<クラシック・輸入盤新譜情報 10-02
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

<Deutsche Grammophon>
4778767 \1850
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ(全曲)
ソナタ 第1番 ト長調 作品78 《雨の歌》
ソナタ 第2番 イ長調 作品100
ソナタ 第3番 ニ短調 作品108"
アンネ・ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
ランバート・オーキス(ピアノ)
録音:2009年12月1日-2日 ポリング、ビブリオテック・ザール
ブラームスのソナタはムターが音楽家として歩み始めた初期の時代から現在に
至るまで、彼女にとって常にレパートリーの中心となってきたものです。ソロ
の作品群に次いでムターは室内楽作品に、熱い情熱を継続して注いできました。
ムターは今年4月にブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏で来日公演を行
いますので、絶好のタイミングでのブラームス新録音リリースとなります。昨
今の彼女が世界各地で開いているブラームスのリサイタルは大絶賛を受けてい
ます。「このブラームス演奏で、彼女は更なる円熟と造詣を我が物としたこと
を証明した。ソナタ第1番のエンディング部分のあまりの美しさに、聴衆は夢見
るように しばし息を止めた。」(Neue Zurcher Zeitung紙)

4803341 \1850
バッハ・オン・アコーディオン
J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番ロ短調BWV.1067
同:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV.1041
同:管弦楽組曲第3番ニ長調BWV.1068
同:無伴奏チェロ組曲第1番BWV.1007
同:チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調BWV.1056
同:フルートとチェンバロのためのソナタ変ホ長調BWV.1031
同:無伴奏フルート・パルティータ イ短調BWV.1013
同:ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲ハ短調BWV.1060-アレグロ
同:フーガの技法BWV.1080
ガリアーノ:アリア
リシャール・ガリアーノ(アコーディオン)
録音:2009年
フランス・カンヌ生まれの世界的アコーディオン奏者で、生前のピアソラもそ
の才能を高く評価していたリシャール・ガリアーノ。ジャズ、タンゴ、クラシッ
クなど多彩な分野で横断的な活躍を繰り広げてきた彼が、60歳になる今年、満
を持して贈るのが、「音楽の父」J.S.バッハの名曲をアコーディオン用に編曲
した当盤です。管弦楽、協奏曲、室内楽、器楽など、幅広いジャンルからバッ
ハの名曲をバランスよく配置して、最後にはガリアーノ自身が作曲した「アリ
ア」で締めるというプログラムで、彼の新境地と集大成の一つして、長らく語
り継がれる名盤となることでしょう。

4778798 3枚組 \3700
ラヴィ・シャンカル/ザ・マスター
CD1
1.ラージャ・ジョゲシュワリ:アラップ/2.同:ジョル/3.同:ガットI/4.同:
ガットII/5.ラージャ・ハマー:ガットI-ガットII
CD2
1.ラージャ・モハン・カウンス:オマージュ・トゥ・マハトマ・ガンジー/
.ラージャ・ガラ/3.タラ・フォラダスト
CD3
1.パドハサパ/2.カハーワ/3.インプロヴィゼーション・オブ・ザ・テーマ・
オブ・ロクダン/4.ナマー・シヴァーヤ/5.トリビュート・トゥ・ニッポン
/6.オマージュ・トゥ・バーバ・アラウディン
"ラヴィ・シャンカル(アコーディオン) ウスタッド・アラ・ラカ(タブラ) 
ミズ・ジバン、ミズ・ヴィドヤ(タンプラ) 
ポロドヨット・セン(バス・タンプラ) 宮下進(琴) 
録音:1978年5月 東京(CD3‐1-5)、1978年10月 パリ(CD1、CD2‐2-3)、
1980年10月 ミュンヘン(CD2‐1、CD3‐6)
インドで最も有名なミュージシャンの一人、そしてノラ・ジョーンズの父とし
ても脚光を浴びた1920年生まれのラヴィ・シャンカルは、閉鎖的な北インド古
典音楽の扉を開いた巨匠として知られています。昔から厳粛でシリアスでなく
てはいけないと言われていたシタールの音色を激しく、そしてより派手なテク
ニックで改革し、イェフディ・メニューインやビートルズといった西洋アーティ
ストとのコラボレーションによってさらに音楽の幅を広げ、ザキール・フセイ
ンやトリロック・グルツを含む多くの音楽家の活動を促進しました。当盤には、
そんな彼がもっとも脂が乗っていた1978年と80年に行ったセッションを収録し
た3枚組で、東京で行われたセッションも含まれています。タブラ界の第一人者
であるウスタッド・アラ・ラカや、日本古典音楽の至宝・宮下進らも参加した夢
のアンサンブルの瞑想的で一指乱れぬ極上の調べをたっぷりお楽しみください。




<DECCA>
743396(DVD-Video)\3350
バルトリ/Sacrificium-カストラートの世界
1.ニコーラ・ポルポラ(1686-1768):
《シファーチェ》から「波の真っ直中の船のように」
2.ジェミニアーノ・ジャコメッリ(c.1692-1740):《メロペ》から
「妻よ、わたしが分からぬか・・・」
3.ポルポラ:管弦楽作品
4.フランチェスコ・アラーイア(1709-1770):《ベレニーチェ》から
「私は落ちるだろう、まるで見るように」
5.ポルポラ:
《ドイツのジェルマニコ》から「私は出立する、君をおいて、愛しの人よ」
6.ポルポラ:《身分の知れたセミラーミデ》から「無数の激怒に襲われて」
7.ポルポラ:《アデライデ》から「気高い水は」
8.ポルポラ:《シファーチェ》から「不幸な夜鳴きウグイスは」
9.リッカルド・ブロスキ(c.1658-1756):
《アルタセルセ》から「私は振り乱される船のようだ」
10.ジョージ・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):《セルセ》から
「影はこれまでなかった(オンブラ・マイ・フ)」
チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ(リーダー:ジョヴァンニ・アントニーニ)
現代最高のメッゾ、チェチーリア・バルトリが歌うカストラートの世界が美し
い映像作品に!
現代最高のメッゾ・ソプラノ、チェチーリア・バルトリの最新作、カストラー
トのために書かれたアリア集が映像作品でもリリースされることになりました。
収録場所は南イタリア、ナポリから30キロほど先に建つカセルタ宮殿。世界遺
産にも登録されている美しいバロック建築の王宮は18世紀にヨーロッパで建て
られた中で最も巨大な宮殿といわれ、広大で美しい庭園も見事です。この贅を
尽くした宮殿の中庭にある劇場、見事な玄関ホール、120ヘクタールあるという
広大な庭園などで収録が行われました。CDリリースの際にはデラックス限定盤
だけに収められていた〈オンブラ・マイ・フ〉を含む3曲のアリアも当DVDには
収録されています。
17世紀に隆盛を誇ったカストラートは、ファリネッリやカファレッリといった
スーパー・スターの出現もあって一世を風靡し、多くの作曲家が彼らを想定し
てオペラを書き残しました。変声期前の少年を去勢し、少年期の高い声域を維
持させ、本来女声の音域であるソプラノやアルトのパートを歌うカストラート
は、その後女性ソプラノ歌手やアルト歌手が台頭した事により、次第に忘れ去
られてしまいましたが、時代考証が盛んになった近年、彼らの存在は再び脚光
を浴びるところとなっています。技巧的かつ美しく、官能的でもあるこれらの
作品たち。時に論争をまきおこし、ある意味残酷でもあったカストラートの世
界を、バルトリは今回のアルバムで見事に歌い上げています。

4782182 2枚組 \3700
ショパン:ノクターン集
ノクターン第1番-第20番
ネルソン・フレイレ(ピアノ)
ショパン生誕200年を祝って今年は年初から記念リリースが続々と登場します
が、洞察力あふれるピアノ界の巨人、フレイレはノクターン全曲を録音。彼の
デッカ・デビュー盤となったショパンの前作は、グラモフォン賞、ディアパゾ
ン賞、他 世界各国の名誉ある音楽賞を総なめにしました。ショパン第3弾と
なる今回のアルバムは、DG/DECCAのショパン・キャンペーンの中核を成す新譜
となるものです。

4782181 \1850
ショパン:
12の練習曲集 作品10(全曲)
舟歌 嬰ヘ長調 作品60
ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品35「葬送」
ネルソン・フレイレ(ピアノ)
録音:2004年12月12-16日サフォーク、モルティングス
比肩するものもないピアニスト、フレイレ待望のショパン第2弾として2005年に
SACDのみでリリースされたこの名録音がCDで登場!デッカ・デビュー盤となっ
た第3番ソナタと練習曲集(作品25と遺作、470 288-2)は、「なぜいままで、こ
のような大ピアニストに最大限の評価をしてこなかったのか?」との絶賛の嵐
を引き起こしました。

4782189 \1850
ガーシュウィン:
ラプソディ・イン・ブルー
ピアノ協奏曲 ヘ調
「アイ・ガット・リズム」変奏曲
\ジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ)
ボルティモア交響楽団 指揮:マーティン・アルソップ
卓越したテクニックとしなやかな感性を併せもつピアノ界の麗人、ティボーデ
の新録音はガーシュウィンの名曲集。アルソップのエネルギッシュなタクトの
もと、ティボーデが啓示的な演奏を展開しています。2009年に行われたティボ
ーデのガーシュウィン:コンサート(ピアノ協奏曲 ヘ調)は、Suddeutsche
Zeitung紙で「知性溢れるカラフルなピアニズム・・彼の演奏で際立つタッチの
軽妙さ」と絶賛されました。

4757646 2枚組 \3700
ビゼー:歌劇《カルメン》全4幕
アンドレア・ボチェッリ(テノール:ドン・ホセ) 
エヴァ・メイ(ソプラノ:カルメン) 
ブリン・ターフェル(バス・バリトン:エスカミーリョ)他 
フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:チョン・ミョンフン
ミョンフン指揮の下、ボチェッリ、メイ、ターフェル、ボチェッリという最強
の布陣で贈る優雅でリリカルな《カルメン》の新境地。とりわけ、ボチェッリ
の活躍が光る舞台で、有名な《カルメン》のアリアなどは、これまでのあらゆ
る歌手の中で、最高の出来と賞賛されています。

4782382 2枚組 \3700
ジョルダーノ:歌劇《アンドレア・シェニエ》全4幕
アンドレア・ボチェッリ(テノール:アンドレア・シェニエ) 
ヴィオレッタ・ウルマーナ(ソプラノ:マッダレーナ) 
ルチオ・ガッロ(バリトン:ジェラルド) 
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団 
指揮:マルコ・アルミリアート
18世紀、革命前後のフランスを舞台に、実在の詩人アンドレア・シェニエ(アン
ドレアはイタリアの半生を描き、ヴェリズモ・オペラの傑作のひとつとして数
えられる《アンドレア・シェニエ》。現代最高の人気テノールの一人、アンド
レア・ボチェッリと、リトアニア出身の名ソプラノ、ヴィオレッタ・ウルマー
ナの共演でお送りする当盤は、作品にふさわしいロマンティックで優雅な歌声
と掛け合いを聴かせてくれます。また、知的で切れ味の鋭い指揮で名高いアル
ミリアートの妙技も光る1枚です。

●Collectors Edition
4778707 6枚組 \5400
フィッシャー=ディースカウ/ヴォルフ:歌曲集
CD1-2
メーリケ歌曲集(47曲)
CD2
メーリケ、ゲーテ、ケルナーの詩による6つの歌曲(1曲)
CD3-4
ゲーテ歌曲集(39曲)
CD4
メーリケ、ゲーテ、ケルナーの詩による6つの歌曲(1曲)/ハイネ歌曲集(7曲)
/レーナウ歌曲集(4曲)
CD5
アイヒェンドルフ歌曲集(18曲)/ある墓/思い出/セレナーデ/つばめの帰郷
/少年の死/愛の春/旅先で/僕ははっきりとそう言った/一晩中
CD6
アイヒェンドルフ歌曲集(5曲)/メーリケ、ゲーテ、ケルナーの詩による6つの
歌曲(3曲)/喜びと共にいずこへ/かわいい人、君はどこにいるの/夜の挨拶/
春の挨拶/夜に包まれて、死よ来たれ/愛の便り/ライニックの3つの詩による
歌曲集(2曲)/うれしい便り/ロバになったポトムの歌/ハイネ、シェイクス
ピア、バイロンの詩による4つの歌曲(3曲)/ミケランジェロの詩による3つの
歌曲
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン) 
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
録音:1972-74年
ドイツ・リートの巨人フィッシャー=ディースカ、ウは、シュヴァルツコプフ
とならび、にヴォルフ歌曲の伝道師といっても過言ではないほど精力的に歌っ
てきました。彼のメリハリのきいた明晰な語りはヴォルフとの奇跡的な相性の
良さを感じさせられます。ダニエル・バレンボイムを伴奏者に擁した、ヴォル
フのベストレコードとして未だに不動の評価を得ている全集から、名曲名演を
選りすぐった6枚組をお届けします。

4782315 14枚組 \12600
プロコフィエフ:オペラ集
CD1-3
歌劇《修道院での結婚》全4幕/録音:1997年
CD4-5
歌劇《炎の天使》Op.37全5幕
CD6-7
歌劇《賭博者》全4幕(初版)
CD8-9
歌劇《3つのオレンジへの恋》Op.33全幕
CD10-11
歌劇《セミョーン・コトコ》Op.81全5幕
CD12-14
歌劇《戦争と平和》Op.91全5幕(初版)
キーロフ歌劇場管弦楽団&合唱団 
指揮:ワレリー・ゲルギエフ 他
録音:1991年(CD12-14)、1993年(CD4-5)、1996年(CD6-7)、1997年(CD1-3&8-9)、
1999年(CD10-11)、 (デジタル録音)
プロコフィエフの演奏にかけて現代最高峰の一角に聳え立つゲルギエフが、手
兵キーロフ歌劇場管とともに、1991-99年にかけて全精力を注ぎ込んだ5つのオ
ペラを豪華14枚組のBOXセットでお届けします。来日公演の圧倒的な感動が今も
記憶に新しい《炎の天使》から、彼の名声を決定づけた《戦争と平和》まで、
その時々の旬の歌手たちを擁した思い出深い名演が並んでいます。

4782303 4枚組 \3600
コダーイ:管弦楽曲集
CD1
組曲《ハーリ・ヤーノシュ》/ガランタ舞曲/ハンガリー民謡《孔雀》による
変奏曲
CD2
劇場序曲/管弦楽のための協奏曲/夏の夕べ/交響曲ハ長調/
CD3-4
歌劇《ハーリ・ヤーノシュ》Op.15全4幕
CD4
厳格なメヌエット/バレエ音楽/ハンガリー風ロンド/ハンガリーの詩篇Op.13
フィルハーモニア・フンガリカ
指揮:アンタル・ドラティ
ロンドン交響楽団
指揮:イシュトヴァン・ケルテス他
録音:1968-73年
コダーイ演奏のスペシャリストとして名を馳せたドラティ&ケルテスの両巨匠
の名演を集めた豪華4枚組。特に、彼のもっとも有名な作品である《ハーリ・ヤ
ーノシュ》は、名演として名高いドラティの組曲版と、原曲のオペラを収録した
珍しいケルテス版を同時収録しているので、大きな聴きどころになっています。




<Australian Eloquence>
4802337 \900
ブリテン:管弦楽作品集
1.シンプル・シンフォニーOp.4
2.歌劇《ピーター・グライムズ》-4つの海の間奏曲Op.33a
3.同-パッサカリアOp.33b
4.青少年のための管弦楽入門(パーセルの主題による変奏曲とフーガ)Op.34
5.シンフォニア・ダ・レクイエム(鎮魂交響曲)Op.20
ロンドン新交響楽団
指揮:ユージン・グーセンス(1)、
アムステルダム・コンセルトへボウ管弦楽団
指揮:エドゥアルト ヴァン ベイヌム(2-4)、
デンマーク国立放送交響楽団
指揮:ベンジャミン・ブリテン(5)
録音:1953年
3人の異なる名指揮者が、1953年に行ったブリテンの管弦楽名曲集。グーセンス
指揮の《シンプル・シンフォニー》と、ベイヌム指揮の《パッサカリア》は、こ
れが世界初CD化となる貴重な音源。また、《シンフォニア・ダ・レクイエム》
は、ブリテン自身の指揮による演奏で、彼は生涯にこの曲を2度録音しています
が、これは記念すべき最初の録音にあたります。

480456(4800456) \900
アルベニス&ヴィラ=ロボス:管弦楽作品集
1.アルベニス:組曲《イベリア》
2. 同:ナバーラ(5曲抜粋)
3.ヴィラ=ロボス:ピアノ協奏曲第1番
エレン・バロン(ピアノ:3) スイス・ロマンド管弦楽団
指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1960年
クラシック・ファンの愛聴盤として長く愛されてきたアンセルメ&スイス・ロマ
ンド管のアルベニスの組曲《イベリア》&《ナバーラ》の抜粋5曲。持ち前の洗
練されたサウンドが、スペインの様々な風景を鮮明かつ克明に浮かび上がらせま
す。また、カップリングには、ヴィラ=ロボスの「ピアノ協奏曲第1番」の世界
初CD化となる貴重な音源を収録。カナダのピアニスト、エレン・バロンが終始ダ
イナミックなソロを展開する名演で、とりわけ第3楽章のカデンツァが聴きどこ
ろです。

48024(4800024) \900
レスピーギ:管弦楽作品集
1.交響詩《ローマの松》
2. 同  《ローマの噴水》
3.バレエ組曲《風変わりな店》(原曲:ロッシーニ)
スイス・ロマンド管弦楽団(1、2) ロンドン交響楽団(3) 
指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1963年
理知的な音楽づくりで一世を風靡したアンセルメ。長年のパートナーであるスイ
ス・ロマンド管と、《ローマの噴水》や《ローマの松》のスコアを細部まで緻密
に再現した決定盤の一つです。また、カップリングの《風変わりな店》は、ロッ
シーニの《老いの過ち》から編曲したバレエ組曲ですが、その優雅な歌い回しの
数々は、バレエ指揮者としても第一級だったアンセルメの才能が十二分に発揮さ
れた好選曲になっています。

48077(4800077) \900
ファリャ:管弦楽作品集
1.バレエ《恋は魔術師》
2.バレエ《三角帽子》
3.スペイン舞曲第1番
マリーナ・デ・ガバライン(メゾ・ソプラノ:1) 
シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ:2) 
スイス・ロマンド管弦楽団 
指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1955年
近代スペインの作曲家ファリャ。パリで印象主義音楽の洗礼を受けた後、45歳の
1921年に故国に戻り、スペインの民族的色彩の強い作品を発表します。《三角帽
子》は、粉屋の美しい女房が、言い寄る好色な悪代官をやっつける話。《恋は魔
術師》は、情熱的なジプシー女が、昔愛した男が死んだ後、今は別の男と良い
仲。それを前の男の幽霊が邪魔するので、悪魔祓いをする話。《三角帽子》の
初演を指揮したアンセルメによる歴史的な名演です。

48049(4800049) 2枚組 \1400
ラロ:管弦楽作品集
1.スペイン交響曲Op.21
2.バレエ《ナムーナ》-7曲
3.ディヴェルティスマン-アンダンティーノ
4.スケルツォ ニ短調
5.ノルウェー狂詩曲
6.《イスの王様》序曲
ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン:1)
スイス・ロマンド管弦楽団 
指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1959-68年
ラロのバレエの代表作《ナムーナ》ほか、紹介される機会の少ないオーケストラ
作品を収録。持ち味ともいえる異国情緒を、アンセルメが品格をもって表現して
います。そして、彼の最も有名な作品である《スペイン交響曲》のソロを弾くの
は、イタリアの鬼才ルッジェーロ・リッチ。超絶技巧を駆使した変幻自在の表現
力で、聴く者を夢心地に誘ってくれる名演です。

480457(4800457) 2枚組 \1400
ビゼー:管弦楽曲集他
1.ビゼー:歌劇《カルメン》組曲
2.同:劇音楽《アルルの女》第1、2組曲
3.同:交響曲ハ長調
4.同:序曲《祖国》
5.同:小組曲《子供の遊び》
6.同:組曲《美しきパースの娘》
7.トゥリーナ:リズム(舞踏幻想曲)
スイス・ロマンド管弦楽団
指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1958-60年
情熱の国スペインを舞台に、奔放な恋に生きるヒロインをめぐる悲劇を題材とし
た《カルメン》は、フランス・オペラの代表的傑作としてあまりにも有名です
が、その中の名旋律は独立したオーケストラ作品としても広く親しまれていま
す。また、ドーデの劇に基づく《アルルの女》も〈ファランドール〉や〈間奏
曲〉など、なじみ深いメロディが登場する名作。そんなビゼーの名曲を網羅した
当盤は、フランス音楽を得意とするアンセルメの代表的名盤の一つとして知られ
るロングセラーです。

<EMI CLASSICS>
CDC-4578142 \1880
パユ/ファンタジー-オペラ座の夜
1.エマヌエレ・クラカンプ:椿姫幻想曲Op.248(フルートと管弦楽のための)
2.チャイコフスキー:レンスキーのアリア-「エフゲニー・オネーギン」
(編:ガイ・ブラウンシュタイン)
3.ロバート・フォッブス:モーツァルトの「魔笛」による幻想曲
4.ビゼー:間奏曲-「カルメン」
5.ドップラー:リゴレット幻想曲Op.38-2(フルートと管弦楽のための)*
6.グルック:メヌエットと精霊の踊り-「オルフェオとエルリディーチェ」*
7.ポール・タファネル:「魔弾の射手」による幻想曲
8.フランソワ・ボルヌ:「カルメン」による華麗なる幻想曲
(オーケストレーション:レイモンド・メイラン)
エマニュエル・パユ(フルート)
*ジュリエット・ユレル(フルート)
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
ヤニック・ネゼ=セガン指揮
2009年7月11-14日、Hilversum録音
最高のフルーティスト、パユの最新作!
オペラからのトランスクリプションでその超絶技巧で魅了するオペラ・ファン
タジー、カナダ出身のネゼ=セガンとの共演も話題。

CDC-6264782 \1880
リベラ/Peace
収録予定曲
1.Sanctissima
2.Time
3.Ave Virgo
4.Faithful Heart
5.Deep Peace
6.Exultate
7.Lullaby
8.How Shall I Sing
9.Lacrymosa
10.Adoro Te
11.Lead kindly light
12.Panis Angelicus
13.Touch the sky
リベラ
2010年4月、来日公演を控えたリベラの最新アルバム

CZS-4563522 11枚組 \2350
フィッシャー=ディースカウ/グレートEMIレコーディングス(期間限定盤)
クラムシェル 各CD紙ケース入り 32Pブックレット
生誕85年記念、世紀の名バリトン、フィッシャー=ディースカウの歌曲の名録音
を集大成。
1925年5月28日、ベルリン生まれ。オペラ、ドイツ・リートを中心にドイツ系音
楽の第一人者として戦後から活躍を続けるフィッシャー=ディースカウ。その超
越的で正確な発声、発音に基づく歌唱は歌の’バイブル’として高く揺ぎない
評価をかちえている。
※曲目詳細はこちらにございます。


CDC-4578132 \1880
1.ヴァイオリン協奏曲「同心的な小道(Concentric Paths)」Op.24(2005)
2.テヴォート(2007)
3.クープランからの3つの習作(2006)*
4.「Powder Her Face」組曲(2007)**
全てコンサート・ライブ録音
(1)&(3)
ヨーロッパ室内管弦楽団、トマス・アデス指揮
(ヴァイオリン・ソロ) アンソニー・マーウッド(3)のみ
(2)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、サイモン・ラトル指揮
(4)
ナショナル・ユース管弦楽団、ポール・ダニエル指揮
*UK初演時でのライヴ
**BBC録音
ジュエル・ボックス、12Pブックレット
アデスの新作4作をライブ収録した初録音作品アルバム。広大な広がりや魅惑
的な感覚を呼び覚ますような作風がさらに評価を世界的に高めているアデス近
作ばかりで、「テヴォート(Tevot)」はベルリン・フィルとカーネギー・ホー
ルからの委嘱作品。初演はラトル/BPOで2007年2月、ベルリン・フィルハーモ
ニー、US初演は07年11月、カーネギー・ホール。
「テヴォート」はヘブライ語で”弧”または”音楽作品の小節”を意味すると
のこと。
「Powder Her Face」(1995)はアデスの初オペラ作品で本アルバムにはそれから
の管弦楽用組曲を収録。
「ヴァイオリン協奏曲」はアンソニー・マーウッドのための作品でアデス指揮
のヨーロッパ室内Oとともに2005年9月、ベルリン・フェスとBBCプロムスで初演
されている。

CDS-6073672 3枚組 \2350
アルゲリッチ&フレンズ/ルガノ・フェスティヴァル・ライヴ2009
1.シューマン:幻想小曲集Op.88(全4曲)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
ルノー・キャプソン(ヴァイオリン)
ゴーティエ・キャプソン(チェロ)
2.メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」Op.21より 
序曲、スケルツォ
マルタ・アルゲリッチ、クリスティナ・マルトン(ピアノ)
3.ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調Op.3
ゴーティエ・キャプソン(チェロ)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
4.メンデルスゾーン:ピアノ六重奏曲 ニ長調Op.110
カーティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)、
ドラ・シュヴァルツベルク(ヴァイオリン)
ノラ・ロマノフ=シュヴァルツベルク(ヴィオラ)、リダ・チェン(ヴィオラ)
ホルへ・ボッソ(チェロ)、エンリコ・ファゴーネ(バス)
CD2
1.バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番Sz76
ルノー・キャプソン(ヴァイオリン)、
カーティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)
2.リスト:ドン・ジョヴァンニの回想(2つのピアノのための)(S 656-R 379)(4曲)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、マウリチオ・ヴァッリーナ(ピアノ)
3.グリンカ:六重奏曲 変ホ長調
ポリーナ・レシュチェンコ(ピアノ)、アリッサ・マルグリス(ヴァイオリン)、
ゲザ・ホスツ=レゴツキ(ヴァイオリン)、リダ・チェン(ヴィオラ)
マルク・ドロビンスキー(チェロ)、エンリコ・ファゴーネ(バス)
ラフマニノフ:
4.ロマンス
5.ワルツ (以上 6手ピアノのための)
ダニエル・ゲルツェンベルク、アントン・ゲルツェンベルク、
リリア・ジルバーシュタイン(ピアノ)
6.ロシア狂詩曲 ホ短調
リリア・ジルバーシュタイン、アレクサンデル・モギレウスキー(ピアノ)
CD3
1.ファリァ:スペインの庭の夜(全3曲)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
スヴィッツェラ・イタリアーナ管弦楽団、
アレクサンデル・ヴェデルニコフ指揮
2.ラヴェル:スペイン狂詩曲(作曲者による2つのピアノ用編曲)
セルジォ・ティエンポ(ピアノ)、カリン・レヒナー(ピアノ)
3.ブロッホ:ピアノ五重奏曲 第1番
リリア・ジルバーシュタイン(ピアノ)、アリッサ・マルギリス(ヴァイオリン)
ルチア・ホール(ヴァイオリン)、
ノラ・ロマノフ=シュヴァルツベルク(ヴィオラ)
マルク・ドロビンスキー(チェロ)
ルガノ・フェスならではの名曲、秘曲おりまぜての恒例の室内楽の祭典、第7年
目の2009年のライヴをまとめた3CD
マルチパック 20Pブックレット



●EMI MASTERS
EMIクラシックスのミッド・プライスのメイン・カタログ、新シリーズのご案内
です。現在GROCシリーズが永年ご愛顧いただいておりますが、それにかわる名
演、名曲の名盤シリーズとして年2回のペースで発売をしてまいります。
現GROCの人気商品は順次EMIマスターズに移行される予定です。


CMS-9659212 2枚組 \1050
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全集(全6曲)
パブロ・カザルス(チェロ)

CMS-9659222 2枚組 \1050
ベートーヴェン:
CD1
1.ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」
1997年5月25-31日、リンドハースト・ホール、ロンドン録音
2.ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」
1999年12月6-12日、リンドハースト・ホール、ロンドン録音
3.ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ヴァルトシュタイン」
1992年12月2、3、5&6日、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン録音
4.ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a「告別」
2002年6月24-26日、28-29日、リンドハースト・ホール、ロンドン録音
CD2
1.ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.67「熱情」
1999年2月15-21日、リンドハースト・ホールロンドン録音
2.ピアノ・ソナタ第25番ト長調Op.79
1999年2月15-21日、リンドハースト・ホール、ロンドン録音
3.ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106「ハンマークラフィーア」
2001年10月17、18、20&23日、リンドハースト・ホール、ロンドン録音
以上 スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ)

CDM-9659232 \850
1.ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
1980年9月14-15日、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン録音
2.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
ロンドン交響楽団、アンドレ・プレヴィン指揮
1972年11月27&28日、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン録音

CDM-9659242 \850
ベートーヴェン:
交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱付き」
バーバラ・ボニー(ソプラノ)、ビルギット・レンメルト(コントラルト)
カート・ストレイト(テナー)、トーマス・ハンプソン(バリトン)
バーミンガム市交響楽団合唱団(サイモン・ハルゼー:合唱指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
サイモン・ラトル指揮
2002年5月、ムジークフェライン、ウィーン、ライヴ録音
(ベーレンライター原典版-デル・マール編 使用)

CDM-9659252 \850
ブラームス:
ドイツ・レクイエムOp.45
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
フィルハーモニア合唱団(合唱指揮:ラインハルト・シュミット)、
ラルフ・ダウンズ(オルガン)
フィルハーモニア管弦楽団
オットー・クレンペラー指揮
1961年1月2日、3月21、23&25日、4月26日、
キングズウェイ・ホール、ロンドン録音

CDM-9659262 \850
1.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
2.ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26*
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団
エルレム・クルツ指揮、*ヴァルター・ジュスキント指揮
1958年4月30日、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン録音、*1956年9月12日、
キングズウェイ・ホール、ロンドン録音

CDM-9659302 \850
ショパン:ワルツ集
1.ワルツ第4番ヘ長調Op.34-3
2.ワルツ第5番変イ長調Op.42
3.ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1
4.ワルツ第9番変イ長調Op.69-1
5.ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2
6.ワルツ第11番変ト長調Op.70-1
7.ワルツ第10番ロ短調Op.69-2
8.ワルツ第14番ホ短調(遺作)
9.ワルツ第3番イ短調Op.34-2
10.ワルツ第8番変イ長調Op.64-3
11.ワルツ第12番へ短調Op.70-2
12.ワルツ第13番変ニ長調Op.70-3
13.ワルツ第1番変ホ長調Op.18
14.ワルツ第2番変イ長調Op.34-1
15.舟歌 嬰ヘ長調Op.60*
16.夜想曲変ニ長調Op.27-2**
17.マズルカ 嬰ハ短調Op.50-3
ディヌ・リパッティ(ピアノ)
1950年7月3、6、8、9、11、12日、ジュネーヴ放送、スイス録音、
*1948年4月21日、**1947年2月20日、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン録音

CDM-9659312 \850
ドビュッシー:前奏曲集(全24曲)
1.前奏曲集 第1巻(全12曲)
2.前奏曲集 第2巻(全12曲)* 
ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
1953年8月15-16日、*1954年12月9-10日、アビー・ロード・スタジオ、
ロンドン録音

CDM-9659322 \850
エルガー:チェロ協奏曲
1.序曲「コケイン」Op.40*
2.チェロ協奏曲ホ短調Op.85**
3.海の絵Op.37(全5曲)***
**ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)
***ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
*フィルハーモニア管弦楽団、**&***ロンドン交響楽団
以上 サー・ジョン・バルビリーリ指揮
*1962年8月27日、**1965年8月19日、キングズウェイ・ホール、ロンドン録音
***1965年8月30日、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン録音

CDM-9659332 \850
1.ドビュッシー:管弦楽のための映像(全5曲)
1953年10月8&9日、シャン・ゼリゼ・スタジオ、パリ録音
2.フォーレ:レクイエム
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
エリーザベト・ブラッスール合唱団、アンリエット・ピュイ=ロジェ(オルガン)
1962年2月14-15日、5月25-26日、サン=ロシュ教会、パリ録音
以上 パリ音楽院管弦楽団、アンドレ・クリュイタンス指揮

CDM-9659342 \850
グリーグ:
1.「ペール・ギュント」劇付随音楽(10曲)*
(2/15)2.交響的舞曲Op.64-2
3.演奏会用序曲「秋に」Op.11
4.古いノルウェーの歌と旋律Op.51
*イルゼ・ホルヴェーイ(ソプラノ)、
ビーチャム合唱協会(合唱指揮:デニス・ヴォーン)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
サー・トーマス・ビーチャム指揮

CDM-9659352 \850
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル指揮
2002年9月7-10日、フィルハーモニー、ベルリン、ライヴ録音

CDM-9659362 \850
モーツァルト:ホルン協奏曲集
1.ホルン協奏曲第1番ニ長調K412
2.ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417
3.ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
4.ホルン協奏曲第4番変ホ長調K495
以上 デニス・ブレイン(ホルン)
フィルハーモニア管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
1953年11月12-13&23日、キングズウェイ・ホール、ロンドン録音
5.五重奏曲変ホ長調(ピアノと管楽器のための)K452
コリン・ホースリー(ピアノ)
デニス・ブレイン管楽アンサンブル
(レナード・ブレイン-オーボエ、スティーヴン・ウォーターズ-クラリネット、
セシル・ジェイムズ-バスーン、デニス・ブレイン-ホルン)
1954年5月19&23日、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン録音

CDM-9659372 \850
モーツァルト:フルート協奏曲集
1.協奏曲(フルートとハープのための)ハ長調K299*
2.フルート協奏曲第1番ト長調K313
3.フルート協奏曲第2番ニ長調K314
エマニュエル・パユ(フルート)
*マリー=ピエール・ラングラメ(ハープ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、クラウディオ・アッバード指揮
1996年9月22、24、28、29日、フィルハーモニー、ベルリン録音

CDM-9659382 \850
プッチーニ:アリア集
「蝶々夫人」
1.ある晴れた日に
2.私の坊や
「エドガール」
3.Addio, mio dolce amor
4.Nel villaggio d'Edgar
「つばめ」
5.何と美しい夢
「ラ・ボエーム」
6.私の名はミミ
7.私が町を歩くとき
8.あなたの愛の呼ぶ声に
「西部の娘」
9.ソレダードにいたとき
「マノン・レスコー」
10.この柔らかなレースの中で
11.捨てられて、ひとり寂しく
「修道女アンジェリカ」
12.母さんもなしに坊やは死んだのね
「ジャンニ・スキッキ」
13.私のお父さん
「ヴィッリ」
14.もしあなたが可愛かったら
「トゥーランドット」
15.お聞き下さい、王子さま
16.氷のような姫君の心も
17.この宮殿の中で
「トスカ」
18.歌に生き、恋に生き*
アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)
(2)、(17)-ロベルト・アラーニャ(テナー)
(3)、(4)、(17)-ロイヤル・オペラ・ハウス(コヴェント・ガーデン)合唱団
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団、アントン・コッポラ指揮
*ロイヤル・オペラ・ハウス(コヴェント・ガーデン)管弦楽団、ア
ントニオ・パッパーノ指揮
2004年7月20-29日、オーディトーリアム・ディ・ミラノ録音

CDM-9659392 \850
1.ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調Op.10
2.ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
ストラヴィンスキー:
3.弦楽四重奏のための3つの小品(1914)
4.弦楽四重奏のためのコンチェルティーノ(1920)
5.ラウール・デュフィ追悼の二重カノン(1959)
アルバン・ベルク四重奏団
(ギュンター・ピヒラー&ゲルハルト・シュルツ-ヴァイオリン、
トーマス・カクシュカ-ヴィオラ、
ヴァレンティン・エルベン-チェロ)
1984年4月(1)、1984年4月(2)、1983年6月21-22日(3-5)、
エヴァンゲリカル教会 セオン録音

CDM-9659402 \850
シューベルト:
美しき水車小屋の娘D795(全22曲)
ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
ジェラルド・ムーア(ピアノ)
1962年12月2-4日、ゲマインデハウス、ベルリン-ツェーレンドルフ録音

CDM-9659412 \850
R.シュトラウス:4つの最後の歌
1.4つの最後の歌(遺作)
2.母親の自慢Op.43-2
3.森の喜びOp.49-1
4.献呈Op.10-1(オーケストレーション:ロベルト・ヘーガー)
5.懐かしい面影Op.48-1
6.東方の聖なる三博士Op.56-6
7.憩え、わが心Op.27-1
8.わが子にOp.37-3
9.子守歌Op.41-1
10.あすの朝Op.27.4
11.小川Op.88-1
12.ばらの花環Op.36-1
13.冬の霊感op.48-4
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
ベルリン放送交響楽団(1)-(6)、ロンドン交響楽団(7)-(13)
ジョージ・セル指揮
1965年9月1-3日、グリューネヴァルト教会、ベルリン録音(1)-(6)
1968年9月10-14&18日、キングズウェイ・ホール、ロンドン録音(7)-(13)

CDM-9659422 \850
ヴィヴァルディ:四季
1.協奏曲第1番ホ長調RV269「春」
2.協奏曲第2番ト短調RV315「夏」
3.協奏曲第3番ヘ長調RV293「秋」
4.協奏曲第4番ヘ短調RV297「冬」
5.ヴァイオリン協奏曲ハ短調RV199「疑い」(マリピエロ編)*
6.ヴァイオリン協奏曲イ短調RV356(マリピエロ編)*
7.ヴァイオリン協奏曲イ長調RV347(マリピエロ編)*
イツァーク・パールマン(ヴァイオリンと指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
*イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
1976年5月18-20日、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン録音
*1982年7月21-22日&1983年7月8日、
フレデリック・R.マン・オーディトーリアム、
イスラエル録音

CDM-9659432 \850
トランペット協奏曲集
1.フンメル:トランペット協奏曲変ホ長調(編:ウーブラドゥ)
2.L.モーツァルト:トランペット協奏曲ニ長調(編:ザイフェルト)
3.テレマン:トランペット協奏曲ニ長調(編:グレーべ)
4.ヴィヴァルディ:トランペット協奏曲変イ長調(編:ティルデ)
モーリス・アンドレ(トランペット)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
1974年5月28-29日、フィルハーモニー、ベルリン録音



<VIRGIN CLASSICS>
VBS-6071020 2枚組(1枚価格) \1880
ベートーヴェン:
1.弦楽四重奏曲 第14番 嬰ハ短調 Op.131
2.弦楽四重奏曲 第2番 ト長調 Op.18-2
3.弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 Op.132
4.弦楽四重奏曲 第9番 ハ長調 Op.59-3 「ラズモフスキー 第3番」
アルテミス四重奏団
(ナタリア・プリシェペンコ、ハイメ・ミュラー-ヴァイオリン、
フォルカー・ヤコブセン-ヴィオラ、エッカルト・ルンゲ-チェロ)
ブリリアント・ボックス 12Pブックレット
Ars Musiciレーベルで発売された音源を2CDセットにしてVirginより発売
Virginとの契約後2枚のベートーヴェン作品を発表し、フランスのCHOC,
Diapason d'Or ドイツのECHOの各賞を初め、高い評価を受けるアルテミスQの
ベートーヴェン。以前他社レーベルで発売された音源のVirginからの再登場で
す。ベートーヴェン作品の全曲録音に挑戦する気鋭のアルテミス四重奏団から
目が離せません。

VC-6945740 \1880
ヘンデル:「メゾ・ソプラノ」-オペラ・アリア集
1.「イメネーオ」-Sorge nell'alma mia
2.「フロリダンテ」-Alma mia
3.「クレタのアリアンナ」-Salda quercia in erta balza
4.「タメルラーノ」-Ben che mi sprezzi
5.「セルセ」-Se bramate
6.「ゴールのアマディージ」-不幸な恋人のすべての痛みを
7.「クレタのアリアンナ」-Qual leon
8.「パルナス山の祭典」-Non tardate fauni
9.「アグリッピーナ」-Come unbe di fugge
10.「ラダミスト」-Ombra cara
11.「オルランド」-Verdi allori
12.「パルナス山の祭典」-Lunga seria, d'altri eroi
マックス・エマヌエル・チェンチッチ(カウンター・テナー)
イ・バロッキスティ、  他 ディエゴ・ファソリス指揮
ジュエル 36Pブックレット(含 歌詞-仏/英/独)
昨年春、来日リサイタルでも披露して聴衆を圧倒したヘンデルのアリア、ます
ますその存在感を高めるチェンチッチの最新録音です。

DVBW-2672779(DVD-Video) \2250
ドニゼッティ:愛の妙薬(2005年リセウ・オペラ収録)
アディーナ・・・・・・・・・・・・・・・マリア・バヨ
ネモリーノ・・・・・・・・・・・・・・・ロランド・ヴィラゾン
ベルコーレ・・・・・・・・・・・・・・ジャン=リュック・シェニョー
ドゥルカマーラ・・・・・・・・・・・・ブルーノ・プラティコ
ジャンネッタ・・・・・・・・・・・・・・クリスティーナ・オブレゴン
モレット・・・・・・・・・・・・・・・・・ホセ・ルイス・ペレス
チャン・・・・・・・・・・・・・・・・・・オタカール・クラウス 他
リセウ大劇場交響楽団、合唱団
音楽監督、指揮:ダニエレ・カッレガリ
舞台監督:マリオ・ガス 他
2005年6月、リセウ大劇場、バルセロナ ライブ収録
収録時間:152分
メニュー:英語 字幕:英/仏/独/スペイン/カタロニア/伊語
ヴィラゾンがナイーヴな「ネモリーノ」にコメディとペーソスを吹き込んだリ
セウ公演、ウルグァイ出身のガスによるリセウのプロダクション。

VCSW-6071070(1CD+1DVD) \2180
VIA CRUCIS(十字架の道)(デラックス・ヴァージョン)(期間限定盤)
●CD
Maria - La visione
1.ビーバー(1644-1704):L'Annonciation
2.不詳:ナポリ風の子守歌/フィリップ・ジャルスキー
3.トラディショナル-編:
メルランディ、グイッサーニ:マリア(sopra la Cprinese)/
マキシム・メルランディ、ジャン・ピエール・マルケッティ、
ジャン=フィリップ・グイッサーニ
アンドレ・ドミニチ
4.メールラ(1594/5-1665):Hor ch'e tempo di dormire/ヌリア・リアル
5.ビーバー:アリア
La morte di Xsto - O Diu, tante suffranze
6.レグレンツィ(1626-1690):Lumi, potete piangere/ヌリア・リアル、
フィリップ・ジャルスキー
7.トラデッィショナル(コルシカ地方):Suda sangue/マキシム・メルランディ、
ジャン=フィリップ・マルケッティ、アンドレ・ドミニチ、
ジャン=フィリップ・グイッサーニ
8.フェッラーリ(1603頃-1681):
Queste pungente spine/フィリップ・ジャルスキー
9.ロッシ(1598-1653):Voglio morire
10.トラデッィショナル(コルシカ地方):
スターバト・マーテル/マキシム・メルランディ、
ジャン=ピエール・マルケッティ、アンドレ・ドミニチ、
ジャン=フィリップ・グイッサーニ
11.サンチェス(1600頃-1679):スターバト・マーテル/ヌリア・リアル
12.カッザッティ(1616-1678)/メアッリ(1630頃-1669頃):パッサカリア
13.マンブリーニ/カサロンガ/アクァヴィーヴァ:
Lamentu di Ghjesu(sopra la Follia)/
マキシム・メルランディ、ジャン・ピエール・マルケッティ、
アンドレ・ドミニチ、ジャン=フィリップ・グイッサーニ
Ci vedrem in Paradiso
14.メールラ:シャコンヌ
15.モンテヴェルディ(1567-1643):主をほめたたえよ/ヌリア・リアル
16.ロレンツォ・アッレグリ(1567-1648):Canario
17.不詳:Ciaccona di Paradiso e dell'Inferno/フィリップ・ジャルスキー、
フルヴィオ・ベッティーニ
18.グラニャニエッロ(1954生まれ):
'Stu criatu/ヴィンチレンツォ・カペッズト
フィリップ・ジャルスキー(カウンター・テナー)
ヌリア・リアル(ソプラノ)
アンサンブル・バルバラ・フルトゥーナ(コルシカの合唱団)
ラルペッジャータ、クリスティーナ・プルハール指揮
●DVD ラルペッジャータ結成10周年記念(デラックス・ヴァージョンのみ)
2004年:
1.不詳:Passacaglia della vita/マルコ・ビースリー
2.ヒューテ/キルヒャー-編:プルハール:Tarantella Napoletana
3.トラデッィショナル(プッリャ地方):
La Carpinese/マルコ・ビースリー、アンナ・デーゴ
4.ロッシ:Lasciate Averno/ヴェロニク・ジャンス
5.カッザティ:シャコンヌ
2006年:
6.不詳:Sa qi turo/キングズ・シンガーズ
7.不詳:Bastiao/キングズ・シンガーズ
8.サンチャーゴ・デ・ムルチア-編:プルハール:Jacaras/ペペ・ハビシュエラ
9.トラディショナル:
Pizzicarella mia/ルチッラ・ガレッツィ、アンナ・デーゴ、
フィリップ・ジャルスキー
2008年:
10.モンテヴェルディ:苦しみが甘美なものなら/フィリップ・ジャルスキー
11.モンテヴェルディ:おお私は傷つき、倒れる/フィリップ・ジャルスキー
12.不詳-編:プルハール:Ciaccona del Paradiso e del Inferno/
フィリップ・ジャルスキー、ドロン・シャーウィン、
アレッサンドロ・タンペイリ
13.カプスベルガー:Toccata l'Arpeggiata/クリスティーナ・プルハール
14.不詳:ナポリ風の子守歌/フィリップ・ジャルスキー
15.トラディッショナル-編:
メルランディ/マルケッティ:マリア(sopra la Carpinese)/
アンサンブル・バルバラ・フルトゥーナ
16.モンテヴェルディ:Pur ti miro/ヌリア・リアル
以上 ラルペッジャータ、クリスティーナ・プルハール指揮
ケースバウンドCD+1DVD5 80Pブックレット

VC-6945770 \1880
プルハール、ラルペッジャータ/VIA CRUCIS(十字架の道)
(ジュエルケース・ヴァージョン)
CDのみのパッケージです。
ジュエル・ボックス 40Pブックレット
宗教性をおびた地中海地方の情熱、ラルペッジャータの新作は17世紀イタリア
の作曲家サンチェス、メールラの作品とイタリアとコルシカのトラディッショ
ナルな音楽のコレクション。結成10周年記念としてデラックス・ヴァージョン
にはジャルスキー他のゲスト達とのパフォーマンスを収録、彼らの即興性とエ
ンターテインメント性あふれるステージが楽しめます。

<SONY CLASSICAL>
8869764823-2 5枚組 \2400
マレイ・ペライア/ショパン生誕200年BOX 生産限定盤
(DISC 1)
ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11 / ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
ズービン・メータ(指揮)イスラエル・フィル
(DISC 2)
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35「葬送」/ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
(DISC 3)
バラード第1-4番 / ワルツ第1番変ホ長調Op.18「華麗なる大円舞曲」 / ワルツ
第5番変イ長調Op.42「大円舞曲」 / 夜想曲第4番ヘ長調Op.15-1 / マズルカ
第7,13,23番 / エチュード第3,4番
(DISC 4)
エチュード Op.10&25全曲
(DISC 5)
前奏曲第6,7,15番 / 即興曲第1,2,3番 / 幻想即興曲(即興曲第4番)嬰ハ短調
Op.66 / 舟歌嬰ヘ長調Op.60 / 子守歌変ニ長調Op.57 / 幻想曲ヘ短調Op.49
人間味溢れる芸術性の高いピアニスト、ペライア。豊かな音楽性に裏打ちされ、
研ぎ澄まされた感性とテクニックで奏される彼のショパン演奏の中から、名演
を収録した5枚BOXとなります。ショパン・イヤーのための生産限定盤となりま

8869743707-2 \1680
シューマン:
交響曲第1番変ロ長調作品38「春」
交響曲第2番ハ長調作品61
サカリ・オラモ指揮
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
録音;2009年ストックホルム
かのベルリン・フィルのシェフ、サイモン・ラトルの後継者とも目されるフィ
ンランド出身の新世紀の名指揮者、サカリ・オラモ。これまでも数回の来日経
験があり、お国ものの北欧作品はもちろんのこと、正統的ドイツ・レパートリ
ーも手中に収めて現在各地で活躍中のオラモが、2010年にショパンと同様に生
誕200年という記念の年を迎える、シューマンの交響曲全4曲をソニー・クラシ
カルに録音しました。
国内盤(SICC-1339-1340)は「1番&2番」「3番&4番」の2枚組で2/24にリリース
される予定ですが、海外は、「1番&2番」、「3番&4番」でのリリースとなる
予定です。

8869757926-2(SACD-Hybrid) 2枚組 \2650
グスタフ・マーラー:
交響曲第8番変ホ長調「千人の交響曲」
メラニー・ディエナー[第1ソプラノ(罪深き女)]
ユリアーネ・バンゼ[第2ソプラノ(懺悔する女)]
リサ・ラーション[第3ソプラノ(栄光の聖母)]
イヴォンヌ・ネーフ[第1アルト(サマリアの女)]
ビルギット・レンメルト[第2アルト(エジプトのマリア)]
アンソニー・ディーン・グリフフィー[テノール(マリア崇拝の博士)]
シュテファン・パウエル[バリトン(法悦の教父)]
アスカー・アブドラザコフ[バス(瞑想する教父)]
スイス室内合唱団、WDR合唱団
チューリヒ児童合唱団、カルトブルン児童合唱団
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
指揮:デイヴィッド・ジンマン
[録音]2009年2月、チューリヒ、トーンハレ
オランダ時代からマーラーの研究を深め、何度も全曲演奏してきたジンマンが
番号順に進めているチューリヒでのチクルスは、スコアを厳格・精密に再現す
ることに主眼を置いた21世紀のマーラー像を具現化したもの。SACDハイブリッ
ド仕様で、作品の空間性をはっきりと再現できるオーディオファイル的なポイ
ントも大。

8869764816-2 \1680
ベートーヴェン:
交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)
バーゼル室内管弦楽団(KOB)
演奏時間:[第5番] 6:46, 8:21, 4:26, 10:42
[第6番] 10:55, 11:20, 5:01, 3:35, 8:21
【録音】2008年7月ルツェルン大会議場 (セッション)
これまでバロック演奏を中心に爆発的斬新な演奏を続けてきた彼が、数年間も
の研究と実演を繰り返し、納得の演奏を私たちに投げかける、アントニーニ&
KOBによるベートーヴェンの3枚目のアルバム。既にこのオーケストラの客演指
揮者を10年勤める彼は、第1番から順番に録音してきており、2年に1枚のスロー
ペースで行ってきています。レコーディング自体も、じっくり時間をかけると
いった完璧主義。そして録音場所も、音響の良いホールを使用するといった徹
底ぶり。
同じような手法による演奏は、パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィル
がありますが、アントニーニは、当時の古典的配置はもちろん、ナチュラル・
トランペット、ケトル・ドラムを使用し、ナチュラル・ホルンや、弦楽器の全
てにガット弦を張りクラシカル・ボウ(弓)を使用。特に低音楽器群のうねるよ
うなダイナミックさとアクセント加えて演奏されるのが印象的。クラシカル・
ピッチより若干高いモダン・ピッチと控えめなビブラートによるガット弦の音
色の「輝き」と「粋」の極み。そして、金管楽器とティンパニの軍楽的で粗野
的な荒々しさ。木管の美しい歌い回し、弦楽の切り込みなど、新発見箇所が多
数見出されます。
アントニーニは、当時のバロックから古典派、そしてロマン派に移行していく
という大きな変革時代を現代に再現していきます。楽器も同様で当時を再現す
るのではなく、木管楽器のみがモダン楽器を使用し、現代人にベートーヴェン
音楽の変革の体験を感じさせてくれるのです。
それだけではありません。小さな刻みによるバロック奏法とは違い、大きなメ
ロディーの流れと言う新しい改革に望んでいます。最初の第1&2番とは違い、
今回は更に大きな呼吸による立体的な流れを作り、ダイナミックなベートー
ヴェンの再現に成功しています。

8869719252-2(SACD-Hybrid) 2枚組 \2650
ベートーヴェン:
交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
第4番変ロ長調Op.60
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)
バーゼル室内管弦楽団(KOB)
【演奏時間】:[第3番] 16:19, 14:07, 5:36, 11:03
[第4番] 11:15, 9:18, 5:30, 6:24
【録音】
2006年5月ルツェルン文化会議センター コンサートホール(第3番:セッション)
2007年9月カジノ・バーゼル音楽ホール(第4番:セッション)
この商品は、既にヨーロッパでは2008年に発売されておりましたが、今回5番
&6番の発売にあわせて取り扱いさせていただきます。

8869762740-2 \1680
ドイツ・バロック・カンタータ集 Vol.2
ブクステフーデ:『カンタータ「イエス、わが喜び」BuxWV.60』
J.S.バッハ:『モテット第3番「イエス、わが喜び」BWV.227』
J.S.バッハ:
『カンタータ第81番「イエス眠り給いて、われ何をか望むべき」BWV.81』
J.S.バッハ:『カンタータ第180番「装いせよ、おお愛する魂よ」BWV.180』
テレマン:『カンタータ「装いせよ、おお愛する魂よ」』
ステファン・マクラウド(指揮)
リ・アンジェリ・ジュネーヴ (ピリオド楽器使用)
【録音】2009年1月7-11日、 スイス・ロマンド放送アンセルメ・スタジオ、
ジュネーヴ、(セッション)
このアルバムと同じ作曲家の作品で収録された「ドイツ・バロック・カンター
タ集 Vol.1(88697225032)」の続編となります。ステファン・マクラウドは、
ジュネーヴ音楽院で声楽を学び、ケルン音楽院でさらに研鑽を積む。その後、
ミシェル・コルボのローザンヌ声楽器楽アンサンブルのソリストとして長年参
加。現在ではヘレヴェッヘ、ガーディーナー、ブリュッヘン、レオンハルト、
オランダ・バッハ協会によるソリストに参加し、ルネサンスから近現代までの
幅広いレパートリーを持っています。また50以上のCDの演奏にも参加し、鈴木
雅明&BCJとの共演や、「熱狂の日」でも来日し高い評価を得ています。
リ・アンジェリ・ジュネーヴは、バロック専門ソリストや室内楽奏者を起用し
てマクラウドが2003年に設立した小編成の声楽器楽アンサンブルで、彼らの情
熱と研究の誠実さは、音楽の鮮度を保証しています。





<deutsche harmonia mundi>
8869756408-2 \1680
スカルラッティ、マンチーニ、サッリ:
リコーダーと弦楽のための室内協奏曲集(1725年のナポリ筆写譜より)
アレッサンドロ・スカルラッティ:協奏曲イ短調, イ長調, ハ長調, ト短調
フランチェスコ・マンチーニ:協奏曲ホ短調, ハ短調, ニ短調
ドメニコ・サッリ:協奏曲イ短調
バルト・クーン(Bfl)
寺神戸 亮、アン・ファン・ラーテン(バロックVn)
秋葉 美佳(バロックVa)
ロナン・ケルノア(バロックVc)
ヘルマン・スティンデルス(Cemb,Org)
【録音】2009年2月19-21日、アウグスティヌス・ムジークツェントラム(AMUZ)、
アントワープ(セッション)
ここに収録された作品は、サン・ピエトロ音楽院に所蔵されている1725年にナ
ポリで出版された筆写譜によるものから選択されています。この筆写譜は、ア
レッサンドロ・スカルラッティ、フランチェスコ・マンチーニ、ドメニコ・サ
ッリ、フランチェスコ・バルベッラ、ロベルト・ヴァレンティーニ、ジョヴァ
ンニ・バッティスタ・メーレらの作品で構成されており、一部の作品を除き、
ブロックフレーテ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、通奏低音の5声部で書かれ
ています。協奏曲と言っても、当時は形式の定義はされておらず、「Sonatas」
や「Concerti」と書かれていますが、現代風にいえば「室内協奏曲」と言うの
が一番近い形式でしょう。ヴィヴァルディなどのベニス派の作品にはヴィオラ
が省略される場合場多いのですが、これらのナポリ派ではヴィオラが加わり、
内声部の充実さが際立ってきます。
また典型的で独特のイタリア的旋律と、オペラの要素が多く取り入れられてい
ます。特にゆっくりした楽章ではベルカント的奏法が魅力的で、後にヘンデル
などにこれらのスタイルが基本となり発展していきました。
バルト・クーンは、ベルギー・アントワープ王立音楽院で学んだベテランのブ
ロックフレーテ奏者。ルネ・ヤーコプス、パウル・ファン・ネーヴェル、ヘレ
ヴェッヘ、クイケン、インマゼールらなど、様々なコンサートや録音に参加。
既に70枚以上の録音に参加しています。




<OEHMS CLASSICS>
OC-816 \2080
シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」(全曲)
コンラッド・ジャーノット(Br)
アレクサンダー・シュマルツ(p)
【録音】2008年9月22-25日、
ザンドハウセン、クララ・ヴィーク・オーディトリウム、
最もフィッシャー=ディースカウの声質・解釈を持つバリトン、ジャーノット
のシューベルト!
最近、更にその才能に磨きをかけ、着々とスターへの階段を昇り詰めているバ
リトン、コンラート・ジャーノットの最新録音です。今までの彼のレパートリ
ーは、どちらかというと「通好み」(キワモノ?)のものばかり。女声で歌われ
ることの多い曲(R・シュトラウスの「4つの最後の歌」やワーグナーの「ヴェー
ゼンドンク」、ラヴェルの「シェエラザード」など)やレパートリー的に珍しい
曲(モーツァルトの父と息子の曲や、ジルヒャーなど)と言ったちょっとひねっ
た作品でその真価を発揮してきました。
しかし、今回はついにドイツ・リートの王道とも言える「水車小屋の娘」に挑
戦です。声質はバリトンですが、彼の持ち味とも言える輝かしい高音も遺憾な
く発揮されていて、どちらかというと健康的な若者と言った風情が好ましく思
えるでしょう。彼はイギリス人なのですが、ドイツ語の発音と解釈は完璧で、
ゲルハーヘルとともに、最もフィッシャー=ディースカウの影響をはっきりと
打ち出し、解釈や声質なども最も近いバリトンと高い評価を得ています。
ピアノはアレクサンダー・シュマルツで、彼は2008年のジャーノットの初リサ
イタルでも息のあった演奏を聴かせてくれた名手です。この歌集では特に表現
の多くを担わなくてはいけないピアノ・パートを刻々と移り変わる音色で表現。
ひた走る若者をやさしく励まし、時には叱咤し、最後には優しく包み込むとい
う小川になりきっています。

OC-735 \1680
ヨハン・クリストフ・フォーゲル:3つの交響曲集
交響曲第1番ニ長調、第2番変ホ長調、第3番変ロ長調
ラインハルト・ゲーベル(指揮)
バイエルン・カンマー・フィルハーモニー
【録音】2008年9月16-19日、 ニュールンベルク・ゲルマン国立博物館、
アウフゼス・ザール
ヨハン・クリストフ・フォーゲル(1756-1788)は、ニュールンベルクで生まれ、
ドレスデンで音楽を学びました。しかしドレスデンでの音楽はそれ以前の、ゼ
レンカ、ピゼンデル、ハッセの域を脱せないままでいたためにパリに行き、
1786年に最初のオペラ「La toison d'or」を作曲しグルックに献呈しました。
またその初演は、当時のパリでの超人気管楽器名奏者たちが参加し、その演奏
はパリ中が狂乱になるほどでした。グルックとサリエリは彼の曲を絶賛しまし
た。ところが、パリの評論家たちは彼の新様式によるオペラ改革に反対し、グ
ルックと同じように批判されてしまいました。
ここに収録された交響曲集は1784年に作曲されたもので、様々な新しい試みや
コンチェルタンテ様式が多用され、それは当時のパリでは受け入れがたいもの
だったため、演奏禁止ともなったようです。残念ながら、フォーゲルは若くし
て32歳にアルコール中毒で亡くなりました。彼の最も成功したオペラ
「Demophon」のみが、1820年までロングヒット上演され続けられました。
ムジカ・アンティクァ・ケルンのラインハルト・ゲーベルは、2009年からバイ
エルン・カンマー・フィルハーモニー(1990年設立)の音楽監督を務めており、
新しい表現を見出していきます。

OC-112 \1150
ピアツィーニ・プレイズ・ピアソラ&アルゼンチン
アルフレド・ゴビの肖像(ピアソラ)/ ビグマリオン(同)/ バイレシート(グァ
スタビーノ)/ ガト(同)/ 山なみの夕暮(フォンテンラ)/ 天使のタンゴ(ピア
ソラ)/ ピカソ(同)/ ミロンガ(ヒナステラ)/ アルゼンチン舞曲集(同)/
バイレシート(ブチャルド)/ カンペーラ(田園のしらべ)(同)/ ミロンガ(サ
エンス)/ 金星の女たちの歌(ピアソラ)/ 南十字星へのプレリュード(同)/
捨てられた畑小屋op.32-4(A.ウィリアムス)/ ガト(アギーレ)/ トリステNo.4
(同)/ チャウ・パリ(ピアソラ)/ 死(同)
カルメン・ピアッツィーニ(p)
【録音】1997年7月カールスルーエ、ゴッテスアウエ城(DDD:セッション)
ピアッツーィニは、ブエノスアイレスの名門音楽一家に生まれたピアニスト。
その根の部分には、アルゼンチンの魂が息づいており、それが見事に表現され
ています。心の底からの自然な表現が美しく、情熱と官能のメロディを、ホッ
ト&クールに歌い上げるピアノ小品集です。

<EMI CLASSICS>
CZS-4554312 4枚組 \1580
フィッシャー=ディースカウ/Recxordings from the Archives
マルチパック 32Pブックレット
フィッシャー=ディースカウの膨大な録音からレアな作品をまとめた4枚組
※曲目詳細はこちらにございます。

CZS-4563392 6枚組 \1500
100ベスト・チャイコフスキー
マルチパック 8Pブックレット
人気作曲家、チャイコフスキーの名曲ベスト
※曲目詳細はこちらにございます。

CZS-6085282 2枚組 \1880
オペラ2010
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
現代と歴史的名ヴォーカルが結集したオペラのエッセンス
※曲目詳細はこちらにございます。


●GEMINIシリーズ
CZS-4563142 2枚組 \1200
バッハ:管弦楽組曲第1番-第4番
バース・フェスティヴァル管弦楽団、ユーディ・メニューイン指揮
1960年6月&11月、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン録音
ヴァイオリン協奏曲イ短調bwv1041
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン、指揮)
バース・フェスティヴァル管弦楽団
1958年10月&1959年12月、キングズウェイ・ホール、ロンドン録音
協奏曲(ヴァイオリンとオーボエのための)ニ短調BWV1060
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン、指揮)
レオン・グーセンス(オーボエ)
バース・フェスティヴァル管弦楽団
1962年4月、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン録音
協奏曲(フルート、ヴァイオリンとハープシコードのための)イ短調BWV1044
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン、指揮)
ウィリアム・ベネット(フルート)
ジョージ・マルコム(ハープシコード)
バース・フェスティヴァル管弦楽団
1965年6月&7月、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン録音
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CZS-4563192 2枚組 \1200
ブロッホ:管弦楽、合唱作品集
CD1
1.ヘブライ狂詩曲「ソロモン(シェロモ)」
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(ピアノ)
フランス国立管弦楽団、レナード・バーンスタイン指揮
1976年11月11-12日、サル・ワグラム、パリ録音
2.アヴォダート・ハコデシ(神聖祭儀)
ダグラス・ローレンス(バリトン)
ユタ合唱団
ユタ交響楽団、モーリス・アブラヴァネル指揮
1977年5月26&27日、モルモン・タバナクル、ソルト・レイク・シティ録音
CD2
1.コンチェルト・グロッソ第1番
(弦楽とピアノ・オブリガートのための)(1924-25)
フランシス・グリア(ピアノ・オブリガート)
アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮
1978年5月21&22日、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン録音
2.ヴァイオリン協奏曲(1937-38)
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団、パウル・クレツキ指揮
1963年6月18&19日、キングズウェイ・ホール、ロンドン録音
3.無伴奏ヴァイオリン組曲第1番(1958)
4.無伴奏ヴァイオリン組曲第2番(1958)
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
1974年1月4日&2月15日、1975年4月16日、
アビー・ロード・スタジオ、ロンドン録音
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CZS-4563242 2枚組 \1200
ブゾーニ:ピアノ協奏曲 他
CD1
1.協奏曲(ピアノ、管弦楽と男性合唱のための)Op.39(1903/04)
ジョン・オグドン(ピアノ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ダニエル・リヴィノー指揮
ジョン・オールディス合唱団男性団員
1967年7月20、22、26&29日、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン録音
2.悲劇的子守歌Op.42(1909)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、フレデリク・プラウスニッツ指揮
1967年9月18-20日、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン録音
CD2
1.トゥーランドット組曲Op.41(1904)
スカラ・フィルハーモニー管弦楽団、リッカルド・ムーティ指揮
1992年10月2-5日&12月14日、テアトロ・アバネッラ、ミラノ録音
2.サラバンドと葬列(「ファウスト博士」のための2つのスタディ)Op.51(1918/19)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ダニエル・リヴィノー指揮
1967年4月29日、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン録音
3.ソナティナ第3番「子供のために」(1916)
トーマス・アデス(ピアノ)
2000年2月7-10日、パットン・ホール、ウェスルトン、サフォーク州録音
4.ショパンの「ハ短調 前奏曲」による変奏曲と自由な形式のフーガ
(1884 改訂1922)
5.トゥーランドットの居間(間奏曲)(「悲歌集」第4曲)(1907)
6.ソナティナ第6番「カルメンによる」(1920)
ジョン・オグドン(ピアノ)
1960年12月19、23日、1961年3月30日、
アビー・ロード・スタジオ、ロンドン録音
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CZS-4563292 2枚組 \1200
ブクステフーデ:オルガン作品集
CD1
1.前奏曲、フーガとシャコンヌ ハ長調BuxWV137
2.コラール「もろびと声あげ」BuxWV197
3.前奏曲とフーガ ニ長調BuxWV139
4.シャコンヌ ハ短調BuxWV159
5.前奏曲とフーガ イ短調BuxWV140
6.コラール「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶBuxWV196
7.前奏曲とフーガ 嬰ヘ短調BuxWV146
8.前奏曲とフーガ ホ短調BuxWV142
9.コラール「ああ主よ、あわれなる罪人のわれを罰したもうな」BuxWV178
10.トッカータとフーガ ヘ長調BuxWV157
11.テ・デウムBuxWV.218
リオネル・ロッグ(マークッセン・オルガン-1977年製)
1977年9月19-28日、聖ニコラス教会、コルディング、デンマーク録音
12.前奏曲とフーガ ヘ長調BuxWV145
13.コラール「安らぎと喜びもてわれは逝く」BuxWV76
リオネル・ロッグ(メッツラー・オルガン)
1978年6月29日-7月5日、ヨハネ教会、ラウフェンブルク、スイス録音
CD2
1.トッカータとフーガ ニ短調BuxWV.155
2.コラール「来たれ聖霊」BuxWV199
3.前奏曲とフーガ ホ短調BuxWV143
リオネル・ロッグ(メッツラー・オルガン)
1978年6月29日-7月5日、ヨハネ教会、ラウフェンブルク、スイス録音
4.トッカータとフーガ ヘ長調BuxWV156
5.コラール「来たれ聖霊」BuxWV200
6.シャコンヌ ホ短調BuxWV160
7.コラール幻想曲「暁の星のいと美しきかな」BuxWV223
リオネル・ロッグ(メッツラー・オルガン)
1978年6月25-28日、ネツタル改修教会(グラリス)
8.前奏曲とフーガ イ短調BuxWV153
9.コラール「われらが神はかたき砦」BuxWV184
10.第1旋法のマニフィカトBuxWV203
11.前奏曲とフーガ ト短調BuxWV149
12.コラール「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BuxWV211
13.前奏曲とフーガ ト短調BuxWV150
14.パッサカリア ニ短調BuxWV161
リオネル・ロッグ(マークッセン-アンデルセン・オルガン)
1978年9月17-22日、ソーレ修道院、デンマーク録音
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CZS-4563342 2枚組 \1200
R.シュトラウス:交響詩集
CD1
1.ツァラトゥストラはこう語ったOp.30
2.ドン・ファンOp.20
1996年4月29日、5月3&4日、ジャンドメニコ・スタジオ、コリングスウッド、
ニュー・ジャージー州録音
3.ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずらOp.28
1993年5月17-19日、サントリー・ホール、東京(ライブ)録音
フィラデルフィア管弦楽団、ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
CD2
1.英雄の生涯Op.40(オリジナル終結部版)
フィラデルフィア管弦楽団、ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
1995年10月9日、ジャンドメニコ・スタジオ、コリングスウッド、
ニュー・ジャージー州録音
2.死と変容Op.24
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、クラウス・テンシュテット指揮
1982年3月28&29日、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン録音 
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット


●THE HOME OF OPERA シリーズ
CMS-4563752(2CD+1CD-ROM) \2400
ベッリーニ:清教徒
エルヴィーラ・・・・・・・マリア・カラス
アルトゥーロ・・・・・・・ジュゼッペ・ディ・ステファノ
リッカルド・・・・・・・・・ロランド・パネライ
ジョルジョ・・・・・・・・・ニコラ・ロッシ=レメーニ
ブルーノ・・・・・・・・・・アンジェロ・メルクリアリ
グァルティエーロ・・・・・・・・・・・カルロ・フォルティ
エンリケッタ・・・・・・・アウロラ・カッテラーニ
スカラ座合唱団、管弦楽団(ミラノ) 
(コーラス・マスター:ヴィットーレ・ヴェネツィアーニ)
トゥッリオ・セラフィン指揮
1953年3月24-30日、バジリカ・ディ・サンタ・エウフェミア、ミラノ録音
マルチパック 16Pブックレット 歌詞掲載CD-ROM
(カラス)の芸術を賞賛する誰もがこの歴史に残る録音を除外しえない(グラモ
フォン誌)

CMS-4569432(2CD+1CD-ROM) \2400
ブリテン:ピーター・グライムズ
ピーター・グライムズ・・・・・・・・アンソニー・ラルフ・ジョンソン
エレン・オーフォード・・・・・・・・・フェリシティ・ロット
ボルストロード船長・・・・・・・・・トーマス・アレン
アンティー・・・・・・・・・パトリシア・ペイン
スウォロー・・・・・・・・・スタッフォード・ディーン
牧師・・・・・・・・・・・・ニール・ジェンキンス
ネッド・キーン・・・・・・・・・・・・サイモン・キーンリィサイド 他
ロイヤル・オペラ・ハウス合唱団、管弦楽団(コヴェント・ガーデン) 
ベルナルト・ハイティンク指揮
1992年6月、ウォトフォード・タウン・ホール録音
マルチパック 16Pブックレット 歌詞掲載CD-ROM
上質に生き生きとした録音でみごとな演奏(グラモフォン誌)

CMS-4563792(2CD+1CD-ROM) \2400
ブリテン:ねじの回転
プロローグ/ピーター・クィント・・イアン・ボストリッジ
家庭教師・・・・・・・・・ジョーン・ロジャース
マイルズ・・・・・・・・・・ジュリアン・レアング
フローラ・・・・・・・・・・キャロライン・ワイズ
グロス夫人・・・・・・・・ジェイン・ヘンシェル
ジェスル嬢・・・・・・・・ヴィヴィアン・ティアネイ
マーラー室内管弦楽団
ダニエル・ハーディング指揮
2002年1月17-19日、モールティング・コンサート・ホール、スネイプ、
サフォーク州録音
マルチパック 16Pブックレット 歌詞掲載CD-ROM
オーケストラから鋭敏な表現を引き出し、歌手陣のベストを引き出したハーディ
ング

CMS-4563852(2CD+1CD-ROM) \2400
レハール:ほほえみの国/メリー・ウィドウ
ほほえみの国*
リーザ・・・・・・・・・・・エリーザベト・シュヴァルツコップ
グスタフ伯爵・・・・・・・・・・・・・エーリヒ・クンツ
スー=ホン王子・・・・・・・・・・・・ニコライ・ゲッダ
ミー・・・・・・・・・・・・・エミイ・ローゼ
チャン・・・・・・・・・・・オタカール・クラウス 他
メリー・ウイドウ
ハンナ・・・・・・・・・・・エリーザベト・シュヴァルツコップ
ダニロ・・・・・・・・・・・エーリヒ・クンツ
ツェータ男爵・・・・・・・アントン・ニースナー
カミーユ・・・・・・・・・・ニコライ・ゲッダ
ヴァランシエンヌ・・・・・・・・・・・エミイ・ローゼ
ブリオシュ・・・・・・・・ヨゼフ・シュミディンガー
カスカーダ・・・・・・・・オタカール・クラウス 他
以上 フィルハーモニア管弦楽団、合唱団
オットー・アッカーマン指揮
1953年4月16-18、21日、*1953年4月17、19-21日&6月28日、
キングズウェイ・ホール
ロンドン録音
マルチパック 16Pブックレット 歌詞掲載CD-ROM
アッカーマンはオーケストラと歌手陣をシャンペンのようにはじけさせる

CMS-4563892(3CD+1CD-ROM) \3350
パッパーノ、ゲオルギュー、アラーニャ/マスネ:マノン
マノン・・・・・・・・・・・アンジェラ・ゲオルギュー
騎士デ・グリュー・・・・・・・・・・ロベルト・アラーニャ
レスコー・・・・・・・・・エアレ・パトリアルコ
伯爵デ・グリュー・・・・・・・・・・ジョゼ・ヴァン・ダム
ギヨー・ド・モルフォンテーヌ・・ギレス・ラゴン
デュ・プレティニー・・・・・・・・・ニコラ・リヴェンク 他
ラ・マネ交響楽団、合唱団(コーラス・マスター:レナート・バルサドンナ)
アントニオ・パッパーノ指揮
1999年4月、5月、シルク・ロワイアル、ブリュッセル録音
マルチパック 16Pブックレット 歌詞掲載CD-ROM
これが近年のベスト録音(グラモフォン誌)

CMS-4563942(2CD+1CD-ROM) \2400
クリュイタンス/オッフェンバック:ホフマン物語
ホフマン・・・・・・・・・・ニコライ・ゲッダ
オランピア・・・・・・・・ジャンニ・ダンジェロ
ジュリエッタ・・・・・・・エリーザベト・シュヴァルツコップ
アントニア・・・・・・・・ビクトリア・デ・ロスアンヘレス
ニクラウス・・・・・・・・ジャン=クリストフ・ブノア
リンドルフ・・・・・・・・ニコライ・ギューセレフ
コッペリウス/ミラクル博士・・・ジョージ・ロンドン
ダペルトゥット・・・・・・・・・・・・エルネスト・ブラン
クレスペル・・・・・・・ロバート・ガイ 他
ルネ・デュクロ合唱団(コーラス・マスター:ジャン・ラフォルジュ)
パリ音楽院管弦楽団
アンドレ・クリュイタンス指揮
1964年9月1-5、9-11、21-23日、10月22日、12月22日、サル・ワグラム、パリ、
1965年2月19日、サル・ワグラム、1965年5月26、27日、バルセロナ録音
マルチパック 16Pブックレット 歌詞掲載CD-ROM
クリュイタンスは感傷を排して音楽の推進したり、緩めたりで見事に表現

CMS-4563982(2CD+1CD-ROM) \2400
カラヤン、カラス/プッチーニ:蝶々夫人
蝶々さん・・・・・・・・・マリア・カラス
スズキ・・・・・・・・・・ルチア・ダニエリ
ピンカートン・・・・・・・ニコライ・ゲッダ
ケイト・ピンカートン・・・・・・・・・ルイザ・ヴィッラ
シャープレス・・・・・・・・・・・・・マリオ・ボッリエッロ
ゴロー・・・・・・・・・・・レナート・エルコラーニ 他
スカラ座合唱団、管弦楽団(ミラノ)(コーラス・マスター:ノルベルト・モーラ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
1955年8月1-6日、スカラ座、ミラノ録音
マルチパック 16Pブックレット 歌詞掲載CD-ROM
全ての劇場作品中最も感動的であり、これはそのベスト録音であり、カラスの最
も偉大な録音・・・(グラモフォン誌)

CMS-4564022(2CD+1CD-ROM) \2400
プッチーニ:トゥーランドット
トゥーランドット・・・・・・・・・・・・マリア・カラス
カラフ・・・・・・・・・・・・エウジェニオ・フェルナンディ
リュー・・・・・・・・・・・エリーザベト・シュヴァルツコップ
皇帝・・・・・・・・・・・・ジュゼッペ・ネッシ
ティムール・・・・・・・・ニコライ・ゲッダ
ピン・・・・・・・・・・・・・マリオ・ボリエッロ
パン・・・・・・・・・・・・・レナート・エルコラーニ
ポン・・・・・・・・・・・・・ピエロ・ダ・パルマ 他
スカラ座合唱団、管弦楽団(ミラノ)(コーラス・マスター:ノルベルト・モーラ)
トゥッリオ・セラフィン指揮
1957年7月9-13&15日、スカラ座、ミラノ録音
マルチパック 16Pブックレット 歌詞掲載CD-ROM
彼女(カラス)の全録音中、最もスリリングで引きつけらる録音(グラモフォン)

CMS-4564442(2CD+1CD-ROM) \2400
ロッシーニ:セビーリャの理髪師
ロジーナ・・・・・・・・・マリア・カラス
アルマヴィーヴァ伯爵・・・・・・・ルイジ・アルヴァ
フィガロ・・・・・・・・・・ティト・ゴッビ
バルトロ・・・・・・・・・フリッツ・オレンドルフ
バジリオ・・・・・・・・・ニコラ・ザッカリア
ベルタ・・・・・・・・・・・ガブリエッラ・カルトゥラン
フィオレッロ・・・・・・・マリオ・カルリン
フィルハーモニア管弦楽団、合唱団(コーラス・マスター:ロベルト・べナリオ) 
アルチェオ・ガッリエラ指揮
1957年2月7-14日、キングズウェイ・ホール、ロンドン録音
マルチパック 16Pブックレット 歌詞掲載CD-ROM
第2幕の三重唱他、カラス、アルヴァ、ゴッビのスターによる最高のキャスティ
ング

VMS-4565002(2CD+1CD-ROM) \2400
ストラヴィンスキー/うぐいす(ナイティンゲール)、エディプス王
「うぐいす(ナイティンゲール)」
うぐいす(ナイティンゲール)・・・ナタリー・デセイ
料理女・・・・・・・・・・・マリー・マクローリン
死神・・・・・・・・・・・・ヴィオレッタ・ウルマーナ
漁夫・・・・・・・・・・・・ヴィセヴォロド・グリヴノフ
中国の皇帝・・・・・・・アルベルト・シャギドゥリン
侍従・・・・・・・・・・・・ローレン・ナウリ
僧侶・・・・・・・・・・・・マキシム・ミハイロフ 他
パリ国立オペラ・ソリスト、管弦楽団、合唱団
ジェイムズ・コンロン指揮
1999年2月6-9日、オール・ハロウズ教会、ゴスペル・オーク、ロンドン録音
「エディプス王」
エディプス王・・・・・・・アンソニー・ロルフ・ジョンソン
イオカステ・・・・・・・・・マリャーナ・リポヴシェク
クレオン・・・・・・・・・・ジョン・トムリンソン
ティレシアス・・・・・・・アラステア・マイルズ
羊飼い・・・・・・・・・・・ジョン・マーク・エインズリー
使者・・・・・・・・・・・・ピーター・コールマン=ライト
語り手・・・・・・・・・・・ランバート・ウィルソン
ロンドン・フィルハーモニー合唱団(コーラス・マスター:ジェレミー・ジャック
マン)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
フランツ・ウェルザー=メスト指揮
1992年5月、オール・ハロウズ教会、ゴスペル・オーク、ロンドン録音
マルチパック 16Pブックレット 歌詞掲載CD-ROM
待望の「うぐいす」の録音

CMS-4564502(2CD+1CD-ROM) \2400
ヴェルディ:オテッロ
オテッロ・・・・・・・・・・ジョン・ヴィッカース
デズデモナ・・・・・・・・ミレッラ・フレー二
イアーゴ・・・・・・・・・・ピーター・グロソップ
カッシオ・・・・・・・・・・アルド・ボッティオン
ロデリーゴ・・・・・・・・ミシェル・セネシャル
ロドヴィーコ・・・・・・・ジョゼ・ヴァン・ダム
モンターノ・・・・・・・・マリオ・マキ
伝令・・・・・・・・・・・・ハンス・ヘルム
エミーリア・・・・・・・・ステファニア・マラグ
ドイツ・オペラ合唱団(ベルリン)
(コーラス・マスター:ヴァルター・ハーゲン=グロル)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
1973年4月、5月、フィルハーモニー、ベルリン録音
マルチパック 16Pブックレット 歌詞掲載CD-ROM
ヴェルディの傑作の本演奏は大きく、肉太で華麗(グラモフォン誌)

CMS-4564542(2CD+1CD-ROM) \2400
ヴェルディ:リゴレット
ジルダ・・・・・・・・・・・マリア・カラス
リゴレット・・・・・・・・・ティト・ゴッビ
マントヴァ公爵・・・・・・・・・・・・ジュゼッペ・ディ・ステファノ
スパラフチーレ・・・・・・・・・・・・ニコラ・ザッカリア
マッダレーナ・・・・・・・アドリアナ・ラッザリーニ
ジョヴァンナ・・・・・・・ジュウゼ・ジェルビーノ
モンテローネ伯爵・・・・・・・・・・プリニオ・クラバッシ 他
スカラ座合唱団、管弦楽団(ミラノ)(コーラス・マスター:ノルベルト・モーラ)
トゥッリオ・セラフィン指揮
1955年9月3-16日、スカラ座、ミラノ録音
マルチパック 16Pブックレット 歌詞掲載CD-ROM
ゴッビを凌ぐ「リゴレット」無く、カラスに近づく「ジルダ」無く、セラフィン
と匹敵する指揮者なし

CMS-4564472(2CD+1CD-ROM) \2400
ヴェルディ:ナブッコ
ナブッコ・・・・・・・・・・マッテオ・マヌグエッラ
イズマエーレ・・・・・・・・・・・・・ヴェリアーノ・ルッケッティ
ザッカリア・・・・・・・・ニコライ・ギャウロフ
アビガイッレ・・・・・・・レナータ・スコット
フェネーナ・・・・・・・・エレーナ・オブラスツォヴァ
大司教・・・・・・・・・・・ロバート・ロイド 他
アンブロジアン・オペラ合唱団(コーラス・マスター:ジョン・マッカーシー)
フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮
マルチパック 16Pブックレット 歌詞掲載CD-ROM
ムーティのエネルギーにあふれた快演

VMS-4564592(2CD+1CD-ROM) \2400
ビオンディ/ヴィヴァルディ:バジャゼット
タメルラーネ・・・・・・・デイヴィッド・ダニエルズ
バジャゼット・・・・・・・イルデブランド・ダルカンジェロ
アステリア・・・・・・・・マリャーナ・ミャノヴィッツ
アンドロニクス・・・・・・・・・・・・エリーナ・ガランツァ
イレーネ・・・・・・・・・・ヴィヴィカ・ジノー
イダスペ・・・・・・・・・・パトリチア・チョーフィ
エウローパ・ガランテ
ファビオ・ビオンディ指揮
2004年4月10-14日、ムジカ・ヌメリス、フレイギー・スダジオ4、ブリッュセル
録音
マルチパック 16Pブックレット 歌詞掲載CD-ROM
このオペラに命を込めるのにこれ以上の道筋を見つけるのは困難(グラモフォン
誌)

CMS-4564702(2CD+1CD-ROM) \2400
ワーグナー:さまよえるオランダ人
オランダ人・・・・・・・・テオ・アダム
ゼンタ・・・・・・・・・・・アニア・シリア
ダーラント・・・・・・・・マルッティ・タルヴェラ
エリック・・・・・・・・・・エルンスト・コツブ
マリー・・・・・・・・・・・アンネリーゼ・ブルマイスター
舵手・・・・・・・・・・・・ゲルハルト・ウンガー
BBC合唱団(コーラス・マスター:ピーター・ゲルホーン)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
オットー・クレンペラー指揮
1968年2月19-24日&28日、3月8-11、13、14日、アビー・ロード・スタジオ、
ロンドン録音
マルチパック 16Pブックレット 歌詞掲載CD-ROM
この演奏はどんな注文に対してもパーフェクトといえる。(グラモフォン誌)

CMS-4564652(3CD+1CD-ROM) \3350
ワーグナー:ローエングリン
ローエングリン・・・・・・・・・・・・ジェス・トーマス
エルザ・・・・・・・・・・・エリーザベト・グリュンマー
オルトルート・・・・・・・クリスタ・ルートヴィヒ
テルラムント・・・・・・・ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ
国王ハインリッヒ・・・・・・・・・・・ゴットロープ・フリック
軍令使・・・・・・・・・・・オットー・ヴィーナー
ウィーン国立歌劇場合唱団(コーラス・マスター:リヒャルト・ロスマイヤー)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ルドルフ・ケンペ指揮
1962年11月23-30日&12月1-5日、1963年4月1-3日、
テアター・アン・デア・ウィーン録音
マルチパック 16Pブックレット 歌詞掲載CD-ROM
名歌手の競演、決定盤的名盤

<WARNER CLASSICS>
564.687095 \1350
ヘンデル:聖セシリアの日のためのオードHWV.76
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
フェリシティ・パルマー(S)、アンソニー・ロルフ・ジョンソン(T)、
ストックホルム・バッハ合唱団 録音:1977、78年

2564.687080 2枚組 \2700
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲全6曲
ニコラウス・アーノンクール指揮 
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス 録音:1964年

2564.687047 2枚組 \2700
ボッケリーニ:弦楽四重奏曲 作品32 全6曲
エステルハージ弦楽四重奏団 録音:1976年

2564.686992 \1350
パーセル:アンセム集
(1)常に主にありて喜べ Z49(2)シオンで角笛を吹き Z10(3)主よ、あなたは私
の神 Z35(4)チャコニー ト短調 Z730(5)神よ、あなたは我らを突き放し Z36
(6)心に湧き出る美しい言葉 Z30(7)主よ、我らの躓きを思い出さないでくだ
さい Z50
グスタフ・レオンハルト&レオンハルト・コンソート
ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団
ジェイムズ・ボウマン(C-T)、ナイジェル・ロジャーズ(T)、
マックス・ヴァン・エグモント(Bs) 録音:1969年

2564.686989 \1350
パーセル:喜びと哀しみの歌
(1)チャールズII世歓迎歌「ようこそ、全能の王より権威を授かりし方」Z340
(2)メアリー女王の崩御を悼むエレジー「ああ、オレンジ公家を守る聖女よ」
Z504(3)聖セシリアの祝日のためのオード「あげよ、声をあげよ」Z334
(4)「妖精の女王」Z629より「ああずっと、いつまでも泣かせて」(嘆きの歌)
(5)メアリー女王の崩御を悼むエレジー「無駄だ、レスビアよ」Z383
(6)トーマス・ファーマーの死を悼むエレジー「若きシーシスの運命を嘆くが
よい、山々よ森よ」Z473(7)ジェイムズII世歓迎歌「なぜ、何ゆえミューズた
ちは黙しているのか?」Z343
トラジコメディア
スージー・ル・ブラン(S)((1)(2)(4))
バーバラ・ボーデン(S)((1)(2)(3)(6)(7))
シュテーフェ・デュガルディン(A)((1)(7))
ベリンダ・サイクス(A)((1))
ダグラス・ナズラーウィ(T)((1)(3)(5)(7))
ハーヴィー・ブロウ(T)((1))
サイモン・グラント(Bs)((1)(3)(6)(7))
ハリー・ヴァン・デル・カンプ(Bs)((1)(7)) 録音:1994年

2564.687041 4枚組 \5400
テレマン:ターフェルムジーク
第1巻
(1)管弦楽組曲(序曲)ホ短調、(2)四重奏曲ト長調、(3)協奏曲イ長調、
(4)トリオ・ソナタ変ホ長調、(5)ソロ・ソナタ ロ短調、(6)終曲ホ短調 
第2巻
(1)管弦楽組曲(序曲)ニ長調、(2)四重奏曲ニ短調、(3)協奏曲ヘ長調、
(4)トリオ・ソナタ ホ短調、(5)ソロ・ソナタ イ長調、(6)終曲ニ長調
第3巻
(1)管弦楽組曲(序曲)変ロ長調、(2)四重奏曲ホ短調、(3)協奏曲変ホ長調、
(4)トリオ・ソナタ ニ長調、(5)ソロ・ソナタ ト短調、(6)終曲変ロ長調
アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、
ヘルベルト・タヘツィ(org,cemb)
ロベルト・ヴォルフ(fl)(第1巻(1)(2)(3)(5)(6)、第2巻(2)、第3巻(2)(4))、
シルヴィー・ラクロワ(fl)(第1巻(1)(6)、第2巻(2))、
ハンス=ペーター・ヴェスターマン(ob)(第1巻(2))、
アリス・アーノンクール(vn)(第1巻(2)(3)(4)、第2巻(3)(5)、第3巻(2))、
エーリヒ・ヘーバルト(fl)(第1巻(4))、
ルドルフ・レオポルト(vc)(第1巻(5)、第2巻(2)(5)、第3巻(2))、
ユンク・シェフトライン(ob)(第2巻(1)(4)(6)、第3巻(5))、
フリーデマン・インマー(tr)(第2巻(1)(6))、
エリーザベト・フォン・マグヌム(bfl)(第2巻(2))、
アンティア・ミッタラー&アンドレア・ビショフ(vn)(第2巻(3))、
ニコラウス・アーノンクール(vc)(第2巻(4)、第3巻(5))、
レオポルト・シュタストニー(fl)(第2巻(4))、
デイヴィッド・ライシェンバーグ&マリー・ヴォルフ(ob)(第3巻(1)(6))、
アンドルー・ジョイ&カスリーン・パトナム(hrn)(第3巻(3))
録音:1986-88年

2564.698569 \1600
パーセル:歌劇「ディドとエネアス」全曲
アイヴァー・ボウルトン指揮 
セント・ジェイムズ・バロック・プレイヤーズ、
セント・ジェイムズ・シンガーズ、
デッラ・ジョーンズ(ディド)、ドンナ・ディーム(ベリンダ)、
ピーター・ハーヴィー(エネアス)、スーザン・ビックリー(魔法使いの女)、
ニコラ・ジェンキン(第1の魔女)、メラニー・マーシャル(第2の魔女)、
キャロライン・アシュトン(第2の女、魔法使いの女の霊)、
アンドルー・マーガトロイド(水夫) 録音:1989年

2564.686983 2枚組 \2700
ヘンデル:オラトリオ「サウル」全曲
アーノンクール指揮 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(T)、 ポール・エスウッド(A)、
ユリア・ヴァラディ(S)、エリザベス・ゲイル(S)、
ヘルムート・ヴィルトハーバー(T)、マティアス・ヘレ(Bs) 録音:1995年

2564.686981 2枚組 \2700
パーセル:歌劇「妖精の女王」全曲
アーノンクール指揮 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、
アルノルト・シェーンベルク合唱団、 モーツァルト少年合唱団
バーバラ・ボニー(S)、エリーザベト・フォン・マグヌス(S)、
シルヴィア・マックネアー(S)、マイケル・チャンス(C-T)、
ローレンス・デイル(T)、 ロベルト・ホル(Bs)、
アントニー・マイケルズ=ムーア(Bs) 録音:1994年

2564.686977 3枚組 \4050
モーツァルト:歌劇「にせの女庭師」全曲
アーノンクール指揮 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、
エディタ・グルベローヴァ(S;サンドリーナ)、
ウーヴェ・ハイルマン(T;ベルフィオーレ伯爵)、
シャルロット・マルジオーノ(S;アルミンダ)、
モニカ・バチェッリ(Ms;ドン・ラミーロ)、
ドーン・アップショウ(S;セルペッタ)、
トーマス・モーザー(T;市長)、
アントン・シャリンガー(Br;ナルド)、
ヘルベルト・タヘツィ(org) 録音:1991年

2564.690746 \1750
ヴァレンティン・ベルリンスキーを悼みて
モーツァルト&ブラームス:クラリネット五重奏曲
ボロディン弦楽四重奏団
ジュリアン・ミルキス(クラリネット)
昨年12月、惜しまれつつ世を去ったボロディン弦楽四重奏団のオリジナルメン
バー、 ヴァレンティン・ベルリンスキー追悼の録音。
ヴァレンティン・ベルリンスキーはボロディン弦楽四重奏団結成以来のチェ
リストとして、2007年にヴラディーミル・バルシンと交代するまでの62年間、
同弦楽四重奏団とともに幾多の録音、コンサートに偉大な足跡を残しました。
名クラリネット奏者のミルキスを迎えて、ボロディン弦楽四重奏団がベルリン
スキー追悼に相応しい曲目を奏でています。

2564.690744 \1750
シューベルト:4手のためのピアノ作品集
幻想曲 へ短調 op.103,D940
軍隊行進曲 第1番-3番 op.51,D.733
ハンガリー風ディヴェルティメント ト短調 op.54,D.818
デュオ・イケダ(池田珠代&パトリック・ジグマノフスキ)
世界で活躍するピアノ・デュオ“デュオ・イケダ”堂々のメジャー・デビュー。
“デュオ・イケダ”は、日本人ピアニスト、池田珠代とフランス人ピアニスト、
パトリック・ジグマノフスキーによるピアノ・デュオ。 世界各地でコンサート
を行い、大絶賛を受けています。 ジグマノフスキーは日本でも教鞭を執る傍ら、
フランス・ボルドー音楽祭(2002年に始まった音楽祭で、毎年7月に開催)の創始
者としても有名です。 今年日本で開催された『ボルドー音楽祭in横浜2009』
(第3回: 2009年7月)にも出演、大好評を得ました。

2564.690702 3枚組 \3240
ショスタコーヴィチ:映画音楽集
馬あぶ-組曲 0p.97
ピロゴフ(先駆者の道)-組曲 0p.76
ハムレット-組曲 op.116
リア王-全曲 po.137
五日五夜-組曲 op.111
イワン・ミチューリン-組曲 op.78
ベルリン陥落-組曲 op.82
黄金の山脈-組曲 op.30
ヨセ・セレブリエール指揮
ベルギー放送交響楽団
ショスタコーヴィチの残した膨大な映画音楽の中から主要作品を3枚のCDに収録。
ショスタコ・ファン垂涎の企画。

2564.692674 5枚組 \5400
メンデルスゾーン・エディションVol.5-鍵盤&室内楽
【CD1】無言歌集第1巻-アニー・ダルコ(P)
【CD2】無言歌集第2巻-アニー・ダルコ(P)
【CD3】オルガンのための前奏曲とフーガ、オルガン・ソナタ 他-
マリー=クレール・アラン(Or)
【CD4】ピアノ・トリオ 第1番&第2番-トリオ・フォントネ
【CD5】8重奏曲-エーデル四重奏団&クロイツベルガー四重奏団、
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調-オリヴィエ・シャルリエ(Vn)、
ヴァイオリン・ソナタ-ヴェンゲロフ(Vn)他
メンデルスゾーン・エディション第5集。今回はピアノ、オルガン、室内楽を収
録。


●オリヴィエ・ボーモンのチェンバロ名演シリーズ5タイトル
2564.689676 \1080
オリヴィエ・ボーモン サンクト・ペテルスブルグ・リサイタル
1.ボルトニャンスキー:チェンバロ協奏曲ニ長調
2.V.マンフレディーニ:チェンバロ・ソナタ第3番
3&4.ボルトニャンスキー:チェンバロ・ソナタ ヘ長調&変ロ長調
5&6.パイジエルロ:「前奏曲とロンド」、歌劇「岐路に立つアルチーデ」より
「シンフォニア」
7.グリリョーフ:前奏曲変ホ長調
8.コズロフスキー:「奥様、よろしいですか」によるポロネーズとトリオ
9.グリリョーフ:前奏曲ニ長調
10.作者不詳:「カーチェンカは村一番のべっぴんさん」による7つの変奏曲
11.グリリョーフ:前奏曲ハ短調
12.カラウーロフ:「みなしごのおまえよ」による10の変奏曲
オリヴィエ・ボーモン(チェンバロ)

2564.689663 \1080
クープラン:クラヴサン曲集
1.「昔の偉大なメネストランディーズの記録」 2.神秘的な障壁
3.糸を紡ぐ女 4.ティク-トク-ショック またはオリーヴしぼり機
5.子守歌 またはゆりかごの中のいとし子 6.フランスのフォリア
7.かわいい子供 または愛らしいラジュール
8.さまよう亡霊たち 9.奇術 10.スペイン風 11.ガブリエル
12.目覚まし時計 13.前奏曲第8番 14.クープラン
15.フランソワ・ダジャンクール:アルマンド・ラ・クープラン
16.ルイ・ド・ケ・デルヴロワ:クープラン
17.フォルクレ:クープラン
オリヴィエ・ボーモン(チェンバロ)

2564.689665 \1080
バッハ:イタリア協奏曲とヴィヴァルディの作品に基づくクラヴィーア独奏の
ための6つの協奏曲
1.協奏曲第5番ハ長調BWV.976(ヴィヴァルディOp.3-12)
2.協奏曲第7番ヘ長調BWV.978(ヴィヴァルディOp.3-3)
3.協奏曲第1番ニ長調BWV.972(ヴィヴァルディOp.3-9)
4.協奏曲第9番ト長調BWV.980(ヴィヴァルディOp.4-1)
5.協奏曲第4番ト短調BWV.975(ヴィヴァルディOp.4-6)
6.協奏曲第2番ト長調BWV.973(ヴィヴァルディOp.7-8)
7.イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971
オリヴィエ・ボーモン(チェンバロ)

2564.689669 \1080
18世紀アメリカ・チェンバロ音楽集
1.ウィリアム・セルビー:ヴォランタリー第8番イ長調
2.ミスター・ニューマン:ソナタ第3番ニ長調
3.アレクサンダー・リーネイグル:リー・リッグ
4.ジョン・クリストファー・モラー:シンフォニア変ホ長調
5.ヴィクターペリッシャー:3つのホーンパイプ
6.ジェームズ・ヒューイット:ヤンキー・ドゥードゥルと9つの変奏曲
7.ウィリアム・ブラウン:ロンド第3番ト長調
8.ベンジャミン・カー:ソナタ第6番変ロ長調
9.ベンジャミン・カー:ロダンのメイド ト長調
10.ジェームズ・ヒューイット:トレントンの戦い ニ長調
オリヴィエ・ボーモン(チェンバロ)

2564.689674 \1080
バッハ:4つのチェンバロ組曲とクラヴィコード小品集
1.組曲イ短調BWV.818a
2.前奏曲ハ長調BWV.846a(平均律第1巻第1番)
3.前奏曲ホ短調BWV.855a(平均律第1巻第10番)
4.組曲イ長調BWV.832
5-7.フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集より、
「メヌエット ト長調BWV.841」「メヌエット ト短調BWV.842」
「メヌエット ト長調BWV.843」
8.組曲変ホ長調BWV.819
9.前奏曲ハ短調BWV.847(平均律第1巻第2番)
10.前奏曲ニ短調BWV.851(平均律第1巻第6番)
11.組曲ヘ短調BWV.823
12.コラール「ただ愛する神の力に委ねる者は」BWV.691
オリヴィエ・ボーモン(チェンバロ)

●マエストロ・シリーズ
2564.689755 2枚組 \2700
J.S.バッハ オルガン作品集
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
トッカータとフーガ ハ長調 BWV564
オルガン小品集、協奏曲 イ短調 BWV593
トッカータとフーガ ニ短調「ドリア旋法」 BWV538
トッカータとフーガ ハ長調 BWV566
いざ来たれ、異教徒の救い主よ BWV659
マリー=クレール・アラン(Or)

2564.695804 \1350
ブラームス:ヴィオリン協奏曲,ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
アーノンクール指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ギドン・クレーメル(Vn),クレメンス・ハーゲン(Vc)

2564.690836 \1350
美しき歌声-オペラ二重唱集
オッフェンバック:「ホフマン物語」より「美しい夜、おお恋の夜(舟歌)」
R.シュトラウス:「ばらの騎士」より「気高くも美しき花嫁に」
ヘンデル:
「エジプトのジューリオ・チェーザレ」より「いとしい人、美しい人」
モンテヴェルディ:
「ポッペアの戴冠」より「陛下、今日私は生まれ変わりました」
モーツァルト:
「皇帝ティトの慈悲」より「悔やむまい、高潔な恋人として」「ああ、これま
での愛に免じて許してください」
ドリーブ:「ラクメ」より「来なさい、マリカ」
ベッリーニ:「ノルマ」より「お聞きなさい、ノルマ」
ドニゼッティ:「アンナ・ボレーナ」より「私の心の中をみそなわす神よ」
プッチーニ:「蝶々夫人」より花の二重唱
ロッシーニ:「タンクレディ」より「ああ!彼女の心は何故にまた」
フンパーディンク:「ヘンゼルとグレーテル」より「夕べの祈り」
ヘイ=キョン・ホン(Sop),ジェニファー・ラーモア(mezzo)

2564.689747 \1350
マーラー:大地の歌
バレンボイム指揮
シカゴ交響楽団
ヴァルトラウド・マイヤー(mezzo sop)
シークフリート・イェルザレム(T)

2564.689733 2枚組 \2700
R.シュトラウス 歌曲集
【CD1】
赤いばら/献呈/何もなく/夜/万霊節、/舟歌/あなたの黒髪を私の頭に広
げてください/あなたは私の心の王冠/ツェツィーリエ/あすの朝/青い夏/
もしも/愛の賛歌/幸せがいっぱい/ひそやかな歌/若い魔女の歌/カンパー
ニャにて/クリスマスの気分/嵐と雨の避難所/朝焼け/宿り
【CD2】
響け/冬の霊感/森の歓び/見事にいっぱいな/盲目の嘆き/夜に/花束を編
みたかった/ささやけ、愛らしいミルテよ/あなたの歌が私の心に響くとき/
アモール/女たちの歌/星/さかずき/ベルヴェデーレの上からの眺め/マル
ヴェン
エディタ・グルベローヴァ(S),フリードリヒ・ハイダー(P)

2564.687266 2枚組 \2160
ショパン・エクスペリエンス
ショパン・イヤーの開幕に相応しいベスト盤
〈CD-1〉
1.華麗なる大円舞曲op.18 2.夜想曲第2番0p9-2 3.ワルツ第3番op34-2
4.24の前奏曲より第15番「雨だれ」op.28-15 5.幻想即興曲op.66
6.スケルツォ第2番0p.31 7.ワルツ第9番「告別」op69-1
8.夜想曲第5番op.15-2 9.ワルツ第10番op.69-2 10.バラード第1番op.23
11.夜想曲第9番op.32-1 12.ワルツ第11番op.70-1
13.24の前奏曲より第7番op.28-7 14.バラード第2番op38
15.ポロネーズ第3番「軍隊」op40-1
〈CD-2〉
1.ワルツ第6番「子犬」op64-1 2.24の前奏曲より第13番op.28-13
3.12の練習曲より第3番「別れの曲」op10-3 4.ワルツ第7番op64-2
5.バラード第3番op.47 6.12の練習曲より第12番「革命」po.10-12
7.夜想曲第15番op.55-1 8.ポロネーズ第4番op40-2
9.12の練習曲より第5番「黒鍵」po.10-5 10.24の前奏曲より第5番op.28-5
11.スケルツォ第3番0p.39 12.夜想曲第13番op.48-1
13.12の練習曲より第8番po.10-8 14.ポロネーズ第5番「英雄」op.53
15.バラード第4番op.52
ボリス・ベレゾフスキー、ネルソン・フレイレ、シプリシアン・カツァリス、
エリーザベト・レオンスカヤ、ニコライ・ルガンスキー、
マリア=ジョアオ・ピリス 他


●日本でも人気のロンドン・ブラス4タイトル再発売
2564.686170 \1080
モダン・タイムズ
1.ティペット:ブラス、ベルと打楽器のための前奏曲
2.武満徹:ガーデン・レイン
3.クセナキス:ピアノとブラスのための「エオンタ」
4.ブリテン:聖エドモンズバリーのためのファンファーレ
5.クロス:ブラスのための「平和」
6.ルーダーズ:ピアノとブラスのための「ブレイク-ダンス」
7.ラグルズ:天使たち 
8.ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲(編曲:R.ハーヴェイ)
ロンドン・ブラス

2564.686172 \1080
ティー・フォー・ツー
1-3.プレトリウス:テレプシコーレ舞曲集より
4.バルトーク:ブルガリアのリズムによる6つの舞曲
5.シューベルト:8つのドイツ舞曲
6.ユーマンス/ショスタコーヴィチ:タヒチ・トロット(ティー・フォー・ツー)
7.ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第8番
8.モシュコフスキ:スペイン舞曲第2番
9.ヘンツェ:ラグタイムとハバネラ
10.ヴィラ=ロボス:マズルカ-ショーロ
11.ファリャ:火祭りの踊り
ロンドン・ブラス

2564.686174 \1080
道化師の登場
1.クーツィール:子供のサーカス
2.ソンドハイム:道化師の登場
3.J.S.バッハ:バディネリ
4.フォスター:金髪のジェニー
5.フチーク:剣士の入場
6.ジェリコの戦い(黒人霊歌)
7.クライスラー:コレルリの主題による変奏曲
8.マンシーニ:酒とバラの日々
9.リチャーズ:高貴なるぶどう酒を讃えて
ロンドン・ブラス

2564.686180 \1080
ロンドン・ブラスのクリスマス
1.神の御子は今宵しも
2.一輪のばらが咲いて
3.ディン・ドン
4.かいば桶の中で
5.久しく待ちにし
6.牧人にほめたたえらりしもの
7.みどり子が眠っている
8.羊飼いのキャロル
9.コヴェントリー・キャロル
10.甘き喜びのうちに
11.ザ・ファースト・ノエル
12.きよしこの夜
13.ガブリエルのお告げ
14.もろびとこぞりて
15.協奏曲《四季》より「冬」
16.あめなる神には
17.フェスティヴ・チアー(そりすべり、ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リト
ル・クリスマス、ジングル・ベル、ウィ・ウィッシュ・ユー・ア・メリー・
クリスマス)
ロンドン・ブラス

2564.688143 2枚組 \2160
スミ・ジョー ザ・コレクション
〈CD-1〉
1.ヘンデル:輝けるセラフたちを(サムソン)
2.J.シュトラウス:ウィーン気質
3.フォーレ:ピエ・イエス(レクイエム)
4.ドリーブ:鐘の歌(ラクメ)
5.モリコーネ:Se tu fossi nei miei occhi(ニュー・シネマ・パラダイス)
6.ヘンデル:汝おもむくところ(セメレ)
7.ヴェルディ:慕わしい人の名は(リゴレット)
8.ブレイク:ウォーキング・イン・ジ・エア(スノーマン)
9.モーツァルト:愛の歓びよ早く来い(フィガロの結婚)
10.バーンスタイン:着飾ってきらびやかに(キャンディード)
11.J.シュトラウス二世:修道女の合唱とラウラのうた(カサノヴァ)
12.ソンドハイム:道化師を呼んで(ア・リトル・ナイト・ミュージック)
13.G.シャルパンティエ:その日から(ルイーズ)
14.シュテルツェル:御身は我がかたわらに
15.アメージング・グレース
〈CD-2〉
1.シューベルト:アヴェ・マリア
2.J.シュトラウス:春の声
3.ヘンデル:涙の流れるままに(リマルド)
4.モーツァルト:ああ、愛の喜びは露と消え(魔笛)
5.グノー:私は夢に生きたい(ロメオとジュリエット)
6.バルフェ:大理石の広間に暮らすことを夢見ていた(ボヘミアの少女)
7.ドナウディ:ああ愛する人の
8.ロッシーニ:今の歌声は(セヴィーリャの理髪師)
9.グノー:宝石の歌(ファウスト)
10.ヴィヴァルディ:二つの風に乱されて(グリセルダ)
11.ヘンデル:われ知る、われを贖う者は生く(メサイア)
12.ジョルダーニ:カロ・ミオ・ベン
13.アダン:聖夜
14.モーツァルト:夜の女王のアリア(魔笛)
15.モーツァルト:アレルヤ(エクスルターテ・ユビラーテ)
スミ・ジョー
スミ・ジョーのベスト・コレクション

2564.687051 \1080
ストリクトリー・ラテン
1.イパネマの娘  2.アトラス・ダ・ポルタ  3.ビリンバウ  4.恋人のように
  5.クルミン  6.イフ・ユー・ウェント・アウェイ  7.波  8.マジック・
モーメンツ  9.アイランド/ダキーロ・キ・エウ・セイ  10.ブラジル/バイ
ーア  11.ハウ・インセンティシヴ  12.カーニヴァルの朝  13.あなたの傍
にいるとき/縁は異なもの  14.ソ・ラメンテ・ウナ・ヴェス
エットーレ・ストラッタ指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
エットーレ・ストラータによるラテン・アルバム

2564.687056 \1080
ストリクトリー・タンゴ
1.アディオス・ノニーノ  2.カミニート  3.フイモス  4.アストリアノ
5.エル・チョクロ  6.想いの届く日  7.悪魔のロマンス  8.ブエノス・ア
イレス午前零時  9.ラ・クンパルシータ  10.風のミロンガ  11.カフェティ
ン・デ・ブエノス・アイレス  12.オブリヴィオン  13.ブエノス・アイレス
の秋  14.ウノ  15.インスピアシオン
ブエノス・アイレス・クインテット
エットーレ・ストラッタ指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
エットーレ・ストラータによるタンゴ・アルバム

2564.687054 \1080
ストリクトリー・ワルツ
1.美しく青きドナウ  2.眠れる森の美女  3.白鳥の湖  4.ウィーンの森の
物語  5.雪片のワルツ  6.春の声  7.エフゲニ・オネーギンのワルツ 
8.ウィーン気質  9.花のワルツ  10.くるみ割り人形のフィナーレ
カール・ミカルスキー&ペーター・フォーク指揮 ウィーン・オペラ管弦楽団
クルト・マズア指揮 ニューヨーク・フィハーモニック
ラテン、タンゴに続くワルツ集

2564.688062 2枚組 \2160
ヘンデル:ハープシコード組曲集
オリヴィエ・ボーモン(ハープシコード)
オリヴィエ・ボーモンによるヘンデルのハープシコード組曲集

2564.686556 2枚組 \2160
パーセル:ハープシコード組曲集
オリヴィエ・ボーモン(ハープシコード)
オリヴィエ・ボーモンによるパーセルのハープシコード組曲集。

2564.688015 2枚組 \2160
ドニゼッティ:《ランメルモールのルチア》
リチャード・ボニング指揮
ロンドン交響楽団
グルベローヴァ, シコフ, アガーキ, マイルズ, ロンバルド,
アンブロジアン・シンガーズ他

2564.688013 2枚組 \2160
ヴェルディ:《リゴレット》
カルロ・リッツィ指揮
ウェールズ・ナショナル・オペラ管弦楽団&合唱団
アガーキ, ヴァドゥーヴァ, リーチ、ラーモア、レイミー他

2564.688010 4枚組 \4320
プロコフィエフ:《戦争と平和》
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ指揮
フランス国立放送管弦楽団&合唱団
ヴィシネフスカヤ, ミラー, ゲッダ,他

2564.688004 2枚組 \2160
フォーレ:ペネロープ
シャルル・デュトワ指揮
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
ノーマン, ヴァンゾ, タイヨン, ヴァン・ダム,
フッテンロッハージャン・ラフォルジュ・アンサンブル他

2564.688001 3枚組 \2100
ドビュッシー:ペレアスとメリザンド
アルミン・ジョルダン指揮
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
ヤカール, タッピー, フッテンロッハー, タイヨン, アリオ=ルガス他

2564.687525 4枚組 \2800
ワーグナー:パルジファル
アルミン・ジョルダン指揮
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
プラハ・フィルハーモニー合唱団
ゴルトベルク, ミントン, ロイド, シェーネ, ハウグランド, チャンマー他

2564.687519 2枚組 \2160
ロッシーニ:エルミオーネ
クラウディオ・シモーネ指揮
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
プラハ・フィルハーモニー合唱団
ガスディア, ツィメルマン, メリット, パラシオ、マッテウッチ他

2564.687491 \1080
メユール:ストラトニス
ウィリアム・クリスティ指揮
カペラ・コロニエンシス,
プディボン, ブロン, レクロアール, デイモンド, コロナ・コロニエンシス他

2564.687487 2枚組 \2160
ベルリーニ:カプレーティとモンテッキ
ドナルド・ラニクルズ指揮
スコットランド室内管弦楽団&合唱団
ラーモア, ホン, ロイド, グローヴス他

2564.687341 2枚組 \2160
チャイコフスキー:イオランタ
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ指揮
パリ管弦楽団, フランス声楽グループ 
ヴィシネフスカヤ, ゲッダ, グレンロース, ペトコフ、クラウゼ他

2564.690049 5枚組 \5400
ニコラウス・アーノンクール ザ・シンフォニー・コレクション
CD1
1.ハイドン:交響曲第94番ト長調「驚愕」
2.交響曲第104番ニ長調「ロンドン」
3.ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21
CD2
1.モーツァルト:交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」
2.ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67
CD3
1.シューベルト:交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」
2.メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調Op.90「イタリア」
3.シューマン:交響曲第4番ニ短調Op.120
CD4
1.ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90
2.ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
CD5
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
ニコラウス・アーノンクール指揮

2564.686863 6枚組 \6480
ウィリアム・クリスティ&レザール・フロリッサン創設30周年記念コレクション
CD1
1.モンテヴェルディ:「聖母マリアの夕べの祈り」より5曲
2.ディンディア:「マドリガル」より4曲
3.シャルパンティエ:幕間劇「賢者の石」より9曲
4.ランディ:「聖アレッシオ」より5曲
5.シャルパンティエ:歌劇「冥界に下るオルフェ」より6曲
CD2
1.シャルパンティエ:歌劇「メデイア」より13曲
2.パーセル:歌劇「ディドとエネアス」より8曲
3.パーセル:「アーサー王」より13曲
4.シャルパンティエ:
われらの主イエス・キリストの降誕をたたえる歌」(クリスマス・オラトリオ)
より5曲
CD3
1.シャルパンティエ:「ヴェルサイユの喜び」より3曲
2.ラモー:歌劇「イポリトとアリシ」より10曲
3.ラモー:歌劇「エベの祭」より10曲
4.ラモー:歌劇「ゾロアスター」より10曲
CD4
1.ヘンデル:歌劇「オルランド」より6曲
2.ヘンデル:歌劇「アルチーナ」より7曲
3.ヘンデル:田園劇「アシスとガラテア」より4曲、
ヘンデル:オラトリオ「テオドーラ」より6曲
CD5
1.デスマレスト:「モテット」より5曲
2.フランソワ・クープラン:「ルソン・ド・テネブレ」より6曲
3.ラモー:「モテット」より4曲
4.モンドンヴィル:「モテット」より5曲
5.モーツァルト:「ミサ曲ハ短調」K.427より2曲
6.モーツァルト:レクイエムより3曲
CD6
1.モーツァルト:歌劇「魔笛」より6曲
2.ラモー:歌劇「花飾り」より6曲
3.ラモー:歌劇「ゼフィール」より5曲
4.リュリ:コメディ「ヴェルサイユの宮廷ディヴェルティスマン」より5曲
5.モーツァルト:歌劇「後宮からの逃走」より5曲
ウィリアム・クリスティ&レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティによって創設されたレザール・フロリサンの30周年記
念を祝って、 CD6枚組バジェット価格にて発売。

<NAXOS> 各1枚 \1000
8.572246
期待の新進演奏家シリーズ/マイケル・アンガーオルガン・リサイタル
1.ブクステフーデ(1637?-1707):前奏曲とフーガホ短調 BuxWV142/2.J.S.バッハ
(1685-1750):「バビロン川のほとりに」 BWV653/3.J.S.バッハ:「いと高きとこ
ろにいます神にのみ栄光あれ」BW662/4.J.S.バッハ:前奏曲とフーガイ短調
BWV543/5.リテーズ (1909-1991):12のオルガン小品より第1番「前奏曲」/
6.リテーズ:前奏曲と舞踏フーガ/ 7.ヴィドール(1844-1937):オルガン交響曲
第7番 Op.42-3より第2楽章/8.メシアン(1908-1992):主の降誕より第9曲神はわ
れらのうちにいましたもう
演奏:マイケル・アンガー(オルガン)
武蔵野市国際オルガンコンクールは4年に1回開催され、この2008年が第6回目に
あたるアジア唯一のオルガン国際コンクールです。27カ国から152名のエントリ
ーがあり、この激戦を勝ち抜いたのがカナダ生まれのマイケル・アンガーでし
た。彼はすでにアメリカやオランダでのコンクールで高い評価を受けていて、今
回の武蔵野でもその手腕を存分に発揮した形となりました。この演奏は優勝後す
ぐに録音されたもので、ブクステフーデの劇的な作品に始まり、最後はメシアン
で締めくくるという絶妙のプログラム。大いなる将来性に期待できる演奏家の
誕生を目の当たりにする、静かな興奮に満ちた 1枚と言えるでしょう。

8.572093
1-3.ラヴェル(1875-1937):ヴァイオリン・ソナタト長調
4-6.レスピーギ(1879-1936):ヴァイオリン・ソナタロ短調 P.110
7.グラナドス(1867-1916):ヴァイオリン・ソナタ
演奏:フレデリーケ・サイス(ヴァイオリン)
モーリス・ランメルツ・ファン・ビューレン(ピアノ)
20世紀の偉大なる作曲家 3人のあまり知られていないヴァイオリン・ソナタを3
曲集めたアルバムです。ラヴェルのソナタは厳粛な美と悦楽のブルースの幸せな
出会いの歌。彼の最後の室内楽曲として知られます。レスピーギの作品はこんな
にも素晴らしいのに、必要以上に軽視されてしまっています。グラナドスの単一
楽章のソナタはスペインの民俗音楽とロマン派音楽の美しき融合です。演奏して
いるサイスはオランダ出身の若手女性奏者。 2005年ロン・ティボー国際コンク
ールの覇者です。しなやかな音楽性が魅力的です。

8.572096
ガルビス:チストゥとピアノのための作品集
1-6.古き時代のサン・ゼバスティアンの 6つの歌(チストゥとピアノ編)(サン・
セバスチャン通りへ/太った牛の歌/日没/かわいい女の子 /赤ん坊/ヨゼフの子守
歌)/7-9.バスク組曲第1番/10-13.バスク組曲第2番/14-17.4つのゾルツィコ
(手入れの行き届いたエントランス/聖ジョンの日のゾルツィコ/樫の木とオンブ
の木/赤いショールの女の子)/18-19.山の影/20-23.4つの伝統的なギプコアの
踊り(チストゥとピアノ編)(剣の踊り/市長の行進曲/若者たちの踊り/果樹園の中
のイチジクの木)/24.お集まりの皆様に挨拶を!
演奏:ホセ・イグナシオ・アンソレーナ(チストゥ&タンブリル)/アルバロ・セ
ンドージャ(ピアノ)
さてさて。「チストゥって何?」と思われた方も多いのではないでしょうか?こ
れはバスクに伝わる舞曲用の小型のフルートです。3つの穴を持ち片手で演奏で
きるため、空いたもう片方の手で打楽器などが演奏可能という優れものです(ち
なみにビゼーの「アルルの女」の“ファランドール”で使われるガルベも同種の
楽器です)。バスクの作曲家ガルビス(1901-1989)は、鄙びた音色を持つこの楽器
とピアノ、そして、こちらもバスクの特有の楽器であるタンブリル(双頭のドラ
ム)の音色を合わせ、実に楽しい音楽を作り上げました。ここで演奏しているの
は、バスク地方で最も名高いチストゥ奏者(タンブリル奏者でもあります)ホセ.
I.アンソレーナ。聴いているだけで元気になれそうな楽しい1枚です。

8.570881
マリピエロ:交響曲集第4集
1-4.交響曲第7番「カンツォーネ風」/ 5.1つのテンポによる交響曲/6-9.シン
フォニア・ペル・アンティジェニーダ
8.223604 MARCO POLOより移行盤
演奏:モスクワ交響楽団/アントニオ・デ・アルメイダ(指揮)
イタリアの近代作曲家、マリピエロ(1883-1973)は番号なしの作品も含めると、
全部で17曲もの交響曲を書いています。ここに収録された第7番を書いたあと、
彼は少しの間番号なしの「シンフォニア」を書くことで自身の思いを整理したと
言われていますが、この第7番も随分変わった佇まいの印象的な作品で、とりわ
け重厚な第2楽章はレスピーギ好きにも一度は聴いていただきたいところです。
シンフォニア・ペル・アンティジェニーダとは古代のテーベの piffero吹き(木
製のピッコロ)のシンフォニアの意味。複雑な構成の曲ですが、タイトル通りに
笛が自由自在に歌うところが聴きものです。

8.559606
フェトラー(1920-):
1-3.ウォルト・ホイットマンの3つの詩(私は歩く、夜にそっと成長する /叩け、
叩け、ドラムよ /ああ、幼い子から )/4.カプリッチョ/5-7.ヴァイオリン
協奏曲第2番
演奏:トーマス・ H・ブラスケ(ナレーター)…1-3/アーロン・ベロフスキー
(ヴァイオリン)1-3.5-7/アナーバー交響楽団/アリー・ピプスキー(指揮)
1976年、アメリカ建国200年を記念して作曲された「3つの詩」。スクロヴァチェ
フスキの指揮、ミネソタ管弦楽団によって初演され高く評価された作品です。
ウォルター・ホイットマンの詩から喚起された音楽とナレーターによる朗読は私
たちに新たな世界を提示してくれます。夜の気分を湛えた暗く静かな最初の曲。
激しい叫びを伴う、鋭敏なリズムに支配された恐ろしげな第2曲。そして美しい
ヴァイオリンのソロに彩られた煌めく光を伴う第3曲と、どれも表情豊かで叙情
的な側面を備えた、現代における美しい夜想曲と言えそうです。東ヨーロッパの
エキゾチックな雰囲気を持つヴァイオリン協奏曲も夢を見るような甘さを持って
います。

8.572153
マルケヴィチ:管弦楽作品集第3集
1.愛の歌/2-8.イカロスの飛翔(前奏曲/青少年の試合 -知識の目覚め/イカロス
は研究のために2羽の鳩を捕える/イカロスは肩に羽をつけ、飛ぼうとする/イカ
ロスは飛翔する/しかし彼は落下する/イカロスの死)/9-11.合奏協奏曲
演奏:アルンヘム・フィルハーモニー管弦楽団
クリストファー・リンドン=ジー(指揮)
MARCO POLOで大好評!早熟過ぎた天才指揮者、マルケヴィチ(1912-1983)の管弦
楽作品全集第3集のNAXOS移行盤が登場です。各々の作品に見られる切れ味鋭い
才能の表出を心行くまでご堪能ください。大作であるバレエ音楽「イカルスの
飛行」、1933年にこの曲が初演された時、あまりの大胆さに会場は騒然となりま
した。そこに居合わせたミヨーは「音楽が発展した日」と宣言したというからス
ゴイものです。スクリャビンのカオスをより濃厚にした感のある「愛の歌」での
言葉にならない「むず痒さ」もたまりません。「合奏協奏曲」はこの録音が世界
初。発売当時大変な話題となったものです。

8.572342
サザン・ハーモニー
1.カバレフスキー(1904-1987):歌劇「コラ・ブルニョン」より序曲(D. ハンスバ
ーガーによる吹奏楽編)/2-4.スティーヴンス (1951-):3楽章の交響曲/ 5-8.グ
ランサム(1947-):サザン・ハーモニー/ 9.ローリゼン(1943-):「おお、大いな
る神秘」(H.R. レイノルズによる吹奏楽編)/10.コープランド(1900-1990):エル
・サロン・メヒコ(E. ズヴァーノによる吹奏楽編)
演奏:オハイオ州立大学ウィンド・シンフォニー/ラッセル・ C・ミッケルソン
(指揮)/リチャード・L・ブラッティ(指揮)…1のみ
オハイオ州立大学ウィンド・シンフォニーは現在最も素晴らしいと評されるアン
サンブルです。彼らはミッケルソン教授の下、日夜新たなレパートリーの拡充に
励んでいます。今回のNAXOSへの録音は、これまた吹奏楽ファンにはたまらない
選曲となっています。カバレフスキーの最初のオペラである「コラ・ブルニョン」
の序曲での溌剌としたリズムと多彩な音色が見事なまでに再現されているのを聴
いて驚かない人はいないでしょう。また、誰もが知っているコープランドの「エ
ル・サロン・メヒコ」も最初からこの編成で書かれていたと思わせるほどの見事
な演奏。もちろん神聖さに満ちたローリゼンの作品も素晴らしい出来栄えです。
スティーヴンスとグランサムの曲はオリジナルです。楽しさに満ちたスゴイ1枚
です。

8.570958
ローデ:練習曲の形式による24のカプリース
演奏 :アクセル・シュトラウス (ヴァイオリン)
1774年、ボルドーで生まれたローデ (1774-1830)は13歳の時にパリへ行き、すぐ
にヴィオッティの愛弟子となりました。1790年にデビューを飾り、オーケストラ
にも参加するようになります。以降様々な音楽家と知り合いになった彼はヨーロ
ッパ全土で演奏会を行い、またヴァイオリンのための作品を数多く作曲、後進の
演奏家たちにも多大なる影響を与えました。この24のカプリースは、彼の代表作
として知られ、今でもヴァイオリンを学ぶ人たちがパガニーニを演奏する前段階
の練習曲として愛用しています。技術だけでなく旋律美に溢れた良質の作品です。

8.572315
ロッシーニ :ピアノ作品全集第3集
老いのいたずら第5集「幼い子供たちのためのアルバム」
1.最初の聖体拝受/2.素朴なテーマと変奏、同じく…/3.イタリアのサルタレッ
ロ/4.ムーア風前奏曲/5.憂鬱なワルツ/6.すぐに効く鎮痛剤/7.イタリア風無
邪気さ、フランス風純真さ/8.痙攣した前奏曲/9.1861年度のヴェネツィアの潟
の干満!/10.やれやれ!小さなえんどう豆よ/11.バター炒め/12.ロマンティ
ックな挽き肉料理
演奏:アレッサンドロ・マランゴーニ (ピアノ)
大好評!ロッシーニ(1792-1868)の知られざるピアノ作品を集めたアルバムの第
3集です。第1集(8.570590-91)、第2集(8.570766)で素晴らしい演奏を披露したマ
ランゴーニの美しいタッチはここでも健在。ロッシーニのユーモアに満ちた小さ
な曲たちを、どれも表情豊かに聴かせてくれています。どの曲も興味深いのです
が、とりわけロッシーニらしいのが10曲目から12曲目の3つの作品。グルメで知
られる彼らしく、大好きな食べ物を賛美した内容となっています。えんどう豆に
ついて曲を書くなんて、あのサティも顔負けのユニークさ。こんな楽しい曲集が
なぜあまり知られていないのか不思議なところです。

8.570781
リゲティ:弦楽四重奏曲集
1-4.弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」(1953-54)
5-9.弦楽四重奏曲第2番(1968)
10-11.アンダンテとアレグレット(1950)
演奏:パーカー弦楽四重奏団
(メンバー)ダニエル・チョン(第1ヴァイオリン)/カレン・キム (第2ヴァイオリ
ン)/ジェシカ・ボドナー(ヴィオラ)/キム・キー=ヒュン(チェロ)
よく「猟奇的」と評されるリゲティ(1923-2006)の音楽。しかし彼の多彩な音楽
を表現するにはこんな言葉で足りるはずがありません。例えば「2001年宇宙の旅」
で使われたいくつかの彼の音楽は、作曲家の名前を知らずとも、映画を見た人に
は強烈なインパクトを与えているはずです。ここに収録された弦楽四重奏曲はリ
ゲティの作品の中では、あまり知名度の高いものではありませんが、作曲家の特
性を存分に伝えてくれることでしょう。初期に書かれた「アンダンテとアレグレ
ット」はシェーンベルクを思わせる驚くほどメロディアスな作品です。

8.559629
エイト・ヴィジョンズ-フルートとピアノのための現代作品集
1.ケンジ・ブンチ(1973-):ベロシティ/2.モラヴェック(1957-):ナンシーの歌
/3-5.陳怡(1953-):西南小曲三首(西南の3つの小バラード)/6.レオン(1943-):
アルマ/7.ベグラリアン(1958-):私はこの世界で悲しくなることはないだろう
/8-9.サンフォード(1963-):クラトカ・スティル/10.ヒュイ(1966-):トレース
/11-14.ローレム(1923-):「4人の祈る人」
演奏:マーリャ・マーティン(フルート)/ヴァレンタイン・コレット(ピアノ)
国際的なキャリアを誇るニュージーランド生まれのアメリカ人フルーティスト、
マリア・マーティン。このアルバムには彼女のために書かれた8つの作品が収録
されています。フルートのレパートリーを拡大させることと、現代音楽の幅広い
可能性を聴き手に届けることに熱心な彼女。その姿勢に賛同した作曲家たちの書
き起こした多彩な作品。それはジャズ風であったり、また他の曲は中国の民謡か
らインスピレーションを得ていたりと本当に興味深いものばかりです。現代の作
曲家たちの才能を感じつつ、フルートとピアノの奏でる変幻自在な音風景に身を
委ねる幸せを味わってみてください。「現代音楽は苦手」という人でも大丈夫。

8.570524
ゲーゼ:
1-3.ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 Op.6/4-6.ヴァイオリン・ソナタ第2番
ニ短調 Op.21/7-10.ヴァイオリン・ソナタ第3番変ロ長調 Op.69
演奏:ハッセ・ボロプ(ヴァイオリン)/ヘザー・コナー(ピアノ)
ニルス・ウィルヘルム・ゲーゼ(1817-1890)(ガーデと表記することもあります)
は、デンマークの作曲家・指揮者・音楽教師です。コペンハーゲンの王室オーケ
ストラでヴァイオリン奏者として活動を開始、自作の交響曲を演奏しようと楽譜
を提出したのですが、そこでの演奏を拒否されてしまいました。失意を味わった
ゲーゼは、その楽譜を何とメンデルスゾーンに送ったところ、大好評を持って迎
えられライプツィヒで初演してもらうことができたといいます。そんな彼の作品
は恩人の影響を受けつつも、北欧の民謡を随所に取り入れた印象深いものばかり。
とりわけこれらのヴァイオリン・ソナタに見られる旋律美は他の誰にも真似し得
ないほどの光を放っています。

8.572159
ドヴォルザーク:
1-3.ピアノ四重奏曲ニ長調 Op.23/4-7.ピアノ四重奏曲変ホ長調 Op.87
演奏:ヘレナ・シュチャロヴァ=ウェイセル(ピアノ)
ドヴォルザーク(1841-1904)の室内楽作品の中でも、これらのピアノ四重奏曲は
ほとんど知られていません。しかしこの2曲の完成度の高さには目を見張るもの
があります。1875年、34歳の時に作曲した第1番は、同じ年に書かれたピアノ三
重奏曲と合わせ、彼が音楽家として輝かしい経歴を歩み始めた頃の意欲溢れる作
品です。冒頭からめまぐるしく長調と短調のメロディが入れ替わり、落ち着かな
い気分の中にひっそりと忍びこむ懐かしい郷愁がたまりません。第2番は1889年
の作品。こちらはチャイコフスキーと親交を結んだ時期で、曲も一層の叙情性を
帯びています。洗練された土臭さとも言える独特の風情がたまりません。

8.572238
ロゲール:室内楽作品集
1-3.クラリネット五重奏曲 Op.116/4-6.ピアノ・ソナタ Op.43/7-9.ピアノ三
重奏曲 Op.77/10.アイルランド民謡による変奏曲 Op.58
演奏:ロバート・プレーン(クラリネット)…1-3/ルーシー・グールド(ヴァイオ
リン)…1-3.7-9/ミア・クーパー(ヴァイオリン)…1-3/デイヴィッド・アダム
ス(ヴィオラ)…1-3/アリス・ニアリー(チェロ)…1-3.7-10/エミリー・バイノ
ン(フルート)…10/ベンジャミン・フリス(ピアノ)…7-10
1895年、オーストリアで生まれウィーンで育ったロゲール(1895-1966)は、シェ
ーンベルクの下で学び1923年から1938年まではウィーンの音楽院で教鞭をとりま
した。しかしその後アメリカに行き、1945年にはアメリカ国籍を取り、ニューヨ
ークとワシントンで活動を始めます。彼の作品は多くの演奏家たちに支持され、
例えば名指揮者クーベリックやE.ラインスドルフらが積極的に彼の作品を演奏会
で取り上げています。作風は後期ロマン派の挑発的な和声と保守的な形式をうま
くミックスさせたもので、曲によってはまるでブラームスの作品のような渋い佇
まいを有しています。また「アイルランド民謡による変奏曲」は1939年にアイル
ランドを訪問した際の強い印象を表現したもので、フルートの郷愁に満ちた音色
が耳に残ります。ここでフルートを演奏しているバイノンはロイヤル・コンセル
トヘボウの首席奏者。NAXOS初登場となります。

8.572446
ヒル:弦楽四重奏曲集第3集
1-4.弦楽四重奏曲第5番変ホ長調「同盟国」(芸術的に/シンコペーション /ロマ
ンティック/航海)/5-8.弦楽四重奏曲第7番イ長調/9-12.弦楽四重奏曲第9番
イ短調
演奏:ドミニオン弦楽四重奏団
オーストラリアの作曲家、アルフレッド・ヒル(1869-1960)の弦楽四重奏曲第3集
です。彼は1880年代の終わりにライプツィヒで学び、ドイツの伝統にオーストラ
リアの味付けを施したいくつかの作品を作曲。これらは一度聴くと忘れられない
強烈な印象を残しています。今回の作品も面白い物ばかりですが、表題付きの
第5番はとりわけユニークです。 4つの楽章はそれぞれ、フランス、アメリカ、
イタリア、イギリス(第1次大戦中に同盟国だった国家)を表していて、後に交響
曲第11番として書き直されたものです。国としてのキャラクターが強く出ている
わけでもありませんが、こういう考え方もあるんだな。と面白く聴くことができ
るでしょう。第7番は荘厳に始まり、第9番はゆったりと始まり、少しだけ印象派
の香りを感じさせる音ですが、旋律は決して乱れることもなく常に平穏な世界に
終始します。安心してお聴きいただける美しい作品です。

8.570453
J.S.バッハ:ソプラノ独唱のための宗教カンタータ集
1-6.「いつわりの世よ、われ汝に頼らず」BWV52/7-11.「我はわが幸いに心満ち
たり」BWV84/12-19.「わが心は血にまみれ」BWV199/20-24.「もろびとよ歓呼
して神を迎えよ」BWV51
演奏 :シーリ・カロリーン・ソーンヒル (ソプラノ)/ケルン・バッハ・ヴォー
カル・アンサンブル…1-11/ケルン室内管弦楽団/ヘルムート・ミュラー=ブ
リュール(指揮)
J.S.バッハ(1685-1750)の 200ほどの教会カンタータの中でもとりわけ有名な
「もろびとよ歓呼して神を迎えよ」を含む4曲のソプラノ独唱のためのカンター
タです。これらの作品は歌い手の美声を味わうとともに、実はソロ・トランペッ
トの妙技を心行くまで堪能する曲でもあり、また、ヴァイオリン、ヴィオラ、
オーボエの美しいオブリガードを聴く曲でもあります。シーリ・カロリーン・
ソーンヒルはイギリス生まれのノルウェイのソプラノ歌手。すでにクイケンを始
めとした多くの指揮者とのバッハのカンタータや、ブラームスのドイツ・レクイ
エムなどの録音で高い評価を受けています。透き通った湧水のような清冽な歌声
です。

8.570824
クレスウェル :声の内部で
1-7.声の内部で(祈り/スケルツォI /活発に/ゆっくり動いて/スケルツォ II
/埋葬/嘆願)/8.アラス!ハウ・スイフト/9-13.カサンドラの歌(カサンドラの
嘆き/昼と夜/私に神の歌を教えてください /カサンドラの贈り物/追放)/14.カ
エア
演奏:マドレーヌ・ピラード(メゾ・ソプラノ)…1-7.9-13/ヴェサ=マッティ・
レッパネン(ヴァイオリン)…1-7/マイケル・カーガン(トランペット)…8/デ
ヴィッド・ブレムナー(トロンボーン)…14/ニュージーランド交響楽団/ジェ
イムス・ジャッド (指揮)
ニュージーランド、エディンバラ生まれのクレスウェル(1944-)は管弦楽曲から
教会音楽まで、幅広い作品を書くことで広く注目されています。この「声の内
部で」はソプラノとヴァイオリンそして管弦楽との刻一刻を移り変わる関係を
音で描いた作品。注意深く聴くことで、その繊細な世界が見て取れる曲です。
「私の声、あなたの声」のリフレインが強く心に残ります。カサンドラの歌は、
スコットランドの詩人ロン・バトリンの詩を用いた歌曲集です。「カエア」は
マオリ族の木製トランペットの名前。戦いの時に敵を恐れさせ、かつ戦士たち
の士気を上げるために用いられる楽器です。曲名の通り心が浮き立つ音楽です。

8.570981
メンデルスゾーン=ヘンゼル:歌曲集第1集
1-6.6つの歌曲集 Op.1(鳥の歌/さすらい人の歌/なぜバラはこんなに青ざめてい
るのか/五月の歌/朝のセレナード/ゴンドラの歌)/7-12.7つの歌曲集 Op.7(夜の
さすらい人/エルヴィーン/春/君は憩い/どうぞ/君はわが心)/13-17.5つの歌曲
集 Op.10(南に/非難/夕べの情景/秋に/山のよろこび)/18-23.アイヒェンドルフ
歌曲集(沈黙/異国の人の愛/夢/夜は静かな海のよう/私は何度でも気分良く歌う
ことができる/秋に)/24-26.面影(晴れた日の小鳥/ああ、どうやって来るの/森
へ逃げることはできるから)
演奏:ドロテア・クラクストン(ソプラノ)/バベッテ・ドルン(ピアノ)
歌曲やピアノ曲など500以上も作品を残したにもかかわらず、弟フェリックスの
光り輝く天才の影に隠れてしまったファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル
(1805-1847)の愛すべき歌曲の登場です。彼女が愛した詩人たち、主にゲーテ、
ハイネ、アイヒェンドルフなどの詩に感性豊かな曲をつけた彼女の才能を改めて
賛美いたしましょう。繊細で内省的で叙情的。とロマン派音楽の特徴を全て兼ね
備えた珠玉の作品を歌うのはクラクストン。クララ=シューマンの歌曲集
(8.570747)でも胸ふるえる歌唱を聴かせてくれた名ソプラノです。

8.572189
メシアン
:歌曲集「ハラウィ」他
1-3.3つのメロディ(なぜ?/ほほえみ/帰らぬ許嫁)/4-15.ハラウィ-愛と死の歌
(お前,眠っていた街よ/おはよう、緑の鳩よ/山々/ジャン・ドゥ・チル/ピルー
チャの愛/惑星の周期運動/別れ/シラブル/階段は太陽の姿を繰り返し語る/愛す
る星の鳥/星になったカチカチ/闇の中に)
演奏:エトナ・レジツェ・ブルーン(ソプラノ)/クリストファー・ニーホルム・
ヒルディグ(ピアノ)
メシアン(1908-1992)の2つの連作歌曲集を。実はどちらの曲も、彼が大切にして
いた家族の損失が作曲のモティベーションとなっているのです。「3つのメロディ
」は3年前に亡くなった彼の母親への思いが結晶したもの。そして「ハラウィ」
は最初の妻クレア・デルボスが詩に至る病を得た頃に書かれたもの。しかし、ど
ちらの作品にも失意の念はなく、あるのは限りない希望と法悦の感覚だけ。メシ
アンにおける「死」と「愛」の感覚が端的に感じられる名作と言えるでしょう。
煌びやかなピアノ・パートと色彩感豊かな声の饗宴、そして感覚が麻痺するほど
に強烈な言葉遊びをどうぞお楽しみください。

8.572438
魅惑のバリトン-ラド・アタネリ、オペラ・アリアを歌う
1.ヴェルディ(1813-1901):「アッティラ」より第2幕「フン族と休戦だ ...永遠
の美しい栄光の頂から ...私の運命のさいは投げられた」/ 2.ロッシーニ(1791
-1868):「セヴィリヤの理髪師」より第1幕「私は町の何でも屋」/ 3.モーツァ
ルト(1756-1791):「フィガロの結婚」より第3幕「裁判は勝った!と…こちらが
指をくわえて」/ 4.モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」より第2幕「さあお
いで、窓辺へ」/ 5.モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」より第1幕「酒の歌」
/ 6.ドニゼッティ(1797-1848):「ランメルモールのルチア」より第1幕「無残
な、縁起でもない」/ 7.ドニゼッティ:「ラ・ファヴォリータ」より第2幕「だ
が、邪な者どもの嫉妬と怒りは私の頭上に…よいかレオノーラ、そなたの足下
に」/8.ヴェルデイ:「エルナーニ」より第3幕「私の青春時代の」/ 9.ヴェル
ディ:「シチリアの夕べの祈り」より第3幕「富を手にして」/ 10.レオンカヴァ
ッロ(1857-1919):「ザザ」より第2幕「良いザザ、私の良き時間」/11.マスネ
(1842-1912):「エロディアード」より第2幕「はかない幻」/ 12.ビゼー(1838-
1875):「カルメン」より第2幕「皆さんに乾杯をお返しします(闘牛士の歌)」/
13.アラキシュヴィリ(1878-1953):ショタ・ルスタヴェルツェの伝説より「神に
感謝せん」
演奏:ラド・アタネリ(バリトン)
ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団/ロドヴィコ・ツォッケ(指揮)
近年急速に評価が高まっているグルジア出身のバリトン歌手ラド・アタネリの
NAXOSデビュー盤です。彼はこのアルバムのためにヴェルディからマスネまで
様々なオペラのアリアを選び見事なまでにキャラクターを歌い分けています。
91年にはバルセロナ国際声楽コンクール、続いてウィーンのヴェルヴェデーレ
国際声楽コンクールにも入賞し世界的に注目を浴びた彼は、すでにムーティ、
コンロン、レヴァインなど著名な指揮者の下で数多くのオペラを歌いその実力
は証明済み。ここでも艶やかな美声を存分に聴かせてくれています。ヴェルディ
を得意としていますが他の役柄もばっちり。ぜひ押さえておきたい人です。

8.572469
マニング:マンチェスター・キャロル
1.キャロル・シンガーズ・キャロル/ 2.素晴らしい語り/3.待降節のキャロル
/4.クリスマスの花/5.受胎告知/6.クリスマス・ツリー/7.レット・イット・
ビー・コールド/ 8.奇跡/9.天使/10.新しい子どもが生まれた/11.藁の金/
12.メアリーのキャロル/13.子どもたちの名/14.それをナザレスと呼ぶ/15.
我は信ず/16.今の歌
演奏:マンチェスター・キャロラーズ/ノーザン室内管弦楽団/リチャード・タ
ナー(指揮)
2007年に作曲された、21世紀の新しい時代のクリスマスの歌です。サシャ・ジョ
ンソン・マニング(1963-)は、「どんなに世界は変わって行こうとも、感謝と謙
虚さを失わず、常に純真な心を大切にしよう」という願いをこれらの愛らしい歌
に込めたと言います。子ども時代の発見と驚きを見失いがちな大人のための音で
聴く絵本です。そっとお手元に。

8.660261-62 2枚組
ドニゼッティ:歌劇「マリア・ストゥアルダ」全曲
NAXOS DVD 2.110268と同内容
演奏:エリザベッタ…ラウラ・ポルヴェレッリ(Ms)/マリア・ストゥアルダ…マ
リア・ピーア・ピシテッリ(S)/アンナ・ケネディ…ジョヴァナ・ランツァ(Ms)
/レスター伯ロベルト…ロベルト・デ・ビアージョ(T)/ジョルジョ・タルボ…
シモーネ・アルベルギーニ(B)/グリエルモ・セシル卿…マリオ・カッシ(B)/
マルキジアーナ・フィルハーモニー管弦楽団/「ベッリーニ」マルキジアーノ
合唱団/リッカルド・フリッツァ(指揮)
ドニゼッティ(1797-1848)のこのオペラは、悲劇の運命に弄ばれた女王メアリー
と、彼女のいとこエリザベス 1世の息詰まる女同士の心理戦を描いた名作です。
プライドと恋心を天秤にかけ、お互いに相手をぐいぐい追い詰めていく場面は
思わず手に汗を握ることでしょう。今までにもマリブランやグルベローヴァ、
そしてバルツァらがこのヒロインたちを歌っていますが、今回の若き 2人の歌
手ポルヴェレッリとピシテッリも、上品さと激しさを兼ね備えた素晴らしい歌
を聴かせてくれます。フリッツァの引き締まった指揮による端正な音楽も聴き
どころです。

8.660268-69 2枚組
J.シュトラウス 2世:歌劇「ヴェネツィアの一夜」全曲
CD1:1.序曲/2-9.第1幕/10-14.第2幕/CD2:1-3.第2幕続き/4-9.第3幕/《オーケス
トラ小品集》 10.ポルカ・フランセーズ「パッパコーダ」Op.412/11.ポルカ・
マズルカ「アンニーナ」 Op.415/12.ポルカ・シュネル「私たちは平気!」
Op.413/13.ポルカ・フランセーズ「サンマルコの鳩」Op.414/14.入り江のワル
ツ Op.411/15.カドリーユ Op.416
演奏:ウルリーノ公爵…ダニエル・バッカード(T)/カラメッロ…ピエール・ギル
ベール(T)&ユーハン・クリステンソン(T)/デラクゥア…エリカ・アンダーソン
(Ms)&アンナ・ラーシュドッター・ペルソン(Ms)/バルバラ…アンナ・ラーシュ
ドッター・ペルソン(Ms)/アンニーナ…メレーテ・L・メイヤー(S)&アンナ=
マリア・クレーヴェ(S)&クリスティーナ・ハンソン(S)/パッパコーダ…ヘンリ
ク・ホルムベルグ(T)/コーロ・ノットゥルノ/ストックホルム・シュトラウス
管弦楽団/ミカ・アイケンホルス(指揮)
J.シュトラウス 2世(1825-1899)の 9番目のオペレッタとして作曲された「ヴェ
ネツィアの一夜」は 1883年のベルリンのヴィルヘルム市立劇場で初演。興業的
には大失敗でしたが、台本を手直しし改作して臨んだウィーン初演では大成功を
収めました。好色なウルビーノ公爵がカーニバルにやってくると聞いて、ヴェネ
ツィアの上院議員たちは大慌て。とりわけ若く美しいバルバラを妻にしたばかり
のデラクゥアは色目を使われるのでは。と心配でなりません。そこで妙案を考え
たデラクゥア。さて、彼の思惑はうまくいくのでしょうか?他愛もないドタバタ
喜劇ですが、横溢するメロディは極上なものばかり。さすがワルツ王の面目躍如
です。おまけに入っているのは 2008年のストックホルムのニューイヤーコンサ
ートの抜粋です。




<MARSYAS>
MAR18042 \2450
Different Worlds
1.サーシャ・アームブリュースター :チントロ/2.ハンス・イェルク・ゾンマ
ー:Moos-Ruef/3.民謡(ホフステッター編):L'Hioba/4.民謡(カッペラー編):
美しき夕べの星/5.ラビ・アブ=カリル:死す都市の夢/6.ジョン・ゾーン :
Tiferet/7.ジョン・ゾーン :Nevalah/8.ジョン・ゾーン :Mahshav/9.ジョン
・ゾーン:Mikreh/10.ラビ・アブ=カリル:アラビアン・ワルツ/11.カッペラ
ー/ライリー:インドの道
演奏 :アルテ四重奏団
1995年に結成されたアルテ四重奏団は、現代音楽を中心とした革新的なレパー
トリーを引っ提げて、ヨーロッパ内外で活動を続けています。これまでにも様々
な作曲家たちとコラボレーションをし、ワールド・ミュージックからエレクト
ロニクス、ミニマル・ミュージックからインプリヴィゼーションまでに及ぶ様々
なスタイルの音楽を演奏し、高い評価を受けています。このアルバムもとても
ユニークなものでまさにジャンルを超えた音が楽しめます。音で綴る旅行記と
も言えるこの「Different Worlds」は彼らのホームベースであるスイスから始
まり、アルペンホルンを模倣したり、民謡を奏でつつ、ジャズを予見させなが
ら、聴き手を中東の豊穣な音世界へと連れていきます。ベイルート生まれのラ
ブ・アビ=カリルの東洋的な不機嫌さを併せ持つ音、ジョン・ゾーンの冷やや
かな微笑が混じるジャズっぽい音。最後はライリーの「インド」とミニマルの
美しき混成体。4本のサックスから生まれる摩訶不思議な音に陶酔してくださ
い。録音も素晴らしいです。

MAR18052(SACD-Hybrid) \2450
American Composers
1-7.ガーシュウイン(1898-1937):組曲「ポーギーとベス」/8-10.バーンスタイ
ン(1918-1990):ピアノ・トリオ/11.コープランド(1900-1990):ヴィテブスク-
ユダヤの主題による習作/12-15.ムチンスキー(1929-):ピアノ三重奏第1番
Op.24/16.ガーシュウイン :前奏曲第2番
演奏 :パシフィック・トリオ
エディト・オルロフ(ピアノ)/ロジャー・ウィルキー(ヴァイオリン)
/ジョン・ウォルツ(チェロ)
1939年にハーバード大学、カーティス音楽院を卒業した若きバーンスタインは、
並々ならぬ野心を友人であるコープランドに向けて手紙にしたためました。
「既存の民謡に頼ることなく、新しい形式でアメリカの精神を示すこと」この
考えに同調したのは、当時ほんの数人の作曲家でしたが、彼が予知したその精
神はガーシュウインやコープランド、そしてポーランド系の作曲家ムチンスキ
ーに拠って顕在化されました。モダンな響きとスタイリッシュなメロディ。
ジャズなど多ジャンルの様式を巧みに取り入れた作品は、今聴いても常に新し
さを感じさせてくれます。演奏しているのは、1979年に設立されたパシフィッ
ク・トリオ。1986年にリンカーン・センターでニューヨークデビューを飾った
彼らは、ブラームス、ショスタコーヴィチを始めとした作品の演奏で高く評価
されていますが、今回のアメリカ音楽集に於いても、その確固たる解釈は冴え
渡っており、これらの音楽を彼ら以上に適切に演奏できる団体は他にはないと
言ってしまっても過言ではないかと思われます。

MAR18062(SACD-Hybrid) \2450
リスト(1811-1886):歌曲全集第1集
1.やさしく響け、私の歌…*/ 2.もし美しい芝生があるなら/3.わが子よ、
もし私が王だったら/ 4.どうした、と彼らは言った/ 5.はじめはがっくりと
気を落として/6.毎朝私は起き、そして問う/ 7.ラインの美しい流れのほとり
/8.唐檜の木はひとり立つ/(ペトラルカの3つのソネット)/9.平和は見いだ
せず…*/10.その日までいつくしみくださる…*/11.私は地上に天使のよう
な姿を見た…*/12.ノンネンヴェルトの僧房/13.神様がともにおられますよ
うに!/14.さまよえるユダヤ人…*/ 15.愛の喜びの中で私は死んだ/16.幸せ
な日に戻る/17.気高き愛/18-20.ヴィルヘルム・テルの歌(漁師の子ども/羊飼
い/アルプスの狩人)/21.金色の髪の天使*…初録音
演奏 :アドリアン・エレード(バリトン)/チャールズ・スペンサー(ピアノ)
2011年はフランツ・リストの生誕200年です。それを記念して MARSYASは彼の
歌曲の全てを6枚のCDでリリースいたします。リストと言うと、煌びやか過ぎる
ピアノ曲が頭に浮かんでしまいますが、歌曲はもっと内省的なもので、ピアノ
・パートにも過剰な装飾は施されていません。しかしながらメロディの美しさ
は特筆物で、宗教曲とともに、彼の本質が全て表出されている素晴らしい作品
揃いです。また、リストは自作を様々な形に改定を施したため、良く知られて
いる曲にも幾つかの版違いが存在します。この第1集に収録されている、有名な
「ペトラルカのソネット」もそんな作品です。何気なく聴いていると、全く違
うメロディになって戸惑うことがしばしばです。オーストリア生まれのバリト
ン、エレードはブリテンのオペラ「ビリー・バッド」でデビュー後、ウィーン
国立歌劇場を始めとした世界中のオペラハウスで歌っている名手です。伸びや
かで艶のある高音と、深い表現力は多くの指揮者たちにも愛されています。彼
の歌うリストは狂おしいまでに魅惑的です。

MAR18072(SACD-Hybrid) \2450
リスト(1811-1886):歌曲全集第2集
1.愛とはいかに(第1稿)…*/ 2.ミニョンの歌/3.喜びに満ち、悲しみに満ち
/4.昔テューレに王がいた/5.汝天上にある者/6.山々に憩いあり/7.ローレ
ライ/8.愛とはいかに(第2稿)…*/9.彼は私を深く愛してくれた/10.墓とば
ら/11.おお、さらばなぜ…*/12.愛とはいかに(第3稿)…*/13.漁師の娘
…*/14.孤独…*/15.私は花輪を編むつもりだった…*/16.祈り/17.愛の
喜び/ 18.別れ/19.私を休ませて/20.昼間のざわめきは鎮まり*…初録音
演奏:ヤニナ・ベヒレ(メゾ・ソプラノ)/チャールズ・スペンサー(ピアノ)
リストの歌曲全集第2集です。こちらも初録音が多く含まれています。第3稿ま
である「愛とはいかに」は、リストが1840年代の初めに親密な関係を持ってい
た女優、シャルロット・フォン・ハーグンの詩によるオペラティックな歌曲で
す。第1稿は1843年頃に書かれましたが、その後に彼が手を加え、第2稿は1855
年頃、第3稿は1878年頃に完成されています。リストの作曲様式の変遷、および
深まる表現力を目の当たりにできる貴重な作品と言えるでしょう。ここで見事
な歌唱を聴かせるのは、以前MARSYASからフランス歌曲をリリースしているヤニ
ア・べヒレ。2004年からウィーン国立歌劇場のメンバーとなり、「この上なき
オルトルート」歌いとして称賛されていますが、しかし彼女はオペラよりも、
どちらかと言うとコンサートに力を入れていて、マーラーの交響曲第2番や「大
地の歌」のソリストとしても高い表現力で聴衆を圧倒しています。彼女は幅広
いレパートリーを有していて、このリストの歌曲でも強靭な声とベルベットの
ようなピアニシモを生かした劇的な表現を聴かせてくれています。




<NAXOS DVD>
2.110271(DVD-Video) \2180
ベルリオーズ(1803-1869):歌劇「ベンヴェヌート・チェッリーニ」
― 2幕のオペラ・セミセーリア ―
チェッリーニ:ブルクハルト・フリッツ(テノール)
チェッリーニの恋人テレサ:マイヤ・コヴァレヴスカ(ソプラノ)
チェッリーニの恋敵フィエラモスカ:ローラン・ナウリ(バリトン)
テレサの父バルドッチ:ブリンドリー・シェラット(バス)
教皇クレメンス七世:ミハイル・ペトレンコ(バス)
アスカーニオ:ケイト・オールドリッチ(メゾ・ソプラノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ワレリー・ゲルギエフ指揮
フィリップ・シュテルツル演出
収録 2007年8月5.10.15日
ザルツブルグ音楽祭大祝祭劇場
英・仏語字幕
放蕩者だけど腕のよい彫刻家チェッリーニには、相思相愛の若き恋人テレサがい
ます。しかし恋敵とのいざこざで、ついには殺人と誘拐の罪を犯してしまい、ど
うにも立場が悪くなってしまいました。その上教皇から依頼されている彫刻は完
成しておらず絶体絶命。そこで「この作りかけの彫刻を壊してやる」と教皇を脅
迫し、最後はありったけの作品を炉に投げ込んだところ爆発、溶けた金属が型に
流れ込んで見事ペルセウス像が完成。全て丸く収まるというドタバタ喜劇です。
16世紀イタリアで彫刻家、金工師として美術史上に名を残すベンヴェヌート・
チェッリーニ(1500-1571)その破天荒な生涯に心を打たれ、感動したベルリオー
ズは、1834年からチェッリー二を主人公としたオペラの作曲を開始しました。大
変な苦労はあったものの 1838年に全曲が完成。そして同年の9月10日にパリのオ
ペラ座で初演しましたが、散々な不評に終わったといいます。様々な理由が考え
られますが、何と言ってもこの題材が「オペラ向き」ではなかったことが原因の
ひとつでしょう。混乱を極めた第2幕を改訂したりとベルリオーズは何度も手を
加えたのですが、結局最終的には敗北を認めざるを得なかったといいます。しか
しながら作品に横溢する色彩感と豊かな楽想は他には代え難いものです。今では
序曲と「ローマの謝肉祭」のみが演奏されるばかりですが、どこもかしこもはち
きれそうな魅力が詰まっています。
この演奏は時代を現代に置き換え、内容に負けず劣らずの破天荒な演出を試みて
います。ヘリコプターや自動車、ロボットが登場し、舞台上では花火が遠慮会釈
なくあがり、また広場での「ロバの歌比べ」の場面ではかなり卑猥な踊りが繰り
広げられます。上演時は賛否両論を巻き起こしたシュテルツル演出は、確かにや
り過ぎで好き嫌いもありますでしょうが、もしベルリオーズがこの舞台を見たな
らば、腹を抱えて笑ってしまうこと間違いありません。もちろんゲルギエフの指
揮は例の如くダイナミックなもので、このオペラの持つパワーを120%引き出し
ています。歌手も粒ぞろい。チェッリーニ役のフリッツは、当初予定されてい
たシコフの代役ですが、その存在感はたっぷり。申し分ない歌を聴かせます。ま
た、テレサ役のコヴァレヴスカも17歳という役柄にぴったりのスレンダー美人。
張りのある歌声もばっちりです。第2幕では「生首」で出演するアスカーニオ役
のオールドリッチもいい味出してます。なお、この演奏ではベルリオーズが最初
に書いたスコアを使っているため、現行版(ワイマール版)とはかなりの差異があ
ります。第1幕でテレサが歌う「愛と義務の間で」もありませんし、第2幕も少々
長すぎる感がありますが、ベルリオーズの最初の構想を伝えるまたとないプロ
ジェクトになっていると言えそうです。

2.110263(DVD-Video) \2180
ジョルダーノ(1867-1948):歌劇「マルチェッラ」
3つのエピソード
演奏:マルチェッラ…セレーナ・ダオリオ(S)/ジョルジョ…ダニロ・フォルマッ
ジャ(T)/ドラスコ…ピエルルイジ・ディレンジーテ(Br)/クララ…ナタリツィ
ア・カローネ(S)/ライモンダ…アンジェリカ・ジラルディ(S)/エリアーナ…マ
ーラ・ダンティーニ(S)/レーア…マリア・ローザ・ロンディネッリ(S)/ヴェル
ニエル…マルチェッロ・ロジエッロ(Br)/イタリア国際管弦楽団/マンリオ・ベ
ンツィ (指揮)/アレッシオ・ピッツェッキ演出
収録 2007年8月4-6日イタリアマルティナ・フランカ
英・伊語字幕
パリのレストランで物語は始まります。友人たちと語らう若き画家ジョルジョ
(実は某国の王子)の前に、暴徒たちに追われ逃げてきた素朴な娘マルチェッラが
現れます。2人は恋に落ち、パリを離れ愛の生活を送ります。しかしジョルジョ
の祖国は悪政が行われており、国民が苦しんでいたのです。それを聞いたジョル
ジョは祖国へ戻ることを決意し、2人は泣く泣く別れることにするのです。19世
末ののイタリアオペラはヴェリズモ(現実主義)の全盛期。どちらかというとワイ
ドショーのような身近な事件が題材として取り上げられる傾向にありました。し
かしジョルダーノとプッチーニは伝統に則った美しい作品を書いています。この
「マルチェッラ」は、1907年11月9日にミラノで初演されたオペラです。上演時
間は1時間ほどという短いものですが当時多大なる人気を博しました。しかし、
第2次世界大戦の爆撃で資料が焼失。上演は途絶えてしまいますが、自筆譜は残
っていたため2007年の上演 100周年にめでたく蘇演されたのです。ジョルジョ役
のフォルマッジャは、若い王子という設定には若干無理のある風貌(どちらかと
いうと冴えないオヤジ系)ですが、甘く張りのある声は特筆ものです。マルチェ
ッラ役のダオリオも表現力ある滴り落ちるような美声です。幕切れの情熱的な二
重唱はお決まりのパターンですが、歌い終わった後にどちらかが息絶えるという
パターンではなく、全てを拒絶するかのように身を縮め横たわるマルチェッラを
見つめた後、「これ以上何を言ってもムダだね」とでもいうように軽く頭に手を
やり、上着の埃を払って退場するジョルジョの姿には、なんとも言えないリアリ
ティが感じられます。

2.110270(DVD-Video) \2180
アルファーノ(1875-1954):歌劇「シラノ・ド・ベルジュラック」
4幕のオペラ
演奏:シラノ・ド・ベルジュラック…プラシド・ドミンゴ(T)/ロクサーヌ…ソン
ドラ・ラドヴァノフスキ(S)/クリスティアン…アルトゥーロ・チャコン=クル
ス(T)/伯爵ド・ギーシュ…ロッド・ギルフリー(Br)/ラグノー…コッラド・カ
ルメロ・カルーソー(Br)/陸軍大尉カルボン…ジャヴィエル・フランコ(Br)/バ
レンシア州立管弦楽団&合唱団/パトリック・フルニリエ(指揮)/ミハル・ズナ
ニェツキ演出
収録 2007年2月8.11.18日バレンシアソフィア王妃芸術宮殿
英・仏語字幕
このオペラはフランスの文豪エドモン・ロスタンの「シラノ・ド・ベルジュラッ
ク」をフランコ・アルファーノが忠実に描いた作品です。今までにも1950年と
1990年に2度映画化されていたり(現代に置き換えた「ロクサーヌ」という映画も
存在します )、オペラ以外にも多くの作曲家がこのお話を音楽で描いたことで知
られています。大きすぎる鼻に強いコンプレックスを抱き、好きな女性にも愛を
打ち明けられない純情な詩人、哲学者シラノ・ド・ベルジュラック。イケメンだ
けど文学的センスは皆無のクリスチャン。そしてクリスチャンに思いを寄せてい
る美女ロクサーヌ。この3人の織りなす悲劇の物語です。ご想像の通り、シラノ
が思いを寄せているのはロクサーヌ。しかしクリスチャンとロクサーヌの仲を取
り持たなければならなくなったシラノは、その恋心を隠してクリスチャンになり
きって恋文を書くのです。しかしその詩的な文章はロクサーヌの心を捉えてしま
い、それを知ったクリスチャンは覚悟の戦死を遂げてしまいます。それから14年
後、「大切な手紙」をシラノが暗闇の中で朗読したことでロクサーヌは誰が手紙
を書いていたのかを知ります。しかし時すでに遅し。大けがを負っていたシラノ
は最後まで自分の口から恋心を打ち明けることのできなかった愛しい人の腕の中
で息を引き取るのでした。プッチーニの未完オペラ「トゥーランドット」の補筆
を行ったことで知られるアルファーノのオリジナル作。作風はプッチーニ風でも
あり、ドビュッシー風でもあり、1936年に作曲された作品としてはかなり叙情的
なものです。目立つアリアなどはありませんが、重厚な管弦楽の響きや至るとこ
ろに散りばめられた美しいメロディは、作曲家の力量を存分に感じさせてくれる
でしょう。歌手陣は、何といっても60代半ばのドミンゴの熱唱が聴きものです。
舞台に立っているだけでも強烈なオーラを放つドミンゴ。さすがです。ロクサー
ヌ役のラドヴァノフスキは舞台映えのする長身の美女。声も美しく申し分ありま
せん。指揮者のフルニリエは1952年生まれ。数々の名オペラ録音で知られますが、
ここでも雄弁な音楽を見事なまでに歌に沿わせています。




<Orchid Classics>
ORC100005 \1750
1-3.ロージャ(1907-1995):ヴァイオリン協奏曲 Op.24
4-6.コルンゴルト(1897-1957):ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
7.ポンセ(1901-1987):小さな星(ハイフェッツ編)
8.ベンヤミン(1893-1960):ジャマイカン・ルンバ(プリムローズ編)
9.フォスター(1826-1864):金髪のジェニー(ハイフェッツ編)
7-9…管弦楽版編曲 P.アッシュ
演奏 :マシュー・トラスター(ヴァイオリン)/デュッセルドルフ交響楽団/
篠崎靖男 (指揮)
ORCHID CLASSICSレーベルの創立者である、イギリスのヴァイオリニスト、マシュ
ー・トラスターの初の協奏曲録音です。ロージャもコルンゴルトもハイフェッツ
が初演した作品ということで、3つの小品も含め「名手へのオマージュ」という
コンセプトに沿った聴き応えたっぷりの 1枚です。ロージャのヴァイオリン協奏
曲は、最初からハイフェッツに演奏してもらうことを夢見て書かれたものです。
ロージャ自身はハイフェッツとは面識がなかったものの、彼の伴奏者であるエマ
ニュエル・ベイを知っていたため、この曲を聴いてもらう機会を得たそうです。
この曲を気に入ったハイフェッツは、若干の譜面の変更を依頼し、1956年1月に
初演、続いて RCAに録音もして、この曲を紹介することに力を尽くしたのです。
一方、コルンゴルトの協奏曲は、ハリウッドの作曲家として人気を得たウィーン
生まれの作曲家の心の底にずっと溜まっていた「純音楽への思い」が結実した名
作として知られています。甘くとろけるようなメロディと、官能渦巻くオーケス
トラの融合は 20世紀のヴァイオリン協奏曲の中でも一際輝く魅力を放ち、こち
らもハイフェッツの演奏が長らく BESTと称されていました。最近ブームを迎え、
様々な演奏家たちがこの曲を取り上げていますが、このトラスターの演奏は
1711年製のストラディヴァリをハイフェッツ自身が使用したの弓の1つを使って
いるところが聴きどころです。

ORC100006 \1750
シューベルト(1797-1828):歌曲集「美しき水車屋の娘」 D795
演奏 :ジェームス・ギルクリスト(テノール)/アンナ・ティルブルック(ピアノ)
シューベルトの名作「水車屋の娘」にはすでに様々な名唱が存在し、聴き手とし
ても選択肢が多すぎて迷ってしまうほどですが、そんな中に新たな 1枚を投入い
たします。ここで見事な歌唱を聴かせるギルクリストは 1970年生まれのイギリ
スのテノールです。最初は医者として薬学を学びつつ、ケンブリッジ・キングス
・カレッジ聖歌隊で歌っていましたが、1996年に完全に音楽家へと転向し、以降
は合唱団のソリストを務めたりコンサートで歌ったりと八面六臂の活躍をしてい
ます。イギリス室内管弦楽団を始めとしたイギリスの主要オーケストラと共演し、
高い評価を得ています。このシューベルトの「水車屋」も彼の得意とするレパー
トリーで、ピアニストのアンナ・ティルブロックとツアーを組み全英中でコンサ
ートを開き喝采を浴びています。線は細めで端正な声質が魅力で、この曲集が要
求する「一途な若者のひたむきさ」を存分に表現しきった素晴らしい仕上がりで
す。とりわけ甘さたっぷりの高音は彼ならではのもの。全20曲での緊張感を湛え
つつも情感溢れる歌いぶりには思わず感動します。

RPOSP005 2枚組 \1750
モーツァルト(1756-1791):管楽作品コレクション
CD1:
1.クラリネット協奏曲イ長調 K622/2.ホルン協奏曲第4番変ホ長調 K495/3.ディ
ヴェルティメントニ長調 K136/
CD2:
1.フルート協奏曲第1番ト長調 K313/2.オーボエ協奏曲ハ長調 K314/3.ファゴ
ット協奏曲変ロ長調 K191
演奏 :マイケル・ホワイト(クラリネット)/マーティン・オーウェン(ホルン)/
アンドリュー・ニコルソン(フルート)/ジョン・アンダーソン(オーボエ)/ダニ
エル・ジェミソン(ファゴット)/ニコラス・クレオベリー(指揮)/ロイヤル・
フィルハーモニー管弦楽団
2005年1月.4月録音。ロイヤル・フィルの首席奏者たちによる、目の覚めるほど
素晴らしいモーツァルトの協奏曲集です。

RPOSP006 2枚組 \1750
チャイコフスキー(1840-1893):バレエ音楽「くるみ割り人形」全曲 Op.71
演奏 :デイヴィッド・マニノフ(指揮)/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
名指揮者マニノフが死の直前1995年に残した、目の覚めるほど素晴らしいチャイ
コフスキーです。

RPOSP012 \1750
バレエ音楽「誰がかまうものか」(原曲:ガーシュウイン、 H・ケイ編 )
1.ストライク・アップ・ザ・バンド/ 2.ギター弾きの恋/3.Somebody loves me
/4.Bidin' my time/5.ス・ワンダフル/ 6.ドゥ・ドゥ・ドゥ/7.ザ・マン・
アイ・ラヴ/8.ステアウェイ・トゥ・パラダイス/9.Embraceable You/
10.Fascinatin' Rhythm/11.誰がかまうものか/12.My One and Only/13.リザ
/14.アイ・ガット・リズム/ 15.プロムナード -ウォーキング・ザ・ドッグ
/16.「ポーギーとベス」交響的情景(R.ベネット編)/17.キューバ序曲
演奏 :ヴィヴ・マクリーン(ピアノ)…1-14/サイモン・リー(指揮)…1-16/
ジョン・ボルティモア(指揮)…17/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
「誰がかまうものか」とはガーシュウインのソングブックの名曲を H.ケイが管
弦楽版にアレンジ、楽しいバレエ音楽に仕上げたものです。ゴージャスなサウン
ドにメロメロです。他にも「ポーギーとベス」の名場面集や「キューバ序曲」な
ど、ガーシュウイン好きにはたまらない 1枚です。2007年の録音。

RPOSP013 \1750
ベートーヴェン:(1770-1827)ピアノ協奏曲第4番, 第5番
1.ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
2.ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73「皇帝」
演奏 :マリオ・ガレアーニ(ピアノ)
グルジェゴルス・ノヴァーク(指揮)/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
2007年の録音。ソリストを務めるガレアーニはイタリア、メッシーナ生まれのピ
アニスト。アルド・チッコリーニの薫陶を受けた実力派です。明るい開放的な音
色が特色で、ロイヤル・フィルの華麗な音色と相俟って、素晴らしいベートー
ヴェンを聴かせてくれます。

RPOSP014 2枚組 \1750
シューマン(1810-1856):交響曲全集
CD1:
1.交響曲第1番変ロ長調 Op.38「春」
2.交響曲第2番ハ長調 Op.61
CD2:
1.交響曲第3番変ホ長調 Op.97「ライン」
2.交響曲第4番ニ短調 Op.120
録音 2008年2月4.5日(2番&4番)2009年1月6.7日(1番&3番)
演奏 :グルジェゴルス・ノヴァーク(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ロイヤル・フィルの首席准指揮者としてじっくり活動しているノヴァークの手堅
い演奏を。これがなかなか遅めのテンポの熱いシューマンで、気楽に聴こうと思
うと火傷するかもしれません。

RPOSP015 \1750
スペイン・ギター音楽の祭典
1.ロドリーゴ(1901-1999):アランフェス協奏曲/ 2.バカリッセ:コンチェルティ
ーノイ短調より第2楽章ロマンス/ 3.ジョルジュ・ビゼー(1838-1875):カルメン
組曲第1番より抜粋/4.ロドリーゴ:ある貴紳のための幻想曲/ 5.モレノ=トロ
ーバ:ギター・ソナチネ(ギターと管弦楽編)/6.ロッシーニ(1792-1868):歌劇
「セヴィリャの理髪師」より序曲
2007年12月12.13日録音
演奏 :ローランド・サード(ギター)…1.2.4.5/フアト・マンスロフ(指揮)/
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
30年以上のキャリアを持ち、40カ国以上の都市でソロ・リサイタルを開く実力派
ギタリスト、ローランド・サードの最も得意とするスパニッシュ・ギター音楽。
最初のロドリーゴから魅力満載。ゆったりとしたオーケストラも鄙びた魅力を添
えています。

RPOSP017 \1750
ベスト・オブ・ボンド
1.ジェームズ・ボンドのテーマ(1962)/2.ダイヤモンドは永遠に/ 3.サンダー
ボール作戦/4.ゴールドフィンガー/5.ゴールドフィンガー…フォート・ノック
スへの夜明けの襲撃/ 6.美しき獲物たち/7.黄金の銃を持つ男/8.私を愛した
スパイ/9.ロシアより愛をこめて/10.消されたライセンス/11.ユア・アイズ・
オンリー/12.私を愛したスパイ/13.死ぬのは奴らだ/14.007は二度死ぬ/15.
カジノ・ロワイヤル/16.トゥモロー・ネバー・ダイ
演奏 :カール・デイヴィス(指揮)/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ロイヤル・フィルお得意のレパートリーをカール・ディヴィスの極上の指揮で。
これは一度聴くと頭から離れません。 2008年の録音です。

RPOSP018 \1750
デレク・ハンモーツァルトを弾く!
1.3台のピアノのための協奏曲ヘ長調 K242/2.2台のピアノのための協奏曲変ホ
長調 K365/3.ロンドニ長調 K382/4.ロンドイ長調 K386
録音 2008年9月12.13日
演奏:デレク・ハン(ピアノ)/ウー・ハン(ピアノ)…1.2のみ/ペーター・アシモ
フ(ピアノ)…1のみ
マッシモ・クアルタ(指揮者)/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
中国系アメリカ人ピアニスト、デレク・ハンの久々の新譜。ジーナ・バッカウア
ーやリリー・クラウス直伝のモーツァルトをたっぷりお楽しみください。柔らか
い響きにうっとりします。

RPOSP019 3枚組 \1750
シンフォニック・ロック
演奏 : ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団/VA
ロイヤル・フィルのお得意のゴージャスにアレンジされた POPS集大成。 CD3枚
に3時間以上、これでもかとばかりの極彩色世界です。クイーンの「ボヘミアン
・ラプソディ」やオアシス、ノラ・ジョーンズ、ボン・ジョヴィ、ツェッペリ
ン、ビートルズなどの超有名曲がたっぷり入ってます。もちろんマイケルの「ス
リラー」も。日曜の午前のAM放送のようなゆるーい感じがたまりません。これは
ゴキゲンです。

RPOSP021 3枚組 \1750
フィルムハーモニック
演奏:ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団/VA
こちらは映画音楽名曲集。「ロッキー」や「インディアナ・ジョーンズ」のテー
マなどの有名曲が、また違った味わいで楽しめます。BGMにも最適。全ての人に
オススメしたい 3枚組です。

RPO019 \1750
アメリカン・クラシック
1.ガーシュウイン(1898-1937):パリのアメリカ人
2.コープランド(1900-1990):組曲「ビリー・ザ・キッド」
3.レナード・バーンスタイン(1918-1990):
ウェスト・サイド物語よりシンフォニック・ダンス
2006年7月録音
演奏 :ジョン・ボルティモア(指揮)/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
21世紀、最もエキサイティングな指揮者、ジョン・ボルティモア(もともとは打
楽器奏者出身!)。彼が繰り出す華麗なる音によるパンチをお楽しみください。




<WIENERPHILHARMONIKER>
WPHLH-2009123 3枚組 \4500
5人の指揮者によるハイドンの交響曲集
CD1
1.交響曲第12番 ホ長調 Hob.1:12
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
1991年11月10日ムジクフェライン・ザール
2.交響曲第22番 変ホ長調 「哲学者」Hob.1:22
ズビン・メータ(指揮)
1972年1月16日ムジクフェライン・ザール
3.交響曲第26番 ニ短調「悲しみ」Hob.1:26
フランツ・ウェルザー=メスト(指揮)
1998年3月22日ムジクフェライン・ザール
CD2
1.交響曲第93番 ニ長調 Hob.1:93
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
2009年5月10日ウィーン・コンツェルトハウス
2.アーノンクールによる演奏についての語り
3.交響曲第103番 変ホ長調 Hob.1:103
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
2009年5月10日ウィーン・コンツェルトハウス
CD3
1.交響曲第98番 変ロ長調 Hob.1:98
フランツ・ウェルザー=メスト(指揮)
2009年9月8日ルツェルン
2.交響曲第104番 ニ長調 Hob.1:104
ピエール・ブーレーズ(指揮)
1996年3月24日ムジクフェライン・ザール
世界有数の名門、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に縁の深い5人の指揮者
によるハイドンの交響曲集です。オーケストラの長い歴史の中で幾度となく演
奏されてきたハイドンの交響曲ですが、ここでは楽団員たちが「ベストと呼べ
る演奏」を選び抜き、敬愛するハイドンへのオマージュを作り上げたものです。
37年に渡る5人の指揮者たちの選りすぐりのハイドンが収録されていますが、こ
の中の 曲はこのアルバムのための新録音になります。ウェルザー=メストの演
奏は、1998年の第26番と、2009年の第98番の聴き比べも楽しそうです。そして、
何といっても注目したいのは、アーノンクールによる2つの交響曲でしょう。現
在、楽員たちが「最も尊敬する指揮者」の一人として名を挙げるアーノンクー
ルですが、彼はハイドンを得意としているにも関わらず、ウィーン・フィルと
の録音はありませんでした。ヨーロッパ室内管との名演を上回るこの演奏、ハ
イドン好きにはまたとない贈り物になるはずです。第103番でのヴァイオリン・
ソロは1795年のこの曲初演時で使われたストラディヴァリウスを使用するとい
う凝り様にも、このアルバムへの力の入れ方が伺えるというものです。(アーノ
ンクールのお得意の語りも収録しています)
英語とドイツ語による 84ページの豪華ブックレット付き。
迫力あるハイドンの肖像画の横で燦然と輝く ROLEXのマークが高級感をさりげ
なくアピールしています。
ウィーン・フィルの自主制作盤はこれからも予定されているとのこと。次のリ
リースをお楽しみに!




<LPO>
LPO-0043 2枚組 \2450
ブラームス(1833-1897):交響曲第1番&第2番
演奏 :ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音 2008年5月25日…第1番、
2008年9月27日…第2番 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
今もなお、数多くの新録音が発売される偉大なるブラームスの交響曲。この激
戦区にまた新たな名演を投入いたします。最近活躍が目覚ましい、ロンドン・
フィルハーモニーの首席指揮者ユロフスキの斬新な解釈は全ての人をうならせる
に違いありません。第1番の冒頭は、目が覚めるほどの快速テンポでありながら
も、ベートーヴェンの時代から連なる、重厚さと苦渋に満ちた表現はしっかり
守るというスゴワザをやってのけます。終楽章でのカタルシスも期待通りです。
第2番は全編が流麗さに富み、至るところで様々な啓示が見てとれます。オーケ
ストラの響きも暑苦しくなく、スマートに響かせながらも必要な部分はしっか
り聞こえるという素晴らしさ。ドイツのオーケストラとはまた違う柔軟な音色
が特色です。

<TESTAMENT>
SBT4 1455 4枚組 \7400
ケンペ&コヴェントガーデン/
ワーグナー:《パルジファル》全曲
グルネマンツ・・・・ゴットローブ・フリック
クンドリ・・・・・・・・・ゲルダ・ラマース
アンフォルタス・・・・・・・・エバーハルト・ヴェヒター
パルジファル・・・・・・・・カール・リーブル
ティトゥレル・・・・・・・・フォーブス・ロビンソン
クリングゾル・・・・・・・・・オタカー・クラウス
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団 
指揮:ルドルフ・ケンペ
録音:1959年6月16日 コヴェントガーデン 王立歌劇場 (ライヴ)
モノラル録音
ケンペ&コヴェントガーデンによるワーグナー録音は、ケンペが1960年にバイ
ロイトに初登場した前年、1959年の『指環』全曲がテスタメントからリリース
され高い評価を得ました。前作の『指環』とおなじ1959年にケンペがコヴェン
トガーデンで指揮をとった《パルジファル》が世界初発売されることになりま
した。ロンドンの聴衆、歌手、楽団員から絶大なる信頼を受けたケンペの指揮
により、ワーグナーのオペラの中でも群を抜いて高い評価を得ている《パルジ
ファル》の真価が明らかにされた圧倒的な名演のライヴ録音です。ケンペの虚
飾を廃した指揮のもとで繰り広げられた実に水準の高い歌手とオーケストラの
アンサンブルをじっくりとご堪能下さい。




<molto Fine>
MF 22202 \2800
カザルスホールのアーレントオルガンを知り尽くした
水野 均による極めつけのバッハ
バッハatカザルスホール -オルガン作品の精髄-
J. S. バッハ(1685-1750)
前奏曲とフーガ ニ長調 BWV 532
「愛するイエスよ、我らここにありて」BWV 731
協奏曲 イ短調 BWV 594
前奏曲とフーガ ニ短調 BWV 539
コラール変奏曲「喜び迎えん、慈しみ深きイエスよ」BWV 768
*ボーナストラック
鳥の歌 - カタルーニャ民謡/カザルス編曲
水野 均(オルガン)録音: 2009年8月15-17日 日本大学カザルスホール
日本大学カザルスホールのオルガニスト・イン・レジデンスを10年にわたって
務めてきた 水野 均が、2010年3月末に迫るホールの使用停止を前に、「アーレ
ントオルガンatカザルスホール」に次ぐ2枚目のCD「バッハat カザルスホール」
をmolto fine(モルト・フィーネ)レーベルよりリリースします。
日本大学カザルスホールのオルガンは、20世紀最大の名匠ユルゲン・アーレン
トの手になる北ドイツ・バロック様式の楽器。パイプ1本1本の音色の気品ある
美しさ、オルガニストの要求に鋭敏に応える表現力が際だつ銘器です。1997年
に建造されて以来、国内外の多くのオルガニストに愛され、大切に育まれて円
熟を加えてきました。
オルガンの音色は、オルガニスト次第でまったく変わります。アーレントオル
ガンの息に合わせた絶妙なタッチでパイプを鳴らすことにかけては並ぶ者がな
いのが、水野 均。いくつもの音が複雑に絡み合うフーガでも、音色は決して
にごることがなく、各声部はあくまでもクリアです。また、曲にあわせた音色
の組み合わせ(レジストレーション)も、楽器を知り尽くしたオルガニストなら
では。ことにコラール変奏曲では、定石を超えた色彩豊かな音色が次々と繰り
出されます。2009年のアーレントオルガンを記録に留める、ベストの演奏です。
水野 均 Hitoshi Mizuno
東北学院大学経済学部在学中から、廣野嗣雄氏にオルガンを師事。卒業後、国
立音楽大学器楽科オルガン専攻に進んで吉田實氏に師事、1990年首席で卒業・
矢田部賞受賞。1992年に同大学院音楽研究科器楽専攻修了。1996年ミラノ市立
音楽院古楽器科に留学、ロレンツォ・ギエルミ氏に師事。
帰国後、1997年に盛岡市民文化ホールの初代オルガニストに就任、2002年まで
コンサートやオルガン講座などに積極的に取り組み、同ホールのオルガン企画
の土台を作った。1999年には、2代目のカザルスホール・オルガニスト・イン・
レジデンス*に就任。以後、現在まで10年以上にわたってアーレントオルガン
を日常的に演奏し、オルガン企画に携わり、保守管理などオルガン全般に目を
配ってきた。そのかたわら、2004年に東京藝術大学音楽学部大学院音楽研究科
後期博士課程を修了、16世紀ヴェネツィア・サン・マルコ寺院のオルガンとそ
の音楽に関する論文で博士号(音楽)を取得している。
日本におけるコンサート・デビューはサントリーホールで、以後たびたび同ホ
ールのコンサートに出演しているほか、日本国内の主要なコンサートホールの
ほとんどで演奏している。また、イタリア、スイス、ドイツ、オーストリアな
どヨーロッパ各地でソリストとして演奏活動を行っているほか、オーケストラ、
室内楽、合唱など、さまざまなアンサンブルでも定評がある。
現在、桐朋学園大学音楽部門古楽器科講師、盛岡市民文化ホールオルガン・ア
ドヴァイザー、日本基督教団早稲田教会オルガニスト。日本オルガニスト協会
会員、日本オルガン研究会会員。




<MD+G>
61315212 \2080
モートン・フェルドマン:後期ピアノ作品集Vol.1
三和音の記憶
シュテファン・シュライエルマッヒャー(ピアノ) 
"世界初の図形楽譜の発案者であるアメリカの作曲家モートン・フェルドマン
(1926-87)の後期ピアノ作品集の第1弾。
Vol2とVol.3は昨年発売しておりましたが、第1弾としてリリースされていた当
盤が未発売でしたので、ここでご案内いたします。
1970年代、フェルドマンは西アジア、アナトリア産の絨毯に新たな興味を抱く
ようになります。コレクターとしての情熱というよりも、芸術として魅了され
たのです。基本的には5―6色の糸から作り出される絨毯ですが、同じものは決
してなく、色彩感や風合いが一つ一つ異なるものに仕上げられるのです。フェ
ルドマンの音楽構造にも同じことがいえます。個々の音や和音が繰り返しの中
で変化をしていくことによって、美しい色調の穏やかな流れを作りあげていま
す。

33615992 \2080
モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲
1.大六重奏協奏曲
(原曲:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調K.364ソナタ) 
2.弦楽四重奏曲(原曲:クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581)
マンハイム弦楽四重奏団
セバスティアン・ビュルガー(ヴィオラ:1) 
マティアス・ネメス(コントラバス:1) 
トーマス・ドゥイス(ピアノ:1)
録音:2008年12月9-11日 マリエンミュンスター修道院
聴き慣れたモーツァルトの名曲を、由緒ある瑞々しい編曲版でお届けする1枚。
「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲」を編曲した「大六重奏曲」は
1807年にウィーンで、「クラリネット五重奏曲」は1802年に、それぞれ出版され
たもので、編曲者は不明ですが、由緒ある名編曲です。柔軟でのびやかな音色と、
緻密なアンサンブルで知られるマンハイム弦楽四重奏団の演奏でお聴きください。

3336142 2枚組 \4160
J.S.バッハ:6つのソナタ(編曲:シューマン)
1.ソナタ第1番ト短調BWV.1001
2. 同 第2番ロ短調BWV.1002
3. 同 第3番イ短調BWV.1003
4. 同 第4番ニ短調BWV.1004
5. 同 第5番ハ長調BWV.1005
6. 同 第6番ホ長調BWV.1006
ベンヤミン・シュミット(ヴァイオリン) リサ・スミルノワ(ピアノ)
録音:1994年12月、1995年1月 アーロルゼン
ヴァイオリンの聖書とも言うべき存在のJ.S.バッハ「無伴奏ヴァイオリン・ソナ
タ&パルティータ」を、シューマンの編曲版でお届けする1枚。バッハの書いた
ヴァイオリン・パートをそのままに、オリジナルのピアノ伴奏を加えたもので、
当時忘れられていたバッハの音楽に再び光をあてようと、啓蒙的な意味合いも込
めて、親しみやすく仕上げられています。鬼才ベンヤミン・シュミットのヴァイ
オリンと、「長崎おぢか国際音楽祭」の音楽監督として日本でもなじみの深い俊
英リサ・スミルノワのピアノでお届けします。

60116012 \2080
ドヴォルザーク:交響曲第6番
1.交響曲第6番二長調Op.60
2.演奏会用序曲(《自然の中で》Op.91/《謝肉祭》Op.92/《オテロ》Op.93)
ドルトムント・フィルハーモニック管弦楽団 
指揮:ジャック・ファン・スティーン
録音:2009年8月9-12日 コンツェルトハウス、ドルトムント 
ドヴォルザークが1880年に作曲した「交響曲第6番」は、作曲を依頼したハンス
・リヒターに献呈された作品です。彼の交響曲としては最初に出版されたため、
当初は「第1番」とされていました。彼の他の交響曲同様、しばしばブラームス
の影響が指摘される名曲でもあります。カップリングの「演奏会用序曲」もほ
ぼ同時期の1891-1892年に書かれた作品で、「自然」「人生」「愛」をテーマに
持つ3部作として構想され、《謝肉祭》は「人生」にあたっていましたが、後に
これらの副題を撤回しています。単に技術的に難しいというだけでない、音楽的
な表現と一体になった技術が求められるこれらの作品を、しなやかで柔軟な名匠
スティーン&ドルトムント・フィルの演奏で。

61316072 \2080
ジョン・ケージ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
1.ヴァイオリンとキーボード(ピアノ)のための6つのメロディ(1950)
2.ヴァイオリンと笙またはのためのトゥー・フォー(1991)
3.ヴァイオリンとピアノのための夜想曲(1947)
4.ヴァイオリンとピアノのためのトゥー・ファイヴ(1992)
アンドレアス・ザイデル(ヴァイオリン)  
シュテッフェン・シュライエルマッハー(ピアノ)
録音:2008年10月1日 マリエンミュンスター修道院 
ライプツィヒ弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン奏者であるザイデルと、「ジョン
・ケージ:ピアノ作品全集」で名高いピアニストのシュライエルマッハーが、夢
のタッグを組んで贈る最高の「ジョン・ケージ:ヴァイオリンとピアノのための
作品全集」。ケージ・ファン必携のアイテムであることは言うまでもなく、入門
にもこれ以上最適なものはない最高の1枚です。

60916042 3枚組 \6240
ヘンデル:歌劇《ジュリアス・シーザー》HWV.17全3幕
クリスティナ・ハマルストレム(メゾ・ソプラノ:シーザー) 
エマヌエラ・ガッリ(ソプラノ:クレオパトラ) 
メアリー=エレン・ネジ(メゾ・ソプラノ:セクストゥス) 
ロミーナ・バッソ(メゾ・ソプラノ:トロメロ) 
タッシス・クリストヤンニ(バリトン:アキラ) 
ペトロ・マゴウラス(バス:クリオ) 
ニコラス・スパーノ(カウンターテナー:ニレーヌス) 
オーケストラ・オブ・パトラス(オリジナル楽器)  
指揮:ジョルジュ・ペトルー
録音:2006年7月24-30日 パトラス(ギリシャ)
好評を博した《タルメラーノ》と同時期に録音された渾身の《ジュリアス・シー
ザー》。《タルメラーノ》と同様、ペトルーとオーケストラ・オブ・パトラス
は、1724年の初稿版の演奏を試みているのが最大の注目です。今回も説得力の高
い緊密なアンサンブルでこのオペラに新しい魅力をもたらしています。




<ECM>
4763315 \2080
ベートーヴェン:
1.ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
2. 同 第5番変ホ長調Op.73《皇帝》
ティル・フェルナー(ピアノ) 
モントリオール交響楽団 指揮:ケント・ナガノ
録音:2008年5月25-27日(1)、11月26-28日(2) 
ウィルフリッド=ペルティエール・ホール、モントリオール
日本でも現在進行中の「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲演奏会」が好評な
ティル・フェルナー。ウィーンのベートーヴェン弾きというと、ピアニストで
はグルダの名前を真っ先に思い起こしますが、フェルナーの才気と溢れる音楽
センスは、スタイルこそ大きく異なるものの、まさにグルダ譲りのウィーン音
楽の一つの系譜を受け継ぐものと言えましょう。重厚にして精神性を強く感じ
させるドイツ風のベートーヴェン表現と一線を画し、過度に重くならず、時に
軽妙、時にアイロニカル、またはブリリアントな表情で人を驚かせる彼の至芸
を、ケント・ナガノ指揮モントリオール響の精妙な伴奏に乗せた2つの協奏曲
で、たっぷりお楽しみください。




<TESTAMENT>
UK版
SBT 1434 \1850
フレンチ・ミュージック・ライヴ1978
ラヴェル:バレエ《マ・メール・ロワ》組曲
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
ドビュッシー:交響詩《海》
世界初発売
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
ミシェル・ブロック(ピアノ)
録音:1978年1月10日 ベルリン、フィルハーモニー・ホール (ライヴ)
ステレオ録音
イタリアの大指揮者、カルロ・マリア・ジュリーニが没して4年、彼がベルリン
・フィルと残した録音が3作11月新譜で発売され大きな反響を呼んでいますが、
さらに世界初発売となる3タイトルが追加でリリースされることになりました。
今回はUK版での発売となります。このフランス音楽を集めたコンサートでは、
音楽の本質にのみ真摯に仕える孤高の巨匠のタクトの元、磨き上げられたクリ
スタルが光を得て眩い虹彩を放つがごとく、作品細部の美しさが浮かび上がり
ます。ジュリーニは大げさな身振りを一切排し、作品の中に秘められた美こそ
を描き出そうとしたのです。

SBT2 1435 2枚組(1枚価格) \1850
イタリアン・ミュージック・ライヴ1978
ジョヴァンニ・ガブリエーリ:
サクラ・シンフォニア第1巻より8声の弱と強のソナタ
フランチェスコ・ジェミニアーニ:合奏協奏曲 ト短調 Op.3-2
ロッシーニ:スターバト・マーテル
世界初発売
"ナディア・ステファン=サヴォヴァ(S)/ユリア・ハマリ(Ms)
ヴァリアーノ・ルケッティ(T)/ルッジェーロ・ライモンディ(B)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
録音:1978年9月13日 ベルリン フィルハーモニー・ホール(ライヴ)
ステレオ録音
ジュリーニ指揮するベルリン・フィルとの1978年ライヴ第2弾は、母国イタリア
の作品を集めたコンサート・ライヴ。37歳で《ウィリアム・テル》を発表して
以降オペラの作曲から身を引いて隠遁生活に入り宗教音楽や小品のみを残したロ
ッシーニ40代の作、スターバト・マーテルをメインに据え、作品の魅力を最大限
に伝えるコンサートです。

SBT 1438 \1850
印象派音楽の一夜1969
ロシーニ:歌劇《セミラーミデ》序曲
シューベルト:交響曲第4番 D.417 《悲劇的》
フランク:交響詩《プシュケ》-プシュケとエロス
ドビュッシー:交響詩《海》
世界初発売
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
録音:1969年2月13日 
ベルリン、フィルハーモニー・ホール (ライヴ)
ステレオ録音
ジュリーニ&ベルリン・フィル・ライヴ第3弾は、印象派音楽の変遷を俯瞰する
コンサート。印象派の作品に対峙したジュリーニの音楽は、常に控えめでありな
がら卓越した精緻さと緊張感で聴く人を圧倒しました。この夜に選ばれた曲はロ
ッシーニに始まり、ドビュッシーの《海》でクライマックスに至るプログラム
で、それぞれの作品が次の作品へ影響を与えていったとされる印象派音楽の発展
ぶりが手に取るように聞き分けられる非常に考え抜かれた選曲でした。




<TELARC> 
TEL 31978 2枚組(1枚価格) \2080
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
ズイル・ベイリー(チェロ)
DELOSレーベルでお馴染みのチェロの才人ズイル・ベイリーによるテラーク録音
第3弾。
ロココ変奏曲、他を収録したロシア作品集でテラーク・デビューを飾り、感性
あふれる演奏で比類無い才能を聴き手に印象付けたシモーネ・ディナースタイ
ンとのデュオによるベートーヴェン録音が第2弾、そして第3弾となる今回は、
チェロの金字塔、バッハの無伴奏組曲全曲に挑みました。彼の演奏を評してト
ロント・グローブ紙は「心臓が止まりそうな演奏!」、シカゴ・トリビューン
紙は「名匠の素晴らしいひらめきに満ちている」と絶賛しています。

<HARDY CLASSIC VIDEO>
HCD 4041(DVD-Video) \5480
プッチーニ:三部作
外套、修道女アンジェリカ、ジャンニ・スキッキ
リッカルド・シャイー指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、他

HCD 4042(DVD-Video) \5480
ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」
ダニエレ・ガッティ指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団、他




<WARNER CLASSICS>
WARNER 2564 688143 2枚組 \2080
スミ・ジョー(Sop) コレクション
ヘンデル:サムソンより/フォーレ:レクイエムより/ドリーブ:ラクメより/
ヴェルディ:リゴレットより/モーツァルト:フィガロの結婚より、魔笛より
/バーンスタイン:キャンディードより/アメージング・グレイス/シューベ
ルト:アヴェ・マリア/ヘンデル:リナルドより、メサイアより/グノー:ロミ
オとジュリエットより/ロッシーニ:セビリアの理髪師より/J.シュトラウス:
ウィーン気質、春の声、カサノヴァより、他

WARNER 2564 686256 6枚組 \4580
アート オブ スーザン・グラハム(MSop)  
グルック:パリーデとエレーナ、タウリスのイフィゲニア、オルフェオとエウ
リディーチェより/モーツァルト:フィガロの結婚、皇帝ティートの慈悲、イ
ドメネオ、ルーチョ・シルラより/ブラームス:ジプシーの歌 Op.103/ドビュ
ッシー:抒情的な散文、あやつり人形、ボードレールの本 (J.アダムズ編)/
ベルク:7つの初期の歌/プーランク:ギョーム・アポリネールの4つの詩/メサ
ジェ:ミシュー家の娘たち、仮面をつけた愛、フォルトゥーニオより、/モー
ゼス・シモンズ:You are me/レイナルド・アーン:クローリスへ、ブリュンメ
ルより、モーツァルトより、シブレットより/マーラー:リュッケルトによる
5つの歌曲より/ショーソン:愛と海の詩/ラヴェル:シェエラザードより/モ
ーリス・イヴェン:イエス/オネゲル:ポソル王の冒険/ヘンデル:アルチーナ
より/ベルリオーズ:ファウストの劫罰より、ベアトリスとベネディクトより
/アイヴス:歌曲集/ニッド・ローレム:歌曲集 
ハリー・ビケット指揮、エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団
マルコム・マルティノー(pf)/
ヤン・パスカル・トルトゥリエ指揮、BBC交響楽団
イヴ・アベル指揮、バーミンガム市交響楽団
ウィリアム・クリスティ指揮、レザール・フロリサン、他

WARNER 2564 687266 2枚組 \850
ショパン:名曲集
ショパンのピアノ曲を集めた2枚組 2時間30分を越える収録時間
フランソワ=ルネ・デュシャーブル、ボリス・ベレゾフスキー、
ネルソン・フレイレ、シプリアン・カツァリス、エリザベート・レオンスカヤ、
アレクセイ・リュビモフ、ニコライ・ルガンスキー、
マリア・ジョアン・ピリス、ジャン=ベルナール・ポミエ、
ジョルジィ・シェベック、アレクセイ・スルタノフ(pf)

WARNER 2564 685900 2枚組 \2080
ロマンティック・クラシック
ベートーヴェン:ロマンスOp.50、「月光」/モーツァルト:クラリネット協奏
曲より、ピアノ協奏曲第21番より/ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、
ピアノ協奏曲/ショパン:ピアノ協奏曲第1番より/アルビノーニ:アダージョ
/ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲より/マスネ:聖処女の最後の眠り/グリー
グ:ピアノ協奏曲より/プッチーニ:菊/ハチャトゥリアン:スパルタクスより
/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番より/ロドリーゴ:アランフェス協奏曲より
/マーラー:交響曲第5番より/メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲より
/ショパン:バラード第1番/パッヘルベル:カノン
ヴァリアスアーティスツ

●WARNER CLASSICS DVD
WARNER 5186 562822(DVD-Video) \2850
My greatest roles
プラシド・ドミンゴ(Ten)ドキュメンタリー
ミラノスカラ座、ウィーン歌劇場、コヴェントガーデンなどの演奏の数々を
収録

WARNER 5186 561602(DVD-Video) \2850
バランシンを振り返る-
歴史的なロシア公演よりニューヨーク・シティ・バレエ団
バランシンの最も賞賛された作品から名場面を収録

WARNER 5186 556682(DVD-Video) \4850
FIVE MAGICAL OPERAS FROM GLYNDEBOURNE
モーリス・センダックのデザインによるグラインドボーン音楽祭の5つのオペラ
ナッセン:「かいじゅうたちのいるところ」「ふふふん へへへん ぽん!」/
ラヴェル:「子供と魔法」「スペインの時」/プロコフィエフ:「3つのオレン
ジへの恋」




<TOWER RECORDS>
タワーレコード・オリジナル商品に関しましてはタワーレコード社より販売の
承認後、ご案内しております。現在タワーレコード店頭発売後、通常3ヶ月-6ヶ
月後くらいが目安となっております。当店からのご案内がお手元に届いてから
ご注文ください。

●Tower Records Original WARNER Detour Collection Vol.2
WQCC 179 2枚組 \1500
ピアノ音楽の精華(モーツァルトからメシアンまで)
モーツァルト:ファンタジーK.397
メンデルスゾーン:無言歌Op.19-1
ベートーヴェン:ピアノソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
アルベニス:組曲「イベリア」より
ショパン:練習曲Op.25-11「木枯らし」
ドビュッシー:12の練習曲第1巻より「8本の指のための練習曲」
メシアン:「鳥のカタログ」より「ロリオ」、「幼子イエスにそそぐ20のまな
ざし」より「その方によって万物は成った」
イヴォンヌ・ロリオ

WQCC 181 3枚組 \2500
ヴァイオリンソナタ・コレクション
ラヴェル:ヴァイオリンソナタ、フォーレの名による子守歌、ツィガーヌ
ルーセル:ヴァイオリンソナタ第2番
フランク:ヴァイオリンソナタ イ長調
フォーレ:ヴァイオリンソナタ第1番、第2番
シューマン:ヴァイオリンソナタ第1番、第2番
グリーグ:ヴァイオリンソナタ第3番
ピエール・ドゥーカン(Vln)
テレーズ・コシェ、フランソワーズ・プティ(pf)

<TACET>
TACET 179 \2380
マーラー、ライネッケ、グリーグの演奏(ピアノ・ロールでの再現)
(1)マーラーの演奏
マーラー:「けさ野辺を歩けば」(さすらう若人の歌から)
マーラー:「私は緑の森を楽しく歩いた」(若き日の歌から)
マーラー:交響曲第3番から、第4番から、第5番から
シューマン:「なぜ?」(幻想小曲集 op.12から)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第13番KV.333から
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番KV.331から
(2)ライネッケ Carl Heinrich Reinecke(1824-1910)の演奏
「ゴンドラのこぎ手」 op.86-3
歌劇「マンフレッド王」から
モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番から
(3)グリーグの演奏
「蝶々」 op.43-1
「ノルウェイの結婚行進曲」 op.19-2
「小鳥」 op.43-4
他 全16曲
1905-06年の間、ピアノ・ロールに記載されたマーラー、ライネッケ、グリーグ
の自作自演ほかを現代のピアノ(スタインウェイ)で再現した興味深いアルバム
です。

TACET 187 2枚組 \4650
ハイドン:6つの弦楽四重奏曲 op.20, Hob.III 31-36
(1)弦楽四重奏曲op.20-1 Hob.III 第31番 変ホ長調
(2)弦楽四重奏曲op.20-2 Hob.III 第32番 ハ長調
(3)弦楽四重奏曲op.20-3 Hob.III 第33番 ト短調
(4)弦楽四重奏曲op.20-4 Hob.III 第34番 ニ長調
(5)弦楽四重奏曲op.20-5 Hob.III 第35番 ヘ短調
(6)弦楽四重奏曲op.20-6 Hob.III 第36番 イ長調
アウリン弦楽四重奏団 Auryn Quartet
アウリン弦楽四重奏団は 1982年、ケルンで20歳代前半の現メンバーにより結
成されました。古典から現代曲まで幅広いレパートリーを持ち、明確で緊張感あ
る演奏が特徴的です。





<OPERA RARA>
ORC41 2枚組 \4380
オッフェンバック:オペレッタ「ヴェル・ヴェル」
ソーラ・エイナルスドッティル(Thora Einarsdottir)
アン・タイラー(Ann Taylor)
ルーシー・クロウ(Lucy Crowe)
トビー・スペンス(Toby Spence)
マーク・ストーン(Mark Stone)
ジェニファー・ラーモア(Jennifer Larmore)
デイヴィッド・パリー指揮フィルハーモニア管弦楽団
ジェフリー・ミッチェル合唱団
世界初CD化!
1869年にパリのオペラ・コミーク座で初演された3幕のオペレッタ。
美しい序曲がカラヤンの指揮などで発売され有名ですが、劇に登場する「おう
む」の名をタイトルにしたこのオペレッタの全曲盤はこの盤のみで、学術的に
も貴重な録音です。いつもながらの豪華で丁寧な装丁と解説(英語)。




<CARUS>
83.306 \2380
J.C.F.バッハ:シンフォニアとコンチェルト
Johann Christoph Friedrich Bach(1732-1795) 大バッハの五男
(1)シンフォニア ト長調 Wf I/15
(2)コンチェルト・グロッソ 変ホ長調 Wf II/5
(3)シンフォニア ロ長調 Wf I/20
フライブルグ・バロック・オーケストラ Freiburger Barockorchester
クリスティーネ・ショルンスハイム Christine Schornsheim (ピアノ)
ゴットフリード・フォン・デア・ゴルツ Gottfried von der Goltz 指揮
2009年3月録音
演奏される機会が多く無い、めずらしい楽曲のCD化。

83.428 2枚組 \3450
ヘンデル:ブロッケスによる受難曲 Brockes Passion
(世の罪のために苦しみ死にたまいしイエス)
エヴァンゲリスト:マルクス・ブルッチャー Markus brutscher (テノール)
イエス:マルクス・フライク  Markus Flaig (バリトン)
シオンの娘:ネル・グラムス Nele Gramss (ソプラノ)
ペテロ:ジェームズ・オックスレイ James Oxley (テノール)
ペーター・ノイマン Peter Neumann 指揮
コレギウム・カルトシアヌム Collegium Cartusianum
ケルン室内合唱団 Kolner Kammerchor
2009年5月ライヴ録音
18世紀ドイツの詩人ブロッケスによる受難詩をもとに作曲された声楽的な魅力
に溢れる美しいメロディーが特徴的な作品です。

83.439 \2380
テレマン:「一日の時」、「いざもろびと神に感謝せよ」
テレマン:
(1)カンタータ「一日の時」 Die Tageszeiten
(2)カンタータ「いざもろびと神に感謝せよ」 Nun danket alle Gott
モニカ・マウフ Monika Mauch (ソプラノ)
ゲルヒルト・ロンベルガー Gerhild Romberger (アルト)
ハンス・イエリク・マンメル Hans Jorg Mammel (テノール)
ゴットホルト・シュヴァルツ Gotthold Schwarz (バス)
フリッツ・ネフ Fritz Naf 指揮
バーゼル・マドリガリステン Basler Madrigalisten
アルファ・フェスタンテ L'arpa festante
2009年5月録音
演奏される機会が多く無い、めずらしい楽曲のCD化。




<VENEZIA>
CDVE00025 3枚組 \1650
クレーメル(ヴァイオリン)の芸術
CD.1
(1)バッハ:無伴奏ヴァイオリンの為のパルティータ第1番 ロ短調 BWV.1002
(2)バッハ:無伴奏ヴァイオリンの為のパルティータ第2番 ニ短調 BWV.1004
(3)バッハ:無伴奏ヴァイオリンの為のパルティータ第3番 ホ長調 BWV.1006
1975年9月リガでのスタジオ録音
(4)バッハ:ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 BWV.1042
マリス・ヤンソンス指揮レニングラード・フィル
1975年レニングラードでのスタジオ録音
CD.2
(5)エルンスト:無伴奏ヴァイオリンのための練習曲 第6番
1972年9月モスクワでのスタジオ録音
(6)プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 op.80
オレグ・マイセンベルク(ピアノ)
(7)プロコフィエフ:2台のヴァイオリンの為のソナタ  ハ長調 op.56
タチアナ・グリンデンコ(ヴァイオリン)
オレグ・マイセンベルク(ピアノ)
1974年6月モスクワでのスタジオ録音
CD.3
(8)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
ドミトリー・キタエンコ指揮レニングラード・フィル
1971年1月4日レニングラードでのライヴ録音
(9)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.61
ワルデマール・ネルソン指揮モスクワ・フィル
1975年9月モスクワでのライヴ録音
以上、ヴァイオリンはすべて ギドン・クレーメル
バッハ:無伴奏ヴァイオリンの為のパルティータはCDVE04249(既に廃盤)と同様
です。

CDVE04378 2枚組 \1650
ムラヴィンスキー、A.ヤンソンス指揮 2種の「幻想交響曲」
ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14
CD.1
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル
1960年2月録音
CD.2
アルヴィド・ヤンソンス指揮レニングラード・フィル
1971年4月12日録音
ムラヴィンスキーはCDVE03219 #2700000 132197 (既に廃盤)のリマスター盤。
共にレニングラード・フィルで、2人のソビエトにおける巨匠の名演奏が聴ける、
好企画盤です。





<POLOARTSレーベル(中国)>
自社盤の他、各国のレーベルからライセンスを受け、中国国内で発売。
活発な活動を続けるレーベルです。

CL4B860802 4枚組 \3980
リヒテル(ピアノ)バッハ-インスブルック・ライヴ
バッハ:平均律クラヴィア曲集 全集
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
インスブルックでのライヴ録音
録音年月日は下記の通り:
1973年8月7日(BWV846-857)
1973年8月10日(BWV858-869)
1973年7月26日(BWV870-881)
1973年7月28日(BWV882-893)
すっきりとした音質で、ライヴならではの躍動感あふれる名演奏です。
装丁は4CDのケースと解説書が紙ケース(スリーブ)に入っている形状です。
タイトルは英語と中国語の併記。
100ページ程の解説書は中国語でリヒテルの写真が多く含まれています。
RCAの録音。ORF提供の音源。JVCによるリマスターリング。
JVCからのライセンスを得た正規盤。中国での製造。
尚、CDケースの色や装丁のデザインなどはメーカーの状況により、事前の連絡
無しに変更が行われる可能性がございます。

<GENUIN>
GEN89150 \1980
ロシアン・ソウル(ロシア魂)-カプースチンとラフマニノフ
カプースチン:チェロ・ソナタ第2番Op.84※世界初録音
ラフマニノフ:メロディ(Op.21とOp.26によるパラフレーズ)/ヴォカリーズ
カプースチン:ブルレスケ/エレジー/ほとんどワルツ
ラフマニノフ:チェロ・ソナタOp.19
チェロ・プロジェクト:
【エッカルト・ルンゲ(Vc)、ジャック・アモン(Pf)】
チェロ・タンゴ(GEN88126)に続くチェロ・プロジェクトの第2弾。ルンゲとアモ
ンによるチェロ・プロジェクトは1998年に結成されて以来、カプースチン、ピ
アソラ、チック・コリア、チャップリン、ニーノ・ロータなどジャンルを横断
するユニークなレパートリーで人気を博してきた。カプースチンは作曲家にし
てジャズ・ピアニストでもあり、ジャズとクラシックを融合したピアノ作品は
近年高く評価されている。カプースチンのスウィンギーなソナタに洗練された
大人の遊び心が刺激される。チェロは時にジャズ・シンガーとなり、時にウッ
ド・ベースと早変わりする。

GEN10159 \1980
「シューマン夫妻1845-1849ドレスデンにおける作品」
ロベルト・シューマン:
4つの行進曲Op.76/森の情景Op.82/4つのフーガOp.72
4つの習作Op.56-Nos2,4,5,6/スケッチと断片/
クララ・シューマン:3つの前奏曲とフーガOp.16
トビアス・コッホ(ピアノ・フォルテ,1852年ピエール・エラール製)
録音:2008年12月
トビアス・コッホはこれまでにも5枚のフォルテ・ピアノによるCDを作っている。
最近メキメキと評価をあげ、「メンデルスゾーン姉弟作品集(GEN89156)はレコ
ード芸術1月号では谷戸基岩氏が2009年のプライヴェート・ベスト5に挙げられ
るほど。このCDもこれまでと同様、19世紀のフォルテ・ピアノを用いて19世紀
の響きを忠実に再現しようとしている。1845年から49年までドレスデンに滞在
したおりシューマン夫妻が作曲した作品を取り上げた、まるでセピア色に古び
た家族写真を見るような思いにさせられるアルバム。クララの作品はもちろん
のこと、ロベルトの習作や結局作品として結実しなかったスケッチや断片とい
った珍しい音楽が収められており、資料的価値も高い。

GEN10164 \1980
「ドイツ・音楽コンクール2008優勝者」
G.リゲティ(1923-2006):6つのバガテル
E-S.トゥール(b1959):ラメンタティオ
G.カッツァー(b1935):呼吸のような...だが時には
F.レヴィ(b.1968):経て
O.ノイヴィルト(b.1968):オンダンテ
I.クセナキス(1922-2001):XAS
ソニック・アート・サクソフォン四重奏団
録音:2009年8月
ソニック・アート・サクソフォン四重奏団は2005年に結成され、2008年ドイツ
音楽コンクールで優勝した。優勝のご褒美として制作されたこのアルバムは現
代音楽ばかりを取り上げた有意義なもので彼らの卓越した妙技が味わえる。作
品もわくわくするようなものばかりである。リゲティの6つのバガテルは1950年
代に作曲されたピアノ曲のアレンジものでバルトークの「ミクロコスモス」の
影響が濃い楽しい組曲。北欧のプログレシヴ・ロック・ミュージシャンとして
も活躍するトゥールのラメンティオも重音奏法など特殊奏法を使いながらもロ
マンティックな情感をかもし出している。クセナキスの超絶的な作品にも彼ら
は臆することなく嬉々として若々しい情熱を迸らせている。





<KONTRAPUNKT>
32343 \2380
J.S.バッハ:フルート・ソナタ集
フルート・ソナタ ロ短調BWV.1030
フルート・ソナタ イ長調BWV.1032
フルート・ソナタ ホ短調BWV.1034
フルート・ソナタ ホ長調BWV.1035
パルティータ イ短調BWV1013
ウッラ・ミールマン(Fl)、
セーレン・ヨハンセン(Cemb)、
キェルド・L.・ステッフェンセン(Vc)
録音:2008年2月クリスチャン教会,コペンハーゲン
ウッラ・ミールマンは1972年生まれ、デンマーク国立放送交響楽団の首席フル
ート奏者として活躍するだけでなく、ソリストとしても他のオーケストラへの
客演やクレーメルと共演したりしている。木製フルートで奏されるバッハはと
ても柔らかい響きでその鄙びていながら味わい深い音色は絶品。チェンバロの
レジストレーションも幾重にも工夫され、全体の音色が大変変化に富み飽きさ
せない。

32341 \2380
「これらの時代の歌」-イブ・ネアホルム(b.1931):歌曲集
フレーズ=パラフレーズOp.81(1980,全6曲)/本当のことを全てを話してごら
んOp.139(1994,全5曲)/デンマークの詩「花」からの歌(1966,全8曲)/3つの
歌(1956)/9つの子供の歌(1964)
S.アスムッセン(Sop)、
A.リース(Ten)、
C.ヴェステルゴー(Pf)
録音:2007-08年
デンマーク作曲界の重鎮ノアホルムは1931年生まれで作曲をホルンボーに学ん
だ。既に当Kontrapunktレーベルより多数の作品がリリースされているが、この
アルバムはおよそ30年に渡って書かれた歌曲が収められており、前衛的なもの
から新ロマン主義的なものまで作風はさまざま。1990年代の入ってからの「本
当のことを全て話してごらん」の現代的な抒情には魅せられる。

32342 \2380
「ザ・ファースト・オブ・デイズ」
-ボー・アンデルセン(1963):作品集2006-2008
(1)熱情への前奏曲「夢のリボンII」(2007)-Vn,Vc,Pf
(2)4つの熱情の声「ザ・ファースト・オブ・デイズ」(ムジカ・サクラI)
(2005)-4voice,Org,Hr,Va,Perc,Pf
(3)教会ソナタ(2008)-Va,Org
(4)聖金曜日のための3つの戯画(2006)-Va,Pf
(1)ヴァルソヴィア三重奏団
(2)ボー・アンデルセン(指揮)
(2)E.ハンケ(MS)他
(2)(3)マリー・ツィーナー(Org)
(2)(3)(4)アネッテ・スラーット(Va)
(4)ボー・アンデルセン(Pf)
アンデルセン(1963年生まれ)のここ2、3年に書かれた新作集で、どれも優れた
内容の充実したものばかりである。ピアノ・トリオ「夢のリボン」はピアノの
内部奏法や弦の特殊奏法を用いながらも大変抒情的で神秘的な世界を作ってい
る。オルガンとアンサンブル、四重唱のための「ザ・ファースト・オブ・デイ
ズ」は黙示録的な世界を色彩豊かに表現、クラムにも似た雰囲気を持っている。
才能豊かな作曲家である。

●以下の商品は取り扱い再開いたしますが価格は以前と異なり、5枚分の価格と
なります。

32092/96 5枚組 \11900
モーツァルト:ピアノソナタ全集、幻想曲K475,K397/385g
オメロ・フランセシュ(Pf)

32318/22 5枚組 \11900
シューベルト:交響曲全集、序曲集(D.12、D.26、D.470、D.648)
ハンス・グラーフ指揮
ホーフス交響楽団




<CD ACCORD>
ACD 145 \2250
(デジパック)
(1)ベートーヴェン:
ヴァイオリンと管弦楽のためのコンチェルト・シュトゥック ハ長調WoO.5
(2)ベートーヴェン:大フーガ変ロ長調Op.133(ワインガルトナー編弦楽合奏版)
(3)シェーンベルク:弦楽のための10のワルツ
エルンスト・コヴァチッチ(指揮、(1)Vn)
ヴロツワウ室内管弦楽団レオポルディヌム
録音:2008年12月17-20日
ヴロツワウ室内管弦楽団レオポルディヌムは1978年に結成された。団体名のレ
オポルディヌムはバロック時代に作られたヴロツワウの建築モニュメントの名
に由来する。およそ2官編成の室内オーケストラで現代音楽を得意とするヴァイ
オリニスト、コヴァチッチの訓練のもと、大変精緻でバランスのとれたアンサ
ンブルを行う。ベートーヴェンのコンチェルト・シュトックは未完のヴァイオ
リン協奏曲で、コヴァチッチの弾き振りは見事。シェーンベルクの珍しい「10
のワルツ」は作品リストから外されているが、23才の時の作品で2004年になっ
てようやく公開演奏された。まだ後の音楽革命家の予兆は見られないがブラー
ムス、ドヴォルザーク、R.シュトラウスを思わせる耽美的な作品。

ACD 149 \2250
「ポエム」-アガタ・ズベル・リサイタル
(1)コープランド:エミリー・ディキンソンの詩による12の歌
(2)スクリャービン:炎に(ピアノ独奏)
(3)ベルク:7つの初期の歌
(4)パヴェウ・シマンスキ:トラークルの詩による3つの歌
アガタ・ズベル(Sop)、
マルチン・グラボス(Pf)
録音:2007-08年
アガタ・ズベルはつい先ごろ自作の作品集を当CD ACCORDよりリリースしたばか
りだが、このアルバムではクラシック歌手として近現代の作曲家の作品を歌っ
ている。前アルバムではメレディス・モンクなみの独創的な自作を自ら歌って
いたが、こうした「古典作品」でのしっかりとした歌唱でも圧倒的な存在感を
みせる。コープランドのさわやかな雰囲気からベルクのやや退廃的な雰囲気ま
で見事に歌い分けている。

※再プレスのご案内
伝説の激演!マルケヴィチの「春の祭典」ワルシャワ・ライヴが復活!
ACD 115 \2250
(1)ストラヴィンスキー:春の祭典
(2)チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
(3)ブリテン:青少年のための管弦楽入門
イーゴリ・マルケヴィチ指揮
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1962年1月26-27日,国立フィルハーモニック・ホール,
ワルシャワ、ライヴ
「春の祭典」を得意とし録音もスタジオ録音・ライヴ録音と多数残っているマ
ルケヴィチですが、通の間では最も強烈な演奏として語り継がれているのが、
このワルシャワ・フィルとの1962年ライヴです。ライヴらしいミスなどもみら
れますが、金管・打楽器の強烈さは他にはありません。カップリングのチャイ
コフスキーとブリテンも同様のハイテンションで演奏されています。このCDは
2001年のワルシャワ・フィル創立100周年シリーズの1枚として発売されたもの
ですが、メーカーの在庫も切れたり復活したりと供給が安定しておりませんで
した。今回再プレスすることになりましたので、改めて案内させていただきま
す。




<MSR>
MS1233 \1980
「パリへの旅」
プーランク:即興曲第13番、第15番「エディト・ピアフへのオマージュ」
ドビュッシー:ミンストレル、沈める寺、花火
フランク:前奏曲・コラールとフーガ/ラヴェル:夜のギャスパール
メシアン:喜びの精神のもとで(幼児キリストへの20のまなざしより)
グレッグ・マッカルム(Pf)
録音:2008-09年
グレッグ・マッカルムはバッハから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、
北米、南米からアジア、ヨーロッパ各地でリサイタルを開いている。ここでは
フランクからメシアンまで様々な様式を見事に弾き分けている。洗練された中
に生命力あふれる強靭なタッチが持ち味。

MS1256 \1980
バーバラ・ハーバックの音楽Vol.5:
声楽作品集(ソプラノ、木管、弦楽、ハープ、ピアノによる)
アビゲイル!(2007)/プレジャー・フロウ、テンダー・ミスト(2003)
エミリー!(2007)/闇の中の光(2005)/ケリッシュ=ケアレス(2002)
パイオニア・ウーマン-「ヘロイン街道から白い山へ」より(1994)
21世紀のパイオニア(2007)
ステラ・マーコウ(Sop)、
ジェイムズ・リチャーズ(指揮)、バーバラ・ハーバック(Pf)ほか、
録音:2008年
バーバラ・ハーバックは交響曲からミュージカル、バレエなど多くのジャンル
の音楽を手がけ、MSRではCDがこれで5枚目となる。女性作曲家らしい抒情的で
繊細な作品ばかりでポピュラー的な要素も多く親しみやすい。

MS1287 \1980
「一休の夢」-ソロ・ピアノ・リフレクション
一休の夢(P.スウォンソン)/ネプチューンのキャンバス(P.スウォンソン)/ク
リスタル・サイレンス(チック・コリア)/ロス(P.スウォンソン)/インテリア
・ウィンズ(P.スウォンソン)/インペンディング・デス・オブ・ザ・ヴァージ
ン・スピリット(ウィリアム・アッカーマン)/別の一面(P.スウォンソン)/ブ
ルー・イン・グリーン(マイルス・デイヴィス)/ほか全14曲
フィリップ・スウォンソン(Pf)
録音:2009年3月
フィリップ・スウォンソンは作曲家、ピアニスト、トロンボーン奏者、オルガ
ニストと多彩な顔を持っている。ボストン交響楽団の首席トロンボーン奏者を
5年ほど務めたこともある傍ら、ジャズ・バンドにも参加している。このCDは
彼のオリジナル作品を中心としたピアノ・アルバムで自作の他、チック・コリ
ア、マイルス・デイヴィスなどを弾いて達者なところを見せている。「一休の
夢」は日本の一休和尚の俳句にインスピレーションを得て作曲されたという。

MS1295 \1980
「我らの心の光」-ユダヤの典礼合唱
S.ロッシ:アル・ナハロト・バベル/T.アブニ:ミズモレイ詩篇
E.ブロッホ:オルガンのための前奏曲/ハヨ・ハヤ(伝承曲)/他全18曲
レスター・サイジェル(指揮,Org)スルスム・コルダ(合唱)
録音:2009年1月
古今のユダヤの典礼音楽。作者不詳の伝承曲からブロッホまで多岐に渡る。合
唱のスルスム・コルダは2006年アラバマ州で結成された混声合唱団。

MS1306 \1980
「旅」
ロバート・バクサ(b.1938):フルート、ヴィオラとギターのための室内楽作品集
(1)フルートとギターのためのソナタ(2004)
(2)ソナタ・ダ・カメラ(1994)
(3)旅(2005)
(4)ソナタ・ダ・ジャルディーノ(1998)
(5)セレスチャル(1995)
ハイム・デュオ:【アネット・ハイム(Fl)、ブレット・ハイム(G)】、
クリスティン・ボック(Va)
録音:2008年10月
ロバート・バクサは1938年生まれ。オペラを始め、既に600以上の作品を発表、
その作品はニューヨーク・メトロポリタン・オペラでも上演されている。調性
を基本とした穏健な作風である。

MS1314 \1980
「スペランク」-クラリネットのための
(1)ウィリアム・ボルコム(b.1938):4つのダンスによる小組曲(1984)
(2)エヴァン・ハウス(b.1967):スペランク(洞窟探検)(2003)
(3)アラン・シュルマン(1915-2002):ランデヴー(1946)
(4)E.ハウス:炎の迷宮(1993)
(5)ロバート・スターラー(1924-2001):エレジー(1985)
(6)W.ボルコム:演奏会用小品(全4曲)(1959)
(7)M.グールド(1913-96):リカバリー・ミュージック(1984)
(8)E.ハウス:沈んだ都市(1992/2009)
モーリーン・ハード(Cl)、
(1)(4)(6)(8)ブレア・マクミレン(Pf)
(3)(5)バーバラ・ゴンザレス=パーマー(Pf)
(4)カーティス・マコンバー(Vn)
録音:2009年
クラリネットのモーリーン・ハードはイエール大学でデヴィッド・シフリンに
学び、全米各地で演奏。また日本でも国際クラリネット・フェストにも出演し
た女流奏者。ボルコム、モートン・グールドなどジャズ、ポップスの要素を含
んだ音楽に彼女の音楽性がよく表されている。

MS1327 \1980
「ジョン・プラント(b.1945):声楽作品集」
美しい夜(G.アンガレッティ)
ロマンス・ソナンブロ(フェデリコ・ガルシア・ロルカ)
バベルは祝福されている(8つの言語による8つの歌)
ゼロの世界のなかで(G.ソネヴィ)
ジョスリーン・フルーリー(Sop)、
ジョン・プラント(Pf)、
アンサンブル・プリマ
録音:2007-08年
ジョン・プラントはミドルバリー・カレッジで作曲を学んだ後、ハーヴァード
大学で文学を修めた。そのせいか彼の音楽は文学、詩に触発されたものが多い。
収められた作品は全て声楽曲でどれも調性による叙情的な作品。ガルシア・ロ
ルカの詩によるロマンス・ソナンブロはギャビン・ブライヤーズを思わせる美
しい佳品。

MS1334 \1980
「オルガン・リサイタル」-チェ・スファン
(1)G.フレスコバルディ:トッカータ
(2)N.D.グリニー:アヴェ・マリス・ステラ
(3)J.S.バッハ:トリオ・ソナタBWV526
(4)L.ヴィエルヌ:オルガンのための交響曲第1番
チェ・スファン(Org)
録音:2003年ソウル,ライヴ、(3)のみ2009年ニュージャージー
チェ・スファンは1996年日本でデビュー以来、アメリカ、韓国、日本を中心に
活動している若手。フレスコバルディからヴィエルヌまで色彩豊かに演奏。

MS1341 \1980
「辺ぴな道」
クレメンティ:ソナタ《魔笛》/ゴダール:オー・マーティン、ワルツ第2番
タールベルク:夜想曲/モシュレス:小さなせせらぎ
クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ(ゴドフスキー編)
リスト:ローレライ/C.チェルニー:旋律的な練習曲
メトネル:ピアノ・ソナタ《おとぎ話》/シベリウス:ロマンス
ガーシュイン:4度のノヴェレッテ、メロディ第40番
イアン・ホミニック(Pf)
録音:2007年
「辺ぴな道」のアルバム・タイトル通り、ロマン派から近代にかけての珍しい
ピアノ作品を集めた。イアン・ホミニックはアール・ワイルドに師事、現在ア
メリカ、カナダ、ヨーロッパで演奏活動をしている若手。クレメンティからタ
ールベルク、クライスラーからガーシュインまで軽やかに弾きこなしている。

MS1347 \1980
「カテドラル・クリスマス」-クリスマス・ソング集
リー・グヴォーズ(Org)、コルプス・クリスティ大聖堂合唱団、
ポンティフィカル大聖堂合唱団、大聖堂ユース合唱団、大聖堂聖歌隊、
大聖堂ハンドベル合唱団、大聖堂祝祭管弦楽団、
録音:2009年8月コルプス・クリスティ大聖堂,テキサス




<MARQUIS>
MAR 81407 \1980
カステルヌーヴォ=テデスコ:ヴァイオリン協奏曲第2番《預言者たち》Op.66
レスピーギ:グレゴリオ旋法によるヴァイオリン協奏曲Op.135
カルロス・グアスタビーノ(1912-2000):《バラと柳》(ホセ・ミゲル・クエト編)
ホセ・ミゲル・クエト(Vn)、
ウラディミール・ランデ指揮
サンクト・ペテルスブルグ交響楽団
録音:2008年1月、メロディア・スタジオ,サンクト・ペテルスブルグ
カステルヌオーヴォ=テデスコといえば日本ではギターと朗読のための「プラテ
ーロと私」などギター作品ばかりが有名だが、彼の本領は管弦楽曲にある。ユダ
ヤ系イタリア人である彼が1930年代、ヨーロッパに反ユダヤ的主義がはびこる中、
ハイフェッツの委嘱により作曲したこの協奏曲は旧約聖書、ユダヤの典礼の儀式
に基づいて書かれている。後にハリウッドで映画音楽を手がけることになるテデ
スコの巧みな管弦楽法、劇的要素が見事。彼の影響を受けたハリウッドの作曲家
にはジェリー・ゴールドスミス、ジョン・ウィリアムズらがおり、それもこの曲
を聴くとうなづける。レスピーギもアルカイックな美しさを持った名曲。アルゼ
ンチンの作曲家グアスタビーノの小品《バラと柳》はソリスト、クエト自身の手
によるオーケストラ伴奏版(原曲は歌曲)。ロシア屈指の名門、サンクト・ペテル
スブルグ交響楽団も渾身の熱演。

MAR 81403 \1980
「プーランク・トリオ・プレイズ・プーランク」
(1)ミハイル・グリンカ:感傷的な三重奏曲
(2)フランシス・プーランク:ピアノ、オーボエとバスーンのための三重奏曲
(3)シャルル・トリエベール&ウジェーヌ・ジャンクール:
「アルジェのイタリア女」の主題による協奏的幻想曲
(4)アンドレ・プレヴィン:オーボエ、バスーンとピアノのための三重奏曲
プーランク三重奏団:【ウラディミール・ランデ(Ob)、イリーナ・カプラン・ラ
ンデ(Pf)、ブライアン・ヤング(Fg)】
録音:2007年9月、ボルティモア
プーランク三重奏団はオーボエのウラディミール・ランデ(上記C=テデスコ他の
アルバムでは指揮もしている)、ピアノのイリーナ・カプラン・ランデ、バスー
ンのブライアン・ヤングら若手ヴィルトゥオーゾによって結成された。粋でモダ
ンなプーランク、ジャズの要素は横溢したプレヴィンの三重奏曲に彼らの音楽性
が特によく表されている。

MAR 81405 \1980
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 ヘ短調Op.post80
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 へ長調Op.135
ジュピター弦楽四重奏団
録音:2008年9月,ボストン
ジュピター弦楽四重奏団はヴァイオリンのネルソン・リー、メガン・フライヴォ
ーゲル、ヴィオラのリズ・フライヴォーゲル、チェロのダニエル・マクドノーに
よって2001年に結成された。(もちろん日本の同名の団体とは別団体)。ショスタ
コーヴィチ&ブリテン:弦楽四重奏曲集(MAR81371)に続くMARQUISレーベルへの録
音。彼らは自分たちのクァルテットのモデルとしてクリーヴランドSQ、タカーチ
SQを挙げており、無駄のない引き締まった音楽と幅広いダイナミズムが特徴。こ
れまでに数々の賞を獲得、カナダの新進クァルテットとして注目を集めている。




<CELESTIAL HARMONIES>
19922-2 5枚組 \7920
バッハ:平均律クラヴィーア曲集全曲BWV.846-869
ロジャー・ウッドウォード(Pf)
録音:2008年1月、8月
ロジャー・ウッドウォード(あるいはウッドワードとも表記される)は、1942年、
オーストラリアのシドニーに生まれたピアニスト。オーストラリアを代表するピ
アニストとして名高い。このバッハの平均律クラヴィーア曲集の全曲は、バッハ
・ファン、ことにピアノ演奏によるバッハを聞く人は大いに注目すべき演奏だ。
真摯に作品に向き合い、あらゆる指に神経を通わせた演奏で、すべてが収まるべ
きところに収まったような練り上げの見事な演奏には感嘆するしかない。近年の
平均率の録音の中でも特筆すべき内容を持った演奏だろう。

14281-2 2枚組 \3960
バッハ:平均律クラヴィーア曲集(第1巻)BWV.846-869
ロジャー・ウッドウォード(Pf)
上記セット(19922-2)の分売

19921-2 3枚組 \5940
バッハ:平均律クラヴィーア曲集(第2巻)BWV.870-893
ロジャー・ウッドウォード(Pf)
上記セット(19922-2)の分売

13253-2 \1980
「無伴奏フルート作品集」
バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV.1013
ドビュッシー:シランクス/バックリー:冬のこだま,海のこだま
武満徹:巡り/カルク=エレルト:フルート・ソナタ 嬰ハ短調 Op.140
ヴァレーズ:密度21.5/オネゲル:牝山羊の踊り/ハメル:夢の時
メルカダンテ:《ドン・ジョヴァンニ》の主題による変奏曲
C.P.E.バッハ:フルート・ソナタ イ短調 Wq.132
ウィリアム・ダウドール(フルート)
録音:2000-2007年
ウィリアム・ダウドールは1951年、ダブリン生まれのフルート奏者。米国で学ん
だ後、生地のRTEコンサート・オーケストラ、さらにアイルランド国立交響楽団
(RTE国立交響楽団)の首席フルート奏者として活躍した。現在はアイルランド国
立音楽アカデミーの教授を務めている。このCDは、大半が無伴奏のフルート曲と
いう意欲的なもの。

13296-2 \1980
「JYOTI」-デヴィッド・パーソンズ作品集
JYOTI/インカーネーション/怒りの谷/精霊の都市/ツァパラン・ムーン/
彼らは来る
デヴィッド・パーソンズ(作曲/演奏)
制作:2009年
パーソンズはジャズ・ドラマーとして活動を開始し、その後インドやイスラムの
民族音楽に没頭、プロデューサーとしてそれら現地の演奏をCD化する、などユニ
ークな活動をしている。アルバム・タイトル「JYOTI」はサンスクリット語で光を
意味する。その言葉通り、全編はシンセサイザーによる平和で神秘的な雰囲気に
包まれている。長いドローンのなかに浮かんでは消える旋律とパルスはテリー・
ライリー、ラ・モンテ・ヤングの音楽を思わせるミニマル・ニュー・エイジ・
ミュージック。




<コウベレックス・レーベル>
KRS450 \2300
「バースデー・プレゼント」-池田奈生子ピアノ作品集1
「憧憬2」より(バースデー・プレゼント、ミスティ・レイン、リボン、秋の湖、
万華鏡、バルカローレ)/
「憧憬1」より(リトルラベンダー、月の笛、桜、ビーチサイド・ステップ、
ハバネラ、サイクリング、...You)/夏の流星/氷の人魚/シャイニング・ノー
ス・スター/蛍/雪のつばさ
全18曲
高田泰治(ピアノ)
録音:2009年9月、スタジオ103,神戸
池田奈生子のピアノ作品はソロ、連弾を合わせて、すでに18冊の楽譜がアメリカ
Willis Music より出版され、現在、日本だけでなく欧米などのピアノ愛好家の
なかで幅広く愛されている。W. ギロックの影響を受けた詩的、絵画的な音楽は、
現代人の心にやわらかに響く。今回は、子供のピアノ教材としても人気の代表作
「憧憬1」「憧憬2」の全曲、"sakura""万華鏡"など日本的な情緒も親しみやすく、
内面的な美しさを、高田泰治がさわやかに表現。「憧憬」以外から5曲のソロ作品
を含む全18曲を収録。
池田奈生子
札幌在住。幼い頃よりクラシック、ジャズ、ポピュッラーなどの音楽に親しみ、
特に、ウィリアムギロックの作品に影響を受ける。ピアノ教師のかたわら作曲活
動に従事し、2004年米国出版社Willis Music Company より日本人初の契約作曲
家として、ピアノのソロ小品、連弾曲集を発表。特に「Winter Songs」「Royal
Seven」「Feelring in F」などの優れた連弾作品を数々、発表している。

KRS451 \2500
「野ばら」-ドイツ語の歌
野ばら(ヴェルナー)/春へのあこがれ/菩提樹/ローレライ/魔王/すみれ
子守歌/君を愛す/トゥーレの王/小鳥ならば/ぶんぶんぶん/ABC/真実の愛
冷たい谷間で/いざ歌え、いざ祝え/もみの木/美しい五月に/春の夢
糸をつむぐグレートヒェン/あなたは花のよう/鼠を捕る男/ 蓮の花
二人のてき弾兵/私が美しいために愛してくださるなら
木澤香俚(ソプラノ)、
淵脇和範(バリトン)、
榊原契保(ピアノ)
高本一郎(ギター)
録音:2007年1月、3月、
ザ・恵・元・雅・々ホール(宝塚)
ドイツ語を学ぶ課程で聴いてみたいドイツ語の名曲集。子供の歌からシューベル
ト、シューマンなどの歌曲まで、親しみやすい音楽を集めた。このCDは、故野入
逸彦氏(元大阪市立大学名誉教授)が、ドイツ語講義で学生に紹介してきたもの
を、氏の選曲で製作に至ったものである。




<若林工房レーベル(日本)>
WAKA-4140 \2400
ショパン:
24のプレリュード集 作品28
プレリュード (第26番) 変イ長調 (遺作)
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
録音:2009年10月14-15日、新川文化ホール(富山県魚津市)
メジューエワによるショパン生誕200年のメモリアル・イヤー企画第2弾は、傑作
「24のプレリュード集 作品28」と「遺作のプレリュード(第26番)」という組み
合わせ。かつて自主制作盤としてリリースされた「プレリュード集(全26曲)」以
来、10年ぶりの再録音です。さらにみずみずしい感興に溢れた演奏を披露してい
る今回の録音は、10年という歳月の間、彼女がどれほど内面の充実を図ってきた
かという証であり、「驚嘆すべき熟成」(真嶋雄大氏)を鮮やかに示す一枚となり
ました。19世紀から続くショパン演奏の伝統の重みを感じさせながらも、新鮮な
感性が随所に光る秀演。「ショパン弾き」としてのメジューエワの面目躍如たる
アルバムです。
「磨き抜かれたタッチの美しさや繊細極まりない感受性、躍動に満ちた生命力は
言うに及ばず、エモーショナルな激情と深々とした沈潜は限りないコントラスト
を生み出しながらショパン特有のイマジネーションを膨らませてくれる。どちら
かというと淡々とした歩みの中に、計り知れないロマンティシズムとファンタジ
ーが余すところなく語り尽くされており、ときには濃密な詩情やしなやかな官能
にむせ返るほどでもある。そして何よりメジューエワは弁証法的唯物論のごと
く、ショパン音楽の核心を見事なまでに描いて比類ない。」
(真嶋雄大/ライナーノートより)




<PIERRE VERANY>
PV 709101 \2250
M.-A.シャルパンティエ:ネの歴史的オルガンによる作品集
(1)「メデ」序曲(オルガン演奏)
(2)クリスマス組曲(クリスマス・オラトリオ H.416,器楽のためのノエル
H.531,器楽のためのノエル H.534,真夜中のミサ曲 H.9からの再構成)
(3)「冥界に下るオルフェ」よりレチタティーヴォとアリア
(4)第2旋法による組曲
(5)「ダヴィデとヨナタン」H.490よりアリア
(6)「チュイルリーでの逢引き」H.505よりシャコンヌ
(7)複数の楽器のためのミサ曲 H.513よりグローリア
(8)イエズス会士のサルヴェ・レジナ H.27
(9)第1旋法による組曲
ジャン=ポール・レコ(オルガン)
(2)(3)(5)(7)(8)ドミニク・ヴィス(オートコントル)
録音:2007年6月5-7日
シャルパンティエの様々な作品を再構成し、オルガンで演奏している。人気カ
ウンターテノール、ドミニク・ヴィスがソロで参加しているのも注目である。
ジャン=ポール・レコは、1947年、プロヴァンス生まれのオルガニスト。南フラ
ンスのネという小さな村の由緒あるオルガンを使用している。

PV 709091 \2250
ルイ・クープラン:クラヴサン作品集
組曲 ニ短調/パッサカイユ/アルマンド「愛らしい人」/組曲 ヘ長調/アル
マンド/ピエモンテ人/パヴァーヌ ヘ短調/組曲 ハ短調
ロラン・スチュワート(チェンバロ)
録音:1995年9月4-7日
PV 796112の再発。ロラン・スチュワートはフランスのクラヴサン奏者。流れの
良い爽やかさに長けており、ヴァンサン・ティボー製作の1681年のクラヴサン
から素晴らしく魅力的な音を引き出している。

PV 709111 \2250
ダカン:新しいノエル集(全12曲)
ピエール・バルドン(オルガン)
録音:1983年
PV 783122の再発売。ルイ=クロード・ダカン(1694-1772)は、18世紀前半のフラ
ンスを代表するオルガニスト、作曲家。新しいノエル集はダカンの代表作で、
「オルガンとクラヴサンによる」と指定があるが、ここではすべてオルガンで
演奏されている。フランスのオルガニスト、ピエール・バルドンが、プロヴァ
ンスのサン=マキシマン=ラ=サント=ボームにある1773年製のオルガンを弾いて
いる。

PV 730120 \2250
「エリザベート・ヴィダル パリ・ライヴ」
サン=サーンス:夜鶯とバラ
ドリーブ:「ラクメ」-鐘の歌
オッフェンバック:「ホフマン物語」-オランピアのアリア
モーツァルト:「あなたに説明したいのだが」 K.418
ベッリーニ:「夢遊病の女」-おお花よ、こんなに早くおまえに会えるとは
エリザベート・ヴィダル(ソプラノ)
ポール・クエンツ(指揮)
ポール・クエンツ管弦楽団
エリザベート・ヴィダルは、フランスのコロラトゥーラ・ソプラノ。生粋のフ
ランス風の歌い口で、フランスオペラのマニアからは絶大な人気がある。こと
に超高音は人間離れしており、このパリでのライヴでも三点変イ音を楽々と出
している。ベテラン指揮者、ポール・クレンツの伴奏も見事なもの。




<ORF>
CD 3006(SACD-Hybrid) \2180
「ニコラ・ゴンベール第2集」
ゴンベール:ミサ「この上もない悲しみに」/どこなのかわからないならば/
シメオンの歌/サンクタ・マリア/アヴェ・サルス・ムンディ/よりよき生活
のうちに/主よ、思い出したもうことなかれ/我らを救いたまえ
ザ・サウンド・アンド・フュアリ(音と熱狂)

CD 3077 \2180
「ニコラ・ゴンベール第3集」
ゴンベール:閉ざされた庭園/バビロンの流れのほとりで/私の人生の残りを
/輝かしい十字架/あらゆる目があなたを見ている/私たちが多くの幸福を受
けたなら/ああ聖なる、汚れない処女なるものよ/私の罪が私を矢のように貫
いた/母なる神の/ほか(全12曲)
ザ・サウンド・アンド・フュアリ(音と熱狂)
録音:2008年11月13日(ライヴ録音)
第1集(CD463 SACD)に続く、ザ・サウンド・アンド・フュアリによるニコラ・
ゴンベール(1495頃-1560頃)の作品集。第3集は通常CDでの発売。第2集はソプラ
ノ、カウターテナーを含んだ6人によるアンサンブル、第3集はカウンター・テ
ナーを含む男声7人によるアンサンブルによる演奏。フランドル学派のゴンベ
ールはジョスカン・デ・プレに学び、厳格な対位法による作品を多数残した。

CD 3054(SACD-Hybrid) \2180
ヘルベルト・ラウアーマン(b.1955):詩篇(2003-2009)
ゲオルグ・グラスル(ソプラノ&アルト&バス・ツィター)
ラウアーマンはウィーン出身で作曲をエーリッヒ・ウルバンナー、エルンスト
・ヴォーゲルに師事、ヨーロッパで数々の賞を受賞しウィーン・モデルンなど
からも多数の委嘱を受けている中堅。この《詩篇》はソプラノ、アルト、バス
の3つのツィターと語りのために書かれている。ウィーンの大衆音楽になじみの
ツィターは日本の琴のように、ぽつぽつと爪弾かれ、そのなかで淡々と詩篇の
朗読が行われてゆく。

CD 3058 \2180
「アラ・ルーチェ」-フレスコバルディ・モンテヴェルディ・ロヴェッタ・ス
トッツィ
カプスペルガー:光に,ご覧を,陽が巡り,陰に
モンテヴェルディ:あの蔑みの眼差し,なぜ逃げるのか,戻っておいで
フレスコバルディ:
トッカータ・オターヴァ,美しい暴君,風がそよげば,息ができない,
僕のところにおいで
ロヴェッタ:酷いあなたは行ってしまう,ああ何度も
ストロッツィ:何度も/ほか(全21曲)
ヴィヴァンテ(古楽アンサンブル)
録音:2008年2月(ライヴ録音)
「リ・フィオリ-カプスベルガー作品集」(CD465 SACD)が好評だったヴィヴァン
テのORFへの新録音。16世紀前半に活躍した有名作曲家の作品を集めている。
通常の古楽団体がソプラノを重用するのに対し、ヴィヴァンテはトーレ・トム
・デニスとエリック・ライダルという二人のテノールを起用しているのが特徴
で、温かい感触が新鮮だ。

CD 3074 \2180
「温故知新」-古典、民族音楽とアヴァンギャルド
ハイドン(1732-1809):トリオつきロンド ト長調hob.XV/25
ゲルノート・ヴォルフガング(b.1957):東方をみよ
B.バルトーク(1881-1945):ルーマニア民族舞曲
ヴラディミル・パンチェフ(b.1948):グラモフォン
ライナー・ノヴァ(b.1979):主題と変奏
ミハエル・ラダモヴィチ(b.1958):トゥ・ゲット・ハー
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン、クラリネット、ピアノのための三重奏曲
トーマス・マンデル(b.1965):Trahtt'n Extrem
フリードリッヒ・グルダ(1930-2000):美しき音楽
R.ノヴァ:東西は昨日のこと(2008)
クロス・ノヴァ・アンサンブル:
【ザビーネ・ノヴァ(Vn)、 フーベルト・カーシュバウマー(Cl)、レオナルト・
エレード(Fg)、ライナー・ノヴァ(Pf)】
録音:2009年
このディスクでは民族音楽の影響を受けたクラシックと現代音楽を取り上げて
いる。アルバム原題はNeue alt Weisen(新しく古い点)。ハイドンも途中はジャ
ズっぽく編曲されている。バルトークのルーマニア民族舞曲はアンサンブルの
オリジナル編曲が聴きもの。ハチャトゥリアンのトリオは聴く機会の少ないレ
ア・レコーディング。現代音楽といっても親しみやすいものばかりである。

CD 3075 \2180
「フィデリオ・コンクール2009受賞者」
J.テソリ:14gの少女/ピロンとクナップ:ブリッツォ
ドビュッシー:クラリネットとピアノのための第1狂詩曲
デニソフ:アルト・サクソフォン・ソナタより第1楽章と第3楽章
S.ベリンスキー:アコーディオンのためのシネマ
シュトックハウゼン:十二宮より/ドニゼッティ:ドン・パスクワーレより
ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番より第1楽章
ウェーバー:グラン・デュオ・コンチェルタントより第1楽章
マイルス・デーヴィス/ビル・エヴァンス:ナーディス
ウィーン音楽院学生
録音:2009年
ウィーン音楽院で毎年行われる音楽祭で選抜された学生が出演する。クラシッ
クあり現代音楽ありと多彩なプログラムでその受賞者の発表演奏会を収録した
もの。決勝本選会ライヴ。ドビュッシーを吹いたクラリネットのゴレゴール・
ノルホッファー、14gの少女を歌ったソプラノのマリティーナ・レックナー、
デニソフのソナタと吹いたサックスのミヒャエル・クレンなどが注目。最後は
余興でマイルス/エヴァンスのジャズ名曲「ナーディス」で締めくくられた。

CD 3079 \2180
ハイドン:珍しい声楽作品集
神よ、皇帝フランツを守り給え Hob.XXVIa:43
聖なる十戒のカノン Hob.XXVIIa:1/10
オッフェルトリウム ハ長調 Hob.XXIII Anh
アレルヤ ト長調 Hob.XXIIIc:3
モテット「クィ・ステラエ・ラディウス」Hob.XXIIIa:4
オッフェルトリウム ト長調 Hob.XXIIIa:3
オッフェルトリウム ハ長調 Hob.XXIIIa:2
カノン「ふたりの御者の問答」 Hob.XXVIIb:41/ほか
ウルズラ・フィードラー(ソプラノ)
マルティナ・ミケリッチ(アルト)
クレア・ルヴァシェ(指揮)ORFウィーン放送交響楽団、
ヨハネス・プリンツ(指揮)グラーツ芸術大学室内合唱団、
ほか
録音:2008年12月5日、グラーツ,2009年5月18、19日、ウィーン
ハイドンの珍しい作品を多く収録。「神よ、皇帝フランツを守り給え」は、歌
詞を変えて現在ドイツ国家に用いられている曲。クレア・ルヴァシェはフラン
スの女性指揮者。




<ジェイズミュージック・レーベル(日本)>
JMCC-20216 \2800 ※番号変更JMCC-21216
「赤いはりねずみ」-ウィーンのブラームスと仲間たち
ロベルト・フックス(1847-1927):チェロ・ソナタ第1番ニ短調op. 29
ヨハン・シュトラウス2世(1825-1899):
ロマンス第1番 ニ短調 op. 243/ロマンス第2番 ト短調 op. 255/ロマンス「甘
美な涙」ト長調op. posth.
アントニン・ドヴォルジャーク(1841-1904):ロンドト短調 op. 94
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調op. 99/ハンガリー舞曲第13番(ピアッティ編)/
子守歌op. 49/4(サルター編)
平野玲音(チェロ)、スレブラ・ゲレヴァ(ピアノ)
<赤いはりねずみ――ウィーンのブラームスと仲間たち> に寄せて
フランクのチェロ・ソナタをメインにしたデビュー盤「レイネデビュー」
(JMCC20202)につづいて、平野玲音が2枚目のディスクをリリースする。それは
<赤いはりねずみ-ウィーンのブラームスと仲間たち>という表題のもと、ブラ
ームス作品と、ブラームスが交友を持った当時のウィーンの作曲家の作品で固
められた明確なコンセプトに基づくアルバムだ。
ブラームスのチェロ作品といえば、2つのソナタがあまりにも有名で、頻繁に演
奏会でも取り上げられている。けれども、ブラームスが高く評価したロベルト・
フックスのソナタとなると、その存在すらほとんど知られていない状態だ。ブラ
ームスは彼を評して「素晴らしい音楽家。すべてがとても繊細に、巧みに、魅力
的に描かれていて、いつも喜びを与えてくれる」と語ったという。試聴盤をきい
て、そうしたブラームスの判断が正しいことを実感した。
全く異なった個性を持ったヨハン・シュトラウス2世もブラームスが高く評価し
た作曲家の一人。そして、ドヴォルジャークは彼がその才能を「発見」し広く
世に送り出した関係にある。彼らの作品も珠玉の輝きを放つものである。そし
て、メインのブラームスのソナタ第2番は、改めて言うまでもなく、チェロとい
う楽器の持つ可能性を突き詰めた名作のひとつである。
平野の近年の活動に接していると、その進境の著しさに驚かされる。演奏家とし
ての経歴の積み方は、大きな回り道をした彼女だが、そこで得た経験が大きく
生かされてきた感がある。以前は知的な面がやや勝っていた印象もあったが、
知・情・意のバランスが高い次元で均衡し、着実に円熟への道を歩んでいる感
がある。そして、彼女の何よりの強みはウィーンを本拠として活動することに
よって音楽の都の伝統をごく自然な形で受け継いでいるところだ。このディス
クは、格好の素材といえる。
(岡本 稔/音楽評論家)




<ALBANY>
TROY1148 \1980
(1)バーバー:ヴァイオリン協奏曲(1939)
(2)デヴィッド・ストック:ヴァイオリン協奏曲(1995)
(3)コープランド:ヴァイオリン・ソナタ(1943)
(ジェラルド・エリアス編、室内管弦楽伴奏版)
アンドレス・カルデネス(Vn)、
イアン・ホブソン指揮
(1)(2)シンフォニア・ヴォルソヴィア、
(3)シンフォニア・ダ・カメラ
録音:2004-2007年
20世紀アメリカのヴァイオリン協奏曲集。アダージョで有名なバーバーのヴァイ
オリン協奏曲は予想に違わぬロマンティックな名品。問題意識がない!と言われ
れば、確かにその通りの保守的な作風だが、20世紀のメンデルスゾーンかグラズ
ノフ?とでも言いたくなるような美しい旋律にあふれている。ストックはピッツ
バーグ響とシアトル響のコンポーザー・イン・レジデンスでヴァイオリン協奏曲
はピッツバーグ響100周年記念としてマゼールとカルデネスによって初演された。
ハリウッドのSFスペクタクル映画のようなダイナミックな曲でジェームズ・ホー
ナーかアラン・シルヴェストリあたりを彷彿とさせる。おしまいはコープランド
のヴァイオリン・ソナタの珍しいオケ版。ヴァイオリンのカルデネスはピッツバ
ーグ響のコンサート・マスターを長年勤めたベテラン。

TROY1142 \1980
「タッチ/ザ・トッカータ・プロジェクト」
-1900年以降のピアノ・トッカータ集Vol.1「アメリカの作曲家」
ローレム:トッカータ/ジョージ・アンタイル:トッカータ第1番、第2番
アーヴィン・ファイン:小さなトッカータ/ロイ・ハリス:トッカータ
メノッティ:リチェルカーレ、トッカータ/パーシケッティ:トッカータ第1-3番
ほかホイビー、サワビー、ロウェル・リーバーマン、ベンジャミン・リース、
マーク・ルイス・レーマン、ムチンスキー、レイモンド・レーウェンタール、
ウォリングフォード・リーガー、ジェイムズ・バスティアンの作品全20曲
フィリップ・アマロング(Pf)
20世紀に書かれたトッカータばかりを集めたユニークなアルバム。その第1巻は
アメリカの作曲家特集。ローレム、アンタイルらの薬味の効いたハーモニーと
メカニックな音楽は20世紀前半のアメリカの台頭と躍進そのものであり、その
楽観ぶり脳天気ぶりが楽しい。一聴してプロコフィエフ、ミヨー、サティらの
影響を受けた作曲家が多いようだ。後のアメリカのミニマリストたちは意外と
この時代のこういう音楽の影響(もしくは先祖帰り?)を受けているのかもしれ
ない。今だったらジョン・アダムスが書きそうな曲もある。

TROY1134 \1980
「ドナルド・サー(b.1936)の音楽」
(ユニコーンと淑女/ヴァイオリンとピアノのための子守唄/パークアヴェニュ
ーのサトリ(悟り)/カテーナI-III/反復しながら交差するネオ・プラトニック
な結句/打楽器アンサンブルのためのレッド・ダスト)
デヴィッド・フース(指揮)
フランク・エプスタイン(指揮)
カレッジ・ニュー・ミュージック
録音:1972-2008年
ドナルド・サーは韓国人を両親に1936年ホノルルで生まれた。プリンストン大学
でロジャー・セッションズに師事。現在はボストンを中心に活動している。ウェ
ーベルンの影響を感じさせる点描的な音楽に韓国の民族音楽の要素をブレンドし
たような作風。

TROY1137(DVD-Video) \1980
シャマイム(shamayim)-エリオット・キャプラン(映像)とデヴィッド・フェルダ
ー(音楽)による映像作品
(1)チャッシュマル(2)サ・アラー(3)黒い炎/白い炎
ニコラス・イッシャーウッド(バス・ヴォイス)、
制作:2009年
声とコンピューター合成による音響が水面の波紋や木々の映像とともにまったり
とした時間を作り出すアンビエント・ヴィデオ。

TROY1141(SACD-Hybrid) \1980
(SACDハイブリッド)
ケリー・ターナー:管弦楽作品集
(1)交響詩「カランカワ」
(2)序奏とメイン・イヴェント-ホルン四重奏と管弦楽のための
(3)チューバ協奏曲
(4)低音ホルンと室内オーケストラのための協奏曲
ダリウス・ヴィスニェフスキ指揮
シンフォニア・ユヴェントゥス(ポーランド青年交響楽団)、
(2)アメリカン・ホルン四重奏団、
(3)カイル・ターナー(Tba)、
(4)チャールズ・パットナム(F.h)
録音:2009年1月
ケリー・ターナーはケルン・ギュルツェニヒ管やアンサンブル・モデルンでホル
ン奏者として活躍し、アメリカ・ホルン四重奏団のメンバーも務めるプレイヤー
兼作曲家。オーケストラの機能とダイナミズムをフルに駆使した管弦楽作品を作
る。ジョン・ウィリアムズ、ショスタコーヴィチ、アイヴズ、クラム、その他、
ありとあらゆるハリウッドの映画音楽の影響を恥ずかしげもなく受けつつ自分の
ロマンをブルドーザーのごとく推し進めてゆくパワーには脱帽。《カランカワ》
はアメリカ先住民の神話に基づく交響詩で先住民の旋律やドンドコドンという
野性的なリズム、また時にベン・ハーのサントラみたいな崇高な響きがあふれ
ている傑作。オーケストラはセムコフが設立し、さきごろ発売になったシュー
ベルトの「グレート」交響曲(CD ACCORD,ACD146)が話題のポーランド青年交響
楽団、SACDハイブリッドでの発売です。

TROY1143 \1980
カーソン・クーマン(b.1982):
オラトリオ「神の愛の啓示」
レベッカ・ヘニング(S)、ジョナサン・マーク・ロバーツ(Br)
ルパート・グフ(指揮)バットリック・シンフォニア
ロンドン大学ロイヤル・ハロウェイ校合唱団
録音:2009年6月26日
クーマンは1982年生まれの米国の作曲家。オラトリオ「神の愛の啓示」は2009年
の新作。14世紀英国の女性キリスト教神秘主義者ノリッチのジュリアンによる
『神の愛の十六の啓示』によるオラトリオ。ロンドン大学ロイヤル・ハロウェイ
校合唱団の依頼によって作曲されたもの。題材通り、神秘的で美しい曲である。

TROY1144 \1980
アンソニー・ブラント:
(1)室内オペラ「何かの誕生」
(2)歌曲「ドラゴンと不死者」/眠りの歌
(3)クリーリー歌曲集
キャロル・ベネット(S)、
(1)マイケル・キオルディ(Br)、
ジョナサン・シェイムズ(指揮)、マイア弦楽四重奏団、
ブレイク・ウィルキンズ(打楽器)
(2)エンソ弦楽四重奏団、(3)ブライアン・コネリー(Pf)
アンソニー・ブラントは1961年生まれの米国の作曲家。「何かの誕生」は、30分
ほどの5幕の小オペラ。クリーリー歌曲集は、ロバート・クリーリー(1926-2008)
の詩に曲をつけたもの。

TROY1145 \1980
「形をもった風景」-トム・シプロの声楽作品
《ノッドの島・・・》/《エクアドルの船員》/《ゴーイング》/《雨》
《形をもった風景》
マリー・アン・ハート(MS)、モニカ・ハート(S)ポール・スペリー(T)、
デヴィッド・ストック指揮
ピッツバーグ・ニューミュージック・アンサンブルほか
トム・シプロはニューヨークを中心に活動する作曲家でこれまでにアメリカの詩
人の詩に多くの音楽を作曲している。調性に基づく、抒情的で温かな作風。歌曲
というよりモノ・オペラといった趣き。

TROY1146/47 2枚組 \3960
ヴィクター・ハーバート(1859-1924):「帽子店の娘」
サラ・アン・ミッチェル(フィフィ),トッド・ストレンジ(エティエンヌ),
ジュリー・ライト(セシリ嬢),ボイド・マッカス(サン・マール伯爵),
デニス・ジェシー(ハイラム・ベント),ジェイコブ・アレン(ガストン),ほか
マイケル・ボロウィッツ(指揮)オハイオ・ライト・オペラ
録音:2009年
ヴィクター・ハーバード(1859-1924)は、アイルランド出身で米国に移住した作
曲家。ライトオペラの分野で活躍した。「帽子店の娘」は、1905年に初演された
作品。パリの帽子店の人気モディスト(フランス語で洋服や帽子の仕立職人のこ
と。この場合は帽子店のカリスマ店員といった意味)であるフィフィを他店に引
き抜かれたくないセシリは、彼女を息子のガストンと結婚させようとする。フィ
フィは大尉エティエンヌを愛しているのだが、身分違いの恋だとエティエンヌの
親族から反対されている。ところがパトロンを得たフィフィは歌手として大成功
を収め、ついにエティエンヌと結ばれる、という話。ハーバートの作品復活に力
を入れているオハイオ・ライト・オペラの上演。

TROY1151 \1980
「ディーズ・アー・ディファレント・タイムズ」-メアリー・リー・テイラー・
キノシアン:ピアノ三重奏曲作品集
(ジ・アメリカン・ストーリー/喚起:2001年9月11日の追憶に/四大元素)
アップトン・トリオ:【メアリー・リー・テイラー・キノシアン(Vn)、
デュサン・ヴカイロヴィッチ(Vc)、ビリー・シェファード(Pf)】
録音:2009年
メリー・リー・テイラー・キノシアンはサン・ホセ響、ナッシュビル響、グリー
ンビル響のコンサート・マスターを歴任、近年は作曲と室内楽に力を注いでい
る。収められた作品はジャズ、ロックと現代音楽の要素を融合した作風で、弦
楽四重奏だったらクロノス・カルテットが喜んでレパートリーにしそうである。

TROY1154 \1980
「アメリカン・ハンドスタンズ」
(1)デヴィッド・デル・トレディチ(b.1937):3つのジムノペディ
(2)エリック・モー(b.1954):バラード「悲しい三人組の伝説」
(3)トム・シプロ(b.1957):2つの瞑想、睡蓮
(4)レオ・オーンスタイン(1892-2002):
2台ピアノのためのソナタ(ピアノ協奏曲からの作曲者自身による編曲)
ジーン・ゴラン(Pf)、
(4)クリストファー・オールドファーザー(Pf)
録音:2008/2009年
ピアノのゴランはフィリップ・グラス・アンサンブルのメンバーとして長く活動
する一方、ブルックリン・フィルハーモニック・チェンバー・プレーヤーなどで
ソリストとしても活動している。現代音楽のスペシャリストで、ここに収められ
た都会的でロマンティックな作品に彼女の特性が生かされている。

TROY1155 \1980
エズラ・ラダーマンの音楽Vol.9
弦楽四重奏曲第9番/第11番/第12番
アリアンツァ弦楽四重奏団
エズラ・ラダーマンは1924年ブルックリン生まれの作曲家で室内楽を中心に多く
の作品を発表、CDもALBANY以外からたくさん出ている。12音技法が彼のとる主要
な方法で表現主義的でドラマティックな展開を信条としている。アリエンツァ
弦楽四重奏団は2004年にイエール大学の学生で結成され、すでに数々の室内楽
コンクールで優勝している俊英グループ。

TROY1158 \1980
「ドナルド・ホイーロックの音楽」
(1)ピアノ変奏曲(Pf solo)
(2)7奏者のための音楽(Fl,Cl,Perc,Pf,vn,Va,Vc)
(3)10のバガテル(Ob,Vn,Va,Vc)
(4)独り言(Vc)
(1)(2)ジュディス・ゴードン(Pf)、(2)マシュー・ゴールド(Perc)、
(2)(3)ジョエル・ピチョン(Vn)、
(3)ローラ・アールベック(Ob)、
(4)マット・ハイモヴィッツ(Vc)、ほか
録音:1997/2000/2008年
ホイーロックは室内楽を中心に作品を多数発表、5つの弦楽四重奏曲、11の歌曲
集、管弦楽作品などがあり、ハートフォード交響楽団コンクールで優勝をしてい
る。作風は無調と調性を適宜折衷したもので現代的なロマンティシズムを持って
いる。(4)は5分弱の小品だが名チェリスト、ハイモヴィッツが弾いている。

TROY1159 \1980
「脱出速度」-TCUパーカッション・アンサンブル
デイヴ・ホール:脱出速度/E.エワゼン:打楽器のための交響曲
リカルド・スーザ:オフェレンダス第3番
レイモンド・ヘルベル:前奏曲と行進曲風ロンド/ティル・マイン:ZZZing!
ブレイク・タイソン:星降る天上/ドウェイン・ライス:易経
ブライアン・A.・ウェスト指揮
TCUパーカッション・アンサンブル
TCUパーカッション・アンサンブルはアメリカ打楽器アーツ・ソサエティの国際
打楽器アンサンブル・コンクールに入賞したメンバーから構成され新しい作品の
紹介のため活動している。ここに収められた作品は現代音楽といっても、どれも
ラテン要素ありロック的要素あり、ロマンティックなものばかりで気軽に打楽器
の面白さが楽しめる内容になっている。

<Hyperion>
CDA 67755 \2180
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ集Vol.2 ――
ヘンデルのオラトリオ《ユダス・マカウベス》の「見よ勇者は帰る」の主題に
よる12の変奏曲ト長調WoO.45/チェロ・ソナタ第4番ハ長調Op.102-1/モーツァ
ルトの歌劇《魔笛》の「恋人か女房か」の主題による12の変奏曲ヘ長調Op.66/
モーツァルトの歌劇《魔笛》の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲
変ホ長調WoO.46/チェロ・ソナタ第5番ニ長調Op.102-2
ダニエル・ミュラー=ショット(チェロ/ゴフリラー)、
アンジェラ・ヒューイット(ピアノ/ファツィオーリ)
1727年製マッテオ・ゴリフラーの銘器と一心同体になったミュラー=ショット
の純真な歌心と気品のある音色、卓越した表現の源泉となるイマジネーション
は全てが一級品!
そしてイタリアの銘器ファツィオーリの柔らかくぬくもりのある音色でミュラ
ー=ショットのチェロに寄り添うヒューイットのセンスとバランスも素晴らし
い。"ミュラー=ショット"と"ヒューイット"、"ゴフリラー"と"ファツィオー
リ"の饗宴が生み出すベートーヴェン。新たな金字塔の誕生です!
※2009年3月20日-23日、イエス・キリスト教会(ベルリン)での録音。

CDA 67709 \2180
バッハ・ピアノ・トランスクリプションズVol.8 -
ダルベール・トランスクリプション全集 ――
J・S・バッハ(ダルベール編):パッサカリア ハ短調BWV.582/前奏曲(幻想曲)
とフーガ ハ短調BWV.537/前奏曲とフーガ ト長調BWV.541/トッカータ(前奏
曲)とフーガ ヘ長調BWV.540/前奏曲とフーガ イ長調BWV.536/前奏曲とフー
ガ ヘ短調BWV.534/前奏曲(トッカータ)とフーガ ニ短調BWV.538《ドリア調》
/前奏曲とフーガ ニ長調BWV.532
ピアーズ・レーン(ピアノ)
デミジェンコが弾くブゾーニ編曲の「トッカータとフーガ ニ短調BWV.565」で
スタートしたハイペリオンの名物シリーズ"バッハ・ピアノ・トランスクリプ
ションズ"。
前作でレーガーの編曲によるバッハ(CDA 67683)を弾いたレーガーの化身マルク
ス・ベッカーからバトンを受けたのは、第3集に続きシリーズ2度目の登場とな
るオーストラリアの名ピアニスト、ピアーズ・レーン!
正真正銘のイギリス人でありながらパリでは"ちょっとしたドイツ人"と呼ばれ
るなど次第にドイツへと引き寄せられ、最終的には帰化してドイツ人となって
しまったダルベール。
幼少の頃から凄まじい才能を発揮し、ルビンシテインやリストを唸らせ、後に
はバックハウスを育成した"ピアニスト"ダルベールにとってもやはり大バッハ
という存在は特別だったという。
存命当時には、"イギリス"と"ドイツ"のカラーを併せ持ち、正確に様式を表現
した編曲として高い評価を受けていたダルベールのトランスクリプションによ
るバッハ。
スクリャービンや、ピアーズ・レーンが歴史に埋もれてしまった"ダルベール
版"バッハを現代に呼び戻す!
※2009年6月18日-21日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)での録音。

CDA 67805 \2180
ドヴォルザーク:
ピアノ五重奏曲第1番イ長調Op.5/ピアノ五重奏曲第2番イ長調Op.81
ピアーズ・レーン(ピアノ)、ゴールドナー弦楽四重奏団
ブロッホの「ピアノ五重奏曲集」(CDA 67638)に引き続き、ピアーズ・レーンが
オーストラリアのアンサンブル、ゴールドナー弦楽四重奏団と再びコンビを結
成!
教師としての収入で生計を立てていた下積み時代の1872年に作曲された「ピア
ノ五重奏曲第1番」。交響曲第7番と第8番の間、円熟期の1887年に作曲された
傑作「ピアノ五重奏曲第2番」。
全く異なるバックグランドを持つ2作品の組み合わせが、ドヴォルザークの作
曲家人生そのものを描いている。シドニー響やオーストラリア室内管の首席奏
者たちで構成されるオーストラリアのトップ・アンサンブルのドヴォルザーク
が宝石のように眩く輝きます。

CDA 67811 \2180
パッションとディヴィジョン - ヒューム:エア集第1巻より ――
愛の気晴らし/ジーグ/聞け、聞け/Now I come/ロザモンド/やさしく触れ
て/ホルストーン公爵のアルメイン/兵士の決意/私は憂鬱/Tickell,
tickell/フランスのエアー/死/生/ガンバの魂/Tinckeldum, twinckeldum
/ヒューム大尉のパヴァン/兵士のガリアルド/愛よ去らば
スザンヌ・ハインリヒ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ハイペリオンからリリースされた最初のソロ録音、アーベルの無伴奏作品集
(CDA 67628)が英グラモンフォン賞のエディターズ賞、仏ディアパゾン賞に選出
されるなど、瞬く間にソリストとしての地位を確立した女流ガンビスト、スザ
ンヌ・ハインリヒ。
パラディアン・アンサンブル、シャリヴァリ・アグレアブルのメンバーでもあ
るハインリヒのヴィオール世界の探求第2弾は、ロシアやスウェーデンの軍隊
の所属した職業軍人だったトバイアス・ヒュームの音楽。
軍人としての活動を本業としながらもディレッタントの音楽家としてヴィオー
ル演奏、作曲に底知れる才能を発揮した奇才ヒュームの大作「エア集第1巻(音
楽の諧謔)」からの18作品でハインリヒがリスナーを、どこか憂鬱で悲しい暗
い魅力の世界に誘います・・・。古楽ファン要注目!

CDA 67785 \2180
パレストリーナ:
ミサ曲《テ・デウム》、6声の《汝はペテロなり》、ミサ曲《汝はペテロなり》
ビクトリア:ミサ曲《テ・デウム》
マーティン・ベイカー(指揮)、ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
デイヴィッド・ヒル、ジェイムズ・オドンネル時代から数々の名唱をハイペリ
オンに録音してきた英国の名門合唱団ウェストミンスター大聖堂聖歌隊がその
ルーツでもあるルネサンス時代のポリフォニー音楽、パレストリーナの「ミサ
曲」を歌う!
デイヴィッド・ヒルの指揮で録音された「教皇マルチェルスのミサ」(CDA
66266)が20年以上経過した現在でも名盤として輝き続けるなど、"ウェストミン
スター大聖堂聖歌隊"にとっての"パレストリーナ"は"タリス・スコラーズ"に
とっての"アレグリのミゼレーレ"と同じくらい大切で重要な存在なのである。
偉大な功績を残した先人たちの後継者として2000年に音楽監督に就任したマー
ティン・ベイカーの合唱指揮、そして歴史と伝統が息づくハーモニーに期待。




<Helios>
CDH 55163 \1280
ケックラン:
お望みならばOp.5-5/7つのおどけた歌Op.151/アンフィトリトは進むOp.31-2
/アンフィスとメリッタOp.31-6/衰える愛Op.13-1/妖精のいた時Op.7-4/
用意された食事Op.31-5/無邪気な人々の歌Op.22-1/アメジストOp.35-2/ヴィ
ーナスの賛歌Op.68-1/冬Op.8-2/夜Op.1-2/夏Op.1-5/風Op.8-5/月Op.8-4
/春Op.1-4/お茶Op.1-3
クローデット・ルブラン(ソプラノ)、ボアズ・シャーロン(ピアノ)
近年急速に再評価が進み、ブームを呼んでいる近代フランスの作曲家シャルル
・ケックラン(1867-1950)。
フランス歌曲シリーズなどの歌曲集が絶大なる評価を得ているハイペリオンの
"ケックラン歌曲集"。熟達した対位法と和声法、時折見せる印象主義的な響き
が魅力を放つケックランの歌曲はファン必聴です!
1985年10月の録音。CDA 66243からの移行再発売。

CDH 55345 \1280
モンテヴェルディ:宗教声楽曲集 ――
行け、風の翼に乗って/われ主に感謝せん/この主の証聖者は/もろもろの国
よ、主を讃めたたえよ/われ主に感謝せん/われ主に感謝せん(フランス風に)
/われ永遠より立てられ/主が家を建てたまわずば/神よ、真心をつくして
エマ・カークビー(ソプラノ)、イアン・パートリッジ(テノール)、
デイヴィッド・トーマス(バス)、パーリー・オヴ・インストゥルメンツ
英国に生まれた"天使の声"の持ち主、古楽界の至宝エマ・カークビーが歌うモ
ンテヴェルディ!
1981年2月、ロンドンのセント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会に集まったカー
クビー、パートリッジ、トーマスといった名歌手たちが歌ったモンテヴェルディ
は、当時の英ガーディアン誌には「今年(リリースされた年)に聴いた録音の中
で最も美しいと絶賛された名盤である。
1981年2月2日-3日の録音。CDA 66021からの移行再発売。

CDH 55356 \1280
ブルックナー:テ・デウム/ミサ曲第1番ニ短調
ジョーン・ロジャース(ソプラノ)、
キャサリン・ウィン=ロジャース(メゾ・ソプラノ)、
キース・ルイス(テノール)、アラステア・マイルズ(バス)、
ジェイムズ・オドンネル(オルガン)、
マシュー・ベスト(指揮)、コリドン・シンガーズ&オーケストラ
実力派ソリスト陣、クリアなイントネーションを聴かせる140声(!)の合唱、
ブリリアントなブラス・セクション・・・。ハイペリオンのプロジェクトの輝
かしい最高点とまで称されたブルックナーの名盤が復刻!
テ・デウムは1962年、ミサ曲は1957年出版のノヴァーク版を使用。
1993年2月5日-7日の録音。CDA 66650からの移行再発売。





<Linn>
CKD 350(SACD-Hybrid) 2枚組(1枚価格) \2850
モーツァルト:交響曲集Vol.2 ――
交響曲第29番イ長調K.201/交響曲第31番ニ長調K.297《パリ》
交響曲第31番ニ長調K.297《パリ》より 第2楽章(異稿):Andante
交響曲第32番ト長調K.318/交響曲第35番ニ長調K.385《ハフナー》
交響曲第36番ハ長調K.425《リンツ》
チャールズ・マッケラス(指揮)、スコットランド室内管弦楽団
齢を重ねるごとに衰えるどころかさらなる進化を遂げ続ける稀代の巨匠チャー
ルズ・マッケラス。
交響曲集Vol.1(後期交響曲集/CKD 308)が2008年のリリース以来、"2009 BBC
Music Magazine Awards"年間最優秀賞、英国版グラミーの"BRIT Awards 2009"、
"Midem Classical Awards 2009"など数多くの栄誉に輝くなど、全世界から最大
級の称賛を浴び続けているマッケラスとスコットランド室内管弦楽団(SCO)のモ
ーツァルト。
・・・なんとマッケラスの"新しい"モーツァルトは、後期交響曲集で終わりで
はなかった!
前作のリリースから約2年という時を経て「パリ」や「リンツ」、「ハフナー」
などを取り上げたマッケラス入魂の第2集がここに登場!
プラハ室内管との「交響曲全集」、ブレンデルとの「ピアノ協奏曲集」、レヴィ
ン版を用いた「レクイエム」(CKD 211)などの名盤を世に送り出すなど、マッケ
ラスのキャリアの中での"モーツァルト"は"チェコ音楽"と並ぶな特別な存在な
のである。マッケラスの丁寧かつ入念、そして自然な音楽作り。そして、まる
で歌うかのように生き生きと響くのサウンドを引き出す手腕は円熟の至芸と呼
ぶに相応しい。SCOとの交響曲集は、マッケラスが導き出したモーツァルトの音
楽への新たな"答え"。巨匠マッケラスが全身全霊を捧げたモーツァルトの交響
曲集。
リン・レコーズの総力を結集したサウンド面も超優秀です。
全世界に先駆けての日本先行発売となります。
※録音:2009年7月11日-17日、グラスゴー・シティ・ホール/
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン/エンジニア:フィリップ・ホッブス




<Glossa>
GCD 921111 \2300
モーツァルト:レクイエム ニ短調K.626/フリーメイソンのための葬送音楽
ハ短調K.477/2つのクラリネットと3つのバセット・ホルンのためのアダージョ
変ロ長調K.411
フランス・ブリュッヘン(指揮)、
18世紀オーケストラ、オランダ室内合唱団、
モーナ・ユルスルー(ソプラノ)、ヴィルケ・テ・ブルンメルストルテ(アルト)、
ゼーハー・ヴァンデルステイネ(テノール)、イェレ・ドレイエル(バス)、
ユーヘイン・リヴェン・ダベラルド(グレゴリオ聖歌指揮)
ブリュッヘン&18世紀オーケストラの名盤の不朽の名演モーツァルトの「レク
イエム」が新たなデザインに生まれ変わって新装登場!
1998年3月9日、48回目のツアーのためにアムステルダムではなく東京に集まっ
た18世紀オーケストラのメンバーたち。
オランダ室内合唱団、4人のソリストたち、グレゴリオ聖歌の権威ユーヘイン・
リヴェン・ダベラルド、そしてブリュッヘンが用意したプログラムはモーツァ
ルトの「レクイエム」。
この1998年3月20日に行われた日本ツアーの最終公演、東京芸術劇場でのライヴ
録音は、数あるモーツァルトの「レクイエム」の名演の中でも最高峰の1つに位
置づけられる奇跡の記録である ――。
1998年3月20日、東京芸術劇場でのライヴ録音。




<Christophorus>
CHR 77308 \2300
カッシア:ビザンチンの賛歌集(世界初録音)
ヴォーカメ
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179)よりも約3世紀前を生きた東ロー
マ帝国(ビザンチン)の修道女、詩人そして作曲家だったカッシア(ca.810-843/
867)の世界初録音となる賛歌集。
後に自ら修道院を設立し初の女性修道院長となったカッシアは、容姿、教養に
優れていたため皇帝の婚礼相手の候補であったとも伝えられている。
ミズーリ大学セントルイス校の教授でカッシアの研究を続けてきたダイアン・
トーリアトスの協力を得て実現した「賛歌集」を歌うのはドイツのアンサンブ
ル"ヴォーカメ(VocaMe)"。
ドイツ有数の古楽歌手たちで結成されたアンサンブルのハーモニーは、まさに
神秘的。音楽史の資料としても貴重なリリースとなることだろう。




<Aeolus>
AE-10166(SACD-Hybrid) \2850
暗闇は私の歓び - イギリス・ルネサンス時代の音楽 ――
作曲者不詳:暗闇は私の歓び/ダウランド:悲しみよ、来たれ/バード:天使は
優雅なる言葉にて/作曲者不詳:このうれしい春に/モーリー:うぐいす/パー
ソンズ:ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ/フェッラボスコ:我を聞きたまえ、おお神
よ/アシュトン:ヒュー・アシュトンのマスク/作曲者不詳:柳の歌/プレスト
ン:ラ・ミ・レ/バード:ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ/ニコルソン:かっこう/
バード:ファンタジア/ジョンソン:サテュロスの踊り/フェッラボスコ:4声の
パヴァン/ニコルソン:スイート・ゼイ・セイ/モーリー:パヴァーナ/ウィグ
ソープ:I am not I of such belief/作曲者不詳:カプリチオ&ヴォルタ・デュ
・タンブール
フランダース・リコーダー四重奏団、
アマリリス・ディールティンス(ソプラノ)、バート・ネーセンス(チェンバロ)
1987年に結成され20年以上という長き歴史を持つベルギーの世界的リコーダー
・アンサンブル、フランダース・リコーダー四重奏団。
これはソプラノからグレートバスまで18本のリコーダーを使い分け、イギリス
・ルネサンス時代の音楽をソプラノとチェンバロと共にたどる旅。
2008年のオランダ・バッハ協会来日公演にも同行した実力派ソプラノ歌手アマ
リリス・ディールティンスの歌声と、フランダース・リコーダー四重奏団のサ
ウンドのブレンドが儚く、悲しく、そして美しい。




<Et'cetera>
KTC 4035 \2300
ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ集 ――
チェロ・ソナタ第5番ホ短調RV.40/同第1番変ロ長調RV.47/同第3番イ短調
RV.43/同第6番変ロ長調RV.46/同第7番イ短調RV.44
ロエル・ディエルティエンス(チェロ)、アンサンブル・エクスプロラション
ピリオドとモダンをハイレベルで弾きこなすベルギーの名チェリスト、ロエル
・ディエルティエンス(1957-)。
自らが創設したアンサンブル・エクスプロラションとの共演で、素晴らしいヴィ
ヴァルディのチェロ協奏曲集を聴かせてくれたディエルティエンスが「チェロ
ソナタ」を録音!
涼しく流れるかのように響きながら聴き手の心に大きな存在感を残してゆく
ディエルティエンスのヴィヴァルディ。抜群の表現力も古楽大国ベルギーの名
手ならでは。

KTC 4030 \2300
オルフェオの歌 ――
ラージ:O che felice giorno/ブルネッリ:アリア・ソプラ・ラ・ベルガマスカ
/ランディ:ラブリ・ソアーヴィ/ナニーノ:オルフェオ・カンタンド/ディン
ディア:ス、ス・プレンディ・ラ・チェトラ/カステッロ:ソナタ第2番/ロッシ:
アモール・センティ/メールラ:チャコンナ/ガリアーノ:Care amorose piaghe
/ディンディア:Che veggio/フォンターナ:ソナタ第2番/フェラーリ:この世
から消え去りたい/カペッロ:Che faro dolce mia vita
イル・トリンフォ・デル・テンポ、クレール・ルフィリアートル(ソプラノ)、
ヤン・ファン・エルザッカー(テノール)
ギリシャ神話、オルフェウスとエウリディーチェの物語。数え切れないほどの
音楽家たちを魅了してきたこの悲劇のストーリーからインスピレーションを受
けて作曲された17世紀初期の作品集。
ベルギーの古楽アンサンブル、イル・トリンフォ・デル・テンポの器楽演奏と
ソプラノのルフィリアートル、テノールのエルザッカーの歌声がオルフェウス
の喜び、嘆き、悲しみなどの揺れ動く感情を巧みに描いている。

KTC 1393 \2300
スパーン:クリンゲン/ゾーン/クロックワーク
ラルフ・ファン・ラート(ピアノ)、バートン・ワークショップ、
バート・スパーン(電子楽器)
「オランダの作曲家シリーズ(Dutch Composers)」に加わるのは1963年生まれの
作曲家バート・スパーン。オランダのナイメーヘン音楽院とアムステルダム音
楽院で作曲を学び、そのエレクトロ・アコースティック作品はロッテルダムの
ゲルギエフ・フェスティヴァルで取り上げられた注目株である。
近現代音楽演奏の名手ファン・ラート、鬼才フルカーソン率いるバートン・ワ
ークショップなどアーティスト陣も個性派揃い。




<Globe>
GLO 6065 \1880
ヒエロニムス・ボスの《7つの大罪》 ――
フェヴァン:キリエ/ピアチェンツァ:妬み/フェヴァン:サンクトゥス、アニュ
ス・デイ/ダルツァ:スペイン風カラータ/ムートン:Nesciens mater virgo
virum/他
カメラータ・トラジェクティナ、ラ・カッチャ
中世-17世紀のオランダとベルギーの知られざる音楽の発掘、紹介を専門とする
古楽&声楽アンサンブル、カメラータ・トラジェクティナの新たなアイディア
は、ルネサンス時代オランダの画家ヒエロニムス・ボスの「7つの大罪」と音楽
を結びつけたプログラム。
カメラータ・トラジェクティナは、ボスと同時代を生きた作曲家たちの作品に、
作曲者不詳の旋律に現代オランダの詩人ゲリット・コムリが歌詞を付けた歌曲
を組み込み、音楽と美術が一体となった壮大な音絵巻を創り上げている。演奏
の質もかなり高い。





<Christophorus>
CHE 0146-2 \1250
シトー会の歌 - グレゴリオ聖歌集 ――
アンティフォナI-IV/おお、いと聡明なる乙女/アヴェ・マリス・ステラ/
アンティフォナとマニフィカト/キリエ/サルヴェ・レジナ
ハンス=ゲオルク・レンナー(指揮)、
ハインリヒ・イザーク・アンサンブル
11世紀に誕生したシトー会。その厳格な規律による清貧、質素な信条と呼応す
るかのように、シトー会によって歌われたグレゴリオ聖歌も装飾音などが省か
れ、シンプルで深い静けさを持つ。1996年の録音。

CHE 0147-2 \1250
センフル:マルティン・ルターのための音楽 ――
ミサ・スーペル・ニシ・ドミヌス/ニシ・ドミヌス/聖霊来たりたまえ/平安
のうちに/詩篇第4番/我は死ぬことなく生き/グローリア/すべての人よ
ヴィルフリート・ロンバッハ(指揮)、アンサンブル・オフィチウム
マルティン・ルターと親交のあったマクシミリアンI世の宮廷音楽家ルートヴィ
ヒ・センフル(1486-1542)の音楽を通して、ルターと宗教改革が当時の教会音楽
に与えた影響を伝える好企画。1999年の録音。

CHE 0148-2 \1250
トゥルバドゥール、トルヴェール、ミンネゼンガー - 中世の歌曲と舞曲 ――
ベンタドルン:ひばりがはばたく時に/フォーゲルヴァイデ:菩提樹の下で/ロ
イエンタール:Willekomen sumerweter sueze/詩歌集《カルミナ・ブラーナ》
より
アウグスブルク古楽アンサンブル
1150年から1250年にかけて南フランスのトゥルバドゥール、北フランスのトル
ヴェール、ドイツのミンネゼンガーたちによって歌われた歌曲集を、中世音楽
のスペシャリストたちの演奏で。1994年の録音。





<Bergen Digital>
BD 7065CD \2300
知られざるオーレ・ブル ――
ブル:孤独のときに(オドリオゾラ編)/シチリアーノとタランテラ/アンダンテ
・ドロローソとロンド・ジョコーソ/ナイチンゲール/風景/ポラッカ・ゲッ
リエラ/セーテルの娘の日曜日
リカルド・オドリオソーラ(ヴァイオリン)、
アイナル・ロッティンゲン(ピアノ)
19世紀ノルウェーの大ヴァイオリニスト、オーレ・ブル(1810-1880)の"作曲家"
としての功績に光りをあてたヴァイオリン作品集。
ブルの代表作でもある「孤独のときに」は、スペインのビルバオ生まれのヴァ
イオリニスト、リカルド・オドリオソーラのアレンジによるもの。





<MTG>
MTGCD 11690 \2300
パウス:アッパードック - オリジナル・モーション・ピクチャー・サウンドト
ラック
トロント・フスボー(指揮)、
マーカス・パウス・オーケストラ
2009年に製作されたサラ・ヨンセン監督のノルウェー映画"アッパードック"の
サウンドトラックは、マーカス・パウス(1979-)の作曲&オーケストレーション
によるもの。
モーツァルトの作品からのアレンジなどもさることながら、ディスクを取り出
した後のインレイ・デザインがかなり衝撃的。




<Channel Classics>
CCSSA 30210(SACD-Hybrid) \2850
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団の首席奏者たちVol.3
ヤスパー・デ・ワール ――
J・ハイドン:
ホルン協奏曲第1番ニ長調Hob.VIId-3(カデンツァ:ヘルマン・ユーリセン)
M・ハイドン:ロマンス
J・ハイドン(M・ハイドン作?):
ホルン協奏曲第2番ニ長調Hob.VIId-4(カデンツァ:ヤスパー・デ・ワール)
J・ハイドン:ディヴェルティメント変ホ長調Hob.IV-5
M・ハイドン:
ホルンとトロンボーンのための《セレナード》ニ長調より アダージョとアレ
グロ・モルト(カデンツァ:ヘルマン・ユーリセン)*
ヤスパー・デ・ワール(ホルン)、
ヨルゲン・ファン・ライエン(トロンボーン)*、
コンセルトヘボウ室内管弦楽団
オランダのブラバント音楽院でオランダの名教師ヘルマン・ユーリッセンに、
ハーグ王立音楽院ではヴィセント・ザルゾにホルンを師事したヤスパー・デ・
ワール。1990年にハーグ・レジデンティ管弦楽団の首席奏者となり、2004年か
らはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者に就任するなど、名実と
もにオランダ・ホルン界の盟主として君臨する世界屈指のホルニストである。
ヤスパー・デ・ワールが選んだプログラムのテーマはヨーゼフとミヒャエルの
"ハイドン兄弟"。自身と師ユーリッセンのカデンツァを用いたハイドン・プロ
グラムで、新帝王マリス・ヤンソンス率いるコンセルトヘボウ管弦楽団の首席
ホルニストが、新たな発見や感動、驚きを与えてくれることだろう!
また「アダージョとアレグロ・モルト」では同僚の首席トロンボーン奏者ライ
エンとの共演という期待度満点の豪華な顔合わせが実現。ホルン&金管楽器関
係者、必聴必携です!

CCSSA 28610(SACD-Hybrid) \2850
エルガー:歌曲全集Vol.2 ――
語れ、我が心*/あの娘は楽しく過ごしているか?*/飛行の歌Op.31-2*/羊飼
いの歌*/花言葉/そのあとでOp.31-1/わたしではない/パンの笛/シェイク
スピアの王国*/ロンデルOp.16-3*/詩人の人生*/戦いの歌Op.5*/2つの歌
Op.60/金の星か?Op.59-5*/久しき間Op.16-2*/アラビアのセレナード*/伏
し思ううちに/ロンデル(1897)/眠る子/主の車/王道
アマンダ・ルークロフト(ソプラノ)、コンラッド・ジャーノット(バリトン)*、
ライニルト・メース(ピアノ)
近現代歌曲の普及、発掘を目指すアムステルダムの"20世紀歌曲協会"がサポー
トするエルガーの歌曲全集第2弾のキャストも、前作(CCSSA 27507)と同じアマ
ンダ・ルークロフト&コンラッド・ジャーノットの強力コンビ。
エニグマ変奏曲や威風堂々、交響曲などの管弦楽作品、大規模な合唱作品や宗
教作品に比べると見過ごされがちなエルガーの歌曲にスポットライトをあてた
選曲センスも素晴らしい。
シュレーカー、レスピーギ、シマノフスキの歌曲集を成功させたチャンネル・
クラシックスのエルガー歌曲集は、本国英国のエルガー協会も太鼓判を押すほ
どの完成度。もちろん録音面もハイクォリティです!




<Linn>
AKP 357(SACD-Hybrid) \1780
スーパー・オーディオ・コレクションVol.4 ――
メイヴ・オーボイル(CKD 318)- プレイ・イット・ネヴァー・ハプンズ
クレア・マーティン(AKD 340)- エヴリシング・アイヴ・ゴット・ビロングズ
・トゥ・ユー
イアン・ショウ(AKD 311)- ア・グッド・アンド・シンプル・マン
キャロル・キッド(AKD 325)- スターズ・フェル・オン・アラバマ
ガレース・ウィリアムズ・パワー・トリオ(AKD 326)- フォー・アルン・ルイス
マーク・モラガン(AKD 345)- ムーンライツ・バック・イン・スタイル
パメラ・トービー(CKD 291)- オルティス:レセルカーダ第2番
レトロスペクト・トリオ(CKD 332)- パーセル:ソナタ第1番ロ短調より Largo
ダンディン・コンソート(CKD 313)- J・S・バッハ:汝ら、見よ、イエスはその
手をひろげて
ファンタズム(CKD 339)- ウォード:6声のイン・ノミネ第2番
アルトゥール・ピツァーロ(CKD 315)- ラヴェル:ソナチネより 第3楽章
ヨーロッパ室内管弦楽団(CKD 330)- ストラヴィンスキー:《プルチネルラ》
組曲より セレナータ
ヘブリデス・アンサンブル(CKD 314)- メシアン:世の終わりのための四重奏曲
より 第1楽章
スコットランド室内管弦楽団(CKD 336)- ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
ト長調Op.58より 第2楽章
スコットランド室内管弦楽団(CKD 308)- モーツァルト:交響曲第38番ニ長調
K.504《プラハ》より 第3楽章
リン・レコーズの様々なアーティスト
高音質レーベルとしてリスナーから絶大な評価を得ているイギリスのリン・レ
コーズ(Linn)のスペシャルなサンプラー・アルバム。
2008-2009シーズンにリリースされたタイトルの中から、ジャンルの垣根を超え
て厳選された15トラックを収録したこのアルバムはリンのテクノロジー、世界
的アーティストたちの素晴らしい演奏で満ちている。リンが誇る高音質と名演
の数々をたっぷりとご堪能下さい!




<Pavane>
ADW 7527 \2300
ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン ――
リピンスキー:ロッシーニの歌劇《チェネレントラ》による変奏曲(世界初録音)
/サン=サーンス:ハバネラOp.83/ロッシーニ:パガニーニに寄せてひと言(世
界初録音)/パガニーニ:魔女たちの踊りOp.8/ヴィエニャフスキ:グノーの歌劇
《ファウスト》によるファンタジー・ブリランテ/ルトスワフスキ:スビト/
ヴィエニャフスキ:ポロネーズ・ブリランテ ニ長調Op.4
ピオトル・ヤシュルコウスキ(ヴァイオリン)、
アントニ・ブロチェク(ピアノ)
A1987年にポーランドのルビンで生を受け、10歳の頃からフランスやドイツの国
際コンクールで結果を勝ち得てきたポーランドの若き才能が挑むヴァイオリン
の超絶技巧作品集。
ピエトロ・グァルネリ1682年製のヴァイオリンを手にシンフォニア・ヴァルソ
ヴィア、ベルリン放送響、リトアニア国立響など様々なオーケストラを共演を
重ね、2006年にはポーランド文化省賞を贈られるなど、母国からの期待度は相
当のもの。今後が楽しみなヴァイオリニストの登場である。2008年10月の録音。

ADW 7526 \2300
ハイドン:
ノットゥルノ第1番ハ長調Hob.II-25/同第2番ヘ長調Hob.II-26/同第3番ハ長調
Hob.II-32/同第4番ハ長調Hob.II-31/同第5番ハ長調Hob.II-29/同第6番ト長調
Hob.II-30/3声のディヴェルティメント ニ長調Hob.IV:D3
ソルスティス・アンサンブル
バルトハルド・クイケンの門弟イザベル・ランファルシーを中心として結成さ
れたベルギーの古楽器演奏団体、ソルスティス・アンサンブルのリリース第2弾。
第1弾のフンメル(ADW 7517)に続くハイドンは、1760年から1830年までを守備範
囲としているソルスティス・アンサンブルにとってお得意のレパートリー。古
楽大国ベルギーのアンサンブルらしい質の高い演奏に仕上がっている。
2008年の録音。

ADW 7283 \2300
パデレフスキ:ヴァイオリン・ソナタ イ短調Op.13
シマノフスキ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調Op.9
ルトスワフスキ:ヴァイオリンとピアノのためのパルティータ
ロベルト・シレデル(ヴァイオリン)、
ボグスラフ・ヤン・ストローベル(ピアノ)
パデレフスキ、シマノフスキ、ルトスワフスキ・・・。東欧音楽ファンの食指
が動きそうな19世紀-20世紀ポーランドのヴァイオリン作品集。
ヴァイオリンのロベルト・シレデルは1946年ポーランドのデンブリン生まれ。
同郷の大家たちの音楽を民族色豊かな色濃い演奏で聴かせてくれる。
1992年8月の録音。弊社初紹介。

ADW 7274 \2300
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲ト短調Op.12-1/4つのヴァイオリンのための協奏曲ロ短調
Op.3-10/ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.3-6/2つのヴァイオリンのための協奏
曲イ短調Op.3-8
エーディト・フォルケルト(ヴァイオリン)、
ベルギー室内管弦楽団のソリストたち
エーディト・フォルケルトは、ベルギーの世界的ヴァイオリン奏者カルロ・
ファン・ネステの弟子であり、1969年にイタリアのタオルミーナ音楽祭モー
ツァルト・コンクール優勝、1967年には第1回ティボール・ヴァルガ国際ヴァ
イオリン・コンクールで第3位に輝いた女流ヴァイオリン奏者。
グァルネリ1732年製のヴァイオリンが味わい深いヴィヴァルディを奏でている。
弊社初紹介。

ADW 7273 \2300
タクトゥス・プレイズ・ガーシュウィン ――
ガーシュウィン:うまくやれたら/ア・フォギー・デイ/わが愛はここに/パラ
ダイスへの階段/歩み入る恋/シュトラウスの気分で/スワニー/私の彼氏/
誰かが私を愛している/誰も奪えぬこの思い
タクトゥス弦楽四重奏団
弦楽四重奏版ガーシュウィン!タクトゥス弦楽四重奏団は、ベルギーのブリュッ
セル王立音楽院が優秀な成績で卒業した弦楽器奏者たちによって結成されたア
ンサンブル。
サロン・ミュージック風の味付けになったガーシュウィンはBGMとしても活躍す
るかも?弊社初紹介。

ADW 7269 \2300
ドルフマン:クレツマーへのオマージュ ――
無伴奏ヴァイオリンのための《エンシャンテッド・クレツマー》/無伴奏クラ
リネットのための《ビウィッチド・クレツマー》/無伴奏チェロのための《ク
レツマリアーナ》
ザカリア・ゾリン(ヴァイオリン)、ロメオ・トゥドラシェ(クラリネット)、
マルク・ドロビンスキー(チェロ)
ジョセフ・ドルフマンは1940年、ウクライナのオデッサ出身の作曲家。ロシア
のグネーシン音楽院で学び、イスラエルのルービン音楽アカデミーの教授に迎
えられている。
収録3作品は、タイトルにもあるように"クレツマーの音楽"がベース。民族音楽
的な要素を持った本格的な無伴奏作品である。1991年3月の録音。弊社初紹介。

ADW 7262 \2300
フランスのオルガン作品集 ――
マルシャン:組曲第1番/ボワヴァン:第1旋法と第2旋法による組曲、第3旋法に
よる組曲、第4旋法による組曲/ギラン:第3旋法による組曲/グリニー:賛歌
《来たり給え、創造主なる聖霊よ》
クリストフ・シモン(オルガン)
D17世紀のフランスで活躍した4人の音楽家たちのオルガン作品集。パリの18区
にあるサント=ジュヌヴィエーヴ・デ・グランド・カリエール教会のオルガニ
ストを務めたクリストフ・シモンが、ノルマンディーのカランタンにあるノー
トルダム教会のオルガンで演奏。1991年9月の録音。弊社初紹介。





<Linn>
CKD 356 2枚組(1枚価格) \2180
J・S・バッハ:
ゴルトベルク変奏曲BWV.988/サラバンドと変奏ハ長調BWV.990/イタリア風
アリアと変奏イ短調BWV.989
マシュー・ホールズ(チェンバロ)
アンサンブルの再始動と時を同じくしてリン(Linn)へと新たな活動の場を求め
たレトロスペクト・アンサンブル(旧キングズ・コンソート)。
移籍第1弾となったパーセルの「4声のソナタ集」(CKD 332)に続く"レトロスペ
クト・シリーズ"のリリース第2弾は、現音楽監督マシュー・ホールズのソロ録
音、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」!
英国屈指の名門レトロスペクト・アンサンブルの音楽監督を継承するなど、実
力者がひしめくイギリスの古楽シーンにおいても一目置かれる存在のマシュー
・ホールは。指揮者としてだけでなく鍵盤奏者としての腕前も一級品。
大バッハの永遠の名作「ゴルトベルク変奏曲」でこの若き名匠の真価が明らか
となる!HDCD仕様(Normal-CD)。

CKD 343(SACD-Hybrid) \2580
ソル:初期作品集 ――
3つのメヌエットOp.11-6、7、8/モーツァルトの魔笛の主題による変奏曲Op.9
/メヌエット ハ短調Op.24-1/メヌエット ハ長調Op.5-3/アンダンテ・ラル
ゴOp.5-3/2つのメヌエットOp.11-5、4/12の練習曲Op.6より 第2番、第9番、
第11番、第12番/グランド・ソロOp.14/メヌエット ト長調Op.3
ウィリアム・カーター(ギター)
パラディアン・アンサンブルの創設メンバーであり、バロック・ギターの名手
として高名なウィリアム・カーター。
エンシェント室内管弦楽団、イングリッシュ・コンソートのメンバーでもあり、
ギター、バロック・ギター、リュート、テオルボを高いレベルで弾きこなす類
稀なる名手の"スパニッシュ・アルバム"第2弾はスペイン・ギターの王様フェル
ナンド・ソル(1778-1839)の初期作品集。
自身もギターの達人でありギターの発展に大きく寄与したソルだがその初期の
作品集は珍しい。





<Et'cetera>
KTC 1334 2枚組 \4600
シューベルト:フォルテピアノのための作品集Vol.5 ――
幻想曲ハ長調D.760《さすらい人》/12のドイツ舞曲D.790/ピアノ・ソナタ
第6番ホ短調D.566/36のオリジナル舞曲D.365/ピアノ・ソナタ第1番ホ長調
D.157/アンダンテ ハ長調D.29/アダージョ ト長調D.178/メヌエット イ長調
D.334/メヌエット ホ長調D.335
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)
S根強い支持を得ているベルギーの重鎮ヤン・フェルミューレンのシューベルト
も第5集に到達。
ヴィーラント・クイケンからの信頼も厚いフェルミューレンが、19世紀ウィー
ンの名工ナネッテ・シュトライヒャーの手により1826年に製作されたフォルテ
ピアノで弾くシューベルトは、とても柔らかくとても優しい。
シューベルトを愛する名手の両手とシューベルト存命当時の銘器が、作曲者の
意図した作品の姿や音色を現代に甦らせてくれる。
2008年12月&2009年4月の録音。

KTC 1396 \2300
ベートーヴェン:4手連弾のための作品全集 ――
ワルトシュタイン伯爵の主題による8つの変奏曲ハ長調WoO.67/ソナタ ニ長調
Op.6/ゲーテの《君を思う》による6つの変奏曲ニ長調WoO.74/交響曲第4番
変ロ長調Op.60(ワッツ編)/エグモント序曲Op.84(ワッツ編)
ヴィネケ・ヨルダンス(フォルテピアノ)、
レオ・ファン・ドゥセラール(フォルテピアノ)
アムステルダム音楽院で研鑽を積み、1977年から活動をスタートさせたヴィネ
ケ・ヨルダンスとレオ・ファン・ドゥセラールのピアノ・デュオ。
オランダ室内合唱団、オランダ・バッハ協会、アニマ・エテルナ、コンセルト
ヘボウ管から招かれるなど、特に活動拠点とするオランダでの評価は高い。
イギリスのヴィオラ奏者ウィリアム・ワッツのアレンジ(1817年&1816年)によ
る「交響曲第4番」と「エグモント序曲」を加えた"全集"、そしてウィーンのラ
グラッサ1815年製の"フォルテピアノ"が一味違った新鮮なベートーヴェンを聴
かせてくれます。

KTC 1395 \2300
ミヨー:《4つの顔》Op.238より I、II
イザイ:無伴奏チェロ・ソナタOp.28(ヴィオラ版)
ミヨー:ヴィオラ協奏曲第1番Op.108*
ヒンデミット:無伴奏ヴィオラ・ソナタOp.25-1
ミヨー:《4つの顔》Op.238より III、IV
スザンヌ・ファン・エルス(ヴィオラ)、ヘラルド・バウハウス(ピアノ)、
ラインベルト・デ・レーウ(指揮)*、シェーンベルク・アンサンブル*
フランス6人組のメンバー、ミヨーの「4つの顔」とイザイの無伴奏、ミヨーの
協奏曲、ヒンデミットの無伴奏を組み合わせた20世紀のヴィオラ作品集はプロ
グラミングが個性的。
ソリストのスザンヌ・ファン・エルスは、シンフォニエッタ・アムステルダム
の創設メンバーであり、近現代音楽の達人集団シェーンベルク・アンサンブル
で活躍したオランダの女流ヴィオラ奏者。
これまでに数多くの近現代作品を制してきたファン・エルスの研ぎ澄まされた
サウンドと表現力の高さは見事。

KTC 1401 \2300
モーツァルト:
クラリネット五重奏曲イ長調K.581
弦楽四重奏曲第15番ニ短調K.421
ニコラ・ボウド(バセット・クラリネット)、エディング弦楽四重奏団
2007年に結成されたピリオド楽器によるベルギーのアンサンブル、エディング
弦楽四重奏団とオーストラリア出身の女流奏者ニコラ・ボウドのコンビによる
モーツァルト。
師であるエリック・ホープリッチから授けられた妙技と、歴史的研究が重ねら
れ2008年に新たに製作されたバセット・クラリネットのサウンドがキラリと光
る。

KTC 4031 \2300
ベネルクス地方のイタリア音楽 ――
作曲者不詳(18世紀):詩篇《エルサレムよ、主を讃めたたえよ》/作曲者不詳
(18世紀):詩篇《われ主に感謝せん》/作曲者不詳(18世紀):モテット/マンチ
ーニ:ミサ・セプティマス
クレール・ルフィリアートル(ソプラノ)、マルニクス・デ・カット(アルト)、
エリク・ファン・ネーヴェル(指揮)、クレンデ
15-16世紀のフランドル地方で生まれたポリフォニー音楽を網羅した「フランド
ル楽派の巨匠たち」(KTC 1380)での名演が印象強いエリク・ファン・ネーヴェ
ルとクレンデ。
ここではアントワープとブリュッセルの中間に位置するベルギーの都市、メヘ
レンの聖ロンバウツ教会で発見された1700年代のイタリア音楽を取り上げる。
4作品とも世界初録音となる貴重な音源。ベルギーで眠っていたイタリアの教会
音楽がエリク・ファン・ネーヴェル&クレンデの手によって宝石のように輝く。

KTC 1392 \2300
18世紀のチェンバロ二重奏曲集 ――
シャフラート:二重奏曲イ短調/ル・ルー:組曲第1番ニ短調/J・S・バッハ:
コントラプンクトゥス13/クープラン:2台のクラヴサンのためのアルマンド、
選り抜きのミュゼット、居酒屋のミュゼット/C・P・E・バッハ:4つの小二重
奏曲Wq.115/J・C・バッハ:2台のチェンバロのためのソナタ ト長調/ソレー
ル:協奏曲第3番ト長調
ヤン・デフリーヘル(チェンバロ)、ギー・ペンソン(チェンバロ)
クープランからバッハ一族、ソレールなど、18世紀のヨーロッパで作曲された
2台のチェンバロのための協奏曲集。
古楽大国ベルギーの鍵盤奏者、デフリーヘルとペンソンのデュオがゴージャス
で高貴なチェンバロの"饗宴"をたっぷりと楽しませてくれる。

KTC 1378 \2300
ヴィスマン:七重奏曲/ニュー・ヘヴン*/ソブルス・オキシジェン
ピーター・ダイクストラ(指揮)*、
ジェンツ*、シェーンベルク・クヮルテット、ヘット・トリオ、
バーバラ・ハンニガン(ソプラノ)#、エド・スパニャールト(指揮)#、
リンブルフ交響楽団#
Viバート・ヴィスマン(1962-)はアムステルダムのスヴェーリンク音楽院でダー
ン・マネケとヘールト・ファン・クーレンに作曲を学んだ現代オランダのリー
ディング・コンポーザーの1人。
ダイクストラ&ジェンツ、シェーンベルク・クヮルテットなどトップ・クラス
のアーティスト陣の録音参加がその存在の大きさを窺わせる。ジェンツの歌声
だけでも聴く価値アリ!

KTC 1386 \2300
デ・マン:マグネティック・フィールズ/コルデス・インヴィシブル*/クロモ
フォア+/ヒアー、ヒアー!#/マリオネット/ヴォラタイル・ヴォイセズ**
ペーター・エトヴェシュ(指揮)、
オランダ放送室内管弦楽団、ドリス・ホッホシャイト(チェロ)*、
フランス・ファン・ルート(ピアノ)*、ウルリッヒ・ペール(指揮)+、
インソムニオ+、ホルヘ・イサーク(リコーダー&電子楽器)#、
ユルイェン・ヘンペル(指揮)、ヴォルハルディング管弦楽団**
エトセトラ(Et'cetera)が母国オランダの近現代作曲家を紹介する「オランダの
作曲家シリーズ(Dutch Composers)」。
最新作として加わるのはインドネシアのジャワ島生まれのオランダ人作曲家、
ロデリック・デ・マン(1941-)のエレクトロアコースティック作品集。




<Cobra Records>
COBRA 0029(DVD-Video/PAL) \3380
コニー・ヤンセン・ダンス - ソー・ヒアー・ウィー・アー
コニー・ヤンセン・ダンス
Soオランダの女流バレエ・ダンサー、コニー・ヤンセンが率いるコニー・ヤン
セン・ダンスのコンテンポラリー・バレエ。
収録時間:約60分/PAL、16:9/PCMステレオ/ドルビー・サラウンド5.0
※このDVD-VideoはPAL方式です。PAL方式対応のプレーヤー以外では再生できま
せん。ご注意下さい。





<Avie(SFS-Media)>
821936-0023-9(Blu-ray) \4050
キーピング・スコア - ベルリオーズ:幻想交響曲
マイケル・ティルソン・トーマスの解説によるドキュメンタリー映像
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、サンフランシスコ交響楽団

821936-0025-9(Blu-ray) \4050
キーピング・スコア -
アイヴズ:ホリデイ・シンフォニー《ニューイングランドの祝祭日》
マイケル・ティルソン・トーマスの解説によるドキュメンタリー映像
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、サンフランシスコ交響楽団

821936-0027-9(Blu-ray) \4050
キーピング・スコア - ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調Op.47《革命》
マイケル・ティルソン・トーマスの解説によるドキュメンタリー映像
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、サンフランシスコ交響楽団
その圧倒的名演と超優秀録音が世界中で大絶賛を博している「交響曲第8番《千
人の交響曲》」(821936-0021-2)のリリースによって、遂にマーラーの交響曲
全曲録音を完成させたマイケル・ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交
響楽団が"マーラー"との2大看板として世界に発信している重要プロジェクト
「キーピング・スコア(Keeping Score)」。
"シリーズ2"の3タイトル、ベルリオーズ、アイヴズ、ショスタコーヴィチの
"ブルーレイ(Blu-ray)"ヴァージョンがいよいよ登場!
MTT&SFSのレコーディングの中でも特に代表的名演の1つとして名高いベルリオ
ーズの「幻想交響曲」。
シカゴ響&コンセルトヘボウ管を振ったソニー時代の"交響曲全曲録音"など、
MTTが情熱を注ぎ続けてきた「アイヴズ」の音楽。
そして"ストラヴィンスキー"や"チャイコフスキー"とのロシア音楽つながりで
期待が高まるショスタコーヴィチの「革命」。
前回の"ストラヴィンスキー"、"ベートーヴェン"、"コープランド"を上回る強
力3作品。
MTT&SFS入魂のプログラム"キーピング・スコア"を、さらにハイクォリティの
"ブルーレイ(Blu-ray)"ヴァージョンでご堪能下さい!


●演奏、ドキュメンタリー両面の質の高さで世界中から高い評価を得ているマイ
ケル・ティルソン・トーマスとサンフランシスコ交響楽団の"キーピング・ス
コア"シリーズ。
「 DVDも素晴らしいけどCDで演奏を聴きたい・・・」というファンの要望に応
えて"キーピング・スコア"シリーズの演奏のみを収録した新シリーズ"キーピ
ング・スコア・サウンドトラックス"が一挙6タイトル登場!

821936-0030-2 \1450
チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、サンフランシスコ交響楽団

821936-0031-2 \1450
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55《英雄》
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、サンフランシスコ交響楽団

821936-0032-2 \1450
ストラヴィンスキー:バレエ音楽《春の祭典》/バレエ組曲《火の鳥》より
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、サンフランシスコ交響楽団

821936-0033-2 \1450
ベルリオーズ:幻想交響曲
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、サンフランシスコ交響楽団

821936-0034-2 \1450
アイヴズ:ホリデイ・シンフォニー《ニューイングランドの祝祭日》
コープランド:バレエ音楽《アパラチアの春》
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、サンフランシスコ交響楽団

821936-0035-2 \1450
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調Op.47《革命》
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、サンフランシスコ交響楽団




<Gimell>
CDGIM 043 \2180
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):エレミアの哀歌 ――
聖木曜日のための哀歌/聖金曜日のための哀歌、聖土曜日のための哀歌
ファン・グティエレス・デ・パディーリャ(c.1590-1664):
聖木曜日のための哀歌
タリス・スコラーズ、ピーター・フィリップス(指揮)
1980年3月22日-23日に英国オックスフォードのマートン・カレッジ・チャペル
で、タリス・スコラーズの初録音にして永遠の名唱アレグリの「ミゼレーレ」
が誕生してから今年で30周年。
この初録音から30周年という節目の年を祝い、タリス・スコラーズにとってギ
メル(Gimell)での通算50枚目としてリリースされる新録音は、スペイン・ルネ
サンス時代の巨匠ビクトリアのエレミアの哀歌集!
他の作曲家の「エレミアの哀歌」と比べ"スペイン的"とも言われるビクトリア
の「エレミアの哀歌」は、「レクイエム-死者のための聖務曲集」(1605)と並び
スペイン・ルネサンス音楽の最高峰に位置する「聖週間の聖務日課集」(1585)
に収められた音楽史上に輝く不朽の合唱芸術の1つである。
ビクトリアに続く形でタリス・スコラーズが歌うのは、スペインで生まれメキ
シコへと渡ったパディーリャの「エレミアの哀歌」。
当時スペインの支配下にあったメキシコでプエブラ大聖堂の楽長などを務める
など、ビクトリアの次の世代を代表する実力者として歴史にその名を刻んでい
る。
30年前の初録音と同じ舞台マートン・カレッジ・チャペルとタリス・スコラー
ズの究極のハーモニー。
「レクイエム」(CDGIM 012)の名唱と並び立つビクトリアの新たな名演の誕生




<Chandos>
CHAN 10564 \2180
ベートーヴェン:ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲ハ長調Op.56
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102
トリオ・ポセイドン、
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、イェテボリ交響楽団
オーケストラ伴奏付きのピアノ三重奏曲とも聴こえてくるベートーヴェンの「三
重協奏曲」、その約80年後となる1887年に作曲されオーケストラがピアノ・パー
トを担うかのようなブラームスの「二重協奏曲」。
ヤルヴィのドイツ音楽は、ブラームスの「交響曲全集」(CHAN 9776)やシェーン
ベルク編曲の「ピアノ四重奏曲(管弦楽版)」(CHAN 8825)が名盤として輝きを放
っており、定評あるロシア音楽と同等、もしくはそれ以上の絶大な評価を得てい
る。
ヤルヴィ&イェテボリ響と共演するもう一方の主役トリオ・ポセイドンは、イェ
テボリのシンボル、ポセイドン象をアンサンブル名に冠し、2002年から活動をス
タートさせたスウェーデンのアンサンブル。
メンバーはイェテボリ響のリーダー、サラ・トロベック・ヘッセリンク、同じく
イェテボリ響の首席チェロ奏者クレース・グンナルソン、ストックホルム王立音
楽大学の教授、またソリストとして活躍するペール・ルンドベリというスウェー
デンのツワモノたち。
オーケストラをしっかりと鳴らすヤルヴィにトリオ・ポセイドンはどう挑むの
か?楽しみが尽きないベートーヴェンとブラームスの登場です!

CHAN 10577 \2180
ハーマン:映画音楽集 ――
戦慄の調べ/市民ケーン
オーラ・ボイラン(ソプラノ)、マーティン・ロスコー(ピアノ)、
ラモン・ガンバ(指揮)、BBCフィルハーモニック
「モーツァルトと同世代の作曲家シリーズ」と並ぶシャンドスの歴史ある看板シ
リーズ、「シャンドス・ムーヴィーズ(シャンドス映画音楽シリーズ)」にアメリ
カの巨匠バーナード・ハーマン(1911-1975)が登場!
ライト・ミュージックの全盛期1940年代から60年代にかけて革新的な映画音楽を
次々と打ち出し、1941年には「悪魔の鐘」でアカデミー賞作曲賞を受賞するなど
輝かしい経歴を誇るハーマン。
ここでは1941年-1976年に公開された映画のために47作品を作曲したハーマンの
映画音楽の中から1945年公開の「旋律の調べ」、1941年公開の「市民ケーン」の
2作品を収録。
"シャンドス・ムーヴィーズ"ともはや一心同体という域にまで達した感のあるマ
エストロ、ラモン・ガンバが愛情を注いだ力作。今作も映画音楽ファン必聴必携!

CHAN 10582 \2180
フォーレ:ピアノ四重奏曲集 ――
ピアノ四重奏曲第1番ハ短調Op.15/ピアノ四重奏曲第2番ト短調Op.45
夜想曲第4番変ホ長調Op.36
キャスリン・ストット(ピアノ)、エルミタージュ弦楽三重奏団
2008年には50歳&デビュー30周年を記念したスペシャル・プログラム「ダンス」
(CHAN 10493)が話題を呼び、2009年にシャンドスと専属契約を結んだイギリスの
女流ピアニストの代表格キャスリン・ストットのフォーレ!
ストットは1994年にハイペリオンでフォーレの「ピアノ作品全集」(CDA 66911/4)
を完成させ、シャンドスからもクリスティアン・ポルテラとのデュオで「チェロ
&ピアノ作品集」(CHAN 10447)をリリース。
英BBCミュージック・マガジン誌では「キャスリン・ストットは現在最も素晴ら
しいフォーレ弾きの地位にある」と絶賛されるなど、ストットにとってフォーレ
は特別な大切な存在なのである。
ストットとコンビを組むのは、ロンドン・フィルの元リーダー、ボリス・ガルリ
ツキーが率いるエルミタージュ弦楽三重奏団。ストットとロシアの名手たちによ
る愛情に満ちた素晴らしいフォーレが誕生します。

●Chandos Opera In English
CHAN 3167 \1780
偉大なるオペラ・アリア集Vol.22 - ジェラルド・フィンリー ――
アダムス:歌劇《ドクター・アトミック》より/ターネジ:歌劇《銀杯》より/他
ジェラルド・フィンリー(バリトン)、ルーシー・クロウ(ソプラノ)、
アンナ・マリー・ギブソン(メゾ・ソプラノ)、
エドワード・ガードナー(指揮)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
2008年にはバーバー歌曲集(CDA 67528)、2009年にはシューマン歌曲集
(CDA 67676)が英グラモフォン賞の歌曲部門賞に輝き2年連続受賞という快挙を果
たしたカナダのバリトン、ジェラルド・フィンリーがシャンドスの「偉大なるオ
ペラ・アリア集」に初登場。
広く親しまれている名作から近現代の知られざる秘曲、問題作までを、圧倒的な
勢いを見せるフィンリーが歌います。
そして世界トップクラスのバリトン歌手にへ急ピッチで駆け上がったフィンリー
のパートナーとして、シャンドスと専属契約を締結したイングリッシュ・ナショ
ナル・オペラ(ENO)の音楽監督エドワード・ガードナーが初登壇!
2007年5月の音楽監督就任から一気にENOを飛躍させたガードナー、2月にMETで上
演されるプッチーニの「ラ・ボエーム」に出演予定のフィンリー。次代の巨匠候
補たちの共演は要注目です。

CHAN 10578 3枚組 \5340
サリヴァン:歌劇《アイヴァンホー》
デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ(指揮)、
BBCナショナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ、
エイドリアン・パーティントン・シンガーズ、
ジャニス・ワトソン(ソプラノ)、ジェラルディン・マクグリーヴィ(ソプラノ)、
キャスリン・ウィン=ロジャース(メゾ・ソプラノ)、
トビー・スペンス(テノール)、ピーター・ウェッド(テノール)、
アンドリュー・ステープルス(テノール)、ピーター・ローズ(バス)、
ジェイムズ・ラザフォード(バリトン)、ニール・デイヴィス(バリトン)、
マシュー・ブルック(バス・バリトン)、スティーヴン・ガッド(バリトン)、
レイ・メルローズ(バリトン)
「ミカド」の作曲者としても知られ、存命時には国民的作曲家として絶大な人気
を博した19世紀イギリスの作曲家アーサー・サリヴァン(1842-1900)。
ウォルター・スコットの歴史小説を題材とした歌劇「アイヴァンホー」は、"神"
や"神話"を題材とした舞台作品の作曲を避け、イギリスにおけるオペレッタのス
タイルを確立させた功績を持つサリヴァンの最高傑作の1つ。
イングリッシュ・ロイヤル・オペラ・ハウスのこけら落としのために作曲された
「アイヴァンホー」は、150回以上も公演が行われたものの膨大な規模や費用の
ためオペラハウスを倒産させてしまったというエピソードを持つ作品でもある。
オペラに詳しい人ならば注目せずにはいられない英国の豪華キャストによるこ
の「アイヴァンホー」は、録音の実現に尽力した今は亡き名匠ヒコックスに捧げ
られている。

CHAN 10581 \2180
北欧のオルガン作品集 ――
シベリウス:2つの小品Op.111〔イントラーダOp.111-1、葬送曲Op.111-2〕/
ゲーゼ(ガーデ):3つの小品Op.22、 3つのコラール前奏曲/パルムグレン:2つ
の前奏曲/ニーステッド:イエスとともに旅をしよう/マッソン:ラルゲット/
オルソン:ソナタOp.38
イアン・クイン(オルガン)
Tこれまでに「ロシア」(CHAN 10043)、「チェコ」(CHAN 10463)、「アメリカ」
(CHAN 10489)など様々なテーマに沿ったユニークなオルガン作品集をリリースし
てきたウェールズのオルガン奏者イアン・クイン決めた次なるテーマは"北欧"!
シベリウスの「2つの小品Op.111」やノルウェーの賛美歌「イエスとともに旅を
しよう(Med Jesus vil eg fara)」を題材としたニーステッドの作品など北欧音
楽ファンにオススメ。




<Channel Classics>
CCSSA 29410(SACD-Hybrid) \2850
ブラームス(ラツィック編曲):
ピアノ協奏曲第3番ニ長調(世界初録音/原曲:ヴァイオリン協奏曲Op.77
第1楽章カデンツァ:デヤン・ラツィック)
ブラームス:2つのラプソディOp.79、スケルツォ変ホ短調Op.4
デヤン・ラツィック(ピアノ)、
ロバート・スパーノ(指揮)、アトランタ交響楽団
2009年10月、アトランタ・シンフォニー・ホール(ライヴ)、フリッツ・フィリッ
プス・音楽センター(Op.79/Op.4)での録音。
時間や感情という壁を取り払い、音楽で2人の作曲家の内面をつなぐ"リエゾンス
(連結)"シリーズが絶賛を博しているクロアチアの天才デヤン・ラツィック。
バルカン半島に舞い降りた神童が構想、完成に5年という歳月を費やし完成させ
た世紀の大作、ブラームスの「ピアノ協奏曲第3番」の世界初演ライヴ&世界初
録音が遂に登場!
"音楽の父"J・S・バッハと"楽聖"ベートーヴェンが遺した自身の「ヴァイオリン
協奏曲」の「ピアノ(鍵盤)協奏曲」へのアレンジ。
ここからインスピレーションを得たラツィックは自らの手で"3大B"最後の1人、
ブラームスの「ヴァイオリン協奏曲」を「ピアノ協奏曲第3番」へと生まれ変わ
らせるという壮大なプロジェクトへの挑戦を決心する。
「ブラームスならきっとこうしただろう」。アレンジを施すにあたってこのキー
ワードを大切にし続けたラツィック。
遂に完成した「ピアノ協奏曲第3番」には、ブラームスの音楽への愛情、そして
"3大B"への敬意があふれんばかりに込められているのである。
2009年10月、アトランタのシンフォニー・ホールを舞台としてラツィック、スパ
ノ&アトランタ響の共演で遂に世界初演が実現し大成功を収めた「ピアノ協奏曲
第3番」。
早くも世界中のピアニストたちからの演奏依頼、オーケストラからの共演依頼が
数多く寄せられるなど、ラツィックが完成させた"偉業"への評価と期待度は凄ま
じい高さを見せている。
作曲から130年。数え切れないほどのヴァイオリニストたちによって演奏されて
きたブラームスの傑作が、ピアニストたちからも愛される時が来た!




<Glossa>
GCD 920608 \2300
J・C・バッハ:6つのシンフォニア(1782)――
シンフォニア第3番変ホ長調/シンフォニア第4番変ロ長調/シンフォニア第5番
変ホ長調/シンフォニア第6番変ロ長調/シンフォニア第1番変ホ長調/シン
フォニア第2番変ロ長調
エリック・ホープリッチ(クラリネット&ディレクター)、ナハトムジーク
18世紀オーケストラの木管セクションのスターであり首席クラリネット奏者エ
リック・ホープリッチ。
このバセット・クラリネットの世界的名手が主宰するピリオド楽器による管楽
アンサンブル「ナハトムジーク」の新録音は、"イギリスのバッハ"、"ロンドン
のバッハ"とも呼ばれたヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782)の「6つの
シンフォニア」。
1762年に渡ったロンドンでの大成功によって、ヘンデルの後継者とも呼ばれ、
モーツァルトに大きな影響を与えた大バッハの末子J・C・バッハ。
2本のクラリネットと2本のバスーン、2本のホルンという編成のために作曲され
死後出版された「6つのシンフォニア」は、偉大なる父親の"対位法"に頼らずオ
ペラで名声を確立させたバッハ一族の異端児による管楽アンサンブルのための
傑作である。
またナハトムジークの大きな魅力でもある綿密な時代考証に基づく当時の楽器、
サウンドの再現も楽しみなところ。
2009年1月、メノナイト教会(ハーレム/オランダ)での録音。





<Signum Classics>
SIGCD 183 \2180
ドヴォルザーク:交響曲第7番ニ短調Op.70/交響曲第8番ト長調Op.88
チャールズ・マッケラス(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
スコットランド室内管とのコンビでモーツァルトの後期交響曲集(CKD 308)、
ベートーヴェンのピアノ協奏曲集(CKD 336)、ベートーヴェンの交響曲全集
(Hyperion/CDS 44301/5)などの名演を生み出すなど、80代も半ばにさしかか
りながらも衰えを微塵も感じさせず、決して止まることのない進化を続ける
マッケラス。
若き日に留学先のチェコのプラハで研鑽を積んだマッケラスはヤナーチェクの
オペラを筆頭とするチェコのレパートリーを得意としているだけに、チェコ国
民楽派の巨星ドヴォルザークの交響曲第7番&第8番にも否応なしに期待が懸か
る。共演を重ね揺るぎない信頼関係を築いてきたフィルハーモニア管のサウン
ドからチェコの息吹を感じさせてくれるマッケラス。円熟の巨匠の至芸にご期
待下さい!
2008年10月9日(第7番)&12日(第8番)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
(ロンドン)でのライヴ録音。

SIGCD 184 2枚組 \3500
ヴェルディ:レクイエム
ユーリ・テミルカーノフ(指揮)、
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団、
カルメン・ジャンナッタージョ(ソプラノ)、
ヴェロニカ・シメオーニ(メゾ・ソプラノ)、
アレクサンドル・ティムチェンコ(テノール)、
カルロ・コロンバーラ(バス)、
ミハイロフスキー劇場合唱団
フィルハーモニア管弦楽団とパートナーシップを結び、新録音や秘蔵音源を続々
と全世界に向けて発信しているシグナム・クラシックス(Signum Classics)が満
を持してスタートさせる特大プロジェクトは、なんとテミルカーノフ&サンク
トペテルブルク・フィルのライヴ・レコーディング・シリーズ!
ムラヴィンスキーからレニングラード・フィル(サンクトペテルブルク・フィル)
を引継ぎ20年以上。旧ソ連の崩壊やロシアのオーケストラの乱立、混乱、国際
化など次々と降りかかる苦難や厳しい環境を乗り越えてきたテミルカーノフと
サンクト・ペテルブルク・フィルの新た第1歩となるのは、ヴェルディの「レク
イエム」!
ロシアのオーケストラならではの豪快なサウンドと変幻自在の色彩感、イタリ
アとロシアのヴェルディ歌いを揃えた強力ソリスト陣、ミハイロフスキー劇場
(レニングラード国立歌劇場)合唱団の重厚な歌声が創造するヴェルディの「レ
クイエム」が、テミルカーノフとサンクトペテルブルク・フィルの新しいステ
ージの代名詞となる。
シリーズ第2弾にはショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」が予
定されており、近年録音面では不遇の時代を過ごしてきたテミルカーノフ&サ
ンクトペテルブルク・フィルの巻き返しが今始まる!
2009年3月2日、フィルハーモニー大ホール(サンクトペテルブルク)でのライヴ
録音。

SIGCD 200 \2180
LCO Live ――
ベートーヴェン:エグモント序曲、ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19*
メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調Op.90《イタリア》
メルヴィン・タン(ピアノ&ディレクター)*、
クリストファー・ウォーレン=グリーン(指揮)、
ロンドン室内管弦楽団
1921年に創設されイギリス室内管弦楽団(ECO/1948年創設)よりも長い歴史を持
つイギリス最古の室内オーケストラ、ロンドン室内楽団(LCO)のライヴ・シリー
ズ第2弾。
1988年にクリストファー・ウォーレン=グリーンが首席指揮者兼音楽監督に就
任して以来、急速に実力を伸ばしているロンドン室内管。
根強いファンの多いシンガポールの名匠メルヴィン・タンの弾き振りによるベ
ートーヴェンの「ピアノ協奏曲第2番」、ウォーレン=グリーンのタクトが冴え
るメンデルスゾーンなど演奏も非常に充実。
またトランペットにはイギリスの若き天才女流トランペット奏者アリソン・バ
ルサムの名前が!

SIGCD 134 \2180
ホワイト:宗教音楽集 ――
主にして日なるキリストよ(I)/ われはわが目を御身に対し上げ奉りぬ/主は
汝の声を聞き/ミゼレーレ/主にして日なるキリストよ(IV)/主よ、御身の神
殿に住まんとするは誰か(I)/あなたの御手は/6声の哀歌
ガリカントゥス
ガリカントゥスは、巨匠コリン・デイヴィスも信頼を寄せるイギリスの合唱団
テネブレのメンバーたちによって2008年に結成されたルネサンス音楽専門の新
しいヴォーカル・アンサンブル。
テネブレの精鋭たちが集うがガリカントゥスには、テネブレの指揮者でありキ
ングズ・シンガーズのメンバーとしても活躍したナイジェル・ショートも名を
連ねている。
ルネサンス時代のイギリスの作曲家ロバート・ホワイトの賛歌、詩篇、哀歌な
どの宗教音楽をデビュー・プログラムに選んだガリカントゥス。英国合唱界に
また1つ、素晴らしい実力を備えたアンサンブルが加わります。

SIGCD 180 \2180
裸のバード ――
バード:アヴェ・ヴェルム/ローリゼン:大いなる神秘/タリス:使徒たちは口々
に/アレグリ:ミゼレーレ/シェパード:我らを解き放ちたまえ/グレツキ:すべ
て御身に/ピアソール:花輪を飾れ/タヴナー:アテネのための歌/ブルックナ
ー:アヴェ・マリア/ロバーツ:ホープ・ファインズ・ア・ウェイ
クリストファー・モンクス(芸術監督)
アルモニコ・コンソート
イギリスのレーベル"ドゥーゼル(Deux-Elles)"からパーセルの「妖精の女王」
(DXL 1120)やビクトリアの「レクイエム」(DXL 1112)といったクォリティの高
い演奏を発表してきたアルモニコ・コンソートのシグナム・クラシックス第1弾。
バードやタリス、そしてアレグリの「ミゼレーレ」からローリゼンの「大いな
る神秘」まで。アルモニコ・コンソートの温かく優しいハーモニーが16世紀か
ら現代へと続く宗教合唱芸術の歴史の道案内となる。

SIGCD 181 \2180
ハトルグリームソン:短い物語
カプト・アンサンブル、サイモン・カロウ(語り)
「短い物語」は、アイスランドの作曲家ハブリジ・ハトルグリームソン(1941-)
が旧ソ連の詩人ダニール・ハルムスの物語を題材とした語りと室内楽のための
作品。
ロシア・アヴァンギャルドの芸術グループ"オベリウ"の代表者として活躍しな
がらも反体制と疑われ獄中死したハルムスの遺産を英国の名俳優サイモン・カ
ロウが劇的に語る。




<Deux-Elles>
DXL 1141 \2180
シャコンヌ・ブラス - ダンシング・イン・ザ・ダーク ――
ベイカー:ケック/ハルトマルク:子守歌/ホルンボー:金管五重奏曲Op.79/ケ
セル:ナチャナ*/マクドウォール:タンゴ・オスクロ/ロングスタッフ:金管五
重奏のための交響曲
シャンコンヌ・ブラス、シン・ナムドハリ(タブラ)*
金管楽器奏者には「金管五重奏曲」の作曲者として馴染みの深いデンマークの
作曲家ヴァン・ホルンボー(1909-1996)の生誕100年と、アンサンブルの結成25
周年を記念して製作されたイギリスの金管五重奏団シャンコンヌ・ブラスのア
ルバム。
ホルンボーの「金管五重奏曲」からインドの民族楽器タブラが加わる「ナチャ
ナ」などプログラミングも面白い。シャンコンヌ・ブラスのブリリアントなサ
ウンドも爽快!




<KML Recordings>
KML 1120 \2300
サティ:2手と4手のためのピアノ作品集 ――
ジムノペディ第1番〔カティア〕/ジムノペディ第2番〔マリエル〕/ジムノペ
ディ第3番〔カティア〕/梨の形の3つの小品〔カティア&マリエル〕/3つの
グノシエンヌ〔カティア〕/グノシエンヌ第4番〔カティア〕/グノシエンヌ
第5番〔カティア〕/組み合わされた3つの小品〔カティア&マリエル〕/《乾
からびた胎児》より 第2曲:甲殻類の胎児〔カティア〕/《後から2番目の思想》
より 第1曲:牧歌〔マリエル〕/スポーツと気晴らし〔マリエル〕/《犬のた
めの、しまりのない真正な前奏曲》より 第1曲:厳しい叱責〔マリエル〕
カティア・ラベック(ピアノ)、マリエル・ラベック(ピアノ)
フィリップス時代から現在に至るまで多くのレパートリーを取り上げてきたラ
ベック姉妹だが、サティの録音は意外にもこれが初めて。
カティアとマリエルそれぞれが弾き分ける「ジムノペディ」、さらに磨きがか
かったコンビネーションを聴かせてくれる「梨の形の3つの小品」や「組み合わ
された3つの小品」など、今回のサティ・アルバムもこれまで以上にバラエティ
豊かで聴き応え抜群!
"動のカティア"、"静のマリエル"と称されるなど対照的な特徴も魅力的な最強
姉妹のサティは、美しく、愉しく、そしてどこか不思議・・・。
録音:2009年6月、スタジオK/使用ピアノ:スタインウェイ・モデルD

KML 2119 \2300
シャープ・オブ・マイ・ハート ――
スティング(テスカリ編):ムーン・オーヴァー・バーボン・ストリート〔スティ
ング&カティア〕/スティング(マリク編):シェイプ・オブ・マイ・ハート〔ス
ティング&カティア〕/エヴァンス(コリア&マレス編):ウィ・ウィル・ミート
・アゲイン〔チック・コリア&カティア〕/ロジャース&ハート(ハンコック&
ラベック編):マイ・ファニー・ヴァレンタイン〔ハービー・ハンコック&カティ
ア〕/ショパン:前奏曲第4番ホ短調Op.28-4〔カティア〕/レディオヘッド(マ
リク編):イグジット・ミュージック〔カティア・ラベック・バンド〕/シャル
マン:ノーツ・トゥ・ザ・フューチャー〔カティア&ビー・フォー・バン〕/
レノン&マッカートニー(シャルマン編):ビコーズ〔ダヴィッド・シャルマン
&カティア&ビー・フォー・バン〕/ベラスケス(ルバルカバ編):ベサメ・ム
ーチョ〔ゴンサロ・ルバルカバ&カティア〕/サティ:グノシエンヌ第3番〔カ
ティア〕/シャルマン:パープル・ダイアモンド〔ダヴィッド・シャルマン&
カティア〕/ハーマン:歌劇《嵐が丘》より 瞑想曲〔カティア〕
カティア・ラベック(ピアノ)、スティング(ヴォーカル)、
チック・コリア(ピアノ)、ハービー・ハンコック(ピアノ)、
カティア・ラベック・バンド、ビー・フォー・バン、
ゴンサロ・ルバルカバ(ピアノ)、
ダヴィッド・シャルマン(ヴォーカル&ギター)
ラベック姉妹の姉、"動"のカティア・ラベックが"クラシック"という枠から飛
び出して、スティングやチック・コリア、ハービー・ハンコックといったスー
パースターたちと共演を果たしたゴージャスでスペシャルなクロスオーヴァー
・アルバムが登場!
アルバム・タイトルにもなっているスティングの「シェイプ・オブ・マイ・ハ
ート」で絡み合うヴォーカルとピアノ。チック・コリアとのデュオが紡ぐあま
りにも儚く美しいビル・エヴァンスの「ウィ・ウィル・ミート・アゲイン」。
そしてハービー・ハンコックとのデュオで贈るジャズのスタンダード・ナンバ
ー「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」や、ルバルカバとカティア、そしてラ
テンのリズムとジャズのインプロヴィゼーションがドラマチックに出会った
「ベサメ・ムーチョ」など、収録12トラックはどれも甲乙つけがたい眼から鱗
の演奏ばかり。
カティア・ラベックと超一流のミュージシャンたちが、"ジャンル"という垣根
を越えた"音楽"を届けてくれる素晴らしき芸術品です。




<Sisyphe>
SISYPHE 015 \2300
スクリャービン:ピアノ作品集 ――
ピアノ・ソナタ第3番嬰ヘ短調Op.23/練習曲Op.42より 第4番、第5番/ピアノ
・ソナタ第5番Op.53/練習曲Op.8より 第11番、第12番/ピアノ・ソナタ第10番
Op.70/練習曲Op.65より 第2番、第3番/詩曲《炎に向かいて》Op.72
ジョナタン・ベニシュー(ピアノ)
1981年にニースで生まれ、なんと6歳でニース国立地方音楽院に入学。そして
12歳でピアノと室内楽の一等賞を獲得してしまったというフランスの天才ピア
ニスト、ジョナタン・ベニシューのスクリャービン。
故郷フランスを離れたどり着いたベニシューはモスクワ音楽院で、ヴェラ・ゴ
ルノスタエワとミハイル・ヴォスクレセンスキーにピアノを師事。フランスの
エスプリとロシア・ピアニズムの融合によって生まれたスクリャービンは、今
後のさらなる飛躍を楽しみにさせてくれる。





<BMS>(BMSはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
英国音楽協会の自主レーベル"BMS"の取り扱いを開始します
現在ジョン・マッケイブが会長を務める"英国音楽協会(The British Music
Society)"は、過去150年間のイギリス音楽を全世界へと普及させることを目指
すイギリスの音楽団体。
"BMS"レーベルからは2000年代に収録された新録音から歴史的音源まで、近代
イギリス音楽の様々な演奏がリリースされます。
※BMSはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。またCD-R盤、通常プレ
ス盤が混在する可能性がございます。予めご了承下さい。

BMS103CDH \2180
イングリッシュ・リサイタル ――
ヴォーン=ウィリアムズ:
山の中の湖、ギボンズの歌曲第13番による讃美歌前奏曲、6つの小品
ホルスト:ピアノのための2つの小品、2つのノーサンブリア民謡
アイアランド:ピアノ・ソナタ
バックス:アレグレット・クァジ・アンダンテ
ワーロック:5つの民謡前奏曲
モーラン:バンク・ホリデイ
ブリテン:夜想曲
ジュベール:舞踏組曲
ジョン・マッケイブ(ピアノ)
An English Recital/McCabe(p)
現代イギリス音楽界の大御所的存在にして、英国音楽協会(BMS)の会長、ジョン
・マッケイブ自らが出陣!
ヴォーン=ウィリアムズ、ホルスト、アイアランド、バックス、モーラン・・
・。近代のイギリス音楽を知り尽くしたマッケイブのピアノによる"イングリッ
シュ・リサイタル"は絶品の一言に尽きる。
1968年5月20日-22日&1972年5月20日の録音。全曲初CD化。

BMS427-429CD 3枚組 \4360
ソラブジ:ピアノ作品集 ――
2つの小品/スペイン幻想曲/ワルツ・ファンタジー-ヨハン・シュトラウスへ
のオマージュ/ショパン、ビゼーとリムスキー=コルサコフによる3つのパス
ティーシュ/匂える園/夜想曲/グリスタン(薔薇の園)/《オプス・クラヴィ
シンフォニクム》より 入祭唱とコラール前奏曲/ハロルド・ラトランドのた
めの断片/ファンタジエッティーナ/Quaere reliqua hujus materiei inter
secretiora/サン・ベルトラン・ド・コマンジュ/ハーバーマン:ソラブジ風
に《月の光》
マイケル・ハーバーマン(ピアノ)
インド・パールシー教徒の父とスペイン系シチリア人の母を持つ20世紀イギリ
スの奇才ソラブジのピアノ作品集。
マイケル・ハーバーマンは、他のピアニストによる自身の作品を演奏を禁じて
いたソラブジが晩年になって演奏を許可した僅かなピアニストの1人。難曲とし
て知られるソラブジのピアノ作品に、作曲者お墨付きのピアニストが挑んだ価
値ある演奏です。1979年-1995年の録音。

BMS434-435CD 2枚組 \4360
イギリスのピアノ・ソナタ集 ――
バックス:ピアノ・ソナタ第1番嬰へ短調、ピアノ・ソナタ第2番ト長調
アイアランド:ピアノ・ソナタ
ブリッジ:ピアノ・ソナタ
バックス:ピアノ・ソナタ第3番ト短調、ピアノ・ソナタ第4番ト長調
マルコム・ビンズ(ピアノ)
フォルテピアノによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ集などの演奏が世界的
に高く評価され、ボールトやブーレーズ、コリン・デイヴィス、ドラティ、ハ
イティンク、ラトルといった名指揮者たちと共演を重ねてきた英国の大ピアニ
スト、マルコム・ビンズ。
定評あるメジャー・レパートリーだけでなく、母国イギリスの近代音楽への造
詣の深さもビンズの魅力。ウィグモア・ホールでのデビュー・リサイタルから
50周年を記念して製作されたこの「ピアノ・ソナタ集」こそがその証しである。
2007年6月&7月の録音。

BMS101CDH \2180
20世紀のピアノ協奏曲集 ――
ブリス:ピアノ協奏曲
ストラヴィンスキー:ピアノと管楽器のための協奏曲*
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲Op.35**
ノエル・ミュートン=ウッド(ピアノ)、
ヴァルター・ゲール(指揮)、
ユトレヒト交響楽団、ハーグ・レジデンティ管弦楽団*、
コンサート・ホール交響楽団**
1953年12月5日、31歳という若さでこの世を去った知られざる夭折の天才ピアニ
スト、ノエル・ミュートン=ウッド(1922-1953)。
これは20世紀当時の新しい作品に理解を示したピアニストであり、ブリスやブ
リテンなど当時の作曲家たちから信頼を集めたミュートン=ウッド晩年の遺産
が陽の目を見る。1952年-1953年の録音。

BMS426CD \2180
ボーウェン:
弦楽四重奏曲第2番ニ短調Op.41/弦楽四重奏曲第3番ト長調/バス・クラリネッ
トと弦楽四重奏のための《幻想五重奏曲》Op.9*
アルケウス弦楽四重奏団、ティモシー・ラインズ(バス・クラリネット)*
シャンドスやハイペリオンからのリリースによって注目度が高まっている"イギ
リスのラフマニノフ"ヨーク・ボーウェン(1884-1961)の紹介に逸早く取り組ん
だ"BMS"。
ピアノ作品に接する機会は増えてきたものの、室内楽作品の発掘はまだまだこ
れからなだけに「弦楽四重奏曲集」の登場はボーウェンの再評価に一役買うこ
とになるだろう。バス・クラリネットが主役の「幻想五重奏曲」も面白い。全
曲世界初録音。2001年12月の録音。

BMS432CD \2180
クック:
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番/ヴィオラとピアノのためのソナタ
/チェロとピアノのためのソナタ第2番
スーザン・スタンツェライト(ヴァイオリン)、モーガン・ゴフ(ヴィオラ)、
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、ラファエル・テローニ(ピアノ)
アーノルド・クック(1906-2005)は、ベルリンでヒンデミットに作曲を師事した
20世紀イギリスの作曲家。
イギリスの伝承音楽を題材とした作風とは別の路線を歩んだクックの室内楽作
品集には、チェロのラファエル・ウォルフィッシュなど英国の名手たちがズラ
リと並ぶ。全曲世界初録音。2005年10月の録音。

BMS102CDH \2180
ジュベア:合唱作品集 ――
おお、神を称えよOp.52/プロ・パーチェ・モテット/ハウ・アー・マイ・フォ
ース・インクリースド、ロード!Op.61/スリープ・カンティクルOp.81/聖オ
ズワルドへの3つの讃歌Op.74/まきびと羊をOp.58
ルイス・ハルシー(指揮)、ルイス・ハルシー・シンガーズ、
マーティン・ニアリー(オルガン)
J南アフリカのケープタウンでフランス人の父とオランダ人の母の間に生まれた
イギリスの作曲家ジョン・ジュベア(1927-)。
1946年にロンドンへ渡るまで南アフリカで研鑽を積むなど、生まれ故郷の南ア
フリカと、もう1つの故郷イギリスの音楽を吸収したジュベアの作品は、オペラ
や声楽作品が代表作として知られている。1975年2月の録音。全曲初CD化。

BMS419CD \2180
ジュベア:
弦楽オーケストラのための変奏曲《タン・ペルデュ》Op.99/シンフォニエッタ
Op.38/バリトンと弦楽オーケストラのための歌曲集《インスタント・モーメ
ント》
ヘンリー・ハーフォード(バリトン)、
ウィリアム・ボートン(指揮)、イギリス弦楽オーケストラ
こちらは南アフリカ生まれのイギリス人作曲家ジョン・ジュベアの管弦楽作品
集。2本のオーボエ、2本のファゴット、2本のホルンと弦楽のための「シンフォ
ニエッタ」など、若かりし頃にブリテンとウォルトンから受けた影響を歳月を
かけて発展させたジュベアの才能あふれる音楽を聴ける。

BMS431CD \2180
ボートン:歌曲集 ――
4つの歌Op.24/5つのケルトの愛の歌/女性の歌Op.33/3つの歌Op.39/シンボ
ル・ソングス/スウィート・アス
ルイーズ・モット(メゾ・ソプラノ)、アレグザンダー・テイラー(ピアノ)
100曲を超える声楽曲を手がけ、オペラでも成功を収めたスタンフォードの門弟
ラトランド・ボートン(1878-1960)の歌曲集。
20世紀初期のイギリスで活躍したボートンは、得意としていたオペラや歌曲だ
けでなく、ヘリオスからリリースされている「交響曲第3番」(CDH 55019)に代
表されるように管弦楽法にも長けた隠れた名匠である。全曲世界初録音。
2005年4月&5月の録音。

BMS433CD \2180
ダウブニー:歌曲集 ――
遅いユリ/マーチ/リディツェのためのバラ/シー・ハス・アン・アート/オ
ータム・ザ・フール/エコーとナルキッソス/霜/スパルタのヘレン/ゴブリ
ンの歌/母の赤い帽子/病院の葡萄/若い友人/歌手/留守/ジョン・アンダ
ーソン、私はジョー/ウォンテージの鐘/涙を流さないで/ナチュラ・ナチュ
ランス/嵐/イニスフリーの湖島/10月のバラ/他
アンナ・デニス(ソプラノ)、ウィリアム・ベルガー(バリトン)、
ジョン・タルボット(ピアノ)
イギリス、バドニー出身のブライアン・ブライス・ダウブニー(1929-)は、イギ
リスのレスター・カレッジの音楽学部長、レスター・オペラのプロデューサー
などを務めたベテラン作曲家。
200曲以上の独唱曲の中からトーマス・キャンピオンからテオドラ・ゴス、そし
て16世紀から現代の詩人たちの"詩"を題材としたバリトンとソプラノのための
30曲の優美なイギリス歌曲を収録。2006年5月&6月の録音。




<Melodiya>
MELCD 1001663 \1880
デル・モナコ・イン・モスクワ ――
レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》
マリオ・デル・モナコ(カニオ/テノール)、
レオカディア・マスレンニコワ(ネッダ/ソプラノ)、
アレクセイ・イワノフ(トニオ/バリトン)、
ニコライ・ティムチェンコ(ベッポ/テノール)、
エフゲニー・ベロフ(シルヴィオ/バリトン)、
ワシリー・ネボルシン(指揮)、
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団
1959年6月、モスクワに降り立った"黄金のトランペット"マリオ・デル・モナコ。
カラヤン、メニューイン、レナータ・スコット、グールド、ストラヴィンスキー
と続いてきた新生メロディアの"イン・モスクワ(In Moscow)"シリーズの最新作
は、デル・モナコのモスクワ来訪50周年記念盤と銘打たれたレオンカヴァッロの
歌劇「道化師」!
舞台はロシア・オペラ界の総本山ボリショイ劇場。デル・モナコとボリショイ劇
場のツワモノたちの共演によって上演されたレオンカヴァッロの「道化師」は、
なんとデル・モナコが"イタリア語"、ボリショイ劇場側は"ロシア語"で歌ってお
り、1度の公演の中に2ヶ国語が同居するという仰天の演奏なのである!
自身以外は全て"ロシア語"という完全アウェイの環境下でも"黄金のトランペッ
ト"と讃えられる輝かしい歌声を堂々と響かせたデル・モナコ。イタリアとロシア
のプライドとプライドが激突したモスクワでの「道化師」。本家メロディアから
の復刻にご期待下さい!
初CD化。1959年6月20日、ボリショイ劇場でのライヴ録音。ディジパック仕様。

MELCD 1001645 2枚組 \3760
J・S・バッハ:フーガの技法BWV.1080
フェリックス・ゴットリーブ(チェンバロ)
数年後に運命の崩壊が待ち受けていた1987年に旧ソ連で初めて収録されたチェン
バロ演奏が、このフェリックス・ゴットリーブが弾くバッハの「フーガの技法」。
ギレリス、ネイガウス、ギンスブルク、L・ベルマンから教えを受けたゴットリ
ーブは、国内での演奏活動を経て旧ソ連崩壊直前の1990年にドイツへ移住。
1995年にはドイツの名門フライブルク音楽大学の教授に着任するなど、チェンバ
ロ、ピアノの演奏家、教育者として世界規模での活躍を続けている。
バッハの音楽をチェンバロで録音するという挑戦によって、一足早く音楽面で
"旧ソ連"という体制に風穴を開けたゴットリーブ。
ソ連崩壊を目前とした環境の中で歴史に刻まれた貴重な記録の復活です。
全曲初CD化。1987年の録音。ディジパック仕様。

MELCD 1001638 \1880
ルネサンス時代のリュート作品集 ――
ダ・ミラノ:リュートのための組曲/イタリア民謡(16世紀):スパニョレッタ/
作曲者不詳(16世紀):アヴェ・マリア/ニグリーノ:リチェルカーレ/ガリレイ:
リュートのための組曲/ノイジードラ:シャコンヌ/イギリス民謡:グリーンス
リーヴスとガリアルド/フランス民謡:トゥルディオン/バイフ:パストレッラ
/ゴーティエ:ガヴォット/セルモネータ:ラウラ・ソアーヴェ/ダ・ミラノ:
リュートのためのファンタジア/作曲者不詳(16世紀イタリア):3つの舞曲/セ
ルモネータ:パヴァニリア、アルタ・レジナ、チェレステ・ジッリオ/ブサー
ル:ヴォルタ/作曲者不詳(16世紀フランス):プレリュード、アルマンド、アズ
・ロング・アズ・アイ・アム・アライブ/ドゥ・モイ:リュートのためのバレエ
/ダウランド:ガリアード、ガリアード、悲しいダウランド、デンマーク王のガ
リアード
ウラディミール・ヴァヴィロフ(リュート)、
ヴィタリー・ブヤノフスキー(ホルン)、
ナデージダ・ヴァイネル(メゾ・ソプラノ)、
マルク・シャーヒン(オルガン)、ウラディーミル・クールリン(オーボエ)、
レフ・ペレペルキン(フルート)、シャンドル・カロシュ(リュート)、
イーゴル・ボグスラフスキー(ヴィオラ・ダモーレ)、
フョードル・ドルジーニン(ヴィオラ・ダモーレ)、
ミハイル・トルピゴ(ヴィオラ・ダモーレ)、
マルク・ヴァインロート(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
アンドレイ・デーミン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ロシア(旧ソ連)での古楽の復権に尽力したリュート奏者ウラディミール・ヴァ
ヴィロフ(1925-1973)によって旧ソ連時代に収録された"ルネサンス時代のリュー
ト作品集"という珍しいアルバム。
ルネサンス時代のイタリア、フランス、イギリス、ドイツの作曲家たち、また西
側各国に伝わる民謡、伝承曲を集めたリュート作品集では、主役のヴァヴィロフ
だけでなく伝説のホルン奏者ブヤノフスキー、オーボエのクールリン、フルート
のペレペルキンなど共演者陣も猛者揃い。
1970年代の旧ソ連で弾かれていたリュートの音色とは?古楽ファンも要注目です。
1970年&1975年の録音。ディジパック仕様。

MELCD 1001662 \1880
名序曲集 ――
ラロ:歌劇《イスの王様》序曲/マスネ:劇音楽《フェードル》序曲/エロール:
歌劇《ザンパ》序曲/トマ:歌劇《ミニョン》序曲、歌劇《レーモン》序曲/
スッペ:歌劇《美しきガラテア》序曲、歌劇《軽騎兵》序曲、喜歌劇《詩人と農
夫》序曲
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)、モスクワ放送交響楽団
ロジェストヴェンスキーがシェフを務めていた時代のモスクワ放送響が1960年代
に録音を行ったバラエティ豊かなフランス(ラロ、マスネ、エロール、トマ)とオ
ーストリア(スッペ)の序曲集。
ガウクの後任として1961年にモスクワ放送響の音楽監督に着任したばかりのロ
ジェストヴェンスキーが取り上げた西側のオペラからの序曲集。炸裂するロシア
ン・ブラス、一糸乱れぬ木管セクション、鋼のように分厚い弦楽セクションに
よって名序曲の数々がどのような姿に変貌(?)しているのか非常に楽しみ。
1962年-1964年の録音。ディジパック仕様。

MELCD 1001637 \1880
偉大なるロシアのヴィオリストたち - ミハイル・クーゲルの芸術 ――
マルティーニ(クラマーロフ編):チェロとチェンバロのためのソナタOp.19-3/
J・S・バッハ(ドブロホトフ&クーゲル編):ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第1番
ト長調/パガニーニ(ドリューナー編):ソナタ ハ長調Op.35(カデンツァ:クーゲ
ル)/グリンカ:ヴィオラ・ソナタ(未完)/ワックスマン:ビゼーのカルメンの主
題による幻想曲(ハイフェッツ&クーゲル校訂)
ミハエル・クーゲル(ヴィオラ)、セルゲイ・レスチェンコ(ピアノ)、
エレーナ・クズネツォワ(ピアノ)
現ウクライナのハルコフ出身のミハエル・クーゲル(1946-)は、1975年のブダペ
スト国際ヴィオラ・コンクールで1位を獲得。
またベートーヴェン・クヮルテットのヴァイオリン奏者、モスクワ音楽院、エル
サレムのルビン音楽アカデミーの教授を歴任し、1996年からはベルギーのヘント
王立音楽院とオランダのマーストリヒト音楽院で教鞭を執るなど、大国ロシアが
輩出した同国を代表するヴィオラ奏者の1人としてバシュメットやクラマロフた
ちと並び評されている。1979年&1989年の録音。ディジパック仕様。

MELCD 1001661 8枚組 \7520
ロシア宗教音楽のアンソロジー ――
CD-1:ロシア初期の聖歌(録音:1966-1989年)
CD-2:ポリフォニー様式の巨匠たち(録音:1981年-1989年)
CD-3:18世紀&19世紀の合唱協奏曲(録音:1966年-1990年)
CD-4:20世紀初期のロシアの作曲家たち(録音:1968年-2008年)
CD-5:20世紀初期のレニングラードの作曲たち(録音:1987年-1988年)
CD-6:チャイコフスキーの宗教音楽集(録音:1979年)
CD-7:ラフマニノフの宗教音楽集(録音:1977年-1988年)
CD-8:20世紀ロシアの宗教音楽集(録音:1974年-1989年)
ウラディミール・ミーニン(指揮)、モスクワ室内合唱団、
アンドレイ・コゼフニコフ(指揮)、モスクワ国立合唱団、
ワレーリー・ポリャンスキー(指揮)、ソヴィエト文化省室内合唱団、他
ロシア皇帝フョードルからディレトスキー、ティトフ、ボルトニャンスキー、
アルハンゲルスキー、チャイコフスキー、ラフマニノフ、そしてシチェドリン&
シュニトケなどロシアの音楽史に名を刻む作曲家たち。
この「ロシア宗教音楽のアンソロジー」とは、文字通り数世紀にわたるロシアの
宗教音楽史をメロディアに残された録音でたどる壮大な旅路である。
1966年-2008年の録音。ボックス・セット仕様。

MELCD 1001628 2枚組 \3760
カレン・ハチャトゥリアン:バレエ音楽《チッポリーノ》
アレクサンドル・コピロフ(指揮)、ボリショイ劇場管弦楽団
カレン・ハチャトゥリアン(1920-)は、「ガイーヌ」や「スパルタカス」、「仮
面舞踏会」で高名なアラム・ハチャトゥリアンの甥っ子。イタリア語で小さな
玉ねぎという意味の「チッポリーノ」は、1974年にボリショイ・バレエのために
作曲された3幕のバレエ音楽。
作曲家としては映画音楽、室内楽、また指揮者としも活躍するカレン・ハチャ
トゥリアンの楽しいバレエ音楽の世界がボリショイ劇場管の演奏で広がる。
1977年の録音。ディジパック仕様。

MELCD 1001630 \1880
シチェドリン:カルメン組曲/バレエ組曲《せむしの仔馬》*
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)、
アルギス・ジュライチス(指揮)*、ボリショイ劇場管弦楽団
1990年まで旧ソ連の作曲家同盟議長という重要ポストを任され、当時の体制を知
る生き証人ロディオン・シチェドリン(1932-)の作品から、ロジェヴェンの「カ
ルメン組曲」とジュライチスが指揮する「せむしの仔馬」のカップリング!
「せむしの仔馬」はCDでの全曲録音が幻と化しているだけに組曲版の復活もロシ
ア音楽ファンには朗報となるだろう。
1967年&1963年の録音。ジュエルケース仕様。

<harmonia mundi>
HMU 907501 \2450
バルトーク(1881-1945):44の二重奏曲集 Sz.98(1931年)
アンジェラ・チュン&ジェニファー・チュン(Vn)
録音:2009年5月
バルトークの44の二重奏曲集。旋律のほとんどは、バルトークが採取したハン
ガリーの農民たちの間に伝承された民謡からとられています。技巧的な熟練は
要求されませんが、フレージング、アクセントの置き方、リズムの精確さ、不
協和音や倍音を効果的に響かせる耳と腕が要求される曲がずらりと並びます。
演奏順は、彼女たちがより体系的になるように並べなおした順番を採用。民俗
色とモダンが共存する魅力的なミニアチュールがぎっしり詰まった宝箱のよう
な1枚です。

HMU 907444 \2450
マルティヌー:2つのヴァイオリンとピアノのためのソナティナ
ショスタコーヴィチ:ピアノ伴奏による3つのヴァイオリン二重奏曲
ミヨー:2つのヴァイオリンとピアノのためのソナタ
尹伊桑(ユン・イサン):2つのヴァイオリンのためのソナティナ、
ペッツォ・ファンタジオーゾ(世界初録音)
アンジェラ・チュン、ジェニファー・チュン(Vn)、
ネルソン・パジェット(Pf)
ヴァイオリン二重奏のレパートリーをとりあげる姉妹の第1弾。20世紀に書かれ
た作品を集めたもの。彼女たち自身韓国出身ということもあり、特にユン・イ
サンで見せる熱演ぶりは印象的です。

HMC 902031 \2450
シューマン:歌曲集
(1)ミルテの花op.25より6曲(2)メアリー・スチュアート女王の詩op.135
(3)リュッケルトの詩による歌曲より 「おお太陽よ、海よ、ばらよ」、
「献身の花」、「おお、殿方よ」、「東方のばらより」、「ジャスミンの香り」
「Liebster, deine Worte stehlen」、「Mein schoner Stern!」
(4)リーダークライス(全曲)
ベルナルダ・フィンク(Ms)
アントニー・シピリ(Pf)
録音:2008年10月
ヨーロッパを中心に活躍めざましいメゾ・ソプラノ、フィンクの新譜は彼女の
瑞々しい知性とたしかな技術が光るシューマン。ピアニストに、草津音楽祭で
もおなじみの名手シピリを迎えているのも興味をそそります。鈴を転がすよう
な高音部、美しいドイツ語、寸分の狂いのない音程、フィンクのゆるぎない芸
術を堪能できる1枚です。



<DOREMI>
DHR 7970/1 2枚組 \4160
「マイケル・レビン集成Vol.3 / ヴァイオリン協奏曲ライヴ集」
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K.218(録音:1960年2月9日)
ソール・カースタン(指)デンバー交響楽団
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.82(録音:1968年3月3日)
エーリヒ・シュミット(指)チューリヒ・ベロミュンスター放送管弦楽団
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35(録音:1964年10月29日)
エイヴィン・フィエルスタート(指)オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
ポール・クレストン(1906-85):
ヴァイオリン協奏曲第2番Op.78(1960年11月17日 世界初演 )
ゲオルク・ショルティ(指)ロサンジェルス・フィルハーモニック
パガニーニ:カプリース第9番
(1970年1月20日,ニューヨーク,WQXRラジオ【The listening room】)
【ドナルド・ヴーアヒース指揮NBCベル・テレフォン・アワー・オーケストラと
の共演(収録:1956年6月18日)】
エンゲル(ジンバリスト編曲):貝殻
メンデルスゾーン(ハイフェッツ編曲):無言歌Op.19-1「甘い思い出」
プロコフィエフ(ハイフェッツ編曲):「3つのオレンジへの恋」より「行進曲」
サン=サーンス(イザイ編曲):ワルツ形式の練習曲Op.52-6
【オーストラリア・ツアー(収録:1952年7月シドニー・タウン・ホール)】
ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ第1番ニ長調Op.4
サン=サーンス(イザイ編曲):序奏とロンド・カプリチオーソOp.28
(以上1952年7月2日)
パガニーニ:カプリース 第21番、第11番&第16番
スクリャービン(シゲティ編曲):エチュード変ニ長調Op.8-10
クライスラー:中国の太鼓 Op.3
ゴドフスキー(ハイフェッツ編曲):懐かしきウィーン
ラヴェル:ツィガーヌ
チャイコフスキー:秋の歌Op.37b-10
(以上1952年7月8日)
マイケル・レビン(Vn)
希有な才能を持ち、36歳で不遇の死を遂げたヴァイオリニスト、マイケル・レ
ビン(1936-1972)。目の付け所が心にくいDOREMIの大好評シリーズ、
第1集(DHR 7715)第2集(DHR 7951)に続き、嬉しい第3集の登場です。音楽一家に
生まれたレビンは幼少よりその才能を開花させました。名教師ガラミアンがそ
の才能を認めた、ただひとりの門人としても有名です。細かく繊細なヴィブラ
ートと驚異的な音程の良さ、そして自由自在なボーイングは、ハイフェッツの
技巧とD.オイストラフの甘美な音色を持ち合わせたヴァイオリニストと申せま
しょう。
第3集ではショルティとのポール・クレストンのヴァイオリン協奏曲第2番の世
界初演ライヴをはじめ、ファンの間では有名なチャイコフスキーのヴァイオリ
ン協奏曲、また10代で録音した小品集など、充実の2枚組となっております。
その音色を聴けば、きっと忘れられないでしょう。今回も見逃せません!




<Grand Slam>
GS 2045 \2250
限定盤
ベートーヴェン
(1)交響曲第6番 ヘ長調 作品68「田園」
(2)交響曲第7番 イ長調 作品92
カール・シューリヒト(指揮)、パリ音楽院管弦楽団
録音:(1)1957年4月30日、5月2,6日、
(2)1957年6月11,12日、パリ、サル・ワグラム
(使用音源:EMI(フランス) (1)FALP575,(2)FALP576(片面テスト・プレス盤))
■制作者より
シューリヒト指揮、パリ音楽院管弦楽団によるベートーヴェンの交響曲全集は
言わずと知られた歴史的名演ですが、その中でも特に傑出していると評判の高
い第6番「田園」と第7番を初期LPより復刻しました。しかも、復刻に使用した
のは片面にカッティングされたそれぞれ2枚組のテスト・プレスです。このテス
ト盤は録音されたあと、一番はじめににカッティングされたもので、言うなら
ばオリジナル・マスターが最も活きの良い時に制作されたものです。しかも裏
面は溝が切っていない平面ですので、ターンテーブルとの密着度が高く、両面
にカッティングされた通常盤よりも音がいっそう安定しているとも言われてい
ます。
■おことわり
交響曲第7番の初出盤、フランスのEMIのFALP576は第1楽章の211-216小節が欠落
のまま初回プレス分が出荷され、これは当時の雑誌にも指摘されていました。
このテスト・プレスも欠落がありますが、いくらオリジナルとはいえ、6小節の
欠落のまま復刻するのは鑑賞上適切ではないと判断し、このディスクではその
欠落部分を通常プレスのFALP盤で補っています。とはいえ、普通に聴いていれ
ば違和感を感ずることは全くありません。
■解説書の内容
ベートーヴェン全集の録音に関する文献を二種類(翻訳と当時の雑誌記事)掲載
いたします。
(以上、平林直哉)
(制作上の都合により原則として初回完全限定プレスとなります。)




<MIRARE>
MIR 107 \2500
ショパン:チェロ・ソナタOp.65、序奏と華麗なポロネーズ Op. 3
アルカン:演奏会用ソナタ ホ長調 Op. 47
タチアナ・ヴァシリエヴァ(Vc)
ジャン・フレデリック・ヌーブルジェ(P)
録音:2009年9月
第7回ロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクールで ロシア人初の優勝を果た
し、その後世界的指揮者、オーケストラとの共演を重ね、昨年のラ・フォル・
ジュルネでも注目を集めた期待のチェリスト、タチアナ・ヴァシリエヴァと新
進気鋭のピアニスト、ジャン・フレデリック・ヌーブルジェによる「ショパン
・アルバム」。
ショパンが残した最後の大作チェロ・ソナタとアルカンのソナタ。この2つのソ
ナタはフランスのチェリスト、オーギュスト・フランショムに献呈されたとい
う共通項をもつ作品。
幅広い表現、細かなニュアンス、移りゆく微妙な色合いまでも、2人の息の合っ
たアンサンブルで聴かせてくれます。二人の演奏が非常にロマンティックで美
しいショパン。
高度なテクニックで書かれたアルカンのソナタは演奏機会の少ない曲ですが、
完成度の高さとアルカンの挑戦が結実したロマン派を代表するチェロ作品。踊
り狂ったようなチェロとピアノが、強烈なサルタレッロ風の終楽章は圧巻。ま
たショパンとジョルジュ・サンドを思わせる意味深なジャケットにも注目です。

MIR 110 \2500
ショパン:
バラード第1番/第2番/第3番/第4番
ノクターン op.15-1/op.15-2 /op.9-2/op.48-1
幻想曲 ヘ短調 op.49
広瀬悦子(P)
録音:2009年11月9-11日 フランス・リモージュ
「シャコンヌ」「ラ・ヴァルス」と超絶技巧によるトランスクリプション(編曲)
を続けてリリースしてきた広瀬悦子が、満を持してショパン・アルバムを発売。
パリに拠点を戻し3年目。ヨーロッパでの生活から自然についてきた感性、そし
て音楽への影響がここに収められています。
ショパンがインスパイアされた誇り高きポーランド魂を伝える繊細で儚い詩情
を見事描き出した演奏です。2010年新たな広瀬悦子の魅力が開花する予感。世
界中の音楽ファンが注目する「ショパン・イヤー」に欠かせない1枚となるで
しょう。




<DYNAMIC>
KKC 9003(DVD-Video) \5300
ロッシーニ:歌劇「ビアンカとファッリエーロ」
レナート・パルンボ(指)
ガリシア響 ジャン=ルイ・マルティノーティ(演出)
ビアンカ:マリア・バーヨ(Sp)
ファッリエーロ:ダニエラ・バルチェッローナ(Ms)
コンタレーノ:フランチェスコ・メーリ(Tn)
カペッリオ:カルロ・レポレ(Bs)
2005年8月、ペーザロ、ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル(ROF)での上演
のHD収録
ロッシーニ円熟期、30作目、ミラノ・スカラ座のために書いた最後の歌劇「ビ
アンカとファッリエーロ」はまさしく、ロッシーニの知られざる傑作と申せま
しょう。
卓越したソプラノと男装したカストラートを主役にすえており、バルチェッロ
ーナの超絶歌唱とバーヨの素晴らしい装飾歌唱に唖然とさせられます。コンタ
ーレ役のメーリは25歳の若きテノールでその瑞々しい声と力強いアジリタはま
さしく衝撃的でベルカントの妙技を堪能させてくれる歌手陣に大拍手!
快適なテンポのパルンボの指揮も実に気持ちよく、ロッシーニの魅力を堪能さ
せてくれます。
直輸入盤は2枚組みでしたが、今回、すっきり1枚にまとめ日本制作の丁寧な日
本語字幕つきです。
このDVDにより一人でも多くのオペラファンに「ビアンカとファッリエーロ」の
真価が知られることを願ってやみません。




<GLOR>
GC 09251 \2280
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団(南西ドイツ放送交響楽団)
シルヴァン・カンブルラン(指)
録音:2005年11月12-13日フライブルク、コンツェルトハウス(ライヴ)

GC 09241 \2280
ブルックナー:交響曲第6番イ長調
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団(南西ドイツ放送交響楽団)
シルヴァン・カンブルラン(指)
録音:1998年1月16-23日フライブルク、コンツェルトハウス(ライヴ)

GC 09231 \2280
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団(南西ドイツ放送交響楽団)
シルヴァン・カンブルラン(指)
録音:2003年9月22-26日ドルトムント、コンツェルトハウス(ライヴ)
3タイトル同時、カンブルランによるブルックナーが衝撃のリリース。これまで
レコーディングでは近現代、どちらかといえば非独墺系のレパートリーを取り
上げてきたカンブルランによる大注目のプログラムです。
ベルリオーズやストラヴィンスキーの作品できわめて濃密な色彩表現を聞かせ
ていたカンブルランだけに、ブルックナーではいったいどのような取り組みを
みせるのか。ちなみにSWR響によるブルックナーといえば、ギーレンが1999年に
第3番をライヴ録音、2001年に第6番をライヴ録音しています。カンブルランと
は録音時期も1年違い、両者の単純な比較が可能な第6番では、トータルで4分
も演奏時間に違いがみられます。
もちろん、同一のオケを指揮しているとはいえ、このほかにもカンブルランの
個性は如何なく示されているように思われます。たとえば第9番、弦楽合奏の甘
美な音色や、トゥッティのエネルギーの解放ぶり、第4番や第6番における透き
通った繊細なひびきなど、すべてに共通してその独特の美観が端的に顕れてい
るのはアダージョでしょう。じつにいろいろな楽器・声部が聞こえてきて、
じっさいのテンポ以上にじっくりていねいに描いている印象があります。この
あたり、SWRアーカイヴの正規音源を投入した、抜群の高音質によりはっきりと
確かめられるのもポイントといえるでしょう。

GC 09221 \2280
ハイドン:
(1)交響曲第73番 ニ長調「狩」Hob.I:73
(2)交響曲第26番 ニ短調「悲しみ」Hob.I:26
(3)交響曲第82番 ハ長調 Hob.I:82
シルヴァン・カンブルラン(指)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団(南西ドイツ放送交響楽団)
録音:(1)2001年2月23日フライブルク、コンツェルトハウス
(2)2005年1月21日バーデンバーデン、祝祭劇場
(3)2001年9月8,9日ルツェルン、文化会議センター
エレガント、かつスマートなハイドン。弦楽器のメロディーも、伴奏音型も、
どこまでも手入れの行き届いた演奏で、見通しのよいハーモニーは見事。「狩」
の最終楽章も、にぎやかな雰囲気を醸しつつ、ホルンもどこか貴族風に響きま
す。モダン楽器でハイドン・シンフォニーを聴くことの醍醐味を存分に堪能で
きる1枚。

GC 09281 \2280
メンデルスゾーン:
(1)交響曲第3番 ニ短調「スコットランド」op.56
(2)序曲「海の静けさと幸ある航海」op.27
(3)序曲「フィンガルの洞窟」op.26
ハンス・ツェンダー(指)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団(南西ドイツ放送交響楽団)
録音:(1)2005年3月12日フライブルク、コンツェルトハウス
(2)2008年12月4日ハンブルク、レース・ハレ
(3)2001年6月21日バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト=スタジオ(SWR)
絶妙なすすり泣き風ポルタメントも効果的な「スコットランド」。着想から初
演まで約13年を要した、メンデルスゾーンの作曲家としての潔癖性が随所に現
れた力作を、現代ものも得意とするツェンダーが繊細に響かせます。

GC 09211 \2280
20世紀の合唱作品集 vol.2
(1)マルタン:ミサ(無伴奏二重合唱のための)
(2)ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第9番
(3)プーランク:人間の顔
シルヴァン・カンブルラン(指)オイローパコールアカデミー
録音:(1)(2)2008年6月2-4日
(3)2009年4月26-27日 バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ
指揮者の腕の見せ所、無伴奏合唱作品集。カンブルランの棒が冴えわたります。
マルタンのミサ曲は、透明感溢れる世界が見事。ヴィラ=ロボスのブラジル風
バッハ第9番も、ヴィラ=ロボス独特の濃厚な雰囲気と、バッハの雰囲気が反映
された演奏です。プーランクの人間の顔も、クリスタルを思わせる硬質な響き
が極めて印象的に響きます。様々な言語の歌を自在に歌えるオイローパコール
アカデミーの力量にも感服です。

GC 09271 2枚組 \3150
リスト:オラトリオ「キリスト」
ナタリア・コステンコ(S)、フレデリカ・ブリッレンブール(Ms)、
トーマス・デヴァルト(T)、リヒャルト・ザルター(Br)、
カール・カーディナル・レーマン(語り手)
ヨスハルト・ダウス(指)
オイローパコールアカデミー
フリッツ・ヴァルター(Org)、イェーナ・フィルハーモニー
録音:2001年9月20日
1861年、ローマに移ってからの10年、リストの創作の中心は、宗教的合唱作品
でした。このオラトリオ「キリスト」は、1862年から66年にかけて作曲された、
キリストの生涯(誕生、受難、復活)を、聖句を引用しながら描いていくオラト
リオです。改変を経て72年に出版、73年5月にヴァイマールで初演されました。
3時間ほどを要し、合唱も管弦楽も大規模な編成となっているため、演奏会で
とりあげられる機会は極めて少ないですが、音楽自体は極めて個人的な信仰心
に満ちていて、響きもどちらかといえば室内楽的な印象です。リストが採用し
た聖句は、カトリックの教義に基づいた聖書で、ところどころにラテン語の聖
歌も引用されています。ヘンデルのメサイアなどのオラトリオとは違って、こ
のリストのオラトリオは、オーケストラ主導で音楽を進めていきます(まるで
ワーグナーの楽劇のよう)。レチタティーヴォ楽章をもたず、そのかわりに、
ラテン語による語り(その楽章の意味や、宗教的な関連のある語句)が入ります。
全体で3つの部分から成り(待降、誕生、受難と復活)、各部分はさらに3つの楽
章に分かれます。冒頭に歌われるラテン語の待降節の聖歌や、グレゴリオ聖歌
などが、曲を通して和声的・旋律的に用いられ、最終楽曲の大規模なフーガで
も主題として現れます。ダウスの統率ぶりは見事で、管弦楽パートもキリスト
の生涯の語り部として生き生きと演奏しています。リストのオラトリオに、貴
重なカタログが増えました。

GC 09191 \2280
ブラームス:ドイツ・レクイエムop.45(ピアノ連弾伴奏+打楽器)
フィオンウアラ・マッカーシー(S)、ミヒャエル・ヴォッレ(Br)、
ヨナタン・アルデール(pf)、
トルステン・カルデヴァイ(pf)、ベンジャミン・ハイル(打楽器)
ヨスハルト・ダウス(指)
オイローパコールアカデミー
録音:2009年4月8,9日ミュンヘン、バイエルン放送(BR)スタジオ1
ピアノ連弾伴奏、打楽器奏者を伴うドイツ・レクイエム。ティンパニの低く轟
く音が、第2曲「肉はみな、草のごとく」で印象的に響きます。合唱に定評のあ
るダウスは、ブラームスの究極の慰めの世界を、歌い手たちから引き出してい
ます。

GC 09201 \2280
ブラームス:ジプシーの歌op.103
メンデルスゾーン:野に歌う 第2集 op.48(全6曲)、第3集op.59(全6曲)
ヨスハルト・ダウス(指)オイローパコールアカデミー
録音:2008年9月
ブラームス、メンデルスゾーンによる、喜びに満ちた合唱作品集。

GC 09261 \2280
ヨーロッパのクリスマス合唱作品集
ヨスハルト・ダウス(指)オイローパコールアカデミー
録音:2008年
★ヨーロッパに伝わる、クリスマスにまつわる合唱作品を集めたもの。




<Glyndebourne>
GFOCD 005 2枚組 \3780
ドニゼッティ:「愛の妙薬」
ルイージ・アルヴァ(T ネモリーノ)
ミレッラ・フレーニ(S アディーナ)
セスト・ブルスカンティーニ(Br ドゥルカマーラ)
エンツォ・ソルデッロ(Br ベルコーレ)
エミリー・メール(S ジャンネッタ)
カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団,グラインドボーン合唱団
録音:1962年
伝説的なグラインドボーンの上演が初CD化です!1961年、フランコ・ゼッフィ
レッリ演出で新製作された「愛の妙薬」は大評判を呼び、翌1962年に再演、こ
れはその録音です。この時の「愛の妙薬」は、なんといってもまだ20代だった
フレーニの名を一躍知らしめたものとして有名で、ここでの成功を足がかりに
フレーニは世界へと羽ばたくことになります。後の大プリマドンナとは違った
初々しく瑞々しい声は実に魅力的。ペルー出身の名テノール、アルヴァもこの
頃が全盛期。さらにブルスカンティーニ最大の当たり役ドゥルカマーラと、極
めて充実したキャストです。これまで海賊盤でも出回ったことのない貴重な録
音が、蔵出し音源で初登場です。




<SDG>
SDG 165 2枚組 \2980
J.S.バッハ:カンタータ集
[CD1]
J.S.バッハ:
(1)「ああ神よ、天よりみそなわし」BWV 2
(2)「わがこころは主をあがめ」BWV 10
(3)シュッツ:天は神の栄光を讃えSWV 386
(4)バッハ:カンタータ「もろもろの天は神の栄光を語り」BWV 76
[CD2]
J.S.バッハ:
(1)「わがうちに憂いは満ちぬ」BWV 21
(2)「ああ主よ、哀れなる罪びとわれを」BWV 135
(3)フルート、ヴァイオリン、チェンバロのための協奏曲 イ短調 BWV 1044
[CD1]リサ・ラルソン(S)、ダニエル・テイラー(A)、
ジェームス・ギルクリスト(T)、スティーヴン・ヴァーコー(Bs)
[CD2]キャサリン・フーグ(S)、ロビン・タイソン(A)、
ヴァーノン・カーク(T)、ジョナサン・ブラウン(Bs)
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、モンテヴェルディ合唱団
録音:2000年7月(ライヴ/CD1サン=ドニ大聖堂 CD2チューリヒ)
シュッツのモテット、バッハの三重協奏曲も入った魅力的な2枚組の登場。特に
シュッツのモテットは、ガーディナーが6歳のころ、父親が歌ってくれた記憶も
鮮明に残っている、ガーディナーのお気に入りの作品。カンタータでは、バッ
ハの青年時代に書かれた、二部から成る記念碑的な21番が目玉。冒頭のシン
フォニアは、様々な語法を駆使し、嘆きの表現がなされた心に迫る楽章。三重
協奏曲は、ブランデンブルクの第5番に似ているようでもあり、バッハの息子た
ちの前古典派を思わせる作風でもあります。CD1は特にサン=ドニ大聖堂でのラ
イヴ録音ということもあり、音響も臨場感もいっそうバッハの世界を盛り上げ
ます。

SDG 177 \2180
「永遠の火」
バッハのカンタータよりの合唱曲集
「おお永遠の火、おお愛の源よ」BWV 34より第1曲合唱、
「汝らは泣き叫び」BWV 103より第1曲合唱、
「われらが神は堅き砦」BWV 80より第1曲合唱、
「主なる神われらの側にいまさずして」BWV 178より第1曲コラール合唱、
「われらより取り去りたまえ、主よ」BWV 101より第1曲コラール合唱、
「飢えたる者に汝のパンを分かち与えよ」BWV 39より第1曲合唱、
「泣き、嘆き、憂い、怯え」BWV 12より第1曲合唱、
「傲りかつ臆するは」BWV 176より第1曲合唱、
「かくて戦い起これり」BWV 19より第1曲合唱、
「たれぞ知らん、わが終わりの近づけるを」BWV 27より第1曲合唱、
「おお永遠、そは雷の言葉」BWV 20より第1曲合唱、
「魂よ、つまずくなかれ」BWV 186より第1曲合唱、
「キリストこそわが生命」BWV 95より第1曲合唱、
「いと尊き御神よ、いつわれは死なん」BWV 8より第1曲合唱
モンテヴェルディ合唱団、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
カンタータの冒頭をかざる合唱曲には、聴衆の心をひきつける華やかなもの、
また、カンタータの内容を見事に反映させた内容の濃いものがたくさんありま
す。これまでの録音の中から、冒頭合唱曲のいいとこどりの1枚。モンテヴェ
ルディ合唱団の上手さが際立ちます。




<SUPRAPHON>
SU 4012 \1780
「ドヴォルザーク:交響詩集」
交響詩「水の精」Op.107, B 195
交響詩「真昼の魔女」Op.108, B 196
収録時期:2008年12月11-12日(ライヴ)
交響詩「金の紡ぎ車」Op.109, B 197
収録時期:2001年6月14日(セッション)
交響詩「野ばと」Op.110, B 198
収録時期:2009年9月9-10日(セッション)
収録場所:プラハ、ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホール
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
サー・チャールズ・マッケラス(指)
ヤナーチェクをはじめ、チェコ音楽のエキスパートとして知られるマッケラス
の最新アルバムは、ドヴォルザークの交響詩集。さきにリリースされたマルチ
ヌーの「ジュリエッタ」からの3つの断章(SU3994)と同日のライヴ収録による
「水の精」と「真昼の魔女」。2001年のセッション録音で、交響曲第6番
(SU3771)にカップリングされていた「金の紡ぎ車」、そして、2009年9月の最
新セッション録音による「野ばと」という内容です。
ドヴォルザークがアメリカより帰還後の1896年に作曲されたこれら4曲は、チェ
コの国民詩人、カレル・ヤロミール・エルベン(1811-1870)のバラードに着想
されたもので、その異常なまでに残酷で凄惨な題材が共通することから“殺人
交響詩”とも呼ばれています。ドヴォルザークの演奏で独自の存在感を示して
きたチェコ・フィルは、1959年にターリヒと「水の精」を除いた3曲を録音、
1987年にグレゴルと全集録音をおこなっています。
チェコ・フィルは、マッケラスとも実演およびレコーディングで数多くの共演
を重ねており、これまでに十分な成果を示してきたのは広く知られる通りです。
ドヴォルザーク作品では、マッケラスの指揮で2002年に交響曲第6番をライヴ録
音しているほか、スラヴ舞曲集(SU3808)、交響的変奏曲、スケルツォ・カプリ
チオーソ、伝説曲(SU3533)などの録音もおこなっています。
2010年には85歳を迎え、近年ますます旺盛な表現意欲をみせているマッケラス。
こうしていままた、理想的というべき名門チェコ・フィルを得て、あらたに取
り組んだドヴォルザーク・アルバムはおおいに期待できる内容といえそうです。




<TOYKO FM>
TFMC 0023/24(2HQCD) 2枚組 \4095
日本語解説付
CD-1
シューマン:
ズライカの歌、くるみの木、2つのヴェネツィアの歌、トランプ占いをする女
ブラームス:あの下の谷底では、セレナーデ
R.シュトラウス:ばらのリボン、献呈
シューベルト:幸福
ヴォルフ:フィリーネ
CD-2
シューベルト:
ます、きみは憩い、クラウディーネのアリエッタ(恋はいたるところに)
ラフマニノフ:こどもたちに
ドヴォルザーク:わが母の教えたまいし歌
マーラー:魚に説教するパドヴァのアントニウス
ヴォルフ:クリストブルーメに、妖精の歌、恋に気を許しちゃだめ
イタリア歌曲集より-わたしはもう乾いたパンを食べることはないでしょう
同:わたしが貴族の出でもないくせになんて云うわね
同:ちょっと黙ったらどお、しつこいおしゃべり屋さん!
同:やんごとないあなたの御身分のことはよくわかっていますわ
同:いけませんわ、若いお方、そんな風になさったりしては
同:ペンナにわたしのいいひとがいる
モーツァルト:警告
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、
ジェフリー・パーソンズ(ピアノ)
録音:1972年1月27日(CD-1)、1972年2月20日(CD-2) 東京文化会館大ホール
シュヴァルツコップ自らが東京FMのスタジオで監修した自選録音集。貴重なイ
ンタビューも収録されており、普段の肉声も実にやさしげで魅力的な人柄がし
のばれます。
何よりリサイタルの内容がこの上なく素晴らしい仕上がりです。ヴォルフの歌
曲で初めて心から感動いたしました。すごい語り口!ちなみに、この72年の来
日時は、夫君であるEMIの伝説的名プロデューサー、ウォルター・レッグ氏も同
行しており、東京FMのスタジオでレッグ氏も立ち会う予定になっていたそうで
す。この貴重な録音が初CD化!格調高い名演となっており、しかも音質も鮮明
なHQCD仕様での発売です。




<BONGIOVANNI>
GB 2445 2枚組 4360
パイジェッロ:「市のジプシーたち」 
ドメニコ・コライアンニ(Br パンドルフォ)
ティツィアーナ・スパニョレッタ(S ステッリダウラ)
フランチェスカ・デ・ジョルジ(Ms チェッカ)
テレーザ・ディ・バーリ(S ルクレツィア)
ジャンニ・コレッタ(T エレウテーリオ)
ジュゼッペ・カッチャパーリア(T バルバドーロ)
グラツィアーノデ・・パーチェ(Br シェヴォラ)
ジョヴァンニ・ディ・ステーファノ(指)
マーニャ・グレーチャICO管弦楽団
録音:2008年11月26日,ターラント
18世紀後半、最も人気の高いイタリアオペラの作曲家といえば、ジョヴァンニ
・パイジェッロだったでしょう。「市のジプシーたち」は、パイジェッロの比
較的後期、1789年にナポリで初演されたオペラブッファ。アンコーナに程近い
町にやって来たルクレツィア他のジプシーたちは、意地悪な金持ちパンドルフォ
の女中ステッリダウラを仲間に引き入れ、「仕事」にかかります。一方、貧乏
貴族エレウテーリオは、20年前に仕えていた主人によって訳あって棄てられて
しまった姪を捜しています。この二人とジプシーたちが騒動を巻き起こし、結
局ステッリダウラが行方不明の姪と判明、エレウテーリオと結婚するというよ
うな物語。間もなく50歳を迎えるパイジェッロの筆が冴えて、充実した作品で、
初演後20年以上に渡って各地で上演された人気作でした。オペラ本体は埋もれ
てしまったものの、ルクレツィアの歌う「ジプシー女をお望みの方はどなた」
は、今日でもよく歌われる古典歌曲になっています。

GB 2559 \2180
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」
ドニゼッティ:「愛の妙薬」
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
ヴェルディ:「リゴレット」,「トラヴィアータ」
プッチーニ:「ボエーム」,「マノン・レスコー」,「蝶々夫人」,「トスカ」
マスネ:「ウェルテル」,「マノン」
からのアリア,ほか
アルド・カプート(T) アンドレア・カレ(T)
 アレッサンドロ・リベラトーレ(T) フランチェスコ・マルシーリャ(T)
 ジュゼッペ・タラモ(T)
マルチェッロ・パンニ(指)
ティート・スキーパ交響楽団
録音:2009年6月11日,レッチェ
偉大なテノール、ティート・スキーパの故郷レッチェで、イタリア人の若いテ
ノールが5人集まって歌ったアルバム。アルド・カプートは1980年、バーリ生ま
れ。ロッシーニなどを得意としています。アンドレア・カレはパヴァロッティ
の弟子で、師匠譲りの張りのある美声で今注目されているテノール。2008年に
はボローニャで《ノルマ》のポリオーネを歌っています。アレッサンドロ・リ
ベラトーレは、1977年、ローマ生まれ。トリノでのフリットリがタイトルロー
ルのマスネ《タイス》の映像でニシアスを歌っています。フランチェスコ・マ
ルシーリャは1974年、ナポリ生まれ。既にイタリア各地で活躍しています。
ジュゼッペ・タラモは、2008年、ナポリ生まれ。《ボエーム》のロドルフォを
得意としています。いずれもまだ若いものの、次世代のスターになりそうな逸
材ばかり。無名なうちに聞いておくのもたのしいものでしょう。




<medici arts>~EuroArts
20 53198(DVD-Video) \2900
字幕:英仏伊
“カバリエ-音楽の向うに”
モンセラート・カバリエ
クラウディオ・アバド
ホセ・カレラス
プラシド・ドミンゴ
ルネ・フレミング
ズビン・メータ
フレディ・マーキュリー
ほか
監督:アントニオ・ファレ
20世紀後半を代表するプリマドンナの一人、モンセラート・カバリエの生涯を
追ったドキュメンタリー映像です。カバリエの貴重な映像、彼女と親しい歌手、
指揮者たちの証言など、見応えたっぷりの内容です。

20 50208(DVD-Video) \2900
白黒
ベルカント SP時代のテノール歌手 第1集
エンリコ・カルーソー(T)
ベニアミーノ・ジーリ(T)
ティート・スキーパ(T)
レオ・スレザーク(T)
ヨゼフ・シュミット(T)
リヒャルト・タウバー(T)
テノール・マニアにはたまらない映像です。6人のテノールはいずれも大スター
で録音は多数ありますが、ここには貴重な映像を収録。さらに、歌手の実像に
迫る様々な情報を盛り込み、ほとんど歴史的人物になりつつあった名歌手たち
を立体的に理解できるようになっています。

20 50218(DVD-Video) \2900
白黒
ベルカント SP時代のテノール歌手 第2集
ラウリッツ・メルヒオール(T)
ヘルゲ・ロスヴェンゲ(T)
ユッシ・ビョルリング(T)
ジョン・マコーマック(T)
ジョルジュ・ティル(T)
イワン・コズロフスキ(T)
ほか
こちらも貴重な映像集。20世紀前半の最大のヘルデンテノール、メルヒオール
を筆頭に、スウェーデンの美声テノール、ビョルリング、まさにフランスのエ
レガントな声、ティル、そしてソ連の至宝、コズロフスキと、録音でしか知ら
なかったテノールたちの様々な情報が満載です。




<新書館>
DD09 1110(DVD-Video) \6300
ドキュメンタリー:ジョニー・ウィアー 氷上のポップスター
【出演】ジョニー・ウィアー
プリシラ・ヒル、パリス・チルダース、パティー・ウィアー、
マリナ・アニシナ、オクサナ・バウエル、ブライアン・ボイタノ、
カート・ブラウニング、サーシャ・コーエン、スコット・ハミルトン、
ブライアン・ジュベール、ステファン・ランビエル、
エヴァン・ライサチェック、ブライアン・オーサー、
ヴィクトール・ペトレンコ、タチアナ・タラソワ、ロマン・ザレツキー、
ガリーナ・ズミエフスカヤ
 ほか
【監督】デイヴィッド・バルバ&ジェームス・ペレリト
【日本語字幕】田村明子
3度の全米チャンピオンに輝くジョニー・ウィアー。これはジョニー・ウィアー
「挑戦の記録」。たぐいまれな才能を生まれ持つ者のみが描く「成長の軌跡」。
ジュニア時代の試合、成長を見守り続けたコーチ、プリシラ・ヒルとの別れの
時、周囲を驚かす挑発的な発言の真意--映像のすべてが私たちの胸を打ちます。
私たちはあらためて、深い感動と共にジョニー・ウィアーを発見することにな
るでしょう。




<ENZO Recordings>
MOCP 10007 \2940
ベートーヴェン:フォルテピアノのためのソナタPlaudite Amici VII
ピアノ・ソナタ第15番ニ長調Op.28「田園」*
ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」**
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」***
大井浩明(フォルテピアノ)
使用楽器:*Anton Walter アントン・ヴァルター Paul McNultyによる復刻
**Muzio Clementi 1800年頃 ロンドン製 68鍵 
イギリス式シングルエスケープメントアクション
***Jones-Round & Co., 1805年ロンドン製 68鍵 
イギリス式シングルエスケープメントアクション
ベートーヴェン存命時(1800年前後)、フォルテピアノという楽器は見違えるよ
うな変革、発展を遂げた。彼は新しく作り出されてゆく楽器に強い興味を持ち
続け、アクション機構や音域、多彩なペダル機能の効果を、その都度、自作品
に取り入れていきました。その多くは、記号や文字で仔細に楽譜に書き込まれ
ているものの、作曲者死後約50年を経過してから現在の形に整えられた鉄骨製
のモダン・ピアノでは、再現不能な指定も多く、実際には数々の妥協を強いら
れているのが現状です。そして、問題をややこしくしているのは、フォルテピ
アノの「進化」はモダンへ向かって一直線に驀進したわけでもなく、またベー
トーヴェン自身の希望どおりに「応答」したわけでもないことです。ベートー
ヴェンの天才的イマジネーションは、当時のフォルテピアノの限界も現代のピ
アノの制約も遥かに凌駕してしまっているのです。




<ENZO Recordings>
EZCD 10006 \2450
MONO=POLI(モノ=ポリ)
[1]作者不詳(イギリス):夏のカノン(1260年頃)
[2]作者不詳:アレ〈歌え〉ルヤ(13世紀)
[3]作者不詳(イギリス):
ねんころりん、私は可愛らしい、上品な姿をみた(14-15世紀)
[4]作者不詳:ローマは喜び歓喜の声をあげよ(12-13世紀)
[5]ダンスタブル(ca.1390-1453):聖なるマリア
[6]-[8]ジェズアルド(ca.1560-1613):マドリガル曲集第6巻より(1611年出版)
  麗しき人よ、あなたが去ってしまうのなら
  ああ、なんとむなしく、私はため息をつくのか
  私は、ただ呼吸する
[9]J・S・バッハ(1685-1750):8声のカノン BWV 1072(1754年出版)
[10]モーツァルト(1756-1791):心より愛します KV 348(382g)(1782年)
[11]グリーグ(1843-1907):めでたし、海の星(1893年)
[12]ストラヴィンスキー(1882-1971):アヴェ・マリア(1934/49年)
[13]シェーンベルク(1874-1951):
《3つの風刺》 より 分かれ道にて Op. 28-1(1925年)
[14]ケージ(1912-1992):《居間の音楽》より 昔話(1940年)
[15]リゲティ(1923-2006):ルクス・エテルナ(1966年)
[16]松平 敬(1971- ):モノ=ポリ(2009年)
[17]-[18] ブライアーズ(1943- ):マドリガル集第2巻より(2002年)
  私は、この地上に天使のような姿を見た
  おお、あてどない歩みよ、おお、うつろいやすく、しかし確固とした思いよ
[19]ベリオ(1925-2003):もし私が魚なら(2002年)
[20]ケージ:声のためのソロ2[4ヴァージョンの同時演奏](1960年)
[21]シェーンベルク:千年を三度 Op. 50A(1949年)
[22]-[24]ドビュッシー(1862-1918):
シャルル・ドルレアンの3つの歌(1898/1908年)
  I.神よ!なんたる眼の保養
  II.太鼓の音が鳴りひびき
  III.冬よ、御身が憎らしい
[25]ブラームス(1833-1897):おお、なんとなだらかに(1970年頃)
[26]パーセル(1659-1695):主よ、わが祈りをききたまえ(1680年頃)
[27]パレストリーナ(ca.1525-1594):主よ、今こそあなたは
[28]ジョスカン・デ・プレ(ca.1440-1521):
ミサ《ダ・パーチェム》より アニュス・デイ
[29]作者不詳(スペイン):3人のムーア娘(15-16世紀)
[30]作者不詳(スペイン):手に手をとって(15-16世紀)
[31]マショー(ca.1300-1377):我が終わりは我が始まり
2009年8月スタジオ録音24Bit/96KHz ProTools HD3 Recording System
松平 敬(歌&多重録音)
松平敬は2009年に東京オペラシティでシュトックハウゼンの大作「私は空を散
歩する」の日本初演を手がけるなど、コンテンポラリー・フィールドでアクティ
ヴに活躍する気鋭の声楽家。湯浅譲二「天気予報図」を10回にわたって取り上
げ、全曲シェーンベルク作品によるリサイタルや、シューベルト「冬の旅」と
ケージ「冬の音楽」を組み合わせたコンサートなど、独創的なライヴ・パフォ
ーマンスが話題を呼んでいます。
バリトンでありながら、ファルセットを駆使しつつ、混声のソプラノパートま
ですべてひとりで歌いのけた松平敬。たった一人の肉声を駆使してとてつもな
く広い音域を歌うことだけでも、曲の難易度を考えれば大変な偉業ですが、驚
くのはその歌唱力だけではありません。彼自らがDAW(デスクトップ・オーディ
オ・ワークステーション)システムを駆使し、エディットからエフェクト処理と
いったポストプロダクションまでその手で行ってアルバムを完成させている点
でも注目に値するものと言えるでしょう。
結果生まれた今回の作品は、世界のどんな一流声楽アンサンブルもなし得ない
空前絶後の精度の高さで、劇的空間を創出したものとなりました。
このアルバムのオーディオ的音響はどこを切っても、カミソリのような鮮度、
切れ味、豊かな倍音による空間的広がりと透明感を有します。特にリゲティ
《ルクス・エテルナ》(16声部)#15の、果てしなく広がる宇宙的なトリップ感
は、24Bit/96KHzのトラックをどれだけ並べても理論上なんら問題のないDAW
システムならでは。「ルクス・エテルナ」はキューブリック監督の「2001年
宇宙の旅」に使われたことで有名。意志を獲得したコンピューター及び人類の
未来の姿を見せた黙示録的なこの映画の曲を選択した意味は、映画そのものが
持つテーマと共通しているとも言えます。
選曲と配曲にもこだわりが発揮されています。このCDは、「カノン」という音
楽のこだま効果がモチーフになっています。収録曲全体を、古い作品から新し
い作品へ、そしてまた古い作品へと時代が逆行してゆくように配置することに
よって、全体がマショーのカノンと相似形をなすようにした、コンセプト・ア
ルバムになっているのです。

EZCD 10007 \2450
マリンバ・打楽器デュオと語りによる音楽物語「空想-千夜一夜」
交響組曲「シェヘラザード」より(リムスキー=コルサコフ
/編:宮本妥子・中路友恵)
《父と子の愛》-リベルタンゴ(ピアソラ/編:宮本妥子・中路友恵)-タンティ・
アンニ・プリマ-アヴェ・マリア(ピアソラ/編:宮本妥子・中路友恵)
《ねえやと男の子の愛》七つの子(本居長世/編:後藤ゆり子)-赤とんぼ(山田
耕筰/編:宮本妥子・中路友恵)
《故郷への愛、家族の愛》剣の舞(ハチャトゥリアン/編:宮本妥子・中路友恵)
-キエフの大門、ヴィドロ(組曲展覧会の絵より)(ムソルグスキー/編:宮本妥子
・中路友恵)
《神への愛、神の慈愛》シュラーク(YASUKO)-アメイジング・グレイス(トラ
ディッショナル/編:後藤ゆり子)
《シェヘラザードの愛》歌劇カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲(マスカー
ニ/編:宮本妥子・中路友恵)-小さな祈り(E・グレニー)妖精の園(マ・メール
・ロワより)(ラヴェル/編:宮本妥子・中路友恵)
宮本妥子&中路友恵(マリンバ&パーカッション)
伊沢磨紀(語り)
収録:2009年10月魚沼市小出郷文化会館でのセッション
24Bit/96KHz Apogee Symphony System
音楽物語「空想-千夜一夜」をマリンバ・打楽器デュオと語りによるアルバム。
磨き抜かれたマリンバ・打楽器の音色と、シェヘラザードの語りによって紡が
れる、空想の世界旅行のよう。
リベルタンゴ、赤とんぼ、七つの子、展覧会の絵よりキエフの大門、アメイジ
ング・グレイス、歌劇カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲、マ・メール・ロ
ワより妖精の園…そしてマリンバソロによって奏でられる名曲、『小さな祈
り』を収録。
演奏者プロフィール
宮本妥子(みやもとやすこ)
同志社女子大学卒業後、ドイツフライブルク音楽大学にてドイツ国家演奏家資格
取得。数々の国際コンクール入賞、優勝。これまで世界7カ国以上の現代音楽祭
でゲスト出演。滋賀県文化奨励賞受賞、平和堂財団新進芸術家奨励賞受賞。平
成16、17年度「地域創造公共ホール音楽活性化事業」登録アーティスト。全国
各地でコンサート活動を行う。現在、滋賀県立石山高等学校音楽科非常勤講師、
相愛大学非常勤講師。
中路友恵(なかじともえ)
同志社女子大学卒業後、同大学特別専修課程修了。
これまでに平和堂財団新進芸術家奨励賞など国内で数々の受賞を経て、ソロ・
アンサンブル・室内楽等で活動を行う。現在、滋賀県立石山高等学校音楽科非
常勤講師。




<ALIA VOX>
AVSA 9873(SACD-Hybrid) 3枚組 \4750
「忘れられた王国-アルビジョワ十字軍/カタリ派の悲劇」
ジョルディ・サヴァール(指)、エスペリオンXXI
録音:2009年4、6-8月カタルーニャ自治州カルドーナ城参事会教会
年1回のペースで続くブックCDも今回で5巻目。今までより1枚増えて3枚組とな
り、内容もより濃くなっています。今年は、中世南仏において栄えた、キリス
ト教の異端、カタリ派とそれに対する十字軍が主題。同時に、聖人サン・ベル
ナールがこの異端を、「キリスト教徒よりキリスト教的であり、信仰が純粋」
だと述べたように、その背景には、教皇庁とフランス王家との現世的利害の一
致や、教皇庁の世俗化があり、それに、フランシスコ会とドミニコ会の設立と
いう、体制内からの刷新運動が絡みます。
また、射程も広く、カタリ派の起源、南仏隆盛の背景から、英仏100年戦争
(ジャンヌ・ダルクの殉教)、東ローマ帝国の滅亡、東方カタリ派の終焉までを
扱います。前作「エルサレム」と十字軍という点でつながりがあるのも興味深
いところ。トルバドゥールの曲を中心に、近東の音楽やルネサンス時代のデュ
ファイの曲まで収録されています。




<audite>
AU 91650(SACD-Hybrid) 2枚組 \3250
サン=サーンス:ピアノ協奏曲全集
[SACD 1] 
ピアノ協奏曲第1番ニ長調Op.17
ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22
ピアノ協奏曲第4番ハ短調Op.44
[SACD 2] 
ピアノ協奏曲第3番変ホ長調Op.29
ピアノ協奏曲第5番ヘ長調Op.103「エジプト風」
アンナ・マリコワ(P)
トーマス・ザンデルリンク(指)ケルンWDR交響楽団
録音:2003年3月31日-4月4日、10月6日-7日、12月1日-5日
ケルン・フィルハーモニー(セッション)
ウズベキスタン出身の世界的ピアニスト、マリコワの弾くサン=サーンスのピ
アノ協奏曲全集(AU92509、AU92510)が、お得なセットになってあらたに登場し
ます。初期の3曲のうち、もっとも華麗で技巧的な性格の第2番。「循環主題」
を用いていることや、全2楽章のそれぞれが2部に分かれているため、実質的に
は4楽章形式であるところなどが有名な第3交響曲とも共通する第4番。そして、
みずからのパリ楽壇デビュー50周年を記念して書かれ、エキゾチックなムード
を漂わせた第2楽章から「エジプト風」と名づけられた第5番。ありあまる才能
と筆の速さから、おびただしい作品を遺したサン=サーンスですが、なかでも
名手としての個性が発揮されたピアノ協奏曲は、5曲ともじつに多彩な内容で
聴きものぞろいといえるでしょう。レフ・ナウモフ門下のマリコワは、1990年
ショパン・コンクール第5位入賞、1993年には最難関で知られるミュンヘン国
際音楽コンクールで第1 位という経歴の持ち主。鉄壁のテクニックでサン=サ
ーンスの世界にたっぷり浸れます。




<Talent>
DOM 2910100 \1350
ベートーヴェン:
交響曲第4番変ロ長調Op.60
交響曲第7番イ長調Op.92
ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
録音:2004年11月ベルギー(ライヴ)
交響曲全集シリーズのスタートを飾ったアルバムが、プライスダウンして通常
盤で再発となります。第9番ではオリジナル楽器の手兵シャンゼリゼ管を率いて
いたヘレヴェッへが、ピリオドのイディオムを導入しながらも、もうひとつの
手兵ロイヤル・フランダース・フィルとあらたに取り組むプロジェクトという
ことでもおおいに話題を集めました。
なお、通常盤のリリースに伴い、現行のSACDハイブリッド盤(DOM2929100)は廃
盤となります。




<KII>
国内仕様盤
KKC 5079(SACD-Hybrid) \3000
BIS [BIS SA 1517]
輸入盤・日本語解説書付
グラハム・フィトキン:
(1)サーキット-2台のピアノと管弦楽のための (2)T1-2台のための 
(3)T2-2台のための (4)白-2台のための (5)やすらぎ-独奏のための 
(6)肉体-独奏のための (7)黄色から黄色へ-独奏のための 
(8)家具-独奏のための
小川典子、キャスリン・ストット(Pf)、
大友直人(指)
東京交響楽団
イギリス中堅の作曲家グラハム・フィトキン(1963-)が小川典子&キャスリン
・ストットのピアノ・デュオのために2003年に作曲した協奏曲「サーキット」。
BIS録音スタッフが来日、2007年9月にミューザ川崎で録音が実現しました。
フィトキンはストラヴィンスキー、マイルス・ディヴィス、ウェーベルン、
ライヒ、シナトラ、ペット・ショップ・ボーイズをレスペクトするイマ風の作
曲家で、ロックをクラシック楽器で演じるような作風。小川典子ならではの切
れ味良いリズムとスペード感で強烈な仕上がりとなっています。




<LSO Live>
LSO0662(SACD-Hybrid) \2180
マーラー:交響曲第4番ト長調
ラウラ・クレイコム(S)
ワレリー・ゲルギエフ(指)
ロンドン交響楽団
録音:2008年1月12日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ニール・ハッチンソン&ジョナサン・ストークス
現代のカリスマ的指揮者、ゲルギエフと手兵LSOによるマーラー・シリーズが
いよいよ再開されます。第7作にあたる第4番は、第1番「巨人」(LSO0663)の前
日、2008年1月12日にバービカンでおこなわれた演奏をライヴ収録したものです。




<harmonia mundi>
HMC 902041 \2450
ヘンデル(1685-1759):
(1)アン女王の誕生日のための頌歌HWV 74
(2)主は言われた HWV 232
アンドレアス・ショル(カウンターテナー)
エレーヌ・ギユメット、ゾフィー・クルスマン(ソプラノ)
マルコルム・E・べテット(テノール)
アンドレアス・ヴォルフ(バス)
ベルリン声楽コンソート、ベルリン古楽アカデミー
マークス・クリード(指)
録音:2008年2月
ショルの最新盤は、ヘンデルが比較的若い頃に作曲した宗教作品2曲。アン女王
の誕生日のための頌歌は、イギリスの地に落ち着いた直後、1713年のスペイン
王位継承戦争の終わりを告げるユトレヒト条約に関連して作曲されました。ベ
ルリン古楽アカデミーの管楽器の名手たちが活躍する場面も多く、上手さが際
立ちます。「主は言われた」は、イタリアオペラから学んだ表現を宗教音楽に
取り入れた劇的な作品。ショルの力の抜けた歌唱が光ります。

HMX 2907546 \2450
イングリッシュ・レディ・ミサ、リリー&ラム、東方の星、西暦1000年:この
世の終わりのためのミサ曲ほか
アノニマス4
聖歌好き必携!アノニマス4のベスト・アルバム。ハルモニアムンディUSAの
トップアーティスト、女性4人による声楽アンサンブル、アノニマス4のベスト
盤。聖歌や中世の歌を郷愁たっぷりに聴かせる彼女たちの世界をご堪能くだ
さい。




<CALLIOPE>
CAL 9410 \2180
シューベルト(1797-1828):
(1)糸を紡ぐグレートヒェン D118
(2)シラーの「ギリシアの神々」の一節
(3)弦楽四重奏曲 第13番「ロザムンデ」
アルバン・ベルク(1885-1931):
(4)私のまぶたを閉じてください(1900)
(5)私のまぶたを閉じてください(1925)
(6)叙情組曲
ティモス弦楽四重奏団
【千々岩英一(Vn)、ガブリエル・リシャール(Vn)、マリ・プーランジェ(Va)、
マリ・ルクレルク(Vc)】
クリストフ・エッシェンバッハ(Pf) ザロメ・ハラー(S)
録音:2009年6月
ここに収められている2人の作曲家による弦楽四重奏曲は、それぞれ、自身の歌
曲からの引用や同じ音列を用いて書かれたもの。2人の偉大な作曲家が、言葉を
持つ歌曲の世界を、言葉を持たない弦楽四重奏曲にどのように組み込んで行った
かを追う、好プログラムです。歌曲を歌うザロメ・ハラーは、ヤーコプスにも認
められた、古楽から現代ものまで幅広く活躍するソプラノです。シューベルトの
リートでは、エッシェンバッハの、歌い手にピタっと寄り添いつつ、時折聴かせ
るドキッとする和音の巧みな響かせ方にうならされます。ベルク歌曲でのアンサ
ンブルも見事。2003年に設立されたカルテット、ティモス弦楽四重奏団(「ティ
モス」とはギリシア語で感情の意)が魅せる、シューベルトでの香り高い旋律の
歌わせ方、そしてベルクでの絶妙な楽器間のバランスで描く細密画のような世界
は見事の一語に尽きます。



<ACCET>
ACC 25309(SACD-Hybrid) \2580
J.S.バッハ:カンタータ集Vol.9
いざ来ませ、異邦人の救い主よBWV61(待降節第1日曜日のための)
喜びて舞いあがれ BWV36(待降節第1日曜日のための)
いざ来ませ、異邦人の救い主 BWV62(待降節第1日曜日のための)
道を備え、大路をなおくせよ BWV132(待降節第4日曜日のための)
シギスヴァルト・クイケン(指)ラ・プティット・バンド
ゲルリンデ・ゼーマン(S) ペトラ・ノスカイオヴァ(A) 
クリストフ・ゲンツ(T) ヤン・ファン・デル・クラッベン(B)
録音:2008年12月11-12日ルーヴェン、ベルギー
2011年までに全20巻をリリースする予定で進んでいる、S・クイケンとラ・プティ
ット・バンドによるOVPP方式による(各声部1人)カンタータ集シリーズの第9弾。
今回は待降節のカンタータを集めた1枚。
BWV61は、バッハがヴァイマール宮廷の楽師長就任後はじめてのカンタータで、
待降節第一日曜日に演奏される曲。教会暦のはじまりに相応しい、象徴的なカン
タータであり、今日でも演奏機会の多い名曲です。同タイトルのBWV62も待降節
第一日曜日用のカンタータ。こちらはライプツィヒ時代の作品、使用されている
コラールはBWV61と同様ルターの待降節コラールに基づいています。BWV36は世俗
カンタータであった原曲をクリスマス用のコラールを用いて待降節第一日曜日用
に改編した華やかで美しい作品。深く内省的な作品BWV132は待降節第4日曜日の
ためカンタータ。
心安らかに待降節を過ごすのにふさわしい1枚です。




<HUNGAROTON>
=バルトーク・ニュー・シリーズ=
HSACD 32505(SACD-Hybrid) \2300
バルトーク:
組曲第1番Op.3(1905, BB 39, Sz 31)
録音:2007年10月8-9日ブダペスト、パレス・オブ・アーツ、
バルトーク・ナショナル・コンサートホール(セッション)
2つの映像Op.10(1910, BB 59, Sz 46)
トランシルヴァニア舞曲(1931, BB 102b, Sz 96)
録音:2009年7月7日ブダペスト、パレス・オブ・アーツ、
バルトーク・ナショナル・コンサートホール(セッション)
ハンガリー農民の歌(1933, BB 107, Sz 100)
録音:2002年9月16日ブダペスト、イタリアン・インスティテュート(セッション)
ゾルターン・コチシュ(指)ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団
コチシュと手兵ハンガリー国立フィルによる注目のシリーズ最新作。バルトーク
が初めて農民の歌と芸術音楽との統合を試みた画期的作品「2つの映像」をはじ
め、初期から中期にかけての4曲を取り上げています。
「第1組曲」は、1903年の「コシュート」(HSACD32502)、1904年の「ラプソディ」
(HSACD32504)と相次いで管弦楽作品を手がけたバルトークが、その経験を踏まえ
て1905年にウィーンで作曲した、大管弦楽のための本格的作品。楽章間の密接な
主題の関連と、急-緩-急-緩-急の5楽章形式のシンメトリカルな構造が変化とア
クセントを生み出しているのも特徴的です。
1905年にバルトークは、以後の創作の鍵となるふたつの出来事に遭遇します。す
なわち、パリでドビュッシーの作品を知り、いっぽうでハンガリー民謡に目覚め、
急速に関心を強めてゆきます。「2つの映像」は、そのドビュッシーの印象主義
的音楽語法の影響が見逃せない第1曲「花ざかり」と、同時期の作「ルーマニア
舞曲」との類似性を持ち、旋法の扱いにあらたな可能性を見出した第2曲「村の
踊り」からなる内容で、ひときわ色彩感豊かな傑作です。
これまでのシリーズを通じて、コチシュのアプローチは、なるほどオケのサウン
ドカラーなどに十分に民俗色を感じさせつつも、そこにあえて拘泥しないシャー
プな仕上がりが印象的で、結果としてこれからのバルトークのスタンダードにふ
さわしい普遍性を獲得しているといえるでしょう。
なお、「トランシルヴァニア舞曲」(原曲:ソナチネ)と「ハンガリー農民の歌」
(原曲:「15のハンガリー農民歌」より第6、7曲)については、同じコチシュが弾
くオリジナルのピアノ版による録音(HCD32527)も存在するため、同一アーティス
トによる聴き比べができるのも当シリーズならではのユニークな趣向。収録曲
中「ハンガリー農民の歌」のみ既発の内容(HSACD32187)と同一となります。



<Dynamic>
DYNDVD 33610(DVD-Video) \3780
字幕:伊英独仏西
ロッシーニ:「ひどい誤解」
マリーナ・プルデンスカヤ(Ms エルネスティーナ)
ブルーノ・デ・シモーネ(Bs ガンベロット)
マルコ・ヴィンコ(Bs ブラリッキーノ)
ディミトリ・コルチャク(T エルマンノ)
アマンダ・フォーサイス(S ロザリア)
リッカルド・ミラベッリ(T フロンティーノ)
ウンベルト・ベネデッティ・ミケランジェリ(指)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団,プラハ室内合唱団
演出:エミリオ・サヒ
装置:フランチェスコ・カルカニーニ
衣装:ペパ・オハングレン
収録:2008年8月,ペーザロ
Dynamicのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルのシリーズ、新刊です。「ひ
どい誤解」は、1811年にボローニャで初演されたオペラ。当時ロッシーニはまだ
19歳、これが2作目のオペラでした。物語は、裕福な地主ガンベロットと、その
娘エルネスティーナの話。ガンベロットは娘の結婚相手に、大金持ちのブラリッ
キーノをあてがいますが、エルネスティーナは、彼女を愛するあまり家庭教師と
なって屋敷に入り込んだ貧乏青年エルマンノと恋に落ちてしまう。召使たちも協
力して、実はエルネスティーナは去勢された男なのだとブラリッキーノに信じ込
ませようとすると、今度はエルネスティーナが逮捕される。彼女をエルマンノが
救い出し、なんとか結ばれる、というもの。初演時には内容の際どさから上演禁
止を喰らってしまったという曰くつきの作品で、長らく上演が途絶えていました
が、ここ十年ほどはしばしば上演のある人気作になっています。このDVDには、
2008年にペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルで上演された舞台が
収録されています。エルネスティーナには、ベルリンでもこの役を歌って好評だ
ったプルデンスカヤ。エルマンノは、新世代のロッシーニテノールとして活躍中
のコルチャクと、ロシア人コンビ。一方頑固親父ガンベロットには、ベテランの
ブッフォ、デ・シモーネ、格好付けのブラリッキーノには、中堅実力派ロッシー
ニ・バッソのヴィンコと、優れた歌手が集められています。サヒ(サージ)の演出
は、ガンベロットを現代の野菜輸入業者の社長にして、ピッカピカのモダンな舞
台に作り上げたもの。幕切れにはどんでん返しもあって、楽しめること間違い
なしです。

CDS 640 \1950
ヴュータン:
ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ短調 Op.31
ヴァイオリン協奏曲第5番 イ短調 Op.37 「ル・グレトリ」
マッシモ・クワルタ(Vn,指)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
録音:2007年10月,ボルツァーノ
Dynamic社のパガニーニ・エディションでおなじみのヴァイオリニスト、マッシ
モ・クワルタが、19世紀半ばの最大のヴァイオリニスト、アンリ・ヴュータンの
ヴァイオリン協奏曲を弾いた録音です。クワルタは僅か11歳でレッチェのティー
ト・スキーパ音楽院に入学、その後ローマで学び、現代イタリアを代表するヴァ
イオリニストになりました。今日、クワルタは様々なヴァイオリン協奏曲を弾き
振りすることでも有名で、ウィーン・フィルで弾き振りしたこともあります。こ
のヴュータンでも、冴えた演奏を聞かせてくれます。





<IDIS>
IDIS 6585 2枚組 \3250
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第16番 ト長調 Op.31-1
ピアノ・ソナタ第24番 嬰ヘ長調 Op.78 「テレーゼ」
ピアノ・ソナタ第25番 ト長調 Op.79
ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調Op.81a 「告別」
ピアノ・ソナタ第27番 ホ短調 Op.90
ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.101
ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 Op.106 「ハンマークラヴィーア」
ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
ワルター・ギーゼキング(P)
録音:1949年(ライヴ)
ギーゼキングはEMIにベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集の録音を開始したも
のの、急死してしまい計画は頓挫してしまいました。23番までは大半が録音され
ていたものの、傑作揃いの24-29番がゴッソリ抜けているため、どうしても欠落
感が拭えませんでした。IDISでは、これらの録音を3巻で紹介しましたが(IDIS
6573,IDIS 6578,IDIS 6581、各2CD)、さらに抜けていたうちの8曲をライヴ録
音で補い、真のピアノ・ソナタ全集を完結させてしまいました!かつてTAHRAか
らTAH 394-400(7CD,27曲)で発売された、ザールブリュッケンでの放送用録音
と同じだと思われます。これでギーゼキングによる録音が確認されていない第
22番を除くすべての曲がIDISから出揃ったことになります。




<harmonia mundi>
HMC 902032 \2450
フォーレ:ピアノ四重奏曲集
(1)ピアノ四重奏曲第1番op.15 ハ短調
(2)ピアノ四重奏曲第2番op.55 ト短調
トリオ・ワンダラー、アントワーヌ・タムスティ(Va)
録音:2008年10月
きらめくようなアンサンブルでファンを魅了するトリオ・ワンダラー最新盤は、
ヴィオラ界のスター、タムスティをゲストに迎えてのフォーレ:ピアノ四重奏曲
集。自身が非常に優れたピアニストでもあった、フォーレのピアノ書法が光る、
充実した2曲です。第1番は、傑作ヴァイオリン・ソナタと同じ時期(1876年)に
着手されましたが、同年末に結婚する予定であった婚約者マリアンヌ・ヴィア
ルド(ポーリーヌ・ヴィアルドの娘)に婚約を破棄され、大きなショックを受け、
完成したのは1879年。初演は成功に終わりましたが、終楽章が不評だったため、
書き直したものが現行のものとなっています。第2番は84年に着手、87年に初演
されました。アダージョ楽章は、子供時代に聞いた、隣村から響いてくる鐘の
音の思い出が反映されている、という、フォーレにしては珍しい(唯一の)謝辞
が添えられています。

HMU 907491 \2450
ピアソラ・アンド・ビヨンド
ピアソラ:(1)リベルタンゴ(1974) (2)天使の組曲 (3)デカリシモ(1962)
(4)デイヴィッド・ゴードン:細分化されたタンゴ
(5)アダム・サマーヘイズ:墓地があくびをする時
ピアソラ:(6)ソールダッド(1956) (7)ミケンランジェロ70(1968)
(8)アダム・ゴードン&アダム・サマーヘイズ:ブルジョワのミロンガ
(9)ピアソラ:インヴィエルノ・ポルテーノ(1969)
(10)アダム・サマーヘイズ:エル・デスポセイド
ロンドン・コンチェルタンテ
録音:2008年7月
自身のアルゼンチンの血を沸き立たせつつ、バッハ、クラシック、そしてジャ
ズ、様々な音楽の要素を総合した音楽を書いた巨匠、ピアソラ。現代に生きる
4人の作曲家によるピアソラへのオマージュ作品が入り混じったこの興味深いプ
ログラムを通して、ロンドン・コンチェルタンテは、ピアソラという壮大な宇
宙を「超え(ビヨンド)」る旅へと私たちをいざないます。(4)の「細分化された
タンゴ」は、ナイマンを思わせるミニマル・ミュージックとピアソラの力強い
世界の融合。他の現代作品も、ピアソラに敬意を払いつつ、ピアソラを通して
新しい世界を私たちにみせてくれます。ロンドン・コンチエェルタンテは、ジ
プシー・タンゴのバンドで活躍していたヴァイオリン奏者たちによって1991年
に結成されたアンサンブル・グループ。純粋なクラシックのアンサンブルとは
一味違う、エッジの効いた演奏を聴かせてくれます。




<naive>
V 5200 \2280
ジョルジュ・オンスロー(1784-1853):弦楽四重奏曲集
(1)弦楽四重奏曲第28番 変ホ長調 op.54
(2)弦楽四重奏曲第29番 ニ短調 op.55
(3)弦楽四重奏曲第30番 ハ短調 op.56
ディオティーマ弦楽四重奏団
録音:2009年7月
オンスローは、その生涯に36曲の弦楽四重奏曲を遺したとされています。ベート
ーヴェンやメンデルスゾーンなどと同時代に生き、フランスの音楽史上に大きな
足跡を遺したとして近年再評価が高まっています。ここに収められているのは、
オンスローがベートーヴェンの後期の弦楽四重奏曲のパリ初演を聴いて、その衝
撃にどっぷりと浸かっていた時期の作品。4人の奏者に一貫して緊密なアンサン
ブルが要求される29番、冒頭のチェロの広い音域が印象的な30番など、興味深い
作品が並びます。ディオティーマ弦楽四重奏団は、細川俊夫やファーニホウや
現代作曲家たちからの信頼も厚く、幅広いレパートリーを誇るカルテットです。
ここでも鮮やかで切れ味のよいアンサンブルで聴かせます。




<ACCET>
ACC 24212 \2300
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集Vol.2(オリジナル楽器による)
ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調作品23
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調作品24「春」
モーツァルトの「フィガロの結婚」より「もし伯爵さまが踊るなら」の主題に
よる12の変奏曲WoO.40
6つのドイツ舞曲WoO.42
ヒロ・クロサキ(Vn) 使用楽器:F.ガイセンホーフ1801年製ウィーン
リンダ・ニコルソン(P) 使用楽器:ヨハン・シャンツ1797年製ウィーン
バロック・ヴァイオリンの名手、ヒロ・クロサキと絶品のフォルテピアノ奏者
リンダ・ニコルソンによるオリジナル楽器によるベートーヴェン:ヴァイオリン
・ソナタ集Vol.2。
繊細な音楽が持ち味のヒロ・クロサキとダイナミックな表現が得意なリンダ・
ニコルソンの絶妙なアンサンブル。幸福感に満ちた「春」は、ヒロとリンダが
寄り添うように奏で、軽快で爽快感溢れるのびやかな演奏を聴かせてくれます。




<audite>
AU 92547(SACD-Hybrid) \2300
(1)ブクステフーデ:前奏曲 ニ短調 BuxWV 140
(2)ゲオルク・ベーム(1661-1733):
コラール・パルティータ「ああいかにはかなく、いかに空しき」
(3)ブクステフーデ:トッカータ ト長調 BuxWV 164
(4)J.S.バッハ:オルガン小曲集より「キリストはよみがえり」BWV 627
(5)同:前奏曲とフーガ ニ長調 BWV 532
(6)同:コラール「主イエス=キリスト、われらを顧みたまえ」 BWV655
(7)ベーム:カプリッチョ ニ長調
(8)同:コラール・パルティータ「わが魂よ、喜べ」
(9)ブクステフーデ:パッサカリア BuxWV 161
マルティン・ノイ(パイプオルガン/アーレント・オルガン)
録音:2008年5月13-14日、聖オットー教会、ヘルツォーゲンアウラハ
重低音と教会のゆたかなプレゼンスという点で、パイプオルガンにはオーディオ
的にも数多くの高音質優秀録音が存在しますが、ここで録音されたアーレント
・オルガンの音色を聴けば、オルガンのまた新たな魅力に気付かされることで
しょう。ユルゲン・アーレントは1930年生まれの現代最高のオルガン製作者で
す。いわゆる「歴史的製作法」の復興を果たした人物と知られ、日本ではカザ
ルス・ホールのオルガンで親しまれております。そのシンプルな装いと、澄ん
だ音色を聴けば、オルガン=「大音量」「荘厳」といったイメージを払拭され
ることでしょう。
本アルバムはJ.S.バッハに大きく影響を与えた二人の作曲家、ゲオルク・ベー
ム、ウェブディートリヒ・ブクステフーデとバッハとのオルガン曲における関
わりがわかる内容で構成されております。
ブクステフーデの前奏曲 ニ短調は、バッハの有名なトッカータとフーガ 
ニ短調に、パッサカリアはまさにバッハ作曲のパッサカリア BWV 582と類似
し、バッハ以前のオルガン作品はバッハにより統合され、教会音楽であったオ
ルガン曲をいと高き地位へと導いたことがわかります。
演奏のマルティン・ノイは幼少よりオルガンのみならず、ピアノ、チェロの手
ほどきを受けその才能を開花させました。オルガンはシュトゥットガルト音楽
大学、モントリオール・コンコルディア大学で研鑽を積み、これまでにJ.S.バッ
ハ国際コンクール入賞をはじめ、華やかな経歴をもつオルガニストです。現在
ロイトリンゲンの聖エリーザベト教会、聖ペーター教会と聖ポール教会の専属
オルガニストです。





<Profil>
PH 07027 2枚組 \4250
ステレオ
[CD 1]
J.S.バッハ:ミサ曲ヘ長調BWV.233(28’35”)
J.S.バッハ:ミサ曲イ長調BWV.234(37’38”)
エリーザベト・シュパイザー(S) インゲボルク・ルシュ(A) 
ヤコプ・シュテンプフリ(Bs)
[CD 2]
J.S.バッハ:ミサ曲ト短調BWV.235(33’46”)
インゲボルク・ルシュ(A) ヨーン・ファン・ケステレン(T) 
ヤコプ・シュテンプフリ(Bs)
J.S.バッハ:ミサ曲ト長調BWV.236(32’50”)
エリーザベト・シュパイザー(S) インゲボルク・ルシュ(A) 
ヨーン・ファン・ケステレン(T) ヤコプ・シュテンプフリ(Bs)
シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊
ヘルムート・リリング(指揮) シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
J.S.バッハ演奏の権威であるリリングがシリーズの総監修を手がけ、宗教作品
をはじめとする収録曲の大半の演奏を担当した偉業「バッハ大全集」。
J.S.バッハの特徴のひとつ、自作からの転用を多く含み、器楽伴奏つきの独唱
アリアなどの構成から「カンタータ風のミサ曲」とも呼ばれる4つのミサ曲は、
ヘンスラー社より刊行されているその大全集にも収められていますが、こちら
は別演奏。ここでは1940年チューリヒ生まれのシュパイザー、1934年ベルン生
まれのシュテンプフリのスイス勢に、1921年ハーグ生まれのオランダの名テノ
ール、ケステレンといった顔ぶれが換え難い存在感を示しており、ソリストに
シェーファーやクヴァストホフらを迎えた1990年代の再録音とはまた別の趣き
が魅力となっています。




<PREISER>
=ツィーラー・エディション=
19世紀末から20世紀初頭にかけてのウィーンで活躍、ワルツにポルカ、行進曲、
そしてオペレッタと、およそ600曲にも及ぶ作品で、同時代のヨハン・シュトラ
ウス2世に匹敵する名声を博したツィーラー(1843-1922)。古き良きウィーンの
香りをそのまま今に伝えるツィーラーづくしの人気シリーズをまとめてご紹介
いたします。

PRCD 91160 \2080
「ツィーラー・エディションVol.12-人生は喜び」
1. Es gibt kein zweites Wien!ー行進曲Op.475
2. Singen, Lachen, Tanzen-ワルツOp.486
3. Leben heisst geniessen-ポルカ・シュネルOp.325
4. Suesse Melodie-オペレッタ「Die verliebte Eskadron」よりリート
5. Doeblinger Elite-フランス風ポルカOp.112
6. Donauweibchen-ポルカ・マズルカOp.46
7. Eine Nacht bei Schwender-ポルカ・シュネルOp.169
8. Purpurne Gondel-オペレッタ「愛のワルツ」よりリート
9. Meerleuchten-ワルツOp.462
10. Liebesbrief-フランス風ポルカOp.370
11. Walzerlehre-オペレッタ「愛のワルツ」より二重唱
12. Grossstaedtisch-ポルカ・シュネルOp.438
13. Alt-Wien-ワルツOp.366
14. Immer lustig-ポルカ・シュネルOp.324
15. Herzens-Barometer-ポルカ・マズルカOp.421
16. So duenn, duenn war die Leopoldin-「3つの望み」よりクプレ
17. 'S ist mein echt´s Wienerblut-行進曲Op.367
18. Tanz-Poesie-ポルカ・マズルカOp.383
19. Die Lustigmacherin-ポルカ・シュネルOp.4
20. Ohne Tanz kein Leben-ワルツOp.391
21. Werner-MarschOp.439
ペーター・ザイフェルト(T)、レナーテ・ホルム(S)、
ギュンター・フランク(Bs-Br)
ミュンヘン放送管弦楽団
ウィーン・ライムント劇場管弦楽団
カイザースラウテルン南西ドイツ放送管弦楽団
ヘルベルト・モック(指)

PRCD 91159 \2080
「ツィーラー・エディションVol.11-波瀾に満ちた生涯」
1. Couragiert
2. Der Nordpolfahrer
3. Bewegtes Leben波瀾に満ちた生涯
4. オペレッタ「Der Husarengeneral」よりAlte Liebe, neue Liebe
5. Die Ballmama
6. オペレッタ「Das dumme Herz」よりGut is gangen, nix is gschehn
7. Paradies-Klaenge
8. Das Leben fuer unsern Kaiser
9. オペレッタ「観光案内人」よりO Wien, mein liebes Wien
10. In der Eile
11. Liebestelephon
12. オペレッタ「Der Husarengeneral」よりLiebchen
13. Feuer und Flamme
14. Die Tanzgelehrten
15. オペレッタ「Deutschmeisterkapelle」よりIm siebten Himmel ist
der Wiener
16. En vogue
17. オペレッタ「宮廷舞踏会」よりIch habe mirs wohl anders gedacht
18. Militaer-Marsch
オリジナル・カール・ミヒャエル・ツィーラー管弦楽団
ハンス・シャーデンバウアー(指)

PRCD 91157 \2080
ツィーラー・エディションVol.10
カール・ミヒャエル・ツィーラーの『愛のワルツ』
オペレッタ「愛のワルツ」(ハイライト)
ジョン・ディッキー、ジルヴァーナ・ドゥスマン、ハンス・クレマー、
エファ・クリスティン・ライマー(独唱者)
カイザースラウテルン南西ドイツ放送管弦楽団

PRCD 91155 \2080
「ツィーラー・エディションVol.9-空中に」
1.オペレッタ「Fuerst Casimir」より序曲
2.Duch die Luefte空中に
3.オペレッタ「Fuerst Casimir」よりKinder, da biiz'Haus
4.Minnespiele
5.Carnevalsgeister
6.オペレッタ「Fuerst Casimir」よりSchoen, schoen muss man sein
7.Blaue Augen
8.Wiener Weltausstellungs-Walzer
9.Kaiser Karl Marsch
10.オペレッタ「Herr und Frau Biedermann」よりWeisst du, was die Baeume
singen
11.Wildfeuer-シュネル・ポルカ
12.Florette-ポルカ・マズルカ
13.オペレッタ「Ein tolles Maedel」よりワルツの歌「Entree der Rosette」
14.Unsere Edelknabenーワルツ
15.Flirt-ギャロップ
16.オペレッタ「Fuerst Casimir」より二重唱「Mausi, Katzi, du suesses Kind」
17.Zivil und Militaer-ポルカ・シュネル
オリジナル・カール・ミヒャエル・ツィーラー管弦楽団
ハンス・シャーデンバウアー(指)
0717281 911559

PRCD 91147 \2080
「ツィーラー・エディションVol.7-ウィーンのおすすめ」
1.Wiener Spezialitaetenウィーンのおすすめ-ワルツOp.170
2.Die beiden Nachtigallen
3.Giskra Marsch
4.オペレッタ「3つの望み」よりSchoen Gretelein
5.Regentropfen
6.Nadelstiche
7.オペレッタ「3つの望み」よりEs war ein suesser holder Trug
8.F?rst Karol
9.オペレッタ「3つの望み」よりEntree der Schauspieler
10.In jungen Jahren
11.Mein Vaterland ! Mein Oesterreich !
12.オペレッタ「愛のワルツ」よりLieben ist leicht
13.Freudenauer Wettrennen
14.Im Schwarzwald
15.オペレッタ「ジェローム王」よりVerliebt
16.L?ndlich, sittlich
17.オペレッタ「宮廷舞踏会」よりHerz du bist ein dummes Ding
18.Der Vater des Regiments
リタ=ルチア・シュナイダー(S)
イェルク・シュナイダー(T)
オリジナル・カール・ミヒャエル・ツィーラー管弦楽団
ハンス・シャーデンバウアー(指)



<Ondine>
ODE 1162 \1850
ロベルト・シューマン:
序奏とアレグロ・アパッショナート(コンチェルトシュテュック)ト長調
作品92(1849)
主題と変奏 変ホ長調 WoO24 《最後の楽想による幻覚の変奏曲》(1854)
序奏と協奏的アレグロ ニ短調・ニ長調 作品134(1853)
ロベルト・シューマン/ドビュッシー編(2台のピアノのための):
ペダルピアノのための練習曲 作品56(6つのカノン形式の練習曲)*
NDR北ドイツ放送交響楽団 クリストフ・エッシェンバッハ(指)
ツィモン・バルト(P) クリストフ・エッシェンバッハ(P)*
録音:2009年5月4日-6日、8日NDR ロルフ・リーバーマン・スタジオ(ハンブルク)
制作:ハンス=ミヒャエル・キッシング、録音:ヨハネス・クッツナー
2010年はロベルト・シューマン生誕200年にあたります。これを記念し、アメリ
カのピアニスト、ツィモン・バルトが、長年の親友、2月に70歳の誕生日を迎え
るクリストフ・エッシェンバッハと共演して後期のピアノ作品を録音しました。
ピアノと管弦楽のための「序奏とアレグロ・アパッショナート」と「序奏と協
奏的アレグロ」。この2曲の間にピアノ独奏のための「最後の楽想による幻覚の
変奏曲」を "緩徐楽章" としてはさみ、"ピアノ協奏曲" として聴かせる趣向で
す。アンコールとして、ドビュッシーが編曲した「ペダルピアノのための練習
曲」をエッシェンバッハ(第1ピアノ)とバルトがデュオ演奏しています。

ODE 1155 \1850
Talescapes
ペルットゥ・ハーパネン(1972-):Talescapes(2007)(男声合唱のための)
タピオ・トゥオメラ(1958-):
『カンテレタル』の乾杯の歌(1985 rev.1997)(男声合唱のための)
エーリク・ベリマン(1911-2006):
夜 作品139(1997)(アルトフルート、カウンターテナー、バリトンと男声合唱
のための)【白夜-夜のない日、北極の夜-昼のない夜】
タリック・オレーガン(1978-):
哀悼の歌(2005)(男声四重唱と男声合唱のための)
ミッコ・ヘイニオ(1948-):司教さまの春の夢(2005)(男声5部のための)*
リーカ・タルヴィティエ(1970-):
記憶の長いとどろき(2006)(オーボエと男声合唱のための)
【母さんの子守歌、叫び、落ち葉の中に】
ヘルシンキ大学男声合唱団(YL) 
マッティ・ヒュオッキ(指) エリナ・ユコラ(アルトフルート)
パシ・ヒュオッキ(CT) サムリ・シーカヴィルタ(B) ヴェーラ・ペス(Ob)
タッラ・ヴォーカルアンサンブル* パシ・ヒュオッキ(ソプラニスタ、指)*
録音:2009年4月18日-19日、10月11日 クーサンコスキホール(クーサンコスキ、フィンランド)
制作:セッポ・シーララ,録音:エンノ・マエメツ
ヘルシンキ男声合唱団(YL)は2008年、創設125周年を迎えました。ルイス・キャ
ロルの『不思議の国のアリス』を基に作曲者自身がテクストを書いたペルッティ
・ハーパネンの「Talescapes」などYL が6人の作曲家に委嘱した作品を集めた
アルバム。
6人の作曲家が求めた男声合唱の新たな地平線。タイトルのとおり、さまざまな
"物語の景色" が見えてきます。合唱ファンだけでなく音楽ファンも楽しめる
アルバムです。

ODE 1143 \1850
ウーノ・クラミ(1900-1961):
管弦楽のための幻想曲「北極光」作品38(1946)
チェレミス幻想曲 作品19(1931)(チェロと管弦楽のための)
カレヴァラ組曲 作品23(1943)
【大地の創造、春の芽吹き、テルヘンニエミ、レンミンカイネンの子守歌、
サンポの鋳造】
サムリ・ペルトネン(Vc) ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 
ヨン・ストゥールゴールズ(指)
録音:2009年1月30日、2月2日、9月11日 フィンランディアホール(ヘルシンキ、
フィンランド)
制作:セッポ・シーララ,録音:エンノ・マエメツ
シベリウス後のフィンランドを代表する管弦楽曲作家といえばウーノ・クラミ
の名がまず挙げられます。そのクラミの作品を3曲、2008年に首席指揮者に就任
したヨン・ストゥールゴールズ がヘルシンキ・フィルハーモニックを指揮して
録音しました。クラミが10年以上かけて作曲した「カレヴァラ組曲」は、彼の
代表作のひとつ。ナショナル・ロマンティシズムやシベリウスの「レンミンカ
イネン組曲」の "カレヴァラ様式" に別れを告げ、表現力の強い鮮やかな色彩
を施した新しいスタイルの音楽は高い評価を受け、コンサートのプログラムで
もしばしば取り上げられてきました。ヴォルガ川流域に住むフィノ=ウゴル語
族、チェレミスに素材を採った、独奏チェロと管弦楽のための「チェレミス幻
想曲」と、ベルリオーズ、シャブリエ、リムスキー=コルサコフ、ラヴェル、
ストラヴィンスキーの遺産を継ぐ管弦楽法で書かれた「北極光」はともに、雰
囲気ゆたかで詩的な音楽です。ヘルシンキ・フィルハーモニックの若いチェロ
奏者、サムリ・ペルトネンが「チェレミス幻想曲」のソロを弾きました。フィ
ンランディアホールで録音セッションが行われ、ダイナミックレンジの広い録
音が、繊細で色彩的なクラミの管弦楽法を際立たせます。




<Supraphon>
SU 3957 \1780
プロコフィエフ:
(1)弦楽四重奏曲第1番ロ短調 Op.50
(2)2本のヴァイオリンのためのソナタ Op.56
(3)弦楽四重奏曲第2番ヘ長調 Op.92「カルバダの主題による」
パヴェル・ハースSQ
録音:2009年4月、6月 プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(セッション)
プロコフィエフの弦楽四重奏曲は、同じ旧ソ連のショスタコーヴィチのものに
比べるとイマイチ影の薄い存在ですが、音楽自体はスピード感あふれアグレッ
シヴでまさにプロコの真骨頂。プロコフィエフは第2次世界大戦中、指揮者テ
ミルカーノフの故郷でもあるコーカサスのカルバダに疎開していましたが、当
地の民俗音楽を採り入れて弦楽四重奏曲第2番を作曲しました。過激な第1番に
比べると温和ですが、中東風のエキゾチックな素材をバルトーク風に処理した
個性的作品。チェコの若手四重奏団パヴェル・ハースSQはロックのようなエネ
ルギーとノリの良さで超カッコよく熱演しています。




<BIS>
BIS SA 1841(SACD-Hybrid) \2500
J.S.バッハ:モテット全集
(1)御霊は我らの弱さを支え助け給う BWV 226
(2)おおイエス・キリスト、わが命の光よ BWV 118
(3)恐れるな、私はあなたと共にいる BWV 228
(4)イエス、わが喜びよ BWV 227
(5)私はあなたを離しません、私を祝福してくださらなければ BWV Anh.159
(6)主を讃えよ、すべての異邦人よ BWV 230
(7)来たれ、イエスよ、来たれ BWV 229
(8)歌え、主に向かい新しい歌を BWV 225
野々下由香里、松井亜希(Sop)、ダミアン・ギヨン(A)、水越啓(Ten)、
ドミニク・ヴェルナー(Bs)、
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
意外にもBCJ初のバッハ・モテット集。これまで発売を切望されていましたが、
満を持してのリリースとなります。大半が葬儀用に作曲されたものですが、極
めて高度な技巧の要求される合唱の壮麗な響きが魅力。人間の声の素晴しさを
再認識させられ、まさにBCJ円熟の魔術に酔わされます。

BIS SA 1820(SACD-Hybrid) \2500
プロコフィエフ:
(1)ピアノ協奏曲第2番ト短調 Op.16
(2)同第3番ハ長調 Op.26
(3)ピアノソナタ第2番ニ短調 Op.14
フレディ・ケンプ(Pf)、
アンドルー・リットン(指)ベルゲン・フィル
ケンプ初の協奏曲録音は難曲として知られるプロコフィエフ。フレディならで
はの強靭な指さばきと速いテンポで、爽快極まりない演奏を聴かせてくれます。
バックを務めるのは「ロミオとジュリエット」で絶妙なプロコフィエフを聴か
せたリットン。両者が火花散る共演を繰り広げています。

BIS 1542 \2380
アルヴィド・クレーヴェン:
(1)交響的幻想曲 Op.15
(2)眠れる森 Op.9
(3)蓮の国 Op.5
(4)シンフォニア・リベラ
スザンナ・マルッキ(指)
スタヴァンゲルSO
アルヴィド・クレーヴェン(1899-1929)は非常な才能に恵まれながら、それを開
花させる前に夭折したノルウェーの作曲家。オスロ・フィルのフルート奏者を
務めながら作曲を試みますが、斬新すぎて当時のノルウェーでは理解されるこ
となく、同国の音楽史本道からはずれてしまいました。いずれもフランス印象
派風で、デリケートな色彩が広がります。さらにグリーグに通じる北欧的な澄
んだ空気も感じられ非常に魅力的です。

BIS 1556 \2380
ロクシーン:
(1)悪の華(ボードレール詩)(1939)-SopとOrch
(2)ハンガリー幻想曲(1952)-VnとOrch
(3)詩の芸術(ザボロツキー詩)(1981)-SopとOrch
(4)シンフォニエッタ第2番(ソログープ詩)(1985)-SopとOrch
(5)交響組曲「ジャングルにて」(1960)
ヴァンダ・タベリー(Sop)、ヴォルフガング・レディク(Vn)、
ミハウ・シフェルチェフスキ(指)
グラーツ大管弦楽団「レクリエーション」
近年ようやく名誉回復した感のある旧ソ連の作曲家アレクサンドル・ロクシー
ン(1920-1987)の作品集第3弾。1939年、モスクワ音楽院作曲科卒業制作の「悪
の華」は当時の教授陣から「デカダン的」「ブルジョワ的」と非難され、受理
されませんでした。最晩年の1980年代の2篇のうち、「詩の芸術」はロクシーン
の最高傑作のひとつと称されています。いずれも驚くべき内容と才能で、不幸
な創作人生が惜しまれます。

BIS 1835/6 5枚組 \4760
ゲーゼ:交響曲全集
(1)第1番ハ短調 Op.5 (2)第2番ホ長調 Op.10 (3)第3番イ短調 Op.15 
(4)第4番変ロ長調 Op.20 (5)第5番ニ短調 Op.25 (6)第6番ト短調 Op.32 
(7)第7番ヘ長調 Op.45 (8)第8番ロ短調 Op.47 
(9)ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.56 (10)カンタータ「十字軍」Op.50
ネーメ・ヤルヴィ(指)
ストックホルム・シンフォニエッタ(1)-(8)、
ローランド・ペンティネン(Pf)(5)、
アントン・コントラ(Vn)、
パーヴォ・ヤルヴィ(指)
マルメSO(9)、
クルト・ヴェスティ(Ten)、マリアンネ・ロルホルム(Ms)、
ウルリク・コルド(Bs)、コンツォーネ・コレト、コール72、
フランス・ラスムセン(指)
アールスSO(10)
北欧音楽の父ニルス・ゲーゼ(ガーデ)(1817-1890)は交響曲を8篇も手がけたシ
ンフォニストでもありました。全篇に甘口のメロディがあふれ、メンデルスゾ
ーン風の爽やかなロマンからグリーグを予感させる郷土色や透明な叙情まで予
想以上に多彩な内容を持つ逸品ばかり。父ヤルヴィの滋味あふれる演奏も聴き
もの。さらにヴァイオリン協奏曲のバックをパーヴォ・ヤルヴィが務めている
のも注目。これほどの豪華演奏が5枚組でたったの2枚価格! 




<SUPRAPHON>
SU 4014 \1480
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
カレル・アンチェル(指)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1954年6月4-5日プラハ・ルドルフィヌム(モノラル)
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番変ニ長調Op.10
カレル・アンチェル(指)プラハ交響楽団
録音:1954年5月24日プラハ・ルドルフィヌム(モノラル)
J.S.バッハ:ピアノ協奏曲第1番ニ短調BWV 1052
ヴァーツラフ・ターリヒ(指)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1954年6月8日プラハ・ルドルフィヌム(モノラル)
スヴィヤトスラフ・リヒテル(P)
「ピアノの巨人」リヒテルの弾く協奏曲録音が、あらたなリマスタリングで登場
します。1954年5月末から6月初旬、プラハのルドルフィヌムにおいて、チェコの
2大指揮者ターリヒとアンチェルとの顔合わせで実現したもので、いずれもリヒ
テル絶頂期の姿を伝える貴重な内容です。
リヒテルにとって、チャイコフスキーの第1番は、1957年のラクリン指揮ソビエト
国立響、1958年のムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル、1962年のカラ
ヤン指揮ウィーン響、そして1968年のコンドラシン指揮モスクワ国立響の録音と
並んで5種目。J.S.バッハのBWV.1052は、1955年のクルト・ザンデルリンク指揮
ソビエト国立響、1978年のニコラエーフスキー指揮モスクワ音楽院管との録音を
含めて現状3種を数えます。プロコフィエフの第1番はほかに1952年のコンドラシ
ン指揮モスクワ・ユース管というのもありました。
すでに国内盤では同内容でリリースされたことがありますが(廃盤)、この組み合
わせではスプラフォンより初リリースとなります。

SU 4015 \1480
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K 216
カレル・アンチェル(指)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1954年4月27日プラハ・ドモヴィナ・スタジオ(モノラル・セッション)
ベートーヴェン:ロマンス第2番ヘ長調Op.50
カレル・アンチェル(指)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1954年4月27日プラハ・ドモヴィナ・スタジオ(モノラル・セッション)
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
アントニオ・ペドロッティ(指)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1961年5月31日プラハ・市庁舎スメタナ・ホール
(モノラル・プラハの春音楽祭ライヴ)
ダヴィド・オイストラフ(Vn)
大家オイストラフがスプラフォンにおこなったレコーディングを新カップリング。
ブラームスはペドロッティとのライヴのほかに、1952年のアーベントロートとの
ライヴ録音に始まり、1950年代初めのコンドラシンとのセッション録音、1954年
のコンヴィチュニーとのセッション録音、1960年のクレンペラーとのセッション
録音、1969年のセルとのセッション録音など、現状少なくとも14種の別演奏を数
えることからもわかるように、まさしくオイストラフにとって特別なプログラム
といっていいでしょう。
また、ロマンス第2番はほかに3種、モーツァルトの第3番も1971年のベルリン・
フィル弾き降りによるセッション録音を筆頭に、ほかに6種の同曲異演盤が存在
します。
それぞれSU.3678、SU.3685、SU.3780でも聴くことができますが、このたび、す
べて新リマスタリングを施しているとのことです。




<PRO PIANO>
PPR224 512765(CD+DVD) \2700
ショパン:スケルツォ 第2番、バラード 第1番
ドビュッシー:練習曲 第11番、前奏曲集第2巻-花火
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻-前奏曲とフーガ 第14番
ベルク:ピアノソナタOp1
小野寺 美輪(Pf. Hamburg Steinway D-274#0920)
0着物を着た日本女性のモノクロームの写真、帯とProPianoのロゴだけが赤とい
う印象的なジャケ。40タイトル近い((ProPiano))レーベルのジャケットの中でも
最も「上品」と申せましょうか?なかには、アーチストにモザイク処理をしたア
ダルトか?と疑わせるジャケもあっただけに、5年ぶりの新譜に期待が高まりま
す。ただ「着物を着るピアニスト 小野寺 美和」との日本語があるのが気にか
かります。着物を着てピアノを弾くのが、そんなに特別なことですか?着物には
「大リーグボール養成ギブス」のような負荷があるのでしょうか?CDを聴いてい
てもそんな疑問は解消されないのですが、DVDの映像を見ていると「着物を着る」
ことにこだわった気持ちがわかるような気がしてきます。




<SIMAX>
PSC 1265(SACD-Hybrid) \2680
ベートーヴェン:弦楽四重奏第13番 作品130、大フーガ 作品133
ヴェルターヴォ・カルテット
【オイヴォール・ヴォッレ(Vn)ベーリット・カルダス(Vn)ヘンニンゲ・ランドー
ス(Va)ビョルグ・ルイス(Vc)】
録音:2008年6月16-20日ソフィエンベルグ教会(オスロ)
1984年に結成されたノルウェーの女性4人によるヴェルターヴォ・カルテットは
2009年11月に結成25周年を迎えました。現在は全員が母となり、子育てと演奏活
動を両立させ、意欲的にコンサート、音楽教育などを行っています。また幅広い
レパートリーを持ち、母国ノルウェーの作曲家の作品も積極的にも取り組んでい
ます。CDでは、SIMAXレーベルからリリースされたニールセン、シューマン、ブ
ラームス、グリーグ、ドビュッシーなどがあり、いずれも各音楽誌で高い評価を
受けています。今回結成25周年を記念して録音されたのは、ヴェルターヴォ初の
ベートーヴェン。ベートーヴェンの室内楽の中で最高峰と言われる第13番(大フ
ーガ付き)。彼女たちの確かな構成力、伸びやかに歌い上げる美しい音色、そし
て緻密なアンサンブルはカルテットの醍醐味を感じさせる演奏です。





<2L>
2L 66SACD(SACD-Hybrid) \2280
イーヴェル・クライヴェ:オルガン音楽集-
映画「姿を消した者(DeUsynlige)」より(エリック・ポッペ監督)
サイモン&ガーファンクル/イーヴェル・クライヴェ編:明日に架ける橋
イーヴェル・クライヴェ:トッカータ
ヴィヴァルディ:シンフォニア第21番 ロ短調 RV169 「聖なる墓にて」
ハンス・レオ・ハスラー:いばらの針の
カタリーナ・エリーサベト・エーレンボリ:
神の狭き道を外せと誘惑する者があれば-導入部
リヴ=ベネティクテ・ビョルネボー:アレグロ
イーヴェル・クライヴェ:サラ
カタリーナ・エリーサベト・エーレンボリ:
神の狭き道を外せとそそのかす者があれば
ウィリアム・ヘンリー・モンク/イーヴェル・クライヴェ編:
日暮れて四方は暗く-おお、わたしのそばにいてください
サイモン&ガーファンクル/イーヴェル・クライヴェ編:明日に架ける橋
イーヴェル・クライヴェ(Org)
録音:2007年6月26日 ベルゲン大聖堂(ベルゲン、ノルウェー)
制作:エリック・ポッペ、モッテン・リンドベルグ
録音:モッテン・リンドベルグ、ハンス・ペーテル・ロランジュ
4歳の少年が姿を消した。8年後、ひとりの青年が刑務所を出た。ヤン・トマス。
彼は少年の失踪にかかわりがあった。ヤンは、かつて暮らした町に戻り、教会オ
ルガニストの職を得る……。エリック・ポッペ監督の映画『姿を消した者』
(2008)は、ひとりの青年と、愛する者を失った母親を通じて、罪悪感、愛、
信仰、責任、喪失感、家族の価値を問い、欧米で高い評価を受けるとともに、
人々に深い感銘を与えたといわれます。この映画のための音楽はスウェーデン
の映画音楽作家、ユーハン・セーデルクヴィスト(1966-)が作曲し、ヤン・トマ
スの弾くオルガンの音楽をノルウェーのオルガニスト、イーヴェル・クライヴェ
(1949-)が担当しました。クライヴェはオスロ音楽院とミュンヘンの州立音楽大
学で学び、1978年にオスロでオルガニストとしてデビュー。ノルウェー映画
『DeUsynlige』 の英語名は "Troubled Water"。この映画のためクライヴェは、
サイモン&ガーファンクルの《明日に架ける橋》をはじめとする既存の曲を巧
みに使いながら、脚本の意図に沿った音楽を書き上げました。サウンドトラッ
クのための録音セッションはベルゲン大聖堂で行われ、ポッペ監督と2Lのモッ
テン・リンドベルグが制作にあたりました。



<VDE GALLO>
GALLO 1277 \1880
カロリーヌ・ボワシエ・ビュティーニ(1786-1836):
(1)協奏曲 第6番「スイス」(ピアノ、フルートのための)
(2)オルガン小曲
(3)ピアノ・ソナタ 第1番
(4)ディヴェルティメント
(1)エヴァ=マリア・ツィマーマン(ピアノ) リギュラ・クーファー(フルート) 
ベルン室内管弦楽団、マティアス・クーン(指)
(2)ニコレッタ・パラシベスク(オルガン)
(3)バベッタ・ドーン(ピアノ)
(4)ディディエ・プントス(ピアノ) ミシェル・ウェストファル(クラリネット)
カロリーヌ・ペピン(バスーン)
録音:(1)2008年3月18日 グランド・サル音楽院、ベルン
(2)2008年8月22日 テオドール教会(クーン・オルガン)、バーゼル、スイス
(3)2009年2月26日 ヒンデミット財団ホール、ブロネイ
(4)2009年2月27日 ヒンデミット財団ホール、ブロネイ
一聴後、心地よく流れる美しき旋律!ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン
を思わせる、カロリーヌ・ボワシエ・ビュティーニは1786年ジュネーヴで生まれ
1836年3月に故郷で亡くなった女性作曲家です。ヨーロッパ中で評判の医者の父
を持ったカロリーヌは家族と共に様々な国の音楽に触れ、その経験が彼女を豊か
な音楽家とさせました。ピアノ協奏曲第6番では民謡をもとに作曲されたフルー
トとのかけ合いが美しい曲です。シンプルな冒頭と中間部の技巧的なピアノ・
パートが魅力で、19世紀のサロン・ミュージックの前身とも言うべき音楽がここ
にあります。これまで、ほとんどの作品が草稿しか世に知られていませんでした
が、この度「スイスの遺産」が陽の目をみることができたと申せましょう。

GALLO 1289 \1880
モーツァルト:ディヴェルティメント 第1番 変ロ長調KV439b(Anh 229)
シューベルト:弦楽三重奏曲 第1番 変ロ長調 D.471
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 ハ短調 作品9-3
トリオ・レニータ
【セルジュ・シャルレ(ヴァイオリン),フランソワ・マルティニエ(ヴィオラ),
ギョーム・マルティニエ(チェロ)】
録音:2009年4月21-23日 コルソー、スイス
若き才能の溢れたフランスとスイス出身のトリオ・レニータによるモーツァル
ト、シューベルト、ベートーヴェンの三重奏曲集。ビロードのようなシャルレの
ヴァイオリンが名曲をきらびやかに演出いたします。

GALLO 1296 \1880
フェリックス・メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ全集
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調(1820年)
ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調 Op.4(1825年)
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調(1838年)
トーマス・ウィッキー=シュタム(ヴァイオリン(使用楽器:カルロ・フェルディナ
ンド・ランドルフィ、ミラノ1772年))、
カルロ・レヴィ・ミンツィ(ピアノ)
録音:2009年8月3-5日、バーゼル、スイス
メンデルスゾーン生誕200周年である2009年に録音されたヴァイオリン・ソナタ
全集。ヴァイオリンのウィッキー=シュタムはスイス生まれ。ヨーロッパ、アメ
リカをはじめ、日本にも来日の実力派ヴァイオリニスト。室内楽にも積極的に
参加しており、ブダペストでバルトーク四重奏団のもと研鑽を積みました。ピア
ノのミンツィと息の合った演奏です。

GALLO 1290 \1880
ナポレオン・コスト(1805-1883):
幻想ソナタ op.34-b,オーボエ協奏曲,スーベニア作品17
ベルリオーズ:アレグレット
ベートーヴェン:アデレード
シューベルト:ソナチネ D.384
以上、コスト編曲
デュオ・コスト【ファブリス・フェレ(オーボエ),フィリップ・ルー(ギター))
ベルリオーズの友人でもあったナポレオン・コストのオーボエとギターのデュオ
作品集。
コストはギターにとって不遇な時代とされる19世紀の中期のロマン主義時代に生
きたフランスの巨匠。コスト編曲によるベルリオーズ、ベートーヴェン、シュー
ベルトの3曲も注目。

GALLO 1286 \1880
エリック・ゴディベール(1936-):
「オーシャンズ」(フルートのための)
「アルバムの綴り」(アルトのための)
クラリネット協奏曲、他
ブリジット・ブクストルフ(フルート)
クリスティーナ・ソーレンセン(アルト)
ルネ・メイヤー(クラリネット)
エリック・ゴディベール(ピアノ)
アルペジョーネ室内管弦楽団ホーエネムス
ジャン・フランソワ・アントニオーリ(指)
スイス現代作曲家エリック・ゴディベール(1936-)のオーケストラを中心とした
作品集。

GALLO 1297 \1880
ムソルグスキー:「展覧会の絵」
J.S.バッハ:「シャコンヌ」
リスト:「死の舞踏」
アンヌ・ショレ(オルガン/ヴァルガー製オルガン使用)
録音:聖フランソワ教会、ローザンヌ
聖フランソワ教会の歴史的オルガンによるクラシック名曲集。いずれも原曲は
パイプオルガンではありませんが、オルガンの効果を最大に生かした響きは圧
巻です。

GALLO 1302 \1880
ヘンデル:シバの女王
クリストフ・シュトゥルツェネッガー(1976-):
GBQ(ジュネーヴ・ブラス・クインテット)のためのファンファーレ
アラン・スティーヴンソン:五重奏曲
アレクサンドル・アルチュニアン:アルメニアン・シーン「朝の歌」
クルト・シュトゥルツェネッガー:4つのファンファーレ
リチャード・ロブリー:アメリカのイメージより
ジュネーヴ・ブラス・クインテット【サミュエル・ゴール、リオネル・ウォル
ター(トランペット)、クリストフ・シュトゥルツェネッガー(Cor)、デヴィット
・レイ(トロンボーン)、エリック・レイ(テューバ)】
華やかなブラス五重奏曲集。演奏のクリストフ・シュトゥルツェネッガーは自作
の演奏でデビュー(GALLO-1162)しており、このCDにはジュネーヴ・ブラス・クイ
ンテットのためのファンファーレを披露しております。

GALLO 1298 \1880
ヴィクター・ウルマン、グスタフ・マーラー、アルバン・ベルク、
R.シュトラウス歌曲集
バーバラ・フックス(ソプラノ)
ユディット・ポルガー(ピアノ)
19世紀から20世紀にかけて作曲された美しき歌曲集。

GALLO 1300 \1880
DDD
J.S.バッハ:
(1)カンタータ第82番「われは満ち足れり」BWV82
(2)ミサ曲イ長調 BWV234より 第3曲
(3)ミサ曲ト短調 BWV235より 第3曲
(4)マニフィカト ニ長調 BWV243より 第5曲
(5)マタイ受難曲 BWV244より第23,42,57,64,65曲
(6)ヨハネ受難曲 BWV245より第48曲
(7)クリスマス・オラトリオBWV248より第8,47曲
ピエール=アラン・サヴァリー(バリトン)
クリスティーナ・インゼンク=ラジット(オルガン)
クレール・マルカート(ヴァイオリン)、パトリック・マルガレット(オーボエ)
ブレイズ・ヴァートル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
GALLO-1270でのオペラ・アリア集でも好評のピエール=アラン・サヴァリーと小
編成によるバリトンによるバッハの名曲選です。

GALLO 1312 \1880
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 遺作D.960
リスト:「ダンテを読んで」
エリザベス・ヘルビン(ピアノ)
シューベルトの傑作ピアノ・ソナタ第21番、リスト「ダンテを読んで」という重
厚なカップリング。演奏のエリザベス・ヘルビンは作曲家ルネ・ヘルビン(GALLO
-711)の娘で、今その才能が期待されているピアニストです。

GALLO 1295 \1880
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 作品18
ラヴェル:道化師の朝の歌
ショーソン:詩曲
ポンセ(ハイフェツ編曲):エストレリータ
ミヨー(ハイフェッツ編曲):ブラジルの女
エルガー:愛の挨拶 作品12
モーカン・ラザレヴィッチ(ヴァイオリン)
スザンヌ・ウッソン(ピアノ)
録音:2009年6月26,27日
7優美な音色が魅力のヴァイオリニスト、ラザレヴィッチと名コンビのウッソン
によるR.シュトラウスの傑作、ヴァイオリン・ソナタをはじめとしたヴァイオリ
ンの名曲集です。

GALLO 1305/7 3枚組 \2700
ギュイ・ファロの芸術
CD-1
(1)ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 作品38、第2番 作品99
CD-2
(2)アンドレ・プロヴォー:ソナタ
(3)メシアン:イエスの永遠性への賛歌
(4)マルティヌー:チェロ・ソナタ第1番
(5)フォーレ:チェロ・ソナタ第2番
CD-3
(6)インドルジフ・フェルト(1925-):チェロ協奏曲
(7)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
ギュイ・ファロ(チェロ)
(1)‐(3)リタ・ポッサ(ピアノ)、(4)エマニュエル・ラマーゼ(ピアノ)、
(5)モニク・ファロ(ピアノ)、
(6)フランス国立管弦楽団、アントニオ・デ・アルメイダ(指)、
(7)バーデンバーデン南西ドイツ放送交響楽団
(現バーデンバーデン&フライブルクSWR交響楽団)、アンドレ・ジュヴ(指)
ラヴェルの室内楽の録音でも有名な巨匠ギュイ・ファロ。GALLOレーベルに録音
したソナタ、協奏曲のお得な3枚組です。



<Grand Slam>
GS 2044 \2250
限定盤
モノラル
(1)フランツ・シューベルト:交響曲 第8(7)番 ロ短調、D.759「未完成」
(2)ヨハネス・ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調、作品98
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1948年10月24日、ベルリン、ティタニア・パラスト
使用音源:  (1)Vox/Turnabout TV 4478(U.S.A.)
(2)HMV(France/LA VOIX DE SON MAITRE)FALP 544
■制作者より
GSシリーズ、久々のフルトヴェングラーは1948年10月24日、ベルリンでの公演で
す。まず、シューベルトの「未完成」はフルトヴェングラーの数ある「未完成」
の中でも最も物々しい演奏として知られていますが、LP復刻は今回が初めてで
す。ブラームスの方は2006年に発売したGS 2012(廃盤)と同一音源ですが、
GS 2012がドイツ・エレクトローラのLP、E90095を使用したのに対し、今回はフ
ランスHMV盤FALP544を復刻の素材としています。その理由は、このFALP盤には
第3楽章冒頭のわずかなフライングがはっきりと聴きとれるからです。この一瞬
の乱れは最近のCDには入っていないようですが、この揃わない出だしこそフルト
ヴェングラーの重要な特色のひとつです。また、このFALP盤は中高域の抜けが
良いのが特色で、特に弦楽器のうねるような雰囲気がいっそう出ています。
■解説書の内容
今回もブックレットにはフルトヴェングラーの珍しい写真、貴重なプログラムを
掲載しています。(以上、平林 直哉)
なお、制作上の都合により原則として初回完全限定プレスとなります。

<NB>
スペイン、バスク自治州政府文化省の後援を受けている音楽マネージメント&
レコード制作会社「NB Musika」が擁するレーベル。古楽から現代まで、バスク
の音楽、バスクに関係する音楽、バスクの演奏家によるCDをリリースしていま
す。すべてディジパック仕様。

NB 005 \2250
ホセ・デ・ララニャガ(1728-1806):
私はすべてにおいて平安を求めてきた
エレミヤの哀歌、第1日の第1(1759)(*/+)
エレミヤの祈りが始まる(*/+)
天使ガブリエルは遣わされた(1785)(*)
イサベル・アルバレス(ソプラノ)
アイノア・スビリャガ(メゾソプラノ(*))
シャビエ・サバタ(カウンターテナー(+))
ヘスス・ガルシア・アレフラ(バリトン(+))
カピリャ・ペニャフロリダ(合唱)
ペニャフロリダ・アンサンブル(管弦楽)
ファビオ・ボニッツォーニ(指揮)
録音:2006年19-23日、アスコイティア(スペイン)、サンタ・クルス修道院
(RRMM Brigidas)
ホセ・デ・ララニャガはバスクの村アスコイティアに生まれたフランシスコ会
修道士で、バスクの聖地アランツァス教会堂の楽長を務めた作曲家。ルネサン
ス以来のスペイン音楽の流れを汲みつつ、ヘンデルやドメニコ・スカルラッ
ティの影響を受けた教会音楽を残しました。彼の音楽がCDで本格的に紹介され
るのはこれが初めてと思われます。収録作品はいずれも独唱、5声部の合唱と
管弦楽のために書かれています。スペイン古楽ファンにはおなじみのカピリャ
・ペニャフロリダと新設されたペニャフロリダ・アンサンブルを、なんとファ
ビオ・ボニッツォーニが指揮した注目の録音です。

NB 007 \2250
バスク人 バロック舞曲集
[バスク人]
ジャン・バティスト・リュリ(1632-1687):
「セルセ」(1654)から バスク人のためのアントレ
ベルナルド・サラ・イ・ガルディアノのハープ曲集 から
(アントニオ・バシエロ編曲)
盲目のメヌエット,王のメヌエット
マラン・マレ(1656-1728):ヴィオル曲集第4巻 から バスク人
ベルナルド・サラ・イ・ガルディアノのハープ曲集 から
(アントニオ・バシエロ編曲)
メヌエット I(組曲II)
シャルル・ニコラ・ル・クレルク(1697-1774):
バスクのブレ(ラウル・オジェ・フイエのコントルダンス集 から)
…不詳:ラ・ガスコン(ラウル・オジェ・フイエのコントルダンス集 から)
…不詳:ラ・ポダン(ラウル・オジェ・フイエのコントルダンス集 から)
…バスク伝承曲:ラウ・プントゥアク
…アンドレ・カンプラ(1660-1774):ラ・ビスカイェン(1717)
[組曲]
ベルナルド・サラ・イ・ガルディアノのハープ曲集 から
(アントニオ・バシエロ編曲)
メヌエット,クラント「第1旋法」,サラバンド,クラント「王のために」
[キロンとアサティナ]
ヴィルヘルム・ファン・フンボルト(1767-1835)採譜/
ジャン・バティスト・リュリ:序曲「水夫の歌」
フアン・イグナシオ・デ・イストゥエタ(1767-1845):
「Euskaldun Ancinaco ta are lendabicico etorquien dantza i...」
(1826)から
Zezen soinua,Amorea Margaritatxo,Prozesio soinua
バスク伝承曲:Urso luma gris gaxua
フアン・イグナシオ・デ・イストゥエタ(1767-1845):
「Euskaldun Ancinaco ta are lendabicico etorquien dantza i...」からジグ
[三重奏曲]
マラン・マレ:三重奏曲集(1692)から
前奏曲,ファンタジア,サラバンド,パッサカリア
[ベルガラの夜会]
ヴィルヘルム・ファン・フンボルト採譜:コントラパス/シルボテ
マリア・ホセファ・マルコ(18世紀):ファンダンゴ
サンティアゴ・デ・ムルシア(1682-1737):ファンダンゴ
ブエナベントゥラ・イニゲス(1840-1902):エル・カンタリコ
マサレド夫人(18世紀):ソルチコ
ヴィヴァルディ(1678-1741):フォリアス(1705)
アンサンブル・ディアテッサロン
アンドニ・マルセロ(ヴァイオリン)
フアン・ベガ(リコーダー)
エレナ・マルティネス・デ・ムルヒア(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ラファエル・ボナビタ(テオルボ、バロックギター)
セバシティアン・ヴォネル(チェンバロ)
ダビド・マヨラル(打楽器)
録音:2006年8月5-7日、アスコイティア(スペイン)、
サンタ・クルス修道院(RRMM Brigidas)
フランスとスペインにまたがるバスク地方に関係のある舞曲を集めたアルバム。
アンサンブル・ディアテッサロンはフアン・ベガとエレナ・マルティネス・デ
・ムルヒアによって創設されたピリオド楽器アンサンブル。

NB 008 \2250
ドノスティア神父(サン・セバスティアン;1886-1956):
平和への祈り 無伴奏合唱のための教会音楽集
平和への祈り/おお、イエス、愛よ/神の天使
覚えておいてください、神の御母である処女よ
おお、祝福された聖母マリアよ/あなたは称賛した、主よ
天より見下ろしてください/栄光の聖母の敬虔な行いは数多く
私の望み/スターバト・マーテル/アヴェ・マリア
主が聖なる町に入られたとき/神の御母である処女よ
めでたし、マリア/おお、私のあるじマリア、聖なるマリア
ヨゼフは歩いていた/おお、聖なる宴/愛を得るための祈り
あなた無しでは私は何だろうか?/おお、至高の魂よ
おお、最良の死よ/神に祝福されたあなた、人生の糧
神聖でけがれなき純潔/めでたし、聖なる父よ
貫いてください、イエスよ/神聖で幸せな夜
クプ・タルデア(合唱)
ガブリエル・バルテス(指揮)
スペイン・バスクのカプチン会修道士で民謡研究家・作曲家でもあったドノス
ティア神父(ホセ・アントニオ・ドノスティア、別名サン・セバスティアン)の
作品集。

NB 009 \2250
フアン・ペドロ・エスナオラ(1808-1878):歌曲集(1833-1836)
ラウラに/優しい心/思春期/私の祈り/エリサ/わずらわしい夢
純朴なウトゥガミス/ラ・エルミラ/ああ、みじめな私/出発
最後のアクセントを聞け/幻滅/私の恋人の思い出
エレナ・ロペス・ハウレギ(ソプラノ)
ノルベルト・ブロッジーニ(ピアノ)
録音:2006年10月24-28日、ジュネーヴ(スイス)、ラ・ペリスリー福音教会
使用楽器:1837年、ウィーン、エドゥアルト・ホフマン製
(復元、所蔵:ニーダーヒューニゲン(スイス)、ルドルフ・ハッセ)
フアン・ペドロ・エスナオラ(ブエノスアイレス生まれ)はアルゼンチンのロマ
ン派を代表する作曲家の一人。エレナ・ロペス・ハウレギはスペイン・バスク
出身。ノルベルト・ブロッジーニはアルゼンチンのブエノスアイレス出身でア
ンサンブル・エリマ(ガブリエル・ガリド主宰)のメンバー。

NB 010 \2250
ウルバン・デ・バルガス(1606-1656):誰であれ 教会音楽集
戦争のミサ から アニュス・デイ(イントロトゥス;器楽)
救われることを望む者は誰であれ(アナスタシア信条;11声)
勇敢さに万歳(クリスマスのビリャンシコ;器楽、4声)
父よ、私はあなたの御名を表した(主の昇天のアンティフォナ)
マニフィカト第6旋法(8声)
森を模した至聖所(聖体の秘跡のビリャンシコ;4声)
戦争のミサ[Missa de la Batalla](4声)
今日、すばらしい夫が(聖体の秘跡のビリャンシコ、シエスタのための;4声)
カピリャ・ペニャフロリダ
ミニストリレス・デ・マルシアス
ジュゼプ・カブレ(指揮)
録音:2007年5月18-21日、アスコイティア(スペイン)、
サンタ・クルス修道院(RRMM Brigidas)
ウルバン・デ・バルガスはスペイン、ナバラのファルセスに生まれ、ウエスカ、
パンプロナ、ダロカ、カタラユ、サラゴサ、ブルゴス、バレンシアの教会で楽
長を務めた作曲家。17世紀前半のスペインを代表する作曲家の一人ですが、彼
の音楽がCDで本格的に紹介されるのはこれが初めてと思われます。ビクトリア
(1548-1611)の次の時代のスペイン教会音楽を知るには絶好の一枚でしょう。

NB 012 \2250
フアン・デ・アンチエタ(1462-1523):聖母のミサ
私の母に愛を込めて(器楽)
めでたし、聖母(イントロイトゥス)
聖母のミサ から
キリエ(トロープス:乙女を愛する王である神),
グローリア(トロープス:聖霊と魂),アレルヤ(トロープス:甘美な御母)
処女、神の御母/アリハンドレの記念に(オルガン独奏)
聖母のミサ から
オフェルトリウム「あなたは幸せな人」,サンクトゥス-ベネディクトゥス,
アニュス・デイ,コムニオ「祝福された処女マリアの子宮」
二羽の母鴨(器楽)/サルヴェ・レジナ
カピリャ・ペニャフロリダ
ミニストリレス・デ・マルシアス
ジュゼプ・カブレ(指揮)
録音:2007年9月30日-10月2日、アスコイティア(スペイン)、
サンタ・クルス修道院(RRMM Brigidas)
フアン・デ・アンチエタはスペイン・バスクのスペイティアに生まれた、モラ
ーレスの前の世代にあたる作曲家。カスティリャ女王イサベル1世のグラナダ王
宮宮廷歌手、王子ドン・フアンの宮廷楽長、女王フアナの宮廷楽長を務めた作
曲家。「聖母のミサ」は通常文(キリエ、グローリア、サンクトゥス、アニュス
・デイ)だけでなく固有文(イントロイトゥス、アレルヤ、オフェルトリウム、
コムニオ)の部分も作曲されている珍しい作品。通常文のうちクレドを欠いてい
ますが、これはミサの用途によるもので、未完や欠落を意味するのではないそ
うです。

NB 013 \2250
ハビエル・ベリョ=ポルトゥ(1920-2004):合唱作品全集 Vol.1
イパラギレへのオマージュ/さようなら、私の恋人
バスク三部作;アマユルの歌,ナイチンゲール,聖霊降臨祭
古い愛の歌
ドン・ミゲル・デ・ウナムロの3つのソネット
無神論者の祈り,ニーチェに,ソネットXCVI
光の歌/オリヴ山で/パンジェ・リングァ/謝肉祭の歌
ベツレヘムに/ゲルニカの木/この古い歌に
KEAヴォーカル・グループ
エンリケ・アスルサ(指揮)
録音:2008年1月11-13日、アスコイティア(スペイン)、
サンタ・クルス修道院(RRMM Brigidas)
ハビエル・ベリョ=ポルトゥはフランスのトゥールーズに生まれたスペイン・
バスクの作曲家。作風はフランス印象派(パリで学んだドノスティア神父を含
む)の影響を強く受けています。

NB 014 \2250
B愛と苦悩 17世紀イタリアの声楽
タルクイニオ・メルラ(1595頃-1665):信じるばか者
バルバラ・ストロッツィ(1619-1664):
恋するヘラクレイトス/決めよ、私の思いよ
アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638頃):
チャッコーナ[シャコンヌ](テオルボ独奏)
ステファノ・ランディ(1587頃-1639):小鳥
バルバラ・ストロッツィ:秘密の恋人
ベネデット・フェッラーリ(1603頃-1681):私は生きるのをやめてしまいたい
マウリツィオ・カッツァーティ(1620頃-1677):私の心の中の蛇
バルバラ・ストロッツィ:何ができるのだ?
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(1580-1651):
トッカータ第7番(テオルボ独奏)
ベネデット・フェッラーリ:私はぼろぼろだ、熱愛しながら
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):これほどにも甘美な苦悩が
ラケル・アンドゥエサ(ソプラノ)
ヘスス・フェルナンデス・バエナ(テオルボ)
録音:2007年10月3-5日、アスコイティア(スペイン)、
サンタ・クルス修道院(RRMM Brigidas)
ラケル・アンドゥエサはパンプロナに生まれ、同地のサラサーテ高等音楽院お
よびロンドンのギルドホール音楽学校で学んだスペインのソプラノ。ヘスス・
フェルナンデス・バエナはセビリャ近郊のエステパに生まれ、セビリャ高等音
楽院でギリェルモ・ペニャルベルとフアン・カルロス・リベラに師事した後オ
ランダのハーグ王立音楽院で学んだテオルボ奏者。

NB 017 \2250
楽士たちの足跡
不詳(1510頃、ブルゴス大聖堂):エントラーダ
フランシスコ・ソト(活躍:1526-1563):ティエント第6旋法
フランシスコ・ペニャロサ(1470頃-1528):聖母よ、次のようにしてください
フアン・ロマン(活躍:1495-1504):おお、私は行く
フランシスコ・デ・ラ・トレ(活躍:1483-1504):アルタ
フランシスコ・ペニャロサ:マドリードの山に
マテオ・フレチャ(1481-1553):ちんぷんかんぷん
アドリアン・ヴィラールト(1490頃-1552):Vecchie letrose
ルイス・デ・ミラン(1500頃-1561以降):パヴァーヌとガイヤルド
アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):
ティエント/「ご婦人の望み」によるディフェレンシアス
「牛の番」によるディフェレンシアス/騎士の歌
ヨハンネス・ウレダ(1451頃-1500頃):パンジェ・リングァ
フランシスコ・ゲレロ(1528-1599):パンジェ・リングァ
フアン・ガルシア・サラサル(1639-1710):
レジナ・チェリ/来たれ、キリストの花嫁/平和を、主よ
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1584-1654):
モラレスの「戦争」によるティエント第3番第6旋法
パブロ・ブルナ(1611-1679):右手のティエント・デ・メディオ・レヒストロ
アントニオ・マルティン・イ・コル(1671-1734):鼓手
フランシスコ・テハダ:
チェンバロ曲集(1721)から ヒナティリャ/サンボンバ/マリサパロス
ファブリティオ・カローゾ(1527頃-1605頃):グロサス・カナリオス
ミニストリレス・デ・マルシアス
パコ・ルビオ(コルネット[ツィンク])
ジュゼプ・ブラス(アルトシャリュモー、バホンシリョ・ソプラノ)
ジュアキン・ゲラ(アルトシャリュモー、バホンシリョ・アルト、ファゴット)
フェルナンド・サンチェス
(アルトシャリュモー、テナーシャリュモー、バホンシリョ・テノル、
ファゴット)
シメオン・ガルドゥフ(テナーサックバット、バスサックバット)
ハビエル・アルティガス(オルガン)
マルク・クロス(打楽器)
録音:2008年10月19-23日、ダロカ(スペイン)、聖マリア学校教会、聖ミゲル教会





<NIBIRU>
NIBIRU 0151-2 2枚組 \3150
ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745):
セレナータ「ディアマンテ」ZWV177(1737)
ロベルタ・マメリ(ソプラノ:ジュノーネ[ユノー、結婚の女神])
マリエ・ファイトヴァー(ソプラノ:アモーレ[エロース、性愛の神])
ガブリエラ・エイベノヴァー(ソプラノ:ヴェネレ[ウェヌス、愛と美の女神])
ハナ・ブラージコヴァー(ソプラノ:大地)
カイ・ヴェッセル(男性アルト:イメネオ[ヒュメナイオス、結婚の祝祭の神])
アンサンブル・イネガル
プラハ・バロック・ソロイスツ
アダム・ヴィクトラ(指揮)
録音:2009年9月9-13日、プラハ、鎖の聖母教会
ゼレンカの最後の世俗作品「ディアマンテ」の世界初録音。ドレスデンの貴族の
結婚式のために書かれたセレナータ(カンタータとオペラの中間的ジャンル)で、
ユノーが結婚の女神に、ダイアモンドが結婚の証の宝石になる経緯が筋となって
います。

<AUTOR>
SA 01456 \2180
カルロス・ルイス・デ・カストロ(1941-):
Leo(サクソフォン・グループ、ピアノと打楽器のための;2002)(*)
Tlamanaliztli(打楽器グループのための;1986/2006)(+)
サックス・アンサンブル(*)
シクルス打楽器アンサンブル(+)
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
録音:2006年5月、マドリード、トレス・カントス文化館(*)
2006年11月、マドリード、アルコルコン音楽学校ホール(+)
マドリードに生まれ、同地の王立音楽院でヘラルド・ゴンバウ(1906-1971)他に
師事し、1972年から35年間にわたりスペイン国営ラジオで活躍した作曲家ルイ
ス・デ・カストロの世界初録音となる2作品。

SA 01502 \2180
セサル・カマレロ(1962-):雨音を通して
青い光(ピアノ三重奏のための;1998)
モノローグ1(ピアノ独奏のための;2003)
雨音を通して(ピアノ三重奏のための;2000-2004)
Tras(ヴァイオリン独奏のための;2006)
モノローグ2(ピアノ独奏のための;2005)
推進[Pulsión](ピアノ三重奏のための;2008)
アルボス三重奏団
ミゲル・ボレゴ(ヴァイオリン) ホセ・ミゲル・ゴメス(チェロ)
フアン・カルロス・ガルバヨ(ピアノ)
録音:2008年10月24-26日、マドリード医師会館
セサル・カマレロはマドリードに生まれ、独学の後ルイス・デ・パブロ(1930-)、
フランシスコ・ゲレロ(1950-)に師事した作曲家。

SA 01527 \2180
レオ・ブローウェル(1939-):もうひとつの展覧会の絵 ピアノ三重奏作品全集
もうひとつの展覧会の絵
(ヴァイオリン、チェロとピアノのための版;2000/2005)(*)
ウィフレド・ラム「ジャングル」,アメデオ・モジリアーニ「裸婦」,
ヒエロニムス・ボス「快楽の園」,ウジェーヌ・ドラクロワ「ショパンの肖像」,
ロバート・ラウシェンバーグ「ポップ・コンストラクション」
バミューダ・トライアングル(2007)
瓶の中から見つかった古い写本(1983)
幾度も書かれた愛の言葉,生と死について
ソンとダンソン(1992)
コントラダンサ・ソネラ,ソン「かわいい少女」,ダンソン
B3:ブローウェル三重奏団
ジェニー・ゲラ(ヴァイオリン) ダビド・アペリャニス(チェロ)
カルロス・アペリャニス(ピアノ)
録音:2008年6月10-13日、バレンシア(スペイン)、SGAE本部演劇ホール
キューバの作曲家ブローウェルの70歳を記念して制作されたアルバム。(*)はも
ともとヴァイオリン、ホルンとピアノのために書かれた作品で、ホルン・パー
トをチェロ用に書き換えた版による録音はこれが世界初。「B3:ブローウェル・
トリオ」はバレンシアに本拠を置くトリオ。

SA 01563 \2180
マリサ・マンチャド(1956-):水と夢 ピアノ作品集
月光[Luar](即興曲;2000)/水と夢(2台のピアノのための;2001)(*)
ラウラのための7つの小品(1998)
子供の7つの小品(トリスのための7つの小品)(1996)
マヌエルのための7つの小品(2002)
カルロスのための1分(そしてそのとおりだった)(1999)
ピアノのために(1999)/メタモルフォシス(1989)
孤独、響き渡る(2004)/子守歌(2008)
カルメン・マルティネス(ピアノ)
デニス・パスカル(ピアノ(*))
録音:2008年11月24-26日、マドリード、応用芸術工学センター
マリサ・マンチャドはマドリードに生まれ、同地の王立高等音楽院で学んだ後
イタリアのトリノに移りルイジ・ノーノ(1924-1990)に強い影響を受けた作曲家。

SA 01567 2枚組 \3250
21世紀のフルート
現代スペインの無伴奏フルート音楽、フルートと電子音のための音楽
クリストバル・アルフテル(1930-):Debla(C管フルートのための;1980)
フアン・マヌエル・アルテロ(1969-):
A una Libia de Ondas(G管アルトフルートのための;1994)
トマス・ガリド(1955-):Salva las diferencias(C管フルートのための;1996)
ミゲル・ビリャヌエバ(1964-):Tre Voci(G管アルトフルートのための;2001)
カルロス・ガラン(1963-):
Música Matérica XVII Op.55(C管フルートのための;2001)
サンティアゴ・ランチャレス(1952-):
Laberinto V1(C管フルートのための;1985)
ハコボ・ドゥラン=ロリガ(1958-):Per a Jep(C管フルートのための;1997)
ホセ・マリア・サンチェス・ベルドゥ(1968-):
Memorare. Requiem(G管サブコントラバスフルートのための;1995-1996)
エドゥアルド・ポロニオ(1941-):
Sudoku Mix(C管フルートと録音された電子音のための;2006)
ジャビエ・アリアス・バル(1968-):
Limiar(C管フルートと録音され空間音響化された背景音のための;1991)
アルベルト・C・ベルナル(1978-):
En la deconstrucción de un trino I [On the deconstrubtion of
the trill I]
(C管フルートとあらかじめ録音されたフルートのための;2006)
アルベルト・ポサダス(1967-):
Liturgia de Silencio(C管フルートとミキシングされた電子音のための;1995)
ヘスス・ルエダ(1961-):
Designio de Bruma(C管フルートと電子音のための;1989)
フリアン・エルビラ(フルート)
録音:2008年10月20-22、27-31日、マドリード、
応用芸術工学センター・スタジオ2

SA 01585 \2180
レオ・ブローウェル(1939-):弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲第1番「ペラ・バルトークの記念に」(1961)
弦楽四重奏曲第2番「事柄を把握せよ、言葉は後に続く」(1968)
弦楽三重奏曲(1959)
弦楽四重奏曲第4番「事柄を把握せよ、言葉は後に続く II」(2007)
弦楽四重奏曲第3番(1991-1997)
ハバナ弦楽四重奏団
ヤミル・ポルトゥアンド(第1ヴァイオリン) エウヘニオ・バルデス(第2ヴァイ
オリン)
ホルヘ・エルナンデス(ヴィオラ) デボラ・ヤマク(チェロ)
録音:2008年7月21-26日、8月29-30日、コルドバ県カブラ(スペイン)、
ハルディニト劇場コンサートホール
2008年11月8-9日、コルドバ大劇場(スペイン)

SA 01658 2枚組 \3250
ラモン・パウス(1959-):ペルシアン・ブルー 室内楽作品集(2002-2007)
Certeza Marina(ピアノのための)  ホセ・セゴビア(ピアノ) 
群集の四重奏曲(弦楽四重奏のための)  レオノル四重奏団
Irta(ギターのための)  マヌエル・バビロニ(ギター)
Duo de Mitjorn(ヴァイオリンとピアノのための)
ホアキン・トレ(ヴァイオリン) フアン・カルロス・ガルバヨ(ピアノ)
ジオード四重奏曲(弦楽四重奏のための)  ボケリニ四重奏団
ペルシアン・ブルー(ピアノのための)  マリア・オレハナ(ピアノ)
前夜(チェロのための)  イアゴバ・ファンロ(チェロ)
録音:マドリード、サウンド・ガーデン・スタジオ、応用芸術工学センター・ス
タジオ
映画音楽の分野での活躍が目立つスペイン、カステリョン生まれの作曲家ラモ
ン・パウスのクラシカル作品集。

●以下は未案内旧譜
SA 00724 \2180
ホセ・マリア・マルコ(詩)/アレハンドロ・マソ(音楽):
「アサニャ、スペインの情熱」
ホセ・ルイス・ゴメス(朗読)

SA 00743 \2180
マリサ・エスクリバノ(1954-2002)脚本・作曲:
「コンサート物語…中国の黄道十二宮の組曲」
マリア・エスクリバノ(朗読、打楽器、ピアノ)
エリアス・アスキネセル(ヴァイオリン、打楽器、ピアノ)
イリス・アスキネセル(チェロ、打楽器。ピアノ)
ミゲル・エステルリチ(ピアノ)
録音:スタジオA.C.A.

SA 00953 \2180
ピラル・フラド PJプロジェクト
ヘスス・グリディ(1886-1961): ミレンチュ(*)
ラフマニノフ(1873-1943)/ピラル・フラド編曲:ヴォカリーズ(*)
マルロス・ノブレ(1939-):カンティレーナ(*)
ヘンデル(1685-1759)/ピラル・フラド編曲:つらい運命に涙はあふれ
ピラル・フラド:愛が終わる時(+)
ピラル・フラド:ストリングス
アントニオ・カルロス・ジョビン(1927-1994):皆が君と同じだったら
ピラル・フラド:太陽への旅(*)
ピラル・フラド:ジャングル=ジャズ(+)
ベッリーニ(1801-1835)、プッチーニ(1858-1924)、
ピラル・フラド、スソ・サイス:ストレンジ・クオレ
ピラル・フラド(ソプラノ、指揮(*)、ピアノ(+)、他)
ガリシア王立フィルハーモニー管弦楽団(*) 他
録音:2003年5月-2004年8月、サンティアゴ・デ・コンポステラ(スペイン)、
アウディトリオ
マドリード、サイバートリップ、他
ソプラノ歌手、作曲家、音楽学者、指揮者、ピアニスト・・・スペインのマル
チタレント・ミュージシャン、ピラル・フラドのクラシカル・クロスオーヴァ
ー・アルバム。

SA 00958 \2180
スペイン民謡への3つの視線
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):7つのスペイン民謡
フェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898-1936):スペイン古謡集(12曲)
アンヘレス・ロペス・アルティガ:道(7曲)
マヌエル・デ・ファリャ:君の黒い瞳
アンヘレス・ロペス・アルティガ(ソプラノ)
ホセ・マドリード(ピアノ)

SA 01331 \2180
シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002):
鎮魂交響曲(1985)(*)
十字架にかけられたイエスへの5つの祈願(1969)(+)
問いと答え(1979)(#)
カスティリャ・イ・レオン交響楽団(*)
フランセスク・ガリゴザ(テノール(+))
グルポ・シルクロ(+)
マドリード・ブラス金管グループ(#)
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
録音:2004年11月、バリャドリド(スペイン)、ロペ・デ・ベガ劇場(*)
1992年11月、マドリード、芸術愛好会コルムナス・ホール(+)
1992年11月、マドリード、キリオス・スタジオ(#)

SA 01382 2枚組 \3250
21世紀のヴァイオリン 現代スペインの無伴奏ヴァイオリン音楽
ダビド・デル・プエルト(1964-):Bluescape
カルロス・クルス・デ・カストロ(1941-):ヴァイオリンのための小品
レオナルド・バラダ(1933-):アダージョ第2番
イスラエル・ダビド・マルティネス(1969-):
アジタツィオーネ・アパッショナータ
エミリオ・マテウ(1940-):2つの思考
ヘスス・トレス(1965-):嘆きの声
フアン・メディナ(1971-):雪の血
フアン・デ・ディオス・ガルシア・アギレラ(1959-):
ヴァイオリンを引きずる孤独な男
スレマ・デ・ラ・クルス(1958-):Feelings
クラウディオ・プリエト(1934-):ソナタ第20番「想像の飛翔」
トマス・マルコ(1942-):荒廃の始まり
マリオ・ゴサルベス(1965-):絶え間なき精神
ガブリエル・フェルナンデス・アルベス(1943-):抒情的幻想曲
ホセ・ルイス・ベサダ(1981-):Hypokoristikós
ラモン・バルセ(1928-):ソナタ
ホセ・サラテ(1972-):ヴァイオリンのための歌
セサル・カマレロ(1962-):エピローグ
フアン・マヌエル・ルイス(1968-):恒星の[Sideral]
サルバド・ブルトンス(1959-):そして地には平安あれ Op.97
マヌエル・ギリェン(ヴァイオリン)
録音:2007年4-5、7-8月、マドリード、
アルグエリェス芸術工学センター・スタジオ

SA 01386 \2180
18世紀ナバラの鍵盤音楽
セバスティアン・アルベロ(1722-1756):
レセルカダ(リチェルカーレ)第1番/フーガ第1番/ソナタ第1番
ジローラモ・セルトーリ(?-?):チェンバロ・ソナタ第6番
[以下、ドニャ・マリア・ホセファ・マルコの譜本 から]
不詳:ソナタ
ホセ・フェレル(1745頃-1815):ソナタ
不詳:メヌエット第1番&第2番/ソルシコ/コントルダンス I
パストレラ/コントルダンス II/ガリシアのガイタ/ファンダンゴ
マリア・テレサ・チェンロ(チェンバロ)
使用楽器:1975年、デイヴィッド・ルビオ製
(モデル:1764年、パスカル・タスカン製)
ナバラはスペイン北部、フランスに国境を接する地方。マリア・テレサ・チェ
ンロは南米ウルグアイ出身。

SA 01398 \2180
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):
新千年紀のための四重奏曲
道の夜明け(*)
ガルシア・アブリル四重奏団
ガブリエル・エスタレリャス・パスクアル、
メリンダ・スアト=リー・ストッカー(ヴァイオリン)
レア・ガブリエラ・ハインツァー(ヴィオラ) 
イリヤ・アンドリアノフ(チェロ)
パウラ・コロナス(ピアノ(*))
ガルシア・アブリル四重奏団は2004年に結成され、スイスのヴィンタートゥー
ルを本拠に活動する弦楽四重奏団。スペイン、オーストラリア、スイス、ロシ
ア出身のメンバーで構成。

SA 01399 \2180
モンポウ三重奏団 25周年(1982-2007)
フェデリコ・モンポウ(1893-1987):足どり
レオ・ブローウェル(1939-):バミューダ・トライアングル
ベネト・カサブランカス(1956-):俳句
カルロス・クルス・デ・カストロ(1941-):三重奏のためのアンコール
スレマ・デ・ラ・クルス(1958-):カデンツァ
ガブリエル・フェルナンデス・アルベス(1943-):私の三重奏の記憶
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):捧げもの
ホセ・マリア・ガルシア・ラボルダ(1946-):3つの間に
ホセ・ガルシア・ロマン(1945-):ある宴のためのメモ
ロジェリオ(ロヘリオ)・グロバ(1930-):ヴィルトゥオーゾ
クリストバル・アルフテル(1930-):オマージュ
ヘスス・レヒド(1943-):バガテル
トマス・マルコ(1942-):フィナーレとして
イスラエル・ダビド・マルティネス(1969-):
「ラ・ベリェサ(美女)」による変奏曲
リカルド・ミラリェス(1944-):三重奏のための筆使い
アドルフォ・ヌニェス(1954-):キンタロのクオーク
エドゥアルド・ペレス・マセダ(1953-):アンコラ
クラウディオ・プリエト(1934-):目印
マヌエル・セコ・デ・アルペ(1958-):銀の三重奏
フランセスク・タベルナ・ベク(1932-):思い出…
ホセ・ルイス・トゥリナ(1952-):タンゴ
フェデリコ・モンポウ:空気の精
モンポウ三重奏団
ルシアノ・ゴンサレス・サルミエント(ピアノ)
ジュアン・リュイス・ジュルダ(ヴァイオリン) 
ディミタル・フルナジェフ(チェロ)
録音:2007年9月11-14日、マドリード、
アルグエリェス芸術工学センター・スタジオ
スペインのピアノ・トリオ、モンポウ三重奏団がその結成25周年を記念して委
嘱した小品集。

SA 01401 \2180
エドゥアルド・ペレス・マセダ(1953-):ピアノ作品全集
6つの視線(2007)/輝き(2002)/間奏曲(1998)
ラユエラのためのワルツ(1997)/壊れた瞑想(1995-1996)
アマリヒテン(1987)/ピアノのための3つの楽章(ソナタ第1番)(1983)
ダンカン・ギフォード(ピアノ)
録音:2007年9月25-27日、マドリード、アルグエリェス芸術工学センター
エドゥアルド・ペレス・マセダはマドリードに生まれ、同音楽院で学ぶと同時
にマドリード・コンプルテンセ大学で政治学と社会学を修めた作曲家・音楽理
論家・音楽社会学者。

SA 01408 \2180
アロルド・グラマトヘス(1918-2008):合唱作品集
子供の3つのマドリガル(1956);一月の子守歌,ロンダ,小さな種
そこに愛(1989)/ホセファとホセ(1984)/その貝殻は何(1989)
十分の二(1949);島と海,カリブ海/平和のための歌(1959)
2つの歌(1965);薄暗い並木道で,田舎の恋人/待ち時間(1984)
春の恋(1989)/君の名前の意味(1988)/椰子(1959)
小さな恋(1989)/サンティアゴ(1980)
エクサウディ合唱団
マリア・フェリシア・ペレス(指揮)
録音:2005年7、10月、ハバナ(キューバ)、アブダラ・スタジオ
アロルド・グラマトヘスは20世紀のキューバを代表する作曲家の一人。

SA 01409 \2180
アロルド・グラマトヘス(1918-2008):歌の菜園で 歌曲集
マルティ三部作(1954)/真珠(1982)/歌(1959)/2つの歌(1956)
雉鳩(1982)/Guitarra en Duelo Mayor(1967)/2つの歌
連作歌曲「歌の菜園で」(7曲;1956)/平和のための歌(1959)
2つの歌(1993)/平和に生きる(2004)/ベリサの歌とコプラ(1957)
コンチタ・フランキ(ソプラノ)
マリタ・ロドリゲス(ピアノ)

SA 01414 \2180
10人の作者と10の作品 音楽と詩 現代スペインの詩人と作曲家による歌曲集
ラモン・バルセ(1928-):果実(*)
スレマ・デ・ラ・クルス(1958-):クララのための歌(*)
カルロス・クルス・デ・カストロ(1941-):招待(+)
コンスエロ・ディエス(1958-):代価(+)
ハコボ・ドゥラン=ロリガ(1958-):留守番電話(*)
カルロス・ガラン(1963-):寓話(+)
トマス・マルコ(1942-):連作俳句(*)
クラウディオ・プリエト(1934-):死せる光(*)
フアン・マヌエル・ルイス(1968-):イコン(*)
メルセデス・サバラ(1963-):一粒の雪(+)
ラケル・ロンヘンディオ(ソプラノ(*))
アルフレド・ガルシア(バリトン(+))
ホルヘ・ロバイナ(ピアノ)
録音:2007年、マドリード、アルグエリェス芸術工学センター
テキストも10人の詩人の作品が1篇ずつ採られています。

SA 01133 14枚組 \12950
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):作品選集
単売されている SA 01081-01088, 01091-01094をセット化したもの。14枚組で
6枚分の価格。内容についてはウェブ・カタログ
http://www.sarabande.net/autor/catalogue.html をご参照ください。




<Musica Antigua Aranjuez アランフェス古楽エディション>
MAA 007 \2250
ホセ・カステル(1737-1807):サルスエラ「喜びの泉」(1776)
エリアナ・バヨン(ソプラノ:フアナ)
エウヘニア・エンギタ(ソプラノ:テレサ)
マリア・イノホサ(ソプラノ:パスクアラ)
ミゲル・ベルナル(テノール:セリオ)
フリオ・フェルナンデス(テノール:アントン)
フアン・ノバル=モロ(テノール:ドン・ナルシソ)
コンパニア・テアトロ・デル・プリンチペ
パブロ・エラス・カサド(指揮)
録音:2007年6月25-26日、アランフエス(スペイン)、王宮礼拝堂
スペイン独特のオペラ形式であるサルスエラには二つの隆盛期、バロック・サル
スエラ(1630-1750)とロマンティック・サルスエラ(1850-1950)がありますが、カ
ステルの「喜びの泉」(2幕構成)はバロック・サルスエラの隆盛に後に書かれた、
「クラシック・サルスエラ」と称すべき作品。スペイン語による古典派オペラと
して楽しめます。スペインの古楽祭ならでは演目ですが、スペインのピリオド楽
器演奏レパートリーもここまで来たか、という感慨もひとしおです。




<NUMERICA>
NUM 1188 \2080
20-21世紀ポルトガルの作曲家たちの合唱作品集
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994):
ソロモンの雅歌による2つの合唱曲 から 何と美しい(*)
詩篇132「兄弟相和す喜び」(*)
「魂の11の称賛」から(*)
わが兄弟よ、死において注意せよ,あるヒロインのバラード
パウロ・ロウレンソ(1969-):アヴェ・ヴェルム(*)
ティアゴ・マルケス(1972-):おお、大いなる神秘(*)
フェルナンド・ロペス=グラサ:クリスマスの最初の歌 から(+)
ベツレヘムに救い主が,東方の三賢人
エウリコ・カラパトゾ(1962-):「セルパの風が私に言うこと」から(+)
影,アルタラ,アルガルヴェ
フェルナンド・ロペス=グラサ(和声付け):ポルトガル民謡集第1巻(13曲)(+)
リスボン・カンタント室内合唱団(*)
リスボン・カンタント・シンフォニック合唱団(+)
ジョルジェ・カルヴァリョ・アルヴェス(指揮)
録音:2009年5-6月、リスボン工科大学獣医学部講堂

NUM 1189 \2080
マルコス・ポルトゥガル(1762-1830):大ミサ(1782頃-1792;第2版)
アナ・パウラ・ルソ、スザナ・ガスパル(ソプラノ)
エレナ・リマ(メゾソプラノ)
ジョアン・ロドリゲス、ヌノ・フォンテカ(テノール)
ジョルジェ・マルティンス、ルイ・バエタ(バリトン)
リスボン室内合唱団
ルイス・サ・ペソア(チェロ)
ダンカン・フォクス、マルタ・ヴィセンテ(コントラバス)
アントニオ・ドゥアルテ(オルガン)
テレジタ・グティエレス・マルケス(指揮)
録音:リスボン?、解放の聖母教会
マルコス・ポルトゥガル(ポルトゥガウ)はその名(姓は本名ではなく名付け親の
姓を名乗った)が示す通りポルトガルの作曲家。リスボンに生まれ、ソザ・デ・
カルヴァリョ(1745-1799)に師事、1792年にナポリに留学すると次々にオペラを
発表して大成功を収め1800年に帰国、王室礼拝堂楽長およびサン・カルロス劇
場監督に就任。1811年、ブラジルのリオデジャネイロに遷都していた国王ジョ
アン6世のもとに赴き宮廷礼拝堂楽長等として活躍。1821年の国王帰国に同行
できず、ブラジル独立後に没しました。
「大ミサ」は当盤収録時間約58分半の大作で、これが世界初録音。初版は管弦
楽伴奏ですが、ここでは通奏低音伴奏の第2版に拠って演奏されています。

PS 5016 \2080
ルイス・デ・フレイタス・ブランコ(1890-1955):交響詩集
「アンテロ・デ・ケンタル」(*)
「人工の楽園」(+)
「ヴァテク」(#)
「荘厳なる言葉」(+)
ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団(*/#)
アンドラーシュ・コーロディ(指揮(*/#))
ハンガリー交響楽団(+/**)
ギュラ・ネーメト(指揮(+/**))
録音:1984年7月21-24日(*)、1985年5月2-10日(#)、
ブダペスト、フンガロトン・スタジオ(*/#)
1979年4月18-25日、ブダペスト、イタリア文化会館(+)
フレイタス・ブランコは生地リスボンとベルリン、パリで学んだのち帰国。リ
スボン音楽院副院長に就任してからは院長のヴィアンナ・ダ・モッタとともに
音楽院の大改革を断行、ポルトガルに無調と印象主義を導入しました。作曲家、
音楽学者、批評家として名声を獲得した彼はポルトガル楽壇の重鎮として活躍
を続けました。




<MELODIYA>
MELCD 1001637 \1780
ロシアの偉大なヴィオリスト ミハイル・クーゲリ
ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニ(1706-1784)/
ユーリー・クラマーロフ編曲:
チェロとチェンバロのためのソナタ イ短調 Op.19 No.3(*)
(ヴィオラとピアノのための版)
バッハ(1685-1750)/ボリス・ドブロホトフ編曲:
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第1番ト長調 BWV1027
(ヴィオラのための版;ミハイル・クーゲリ校訂)(*)
パガニーニ(1782-1740):ヴィオラ・ソナタ ハ長調 Op.35
(ウルリヒ・ドリューナー校訂版、カデンツァI,II:ミハイル・クーゲリ)(+)
グリンカ(1804-1857):ヴィオラ・ソナタ(未完)(+)
フランツ・ワクスマン(1906-1967):「カルメン」幻想曲
(ヤッシャ・ハイフェッツ、ミハイル・クーゲリ校訂)(+)
ミハイル・クーゲリ(ヴィオラ)
セルゲイ・レシェンコ(ピアノ(*))
エレーナ・クズネツォワ(ピアノ(+))
録音:1979年(*)/1989年(+)
ミハイル・クーゲリは1946年ウクライナ(当時ソヴィエト)のハルキウ(ハリコフ)
に生まれたロシアのヴィオラ奏者。レニングラード音楽院でユーリー・クラマ
ーロフに師事、1975年のブダペスト国際ヴィオラ・コンクール優勝。ベートー
ヴェン弦楽四重奏団員、モスクワ音楽院教師、エルサレムのルービン音楽舞踊
アカデミー教授(1990-1996)。1996年ベルギーに移住、ゲント王立音楽院(ベル
ギー)およびマーストリヒト王立音楽院(オランダ)教授を務めています。

MELCD 1001627 5枚組 \5340
【未案内旧譜】
ヴァン・クライバーン・イン・モスクワ
生誕75周年記念スペシャル・エディション
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57
録音:1958年4月18日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ
リスト(1811-1886):愛の夢 第3番
チャイコフスキー(1840-1993):ピアノ協奏曲変ロ短調 Op.23(*)
録音:1958年
ショパン(1810-1849):
バラード第3番変イ長調 Op.47/スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
練習曲イ短調 Op.25 No.11/同ホ短調 Op.25 No.5
同ハ短調「革命」Op.10 No.12/幻想曲ヘ短調 Op.49
録音:1959年
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 録音:1960年
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57 録音:1965年
ブラームス(1833-1897):2つの狂詩曲 Op.79
グリーグ(1843-1907):ピアノ協奏曲イ短調 Op.16(*)
録音:1972年
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83(*) 録音:1962年
ショパン:バラード第4番ヘ短調 Op.52/夜想曲第18番ホ長調 Op.62 No.2
ポロネーズ第6番変イ長調「英雄」Op.53
ドビュッシー(1862-1918):
月の光が降り注ぐテラス/水に映る影/亜麻色の髪の乙女
リスト:メフィスト・ワルツ第1番/ペトラルカのソネット第123番
スクリャービン(1872-1915):練習曲嬰ニ短調 Op.8 No.12
ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 変ロ長調 Op.24
録音:1972年
ヴァン・クライバーン(ピアノ)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(*)
キリル・コンドラシン(指揮(*))




<VOX AETERNA>
VACD 00108-111 4枚組 \5340
グリゴリー・ギンズブルク スタジオ録音集
モーツァルト(1756-1791):ピアノ・ソナタ第8番イ短調 K.310
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10 No.3
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57/6つの変奏曲ニ長調 Op.76
シューマン(1810-1856):
ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
トッカータ ハ長調 Op.7/アベック変奏曲 Op.1
パガニーニの奇想曲による6つの練習曲 Op.3 から
第2番ホ長調,第4番変ロ長調
チャイコフスキー(1840-1993):大ソナタ ト長調 Op.37
ショパン(1810-1849):
ポロネーズ イ長調 Op.40 No.1/変イ長調 Op.53 No.6/変ロ長調 Op.71 No.2
ワルツ 第2番変イ長調 Op.34 No.1/第3番イ短調 Op.34 No.2
第5番変イ長調 Op.42/第7番嬰ハ短調 Op.64 No.2
マズルカ ト短調 Op.24 No.1/変イ長調 Op.24 No.3/変ロ短調 Op.24 No.4
ハ長調 Op.68 No.1/ハ長調(Op.57)
12の練習曲 Op.25
リスト:ベートーヴェンの「アテネの廃墟」の主題による幻想曲 S.122(*)
ベートーヴェン/ルビンシテイン(1829-1894)編曲:
「アテネの廃墟」より トルコ行進曲
ラモー(1683-1764)/レオポルド・ゴドフスキー(1870-1938):
メヌエット イ短調
ウェーバー(1786-1826)/レオポルド・ゴドフスキー編曲:無窮動(ロンド)
アリャビエフ(1787-1851)/リスト編曲:ナイチンゲール S.250a
パーヴェル・パプスト(1854-1897):チャイコフスキーの
オペラ「エフゲニー・オネーギン」の主題によるパラフレーズ
リスト:
ヴェルディのオペラ「リゴレット」の主題による演奏会用パラフレーズ S.434
グノーのオペラ「ファウスト」からのワルツ S.407
グリゴリー・ギンズブルク(1904-1961):
ルドミル・ルジツキのオペラ「カサノヴァ」のワルツによる幻想曲
カール・タウジヒ(1841-1871):「5つの新しいウィーンの夜会」Op.167 から
ヨハン・シュトラウスIIのワルツ
「人はただ一度生きる」の主題によるワルツ奇想曲(No.2)
アドルフ・アンドレイ・シュルツ=エヴラー(1854-1905):
ヨハン・シュトラウスIIのワルツ「美しく青きドナウ」による演奏会用アラベ
スク
グリゴリー・ギンズブルク(ピアノ)
モスクワ放送交響楽団(*)
アレクサンドル・ガウク(指揮(*))
録音:モノラル 音源:グリゴリー・ギンズブルクの私蔵録音





<VISTA VERA>
VVCD 00201 \1780
バッハ(1685-1750):
2台のピアノのための協奏曲ハ長調 BWV1061(*)
ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV1050(+)
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37(#)
エミール・ギレリス(ピアノ)
ヤコフ・ザーク(ピアノ(*))
エリザヴェータ・ギレリス(ヴァイオリン(+))
ニコライ・ハリコフスキー(フルート(+))
ソヴィエト国立交響楽団
キリル・コンドラシン(指揮)
録音:1948年(*)/1951年(+)/1951年1月23日、モスクワ音楽院大ホール、
ライヴ(#)

VVCD 00205 \1780
ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、クラリネット、
ホルンとファゴットのための七重奏曲変ホ長調 Op.20(*)
ピアノ、フルートとファゴットのための三重奏曲ト長調 WoO.37(+)
オレグ・カガン(ヴァイオリン(*))
ゲンナジー・フレイディン(ヴィオラ(*))
ナタリア・グートマン(チェロ(*))
セルゲイ・アコポフ(コントラバス(*))
エドゥアルト・ブルンナー(クラリネット(*))
ラドスラフ・ウラドコヴィチ(ホルン(*))
ワレーリー・ポポフ(ファゴット)
アレクセイ・リュビモフ(ピアノ(+))
ワレンチン・ズヴェレフ(フルート(+))
録音:1988年12月22日(*)/1972年(+)

VVCD 00206 \1780
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ四重奏曲第1番変ホ長調 WoO.36 No.1(*)
ピアノ、オーボエ、クラリネット、
ホルンとファゴットのための五重奏曲変ホ長調 Op.16(+)
アレクサンドル・ムンドヤンツ(ピアノ)
アンドレイ・コルサコフ(ヴァイオリン(*))
ミハイル・トルピュゴ(ヴィオラ(*))
イーゴリ・ガヴリュシュ(チェロ(*))
アレクサンドル・コレシコフ(オーボエ(+))
アレクサンドル・イワーノフ(クラリネット(+))
ヴィクトル・ガルキン(ホルン(+))
ウラディーミル・ウラセンコ(ファゴット(+))
録音:1985年(*)/1986年(+)




<BeArTon>
CDB 046(SACD-Hybrid) \2450
ナショナル・エディション・シリーズB Vol.3
ショパン(1810-1849):歌曲集
願い WN21(Op.74 No.1)(*)/彼女の好きな所 WN22(Op.74 No.5)(*)
使者 WN30(Op.74 No.7)/魅惑 WN31/酒宴 WN32(Op.74 No.4)
消え失せろ! WN33(Op.74 No.6)/闘士 WN34(Op.74 No.10)
リトアニアの歌 WN38(Op.74 No.16)(*)/悲しみの川 WN39(Op.74 No.3)(*)
マズル[Mazur]WN17a(+)/許婚者 WN40(Op.74 No.15)
挽歌(枯葉)WN49(Op.74 No.17)/指輪 WN50(Op.74 No.14)
私の愛しい人 WN51(Op.74 No.12)/春 WN52(Op.74 No.2)(*)
美しい若者 WN54(Op.74 No.8)(*)/ドゥムカ(「望みはない」WN57 の初期稿)
望みはない WN57(Op.74 No.13)(*)/二人の死 WN58(Op.74 No.11)(*)
メロディー WN61(Op.74 No.9)(*)
イヴォナ・ソボトカ(ソプラノ(*))
アルトゥル・ルチンスキ(バリトン(*以外))
エヴァ・ポブウォツカ(ピアノ)
録音:2009年3-6月、
ワルシャワ、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタ
ジオ
ポーランドが国を挙げて取り組んでいるナショナル・エディション(第10巻、ヤ
ン・エキエル校訂、2008年ワルシャワにて出版)に拠るショパンの歌曲の世界初
録音盤。(+)は版にかかわらずこれまで録音されたことのない非常に珍しい作品。
ポーランドの若手実力派、イヴォナ・ソボトカ(2004年エリザベート王妃国際音
楽コンクール優勝者)とアルトゥル・ルチンスキ(ワルシャワ室内オペラのソリ
ストとして数回来日)の新鮮な歌唱を、ショパン弾きとして名高い中堅エヴァ・
ポブウォツカ(1957年生まれ)がサポートしています。

CDB 047(SACD-Hybrid) \2450
ナショナル・エディション・シリーズB Vol.4
ショパン(1810-1849):ワルツ[B]&その他の作品集
ワルツ
ホ長調 WN18/ロ短調 WN19/変ニ長調 WN20/変イ長調 WN28
ホ短調 WN29/変ト長調 WN42/変イ長調 WN47/ヘ短調 WN55
イ短調 WN63/イ短調 Op.34 No.2/変ニ長調 Op.64 No.1
嬰ハ短調 Op.64 No.2
即興曲嬰ハ短調 WN46(初稿)
アンダンテ・スピアナートと大ポロネーズ変ホ長調 Op.22(ピアノ独奏版)
ヤヌシュ・オレイニチャク(ピアノ)
録音:2009年7-9月、
ワルシャワ、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタ
ジオ
使用楽器:Steinway No.572.795
ナショナル・エディション・シリーズB
Vol.1、Vol.2に続き、度々の来日で日本のショパン・ファンの心をつかんでい
るポーランドの名手ヤヌシュ・オレイニチャク(1952年生まれ)が登場。今最も
ショパンらしいショパンを聴かせてくれるピアニストの一人と言えるでしょう。




<FLORA>
FLORA 1809 \2180
ジョン・ジェンキンズ(1592-1678):満ち足りた眠り
トレブル、リラ、バス・ヴァイオルとチェンバロのためのエア集
パヴァン,アルマン,コラント,サラバンド(*/#)/ソナタ(**)
エア,クラント,サラバンド(*/#)/ファンタジー,エア,クラント(**)
5つの鐘(*/#)/パヴァン(*)/エッコ・コラント(*/#)
ファンタジー,アルマン,コラント(**)
アルマン,コラント,サラバンド,満ち足りた眠り(+/#)
ソフィー・ジェント(ヴァイオリン)
フィリップ・ピエルロ(リラ・ヴァイオル(*)、ヴィオラ・ダ・ガンバ(*以外))
ロミーナ・レシュカ(リラ・ヴァイオル(+)、ヴィオラ・ダ・ガンバ(+以外))
フランソワ・グェリエ(チェンバロ(#)、オルガン(**))
録音:2008年10月16-18日、バス=ボドゥー教会(ベルギー)
イングランドの作曲家ジョン・ジェンキンズはウィリアム・バード(1543-1623)
の時代からヘンリー・パーセル(1659-1695)の時代まで長きにわたって活躍し、
特にヴァイオル・コンソートの分野に多数の優れた作品を残しました。
ソフィー・ジェントはハーグ王立音楽院で寺神戸亮に師事したオーストラリア生
まれのヴァイオリニストとして日本の古楽ファンにはもうお馴染み。ジェントと
フィリップ・ピエルロは、ジェンキンズの友人だった作曲家ウィリアム・ローズ
(1602-1645)のハープ・コンソート組曲集のCD(FLORA 1207)でも共演していまし
た。アルバムを通して、精緻なアンサンブルに知的な即興性を織り込んだ格調高
い演奏を堪能できます。
観音開きディジパック仕様。このレーベルではよくあるパターンですが、解説書
は添付されておりません。

FLORA 1206 \2180
【旧譜・再案内】
音楽の情熱
ウィリアム・ローズ(1602-1645):ハープ・コンソート組曲集
ハープ・コンソート組曲ト短調(*)
リラ・ヴァイオル独奏練習曲集ト長調(+)
ハープ・コンソート組曲ニ短調(*)
リラ・ヴァイオル独奏練習曲集ト短調(+)
ハープ・コンソート ト長調(*)
リラ・ヴァイオル独奏練習曲集ニ短調(+)
ハープ・コンソート ト長調(*)
ソフィー・ジェント(ヴァイオリン(*))
ジョヴァンナ・ペッシ(ハープ(*))
エドゥアルド・エグエス(テオルボ(*))
フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ(*)、リラ・ヴァイオル(+))
録音:2006年8月、ブラ=シュル=リエンヌ
ウィリアム・ローズは、熱心な王党派の一員としてピューリタン反乱軍と戦い命
を落とした作曲家。兄ヘンリー・ローズが声楽曲のみを作曲したのとは対照的に
他分野にわたり数多くの作品を残し、なかでもコンソートのための器楽作品が重
要とされています。ここではフィリップ・ピエルロのヴィオラ・ダ・ガンバを核
としたコンソートが、その真髄を響かせます。ピエルロが聴かせるソロ楽曲も圧
倒的。

FLORA 2009 \2180
明暗-カラヴァッジョの後に続いて 17世紀イタリア音楽における光と影
タルクイニオ・メールラ(1595-1665):愛の竪琴にのせて(1633)(*)
アンドレア・ファルコニエーリ(1585-1656):
サタンの娘婿、バラバソの戦い(1650)
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):主をたたえよ(1640)(*)
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ(1589?-1630?):ソナタ第11番(1641)
クラウディオ・モンテヴェルディ:西風が戻り(1632)(*)
ダリオ・カステッロ(?-1630?):カンツォン第1番(1644)
クラウディオ・モンテヴェルディ:愛の手紙(1619)(*)
ダリオ・カステッロ:カンツォン第12番(1644)
イグナツィオ・ドナーティ(1612-1638):おお、栄光の聖母よ(1626)(*)
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
カンツォン「ラ・ビアンキーナ」(1628)
クラウディオ・モンテヴェルディ:私は主に感謝する(1640)(*)
アドリアナ・フェルナンデス(ソプラノ(*))
レ・サックブーティエ
エレーヌ・メドゥス(ヴァイオリン) 
ジャン=ピエール・カニャック(コルネット[ツィンク])
ダニエル・ラサル(サックバット) 
グイード・バレストラッチ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
マティアス・シュペーター(アーチリュート、キタローネ) 
ヤスコ・ブヴァール(オルガン)
ロラン・ル・シュナデク(ドゥルツィアン) フロラン・ティセイル(打楽器)
徹底した写実と劇的表現でバロック絵画に革新をもたらしたイタリアの巨匠カラ
ヴァッジョ(1571-1610)。このアルバムでは、彼が駆使した光の明暗の効果を、
続く時代の音楽の中に見い出していきます。音楽史におけるカラヴァッジョ的存
在と言ってもよさそうなモンテヴェルディのマドリガーレを中心に、同時代作曲
家の器楽作品を交えた構成で、演奏テクニックは抜群。前作「タンクレディとク
ロリンダの戦い」(FLORA 1709)に続く共演となるアドリアナ・フェルナンデス
のソプラノとジャン=ピエール・カニャックのコルネットの掛け合いが特に聴き
ものです。
ブックレットにはフランス語の解説およびイタリア語の原歌詞とフランス語訳の
み記載されており、英語はございません。

FLORA 1709 \2180
【旧譜・再案内】
モンテヴェルディ:タンクレディとクロリンダの戦い
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
タンクレディとクロリンダの戦い(トルクァート・タッソ作
「解放されたエルサレム」より抜粋されたテキストによる音楽劇;
マドリガーレ集第8巻(1624)から)(*)
アレクサンダー・ゲール(1932-):
モンテヴェルディのマドリガーレ「タンクレディとクロリンダの戦い」による
クラリネット独奏のためのパラフレーズ(1969)(+)
パオロ・クアリャーティ:
アモールの忠節の車(ピエトロ・デラ・ヴァッレの台本による小オペラ;1611)(#)
アドリアナ・フェルナンデス(ソプラノ;クロリンダ(*)、アモール、名声(#))
フアン・サンチョ(テノール;タンクレディ(*)、アポロン、アリオン(#))
フリオ・ザナージ(バリトン;語り手(*)、オルフェウス(#))
ジャン=フランソワ・ヴェルディエ(クラリネット(+))
レ・サックブーティエ
ジャン=ピエール・カニャック、
マリー・ガルニエ・マルズッロ(コルネット[ツィンク])
ダニエル・ラサル(テナーサックバット) 
シルヴァン・デルヴォー(バスサックバット)
クリスティーヌ・パユー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
マティアス・シュペーター(アーチリュート、キタローネ)
ヤスコ・ブヴァール(オルガン、チェンバロ)
かつてレ・サックブーティエ・ド・トゥールーズと名乗っていた、コルネット
(ツィンク)の名手ジャン=ピエール・カニャックが主宰するフランスのコルネッ
ト&サックバット・アンサンブル、レ・サックブーティエがフローラ・レーベル
に登場。「タンクレディとクロリンダの戦い」では弦楽パートがコルネットとサ
ックバットで演奏されており、これが新鮮なだけでなくたいへんリアル。歌手陣
の力演も相まって、インパクト抜群の名演となっています。
間奏曲的に置かれたドイツの現代作曲家ゲールの作品に続いて収録されているの
は、モンテヴェルディと同時代のイタリアの作曲家クアリャーティ(キオッジャ
の貴族出身でローマで活躍した作曲家・官吏)の代表作「アモールの忠節の車」。
四旬節前の祝祭にローマの市街において山車(だし)の上で上演された作品で、
当盤では小オペラと表記されていますが、実際にはマドリガーレ風音楽劇とい
うべきものです。




<ARSIS>
ARSIS 4204 \2180
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1814-1788):三重奏曲集
チェンバロ、フルートとヴィオラのための三重奏曲(四重奏曲)
イ短調 Wq.93(1788)
同ニ長調 Wq.94(1788)/同ト長調 Wq.95(1788)
チェンバロ、フルートとヴィオラのための三重奏曲ヘ長調 Wq.163
ラ・テンペスタ[La Tempestad]
ギリェルモ・ペニャルベル(フラウト・トラヴェルソ)
アントニオ・クラレス(ヴィオラ) シルビア・マルケス(チェンバロ)
録音:2005年10月、アレレ(スペイン)、サンティアゴ教会
Wq.93-95は任意のチェロを加えた四重奏も可能な作品。ラ・テンペスタ(公式
ウェブサイト)は1999年にスペインのピリオド楽器奏者によって結成されたア
ンサンブル。

ARSIS 4222 \2180
イラリオン・エスラバ(1807-1878):教会音楽集
4声とオルガン伴奏のためのモテット集 Op.156 から(+/#)
アヴェ・マリア(No.1),おお、大いなる宴(No.3)
私の神よ、私の優しい願いを受け取ってください(美しいフーガ)(+)
待降節と四旬節のための無伴奏4声のミサ(+)
「ムセオ・オルガニコ・エスパニョル」から オフェルトリウム第2番(#)
聖木曜日の第一のエレミヤ哀歌(*/#)
独唱者たちのための2つのモテット(+);おお、大いなる宴,善き羊飼い
サルヴェ・レジナ(+/#)/ビルヘン・デル・カミノのセビリャナ(+/#)
イエス、甘美な記憶(+)/お前はペテロである(+/#)
リヒア・グティエレス・バルガス(ソプラノ(*))
パンプロナ室内合唱団(+)
オスカル・カンデンド・サバラ(オルガン(#))
ダビド・ギンダノ・イガレタ(指揮(+))
録音:2007年6月22-24日、ナバラ県マニェル(スペイン)、聖ペドロ教会
イラリオン・エスラバはセビリャ大聖堂楽長、マドリード王室礼拝堂楽長、
マドリード音楽院教授等を務めた作曲家・音楽著述家。

ARSIS 4228 2枚組(1枚価格) \2180
J・S・バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲
第1番ト長調 BWV1007/第2番ニ短調 BWV1008
第3番ハ長調 BWV1009/第4番変ホ長調 BWV1010
第5番ハ短調 BWV1011/第6番ニ長調 BWV1012
イアゴバ・ファンロ(チェロ)
録音:2007年9月17-18、28日、アレレ(スペイン)、サンティアゴ教会
使用楽器:1998年、Jean Seyral製
イアゴバ・ファンロはスペインのサンセバスチャンに生まれ、ロンドンの王立
音楽アカデミーでジェニファー・ウォード・クラークに、ベルリン芸術大学で
ヴォルフガング・ベットヒャーに師事、マドリード王立高等音楽院教授を務め
るチェロ奏者。ピリオド、モダーン楽器を問わず活躍しています。当録音での
使用楽器について古楽器の複製との表記はありませんが、バロック・チェロの
演奏として聴いても違和感はありません。

ARSIS 4231 \2180
ヒンデミット(1895-1963):
ダンス=パントマイム「悪魔」Op.28(1822)
室内音楽第2番 Op.36 No.1(1924)(*)
マリア・テレサ・ペレス・エルナンデス(ピアノ(*))
グルポ・エニグマ(サラゴサ・アウディトリオ室内管弦楽団)
フアン・ホセ・オリベス(指揮)
録音:2007年9月、サラゴサ(スペイン)、アウディトリオ

ARSIS 4236 \2180
アルフォンソ・ロメロ(1957-):管弦楽作品集
Char
ピアノ協奏曲第3番(*)
交響曲第1番
アナ・ギハロ(ピアノ(*))
ロンドン交響楽団
ジェフ・シンドラー(指揮)
録音:2000年3月、ロンドン、アビーロード・スタジオ
アルフォンソ・ロメロはスペインのビルバオに生まれた、マヌエル・カスティ
リョ、カレル・フサ、レオ・ブローウェルに師事した作曲家。マドリード王立
高等音楽院作曲科長を務めています。

ARSIS 4237 \2180
ジュゼッペ・サンマルティーニ(1695-1750):オーボエ・ソナタ集
ソナタ変ロ長調(シブリー音楽図書館 No.2)/ソナタ ト長調 Op.13 No.4
ソナタ ハ長調(シブリー音楽図書館 No.1)/ソナタ ト短調 Op.13 No.5
ソナタ変ホ長調(シブリー音楽図書館 No.4)/ソナタ ト長調 Op.13 No.6
ソナタ変ロ長調(シブリー音楽図書館 No.3)
シャビエ・ブランク・メスキリス(オーボエ)
ヒッポカンプス
バルバラ・セラ(ファゴット) ルト・ベロナ(チェロ)
ジョルディ・コメリャス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
パブロ・マルティン(コントラバス) 
ヘスス・フェルナンデス・バエナ(テオルボ)
アルベルト・マルティネス・モリナ(チェンバロ) 
パトリシア・モラ(オルガン)
録音:2009年9月1-4日、マドリード県ビンクラ・デ・ラ・ビリャ・デ・バルカス、
聖ペドロ教会
イタリアのミラノに生まれたオーボエ奏者・作曲家ジュゼッペ・サンマルティ
ーニは、弟である作曲家・オルガン奏者ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマ
ルティーニとともにロンドンに渡り活躍しました。合衆国ロチェスターのシブ
リー(Sibley)音楽図書館所蔵のソナタは彼の渡英前の作品と推測されています。




<ARAGON LCD PRAMES>
※未案内旧譜
スペインのアラゴン州政府教育文化スポーツ省が推進する、多様なジャンルに
わたる音楽録音出版プロジェクト。解説書表記はスペイン語のみですが、豊富
なカラー図版を伴うブックレットは約100ページに及び、外装はハードカバー
ブック仕様。

LCD 2 \2450
ダロカの音楽
フランソワ=アンドレ・ダニカン・フィリドール(1726-1795):シャリヴァリ
アロンソ・ムダラ(1506-1580):
パバナとガリャルダ(パヴァーヌとガイヤルド)(1546)
エンリケス・デ・バルデラバノ(1500-1556):コントラプント(1547)
ルイス・デ・ミラン(1500頃-1561以降?):パヴァーヌとガイヤルド(1536)
フロス・フロールム
レナーテ・ヒルデブラント(ソプラノシャリュモー、アルトシャリュモー)
ニルス・フェルバー(アルトシャリュモー) 
ハンス・フォン・ブッシュ(バスシャリュモー)
フーベルト・グムツ、マンフレート・コルベス(サックバット)
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):
ソナタ第3番ト長調 K.144/ソナタ第14番ト長調 K.14
ホセ・ルイス・ゴンサレス・ウリオル(チェンバロ)
ディエゴ・オルティス(1510頃-1570頃):
イタリアのテノールによるレセルカダ(リチェルカーレ)第3番(1553)
イタリアのテノールによるレセルカダ(リチェルカーレ)第1番(1553)
ペレ・ロス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
フアン・カルロス・デ・ムルデル(ビウエラ)
ガスパル・サンス(1640-1710):エスパニョレタス/パサカリェ(パッサカリア)
ホルヘ・フレスノ(バロックギター)
パブロ・ブルナ(1611-1679):来たれ、魂よ、来たれ
不詳:主をほめたたえよ[Laudate Dominus]
カピリャ・デ・ムシカ・デ・ラ・コレヒアタ・デ・ダロカ
テレサ・ロリング、マルタ・アルマハノ(ソプラノ)
ロラ・カサリエゴ(メゾソプラノ) セサル・カラソ(テノール)
ペレ・カズリェラス、ルイス・アントニオ・ゴンサレス(オルガン)
ジュゼプ・ブラス(ファゴット) ベントゥラ・リコ(ヴィオラ)
アンヘル・サンペドロ、イサベル・セラノ(ヴァイオリン)
ペレ・ロス(指揮)
テレマン(1681-1767):
トランペット、3つのオーボエとファゴットのための組曲変ホ長調
ヒルデブラント・オーボエ・カンパニー
ポール・プランケット(トランペット)
レナーテ・ヒルデブラント、ニルス・フェルバー、
ブリッタ・ヒンリクス(オーボエ)
ハンス・フォン・ブッシュ、クロード・ヴァスメル(ファゴット)
パブロ・ブルナ:クラリーノのレヒストロ・アルト第8旋法
ホセ・ルイス・ゴンサレス・ウリオル(オルガン)
スペインのアラゴン自治州、サラゴサの南に位置し、中世の城壁や街並みをほ
とんどそのまま残す町ダロカに関する音楽。

LCD 8 \2450
アラゴンのサンティアゴ巡礼道の音楽
グレゴリオ聖歌:テ・デウム
ゴシック・ヴォイシズ
原盤:Hyperion, CDA 67039
アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:
聖母マリアのカンティガ集 から アヴェとエヴァの間には
プネウマ
Canto de Auroros から Or Elion
アリア・ムシカ
原盤:Harmonia Mundi Iberica, HMI 987018
セファルディムの歌:なぜ泣いているの?
エスペリオンXX
原盤:Fontalis, ES 9901
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):おお、道を行くすべての者よ
ラ・コロンビーナ
原盤:Accent, ACC 97214D
ビアージョ・マリーニ(1587頃-1663):パッサカリア
ロス・ムシコス・デ・ス・アルテサ
録音:1997年、ムルシア(スペイン)、
サン・フアン・デ・ディオス・バロック音楽祭、ライヴ
ヨハネス・メルヒオール・グレトレ(1626-1683):アヴェ・マリア
レ・ヌオーヴェ・ムジケ
バッハ(1685-1750):モテット「聖霊は私達の弱さを助けてくださる」BWV206
スコラーズ・バロック・アンサンブル
原盤:Naxos, 8.553823
テレマン(1681-1767):ソナタ ト短調 TWV42/G
アンサンブル・バロック・ド・リモージュ
原盤:Auvidis, E 8632

LCD 11 \2450
サラゴサ大聖堂の音楽
ジャン・フランソワ・ダンドリュー(1682頃-1738):
トリオ・ソナタ集(1705、パリ)から ソナタ第3番
不詳(17世紀中盤):Una serrana devota
セバスティアン・アギレラ・デ・エレディア(1562-1627):作品第1番第1旋法
マヌエル・コレア師(?-1653):Ausente del bien que adoro
ベルナルド・デル・リオ(?-1665):Por aliviar loa sollozos
フセペ・ヒメネス(1601-1672):バタリャ第6旋法
ヘロニモ・ゴンサレス師(活躍:1633-1661):Paxarillo que cantas
フアン・デ・パディリャ(1605-1673):Yo muero de amor
アンドレス・デ・ソラ(1634-1696):右手のためのティエント第1番第1旋法
ミゲル・ソリアノ(活躍:1696-1716):聖金曜日の第3のエレミヤ哀歌
セバスティアン・アギレラ・デ・エレディア:
ティエント・デ・ファルサス第4旋法
ロス・ムシコス・デ・ス・アルテサ
マリア・ピラル・ブルゴス、ベアトリス・ヒメノ(ソプラノ)
スサナ・カブレロ(アルト) ホセ・ピサロ(テノール)
パブロ・プリエト、エドゥアルド・フェノル(ヴァイオリン)
ペドロ・レウラ(ビウエラ・デ・アルコ) 
ヘスス・アロンソ(テオルボ、スパニッシュギター)
ルイス・アントニオ・ゴンサレス(チェンバロ、オルガン)
録音:1999年10月29-31日、サラゴサ(スペイン)、
アウディトリオ、ルイス・ガルベ・ホール
1999年11月2日、サラゴサ、聖パブロ教会
地元の人々から「ラ・セオ」と呼ばれる、スペイン、アラゴンの中心都市サラ
ゴサの大聖堂に関する音楽。ロス・ムシコス・デ・ス・アルテサは1992年、ル
イス・アントニオ・ゴンサレスによって創設されサラゴサを本拠に活動してい
るアンサンブル。

LCD 21 \2450
アラゴンの14の風景 ガスパル・サンス、逆も真なり
ホルヘ・サラウテ(1945-):アラゴンの14の風景
カレンダ,ムデハル,アルケサル,フエンデトドス,ロアレ,モンロラ,
ダロカ,アルバラシン,マカナス,ラ・ガルシポリェラ,ミランベル,
トラスモス,ブハルエロ,ミステラ
チコテン
アルフォンソ・イサシ(スパニッシュギター、リュート)
アルベルト・アルティガス(バンドゥリア、ラウド) 
アントニオ・ヌエス(フルート)
シャビ・イリドイ(アコーディオン) フアン・ルイス・ロヨ(クラリネット)
ハビエル・ベルダ(オーボエ) ルイス・ミゲル・バヘン(チフロ、ドゥルサイナ)
アンヘル・ベルガラ(チフロ、チコテン) 
ホルヘ・サラウテ(コントラバス、鍵盤楽器)
ペドロ・ペデルタ(ドラムス) フェルナンド・ガバルス(打楽器)
ホルヘ・サラウテ(ディレクター)
録音:2000年10-11月、サラゴサ(スペイン)、コダ・スタジオ
アルゼンチン、ブエノスアイレス生まれのホルヘ・サラウテが、ガスパル・サ
ンス(1640-1710)の作品を素材にして書いた音楽。古楽風ではありませんが、聴
きやすく、楽しめます。

LCD 26 \2450
サラゴサ大聖堂のタペストリーのための音楽
ハイドン(1732-1809):ソナタ第38番ヘ長調(*)
フランソワ・クープラン(1668-1733):
クラヴサン曲集第1巻 から 組曲第4番(+)
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ ト短調 K.234(*)
ヘンデル(1685-1759):組曲ヘ長調 HWV427(+)
ヨハン・クーナウ(1660-1722):
聖書ソナタ第4番ハ短調「瀕死のヒゼキア王は回復した」(#)
ハビエル・アルティガス(クラヴィイコード(*)、チェンバロ(+)、オルガン(#))
録音:2003年11月、サラゴサ(スペイン)、コグリャダ修道院教会、
アウディトリオ、ルイス・ガルベ・ホール
ハビエル・アルティガスはサラゴサに生まれ、同音楽院でホセ・ルイス・ゴン
サレス・ウリオルに師事した鍵盤楽器奏者。

LCD 27 \2450
バラタリア島の音楽 「ドン・キホーテ」によるロマンセ、カンシオンと舞曲
エリセオ・パラ作曲・編曲:
平民(舞曲)/私の甘い敵から(カンシオン)/カライノスのロマンセ
フロリドのロマンセ(フォリア)/バルドビノスのロマンセ
ロマンセ「モーロの王は散歩していた」
シエラ・モレナのカルデニオのロマンセ/私の甘い望み(カンシオン)
ロマンセ「戻れ、戻れ、小舟よ」/アビンダラエスとハリファのロマンセ
マルケス・デ・マントゥアのロマンセ/ドゥランダルテのロマンセ
アデラ・ルビオ、サンティアゴ・ブラスコ(歌)
リカルド・ホベン(朗読)
アンフォンス・エンシナ(ハープ、ニッケルハルパ、プサルテリウム、
ルネサンスリュート、マンドリン、ハーディ=ガーディ)
ミリアム・エンシナス(笛、打楽器、ビオラ) ルイス・ロンサノ(鍵盤楽器)
ワフィル・シェイケルディン、ウィリアム・クーリー(ウード)
パウ・マルコス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
エリセオ・パラ(ギター、打楽器、リュート、ディレクター)
録音:サラゴサ(スペイン)、コダ・スタジオ/ジローナ県ビレルト(スペイン)
/マドリード
バラタリア島とはセルバンテスの「ドン・キホーテ」後篇でサンチョ・パンサ
が治めることになる架空の領土。普通に古楽のアルバムとして聴ける内容です。

LCD 30 \2450
エンリケ・グラナドス(1867-1916)/
マウリシオ・ビリャベッチア編曲:組曲「ゴイェスカス」
マウリシオ・ビリャベッチア・クアルテット
マウリシオ・ビリャベッチア(鍵盤楽器)
ビセンス・ソルソナ(ギター)
マヌエル・マルティネス・デル・フレスノ(チェロ、エレクトリック・チェロ、
鍵盤楽器)
ロヘル・ブラビア(打楽器)
録音:2005年1月、ビリャベッチア・ミュージック

LCD 31 \2450
アルバラシンの音楽  不詳(Raus Kebbak?):マレンゴの戦い
ホセ・リドン(1746-1827)?:前奏曲とパンジェ・リングァによるグロサ
ホセフ・デ・アルセ:左手のために
ホセ・リドン?:ソナタ(パンジェ・リングァによる)
不詳:
2つのフルートのためのヴァース/2つのオーボエのためのヴァース
ファゴット二重奏とオルガンのオブリガート
2つのフルートのためのヴァース
ラモン・フェレニャク(1763-1832):
チェンバロ四手連弾のためのロンド ト長調/メヌエットのテンポで
ファゴットのオブリガートとオルガンのためのヴァース
EIMA(インターナショナル古楽アンサンブル)
アゴスティノ・チリリョ、ジョセ・フェルナンデス・ベラ
(フラウト・トラヴェルソ)
ペレ・サラゴサ、カトリン・エルキン(オーボエ)
ジュゼプ・ブラス、ホセ・フェルナンデス・サンチェス(ファゴット)
ホセ・ルイス・ゴンサレス・ウリオル(チェンバロ、オルガン)
ハビエル・アルティガス(チェンバロ、オルガン、ディレクター)
録音:2005年4月25-26日、サラゴサ県(スペイン)、スエラ教区教会
スペイン、アラゴン州テルエル県、断崖の上に築かれた古い街並みを持つ町ア
ルバラシンに関する音楽。ラモン・フェレニャクはサラゴサに生まれ、ウエス
カ大聖堂合唱長兼オルガニスト、サラゴサのピラル教会オルガニスト、ハエン
大聖堂楽長等を務めた作曲家。

LCD 33 \2450
アラゴンのクリスマス
伝承曲:
ラ・トロンカの祈り/古いホタ/聖母が歩いている(サラゴサ県レセラ)
タンバリンを鳴らして(ウエスカ県カステホン・デル・プエンテ)
ブラス・コスコリャル:クリスマスの夜明け
伝承曲:
牛とらばの間で(ウエスカ県パリャルエロ・デ・モネグロス)
L'infanto no vol callar(テルエル県ペニャロヤ・デ・タスタビンス)
教会の入り口で(テルエル県トリル)
ベツレヘムの羊飼いたち(ウエスカ県ラナハ)
今日は復活祭の日(ウエスカ県ナバル)
今夜はクリスマス・イヴ(テルエル県アルバラシン)-
ベツレヘムの門で(テルエル県グレイゴス、アルモアハ、ペラセンセ)
母さん、扉のところに子が(ウエスカ県ロブレス)
冷たい霜と雪の中で(サラゴサ県イブデス)
私に言わないで、マリアよ(ウエスカ県ティエルス)
ベツレヘムの門で(サラゴサ県レセラ)/ろば(サラゴサ県アギロン)
ラ・オルケスティナ・デル・ファビロル
ロベルト・セラノ(ヴァイオリン、ドゥルサイナ、ホルン、歌)
レオノル・ボルサ(ダイアトニック・アコーディオン、ギター、カスタネット)
ハビエル・フェルナンデス(ギター、ベース、歌)
エウヘニオ・グラシア(ドゥルサイナ、バグパイプ、フエ、チフロ、チコテン)
エドゥアルド・プラナ(リュート、バグパイプ、バンドゥリア)
エレナ・レケホ(歌、タンバリン、テンパン)
[ゲスト]
マヌエル・ロウ(スパニッシュギター、バロックギター)
フランチョ・ティエラ、ソル・フェルナンデス、タニア・レケホ(歌)
エスクエラ・ポプラル・デ・ムシカ児童合唱団
録音:1996年、スタジオ・キコス(2005年リマスター)

LCD 40 \2450
サラゴサの各所-絵葉書と音楽 吹奏楽曲集
ラモン・ロチ(ロイグ)(1849-1907):サラゴサ
不詳:地方行進曲(サラゴサ賛歌集 から)
パブロ・ルナ(1879-1942):サルスエラ「カタラユの一夜」から ロンドとホタ
不詳:フアン2世行進曲(サラゴサ賛歌集 から)
マヌエル・フェルナンデス・カバリェロ(1835-1906):
サルスエラ「巨人たちと大頭の小人たち」から 抜粋
不詳:市観光局行進曲(サラゴサ賛歌集 から)
トマス・ブレトン(1850-1925):サルスエラ「ドロレス」から グラン・ホタ
不詳:市観光局のための行進曲(サラゴサ賛歌集 から)
エンリケ・グラナドス(1867-1916):オペラ「ゴイェスカス」間奏曲
パスクアル・マルキナ(1873-1948):ホタ万歳!
不詳:サラゴサ賛歌集(全曲)
クリストバル・オウドリッド(1825-1877):サラゴサのその場所
スペイン王宮衛兵音楽隊シンフォニック・バンド
フランシスコ・グラウ・ベガラ(指揮)
The Sites of Zaragoza - Post Cards & Music / Banda Sinfonica
de la Unidad de Musica de la Guardia Real, Francisco Grau Vegara




<PRAMES LCD>
ARAGON LCD PRAMESと同じサラゴサの出版社PRAMESから同様に豪華仕様で発売さ
れている「音楽の遺産」シリーズ。

PRAMESLCD 1 \2450
シトー修道会の道 アラゴン-カタルーニャ
グレゴリオ聖歌:賛歌集
Vox clara ecce intonat(待降節)/Christe, redemptor omnium(クリスマス)
Quem terra, pontus aethera(マリアの清めの祝日)
Ex more docti mystico(四旬節)/Vexilla regis prodenut(受難節)
Aurora lucis rutilat(復活節)/Iesu nostra redemptio(聖母被昇天の祝日)
Veni, creator Spiritus(聖霊降臨節)/Somno refectis artubus(朝課)
Ecce iam noctis(賛課)/Te lucis ante terminum(終課)
Martir Dei, qui unicum(殉教者の記念)
Festivasaeclis colitur(全聖人の荘厳儀式)
Tibi, Christe, splendor Patris(聖ミゲル祭)
Magno canentes annua(聖ベニト祭)
スコラ・グレゴリアーナ・ドムス・アウレア(斉唱)
ルイス・プレンサ・ビリェガス(指揮)
録音:サラゴサ(スペイン)、アウディトリオ、モーツァルト・ホール
ブックレットにはベルエラ、ルエダ、ピエドラ(アラゴン州)、ポブレト、サン
テス・クレウス、バルボナ(カタルーニャ州)のシトー派修道院が紹介されてい
ます。

PRAMESLCD 2 \2450
ゴヤの周辺
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):
弦楽五重奏曲ハ長調「マドリードの夜の通りの音楽」Op.30 No.6(*)
フェルナンド・ソル(1778-1839):「魔笛」の主題による変奏曲 Op.9(+)
エンリケ・グラナドス(1867-1916):「ゴイェスカス」より(#)
愛の言葉,ファンダンゴ
ルイス・エドゥアルド・アウテ(1943-):
キンタ・デル・ソルド(**)/光と影の三部作(**)
ラ・カメラータ・デル・プラド(*)
ダビド・マルティネス(第1ヴァイオリン) 
ラウル・オリベラス(第2ヴァイオリン)
アナ・ロカ(ヴィオラ) ラウル・ピニリャス(第1チェロ) 
エバ・ドゥアルテ(第2チェロ)
トマス・ガリド(指揮(*))
アナ・カルピンテロ(ギター(+))
マウリシオ・ビリャベッチア・クアルテット(#)
マウリシオ・ビリャベッチア(鍵盤楽器) ビセンス・ソルソナ(ギター)
マヌエル・マルティネス・デル・フレスノ(チェロ) 
ロヘル・ブラビア(打楽器)
ルイス・エドゥアルド・アウテ(歌(**))
スペイン最大の画家フランシスコ・デ・ゴヤ(1746-1828)をテーマとしたアルバ
ム。(*)(+)は同時代の音楽、(#)はゴヤの作品を題材としたグラナドスの音楽を
ジャズ風にアレンジ。(**)はスペインのシンガーソングライター、ルイス・エ
ドゥアルド・アウテがゴヤについて書いた歌を自演。「キンタ・デル・ソルド」
は聴力を失ったゴヤがこもったマドリード郊外の別荘の名。「光と影の三部作」
はスペイン絵画史上においてゴヤと双璧をなすディエゴ・ベラスケス(1599-
1660)を光に、ゴヤを影にたとえています。




<ARS INCOGNITA>
※未案内旧譜
INCOGNITA 0005 2枚組 \3250
管楽五重奏のための音楽
マルティン・サルバ(1958-):管楽五重奏曲第3番「青の五重奏曲」(2001)
ヘスス・エチェベリア(1963-):5つの楽章(2002)
フアン・カルロス・ペレス(1958-):7つの舞曲(2002)
ハビエル・ハシント(1968-):管楽五重奏曲第2番「Lurraren ahosta」(2003)
フランシスコ・ガルシア・アルバレス(1959-):管楽五重奏曲第3番(2002)
イラリオ・エストレミアナ(1958-):ディヴェルティメント Termes III(2002)
パブロ・ソロサバル管楽五重奏団
ヘスス・ソラバリエタ・ガロ(フルート) 
ミケル・オラサバル・アルベルディ(オーボエ)
エミリオ・チリベリャ・アルフォンソ(クラリネット)
ホセ・I・エチェベリア・ガステルメンディ(ファゴット) 
ホン・リサソ・ロイディ(ホルン)
録音:2003年7月、バラニャイン(スペイン)、アウディトリオ
1986年、バスク出身の作曲家パブロ・ソロサバル(1897-1988)の名を冠すること
を許されて結成されたスペインの管楽五重奏団による21世紀の作品集。録音鮮
明。4つ折りデジパック仕様。一部のお店様には前ディストリビューターより
ご案内済みですので、ご注意ください。





<CONCERTO XXI PRODUCCIONES>
BS 074 \2180
室内楽形式のサルスエラ
ピアノ六重奏によるサルスエラ・セレクション Vol.4
フランシスコ・アセンホ・バルビエリ(1823-1894):「パンと闘牛」
ルペルト・チャピ(1851-1909):「クラシック音楽」
フェデリコ・モレノ・トロバ(1891-1982):
「ラ・チュラポナ(マドリードの下町っ子)」(J・F・パチェコ編曲)
フェデリコ・チュエカ(1846-1908)&ホアキン・バルベルデ(1846-1910):
「その年は水のごとく去り」(J・F・パチェコ編曲)
フェデリコ・モレノ・トロバ:「ラ・マルチェレナ」(J・F・パチェコ編曲)
フェデリコ・チュエカ:「スリッパ(サパティリャス)」(J・F・パチェコ編曲)
アンサンブル・デ・マドリード
ロベルト・メンドサ、エスペランサ・ペラスコ(ヴァイオリン)
サンティアゴ・クシェバツキー(ヴィオラ) パウル・フリードホフ(チェロ)
フェルナンド・ポブレテ(コントラバス) アンヘル・ウイドブロ(ピアノ)
録音:2008年4月18日、マドリード、アウディトリオ・コンデ・ドゥケ、ライヴ




<CONSENTINO>
未案内旧譜
アルゼンチンのレーベルですが、スペイン経由で供給されます。

IRCO 217-218 2枚組 \5400
フアン・ホセ・カストロ(1895-1968):ピアノ作品全集
トッカータ(1940)(*)/ソナタ第2番(1969)(+)/ポルカ風(1946)(*)
何て冗談!(1913)(*)/クレオールのコラール第1番(1947)(#)
飛び跳ねる子羊(1938)(**)/熊の踊り(1936)(**)
子供の組曲(1928)(++)
マンブルの物語,ああ!…恋人にいつ会えるのか!,
アヴィニョン橋の上で,アロス・コン・レチェ
タンゴ集(1941)(**)
想起-泣き虫,コンパドロン,ミロンゲロ,郷愁に満ち
悲しい黒人(1937)(*)/スペインのソナティネ(1953)(##)
前奏曲集(1933-1934)(++)
前奏曲,小妖精,チンゴラのために,バル・ミュゼット,
スケルツィーノ,戦いの踊り,怖い物語,旅芸人のパレード
フリオ・オガス(*)、ガブリエル・ロフバル(+)、マルセラ・ゴンサレス(#)、
フェルナンド・ビアニ(**)、ドラ・デ・マリニス(++)、エレナ・ダブル(##)
(以上、ピアノ)
(C)(P)1996
フアン・ホセ・カストロはブエノスアイレス近郊に生まれた、パリのスコラ・
カントルムでヴァンサン・ダンディ(1851-1931)に師事したアルゼンチンの作曲
家。指揮者としても世界的に活躍しました。




<DISCMEDI>
DM 4733-02 2枚組 \4180
ナルシス・カザノベス(1747-1799):
「聖週間の聖務日課」から レスポンソリウム集
友が接吻を合図に私を裏切った/極悪の商人ユダは
弟子の一人が今日私を裏切る/私は無垢な子羊のようだった
一時も私と起きていられなかったのか/民の長老たちは会議を開いた
盗賊にでも向かうかのように/暗闇になった/大切なこの命を
彼らは私を不敬な者らの手に引き渡し/不敬な男がイエスを引き渡した
私の眼は曇ってしまった/私たちの羊飼いは逝った
道を行くすべての者よ/見よ、正しい人が死ぬさまを
諸々の地の王らは立ち上がり/私は定められている/主が葬られると
モンセラート修道院聖歌隊
オレゲル・アイマミ(チェロ)
アビガイル・エレロ(コントラバス)
エドゥアルド・ビラ(オルガン)
ベルナト・ビバンクス(指揮)
録音:2009年3月9-12、23-25日、モンセラト修道院(スペイン)
モンセラト修道院のオルガニストを務めたナルシス・カザノベスは、モンセラ
ト楽派の古典派を代表する作曲家。ベルナト・ビバンクスは1973年バルセロナ
に生まれ、モンセラト修道院聖歌隊学校でイレネウ・セガラ神父に師事、さら
にパリ音楽院、オスロ国立音楽アカデミーで学び、2007年モンセラト修道院聖
歌隊学校長に就任しました。




<PICAP>
PICAP 910814-02 \2250
ハイドン(1732-1809):
リュート、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための四重奏曲ニ長調 Op.2 No.2
ボッケリーニ(1743-1805):
ギターと弦楽のための五重奏曲ハ長調「マドリードの帰営ラッパ」
ホセ・ルイス・ロパテギ(ギター)
コシツェ弦楽四重奏団
録音:1982年以前




<PRION>
PRION 1259 \2180
フェリス・ラビリャ(1928-):歌曲集
私のために嘆いてください、ご婦人よ/ああ、苦い孤独
4つの歌/スペインの4つの歌/子供の2つの歌
世俗カンタータ(ヴィヴァルディの「私は泣き、うめき」RV675 による)
ビセンテ・マルティン・イ・ソレルの6つのアリエッタ
マヌエル・ガルシアの5つの抒情的カプリッチョ/エル・トリピリ
ブラジルの3つの歌/バスクの4つの歌/来い、来い(バスクの歌)
セシリア・ラビリャ・ベルガンサ(ソプラノ)
ホス・オキニェナ(ピアノ)
録音:2009年4月14-16日、サンセバスティアン(スペイン)、
ビクトリア・エウヘニア劇場グラブ・ホール
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレスをはじめ大歌手たちの伴奏ピアニストとし
て高名なフェリス・ラビリャ(スペインのパンプロナ生まれ)の作品集。彼とテ
レサ・ベルガンサ(メゾソプラノ、1957年から1977までラビリャ夫人)との間に
生まれたセシリアが歌っています。

PRION 1261 \2180
スメタナ(1824-1884):ピアノ三重奏曲ト短調 Op.15
ブラームス(1833-1897):ピアノ三重奏曲ロ長調 Op.8
アタウルフォ・アルヘンタ三重奏団
ダニエル・アルバレス(ヴァイオリン) アルベルト・ゴロチャテギ(チェロ)
パブロ・ロペス・カリェホ(ピアノ)
録音:サンタンデル(スペイン)、マルセリノ・ボティン財団
スペインの大指揮者アタウルフォ・アルヘンタ(1913-1958)の名を冠したトリオ
による演奏。

PRION 4082 \2180
【未案内旧譜】
国境を開いて ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための室内楽作品集
ネメシオ・オタニョ(1880-1956):ソルチコ
パブロ・ソロサバル(1897-1988):子供たちの涙/鳥の歌
ホセ・ドミンゴ・デ・サンタ・テレサ(1888-1980):バスク組曲
カルロス・ビリャソル(1961-):別れのシステム
ラヴェル(1875-1937):亡き王女のためのパヴァーヌ
サラサーテ(1844-1908):ナバラ
ミヨー(1894-1974):組曲 Op.157b
ピーター・シッケレ(1935-):3人のためのセレナード
エルナク・トリオ
モニカ・チリタ(ヴァイオリン)
オスカル・エスピナ・ルイス(クラリネット)
永沢紀子(ピアノ)
録音:2001年以前、ウエスカ専門音楽院ホール(スペイン)
スペイン・バスク地方の出身あるいはその血を引く(ラヴェルは母がバスク出身)
作曲家の作品を中心としたアルバム。エルナク・トリオは1994年に結成され、
アメリカとスペインを中心に活躍しています。永沢紀子はカーネギー・ホール
でリサイタルを開いたこともある実力派。

<MEMORIES>
MR2136 \1680
マーラー:交響曲第5番
1973年12月23日ライヴ(ステレオ)
ゲンナジー・ロジェストベンスキー指揮
モスクワ放送響
ソビエト崩壊後に数々の興味深い音源が発掘されましたが、その後の管理が継
続的でないのか多くが廃盤になり入手困難となっております。このロジェベンの
マラ5もその中の一つです。一聴してヴィヴラートが心憎い金管に痺れます。如
何にもロシアのオーケストラによる音色の存在感がたまりません。大音響に長け
たロシアの名門とマーラーの音楽のマッチングは意外と良好なのです。タイミン
グが示すとおり、異常なスピードと言えますが、世間一般で誉めそやされる耽美
的な演奏とも迫力で押し切るマッチョ演奏とも一線を画します。奇才ロジェスト
ベンスキーならではの別格の演奏と言えましょう。かつてのリリースでは、全ソ
放送大交響楽団といういかめしい名前でしたが、モスクワ放送響首席時代のライ
ヴと特定されました。
[11:44],[13:07],[17:06],[9:04],[14:08]
REVELETION RECORDS, LONDONよりのライセンスです。

MR2137 \1680
ムソルグスキー=ラヴェル:「展覧会の絵」(ゲルギエフ、1989年10月ライヴ)
ムソルグスキー=コルサコフ:「禿山の一夜」(シモノフ、1980年5月ライヴ)
(ステレオ)
ヴァレリー・ゲルギエフ指揮
キーロフ管、
ユーリ・シモノフ指揮
レニングラードフィル
ゲルギエフがいよいよ国際的に注目され始めた頃の貴重なライヴ。近い時期に
PHILIPSへ録音している「展覧会」ですが、そちらはロッテルダムフィル共演で
したし、近年のCDはウィーンフィルですから、手兵キーロフとの着任早々のラ
イヴである当盤は非常に価値があります。演奏は、現在の爆演スタイルとはちょ
っと違うしっとりとした味わいとインターナショナルから程遠いローカルな音色
でノスタルジーを感じさせてくれます。録音の質も如何にもロシアの録音という
感じで残響がちょっぴり多めで管楽器がどこまでも伸びていくような昔の
MELODIYAを想わせます。特筆すべきはカプリングのシモノフによる「禿山」で
す。ムラヴィンスキーの片腕として重きをなしたシモノフとレニングラードフィ
ルという垂涎の組合せで、ムラヴィンスキー時代のアンサンブル故にお見事。
一聴をオススメします。
POINT CLASSICSよりのライセンスです。

<E1 ENT DVD>
E1E-DV-6731(DVD-Video) 4枚組 \6080
Leonard Bernstein/OMNIBUS(4DVD SET)
DISC1
BEETHOVEN`S FIFTH SYMPHONY
Broadcast Live on the CBS Television Network
1954/11/14   33分
THE WORLD JAZZ
Broadcast Live on the CBS Television Network
1955/10/16 45分
DISC2
THE ART OF CONDUCTING
Broadcast Live on the CBS Television Network
1955/12/4 48分
AMERICAN MUSICAL COMEDY
Broadcast Live on the ABC Television Network
1956/10/7 76分
DISC3
INTRODUCTION TO MODERN MUSIC
Broadcast Live on the ABC Television Network
1957/1/13 49分
THE MUSIC OF J.S.BACH
Broadcast Live on the ABC Television Network
1957/3/31 64分
DISC4
WHAT MAKES OPERA GRAND?
Broadcast Live on the NBC Television Network
Bonus Performance
HANDEL MESSIAH(Advent & Christmas,with the Hallelujah Chorus)
Broadcast Live on the CBS Television Network
1955/12/25 58分
アデーレ・アディソン(S) グローリア・レイン(A)
デイヴィッド・ロイド(T) ウィリアム・ウォーフィールド(Br)
シンフォニー・オブ・ジ・エア
スコラ・カントルーム
50年代にCBS, ABC, NBCから放送された文化教養講座シリーズ「Omnibus」から
「バーンスタイン特集」を収録した4枚組みDVD。
シリーズはフォード財団がスポンサーとなり、大衆をターゲットに
毎週日曜午後放送された。文化、芸術、科学などのトピックを
わかりやすく解説し、シリーズ全体で166話、230時間と教養番
組としてはめずらしい長寿番組となった。シリーズを通してホスト
を務めるのはテレビジャーナリスト、アリステア・クック。
54年に放送された第一回目のバーンスタイン特集では、ベートー
ヴェンの交響曲第5番を取り上げる。作曲家の葛藤する姿や性格
までを残された譜面から読み取っていく。堅苦しく思われがちの
クラシック音楽をバーンスタインならではの新鮮な切り口と、深い
洞察力で観ている人を惹き込んだ。
4枚目のディスクにはボーナス・フィーチャーとして55年のクリス
マスに放送された、ヘンデルのメサイアを収録。




<独UNIVERSAL>
DECCA 4802574 \850
バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番 
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)
フランソワ・ルルー(Ob)
ムローヴァ・アンサンブル

DG 4802860 \850
モーツァルト:交響曲第40番、第41番「ジュピター」、
歌劇「魔笛」序曲
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

DG 4803337 \850
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番~第3番
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

DG 4803338 \850
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第4番~第6番
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

DG 4803365 10枚組 \4350
ショパン:ピアノ協奏曲集、ピアノ作品集
マルタ・アルゲリッチ、クラウディオ・アラウ、
ダニエル・バレンボイム、イーヴォ・ポゴレリチ、
ヴラディーミル・アシュケナージ、エミール・ギレリス、
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ、ユンディ・リ 他
詳細不明です。

DG 4803428 \850
ショパン:ピアノ協奏曲第1番、第2番
マルタ・アルゲリッチ、イーヴォ・ポゴレリチ
クラウディオ・アバド指揮
ロンドン交響楽団、シカゴ交響楽団




<MUSICAL CONCEPTS>
MC107 \850
プーランク:フルート・ソナタ
プロコフィエフ:フルート・ソナタ ニ長調
マルティヌー:フルート・ソナタ
エルディン・バートン: フルートとピアノのためのソナティネ
フォーレ:コンクール用小品
ジェニファー・スティントン(Fl)
スコット・ミッチェル(P)
1989/10




<MEMBRAN>
DOCUMENTS 231873 \750
クルト・ワイル:三文オペラ
ハンス・ゾンマー指揮 管弦楽団 1930年

DOCUMENTS 232116 10枚組 \4850
ペーター・アンダース(T)の芸術
※詳細はこちらです

DOCUMENTS 232865 10枚組 \1350
CD1
チャイコフスキー:白鳥の湖(抜粋)
レオポルド・ストコフスキー指揮 NBC交響楽団 1954/55
CD2
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ
エルネスト・アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管 1949
ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント
フェレンツ・フリッチャイ指揮 RIAS交響楽団 1957
CD3
ラヴェル:ダフニスとクロエ
デジレ=エミール・アンゲルブレシュト指揮
フランス国立放送管弦楽団 1953
CD4
バーンスタイン:「ウェスト・サイド・ストーリー」から
シンフォニック・ダンス
カール・デイヴィス指揮 ロイヤル・フィル 1996
バーンスタイン:ファクシミリ
レナード・バーンスタイン指揮 RCAビクター響 1947
バーンスタイン:バレエ音楽「オン・ザ・タウン」
レナード・バーンスタイン指揮 オン・ザ・タウンオーケストラ 1947
CD5
チャイコフスキー:眠りの森の美女(抜粋)
ピエール・モントゥー指揮 ロンドン交響楽団 1957
CD6
ドビュッシー(カプレ編):おもちゃ箱
アンドレ・クリュイタンス指揮 フランス国立放送管 1954
ドビュッシー:遊戯
エルネスト・アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管 1953
ストラヴィンスキー:カルタ遊び
セルジウ・チェリビダッケ指揮 ベルリン・フィル 1950
CD7
ストラヴィンスキー:春の祭典
エルネスト・アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管 1950
サン=サーンス:死の舞踏
エルネスト・アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管 1952
CD8
ヘンデル(ビーチャム編):The Great Elopement Suite
サー・トーマス・ビーチャム指揮 ロンドン・フィル 1945
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」組曲
セルジウ・チェリビダッケ指揮 ロンドン・フィル 1948
CD9
ハチャトゥリアン:ガイーヌ(抜粋)、スパルタクス(抜粋)、
仮面舞踏会(抜粋)
ユーリ・シモノフ指揮 ロイヤル・フィル 1994
CD10
ドリーブ:シルヴィア(抜粋)、歓楽の王(抜粋)、
コッペリア(抜粋)
カール・デイヴィス指揮 ロイヤル・フィル 1996

FABFOUR 232923 4枚組 \1250 ※価格変更 \1050
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻、第2巻
ロザリン・トゥーレック
1952/53

THE INTENSE MUSIC 232975 \550
スーザ:行進曲集
1. 星条旗よ永遠なれ
2. オン・パレード
3. 忠誠
4. 海を越えた握手
5. 雷神
6. ワシントン・ポスト
7. 闘技士
8. カピタン
9. アメリカ野砲隊
10. 士官候補生
11. サウンド・オフ
12. コーコランの候補生
13. マンハッタン・ビーチ
14. 国民防衛軍
15. 聖なる殿堂の貴族たち
16. 無敵の鷲
17. 自由の鐘
18. 剣と拍車
19. ライフル・レジメント
20. 旗手
モートン・グールド指揮 ヒズ・シンフォニック・バンド




<INTRINEM FILMS DVD>
UNR00020(DVD-Video) \1580
「FROM PAIN TO FAME」
スーザン・ボイル
CDデビューに続き09年末のNHK紅白歌合戦にもゲスト出演するなど、その卓越し
た歌唱力で世界を魅了したスーザン・ボイルの恵まれない生い立ちと、人生を
一変させることになった歌への情熱を描いたドキュメンタリー。
スコットランドの田舎町でひっそりと暮らしていたひとりの女性が、歌のオー
ディション番組に出演したことでその人生が大きく変わっていく、ドラマのよ
うなストーリーが胸をうつ。65分




<URANIA>
URN22.410 2枚組 \2700
ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」
ディノ・ドンディ(ナブッコ)
アニタ・チェルクェッティ(アビガイッレ)
ウーゴ・トラーマ(ザッカリア)
ジョヴァンナ・フィオリーニ(フェネーナ)
ジャン・パオロ・コッラーディ(イズマエーレ)
フルヴィオ・ヴェルニッツィ指揮
ヒルフェルスム放送交響楽団
1960/9/24


URN22.411 2枚組 \2700
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」
アントニエッタ・ステッラ(レオノーラ)
ジュリエッタ・シミオナート(アズチェーナ)
カルロ・ベルゴンツィ(マンリーコ)
エットーレ・バスティアニーニ(ルーナ伯爵) 他
ファウスト・クレヴァ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
1960/2/27




<FOREST HILL DVD>
FHDV20801(DVD-Video) \4500
ウィリアム・カネンガイザーとその仲間たちイン・ジャパン 2008
1.粉屋の踊り(ファリャ/カネンガイザー編)
2.グラン・ソロ(ソル)
3.魔法のセレナーデ(ヨハンソン/カネンガイザー編曲)
4.友人達のスケッチより「ロブスター・テール」(ヘッド)
5.エアー -ギター四重奏、またはギター合奏のための
6.リバーラン -ギター三重奏のための
7.ラプソディ・ジャパン -ギター二重奏のための
8.紺碧の舞曲 -ギター二重奏のための
9.天使の協奏曲
独奏:ウィリアム・カネンガイザー
指揮:藤井眞吾
特別ギター・オーケストラ・メンバー
アンドリュー・ヨークと人気を二分するロサンゼルス・ギター・カルテットの
創始メンバー、ウィリアム・カネンガイザーの08年6月福岡でのコンサートを
収録。
ソロ・パフォーマンスではファリャの「粉屋の踊り」ほか4曲を披露。ヨハンソ
ンの「魔法のセレナーデ」は世界初演。カネンガイザーの高いテクニックをカ
メラがクローズアップで捉えている。ギター・アンサンブルではギタリスト&
コンポーザー藤井眞吾の作品5曲を収録。カネンガイザー以外はコンサートの
2日前に同会場でレコーディングされた「藤井眞吾ギター作品集」と同じメン
バーで演奏。巻末には新しい曲に取り組むふたりのアーティストと仲間たちの
練習風景を写したドキュメンタリーを収録。温かく和やかな雰囲気が伝わって
くる。




<MEMBRAN>
DOCUMENTS 232779 10枚組 \1350
Herbert von Karajan/10CD Wallet Box
CD1
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
グレン・グールド(P)ベルリン・フィル 1957年
バルトーク:ピアノ協奏曲第3番
ゲザ・アンダ(P) RAIトリノ交響楽団 1954年
CD2
モーツァルト:クラリネット協奏曲
バーナード・ウォルトン(Cl) フィルハーモニア 1955年
モーツァルト:ホルン協奏曲第1番、第4番
デニス・ブレイン(Hr) フィルハーモニア 1953年
CD3
モーツァルト:ホルン協奏曲第2番、第3番
デニス・ブレイン(Hr) フィルハーモニア 1953年
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
ゲザ・アンダ(P) RAIローマ交響楽団 1954年
CD4
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付」
テレサ・シュティッヒ=ランダル(S) ヒルデ・レッセル=マイダン(Ms) 
ワルデマール・クメント(T) ゴットロープ・フリック(Bs)
ローマRAI交響楽団 1954年
CD5
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
フィルハーモニア 1953年
シベリウス:交響曲第4番
フィルハーモニア 1953年
CD6
J.シュトラウス:喜歌劇「こうもり」序曲
フィルハーモニア 1955年
R.シュトラウス:歌劇「ナクソス島のアリアドネ」-プロローグ、
序曲   フィルハーモニア 1954年
ビゼー:カルメン組曲
ウィーン・フィル 1954年
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」-
第1幕への前奏曲、第3幕への前奏曲
バイロイト祝祭管弦楽団 1951年
モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲、僧侶の行進
フィルハーモニア 1953年
フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」前奏曲集
フィルハーモニア 1953年
CD7
ブルックナー:交響曲第8番(第2楽章-第4楽章)
プロイセン国立歌劇場管弦楽団 1944年
CD8-10
モーツァルト:歌劇「コシ・ファントゥッテ」全曲
エリーザベト・シュワルツコップ、ナン・メリマン、レオポルド・
シモノー、ロランド・パネライ、セスト・ブルスカンティーニ、
リザ・オットー
フィルハーモニア 1954年


DOCUMENTS 232782 10枚組 \1350
Joseph Schmidt/A Star Falls From Heaven
※曲目詳細はこちらにございます

<MEMBRAN>
DOCUMENTS 232784 10枚組 \1350
マリオ・デル・モナコ
MARIO DEL MONACO/THE ROMAN HERO
※曲目詳細はこちらにございます

DOCUMENTS 232807 10枚組 \1350
フリッツ・ヴンダーリッヒ
Fritz Wunderlich/ A Voice - A Legend
※曲目詳細はこちらにございます

<DELTA CLASSICS>
DCCA-0067 \2415
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
ベートーヴェン:エグモント序曲
ベートーヴェン:コリオラン序曲(*)
弊社から既にチャイコフスキーの交響曲は第4番(DCCA-0052)、第5番(DCCA-
0047)と発売しておりますが、チャイコフスキーが残した名曲「悲愴」がよう
やく満を持して発売となります。しかも、今まで数多くのアイテムで好評を得
てきた第2世代技術を用いての復刻となります。既に第2世代技術というのも定
着しはじめ、手作業ににより可能な限りノイズを除去するという、とてつもな
く根気がいる作業を今回SP盤に使用しました。LPレコードからの復刻除去作業
でもかなり時間を要しますが、SP盤はご存知の通り針で再生すると必要以上に
パチパチといった耳に付くノイズが纏わりつき作業はとても困難なものでした。
しかし、ノイズフィルターなどで除去した時とは全く違い、音そのもののダメ
ージを最小限に抑える事ができ、本来の音色、演奏の強弱、立体感、モノラル
でありながらの音場の広がりなど、断然プラスの作用が大きい為弊社では可能
な限りこの方法を行っております。元々がSPからの復刻故、どうしても盤に起
因するノイズ、再生時のノイズなどが残ってしまいますが、それらを引いても
十分に鑑賞に耐える範囲だと思います。巨匠はベートーヴェンやワーグナー程
チャイコフスキーの録音を多くは残してくれていません。ファンや愛好家にと
って少しでも手元に置いておける商品となれば作り手としても非常に喜ばしい
限りです。是非一度聞いて頂ければ巨匠のチャイコフスキーに対する愛情が伝
わる事でしょう。
SP盤をマスターとした為、盤面ノイズ等があります。予めご了承下さい。
録音日は一般的に知られている日です。

modoru