発売あり。
バスティアニーニが見事です。音質は良好です。

MYTO 262 2枚組 \1750
ベルリーニ:歌劇「ノルマ」
マリア・カラス(ノルマ)
クルト・バウム(ポリオーネ)
ジュリエッタ・シミオナート(アダルジーザ)
ニコラ・モスコーナ(オロヴェーゾ)
グィード・ピッコ指揮
メキシコ・ベラスアルテス劇場管弦楽団、合唱団
1950年5月23日メキシコでのライヴ
MELODRAMレーベル他から発売あり。
全体的にレコード針音のようなパチパチ音が聴かれ、所々に音の歪みもあり
音質は残念ながら良くありません。歴史的遺産の復刻です。

MYTO 264 \1050
マリア・カラス イン アテネ1957年8月5日のライヴ
アントニーノ・ヴォットー指揮
アテネ祝祭管弦楽団との9曲
ヴェルディ:
歌劇「トロヴァトーレ」からVenne,Lasciami、D'amorsull'alirosee
ヴェルディ:歌劇「運命の力」からPace,pace,mioDio
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」からDolce ec almo(愛の死)
ドニゼッティ:
歌劇「ランメルモールのルチア」からRegnava nel silenzio、Quando
トマ:
歌劇「ハムレット」からAi vostri giochi、Ed ora voi cantero una canzon
ボーナス・トラックとしてオリヴィエーロ・デ・ファブリティース指揮
RAIトリノ交響楽団との1952年2月18日のライヴ録音7曲を収録。
一部(トラック14)にマスターに起因するノイズがあります事ご了承ください。
全体的に音質はとても良いです。カラスの名唄を堪能できるアルバムです。
イタリア語で歌われるワーグナー:愛の死(優しくかすかな彼の微笑み)は聴き
応え十分です。




<VENEZIA>
CDVE04391 \1350
スクリャービン:
(1)12の練習曲 op.8
ヴィクトル・メルジャーノフ(ピアノ) 1969年スタジオ録音
(2)8つの練習曲 op.42
ラザール・ベルマン(ピアノ) 1961年スタジオ録音
(3)ピアノ・ソナタ第1番 ヘ短調 op.6
ラザール・ベルマン(ピアノ) 1977年スタジオ録音

CDVE04392 \1350
プロコフィエフ:
(1)交響的物語「ピーターと狼」(ロシア語によるナレーション付き)
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
ソビエト国立交響楽団   1970年スタジオ録音
(2)歌劇「3つのオレンジへの恋」から抜粋(ロシア語によるナレーション付き)
ジェーマル・ダルガート指揮 Dzhmal Dalgat
全同盟放送大交響楽団、合唱団、及びソリスト  1970年スタジオ録音
ダルガートによる「3つのオレンジへの恋」はLP時代に全曲盤としてすぐれた
名演でした。今回はナレーションを入れた抜粋盤との事です。
収録された2曲ともに、ナレーションが入っています。お気をつけください。

CDVE04393 \1350
ギヤ・カンチェリ:
(1)ヴィオラ協奏曲 「風は泣いている」
スヴャトスラフ・ベロノゴフ(ヴィオラ) Sviatoslav Belonogov
(2)交響曲第1番
(3)交響曲第7番「エピローグ」
フョードル・グルシチェンコ指揮
モスクワ国立交響楽団   1992年スタジオ録音
ギヤ・カンチェリ GIYA KANCHELI は1935年グルジア生まれ。ECMレーベル等
で作品は多く発売されています。冷たく、美しい「風は泣いている」を中心に、
初期の交響曲第1番と1985年に書かれた交響曲第7番を収録。

CDVE04394 2枚組 \1650
ストラヴィンスキー:
CD. 1
(1)「兵士の物語」
国立交響楽団アンサンブルからソリスト達  1963年9月12日録音
(2)3楽章の交響曲
全同盟放送交響楽団 1962年2月24日録音
CD. 2
(3)組曲「牧神と羊飼女」 op.2
ネジェージダ・ユーレネワ(ソプラノ) Nadezhda Yureneva
全同盟放送大交響楽団 1970年10月29日録音
(4)バレエ音楽「妖精の口づけ」
ソビエトRTV大交響楽団 1966年4月1日録音
以上 指揮はゲンナジー・ロジェストヴェンスキー (スタジオ録音)
若きロジェストヴェンスキーがソビエト時代にスタジオに残したストラヴィン
スキーの名演奏集4曲です。




<CARUS>
83.003 \2280
ドイツ民謡集 Vol.1
SWR2(南西ドイツ放送局2)との共同企画により、ドイツ・グラモフォン、デッ
カ等 多くのレーベル及び、マネージメント会社の協力のもと、このアルバム
は製作されました。
ペーター・シュライヤー Peter Schreier
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ Dietrich Fischer-Dieskau
コルネリウス・ハウプトマン Cornelius Hauptmann
フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ Franz-Josef Selig
ドロシー・マイルズ Dorothee Mields
クリストフ・プレガルディエン Christoph Pregardien
ミヒャエル・フォレ Michael Volle
シュテラ・ドゥフェクシス Stella Doufexis
ルース・サンドホフ Ruth Sandhoff
シビラ・ルーベンス Sibylla Rubens
クラウス・メルテンス Klaus Mertens
ルート・ツィーザク Ruth Ziesak
カルムス・アンサンブル、ライプツィヒ Calmus Ensamble Leipzig
シュトゥットガルト室内合唱団 Kammerchor Stuttgart 他
「子守唄集」の2アイテムに続く、「民謡集」の第1集です。
「菩提樹」「インスブルックよ、さようなら」「5月の歌」など全35曲。美し
い挿絵を含む丁寧な作りのブックレット(130ページ)で、すべての歌手及び
歌の紹介が行われています。




<TACET>
TACET 181 2枚組 \4650
エドヴィン・フィッシャーの演奏(ピアノ・ロールでの再現)
(1)バッハ:平均律クラヴィア曲集第1集からBWV.849,867,850
(2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」 ハ短調 op.13
(3)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調 op.10-3
(4)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 op.110
(5)モーツァルト:幻想曲 ハ短調 KV.396
(6)モーツァルト:ピアノ協奏曲 第22番 KV.482 から 他
エドヴィン・フィッシャー(ピアノ)
エドヴィン・フィッシャー Edwin Fischer(1886- 1960)
このアルバムに記録された演奏年代は不確かですが、いずれにしても自ら学び、
その教授に就いたベルリンのシュテルン音楽院の時代から(1909-1914まで)から
ベルリンを離れロンドン、リューベックやミュンヘンでピアノのみならず指揮
者としても多くの演奏活動をしていたフィッシャー若き日の演奏記録です。

<MEMBRAN>
MEMBRAN 233021 10枚組 \1350
Genie und Rebell
フリードリヒ・グルダ(pf)名演奏集

MEMBRAN 233077 10枚組 \1350
Gluckhafter Virtuose
アルトゥール・ルービンシュタイン(pf)名演奏集

MEMBRAN 233078 10枚組 \1350
Hohepriester mit seele
フリッツ・クライスラー(Vln)名演奏集

MEMBRAN 233079 10枚組 \1350
Nobler Romantiker
エトヴィン・フィッシャー(pf)名演奏集

MEMBRAN 233080 10枚組 \1350
Sensibler Exzentriker
スヴャトスラフ・リヒテル(pf)名演奏集

MEMBRAN 233082 10枚組 \1350
Klangzauberer mit Esprit
ヴァルター・ギーゼキング(pf)名演奏集

MEMBRAN 233130 4枚組 \1050
ティヌ・リパッティ(pf)名演奏集
※以上7点の詳細はこちら



<Berlin Classics>
BC 0300136 \950
リスト:交響詩集
プロメテウス、人 山の上で聞きしこと、祭典の響
ミシェル・プラッソン指揮
ドレスデンフィルハーモニー管弦楽団

BC 0300137 \950
L.モーツァルト:おもちゃの交響曲、田舎の結婚式、そりすべり
ヘルムート・コッホ指揮、ベルリン室内管弦楽団
W.A.モーツァルト:音楽の冗談K.522
オトマール・スイトナー指揮、シュターツカペレ・ドレスデン

BC 0300135 \950
シューマン:「子供のためのアルバム」より
ノーマン・シェルター(pf)

BC 0300142 \950
ホルン、トランペット協奏曲集
トレッリ、テレマン、L.モーツァルト、ハイドン:トランペット協奏曲
フェルスター:ホルン協奏曲
ウィリー・クルッグ(Trp)
ペーター・ダム(Hrn)

BC 0300139 \950
オー・ソレ・ミオ
Heute Nacht oder nie、Non ti scodar di me、Chianti-Lied 、Still wie
die Nacht、Leise erklingen die Glocken vom、Campanile、Das alte Lied、
Fruhling、Du bist die Welt fur mich、O sole mio、Es muss ein
Wunderbares sein、Mattinata、Schau einer Frau nie zu tief in die
Augen、Gabes kein Lied
ペーター・シュライアー(Ten)
エルベ合唱団

BC 0300140 \950
クリスマス・キャロル
O du frohliche, o du selige, gnadenbringende Weihnachtszeit、Maria
durch ein Dornwald ging、Es ist ein Ros entsprungen、Vom Himmel hoch,
da komm ich her、Kommet, ihr Hirten、O Jesulein zart(Samuel Scheidt)、
Schlaf wohl, du Himmelsknabe du(Karl Neuner)、Joseph, lieber Joseph,
mein、In dulci jubilo、Herbei, o ihr Glaubigen(Adeste fideles)、
Stille Nacht, heilige Nacht(Franz Gruber)、Leise rieselt der Schnee
(Eduard Ebel)、O Tannenbaum, du tragst ein grunen Zweig、Susser die
Glocken nie klingen、Auf dem Berge, da wehet der Wind、Lieb
Nachtigall, wach auf、Kindlein zart、Still, still, still、Nun sei
willkommen, Herre Christ、Vom Himmel hoch, o Englein kommt(Peter von
Brachel)
ペーター・シュライアー(Ten)
ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団、他

BC 0300061 2枚組 \3980
J.S.バッハ:管弦楽組曲全曲
コンチェルト・ケルン

BC 0300146 \1480
高き天よりわれは来れり - クリスマス音楽集
ヘンデル:よろこべやたたえよや/ヴェイヴァノフスキー:ソナタ ト短調より
/コレッリ:クリスマス協奏曲Op.6-8/エッカールト、プレトリウス、シャイ
ン:高き天よりわれは来れり/ラゼリウス:いざ来ませ異邦人の救い主よ/ジャ
ン・ラングレ:3つのコラール/ハイニヒェン:キリストの降誕の夜のために/
ヴィヴァルディ:協奏曲RV270「安らぎ」/ヘルプスト:Singt und klinget
allzuma/ヴルピウス:カノン/プレトリウス:シンフォニア、一輪のばらが生
まれ出た、もろびと声あげ/シャイト:カンツォーナ/バルダッサーレ:トラ
ンペットとオルガンのための協奏曲第1番/ジェレマイア・クラーク:デンマ
ーク王子の行進曲
ルートヴィヒ・ギュトラー(Trp)
ヴィルトゥオージ・サクソニア、他

BC 0300063 \2380
Christmas at San Marco
サン・マルコのクリスマス
ベルトーニ:キリエ
ガルッピ:
サンマルコ寺院のためのミサ、Adeste fideles、Te Deum laudamus ハ長調
ラティッラ:シンフォニア ト長調
ドレスデン・ヴォーカル・コンソート

●Berlin Classics reference gold series
BC 0300167 \1480
Festliches Barockバロックの饗宴
ビーバー:5声のソナタ、6声のバレット/ヴェイヴァノフスキー:8声のソナタ、
バレット、5声のソナタ/ヴァイヒライン:ソナタ/パーセル:ソナタ/カルダ
ーラ:ソナタ/ファッシュ:協奏曲ニ長調
ルートヴィヒ・ギュトラー(Trp)
ヴィルトゥオージ・サクソニア、他

BC 0300168 \1480
Concertos of the 18th Century
18世紀の作曲家による協奏曲集
テレマン:協奏曲ニ長調/ファッシュ:協奏曲ニ長調/レーリヒ:協奏曲変ホ長調
/トレッリ:ソナタ ニ長調/ネルーダ:協奏曲変ホ長調/
フンメル:協奏曲ホ長調
ルートヴィヒ・ギュトラー(Trp)
ヴィルトゥオージ・サクソニア、他

BC 0300169 \1480
ヴィヴァルディ:グローリアRV589、マニフィカトRV611
J.S.バッハ:グローリアBWV.191
ルートヴィヒ・ギュトラー(Trp)
ヴィルトゥオージ・サクソニア、他




<ソニー・ミュージックダイレクト>
MECO 1004 \3000
Fragrance of Aqua 水の薫り アクア・トリニティ
ビゼー(加藤昌則編):「アルルの女」より ファランドール
モーツァルト:歌劇「魔笛」より 恋を知る男たちは、パ・パ・パ・パパゲーナ
コレルリ(西澤健一編):ラ・フォリア
ルクレール:トリオソナタ ニ長調Op.2-8
キュイ:万華鏡より オリエンタル
ラモー:クラヴサン・コンセール第5番
ニーノ・ロータ(加藤昌則編):
映画「ゴッドファーザー」より ある映画音楽の主題による二重奏曲
ボンファ(渡辺雅二編):黒いオルフェ
若手実力派演奏家として活躍中の礒絵里子(Vln)、水谷川優子(Vc)、
水永牧子(Cemb)のトリオ・ユニット、「アクア・トリニティ」のデビューア
ルバム。グループ名は、メンバー全員が「Aqua=水」に由来する名前であり、
「Trinity=三位一体」のごとく豊潤で真に昇華されたアンサンブルを醸成し、
また器によって姿を変える「水」のようなユニットでありたいという願いを
こめて命名されました。美しく華麗なバロックの名曲から、映画音楽やピア
ソラ作品まで、モダン楽器と古楽器の稀有なトリオ・ユニットによる変幻自
在のサウンドは圧巻です。
DSDレコーディング、SACDハイブリッド盤の高音質も魅力です。
垂涎のトリオが誕生した。21世紀という新しい時代が要求したのであろう、
ヴァイオリンの礒絵里子、チェロの水谷川優子、そしてチェンバロの水永牧
子という、いずれもが類稀なるソリストであり、卓抜な室内楽奏者であり、
さらに才色兼備な3人がユニットを組んだのである。それにしてもどんな音楽
を提供してくれるのだろうと期待していたら、それを遥かに凌駕するディス
クが完成した。これまで各々の方向性が異なっていた3人だから、音楽的に
制約を受けるのではとやや懸念していたが、とんでもない。まさに「水(アク
ア)」のごとく、時には滾々と湧き出す源流のように、時には清冽なせせらぎ
のように、そして時には怒涛のごとく押し寄せる奔流にその姿を刻々と変え、
比類ない生命力を携えながらジャンルの垣根を乗り越えて見事な音楽的感興
を創出したのである。そこには希望や憧憬、不安や焦燥、また安堵や歓喜な
ど、ありとあらゆる人間の感情が「三位一体(トリニティ)」の名の下に調和
し、ひとつの高みに結実していく。聴く側だってその興奮を抑えられないほ
ど。レパートリーもバロックから映画音楽やタンゴ、ボサノヴァまで、それ
が「アクア・トリニティ」の音楽として昇華し、まったく新しい地平を切り
拓く。このトリオの出現は、真に衝撃だ。(音楽評論家:真嶋雄大)




<ANALEKTA>
ANALEKTA 2 9973 \2080
コルンゴールド:ピアノソナタ第2番Op.2
ニーノ・ロータ:15のプレリュード
コリリアーノ:エチュード・ファンタジー
ジミー・ブリア(pf)

ANALEKTA 2 9957 \2080
Salsa baroque
17世紀、18世紀のラテンアメリカとスペインの音楽集
Anonyme/Anonymous Collection Flores de musica, 1706-1709 Chacona、
Hanacpachap cussicuinin、Differenzias sobre la Gayta、Xacara、
Pasacalles de 2o tono、Temblante estilo italiano、Discurso con ecos
/Collection Truxillo del Peru II, c. 1780 Lanchas para baylar/
Fernandes, Gaspar(1570-1629):Tleycantimo choquiliya、Xicochi
Conetzintle/Araujo, Juan de:Los coflades de la estleya /Bailly,
Henry de(1585-1637):Yo soy la locura(excerpt from Ballet de la follie)
/Zipoli, Domenico(1668-1726):Pastorale、Battalia imperiale/de
Salazar, Antonio:Tarara tarara qui yo soy Antoniyo/de Murcia,
Santiago(1673-1739):Marizapalos、La Jotta/de Zespedes, Juan Garcia
(1619-1678):Convidando esta la noche
アンサンブル・カプリース

ANALEKTA 2 9956 \2080
ヴォルフ:イタリア歌曲集
ダニエル・リチティ(Br)
キャサリン・ロビン(MSop)
レスリー・デアス(pf)

ANALEKTA 2 9949 \2080
バヨハン・ゲオルク・ハインリヒ・バックオーフェン:
バセットホルンと弦楽のための五重奏曲Op.9、Op.15
モーツァルト:クラリネット五重奏曲K.581
アイブラー四重奏団

ANALEKTA 2 9860 \2080
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲Op.70-1「幽霊」、Op.70-2、Op.11
グリフォン三重奏団

ANALEKTA 2 9776 \2080
パックス:平和の主題によるグレゴリオ聖歌
Choeur des moines de l'Abbaye benedictine、
ドム・アンドレ・サン=シール

ANALEKTA 2 9972 \2080
スペインの庭
Nin, Joaquin(1879-1949):Cantos populares espanoles
Wolf, Hugo(1860-1903):Spanisches Liederbuch
Bizet, Georges(1838-1875):Ouvre ton coeur
Delibes, Leo(1836-1891):Les Filles de Cadix
Weill, Kurt(1900-1950):Je ne t'aime pas
Strauss, Richard(1864-1949):Madchenblumen Op.22、Malven(op. posthume)
Obradors, Fernando J.(1897-1945):Canciones clasicas espanolas
Torroba, Federico Moreno(1891-1982):La vi salir de Marbella
Lyne Fortin(Sop)Esther Gonthier

ANALEKTA 2 9963 \2080
REFLECTION ON SPAIN
レクオーナ:スペイン組曲「アンダルシア」
モンポウ:La fuente y la campana/アルベニス:タンゴOp.164
トゥリーナ:5つのジプシー舞曲Op.55/マルコ:Solea
エバンゲリスタ:Nuevas monodias espanolas
ルイーズ・バセット(pf)

<DIVINE ART>
DDA25089 \1980
「ザ・ジャズ・エイジ」-ピアノ・デュオ作品集
(1)ガーシュイン:「パリのアメリカ人」(作曲者編)
(2)エドワード・バーリンガム・ヒル(1872-1960):ジャズ・スタディ
(3)ダリウス・ミヨー(1892-1974):「世界の創造」(作曲者編)
(4)アレクサンデル・モイゼス(1906-84):ジャズ・ソナタ
(5)マティアス・セイバー(マチャーシュ・シェイベル,1905-60):
やさしいダンス(抜粋)
(6)ホーギー・カーマイケル(1899-1981):スター・ダスト(ルイス・マーカー編)
(7)ガーシュイン:エンブレイサブル・ユー(グレインジャー&ホイットニー編)
ゴールドストーン&クレモウ(ピアノ・デュオ):
【アンソニー・ゴールドストーン&キャロライン・クレモウ(クレモフ)】
録音:2010年
アンソニー・ゴールドストーンとキャロライン・クレモウのコンビはイギリス
ではよく知られた夫婦ピアノ・デュオでモーツァルトからシューベルト、現代
作品まで広いレパートリーを持っている。ここに収められたジャズに影響を受
けた作品集は作曲者オリジナル編曲の「パリのアメリカ人」を始め、ジョージ
・アンタイルを思わせるヒルの「ジャズ・スタディ」(掘り出しものといって
もよい名品!)、ラヴェルを思わせるモイゼスの「ジャズ・ソナタ」など珍し
いが楽しい作品が目白押し。シメはスタンダード・ジャズの「スター・ダスト」
に「エンブレイサブル・ユー」としゃれた1枚。

DDA25088 \1980
J.S.バッハ(1685-1750):オルガン作品集
「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」BWV.645/パッサカリア ハ短調 BWV.582
「おお主なる神,われを憐れみたまえ」BWV.721/幻想曲 BWV.572
「おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け」BWV.622
トッカータ ハ長調BWV.564/「これぞ聖なる十戒」BWV.678
前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552
デヴィッド・ハミルトン(Org)
録音:2010年2月キャノンゲート教会,エディンバラ
J.S.バッハのオルガン名曲を収録。ハミルトンはグラスゴーの大学でオルガン
を学んだ後、オランダで古楽全般について研鑽を積んだ。イギリス王立音楽院
のオルガン・コンクール、ヨーロッパ・オルガン・コンクールの優勝者。現在
はブクステフーデのオルガン作品全集の録音に取り組んでいる。





<DIVERSIONS>
DDV64150 \1980
「スマイル」
-トロンボーンによるジャズ・スタンダード・ナンバー
大晦日に何してるの?/星に願いを/ハウ・ハイ・ザ・ムーン/でも綺麗
キャラヴァン/夜も昼も/アルフィ(バート・バカラック)/ティコ・ティコ
/スペイン(チック・コリア)/スマイル(チャップリン)/ほか全16曲
キャロル・ジャーヴィス(Trb)
ロデリック・ダンク指揮オーケストラ
録音:2009年
キャロル・ジャーヴィスはイギリス王立ノーザン・カレッジでトロンボーンを
学び、その後イギリスの主要オーケストラにソリストとして度々共演。また映
画のサウンド・トラックにも数多く参加している若手女流トロンボーン奏者。
彼女は2004年にわずか26歳でホジキン・リンパ腫と診断され、病魔と闘ってき
ました。このCDもイギリス国内盤の収益は、ガン患者をサポートしているマク
ミラン財団へ寄付されています。
ここではポップス・オーケストラをバックにヴィブラートのかかったメープル
・シロップのように甘いトロンボーンを聴かせてくれる。ジャズのテイスト満
点のオーケストラ・アレンジも優秀。

DDV24152 \1980
(Dunelm Series)
「ストリングス・イン・ジ・アース・アンド・エア」
-イギリス田園楽派モーラン、ウォーロック、スターンの歌曲集
E.J.モーラン(1894-1950):
ノーフォーク地方の6つの民謡/ジェームズ・ジョイスの詩による7つの歌曲
ピーター・ウォーロック(1984-1930):キャンドルの光/3つの歌曲
ジェフリー・スターン(1935-2005):
ワーズワースの詩による3つの歌曲/ジェームズ・ジョイスの詩による4つの
歌曲/伝説
ポール・マーティン=ウェスト(T)、
ナイジェル・フォスター(Pf)
録音:2005年12月ロンドン(制作:Dunelm Records)
20世紀初頭、変貌する激動の時代に背を向けるかのように都会を離れ、大自然
に分け入り、ひたすら静かに己の内面の世界に沈潜する作曲家たちがイギリス
に存在した。ディーリアスがその代表的作曲家だが、このディスクにはディー
リアスの次の世代に属する作曲家の歌曲を収録。ジェームズ・ジョイス、ワー
ズワースの詩やスコットランド、アイルランド民謡に基づく歌で、どれも控え
めながら幻想的な雰囲気に溢れている。微妙に半音階的ではっきりしないハー
モニーはまさにイギリス、アイルランドの曇りがちな空の色。イギリス音楽
ファンは必聴です。




<若林工房レーベル>
WAKA-4149 \2400
シューベルト:
さすらい人幻想曲 ハ長調 D.760(作品15)
ピアノ・ソナタ 第19番 ハ短調 D.958
アレグレット ハ短調 D.915
コンスタンチン・リフシッツ(ピアノ)
録音:2008年7月3-5日、新川文化ホール(富山県魚津市)
神童ピアニストとしてセンセーショナルにデビュー。以来、天才の名をほしい
ままに欧米で大活躍を続けているコンスタンチン・リフシッツの新作アルバム
は、2008年来日時に富山県魚津市の新川文化ホールで録音されたオール・シュ
ーベルト・プログラム。リフシッツのシューベルトには、ソナタ第20番・21番、
即興曲集(全8曲)、楽興の時、3つのピアノ曲(D946)などがありましたが、いず
れもコンサート・ライヴ録音。今回は初出のレパートリー、しかも待望のセッ
ション録音となります。その演奏は、期待どおり詩情とロマンのほとばしるみ
ずみずしい魅力に満ちたもの。自然でありながら重厚な構成感、内省の淵を覗
くような思索性、そしてなんといっても透明感あふれる清冽なタッチの生み出
す独特のリリシズムによって、作品に内在するファンタジーを変幻自在に描き
出します。新しい時代のピアノの抒情詩人リフシッツの魅力を満載した一枚で
す。
「リフシッツはシューベルトに特定のイメージを想定してそこに収斂させるの
ではなく、変幻しながら次々と多種多様なファンタジーを創生し、計り知れな
い躍動を持つ生命体に結実させているのだ。作曲者の高邁な境地や達観を示し
たこのディスクが、シューベルト演奏のひとつの最高峰であることは間違いな
い。」
(真嶋雄大/ライナーノートより)




<東武レコーディングズ>
TBRCD 0011 \2200
ベートーヴェン:(1)交響曲第8番/(2)交響曲第7番
朝比奈隆(指揮)
倉敷音楽祭祝祭管弦楽団
録音:(1)1995年3月21日,(2)1994年3月27日
全て倉敷音楽祭(倉敷市民会館大ホール)に於けるデジタル・ライヴ録音
朝比奈隆が室内管弦楽団の規模で唯一残した「ベートーヴェン・ツィクルス」
から第8番、第7番の登場です。第8番のソリスティックな味わいは、名手を揃
えた「倉敷音楽祭祝祭管弦楽団」ならではの魅力で、こういう曲を小編成で聴
くと隅々までクリアで朝比奈が施したマジックの手の内が理解できるというも
のです。軽いようで軽くない、小さいようで小さくない、この名曲を朝比奈は
自由自在にテンポを動かしてドラマを作っており、普段の悠揚迫らぬ音楽と一
味違う所が実に興味深いです。
第7番も運動神経抜群のオーケストラを駆使し、立派な展開から大見得を切る
ような豪快なアッチェレランドに至るまで、手に汗握る名演となっております。
いずれの演奏も朝比奈自身が演奏を楽しんでいる感があり、一年に一度の顔合
わせの倉敷音楽祭が巨匠にとってのリラックス・タイムであったのではないか
と当時が偲ばれます。
いずれも音質に不足はなくホールアコースティックも相俟って直接音による硬
質でクリアな肌合いです。
協力:アルスくらしき倉敷市文化振興財団、解説(日英):ヘンリー・フォーゲル
(元シカゴ響総裁)、サウンド・マスタリング:WEITBLICK

TBRCD 0012 \2200
ブルックナー:交響曲第5番
ペーター・マーク(指揮)
東京都交響楽団
録音:1986年4月10日東京文化会館、デジタル録音
(東京都交響楽団第233回定期演奏会ライヴ)
鬼才マークがブルックナーを取り上げることが頻繁でなかったことは間違いな
いようです。それなのに、マークは東京都交響楽団と1982年10月19日と1986年
4月10日の二回、このブルックナー第5番を演奏しているのです!演奏は一聴し
て異端のブルックナーでこんな演奏を繰り広げた人はかつていません。第1楽章
実に17分46秒、これは話題の最速演奏、ネーメ・ヤルヴィ盤を超えます。重厚
長大路線に一切目もくれず、ひたすらスイスイ、楽々と歩みを進めます。この
辺り、モーツァルトやシューマンにおける清清しい演奏スタイルをここでも貫
いています。ところがマークが恐ろしいのは時としてシューリヒト張りのきつ
いアゴーギグも顔を出すところで気が抜けません。それに、いくつか明らかな
楽器追加もあるようで、これは見識あるファンのご意見を伺いたいところです。
どの楽章にも共通しているのは絶叫型詠嘆がないところと申せましょうか。
晩年のマークは日本以外では、あまり優秀なオーケストラに客演しなかった様
子です。ここでは都響の妙技を全面的に信頼した上で、こういう面白い演奏を
聴かせてくれたのです。80年代もこうした豊かな音楽シーンが日本で展開され
ていたのですね。
これは多くのブルックナーファンのブルックナーの聴き方に対し一石を投ずる
問題演奏と言えるかもしれません。東京文化会館の独特のアコースティックを
伝える優秀なデジタル録音。
演奏タイミング[17:46],[13:50],[12:30],[22:10]
解説(日英)、サウンド・マスタリング:WEITBLICK





<WEITBLICK>
SSS0113-2 \1980
(1)メンデルスゾーン:「フィンガルの洞窟」序曲
(2)芥川也寸志:弦楽のための3楽章(トリプティク)より第1楽章、第2楽章
(3)ベートーヴェン:交響曲第4番
朝比奈隆(指揮)
スウェーデン放送交響楽団
(録音:1956年12月1日ライヴ,モノラル)
巨匠朝比奈は1953年にヘルシンキ・フィルへ初客演して以降、ヨーロッパでの
指揮活動を活発化させていきます。1956年6月にはベルリン・フィルに初登場、
その年の12月にスウェーデン放送交響楽団に出演したライヴがここに登場しま
す。曲目もベルリン・フィル・デビューで取り上げた十八番のベートーヴェン
の第4番です。当コンサートは、日本とスウェーデンの指揮者交換という試み
で、仲介役はあのクルト・ヴェス。スウェーデンからは、ステン・フリクベリ
が来日、朝比奈はスウェーデン放送響、エーテボリ響に客演しました。
「フィンガルの洞窟」からしてエキサイティングな演奏で、当時の朝比奈の情
熱の迸りには圧倒されます。そして後年はほとんど指揮しなかった芥川作品
(クルト・ヴェスが委嘱・初演)もスウェーデンに紹介、極めて遅いテンポによ
るユニークな演奏です。そしてベートーヴェン、これは朝比奈がフルトヴェン
グラーの影響下にあったことの証明とも言える演奏です。ただし、朝比奈は既
に晩年に見せたインテンポを基調とした悠然としたベートーヴェンを確立して
いることも事実です。重厚な低弦は朝比奈ならではで、朝比奈はこの頃から十
分に大指揮者の資質があったのではないでしょうか?
このコンサートは長らく1956年11月27日の演奏とされてきましたが、新たな調
査の結果当時の出演料支払い明細までもが見つかり、12月1日と判明しました。
注目の音質ですが、保存状態が極めて良好で、当時のレコード用スタジオ録音
と比較しても遜色のないもので十分に観賞用として楽しめます。
英語、日本語、独語によるライナーノート付(ヘンリー・フォーゲル,元シカ
ゴ響総裁)。




<LYRINX>
LYR 271 \1980
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第15番ニ長調 Op.28 「田園」
ピアノ・ソナタ第9番 ホ長調 Op.14-1
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番 嬰ハ短調,第12番 嬰ハ短調
パロマ・クーイデル(Pf)
録音:2009年9月15-19日,
マルセイユ
パロマ・クーイデルは1987年11月4日、フランスのヨンヌ県に生まれたピアニ
スト。録音時はまだ21歳だったわけだが、音楽の完成度は非常に高い。技術的
に高度なばかりでなく、音楽には独特の翳りが宿っており、それは当然ベート
ーヴェンのソナタでは大きな魅力となっている。驚いたことにリストのハンガ
リー狂詩曲でも、クーイデルのほのかに暗い音楽は変わらない。あの馬鹿陽気
に弾きまくることもできるハンガリー狂詩曲第2番を、クーイデルは軽い鬱の
混じった幻想的な音楽に仕立てており、まるで別の曲を聞くようだ。陰のロマ
ンティシズムがお好みならお勧め。




<GENUIN>
GEN 10190 \1980
「フレデリック・ショパンの最後の言葉」
ショパン:(1)舟歌 嬰ヘ長調 Op.60/(2)ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58/
(3)子守歌 変ニ長調 Op.57/(4)2つの夜想曲Op.55(ヘ短調Op.55-1,変ホ長調
Op.55-2)/(5)3つのマズルカ Op.59(イ短調Op.59-1,変イ長調Op.59-2,
嬰ヘ短調Op.59-3)/(6)バラード ヘ短調 Op.52
エリナ・ゴトソウリアク(ピアノ)
ショパンの作品50から60までの名作を集めている。ゴトソウリアクは1979年ラ
トヴィアのリガ生まれ、4歳からピアノを学び、リガでピアノとチェンバロを
学ぶ。その後チューリヒでブーフビンダーに学び、様々なコンクールで優勝を
得て注目を浴びた。現在ではソリストとして各地で活躍している。

GEN 10531 \1980
「珠玉の名曲」
ゼンガー(ハイフェッツ編):インテルメッツォ・スケルツォーソ
ラフマニノフ(ハイフェッツ編):ひなぎく
ファリャ(コハンスキー編):「七つのスペイン民謡」-ホタ、ナナ
ファリャ(コハンスキー編):「恋は魔術師」-パントマイム
クライスラー:真夜中の鐘,美しいロスマリン
ドヴォルザーク(クライスラー編):スラヴ舞曲第1番
ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌
ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲第1番,第2番
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
ニン:カンティレーナ・ストゥリアーナ
チャップリン(デュオ・インテルメッツォ編):コーヒーとケーキ
グラナドス(クライスラー編):スペイン舞曲
チャイコフスキー:メロディ/プロヴォスト:ウィーンの思い出
デュオ・インテルメッツォ:
【ラルフ・マティアス・カスパース(Vn),タマキ・タケダ=カスパース(Pf)】
録音:2009年4月12-14日,ヘルフォルト(日本語解説付き)
「珠玉の名曲」という題名どおり、かつてヴァイオリンの巨匠たちが観客の喝
采を浴びた洗練された小品を集めたCD。いずれも寛いだ気分で楽しめる名曲ば
かりである。デュオ・インテルメッツォは、ヴァイオリンのラルフ・マティア
ス・カスパースとピアノのタマキ・タケダ=カスパースのデュオ。それぞれの
細かい経歴は解説冊子にも見当たらないが、こうした小品を中心に演奏活動を
しているとのこと。





<K&K>
K&K 17 2枚組 \4160
ヘンデル:
オラトリオ「エジプトのイスラエル人」(二部版)
ミリアム・アラン(S)、サラ・ヴェーグナー(S)
デイヴィッド・オルソップ(CT)、
ベンジャミン・ハレット(T)、
シュテッフェン・バルバッハ(B)
ダニエル・ラシンスキー(B)
ユルゲン・ブッダイ(指揮)ハノーファー宮廷楽団,マウルブロン室内合唱団
録音:2009年9月27,28日,マウルブロン
世界遺産であるマウルブロン修道院でのライヴ録音シリーズの新刊は、ヘンデ
ルの「エジプトのイスラエル人」。ブッダイのヘンデルは、ピリオド楽器を使
いつつも先鋭的でなく、人肌の温もりが感じられるのが大きな長所。独と英語
圏混声のソリストたちも優秀である。マウルブロン修道院の優しい残響も心地
よい。

K&K 93 \2080
「歌のないオペラ」
ビゼー:「カルメン」(アンドレアス・N.タルクマンの編曲による組曲)
モーツァルト:
「ドン・ジョヴァンニ」(フォルカー・シュルツの編曲による組曲)
アルテ・アンサンブル
(Vn×2、Va、Vc、Cb、Cl、Hr、Fg)
録音:2009年6月6日,マウルブロン、DDD、56m
「カルメン」と「ドン・ジョヴァンニ」の“サワリ”を室内アンサンブルが
演奏したもの。編成は、ヴァイオリン×2、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、
クラリネット、ホルン、ファゴット。レコード出現以前はこうした手頃な演奏
が盛んで、往時の趣が楽しめる。アルテ・アンサンブルはハノーファーNDR放
送フィルハーモニーの団員を中心に1993年に結成した室内アンサンブル。非常
に達者な演奏である。





<BMC>
BMC CD165 \1980
「神の降臨のためのアンブロジア聖歌集」
(フランキノ・ガフリオ(1451-1522)作曲の作品を含む)
(1)神の降臨のためのミサ
(2)神の降臨のための晩祷
スコラ・フンガリカ(男声、女声、混声)
録音:2008年
キリスト教初期の聖歌と言われるアンブロジア聖歌を収録。このディスクでは
一つのミサ曲として成立するよう、構成されています。一部、ルネサンスの作
曲家フランキノ・ガフリオ(1451-1522)の作品を転用しています。時に単旋律、
時に呼び交し(アンティフォナ)、豊かなハーモニーと様々なスタイルが楽しめ
ます。初期ポリフォニーは古拙ながら素朴な木彫りの像を見るようで逆に聴き
手を敬虔な気持ちにさせてくれます。

BMC CD172 \1980
「ビザンチン・モザイク」
-ギリシャ=ビザンチン聖歌と様々な無伴奏聖歌集
ギリシャ・ビザンチン聖歌/
グリンカ/スチェヴェアヌ/ムソルグスキー/チャイコフスキー/
チェスノコフ/ラフマニノフ/ボクシャイ/クリストフ/ブブノ/フィリップ
/ゾムボラの作品
タマーシュ・ブブノー(指揮)
聖エフレム男声合唱団
録音:2009年
ギリシャ正教に関わる新旧様々な宗教合唱曲を収録。聖エフレム男声合唱団は
2002年結成のハンガリーの男声コーラス。リストの男声合唱曲集第1集(BMCCD
168)が発売になり、好評を得ています。力強く分厚いハーモニーの一方、ファ
ルセットを使用した繊細なアンサンブルを奏でる。




<ORF>
CD 3098 \2080
「ピーター・レスターの『リラ=ヴァイオルのための練習教本』からの音楽」
アルフォンソの手法 シャープ/ハープの手法 フラット/オクターヴの手法
/バグパイプの手法/その他の手法/昔のリラの手法/その他の手法(高いハ
ープの手法 フラット)/ほか(全49トラック)
ヨハンナ・ヴァレンシア(リラ=ヴァイオル)
録音:2007年4月14,15日,ウィーン
『リラ=ヴァイオルのための練習教本』、骨董品好きで歴史愛好家だったピー
ター・レスター卿(1614-1678)が収集したリラ=ヴァイオル練習用の曲集。
1975年になって世に知られ、英国17世紀のリラ=ヴァイオルの優れた曲集とし
て知られるようになった。ジョン・ジェンキンズ(1592-1678)やリチャード・
ピッカーリング、チャールズ・コルマン(?-1662)、ウィリアム・ヤング
(?-1662)らの作品を含んでいる。ヨハンナ・ヴァレンシアはウィーン生まれの
ヴィオル奏者。英国音楽を得意としている。

CD 3102 \2080
「カウフハウス・ミュージック」-木管三重奏のための新作集
(1)クリストフ・ディエンツ:百貨店音楽(2001)
(2)ルカス・ハーゼルベック:態度(2005)
(3)エルラント・M.フロイデンタラー:ある絵の出品者(2007)
(4)アレクザンダー・ヴァーゲンドリシュテル:内在する特質(2007)
(5)クリストフ・ヘルントラー:パーティーより,柔軟(2006)
(6)R.フライジッツァー:夜想曲-忘れられたメロディを捜して(2007)
トリプル・タン・ヴィエンナ:
【パウル・カイザー(Ob)、アレクサンダー・ノイバウアー(Cl)、
ロベルト・ギリンガー=ブシェク(Fg)】
録音:2008年2月9-11日,
いずれも2001年以降の作品。トリプル・タン(3枚舌?)・ヴィエンナは、オー
ボエ、クラリネット、ファゴットの3人による木管アンサンブル。

CD 3105 \2080
「ハートのヴァルファールト教会のオルガン」
スウェーリンク:
いと高きところにいます神にのみ栄光あれ,私たちに一人の御子がお生まれ
になった
シュタイグレーダー:天におられる父よ
フローベルガー:
トッカータ,ドレミファソラに基づくファンタジア,カンツォン,
カプリッチョ,リチェルカール
チーマ:カンツォン ヘ長調
ストラーチェ:
チャッコーナ,ルッジェーロに基づくカプリッチョ,戦いの踊り
グスタフ・アウツィンガー(オルガン)
録音:2010年4月9日,
ハート,オーストリア(ライヴ)
北オーストリアにある本当に小さな村、ハートの巡礼教会のオルガンを使用し
た演奏。このオルガンは1627年にコンラート・ツェルントルが製作したもの
で、近年改修された。その素朴な音色の美しさは、教会内の響きと合わさって、
しみじみとした感動を与えてくれるものだ。アウツィンガーは1953年生まれの
ベテラン。ウィーン高等音楽院を修了。ことに歴史的オルガンの演奏で知られ
ている。




<KAIROS>
12972KAI \2250
ゲーシュタ・ノイヴィルト(b.1937):作品集
(1)弦楽四重奏曲1976
(2)弦楽四重奏のための7つの小品
(エルンスト・シュタインケルナーのために)(2008)
(3)忘却の沸騰(ルーブリ・ブーイリ)(2008)
(1)(2)G.ヤッハ=ミッコ(Vn,Va)、D.ポリソイディス(Va)、
A.リンデンバウム(Vc)
(1)A.ビク(Vn)、(2)S.シャフライトナー(Vn)、
(3)D.ミシェル=ダンサク(声)、
エティエンヌ・シーベンス指揮
クラングフォルム・ウィーン
録音:(1)1997/(2)2009/(3)2008年
ゲスタ・ノイヴィルトは1937年ウィーン出身の作曲家(女性作曲家のオルガ・
ノイヴィルトとは別人)。10代のころ、ストラヴィンスキーの火の鳥や春の祭
典を聴いて作曲家を志し、その後シェーンベルク、ヴァレーズ、ケージから
影響を受けた。現在はベルリン自由大学で教鞭を取り、理論家、著述家として
フランツ・シュレーカーについての著作がある。作風はポスト・セリー主義か
ら音群作法など、戦後の前衛技法をバランスよく取り入れた緊張感溢れる音
空間を作り出している。

13052KAI \2250
ホセ・M・サンチェス=ベルドゥ(b.1968):
歌劇《オーラ》(2007-2009)
-カルロス・フエンテスの同名の小説による
ホセ・M・サンチェス=ベルドゥ指揮
ノイエ・ヴォーカル・ゾリステン・シュトゥットガルト、
ベルリン現代音楽室内アンサンブル、
SWR実験スタジオ(ライブ・エレクトロニクス)、
ヨアヒム・ハース(オーラフォン)、
デュオ・アルベルディ&アイツピオレア(アコーディオン)
録音:2010年
KAIROSスペイン・シリーズ最新録音。サンチェス=ベルドゥのアルバム第2弾。
第1作品集(12781KAI)は室内楽と管弦楽作品集で、この作曲家のおよその作風
を知るのに打ってつけだったが、今回は大作オペラ。彼はマドリッドで学ん
だ後、フランクフルトでドナトーニ、ツェンダーに学んだ。作品は師匠ツェ
ンダーやブライアン・ファーニホーの影響を感じさせるヨーロッパ前衛音楽
の典型的な様式を体現している現代不条理オペラ。コンピュータの音響とア
ンサンブルの特殊奏法、ヴォーカルの特殊唱法が神秘の儀式のように粛々と
進行する。

13092KAI \2250
ベルンハルト・ラング(b.1957):作品集
(1)「飢餓の星」-クリスティーネ・ラヴァントのテキストによる(2007)
(2)「モナドロジーVII」-アーノルドのために(2009)
シルヴァイン・カンブルラン指揮
クラングフォルム・ウィーン
(1)ザビーネ・ルッツェンベルガー(MS)
録音:2009年
ベルンハルト・ラングは現代音楽とともにジャズを学びドイツのジャズ・バ
ンドのピアニストとしても活動する異色の作曲家。「飢餓の星」はメゾ・ソ
プラノによる一種のモノオペラで、声とアンサンブルのユーモラスで奇妙な
やり取り。ジャズにも精通したラングの聞かせどころを押えた秀作。「モナ
ドロジーVII-アーノルドのために」はシェーンベルクの2つの室内交響曲から
素材を取った5部からなるミニアチュール。

13102KAI \2250
セサル・カマレロ(b.1962):
(1)「ヴァニシング・ポイント」-2人の打楽器奏者と管弦楽のための(2007)
(2)「デュラシオン・インヴィジブル」
-ヴァイオリン、チェロ、ピアノと2群の室内管弦楽のための(2009)
(3)「雨の音を介して」(2000-04)
(1)(2)ペーター・ヒルシュ指揮スペイン国立管弦楽団
(1)ラファエル・ガルベス(Perc)、フアンホ・ギジェム(Perc)、
(2)(3)トリオ・アルボス:【ミゲル・ボレゴ(Vn)、ホセ・ミゲル・ゴメス(Vc)、
フアン・カルロス・ガルバーヨ(Pf)】
録音:2008/2009年
カマレロはマドリッドに生まれたが、生まれて間もなく一家でニューヨークに
移住。アメリカで音楽の教育を受けた。作風は限られた素材、点描的で鋭く刻
み込まれる音のアタック、音色への神経質なまでの細かいこだわりなど、ブー
レーズらポスト・セリエリズムの影響が強い。ヨーロッパでは既に広く知ら
れ、アンサンブル・モデルン、クセナキス・アンサンブルなどから委嘱を受
け、数々の現代音楽祭に招聘を受けている。




<MARSTON>
54001-2 4枚組 \6540
「ロマンティックなショパンの一世紀」
●CD1(79:47)
練習曲集Op.10
練習曲 ハ長調 Op.10-1 
モーリツ・ローゼンタール 1929年4月4日,ニューヨーク
練習曲 イ短調 Op.10-2 
アルフレッド・コルトー 1933年7月4日,ロンドン
練習曲 ホ長調 Op.10-3 「別れの曲」 
ロジータ・レナルド 1949年1月19日,ニューヨーク
練習曲 嬰ハ短調 Op.10-4 
シドニー・フォスター 1952年4月27日,インディアナ
練習曲 変ト長調 Op.10-5 「黒鍵」 
シドニー・フォスター 1961年10月2日,インディアナ
練習曲 変ホ短調 Op.10-6 
ヴィルヘルム・バックハウス 1928年1月5日
練習曲 ハ長調 Op.10-7 
フランシス・プランテ 1928年7月3-4日,フランス,モン=ド=マルサン
練習曲 ヘ長調 Op.10-8 
ニコライ・オルロフ 1945年12月20日,ロンドン
練習曲 ヘ短調 Op.10-9 
ソロモン 1942年9月16日,ロンドン
練習曲 変イ長調 Op.10-10 
ギャリック・オールソン 1996年10月,ニューヨーク,パーチェイス
練習曲 変ホ長調 Op.10-11 
アイリーン・シャラー 1933年7月21日,ロンドン
練習曲 ハ短調 Op.10-12 「革命」 
アルトゥール・ルービンシュタイン 1974年1月13日,ニューヨーク
練習曲集Op.25
練習曲 変イ長調 Op.25-1 「エオリアン・ハープ」 
クラウディオ・アラウ 1929年1月23日,ベルリン
練習曲 ヘ短調 Op.25-2 
グリゴリー・ギンズブルグ 1952年頃,モスクワ
練習曲 ヘ長調 Op.25-3 
アルトゥール・ルービンシュタイン 1974年1月13日,ニューヨーク
練習曲 イ短調 Op.25-4 
ロジータ・レナルド 1949年1月19日,ニューヨーク
練習曲 ホ短調 Op.25-5 
ゲザ・アンダ 1943年5月,ベルリン
練習曲 嬰ト短調 Op.25-6 
ヨゼフ・レヴィーン 1933年2月23日,ニューヨーク
練習曲 嬰ハ短調 Op.25-7 
エフゲニー・スヴェトラーノフ 1980年,モスクワ
練習曲 変ニ長調 Op.25-8 
ロジータ・レナルド 1949年1月19日,ニューヨーク
練習曲 変ト長調 Op.25-9 「蝶々」 
イグナツ・フリードマン 1928年2月10日,ロンドン
練習曲 ロ短調 Op.25-10 
デイヴィッド・サパートン 1952年,ニューヨーク
練習曲 イ短調 Op.25-11 「木枯らし」 
アルフレッド・コルトー 1942年11月4日,パリ
練習曲 ハ短調 Op.25-12 「大洋」 
エミール・フォン・ザウアー 1940年頃,ベルリン
新しい練習曲(全3曲)
練習曲 ヘ短調 
ロバート・ゴールドサンド 1975年7月23日,ニューヨーク
練習曲 変イ長調 
アン・シャイン 1958年,ニューヨーク
練習曲 変ニ長調 
デイヴィッド・サパートン 1952年,ニューヨーク
即興曲 変イ長調 Op.29 
シモン・バレル 不明
幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66 
マグダ・タリアフェロ 1934年,パリ
子守歌 変ニ長調 Op.57 
ワルター・ギーゼキング 1938年8月10日,ベルリン
●CD2(79:32)
バラード ト短調 Op.23 
アール・ワイルド 1981年11月1日,ニューヨーク
バラード ヘ短調 Op.52 
ホルヘ・ボレット 1972年1月5日,ニューヨーク
タランテラ 変イ長調 Op.43 
シューラ・チェルカスキー 1991年4月10日,ミネソタ,セントポール
スケルツォ ロ短調 Op.20 
ナタン・ブランド 1983年,アーモスト,マサチューセッツ
スケルツォ 変ロ短調 Op.31 
アイリーン・シャラー 1932年12月5日,ロンドン
スケルツォ 嬰ハ短調 Op.39 
カール・ウルリヒ・シュナーベル 1955年頃,ニューヨーク
前奏曲 ハ長調 Op.28-1,前奏曲 イ長調 Op.28-7,前奏曲 ヘ長調 Op.28-23
ミッシャ・レヴィツキ 1929年11月21日,ロンドン
前奏曲 ホ長調Op.28-9,前奏曲 嬰ハ短調Op.28-10,前奏曲 ロ長調Op.28-11,
前奏曲 変ニ長調Op.28-15「雨だれ」,前奏曲 ヘ短調Op.28-18,
前奏曲 ハ短調Op.28-20,前奏曲 ト短調 Op.28-22
ギオマール・ノヴァエス 1966年10月22日,ニューヨーク
前奏曲 嬰ハ短調 Op.45 
アルフレッド・コルトー 1949年11月4日,ロンドン
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35 「葬送」-第3楽章(葬送行進曲)
イグナツ・フリードマン 1927年3月1、2日,ロンドン
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35 「葬送」-第4楽章
レオポルド・ゴドウスキ 1930年4月25日,ロンドン
ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58-第3楽章
モーリツ・ローゼンタール 1935年3月23日,ロンドン
●CD3(79:57)
ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21-第2楽章
ヨーゼフ・ホフマン 
ジョン・バルビローリ(指揮)交響楽団 1936年12月27日,ニューヨーク
舟歌 嬰ヘ長調 Op.60 
ベンノ・モイセヴィッチ 1939年3月17日,ロンドン
マズルカ 変ロ長調 Op.7-1 
アレキサンダー・ブライロフスキー 1927年,ベルリン
マズルカ 嬰ハ短調 Op.30-4 
ジョセフ・ヴィラ 1993年,ニューヨーク
マズルカ 嬰ハ短調 Op.41-1 
ウラディーミル・ソフロニツキー 1948年頃,モスクワ
マズルカ 嬰ヘ短調 Op.59-3 
サムイル・フェインベルク 1952年,モスクワ
マズルカ ヘ短調 Op.63-2 
ウィリアム・カペル 1947年3月21日,ニューヨーク
マズルカ 嬰ハ短調 Op.63-3 
アントニエッタ・ルッジェ 1934年7月25日,ブラジル
マズルカ ハ長調 Op.68-1 
ヨーラ・ギュラー 1956年6月28日,パリ
ポロネーズ イ長調 Op.40-1「軍隊」 
ソロモン 1932年11月30日,ロンドン
ポロネーズ 変イ長調 Op.53「英雄ポロネーズ」 
イグナツ・フリードマン 1927年3月1、2日,ロンドン
ワルツ 変ホ長調 Op.18 「華麗なる大円舞曲」 
アルテュール・デ・グレーフ 1926年3月24日,ロンドン
ワルツ 変イ長調 Op.34-1 
アルトゥール・ルービンシュタイン 1950年,ハリウッド・ボール
ワルツ イ短調 Op.34-2 
ウラディミール・ホロヴィッツ 1979年11月4日,トロント
ワルツ ヘ長調 Op.34-3 
ヤン・スメテルリン 1929年,ベルリン
ワルツ 変イ長調 Op.42 
アーサー・レッサー 1925年2月19日,キャムデン,ニュージャージー
ワルツ 変ニ長調 Op.64-1「小犬」 
ミカエル・フォン・ツァドラ 1929年,ベルリン
ワルツ 変ニ長調 Op.64-1「小犬」(ツァドラ編) 
セシル・スタウブ・ジェンハート 1943年4月6日,ニューヨーク
ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2 
モーリツ・ローゼンタール 1929年5月29日,ベルリン
ワルツ 変ト長調 Op.70-1 
ワルター・モルス・ルンメル 1943年1月,ベルリン
ワルツ ホ長調 
ディヌ・リパッティ 1950年7月7-12日,ジュネーヴ
●CD4(79:51)
夜想曲 変ホ長調 Op.9-2 
モーリツ・ローゼンタール 1935年3月29日,ロンドン
夜想曲 変ホ長調 Op.9-2 
ラウル・コチャルスキ 1937年7月,ベルリン
夜想曲 変ニ長調 Op.27-2 
フランチェスコ・リベッタ 2003年12月13日,フロリダ
夜想曲 ロ長調 Op.32-1 
アリシア・デ・ラローチャ 1932年6月3日,バルセロナ
夜想曲 ハ短調 Op.48-1 
マルセル・シャンピ 1929年6月15日,パリ
夜想曲 変ホ長調 Op.55-2 
イグナツ・フリードマン 1936年11月23日,ロンドン
夜想曲 ロ長調 Op.62-1 
ファニア・シャピロ 1982年10月,ユトレヒト
夜想曲 ホ長調 Op.62-2 
レイモンド・レーヴェンタール 1978年9月23日,セントポール,ミネソタ
夜想曲 ホ短調 Op.72-1 
ウラディミール・ド・パハマン 1927年11月3日,ロンドン
夜想曲 嬰ハ短調 
トーマス・マンシャルト 1980年6月13日
マズルカ イ短調 Op.17-4 
イグナツ・ヤン・パデレフスキ 1911年7月,モルジュ,スイス
マズルカ イ短調 Op.67-4 
アルフレート・グリュンフェルト 1902年,ウィーン
ワルツ 変イ長調 Op.42 
セルゲイ・ラフマニノフ 1919年4月18日
ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2 
アレクサンダー・ミハオウスキ 1906年1月16日,ワルシャワ
夜想曲 嬰ヘ長調 Op.15-2 
フェルッチョ・ブゾーニ 1922年2月27日,ロンドン
夜想曲 嬰ハ短調 Op.27-1 
ベラ・バルトーク 1939年
夜想曲 ホ長調 Op.62-2,ワルツ 変ニ長調 Op.64-1「小犬」
パウル・パプスト 1895年2月12日
録音:1895-2003年
ショパン・イヤーを祝って、MARSTONからたいへんなアルバムがリリースされ
た。CD4枚、全90トラック、時間およそ5時間20分という、とてつもない量の
ショパンの録音である。古くは1895年のシリンダー録音から、新しくは2003
年まで、108年に渡るショパンの録音が集められている。様々な時代、様々な
国のピアニストの演奏を聞くことによって、20世紀のショパン演奏がほぼ俯瞰
できる内容である。中には他で聞くことの出来ない貴重な音源もあり、ショ
パン好きならば必携のセットである。

52062-2 2枚組 \4360
「ヴェリズモの創唱者たち」
-20世紀初頭のイタリア・オペラよりアリア・抜粋
●CD1(70:50)
ジョルダーノ:「フェドーラ」/ボーイト:「メフィストーフェレ」/
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」/
ヴェルディ:「トラヴィアータ」/
からのアリア
ジェンマ・ベッリンチョーニ(ソプラノ)
サルヴァトーレ・コットーネ(ピアノ)
1903年、ミラノ
ヴェルディ;「トラヴィアータ」,「オテッロ」/
ボーイト:「メフィストーフェレ」/
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」/
プッチーニ:「ボエーム」,「トスカ」/グノー:「ファウスト」/
ビゼー:「カルメン」/トーマ:「ミニョン」
からのアリア
ジェンマ・ベッリンチョーニ(ソプラノ)
ピアノ伴奏
1905年,パリ
チレーア:「アドリアーナ・ルクヴルール」/
ボーイト:「メフィストーフェレ」/モーツァルト:「フィガロの結婚」/
からのアリア
ゴダール:フロリアンの歌/タウベルト:浜の木陰に
アンジェリカ・パンドルフィーニ(ソプラノ)
サルヴァトーレ・コットーネ(ピアノ)
1903年,ミラノ
ボッテジーニ:「エーロとレアンドロ」/ポンキエッリ:「ジョコンダ」/
フランケッティ:「ゲルマニア」/
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」/プッチーニ:「トスカ」
からのアリア
アメリア・ピント(ソプラノ)
ピアノ伴奏
1902年4月11日,ミラノ
●CD2(79:39)
ジョルダーノ:「マルチェッラ」,「シベリア」
からのアリア
アメリア・ピント(ソプラノ)管弦楽伴奏
1908年11月,ミラノ
シチリア民謡(ファヴァーラ編):バルセロナの女,聖スタニスラフの祈り
アメリア・ピント(ソプラノ)管弦楽伴奏
1914年5月1日,ミラノ
プッチーニ:「マノン・レスコー」,「ボエーム」/
ボーイト:「メフィストーフェレ」/グノー:「ファウスト」
からのアリア,場面
チェジーラ・フェラーニ(ソプラノ)
ピアノ伴奏
1902年,ミラノ
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」,「イリス」/
マスケローニ:「ロレンツァ」/プッチーニ:「トスカ」/
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」,「フェドーラ」,「シベリア」/
マスネ:「マノン」
からのアリア,場面
エンマ・カレッリ(ソプラノ)
サルヴァトーレ・コットーネ(ピアノ)
1903年,ミラノ
ジョルダーノ:「シベリア」抜粋(9曲)
ロジーナ・ストルキオ(S,ステーファナ)
ジョヴァンニ・ゼナテッロ(T,ヴァッシッリ)
ジュゼッペ・デ・ルーカ(Br,グレビ)
アントーニオ・ピーニ=コルシ(Br,ミスキンスキ)
オレステ・ジェンナーリ(Br,アレクシス)
ヴィットーリオ・ポッツィ=カモーラ(Br,ワリツィン)、ほか
ラッファエーレ・デッリ・ポンティ(Pf)
1904年,ミラノ
20世紀初頭のイタリア・オペラの録音を集めている。いずれもヴェリズモ・
オペラで活躍した人たちばかりで、その創唱役の録音が聞けるのが貴重である。
ジェンマ・ベッリンチョーニ(1864-1950)は、ヴェリズモ・オペラの幕を切っ
て落としたマスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」初演でサントゥッ
ツァを歌ったことで名高いソプラノ。ジョルダーノ「フェドーラ」初演のタイ
トルロールでもある。彼女の全録音が収録されている。
アンジェリカ・パンドルフィーニ(1871-1959)は、チレーア「アドリアーナ・
ルクヴルール」初演でタイトルロールを務めたソプラノ。1908年には引退して
しまい、録音はここに収録された5曲しかない。
アメリア・ピント(1876-1946)は、トスカニーニから重用されたソプラノで、
ことにスカラ座で歴史的成功を収めた「トリスタンとイゾルデ」のイゾルデ
として知られる。やはりトスカニーニの指揮で、フランケッティ「ゲルマニ
ア」初演でリッケを歌っている。
チェジーラ・フェラーニ(1863-1943)は、プッチーニの出世作「マノン・レス
コー」初演のタイトルロール。プッチーニから高く評価されていたと言われる。
エンマ・カレッリ(1877-1928)は、ドラマティック・ソプラとして知られ、
ヴェリズモ・オペラだけでなく、ワーグナーのソプラノ役、さらにはシュト
ラウス「エレクトラ」ローマ初演のタイトルロールを務めた。マスカーニ
《仮面》初演のうち、ミラノ公演でロザウラを歌った。
さらにジョルダーノ「シベリア」の初演キャストによる抜粋録音が収録され
ている。ロジーナ・ストルキオ、ジョヴァンニ・ゼナテッロ、ジュゼッペ・
デ・ルーカ、アントーニオ・ピーニ=コルシは、いずれも当時の大歌手ばかり
である。





<PIERRE VERANY>
PV 710041 \2250
ホルボーン:リュート作品集
(アルメイン/ファンタジア/題名のない小品/パヴァン/ガリアード/
それは聖なるイヴにやってきた/パヴァン「最後の望みと遺言」/ガリアード
「新年の贈り物」/パヴァン「忍耐」/アルメイン「夜警」/パヴァン「どう
して都がひっそりとしているのか」/ガリアード「妖精の輪舞」/ファンタジ
ア/パヴァン/ガリアード/プレイフェロー/プレイフェロー「ワントン」
/パヴァン「ペンブルックス・パラダイス伯爵夫人」/ガリアード「マイ・
リンダ」/ファンタジア/変奏曲)
フェデリーコ・マリンコラ(リュート)
録音:1995年5月29-31日、DDD
旧PV 795112の再発売。16世紀後半に活躍した英国の作曲家、アントニー・ホ
ルボーン(1545頃-1602)のリュート作品集。フェデリーコ・マリンコラはロー
マ生まれ、ギターを学んだ後、リュートに転じ、アムステルダムやロンドン
で研鑽を積んだ。アントーニオ・フローリオ率いるカペッラ・デッラ・ピエタ
・デ・トゥルキーニで十年に渡ってテオルボを担当していたことでも知れられ
ている。





<CD ACCORD>
ACD 147 \1980
イザイ:無伴奏ヴァイオリンのための6つのソナタ Op.27
ヴォイチェフ・コプロフスキ(ヴァイオリン)
録音:2008年11月,2009年5,6月,ワルシャワ
偉大なヴァイオリニスト、ウジェーヌ・イザイ(1858-1931)が、6人のヴァイ
オリニストを想定して作曲した無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集を、ポーラン
ドの名手ヴォイチェフ・コプロフスキが弾いた録音。コプロフスキは1987年、
ポーランド中央部のウッチの生まれ。音楽家の家系で、4歳でヴァイオリンを
始める。2003年のルートヴィヒ・シュポア国際ヴァイオリン・コンクールで
第4位、2009年、マックス・レーガー国際室内楽コンクールで優勝など数多く
のコンクールの受賞暦を誇っている。コプロフスキは抜群のテクニックでこ
の難曲を軽々と奏でつつ、しかもその音楽にはどこか孤独感が漂っている。
優秀録音もコプロフスキの魅力を見事に伝えている。




<NMC>
NMC D152 \1980
「ウィンター・パッション」
-デヴィッド・マシューズ(b.1943):作品集
(1)恐るべき美女
(シェイクスピア「アンソニーとクレオパトラ」第2幕第2場による)
(2)クラリネット五重奏曲
(3)マリーナ(T.Sエリオットのテキストによる)
(4)弦楽三重奏曲第1番、第2番
(5)ウィンター・パッション
ライオネル・フレンド指揮
ナッシュ・アンサンブル
(1)スーザン・ビックリー(MS)、
(4)スティーヴン・ロジス(Br)
録音:2009年
デヴィッド・マシューズはニコラス・モーと同期でベンジャミン・ブリテンの
アシスタントを長く務めるなどイギリス音楽界の中心で活躍し、今やイギリス
作曲界の重鎮と言っても過言ではない存在。最新作を含む作品群はブリテン、
バルトーク、ショスタコーヴィチの影響を感じさせる渋く手堅い作風のなかに
硬質の抒情を漂う。

NMC D154 \1980
「涅槃に向かって」
-アダム・ゴーブ(b.1958):吹奏楽作品集
(1)告別/
(2)ブリューゲルからの情景/
(3)アクセント/
(4)ニルヴァーナ(涅槃に向かって)
王立ノーザン・カレッジ音楽大学ウィンド・オーケストラ
(1)ティモシー・レイニッシュ指揮
(2)(3)クラーク・ランデル指揮
(4)マーク・ヘロン指揮
録音:2009年ライヴ
ゴーブはイギリスの中堅作曲家で室内楽、吹奏楽に多くの作品がある。「涅槃
に向かって」は佼成ウィンド・オーケストラの委嘱で書かれたダイナミックな
大作。

NMC D155 \1980
「眠りの前の歌」
-リチャード・ロドニー・ベネット(b.1936):歌曲集
(1)マジョリー・フレミングの花輪/(2)眠りの前の歌
(3)ダンスの歴史/(4)ドリーム・ソングズ
(5)トム・オブドラムの歌/(6)これが庭
(7)旅/(8)夕暮れの歌
(1)(6)(8)ソフィ・デーネマン(S)、
(2)ロデリック・ウィリアムズ(Br)、
(3)(4)(7)スーザン・ビックリー(MS)、
(5)ベンジャミン・ヒューレット(T)、
(5)オリヴァー・コーツ(Vc)、
(1)-(8)イアイン・バーンサイド(Pf)
録音:2009-2010年
ロドニー・ベネットは1936年生まれのイギリスの作曲家でロンドンの王立音
楽院で学んだ後、ダルムシュタットの夏季現代音楽講習に参加しパリではブ
ーレーズに個人的に師事するなどヨーロッパの前衛音楽を学んだが、彼の音
楽は極端な前衛には走らず常によい意味で常識的で親しみやすい作風である。
このアルバムには若書きから最近作まで幅広い作品が選ばれているが、近代
イギリス歌曲のよき伝統を感じさせる秀曲ぞろい。「ダンスの歴史」は最新
ブロードウェイ・ミュージカルのナンバーにしてもおかしくないウィットに
富んだ曲。

NMC D158 \1980
「地球と星々」-ピーター・ウィーゴールド(b.1950):作品集
(1)カーラチャクラ
(2)地球よ、栄えある賓客を迎えよ
(3)バラ
(4)地球と星々
(1)(2)(4)ピーター・ウィーゴールド指揮
(1)(4)ノート・イネガル(アンサンブル)
(2)サウスバンク・シンフォニア
(2)メリンダ・マクスウェル(コール・アングレ)、
(3)ジュリエット・フレイザー(Sop)、
(3)マーティン・バトラー(Pf)
録音:2009年
ピーター・ウィーゴールドは現代イギリスの中堅世代に属する作曲家でBBCプ
ロムスのために度々オーケストラを作曲している。カーラチャクラとはチベッ
ト密教の最奥義である無上ヨーガ・タントラの代表的な聖典のことで、同名の
曲はチベット密教の世界観を表現しようとしたもの。「地球よ、栄えある賓客
を迎えよ」はコール・アングレの呪術的な旋律に美しい弦楽のハーモニーが絡
んで神秘的。「地球と星々」はジャズのイディオムも感じさせる佳作。

NMC D160 2枚組(1枚価格) \1980
「サウンド・センサス」-エンディミオン結成30周年記念アルバム
CD1)
(1)アンソニー・ギルバート:ダブルス
(2)アンソニー・ペイン:マウスフル・オブ・エア
(3)フィリップ・キャシアン:コンチェルタンテ
(4)サイモン・ベインブリッジ:2つのトリオ
(5)マーティン・バトラー:フンディング
(6)コリン・マシューズ:スケルツェット/
(7)ジョー・ダッデル:3つの彫刻
(8)ベイヤン・ノースコット:ダブルス・オール・ラウンド
(9)ピーター・マックスウェル・デイヴィス:ジュダス・メルケイター
(10)ブライアン・エリアス:即興曲
(11)ジョアンナ・ベイリー:アキシス
(12)ジェームズ・ウィークス:ザ・ペッカム・ハーモニー
CD2)
(1)サイモン・ホルト:異種
(2)フィリップ・ヴァネイブルズ:ファイト・ミュージック
(3)ヴィック・ホイランド:トークン
(4)モーガン・ヘイズ:シャトナーのバスーン
(5)メリンダ・マクスウェル:シングラ・ロック
(6)エドワード・カウィー:マグマ詩篇
(7)藤倉大:暗示
(8)クリストファー・フォックス:日の光のもとでの研究
(9)サイモン・ウィルズ:言葉なしで・・・
(10)ナオミ・ピノック:ウィズイン
(11)サイモン・ホルト:ディスパレイト・ドス
エンディミオン(Hrp,Fl,Ob,Cl,B/Cl,Fg,Hrn,Trp,Trb,Vn,Va,Vc,
Db,Perc,Pf)
録音:2009年
現代音楽を専門とする室内アンサンブル・エンディミオンはイギリスのナショ
ナル・ユース・オーケストラの有志により結成された。彼らは通常のクラシッ
クのレパートリーに飽き足らず同時代の主にイギリスで活動する作曲家に作品
を委嘱し常に野心的なコンサートを行ってきた。このアルバムは結成30周年を
記念して作られたもので様々な世代の作曲家が記念に作品を提供している。ピ
ーター・マックスウェル・デイヴィスら大御所から注目の日本の若手・藤倉大
までバラエティに富んだ内容。今のイギリス現代音楽シーンを手っ取り早く知
るのに最適のセット。

NMC D161 \1980
「ソロとデュオ」
-エドウィン・ロクスバラ(b.1937):作品集
(1)独り言3(Vn solo)
(2)伴奏つきのフルートの音楽(Fl,Pf)
(3)独り言2(Va solo)
(4)回転する世界の静止点で・・・(Ob,Electronics)
(5)独り言4(Vc solo)
(6)オーブ(ダンサーと打楽器のためのバレエ)
(7)デヴィッドのためのデュオローグ(Va duo)
スルキ・ユー(Vn)、M.コックス(Fl)、
N.クレイトン(Pf)、M.ムラート(Va)、
H-Y.フアン(Va)、E.ロクスバラ(Ob)、
L.キャサリー(Electronics)、
M.マックロード(Vc)、N.リード(Perc)
録音:2008年
エドウィン・ロクスバラ(b.1937)はリヴァプール出身のイギリスの作曲家でオ
ーボエ奏者としても活動している。作曲をナディア・ブーランジェとダラピッ
コラに学んだ、正統的(?)なヨーロッパの前衛音楽の様式を継承した手堅い作
風の作曲家だが、自らオーボエを吹く「回転する世界の静止点で・・・」では
オーボエの特殊奏法とオーボエの音を(おそらくリアル・タイムで)変調させて
作ったコンピュータ音響の絶妙のタペストリーが実験的で面白い。

NMC D162 \1980
「ノンチェルト,他(NONcertos and others)」
-リチャード・アイレス(b.1965):作品集
(1)第37番b-管弦楽のための
(2)第36番「ホルンのためのノンチェルト」
(3)第31番「トランペットのためのノンチェルト」
(1)-(3)ローランド・クルティヒ指揮
(1)フランクフルト放送交響楽団
(2)ウィム・ティンマーマンス(Hrn)、ASKOアンサンブル
(3)マルコ・ブラウ(Trp)、ムジーク・ファブリーク
録音:2002/2004年
リチャード・アイレス(b.1965)はアーサー王伝説発祥の地、イギリス・コーン
ウォール地方出身。ダルムシュタットでモートン・フェルドマンに師事した
後、ルイ・アンドリーセンにも教えを受けている。ハリウッド映画かアニメの
サウンドトラックのような明るく屈託のない楽想とオーケストレーションをま
るで子供が積み木を崩すようにグチャグチャなカオスにしてしまうやんちゃぶ
りがこの作曲家の特徴。ノン・チェルト(NONcerto)というネーミングはもちろ
んConcertoのパロディだろうが、こんな所にも彼のセンスが表れている。ジョ
ン・アダムズと新古典主義期のストラヴィンスキーとプロコフィエフを明るく
シュニトケ風にシャッフルしたのがリチャード・アイレスの音楽といえよう。

NMC D166 \1980
「ドレンペル」-ノスフェラトゥ
(1)ジョナサン・パウエル:ドレンペル
(2)アンドルー・ポピー:いかにハンマーを感じるか
(3)デイヴ・プライス:リーのゲーム
(4)ポール・ニューランド:トランス
(5)ハワード・スケンプトン:縦に並んで
(6)ジョー・カットラー:シコースキーB
(7)フィン・ピーターズ:いななく馬
(8)ジェフ・ハンナン:バブル・ガム
ノスフェラトゥ:
【フィン・ピーターズ(Sax,Fl),デイヴ・プライス(Perc),イヴォ・デ・グ
レーフ(Pf),ジョー・カットラー(クリエイティヴ・アソシエート)】
録音:2008-09年
ノスフェラトゥはジャズにも精通した作曲家・演奏家が4人集まったアンサン
ブル。名前は吸血鬼からとられている。パウエルの「ドレンペル」とは車が
スピードを出せないように設置された凸形の障害物。サックスとピアノ、パー
カッションでの凸凹感がカッコいい作品です。その後もミニマルっぽいもの、
ジャズっぽいもの、おしゃべりがサンプリングされてぐるぐる回るもの、と聴
くものをあきさせない66分。

<CORO>
新代理店で取り扱いを開始します!
"CORO"は、イギリスでタリス・スコラーズと人気を二分するハリー・クリスト
ファーズ&ザ・シックスティーンが2001年に設立した自主レーベル。
ザ・シックスティーン、ヘンデル&ハイドン・ソサエティの新録音、他レーベ
ルからリリースされていた音源の復刻は全世界で絶賛を博しています。

"CORO"の取り扱いを記念して"新規レーベル導入記念、期間限定特別価格"と
なります。
通常 1CD:\2180 ※2011年2月28日までの記念特価 \1780
通常 2CDs:\3250 ※2011年2月28日までの記念特価 \2850
通常 SACD:\2580 ※2011年2月28日までの記念特価 \2180

COR 16084 \2180
モーツァルト:ミサ曲ハ短調K.427
ハリー・クリストファーズ(指揮)、
ヘンデル&ハイドン・ソサエティ、
ジリアン・キース(ソプラノ)、トーヴェ・ダールベリ(メゾ・ソプラノ)、
トーマス・クーリー(テノール)、ネイサン・バーグ(バス・バリトン)
2009-2010シーズンからアメリカ、ボストンを本拠地とする世界トップクラス
のピリオド・オーケストラ、ヘンデル&ハイドン・ソサエティの第13代音楽監
督に就任したザ・シックスティーンを率いるハリー・クリストファーズ。
英国古楽界の名匠クリストファーズと設立は1815年という長大な歴史を持つヘ
ンデル&ハイドン・ソサエティとのレコーディング第1弾は、モーツァルトの
「ミサ曲ハ短調K.427(大ミサ)」のボストン・シンフォニー・ホール・ライヴ!
ホグウッド時代から定評のあるオーケストラのサウンドに加え、目覚ましい充
実ぶりを聴かせる合唱の存在は、クリストファーズのカラーが早くもヘンデル
&ハイドン・ソサエティに浸透している証し。
録音:2010年1月、ボストン・シンフォニー・ホール(ライヴ/アメリカ)

COR 16087 \2180
モンテヴェルディ:倫理的、宗教的な森Vol.1 ――
主を畏るる者は幸いなりI/グローリア/われ主に感謝せん/わが嘆息を聞く
汝ら/僕らよ、主を讃えよI/めでたし、女王/私に恋を望むその人は/神よ、
真心をつくして/もろもろの国よ、主を讃めたたえよI/主は言われたII
ハリー・クリストファーズ(指揮)、
ザ・シックスティーン
「倫理的、宗教的な森」は、当時モンテヴェルディが楽長を務めていたヴェネ
ツィア、サン・マルコ大聖堂の礼拝のために作曲された晩年の大作。
ザ・シックスティーンはこの「倫理的、宗教的な森」の演奏のために8人の歌
手と6人の器楽奏者という編成を組んでおり、中でもソプラノのエリン・マナ
ハン・トーマスとグレース・ダヴィッドソンの歌声があまりにも美しい。
録音:2010年7月、セント・ジョンズ・スミス・スクエア(ロンドン)

COR 16085 \2180
トラディショナル・クリスマス・キャロル・コレクションVol.2 ――
R.F.デイヴィス編:父の御心から生まれたものよ
ヴォーン=ウィリアムズ編:天より真実は遣わされる
ペットマン編:天使ガブリエルのお告げ
ホルスト編:海原を越えてきし
ウッド編:3時を過ぎて
ポストン:イエス・キリスト、りんごの木
ダーク:厳しい真冬に
ヴォーン=ウィリアムズ編:グロスタシャー・ワッセイル
14世紀ドイツ:もろびと声あげ
伝承曲:久しく待ちにし
オード:アダムは縛られて
ヴォーン=ウィリアムズ:ウィザース・ロッキング・ハイム
伝承曲:チェリー・ツリー・キャロル
イギリス民謡:天なる神には
ホルスト編:この日ひととなりし
ヴォーン=ウィリアムズ編:遠い森の中に
アイルランド民謡:ウェックスフォード・キャロル
伝承曲:7つの喜び
ウィルコックス編:年老いた人々が喜んで
ショー:御子が生まれた
ハリー・クリストファーズ(指揮)
ザ・シックスティーン
第1集(COR16043)の続編となるザ・シックスティーンが歌うクリスマス・キャ
ロル・アルバム第2集。
広く親しまれている「御子が生まれた(Unto us a boy is born)」や「天なる
神には(It came upon the midnight clear)」から、珍しい「チェリー・ツリ
ー・キャロル(The Cherry Tree Carol )」、「グロスタシャー・ワッセイル
(Gloucestershire Wassail)」までの20曲は全て新録音!
録音:2010年1月、セント・ジャイルズ教会(クリップルゲート/ロンドン)

COR 16081
エリザベス朝と王政復古時代の祈りの歌 ――
パーセル:朝の讃歌(不寝番の羊飼いよ)、主よ, かくて幾年を経たもうや/
ダウランド:プレルディウム(前奏)/キャンピオン:どんな嵐に遭った船も、
光の創造主よ/ウィルソン:前奏曲第18番/ハンフリー:柔らかき眠りよ、
父なる神への讃歌/ローレンス:リュート組曲/パーセル:聖なる処女の嘆き
/ダウランド:力強き神よ、ダビデの命が、あわれな足萎え、ラクリメのガリ
アード、罪の傷あと深く残りて/作曲者不詳:憐れみたまえ、我が創造主/
ダウランド:この震える影、罪人の溜め息/パーセル:眠れアダム, しばし
憩え、夕べの讃歌
エリン・マナハン・トーマス(ソプラノ)、
デイヴィッド・ミラー(リュート&テオルボ)
ザ・シックスティーンのプリンシパル・メンバー、エリン・マナハン・トーマ
スとデイヴィッド・ミラーのデュオ。
エリン・マナハン・トーマスの美声、デイヴィッド・ミラーの哀愁漂うリュー
ト&テオルボが、エリザベス朝と王政復古の時代に活躍したイギリスの作曲家、
パーセルやダウランドたちのリュート歌曲を情緒豊かに奏でる。
録音:2009年11月、セント・ジョンズ教会(エセックス)

COR 16066 \2180
ヘンデル:戴冠式アンセム集 ――
シバの女王の入場/戴冠式アンセム《わが心はうるわしい言葉にあふれ》
HWV.261/オルガン協奏曲ヘ長調Op.4-4(原典版)/戴冠式アンセム《司祭ザド
ク》HWV.258/戴冠式アンセム《王は歓呼する》HWV.260/オラトリオ《イェ
フタ》より 序曲/オラトリオ《メサイア》HWV.56より 小羊は栄光を受ける
べきもの、アーメン
ハリー・クリストファーズ(指揮)
ザ・シックスティーン
ヘンデルの「戴冠式アンセム集」は、英グラモフォン誌の2009年グラモフォン
・アウォードで、"バロック声楽部門賞"、"アーティスト・オヴ・ザ・イヤー"
の2冠に輝いたCORO屈指の名演。
その名の通りジョージ2世の戴冠式のために1727年に作曲された「戴冠式アン
セム集」。
録音:2008年6月、セント・ポール教会(ロンドン)/弊社初紹介

COR 16062 3枚組 \4360
ヘンデル:オラトリオ《メサイア》HWV.56
ボーナス・ディスク(DISC-3)- オラトリオ《ソロモン》HWV.67より シバの
女王の入場/オラトリオ《エステル》HWV.50bより 神は我らが敵を滅ぼした
/カンタータ《忘却の甘さの中で》HWV.134/ハープ協奏曲変ロ長調Op.4-6
/歌劇《アリオダンテ》HWV.33より 第2幕へのシンフォニア、不実な女よ,
戯れるがいい/オラトリオ《サムソン》HWV.57より 輝かしいセラフィムに
ハリー・クリストファーズ(指揮)
ザ・シックスティーン、
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
キャスリン・ウィン=ロジャーズ(アルト)
マーク・パドモア(テノール)
クリストファー・パーヴェス(バス)
ハイペリオンに"ダブリン初演版"、"ロンドン初演版"、"捨て子養育院版"など
様々な版を検討した独自の版で「メサイア」をレコーディング(1986年12月)し
ているクリストファーズ&ザ・シックスティーン。
約20年という歳月を経て現在のメンバーたちによって演奏された「メサイア」
は2009年の"MIDEMクラシカル・アウォード"で合唱部門賞に輝いている。世界
最高峰の古楽系ソプラノ、キャロリン・サンプソンの存在感も絶大!
録音:2007年11月、セント・ポール教会(ロンドン)/弊社初紹介

COR 16057 \2180
フォーレ:レクイエムOp.48
モーツァルト:
アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618
証聖者の荘厳な晩祷ハ長調K.339(ヴェスペレ)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
ザ・シックスティーン
アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
エリン・マナハン・トーマス(ソプラノ)、ルース・マシー(アルト)、
マーク・ドベル(テノール)、ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)
ザ・シックスティーンが誇るレパートリーの広さを改めて証明する機会となっ
たのが、このフォーレの「レクイエム」のライヴ。
共演がザ・シックスティーンのピリオド・オーケストラではなく、ネヴィル・
マリナーが率いるASMFというところが非常に興味深い。エリン・マナハン・ト
ーマスをはじめとしたソリストたち、ザ・シックスティーン(合唱団)の適応力
の高さに感服。
録音:2007年8月2日、バービカン・ホール(ライヴ/ロンドン)/弊社初紹介

COR 16047 \2180
システィーナ礼拝堂の音楽 ――
アネリオ:幸いなるかな天の女王/パレストリーナ:神は昇りたまいぬ、アヴェ
・マリア、主の天使が/アネリオ:天の元后, 喜びたまえ、スターバト・マー
テル/アレグリ:死より蘇りたまいしキリストは/マレンツィオ:私の太陽は
今頃何をしているだろう/アレグリ:ミサ曲《私の太陽は今頃何をしているだ
ろう》/アネリオ:第2旋法のマニフィカト/パレストリーナ:聖母マリアの
昇天
ハリー・クリストファーズ(指揮)
ザ・シックスティーン
ザ・シックスティーンが歌うカトリックの聖地、バチカン市国のシスティー
ナ礼拝堂の神聖なる音楽の数々。
システィーナ礼拝堂の音楽と言えばアレグリの「ミゼレーレ」、そしてミゼ
レーレにまつわるモーツァルトのエピソードがあまりにも有名だがアレグリの
他の作品、パレストリーナやアネリオの音楽が持つ計り知れぬ神聖な力をシッ
クスティーンの歌声が解放する。
録音:2006年11月、セント・サイラス教会(ロンドン)/弊社初紹介

CORSACD 16033(SACD-Hybrid) \2580
ビクトリア:レクイエム(1605)――
めでたし、女王/幸いなるかな天の女王(5声)/黒くとも美しい/汝の足は何
と美しきかな/われを連れ行きたまえ/幸いなるかな天の女王(8声)/わが魂
は萎え/死者のためのミサ曲(レクイエム)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
ザ・シックスティーン
スペイン・ルネサンス最大の宗教音楽家トマス・ルイス・デ・ビクトリア
(1548-1611)が、1603年に没した皇太后マリアの死を悼んで作曲した名作
「レクイエム(6声)」。
ザ・シックスティーンは、その幅広いレパートリーの中でも"ビクトリア"の
音楽を特別な存在と位置づけており、この「レクイエム」の名唱はタリス・
スコラーズの演奏と並びビクトリアの合唱芸術を今に伝える名演中の名演で
ある。
録音:2005年4月25日-27日、セント・サイラス教会(ロンドン)/弊社初紹介

CORSACD 16016(SACD-Hybrid) \2580
タリス:御身よりほかにわれは(40声のモテット/ラテン語)/ギボンズ:おお、
まことに忠実なるすべての心よ/バード:神よ、異邦人が御身の遺したる地に
来たり/トムキンズ:汝は知らず/ギボンズ:神々の中の偉大なる神よ/トム
キンズ:おお神よ、異教徒たちが来る/タリス:テ・デウム/トムキンズ:強く
なれ/タリス:歌い崇めよ(40声のモテット/英語)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
ザ・シックスティーン
ルネサンスのポリフォニー音楽の頂上、トマス・タリス(c.1505-1585)の40声
のモテット「御身よりほかにわれは(Spem in alium)」をザ・シックスティー
ンのハーモニー、しかもマルチ・チャンネル・サラウンドで聴くことができる
要注目タイトル。
ラテン語の「御身よりほかにわれは」に加えて収録された、英語版の40声の
モテット「歌い崇めよ(Sing and glofify)」も聴き逃せない。
ちなみにザ・シックスティーンは1989年にシャンドス(Chandos)へ「御身より
ほかにわれは」(CHAN 0513)をレコーディングしており、こちらもシャコンヌ
・シリーズの名盤として親しまれ続けている。
録音:2003年5月、オール・セインツ教会(ロンドン)/弊社初紹介

COR 16014 \2180
アレグリ:ミゼレーレ ――
ロッティ:十字架に磔られ/パレストリーナ:スターバト・マーテル/
アレグリ:ミゼレーレ/パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ
ハリー・クリストファーズ(指揮)
ザ・シックスティーン
教会音楽史上不朽の傑作アレグリの「ミゼレーレ」と、システィーナ礼拝堂で
歌われたパレストリーナの「教皇マルチェルスのミサ」を収録したザ・シック
スティーンのコリンズ・レーベル(Collins)時代を代表する名演。
1980年に収録されたピーター・フィリップス&タリス・スコラーズによる"1度
目"のアレグリの「ミゼレーレ」(GIMSE 401)と同等のクォリティ、価値を持つ
名唱です。
録音:1989年11月、セント・ジュード教会(ロンドン)
「Collins 50092」からの移行再発売/弊社初紹介




<Signum Classics>
SIGCD 213 \2180
J・S・バッハ:モテット集 ――
モテット第1番《主に向かいて新しき歌を歌え》BWV.225/モテット第4番
《恐るるなかれ、われ汝とあり》BWV.228/モテット第6番《すべての国よ、
主を讃美せよ》BWV.230/モテット第3番《わが喜びなるイエスよ》BWV.227
/モテット第5番《来たれ、イエス、来たれ》BWV.229/モテット第2番《御霊
はわれらが弱きを助け給う》BWV.226
ヴォーチェス8、セネジーノ・プレーヤーズ、バーナビー・スミス(指揮)
"ポップス&ジャズ"から"バッハ"となると意外な選曲と思ってしまうところだ
が、2003年に結成されたヴォーチェス8のメンバーたちがかつて所属していた
のは、あのウェストミンスター寺院の少年少女聖歌隊。教会音楽や合唱曲など
"クラシック音楽"こそ、ヴォーチェス8が最も得意とするレパートリーなので
ある!
録音:2010年4月13日-16日、セント・サイラス教会(ロンドン)

SIGCD 209 2枚組 \3500
J・S・バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245
チャールズ・ダニエルズ(テノール/エヴァンゲリスト)、
スティーヴン・ヴァーコー(バリトン/イエス)、
シュテファン・ローゲス(バス/ピラト)、
ピーター・シーモア(指揮)、
ヨークシャー・バロック・ソロイスツ
1973年に創設されたヨークシャー・バロック・ソロイスツ(YBS)は、ハイペリ
オンからリリースされているアーベルやヒュームのヴィオラ・ダ・ガンバ作品
集の演奏が印象深いガンバ奏者スザンヌ・ハインリッヒもメンバーに名を連ね
るなど、欧州で確実に存在感を高めているピリオド演奏団体。
定期的に出演しているヨーク古楽音楽祭での活躍、またライプツィヒ・バッハ
音楽祭への招聘、そしてこの「ヨハネ受難曲」のために駆けつけた強力なソリ
スト陣の顔ぶれが、YBSへの注目度、評価の高さを示している。
2010年1月の録音。

SIGCD 210 \2180
悲しみの対話 ――
ラムゼイ:ダビデが聞きしとき、涙は王子のため?
フォード:ディス・ナウ・デッド・ナイト
クランフォード:ウィープ、ウィープ・ブリトンズ
ウォード:ノー・オブジェクト・ディアラー
コプラリオ:朝の歌より
ウィールクス:おお, ヨナタン、ダビデが聞きしとき
デリング:王は動き、Contristatus est David
ヴォーター:Melpomene, Bewail
ラムゼイ:力強き者は倒れたるかな、眠れ, 肉体の誕生
トムキンズ:その時ダヴィデは悲嘆に暮れた、ダビデが聞きしとき
ウォード:ウィープ・フォース・ユアー・ティアーズ
ガリカントゥス、エリザベス・ケニー(リュート)、
ガブリエル・クラウチ(ディレクター)
次代の名君として大きな期待を背負いながらもチフスに倒れ1612年にこの世を
去ったスチュアート朝の"プリンス・オブ・ウェールズ"、ヘンリー・フレデリ
ック・スチュアート王子の死をテーマとしたイギリス後期ルネサンスの合唱作
品集。
イギリス有数の合唱団テネブレのメンバーで結成されたルネサンス音楽専門の
ヴォーカル・アンサンブル、ガリカントゥスのハーモニーは世界トップレベル。
英国合唱界、古楽界の重要グループとして世界の舞台に浮上する日も近い。
ちなみにディレクターのガブリエル・クラウチは、キングズ・シンガーズでも
活躍した名バリトン。2010年1月の録音。

SIGCD 226 \2180
ムソルグスキー:展覧会の絵
ドビュッシー:版画
リスト:婚礼、エステ荘の噴水、アヴェ・マリアS.182
リル・ウィリアムズ(ピアノ)
英タイムズ紙で「現代の本当に偉大な音楽家の1人」と激賞されたリル・ウィリ
アムズは、ボルトン&モーツァルテウム管とのシューマンの「ピアノ協奏曲」
で、ザルツブルク・デビューを大成功させたウェールズの若手ピアニスト。
徹底してコントロールされた感情表現が独特な空間を広げている「展覧会の絵」
など、リル・ウィリアムズの演奏には他の誰にも真似が出来ないカラーが存在
している。2009年11月の録音。

SIGCD 202 \2180
ファミリー・クリスマス ――
アンダーソン:クリスマス・フェスティヴァル
ケイ&ローマン:クリスマス・アルファベット
伝承曲:きらきら星
サイムワン:リトル・ドラマー・ボーイ
アンダーソン:そりすべり
チルコット:ヘイ!ナウ
伝承曲:この日、ひととなりし
ハーバート&マクドナ:おもちゃの行進
ラッター:クリスマスの12日
フンパーディンク:ヘンゼルとグレーテルより
ウィリアムズ:サムウェア・イン・マイ・ドリーム
ワルトトイフェル:スケーターズ・ワルツ
ミーキンス:ステイブル・キャロル
レーン:スレイベル・セレナーデ
フランク:天使の糧
ブリテン:このみどり児は
ハリソン:クリスマス・ホープ
スタナード:ペンギンの歌
ピアポント:ジングル・ベル
コシャット:雪のワルツ
クリストファー・ベル(指揮)、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団、
RSNOジュニア・コーラス
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管、RSNOジュニア・コーラスのスコッ
トランド勢と、1996年からナショナル・ユース・クワイア・オヴ・スコットラ
ンド(NYCoS)の音楽監督を務める北アイルランドの指揮者クリストファー・ベ
ルが贈るゴキゲンなクリスマス・アルバム!
クリスマス・シーズンの定番から、英国合唱界の人気作曲家チルコットの「ヘ
イ!ナウ」、ホーム・アローンの「サムウェア・イン・マイ・ドリーム」など、
バラエティ豊かなプログラムがクリスマスを彩ります。2009年9月の録音。

SIGCD 228 \2180
ブリテン:キャロルの祭典Op.28
ポストン:イングリッシュ・デイ=ブック
サール:夏の夜に
ディズリ:The Ears of Mr Tuer
クリストファー・ベル(指揮)、
NYCos女声合唱団、クレア・ジョーンズ(ハープ)
ナショナル・ユース・クワイア・オヴ・スコットランドの女声合唱団と英国王
室のオフィシャル・ハーピスト、クレア・ジョーンズが共演した"女声合唱+
ハープ"によるブリテンの「キャロルの祭典」。
20世紀イギリスの女流作曲家エリザベス・ポストン(1905-1987)と、スコット
ランドのオリヴァー・アイルデール・サール(1977-)、アイルランドのスティ
ーヴン・ディズリの珍しい合唱作品も収録。2010年5月の録音。

SIGCD 212 \2180
レヴィーン:人類のための祈り
テネブレ、ナイジェル・ショート(指揮)
ロシアの作曲家アレクサンドル・レヴィーン(1955-)の「人類のための祈り」
は、1990年に暗殺されたロシア正教の司祭で指導者、アレクサンドル・メン
(Father Alexander Vladimirovich Men/1935-1990)の生誕85周年を祝するた
めに作曲されたロシアの新しい宗教合唱曲。2010年2月の録音。

SIGCD 203 \2180
メトカーフ(メットカルフェ):
ハープ、フルート、クラリネットと弦楽のための《七重奏曲》/パス・オヴ
・ソング/ドルバダーン城/地図に見るウェールズ
エレノア・ターナー(ハープ)
ニコラ・トーマス(チェロ)
デイヴィッド・キャンベル(クラリネット)
フィリッパ・デイヴィス(フルート)
ソルスティス・クヮルテット、サッコーニ弦楽四重奏団
現代ウェールズのリーディング・コンポーザー、ジョン・メトカーフ(1946-)
の室内楽作品集は"ハープ"が主役。
メトカーフの音楽は難解な現代手法を用いるのではなく"旋律"を大切にしてお
り、「七重奏曲」はハープと木管楽器、弦楽器の橋渡しとなる美しい作品。
2008年&2009年の録音。

SIGCD 208 2枚組 \3500
M・バークリー:歌劇《フォー・ユー》
アラン・オピー(バリトン)、リストファー・レミングス(テノール)、
レイチェル・ニコルズ(ソプラノ)、ヘレン・ウィリアムズ(ソプラノ)、
ジェレミー・ヒュー・ウィリアムズ(バリトン)、
アリソン・クック(メゾ・ソプラノ)、
マイケル・ラファティ(指揮)、ミュージック・シアター・ウェールズ
レノックス・バークリーの息子で作曲家、BBCラジオ3のプレゼンターとして活
躍するマイケル・バークリーの音楽と、イギリスの小説家イアン・マキューア
ンの台本がタッグを組んだ新作オペラの全曲録音。2008年10月-11月に行われ
た世界初演のライヴ録音。




<Champs Hill Records>
CHRCD 009 \2180
霧の中で ――
ヤナーチェク:4つの小品《霧の中で》
シューベルト:ピアノ・ソナタ第14番イ短調D.784
リスト:
ペトラルカのソネット第47番、ペトラルカのソネット第104番、
ペトラルカのソネット第123番
ラフマニノフ:
前奏曲ニ長調Op.23-4、前奏曲ト長調Op.32-5、楽興の時第3番ロ短調Op.16-3、
楽興の時第4番ホ短調Op.16-4
イヴァナ・ガヴリッチ(ピアノ)
イヴァナ・ガヴリッチは、2010年にウィグモア・ホールとレコーディングのダ
ブル・デビューを果たしたボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボ生まれの
女流ピアニスト。
ボスニア紛争の戦火から逃れるためにイギリスへと渡ったガヴリッチは同地で
ピアニストとして急成長。祖国の悲劇を耐え忍んだガヴリッチが弾くピアノに
は強い信念が存在する。2009年7月&12月の録音。

CHRCD 010 \2180
ピエルネ:フルート、チェロとピアノのための《室内ソナタ》Op.48
レフラー:
オーボエ、ヴィオラとピアノのための《2つの狂詩曲》、声楽、
ヴィオラとピアノのための《5つの歌》
デュリュフレ:
フルート、ヴィオラとピアノのための《前奏曲、レチタティーフと変奏曲》
Op.3
ロンドン・コンコルド・アンサンブル、ウィリアム・デイズリー(バリトン)
ロンドン・コンコルド・アンサンブルは、BBC響、コヴェント・ガーデン王立
歌劇場管、フィルハーモニア管、ヨーロッパ室内管の首席奏者などの一流奏者
たちによって結成された室内楽団。
"ピエルネ、レフラー、デュリュフレ"が並ぶ20世紀フランスの室内楽作品集は
編成がなかなか個性的。近代フランスの室内楽に光をあてる意欲的なプログラ
ミングである。2001年&2002年の録音。

CHRCD 011 \2180
ブラームス:
ピアノ五重奏曲ヘ短調Op.34/3つの間奏曲Op.117/間奏曲イ長調Op.118-2
シューベルト・アンサンブル、ウィリアム・ハワード(ピアノ)
シューベルト・アンサンブルは、オーケストラ・アンサンブル金沢のコンサー
トマスター、サイモン・ブレンディスが第1ヴァイオリンを務め、結成26年と
いう長き歴史を持つイギリスのアンサンブル。
「ピアノ五重奏曲」と創設メンバー、ウィリアム・ハワードが2007年に収録し
た「間奏曲」をカップリング。2002年&2007年の録音。





<Christophorus>
CHR 77322 \2300
ロシア正教会の受難曲(16世紀頃) - 聖金曜日のためのアンティフォン
モスクワ・ダニーロフ修道院聖歌隊、ゲオルギー・サフォノフ(指揮)
1598年のイルモロギ写本から現代に蘇ったロシア正教会のための聖歌集。
13世紀に建設され現在はモスクワ総主教直属の修道院となっているダニーロフ
修道院の聖歌隊の歌声は、ロシア正教会の歴史を具現化したものと思えるほど
深く厳粛。2000年の録音。

CHR 77323 \2300
カイザー:マルコ受難曲
ベルンハルト・ヒルトライター(テノール)、
ハルトムート・エルベルト(バス)、ヨッヘン・エルベルト(テノール)、
ターニャ・ダルタン(ソプラノ)、ペトラ・ガイトナー(ソプラノ)、
メリンダ・パウルセン(アルト)
クリスティアン・ブレンベック(指揮)
パーセニア・ヴォーカル、パーセニア・バロック
17世紀-18世紀のハンブルクでドイツ・バロック・オペラの中心として活躍し
たラインハルト・カイザー(1674-1739)。
バッハの「受難曲」の先駆け的存在となった「マルコ受難曲」は、カイザーの
宗教音楽家としての優れた作曲手腕が発揮されたドイツ音楽史における重要な
作品。1993年の録音。

CHE 0151-2 \1250
モーツァルト:フルート・ソナタ集 ――
フルート・ソナタ第1番変ロ長調K.10/第2番ト長調K.11/第3番イ長調K.12
/第4番ヘ長調K.13/第5番ハ長調K.14/第6番変ロ長調K.15
ジャン=クロード・ジェラール(フルート)、ウーヴェ・ウェグナー(ピアノ)
ジャン=クロード・ジェラールは、モイーズから教えを受け、ラムルー管、
パリ・オペラ座管、ハンブルク州立歌劇場管、そしてバイロイト祝祭管で活躍
したフランスの名フルート奏者。演奏、教育活動での来日も多く、日本のフル
ート界に与えた影響も大きい。1982年の録音。

CHE 0150-2 2枚組 \2500
テレマン:マタイ受難曲(1730)
マルティン・クライトマン(テノール)、アンドレアス・レベダ(バス)、
ゲルトラウト・ウルジンガー(ソプラノ)、
クリスティーネ・フュッセル(ソプラノ)、
ベルトルト・ブランドステッター(バリトン)、
ハルミチ・フジワラ(テノール)、フリードリヒ・オフナー(バス)、
リュペルト・ゴットフリート・フライベルガー(指揮)
ミュンヘン・バロックオーケストラ、コレギウム・ヴォカーレ・シュレーグル
その生涯で46曲という膨大な数の「受難曲」を作曲したテレマン。1730年に完
成したテレマンの「マタイ受難曲」と、1727年に初演された大バッハの「マタ
イ受難曲」を聴き比べてみるのも面白い。1985年の録音。

CHE 0149-2 \1250
デマンティウス:ヨハネ受難曲/6つのモテット
ゲオルク・グリュン(指揮)、ザールブリュッケン室内合唱団
モンテヴェルディと同じ生没年のクリストフ・デマンティウス(1567-1643)の
「ヨハネ受難曲」は、ラッススから影響を受けたドイツ最後のモテット風受難
曲。ちなみにデマンティウスは、ドイツで初のアルファベット順の音楽辞典を
完成させた人物でもある。1997年の録音。




<Onyx>
ONYX 4064 \2180
リムスキー=コルサコフ:
交響組曲《シェエラザード》Op.35/序曲《ロシアの復活祭》Op.36
シャルル・デュトワ(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
2008年に首席指揮者に就任したフィラデルフィア管の後任に早くもヤニック・
ネゼ=セガンの就任が発表されるなど、その動向に注目が集まっている"音の
魔術師"シャルル・デュトワ。
そのデュトワがヨーロッパでの拠点として2009年から芸術監督兼首席指揮者を
務めるロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(RPO)とのレコーディング第1弾が
オニックス(ONYX)から登場!
新たな船出のためにデュトワが選んだプログラムは、RPOの新時代到来に相応
しい自身の十八番中の十八番、リムスキー=コルサコフの「シェエラザード」
デュトワのリムスキー=コルサコフと言えば、かつての盟友モントリオール響
との「シェエラザード」(1983年録音)が同曲屈指の名演としてあまりにも有名。

ONYX 4056 \2180
ドビュッシー:ピアノ作品全集Vol.4 ――
練習曲集第1巻 - 5本の指のために、3度のために、4度のために、6度のために、
オクターヴのために、8本の指のために/
練習曲集第2巻 - 半音階のために、装飾音のために、反復音のために、
対比的な響きのために、組み合わされたアルペッジョのために、和音のために
パスカル・ロジェ(ピアノ)
ロジェは前作「ピアノの詩人たち - ライヴ・リサイタル」(ONYX 4057)での
ショパンの初録音を通じて、ショパンとドビュッシーの関係に迫るなどこの
「練習曲集」への準備も万全。
録音:2009年7月16日-17日&2010年3月4日-5日、ラ・ショー=ド=フォン音楽
ホール(スイス)

ONYX 4065 \2180
伝説 - サクソフォンと管弦楽のための作品集 ――
ドビュッシー:アルト・サクソフォンと管弦楽のための《狂詩曲》
フローラン・シュミット:伝説Op.66
トマジ:サクソフォン協奏曲
ダンディ:コラール変奏曲Op.55
モーリス:プロヴァンスの風景
セオドア・ケルケゾス(サクソフォン)、
ユーリ・シモノフ(指揮)、ロンドン交響楽団
ギリシャのクレタ島で生まれ、現代サクソフォン界の巨匠ダニエル・デュファ
イエやジャン=マリー・ロンデックスに認められたサクソフォニスト、セオド
ア・ケルケゾスのコンチェルト・アルバム!
イギリスのLSO、LPO、PO、ロシアのサンクト・ペテルブルク・フィル、モスク
ワ放送響からソリストとして招かれ、フェドセーエフ、シモノフ、ノイホルト、
バシュメットといった名立たる指揮者たちとの共演経験も豊富なケルケゾスは、
クセナキスやテオドラキスからも作品を献呈されるなど、サクソフォン奏者と
しての実力は正真正銘のワールドクラス。
録音:2010年4月18日-20日、アビー・ロード・スタジオNo.1(イギリス)

ONYX 4055 \2180
シェーンベルク:ピアノ組曲Op.25
ブラームス:幻想曲集Op.116
シェーンベルク:6つのピアノ小品Op.19
ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ変ロ長調Op.24
シャイ・ウォスネル(ピアノ)
1976年、イスラエル出身のエリート・ピアニスト、シャイ・ウォスネルのデ
ビュー・レコーディング!
ウォスネルは、1999年のエリザベート王妃国際コンクールで第4位入賞を果た
し、2005年に権威あるエイヴリー・フィッシャー・キャリアー・グラントを受
賞。そして2008年にNHK-BSで放映されたバレンボイムのマスタークラス参加で
一気に注目が高まった逸材である。作曲年の違いはわずかに10数年というブラ
ームスの「幻想曲Op.116」とシェーンベルクの「ピアノ組曲Op.25」のコント
ラストをテーマとするなど、大胆不敵なプログラムは大器の証し。
録音:2010年1月12日-14日、フリードバーグ・ホール(ボルチモア)




<Chandos>
CHSA 5084(SACD-Hybrid) \2850
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調、左手のためのピアノ協奏曲ニ長調
ドビュッシー:ピアノと管弦楽のための幻想曲
マスネ:2つの即興曲、トッカータ、2つの小品、狂ったワルツ
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)、
ヤン・パスカル・トルトゥリエ(指揮)、BBC交響楽団
フレンチ・レパートリーを最も得意とするバヴゼは、シャンドスでドビュッシ
ーのピアノ作品全集を、またMDG時代にはラヴェルのピアノ作品全集を完成さ
せており、いずれも21世紀のスタンダード、トップクラスの名演として絶大な
支持を集めてきた。
それだけにバヴゼが決断したラヴェル&ドビュッシーの協奏曲録音への期待、
関心は自ずと高まるところ!また初披露となるマスネのピアノ作品のカップリ
ングも嬉しいポイント。

CHSA 5083(SACD-Hybrid) \2850
エルガー:
ヴァイオリン協奏曲ロ短調Op.61
ヴァイオリン協奏曲ロ短調Op.61のカデンツァ(1916年初録音演奏版)
組曲《インドの王冠》Op.66より 間奏曲
交響的前奏曲《ポローニア》
タスミン・リトル(ヴァイオリン)
アンドルー・デイヴィス(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
「エルガーのヴァイオリン協奏曲のレコーディングを長い間待ち続けた」と語
るタスミン・リトル。
2007年のエルガー生誕150周年の際には、英国内、オーストラリア、南西アジ
ア・ツアーでエルガーの「ヴァイオリン協奏曲」を取り上げ続けるなど、タス
ミン・リトルのこの作品への思い入れは非常に深い。
またタスミン・リトルは初演100周年記念として、1916年の初演時に初演者マ
リー・ホールが弾いたカデンツァを復刻収録しており、現在と100年前のカデ
ンツァの聴き比べも面白い。
タクトを執る英国音楽の達人アンドルー・デイヴィスは、2007年にジェームズ
・エーネスとエルガーの「ヴァイオリン協奏曲」をレコーディングするなど経
験と実績は抜群。

CHAN 0775 \2180
ブクステフーデ:
カンタータ《我らがイエスの四肢》BuxWV.75*
カンタータ《主をほめたたえよ》BuxWV.69+
ヴェックマン:カンタータ《わがもとに来たれ》#
エマ・カークビー(ソプラノ)*/+、
エリン・マナハン・トーマス(ソプラノ)*/+、
マイケル・チャンス(カウンターテナー)*、
チャールズ・ダニエルズ(テノール)*、
ピーター・ハーヴェイ(バス)*/#、
パーセル・クヮルテット、フレットワーク
「宗教的カンタータ集」や「7つのソナタOp.1」、「オルガン作品集」などの
成功により、北ドイツ・オルガン楽派の巨匠ブクステフーデの復権に貢献を果
たしてきたシャンドスの古楽シリーズ"シャコンヌ"から登場するブクステフー
デの大作、カンタータ「我らがイエスの四肢」は演奏者陣がとにかく豪華!
ソリストには、エマ・カークビー、エリン・マナハン・トーマス、マイケル・
チャンス、チャールズ・ダニエルズ、ピーター・ハーヴェイといった超一流の
古楽系歌手たち、そしてパーセル・クヮルテットとフレットワークの共演が実
現するなど古楽ファンならば絶対に見逃すことが出来ない名前がズラリと並ぶ。

CHAN 10625 \2180
ガニング:映画&TV音楽集 ――
サクソフォンと管弦楽のための《ポワロ・ヴァリアンツ》/愛の賛歌/アンダ
ー・サスピション/エネルギークローン/ローズマリーとタイム・カプリス/
レベッカ/ポリアナ/ファイアーライト/鯨が来た時/ザ・ホロウ/五匹の子
豚/ライトハウス・ヒル
ニコール・ティベルス(ソプラノ)、クレイグ・オグデン(ギター)、
マーティン・ロバートソン(サクソフォン)、
ラモン・ガンバ(指揮)、BBCフィルハーモニック
映画音楽ファンを熱狂へと誘うシャンドスのロング・シリーズ、"シャンドス
・ムーヴィーズ(映画音楽シリーズ)"の最新作は、現役のイギリス人作曲家ク
リストファー・ガニング(1944-)。
すでにシャンドスからは交響曲集(CHAN 10525)をリリースしているガニング
だが、その真の姿は、アガサ・クリスティ原作の英国ドラマ「名探偵ポワロ」
や2007年に公開された映画「「エディット・ピアフ-愛の賛歌」の音楽を担当
してきた英国サウンドトラック界の大作曲家なのである!

CHAN 10626 \2180
アール・ワイルドへのトリビュート ――
ガーシュウィン(ワイルド編):《ポーギーとベス》による大幻想曲、7つのヴィ
ルトゥオーゾ・エチュード、《サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー》
による即興曲/ワイルド:ピアノ・ソナタ
シャイン・ワン(ピアノ)
2010年1月23日、惜しまれつつも94歳でこの世を去ったアメリカのヴィルトゥ
オーゾ・ピアニスト、アール・ワイルド。
この偉大なアメリカのピアニスト、アール・ワイルドのトリビュート・アルバ
ムにシャンドスが抜擢したのは、今回がシャンドス・デビューとなる中国系ア
メリカ人の若手女流ピアニスト、シャイン・ワン。
アール・ワイルドが遺したガーシュウィンのアレンジと自作のピアノ・ソナタ
(2000)。技巧的にも音楽的にも一筋縄ではいかないこの難曲たちを、シャイン
・ワンどのようにクリアするのか?要注目です。

CHSA 5085(SACD-Hybrid) \2850
わが言葉を聞きたまえ - 合唱作品集 ――
アレグリ:ミゼレーレ/グリーグ:アヴェ・マリス・ステラ/ペルト:おお、神
の御母/ラフマニノフ:おお、神の御母/パーソンズ:アヴェ・マリアD.132/
タリス:アニュス・デイ/マクミラン:新しい歌/フランク:天使の糧/スタン
フォード:ユビラーテ・デオ/ヴォーン=ウィリアムズ:味わい、見よ/ラッタ
ー:おお主よ、あなたは私を見出された/フォーレ:ラシーヌ賛歌Op.11/パリ
ー:わが言葉を聞きたまえ
アンドルー・ネスシンガ(指揮)、
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団、
ヘレン・スカーブロウ(コールアングレ)、グレアム・ウォーカー(チェロ)、
ティモシー・ラヴァルド(オルガン)
ハエルズの合唱作品集(CHAN 10587)に続くネスシンガ&ケンブリッジ・セント
・ジョンズ・カレッジ合唱団のシャンドス専属第2弾。
アレグリのミゼレーレやタリス、パレストリーナからラフマニノフやフランク、
フォーレを経て、現代のペルトやラッター、マクミランへと進むケンブリッジ
・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団が歌う合唱の歴史は、時代、国、作風に
こだわらない選曲が魅力。




<Collegium>
COLCD 135 \2180
ソング・イン・シーズン - ラッター:宗教作品集 ――
ウェルズ・ユビラーテ/ルック・トゥ・ザ・デイ/天が下のすべての事には季
節があり*/東方三博士のキャロル/おお主よ、あなたは私を見出された/生
命なる栄光の主よ/世界を見よ*/聖霊来たりたまえ/主よ、あなたはわれら
の避難所である/あなたとともに居る/ブリスの王/ウィンチェスター・テ・
デウム
ジョン・ラッター(指揮)
ケンブリッジ・シンガーズ、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ジョン・バーチ(オルガン)
英国に降り立った合唱の神様ジョン・ラッター。全世界の合唱ファン&関係者
が待ち望んだラッターの自作自演による新録音は新しい宗教作品集!
この「ソング・イン・シーズン」に収録されている12曲は、クリスマス、公現
祭、聖霊降臨祭、復活祭など教会の年間行事のために1996年から2010年(!)に
かけて作曲された新作ばかり。
ラッターの自作自演集は2002年にレコーディングされた「子供のミサ」
(COLCD 129)以来となるだけに、ケンブリッジ・シンガーズが歌う美しく親しみ
やすいメロディと色彩豊かで優しいハーモニーとの再会に期待を抱かずにはい
られない。
ここ日本でも絶大な人気を誇るラッターの合唱作品。この「ソング・イン・シ
ーズン」も合唱団のレパートリー選びや参考演奏としても大いに役立つこと
だろう。
録音:2010年6月、オール・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク/ロンドン)&
2002年6月、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)*




<Hyperion>
CDA 67780 \2180
シューマン:
子供の情景Op.15/ダヴィット同盟舞曲集Op.6
ピアノ・ソナタ第2番ト短調Op.22
アンジェラ・ヒューイット(ピアノ/ファツィオーリ)
心に安らぎを与えてくれる「トロイメライ」での清澄な音色、柔らかなタッチ。
ヒューイットがファツィオーリで弾く「子供の情景」には、まるで母親が語り
かけているかのような優しい響きと豊かな表情があふれている。
シューマンが考案した空想の団体"ダヴィット同盟"。"動のフロレスタン"、
"静のオイゼビウス"として表現されたシューマンの内面が、ヒューイットの両
手とファツィオーリの響きを通じて鮮明に浮かび上がる。
堂々たるアプローチ、漂う気品と毅然とした風格を感じさせてくれる「ピアノ
・ソナタ第2番」は、「現代最高のバッハ弾き」から「巨匠」への道を歩むヒュ
ーイットが弾くドイツ・ロマン派作品の代表的名演となることだろう!
聴き手の心を熱く、そして温かくしてくれるヒューイットのシューマンです。
録音:2009年11月6日-9日、クルトウアツェントルム・グランドホテル
(ドビアコ/イタリア)

CDA 67791 \2180
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズVol.52 ――
ゲッツ:ピアノ協奏曲変ロ長調Op.18
J・ヴィエニャフスキ:ピアノ協奏曲ト短調Op.20
ヘイミッシュ・ミルン(ピアノ)
ミハウ・ドヴォジンスキ(指揮)、BBCスコティッシュ交響楽団
ベルリンのシュテルン音楽院でシュテルンとビューローから指揮や作曲を学び、
ヴィンタートゥールのオルガニスト、合唱監督を務めるなどスイスで活躍した
ゲッツ。身体を蝕み悪化する結核と闘いながら演奏活動を続けたゲッツ晩年の
「ピアノ協奏曲Op.18」は、親交の厚かったブラームスと同じくウィーン古典
派の影響を感じさせる夭折の天才の忘れ形見である。
天才ヴァイオリニストとしてその名を轟かせた兄ヘンリクとは対照的に、パリ
音楽院で学び作曲家、教育者としての優れた資質を開花させた弟ユゼフ・ヴィ
エニャフスキ。1860年にワルシャワで出版され、ベルギー国王レオポルド2世
に献呈されたヴィエニャフスキの「ピアノ協奏曲Op.20」は、兄のヴァイオリ
ンのように高度な技巧が要求されるソロパートや、ショパンやリストを彷彿と
させる作風やスタイルが特徴的。
録音:2009年9月16日-17日、シティ・ホール(グラスゴー)

CDA 67665 \2180
シューベルト:ピアノ・デュエット集 ――
アレグロ イ短調D.947《人生の嵐》/アンダンティーノと変奏曲ロ短調
D.823-2/フーガ ホ短調D.952/ロンド イ長調D.951/創作主題による変奏曲
変イ長調D.813/幻想曲ヘ短調D.940
スティーヴン・オズボーン(ピアノ)、ポール・ルイス(ピアノ)
オズボーンとスイスが今回のデュオのために選んだのは、心を打つ旋律と劇的
な二重フーガを持つ19世紀前半の傑作「幻想曲へ短調」など、シューベルト晩
年(1824年-1828年)の6作品。
お互いの実力を尊重し合いながらデュオを楽しむオズボーンとルイスの演奏は、
シューベルトの音楽への愛情、両者の長年の友情に満ちたまさに"好演"。
人工的ではなく、作品が持つ流れを大切にした自然体のシューベルトがここに
あります。ジャケット・デザインに用いられたカスパー・ダーヴィト・フリー
ドリヒ(1774-1840)の絵画「Two Men by the Sea」も、オズボーンとルイスの
シューベルトを完成させる大事な一部分。音楽と絵画のリンクにも是非とも
ご注目下さい。
録音:2010年2月12日-14日、ポットン・ホール(サフォーク)

CDA 67782 \2180
リスト:歌曲全集Vol.1 ――
やさしく響け、わが歌S.301(第1稿)/愛の喜びの中S.318/なぜかくも美しく
ひばりは歌うS.312(第2稿)/静かな睡蓮S.321/シラーの《ヴィルヘルム・テ
ル》からの3つの歌S.292(第1稿)/幸福な男S.334/金髪の天使S.269(第3稿)/
ペトラルカの3つのソネットS.270(第1稿)/あなたはS.277(第2稿)/風がざわ
めくS.294(第1稿)/ゆれよ、青い眼S.305(第2稿)/ラインの美しい流れの
S.272(第1稿)
マシュー・ポレンザーニ(テノール)、ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
フランツ・リスト生誕200周年となる2011年。この"フランツ・リスト"を2011
年のキーワードに掲げるハイペリオンから、アニヴァーサリー・リリースとし
てリストの歌曲全集がスタート!
フランスの大テノール歌手アドルフ・ヌリや、フェオドールとローザのミルデ
夫妻といった当時の大歌手たちから支持された"歌曲"も、リストの音楽を知る
ためには欠かすことの出来ない重要なジャンルなのである。
記念すべき第1巻のソリストに招かれたのは、METやコヴェントガーデンなど世
界中のオペラハウスを飛び回るアメリカのテノール、マシュー・ポレンザーニ!
METの看板アーティストにまで上り詰めたポレンザーニの輝かしい歌声によっ
て、ハイペリオンの「リスト歌曲集」の幕が上がります!
録音:2010年2月24日-26日、オール・セインツ教会(ロンドン)

CDA 67762 \2180
レーガー:合唱作品集 ――
隠者Op.144a/3つの6声の合唱曲Op.39/3つの合唱曲Op.6/3つの歌Op.111b/
枝の主日の朝/レクイエムOp.144b
アンドルー=ジョン・スミス(指揮)、コンソルティウム、
クリストファー・グリン(ピアノ)
ブラームスの合唱作品(CDA 67775)でハイペリオン・アーティストの仲間に加
わったロンドンの新しい室内合唱団コンソルティウム(コンソーシアム)の2枚
目のレコーディングは、マックス・レーガーの合唱作品集。
オルガン作品以外は復権途上にあるレーガーの音楽だが、同世代のマーラーや
R・シュトラウス、ヴォルフ、ツェムリンスキーと同じくドイツ・ロマン派の
"詩"を積極的に取り入れた合唱作品は、演奏機会に恵まれても全く不思議では
ない秀作が揃う。
2006年の結成からわずか数年で合唱王国イギリスのトップ・アンサンブルと称
されるまでに躍進したコンソルティウムの純度の高いハーモニーが、レーガー
の合唱作品の真価を広く知らせてくれることになるだろう。
録音:2009年9月15日-17日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)

CDA 67818 \2180
ミシュキニス:合唱作品集 ――
すべてのものが静寂の中にあった時/おお、聖なる饗宴/我らの父/地上は
暗闇となった/私のもとを去らないで下さい、太陽よ/7つのアンティフォン
/おお、寒くなってきた/おお、大いなる神秘/アヴェ・マリアII/サルヴェ
・レジナ/アヴェ・マリアIII/タイム・イズ・エンドレス
ルパート・ゴフ(指揮)、ロイヤル・ホロウェイ合唱団
近年バルト三国の合唱作品の紹介にも情熱を注いでいるハイペリオン。バルテ
ィック・エクスチェンジ(CDA 67747)、ラトヴィアの作曲家リハルト・デュブ
ラ(CDA 67799)に続くのは、リトアニア合唱界の第一人者的存在ヴィタウタス
・ミシュキニス(1954-)。
ミシュキニスの神秘性と独特の和声法を兼ね備えた作品は日本でも人気が高く、
その知名度はワールドクラス。リトアニア合唱協会会長、米国合唱団長連盟名
誉会員などの重要なポストを務めるなど、現代合唱界有数の重要作曲家の1人
である。
録音:2010年1月7日-9日、セント・オールバンズ教会(ロンドン)

CDD 22065 2枚組(1枚価格) \2180
ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ全集 ――
チェロ・ソナタ変ロ長調RV.47/同イ短調RV.44/同変ロ長調RV.45
同変ホ長調RV.39/同ト短調RV.42/同ホ短調RV.40/同ヘ長調RV.41
同変ロ長調RV.46/同イ短調RV.43
デイヴィッド・ワトキン(チェロ)、キングズ・コンソート
モダンとピリオドを自在に弾き分け、イングリッシュ・バロック・ソロイス
ツ、オルケストル・レヴォリュショネール・エ・ロマンティーク、フィルハ
ーモニア、エイジ・オヴ・インライトゥメント管で活躍し、現在はスコット
ランド室内管の首席チェリストを務めるデイヴィッド・ワトキン。
クライヴ・モリス1982年製作のストラディヴァリウス・モデルを弾いてのヴィ
ヴァルディ全集が、Hyperion dyadシリーズから新装登場。
録音:1993年11月8日-11日/CDA 66881/2からの新装移行再発売。

CDS 44031/8 8枚組 \9450
パーセル:オードとウェルカム・ソング全集 ――
起きよ、わがミューズ/なべての歓びをいざ迎えん/いま輝かしき日は現わ
れた/めでたし!輝かしきセシリアよ/誰か喜ばぬものありや/大胆な反逆者
よ失せよ/大胆な反逆者よ失せよ/この祝典を祝い奉れ/調べ美しきミューズ
たちよ/天上の調べ/厳しき国と戦乱を逃れて/ようこそ、栄光の朝/偉大な
創立者を讃えよ/夏の不在をさり気なく忍ぶ/愛の女神は盲目なり/高らかに
歌え/セシリアをほめ讃えよ/かくも静謐で激しき歓びから/英雄たちが古き
ものに礎を見出しし時/イシスよ、さらに迅く行け/いざ、全能の王の代理人
を迎えん/来たれ、汝ら芸術の子/いざ、全能の王の代理人を迎えん/なぜ、
なにゆえミューズたちは黙しているのか?
ロバート・キング(指揮)、キングズ・コンソート
キングズ・コンソートの偉業の1つであり、世界的にも稀なパーセルの「オー
ドとウェルカム・ソング全集」がスリム・ボックス仕様となって新装復活!
72ページのブックレット付き。1988年-1992年の録音。




<Helios>
CDH 55320 \1280
海上都市 - モンテヴェルディと同世代の2人の作曲家 ――
ピッキ:8声のカンツォン第19番/カステッロ:4声のカンツォン第14番
ピッキ:6声のカンツォン第15番、8声のカンツォン第17番、トッカータ
カステッロ:3声のソナタ第10番、3声のソナタ第11番、2声のソナタ第5番
ピッキ:バッロ・ウンガロ、パドアナ・ディッタ・ラ・オンガラ
カステッロ:2声のソナタ第8番、ソナタ第17番
ピッキ:8声のカンツォン第18番、6声のカンツォン第14番
カステッロ:4声のカンツォン第13番
ヒズ・マジェスティーズ・サグバッツ・コルネッツ
クラウディオ・モンテヴェルディと同時代を生きた2人の作曲家、ミステリア
スなダリオ・カステッロ(fl.1610-1620)と器楽作品の発展に貢献したジョヴァ
ンニ・ピッキ(1572-1643)の作品集。
古楽系管楽器の名門ヒズ・マジェスティーズ・サグバッツ&コルネッツの演奏
で、水の都ヴェネツィアで活躍したマドリガーレのモンテヴェルディとは対照
的に、カンツォンやソナタなどの器楽作品に取り組んだカステッロとピッキの
功績を知る。
録音:1997年9月17日-19日/CDA 67013からの新装移行再発売。

CDH 55338 \1280
師レオニヌス - 12世紀パリの宗教音楽Vol.2 ――
マニュス・リベル(オルガヌム大全)より、クリスマス/復活祭/聖霊降臨節
レッドバード
ヨーロッパ各国の音楽誌で「失われた響きがついに蘇った」と高く評価され、
音楽史の失われた1ページを埋める役割を果たしたレオニヌス(fl.1150s-died.
c.1201)の宗教音楽集第2巻。
レオニヌスがまとめたと伝わる「オルガヌム大全」は、ポリフォニー音楽最初
期の作風、形式、作曲技法を、また当時のノートルダム寺院で演奏された音楽
を収めた貴重な記録でもある。
録音:2001年4月19日-22日、セント・オールバンズ教会
CDA 67289からの新装移行再発売。




<Avie>
AV 2210 \2180
シューマン:ピアノ三重奏曲集 ――
ピアノ三重奏曲第3番ト短調Op.110/ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.63
ベンヴェニュー・フォルテピアノ・トリオ
〔モニカ・ハジェット(ヴァイオリン)、ターニャ・トムキンス(チェロ)、
エリック・ジヴィアン(フォルテピアノ)〕
世界各国で高評価を得たメンデルスゾーンの「ピアノ三重奏曲集」(AV 2187)
でその存在を世に知らしめたバロック・ヴァイオリンの世界的名匠モニカ・
ハジェットが率いるピリオド・アンサンブル、ベンヴェニュー・フォルテピ
アノ・トリオ。
作曲当時の演奏法や楽器について時代考証を重ねるなど、作品本来の姿の再現
を追及するハジェットたちの姿勢、飽くなき探究心がシューマンの思い描い
た"響き"を聴かせてくれることだろう。
世界的名声を誇るハジェット、トムキンスの実力はもちろんのこと、ジヴィ
アンが弾く1841年ウィーン製のフォルテピアノの存在がこのシューマンの"鍵"
となる。
録音:2009年12月21日-23日、グリーン・ミュージック・センター(カリフォル
ニア)

AV 2211 \2180
ヴィヴァルディと仲間たち ――
ヴィヴァルディ(ソレル編):ラ・フォリア/ヴィヴァルディ:4つのヴァイオリ
ンのための協奏曲ロ短調Op.3-10/RV.580/ヴィヴァルディ(ソレル編):協奏曲
《夏》Op.8-2/RV.315/ヴィヴァルディ:2つのチェロのための協奏曲ト短調
RV.531/J・S・バッハ(ヴィヴァルディ編):4台のチェンバロのための協奏曲
イ短調BWV.1064/ドゥチフレ:2つのヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲
ニ短調《タンゴ》
ジャネット・ソレル(指揮)、アポロズ・ファイア
アヴィー(Avie)とのコラボレーションで本格的な世界進出を進めるアメリカ、
クリーヴランドのピリオド・オーケストラ、アポロズ・ファイア。
オランダでクイケンとビルスマから授けられた古楽奏法をクリーヴランドに
持ち帰り、独自のスタイルへと発展させたソレル&アポロズ・ファイアは、
北米、欧州の古楽界に一石を投じる存在として期待を集めている。
音楽監督ソレルのアレンジによる「ラ・フォリア」から、古楽器で現代作品
にチャレンジした「タンゴ」まで。アポロズ・ファイアの独創的なアイディ
アに圧倒されること必至!

AV 2217(DVD-Video) \2380
AV 2222(Blu-ray) \4050
マーラー:交響曲第10番(カーペンター版)/陳其鋼:五行
ラン・シュイ(指揮)、
シンガポール交響楽団
1997年に中国系アメリカ人指揮者ラン・シュイが音楽監督に就任して以来、
急速にレベルアップを遂げている東南アジアの雄シンガポール響。
DVDとBlu-rayの同時リリース、"クック版"ではなく"カーペンター版"という
意欲的な選曲は、ラン・シュイと迎えた黄金期を全世界に向けてアピールす
る絶好の機会となることだろう。
日本語解説&日本語字幕(インタビュー部分)付き

AV 2213 \2180
ニューヨーク・フィルハーモニックの首席奏者たち ――
フォーレ:ソナタ イ長調Op.13/ピエルネ:ソナタOp.36
フランク:ソナタ イ短調
ロベール・ランジュヴァン(フルート)
ジョナサン・フェルドマン(ピアノ)
首席ファゴット奏者ジュディス・ルクレアに続きアヴィーの"ニューヨーク・
フィルハーモニックの首席奏者たち"シリーズに登場するのは、ケベック生ま
れの首席フルート奏者ロベール・ランジュヴァン!
ピッツバーク響、モントリオール響を経て2000-2001シーズンにニューヨーク
・フィルの首席奏者に就任したランジュヴァン。マズア時代の後期、マゼール
時代の木管セクションを支え、ギルバート体制となった現在も活躍を続ける名
手の妙技をたっぷりと。

AV 2203 \2180
ブラームス:
ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25/ピアノ四重奏曲第3番ハ短調Op.60
ミランデル・クヮルテット
ミランデル・クヮルテットは、ミュンヘンでのデビュー・コンサートで「4人
の最高のソリストたちによって完璧なアンサンブルが結成された」と激賞され
たアンサンブル。
ウクライナ人ピアニストで中心メンバーのミラーナ・チェルンヤフスカは、
チュマチェンコ門下のルーデンス・トゥルクやユリア・フィッシャーのパー
トナーとしても活躍中。ちなみにこのブラームスは、ルーデンス・トゥルク
やルイザ・ボラックをデビューさせた名プロデューサー、ジョン・バーンズ
最後のプロジェクトとなる。
録音:2007年3月27日-29日、ミュンヘン音楽大学(ドイツ)

AV 2200 \2180
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482/ピアノ協奏曲第18番変ロ長調K.456
イモジェン・クーパー(ピアノ&指揮)、ノーザン・シンフォニア
アヴィー(Avie)とノーザン・シンフォニアが本拠地としている国際音楽センタ
ー、セージ・ゲイツヘッド・ホールのコラボレーション・シリーズ。
ピアノを通じてモーツァルトの音楽と会話するイモジェン・クーパーに自由と
力を与え、絶妙のバランスでサポートするノーザン・シンフォニアの存在が頼
もしい。
共演を重ねるごとに確実にステップアップするクーパーとノーザン・シンフォ
ニアのコンビには今後も期待できそうだ。
録音:2009年11月9日-11日、セージ・ゲイツヘッド・ホール(イギリス)

AV 2202 \2180
フライツ・オヴ・ファンタジー - イタリア・バロックの室内楽 ――
カステッロ:4声のソナタ第14番/ファリーナ:カプリッチョ・ストラヴァガンテ
/カヴァッリ:6声のソナタ/マリーニ:4声のパッサカリア/ビーバー:技巧的
で楽しい合奏第6番/レグレンツィ:ラ・フガッツァ(5声のソナタ)/ベルター
リ:5声のソナタ/フレスコバルディ:カンツォーナ第3番/カステッロ:ソナタ
第16番
モニカ・ハジェット(ヴァイオリン&ディレクター)、
アイルランド・バロック・オーケストラ・チェンバー・ソロイスツ
バロック・ヴァイオリンの世界的名手モニカ・ハジェットがリードする少し風
変わりな仕掛けが隠されているイタリア・バロックの宝石のような"室内楽"作
品集!
特にカルロ・ファリーナ(c.1604-1639)の「カプリッチョ・ストラヴァガンテ」
では、犬の吠え声、猫の鳴き声、さらには発砲音までが模倣されるなど、随所
に顔を見せるイタリア・バロックのセンスのある"遊び心"が素晴らしい。
モニカ・ハジェットが芸術監督を務め、才気あふれる若手ピリオド奏者たちが
躍動するアイルランド・バロック・オーケストラの演奏はハイレベル。ヨーロ
ッパの勢力地図を書き換える存在になるかも!?
録音:2009年1月、ドロヘダ聖ピーター教会(アイルランド)

AV 2199 \2180
J・S・バッハ(ギブリー編):トリオ・ソナタBWV.525-530 ――
トリオ・ソナタ第1番変ホ長調BWV.525/トリオ・ソナタ第2番ハ短調BWV.526
/トリオ・ソナタ第3番ニ短調BWV.527/トリオ・ソナタ第4番ホ短調BWV.528
/トリオ・ソナタ第5番ハ長調BWV.529/トリオ・ソナタ第6番ト長調BWV.530
ブルック・ストリート・バンド〔レイチェル・ハリス(バロック・ヴァイオリ
ン)、ファラン・スコット(バロック・ヴァイオリン)、キャロリン・ギブリー
(チェンバロ)、タティー・テオ(バロック・チェロ)
ブルック・ストリート・バンドは、2003年に演奏者5人という小編成でのヘン
デルの「水上の音楽」(AV 0028)でデビューを果たし、スパイスの効いたユニ
ークなプログラムを続々と打ち出してきた女流奏者だけのピリオド・アンサン
ブル。
ブルック・ストリート・バンドにとって初となるバッハは、チェンバロのキャ
ロリン・ギブリーが"2本のヴァイオリン、チェンバロ、チェロ"の四重奏にア
レンジした「オルガンのためのトリオ・ソナタ」!
壮大なオルガン作品から室内楽作品へと生まれ変わった「6つのトリオ・ソナ
タ」は、まるで原曲が四重奏のための作品ではないかと思えてくるほど完成度
が高い。
録音:2010年3月22日-25日、レーヴニンガム教会(ノーフォーク)

AV 2206 2枚組 \3250
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り
サンドラ・サイモン(ソプラノ)、
ジェニファー・エリス・カンパニー(ソプラノ)、
メグ・ブラグレ(メゾ・ソプラノ)、イアン・ハニーマン(テノール)、
ガレス・モレル(テノール)、ジェフリー・ストラウス(バリトン)、
マイケル・マクマレイ(バス)、
ジャネット・ソレル(指揮)
アポロズ・ファイア、アポロズ・シンガーズ
アヴィーから全世界に向けて発信されたモーツァルト(AV 2159)とJ・S・バッ
ハ(AV 2207)で古楽界に新風を吹き込んでいるアメリカ、クリーヴランドのバ
ロック・オーケストラ、アポロズ・ファイア。
モンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」が1610年に出版されてから
今年で400周年。この400周年を記念してアポロズ・ファイアは来る11月にモ
ンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」をプログラムとしたヨーロッ
パ・ツアー(スペイン、オランダ、イギリス)を予定するなど、モンテヴェル
ディへのこだわりはかなりのもの。
ヨーロッパで学んだ古楽をアメリカで発展させたソレル&アポロズ・ファイ
ア。モーツァルトとバッハでは洗練された演奏を聴かせてくれただけに、合
唱付き作品での演奏、解釈も楽しみ。
録音:1998年、セント・ポール教会(クリーヴランド)

AV 2196 2枚組 \3250
J・S・バッハ:フルート・ソナタ集 ――
ソナタ ト短調BWV.1020/ソナタ変ホ長調BWV.1031/ソナタ ホ長調BWV.1035
/ソナタ ロ短調BWV.1030/ソナタ ハ長調BWV.1033/ソナタ イ長調BWV.1032
/パルティータ イ短調BWV.1013/ソナタ ホ短調BWV.1034
マリーナ・ピッチニーニ(フルート)、
ブラジル・ギター・デュオ〔ジョアン・ルイス&ドウグラス・ローラ〕
バクストレッサー門下のイタリア系アメリカ人フルーティスト、マリーナ・
ピッチニーニのバッハでは、伴奏がチェンバロではなくなんとギター・デュオ!
フルートとブラジルのギター・デュオ、そしてバッハの音楽は意外(?)にも好
相性。フルート&ギター・デュオが奏でるラテン風のテイストに彩られたバッ
ハも美しい。
録音:2009年5月11日-14日、ノイマルクト(ドイツ)

AV 2198 \2180
ヘギー:歌曲集 ――
幸運な子供/サム・タイムズ・オヴ・デイ/フェイシング・フォワード / ルッ
キング・バック/ヒアー&ゴーン/トゥ・セイ・ビフォー・ゴーイング・トゥ
・スリープ/オフェーリアのための歌とソネット/最後のモノローグ
スーザン・グラハム(メゾ・ソプラノ)、
フレデリカ・フォン・シュターデ(メゾ・ソプラノ)、
イザベル・ベイラカダリアン(ソプラノ)、チェン・ガオ(メゾ・ソプラノ)、
ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)、ポール・グローヴス(テノール)、
キース・ファレス(バリトン)、ドーン・ハームス(ヴァイオリン)、
カルラマリア・ロドリゲス(ヴィオラ)、エミール・ミランド(チェロ)、
ジェイク・ヘギー(ピアノ)
アメリカのリーディング・コンポーザーの1人、ジェイク・ヘギー(1961-)の歌
曲集は、スーザン・グラハム、フレデリカ・フォン・シュターデが参加するな
どソリストが凄い!
ヘギーの歌曲は難解なコンテンポラリーや実験音楽ではなく伝統とモダン両方
の響きを兼ね備えており、アメリカ近現代歌曲の貴重な選択肢として多くの歌
い手たちから支持されている。
録音:2007年6月21日-24日&2008年1月12日-13日、スカイウォーカー・サウンド
(アメリカ)





<Glossa>
GCD 922601 \2300
カレザーナ:カンタータ《東方三博士の礼拝》 ――
カンタータ《徹夜祭》、カンタータ《悪魔、天使と3人の羊飼い》、
カンタータ《センブリ・ステラ・フェリーチェ、パルテノーペ・レッジャルダ》、
カンタータ《東方三博士の礼拝》/ジアーニ:ソナタOp.17-7、ソナタOp.7-15
アントニオ・フローリオ(指揮)、
イ・トゥルキーニ、
マリア・グラツィア・スキアヴォ(ソプラノ)、
ヴァレンティーナ・ヴァッリアーレ(ソプラノ)、
フィリッポ・ミネッチャ(カウンタテナー)、
ジュゼッペ・デ・ヴィットリオ(テノール)、
ロザリオ・トターロ(テノール)、
ジュゼッペ・ナヴィリオ(バス)
歴史に埋もれたイタリア、ナポリのバロック音楽の開拓者たち、"アントニオ・
フローリオ"と"カッペッラ・デッラ・ピエタ・デ・トゥルキーニ"改め"イ・
トゥルキーニ"がグロッサに完全移籍!
移籍第1弾となるグロッサとフローリオ&イ・トゥルキーニからのクリスマス・
プレゼントは、17世紀ナポリの音楽家クリストファロ・カレザーナ(c.1640-
1709)のカンタータ!
アレッサンドロ・スカルラッティが台頭する以前のナポリを代表する音楽家と
して、名教師フランチェスコ・ プロヴェンツァーレと並び立ったカレザーナ。
カレザーナの音楽、特にオラトリオなどの宗教音楽は次世代のペルゴレージに
大きな影響を与えたとされており、ナポリ楽派、そしてイタリア音楽の歴史に
おける重要な音楽家なのである。
アントニオ・フローリオ&イ・トゥルキーニの演奏と、現代に呼び覚まされた
ナポリの音楽の素晴らしさは、Opus111時代の「ナポリの至宝」シリーズで実
証済み。
録音:2009年12月、セントロ・ディ・ムジカ・アンティカ・ピエタ・デイ・トゥ
ルキーニ(ナポリ)

GCD 921621 \2300
ブテイエ:レクイエム(死者のためのミサ曲)
ブロッサール:スターバト・マーテル
エルヴェ・ニケ(指揮)
コンセール・スピリチュエル
太陽王ルイ14世統治下のフランスで、トロワ大聖堂とシャロン・シュール・マ
ルヌ大聖堂の教会音楽家として活躍したブテイエ。
当時のパリで流行したヴェルサイユのグラン・モテ様式ではなく、"5声+器楽
伴奏"で作曲された「レクイエム(死者のためのミサ曲)」はブテイエの代表作で
あり、作品の大半が失われてしまった現在では、その音楽、様式を知ることの
できるフランス・バロックの貴重な遺産である。
ここでニケは、フレマール、シャルパンティエやユガールたちの手による各楽
章の器楽版を挿入するなど、ブテイエの音楽の持つ"力"を最大限に引き出すた
めに一工夫。
鬼才ニケならではの独創的なアイディアが、ブテイエの「レクイエム」を最高
の形と演奏に仕上げてくれているに違いない。
録音:2010年2月、パリ・ノートル・ダム・デュ・リバン教会(フランス)

GCD 920411 \2300
J・S・バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集 ――
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第1番ト長調BWV.1027/
同第2番ニ長調BWV.1028/同第3番ト短調BWV.1029/《マタイ受難曲》BWV.244
より 来たれ、甘美なる十字架よ/《ヨハネ受難曲》BWV.245より すべては成
し遂げられた/前奏曲(即興)
パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
マルクス・ヘンニンガー(チェンバロ&オルガン)、
マイケル・チャンス(カウンターテナー)、
ハリー・ファン・デル・カンプ(バス)、
フランソワ・ジュベール=カイエ(ヴィオローネ)
前回のレコーディングから15年という歳月の中でパンドルフォが再考し続けた
バッハへのアプローチ。それは"ヴィオラ・ダ・ガンバ"と"チェンバロ"という
2つの楽器が交わす音楽の会話、または音楽的議論。この会話、議論から生ま
れる音楽こそが、パンドルフォが導き出した「ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ」
の新しい姿なのである。
また、ソナタとソナタの間に即興による「前奏曲」や、チャンス、ファン・デ
ル・カンプといった名手たちが歌うバッハのアリアを置くことにより、1つの
大きな作品としてパンドルフォが思い描いた「ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ
集」が完成する。
録音:2010年5月、サン・アポリネール教会(ボラン/ベルギー)

●Glossa Platinum
GCD P32105 \2300
アレクサンドル・アグリコラと
同世代の作曲家たち ――
I. 追憶 - 作曲者不詳:ロマンス・デ・ラ・ムエルテ/ラ・リュー:Plorer,
Gemier / Requiem、青春の過ち、我が子アブサロン、あなたを思って私は悲
しむ/
II. 色彩と盲目 - アグリコラ:盲目の人は色を見分けないI、絶望した幸福の
女神、眠りを与えず、L’eure est venue、私は嘆きしか知らない/アンチエ
タ:ムジカ・クィド・デフレス/シャンピオン:深き淵より汝を呼べり/ジョス
カン:森のニンフ(オケゲムの死を悼む挽歌)/アグリコラ:盲目の人は色を見分
けないII
アンサンブル・グランドラヴォア、
ビョルン・シュメルツァー(ディレクター)
ベルギーの民族音楽学者、中世&ルネサンス音楽演奏のスペシャリスト、ビョ
ルン・シュメルツァーとアンサンブル・グランドラヴォアの次なるテーマは、
15世紀フランドル楽派の音楽家アレクサンデル・アグリコラ(1445 or 1446-
1506)。
出生や青年期など現在でも謎が多くの残されているアグリコラの生涯。フラン
ドル地方だけでなく、イタリアやフランス、ネーデルラントで活躍し、最後は
スペインで没するなど、ヨーロッパ各国で認められたアグリコラの音楽は、ブ
ルゴーニュ楽派とフランドル楽派の様式の特徴を兼ね備えた稀有な存在として
も知られている。
またアグリコラと同世代の音楽家たち、ラ・リューやジョスカン、シャンピオ
ン、アンチエタの音楽との共通点や違いなどを探るのも興味深い。
アントワープに集まったスペイン、エストニア、イギリス、フランス、ベルギ
ーの古楽奏者たちによる多国籍精鋭集団、グランドラヴォアの音楽探求の歩み
はまだまだ続きます。
録音:2010年2月、ドゥイスブルク聖カタリーネン教会(ベルギー)




<Passacaille>
Passacaille 961 \2300
J・C・バッハ:チェンバロ・ソナタ集 ――
ソナタ ハ短調Op.17-2/ソナタ ト長調Op.5-3/ソナタ変ホ長調Op.17-6/
ソナタ ニ長調Op.5-2/ソナタ ホ長調Op.5-5
ニコラウ・デ・フィゲイレド(チェンバロ)
夭折の天才スコット・ロス最後の弟子、ブラジルが生んだ古楽界の革命児ニコ
ラウ・デ・フィゲイレドが、バッハ一族で唯一オペラを作曲した人物であり、
母国ドイツからイタリア、ロンドンへと飛び出した一族の異端児、"ロンドン
のバッハ"ことヨハン・クリスティアン・バッハのソナタに挑む!
フィゲイレドが弾く"ロンドンのバッハ"のソナタは、まるでバレエ音楽、また
はブラジルのサンバのための音楽なのではないかと思えてくるほど煌びやかで
輝かしく、そして熱く激しい。
"古楽"という枠には収まりきらないフィゲイレドの才能が魅せるエキサイティ
ングでファンタスティックな"ロンドンのバッハ"のソナタ集。圧巻です。
録音:2008年10月、ムーティエ・オ・ペルシェ(フランス)

Passacaille 917 \2300
テレマン:三重奏曲集 ――
ソナチナ ホ短調/ソナチナ ト短調/ソナチナ ハ短調/ソナチナ ト長調/
三重奏曲ト長調/三重奏曲変ホ長調
パウル・ドンブレヒト(オーボエ)、
ヴィーラント・クイケン(バス&トレブル・ヴィオール)、
ロベール・コーネン(チェンバロ)
古楽大国ベルギーが輩出したピリオド・オーボエの第1人者パウル・ドンブレ
ヒトと言わずと知れたガンバの巨匠ヴィーラント・クイケン、チェンバロの
大御所ロベール・コーネンという豪華なトリオによるテレマン。
数多くの共演を重ねてきた三者の素晴らしいアンサンブルが奏でるテレマン
は絶品。本物のピリオド奏者たちによる本物の演奏です。
録音:1996年6月、サント・アポリネール教会(ベルギー)/弊社初紹介

Passacaille 923 \2300
ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲集 ――
協奏曲ヘ長調RV.457/協奏曲ト短調RV.460/協奏曲イ短調RV.463/
協奏曲ニ短調RV.454/協奏曲イ短調RV.461/協奏曲ハ長調RV.451
パウル・ドンブレヒト(オーボエ&指揮)、イル・フォンダメント
ドンブレヒトが吹くヴィヴァルディのオーボエ協奏曲は、ピリオド・オーボエ
による同曲屈指の代表的名演奏。
お互いを知り尽くしたドンブレヒトとイル・フォンダメントのヴィヴァルディ
には、音程や楽器の構造など、いわゆるピリオド楽器のハンデとは無縁の絶大
な説得力がある。フレーズの歌い方、驚異的なテクニック、など全てが一級
品。ピリオド・オーボエでヴィヴァルディを聴くならコレ!
録音:1997年9月、サント・アポリネール教会(ベルギー)/弊社初紹介

Passacaille 930 \2300
モーツァルト:初期交響曲集 ――
交響曲第1番変ホ長調K.16/交響曲第4番ニ長調K.19
交響曲ヘ長調K.Anh.223/19a/交響曲第5番変ロ長調K.22
交響曲ニ長調K.32(ガリマティアス・ムジクム)
交響曲変ロ長調K.Anh.214/45b
パウル・ドンブレヒト(指揮)、イル・フォンダメント
イル・フィンダメントは、ベルギー随一のピリオド・オーボエ奏者パウル・
ドンブレヒトが1989年に結成したピリオド・オーケストラ。
「後期交響曲」に比べると陰に隠れがちな神童モーツァルトの「初期交響曲」
をここまで魅力的に、また鮮やかに聴かせることができるイル・フォンダメン
トは古楽界の中でも貴重な存在と言えるだろう。
※録音:2000年1月、ルーセラーレ(ベルギー)/弊社初紹介

Passacaille 929 \2300
テレマン:管弦楽組曲集(序曲集) ――
3つのオーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音のための組曲ニ長調/2つのホ
ルン、2つのオーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音のための組曲ヘ長調/3
つのオーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音のための組曲ト短調
パウル・ドンブレヒト(オーボエ&指揮)、イル・フォンダメント
ドンブレヒトがイル・フォンダメントを率いて吹き振りで大活躍するテレマ
ンの管弦楽組曲集。気合十分のドンブレヒトを中心としたオーボエ・パート
の絶妙すぎるアンサンブルの響きは至福の時間。
録音:1999年2月、ヘント・ベイローク・コンサートホール(ベルギー)/
弊社初紹介

Passacaille 921 \2300
ギャラント様式の宮廷音楽 - ハイニヒェン:協奏曲と序曲集 ――
7声の協奏曲ト長調Seibel.214/協奏曲ト短調Seibel.237/序曲(組曲)ト長調
Seibel.206/協奏曲イ長調Seibel.228/協奏曲ニ長調Seibel.224/序曲(組曲)
ト長調Seibel.205
パウル・ドンブレヒト(オーボエ&指揮)、イル・フォンダメント
バッハと同世代のドイツ人作曲家でドレスデンの宮廷楽長を務めたヨハン・
ダーヴィト・ハイニヒェン(1683-1729)。
ドイツ、フランス、イタリアの様式を取り入れるべきという姿勢の持ち主だっ
たハイニヒェンの音楽は、ドイツ・バロックの対位法的ではなくギャラント
様式的な作風が特徴。ドンブレヒトのオーボエ&オーボエ・ダモーレはここ
でも見事。
録音:1997年9月、サント・アポリネール教会(ベルギー)/弊社初紹介

Passacaille 933 \2300
深き淵より - バロック時代の死者のための礼拝 ――
デーヴ:モテット集《深き淵より》(オー・アチェルビ)
トッリ:ミサ曲《深き淵より》
パウル・ドンブレヒト(指揮)、
イル・フォンダメント、ラ・スフェーラ・デル・カント
アントウェルペン(アントワープ)大聖堂の歌手長を務めたアルフォンス・デー
ヴ(1666-1727)と、ブリュッセルやハノーファー、ミュンヘンで活躍したイタ
リアの作曲家ピエトロ・トッリの宗教作品集。
ラ・スフェーラ・デル・カントの厳かでクリアなハーモニーが、バロック時代
の珍しいモテットとミサの持ち味をしっかりと伝えてくれる。
録音:2000年10月、ベギン会修道院教会(ベルギー)/弊社初紹介

Passacaille 934 \2300
ヘント聖バーフ大聖堂の音楽 ――
クラフト:深き淵より/われは目を上げて山を望む
パウル・ドンブレヒト(指揮)、
イル・フォンダメント、ラ・スフェーラ・デル・カント
ドンブレヒトとイル・フォンダメント、ラ・スフェーラ・デル・カントが現代
に再現する18世紀のヘント聖バーフ大聖堂で演奏された尊き教会音楽。
フランソワ=ジョゼフ・クラフト(1721-1795)は、南ネーデルラントの音楽一
族クラフト家に生まれた音楽家。ヘント聖バーフ大聖堂の聖歌隊員に所属し、
1769年には音楽監督に任命された同地に縁の深い音楽家である。
※録音:2000年10月、ベギン会修道院教会(ベルギー)/弊社初紹介

Passacaille 931 \2300
ジャン・ド・カストロ - ポリフォニー・イン・ア・ヨーロピアン・パースペ
クテイヴ ――
グレゴリオ聖歌:啓示の光/カストロ:アヴェ・マリス・ステラ/グレゴリオ
聖歌:アヴェ・マリス・ステラ/カストロ:アヴェ・マリス・ステラ/ウテン
ダル:御身の死、キリストの死/ヴィラールト:第1旋法によるリチェルカーレ
/カストロ:私の血肉は真なる食物、我が命である人よ/ラッスス:ラ・コル
テシア/カストロ:天が汝の家ならば、常に甘美に歌う人よ/ラッスス:アラ
スの市の上に/カストロ:別れの時は/ヴェルト:ヌンカ・ムチョ・コスト・
ポコ/カストロ:ラ・パルケ、スティルピス・イオアンネス・フィエスコルム
バート・デムイト(芸術監督)、
カピラ・フラメンカ、トリゴン・プロジェクト、
ヴィム・ディーペンホルスト(オルガン)、ピッファロ、モレ・マイオルム
16世紀、南ネーデルラントの作曲家ジャン・ド・カストロ(ca.1540/45-ca.
1600)のポリフォニー集は、ルーヴェン・カトリック大学の創設575周年を記念
して立ち上げられたプロジェクト。
演奏者には古楽大国ベルギーのルネサンス音楽精鋭集団カピラ・フラメンカな
ど、カストロの音楽復興というチャレンジに相応しい実力者たちが集う。
録音:2000年2月2日-4日&21日、シント・ヤン・デ・ドパー教会(ルーヴェン)
弊社初紹介

Passacaille 932 \2300
聖燭節の音楽 - グレゴリオ聖歌と13世紀初期のポリフォニー ――
グレゴリオ聖歌:諸国民の啓示へ向かう光よ、恵みあふれるマリア、シオンよ
汝の婚礼の間を飾れ、シメオンは聖霊を見ざるうちは、祝福されし乙女マリ
アが/神よ、われらは御身の哀れみを受け奉る(入祭唱)/主は偉大なり(詩篇)
/神よ、われらは御身の哀れみを受け奉る(昇階唱)/われらは聞きたるごとく
(ヴァース)/アレルヤ/われは御身の聖殿のみまえにひれ伏さん(ヴァース)
/グレゴリオ聖歌:恩寵が分け与えられた(奉献唱)、シメオンは聖霊を見ざる
うちは(聖体拝領唱)/アヴェ・マリス・ステラ(賛歌)
トリゴン
中世、グレゴリオ聖歌の演奏を専門とするトリゴン(アンサンブル)は、ティル
ブルグのブラバント音楽院で古楽唱法を学んだ3人の女流歌手たちによるベル
ギーのヴォーカル・トリオ。
13世紀のエコール・ノートル・ダムで聖燭節(キャンドルマス)に演奏されたポ
リフォニーを、トリゴンの歌声が神秘的に、シンプルに歌い上げる。
録音:2000年4月12日-15日、シラン(フランス)/弊社初紹介

Passacaille 956 \2300
J・S・バッハ:カンタータ第32番《いと尊きイエス、わが憧れよ》BWV.32、カ
ンタータ第49番《あこがれをもて求めゆかん》BWV.49、カンタータ第154番
《いと尊きわがイエスは見失われぬ》BWV.154/ヨハン・クリストフ・バッハ:
カンタータ《ああ、私の頭が水で満ちていたなら》
カロリーヌ・ヴェイナンツ(ソプラノ)、
パトリック・ファン・ゲーテム(カウンターテナー)、
マーカス・ウルマン(テノール)、リーヴェン・テルモント(バリトン)、
マルセル・ポンセール(ディレクター)、イル・ガルデリーノ
コープマン、ヘレヴェッヘ、ガーディナーなど古楽界の巨匠たちと共演を重ね
てきたマルセル・ポンセールが、イル・ガルデリーノのカンタータ・シリーズ
第1弾として選んだのは、J・S・バッハとその父ヨハン・アンブロジウスの従
兄弟ヨハン・クリストフ・バッハの音楽。
ソリストにはベルギー期待の若手ソプラノ、カロリーヌ・ヴェイナンツや同じ
くベルギーの名カウンターテナー、パトリック・ファン・ゲーテムが、またイ
ル・ガルデリーノにはヴァイオリンのフランソワ・フェルナンデスとソフィー
・ジェント、ヴィオラの秋葉美佳など名手たちが集うなど、その大きなスケー
ルは新たなシリーズの幕開けに相応しい。
録音:2008年1月14日-17日、アミューズ(アントワープ)/ディジパック仕様

Passacaille 962 \2300
コレッリの遺産 ――
コレッリ:ソナタ イ長調Op.5-9/カルボネッリ:ソナタ ニ短調Op.1-2
(世界初録音)/モッシ:ソナタ ロ短調Op.1-5(世界初録音)/ヴィスコンティ:
ソナタ ホ短調Op.2-5/カストルッチ:ソナタ ト短調Op.2-5(世界初録音)/
ロカテッリ:ソナタ イ長調Op.8-10/モンタナーリ:ジーグ(世界初録音)
ムジカ・アンティクア・ローマ〔リッカルド・ミナシ(ヴァイオリン)、マル
コ・チェッカート(チェロ)、ジュリア・ヌーティ(チェンバロ&オルガン)、
マルグレット・ケル(トリプル・ハープ)〕
ムジカ・アンティクア・ローマは、現在評価急上昇中、1978年ローマ出身の
ヴァイオリン奏者リッカルド・ミナシが2007年に創設したピリオド・アンサン
ブル。イタリア・バロックの巨匠コレッリの芸術とその遺産(次世代への影響)
を実際に音楽で表現したこの"コレッリの遺産"では、もちろんヴァイオリンの
リッカルド・ミナシが大活躍!
ムジカ・アンティクア・ローマは、17世紀&18世紀ローマの知られざる音楽の
復活も活動の目的としており、ここでも4曲が世界初録音。続編、そしてミナ
シの飛躍に期待したい。
録音:2007年3月2日-5日、オーディトリアム"M.Costa"(イタリア)
ディジパック仕様

Passacaille 912 2枚組 \4600
J・S・バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245
イーアン・ハニーマン(福音史家/テノール)
ヴェルナー・ファン・メヘレン(イエス/バス・バリトン)
グレタ・ド・レイヘール(ソプラノ)
スティーヴ・ドゥガーディン(アルト)
スチュアート・パターソン(テノール)
ディルク・シュネリングス(バス)
パウル・ドンブレヒト(指揮)
イル・フォンダメント
"指揮者"ドンブレヒトの優れた統率力、指導力、カリスマ性が余すことなく発
揮されているJ・S・バッハの「ヨハネ受難曲」は、ゼレンカの「レクイエム」
と並ぶイル・フォンダメントの重要な演奏。
声楽付きの宗教作品にも柔軟に対応できるイル・フォンダメントのレベルの高
さ、ソリストたちの高水準の歌唱力、ドンブレヒトの個性豊かな音楽創りなど、
数ある「ヨハネ受難曲」の演奏の中でも上位に位置するであろうベルギー産の
隠れた名演である。
録音:1996年4月、ベギン会修道院教会(ベルギー/ライヴ録音)/弊社初紹介
/ディジパック仕様

Passacaille 901 \2300
テレマン:オーボエ&オーボエ・ダモーレ協奏曲 ――
オーボエ協奏曲ハ短調/オーボエ協奏曲ニ短調/オーボエ・ダモーレ協奏曲
イ長調/オーボエ協奏曲ニ長調/オーボエ・ダモーレ協奏曲ト長調/オーボエ
協奏曲ホ短調
パウル・ドンブレヒト(オーボエ&オーボエ・ダモーレ&指揮)
イル・フォンダメント
ベルギーが誇るピリオド・オーボエの世界的名手パウル・ドンブレヒトの十八
番中の十八番、テレマンのオーボエ&オーボエ・ダモーレ協奏曲集。ここまで
ピリオド・オーボエのソロを魅力的に響かすことができるのは、"ピリオド・
オーボエ"という楽器を知り尽くしたドンブレヒトだからこそ。このテレマン
とヴィヴァルディの協奏曲集(Passacaille 923)は、ピリオド・オーボエの決
定的名演といっても言い過ぎではないだろう!
録音:1994年、サン=ジル教会(ブルージュ)/弊社初紹介

Passacaille 922 \2300
ヘンデル:王宮の花火の音楽 ――
二重協奏曲第2番ヘ長調HWV.333/王宮の花火の音楽HWV.351
二重協奏曲第3番ヘ長調HWV.334
パウル・ドンブレヒト(指揮)、イル・フォンダメント
古楽王国ベルギーから華やかに打ちあがるロイヤル・ファイアー・ワークス!
「王宮の花火の音楽」の「序曲」で響き渡る風格漂う堂々たるサウンドが文句
なしに素晴らしい。
「王宮の花火の音楽」にはニケ&コンセール・スピリチュエルの名演など数多
くの演奏が存在しているが、特徴的なアクセントの処理、ナチュラルホルンを
筆頭とする金管セクションの活躍が目覚しいドンブレヒト&イル・フォンダメ
ントの演奏も外せない。
録音:1997年7月、ヘント王立音楽院(ベルギー)/弊社初紹介

Passacaille 903 \2300
アーベル:序曲とシンフォニア集 ――
序曲ハ長調Op.5-4/序曲ト長調Op.14-5/シンフォニア変ロ長調Op.17-2/
序曲ハ長調Op.1-2/シンフォニア変ホ長調Op.4-3/序曲ニ長調Op.7-3
パウル・ドンブレヒト(指揮)、イル・フォンダメント
音楽史にその名を刻むヴィオラ・ダ・ガンバの巨匠、カール・フリードリヒ・
アーベル(1723-1787)の管弦楽作品集は、ドンブレヒト&イル・フォンダメン
トの幅広いレパートリーを証明するユニークなプログラム。
"アーベル=ヴィオラ・ダ・ガンバ"というイメージを"アーベル=ヴィオラ・
ダ・ガンバ&管弦楽"へと進化させてくれる画期的な演奏は特筆もの。
録音:1994年2月、聖母教会(ベルギー)/弊社初紹介

Passacaille 905 \2300
フックス:序曲集 ――
序曲ニ短調/序曲変ロ長調/序曲ト短調/序曲変ロ長調
パウル・ドンブレヒト(指揮)、イル・フォンダメント
ゼレンカの師匠であり、神聖ローマ皇帝カール6世の宮廷音楽監督、聖シュテ
ファン大聖堂の楽長としてウィーンで絶大な名声を誇ったヨハン・ヨーゼフ・
フックス(1660-1741)。
フックス、ゼレンカと続く音楽史の流れも大切にしたイル・フォンダメントの
好演奏。このフックスでは弦楽セクションの気品に満ちたサウンドが印象的。
録音:1994年9月、サン・マルタン教会(ベルギー)/弊社初紹介

Passacaille 925 \2300
ファレーズ:舞曲集第1巻(ルーヴェン1571)
アンサンブル・ブラッチオ、ペーター・ファン・ヘイゲン(音楽監督)
ルーヴェン・タウン・ホールの550周年を記念して計画されたファレーズ(ファ
レシウス)・プロジェクト。
プロジェクト最大の目玉として製作されたレコーディングで取り上げられたピ
エール・ファレーズ(ペトリス・ファレシウス/ca.1520-1573/6)は、16世紀-
17世紀のルーヴェンとアントワープで栄えた楽譜出版家一族の2代目。ここに
は16世紀のルーヴェンで流行した器楽舞曲との出会いが待っています。
※録音:1998年3月-4月、アカデミーザール(シント=トルイデン)/弊社初紹介、
ディジパック仕様

Passacaille 906 \2300
17世紀ヴェネツィアの音楽 ――
ピッキ:カンツォン集(1624)より
マリーニ:ソナタ・シンフォニア集(1629)より
トゥリーニ:マドリガーレとソナタ集第1巻(1621)より
レゼネミス・コンフュス〔マルセル・ケテルス(リコーダー)、パトリック・
ロレイス(リコーダー)、フィリップ・マルフェイト(リュート)、ギ・ペンソン
(オルガン&チェンバロ)〕
レゼネミス・コンフュスは、1979年に結成されたベルギーの古楽アンサンブル。
ピッキ、マリーニ、トゥリーニのイタリア・バロック音楽では、2本のリコー
ダーが絶妙のコンビネーションを披露してくれている。
録音:1995年、カペル・ライセム(ベルギー)/弊社初紹介




<Cala>
CACD 0119 \2180
ロンドン・ハープ・サウンド ――
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
エディット・ピアフのシャンソン集 ― I. グリェーミ:ばら色の人生、II.
モノー:愛の賛歌、III.
デュモン:水に流して
伝承曲:茉莉花
J・S・バッハ:前奏曲へ短調
カーン/ドナルドソン:マイ・ベイビー・ジャスト・ケアズ・フォー・ミー
ルグラン:風のささやき
ブラームス:子守歌
ベルリオーズ:《幻想交響曲》より 第2楽章「舞踏会」
レクオーナ:アンダルシア
シムコック:湖上の美人
ロイド・ウェッバー:
《オペラ座の怪人》より ミュージック・オブ・ザ・ナイト
アンドレ:ラ・ラガッツァ
ロンドンの16人のハープ奏者たち、ジェフリー・サイモン(指揮)
"ロンドン・ハープ・サウンド"のためにロンドンのセント・ジュード・オン・
ザ・ヒル教会に集まった16人のハーピストたちは、首席奏者を務めるフランス
国立管のイザベル・ぺリンを筆頭に、LSO、ルクセンブルク・フィル、ベルリ
ン・ドイツ・オペラ、ASMFなどで活躍する世界トップクラスの名手ばかり。
ドビュッシーやブラームス、ベルリオーズからエディット・ピアフのシャンソ
ン、オペラ座の怪人など、多彩かつ魅力的なプログラミング、優れたアレンジ
と16人のハーピストたちの相性もピッタリ。
録音:2008年8月27日-30日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)




<Guild Historical>
GHCD 2362 \1350
シューマン:
マンフレッド序曲Op.115
交響曲第2番ハ長調Op.61
交響曲第4番ニ短調Op.120*
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
ブルーノ・ワルター(指揮)*、
NBC交響楽団
トスカニーニとワルターが同じオーケストラ、NBC交響楽団を振ったシューマン
の偶数番号の交響曲集。
奇しくもトスカニーニは「第4番」を、ワルターは「第2番」を自らのディスコ
グラフィーに取り入れておらず、2人の巨匠が互いの演奏で補い合うというプ
ログラミングはギルド・ヒストリカルがプッシュするポイントの1つ。
そしてギルド・ヒストリカルの大きなポイント、名エンジニア、ピーター・レ
イノルズのリマスタリングによる音質改善にも期待が高まるところ。
録音:1946年10月10日(マンフレッド序曲)、1946年3月17日(交響曲第2番)、
1940年5月2日(交響曲第4番)/リマスター:ピーター・レイノルズ

GHCD 2366 \1350
フリッツ・ブッシュ・レコーディングス1946&1949 ――
メンデルスゾーン:
序曲《美しいメルジーネの物語》Op.32*、
八重奏曲変ホ長調Op.20より スケルツォ(管弦楽版)*
ベートーヴェン:エグモント序曲Op.84**
シューベルト(ブッシュ編):
管弦楽のための舞踏組曲(ポロネーズ ヘ長調D.599-4
エコセーズD.145,No.1-6/トリオ ホ長調D.610/高雅なワルツD.969,Op.77)**
ワーグナー:
楽劇《トリスタンとイゾルデ》より 前奏曲とイゾルデの愛の死**、
楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》より 第3幕への前奏曲と間奏曲**
アルヴェーン:スウェーデン狂詩曲第1番《夏至祭の夜明かし》#
フリッツ・ブッシュ(指揮)
ヴィンタートゥール交響楽団*、ロサンゼルス・フィルハーモニック**、
マルメ・コンサートホール管弦楽団#
フルトヴェングラーと同じ時代を生きながらも、レコーディングが少なくその
至芸を知る機会に恵まれてこなかったドイツの伝説的指揮者フリッツ・ブッ
シュ。カールスルーエのマックス・レーガー・インスティテュートの協力を得
て新たに復刻される1946年&1949年の演奏は、ナチスの支配から逃れるために
ドイツを離れ北欧や南米を渡り歩いたブッシュの生涯を反映したかのような組
み合わせ。
ブッシュ自身のアレンジによるシューベルトの「舞踏組曲」やスウェーデン、
マルメのオーケストラを振ってのアルヴェーンの「夏至祭の夜明かし」など
は、ブッシュが備えていた多彩なレパートリーと柔軟なスタイルを証明して
くれる貴重な記録である。
録音:1949年*、1946年3月10日**、1949年10月30日#
リマスター:ピーター・レイノルズ





<Guild>
GMCD 7347 \2180
ギターのための作品集 ――
ロドリーゴ:3つのスペイン歌曲、わが心のアランフェス
トゥリーナ:セビリャーナOp.29
ボッケリーニ:前奏曲とファンダンゴ
アサド:秋のワルツ/ニャタリ:ギターとチェロのためのソナタ
レゴンディ:前奏曲と奇想曲Op.23/デルングス:エレジーOp.59
ベットスタイン:スケッチ
ゼンフル:カルメン、哀歌、我不幸にさからうを望まず、ああエルスライン,
愛するエルゼライン
アドミール・ドチ(ギター)、レイラ・フィスター(メゾ・ソプラノ)、
マルティン・デルングス(チェンバロ)、マッティア・ザッパ(チェロ)、
マティアス・ヴァイレンマン(リコーダー)
ロドリーゴでの歌、ボッケリーニでのチェンバロ、ニャタリでのチェロ、ゼン
フルでのリコーダー。どんな楽器や歌声とも素晴らしい関係を築くことができ
る"ギター"の持ち味が光る。
アドミール・ドチは、1982年アルバニアの首都ティラナで生まれたギター界の
若き逸材。13弦ギターも弾きこなす東欧の天才には、欧州各国から熱い視線が
注がれている。

GMCD 7342 \2180
フェアウェル -
ハイドン:交響曲第45番嬰ヘ短調《告別》Hob.I-45
マルタン:時の彩りのパヴァーヌ/フォーゲル:別れ/ハラー:別れ
ショイブレ:弦楽とティンパニのための交響曲Op.27《追憶》
マルク・キソッツィ(指揮)
カメラータ・チューリッヒ、バルバラ・ベーヒ(ソプラノ)
ハイドンの「告別」と、マルタンをはじめとした20世紀スイスの作曲家たちの
作品を組み合わせた弦楽オーケストラのための作品集。
カメラータ・チューリッヒの洗練された演奏が、ハイドンからマルタンへと移
り変わる場面で、時代を超越した音楽と音楽の美しき繋がりを聴かせてくれる。

GMCD 7349 \2180
マインラート・シュッターの追憶に ――
シュッター:我らが父/グレゴリオ聖歌:私は復活した/シュッター:大ミサ曲
ヘンキング:Ich bin ein schwebendes Luftblatt
ヤナーチェク:天にいますわれらの父よ
ラファエル・インモース(指揮)、
カペラ・ノヴァ、スザンヌ・ドール(オルガン)、
ヴェラ・シュナイダー(ハープ)
ブルクハルト、ヒンデミットから作曲法を授けられた20世紀スイスの作曲家、
マインラート・シュッター(1910-2006)の生誕100周年を記念した合唱作品集。
20-21世紀の作品を専門とするプロの合唱団カペラ・ノヴァと、新ウィーン楽
派の響きをたたえるシュッターの合唱曲との相性は良好。

GMCD 7340 \2180
ウェストミンスターの鐘 ――
コレット:前奏曲/J・S・バッハ:いざ来たれ、異教徒の救い主よBWV.659
ラインベルガー:ヴィジョン、オルガン・ソナタ第4番イ短調Op.98
リヒター:暁の星のいと美しきかなOp.20/ルソー:幻想曲Op.73
デュボワ:行列の詩篇/ヴィエルヌ:ウェストミンスターの鐘
タルッケ:悲嘆の幻想曲ニ短調
ウルシナ・カフリッシュ(オルガン)
チューリッヒ・ノイミュンスター教会のオルガンで聴くフランスと18世紀-20
世紀スイスのオルガン作品集。
"学校のチャイム"としても有名な「ウェストミンスターの鐘」などを弾くウル
シナ・ファリッシュは、スイスのクール出身の女流オルガニスト。オランダの
名匠ピート・ケーの門弟である。





<Guild Light Music>
GLCD 5172 \1650
軽音楽の黄金時代 - ライトリー・クラシカル ――
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行/ドビュッシー:月の光
ホルスト:ダーガソン/ウォルトン:ポピュラー・ソング
ラヴェル(パリッシュ編):ザ・ランプ・イズ・ロウ
レハール:ジプシーの恋のワルツ/ブラック:コスチューム・コメディへの序曲
シューマン(ラプリー編):クララの肖像
ルイジーニ:エジプト人のバレエ(終曲)/チャイコフスキー:舟歌
ハチャトゥリアン:組曲《仮面舞踏会》より ワルツ
チャイコフスキー(コニフ編):《白鳥の湖》より テーマ
マスネ:タイスの瞑想曲
ストラヴィンスキー(ローズ編):バレエ音楽《火の鳥》より/他
ピエール・シャレ&ヒズ・オーケストラ、ウィリアム・ウォルトン(指揮)、
フィルハーモニア管弦楽団、ロニー・マンロー&ヒズ・オーケストラ、
ピエリーノ・ガンバ(指揮)、ロンドン交響楽団、
デイヴィッド・ローズ&ヒズ・オーケストラ、他
「ギルド・ライト・ミュージック」のシリーズ72枚目は、"ちょっと軽め"の
クラシック音楽!
合唱も加わり、リズムもポップなスタイルに生まれ変わった「白鳥の湖」、
カスチェイが何故か(?)楽しげに踊る「火の鳥」の「魔王カスチェイの踊り」
など、現在のクロスオーヴァーを先取りしたプログラムは先人たちの偉大なる
遺産。リマスターはBBCの元エンジニア、アラン・バンティングが担当。

GLCD 5171 \1650
軽音楽の黄金時代 - 戦争と平和-1940年代のライトミュージック ――
ベルトン:ダウン・ザ・モール/カーマイケル:スターダスト
コーツ:フットライツ/ウォルトン:スピットファイアとフーガ
ドヴォルザーク:ユーモレスク/ハンマー:オリンピック・ゲーム・マーチ
アルター:アメリカン・セレナード/ルーカス:幻想行進曲
ケレルビー:王室の騎馬行進/他
ウィリアム・ウォルトン(指揮)、
ハレ管弦楽団、チャールズ・シャドウェル&ヒズ・オーケストラ、
パーシー・フェイス&ヒズ・オーケストラ、エリック・コーツ(指揮)、
ライト・シンフォニー・オーケストラ、他
第2次世界大戦中と大戦後。後に訪れるライトミュージックの黄金時代の礎と
なった「1940年代」がシリーズの第71集。
1940年にアメリカで本格始動したパーシー・フェイス、ジョージ・メラクリー
ノやシドニー・トーチ、ロバート・ファーノンたちのパフォーマンスが名エ
ンジニア、アラン・バンティングのリマスターで蘇る。





<Passacaille>
Passacaille 968 \2300
ショパン:チェロとピアノのための作品全集 ――
序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調Op.3*/華麗なる変奏曲変ロ長調Op.12*
マイアベーアの歌劇《悪魔のロベール》の主題による協奏的大二重奏曲ホ長調**
ポロネーズ第1番嬰ハ短調Op.26-1**/チェロ・ソナタ ト短調Op.65**
ヴィヴィアナ・ソフロニツキー(フォルテピアノ)、
セルゲイ・イストミン(チェロ/レオポルト・ヴィドハルム)
ウラディーミル・ソフロニツキーの愛娘、ヴィヴィアナ・ソフロニツキーが弾
くフォルテピアノは、ショパンが愛用していたと伝わるプレイエル(Op.1555/
1830製作)とグラーフ(Op.318/1819頃製作)のオリジナルを元に忠実に再現し
た復刻レプリカ・モデル。
楽器考証の世界的権威で現代の名工ポール・マクナルティは、チェコ音楽博物
館に所蔵されているグラーフと、パリ音楽博物館に所蔵されているプレイエル
のオリジナルを徹底的に調査、研究。
その成果として2007年と2009年に誕生した2台のフォルテピアノは、ショパン
の音楽を存命当時の響きを再現しながら、現代の奏者たちの要求にも応える
ことのできる貴重な楽器なのである。
使用楽器(フォルテピアノ):コンラート・グラーフOp.318(1819年頃製作)のレ
プリカ・モデル(ポール・マクナルティ2007年製)*&プレイエルOp.1555
(1830年製)のレプリカ・モデル(ポール・マクナルティ2009年製)**
録音:2010年3月24日-27日、フラデツ・クラーロベー(チェコ)

Passacaille 967 \2300
J・S・バッハ:トリオ・ソナタ集BWV.525-530 ――
トリオ・ソナタ第1番変ホ長調BWV.525/トリオ・ソナタ第2番ハ短調BWV.526
トリオ・ソナタ第3番ニ短調BWV.527/トリオ・ソナタ第4番ホ短調BWV.528
トリオ・ソナタ第5番ハ長調BWV.529/トリオ・ソナタ第6番ト長調BWV.530
ロレンツォ・ギエルミ(オルガン)
ミラノのサン・シプリチャーノ教会のオルガニスト、ミラノ国際音楽アカデミ
ー古楽研究所、バーゼル・スコラカントルムで指導者として活躍するイタリア
の名匠ロレンツォ・ギエルミ。
ロレンツォ・ギエルミは、自身が結成したラ・ディヴィナ・アルモニアと共に
フランチェスコ・フェオの「ヨハネ受難曲」(Passacaille 964)を蘇演させる
など、演奏家としてはもちろんのこと、音楽学者としての実績も世界トップク
ラスである。
ギエルミが「ライプツィヒ・コラール集」(Passacaille 954)以来となるJ・S
・バッハのレコーディングに選んだのは「トリオ・ソナタ集」。
サン・シプリチャーノ教会のエアーレント・オルガン(1991年製)から優しく響
く3声のソナタとギエルミの妙技が、大バッハのオルガン作品の奥深さを教え
てくれます。
録音:2010年4月25日&5月10日&6月3日、サン・シプリチャーノ教会(ミラノ)

<ACCENTUS Music>
【新規レーベルのご案内】
新しい映像レーベルACCENTUS Music(アクサンタス・ミュージック)の取扱いを
開始致します。ドイツ、ライプツィヒを拠点とし、経験豊富なプロデューサー、
ディレクター、カメラマン、エンジニアと共に、注目のコンサート、話題のオ
ペラの映像や長編ドキュメンタリー映像をDVDとBlu-rayでリリースしていきま
す。2010年の冬、そんな彼らが自信を持って発売するのは、いずれも最新の高
品質な映像ばかり。まずはショパン生誕200年を記念してワルシャワで行われた
キーシン&デミジェンコによるショパンの協奏曲。2010年春に行われた「ルツェ
ルン・イースター音楽祭」よりクラウディオ・アバドとシモン・ボリバル・オ
ーケストラの「悲愴」。ダニエル・バレンボイム演奏活動60年を記念したワル
シャワでのショパン・リサイタル。最後に生誕300年W.F.バッハのクリスマス用
のカンタータをマインツ・バッハ合唱団がアウグスティーノ教会で行った美し
いライヴ映像。
これからのリリースも大いに期待できる映像レーベルの登場です。

ACC 20104DVD(DVD-Video) \2900
ショパン生誕200年ガラ・コンサート・イン・ワルシャワ
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
ショパン:マズルカ イ短調Op.17-4(アンコール)
ニコライ・デミジェンコ(P)
ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
ショパン:練習曲ハ短調Op.10-12「革命」、
ワルツ ホ短調「遺作」(アンコール)
エフゲニー・キーシン(P)
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団 アントニ・ヴィト(指揮)
収録:2010年2月27日ワルシャワ・フィルハーモニー・ホール(ライヴ)
2010年はショパン生誕200年で大いに沸いていますが、3月1日とされるショパン
の誕生日前後にワルシャワで行われたガラ・コンサートにはキーシンやバレン
ボイムが出演し、ショパンのアニバーサリー・イヤーの幕開けを告げる豪華な
コンサートが開かれました。
この映像は、2つのショパンのピアノ協奏曲を2人のピアニストが演奏したもの。
先ずはロシア・ピアニズムを継承するニコライ・デミジェンコによる第1番の
協奏曲。明晰で透明感に満ちたタッチから紡ぎだされる、繊細で美しい音色は、
ショパンの叙情性を美しく浮かび上がらせています。アンコールのマズルカも
心憎いニュアンスで静かに美しく聴かせます。
次にキーシンが登場。第2番の協奏曲を情熱に満ち推進力のある演奏で聴衆を
惹きつけます。キーシンの真骨頂とも言える心を打つ素晴らしい演奏で、ショ
パンの本質的な美しさを見事表現。アンコールは「革命」と「ワルツ遺作」で
さらに盛り上がり観客はすっかり魅了され拍手喝采。聴きごたえ、見応えのあ
る映像で、キーシンの魅力を存分に楽しめます。

ACC 20101DVD(DVD-Video) \2900
クラウディオ・アバド・ルツェルン・イースター音楽祭2010
プロコフィエフ:スキタイ組曲Op.20
ベルク:歌劇「ルル」からの交響的小品
モーツァルト:歌劇「魔笛」-パミーナのアリア「愛の喜びは消え」
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
アンナ・プロハスカ(S)
シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ
クラウディオ・アバド(指揮)
録音:2010年3月18&19日KKLコンサートホール、ルツェルン(ライヴ)
「ルツェルン・イースター音楽祭」は1988年からはじまり、春のはじまりを告
げる復活祭の時期におこなわれます。2010年の音楽祭は、クラウディオ・アバ
ドとグスターボ・ドゥダメルの2人がそれぞれシモン・ボリバル・ユース・オ
ーケストラ・オブ・ベネズエラを指揮するなど充実したプログラムで話題にな
りました。この映像ではアバドがシモン・ボリバルを率いて、アバド節全開で、
大変な盛り上がりを見せています。コンサート開始前に客席で聴くドゥダメル
の姿が映し出され、音楽祭の盛り上がりを感じさせます。
プロコフィエフのスキタイ組曲はバーバリズム炸裂の力演。若手注目ソプラノ、
アンナ・プロハスカが登場するベルクの歌劇「ルル」からの交響的小品では、
プロハスカの大絶叫、アバドの明晰な演奏が作品の狂気と官能を引き出してい
ます。チャイコフスキーの「悲愴」は、エネルギッシュでメリハリのある演奏
で迫力満点。シモン・ボリバルの若き音楽家たちのエネルギーをアバドが吸収
し、非常に生き生きとした躍動感溢れる指揮姿が印象的です。

ACC 20102DVD(DVD-Video) \2900
ダニエル・バレンボイム・ショパン・リサイタル・イン・ワルシャワ
ショパン:
幻想曲 ヘ短調 Op.49、ノクターン 変ニ調Op.27-2、
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調Op.35「葬送」、舟歌 嬰ヘ長調Op.60、
ワルツ ヘ長調Op.34-3、ワルツ イ短調Op.34-2、ワルツ 嬰ハ短調Op.64-2、
子守歌 変ニ長調Op.57、ポロネーズ 変イ長調Op.53「英雄ポロネーズ」、
マズルカ ヘ短調Op.7-3、ワルツ 変ニ長調Op.64-1「小犬のワルツ」
ダニエル・バレンボイム(P)
収録:2010年2月28日ワルシャワ・フィルハーモニー・ホール(ライヴ)
2010年はショパン生誕200年であると同時に、大ピアニスト、ダニエル・バレ
ンボイムの演奏活動60年という節目の年でもありました。このDVDは、バレン
ボイムがワルシャワのショパン・ガラで行ったリサイタル映像。繊細で色彩感
溢れるバレンボイムのピアニズムが凝縮された演奏。解釈は濃厚なロマンティ
シズムに溢れ、深みがあり、まさに巨匠の風格。ライヴの高揚感も加わり、
観客を魅了するブリリアントな演奏を堪能することができる映像です。

ACC 20103DVD(DVD-Video) \2900
W.F.バッハ(1710-1784):カンタータ集
「主を畏るるものは幸いなり」BR-WFB F19
シンフォニア ニ短調 BR C7 
「おお大いなる神秘よ、誰がこのようなことを理解できようか」 BR-WFB F2
「ああ、どうか天を開き」BR-WFB F3
「あなたは人生の君」BR-WFB F10
マインツ・バッハ合唱団 ラルパ・フェ ラルフ・オットー(指揮)
ドロテー・ミールズ(S)ゲルヒルト・ロンベルガー(A)
ゲオルク・ポプルッツ(T)クラウス・メルテンス(Bs)
収録:2010年6月1日マインツ、アウグスティーノ教会(ライヴ)
2010年は、大バッハの長男、ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの生誕300
年にあたります。W.F.バッハは大バッハの長男で息子たちのなかでは最も才能
に恵まれ、可愛がられていたと言われていますが、彼の作品の多くは第二次世
界大戦で焼失し、1999年以降キエフの音楽アカデミーで再発見されるまでは忘
れ去られていました。ここに収められている4つのカンタータは世界初録音で、
クリスマスとキリストの昇天のために書かれた作品。マインツ・バッハ合唱団
&ラルパ・フェの好演はW.F.バッハの妙技を証明する説得力のあるもの。また
美しいアウグスティーノ教会の映像も見逃せません。




<SUPRAPHON>
=サー・チャールズ・マッケラス追悼特別企画=

SU 4041 6枚組 \5400
「サー・チャールズ・マッケラス / チェコ音楽と共に歩んだ生涯-
ドヴォルザーク&スメタナ篇」
[CD 1]
・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1集Op.46, B 83(全曲)
・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第2集Op.72, B 147(全曲)
録音:1999年4月8-11日プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・セッション)
[CD 2]
・ドヴォルザーク:交響的変奏曲Op.78, B 70
録音:2001年10月7-8日プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・セッション)
・ドヴォルザーク:交響曲第6番ニ長調Op.60, B 112
録音:2002年10月17-18日プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・ライヴ)
[CD 3]
・ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調Op.88, B 163 #
・ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95, B 178「新世界より」 #
録音:2005年9月10-13日プラハ、市庁舎スメタナ・ホール(デジタル・ライヴ)
[CD 4]
・ドヴォルザーク:伝説曲Op.59, B 122
・ドヴォルザーク:スケルツォ・カプリチオーソOp.66, B 131
録音:2001年3月17-25日プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・セッション)
・ドヴォルザーク:序曲「自然の王国で」Op.91, B 168 #【初出】
 録音:2005年9月10-13日プラハ、市庁舎スメタナ・ホール(デジタル・ライヴ)
[CD 5]
・ドヴォルザーク:交響詩「水の精」Op.107, B 195
・ドヴォルザーク:交響詩「真昼の魔女」Op.108, B 196
録音:2008年12月11-12日プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・ライヴ)
・ドヴォルザーク:交響詩「金の紡ぎ車」Op.109, B 197
 録音:2001年6月14日プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・セッション)
・ドヴォルザーク:交響詩「野ばと」Op.110, B 198
 録音:2009年9月9-10日プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・セッション)
[CD 6]
・スメタナ:連作交響詩「わが祖国」(全曲)
 録音:1999年5月12日プラハ、市庁舎スメタナ・ホール
(デジタル・第54回プラハの春国際音楽祭オープニング・コンサート・ライヴ)
#プラハ交響楽団
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
サー・チャールズ・マッケラス(指揮)

SU 4042(4CD+1DVD) \4850
「サー・チャールズ・マッケラス / チェコ音楽と共に歩んだ生涯-
ヤナーチェク&マルチヌー篇」
[CD 1]
・ヤナーチェク:嫉妬(「イェヌーファ」のオリジナル前奏曲)
録音:2003年5月22日プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・セッション)
・ヤナーチェク:「利口な牝狐の物語」組曲
 録音:2002年10月17-18日プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・ライヴ)
・ヤナーチェク:「シャールカ」序曲
 録音:2000年8月16日プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・セッション)
・ヤナーチェク:タラス・ブーリバ
 録音:2003年5月22日プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・セッション)
[CD 2]
・ヤナーチェク:「カーチャ・カバノヴァー」序曲、第1幕&第2幕の間奏曲
録音:1997年3月21-27日プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・セッション)
・ヤナーチェク:「シュルークとヤウ」
(ゲルハルト・ハウプトマンの劇のための音楽)
録音:2002年10月20日プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・セッション)
・ヤナーチェク:シンフォニエッタ
 録音:2002年10月17-18日プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・ライヴ)
・【ボーナス】マッケラスへのインタビュー[聞き手:ペトル・ヴェべル]
 録音:2010年2月17日ロンドン(チェコ放送)
[CD 3]
・ヤナーチェク:グラゴル・ミサ
 エリーザベト・セデシュトレム[ゼーダーシュトレーム](S)
 ドラホミーラ・ドロブコヴァー(A)
 フランティシェク・リヴォラ(T)
 リハルト・ノヴァーク(Bs)
 ヤン・ホラ(Org)
 プラハ・フィルハーモニー合唱団
・ヤナーチェク:アマールス-独唱、混声合唱と管弦楽のためのカンタータ
 クヴェトスラヴァ・ニェメチュコヴァー(S)
 レオ・マリアン・ヴォディチュカ(T)
 ヴァーツラフ・ジーテク(Br)
 プラハ・フィルハーモニー合唱団
 録音:1984年1月27-30日プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・セッション)
[CD 4]
・マルチヌー=ズビニェク・ヴォストジャーク編:
「ジュリエッタ」組曲-大オーケストラのための
 録音:2008年12月5-6日プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・セッション)
・マルチヌー:戦場のミサ-バリトン独唱、男声合唱と管弦楽のための
 ヴァーツラフ・ジーテク(Br)
 プラハ・フィルハーモニー合唱団
 録音:1984年1月20-21日プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・セッション)
・マルチヌー:
二重協奏曲-2群の弦楽オーケストラ、ピアノとティンパニのための #
 ヨゼフ・ルジツカ(P)、ヤン・ボウシェ(Tim)
・ピエロ・デッラ・フランチェスカのフレスコ画 #
 録音:1982年2月15-16日プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・セッション)
[DVD]
・ヤナーチェク:グラゴル・ミサ(原典版)
エヴァ・ウルバノヴァー(S)、ベルナルダ・フィンク(A)、
レオ・マリアン・ヴォディチュカ(T)、ぺテル・ミクラーシュ(Bs)
プラハ・フィルハーモニー合唱団
ヤン・ホラ(Org) 
録音:1996年3月21日プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・ライヴ)
・嫉妬(「イェヌーファ」のオリジナル前奏曲)
 録音:2003年5月22日プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・ライヴ)
・タラス・ブーリバ
 録音:2003年5月22日プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・ライヴ)
#プラハ放送交響楽団
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
サー・チャールズ・マッケラス(指揮)




<ORFEO D'OR>
ORFEOR 813102 2枚組 \4160
127'53
ベートーヴェン:「フィデリオ」
マルタ・メードル(S レオノーレ) アントン・デルモータ(T フローレスタン)
パウル・シェフラー(Br ドン・ピツァロ) 
ルートヴィヒ・ウェーバー(Bs ロッコ)
イルムガルト・ゼーフリート(S マルツェリーネ) 
ワルデマル・クメント(T ヤキーノ)
カール・カーマン(Bs ドン・フェルナンド) 
カール・テルカル(T 第一の囚人)
アルフレート・イェーガー(Bs 第二の囚人)
カール・ベーム(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1955年11月5日,ウィーン
カール・ベームのライヴ録音の中でも特に大きな意義を持つ、ウィーン国立歌
劇場再建記念の「フイデリオ」が、ついにORFEOから正規盤で発売です!
1955年、第二次世界大戦で破壊されたウィーン国立歌劇場が再建され、一連の
たいへん豪華な記念上演が行われました。当時の音楽監督ベームはベートー
ヴェン「フィデリオ」、R.シュトラウス「影のない女」、ベルク「ヴォツェッ
ク」、モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」(ドイツ語)を上演。さらにクナッ
パーツブッシュが「バラの騎士」、クーベリックが「アイーダ」(ドイツ語)、
ライナーが「ニュルンベルクのマイスタージンガー」。そしてこけら落としの
上演こそが、11月5日の「フィデリオ」でした。「フィデリオ」に思い入れの
あるベームは、残された「フィデリオ」の録音すべてが名演ですが、中でもこ
の1955年の再建記念公演は気合の入り方が違います。長いベームの音楽歴にお
いても、特筆すべき名演です。
歌手がまた大物揃い。フルトヴェングラーのお気に入りのドラマティック・ソ
プラノで、彼がEMI録音でもレオノーレのに起用したマルタ・メードルがここ
でもレオノーレ。ウィーンのモーツァルト・テノールとして名高いアントン・
デルモータがフローレスタン、偉大なバリトン、パウル・シェフラーが凄みの
あるピツァロ、ワーグナー・バスとして一世を風靡したルートヴィヒ・ウェー
バーが味のあるロッコ、そして名花イルムガルト・ゼーフリートがマルツェリ
ーネ、ウィーンの人々に愛されたテノール、ワルデマル・クメントがヤキーノ
と、まさに1950年代のウィーンを代表する歌手ばかり。まさにオールスター
キャストです。
海賊盤ではLP時代から有名だった演奏ですが、音の状態が芳しくない盤ばかり
で、演奏の真価が伝わってきませんでした。今回のORFEOのCDは、オーストリ
ア放送とウィーン国立歌劇場が所有していたテープを用いており、海賊盤より
も音質が格段に鮮明になっています。ベーム一生に一度の晴れ姿、素晴らしい
上演を蔵出し音源でお楽しみください!




<KING INTERNATIONAL>
KKC 29 \2800
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988
セルゲイ・シェプキン(ピアノ)
録音:2008年7月22日ジョーダンホール、ニューイングランド音楽院(ボストン)
全く新しい解釈で聴衆を驚嘆させた衝撃の初来日の一年後、シェプキンは13年
振りにゴルトベルク変奏曲を再録音。多彩な装飾音、生気に満ちた演奏は変わ
らずに、新たな解釈を加え音楽に一層深みを与えた充実の演奏となりました。
今回もすべてのリピート(アリア・ダ・カーポ以外)を繰り返していますが、
シェプキン自身はこの作品の複雑な素材に「ニ度生きる」機会を与え、より宇
宙的な広がりを加えたと語っています。1995年の最初の録音以降、何度も演奏
し、その中で変化していった解釈を知識、想像、センスを用い新たなゴルトベ
ルク変奏曲を世に放ちます。
もしあの世が存在するのなら、私はグールドに会いたいと思います。彼はいつ
でも私の偉大なヒーローでしたから。しかし、私が再録したのは、グールドが
1981年に考えたのと同じ理由があったからです。
セルゲイ・シェプキン(解説より)




<新書館>
DD10 1013(DVD-Video) \6300
ドキュメンタリー:ビー・グッド・ジョニー・ウィアー Vol.3
-夢の舞台、バンクーバー五輪
ジョニー・ウィアー
ガリーナ・ズミエフスカヤ
ヴィクトール・ペトレンコ、ニーナ・ペトレンコ
パティー・ウィアー タラ・モドゥリン ほか
【監督】デヴィッド・バルバ&ジェームズ・ペレリト
【日本語字幕・監修】田村明子
緊迫した全米選手権(10)――4年に一度の大舞台に向けて選手たちの挑戦が始
まる。3位に入賞し、オリンピックの代表入りを果たしたジョニーはいよいよ
バンクーバーへ。今までにないプレッシャーと闘う彼を待ち受けていた運命と
は……。
つねにありのままに、自分らしく生きるジョニーの姿が観る者すべての胸を打
つ!アスリートとしてはもちろん、闘い続けるジョニー・ウィアーの真実に迫
ります




<Glyndebourne>
GFOCD 008 3枚組 \5150
ブリテン:「ピーター・グライムズ」
アンソニー・ディーン・グリフィー(T ピーター・グライムズ)
ヴィヴィアン・ティアニー(S エレン・オーフォード)
スーザン・ゴートン(Ms おばさん)
カミラ・ティリング(S 第一の姪)
リンダ・チュヴァス(S 第二の姪)
ジョン・グレアム=ホール(T ボブ・ボウルズ)
スタッフォード・ディーン(Bs スワロー)
ほか
マーク・ウィグルスワース(指)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団,グラインドボーン合唱団
録音:2000年
グラインドボーン音楽祭は、20世紀の英国を代表する作曲家ベンジャミン・
ブリテンのオペラのうち、「ルクレシアの陵辱」(1946年)と「アルバート・
ヘリング」(1948年)が初演された場所です。しかし1948年にブリテンがオー
ルドバラ音楽祭を催すようになってから、ブリテンが亡くなるまでは、彼の
オペラの上演が途絶えていました。1980年代からグラインドボーン音楽祭は
ブリテンのオペラを積極的に取り上げるようになり、今日に至っています。
ブリテンの代表作の一つ「ピーター・グライムズ」は、1992年、1994年、
2000年と取り上げられ、このCDには2000年の上演がライヴ収録されています。
タイトルロールのアンソニー・ディーン・グリフィーは、1970年、米国、
ノースカロライナ州のハイポイント生まれのテノール。ピーター・グライム
ズはグリフィーの当たり役で、2008年にはメトロポリタン歌劇場でも歌い、
これは映像収録されほど。ヴィヴィアン・ティアニーは英国のベテランのソ
プラノ。20世紀オペラを得意にしています。また第一の姪が、今ではすっか
り人気ソプラになったカミラ・ティリングだったり、スワローには当時63歳
の英国を代表する性格バス、スタッフォード・ディーンが配されていたりと、
さすがグラインドボーン音楽祭。マーク・ウィグルスワースは、1964年生ま
れの英国の指揮者。




<BONGIOVANNI>
AB 20018(DVD-Video) \4950
ハイドン:「月の世界」
カルロ・トリアーニ(Br ブオナフェーデ)
ロベルト・ヤキーニ・ヴィルジーリ(T エックリティコ)
カーティア・ピッツィ(Ms エルネスト)
マリア・ジョヴァンナ・ミケリーニ(S クラリーチェ)
カリーナ・カラフィウーラ(S フラミーニャ)
ガイア・ペトローネ(Ms リゼッタ)
セバスティアン・フェラーダ(T チェッコ)
ジュゼッペ・カメルリンゴ(指)
チェゼーナ・ブルーノ・マデルナ音楽院管弦楽団,合唱団
演出:ガブリエッラ・メデッティ
舞台美術:ラウラ・ダルトリ,アレッサンドロ・トゥローニ
録音:2009年6月,チェゼーナ
ハイドンのオペラの中でも最近特に人気の高い「月の世界」。カルロ・ゴルド
ーニ原作で、金持ちのエックリティコが二人の娘フラミーニャとクラリーチェ
に厳しいので、クラリーチェの恋人エックリティーコが、フラミーニャの恋人
エルネストらと共謀、ブオナフェーデを偽の月の世界に招いて、混乱に乗じて
結婚してしまう、というもの。先日、ウィーンでアーノンクール指揮による上
演の映像がC MajorレーベルからのDVD(703508)とBlu-Ray(703604)がリリース
案内されたばかりですが、こちらはサッカーで有名なイタリア、チェゼーナで
の上演の映像。現代化して話の奇想天外ぶりを強調していたアン・デア・ウィ
ーン劇場の舞台と異なり、ガブリエッラ・メデッティの演出は小劇場の長所を
生かした手作り感のある丁寧な舞台作りが好ましいもの。エステルハーザで初
演された時の雰囲気はこちらの方が出ているのではないでしょうか。歌手は総
じて若手。ブオナフェーデのカルロ・トリアーニは、ミラノ出身のバス。ブッ
フォ役を得意としています。

GB 2449 2枚組 \4360
シニコ:「マリネッラ」
ダックス・ヴェレニク(T フランチェスコ・カッペッロ)
ジョヴァンニ・アルベリコ・スピアッツィ(Bs ファルコ,布告役人)
マリアンナ・プリッツォン(S マリネッラ)
ジュリアーノ・ペリツォン(Br バッチョ)
イウリア・サボ(Ms ドンナ・エルヴィーラ,アニェーゼ)
セヴェリーノ・ザンネリーニ(指)
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア・オペラジョコーサ管弦楽団,合唱団
録音:2010年1月3日,トリエステ
たいへん珍しい作品の世界初録音です。ジュゼッペ・シニコ(1836-1907)はト
リエステ出身の作曲家。トリエステではかなり親しまれていた作曲家でした。
「マリネッラ」は、ヴィクトル・ユゴーの『王は楽しむ』(《リゴレット》の
原作)を、1500年のトリエステを舞台にした物語に翻案したもの。1854年に初
演され大成功を収めたものの、1883年の上演を最後に埋もれてしまいました。
復活上演となった演奏会形式上演のライヴ録音です。

GB 1217 2枚組(1枚価格) \2180
ジュゼッペ・ヴェンディテッリ アリア集
ベッリーニ:「ノルマ」
ヴェルディ:
「アッティラ」,「トロヴァトーレ」,「アイーダ」,「オテッロ」
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」,「パリジーナ」
レオンカヴァッロ:「道化師」
プッチーニ:「マノン・レスコー」,「外套」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」
マスネ:「エロディアード」,「ル・シド」
からのアリア,場面
トスティ:私は死にたい,
ダンツァ:おいで
カルディッロ:つれない心
ジュゼッペ・ヴェンディテッリ(T)
録音:1976-1995年,ライヴ
ジュゼッペ・ヴェンディテッリは1942年、サン・ヴィットーレ・デル・ラー
ツィオ生まれのイタリアのテノール。BONGIOVANNIから発売されたマスカーニ
「パリジーナ」の全曲録音(GB 2440 2枚組)でウーゴ・デステを歌っていまし
た。

HOC 052 2枚組 \2680
ヴェルディ:「運命の力」
フラヴィアーノ・ラボー(T ドン・アルヴァーロ)
ジンカ・ミラノフ(S レオノーラ)
マリオ・セレーニ(Br ドン・カルロ)
チェーザレ・シエピ(Bs 修道院長)
フェルナンド・コレナ(Bs メリトーネ神父)
マーガレット・ロッジェーロ(Ms プレツィオシッラ)
ルイス・スガロ(Br カラトラーヴァ伯爵)
フリッツ・スティードリー(指)管弦楽団
録音:1958年,ニューヨーク
初出となる1958年1月25日のメトロポリタン歌劇場でのライヴ録音と思われま
す。録音が極めて少ないイタリアの名テノール、フラヴィアーノ・ラボーが
アルヴァーロを歌った貴重な録音な上に、共演者がジンカ・ミラノフ、マリオ
・セレーニ、チェーザレ・シエピ、フェルナンド・コレナとたいへんに豪華。
フリッツ・スティードリー(1883-1968)は、ウィーン生まれで米国で活躍した
指揮者。メトロポリタン歌劇場では1946年から1961年まで300回以上も指揮を
している実力者で、「運命の力」は既に1952年、1954年、1956年のライヴ録音
が出回っています。なおこの時期のメトロポリタン歌劇場では「運命の力」
をかなり短縮して上演するのが常で、この上演でも同様だと思われます。

HOC 054 2枚組 \2680
ヴェルディ:「アイーダ」
メアリー・カーティス・ヴァーナ(S アイーダ)
カルロ・ベルゴンツィ(T ラダメス)
アイリーン・デイリス(Ms アムネリス)
ロバート・メリル(Br アモナズロ)
ジョルジョ・トッツィ(Bs ランフィス)
ほか
ファウスト・クレーヴァ(指)管弦楽団,合唱団
録音:1957年,ニューヨーク
初出となる1957年11月30日のメトロポリタン歌劇場でのライヴ録音と思われま
す。カルロ・ベルゴンツィはこの2週間ほど前の11月13日にラダメスでメトに
デビューしたばかりでした。メアリー・カーティス・ヴァーナ(1921-2009)は、
ヨーロッパではイタリア風にマリア・クルティス・ヴェルナと名乗っていた
米国のソプラノ。メトではヴェルディ・ソプラノとして活躍しました。




<harmonia mundi>
HMU 907508 \2450
アメリカのクラリネット&ピアノのための音楽集
ジョン・ノヴァーチェク(b.1964):2人のJonのための4つのラグ(2006)
パキート・ドゥ・リヴェラ(b.1948):ザ・ケープ・コッド・ファイルズ
バーンスタイン(1918-1990):クラリネットとピアノのためのソナタ
ガーシュウィン:
3つの前奏曲(ジェームス・コーン編)、
アイ・ガット・リズム(ジェームス・コーン編)
ジョン・マナシー(Cl)
ジョン・ナカマツ(ピアノ)
録音:2009年12月
ニューヨーク・フィルの首席クラリネット奏者もつとめていたジョン・マナシ
ーと、ジョン・ナカマツによるデュオの最新盤。この編成の王道レパートリ
ー、バーンスタンのソナタや、ノヴァーチェクとドゥ・リヴェラによる世界初
録音2作品も含む注目の内容です。ノヴァーチェクの作品はユーモラスな味わ
いが魅力のもの。ドゥ・リヴェラの作品もクラリネットのポトポトとした音色
が味わい深いです。バーンスタインはクラリネットもさすがですが、ジョン・
ナカマツのリズム感抜群のピアノが光ります。ガーシュウィンの3つの前奏曲
は20世紀音楽の古典とも呼ばれるもともとはピアノソロの名曲ですが、ここで
はクラリネットとピアノの編成で演奏されています。二人のジョンの名手ぶり
が光る1枚です。




<HUNGAROTON>
HCD 32665 \2080
ジュラ・チャポー(b.1955):
・The Great Initial humanvoicetimesculpture
(voices of all ages, computer)(2005-2009)
ハンガリー、パーパ、ベラ・バルトーク音楽学校の生徒&教師
ハンガリー、パーパ、エルデイ人民の家の住民
ハンガリー、パーパ、ボビタ介護センターの子供たちのグループ
および、その他の個人
・Concerto for Viola and a Changing Environment(2004-2009)
リヴカ・ゴラニ(Va)
ラースロー・ティハニ(指)MR交響楽団
収録:2005-2009年ハンガリー放送、ブダペスト・ミュージック・センター、
ハンガリー-ピリシュチャバ・アートフィールド・スタジオ、
カナダ・サスカチュワン大学
1955年生まれのチャポーは、リスト音楽院の作曲科を修了してジェルジ・クル
ターグやペーテル・エトヴェシュらの流れを汲む一方で、ダルムシュタットや
パリのIRCAM、アメリカでモートン・フェルドマンにも学んだという、ユニーク
で幅広い経歴の持ち主。
“ヒューマンボイスタイムスカルプチャー”という別名をもつ第1曲は、“あら
ゆる世代のヒトの声”をコンピュータでサンプリングして、そのフレーズをコ
ンピュータで組み合わせたもので、シンプルながら不思議な感覚の作品。この
作品には32あるトラックのどこからスタートして反復再生してもよい、との但
し書きがあります。
ほかに、ここでソリストを務める現代屈指のヴィオラ奏者リヴカ・ゴラニの委
嘱で作曲された「ヴィオラ協奏曲」を収録。


HCD 32575 \2080
イシュトヴァーン・ラーング(b.1933):
・Broken off Paragraphs(2002-2003)
ラースロー・ティハニ(指)MR交響楽団
収録時期:2004年3月17日
・第6交響曲-39の弦楽器のための(1993-1994)
ラースロー・コヴァーチュ(指)MR交響楽団
収録時期:1997年3月7日
・Diamond in the Dust of Earth-オットー・オルバーンの一節にもとづく
カンタータ(2004)*
ラースロー・ティハニ(指)
MR交響楽団、MR男声合唱団
収録時期:2007年10月8日
すべてハンガリー放送による収録。*ハンガリー語歌唱。
ハンガリー作曲界を代表するイシュトヴァーン・ラーングの近作を収めたアル
バム。

HCD 32576 \2080
ヨージェフ・シャーリ(b.1935):
・Sonnenfinsternis-管弦楽のための4つのコメンタリーズ(1999-2000)
ラースロー・コヴァーチュ(指)MR交響楽団
収録時期:2005年10月5日
・Leoniden-ツィンバロンと管弦楽のための(2004)
イルディコー・ヴェーコニ(ツィンバロン)
ラースロー・コヴァーチュ(指)MR交響楽団
収録時期:2005年11月21日
・Zenith-ベラ・バルトークの思い出に(1995・1996改訂)
ヤーノシュ・コヴァーチュ(指)MR交響楽団
収録時期:2004年3月20日
すべてハンガリー放送による収録。
「さらばグレン・グールド(1983)」や、ハンガリーの民俗楽器ツィンバロンを
用いた作風(HCD.31857)で知られるシャーリの作品集。




<EURO ARTS>
20 57964(Blu-ray) \4250
マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26
ユジャ・ワン(P)
クラウディオ・アバド(指)
ルツェルン祝祭管弦楽団
収録:2009年8月12日ルツェルン、カルチャー&コンヴェンション・センター内
コンサート・ホール(ライヴ)
大病から奇跡の復調を果たしたアバドがあらたに取り組む、ライヴ映像による
マーラー・シリーズのブルーレイ・ディスクが登場です。
アバドはマーラーの第1交響曲を1981年にシカゴ響とセッション録音、1989年
にベルリン・フィルとライヴ録音しており、いずれ劣らずスーパー・ヴィル
トゥオーゾ・オケとの顔合わせということで話題を集めましたが、このたびの
ルツェルン祝祭管もまた然り。「空前のスーパー・オケ」と呼ばれるだけに、
ヴァイオリンはコーリャ・ブラッハー、ゲヴァントハウス管首席のゼバスチャ
ン・ブロイニンガー、チェロにはナターリャ・グートマン、クレメンス・ハー
ゲンにベルリン・ドイツ響首席のイェンス・ペーター・マインツと、アバドの
もとに集った顔ぶれはいつもながら豪華の一点に尽きます。フィナーレのコー
ダなど、華麗なる音の洪水に圧倒されんばかり。これまでのシリーズを通じて
もそうでしたが、オケの魅力はもとより、年齢を重ねてなお、かえってアバド
の若々しい音楽運びには驚きと畏敬の念を禁じ得ないところです。
カップリングは、1967年のアルゲリッチとのセッション録音、1993年のキーシ
ンとのライヴ録音以来、アバドにとって3種目となるプロコフィエフのピアノ
協奏曲第3番。ソリストに起用されたのは、いま話題のユジャ・ワン。若き日
のアルゲリッチを彷彿とさせるかのような奔放苛烈なピアノはまことに痛快。
ときにアバドとオケをガンガン追い立てるようなやりとりもスリリングきわま
りないものです。





<IDEALEAUDIENCE>
30 78734(Blu-ray) \4250
R.シュトラウス:メタモルフォーゼン
R.シュトラウス:組曲「町人貴族」
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
エレーヌ・グリモー(ピアノ)
ヨーロッパ室内管弦楽団 ヴラディミール・ユロフスキ(指揮)
収録:2009年1月パリ、ミュージック・シティ(ライヴ)
「ポスト・ゲルギエフ」の呼び声が高い俊英ヴラディミール・ユロフスキとエ
レーヌ・グリモーが2009年1月にパリのミュージック・シティで共演した際のラ
イヴ映像がブルーレイ・ディスクで発売されます。
ユロフスキはヨーロッパ室内管を率いてR.シュトラウス・プログラム。モリエ
ールの戯曲の付随音楽として作曲された「町人貴族」からのオーケストラ組曲。
劇場経験を積みグラインドボーンの音楽監督も務めたユロフスキならではの音
楽作り。丹念に練り上げられた「メタモルフォーゼン」。洗練度を増したヨー
ロッパ室内管を引っ張るユロフスキの推進力は凄まじいものです。
またラヴェルのピアノ協奏曲では、ソリストとしてエレーヌ・グリモーを迎え、
ラヴェルの洒脱な叙情性、精緻な響きを引き出しています。グリモーの生き生
きとした強烈な解釈が伝わる映像。
演奏会が行われたパリ19区にあるラ・ヴィレットは「新しいパリ」とも呼ばれ
る近未来都市公園。その中にあるミュージック・シティには音楽博物館とパリ
音楽院が移転され音楽芸術の発信地ともなっています。





<ORNAMENT RECORDS>
ORN 11474(DVD-Video) \2450
字幕:独・英・仏
J.S.バッハ(1685-1750):
前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552
シューブラー・コラール集より「目覚めよ!と呼ばわる物見らの声」BWV645
前奏曲とフーガ ト長調 BWV541
オルガン小曲集より「古き年は過ぎ去り」BWV614
トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564※
オルガン協奏曲 イ短調 BWV593
トリオ・ソナタ 変ホ長調 BWV525
幻想曲とフーガ ト短調 BWV542
エルンスト=エーリヒ・シュテンダー(オルガン)
録音:2009年、リューベック、聖マリア教会の小オルガン
(※DVDのブックレット及びDVDのトップメニューでBWV654と表記されております
が、正しくはBWV564です。予めご了承ください。)
名手シュテンダーによるオルガン映像作品、待望のオール・バッハ・プログラ
ムです。「大フーガ」の名前でも親しまれる幻想曲とフーガ BWV542やヴィヴァ
ルディの2つのヴァイオリンのための協奏曲 イ短調をバッハがオルガン独奏に
編曲したオルガン協奏曲BWV593、イタリア音楽に感化されヴァイマール時代に
作曲した華やかな前奏曲とフーガ ト長調 BWV541、そして名曲トッカータ、ア
ダージョとフーガ BWV564など、バッハの名曲揃いが楽しめます。いずれもバッ
ハの最高傑作で技術的にハードな作品ばかり。コンソール近くで撮影された
シュテンダーの演奏が見られ、映像ならではの面白さがあります。

ORN 11475(DVD-Video) \2450
字幕:独・英・仏
ライヴ
(1)ワーグナー(E.H.ルメア編曲):マイスタージンガー
(2)メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第6番 ニ短調 作品65
(3)フランク:コラール第3番 イ短調
(4)レーガー:序奏とパッサカリア ニ短調
(5)同:コラール幻想曲「暁の星のいと美しきかな」
(6)同:7つの小品 より第4曲「受難」 作品145-4
(7)同:バッハ(B-A-C-H)の主題による幻想曲とフーガ 作品46
エルンスト=エーリヒ・シュテンダー(オルガン)
録音:(1)2009年6月13日、(2)(3)(7)2009年4月25日、(4)(6)2009年4月4日、
(5)2009年4月27日、リューベック、聖マリア教会の大オルガン(ライヴ)
臨場感あふれる映像で好評を博した前作シュテンダー・イン・コンサート2009
(ORN 11473)の第2弾です。ワーグナーのマイスタージンガーにはじまり聖マリ
ア教会大オルガンの多様なストップ数に圧倒されます。この他フランク最晩年
の傑作コラール第3番、レーガーの大作、B-A-C-Hの主題による幻想曲とフーガ
など、ドイツ、フランスのオルガン傑作選です。




<COVIELLO>
COV 21013 2枚組 \4600
ラモー:「パラダン(遍歴騎士)」
アンドレス・J.ダーリン(T アティス)
アンナ・ウィロフランスキー(Ms アルジ)
イウリア・エレナ・ソゥルドゥ(S ネリーヌ)
トーマス・マイケル・アレン(T マント)
ライモナス・パウティエニウス(Br オルカン)
アドリアン・サンペトレアン(Bs アンセルム)
コンラート・ユングヘーネル(指)
ノイエ・デュッセルドルファー・ホフムジーク(新デュッセルドルフ宮廷楽団)
録音:2010年3月30日-4月6日,デュイスブルク(ライヴ録音)
ラモーの「パラダン」といえば、シャトレ座で絶賛を浴びたウィリアム・クリ
スティ指揮、ジョゼ・モンタルヴォ演出の舞台が日本でも上演され、大きな話
題になりました。一方CDでは、1990年にマルゴワールが指揮した録音があった
だけ。そこに今回、20年ぶりの新録音が登場しました。指揮は、名リュート奏
者にして、最近はバロックオペラの指揮にも力が入っているコンラート・ユン
グヘーネル。ピリオド楽器使用のノイエ・デュッセルドルファー・ホフムジー
クと活きの良い音楽を聞かせてくれます。
歌手は優秀な若手が集められています。アティスのアンドレス・J.ダーリンは、
1975年生まれのスウェーデンのテノール。ここ十年ほどバロック音楽のテノー
ルとしてメキメキ頭角を現しています。アルジのアンナ・ウィロフランスキー
は、1978年、ザンクトペテルブルグ生まれのソプラノ。1990年にイスラエルに
移住しています。2004年からボン歌劇場に所属、娘役を得意としています。ネ
リーヌのイウリア・エレナ・ソゥルドゥはルーマニア出身。ライン・ドイツオ
ペラで活躍しています。魔法使いのマントを歌うトーマス・マイケル・アレン
は、この中ではベテランの域になる米国の個性派テノール。いずれも瑞々しい
歌を披露してくれます。




<DOREMI>
DHR 7972/3 2枚組 \4160
スヴャトスラフ・リヒテル Vol.19
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
(3)同:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
(4)サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番ヘ長調「エジプト風」 Op.103
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
(1)(2)シャルル・ミュンシュ(指)
ボストン響[1960年11月1日ライヴ録音(モノ)]
(3)ヴィトルド・ロヴィツキ(指)
ワルシャワ・フィル[1954年11月5日ライヴ録音(モノ)]
(4)キリル・コンドラシン(指)
レニングラード・フィル[1955年4月3日ライヴ録音(モノ)]
ミュンシュ&ボストン響との1960年11月1日のライヴは、リヒテルの最初のアメ
リカ・ツアーの公演で、壮年期のリヒテルのピアノもさることながら、オケの
巧さが衝撃的。リハーサルでリヒテルが感極まったのもうなずけます。RCAから
リリースされていましたが、うれしい再発です。また、ロヴィツキ&ワルシャ
ワ・フィルとのベートーヴェンの3番は、これまでLPでしか出たことのない幻の
音源。まだ30代だったリヒテルの火の出るような演奏が聴きもの。コンドラシ
ンとのサン=サーンスの「エジプト風」は1952年録音が有名ですが、こちらは
1955年4月3日のコンサートのライヴで、オーケストラは何とレニングラード・
フィルというのが凄すぎます。リヒテルのピアノはここでも冴えまくっていま
す。個人所有音源からの復刻で、コンドラシンとレニングラード・フィルとい
う組み合わせも珍しく、ファンにはたまらない登場と申せましょう。




<SPECTRUM SOUND>
CDSM 013JT(HQCD) \2450
ADD/Stereo
日本語解説付
DSD Remastering High Quality CD
ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調作品95『新世界より』
コンスタンティン・シルヴェストリ(指揮)
フランス国立放送管弦楽団
録音:1957年(ステレオ)
使用音源:仏 EMI Pathe Marconi ASDF 151 Red Silver Label
STEREO最初期盤より復刻
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調作品53
ナタン・ミルシテイン(Vn)、
ウィリアム・スタインバーグ(指揮)、ピッツバーグ交響楽団
録音:1957年(ステレオ)
使用音源:米Capitol SP-8382 Rainbow Label STEREO 最初期盤より復刻
なんとスペクトラム・サウンドからHQCDの発売します。第1弾ではシルヴェス
トリによる「新世界から」とミルシテインのドヴォルザークのVn協奏曲。歴史
的録音の復刻に定評のあるスペクトラム・サウンドの高級音質が、より一層透
明度が増し素晴らしい音質となりました。

CDSM 016JT(HQCD) \2450
ADD/MONO
日本語解説付
DSD Remastering High Quality CD
(1)サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 作品33
(2)ラロ:チェロ協奏曲 ニ短調
(3)フォーレ:エレジー
(4)フォーレ:夢のあとに
(5)フォーレ:蝶々
(6)フォーレ:セレナード
(7)フランクール:ラルゴ-アレグロ・ヴィーヴォ
(8)メンデルスゾーン:無言歌
(9)ドヴォルザーク:ロンド ト短調
(10)サン=サーンス:『動物の謝肉祭』-白鳥
アンドレ・ナヴァラ(Vc)
(1)(2)エマヌエル・ヤング(指揮),パリ国立歌劇場管弦楽団
(3)-(10)ジャクリーヌ・デュッソル(P)
録音:1950年代(モノラル)
使用音源: 米Capitol P-8318 FDS High Fidelity Green Label MONO
最初期盤より復刻((1)‐(4))
P-18023 Late Green Label MONO ED 1 LP((5)‐(10))(1958年発売初期盤 )
フルニエと共にフランスを代表する名チェリスト、アンドレ・ナヴァラの米
CAPITOL録音集。力強いボーイングと流麗さを感じるナヴァラの演奏には芸術
に対する並々ならぬ情熱を感じます。

CDSM 012JT \2080
ADD/MONO
初出LP復刻
限定盤
モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218
ウィリー・ボスコフスキー(指揮,Vn)
ウィーン・コンツェルトハウス室内管弦楽団
録音:1950年代、ウィーン(モノラル)
使用音源:イタリア盤 RCA KLDC 50オリジナル盤
(仏Les Discophiles Francaisのライセンス)
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第40番 変ロ長調 K.454
アルテュール・グリュミオー(Vn)、クララ・ハスキル(P)
録音:1956年1月(モノラル)
使用音源:ドイツ盤 PHILIPS Microgroove A-00338-L オリジナル初期盤
ボスコフスキー絶頂期のモーツァルト。柔らかく甘いボスコフスキーの音色と
ウィーン・コンツェルトハウス室内管弦楽団が調和し、カデンツァでは技巧以
上にボスコフスキーの品格を感じられる決定的名盤です。また、カップリング
にはグリュミオーとハスキルのモーツァルト。細やかなハスキルのピアノとビ
ロードのようなグリュミオーの音色は今も色あせることない絶品なモーツァル
トです。

CDSM 014JT 2枚組(1枚価格) \2080
ADD/MONO
日本語解説付
DSD Remastering
J.S.バッハ : 無伴奏チェロ組曲(全曲)
[CD1]
(1)バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 BWV1007
(2)バッハ:無伴奏チェロ組曲 第2番 BWV1008
(3)バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番 BWV1009
((1)(2) : EMT XSD-15 Cartridge 使用)
Bonus Track : バッハ:無伴奏チェロ組曲 第6番 BWV1012
((3):EMT XSD-15 Cartridge 使用)
[CD2]
(4)バッハ:無伴奏チェロ組曲 第4番 BWV1010
(5)バッハ:無伴奏チェロ組曲 第5番 BWV1011
((4)(5):EMT XSD-15 Cartridge使用)
(6)バッハ:無伴奏チェロ組曲 第6番 BWV1012
((6):Ortofon SPU Gold Reference Cartridge使用)
ジャン=マックス・クレマン
録音:1958年(ステレオ)
使用音源:イギリス Decca-London L'OISEAU-LYRE OLS 133/4 
Yello Label 2LP オリジナル盤
1958年に録音されたクレマンのバッハ:無伴奏チェロ組曲全曲盤。たっぷりと
した運弓が特徴のクレマン。チェロの復刻を得意とするスペクトラム・サウン
ドこだわりの1枚がここに誕生。

CDSM 001JYNA \1350
ADD/MONO
DSD マスタリング
ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68
シューベルト:交響曲第8番ロ短調D.759『未完成』
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1952年2月10日、ベルリン、ティタニア・パラスト
(モノラル・ライヴ録音)
使用音源:独ドイツ・グラモフォン
DGG 2535 162 のオリジナル初期盤(ブラームス)
使用音源:独ドイツ・グラモフォン
DGG 2535 804 のオリジナル初期盤(シューベルト)
ベルリン・フィル創立70周年記念演奏会におけるフルトヴェングラーの演奏会。
交響曲は30年ほど前にDGGからLPで発売され衝撃を与えたものです。出だしの
ティンパニの連打からフィナーレの怒涛のコーダまで巨匠の魔術的な棒に聴く
ものは圧倒的な興奮の坩堝に叩き込まれるでしょう。

CDSM 004JYNA \1350
ADD/MONO
24bit/192kHzマスタリング
世界初CD化
J.S.バッハ:
チェロ・ソナタ第1番ト長調BWV1027
チェロ・ソナタ第2番ニ長調BWV1028
チェロ・ソナタ第3番ト短調BWV1029
ブロッホ:シェロモ
アントニオ・ヤニグロ(Vc)、
ロベール・ヴェイロン・ラクロワ(チェンバロ)
アルトゥール・ロジンスキー(指揮)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1950年代(モノラル)
使用音源:米ウェストミンスターXWN 18627(J.S.バッハ), 18007(ブロッホ)
Blue Silver オリジナル初期盤
チェロの復刻の得意なスペクトラム・サウンドの真骨頂。1918年生まれ1989年
に亡くなった、ヤニグロの米ウェストミンスター録音第2集はバッハのチェロ
・ソナタ全曲。

CDSM 005JYNA \1350
ADD
MONO/STEREO
24bit/192kHzマスタリング
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
ダヴィッド・オイストラフ(Vn)、
アンドレ・クリュイタンス(指揮)、フランス国立放送管弦楽団
録音:1958年11月(ステレオ)
使用音源:イギリス EMI Columbia SAX 2315 Semi Circle Label ED 2
オリジナル盤
セザール・フランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調
ダヴィッド・オイストラフ(Vn)、ウラディーミル・ヤンポルスキー(P)
録音:1954年6月(モノラル)
使用音源:仏 EMI Pathe Marconi 33FC 25.042 MONO(ED2)オリジナル盤
オイストラフ絶頂期のベートーヴェンのコンチェルト(ステレオ)と長く共演し
てきた円熟期ヤンポルスキーのフランク(モノラル)。

CDSM 001LB 3枚組 \2700
ADD MONO/STEREO
24bit/192kHzマスタリング
使用ケースはDVDのものとなります
ザ・ヴァイオリニスト・イモータル・ヴィルトゥオーソ Vol.1
DISC 1
クライスラー:
愛の喜び、愛の悲しみ、美しきロスマリン、中国の太鼓*、ウィーン奇想曲*
アルテュール・グリュミオー(Vn)
使用音源:German Philips D99809R ED 1 オリジナル初期盤
録音:1958年(モノラル)
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
ルッジェーロ・リッチ(Vn)
使用音源:U.K London FFRR CM 9090 ED 1 オリジナル初期盤
録音:1952年(ADD/モノラル)
ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテラ
ルッジェーロ・リッチ(Vn)
使用音源:U.K DECCA ECS 595 ED 1 オリジナル初期盤
録音:1958年(ステレオ)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番
ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn)
使用音源:U.K EMI ALP 1521 ED 1 オリジナル初期盤
録音:1956年(ADD/モノラル)
クライスラー:ウィーン奇想曲*、ルイ13世のパヴァーヌ*、ロンド*、タンゴ*
ジャン・フルニエ(Vn)
使用音源:French VEGA 30 MT 10 144 ED 2 オリジナル盤
録音:1959年(モノラル)
DISC 2
パガニーニ:カプリース第9,13番*
アンリ・メルケル(Vn)
使用音源:French VEGA 30 MT 10 144 ED 2 オリジナル盤
録音:1950年代(モノラル)
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ K.304,301
ワルター・バリリ(Vn)
使用音源:U.S.A Westminster ED 1 オリジナル初期盤
録音:1952年(モノラル)
コルンゴルト:組曲「空騒ぎ」作品11より
アクロン:ヘブライの旋律
ミッシャ・エルマン(Vn)
使用音源:U.K London FFRR LL1467 ED 1 オリジナル初期盤
録音:1956年(モノラル)
シューベルト:アヴェ・マリア
ドヴォルザーク:ユーモレスク
ゴセック:ガヴォット
ショパン:ノクターン第2番作品9-2
ベートーヴェン:メヌエット
マスネ:タイスの瞑想曲
ミッシャ・エルマン(Vn)
使用音源:U.S.A Vanguard VSD 2048 ED 1 オリジナル初期盤
録音:1959年(ステレオ)
DISC 3
ガーシュウィン:サマータイム、女はあてにならないぜ、
マイ・マンズ・ゴーン・ナウ
ロッシーニ:フィガロ
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
使用音源:U.S.A DECCA DL 9760 ED 1 オリジナル初期盤
録音:1945年(モノラル)
ヴィエニャフスキ:ポロネーズ作品4
ファリャ:ホタ
シューマン:トロイメライ
バッハ:G線上のアリア
ナタン・ミルシテイン(Vn)
使用音源:U.S.A Capitol P8396 ED 1 オリジナル初期盤
録音:1957年(モノラル)
コダーイ:巷に雨が降るように
ショパン:ノクターン第20番遺作
ナタン・ミルシテイン(Vn)
使用音源:U.S.A Capitol P8339 ED 1 オリジナル初期盤
録音:1956年(モノラル)
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番*
ユリアン・オレフスキー(Vn)、
ウィーン国立歌劇場管弦楽団、
ユリウス・ルーデル(指揮)
録音:1959年(ステレオ)
使用音源:German Heliodor 428 018 ED 1 オリジナル初期盤
エルガー:気まぐれな女
クロール:バンジョーとヴァイオリン
ショパン:ノクターン第20番遺作
ルッジェーロ・リッチ(Vn)
使用音源:U.K DECCA ECS 595 ED 1 オリジナル初期盤
録音:1958年(ステレオ)
*世界初CD化
ハイフェッツ、ミルシテイン、グリュミオーなど、20世紀を代表するヴァイオ
リニスト含むオリジナルLPリマスタリングお得な3枚組。歴史的録音で優れた
復刻で評判のスペクトラム・サウンドならではの高級音質を体感!



<SKARBO>
DSK 11088 2枚組 \2080
J.S バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ/マリンバ編曲 全曲
ソナタ第1番ト短調BWV1001
ソナタ第2番イ短調BWV1003
ソナタ第3番ハ長調BWV1005
パルティータ第1番ロ短調BWV1002
パルティータ第2番ニ短調BWV1004
パルティータ第3番ホ長調BWV1006
ジャン・ジェフロイ(Marimba solo)

DSK 11077 2枚組 \2080
J.S バッハ:無伴奏チェロ組曲/マリンバ編曲 全曲
組曲第1番ト長調BWV1007(13’33)
組曲第2番ニ短調BWV1008(15’09)
組曲第3番ハ長調BWV1009(19’12)
組曲第4番変ホ長調BWV1010(18’07)
組曲第5番ハ短調BWV10011(19’57)
組曲第6番ニ長調BWV1012(22’37)
ジャン・ジェフロイ(Marimba solo)
日本にもたびたび来日して名技を聴かせてくれているジャン・ジェフロイが、
バッハのオリジナルの楽譜を1音たりとも変更せずにマリンバ独奏で弾き切っ
た注目の録音。
大バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータと無伴奏チェロ組曲と
いう、それぞれの楽器の旧約聖書ともいわれる究極の作品をマリンバとはいえ、
一人で演奏してしまったのは初めてではないでしょうか?!



<EURO ARTS>
DVD & Blu-ray同時発売
20 58078(DVD-Video) \2900
20 58074(Blu-ray) \4250
字幕:英、独、仏
ベルリン・フィル/ヴァルトビューネ2010-「愛の夜」
ムソルグスキー/リムスキー・コルサコフ編:交響詩「禿山の一夜」
ドヴォルザーク:歌劇「ルサルカ」Op.114より「月に寄せる歌」*
ハチャトゥリアン:バレエ音楽「スパルタクス」より「アダージョ」
R.シュトラウス:歌劇「カプリッチョ」Op.85より「最後の場」*
ワーグナー:歌劇「リエンチ」序曲
コルンゴルト:歌劇「死の都」より「わたしに残されたしあわせ」*
R.シュトラウス:歌曲集 Op.10より「献身」*
エルガー:愛のあいさつ
プッチーニ:歌劇「ボエーム」より「さようなら」、
歌劇「トゥーランドット」より「氷のような姫君の心も」、
歌劇「ジャンニ・スキッキ」より「わたしのおとうさん」*
レオンカヴァッロ:歌劇「ボエーム」より「ミュゼットはみずみずしい唇に
美しい歌を」、「ミミ・ピンソンは金髪娘」*
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
ディニク:ホラ・スタカート
リンケ:「ベルリンの風」
ルネ・フレミング(S)*
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
イオン・マリン(指揮)
収録:2010年6月27日 ドイツ、ベルリン ヴァルトビューネ野外音楽堂
毎夏恒例のベルリン・フィルの野外コンサート、ヴァルトビューネ・コンサー
ト。2010年の主役はMETの女王、ルネ・フレミング。ドヴォルザーク、プッチー
ニなどのアリアを美しく歌い上げ、「愛の夜(Nacht der Liebe)」と題した夏の
夜のコンサートを盛り上げています。特にR.シュトラウス「カプリッチョ」の
「最後の場」はなんともロマンティック。そしてコルンゴルトの「死の都」よ
り「わたしに残されたしあわせ」は叙情的で美しく絶品の歌声を聴かせてくれ
ます。指揮はルーマニア出身の気鋭イオン・マリン。「禿山の一夜」では絶妙
なハーモニーと精密なニュアンス、弦は常に柔らかく、管は華麗に表情豊かに
鳴らし、濃密な音楽を作っています。
ヴァルトビューネならではのリラックスした会場の雰囲気の中、至福の音楽を
楽しめる映像です。



<naive>
OP 30504 \2280
ヴィヴァルディ:テノールのためのアリア集
「ティート・マンリオ」
「アルジルダ」
「勝利した貞節」
「ティグラーネ」
「ダリオの戴冠」
「試練の中の真実」
「テンペのドリッラ」
「ファルナーチェ」
「バヤゼット」
からのアリア(全18曲)
協奏曲 RV110
トピ・レーティプー(T)
ディエゴ・ファソリス(指)
イ・バロッキスティ
録音:2010年4、5月,ルガーノ
トピ・レーティプーは、オーストラリア生まれのフィンランド人テノール。
モーツァルト・テノールとして高い評価を得ていて、グラインドボーン音楽祭
やザルツブルク音楽祭で歌った「コジ・ファン・トゥッテ」のフェランドは大
きな話題となりました。柔らかい声と端正な歌い口が持ち味のレーティプーは、
バロック音楽でもたいへんに活躍しており、na?veのヴィヴァルディ・エディ
ションでは既に「忠実なニンファ」に起用されています。今回はCD1枚たっぷ
りとレーティプーのヴィヴァルディが楽しめます。
伴奏は、スイスが誇るバロック団体、ディエゴ・ファソリスが率いるイ・バロ
ッキスティ。スイスでも最もイタリア寄りのルガーノということで、知性的な
堅実さとノリの良さを兼ね備えた素晴らしいヴィヴァルディを聞かせてくれま
す。




<ALTUS>
ALT 197/8 2枚組 \3960
デジタル
正規盤初出
日本語解説付
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)
ハンブルク北ドイツ放送交響楽団
ギュンター・ヴァント(指揮)
録音:1990年11月3日 サントリーホール(東京)におけるライヴ録音
収録:NHK マスタリング:斎藤啓介(アルトゥス)
このヴァントのブルックナー第8番は、手兵 北ドイツ放響との最初の来日公演
で、大変緊張感につつまれた名演として知られ、発売がまたれておりましたが、
予想を大きく上回る抜群の音質で登場。演奏はヴァントの絶頂期の始まりの年
と言われる1990年。気力体力も充実、その音楽の緻密さはスイス時計のごとし
とも言われた名人芸を思う存分堪能できます。その上、音楽の迫力はまさに
圧倒的の一語です。ちなみにAltusレーベルからは約2週間前のチェリビダッケ
とミュンヘン・フィルの8番(ALT 183)も発売されており、両者NHK収録で共に
Altusの丁寧なマスタリング、しかも同じサントリーホールということもあり、
演奏解釈は対極的ともいえるブルックナー演奏の大巨匠2人の8番をほぼ同条件
で聴きくらべる楽しみもございます。興味の尽きぬリリースでございます。




<PREISER>
PRCD 89623 \2080
アントン・デルモータ 初期録音集
モーツァルト:
「ドン・ジョヴァンニ」,「コジ・ファン・トゥッテ」,「魔笛」
J.シュトラウス:「女王のレースのハンカチーフ」,「ヴェネツィアの一夜」
レハール:「ジュディッタ」,「微笑みの国」
ドニゼッティ:「愛の妙薬」
ヴェルディ:「リゴレット」,「トロヴァトーレ」,「運命の力」
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
プッチーニ:「ボエーム」,「トスカ」,「蝶々夫人」,「トゥーランドット」
マスネ:「マノン」
アントン・デルモータ(T)
ヴァルター・ルッツェ(指)ベルリン・ドイツオペラ管弦楽団
ルドルフ・モラルト(指)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
エルヴィン・バルツァー(指)ウィーン・オペラ管弦楽団
録音:1939-1943年
第二次世界大戦後、ウィーンでことにモーツァルトテノールとして活躍した、
アントン・デルモータ(1910-1989)。クロパ(現在はスロヴェニア北部)で生ま
れ、リュブリャナ音楽院で学んだ後、1936年にブルーノ・ワルターに見出され、
ウィーンに移ります。以降は永きに渡ってウィーンを代表する美声テノールで
した。ステレオ録音も多く残されているものの、デルモータは既に40代後半を
過ぎた頃。このCDには1940年前後のTelefunken録音が集められ、ワルターを驚
嘆させた若き日のデルモータの甘い声がたっぷり収録されています。お得意の
モーツァルトや、シュトラウス、レハールはもちろん、ヴェルディやプッチー
ニなどのイタリアオペラがたっぷり聞けるもの楽しみです。「トスカ」、
「愛の妙薬」のみイタリア語、全てドイツ語の歌唱。

PRCD 89695 \2080
ハンス・ホップフ アリア集
ベートーヴェン:「フィデリオ」
ワーグナー:
「リエンツィ」,「さまよえるオランダ人」,「ローエングリーン」,
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」,「ワルキューレ」
ヴェルディ:「ドン・カルロ」
レオンカヴァッロ:「道化師」
プッチーニ:「マノン・レスコー」,「西部の娘」,
スメタナ:「売られた花嫁」
からのアリア,場面
ハンス・ホップフ(T)
ルドルフ・モラルト(指)ウィーン交響楽団
ヴィルヘルム・ロイブナー(指)ウィーン交響楽団
エーリヒ・クライバー(指)ケルン放送交響楽団
オットー・アッカーマン(指)ケルン放送交響楽団
ルドルフ・アルベルト(指)バイエルン放送交響楽団
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)バイエルン放送交響楽団
録音:1952-1956年
ヘルデンテノールとして活躍したハンス・ホップフ(1916-1993)は、ニュルン
ベルク生まれ。第二次世界大戦後すぐにワーグナーの諸役で人気を博し、1951
年のバイロイト音楽祭再開公演にも「マイスタージンガー」に参加。またこの
時のいわゆる「バイロイトの第9」のソリストとしても有名です。1960年から
始まったヴォルフガング・ワーグナー演出の「指環」でジークフリートを務め
ました。これほどのテノールにもかかわらず、録音はあまり多くありません。
このCDには、1956年にルドルフ・モラルトの指揮でPHILIPSが録音したアリア
集を中心に、放送録音も加えています。全てドイツ語歌唱。

PRCD 89640 \2080
ヘルベルト・ヤンセン アリア集
ロルツィング:「皇帝と船大工」,「刀鍛冶」
ワーグナー:
「タンホイザー」,「トリスタンとイゾルデ」,
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」,「パルジファル」
グノー:「ファウスト」
プッチーニ:「蝶々夫人」
からのアリア,場面
ヘルベルト・ヤンセン(Br)
フリッツ・ツヴァイク(指)ベルリン国立歌劇場管弦楽団
ゼルマー・マイロヴィッツ(指)ベルリン国立歌劇場管弦楽団
カール・エルメンドルフ(指)バイロイト祝祭管弦楽団
ゼルマー・マイロヴィッツ(指)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
エーリヒ・ラインスドルフ(指)コロンビア・オペラ管弦楽団
ポール・ブライザッハ(指)メトロポリタン歌劇場管弦楽団
マックス・ルドルフ(指)メトロポリタン歌劇場管弦楽団
ロベルト・キンスキー(指)ケルン歌劇場管弦楽団
録音:1923-1947年
ヘルベルト・ヤンセン(1892-1965)は、ケルン生まれのドイツのバリトン。
1939年以降ニューヨークに定住したので、ハーバート・ジャンセンと呼ばれ
ることもあります。1920、30年代のベルリンでワーグナーバリトンとして活
躍し、米国に移ってからはメトロポリタン歌劇場にも頻繁に出演しました。
このCDには、1923年の彼の最初の録音から、1920年代の様々な録音、そして
米国時代の米COLUMBIAの録音が収録されています。




<GERMANBRASS>
GBP 1055007(DVD-Video) \2980
日本語字幕付き
●ジャーマンブラス・ポートレート
ヨハン・シュトラウスII:トリッチ・トラッチ・ポルカ
カールマン:まだ知ってる?
J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調(クレスポ編)、バディネリ
モーツァルト/ヴァッレンドルフ:トルコ行進曲(歌)-東京の地下鉄駅名
ヴェルディ:アイーダ
カズッチ/ツェーゼル:「ジャスト・ア・ジゴロ」
ルイス・プリマ:シング・シング・シング
エンリケ・クレスポ:
トロンボネーゼス、ヘ調のブルース、フーゴ・ダ・ムラータ
リスト:ハンガリー奇想曲 第2番
ペペ・グイツァール:グアダラハーラ
●ハンティングブラス
ロッシーニ:ラ・ダンツァ
ペペ・グイツァール:グアダラハーラ
ボブ・クロスビー:サウス・ランパート・ストリート・パレード
ジョン・ウィリアムズ:「スター・ウォーズ」-20世紀FOXファンファーレ
ポール・バーバリン:バーボン・ストリート・パレード
ショパン:前奏曲
エンリケ・クレスポ:フーゴ・ダ・ムラータ、トロンボネーゼス、
J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調、バディネリ
ジャーマン・ブラス
超絶ラッパ吹き集団、「ジャーマン・ブラス」の魅力満載のDVD。2つのプログ
ラムが収録されており1枚で2度楽しめます。金管の響きの魅力だけでなくユニ
ークなメンバーたちのパーソナリティも楽しめます。中でも東京の地下鉄の駅
名を歌にして実際に地下鉄の中で歌いまくるホルン吹き、クラウス・ヴァレン
ドルフの名演は必見!




<KII>
KKC 5114 \3000
国内仕様盤
PREZIOSO
[800.062]
輸入盤・日本語解説書付
鉄オタクラシック-ピアノ曲編
1.マルセル・ポート:出発進行
2.アルカン:鉄道 Op.27
3.ロッシーニ:楽しい汽車の小旅行
4..ラフ:汽車旅行 Op.160の2
5.ボルトキェヴィチ:元気でね Op.21の2
6.同:発車 Op.21の4
7.ニーマン:鉄道に乗って Op.36の8
8.オタカル・シーン:鉄道で
9.ヴェールリ:鉄道で Op.17の2
10.ブルクハルト:鉄道に乗って
11.セレーニ:轟音通過
12.デシェヴォフ:線路 Op.16
13.イジー・パウエル:電話線の音楽
14.ハンゼルマン:
3つの鉄道小品【蒸気機関車ティガーリ/オリエント急行/ミカド1244型】
15.デッサウ:小列車
16.クシェネク:流線形列車 Op.83の7
17.ミヨー:「青い列車」より雌鶏とスケコマシの合唱
18.プーランク:鉄道で
19.オネゲル:豆汽車
20.マルティヌー:幽霊列車
21.オネゲル:パシフィック231(作曲者自編による連弾版)
22.ブレスゲン:野ざらし廃車両の歌
23.イェジャーベク:ケーブルカー
24.ガルシチャ:列車内で Op.5の2
25.スリーマ・ストラヴィンスキー:機関車
26.トーマス=ミフネ:小機関車
27.ハンゼルマン:鉄道ソナチネ
イェルク・ハンゼルマン(Pf)、ザンドラ・ハンゼルマン(Pf連弾)4,21,26
世の鉄道ファンを狂喜させ、大きな反響を呼んだ「鉄オタクラシック-オーケ
ストラ編」。お待たせの続編登場です。今回は古今の作曲家が鉄道を題材にし
たピアノ曲集。
超絶技巧の要求されるアルカン、途中で脱線して葬式になってしまうロッシー
ニの作品は割と有名ですが、ヴァイオリン曲「カヴァティーナ」で知られるラ
フや小川典子が録音した組曲「日本」の作曲者ヴァルター・ニーマンに鉄道作
品があるとは驚き。さらにロシア・アヴァンギャルドのデシェヴォフの未来派
風なものやクシェネクの十二音作品、さらにチェリストのトーマス=ミフネか
らストラヴィンスキーの令息スリーマまで仰天の作品が並びます。そのすべて
がオリジナル作品なのだからこれまたビックリ。
いずれも快速に進む汽車を表現するため、トッカータ風音楽となっていますが、
非常にピアノ向きで、技巧的な指さばきと迫力が楽しめると同時に、作曲者の
母国であるヨーロッパ各国ならではの民族色も現れていて興味津々。
これらを演奏するのはルクセンブルクのピアニスト、イェルク・ハンゼルマ
ン。ベルン音楽院で学んだ後、ケントナーやホルショフスキにも師事した実
力派。アルカンの「鉄道」で見せる曖昧さのない強靭なテクニックの持ち主。
同時に強度の鉄オタで、収録曲はすべて自分で調べ、集めたというつわもの。
鉄オタならではの痒い所に手の届く絶妙な表現を繰り広げています。3曲ある
連弾曲は夫人が共演、「亭主の好きな赤烏帽子」を実践していると申せましょ
う。ハンゼルマンはシャーンドル・ヴェレシュ門下の作曲家でもあり、自ら
鉄道音楽を作曲、自演。超あっぱれな要注目ピアニストの登場です。




<helicon>
HEL 029628 \2080
ベートーヴェン:
交響曲第5番 ハ短調「運命」op.67
プロメテウスの創造物 op. 43、
交響曲第6番 ヘ長調「田園」op.68
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
ズービン・メータ(指揮)
ライヴ録音:2009年7月8, 10, 15, 16日/テルアビブ、マン・オーディトリウム
抜群の弦楽セクションの魅力で世界有数のオケとして知られるイスラエル・
フィル。このライヴ演奏でも、底なりがするような力強い「運命」、そして
朗々と歌われる有名な旋律が魅力の「田園」など、メータとオケの実力を存分
に味わうことができる充実の1枚です。

HEL 029629 \2080
ブラームス:ドイツ・レクイエム
チェン・レイス(S)、ハンノ・ミュラー=ブラッフマン(Br)
ガリー・ベルティーニ・イスラエル合唱団
(合唱指揮:ローネン・ボルシェフスキー)
ズービン・メータ(指揮) イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
ライヴ録音:2009年10月10, 17日/テルアビブ、マン・オーディトリウム
メータのさすがの統率力が光るドイツ・レクイエム。第2曲「人はみな草のご
とく」の合唱は圧倒的です。美貌のソプラノ、チェン・レイスの高みへと私
たちを連れて行ってくれるような歌唱は感動的。バリトンのミュラー=ブラッ
フマンは、シャイーなどとも共演を重ねた実力派で聴かせます。

HEL 029623 \2080
1. ブロッホ:アヴォダート・ハコデシ(神聖祭儀)
トーマス・ハンプソン(Br)、ラファエル・フリーダー(語り手)
2. J.S.バッハ:
カンタータ「目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声」BWV 140
タリア・オール(S)、ダグラス・パーセル(T)、クラウス・ハーガー(Br)、
イリヤ・コノヴァロフ(Vn)、
ドゥブ・カルメル(Ob)、イスラエル・カストリアーノ(通奏低音オルガン)、
ザ・コレギエイト・コラール
ズービン・メータ(指揮)、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
ライヴ録音:2008年7月17- 27日/エルサレム、ICC国際センター
ブロッホによる、ユダヤ教会堂の典礼音楽「アヴォダート・ハコデシ」。深
い祈りの気分とオリエンタルな雰囲気、充実した管弦楽の響きの融合が魅力
の作品。終楽章の合唱の壮大さはさすがメータ、抜群の統率力で聴かせます。
ハンプソンのソロの美声にしびれます。




<TAHRA>
TAH 714 2枚組 \4600
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調
(2)チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
(3)マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
パウル・ファン・ケンペン(指)
(1)ヴィルヘルム・ケンプ(Pf)
フランス国立管(1955年9月1日)ブザンソンフェスティヴァル
(2)アムステルダム・コンセルトヘボウ管(1951年7月17-18日)
(3)トリノRAI管(1955年5月20日)
パウル・ファン・ケンペン(1893-1955)はコンセルトヘボウやベルリンフィル
とのベートーヴェン、チャイコフスキーの交響曲、ケンプのバックのベートー
ヴェンのピアノ協奏曲等で力強く男性的で豪快な演奏を聴かせてくれていまし
た。ケンペンのマーラーは実に珍しいもので1949年の第4番が当社発売予定の、
巨大なディスコグラフィー(DHR.7300)で聴けるだけですが、晩年はヒルヴェル
スムで最初の5曲と「大地の歌」を演奏し、客演のプログラムには「巨人」と
4番をしばしば取り上げています。ブラームスやチャイコフスキーのフランス
国立管、コンセルトヘボウ管といった一流オケとはさすがに同一に語るのは
難しい、トリノRAI管ではありますがケンペンはメンゲルベルクの元でコンセ
ルトヘボウでヴァイオリンを弾いていた経歴もあり、トリノのメンバーにコン
セルトヘボウのマーラー演奏の伝統を叩き込んだようです。マーラー・イヤー
に聴き逃せない演奏の登場です。





<HUNGAROTON>
HCD 32633 \2080
ヨハン・ジギスムント・クッサー(1660-1727):
ダブリン宮廷のための2つのセレナータ
・4声のセレナータ-ウィリアム三世の戴冠記念のための
・5声の劇場用セレナータ-ユトレヒト条約の祝典ための
*英語歌唱
スーザン・ハミルトン(S 名声、勝利)、
アンドレア・チェレキエイ(Sアルバニア、至福)、
ヨージェフ・チャポー(Sアポロ)
マリアム・サルキシャン(Ms平和)、エーヴァ・ラクス(Ms豊穣)
ガーボル・カーッライ(T不調和)、
ペーテル・メーサーロシュ(Tマーキュリー)
ドミニク・ヴェルナー(Bsネプチューン)、および合唱
アウラ・ムジカーレ(ピリオド楽器使用)
バラージュ・マーテー(芸術監督)
アンタル・サボー(Org & Cem.)
録音:2010年4月6-9日ジューロー、カルヴァン派教会(デジタル・セッション)
世界初録音。「セレナータ」とは17、18世紀に、一般に宮廷もしくは貴族社会
で、王侯貴族の慶事や政治的行事を祝って、疑似演劇的に演奏された大規模な
カンタータ風の作品を指します。内容は決まって田園的、寓話的、あるいは神
話人物的であるか、場所、川、自然界の物の擬人化であり、オペラより短いけ
れど独唱カンタータよりは長く、重要な機会には合唱が導入されることもあり
ますが、基本的にレチタティーヴォとアリアから構成されています。
こうした特徴にピッタリあてはまるふたつの「セレナータ」は、順に1707年か
ら1714年の間、そして1713年に作曲されたもので、ブラチスラヴァ(当時のハ
ンガリー領ポジョニ)に生まれたクッサーがオペラ作家としてすでに成功した
のち、ダブリンで歿するまでの、イギリスとアイルランドで生活していた時期
にあたります。いずれも、クッサーが10代半ばから20代初めにかけて師事した
リュリゆずりの輝かしいオーケストラ・サウンドの魅力に加え、すぐれたオペ
ラ監督としての資質と経験が活かされた内容で、全体合唱で幸福なムードのう
ちに閉じられる様はひときわ感動的。
クッサー作の管弦楽組曲「ミューズの祭り」全曲(HCD.32337、32552)をリリー
スしているマーテー率いる古楽器アンサンブルによる続篇アルバムです。

HCD 32669 \2080
ウィリアム・シールド(1748-1829):弦楽三重奏曲集
(ヘ長調 / ト長調 / イ長調 / 第1番変ホ長調 / 第2番ニ長調 / 第3番イ長調
/ 第5番ハ長調)
トリオ・サバディ
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
シルヴィア・コヴァーチュ(Va)
ジェンジ・ウーイハージ(Vc)
録音:2010年4月19-21日フンガロトン・スタジオ(セッション)
世界初録音。ヨーゼフ・ハイドンの友人で、コヴェント・ガーデンの座付き
を務めるなど、生前英語によるオペラがいくつか大当たりを出した、イギリス
の作曲家ウィリアム・シールド。現在ではほとんどその名を忘れ去られていま
すが、キャリアを造船会社の見習いからスタートしたシールドは、やがて国王
付き楽団のメンバーを経て、そこの楽長(大英帝国初の音楽家)に任命され、
最後の宮廷オードを作曲するまでに登り詰めています。
ウェストミンスター・アビーの墓地に埋葬され、人々に愛され広く人気を博し
たシールドはいっぽうで、つねに民謡やエキゾチックなものに関心を示してい
て、さまざまな機会に自ら民謡を収集しては出版したり自作に取り入れたりし
ています。
2つのシリーズからなる、シールドの弦楽三重奏曲は、国王付き楽団に迎えら
れる以前、コヴェント・ガーデンの支配人と不和から大陸に渡っていた時期、
1792年から1796年の間に作曲されたもの。各々2楽章から4楽章形式を採り、
いずれもアマチュア向けに書かれているところが共通しますが、なかには5/4
拍子のメロディというテンポがユニークだったり、また、スラヴ民謡への興味
と18世紀後半の異国趣味といった、シールドの実験的スタイルを証明するもの
も含まれています。
全曲を通じて、得意のヴァイオリン演奏を足がかりに異例の出世を遂げたシー
ルドの経歴を思い起こさせ、美しいメロディに対する嗅覚に長けたシールドの
センスに新鮮な驚きを覚える内容となっています。

HCD 32652 \2080
ジェンナーロ・マンナ(1715-1779):聖週間のためのレスポンソリウム集(1741)
・聖木曜日のためのレスポンソリウム
・聖金曜日のためのレスポンソリウム
・聖土曜日のためのレスポンソリウム
*ラテン語歌唱
パーセル合唱団
オルフェオ・オーケストラのメンバー
チッラ・ヴァーリ(Vc)
レヴェンテ・ジェンジェシ(Org)
ジェルジ・ヴァシェギ(指)
録音:2010年3月19-26日フンガロトン・スタジオ(セッション)
自筆譜による世界初録音。18世紀を通じてナポリで活躍した音楽家一族の出身
として、ナポリに生まれ育ち、ナポリで歿したジェンナーロ・マンナは、オペ
ラ・セリエと宗教音楽で知られる作曲家。代表作「ティート・マンリオ」を含
むたくさんのオペラ・セリエと一握りの小さな舞台作品で成功を収めたマンナ
は、ナポリ大聖堂の楽長に就任後しばらくは舞台作品の作曲を続けていました
が、後半生のほとんどを宗教音楽の作曲と、ふたつのナポリ大聖堂、サンティ
ッシマ・アンヌンツィアータと聖ジェンナーロの楽長としての活動に専念する
ようになります。
マンナの宗教音楽は非常に数も多く、変化に富んでいて、10のオラトリオのほ
かに150を越える作品が伝えられています。それらはおもに自筆譜で残され、
10のミサ曲、いくつかのマニフィカト、2つのテ・デウム、リタニ、詩篇、聖
歌、ゼクヴェンツ、哀歌などが含まれます。「聖週間のためのレスポンソリウ
ム集」は1741年、マンナが26歳のときの作品。限られた短い楽章の中で、瞑想
的なパートからキリスト受難のもっとも劇的な瞬間まで表現のすべてをカバー
した内容からは、マンナの生きた時代、すでに2世紀に及ぶレスポンソリウム
の伝統を誇っていたイタリアの高度な音楽事情を垣間見ることができます。

HCD 32681 \2080
「デーネシュ・グヤーシュ / テノール・アリア集」
・サリエリ:「ファルスタッフ」よりフォードのアリア“ああ、悪者よ”
・ドニゼッティ:「愛の妙薬」よりネモリーノのアリア
“なんと美しく、なんと可愛い”,“人知れぬ涙”
・ドニゼッティ:「ラ・ファヴォリータ」よりフェルナンドのアリア
“天使のような乙女”
・ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」よりエドガルドのアリア
“わが祖先の墓よ”
・ドニゼッティ:「ドン・パスクァーレ」よりエルネストのアリア
“哀れなエルネスト!…誰も知らない、遠く、寂しいところを”
・エルケル:「フニャディ・ラースロー」よりラースローのアリア
“ついにすこしばかりの平穏な時が”,ラースローとマーリアの二重唱
“何たる幸せ!ようやくわたしのそばにあなたを迎えられて”*
・ヴェルディ:「リゴレット」より マントヴァ公爵のアリア
“あれか、これか”,“さらわれてしまった!…彼女の涙が見えるようだ
…強き愛の力がわれに命ずる”※,“風のなかの花のように(女心の歌)”
・ヴェルディ:「シモン・ボッカネグラ」よりガブリエーレのアリア
“わが心に炎が燃える”
・プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」よりリヌッチョのアリア
“フィレンツェは花咲く樹のように”
デーネシュ・グヤーシュ(T)
マグダ・カルマール(S)*
タマーシュ・パル(指)
サリエリ室内管弦楽団
ヤーノシュ・フェレンチーク、ヤーノシュ・コヴァーチュ(指)
ハンガリー国立歌劇場管弦楽団
ハンガリー国立歌劇場合唱団※
録音:1983-1995年
ハンガリーを代表する世界的テノール、デーネシュ・グヤーシュのアリア集。
デーネシュ・グヤーシュは1954年ブダペスト生まれ。1978年にリスト音楽院
オペラ専攻を修了後、ハンガリー国立歌劇場と契約。1979年にInternational
Giovanni Cantanti Lirici vocal competitionで第2位を獲得して以降、スカ
ラ座、コヴェント・ガーデンをはじめとするヨーロッパの劇場やコンサート
ホールに活躍の場を拡げる。1982年フィラデルフィアで開催されたルチアー
ノ・パヴァロッティ国際コンクールで第1位獲得。
1989年にはグヤーシュはハンガリー国立歌劇場におけるグノーの「ロメオと
ジュリエット」でプロデューサー・デビューも果たし、1995年よりリスト音
楽院声楽科で教鞭をとっています。
ここでは、ソプラノのカルマールがゲストで参加するエルケル曲のハンガリ
ー語を除き、ほかはすべてイタリア語歌唱。




<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2056 \2250
(1)モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550
(2)ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 作品92
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1948年12月7&8日、1949年2月17日、(2)1950年、1月18&19日、
ウィーン、ムジークフェライン・ザール
使用音源:(1)Electrola(Germany)DB6997/9
(マトリックス番号:2VH 7110-2/7111-2/7112-4/7113-6/7114-1/7115-1)
(2)Electrola(Germany)DB21106/10
(マトリックス番号:2VH 7180-1A/7181-1A/7182-1A/7183-1A/7184-1A/7185-1A
/7186-1A/7187-1A/7188-1A/7189-1B)
SP盤(78回転)からの復刻ですので、SP特有のノイズが混入します。
■制作者より
フルトヴェングラーが戦後にHMVへSP録音(78回転)したものは、本国イギリス
以外ではオランダ、オーストリアなどのごく一部の国でしかプレスされていま
せん。ところが、このたびその存在さえ知られていなかった2曲のドイツ・エ
レクトローラ盤SPを入手、世界で初めて復刻します。このドイツ・エレクトロ
ーラ盤はイギリスHMV盤のような高域のノイズはなく、復刻には適した素材で
す。まず、モーツァルトの方は有名なオールセンのディスコグラフィにも指摘
されているように、世界中に流布しているLP、CDのほとんどすべてにおいて
第3楽章冒頭に一瞬の欠落があります。これはSP原盤からLP用マスターを制作
した際のミスですが、もちろん当CDにはそのような欠落はありません。一方、
ベートーヴェンの第7はイギリス・プレス盤SPですら稀少と言われており、こ
のドイツ・エレクトローラ盤はまさに“幻”です。また、良く知られている
ように第7番のLP、CD用マスターには第4楽章に女性の声のノイズが入ってお
り、この原盤が今もなお世界中で使用されています。SP原盤にはそうしたノイ
ズは混入しておらず、当CDにもそうしたノイズは含まれません。戦後のSP盤
ゆえに戦前の全盛期ほど盤質は良くありませんが、その稀少性は熱心なフルト
ヴェングラー・ファンには強く訴えかけるものと思われます。
■解説書の内容
2曲の録音データ、およびその周辺の事情をきっちりと整理し、フルトヴェン
グラー・マニアのニーズに応えます。また、チェリスト、ピエール・フルニ
エのフルトヴェングラー追悼文は感動的です。(以上、平林直哉)




<naive>
V 5201 \2280
マスネ(1842-1912):
私を拒まないでおくれ(エロディアのアリア)-オペラ「エロディア」(1881年)
より(バス:フランソワ・リ)
ケルビーニ(1760-1842):
ああ、私たちは共に悲しみを(ネリスのアリア)-オペラ「メディア(メデ)」
(1797年)より(バスーン:フィリップ・アノン)
アレヴィ(1799-1862):
鉄の王笏の下に―つつましい野の娘が(オデットのアリア)-「シャルル6世」
(1843年)より
ベルリオーズ:
第1のジュリエットの葬送-「ロメオとジュリエット」(1839年)より
アンドレ・ウォルムセ(1851-1926):
アポロを賞賛せよ!―アガメムノンの影に(クリテムネストラのアリア)
-クリテムネストラ(ティボー・ペリーヌによるオーケストラ版)
トマ:君よ知るや南の国(ミニョンのアリア)-「ミニョン」(1866年)より
マスネ:
<手紙の歌>ウェルテル、ウェルテル・・・誰が言うことができたでしょう
(シャルロッテのアリア-「ヴェルテル」(1892年)より
ビゼー:恋は野の鳥-「カルメン」(1875年)より
ベルリオーズ:
私は死ぬだろう(ディドンのアリア)-「トロイア人」(1863年)より
サン=サーンス:
あなたの声にわたしの心も開く(ダリラのアリア)-「サムソンとダリラ」
(1877年)より
マリー=ニコル・ルミュウ(コントラルト)
フランス国立管弦楽団
パリ少年少女合唱団
フャビアン・ギャベル(指揮)
録音:2010年7月
2000年にエリザベート王妃国際音楽コンクールでカナダ人として初めて優勝
し、一挙に世界の注目を集めたマリー=ニコル・ルミュウ。アルトというと、
ともすると深く掘り下げすぎた声もありますが、ルミュウの声はやわらかさ
と甘さと深さが絶妙のバランスで共存しており、聴いていて実にリラックス
できるものです。このアルバムではアルトのための名アリアのほか、アレヴィ
の「シャルル6世」など珍しい作品が収められているのも魅力。1875年にロー
マ大賞を受賞したウォルムセの作品の題名となっているクリテムネストラの
名前はR.シュトラウスの「エレクトラ」でお馴染みですが、夫アガメムノン
を殺して夫の影(亡霊)に苦しんでいる場面のアリアで、極めてドラマティッ
ク。ルミュウの歌唱力の高さを堪能できます。終曲のダリラの有名なアリア
は、ダリラの妖艶さというよりも、女性としての優しさを感じさせる歌唱と
なっています。なお、ディスクの最後のトラックには、おまけの楽曲も収録
されています。

V 5248 4枚組 \2700
[CD1]「アクサンチュス」-トランスクリプション集(V 4947)
バーバー:「アニュス・デイ」、
マーラー:交響曲第5番第4楽章アダージェット、
ショパン:練習曲変ホ短調Op10-6
他、クラシックの名曲を原曲とした混声合唱編曲集
[CD2]「アクサントゥス」-トランスクリプション集2(V 5048)
ヴィヴァルディ:冬-「四季」より、シューベルト:「死と乙女」より
他、クラシックの名曲を原曲とした混声合唱編曲集
[CD3] フォーレ:レクイエムOp.48(1893年版)、ラシーヌの賛歌Op.11
ロランス・エキルベイ(指)
アクサントゥス,サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ) 
ステファン・デグー(バリトン) 
管弦楽:フランス国立管弦楽団のメンバー
[CD4] きよしこの夜-アクサントゥス・クリスマス・アルバム
(1)パッヘルベル:カノン (2)バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
(3)バッハ:「歓呼の声を放て、喜び踊れ」クリスマス・オラトリオより
(4)バッハ/グノー編:アヴェ・マリア (5)ブクステフーデ:アレルヤ
(6)ヘンデル:ひとりのみどりごがわれわれのために生れた-「メサイア」より
(7)ヘンデル:ハレルヤ-「メサイア」より
(8)サン=サーンス:ベネディクトゥス-「クリスマス・オラトリオ」より
(9)フランク:パニス・アンジェリクス
(10)モーツァルト:アレルヤ-「エクスルターテ・ユビラーテ」より
(11)ビゼー:ファラドール(組曲「アルルの女」より)
(12)Minuit, chr tiens〔オー・ホーリー・ナイト(さやかに星はきらめき)〕
(13)三人の天使(クリスマス) (14)きよしこの夜
ロランス・エキルベイ(指揮) アクサントゥス
クラシックの名曲を無伴奏混声合唱に編曲し、柔らかな響きの新しい世界を私
たちに聴かせてくれるアクサントゥスの名盤がお買い得ボックス化。CD4のク
リスマス・アルバムは日本未発売でしたが、お買い得ボックスで登場です。
きよしこの夜、オー・ホーリー・ナイトなど、うれしい名曲揃いです。

V 5227 3枚組 \2300
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集
[CD1] ピアノ協奏曲第1番&第5番
[CD2]ピアノ協奏曲第4番、五重奏曲 変ホ長調 Op.16
〔エレーヌ・デュヴィユンヌ(Ob) ジェローム・ヴォアザン(ClI) 
アントワーヌ・ドレイファス(Hrn) ジャン=フランソワ・デュケスノワ(Fg)〕
[CD3]ピアノ協奏曲第2番&第3番
フランソワ=フレデリク・ギィ(ピアノ)
フィリップ・ジョルダン(指揮) ラジオ・フランス管弦楽団
若手ながら、いぶし銀のような渋さ、そして華も共存する名手ギィのベートー
ヴェンの協奏曲もボックスに。フィリップ・ジョルダンの指揮の音楽の見通し
のよさが、ギィのピアノを引き立てています。ラジオ・フランスの面々も好
演。

OP 30512 4枚組 \2700
ヴィヴァルディ:宗教音楽集
[CD1] グローリア ニ長調R589,協奏曲ニ短調R128,
マニフィカトR611(ヴェネツィア版),
2本のトランペットとオーボエの協奏曲ニ長調R781(旧563)
リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb&指) 
デボラ・ヨーク、パトリツィア・ビッチーレ(S) サラ・ミンガルド(A)
アンドレア・ミオ(Ob) ガブリエーレ・カッソーネ(Tp) 
コンチェルト・イタリアーノ&アカデミア(合唱団)
[OP 30448]
[CD2](1)協奏曲ハ長調「聖ラウレンティウスの祝日のために」R556 
(2)モテット ヘ長調「明るく輝く星」R625 
(3)ヴァイオリン、チェロとオルガンのための協奏曲ハ長調R554a 
(4)葬送協奏曲変ロ長調R579 
(5)セクエンツィア ヘ短調「スターバト・マーテル」R621 
(6)協奏曲変ホ長調「聖墓に寄せるソナタ」R130
リナルド・アレッサンドリーニ(指,Cemb,Org) サラ・ミンガルド(C-A) 
コンチェルト・イタリアーノ
[OP 30488]
[CD3] モテット「草原にて歌え」R.623,
モテット「汝ら不屈に戦うべし」R.628,
モテット「闇の恐怖の長い苦しみ」R.629,
モテット「まことの安らぎはこの世にはなく」R.630,
モテット「おお天にても地にても清きもの」R.631,
モテット「あなたがたの聖なる元首に」R.633
アレッサンドロ・デ・マルキ(指) 
アンケ・ヘルマン(S) ラウラ・ポルヴェレッリ(Ms) 
アカデミア・モンティス・レガリス
[OP 30501]
[CD4] 協奏曲ハ長調「フランス風」R117、
カンタータ「愛よ、お前の勝ちだ」R683、
チェロ協奏曲イ短調R422、協奏曲(シンフォニア)ホ短調R134、
カンタータ「やめてくれ、もうやめてくれ」R684、
ヴァイオリン協奏曲ニ短調R249(ヴァイオリン協奏曲集「ラ・ストラヴァガン
ツァ」Op.4より第8曲)、
協奏曲ト長調「田園風」R151
リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb&指) 
サラ・ミンガルド(C-A) コンチェルト・イタリアーノ
[OP 30447]
バロック・ヴォイス・シリーズで再発されたヴィヴァルディの宗教音楽作品集
をまとめたボックスセット。

OP 30509 4枚組 \2700
[CD1]J.S.バッハ:カンタータ集第2巻(E 8544---廃盤)
カンタータ「われはよき羊飼いなり」BWV85,
「彼は羊らの名を呼びたもう」BWV175,「彼らは汝らを追放せん」BWV183,
「わが心は血にまみれ」BWV199
バルバラ・シュリック(S) アンドレアス・ショル(C-T) 
クリストフ・プレガルディエン(T) ゴットホルト・シュワルツ(Bs)
クリストフ・コワン(指,ピッコロVc)
アンサンブル・バロック・ド・リモージュ,
コンチェルト・ヴォカーレ・デ・ライプツィヒ
[CD2] J.S.バッハ:カンタータ集第3巻(E 8555---廃盤)
カンタータ「わがもとにとどまれ、はや夕べとなれば」BWV6,
「イエスよ、いまぞたたえられん」BWV41,
「かくのごとく神は世を愛したまえり」BWV68
バルバラ・シュリック(S) アンドレアス・ショル(C-T) 
クリストフ・プレガルディエン(T) ゴットホルト・シュワルツ(Bs) 
クリストフ・コワン(指,ピッコロVc) 
アンサンブル・バロック・ド・リモージュ, アクサンチュス室内Cho.
[CD3]J.S.バッハ:カンタータ集(E 8893---廃盤)
カンタータ「装いせよ、おお、わが魂よ」BWV 180,
「われは生きて汝をこがれ求む」BWV 49,
「備えて怠るな、わが霊よ」BWV 115
バーバラ・シュリック(S) アンドレアス・ショル(A)
クリストフ・プレガルディエン(T) ゴットホルト・シュヴァルツ(Bs)
クリストフ・コワン(ピッコロVc/指)
コンチェルト・ヴォカーレ・デ・ライプツィヒ,
アンサンブル・バロック・デ・リモージュ
[CD4] J.S.バッハ:アリア集(AM 198)
「笑いはわれらの口に満ち」BWV 110,
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第2番ニ長調 BWV 1028,
「泣き、嘆き、憂い、怯え」BWV 12,トリオ・ソナタ第6番ト長調 BWV 530,
「ものみな汝を待てり」BWV 187,イタリア協奏曲ヘ長調 BWV 971,
「われらと共に留まりたまえ」BWV 6
アンサンブル・アマリリス
【エロイーズ・ガイヤール(リコーダー,Ob) 
ヴィオレンヌ・コシャール(Cemb,Org)オフェリー・ガイヤール(Vc)】
コルマール青少年聖歌隊
アストレ・レーベルから発売されていたバッハの名盤を集めたボックス。豪華
ソリスト、そしてコワンのチェロと指揮がほっとする響きを醸し出します。

OP 30511 4枚組 \2700
モンテヴェルディ:マドリガーレ集
[CD1]第2巻(OP 30487)
[CD2]第4巻(OP 3081)
[CD3]第5巻(OP 30166)
[CD4]第8巻「戦と愛のマドリガーレ集」(1638)第1集(OP 30465)
アレッサンドリーニ、コンチェルト・イタリアーノ
アマリッリが入った第5巻など充実の4枚組。バロック・ヴォイスシリーズから
のボックス化です。

OP 30510 4枚組 \2700
ヘンデル:オペラ・アリア、オラトリオ、カンタータ集ボックス
ヘンデル:オラトリオ「時と悟りの勝利」
デボラ・ヨーク(S)、ジェンマ・ベルタニョーリ(S)、
サラ・ミンガルド(A)、ニコラス・シアーズ(T)、
リナルド・アレッサンドリーニ(指、Cemb)コンチェルト・イタリアーノ
ヘンデル:オペラ・アリアとカンタータ集
マリア・バーヨ(S)
スキップ・センペ(指)カプリッチョ・ストラヴァガンテ
ヘンデル:アリア集
「シピオーネ」「オルランド」「ジューリオ・チェーザレ」「パルテノーペ」
「アマディージ」「アレッサンドロ」「ロデリンダ」「ファラモンド」
「タメルラーノ」「デイダミア」「クレタのアリアンナ」からのアリア
サンドリーヌ・ピオー(S) クリストフ・ルセ(指)レ・タラン・リリク
OP 30440(2CD)E 8674、E 8894のボックス化。ピオー、バーヨらの美声をとこ
とん楽しめるセットです。

OP 30506 3枚組 \2300
ヴィヴァルディ・エディション オペラ・ハイライト・スペシャル・ボックス
[CD1]ヴィヴァルディ:オラトリオ「勝利のユディータ」R644
マグダレーナ・コジェナー(ユディータ;S)ほか
アレッサンドロ・デ・マルキ(指)アカデミア・モンティス・レガリス、
聖チェチーリア国立アカデミア室内合唱団
[CD2]ヴィヴァルディ:オリンピアーデRV 725(抜粋)
サラ・ミンガルド(A、クレタ王子リチダ)ほか
リナルド・アレッサンドリーニ(指)コンチェルト・イタリアーノ
[CD3]ヴィヴァルディ:試練の中の真実RV 739(抜粋)
ナタリー・シュトゥッツマン(コントラルト、ダミラ)、
サラ・ミンガルド(A、メリンド)ほか
ジャン=クリストフ・スピノージ(指)アンサンブル・マテウス
ヴィヴァルディ・エディションハイライト(OP30450, 30451, 30452)のお買い
得ボックス化。

V 5216 \2280
パッヘルベル:カノン、きよしこの夜等(V 5248ボックスのdisc4と同内容)
アクサントゥス
V 5248ボックスのCD4の分売




<C-major>
70 3808(DVD-Video) 8枚組 \10800
70 3904(Blu-ray) 4枚組 \12150
字幕:英独仏西
814337 010393
ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指輪」(全曲)
バレンシア州立管弦楽団 ズービン・メータ(指揮)
演出:カルルス・パドリッサ(ラ・フラ・デルス・バウス)
装置:ローラント・オルベター、衣装:チュ・ウロズ
ワーグナー:「ラインの黄金」
ユハ・ウーシタロ(Br ヴォータン)、アンナ・ラーション(Ms フリッカ)、
ザビーネ・フォン・ヴァルター(S フライア)、
イリヤ・バンニク(Br ドンナー)、ジェルマーン・ヴィラール(T フロー)、
クリスタ・マイヤー(Ms エルダ)、ジョン・ダスザック(T ローゲ)、
マッティ・サルミネン(Bs ファーゾルト)、
スティーヴン・ミリング(Bs ファーフナー)、
フランツ=ヨーゼフ・カペルマン(Br アルベリヒ)、
ゲルハルト・ジーゲル(T ミーメ)他
収録:2007年バレンシア、ソフィア王妃芸術館(州立歌劇場)ライヴ
本編167mm、特典27mm
ワーグナー:「ワルキューレ」
ペーター・ザイフェルト(T ジークムント)、
ペトラ・マリア・シュニッツァー(S ジークリンデ)、
マッティ・サルミネン(Bs フンディング)、
ユハ・ウーシタロ(Br ヴォータン)、
ジェニファー・ウィルソン(S ブリュンヒル)、
アンナ・ラーション(Ms フリッカ)、ベルナデッテ・フライツ(S ゲルヒルデ)、
ヘレン・ヒューズ・ラルストン(S オルトリンデ)、
ピラール・バスケス(Ms ヴァルトラウテ)、
クリスタ・マイヤー(Ms シュヴェルライテ)、
エウジェニア・ベタンクール(Ms ヘルムヴィーゲ)、
ハイケ・クレツィンガー(Ms ジーグルーネ)、
マヌエラ・ブレス(Ms グリムゲルデ)、
ハンナー・エスター・ミヌティッロ(Ms ロスヴァイゼ)他
収録:2007年バレンシア、ソフィア王妃芸術館(州立歌劇場)ライヴ
本編245mm、特典27mm
ワーグナー:「ジークフリート」
ランス・ライアン(T ジークフリート)、
ジェニファー・ウィルソン(S ブリュンヒルデ)、 
ユハ・ウーシタロ(Br さすらい人)、ゲルハルト・ジーゲル(Br ミーメ)、
フランツ=ヨーゼフ・カペルマン(B アルベリヒ)、
キャサリン・ウィン=ロジャース(A エルダ)他
収録:2008年バレンシア、ソフィア王妃芸術館(州立歌劇場)ライヴ
本編:256mm、特典:27mm
ワーグナー:「神々の黄昏」
ランス・ライアン(T ジークフリート)、ラルフ・ルーカス(Br グンター)、
マッティ・サルミネン(B ハーゲン)、
フランツ=ヨーゼフ・カペルマン(B アルベリヒ)、
ジェニファー・ウィルソン(S ブリュンヒルデ)、
エリザベーテ・マトス(Ms グートルーネ)、
キャサリン・ウィン=ロジャース(Ms ヴァルトラウテ)
収録:2009年バレンシア、ソフィア王妃芸術館(州立歌劇場)ライヴ
本編:280mm、特典:27mm
この舞台は、バルセロナのパフォーマンス集団ラ・フラ・デルス・バウスが参
加しており、その中心メンバー、カルルス・パドリッサが演出を担当。特徴の
一つは、巨大スクリーンに投影した圧倒的なCG映像。オペラの舞台で映像を用
いるのは珍しくありませんが、この演出では非常に精密に作られたCG映像を舞
台一面に広がるスクリーンに投射しています。第二に、舞踊団体ラ・フラ・デ
ルス・バウスの驚異的な集団舞踊。ラ・フラ・デルス・バウスは1979年創立。
1992年にはバルセロナ・オリンピックの開会式を手がけ、世界的に知られるよ
うになりました。様々な点で現代の最先端を行く舞台づくりです。
そしてメータの指揮と、現代を代表するワーグナー歌手が集められ、ワグネリ
アンはもちろん、オペラ・ファンや舞台好きな人は皆要注目です! 特典にメ
イキング映像付き。

70 4608(DVD-Video) \1350
70 4504(Blu-ray) \1350
字幕:英独仏西
814337 010454
ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指輪」(ハイライト)
「ラインの黄金」「ワルキューレ」「ジークフリート」「神々の黄昏」
ユハ・ウーシタロ、アンナ・ラーション、ザビーネ・フォン・ヴァルター、
イリヤ・バンニク、ジェルマーン・ヴィラール、クリスタ・マイヤー、
ジョン・ダスザック、マッティ・サルミネン、スティーヴン・ミリング、
フランツ=ヨーゼフ・カペルマン、ゲルハルト・ジーゲル 他
特典:メイキング映像
本編:100mm 、特典:30mm
バレンシア州立管弦楽団 ズービン・メータ(指揮)
演出:カルルス・パドリッサ(ラ・フラ・デルス・バウス)
装置:ローラント・オルベター、衣装:チュ・ウロズ




<EUROARTS>
20 58178(DVD-Video) \3700
字幕:英仏独
シェーンベルク:歌劇「モーゼとアロン」
モーゼ:デイル・デュージング(Br)、アロン:アンドレアス・コンラッド(Ten)、
少女:イルセ・エーレンス(Sop)、病める女:カロリーナ・グモス(Ms)、
若い男:フィンヌル・ビャルナソン(Ten)、
ルール・コーアヴェルク、ボーフム交響楽団、ミヒャエル・ボーダー(指揮)、
演出:ヴィリー・デッカー
[2009年/ルール・トリエンナーレ音楽祭でのライヴ]
未完のまま終ったシェーンベルクのライフワーク「モーゼとアロン」。旧約聖
書の出エジプト記に基づき、厳格な十二音技法でたった一つのセリー(音列)だ
けで全体が作られているという驚異的に緻密な作曲技法によります。演奏・ア
ンサンブルも難しく、シェーンベルク自身、自動演奏でなければ不可能と考え
ていたといわれます。これが昨2009年のルール・トリエンナーレ音楽祭で上演
され大きな話題となりましたが、待望のDVD登場となります。名演出家ヴィリ
ー・デッカーによるスペクタクルな舞台も見もので、モーゼ役のデイル・デュ
ージングはベームが1977年ザルツブルク音楽祭で振ったモーツァルトの「ドン
・ジョヴァンニ」で騎士長を演じていたベテラン。今回の上演でもモーゼの苦
悩を老練の演技で見せてくれます。
とかく頭脳だけで作曲したと言われる「モーゼとアロン」ですが、ここではバ
ロック・オペラに通じる血の通ったドラマとして見る者を惹きつけます。




<KII>
KKC 5110 \3000
[ORFEO] [ORFEO 804101
輸入盤・日本語解説書付
ストラヴィンスキー:
(1)バレエ音楽「火の鳥」全曲(1910年版)
(2)詩篇交響曲
アンドリス・ネルソンス(指)
バーミンガム市交響楽団、同合唱団
今年11月にウィーン・フィルとの共演で日本デビューをはたすアンドリス・ネ
ルソンス。1978年生まれのラトヴィアの俊英で、同郷のマリス・ヤンソンスの
愛弟子。現在世界の音楽界から注目されている彼の新譜はストラヴィンスキー。
早めのテンポとよく歌わせる個性的な演奏で、あっという間に聴かせてくれま
す。合唱の見事さも特筆。

KKC 5111/3(3CD+ボーナスDVD付) \5400
[HMF] [HMC 902025/7
輸入盤・日本語解説書付
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ全集(第1-10番)
+DVD(メイキング映像)
イザベル・ファウスト(Vn)
アレクサンドル・メルニコフ(Pf)
しなやかな力強さと細やかな感受性を併せ持つファウストがベートーヴェンの
ソナタ全集に挑戦。さらに嬉しいのはピアノをロシアの実力派メルニコフが受
け持っていること。贅沢の限りで、期待以上の深み、息のぴたりと合った一糸
乱れぬアンサンブルを聴かせてくれます。名盤の多いベートーヴェンのヴァイ
オリンソナタ全集ですが、21世紀的な名演奏の登場となります。




<harmonia mundi>
HMC 902072 \2450
ヴィヴァルディ:シンフォニア「聖なる墓にて」RV 169
G.B.ペルゴレージ:
サルヴェ・レジーナ(2声のための)、
スターバト・マーテル
ロカテッリ:アリアンナの嘆き-4声のコンチェルト 変ホ長調
ベルナルダ・フィンク(Ms) アンナ・プロハスカ(S)
ベルリン古楽アカデミー
ベルンハルト・フォルク(コンサートマスター)
録音:2009年12月
アーノンクールとの来日も待ち遠しいフィンクの新譜は、ペルゴレージを中心
に据えたバロックの宗教作品集。コントロールの効いた、落ち着いた歌声が、
十字架の下で嘆き悲しむ母マリアを切々と歌いあげます。ソプラノに迎えられ
たのは、1983年生まれの若手注目ソプラノ、アンナ・プロアスカ。彼女は、
2006年ベルリン国立歌劇場でのバレンボイム指揮のカルメンのフラスキータ
役で一挙に世界から注目される存在となりました。現代ものから古楽まで、
そのピンと筋のとおった美声で歌いこなします。このディスクのペルゴレー
ジやサルヴェ・レジーナは、曲のこれまでのイメージを一新するような鮮烈
な出来栄え。器楽パートをうけもつベルリン古楽アカデミーの血の滴るような
哀切感漂う演奏に支えられ、この世のものとは思えない美しさです。ディスク
の冒頭に収録されているヴィヴァルディのシンフォニアも見事の一語。充実の
1枚です。




<FIRST HAND RECORDS>
=リマスターズ=
FHR 07 3枚組 \3250
「ニクサ-ウエストミンスター1956年ステレオ録音集Vol.2 / ボールト&ロン
ドン・フィル」
[CD 1]
シューマン:交響曲第1番変ロ長調Op.38「春」
録音:1956年8月21-24日(セッション・ステレオ)
シューマン:交響曲第4番ニ短調Op.120
録音:1956年8月21-24日(セッション・ステレオ)
[CD 2]
シューマン:交響曲第2番ハ長調Op.61
録音:1956年8月21-24日(セッション・ステレオ)
シューマン:交響曲第3番変ホ長調Op.97「ライン」
録音:1956年8月21-24日(セッション・ステレオ)
ベルリオーズ:序曲「ウェイヴァリー」Op.1 #
録音:1956年8月28-29日(セッション・ステレオ)
[CD 3]
ベルリオーズ:
序曲「海賊」Op.21 *#
序曲「リア王」Op.4 *#
「ベアトリスとベネディクト」序曲 *#
序曲「ロブ・ロイ」 *
「ベンヴェヌート・チェッリーニ」序曲 #
序曲「宗教裁判官」Op.3 #
序曲「ローマの謝肉祭」Op.9 #
録音:1956年8月28-29日、8月24日
[ベンヴェヌート・チェッリーニのみ](セッション・ステレオ)
すべてサー・エイドリアン・ボールト(指)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音場所:ロンドン、ウォルサムストウ・アッセンブリー・ホール(セッション)
プロデューサー:カート・リスト
プリンシパル・バランス・エンジニア:ヘルベルト・ツァイトハマー
リマスタリング:2010年アビー・ロード・スタジオ
リマスタリング・エンジニア:イアン・ジョーンズ
*オリジナル・ウェストミンスター・マスター音源のステレオ初出リリース
#初ステレオCD化
巨匠ボールトと手兵ロンドン・フィルのコンビによるニクサ-ウエストミンス
ター1956年ステレオ録音集第2弾。第1弾のエルガー、ウォルトン&ブリテンを
収めた英国作品集(FHR06)リリース時にすでに予告されていた、シューマンの
交響曲全曲とベルリオーズの序曲集が登場します。
【広範なレパートリーを誇るボールトによるシューマンとベルリオーズ】
第1弾のリリース内容からも明らかなように、ボールトは英国音楽のスペシャ
リストとして知られるいっぽうで、ドイツ=オーストリアものからフランス、
ロシア音楽に至る広範なレパートリーにも深い造詣を示していました。手兵ロ
ンドン・フィルとのディスコグラフィもかなりの点数に上り、こののち1970年
から1972年にかけて行われたブラームスの交響曲第1番、第2番、第4番のセッシ
ョン録音をはじめ、1972年にシューベルトの「グレイト」、1974年にモーツァ
ルトの「ジュピター」、1977年にベートーヴェンの「田園」を、いずれもセッ
ションでレコーディングしており、その雄渾でスケールゆたかな演奏の数々は
評価も高く、いまなおファンに強く記憶されています。
このたび復刻されるシューマンとベルリオーズもまた、比類のない格調の高さ
とすみずみまで目配りの行き届いたアプローチにより、アナログ盤初出以来す
ぐれた内容として知られるものです。
【入念なリマスタリングによる極上の音質】
このたびのCD化に際して、ドイツのギュータースローにあるユニヴァーサル・
アーカイヴと、ロンドンのEMIアーカイヴとに保管されているオリジナル・マ
スターテープを取り寄せ、エンジニアには定評あるイアン・ジョーンズを起用、
2010年にアビー・ロード・スタジオにおいて全曲のリマスタリングを施してい
ます。第1弾をお求めになられた方は御体験済みとおもわれますが、アナログ
の風合いを大切にした丁寧なリマスタリングによる音づくりはまさしく感涙も
のです。
オリジナル・アナログ盤のカラー・ジャケ写や録音風景の写真も収めた別冊
12ページのライナー・ノートつき、コンパクトな8面折たたみ紙ジャケット
仕様。




<Fra Prod>
FRA 502(Blu-ray) \4450
FRA 002(DVD-Video) \4350
字幕:英独仏伊西
グノー:「ミレイユ」
インヴァ・ムーラ(S ミレイユ)
 チャールズ・カストロノヴォ(T ヴァンサン)
フランク・フェラーリ(Br ウリアス) アラン・ヴェルヌ(Br ラモン)
シルヴィ・ブリュネ(Ms タヴァン) セバスチャン・ドロワ(T アンドレルン)
ニコラ・カヴァリエ(Bs-Brアンブロワーズ)
アメル・ブラヒム=ジェユール(S クレマンス)
アンヌ=カトリーヌ・ジレ(S ヴァンスネット)ほか
マルク・ミンコフスキ(指)パリ・オペラ座管弦楽団,合唱団
演出:ニコラ・ジョエル
美術:エツィオ・フリジェーリオ
衣装:フランカ・スクワルチャピーノ
照明:ヴィニーチョ・ケーリ
振付:パトリック・セゴ
収録:2009年9月
オペラファン、ミンコマニア注目の映像が登場です!2009年9月、マルコ・ミ
ンコフスキはパリのオペラ座、それもバスティーユではなくガルニエ宮の方で、
グノーの「ミレイユ」を上演、たいへん大きな話題を巻き起こしました。
「ミレイユ」は、プロヴァンスの作家フレデリック・ミストラルが1859年に発
表した長編詩「ミレイオ」を原作とするオペラ。1864年3月19日にパリのリリッ
ク劇場で初演されました。十数あるグノーのオペラの中では、「ファウスト」、
「ロメオとジュリエット」に次ぐ三番目に人気のある作品とされるも、上演は
多くありません。このオペラ座での上演では、ミンコフスキの生命力豊かな音
楽と、優れた歌手、そしてオペラ座監督であるニコラ・ジョエルが丁寧に南仏
の美しさを描いた演出によって、「ミレイユ」の魅力がかつてなく引き出され
ています。なおグノーは初演と同年に、オリジナルの5幕版を3幕仕立ての改訂
版に改訂し上演していますが、この上演では5幕版が用いられています。
タイトルロールのインヴァ・ムーラは、アルバニア出身のソプラノ。2002年9
月に新国立劇場でのヴェルディ「トラヴィアータ」に、Bキャストのヴィオレッ
タとして登場、その素晴らしい歌と演技は大きな話題になりました。今日ムー
ラは、イタリア、フランスでたいへん人気のあるソプラノとして活躍していま
す。ヴァンサンのチャールズ・カストロノヴォはニューヨーク出身のテノール。
欧米の様々な劇場で引っ張りだこの人気で、伊独仏いずれのオペラも達者にこ
なします。アラン・ヴェルヌはリヨン生まれのベテランのバリトン。フランス
人バリトンならではの味わいに優れています。フランク・フェラーリはニース
出身のバリトン。「カルメン」のエスカミーリョが当たり役として知られてい
ます。
ミレイユには数種の録音がありますけれど、こうして映像で見ると、美しい南
仏の風景を背景にした悲恋というのがこの作品の大きな魅力であることがよく
分かります。グノーの隠れた名作をお楽しみください!




<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2055 \2250
ステレオ
限定盤
ベートーヴェン:
(1)交響曲第6番ヘ長調 作品68「田園」
(2)交響曲第5番ハ短調 作品67「運命」
ブルーノ・ワルター指揮、コロンビア交響楽団
録音:(1)1958年1月13日、15日、17日、カリフォルニア、アメリカン・リージュ
ン・ホール
(2)1958年1月27日、30日、カリフォルニア、アメリカン・リージュン・ホール
使用音源:コロンビア(U.S.A.)(1)MQ 370, (2)MQ 369(オープンリール・テープ、
19センチ、4トラック)
■制作者より
「田園」は初期LP、米コロンビア MS 6012からの復刻CD、GS-2035(廃盤)を制
作しましたが、これはまたたく間に完売してしまいました。その後、再プレス
のご要望も多々あり、それも検討していました。しかし、今年に入って入手し
たオープンリール・テープの方がより良い結果が得られると判断、GS-2035は
再プレスせず、2010年に発売可能となった第5番も組み合わせ、新復刻とさせ
ていただきました。GS-2035の「田園」は初期LPらしい芯のしっかりした柔ら
かい音でしたが、テープ復刻による「田園」はテープ・ヒスが多少耳につくも
のの空間的な再現能力に優れ、スクラッチ・ノイズもありません。従って、両
復刻盤とも音の傾向が異なるので、すでにGS-2035をお持ちの方でもこの新復刻
を買い足す価値はあると思います。一方の第5番「運命」ですが、しばしば「ワ
ルターのベートーヴェンは偶数番号」と言われるように、第6番「田園」ほど、
注目されていないのが実状でしょう。ですが、この音でお聴きになれば、きっ
とその先入観は覆されるでしょう。まさに「目からうろこ」です。
■解説書の内容
アメリカの音楽評論家、ロバート・ローレンスがワルターのベートーヴェン交
響曲全集発売に際して書いた論評から、第5番、第6番に関して触れている箇所
を抜粋して転載します。
■おことわり
このディスクは非常に鮮明な音に仕上がっているため、たとえば第5番の第4楽
章9分06秒付近のような編集箇所がはっきりと聴き取れる場合があります。こ
れはオリジナルのままであり、既存のLP、CDにも確認出来るもので、当CDの製
造段階で起きた事故ではありません。(以上、平林直哉)




<EURO ARTS>
20 58064 (Blu-Ray) \4250
20 58068 (DVD) \2900
バレンボイム&ベルリン・フィル/ヨーロッパ・コンサート2010・フロム・オッ
クスフォード
ワーグナー:
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から第3幕への前奏曲
エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調Op.85
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調Op.68
ダニエル・バレンボイム(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
アリサ・ワイラースタイン(Vc)
2010年のベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサートの映像がDVDとブルーレ
イ・ディスクで発売されます。指揮はダニエル・バレンボイム、コンサートマ
スターは樫本大進が務めています。
会場はオックスフォード大学のシェルドニアン講堂。ここは有名な建築家クリ
ストファー・レンの設計により1688年に建設された美しい会場。
ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕への前奏曲から
始まり、響きの良いホールに豊かなサウンドが美しく鳴り響きます。
2曲目はエルガーのチェロ協奏曲。ソリストを務めるのは、1982年アメリカ生
まれの若き女流チェリスト、アリサ・ワイラースタイン。バレンボイムにとっ
てエルガーのチェロ協奏曲はデュ・プレの名演がありますので、特別な演奏会
のみと言われています。今回のワイラースタインの抜擢は、バレンボイムの彼
女への高い評価の表れと言えるでしょう。力強い音で存在感たっぷりに聴かせ
るワイラースタインの今後に注目です。
後半のブラームスの交響曲第1番は対向配置を採用。ベルリン・フィルの重厚
なサウンドが上手く会場に響き渡り、密度の濃い音楽を聴かせてくれます。




<BIS>
BIS SA 1861(SACD-Hybrid) \2500
J.S.バッハ:カンタータ全集 Vol.47
(1)第36番「嬉々として舞い上がれ、星々の高みまで」BWV36
(2)第47番「誰であれ、高ぶるものは低くせられ」BWV47
(3)第27番「誰が知ろう、いかにわが終りの時が迫り来るかを」BWV27
(4)第27番のアルト・アリアの別稿(オルガン版)
ハナ・ブラシコヴァー(Sop) ロビン・ブレイズ(A) 水越啓(Ten) 
ペーター・コーイ(Bs)
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
BCJのカンタータ・シリーズ第47弾は1726年の作品を集めています。いずれも
珠玉の名品ですが、ルターのコラール「いざ来たれ、異邦人の救い主よ」に基
づく第36番は世俗カンタータ「喜びわき起こり」のパロディで、オペラ風のア
リアが異色。BCJの演奏も躍動感に満ち、元気を与えてくれます。

BIS SA 1769(SACD-Hybrid) \2500
J.S.バッハ:オーボエ協奏曲集
(1)オーボエ協奏曲ヘ長調
(2)同ニ短調
(3)オーボエ・ダモーレ協奏曲イ長調
(4)オーボエ、ヴァイオリンのための協奏曲ハ短調
(5)復活祭オラトリオよりアダージョ
アレクセイ・オグリンチュク(Obと指揮)、アリーナ・イブラギモヴァ(Vn)、
スウェーデン室内管
かつてベートーヴェンの未完のオーボエ協奏曲を世界初録音して話題を呼んだ
オグリンチュク。ロイヤル・コンセルトヘボウ管の首席奏者も務める彼の新譜
は大バッハのオーボエ協奏曲集。もちろんバッハの作品表にオーボエ協奏曲は
ありませんが、カンタータ等で絶美なソロを多用している所からも、好んでい
たといわれています。当アルバムのヘ長調作品はチェンバロ協奏曲第2番、オー
ボエ・ダモーレのものは同4番、ヴァイオリンとの二重協奏曲は2台のチェンバ
ロのための協奏曲に基づきますが、いずれも原曲がオーボエ協奏曲だったとい
う説があり、それを復元。オグリンチュクの妖艶な美音もさることながら、イ
ブラギモヴァとの共演も注目です。

BIS 1753 \2380
ヤルネフェルト:
(1)交響幻想曲(1895)
(2)組曲変ホ長調(1897)
(3)セレナード(1893)
(4)子守歌-VnとOrch(1904)
ヤーッコ・クーシスト(Vnと指揮)、ラハティ交響楽団
シベリウスの義兄で美しい「子守歌」1曲のみで知られるアルマス・ヤルネフェ
ルト(1869-1958)。他の作品にも関心がつのりますが、待望のオーケストラ曲ア
ルバムの登場です。これが期待以上に魅力的なものばかり。パリ時代の「セレ
ナード」は恩師マスネの影響の濃いチャーミングな作品。一方「交響幻想曲」
はバイロイト詣直後の作で、まるでワーグナー。名ヴァイオリニスト、ヤーッ
コ・クーシストの指揮も光ります。

BIS 1785 \2380
昨日のうた
(1)ヨーク・ボウエン:リコーダーとピアノのためのソナチネ Op.121
(2)ラッブラ:リコーダーとチェンバロのためのソナチネ Op.128
(3)同:「いくばくかの後悔」に基づくパッサカリア Op.113
(4)シリル・スコット:オーバード
(5)ハーバート・マリル:リコーダーとチェンバロのためのソナタ
(6)ウォルター・リー:リコーダーとピアノのためのソナチネ
(7)バークリー:リコーダーとピアノのためのソナチネ Op.13
ダン・ラウリン(リコーダー)、アンナ・パラディソ(Pf, Cem)
北欧の虚無僧ことダン・ラウリンがたいへん興味深いジャンルに挑戦しまし
た。リコーダーといえば古楽か現代音楽が主ですが、イギリスの名手カール・
ドルメッチ(1911-97)が自身のウィグモア・ホールでのコンサート用に当時の
大物作曲家たちへ新作を委嘱、その結果不思議なリコーダー曲がいろいろ生ま
れました。ヨーク・ボウエンやシリル・スコットらが芸風を変えることなく
作ったリコーダー曲はラフマニノフ風の濃厚なロマンやドビュッシー風の印象
主義、さらにプロコフィエフ風の運動性まで、あの素朴な楽器とは思えぬ変貌
を遂げています。ラウリンも舌を巻く巧さで堪能させてくれます。

BIS 1839/40 3枚組 \4750
ニールセン:交響曲全集
交響曲第1番ト短調 Op.7/第2番「4つの気質」Op.16/第3番「ひろがり」Op.27
/第4番「不滅」Op.29/第5番 Op.50/第6番FS166/序曲「ヘリオス」Op.17/
夢の古譚 Op.39/パンとシュリンクス Op.49
オスモ・ヴァンスカ(指)
BBCスコテッシュ交響楽団、ラハティ交響楽団
ベストセラーのシベリウスやベートーヴェンの交響曲と並んでヴァンスカの名
を高めたニールセンの交響曲が全集となり、さらに新録音の管弦楽曲3篇も収
められた嬉しいアルバムとして登場します。いずれもヴァンスカならではのボ
ルテージの高さで、さらにニールセンの代表作「ヘリオス」まで楽しめます。
これが3CD2枚価格というお買い得品、一家に一セット揃えたい逸品です。



<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 265 \2250
「ディアギレフとロシア・バレエ団の音楽Vol.7」
ジョルジュ・オーリック:
・バレエ音楽「うるさがた」
・バレエ音楽「牧歌劇」*世界初録音
クリストフ・ポッペン(指)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー
録音:2009年3月30日-4月11日ザールラント放送、グローサー・ゼンデザール
(デジタル・セッション)
「ディアギレフとロシア・バレエ団の音楽」の第7集。「フランス6人組」のオ
ーリックは多作家として知られ、とくにジャン・コクトーとのコラボによる映
画音楽の仕事は重要で、ほかにも150近くに上る作品のフィルム・スコアを手
掛けています。
そのオーリックが創作初期の1924年から1926年の間に、ディアギレフのために
書いたバレエ音楽は全部で3つ。そのうち、もっとも成功した「船乗りたち」
以外はほとんど知られていません。
ピカソとならびキュビズムを創始したことで有名な画家ジョルジュ・ブラック
が舞台装置、衣裳、緞帳をデザインした「うるさがた」。シナリオは、恋人を
追いかける若い男が、さまざまなウルサイ奴らによって何度も何度も恋路を邪
魔されるというもので、17世紀のモリエール作品にヒントを得て台本を手掛け
たのは、ディアギレフの片腕と云われたボロ・コシュノ(ボリス・コフノ)。一
方、1926年のプロダクションで、ジョージ・バランシン振付による「牧歌劇」
は、ディアギレフのために書いた第3作にして最後のバレエ音楽。物語は田舎
での一本の映画撮影と、村人と映画のキャスト、スタッフとの間の緊張関係を
巡って展開します。
ここで、ゆたかなユーモア精神を交えながら、メロディ、テクスチュア、形式
の明晰さへの回帰という「6人組」の基本精神を強く打ち出した内容は、終生、
平易な作風を心がけたオーリックの方向性を先取りしているものといえ、おお
いに注目されるところ。ポッペンの丁寧な音楽づくりもあって、魅力的な仕上
がりです。

93 264 \2250
「シューマン:ピアノと管弦楽のための作品全集」
シューマン:
・ピアノ協奏曲(協奏曲断章)ニ短調(1839)
・アベッグ変奏曲-ピアノと管弦楽のための(1830/31)*
・ピアノ協奏曲イ短調Op.54(1841/45)
・序奏とアレグロ・アッパッシオナート(コンツェルトシュテュック)
ト長調Op.92(1849)
・序奏とアレグロ ニ短調・ニ長調Op.134(1853)
フローリアン・ウーリヒ(P:スタインウェイD)
クリストフ・ポッペン(指)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー
録音:2010年6月15-18日(セッション・デジタル)
2010年のシューマン・アニヴァーサリーを機に、最新のクリティカル・エディ
ションによるピアノ独奏曲全集シリーズをスタートさせたドイツの若手ウーリ
ヒが、こんどは有名な協奏曲イ短調を含むピアノと管弦楽のための作品全集を
リリース。ソロ・アルバム(98.603)同様に、ここでも最新の研究成果がしっか
り盛り込まれています。
第1楽章のみの「ピアノ協奏曲ニ短調」は、1986年にピアニストで研究者のヨ
ゼフ・デ・ベーンハウアーが復元&補完し、1988年にヨアヒム・ドラハイムが
校訂した版による演奏。そして、本アルバムの目玉といえるのが、現行のピア
ノ独奏版と同時期に着想された、オケ伴奏つきの「アベッグ変奏曲」。シュー
マンのオリジナルによる、ピアノと管弦楽版の草稿を2010年にドラハイムが復
元したもので世界初録音となります。
すべてドイツ勢で揃えた演奏陣の顔ぶれは、指揮のポッペンがほかのレコー
ディングで知られるように、ウーリヒ共々シューマンを熟知していることも
あり、演奏はきわめて高水準。同じウーリヒの弾く独奏曲シリーズと併せて
注目の内容といえるでしょう。




<naive>
V 5241 2枚組(1枚価格) \2280
Love Songs
[CD1]
ジャック・メルドー:
(1)it may not always be so (2)We Met at the End of the Party
(3)Child, Child (4)Twilight(5)Because (6)Dreams (7)Did You Never Know?
[CD2]
(1)レオ・フェレ:時の流れに
(2)バルバラ:ピエール
(3)ジョン・ミッチェル:マーシー
(4)リチャード・ロジャーズ:
Something Good(何かよいこと)-「サウンド・オブ・ミュージック」
(5)ミシェル・ルグラン:マクサンスの歌(ロシュフォールの恋人たちより)
(6)ジャック・ブレル:懐かしい恋人の歌
(7)ウォーキング・マイ・ベイビー・バック・ホーム
(8)オ・アンヨーラ・エン・ブリッガ(桟橋に近づく)
(9)バルバラ:いつ帰ってくるの
(10)ミシェル・ルグラン:これからの人生(ハッピー・エンディングより)
(11)ボブ・テルソン:コーリング・ユー(バグダッド・カフェより)
(12)ジョン・レノン/ポール・マッカートニー:ブラックバード
(13)バーンスタイン:いつかほかの時に(on the town)より
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Ms) ブラッド・メルドー(Pf)
録音:2010年4月
世界的なメゾ・ソプラノ歌手アンネ・ゾフィー・フォン・オッターが、このた
びnaiveレーベルとの専属契約を結びました。第1弾は、オッターが心から愛す
る曲ばかりが並んだ魅惑のアルバム「ラヴ・ソングス」。彼女のとてもくつろ
いだ歌声と、ひとつひとつの言葉とメロディを愛おしく味わいながら歌ってい
るのがよくわかります。ピアノをつとめるブラッド・メルドーは、ジャズ・ピ
アニストして当代一の人気を誇り、ジャンヌの垣根を越えたコラボレーション
などで、常に話題の中心にいる存在。このアルバムでも、抜群のセンスが光る
和音やメロディをちりばめた演奏を展開しています。[CD1]はメルドーの作に
よる歌曲集で、オッターのくつろいだ雰囲気の歌声を彩っています。それぞれ
の曲がまったく違う表情をもっており、メルドーの才能を感じます。[CD2]は
「ザ・フランス」的な、フランスの映画人気曲などが並びます。ロシュフォー
ルのマクサンスの歌も映画のオリジナルとは雰囲気が大分違って、極めて素敵
な大人の雰囲気。メルドーのピアノも絶妙なハーモニーで彩りを添えます。
決してセンチメンタルにならず、詩や音楽に引きずられず、軽やかにさらり
と、愛について歌います。大人のリラックスした雰囲気が大変魅力的な2枚と
なっています。




<Seelenklang>
JEO 1 \2250
スッペ:《軽騎兵》序曲
シューベルト:交響曲第7番ロ短調D.759《未完成》
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調作品67《運命》
ジャパン・エレクトロニック・オーケストラ
[電子オルガン:金澤素子、田崎祐子、岡田良子、奥野由希子]、
野口剛夫指揮(JEO音楽監督)
録音:2008年2月18,19日 ヤマハエレクトーンシティ渋谷
ピリオド楽器によるオーケストラが許されるなら、現代の最先端の楽器を使っ
たオーケストラがあっても当然だ。ジャパン・エレクトロニック・オーケスト
ラは、1999年の創立以来、オーケストラの名曲をカットなしで脅威の演奏を行
い、マスコミにもたびたび取り上げられている。2001年に発売されたブルック
ナーの8番、9番(廃盤)の演奏を聴いて、驚愕した方も多いはずだ。指揮者と
4台の電子オルガン(ヤマハ=エレクトーン)は、同じ総譜を見て演奏する。最
新のエレクトーンを用いていても、その音楽作りは、奇をてらわず極めて正攻
法であり、情熱あふれる迫真の演奏となっている。今回のCDに収められている
のは《軽騎兵》《未完成》《運命》とスタンダードな名曲。演奏者名をふせら
れてサンプル音源を聴いた人の中には、「こんなに音の良いフルトヴェングラ
ーの録音があったのか?」と錯覚した人もいたという。オーケストラ好きの人
は必聴のアルバムである。
-ジャパン・エレクトロニック・オーケストラ(JEO)について-
ジャパン・エレクトロニック・オーケストラ(JEO)は、エレクトーン4台のアン
サンブルによる電子オーケストラです。1999年に創立されて以来、これまでベ
ートーヴェン、ブラームス、ブルックナーの交響曲などオーケストラの名作を
カットなしの本格的な音響で再現し、NHK、朝日新聞、音楽雑誌各誌で取り上
げられ好評を博してきました。電子オルガンによるクラシック音楽の演奏はも
はや珍しくなくなりつつあります。協奏曲やオペラの伴奏に使用されるように
なり、オーケストラ作品もソロで演奏されたりします。JEOの基本編成は4人の
電子オルガンです。4人の電子オルガン奏者は、それぞれ主として高弦楽器、
低弦楽器、木管楽器、金管楽器を担当し、全員がオーケストラ・スコアを見な
がら演奏します。指揮者と同じ譜面を全員が見ることによって、作品全体への
洞察、他のメンバーの演奏への共感を高めることができ、演奏を精緻かつ有機
的なものにします。100人によるオーケストラはすばらしいものではあるが、
もはや現代の思考には馴染まない点も多くあります。そこにこそ電子オーケス
トラが入っていき、オーケストラの伝統を進めていくという希望があるではな
いでしょうか。この現代の新しいオーケストラの響きを、ぜひ多くの人に体験
していただき、電子オーケストラのクラシック音楽への適応性と魅力がいっそ
う理解いただけることを願っております。(以上、野口剛夫)




<MIRARE>
MIR 115 \2500
アーベントムジーク「夕べの音楽」
シューマン:色とりどりの小品Op.99
クララ・シューマン:ロベルト・シューマンの主題による変奏曲Op.20
ブラームス:シューマンの主題による変奏曲 Op.9
クレール・デゼール(P)
録音:2009年11月 La Ferme de Villefavard(仏リムザン地方)
同時代に生きた3人の音楽家シューマン、クララそしてブラームス。親密で稀
有な関係の中から生まれた音楽をクレール・デゼールが繊細かつ大胆なピアニ
ズムで聴かせてくれます。
シューマンの「色とりどりの小品」は、シューマン独特の魅力に溢れた小さな
曲集。1曲1曲に緻密に表情をつけた、聴き手を包み込む幻想的な演奏です。
そしてブラームスの「シューマンの主題による変奏曲」は、シューマンの「色
とりどりの小品」のなかの<5つの音楽帳-第1曲>を主題に用いています。自
由な性格をもつ変奏曲で、ときおり出てくる美しいメロディーにハッとさせら
れます。
ピアニスト、作曲家として独創的な才能をみせたクララ。この「ロベルト・
シューマンの主題による変奏曲」は夫ロベルトの誕生日のために作曲されたも
の。美しさの中にも悲哀を感じる主題と多彩な7つの変奏による作品。この作
品はブラームスの要請により、同じくロベルトの主題を使ったブラームスの変
奏曲と同時に1854年に出版されています。
複雑に絡まる3人の心情が表れた作品をクレール・デゼールの見事な表現で1枚
のアルバムに仕上げています。




<PREISER>
=トーンキュンストラー・ライヴ=
PRCD 90786(SACD-Hybrid) \2080
メンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」Op.61(全曲)
[テキスト:フランツォーベル]
クリスティアーネ・エルツェ(S) ミシェル・ブリート(Ms)
ニコラス・オフチャレク(語り)
ウィーン楽友協会合唱団女声合唱
ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団
(現ニーダーエステライヒ・トンキュンストラー管弦楽団)
クリスチャン・ヤルヴィ(指)
録音:2007年9月3、4&5日ウィーン・ムジークフェライン(ライヴ)
ハイドンの「パリ・セット」(PRCD.90765)、ベートーヴェンの「第九」
(PRCD.90773)につづく、クリスチャン・ヤルヴィ指揮による「トーンキュンス
トラー・ライヴ」第3弾はメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」全曲。
毎年、ウィーン近郊のグラフェネッグ城の敷地で開かれている「グラフェネッ
グ音楽祭」は、2007年の夏よりあらたにスタートしたクラシック音楽の国際的
な祭典。当初よりトーンキュンストラー管がレジデント・オケを務めています
が、「真夏の夜の夢」は音楽祭より委嘱された初めてのプログラムで、このア
ルバムはつづいて行われたウィーンのムジークフェラインでの演奏をレコー
ディングしたものです。
古典から現代作品まで広範なレパートリーに対して、シャープで明解な音楽を
聞かせるクリスチャン・ヤルヴィは、ここでヴァイオリン両翼型配置を採用。
木管群もくっきり浮かび上がり、見通しの良い立体的なサウンドがたいへん快
適です。持ち前のきびきびとした音楽づくりが最大限に発揮された結果、なに
よりドラマの流れがすばらしく、メンデルスゾーンの繊細な美感を引き出すこ
とに成功しています。
さらに、記念すべき第1回「グラフェネッグ音楽祭」の呼び物ということで、
「語り」のテキストを、オーストリア文壇の旗手“フランツォーベル”があら
たに書き下ろしているのも注目されるところです。フランツォーベルは1967年
生まれ、ウィーン在住の作家シュテファン・グリーブルのペンネーム。1991年
にマックス・フォン・デア・グリュン賞、1995年にバッハマン賞、2002年にア
ルトゥール・シュニッツラー賞と数々の権威ある受賞歴を誇るフランツォーベ
ルは“詩的でコミカル、発想と機知に富む”表現に特徴があるとされているの
で、まさに“わたしたちの時代のシェイクスピアの代弁者にはうってつけ”。
フランツォーベルはこのたび持てる想像力をはたらかせ、クリスチャン・ヤル
ヴィとともに名作にあらたな生命を吹き込んでいます。なお、「語り」を含め
た数多くの異なる役を演じ分けて怪演ぶりをみせるニコラス・オフチャレクは
ブルク劇場のメンバーで、1971年ウィーン生まれの舞台俳優。




<COVIELLO>
COV 21008(SACD-Hybrid) 2枚組 \2950
ビーバー(1644-1704):ロザリオのソナタ
CD1:
第1番ニ短調「受胎告知」、第2番イ長調「訪問」、第3番ロ短調「降誕」、
第4番ニ短調「拝謁」、第5番イ長調「神殿のイエス」、第6番ハ短調
「オリーヴの山で苦しみ」、第7番ヘ長調「鞭打ち」、第8番変ロ長調
「いばらの冠をのせられ」、第9番イ短調「十字架を背負う」、第10番ト短調
「磔刑」
CD2:
第11番ト長調「復活」、第12番ハ長調「昇天」、第13番ニ短調「聖霊降臨」、
第14番ニ長調「聖母被昇天」、第15番ハ長調「聖母の戴冠」、
パッサカリア ト短調
ダニエル・ゼペック(Vn)使用楽器:ヤコブ・シュタイナー(c1617-1683)
ヒレ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
リー・ サンタナ(テオルボ)
ミヒャエル・ベーリンガー(Cemb,Org)
録音:2009年10月12-19日コルンラーデ教会(ドイツ)
ドイツ・バロックのヴァイオリン音楽の発展に大きく貢献したビーバーの「ロ
ザリオ・ソナタ」。聖母マリアとイエス・キリストの生涯を、受胎告知からキ
リストの受難・復活、聖母マリアの戴冠まで15の場面に分け、15のソナタと無
伴奏のパッサカリアから構成された作品。そして「ロザリオ・ソナタ」はスコ
ルダトゥーラ(変則調弦)が用いられていることも大きな特徴です。
この超大作に挑むのが、アルカント・カルテットのメンバーでもあり、現在ド
イツ・カンマーフィルハーモニー管のコンサートマスターのダニエル・ゼペッ
ク。またバロックの名手ヒレ・パール、リー・サンタナ、ベーリンガーらと共
に、ゼペックはドイツ・チロルの名器ヤコブ・シュタイナーを使用して、真の
解釈を提示します。
ドイツの北部コルンラーデ教会で録音。COVIELLOならではの豊かな響きとクリ
アーな音像で楽しむことができます。




<JVC XRCD>
JMXR 24700 2枚組 \4200
(1)ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(ノヴァク版)
(2)ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調 Op.36
(3)同:交響曲第7番 イ長調 Op.92
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)、NHK交響楽団
録音:(1)1984年3月7日 N響 第925回定期公演ライヴ(NHKホール)
(2)1984年3月14日 N響 第926回定期公演ライヴ(NHKホール)
(3)1984年3月23日 N響 第927回定期公演ライヴ(NHKホール)
[リマスタリング・エンジニア]杉本一家(JVC)
[音源提供]NHK / NHKサービスセンター
この度NHKのオリジナルテープをJVC横浜スタジオに持ち込み、じっくり細心の
注意をはらいトランスファーいたしました。NHKのテープがNHK以外のスタジオ
に持ち込まれるのは異例でNHK職員立会いのもと厳重に作業が進められました。
結果は予想を上回る音質の良さで驚きを禁じえません。演奏はいわずもがなの
名演中の名演ですが、評論家宇野功芳は、さらに今回のXRCDの出来栄えを下の
ように激賞しておられます。
『ベートーヴェンの2曲は、もちろん既発売のコロムビア盤に比べ、大きな差
をつけているが、最近NHKから出たDVDと比べても感動はさらに大きい。それだ
け音質が優れているということになる。ブルックナーも旧CDよりはるかに良い。
本CDの価値は不滅であろう。なにしろブルックナーといえばマタチッチにとっ
て最も大切な作曲家、わけても8番は得意中の得意だからだ。84年3月7日、
NHKホールの1階席最前列にすわって聴いたときの、手に汗にぎる感動が昨日の
ことのように思い出されてくる。コーダの豪快な迫力についてはいわずもがな
であろう。ベートーヴェンの2番と7番ではやはり後者の迫力が凄い。当日NHK
ホールにすわっていたぼくの感動、魂の震撼はとてもとても筆舌に尽くせるも
のではなかったのである。』―宇野功芳― ライナーノーツより




<Idealeaudience>
30 79248(DVD-Video) \2900
メンデルスゾーン:
ピアノ六重奏曲 ニ長調 Op.110
ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25
交響曲第3番イ短調Op.56「スコットランド」
[ボーナス]
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章
ユジャ・ワン(P)
ヴェルビエ祝祭管弦楽団 クルト・マズア(指)
キリル・トルソフ(Vn)ディヴィット・アーロン・カーペンター(Va)
マクシム・リサノフ(Va)ソル・ガベッタ(Vc)レイ・メッシュ(Kb)
収録:2009年7月29日(Op.110)、7月30日(Op.25、Op.56)、8月1日(ボーナス)
ヴェルビエ音楽祭、スイス(ライヴ)
スイスのスキーリゾート地、ヴェルビエで毎夏に開催されている音楽祭。
2009年メンデルスゾーン生誕200年を記念して行われた演奏会から3つのプログ
ラムをピックアップ。今、世界中の音楽ファンを魅了している若きピアニスト、
ユジャ・ワンは、ピアノ六重奏とピアノ協奏曲で登場。ピアノ六重奏曲は気鋭
の弦楽奏者たちの卓越した演奏とユジャ・ワンの閃きに満ち溢れた音楽性が絡
み合った素晴らしい演奏。ヴィオラ奏者にはエッシェンバッハの秘蔵っ子新星
ディヴィット・アーロン・カーペンターも参加。鋭い感性と確かな技巧で演奏
を支えています。続くクルト・マズアとのピアノ協奏曲では、ユジャ・ワンの
技巧に圧倒されます。第1番は華やかで演奏効果が高く、ユジャ・ワンの華麗
な技巧と美しい音色を十分に堪能できます。ユジャ・ワンが口ずさみながら奏
でる第2楽章の夢見るような美しさは絶品。またボーナスに収録されているスト
ラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」では切れ味鋭い演奏を披露しています。
そして交響曲第3番。マズアにはゲヴァントハウス管との名盤が存在しますが、
ここでは世界各国から集まった有能な若手演奏者で結成されたヴェルビエ祝祭
管との極めて爽やかな演奏を聴かせてくれます。




<Dynamic>
DYNDVD 33651(DVD-Video) \3780
字幕:伊英独仏西
カタルーニャ
マルティン・イ・ソレル:「ディアナの木」
ローラ・エイキン(S ディアナ)
マイケル・マニアチ(CT アモーレ)
アイノア・ガルメンディア(S ブリトマルテ)
マリア・マルティネス(Ms クリツィア)
ジョシー・ペレス(Ms クロエ)
チャールズ・ワークマン(T シルヴィオ)
スティーヴ・デイヴィスリム(T エンディミオーネ)
マルコ・ヴィンコ(Bs ドリスト)
ハリー・ビケット(指)
バルセロナ・リセウ大劇場交響楽団
演出:フランシスコ・ネグリン
装置:アリアーネ・イサベル・ウンフリエド,リファイル・アイダルパシク
衣装:ルイ・デジレ
振付:トーマス・マクマヌス
収録:2009年10月7日,バルセロナ
マルティン・イ・ソレル「ディアナの木」が世界初収録です!ビセンテ・マル
ティン・イ・ソレル(1754-1806)といえば、モーツァルティアンには有名な存
在。スペイン、ヴァレンシア生まれのマルティン・イ・ソレルは、ボローニャ
で作曲を学び、1785年に鳴り物入りでウィーンに登場、数年間ウィーンの宮廷
歌劇場で活躍します。これがちょうどモーツァルトがダ・ポンテと組んで「フ
ィガロの結婚」、「ドン・ジョヴァンニ」を作曲する時期に当たるので、二人
は様々な局面で絡むことになります。「ドン・ジョヴァンニ」のフィナーレに
はマルティン・イ・ソレルの「稀なこと」の一節が引用されているのは有名で
す。この「ディアナの木」は、ダ・ポンテが「ドン・ジョヴァンニ」の台本執
筆と並行して台本制作を手がけていたことで知られています。1787年10月1日、
ウィーンで初演、好評を博し、ヨーロッパ各都市で広く上演される人気作にな
りました。
女神ディアナは米国出身のソプラノ、ローラ・エイキン。モーツァルトも得意
としながら、ベルクの「ルル」のタイトルロールも歌うという人で、しかも美
人。エンディミオーネのスティーヴ・デイヴィスリムはオーストラリア生まれ
の美声テノール。シルヴィオのチャールズ・ワークマンは米国のテノール、
ロッシーニやバロックオペラを得意にしています。ドリストを歌うバスのマル
コ・ヴィンコは、ロッシーニ・バスとして有名。ブリトマルテのアイノア・ガ
ルメンディアバスクの血を引くスペインのメッゾソプラノ。ヘンデルのオペラ
などで高い評価を得ているハリー・ビケットとフランシスコ・ネグリンの名コ
ンビによって、名前ばかりが知られていたマルティン・イ・ソレルの傑作が見
事に蘇っています。

CDS 613 2枚組 \3780
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲全集第16巻
協奏曲 ニ長調 D30
協奏曲 ヘ長調 D66
協奏曲 変ロ長調 D119
協奏曲 ト長調 D81
協奏曲 ホ長調 D53
協奏曲 ニ長調 D38
協奏曲 イ長調 D108
協奏曲 ヘ長調 D69
協奏曲 イ長調 D104
協奏曲 ハ長調 D12
協奏曲 ニ長調 D29
カルロ・ラザーリ(Vn D30,D119,D69,D104,D29)
フェデリーコ・グリエルモ(Vn D66,D81,D53,D38,D108,D12)
ラルテ・デッラルコ
録音:2008年1月,2009年7月
DYNAMIC社が1996年から進めている、ジュゼッペ・タルティーニのヴァイオリ
ン協奏曲全集、いよいよゴールが目前となりました。全17巻予定の第16巻です。
このシリーズは、単なる全集ではなく、残された手稿譜や古い印刷譜に基づい
た楽譜を使用、ピリオド楽器による演奏と、タルティーニ演奏の最先端を行く
もの。加えて、ソリストを務めるカルロ・ラザーリとフェデリーコ・グリエル
モは、いずれも新イタリア合奏団のヴァイオリン奏者として活躍している名手。
ここでの11曲もどれも名演揃いです。

●新シリーズ デリーツィエ・ムジカーリ
DM 8001 \880
ビーバー親子:トランペット、弦楽と通奏低音のためのソナタ集
カール・ハインリヒ・フォン・ビーバー:
ソナタ
(クラリーノ、4つのトランペット、弦楽、ティンパニと通奏低音のための)
パスカリス・ソナタ(4つのトランペット、弦楽、通奏低音)
3つのクラリーノ・ソナタ(トランペット、弦楽、通奏低音)
ソナタ(4つのトランペット、弦楽、ティンパニ、通奏低音)
ハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー:
5声のソナタ第4番(トランペット、弦楽、通奏低音)
描写ソナタ(ヴァイオリン独奏、弦楽、通奏低音)
パルティータ第5番(トランペット、弦楽、通奏低音)
5声のソナタ第7番(2つのヴァイオリン、通奏低音)
ガブリエレ・カッソーネ(ナチュナル・トランペット)
アントーニオ・フリジェ(Org)
アンサンブル・ピアン・アンド・フォルテ
旧CDS 234。ハインリヒ・イグナツ・フォン・ビーバー(1644-1704)と、カール
・ハインリヒ・フォン・ビーバー(1681-1749)による、様々な種類のソナタを
集めています。ガブリエレ・カッソーネは、1960年生まれのイタリアのトラン
ペット奏者。様々な古楽団体でソリストとして活躍しています。

DM 8002 \880
フュルステナウ:フリーメイソンのための音楽
6つの歌(独唱者、男声合唱、フルート、ギター)
12の小品 Op.16(フルート、ギター)
6つの歌(独唱者、男声合唱、フルート、ギター)
マリオ・カルボッタ(Fl)
アルド・マルティノーニ(G)
ディエゴ・ファソリス(指)
スイス・イタリア語放送男声合唱団
旧CDS 250。ドイツのフルート奏者カスパール・フュルステナウ(1772-1819)に
よる、フリーメーソンのための音楽。今ではバロック音楽の指揮者として大人
気のディエゴ・ファソリスの比較的初期の録音です。

DM 8003 \880
ジュゼッペ・サンマルティーニ:
チェンバロ協奏曲 イ長調
フルート協奏曲 ニ長調
フルート協奏曲 イ長調
オーボエ協奏曲第9番 変ロ長調
オーボエ協奏曲第12番 ハ長調
ドナテッロ・ビアンキ(Cenb)
パオロ・フェリガート(Fl)
フランチェスコ・クワランタ(Ob)
パオロ・スッパ(指)
イ・ムジチ・アンブロジアーニ
旧S 2020。ジュゼッペ・サンマルティーニ(1695-1750)は、ミラノ生まれで、
ロンドンで活躍したオーボエ奏者、作曲家。ここに収録されている5つの協奏
曲はいずれも世界初録音でした。チェンバロ協奏曲は、サンマルティーニの
没後1754年に出版された曲。2曲のフルート協奏曲は、初期の作品と推測され
ているもの。2曲のオーボエ協奏曲は、英国図書館所蔵の手稿譜に収められて
いるもの。





<Bel Air>
BAC 301(DVD-Video) \4950
リージョン・フリー
バレエ「ファラオの娘」(全3幕)
台本:ピエール・ラコット(ゴーティエ「ミイラの物語」に基づく、
J.H.ジョルジュとマリウス・プティパの台本による)
演出・振付:ピエール・ラコット(プティパによる1862年の同名作による) 
音楽:チェーザレ・プーニ
装置・衣裳:ピエール・ラコット,アスピシア/スヴェトラーナ・ザハーロワ,
ウィルソン卿、タオール/セルゲイ・フィーリン,
ラムゼ/マリア・アレクサンドローヴァ,ボリショイ・バレエ団ソリスト,
ボリショイ劇場管弦楽団,アレクサンダー・ソトニコフ(指)
収録:2003年10月31日
※既にご案内済みのBAC 201がリージョン・フリーではなかったため、再度の
ご案内となります。




<IDIS>
IDIS 6602 \1650
スクリャービン:
ピアノ・ソナタ第3番 嬰ヘ短調 Op.23
ピアノ・ソナタ第9番 Op.68 「黒ミサ」
練習曲 変ロ短調 Op.8-11
練習曲 嬰ハ短調 Op.42-5
前奏曲 ハ長調 Op.11-1
前奏曲 ト長調 Op.11-3
前奏曲 ホ長調 Op.11-9
前奏曲 嬰ハ短調 Op.11-10
前奏曲 変ト短調 Op.11-13
前奏曲 嬰ホ短調 Op.11-14
前奏曲 変ロ短調 Op.11-16
前奏曲 ロ短調 Op.13-6
前奏曲 嬰ヘ短調 Op.15-2
前奏曲 ロ長調 Op.16-1
前奏曲 変ホ短調 Op.16-4
前奏曲 ト短調 Op.27-1
前奏曲変ニ長調Op.48-3
前奏曲 イ短調 Op.51-2
前奏曲 Op.59-2
前奏曲 Op.67-1
前奏曲 ニ長調 Op.11-5
前奏曲 嬰ト短調 Op.22-1
ウラディミール・ホロヴィッツ(P)
録音:1953年、ライヴ(Op.68、Op.8-11、Op.42-5),1955年(Op.23),
1956年(Op.11-5、Op.22-1),1955年(それ例外)
ホロヴィッツお得意のスクリャービン集。

IDIS 6603 \1650
アンドレス・セゴビアの芸術 第6集
ミラン:パヴァナ第1番,第2番
サンス:パヴァナ
不詳:カンツォーナ,サルタレッロ
ヴィゼー:オントラーダ,ジーグ,ブーレー,メヌエット
ヘンデル:サラバンド,メヌエット
グルック:精霊の踊り
トローバ:ソナタ イ短調
エスプラ:2つのレヴァンテの印象
マネン:幻想ソナタ
アンドレ・セゴビア(G)
録音:1944-56年
ギターの神様、アンドレス・セゴビア(1893-1987)の50代を中心とした録音。
スペインの作曲家が多く収録されています。




<Solo Voce>
SV 8553203 2枚組 \4050
ヴェルディ:「トラヴィアータ」
ダニエラ・デッシ(S ヴィオレッタ)
ファビオ・アルミリアート(T アルフレード・ジェルモン)
クラウディオ・スグーラ(Br ジョルジョ・ジェルモン)
アンヌンツィアータ・ヴェストリ(S フローラ)
キアーラ・ピエレッティ(Ms アンニーナ)
ルカ・コザリン(T ガストーネ)
マルコ・カマストロ(Br ドゥフォール男爵)
アンドレア・カステッロ(Bs ドビニー伯爵)
アンジェロ・ナルディノッキ(Bs 医師グランヴィル)
ジョセプ・ルイス(T ジュゼッペ)
フローラの侍従(Bs アフルレード・ステファネッリ)
グラツィアーノ・ダッラヴァッレ(Bs 使者)
ジョン・ネシュリング(指)
パルマ・レージョ劇場管弦楽団,ピアチェンツァ市立劇場合唱団
録音:2010年1月,パルマ
今イタリアオペラ界で一番熱いコンビ、ダニエラ・デッシとファビオ・アルミ
リアートがヴェルディの「トラヴィアータ」を録音、しかもライヴではなく
セッション録音です。デッシのスケールの大きな歌と、アルミリアートの体当
たり的な歌がよく噛み合っています。もう一人の注目はジェルモンのクラウ
ディオ・スグーラ。1974年、南イタリア、ブリンディジ生まれ。まだ30代半ば
ですが、若い世代のイタリア人のヴェルディ・バリトンとして非常に高い注目
を浴びており、この10月にはパルマのヴェルディ・フェスティヴァルで「トロ
ヴァトーレ」のルーナ伯爵を歌っています。指揮は、サンパウロ交響楽団の音
楽監督として大きな話題を振りまいたジョン・ネシュリング。細かい部分にま
で目を配った音楽作りで、ヴェルディのこの作品への思い入れを引っ張り出し
ています。ノーカットの演奏で、通常短縮されがちな第2幕のアルフレードの
アリア、ジェルモンのアリアもカットなし。たっぷりお楽しみください。



<Glyndebourne>
GFOCD 009 2枚組 \3780
ベッリーニ:「清教徒」
ジョーン・サザランド(S エルヴィーラ)
ニコラ・フィラクリディ(T アルトゥーロ)
エルネスト・ブラン(Br リッカルド)
ジュゼッペ・モデスティ(Bs ジョルジョ)
モニカ・シンクレア(Ms エンリケッタ)
デイヴィッド・ウォード(Bs グワルティエーロ)
ジョン・ケンティッシュ(T ブルーノ)
ヴォットリオ・グイ(指)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団,
グラインドボーン合唱団
録音:1960年6月5日,グラインドボーン
2010年10月10日、オーストラリア出身の大プリマドンナ、ジョーン・サザラン
ドが83歳で亡くなりました。このGlyndebourneレーベルから発売される「清教
徒」は、奇しくも追悼盤となってしまいました。
サザーランドは1959年にコヴェントガーデン王立歌劇場で歌った「ルチア」が
大成功を収め、折りしも復活機運の高まっていたドニゼッティ、ベッリーニの
オペラ上演の最前線へと躍り出ました。この「ルチア」の翌年にグラインドボ
ーン音楽祭に出演、ベッリーニの「清教徒」を歌いました。英国で「清教徒」
が上演されたのは1887年以来実に73年ぶりのこと、またサザランドにとっても
エルヴィーラを歌うのはこれが初めて。しかし彼女の軽々と転がるコロラトゥ
ーラ、高い音までムラなく輝かしく響く美声、初々しくひたむきな演技で、公
演は大成功に終わりました。この録音で聞けるサザランドは、後に大プリマド
ンナになったサザランドよりもずっと若々しく素直な歌で、これもまた魅力的
です。このグラインドボーンのプロダクションは、歌手もそのままに9月にそ
のままエジンバラ音楽祭でも上演、サザランドの名声はさらに高まり、1964年
にはついに王立歌劇場でも「清教徒」がサザランドのエルヴィーラで上演され
ました。こうして「清教徒」は、「ルチア」と並んで、1960年代のサザランド
を代表するオペラになりました。
リッカルドをフランスの偉大なバリトン、エルネスト・ブランが歌って大きな
存在感を示しています。アルトゥーロのニコラ・フィラクリディはエジプト生
まれのイタリア人テノール。録音が極めて少なく、日本ではほとんど無名です
が、美声かつ情熱的な歌い口のテノール。高い音はあらかた省いているとはい
え、十分素敵なアルトゥーロです。また名脇役として知られたイタリアのバス、
ジュゼッペ・モデスティや、広大なレパートリーを誇った英国の名コントラル
ト、モニカ・シンクレアなど、脇に至るまで優れたキャストが配されています。
そしてグラインドボーン音楽祭の中興の祖である音楽監督ヴィットリオ・グイ
が、ベッリーニのツボを心得た素晴らしくイタリアンな音楽を引き出していま
す。初期のサザランドでも特に重要な公演のこのライヴ録音は、海賊盤でも出
回った形跡がありません(エジンバラ公演の抜粋が海賊CDになったのみ)。20世
紀の偉大な名歌手を偲ぶ貴重な録音をお楽しみください!





<EUROARTS>
20 57638(DVD-Video) \2900
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22 *
ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ ハ短調K.11(アンコール) *
チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36
イエフィム・ブロンフマン(P) *
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クルト・ザンデルリング(指)
収録:1992年6月8日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
1912年生まれ、惜しまれつつ2002年に指揮活動から引退した最後の巨匠クルト
・ザンデルリングが、ベルリン・フィルを指揮して、チャイコフスキーの第4
交響曲を演奏したコンサートのライヴ映像作品が登場。
ザンデルリングはプロイセンに生まれながら、ナチスによる反ユダヤ政策を逃
れて1936年にロシアに移り、1936年から1941年にかけてモスクワ放送響の指揮
者、1941年から1960年までムラヴィンスキー率いるレニングラード・フィルの
第2指揮者を歴任しています。戦後の1960年に東ドイツに戻ると、創設まもな
いベルリン交響楽団(現在のベルリン・コンツェルトハウス管)の首席指揮者を
1977年まで務め、同楽団の育成に尽力、その間1964年から1967年にかけてシュ
ターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者も務めています。西のベルリン・フィ
ルは、東のベルリン響とは壁を挟んでいわばライバル関係にあったため、長ら
くザンデルリングとの共演機会は限られたものでしたが、これまでに紹介され
たショスタコーヴィチなどの演奏はいずれも、ザンデルリングの巨匠芸とベル
リン・フィルの圧倒的なヴィルトゥオジティとが完全に融合した破格の名演と
して高い評価を得ていたことから、初のソフト化となるこのたびのチャイコフ
スキーもおおいに注目されるところです。

20 58148(DVD-Video) \2900
「グスタフ・マーラー・セレブレーション」
マーラー:
交響曲第2番第1楽章「葬送」
ラインの伝説(「子供の不思議な角笛」より)
朝の野辺を歩けば(「さすらう若人の歌」より)
交響曲第2番第4楽章:「原光」
私はほのかな香りを吸い込んだ(「リュッケルトの5つの歌曲」より)
死せる鼓手(「子供の不思議な角笛」より)
3人の天使が歌っていた(「子供の不思議な角笛」より)
私はこの世に忘れられ(「リュッケルトの5つの歌曲」より)
不幸な時の慰め(「子供の不思議な角笛」より)
交響曲第2番終結部
トーマス・ハンプソン(Br)
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Ms)
マリタ・スールベルグ(S)
プラハ・フィルハーモニー合唱団
ボニ・プエリ(チェコ少年合唱団)
マンフレート・ホーネック(指)
マーラー・チェンバー・オーケストラ
収録:2010年7月7日チェコ、カリシュチェ村(ライヴ)
2010年はちょうどマーラーの生誕150周年に当たるということで、各地でさま
ざまなコンサートが盛んにおこなわれていますが、マーラーの誕生日に合わせ
て7月7日に生地でおこなわれたユニークな野外演奏会の模様を収めた映像作品
がリリースされます。
このたびのコンサートの舞台であるチェコの小村カリシュチェ(ボヘミアのカ
リシュト)こそ、1860年7月7日にほかならぬマーラーが生まれた場所。夕暮れ
時からスタートしたコンサート映像に時折差し挟まれるのどかな田園風景から
は、マーラー作品に流れる牧歌的なムードを感じとることができます。




<HELICON>
HEL 029632 \2080
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 ホ短調 op.95
R.シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき op.30
ズービン・メータ(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
「新世界」の冒頭もかっ飛ばすのではなく、弦の細かな刻み、様々な楽器間で
の旋律の受け渡し、すべてが実に丁寧。終楽章の弦楽器のリズムの食いつきも
絶妙で、メータとオケの間の意思疎通が完璧なものであることをうかがわせま
す。有名な旋律では、ところどころに隠し味的にちりばめられた微妙なポルタ
メントが印象的に響きます。R.シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語り
き」は、まさに期待通りの壮大な演奏。華麗にオーケストラが鳴り響きます。
メータの一挙手一投足にオケが実に敏感に反応しているのがうかがわれる力演
です。室内楽風の場面では、弦楽器のメンバーの巧さが際立ちます。

HEL 029631 \2080
モーツァルト:交響曲第38番 ニ長調「プラハ」K.504(録音:2010年1月)
シューベルト:交響曲第9番「グレイト」D.944(録音:2006年11月)
ズービン・メータ(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
(ライヴ録音)
「プラハ」の序曲を思わせる出だし、「グレイト」の有名な冒頭、一切の小細
工なしに主題をひとつひとつ丁寧に提示させるところなど、メータのオケの誠
実かつ真摯な仕事ぶりが実に光る演奏です。「グレイト」の終楽章も、絶妙の
テンポとリズムで楽しませてくれます。

HEL 029633 \2080
ハイドン:交響曲第88番 ト長調
チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 「悲愴」op.74
クルト・マズア(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2008年6月(ライヴ)
ハイドンでは、朗々と鳴り響き、気高さも兼ね備えた演奏にハッとさせられま
す。終楽章での滑舌のよい語り口は小気味よい仕上がり。「悲愴」は歌心に溢
れています。各メロディー、各フレーズの中での絶妙なデュナーミクと独特の
「溜め」は見事。マズアの思い入れをオーケストラがよく汲み取った秀演とな
っています。





<TALKINGHOUSE>
クロノス・クァルテットの創設メンバーだったチェリスト、ジョーン・ジャン
ルノーのソロ・アルバムをリリースするレーベルです。
=私が初めてチェロを手にしたのは、他の10人の子供たちがヴァイオリンを奏
でている教室でした。この日から、私はチェリストになる、そしてアンサンブ
ル奏者になるのだと思い込んでいました。20年にわたるカルテット活動を終え
て、スタジオでチェロと一人で向き合ってみることにしました。電子やループ
を試してみて、大きな音を作り出すことにこう見がわいてきました。そして、
すべて自分で監修した音とアンサンブルを組んでみようと思ったのです。電子
音のほかに、自然音、語り、珍しい楽器などの様々な音を求めて世界を旅しま
した。このディスクは、過去7年にわたる私の探求の結晶です。=

THR 0806 \1780
ストレンジ・トイズ
(1)スリング・ショット (2)AXIS(チェロと効果音のための)
(3)カレイドスコープ
(4)トランジション(2つのチェロと2つのヴィオラ・ダ・ガンバのための)
(5)戦いのタグ
(6)ダルヴィッシュ(イスラム教の禁欲苦行派の修道僧。スーフィー)
(7)インクのしみ-チェロのための (8)青い凧 (9)自由 (10)ウェイティング
(11)雨の子 (12)エア&エンジェルズ (13)ヴァーモント・ルールズ
(14)トロットラ
ジョーン・ジャンルノー(チェロ)
プロデューサー:PCムニョス
オリエンタルな味わいとミニマルな味わい、そしてところどころに電子音の
パンチも効いた刺激的な1枚。6曲目のダルヴィッシュは、イスラム教の禁欲
苦行派の僧で、白いスカート状の衣服を身にまとい、くるくると回り続ける
儀式で知られる僧をモデルにした曲。目を閉じるとトランス状態になりそう
な不思議な作品です。民族楽器などの音色もすべて効果的に用いられていま
す。すべての曲がミニマリズム風味、オリエンタル風味、様々な魅力にあふ
れた楽曲たちを、パンチの効いた確かな語り口のチェロで、本格的に楽しむ
ことができます。完全なる電子の世界

0610074243854 \1780
POP-POP
(1)33 1/3 (2)ノイズ (3)レイモンドはどこ? (4)パナマ運河
(5)REVEILLE (6)スネイク (7)ヘリコプター (8)ホッパー
(9)ダイヴ (10)フリークビート
ジョーン・ジャンルノー(チェロ)
PCムニョス(電子ドラム、ドラム、打楽器)
こちらは完全に電子音楽系。チェロも電子チェロを弾いていると思われ、モワ
モワした独特の音色など様々な音が聴こえます。ジョーンの腕が確かなので、
電子チェロでも非常にクラシカルに響くから不思議です。




<fra prod>
FRA 004(DVD-Video) 2枚組 \4350
字幕:仏英独西伊
ビゼー:「カルメン」
アンナ・カテリーナ・アントナッチ(Ms カルメン)
アンドルー・リチャーズ(T ドン・ジョゼ)
アンヌ・カトリーヌ・ジル(S ミカエラ)
ニコラ・カヴァリエ(Br エスカミーリョ)
フランシス・デュジアク(Br ダンカイロ)
ヴァンサン・オルドノー(T レメンダード)
マシュー・ブルック(Bs ズニガ)
リッカルド・ノヴァロ(Br モラレス)
ヴィルジニー・ポション(S フラスキータ)
アニー・ジル(S メルセデス)
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
レヴォリューショネル・エ・ロマンティック管弦楽団,
モンテヴェルディ合唱団,オー・ド・セーヌ聖歌隊
演出:エイドリアン・ノーブル
装置:マーク・トンプソン
収録:2009年6月,パリ
+ボーナス インタビュー映像 エリオット・ガーディナー,
ジェローム・デシャン,アニェス・テリエ
なんとガーディナーが指揮する「カルメン」の映像が登場です。2009年6月、
パリのオペラコミーク座で上演された大きな話題となった公演のライヴ収録
です。ロマン派音楽の主兵、ピリオド楽器を使用したレヴォリューショネル・
エ・ロマンティック管弦楽団を起用し、従来のゴテゴテッとした「カルメン」
から脱却した、たいへんサッパリとした、新鮮かつ細やかな神経の通った「カ
ルメン」を作り出しています。ガーディナーは一般的に広まったグランドオペ
ラ風の形態を退け、本来の語りの台詞が混じったオペラコミークの伝統に則っ
た上演形態を採用。また第1幕でからかわれたミカエラが逃げ帰った後にモラ
レスが歌うアリア「気をつけろ!シッ!」を採用、これは上演で歌われること
はほとんどなく、録音でも2種くらいしかない珍しい曲。このようにガーディ
ナーは、1875年3月3日にオペラコミークで初演された時の「カルメン」の姿を
強く意識しています。
アンナ・カテリーナ・アントナッチは、カルメンが当たり役のイタリア人美人
メッゾソプラノ。妖艶な魅力を醸しつつ、下品な悪女にならないバランスが見
事。ジョゼのアンドルー・リチャーズは、最近売り出し中の米国のテノール。
アリゾナ州フェニックス出身。父がチェロキー族の血を引くというだけに、エ
キゾティックな風貌。軽く柔らかい声の持ち主で、高音のソットヴォーチェを
巧みに用いています。ニコラ・カヴァリエはフランスのバス・バリトン。見る
からに伊達男風情で、エスカミーリョにはぴったり。ミカエラのアンヌ・カト
リーヌ・ジルは1975年生まれというまだ若いソプラノ。たいへんに初々しい声
の持ち主で、娘役を得意としています。演出は、1991年から2003年までの長き
に渡ってロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの芸術監督を務めた英国の重
鎮、エイドリアン・ノーブル。比較的伝統的な舞台作りながら、幕切れでは
ジョゼをかなりエキセントリックに仕立るなど、細部へのこだわりがさすが
です。




<VAI>
VAIDVD 4526(DVD-Video) \4550
字幕:英仏露
リムスキー=コルサコフ:「皇帝の花嫁」
リディア・コヴァレーバ(S マルファ)
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(Bs ソバーキン)
ユーリ・グリゴリエフ(Br グリャズノイ)
ボリス・モロゾフ(Bs スクラートフ)
エフゲニー・シャピン(T ルイコフ)
ニーナ・テレンチェヴァ(Ms リュバーシャ)
コンスタンチン・プストヴォイ(Bs ボメーリイ)
ラリッサ・ユルチェンコ(S サブーロヴァ)
マリーナ・シュトヴァ(Ms ドゥニャーシャ)
ほか
ユーリ・シモノフ(指)ボリショイ劇場管弦楽団,合唱団
演出:オレグ・モラレフ
収録:1983年(ライヴ)
リムスキー=コルサコフのオペラのうちでも特にドラマティックで、ロシアで
の人気が高いのがこの「皇帝の花嫁」。イヴァン4世の后マルファ・ソバーキ
ナが結婚直後に亡くなった史実を基にした物語。音楽はリムスキー=コルサコ
フらしく、ロシアの伝統とワーグナー以降の近代和声を結合した美しく迫力の
あるものです。このDVDには、1983年にボリショイ劇場で上演された公演の映
像が収録。1970年から音楽監督を務めていたユーリ・シモノフが指揮、ボリ
ショイ劇場を代表するバスだったアレクサンドル・ヴェデルニコフ(指揮者ア
レクサンドル・ヴェデルニコフの父)がヒロインの父ソバーキンと、力の入っ
た上演です。ヒロインのマルファを歌うリディア・コヴァレーバは1970年代
から1980年代にボリショイ劇場で活躍したソプラノで、やはりボリショイ劇場
で活躍した人気テノール、レフ・クズネツォフの妻。マルク・エルムレル指揮
のグリンカ「皇帝に捧げた命」の録音や、シモノフ指揮の「カルメン」の録音
にも出演しています。映像向きのオペラですが、意外やこれが初のDVDです。


VAIDVD 4527(DVD-Video) \4550
字幕:英仏露
ラフマニノフ:「アレコ」
エフゲーニ・ネステレンコ(Bs アレコ) 
ネッリ・ヴォルシャニノヴァ(演 ゼムフィーラ)
スヴェトラーナ・ヴォルコヴァ(S ゼムフィーラ)
マリア・パパツィアン(演 ジプシーの老婆) 
ライザ・コトーヴァ(Ms ジプシーの老婆)
サンドール・セメノフ(演 若いジプシー) 
ミハイル・ムンチャン(T 若いジプシー)
ウラディーミル・ゴロヴィン(演 ジプシーの老人)
ウラディーミル・マトーリン(Bs ジプシーの老人)
ディミトリ・キタエンコ(指)
モスクワ国立交響楽団,国立放送合唱団
映像監督:ヴィクトル・オクンツォフ
制作:1986年
リムスキー=コルサコフ:「不死身のカシチェイ」
コンスタンティン・プルジニコフ(T カシチェイ)
ナタリア・ラピーナ(演 カシチェエヴナ) 
エレナ・ルビン(S カシチェエヴナ)
アラ・オディング(演 王女) ソフィア・ヤリシェヴァ(S 王女)
ヴァレリー・レベデフ(Br イヴァン・コローレヴィチ王子)
ユーリ・ストヤノフ(演 嵐の騎士) 
アレキサンドル・モロゾフ(Bs 嵐の騎士)
A.トリフォノフ(指)
レニングラード・ディミトリ・ショスタコーヴィチ交響楽団
演出:オレグ・イェルイシェフ
制作:1987年
どちらの作品もこれが初めてのDVD、共に映画仕立ての映像です。
「アレコ」は、ラフマニノフがモスクワ音楽院の卒業作品として作曲したもの
で、当時まだ19歳でした。原作はプーシキンの「ジプシー」。ジプシーの集団
に身を投じた青年アレコは、ジプシー娘ゼムフィーラを妻にしたものの、彼女
の自由な恋愛に嫉妬し彼女を殺害、ジプシー集団から一人離れる、という物語。
アレコにはソ連の偉大なバス、エフゲーニ・ネステレンコを起用。ゼムフィー
ラを歌うスヴェトラーナ・ヴォルコヴァは、当初レニングラードのマールイ劇
場で、1990年からはマリインスキー劇場で活躍したソプラノ。指揮は名匠ディ
ミトリ・キタエンコ。なおほとんど同じメンバーによる「アレコ」の1987録音
がCDになっていますが、唯一キャストの異なる若いジプシー役のテノール(CD
ではアレキサンデル・フェディン)が間違いなく別人の声なので、こちらは映
像用の別の録音のようです。
リムスキー=コルサコフの「不死身のカシチェイ」は、録音ですら3種ほどし
かありません。当然これが初めての映像です。ソフィア・ヤリシェヴァは、
1974年からマリインスキー劇場で活躍したソプラノ。なお指揮者名は製品にも
映像にも「A.トリフォノフ」としかありませんが、おそらくイリヤ・ムーシ
ン門下のアレキセイ・トリフォノフではないかと思われます。
どちらの映像も、ロシアの自然をたっぷり取り込んだりと、オペラ映画として
の長所を大いに生かした映像です。

VAIDVD 4525(DVD-Video) \4550
字幕:英仏露
ダルゴムイシスキー:「石の客」
ウラディーミル・アトラントフ(T ドン・ファン)
タマーラ・ミラシキーナ(S ドンナ・アンナ)
アレキサンドル・ヴェデレルニコフ(Bs レポレッロ)
タマーラ・シニャフスカヤ(Ms ラウラ)
ウラディーミル・ヴァライティス(Br ドン・カルロス)
ウラディーミル・フィリッポフ(Bs 修道士,騎士長の像)ほか
マルク・エルムレル(指)
ボリショイ劇場管弦楽団,合唱団
収録:1979年、ライヴ
演出:オレグ・モラレフ
美術:ヴィリアム・クレメンティエフ
映像監督:アレキサンデル・バランニコフ
リムスキー=コルサコフ:「モーツァルトとサリエーリ」
アレクセイ・マスレンニコフ(T モーツァルト)
アルトゥール・エイゼン(Bs サリエーリ) L.ノヴィコフ(ヴァイオリン奏者)
ルーベン・ヴァルタニアン(指)
ボリショイ劇場管弦楽団,合唱団
演出:G.パンコフ
装置:ヴァレリー・レヴェンタル
映像監督:アレキサンデル・バランニコフ
収録:1981年,ライヴ
「石の客」と「モーツァルトとサリエーリ」は、どちらもプーシキンの作品が
原作であるというだけでなく、「石の客」はドン・ファン伝説に基づいている
など、モーツァルトとの関わりがある二作です。
アレクサンドル・ダルゴムイシスキー(1813-1869)は、ワーグナー、ヴェルディ
と同年生まれのロシアの作曲家。「ルサルカ」と、この「石の客」で今日でも
知られています。ただし「石の客」は未完に終わり、リムスキー=コルサコフ
がオーケストレイションを完成させています。この「石の客」は1979年のボリ
ショイ劇場でのライヴ収録。ウラディーミル・アトラントフ、タマーラ・ミラ
シキーナ、アレキサンドル・ヴェデレルニコフとボリショイ劇場の大スターが
三人も出演し、指揮はマルク・エルムレルという、たいへん豪華な上演の記録
です。
「モーツァルトとサリエーリ」は、モーツァルトの早過ぎる死に着想を得た
プーシキンの同名戯曲に基づいたオペラ。やはりプーシキンの原作に着想を
得たピーター・シェーファーの戯曲「アマデウス」やそれを基にしたミロシュ
・フォアマン監督の映画「アマデウス」とは親戚のようなものです。モーツァ
ルトの才能に嫉妬した宮廷楽長のサリエーリがモーツァルトに毒を盛る、とい
う物語。1898年の初演ではサリエーリをかのフョードル・シャリピンが歌って
います。この映像では、アルトゥール・エイゼン(1927-2008)とアレクセイ・
マスレンニコフ(1929-)という、どちらも1950年代から1990年代までボリショ
イ劇場で大活躍した伝説的名歌手が出演しているのが貴重です。

VAIDVD 4518(DVD-Video) \4550
字幕:英仏伊露西
リムスキー=コルサコフ:「金鶏」
グリゴール・ゴンジャン(Bs ドドン王)
ルベン・クベリャン(T グヴィドン王子)
マリエッタ・シャフベルジャン(Ms アメールファ)
エッラーダ・チャホヤン(S シェマハの女王)
スサンナ・マルティロシャン(S 金鶏)
セルゲイ・シュシャルジャン(Br アフロン王子)
ハルテュン・カラジャン(Bs ポルカン将軍)
ほか
アラム・カタニヤン(指)
エレバン・アレクサンドル・スペンジアリャン国立アカデミー劇場管弦楽団,
合唱団,バレエ,マイム
映像監督:ロマン・テイホミロフ
収録:1986年,アルメニア,エレバン
リムスキー=コルサコフのオペラは、ロシアなどではたいへん人気が高くても
西側であまり上演されないことがしばしばですが、西側でも人気が高いのがこ
の「金鶏」。堕落した政治を風刺ししながらもエキゾティックな味わいに飛ん
だ物語が受け入れやすいのでしょう。このDVDに収録されているのはアルメニ
アの首都エレバンのアレクサンドル・スペンジアリャン国立アカデミー劇場で
の上演。かつて国内盤レーザーディスクで発売された映像と同じと思われます。
アルメニアでの上演ということで、モスクワやレニングラードとは異なった地
方色が加わっています。



<naive>
V 5239 \2280
ラフマニノフ:
『聖ヨハネ・クリソストムスの典礼 op.31(抜粋)』-〔洗礼志願者の典礼より〕
「主よ、わたしの祈りを聞いてください。(詩篇102)」「王国では(幸福に関す
る章句)」/〔信仰者の典礼より〕「ケルビム讃歌」「われらは汝を讃美する
(聖餐のカノン)」「母なる神への讃歌」「われらの父」「天より主を称賛せよ
(聖体拝領讃歌)」『晩祷 op.37(抜粋)』-「主を讃美せよ、おおわが魂よ
(詩篇103)」、「幸いなるかな(詩篇1)」、「おお喜びの火よ」、「シメオンの
歌」、「母なる神への讃歌」、「小栄光頌」、「大栄光頌」、「汝は墓からよ
みがえり」、「天なる女王よ」
ロランス・エキルベイ(指揮) 
アクサントゥス&エリク・エリクソン室内合唱団
ジョアンナ・ドブラコフスカ(A)、ロマン・シャンピオン(T)、
ヴラディミール・ミレー(B)、エヴァ・エリクソン=ベルグルント(S)
録音:2010年5月
無伴奏4声合唱のためにラフマニノフが作曲した2つの宗教的大作を、世界中を
虜にする合唱団アクサントゥスが録音しました。今年2010年は、1910年にラフ
マニノフの「聖ヨハネ・クリソストムスの典礼」が初演されてからちょうど百
年目にあたります。ラフマニノフは当初この作品を実際の典礼の際に演奏する
ための音楽として作曲しました。しかし、スラヴに古くから伝わる旋法とラフ
マニノフの豊かな書法の融合である壮大なこの作品は、実際の典礼で演奏する
にはあまりに壮大で、感動的すぎるために、典礼音楽としてではなく、壮大な
合唱曲として残されています。アクサントゥスは、名門団体エリク・エリクソ
ン室内合唱団の助演を得て、総勢65名という大規模な陣営で、この作品のもつ
美しさ、真摯な信仰の表明、壮麗にして厳粛な響きを、現代を生きる私たちの
心に温かく響かせます。




<harmonia mundi>
HMU 907521 \2450
シューマン:リーダークライスop.24(全9曲)、詩人の恋op.48(全16曲)
フランツ・パウル・ラッハナー(1803-1890):
ハイネの詩による歌曲集「Sangerfahrt」op.33
マーク・パドモア(テノール)
クリスティアン・ベズイデンホウト(フォルテピアノ)
使用楽器:エラール、パリ、1837年(Edwin Benuk, Enschede,
オランダのコレクション)
録音:2010年6月
イギリス生まれのテノール、マーク・パドモアの最新盤は、天才フォルテピア
ノ奏者のベズイデンホウトのコンビによるシューマン。パドモアの声の美しす
ぎる子音の立ち方がとにかく印象に残ります。音楽に、これほど鮮やかに詩を
のせて歌ってくれると、ハイネの詩自体が音楽的に書かれていることを実感し
ます。そして、フォルテピアノの伴奏が大変に素晴らしい!フォルテピアノ独
特の音色の立ち上がりが、パドモアの歌い方とマッチしています。もちろん音
楽作り、音楽運びはさすがのベズイデンホウト、天衣無縫に、絶美の歌を聴か
せます。19世紀の音楽界の重鎮にしてシューベルトの親友でもあった、フラン
ツ・ラッハナーがハイネの詩に作曲した、ドラマティックな雰囲気が印象的な
歌曲も5つおさめられた、充実の内容。旬のテノール、旬のフォルテピアノ奏
者による至福の1枚です。

<SWEDISH SOCIETY>
SCD 1147 \2180
シベリウス(1865-1957):
交響曲第3番ハ長調 Op.52(*)
交響曲第4番イ短調 Op.63(+)
ウプサラ室内管弦楽団
パウル・マギ(指揮)
録音:2006年1月23日(*)、2004年4月22日(+)、ウプサラ大学大講堂、ライヴ

SCD 1148 \2180
ロッシーニ(1792-1868):オペラ「ウィリアム・テル」序曲
ショスタコーヴィチ(1906-1975):交響曲第15番 Op.141
ウプサラ室内管弦楽団
パウル・マギ(指揮)
録音:2006年9月21日、ウプサラ大学大講堂、ライヴ

SCD 1149 \2180
マーラー(1860-1911):
交響曲第1番(1889/1894;エルヴィン・シュタイン校訂版)
花の章
ウプサラ室内管弦楽団
パウル・マギ(指揮)
録音:2007年4月24日、ウプサラ大学大講堂、ライヴ




<PROPRIUS>
PRCD 2057 \2180
シーリア・リンデ&ジョージ・ミハラーチェ 旅のエピソード
ミシオネーラ/フォンテーヌ・ブルー/リズムの研究
ハリー・ライムのテーマ(映画「第三の男」より)
悲しみのワルツ/旅のエピソード/私は誰も愛せない
ジプシーの調べ/コユンババ/エピローグ
「グリーンスリーヴズ」変奏曲/グリーンスリーヴズ
シーリア・リンデ(ギター)
ジョージ・ミハラーチェ(ツィンバロム)
録音:ヨーテボリ、スウェーデン放送第12スタジオ/リュケ教会(スウェーデン)
スウェーデン、ヨーテボリ生まれのギタリスト、シーリア・リンデとルーマニ
アのブカレストに生まれ、現在はコペンハーゲンに住むジプシーのツィンバロ
ン奏者、ジョージ・ミハラーチェ(1971-)のデュオ。アルゼンチンのギタリス
ト、フェルナンド・ブスタマンテが作曲して1940年代から1950年代にかけて
ヒットした「ミシオネーラ」、フォンテーヌブローでの経験に基づきリンデが
ジャンゴ・ラインハルトへのオマージュとした「フォンテーヌ・ブルー」、
ツィター奏者アントン・カラスが映画「第三の男」のために書いた主題曲、
ミハラーチェの曲をリンデが編曲した「悲しみのワルツ」、ギター奏者ニルス
・ダーヴィド・ラーション(1902-1990)の「リズムの研究」、クラシカルギター
とツィンバロンがバルカン半島の民謡、ジプシーの旋律、アルゼンチンの平原
へと誘う「旅のエピソード」、トルコに旅したリンデが出会った「私は誰も愛
せない」。「エピローグ」もフォンテーヌブローへの旅から生まれました。

PRCD 2058 \2180
アネッテ・ヴァリーン 生命(いのち)の踊り
美しい木よ/アンニカの花嫁ワルツ/エスプレッソマシン
私のもの/イーダの歌/私の心が望むこと
アンニカとステファンの結婚行進曲/ユリアの歌
深い海に/マリの花嫁のポルスカ/私の友/涙のワルツ
生命(いのち)の踊り
アネッテ・ヴァリーン(歌、ヴァイオリン)
ハラルド・スヴェンソン(ピアノ)
録音:2007年、ヴァールベリ劇場(スウェーデン)
2008年、スレープ教会、ルンドビ教会(スウェーデン)
スウェーデンのシンガーソングライター、アネッテ・ヴァリーンがハラルド・
スヴェンソンのピアノと共演して自作を歌い、ヴァイオリンを弾くアルバム。
一部ライヴ録音。家の窓から見える木が天国に向かって枝を延ばしている様か
らインスピレーションを得た「美しい木よ」。アウグスト・ベンクトソンと
ブレアレド・ハランドの作った伝承曲「涙のワルツ」はヴァリーンのヴァイ
オリンとスヴェンソンのピアノのデュオで演奏されます。





<LA BOTTEGA DISCANTICA>
DISCANTICA 190 \2080
メンデルスゾーン(1809-1847):チェロとピアノのための作品集
チェロ・ソナタ第1番変ロ長調 Op.45/チェロ・ソナタ第2番変ロ長調 Op.58
協奏的変奏曲 Op.17/無言歌 Op.109
ルーカ・シモンチーニ(チェロ)
アンドレア・カルカーノ(ピアノ)
録音:2008年5月6-8日、イヴレア(イタリア)、SMCレコーズ、バロック・ホール

DISCANTICA 191 \2080
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ三重奏曲ニ長調「幽霊」Op.70 No.1
ブラームス(1833-1897):ピアノ三重奏曲ハ短調 Op.101
モディリアーニ三重奏団
マウロ・ロゲルチオ(ヴァイオリン) フランチェスコ・ペピチェッリ(チェロ)
アンジェロ・ペピチェッリ(ピアノ)
録音:2008年6月26-28日、チッタ・ディ・モルターラ(イタリア、パヴィア県)、
アウディトリウム

DISCANTICA 192 \2080
ルチアーノ・ミリアヴァッカ(1919-):オルガン作品集
アンブロジオ聖歌の旋律による賛歌(2008)
前奏曲、コラール変奏曲とフィナーレ・ジョコーソ(2005)
クラリネットとオルガンのためのソナタ(2008)(*)
コヘレト(オルガンのための前奏曲;2008)
ミサのためのオルガン曲集I(1998)
イントロイトゥス/オフェルトリウム/コムニオ/エクシトゥス
宗教的オルガン曲集(2007); 瞑想曲/甘美なキリスト/ガウディウム
アレッサンドロ・ラ・チアチェーラ(オルガン)
ロレンツォ・パイーニ(クラリネット(*))
録音:2008年12月27-28日、ミラノ大聖堂
ルチアーノ・ミリアヴァッカ(ミラノ生まれ)はミラノ大聖堂楽長を務めたカ
トリック聖職者・オルガニスト・指揮者・作曲家。

DISCANTICA 195 \2080
ヴェルディ、プッチーニ:弦楽四重奏曲集
ヴェルディ(1813-1901):弦楽四重奏曲ホ短調
プッチーニ(1858-1924):
菊/メヌエット第1番/メヌエット第2番/メヌエット第3番/フーガ イ長調
フーガ ハ短調/フーガ ト長調/アレグロ・モデラート/スケルツォ=アレグロ
ローマ弦楽四重奏団
マルコ・フィオリーニ、ビアンカマリア・ラパッチーニ(ヴァイオリン)
ダヴィデ・トーゾ(ヴィオラ) アレッサンドラ・モンターニ(チェロ)
録音:2008年9月5-7日、テルニ(イタリア)、
サンタ・マリア・デローロ(黄金の聖マリア)教会

DISCANTICA 198/199 2枚組 \4160
ヨハン・カスパル・ケルル(1627-1693):オルガン作品全集
トッカータ第1番-第8番/カンツォーナ第1番-第6番
カプリッチョ「シュタイアーの羊飼い」/カプリッチョ「クク」
バッターリャ/パッサカリア/チャッコーナ/リチェルカータ
組曲ヘ長調/組曲イ短調/組曲ニ長調/組曲ト長調
マニフィカト 第1旋法/第2旋法/第3旋法/第4旋法
第5旋法/第6旋法/第7旋法/第8旋法
アドリアーノ・ファルチオーニ(オルガン)
録音:2007年8月、アクイラ(イタリア)、
コッレマッジョの聖マリア・バジリカ教会
使用楽器:17世紀後半-18世紀前半、不詳作者(おそらくルーカ・ネーリ・サ・
レオネッサ)製

DISCANTICA 200 \2080
ドビュッシー(1862-1918):ピアノ・デュオ作品集
交響曲ロ短調(四手連弾のための習作;1880)
小組曲(四手連弾のための;1889)
スコットランド行進曲(民謡の主題による、四手連弾のための;1892)
3つの夜想曲(1899、ラヴェル編曲、四手連弾のための版)
神聖な舞曲と世俗的な舞曲(2台のピアノのための;1904)
カンタータ「放蕩息子」(1884)より コルテージュと踊りの歌
(四手連弾のための)
6つの古代の墓碑銘(四手連弾のための;1914)
ティツィアーナ・モネータ、ガブリエーレ・ロータ(ピアノ)
録音:2009年4月、イヴレア(イタリア)、SMC、バロック・ホール

DISCANTICA 201 \2080
ラヴェル(1875-1937):ピアノ・デュオ作品集
序奏とアレグロ(2台のピアノのための;1905)
ラ・ヴァルス(2台のピアノのための;1920)
おとぎ話への序曲「シェヘラザード」(2台のピアノのための;1898)
組曲「マ・メール・ロワ」(ピアノ四手連弾のための;1908)
ボレロ(2台のピアノのための;1928)
ティツィアーナ・モネータ、ガブリエーレ・ロータ(ピアノ)
録音:2009年4月、イヴレア(イタリア)、SMC、バロック・ホール

DISCANTICA 202 \2080
バッハのリュート組曲をピリオド・ハープで
J・S・バッハ(1685-1750)/クリスティアーナ・パッセリーニ編曲:
組曲ハ短調 BWV997/前奏曲と組曲イ短調 BWV996
組曲ホ長調 BWV1006a
クリスティアーナ・パッセリーニ(ハープ)
使用楽器:18世紀、フランス?、不詳作者製
録音:2008年10月、ブルー・ドルフィン・スタジオ
アドリア音楽院で教えているイタリアのハープ奏者クリスティアーナ・パッセ
リーニは17-18世紀音楽の時代考証を踏まえた演奏の専門家。彼女は当時の鍵
盤音楽を当時の仕様のハープで演奏する特別なテクニックを開発しており、
当盤収録のBWV997ではバッハの弟子であったヨハン・フリードリヒ・アグリー
コラ(1720-1774)がチェンバロ用に編曲した楽譜に基づいて編曲を行っています。

DISCANTICA 203 \2080
アルフレード・カゼッラ(1883-1947):
スカルラッティアーナ(ドメニコ・スカルラッティの音楽による
ピアノと小管弦楽のためのディヴェルティメント)(#)
操り人形(室内管弦楽のための)(++)
戦争の記録(ピアノ四手連弾のための)(#/**)
ピアノのためのソナティナ Op.28(#)
ダンスの歌(ピアノのための)Op.47 No.1(**)
カクテル・ダンス(ピアノのための(**))
子守歌(ピアノのための)Op.47 No.2(**)
ロマネスクの4つの寓話(トリルッサの)(ピアノ伴奏歌曲)(*/#)
トレチェント(14世紀)の3つの歌(ピアノ伴奏歌曲)(+/#)
アルダ・カイエッロ(ソプラノ(*))
ローナ・ウィンザー(ソプラノ(+))
ブルーノ・カニーノ(ピアノ(#))
アントニオ・バッリスタ(ピアノ(**)、指揮(++))
ポメリッジ・ムジカーリ管弦楽団(++)
録音:2008年7月、ミラノ、ダル・ヴェルメ劇場

DISCANTICA 204 \2080
イルデブランド・ピッツェッティ(1860-1968):
ピアノ協奏曲「真夏の歌」(#/##)
3つの歌(弦楽四重奏伴奏歌曲)(*/++)
2つの愛の歌(ピアノ伴奏歌曲)(+/**)
ピアノのための前奏曲「影」(**)
アルバムの綴り(ピアノのための)(**)
アルダ・カイエッロ(ソプラノ(*))
ローナ・ウィンザー(ソプラノ(+))
ブルーノ・カニーノ(ピアノ(#))
レ・アルキテットゥーレ・イン・クアルテット(弦楽四重奏(++))
アントニオ・バッリスタ(ピアノ(**)、指揮(##))
ポメリッジ・ムジカーリ管弦楽団(##)
録音:2008年7月、ミラノ、ダル・ヴェルメ劇場(#)
2009年1月、ローマ、聖カミッロ・デ・レリス教区教会(++)
2008年12月、イヴレア(イタリア)、SMC、バロック・ホール(**)

DISCANTICA 205 \2080
ジョルジョ・フェデリコ・ゲディーニ(1892-1965):
宗教的協奏曲(2人の歌手と器楽のための)(*/+/#)
2つの歌曲(ピアノ伴奏)(+/**)
ジャン・フランチェスコ・マリピエロ(1882-1973):
6つのヴェネツィアのカンツォネッタ(小管弦楽伴奏)(+/#)
ピアノ独奏のためのコンポジション(2曲)(**)
オマージュ(ピアノのための;3曲)(**)
アルダ・カイエッロ(ソプラノ(*))
ローナ・ウィンザー(ソプラノ(+))
アントニオ・バッリスタ(ピアノ(**)、指揮(#))
ポメリッジ・ムジカーリ管弦楽団(#)
録音:2008年7月、ミラノ、ダル・ヴェルメ劇場(*)
2008年12月、イヴレア(イタリア)、SMC、バロック・ホール(*以外)

DISCANTICA 206 \2080
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ集
ニ長調 K.358/ニ長調 K.359/ニ短調 K.434/ニ長調 K.436/ト長調 K.146
ト長調 K.105/ホ短調 K.147/ホ短調 K.198/ロ長調 K.262/ロ短調 K.87
ニ長調 K.45/イ長調 K.208/イ長調 K.209/イ長調 K.323/イ短調 K.36
ニ短調 K.213/ヘ短調 K.184
ミケーレ・ベヌッツィ(チェンバロ)
録音:2009年6月22-24日、エジンバラ(英国)、セント・セシリア・ホール
使用楽器:1764年、ヨハン・アドルフ・ハス製
(エジンバラ、ラッセル・コレクション所蔵)
ロンドンのロイヤル・カレッジ・オヴ・ミュージックで学んだミケーレ・ベ
ヌッツィは、1995年から2002年にかけてフランスで行われたドメニコ・スカ
ルラッティの全ソナタ演奏会に他のチェンバロ奏者とともに参加。2003年、
第17回国際古楽コンクール〈山梨〉第3位入賞。

DISCANTICA 207 \2080
フルートさんの物語
アレッサンドロ・カダーリオ(1979-):フルートさんの物語
(ファビオ・サルトレッリの台本によるフルート、オーボエ、
クラリネット、ファゴットと朗読のための音楽寓話)
ガブリエル・ピエルネ(1863-1938)/
アルベール・ジャン・アンドロー(1884-1975)編曲:
鉛の兵隊の行進曲(管楽五重奏とピアノのための)
ポール・ハリス:アリクイのフェルッチョ(不幸なツチブタ)
(ポール・ハリスの台本〔ミケーレ・コロンボのイタリア語訳〕による
管楽五重奏と朗読のための)
クラウディオ・モレータ(朗読)
アンデルセン管楽五重奏団
エレーナ・パガネッシ(フルート) ジョヴァンノ・サンヴィート(オーボエ)
アルベルト・ロンギ(クラリネット) クリスティーナ・ピーニ(ホルン)
ミケーレ・コロンボ(ファゴット)
ロベルト・プラーノ(ピアノ)
録音:2009年6月

DISCANTICA 208 \2080
アンジェロ・ベッティネッリ(1878-1953):私に夢見させて 歌曲&ピアノ曲集
赤ちゃん、近づかないで(*)/私に夢見させて(*)/スペインの情熱(*)
センセーション(*)/私とともに帰ろう(*)/青い蝶
パオロ・サーラに絵画に描かれた私の花(ためらいのワルツ)/魔法の箱
レ・ミ・ファ#・ソ/冬のセレナード(*)/愛は花開く(*)/愛の土曜日(*)
月の下で(*)/日没にかき鳴らし(*)/カリヨン/カプリッチョ/コケット・
ワルツ
夢想/ゲッツ=フィルム=テナックス(収差矯正的フォックストロット)
小練習曲/東方三博士のパストラーレ/三人の王の木靴のジャヴァ(*)
期待の歌(*)/太陽の朝(*)/死の花嫁(*)/アヴェ・マリア(*)
ラウラ・ケリーチ(ソプラノ(*))
アントニオ・バッリスタ(ピアノ)
録音:2009年1月、イヴレア(イタリア)、SMC、バロック・ホール(*以外)

DISCANTICA 209 \2080
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):
セレナータ「ヴェヌス、アモルと理性」(1706)(*)
合奏協奏曲形式のシンフォニア第10番
ヴェロニカ・リーマ(ソプラノ:ヴェヌス(*))
ガブリエラ・コスタ(ソプラノ:アモル(*))
エレーナ・ビスクオーラ(アルト:理性(*))
レゼルマン・バロック管弦楽団
ピエロ・カルトージオ(指揮)
録音:2008年3月27-29日、モンレアーレ(イタリア、パレルモ県)、
サン・マルティノ・デッレ・スカーレ修道院

DISCANTICA 210 \2080
ドヴォルジャーク(1841-1904):ピアノ三重奏曲ホ短調「ドゥムキ」Op.90
スメタナ(1824-1884):ピアノ三重奏曲ト短調 Op.15
ラファエッロ三重奏団
ステファノ・スカルチェッラ(ピアノ)
マルコ・フィオリーニ(ヴァイオリン) イーヴォ・スカルポーニ(チェロ)
録音:2009年4月10-11日、ペスカレーゼ音楽アカデミー(イタリア)

DISCANTICA 211 \2080
21世紀イタリアの無伴奏チェロ音楽
アルベルト・カプリオーリ(1956-):十五年
シルヴァーノ・ブソッティ(1931-):
ラーラ・レクイエム から デボラ・パーカー(アリア)
マッシミリアーノ・メッシエーリ(1964-):
「ザディグ」(21のカプリッチョ)から ラ・ジェラシー(第8番)
ハンリヒ・ウンテルホーファー(1958-):パッチワーク(*)
ジャチント・シェルシ(1905-1988):
三部作「人間の3つの段階」から トリフォン[Triphon](3つの楽章)
ニコラ・チステルニーノ(1957-):
ディストーション・ペダル付きチェロのための小書簡集
クラウディオ・スカンナヴィーニ(1959-):「黄金の枝」から ある幻影
パオロ・カスタルディ(1930-):ロンド・ネオクラシコ
アンドレア・コスタンティーニ:「Jion」(5つの練習曲)から 第2番
ニコラ・バローニ(チェロ)
マリネッラ・マニカルディ(朗読)
録音:2008年4月、カーザレッキオ・ディ・レーノ(イタリア、ボローニャ県)、
スタジオMODUlab

DISCANTICA 212 \2080
メンデルスゾーン(1809-1847):
弦楽四重奏曲ニ長調 Op.44 No.1
弦楽四重奏曲変ホ長調 Op.44 No.3
弦楽四重奏のための奇想曲ホ短調 Op.81
新イタリア弦楽四重奏団
アレッサンドロ・シモンチーニ、ルイジ・マッツァ(ヴァイオリン)
デメトリオ・コムッツィ(ヴィオラ) ルーカ・シモンチーニ(チェロ)
録音:2008年4月22-24日、イヴレア(イタリア)、SMC、バロック・ホール

DISCANTICA 213 \2080
ブラームス、ヒンデミット、フィンジ、マンガーニ:
クラリネットとピアノのための音楽
ブラームス(1833-1897):クラリネット・ソナタ第2番 Op.120 No.2
ヒンデミット(1895-1963):クラリネット・ソナタ(1939)
ジェラルド・フィンジ(1901-1956):5つのバガテル Op.25
ミケーレ・マンガーニ:アルバムの綴り
ピエトロ・タリアフェッリ(クラリネット)
シーロ・サラチーノ(ピアノ)
録音:2009年8月17-18日、ボアロ・テルメ(イタリア)、
ブレシア・ルーカ・マレンツィオ音楽院ダルフォ分院アウディトリウム

DISCANTICA 214 \2080
フランチェスコ・コルテッチャ(1502-1571):ヨハネ受難曲
グレゴリオ聖歌:王の御旗は進む/誠の十字架
ジュゼッペ・パオロ・チェチェーレ(福音書朗読)
ラッファエーレ・ジョルダーニ(テノール:カントゥス声部)
ジャン・パオロ・ファゴット(テノール:アルトゥス声部)
マルコ・スカヴァッツァ(バリトン:テノール声部)
ワルター・テストリン(バス:バッスス声部)
オフィツィウム・コンソート
ダニーロ・ゼーニ(指揮)
録音:2009年5-6月、ヴィート・ダージオ教区司祭教会(イタリア)
朗読と無伴奏男声合唱が交替しながら進行する「応唱受難曲」。この形式で
書かれた受難曲として16世紀イタリアを代表する作品のひとつです。テキス
トはイタリア語。

DISCANTICA 215/216 2枚組 \4160
ジョヴァンニ・サルヴァトーレ(1610-1688):オルガン作品全集
トッカータ
主日のミサ
キリエ/グローリア/リチェルカーレ第2番第2旋法、2つのフーガとその反転
サンクトゥス/ベネディクトゥス/ドゥレッツェとリガトゥーレ/アニュス
・デイ
リチェルカーレ第7番第7旋法と4つのフーガ
カンツォーネ・フランチェーゼ第1番第7旋法
トッカータ
使徒のミサ
キリエ/グローリア/リチェルカーレ第1番第1旋法と3つのフーガ
サンクトゥス/ベネディクトゥス/リチェルカーレ第7番第7旋法と3つのフーガ
アニュス・デイ/リチェルカーレ第5番第5旋法と3つのフーガ
カンツォーネ・フランチェーゼ第2番第9旋法
トッカータ第1番第1旋法
聖母のミサ
キリエ/グローリア
リチェルカーレ第4番第4旋法、4つのフーガとカントゥス・フィルムス
サンクトゥス/ベネディクトゥス/リチェルカーレ第3番第3旋法と3つのフーガ
アニュス・デイ
リチェルカーレ第8番第8旋法と賛歌「その証聖者は」による3つのフーガ
カンツォーネ・フランチェーゼ第3番第1旋法
トッカータ第2番第9旋法/カプリッチョ第1旋法/コッレンテ第1番
コッレンテ第2番
カンツォーネ・フランチェーゼ第4番第7旋法、バッロ「ラ・ベルガマスカ」
による
エマヌエーレ・カルディ(オルガン)
グレゴリアーニ・ウルビス・カントーレス(グレゴリオ聖歌斉唱)
アルベルト・トゥルコ(指揮)
録音:2009年12月、アイローラ(イタリア)、聖受胎告知教会
2010年1月、プライアーノ(イタリア)、聖ルーカ教会
使用楽器:1679年、アンドレア・バッシ製/1755年、不詳作者製
ナポリで活躍したオルガニスト・作曲家サルヴァトーレの全オルガン作品を
3つのオルガン・ミサの形にまとめて収録。

DISCANTICA 217 \2080
ベルナルド・パスクイーニ(1637-1710):リチェルカーレ集
トッカータ
リチェルカーレ(3声) 第1旋法/第2旋法/第3旋法/第4旋法
ペトロニッラのための変奏曲
リチェルカーレ(3声) 第5旋法/第6旋法/第7旋法/第8旋法
パッサカリア
リチェルカーレ(3声) 第9旋法/第10旋法/第11旋法/第12旋法
フォリアによるパルティータ
リチェルカーレ(4声) 第1旋法/第2旋法/タスタータ
リチェルカーレ(4声) 第5旋法/第5旋法、アリオ・モード/第6旋法
2つのアリア/通奏低音のフーガ
エドアルド・ベロッティ(オルガン)
録音:2009年12月29日、スマラーノ国際アカデミー(イタリア)、
コンサートホール
使用楽器:2009年、フラッティ製
ローマで活躍した鍵盤楽器奏者・作曲家ベルナルド・パスクイーニ。彼はイ
タリア鍵盤音楽史上、フレスコバルディとドメニコ・スカルラッティの中間
の時代における最大の存在とみなされています。当盤に収録されたリチェル
カーレの楽譜は、教育者としても活躍したパスクイーニが著した「対位法論」
(1695年刊)の巻末に収録されたもの。その他の楽曲は現在ベルリンとロンド
ンにある手稿譜に拠ります。当盤のアルバム・タイトルは「Docendo
Discitur(教えつつ学ぶ)」です。

DISCANTICA 218 \2080
パオロ・カスタルディ(1930-):ピアノ・デュオ作品集
内なる声[Innere Stimme](1974)(*)/和声的カノン集(1997-1999)(*)
20世紀の5つの肖像(2007)(*)
イサーク・アルベニス/リヒャルト・シュトラウス/エドガー・ヴァレーズ
ジャン・フランセ/アーロン・コープランド
インヴェンション(2007)(+)/問い(1963)(+)
アントネッラ・モレッティ、
マウロ・ラヴェッリ(ピアノ:四手連弾(*)、2台(+))
録音:2009年8月3-6日、イヴレア(イタリア)、SMC、バロック・ホール

DISCANTICA 220 \2080
17世紀イタリアのチェンバロ奏者たち
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ
ハ長調 L.104 K.159/ニ短調 L366. K.1/ト長調 L335 K.55
フランチェスコ・ドゥランテ(1684-1755):トッカータ ハ長調
ドメニコ・ツィポーリ(1675-1726):前奏曲/アリア/コッレンテ/ガヴォッタ
ジャンバッティスタ・マルティーニ(1706-1784):
ソナタ ハ長調/前奏曲ヘ長調/ソナタ ト長調
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785):ソナタ イ長調/ソナタ ハ長調
アントニオ・ガエターノ・パンパーリ(?-1775):シチリアーナ/
アンダンティーノ
ドメニコ・チマローザ(1749-1801):ソナタ
第27番ハ短調/第62番変ロ短調/第35番イ長調/第28番変ロ長調
ベネデット・レガーティ(18世紀):プレスト
ジャコモ・クローチェ(18世紀):ソナタ ト短調
ドメニコ・スカルラッティ:
ソナタ ホ長調 L.375 K.20/同ヘ短調 L.187 K.481/
フーガ ト短調 L.499 K.30
ロベルト・ジョルダーノ(ピアノ) ※モダーン楽器です。
録音:2009年9月、カスロレッツァート(イタリア、ブレシア県)、
スタジオ・カヴァッリ・ムジカ

DISCANTICA 221 \2080
ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621):
半音階的ファンタジア/ファンタジア(エコー・ファンタジア ハ長調)
トッカータ イ長調/ファンタジア(エコー・ファンタジア イ長調)
トッカータ ハ長調/高みにある神にのみ栄光あれ(4つの変奏曲)
主よ、私たちの日々のうちに平安を与えてください(4つの変奏曲)
私の青春は過ぎ去り(6つの変奏曲)/涙のパヴァーヌ
緑の菩提樹の下で(4つの変奏曲)/ヘクサコルド・ファンタジー
ファビオ・チオフィーニ(オルガン)
録音:2010年4月13-15日、アウアー[オーラ](イタリア、ボルツァーノ自治県)、
聖ペーター教会
使用楽器:1599年、ハンス・シュヴァルツェンバッハ製

DISCANTICA 222 \2080
ピエトロ・モランディ(1745-1815):コンチェルトとシンフォニア 
オルガン作品集
コンチェルト第8番ヘ長調/ソナタ ニ長調/シンフォニア ニ長調
ロンド ト長調/アンダンティーノ変ロ長調
ソナタ ニ長調/ハ長調/変ロ長調/ヘ長調/変ロ長調/ニ長調
クリスマスのためのパストラーレ変ロ長調/コンチェルト ハ長調
ミルコ・バッリーコ(オルガン)
録音:2009年7月12-13日、ロレンツァーゴ・ディ・カドーレ
(イタリア、ベッルーノ県)
使用楽器:1796年、フランチェスコ・コメッリ製
ピエトロ・モランディはボローニャに生まれ、ボローニャのアッカデーミア
・フィラルモニカの作曲教師、ペルゴーラ大聖堂楽長等を務めた作曲家・オ
ルガニスト。




<STRADIVARIUS>
STR 33679 \1980
ベネデット・マルチェッロ(1686-1739):詩篇集
詩篇10「私は主を信頼する」[In Domine confido](4声)(*/+/#)
詩篇31「咎(とが)を許された者たちは幸いである」
[Beeati quorum remissae sunt iniquitates」(3声)(+/#)
ソナタ第5番(オルガン独奏曲)
詩篇14「主よ、住まうのは誰か」[Domine quis habitabit](1声)(*)
詩篇35「不義の者は心の中で言った、罪を犯すと」
[Dixit injustus ut delinquat in semestipso」(2声)(#)
エリーザ・フランツェッティ(ソプラノ(*))
アレッサンドロ・カルミニャーニ(男性アルト(+))
ジャンルーカ・フェッラリーニ(テノール(#))
ワルター・テストリン(バス(#))
アンサンブル・リ・エッランティ
アレッサンドロ・カーザリ(オルガン、指揮)

STR 33814 \1980
サミュエル・バーバー(1910-1981):
ピアノ協奏曲 Op.38(1962)(*)
管弦楽のためのエッセイ第1番(1941)
管弦楽のためのエッセイ第2番(1942)
管弦楽のためのエッセイ第3番(1978)
ジャンパオロ・ヌーティ(ピアノ(*))
RAI国立交響楽団
ダニエル・カフカ(指揮)

STR 33828 \1980
ベネト・カサブランカス(1956-):
ハムレットからの7つの情景(俳優と管弦楽のための;1989)(*)
3つの俳句(ピアノのための;2008)(+)
古い音(管弦楽のための即興曲;2006)(#)
パウル・クレーのテキストによる祭壇画
(ソプラノ、メゾソプラノとピアノのための;2007)(**)
ウィリアム・キーン(俳優(*))
マドリード自治州管弦楽団(*/#)
ジョセ・ラモン・エンシナル(指揮(*/#))
フランシスコ・ホセ・セゴビア(ピアノ(+))
メルセデス・ラリオ(ソプラノ(**))
マルタ・クネル(メゾソプラノ(**))
アウレリオ・ビリバイ(ピアノ(**))

STR 33845 \1980
マッシモ・ボッテル(1965-):
溶岩砂漠の小道[Sentiero in un deserto di lava]
(バスクラリネットと管弦楽のための;2006)(*)
七つの剣[Seven Blades](7つ楽器のための;2008)
そして最後に… 叫び[And at the end... the scream]
(オーボエと14の楽器のための;2007)(+)
ゼウラ[Zeaula](管弦楽のための;1996)
サルバドル・サルバドル(バスクラリネット(*))
フアン・カルロス・バゲナ(オーボエ(+))
マドリード自治州管弦楽団
ジョセ・ラモン・エンシナル(指揮)

●未案内新譜
STR 33839 \1980
【2010年4月新譜】
たそがれの声 20世紀のノットゥルノセレナータ集
フランチェスコ・パオロ・トスティ(1846-1916):2つの小ノットゥルノ(1911)
ジャン・フランチェスコ・マリピエロ(1882-1973):妖精たちのソネット(1914)
ジョルジョ・フェデリコ・ゲディーニ(1892-1965):パスコーリの3つの歌(1918)
アルフレード・カゼッラ(1887-1947):フィエゾーレの夕べ(1923)
ヴァレンティーノ・ブッキ(1916-1976):
ソプラノとピアノのための4つの歌(1935-1940)
フランコ・アルファーノ(1875-1954):3つの新しい詩(1939)
テュオ・アルテルノ
ティツォアーナ・スカンダレッティ(ソプラノ)
リッカルド・ピアチェンティーニ(ピアノ)

STR 33857 \1980
【2010年4月新譜】
マリオ・ルッフィーニ(1955-):刻み込まれた音楽
Immotus - Magno silentio audire
(ソプラノ、ギターと室内管弦楽のための;1985)(*)
Inni di terracotta - Sequenze e neumi per Giuseppe Gavazzi
(トランペット独奏とライヴ・エレクトロニクスのための;2006)(+)
アントニア・ブラウン(ソプラノ(*))
アンドレア・ボット(ギター(*))
イタリア現代音楽グループ(*)
マリオ・ルッフィーニ(指揮(*))
アンドレア・デッリーラ(トランペット(+))
マルチメディア・ミーティング・グループ(ライヴ・エレクトロニクス(+))
アンドレア・ダンドーロ(マスタリング(+))

STR 33858 \1980
【2010年4月新譜】
ジュリオ・カスタニョーリ(1958):聖エヴァシウスのミサ&声楽作品集
聖エヴァシウスのミサ
(独唱、少年合唱とバロック楽器管弦楽のための;2007)(*)
夜の歌(声楽12部、打楽器とエレクトロニクスのための;1997)(+)
3つのピサの歌(声楽6部、打楽器とエレクトロニクスのための;2004)(#)
戦いと愛のマドリガーレ(声楽6部と6つの中国伝統楽器のための;2002)(**)
トリノ・ルッジェーロ・マギーニ合唱団(*)
少年オペラ合唱団(*)
アカデーミア・モンティス・レガリス(*)
クラウディオ・キアヴァッツァ(指揮(*))
ミラノ・ポリフォニー合唱団(+)
マウリツィオ・ベン・オマール(打楽器(+))
ルベン・ヤイス(指揮(+))
ストックホルム SYRIN アンサンブル(#)
リッカルド・バルビヌッティ(打楽器(#))
カルロ・パヴェーゼ(指揮(#))
シドニー・ソング・カンパニー(**)
ホンコン・ヴィルトゥオージ(**)
ロナルド・ピールマン(指揮(**))

STR 33862 \1980
【2009年8月新譜】
ジョスカン・デプレ(1455-1521):
フェッラーラ公エルコーレ・デステのための音楽
サルヴェ・レジナ/ミサ「フェッラーラ公エルコーレ」
聡明な処女[Virgo salutiferi]/ミゼレーレ
アンサンブル・デ・ラビリント
ワルター・テストリン(指揮)

STR 57013 \1980
【2009年8月新譜】
ジョルジョ・バッティステッリ(1953-):アナルカ
後の思案-シェークスピアの悲劇について(管弦楽のための;2005)(*)
ある詩劇の場面への伴奏音楽(12の楽器のための;1994)(*)
アナルカ-エルンスト・ユンガーへのオマージュ
(管弦楽と朗読のための;1988-1989)(+)
アンサンブル・ルシェルシュ(*)
ローラント・クルッティヒ(指揮(*))
サンドロ・ロンバルディ(朗読(+))
RAI国立交響楽団(+)
ピエール=アンドレ・ヴァラド(指揮(+))




<CLASSOUND>
代理店に特別価格で数量限定しました。
完売の場合は確保できない場合もございますので、ご了承下さい。

CD 1999-02 \880
マリア・ユーディナ
プロコフィエフ(1891-1953):束の間の幻影 Op.22
ショスタコーヴィチ(1906-1975):ピアノ・ソナタ第2番ロ短調 Op.61
ストラヴィンスキー(1882-1971):ピアノと管楽器のための協奏曲
マリア・ユーディナ(ピアノ)
録音データおよびストラヴィンスキーの協奏曲での共演者については記載が
ございません。[DDD]との誤表記がございます。

CD 1999-03 \880
マリア・ユーディナ
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90
ヒンデミット(1895-1963):
2台のピアノのためのソナタ/ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調
マリア・ユーディナ(ピアノ)
録音データおよび「2台のピアノのためのソナタ」での共演者については記載
がございません。[DDD]との誤表記がございます。

CD 1999-04 \880
マリア・ユーディナ
バルトーク(1881-1945):「ミクロコスモス」第5巻&第6巻
ストラヴィンスキー(1882-1971):セレナード イ長調
クシェネク(1900-1991):ピアノ・ソナタ第2番 Op.59
ベルク(1885-1935):ピアノ・ソナタ ロ短調 Op.1
モーツァルト(1756-1791):ロンド イ短調 K.511
J・S・バッハ(1685-1750):半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
マリア・ユーディナ(ピアノ)
録音データについては記載がございません。[DDD]との誤表記がございます。

CD 1999-05 \880
マリア・ユーディナ
ムソルグスキー(1839-1881):組曲「展覧会の絵」(*)
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ、合唱と管弦楽のための幻想曲ハ短調 Op.80(+)
プロコフィエフ(1891-1953):その物自体 Op.45 No.1(*)
ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲ハ短調 WoO.80(#)
マリア・ユーディナ(ピアノ)
録音:1967年(*)/1947年(+)/1954年(#)
(+)での共演者については記載がございません。[ADD]と表記されております。





<MELODIYA>
●価格変更・再案内
MELCD 1001699 \1550
1985年「十二月の夜」音楽祭におけるリヒテルのシューマン
シューマン(1810-1856):
花の曲 Op.19/東洋の絵(ピアノ四手連弾のための)Op.66(*)
パガニーニの奇想曲による6つの演奏会用練習曲 Op.10 から ハ短調(No.4)
ピアノ五重奏曲 変ホ長調Op.44(+)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
リュドミラ・ベルリンスカヤ(ピアノ(*))
ボロディン弦楽四重奏団(+)
ミハイル・コペリマン(第1ヴァイオリン) 
アンドレイ・アブラメンコフ(第2ヴァイオリン)
ドミートリー・シェバーリン(ヴィオラ) 
ワレンチン・ベルリンスキー(チェロ)
録音:1985年12月15日、モスクワ、プーシキン美術館、ライヴ

MELCD 1001703 \1550
ラフマニノフ(1873-1943):オペラ「アレコ」
アルトゥール・エイゼン(バリトン:アレコ)
リュドミラ・セルギエンコ(ソプラノ:ゼムフィーラ)
グレプ・ニコリスキー(バス:ゼムフィーラの父である老人)
ゲガム・グリゴリアン(テノール:ジプシーの若者)
アンナ・ヴォルコワ(メゾソプラノ:ジプシーの老女)
ワシーリー・ラノヴォイ(語り)
モスクワ放送合唱団
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1990年

MELCD 1001711 \1550
パガニーニの主題による作品集
ブラームス(1833-1897):パガニーニの主題による変奏曲 Op.35
シューマン(1810-1856):
パガニーニの奇想曲による6つの演奏会用練習曲 Op.10
リスト:パガニーニの奇想曲による超絶技巧練習曲集 S.140
ニコライ・ペトロフ(ピアノ)
録音:1982年

MELCD 1001716 2枚組 \2980
チャイコフスキー(1840-1893):歌曲集
騒がしい舞踏会の中で Op.38 No.3/優しい星の光 Op.60 No.12
夜 Op.73 No.2/私のやんちゃ娘 Op.27 No.6
恐ろしいひととき Op.28 No.6/ドン・フアンのセレナード Op.38 No.1
涙 Op.65 No.5/待って Op.16 No.2/ただ憧れを知る者だけが Op.6 No.6
私を産んだのは Op.27 No.5/失望 Op.65 No.2/偉業 Op.60 No.11
太陽は沈んだ Op.73 No.4/嵐の中の子守歌 Op.54 No.10
セレナード Op.65 No.1/ナイチンゲール Op.60 No.4
ジプシー女の歌 Op.60 No.4/話して、木陰であったことを Op.57 No.1
君とともに座っていた Op.73 No.1/それは早春のことだった Op.38 No.2
祝福あれ、森よ Op.47 No.5/ロンデル Op.65 No.6
黄金色の畑に Op.57 No.2/彼は私をたいへん愛していた Op.28 No.4
もう窓の灯は消えていた Op.65 No.3/私は窓を開けた Op.63 No.2
暗い日に Op.73 No.5/そんなに早く忘れるとは(1870)
眠れ、悲しむ友よ Op.47 No.4/たとえ冬が Op.65 No.4
再び、前のように独り Op.73 No.6/私は野の草ではなかったか Op.47 No.7
涙は震え Op.6 No.4/ただ一言でよかったのに(1875)
セレナード Op.65 No.3/なぜ? Op.28 No.3/和解 Op.25 No.1
一度でわかってほしい Op.16 No.3/昼の光が満ちようと Op.47 No.6
ニーナ・フォーミナ(ソプラノ)
エレーナ・オブラスツォワ、イリーナ・アルヒーポワ(メゾソプラノ)
セルゲイ・レメシェフ(テノール)
ムスリム・マゴマエフ、ユーリー・マズロク(バリトン)
エフゲニー・ネステレンコ(バス)
A・ポクロフスキー、V・チャチャワ、I・グセリニコフ、B・アブラモヴィチ、
A・アファナシェワ、B・コゼリ、E・シェンデロヴィチ(ピアノ)
録音:1963、1972、1978、1979、1991年

<Cantus>
C 9603 \2080
ヴェラチーニ:4つのヴァイオリン・ソナタ
フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ(1690-1768):
ヴァイオリン・ソナタ集 Op.1(1721、ドレスデン)第1部 から
第1番ト短調(No.1)/第2番イ短調(No.2)
ヴァイオリン・ソナタ集 Op.2(1744、フィレンツェ&ロンドン)から
第5番ト短調
ヴァイオリン・ソナタ集 Op.1(1721、ドレスデン)第2部 から
第2番イ長調(No.7)
ファブリツィオ・チプリアーニ(ヴァイオリン(*))
アントニオ・ファンティヌオリ(チェロ(+))
シリオ・レスタンティ(チェンバロ(#))
録音:1996年6月、クエンカ(スペイン)、聖ミゲル教会
使用楽器:
18世紀、不詳作者製(*)/1991年、デジデリオ・クエルチェターニ製
(18世紀モデル)(+)
1979年、クリストファー・ノブス製
(モデル:不詳作者製、一段鍵盤、ロンドン、コートールド芸術学校所蔵)(#)
カントゥス・レーベルの活動開始早々に録音されながら諸事情により2010年ま
で発売が延期されていた「幻の録音」。ヴェラチーニはフィレンツェに生まれ、
あのタルティーニを震撼させた伝説を持つヴァイオリニスト・作曲家。ファブ
リツィオ・チプリアーニ(1971年ジェノヴァ生まれ)はエウローパ・ガランテの
創設メンバーの一人で、その後イル・セミナリオ・ムジカーレのオーケストラ
・リーダーを務めたヴァイオリニスト。ユダヤ教に傾倒し2006年にはラビ(指
導者・学者)として認められ、世界各地で音楽家兼宗教家として活動するユニ
ークな存在となりました。
※当商品は初回生産分完売のため再生産待ちとなっております。入荷が遅れる
事、あるいは入手不可になる可能性がある事、ご了承下さい。

C 9622 \2080
【未案内旧譜】
ロドリゲス:フォルテピアノ作品集
フェリペ・ロドリゲス(1759-1814):
ロンド変ロ長調
ソナタ第12番ハ長調/ソナタ第14番ヘ長調/ソナタ第13番ヘ長調
ソナタ第11番ト長調/ソナタ第15番ハ長調/ソナタ第3番変ロ長調
ジュゼプ・マリア・ルジェ(フォルテピアノ)
録音:1999年6月、クエンカ(スペイン)、聖ミゲル教会
使用楽器:1989年ポール・マクナルティ製
(モデル:1795年頃、アントン・ヴァルター製)
フェリペ・ロドリゲス(ブックレット表記によれば 1760-1815)はモンセラト
修道院のオルガニストを務めた作曲家。ロンドとソナタの手稿譜が同修道院
に残されています。ジュゼプ・マリア・ルジェは当レーベルからソルのフォル
テピアノ作品集(C 9818)をリリースしていました。

C 9632 \2080
【弊社未案内旧譜】
ギターのタブラチュア ルネサンスギターのための音楽
ギヨーム・モルレ(1510頃-1558以降):
ファンタジア第2番/涙を流せ、わが目よ/ヴィラネスク/ガイヤルド「5歩」
アドリアン・ル・ロワ(1520頃-1598):
ファンタジア第2番
パヴァーヌ「もし私がそう見えるなら」
/前曲のパヴァーヌのディミニューション
ガイヤルド「もし私がそう見えるなら」
/前曲のガイヤルドのディミニューション
グレゴワール・ブレサン[グレゴール・ブライシング]
(確認できる活躍期:1547頃-1560頃)/アドリアン・ル・ロワ:
ファンタジア第5番/ラ、ラ、ラ、私は思い切って言えない
おお、乱れた足取り/一人の娘がいた(バス・ダンス風)
トゥルディヨンとそのディミニューション
ギヨーム・モルレ:
ファンタジア第1番/クラロス伯爵/美しい森へ/ガイヤルド
アドリアン・ル・ロワ/グレゴワール・ブレサン:
前奏曲/鶴のファンタジア第1番
パヴァーヌ「私は多くの悩みを抱えている」とそのディミニューション
前曲のパヴァーヌによるガイヤルドとそのディミニューション
アドリアン・ル・ロワ:
ファンタジア第1番/パヴァーヌ「戦争」
/前曲のパヴァーヌによるガイヤルド
ブルゴーニュのブランル集 から 第1-3、5、6番
ギヨーム・モルレ:
私の口は笑う/ラ・セラフィーヌ/リッペのファンタジア
マイケル・クラドック(ルネサンスギター)
録音:2000年5月、ビルスフェルデン(スイス)
使用楽器:1989年、ローレンス・K・ブラウン製
パリの宮廷で活躍した三人のリュート&ギター奏者兼作曲家の作品集。マイケ
ル・クラドックはノーステキサス大学で音楽博士号を取得した最初のギタリス
ト。彼はピリオド撥弦楽器にも興味を抱くようになり、バーゼル(スイス)のス
コラ・カントールムにホプキンソン・スミスに師事しました。現在はソロ活動
の他、ヨーロッパと合衆国の様々なアンサンブルに参加しています。
以前の代理店より新譜として案内済みです。





<ARCO DIVA>
UP 0129-2 \2080
グスタフ・マーラーとイーグラウ(イフラヴァ)の軍楽 1875年
シューベルト(1797-1828):軍隊行進曲 Op.51 No.3 D.733
オーベール(1782-1871):オペラ「ポルティチの唖娘」序曲
ヨハン・シュトラウス II(1825-1899):ウィーンの森の物語(ワルツ)Op.325
ワーグナー(1813-1883):オペラ「タンホイザー」から 入場行進曲
ベートーヴェン(1770-1827):ヨークシャー行進曲
フランツ・マッサーク(1804-1875):
第49連隊分列行進曲第1番/トランペットと軍楽のためのカヴァティーナ(*)
第49連隊分列行進曲第2番
フィリップ・ファールバッハ Jr(1843-1894):セレナード=ポルカ
フランツ・マッサーク:軍楽のための行進曲第19番
ヨゼフ・フランツ・ワーグナー(1856-1908):
フォン・ヘス男爵(行進曲第49番)Op.234
パヴェル・フロマートカ大尉(トランペット(*))
プラハ城警備隊&チェコ警察音楽隊(吹奏楽)
ヴァーツラフ・ブラフネク大佐(指揮)
録音:2010年6月13日、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール、
ライヴ
作曲家グスタフ・マーラー(1960-1911)が育った町イーグラウ(オーストリア領
ボヘミア、現チェコ)にはオーストリア帝国軍の兵舎があり、その軍楽隊は町
の諸行事に参加して演奏していました。1874年、伝統ある優秀な軍楽隊(1715
年創設)で知られた第49連隊がイーグラウの兵舎に入り、町で演奏会を催すよ
うになりました。演奏会には町の音楽団体も参加しており、グスタフの父ベル
ンハルト・マーラーが援助していた男声合唱団もそのひとつであったことから、
マーラー家が演奏会に関わっていたことは確実視されています。このCDのプロ
グラムは1875年7月31日と8月1日にイーグラウの市民射撃クラブの庭で行われ
た演奏会を再現したもので、楽曲のほとんどはオリジナルのオーケストレー
ションに基づいて演奏されています。フランツ・マッサークは1847年から
1869年まで第49連隊軍楽隊の指揮者を務めた人物。マーラーの作品にたびた
び現れる軍楽風の音楽の源泉を、このアルバムから聴き取ることができるか
もしれません。




<BMA(Bohemia Music Agency)>
BMA 001 \2080
モーツァルト(1756-1791):オペラ「フィガロの結婚」序曲
ブラームス(1833-1897):交響曲第4番ホ短調 Op.98
プロヴディフ国立フィルハーモニー管弦楽団
イ・ユンチル(指揮)
録音:2007年2月13日、プロヴディフ(ブルガリア)、フィルハーモニー・ホール
イ・ユンチル(韓国出身)はブルガリア、ボスニア=ヘルツェゴヴィナ、チェコ
等東欧圏の管弦楽団の指揮者を務めています。




<BOHEMIA MUSIC>
BM 0079 \2080
ジャズ・ミサ
ボブ・チルコット(1955-):ジャズ・ミサ[A Little Jazz Mass](*)
ベドジフ・アントニーン・ヴィエデルマン(1883-1951):
アンダンテ・クアジ・パストラーレ[Andante quasi pastorale](+)
エヴァ・パヴェルコヴァー(1974-):ミサ[Missa](#)
ヨハネス・マティアス・ミヒェル(1962-):ユビラーテ[Jubilate](**)
ムジカ・オエコノミカ・プラジェンシス(合唱(*/#/**))
イジナ・ドヴォジャーコヴァー=マレショヴァー(オルガン(+/**))
ヤクプ・ドヴォジャーチェク(ピアノ(*/**))
ペトル・ティヒー(ダブルベース(*))
ヤン・リンハルト(ドラムス(*))
マルティナ・スピリトヴァー(指揮(#))
クリシュトフ・スリピト(指揮(*/**))
録音:?年3月13、20-21日、プラハ、スタジオ・マルティーネク
?年3月14日、プラハ、聖クリメント教会
日本の合唱団にも人気の高い英国の合唱作曲家チルコットの「ジャズ・ミサ」
をメインに据えたアルバム。ムジカ・オエコノミカ・プラジェンシスはプラハ
経済大学卒業生を主体に2001年に創設された混声合唱団で、当盤が初のプロ
フェッショナル録音CD。録音年は表記が抜けてしまっているため不明です。

BM 0068 \2080
【未案内旧譜】
いくつかの歌
I know the Lord / Par piasni / Sancta Maria / Doo Ba
Deep River / Barbar'Ann / I will be here
Disdainful of Danger - No Unhallowed Desire - Hear us, o Lord
Juda shall set the captive free / Marsyas a Apollon / Thuma Mina
One Small Step / The Shoop Shoop Song / Somewhere / 他(全17トラック)
ジャンベルク高等学校合唱団
器楽伴奏者たち
イヴァ・ミムロヴァー(指揮)
録音:2001年10月、ネコジ(チェコ)、聖ミクラーシュ教会




<BVA>
BVA 152004 \2080
【未案内旧譜】
ドヴォルジャーク(1841-1904):交響曲第9番ホ短調「新世界より」Op.95
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)
録音:1993年12月11-12日、プラハ、ルドルフィヌム、
ドヴォルジャーク・ホール、
「新世界交響曲」初演100周年記念演奏会、ライヴ
収録時間約43分でフルプライス商品です。外装・本体に規格番号表記はござい
ません。




<CLARTON>
CQ 0083-2 \1980
ズデニェク・ザフラドニーク(1936-):メロドラマ「五月」
ガブリエラ・フィリッピ(語り:ヤルミラ)
エルネスト・チェカン(語り:ヴィレーム)
フィリプ・シフラ(語り:詩人) 他(語り)
ボフスラフ・・マトウシェク、ヨセフ・ケクラ(ヴァイオリン)
ヤン・ピェルシュカ(ヴィオラ)
セバスティアン・トト(チェロ)
イヴァナ・ポコルナー(ハープ)
ズデニェク・ザフラドニーク(ピアノ)
録音:2009年3月、スタジオ・コルンニー
チェコの詩人カレル・ヒネク・マーハ(1810-1836)の詩に基づく作品。




<GZ DIGITAL MEDIA>
L 10688-2 \2080
ベスト・オブ・チェコ・クラシックス Vol.2
スメタナ(1924-1900):
交響詩「ヴルタヴァ(モルダウ)」(連作交響詩「わが祖国」から)
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
ズデニェク・コシュラー(指揮)
ヴァーツラフ・ヴォディチカ(1715-1774):
ソナタ ト長調 Op.6 No.1 から アダージョ
ヤロスラフ・スヴィエツェニー(ヴァイオリン)
ヨセフ・ポペルカ(オルガン) ミロスラフ・ペトラーシュ(チェロ)
スメタナ:弦楽四重奏曲第1番ホ短調「わが生涯より」から ヴィヴァーチェ
タリフ弦楽四重奏団
イジー・イグナーツ・リネク(1725-1791):
シンフォニア・パストラーリス exハ長調 から アレグロ
チェコ室内フィルハーモニー
ヴォイチェフ・スプルニー(指揮)
ドヴォルジャーク(1841-1904):弦楽セレナード ホ長調 Op.22 から ラルゲット
ヤナーチェク(1854-1928):
弦楽のための組曲(1877)から アンダンテ・コン・モート
イジー・アントニーン・ベンダ(1722-1795):
シンフォニア ロ長調 から アレグロ・ヴィヴァチッシモ
プラトゥル・チェコスロヴァキア室内管弦楽団
エヴァ・ルスチゴヴァー(リーダー)
フランチシェク・クサヴェル・リフテル(1709-1789):
フルート、弦楽とチェンバロのための協奏曲ニ長調 から アレグロ
ヨセフ・スク(1874-1935):
弦楽セレナード変ホ長調 Op.6 から
アレグロ・ジョコーゾ・マ・ノン・トロッポ
スロヴァキア室内管弦楽団
ボフダン・ヴァルハル(指揮)
ドヴォルジャーク:スラヴ舞曲ハ長調 Op.72 No.15
ペテル・トペルチェル、マリアーン・ラプシャンスキー(ピアノ四手連弾)
ボフスラフ・マルチヌー(1890-1959):セレナード第4番(ディヴェルティメント)
スロヴァキア室内管弦楽団
ボフダン・ヴァルハル(指揮)
ドヴォルジャーク:オペラ「悪魔とカーチャ」から 悪魔の踊り
チェコ室内管弦楽団
カレル・ビェロホウベク(指揮)
既発売録音編集盤。





<ICN POLYART>
ICN 028 \2080
【未案内旧譜】
The Eight of Us and Time ...
ヘンリー・マンシーニ/V・コゼル編曲:酒とバラの日々
ジェローム・カーン/J・ドジェヴィコフスキー編曲:ロング・アゴー
J・シヴァーチェク/V・コゼル編曲:今は五月
M・ドゥハーチ/J・ドジェヴィコフスキー編曲:ビルベリーパイの時間
ヴァーノン・デューク/V・コゼル編曲:パリの四月
ポール・マッカートニー/V・コゼル編曲:イエスタデイ
A・インドラ/J・ドジェヴィコフスキー編曲:時計は眠っている
ジーン・デ・ポール/カレル・ルージチカ編曲:今夜教えて
セロニアス・モンク/ルドルフ・ロクル編曲:ラウンド・ミッドナイト
カレル・ルージチカ:雨の四月
ジーン・デ・ポール/カレル・ルージチカ編曲:四月の思い出
ジルベール・ベコー/P・ヴィエトロヴェツ編曲:そして今は
J・モラヴェツ/J・ドジェヴィコフスキー編曲:十二月と雪
プレツ・トロンボーン八重奏団
ズデニェク・プレツ、スヴァトプルク・コシュヴァネツ、
イヴァン・マチェイチェク、
ミロスラフ・コジェルフ、ベドジフ・ベラーネク、他
カレル・ルージチカ(ピアノ) 他
プラハ・ストリングス・オヴ・イジー・スヴォボダ
録音:1985-1986年、スタジオ・カリンA
ポピュラー・スタイルの演奏です。




<JC AUDIO>
JCA 2007 4枚組 \6480
ヨセフ・スク(1874-1935):ピアノ作品全集
幻想ポロネーズ Op.5(1892)/ユモレスク ハ長調(1894)
ピアノ小品集 Op.7(7曲)/ムード Op.10(1895;5曲)
ピアノ小品集 Op.12(1895;8曲)/村のセレナード(1897)
組曲 Op.21(1900;4曲)/春 Op.22a(5曲)/夏の印象 Op.22b(3曲)
母のこと(私の幼い息子のための簡単なピアノ小品集)Op.28(1907;5曲)
エピソード集(1924;4曲)/命と夢 Op.30(1909;10曲)
友情について Op.36(1920)/子守歌集 Op.33(1910-1912;6曲)
マルケータ・ティームロヴァー(ピアノ)
録音:2006年2月-2007年1月、プラハ、音楽アカデミー・スタジオ
外装・本体に規格番号表示はございません。





<JK XXI>
JKXXI 0078-2 \2080
ヤン・クルサーク(1934-):モノローグ
GaDe(ヴァイオリンのための幻想曲(1996/2003)(*)
チェンバロのためのパルティータ ト長調(1957)(+)
プリアペイア(オーボエのための;1986)(#)
可動・不動(オルガンのための;1991)(**)
Ubi vult(ヴィオラ独奏のための;1987)(++)
ピアノのためのポルカとトッカティーナ(1956)(##)
ピアノのための3つの練習曲(1957)(##)
ラダ・フェドロヴァー(ヴァイオリン(*))
シルヴィア・ゲオルギエヴァ(チェンバロ(+))
ヴィレーム・ヴェヴェルカ(オーボエ(#))
ヤン・ホラ(オルガン(**))
イトカ・ホスプロヴァー(ヴィオラ(++))
ルツィエ・カウツカー(ピアノ(##))
録音:2009年7月19日(*)、9月2日(##)、オロモウツ(チェコ)、
レドゥタ・ホール(*/##)
2009年7月29-30日(+)、6月30日(#/++)、
プラハ、ルドルフィヌム、スク・ホール(+/#/++)
2009年10月3日、プラハ、音楽アカデミー、マルチヌー・ホール(**)




<LUPULUS>
LUP 039-1 3枚組 \6240
【未案内旧譜】
パヴェル・ヨセフ・ヴェイヴァノフスキー(1633頃-1693):管弦楽曲全集
セレナードとソナタ Svazek36
セレナード/ソナタ 4声/狩のソナタ
作品集 第1部 Svazek47
夕べのソナタ/ソナタ 5声/ソナタ 10声/ソナタ「復活祭」
ソナタ 7声/ソナタ第1番 5声/ソナタ第2番 6声
ソナタ「幸福」/ソナタ「聖霊」/ソナタ 6声
作品集 第2部 Svazek48
ソナタ 6声/ソナタ 7声/ソナタ 5声/ソナタ 6声「鐘」
バレット集 5声/ソナタ 10声/ソナタ「駅馬車」
ソナタ「Tribus quadrantibus」/ローマの調和/食卓のためのバレット集
ソナタ「生誕」/イントラーダと次のアリア
作品集 第3部 Svazek49
セレナード/イントラーダ/謝肉祭のためのバレット集/ソナタ 5声
セレナード/2つの合奏体のためのオフェルトリウム/ソナタ 5声
ソナタ 6声/ソナタ 8声「聖ペトロと聖パウロ」
ヤン・ハセネール[ハズネール]、フランチシェク・ビーレク、
アルノルト・キンカル(トランペット)
プラハ・ブラス・アンサンブル
ユニヴァーサル・ブラス
ヴィルトゥオージ・ディ・プラーガ
オルドジフ・ヴルチェク(指揮)
既発売音源(単売品は廃盤)をまとめたセット。ヴェイヴァノフスキーはモラ
ヴィア(現チェコ共和国東部)に生まれ、クロムニェジーシュの宮廷で活躍した
作曲家・トランペット奏者。ヴルトゥオージ・ディ・プラーガはモダーン楽器
を使用していますが、バロック音楽の演奏には定評があります。





<MUSICA BOHEMICA>
MB 013-2 \2080
【未案内旧譜】
クリスマスの歌 クリスマス・コンサート・ライヴ
ヤロスラフ・クルチェク(1939-):
ミサ第4番「ロムニツカー」(*)
ミサ第5番「クリスマスの伝説」から サンクトゥス(+)
ボヘミアとモラヴィアのクリスマスの歌と伝説(9曲)(#)
アンナ・フラヴェンコヴァー(ソプラノ)
カレル・ヤクブー(テノール(+/#))
プラハ・フィルハーモニー合唱団(*/#)
ムジカ・ボヘミカ・プラハ
ヤロスラフ・クルチェク(バリトン(#)、指揮)
録音:2008年1月8日、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール、
ライヴ




<OUT OF THE FLAME>
OUT 015 \2080
【未案内旧譜】
ブラススパイ
ヤン・ハセネール[ハズネール]/ヴァーツラフ・コゼル編曲:
ブラススパイI「The Choice」/White Mullet
ヴィヴァルティ(1678-1741):
2つのトランペットと弦楽のための協奏曲ハ長調(*/+)
ジャック・ルヴォー、クロード・フランソワ/
ヴァーツラフ・コゼル編曲:マイ・ウェイ
ヤン・ハセネール/ヴァーツラフ・コゼル編曲:Barbieca
テレマン(1681-1767):
トランペットと弦楽のための協奏曲ニ長調 から アダージョ(+)
ヤン・ハセネール/ヴァーツラフ・コゼル編曲:
ブラススパイII「メイン・テーマ」
ヤン・ハセネール:Lioness on My Back
ヤン・ハセネール[ハズネール](トランペット、フリューゲルホルン)
フランチシェク・ヴラサーク(トランペット(+))
セントブレイズ・ビッグバンド(+以外)
ヴァーツラフ・コゼル(指揮(+以外))
ヴィルトゥオージ・ディ・プラーガ(+)
オルドジフ・ヴルチェク(指揮(+))
録音:1996年、CNSOスタジオ
存在しない映画「ブラススパイ」(ヤン・ハセネール主演?)のオリジナル・
サウンドトラックという想定のアルバム。(+)以外はジャズ。

OUT 021 \2080
【移行再発売】
バロック協奏曲集
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
ヴァイオリン、トランペットと弦楽のための協奏曲ニ長調(*/#)
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
2つのヴァイオリンと弦楽のための協奏曲イ短調(*/**)
リコーダーと弦楽のための協奏曲へ長調 Op.10 No.5(+)
ゲオルク・フィリップ・テレマン:
リコーダー、フルートと弦楽のための協奏曲ホ短調(+/++)
アントニオ・ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン、チェロと弦楽のための協奏曲変ロ長調 F.IV No.3(*/***)
2つのトランペットと弦楽のための協奏曲ハ長調 Op.46 No.1(#/##)
J・S・バッハ(1685-1750):
カンタータ BWV147 から 主よ、人の望みの喜びよ(*/#)
ヴァーツラフ・フデチェク(ヴァイオリン(*))
イジー・スチヴィーン(リコーダー(+))
ヤン・ハセネール[ハズネール](トランペット(#))
イジー・ヴォディチカ(ヴァイオリン(**))
マルケータ・スチヴィーノヴァー(フルート(++))
ヤン・ブリアン(トランペット(##))
アルジビェタ・ミハロヴァー(チェロ(***))
チェコ・ナショナル交響楽団室内管弦楽団
録音:2003年9月24-28日、CNSOスタジオ(スタジオICN ポリアート)
CNSOレーベル、CNSO 038 からの移行再発売。モダーン楽器による演奏。

OUT 035 \2080
【移行再発売】
テレマン(1681-1767):トランペット協奏曲集
トランペット、弦楽と通奏低音のためのソナタ(協奏曲)ニ長調(**)
トランペット、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調(**)
2つのトランペット、弦楽と通奏低音のための協奏曲ロ長調(*/**)
3つのトランペット、2つのオーボエ、
ティンパニ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調(*/+/++/**)
トランペット合奏のためのトッカータ(*/+/#)
4つのトランペットのためのソナタ(*/+/#)
ヤン・ハセネール[ハーズネル](トランペット)
クラリーノ・コンソート
ヤン・ブリアン(トランペット(*))
ウルバン・F・ヴァルザー(トランペット(+))
フランチシェク・ヴラサーク(トランペット(#))
ヤン・コラージュ、ラデク・フラビェ(オーボエ(++)
ヤロスラフ・トゥーマ(オルガン(**))
ヴィルトゥオージ・ディ・プラーガ(**)
オルドジフ・ヴルチェク(指揮(**))
録音:1990年3月27-29日、6月25-27日、プラハ、
プラトネーシュスカー・スタジオ
ICN POLYARTレーベル、ICN 003 からの移行再発売。




<ROTAG>
RG 0027-2 \2080
【未案内旧譜】
16-17世紀ヨーロッパの娯楽音楽
ジョン・ダウランド(1563-1626):さあ、もう一度
ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ(1550頃-1622):恋人
コンスタンツォ・アンテニャーティ(1549-1624):
ラ・マルティネンガ(カンツォーナ)
ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ:燃え盛っている男
不詳(イタリア):パヴァニーリャ
ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ:愛の希望
不詳(イタリア):マスケラータ(カンツォーナ)
ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ:ひょうきん者
ティルマン・スザート(1500-1563頃):千々の悲しみ/ロンド/ロンドII
ジャック・アルカデルト(1504/1505-1568):真っ白で美しい白鳥
クロード・ジェルヴェーズ(1540以前-1558以後):
パヴァーヌ/ガイヤルド/シャンパーニュのブランル/簡素なブランル
ピエール・アテニャン(1494-1552):
運命よ/パヴァーヌI/バス・ダンス/パヴァーヌII/靴
ジャン=バティスト・ベザール(1567頃-1617以後):村のブランル
ピエール・セルトン(?-1572):それは私からは言えない
不詳(イングランド):ケンプのジグ
アントニー・ホルボーン(1545頃-1602):ガイヤルド
ジョン・ジョンソン(1550頃-1594):女王のトレブル
ロバート・ジョンソン(1580頃-1634):妖精のマスク
不詳(スペイン、「王宮の歌集」から 川を渡っておいで、ぼくのフリエタ
ディエゴ・オルティス(1510頃-1570頃):レセルカダI
ルイス・ベネガス・デ・エネストロサ(1510頃-1570):
「牛の番」によるディフェレンシア
ディエゴ・オルティス:レセルカダII
ミゲル・デ・フエンリャナ(1535-1578):モーロ人はアンテケラを出る
イロナ・ベドルノヴァー、ルドミラ・ヴェルネロヴァー(ソプラノ)
レンカ・ピシュチェツカー(アルト)
トマーシュ・チェルニー(テノール)
ラデク・クレイチー(バス)
コレギウム・フラウト・ドルチェ
イジー・コトウチュ(指揮)
録音:1998年以前、プラハ、スタジオ・マルチーネク





<STUDIO MATOUS>
MK 0807-2 \2080
ハイドン、メンデルスゾーン、スク:弦楽四重奏曲集
ハイドン(1732-1809):弦楽四重奏曲ト短調「騎手」Op.74 No.3 Hob.III:74/3
メンデルスゾーン(1809-1847):弦楽四重奏曲ヘ短調 Op.80
ヨセフ・スク(1874-1935):コラール「聖ヴァーツラフ」による瞑想曲 Op.35
グラッフェ弦楽四重奏団
シュチェパーン・グラッフェ、ルカーシュ・ベドナジーク(ヴァイオリン)
ルカーシュ・ツィブルスキ(ヴィオラ) ミハル・フレニョ(チェロ)
録音:2009年6月13-14日、11月7日、ブラサチツェ(チェコ)、洗礼者聖ヤン教会




<SUBITON>
SUB 0021-2 \2080
【未案内旧譜】
ヨーロッパのヴァイオリンの銘器
J・S・バッハ(1685-1750):
2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV1043(*)
ヴィヴァルディ(1678-1741):ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.3 No.9(+)
クライスラー(1875-1962):
ヴィヴァルディの様式によるヴァイオリン協奏曲ハ長調(#)
タルティーニ(1692-1770):ヴァイオリン協奏曲ニ長調 D.21(**)
テレマン(1681-1767):
ヴァイオリン、トランペットと弦楽のための協奏曲ニ長調(++)
ヤロスラフ・スヴィエツェニー(ヴァイオリン)
ダナ・ヴラホヴァー(ヴァイオリン(*))
ミロスラフ・ケイマル(トランペット(++))
ヴィルトゥオージ・プラジェンセス(室内管弦楽団)
録音:2005年8月30日-9月1日、プラハ、スタジオ・ドモヴィナ
使用楽器(ヴァイオリン;モダーン仕様):
1993年、クレモナ、リッカルド・ベルゴンツィ製(*)
1797年、プラハ、カシュパル・ストルナト製(*)
1798年、プラハ、ヨハン・ミヒャエル・ヴィラー製(+)
1907年、ボローニャ-ミュンヘン、ジュゼッペ・フィオリーニ製(#)
1963年、フラデツ・クラーロヴェー(チェコ)、ヴラディミール・ピラシュ製(**)
1862年、プラハ、ヤン・クリーク製(++)



<THURI>
THR 0002 \2080
オーボエ・リサイタル
ヤン・ヴァーツラフ・カリヴォダ(1801-1866):サロン小品 Op.228(*)
シューマン(1810-1856):3つのロマンス(*)
モーツァルト(1756-1791):
アダージョとロンド K.617(+)/アダージョ K.580a(#)
フランチシェク・クサヴェル・トゥリ(1939-):
抒情的間奏曲(**)/夜明けの牧歌(*)/ベルトラムカの窓からの眺め(*)
ヤン・トゥリ(オーボエ(*/+/**)、イングリッシュホルン(#))
山田めぐみ(ピアノ(*))
ヤナ・ボウシュコヴァー(ハープ(**))
ヤン・オストリー(フルート(+))
アポロン弦楽四重奏団員(+、あるいは#)
ノスチツ弦楽四重奏団員(#、あるいは+)
録音:2005年12月-2006年3月、プラハ、スタジオ・マルチーネク
ヤン・トゥリ(1975年生まれ)は作曲家・オーボエ奏者であるフランチシェク・
クサヴェル・トゥリの息子。2010年12月に山田めぐみと共に来日し演奏会やマ
スタークラスを催す予定。




<TRIGA>
TRI 0013-2 2枚組 \4160
滑走路1 プラハ音楽アカデミー作曲科
[CD 1]
マルコ・イヴァノヴィチ(1976-):Tamo daleko(2007)(*)
ロベルト・ヘイナル(1969-):Ave Maria(2003)(+)
スラヴォミル・ホジーンカ(1980-):Rosarium(2005)(#)/Ruáh(**)
マルチン・ヒブレル(1977-):Oligarcha globalizátor(2006)(++)
シリウス三重奏団(*)
プラハ・フィルハーモニー児童合唱団(+)
ヤン・カルフス(オルガン(+))
イジー・フヴァーラ(指揮(+))
ベネヴィツ弦楽四重奏団(#)
カミル・ドレジャル(クラリネット(**))
モエンス・アンサンブル(++)
ボヘミア・サクソフォン・クアルテット(++)
[CD 2]
ルボシュ・ムルクヴィチュカ(1978-):Trio(2007)(*)/Studie I-III(2006)(+)
トマーシュ・パールカ(1978-):La poesie du Petit Prince(2004-2005)(#)
ミロシュ・オルソン・シュチェドロニュ(1973-):Albaribarisopten(2006)(**)
ミハルラタイ(1975-):Corde - Lingua - Voce,(2006)(++)
アンナ・プターコヴァー(クラリネット(*))
ペトル・ノウゾフスキー(チェロ(*))
ヤクプ・ドヴォジャーチェク(ピアノ(+))
ハナ・ブロジョヴァー(フルート(+))
ダン・ドゥシェク(ピアノ(+))
ダニエル・ミコラーシェク、ダヴィト・ジェホシュ、
オレグ・ソコロフ、ヤロミール・クビーチェク(打楽器(+))
アダム・クレメンス(指揮(+))
コンヴェルゲンツェ(#)
ヤン・リバーシュ(指揮(#))
ボヘミア・サクソフォン・クアルテット(**)
スコラ・ベネディクタ(女声合唱(++))
イジー・ホディナ(合唱指揮(++))
ヴァンサン・リゴ(オルガン(++))
シュチェパーン・シュコフ(サクソフォン(++))
録音:2007年、プラハ音楽アカデミー、チェコ放送スタジオ1、他




<MUSIC VARS>
VA 0117-2 \1850
【未案内旧譜】
ズデニェク・ザフラドニーク(1936-):歌曲とメロドラマ
歌曲集「私にまた春がやって来る」(1956)(*)
メロドラマ「歌う滝」(1964)(+)
メドロラマ「ヴィクトルカの歌」(1962)(#)
ハナ・ヨナショヴァー(ソプラノ(*/#))
ズデニェク・ザフラドニーク(ピアノ(*))
ヴィエラ・フチーノヴァー、ヴラディミール・ヨペク(朗読(+))
イトカ・モラフツォヴァー、アルフレート・ストレイチェク(朗読(#))
クベリーク三重奏団(+/#)
石川静(ヴァイオリン) カレル・フィアラ(チェロ) 
クフィタ・ビリンスカー(ピアノ)
イヴァナ・ポコルナー(ハープ(#))
録音:1999年12月12日、フルボシュ城(チェコ)

VA 0136-2 \1850
【未案内旧譜】
二羽のナイチンゲールのための鳥籠 20世紀チェコ作曲家のチェロ作品集
ルボシュ・スルカ(1928-):チェロ・ソナタ(1956)
ヤロスラフ・ジートキー(1897-1956):チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.2(1923)
ルボシュ・スルカ:
D-S-C-H(チェロとピアノのための;1976)
二羽のナイチンゲールのための鳥籠(チェロとピアノのための;1986)
チェロとピアノのための2つのコンポジション(1989)
ヤロスラフ・イェジェクの記念に(2つのチェロとピアノのための;1988)
イジー・ホシェク(チェロ)
ダミニカ・ホシュコヴァー(チェロ(*))
ルジェク・シャバカ(ピアノ)
録音:2001年5月13-14日、プラハ音楽アカデミー、マルチヌー・ホール
ヨゼフ・ボフスラフ・フェルステル(1859-1951)に師事したジートキーと彼の
教え子スルカの作品。




<ARS PRODUKTION>
ARS 38073(SACD-Hybrid) \2250
忘れられた至宝 Vol.9 ヴィルトゥオーゾ・トランペット音楽
ヨハン・バプティスト・シーダーマイヤー(1779-1840):
アヴェ・マリス・ステラ(アルトとヴァイオリンまたは
クラッペン・トランペットのためのオフェルトリウム、2つのクラリネット、
2つのヴァイオリン、ヴィオラと低音楽器を伴う)(*)
ヴェルディ(1813-1901):トランペットと管弦楽のためのアダージョ
コンラディン・クロイツァー(1780-1849):
半音階トランペットと管弦楽のための変奏曲ト長調
レオポルト・アントン・コジェルフ
(ヤン・アントニーン・コジェルフ;1747-1818):
マンドリン、クラッペン・トランペット、コントラバス、
ピアノと管弦楽のための協奏交響曲変ホ長調 作品目録番号II,1(+)
フリードリヒ・ディオニス・ヴェーバー(1771-1842):
トランペットのための変奏曲ヘ長調
ヨゼフ・フィアラ(1748-1816):
トランペットと管弦楽のためのディヴェルティメント
ロバート・ヴァンライン(トランペット、クラッペン・トランペット)
ウルリケ・シュナイダー(メゾソプラノ(*))
アンナ・トルゲ(マンドリン(+))
デイヴィッド・シンクレア(ウィーン・コントラバス(+))
キャスリン・コック(ピアノ(+))
ケルン・アカデミー
マイケル・アレグザンダー・ウィレンズ(指揮)
録音:2009年10月4-6日、ヴッパータール、インマヌエル教会
忘れられてしまった音楽をピリオド楽器の特徴を生かしてよみがえらせる好
評のシリーズ第9弾。ロバート・ヴァンラインはロイヤル・カレッジ・オヴ・
ミュージックでマイケル・レアードに学んだトランペット奏者。17-18世紀
モデルを専門とするトランペット製作家でもあります。クラッペン・トラン
ペットは1760年にドイツ人のケールベルが発明した、トランペットの前身に
あたる金管楽器。トランペットの形をしていますが、木管楽器のような穴と
鍵(キー)が付いています。

ARS 38076(SACD-Hybrid) \2250
ハノーファーのバロック 宮廷の音楽
ヘンデル(1685-1759):
二重唱曲第6番「保ち、増し、活気づけよ」HWV185(*/+)
カンタータ「いとしい孤独、愛する自由よ」HWV163(*)
チャールズ・バベル(1636頃-1716):チェンバロ組曲第8番ハ短調
アゴスティーノ・ステッファーニ(1654-1728):
二重唱曲「天は欲する、私が永遠の罠に捕えられることを」(*/+)
ニコラウス・アダム・シュトルンク(1640-1700):
歌曲集「Leucoleons Galamelite、または種々の純潔の歌」から(+)
彼は侍女ミルタレを愛することを恐れなかった
夢の中、彼の死んだ恋人が再び現れた
Chiave A[イ音記号?]のカプリッチョ(オルガン独奏曲)
歌曲集「Leucoleons Galamelite、または種々の純潔の歌」から(+)
彼はロディニスに修道院生活を説く/夜の歌
アゴスティーノ・ステッファーニ:
二重唱曲「おお、この足を縛りつけるいとしい鎖よ」(*/+)
テレマン(1681-1767):
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ホ短調
アントニオ・サルトリオ(1630-1680):カンタータ「希望は暴君だ」(*)
ヘンデル:
二重唱曲第10番「多くの矢を私の胸に放ち」HWV187(*/+)
アラ・ポラッカ
イヴォナ・レシニョフスカ=ルボヴィチ(ソプラノ(*))
フランツ・ヴィツトゥム(カウンターテナー(+))
パウリナ・キラルスカ(オルガン、チェンバロ)
ペトル・ヴァグネル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
スタニスワフ・ゴイニ(テオルボ、バロックギター)
録音:2009年12月13-17日、ヴッパータール、インマヌエル教会

ARS 38084(SACD-Hybrid) \2250
ダウンタウン・イリュージョンズ
ヒール・メイヤーリング(1954-):Harde Puntjes [Hard Dots](2004/2007)
マイケル・ナイマン(1944-):Jack(1999)
フォーレ(1845-1924):夢のあとで
レフ・“リョーヴァ”・ジュルビン(1978-):Tango Heavy(1999/2007)
ケンジ・バンチ(1973-):Groovebox Variations from Swing Shift(2001)
ヒール・メイヤーリング:The journey has just begun(2007)
ヨハネス・モシュマン(1978-):Meteor(2008)
J・S・バッハ(1685-1750):
アクトゥス・トラジクス(カンタータ BWV106)から ソナティナ
ロジャー・ジャノッタ(1943-)&クロード・ボラン(1930-):
Song and Dance(2008/2009)
マイケル・ナイマン:Nadia(1999)
クリストファー・ヘルマン(1983-):Dinah's Night Flight(2006)
ヒール・メイヤーリング:Dreams(2007)
ヴィヴァルディ(1678-1741):協奏曲ト短調 Op.3 No.2
ヒール・メイヤーリング:Harde Puntjes feat. Robeat(*)
[ボーナス・トラック]
ボブ・クルー(1931-)&ボブ・ガウディオ(1942-):
Can't take my eyes off of you
ダニエル・コシツキ(1978-):Nostalgie(2007)
スパーク
アンドレア・リッター(リコーダー、ロータス・フルート)
ダニエル・コシツキ(リコーダー、歌、メロディカ)
シュテファン・グラウス(ヴァイオリン、ヴィオラ)
ヴィクトル・プルメッタツ(チェロ)
ユッタ・リーピング(ピアノ)
ゲスト参加:ロビート(ビートボックス)(*)
フリースタイル・ミュージック・バンドとも呼ぶべき五人組「スパーク」の
デビュー・アルバム。

ARS 38085(SACD-Hybrid) \2250
ベートーヴェン(1770-1827):チェロ・ソナタ集 Vol.2
チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102 No.1
ヴァイオリン・ソナタ第10番 Op.96(フリードリヒ・クラインハプル&
アンドレアス・ヴォイケ編曲、チェロとピアノのための版)
チェロ・ソナタ第5番ト長調 Op.102 No.2
フリードリヒ・クラインハプル(チェロ)アンドレアス・ヴォイケ(ピアノ)
録音:2010年8月、ヘルムート=リスト=ハレ

ARS 38086(SACD-Hybrid) \2250
ア・レイト・ロマンティック・クリスマス・イヴ
チャイコフスキー(1840-1893)/レオポルト・ヴェニンガー編曲/
ロマンティック四重奏団編曲:バレエ組曲「くるみ割り人形」Op.71 より
序曲/行進曲/こんぺい糖の踊り/トレパーク/花のワルツ
グスタフ・レヴィン(1869-1938):ようやくやって来た(*)
ジグムント・シュナイダー(1897-1957)/ロマンティック四重奏団編曲:
クリスマス行進曲(1924)
シェーンベルク(1874-1951):クリスマス音楽(コラール編曲)
カルク=エーレルト(1877-1933):信仰深い私の心よ(J・S・バッハによる)(*)
アドルフ・シュライナー(1791-1864)/ロマンティック四重奏団編曲:
「きよしこの夜」によるパラフレーズ
ヴィルヘルム・ベルガー(1861-1911):
高い天から深い谷底まで(クリスマスの歌)Op.52 No.4(*)
アノルト・メンデルスゾーン(1855-1933):
市場にも通りにも人影なく(クリスマスの歌)(*)
ヴィルヘルム・リンデマン(1882-1941)/ロマンティック四重奏団編曲:
モーとメー(特徴的小品)
ジョニー・ハイケンス(1884-1945)/ロマンティック四重奏団編曲:
アヴェ・マリア
ジャン・ダスティ(19世紀後半):アヴェ・マリア(*)
ジークフリート・ワーグナー(1869-1930):
それは何を意味する?(クリスマスの歌)(*)
リヒャルト・アイレンベルク(1848-1921)/ロマンティック四重奏団編曲:
ノルウェーのトナカイ曳き郵便車(特徴的小品)
ワルトトイフェル(1837-1915)/ロマンティック四重奏団編曲:
スケーターズ・ワルツ(歌付き)(*)
フンパーディンク(1854-1924)/リヒャルト・トゥルピエ編曲/
ロマンティック四重奏団編曲:オペラ「ヘンゼルとグレーテル」序曲
エレーナ・フィンク(ソプラノ(*))
ロマンティック四重奏団
ワシーリー・ヴォローニン(ヴァイオリン) 
エドワード・ジョン・セモン(チェロ)
ヨアヒム・ディースナー(ハルモニウム) マルクス・メルクル(ピアノ)
ワーシャ・ニーノフ(ゲスト:第2ヴァイオリン(+))
録音:2010年7月、ホンラート(ドイツ)、福音教会
ユニークな編成のロマンティック四重奏団がソプラノを迎えて贈るクリスマス
・アルバム。今だと少し時期が早すぎますが、たいへん親しみやすく音楽的に
もすばらしい内容ですので、クリスマス前にもう一度ご案内する予定です。

ARS 38487 \1850
アレクサンドル・ブリンケン(1952-):合唱のためのロシア正教歌集
5つのロシア正教歌 Op.21(無伴奏混声8部合唱のための;2003)
宗教的三部作 Op.22(聖金口イオアン聖体礼儀のテキストによる、
男声合唱のための;2004)
3つのロシア正教歌 Op.23(無伴奏混声8部合唱のための;2004)
トルマチの聖ニコライ教会聖歌隊
アレクセイ・プサーコフ(指揮)
録音:2006年10月4-6、8日、モスクワ国立トレチャコフ美術館内、
トルマチの聖ニコライ教会
アレクサンドル・ブリンケンはサンクトペテルブルクのドイツ家系に生まれ
た作曲家・ピアニスト・オルガニスト・音楽学者。1992年スイスのルツェル
ンに移住し、1998年スイスの市民権を獲得しました。

ARS 38493 \1850
ルッツ=ヴェルナー・ヘッセ(1955-):弦楽三重奏曲 Op.51(2007)
ヨゼフ・コルコヴィチ(1957-):世界の七つの局面(2008)
新ヴッパータール弦楽三重奏団
ヤコプ・シャッツ(ヴァイオリン) ミヒャエル・ゲールマン(ヴィオラ)
デニス・クロトフ(チェロ)
録音:2009年10月、エルバーフェルト市教会(ドイツ)
新ヴッパータール弦楽三重奏団がドイツの作曲家ルッツ=ヴェルナー・ヘッセ
とスロヴァキアの作曲家ヨゼフ・コルコヴィチに委嘱した作品。

ARS 38710 2枚組(1枚価格) \1550
歌唱の伝説 Vol.10 ヨゼフ・メッテルニヒ(1915-2005) オペラ・アリア集
レオンカヴァッロ(1857-1919):「道化師」から トニオのプロローグ
ビゼー(1838-1875):「カルメン」から エスカミリオの場面(*)
ヴェルディ(1813-1901):「椿姫」から 父ジェルモンのアリア
ヴェルディ:
「リゴレット」から
リゴレットのアリア/公爵、ジルダ、リゴレットとマッダレーナの四重唱(+/#)
「仮面舞踏会」から レナートのアリア(2曲)
「運命の力」から アルヴァーロとドン・カルロの二重唱(#)
「オテロ」から イアーゴのクレド
「ドン・カルロ」から ドン・カルロとロドリーゴ侯爵の場面(#)
「ファルスタッフ」から フォードのアリア(3曲)(**)
ヨゼフ・メッテルニヒへのインタビュー
(インタビュアー:トーマス・フォイクト/1990、2000年)
ヨゼフ・メッテルニヒ(バリトン)
リザ・オットー、ロスル・シャフリアン(ソプラノ(*))
ディアナ・エストラーティ(アルト(*))
エリカ・ケート(ソプラノ(+))
ジークリンデ・ヴァーグナー(メゾソプラノ(+))
ルドルフ・ショック(テノール(#))
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン(**))
ベルリン交響楽団(**以外)
ヴィルヘルム・シュヒター(指揮(**以外))
RIAS交響楽団(**)
フェレンツ・フリッチャイ(指揮(**))
録音:1951-1955年
歌唱はすべてドイツ語。CD-2はインタビューのみ収録。2枚組で1枚分の価格。

ARS 38711 \1550
歌唱の伝説 Vol.11 エリーザベト・グリュンマー(1911-1986) 
オペラ・アリア集
モーツァルト(1756-1791):
「魔笛」から
Bald prangt, den Morgen zu verkunden(+)
Ach, ich fuhl's, es ist verschwunden
「フィガロの結婚」から
Porgi amor / Che soave zeffiretto(*)/ E Susanna non vien ... Dove sono
「コシ・ファン・トゥッテ」から Temerari - Come scoglio
エルナ・ベルガー(ソプラノ(*))
レーゲンスブルク大聖堂聖歌隊員(+)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・シュヒター(指揮)
ウェーバー(1786-1826):「魔弾の射手」から Und ob die Wolke sie verhulle
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヨゼフ・カイルベルト(指揮)
フンパーディンク(1854-1921):「ヘンゼルとグレーテル」から
Bruderchen, komm tanz mit mir
Der kleine Sandmann bin ich ... Abends, will ich schlafen geh'n(*)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
アニー・フェルベルマイヤー(ソプラノ(*))
フィルハーモニア管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ヴェルディ(1813-1901):「オテロ」から(ドイツ語歌唱)
Bei meiner Mutter war einmal ein Madchen / Sie sas mit Leide
Sei mir gegrust, Jungfrau Maria
ジークリンデ・ヴァーグナー(メゾソプラノ)
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
リヒャルト・クラウス(指揮)
R・シュトラウス(1864-1949):
「ばらの騎士」から Mir ist die Ehre widerfahren
エリカ・ケート(ソプラノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・シュヒター(指揮)
ブラームス(1833-1897):ドイツ・レクイエム から Ihr habt nun Traurigkeit
ベルリン聖ヘートヴィヒ大聖堂聖歌隊
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ルドルフ・ケンペ(指揮)
録音:1953-1958年

ARS 38712 \1550
歌唱の伝説 Vol.12 イルムガルト・ゼーフリート(1919-1988) 
歌曲&アリア集
ヴォルフ(1860-1903):イタリア歌曲集 から 22曲(*)
モーツァルト(1756-1791):
恐れるな、愛する人よ(ロンド)K.490(+)
オペラ「羊飼いの王」K.208 から 彼女を愛そう(+)
ヘンデル(1685-1759):詩篇112「僕たちよ、主をたたえよ」(#)
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
エリク・ヴェルバ(ピアノ(*))
ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン(+))
ウィーン交響楽団(+)
フェルディナント・ライトナー(指揮(+))
アーヘン大聖堂聖歌隊(#)
プロイセン・シュターツカペレ(#)
テオドール・ベルンハルト・レーマン(指揮(#))
録音:1954年10月(*)/1953年4月(+)/1943年(#)




<STRADIVARIUS>
STR 33834 \1980
【2009年5月新譜】
…ドリー・トゥデイ… フォーレをめぐって
ロベルタ・ペローニ:Prénitude
フォーレ(1845-1924)/ロベルタ・ペローニ編曲:
子守歌(組曲「ドリー」より)
フランチェスコ・リセーナ:Synthesis
フォーレ/マリアーノ・パーテルノステル編曲:
ミ・ア・ウ(組曲「ドリー」より)
マリアーノ・パーテルノステル:Ologramaul
フォーレ/ヴィート・アルメニーゼ編曲:ドリーの庭(組曲「ドリー」より)
ヴィート・アルメニーゼ:Idées voilées
フォーレ/ロベルト・クレシーニ編曲:キティ=ワルツ(組曲「ドリー」より)
フランチェスコ・リセーナ:Aër
フォーレ/フランチェスコ・リセーナ編曲:優しさ(組曲「ドリー」より)
リヴィオ・ミナーフラ:Le pas sarrasin
フォーレ/リヴィオ・ミナーフラ編曲:スペインの踊り(組曲「ドリー」より)
ロベルト・クレシーニ;Spleen
アンサンブル・デル・マステル・ムジカ・ドッジ
リッカルド・チェーニ(指揮)
録音:2008年12月21-23日、バーリ・ピッチニーニ音楽院(イタリア)
ピッチニーニ音楽のレベル1マスターコース「今日の音楽
作曲-演奏-制作」の成果の記録として録音されたもの。6人のマスターコース
参加者による「ドリー」(ピアノ四手連弾作品)各曲の室内アンサンブル用編
曲と、そこから各自が霊感を得て書いたオリジナル作品を収録。

STR 33373 \1980
【未案内旧譜】
アドリアン・ヴィラールト(1490?-1562):
作品全集 Vol.12 クリスマスの晩課
Deus in adjutorium
Intonazione 第8旋法(アンドレア・ガブリエーリ(1510頃-1586)作曲)
Dixit Dominus / Confitebor tibi Domine / Ricertare IX / Beatus vir
Jesu redemptor omniumu (Hymnus) / De profundis clamavi
Tecum principium / Memento Domine David / Ricercare I
Hodie Christus (Antiphona) / Bendicamus / Magnificat 第6旋法
パオロ・コスタ(カウンターテナー)
ジョヴァンニ・カッカーモ(テノール)
マルコ・スカヴァッツァ(バリトン)
マルチェッロ・ヴァルジェット(バス)
イ・ピッコリ・ムジチ(合唱)
マリオ・モーラ(合唱指揮)
デリティエ・ムジケ(声楽&器楽アンサンブル)
マルコ・ロンギーニ(指揮)
発売:1998年12月

STR 33403 \1980
【未案内旧譜】
ヨハン・ヘルマン・シャイン(1586-1630):
「音楽の饗宴」(1617)から
組曲第1番/組曲第8番/組曲第13番
組曲第16番/組曲第18番/組曲第19番
アッカデーミア・デル・リチェルカーレ
ピエトロ・ブスカ(指揮)
発売:1996年6月

STR 33411 \1980
【未案内旧譜】
テレマン(1681-1767):2つのフルートと2つのチェロのための6つの四重奏曲
第1番ニ長調/第2番ト長調/第3番イ長調
第4番ト長調/第5番イ短調/第6番ホ長調
イル・フッジローティオ
マリオ・ラッキーニ、
マッシモ・ジェンティーリ・テデスキ(フラウト・トラヴェルソ)
クラウディオ・フリジェリオ、マルコ・デル・ビアンコ(チェロ)
ガブリエーレ・パロンバ(テオルボ) イシドロ・タッカーニ(チェンバロ)
発売:1999年7月

STR 33438 \1980
【未案内旧譜】
シェーンベルク、ツェムリンスキー:弦楽のための作品集
シェーンベルク(1874-1891):弦楽四重奏曲ニ長調(1987)
ツェムリンスキー(1871-1942):
弦楽四重奏曲のための2つの楽章(1929)
弦楽五重奏曲のための2つの楽章(1894-1896)(*)
シェーンベルク:弦楽三重奏曲 Op.45(1946)
コルダ弦楽四重奏団
オルガ・ノデル、クリスティアーネ・プラート(ヴァイオリン)
フラウテ・トメッテン=モリーノ(ヴィオラ) 
エディト・ザルツマン(チェロ)
賛助:アンドレア・ヴェンベルク(ヴィオラ(*))
発売:1997年12月

STR 33446 \1980
【未案内旧譜】
ビアージョ・マリーニ(1597頃-1665):また来る五月の喜び
バレット/また来る五月の喜び
2つのヴァイオリンのためのソナタ「甘美に」/露
バレット/Invita la sua donna alle delitie della Compagna
シンフォニア、2つのヴァイオリンのためのソナタ第2番
バレット/Invito all'amoroso riposa/月
2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第1番、「Fuggi Dolente」による
バレット/冬/キリストの生誕
パッサカリア
エマヌエーラ・ガッリ(ソプラノ)
アンサンブル・ガリレイ
ジュリア・パンツェーリ、クラウディア・コムス(ヴァイオリン)
ロドニー・プラーダ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ジョルジョ・サンヴィート(ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネ)
グイード・モリーニ(オルガン)
パウル・ベイエル、マウリツィオ・マルテッリ、イヴァン・ペラ(テオルボ)
ガブリエーレ・パロンバ、マルコ・フォデッラ(アーチリュート)
フルヴィオ・ガルラスキ、フランクリン・レイ(キタローネ)
パウル・ベイエル(指揮)
発売:1996年8月

STR 33472 \1980
【未案内旧譜】
魅惑 イタリアの歌曲と室内アンサンブルによるオペラ管弦楽曲集
ロッシーニ(1792-1868):「音楽の夜会」から 踊り(*)
ドニゼッティ(1797-1848):
「インフラスカータの秋の夕べ」から 船乗りの恋(*)
カプア(1865-1917):口づけを許したまえ!(*)
ロッシーニ:オペラ「ブルスキーノ氏」序曲
トスティ(1846-1916):魅惑(*)/暁(*)/理想(*)
ヴェルディ(1813-1901):
オペラ「ル・トルヴェール」から バレエ音楽
6つのロマンスのアルバム から 乾杯(*)
亡命者/6つのロマンス から 墓に近寄るな(*)/オペラ「ナブッコ」序曲
ミケーレ・ペルトゥージ(バス(*))
パルマ・オペラ・アンサンブル
発売:1997年4月

STR 33483 \1980
【未案内旧譜】
ルイス・ベネガス・デ・エネストロサ(1510頃-1577以後):
「新しい数字式タブラチュアによる曲集」(1557)から 31曲
パオロ・エルダス(イタリア式チェンバロ)

STR 33535 \1980
【未案内旧譜】
フェルディナンド・パエール(1771-1839):
フォルテアピアノのための3つの大ソナタ
第1番変ロ長調/第2番イ長調/第3番変ホ長調
アンドレア・ディ・レンツォ(フォルテピアノ)
使用楽器:1815/1820年、ウィーン、ヨハン・シャンツ製

STR 33544 \1980
【未案内旧譜】
カルロス・セイシャス(1704-1742):鍵盤楽器のためのソナタ集
第6番ハ長調/第8番ハ長調/第12番ハ短調/第13番ハ短調
第14番ハ短調/第29番ニ短調/第33番変ホ長調/第51番ト短調
第XXIII番イ短調/第XXV番ロ短調
バーナード・ブラウチリ(クラヴィコード)
録音:1998年12月9-10日、マニャーノ(イタリア、ビエッラ県)、
ムジカ・アンティカ・ア・マニャーノ本部
使用楽器:1978年、エッケハルト・メルツドルフ製
(モデル:1796年、ポルト、マヌエル・カルモ製)

STR 33562 \19800 ※価格変更 \1150
【未案内旧譜】
独唱とシンフォニア モンテヴェルディと同時代の音楽
ジョヴァンニ・パオロ・チーマ(1570-1622):4声のソナタ
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):あの高慢な眼差し(*)
ジョゼッフォ・グアーミ(1540-1611):カンツォン第1番「L'Accorta」
クラウディオ・モンテヴェルディ:
おお、私はつまづき(*)/それはやはり誠か(*)
バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラベルデ(1585頃-1640):
Susana Pasegiata Basso Solo
クラウディオ・モンテヴェルディ:アリアンナの嘆き(*)
ジョヴァンニ・バッティスタ・グリッロ(?-1622):カンツォン第6番
クラウディオ・モンテヴェルディ:
私を憎んでいたのならなぜ(*)/私のトルコ女(*)
ジョヴァンニ・ピッキ(1572-1643):バッロ「オンガロ」
クラウディオ・モンテヴェルディ:呪わしいその姿(*)
ジョヴァンニ・ピッキ:テデスカ
クラウディオ・モンテヴェルディ:かつてはすべて私のものだった(*)
ビアージョ・マリーニ(1597頃-1665):4声のパッサカリア
クラウディオ・モンテヴェルディ:苦悩もこれほどに甘く(*)
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ(*))
アッカデーミア・ストルメンターレ・イタリアーナ
アルベルト・ラージ(指揮)
録音:2001年

STR 33649 \1980
【未案内旧譜】
フィリップ・グラス(1937-):
600 Lines(アンサンブルのための;1968)
How Now(アンサンブルのための;1968)
アルテル・エゴ
発売:2003年10月 世界初録音




<DISQUES CINEMUSIQUE>
DCM 123-126 4枚組 \4180
MUSIC FROM THE GOLDEN AGE OF FRENCH CINEMA
Disc 1 - The long feature
GEORGES VAN PARYS:
Ce joli monde (1957) / Maxime (1958)
Un jour tu verras, du film Secret d’alcove (1954)
chant et paroles : Marcel Mouloudji
La complainte de la butte, du film French Cancan (1954)
Cora Vaucaire (1955), paroles de Jean Renoir
JEAN YATOVE: Manina, la fille sans voile (The Bikini Girl 1952)
Music Hall Cancan / Serenades pour guitare
The Escape - The Chase - Manina's Love song
PAUL MISRAKI:
Et Dieu crea la femme (And God created Woman 1956)
Jazz Party / La Bistraille
Yacht Melody - Dis-moi quelque chose de gentil / Fievre tropicale
Dis-moi quelque chose de gentil (orchestral)
Le Garcon sauvage (1951) / Chiens perdus sans collier (1955)
Sans Famille (1958)
RENE CLOEREC: En cas de malheur (Love is my Profession 1958)
Suite tiree du theme d'amour / Final
ROMAN VLAD: Une Vie (1958)
Une Vie 2:25 chante par Maria Schell, paroles: Marc Lanjean
Suite instrumentale I / Suite instrumentale II
Disc 2 - The short film and the documentary
MAURICE JARRE: La Generation du desert (1956) / Le Bel indifferent (1957)
PAUL BRAFFORT:
La Joconde (1957) version orchestrale / version chantee par Barbara
PIERRE BARBAUD: Dimanche a Pekin (1956)
direction d’orchestre: Georges Delerue
Suite I / Suite II 5:08
GEORGES AURIC: Le Mystere Picasso (1956)
direction d’orchestre: Jacques Metehen
Ouverture / Matisse / La femme endormie / Taureau dans l'arene
Le matador / Le cirque / Femme lisant / Sur la plage
Disc 3 -
- The library music of ROGER ROGER
Music Hall / En carriole / Traffic Boom / Feux Follets
RoRo Rustica / La vitrine aux jouets / Chasse sauvage / Tele ski
- Re-recordings of film music classics by Serge Franklin and his
ensemble
MAURICE THIRIET:
du film Fanfan La Tulipe (1952)
Une si jolie petite plage ,du film Une si jolie petite plage (1949)
PAUL MISRAKI:
La Fievre monte a El Pao ,du film La Fievre monte a El Pao (1960)
GEORGES VAN PARYS: Belles de nuit, du film Belles de nuit (1952)
JEAN WIENER: Valse de Pot-Bouille, du film Pot-Bouille (1957)
MAURICE THIRIET - JACQUES PREVERT:
Complainte de Gilles, du film Les Visiteurs du soir (1942)
JOSEPH KOSMA - JACQUES PREVERT:
Chanson du vitrier, du film Adieu Leonard (1943)
A la belle etoile, du film Le Crime de Monsieur Lange (1935)
Tournesol, du film Souvenirs perdus (1950)
Compagnons des mauvais jours, du film Souvenirs perdus (1950)
Chanson de l'eau, du film Aubervilliers (1945)
Tu etais la plus belle, du film Le Soleil a toujours raison (1941)
Baptiste (ballet), du film Les Visiteurs du soir (1942)
Les enfants qui s'aiment, du film Les Portes de la nuit (1946)
SERGE FRANKLIN: - Homage to Kosma and Prevert:
Quai du point du jour
Disc 4 - Georges Tzipine, composer and conductor
GEORGES TZIPINE:
Les Actualites Gaumont (Gaumont News 1925-1955)
Inauguration / Defile / Premieres feuilles mortes / Vitesse acquise
Deux charlestons / Pour une medaille d'or / Reflets d’automne
Reception a la cour / L’Amerique au pas de cadence
Au temps des crinolines / New-York - Los Angeles / Alla Tchaikovski
Reception de chefs d'etat / Pendant un coup d'etat
MAURICE THIRIET:
Les Visiteurs du soir (The Devil's Envoys)
Le chateau - Pavane / Demons et merveilles - Le malefice
Le tendre et dangereux visage de l'amour / Le Tournoi - Interlude -
Final
HENRI SAUGUET: Clochemerle
JEAN FRANCAIX: Si Versailles m'etait conte (Royal Affairs in Versailles)
Le Salon de la guerre - La Venus pudique - Le Grand Trianon -
L'Allee des Marmousets
La distribution des Aigles - La galerie des Batailles -
A toutes les gloires de France
Music from the Golden Age of French Cinema Music

※DISQUES CINEMUSIQUEレーベルの旧譜のオーダーもご注文いただけます。
レーベルのウェブサイトhttp://www.disquescinemusique.com/で規格番号を
ご確認の上、ご注文下さい。




<PHOENIX CLASSICS>
PH 95104 \1980
ラヴェル、ベルク、スクリャービン、ストラヴィンスキー:ピアノ作品集
ラヴェル(1875-1937):ソナティネ
ベルク(1885-1935):ソナタ第1番
スクリャービン(1872-1915):ソナタ第3番 Op.23
ストラヴィンスキー(1882-1971):ソナタ(1942)
ワリー・リッツァルド(ピアノ)
録音:1995年7月29-31日、モンテベッルーナ(イタリア)、
アウディトリウム・フェニックス

PH 95108 \1980
現代のギター作曲家たち
フランコ・マルゴーラ(1908-1992):3つのバガテル/8つの小品
ビセンテ・アセンシオ(1908-1979):バレンシア組曲
アルバート・ハリス(1916-2005):ヘンデルの主題による変奏曲
フェデリコ・モンポウ(1993-1987):コンポステラ組曲
ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):祈りと踊り
パオロ・スパデッロ(ギター)
録音:1995年10月、ロンドン、コンウェイ・ホール

PH 96207 \1980
チェルニー、リスト:ピアノ練習曲集
チェルニー(1791-1857):熟練の手引き(40番練習曲)Op.299(*)
リスト(1811-1886):練習曲集 Op.6
マッシミリアーノ・ジェノト(ピアノ)
録音:1995年10月、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス
(*)世界初録音と表記されています。

PH 96209 \1980
八季
ヴィヴァルディ(1678-1741):「四季」Op.8(ソネット朗読付き)(*)
ピアソラ(1921-1994):「ブエノスアイレスの四季」(弦楽とピアノのための)(+)
ヴェネト器楽アンサンブル・ジャン・フランチェスコ・マリピエロ
セバスティアーノ・マリア・ヴィアネッロ(ヴァイオリン独奏(*))
フランチェスコ・サンティン(朗読(*))
ガブリエーレ・マリア・ヴィアネッロ(ピアノ(+))
録音:1996年12月28-29日、バッサーノ・デル・グラッパ(イタリア)、
聖ドナート教会(*)
1996年11月28-29日、カゾーニ・ムッソレンテ(イタリア)、
アウディトリウム・D・A・ヴィンチェンツィ(+)
(*)は世界初のソネット朗読付き録音と表記されています。

PH 97303 \1980
ドイツ・バロックのオルガン音楽
ザムエル・シャイト(1587-1654):
Modus ludendi pleno organo pedaliter/マニフィカト第9旋法(*)
ハインリヒ・シャイデマン(1596-1663):トッカータ ト長調
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):
カンツォーナ BuxWV166/シャコンヌ ハ短調 BuxWV159
暁の月のなんと美しいことか BuxWV223
ヨハン・ニコラウス・ハンフ(1665-1711/1712):
ああ、神よ、天から見てください/私の愛する神に
私たちの神は堅き砦である/私を憐れんでください、おお、主である神よ
私を憐れんでください、おお、主である神よ(異なる旋法による)
私とともに神の慈しみをたたえよ(神のもとから私は去らない)
このとき神が私とともにおられないならば
ゲオルク・ベーム(1661-1733):
カプリッチョ ニ長調/深い淵底から私はあなたに向かって叫ぶ
天におられる私たちの父
ニコラウス・ブルーンス(1665-1697):前奏曲ト長調
フランチェスコ・ブラーヴォ(オルガン)
ルチアーノ・トラヴェルソ(グレゴリオ聖歌歌唱(*))
録音:1997年3月28-29日、トレヴィーゾ(イタリア)、聖ピオ10世神学校の教会
使用楽器:1994年、ジョルジョ・カルリ製 Op.49

PH 97304 \1980
ブラームス(1833-1897):
3つの間奏曲 Op.117
6つのピアノ小品 Op.118
16のワルツ Op.39
ワリー・リッツァルド(ピアノ)
録音:1997年4月2-4日、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス

PH 97307 \1980
ブラームス(1833-1897):
ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 Op.5
2つの狂詩曲 Op.79
ハンガリー舞曲集 から 第4-6番
マリア・クリスティーナ・モホヴィチ(ピアノ)
録音:1997年2月24-25日、5月5-6日、モンテベッルーナ、
アウディトリウム・フェニックス

PH 97308 \1980
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):ピアノ作品集 Vol.3
ピエディグロッタ 1924(ナポリ狂詩曲)/四季
エヴァンゲリオン[福音]第1部「幼少期」/頌歌
3つのコラール(ヘブライの旋律による)
アルド・チッコリーニ(ピアノ)
録音:1997年11月25-27日、モンテベッルーナ、
アウディトリウム・フェニックス
世界初録音と表記されています。在庫僅少品。

PH 97314 \1980
ラフマニノフ(1873-1943):
ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.39(*)
楽興の時 Op.16 から 第4番ホ短調,第5番変ニ長調
パスクアーレ・イアンノーネ(ピアノ)
バーリ県交響楽団(*)
ミナモト・ヨリトモ(指揮(*))
録音:1996年7月24日、マテーラ(イタリア)、ドゥニ劇場、ライヴ
指揮者 Minamoto Yoritomo
についてはブックレットにも紹介がなく正体は不明です。ブックレットにオー
ケストラを指揮する人物(日本人には見えません)の写真がありますが、ピアノ
協奏曲の演奏している光景ではなく指揮者名も記載されていないので無関係と
思われます。

PH 97316 \1980
ショパン(1810-1849):
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35
アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ変ホ長調 Op.22
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
クリスティアーノ・ブラート(ピアノ)
録音:1997年7月29-31日、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス
クリスティアーノ・ブラートは1996年の第8回ディーノ・チアーニ国際ピアノ・
コンクール優勝者。

PH 98414 \1980
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):ピアノ作品集 Vol.4
キャンディード(1944)/戦後期の子守歌(1952)
緑の光線(1916)/エヴァンゲリオン[福音]第2部「生涯」
牡丹蔓と山査子[ぼたんづるとさんざし](森の寓話)(1921)
3つの田園詩(1926)
アルド・チッコリーニ(ピアノ)
録音:1997年11月27日、2000年2月16日、7月29日、
モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス
世界初録音と表記されています。在庫僅少品。

PH 98419 \1980
ノヴォチェント 20世紀のギター音楽
フランク・マルタン(1890-1974):4つの小品(1933)
アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):カヴァティーナ(1951)
エルンスト・クシェネク(1900-1991):組曲(1957)
アントニオ・ホセ(1902-1936):ソナタ(1933)
エンニオ・モリコーネ(1928-):4つの小品(1957)
ステファノ・グロンドーナ(ギター)
録音:1995年8、10、12月、ヴィチェンツァ(イタリア)、
アッリーゴ・ペドロッロ音楽院

PH 98421 \1980
ウィーンの3つのギター・ソナタ
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):ソナタ ハ長調 Op.15(1808)
ヴェンツェスラウス・トーマス・マティーカ(1773-1830):
ソナタ ロ短調 Op.23(1811)(*)
アントン・ディアベッリ(1781-1858):ソナタ イ長調 Op.29 No.2
ディエゴ・ミラネーゼ(ギター)
録音:1997年7月、カヴァニョーロ(イタリア)、ヴィッラ・マルティーニ
使用楽器:1993年、カルロ・アンセルメッティ製
(モデル:1820年頃、グロベール製)
(*)世界初録音と表記されています。

PH 98423 \1980
幻想、舞踊、魔法 フルートとピアノのための音楽
ロッシーニ(1792-1868):ゆるやかなワルツ/夜想曲/カン・カン
フランツ・ドップラー(1821-1883):
子守歌 Op.15/夜想曲 Op.17/サロンのマズルカ Op.16
バンジャマン・ゴダール(1849-1885):組曲 Op.116
ラヴェル(1875-1937):ハバネラ形式の小品
バルトーク(1881/1845)/パウル・アルマ(1905-1987)編曲:ハンガリー農民組曲
セルジョ・ツァンペッティ(フルート)
クラウディオ・ツァンペッティ(ピアノ)
録音:1997年7月21-23日、サロンノ(イタリア)、
アウディトリウム・イル・ファッブロ・アルモニオーゾ

PH 99504 \1980
ラヴェル、ドビュッシー、メシアン:ピアノ作品集
ラヴェル(1875-1937):クープランの墓
ドビュッシー(1862-1918):前奏曲集 から
帆/さえぎられたセレナード/交代する三度/花火/雪の上の足跡
メシアン(1908-1992):4つのリズムの練習曲
ルーカ・トラブッコ(ピアノ)
録音:1998年9月29日、1999年6月28日、モンテベッルーナ、
アウディトリウム・フェニックス

PH 99507 \1980
20世紀前半ロシア・ピアノ音楽の万華鏡
スクリャービン(1872-1915):
4つの前奏曲 Op.37/4つの前奏曲 Op.48/2つの前奏曲 Op.67
プロコフィエフ(1891-1953):風刺 Op.17/その物自体 Op.14/思考 Op.62
メトネル(1880-1951):忘れられた調べ 第2集 Op.39
ボリス・ベクテレフ(ピアノ)
録音:1999年3月22-24日、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス

PH 99508 \1980
リストの流派
ユリウス・ロイプケ(1834-1858):大ソナタ変ロ短調
ヨアヒム・ラフ(1822-1882):組曲ニ短調 Op.91
アンドレア・カルネヴァーリ(ピアノ)
録音:2000年6月7-8日、2002年9月4-6日、モンテベッルーナ、
アウディトリウム・フェニックス

PH 99522 \1980
シューマン(1810-1856):悲愴的変奏曲
ベートーヴェンの交響曲第7番のアレグレットの主題による15の変奏曲
ベートーヴェンの交響曲第7番のアレグレットの主題による5つの変奏曲
(グレゴリオ・ナルディ補筆完成)(*)
ショパンの夜想曲による変奏曲(グレゴリオ・ナルディ補筆完成)(*)
ウェーバーの「プレツィオーザ」の行進曲による変奏曲
(グレゴリオ・ナルディ補筆完成)(*)
悲愴的変奏曲(*)/パガニーニの「ラ・カンパネッラ」による変奏曲(*)
シューベルトの「憧れ」のワルツによる変奏曲(*)
ピアノ・ソナタ第2番ト短調 Op.22(第3版)
グレゴリオ・ナルディ(ピアノ)
録音:1999年1月12-14日、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス
(*)世界初録音と表記されています。

PH 00613 \1980
古い様式による4つの組曲
グリーグ(1843-1907):ホルベア組曲 Op.40
アルド・カサーティ(1907-1994):組曲(1962)
エットーレ・グラチス(1915-1992):
フランス小組曲(1986)/ポリフォニー組曲(1986)
ワリー・リッツァルド(ピアノ)
録音:2000年5月23-25日、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス
(*)世界初録音と表記されています。

PH 06113 \1980
マリオ・ピラーティ(1903-1938):ヴァイオリンとピアノのための作品集
2つの小品(1925-1926)/ソナタ ヘ長調(1928-1929)
前奏曲、アリアとタランテッラ(1929-1930)/狩(1932)
パガニーニの奇想曲(1935)/タンムッリアータ(1936)
カテリーネ・プラットネル(ヴァイオリン)
アンナリーザ・スタリアーノ(ピアノ)
録音:2002年2月6-12日、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス
世界初録音と表記されています。
35歳の若さで亡くなったナポリの作曲家ピラーティの作品の貴重な世界初録音。
このレーベルにしては珍しいディジパック仕様ですが、残念ながら外装の規格
番号表記、バーコードともミスプリント(存在する「PH03905」と同じ)されて
おり、手書きのテープを貼って修正(事実上バーコード無し)というなさけない
措置がとられています。この状態のため弊社はこれまでご案内をためらってお
りましたが、録音内容を重視し発売に踏み切りました。




<ARTESMON>
AS 732-2 \2080
ラデク・バボラーク率いるチェコ・ホルン・コーラス登場!
4つの時代 ホルン合奏のための音楽
ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1557-1612):
カンツォン・ペル・ソナール第1旋法
ザムエル・シャイト(1587-1654):古い年は過ぎ去った
ジョヴァンニ・ガブリエーリ:ソ・ソ・ラ・ソ・ファ・ミ(8声)
ロッシーニ(1792-1868):狩での出会い
レオポルト・ムニェフラ(1804-1870):四重奏曲ロ短調
フリードリヒ・ディオニソス・ヴェーバー(1766-1842):
ラ・カッチャ第1番/ラ・カッチャ第2番/マルチア・コン・フオコ
アダージョ・ソステヌート/ラ・カッチャ第3番
ドヴォルジャーク(1841-1904):
私にかまわないで Op.82 No.1/歌が私の心に入ってくる Op.63 No.1
毒を盛る恋人
ブラームス(1833-1897):
ああ、哀れなこの世よ Op.110 No.2/おお、快い五月Op.93a No.3
秋に Op.104 No.5
ドビュッシー(1862-1918):シャルル・ドルレアンの3つの歌
ロナルド・ロ・プレスティ(1933-1985):8つのホルンのための組曲
ジャン・フランセ(1912-1997):夜想曲/ディヴェルティメント
ケリー・ターナー(1960-):赤い城との別れ
チェコ・ホルン・コーラス
ラデク・バボラーク、ペトラ・チェルマーコヴァー、ペトル・ドゥダ、
ヤクプ・ホジェイシー、ヤン・ムシル、ルカーシュ・コレツ、
ズデニェク・ヴァシナ、ヤン・ヴォボジル、パウル・ムニョス=トレド
ラデク・バボラーク(アーティスティック・リーダー)
ラデク・バボラークがチェコで活躍するホルン奏者からメンバーを厳選して結
成したチェコ・ホルン・コーラス。すでに国内盤でブルックナーのアルバムが
発売されていますが、当盤ではまさにホルン好きのための選曲がなされており、
大いに話題を呼ぶものと思われます。
録音時期・場所等については未詳のため、当レーベルの次回新譜案内時に再掲
載いたします。





<RADIOSERVIS>
CR 0500-2 \1650
グレート・アーティスツ・イン・プラハ ラザール・ベルマン
リスト(1811-1886):ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
リスト:ウィリアム・テルの聖堂(「巡礼の年第1年スイス」から)
ヤナーチェク(1854-1928):ピアノ・ソナタ変ホ長調「1905年10月1日」
ショスタコーヴィチ(1906-1975):24の前奏曲 Op.34(抜粋)
ファリャ(1876-1946):火祭りの踊り(バレエ「恋は魔術師」から)
ラザール・ベルマン(ピアノ)
おそらく「プラハの春音楽祭」でのリサイタルのライヴ録音。
録音時期・場所等については未詳のため、当レーベルの次回新譜案内時に
再掲載いたします。




<ARSIS>
ARSIS 4234 \1850
アコーディオンによるカベソン作品集
アントニオ・デ・カベソン(1510-1566)/アンネ・ランダ編曲:
「鍵盤楽器、ハープ、ビウエラのための曲集」より
聖母のキリエ[Kyrie Rex virginum] 第1-3番
4つのベルソ[ヴァース]第3旋法
グレゴリオ聖歌をソプラノ声部に,グレゴリオ聖歌をアルト声部に,
グレゴリオ聖歌をテノール声部に(左手側のみで),
グレゴリオ聖歌をバス声部に(左手側のみで),
ファボルドネス[ファルソボルドーネ]第2旋法
グレゴリオ聖歌,ソプラノ声部におけるグロサ,
バス声部におけるグロサ,中声部におけるグロサ
賛歌第18番、パンジェ・リングァ第3番
賛歌第19番、パンジェ・リングァ第4番
7つのベルソ[ヴァース]第8旋法
ティエント第1番第2旋法/ティエント第7番第4旋法
ティエント第8番第8旋法/ティエント第11番第6旋法とその第2部
処女マリアの子宮は幸いである(グレゴリオ聖歌)
イタリアのパバナ[パヴァーヌ]によるディスカンテ
ミラノのガリャルダ[ガイヤルド]によるディフェレンシアス
イタリアのパバナ[パヴァーヌ]によるディフェレンシアス
どうしてそうなるのか(シャンソン)
アンネ・ランダ(アコーディオン)
録音:2010年5月3日、カストリリョ・デ・マタフディオス
(スペイン、ブルゴス県)
「抱えて弾くオルガン」とも言えるアコーディオンはカベソンの作品を演奏
するのに最適な楽器のひとつでしょう。アンネ・ランダは1971年スペインのサ
ンセバスティアンに生まれ、フランスのグルノーブル音楽院で勉強を終えま
した。彼女はアコーディオン音楽の知名度を上げるためには現代作曲家への
作品の委嘱ばかりでなく、他の楽器のために書かれた既存の作品に取り組むこ
とも必要と考えており、当レーベルで既にモーツァルトを取り上げています
(ARSIS 4214)。今回はカベソンの生誕500年を記念して作曲者生誕の地で録音
を行いました。

ARSIS 4214 \1850
【旧譜】
モーツァルトをアコーディオンで
モーツァルト(1756-1791)/アンネ・ランダ編曲:
オルガンのためのアンダンテ ヘ長調 K.616
ピアノのための幻想曲ハ短調 K.475
ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調 K.333
オルガンのための幻想曲ヘ短調 K.594
グラスハーモニカのためのアダージョ ハ長調 K.356
アンネ・ランダ(アコーディオン)
録音:2007年3月27-29日、スペイン、ウエスカ県アレレ、サンティアゴ教会

ARSIS 4238 \1850
ヨハン・フィリップ・クリーガー(1649-1725):
ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための12のソナタ Op.2
(1693、ニュルンベルク)から [Vol.2]
第11番/第9番/トッカータとフーガ(チェンバロ独奏)/第12番
第10番/パッサカリア(チェンバロ独奏)/第7番/第8番
ヒッポカンプス
カースティン・リンダー=デーヴァン(ヴァイオリン)
ジョルディ・コメリャス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アルベルト・マルティネス・モリナ(チェンバロ)
録音:2008年9月26-29日、マドリード、ビリャ・デ・バリェカス、
鎖に繋がれた聖ペドロ教会
ヨハン・フィリップ・クリーガーはニュルンベルクの音楽一家に生まれ、コ
ペンハーゲンで学び、バイロイトの宮廷音楽家を務めた後、1673年バイロイト
伯の許可と援助を得てイタリアに渡り、ヴェネツィアでローゼンミュラーに、
ローマでベルバルド・パスクィーニに師事。帰国後はハレ等の宮廷で活躍した
後、1680年にヴァイセンフェルス宮廷の楽長に就任、当地の宮廷音楽の水準を
最高水準にまで引き上げ、没するまでその地位を守り活躍しました。彼は何と
いっても2,000曲以上の教会カンタータを書いたことで知られています(その大
半は消失)が、優れた器楽作品も多く残しています。Op.2はコレッリ流の3つの
楽器によるトリオ・ソナタですが、第2ヴァイオリンの代わりにヴィオラ・ダ
・ガンバを採用することによって、音色と表現の幅を拡大することに成功して
います。
ヒッポカンプスはドイツ出身のリンダー=デーヴァンと、スペイン出身のコメ
リャス、マルティネス・モリナによるトリオ。なかでもリンダー=デーヴァン
はヨーロッパのバロック・ヴァイオリニストとして注目に値する存在。ヴュル
ツブルクに生まれ、ロンドンでミカエラ・コンバーティにバロック・ヴァイオ
リンを師事、アムステルダム・ロカテッリ国際コンクールに入賞、7年にわた
ってイギリスのバロック・アンサンブル「フィオリ・ムジカーリ」のリーダー
を務め、2003年よりベルリンのピリオド楽器オーケストラ「コンチェルト・
ブランデンブルク」のリーダーとして活躍しています。

ARSIS 4193 \1850
【旧譜】
ヨハン・フィリップ・クリーガー(1649-1725):
ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための12のソナタ Op.2
(1693、ニュルンベルク)から [Vol.1]
第5番/第3番/第4番/アリアと24の変奏曲(チェンバロ独奏)
第6番/第1番/第2番
ヒッポカンプス
カースティン・リンダー=デーヴァン(ヴァイオリン)
ジョルディ・コメリャス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アルベルト・マルティネス・モリナ(チェンバロ)
録音:スペイン、ウエスカ県ボレア、聖トマス教会




<ENCHIRIADIS>
EN 2026 \2080
ブラス・デ・ラセルナ:逆さまの世界 トナディリャ集
ブラス・デ・ラセルナ(1751-1816):
トナディリャ「もしもあなたが沈黙を守らないなら」(*)
ビセンテ・マルティン・イ・ソレル(1754-1806):
オペラ「ディアナの木」から シンフォニア
ブラス・デ・ラセルナ:トナディリャ「ゴシップ記事」(*)
ビセンテ・マルティン・イ・ソレル:
オペラ「ぶっきらぼうな善人」から 序曲,第2番,第1幕フィナーレ
ブラス・デ・ラセルナ:トナディリャ「逆さまの世界」(*)
エリカ・エスクリバ=アスタブルアガ(ソプラノ)
ラ・ディスペルシオーネ
ジュアン・B・ボイルス(指揮)
録音:2008年3月、バレンシア(スペイン)、
アルフォンソ・エル・マグナニム・ホール
ブラス・デ・ラセルナはトナディリャ(ここではスペイン語による世俗カンタ
ータ的楽曲)で人気を得たスペインの作曲家。ラ・ディスペルシオーネは1999
年に創設されたピリオド楽器オーケストラで、本拠地はバレンシア近郊のグア
ダスアル。

EN 2028 \2080
チェトラの再発見 ヴィヴァルディ(1678-1741):協奏曲集
ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ト短調 RV322
(「ラ・チェトラ」手稿譜 第8番;パブロ・ケイポ・デ・リャノ補筆完成)(*)
フラウト・トラヴェルソ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ト長調 RV438(+)
チェロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲イ短調 RV419(#)
リュート、2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲ニ長調 RV93(**)
2つのヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲イ短調 RV523(++)
4つのヴァイオリン、チェロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ロ短調
Op.3 No.10 RV580(##)
フェデリコ・グリエルモ(ヴァイオリン(*/**/++/##))
ジョルジョ・ファーヴァ(ヴァイオリン)(++)
ミケーレ・ファヴァーロ(フラウト・トラヴェルソ(+))
ダニエーレ・ボーヴォ(チェロ(#/##))
イヴァーノ・ツァネンギ(アーチリュート(**))
ジャンピエロ・ツァノッコ、マッシミリアーノ・ティエッポ、
ジョルジョ・バルダン(ヴァイオリン(##))
ロペラ・ストラヴァガンテ・ディ・ヴェネツィア
イヴァーノ・ツァネンギ(アーチリュート、指揮)
録音:2008年5月、アランフエス王宮劇場(スペイン)
1999年、トレヴィーゾ(イタリア)、カンポクローチェ、聖テオニスト教会
ヴィヴァルディは1727年にヴァイオリン協奏曲集「ラ・チェトラ」がアムス
テルダムで出版された翌年、神聖ローマ皇帝カール6世にこの曲集の手稿譜を
贈りました。実は手稿譜と出版譜の間にはかなりの差異が見られ、別の楽曲
になっているものもあります。それらの残念なことに現在ウィーン国立図書
館に所蔵されている手稿譜がヴァイオリン独奏パートを欠いているため、手
稿譜のみに収められた楽曲のうち、類似の作品から再構成できなかった3曲
(RV203、RV322、RV360)は「不完全」な作品としてヴィヴァルディの目録に
載ることになってしまいました。そこでスペインの音楽学者パブロ・ケイポ
・デ・リャノは入念な研究の末RV322を補筆完成、世界初録音(*)に至りまし
た。ピリオド楽器アンサンブル、ロペラ・ストラヴァガンテ・ディ・ヴェネ
ツィアはイタリアのヴェネツィアに本拠を置く団体と思われますが詳細は不
明。各曲のソリストもすべてメンバーが務めています。

EN 2030 \2080
J・S・バッハ(1685-1750):リュート作品集
組曲ハ短調 BWV997/前奏曲 BWV999/フーガ BWV1000
前奏曲、フーガとアレグロ BWV998
シャコンヌ BWV1004(No.5)(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 より)
前奏曲 BWV1006a
アリア BWV1068(No.2)(管弦楽組曲第3番 より)[ボーナス・トラック]
ラファエル・ボナビタ(バロックリュート)
録音:2010年2月、リェイダ(スペイン)
ウルグアイ出身、日本でもおなじみのリュート&ギター奏者ラファエル・ボ
ナビタ(ボナヴィータ、ボナビータとも表記されてきましたが、弊社は今回か
ら公式ウェブサイトでの表記に従います)による待望のバッハ。BWV1000は原曲
である「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 BWV1001 No.2」を基にボナビータ
自らリアライゼーション。また彼はバッハが「無伴奏ヴァイオリン・パルティ
ータ第3番 BWV1006 No.1」を BWV1006aに編曲した際の手法を参考に「シャコ
ンヌ」を編曲し絶品に仕上げています。明記されてはいませんがおそらくボナ
ビータ自身の編曲と思われるボーナス・トラックの「アリア」もこれまた絶品。




<LINDORO>
MPC 0120 \2080
甘美さと風変わり アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):オルガン作品集
「新記譜法による曲集」(1557)から
おお、輝かしき光、三位一体(第89曲)/パンジェ・リングァ(第80曲)
ティエント第6旋法(第33曲)/アヴェ・マリス・ステラ(第86曲)
ティエント第2旋法(第31曲)/アヴェ・マリス・ステラ(第83曲)
私たちに告げてください、マリアよ(第28曲)/ティエント第4旋法(第94曲)
「コインブラの写本」第242号 から
無題、カントゥス・フィルムス(fol 110)/パンジェ・リングァ(fol 108r)
サルヴェの第2部、do cego(fol 9v)
私たちに告げてください、マリアよ(fol 106)
「鍵盤楽器、ハープ、ビウエラのための曲集」(1578)から
聖母のキリエ(第10曲)/ティエント第1旋法(第60曲)
陽気な羊飼い(クレキヨンによる)/ティエント第4旋法(第64曲)
別れの時に(デ・ローレによる)ティエント第4旋法(第59曲)
喜びのために(クレキヨンによる)/パンジェ・リングァ(第40曲)
ティエント第2旋法(第62番)/処女マリアの子宮は幸いである(第72曲)
甘美な記憶(サンドランによる、エルナンド・デ・カベソン作曲のグロサ)
アンドレス・セア(オルガン)
録音:2009年11月4-5日、カスタニョ・デル・ロブレド(スペイン、ウエルバ県)、
サンティアゴ教会
使用楽器:1750年、フランシスコ・オルティゲス




<VERSO>
VRS 2085 \2080
カンタービレとソナービレの間に
マウリシオ・カーゲル(1931-2008):8つのチェロのためのモテット(2004)
ガブリエル・エルコレカ(1969-):
静かな夜(メゾソプラノとチェロ八重奏のための;2005)(*)
マリア・エウヘニア・ルク(1958-):
私の父の家(メゾソプラノとチェロ八重奏のための;2008)(*)
ラモン・ラスカノ(1968-):ルイス・セルヌダの5つの詩
(メゾソプラノとチェロ八重奏のための;2001-2002)(*)
エレナ・グラヘラ(メゾソプラノ(*))
アムステルダム・チェロ八重奏団
バス・ウィーヘルス(指揮)
録音:2009年9月、サンセバスティアン(スペイン)、バスク交響楽団本部
カンタービレ(人間の歌)とソナービレ(楽器の響き)、詩と音楽の関係をテーマ
としたアルバム。カーゲルとルクはアルゼンチン、エルコレカとラスカノはス
ペイン・バスク出身の作曲家。

VRS 2086 \2080
夜の庭 ホセ・ルイス・グレコ(1953-):
Mudas(グスタボ・アドルフォ・ベッケル、アントニオ・マシャドとフェデリコ
・ガルシア・ロルカの詩による、メゾソプラノと弦楽四重奏のための;2001)(*)
Trouble(弦楽四重奏のための;1991)
Celosías(フェデリコ・ガルシア・ロルカが採譜・和声付けした
スペイン民謡に基づく、メゾソプラノと弦楽四重奏のための;2008)(+)
エレナ・グラヘラ(メゾソプラノ(*))
マグダレナ・リャマス(メゾソプラノ(+))
モンドリアーン弦楽四重奏曲
ヤン・エリク・ファン・レヒテレン・アルテナ、
エドウィン・ブランケンステイン(ヴァイオリン)
アンネッテ・ベルクマン(ヴィオラ) 
エドゥアルト・ファン・レヒテレン・アルテナ(チェロ)
録音:2009年6月22-26日、ナバセラダ(スペイン)、

VRS 2087 \2080
エドゥアルド・モラレス=カソ(1969-):神の影
銅山の皇妃(ピアノ三重奏曲;2003)(*)
リンダラハの庭園(ギターのための前奏曲;2000)(+)
ウルカヌスの炉(ギターのための前奏曲;2008)(#)
展開する天体(バスクラリネットとピアノのための幻想曲;2008)(**/++)
病んだ薔薇[ばら](ソプラノとピアノのための5つの連作歌曲;2009)(##/***)
飛蝗[ばった]
(ピッコロクラリネットとピアノのための4つの連作小品;2003)(+++/***)
試みの翼(ピッコロクラリネットのための幻想曲;2006)(+++)
神の影(ピアノのための幻想曲;2001)(++)
ブローウェル三重奏団(*)
イリアナ・マトス(ギター(+))
アダム・レヴィン(ギター(#))
ロレンツォ・イオスコ(バスクラリネット(**))
ダンカン・ギフォード(ピアノ(++))
クラウディア・イエペス(ソプラノ(##))
エドゥアルド・モラレス=カソ(ピアノ(***))
ダヴィデ・バンディエリ(ピッコロクラリネット(+++))
録音:2004年6月-2009年11月、バレンシアおよびマドリード

VRS 2090 \2080
ヘスス・トレス(1965-):
アンデルセン童話集
(朗読、アコーディオン、ヴァイオリン、チェロとピアノのための;2006)(*)
おばあさん/天使/マッチ売りの少女/裸の王様
ダブル(アコーディオン独奏、フルート、バスクラリネット、打楽器、
ヴァイオリン、チェロとピアノのための;2004)(+)
ペドロ・マリア・サンチェス(朗読(*))
イニャキ・アルベルディ(アコーディオン)
アルボス三重奏団
フアン・カルロス・ガルバヨ(ピアノ)
ミゲル・ボレゴ(ヴァイオリン) ホセ・ミゲル・ゴメス(チェロ)
アンサンブル・レシデンシアス(+)
イケル・サンチェス(指揮(+))
録音:2009年12月16-18日、ヘタフェ専門音楽院(マドリード)

VRS 2092 \2080
トマス・ガリド(1955-):道
言葉の道(弦楽合奏のための;1991-1992)
ヴァイオリンと弦楽合奏のための協奏曲(1993-1994)(*)
最後の差異(フルートと弦楽のための「古い様式による」協奏曲、
ヴィトルト・ルトスワフスキの記念に;1999)(+)
短い手紙(弦楽合奏のための;2005)
ルイス・デ・パブロの「Il Pensieroso」について
F・ゲレロの「Zayin」の最後の和音について/ミについて
ミシェル・ピアソンとカレン・マルティロシアンについて
ダビド・マルティネス(ヴァイオリン(*))
フリアン・エルビラ(フルート(+))
カメラータ・デル・ブラド
トマス・ガリド(指揮)
録音:2010年2月5-6、12-13日、マドリード、
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス専門音楽院




<Alto>
ALC 1078 \880
フォーレ(1845-1924):
レクイエム Op.48/ジャン・ラシーヌの頌歌 Op.11
タントゥム・エルゴ[これほど大いなる秘蹟に]Op.65 No.2
小ミサ/マリア・マーテル・グラツィエ[恵み深き御母マリア]Op.47 No.2
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
デイヴィッド・ヒル(指揮)

ALC 1082 \880
トマス・タリス(1505-1585):あなたの他に私は(40声のモテット)
預言者エレミヤ哀歌、モテット&賛歌集
神がわれらを恵み(タリスのカノン)/あなたの他に私は(40声のモテット)
あなたの僕の声と祈りを聞いてください/もしもあなたが私を愛しているならば
おお、主よ、あなたの聖霊を与えてください
預言者エレミヤの哀歌 I/預言者エレミヤの哀歌 II
断食し泣き悲しんで/おお、聖なる宴よ/世の救い主
おお、光から生まれた光よ/あなたに、光が消える前
プロ・カンツィオーネ・アンティクァ
マイケル・チャンス、ロビン・タイソン、チャールズ・ブレット(*)、
ティモシー・ペンローズ(カウンターテナー)
ジェイムズ・グリフェット(*)、ポール・エリオット(*)、
イアン・パートリッジ、
アンドルー・キング、ジョゼフ・コーンウェル(テノール)
スティーヴン・ロバーツ、エイドリアン・ピーコック、
デイヴィッド・ビーヴァン、
ブライアン・イーサリッジ(*)、マイケル・ジョージ(*)(バス)
マーク・ブラウン(指揮)
録音:1987-1997年 前出:IMP/ Regis, RRC 1026(廃盤)
「エレミヤの哀歌」だけで買う価値があると言えるアルバム。ヒリアードにも
タリス・スコラーズにも望みがたいこの「歌い込み」ぶりはプロカンならでは。
細かい傷がないわけではありませんが、ポリフォニーの綾のなかで5人の歌手
(*)が「出るべきところで出てくる」ことで演奏にめりはりがつき、味わいの
濃い感動的な音楽が盛り上がっていきます。

ALC 1091 \880
フェリシティ・ロット 愛唱シューマン歌曲集
シューマン(1810-1856):
歌曲集「リーダークライス」Op.39
東方のバラより Op.25 No.25/兵士の花嫁 Op.64 No.1
くるみの木 Op.25 No.2/献呈 Op.25 No.1
歌曲集「女の愛と生涯」Op.42
ミニョン(君よ知るや南の国)/私のバラ Op.90 No.2/レクイエム Op.90bis
フェリシティ・ロット(メゾソプラノ)
グレアム・ジョンソン(ピアノ)
録音:1990年 前出:Carlton Classics / IMP / Regis, RRC 1051(廃盤)

ALC 1093 \880
チャイコフスキー(1840-1893):「四季」から、ピアノ作品集
夜想曲ヘ長調 Op.10 No.1/ワルツ=スケルツォ イ短調 Op.7
ユモレスク ト長調 Op.10 No.2/奇想曲変ロ長調 Op.19 No.5
悲しい歌 Op.40 No.2/ワルツ変イ長調 Op.40 No.8
ロマンス ヘ短調 Op.5/ロマンス ヘ長調 Op.51 No.5
少しショパン風に Op.72 No.15/いたずらっ子 Op.72 No.12
夕べの夢想 Op.19 No.1/メヌエット=スケルツォーソ Op.51 No.3
サロンのワルツ Op.51 No.1/瞑想 Op.72 No.5
「四季」Op.37 bis から
五月、白夜/六月、舟歌/十一月、トロイカ/一月、炉端で
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1983年 原盤:Olympia 前出:Regis, RRC 1093(廃盤)

ALC 1097 \880
モーツァルト(1756-1791):オペラ「フィガロの結婚」(抜粋)
チェーザレ・シエピ(バス:フィガロ)
ヒルデ・ギューデン(ソプラノ:スザンナ)
アルフレート・ペル(バリトン:アルマヴィーヴァ伯爵)
リーザ・デラ・カーザ(ソプラノ:伯爵夫人)
ヒルデ・レッスル=マイダン(メゾソプラノ:マルチェリーナ)
フェルナンド・コレーナ(テノール:医師バルトロ)
シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ:ケルビーノ)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
エーリヒ・クライバー(指揮)
録音:1959年、ステレオ、ADD 原盤:Decca 全曲盤:ALTO, ALC 2501(3CD)

ALC 1098 \880
ブラームス(1833-1897):
管弦楽のためのセレナード第1番ニ長調 Op.11
管弦楽のためのセレナード第2番イ長調 Op.16
ヴェストドイチェ・シンフォニア
ディルク・ユレス(指揮)
録音:1992年 前出:Carlton Classics / Regis, RRC 1048(廃盤)

ALC 1101 \880
ボヘミアのバロックとその後の音楽 Vol.5
カール・ディッタース・フォン・ディッタースドルフ(1739-1799):
ヴァイオリン協奏曲ト長調(*)
ヤン・ヴァーツラフ・スタミツ(1717-1757):オーボエ協奏曲ハ長調(+)
ヴェンツェル・カリック(?-1767):クラリネット協奏曲変ロ長調(#)
ドミニク・ヨセフ・シュクロウプ(1766-1830):ホルン協奏曲変ロ長調(**)
ヤン・クシュチテル・ネルダ(1707頃-1780頃):トランペット協奏曲変ホ長調(++)
マルチン・コス(ヴァイオリン(*))
ズデニェク・アダム(オーボエ(+))
イゴル・ファンチシャク(クラリネット(#))
エリシュカ・アダモヴァー(ホルン(**))
カレル・ヴェンツォウル(トランペット(++))
チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団
ペトル・フロムチャーク(指揮)
新録音

ALC 1106 \880
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲第6番ロ短調 Op.74(*)
バレエ組曲「くるみ割り人形」Op.71(+)
ソヴィエト国立文化省交響楽団(*)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(*))
モスクワ国立交響楽団(+)
パーヴェル・コーガン(指揮(+))
録音:1988年(*)/1990(+) 「西側」初登場音源

ALC 1108 \880
ジョン・フィリップ・スーザ(1854-1932):
星条旗よ永遠なれ(マーチ)/海の女王(ワルツ)/滑走する少女(タンゴ)
雷神(マーチ)/ミラ・ガヴォット/ワシントン・ポスト(マーチ)
桃とクリーム(フォクストロット)/士官候補生(マーチ)
コミック・オペラ「渇望の的」から ワルツ
コミック・オペラ「エル・カピタン」前奏曲(大統領のポロネーズ)
/忠誠(マーチ)
ユリウス・フチーク(1872-1916):剣士の入場
モートン・グールド(1913-1996):アメリカン・サリュート
ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937):ザ・ガール・クレイジー
ヴィクター・ハーバート(1859-1924):
フェスティヴァル・マーチ/アメリカン・ファンタジ
シンシナティ・ポップス・オーケストラ
エリック・カンゼル(指揮)
録音:1998年 原盤:Vox 前出:Regis, RRC 1018(廃盤)

ALC 1109 \880
シューベルト(1797-1828):
4つの即興曲 D.899/4つの即興曲 D.935
楽興の時 Op.94 から Nos.3-6
アルフレート・ブレンデル(ピアノ)
録音:1967年 原盤:Vox 前出:Regis, RRC 1019(日本では正規未発売、廃盤)

ALC 1112 \880
ショスタコーヴィチ(1906-1975):弦楽四重奏曲全集 Vol.1
第4番ニ長調 Op.83(1949)/第8番ハ短調 Op.110(1960)
第10番変イ長調 Op.118(1964)
ショスタコーヴィチ弦楽四重奏団
アンドレイ・シシュコフ、セルゲイ・ピシューギン(ヴァイオリン)
アレクサンドル・ガリコフスキー(ヴィオラ) 
アレクサンドル・コルチャーギン(チェロ)
録音:1990-1998年 原盤:Olympia 前出:Regis, RRC 2029

ALC 1113 \880
ヴィチェスラフ・ノヴァーク(1870-1949):ピアノ作品集
英雄的ソナタ Op.24/冬の夜の歌 Op.30/スロヴァキア組曲 Op.32
2つのワラシュ舞曲 Op.34 から ディマーク(No.2)
ラドスラフ・クヴァピル(ピアノ)
録音:2010年 新録音

ALC 1117 \880
祝祭日のためのグレゴリオ聖歌集
In Festo Sanctissimi; Introitus / Graduale / Offertorium / Communio
In Nativitate; Puer Natus / Graduale / Offertorium / Communio
In Epiphania Domini;
Introitus / Graduale / Offertorium / Communio / Dies Irae
In Assumptione; Introitus / Graduale / Offertorium / Communio
Andreae Apostoli; Introitus / Graduale / Offertorium / Communio
Commune Unius Martyr: Introitus / Graduale / Offertorium / Communio
Hymnus; Aeterna Christi
プロ・カンツィオーネ・アンティクァ
ジェイムズ・グリフェット、イアン・パートリッジ(テノール)
ゴードン・ジョーンズ、ブライアン・イーサリッジ、スティーヴン・ロバーツ、
マイケル・ジョージ、エイドリアン・ピーコック(バス)
マーク・ブラウン(指揮)
録音:1990-1992年 前出:IMP / Regis, RRC 1217(廃盤)

ALC 1121 \880
ロッシーニ(1792-1868):小ミサ・ソレムニス
マルティーナ・ムサッキオ(ソプラノ)
クラウディア・バンデーラ(アルト)
ギリェルモ・ドミンゲス(テノール)
ヨハネス・マノフ(バス)
バーゼル・マドリガル合唱団
フリッツ・ネーフ(指揮)
録音:1993年 原盤:Ars Musici

ALC 1122 \880
エリーザベト・シュヴァルツコップ、オペレッタを歌う
ホイベルガー(1850-1914):
「オペラ舞踏会」から Geh'n wit im Chambre Separeae
ツェラー(1842-1898):「小鳥売り」から
Ich bin die Christel von der Post
/ Rosenlied:Schenkt man sich Rosen in Tirol
レハール(1870-1948):「ロシア皇太子」から Einer Wird Kommen
レハール:「ルクセンブルク伯爵」から Hoch, Evoe, Angele, Dider
ヨハン・シュトラウスII(1825-1899):
「カサノヴァ」から 修道女の合唱とラウラの歌
ミレッカー(1842-1899):「デュバリー伯爵夫人」から
Ich schenk' mein Herz / Was ich im Leben beginne
スッペ(1819-1895):「ボッカチョ」から Hab ich nur deine Liebe
レハール:「ルクセンブルク伯爵」から Heut' noch werd' ich Ehefrau
ツェラー:「抗夫長」から Sei nicht bos
レハール:「ジュディッタ」から Meine Lippen sie kuussen so heiss
ルドルフ・ジーツィンスキ(1879-1952):ウィーン、わが夢の町
[ボーナス・トラック]
エリーザベト・シュヴァルツコップのオペレッタ録音から
レハール:「メリー・ウィドー」から Bitte meine Herren / Viljalied
レハール:「微笑みの国」から
Ich danke fur die Huldigung... Ger, gern wa' ich verliebt
Wer hat die Liebe uns ins Herz gesenkt
ヨハン・シュトラウスII:
「ヴェネツィアの一夜」から Frutti di mare / Was mir der Zufall gab
「ウィーン気質」から Gruss dich Gott, du liebes Nesterl
「こうもり」から Klange der Heimat(チャルダーシュ)(*)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
フィルハーモニア合唱団&管弦楽団
オットー・アッカーマン(指揮(*以外))
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮(*))
録音:1960年(一部を除く)、AAD/ADD 原盤:EMI

ALC 1125 \880
ジョーン・サザーランド プリマドンナの芸術 オペラ・アリア集
トマス・アーン(1710-1788):
「アルタクセルクセス」から The soldier tir'd
ヘンデル(1685-1759):
「サムソン」(オラトリオ)から Let the bright Seraphim
ベッリーニ(1801-1835):「ノルマ」から Sediziose voci... Casta diva
ベッリーニ:「清教徒」から Son vergin vezosa
ロッシーニ(1792-1868):「セミラーミデ」から Bel raggio lusinghier
ベッリーニ:「清教徒」から Qui la voce sua soave
ベッリーニ:「夢遊病の女」から Care compagne... come per me sereno
グノー(1818-1893):「ファウスト」から O Dieu, que de bijoux(宝石の歌)
モーツァルト(1756-1791):「後宮からの逃走」から Martern aller Arten
ドリーブ(1836-1891):「ラクメ」から Oug va la jeune Indoue(鐘の歌)
マイアベーア(1791-1864):「ユグノー教徒」から O Beau pays
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)
コヴェントガーデン王立オペラハウス管弦楽団
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指揮)
録音:1960年、ADD 原盤:Decca

ALC 1126 \880
21世紀のフルート協奏曲集
ニールセン(1865-1931):フルート協奏曲
オネゲル(1892-1955):
フルート、イグリッシュホルンと室内管弦楽のための協奏曲
イベール(1890-1962):フルート協奏曲
プーランク(1899-1963)/レノックス・バークリー(1903-1989)編曲:
フルート・ソナタ(管弦楽伴奏版)
ジェニファー・スティントン(フルート)
スコットランド室内管弦楽団
スチュアート・ベッドフォード(指揮)
録音:1991年 原盤:Collins Classics 前出:Regis, RRC 1126(廃盤)

ALC 1128 \880
スメタナ(1824-1884):ピアノのための舞曲と夢
3つのサロン用ポルカ Op.7(1854)/3つの詩的ポルカ Op.8(1854)
夢(6曲;1875)/チェコ舞曲集第2巻(1879)
ラドスラフ・クヴァピル(ピアノ)
録音:1992-1994年 原盤:Unicorn Kanchana 
前出:Regis, RRC 1173, 1223(共に廃盤)

ALC 2011 2枚組 \1300
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り
グレゴリオ・アッレーグリ(1582-1652):ミゼレーレ
プロ・カンツィオーネ・アンティクァ
マーク・ブラウン(指揮)
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
聖母マリアの夕べの祈り(1610)(*)
プロ・カンツィオーネ・アンティクァ
ハノーファー少年合唱団
コレギウム・アウレウム
ムジカ・フィアタ
ハインツ・ヘニヒ(指揮)
同時代の作品集 [ボーナス・トラック]
モンテヴェルディ:サルヴェ・オー・レジナ(+)
ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):
わが子、アブサロンよ SWV269(#)/ああ、私は悲しい、主よ SWV65(#)
おお、あなたは何と美しい SWV265(#)
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ(1525頃-1594):
スターバト・マーテル(+)
プロ・カンツィオーネ・アンティクァ
マーク・ブラウン(指揮(+))
エドガー・フリート(指揮(#))
録音:1979-1987年 原盤:Ars Musici(*) 前出:IMP / 他(*以外)

ALC 2012 2枚組 \1300
ショスタコーヴィチ(1906-1975):弦楽四重奏曲全集 Vol.2
2つの小品第1番 Op.36(1931)
第1番ハ長調 Op.49(1938)/第5番変ロ長調 Op.92(1952)
第9番変ホ長調 Op.117(1964)/第2番イ長調 Op.68(1944)
第3番ヘ長調 Op.73(1946)/第7番嬰ヘ短調 Op.108(1960)
ショスタコーヴィチ弦楽四重奏団
アンドレイ・シシュコフ、セルゲイ・ピシューギン(ヴァイオリン)
アレクサンドル・ガリコフスキー(ヴィオラ) 
アレクサンドル・コルチャーギン(チェロ)
録音:1990-1998年 原盤:Olympia 前出:Regis, RRC 2028, 2029(共に廃盤)

ALC 2013 2枚組 \1300
ショスタコーヴィチ(1906-1975):弦楽四重奏曲全集 Vol.3
第6番ト長調 Op.101(1956)/第11番ヘ短調 Op.122(1966)
第15番変ホ短調 Op.144(1974)/第12番変ニ長調 Op.133(1968)
第13番変ロ短調 Op.138(1970)/第14番嬰ヘ長調 Op.142(1973)
ショスタコーヴィチ弦楽四重奏団
アンドレイ・シシュコフ、セルゲイ・ピシューギン(ヴァイオリン)
アレクサンドル・ガリコフスキー(ヴィオラ) 
アレクサンドル・コルチャーギン(チェロ)
録音:1997-1998年 原盤:Olympia 前出:Regis, RRC 1024, 2029(共に廃盤)

ALC 2502 3枚組
モーツァルト(1756-1791):オペラ「ドン・ジョヴァンニ」
エーベルハルト・ヴェヒター(バリトン:ドン・ジョヴァンニ)
ジュゼッペ・タッデイ(バリトン:レポレッロ)
ジョーン・サザーランド(ソプラノ:ドンナ・アンナ)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ:ドンナ・エルヴィーラ)
グラツィエッラ・シュッティ(ソプラノ:ツェルリーナ)
ルイジ・アルヴァ(テノール:ドン・オーターヴィオ)
ピエロ・カプッチッリ(バリトン:マゼット)
ゴットロープ・フリック(バス:騎士長)
フィルハーモニア合唱団&管弦楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
録音:1960年 原盤:EMI

ALC 2503 3枚組 \1750
ビゼー(1838-1875):オペラ「カルメン」
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ:カルメン)
ニコライ・ゲッダ(テノール:ドン・ホセ)
エルネスト・ブラン(バリトン:エスカミリョ)
ジャニーヌ・ミショー(ソプラノ:ミカエラ)
ドニーズ・モンテイル(ソプラノ:フラスキタ)
ジャン=クリストフ・ブノワ(バリトン:ダンカイロ)
ミシェル・アメル(テノール:レメンダノ)
フランス国立放送合唱団&管弦楽団
トマス・ビーチャム(指揮)
録音:1959年 原盤:EMI

ALC 5002 5枚組 \2580
ショスタコーヴィチ(1906-1975):弦楽四重奏曲全集
録音:1990-1998年 原盤:Olympia 前出:Regis, RRC 5001(廃盤)
ALC 1112、ALC 2012、ALC 2013のセット。




<UNIVERSAL MUSIC SPAIN>
0028947640462 \2850
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):作品集 Vol.7
マドリード・ハプスブルク王家の復活祭の典礼音楽(1600年頃)
私は喜んだ[Laetatus sum](3群12声)(*)
《聖土曜日》
〈復活の聖なる徹夜祭〉
僕(しもべ)らよ、主をたたえよ[Laudate pueri](詩篇;2群8声)(*)-
アレルヤ[Alleluia](アンティフォナ)(+)
マニフィカト第6旋法[Magnificat](3群12声)(*)-
安息日の翌朝[Vespere autem](アンティフォナ)(+)
《復活の主日》
〈ミサ〉
私は立ち上がり、あなたとともにいる[Resurrexi et adhuc tecum sum](+)
ミサ・レタートゥス・スム[Missa Laetatus sum]
(ミサ「私は喜んだ」;3群12声)(*)
《晩課》
アレルヤ.主の天使[Alleluia. Angelus Domine](+)
復活のいけにえに称賛を[Victimae paschali laudes](セクエンツィア)(*)
子羊の宴を整え[Ad caenam Agni Providi](賛歌;4声)(+)
《終課》
見よ、今こそ主をたたえよ[Ecce nunc benedicite Dominum](*)-
私を憐れんでください[Miserere mihi](アンティフォナ)(+)
レジナ・チェリ[天の元后;Regina coeli laetare]
(アンティフォナ;2群8声)(*)
アンサンブル・プルス・ウルトラ(*)
スーザン・ハミルトン、ケイティ・トレザウェイ(ソプラノ)
クレア・ウィルキンソン(アルト) デイヴィッド・マーティン(男性アルト)
アシュリー・ターネル、ウィリアム・ボークウィル、
ウォーレン・トレヴェリアン=ジョーンズ(テノール)
ジミー・ホリデイ、ジャイルズ・アンダーウッド(バス)
アンドレス・セア(オルガン)
ヒズ・マジェスティーズ・サグバッツ&コルネッツ(*)
ジェイミー・サヴァン、サム・ゴーブル(コルネット[ツィンク])
ニコラス・ペリー(コルネット[ツィンク]、ドゥルツィアン、ショーム)
フィリップ・デイル(サックバット)
スコラ・アンティクァ(グレゴリオ聖歌斉唱(+))
フアン・カルロス・アセンシオ(グレゴリオ聖歌指揮(+))
マイケル・ヌーン(指揮)
録音:2009年6月5-9日、トリデシリャス(スペイン、バリャドリド県)、
聖ペドロ教会
マドリード貯蓄銀行文化財団をスポンサーとする「黄金世紀シリーズ(Los
SIGLOS de ORO)」プロジェクトの一環として、ビクトリアの没後400年にあた
る西暦2011年に合わせ全10巻完結を目指して進行中のビクトリア・シリーズ
第7弾。ビクトリアの作曲技法の極みといえる3群12声のための作品(当演奏で
はそのうち1群を管楽器で演奏)を中心に、グレゴリオ聖歌斉唱を加えて復活
祭の典礼の音楽を再現する試みがなされています。「ミサ・レタートゥス・
スム」(ミサ「私は喜んだ」)は、自作の詩篇曲「私は喜んだ」に基づくパロ
ディ・ミサ。

0028947640479 \2850
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):作品集 Vol.8
ミサ・アヴェ・レジナ、モテットと晩課のための音楽
私は色黒、けれども愛らしい[Nigra sum sed formosa](モテット;6声)
老人は幼児を抱き[Senex puerum portabat](モテット;4声)
サルヴェ・レジナ[Salve Regina](アンティフォナ;6声)
主は言われた[Dixit Dominus](詩篇;8声)
マニフィカト第5旋法[Magnificat Quinti toni](6声)
主をほめたたえよ[Laudate Dominum](詩篇;8声)
アヴェ・レジナ・チェロールム[幸あれ、天の元后;Ave Regina coelorum]
(アンティフォナ;8声)
ミサ・アヴェ・レジナ[Missa Ave Regina](8声とオルガン)
彼女の手に果実を与えよ[Date ei de fructu](モテット;4声)
おお、聖なる宴[O sacrum convivium](モテット;6声)
アンサンブル・プルス・ウルトラ
グレース・デイヴィドソン、エイミー・ハワース(ソプラノ)
クレア・ウィルキンソン(アルト)
デイヴィッド・マーティン、マーク・チェンバーズ(男性アルト)
アシュリー・ターネル、トム・ホブズ、ジュリアン・ストッカー(テノール)
ジミー・ホリデイ、サイモン・ガリアー(バス)
マハン・エスファハニ(オルガン)
マイケル・ヌーン(指揮)
録音:2009年8月、ロンドン、ハムステッド、
セント・ジュード=オン=ザ・ヒル教会
マドリード貯蓄銀行文化財団をスポンサーとする「黄金世紀シリーズ(Los
SIGLOS de ORO)」プロジェクトの一環として、ビクトリアの没後400年にあた
る西暦2011年に合わせ全10巻完結を目指して進行中のビクトリア・シリーズ
第8弾。
「ミサ・アヴェ・レジナ」(ミサ「」)は、自作のアンティフォナ「アヴェ・
レジナ・チェロールム」に基づくパロディ・ミサ。




<SMC (モスクワ音楽院)>
SMCCD 0034 \1780
リヒテル&ザンデルリング
ラフマニノフ(1873-1943):前奏曲(*)
嬰ヘ短調 Op.23 No.1/イ長調 Op.32 No.9/ロ短調 Op.32 No.10
嬰ト短調 Op.32 No.12/変イ長調 Op.23 No.8/ヘ長調 Op.32 No.7
ハ長調 Op.32 No.1/変ロ短調 Op.32 No.2/変ロ長調 Op.23 No.2
ニ長調 Op.23 No.4/ト短調 Op.23 No.5/ハ短調 Op.23 No.7
ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調 Op.1(+)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
モスクワ放送交響楽団(+)
クルト・ザンデルリング(指揮(+))
録音:1954年12月4日(*)、1955年2月16日(+)、モスクワ音楽院大ホール、
ライヴ、モノラル

SMCCD 0037 \1780
リヒテル&オーマンディ
プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ協奏曲第5番ト長調 Op.55(*)
ショスタコーヴィチ(1906-1975):交響曲第5番ニ短調 Op.47(+)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ(*))
フィラデルフィア管弦楽団
ユージン・オーマンディ(指揮)
録音:1958年5月29日(*)、30日(+)、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ、
モノラル

SMCCD 0109 \1780
タチアナ・スミルノワ:ロマンティック・メッセージ
ディヴェルティメント(オーボエ、チェロとハープのための)Op.62 No.2(*)
ロマンティック・メッセージ(チェロとハープのための)Op.91(+)
春の夜に(3つのフルートとトライアングルのための幻想曲)Op.89 No.1(#)
セルゲイ・エセーニンの故郷で(民俗楽器四重奏のための)Op.53 No.1(**)
スズダリの画集(ピアノのための)Op.13(++)
協奏交響曲(チェロと室内管弦楽のための)Op.65(##)
ドミートリー・コテノク(オーボエ(*))
ニコライ・ソロノヴィチ(チェロ(*/+/##))
ニーナ・グワニチャワ(ハープ(*/+))
リュドミラ・スリコワ、セルゲイ・イグルーノフ、
エフゲニー・シュクリャンコ(フルート(#))
ロシア民俗楽器四重奏団スカス(**)
タチアナ・スミルノワ(ピアノ(++))
アマデウス室内管弦楽団(##)
フレディ・カデナ(指揮(##))
録音:1999年5月31日、モスクワ音楽院ラフマニノフ・ホール(*/#)
2000年5月17日、モスクワ音楽院小ホール(+/**/++/##)

SMCCD 0115 \1780
ゴリデンヴェイゼル(1875-1961) 生誕135年記念
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ集
第14番嬰ハ短調「月光」Op.27 No.2/第6番ヘ長調 Op.10 No.2
第27番ホ短調 Op.90/第21番ハ長調 Op.53
アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル(ピアノ)
録音:1940年代終盤-1950年代初頭、モスクワ音楽院、ライヴ、モノラル

SMCCD 0095 \1780
【未案内旧譜】
ワレンチン・シリヴェストロフ(1937-):歩程
朝の歌(*)/歌曲集「歩程」(全11曲)(*)
使者-1996(完全に蓋を閉じたピアノのための)
スヴェトラナ・サヴェンコ(ソプラノ(*))
ユールー・ポルベロフ(ピアノ)
録音:2001年6月18-19日、モスクワ、GDRZ(国営放送&録音)スタジオ No.1




<VISTA VERA>
VVCD 00217 \1550
ブラームス(1833-1897):ドイツ・レクイエム Op.45
N・スホヴィツィナ(ソプラノ)
L・ペトロフ(バリトン)
ロシア共和国合唱団
アレクサンドル・ユルロフ(合唱指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
カルル・エリアスベルク(指揮)
カルル・エリアスベルク(1907-1978)はミンスク(現ベラルーシ共和国首都)に
生まれたソヴィエトの指揮者。レニングラード放送交響楽団首席指揮者、ソ
ヴィエト国立交響楽団次席指揮者を務めました。ブラームスは彼のお気に入り
の作曲家で、当レーベルから発売された「交響曲第3番」と「二重協奏曲」の
CD(VVCD 00138)は好評を博しました。当盤では名合唱指揮者アレクサンドル・
ユルロフ率いる名門ロシア共和国合唱団との共演。原語のドイツ語で歌われて
います。




<MELODIYA>
MELCD 1001727 \880
【低価格帯】
音楽の霊感
ヴィヴァルディ(1678-1741):ヴァイオリン協奏曲集「四季」から 春 第1曲
ミハイル・ワイマン(ヴァイオリン)
レニングラード・フィルハーモニー室内管弦楽団 レフ・シンデル(指揮)
チャイコフスキー(1840-1893):メロディ Op.42 No.3
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
ソヴィエト国立交響楽団 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
ヴィヴァルディ(1678-1741):ヴァイオリン協奏曲集「四季」から 冬 第2曲
ミハイル・ワイマン(ヴァイオリン)
レニングラード・フィルハーモニー室内管弦楽団 レフ・シンデル(指揮)
A・ルビンシテイン(1829-1894):ヘ調のメロディ Op.3 No.1
マスネ(1842-1912):タイスの瞑想曲
ボリショイ劇場ヴァイオリン・アンサンブル 
ユーリー・レーントヴィチ(指揮)
パガニーニ(1782-1840):カンタービレ Op.17
ヴィクトル・トレチャコフ(ヴァイオリン) リュドミラ・クラコワ(ピアノ)
ショパン(1810-1849):幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66
スタニスラフ・ネイガウス(ピアノ)
グリンカ(1804-1857):オペラ「ルスランとリュドミラ」序曲
ソヴィエト国立交響楽団 エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ドヴォルジャーク(1841-1904):スラヴ舞曲ト短調 Op.46 No.8
モスクワ音楽院室内管弦楽団 ゲンナジー・チェルカーソフ(指揮)
J・シュトラウスII(1825-1899):美しく青きドナウ
モスクワ放送交響楽団 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
モーツァルト(1756-1791):交響曲第40番ト短調 K.550 から 第1楽章
ボリショイ劇場管弦楽団 E・クラス(指揮)
サン=サーンス(1835-1921):序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28
ローザ・ファイン(ヴァイオリン)
モスクワ・フィルハーモニー交響楽団 キリル・コンドラシン(指揮)
録音:1963-1985年
ブックレットではなく紙ペラ1枚の簡易な仕様ですが、あなどれない内容です。

MELCD 1001735 \1550
ムソルグスキー(1839-1881)/
イッポリトフ=イワーノフ(1859-1935)補筆完成:オペラ「結婚」(*)
デニソフ(1929-1996)編曲:歌曲集「子供部屋」(管弦楽伴奏版)(+)
リュドミラ・コルマコワ(メゾソプラノ(*))
アレクサンドル・ポドボロトフ(テノール(*))
ウラディーミル・フルーレフ(バリトン(*))
ウラディーミル・リバセンコ(バス(*))
ソヴィエト国立文化省交響楽団(*)
イリーナ・ムラトワ(ソプラノ(+))
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(+)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
録音:1983年(*)/1979年、モスクワ音楽院大ホール、ソヴィエト初演(+)

MELCD 1001736 \1550
忘れられたページ
チャイコフスキー(1840-1893):演奏される機会の少ない管弦楽作品集
序曲「雷雨」(オストロフスキーの戯曲のための;1864)
交響的幻想曲「運命」(1868/1896)/幻想序曲「ハムレット」(1888)
オペラ「ヴォエヴォーダ(地方長官)」(1867-1868)から
乙女たちの踊り(第2幕)
オペラ「オプリーチニク」(1870)から 衛兵と女たちの踊り
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1990年5月5日、モスクワ音楽院大ホール

MELCD 1001744 \1550
オシプ・コズロフスキー(1757-1831):レクイエム
ガリーナ・シムキナ、リディア・チェルニフ(ソプラノ)
ワレンチナ・パニーナ(メゾソプラノ)
コンスタンチン・リソフスキー(テノール)
ウラディーミル・マトーリン(バス)
モクスワ国立合唱団 モスクワ劇場合唱団
ソヴィエト国立文化省交響楽団
ウラディーミル・エシポフ(指揮)
録音:1988年

MELCD 1001745 \1550
ロシアの作曲家による管弦楽組曲集
ボロディン(1833-1887)/グラズノフ(1865-1936)編曲:小組曲(*)
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
オペラ「皇帝サルタンの物語」からの組曲 Op.57(+)
バラキレフ(1837-1910):組曲「ショパン」(*)
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1984年(*)/1977年(+)

MELCD 1001746 3枚組 \4500
ブラームス(1833-1897):交響曲全集
第1番ハ短調 Op.68/第2番ニ長調 Op.73
第3番ヘ長調 Op.90/第4番ホ短調 Op.98
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1981-1982年

<NSS>
NSS10 \1850
バーバー:弦楽のためのアダージョ op. 11
R.シュトラウス:メタモルフォーゼン 23の独奏弦楽器のための習作
マーラー: 交響曲第5番より第4楽章「アダージェット」
録音:サンフランシスコ・ハーブスト劇場 Live
ナージャ・サレルノ=ソネンバーグ(vn)(指揮)
New Century Chamber Orchestra
ソネンバーグ自身のレーベルNSSより新譜




<MEMBRAN>
NCA 60216 2枚組 \2250
フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」
クラウス・カットラー(Br)
ロメリア・リヒテンシュタイン(S)
スザンヌ・クロイシュ(M.S)
ベルナルダ・ボブロ(S)
イルムガルト・フィルスマイアー(S)
アレクサンドラ・ザモイスカ(S)
マルティン・ハーゼルベック指揮
カペラ・イストロポリターナ
録音年不明

DOCUMENTS 232805 \750
ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー
レナード・バーンスタイン(P、指揮)コロンビア響 1959年
ガーシュウィン:パリのアメリカ人
レナード・バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィル 1958年
バーンスタイン:バレエ「オン・ザ・タウン」
レナード・バーンスタイン指揮 「オン・ザ・タウン」オーケストラ
1947年

ARS MUSICI 232918(SACD-Hybrid) \1480
ジョスカン・デ・プレ:
スターバト・マーテル
主よ、わが祈りを聞きたまえ
天にましますわれらの父よ
アヴェ・マリア
森のニンフ泉の女神
幸いなるかな天の女王
ミゼレーレ「神よ、私を憐れんでください」
エッケハルト・キーム指揮
デュファイ・アンサンブル




<URANIA-WIDESCREEN COLLECTION>
WS121.100 2枚組 \1450
LEONARD BERNSTEIN
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」 1958
リムスキー=コルサコフ:シェエラザード 1959
ストラヴィンスキー:春の祭典 1958
プロコフィエフ:ピーターと狼 1960
レナード・バーンスタイン指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック 

WS121.101 2枚組 \1450
SVIATOSLAV RICHTER
シューマン:
ピアノ協奏曲
(ヴィトルド・ロヴィツキ指揮 ワルシャワ国立フィル 1958)
森の情景 op.82(1956) 幻想小曲集 op.12(1956)
行進曲第2番 ト短調 op.76(1956)
トッカータ op.7(1959)
ノヴェレッテ第1番 ヘ長調 op.21(1959)
序奏とアレグロ・アパッショナート op.92
(スタニスラフ・ヴィスロツキ指揮 ワルシャワ国立フィル 1959)
スヴャトスラフ・リヒテル(P)

WS121.102 2枚組 \1450
THE COMPOSERS CONDUCT
自作自演集
ラヴェル:ボレロ(1930)、ピアノ協奏曲(1932)
コンセール・ラムルー管弦楽団 マルグリット・ロン(P)
ルーセル:バレエ「くもの饗宴」 管弦楽団 1929
ルーセル:5つの歌曲
クレール・クロワザ(M.S) アルベール・ルーセル(P) 1928-1929
シュミット:バレエ「サロメの悲劇」
ワルター・ストララム・コンセール管弦楽団 1930
エルガー:子供の魔法の杖(第1組曲、第2組曲)
ロンドン交響楽団  1928





<独UNIVERSAL>
DECCA 4802709 \850
スメタナ:交響詩「わが祖国」全曲
アンタル・ドラティ指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

DECCA 4804184 \850
ショパン:練習曲 op.10 & op.25
ニキタ・マガロフ

DECCA 4804202 \850
チャイコフスキー:眠りの森の美女(抜粋)
ワレリー・ゲルギエフ指揮
キーロフ劇場管弦楽団

DG 4804183 \850
モーツァルト:弦楽四重奏曲第17番、第19番、第20番
アマデウス四重奏団

DG 4804203 \850
プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」(抜粋)
ミレッラ・フレーニ
プラシド・ドミンゴ
レナータ・ブルゾン
ジュゼッペ・シノーポリ指揮
フィルハーモニア管弦楽団

DG 4804226 \850
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番-第3番
ピンカス・ズッカーマン(Vn)
ダニエル・バレンボイム(P)




<MEMBRAN>
MEMBRAN 233021 10枚組 10枚組 \1050
Friedrich Gulda/Genius and Rebel
CD1:
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 
イゴール・マルケヴィッチ指揮 RIAS交響楽団  1953年
ウェーバー:コンチェルトシュテュック
フォルクマール・アンドレーエ指揮 ウィーン・フィル 1956年
CD2,3:
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
カール・ベーム指揮 ウィーン・フィル  1950年
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番、第28番、第29番
CD4,5:
ショパン:ピアノ協奏曲第1番
サー・エードリアン・ボールト指揮 ロンドン・フィル 1954年
ショパン:4つのバラード、24の前奏曲、舟歌  1959年
CD6,7:
ドビュッシー:前奏曲集 第1集、第2集、ベルガマスク組曲、
ピアノのために、喜びの島、水に映る影、グラナダの夕べ、
金色の魚   1953年、1955年、1957年
CD8:
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ、夜のガスパール、ソナチネ
1953年、1957年
CD9:
R.シュトラウス:13の歌曲  ヒルデ・ギューデン(S) 1954年
R.シュトラウス:ブルレスケ 
アンソニー・コリンズ指揮 ロンドン響  1956年
CD10:
FRIDRICH GULDA AT BIRDLAND
Quintet ? Introvert ? Teheran ? Cool Hill ? Out Of Nowhere ?
Lullaby Of Birdland・All The Things You Are ? Bernie’s Tune
Idrees Sulieman, Trompete
James Cleveland, Posaune
Phil Woods, Alt-Saxofon
Seldon Powell, Tenor-Saxofon
Aaron Bell, Kontrabass
Nick Stabulas, Schlagzeug  1956年ライヴ
フリードリヒ・グルダ(P)


MEMBRAN 233077 10枚組 \1050
Arthur Rubinstein/Fortunate Virtuoso
CD1:
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、パガニーニの主題による
狂詩曲  フリッツ・ライナー指揮 シカゴ交響楽団  1956年
CD2-4:
ショパン:ピアノ協奏曲第1番、19の夜想曲、スケルツォ第1番、
第3番、アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ、
舟歌、即興曲第1番、ワルツ第2番
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ロンドン響
1928年、1931年、1932年、1935年、1937年、1946年
CD5:
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
フリッツ・ライナー指揮 シカゴ交響楽団  1954年
CD6:
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番
フランク:交響変奏曲、前奏曲、コラールとフーガ
ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ニューヨーク・フィル 
1952年、1953年
CD7,8:
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番、第4番、ピアノ三重奏曲
第7番「大公」、シューベルト:即興曲第3番、第4番
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBC交響楽団
サー・トーマス・ビーチャム指揮 ロイヤル・フィル
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) エマヌエル・フォイアマン(VC)
1941年、1944年、1947年、1949年、1950年
CD9:
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出に」
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) グレゴル・ピアティゴルスキー(VC)
1936年、1950年
CD10:
ラヴェル:ピアノ三重奏曲  1950年
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) グレゴル・ピアティゴルスキー(VC)
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番  1941年
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) エマヌエル・フォイアマン(VC)


MEMBRAN 233078 10枚組 \1050
Fritz Kreisler/Hohepriester mit Seele
CD1:
クライスラー:クープランの様式によるルイ13世の歌とパヴァー
ヌ、クープランの様式による気取った曲、スケルツォ
バッハ(クライスラー編):ガヴォット from BWV.1006
シューベルト(クライスラー編):「ロザムンデ」-バレエ音楽
チャイコフスキー(クライスラー編):アンダンテ・カンタービレ
リムスキー=コルサコフ(クライスラー編):インドの歌
ドヴォルザーク(クライスラー編):ユモレスク
グラズノフ(クライスラー編):スペインのセレナード
ウェーバー(クライスラー編):ラルゲット
クライスラー:ロンドンデリーの歌
スコット(クライスラー編):はすの花の国  1930年-1938年
CD2:
クライスラー:弦楽四重奏曲、ウィーン奇想曲、中国の太鼓、
美しきロスマリン、ジプシーの女、愛の悲しみ、愛の喜び、
道化役者のセレナード、ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
1930年-1938年
CD3:
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ロンドン・フィル 1936年
シューマン(クライスラー編):ロマンス
ミハイル・ラウハイゼン(P)  1927年
CD4:
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ロンドン・フィル 1936年
CD5-8:
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全曲
フランツ・ルップ(P) 1935年、1936年
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ D.574
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番
セルゲイ・ラフマニノフ(P)  1928年
CD9:
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ランドン・ロナルド指揮 ロンドン・フィル  1935年
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番
マルコム・サージェント指揮 ロンドン・フィル 1939年
CD10:
クライスラー:ヴィヴァルディの様式による協奏曲
ドナルド・ヴァヒーズ指揮 ビクター弦楽オーケストラ 1945年
バッハ:2台のヴァイオリンのための協奏曲 BWV.1043
エフレム・ジンバリスト(Vn) ワルター・B・ロジャース指揮
パガニーニ(クライスラー編):協奏曲 op.6-第1楽章
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管  1936年
フリッツ・クライスラー(Vn)


MEMBRAN 233079 10枚組 \1050
Edwin Fischer/Nobler Romantiker
CD1:
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
オイゲン・ヨッフム指揮 バイエルン放送交響楽団  1951年
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番  1952年
CD2:
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 ロンドン・フィル 1951年
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第5番「幽霊」
ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)
エンリコ・マイナルディ(VC)   1952年
CD3:
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」、第23番「熱情」、
第31番  1935年、1938年、1952年
CD4:
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番
エドウィン・フィッシャー指揮 フィルハーモニア管 1954年
モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.475   1941年
CD5:
モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番
ヨゼフ・クリップス指揮 フィルハーモニア管  1947年
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番   1933年
CD6:
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番、第3番
ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn)   1954年
CD7:
バッハ:ピアノ協奏曲第1番、第4番
エドウィン・フィッシャー指揮 室内管弦楽団 1933年、1936年
バッハ:ブランデンブルグ協奏曲第5番
エドウィン・フィッシャー指揮 フィルハーモニア管 1952年
バッハ:幻想曲 ハ短調 BWV.906   1947年
CD8:
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1集(抜粋)第2集(抜粋)
1933年-1936年
CD9:
シューベルト:即興曲集 D.935、楽興の時 D.780
1938年、1950年
CD10:
シューベルト:歌曲集
音楽に寄す D.547、春に D.882、憂い D.772、ガニュメート D.544、
草原の歌 D.917、糸を紡ぐグレートヒェン D.118、恋人のそばに
D.162、若い尼僧 D.828、シルヴィアに D.891、水の上で歌う
D.774   エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)  1952年
シューベルト:即興曲集 D.899    1938年
エドウィン・フィッシャー(P)


MEMBRAN 233080 10枚組 \1050
Sviatoslav Richter/Sensibler Exzentriker
CD1:
シューマン:ユモレスク op.20、森の情景 op.82  1956年
CD2:
シューマン:幻想小曲集 op.12(抜粋)  1956年
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 op.38
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(VC)   1950年
CD3:
シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番、楽興の時 D.780-1、
即興曲集 D.899-2、D-935-2   1950年、1952年、1957年
CD4:
シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番
ショパン:練習曲 op.25-5
ラフマニノフ:前奏曲集 op.32-1、2、op.23-2、4、5、7
1952年、1958年
CD5:
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番、第4番
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(VC)   1950年
CD6:
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
カレル・アンチェル指揮 チェコ・フィル  1954年
チャイコフスキー:グランド・ソナタ   1956年
CD7:
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」   1958年
フランク:交響詩「魔神」
キリル・コンドラシン指揮 モスクワ・ユース管弦楽団 1953年
CD8:
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
スタニスラフ・ヴィスロツキ指揮 ワルシャワ・フィル 1958年
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番
カレル・アンチェル指揮 プラハ交響楽団  1954年
CD9:
バッハ:チェンバロ協奏曲第1番
ヴァツラフ・ターリッヒ指揮 チェコ・フィル  1954年
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
ブレティスラフ・バカラ指揮 ブルノ州立フィル  1956年
CD10:
スクリャービン:練習曲集 op.2-1、op.8-5、11、op.42-2-6、8、
op.65-1-3 1952年
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(VC)   1950年
スヴィヤトスラフ・リヒテル(P)


MEMBRAN 233082 10枚組 \1050
Walter Gieseking/Klangzauberer mit Esprit
CD1:
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第3番、アダージョ K.540、グルック
の歌劇「メッカの巡礼」の「われら愚かな民の思うは」による
10の変奏曲 K.455、ピアノ・ソナタ第17番
歌曲「さびしい森の中で」K.308、すみれK.476、別れの歌 K.519、
ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたとき K.520、
ラウラに寄せる夕べの思い K.523
エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)  1953年-1955年
CD2:
モーツァルト:ピアノと管楽器のための五重奏曲 K.452
フィルハーモニア・管楽アンサンブル  1953年
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 フィルハーモニア管 1955年
CD3:
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」、第30番、第31番
1953年、1956年
CD4:
ベートーヴェン:ピアノと管楽器のための五重奏曲
フィルハーモニア・管楽アンサンブル  1951年
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 フィルハーモニア管 1955年
CD5:
シューマン:ピアノ協奏曲
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 フィルハーモニア管 1951年
シューマン:交響的練習曲    1953年
CD6:
シューベルト:楽興の時 D.780-2、4
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番   1948年
フランク:交響的変奏曲
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 フィルハーモニア管 1951年
CD7:
グリーグ:ピアノ協奏曲
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 フィルハーモニア管 1949年
グリーグ:11の抒情小品集    1951年
CD8:
ドビュッシー:映像第2集、12の練習曲  1953年、1954年
CD9:
ドビュッシー:ボヘミア舞曲、マズルカ、ロマンティックなワルツ、
夜想曲、スティリー風タランテッラ、バラード、スケッチ帳より、
喜びの島、マスク、小さな黒人、レントよりも遅く、英雄の子守歌
1953年、1955年
CD10:
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、水の戯れ、鏡、
クープランの墓    1954年
ヴァルター・ギーゼキング(P)


Fabfour 233130 4枚組 \880
Dinu Lipatti/The Legend
CD1:
バッハ(ブゾーニ編):コラール前奏曲「いざ来たれ、異教徒の
救い主よ」 BWV.599   1950年
バッハ(ブゾーニ編):コラール前奏曲「主イエス・キリスト、
われ汝を呼ぶ」 BWV.639   1950年
バッハ(ヘス編):コラール「主よ、人の望みの喜びよ」BWV.147
1950年
バッハ(ケンプ編):フルートとチェンバロのためのソナタより
シチリアーナ BWV.1031  1950年
バッハ:パルティータ第1番 BWV.825    1950年
バッハ(ブゾーニ編):ピアノ協奏曲第1番 BWV.1052
エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム指揮 コンセルトヘボウ 1947年
スカルラッティ:ソナタ L.23 1947年、ソナタ L.413 1950年、
L.387 1941年
CD2:
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番  1950年
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番   1947年
リスト:巡礼の年 第2年より「ペトラルカのソネット第104番」
1947年
ブラームス:ワルツ第1番、第2番、第5番、第6番、第10番、
第14番    1937年
ラヴェル:「鏡」より「道化師の朝の歌」  1948年
CD3:
ショパン:
ワルツ第1番-第14番   1950年
マズルカ第32番 1950年、舟歌  1948年
夜想曲第8番  1947年
CD4:
シューマン:ピアノ協奏曲
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 フィルハーモニア管 1948年
グリーグ:ピアノ協奏曲
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 フィルハーモニア管 1947年




<独UNIVERSAL>
ARCHIV 4804223 2枚組 \1550
F.クープラン:組曲集「諸国の人々」全曲
ルベル:四大元素
グルック:バレエ音楽「アレクサンドロス大王」
ラインハルト・ゲーベル(Vn、指揮)
ムジカ・アンティクヮ・ケルン

DECCA 4804219 \680
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付」
リン・ドーソン(S) ヤルト・ファン・ネス(A)
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(T)
アイケ・ヴィルム・シュルテ(B)
フランス・ブリュッヘン指揮 18世紀オーケストラ
リスボン・グルベンキアン合唱団

L'OIS 4804185 \680
バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番 BWV1041、第2番 BWV1042
2つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV1043
2台のチェンバロのための協奏曲第1番 BWV.1060
ヤープ・シュレーダー(Vn)
クリストファー・ハイロンズ(Vn:BWV1043)
クリストフ・ルセ(Cemb)
クリストファー・ホグウッド(指揮、Cemb)
エンシェント室内管弦楽団

L'OIS 4804220 \680
ペルゴレージ:スターバト・マーテル、サルヴェ・レジナ ハ短調
ヴィヴァルディ:スターバト・マーテル RV.621
エマ・カークビー(S)
ジェイムズ・ボウマン(C-T)
クリストファー・ホグウッド指揮
エンシェント室内管弦楽団

L'OIS 4804222 \680
マルチェロ、テレマン、ヴィヴァルディ:
フルートとオーボエのための協奏曲集(詳細不明)
マイケル・コプレイ(リコーダー)
クレア・シャンクス(Ob)
スティーブン・プレストン(Fl)
アムステルダム・ルッキ・スターダスト・カルテット
クリストファー・ホグウッド指揮
エンシェント室内管弦楽団




<URANIA-WIDESCREEN COLLECTION>
WS121.103 2枚組 \1450
ストラヴィンスキー:
聖マルコの名をたたえる聖歌  1957/6/19
哀歌(預言者エレミアの哀歌)  1959/1/5,6
ミサ   1960/6/5
ジェズアルド・ディ・ヴェノーサ400年祭のための記念碑 1960/6/9
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調   1960/6/28,30
ペトルーシュカ組曲   1960/2/12-16
結婚 1959/12/21
イゴール・ストラヴィンスキー指揮
コロンビア交響楽団

WS121.104 2枚組 \1450
チャイコフスキー:交響曲第4番  1960/1/5,6,9
チャイコフスキー:ロメオとジュリエット   1957/6/24
リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲  1958/12/10
ムソルグスキー:はげ山の一夜   1959/2/2
レスピーギ:ローマの松 1958/12/5,6,9
ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1919年版) 1957/11
プロコフィエフ:組曲「ロメオとジュリエット」 1957/6/27,28,30
ロリン・マゼール指揮
ベルリン・フィル、ベルリン放送響(ストラヴィンスキー)

WS121.105 2枚組 \1450
ロッシーニ:歌劇「チェネレントラ」
マリーナ・デ・ガバライン
フアン・オンシーナ
セスト・ブルスカンティーニ
イアン・ウォーレス
アルダ・ノーニ
フェルナンダ・カドーニ
ハーヴェイ・アラン
ヴィットリオ・グイ指揮
グラインドボーン音楽祭管弦楽団、同合唱団  1953/9




<CHOPIN SOCIETY>
FCS20 \1980
ショパン: 夜想曲集
演奏: ダン・タイ・ソン(p)
1. 夜想曲 WN 62
2. 夜想曲 op. 55-2
3. 夜想曲 op. 37-2
4. 夜想曲 op. 27-1
5. 夜想曲 op. 32-2
6. 夜想曲 op. 9-1
7. 夜想曲 op. 15-2
8. 夜想曲 op. 9-3
9. 夜想曲 op. 27-1
10. 夜想曲 op. 32-1
11. 夜想曲 op. 72
12. 夜想曲 op. 9-2
13. 夜想曲 op. 55-1
14. 夜想曲 WN 37

FCS19 \1980
ショパン: ワルツ、ポロネーズ集
演奏:マレク・ドレフノフスキ(P)
1. ワルツ op. 18
2. ワルツ op. 34, no.1
3. ワルツ op. 34, no.2
4. ワルツ op. 34, no.3
5. ワルツ op. 64. no.1
6. ワルツ op. 64, no.2
7. ワルツ op. 64, no.3
7. ワルツ op. 69, no.1
8. ワルツ op. 69, no.2
9. ワルツ op. 70, no.1
10. ワルツ op. 70, no.2
11. ワルツ op. 71, no.3
12. ワルツ op. WN 29
13. ワルツ op. WN 18
14. ワルツ op. WN 28
15. ワルツ op. WN 53
16. ワルツ op. WN 63

FCS18 \1980
ショパン: ポロネーズ、マズルカ、ロンド
演奏: タチアナ・シェバノワ(ピアノ)
1. ポロネーズ WN 10
2. ポロネーズ WN 5
3. ポロネーズ op. 71, no.3
4. ポロネーズ op. 26, no.1
5. マズルカ op. 63, no.3
6. マズルカ op. 30, no.3
7. マズルカ op.63, no,2
8. マズルカ op.56, no.2
9. マズルカ op.42 A
10. マズルカ op.68. no.1
11. 夜想曲 op. 15, no.3
12. マズルカ op. 56, no.1
13. マズルカ op. 63, no.1
14. 「スイスの少年」による変奏曲
15. ロンド WN. 14
16. ギャロップ・マルキ

FCS17 \1980
ショパン: 変奏曲、マズルカ、ロンド
演奏: タチアナ・シェバノワ
1. ラルゴ
2. 華麗なる変奏曲Op.12
3. マズルカ風ロンド Op. 5
4. 2台のピアノのロンド op. 73
5. 葬送行進曲Op.72, no 2
6. フーガ
7. マズルカ op. 57
8. マズルカ op. 58
9. マズルカ op. 56
10. マズルカ op. 55
11. モデラート WN. 56

FCS15 \1980
ショパン:ソナタ、マズルカ
演奏: エヴァ・ポブウォツカ
1. ピアノ・ソナタ op.4
2. 3つの新しい練習曲
3. マズルカ op..7
4. マズルカ op. 17 no.1
5. コントルダンス
6. マズルカ no. 56
7. マズルカ op. 6
8. マズルカ op. 41
9. マズルカ 「ノートル・タン」

FCS13 \1980
ショパン: 室内音楽集
演奏: ヤン・クシシュトフ・ブローヤ(p)
アンジェイ・バウアー(Vc)
ヤクブ・ヤコヴィッツ(vn)
1. チェロ・ソナタ
2. 序奏と華麗なポロネーズ Op. 3
3. チェロとピアノのためのグランド・デュオ・コンチェルタンテ
4. ピアノ・トリオ op. 8

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