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<クラシック・輸入盤新譜情報 10-01
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

<Deutsche Grammophon>
9月新譜でご案内しながら発売中止となっていましたアルゲリッチのショパン・
アルバムですが、収録曲目が一部変わってソナタも収録され、ジャケットも魅力
的な写真に変わりショパンイヤーの幕開けを飾るに相応しく、1月新譜として発
売されることが決定しました。内容および発売時期が変わりましたので、以前頂
いたご注文はキャンセルとし、あらためてご注文をお願いいたします。

4777557 \1850
「アルゲリッチ/ショパン名演集」
1)バラード第1番 op.23
2)エチュード第4番 op.10-4
3)マズルカ第26番 op.41-1
4)マズルカ第27番 op.41-2
5)マズルカ第15番 op.24-2
6)マズルカ第40番 op.63-2
7)マズルカ第23番 op.33-2
8)ノクターン第4番 op.15-1
9)ノクターン第16番 op.55-2
10)マズルカ第36番 op.59-1
11)マズルカ第37番 op.59-2
12)マズルカ第38番 op.59-3
13)ピアノ・ソナタ第3番 op.58
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
録音:1959年1月26日(1,) 1967年12月3日 (2-9) RIASスタジオ
1967年10月3日(10-12) ケルン、1967年3月15日(13) ベルリン
今さら言葉を尽くす必要もない現代最高の天才音楽家、アルゲリッチが1959年か
ら1967年にかけて録音した秘蔵ショパン録音集が、ショパン生誕200年の幕開け
を飾るにふさわしく世界初発売されます。ベルリンRIAS放送局などで録音された
音源で、アルゲリッチが急激に世界的注目を集め始めた20代から30代の煌く感性
がつむぎだす演奏の数々が収録されています。前回ご案内収録曲目が少し変更に
なり、ソナタ第3番が追加されることになりました!

477 8724 2枚組 \2080
「グルダ plays ショパン」
1)ピアノ協奏曲第1番 op.11 
2)24の前奏曲集(全曲) op.28
3)4つのバラード(全4曲)
4)ノクターン第13番 op.48-1
5)舟歌 op.60
6)ノクターン第5番 op.15-2
7)ワルツ ホ短調 遺作
8)ノクターン第17番 op.62-1
9)Epitaph for a Love
フリードリヒ・グルダ(ピアノ)
エイドリアン・ボールト指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1)
録音:1954年2月(1: デッカ音源)、1955年4月&5月(2)、1955年3月(3,7)
1960年7月(4,5)、1956年5月(6)、1986年7月(8) ライヴ録音(2-8)
(9:パウル・グルダ所蔵によるグルダ即興録音)
2010年1月27日に早くも没後10年を迎えるグルダ。バッハ、モーツァルトに続い
て、今回はショパンの未発表音源を多数含むリリースの登場です。デッカから既
に発売されていた協奏曲録音以外は全て世界初発売となる音源。グルダがショパ
ン演奏に最も集中的に取り組んでいた1950年代半ばのコンサートライヴによる
24の前奏曲集、4つのバラードなどが、グルダのみずみずしい感性を今に伝えて
くれます。最後に1曲、息子パウル所蔵によるグルダの即興演奏が華を添えてい
ます。

4778727 2枚組(1枚価格) \1850
ショパン・ゴールド
CD1
1.ポロネーズ第6番変イ長調Op.53《英雄》/マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
2.前奏曲第15番変二長調Op.28‐15《雨だれ》/マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
3.ワルツ第6番変二長調Op.64‐1《小犬》/マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)
4.  同  第7番嬰ハ短調Op.64‐2/アリス=紗良・オット(ピアノ)
5.練習曲第3番ホ長調Op.10‐3《別れの曲》/ネルソン・フレイレ(ピアノ)
6.  同  第12番ハ短調Op.10‐12《革命》/
ウラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
7.前奏曲第3番ト長調Op.28‐3/ラファウ・ブレハッチ(ピアノ)
8.  同  第7番イ長調Op.28‐7/同上
9.子守歌変二長調Op.57/エレーヌ・グリモー(ピアノ)
10.ポロネーズ第3番イ長調Op.40‐1《軍隊》/エミール・ギレリス(ピアノ)
11.幻想即興曲嬰ハ短調Op.66/マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)
12.夜想曲第2番変ホ長調Op.9‐2/ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
13.バラード第1番ト短調Op.23/マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
14.スケルツォ第2番変ロ短調Op.31/
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
15.ワルツ第1番変ホ長調Op.18《華麗なる大円舞曲》/
ゾルターン・コチシュ(ピアノ)
16.練習曲第23番イ短調Op.25‐11《木枯らし》/
ウラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
CD2
1.夜想曲第8番変二長調Op.27‐2/ラン・ラン(ピアノ)
2.練習曲第4番嬰ハ短調Op.10‐4/ネルソン・フレイレ(ピアノ)
3.前奏曲第3番ト長調Op.28‐3/マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
4.  同  第6番ロ短調Op.28‐6/同上
5.マズルカ第13番イ短調Op.17‐4/ウラディミール・・ホロヴィッツ(ピアノ)
6.スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39/イーヴォ・ポゴレリチ(ピアノ)
7.ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35《葬送》-葬送行進曲/
エレーヌ・グリモー(ピアノ)
8.前奏曲第11番ロ長調Op.28‐11/フリードリヒ・グルダ(ピアノ)
9.  同  第20番ハ短調Op.28‐20/同上
10.3つのエコセーズOp.72‐3/ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
11.前奏曲第21番変ト長調Op.25‐19《蝶々》/
ウラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
12.夜想曲第10番変イ長調Op.32‐2/マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)
13.即興曲第1番変イ長調Op.29/ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
14.舟歌嬰へ長調Op.60/マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
15.マズルカ第19番ロ短調Op.30‐2/
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
16.バラード第3番変イ長調Op.47/スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1953-2009年
「ショパン生誕200周年」を記念して贈る豪華2枚組。アルゲリッチ、アシュケナ
ージ、ポリーニ、プレトニョフ、ピリス、グルダ、ミケランジェリ、ラン・ラン、
グリモーなど当レーベルを誇る古今東西の名手たちの名演奏を32曲収録してあり
ます。ショパンの名曲、そしてきらぼしのごときスター・ピアニストの演奏を一
気に堪能できる贅沢極まりない2枚組です。

4778101 \1850
ミーシャ・ブルガーゴーズマン/ナイト・アンド・ドリームズ
ドビュッシー:美しき夕べ/R.シュトラウス:夜Op.10‐3
ブラームス:セレナーデOp.106‐1/リスト:おお!私が眠りにつくときにS.282
デュパルク:悲しき歌/フォーレ:われらの愛Op.23‐2
モンサルバージェ:黒人の子守歌Op.4‐4/シューベルト:夜曲D.672
プーランク:あなたはそういう人FP. 121‐2/シューベルト:月に寄せてD.193
フォーレ:月の光 Op.46‐2/F.イーミ:夜の訪れ/R.アーン:恍惚のとき
ショーソン:リラの花咲くころOp.19‐3/ファリャ:ナナ/
デュパルク:フィディレ
R.シュトラウス:子守歌Op.41‐1/ヴォルフ:私の巻毛の陰で
モーツァルト:夕べの想いK.523/R.シュトラウス:セレナーデOp.17‐2
P.ウォーロック:眠り
ミーシャ・ブルガーゴーズマン(ソプラノ) 
ユストゥス・ツァイエン(ピアノ)
録音:2009年5月12-17日 テルデック・スタジオ、ベルリン
カナダ出身のアフロヘアで鼻ピアスという、強烈な存在感を放つ異色の黒人ソプ
ラノ、ミーシャ・ブルガーゴーズマン。その前代未聞の強烈な個性は、2007年録
音のDGデビュー盤において、それぞれの曲の多様な世界観を、絶妙に描き分けて
みせました。夢見るような夕べの音楽を21曲集めた当盤でも、豊かな情感にあふ
れた美しい歌声で、雄弁かつ柔らかな音楽世界を精妙に描き上げています。

4778589 \1850
アンナ・ネトレプコ/静かな夜に夢みたこと
リムスキー=コルサコフ:
静かな夜に夢みたことOp.40‐3
許して、転落の日々を思い出さないでOp.27‐4
高嶺に吹く風もなくOp.43‐2
ひばりの歌声は響きOp.43‐1
グルジアの丘の上にOp.3‐4
ばらと酒の王国で/ズライカの歌Op.26‐4
ばらに魅せられたナイチンゲールOp.2‐2
流れたなびく雲が切れ切れになってOp.42‐3
ニンフOp.56‐1/同:夏の夜の夢Op.56‐2
チャイコフスキー:木陰で何を歌うのかOp.57‐1
そんなに早く忘れて
狂おしい夜Op.60‐6
Op.6‐5
何故?Op.6‐5
セレナーデOp.63‐6
子守歌Op.16‐1
私は野辺の草ではなかったのか?Op.47‐7
暗い日々のさなかにOp.73‐5
昼の輝きが満ちようとOp.47‐6
ドヴォルザーク:わが母の教えたまいし歌
R.シュトラウス:ツェツィーリエOp.27‐2
アンナ・ネトレプコ(ソプラノ) 
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
録音:2009年8月14-17日 ザルツブルク祝祭大劇場
当代最高の人気ソプラノ、アンナ・ネトレプコが、巨匠ダニエル・バレンボイム
を伴奏者に迎えて、2009年8月にザルツブルクで録音したリムスキー=コルサコ
フ&チャイコフスキー歌曲集。奔放な情熱に満ち溢れたネトレプコとバレンボイ
ムの音楽性がこんなにも相性がよかったのかと驚かされるファン必聴の1枚です。

4778463 \1850
ペルゴレージ:ミサ曲ヘ長調 《聖エミディオのために》
スターバト・マーテル
ディキシト・ドミヌス
ヴェロニカ・カンジェミ (ソプラノ) サラ・ミンガルド(アルト) 
スイス・イタリア語放送合唱団(指揮:ディエゴ・ファゾリス) 
モーツァルト管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:2009年5月29日-6月4日 ボローニャ 
2010年に「生誕300周年」を迎えるバロック後期のナポリの作曲家、ペルゴレー
ジ。後世のモーツァルトと並ぶほどの才能を持ちながら26歳という若さで夭折し
た彼の代表作を3枚に分けて贈る巨匠アバド渾身の「ペルゴレージ・プロジェク
ト」。《スターバト・マーテル》、ハ短調の《サルヴェ・レジーナ》、彼の唯一
の協奏曲を収めた第1弾に続く当盤には、彼の2つのミサ曲のうちの一つ《聖エミ
ディオのために》を収録。12月新譜でご案内した《ディキシト・ドミヌス》とリ
リースの順番が入れ替わり、このミサ曲《聖エミディオのために》が先にリリー
スされることになり、ジャケットも若干変更されました。今回のミサ曲は2つの
オーケストラと合唱が活躍する曲で、第1曲の《キリエ》は19小節と大変短いな
がらも華やかなファンファーレ的な役割を果たす楽章になっています。また、
超高速フーガの終曲では、声楽メンバーのテクニックがひときわ輝いていている
のも聴きどころです。

4776633 \1850
レオンカヴァッロ:《五月の夜》
1.テノールと管弦楽のための交響詩《五月の夜》
2.4月
3.あなたの眼差しの中に
4.リラの賛歌
5.瞳の歌
6.惜別
7.ヴェネツィアの舟歌
8.かわいいワルツ
プラシド・ドミンゴ(テノール) ラン・ラン(ピアノ) 
ボローニャ歌劇場管弦楽団 
指揮:アルベルト・ヴェロネージ
録音:2007年1-2、9月 ボローニャ 
2009年が「没後90年」にあたる19世紀イタリアを代表するオペラ作曲家レオンカ
ヴァッロ。ドミンゴが贈る当盤では、レオンカヴァッロ作品を十八番とする彼ら
しく、テノールと管弦楽のための交響詩《五月の夜》を筆頭に、隠れた名曲を数
多く集めた好選曲になっています。また、7つの歌曲で伴奏を務める当代最高の
若手人気ピアニスト、ラン・ランの妙技にもぜひご注目ください。

4777461(2CD+DVD) \3700
ゴリホフ:《マルコ受難曲》
アキレス・バエス(ギター)
マイケル・ウォード=バーグマン(アコーディオン)
ゴンサロ・グラウ(ピアノ) デイヴィッド・ぺナ(ダブル・ベース)
受難曲のオルケスタ 
シモン・ボリバル・ユースオーケストラ・オブ・ベネズエラのメンバー
指揮&合唱指揮:マリア・ギナンド
録音:2007年1月8-14日 カラカス
1960年、ロシア移民の子としてアルゼンチンに生まれたオスバルド・ノエ・ゴリ
ホフは、26歳の時にアメリカに渡り、ジョージ・クラム、ルーカス・フォス、オ
リヴァー・ナッセンらの薫陶を受け、特定の技法に拘泥しない独自の作風を育み
ました。彼はグラミー賞に輝くなど、映画音楽の分野でも活躍が著しく、サリー
・ポッター監督作品の『タンゴレッスン』や『耳に残るは君の歌声』における
ポッターとの共同作業が注目を集めているのは周知の通りです。本作は、グバイ
ドゥーリナ、譚盾、リームらと共に、シュツットガルト国際バッハアカデミーか
ら「J.S.バッハを記念する受難曲2000プロジェクト」のために作曲を委嘱されて
書いた受難曲ですが、いきなり聴こえてくるリズミカルなドラムの音には、ある
種の戸惑いを抱いてしまうかもしれません。しかしやがて、そのリズムにホーン
セクションが加わってくると、それはまさにラテン音楽の響きで、クラシック
音楽とは全く異質の音楽世界をお楽しみいただけるはずです。そして、能天気な
磔やイエスの死の場面もきっと笑って許せてしまうことでしょう。



<DECCA>
4782113 2枚組 \2180
743376(DVD-Video) \3350
プレートル&ウィーン・フィル/ニューイヤー・コンサート2010
収録予定曲
J.シュトラウスII世:喜歌劇《こうもり》序曲
ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ《女心》Op.166
J.シュトラウスII世:ポルカ《クラップフェンの森で》Op.336
同:ポルカ・シュネル《恋と踊りのときめき》Op.393
同:ワルツ《酒、女、歌》Op.333
同:常動曲Op.257
ニコライ:歌劇《ウィンザーの陽気な女房たち》序曲
J.シュトラウスII世:ワルツ《ウィーンのボンボン》Op.307
同:シャンパン・ポルカOp.211
同:ポルカ・マズルカ《心と魂》Op.323
J.シュトラウスI世:パリのカーニヴァル
オッフェンバック:喜歌劇《ライン川の水の精》序曲
E.シュトラウス:カドリーユ《美しきヘレナ》
J.シュトラウスII世:ワルツ《朝の新聞》Op.279
H.C.ロンビ:シャンパン・ギャロップ
J.シュトラウスII世:Op.373
新年の挨拶
J.シュトラウスII世:ワルツ《美しき青きドナウ》Op.314
J.シュトラウスI世:ラデツキー行進曲Op.228
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ジョルジュ・プレートル
録音&収録:2010年1月1日 ムジークフェラインザール、ウィーン 
巨匠プレートル、2度目の指揮台へ!世界に向けて2010年の幕開けを告げるウィ
ーン・フィルのニューイヤー・コンサート2010。日本でもすっかりおなじみウィ
ーン・フィルのニューイヤー・コンサート。2010年の指揮台にはフランス出身の
巨匠ジョルジュ・プレートルが2年ぶりに登場します。前回のニューイヤー・コ
ンサートは全世界で13万枚近いセールスを記録、その後の彼の人気は日本でも
うなぎのぼりで、最近はウィーン・フィル定期演奏会の常連になるなど、オーケ
ストラとの関係も良好なプレートル。85歳とは思えないエネルギッシュな指揮
で再び世界の音楽ファンを楽しませてくれることでしょう。

4782243 \1850
ハイドン:チェンバロとヴァイオリンのための協奏曲集
1.チェンバロ協奏曲二長調Hob.XVIII‐11
2.ヴァイオリン協奏曲ト長調Hob.VIIa‐4
3.チェンバロとヴァイオリンのための協奏曲へ長調Hob.XVIII‐6
オッターヴィオ・ダントーネ(チェンバロ) 
ステファノ・モンタナーリ(ヴァイオリン) 
アカデミア・ビザンティーナ
録音:2009年2月17-24日 クラッセンセ図書館サラ・ダンテスカ、ラヴェンナ 
ハイドン没後250年記念リリース。アカデミア・ビザンティーナは、17-18世紀の
音楽解釈において、最も創造的で魅力ある演奏団体のひとつ。これまでも、数多
くの録音でピリオド楽器を用いながら、確かなテクニックと情熱的で個性的な演
奏で聴き手を魅了しています。当盤でも、名匠ダントーネの弾き振りによるチェ
ンバロ協奏曲のほか、ヴァイオリンの名手モンタナーリもソロに登場しつつ、伴
奏との親密で魅力的な音楽の対話を聴かせてくれます。

743357(DVD-Video) \3350
ベッリーニ:歌劇《夢遊病の女》全2幕
演出:マリー・ツィンマーマン
フアン・ディエゴ・フローレス(テノール:エルヴィーノ) 
ナタリー・デセイ(ソプラノ:アミーナ) 
ミケーレ・ペルトゥージ(バス:ロドルフォ伯爵)他 
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団 
指揮:エヴェリーノ・ピド 
収録:2009年3月 メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク
現代最高のベルカント・テノール、フアン・ディエゴ・フローレスが、名門MET
を舞台にエルヴィーノを歌う《夢遊病の女》の注目の新演出。アミーナ役には、
フランスの人気ソプラノ、ナタリー・デセイを起用しているのも大きな話題で、
マリー・ツィンマーマンによる現代衣装を使った新演出とともに、官能の名舞台
をたっぷりお楽しみください。

743355(DVD-Video) \3350
マスネ:歌劇《タイス》全3幕
演出:ジョン・コックス
ルネ・フレミング(ソプラノ:タイス) 
トーマス・ハンプソン(バリトン:アタナエル) 
ミヒャエル・シャーデ(テノール:ニシアス)他 
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団 
指揮:へスス・ロペス=コボス
収録:2008年12月 メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク
マスネの代表的オペラ《タイス》は、文豪アナトール・フランスの同名小説が
原作で、1894年3月にパリ・オペラ座で初演が行われました。物語の舞台は4世紀
末のエジプトで、古代キリスト教の修道士アタナエルが、アレクサンドリアの享
楽の女性タイスを救おうとして改宗させながらも、自らはタイスの肉体の美しさ
に魅惑されて堕落していくという、精神と肉体の永遠の葛藤を描いた作品です。
MET新演出の当盤は、指揮者に巨匠ロペス=コボス、タイスにフレミング、アタ
ナエルにハンプソンという、当代きっての知性派を擁した、磨きに磨きぬかれ
た舞台をお届けします。



<DECCA>
4782194 2枚組 \2800
J.S.バッハ:マタイ受難曲
クリスティーナ・ランズハマー(ソプラノ)、
マリー=クロード・チャップス(アルト)、
ヨハネス・チュン(テノール)、
マクシミリアン・シュミット(テノール)、
ハンノ・ミュラー=ブラッフマン(バス)、
トーマス・クヴァストホフ(バス)、
クラウス・ヘーガー(バス)、
ライプツィヒ・聖トーマス教会聖歌隊、テルツ少年合唱団
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
指揮:リッカルド・シャイー
録音:2009年4月2日-3日 ライプツィヒ、ゲヴァントハウス
11月に来日公演を行い、素晴らしくコントロールのきいた伝統のサウンドで聴衆
を圧倒したシャイー&ゲヴァントハウスによるバッハ・プロジェクト第2弾は、
待望のマタイ受難曲。2005年にゲヴァントハウスのカペルマイスターに就任して
早5年、シャイーがすっかり手中に入れたバッハ縁のオーケストラと合唱団から
心の奥底を揺さぶる演奏を引き出しています。手元に置いて、折に触れて聴き返
したくなる名盤の登場!です。

4781517 \1850
アルブレヒト・マイヤー/ヴォイス・オブ・バッハ
貧しきものは饗せられん BWV75
オーボエ・ダモーレ協奏曲(悲しみを知らぬ者 BWV209より)
心と口と行いと命もて BWV147
人々よ、神の愛を讃えよ BWV167
神よわれを調べわが心を知りたまえ BWV136
コール・アングレ協奏曲(いざ、罪に抗すべし BWV54より)
汝いずこに行くや BWV166
目覚めよと呼ぶ声あり BWV140
天は笑い、地は歓呼す BWV31
オーボエ協奏曲(主よ裁きたもうな BWV105,他より)
泣き嘆き憂い、おののけ BWV12
アルブレヒト・マイヤー(オーボエ)
トリニティ・バロック(合唱)/イングリッシュ・コンサート
録音:2009年3月2日-6日 ロンドン セント・ポール大聖堂
ベルリン・フィルの首席オーボエ奏者として、またソリストや室内楽奏者として
も八面六臂の活躍をするアルブレヒト・マイヤーによる新録音はバッハ。数々の
カンタータをーボエのために編曲し、美しく馴染み深いメロディーに新たな魅力
が加わりました。オーボエという楽器を魔法のように操る究極のテクニシャンの
もとで誕生した至福のアルバムです。



<Deutsche Grammophon>
4778668 11枚組 \8580
マーラー:交響曲全集
1.交響曲第1番ニ長調《巨人》
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
2.交響曲第2番ハ短調《復活》
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ) 
クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ) 
ウェストミンスター合唱団 ニューヨーク・フィルハーモニック
3.交響曲第3番ニ短調
クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ) 
ニューヨーク・コラール・アーティスツ 
ブルックリン少年合唱団
ニューヨーク・フィルハーモニック
4.交響曲第6番イ短調《悲劇的》
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
5.交響曲第9番ニ長調
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
6.交響曲第5番嬰ハ短調
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
7.交響曲第7番ホ短調《夜の歌》
ニューヨーク・フィルハーモニック
8.交響曲第4番ト長調
ヘルムート・ヴィテック(ボーイ・ソプラノ) 
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
9.交響曲第10番嬰ヘ短調-アダージョ
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
10.交響曲第8番変ホ長調《千人の交響曲》
マーガレット・プライス、ジュディス・ブレゲン、
ゲルティ・ツィオマー(ソプラノ) トゥルデリーゼ・シュミット、
アグネス・バルツァ(メゾ・ソプラノ) ケネス・リーゲル(テノール) 
ヘルマン・プライ(バリトン) ジョゼ・ヴァン・ダム(バス) 
ウィーン国立歌劇場合唱団 ウィーン楽友協会合唱団 ウィーン少年合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:レナード・バーンスタイン
録音:1974-88年
バーンスタインが残した人気最高のマーラー交響曲全集が、BOXになって再登場!
1974年-88年にかけて収録。作曲者とつながりの深かったウィーン・フィル、コ
ンセルトヘボウ、ニューヨーク・フィルを指揮してバーンスタインが思いのたけ
をぶちまけた過激でヘヴィーな演奏が集まっています。特に2番、3番、7番、9番
といった大作での力のこめようは尋常ではなく、3度目のハンマーを復活させた
6番など、驚くほかないのめりこみぶりです。

4778628 14枚組 \10920
J.S.バッハ:オルガン作品集
CD1
トリオ・ソナタ第1-6番BWV.525-30
CD2
前奏曲とフーガBWV.531、533-36、539、541/幻想曲とフーガBWV.537
トッカータとフーガBWV.538《ドリア調》
CD3
トッカータとフーガBWV.540/幻想曲とフーガBWV.542
前奏曲とフーガBWV.543-46/ペダル練習曲BWV.598
CD4
前奏曲とフーガBWV.547-51/幻想曲BWV.562/同 BWV.563
トッカータ、アダージョとフーガBWV.564
CD5
トッカータとフーガBWV.565/同 BWV.566/前奏曲とフーガBWV.532/
パストラーレBWV.590/前奏曲BWV.568/同 BWV.569/幻想曲BWV.570/
同 BWV.572
CD6
フーガBWV.574/同 BWV.575/同 BWV.577/同 BWV.579
パッサカリアとフーガBWV.582/トリオBWV.583/同 BWV.586
アリアBWV.587/カンツォーナBWV.588/アラ・ブレーヴェBWV.589
CD7
オルガン協奏曲集BWV.592-96
CD8
オルガン小曲集BWV.599-644
CD9
シュープラー・コラール集/ライプツィヒ・コラール集
CD10
ライプツィヒ・コラール集/クラヴィーア練習曲集第3部
CD11
クラヴィーア練習曲集第3部/デュエット集BWV.802-5/フーガBWV.552
CD12
キルンベルガー・コラールBWV.690-713
オルガン・コラール編曲集-BWV.714-18、
CD13
オルガン・コラール編曲集-BWV.721-24、726-39、741、753、764
おお、穢れなき神の子羊BWV.618
CD14
コラール・パルティータ集BWV.766-68、770/カノン変奏曲BWV.769
サイモン・プレストン(オルガン)
録音:1988-2000年
雄大なスケールの即興的なトッカータや自由なスタイルで書かれたフーガ、作曲
者自身がオルガン用に編曲した有名なコラールなど、器楽曲や教会用の作品を
14枚組に収めたバッハのオルガン名曲集です。バッハの音楽のエッセンスが凝縮
されたこれらの作品を、一条の輝かしい光を思わせるような高音や荘厳で堂々と
した風格を感じさせる低音などオルガンの響きを見事に駆使した、イギリスの名
オルガン奏者プレストンの演奏でお楽しみください。

4778643 5枚組 \4500
ベートーヴェン:交響曲全集
リューバ・オルゴナソヴァ(ソプラノ) 
アンネ・ソフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ) 
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テノール) 
ジル・カシュマイユ(バス) 
モンテヴェルディ合唱団 
オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク 
指揮:サー・ジョン・エリオット・ガーディナー
録音:1991-93年
1994年度レコード・アカデミー大賞、クラシックCDアウォード、ゴールデン・ハ
ーモニー・アウォードを受賞。古楽器を使用したベートーヴェン全集も今や珍し
くはないとはいえ、完成度の高さ、細部にわたって厳密に考証された論理性とス
タイルの一貫性ではズバ抜けた存在と絶賛をほしいままにしている名盤です。
収録は1991-94年に行われていますが、その多くは1992年に東京と大阪で敢行さ
れた交響曲全曲演奏会の成果を踏まえてレコーディングされていることもあり、
全体を通じてきわめて士気の高い演奏ぶりも当全集の大きなポイントになってい
ます。1番、3番、5番は「どうしても聴衆の存在が不可欠」として、1番と3番は
公開録音、5番はバルセロナでライヴ収録されています。

4778680 6枚組 \5400
モーツァルト:弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲第1番ト長調K.80/同 第2番ニ長調K.155-第6番変ロ長調 K.159
/同 第9番イ長調K.169-第13番ニ短調 K.173/同 第14番ト長調K.387
同 第15番ニ短調K.421/同 第17番変ロ長調K.458 《狩》
同 第16番変ホ長調K.428/同 第18番イ長調K.464
ディヴェルティメント第1番ニ長調K.136/同 第2番変ロ長調K.137
弦楽四重奏曲第19番ハ長調K.465 《不協和音》
同 第20番ニ長調K.499 《ホフマイスター》/同 第7番変ホ長調K.160
同 第8番ヘ長調K.168/同 第21番ニ長調K.575 《プロシャ王》
同 第22番変ロ長調K.589 《プロシャ王》
同 第23番ヘ長調 K.590 《プロシャ王》
ディヴェルティメント第3番ヘ長調K.138
アマデウス弦楽四重奏団録音:1963-69年 ウィーン他
アマデウス弦楽四重奏団は、1948年に結成され、1987年に活動が停止するまで、
約40年もの長きに渡って、この分野の最高峰に君臨し続けてきました。このモー
ツァルト弦楽四重奏曲全集は、彼らが最も充実した時期に録音されたもので、
不朽の名演として知られてきた名盤です。



<DECCA>
4782309 4枚組 \3600
リスト:交響詩全集
CD1
交響詩《人、山上で聞きしこと》S.95/同《タッソ、悲歌と勝利》S.96
同《前奏曲》S.97
CD2
同《オルフェウス》S.98/同《プロメテウス》S.99/同《マゼッパ》S.100
同《祭典の響き》S.101
CD3
同《英雄の嘆き》S.102/同《ハンガリー》S.103/同《ハムレット》S.104
CD4
同《フン族の戦い》S.105/同《理想》S.106
同《ゆりかごから墓場まで》S.107/メフィスト・ワルツ第1番
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ベルナルト・ハイティンク
録音:1968-71年
巨匠ベルナルト・ハイティンクの数ある録音の中でも異彩を放つ業績と言える
「リスト:交響詩全集」。若き日のハイティンクの誠実でバランスの取れた演奏
解釈が、交響詩の発明者であり、ロマン派の推進者でもあるリストの世界を、
余すところなく描き出している。

4782296 6枚組 \5400
ドヴォルザーク:交響曲全集
CD1
交響曲第1番ハ短調B.9《ズロニツェの鐘》/序曲《謝肉祭》Op.92
同《わが家》Op.62
CD2
交響曲第6番ニ長調Op.60、B.112/同 第2番変ロ長調Op.4、B.12
CD3
同 第2番変ロ長調Op.4、B.12/同 第4番ニ短調Op.13、B.41
CD4
同 第3番変ホ長調Op.13、B.41/同 第5番ヘ長調Op.76、B.54
CD5
同 第7番ニ短調Op.70、B.141/同 第8番ト長調Op.88、B.163
CD6
同 第9番ホ短調Op.95、B.178《新世界より》/序曲《オセロ》Op.93
同《フス教徒》Op.67"
ロンドン交響楽団
指揮:ヴィトルド・ロヴィツキ録音:1965-71年
名匠ロヴィツキが6年もの歳月を掛けて完成させた「ドヴォルザーク:交響曲全
集」。民族的色彩と生命観が濃厚な名曲の魅力を、堅牢な構築感と表現意欲に
よって最大限に引き出した名演の数々をたっぷりお楽しみください。

4782282 13枚組 \10140
ショパン:ピアノ作品集
CD1
前奏曲Op.28(全24曲)/前奏曲第25番嬰ハ短調Op.45/
同 第26番変イ長調/即興曲(全4曲)
CD2
バラード(全4曲)/スケルツォ(全4曲)
CD3
夜想曲第1-12番
CD4
同 第13-21番
CD5
練習曲Op.10(全12曲)/同Op.25(全12曲)
CD6
ポロネーズ第1-7番
CD7
同 第8-16番
CD8
ワルツ(全19曲)
CD9
マズルカ第1-29番
CD10
同 第30-58番
CD11
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.25《葬送》/同 第3番ロ短調Op.58
幻想曲ヘ短調Op.49
CD12
ピアノ・ソナタ第1番ハ短調Op.4/ドイツ民謡《スイスの少年》による変奏曲
ロンド ハ短調Op.1/3つのエコセーズOp.72‐3
ロンド ヘ長調Op.5《マズルカ風》/葬送行進曲ハ短調Op.72‐2
コントルダンス変ト長調Op.16/ロンド ハ短調Op.73
4手のための変奏曲ニ長調
CD13
パガニーニの想い出(変奏曲)イ長調/華麗なる変奏曲変ロ長調Op.12
ロンド変ホ長調Op.16/ボレロ ハ長調Op.19/カンタービレ変ロ長調
《へクサメロン》変奏曲ホ長調/ラルゴ変ホ長調/演奏会用アレグロOp.46
3つの新しい練習曲/タランテラ変イ長調Op.43/フーガ イ短調
《アルバムの一葉》(モデラート)ホ長調/春Op.74‐2/2つのブーレ
ギャロップ・マルキ変イ長調/子守歌変二長調Op.57/舟歌ヘ長調Op.60
アシュケナージ(ピアノ)

<EMI CLASSICS>
●ICONシリーズ 新譜6点
※曲目詳細はこちらにございます。

CZS-4553462 5枚組 \2480
キルステン・フラグスタート(期間限定盤)
20世紀前半を代表するワーグナー・ソプラノ、フラグスタートのアンソロジー
クラムシェル・ボックス 各CD紙ケース入り 32Pブックレット
ノルウェー出身のソプラノ、キルステン・フラグスタート(1895-1962)が世界的
に知られたのは1935年メトに登場して、ジークリンデ、イゾルデ、ブリュンヒ
ルデを歌って以来。1953年の引退まで最高のワーグナー・ソプラノとして君臨
した。力強く、燦然とした声質とスタミナは理想のワーグナー歌手として賞賛
され、とりわけイゾルデとブリュンヒルデは絶賛された。今回のアルバムには、
バロック・アリア、北欧歌曲、ドイツ歌曲そしてワーグナー作品が収録され
フラグスタートの全貌がうかがえる内容になっている。

CZS-4560952 11枚組 \3600
ニコライ・ゲッダ(期間限定盤)
20世紀後半を代表する名テナー、ゲッダの85歳を記念するアンソロジー
クラムシェル・ボックス 各CD紙ケース入り 32Pブックレット
ハリー・グスタフ・ニコライ・ゲッダは1925年7月、スウェーデンの音楽ファ
ミリーに生まれた。父のミハイル・ユスティノフはロシア生まれで1928年には
ライプツィヒでロシア正教会の合唱指揮者となった。ゲッダは子供の頃から音
楽に親しむ一方、語学に恵まれ、自由に5ヶ国語(ドイツ、英、フランス、スウェ
ーデン、ロシア)を話せたという。
今回のICONはモーツァルト、ドニゼッティ、プッチーニ、ビゼー、マスネの名
アリア、シューベルトのリートなどが、彼の語学の天分を反映して、ドイツ、
フランス、イタリア、ロシア、英、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、
スペインの各国語を駆使した録音で収録された11枚組となりました。

CZS-4556932 7枚組 \2700
ベニアミーノ・ジーリ(期間限定盤)
20世紀前半を代表する名テナー、カルーソーの後継者、ジーリのアンソロジー
クラムシェル・ボックス 各CD紙ケース入り 32Pブックレット
ベニアミーノ・ジーリは、カルーソーの後継者として20世紀前半で最も有名で
成功し、1914年のデビューから1955年の引退までオペラ、コンサートとの両面
で愛されたテナー歌手でした。
今回ICONには1930年代の78回転録音、34年の「道化師」を初め「ラ・ボエーム」
「トスカ」「蝶々夫人」「カヴァレリア・ルスティカーナ」「アンドレア・シェ
ニエ」「仮面舞踏会」の全曲録音からの音源、49年の「誰もねてはならぬ」が
有名なソロ録音、「オー・ソレ・ミオ」などのナポリ民謡、イタリア・ポピュ
ラー歌曲、そして1955年4月の最後の録音までジーリの録音の全体からの主要
音源が網羅されています。

CZS-4553342 5枚組 \2480
アルトゥール・ルービンシュタイン/ショパン(期間限定盤)
20世紀の代表的ピアニスト、ルービンシュタインの絶頂期に収録された、ショ
パン作品集
クラムシェル・ボックス 各CD紙ケース入り 32Pブックレット
1887年1月28日、ポーランドのユダヤ人・ファミリーに生まれ、天才ピアニスト
として70年代半ばまで活躍を続けたルービンシュタイン。彼のレパートリーの
半ばを占めるのがショパン作品で40台半ば-50台前半に収録した音源をまとめた
ボックスです。

CZS-4553782 5枚組 \2480
ティト・ゴッビ/完全ソロ録音(期間限定盤)
イタリア出身の名バリトン、ゴッビのソロ録音の集大成
クラムシェル・ボックス 各CD紙ケース入り 32Pブックレット
ティト・ゴッビ(1913-1984)の全活躍期間をカヴァーした集大成。1942年イタリ
アEMIのために録音し、第2次大戦のためイタリアでしか発売されなかった音源
(初CD化)、彼が出演した映画作品に取り上げられた作品、1955年の初リサイタ
ルLP、1964年の2枚組LP音源、彼の参加したオペラ作品全曲盤からのアリアなど
注目の音源ばかり。

CZS-4553572 10枚組 \3380
サンソン・フランソワ/ショパン作品全集(期間限定盤)
不世出の天才ピアニスト、フランソワのショパン
クラムシェル・ボックス 各CD紙ケース入り 32Pブックレット
日本でも圧倒的な人気を持つフランソワのショパン、1940年代後半からスター
トした彼の録音キャリアのなかで最も大きな意味合いを持つ作品群を10CDにま
とめました。バラッドと夜想曲を中心にその影響を受けていない若手ピアニス
トはいないといわれるほどその演奏は現代にも大きな存在感を持っています。

下記BOX 3点の詳細は、こちらにございます。

CZS-4577672 10枚組 \3080
ジョン・バルビローリ/グレートEMIレコーディングス(期間限定盤)
世紀の名指揮者、バルビローリのEMIへの録音集大成
クラムシェル・ボックス 各CD紙ケース入り 32Pブックレット
1970年7月29日の死から40年のメモリアル・イヤーに合わせて企画された10枚組
CD。
ジョン・バルビローリは1899年12月2日、ロンドンのホルボーン生まれ、祖父も
父もイタリア出身でウェスト・エンドの劇場所属のヴァイオリニストで、トスカ
ニーニの指揮の下、ミラノ、スカラ座で演奏した経験を持ち、母はフランス西海
岸出身。今回のボックスには20世紀の宝ともいうべきEMIとパイへの録音が、彼
が後半生の30年間に亘って親しんだハレ管との演奏を中心に収録されています。
イギリス音楽はバルビローリが多大な愛情をそそいだもので、彼が関心を呼び覚
ましたともいうべきエルガー(デュ・プレの名演にも影響を与えたといわれるナ
ヴァラとのチェロ協奏曲を収録)、ディーリアス(死の直前の録音もディーリアス
作品)、ヴォーン・ウィリアムズ(57年パイへのロンドン交響曲を収録)をはじめ、
バックスとバタワース(いずれも初CD化音源を含む)、アイアランドの作品を収録。
シベリウスも彼の得意な作品で今回は小品を収録。さらに評価の高いフランス音
楽、60年代中盤のウィーン・フィルとのブラームス(特に第3番はベストと評価さ
れています)、チャイコフスキー、晩年から取り組んだマーラー、そしてオペラ
まで、バルビローリのキャリアとレパートリーの全貌を概観できるラインアップ
で構成されています。

CZS-6886272 20枚組 \4950
ポール・トルトゥリエ/グレートEMIレコーディングス(期間限定盤)
20世紀を代表する名チェリスト、トルトゥリエのEMIへの録音集大成
クラムシェル・ボックス 各CD紙ケース入り 44Pブックレット
1990年12月18日の死から20年のメモリアル・イヤーに合わせて企画された10枚組
CD。1946年-1984年までのEMI録音により、トルトゥリエのレパートリーの全貌
が捉えられた20枚組

CZS-6886082(8CD+1CDROM) \2080
ヴォルフ・エディション-生誕150年記念ボックス(期間限定盤)
ドイツ・リートの代表的作曲家、フーゴー・ヴォルフの歌曲作品を集大成
クラムシェル・ボックス 各CD紙ケース入り 36Pブックレット
CD-ROMに歌詞テキスト(英/独)収録
ヴォルフ歌曲で決定盤的な評価を持つ、シュヴァルツコップ、フィッシャー=
ディースカウをはじめ、アレン、ベール、ボストリッジ、アップショウ、フォン
・オッター、ドナート、ファスベンダー、フリマーなど名歌手とムーア、パーソ
ンズ、ドイチェ、パッパーノなど名ピアニストによるヴォルフ作品の決定盤的
ボックスです。

<SONY CLASSICAL>
8869752192-2 \1750
フェリックス・メンデルスゾーン:
(1)ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 作品49
(2)ピアノ三重奏曲第2番ハ短調 作品66
ヨーヨー・マ(チェロ)
エマニュエル・アックス(ピアノ)
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
録音:2009年3月28日-29日 ニューヨーク
クラシックという枠にとらわれず、様々なジャンルを横断して活躍する世界的
チェリスト、ヨーヨー・マの、ひさしぶりのクラシック・アルバム。2009年は、
メンデルスゾーン(1809-1847)の生誕200年の年で、内外で多くの演奏会が行わ
れ、ディスクも多数発売されましたが、このディスクはその中でも極めつけの
豪華な1枚として長く記憶される演奏であることは間違いありません。
交響曲や「真夏の夜の夢」といった管弦楽曲、ヴァイオリン協奏曲やピアノ曲な
どでよく知られるロマン派の作曲家メンデルスゾーンは、室内楽にも才能を発揮
していますが、なかでも有名な「八重奏曲」と並ぶ室内楽の名作として知られる
のがこのピアノ、ヴァイオリン、チェロのための三重奏曲です。特に第1番はベ
ートーヴェン以降のもっとも偉大なトリオとして有名です。これまでにも、イス
トミン/スターン/ローズ、ホルショフスキ/シュナイダー/カザルス、ルービ
ンシュタイン/ハイフェッツ/ピアティゴルスキーといった大御所が録音して
きましたが、今回の録音もその系譜の最新のものとしてとりあげられること間違
いないでしょう。
共演はヨーヨーのもっとも重要な室内楽仲間であるピアニストのエマニュエル・
アックスと、ヴァイオリンのイツァーク・パールマン。お互い気心の知れた仲間
と、親密な会話が繰り広げられます。

8869761641-2 9枚組 \6750
初回生産限定盤
リゲティ・エディション・BOX
1997年にリゲティ生誕75年を記念して分売されていた「リゲティ・エディショ
ン」が、新たにBOX化されて限定発売されます。
(DISC 1) :室内楽作品集
弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」
弦楽四重奏曲第2番
ヒルディング・ローゼンベルクへのオマージュ(ヴァイオリンとチェロのための)
「2つのヴァイオリンのためのバラードとダンス
弦楽四重奏のためのアンダンテとアレグレット
アルティッティ弦楽四重奏団
20世紀最大の現代作曲家リゲティの、弦楽器のための室内楽作品を猟奇的にハイ
・テンションなアルディッティSQが演奏していきます。民族主義や新古典主義の
色濃い初期作品も収録。そのどれもが、刺激に満ちていて、それでいて美しい作
品です。
(DISC 2):ア・カペラ合唱作品集
「夜」「朝」「異国の地で」「孤独」「2つのカノン」「ベツレヘムの王たち」
「おたずね者」「ルクス・エテルナ(永遠の光)」「婚礼の歌」「イナクテルケ
の歌」「マートラセントイムレの歌」「パーパイ夫人」「ヘルダーリンによる
3つの幻想曲」「ハンガリー・エチュード」「おお,若さよ!」「謝肉祭」「ホル
トバージ」「峰の岩の」「カーローのデュエット・ダンス」
テリー・エドワーズ(指揮)
ロンドン・シンフォニエッタ・ヴォイセズ
リゲティは、コダーイの影響で合唱曲を作るようになったそうです。実験的な作
品もありますが、様々なスタイルによって合唱の魅力を引き出そうというアプロ
ーチで書かれており、充実したアルバムとなっています。
(DISC 3):ピアノ作品集
ピアノのための練習曲第1集
ピアノのための練習曲第2集
ムジカ・リチェルカータ
ピアノのための練習曲第3集より
ピエール=ローラン・エマール(p)
ナンカロウのピアノ作品に刺激され、作曲したといわれている作品。万華鏡的リ
ズム変化の連続の傑作「練習曲集」を中心に収録。エマールが演奏しているのに
も注目。
(DISC 4): 声楽作品集
「ナンセンス・マドリガル」「ミステリー・オブ・マカーブル」
キングズ・シンガーズ
「アバンチュール」「ヌーベル・アバンチュール」
フィリス・ブリン=ジュルソン(Sp)
ローズ・テイラー(Ms)
オマール・エブラヒム(Br)
エサ=ペッカ・サロネン(指揮) フィルハーモニア管弦楽団メンバー
「夏」
クリスティアーネ・エルツェ(Sp)
イリーナ・カタエヴァ(p)
「3つのベーレズの詩による歌曲」「5つのアラニーの詩による歌曲」
ローズマリー・ハーディ(Sp)
ピエール=ローラン・エマール(p)
「4つのウェディング・ダンス」
ローズマリー・ハーディ(Sp)
マレーナ・エルンマン(Ms)
エヴァ・ウェディン(Sp)
ピエール=ローラン・エマール(p)
リゲティのベストな声楽作品ばかりを収録したアルバム。演奏のクオリティの高
さは当然のこと、彼の一貫して流れる刺激的な実験精神がうかがえます。
(DISC 5): 自動演奏楽器のための作品集
「コンティヌウム」「ハンガリアン・ロック」「カプリッチョ第1&2番」「イン
ヴェンション」「ムジカ・リチェルカータ」
ピエール・シャリアル
100台のメトロノームのための「ポエム・サンフォニック」
フランソワーズ・テリュー
「ピアノのための練習曲」「コンティヌウム」
ユルゲン・ホッカー
バレル・オルガン、プレーヤー・ピアノ。そして100台のメトロノームといった
独特な楽器を使用し、幽玄な静寂さの刺激を感じさせてくれます。響きを追求し
た彼の結果がここに残されています。
(DISC 6): 鍵盤楽器のための作品集
4手ピアノのための5つの小品
2台のピアノのための3つの小品
ピエール=ローラン・エマール、イリーナ・カタエヴァ(p)
「カプリッチョ第1&2番」「インヴェンション」
イリーナ・カタエヴァ(p)
「パッサカリア」「ハンガリアン・ロック」「コンティヌウム」
エリーザベト・ホイナツカ(cemb)
「リチェルカーレ」「オルガンのための2つの習作」「ヴォルーミナ」
ジグモント・サットマリー(org)
鍵盤楽器とはいえ、ここで使用される3種の楽器の撥弦機能は全く異なっていま
す。これらの音の美だけでなく、持続音と減衰する音を完璧に計算されているの
がわかります。リゲティの1978年までの初期の作品中心として収録されており、
バルトークやストラヴィンスキーの影響を受けながらも、独自の美を追求してい
るのでしょう。
(DISC 7): 室内楽作品集
ヴァイオリン、ホルン、ピアノのための三重奏曲
サシュコ・ガヴリロフ(Vn)
マリー・ルイーズ・ノイネッカー(Hr)
ピエール=ローラン・エマール(p)
管楽五重奏のための10の小品
管楽五重奏のための6つのバガテル
ロンドン・ウィンズ
無伴奏ヴィオラのためのソナタ
タベア・ツィーマーマン(Va)
これらの作品は、バルトーク的な民族音楽を密かに取り入れ、また新古典主義的
な音楽を再現している部分も多く見受けられます。しかしながら、それぞれの楽
器が撥音できる様々な響きを最大限に使用し、多くの響きをからみ合わせる面白
さ発見することができます。ノイネッカーのホルンと、タベア・ツィーマーマン
のヴィオラも特筆。
(DISC 8&9): 歌劇「ル・グラン・マカーブル」(全曲)
フローダ・オルセン(Bs)、グレアム・クラーク(T)、スティーヴン・コール(T)、
ウィラード・ホワイト(Br)、マーク・キャンベル=グリフィス(Br)、
マーティン・ヴィンクラー(Br)、マイケル・レスィター(Br)、
リチャード・スアート(Br)、ジビュレ・エーレルト(Sp)、
ローラ・クレイクム(Sp)、シャルロット・ヘレカント(Ms)、
ヤルト・ヴァン・ネス(Ms)、 デレク・リー・レイギン(C-T)
エサ=ペッカ・サロネン(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団、 ロンドン・シンフォニエッタ・ヴォイセズ
「ル・グラン・マカーブル」は、78年に初演されたリゲティ唯一のオペラ。ここ
では1997年にザルツブルク音楽祭のために改訂された英語版によるもので、1998
年2月パリのシャトレ座で大成功を収めた公演をライヴ・レコーディングしたも
の。リゲティ唯一のオペラで非常に刺激に満ちた意欲的な大作。「グラン・マカ
ブル」とは「大いなる死者」の意味で、世界の終わりを告げる「死神」をめぐる
奇妙な物語。サロネンはフィルハーモニア管と気鋭の歌手達とともに精妙なアン
サンブルでこのオペラの世界を見事に描き出しています。
リゲティらしく、通常のオーケストラ楽器だけでなく、12もの車のクラクション
によるプレルードから音楽は開始され、アフリカ民族楽器やチェンバロ、金管楽
器のバンダ、紙を破く音などを利用しているのも特徴的です。

8869763962-2(SACD-Hybrid)2枚組 \2650
8869756888-9(DVD-Video) \2950
8869763141-9(Blu-ray) \3600
Blu-ray / DVD 収録内容未定
(上記ウィーンでのライヴを収録予定)
DISC1
1.スクリャービン:4つの前奏曲 作品37より第1曲:変ロ短調
2.スクリャービン;24の前奏曲 作品11より第16曲:変ロ短調
3.スクリャービン;4つの小品 作品51より第4曲:やつれの舞曲
4.スクリャービン:2つの舞曲 作品73より第1曲:花飾り
5.スクリャービン;ピアノ・ソナタ第7番 作品64「白ミサ」
6-13.ラヴェル:高雅にして感傷的なワルツ
DISC2
1ー9.シューマン:森の情景 作品82
10.リスト:巡礼の年第2年「イタリア」より第7曲:
ダンテを読んで-ソナタ風幻想曲
11.J.S.バッハ:オルガン協奏曲第5番ニ短調BWV596より シチリアーノ
12.チャイコフスキー:16の子供のための歌 作品54より 舟歌
13.スクリャービン;3つの小品 作品45より 第1曲:アルバム・リーフ
アルカディ・ヴォロドス(ピアノ)
録音:2009年3月 ムジークフェラインザール、ウィーン(ライヴ)
恐るべきテクニックと驚異の音楽性。熱狂のウィーン・ライヴ!
Super Audio CD Hybrid(2枚組)とDVD、Blu-ray Disc同時リリース!
名手には事欠かない現代ピアノ界にあって、多くの才能を世に送り出してきた
ロシアからやってきたアルカディ・ヴォロドス。1972年生まれで、15歳からピ
アノを始めたという遅咲きの逸材は、珍しく国際コンクールの経験もなく、突
然楽壇にあらわれた。25歳でソニー・クラシカルからアルバム・デビューし、
その後は世界中の楽壇でもてはやされるようになる。それはまさに旋風と呼ぶ
にふさわしいものであった。2枚目にして早くも「ライヴ・アット・カーネギー
・ホール」アルバムをリリースし、世間をあっといわせたことも記憶に新しい
ヴォロドスの新作は、今回は音楽の聖都ウィーンのムジークフェラインザール
で行われたライヴ・アルバム。彼が得意とするロシア神秘主義の作曲家スクリャ
ービンの作品に始まり、ラヴェル、シューマン、リスト、バッハ、チャイコフス
キーときて最後はまたスクリャービンに回帰する。その完成されたヴォロドス・
ワールドに酔いしれるセットとなっている。




<deutsche harmonia mundi>
8869757985-2 \1750
ハイドン:歌劇「無人島」(1802年ドイツ語全曲版)
ウルリケ・ホフバウアー(Sp:コンスタンツェ)
バルバラ・クラウス(Sp:シルヴィア)
クリスティアン・ツェンカー(T:フェルナンド)
ラインハルト・マイール(Bs:エンリーコ)
ミヒ・ガイック(指揮)
オルフェオ・バロック・オーケストラ、リンツ (ピリオド楽器使用)
【録音】2009年7月13-16日、アントン・ブルックナー私立音楽大学、リンツ
ハイドン・イヤーだった2009年には、様々な珍しいハイドンの作品が再演されま
した。また録音も多くされましたが、編集など時間がかかる要素もあり、それら
が2010年にも発売が多くされそうです。この録音も、2009年7月12日にアン・デ
ア・ウィーン劇場でのコンサート形式演奏会で話題となったもので、その翌日か
ら同メンバーによってリンツでセッション録音されたものです。
この作品は1779年にエステルハーツィ宮殿の劇場のために作曲され初演されたも
のですが、1802年にドイツ語版として演奏されたものの再演となります。ダニエ
ル・デフォーの「ロビンソン・クルーソー」が元になった物語で、出演者4人と
オーケストラの、規模は小さいながらもハイドンの独特な手の込んだオーケスト
レーションと表情豊かなレチタティーヴォ。起伏の激しい古楽器使用の管弦楽も
メリハリをつけて演奏されています。このドイツ語版での録音は世界初録音とな
りますが、歌手たちもオーストリア出身のメンバーでそろえられ、当時のオース
トリアのドイツ語発音で歌われているのも特徴的です。

8869762877-2 \1750
ニコラ・アントニオ・ツィンガレッリ:ミラノ風交響曲集
交響曲第1番ハ長調 交響曲第2番変ホ長調
交響曲第3番ヘ長調 交響曲第4番ニ長調
ヴァンニ・モレット(指揮)
アタランタ・フーギエンス、ミラノ (ピリオド楽器使用)
【録音】 2007年9月5-9日 コミュネ・ディ・オペラ、ミラノ(DDD;セッション)
ニコラ・A・ツィンガレッリ(1752-1837)はナポリに生まれ、7歳から音楽の勉強
をし、チマローザらに学んだ。1789年にフランスに移住したがフランス革命が起
こったためにイタリアへ戻り、1793年からミラノ大聖堂の楽長。1804年にはシス
ティーナ礼拝堂聖歌隊長を務めました。1813年ナポリに戻りパイジェッロ、ベッ
リーニ、メルカダンテ、ドニゼッティらを輩出しました。
ツィンガレッリの作品は主に、37の歌劇、541曲の宗教作品集に集中しており、
当時最も成功していた作曲家であったようです。ここに収録された交響曲集は、
1781-1789年頃に書かれた初期の作品で、ちょうどシュトゥルム・ウント・ドラ
ンク期の作品に似た作風で書かれており、2つのオーボエ、2つのホルンと弦楽合
奏による比較的覚えやすいメロディにより、様々な楽器のカラフルな音色をパレ
ットにしているようです。
指揮者のヴァンニ・モレットは、指揮者としてだけでなく、現代音楽(電子音楽)
作曲家、コントラバス奏者、ヴィオローネ奏者としても活躍しており、イル・
ジャルディーノ・アルモニコのコントラバス奏者も務めており。また、ジャズ・
ベース奏者としても活躍しています。彼はイタリア・バロック作曲家の研究を行
っており、ここでも彼独自の研究成果を発揮しています。





<RCA RED SEAL>
8869764850-2 \1750
ルービンシュタイン・プレイズ・ショパン、ベスト・セレクション
(DISC 1)
ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)ロンドン新交響楽団
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
アルフレッド・ウォーレンステイン(指揮) RCAビクター交響楽団
(DISC 2)
ポロネーズ第6番変イ長調Op.53「英雄」
ワルツ第1番変ホ長調Op.18「華麗なる大円舞曲」
前奏曲第15番変ニ長調Op.28-15「雨だれ」
幻想即興曲(即興曲第4番)嬰ハ短調Op.66
バラード第4番ヘ短調Op.52
夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2
マズルカ第49番イ短調Op.68-2
ポロネーズ第3番イ長調Op.40-1「軍隊」
舟歌嬰ヘ長調Op.60
ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1「小犬」
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35「葬送」より第2楽章
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22
2010年ショパン・イヤーを記念して、巨匠ルービンシュタインの名盤の中から厳
選したショパンの録音を収録しました。

<NAXOS> 各1枚 \1000
8.669022-24 3枚組
アダムス(1947-):中国のニクソン
演奏:リチャード・ニクソン…ロバート・オース(バリトン)/パット・ニクソ
ン…マリア・カニョーヴァ(ソプラノ)/ヘンリー・キッシンジャー…トマス・
ハモンズ(バス・バリトン)/毛沢東…マルク・ヘラー(テノール)/毛沢東夫人
江青…トレーシー・ダール(ソプラノ)/周恩来…ユアン・チェンイ(バリトン)/
第1秘書…メリッサ・マルデ(メゾ・ソプラノ)/第2秘書…ジュリー・ジンソン
(メゾ・ソプラノ)/第3秘書…ジェニファー・デドミニーチ(メゾ・ソプラノ)/
オペラ・コロラド合唱団/コロラド交響楽団
マリン・オールソップ(指揮)
あの「問題作」がついにNAXOSに登場します。この演奏は2008年のライブ録音で、
このオペラを得意とする歌手たちを揃え万全の準備の末に上演されたものです。
指揮は現代アメリカで最も力を蓄えている女性指揮者マリン・オールソップです。
このアリス・グッドマンによる台本は、史実をよく研究したもので毛沢東とニク
ソンを取り巻く人々も全て実名で描かれ、1972年2月21日にニクソン一行が北京
の飛行場に降り立ったところから物語が始まり、会見の場でのニクソンが人知れ
ず味わった緊張を描いた歌や、毛沢東夫人江青が政治色たっぷりのパーティで超
絶的なアリアを披露する場などを織り交ぜながら、長らく対立関係にあった中国
との和解への道を開くまでが重厚なミニマル音楽で表現されています。この曲が
作曲されてからすでに20年以上が経過。新たな気持ちでこの大作に向き合ってみ
るのもいいかも知れません。

8.570939
ガーシュウイン:クラリネットと弦楽のための作品集
1-5.ポーギーとベス組曲/6.ピアノ協奏曲ヘ長調より第2楽章/7.パリのアメリ
カ人(抜粋)/8-10.3つの前奏曲
※全て F.ヴィラールによるクラリネットと弦楽合奏編
演奏:ミシェル・ルチエック(クラリネット)/シンフォニア・フィンランディア
/パトリック・ガロワ(指揮)
ガーシュウイン(1898-1937)のゴキゲンな音楽をクラリネットで演奏することに
より、作曲家のジャズへの愛、またポピュラー音楽とクラシック音楽の融合がこ
れほどまでに顕著となるとは誰しも思っても見なかったことでしょう。例えば、
「ポーギーとベス組曲」の中のサマータイムでの泣きたくなるほどの切なさの
表現力を聴いてみてください。本来クラリネットのために書かれたと言われたら
信じない人はいないほどの出来栄えです。このクラリネットの能力を持ってすれ
ば、ピアノ協奏曲にもピアノは不要。まさに恐るべき世界が広がっています。
「3つの前奏曲」もスゴイの一言です。編曲者のヴィラールのセンスの良さと、
クラリネットのルチエックの抜群のリズム感、そして指揮のガロワの包容力。
これらが全て溶け合った奇跡の1枚の誕生です。

8.572255
シンディング:ヴァイオリンとピアノのための作品集第2集
1.前奏曲 Op.43-3/2.ロマンスニ長調 Op.100/3.夕べの歌 Op.89-3/4.春のさ
さやき(ピアノ・ソロ)Op.32-3/5.ロマンスホ短調 Op.30/6-10.古い様式のソナ
タ Op.99/11.エレジー Op.61-2/12.バラード Op.61-3/13.夕べの気分Op.120a
演奏:ヘンニング・クラッゲルード(ヴァイオリン)/クリスチャン・イーレ・ハ
ドラン(ピアノ)
クラッゲルードとイーレ・ハドランの演奏するシンディングのヴァイオリン作品
集第2集。先に発売された第1集(8.572254)が大好評。甘い旋律と夢見るようなハ
ーモニーは、この作曲家になじみのない人の心にも強烈な印象を植え付けたよう
です。このアルバムには、これまたとびきり愛らしい小品と、ロマンティックな
ヴァイオリン・ソナタ、そして有名過ぎる「春のささやき」などが収録されてい
ます。シンディング(1856-1941)は若き頃ヴァイオリンもピアノも学びはしたも
のの、演奏家として活動するには技術が足りないことを自覚。指揮者としての道
も諦めてしまい、早いうちから作曲家としてのみ音楽活動にかかわることを決意
したといいます。彼は一生涯、後期ロマン派の作風を崩すことはありませんでし
た。ただ、独自の作風を確立しなかったことも非難されたこともあってか「古風
な様式のソナタ」では4分の7拍子や4分の5拍子などの変拍子を使ってみたりもし
ていますが、やはりスタイルを大きく逸脱することはなく、以降の作品も、変わ
ることなく美しい響きで満たされています。晩年は様々な要因で悲惨な生活を強
いられた彼ですが、彼の音楽はこれから復興の一途をたどるに違いありません。

8.570323
ルーセル:
1-4.交響曲第1番「森の詩」 Op.7(冬の森/回復/夏の夕べ/森の住人と木の妖精)
/5.交響的前奏曲「復活」Op.4/6-9.劇音楽「眠りの精」 Op.13(前奏曲/情景
2/間奏曲と情景 4/終景)
演奏:ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
ステファン・ドヌーヴ(指揮)
ステファン・ドヌーヴの前2作のルーセル(1869-1937)は、そのどちらもが世界中
から高い評価を受けています。今回の交響曲集もそれを上回る称賛を与えられる
ことは間違いありません。フランスの作曲家にしては、かなり重厚な音使いをす
ることで知られるルーセル。劇音楽は割合良く聴かれるのですが、交響曲はほと
んど人気のない分野です。以前もデュトワやミュンシュらが録音してはいるので
すが、このような素晴らしい演奏がもっと多く出てくれば聴く人も増えてくるの
ではないでしょうか。第1番の交響曲は1904年から1906年に書かれ、1908年に初
演されました。「森の詩」という副題があるにも関わらず、表題音楽ではありま
せん。確かに気分は 4つの季節に基づいているのですが、描かれている風景を想
像上で描写するのは聴き手の力量にまかされているのです。交響的前奏曲「復活」
はトルストイの同名の小説を示唆したもの。木管楽器の表情豊かなメロディに
よって孤高の傑作は確かに音にされています。バレエ音楽を得意としたルーセル
の面目躍如と言った「眠りの精」は G・ジャン=オーブリの劇のための表情豊か
な作品です。

8.559625
W.シューマン:
1.交響曲第6番(1948)/2.戦争時の祈り
3-5.ニュー・イングランド三部作(喜びあれ、アメリカ/イエスがなく時/チェ
スター)
演奏:シアトル交響楽団
ジェラード・シュワルツ(指揮)
ニューヨーク生まれの W.シューマン(1910-1992)は現代アメリカ作曲家のなかで
もとりわけ人気が高く、吹奏楽ファンの間でも広く知られている人でもあります。
彼は全部で10曲の交響曲を書きましたが(と言っても、最初の2曲は作曲家自身が
「無きもの」としているため実質的には8曲です)この1948年に書かれた第6番は
単一楽章で書かれながらも、極度に複雑なリズムと暗い色調を備えた取っつきに
くいもの。実際、ダラスでの初演は失敗してしまったのですが、その対位法を駆
使した作曲技法には驚くべきものがあります。作曲家自身が吹奏楽に編曲した版
が良く知られる「ニューヨーク三部作」はもともと18世紀後期のアマチュア作曲
家、ウィリアム・ビリングズの書いた讃美歌を基にしたもの。そのせいか、とて
も聴きやすく愛国心に溢れた曲想になっていて、吹奏楽版も含めて、彼の代表作
とも言える作品になっています。1943年に初演された「戦争時の祈り」は題名の
通り沈痛で美しい音楽です。

8.572226
ブリス:
1-10.組曲「クリストファー・コロンブスの探検」(編曲:アドリアーノ )/
11-13.「27人の漂流者」より 3つのオーケストラのための小品/14.「2つの世界
の男」よりバラザ(ピアノと管弦楽、男声合唱のための演奏会的小品 )/15-18.
「2つの世界の男」より(タンガニーカに戻る/挑戦-邪神たちの怒り/キセンガの
家族/村の火事とフィナーレ)
MARCO POLO 8.223315より移行盤
演奏:シルビア・カポヴァ(ピアノ)…14
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団… 14
スロヴァキア放送交響楽団
アドリアーノ(指揮)
アーサー・ブリスは第1次世界大戦後のイギリスで活躍した「恐るべき子どもた
ち」の一人。初期の作風はかなり先鋭的でしたが、中期以降は保守的な作風に転
向。バレエ音楽や劇音楽、そして映画音楽の分野で目の覚めるような作品を数多
く書いています。彼は1935年から映画音楽の作曲をはじめ、最初に手掛けた「来
たるべき世界」の音楽で大成功をおさめ、当時の聴衆に「映画音楽の重要性」と
いうものをはっきり認識させたと言います。このアルバムに収録された「コロン
ブスの冒険」と「2つの世界の男たち」は1940年代の作品、「27人の漂流者」は
1950年代の作品で、エキゾチックなメロディと刺激的なリズムに彩られた快活な
曲が並びます。「コロンブスの冒険」はあまりにも映画の脚本が不条理なせいか、
現在ではフィルム自体を見ることはできません。しかし、ここに付けられたブリ
スの音楽があまりにも見事だったことから、1990年に指揮者アドリアーノが自筆
スコアも研究しつつ、新たな組曲として再構築したものです。「2つの世界の男
たち」はヨーロッパで音楽を学んだアフリカ人作曲家・ピアニスト、キセンガの
物語。「バラザ」は映画の冒頭、キセンガが弾く自作の協奏曲として作曲された
もの。ブリスはこれらの曲にアフリカ的な要素を組み込むため、本物の東アフリ
カの音楽をいくつか聴き、異国的な雰囲気を取り入れるのに成功しました。

8.572319
シナジー-吹奏楽のための作品集
1-4.ドアティ(1954-):独奏クラリネットとシンフォニック・バンドのための「ブ
ルックリン橋」/ 5.バリット(1962-):クラリネットとパーカッションのための
「協奏的二重奏曲」/ 6.ギリングハム(1947-):4つの打楽器とウィンド・アンサ
ンブルのためのコンチェルティーノ/7-10.J.M.ディヴィッド(1978-):幻想的練
習曲第2巻(ボリス首相/モーションに反して/トリテトラ/懺悔の発散)/11.マク
アリスター(1969-):独奏クラリネットと管楽アンサンブルのための「ブラック・
ドッグ」
演奏:ジョン・ブルース・イエ(クラリネット)…1-5.11/(バセット・ホルン )…
7-10/テレサ・ライリー(クラリネット)…7-10/モリー・イエ(パーカッション)
…5/コロンビア州立大学ウィンド・アンサンブル
ロバート・W・ランベロウ(指揮)
近頃 NAXOSファンの間で大流行中のドアティの作品がここでも聴けます。その
「ブルックリン橋」はニューヨークの素晴らしい風景を描写したもの。クラリ
ネットの妙技に耳を奪われつつ、彼のスピード感溢れる作曲技法にも魅せられ
てしまうという見事な曲です。バリットの「協奏的二重奏曲」はジャズやポピュ
ラー音楽に親和性を求めた曲。ギリングハムのコンチェルティーノは4人のパー
カッション奏者と管楽アンサンブルの見事な融合が楽しめます。ディヴィッドの
「交響的練習曲」は現代作曲家リゲティの作品を思わせる練習曲は複雑で独特
なリズム・パターンを持ち、曲に付けられた短いタイトルを見事に音にあらわし
た小品集です。最後のマクアリスターの「ブラック・ドッグ」はレッド・ツェッ
ペリンの歌に触発されたラプソディで、クラリネットの長いソロ・カデンツァか
ら始まるスリリングな作品です。どの曲も高度な技巧とアンサンブルを要求する
ものばかりですが、この名門アンサンブルは期待通り、高水準の演奏を聴かせて
くれます。

8.570150
シュターミッツ:フルート協奏曲集
1-3.フルート協奏曲ニ長調/ 4-6.フルート協奏曲ハ長調/ 7-9.フルート協奏曲
ニ長調/ 10-12.フルート協奏曲ト長調
演奏:ロバート・エイトケン(フルート)
セント・クリストファー室内管弦楽団
ドナタス・カトクス(指揮)
マンハイム楽派の創立者であり、交響曲の形式の開拓者であったヨハン・シュタ
ーミッツ(1717-1757はオルガニストの父親から最初に音楽を教えられ、後にプラ
ハのカレル大学で学びました。1741年にマンハイムに行き、1743年に同地の宮廷
楽団の首席ヴァイオリン奏者に、1745年には楽長に昇格し、この小さな一地方楽
団をヨーロッパで最も尊敬されるオーケストラの一つに育て上げたのです。50曲
以上もの交響曲、室内楽曲、声楽曲が残されていますが、多くの協奏曲も作曲し、
その中には14曲のフルート協奏曲も含まれています。当時のマンハイムの奏者た
ちの高い技巧を才能を物語る高度な技術を駆使したこれらの協奏曲は、とても
チャーミングで、同時代のクヴァンツの作品よりも若干自由度が高く、バロック
と古典派の橋渡しとしての機能を持ち合わせています。また彼自身の血筋である
ボヘミアの素朴で抒情的な面も感じられる特徴的な作風が魅力的です。
彼の息子カール・シュターミッツも才能ある音楽家です。

8.572304
ヴォーン・ウィリアムズ:
1-5.劇音楽「すずめばち」(アリストファネス組曲)/6-8.ピアノ協奏曲ハ調/
10-13.イギリス民謡組曲(抜粋)…編曲:G. ジェイコブ/14.ランニング・セット
演奏:アシュリー・ウェイス(ピアノ)…6-9/ロイヤル・リヴァプール・フィルハ
ーモニー管弦楽団
ジェイムス・ジャッド(指揮)
「すずめばち」は古代ギリシアを代表する喜劇作家、アリストファネスの劇をギ
リシア語で上演することとなったケンブリッジ大学の演劇部が、ヴォーン・ウィ
リアムス(1872-1958)に付随音楽の作曲を依頼し生まれたものです。機知にとん
だ音楽とイギリス民謡の見事な融合は彼にしか書き得ないもので、中でも「行進
曲」でのユーモラスな曲想には思わず口元が緩むことでしょう。ピアノ協奏曲
は、あのバックスの恋人であったピアニスト、ハリエット・コーエンの演奏を想
定して書かれたもので、かなり先進的に書かれていますが、当時の聴衆や批評家
からは高く評価されることがなく、その後の1946年に「2台ピアノのための協奏
曲」として改変を図り、その際、そっと忍びこませていた友人バックスの交響曲
の引用も「彼に気が付いてもらえなかった」という理由でその部分は取り除いて
しまいました。そんな紆余曲折を経た作品ではありますが、その重厚な仕上が
りの中には、時折バッハやブゾーニの影響を感じられたりと、イギリス音楽好き
にはたまらない音楽となっています。

8.572407
イギリスのヴィオラ作品集
1-4.ブリス(1891-1975):ヴィオラ・ソナタ(1933)/5-7.ディーリアス
(1862-1934):ヴァイオリン・ソナタ第3番(1930)-L.ターティスによるヴィオラと
ピアノ編/ブリッジ(1879-1941):ヴィオラとピアノのための小品集/8.アレグロ
・アパッショナート/9.セレナーデ/10.思い出/11.ゴンドリエラ/12.沈思せ
る人/ 13.ノルウェーの伝説/14.子守歌
演奏:エニコ・マジャール(ヴィオラ)/今井正(ピアノ)
ヴィオラの特徴的な音色・・・それはしばしば悲しげと表現されたり、内省的で
感傷的と銘打たれたり・・・と、とにかく同族のヴァイオリンに比べて控え目な
評価を与えられがちです。作曲家ブリッジに至っては、自らが才能あるヴィオラ
奏者であったにも拘わらず、この楽器のための作品はほとんど作曲しなかったと
いうから驚きです。ここで聴けるブリス以外の楽曲のほとんどは他の楽器のため
に書かれた作品をヴィオラ用に編曲したものですが、こうして聴いてみると実に
味のある音楽に仕上がっていると思います。まさに濡れたように輝く音色がぴっ
たりはまっています。ここでピアノを担当している今井氏は才能ある日本のピア
ニスト。彼の表現豊かで説得力ある音楽はヴィオラの旋律を引き立たせるととも
に、驚くほどじっくりと胸にしみるはずです。

8.570890
ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ Op.1 第9番-第12番
1-3.ヴァイオリン・ソナタ変ロ長調 Op.1-11/4-7.ヴァイオリン・ソナタニ長調
Op.1-10/8-11.ヴァイオリン・ソナタロ短調 Op.1-12/12-15.ヴァイオリン・ソ
ナタイ長調 Op.1-9
演奏:エイドリアン・バターフィールド(バロック・ヴァイオリン)/アリソン・
マクギリヴレイ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)/ローレンス・カミングス(ハープシコ
ード)
第1番から第8番まで聴いてきて、これらの作品の虜になってしまった人も多いの
ではないでしょうか?形式に縛られた古典派の作品や、感情移入たっぷりになり
がちなロマン派の作品、はたまた聴き手の感性までをも必要とする現代の作品に
比べると、ルクレール(1697-1764)の時代の作品を演奏する時には、いかに奏者
たちが楽しんでいるかがよくわかるのです。装飾音も伴奏も本筋を逸脱しなけれ
ば OK。しかし、それは却って演奏家たちのセンスが試されているとも言えます
ね。この9番から12番のソナタも変幻自在の楽想を持ち、遅い楽章と早い楽章は
目を見張るほどの対比が与えられており、その効果はまさに目を見張るものがあ
ります。第1集(8.570888)と第2集(8.570889)を未聴の方はお早目に。

8.572009
フランク:
1-4.弦楽四重奏曲ニ長調 FWV9/5-7.ピアノ五重奏曲へ短調 FWV7
演奏:ファイン・アーツ弦楽四重奏団
クリスティーナ・オルティス(ピアノ)…5-7
ただただ何も考えずに音楽だけを聴いていたい。そんな時にオススメしたいのが
フランクの室内楽作品です。余計な表題や形式などにとらわれることなく、ひた
すらゆったりとした時間に身を任せるという贅沢な気分になれること間違いあり
ません。弦楽四重奏曲は1889年から1890年の間に書かれた作品で、ベートーヴェ
ンやメンデルスゾーンの影響も受けてはいますが、随所に現れる独特な節回しは、
少しでもフランク(1822-1890)を知る人にとっては極めて懐かしいものとして耳
に残ることでしょう。もちろん循環形式を用いて書かれています。1878年から79
年にかけて書かれたピアノ五重奏曲はサン=サーンスに献呈されていますが彼は
初演時のピアノ・パートを受け持ったものの、終演の際、献呈されたスコアを残
したままステージから去ってしまったと言われています。恐らくサン=サーンス
には晦渋過ぎたのかもしれませんが、一見冷たそうに見えるこの曲も聴きこめば
聴きこむほどに味が増してきます。フォーレの五重奏曲と同じくオルティスのピ
アノとファイン・アーツ四重奏団の演奏で。

8.572286
ラッブラ:
1-4.弦楽四重奏曲第2番変ホ調 Op.73/5-9.声と弦楽四重奏のための「アモレッ
ティ」Op.43/10-11.アヴェ・マリア・グラティア・プレナ/12-14.単一楽章の
ピアノ三重奏曲 Op.68
演奏:チャールズ・ダニエルズ(テノール)…5-9/マーティン・ラスコー(ピアノ)
/マッジーニ四重奏団
イギリスの作曲家ラッブラ(1901-1986)は、14歳の時、最初は鉄道員として働き
ましたが、シリル・スコットの音楽を知り、1920年彼の教えを乞うために奨学生
となり、その翌年には王立音楽院に入学、スコットやホルストに音楽を本格的に
学んだという経歴を持っています。彼は11曲の交響曲を始め4つの弦楽四重奏曲
など多くの室内楽曲、そして声楽曲などを作曲し、20世紀のイギリス音楽の中心
的人物としての地位を確立しました。ここに収録された弦楽四重奏曲第2番は
1952年5月の初演された意欲的な作品で、ホルストやヴォーン=ウィリアムスの
影響を受けながらも、根底にあるのはベートーヴェンへの尊敬の思いです。また
ラッブラはイギリス中世の時代にも関心が深く、しばしば自作にもエリザベス朝
時代の雰囲気を取り込んでいます。ここに収録された「アモレッティ」はエドマ
ンド・スペンサー(1552?-1599)の愛の詩を用いたもので弦楽合奏と歌のために
書かれた情熱的な曲で、これは恐らくラッブラの2番目の妻となるアントワネッ
トのために書かれたものと推測され、(彼女は有能なヴァイオリニストだった)精
神的な美しさと肉感的な響きが融合された聴きごたえのある作品です。

8.572006-07 2枚組
J.S. バッハ:チェンバロ独奏のための協奏曲集 BWV 972-987
CD1:1-3.協奏曲ニ長調 BWV972/4-6.協奏曲ト長調 BWV973/4-9.協奏曲ト短調
BWV975/10-12.協奏曲ハ長調 BWV976/13-15.協奏曲ヘ長調 BWV978/16-18.協
奏曲ト長調 BWV980/19-21.協奏曲ハ長調 BWV977/22-24.協奏曲ト短調 BWV983
/25-27.協奏曲ト長調 BWV986/CD2:1-6.協奏曲ロ短調 BWV979/7-9.協奏曲
ニ短調 BWV974/10-13.協奏曲ハ短調 BWV981/14-16.協奏曲変ロ長調 BWV982/
17-19.協奏曲ハ長調 BWV984/20-23.協奏曲ニ短調 BWV987/24-26.協奏曲ト短調
BWV985/27-28.前奏曲とフーガイ短調 BWV894
演奏:エリザベス・ファー(ハープシコード)
バッハのワイマール時代に作曲された一つのジャンルがこの「独奏鍵盤楽器のた
めの協奏曲集」。ヴィヴァルディやマルチェッロなどのイタリアの作曲家のヴァ
イオリン協奏曲などをチェンバロやオルガンで一人で演奏できるように編曲した
もので、バッハがイタリアで体験した新しい音楽を自らの作曲技法に取り込むに
も大きな役割を背負った作品群です。そのうちチェンバロ用の曲が16曲、オルガ
ン用の曲が6曲現存していて、ここではチェンバロ用の16曲を名手エリザベス・
ファーが説得力ある解釈とゆるぎない技巧で演奏しています。最後に収録され
ている BWV894のプレリュードとフーガは、逆に後年、フルート、ヴァイオリン、
チェンバロのための協奏曲 BWV1044の第1楽章と第3楽章へと転写された作品です。
バッハにしてみれば、小さなものを大きなものへと拡大させるのもお手のもの
だったに違いありません。

8.572069
ブラスコ・デ・ネブラ:ピアノ・ソナタ全集第2集
モンセラート修道院写本のソナタ(1-2.第6番ホ短調 /3-4.第7番ヘ長調…世界初
録音 /5-6.第8番ハ長調…世界初録音 /7.第9番イ短調…世界初録音 /8-9.第10番
ハ長調…世界初録音 /10.第11番イ長調…世界初録音 /11.第12番ヘ長調…世界
初録音)/ワシントン D・C国会図書館写本のソナタ(12-13.第1番ハ短調 /
14-15.第2番変ロ長調 )
演奏:ペドロ・カザルス(ピアノ)
第1集(8.572068)に続く、1750年セビリヤ生まれの作曲家ブラスコ・デ・ネブラ
のソナタ集です。今回はモンセラート修道院とワシントン DCの国会図書館で保
存されていた譜面に基づいた演奏です。研究者でもあるペドロ・カザルスによる
と、彼の作風は主題や構造の複雑さで3つの期間に分けることができるそうで、
最後の作品はワシントン DCに保存されている6つのソナタ(作曲家存命中の1780
年に出版)のようですが、まだ彼の全貌が見えてくるまでには時間がかかりそう
です。ともあれ、現代に至るまでのピアノ作品の発展に隠れた貢献を果たしたネ
ブラの作品をもっと多くの人に聴いてほしいと願ってやみません。

8.572077
ブゾーニ:ピアノ作品集第6集
1-3.リスト=ブゾーニ:「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」による幻
想曲とフーガ/4-6.ピアノ・ソナタへ短調 Op.20 K204/7-8.前奏曲とアルペ
ジョの練習曲 K297
演奏:ヴォルフ・ハーデン(ピアノ)
ブゾーニ(1866-1924)のピアノ作品集第6集は、彼の初期の作品から2つの大きな
作品を中心に収録しています。リストの「幻想曲とフーガ」はもともとリストが
マイアベーアの「予言者」のメロディを基に作曲したオルガン曲で、リスト自身
「2台ピアノ」での演奏は想定していたようですが、まさかピアノソロに編曲さ
れるとは思いもよらぬものだったのではないでしょうか。ブゾーニの編曲はリス
トの原曲にほとんど忠実なもので、もちろん技術的にも困難なものを要求してい
ることは間違いありません。彼の編曲の腕前を存分に堪能できるはずです。ピア
ノ・ソナタはブゾーニが 10代半ばに書きあげた大作ですが、1980年代まですっ
かり忘れ去られていました。ロマン派後期の音楽の特徴溢れる意欲的な曲で、
ブラームスと、アントン・ルービンシュタイン双方の影響を感じさせる劇的で壮
大なロマンティシズムに溢れています。前奏曲とアルペジョの練習曲は、不安気
な音が交錯する晩年の作品。飛び交う音の粒を支える不気味な低音部が一種異様
な雰囲気を醸し出しています。

8.572365
タルレガ:ギター作品集
1-16.前奏曲集(ニ短調/イ短調 /ト調/ホ調/ホ調/ロ短調/イ調/嬰へ短調/ロ短調
「メンデルスゾーンの主題による」 /ロ短調/ホ調「涙」 /イ短調/ト調/ニ調/
ニ短調「エンデチャ」/ニ短調「オレムス」)/17.2人の姉妹(ワルツ)/18.マズ
ルカ第1番「アデリタ」/19.マズルカ第3番「マリエタ」/ 20.マズルカ第2番
ト調/ 21.ガボット「マリア」/ 22.アルハンブラの思い出/23.ポルカ「バラ」
/ 24.ポルカ「ペピータ」/ 25.アラビア風奇想曲/26.ワルツ「パキート」/
27.大ワルツ/28.朝の歌/29.ワルツ「イザベル」/30.ワルツ二調/ 31.パヴァ
ーナ/32.アラード(1815-1888)=タルレガ編:華麗な練習曲
演奏:マッツ・ベリストレム(ギター)
ヘビースモーカーで超絶技巧を愛し、究極のロマンチストであったギター界の
カリスマ、タルレガ(1852-1909)。彼の名前を訊いたことがないとしても、「ア
ルハンブラ宮殿の思い出」を知らない人はいないでしょう。彼はショパンやベー
トーヴェンのピアノ曲をギター用に編曲したり、ロマン派的なギター音楽の潮
流にスペイン的な要素を復活させたりと、八面六臂の活躍をしました。このアル
バムには彼の代表的なギター作品を収録。前奏曲集の中には、良く知られる
「涙」も含まれています。ワルツ「2人の姉妹」の冒頭部は彼が生涯愛したショ
パンのメロディもさりげなく使われていたりします。ここで素晴らしい演奏を
聴かせるベリストレムは、作曲家自身が所有していた 1888年の楽器を復刻した
現代の楽器で、タルレガの音楽の持つ陰影を美しく描き出しでいます。

8.572287
ディキンスン:
1.ユニコーンより「子守歌」/ 2-6.ヨハネの黙示録のためのミサ曲/7-17.ラ
ーキンズ・ジャズ(ライヴ・アナログ・レコーディング)/18-22.ピアノ・デュオ
のための「5つの偽作」/23-27.ピアノのための「 5つの初期の小品」/28.独奏
フルートのための「エア」/29.独奏フルートのための「メタモルフォーシス」
演奏:ドビング・デューク(フルート)…1.28.29/ピーター・ディキンスン(ピア
ノ)…1.18-23.25.27/ジョン・フリンダース(ピアノ)…18-22.24.26/ヘンリー
・ハーフォード(ナレーター)…7-17/ナッシュ・アンサンブル…7-17/ライオ
ネル・フレンド(指揮)…7-17/ドナルド・リーヴス(ナレーター)…2-6/ジョー
・マッグス(ソプラノ)…2-6/メリエル・ディキンソン(メゾ・ソプラノ)…2-6
/セント・ジェイムズ・シンガーズ… 2-6/ジェームズ・ホランド(パーカッ
ション)…2-6/ディヴィッド・ジョンソン(パーカッション)…2-6/ジョン・ア
レイ(ピアノ)…2-6/アイヴォー・ボルトン(指揮)…2-6
イギリスの作曲家ディキンスン(1934-)の作品は、まるで万華鏡を覗くかのよう
に、曲によってスタイルが違います。例えば、以前リリースされたオルガン作品
集(8.572169)での古典的な雰囲気を頭の中に準備してから、ここに収録された
「ヨハネの黙示録のためのミサ曲」を聴くと、そのあまりの違いに驚いてしま
うことでしょう。典礼文を死者たちの叫びが直接響いてくるような響きに載せて
描いた音楽は、あまりにも衝撃的で、その恐ろしい様相に打ちひしがれてしまう
人もいるかも知れません。かたや「5つの偽作」は同時期の大作曲家たちの作風
を揶揄しています。イギリスの大詩人、フィリップ・ラーキンの告別式で演奏
された「ラーキンズ・ジャズ」は 11の部分からなるナレーターとアンサンブル
のための作品です。現代的な響きの中に溶け込むジャジーな音色は妙な気分を否
が応でも盛り上げます。

8.559258
アダモ:
1-4.後期ビクトリア朝時代/5.4人の天使より「天の女王」/ 6.「女の平和」
序曲/7-9.オールコットの音楽(ジョー/メグ/アルマとギデオン)
演奏:リー・プーリー(ソプラノ)…1-4/アンドリュー・サリヴァン(ナレーター)
…1-4/ドティアン・ラヴァリア(ハープ)…5/エクリプス室内管弦楽団
シルヴィア・アリメナ(指揮)
「現在最も称賛されるオペラ作曲家」であるアメリカのマーク・アダモ(1962-)
の作品集です。彼の音楽には様々な世論が反映され、常に多くの人への問題提起
を怠ることがありません。例えば、最初はメゾ・ソプラノの歌曲集として着想さ
れた「後期ビクトリア朝時代」も、書き進めていく間に彼の思いが熟していき、
一時は書くことができなくなってしまったほどだったと作曲家は語ります。語り
と歌による劇音楽に、情熱の作家エミリー・ディキンスンの詩が美しく溶け込ん
でいます。闘病中のAIDS患者から得た霊感、中世の人々の途切れた記憶、反戦、
オールコットの「若草物語」、そして、ハイドンの交響曲「告別」など色々な
ものから触発された彼の作品は現代人の疲れた心にひとときの安らぎと幽かな
疑問を投げかけることでしょう。

8.559641
シェーンフィールド(1947-):
1-5.キャンプの歌(2001)(ブラック・ボーム/死体運搬人のタンゴ/ハイル、ザク
センハウゼン! /ミスターC/アドルフの別れを世界へ)/6-11.ゲットーの歌
(2008)(シフラールの肖像/絶望の瞬間/徴収の鐘/私たちの春/陽の光/信頼の瞬
間)/12.ジェラード・シュワルツ(1947-):ルドルフとジャネット(世界初録音)
演奏:アンジェラ・ニーデルロー(メゾ・ソプラノ)…1-11/エリック・パース
(バリトン)…1-5/モーガン・スミス(バリトン)…6-11/ポール・シェーンフィ
ールド(ピアノ)…1-11/ミナ・ミラー(ピアノ)…12/ミュージック・オブ・リ
メンブランス/ジェラード・シュワルツ(指揮)…12
この胸を切り裂くかのような悲痛な2つの歌曲集。どちらもナチスの迫害を生き
延びた人々の激情、脆弱な希望、そして絞り出されるかのような幽かなユーモア
を織り交ぜたテキストによるものです。2004年11月8日に英語ヴァージョンが世
界初演された「キャンプの歌」は2003年のピューリッツァー賞のノミネート作品
です。曲自体は、どこかマーラーの「子どもの不思議な角笛」を思わせる素朴で
アイロニカルなもの。ちょっと聴いただけでは、どちらかというと明るさが勝っ
ていているような印象を受けますが、「本当に悲しい時には涙も出ない」と言わ
れるように、どの曲にも執拗なまでの生への渇望が込められているのです。
2008年5月12日に世界初演された「ゲットーの歌」はユダヤの音楽家&詩人モル
デカイ・ゲビルティヒの詩による歌。やはり静かな怒りに燃える、心がずっしり
重くなる歌曲集です。

8.570764
シューベルト:
1-10.ミサ曲第4番ハ長調 D452 Op.48/11-19.ミサ曲第2番ト長調 D167/
20-28.ドイツ・ミサ D872
演奏:インモータル・バッハ・アンサンブル/ライプツィヒ室内管弦楽団
モルテン・シュルト=イェンセン(指揮)
8歳から7年間、聖歌隊で活躍したシューベルト(1797-1828)はミサを知り尽くし
ていたため、自身でもいくつかの素晴らしい宗教作品を書きました。彼が完成
させたミサ曲は6曲あり、第2番は1815年3月初めの作品でオーケストレーション
の一部には彼の兄が手を加えているとも言われます。しかしその溢れ出る才能は
到底汲みつくせるものではなく、簡素な中にも荘厳さを備え、また彼独自の豊か
な歌心が随所に感じられます。本来の典礼文を少しだけ省略しているため、正式
なミサ曲として用いることは困難ですが、そのせいで芸術的価値が損なわれるも
のではありません。1816年の6-7月に書かれた第4番は1825年にようやくウィーン
で初演されましたが、ベネディクトゥスは後の1823年に改作され、なぜか小さな
編成に変えられてしまいました(こちらは D961の独立した番号が与えられていま
す)ドイツ・ミサは1826年から27年に書かれたもの。一見、驚くほど極めて単純
な曲に見えますが、晩年のシューベルトらしい奥深く美しいメロディに彩られた
名作です。

8.572110
シューベルト:ドイツ語歌曲全集第33集パート・ソング第3集
1.酒宴の歌「友よ、輪になれ」 D75/2.愛の精(第2作)Op.11-3/D747/3.夜うぐ
いす Op.11-2 D724/4.酒宴の歌「さあ、みんな陽気にやれ」D267/5.坑夫の歌
D268/6.小さい村 D641/7.ポンスの歌 D277/8.今過ぎ去る現在 D710/9.酒宴
の歌「兄弟たち、われらが人生の行路」 Op131-2 D148/10.弁護士 D37/11.春
の歌(第2作)Op.16-1 D740/12.美しき夜に Op.81-3 D903/13.墓(第3作)D377/
14.月の光 D875/15.矛盾 Op.105-1 D865a/16.夜の明かり Op.134 D89
演奏:マルクス・シェーファー(テノール)…1-16/マーカス・ウルマン(テノール)
…1-9.11-16/トーマス・ E・バウアー(バス)… 1-9.11-16/マーカス・フライ
ク(バス)…1.6.10.11.14-16/マルクス・シュミードル(バス)…2-5.8.9.12-14.
16/ウルリッヒ・アイゼンロール(ピアノ)…1-16
第1集(8.570961)、第2集(8.570962)が大好評、シューベルト(1797-1828)のパー
ト・ソングの第3集です。ここに収録されているのは、全て男声のための作品で
す。当時のドイツの風潮からしても、女声を含んだ曲に比べると男声のための作
品の方がレヴェルが高いことは否めません。男たちは事あるごとに酒場に集い、
歌っては友好を深め、また愛国心を深めていたに違いありません。「歌う社会」
はほとんどの町の中で形成され、彼らのアンサンブルのための曲は幾つあっても
足りなかったことでしょう。もちろんシューベルト自身がその「歌う社会」の中
の住人だったことも忘れてはいけません。そんな理由で(女性としては悔しいで
すが・・・)このような素晴らしい作品が数多く生まれてきたのです。

8.111005
グレート・コンダクター・シリーズ/フルトヴェングラー初期録音集第4集
1.ワーグナー(1813-1883):歌劇「ローエングリン」から第1幕前奏曲(録音1930
年)/2-3.ワーグナー:歌劇「トリスタンとイゾルデ」から第1幕前奏曲,第3幕
「愛の死」(録音1930年)/4.ワーグナー:「神々の黄昏」第3幕ジークフリート
の葬送行進曲(録音1933年)/5.ブラームス(1833-1897):ハンガリー舞曲第1番
ト短調(録音1930年)/6.ブラームス:ハンガリー舞曲第10番ヘ長調(録音1930年)
/7.J.シュトラウスII世(1825-1899):歌劇「こうもり」から序曲(録音1936年)/
8.R.シュトラウス(1864-1949):ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたず
(録音1930年)マーク・オーバート=ソーン復刻
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
フルトヴェングラーの初期録音集の第4集です。まだ各々の作曲家たちの影が色
濃く残っていた時代の録音であり、とりわけR.シュトラウスは当時まだばりばり
の現役でもあったためか、フルトヴェングラーの「ティル」の解釈には並々なら
ぬ愛情が感じられます。軽妙なはずの「こうもり序曲」にさえ、ちょっぴり深刻
なムードを漂わせているのも面白いところです。ここで胸震わせる程に重厚な
「トリスタン」を聴かせた彼は、後の1952年にあの有名な全曲盤をものにしてい
ることも忘れてはなりません。もう幾度となく復刻されている伝説の名演を、
マーク・オーバート=ソーンによるこだわりの音で。

8.111349
グレート・ヴァイオリニスト/ジョコンダ・デ・ヴィート
1-3.モーツァルト(1756-1791):ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K216
4-6.ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77
録音1949年5月3-4日 EMIアビーロード・第1スタジオ… 1-3
1941年5月25日ベルリン… 4-6
演奏:ジョコンダ・デ・ヴィート(ヴァイオリン)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
トーマス・ビーチャム(指揮)…1-3
ベルリン・ドイツ・オペラ・ハウス管弦楽団
パウル・ファン・ケンペン(指揮)…4-6
イタリアの女性ヴァイオリニスト、ジョコンダ・デ・ヴィートの極め付けの名
演、ブラームスの協奏曲を聴いてみてください。 25歳でウィーン国際コンクー
ルで優勝するも、そのまま演奏活動に入らず、ずっと後進の指導にあたり、よう
やく1942年にブラームスの協奏曲を弾いてイタリアにデビューしたという話は良
く知られています。彼女は同時代のカセッラやピッツェッティの作品を深く理解
していたにもかかわらず、実際のレパートリーは限られたものでした。しかし、
それらはどれも心行くまで昇華された納得の行く演奏で、このDGへの録音である
ブラームスもモーツァルトも幅広い表現力と歌うようなビブラートを特徴とする
朗々とした音色が心に残ります。

8.120886
ウィルソン:ザ・ミュージック・マン‐76本のトロンボーン
オリジナル・ブロードウェイ・キャスト・レコーディング1957年
1.Overture/2.Rock Island/3.Iowa Stubborn/4.Ya Got Trouble/5.Piano
Lesson/6.Goodnight My Someone/7.Seventy-Six Trombones/8.Sincere/
9.The Sadder-But-Wiser/10.Pick-A-Little - Goodnight Ladies/11.Marian
The Librarian/12.My White Knight/13.Wells Fargo Wagon/14.It's You /
15.Shipoopi/16.Lida Rose/17.Gary, Indiana/18.Till There Was You/
19.Finale/20.ill I Met You…1950年モノラル録音/ 21.Iowa Stubborn/
22.Goodnight My Someone/23.Pick-A-Little, Talk-A-Little/24.Marian The
Librarian/25.Till There Was You/26.Seventy-Six Trombones
…1958年モノラル録音
演奏:ロバート・プレストン/バーバラ・クック/エディ・ホッジス/パート・
ケルトン 他/スタジオ・オーケストラ/ハーバート・グリーン(指揮)…1-19
/アイリーン・ウィルソン/メレディス・ウィルソン&ヒズ・オーケストラ
…20/メレディス・ウリルソン&ヒズ・オーケストラ…1958年モノラル録音
1957年にブロードウェイで初演、その翌年にはトニー賞9部門を受賞、その後ブ
ロードウェイで再演され、2003年にはサラ・ジェシカ・パーカーの夫、マシュ
ー・ブロデリック主演で TVムービー化もされたメレディス・ウィルソン原作、
大人気ミュージカルのオリジナル・キャスト録音です。「少年楽団を作る」と
言っては金を巻き上げ、そのまま行方をくらます詐欺師ハロルド・ヒル。アイオ
ワ州リバーシティで新たな仕事をしようと網を張りますが、そこで出会った女
性、マリアンと恋に落ち・・・・。「76本のトロンボーン」は劇の中の代表曲
で、彼が善良なる人々をだます時に「少年たちにすごいマーチングバンドでパ
レードをさせませんか?」と想像させるための曲。結局のところ、これが最後
には実現してしまうというオチが感動を呼ぶのです。 2010年には日本でも公演
が予定されています。




<cpo>
777083-2 \1700
ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):弦楽四重奏曲他
1.弦楽五重奏曲 Op.77/2.弦楽四重奏曲 Op.18
演奏:ミンゲ弦楽四重奏団/ペーター・ランガートナー(ヴィオラ)…2
ミンゲ弦楽四重奏団によるヘルツォーゲンベルク室内楽作品集の第2集です。こ
こに収録された 2曲は、どちらも彼の対位法の技術が存分に発揮された興味深い
作品です。1893年に作曲された弦楽五重奏曲は当時の評論家に「最も重要な室内
楽作品が書かれた」とまで高く評価されたもの。これを作曲したとき、彼は愛妻
エリザベスの死に直面、一時的に仕事への意欲を失ってしまいましたが、見事に
復帰。その悲しみと妻への限りない愛情を曲に込めたのだそうです。かたや弦楽
四重奏曲は若きヘルツォーゲンベルクの意欲的な作品で、とりわけアンダンテ楽
章は素晴らしいメロディで満たされています。

777137-2 2枚組 \4900
M.ハイドン(1737-1806):交響曲集
交響曲第14,17,19,24,29,33,40,41番/交響曲ヘ長調, 3つの行進曲
演奏:ドイツ・カンマーアカデミー/フランク・ベールマン(指揮)
ヨハネス・ゴリツキ(指揮)
cpoの偉業である「ミヒャエル・ハイドン交響曲集」の完結編です。モーツァル
トが序奏を書きくわえたために、彼の37番の交響曲として一時期認識されていた
のは実はミヒャエル・ハイドンの作品であったことは周知の事実です。それほど
までに才能に溢れていた彼の作品がこうして全て聴けるようになったのは大いな
る喜びと言えるでしょう。彼の作品は今まで41曲とされていましたが。失われた
と思われた「交響曲ヘ長調」を発見。じっくりと準備してこの録音を企画したも
のです。高度に想像的で実験的、ユーモアに富んだ音楽。若きモーツァルトがこ
れらの交響曲から学びとったものも数知れません。

777348-2 \2450
ゲルハルト・シェルデルプ(1859-1923):交響曲第2番「ノルウェイに」
演奏:トロントハイム交響楽団/エイヴィンド・アドランド(指揮)
ノルウェイの忘れられた作曲家、シェルデルプの作品です。彼はノルウェー最南
端の都市、クリスチャンサンに生まれ、19歳の時パリに出て、ショパンの親友と
して知られるフランショームにチェロ、サヴァールとマスネに作曲を学びました。
以降ドイツで活動しますが、1887年カールスルーエで上演された「ニーベルング
の指環」を観てから、歌劇と楽劇の仕事に力を入れるようになります。彼の実の
妹ハンカは、「日本の声楽の母」と呼ばれる声楽家で1909年に来日し、東京音楽
学校(東京芸術大学の前身)で声楽の指導に当たった事で知られます。交響曲第2
番「ノルウェイ」は1924年に書かれた、イプセンの戯曲を元にした壮大な作品
です。ひとつのモティーフを徹底的に追求し、凝った楽器法を与えられた響きに
は感嘆するばかりです。

777380-2 \2450
グヴィ(1819-1898):交響曲集第2集
1.交響曲第6番 Op.87 ト短調/ 2.シンフォニエッタ Op.80 ニ長調
演奏:ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニ
ー管弦楽団/ジャック・メルシエ(指揮)
200を超える曲を作曲し、存命中にあのベルリオーズが擁護したにも関わらず、
その評価は高まることのなかった作曲家テオドール・グヴィ。cpoではこれが
2作目のリリースとなります。ドイツとフランスの領土争いに巻き込まれ、どち
らの国からも忘れられてしまった彼の作品がこうして聴けるのは嬉しいことです。
もともと交響曲として構想されたシンフォニエッタはブラームスの第2交響曲を
思わせるのどかで古典的な牧歌で始まります。第6番の交響曲は祝祭的な雰囲気
を湛えた賑やかなメロディで始まり、中世の騎士たちの戦いを描写し、最後は
荘厳なフーガで締めくくるという表現的な曲です。合唱指揮者として名をあげた
メルシエが指揮する彼の故郷のオーケストラの演奏でお楽しみください。

777429-2 \1700
スヴェインソン(1938-):ピアノ三重奏曲第1番-第3番
演奏:ハイペリオン三重奏団
第3番のピアノ三重奏は 2008年にこのハイペリオン三重奏団によって初演されて
います。作曲家は彼らに作品を提供し、彼らはその作品を演奏することで地位を
確立するという理想的な関係を保っているようです。彼のピアノ三重奏曲に見ら
れる特徴的な「極端に移り変わるコントラストとデュナーミク」は不可解であり
ながらも本質的な静けさに満ちていると言えるでしょう。永遠に向かって留まり
ゆく音。これはソクラテス以前の哲学者ヘラクレイトスが唱えた「 panta rhei
…万物は流転する」を実感させるように書いたという作曲家自身の詩的な言葉を
味わいつつ聴いてみてください。静寂の寸前の音楽…これこそスヴェインソンの
音楽を表現するにふさわしい言葉でしょう。

777440-2 \1700
シャフラート(1709-1763):二重奏(ソナタ )集
1.ファゴットとハープシコードのための二重奏曲へ短調/ 2.2台のヴィオラ・
ダ・ガンバのための二重奏曲ニ短調/ 3.ヴァイオリンとハープシコードのため
の二重奏曲変ロ短調/ 4.2台のハープシコードのための二重奏曲ハ長調/ 5.オ
ーボエとハープシコードのための二重奏曲変ロ長調/ 6.ファゴットとハープシ
コードのための二重奏曲ト短調
演奏:エポカ・バロッカ
ザクセンのオルガニスト、ハープシコード奏者、及び作曲家として名を馳せた
シャフラート。彼の室内楽作品からは、当時の作曲技法と演奏技術の多様性が
伺い知ることが可能です。このアルバムには様々な楽器を用いた作品が並んで
いますが、ヴィオラ・ダ・ガンバの二重奏を除いては、全ての作品にハープシ
コードが使われています。オブリガート(助奏)とされていますが、楽器が脇役
に回ることは一切なく、常に他の楽器との親密な対話が感じられるものです。
第1集(777116-2)と同じくエポカ・バロッカの演奏でこの優雅な作品をお楽し
みください。

777515-2 \1250
レギュラー盤(777218-2)に現在発売中の cpo900タイトルを掲載した 340ページ
の美麗カタログをセット。かつ価格を大幅にダウンした魅惑の1枚です。 cpoの
カタログ発行は 2008年以来 2年振りとなりますので、この機会にぜひどうぞ。
以下、 2009年1月に発売したテレマンの序曲集の内容です。
テレマン(1681-1767):序曲集
リコーダーと弦楽、通奏低音のための組曲 TWV 55:a2/2つのオーボエと弦楽、
通奏低音のための組曲 TWV 55:F14/フルートと弦楽、通奏低音のための組曲
TWV 55:Es2
演奏:カリン・ファン・へールデン(リコーダー、オーボエ、指揮)/オルフェオ
・バロック管弦楽団
テレマン時代、のダルムシュタット宮廷楽団で大活躍した、リコーダーおよびオ
ーボエの名手ヨハン・ミヒャエル・ベーム。義兄弟でもあったテレマンはいくつ
かの素晴らしい作品を彼のために書きました。このアルバムに収録された3曲の
序曲組曲も、実際は協奏曲と言えるほどに独奏楽器が華麗に活躍します。ケー
プタウン生まれのファン・ヘールデンはバロック・オーボエの第一人者。温かい
音色が心を満たします。



<ARTHAUS>(日本語帯付き )
101469(日本語字幕あり)DVD&CD \5650
101470(日本語字幕あり)(Blu-ray) \5650
101471(101469のDVDのみ) \3480
104028(101469のCDのみ) \2450
「シルク・ロード-時と国境を越えた少年たち」
演奏 : ウィーン少年合唱団
収録時間 :86分(フィーチャーCD 66'40")/音声 :ドルビー・デジタル 5.1サラ
ウンド(Blu-RAy…ドルビー・デジタル 5.1サラウンド)/ナレーション:英・独・
仏・西・伊・日・中 )/字幕:英・独・仏・西・伊・日
ウィーン少年合唱団。毎年、世界中から入団希望者が後を絶たない世界最高の少
年合唱団です。この映像、彼らがシルク・ロードを旅し、各地の人々と交流を深
める場面を中心に展開するドキュメンタリーです。美しく雄大な大地、そこに暮
らす人々の姿。彼らとともに歌う様々な故郷を持つ少年たち。それらが丁寧に描
かれています。しかし、単なる旅の情景を切り取ったものではありません。彼ら
の日常の生活から、団員同士の友情、葛藤を織り交ぜ、ひとりひとりの考え方ま
でがきっちりと捉えられているのには驚くばかりです。普段は茶目っ気たっぷり
だけど繊細な感情を持つ男の子たちが、一歩ステージに上がると芸術家の顔に変
わるところなどは思わず息を飲むことでしょう。とりわけ、日本人としてトップ
・ソリストを務める貞松響くんのあどけない表情と、完成された歌声には誰もが
感嘆のため息をもらすはず。彼らは日夜歌い、学び、そして旅をしつつ成長して
行きます。世界中の人々を幸せの絶頂に導く彼らの歌声。見終わった時には静か
な感動が胸に去来することでしょう。CDは、このDVDで使われた曲が収録されて
います。ウィーン少年合唱団をたっぷり聞きたいファンの方へのまたとない贈り
物として。

101467(DVD-Video) \3480
バッハ(1685-1750):フーガの技法 BWV1080…一部抜粋
16の弦楽器と 4本の管楽器、ハープシコードとオルガンのために
(編曲:シュテファン・メイ、キセニア・レフラー、ラファエル・アルパーマン)
演奏 :ベルリン古楽アカデミー
収録時間 :82分/音声 :ステレオ 2.0/字幕:なし
このベルリン古楽アカデミーの演奏は、弦楽四重奏、弦楽合奏、チェンバロ・ソ
ロ、オルガン・ソロ、管楽アンサンブル。またはそれらの組み合わせ。とりわけ
管楽アンサンブルは、今まででは考えられない編成で、オーボエ、オーボエ・ダ
・カッチャ、ファゴット、サックバットの 4人。これはオリジナル(ピリオド)楽
器でしかありえない音量バランスと音質だからこそ味わえる編成演奏と言えるで
しょう。小ぶりな暗い舞台上に、演奏者達だけにあてられたライト。演奏者のア
ップから背景のボカシ方。演奏のタイミングや表情の写し方も、淡白でモダン
的。これこそ、本当の現代のアート、いや「深い祈り」の精神なのかもしれませ
ん。




<LPO>
LPO-0035 \2100
1.マクミラン(1959-):イゾベル・ゴーディの告白
2.アデス(1971-):室内交響曲 Op.2
3.ヒグドン(1962-):パーカッション協奏曲
演奏:カリー・コリン(パーカッション)…3
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
マリン・オールソップ(指揮)
マクミランの出世作、「イゾベル・ゴーディのために決して歌われることのない
レクイエム」です。宗教改革よりも前の時代、ヨーロッパ全土で吹き荒れた「魔
女狩り」という風習がありました。今では集団ヒステリーの産物とも考えられて
いますが、当時のあまりの悲惨な状態は想像するだけで身の毛がよだつほどです。
スコットランドでも 1560年から 1707年の間におよそ 4500人の女性たちが裁判
にかけられ命を落としました。 1662年、イゾベル・ゴーディは女性13人で魔女
の集会を催したことを告白。その赤裸々な内容は人々に衝撃を与え、結局のとこ
ろ彼女は棒で殴られ、最期は絞殺されてしまったといいます。この音楽は冒頭で
は彼女の魂の平安を願うかのような、美しい音楽が与えられていますが、中間部
では不協和音と暴力的な音が炸裂、オールソップはスコアを真摯に読み込み、こ
の地獄絵図ともいえる情景を描きだしています。他には、ジャズ的要素もたっぷ
りのアデスの「室内交響曲」、とびきり楽しいヒグドンの「パーカッション協奏
曲」の 曲。全ての奏者渾身の演奏です!




<Wigmore Hall Live>
WHLive0029 \2100
ヴォルフ(1860-1903):メーリケ歌曲集
1.旅先にて/2.鼓手/3.思いみよ、おお心よ/4.庭師/5.クリスマスローズII/
6.炎の戦士/7.ペレグリナI/8.ペレグリナII/ 9.真夜中に/10.狩人の歌/
11.眠る幼な児イエス/12.問いと答え/13.散歩/14.明け方に/15.春に/16.恋
する男の歌/17.さようなら/18.愛する人に/19.飽くことを知らぬ恋/20.妖精
の歌/21.祈り/22.眠りに寄せて/23.時は春/24.いましめに/25.ある婚礼に
のぞんで/26.めぐりあい/27.(アンコール)打ち明け話
演奏:ヴォルフガンク・ホルツマイヤー(バリトン)
イモジェン・クーパー(ピアノ)
録音: 2008年2月19日ウィグモア・ホール・ライヴ録音
シューベルトの流れを汲む、ドイツ・オーストリア歌曲の歴史に芳醇な香りを添
えたヴォルフの作品集。彼の作品の中でも最も愛されている「メーリケ歌曲集」
をこれまたオーストリアの名バリトン、ホルツマイヤーが歌います。決して派手
な歌い方をする人ではなく、どの曲にもじっくり取り組み、極めて誠実な表現を
聴かせてくれる素晴らしい歌い手です。伴奏のクーパーはイギリス人ですが、
ウィーンでパウル・バドゥラ=スコダとイェルク・デムス、そしてアルフレート
・ブレンデルからオーストリア気質をじっくり学び、これまた洒脱な演奏でホル
ツマイヤーの歌にぴったり寄り添っています。

WHLive0030 \2100
シューベルト&クルターク:ピアノ作品集
1.クルターク(1926-):ユディットの誕生日に寄せるエレジー
2.シューベルト(1797-1828):
ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 D840「遺作」(第1楽章、第2楽章のみ )
3.シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D959
4.(アンコール)クルターク:シューベルトへのオマージュ
演奏:ジョナサン・ビス(ピアノ)
録音: 2008年5月12日ウィグモア・ホール・ライヴ録音
EMIからデビューし、来日公演でも好評を博した「若き巨匠」ジョナサン・ビス
のライヴ録音です。名だたるコンクールを制覇せずとも、その才能は自然に花開
き、 2002-04年のBBC「新世代アーティスト」にアメリカ人として初めて選定さ
れ、多くの人から注目されました。ベートーヴェンなどで神がかり的な音楽を聴
かせることで定評がありますが、ここでは彼が得意としているシューベルトと、
彼が心酔しているクルタークの作品を演奏しています。クルタークの音楽は使っ
ている音の数は少ないのですが、一つ一つの密度が非常に高くあたかも全宇宙が
凝縮されているかのようです。シューベルトの持つ深い闇の世界と、クルターク
の神秘的な響きが相俟って、このアルバムは恐ろしいまでの完成度を見せてくれ
ています。

WHLive0031 \2100
サイモン・キーンリーサイド、シューベルト、ヴォルフ、フォーレ、ラヴェルを
歌う
シューベルト(1797-1828):
(1.シルヴィアに/2.隠遁所/3.変容/4.星/5.天の火花/6.セレナーデ)
ヴォルフ(1860-1903):(7.少年と蜜蜂 /8.ヴァイラ女神の歌/9.愛する人に/
10.クリスマスローズに II /11.恋焦がれる男の歌/12.風の歌)
フォーレ(1845-1924):(13.朝の歌/14.秘めやかに/15.グリーン/16.私たちの愛
/17.捨てられた花/18.憂鬱/19.シャイロックのマドリガル/20.蝶と花)
ラヴェル (1875-1937):博物誌 (21.くじゃく/22.こおろぎ/23.白鳥/24.かわせみ
/25.ほろほろ鳥)/26.拍手/27.(アンコール)
プーランク (1899-1963):ホテル
演奏:サイモン・キーンリーサイド(バリトン)
マルコム・マルティノー(ピアノ)
録音: 2008年10月26日ウィグモア・ホール・ライヴ録音
現在、イギリスのみならず世界中で最も人気のあるバリトン歌手と言えば、この
キーンリーサイドでしょう。今年50歳、このライヴでも、最も脂の乗り切った時
期の美しい声を聞かせてくれます。前半はシューベルトとヴォルフ、後半はフォ
ーレとラヴェルという、全くキャラクターの違うプログラムを選択、その多彩な
表現で満席の聴衆を沸かせたのでした。大きな身振りをすることなく、声の陰影
だけで曲を作り上げていく見事さには感嘆する他ありません。フォーレでは若干
硬さも感じられるような気がしますが、ラヴェルでの曲ごとの歌い分けは誰にも
真似できるものではありません。マルコム・マルティノーのピアノも歌い手の呼
吸を良く理解した丁寧な演奏。強すぎない主張が心地よいものです。

WHLive0032 \2100
ハイドン(1732-1809):弦楽四重奏曲集
1.弦楽四重奏曲第22番ニ短調 Op.9-4
2.弦楽四重奏曲第45番ハ長調 Op.50-2
3.弦楽四重奏曲第75番ト長調 Op.76-1
4.(アンコール)弦楽四重奏曲第44番変ロ長調 Op.50-1より終楽章
演奏:ドーリック弦楽四重奏団
録音:2009年1月15日ウィグモア・ホール・ライヴ録音
2008年に開催された「大阪国際室内楽コンクール第1部門」で第1位を獲得したイ
ギリスの若き団体、ドーリック弦楽四重奏団のフレッシュなハイドンの弦楽四重
奏を3曲。最近流行のピリオド奏法は意識することなく、モダンな感覚ですっき
りとした演奏を聴かせてくれます。中でも、第45番は彼らが最も得意とするレパ
ートリーで、日本でのお披露目公演でもプログラムに組み入れ、聴衆から大喝采
を浴びた曲目です。アンコールでのユーモラスな仕掛けにも注目。これぞ弾き手
も聴き手も幸せになる一瞬です。ドーリック弦楽四重奏団は、イギリスで開催さ
れる「若い音楽家のための夏期ミュージック・スクールの室内楽コース」がきっ
かけで、1998年に本格的に活動を開始。2000年開催の「ブリストル・ミレニウム
弦楽四重奏コンクール」で第1位となり、その後はロンドンを中心にヨーロッパ
で研鑽を積み、 2007年の「メルボルン国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門」
で入賞しました。2008年初めにはメンバーの交代があったものの(ヴィオラ奏者
が変わった) 2008年5月の大阪での第1位、翌6月にはイタリアのレッジョ・エミ
ーリアで行われた「パオロ・ボルチアーニ賞国際弦楽四重奏コンクール」でも
第2位を獲得するという期待の団体です。



<DIVOX>
●新代理店で取り扱い開始

CDX-20802 \2450
カスティリョーニ(1932-1996):「SI, L’OBOE!(はい、オーボエ! )」
1.オーボエと管弦楽のための「抒情的小品」/2.オーボエ独奏のためのロマン
ツェッタ「グリューツィ」/3.クラリネットとピアノのためのソナティナ「ダー
ル」/4.オーボエ独奏のための「アレフ」/5.フルートとピアノのための「ギメ
ル」/6.オーボエとピアノのための「リマ」/7.木管五重奏のための「フィラス
トロッカ(童謡)」/8-13.ピアノのための「優しき安息所よ」
演奏 :オマール・ツァボーリ(オーボエ)/スイス・イタリア語放送管弦楽団/
メイア・ミンスキー(指揮)/エルネスト・モリナーリ(クラリネット)/トゥイヤ
・ハッキラ(ピアノ)/ペーター=ルーカス・グラーフ(フルート)/アルノルド
五重奏団
録音 :1-13. 1985年3月、1991月12日/スイス・イタリア語放送局第1スタジオ
カスティリョーニはミラノ音楽院出身での作曲家兼ピアニスト。オーボエ奏者の
ハインツ・ホリガーや彼の弟子にあたるオマール・ツァーボリと親交があり、オ
ーボエという楽器には思い入れが強く、多くのオーボエ作品を残しています。中
世の哲学や神話学を研究していたこともあり、楽曲も神秘的な響きを意識した構
成が特徴。イタリア・モデナ出身のツァボーリはアンコナ国際音楽コンクールの
優勝者で、現在はトリノ音楽院やスイス・バーゼル州立音楽院で教鞭をとる指導
者。元々はバロック・オーボエのエキスパートでイタリア古楽の第一人者でした
が、カスティリョーニとの出会いをきっかけに 80年代からモダン・オーボエに
よる演奏活動をスタート。現代音楽作品へとチャレンジするきっかけとなった作
品が、このディスクに収められています。

CDX-20803 \2450
ルドルフ・モーザー(1892-1960):シュピールムジーク
1.ヴァイオリンとピアノのためのバラード作品 3/2.ピアノのためのスケルツォ
作品 19 /3.ホノルル・フォックストロット/ 4-8.クラリネット、ファゴット
とコントラバスのためのシュピールムジーク作品 57-3/9-15.ヴィオラ独奏のた
めのシュピールムジーク作品 78/16-18.3つの歌作品 14/19-21.オーボエと弦
楽五重奏のための協奏曲作品 86
演奏 :アデリーネ・オプレアン(ヴァイオリン)/ヤン・シュルツ(ピアノ)/クリ
ストファー・シラー(ヴィオラ)/田中香織(クラリネット)/ボトンド・コスチャ
ク(コントラバス)/ディエゴ・ケンナ(ファゴット )/アンドレア・ズーター(ソ
プラノ)/オマール・ツァボーリ(オーボエ)
録音 :1-21.2009年2月22日-2月23日(作品 78のみ 2009年3月15日)スイス・バー
ゼル州立音楽院ホール
マックス・レーガーの弟子の中でもとりわけメロディアスな旋律を多く残したモ
ーザーは仲間内でも「詩人」と呼ばれていました。同世代の作曲家たちが次から
次へと十二音技法を採用するなか、教会旋法の調性を追求し続け、時に「古臭い」
と揶揄されたこともあったものの、流行に惑わされることなく自身の音楽を追求
し続けたモーザー。2009年2月にバーゼル州立音楽院がその功績をたたえようと
記念コンサートを催し、この収録がCDとしてリリースされました。注目はクラリ
ネット、ファゴットとコントラバスのためのシュピールムジーク。2009年の第78
回日本音楽コンクール・クラリネット部門で第1位に輝いたバーゼル州立音楽院
卒の田中香織がリーダーを務め、マーラー・ユーゲントの元首席イタリア人ファ
ゴット奏者ディエゴ・ケンナがサポート。コントラバスのボトンド・コスチャク
はフランス国立リヨン管の首席を務めるベテランです。

CDX-20506 \2450
スイスのピアノ五重奏曲集
1-4.ヨアヒム・ラフ(1822-1882):ピアノ五重奏曲イ短調作品 107/5.ヨアヒム・
ラフ(1822-1882):ピアノ五重奏のための幻想曲作品 207B(世界初録音)/6-9.ヘ
ルマン・ゲッツ(1840-1876):ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとコント
ラバスのための五重奏曲ハ短調作品 16
演奏 :アンサンブル・イル・トリッティコ <メンバー>ジョナサン・アレン(ヴァ
イオリン)/ダニエル・ペツォッティ(チェロ)/ヤン・シュルツ(ピアノ)/デイ
ヴィッド・グリーンリース(ヴィオラ)/アナヒット・クルティキャン(ヴァイオ
リン)/ダリウシュ・ミゼラ(コントラバス)
録音 :1-9.2007年1月30日-2月2日ベルギー、モル、ギャラクシー・スタジオホ
ール
鍵盤楽器と弦楽器のための室内楽曲が好まれた 19世紀、「4本の弦楽器とピア
ノ」という編成は、その楽器バランスと旋律のコンテキストとの調和が非常に難
しいものとされ、高度な作曲技術を要するものと考えられていました。このCDに
は、スイス生まれのヨーゼフ・ヨアヒム・ラフ、ドイツからスイスへと移住した
ヘルマン・ゲッツというスイスゆかりの二人の作曲家によるピアノ五重奏曲が収
録され、いずれの曲にも、 19世紀初頭まで主流であったピアノ三重奏・弦楽四
重奏のスタイルをより進化させようとしている試みが散見できます。スイスの音
楽評論家ウェルナー・プフィスター氏は「5人しか奏者がいない編成でコントラ
バスは敬遠されがちだが、そうせざるをえなかったシューベルトとは違い、ゲッ
ツがあえてその効果を狙ってこの雄弁かつ繊細なバスを存在させたことは、スイ
ス音楽史の大きな転機ともいえる。ミケランジェリの元秘書でオーディオエンジ
ニアリング界で著名なヴォルフラム・ブルゲルトの作る高品質サウンドも聴きど
ころであり、チョコレート、チーズ、時計につぐスイスの名産となるであろう」
とスイスの芸術雑誌ムジーク・ウント・テアーターにレビューを寄せています。
「イル・トリッティコ」はジョナサン・アレン(ヴァイオリン)、ダニエル・ペ
ツォッティ(チェロ)、ヤン・シュルツ(ピアノ)によるピアノ三重奏編成。ラフの
五重奏に 2ndヴァイオリンとして参加しているのがチューリヒ歌劇場セカンド
ヴァイオリンのトップを務めるアナヒット・クルティキャン。ヴィオラはイギリ
ス出身でチューリヒ・トーンハレ管の首席であるデイヴィッド・グリーンリース
が担当。コントラバスではポーランド出身で、スウェーデン・マルメ響首席、デ
ンマーク国立放送響首席、チューリヒ歌劇場首席を歴任してきたダリウシュ・ミ
ゼラが参加。




<DACAPO>
8.226028 \1780
ルーザス(1949-):4つの舞曲
1-4.1楽章による 4つの舞曲(ひそひそ話/ロッキング/有頂天/派手)/5.イヌホウ
ズキ/ 6-8.アビスム(アビスム/バーニング/出現)
演奏:バーミンガム・コンテンポラリー・ミュージック・グループ/オリヴァ
ー・ナッセン(指揮)
録音:2008年10月11-12日…1-5 2009年3月14日…6-8 イギリスバーミンガム、
CBSOセンター
1949年生まれのルーザスは、最初オルガンを学び、同じく現代作曲家であるラス
ムッセンと共に管弦楽法を学びました。彼の作品は多岐に渡り、明らかにヴィ
ヴァルディの模倣作品である1981年のヴァイオリン協奏曲や、恐ろしく現代的
な「マンハッタンの抽象」まで様々作風を見せてくれます。 1983年に作曲され
1985年にナッセンとロンドン・シンフォニエッタが初演した「4つの舞曲」は特
徴的な音色を持つ、単一楽章の作品。「イヌホウズキ」は毒を持つ植物の名前と
美しい女性の 2つの意味を持たせた曲。アビスムはシェイクスピアのテンペスト
の一節をタイトルにした作品で、バーミンガム・コンテンポラリー・ミュージッ
ク・グループのために書かれたものです。

8.226079 \1780
カール・ニルセン(1865-1931):カンタータ集
1.オーフス国際博覧会のためのカンタータ FS54…世界初録音/2.ホルベアへの
オマージュ FS102…世界初録音/ 3.シェイクスピア・メモリアル・セレブレー
ションのためのプロローグ FS80/4.コペンハーゲン大学周年行事のためのカン
タータ Op.24,
FS47…世界初録音/5.オーフス国際博覧会のためのカンタータへのナレーション
演奏 :ディッテ・アンデルセン(ソプラノ)/マティアス・ヘーゼゴー(テノール)
/パレ・クヌーセン(バリトン)/オーフス大聖堂合唱団/デンマーク国立歌劇場
合唱団/ヴォックス・アロス/オーフス交響楽団/ボー・ホルテン(指揮)
録音:2009年6月15-20日オーフス・コンサート・ホール
☆ニルセンのカンタータ集です。今回のアルバムには世界初録音が3曲含まれて
いて、この北欧の作曲家の知られざる面を新たに発掘してくれること間違いあり
ません。これらのカンタータは全て「特別な時」のために書かれたもの。彼の生
涯で最も生産性の高かった 1908-09年に書かれた「国際博覧会のためのカンター
タ」と「大学周年行事のためのカンタータ」はエネルギー溢れる情熱的な音楽で
す。1923年に書かれた「ホルベアへのオマージュ」は彼の代表作である歌劇「仮
面舞踏会」の原作者であるルズヴィ・ホルベアの祝祭のために書かれた作品で、
ニルセンの限りない敬意が見て取れるもので、華麗なるファンファーレに導かれ
幕を開けます。

8.226103-04 2枚組 \3560
J.P.E.ハルトマン(1805-1900):作品集
CD1:
1.ハーコンヤール Op.40/2.アンダンティーノと 8つの変奏/3.ピアノ・ソナタ
ニ短調 Op.34/4.オルガンのための幻想曲ヘ短調 Op.20/5.ヴァイオリンとピア
ノのための組曲イ短調 Op.66
CD2:
1.歌劇「小さなキアステン」より第2幕抜粋/2.交響曲第1番ト短調 Op.17/3.
交響詩「シビルの予言」 Op.71
演奏 :デンマーク国立交響楽団/トーマス・ダウスゴー(指揮)/トレ・ムジチ
/ハンス・ファギウス(オルガン)他
デンマークの作曲家ヨハン・ペーター・エミリウス・ハルトマンは幼い頃から作
曲を始め、生涯 86の作品番号付きの曲と、他に作品番号なしの作品をいくつも
残しています。最初の交響曲は 1837年にカッセルで初演され、あのシュポアも
その作品に注目したと言われています。またシューマンもハルトマンに興味を示
し、自らが主宰する「新音楽雑誌」にて彼の作品についてしばしば言及している
ほど当時のドイツの音楽界でも一目置かれていた人でした。彼の息子エミールも
作曲家として活躍しました。この2枚組では彼の様々な作品を楽しむことができ
ます。彼は95年という当時にしては長い年月を生き抜き、その間に色々な時代の
移り変わりを目の当たりにしてきました。何しろ、生まれた時にはまだハイドン
が存命で、亡くなった時にはストラヴィンスキーやバルトークが頭角を表してき
たのです。そんな彼の作品はその時々の香りを身につけたもので、ある時はブラ
ームス風であったり、ブルックナー風でもあったりと面白いものばかりです。

8.226519 \1780
ヴァイオリンとピアノの対話集
1.ロシング=スコウ(1954-):厳格に/2.ノアゴー(1932-):断章V/3.ノアゴー:
二連の祭壇画 Op.11/4.ルーザス(1949-):偉大なる友人のための、ごく小さい
3つの作品/5.ルーザス:ヴァイオリン独奏のためのベルカント/6.ノーエント
フト(1957-):2つの楽章/7.コッペル(1908-98):3つのもの
演奏 :エリザベス・ツォイテン・シュナイダー(ヴァイオリン)/ウルリク・ステ
アク(ピアノ)
録音:2009年1.3-4月/デンマーク王立音楽アカデミー
北欧の現代作曲家 5人のヴァイオリン(とピアノのための)作品を集めた1枚です。
「Erigidis(厳格に )」は、作曲当時27歳であったロシング=スコウの才能を世
に知らしめた作品。シンプルで開放的な音色に満ちた 15分弱の曲です。ノアゴ
ーの初期の作品である「二連の祭壇画」は極めて対照的な2つの曲によって描か
れた絵画です。ルーザスの2つの作品は、どちらもミレニアム・イヤー前後に書
かれたもの。才気煥発のきわみと言えましょう。ノーエントフトの作風はノア
ゴーの神秘主義に通じるものがあります。最後のコッペルの作品は、作曲家自身
がピアニストであることもあり、ピアノパートも凝った書法で書かれています。



<cpo>
777188-2 \2450
クロイツァー(1766-1831):ヴァイオリン協奏曲第15,18,19番
演奏 :アルブレヒト・ブロイニンガー(ヴァイオリン)/ザールブリュッケン・
カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団/
アラン・フランシス(指揮)
ロドルフ・クロイツァー(フランス読みはロドルフ・クレゼール)はフランスの
ヴァイオリニスト・作曲家・指揮者です。あのベートーヴェンが第9番のソナタ
を献呈したこと知られていますが、実際のところ、彼はこの曲を一度も演奏しな
かったようです。現在では、彼はヴィオッティと並ぶ評価を受け、ヴァイオリン
奏法の近代化に寄与した人物として認知されています。この3つの協奏曲は従来
の3楽章形式を継承していますが、溢れる楽想がとても豊かで、この作曲家の並々
ならぬ才能を感じさせるものです。全部で19曲ある彼の協奏曲の全貌が明らかに
なる日も近いことでしょう。

777264-2 \2450
オイゲン・ダルベール(1864-1932):管弦楽作品集
1.小さな人魚姫 Op.15(アンデルセンの童話を元にしたソプラノと管弦楽のため
の詩曲 )/2.交響曲第4番ヘ長調
演奏 :アンナ・カシアン(ソプラノ)/オスナブリュック交響楽団/ヘルマン・
ボイマー(指揮)
ダルベールは、スコットランドのグラスゴーでフランス人の父とイギリス人の母
の間に生まれました。しかし、いつまでたっても英語は上達せず、ロンドンの王
立音楽大学に入学後はウィーンに留学、ドイツ語を学び、フランツ・リストに師
事、ピアニストとしてデビューします。第一次世界大戦まで英国の市民権を持っ
ていたにも拘わらず、彼自身は「ドイツ人」であると自ら宣言し、ドイツに帰化
もしています。彼は数多くのオペラを作曲し、中でも「死んだ瞳」(999692-2)や
「低地地方」などは現在でも時折上演される演目として息づいていますし、ピア
ニストとして演奏も残っているなど、高い評価を受けましたが、彼の心の中は常
に落ち着くことがなく、住居をしょっちゅう引っ越したり、6回の結婚をしたり
など、私生活は必ずしも幸福ではなかったようです。ここには R.シュトラウス
が絶賛したと言われる交響曲と「人魚姫」の初録音が収録されています。

777298-2 \2450
中央ドイツのバロック・バス・カンタータ
1.エマヌエル・ケーゲル(1655-1724):愛よりも訴えるものはなく/2.クリスティ
アン・ヴォルフ(1705-1773):平和と喜びの中を我は行く/3.ヨハン・テオドール
・レムヒルト :天国には他の方法で/4.同:私は太陽の下にじっと立つ/5.ホフ
マン:全てのキリスト教徒よ、神を賛美せよ/6.ヨハン・ゴットフリート・ドナ
ティ(1706-1782):私の心の家を準備せよ/7.ゲオルク・フィリップ・テレマン
(1681-1767):地上の救い主よ
演奏 :クラウス・メルテンス(バス-バリトン)/アカデミア・ダニエル(ピリオド
楽器使用)/シャレフ・アド=エル(指揮)
イスラエルの名手たちに拠って結成されたバロック・アンサンブル「アカデミア
・ダニエル」はプラハ、ロンドン、パリ、アムステルダム、ボストンなど世界中
の主要都市で活躍しています。彼らはイスラエルとヨーロッパの両都市でリハー
サルし、サイモン・スタンデージなどの名手とも数多く共演、国際的なキャリア
を築くことに余念がありません。cpoからはすでにテレマンのアルバムを2枚リリ
ースしていますが、今作は当代随一の低音歌手、クラウス・メルテンスをフィー
チャーし、ザクセンの知られざる作曲家たちの小さなカンタータを収録していま
す。ザクセンの小さな町ミューゲルンの図書館には16世紀から17世紀の400を超
えるカンタータが保存されており、まだ知られざる作品がたくさん眠っていま
す。彼らの丁寧な演奏はこれらの作品に次々と光を当てていくでしょう。

777322-2 \2450
マリピエーロ(1882-1973):作品集
1.ガブリエリアーナ/2.ファゴットと 10楽器のためのセレナータ/3.マドリガ
ーリ/4.5つの寓話-声と小オーケストラのための/5.7つのヴェネツィアのカン
ツォネッタ
演奏 :ダミアナ・ピンティ(メゾ・ソプラノ)/パオロ・カルリーニ(ファゴット)
/カメラータ・ストゥルメンターレ・チッタ・ディ・プラト
マルツィオ・コンティ(指揮)
カセッラと同時代に活躍したマリピエーロは、その生涯に10曲以上の交響曲、
6曲のピアノ協奏曲、8曲の弦楽四重奏曲、他、夥しい数の管弦楽曲や歌曲など数
多くの作品を残しています。彼はモンテヴェルディやヴィヴァルディの作品を校
訂し、音楽研究者として高い評価を受けているのですが、彼自身の作品は、未だ
に正しい評価がなされているとは決して言えないのが実情です。このアルバムで
は、ヴェニスの大作曲家、ジョヴァンニ・ガブリエリに捧げられた「ガブリエリ
アーナ」など、彼が生涯を通じて研究していたイタリア古典派の音楽と、新時代
の音楽が見事に融合した、まさに無尽蔵音楽的遺産とも言える作品を収録してい
ます。かのムーティが設立に関与しているイタリアの室内オーケストラ、カメラ
ータ・ストゥルメンターレ・チッタ・デ・プラトによる説得力ある演奏が華を添
えています。

777355-2 21枚組 \14500
レーヴェ(1796-1869):歌曲とバラード全集
演奏 :ジュリー・カウフマン(ソプラノ)/エディト・マティス(ソプラノ)/ガ
ブリエレ・ロスマニト(ソプラノ)/ルース・ツィーザク(ソプラノ)/モニカ・
グループ(メゾ・ソプラノ)/イヴィ・ジーニック(アルト)/ウルズラ・クリー
ゲル(アルト)/イリス・フェルミリオン(メゾ・ソプラノ )/クリスティアン・
エルスナー(テノール)/ヤン・コボウ(テノール)/クリストフ・プレガルディエ
ン(テノール)/ロベルト・ヴェルレ(テノール)/トーマス・モール(バリトン)/
ローマン・トレーケル(バリトン)/アンドレアス・シュミット(バリトン)/クル
ト・モル(バス)/モルテン・E・ラッセン(バス)/コード・ガーベン(ピアノ)
1996年、レーヴェ生誕200年を記念してcpoが企画したのは、レーヴェの全ての詩
とバラードの録音でした。彼の歌が内包する大きな宇宙は、とても魅惑的で、ド
イツ・リートの歩みを体感するためにはなくてはならないものです。マティス、
ツィーザク、プレガルディエン、トレーケル、モルら、ドイツ・リートを歌わせ
たら右に出る者はいないであろう、偉大なる歌手たちを起用。まさに百花繚乱の
様相を見せています。2007年に全ての録音が無事完了したのは、名ピアニストで
名プロデューサーでもあるコート・ガーベンの偉大なる力も忘れてはなりませ
ん。この魅力的で歴史的な価値ある全集をぜひこの機会に。148ページのブック
レットには英語とドイツ語の解説が付されています。(ドイツ語の歌詞及び英語
訳は内包されているCD-ROMに収録されています)

777378-2 \1700
カトワール(1861-1926):ヴァイオリンとピアノのための作品集
1.ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.15/2.ヴァイオリンとピアノのための詩曲(ソ
ナタ第2番)Op.20/3.エレジー Op.26/4.ヴィオラとピアノのためのロマンス
Op.1-4(ヴァイオリンとピアノ編)
演奏 :アルブレヒト・ブロイニンガー(ヴァイオリン)/アンナ・ザッシモワ(ピ
アノ)
カトワール(ロシア読みはカトゥアール)はフランス系ロシア人のピアニスト・
作曲家。モスクワ大学で数学を専攻し1884年にて卒業。その後音楽の道を選び、
ベルリンへ留学します。そこでワグネリアンのピアニスト、カール・クリント
ヴォルトに師事し、自らもワーグナーへ傾倒し、1879年にワーグナー協会の会員
になります。しかし、当時のロシアではワーグナー嫌いが多かったため、どうし
ても彼の作品は低く評価されてしまったのです。そんな彼の作品を再調査してい
るのが、ここでピアノを演奏しているザッシモワです。彼女は10年程前からモス
クワでカトワールの作品を研究し、チャイコフスキーとの関連性についての本を
出版しています。そんな彼女と名手ブロイニンガーが奏でる一連のヴァイオリン
作品は、この忘れられた作曲家の復興に大きな力を貸すことでしょう。

777468-2 \2450
オルランド・ディ・ラッソ(1542-1594):巫女の預言,クリスマス・モテット
演奏 :ブレーメン・ヴェーザー・ルネサンス/マンフレッド・コルデス(指揮)
16世紀、フランドル楽派後期最大の作曲家、ラッソ(ラッスス)のユニークな作品
「巫女の予言」です。古代ギリシアの巫女たちの預言はのちにキリスト教と結び
付き、キリスト降誕の預言として伝えられます。このラッソの作品は、プロロー
グと12の曲からなるモテットで、各々の曲には巫女の住む地名が付されていま
す。曲が出版されたのは作曲家の死後のことですが、作曲されたのは20歳頃だと
考えられています。キリストの生誕についての預言なので、必然的にテキスト全
てにクリスマスのメッセージが隠されています。音楽は、この当時としては革
新的な和声や調性感などが随所に見られる、幻想的な作風となっています。




<LPO>
JLPO-0044 2枚組 \2450
マーラー(1890-1911):交響曲第2番ハ短調「復活」
クラウス・テンシュテット(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)
ヤルト・ファン・ネス(メゾ・ソプラノ)
1989年2月20日ライヴ録音
ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
1989年、病に伏すテンシュテットが、まさに力を振り絞って残してくれた稀代
の名演の登場です。このアルバムを手にして驚くのが、その尋常ならざるテン
ポ設定。最近は70分台で仕上げることも珍しくないこの作品を何とテンシュテッ
トは95分をかけてじっくり演奏しているのです。
演奏に関しては何も申し上げることはありません。難点を言えばちょっと拍手
が早いところでしょうか。最後の響きが消えるまで、せめて待っててほしかっ
た・・・。音楽っていいよね。そんな思いを残す2枚組。

<TELARC>
TEL 31827 \2080
ボストン・バロック/
モーツァルト:男性ソプラノのためのアリア集
モテット:
《エクスルターテ・イウビラーテ(踊れ、喜べ、幸いなる魂よ)》K.165
歌劇《ルチオ・シルラ》K.135-あふれる愛の報いの
同-ああ、私の残酷な運命が
歌劇《イドメネオ》K.366序曲
同-おお,なんという-恋こがれる父よ
歌劇《皇帝ティートの慈悲》K.621序曲
同-ああ、このひと時だけでも
同-私は行くが、君は平和で
マイケル・マニアチ(男性ソプラノ) 
ボストン・バロック 指揮:マーティン・パールマン
グラミー賞に三度もノミネートされたマーティン・パールマン率いる名門ボスト
ン・バロック。テラーク・レーベルの通算20枚目となる当盤には、稀代の男性ソ
プラノ、マイケル・マニアチをゲストに迎えたモーツァルト・アリア集です。
アメリカ出身のマニアチとボストン・バロックは、録音ではこれが初共演で、
彼にとっての初ソロ・アルバムともなる記念尽くしの1枚になっています。そし
て元々、カストラートのために書かれた《エクスルターテ・イウビラーテ》や、
モーツァルトの傑作オペラを彩る名アリアを、男性ソプラノが歌うのはこれが
初の試みということでも話題を呼んでいます。優美でのびやかな女声と、力強
い男声を備えた新境地をたっぷりお楽しみください。また、ボストン・バロッ
クの単独演奏による《イドメネオ》と《皇帝ティートの慈悲》の序曲における
清冽で充実した演奏も大きな聴きどころです。





<ACCORD>
4802871 10枚組 \9980
ユゴー・レーヌ/リュリ:初期フランス・オペラ集
1)ディヴェルティスマン《平和の牧歌》LWV.68/バレエ《平和の神殿》LWV.69
2)バレエ《花の女神》LWV.40
3)歌劇《魔法の島の楽しみ》LWV.22/《カルーゼル》/歌劇《ヴェルサイユの
洞窟》LWV.39
4)コメディ・バレエ《町人貴族》LWV.43
5)バレエ《アムールの勝利》LWV.59
6)歌劇《アモールとバッカスの祭り》LWV.47/歌劇《ポモーヌ》
7)歌劇《イシス》LWV.54
8)歌劇《ゴールのアマディス》
9)《ルイ14世の婚礼の音楽》
10)バレエ《美術-自由な美術》LWV.18
ラ・サンフォニー・デュ・マレ 指揮:ユゴー・レーヌ
録音:2001年(1-2)
2003年(3-4)
2005年(5-7)
2006年(8-10) 
《アモールとバッカスの祭り》《イシス》《ゴールのアマディス》というジャン
=バティスト・リュリの3大傑作オペラを中心に、彼の初期傑作を多数集めた豪
華10枚組を、お求め安い低価格で。ルイ14世の宮廷楽長および寵臣として、フラ
ンス貴族社会で権勢をほしいままにしたフランス盛期バロック音楽の作曲家の真
髄をたっぷりお楽しみください。フランス語で書かれた68ページに渡る詳細なラ
イナーノートも必読です。

4802735 10枚組 \9980
オペレッタ名曲集
オードラン:《マスコット》
ベナッキー:《ローベルジュ・ドゥ・シュヴァル・ブラン》
ガンヌ:《軽業師たち》
ハーン:《シブレット》
ルコック:《アンゴー夫人の娘》
レハール:《微笑みの国》
同:《メリー・ウィドウ》
メサジェ《ボーケール氏》
同:《ヴェロニク》
オッフェンバック:《美しいエレーヌ》
同:《パリ の生活》
同:《ジェロルスタン大公妃殿下》
同:《ペリコール》
プランクェット:《コルヌヴィーユの鐘》
O.シュトラウス:《ワルツの夢》
E.シュトラウス:喜歌劇《ウィンナ・ワルツ》
ヴァルネイ:《修道院の近衛騎兵》
幸福な笑いとユーモアに満ちた傑作オペレッタ(喜歌劇)のハイライトを集めた豪
華10枚組です!オッフェンバックやレハールの有名作から、珍しい作品までを広
範にカバーしてあるので、ビギナーにも、通にもお薦めのラインナップになって
います。

4803153 \2080
クレール=マリ・ルゲ/グバイドゥリーナ:ポートレイツ
1.インヴェンション(1974)
2.シャコンヌ(1963)
3.音楽おもちゃ箱(1969)
4.ピアノと室内管弦楽のための協奏曲
《イントロイトゥス(入祭唱)》(1978)
クレール=マリ・ルゲ(ピアノ)
ローザンヌ・室内管弦楽団 指揮:ジャン=ジャック・カントロフ(4)
録音:2004年 パリ(1-3)、2005年12月 ローザンヌ(4) 
はっきりとした輪郭と、清冽な美しさが聴き手に強い印象を与え、世界各地で高
い評価を得ているフランスの女流ピアニスト、クレール=マリ・ルゲ。ハイドン
&モーツァルトの名録音に続く彼女の新たな旅は、現代を代表する女流作曲家ソ
フィア・グバイドゥリーナの音楽世界に向かいます。「ポートレイツ」と題され
た当盤には、《インヴェンション》《シャコンヌ》《音楽のおもちゃ箱》といっ
た美しい名曲の他、ピアノ協奏曲《イントロイトゥス》も収録。フランス屈指の
ヴァイオリニスト&指揮者ジャン=ジャック・カントロフが指揮する名門ローザ
ンヌ室内管との精妙な掛け合いも、ソロと並ぶ大きな聴きどころになっています。




<DECCA(UCJ)>
2707261 \2080
オールエンジェルス/フライ・アウェイ
アイル・フライ・アウェイ/風に吹かれて/シンプル・ギフツ
カム・アウェイ・ウィズ・ミー/センド・イン・ザ・クラウンズ
ククルクク・パロマ/オール・ラヴ・キャン・ビー
アイ・ドリーム・オブ・ジニー・ウィズ・ザ・ライトブラウン・ヘアー
ディープ・リヴァー/サムウェア
バック・イズ・ザ・カラー・オブ・マイ・トゥルー・ラヴズ・ヘアー
スリープ
オールエンジェルス
イギリス史上最年少美少女コーラスグループ、オールエンジェルス。クラシック
からオペラ、ポップスと幅広いジャンルをカバーする彼女たちの待望の3rdアル
バムは、アメリカのミュージシャンの名曲からインスパイアされた13曲を収録。
ボブ・ディランの《風に吹かれて》や、ノラ・ジョーンズの《カム・アウェイ・
ウィズ・ミー》といった名曲が、新たな美しい衣装をまとって、聴き手を至福の
ひとときに誘います。



<FONE>
FONE 065SA(SACD-Hybrid) \2550
1.ヴァイオリン協奏曲集Op.8‐1-4《四季》
2.2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調F.I-100(RV.514)
3.ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 変ロ長調F.IV‐2(RV 547)
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン&指揮) 
チェチーリア・ラディック(チェロ) ラウラ・マンツィーニ(チェンバロ) 
オーケストラ・ダ・カメラ・イタリアーナ 
録音:2009年5月30日―31日 Lodi
今や伝説の名盤となったイ・ムジチとの《四季》から20年以上。円熟著しいイタ
リア・ヴァイオリン界の至宝サルヴァトーレ・アッカルドが、手兵のオーケスト
ラ・ダ・カメラ・イタリアーナを弾き振りして、至高の新境地を切り拓きます。
また、カップリングの協奏曲では、1996年の第2回 プレミオ・ストラディヴァ
リ国際コンクール優勝で一躍注目を浴びた同オケの首席チェロ奏者チェチーリア
・ラディックや、アッカルドの長年の室内楽パートナーであるラウラ・マンツィ
ーニらとの華やかで精妙な掛け合いも聴きどころになっています。




<molto Fine>
MF 22803 \2600
アルベニス(1860-1909):
☆旅の思い出 op.71
海にて(舟歌)、伝説(舟歌)、 朝の歌
アルハンブラにて 、大地の門(ボレロ) 
入り江のざわめき(マラゲーニャ)
浜辺にて
☆2つのスペイン舞曲 Op.164
ホタ・アラゴネーサ、タンゴ イ短調 
☆タンゴ ニ長調  「エスパーニャ、6つのアルバムリーフ」より
☆グラナダ 「スペイン組曲」Op.47 より
☆プレルーディオ
☆セギディーリャス 「スペインの歌」Op.232より
下山静香(ピアノ)
録音: 2009年10月19日-21日檜チャリティ-・コンサートホール(神奈川県湯河原)
下山静香さんが弾くピアノには独特の風土感があり、スペイン的な色彩と輝きに
満ちている。それは、スペインという土地の風土と人情を知らずには、決して身
につかぬ感性である。
逢坂 剛(作家)(ライナーノーツより)
繊細な音色と抜群のリズム感に定評ある下山静香が、通算4枚目となるアルバム
でスポットをあてたのは、今年没後100年、来年(2010年)生誕150年を迎えるスペ
インの代表的作曲家アルベニス。カタルーニャに生まれ、アンダルシアを愛し、
故国を熱く思いながらパリに没したアルベニスのピアノ作品の真髄を、裸足のピ
アニスト下山静香が、万感の熱い想いを込めて奏でます。
収録した<檜チャリティー・コンサートホール>は湯河原の緑の丘陵に位置し、
アルベニスが愛したアンダルシアの海岸をも思わせるその眺めはまさに絶景。
文字通り総檜づくりのホールと、下山の弾くスタインウェイが織りなすオリジナ
ルな響きは、深く、熱く、時に波のようにうねり、風が吹き抜けます。
下山静香 Shizuka Shimoyama
桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学卒業。同室内楽研究科修了。99年、文化
庁派遣芸術家在外研修員として渡西、故R.M.クチャルスキのもとで研鑽、バロッ
クから現代までスペインピアノ音楽の主要作品をレパートリーとする。その後マ
ーシャル音楽院にて故A.デ・ラローチャ、故C・ブラーボ(モンポウ夫人)、C.ガ
リガに師事。アランフェス、マドリード、バルセロナ他に招かれリサイタルを
行い、「スペインの心を持つピアニスト」と賞される。これまでNHKスペシャル
・ドキュメンタリーやドラマにおいてピアノ演奏を数多く担当。NHK・FM「土曜
リサイタル」「名曲リサイタル」、NHK・TV「首都圏ネットワーク」NHK-BS「ぴ
あのピア」 TBS-BS「本と出会う」、フランス国営放送ラジオなどに出演。仙台
クラシックフェスティバルでの03年帰国以来、幅広いレパートリーと柔軟な感
性を持つモーツァルト・ピアノソナタ全曲シリーズに出演。ピアニストとして
各地で演奏活動を展開。クラシック音楽室内楽にも定評があり、チェコ三重奏
団、ウィーン・ヴィル界にあって、執筆・翻訳・朗読・舞踊とマルチにこなす
ユトゥオーゾ、チェコフィルハーモニー六重奏団などと共演しニークな存在と
して注目を浴びる。ている。現在、スペインとラテンアメリカの室内楽を発掘
・東京藝術大学・音楽環境創造科、桐朋学園大学音楽学紹介する主宰シリーズ
第2弾が進行中。
東京藝術大学、桐朋学園大学各非常勤講師

<Brilliant Classics>
BRL 9059 2枚組 \1080
A PORTRAIT OF ZABALETA
ニカノール・サバレタ(Harp)名演奏集
J.S.バッハ:協奏曲BWV.978、976、973
ヘンデル:協奏曲Op.7-4、Op.4-5、6 
イギリス室内管弦楽団、ポール・クエンツ管弦楽団
アルベニス、ファリャ、グラナドス、他の作曲家による作品より

BRL 93798 2枚組 \1080
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番、第2番
ノットゥルノD897
アムステルダム・ピアノ三重奏団

BRL 94000 \540
ヘンデル:カンタータ全集第2集
カンタータ「恋する魂は」HWV.173、「おお、輝き澄んだ瞳」HWV.144、
「私の美しい恋人の」HWV.104、「甘く喜ばしいそよ風よ」HWV.84、
「炎の間をお前は戯れに飛び交う」HWV.170
ステファニー・トゥルー(Sop)
マルコ・ヴィターレ指揮、コントラスト・アルモニコ

BRL 94008 13枚組 \5780
シューマン:ピアノ独奏曲全集
Disc. 1
クライスレリアーナOp.16、幻想曲Op.17
クララ・ヴュルツ(pf)
Disc. 2
ピアノソナタ第1番、第2番
クララ・ヴュルツ(pf)
Disc. 3
ピアノ協奏曲イ短調Op.54
クララ・ヴュルツ(pf)
アリー・ヴァン・ベーク指揮、北西ドイツフィルハーモニー管弦楽団
ウィーンの謝肉祭の道化Op.26
クララ・ヴュルツ(pf)
Disc. 4
幻想小曲集Op.12
森の情景Op.82
アラベスクOp.18
子供の情景Op.15
クララ・ヴュルツ(pf)
Disc. 5
アレグロOp.8
8つのノヴェレッテOp.21
3つの幻想的小曲Op.111
朝の歌Op.133
ロナルド・ブラウティハム(pf)
Disc. 6
子供のためのアルバムOp.68
ルバ・エドリナ(pf)
Disc. 7
謝肉祭Op.9
4つの夜曲Op.23
トッカータOp.7
4つのピアノ曲Op.32
プレスト・パッショナート ト短調WoO.5-2
ヴォルフラム・シュミット=レオナルディ(pf)
Disc. 8
アベッグ変奏曲Op.1
6つの間奏曲Op.4
交響的練習曲Op.13
ヴォルフラム・シュミット=レオナルディ(pf)
Disc. 9
ダヴィット同盟舞曲集Op.6
蝶々Op.2
Concert sans orchestre(ピアノソナタ第3番初稿版)
マリアンナ・イズマン(pf)
Disc. 10
クララ・ヴィークの主題による即興曲Op.5
フモレスケOp.20
子供のためのアルバムOp.68より
パガニーニのカプリッチョによる練習曲Op.3
ペーター・フランクル(pf)
Disc. 11
少年のための3つのソナタOp.118
色とりどりの小品Op.99
花の曲Op.19
ペーター・フランクル(pf)
Disc. 12
パガニーニのカプリッチョによる6つの練習曲第2集Op.10
4つの行進曲Op.76
スケルツォWoO.5-1
ベートーヴェンの主題による自由な変奏形式の練習曲WoO.31
ペーター・フランクル(pf)
Disc. 13
4つのフーガOp.72
アルバムの綴りOp.124
3つのロマンスOp.28
創作主題による変奏曲WoO.24
アレクシスによるカノン
ペーター・フランクル(pf)
◎ブックレットはCDROMにて収録
※一部収録曲順番が入れ替われる場合があります。ご了承ください。

BRL 9019 10枚組 \4580
ヒストリカル・ロシアン・アーカイブ シリーズゲンナジー・ロジェストヴェ
ンスキー(Cond)名演奏集
※詳細はこちら

BRL 9021 20枚組 \7850
The GOLDEN AGE of ロマンティック・ピアノコンチェルト
ヴァリアスアーティスツ
※詳細はこちら

BRL 9098 30枚組 \9450
The ULTIMATE Collection ピアノ協奏曲コレクション
ヴァリアスアーティスツ
※詳細はこちら

BRL 9143 \540
ショスタコーヴィチ(アトヴミャーン編):バレエ音楽「お嬢さんとならず者」
マルク・ゴレンシュタイン指揮、ロシア交響楽団

BRL 9158 \540
ERIK LOTICHIUS(1929-):作品集
弦楽のためのシンフォニエッタ、ピアノ協奏曲第2番、他
プリマ・ラ・ムジカ

BRL 93793 \540
フレスコバルディ エディション第6集
フレスコバルディ:5声のマドリガル集第1巻
ベッティーナ・ホフマン指揮、モード・アンティクオ

BRL 93896 \540
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」 、第21番
クララ・ヴュルツ(pf)
ディルク・フェルミューレン指揮 プリマ・ラ・ムジカ

BRL 93905 9枚組 \4380
モンテヴェルディ:歌劇全集
オルフェオ、ウリッセの帰還、ポッペアの戴冠
セルジオ・バルトロ指揮

BRL 93973 3枚組 \1550
ボロディン:室内楽曲集
弦楽四重奏曲第1番、第2番、弦楽五重奏曲へ短調、スペイン風セレナード、
六重奏曲、三重奏曲ト短調、ト長調、ピアノ三重奏曲ニ長調、ピアノ五重奏曲
モスクワ弦楽四重奏団、モスクワ三重奏団、他

BRL 93974 3枚組 \1550
クレメンティ:ソナタ集第3巻
Op.11、Op.12、Op.13、カプリチョOp.20
コンスタンティーノ・マストロプリミアーノ(fp)

BRL 93975 \540
メンデルスゾーン:ピアノ曲集
厳格なる変奏曲Op.54、3つの幻想曲あるいはカプリスOp.16、
ロンドカプリチオーソOp.14、6つの子どもの小品Op.72、カプリッチョOp.5、
スケルツォ・ア・カプリッチョ、アンダンテ・カンタービレとプレスト・アジタ
ート、スケルツォ ロ短調、無窮動Op.119
ヴォルフラム・シュミット=レオナルディ(pf)

BRL 94002 \540
ボッケリーニ:弦楽五重奏曲全集第8巻
弦楽五重奏曲Op.39
ラ・マニフィカ・コムニタ


●Brilliant Classics Opera Collection
BRL 8951 \540
プーランク:歌劇「ティレジアスの乳房」
エト・スパンヤールト指揮、オペラトリオンフォ、他
レナーテ・アレンズ、ベルナルド・ローネン、
マティース・ヴァン・デ・ヴェルド

BRL 9153 2枚組 \1080
R.シュトラウス:歌劇「エレクトラ」
ジュゼッペ・シノーポリ指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、他
アレッサンドラ・マルク、デボラ・ヴォイト、サミュエル・レイミー

BRL 9163 \540
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」
トゥリオ・セラフィン指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団、他
マリア・カラス、ジュゼッペ・ディ・ステファノ、ロランド・パネライ

BRL 93967 2枚組 \1080
モーツァルト:歌劇「皇帝ティートの慈悲」
イェド・ヴェンツ指揮、ムジカ・アド・レーヌム、他
アンドレ・ポスト、クラウディア・パタッカ、
フランシーヌ・ヴァン・デル・ヘイデン

BRL 93968 2枚組 \1080
ドヴォルザーク:歌劇「ルサルカ」
アレクサンダー・ラハバリ指揮、ザクレブフィルハーモニー管弦楽団、他
マルセル・ロスカ、ウルズラ・ベルンハルト、ワルター・コッポラ

BRL 94015 2枚組 \1080
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」
トゥリオ・セラフィン指揮、フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団、他
マリア・カラス、ジュゼッペ・ディ・ステファノ、ティート・ゴッビ

BRL 94016 \540
レオンカヴァルロ:歌劇「道化師」
レナート・チェルリーニ指揮、RCAビクター管弦楽団、他
ユッシ・ビョルリンク、ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス、
レナード・ウォーレン

BRL 94018 \540
ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」
アルチェオ・ガリエラ指揮、フィルハーモニア管弦楽団、他
マリア・カラス、ティート・ゴッビ、ルイジ・アルヴァ




<Berlin Classics>
BC 1652 \2380
Abschied vom Wald
メンデルスゾーン、ファニー・メンデルスゾーン:合唱曲集
メンデルスゾーン:
最初の春の日Op.48より1-3、5、6、野に歌うOp.41より5、6、
6つの歌Op.88より2、3、6、6つの歌Op.59より3-6
F.メンデルスゾーン:W
N429、370、447、433、361、439、448、445、Op.3-1、2、5
ペーター・コップ指揮、ヴォーカル・コンツェルト・ドレスデン

●reference Gold series 各1枚 \1480
BC 11526
ガーシュウィン:2台ピアノのための作品集
アンナ&イネス・ワラチョフスキ(pf)

BC 11527
ハイドン:チェロ協奏曲第1番-第3番
ヤン・フォグラー(Vc)
ルートヴィヒ・ギュトラー指揮、ヴィルトゥオージ・ザクソニエ

BC 11528
スパニッシュ・ダンス
ファリャ、アルベニス、サラサーテらの作品
カトリーン・ショルツ(Vln)ゲラルド・ファウス(pf)

BC 11529
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番
トーマス・ツェートマイヤー(Vln)
イヴァン・フィッシャー指揮、ブダペスト祝祭管弦楽団

BC 11530
シューベルト:ミサ曲D950
フリーダー・ベルニウス指揮、
シュトゥットガルト・カンマー・フィルハーモニー、他




<Florestan>
FLCP 21007 \2800
松井康司が歌う日本の抒情
-小さな法螺-
1.よかった(河野 進 作詩/川口耕平 作曲) 
2.晝下がりのジョージ(阪田寛夫 作詩/大中 恩 作曲)
3.六騎(北原白秋 作詩/山田耕筰 作曲)
4.秋の月(瀧 廉太郎/作詩・作曲)
5.牡丹(北原白秋 作詩/橋本国彦 作曲)
6.落葉(ポール・ヴェルレーヌ作詩/上田 敏 訳詩/橋本国彦 作曲)
7.小さな空(武満 徹 作詩・作曲)*
8.翼(武満 徹 作詩・作曲)*  
『抒情小曲集』木下牧子 作曲 
9.うぐいす(武鹿悦子 作詩)* 
10.夕顔(金子みす々 作詩)* 
「白い歌 青い歌」より(谷川 雁 作詩/新実徳英 作曲)
11.ぶどう摘み12.われもこう13.壁きえた14 .ちいさな法螺
15.ゴンドラの唄(吉井 勇 作詩/中山晋平 作曲)
16.かごかき(貴志康一 作詩・作曲)
17.初恋(石川 啄木 作詩/越谷達之助 作曲)
18.よごれつちまつた悲しみに(中原中也 作詩/石渡日出夫 作曲)
19.くちなし(高野喜久雄 作詩/高田三郎 作曲)
20.風の子守歌(別役 実 作詩/池辺晋一郎 作・編曲)
21.千の風になって(新井 満 作詩・作曲)
松井康司(バリトン) 東井美佳(ピアノ) 佐藤紀雄(ギター)*
2009年9月19,20日小美玉市四季文化会館「みのーれ」森のホールにて録音
松井康司(バリトン)、東井美佳(ピアノ)
日本歌曲の第一人者、松井康司が歌う日本の抒情歌集。
美しい日本語の発音で聴かせる、こころ温まる歌唱。
古典から現代の日本歌曲まで全21曲収録。
日本歌曲の最高傑作CDここに誕生!

<ショパン・レコーズ(日本)>
音楽雑誌月刊「ショパン」のレーベルです

CHL013 \2500
バルトークピアノ曲集I
(1)3つのチーク県の民謡
(2)アレグロ・バルバロ
(3)15のハンガリー農民歌
(4)組曲Op.14
(5)民謡による3つのロンド
(6)戸外にて(笛と太鼓で/バルカローレ/ミュゼット/夜の音楽/狩)/
(7)ピアノソナタ
田代慎之介(Pf)
録音:2009年4月16日,17日、彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール
バルトークの作品に対する深い洞察力と細やかな研究の行き届いているみごとな
演奏でありバルトークの各作品が生き生きと踊り輝いているさまは実にすばらし
い。(家永 勝)
ハンガリーの偉大な音楽家バルトークへの興味と愛情は、少年時代から今まで尽
きることはありません。農民と生活を共にして民謡を採集する彼の姿勢は、人間
愛に満ちたものです。ハンガリー留学や、バルトークの弟子であったヴァシャヘ
ーリ先生との出会いは、私にとって幸運でした。長年向き合ってきた作品の魅力
をお伝えできれば幸いです。(田代 慎之介)
田代慎之介(ピアノ)
1975年第29回全日本学生音楽コンクール(毎日新聞社主催)中学の部第1位。1983
年東京芸術大学卒業、第52回日本音楽コンクール(毎日新聞社、NHK共催)入選、
海外派遣コンクール河合賞受賞。1984-86年ハンガリー政府給費留学生としてリ
スト音楽院に留学。1985年エピナル国際ピアノコンクール第1メダル、1986年マ
リア・カナルス国際音楽コンクールメダル受賞。1987年東京芸術大学大学院修
了、クロイツァー賞受賞。
以降、東京、札幌で定期的にリサイタルを開催し、加えて函館、富山、福井、
韮崎、沖縄など各地での演奏会やNHK-FMに出演、1984年、95年には札響と共演。
PTNAピアノコンペティション課題曲講座を長年にわたり全国各地で行い、課題
曲CDにも多くの録音を残している。全日本学生音楽コンクール、PTNAピアノコ
ンペティション、日本クラシック音楽コンクール等の審査員。
松浦豊明、辛島輝治、ペーター・ショイモシュの各氏に師事し、ゲオルグ・
ヴァシャヘーリ、ラズロ・シモン等諸氏のもとでさらに研鑽を積む。現在、武
蔵野音楽大学専任講師、東京芸術大学非常勤講師。




<KUBOTAレーベル(日本)>
LMCD 1898 \3000
「ラ・ヴァルス」-久保田惠子・久保田美絵ピアノデュオ・リサイタル
(1)モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調KV.365
(2)ガーシュイン(編曲/栗山和樹):ラプソディ・イン・ブルー
(3)リチャード・ロドニー・ベネット:
4つの小品(2台のピアノのためのディヴェルティメント)
1.悲しみのサンバ/2.カントリー・ブルース
3.ラグタイム・ワルツ(スコット・ジョプリンを讃えて)/4.フィナーレ
(4)ピアソラ:アディオス・ノニーノ/天使の死/ミケランジェロ‘70
(5)ラヴェル:ラ・ヴァルス
久保田惠子・久保田美絵(Pf)
録音:2009年3月9日,東京文化会館 小ホール[ライヴ録音]
ピアノ・デュオの“一般的概念”を超越する表現に出会ったように思う。稀有な
ことであるが、両者の“異質なピアニズム”の融合(母娘であるがゆえに初めて
可能なことか)に、デュオの新しい可能性の地平を見たように感じた。「ラ・
ヴァルス」では、オーケストラ的意味合いでのバランス表現、テンポ、さらに
色彩感覚などの見事な共有のうえに、それぞれの個性が余すところなく発揮さ
れ、絢爛とする“圧巻”というべき表現が達成された。
―石川哲郎氏(「ムジカノーヴァ」より)
久保田惠子さんのピアノを聴きはじめてから、もう40年になる。はじめは、私
が好んで弾いていたヤナーチェクの作品を、彼女も得意のレパートリーとして
いたからだった。身体が震えるような感動を覚えながら、ピアノ・ソナタ「1905
年10月1日街頭にて」や「霧の中で」を聴いたのを、いまでも生々しく想いだす。
その後、スークやドヴォルザークのピアノ曲を彼女の演奏で知り、フランスもの
やガーシュインにも素晴らしい感性を示すことを知った。いまは亡きコシュラ
ーの指揮で、東京都響とドヴォルザークの超難曲を見事に演じきったことも記
憶に新しい。久しぶりに聴いた彼女の演奏は、美絵さんとのピアノ・デュオで
あった。モーツァルトのあとにガーシュインが置かれた新鮮なプログラミング
に、40年前と同じように感動し、後半のベネット、ピアソラ、ラヴェルと続いた
華麗で胸を締め付けるような響きを堪能した。豊麗な彼女の音に、いまは更に
唸り、轟き、どよめくような響き、重いビート感、自在な抑揚が加わり、彼女が
身体全体で音楽を表現しているのが心地よかった。しかも、それが美絵さんの
端正で、リズム感はシャープであり、切込みが素敵なピアノと呼応しあってい
るのが見事であり、不思議でもあった。おふたりのデュオをこれからも聴かせ
てほしい
―館野泉氏・ピアニスト(ライナー・ノートより)




<MERIDIAN>
CDE 84581 \1850
「A touch of France」-フランスのクラリネット作品集
(1)ドナート・ロヴレリオ:ヴェルディの「椿姫」による演奏会用幻想曲
(2)アーサー・ベンジャミン:「ラヴェルの墓」(ヴァルス・カプリース)
(3)ドビュッシー:第1ラプソディ
(4)プーランク:クラリネット・ソナタ
(5)サン=サーンス:クラリネット・ソナタOp.167
(6)ドビュッシー:小品
(7)エルネスト・カヴァリーニ:ヴェニスの謝肉祭(Es管クラリネットのための)
橋本杏奈(クラリネット)、ダニエル・スミス(ピアノ)
録音:2009年9月
橋本杏奈さんの演奏を初めて聞いたのは2003年、日本クラリネット協会主催によ
る「ヤング・クラリネッティスト・コンクール」でのこと。まだ14才の彼女のそ
の驚異的なテクニックに舌をまいた。そのコンクールでの全ての賞をかっさらう
ほどのインパクトを審査員にもたらした。日本の管楽器業界に天才が現れた瞬間
だった。その後、2005年の国際クラリネットフェストでは、彼女のために作曲さ
れた新曲をひっさげて東京に舞い戻ってきた。まだ17歳の若さとは思えない音楽
性を持って。これまで世界中に何人もの天才クラリネット奏者が存在した。
ケル、ランスロ、ペイエ、ライスター、メイエ、マイヤー・・・。古くはブラー
ムスに晩年の光を与えたミュールフェルトや、モーツァルトに数々の名曲をもた
らしたシュタードラー。一世紀後に、彼女もこの列に並ぶのであろうか。その彼
女がついにCDデビューした。ロンドン在住のため、彼女の演奏に接する事はなか
なか叶わない。是非このCDを聞いて、クラリネットという木管楽器の限りない可
能性を感じて欲しい。
(昼田純一,日本クラリネット協会・常任理事,ジェイズ・ミュージック主宰)
橋本杏奈(はしもとあんな,クラリネット)
1989年生まれ、ロンドン在住。9歳より6年間王立音楽大学ジュニア部にてチャー
ルズ・ハインに師事、その間数々の賞を授与される。日本において第3回ヤング
・クラリネッティスト・コンクール(18歳以下)一位及び全ての副賞を獲得、翌年
は第6回に本クラリネット・コンクールに最年少(中学3年)で入選。12歳より英国
各地で演奏活動を行い15歳でイギリス室内管とコンチェルト・デビュー。同オー
ケストラとは度々共演を重ねる。現在は王立音楽院に在籍、特待生としてマイケ
ル・コリンズの下に研鑽を重ねている。




<東武レコーディングズ>
TBRDVD1002(DVD-Video) \4200
ブルックナー:交響曲第8番
朝比奈隆指揮
大阪フィルハーモニー交響楽団
収録:1994年7月9日大阪ザ・シンフォニーホールに於けるライヴ
(朝比奈隆86歳バースデイ・コンサート)
1994年7月9日、朝比奈隆86歳を祝うバースデイ・コンサート(大阪ザ・シンフォ
ニーホール)における超名演が今映像作品として初のソフト化!亡くなる三ヶ月
前まで採り上げた巨匠の愛奏曲ですが、エネルギッシュにグイグイとオーケスト
ラを引っ張る当演奏こそ、その矍鑠たる舞台姿(舞台袖からステージに至る光景
も含まれております)も含めベストに相応しいものと言えましょう。これぞDVDで
見るに相応しい名演です。当演奏のほぼ二週間後には、東京サントリーホールで
も同曲を取上げ、その名演も語り草です。
ヘンリー・フォーゲル(元シカゴ交響楽団総裁)のライナーノートより
1994年7月24日、妻と私は東京サントリーホールで、朝比奈隆の指揮のもと大阪
フィルハーモニーによるブルックナー交響曲第8番の途方もなく圧倒的な演奏の
目撃者となる栄に浴した。この演奏こそ、まさしく、私に-当時私はシカゴ交響
楽団の総裁だったが-巨匠朝比奈をシカゴに招くことを決意させたものだった。
当DVDにおける演奏は東京での公演の2週間ほど前のものであるが、あの時私の心
を虜にしたあらゆる特質がはっきりと見て取れる。アントン・ブルックナーの音
楽が朝比奈の芸術家としての魂の中心を占めているのは明らかだ。彼はこの曲が
本当に好きで、その長いキャリアを通じて幾度も取り上げた。この深い愛着と
見識はこのディスクを聴くだけでなく、また見ることによって顕著となる。音楽
がその賞賛に満ちた高みに到達するとき、崇高な美しさの瞬間、また圧倒的な緊
張に溢れたときどきに、ただ朝比奈の表情を読み取ることで、どんなに深く彼
に、そして彼を通して大阪フィルハーモニーのメンバーにこの音楽が語りかけて
いるか知ることとなる。



<WEITBLICK>
SSS0104-2 \1980
ベートーヴェン:
交響曲第3番「英雄」
朝比奈隆指揮ベルリン・ドイツ交響楽団(旧西ベルリン放送響)
録音:1989年9月24日ベルリン・フィルハーモニーに於けるライヴ録音 
第39回ベルリン芸術週間ライヴ
「1994年、私が朝比奈隆をシカゴ交響楽団に招くことを決意したとき、当時私は
オーケストラの総裁であったが、音楽監督バレンボイムを説得する要があった。
彼は朝比奈がどんな指揮をするか全く知らなかったので。私が朝比奈のブルック
ナー交響曲第8番のレコードをかけると、バレンボイムは即座に承諾した。そし
て優れて観察力の鋭いコメントをした。朝比奈はフルトヴェングラーのリハーサ
ルに立会い彼と話をしたことがあると私が言うと、バレンボイムは“実のところ、
彼の指揮は私に同時期だけれど別のドイツの巨匠-クナッパーツブッシュをより
強く思い起こさせる”と答えた。この言葉を私は常に覚えている。このディスク
の「英雄」交響曲を聴くとき、この言葉こそまさに的を射たコメントである」
ヘンリー・フォーゲル(元シカゴ響総裁)のライナーノートより。
当演奏は日本でもFMで放送されたものです。そのアプローチは同年の新日本フィ
ルとの名盤となんら変わるところはありませんが、ベルリン・ドイツ響(当時は
西ベルリン放送響)のソリスティックな部分の妙技や音色の味わいの濃さには抗
し難い魅力があります。朝比奈と同オケとの共演は放送収録を含めて複数回に及
びますが、この演奏会が最後の共演となりました。新聞批評は真っ二つに割れた
と言われておりますが、鳴りっぷり豊かで構えの大きい演奏は朝比奈ファンなら
納得の名演であることは言うまでもありません。スケルツォ冒頭の極端な遅さな
ど朝比奈が自分の解釈を名門オケで試しているかのようです。この年ベルリン芸
術週間は第39回目。7月に亡くなったカラヤンを偲ぶ追悼演奏会も含まれた豪華
版でした。2ヵ月後には壁崩壊という劇的な変化の真っ只中のベルリンで、まだ
まだ元気一杯の巨匠朝比奈が渾身の力を込めて振った「エロイカ」の登場です。
朝比奈ヨーロッパ・ライヴ第1弾。
英語・日本語・ドイツ語によるライナーノート付。
今後の発売予定:
ルックナー:交響曲第6番(トーンキュンストラー管弦楽団)
ハイドン:交響曲第92番、99番(ベルリン・ドイツ響)
シュトラウス:アルプス交響曲(ベルリン・ドイツ響)
ベートーヴェン:交響曲第4番(スウェーデン放送響)
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番(エーテボリ交響楽団)他

SSS0102-2 \1980
ブルックナー:交響曲第7番(ノヴァーク版)
ジョルジュ・プレートル指揮
ベルリン・ドイツ交響楽団
録音:2006年5月1日ベルリン・フィルハーモニーに於けるライヴ録音
こういう巨匠が今も存命でしかも次々と名演を聴かせてくれる事にこそ感謝し
たい……と好事家をして唸らせる巨匠の中の巨匠プレートル。ウィーン響との
第8番でも過激な演奏を聴かせた巨匠ですが、この第7番も一筋縄ではいかない
演奏です。第1楽章は17分代という猛スピードでスイスイ進みます。第2楽章も
その推進力を継続しながらも豊麗豊穣な音響でクライマックスにおいて聴き手
に驚きと深い感動をもたらします。第3楽章、第4楽章は並みの指揮者だとどう
終わって良いのか分からないような演奏も散見されますが、前2楽章に劣らぬ充
実でちゃんと話の結末をつけてくれます。最も聞かせ上手な演奏と言えましょ
う。ベルリン・ドイツ響も巨匠の個性的な棒にしっかり食らい付いていて好感
が持てます。
演奏タイミング:[17:51][21:44][9:19][11:07]
英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。




<若林工房レーベル>
WAKA-4139 \2400
「ショパン:エチュード集(24曲)」
ショパン:
12のエチュード集 作品10 
12のエチュード集 作品25 
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
録音:2009年7月& 9月、新川文化ホール(富山県魚津市)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲録音シリーズでも好評を博しているイリー
ナ・メジューエワが、ショパン生誕200年のメモリアル・イヤー(2010年)に向け
てリリースする新シリーズ第1弾。これまでに発表したスケルツォ集(WAKA-4101)、
バラード集(WAKA-4112)、幻想ポロネーズ(WAKA-4127)などで「ショパン弾き」と
しての実力が高く評価されているメジューエワですが、いよいよ満を持して「エ
チュード集」に挑戦しました。優れたテクニックと豊かな音色のパレットを駆使
したその演奏は、現代的なセンスに溢れると同時に何かしら古雅な味わいも併せ
持つという極めてユニークなもの。ショパン演奏の伝統に新たなページが開かれ
たことを予感させるアルバムの誕生です。96kHzハイ・サンプリング+ワンポイ
ント録音によるナチュラルなサウンドで、新しい時代のショパンの響きお楽しみ
ください。
なお、当シリーズの続編としては「24のプレリュード集」、「ノクターン集(20
曲)」(いずれも全曲新録音)などが予定されています。




<QUERSTAND>
VKJK 0831 \1680
「メンデルスゾーン・アンソロジー第4巻」
「メンデルスゾーンと彼の時代3」
(1)メンデルスゾーン(1809-47):「おお、いますぐ私のもとを去れ」
-バスと管弦楽のためのレチタティーヴォとアリア(断片)
(2)ユリウス・リエツ(1812-77):大管弦楽のための演奏会用序曲
(3)モシェレス(1794-1870):ピアノのための子供の行進曲
(4)メンデルスゾーン:4つの男声合唱曲Op.76より「勇敢な男の歌」「護衛」
(5)フェルディナンド・ダヴィッド(1810-73):六重奏曲
(6)N.W.ガーデ(1817-90):ゴンドラ乗り
(7)シューマン(1810-56):北方の歌
(8)N.W.ガーデ:ヴァイオリン・ソナタ第2番
(9)シューマン:さようなら(ガーデの綴りを低音にしたアルバムより)
(1)(2)ブルーノ・ワイル指揮MDR交響楽団、
(5)ハルトマン四重奏団&ゲスト
(3)(7)(9)アルブレヒト・ハルトマン(Pf)、
(1)グン・ウク・リー(Bass)
(4)(6)ライプツィヒ・マイスター六重唱団員
(8)アンドレアス・ハルトマン(Vn)
(8)ロルフ=ディーター・アレンス(Pf)
(9)マニヤ・エッケルト(A)
録音:録音:2008-09年
メンデルスゾーン生誕200年記念企画。メンデルスゾーンの作品の他、彼と同時
代の作曲家の珍しい作品が収められており、宝探しにも似た、わくわくした感覚
が味わえる。リエツの演奏会用序曲は清冽なアルプスの大気を感じさせるような
抒情的な作品。ダヴィッドの六重奏曲は後のブラームスを予感させる重厚な作品。
ガーデの憂いに満ちたヴァイオリン・ソナタ第2番もブラームスのソナタを思わ
せ、時代の共通した空気を感じさせる。

VKJK 0832 \1680
「メンデルスゾーン・アンソロジー第5巻」
「メンデルスゾーンと彼の時代4」
(1)メンデルスゾーン:葬送行進曲Op.103(N.ブルグミュラー葬送のための)
(2)ユリウス・リエツ:「主なる神よ、あなたは私たちの住家」
(3)ユリウス・リエツ:序曲「英雄と指導者」
(4)ユリウス・リエツ:「主に帰せよ、汝ら権力者よ」
(5)シューマン:「露にぬれた薔薇」
(6)N.W.ガーデ:「私が呼びかける埋葬地から」
(7)フェルディナンド・ダヴィッド:ソプラノのための二重唱
(8)イグナツ・モシェレス:「夜・感覚」
(9)モリッツ・ハウプトマン:
ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第1番、第2番、第3番
(1)(3)ブルーノ・ワイル指揮MDR交響楽団、
(2)(7)マニヤ・エッケルト(A,MS)
(2)(7)クリスティン・ヘンネベルク(Pf)
(4)イ・グンウク(B)、キム・ユンジョン(Pf)
(5)ライプツィヒ・マイスター六重唱団員
(6)(7)ウルリケ・フルデ(S)
(6)ベルンハルト・ミュラー(Org)
(8)アルブレヒト・ハルトマン&ディルク・フィッシュベック(Pf)、
(9)アンドレアス・ハルトマン(Vn)
(9)ロルフ=ディーター・アレンス(Pf)
録音:2008-2009年
メンデルスゾーン生誕200年記念企画。メンデルスゾーンの葬送行進曲は堂々と
した中にメンデルスゾーンらしい旋律と繊細なハーモニーが際立つ名品。ガーデ
のオルガン伴奏つき歌曲、ハウプトマンの端正な3つのヴァイオリンとピアノの
ためのソナチネなどは特に美しい。

VKJK 0910 \1680
「メンデルスゾーン・アンソロジー第9巻」
「ディアローグ-フェルディナンド・ダヴィッド編曲ヴァイオリンによるメンデ
ルスゾーン作品集」
チェロ・ソナタ 変ロ長調Op.45(ヴァイオリン版)
チェロ・ソナタ ニ長調Op.58(ヴァイオリン版)
無言歌Op.38-1、Op.53-1、Op.30-1(ヴァイオリンとピアノによる)
アンドレアス・ハルトマン(Vn)
ロルフ=ディーター・アレンス(Pf)
録音:録音:2009年6月、7月
メンデルスゾーン生誕200年記念企画シリーズでも変り種の一枚。曲目を見ての
通り、オリジナルはチェロ・ソナタであるのをヴァイオリン・ソナタに改変した
版を収録。ヴァイオリン・ソナタとして全く遜色なく、チェロの大地に根を生や
したような旋律はヴァイオリンによって羽が生えた天使のごとく軽やかに天に舞
い上がる。そしてピアノのための有名な《無言歌》のヴァイオリンとピアノ・
ヴァージョンも聴きもの。ヴァイオリンで演奏されることにより旋律はより伸び
やかに、艶やかに生まれ変わる。編曲者のダヴィッドはメンデルスゾーンの終生
の友人でアンソロジー2-5巻に彼の作品が収録されている。

VKJK 0829 \1680
「ランデ・ヴー」-ジャンゴ・ラインハルトとともに
ジャンゴ・タイガー、スウィング39、ホット・クラブ・ジャム、
マイナー・ファンク、コンストラクション、スウィング・デ・パリほか全17曲
ドイツ・ホット・クラブ(Hot Club d'Allemagne,Vn、G×2、Cb)
T.モルゲンシュテルン(アコーディオン)、
C.ドウアーレ(Vo)
録音:2009年
ドイツ・ホット・クラブはヴァイオリン、2つのギター、ベースからなるバンド
で本作にはゲストとしてヴォーカルとアコーディオンが入っている。2010年は
ジャズ・ミュージシャン、ジャンゴ・ラインハルトの生誕100年であり彼の作品
をカバーしている。ラインハルトはいわゆるジプシー出身で、ジプシー音楽とス
ウィング・ジャズを融合した独自の世界を築いた。大人のカフェ・ムジークと
いった趣き。

VKJK 0912 \1680
「ドレスデンのイタリア人」
(スカンデッロ、ピネッロ、ファリーナ、シュッツ、シャイン)
C.ファリーナ(1600-1639):パヴァーナ第1番-4
H.シュッツ(1585-1672):パラトゥム・コル・メウム
A.スカンデッロ(1517-1580):我らは太陽の光であるあなたを愛し
G.B.ピネッロ(1544-1587):聖職者のパストレッロ
J.H.シャイン(1586-1630):おいらは陽気な炭鉱夫
ほか全22曲
インストゥルメンタ・ムジカ(古楽アンサンブル)
録音:2009年
16世紀後半から17世紀にかけてのドレスデンはドイツのフィレンツェと言われる
ほどルネッサンス文化が花開いた文化都市であった。イタリアからはたくさんの
芸術家が訪れドイツ文化に多大な影響を与えた。音楽も例外でなく、ドイツとイ
タリアの音楽上の相互交流がさかんに行われた。このディスクでは同時代を同じ
場所で過ごした独伊の作曲家の作品を併置することで往時を偲ぶもの。イタリア
の作曲家のカンタービレにあふれる曲とややひなびた、無骨そうなドイツ音楽に
国民性の違いが表れていて面白い。




<GENUIN>
GEN 89161 \1980
「ドイツ音楽コンクール2005受賞者
-ゾフィア・ヤッフェ(ヴァイオリン)」
J.スーク:4つの小品
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番
イザイ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番
ゾフィア・ヤッフェ(Vn)
ビョルン・レーマン(Pf)
録音:2009年2月、ベルリン
ヤッフェはベルリンの音楽家一家に生まれ、7才で既に公開演奏を行い、2003年
レオポルド・モーツァルト・ヴァイオリン・コンクールに入賞、その後、2005年
にエリザベート王妃コンクールで第3位を獲得した。オーケストラとも多数共演
し、これまでにD.R.デイヴィス、M.ヤノフスキ、L.ツァグロセクの指揮で演奏し
ている。繊細な表現とエネルギッシュな情熱が共存したみずみずしい才能の登場
である。J.スークの4つの小品は掘り出し物の名品で、冒頭の調性のあいまいな
部分にシマノフスキーや後の新ウィーン楽派をうっすらと予感させる。

GEN 89146 \1980
「ロベルト&クララ・シューマン:ロマンスとファンタジー」
R.シューマン:
アダージョとアレグロOp.70/3つのロマンスOp.94
クラリネット・ソナタ イ長調Op.105/夕べの歌Op.85-12
クララ・シューマン:2つのロマンスOp.22
ロベルト・シューマン:幻想的小品Op.73
フランソワ・ベンダ(Cl)
エリーナ・ゴトショーリャック(Pf)
録音:2007年11月ゲヴァントハウス,ライプツィヒ
当レーベル3枚目となるベンダのアルバムはシューマン夫妻のクラリネット作品
集。ベンダはブラジル出身で1988年にスイスでソロ・デビュー。以後ヨーロッ
パを中心に活動している。ECM、ヘンスラーなどから多数録音が出ている。独特
の高音、潤い豊かなロング・トーンがシューマンに存分に生かされている。

GEN 89161 \1980
メンデルスゾーン&ベートーヴェン:オルガン作品集
メンデルスゾーン:3つの前奏曲とフーガOp.37
ベートーヴェン:自動オルガンのための3つの小品Wow33:1-3
ベートーヴェン:2つの前奏曲Op.39
メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ ヘ短調Op.65-1
メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ ニ長調Op.65-5
ヴォルフガング・クレーバー(Org)
録音:2009年7月
クレーバーはヘルムート・リリンクにオルガンと指揮を学び、1982年にニュルン
ベルク国際オルガン・コンペティションではヨハン・パッヘルベル賞を受賞して
いる。今年も含め何度も東京芸術劇場のランチタイム・コンサートでオルガンを
弾いている。作曲家としても活動し、室内楽からオラトリオまで幅広い作品を
発表している。そうした経験がオルガン演奏にも生かされ、オルガンの音色にも
反映されている。




<MARSTON>
53009-2 3枚組 \6540
「マイヤベーア・オン・レコード」1899-1913年の録音集
-「悪魔ロベール」,「ユグノー」,「預言者」からの場面
スザンヌ・アダムス(S)/シャルロット・マリー・アギュソル(S)
ベルト・オグズ・ド・モンタラン(S)/マルト・ベッカーズ(S)
エミー・デスティン(S)/リリー・デュプレ(S)/エリーゼ・エリッツァ(S)
フリーダ・ヘンペル(S)/メラニー・クルト(S)/マリー・ラファルグ(S)
リズ・ランドジ(S)/アントワネット・ロト=ブリュン(S)/リリー・レーマン(S)
マルガレーテ・マツェナウアー(S)/マルガレーテ・ジームス(S)
アンナ・レオニー・ジャンヌ・タネジ(S)/アメリー・タレクシス(S)
シュザンヌ・ブローリ(Ms)/ブランシュ・デシャン=ジェイン(Ms)
マルガレーテ・オーベル(Ms)/マリー・シャルボンネル(A)
ヘルミーネ・キッテル(A)/エウジェニア・マンテッリ(A)
オッティリー・メッツガー(A)/アルミダー・パルジ=ペッティネッラ(A)
エルネスティーネ・シューマン=ハインク(A)/
アギュスタレッロ・アフレ(T)/アルベール・アルヴァレス(T)
エドモン・クレマン(T)/マリオ・コルペ(T)/ガストン・ド・プメラック(T)
ガストン・デュボワ(T)/レオン・エスカレ(T)
クリストフ・ユジェーヌ・フレヴィユ(T)/ジュール・ゴーティエ(T)
マリオ・ジリオン(T)/ジョルジュ・グラナル(T)/
ヘルマン・ヤドロウカー(T)/シャルル=エドゥアルド・ミヨ(T)
ルイ・ナンセン(T)/アントーニオ・パオーリ(T)
エミール=フランツ・サルデ(T)/エリック・シュメーデス(T)
レオ・スレザーク(T)/ディミトリ・スミルノフ(T)/エドモン・ティルモン(T)
アルベール・ヴァゲ(T)/マリオ・アンコーナ(Br)/アンリ・ダンジェ(Br)
ポル=アンリ・プランソン(Br)/リュシアン・リゴ(Br)
アンリ・ウェーバー(Br)/ポール・オーモニエ(Bs)/イポリート・ベロム(Bs)
ベルナール・ブサジョル(Bs)/ピエール・ダシ(Bs)/
ジャン=フランソワ・デルマ(Bs)/アンドレ・グレス(Bs)
マルセル・ジュルネ(Bs)/アンリ・ルキアン(Bs)/アルマン・ナルソン(Bs)
ジュスト・ニヴェット(Bs)/ポール・パヤン(Bs)/ジャン・ヴァリエ(Bs)
録音:1899-1913年、ADD、233'14
ジャコモ・マイヤベーア(1791-1864)のオペラは、19世紀後半から20世紀前半ま
で、極めて高いは人気を誇り、各地で盛んに上演されていた。このCDには、マイ
ヤベーア黄金時代の録音が集められている。古くは1899年のシリンダー録音、
新しくても1913年の録音まで、当時の大歌手から、現在では経歴すら分からな
い歌手まで、様々なマイヤベーアの録音を聞くことができる。また、歌のオブリ
ガートとして、若き日のピエール・モントゥがヴィオラを弾いている録音があっ
たりもする。MARSTONでなければ不可能な貴重なセットだ。





<NORTHERN FLOWERS>
NF/PMA9978 \1980
「戦時の音楽1941-1945 Vol.9」
アレクサンドル・モソロフ(1900-1973):
(1)チェロ協奏曲第2番(1937-1945)
(2)交響曲ホ長調(1944)
アレクサンドル・ティトフ指揮
サンクト・ペテルブルク交響楽団
(1)ドミトリー・イェレミン(Vc)
録音:2009年
大好評のロシア戦時の音楽シリーズ追撃の一枚は交響的エピソード「鉄工場」で
知られるロシア・アヴァンギャルドのモソロフ。彼は初期に前衛的な作風で一世
を風靡したものの、ほどなくしてソビエト当局に睨まれ転向を余儀なくされる。
それでもなお反抗を続けたモソロフはついに運河建設の強制労働に送り込まれる
が、師匠のグリエール、ミヤスコフスキーの尽力により作曲活動に辛うじて復
帰。これらの作品はその復帰後の作品だが、ロシア民謡を素材とした骨太でドラ
マティックな音楽で、強制労働で著しく健康を害したとはとても思えないほどエ
ネルギッシュ。チェロ協奏曲第2番のエレジーと題された第一楽章の冒頭から悲
劇的なオーケストラの前奏に導かれてチェロのすすり泣くソロはモソロフの人生
への恨み辛みか絶望か?第二楽章は「森の歌」にも似た平易で楽しげな旋律があ
ふれ、終楽章では華やかな勝利への大行進。交響曲の重々しく荘厳な出だしは
鳥肌もの。全四楽章あるうちの最初の三つの楽章がラルゴというのも変わってい
るが、悲劇の大波がこれでもか、これでもかとばかりに寄せては返し、聴き手の
忍耐ももはや限界かというときになって終楽章のパワー全開の大爆発がやってく
る。戦時中の戦意高揚、愛国心発露の創作を、という当局の思惑があったとして
も、これは傑作といえよう。終盤はブラスがバリバリ、打楽器がドンジャカ、
アドレナリン大放出の大団円。クライマックスではショスタコーヴィチの第7番
を思わせるところもあって楽しめる。

NF/PMA9979 \1980
「アレクセイ・スタドレル-チェロ・リサイタル」
グラズノフ:リストへの追憶へのエレジー
チャイコフスキー:感傷的なワルツ,眠れる森の美女からのソロ
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
デシャトニコフ:「家を手に入れた」による変奏曲
ヴェルディ:「群盗」前奏曲
シベリウス:メランコリー
サン=サーンス:祈り、白鳥
フォーレ:エレジー
ポッパー:ハンガリー狂詩曲
メシアン:イエスの永遠性への賛歌(世の終わりのための四重奏曲より)
アレクセイ・スタドレル(Vc)、
カリーナ・スポソビナ(Pf)
録音:2008年
スタドレルは1991年サンクト・ペテルスブルク生まれの若手。F.ヘルメルソンや
D.ゲリンガスらに師事、既に数多くの国際コンクールに入賞。ソリストとして
もサンクト・ペテルブルグ・フィルやマリインスキー劇場管弦楽団との共演の
ほかヨーロッパ各地の音楽祭にも参加している。チェロの小品としては珍しい
曲も多く含まれ、グラズノフの「リストへの追憶のエレジー」、シベリウスの
「メランコニア」など思わぬ宝物がある。




<RCD>
RCD30112 \1850
「イゴール・レーヒン/チェロ・カクテル」
イゴール・レーヒン(b.1941):
(1)無伴奏チェロのための24のカプリス
(2)チェロとピアノのための6つの小品
(3)チェロ・アンサンブルのための3つのユモレスク
(1)(2)アレクサンドル・ザゴリンスキー(Vc)、
(2)アレクセイ・シュミトフ(Pf)、
(3)ディミトリー・ミラー指揮ボリショイ劇場チェロ・アンサンブル
録音:1996年,モスクワ
レーヒンは1970年代に作曲活動を始め、作風は20世紀半ば以降の様々な潮流の影
響を受けた。24のカプリスはそんな彼のスタイルが端的に示された曲でそれぞれ
短い中に無調ありバッハありショスタコーヴィチありと才気煥発な所が聴ける。
6つの小品はフランス6人組を思わせ、チェロ・アンサンブルのための3つのユモ
レスクではジャズのテイストが時にカプースチン、ヴィラ・ロボスを思わせて
楽しい。




<CFM>
CFM40 \1980
メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調KV378
シェーンベルク:幻想曲Op.47
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調
ポーリーヌ・ルギーグ(Vn)、
エミリオ・ペローニ(Pf)
若手演奏家を支援するベルリンのフロインデ・ユンガー・ムジカーの企画。
ポーリーヌ・ルギーグは1984年フランス生まれの若手ヴァイオリニスト。2002年
にラジオ・フランスの若手音楽家オーディションで第一位を獲得、2007年にメン
デルスゾーン賞及び、室内楽賞を得ている。大らかに歌わせる感性はメンデルス
ゾーン、モーツァルトにぴったりで、その一方シェーンベルクでは鋭い切り込み、
20世紀作品にも積極的な姿勢をみせる。




<DORON>
DRC 3054 \2080
スメタナ:
ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.15
「モルダウ」(メルソン編ピアノ三重奏版)
わが故郷から(ヴァイオリンとピアノのための)
トリオ・メルソン:
【ボリス・メルソン(P)、ケマル・アクチャグ(Vn)、
キャロリン・ホプキンス(Vc)】
録音:1989年10月
(TUXEDOレーベルの再発売)
ボリス・メルソン率いるトリオ・メルソンによるスメタナの録音。メルソンは作
曲家としても高名で、彼の編曲によるピアノ三重奏版の「モルダウ」が興味深い。




<TUDOR>
TUDOR1600 9枚組 \8400
ヨアヒム・ラフ(1822-1882):交響曲全集+管弦楽曲集
CD1)交響曲第1番《祖国に寄せて》
CD2)交響曲第2番、組曲《チューリンゲンにて》
CD3)交響曲第3番《森のなかで》、イタリア組曲
CD4)交響曲第4番、序曲《ベネデット・マルチェッロ》、
序曲《ダーメ・コボルト》、序曲《言葉》、演奏会用序曲
CD5)交響曲第5番《レノーレ》、組曲第1番
CD6)交響曲第6番、組曲第2番《ハンガリーにて》
CD7)交響曲第7番《アルプスにて》、
管弦楽のための《シャコンヌ》-バッハのシャコンヌの管弦楽編曲、
夕べの狂詩曲
CD8)交響曲第8番《春の響き》、交響曲第10番《秋に》
CD9)交響曲第9番《夏に》、交響曲第11番《冬》
ハンス・シュタードルマイアー指揮
バンベルク交響楽団
録音:1999年-2002年,ヨゼフ・カイルベルト・ザール,バンベルク
これまでシュタードルマイアーがTUDORに録音したヨーゼフ・ヨアヒム・ラフの
交響曲全集を一挙まとめてBOX化。ラフは一部で熱心なファンがおり、交響曲の
録音も他に複数あるが、バンベルク交響楽団ほどの名門オーケストラによるそ
れは、その決定盤といってもよい。ラフはリストの助手としてキャリアを始め、
19世紀前半から後半にかけて絵画的でロマンティックな管弦楽作品を多数発表、
後のR.シュトラウスにも大きな影響を与えた。その作風はベートーヴェンの骨
太な構成とリストの劇的な展開、そして何よりもシューマン、メンデルスゾー
ンのみずみずしい歌謡性を加えた大変雄大で抒情的である。《春の響き》
《夏に》《秋に》《冬》《森のなかで》のタイトルにも表されているように大
自然の神秘を悠々と歌い上げる。

TUDOR 7167(SACD-Hybrid) \2080
ブラームス:合唱と管弦楽のための作品集
(1)ネニー(悲歌)Op.82/(2)運命の女神の歌Op.89
(3)アルト・ラプソディOp.53/(4)運命の歌Op.54
ロビン・ティチアーティ指揮
バンベルク交響楽団、バイエルン放送合唱団、
(3)アリス・クート(Alt)
録音:2009年3月,ヨゼフ・カイルベルト・ザール,バンベルク
アルト・ラプソディを歌うアリス・コートはイギリス出身でこれまでにブリギッ
テ・ファズベンダー賞、キャスリン・フェリアー賞などを受賞、ドホナーニ、
ゲルギエフ、サロネンらと共演。リートとオペラの両分野で活躍している。太く
柔らかな低音とともに高音域の輝きもすばらしく、次世代の名アルトとして注目
されている。指揮のロビン・ティチアーティ(1983年生まれ)はシャルル・デュト
ワのもとで研鑽を積み、2005年には史上最年少でミラノ・スカラ座にデビューし
た。オーケストラと合唱との絶妙なバランスが実現され未来の巨匠を予感させ
る。




<LYRINX>
LYR 270 3枚組 \3960
ハイドン:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第49番 ホ長調 Hob.XVI-49(旧第59番)
ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 Hob.XVI-10(旧第6番)
ピアノ・ソナタ第6番 ト長調 Hob.XVI-6(旧第13番)
ピアノ・ソナタ第52番 変ホ長調 Hob.XVI-52(旧第62番)
ピアノ・ソナタ第23番 ヘ長調 Hob.XVI-23(旧第38番)
ピアノ・ソナタ第24番 ニ長調 Hob.XVI-24(旧第39番)
ピアノ・ソナタ第48番 ハ長調 Hob.XVI-48(旧第58番)
ピアノ・ソナタ第50番 ハ長調 Hob.XVI-50(旧第60番)
ピアノ・ソナタ第35番 ハ長調 Hob.XVI-35(旧第48番)
ピアノ・ソナタ第46番 変イ長調 Hob.XVI-46(旧第31番)
ピアノ・ソナタ第47番 ヘ長調 Hob.XVI-47(旧第57番)
ピアノ・ソナタ第37番 ニ長調 Hob.XVI-37(旧第50番)
カトリーヌ・コラール(ピアノ)
録音:1988年8月27日,10月31日,1990年9月2,3日,1992年12月21-23日
カトリーヌ・コラールによるハイドンのピアノ・ソナタ集3枚をまとめたもの。
第1集はLYR082、第2集はLYR108、第3集はLYR126で単発されている。カトリーヌ
・コラール(1947-1993)はイヴォンヌ・ルフェビュールの高弟で、フランス的な
明晰な音楽で高い評価を得ていたものの、病のため46歳で亡くなってしまった。
これらハイドンのピアノ・ソナタの録音は、コラールを代表する録音と言え
るだろう。

●未案内旧譜
LYR 2212(SACD-Hybrid) \2250
「マリエル・ノールマン ハープ・リサイタル」
アルベニス:プレスト,アストゥリアス,コルドバ
タレガ:アルハンブラの思い出/ヴィラ=ロボス:前奏曲第1番
ガレス:ソナタ ハ短調/モンポウ:歌と踊り
トゥーリナ:サンタ・クルス街/アントニオ・デ・ドノスティア:ドロール
カルヴァロ:トッカータ/ピアソラ:天使のミロンガ
キャプレ:ディヴェルティスマン「スペイン風に」
ヒナステラ:ミロンガ/マラツ:セレナータ/ポンセ:それでも
アギレ:3つの小品/グラナドス:エピローゴ
マリエル・ノールマン(ハープ)
録音:2001年10月23,24日,ケルバスティック、DSD、66m
リリー・ラスキーヌの高弟にして、半世紀近くハープの女王としての名声を不動
のものにしているマリエル・ノールマンが、スペインと南米の音楽を演奏して
る。すべてハープだけの演奏。いずれもラテンの色彩が鮮やかなのみならず、
その背後に潜む様々な感情まで目が届いた名演である。

LYR 2223(SACD-Hybrid) \2250
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調Op.13
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ
ラヴェル:ツィガーヌ
ヴァディム・チジク(Vn)
セドリック・ティベルギアン(Pf)
録音:2002年5月21-24日,マルセイユ
ヴァディム・チジクは1975年モスクワ生まれ。 2000年のパガニーニ国際コンク
ールで第3位を受賞。現在は世界中で活躍しており、日本でもCD録音をするなど
して知られている。そのチジクが、同年生まれのフランスの優れたピアニスト、
セドリック・ティベルギアンと組んでのフォーレとラヴェル。いずれも瑞々しい
感性に溢れた演奏である。

LYR 235 \1980
「ブダペスト 1900年」
コダーイ:チェロとピアノのためのソナチネ
ドホナーニ:チェロ・ソナタ 変ロ短調 Op. 8
コダーイ:チェロ・ソナタ Op.4
バルトーク:ラプソディ第1番 Sz.86
コダーイ:アダージョ ハ長調
ヴァレリー・エマール(Vc)
セドリック・ティベルギアン(Pf)
録音:2004年4月5-8日,マルセイユ、DSD
1900年頃のハンガリーの作曲家のチェロ作品を収録。1,3,5曲目にコダーイを
置き間にドホナーニとバルトークを挟んだプログラミング。ヴァレリー・エマ
ールは、1969年、リヨン生まれのチェリスト。ソリストの他、室内楽の演奏で
も高名で、また名教授としても知られている。このCDでは、ティベルギアンの
優れた伴奏を得て、女性チェリストらしい細やかな感性でハンガリーの音楽を
聞かせてくれる。




<KAIROS>
12982KAI \2250
マヌエル・ヒダルゴ(b.1956)作品集
(1)ベートーヴェン/ヒダルゴ:大フーガOp.133-管弦楽のための(1825/1992)
(2)ヒダルゴ:弦楽四重奏曲第2番(1993/1994)
(3)ヒダルゴ:弦楽四重奏曲第1番「の方へ」(1980)
(4)ヒダルゴ:単純な音楽-弦楽合奏のための(1989)
(5)ベートーヴェン/ヒダルゴ:
6つのバガテルOp.126-管弦楽のための(1823-24/2009)
(1)ローター・ツァグロセク指揮WDRケルン放送交響楽団、
(2)-(5)アンサンブル・レゾナンツ
録音:(1)2006年3月10日ケルン・フィルハーモニー、
(2)-(5)2009年WDRケルン放送局
ヒダルゴは1956年アンダルシア生まれのスペインの作曲家でヘルムート・ラッヘ
ンマンに師事したが、ラッヘンマンの特殊奏法を駆使した、かきむしるような
音楽とは無縁である。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲《大フーガ》の管弦楽版
はシューベルト/ツェンダーの《冬の旅》と同じく一種の創造的編曲で後期ロマ
ン派風の大管弦楽となっている。厚いブラス群、ティンパニー、ハープなども
加わり、色彩豊かに変貌している。彼のオリジナル作品はウェーベルンの影響
を感じさせ、点描的で静かな緊張感の中にほのかに漂う調性の香りが美しい。




<NEOS>
NEOS 10918(SACD-Hybrid) \2650
アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):
(1)「ポポル・ヴー」-マヤの世界創造(1975-83)
(2)「魔術的アメリカに寄せるカンタータ」(1960)
-ドラマティック・ソプラノ、打楽器オーケストラのための
ステファン・アスバリー指揮ケルン放送交響楽団
(2)ライアンヌ・デュプワ(S)、ブガロ=ウィリアムズ・ピアノ・デュオ、
アンサンブルS、ケルン音楽大学打楽器アンサンブル
録音:2007年
ヒナステラといえば「エスタンシア」で知られるラテンのローカルな作曲家と
いう印象しかないとしたらとんでもない勘違いである。確かに彼は民族的な素
材でわかり易い作品の作曲した時期もあったが、実は12音技法や微分音を使う
前衛でもあったのである。このディスクは実際とんでもない内容である。
《ポポル・ヴー》は1975年から作曲されたものの完成にはいたらなかった。完
成していた7つの楽章を1989年にスラトキンが初演し、録音も行った(RCA,廃盤)。
このヒナステラ作曲家人生の総決算的作品はトーン・クラスター、音群的書法、
各種特殊奏法が取り入れられマヤ民族の宇宙の創造と発展が描き尽くされる。
その音楽はストラヴィンスキー、ヴァレーズ、伊福部昭、松村禎三を思わせ、
その激しいエネルギーのほとばしりは岡本太郎の「芸術は爆発だ」そのもの。
絶叫するブラス・セクション、炸裂するパーカッション!この美しくも狂気に
満ちた世界はとても言葉では表せない。もちろんラテン情緒もたっぷりでクイ
ーカの「♪ウ-ホウ-ホ」という悩ましげな呻きやポコパカ、ポコパカと楽しげ
な踊りのリズムも満載。《魔術的アメリカに寄せるカンタータ》もラテンのリ
ズムが大活躍するヴァレーズを思わせる傑作。2012年はマヤ暦で世界が終わる
年。それを踏まえた上で《マヤの世界創造》を聴くのもまたよろしい。

NEOS 11008/09 2枚組 \5000
ミェチスワフ・ワインベルク(1919-1996):
無伴奏ヴィオラ・ソナタ全集
ワインベルク:クラリネット・ソナタ(1945)-ヴィオラ版/
フョードル・ドルジーニン(1932-2007):無伴奏ヴィオラ・ソナタ(1959)/
ワインベルク:
無伴奏ヴィオラのためのソナタ第1番(1971)、第2番(1978)、第3番(1982)、
第4番(1983)
ユリア・レベッカ・アドラー(Va)、
ヤッシャ・ネムソフ(Pf)
録音:2008-09年
今年生誕90年のせいか、このところワインベルク復権の兆しあり、である。先
ごろもNorthern Flowersから管弦楽作品のリリースがあったばかりだが、ここ
に来て、ヴィオラ作品がまとまって出た。既にネット上ではワインベルクが大
いに語られマニアの間ではそのCDが傾聴されているらしい。彼はポーランド生
まれのユダヤ人でソ連で活躍したがユダヤ人ゆえ、かの国でも苦労を余儀なく
された。親交が深かったショスタコーヴィチの影響に加え、ヘブライ的な音階
も多用するため中東的な色合いも多い。無伴奏ヴィオラのためのソナタは悲し
くも美しい旋律に溢れている。ショスタコーヴィチのヴィオラ・ソナタの初演
者ドルジーニンの作品も注目。ユリア・レベッカ・アドラーはユーリ・バシュ
メットに師事、ヨーロッパの主要なコンクールで優勝し今後の活躍が期待され
ている新星。

NEOS 10944(SACD-Hybrid) 3枚組 \7500
「ドナウエッシンゲン音楽祭2008」-ライヴによる世界初録音集
CD1(NEOS10941)
(1)イザベル・ムンドリー(b.1963):私とあなた(2008)
(2)エンノ・ポッペ(b.1969):古い建造物(2008)
(3)ブリス・ポーゼ(b.1965):踊り子[交響曲第5番]
(4)ベン・ジョンストン(b.1926):群のための五重奏曲(1965/1966)
(1)(2)ピエール・ブーレーズ(指揮)、
(3)(4)シルヴァイン・カンブルラン(指揮)
(1)-(4)SWRバーデンバーデン・フライブルク交響楽団、
(1)トーマス・ラルヒャー(Pf)
録音:(1)(2)2008年10月17日、(3)(4)2008年10月19日、
CD2(NEOS10942)
(1)アーヌルフ・ヘルマン(b.1968)
:架空のダンス第1集(2008)-17人の音楽家のための
(2)ザイード・ハッダード(b.1972):崇高(2008)
(3)エドゥアルド・モギランスキー(b.1977):蝋型法(2008)
(4)ジョルジュ・アペルギス(b.1945):ティーター・トッター(2007/08)
(5)ベルンハルト・ガンダー(b.1969):脚とストッキング(2007)
(1)(2)フランク・オッル指揮アンサンブル・モデルン、
(3)-(5)エミリオ・ポマリコ指揮クラングフォルム・ウィーン
録音:2008年10月18日
CD3(NEOS10943)
(1)ブライアン・ファーニホー(b.1943):「クロノス・アイオン」(2008)
-アンサンブルのための協奏曲
(2)ドゥロール・ファイラー(b.1951):「ミュール」(2008)
-電気増幅された室内オーケストラと2人の歌手、ライヴ・エレクトロニクスの
ための
(1)フランク・オッル指揮アンサンブル・モデルン
(2)ロルフ・グプタ指揮クラングフォルム・ウィーン、マイラ・アッシャー(声)、
マルティン・ヴィンクラー(声)、
ドゥロール・ファイラー(ラップトップ、ライヴ・エレクトロニクス)
録音:(1)2008年10月18日、(2)10月19日
2008年ドナウエッシンゲン音楽祭は傑作の宝庫!武満徹を思わせる繊細なムンド
リーの《私とあなた》、若い世代の作曲家ではヘルマンの《架空のダンス》、
ハッダードの土俗的ともいえる生命力にあふれた《崇高》、ベテラン作曲家ファ
ーニホーの錯綜した《クロノス・アイオン》など、決してアイデア倒れに終わら
ない、音楽として、音響として面白く、また美しい作品ぞろいである。ブーレー
ズ久々の同時代作品の指揮も聴きもの。

NEOS 10907/08(SACD-Hybrid) 2枚組 \5300
オリヴィエ・メシアン(1908-1992):ピアノ独奏曲全集I
「幼な子イエスに注がれる20の眼差し」(1944)
マルクス・ベルハイム(Pf)
録音:2008年8月
メシアンのピアノ曲全集第1弾!まずメシアンのピアノ曲といったら、この《20
の眼差し》にとどめをさす。それほどの傑作でありトゥランガリラ交響曲と並
ぶメシアンの代表作である。特殊な旋法、リズム理論など彼の思想、理論の全
てが集約されており、この曲が書かれた1940年代にメシアンの思想、技法は既
に完成、完結していたことがわかる。大作のため取り上げられることは多くな
かったが、久々の新録音が登場。ベルハイムは2000年の国際メシアン・コンク
ール優勝後、現代音楽のスペシャリストとして活動しており、そのレパートリ
ーはリーム、クルターク、ライヒと多岐に渡る。ベルハイムはこれまで現代作
品として弾かれてきたこの作品をドビュッシー、スクリャービンの流れのひと
つと位置づけ、クラシックとして弾いている。目の覚めるような高音域の輝く
光彩から大地が鳴り響くかに思われる低音まで表現のパレットが大きく、さな
がらピアノによる交響楽といえよう。

NEOS 10933(SACD-Hybrid) \2650
ブルーノ・マデルナ(1920-1973):
管弦楽作品全集Vol.1
(1)管弦楽のためのコンポジツィオーネ第1番(1948-1949)
(2)管弦楽のためのコンポジツィオーネ第2番(1950)
(3)フランツ・カフカの「審判」のための習作(1950)-語り手、ソプラノ、管弦楽
のための
(4)管弦楽のための即興第1番(1952)
(5)管弦楽のための即興第2番(1953)
アルトゥーロ・タマヨ指揮
フランクフルト放送交響楽団
(3)ミハエル・クヴァスト(語り)、クラウディア・バラインスキー(S)
録音:2005/2006年
戦後ヨーロッパの前衛音楽運動になくてはならない存在でありながら53才の若さ
で亡くなったイタリアの作曲家マデルナの音楽はまだ充分に知られているとはい
えない。ノーノ、ベリオらイタリアの作曲家に強い影響を与え、ブーレーズとと
もに指揮者としても活躍した彼の音楽はセリー技法に基づきながらもドラマティ
ックで色彩的、そして無調ながら大変叙情的な旋律を朗々と歌わせるなど、さす
がオペラの国の作曲家と思わせる。管弦楽のための2つのコンポジツィオーネな
どにはアルカイックな旋律があふれており、実に美しい。そろそろ現代音楽とい
う枠組みを外してクラシック・コンサートのレパートリーになってもよいのでは
ないか。

NEOS 10934(SACD-Hybrid) \2650
ブルーノ・マデルナ(1920-1973):
管弦楽作品全集Vol.2
(1)3楽章のコンポジツィオーネ(1954)
(2)フルート協奏曲(1954)
(3)アリア(1964)-ソプラノ、フルートと管弦楽のための
(4)次元(ディメンシオーニ)III(1962-1963)-フルートと管弦楽のための
(5)ディオティマへの石碑(1966)-管弦楽のための
アルトゥーロ・タマヨ指揮
フランクフルト放送交響楽団
(3)タデウス・ワットソン(Fl)
(4)C.バラインスキー(S)、セバスティアン・ヴィッティバー(Fl)
(5)A.ラトカウスカス(Vn)、J.チャブルン(Cl)、U.ビュシング(バスCl)、
J.マクドナルド(Hr)
録音:2005/2006年
Vol.1が初期から中期にかけての作品ならこちらは中期以降(1960年代)の作品。
前アルバムでは旋律的傾向がまだ濃厚だったが、こちらになるとウェーベルン
とトータル・セリエリズムの影響が顕著になり、音運びが、ピッ!バリッ!と
いうように点描的になっているが、色彩感はさらに鋭敏になりぐいぐいと聴か
せる。3つの楽章のコンポジションではギターが登場し、イタリア的セレナード
のパロディが演奏されほほえましい。現代音楽のスペシャリスト、タマヨ以下
渾身の名演!

NEOS 10809 \2500
クラウス・フーバー(1924b):
「卑しめられ-束縛され-捨て去られ-軽蔑され・・・」(1975/1978-83)
マティアス・バーメルト(指揮)、ケネス・ジーン(副指揮)、
ブルクハルト・レンペ(副指揮)、アルトゥーロ・タマヨ(副指揮)、
SWRバーデンバーデン・フライブルク交響楽団、
スコラ・カントゥルム・シュトゥットガルト、
SWRシュトゥットガルト声楽アンサンブル、アンネ・ヘーネン(MS)、
テオフィル・マイアー(T、語り)、ポウル・ヨーダー(B)、
テルツ少年合唱団のソリスト
録音:1983年10月ドナウエッシンゲン音楽祭
1975年より一時の中断時期を経て書かれたフーバー絶頂期の大作。1983年のドナ
ウエッシンゲン音楽祭における注目の世界初演ライヴで、ドイツ現代音楽集
(RCA)に一部音源が紹介されたが全曲のCD化はこれが初めて。主任指揮者の他、
協力する指揮者が3人、計4人の指揮者を必要とする複雑極まるスコアをマティ
アス・バーメルト、アルトゥーロ・タマヨらが奮闘。大管弦楽、独唱、合唱、
テープが現代の孤独と疎外と混沌を音化する。突如として始まるデフォルメさ
れた行進曲からマーラー、ベルクのはるかなエコーが聴き取れ、激烈なオーケ
ストラの咆哮の隙間から時折り聴こえる合唱の透き通るようなハーモニーにこ
の作曲家の真摯な祈りの姿勢が感じられる。

NEOS 20904(SACD-Hybrid+ボーナスDVD) \2650
「ヴィルトゥオーゾ」
(1)マティアス・ミュラー(b.1966):クラリネット協奏曲(2007-2008)
(2)ジャコモ・ロッシーニ(1792-1868):アンダンテと変奏曲(1829)
(3)イゴール・ストラヴィンスキー(1882-1971):
クラリネットのための3つの小品(1918)
(4)マティアス・ミュラー:6つの演奏会用エチュード(2006-2008)
(5)ニッコロ・パガニーニ(1782-2008):無窮動(1831-1832)
(以下ボーナスDVD:NTSC・PAL)
(1)マティアス・ミュラー:6つの演奏会用エチュード、
(2)シュトックハウゼン:小さなハーレキン
マティアス・ミュラー(Cl)、
(1)(2)デヴィッド・フィリップ・ヘフティ指揮アンサンブル・ゼロ、
録音:2009年
マティアス・ミュラーはバーゼル音楽院で学び、作曲家としても活動している。
自作自演のクラリネット協奏曲は新ロマン主義風の親しみやすい曲でドビュッシ
ーのラプソディに似たところもある。ロッシーニでは朗々とした旋律の歌いまわ
し、ストラヴィンスキー、パガニーニでの冴えた技巧も特筆に価する。ボーナス
DVDはご丁寧にPALとNTSCの両仕様がついている。

NEOS 20905 \2500
「コンチェルト」
(1)ボリス・チャイコフスキー(1925-1996):クラリネット協奏曲(1957)
(2)ドビュッシー(1862-1918):ラプソディ第1番(1910)、
(3)ドビュッシー:
小品(1910)-マティアス・ミュラーによるクラリネットと管弦楽の編曲版
(4)ウェーバー(1786-1826):クラリネット協奏曲第2番(1810)
マティアス・ミュラー(Cl)、
ミシャ・ドメフ指揮
モスクワ・チャイコフスキー交響楽団(モスクワ放送交響楽団)
録音:1998年10月モスクワ
こちらはボリス・チャイコフスキーのクラリネット協奏曲が聴きもの。大作では
ないもののショスタコーヴィチの影響を感じさせつつ豊かな旋律と華やかな効果
にあふれている。クラリネット版牧神の午後ともいうべきドビュッシーの第1ラ
プソディの恍惚としたロング・トーン、ウェーバーの溌剌としたカンタービレな
ど聴きどころ満載。

NEOS 10916(SACD-Hybrid) \2650
パウル・ベン=ハイム(1897-1984):
(1)「カバラット・シャバット」金曜の夕べの儀式
-カントルとソプラノ、合唱と8楽器のための(1966)
(2)頭をあげよ-ソプラノと8楽器のための(1961)
(3)ト調のソナタ-ヴァイオリン独奏のための(1951)
(4)3つの無言歌-ヴィオラとピアノのための(1952)
(1)(2)ダニエル・グロスマン指揮
ミュンヘン・ヤコプスプラッツ管弦楽団&合唱団,
(1)C.ミードル(Br)、
(1)(2)V.コンドルッチ(S)、
(3)ズヴィ・ツァイトリン(Vn)
(4)ユリア・レベッカ・アドラー(Va)、
アクセル・グレンメルシュプラッハー(Pf)
録音:(1)(2)(4)2009年、(3)1972年
ドイツ・ミュンヘンに生まれ、後にイスラエルに移住、ユダヤを題材にした管弦
楽曲、室内楽を多数作曲した。後期ロマン派と中東的な音楽を折衷した極めてエ
キゾチックな作風だが、ここで単純にエキゾチックという言葉でひとくくりには
出来ないだろう。いずれも宗教的題材に依っており、敬虔な音楽である。カバラ
ット・シャバットはユダヤ教の儀式を音楽化したもので、平明で美しい旋律に溢
れている。

NEOS 10919(SACD-Hybrid) \2650
ゲオルグ・フリードリッヒ・ハース(b.1953):
アンサンブルのための作品集
(1)「ああ、たとえ私が叫ぼうとも、誰が聞いてくれよう...」(1999)
-打楽器とアンサンブルのための
(2)「...自由な欲求から...接続...」(1994-96)
-バス・フルート、バス・クラリネット、2つの打楽器群のための
(3)「...そして...」(2008)
-アンサンブルとエレクトロニクスのための
エンノ・ポッペ指揮コレギウム・ノヴム・チューリッヒ、
マーティン・ロレンツ(Perc)
SWRエクスペリメンタル・スタジオ(エレクトロニクス)
録音:2008年
ハースはウィーン大学でチェルハに師事。ダルムシュタットでは教鞭も取ってい
る。(1)は打楽器の周期的リズムにアンサンブルの息の長い響きの帯がかぶさっ
てくる静かでセレモニアルな作品。ヴァイオリンの笙を思わせる響きが美しい。
(2)は音の運動と停止の間に複数の旋律の種子が生まれたかと思えば消えるとい
う繰り返しに闇の中の魂の叫びが聴き取れる。(3)「...そして...」は音色と質
感の変化だけで曲が構成され移り行くダイナミックな音の推移が森羅万象を思わ
せる。

NEOS10922 \2500
ミナス・ボルボウダキス(b.1974):
(1)フォトニック・コンストラクションI(2006)
(2)メタ=サウンドスケープス[ROAIIV](2008)
(3)テトラクティス(2006)-弦楽四重奏のための
(4)クラーマタ(2001/02)
(5)アルケゴノン(2002/06)-打楽器と大管弦楽のための
(1)カスパー・デ・ロー指揮アンサンブル・モデルン
(2)ヴェルナー・ハイダー指揮アルス・ノヴァ・アンサンブル・ニュルンベルク
(3)アンサンブル・スペクトラル団員、
(4)M.ボルボウダキス指揮アンサンブル・スペクトラル
(5)ペーター・サードロ(Prc)、ティト・チェッケリーニ指揮RAI国立交響楽団
録音:2006-08年
ボルボウダキスはクレタ島出身の若手作曲家。W.ヒラー、P.M.ハメルに師事、
またリーム、クラム、ベリオらの指導も受けている。伝統的なアコースティック
の楽器から驚くほど新鮮な響きを作る。打楽器と大管弦楽のためのアルケゴノン
は打楽器の挑発的な乱打がオーケストラと火花を散らす大作。クセナキス以来の
ギリシャの新星といえよう。

<WALHALL>
WLCD0281 3枚組 \2780
初出
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」
ラモン・ヴィナイ(トリスタン)、マーガレット・ハーショー(イゾルデ)
オットー・エーデルマン(マルケ王)、ブランシュ・シーボム(ブランゲーネ)
フリッツ・シュティードリー指揮 Fritz Stiedry
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団 1958年3月1日ニューヨーク・ライヴ
音質はとても良いです。

WLCD0284 2枚組 \1750
初出
ヴェルディ:歌劇「椿姫」
リチア・アルバネーゼ(ヴィオレッタ)、
ジャチント・プランデッリ(アルフレード)
エットラ・バスティアニーニ(ジョルジュ・ジェルモン)
アルベルト・エレーデ指揮 Alberto Erede
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団 1955年1月1日ニューヨーク・ライヴ
音質はとても良いです。

WLCD0295 4枚組 \3380
ワーグナー:楽劇「パルジファル」
ハンス・バイラー(パルジファル)、マルタ・メードル(クンドリー)
エーベルハルト・ビュヒター(アンフォルタス)、
ヨゼフ・グラインドル(ティトゥレル)
ジェローム・ハインズ(グルネマンツ)、
トニ・ブランケンハイム(クリングゾル)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団 1959年8月7日バイロイト・ライヴ
以前 MELODRAMレーベル他で発売あり。音質はとても良いです。

WLCD0296 2枚組 \1750
ポンキェルリ:歌劇「ジョコンダ」
ジンカ・ミラノフ(ジョコンダ)、ネル・ランキン(ラウラ)
レナード・ウォーレン(バルナバ)
ファウスト・クレヴァ指揮 Fausto Cleva
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団 1957年4月20日ニューヨーク・ライヴ
音質はとても良いです。





<MYTO HISTRICAL>
MYTO 192 \1050
シューベルト:歌劇「フィエラブラス Fierrabras」
オットー・フォン・ロール(カール大帝)、ジークリンデ・カフマン(エンマ)
フリッツ・ヴンダーリヒ(エギンハルト)、ルド・ティンパー(フィエラブラス)
ハンス・ミュラー=クライ指揮ベルナー歌劇場管弦楽団
ベルン放送室内合唱団 1959年4月ベルン・スタジオ録音
音質はとても良いです。
シューベルトのリートにおけるその魅力が存分にあらわれた歌劇です。

MYTO 232 2枚組 \1750
ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」
レオニー・リザネク(ゼンタ)、ジョージ・ロンドン(オランダ人)
フリッツ・ウール(エーリク)、ヨゼフ・グラインドル(ダーラント)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団 1959年バイロイト・ライヴ
以前 MELODRAMレーベル他で発売あり。
音質はとても良いです。サヴァリッシュのバイロイト・デビュー作品。

MYTO 233 4枚組 \3380
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
エリーザベト・グリュンマー(エーヴァ)、ルドルフ・ショック(ワルター)
オットー・ヴィーナー(ハンス・ザックス)、ヨ
ゼフ・グラインドル(ポーグナー)
エーリヒ・ラインスドルフ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1959年8月6日バイロイト・ライヴ 
以前 MELODRAMレーベル他で発売あり。
音質はとても良いです。ベテランが揃う重量級の名演です。

MYTO 236 2枚組 \1750
プッチーニ:歌劇「トスカ」 1952年
マリア・カラス(トスカ)、ジュゼッペ・ディ・ステファノ(カヴァラドッシ)
ピエロ・カンポロンギ(スカルピア)、
ジルベルト・チェルダ(アンジェロッティ)
グィード・ピッコ指揮
メキシコ・ベラスアルテス劇場管弦楽団、合唱団 
1952年7月1日ベラスアルテス
以前 CETRAレーベル他で発売あり。
録音年代の古さを感じさせる音質です。名演奏の復刻です。

MYTO 238 2枚組 \1750
オルフ:歌劇「専制王エディプス」
ゲルハルト・シュトルツェ(エディプス王)、
フリッツ・ヴンダーリヒ(ティレシアス)
アストリット・ヴァルナイ(イオカステ)、
フーベルト・ブフタ(コリントからの使者)
フェルディナント・ライトナー指揮
ヴェルテンベルグ州立歌劇場管弦楽団、合唱団
1959年12月11日シュトゥットガルト・ライヴ
音質はクリアで、とても良いです。緊張感溢れる名演。

MYTO 239 2枚組 \1750
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」
セーナ・ユリナッチ(蝶々夫人)、ジョゼフィン・ヴィージー(スズキ)
マグナレータ・エルキンズ(ピンカートン)、
チャールズ・クレイグ(シャープレス)
ブライアン・ボークウィル指揮 Bryan Balkwill
コヴェントガーデン歌劇場管弦楽団、合唱団 1959年1月13日ロンドン・ライヴ
音質はとても良いです。

MYTO 240 2枚組 \1750
リッカルド・ザンドナイ:歌劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」
マグダ・オリヴェーロ(フランチェスコ)、マリオ・デル・モナコ(パオロ)
ピヌッチャ・ペロッティ(サマリターナ)、エンリーコ・カンピ(オスタージオ)
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団 1959年6月4日ミラノ
音質はとても良いです。
今回ARCHIPELのご案内書は2ページにわたっております。計11タイトルのご案内
です。




<ARCHIPEL>
ARPCD0432 \1050
(1)ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 変ホ長調 op.55
RAIミラノ交響楽団 1959年3月27日 ミラノ・スタジオ録音
(2)モンテヴェルディ:聖母マリアのための晩歌から「マニフィカト」
RAIローマ交響楽団、合唱団 1959年ローマ
チェリビダッケ指揮
音質は良好。「英雄」は若きチェリビダッケの颯爽とした名演奏です。

ARPCD0439 2枚組 \1750
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 ニ短調 op.125
(1)1954年8月9日バイロイトでの全曲演奏 
(2)第3、4楽章のリハーサル 1954年8月8日
グレ・ブラウェンステイン(ソプラノ)、イーラ・マラニウク(アルト)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(テノール)、
オットー・エーデルマン(バス)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
ARCHIPELレーベルが自信をもって発売する最新リマスターによる「第9」
リハーサルをつけての好企画盤です。

ARPCD0440 \1050
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」 イ短調
ディミトリ・ミトロプーロス指揮
ニューヨーク・フィル
1955年4月10日ニューヨーク・ライヴ
音質はクリアで、とても良いです。熱気溢れる名演奏の復刻です。

ARPCD0441 \1050
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 ニ短調 op.125
エルナ・ベルガー(ソプラノ)、ゲルトレーデ・ピッツィンガー(アルト)
ワルター・ルートヴィッヒ(テノール)、ルドルフ・ヴァツケ(バス)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィル、フィルハーモニー合唱団
1937年5月1日ロンドン
ARCHIPELレーベルが自信をもって発売する最新リマスターによる「第9」

ARPCD0442 \1050
(1)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン) 1959年9月20日モントルー・ライヴ
(2)シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 op.129
モーリス・ジャンドロン(チェロ) 1952年1月1日パリ・ライヴ
(3)ビゼー:交響曲 ハ長調 1955年9月15日モントルー・ライヴ
以上、全て アンドレ・クリュイタンス指揮フランス国立管弦楽団
メンデルスゾーンは全体にハム・ノイズが薄く聴こえますが、ビゼーとともに、
音質良好。シューマンは、多少こもった音質です。

ARPCD0443 2枚組 \1750
ブラームス:ピアノ協奏曲全集
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 op.15
パウル・クレツキ指揮フランス国立管弦楽団 
1959年9月13日モントルー・ライヴ
(2)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.83
イーゴル・マルケヴィッチ指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ
1956年9月25日モントルー・ライヴ
(3)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op.37
カール・シューリヒト指揮フランス国立管弦楽団 
1959年3月24日パリ・ライヴ
以上全てクラウディオ・アラウ(ピアノ)
音質はとても良いです。重量級の名演。

ARPCD0444 \1050
(1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)
カール・ベーム指揮ドレスデン・シュターツカペレ 1942年ドレスデン
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op.37
エドゥアルド・デル・プエロ(ピアノ) Eduardo Del Pueyo
カール・ベーム指揮RAIトリノ交響楽団 1952年5月8日トリノ
音質は良好です。興味深いカップリングによる2曲。

ARPCD0445 2枚組 \1750
シューベルト:ミサ曲第6番 変ホ長調 D.950
トルーデ・アイッペルレ(ソプラノ)、ルイーゼ・ヴィラー(アルト)
アントン・デルモータ(テノール)、
フーゴ・ヴェルフィング=メイヤー(テノール)
ゲオルグ・ハン(バス) ウィーン国立歌劇場管弦楽団、合唱団 1944年ウィーン
(2)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218
ヴァルター・バリリ(ヴァイオリン)ウィーン・フィル 1944年4月23日ウィーン
以上、全て クレメンス・クラウス指揮
録音年代の古さを感じさせる音質ですが、クリアで良好です。

ARPCD0446 \1050
モーツァルト:
(1)ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調 K.482
(2)交響曲第9番 から 第3、4楽章のリハーサル
タチアーナ・ニコラーエワ(ピアノ)
カール・シューリヒト指揮
ウィーン・フィル 1956年1月26日ザルツブルグ
音質は良好です。

ARPCD0466 \1050
(1)モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調 K.543
(2)モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
ウィーン交響楽団 1959年11,12月ウィーン・スタジオ録音
(3)ドビュッシー:神聖な踊りと世俗の踊り
ベルリン放送交響楽団 1957年1月14日ウィーン・スタジオ録音
音質はとても良いです。名演奏の復刻です。

ARPCD0467 \1050
ワーグナー:管弦楽作品集 
(1)「さまよえるオランダ人」から序曲 (2)「タンホイザー」から序曲
(3)「ローエングリン」から第1幕と第3幕への前奏曲
(4)「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から第1幕への前奏曲
(5)グノー:歌劇「ファウスト」から 全7曲のバレエ音楽 
アンドレ・クリュイタンス指揮パリ・オペラ座管弦楽団 1959年パリ
音質はとても良いです。名演奏の復刻。ステレオ/モノラル混在です。




<CARUS>
83.436 \2380
シューベルト:ミサ曲(ミサ・ソレムニス)第5番 変イ長調
シューベルト:ミサ曲(ミサ・ソレムニス)第5番 変イ長調 D.678
アンドレア・ローレン・ブラウン(ソプラノ)
ルース・サンドホフ(アルト)
アンドレアス・カラシアク(テノール)
トビアス・ベルント(バス)
カイ・ヨハンセン指揮
シュティフツ・フィルハモニー、シュトゥットガルト 
シュトゥットガルト・カントレイ
2009年4月15-18日 シュトゥットガルトでの録音
オルガニストとしても名が知られるカイ・ヨハンセン指揮によるハーモニーの
分離が際立った新たな美しさと躍動の発見で感動的なミサ曲の演奏です。



<TACET>
TACET 178 \2380
オペラ作曲家達による自作自演集 ピアノ・ロールでの再現
オイゲン・ダルベール Eugen d'Albert(1864-1932)
歌劇「低地地方」からシーン 他 3曲
ルッジェーロ・レオンカヴァルロ Ruggiero Leoncavallo(1858-1919)
歌劇「ラ・ボエーム」からワルツ 他 6曲
エンゲルベルト・フンパーディンク Engelbert Humperdinck(1854-1921)
歌劇「ヘンゼルとグレーテル」、「王さまの子供たち」から 他 4曲
マックス・フォン・シリングス、ハインリヒ・ツェルナー 他
1905-13年の間、ピアノ・ロールに記載されたオペラ作曲家として有名な5人の
作曲家達による自作自演を現代のピアノ(スタインウェイ)で再現した興味深い
アルバムです。

TACET 186 2枚組 \4650
エドゥアルト・シュトイアーマン Eduard Steuermann の思い出
1892年にポーランドで生まれ1964年帰化したアメリカで亡くなったピアニスト、
作曲家。シェーンベルクとの関係が深いことで知られており、数々の初演で
ピアノを弾き、また作品の編曲も行いました。
CD.1
シュトイアーマンが弾くシェンベルクのピアノ作品集(モノラル):
(1)3つのピアノ曲 op.11
(2)6つの小さなピアノ曲 op.19
(3)5つのピアノ曲 op.23
(4)組曲 op.25
(5)ピアノ曲 op.33a、33b
CD.2
シュトイアーマン作曲による作品集(ステレオ):
(1)組曲
トーマス・ヘル(ピアノ)Thomas Hell
(2)プーランク、シューベルト、シュトラウスの作品から3台のピアノの為の
編曲作品
エリカ・ハッセ(ピアノ)
カルメン・ピアッツィーニ(ピアノ)
Ulrike Moortgat-Pick (ピアノ)



<MYTO HISTRICAL>
MYTO 174 2枚組 \1750
グノー:歌劇「ファウスト」
ユッシ・ビョルリンク(ファウスト)
エリーザベト・ゼーダーシュトレーム(マルグリート)
チェーザレ・シェピ(メフィストフェレス)、ロバート・メリル(ヴァランタン)
ミルドレッド・ミラー(シーベル)、セルマ・ヴォティプカ(マルト)
ジャン・モレル指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1959年12月19日ニューヨークでのライヴ
旧MYTOレーベルから以前に発売あり。音質はとても良いです。

MYTO 199 2枚組 \1780
ベルリーニ:歌劇「清教徒」
8014399501996 アンナ・モッフォ(エルヴィーラ)、
ジャンニ・ライモンディ(アルトゥーロ)
ウーゴ・サヴァレーゼ(リッカルド)、
ヴィート・ススカ(グアルティエーロ)
マリオ・ロッシ指揮RAIミラノ交響楽団、合唱団
1959年10月24日ミラノでのライヴ
MELODRAMレーベルから以前にLPとして発売あり。音質はとても良いです。

MYTO 209 2枚組 \1780
マスネ:歌劇「マノン」
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(マノン)、
ニコタイ・ゲッタ(騎士デ・グリュー)
ラルフ・ハーバート(レスコー)
ジャン・モレル指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1959年10月28日ニューヨークでのライヴ
音質はとても良いです。

MYTO 224 3枚組 \2780
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」(イタリア語)
シャンドール・コーンヤ(ローエングリン)、マルチェッラ・ポッベ(エルザ)
アルド・プロッティ(テルムラント)、ラウラ・ディディエル(オルトルート)
フェルディナント・ライトナー指揮RAIミラノ交響楽団、合唱団
1959年9月8日ミラノでのライヴ
音質はとても良いです。




<WALHALL>
WLCD0275 3枚組 \2780
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョバンニ」
ジョージ・ロンドン(ドン・ジョヴァンニ)、
エリナー・スティーバー(ドンナ・アンナ)
チェーザレ・ヴァレッティ(ドン・オッターヴィオ)
リーザ・デラ・カーザ(ドンナ・エルヴィーラ)
カール・ベーム指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1959年2月14日ニューヨークでのライヴ
音質はとても良いです。

WLCD0276 2枚組 \1780
ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」
ジュリオ・ガーリ(ドン・カルロ)、ジェローム・ハインズ(フィリッポ II世)
ロバート・メリル(ロドリーゴ)、レオニー・リザネク(エリザベッタ)
ファウスト・クレヴァ指揮メトロポリタン歌劇場、合唱団
1959年4月4日ニューヨークでのライヴ
MELODRAMレーベルから以前にLPとして発売あり。音質はとても良いです。

WLCD0282 2枚組 \1780
パイジェルロ:歌劇「セビリャの理髪師」
グラツィエッラ・シュッティ(ロジーナ)、
ニコラ・モンティ(アルマヴィーヴァ伯爵)
レナート・カペッキ(バルトロ)、ローランド・パネライ(フィガロ)
マリオ・ペトリ(バジリオ)
レナート・ファザーノ指揮ヴィルトゥオージ・ディ・ローマ
1959年8月6-15日スタジオ録音
アセテート盤的なシャリシャリ音が聴かれますが音質は全体的にとても良いです。

WLCD0291 2枚組 \1780
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」
レナード・ウォーレン(リゴレット)、ロバータ・ピーターズ(ジルダ)
エウジェニオ・フェルナンディ(マントヴァ公爵)
マーガレット・ロッジェロ(マッダレーナ)
ファウスト・クレヴァ指揮メトロポリタン歌劇場、合唱団
1959年3月28日ニューヨークでのライヴ
音質はとても良いです。




<ARCHIPEL>
ARPCD0411 \1050
リスト:
(1)ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 
フルヴィオ・ヴェルニッツィ Fulvio Vernizzi 指揮 RAIトリノ交響楽団
1958年3月18日 トリノ
(2)ピアノ協奏曲第2番 イ長調
ベルンハルト・コンツ Bernard Conz 指揮 RAIミラノ交響楽団
1959年3月6日 ミラノ
(3)ダンテを読んでーソナタ風幻想曲(巡礼の年報 第2年イタリアから)
(4)エステ荘の噴水(巡礼の年報 第2年への追加「ヴェネツィアとナポリ」から)
(5)超絶技巧練習曲集から  他
1959年1月22日 トリノ
ジョルジュ・シフラ(ピアノ)
良い音質です。
このアイテムや、このレーベルの商品に全て関する著作権はイギリスの管理団
体である”MCPS ロンドン”への著作権料支払によって正しく発売が許諾されて
います。



<ANDROMEDA>
ANDRCD5143 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「オテロ」
マリオ・デル・モナコ(オテロ)、ガブリエラ・トゥッチ(デスデモーナ)
ティート・ゴッビ(イアーゴ)、マリアーノ・カルーソー(カッシオ)
アルベルト・エレーデ指揮NHK交響楽団、合唱団
1959年2月4日 東京宝塚劇場ライヴ
このアイテムや、このレーベルの商品に全て関する著作権はイギリスの管理団
体である”MCPS ロンドン”への著作権料支払によって正しく発売が許諾されて
います。

ANDRCD9047 2枚組 \1750
ビゼー:歌劇「カルメン」 (イアリア語)
ジュリエッタ・シミオナート(カルメン)、ガブリエラ・トゥッチ(ミカエラ)
マリオ・デル・モナコ(ドン・ホセ)、シピオ・コロンボ(エスカミーリョ)
ニーノ・ヴェルキ指揮NHK交響楽団、NHKイタリア・オペラ合唱団 他
1959年2月19日 東京宝塚劇場ライヴ
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ANDRCD9053 3枚組 \2150
ブラームス:
(1)交響曲第1番 ハ短調 op.68   (2)交響曲第2番 ニ長調 op.73
(3)交響曲第3番 ヘ長調 op.90   (4)交響曲第4番 ホ短調 op.98
RAIミラノ交響楽団 1959年3月ミラノでのライヴ
(5)アルト・ラプソディ op.53   マルガ・ヘフゲン(アルト)
RAIトリノ交響楽団 1959年1月23日 トリノでのライヴ
※ボーナス・トラックとして: (6)交響曲第4番 ホ短調 op.98
シュトゥットガルト放送交響楽団 1958年9月11日
以上、指揮はすべて セルジゥ・チェリビダッケ

ANDRCD9055 2枚組 \1750
ハイドン:オラトリオ「天地創造」
テレサ・シュテッヒ=ランダル(ソプラノ) Teresa Stich-Randall
ペトレ・ムンテアヌー(テノール) Petre Munteanu
フレデリック・ガスリー(バス) Frederick Guthrie
キム・ボルイ(バス) Kim Borg
ラファエル・クーベリック指揮 RAIローマ交響楽団、合唱団
1959年5月2日 ローマでのライヴ
とても良い音質です。
ボーナス・トラックとして:
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 ホ短調 op.95
ラファエル・クーベリック指揮 デニッシュ放送交響楽団
1959年2月27日 コペンハーゲンでのライヴ
とても良い音質です。



<MYTO HISTRICAL>
MYTO 180 2枚組 \1750
ベルリーニ:歌劇「海賊」
マリア・カラス(イモージェネ)
ピエール・ミランダ・フェッラーロ(グアルティエーロ)
コンスタンティーノ・エゴ(エルネスト)、チェスター・ワトソン(ゴッフレード)
ニコラ・レッシーニョ指揮アメリカン・オペラ・ソサエティ管弦楽団、合唱団
1959年1月27日 ニューヨーク、カーネギーホールでのライヴ
良い音質です
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MYTO 181 3枚組 \2780
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」
8014399501811 ヴォルフガング・ヴィントガッセン(トリスタン)、
ビルギット・ニルソン(イゾルデ)
ハンス・ホッター(マルケ王)、グスタフ・ナイトリンガー(クルヴェナール)
クロード・ヒーター(メロート)、ヒルデ・レッスル=マイダン(ブランゲーネ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団 1959年4月30日 ミラノでのライヴ
ARKADIAレーベル他で発売あり。
冒頭アーティストを紹介するナレーションが入ります。
マスターに起因する、音割れ等が聴かれますが、全体的に良い音質です。

MYTO 182 2枚組 \1750
ケルビーニ:歌劇「メデア」
8014399501828 マリア・カラス(メデア)、ジョン・ヴィッカーズ(ジャゾーネ)
ジョーン・カーライル(グラウチェ)、ニコラ・ザッカリア(クレオンテ)
フィオレンツァ・コッソット(ネリス)
ニコラ・レッシーニョ指揮 ロイヤル・オペラハウス管弦楽団、合唱団
1959年6月30日 ロンドンでのライヴ
GALAレーベル他で発売あり。
多少、録音年代の古さを感じさせる音質です。
複数あるマリア・カラスの「メデア」の中でも評価の高い演奏です。

MYTO 194 2枚組 \1750
ドニゼッティ:歌劇「アルバ公爵」
ルイ・キルコ(アルバ公爵)、ウラディーミロ・ガンツァロッリ(サンドヴァール)
レナート・チオーニ(マルチェッロ)、イヴァナ・トシーニ(アメーリア)
トーマス・シッパーズ指揮 
トリエステ・ヴェルディ歌劇場管弦楽団、合唱団
1959年6月11日 録音でのライヴ
冒頭アーティストを紹介するナレーションが入ります。
多少、音が遠い印象を受けますが、全体的に良い音質です。

MYTO 195 \1050
ユッシ・ビョルリンク 1959年4月13日アトランタ・リサイタル
フレデリック・ショウェッカー Frederick Schauwecker (ピアノ)
シューベルト:
「春のおもい」D.686、「ます」D.550、「セレナード」(白鳥の歌から)
R.シュトラウス:「たそがれの夢」(3つの歌 op.29から)
ラフマニノフ:「リラの花」(12の歌 op.21から)、グリーグ 他の歌曲
ヘンデル:「なつかしい木陰よ」(歌劇「セルセ」から)、ビゼー:「花の歌」
(歌劇「カルメン」から)、
プッチーニ:「冷たい手を」(歌劇「ラ・ボエーム」から)
「だれも寝てはならぬ」(歌劇「トゥーランドット」から) 
他のオペラ・アリア
全19曲
とても良い音質です。

MYTO 207 2枚組 \1750
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」
レナータ・スコット(ルチア)、ジュゼッペ・ディ・ステファノ(エドガルド)
エットレ・バスティアニーニ(エンリーコ)、イヴォ・ヴィンコ(ライモンド)
フランコ・リッチャルディ(アルトゥーロ)、ステファニア・マラグー(アリーサ)
ニーノ・サンツォーニョ指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
1959年9月 ミラノでのスタジオ録音
RICORDIレーベル他で発売あり。
とても良い音質です。
多くある「ルチア」の名盤として評価の高い演奏です。



<WALHALL>
WLCD0257 \1050
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」
ジンカ・ミラノフ(サントゥッツァ)、ロザリンド・エリアス(ローラ)
リチャード・タッカー(トゥリッドゥ)、マリオ・ザナージ(アルフィオ)
ディミトリ・ミトロプーロス指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1959年1月3日 ニューヨークでのライヴ
ARKADIAレーベル他で発売あり。 とても良い音質です。
このアイテムや、このレーベルの商品に全て関する著作権はイギリスの管理団
体である”MCPS ロンドン”への著作権料支払によって正しく発売が許諾されて
います。

WLCD0258 \1050
レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」
ルチーネ・アマーラ(ネッダ)、マリオ・デル・モナコ(カニオ)
チャールズ・アンソニー(ペッペ)、レナード・ウォーレン(トニオ)
マリオ・セリーニ(シルヴィオ)
ディミトリ・ミトロプーロス指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1959年1月3日 ニューヨークでのライヴ
MELODRAMレーベル他で発売あり。とても良い音質です。

WLCD0259 2枚組 1750
マスネ:歌劇「ヴェルテール」(イタリア語)
フェルッチョ・タリアヴィーニ(ヴェルテール)、
レイラ・ジェンチェル(シャルロット)
ジュリアーナ・タヴォラッチーニ(ソフィー)
カルロ・フェリーチェ・チラーリオ指揮
トリエステ・ヴェルディ歌劇場管弦楽団、合唱団
1959年1月20日 トリエステでのライヴ
MEMOTIESレーベル他で発売あり。とても良い音質です。

WLCD0260 2枚組 \1750
ロッシーニ:歌劇「オリー伯爵」
ミシェル・セネシャル(オリー伯爵)、コーラ・カン・メイエ(イゾリエ)
ロベール・マサール(ランボー)、シャーリ・バラバーシュ(アデーレ)
ヴィットリオ・グイ指揮 RAIトリノ交響楽団、合唱団
1959年6月11日 トリノでのライヴ
ARKADIAレーベル他で発売あり。 とても良い音質です。

WLCD0263 3枚組 \2780
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」
ブライアン・サリヴァン(ローエングリン)、リーザ・デラ・カーザ(エルザ)
マーガレット・ハーショー(オルトルート)、
ワォルター・キャッセル(テルラムント)
トーマス・シッパーズ指揮メトロポリタン管弦楽団、合唱団
1959年1月31日 ニューヨークでのライヴ
マスターに起因する音の傷が冒頭及び、曲中に聴かれますが、
全体的にとても良い音質です。

WLCD0268 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「マクベス」
レナード・ウォーレン(マクベス)、ジェローム・ハインズ(バンクォー)
レオニー・リザネク(マクベス夫人)、カルロ・ベルゴンツィ(マクダフ)
エーリヒ・ラインスドルフ指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1959年2月21日 ニューヨークでのライヴ
ARKADIAレーベル他で発売あり。 とても良い音質です。

<Hyperion>
CDA 67803 \2180
ショパンへのオマージュ ――
バラキレフ:ショパンの2つの前奏曲の主題による即興曲
ベンデル:ショパンへのオマージュOp.111-1
グリーグ:練習曲(ショパンへのオマージュ)Op.73-5
ブゾーニ:ショパンの前奏曲ハ短調による10の変奏曲
ナプラヴニク:夜想曲(ショパンの追憶)Op.48-1
チャイコフスキー:ショパン風にOp.72-15
オネゲル:ショパンの思い出
L・バークリー:3つのマズルカ
ヴィラ=ロボス:ショパンへのオマージュ
モンポウ:ショパンの主題による変奏曲
ゴダール:ショパンへのオマージュOp.66-2
ゴドフスキー:《仮面舞踏会》より 第7番「プロフィール(ショパン)」
レシェティツキ:ショパンへのオマージュOp.46-9
ジョナサン・プロウライト(ピアノ)
敢えて"ショパン"本人ではなく、13人の作曲家たちが偉大なる先人"ショパン"
の音楽を題材として創り上げた珠玉の作品を集めた"ショパンへのオマージュ"
アルバムなのである!
この作風も違う個性豊かな13人の作曲家たちそれぞれの作品から聴こえてくる
ショパンの音楽は、その桁外れの後世への影響力、"ショパン"という音楽的遺
産の計り知れない大きさを音楽そのもので表現している。
この「ショパンへのオマージュ」のピアニストに選ばれたのは、ヨークシャー
生まれの実力者ジョナサン・プロウライト。
パデレフスキ、ストヨフスキ、メルツェルなどポーランドの作曲家たちのピア
ノ作品を次々と取り上げ、アムラン、ヒューイット、ハフを擁するピアノ王国
ハイペリオンの中でも東欧の作品を弾かせたら右に出るものはいないと絶賛さ
れるまさに東欧ピアノ音楽の申し子である。

CDA 67779 \2180
バード:宗教音楽集第13巻 ――
われら来たりて、主に喜びの声を上げん/主よ、われは価せず/主よ、訪れた
まえとわれらは願う/主よ、われを助けたまえ/この日こそ/われは今、戦い
に明け暮れたる毎日ゆえ/いざ我ら主によりて喜べ/主のすべての聖人らは主
を畏れよ/正しき者の魂/幸いなるかな、心清き者/神に感謝を/日々自らの
罪に悩まされるわれらは/主に向かいて新しき歌を歌え/すべての国々よ、主
をたたえよ/われは不幸なり
アンドルー・カーウッド(指揮)、
カージナルズ・ミュージック
タリス・スコラーズのメンバーとしても活躍したアンドルー・カーウッド率い
るイギリスのア・カペラ・グループ、カージナルズ・ミュージック。
ハイペリオンへの移籍後もこれまで以上の熱意を持って演奏、録音を続けてき
た同コンビの代名詞、バードの宗教音楽集がいよいよ完結!
第10巻(CDA 67658)が2007年の英グラモフォン賞古楽部門賞に輝き、続く第11巻
(CDA 67653)も2008年度の同賞にノミネートされるなどイギリスのみならず欧米、
そして日本など世界規模で高い評価を得てきたカージナルズ・ミュージックの
バード。
完結巻となる第13巻には1591年にロンドンで出版された「カンツィオ・サクラ
集(聖歌集)第2巻」からの15作品を収録。カトリック教徒への弾圧により国教会
忌避者のリストに加えられてしまい、厳しい立場に追い込まれたバードが書き
上げたモテットの数々。
信ずるカトリックと強制された英国国教会。複雑な環境下で自身の葛藤とも戦
い続けたバードの素晴らしき音楽をカーウッドとカージナルズ・ミュージック
が最高のハーモニーで贈ります。

CDA 67788 \2180
シュポア:
オラトリオ《バビロンの陥落》WoO.63より 序曲(世界初録音)
交響曲第3番ハ短調Op.78
交響曲第6番ト長調Op.116《4つの異なる時代の様式と趣味による歴史的交響曲》
ハワード・シェリー(指揮)
スイス・イタリア語放送管弦楽団
近年ではピアニストとしての活躍はもちろんのこと、指揮者としても目覚しい
活躍を繰り広げている名匠ハワード・シェリー。
スイスのイタリア語圏ルガーノを本拠地とするスイス・イタリア語放送管弦楽
団とのコンビによるシュポアの交響曲サイクルも中盤に突入!
古典派音楽の流れを汲む前半5作品の中で最高傑作とされる「交響曲第3番」。
チャイコフスキーの「モーツァルティアーナ」、グリーグの「ホルベルク組
曲」、ストラヴィンスキーの「プルチネラ」、R・シュトラウスの「クープラン
による舞踏幻想」など、次世代の作曲家たちの作風を先取りしたかのような新
しいスタイルを用いて、古典派音楽に馴染んだ当時の聴衆を驚かせた「交響曲
第6番」。
今回の第3巻に収録された第3番&第6番の2作品は、どちらもシュポアの交響曲
の知る上でのポイントとなる重要作品である。続編の登場が楽しみ。

CDA 67769 \2180
ヒンデミット:ヴィオラのための作品全集Vol.2 ――
無伴奏ヴィオラ・ソナタOp.11-5/無伴奏ヴィオラ・ソナタOp.25-1/無伴奏
ヴィオラ・ソナタOp.31-4/無伴奏ヴィオラ・ソナタ(1937)
ローレンス・パワー(ヴィオラ)
イギリスのスーパー・アンサンブル、ナッシュ・アンサンブルのレギュラー・
メンバーであり、レオポルド弦楽三重奏団のメンバー、ソリストとして大車輪
の如き活躍を繰り広げている新時代のヴィオラ奏者ローレンス・パワー。
ヴィオラのソロ楽器としての可能性を高め続けるパワーの新シリーズ「ヒンデ
ミットのヴィオラ作品全集」第2弾は、"無伴奏ソナタ"集。
「ウェーバーの主題による交響的変容」や「画家マティス」と並びヒンデミッ
トの代表作と評される様々な楽器のために書かれた数々の「ソナタ」。その中
でも"ヴィオラ"のために作曲された"ソナタ"は、ヒンデミット自身が優れたヴィ
オラ奏者だったいうこともあり、完成度は群を抜いている。
バッハの無伴奏ソナタからの影響が見受けられる「Op.11-5」など、ヒンデミッ
トの4つの無伴奏ソナタに英国の天才ヴィオラ奏者が堂々と挑む!

CDA 67723 2枚組(1枚価格) \2180
ストラヴィンスキー:ヴァイオリンとピアノのための作品全集 ――
ペルゴレージによる組曲/パストラール/"夜鳴きうぐいすの歌"と"中国の行
進曲"/協奏的二重奏曲/子守歌/序奏と王女たちのロンド/スケルツォ/ロ
シアの歌/ディヴェルティメント/ロシアの踊り/タンゴ/バラード/スケル
ツィーノ/ド・リール(ストラヴィンスキー編):ラ・マルセイエーズ
アントニー・マーウッド(ヴァイオリン)、トーマス・アデス(ピアノ)
「協奏的二重奏曲」や「プルチネラ」からのアレンジ「ペルゴレージによる組
曲」などのヴァイオリン作品を生み出したストラヴィンスキーと盟友ドゥシュ
キンのコンビ。
ストラヴィンスキーのヴァイオリンとピアノのための作品は、バレエ音楽や歌
曲、オペラからのアレンジがほとんどを占めており、オリジナル作品は「協奏
的二重奏曲」など極僅かというところも興味深い。
ストラヴィンスキーとドゥシュキンという才能と才能のぶつかり合いによって
誕生した音楽と真正面から向き合うのは、フロレスタン・トリオのヴァイオリ
ン奏者アントニー・マーウッドとラトルからの信頼も厚い英国の俊英トーマス
・アデス。
マーウッドとアデスという才気あふれるタッグによるストラヴィンスキーの音
楽の創造と再創造に注目したい。

CDA 67747 \2180
バルティック・エクスチェンジ - バルト三国の合唱作品集 ――
プラウリンシュ:ミサ・リゲンシス
アインフェルデ:フリツィス・バルダの詩によるサイクル
シサスク:ベネディクティオ
ミシュキニス:神はあなたのために天使たちに命じられた(世界初録音)
プラウリンシュ:聖所にて至高なる主を讃美もて祝え(世界初録音)
ミシュキニス:主の祈り
スティーヴン・レイトン(指揮)、
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団
長きにわたる戦火の渦や旧ソ連の支配から立ち直った"エストニア"、"ラトヴィ
ア"、"リトアニア"のバルト三国。
ラトヴィアのウギス・プラウリンシュ(1957-)、マイヤ・アインフェルデ
(1939-)、リトアニアのヴィータウタス・ミシュキニス(1954-)、エストニアの
ウルマス・シサスク(1960)を輩出するなど、合唱大国としても非常に名高いバ
ルト三国の合唱作品を歌うのは、英国合唱界の旗手スティーヴン・レイトンと
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団。
シサスク1991年の作品「ベネディクティオ」から、2008年に作曲されたプラウ
リンシュの「聖所にて至高なる主を讃美もて祝え」まで。ソ連からの独立、そ
して現在へと至るバルト三国の合唱の歴史を英国の強力コンビが文字通りその
歌声で描く ――。




<Helios>
CDH 55290 \1280
ヴィーナスとマルスに仕えて - ガーター騎士団のための音楽1340-1440 ――
ド・ヴィトリ:喜べ、栄光ある神の御母
作曲者不詳:シングラリス・ラウディス・ディグナ
作曲者不詳:ねんね、ねんね
作曲者不詳:これほど徳のあるバラはない
パワー:サンクトゥス
ダンスタブル:あなたは麗しく、やさしく創られました
作曲者不詳:アジンコート・キャロル/他
クリストファー・ペイジ(ディレクター)、ゴ
シック・ヴォイセズ、アンドルー・ローレンス=キング(中世ハープ)
数々の名演を生み出してきたクリストファー・ペイジと英国屈指のヴォーカル
・グループ、ゴシック・ヴォイセズ。
マーガレット・フィルポット、ロジャース・カヴィ=クランプ、ジョン・マー
ク・エインズリー、レイ・ニクソン、ピーター・ハーヴェイ、コリン・スコッ
ト・メイソンといった名立たる名歌手たちが歌う「ヴィーナスとマルスに仕え
て」は1988年の英グラモフォン賞に輝いたゴシック・ヴォイセズの代表盤の1
つ。1986年10月の録音。CDA 66238からの移行再発売。

CDH 55334 \1280
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲集 ――
ヴァイオリン協奏曲変ロ長調Op.1-12/ヴァイオリン協奏曲ト短調Op.1-1
ヴァイオリン協奏曲ハ長調Op.1-5/ヴァイオリン協奏曲ヘ長調
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.1-4
エリザベス・ウォルフィッシュ(ヴァイオリン)、
ニコラス・クレーマー(指揮)、ラグラン・バロック・プレーヤーズ
コンヴィヴィウム(ロカテッリ・トリオ)のメンバー、またソリストとしてハイ
ペリオンを舞台に名演を聴かせてくれているオーストラリア生まれのバロック
・ヴァイオリン奏者、エリザベス・ウォルフィッシュ。
一足先にリニューアルされた「ヴァイオリン・ソナタ集」(CDD 22061)に続き、
「6つの5声の協奏曲第1集」からの4作品を収録したタルティーニの「協奏曲集」
がヘリオスから復刻。偉大なる女流奏者が18世紀最大のヴァイオリニストの傑
作と対峙する。2002年5月の録音。CDA 67345からの移行再発売。





<Chandos>
CHAN 10561 \2180
ダラピッコラ:管弦楽作品集Vol.2 ――
管弦楽のための《パルティータ》/チェロと管弦楽のための《対話》+/アント
ニオ・マチャドの4つの抒情詩*/3つの問いと2つの答え
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、
BBCフィルハーモニック、ジリアン・キース(ソプラノ)*、
ポール・ワトキンス(チェロ)+
リリシズム、ロマンス語、ダンテやモンテヴェルディ、ヴェルディといった古典
を愛し、当時のムッソリーニ政権下では命の危険にさらされながらも反ファシズ
ムを徹底的に貫いたダラピッコラ。
厳しい状況の中で作曲されたダラピッコラの作品は、迫害や投獄、独裁政治への
反抗、文明的価値の固守などがテーマとされていることが多い。
新ウィーン楽派との出会いによって十二音技法に目覚めたダラピッコラだが、イ
タリア的な方向で十二音技法を取り入れ、バロック風の作品の作曲、リリカルな
表現の優先など"ダラピッコラ流"とも言える独自の作風を確立させている。
ノセダ&BBCフィルのコンビによるダラピッコラの管弦楽作品集は、第1巻(CHAN
10258)がイギリスのグラモンフォン誌、BBCミュージック・マガジン誌やガーディ
アン誌など各メディアでの大絶賛を博し、そして日本のレコード芸術では"月評
特選"を獲得するなど実績も抜群!

CHSA 5076(SACD-Hybrid) \2850
コネソン:管弦楽のための《コスミック・トリロジー》 ――
第1部-アレフ、第2部-暗黒時代の一条の光、第3部-スーパーノヴァ(超新星)/
ピアノと管弦楽のための《輝く者》*
エリック・ル・サージュ(ピアノ)*、
ステファン・ドゥヌーヴ(指揮)、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
フランス各地の伝承音楽、ジョン・アダムズ、スティーヴ・ライヒ、そしてファ
ンクの帝王ジェームズ・ブラウンから影響を受けたというギヨーム・コネソン
(1970-)。
オーベルヴィリエ-オーベルヴィリエ・ラ・クルヌーヴ地方音楽院で教授として
教鞭を執りながら、革新的な作品を続々と世に送り出すなどフランス楽壇の次代
を担う注目の逸材として熱い視線と期待を集めている。
コネソンの管弦楽作品に接したロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
(RSNO)の現音楽監督ステファン・ドゥヌーヴは、「ラヴェルやストラヴィンスキ
ーのレベルに匹敵する驚異的なオーケストレーションだ!」と激賞。
その才能に惚れ込んだドゥヌーヴとシャンドスの熱意によって、代表作「スーパ
ーノヴァ」、ドゥヌーヴに献呈された「暗黒時代の一条の光」を収めた「コスミ
ック・トリロジー」の全曲録音が実現したのである!

CHAN 10575 \2180
スコット:室内楽作品集 ――
ピアノ三重奏曲第1番(世界初録音)/クラリネット、チェロとピアノのための
三重奏曲(世界初録音)/クラリネット五重奏曲/ピアノ三重奏曲第2番(世界初
録音)/コーンウォール地方のボートの歌(世界初録音)
ロバート・プレーン(クラリネット)、ミア・クーパー(ヴァイオリン)、
デイヴィッド・アダムス(ヴィオラ)、グールド・ピアノ・トリオ
ドイツのフランクフルトで音楽を学んだ英国の作曲家グループ「フランクフルト
・ギャング」のメンバーであり、先見の明を持ったヘンリー・ウッドやトーマス
・ビーチャムという代弁者を得て1920年代-30年代にかけてその作品が盛んに演
奏された"イギリス印象派"の代表者シリル・スコット(1879-1970)。
歴史に埋もれたしまったスコットの音楽を4枚の管弦楽作品集で再興へと導いた
シャンドスが、"イギリスのドビュッシー"と呼ばれた隠れた名匠の室内楽作品
の発掘に乗り出した!
30分以上の演奏時間を要し、すでに熟達した作曲技法が発揮された1920年作曲
の「ピアノ三重奏曲第1番」、キャリア後期の1951年に出版された1楽章形式の
「ピアノ三重奏曲第2番」など、シリル・スコットの室内楽作品の醍醐味を凝縮
したプログラムはファン必聴!

CHAN 10576 \2180
フォーレ:
ピアノ五重奏曲第1番ニ短調Op.89/ピアノ五重奏曲第2番ハ短調Op.115
シューベルト・アンサンブル
結成から26年。イギリス室内楽の最前線で活発な演奏活動を続け、1998年には
これまでの功績が認められ栄誉あるロイヤル・フィルハーモニー協会最優秀室
内楽団賞を授与されたシューベルト・アンサンブル。
マルティヌーの室内楽作品集(CHAN 10551)での秀演が記憶に新しいシューベル
ト・アンサンブルの次なるステージは、フォーレの室内楽作品集の代表格「ピ
アノ五重奏曲」。
1995年度の英グラモフォン賞など数々の音楽賞に輝いたドーマスの名盤
Hyperion/CDA 66766)を超える名演の誕生なるか?OEKのコンサートマスター、
サイモン・ブレンディスのリーダーシップにも期待。

CHAN 0766 \2180
ブクステフーデ:7つのソナタOp.1 ――
ソナタ ヘ長調BuxWV.252/ソナタ ト長調BuxWV.253/ソナタ イ短調BuxWV.254
/ソナタ変ロ長調BuxWV.255/ソナタ ハ長調BuxWV.256/ソナタ ニ短調
BuxWV.257/ソナタ ホ短調BuxWV.258
パーセル・クヮルテット
若きバッハがその演奏を聴くために遠く離れたリューべックまで足を運び、滞
在を延長させすぎてしまい当時の職を解かれてしまったというエピソードが存
在の大きさを物語る北ドイツ・オルガン楽派最大の巨匠ブクステフーデ。
エマ・カークビーやピーター・ハーヴェイの歌声が素晴らしい評価を得た宗教
的カンタータ集(CHAN 0691&CHAN 0723)に続く、シャコンヌ3枚目のブクステフ
ーデ作品集は、パーセル・クヮルテットの「7つのソナタOp.1」。
ブクステフーデのソナタ(トリオ・ソナタ)は「Op.1」と「Op.2」の2作品しか残
されていないだけに、大バッハにも影響を与えた巨匠の"室内楽作品"を英国発
世界屈指のピリオド・アンサンブル、パーセル・クヮルテットが復権させる。

CHAN 10572 2枚組 \4360
マクミラン:歌劇《サクリファイス(生け贄)》
リサ・ミラン(ソプラノ)、レイ・メルローズ(バリトン)、
クリストファー・パーヴェス(バス)、サラ・ティナン(ソプラノ)、
ピーター・ホーレ(テノール)、
アントニー・ネグス(指揮)、
ウェールズ・ナショナル・オペラ管弦楽団&合唱団
ジェイムズ・マクミラン(1959-)は、BBCフィルハーモニックのコンポーザー&
コンダクター、スコットランド室内管のアソシエイト・コンポーザーを歴任し、
カトリック教徒の信仰心がベースとなっている管弦楽作品で全世界から注目を
集めた現代スコットランドを代表するトップ・コンポーザー。
ウェールズ・ナショナル・オペラの委嘱によって作曲、上演された中世ウェー
ルズの幻想物語集「マビノギオン」を題材としたオペラ「サクリファイス」は、
この演奏が世界初録音となる。※2007年10月13日、ウェールズ・ミレニアム・
センターでのライヴ録音。

CHAN 10565 3枚組(1枚価格) \2180
コンプリート・トランキュリティ ――
J・C・バッハ:チェロ協奏曲ハ短調より 第2楽章
ヴァッセナール:ラルゴ、アンダンテ
ヴィヴァルディ:ラルゴ
ストラヴィンスキー:アリオーソ
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番より 第2楽章
ボッケリーニ:アダージョ
タルティーニ:チェロ協奏曲ニ長調より 第2楽章
ヴィヴァルディ:アダージョ
モーツァルト:アンダンテ
シューベルト:メヌエット第3番ニ短調
モーツァルト:教会ソナタ ヘ長調K.244
ヴィヴァルディ:協奏曲ニ短調RV.565より 第2楽章
ブリテン:ロマンス
ヘンデル:合奏協奏曲イ短調Op.6-4より 第2楽章
シチェドリン:第2間奏曲
スーク:アンダンテ・コン・モート
チャイコフスキー:乳母のお話
ドヴォルザーク:ワルツ第1番イ長調
デュパン:《椿姫》による幻想曲とアリアより
ハイドン:12のドイツ舞曲
ブラームス:ワルツ第8番、同第1番、同第9番
ボロディン:弦楽四重奏曲第2番ニ長調より 第2楽章
バーバー:弦楽のアダージョ/他
ユーリ・トゥロフスキー(指揮)、イ・ムジチ・ドゥ・モントリオール
ドゥビンスキー、エドリナと共に"ボロディン・トリオ"のメンバーとして活躍し
た名チェリスト、ユーリ・トゥロフスキーの生誕70周年、シャンドス初期から現
在まで数多くの録音を完成させてきたカナダの室内オーケストラ、イ・ムジチ・
ドゥ・モントリオールの結成25周年を記念した特別リリース。
トゥロフスキーとイ・ムジチ・ドゥ・モントリオールの40枚以上録音の中から
選ばれたメロディが、研ぎ澄まされた美しさ、完全なる静寂をもたらしてくれ
る。現代の喧騒から離れ、心を休めるためのヒーリングミュージックとしても
最適な演奏とプログラムです。




<PentaTone>
PTC 5186 333(SACD-Hybrid) \2850
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲ト短調Op.33
マーティン・ヘルムヘン(ピアノ)、
マルク・アルブレヒト(指揮)、
ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団
ユリア・フィッシャーとのデュオによるシューベルト(PTC 5186 347)でも次代を
担う若き巨匠、ドイツ・ピアニズムの正当な継承者としての存在感を存分に発揮
してくれたマーティン・ヘルムヘン。
テツラフやタメスティと組んだ強力アンサンブルでのシューベルトの「ます」
(PTC 5186 334)がクラシック・トゥディ(Classic Today)で最高点の10点満点を
獲得するなど、驚異的なペースで実績と名声を築いているヘルムヘンのコンチェ
ルト・アルバムはシューマンとドヴォルザークのカップリング!
モーツァルト、シューベルトと続いてきたヘルムヘンの新レパートリーを支える
のは、創設から150年以上という歴史を持つフランスの名門ストラスブール・
フィル。

PTC 5186 363(SACD-Hybrid) \2850
ベルク:
管弦楽のための3つの小品Op.6、アルテンベルク歌曲集Op.4、初期の7つの歌
J・シュトラウスII世(ベルク編):ワルツ《酒、女、歌》Op.333
クリスティアーネ・イヴェン(ソプラノ)、
マルク・アルブレヒト(指揮)、
ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団
R・シュトラウスの「交響詩集」(PTC 5186 310)から続く、フランスの古豪スト
ラスブール・フィルと現音楽監督マルク・アルブレヒトのペンタトーン第2弾は、
新ウィーン楽派の三大巨頭の1人アルバン・ベルクに捧げる作品集。
ベルクの代表作「ヴォツェック」へと連なる「初期の7つの歌」、「アルテンベ
ルク歌曲集」、「3つの小品」。徐々に徐々に、しかし確実に十二音技法に傾倒
してゆくベルクの作風が表現された絶妙のプログラミングである。
ベルクの手によってピアノ、ハーモニウム、弦楽四重奏のために編曲されたシュ
トラウスの「酒、女、歌」を加えた粋な遊び心も嬉しい。





<Timpani>
1C 1166 \2300
ジャン・ユレ:室内楽作品集 ――
ヴァイオリン・ソナタ/ピアノ五重奏曲
マリー=ジョゼフ・ジュデ(ピアノ)、フィリップ・コッシュ(ヴァイオリン)、
ルーヴィニュイ四重奏団
知られざる近代フランス音楽の開拓者"ティンパニ(Timpani)"初登場のジャン・
ユレ(1877-1930)は、アンジェーからパリに移住後も敢えて名門パリ音楽院へは
進まず、フランスのサントギュスタン教会のオルガニスト就任、エコール・ノル
マル・ド・ミュージックやモーツァルト教会の設立など、独自の路線を歩み続け
たフランスの音楽家である。
ドビュッシーも称賛の声を寄せられながらも、オルガニストとしての名声が先行
したということもあり、これまで作品が脚光を浴びる機会に恵まれてこなかった
ユレ。優美な旋律と巧みな和声進行、また幻想的で濃厚なオーラを漂わせるユレ
の室内楽作品集。

1C 1160 \2300
ジャン・クラ:管弦楽伴奏付き歌曲集 ――
エレジー/3つのメロディ/歌の捧げもの/映像/泉/3つのノエル
イングリット・ペリューシュ(ソプラノ)、フィリップ・ド(テノール)、
ライオネル・ペイントル(バリトン)、
クロード・シュニッツァー(指揮)、ブルターニュ管弦楽団
ロパルツやピエルネ、ダンディと同じく"ティンパニ(Timpani)"が積極的に復興
に取り組んでいるジャン・クラ(1879-1932)の作品集もこれで8枚目!
恩師デュパルクと出会うまでは独学で作曲を学び続けたジャン・クラの音楽に
は、ドビュッシー的な印象派の香り、師であるデュパルクからの影響、古典的な
要素が同居している。
"海軍司令官"と"作曲家"を両立させるという世にも稀な経歴を持つジャン・ク
ラ。既にオペラ「ポリフェーモ」や歌曲集(1C 1085)が高く評価されており、
管弦楽伴奏、弦楽四重奏伴奏付き歌曲集への再評価の機運も高まることだろう。




<VMS>
VMS 202 \2300
弦楽四重奏のための作品集 ――
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番《クロイツェル・ソナタ》
クラーサ:弦楽四重奏曲
ウルマン:弦楽四重奏曲第3番Op.46
シュールホフ弦楽四重奏団
シュールホフ弦楽四重奏団は、ウィーン・フィルの第1ヴァイオリン奏者ミラン
・セテナと第2ヴァイオリン奏者ミカル・コスタカを中心としたチェコ人演奏家
たちによって結成されたアンサンブル。
モラヴィア地方の大作曲家ヤナーチェク、ナチスから迫害を受けアウシュヴィッ
ツで命を落としたウルマンとクラーサの音楽を、同郷の演奏家たちならではの彫
りの深い演奏で聴くことができる貴重な録音。

VMS 203 \2300
フルートとファゴットのための作品集 ――
ベートーヴェン/ケーラー:二重奏曲第1番ハ長調WoO.27
J・S・バッハ:ブーレI&II
コリア:フルート、ファゴットとピアノのための三重奏曲
ケニーG:エスター、ウェディング・ソング
ドニゼッティ:フルート、ファゴットとピアノのための三重奏曲
スッペ:牧歌《初恋》
ガングルベルガー:
演奏会用牧歌《ティノリ》、演奏会用ポルカ《私のテディベア》
クリング:象と蚊-おかしなインテルメッツォ
ルドルフ・フーバー(フルート)、ヴォルフガング・クットナー(ファゴット)、
オットー・プロブスト(ピアノ)、ウルリケ・マタノヴィッチ(ハープ)、
オスカー・モーザー(コントラバス)
オーストリアの名門ウィーン交響楽団のフルート奏者ルドルフ・フーバーと、同
じくウィーン交響楽団のファゴット奏者ヴォルフガング・クットナーのデュオ・
アルバム。
バッハからベートーヴェン、ドニゼッティ、近現代に移りチック・コリア、ケニ
ーGなどプログラムの多彩さと美しいデュオの演奏には耳を傾けずにいられない。

VMS 201 \2300
ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタOp.147(シャフラン編/チェロ版)
ブロッホ:ユダヤの生活より、ヘブライ瞑想曲、ニグン
ブラームス:メロディのようにOp.105-1(ゲリンガス編/チェロ版)
アレクサンダー・ヒュルスホフ(チェロ)、
アンドレアス・フレーリッヒ(ピアノ)
ショスタコーヴィチ最後の作品「ヴィオラ・ソナタOp.47」をソ連の伝説的チェ
リスト、ダニール・シャフランがにアレンジを施した"チェロ版"を、エッセン・
フォルクヴァング音楽大学教授のアレクサンダー・ヒュルスホフがジョヴァンニ
・グランチーノ1691年製の銘器で弾きこなす。
カップリングのブロッホやゲリンガス編曲のブラームスの演奏も秀逸。

VMS 637 \1880
バロックのサウンド ――
シュピーグラー:2声のカンツォーナ
カステッロ:ソナタ第7番
ベッデッカー:ソナタ・ソプラ《ラ・モニカ》
フレスコバルディ:カンツォーナ第5番
ヴァレンタイン:ソナタ ニ短調
ヴァルター:協奏曲ト短調
プレンツェル:2声のソナタ
フレスコバルディ:カンツォーナ第5番
ペーツェル:ソナタ ハ長調
ローゼンミュラー:ソナタ第3番ニ短調
ヴォルフガング・バッシュ(トランペット)、ジェシー・リード(ファゴット)、
ドレーン・オーケ(オルガン&チェンバロ)、
ナン・マッキー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
バロック時代初期に流行を見せたスティル・モデルノ様式のソナタやカンツォー
ナを輝かしいトランペットと瑞々しいファゴットの演奏で。
フランクフルト州立歌劇場管の首席トランペット奏者ヴォルフガング・バッシュ、
バンクーバー歌劇場管の首席ファゴット奏者リードの演奏が、管楽器のレパート
リーにおけるバロック音楽の重要度を教えてくれる。1996年の録音。




<Musiques Suisses>
MGBCTS-M 119 \2300
リコーダーのためのスイスの新しい音楽 ――
レーマン:モノディー
ワイレンマン:沈黙の空間
モーザー:曼荼羅華
マルティ:オンブラ
デルングス:コローリ
マティアス・ワイレンマン(リコーダー)
マティアス・ワイレンマンは、シュタインマン、ブッケ、ハウヴェからリコーダ
ーを学び、チューリッヒ芸術大学の古楽学科長という要職にあるスイスのリコー
ダー奏者。
現在も現役で活躍するスイスの作曲家たち作品の中には、かつてブリュッヘンが
録音したローランド・モーザー(1943-)の曼荼羅華も。現代作品独特の世界をし
っかりと構築できるワイレンマンの技術、音楽性は相当なもの。

MGBCTS-M 121 \2300
打楽器のための新しい音楽 ――
ザンスタグ:...u vremenu rata...
ロート:アルベルト・ジャコメッティの3つの頭
ラドゥレスク:オリジン
ニードヘーファー:AU
ウリヴェリ:エオマ
ミルセア・アルデレアヌ(打楽器)、ルガーノ・パーカッション・グループ
ブカレスト国際コンクールやロッテルダムのガウデーマス国際コンクールでの優
勝、ルガーノ音楽院での指導、ルガーノ・パーカッション・グループの創設など、
スイスで活躍するルーマニア人パーカッショニスト。
打楽器のサウンドと静寂のコントラストが生み出す空間が、現代の打楽器作品の
奥深さを感じさせてくれる。ジャケットの演奏風景もインパクト大。

MGBCTS-M 120 2枚組 \2300
グラモント・コレクションII ――
スカルタッツィーニ:シーゲル
シュムキ:ヒョウと肌
ブランク:トレース
ロート:ペッソア
クヌーセル:immitten
フラー:ピアノ協奏曲
ケルターボーン:室内交響曲第3番
ヴィルト:Yholl
フランク:レスポンソリウム
バーゼル・シンフォニエッタ、ヌーヴェル・アンサンブル・コントンポラン、
アンサンブル・ラボラトリウム、他
2008年に世界初演が行われたスイスの新しい作品集。若手-中堅作曲家たちの自
由なスタイル、発想による作品が取り上げられている。




<Onyx>
ONYX 4047 \2180
ウェディング・ケーキ - 2台ピアノ、4手連弾のためのフランス音楽 ――
サン=サーンス:ウェディング・ケーキ
フォーレ:組曲《ドリー》
ラヴェル:ラ・ヴァルス
ドビュッシー:小組曲
デュカス:魔法使いの弟子
チハラ:アミ(世界初録音)
プーランク:エレジー、シテール島への船出
パスカル・ロジェ(ピアノ)、アミ・ロジェ(ピアノ)
フランスのピアニズムを例証する現代最高の存在パスカル・ロジェのオニックス
(Onyx)6枚目のレコーディングは、愛妻アミ・ロジェとの2台ピアノ&4手連弾で
贈る愛情と幸せに満ちたフレンチ・アルバム!
ロジェが愛妻とのデュオのためにセレクトしたのは、十八番のドビュッシー、
機知とユーモアを感じさせるサン=サーンス&プーランク、官能的で情熱的な
ラヴェル、ドラマチックなデュカス、愛らしいフォーレ。
「ウェディング・ケーキ」で始まり「シテール島への"船出"」でフィナーレを
迎えるというユニークで魅力的なプログラミングはさすがロジェ。
また日系アメリカ人作曲家ポール・チハラの「アミ」は、その名の通りロジェ
夫妻のために作曲された作品であり、今回が世界初録音となる。
パスカル・ロジェとアミ・ロジェ。実はこのロジェ夫妻は2009年3月9日に下関で
結婚式を挙げたばかりの新婚夫婦。
しかしながらピアノ・デュオとしての活動は長く、カーネギー・ホール、香港の
ジョイ・オヴ・ミュージック・フェスティヴァル、オーストラリア室内楽音楽
祭、北京国際ピアノ・フェスティヴァルなど、すでに世界各地で大絶賛を博し
成功を収めており、実績、コンビネーション共に言うことなし!
ちなみにロジェ夫妻は2011年にアシュケナージ&シドニー響との共演でオース
トラリアの作曲家マシュー・ヒンドソンの新作初演が予定されている。
ロジェ夫妻が手を携え文字通り共同作業で創り上げたデュオ・アルバム。
2009年7月、ラ・ショー・ド・フォン音楽ホール(スイス)での録音。

ONYX 4048 \2180
レスピーギ:バレエ組曲《シバの女王ベルキス》
ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容
フローラン・シュミット:サロメの悲劇
サッシャ・ゲッツェル(指揮)
ボルサン・イスタンブール・フィルハーモニー管弦楽団
2010年の欧州文化首都に選ばれたイスタンブールを本拠地とするトルコの大企業
ボルサン・ホールディングスのオーケストラ、ボルサン・イスタンブール・フィ
ルハーモニー管弦楽団のデビュー・レコーディングはかなり濃厚で濃密!
日本でも根強い人気を誇るレスピーギの「シバの女王ベルキス」、フローラン・
シュミットの「サロメの悲劇」というエキゾチックな2作品に、
ヒンデミットの「ウェーバーの主題による交響的変容」という泣く子も黙る大胆
強烈なプログラムに興味を抱かずにはいられない。
ボルサン・イスタンブール・フィルの指揮台に立つのは、ウィーン・フィルの
ヴァイオリン奏者から指揮者に転身したオーストリアの熱きマエストロ、サッ
シャ・ゲッツェル。
PMFオーケストラ、東京交響楽団、神奈川フィルとの共演で聴衆を沸かせた激し
くエネルギッシュなタクト捌きはこのプログラムにピッタリ。
オーストリアの熱き指揮者とトルコのオケ、ボルサン・イスタンブール・フィル
というマニア必聴の組み合わせ。そして「シバの女王ベルキス」の新たな名盤の
誕生なるか!?要注目です。
2009年5月24日-29日、イスタンブール・イスティンエ(トルコ)での録音。




<Avie>
AV 2187 \2180
メンデルスゾーン:
ピアノ三重奏曲第2番ハ短調Op.66/ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.49
ベンヴェニュー・フォルテピアノ・トリオ
〔モニカ・ハジェット(ヴァイオリン)、ターニャ・トムキンス(チェロ)、
エリック・ジヴィアン(フォルテピアノ)〕
アンサンブル・ソネリーとのJ・S・バッハの「管弦楽組曲(原典版)」(AV 2171)
で改めてその存在感の大きさを世に示したバロック・ヴァイオリンの世界的名匠
モニカ・ハジェット。
百戦錬磨の名手ハジェットのバッハに続くアヴィー(Avie)第2弾は、アメリカの
若き古楽器奏者たちと結成した新しいピリオド・アンサンブル、ベンヴェニュー
・フォルテピアノ・トリオのメンデルスゾーン!
ドイツ・ロマン派室内楽の代表的作品として数多くのアーティストたちによっ
て演奏されてきたメンデルスゾーンの「ピアノ三重奏曲第1番&第2番」だがピ
リオド楽器での録音は珍しく、
アメリカの若手有望株、ビルスマ門下のターニャ・トムキンスとゼルキンの弟子
エリック・ジヴィアンを強烈なリーダーシップで率いるハジェットのトリオとい
うキャストはメンデルスゾーン・イヤーのラストを飾るに相応しい。
ちなみにジヴィアンが弾く楽器は、メンデルスゾーン存命当時の1841年に製作さ
れたウィーンのフォルテピアノ。古楽界の重鎮と新世代の実力者たちが、メンデ
ルスゾーンの「ピアノ三重奏曲」が持つ本来の響きを甦らせます。

AV 2157 2枚組 \3250
シューベルト・ライヴVol.2 ――
シューベルト:
ピアノ・ソナタ第19番ハ短調D.958/楽興の時D.780/16のドイツ舞曲D.783/
ピアノ・ソナタ第18番ト長調D.894/4つの即興曲D.935
イモジェン・クーパー(ピアノ)
1980年代には「最後の6年」と題された最初のシューベルトのシリーズを完成さ
せるなど、バッハからアデスまでという膨大なレパートリーを持ちながらも夭
折の天才の音楽にこだわり続けてきたイモジェン・クーパー。
「私はシューベルトのスペシャリストと呼ばれることに全く恐れはありません」
と語るクーパーの"シューベルト・ライヴ"が、"世界最高のシューベルティアン
の1人"という名声をさらに高めることは間違いないだろう。
20年以上という歳月を経て"ライヴ"というスタイルで創造されるイモジェン・
クーパーの新しいシューベルトに感嘆必至。クィーン・エリザベス・ホール(ロ
ンドン)でのライヴ録音。

AV 2170 \2180
メンデルスゾーン:
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調(1838)
ヴァイオリンとピアノのための協奏曲ニ短調
ルーデンス・トゥルク(ヴァイオリン)、
オリヴァー・シュナイダー(ピアノ)、
アリエル・ズッカーマン(指揮)、カペラ・イストロポリターナ
ユリア・フィッシャー、アラベラ・美歩・シュタインバッハー、リサ・バティ
アシヴィリをワールドクラスのヴァイオリン奏者に育て上げたミュンヘン音楽
大学の名教授アナ・チュマチェンコ女史の門下生、"ルーデンス・トゥルク"が
アヴィー(Avie)で初のコンチェルト録音に挑む!
アルバニア生まれの本格派ヴァイオリニスト、トゥルクのメンデルスゾーンは
"ソナタ"と"協奏曲"のカップリング。
有名な「ヴァイオリン・ソナタOp.4」と「ヴァイオリン協奏曲Op.64」いわゆる
"メンコン"を録音すると思いきや、トゥルクが盟友シュナイダーとのコンビで
取り上げたのはこの2作品の影に隠れがちな1838年作曲の「ヴァイオリン・ソナ
タ ヘ長調」と「ヴァイオリンとピアノのための協奏曲」の2作品。
王道ではなく敢えて別の視点からメンデルスゾーンを捉えるトゥルクの選曲眼
は大器の証し。チュマチェンコ門下のもう1人の逸材ルーデンス・トゥルク、
要注目です。

AV 2185 \2180
ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21/交響曲第3番変ホ長調Op.55《英雄》
ダグラス・ボイド(指揮)、マンチェスター・カメラータ
ヨーロッパ室内管の首席オーボエ奏者から指揮者へと華麗な転身を遂げたダグラ
ス・ボイド。現在音楽監督を務める室内オーケストラ、マンチェスター・カメラ
ータとのベートーヴェン・サイクルの第3弾!
「勇敢で逞しく、そして鮮やか - このマンキューニァン(マンチェスター人)の
ベートーヴェンは別格だ」(英グラモフォン誌)と評されるなど、ボイドの巧みな
オーケストラ・コントロールやシンプルなアプローチ、オーケストラのメンバー
1人1人が持つ優れた演奏技術やアンサンブル能力は本国イギリスでも評価急上昇
中。




<Channel Classics>
CCSSA 28009(SACD-Hybrid) \2850
ボリビアのバロックVol.3 ――
ロケ・ハシント・デ・チャバリア(1688-1719):
フエラ、フエラ!アガンレス、ルガール!
ドメニコ・ツィポリ(1688-1726):トッカータ ニ短調
トマス・デ・トレホン・イ・ベラスコ(1644-1728):第8旋法によるミサ
作曲者不詳:ソナタ"チキータナ"第4番
ドメニコ・ツィポリ:アル・オッフェルトリオ
フアン・デ・アラウホ(1646-1712):アル・ジャント・マス・ティエルノ
作曲者不詳:シェンプレ・ピアノ
ドメニコ・ツィポリ:カンツォーナ ト短調
作曲者不詳:アイレス・メ・ヒエラン・アル・ニーニョ
ディエゴ・カセダ(fl.1673-1694):シレンシオ・ノ・チステ・エル・アイレ
作曲者不詳:ミシオネス・デ・チキートス
フアン・デ・アラウホ:オ・クエ・ビエン・セ・サスペンデン・ロス・シエロス
セバスティアン・デュロン(1660-1716):そよ風はリズムにのって
作曲者不詳:8声のサルヴェ
作曲者不詳(ルイス・クラフ編):オレンジ娘
フロリレジウム、アラカエンダル・ボリビア合唱団、
ジェイムズ・ジョンストン(オルガン)
ボリビアのサンタクルス市から車で6時間というジャングルの奥地にあるコンセ
プシオン教会に眠っていた手稿譜の復元、演奏を進めてきた世界有数のバロック
・アンサンブル、フロリレジウムの"ボリビアのバロック"シリーズの第3集は、
6250マイル離れた2つの国と3つの異なる会場が舞台。
アラカエンダル・ボリビア合唱団のヨーロッパ・ツアー中にフロリレジウムと行
われたオランダでのレコーディング。
そしてボリビア、チキトスのサンタ・アナ教会に設置されている18世紀の歴史的
オルガンで演奏されたボリビア・バロック時代の知られざるオルガン作品。
この"ボリビア"と"オランダ"、"南米"と"欧州"という2つの国と大陸での演奏が
1つになった"第3集"のスケールもまさに世界規模!
2008年2月10日-12日、ヴァールゼ教会(オランダ)&2008年5月1日、サンタ・アナ
教会(ボリビア)&2008年8月29日、メノナイト教会(オランダ)での録音。

CCSSA 28409(SACD-Hybrid) \2850
テレマン:序曲と協奏曲集 ――
序曲ホ短調/協奏曲ニ長調/協奏曲ヘ長調/協奏曲変ロ長調/協奏曲ト長調
アレクシス・コセンコ(トラヴェルソ&リコーダー)、
オランダ・バロック協会
オランダのヘット・パロール誌で「衝撃的なデビュー」と絶賛された古楽大国オ
ランダの新しいアンサンブル、オランダ・バロック協会(HBS)は、常任の指揮者
を置かずプロジェクトごとに古楽界の名手を招いている新世代の古楽器奏者たち
の精鋭集団。
レトロスペクト・アンサンブル(旧キングズ・コンソート)の音楽監督マシュー
・ホールを迎えたデビュー・タイトル、
ムファットの「合奏協奏曲集(1701)」(CCSSA 27408)に続く第2弾のゲストはフラ
ンスの名トラヴェルソ吹き、アレクシス・コセンコを迎えてのテレマン!
コセンコのトラヴェルソ&リコーダーとオランダ・バロック協会の若き才能の
相乗効果にがもたらしてくれたテレマンも充実の快演です。
※2009年2月11日-13日、ヴァールゼ教会(オランダ)での録音。




<Glossa>
GCDSA 922207(SACD-Hybrid) \2850
ワイル:ベルリン・レクイエム、森に死す
ヒンデミット:死
ストラヴィンスキー:管楽八重奏曲
ミヨー:戦争カンタータ、平和のカンタータ
ポール・ヒリアー(指揮)、フランダース放送合唱団、
イ・ソリスティ・デル・ヴェント
ワイルの「ベルリン・レクイエム」をメインとしたフランダース放送合唱団の
作品集は、「新古典主義音楽」をテーマとしたグロッサ(Glossa)の新境地!
ブレヒトの詩を題材としたポーランドの女性革命家ローザ・ルクセンブルクの
追悼曲「ベルリン・レクイエム」の作曲者ワイルと、新古典主義音楽の代表格
でもあるミヨー、ストラヴィンスキー、ヒンデミットでクヮルテットを形成さ
せることにより、ジャン・コクトーの評論集「雄鶏とアルルカン」で加速した
ヨーロッパの"新しい音楽"のハイライトを創り上げている。
ボー・ホルテンの指揮によるバッハの「モテット集」(GCDSA 922205)で注目を
集めたフランダース放送合唱団を指揮するのは、ヒリアード・アンサンブルの
リーダーとして一時代を築いたポール・ヒリアー。
合唱指揮者としての手腕も芸術監督を務めるエストニア・フィルハーモニック
室内合唱団との演奏活動で実証済なだけに、ベルギーの名門合唱団との組み合
わせも楽しみ。
2007年9月5日-7日、イエズス会教会(ベルギー)での録音。




<Hyperion>
CDA 67771/2 2枚組 \4360
チェスティ:歌劇《愛の不幸》
カルロ・イパタ(指揮)、アウセル・ムジチ、
クリスティアーナ・アルカリ(ソプラノ)、
マリア・グラツィア・スキアーヴォ(ソプラノ)、
フリオ・ザナージ(テノール)、パオロ・ロペス(ソプラニスタ)、
エネア・ソリーニ(バス)、アントニオ・アベーテ(バス)、
ルイージ・デ・ドナート(バス)、カルロス・ナターレ(テノール)、
ガブリエラ・マルテラッチ(アルト)、マルティン・オーロ(カウンターテナー)、
エレーナ・チェッチ・フェディ(ソプラノ)、
フランチェスコ・ゲラルディーニ(カウンターテナー)、
アニーチョ・ゾルジ・ジュスティニアーノ(テノール)
アントニオ・チェスティ(1623-1669)は、フランチェスコ・カヴァッリと同時代
を生き、カリッシミとアッバティーニから作曲を学んだと伝わる17世紀イタリア
の音楽家。
1652年からインスブルックの宮廷に使えた後にイタリアへ戻り、ローマ教皇庁
聖歌隊に所属しながらも脱出するかのように再びインスブルックへと飛び出した
チェスティ。
ここでも十分な待遇が得られないとなると、その後はウィーンの宮廷劇場音楽監
督、礼拝堂名誉司祭に就任するなど目まぐるしい音楽活動を展開したが、ストラ
デッラのように暗殺により生涯を閉じたとされている。
「黄金のりんご」と並ぶチェスティの最高傑作「愛の不幸」とは、台本作家フラ
ンチェスコ・ズバッラと組んで1667年に完成させた3幕からなる「コミック・モ
ラル・オペラ」。
ギリシャ神話の神々の"愛"めぐる物語は、イタリア・バロックの空白部分を埋め
るという意味でも非常に貴重な録音となることだろう。ポルポラやリダルディ、
ボッケリーニの演奏で古楽界に新風を吹き込んだアウセル・ムジチ、一流のソリ
スト陣の演奏にも期待大。

CDA 67759 \2180
ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調Op.10
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調、弦楽四重奏曲へ長調
ダンテ弦楽四重奏団
〔クリシア・オソストヴィッツ(ヴァイオリン)、
ジル・フランシス(ヴァイオリン)、ジュディス・バスブリッジ(ヴィオラ)、
バーナード・グレゴール=スミス(チェロ)〕、
サイモン・クロフォード=フィリップス(ピアノ)
2007年にはロイヤル・フィルハーモニー協会室内楽部門賞に選出され、前作フラ
ンク&フォーレ(CDA 67664)がBBCミュージック・マガジン・アウォーズ2009の
室内楽部門賞に輝くなど、世界各国で高い評価を受けているダンテ弦楽四重奏
団。メニューイン門下の名女流ヴァイオリニスト、クリシア・オソストヴィッツ
が率いるダンテ弦楽四重奏団のハイペリオン第2弾は、フランス印象派の2大巨
頭ドビュッシーとラヴェルの弦楽四重奏曲集!
ルーアン大聖堂のファサードを描いたモネの連作を想像させるドビュッシーの
「弦楽四重奏曲」、ドビュッシーから刺激を受けながらも独創性を打ち出した
ラヴェル唯一の「弦楽四重奏曲」、そしてジャジーな雰囲気を漂わせる「ヴァイ
オリン・ソナタ第2弾」の演奏はハイペリオンも大推薦。フランスの名作に新た
な名演の誕生です。

CDA 67787 \2180
ラウタヴァーラ:合唱作品集 ――
ガルシア・ロルカの詩による組曲/我が時代の歌/聖処女マリアの雅歌/マニ
フィカト/われらがいと楽しき祭の日/柳の木陰で/最初の悲歌
ジェームズ・バートン(指揮)、オックスフォード・スコラ・カントルム
新ロマン主義や新古典主義、神秘主義、セリー主義といった様々な形式を使い
分けるなど独特の作風を持つラウタヴァーラの合唱作品集には代表作「ガルシ
ア・ロルカの詩による組曲」など日本でも演奏機械の多い作品を収録。
エマ・カークビーを育てた英国の精鋭集団オックスフォード・スコラ・カント
ルムの演奏もハイレベル。

CDA 67809 \2180
ブクステフーデ:合唱作品全集Vol.2 ――
前奏曲ト短調BuxWV.149/カンツォーナ ハ長調BuxWV.166/テ・デウムBuxWV.218
/コラール《人は幸せに生きんとするや》BuxWV.206/前奏曲イ短調BuxWV.153
/コラール《来たれ聖霊よ、主なる神よ》BuxWV.199/コラール《天にいますわ
れらの父よ》BuxWV.207/トッカータ ト長調BuxWV.165/チャコーナ ホ短調
BuxWV.160/コラール《神われらと共になかりせば》BuxWV.222/コラール《わ
れ汝に感謝す、主イエス・キリスト》BuxWV.224/トッカータ ニ短調BuxWV.155
/コラール《今ぞわが魂よ、主をたたえよ》BuxWV.213/前奏曲ハ長調BuxWV.138
クリストファー・へリック(オルガン)
Buxtehude:The Complete Organ Works Vol.2/Herrick(org)
J・S・バッハの「オルガン作品全集」や「オルガン・ファイヤーワークス」など
40枚以上のレコーディングを発表してきた英国のオルガニスト、クリストファー
・へリック。
へリックが取り組んでいるシリーズ、巨匠ブクステフーデのオルガン作品全集の
第2巻には、「テ・デウム」や「前奏曲ト短調」など輝かしい作品を収録。この
第2巻ではノルウェー、トロンハイムのニダロス大聖堂に設置されている名工ヨ
アヒム・ワーグナー(1690-1749)建築のオルガンが使用されている。




<APR>
APR 5640 \1880
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
(第2楽章カデンツァ:ゴドフスキー)
ピアノと管弦楽のためのロンド イ長調K.386(タイソン&マッケラス版)
ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503
ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491より 第2楽章のカデンツァ(フンメル版)
ヴァレリー・トライオン(ピアノ)、
ロバート・トロリー(指揮)、ロンドン交響楽団
ピアノの歴史的録音の復刻がメインの「APR」からの珍しい"新録音"は、パリで
ジャック・フェヴリエに師事したイギリスのベテラン女流ピアニスト、ヴァレ
リー・トライオンの75歳記念となるモーツァルトの協奏曲集。
「ピアノ協奏曲第24番」第2楽章のカデンツァは、なんとピアノの魔神ゴドフス
キー版で世界初録音!「ロンド」もタイソン&マッケラスの補完による完全版
を収録。




<Helios>
CDH 55380 \1280
ショパン:練習曲集 ――
12の練習曲Op.10/12の練習曲Op.25/3つの新しい練習曲KK.IIb-3
ギャリック・オールソン(ピアノ)
一時は入手困難となりながらもハイペリオン(Hyperion)のBOXセットとして復活
したギャリック・オールソンのショパン"ピアノ作品全集"(CDS 44351/16)。
ショパンの生誕200年の記念リリースとして、オールソンのショパン全集から選
りすぐられた演奏が一挙7タイトル登場!
1970年の第8回ショパン国際ピアノ・コンクールを制覇したアメリカの名匠の
ショパン。ショパン・イヤー特集に是非!
1996年10月27日-28日&30日-31日、ニューヨーク州立大学パーチェスカレッジ
音楽院の録音。使用ピアノ:メイソン・アンド・アムランCC28051
(Arabesqueレーベルからの移行再発売)

CDH 55381 \1280
ショパン:ワルツ全集 ――
華麗なる大円舞曲変ホ長調Op.18/3つのワルツOp.34/ワルツ第5番変イ長調
《大円舞曲》Op.42/3つのワルツOp.64/2つのワルツOp.69/3つのワルツOp.70
/ワルツ変イ長調KK.IVa-13/ワルツ ホ長調KK.IVa-12/ワルツ ホ短調
KK.IVa-15/ワルツ イ短調KK.IVb-11/ワルツ変ホ長調KK.IVb-10/ワルツ
変ホ長調KK.IVa-14/ワルツ嬰へ短調KK.Ib-7/コントルダンス変ト長調
KK.Anh.Ia-4/エコセーズ第3番変ニ長調Op.72-3
ギャリック・オールソン(ピアノ)
1995年、ニューヨーク州立大学パーチェスカレッジ音楽院の録音。使用ピアノ:
ベーゼンドルファー・インペリアル・グランドNo.33808
(Arabesqueレーベルからの移行再発

CDH 55382 \1280
ショパン:ポロネーズ集 ――
ポロネーズ嬰ハ短調Op.26-1/ポロネーズ変ホ短調Op.26-2/ポロネーズ
イ長調Op.40-1《軍隊》/ポロネーズ ハ短調Op.40-2/ポロネーズ嬰ヘ短調
Op.44/ポロネーズ変イ長調Op.53《英雄》/ポロネーズ変イ長調Op.61《幻想》
/アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22*
ギャリック・オールソン(ピアノ)、
カジミエシュ・コルト(指揮)*、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団*
1993年、ニューヨーク州立大学パーチェスカレッジ音楽院&1997年6月、ナショ
ナル・フィルハーモニック・コンサート・ホール(ワルシャワ)*での録音。使用
ピアノ:メイソン・アンド・アムランCC28051&スタインウェイNO.527230*
(Arabesqueレーベルからの移行再発売)

CDH 55383 \1280
ショパン:前奏曲&即興曲集 ――
24の前奏曲Op.28/前奏曲変イ長調KK.IVb-7/前奏曲嬰ハ短調Op.45/
即興曲第1番変イ長調Op.29/即興曲第2番嬰ヘ長調Op.36/
即興曲第3番変ト長調Op.51/幻想即興曲嬰ハ短調Op.66
ギャリック・オールソン(ピアノ)
1989年8月17日-19日、コンコーディア・カレッジ・ニューヨーク校&1993年、
1995年、ニューヨーク州立大学パーチェスカレッジ音楽院での録音。使用ピア
ノ:ベーゼンドルファー・インペリアル・グランドNo.33808
(Arabesqueレーベルからの移行再発売)

CDH 55384 \1280
ショパン:室内楽作品集 ――
チェロ・ソナタ ト短調Op.65/序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調Op.3/
大二重奏曲ホ長調KK.IIb-1/ピアノ三重奏曲ト短調Op.8
ギャリック・オールソン(ピアノ)、カーター・ブレイ(チェロ)、
リーラ・ジョセフォウィッツ(ヴァイオリン)
2000年7月25日-28日、ニューヨーク州立大学パーチェスカレッジ音楽院での録
音。使用ピアノ:メイソン・アンド・アムランCC28051
(Arabesqueレーベルからの移行再発売)

CDH 55391 \1280
ショパン:マズルカ全集Vol.1 ――
4つのマズルカOp.6、5つのマズルカOp.7、4つのマズルカOp.17、
4つのマズルカOp.24、4つのマズルカOp.30、4つのマズルカOp.33、
4つのマズルカOp.41
ギャリック・オールソン(ピアノ)
1998年、ニューヨーク州立大学パーチェスカレッジ音楽院での録音。
使用ピアノ:メイソン・アンド・アムランCC28051
(Arabesqueレーベルからの移行再発売)

CDH 55392 \1280
ショパン:マズルカ全集Vol.2 ――
3つのマズルカOp.50、3つのマズルカOp.56、3つのマズルカOp.59、
3つのマズルカOp.63、4つのマズルカOp.67、4つのマズルカOp.68、
マズルカ イ短調KK.IIb-5、マズルカ イ短調KK.IIb-4、
マズルカ変ロ長調KK.IIa-3、マズルカ ト長調KK.IIa-2、
マズルカ ニ長調KK.Anh.Ia-1、マズルカ ハ長調KK.IVb-3、
マズルカ変イ長調KK.IVb-4
ギャリック・オールソン(ピアノ)
1998年、ニューヨーク州立大学パーチェスカレッジ音楽院での録音。
使用ピアノ:メイソン・アンド・アムランCC28051
(Arabesqueレーベルからの移行再発売)

CDH 55351 \1280
パデレフスキ:交響曲ロ短調Op.24《ポーランド》
イェジー・マクシミウク(指揮)、BBCスコティッシュ交響楽団
2010年はショパンだけでなく、ポーランドの首相も務めた大ピアニスト、イグナ
ツィ・ヤン・パデレフスキ(1860-1941)のアニヴァーサリー・イヤー。
パデレフスキ唯一の「交響曲」は"ポーランド"という副題を持つ演奏時間約74分
の大作。同郷のマエストロ、マクシミウクの指揮による録音の復刻がパデレフス
キの生誕150周年を彩ることだろう。1998年1月22日-23日、グレイフライアーズ
教会(エジンバラ)での録音。




<ABC Classics>
ABC 465 427-2 \2250
クリスマス・ギフト ――
ウェイド編:神の御子は今宵しも/作曲者不詳:コヴェントリー&サセックス・
キャロル/アダン:クリスマスの聖歌/作曲者不詳:荒野の果てに/グノー:悔
悟(おお、主イエスよ)/作曲者不詳:御使いうたいて/ヘンデル:オラトリオ
《メサイア》より シオンの娘よ、大いに喜べ/マスカーニ:アヴェ・マリア/
マレー:まぶねの中で/テーラモ:幼子が生まれたら/作曲者不詳:リトル・ドラ
マー・ボーイ、まきびとひつじを/ジェームズ:オーストラリアのクリスマス・
キャロルより/グルーバー:きよしこの夜
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)、
デイヴィッド・スタンホープ(指揮)、アデレード交響楽団、
コンテンポラリー・シンガーズ、シドニー児童合唱団
南半球オセアニアのオーストラリアから届いた"クリスマス・ギフト"は、オース
トラリア勲章(AM)を授与された同国随一のソプラノ歌手、イヴォンヌ・ケニーが
歌うクリスマス・アルバム。
イヴォンヌ・ケニーの美しき歌声をBGMにして感動のクリスマスを・・・。
1999年の録音。弊社初紹介。




<Centaur>
CRC 3015 \2080
J・S・バッハ:クリスマス・シーズンのためのオルガン作品集 ――
前奏曲、トリオとフーガ ト長調BWV.541&529-3/目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ
BWV.645/いざ来たれ、異教徒の救い主よBWV.659/いざ来たれ、異教徒の救い
主よBWV.660/パストラーレ ヘ長調BWV.590/いと高きところにいます神にのみ
栄光あれBWV.711/高き天よりわれは来れりBWV.701/カノン風変奏曲《高き天
よりわれは来たれり》BWV.769/わが喜びなるイエスBWV.1105/われらの主キリ
スト、ヨルダン川に来れりBWV.684/真実の光なるキリストよBWV.1120/前奏曲
とフーガ ハ長調BWV.547
マシュー・ダースト(オルガン)
オルガン・コラールを中心にクリスマス・シーズンにピッタリの作品をチョイス
した大バッハのオルガン作品集。
マシュー・ダーストはヒューストンを拠点に活躍中のアメリカ人オルガニスト。
ピリオド・アンサンブル、アルス・リリカ・ヒューストンを主宰するなど古楽
演奏への取り組みも積極的。

CRC 3029 \2080
クリスマスの聖歌 ――
アダン:さやかに星はきらめき/イギリス伝承曲:天よりの真理/フランス伝承
曲:この素敵な香りはなんだろう/ドイツ伝承曲:今日、子供らの声が/アイル
ランド伝承曲:ウェックスフォード・キャロル/スコットランド伝承曲:What
Strangers Are These?/ウェールズ伝承曲:スオ・ガン/シーマン:厳しい真冬
に/ヘッド:ベツレヘムへの小径/ヘイズ編:立て、羊飼いたち/バート:サム・
チルドレン・シー・ヒム/ピンカム:エヴァーグリーン/ブレイン:ハヴ・ユア
セルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス/ヨン:幼子イエス/グルーバー&
モーア:きよしこの夜/フンパーディンク:メリークリスマス/アダン:クリス
マスの聖歌/ブリテン:新年のキャロル
マイケル・カルメス(テノール)、ジョン・フィニー(ピアノ)、
ヘルマン・フッデ(ギター)、ゲイリー・ディペルナ(打楽器)
ボストン・リリック・オペラなどで活躍するテノール歌手マイケル・カルメス
が歌うクリスマス・ソング集。ピアノ伴奏に加わる打楽器やギターの音色が雰
囲気を高めてくれます。




<Guild Historical>
GHCD 2356 \\1350
R・シュトラウス:
ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずらOp.28(1934年3月5日-6日)、
交響詩《ドン・ファン》Op.20(1934年7月6日-8日)*
モーツァルト:
交響曲第36番ハ長調K.425《リンツ》(1934年3月5日)、
歌劇《ドン・ジョヴァンニ》K.527より 序曲(1936年6月29日-30日)+、
歌劇《フィガロの結婚》K.492より 序曲(1935年6月28日)+、
歌劇《コシ・ファン・トゥッテ》K.588より 序曲(1935年6月28日)+
フリッツ・ブッシュ(指揮)、
BBC交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団*、
グラインドボーン祝祭管弦楽団+
スイスのレーベル"ギルド"(Guild)が、カールスルーエ・マックス・レーガー研
究所のブリューダー・ブッシュ・アーカイヴからフリッツ・ブッシュのイギリス
での録音を復刻!
アーヘン市の音楽総監督、シュトゥットガルト国立歌劇場、ドレスデン国立歌劇
場の音楽監督などのポストを歴任しながらもナチス政権の樹立と同時に国外に活
躍の場を求めたブッシュ。
渡英後の1934年にはグラインドボーン音楽祭の音楽監督に就任するなど、離独後
のブッシュにとって北欧と並ぶ重要な舞台となったイギリスでの記録の復刻は
ファン、コレクターから注目を集めることだろう。
デンマークでの第九(GHCD 2343)、ニューヨークでの録音(GHCD 2354)に続き、
定評のあるピーター・レイノルズのリマスターでフリッツ・ブッシュの至芸が
甦ります。




<Guild>
GMCD 7339 \2180
シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44/フィラス:ピアノ五重奏曲
ピーター・ウォーターズ(ピアノ)、アウロス・クヮルテット
シューマンの室内楽を代表する名作中の名作「ピアノ五重奏曲」を、"ピアノ+
オーボエ3本+チェロ=ピアノ五重奏"という仰天の編成で演奏してしまったユニ
ークなアルバム。
ヴァイオリンとヴィオラの代わりとなるオーボエ、アルト・オーボエ(イングリッ
シュホルン)、テナー・オーボエのアンサンブルとピアノの組み合わせも想像以
上にグッド!
また管楽器作品の作曲家として高名なユライ・フィラス(1955-)の「ピアノ五重
奏曲」はこの編成のためのオリジナル作品。この録音と作品がピアノとオーボ
エの新たな架け橋となるかも?

GMCD 7336 \2180
ジャック=ダルクローズ:
ヴァイオリン協奏曲ハ短調Op.50/詩曲(ヴァイオリン協奏曲第2番)
ロディオン・ザムルエフ(ヴァイオリン)、
アレクサンドル・アニシモフ(指揮)、
モスクワ交響楽団
"リトミック"を考案し音楽教育を飛躍的に発展させたウィーン生まれのスイス
人作曲家、音楽教育者エミール・ジャック=ダルクローズ(1865-1950)。
リトミックの創設者という名声と反比例するかのようにその作品に接する機会に
は恵まれておらず、このヴァイオリン協奏曲集は"作曲家"としてのジャック=
ダルクローズの姿を知る重要な録音となることだろう。
ティボール・ヴァルガ国際コンクール、ロドルフォ・リピツァー賞ヴァイオリ
ン・コンクールなど多くのコンクールで入賞実績を持つヴァイオリニスト、ロ
ディオン・ザムルエフ、アニシモフ&モスクワ響のロシア勢が大活躍。





<Guild Light Music>
GLCD 5161 \1650
軽音楽の黄金時代 - ヨーロッパの旅 ――
ウィリアムズ:ヴォイス・オヴ・ロンドン/ガーツェ:チボリのメロディ/エヴェ
リット&ハーグリーヴス:ルクセンブルクのワルツ/ローズ:セヴィリアの祭/
アーランド:ホエン・イッツ・スプリング・イン・バーデン=バーデン/リー:
スイスの休日/ジロー:パリの空の下/オーリック:Sur Le Pave de Paris/他
チャールズ・ウィリアムズ&ヒズ・コンサート・オーケストラ、
ロバート・ファーノン(指揮)、デンマーク王立放送管弦楽団、
ハンス・ロスバウト(指揮)、バーデン=バーデン交響楽団、他
1940年代-50年代にかけての" ライト・ミュージック" の黄金時代に録音された
懐かしの音源を復刻する" ギルド・ライト・ミュージック・シリーズ"。シリー
ズ第61集は、ライト・ミュージックで1940年代-50年代のヨーロッパ各国をめぐ
る音楽旅行。

GLCD 5162 \1650
軽音楽の黄金時代 - 殿堂Vol.3 ――
フリード:雨に唄えば/ハーバート:スペインのセレナーデ/ルイパールツ:ヴィ
ヴレ/レハール:《メリー・ウィドウ》より ワルツ/ウィリアムズ:悪魔の踊り
/ビンジ:エリザベス朝風セレナード/パンズーティ:窓を開けて/アディンセ
ル:ワルシャワ・コンチェルト/他
バディ・ブレグマン(指揮)、コンラッド・サリンジャー・オーケストラ、
モートン・グールト&ヒズ・オーケストラ、
フレディ・マーティン&ヒズ・オーケストラ、
ロン・グッドウィン&ヒズ・オーケストラ、他
Vol.1(GLCD 5120)、Vol.2(GLCD 5124)に続く"殿堂"シリーズの"Vol.3"がギルド
・ライト・ミュージックの通算62枚目のタイトル。「雨に唄えば」、メリー・
ウィドウの「ワルツ」や「悪魔のギャロップ」などライト・ミュージックの黄
金時代を彩った"殿堂入り"作品がギッシリ。

GLCD 5163 \1650
1930年代への再訪 ――
コーツ: 序曲《メリーメーカーズ》/カーン:煙が目にしみる/ポーラ:ダンシ
ング・タンバリン/フィリップス:エスカペイダ/ロブレヒト:ファタ・モルガ
ーナ/キュンネッケ:舞踏組曲より 終曲/他
エリック・コーツ(指揮)、
ロンドン交響楽団、ルイス・レヴィ&ヒズ・オーケストラ、
ジャック・ヒルトン&ヒズ・オーケストラ、
アンブローズ&ヒズ・オーケストラ、エドゥアルド・キュンネッケ(指揮)、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、他
第63集はライトミュージックの黄金時代、1940年代-50年代を少しだけ遡った
1930年代に収録された珠玉の録音の数々。コーツ&ロンドン響の自作自演、キュ
ンネッケがベルリン・フィルを振った自作自演などの注目音源も!




<Satirino>
SR 061 \2300
J・S・バッハ:
イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971/半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV.903/フラ
ンス風序曲ロ短調BWV.831/ソナタ イ短調BWV.965
ケネス・ワイス(チェンバロ)
フランス、ポー市のサン・ルイ劇場で演奏された「ゴルトベルク変奏曲」
(SR 091)が話題となったアメリカの名チェンバリスト、ケネス・ワイス。スヴェ
ーリンク音楽院でレオンハルトに学び、レザール・フロリサンではクリスティの
アシスタントを務めるなど、演奏法、作品解釈に磨きをかけてきたワイスなら
ではの奥深く、そして華やかでもある見事な「イタリア協奏曲」を聴くことが
できる。
2005年12月21日-23日、ジャン=アンリ・エムシュ1761年製のチェンバロ(パリ
音楽博物館コレクション)使用による録音。弊社初紹介。

SR 052 \2300
エアリエルの歌 - イギリスの歌曲集 ――
作曲者不詳:サルヴェ・レジナ/ダウランド:私の嘆きに心が動くなら/パーセ
ル:ばらの花はよりも甘く、ここに神々はよしとし給う、恋の病から自由になろ
うと、美しい島/ヘンデル:カンタータ《愛の神から逃れ》HWV.118、Tacero,
pur che fedele/ラッブラ:聖母への讃歌/ヴォーン・ウィリアムズ:木こりの
歌/ブリテン:アイ・ノウ・ア・バンク、柳の園/ワーロック:夜/ティペット:
エアリエルの歌/ハウエルズ:ダヴィデ王/ガント:ザロモン・パーヴェイの墓
碑銘
ジェイムズ・ボウマン(カウンターテナー)、
ケネス・ワイス(チェンバロ&ピアノ)
2008年に国際的なコンサートの舞台からの引退を表明した英国の名カウンター
テナー、ジェイムズ・ボウマン(1941-)。ハイペリオン(Hyperion)などに多くの
名演を残した往年の名歌手が最後のソロ・レコーディングに選んだのは、母国
イギリスの素晴らしき歌曲の数々。ボウマンの衰えることのない美声とワイス
の丁寧な伴奏が、時空を超えて16世紀から現代のイギリス歌曲を繋ぐ ――。
2005年6月21日-23日、サン=ミシェル・アン・ティエラシェ修道院(フランス)
での録音。弊社初紹介。

SR 062 \2300
J・S・バッハ(ラフマニノフ編):
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番BWV.1006より プレリュード、
ガヴォット、ジーグ
ラフマニノフ:楽興の時Op.16
チャイコフスキー(ラフマニノフ編):6つの歌Op.16より 子守歌
ラフマニノフ:リラの花Op.21-5、コレルリの主題による変奏曲Op.42
エレーナ・ロザノワ(ピアノ)
エレーナ・ロザノワは、チャイコフスキー音楽院でナセトキンとモギレフスキ
ーにピアノを師事したウクライナ、オデッサ生まれの女流ピアニスト。ロン=
ティボー国際コンクール、園田高弘賞ピアノ・コンクールでの入賞実績を持つ
ロザノワのラフマニノフは、絶妙のタッチと表現力、高度なテクニックが魅力
的。"作曲家"と"編曲家"というラフマニノフの2つの姿にも触れることが出来
る。弊社初紹介。




<Sterling>
CDS 1084-2(SACD-Hybrid) \2850
アルネス:交響曲第1番ハ短調Op.7/交響曲第2番ニ長調Op.43
テリエ・ミケルセン(指揮)
ラトヴィア国立交響楽団
スウェーデンのレーベル"スターリング(Sterling)"にとって初となる隣国ノル
ウェーの作品集は、ノルウェー・ロマン派の歌曲王アイヴィン・アルネス(1872
-1932)の交響曲集!
アルネスは留学先のライプツィヒでライネッケから作曲を学び、帰国後は大聖堂
のオルガニスト、ノルウェー作曲家協会会長、ノルウェー音楽著作権協会会長な
どの重要ポストを歴任しており、多大な功績を讃えて授与されたノルウェー国王
金メダル、聖オラフ勲章がその存在感の大きさを物語る。
北欧のロマン派を代表する歌曲、合唱曲の作曲家として高名なアルネスだが、作
品全体が綿密に構成された2つの交響曲もロマンティシズムに満ち溢れた大作で
ある。
フィンランドではヨルマ・パヌラ女史、オスロとサンクトペテルブルクではマリ
ス・ヤンソンスに師事したミケルセンが、指揮棒に祖国の大家アルネスへの熱き
思いを込める!

CDS 1079-2 \2300
P・L・シャルヴェンカ:
森と山の精Op.37/劇的幻想曲Op.108/2つのポーランド民族舞曲Op.20
エリク・ソレーン(指揮)、
アルテンブルク=ゲラ・フィルハーモニー管弦楽団
4曲のピアノ協奏曲や優れたピアノ作品で知られるフランツ・クサヴァー・シャ
ルヴェンカではなく"シャルヴェンカ兄弟"の兄、フィリップ・ルートヴィヒ・
シャルヴェンカ(1847-1917)の管弦楽作品集第2弾。
ポーランドとドイツ両国の流れを汲み、弟と共にシャルヴェンカ音楽院をす創設
し院長も務めた兄フィリップ。
名声では弟が1歩先を進んでいるシャルヴェンカ兄弟だが、弟と同様にポーラン
ドの舞曲などを取り入れた秀作の数々が、兄フィリップの弟に勝るとも劣らぬ
才能と功績を証明してくれている。
2005年にはガブリエル・フェルツの後任としてチューリンゲン州立歌劇場の音
楽監督に招聘されたスウェーデンのマエストロ、エリク・ソレーンのタクト捌
きにも注目。

CDS 1085-2 \2300
ラフ:
ピアノと管弦楽のための《組曲》変ホ長調Op.200*
コミック・オペラ《嫉妬》WoO.55より 序曲
歌劇《アルフレッド王》WoO.55より 序曲
いばら姫(眠れる森の美女)WoO.14より 前奏曲、間奏曲
サムソンWoO.20より
グエン・ビック・チャ(ピアノ)*、
ローランド・クルティヒ(指揮)
ノールランド歌劇場交響楽団
スイスで生まれドイツで活躍したロマン派の作曲家ヨアヒム・ラフ(1822-1882)
のヴァイオリン協奏曲集(CDS 1075-2)に続く作品集第2弾は、晩年の1875年に作
曲され作品番号200番(!)が付けられた「組曲」と「序曲」&「前奏曲」集。
リストやメンデルスゾーン、ビューローにその才能を認められながらも、同時代
を生きたワーグナーやブラームスと比べると不当なまでにその存在を忘れ去られ
てきたラフ。
ラフは、11曲の交響曲など大規模作品から、室内楽やピアノ作品など膨大な数の
作品を遺しており、円熟期に書かれた「組曲」は「ピアノ協奏曲」(1873)や「春
への頌歌」(1857)に匹敵する傑作である。
"アジア・オーケストラ・ウィーク2008"にホーチミン市交響楽団のソリストとし
て来日し、聴衆を沸かせた若手女流ピアニスト、グエン・ビック・チャの好演が
光る。





<Centaur>
CRC 2987 \2080
狩 - コルノ・ダ・カッチャのための音楽 ――
クネヒテル:コルノ・ダ・カッチャ協奏曲ニ長調/レーリグ:コルノ・ダ・カッ
チャ協奏曲変ホ長調/フェルスター:コルノ・ダ・カッチャ協奏曲第1番変ホ長調、
同第2番変ホ長調/グラウン:コルノ・ダ・カッチャ協奏曲/ヴィヴァルディ:2本
のコルノ・ダ・カッチャのための協奏曲へ長調*/テレマン:ヴァイオリンと3本
のコルノ・ダ・カッチャのための協奏曲+/モルター:4本のコルノ・ダ・カッチャ
のためのシンフォニア**
マイケル・タンネル(コルノ・ダ・カッチャ)、
ジャック・アシュワース(オルガン)、
ブルース・ハイム(コルノ・ダ・カッチャ)*/+/**、
ステイシー・シンプソン(コルノ・ダ・カッチャ)+/**、
アルトゥール・ヴァンデルフォーフト(コルノ・ダ・カッチャ)**、
J・パトリック・ラファティ(ヴァイオリン)+
フレンチ・ホルンでもなく、ナチュラル・ホルンでもないホルンの先祖。
一般的には"狩猟用ホルン"として知られている"コルノ・ダ・カッチャ"のための
協奏曲集というなんともユニークで珍しい作品集が登場!
太陽王ルイ14世在位時代の17世紀フランスで使用され始め、その後ボヘミアへと
伝わり、18世紀後半になるとオーケストラでも用いられるようになった"コルノ
・ダ・カッチャ"。
この"協奏曲集"は、やがてハンドストップのナチュラル・ホルンやフレンチ・ホ
ルンへと進化するに連れて忘れ去られてしまったホルンの先祖"コルノ・ダ・カッ
チャ"の"ソロ楽器"としての姿と魅力を現代に甦らせた画期的な録音なのである!
この録音で演奏に使用されているのは、ブレーメンの金管楽器工房タイン社が現
代の奏者たちでも演奏できるように製作したヴァルヴ付きの"コルノ・ダ・カッ
チャ"。
ルイヴィル大学音楽部のトランペット科教授、ソリスト、ルイヴィル・ブラスの
メンバーとして活躍するマイケル・タンネルが"コルノ・ダ・カッチャ"に持ち替
えて大奮闘!
4本の"コルノ・ダ・カッチャ"が咆哮するモルターの「シンフォニア」は圧巻デ
ス。

CRC 3005 \2080
ノブレ:クラヴサンのための新しい組曲 ―― 第1組曲/第2組曲
シャルロット・マッタ・ムーシェ(チェンバロ)
「クラヴサンのための新しい組曲」(1756年)は、マテュラン教会のオルガニス
ト、王立音楽アカデミーの常任音楽家、オペラ座のチェンバロ奏者などの地位を
得た18世紀フランスの音楽家シャルル・ノブレ(c.1715-1769)の現存する貴重な
作品。ブルージュやパリの国際コンクールでの受賞実績を持つ女流チェンバロ奏
者マッタ・ムーシェの演奏が、煌びやかで輝かしいノブレの音楽に華を添える。

CRC 2990 \2080
ビーチ:作品集 ――
2台ピアノのための《バルカンの主題による変奏曲》Op.60c/愛の歌Op.21-1/
エクスタシーOp.19-2/幻影Op.100-1/ステッラ・ヴィアトリスOp.100-2/ラン
デヴーOp.120/管弦楽のための《バルカンの主題による変奏曲》Op.60d/仮面
舞踏会Op.22
キャスリン・アナンダ・オーウェンス(ピアノ)、
クリストファー・アツィンガー(ピアノ)、アリソン・フェルト(ソプラノ)、
エクトル・バルディビア(指揮)、
モラヴィア・フィルハーモニック管弦楽団
ピアニスト、作曲家としての成功によって"アメリカの女流音楽家"という存在を
確立させるなど、音楽史に新たな1ページを加えたエイミー・ビーチ(1867-1944)。
母国アメリカのレーベルからの"作品集"には、2台ピアノ、歌曲、管弦楽曲など
様々なジャンルの作品が取り上げられており、ロマンティックでリリシズムな作
風、半音階的な手法など、女流音楽家として大成したビーチの豊かな才能に出会
うことが出来る。

CRC 2984 \2080
グリーグ:ピアノ作品全集Vol.11 ――
抒情小品集第8集Op.65/抒情小曲集第9集Op.68/抒情小曲集第10集Op.71/4声の
カノンEG.179/7つのフーガ
アントニオ・ポンパ=バルディ(ピアノ)
1998年のクリーヴランド国際ピアノ・コンクール最高位受賞、1998年のロン・
ティボー国際コンクール第3位入賞、2001年ヴァン・クライバーン国際ピアノ・
コンクール銀メダル獲得などの輝かしい経歴を誇り、クリーヴランド音楽大学ピ
アノ科教授として教育活動にも力を注ぐピアノ奏者アントニオ・ポンパ=バル
ディ。
ポンパ=バルディのライフワークとして定着したグリーグのピアノ作品全集の
第11集には前作第10集(CRC 2943)からの流れを受け継ぎ、「抒情小品集」の
第8集-第11集を収録。
また年代的に「抒情小品集」へと繋がってゆく「カノン」、「7つのフーガ」を
カップリング。世界が認めた名ピアニストの美しきグリーグです。

CRC 2985 \2080
ハービソン:弦楽四重奏曲第1番/同第2番/同第3番/同第4番
リディアン弦楽四重奏団
レヴァインのMET就任25周年を記念した歌劇「偉大なるギャッツビー」やローマ
法王ヨハネ・パウロII世に捧げられた「アブラハム」など、歴史的な節目にその
作品を残してきた現代アメリカのリーディング・コンポーザー、ジョン・ハービ
ソン(1938-)の"弦楽四重奏曲集"というアメリカのレーベルらしい好企画。
リディアン弦楽四重奏団は、アメリカ、マサチューセッツのブランダイス大学の
教授たちによって1980年に結成されたアンサンブル。シューベルト、ブラームス
からオーンスタイン、ハービソンなど広いレパートリーも魅力の1つ。パーシケ
ッティの弦楽四重奏曲集で好評を博すなど近現代のアメリカ作品の演奏と解釈に
は特に定評がある。

CRC 2925 \2080
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲集 ――
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.49/同第2番ハ短調Op.66
メンデルスゾーン・ピアノ・トリオ
メンデルスゾーンの名を冠するアメリカのアンサンブル、メンデルスゾーン・ピ
アノ・トリオが生誕200年という最高のタイミングで発表するメンデルスゾーン
への恩返しは情感豊かな「ピアノ三重奏曲集」。
1997年から活動をスタートさせグートマンやジューコフにも認められたアメリカ
の若きアンサンブルは、ワシントンD.C'sエンバシー・コンサート・シリーズ、
メシア大学のアンサンブル・イン・レジデンスとして活躍中。

CRC 2965 \2080
シャリュモー -
コヴァチ:ファリャへのオマージュ/ドナトーニ:クレール/バセット:独り言/
コミヴ:炎/デニソフ:クラリネット・ソナタ変ロ長調/ボルコム:無伴奏クラリ
ネットのためのシャリュモー/ゴトコフスキー:無伴奏クラリネットのためのソ
ナタ/ペンデレツキ:無伴奏クラリネットのためのプレリュード/C・P・E・
バッハ(サーストン編):ソルフェージェット
キャロライン・ハーティグ(クラリネット)
キャロライン・ハーティグは、国際クラリネット協会のゲスト・アーティストに
任命されるなど、近現代作品のスペシャリストとして高い評価を受けているアメ
リカの女流クラリネット奏者。
ボルコムやマルティーノのピュリッツァー賞受賞作の初演を担当するなど、現代
作曲家たちのハーティグの演奏に対する信頼は相当なもの。無伴奏作品特有の間
合いや空間創りもハイレベル。プログラムのラストを飾るC・P・E・バッハのク
ラリネット版「ソルフェージェット」も面白い。

CRC 2983 \2080
ミニママクタ ――
グラス:オープニング/ソマカル:アンドレア/メルテン:クロス・カヴァー/グ
ラス:ファサード/ソマカル:Le Ragioni Dimenticate/メルテン:4手/グラス:
ダンスVIII/ソマカル:Nessuno Ascolta il Cane di Ceramica/グラス:メタモ
ルフォージスIV/メルテン:ジェントルマン・オヴ・レジャー
ジョヴァンニ・ロッサーティ(ピアノ&音楽監督)、
ピッコラ・アッカデミア・デグリ・スペッキ
アメリカの大御所フィリップ・グラスから、ベルギーの名匠ウィム・メルテン
(1953-)、イタリアの気鋭マッテオ・ソマカル(1977-)の作品を収録した、新旧欧
米のミニマル・ミュージック・アルバム。200年末にローマで結成された管楽器、
弦楽器とピアノという編成のミニマルの達人集団、ピッコラ・アッカデミア・
デグリ・スペッキの演奏で、反復しながら発展を続ける不思議なミニマルの世界
へ・・・・。

CRC 2995 \2080
プフィッツナー:歌曲集Vol.2 ――
夕べの歌/私のために君は死ぬか/捨てられた乙女/リート/深い森に隠れて/
私は小鳥のいざないを聞く/沈みゆく太陽の美しい輝き/彼らは今日、夕べの集
まりを持つ/緑の森に行こう/木々は色づき/春を告げるように風が大地を通り
抜ける/秋に/あこがれ/私とお前/母なるヴィーナス/グレーテル/不実さと
慰め/マルクに寄す/聖ミカエル教会広場/夕映え/捨てられた乙女/すてきな
幼児よ/あなたのその美しさはどこから/私の心は1つの歌を歌う/秋の歌
マリアンナ・ブッシング(メゾ・ソプラノ)、
マイケル・コルドヴァナ(ピアノ)
作曲家としての作風、政治思想でも"保守的"なスタイルを頑なに守り続け、当時
のドイツ有数の指揮者として活躍しながらも、望まざるナチスとの関係などによ
り現在も賛否が分かれるハンス・プフィッツナー。しかしながらプフィッツナー
が「最後のロマン派」の1人として書き続けた歌曲の数々は、思想背景とは全く
別世界で生まれた純粋に優れた作品ばかりである。マリアンナ・ブッシングは
アメリカのメゾ・ソプラノ歌手。アトランタ響やミルウォーキー響などアメリカ
のメジャーオーケストラとの共演経験も豊富。

CRC 2996 \2080
ブラームス:オルガン作品全集 ――
前奏曲とフーガ イ短調WoO.9/前奏曲とフーガ ト短調WoO.10/11のコラール前
奏曲Op.122/フーガ変イ短調WoO.8/《おお悲しみよ、おお心の苦しみよ》によ
るコラール前奏曲とフーガ イ短調WoO.7
ヘイグ・マルディロシアン(オルガン)
1977年にドイツのボン国際オルガン週間にアメリカ人として初めて招聘された経
歴を持つコンサート・オルガニスト、ヘイグ・マルディロシアンのブラームス。
ブラームス最晩年の「11のコラール前奏曲」と若き日の秀作4作品を、ワシント
ン聖アグネス教会のオルガンで荘厳に響かせる。

CRC 2997 \2080
アメリカ第1の都市と第2の都市の音楽 ――
ムチンスキ:トッカータOp.15/ガーシュウィン:4つのノヴェレッテ、メロディ
第17番、ルバート、3つの前奏曲/サワビー:北国から/デル・トレディチ:バラ
ード・イン・イエロー/ラ・モンテーヌ:6つのダンス・プレリュードOp.18/バ
ーバー:ピアノ・ソナタOp.26
スティーヴン・グラーフ(ピアノ)
ガーシュウィンやバーバー、ムチンスキなど、アメリカの2つの大都市"ニューヨ
ーク"と"シカゴ"に縁のある作曲家たちのピアノ作品のみというプログラムのピ
アノ作品集。
スティーヴン・グラーフはシカゴ生まれニューヨーク在住のピアニスト。グラー
フが肌で感じてきた"ニューヨーク"と"シカゴ"の文化や特色を、6人の作曲家た
ちの作品と自身の演奏で表現する。

CRC 2999 \2080
カリフォルニア・オーボエ ――
グラッセ:ブラジルからの手紙/ビアロスキー:ユダヤのメロディ/カンポ:ディ
アローグII/バトラー:ファンタジー・オン・デイズ・・・/ビアロスキー:13の
アフォリズムとサマリー/カンポ:パガニーニの主題による変奏曲/ビアロスキ
ー:ソナチナ
リチャード・クラヴチャク(オーボエ&オーボエ・ダモーレ&イングリッシュ・
ホルン)、スコット・モリス(ギター)、ドリー・ユージン・ケスナー(ピアノ)
イーストマン音楽院、ジュリアード音楽院、フロリダ州立大学というアメリカ屈
指のエリートコースを歩み、現在はカリフォルニア州立大学ドミンゲス・ヒルズ
校音楽学部の教授として活躍するリチャード・クラヴチャクのオーボエ・アルバ
ム。カリフォルニア州の名手が、3種類のオーボエ属の楽器を巧みに吹き分ける。

CRC 3000 \2080
マスト:歌曲集 ――
ブルースの影/川の歌/カンツォネッタス/ヴィヴァ・スウィート・ラヴ/レク
エルド/ハートビーツ/ワーズ・トゥ・ビー・スポークン(世界初録音)/フラメ
ンコ/ピアノのヌード/サン・ホセ・シンフォニー・レセプション(世界初録音)
アレクサンダー・ハード(バリトン)、ジェイコブ・グリーンバーク(ピアノ)
辻井伸行がヴァン・クライバーン国際コンクールで弾いた新作課題曲「即興曲と
フーガ」の作曲者ジョン・マストの声楽作品集!
日本では「即興曲とフーガ」の作曲者として名前が広まったジョン・マストだ
が、本国アメリカではオペラ、歌曲の作曲家として名声を得ており、2008年に
はラヴィニア音楽祭にゲスト・コンポーザとして招待されるなど、その存在感
は日に日に高まっている。

CRC 3004 \2080
20世紀&21世紀のチェロ作品集 ――
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調/カーター:チェロ・ソナタ/ワゴナー:
カテナリー、追憶と変奏/フォーレ:夢のあとで
ロバート・バークハート(チェロ)、ブレア・マクミラン(ピアノ)
ドビュッシーとフォーレの"フランス"、カーターとワゴナーの"アメリカ"。欧米
2ヶ国で20世紀-21世紀にかけて誕生したチェロ作品集はエリオット・カーターの
100歳記念盤でもある。ちなみにニューオーリンズ出身の作曲家アンドルー・ワ
ゴナーの作品はこれが世界初録音となる。
ロバート・バークハートは、アメリカ交響楽団、バークシャー・オペラ、ルイジ
アナ・フィルを経て現在はニューヨーク・シンフォニック・アンサンブルの首席
を務めるアメリカのチェロ奏者。

CRC 3003 \2080
メモリア - シュアクイ:室内楽&エレクトロアコースティック作品集 ――
エル・カント・レパルティド/記憶の固執/マレアス/デスデ・エル・リミテ
キャニオンランズ・ニュー・ミュージック・アンサンブル、レフト・コースト・
チェンバー・アンサンブル、他
ミゲル・シュアクイは、ソルトレイク・シティのユタ大学で作曲科准教授として
後進の育成に取り組んでいるチリ系アメリカン人作曲家。2004年から2008年にか
けて作曲され、北米と南米の音楽文化をミックスさせた4作品が並ぶ。

CRC 3010 \2080
合唱のための聖なるアンセム集 ――
ハース:主はわが牧者なり/ランツ:カルヴァリーの薔薇の贖罪/スタントン:グ
ローリア/デュボワ:アドラムス・テ/ボイス:アレルヤ/ワーナー:たえなる道
しるべの/ロバーツ:ディス・イズ・ザ・デイ/他
ジョヴァンニ・デ・キアーロ(ディレクター)、カーロウ合唱団
ミシシッピ・ギター四重奏団のギタリスト、ジョヴァンニ・デ・キアーロがディ
レクターを務めるカーロウ合唱団は、165人以上の団員で構成されミシシッピと
ルイジアナを拠点とする混声合唱団。

<TAHRA>
TAH 690 \2300
モーツァルト:ミサ曲 ハ短調K427
フェレンツ・フリッチャイ(指)
ベルリン放響、聖ヘドヴィッヒ大聖堂Cho、
カール・フォルスター(合唱指揮)
マリア・シュターダー(Sp) ヘルタ・テッパー(Ms) 
エルンスト・ヘフリガー(Tn) イヴァン・サルディ(Bs)
1959年11月29日(自由ベルリン放送大ホールLive)
名盤の誉れ高いDGのスタジオ収録の1日前の演奏。スタジオ盤よりも聴衆を前に
した演奏のほうが熱気や集中力において上回るのはもちろん、録音もStereoと
いうのがうれしい!シュターダー、テッパー、ヘフリガーはフリッチャイのコ
ンサートの常連でカール・リヒターのバッハのレコーディングにも数多く参加。
サルディもフリッチャイ、フィッシャー=ディースカウの「ドン・ジョヴァン
ニ」にマゼットで参加というように、「フリッチャイ組」ともいうべき人々が、
モーツァルトの誰の依頼でもなく、自らの意志で創り上げたミサ(残念ながら
未完)に真摯に取り組み、実に熱い演奏を繰り広げております。




<naive>
V 5194 \2280
R.シュトラウス-ア・カペッラ
(1)ドイツ語のモテット「天地創造はなしとげられた」
(2)夢の光(男声合唱)
(3)夕べ(2つの歌op.34)
(4)賛歌(2つの歌op.34)
ロランス・エキルベイ(指揮)
アクサントゥス、ラトヴィア放送合唱団
ジェーン・アーチボルド(S) ダグマール・ペコーヴァー(A) 
エリック・スコロッサ(T) ロバート・グレアドー(Bs-Br)
録音:2009年6月
アクサントゥスとラトヴィア放送合唱団とのコラボレーションによるR.シュトラ
ウスの合唱作品集。「天地創造はなしとげられた」は、20のパートから成り、ど
のパートも広い音域とテクニックが要求されるため、なかなか良い演奏に接する
機会のない作品。このリリースは、合唱ファンにとってもシュトラウス声楽ファ
ンにとっても待望の名録音の登場といえるでしょう。「天地創造」とタイトルに
もあるとおり、最初は混沌とした雰囲気で始まり、光が差し、様々な劇的場面を
経て、最後は子守唄のような、まるで天上の世界を思わせる優しさに満ちて幕を
閉じます。半音階や異名同音の転調が随所に現れる複雑な作品ですが、エキルベ
イの指揮にかかると、不思議なやさしさをもって聴き手を包み込みます。2つの
歌op.34も16の声部から成る大規模な合唱作品で、滋味溢れる声による芸術を堪
能できます。管弦楽と声の扱いに長けていたシュトラウスならではの、効果的な
合唱作品集となっています。




<Bel Air>
BAC 053(DVD-Video) \3500
字幕:日仏英独露西
日本語字幕付
私がいなきゃ始まらない-マエストロ・ゲルギエフ
マリインスキー・オペラ、ロンドン交響楽団、
メトロポリタン・オペラ、
イェヒム・ブロンフマン、
アンナ・ネトレプコ、
ウリヤナ・ロパートキナ、
ドミートリー・フヴォストロフスキー、
イリヤ・ムーシン、
他出演
今日世界で最もカリスマ性のある音楽家ワレリー・ゲルギエフ。彼の仕事や生活
を追いながら、その考えや芸術観を知ってゆく好企画。ロンドン交響楽団との
「春の祭典」、マリインスキー劇場管とブロンフマンとのラフマニノフの「ピア
ノ協奏曲第3番」のリハは興味津々。また家族との良きパパぶりや、故郷ウラジ
カフカスを訪れてのリラックスした表情など、コワモテのイメージのあるゲルギ
エフの人情あふれる意外な一面を垣間見せてくれます。また、女王ネトレプコが
シャラポワに会えると聞いてはしゃぎまくるキャピキャピぶりも微笑ましい限り。
演奏としてはリムスキー=コルサコフの序曲「ロシアの復活祭」とチャイコフス
キーの交響曲第5番の第2楽章がカットなして聴けます。また、マリインスキー・
バレエの名花ロパートキナの「瀕死の白鳥」も絶品。またおまけとしてゲルギエ
フが芸術や指揮、さらにチェチェン問題にからむ政治やホール運営や企画などに
ついて熱く語るのも貴重。嬉しいことに全篇日本語字幕付。極上のドキュメンタ
リー番組を観た充実感を味わえます。




<MIRARE>
MIR 106 \2500
フランク/ジョリス・ルジューヌ編:十字架上のキリストの最後の7つの言葉
グノー:十字架上のキリストの最後の7つの言葉
ミシェル・コルボ(指揮) ローザンヌ声楽アンサンブル
ソフィー・グラフ(S) ヴァレリー・ボナール(A)マティアス・ロイサー(T)
ヴァレリーオ・コンタルド(T)ファブリス・エヨーズ(B)
ロール・エルマコラ(Hrp) マルチェロ・ジャンニーニ(Org)
録音:2009年8月7&8日ラ・フェルム・ド・ヴィルファヴァール
至高のハーモニーを奏でる合唱の大家ミシェル・コルボの最新録音。
フランクとグノーの知られざる名曲「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」
を合唱とオルガンによる新版で演奏。1850年頃再発見されたこの重要な宗教テー
マ「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」。同じテキストを使って全く違う
音楽が創造され、この正反対の2人の作曲家が、ほぼ同時期に同じテーマで作曲
したというのは、興味深い事実です。
決して難解ではない2つの「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」は、美しい
和声と透明感あふれる響き、そして柔らかいヴォーカル・アンサンブルが際立っ
た作品。フランクの作品は、フランク研究家のジョリス・ルジューヌによって
編曲。合唱とオルガンの他にハープとチェロを用い、オリジナルのオーケストラ
編成の効果を引き出しながら、より幅広く演奏できる編成。
コルボの音楽に秘められた神秘性は崇高なる祈りとして、聴くものの心に響いて
きます。

MIR 102(CD+DVD) \2500
J.S.バッハ:マニフィカト
マニフィカトBWV243、
マニフィカト「わが心は主をあがめ」にもとづくフーガBWV733、
ミサ曲 ト短調 BWV235、
プレリュードとフーガ ト長調BWV541
特典DVD:マニフィカト
監督:ピエール=ユベール・マルタン
言語:仏、英
フィリップ・ピエルロ(指揮) リチェルカーレ・コンソート
録音:2009年4月
バッハの声楽曲の中でも明るく喜びに満ちた曲調が多いマニフィカト。
マニフィカトBWV243はバッハがライプツィヒに着任した年のクリスマスの晩課の
ために作曲されました。クリスマスを迎えるに相応しい壮麗な作品です。マニ
フィカトによるオルガン編曲「わが心は主をあがめ」、キリエとグロリアで構成
され、すべてカンタータからの転用であるミサ曲BWV235などそれぞれの関連性を
考えた曲目構成で体系的に聴くことができます。
フィリップ・ピエルロとリチェルカーレ・コンソートは、繊細な美しさの中に凛
とした美しさが際立った美演を聴かせてくれます。




<PREISER>
=トーンキュンストラー・ライヴ=
PRCD 90773(SACD-Hybrid) \2080
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱つき」(マーラー編曲版)
ガブリエレ・フォンターナ(S) バルバラ・ヘルツル(A) 
アルノルト・ベズイエン(T) ラインハルト・マイヤー(Bs)
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団
ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団
(現ニーダーエステライヒ・トンキュンストラー管弦楽団)
クリスチャン・ヤルヴィ(指)
録音:2006年9月29日、10月1日ウィーン・ムジークフェライン(ライヴ)
ハイドンの「パリ・セット」(PRCD.90765)につづく、プライザーの「トーンキュ
ンストラー・ライヴ」第2弾は、首席指揮者クリスチャン・ヤルヴィによるベー
トーヴェンの「第9」。2006年秋に、ウィーンのムジークフェラインザールで行
われた演奏会の模様を収めたものです。
【「新クリティカル・マーラー・エディション」にもとづく最初の録音】
ベートーヴェンの交響曲といえば、先ごろクリスチャンの兄パーヴォがドイツ・
カンマー・フィルとの顔合わせで全集録音を完成させており、2008年に収録され
た「第9」はベーレンライター版による演奏でした。
これに対して、おなじく“作品のオリジナルの姿”に立ち返るという立場でも、
弟クリスチャンがここでマーラーによる編曲版の楽譜を選択しているのはたいへ
ん興味深いところです。第1弾のハイドンでも、モダン楽器使用の手兵を相手に、
持ち前のリズム感のよさと懐の深いアプローチを聞かせていただけに、たとえば
アダージョのすいこまれるような美しさやフィナーレでのドラマづくりなど、こ
のたびの「第9」の出来ばえにもおおいに期待が高まります。
なお、当アルバムは、国際グスタフ・マーラー協会の公認した、ウィーンのウニ
フェルサル・エディションとの協力により、音楽出版社ヨゼフ・ワインベルガー
による「新クリティカル・マーラー・エディション」にもとづく最初の録音にな
ります。
【黄金のホール、ムジークフェラインザールでの録音】
さらに、当アルバムのポイントといえるのが、前作に引き続き「黄金のホール」
と謳われるムジークフェラインの大ホールにおけるレコーディングである点。こ
のたびは、SACDハイブリッド仕様ということで、美しいホールトーンが、よりい
っそうご堪能いただけるつくりとなっています。




<KII>
KKC-027 \2800
オール・ユー・ニード-クラヴサン組曲
組曲第1番ト長調
前奏曲(ハニー・パイ)/アルマンド(ヘイ・ジュード)/クーラント(愛こそはす
べて)/サラバンド(ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ)/
ジグ(オブラディ・オブラダ)/ロンドー(イエロー・サブマリン-ミシェル)/
メヌエット(ヘルプ)/リゴドン(ホエン・アイム・シックスティー・フォー)/
カナリー(ユア・マザー・シュッド・ノウ)/ロンドー(レット・イット・ビー-
ストロベリー・フィールズ-ヒア・カムズ・ザ・サン-クライ・ベイビー・クラ
イ)/ルール(抱きしめたい)/ミュゼットI、II(ノルウェーの森-フール・オン
・ザ・ヒル)/タンブーラン(ひとりぼっちのあいつ)/ロンドー(ブラックバー
ド-セクシー・セディー-イエスタディ/華やかなエール(レボリューション)
組曲第2番ニ長調
前奏曲(ゴールデン・スランバー)/アルマンド(ヒア・ゼア・アンド・エヴリホ
エア)/クーラントI(マーサ・マイ・ディア)/クーラントII(サムシング)/サ
ラバンド(アイ・ウィル)/ジグ(ザ・コンティニューイング・ストーリー・オブ
・バンガロー・ヒル)/ミュゼットI、II(イエロー・サブマリン-エリナー・リ
グビー)/華やかなエール(アイム・ソ・タイアード)/ロンドー(キャリー・ザッ
ト・ウェイト-アンド・アイ・ラヴ・ハー-マザー・ネイチャーズ・サン-ア・デ
イ・イン・ザ・ライフ/ブーレ(フローム・ミー・トゥ・ユー)/ガヴォット(オ
ール・マイ・ラヴィング)/メヌエット(ビートルズがやって来る ヤア!ヤア!
ヤア!)/パスピエ(ストロベリー・フィールズ)/シャコンヌ(ハッピネス・イズ
・ア・ウォーム・ガン)
アンデシュ・ダンマン(編作&チェンバロ)
[録音:2008 年6月/ニケビング・ライブラリー・ホール(デンマーク)]
キングインターナショナル独自制作盤。
スウェーデン出身の実力派チェンバロ奏者アンデシュ・ダンマンがクープラン
の様式に従ってビートルズの名作の数々をクラヴサン(チェンバロ)組曲に仕立
てました。もともとビートルズの音楽は旋法的な要素が強く、バロック風の処
理を施すと違和感どころか絶妙な効果を生むことが多くの録音で実証済み。さら
にダウランドをはじめバロック期の作曲家の多くは、当時の流行歌の旋律を取り
入れて曲を作っていたので、もしもクープランが現代に生きてビートルズを聴い
たならば書いたであろう世界になっています。しかもどのチェンバロ曲より旋律
的な魅力は強力です。「ミシェル」や「レット・イット・ビー」がアルマンドや
クーラントなど古典舞曲の形式を借り、優雅極まりないチェンバロの響きで迫
り、失神するほどの美しさに魅了されること間違いございません。BGMとしても
上品の極み。リッチなひとときを味わえます。




<COVIELLO>
COV 20907(SACD-Hybrid) \2350
「胸壁の夜警-戦いのガイヤルド」
ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):
ユビラーテ・デオ、ラウダテ・ドミヌム、いまぞわれら聖霊に乞わん、
ベネディカムス・ドミノ、Fundamenta tenet mundi、パッサメッツォ、
ガイヤルド、Exsultemus adiutori nostro、サルヴェ・レジーナ、
Salve Rex noster、Peccavi、目覚めよ, と我等に呼ばわる物見等の声
ザムエル・シャイト(1587-1654):
カンツォン-Est-ce Mars que je vois、戦いのガイヤルド
カペラ・デ・ラ・トーレ 
カタリナ・ボイムル(指) ドミニク・ヴィス
録音:2008年7月19-22日
17世紀初期の胸壁の警備は警備員だけでなくバクパイプも使用し、音の信号に
よって仲間との情報交換を行っていました。より良い音響効果を上げるために、
音楽家の知識を投影し改良。町のバグパイプ奏者や音楽家の地位も向上、ハレ
のブランデンブルク辺境伯の宮廷音楽家として仕えていたプレトリウスとシャ
イトらにも影響を与えました。ミヒャエル・プレトリウスは多作な作曲家、プ
ロテスタント系教会音楽の発展に貢献。シャイトはドイツ・バロック初期のオ
ルガニスト兼作曲家。ドイツ・オルガンの父とも言われています。
またフランスを代表する異色カウンターテナー、ドミニク・ヴィスも参加し、
カペラ・デ・ラ・トーレと当時の音楽を再現すべく刺激的な演奏を披露してい
ます。

COV 20804(SACD-Hybrid) \2350
「シュタットプファイファー、ウェイツ、吟遊詩人、ピッファリ-16&17世紀の
楽団音楽集」
バルトロメウス・ヘス(1518-1585)/ パウル・ヘス:パッサメッゾ-サルタレッロ
パウル・クーゲルマン(1580没):新しい歌(1558)
バルトロメウス・ヘス / パウル・ヘス:タンツ-ナーハタンツ
フィリップ・ヴェルドロ(1490-1562):マドリガル「わが最後のため息」
ヨアン・アンブロジオ・ダルツァ:スペイン風カラータ(1508)
パレストリーナ:モテット「おお主イエス・キリスト」
フアン・デ・ウレッダ(1445-1500):タントゥム・エルゴ
ゲレーロ::4声のパンジェ・リングァ
ジャコモ・ゴルザニス(1520あるいは1525-1575):パヴァヌ「蛇」
ラッスス:マドリガーレ「もしも逆波が」
作曲者不詳、カッセル(1650頃):5声のボンバルドのソナタ
ホルボーン:
パヴァヌ「よき望み」、すいかずら、妖精のラウンド、アルマンド、夜警
フィッツウィリアム・ヴァージナル曲集(1610頃-1620頃):ファーナビーの夢
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1584-1654):
2つのソプラノのためのティエント
シャイン:パヴァヌ、ガリアルダ、クラント、アルマンド / トリプラ 他
カペラ・デ・ラ・トーレ
録音:2007年アーヘン、聖ニコラウス教会(ライヴ)

COV 20714(SACD-Hybrid) \2350
アンナベルクの合唱曲集より聖アンナの日の音楽
ヤーコブ・オブレヒト:ミサ「主の御保護のもとに」 他
カペラ・デ・ラ・トーレ カタリナ・ボイムル(指)
録音:2007年4月12-15日

COV 20811 \2350
ルネサンス期の地中海のクリスマス音楽
カペラ・デ・ラ・トーレ
セシル・ケンペナース(S)ホセ・ピサーロ(T)

COV 20903 \2350
プファルツ=ノイブルク黄金期時代のヨハン・ヴィルデラー宗教作品集
ヨハン・フーゴー・フォン・ヴィルデラー(1670-1724):
ミサ ト短調(4声と弦楽、通奏低音のための)、Modulationi sacraeより
「Quando Jesus adest」Op.1(ソプラノ、アルト、弦楽、通奏低音のための
モテット第2番)、Custodi me、テ・デウム(4声、4本のトランペット、ティンパ
ニ、ファゴット、弦楽、通奏低音のための)
カルロ・ピエトロ・グルア(1665-1726):
Alleluja fideles plaudit(4声、2本のトランペット、弦楽、通奏低音のための)、
Laetatus sum(詩篇121)、Beatus vir(詩篇111)(4声合唱、弦楽、通奏低音のた
めのモテット)
イェルク・シュトラウベ(指) 
デュッセルドルファー・ホーフムジーク 北ドイツ・フィグラル合唱団
録音:2008年4月24-25日(ライヴ)




<AMBRONAY>
AMY 019 \2500
(1)J.S.バッハ:シャコンヌ
(2)ヴェストホフ(1656-1705):組曲第4番 ハ長調
(3)ピゼンデル(1687-1755):無伴奏ソナタ イ短調
(4)J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001
(5)ビーバー:パッサカリア ト短調
ミラ・グロデアヌ(Vn)[使用楽器:Marcin Groblicz, 1604]
録音:2008年10月
グロデアヌによる新譜は、楽々としたバッハのシャコンヌから始まるヴァイオリ
ン・ソロ作品集。シャコンヌの演奏は数多くありますが、グロデアヌの演奏は、
極めてしなやかで楽々としています。有名な冒頭も、弦の美しい音色ばかりが
印象に残る独特なもの。内声までたっぷりと歌った見事な弾きぶりで、ゆった
りと聴かせます。ヴェストホフやピゼンデル作品が収録されているのも嬉しいと
ころです。

AMY 020 \2500
ストロッツィ(1619-1677)-超絶技巧の女性作曲家-
カンタータ「わが涙よ」op.7ほか
カペッラ・メディタレーニア/レオナルド・ガルシア・アラルソン(指)
録音:2008年10月
3ストロッツィは、17世紀のヴェネツィアで活躍した作曲家、歌手。かけた瞬間、
あれ?ディスク違いかな、と思ってしまうほどにフォークロアの色調が強い1枚
です。op.7のカンタータ「わが涙よ」は、9分弱のカンタータですが、大規模で
情熱的なレチタティーヴォから軽快なアリエッタまで、幅広い書法を含んでい
ます。人間の声を知り尽くしたストロッツィの、歌詞のリズムと情緒的内容を
見事に表現した声楽作品を堪能できる1枚です。

AMY 021 \2500
Belle Virginie
ドライブ、酔っ払いとその妻、恋人の旅立ち、海人の別れ他
ムジーク・プル・ラ・ヌーヴェル・フランス
録音:2009年2月
フランスの中世の世俗歌曲を思わせるような、濃厚なフランスの民俗的要素が
感じられる民謡集。ムックリのような楽器の音色や、様々な笛の音色など、声
も楽器も楽しめる内容となっています。

<LSO Live>
LSO 0689(SACD-Hybrid) \2180
R.シュトラウス:アルプス交響曲Op.64
ベルナルド・ハイティンク(指)ロンドン交響楽団
録音:2008年6月8 & 10日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン / エンジニア:ジョナサン・ストーク
ス&ニール・ハッチンソン
巨匠ハイティンクを迎えたLSO Live最新アルバムは、R.シュトラウスの「アルプ
ス交響曲」。2008年6月8日と10日、年内限りでコンサート活動からの引退を表明
していたアルフレート・ブレンデルがモーツァルトのピアノ協奏曲第24番を弾く
ことでも話題を集めた舞台で、両日ともコンサート後半に演奏されたプログラム
です。
RCOとのセッション録音を経て、あらたにLSOとのライヴでのレコーディングとい
う流れが、2003年と2004年に行なわれたブラームス、2005年から2006年にかけ
てのベートーヴェンの交響曲全集と共通する、ハイティンク指揮によるシュト
ラウスの「アルプス交響曲」。前回のRCOとの「アルプス交響曲」は名門の熟成
されたひびきを存分に活かしたみごとな内容でしたが、以来じつに23年ぶりのハ
イティンクにとっての再録音は、LSOにとっても1990年のフリューベック・デ・
ブルゴスとのセッション録音以来となるものです。
伝統ということにかけては1904年の楽団創設より一世紀以上の歴史があるLSO。
2009年3月に傘寿を迎えたハイティンクに加え、プレジデントのコリン・デイ
ヴィス、首席客演指揮者のハーディング、そして、あらたな首席指揮者ゲルギ
エフの加入による刺激もおおきな要因とおもわれますが、多彩な顔ぶれで、い
ままさに黄金時代を迎えています。




<CAvi Music>
4260085531622 \2450
(1)モーツァルト:アダージョとフーガ 第3番 ヘ長調 K404a
 (J.S.バッハ:平均律クラビーア曲集第2巻第13番BWV882より編曲)
(2)J.S.バッハ:フランス組曲第5番BWV816
(3)モーツァルト:アダージョとフーガ 第1番 ニ短調 K404a
(J.S.バッハ:平均律クラビーア曲集第1巻第8番BWV853より編曲)
(4)モーツァルト:グラスハーモニカのためのアダージョ ハ長調 K617a
(5)J.S.バッハ:
コラール「尊き御神の統べしらすままにまつろい」
(ハリソン・バードウィッスル編曲)
(6)C.P.E.バッハ:二重奏 ハ長調Wq142
(7)J.S.バッハ:コラール「イエス 私の確信」
(ハリソン・バードウィッスル編曲)
(8)モーツァルト:アダージョ ヘ長調K410
(9)モーツァルト:アダージョとフーガ 第4番 ニ短調 K404a
 (J.S.バッハ:オルガンのためのトリオ・ソナタ第3番BWV527/アダージョ編曲、
フーガの技法よりコントラプンクトゥスBWV1080/フーガ編曲)
(10)J.S.バッハ:フランス組曲第2、3番
(11)モーツァルト:アダージョとフーガ 第6番 ヘ短調 K404a
(W.F.バッハ:フーガ第8番より編曲)
トリオ・ディ・クラローネ
ザビーネ・マイヤー(バセットホルン(1)(2)(3)(4)(5)(7)(8)(9)(10)(11))
(クラリネット(6))
ウォルフガング・マイヤー(バセットホルン(1)(3)(4)(5)(7)(8)(9)(10)(11))
(クラリネット(2)(6))
ライナー・ヴィーレ(バスクラリネット(1)(3)(7)(9)(10)(11))(クラリネット(2)
(5))(バセットホルン(4)(8))
録音:2009年3月/ドイツ
世界的なクラリネット奏者、ザビーネ・マイヤーが率いる、クラリネット3本の
絶妙のアンサンブル、トリオ・ディ・クラローネ。CAviから発売された3本のク
ラリネットによるオペラ作品集(4260085530014)、シューマン、ブルッフ作品集
(4260085530106)の2枚のアルバムでは、クラリネットの可能性を極限まで追求し
た完成度の高いアンサンブルを聴かせてくれました。
今回彼らが取り組むのはバッハの音楽とモーツァルトの関わりをテーマに選びま
した。バッハとモーツァルトの関係については様々な考察があり、研究されてい
ます。モーツァルトとの関係が深かったヴァン・スヴィーテン男爵は膨大なバロ
ック音楽の楽譜のコレクションを持ち、その中にはJ.S.バッハに作品も多く含ま
れていました。ヴァン・スヴィーテン男爵は毎週日曜日「音楽協会」を開き、そ
こにモーツァルトも招待されていました。そこで演奏される音楽にモーツァルト
は影響を受けたと考えられます。モーツァルトは父レオポルドに興味深い手紙を
送っています。
「僕は毎週日曜日12時にヴァン・スヴィーテン男爵の所へ行きます。そこでは
ヘンデルとバッハ以外は演奏されることはありません。僕はバッハのフーガを
集めているところです。セバスチャンだけではなくエマニュエルやフリーデマ
ンの作品も集めています。……(1782年4月10日付)」
楽譜収集の真意はさだかではありませんが、バッハの作品への強い関心をもち、
特にJ.S.バッハのフーガを模倣したと言われています。
トリオ・ディ・クラローネの演奏は、モーツァルトがバッハの作品をどのよう
に感じ影響を受けたかを明らかにし、それらの痕跡を新しく提示。まさにモー
ツァルトの耳でバッハの音楽を聴くような体験ができる1枚です。



<CSO・RESOUND>
=シカゴ交響楽団ライヴ=
CSOR 901920(SACD-Hybrid) \3250
CSOR 901918 \2580
ストラヴィンスキー:
バレエ「プルチネルラ」全曲(1920)
ロクサーナ・コンスタンティネスク(Ms)
ニコラス・ファン(T)
カイル・ケテルセン(Bs-Br)
3楽章の交響曲(1942-45)
オーケストラのための4つのエテュード(1914-1928)
シカゴ交響楽団
ピエール・ブーレーズ(指)
録音:2009年2月26、27、28日&3月3、5、6、7日シカゴ、シンフォニーセンター、
オーケストラ・ホール(ライヴ)
1995年以来、シカゴ交響楽団(CSO)首席客演指揮者のポストにあり、2009年10月
よりあらたにヘレン・レーゲンスタイン名誉指揮者の称号を得た、楽壇の最重鎮
ピエール・ブーレーズ。来る2010年3月に85歳の誕生日を迎えるのを記念してリ
リースの運びとなったCSO・RESOUND最新アルバムは、ブーレーズがもっとも得意
とする作曲家ストラヴィンスキーの作品集。
このたびの録音プロデューサーは、元フィリップスの録音スタッフが創設したオ
ランダ・ポリヒムニア社の総帥エヴァレット・ポーター。これまでに手がけた高
品位のレコーディングでオーディオ・ファイルからの信頼も厚いスタッフの起用
は、まさにブーレーズの方向性に沿うものといえるでしょう。



<naive>
V 5223 \2280
ストラヴィンスキー:
映画「シャネル&ストラヴィンスキー」サウンドトラック盤
(1)ストラヴィンスキー:「春の祭典」(全曲)
(2)ストラヴィンスキー:5つのやさしい小品
(3)ストラヴィンスキー:5本の指で
(4)ガブリエル・ヤレド:(予兆)、(ココ&イゴール)、(恋人たち)、(手紙)、
(不和)、(ぶらんこ)、(過去の香)、(最後のとき)、(クレジット)、
(エヴォカシオン)
(5)ストラヴィンスキー:5本の指で
(1)サイモン・ラトル(指)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(2),(3)クリストフ・ブクディアン(ピアノ)
(4)ジェフ・アタマジアン(指)
(5)アナ・ムグラリス(シャネル役)&マッツ・ミケルセン(ストラヴィンスキー役)
による映画内の連弾シーンより
録音:2009年((1)のみ2003年)
2010年1月公開の映画「シャネル&ストラヴィンスキー」のサウンドトラック盤。
「春の祭典」の初演で出会った、シャネルとストラヴィンスキーの激しい恋の物
語が、美しい映像と音楽で描かれます。この映画のストーリーの要となっている
「春の祭典」は、映画をとおして印象的に響きます。その演奏がラトル指揮ベル
リン・フィルハーモニーのものとあれば、音楽ファンにも、映画ファンにも、大
変興味深いCDの登場と申せましょう。
ガブリエル・ヤレド書き下ろしの映画シーンのための曲も、「春の祭典」の冒頭
のファゴットの旋律が、朦朧としたなかでリフレインされるものなど、一度映画
を見た人なら誰でも印象的にのこるものばかり。映画の芳しい官能の世界が眼前
に蘇ります。ディスクの最後に収められている「5本の指」は、主演のアナ・ム
グラリス(シャネル役、実際にCHANELブランドのミューズとしても活躍するモデ
ル・女優)とマッツ・ミケルセン(ストラヴィンスキー役の俳優)による演奏。す
でに親密な仲となった二人がピアノで連弾をする映画シーンの音がそのまま収録
されており、ストラヴィンスキーとシャネルの話し声や笑い声もどことなくセク
シーに響きます。



<REFERENCE RECORDINGS>
【『HRx』とは…】
リファレンス・レコーディングスは、スペクトラルの設計者であり、HDCDの発明
者でもあるキース・ジョンソン博士が30年以上もチーフ・エンジニアを務めてい
る高音質レーベル。そのRRがまたまた驚異の音質体験を教えてくれる全く新しい
フォーマットを提供してくれることとなりました。
HRxは、パソコンとオーディオインターフェースを使用したPCオーディオやデジ
タル・ストリーム(DS)機器に対応するために、176.4kHz/24bitの圧縮しないWAV
データを記録したDVD-Rのこと。密度の濃い音質、臨場感、楽器の音の生々しさ、
音空間をそのまま美しく再生できる驚異の音質。弦はさらにしなやかに、金管は
より煌びやかに鮮明に聴くことが出来ます。
世界初HRx対応ディスクプレーヤー「PerfectWave」登場するなどますます注目の
フォーマット「HRx」。通常のCD、SACD、DVDプレイヤーでは再生できませんが、
「HRx」のハイサンプリング音源を是非体験してください。

RR 120HRX \4750
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
「青少年のための管弦楽入門」
「シンフォニア・ダ・レクイエム」
「ピーター・グライムズ」より「4つの海の間奏曲とパッサカリア」
マイケル・スターン(指) カンザスシティ交響楽団
録音:2009年6月5-6日インディペンデンス(ミズーリ州)
エンジニア:キース・ジョンソン プロデューサー:デヴィッド・フロス

RR 68HRX \4750
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第21番 ハ長調K.467、ピアノ協奏曲第24番 ハ短調K.491
ユージン・イストミン(P)
ジェラード・シュワルツ(指)シアトル交響楽団




<Medici arts>~EuroArts
20 72458(DVD-Video) 2枚組 \4800
字幕:伊英独仏
ドニゼッティ:「ルクレツィア・ボルジア」
エディタ・グルベローヴァ(S ルクレツィア・ボルジア)
パヴォル・ブレスリク(T ジェンナーロ)
フランコ・ヴァッサッロ(Br ドン・アルフォンソ)
アリス・クート(Ms マッフィオ・オルジーニ)
スティーヴン・ヒュームズ(Bs グベッタ)
ほか
ベルトラン・ド・ビリー(指)
バイエルン国立管弦楽団
バイエルン国立歌劇場合唱団
演出:クリストフ・ロイ
装置:ヘンリク・アール
衣装:バーバラ・ドジーン
収録:2009年7月1,6日,ミュンヘン
大プリマドンナ、エディタ・グルベローヴァの新譜です。2009年7月にバイエル
ン国立歌劇場で上演されたドニゼッティの「ルクレツィア・ボルジア」です。
このオペラは、歴史に名高いジューリオ・ボルジアの妹で、政治に翻弄された
人生を送った実在の同名人物を描いたドニゼッティの充実作。グルベローヴァ
は長年ルクレツィアを歌おうと考えていたそうで、2009年になってようやく長
年温めていたこのヒロイン像を実現できたものです。さすがは天下のプリマド
ンナ、圧倒的な存在感で、ことに幕切れの絶唱は見事の一言。一方、ジェンナ
ーロを歌パヴォル・ブレスリクは、1979年生まれのスロヴァキアの若いテノー
ル。甘い声と東欧風のイケ面で、ベルリン国立歌劇場に所属していた時にブレ
イク、今やドイツ語圏で大人気のテノールです。また男装役のマッフィオ・オ
ルジーニには、英国のメッゾ、アリス・クートを配するという贅沢さ。ベルト
ラン・ド・ビリーの指揮も冴えています。クリストフ・ロイの演出は、現代化
した上で、極めて簡素な舞台作りにすることで、人間描写を重視したもの。見
応え十分です。特典映像にグルベローヴァについてのドキュメント映像を収録
しています。

20 57558(DVD-Video) \2900
ベルリーズ:幻想交響曲 Op.14
ラモー:「レ・ボレアド」組曲
サー・サイモン・ラトル(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
収録:1993年11月6-8日フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
1993年ライヴ収録。
このDVDはサイモン・ラトルとベルリン・フィルの最初のライヴ映像。ラトルは
この9年後の2002年、クラウディオ・アバドの後任としてベルリン・フィルの首
席指揮者に就任。現代の世界最高の指揮者と世界最高のオケが出会った貴重な瞬
間が収められています。
ラトルのレパートリーは広範囲。この初期の共演の際も、ベルリオーズの幻想交
響曲、ラモーの「レ・ボレアド」といった名人芸に走るだけではない興味深いプ
ログラミングで聴衆を沸かせました。
ここで演奏しているラモーの最高傑作「レ・ボレアド」は、「ティーンエイジャ
ー頃エリオット・ガーディナーの演奏を聴いて感銘を受け、すぐに虜になってし
まった。その時からこの曲が私の音楽人生の一部となった。」とラトル自身も語
っているように、今でも自身も好んで演奏会で取り上げています。

20 51958(DVD-Video) \2900
ボーナス字幕:英,独,仏,西,伊
本編:112mm
ボーナス:20mm
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調「新世界より」
ベートーヴェン:「エグモント」序曲
ヴェルディ:「シチリアの晩鐘」序曲
ボーナス映像:パレルモのポートレイト
ギル・シャハム(Vn)
クラウディオ・アバド(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
収録:2002年5月1日パレルモ、マッシモ劇場(ライヴ)
アバドがベルリン・フィルの芸術監督として最後の演奏会となった2002年パレル
モでのヨーロッパ・コンサート。ベルリン・フィルのメンバー、観客の熱烈な想
いが画面を通しても伝わる、心に響く名演奏会の映像です。

20 72258(DVD-Video) \2900
ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」組曲(1919年版)
収録時期:1977年(ライヴ)
ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調Op.27
収録時期:1979年(ライヴ)
[ボーナス・トラック]
オーマンディによる「ラフマニノフ:交響曲第2番」の前説
ユージン・オーマンディ(指)フィラデルフィア管弦楽団
収録場所:フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック
(映像制作:ユニテル・クラシカ)
オーマンディが手兵フィラデルフィア管と残した映像作品のうち、未DVD化であ
った最後の大物、ラフマニノフの第2交響曲とストラヴィンスキーの「火の鳥」
組曲がようやく登場します。演奏については、いずれもレーザーディスクでの
初出リリース時より熱心なファンの間で語り継がれているとおり、折り紙つき
の内容。メランコリックでセンチメンタルな作風が全開のラフマニノフは、作
曲者の親友でもあったオーマンディの共感たっぷりの濃厚な味付けと、44年間
にもおよぶ結びつきで巨匠の血肉と化したフィラデルフィアのゴージャスきわ
まりないひびきが、こたえられないものとなっています。




<KII>
KKC-5075(SACD-Hybrid) \3000
[LSO] LSO 0663
輸入盤・日本語解説書付
マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
ワレリー・ゲルギエフ(指)ロンドン交響楽団
[2008年1月13日ロンドン・バービカンホール(ライヴ)]
この「巨人」は発売と同時に欧米で大騒ぎとなった強烈な内容。ゲルギエフなら
ではの大胆なテンポ設定と各声部の出し入れに驚かされるだけなく、フィナーレ
では彼ならではの野獣的感性が一気に爆発して大荒れとなります。もともとスラ
ヴ的な要素の濃いマーラーの音楽、ゲルギエフが新時代の解釈を打ち立てます。


KKC-5076
[altara] ALT 1016 \3000
輸入盤・日本語解説書付
シャコンヌ/ヴィヴィアン・ハーグナー
バルトーク:無伴奏ヴァイオリンソナタ Sz.117
ハルトマン:無伴奏ヴァイオリンのための組曲第1番
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV1004
ヴィヴィアン・ハーグナー(ヴァイオリン)
1976年ミュンヘン生まれ、ツェートマイアーとズッカーマンの薫陶を得たハー
グナー。2001年の初来日以来着実にファンを増やしている注目株です。altara
デビュー盤はヴァイオリニストの試金石ともいうべき無伴奏の名作3篇に挑戦。
3作いずれにも「シャコンヌ」と題された曲が含まれる難曲揃い。1717年製スト
ラディヴァリウスの響きの美しさに酔わされます。

KKC-5077(SACD-Hybrid) 2枚組 \4500
[haenssler] 98 274
輸入盤・日本語解説&訳詞付
J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV232
ヘルムート・リリング(指)
ゲヒンガー・カントライ、バッハ・コレギウム・シュトゥットガルト、
マーリス・ペーターセン、ステッラ・デュフュー(Sop)、
アンケ・フォンドゥンク(A)、
ローター・オディニウス(Ten)、クリスティアン・ゲルハーヘル、
フランツ・ヨーゼフ・ゼーリヒ(Bs)
[録音:2005年2月]
バッハ演奏の神様、ヘルムート・リリングによる「ロ短調ミサ」4度目の最新録
音。ピリオド楽器やピリオド奏法が隆盛の現在、あえてモダン楽器で挑む姿は
かえって新鮮です。リリングならではの美しく豊潤な合唱の響きがSACDの高音
質録音で輝くように蘇ります。充実の巨匠の芸を満喫できます。





<C-Major>
70 0208(DVD-Video)2枚組 \4800
字幕:独仏英西
シューベルト:
美しき水車小屋の娘 D.795
冬の旅 D.911
白鳥の歌 D.957
ヘルマン・プライによる各歌曲集へのイントロダクション+ドキュメンタリー
40分
ヘルマン・プライ(Br)
ヘルムート・ドイッチュ 
レナード・ホカンソン(Pf)
オペラ、オペレッタ等で素晴らしい美声を聞かせてくれたプライも亡くなっては
や11年。彼が最も得意にし「私の人生の中心!」とよんでいたシューベルトの歌
曲。その三大歌曲集がプライ自身の解説付きで見ることができるとは!

70 1308(DVD-Video) \3500
字幕:独仏英
ベートーヴェン:ピアノソナタ第27番 ホ短調Op.90、第32番 ハ短調Op.111
ショパン:
ポロネーズ 嬰へ短調Op.44、前奏曲第21番 ロ短調Op.28、
ピアノソナタ第2番 ロ短調Op.35
スクリャービン:練習曲Op.8-2、2つの詩曲Op.32
イーヴォ・ポゴレリッチ(Pf)
1986&87年、20代後半の煌くような才能がまぶしいポゴレリッチのお宝映像。
UNITEL収録。



<Claves>
50 2914/15 2枚組 \4360
CD-1
(1)チェロ・ソナタ 第1番 ヘ長調 作品5-1
(2)チェロ・ソナタ 第2番 ト長調 作品5-2
CD-2
(1)チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 作品69
(2)チェロ・ソナタ 第4番 ハ長調 作品102-1
(3)チェロ・ソナタ 第5番 ニ長調 作品102-2
セバスティアン・サンジェル(チェロ)
マーク・パンティヨン(ピアノ)
録音:2007年12月21-22日、2008年7月3-5日、ヌーシャテル、スイス
ベートーヴェンの3つの時代を堪能できるチェロ・ソナタ全集。チェロのサン
ジェルは室内楽を中心に活躍する期待のチェリストで、シュバイツァー・ピアノ
・トリオとの共演をはじめ世界各国で活躍されております。名手パンティヨンと
サンジェルによる極めた技術と知性でコントロールされた本盤は新録音として、
名盤になること間違いなしの全集です!

50 2916/17 2枚組 \4360
CD-1
エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959)
ピアノ三重奏曲 第1番
ピアノ三重奏曲 第3番
CD-2
オスカー・ロレンツォ・フェルナンデス(1897-1948):ブラジル三重奏曲(1924)
ヴィラ=ロボス:ピアノ三重奏曲 第2番
ダモクレス三重奏団【アダム・ケント(ピアノ),アイリ・ヨシオカ(ヴァイオリン),
ジビレ・ジョナー(チェロ)】
録音:2007年9月6-8日,アメリカ芸術文学アカデミー,ニューヨーク
トゥリーナのピアノ三重奏曲(50 2409)でClavesデビューしたダモクレス三重奏
団、今回はヴィラ=ロボスとフェルナンデスの2枚組。ヴィラ=ロボスのピアノ
三重奏曲はいずれも若かりし頃の作品で、ヴァイオリン、チェロ、ピアノがそれ
ぞれ雄大でソリスティックなメロディが印象的です。また、ヴィラ=ロボスの
10歳年下にあたるフェルナンデスは、リオ・デ・ジャネイロ生まれの作曲家。
詩人・教師としても知られ、音楽家になる前は化学を専攻していたという経歴
の持ち主。故郷の民謡が彼の音楽の根底に存在し、またヨーロッパのロマンティ
シズムとフランス印象主義に強く影響を受けた最初のブラジル人作曲家と言えま
しょう。

50 2908 \2180
J.S.バッハ(1685-1750):オルガン作品傑作集 Vol.1
(1)前奏曲とフーガ ホ短調 BWV 548
(2)コラール前奏曲「いと尊きイエスよ、われらはここに集いて」 BWV 731
(3)前奏曲とフーガ イ長調 BWV 536/536a
(4)コラール前奏曲「ああ、我等が人生とは何ぞ」 BWV 743
(5)前奏曲とフーガ イ短調 BWV 543
(6)アダージョBWV 1016-ヴァイオリン・ソナタ第3番より
(7)トリオ BWV1027/1027a(編曲:小糸恵)
(8)コラール・パルティータ「ようこそ、慈悲あつきイエスよ」 BWV 768
(9)コラール「装いせよ、わが魂よ」BWV 654
小糸 恵(オルガン)
録音:2009年6月21-23日、フローニンゲン,聖マルティニ教会,オランダ
小糸恵によるバッハのオルガン傑作集が録音開始となりました。前作ブクステ
フーデ(50 2704)では重厚で強靭な演奏を披露した小糸恵は京都生まれ、スイス
在住の世界的オルガニストです。バロックから現代までレパートリーの幅広い
オルガニストですが、とりわけバッハのオルガン作品には定評があり、これま
でに他のレーベルでバッハのオルガン曲を録音し好評を博しております。ヨー
ロッパで研鑽を積んだ、小糸だからこそ表現できる世界があり、1曲目に収録さ
れたライプツィヒ時代の最高傑作、前奏曲とフーガ ホ短調からバッハのオルガ
ン曲に対する小糸の音楽に聴き惚れてしまうでしょう。

50 2907 \2180
ステレオ
J.S.バッハ(1685-1750):
(1)ミサ曲 イ長調 BWV 234
(2)ミサ曲 ト短調 BWV 235
アンサンブル・オーランド・フリブール
ラ・セトラ・バロックオーケストラ・バーゼル
ローラン・ジャンドル(指揮)
ミリアム・フューレルジンガー(ソプラノ)
アレックス・ポッター(カウンターテナー)
ハンス・イェルク・マンメル(テノール)
マルクス・ヴォルペルト(バリトン)
録音:2009年9月1-3日 聖ドイツ教会 スウェーデン、スイス
バッハは1735年から44年にかけて作曲された4つのミサ曲を作曲しました。全て
6曲から成り、かつて書かれた教会カンタータの模倣も見られます。聖ドイツ教
会の天より降り注ぐかのような響きが印象的。




<Calliope>
CAL 9421/3 3枚組 \4250
子供のためのロシア・ピアノ曲集
(1)チャイコフスキー:子供のためのアルバム Op.39(全24曲)
(2)カバレフスキー:30の子供の小品 Op.27
(3)ミャスコフスキー:アルバム Op.43(全14曲)
(4)ショスタコーヴィチ:人形の踊り(全7曲)
(5)リャプノフ:デイヴェルティスマン Op.36(全6曲)
(6)グレチャニノフ:子供のアルバム Op.98(全15曲)
(7)プロコフィエフ:子供のための音楽 Op.65(全12曲)
(8)マイカパル:わら人形 Op.28(全12曲)
(9)シチェドリン:若者のための手帳(全15曲)
(10)ハチャトゥリヤン:子供のアルバム第1、2巻(全20曲)
(11)同:ソナチネ
(12)スヴィリドフ:子供のためのアルバム(全17曲)
(13)スロニムスキー:子供と若者のためのアルバム(全13曲)
エレーナ・フィロノヴァ(Pf)
ピアノ教育のメソードが旧ソ連で確立する以前から、ロシアの作曲家たちは子供
のためのピアノ曲を好んで作る伝統がありました。日本でも教材として愛用され、
参考用としての需要がありながらも録音が少なく、リリースを求める多くの声が
ありました。プロのピアニストは、どうしてもこれら作曲家の大人用作品に関心
が集まりがちで、軽視され続けましたが、音楽的にはまぎれもない各自の個性が
刻印されていて手抜きは一切感じられません。その証拠にチャイコフスキーや
ハチャトゥリヤン作品は、ここに含まれる多くを後にバレエやオペラ、交響曲
へそのまま使いまわして美しく開花させています。いわばスケッチブック的な
性格も秘めていて、単なる教材作品と一蹴できない価値と重要さです。ギレリ
ス門下のフィロノヴァはくせのない楷書的な演奏が模範にぴったりですが、ロ
シア的な味わいと華やかさにも満ち魅力的。ピアノ学習関係はもとより、ロシア
のピアノ音楽ファンも無視厳禁のアルバム。ジャケットもロシアの伝統的な美し
い物語画で目を引きます。




<Red Priest Recordings>
RP 007 \1650
ジョン,アイム・オンリー・ダンシング
J.S.バッハ:
(1)プレリュード(無伴奏パルティータ ホ長調 BWV1006より)
(2)アンダンテ(フルート・ソナタ ホ短調 BWV1034より)
(3)トッカータとフーガ ニ短調(BWV565)
(4)プレリュード(無伴奏チェロ組曲第6番 BWV1012より)
(5)ラルゴ・エ・ドルチェ(フルート・ソナタ イ長調 BWV1032より)
(6)プレリュード ト短調(平均律クラヴィーア曲集第2巻第16番BWV885より)
(7)プレリュードとフーガ ハ短調
(平均律クラヴィーア曲集第1巻第2番BWV847より)
(8)アレグロ(フルート・ソナタ ハ長調BWV1033より)
(9)ソナタ イ短調(オーボエ・ソナタ ト短調BWV1020より)
(10)アリオーソ(チェンバロ協奏曲 ヘ短調 BWV1056より)
(11)ブーレ(イギリス組曲第2番イ短調BWV807より)
(12)サラバンド(イギリス組曲第3番イ短調BWV807より)
(13)イントロダクションとジーグ(トッカータ ニ長調BWV912より)
(14)メヌエット(管弦楽組曲第2番BWV1067より)
(15)バディヌリー(管弦楽組曲第2番BWV1067より)
(16)ラルゴ(ブランデンブルク協奏曲 第3番ト長調BWV1048より)
レッド・プリースト
【ピアーズ・アダムス(Re) ジュリア・ビショップ(Vn) アンジェラ・イースト
(Vc) ハワード・ビーチ(Cmeb)】
録音:2009年8月
バッハの偉大さは今さら誰が語るものではなく、世界中の人々が周知の事実。そ
の偉大さはクラシック界だけではなく、音楽のジャンルを超えて、様々なアー
ティストが影響されています。ポップ・アレンジされたバッハも数多くリリース
されています。古界の過激派レッド・プリーストは、そのポップなバッハに正統
派の崇高さ厳粛さをプラス。選曲にもこだわりを持って、つい口ずさむような、
体がむずむずするような作品をチョイス。アルバム・タイトルにはは20世紀を代
表するイギリスを代表するロック・スター、デヴィッド・ボウイの曲「ジョン,
アイム・オンリー・ダンシング」を。
レッド・プリーストだからこそ出来る、新しいバッハをご堪能下さい。

RP 006 2枚組 \2950
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)BWV1007-1012
アンジェラ・イースト(バロック・チェロ)
録音:2001年5月(no.1,3,5&6)、2004年8月(no.2&4)
音楽一家に育ったアンジェラ・イースト。モダン楽器の演奏者としてキャリアを
スタートさせましたが、1970年代後半から古楽器に魅せられ、現在ではヨーロッ
パの有数のバロック・オーケストラと共演しています。1997年のレッド・プリー
スト結成当初から、存在感のある演奏で注目を集めてきました。そして満を持し
てバッハの無伴奏を録音。確かな実力と自由な発想。他では聴くことのできない
個性的な演奏を作り出しています。

RP 005 \1650
バロック・チェロ・イルミネーションズ
(1)ヘンリー・エックレス/フランチェスコ・アントニオ・ボンポルティ:
ソナタ第11番ト短調(ヴァイオリン・ソナタより編曲版)
(2)ウィレム・デ・フェシュ:ソナタ ニ短調 Op.8-3
(3)ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ ホ短調 RV40
(4)F.クープラン:演奏会用小品(バズレール/アンジェラ・イースト編)
(5)ジュゼッペ・サンマルティーニ/マーティン・バルトー:
ソナタ Op.1a-3 ト長調
(6)J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007
アンジェラ・イースト(バロック・チェロ)ルース・アルフォード(バロック・
チェロ) ハワード・ビーチ(ハープシコード)
過激な演奏解釈で聴衆を刺激するレッド・プリーストのメンバー、アンジェラ・
イーストによるバロック・チェロによるアルバム。
チェロ学習者の初期に挑戦する作品を中心に収録。もちろんレッド・プリースト
がこれらの作品をシンプルに演奏するわけがありません!官能美をたたえた穏や
かな演奏あり、溌剌とした華麗な技巧ありと、アンジェラ・イーストの溢れだす
イマジネーションにより、オーソドックスなレパートリーがイルミネーションの
如く輝きだします。



<MJVC XRCD>
JMXR 24213(XRCD) \3465
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
交響曲第2番 ニ長調 作品73
ルドルフ・ケンペ(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1975年12月12,13,15日,ビュルガー・ブロイケラー
ケンペの評伝、尾埜善司氏の解説付
第2交響曲は1955年6月にベルリン・フィルと、1963年6月にバンベルク交響楽団
にそれぞれ録音しておりますが、75年の録音では、最晩年のケンペならではの繊
細なタクトで、明るくさわやかで美しい旋律をやわらかな音色で奏でており、
一聴後、感動せずにはいられません。

JMXR 24215(XRCD) \3465
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
交響曲第4番 ホ短調 作品98
ルドルフ・ケンペ(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1975年11月14-16日、ビュルガー・ブロイケラー
ケンペの評伝、尾埜善司氏の解説付
ケンペの見事なブラ4は正攻法をもって作品に対しながら、驚くほど音楽的に充
実した演奏。全てがケンペの描いた世界を表現しきっています。ドイツ正統派の
最大の巨匠であることを疑う人などいるまい、これぞまさに不滅の名盤でござい
ます。




<新書館>
新しいレーベルのご案内
バレエ&ダンス専門レーベル新書館ダンスビデオの厳選アイテムの取り扱いを
開始します。バレエ専門誌「ダンスマガジン」などを有する新書館が贈る魅力的
なタイトルをご紹介します。

DD09 1213(DVD-Video) \6090
120mm + 特典映像あり
東京バレエ団「ジゼル」(全幕)
出演者:上野水香(ジゼル)、フリーデマン・フォーゲル(アルブレヒト)、
後藤晴雄(ヒラリオン)他
東京バレエ団
収録:2009年6月 ゆうぽうとホール
東京バレエ団の創立45周年記念公演として行われた「ジゼル」全幕。ゲストにフ
リーデマン・フォーゲルを迎え、ジゼルを踊るのはプリンシパルの上野水香。ロ
マンティック・バレエの粋を、息の合った演技と美しいコール・ド・バレエで贈
ります。フォーゲルの舞台映像を見られる世界で唯一のDVDです。「ジゼル」に
ついて語る主役2人のインタビューも必見!

●旧譜DVDのご案内
バレエ・ファンに絶大なる人気を誇る上野水香、及び東京バレエ団の映像を中心
とした商品をご紹介いたします。

DD06 0303(DVD-Video) \6090
98mm + 特典13mm
「ユカリューシャ」斎藤友佳理
収録:2005年
「ユカリューシャ」斎藤友佳理東京バレエ団のプリマ、斎藤友佳理による記念碑
的公演。『レ・シルフィード』『カルメン』『椿姫』の3作品を、マチュー・ガ
ニオ、首藤康之、マニュエル・ルグリと踊ります。東京バレエ団ダンサーによる
『パ・ド・カトル』を同時収録。

DD06 1217(DVD-Video) \6090
127mm+特典19mm
東京バレエ団「白鳥の湖」(全幕)/上野水香&ジョゼ・マルティネズ
収録:2006年
2006年の世界バレエフェスティバルの開幕を華やかに飾った、東京バレエ団の
『白鳥の湖』全幕を収録。プリンシパルの上野水香と、パリ・オペラ座バレエの
エトワール、ジョゼ・マルティネズが主演しています。感動の舞台をすべての人
に!

DD03 0707(DVD-Video) \7140
113mm
東京バレエ団 「ドン・キホーテ」(全幕)
収録:2002年
斎藤友佳理、高岸直樹主演、東京バレエ団『ドン・キホーテ』全幕。バルセロナ
を舞台に、宿屋の娘キトリと床屋のバジルの恋物語がくり広げられます。そのい
きいきとしたダンス、スピード感あふれる演出は、観客を興奮の渦に巻き込みま
す。

DD03 1217(DVD-Video) \7140
上野水香の「眠れる森の美女」(全幕)
収録:2003年
人気のバレリーナ上野水香が、この年、ジュリエットにつづき初めてオーロラ姫
を踊りました。その『眠れる森の美女』の全幕の映像が、舞台の感動そのままに
DVDになりました!王子はボリショイ・バレエのウラジーミル・ネポロージニー。

DD03 0403(DVD-Video) \7140
54mm+特典13mm
輝く水香のいま 上野水香「ロメオとジュリエット」を踊る
収録:2003年
人気のバレリーナ上野水香が『ロメオとジュリエット』のジュリエットを初めて
踊りました。貴重なリハーサル・シーン、忘れられない感動を残した本番の舞台
……上野水香の「ジュリエット」が生まれるまでを描きます。

DD09 0404(DVD-Video) \5880
102mm
マラーホフのプレミアム・レッスン1 「ジゼル」(日本語字幕)
世界で活躍するダンスール・ノーブル、ウラジーミル・マラーホフが若手ダンサ
ーに『ジゼル』を特別指導。マラーホフの十八番ともいえるこの作品を通して、
その類いまれな表現力の秘密に迫ります。バレエファン必見のレッスン・シリー
ズ!

DD09 0505(DVD-Video) \5880
97mm
マラーホフのプレミアム・レッスン2 「白鳥の湖」(日本語字幕)
収録:2009年
マラーホフによるレッスンの第2弾は『白鳥の湖』です。世界中であらゆる演出
の『白鳥の湖』を踊ってきたスターダンサーが、東京バレエ団の若手ダンサーに
特別指導。観客を感動させる「パートナーシップ」そして「マイム」とは? 
マラーホフからの心をこめた贈りものです。




<harmonia mundi>
HMC 902033 \2450
スヴェーリンク(1562-1621):フランス語の聖歌&シャンソン集
ダニエル・ロイス(指揮)、カペラ・アムステルダム
録音:2008年10月
作曲家、オルガニスト、オルガン製作者、そして国際的にも名の通った教師とし
て活躍していたスヴェーリンクは、彼が生きていた当時「アムステルダムのオル
フェウス」と呼ばれるほどに、声楽分野でも知られた存在でした。当時最もよく
歌われていたラテン語聖歌にまったく引けをとらない力強い表現に満ちています。
特にマニフィカトは、必聴ものの素晴らしさです。

HMU 907495 \2450
キャンドルライトによるキャロル-アドヴェント、クリスマスのための音楽
聖歌「Creator alme siderum」
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):天上からの信実
バード:大地の樹
C.ウッド(1866-1926):主よ、見てください
J.S.バッハ:いざ来たれ、異邦人の救い主よBWV 659(オルガン・ソロ)
パレストリーナ:私は遠くから見る
パレストリーナ:トラーテ・チェリ
J.ステイナー(1840-1901):山から見る景色のなんと美しいことか
ヘルモア(1811-1890):いざ来たれ、いざ来たれ、エマニュエルよ
ブリテン:聖母のための賛歌
ヴォーン・ウィリアムズ:祝福されし神の子
In dulci jubilo
ブクステフーデ:暁の明星のなんと美しいことかBuxWV223
Of the father’s heart begotten
ゲレーロ(1528-1599):Pastores loquebantur
G.アイブス編:幼子イエスの子守歌
レーガー:マリアの歌
G.アイブス:いと甘き歌
ワーロック:ベネディカムス・ドミノ
J.S.バッハ:いと高きところにいます神のみに栄光あれBWV 662(オルガン・ソロ)
W.マタイ:クリスマス
J.ガードナー:トゥモロー・シャル・ビー・マイ・ダイシング・デイ!
メンデルスゾーン:あめにはさかえ
ビル・アイヴズ(指)オックスフォード大学マグダレナ・カレッジ合唱団
マーティン・フォード(org.)
録音:2008年7月
美しい合唱に定評のある指揮者アイヴズの最新盤は、クリスマス・キャロル集。
静かな瞑想のような音楽から、イエス・キリストの誕生を喜ぶ歌まで様々な表情
の歌がつまっています。オルガン・ソロも挟まれ、クリスマス気分が盛り上がる
ことこの上ないアルバムとなっています。

HMU 907467 2枚組 \3780
ヘンデル:トリオ・ソナタop.2&op.5(全曲)
[CD1]
トリオ・ソナタop.2-2つのヴァイオリン、2つのオーボエあるいはフラウト・
トラヴェルソと通奏低音のための6つのソナタ-【第1番 ロ短調HWV 386、第2番
ト短調HWV 387、第3番変ロ長調HWV 388、第4番へ長調HWV 389、第5番ト短調
HWV 390、第6番ト短調HWV 391】
[CD2]
トリオ・ソナタop.5-2つのヴァイオリンあるいはドイツ・フルートと、ハープ
コードやチェロの通奏低音のための7つのソナタ(トリオ)-【第1番イ長調HWV396、
第2番ニ長調HWV397、第3番ホ短調HWV398、第4番ト長調HWV399、第5番ト短調
HWV400、第6番へ長調HWV401、第7番変ロ長調HWV402】
リチャード・エガー(指、Cem)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
ヴァイオリン/パヴロ・ベズノシウク、ロドルフォ・リヒター
レイチェル・ブラウン(Fl, rec)
ヨーゼフ・クロウフ(Vc)
録音:2007年10月、2008年1月
エガーとアカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックによるヘンデル・シリ
ーズ最新盤は、トリオ・ソナタ集。op.2の第5番は、ヘンデルが14歳の時に作曲
されたという記述が残っており、これは不確かな情報なものの、コレッリが活躍
したローマで過ごしていた若い時分から、ヘンデルの才能がすでに開花していた
ことをうかがわせます。バロック時代のトリオ・ソナタは、ハイドンやモーツァ
ルトの時代の弦楽四重奏と同じくらいに重要なジャンルでした。ヘンデルの音楽
師匠であったコレッリは、48のトリオ・ソナタを遺しています。ヘンデルの「ト
リオ・ソナタ」は、13の作品が出版され遺されていますが、どれもヘンデルなら
ではの豊かな筆致と色彩に満ちています。ヘンデルの器楽作品というと、フーガ
の技量について、バッハと比較され劣ると言われることもありますが、ヘンデル
のフーガは、オラトリオやオペラを思わせる迫力あるもので、フーガの技法を
極限まで追求したバッハとはまた違った魅力に溢れています。アカデミー・オ
ブ・エンシェント・ミュージックの名手たちと、エガーのひらめきに満ちた通奏
低音の饗宴をお楽しみください。





<ELOQUENTIA>
EL 0916 \2380
テレマン:神よ、あなたの審判を
ヘンデル:主はわが主に仰せられる
ピエール・カオ(指)、アルシス・ブルゴーニュ、アルモニー・ウニヴェルセル
録音:2008年10月
テレマンとヘンデル、18世紀に大活躍した巨匠二人の宗教作品集。ピエール・カ
オが、美しく澄み切った歌声を歌い手から引き出し、作品の美しさとやさしさを
際立たせています。




<ATMA>
ACD2 2513 2枚組 \2180
ブルックナー:
交響曲第8番(ハース版)
交響曲第7番(第2楽章のみ)
ヤニック・ネゼ=セガン(指)
グラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団
録音:2009年6月
ヤニック・ネゼ=セガンは、2008年からロッテルダム・フィルの音楽監督、ロン
ドン・フィルの首席客演指揮者に就任。世界一流のオーケストラにも多数客演し
ており今最も活躍が期待される若手指揮者の一人です。
2000年から音楽監督を務めているグラン・モントリオール・メトロポリタン管弦
楽団とのレコーディングはいずれも高い評価を受けており、特に2006年から録音
を続けているブルックナーは、スケールの大きさ、豊かに歌うその指揮ぶりに、
世界中にその名を知らしめました。
今回の第8番も音楽ファンの度肝を抜く演奏。作曲家のエネルギーがどんどん表
出。ネゼ=セガンの自信に裏付けされた解釈は、作為的な部分はなく実に自然。
ブルックナーの音楽表現を有機的に紡ぐ秀演です。またネゼ=セガンの録音への
こだわりも、表現の深さにつながっています。音色の明快さ、オーケストラを際
立たせ、とてもセンスティヴな音響を作り上げ、それが音楽により深みを与えて
います。




<BIS>
BIS SA 1645(SACD-Hybrid) \2500
シベリウス:
(1)カレリア組曲 Op.11/(2)森の精 Op.15/(3)トゥオネラの白鳥 Op.22の2/
(4)レミンカイネンの帰郷 Op.22の4/(5)春の歌 Op.16/(6)悲しいワルツ
Op.44の1/(7)鶴のいる風景 Op.44の2/(8)フィンランディア Op.26
オスモ・ヴァンスカ(指)ラハティSO
伝説となった感のあるヴァンスカのシベリウス、魅力的なコンピレーション盤と
思いきや、トゥオネラの白鳥、レミンカイネンの帰郷、フィンランディアは今回
初出の未発表音源。他はシベリウス完全全集に通常のステレオ録音の形で収録さ
れていますが、ここではオリジナルの5.0サラウンドSACD(ハイブリッド)となっ
ているのがポイント。シベリウスならではの透明で深遠なサウンドが、BISの極
上録音で存分に堪能でき、ご家庭のオーディルームが北欧の自然に様変わりしま
す。

BIS SA 1517(SACD-Hybrid) \2500
グラハム・フィトキン:
(1)サーキット-2台のピアノと管弦楽のための/(2)T1-2台のための
(3)T2-2台のための/(4)白-2台のための/(5)やすらぎ-独奏のための
(6)肉体-独奏のための/(7)黄色から黄色へ-独奏のための
(8)家具-独奏のための
小川典子、キャスリン・ストット(Pf)、
大友直人(指)
東京交響楽団
イギリス中堅の作曲家グラハム・フィトキン(1963-)が小川典子&キャスリン・
ストットのピアノ・デュオのために2003年に作曲した協奏曲「サーキット」。
BIS録音スタッフが来日、2007年9月にミューザ川崎で録音が実現しました。
フィトキンはストラヴィンスキー、マイルス・ディヴィス、ウェーベルン、ライ
ヒ、シナトラ、ペット・ショップ・ボーイズをレスペクトするイマ風の作曲家
で、ロックをクラシック楽器で演じるような作風。小川典子ならではの切れ味
良いリズムとスペード感で強烈な仕上がりとなっています。

BIS SA 1604(SACD-Hybrid) \2500
メンデルスゾーン:交響曲シリーズ Vol.3
(1)交響曲第3番イ短調「スコットランド」Op.56
(2)同第5番ニ短調「宗教改革」Op.107
アンドルー・リットン(指)
ベルゲン・フィル
メンデルスゾーン・イヤーの最期を飾るリットンとベルゲン・フィルの交響曲シ
リーズ完結篇。メンデルスゾーンの全交響曲をSACD5.0サラウンドで聴くことが
できるようになりました。音の水彩画家と称されたメンデルスゾーンの音楽を実
感できます。

BIS SA 1811(SACD-Hybrid) \2500
ハイドン:エステルハージィ宮のアリア集
運命に見放された哀れな女-チマローザの歌劇「2人のニセ伯爵」/泣かずにはい
られずに/あなたはご存知で-アルフォッシの歌劇「偽装結婚」のための/ひと
り物思いに沈み/よく言われるように-サリエリの歌劇「ジェラシー学校」のた
めの/結婚しようと思ったら-ガスマンの歌劇「職人の恋」のための/お前が私
を蔑むなら-サルティの歌劇「ニセ相続人」のための/わが美しき人よ、帰って
きておくれ/美しい瞳が-歌劇「月世界」のための/ああ、君にはわからない-
トラエッタの「タウロイのイフゲネイア」のための/パスティッチョ・オペラ
「キルケー」の3篇
ミア・パーション(Sop)、ベルナール・リヒター(Ten)、
キルスティン・チャベス(Ms)、イヴァン・パレイ(Br)、
マンフレード・ヘム(Bs)、クリストフ・ゲンツ(Ten)、
マンフレート・フス(指)
ハイドン・シンフォニエッタ・ウィーン
ハイドンは主としてエステルハージィ公の劇場のために20以上のオペラを作曲し
ましたが、ほとんど閉却されています。当ディスクには彼が他人のオペラ用に書
いたいわゆる「挿入アリア」の現存6篇と、複数の作曲家の音楽によるパスティ
ッチョ・オペラ「キルケー」が収められています。なかでも「運命に見放された
哀れな女」はハイドン最高のアリアの1つ。また「ああ、君にはわからない」は
ヒッチコック流の背筋の凍る恐怖に満ちています。対照的に「キルケー」はモー
ツァルトかロッシーニばりの機智に富み、エネルギッシュで劇的、ハイドンの多
才ぶりに驚嘆させられます。

BIS 1743 \2380
アルベニス:ピアノ曲全集 Vol.6
(1)スペイン狂詩曲(作曲者自身のオリジナル・オーケストラ版)
(2)ピアノ協奏曲第1番「幻想協奏曲」
(3)ナバーラ(ピラール・バヨーナ補筆完成版)
(4)古典組曲第3番/(5)アスレホス(グラナドス補筆完成版)
(6)ピアノソナタ第5番
ミゲル・バセルガ(Pf)、リュー・ジア(指)テネーリフェ響(1)(2)
スペインのピアニスト、バセルガによるアルベニス全集の第6巻は珍品揃い。エ
ネスコやハルフテルによるオーケストレーションで知られるスペイン狂詩曲が作
曲者自身のオリジナル・オーケストレーションというのが興味津々。もちろん
世界初録音。またアルベニスが未完のまま残した2篇のうち「アスレホス」は通
常のグラナドス補筆完成版によりますが、「ナバーラ」は通常のセヴラック版で
もアムランが録音しているボルコム版でもない、スペインの大ピアニスト、ピラ
ール・バヨーナによる補筆完成版を用いているのも注目。超難曲のオンパレード
ながら余裕の技巧で征服しています。

BIS 1615 \2380
ヘンデル:
(1)9つのドイツ語のアリア HWV202-10
(2)トリオ・ソナタ ヘ長調 HWV392
(3)新発見のグローリア
エマ・カークビー(Sop)、ロンドン・バロック
ヘンデルといえばイタリア語や英語の声楽作品がポピュラーですが、母国語の
ドイツ語による9つのアリアは彼40代半ばの作品で、親しみやすく個性的な内容。
カークビーとロンドン・バロックの滋味あふれる演奏が絶品。さらに2001年に発
見された「グローリア」も再録。より表現に深みが加わり、凄みさえ感じさせ
ます。




<ARTACT>
-新規レーベル-
AR 001 \2180
DEVIL’S TRILLS-悪魔のトリル
(1)クライスラー:プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
(2)ヴィエニャフスキ:レジェンドop.17
(3)ヴィターリ:シャコンヌ ト短調
(4)シューベルト:ロンド イ短調 D438
(5)チャイコフスキー:
メロディ、スケルツォ、瞑想曲(なつかしい土地の思い出op.42より)
(6)タルティーニ:悪魔のトリルop.1-4
(7)サラサーテ:アンダルシアのロマンスop.22
(8)クライスラー:愛の悲しみ、美しきロスマリン
ネマニャ・ラドゥロヴィチ(ヴァイオリン/1843年J.B.Vuillaume)
レ・トリーユ・ドゥ・ディアブル
録音:2007年7月(ライヴ録音)
一度聴いたら誰もが虜になってしまう、繊細さと線の太さが共存した音楽性、タ
テ乗りのリズム、美しい音色のラドゥロヴィチ。聴衆の心をたちどころに鷲づか
みにし、聴衆を自分の世界へとぐいぐいと引き込みます。1曲目の「プニャーニ
の様式による前奏曲とアレグロ」は、冒頭からのけぞるような迫力。続くヴィエ
ニャフスキの「伝説」は、ヴィエニャフスキが愛した英国女性にあてて書いたラ
ブレター的作品。この女性は、ヴィエニャフスキがこの曲を演奏しているのを聴
いて、彼の熱い思いを知り、ヴィエニャフスキと結婚することを決めたといいま
す。ネマニャ君がどのように演奏しているか注目です。ディスクのタイトルにも
なっている「悪魔のトリル」は、震えるような繊細な始まりから、後半のものす
ごいボルテージの昂揚まで一気に聴かせます。まさに憑かれたように弾くラドゥ
ロヴィチの演奏姿が眼に浮かぶようです。ラドゥロヴィチの魅力を味わいつくせ
る名曲ぞろいの魅力的なプログラムです。アンサンブルも、オケに室内楽にソロ
にと活躍する若手たちで、瑞々しさに満ちています。一部拍手入り。




<Grand Slam>
GS 2043 \2250
ステレオ
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
(1)ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
(2)大学祝典序曲 作品80
(3)悲劇的序曲 作品81
(4)アルト・ラプソディ 作品53
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(4)ルクレティア・ウェスト(アルト)、ウィーン・ジングアカデミー男声合唱団
録音:1957年6月10日-15日、ウィーン、ゾフィエンザール(ステレオ)
使用音源:(1)-(3)ロンドン(アメリカ)CS 6030、(4)デッカ(イギリス)ECS 701
■制作者より
クナッパーツブッシュのステレオLP復刻第4弾はクナの遺産の中でも最も渋いと
言われるブラームス演奏集です。このブラームスはなぜか初期LP時代にイギリス
・デッカよりステレオLPが発売されませんでしたが、デッカ・プレスのアメリカ
・ロンドン盤等、一番最初にステレオで発売されたLPを復刻の素材としています。
■解説書の内容
まず、元ケンウッドの取締役であり、NHKのFM放送等でもおなじみの音楽プロデュ
ーサー、中野雄氏によるクナッパーツブッシュの想い出を掲載します。何と中野
氏はクナのミュンヘンのラスト・コンサートを目撃した数少ない日本人のひとり
で、この証言は極めて貴重です(当日のプログラムとチケットも掲載)。さらに、
制作者秘蔵のプログラムを2つ。ひとつはクナと共演した唯一の日本人である諏
訪根自子の出演したもの(1943年)、もうひとつはブラームスの没後50年の記念演
奏会(1947年)でジネット・ヌヴーが出演したものです。



<CAvi>
4260085531585 \2450
シマノフスキ(1882-1937):夜想曲とタランテラOp.28(1915)/(M.スコリク編曲)
ラヴェル(1875-1937):弦楽四重奏曲 ヘ長調(1902-3)
シモン・ラクス(1901-1983):
弦楽四重奏曲第3番「ポーランド民謡の主題による」(1945)
シマノフスキ弦楽四重奏団
録音:2008年7月
母国の作曲家シマノフスキの名を冠した1995年に結成されたポーランドのカルテ
ット、シマノフスキ弦楽四重奏団。このアルバムは、1900年代初期に音楽の中心
都市であったパリ、ウィーンとモスクワの3つの都市を中心に、シマノフスキが
影響を受けた作曲家らを取り上げて3枚のCDに収めるプロジェクトです。シマノ
フスキは1914年からこれらの都市を含めるヨーロッパ旅行に出かけており、第1弾
はシマノフスキがポーランドのザコパネの次に愛した都市でもあるパリ。シマノ
フスキの「夜想曲とタランテラ」は第一次世界大戦が勃発し、ヨーロッパ旅行を
中断しウクライナに戻り作曲活動に没頭していた時期に書かれた作品。ここでは
M.スコリクによる弦楽四重奏編曲版での演奏です。また近年シマノフスキ弦楽
四重奏団が母国の作曲家として積極的に演奏しているシモン・ラクス。ラクスは
ワルシャワ生まれのユダヤ人で、第二次大戦中は、アウシュヴィッツに収容。
解放後その後の人生をパリで過ごしています。様々なポーランド民謡を主題とし
た弦楽四重奏曲第3番を収録しています。

4260085531479 2枚組 \4050
モーツァルト:大ミサ ハ短調 K.427、レクイエム K.626
ガブリエーレ・ヒールダイス(S)アリソン・ブラウナー(Ms) 
マークス・ウルマン(T)マルクス・フォルペルト(Br)
ケルナー・カントライ  フォルカー・ヘンプフリング(指揮)
ヨハン・クリスチャン・バッハアカデミー インゲボルク・シェラー(指揮)
録音:2006年3月25日リンブルク大聖堂
40周年を迎えたドイツの合唱団ケルナー・カントライによるモーツァルトのレク
イエムと大ミサ。ラーン川沿いの街リンブルクの大聖堂で録音。ロマネスク様式
とゴシック様式の過渡期に建設された大聖堂は街のシンボル。素晴らしい音響空
間を利用して精妙な美しさ、ハーモニーの豊かさを追求した演奏です。
ケルナー・カントライはこれまで「詩編」、「ルクス・エテルナ」、「人々の異
言、天使たちの異言」といった精選されたプログラム構成で聴衆から高い評判を
得てきました。彼らの次のテーマは「天の光よ」。アルテンベルクの大聖堂の音
響の素晴らしさを生かしたプログラムとなっており、彼らの繊細で緻密な声をよ
り一層際立たせています。

4260085530069 2枚組 \4050
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲 BWV245
ケルナー・カントライ 
フォルカー・ヘンプフリング(指揮) 
ヨハン・クリスチャン・バッハアカデミー
エヴァ・マリア・レオナルディ(S)ルース・サンドホフ(A)
ゲルト・テュルク(T)ペーター・ブレヒビュラー(B)クラウス・メルテンス(B)

4260085530137 \2450
アドベント音楽-キリストの降誕を待ち望む/歌と言葉でそれを伝えよう
ヒッレルード:久しく待ちにし、シュッツ:おお、愛する神よ、
ブラームス:おお救い主よ、天を切り開け、
ギュンター・ラファエル:マリアは茨の森を通って行った、
ウォルターズ:マリアは茨の森を通って行った、
レーガー:戸を高く上げよ、モービー:おお、大いなる神秘 
アンドレ・J・トーマス:アフリカン・ノエル
全20曲
ヒッレルード/シュッツ/ブラームス/レーガー/ウォルターズ/モービー/他
ケルナー・カントライ  フォルカー・ヘンプフリング(指揮)
アレクサンドラ・ユット(S)イヴェタ・シェルハース(S)
マイカ・ヴィーヒェルト(S)
録音:2003年12月7日聖パンタレオン教会(ケルン)

4260085530526 \2450
人々の異言、天使たちの異言
メンデルスゾーン/フィリップ・ニコライ:「栄光の賛歌が、歌われますように」
ズデニェク・ルカーシュ:混声のためのレクイエムより「サンクトゥス」
H.ディストラー:宗教合唱曲集より「目覚めよ, と我等に呼ばわる物見等の声」
エリック・ウィテカー:ルクス・アルムクエ
クヌート・ニューステット:私はあなたたちに平和を残し
全15曲
ケルナー・カントライ  フォルカー・ヘンプフリング(指揮)



<DYNAMIC>
KKC 9002(DVD-Video) \5000
R・シュトラウス:「ダフネ」
日本語字幕付き
ジューン・アンダーソン(S ダフネ)
ロベルト・サッカ(T ロイキッポス)
スコット・マック・アリスター(T アポロ),ほか,
シュテファン・アントン・レック(指)
フェニーチェ歌劇場管弦楽団,合唱団,
収録:2005年6月
グレゴール台本にシュトラウスが作曲した作品の中でも最も美しくまとまってい
る作品。レックの爽快な指揮と、アンダーソンの見事なダフネ、そしてぴたりと
はまったサッカのロイキッポスと、ドイツの歌劇場にも負けない出来栄えは既に
話題になったところ。演出は、ボローニャ歌劇場来日公演でロマン色豊かな「ト
ロヴァトーレ」を作ったスコットランドの俊英ポール・カラン.牧歌的で甘く、
ダフネの変身のシーンは幻想的で実におもしろい。オペラファン必見のDVDに
日本製の日本語字幕が付いたことを喜びたい。



<2L>
2L 61SACD(SACD-Hybrid) \2280
エリック・ウィテカー(1970-):レオナルドは飛行機を作る夢を見る
トルビョルン・デュールード(1974-):もうじき彼女はバラ園で友に口づけをする
ビョルン・モッテン・クリストフェシェン(1976-):燃え尽きようとするろうそく
モーテン・ローリドセン(1943-):あなたのことを切実に思うと
ビョルン・モッテン・クリストフェシェン(1976-):
拝謁ー教皇というものは実際いつも楽なものでもない-六声のヴォーカルアンサ
ンブルと混声合唱のための
ビョルン・モッテン・クリストフェシェン(1976-):この家の主は
エリック・ウィテカー(1970-):水の夜
カーリン・レーンクヴィスト(1958-):牧場のむこうに行きさえすれば
ビョルン・モッテン・クリストフェシェン(1976-):
再生-混声合唱とヴィオラのための*
スコラ・カントールム、トゥーネ・ビアンカ・ダール(指)
ノルディック・ヴォイセズ、アーレ・サンバッケン(Va)*
録音:2008年6月、10月、2009年1月 リス教会(オスロ、ノルウェー)
制作:モッテン・リンドベルグ、ヴォルフガング・プラッゲ
録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ
スコラ・カントールムは、作曲家、指揮者のクヌート・ニューステットが1964
年、オスロ大学音楽学部に創設し、常に時代の先端を行く音楽を探ってきた室内
合唱団。彼らがこの度北欧とアメリカの世俗合唱曲をプログラムとするアルバム
を録音しました。
このアルバムで4つの作品が歌われるビョルン・モッテン・クリストフェシェン
はスコラ・カントールムのメンバーです。作曲家としても活躍、ノルウェー放送
(NRK)のシリーズ『Kodenavn Hunter(コードネームはハンター)』をはじめとする
テレビと映画のための音楽を多数作曲してきました。アルバムタイトルになった
「拝謁-教皇というものは実際いつも楽なものではない」は、ノルウェーの作家、
詩人、グルー・ダーレの詩による小曲集。スコラ・カントールムと六声のヴォー
カルアンサンブル、ノルディック・ヴォイセズを念頭に置いて作曲されました。
また「この家の主は」と「再生」は画家エドヴァルド・ムンクの書いた詩をそれ
ぞれテクストにしています。「再生」のヴィオラは、オスロ・フィルハーモニッ
ク管弦楽団の奏者でオスロ弦楽四重奏団のメンバーでもあるアーレ・サンバッケ
ンによる演奏。
このところ日本でも人気が高まってきたアメリカの作曲家エリック・ウィテカー
とモーテン・ローリドセンのふたりの作曲家の作品も収録。ウィテカーの名が国
際的に知られるきっかけとなった「水の夜-Water Night」は、空間的音響効果抜
群の独特の響きを楽しむことができます。
アルバムの録音セッションはオスロのリス教会で行われました。作曲家のプラッ
ゲもプロデュースに参加。"ドキュメンタリー" ではなく "リアリズム" をめざ
した録音に2Lスタッフの見識とセンスが示されます。





<ALBA>
ABCD 280 \1980
機械仕掛けのナイチンゲール
ラウリ・プラッカ編曲:導入のメドレー
ラウリ・プラッカ編曲:
伝承曲-蜘蛛、ピーポラのおじいちゃん、モニカおばちゃん
レオポルト・モーツァルト:おもちゃの交響曲
ラウリ・プラッカ編曲:小さくてかわいいメドレー
カイ・シュデニウス/ラウリ・プラッカ編曲:マグダレーナ
ヤン・ユーハンソン/ラウリ・プラッカ編曲:長靴下のピッピ
クロード・ドビュッシー:
子供の領分より「小さな羊飼い」、「ゴリウォグのケークウォーク」
ペッカ・ヤルカネン:音楽物語「ナイチンゲール」(H・C・アンデルセンによる)
オストロボスニア室内管弦楽団 
ラウリ・プラッカ(指) シニッカ・ソッカ(ヴォーカル、語り)
録音:2008年5月14日-16日 民俗芸術センター(カウスティネン、フィンランド)
制作:ラウラ・ヘイキンヘイモ  録音:エンノ・マエメツ
朗読:フィンランド語(対訳なし)
今日の音楽から古典時代の音楽まで数多くの録音で知られ、2008年まで音楽監督
を務めた創立者のユハ・カンガスとともに日本ツアーも行ったオストロボスニア
室内管弦楽団が、子どもたちのためのアルバムを録音しました。どこかで耳にし
たことのあるメロディを指揮者のラウリ・プラッカが編曲した導入のメドレーに
始まり、「おもちゃの交響曲」、ドビュッシーの「子供の領分」からの2曲、そ
してメインプログラムがH・C・アンデルセンを題材にペッカ・ヤルカネンが作曲
した音楽物語「ナイチンゲール」です。中国の皇帝と森のナイチンゲールの話を
フィンランドの女優シニッカ・ソッカが音楽とともに、やさしく語って聞かせま
す。

ABCD 288 \1980
束の間の気分
ペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944-2008):
交響曲第7番 作品124(2003)、夏の音楽 作品34(1977)、
交響曲第8番 作品140(2006)
トゥルク・フィルハーモニック管弦楽団 
ユハ・カンガス(指)
「天空の光」(ABCD269)に次ぐペール・ヘンリク・ノルドグレン。トゥルク・
フィルハーモニックの委嘱により作曲、ユハ・カンガスに献呈した交響曲第7番。
2005年11月11日に60歳を迎えたカンガスに捧げた交響曲第8番。中央オストロボ
スニア音楽学校の委嘱による1976年の「ペリマンニの肖像」(ABCD205)以来つづ
いたノルドグレンとカンガスと友情の証しともいえる2作です。「ふしぎな、束
の間の気分にみちた最後の2つの交響曲。第7番がこれまでの人生を遠く振り返
る一方、第8番には境界を越えて彼岸を見据えるかのような時が二度ほどある」
(カレヴィ・アホ)。ノルドグレンは、シベリウス、あるいは、ノルドグレンが
学んだコッコネンの"交響的思考"に倣わず、表現と叙述の論理に基づいて形式
を決めています。彼の音楽のひとつの性格でしょう。「夏の音楽」は、オスト
ロボスニア室内管弦楽団の本拠地、カウスティネンの民俗音楽フェスティヴァル
委嘱作です。

ABCD 274 \1980
フィンランドの音楽
ロベルト・カヤヌス(1856-1933):
古風な組曲 ヘ長調、子守歌(親のない子の子守歌)*
ラウリ・サイッコラ(1906-1995):トリパルティータ*、弦楽のための音楽
アルマス・ラウニス(1884-1959):ヴァイオリンと弦楽のための北欧組曲*
ミケル市管弦楽団(聖ミカエル弦楽オーケストラ) エルッキ・パロラ(リーダー)
* 初録音
シベリウスの友人、フィンランドをテーマとする作品を書きながら、もっぱら指
揮者として知られたロベルト・カヤヌス。ネオクラシカルな要素とナショナル・
ロマンティシズムのスタイルを融合させ、10曲の交響曲を残したラウリ・サイッ
コラ。8つのオペラを作曲したものの「七人の兄弟」(1913)と「クッレルヴォ」
(1917)の2作品だけが存命中に上演され、2004年にヘルシンキでコンサート形式
で上演された「アスラク・ヘッタ」(1922-30)(ODE1050)によって再評価の動きが
みられるアルマス・ラウニス。フィンランド音楽史に名を残しながら顧みられる
ことの少なかった作曲家たちの作品をミケル市管弦楽団(聖ミカエル弦楽オーケ
ストラ)が録音しました。3曲が初録音です。

ABCD 290 \1980
エジプトの女
ジャン=フィリップ・ラモー:
クラヴサン曲集(第3組曲)-ミューズたちの対話
新クラヴサン曲集(第4組曲)【アルマンド/クラント/サラバンド/三つの手/ファ
ンファリネット/勝ち誇った女/ガヴォットの変奏】
新クラヴサン曲集(第5組曲)【トリコテ/2つのメヌエット/雌鳥/三連音/未開人/
エンハーモニック/エジプトの女】
ジャン=アンリ・ダングルベール(1635-1691):
フェートンのシャコンヌ、またはエジプト人、エチオピア人とインド人の一団
の踊り
アッシ・カルットゥネン(ハープシコード)
アッシ・カルットゥネンはシベリウス・アカデミーの出身。彼女は、コンチェル
ト・コペンハーゲン(CoCo)のリーダーとして来日したラース・ウルリク・モーテ
ンセンと、フランスのピエール・アンタイにもハープシコードを学び、1995年か
ら1996年にかけてヨーロッパ連合バロック管弦楽団にハープシコードとオルガン
の奏者として参加しました。グッドマン指揮によるJ・S・バッハの「マルコ受難
曲」は、そのころの録音です。ラモーの「新クラヴサン曲集」の2つの組曲をメ
インにすえたアルバムは、フローベルガーのハープシコード作品集(ABCD196)に
次ぐ Alba のセカンドアルバムです。




<Aurora>
ACD 5017(SACD-Hybrid) \2680
スヴェン・リーデル・カーシュ(1959-):作品集
(1)花のように、その花の名を私は知らない-チェロ独奏のための
(2)Und fernhin, ehe es alles geschieht-アンサンブルのための
(3)In Nomine, -selbst den eigenen Namen wegzulassen-アンサンブルのための
(4)控えめで内気な(1999)-ヴァイオリンとダブルベースのための5つの楽章
(5)Wir nur ziehen allem vorbei, wie ein luftiger Auftausch-
アンサンブルのための
(6)ここ:ヤニス・クセナキス追悼(2002)-ピアノのための
(7)だが、あなたの憧れには風の色が-2つのチェロのための
(8)すずめ-ソプラノ、クラリネット、ギターと打楽器のための
(1)アントン・ルコセヴィーツェ(Vc)(2)(3)アンサンブル・ルシェルシュ
(4)デュオ・スロート・ライネッケ、ヘルゲ・スロート(Vn)、フ
ランク・ライネッケ(Cb)
(5)アンサンブル・エルンスト、トマス・リームル(指)
(6)ディミトリ・ヴァシラキス(P)
(7)ピエール・ストローク(Vc)、ントン・ルコセヴィーツェ(Vc)
(8)アサミシマサ、ヤンネ・ベルグルン(S)、ロルフ・ボルク(Cl)、
アネシュ・フォリスダール(G)、ホーコン・ステーネ(Perc)
録音:2005年12月17日パリ高等音楽院、2008年2月6日-8日SWR実験スタジオ
(フライブルク)、
12月4日-5日モーリス・ラヴェル音楽院(ルヴァロワ=ペレ)、12月21日-22日、
9月16日レインボースタジオ(オスロ)
制作・録音:クリストフ・マゼラ、マイケル・シルバーホーン
ノルウェーのベルゲン生まれ、スヴェン・リーデル・カーシュのポートレート
アルバム。
カーシュは、フィン・モッテンセン、コルビョルン・オフスタ、ブライアン・
ファーニホウ、エマニュエル・ヌネスに作曲を学び、パリの IRCAM と La
Fondation Royaumont のアドヴァンストコースで研究をつづけた後、器楽のた
めの音楽を中心に作品を発表してきました。彼の作品は、アンサンブル・ルシェ
ルシュやアンサンブル・エルンストをはじめとする現代音楽のグループとミュー
ジシャンがチューリッヒの新しい音楽の日、ロンドンの Cutting Edge London、
ドナウエッシンゲン・フェスティヴァルなどで演奏され、アルディッティ四重奏
団がオスロのウルティマ・フェスティヴァルで初演した弦楽四重奏曲「Ein
Hauch um nichts」(Aurora ACD5035)は2001年エドヴァルド・グリーグ賞を受賞
しました。カーシュは、詩や哲学や視覚芸術からインスピレーションを受け、
曲名の多くにリルケ、エルアール、ヘルダーリン、ダンテ、ペトラルカらの詩
が引用されます。"はかないもの(forgjengelige/transience)"。彼の音楽のキ
ーワードのひとつです。




<YSAYE RECORDS>
NS 04 \1980
シューベルト:
弦楽四重奏曲第8番変ロ長調D.112, Op.168
弦楽四重奏曲第12番ハ短調D.703「四重奏断章」
弦楽四重奏曲第14番ニ短調D.810「死と乙女」
ヴォーチェ四重奏団
サラ・デイヤン(1st Vn)
セシル・ルーバン(2nd Vn)
ギヨーム・ベケール(Va)
ジュリアン・ドゥコワン(Vc)
録音:2008年10月26-31日フランス、サルテ、プリューレ・ド・ヴィヴォアン
(セッション・ステレオ)
2006年10月に行われた第61回ジュネーヴ国際音楽コンクールで弦楽四重奏部門の
最高位に輝いたヴォーチェ四重奏団。2008年1月には日本デビューも果たし、一
躍その名を知られるところとなりましたかれらが恩師であるイザイ四重奏団の
レーベルより、いよいよアルバム・デビューを果たします。
「フランスのクァルテットの世界ですでに欠かせない存在であり、素晴らしい音
楽性を持ち、つねに豊かな好奇心をもって音楽に取り組む彼らは、若手の中でも
とりわけ魅力的なクァルテットであり、彼らの指導は私にとっても大きな喜び
だ」と語るのはイザイ四重奏団のヴィオラ奏者ミゲル・ダ・シルヴァ。すべて
シューベルトで固められたプログラムは、とめどなく溢れ返る歌と若々しい感性
が弾けて、師の言葉をそのまま裏付ける内容となっています。
【ヴォーチェ四重奏団】…2004年にパリ国立高等音楽院の卒業生により結成され
たフランス新進のアンサンブル。2005年第8回クレモナ国際弦楽四重奏コンクー
ル第3位、フランスのノルマンディー地方で開催された「フォーラム・ミュージ
カル・ド・ノルマンディー」コンクール優勝、同時にドビュッシーの演奏に対
して「音楽の遺産賞」を授与される。2006年第61回ジュネーヴ国際音楽コンクー
ルで最高位(第2位)を獲得。2007年第3回ヨーゼフ・ハイドン国際室内楽コンク
ール(ウィーン)第3位入賞。2007年夏に開催された第5回ボルドー弦楽四重奏国
際コンクールでは、現代音楽作品の優れた演奏に対して「SACEM賞」と、モー
ツァルトの優れた演奏に対し「セルゲ・デン・アレント賞」を授与される。
結成直後よりフランス内外の音楽祭やコンサートで演奏を重ねるのと並行して、
プロ・クァルテット=ヨーロッパ室内楽センターの推薦により、2005年からは
パリ国立高等音楽院でイザイ四重奏団の指導を受ける。またヴァレンティン・
エルベン、ヴァルター・レヴィン(ラサール四重奏団)、アルテミス・カルテッ
トなどにも師事する。さらに、クリストフ・コワン(モザイク・クァルテット)、
マーティン・ロヴェット(アマデウス四重奏団)、ジャン・ムイエール(ヴィア・
ノヴァ四重奏団)、フランソワ・サルク、ターリヒ四重奏団から度々アドバイス
を受けている。

NS 06 \1980
エルガー:チェロ協奏曲ホ短調Op.85
シモン・ガウデンツ(指)ジュネーヴ室内管弦楽団
ヤナーチェク:おとぎ話
バラージュ・フュレイ(P)
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調Op.119
バラージュ・フュレイ(P)
イシュトヴァーン・ヴァールダイ(Vc)
録音:2009年6月22-26日スイス・ジュネーヴ、スイス・ロマンド放送、
アンセルメ・スタジオ(セッション・ステレオ)
2008年10月に行われた第63回ジュネーヴ国際音楽コンクール「チェロ部門」の覇
者、イシュトヴァーン・ヴァールダイ。グートマンやシュタルケルらの薫陶を受
けたハンガリーの気鋭は、エルガーをはじめ、すべてのナンバーで美しくのびや
かな音色とスケール豊かな音楽が際立つ魅力。ペレーニなど、多くの優秀なチェ
リストを輩出してきたハンガリーのチェロ楽派にあって、まことに継承者たるに
ふさわしい逸材の登場といえるでしょう。
【イシュトヴァーン・ヴァールダイ】…1985年ハンガリー生まれ。2004年より
フェレンツ・リスト音楽院でラースロー・メジェーに師事。2005年にウィーン
音楽アカデミーでラインハルト・ラツコーのクラスを受講。また、ナターリャ
・グートマン、ナターリャ・シャホフスカヤ、ヤーノシュ・シュタルケル、フ
ランス・ヘルメルソンに学ぶ。
2007年チャイコフスキー国際音楽コンクール第3位、併せて特別賞受賞。
2008年10月に行われた第63回ジュネーヴ国際音楽コンクール「チェロ部門」で
優勝、併せて3つの特別賞「オーディエンス賞」「ピエール・フルニエ賞」
「Coup de C?ur Breguet賞」をも獲得。1998年にハーグでデビュー以来、これ
までにロンドン、フィレンツェ、プラハ、神戸、フランクフルト、モスクワ、
ミュンヘン、サンクト・ペテルブルク、ニューヨーク、中国と世界的な舞台へ
と飛躍する期待のチェリスト。




<ALTUS>
ALT 182 \2450
ステレオ
ライヴ
日本語解説付
(1)クロード・ドビュッシー(1862-1918):交響詩『海』
(2)ルイ・エクトル・ベルリオーズ(1803-1869):幻想交響曲 作品14
シャルル・ミュンシュ(指揮)
パリ管弦楽団
録音:1967年11月14日、シャンゼリゼ劇場でのパリ管デビュー・コンサート
音源提供:国立フランス視聴覚研究所
これは人間の演奏ではない。神と悪魔が手を組んだ饗宴である。
大爆発、驚天動地、未曾有、空前絶後、千載一遇-こうした言葉をいくつ並べて
もこの 演奏の凄さを言い表すのに十分ではない。
私はこれを聴いて、本当に精神が錯乱する人が出るのではないかと心配してい
る。(平成の盤鬼―平林 直哉)
パリ音楽院管解体!フランス・オーケストラ革命。1967年新星のパリ管弦楽団、
衝撃のデビュー公演ステレオ・ライヴ!
かの幻だったミュンシュ・パリ管誕生。発足ライヴ完全初出、10年に1度の大新
譜!ステレオで音質も抜群!
フランス・オーケストラ革命の張本人アンドレ・マルロー文化相も臨席。
話題を極めたパリ管デビュー当日の門外不出の録音がついに陽の目。
録音の優秀なこともびっくりで、ミュンシュ・パリ管の大音量を見事にとらえ
きっております。




<Profil>
PH 09028 \2180
ステレオ
「ピアノと室内オーケストラのための作品集」
リスト:ピアノと弦楽のための呪い
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲イ短調(1822)
クレメンティ:ピアノ協奏曲ハ長調
クセニヤ・ノーシコワ(P)
ウィリアム・ラリュー・ジョーンズ(指)
プロ・コルド・チェンバー・コンソート
録音:2008年5月21-23日USA、アイオワ州アイオワ・シティ、
クラップ・リサイタル・ホール(セッション)
レーラ・アウエルバッハのピアノ曲(PH07064)で注目されたノーシコワが、技巧
的でありながら、あまり聴く機会の少ない作品を取り上げたアルバム。現在、
アイオワ大学でピアノ科の教授を務めるノーシコワですが、「巡礼の年」全曲
のアルバム(Centaur Records)で高い評価を得ているリストをはじめ、みごとな
テクニックで聞かせます。メンデルスゾーンとクレメンティでは、カデンツァ
をノーシコワ自ら手がけているのも注目です。使用楽器はスタインウェイD。

PH 06026 \2180
ステレオ
ミヒャエル・ハイドン:
聖ウルスラをたたえるミサ「キームゼー・ミサ」MH.546
ユリアーネ・バンゼ(S)、メヒトヒルト・バッハ(S)、
ガブリエーレ・ビンダー(A)
カール=ハインツ・ランペ(T)、ヨアヒム・ゲプハルト(Bs)
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618
モーツァルト:レジナ・チェリK.127
ユリアーネ・バンゼ(S)、メヒトヒルト・バッハ(S)
ミュンヘン・レジデンス管弦楽団
ハンス・ルドルフ・ツェベレイ(指)
ミュンヘン・モテット合唱団
CALIG音源のライセンス発売。

PH 06028 \2180
ステレオ
ハインリヒ・シュッツ:
われらの主イエス・キリストの生誕(クリスマス・オラトリオ)SWV 435
シンフォニア・サクレ第3部(ハイライト)より
息子よ、なぜこんなことをしたのですSWV.401
種まきが種をまきに出ていったSWV.408
わたしは目を上げるSWV.399
全地よ、主に向かって喜びの叫びをあげよSWV.493
ミュンヘン・ハインリヒ・シュッツ・アンサンブル
ミュンヘン・モンテヴェルディ管弦楽団(オリジナル楽器使用)
ヴォルフガング・ケルバー(指)
録音:1994年
CALIG音源のライセンス発売。




<FIRST HAND RECORDS>
=リマスターズ=
FHR 05 3枚組 \2180
「ハリー・ブレック&ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ / HMVステレオ
録音集成」
[CD 1]
モーツァルト:交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」★
録音時期:1956年8月16-17日(ステレオ)
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲変ホ長調K.365★
ヴィーチャ・ヴロンスキー&ヴィクター・バビン(P)
録音時期:1957年6月5-6日(ステレオ)
モーツァルト:4つのメヌエットK.601
録音時期:1957年5月1日(ステレオ)
モーツァルト:3つのドイツ舞曲K.605★
録音時期:1957年5月23日(ステレオ)
[CD 2]
モーツァルト:交響曲第28番ハ長調K.200
録音時期:1956年2月23日(ステレオ)
モーツァルト:3台のピアノのための協奏曲ヘ長調K.242[2台ピアノ版]★
ヴィーチャ・ヴロンスキー&ヴィクター・バビン(P)
録音時期:1957年6月5-6日(ステレオ)
アリアーガ:交響曲ニ長調
録音時期:1956年2月22日(ステレオ)
[CD 3]
モーツァルト:セレナード第9番ニ長調K.320「ポストホルン」★
録音時期:1957年4月29日-5月1日&5月23日(ステレオ)
=ボーナス=
ハイドン:交響曲第103番変ホ長調「太鼓連打」Hob.I-103
録音時期:1955年1月17-18日&2月8日(モノラル)
すべてハリー・ブレック(指)
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ
録音場所:ロンドン、アビー・スタジオNo.1
オリジナル・ステレオ・レコーディング
エンジニア:クリストファー・パーカー
リマスタリング:2009年アビー・ロード・スタジオ
リマスタリング・エンジニア:イアン・ジョーンズ
★ステレオ・テイク初出
FIRST HAND RECORDSのリマスター・シリーズ第2弾は、往年の名演奏家ハリー・
ブレック&ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ。ブレック歿後10年とロン
ドン・モーツァルト・プレイヤーズ創設60周年のアニヴァーサリー・リリース
となります。
【ハリー・ブレックとロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ】
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズは、英国の指揮者、ヴァイオリン奏者
ハリー・ブレック(1910-2009)によって1949年に創設され現在に至る約40人編成
の室内オーケストラ。1950年代よりロイヤル・フェスティヴァル・ホールその
他における定期公演を行い、ことにモーツァルトやハイドンの演奏で1950年代
に一時代を築きました。
【よみがえる往年の名演奏】
1984年まで35年に渡り、強い絆でむすばれた初代首席指揮者ブレックのもと、
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズが1950年代にHMVへおこなった録音の
数々は、独特の親しみやすい様式と懐かしさにも似たゆとりの味わいで根強い
人気を集めています。なかには伝説のピアノ・デュオ、バビン&ヴロンスキー
が弾くモーツァルトの協奏曲というお宝も含まれています。
【ステレオ・テイク初出&すべて初CD化】
HMVアーカイヴのオリジナル・マスターより復刻される、オリジナル・アルバム
にして5枚分すべてがこのたび初CD化となるもの。しかも、ボーナス収録のハイ
ドン「太鼓連打」を除いて、初出時にはモノラルLPでのリリースであった曲目
もすべてステレオ・テイクで初登場となるため、アナログを愛聴されている方
にとっても見逃せない内容となっています。
未編集のオリジナル・ステレオ・テイクを手がけたのはクリストファー・パー
カー。2009年にアビー・ロード・スタジオにおいて全曲のリマスタリングをイ
アン・ジョーンズが担当。名エンジニアによる極上の音質で、美しく端整なモ
ーツァルト演奏をぜひともお楽しみください。コンパクトな8面折たたみ紙ジャ
ケット仕様。



<C Major>
70 0308(DVD-Video) \4800
70 0404(Blu-ray) \5200
字幕:伊英独仏西
プッチーニ:「トゥーランドット」
マリア・グレギーナ(S トゥーランドット)
マルコ・ベルティ(T カラフ)
アレクシア・ヴォウルガリドウ(S リュー)
アレクサンドル・ツィムバリュク(Bs ティムール)
ファビオ・プレヴィアーティ(Br ピン)
ヴィセンス・エステヴェ(T パン)
ロジェ・パデュレス(T ポン)
ヴェンツェスラフ・アナスタソフ(Br 役人)
ズビン・メータ(指)ヴァレンシア州立管弦楽団
演出:チェン・カイコー
収録:2008年5月,ヴァレンシア
+ボーナス メイキング映像
HD映像時代の「トゥーランドット」が登場!2008年5月にスペインのヴァレンシ
ア芸術館で行われた「トゥーランドット」の公演の映像です。これは音楽、舞
台両面で極めて充実したものです。歌手では、今トゥーランドット姫を歌わせ
たら世界最高のドラマティック・ソプラノ、グレギーナが圧倒的。さらにイタ
リアのスピントなテノールとして日本でも知られているベルティのカラフ、ギ
リシャ生まれでドイツで活躍するヴォウルガリドウのリューと、適材適所。も
ちろんメータの指揮も「トゥーランドット」にピタリ。演出は、「始皇帝暗殺」
や「北京ヴァイオリン」で知られる中国出身の映画監督チェン・カイコー
陳 凱歌。「トゥーランドット」の演出には珍妙な舞台も少なくない中、さすが
に中国人らしくすごぶるしっかりした美感に溢れた舞台を作り上げています。
そしてそれを見事に捉えた映像美も強調せねばならないでしょう。ことに
Blu-Rayで見たときには、これまでとは一線を隠した「トゥーランドット」が楽
しめることでしょう。新時代の第一歩を切った「トゥーランドット」をお楽し
みください!



<audite>
=ドイチュラントラジオ・クルトゥーア=
AU 95611 \1850
「カール・ベーム・エディションVol.8 / R.シュトラウス作品集」
R.シュトラウス:
交響詩「ドン・ファン」Op.20/録音:1954年2月4-6日(セッション・モノラル)
アルプス交響曲Op.64/録音:1952年3月28-29日(セッション・モノラル)
「ばらの騎士」組曲より第3幕のワルツ/
録音:1954年2月4-6日(セッション・モノラル)
カール・ベーム(指)RIAS交響楽団
録音場所:ベルリン=ダーレム・イエス・キリスト教会
【カール・ベームとシュトラウス】
巨匠ベーム(1894-1981)は、R.シュトラウスについて「公私にわたり深い親交が
あり、ゼンパーオーパーの総音楽監督時代に果たした初対面の瞬間は音楽人生
でもっとも重要な出会いであった」と認めています。自らの述懐を裏付けるよ
うに、ベームによるシュトラウス作品の録音はレパートリーの柱として、長い
キャリアを通じて質量ともに圧倒的な内容をみせています。
【作曲者との交流によって培われたきわめつけのプログラム】
「ドン・ファン」は録音の数がそのまま示すとおり、ベームがもっとも得意な
作品のひとつ。1939年にゼンパーオーパーでシュターツカペレ・ドレスデンと
録音、1957年に同じくシュターツカペレ・ドレスデンとセッション録音、1963
年にベルリン・フィルとセッション録音しており、さらにauditeからはすでに
1976年におこなったケルン放送響(AU95591)とのステレオ・ライヴ録音もリリ
ースされています。さらに映像作品でも1970年にウィーン・フィルと実演およ
びリハーサルを収録しています。
ベームが生地グラーツで初めて耳にして、ゼンパーオーパーの音楽監督時代に
200回目の記念公演を指揮する栄誉に浴した「ばらの騎士」は、全曲を1958年に
シュターツカペレ・ドレスデンとセッション録音、1969年のザルツブルク音楽
祭におけるウィーン国立歌劇場管とのライヴ・レコーディングも残しています。
また、1963年4月に同じく第3幕のワルツをベルリン・フィルとセッション録音
をおこなっていました。
「アルプス交響曲」はベームにとって2種目。1957年9月のシュターツカペレ・
ドレスデンとのセッション録音より遡ること5年半前の録音となります。
【聴きごたえ満点。覇気みなぎるベームのアプローチ】
第6集(AU95586)収録の「英雄の生涯」(1951年4月)や「死と変容」(1950年3月)
とほぼ時期も重なることもあり、演奏の傾向として、やはり雄渾な表現と気力
の充実ぶりが挙げられます。
【オリジナル・マスターから起こした最上のリマスタリング】
ベルリンRIAS収録による放送用セッション音源を、ドイチュラントラジオ・ク
ルトゥーアが正規のライセンスを得て復刻した音質は、モノラルながら驚異的
な鮮度。とても半世紀以上を経たものとは思えません。録音も含めた完成度で
は、名盤揃いで知られる巨匠ベームのシュトラウス録音の中でも今後高く位置
づけられる内容とおもわれます。




<HUNGAROTON>
HCD 32629 \2080
ラヨシュ・フサール(b.1948):我らが主イエス・キリストの受難と死Op.33
ラースロー・ホニンゲル(T 福音史家)
ベンツェ・アスタロシュ(Bs イエス)
ルーチア・メジェシ・シュヴァルツ(A マリア)
クリスティアーン・チェー(Bs ユダ、ピラト、バス独唱)
ラースロー・アッティラ・アルマーシ(Org)
ゼーノー・ラーング、ジョルト・ナジ、チッラ・ジェーレ(Perc)
ハンガリー国立合唱団
マーチャーシュ・アンタル(指)
*ラテン語歌唱
録音:2009年7月1-2日、9月7-10日フンガロトン・スタジオ
J.S.バッハの不滅の傑作に代表されるように、キリスト受難の物語は創作意欲を
強く掻き立てるテーマ。戦後1948年生まれのラヨシュ・フサールは1968年、19歳
のときに作曲した「受難曲」を、当時を振り返り“実験精神にみちたものであっ
た”とライナーノートで述懐しています。特定の福音書に拠らず、マタイ、マル
コ、ルカ、ヨハネの4つの福音書を自由にブレンドするというアイデアは、著作
「われらが主イエス・キリストの生涯-4つの福音書のテクストにもとづく」
(1925年シャーンドル・シネク&セント=イシュトヴァーン・タールシュラト編
纂)を古物収集家より入手したことがそのきっかけ。
キリスト受難の物語を3部構成、すなわち、第1部「ゲッセマネの花園におけるキ
リスト苦難の前夜とユダの裏切り」、第2部「ピラトの面前のイエス」、そして
第3部「十字架の道筋、キリストの死と奇蹟の前兆」で描いているのも特徴的で
す。器楽パートはオルガンと打楽器といういたってシンプルなものですが、その
ぶん工夫を凝らしてドラマを効果的に盛り上げており、また、合唱の迫力が引き
立つ結果にもつながっています。

HCD 32573 \2080
イヴァーン・マダラース(b.1949):オペラ「ザ・ラスト・ワルツ」
-ガーボル・ゲルゲイによる一幕の戯曲「アフタヌーン・ティー」にもとづく
イルディコー・イヴァーン(女性)
ペーテル・フリード(夫)
タマラ・タカーチュ(料理人)
アッティラ・ヴェンドレル(息子)
ハンガリー国立歌劇場管弦楽団
ガーボル・ホッレルング(指)
*ハンガリー語歌唱。
録音:2009年1月5-11日フンガロトン・スタジオ(セッション)
「ザ・ラスト・ワルツ」は、1965年にガーボル・ゲルゲイが著した脚本をもと
に、1999年マダラースが作曲した、前奏と全18場からなるオペラ。登場人物は
4人のみ、中流家庭の居間を舞台に繰り広げられる状況劇で、これから起こるド
ラマを予感させるような劇的な前奏以下、音楽自体は比較的聴きやすいものと
なっています。1949年生まれのマダラースは、バルトークやコダーイに次ぐ世
代のエンドレ・セルヴァーンスキの弟子。ラジオドラマ風ともミュージカル風
ともとれる「音楽物語集」(HCD.32349)なども発表しています。

HCD 32628 \2080
ペーテル・ノーグラーディ(b.1952):「VICTIM-声楽&室内楽作品集」
フォーク歌手、クラリネット、ピアノとパーカッションのためのカンタータ
(2000)
エステル・パール(A)、アンナ・グラニク(P)、アンドラーシュ・ホルン(Cl)、
ベネデク・トート(Perc)
子羊の婚礼(D.ZSの思い出に, 1997)
ラースロー・ティハニ(指)UMZE室内アンサンブル
ハンガリアン・レクィエム-1956年の犠牲者のための(2006)
アンドレア・メラート(Ms)、アンドラーシュ・モルナール(T)
カールマーン・シュトラウス(指)MR合唱団&MR交響楽団
木管五重奏のためのエレジー(2006)
マーチャーシュ・アンタル(指)MR交響楽団木管五重奏団
イムレ・コヴァーチュ(Fl)、ベーラ・コッラール(Ob, ehr)、
イシュトヴァーン・ヴェール(Cl)、
イェネー・ケヴェハージ(Hrn)、アンドレア・ホルヴァート(Fg)
室内ミサ(2001-2003)
ロージャ・キシュ(S)、エルジェーベト・バルドーチ(A)、
イシュトヴァーン・バシュキ(T)、フェレンツ・コルパーシュ(Bs)
Componensemble室内アンサンブル
ジョルト・ロモシュ(Lute)、バーリント・サボー(Cl)、
ゼーノー・ラーング(Perc)、ジュジャ・コッラール(P)
ジョルト・シェレイ(指)
*ハンガリー語&ラテン語歌唱
収録&音源所有:ハンガリー放送
1952年生まれのノーグラーディによる作品をまとめたもの。1956年に起きたハン
ガリー革命(動乱)をテーマにした力作「ハンガリアン・レクィエム」をはじめ、
カーゲルの作品を念頭に書かれたドライで過激な「子羊の婚礼」、民謡調の素朴
な味わいが印象的な「カンタータ」など多彩な内容です。

HCD 32637 \2080
「FLOATATION / ElectroAcoustic Research」
ミクローシュ・シュガール:ノクチュルヌ(2005-2006)
イシュトヴァーン・ラーング:フローテーションFloatation(1997)
イシュトヴァーン・シゲティ:マザー・アンド・ファーザー(2003)
ベーラ・ファラゴー:カディッシュとショーファ(2004)
マーテー・ホッローシュ:クラヴィノーヴァ・ファンタジア第2番(2001)
[オリジナル・レコーディング]マールタ・ファービアーン(ツィンバロン)
イシュトヴァーン・ラーング:スオニトラスコロリ第1番(2005)
ジュラ・ピンテール:アーマード・スマイル(1991)
イシュトヴァーン・シゲティ:トッカータ・ノスタルジカ(2001-2002)
ミクローシュ・シュガール:夜明け(2007)
ヤーノシュ・デチェーニ:コンチェルト(2006)
[オリジナル・レコーディング]
アーダーム・フェレギ(P)
ジェルジ・レヘル(指)MR交響楽団
ハンガリーの現代音楽シーン、とりわけライヴ・エレクトロニクを知る好企画
「ハンガリーの電子音楽探求」(HCD.32449)の続篇にあたる内容が登場。このた
びもハンガリー音楽家連盟における中心的存在シュガール(1952年生まれ)、ハ
ンガリーのライヴ・エレクトロニク界の草分けシゲティ、ファラゴーらによる
多様な作品が収められており、アルバム一曲目、ソプラノがゆらゆらと漂うミ
ステリアスな雰囲気のものから、再生装置が故障したかのような無機的なノイ
ズが散りばめられたもの、いまにもオバケが出てきそうなおどろおどろしいも
のと、ユニークなサウンドの博覧会的なつくりとなっています。くれぐれも再
生時には音量にご注意ください。

HCD 32631 \2080
ヴィクトル・トゴビツキー(1952-1999):「孤独の歌」
木管五重奏曲(1988)
MR交響楽団木管五重奏団
ベーラ・ドラホシュ(Fl)、ベーラ・コッラール(Ob)、
ヨージェフ・ヴァイダ(Fg)、
イェネー・ケヴェハージ(Hrn)、イシュトヴァーン・ヴェール(Cl)
告白-無伴奏チェロのための(1986)
タマーシュ・コー(Vc)
ヴァイオリンとピアノのためのアリア(1972-1990)
マーチャーシュ・ビュキ(Vn)、カタリン・フリーデツキ(P)
小組曲-フルートとギターのための(1986-1989)
ちいさな歌 / サルタレッロ / ドゥムカ(チャイコフスキーのオマージュ)/
感傷的なワルツ / 行進曲風に
ゾルターン・ジェンジェッシ(Fl)、シャーンドル・シルヴァージ(G)
墓碑銘(1979年完成)
カタリン・フリーデツキ(P)
孤独の歌(1991)
ラースロー・コヴァーチュ(指)MR交響楽団
収録&音源所有:ハンガリー放送
シベリアでロシア=ウクライナ系の家族に生まれ、ハンガリーで亡くなったヴィ
クトル・トゴビツキー(1952-1999)の作品集。レニングラードのリムスキー=コ
ルサコフ音楽大学作曲学部に進み、ショスタコーヴィチの生徒であったオレスト
・エヴラーコフのクラスで学び、1975年にエヴラーコフの死後は、やはりショス
タコーヴィチの弟子であったボリス・ティシチェンコの指導を受けています。
アルバム・タイトルにある、大管弦楽のための「孤独の歌」は、悲痛なまでに
透徹した弦や、演奏開始9分過ぎあたりに現れるリズムなどに、ショスタコー
ヴィチ色が感じられる作品。
1977年、トゴビツキーはディプロマに交響曲第2番を作曲し最高位の評価を得て、
将来を嘱望されていましたが、ハンガリーのピアニスト、カタリン・フリーデツ
キとの結婚を当局が承認しなかったため、やむなくブダペストに移住。世を去る
前年の1998年には栄誉あるフェレンツ・エルケル賞を授与されています。

HCD 32577 \2080
「ゲルゲイ・ヴァイダ(b.1973)・バラージュ・ホルヴァート(b.1976)/ ダブル
・ポートレイト」
ゲルゲイ・ヴァイダ:Duevoe
ゲルゲイ・ヴァイダ(指)MR交響楽団
バラージュ・ホルヴァート:La Corsa Grande dei Clarinetti
ベンツェ・セペシ
レヴェンテ・プシュカーシュ、ベルナート・トーセギ、
マルセル・ホルヴァート、ガーボル・ヴァルガ(Cl)
ゲルゲイ・ヴァイダ(指)MR交響楽団
・ゲルゲイ・ヴァイダ:3つのパントマイム
ゲルゲイ・イッゼーシュ(Fl)、ラヨシュ・ロズマーン(Cl)
[フォッラーシュ室内楽ワークショップのメンバー]
・バラージュ・ホルヴァート:Alterego
・ゲルゲイ・ヴァイダ:Turning
ブダペスト・サクソフォン・クァルテット
(ベンツェ・セペシ、レヴェンテ・プシュカーシュ、ベルナート・トーセギ、
マルセル・ホルヴァート)
収録&音源所有:ハンガリー放送
ハンガリーの新しい世代を代表するふたりの作曲家のポートレイト。
ゲルゲイ・ヴァイダ…1973年ブダペスト生まれ。ウィーン・フィル、モントリ
オール響、トロント響やフィラデルフィア管を指揮した経歴を持ち、現在オレ
ゴン交響楽団のレジデンス・コンダクターでもある作曲家。アルティシウシュ
賞とグンデル芸術賞を授与されています。
バラージュ・ホルヴァート…1976年ブダペスト生まれ。フェレンツ・リスト音
楽院作曲科上級講師。「POLY」が2005年ベルリンで行われたジェルジ・リゲティ
記念コンクールで第1位を受賞。「BORROWED IDEAS」が2009年ブダペストにおけ
るニュー・ハンガリアン・ミュージック・フォーラムで第2位を受賞。ほかにベ
ネデク・イシュトヴァーンフィ賞を2度(2004年、2007年)に渡り、また2007年に
はフェレンツ・エルケル賞を獲得しています。

HCD 32582 \2080
フバイ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集 Vol.13
(1)チャルダーシュの風景第13番 Op.102
(2)ジルバーシュヴィンゲンから
(3)リスト/フバイ:「3人のジプシー」によるハンガリー狂詩曲
(4)4つの小品 Op.95
(5)ハンガリー主題による変奏曲(無伴奏)
(6)ハンガリー行進曲(ピアノ連弾)
(7)チャルダーシュの風景第14番(ラヴォッタの主題による) Op.117
(8)さようなら Op.111
フェレンツ・セチューディ(Vn)、イシュトヴァーン・カッシャイ(Pf)
ハンガリー出身の大ヴァイオリストで作曲家のフバイ作品集の最終巻。これまで
ほんの一部しか聴くことのできなかった彼のヴァイオリン曲がこれですべて揃い
ました。今回のアルバムは珍品が集められていますが、いずれもハンガリー風味
濃厚な魅力作ばかり。さらにフバイの非常に珍しいピアノ連弾曲も収められてい
るのが注目。現存する彼唯一のピアノ曲で興味津々です。

HCD 32627 \2080
ポッパー:チェロとピアノのための作品集
(1)組曲 Op.69
(2)演奏会用ポロネーズ Op.14
(3)演奏会用ポロネーズ Op.28
(4)夜想曲
(5)演奏会用練習曲「狩」Op.55の2
(6)マズルカ Op.11の3
(7)マズルカ Op.12
(8)ハンガリー狂詩曲 Op.68
ラースロー・メジューJr(Vc)、ガーボル・ファルカシュ(Pf)
5ハンガリー出身の大チェリストにして、リストの「ハンガリー狂詩曲」のオー
ケストレーションでも知られるポッパー(1843-1913)。彼のチェロ曲は華麗でメ
ロディアス、演奏効果の高いものばかりですが、ここに収められた諸作はそのな
かでもとりわけ魅力的なもの。たっぷりとしたチェロの音の世界に浸れます。

HCD 32595 \2080
カプリスの芸術
(1)ギャヴィニエ:24の練習-4,7,16,20,22,23,24番
(2)ローデ:24のカプリス-4,5,7,11,13,21,24番
(3)ドント:24のカプリス-1,2,4,5,13,18,24番
ミクローシュ・セントヘイ(Vn)と弟子達
【ラースロー・ニャーリ、ジェルジー・ラカトシュ、タマーシュ・リゴー、
チャバ・ツェンケ、ヤーノシュ・ボドル、ヨージェフ・レンドヴァイ、
ロマーン・オセチンスキ】
ハンガリーの名演奏家でありながら、リスト音楽アカデミーの名教師としても知
られるセントヘイ。ヴァイオリンを学ぶ人々の多くが手がける無伴奏曲集を、彼
が弟子達と競演。セントヘイの老練な芸は絶品ですが、弟子達の真摯な姿勢も感
動的です。参考用CDとしても有益です。

HCD 32557/9 3枚組 \6240
コダーイ:歌曲全集
ガーボル・ブレッツ(B-Br)、サボルツ・ブリクネル(Ten)、
ユーリア・ハイノーツィ(Sop)、カタリン・ハルマイ(CA)、
アンナ・コロンディ(Sop)、アンドレア・メラート、ユディト・ネーメト(Ms)、
ギュラ・オレンド(Br)、ベルナデット・ヴィーデマン(Ms)、
タマーシュ・ヴァーシャリ、エメシェ・ヴィラーク(Pf)
【ハンガリー語歌唱】
コダーイは素晴しい合唱曲の影に隠れた美しいピアノ伴奏付歌曲も残していま
す。それをすべて収録した3枚組。ハンガリーを代表する歌手陣に加え、ピアノ
を名手ヴァーシャリが務めているのが超ぜいたく。大半が民謡編曲で、力強い
生命力あふれる世界が広がります。





<ALTUS>
ALT 181 \2450
(1)ベートーヴェン:交響曲 第2番 ニ長調 作品36
(2)同:交響曲 第6番 ヘ長調「田園」 作品68
準・メルクル、フランス国立リヨン管弦楽団
録音:(1)2007年11月30日,12月1日 
(2)2008年5月16,17日オーディトリウム(リヨン)
これほど美しく明るい「田園」もまれで、第2楽章など、息をのむ表現に驚き。
繊細の極みと申せます。終楽章はまさに雨あがるの趣で、感動させられました。
また、近年人気の第2番はまさにメルクルらしく、ハッタリなしの正面突破の大
演奏。自ずから湧きあげる感興に心打たれます。この2曲まさにフランスのオー
ケストラの持ち味が100%発揮されていて美しい音色と明るい色調があり、メル
クルの繊細さが一体となった名演でございます。





<JVC XRCD>
JMXR 24500(XRCD) \3465
クレマン・ジャヌカン(1485頃-1558):『鳥の歌』
1.「鳥の歌」
2.「夜ごと夜ごとに」
3.「のぞみはゆるぎなく」
4.「その昔、娘っ子が」
5.「悲しいかな、それははっきりしたもの」
6.「ある日コランは」
7.「ああ、甘い眼差しよ」
8.「ひばりの歌」
9.「もしもロワール河が」
10.「ああ、わが神よ」
11.「私の苦しみは深くない」
12.「ああ、あの苦しみよ」
13.「草よ、花よ」
14.「盲目になった神は」
15.「この美しい5月」
16.「満たされつつも」
17.「とある日、さるひとが私に言うに」
18.「ある朝目覚めた私」
19.「私の愛しいひとは神の贈り物を授かっている」
20.「うぐいすの歌」
クレマン・ジャヌカン・アンサンブル、
ドミニク・ヴィス(カウンター・テナー)、ミッシェル・ラプレニー(テノール)、
フィリップ・カントール(バリトン)、アントワーヌ・シコ(バス)、
クロード・ドゥボーヴ(リュート)
録音:1982年7月、ラジオ・フランス106スタジオ
アカペラ音楽の魅力!ルネッサンス音楽の楽しさをこの盤に凝縮!アナログ録音
最後期の1982年の録音で、アナログ特有の濃厚な味わいを堪能できます。まさに
アナログ録音最後の華と申せましょう!なお、現在ハルモニア・ムンディ・フラ
ンス本体にこのカタログはありません。このXRCDのみの発売です。




<TAHRA>
TAH 692 \2300
(1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 Op.77
(2)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 Op.47
(1)ナタン・ミルシテイン(Vn)カラヤン(指)ルツェルン祝祭管
1957年8月17日Live
(2)ブロニスラフ・ギンペル(Vn)オイゲン・ヨッフム(指)ベルリン・フィル
1956年4月21/22日ベルリン高等音楽院
ミルシテイン(1903-1992)はウクライナ出身のユダヤ系ヴァイオリニストで1942
年にアメリカ合衆国の市民権を取得。アウアーの弟子でホロヴィッツともしばし
ば共演した20世紀を代表するヴァイオリニスト。
ギンペル(1911-1979)はポーランド出身のアメリカ合衆国のヴァイオリニストで
チャーリー・パーカーとも協演したことがある。14歳でウィーンフィルと協演
してゴルドマルクの協奏曲を演奏し大評判となった。イタリアのヴィットリオ・
エマヌエレ3世王やローマ法王の前で演奏し、パガニーニの墓前ではパガニーニ
愛用のグァルネリを演奏した。ユダヤ系のため戦争中はアメリカにわたりクレ
ンペラーの招きでロスフィルのコンサート・マスターを務めた。「戦場のピア
ニスト」、シュピルマンとも世界中で2,500回を超えるデュオ・コンサートを開
いた。シベリウスはヨッフムにとって珍しいレパートリーで交響曲は7番しか演
奏せず、協奏曲もこの時の他には1943年4月にしか演奏していない。




<CAvi Music>
9783832195601 6枚組 \9180
限定盤
「ケルン・クラシック・コレクション」
[CD 1](PH06003と同内容)
モーツァルト:ミサ曲ハ長調K 317「戴冠式ミサ」
マルゴ・ギョーム(S)、マルギット・コベック(A)、
ヨハネス・フェイヤーベント(T)
エヴァルト・カルデヴァイアー(Bs)
ケルン放送合唱団
ケルン放送交響楽団
ギュンター・ヴァント(指)
録音:1952年7月25日ケルンWDR第1ホール(モノラル)
シューベルト:スターバト・マーテル ヘ短調D 383
マルゴ・ギョーム(S)、リヒャルト・ホルム(T)、
ゲルハルト・グレッシェル(Bs)
ケルン放送合唱団
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
ギュンター・ヴァント(指)
録音:1953年10月17日ケルン・ギュルツェニヒ(モノラル)
協力:WDRケルン放送、PROFIL
[CD 2](AU23408中、CD2と同内容)
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.5
録音:1957年11月16日ケルンWDR第2ホール(モノラル)
ブラームス:3つの間奏曲Op.117
録音:1960年4月6日ケルンWDR第2ホール(モノラル)
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
録音:1955年7月22日ケルンWDR第2ホール(モノラル)
ゲザ・アンダ(P)
協力:WDRケルン放送、audite
[CD 3](AU95582と同内容)
シューマン:ケルナーの詩による12の歌曲Op.35
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ヘルタ・クルースト(P)
録音:1954年3月23日ケルンWDR第2ホール(モノラル)
シューマン:リーダークライスOp.39
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ギュンター・ヴァイセンボルン(P)
録音:1955年10月12日ケルンWDR第1ホール(モノラル)
協力:WDRケルン放送、audite
[CD 4](MM003と同内容)
ウェーバー:「オイリアンテ」序曲
録音:1956年1月20日ケルンWDR第1ホール(モノラル)
モーツァルト:交響曲第33番変ロ長調K 319
録音:1953年11月23日ケルンWDR第1ホール(モノラル)
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74
録音:1955年3月28日ケルンWDR第1ホール(モノラル)
エーリヒ・クライバー(指)
ケルン放送交響楽団
協力:WDRケルン放送、medici arts
[CD 5](MM007と同内容)
モーツァルト:弦楽四重奏曲第18番イ長調K 464
録音:1956年2月3日ケルンWDR第2ホール(モノラル)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第12番変ホ長調Op.127
録音:1956年2月2日ケルンWDR第2ホール(モノラル)
アマデウス四重奏団
協力:WDRケルン放送、medici arts
[ボーナスCD] 初出
モーツァルト:「にせの女庭師」K 196より
第1幕「鎚は火の熱で鉄を打ち延ばし」(ナルド)
第2幕「イタリア式のやりかたでは」(ナルド)
ドニゼッティ:「愛の妙薬」より
第1幕「むかしパリスがしたように」(ベルコーレ)
ヴェルディ:「仮面舞踏会」より
第3幕「お前だったのか、彼女の心を汚した奴は」(レナート)
ラルフ・ヴァイケルト(指)ケルン放送交響楽団
録音:1970年2月23日-2月28日ケルンWDR第1ホール(ステレオ)
ヨハン・シュトラウス2世:「ジプシー男爵」より
第2幕 徴兵の歌「さあ、手を差し伸べて、恋人と別れよ」(ホモナイ伯爵、合唱)
クルト・クレメル(指)ケルン放送管弦楽団、ケルン放送合唱団
録音:1968年4月29日ケルンWDR第1ホール(ステレオ)
チャイコフスキー:「スペードの女王」より
第2幕「わたしははかり知れないほどあなたを愛しています」(イェレツキー公爵)
ラルフ・ヴァイケルト(指)ケルン放送交響楽団
録音:1970年2月23日-2月28日ケルンWDR第1ホール(ステレオ)
フンパーディンク:「ヘンゼルとグレーテル」より
第1幕「ああ、わたしたち貧しいものは」(ペーター)
へティ・プリュマッハー(A)
クルト・クレメル(指)ケルン放送管弦楽団
録音:1968年10月14日ケルンWDR第1ホール(ステレオ)
ガーシュウィン:「ポーギーとベス」より
第2幕「オレには無いものばかりだ」(ポーギー、合唱)
クルト・クレメル(指)ケルン放送管弦楽団、ギュンター・カルマン合唱団
第2幕「ベス、お前はオレの女だ」(ポーギー、ベス)
フェリシア・ウェザーズ(S)
クルト・クレメル(指)ケルン放送管弦楽団
第2幕「いつもそうとは決まってない」(ポーギー、合唱)
クルト・クレメル(指)ケルン放送管弦楽団、ギュンター・カルマン合唱団
録音:1970年6月17日ケルンWDR第1ホール(ステレオ)
ヴォルフガング・アンハイサー(Br)
*ドイツ語歌唱
協力:WDRケルン放送
驚異の高音質でマニアを狂喜させているWDRアーカイヴの復刻音源リリース。こ
のたび登場するセットは、レーベルを越えて、audite、Profil、medici artsの
全面協力で実現したもので、1956年ケルン生まれ、1990年より「Koelner Stadt-
Anzeiger紙」の文化ジャーナリストを務め、2004年より同紙の専任音楽評論家で
あるマルクス・シュヴェリングのセレクションによるものです。
ヴァント、エーリヒ・クライバー、アンダ、フィッシャー=ディースカウらによ
る5枚目までは、すべて既出のアルバムと同内容となっていますが、注目はボー
ナス盤。ケルンに生まれケルンで没した名バリトン、ヴォルフガング・アンハイ
サー(1934-1974)のアリア集は、初出である上にこれだけはなんとステレオ収録。
音質も抜群。なにからなにまでケルンづくしの内容となっています。なお別冊の
ブックレット(50ページ)はドイツ語表記のみになります。限定盤。



<Talent>
DOM 2910904 \2300
ラロ:
ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調「スペイン交響曲」
ヴァイオリン協奏曲第3番 ト短調「ロシア協奏曲」
掘米ゆず子(Vn)
マルコ・グイダリーニ(指)ニース・フィル
現在ベルギーを拠点に活躍する国際的ヴァイオリニスト堀米ゆず子、久々の協奏
曲はラロのスペイン交響曲&ロシア協奏曲です。堀米ゆず子は1980年に日本人と
して初めてエリザベート王妃国際コンクールで優勝したことで有名です。このコ
ンクールは委嘱作品など、レパートリーの広さも求められ、その優勝者というこ
とからもわかるとおり、バッハから現代まで幅広い演奏活動で成功しておりま
す。近年、録音セッションは室内楽に力を入れており、今回の新譜は期待の協
奏曲録音と言えましょう。ラロの演奏、音楽全体は均整のとれた解釈ですが、
一音一音に魂をこめて弾く演奏は極めて情熱的です。演奏の際に呼吸が聞こえ
るほどのフレージングの大きさが、演奏を豊かにさせておりゆず子ファンだけ
でなく全ての音楽ファン必聴の名盤の誕生と申せましょう。




<Alessa Classica>
ALC 2001 \2080
ジャン・シベリウス:独奏ピアノのための作品集
即興曲 ト短調 Op5-1,10のピアノの小品 Op58,夢想,スケルツィーノ,
変奏曲,ソナティナ第1番 嬰ヘ短調 Op67-1,
2つのロンディーノ Op68(嬰ト短調 嬰ハ短調),小ワルツ Op40-1,
即興曲 ホ長調 Op5-6,悲しい踊り(パントマイムへの音楽「スカラムーシュ」
Op71 から),旋律的瞑想 Op40-6,小カプリッチョ Op76-12,ヤマナラシ
(ポプラ)Op75-3,道化 Op76-13,ユモレスク第2番 Op97-6,リンネ草 Op76-11,
メロディOp94-5,ユモレスク第1番 Op97-1,村の教会Op103-1,5つのスケッチ
Op114,風景,冬景色,森の湖,森の歌,春の幻影
ルーディ・シュプリング(Pf)
[録音:2009年7月2日 サウンドデザイン・スタジオ(ハーゲンベルク、オースト
リア)]
2004年の設立以来、ジャズのアルバムをリリースしてきた Alessa Records がク
ラシックのために新しいレーベル、Alessa Classica を発足させました。その
第1作に選ばれたのは、ドイツのピアニスト、ルーディ・シュプリングのシベリ
ウス独奏ピアノ作品集です。「1914年から1920年にかけて作曲されたピアノの
小品はシベリウスの唯一無二の創作だ。十九世紀に多くの曲が書かれた性格的
小品に根ざしながら、スタイルに束縛されず、時を超え、明確であいまいさが
ない」(ルーディ・シュプリング)。シュプリング(1962-)はバイエルン州、ボー
デンゼー湖畔のリンダウ生まれ。アルフレート・クッペルマイアー、ヴィルヘル
ム・キルマイアー、カール・ヘルマン・ムロンゴヴィウスから音楽理論、作曲、
ピアノを教わり、チェリストのハインリヒ・シフの下で室内楽演奏を学びまし
た。教会オルガニスト、室内楽と歌曲のピアニスト、指揮者、作曲家として活動
するシュプリングは、シベリウスの音楽を愛し、「作品の楽譜を集め、研究し
演奏することが愉しみ」と語っています。アルバムは、リンツ近郊、ハーゲン
ベルクのベーゼンドルファーのコンサートグランドを備えた新しいスタジオで
録音されました。ブックレットの解説をシュプリングが執筆し、ピアニストそ
して作曲家の視点からシベリウスの音楽を冷静に率直に語っています。北欧の
ピアニスト、フィンランドのムストネンやノルウェーのホーヴァル・ギムセら
の演奏とも違いながら、やはり魅力のあるシベリウスです。弦楽のための「ア
ンダンテ・フェスティーヴォ」の旋律が聞こえる「村の教会」も演奏されてい
ます。



<KII>
国内仕様盤
KKC-5078(SACD-Hybrid) \3000
[HMU 807460]
輸入盤・日本語解説書付
ベートーヴェン:
(1)弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 op.74「ハープ」
(2)弦楽四重奏曲第11番へ短調op.95「セリオーソ」
東京クヮルテット
[録音:2007 年11 月/アカデミー・オブ・アーツ&レターズ(ニューヨーク)]
東京SQによるベートーヴェン・シリーズ第3弾。中期と後期の狭間に書かれた名
作「ハープ」と、「セリオーソ」二曲を収録。「セリオーソ」でも、冒頭のユニ
ゾンでの息の合い方、集中はものすごいものがあります。ハルモニア・ムンディ
・レーベルでのベートーヴェン全集の完成を間近に控え、ますますこのクヮル
テットが円熟の極みにあることを存分に感じさせる、見事な出来栄えです。



<OBSIDIAN>
イギリスの古楽レーベル。レーベルの名前「OBSIDIAN(オブシディアン)」はガラ
ス質の火成岩、黒曜石(黒曜岩)のこと。洗練された黒曜石の輝きは、古代からの
メッセージのように神秘的であり、その闇から放たれる光は多くのことを教えて
くれるようでもあります。OBSIDIANレーベルは、そのような過去からの光とメッ
セージを今に伝えるべく設立されました。フレットワークやアンドルー・ローレ
ンス=キングなどイギリスが誇る古楽の巨匠たちの参加にも注目です。

OBSCD 705 \2180
ヘンリー8世によるロイヤル・クワイアブックからモテット集
1.ジョン・タヴァナー:よき羊飼イエス・キリストよ
2.作者不詳:王のパヴァーヌ
3.作者不詳:イングランドの喜び
4.ヘンリー8世:コンソート第12番
5.作者不詳:恋する貴婦人
6.ヘンリー8世:タンデルナーケン
ロイヤル・クワイアブックからモテット集より(大英帝国図書館所蔵)
7.サンプソン:Salve radix
8.サンプソン:Psallite felices
9.Benedictus de Opitiis: Sub tuum presidium
10.サンプソン: Quam pilcra est
11.作曲者不詳:Hec est preclarum
12.ジャコタン: Beati omnes
13.ヘンリー8世:コンソート第13番
14.ヘンリー8世:私の心よ
15.ヘンリー8世:ああマダム
16.ヘンリー8世:Though some saith
17.フィリップ・ヴェルドロ: Nil majus superi vident
18.ヘンリー8世:コンサート第8番
19.ヘンリー8世:さようならマダム
20.ヘンリー8世:真実の愛に
21.フェアファックス:Lauda vivi alpha et oo
アラミレ デイヴィッド・スキナー(指) 
アンドリュー・ローレンス=キング(Harp)
録音:2006年4月、2008年5月、9月 聖マグダラのマリア教会、聖ミカエル教会、
ケンブリッジ・シドニー・サセックス大学
2009年はイギリス国王ヘンリー8世戴冠500年をむかえた記念の年でした。ヘンリ
ー8世は作曲家を優遇し、また自身でも作曲家を行うなど音楽愛好家として知ら
れています。そのヘンリー8世の写本(大英帝国図書館所蔵)から15曲選び、ジョ
ン・タヴァナーらの作品6曲をカップリングしたアルバム。古楽ハープ界のスタ
ー、アンドリュー・ローレンス=キングも参加し、イギリスの新鋭古楽アンサン
ブル、アラミレがイギリスに脈々と流れる音楽の歴史を伝えてくれる1枚です。

OBSCD 704 \2180
ルートヴィヒ・ゼンフル(1486-1543):ミサ・パスカリス、モテット、歌曲集
1.Missa Paschalis(Kyrie)
2.Missa Paschalis(Gloria)
3.So ich sie dann
4.Carmen in Re
5.Im Maien
6.Missa Paschalis(Sanctus)
7.Missa Paschalis(Agnus Dei)
8.Ach Elslein
9.Ich Stuend
10.Wohl auf
11.Ave Maria(super Josquin)
12.Was wird
13.Carmen in La
14.So man lang macht
15.Fortuna ad voces musicales
16.Quis dabit oculis(Festa; arr. Senfl?)
クイントエッシェンシャル アンドリュー・ローレンス=キング(Harp)
クリストファー・ワトソン(T)ロバート・マクドナルト(B)
ケンブリッジ・シドニー・サセックス大学合唱団 デイヴィッド・スキナー(指)
録音:2008年5月、7月 ケンブリッジ・シドニー・サセックス大学 
聖エメラム教会(レーゲンスブルク)
ルートヴィヒ・ゼンフルは当時ヨーロッパを牽引する作曲家でマクシミリアン
1世にも寵愛され宮廷作曲家に任命されています。この録音はゼンフル宗教音楽
セレクションの一環で、オルガニストと5人の管楽器奏者によるアンサンブル、
クイントエッシェンシャルとローレンス=キングによるシリーズ・アルバム。
シンプルで感動的な旋律線が特徴的なゼンフルの作品を堪能できる内容です。

OBSCD 703 \2180
フィリップ・ヴェルドロ:チューダー王のためのマドリガル集
1.Italia mia benche 'l parlar sia indarno
2.Con l'angelico riso
3.Quanto sia lieto il giorno
4.Lasso che se creduto
5.O dolce note
6.Madonna qual certezza
7.Afflicti spirti mei
8.Dentr'al mio cor
9.Quando nascesti Amore?
10.Piove dagli occhi della donna mia
11.Pur troppo donn'in van tant'ho sperato
12.I vostri acuti dardi
13.Chi non fa prova Amore
14.Lieta e madonna et io pur come soglio
15.Con lacrim'et sospir
16.Donna se fera stella
17.Ognun si duol d'amore
18.Altro non e 'l mio amor che 'l proprio inferno
19.Madonna io v'amo et taccio
20.Si suave e l'inghanno
21.Se ben li occhi mia infermi
22.Cortese alma gentile
23.Quanta dolceca Amore
24.Donna che sete fra le donne belle
25.La bella donna a cui donast' il core
26.Deh quanto e dolc'amor
27.Donna leggiadra et bella
28.Madonna per voi ardo
29.Amor io sento l'alma
30.Ultimi miei sospiri
アラミレ デイヴィッド・スキナー(指) 
リンダ・セイス(Lute&ルネサンス・ハープ)
録音:2006年4月27,28日、10月31日 聖ミハエル教会(オクスフォード)
フィリップ・ヴェルドロは16世紀前半イタリアにおけるマドリガーレの重要な作
曲家。フランス生まれながらイタリアで生活し1520年頃からフィレンツェ大聖堂
の教会楽長を務め、マドリガーレの創始者とも言われています。ヴェルドロのマ
ドリガーレを集め、アラミレの見事なアンサンブルでまとめて聴く貴重な1枚です。



<audite>
AUD 10022 \800
完全限定盤
紙ジャケット仕様
マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
ラファエル・クーベリック(指)
バイエルン放送交響楽団
録音:1979年11月2日ミュンヘン、ヘルクレス・ザール(ライヴ・ステレオ)
毎年auditeがお試し価格でお届けしているカタログつきCDの2010年度版は、クー
ベリックとバイエルン放送響によるマーラーの「巨人」。
この1979年11月2日の「巨人」は、1961年以来1979年までバイエルン放送響の首
席指揮者を務めたクーベリックが、ポスト辞任後初めて手兵との演奏会に登場
したときのもの。緊張感が際立つ点では、やはり、2009年度版カタログつきCD
の内容で、1981年に行われた交響曲第5番のライヴ(AUD.10020)と同様に、いく
つか存在するクーベリックの別演奏との比較でも、別格というべききわめつけ
の内容となっています。音質優秀なステレオ録音。
カタログつきCDという性格のため、追加再プレスはありませんのでお早めにお
求めください。
(※カタログ仕様、4色84ページ。ディスクはAU.95467としてリリースされてい
るものと同内容ですが、レギュラー盤のブックレットは付属致しません。)




<Mariinsky>
MAR 0504(SACD-Hybrid) 2枚組 \2850
シチェドリン:
(1)歌劇「魅せられた旅人」
(2)バレエ音楽「イワンと仔馬(せむしの仔馬)」より4篇
(3)管弦楽のための協奏曲「お茶目なチャストゥーシカ」
セルゲイ・アレクサーシキン(Bs)、クリスチーナ・カプスチンスカヤ(Ms)、
エフゲニー・アキーモフ(Ten)、
ワレリー・ゲルギエフ(指)
マリインスキー劇場管弦楽団、同合唱団
[録音:2009年7月 マリインスキー劇場コンサートホール(セッション録音)]
先頃も感動の日本公演を行ったゲルギエフとマリインスキー劇場管、今世界で
一番熱い団体と申せましょう。今回の新譜は旧ソ連時代以来の重鎮シチェドリ
ン作品集。ソ連作曲家同盟議長歴任のいわゆる体制側幹部だったため低く見る
向きもありますが、ソヴィエト音楽の伝統を今日に継承する人間国宝的存在と
いえます。ゲルギエフはシチェドリンを非常に高く評価し、積極的に演奏、録
音することを宣言していて頼もしい限り。
「魅せられた旅人」は演奏会用オペラと称される大掛かりな舞台を必要としな
い作品で、独唱は3人。2002年にマゼール指揮ニューヨーク・フィルで初演され
ましたが、ロシアでは何故か2007年まで演奏されませんでした。原作はショスタ
コーヴィチの「ムツェンスクのマクベス夫人」と同じニコライ・レスコフで、
農奴の息子イワンが旅をするなかで修道院へ入ったり、タタールをキリスト教
に改宗させたり、ジプシー女に入れあげた皇子が出てきたりと抱腹絶倒の民話
風小説。シチェドリンはリムスキー=コルサコフばりの作曲技法と管弦楽法の
魔術で見事に作品化しています。さらに彼の代表作「イワンと仔馬(せむしの
仔馬)」や、先日の来日公演のアンコールで奏され、その演奏効果とボルテージ
の高さで聴衆を釘付けにした「お茶目なチャストゥーシカ」が入っているのも
嬉しい限り。ゲルギエフとマリンスキー管の魔術に酔わされます。

<STRADIVARIUS>
STR 33832 \2180
グロンドーナ・プレイズ・アストゥリアス 
アルベニス没後百年へのトリビュート
イサーク・アルベニス(1860-1909)/
ミゲル・リョベト編曲:オリエンタル
アンドレス・セゴビア編曲:アストゥリアス
フランシスコ・タレガ編曲:パヴァーヌ=カプリッチョ/グラナダ
フランシスコ・タレガ、ミゲル・リョベト編曲:セビリャ
ミゲル・リョベト編曲:コルドバ
フランシスコ・タレガ、ミゲル・リョベト編曲:カディス
ミゲル・リョベト編曲:
赤い塔/入江のざわめき/エボカシオン/椰子の木陰/カスティリャ
ステファノ・グロンドーナ(ギター)
ギターのレパートリーとしてすっかり定着しているアルベニスのピアノ作品から
の編曲の数々。イタリア人ながらスペインの巨匠アンドレス・セゴビアから「お
気に入りの弟子」の一人に挙げられたグロンドーナ。スペインのレパートリーの
解釈もお墨付きです。

STR 33831 \2180
ジョルジョーネの時代のヴェネツィアの歌
不詳:Su su leva alza le ciglia
マルケット・カーラ:Mentre io v&ograve; per questi boschi
マルコ・ダッラクイーラ:Recercar, liuto solo
不詳:La via de la fiumera voglio fare
不詳:Su l'herba fresca(Gagliarda)
不詳:Amor che fai? Occido et poi do vita
ジョアン・アンブロジオ・ダルツァ:Caldibi Castigliano
不詳:Se cosi bella sete
セバスティアーノ・フェスタ:L'ultimo di di Magio un bel matino
ジョアン・アンブロジオ・ダルツァ:Calata alla spagnola
フランチェスコ・パタヴィーノ:Un cavalier di Spagna
シルヴェストロ・ガナッシ:Recercar quarto, viola solo
ジェロニモ・デル・ラウロ:Non mi dir che non si po
不詳:Tanto mi trovo hay lasso el cor piaghato
ヴィンツェンツォ・ルッフォ:Capriccio la Gamba in basso e soprano
不詳:Amor che fai si altero?
不詳:Che saragrave; che non sar&agrave;
不詳:La Traditora(Pavana)
ミケーレ・ピゼンティ:Quando lo pomo vien dalo pomaro
不詳:La Traditora(Gagliarda)
フランチェスコ・パタヴィーノ:De l&agrave; da l'acqua sta la mia amorosa
不詳:El Bisson(Pavana)
マルケット・カーラ:Cangia sperar mia voglia
不詳:Zorzi(saltarello)
マルケット・カーラ:Tante volte si si si
エッラ・デ・ミルコヴィク(ソプラノ)
パオロ・ボルゴノーヴォ、マッテオ・ゼナッティ(テノール)
アンドレダ・ファヴァーリ(バス)
アッカデーミア・ストルメンターレ・イタリアーナ
アルベルト・ラージ(指揮)
「眠れるヴィーナス」、「嵐」などで知られるヴェネツィア派の画家ジョルジョ
ーネ(1478頃-1510年)の時代、イタリア・マドリガーレ隆盛前のヴェネツィアに
おける声楽曲を中心としたアルバム。

STR 33846 \2180
シューマン(1810-1856):
間奏曲集 Op.4
3つの幻想的小品 Op.111
ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調 Op.11
アンドレア・パドヴァ(ピアノ)

●旧譜情報
STR 33309 \2180
アルベルト・サヴィニオ(1891-1952):
Les Chants De La Mi-mort(ピアノのための組曲;1914)
アルバム 1914
(ピアノのための、フィナーレに声、ファゴットとピアノを伴う)(*)
ブルーノ・カニーノ(ピアノ、チェレスタ(*))
ルイザ・カステッラーニ(ソプラノ(*))
アルベルト・ヨナ(バリトン(*))
ダニーロ・ザッファローニ(ファゴット((*))
アルベルト・サヴィニオは画家ジョルジョ・デ・キリコ(1888-1978)の弟で、画
家、作曲家、作家として活躍しました。

STR 33342 \2180
マリー・コゴイ(1892-1956):ヴァイオリンとピアノのための作品全集
アンダンテ ホ長調(*)/前奏曲(*)/肖像(*)
アンダンティーノ・カンタービレ/アレグレット
アンダンテ・ポーコ・ピウ・モッソ/スケッチ
アンダンティーノ・ソステヌート/ピウ・モッソ
チルトミル・シシコヴィチ(ヴァイオリン(*))
エマヌエーレ・アルチウリ(ピアノ)
マリー・コゴイはスロヴェニアの作曲家。

STR 33349 \2180
ブルーノ・マデルナ(1920-1973):電子音楽集
Notturno(1956)/Syntaxis(1956)/Continuo(1958)
Musica su due dimensioni(1958)
Dimensioni II(1つの声のためのインヴェンション;1960)
Serenata III(1961)/Le Rire(1962)
キャシー・バーベリアン(ソプラノ)
レナート・リヴォルタ(フルート)

STR 33355 \2180
アドリアン・ヴィラールト(1490?-1562):作品全集 Vol.7
ヴィラールトと彼のサークル
アドリアン・ヴィラールト、ジュリオ・セーニ(1498-1561)、
ジローラモ・カヴァッツォーニ(1510頃-1565頃)、
ジローラモ・パラボスコ(1520頃-1557)、ニコロ・ブノワ(1510頃-?)、
ギレルモ・ゴリン(1510頃-?)、ガブリエル・コスト(活躍:1538-1543):
リチェルカーリ・ダ・ムジカ・ノーヴァ」(21のリチェルカーレ;1540)
ダニーロ・ロレンツィーニ、アントニオ・エロス・ネグリ、
リッカルド・ヴィッラーニ、
ジュゼッペ・アッツァレッリ(オルガン、チェンバロ)

STR 33356 \2180
ハイドン(1732-1809):三重奏のためのパルティータとディヴェルティメント集
ディヴェルティメント ハ長調 Hob.XV:C1
三重奏曲ト短調 Hob.XV:1(1760)
パルティータ変ロ長調 Hob.XV:38
ディヴェルティメント ヘ長調 Hob.XV:40
ディヴェルティメント ト長調 Hob.XV:41
アッカデーミア・ストルメンーレ・イタリアーナ
パトリツィア・マリサルディ(チェンバロ) カルラ・マロッタ(ヴァイオリン)
アルベルト・ラージ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

STR 33360 \2180
ダニエル・パーセル(1660頃-1717):ソナタ&カンタータ集
フラウト・トラヴェルソと通奏低音のためのソナタ ハ長調
リコーダーと通奏低音のためのソナタ ヘ長調
リコーダー、フラウト・トラヴェルソと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ニ短調
2つのリコーダーと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ヘ長調
リコーダー、フラウト・トラヴェルソと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ト短調
アリア「Shepherds tune your pipes」(無伴奏ソプラノのため)
カンタータ「アポロとダフネ」(ソプラノと通奏低音のための)
カンタータ「She whom above myself I prize」(ソプラノと通奏低音のための)
カンタータ「Within a verdant grove」(ソプラノと通奏低音のための)
カンタータ「セプティミウスとアクメ」(ソプラノと通奏低音のための)
カンタータ「My God, my God, look upon me」
(ソプラノ、オルガンのオブリガートと通奏低音のための)
レ・トレゾール・オルフェ

STR 33369 \2180
ジュゼッペ・サルティ(1729-1802):
フラウト・トラヴェルソとチェンバロのための4つのソナタ
チェンバロとヴァイオリンまたは
フラウト・トラヴェルソのコンチェルタントのための3つのソナタ
第1番ニ長調,第2番ト長調,第3番ト長調
フラウト・トラヴェルソ・ソナタ ト長調
クラウディオ・フェッラリーニ(フラウト・トラヴェルソ)
クリスティーネ・マイヤー(チェンバロ)

STR 33394 \2180
リッカルド・ノーヴァ(1960-):Rythmes du Culte des Cristaux Revants
Rythmes du culte des cristaux revants(*)/Etude(+)
Rythmes du culte des cristaux revants II(#)
Seconda Parafrasi(**)/Rythmes du culte des cristaux revants III(*)
タンボッリーノ・アンサンブル(*)
マリア・グラツィア・ベロッキオ(ピアノ(+))
ガブリエーレ・マッジ(打楽器(#))
カプト・アンサンブル・レイキャヴィク(**)

STR 33417 \2180
リスト(1811-1886):
「巡礼の年第2年、イタリア」(未出版の第1版)
「巡礼の年第2年、イタリア」から 婚礼
エマヌエーレ・アルチウリ(ピアノ)

STR 33426 \2180
ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニ(1700頃-1775):
弦楽五重奏&四重奏曲集
弦楽五重奏曲第3番ト長調
弦楽五重奏曲第2番ト長調
弦楽四重奏のためのコンチェルティーノ ト長調
弦楽四重奏のためのコンチェルティーノ変ホ長調
弦楽四重奏のためのコンチェルティーノ変ロ長調
アンサンブル・アグライア
五重奏の編成はヴァイオリン3・ヴィオラ・チェロ。

STR 33433 \2180
リュートまたはチャンバロのためのペリーヌの曲集 から
エネモン・ゴーティエ(1575-1651)、
ドニ・ゴーティエ(1603-1672)作曲の小品(全30曲)
パオラ・エルダス(チェンバロ)

STR 33435 \2180
ヒンデミット(1895-1963):室内楽作品集
クラリネット、ファゴット、ホルン、ヴァイオリン、
2つのヴィオラ、チェロとコントラバスのための八重奏曲(1857/1958)
フルート、オーボエ、クラリネット、バスクラリネット、
ファゴット、ホルンとトランペットのための七重奏曲(1948)
ピアノ、ヴィオラとヘッケルフォンのための三重奏曲 Op.47(1928)
シュタウフェル弦楽四重奏団
アルノルド管楽五重奏団 他

STR 33474 \2180
ビアージョ・マリーニ(1594-1663):
「ミゼレーレに散りばめられたダヴィデの涙」Op.21(1665)から
ミゼレーレ I/ミゼレーレ III/おお、甘美なるイエス
聖人たちのリタニア/おお、価値ある[O pretiosum]/ミゼレーレ IV
リ・エッランティ
アレッサンドロ・カザーリ(指揮)

STR 33489 \2180
穏やかなそよ風 Vol.1 18世紀ナポリのフラウト・トラヴェルソ・ソナタ集
レオナルド・ヴィンチ(1690/1696-1730):
ソナタ第1番ニ長調/ソナタ第2番ト長調
アレッサンドロ・スカッラッティ(1660-1725):
組曲第1番ヘ長調/組曲第2番ト長調
ドメニコ・ナターレ・サッロ(サッリ)(1679-1744):
ソナタ ニ長調/ソナタ ヘ長調
アンサンブル・ラポテオズ

STR 33520 \2180
ヴィヴァルディ(1678-1741):弦楽のための協奏曲集
協奏曲ホ短調 RV134/協奏曲ト短調 RV156/協奏曲ロ短調 RV169
協奏曲ト短調 RV157/協奏曲イ長調 RV150/協奏曲ト短調 RV133
協奏曲ト長調 RV145/ソナタ変ホ長調「聖墓に」RV130
インシエメ・ストルメンターレ・ディ・ローマ
ジョルジョ・サッソ(指揮)

STR 33533 \2180
羊飼いたちの対話 西暦1600年を記念する音楽
グレゴリオ聖歌:主の生誕の日のイントロイトゥス
マルコ・アントニオ・チェントーリオ(16世紀末-1640):
対話形式の8声のコンチェルト(4人のソプラノ、
2人のアルト、テノール、バスのための、2つのリコーダーを伴う)
3声の子守歌集 から 3曲
シンフォニアと6声のコンチェルト
(2人のソプラノ、バス、2つのヴァイオリンとトロンボーンのための)
タルクイニオ・メールラ(1590/1595-1665):子守歌による宗教的カンツォネッタ
ジョヴァンニ・フランチェスコ・アネーリオ(1567-1630):
われらの主の生誕における羊飼いたちの対話
アッカデーミア・デル・リチェルカーレ
ピエトロ・ブスカ(指揮)

STR 33542 \2180
アレッサンドロ・ソルビアーティ(1956-):室内音楽
弦楽三重奏曲/ソナタ/山麓にて/ソネット/海
アンサンブル・アルテルナンス

STR 33552 \2180
ゴッフレード・ペトラッシ:(1904-2003):
断章(1983)/フルート協奏曲(1960)/詩(1977-1980)
キリエ(1986)/ドン・キホーテの肖像(1945)
ジャンパオロ・プレット(フルート)
フィレンツェ五月音楽祭合唱団&管弦楽団
アルトゥロ・タマヨ(指揮)

STR 33584 \2180
女性の音楽 17-19世紀ロンバルディアの女性作曲家たち
ビアンカ・マリア・メーダ(17世紀):
Cari musici(モテット)/Volo vivere fortunata(モテット)
マリア・テレーザ・アニェージ(1720-1795):
チェンバロ、2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲
フランチェスカ・ナーヴァ・ダッダ(1794-1877):ピアノ三重奏曲変ホ長調
カルロッタ・フェッラーリ(1831-1907):6つの歌曲
エリーザ・フランゼッティ、ロレダーナ・アルクーリ(ソプラノ)
リッカルド・リストーリ(バス)
バルバラ・ペトルッチ(チェンバロ)
ラ・ガイア・シエンツァ
イル・クアルテットーネ・オルケストラ・クラシカ
カルロ・デ・マルティーニ(指揮)

STR 33663 2枚組 \3250
サクソフォン・カラーズ 
サクソフォンとピアノのためのイタリアとフランスの音楽
綱渡りの術 サクソフォンとピアノのための新しいイタリア音楽 [STR 33661]
ジョヴァンニ・ソリーマ:
発作断片(Spasimo fragments;1995/2001)/ヤフ(Yafu;1999)
ダニエーレ・サルヴァトーレ:ヘリン(Helin;1999)(*)
アンドレア・ドゥルベッコ:民謡(A folk tune;2000)
エミリオ・ガランテ:南南東に(A sud di sud est;1999)
フィリッポ・デル・コルノ:綱渡りの術(L'arte del Funambolo;2000)
ロベルト・アンドレオーニ:電撃戦(Blitz;2001)
ロレンツォ・フェレーロ:マイ・ブルース(My blues;1982)
カルロ・ガランテ:秋の幾何学(Geometrie d'autunno;1995)
カルロ・ボッカドーロ:Flory et herba(1997)
マリオ・マルツィ(サクソフォン)
パオロ・ザンニーニ(ピアノ)
アルノルド・フォア(語り(*))
カルメロ・ジュリアーノ・グロット(打楽器)
ラプソディ・フランセーズ 
サクソフォンとピアノのためのフランス音楽 [STR 33662]
ジャック・イベール(1890-1962):室内小協奏曲(1933)
アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974):幻想即興曲(1953)
ダリュス・ミヨー(1892-1974):スカラムーシュ Op.165c(1939)
クロード・ドビュッシー(1862-1918):狂詩曲(1903)
ジャン・フランセ(1912-1997):5つの異国の舞曲(1961)
フロラン・シュミット(1870-1958):伝説 Op.66(1918)
アルフレッド・ドザンクロ(1912-1971):前奏曲、カデンツァと終曲(1956)
マリオ・マルツィ(サクソフォン)パオロ・ザンニーニ(ピアノ)

STR 33696 \2180
複数の音楽 イルピニア=ラッセーニャ国際現代音楽祭
フアン・トリゴス:Bagatella para Bartok(2003)
エマヌエーレ・カザーレ:Studio N.2(2000)
エルミル・ミルゾエフ:ReAKSIYA(2002)
マリオ・チェーザ:Excursus n.2(2002)
ロベルタ・ヴァッカ:Baby Blues(2002)
ファブリツィオ・カスティ:Parabola di un visionario(2001)
ジャンニチェンツォ・クレスタ:Del segreto custodito(2002)
ジャンニ・N・フランチア:Moto Virtuale(2002)
ダリヤ・アンドフスカ:Calipso(2003)
ビクトル・ラスガド:Kukarikarus(2002)
イカルス・アンサンブル
マルコ・ペドラッツィーニ(指揮)

STR 33714 \2180
空間と時間の響き ソプラノサクソフォンとオルガン
ザムエル・シャイト(1587-1654):待降節の賛歌(来たれ、異邦人の贖い主よ)
フランソワ・クープラン(1668-1735):
教区のためのミサ から Tierce en Taille,R&eacute;cit de Cornet
ジョスカン・デプレ(1450-1521):御身のみ、奇蹟をなす者
ルイ・ニコラ・クレランボー(1676-1749):ナザール管のレシ
ジャン・フランソワ・ダンドリュー(1682-1738):
マニフィカト/ミュゼット/対話
ジャン・クロード・ダカン(1694-1772):異国風のノエル
ジャン・ラングレ(1907-1991):中世組曲 から ティエント,即興曲,瞑想曲
ジャン・ラングレ:フレスコバルディへのオマージュ から 幻想曲
ガストン・リテーズ(1909-1991):牧歌的間奏曲
グラツィア・サルヴァトーリ(1941-):山鳩の声(2004)
マッシモ・ベルツォッラ(1963-):アンティフォナ ヘ長調(2004)
エミリオ・カパルボ(1968-):イギリスのサックス(2004)
シルヴィオ・アマート(1961-):リチェルカーレ ニ短調(2004)
ピエトロ・タリャアフェッリ/マッシモ・ベルツォッラ/
マルゲリータ・シッドゥルロ編曲:The Hours(2003)
ピエトロ・タリャフェッリ(ソプラノサクソフォン)
マルゲリータ・シッドゥルロ(オルガン)

STR 55001 \2180
Bharata Natyam 南インドの古典舞踊音楽
Mallari / Keerthana / Devaranama / Varna / Svara kattu / Thillana
Jahnavi Jayaprakash(歌)
Hamanth Kumar(ヴァイオリン)
Narashima Moorthy(フルート)
Sri Hari(mrudangam)
Rama Moorthy(tavil)
Kodanda Ram(nagasvaram)




<ARS PRODUKTION>
ARS 38058 \2180
ショパン(1810-1849):
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
ウィリアム・ヨン(ピアノ)
ニュルンベルク交響楽団
フリーデマン・リーレ(指揮)
録音:2004年6月、ニュルンベルク(ドイツ)
ウィリアム・ヨンは韓国に生まれ、ドイツのハノーファー音楽大学、イタリア
のコモ湖国際ピアノ・アカデミーで学んだ現ドイツ在住のピアニスト。

ARS 38069 \2180
ヴィオラ物語
シューマン(1810-1856):
ヴィオラとピアノのためのアダージョとアレグロ Op.70
おとぎの絵本(ヴィオラとピアノのための4つの小品)Op.113
ヒンデミット(1895-1963):ヴィオラ・ソナタ「幻想曲」Op.11 No.4
マルティン・クレーマー(1975-):
ヴィオラとピアノのための悲歌「もう言葉はいらない」(2008)
パウリーネ・ザクセ(ヴィオラ)
ダニエル・ハイデ(ピアノ)
録音:2008年8月29日-9月2日、ヴァイマル宮殿(ドイツ)

ARS 38477 \2180
グスタフ・マーラー、友人と同時代人
グスタフ・マーラー(1860-1911):
「子供の魔法の角笛」による3つの歌曲(歌曲集「若き日の歌」から;1887-1890)
外へ!外へ!,シュトラスブルクの砦に,別離と忌避
ヨセフ・ボフスラフ・フェルステル(1859-1951):
歌曲集「はなだいこん(夜すみれ)」(1900)
はい、優しい奥様,あなたは私の心に,幻影,エピローグ
アレクサンドル・ツェムリンスキー(1871-1942):
4つの歌曲 から 年老いた王がいた(1903/1921)
7つの歌曲 から おやすみなさい(1889-1890),森の対話(1890)
ブルーノ・ワルター(1876-1962):7つの歌曲 から
中声のための3つの歌曲(1900);音楽家のあいさつ,若い夫,兵士
アルフォンス・ディーペンブロック(1862-1921):
年老いた王がいた(1890)/有名人(1908)
ハンス・ロット(1858-1884):(*)
さすらい人の夜の歌(1876),夕べの鐘(1876),
霊のあいさつ(1876),歌手(1880)
ドミニク・ヴェルナー(バスバリトン)
フェリツィタス・シュトラック(ピアノ)
録音:2004、2006年、ヴッパータール、インマヌエル教会
(*)世界初録音。

ARS 38489 \2180
いとも気高き心 中世後期の宮廷音楽
フランチェスコ・ランディーニ(1335-1397):Ochi dolenti mie
ソラージュ(活躍:1380頃):Tres gentil cuer(シャンティー写本所収)
フランチェスコ・ランディーニ:Si dolce non sono
ヤコポ・ダ・ボローニャ(活躍:1340頃-1360頃):
Soto l'Imperio del posente prince
(ディミニューション;ファエンツァ写本所収)
不詳:Toute clerte aus: Codex Chantilly(シャンティー写本所収)
不詳:Ha Fortune aus: Codex Chantilly(シャンティー写本所収)
不詳:Biance flour(ファエンツァ写本所収)
ドン・パオロ・ダ・フィレンツェ(1355頃-1436):Sofrir m'estuet
ギヨーム・ド・マショー(1300頃-1377):Honte, paour, doubtance
フランチェスコ・ランディーニ:Questa fanciulla
フォルトゥーナ・カンタ
オーサ・ユーネシェ(ソプラノ) カトリン・クラウス(リコーダー)
ホルガー・ファウスト=ペータース(フィドル)
ウーテ・ファウスト(フィドル、リコーダー、リュート)
録音:2003年1月9-10日、ハンブルク(ドイツ)、NDR、
ロルフ・リーバーマン・スタジオ

<MARCO DIVA>
UP 0091-2 \2180
グリーグ、ドヴォルジャーク:男声合唱作品集
グリーグ(1843-1907):男声合唱のためのアルバム Op.30(*)
夕べに私は身を横たえ,子供の歌,美しいトレー,クヴォリンのハリング,
最大の愚か者,夕べに私は出かける,若いオーレ,ハリング,マリアの歌,
大きな白い群,ジプシーの若者,クヌートを見よ
ドヴォルジャーク(1841-1904):
男声合唱とピアノのための「スラヴ民謡の花束」Op.43 B.76 から(*/+)
悲しみ,不思議な水,木立の中の少女
リトアニア民謡の歌詞による5つの男声合唱曲 Op.27 B.87
陰口,ポメラニアの人々,愛の契り,いなくなった子羊,宴
Q VOX
ペトル・イリーチェク(テノール) トマーシュ・バドゥラ(テノール、バリトン)
トマーシュ・クレイチー(バリトン、アーティスティック・ディレクター)
アレシュ・プロハーツカ(バス)
トマーシュ・クラール(バリトン(*))
ヤルミラ・ムラジーコヴァー・チェシュコヴァー、
ヘレナ・フィアロヴァー(ピアノ(+))
ルボミール・マートル(監修)
録音:チェコ放送ブルノ支局
日本のアマチュア男声合唱団のレパートリーにもなっている楽曲。Q VOX の精緻
な重唱は参考になるに違いありません。





<AMABILE>
未案内旧譜
AM 0021-2 \2180
音楽なくして人生なし 男声合唱曲集
不詳(Samotulsky kancional より):Pozorujtez mne
ジョヴァンニ・クローチェ(1557-1609):主に向かって新しい歌を歌え
ジャケス・デ・ヴェルト(1535頃-1596):Deligite justitiam
ヨハン・イェープ(1582-1644):私の愛する女
クレマン・ジャヌカン(1480頃-1558):この五月に
オルランドゥス・ラッスス(1532頃-1594):私は拝む[Adoramus]
不詳(Krolmusuv kancional より):アレルヤ
ヴィタウタス・ミシュキニス(1954-):アヴェ・レジナ
ロルフ・ルコフスキー(1926-):音楽なくして人生なし
ヤナーチェク(1854-1928):まことの愛/あの人の気がしれない/沈んだ花環
ヨセフ・ボフスラフ・フェルステル(1859-1951):9つの男声合唱曲 から
Velke, sire, rodne lany,Stav si, vlastovicko,Skrivankovi,
Me orne pudy kazdy hon
ボフスラフ・マルチヌー(1890-1959):Stav'aju
エウゲン・スホニュ(1908-1993):Rano v horach
ミラン・ウヘレク(1925-2000):Tece voda, tece
オルドジフ・ハルマ(1907-1985):Verbunk,Od zahora
フラデツ・クラーロヴェー男声合唱団
ヤン・ミーシェク(指揮)
(C)1999
1996年、チェコ中部の都市フラデツ・クラーロヴェーで創設された男声合唱団の
無伴奏レパートリー集




<Well-Tempered Production>
アメリカ合衆国カリフォルニア州バークレーに本拠を置くオーディオファイル・
レーベル、ウェルテンパード・プロダクションズの現在入手可能なCDを数点追加
でご紹介いたします。

WTP 5162 \1780
21世紀メサイア
ヘンデル(1685-1759)/キャシー・ゲイスラー(リアライゼーション):
オラトリオ「メサイア」(抜粋)
キャシー・ゲイスラー
(シンセサイザー、サンプリング・リアライゼーション)
キャシー・ゲイスラーはウェルテンパード・プロダクションズの創設者でプロ
デューサー。オーボエ奏者でもあります。

WTP 5165 \1780
クリスマス・タペストリー
ジョスカン・デプレ(1440頃-1521)/キャシー・ゲイスラー(リアライゼーション):
ミサ「フェラーラ公エルコレ」
ヨハネス・オケゲム(1410頃-1497)/キャシー・ゲイスラー(リアライゼーション):
ミサ・プロラツィオーヌム
キャシー・ゲイスラー
(シンセサイザー、サンプリング・リアライゼーション)

WTP 5166 \1780
ヴァーチャル・ヴィヴァルディ
ヴィヴァルディ(1678-1741)/キャシー・ゲイスラー(リアライゼーション):
「四季」RV269,315,293,297
グローリア RV589(抜粋)
キャシー・ゲイスラー
(シンセサイザー、サンプリング・リアライゼーション)

WTP 5168 \1780
スカルラッティのハープ
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ集
ト長調 K.201/ハ長調 K.461/ニ短調 K.9/ニ短調 K.10
ロ短調 K.87/ホ長調 K.531/イ長調 K.208/イ長調 K.212
イ短調 K.451/ホ長調 K.135/ト短調 K.476/ヘ短調 K.466
ヘ長調 K.468/ハ長調 K.159/ニ短調 K.213/変ロ長調 K.545
ヴィクトリア・ドレイク(ハープ)
バッハの「無伴奏チェロ組曲(ハープ版)」で好評を博したヴィクトリア・ドレ
イク。

WTP 5177 \1780
ヒート・ビート
Riding the Dragon / Buddha's Beat / Skywalking / Lion's Den
Percusison Discussion / Universal Roots / Havana Cabana
Elder / Soul Fire / Juju Jump / Love Stomp / Village Fete
マイケル・プラズニック(打楽器)
クラシカルな内容ではありませんが、オーディオファイル向きです。




<SOMM>
SOMMCD 090-2 3枚組 \3500
カリーナ・ゲオルギアンのバッハ「無伴奏チェロ」+ソナタ
バッハ(1685-1750):
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007
無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV1008
無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV1012
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009
無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV1010
無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV1011
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第1番ト長調 BWV1027(*)
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第2番ニ長調 BWV1028(*)
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第3番ト短調 BWV1029(*)
カリーナ・ゲオルギアン(チェロ)
ゲイリー・クーパー(チェンバロ(*))
録音:2007年5月(*以外)、2008年1月(*)、
バークシャー(英国)、イースト・ウッドヘイ、聖マーティン教会
カリーナ・ゲオルギアンはモスクワに生まれたアルメニア系ロシアのチェロ奏
者。モスクワ音楽院でロストロポーヴィチに師事し、1966年第3回チャイコフス
キー国際コンクール優勝。ハチャトゥリアンの協奏的狂詩曲を作曲者指揮シカ
ゴ交響楽団とアメリカ初演して以来国際的に活躍し、数多くの同時代作曲家の
新作を初演。1980年より英国に在住し、ドイツのデトモルト音楽大学教授、英
国王立ノーザン音楽大学教授を務めています。
無伴奏組曲全曲にヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタのチェロによる演奏を加え、
3枚組で2枚分の価格です。

SOMMCD 093 \1780
ボールト・コンダクツ・シベリウス
シベリウス(1865-1957):
フィンランディア Op.26/タピオラ Op.112/大洋の女神 Op.73
夜の騎行と日の出 Op.55/ポホヨラの娘 Op.49
劇音楽「テンペスト」前奏曲 Op.109 No.1
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
エイドリアン・ボールト(指揮)
録音:1956年6月、ロンドン、ウォルサムストー・タウン・ホール
原盤:Nixa Recording Company Ltd. LP 16NCL 16024
LP盤起こしによるCD化音源。

SOMMCD 241 \1780
ファーガソン、フィンジ、オースティン、ロースソーン:ピアノ協奏曲集
ハワード・ファーガソン(1908-1999):ピアノと弦楽合奏のための協奏曲
ジェラルド・フィンジ(1901-1956):と弦楽合奏のためのエクローグ Op.10
フェレデリック・オースティン(1872-1952):
ピアノ協奏曲ト短調(デイヴィッド・エリス校訂版)(*)
アラン・ロースソーン(1905-1971):
ピアノ、弦楽合奏と打楽器のための協奏曲第1番(原典版)(*)
マーク・ベビントン(ピアノ)
バーミンガム市交響楽団
ハワード・ウィリアムズ(指揮)
録音:2008年9月28-29日、バーミンガム(英国)、CBSOセンター
(*)初録音。フェレデリック・オースティンは英国のバリトン歌手・音楽教師・
作曲家。「乞食オペラ」のプロデューサー・編曲者としても知られ、またディー
リアスの親友・後援者でもありました。

SOMMCD 242 \1780
アーノルド・バックス(1883-1953):
ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノ
(1939;グレアム・パーレットによるオーケストレーション&校訂版)(*)
ジョン・アイアランド(1879-1962):
ピアノ協奏曲変ホ長調(1930)/伝説(ピアノと管弦楽のための;1934)
マーク・ベビントン(ピアノ)
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン
デイヴィッド・カーティス(指揮)
録音:2009年4月15-16日、バーミンガム(英国)、タウン・ホール
(*)は未完のスコアを音楽学者パーレットが補筆完成させたもので、初録音。

SOMMCD 243 \1780
エルガー:艦隊のフリンジ
ジョン・アンセル(1874-1948):序曲「プリマス・ホー」
エドワード・エルガー(1857-1934)/トム・ヒギンズ編曲:
艦隊のフリンジ(4人のバリトンと管弦楽のための)(*/+)(a)
大きな汽船(伴奏を伴わない4人のバリトンのための)(*/+)(#)(b)
ジョン・アイアランド(1879-1962)/トム・ヒギンズ編曲:
兵士(バリトンと管弦楽のための)(*)(b/c)/鳴り響け、ラッパよ(同)(*)(b)
エドワード・エルガー:弦楽のための悲歌
ヘイドン・ウッド(1882-1959):マン島序曲「山と峡谷の島」(c)
エドワード・ジャーマン(1863-1936)/トム・ヒギンズ編曲:
大きな汽船(バリトンと管弦楽のための)(*)(b)
ジョン・アンセル(1874-1948):序曲「帆船」
ヘイドン・ウッド:イングランドのエリザベス(行進曲)(d)
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン(*))
ニコラス・レスター、ダンカン・ロック、ローレンス・メイクル(バリトン(+))
ギルドフォード・フィルハーモニー管弦楽団(#以外)
トム・ヒギンズ(指揮(#以外))
録音:2009年5月9-10日、ロンドン NW3、ゴスペル・オーク、オール・ハローズ
教会
(a)1917年以来のプロフェッショナル録音/(b)当編曲版による初録音/
(c)初録音/(d)初CD録音。
第一次大戦時の戦艦での生活をテーマとしたラドヤード・キプリング(1865-1936)
のテキストによるアルバム・タイトル曲(SOMMレーベルが独占録音権を持ってい
るようです)他、主に当時の海に関係する音楽を集めた一枚。声楽作品の伴奏は
新規にオーケストレーションを施されています。

SOMM-BEECHAM 25 \1780
ビーチャム・コレクション
リスト(1811-1886):ファウスト交響曲
アレグザンダー・ヤング(テノール)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
トマス・ビーチャム(指揮)
録音:1956年11月14日、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール

SOMMCD 016-2 2枚組 \2650 ※12月13日ご注文分までの特価 \2180
【旧譜・特別受注】
ケンペのブルックナー
ブルックナー(1824-1
896):交響曲第8番ハ短調
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
ルドルフ・ケンペ(指揮)
録音:1971年、チューリヒ・トーンハレ・スタジオ
原盤:Ex Libris
1973年にLPで発売されたケンペ・ファンに人気の録音をCD化したもの。
SOMMレーベルでは最近、旧譜の再生産をマスターテープからのCD-Rコピーで行う
ケースが見られ、当盤も将来の再生産でCD-Rに切り替えられる可能性がございま
す。今回は当盤のCD再プレスに合わせ特別受注を行います。締め切り日までの
受注分に対し特別価格を設定いたしますので、どうぞこの機会にご検討ください。





<DUX>
DUX 0684 \2080
フェリクス・ノヴォヴィエイスキ(1877-1946):
無伴奏混声合唱のための「海の歌」第2集 Op.42 Nos.18-34
ヴァルミヤ=マズリ大学合唱団
ベネディクト・ブウォニスキ(指揮)

DUX 0603 \2080
【旧譜・情報訂正】
フェリクス・ノヴォヴィエイスキ(1877-1946):
無伴奏混声合唱のための「海の歌」第1集 Op.42 Nos.1-17
ヴァルミア=マズリ大学合唱団
ベネディクト・ブウォンスキ(指揮)
録音:2007年6月、ポーランド、オルシュティン、
F・ノヴォヴィエイスキ・フィルハーモニー・コンサートホール
“「海の歌」Op.42(全17曲)”とご案内しておりましたが、誤りでした。申し訳
ございません。曲集が2集に分かれて出版されているのか、第35曲以降が存在す
るかについては現在のところ不明です。

DUX 0732 \2080
ボレスワフ・シャベルスキ(1986-1979):
管弦楽組曲 Op.10(1936)から トッカータ/合奏協奏曲(1954)
ヘンリク・ミコワイ・グレツキ(1933-):3つの舞曲 Op.34(1973)
エウゲニウシュ・クナピク(1951-):
翡翠の笛(ソプラノと管弦楽のための;1973)(*)
ボジェナ・ハラシモヴィチ(ソプラノ(*))
シロンスク・フィルハーモニー管弦楽団
ミロスワフ・ヤツェク・ブワシュチク(指揮)
ポーランドのカトヴィツェ音楽院で師弟関係にあった三人の作曲家を取り上げた
アルバム。クナピクはグレツキに、グレツキはシャベルスキに師事しました。

DUX 0740 \2080
ミコワイ・ジェレンスキ(1550頃-1616頃):作品全集 Vol.1
「年間のオフェルトリム集」(1611)
Laetentur caeli / Deus Firmavit / Tui Sunt Caeli / Elegerunt Apostoli
Iustus Ut Palma Florebit / Anima Nostra / Inveni David / Reges Tharsis
Desiderium Animae Eius / Tu es Petrus / Laeramini in Domino
Mihi Autem Nimis / Diffusa Est Gratia / Constitues Eos
Veritas Mea Et Misericordia / Ave Maria / Terra Tremuit
Angelus Domini Descendit / Intonuit De Caelo / Confitebuntur Caeli
Dextera Domini / Posuisti Domine / Gloria Et Divitiae
コレギウム・ジェレンスキ
カペッラ・コラコヴィエンシス
スタニスワフ・ガウォンスキ(指揮)

DUX 0638 \2080
マレク・スタホフスキ(1946-):チェロと弦楽合奏のための作品集
チェロと弦楽合奏のための協奏曲(1988)
レチタティーヴォと祈り(1999)
アレグロ・リコルダメンテ(1999)
ドロタ・イミェロフスカ(チェロ)
ベートーヴェン・アカデミー管弦楽団
ピオトル・スーコフスキ(指揮)

DUX 0729 \2080
クラクフの聖マリア教会の20世紀音楽
フェリクス・ノヴォヴィエイスキ(1877-1946):
オルガン交響曲第2番「聖マリア教会の十字架の前に」Op.45
(1920-1933)から アダージョ
ヤン・ヤルゴン(1928-1995):三部作(1963)
即興曲,アダージョ・カンタービレ,4声のフーガ
ユリウシュ・ウーチュク(1927-):
3つの受難の歌(ソプラノとオルガンのための;1982)
ピエタ-十字架の前での聖母の悲嘆,
哀悼歌-私たちの主の受難に寄せる哀歌,賛歌-神の称賛
マリアの前奏曲
レフ・スコチラス(1956-):聖チェチーリアを称えるミサ(2002)
キリエ,サンクトゥス-ベネディクトゥス,アニュス・デイ
タデウシュ・マフル(1922-2003):
オルガンのための組曲「ステンドグラス」(1993)から
ステンドグラス III,ステンドグラス IV
イェジ・カシツキ(1926-):
ラテン語のテキストによるソプラノとオルガンのための3つの詩篇(1997)
Confitebor Tibi,Beatus vir,Lauda Jerusalem
マレク・ステファンスキ(1969-):受難即興曲(声とオルガンによる即興)
マレク・ステファンスキ(オルガン)
エルジビェタ・トファルニツカ(ソプラノ)

DUX 0738 \2080
クリスマス・タイム
夜の静けさの中で/小さなイエス/おやすみ、小さなイエス
あなたの場所はなかった/神は生まれた/かすかに、そっと
Przybiezeli do Betlejem(Merrily to Bethlehem)
オポレ・フィルハーモニー管弦楽団
ボグスワフ・ダヴィドフ(指揮)
詳細不明です。

DUX 0745 \2080
ダンシング・イン・ブルー
アルベニス(1860-1909):セビリャ/ナバラ
ヒナステラ(1916-1983);3つのアルゼンチン舞曲
ピアソラ(1921-1992):ブエノスアイレスの冬/ブエノスアイレスの夏
ラファウ・A・ウーシチェフスキ(ピアノ)




<TRITO>
TD 0060 \2180
マリナーの「運命」&「田園」
ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲第5番ハ短調「運命」Op.67
交響曲第6番ヘ長調「田園」Op.68
カダケス管弦楽団
ネヴィル・マリナー(指揮)
録音:2005年

TD 0070 \2180
モデルニスタのギター音楽
エミリ(エミリオ)・プジョル(1886-1980):スペインの3つの小品
トナディリャ,スペインのタンゴ,グアヒラ(キューバを想起させる)
ジュアキム・マラス(1872-1912)/タレガ編曲:
アンダルシアのセレナード/スペインのセレナード
ジュアン・マネン(1883-1971):幻想ソナタ Op.A-22
ロベルト・ジェラルド(ロバート・ジェラード;1896-1970):幻想曲
ホアキン・トゥリナ(1882-1949):ソナタ Op.61
ジュゼッペ・カレール(ギター)
録音:2006年8月、ボルツァーノ(イタリア)、福音教会
青春時代にカタルーニャ・モデルニスモ(例えば建築におけるガウディ)の洗礼を
受けた作曲家たちの作品集。




<BEL AIR MUSIC>
「メジャー・ミュージックを提供するマイナー・レーベル」を謳うモナコ公国
のレーベル。ロシアでの録音が中心。

BAM 9608 \1450
ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58(*)/ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
パーヴェル・ネルセシアン(ピアノ)
新ロシア管弦楽団(*)
アンドレイ・チスチャコフ(指揮(*))
録音:1996年11月、モスクワ放送スタジオ5

BAM 9613 \1450
ブラームス(1833-1897):
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77(*)
ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調 Op.120 No.2(+)
アレクセイ・ブルーニ(ヴァイオリン)
新ロシア管弦楽団(*)
アンドレイ・チスチャコフ(指揮(*))
レオニード・オグリンチュク(ピアノ(+))
録音:1996年1月、モスクワ放送スタジオ5

BAM 9616 \1450
グリーグ(1843-1907):
ピアノ協奏曲イ短調 Op.16(*)
「ペール・ギュント」組曲第1番 Op.46/同第2番 Op.55
アンドレイ・ピサレフ(ピアノ(*))
新ロシア管弦楽団
オレグ・ポルテフスキー(指揮)
録音:1996年11月、モスクワ放送スタジオ5

BAM 9621 \1450
ラフマニノフ(1873-1943):
ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18(*)
絵画的練習曲集 Op.33 から 第1番ヘ短調,第2番ハ長調,
第3番変ホ短調,第4番変ホ長調,第5番ト短調
楽興の時 Op.16 から 第3番ロ短調
10の前奏曲 Op.23 から 第4番ニ長調,第5番ト短調
13の前奏曲 Op.32 から 第12番嬰ト長調
アンドレイ・ピサレフ(ピアノ)
新ロシア管弦楽団(*)
アンドレイ・チスチャコフ(指揮(*))
録音:1996年11月、モスクワ放送スタジオ5

BAM 9622 \1450
ラフマニノフ(1873-1943):交響曲第2番ホ短調 Op.27
新ロシア管弦楽団
アンドレイ・チスチャコフ(指揮)
録音:1996年11月、モスクワ放送スタジオ5

BAM 9724 \1450
ボロディン(1833-1887):交響曲第2番ロ短調
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):オペラ「皇帝サルタンの物語」からの組曲
新ロシア管弦楽団
オレグ・ポルテフスキー(指揮)
録音:1997年6月、モスクワ放送スタジオ5

BAM 9725 \1450
チャイコフスキー(1840-1893)/ミハイル・プレトニョフ編曲:
「眠れる森の美女」(ピアノ版)
シューベルト(1797-1828):
楽興の時 D.780 から 第1番ハ長調
即興曲変ホ長調 D.899 No.1/同変イ長調 D.899 No.4
D・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ ホ長調 K.380(L.230)
スクリャービン(1872-1915):
練習曲嬰ハ短調 Op.2 No.1/練習曲嬰ニ短調 Op.8 No.12
ラフマニノフ(1873-1943):前奏曲ト長調 Op.32 No.5
モシュコフスキ(1854-1925):8つの性格的小品 Op.36 から 火花(第6曲)
シューマン(1810-1856):子供の情景 から トロイメライ
パーヴェル・ネルセシアン(ピアノ)
録音:1997年11月、モスクワ放送スタジオ5

BAM 9827 \1450
2台のピアノ
ラフマニノフ(1873-1943):
ロシア狂詩曲/組曲第2番 Op.17 から ロマンス(第3曲)/イタリアのポルカ
6つの小品 Op.11 から ロシアの歌(第3曲),ワルツ(第4曲)
デュカス(1865-1935):魔法使いの弟子(作曲者編曲による2台ピアノ版)
ドビュッシー(1862-1918):
牧神の午後への前奏曲(作曲者編曲による2台ピアノ版)
ビゼー(1838-1875):子供の遊び
アンドレイ・ピサレフ、パーヴェル・ネルセシアン(ピアノ)
録音:1996年1月、モスクワ放送スタジオ1

BAM 9901 \1450
ユニーク・バロック・ミュージック
トレッリ(1658-1709):トランペットと弦楽のための協奏曲ニ長調(#)
ペルゴレージ(1710-1736):スターバト・マーテル から 第1曲(*/+),第4曲(*)
ポルポラ(1686-1768):
オペラ「ポリフェーモ」から 偉大なジュピターよ(オーボエ用編曲版)(**)
リッカルド・ブロスキ(1698-1756):
オペラ「アルタセルセ」から 私はあの船のように(*)
オペラ「イダスペ」から 忠実な影よ、私も(*)
アルビノーニ(1671-1750):オーボエ協奏曲第9番ニ短調 から アダージョ(**)
ハッセ(1699-1783):オペラ「クレオフィーデ」から 立ち上がれ、勇気を出せ(*)
グルック(1714-1787):
オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」から エウリディーチェを失って(*)
パーセル(1659-1695):オペラ「インドの女王」から トランペット序曲(#)
ペルゴレージ:スターバト・マーテル から 第6曲(*)
ヘンデル(1685-1759):
オペラ「リナルド」から 私を泣かせて下さい(*)
オラトリオ「ソロモン」から シバの女王の入場
オリガ・コンディナ(ソプラノ(*))
エリク・クルマンガリエフ(男性アルト(+))
アンドレイ・ロカレンコフ(トランペット(#))
セルゲイ・リセンコ(オーボエ(**))
新ロシア室内管弦楽団
アレクサンドル・ルーディン(指揮)
録音:2000年1月、モスクワ放送スタジオ5

BAM 9909 \1450
モーツァルト(1756-1791):オペラ「ドン・ジョヴァンニ」序曲
シューマン(1810-1856):ピアノ協奏曲イ短調 Op.54(*)
バッハ(1685-1750):ピアノ協奏曲第5番ヘ短調 BWV1056(*)
ミッシャ・マンツ(ピアノ(*))
新ロシア管弦楽団
ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮)
録音:1999年5月、モスクワ音楽院大ホール

BAM 2000 \1450
ロシアの映画音楽(Vol.1)
スヴィリドフ:「時よ、前進」(1966)から 序曲
ダシケヴィチ:「シャーロック・ホームズとワトスン博士」(1980)から 序曲
プロコフィエフ:「キージェ中尉」(1934)から トロイカ
ショスタコーヴィチ:「ハムレット」(1964)から 宮廷舞踏会
ショスタコーヴィチ:「馬あぶ」(1955)から ロマンス
ガヴリーニン:「アニュータ」(1961)から タランテッラ
ショスタコーヴィチ:「ピロゴフ」(1947)から ワルツ
ドゥナエフスキー:「グラント船長の子供たち」(1936)から 序曲
ガヴリーニン:「アニュータ」から 大ワルツ
フレンニコフ:「軽騎兵のバラード」(1968)から アダージョ
スヴィリドフ:「吹雪」(1965)から ワルツ,ロマンス
タリヴェルディエフ:「春の17の瞬間」(1973)から カフェでのカップル
ドガ:「私の穏やかで優しい獣」(1974)から ワルツ
ペトロフ:「黒い耳の白い犬」(1977)から 列車
ペトロフ:「秋のマラソン」(1979)から 序曲
ドゥナエフスキー:「サーカス」(1936)から 行進曲
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
コンスタンチン・クリメツ(指揮)
録音:2000年1月、モスクワ放送スタジオ5
映画題名は英訳からの直訳につき一般的邦題とは異なる可能性があります。

BAM 2002 \1450
ヘンデル(1685-1759):オルガン協奏曲(*)
変ロ長調 Op.7 No.1/ヘ長調 Op.4 No.5/変ロ長調 Op.4 No.6
チャイコフスキー(1840-1903)/エカテリーナ・メルニコワ編曲:
子供のアルバム Op.39 より
朝の祈り,木製の兵隊の行進曲,ワルツ,農夫がアコーディオンを弾く,
カマリンスカヤ,フランスの古い歌,ババ・ヤガ,ひばりの歌,
手回しオルガン弾きは歌う,合唱
サン=サーンス(1835-1921)/エカテリーナ・メルニコワ編曲:
「動物の謝肉祭」より
序奏と堂々たるライオンの行進,らば,亀,象,森の奥のかっこう,
水族館,化石,フィナーレ
エカテリーナ・メルニコワ(オルガン)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮(*))
録音:2000年8月、モナコ大聖堂

BAM 2003 \1450
ロシアの映画音楽 Vol.2
ペトロフ:「私はモスクワを歩く」(1963)から 私はモスクワを歩く
ハチャトゥリアン:「仮面舞踏会」(1944)から ワルツ
ショスタコーヴィチ:「馬あぶ」(1955)から ダンス
レベジェフ:「進め、海上警備隊」(1987)から フランスのテーマ
ショスタコーヴィチ:タヒチ・トロット(二人でお茶を)(1928)
ドゥナエフスキー:「ヴォルガ-ヴォルガ」(1938)から 若者たちの歌
ゲヴィクスマン:「世界大戦」(1978)から 兵士への手紙
ハチャトゥリアン:「仮面舞踏会」から ロマンス
フレンケル:「アンタッチャブルズの新たなる冒険」(1968)から 追跡
ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲(1934)から ワルツ
プロコフィエフ:「キージェ中尉」(1934)から ロマンス
グラトコフ:「平凡な奇跡」(1978)から 愛の決まり文句
カバレフスキー:「ペテルブルクの夜」(1934)から 即興曲(*)
ズプコフ:「ジプシー」(1979)から 会合
ペトロフ:「クルマにご用心」(1966)から ワルツ
プロコフィエフ:「イワン雷帝」(1944)から ダンス
ショスタコーヴィチ:「マクシムの帰還」(1937)から ワルツ
ババジャニアン:「ドキュメンタリー」(1980)から 夜想曲(+)
レベジェフ:「進め、海上警備隊」から お前の鼻を見下ろすな
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団(*/+以外)
セルゲイ・スクリプカ(指揮(*/+以外))
M・シェストコフ(ヴァイオリン(*))
E・サランツェワ(ピアノ(*))
D・スミルノフ(ピアノ(+))
録音:2002年3月、モスクワ放送スタジオ5
映画題名は英訳からの直訳につき一般的邦題とは異なる可能性があります。

BAM 2004 \1450
バッハ(1685-1750):
イタリア協奏曲 BWV971/イギリス組曲第5番 BWV810
パルティータ第5番 BWV829
ワレーリー・グロホフスキー(ピアノ)
録音:2002年1月、モスクワ放送スタジオ5

BAM 2005 \1450
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15(*)/ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2 No.3
ワレーリー・グロホフスキー(ピアノ)
モスクワ放送交響楽団(*)
クリストファー・ウィルキンズ(指揮(*))
録音:2001年1月、モスクワ放送スタジオ5

BAM 2010 \1450
モーツァルト(1756-1791):
オペラ「劇場支配人」K.486 序曲/ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503(*)
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37(*)
チョ・ミンキョン(ピアノ(*))
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮(*))
録音:2000年3月、モスクワ放送スタジオ5

BAM 2011 \1450
フンメル(1778-1837):ピアノ協奏曲ヘ長調 Posth.No.1
フィールド(1782-1837):ピアノ協奏曲第5番ハ長調「嵐の中の火事」
ポリーナ・オセチンスカヤ(ピアノ)
ロシア国立交響楽団
ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮)
録音:2001年2月、モスクワ放送スタジオ5

BAM 2012 \1450
ブラームス(1833-1897):ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15
リスト(1811-1886):ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
オクサナ・ヤブロンスカヤ(ピアノ)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮(*))
録音:2000年10月、モスクワ放送スタジオ5

BAM 2014 \1450
ショパン(1810-1849)/
バラキレフ(1837-1910)編曲:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
カール・クリントヴィルト(1830-1916)編曲:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
オクサナ・ヤブロンスカヤ(ピアノ)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮(*))
録音:2002年2月、モスクワ放送スタジオ5
それぞれ二人の作曲家が再オーケストレーションを施した版による演奏。

BAM 2015 \1450
アルド・フィンツィ(1897-1945):交響詩「ヌンクァム シンフォニア・ロマーナ」
ドヴォルジャーク(1841-1904):交響曲第9番ホ短調「新世界より」Op.95
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮(*))
録音:2000年10月、モスクワ放送スタジオ5
ミラノ生まれのユダヤ系作曲家フィンツィの世界初録音曲とドヴォルジャークの
超有名曲の大胆なカップリング。「ヌンクァム nunquam」は「決して-ない
never」という意味のラテン語。

BAM 2017 \1450
3つの「ピアノ協奏曲第1番」
チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ協奏曲第1番変ロ長調 Op.23
ラフマニノフ(1873-1943):ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調 Op.1
プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ協奏曲第1番変ニ長調 Op.10
オクサナ・ヤブロンスカヤ(ピアノ)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮)
録音:2000年3月、モスクワ放送スタジオ5

BAM 2018 \1450
ロシアの教会音楽
ラフマニノフ(1873-1943):
聖金口イオアン聖体礼儀 Op.31 から 主をたたえよ、私の魂よ(第2曲)(*)
イズベコフ(?-1930):病を癒したまえ(*)
チェスノコフ(1877-1944):
私の祈りを御前に述べさせたまえ(*)/永遠なる議会(*)
アルハンゲリスキー(1846-1924):主の御名を賛美せよ(*)
ラフマニノフ:晩祷 Op.37 から 主をたたえよ、私の魂よ(第2曲)(*)
ボルトニャンスキー(1751-1825)
合唱コンチェルト第32番「主よ、私の最後を教えてください」(*)
コンチェルト「主を復活させよ」(Faster Concerto)(+)
チェスノコフ:ケルビム賛歌(Sofronian Chant)(+)
ムソルグスキー(1839-1881):天使は嘆いた(+)
グレチャニノフ(1864-1956):ケルビム賛歌(+)
アルハンゲリスキー:私の祈りを聞きたまえ、おお、主よ(+)
イリーナ・アルヒーポワ(メゾソプラノ(*))
ソヴィエト室内合唱団(*)
ワレーリー・ポリャンスキー(指揮(*))
ブラゴヴェスト教会音楽アンサンブル(+)
ガリーナ・コルツォワ(指揮(+))
録音:1990年、スモンレンスク大聖堂、ポロツク、聖ソフィア大聖堂

BAM 2020 \1450
ラフマニノフ(1873-1943):
ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
チャイコフスキー(1840-1893):
ピアノと管弦楽のための協奏的幻想曲ト長調 Op.56
ワレーリー・クレショフ(ピアノ)
ロシア国立交響楽団
ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮)
録音:2001年2月、モスクワ放送スタジオ5

BAM 2023 \1450
ショスタコーヴィチ(1906-1975):ピアノ協奏曲第1番ハ短調 Op.35(*)
プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ協奏曲第3番ハ長調 Op.26(*)
ストラヴィンスキー(1882-1971):「ペトルーシュカ」からの3楽章
マクシム・アニクシン(ピアノ)
ロシア国立交響楽団(*)
ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮(*))
録音:2001年4月、モスクワ放送スタジオ5

BAM 2028 \1450
シンギング・ザ・ミュージック・オヴ・タイム ロシア聖歌&民謡集
ロシア民謡:鐘の音は単調に鳴る
カスタリスキー(1856-1926):御身の王国で/私たちの父
復活祭のスティヒラ:キリストは復活された
復活祭のスティヒラ(16-18世紀):美しき復活祭
チェスノコフ(1877-1944):
さあ、聖ヨゼフに懇願しよう/神秘によってケルビムを表し
ズナメニ聖歌(17世紀):私の若い時分から
サリーエフ(1950-):私たちの神である主
ボルトニャンスキー(1751-1825):長年にわたり
グレチャニノフ(1864-1956):子守歌
ラフマニノフ(1873-1943):夜/天使
リャードフ(1855-1914):私の小川/主は天に昇られた
キュイ(1835-1918):雪は全土に
チャイコフスキー(1840-1893):時間も季節もなく
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):金色の雲は眠る
カリンニコフ(1870-1927):ひばり
ストラヴィンスキー(1882-1971):
チギサークの救世主教会の前で/オフセニ(古代の春祭)
カリストラトフ(1942-):ターニャ=タニューシャ(ロシア民謡)
ブラームス(1833-1897):アヴェ・マリア
ボリショイ劇場児童合唱団
アレクセイ・シミトフ(ピアノ、オルガン)
アンドレイ・ザボロノク(指揮)
録音:1993、1994年、モスクワ放送スタジオ5、国立グリンカ博物館

BAM 2029 \1450
アルド・フィンツィ(1897-1945):
ダンス(2台のピアノ、2つのサクソフォンと管弦楽のための)(*)
交響詩「あらゆる芸術家が成す極限について」(*)
室内管弦楽とピアノのための間奏曲(*)
子守歌(チェロとピアノのための)(+/#)
ピアノのためのトッカータ(#)
ピアノのためのパヴァーヌ(#)
ソプラノとピアノのための歌曲集(**)
セリセットの声,ロンディーニ,ある時,セレナード,黄金の船,キャサリン
ロシア国立交響楽団(*)
ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮(*)、チェロ(+))
オクサナ・ヤブロンスカヤ(ピアノ(#))
ヒブラ・グルツマーワ(ソプラノ(**))
カテリーネ・ガネーリナ(ピアノ(**))
録音:2002年6月、モスクワ放送スタジオ5
全曲世界初録音。

BAM 2030 \1450
ルビンシテイン(1829-1894):ピアノ協奏曲第4番ニ短調 Op.70
ラフマニノフ(1873-1943):パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
ナターシャ・パレムスキ(ピアノ)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮)
録音:2002年6月、モスクワ放送スタジオ5

BAM 2031 \1450
ショパン(1810-1849):
モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」による変奏曲 Op.2
ポーランドの歌による大幻想曲 Op.13
クラコヴィヤク、演奏会用大ロンド Op.14
アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ Op.22
ナターシャ・パレムスキ(ピアノ)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮)
録音:2003年2月、モスクワ放送スタジオ5

BAM 2032 \1450
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73「皇帝」(*)
シューベルト(1797-1828):交響曲第8番ロ短調「未完成」D.759
ハン・オクス(ピアノ(*))
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮)
録音:2003年2月、モスクワ放送スタジオ5

BAM 2034 2枚組 \2080
バッハ・イン・クラシカル&ジャズ
バッハ(1685-1750):
ピアノ協奏曲第1番ニ短調 BWV1052(*)
パルティータ第1番変ロ長調 BWV825
ピアノ協奏曲第5番ヘ短調 BWV1056(*)
ワレーリー・グロホフスキー(ピアノ)
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ミヒャエル・グットマン(指揮(*))
録音:2003年10月、モスクワ放送スタジオ5
バッハ/ワレーリー・グロホフスキー編曲:
ピアノ協奏曲第5番ヘ短調 BWV1056(ジャズ・ピアノ・トリオ版)
パルティータ第1番変ロ長調 BWV825(ジャズ・ピアノ・トリオ版)
ピアノ協奏曲第1番ニ短調 BWV1052(ジャズ・ピアノ・トリオ版)
ハミルトン・プライス(ベース)
ゲリー・ギブス(ドラムス)
録音:2003年11月、テキサス州サン・アントニオ(合衆国)、
テキサス大学サン・アントニオ・リサイタルホール

BAM 2037 \1450
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲第7番ヘ長調 K.242(2台のピアノのための)(*)
ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
ミラ・イェフティチ(ピアノ)
クセニア・バシュメト(ピアノ(*))
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮)
録音:2005年5月、モスクワ放送スタジオ5

BAM 2040 \1450
ラフマニノフ(1873-1943):
ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18
パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
エレーナ・ウリャノワ(ピアノ)
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮)
録音:2006年1月、モスクワ放送スタジオ5

BAM 2041(1CD+1DVD) \2080
グラント・フォスター(1945-):
[CD]
祝典序曲(*)/ピアノと管弦楽のための狂詩曲(+)
ピアノとヴァイオリンのためのバラード(#)
4つの旅(ピアノのための)(**)
ブエノスアイレス,モスクワ,ヴェネツィア,マラケシュ
[DVD]
ピアノと管弦楽のための狂詩曲(++)
ミラ・イェフティチ(ピアノ(+/#/**/++))
マリア・サファリャンツ(ヴァイオリン(#))
ノヴァヤ・ロシア国立管弦楽団(*/+/++)
アレクサンドル・アニシモフ(指揮(*/+/**)
録音:2007年5月、モスクワTV&ラジオ・スタジオ1(*/+)
2007年7月、ペテルブルク・レコーディング・スタジオ(#/**)
収録:2007年5月20日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(++)
全曲世界初録音。このDVDは日本製のほとんどのプレーヤーで再生できません。
PAL対応機器やパソコンでは再生できる可能性がありますが、弊社では動作保証
外といたします。DVD不良による返品はお受けできませんので、あらかじめご了
承ください。

BAM 2042 \1450
アルド・フィンツィ(1897-1945):
オルガンのための前奏曲とフーガ(*)
ピアノのための緩やかなワルツ第1番/同第2番
パストラリーナ[小田園曲](ヴァイオリンとピアノのための)(#)
フォクストロットのテンポで(ピアノのための)
行進曲のテンポで(ピアノのための)
小さな子守歌(ヴィオラとピアノのための)(**)
ニーノ・ロータ(1911-1978):
ヴィオラとピアノのための間奏曲(**)
ヴィオラ・ソナタ ニ長調(**)
ファウスト・カポラーリ(オルガン(*))
シモネッタ・ヘーゲル(ピアノ(*以外))
ジャンバッティスタ・ピアネッツォーラ(ヴァイオリン(#)、ヴィオラ(**))
録音:2007年6月24-26日、ヴェルチェッリ(イタリア)、
ヘブライ寺院(シナゴーグ)
2007年10月9日、クレモナ大聖堂(イタリア)

BAM 2043 2枚組 \2080
アレクサンドル・コルサンチア イン・コンサート
バッハ(1685-1750)/
マイラ・ヘス編曲:主よ、人の望みの喜びよ ト長調
ブゾーニ編曲:私は御身を呼ぶ、主イエス・キリストよ ヘ短調
録音:1999年3月27日、エルサレム、ヘンリー・クラウン、
シンフォニー・ホール、ライヴ
バッハ/エゴン・ペトリ編曲:羊は穏やかに草を食み 変ロ長調
録音:2004年?月15日、テルアヴィヴ、芸術博物館、ライヴ
ハイドン(1732-1809):ピアノ・ソナタ ト長調 Hob.XVI:6
録音:2006年6月22日、ニューヨーク州ニューパルツ、ライヴ
ハイドン:ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.XVI:1
モーツァルト(1756-1791):ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 K.330
録音:2004年4月23日、ボストン、ジョーダン・ホール、ライヴ
ストラヴィンスキー(1882-1971)/A・アゴスティ、A・コルサンチア編曲:
「火の鳥」より カシチェイ王の魔の踊り,子守歌,フィナーレ
録音:2004年12月15日、テルアヴィヴ、芸術博物館、ライヴ
ストラヴィンスキー:タンゴ
カンチェリ(1935-):タンゴの代わりに
録音:2003年9月9日、トゥールーズ(フランス)、ライヴ
プロコフィエフ(1891-1953):
田園風ソナティナ Op.53 No.9/ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 Op.83
録音:1999年3月27日、エルサレム、ヘンリー・クラウン、
シンフォニー・ホール、ライヴ
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調 Op.84
録音:1995年3月27日、テルアヴィヴ、芸術博物館、ライヴ
アレクサンドル・コルサンチア(ピアノ)

BAM 2044 2枚組 \2080
第2楽章を集めて
ルビンシテイン:ピアノ協奏曲第4番ニ短調 Op.70
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ長調 Op.23
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番ヘ長調 Op.102
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18
ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
バッハ:ピアノ協奏曲第5番ヘ短調 BWV1056
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調 Op.1
ドヴォルジャーク:交響曲第9番ホ短調「新世界より」Op.95
フンメル:ピアノ協奏曲ヘ長調 Posth.No.1
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
ボロディン:交響曲第2番ロ短調
ガーシュウィン:ピアノ協奏曲ヘ長調 以上各曲から 第2楽章
様々な演奏者
当レーベルの既発売音源から協奏曲等の第2楽章のみを集めた編集盤。現在全曲
盤が入手できない音源もあります。

BAM 2045(1CD+1DVD) \2080
ミラ・イェフティチ
[CD](*)
ガルッピ(1706-1785):ピアノ・ソナタ ハ長調
ハイドン(1732-1809):ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.XVI:48
ブラームス(1833-1897):2つの狂詩曲 Op.79
アレクサンドル・チャイコフスキー(1946-):ピアノ・ソナタ Op.85 No.2
[DVD](+)
シュニトケ(1934-1998):ピアノと弦楽のための協奏曲(#)
アレクサンドル・チャイコフスキー:ピアノ・ソナタ Op.85 No.2
ガルッピ(1706-1785):ピアノ・ソナタ ハ長調
ハイドン(1732-1809):ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.XVI:48
ブラームス(1833-1897):2つの狂詩曲 Op.79
ミラ・イェフティチ(ピアノ)
国立エルミタージュ管弦楽団(#)
ウラディーミル・ファンシル(指揮(#))
録音:2009年5月、モスクワ放送スタジオ1(*)
収録:2009年5月27日、サンクトペテルブルク、ライヴ(+)
このDVDは日本製のほとんどのプレーヤーで再生できません。PAL対応機器やパ
ソコンでは再生できる可能性がありますが、弊社では動作保証外といたします。
DVD不良による返品はお受けできませんので、あらかじめご了承ください。




<RUSSIAN DISC>
RDCD 00847 \1780
スヴェトラーノフ 1993年東欧プログラム・ライヴ
パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978):
ブルガリア組曲 Op.21 No.2;行進曲風,歌,輪舞,ルチェニツァ(舞曲)
ブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」Op.16
ゾルターン・コダーイ(1882-1967):ガランタ舞曲集(1933)
ジョルジェ・エネスク[ジョルジュ・エネスコ](1881-1955):
ルーマニア狂詩曲第1番イ長調
ロシア国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1993年1月11日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ
初出音源と思われます。ブルガリアのヴラディゲロフ、ハンガリーのコダーイ、
ルーマニアのエネスクのローカル色豊かな作品を取り上げたプログラム。東欧と
いってもロシアから見たら西の国々であり、スヴェトラーノフ流の解釈がファン
の注目を集めるに違いありません。




<MELODIYA>
MELCD 1001628 2枚組 \3560
カレン・ハチャトゥリアン(1922-):バレエ「チポリーノ」(1974)
ボリショイ劇場管弦楽団
アレクサンドル・コピロフ(指揮)
録音:1977年
アラム・ハチャトゥリアンの甥(兄の息子)でショスタコーヴィチ、ミヤスコフス
キーに師事したカレン・ハチャトゥリアンがボリショイ・バレエ団のために作曲
した親しみやすいバレエ音楽。

MELCD 1001630 \1780
シチェドリン(1932-):
カルメン組曲(原曲:ビゼー)(*)
バレエ「せむしの仔馬」からの組曲(+)
ボリショイ劇場管弦楽団
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(*))
アリギス・ジュライチス(指揮(+))
録音:1967年(*)/1963年(+)




<IM LAB>
IMLCD 168 \1780
ジノ・ヴィンニコフ ライヴ録音集 Vol.3
ドヴォルジャーク(1841-1904):ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.53(*)
ヴィエニャフスキ(1835-1880):ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調 Op.22(+)
ジノ・ヴィンニコフ(ヴァイオリン)
ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団
ズデニェク・コシュレル[コシュラー](指揮(*))
セルジュ・コミッショーナ(指揮(+))
録音:1981年(*)、1982年(+)、ハーグ(オランダ)、コングレス・ホール

IMLCD 169 \1780
バッハ(1685-1750):ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV1041
ヴァイオリン協奏曲ト短調 BWV1056(チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調 より復元)
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV1042
ヴァイオリン協奏曲ニ短調 BWV1052(チェンバロ協奏曲第1番ヘ短調 より復元)
ジノ・ヴィンニコフ(ヴァイオリン)
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団ソロイスツ・アンサンブル
録音:2007年10月、
サンクトペテルブルク・レコーディング・スタジオ(聖エカテリーナ福音教会)




<SMC(モスクワ音楽院)>
SMCCD 0099 \1780
ジナイダ・イグナチエワ
バッハ(1685-1750):
イタリア風のアリアと変奏曲イ短調 BWV989(サムイル・フェインベルク校訂版)
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27 No.2
メンデルスゾーン(1809-1847):厳格な変奏曲ニ短調 Op.54
ショパン(1810-1849):
夜想曲ト長調 Op.37 No.2/スケルツォ第1番ロ短調 Op.20
練習曲ヘ短調 Op.25 No.2
グルック(1714-1787)/ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914)編曲:
オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」より メロディ
メンデルスゾーン:練習曲イ短調 Op.104b No.3
ジナイダ・イグナチエワ(ピアノ)
録音:2007年10月28日、モスクワ音楽院マリー・ホール、ライヴ
ジナイダ・イグナチエワ(1938年生まれ)はサムイル・フェインベルクに師事し、
1960年の第6回ショパン国際ピアノ・コンクール5位入賞。現在モスクワ音楽院教
授を務めています。

SMCCD 0106 \1780
デニソフ(1929-1996):
白の記号(ピアノのための;1974)(*)
ピアノ三重奏曲(1971)(+)
青い帳面(ソプラノ、語り、
ヴァイオリン、チェロ、2台のピアノと3つのベル群のための;1984)(#)
エレーナ・コマロワ(ソプラノ(#))
ヴェニアミン・スメーホフ(語り(#))
エフゲニア・アリハノワ(ヴァイオリン(+/#))
ウラディーミル・トンハ(チェロ(+))
アレクサンドル・イワシキン(チェロ(#))
チグラン・アリハノフ(ピアノ)
リュドミラ・ゴルプ(ピアノ(#))
アレクサンドル・ラザレフ(指揮(#))
録音:1987年(*)/1978年(+)
1985年11月23日、モスクワ音楽院マリー・ホール、ライヴ(#)




<CRD>
CRD 3522 \1350
モーツァルト(1756-1791):
弦楽五重奏曲第4番ト短調 K.516
弦楽五重奏曲第2番ハ短調 K.406
チリンギリアン弦楽四重奏団
井上祐子(ヴィオラ)
新録音。

CRD 3499 \1350
【未案内旧譜】
ルネサンス・マスターピース Vol.1 英国
ウィリアム・バード(1540頃-1623):
預言者エレミヤの哀歌/4声のミサ
トマス・タリス(1505頃-1585):
預言者エレミヤの哀歌 I&II/私は天からの声を聞いた
オックスフォード・ニュー・カレッジ聖歌隊
エドワード・ヒギンボトム(指揮)
録音:1995年4月、ソンム県(フランス)、ヴァロワール修道院
初出:Collins Classics 14872

CRD 3504 \1350
【未案内旧譜】
ヘンリー・パーセル(1659-1695):ヴァース・アンセム集
私の心は良いことにあふれ
おお、主に向かって歌え(*)
主において常に喜べ(+)
ヴォランタリー ニ短調(オルガン独奏)(**)
主をたたえよ、おお、わが魂よ
私の愛する人は語った(#)
デイヴィッド・クレッグ(男性アルト(+))
スティーヴン・タイラー(男性アルト(#))
トム・ラスキン(テノール(+))
フィリップ・ケイヴ(テノール(#))
クライヴ・レチフォード(バス(*/#))
アンガス・エドワーズ(バス(+))
イーモン・ドゥーガン(バス(#))
オックスフォード・ニュー・カレッジ聖歌隊
バンド・オヴ・インストルメンツ
ポール・プランマー、クリストファー・グリン(オルガン)
エドワード・ヒギンボトム(指揮、オルガン(**))
録音:1995年9月2-3日、オックスフォード(英国)、ニュー・カレッジ

CRD 3517 \1350
【未案内旧譜】
ルネサンス・マスターピース Vol.2 ミュンヘン
オルランドゥス・ラッスス(1532-1594):
暁の光は赤く染まり/私の心は悲しむ
ミサ「トゥ・レ・ルグレ(あらゆる後悔)」から キリエ,グローリア
アヴェ・ヴェルム・コルプス/イエスはよみがえり
ミサ「トゥ・レ・ルグレ」から クレド
恐れと慄き/主よ、振り返りたまえ
ミサ「トゥ・レ・ルグレ」から サンクトゥス,ベネディクトゥス,
アニュス・デイ
サルヴェ・レジナ/来たれ、聖霊
オックスフォード・ニュー・カレッジ聖歌隊
エドワード・ヒギンボトム(指揮)
録音:1996年6月8-10日、オックスフォード(英国)、ニュー・カレッジ
初出:Collins Classics 14942

CRD 3518 \1350
【未案内旧譜】
ルネサンス・マスターピース Vol.3 パリ
ウスタシュ・デュ・コロワ(1549-1609):
来たれ、聖霊
死者のためのミサ(レクィエム)
ベネディカムス・ドミノ/アヴェ・マリア
めでたし、栄光の処女/光であるキリスト/過ぎ越しの生贄
オックスフォード・ニュー・カレッジ聖歌隊
エドワード・ヒギンボトム(指揮)
録音:1996年9月18-20日、ソンム県(フランス)、ヴァロワール修道院
初出:Collins Classics 14972

CRD 3519 \1350
【未案内旧譜】
ルネサンス・マスターピース Vol.4 ローマ
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ(1525-1594):
過ぎ越しの生贄(8声)/マニフィカト(8声)/ヌンク・ディミティス(8声)
その日が来て(6声)/苦難の中から主を(4声)/スターバト・マーテル(8声)
贖い主の優しい御母(4声)/心に留めてください(3-8声)
わが目は御身を仰ぎ見る(4声)/来たれ、聖霊(8声)
録音:1997年7月21-23日、オックスフォード(英国)、ニュー・カレッジ
初出:Collins Classics 15092

CRD 3520 \1350
【未案内旧譜】
ルネサンス・マスターピース Vol.5 ウィーン
フィリップ・デ・モンテ(1521-1603):
ミゼレーレ(5声)/私は多くの罪を犯した(6声)
ミサ「シ・アンブラヴェロ(歩きまわるとも)」(6声)から キリエ,
グローリア
バビロンの川のほとりで(8声)/主よ、何と多いことか(5声)
ミサ「シ・アンブラヴェロ」から クレド
人類の希望(6声)/主イエス・キリスト(6声)
ミサ「シ・アンブラヴェロ」から サンクトゥス,ベネディクトゥス,
アニュス・デイ
今日、最愛なるかな、諸聖人の(8声)
オックスフォード・ニュー・カレッジ聖歌隊
エドワード・ヒギンボトム(指揮)
録音:1998年3月31日、4月1-2日、ソンム県(フランス)、ヴァロワール修道院
初出:Collins Classics 15272




<MELODIYA>
●未案内旧譜情報
MELCD 1001621 2枚組 \3560
アダン(1803-1856):バレエ「ジゼル」(1974)
ボリショイ劇場管弦楽団
アレクサンドル・コピロフ(指揮)
録音:1987年

MELCD 1001622 \1780
リヒテル・プレイズ・ドビュッシー
ドビュッシー(1862-1918):
ベルガマスク組曲(**)
前奏曲集第1巻 から
デルフォイの舞姫(*),野を渡る風(#),
遮られたセレナード(*),パックの踊り(*)
前奏曲集第2巻(+)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1961年(*)、1967年(+)、1976年10月10日(#)、1979年6月5日(**)、
モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

MELCD 1001626 \1780
リヒテル・プレイズ・ショパン
ショパン(1810-1849):
幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61
ワルツ ヘ長調 Op.34 No.3/ワルツ変ニ長調 Op.70 No.3
マズルカ嬰ハ短調 Op.63 No.3/マズルカ ハ長調 Op.67 No.3
マズルカ ヘ長調 Op.68 No.3/マズルカ イ短調 Op.posth.No.2
練習曲嬰ハ短調 Op.25 No.7/スケルツォ第4番ホ長調 Op.54
3つの夜想曲 Op.15(+)/夜想曲ホ長調 Op.62 No.2(*)
夜想曲ハ短調 Op.72 No.1(posth.)(*)/練習曲嬰ハ短調 Op.10 No.4
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1967年5月26日(*)、1971年10月6日(+)、1976年10月10日(無印)、
モスクワ音楽院大ホール、ライヴ




<BOHEME>
●旧譜・再案内※代理店に少量の再入荷がありました
CDBMR GOLO 1 \1350
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲第6番ロ短調「悲愴」Op.74
序曲「1812年」Op.49
モスクワ放送交響楽団
ニコライ・ゴロワーノフ(指揮)
録音:1948年
「1812年」では曲の終わり近くの帝政ロシア国歌の部分が別の旋律に書き替えら
れた改ざん版が使用されています。

<URANIA>
URN22.408 3枚組 \4050
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
エーベルハルト・ヴェヒター(ドン・ジョヴァンニ)
レオンタイン・プライス(ドンナ・アンナ)
チェーザレ・ヴァレッティ(ドン・オッターヴィオ)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ドンナ・エルヴィラ)
ワルター・ベリー(レポレロ)
グラツィエッラ・シュッティ(ツェルリーナ)
ニコラ・ザッカリア(騎士長) 他
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団  1960年8月3日
ボーナス・トラック
1946年-1947年におけるカラヤンの初期モーツァルト録音
歌劇「フィガロの結婚」序曲
交響曲第33番
ドイツ舞曲 K.600-第3番、第5番
フリーメーソンのための葬送音楽
ディヴェルティメント第17番-アダージョ

URN22.409 \1350
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」
バーバー:弦楽のためのアダージョ
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
NBC交響楽団
1942年7月19日(ショスタコーヴィチ)アメリカ初演ライヴ
1942年3月19日(バーバー)




<XCP> ※旧譜
レーベルのカミーユ・モラーヌ・エディション
フランスが誇るバリトン歌手「カミーユ・モラーヌ」。彼のフォーレはシャンソ
ンを歌っているような魅惑的な声。

XCP5001 \2300
カミーユ・モラーヌ:フォーレ歌曲集
漁師の歌 op.4-1、夢のあとに op.7-1、この世で op.8-3、
ネル op.18-1、秋 op.18-3、ある愛の歌-出会い op.21-1、
永久に op.21-2、別れ op.21-3、ゆりかご op.23-1、
秘密 op.23-3、イスファハンのばら op.39-4、
夜明け op.39-1、贈物 op.46-1、涙 op.51-1、
墓地にて op.51-2、ばら op.51-3、消え去らぬ香り op.76-1、
アルペジオ op.76-2、牢獄 op.83-1、夕暮れ op.83-2、
いちばん楽しい道 op.87-1
演奏:カミーユ・モラーヌ(バリトン)
ピエール・メイヤール=ヴェルジュ(ピアノ)
1959年

XCP5009/10 2枚組 \3500
カミーユ・モラーヌ:Hommage a Camille Maurane
演奏:カミーユ・モラーヌ(バリトン)
ピエール・メイヤール=ヴェルジュ(ピアノ)
内容:
フォーレ:5つのヴェニスの歌 Op.58
フォーレ:やさしき歌 Op.61
フォーレ:閉ざされた庭 Op.106
フォーレ:まぼろし Op.113
グノー・ヴェニス
フォーレ:月の光
フォーレ:ノクターン
プーランク:動物詩集
ラヴェル:博物誌 他
1957-1959

XCP5011 \2300
カミーユ・モラーヌ:Poemes en Musique
演奏:カミーユ・モラーヌ(バリトン)
セボック(ピアノ)
内容:
グノー:ヴェニス
モンポウ:アンダルーズ
オッフェンバック:ルナのバラード
ボワエルデュー:シャンソン
ビゼー:田園
マスネ:スペインの夜
グノー:セレナーデ 他全32曲
1957-1959




<ERATO>
廃盤になっていたタイトルが再発売されます。

2564697091 \1050
バッハ:
イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903
フランス風序曲 ロ短調 BWV.831
4つのデュエット BWV.802-805
スコット・ロス(Cemb)

3984209722 \1250
バッハ:ゴールドベルク変奏曲 BWV.988
スカルラッティ:ソナタ K.146
スコット・ロス(Cemb)

2564617782 2枚組 \2500
バッハ:6つのパルティータ BWV.825-830
スコット・ロス(Cemb)

0927486432 4枚組 \4350
CD1:
バッハ:ゴールドベルク変奏曲 BWV.988
スカルラッティ:ソナタ K.146
CD2:
スカルラッティ:19曲のソナタ
CD3,4
ダングルベール:クラヴサン小品集
スコット・ロス(Cemb)

2292450072 2枚組 \2500
ダングルベール:クラヴサン小品集
スコット・ロス(Cemb)

2292454522 2枚組 \2500
ヘンデル:チェンバロ組曲第1巻 HWV.426-433(1720)
スコット・ロス(Cemb)

2564620922 34枚組 \15800
スカルラッティ:チェンバロ・ソナタ全集(555曲)
スコット・ロス(Cemb)

2292454232 \1450
スカルラッティ:19曲のソナタ
スコット・ロス(Cemb)

3984209712 \1450
ソレール:ファンダンゴ、9つのソナタ集
スコット・ロス(Cemb)




<SONY-BMG BOX> ご予約締切日12月9日
※既にご紹介済みの商品もございますが、価格が変更になっています。

88697279882 10枚組 \5880
レナード・バーンスタイン/オリジナル・ジャケット・コレクション
自作自演集

82876678892 6枚組 \2850
ジュリアン・ブリーム(G)
スペイン音楽集

82876603912 7枚組 \3250
グリーグ:ピアノ・ソロ作品全集
ゲルハルト・オピッツ

88697318972 15枚組 \4980
グスタフ・レオンハルト/ジュビリー・エディション

SX12K46441 12枚組 \10250
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集
ペライア(P、指揮)イギリス室内

82876877612 3枚組 \2450
モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」
プライス、トロヤノス、ミルンズ、ラスキン、フラジェッロ 他
ラインスドルフ指揮 ニュー・フィルハーモニア

88697575302 3枚組 \1980
チャイコフスキー:眠りの森の美女
エルムレル/コヴェント・ガーデン王立歌劇場




<TONAR MUSIC>
91201 \2300
Maracaipe
1. Radames Gnattali(ハダメス・ニャタリ): Suite Retratos
ブラジル音楽界の大御所作曲家
北京ギター・デュオ
2. Sergio Assad(セルジオ・アサド): Aquarelle
Meng Su(g)(蘇萌)
3. Sergio Assad(セルジオ・アサド): Sonata
Yameng Wang(g)(王雅夢)
4. Sergio Assad(セルジオ・アサド): Jobiniana No.1
北京ギター・デュオ
5. Sergio Assad(セルジオ・アサド): Maracaipe(世界初録音)
北京ギター・デュオ
Meng Su(g)(蘇萌)
Yameng Wang(g)(王雅夢)
中国美人女流ギタリストの新譜
Yameng Wang(g)(王雅夢)は1993年東京国際ギター・コンクール優勝者。またMeng
Su(g)(蘇萌)は2005年優勝者で共に北京中央音楽院にて学んだ。強靭なテクニッ
クと繊細な弦の響き、世界各地でコンサートを行い喝采を浴びている。
ギター四重奏団「4人の天使たち」のメンバーでもある。




<VOX BOX> ※旧譜・代理店に再入荷しました
CDX2 5514 2枚組 \1250
プロコフィエフ:ピアノ作品集
トッカータ ハ長調 op.11、10の小品 op.12、風刺 op.5、
私事 op.45、子供のための音楽 op.65、3つの小品 op.59、
束の間の幻影 op.22、年とった祖母の物語 op.31、
4つの小品 op.32、3つの小品 op.62
ジェルジ・シャーンドル(P)




<NCA>
NCA 60195(SACD-Hybrid) \1980
Klang der Welt: Brasilien
ルチアーノ・ギャレット(1893-1931):トゥルナ
エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):
ショーロの形式による五重奏曲
カマルゴ・グァルニエリ(1907-1993):
声楽とフルートのための2つの歌
フランシスコ・ミニョーネ(1897-1986):
声楽とファゴットのための5つの小品
クラウディオ・サントーロ(1919-1989):
小合奏協奏曲(弦楽五重奏編)
ロナルド・ミランダ(1948- ):厳格な変奏曲
ジョアオ・グイルヘルム・リッパー(1959- ):
マティーナ(オーボエと弦楽五重奏のための)
ベルリン・ドイツ・オペラ・チェンバーソロイスツ




<GOLDEN MELODRAM>
GM1.0084 2枚組 \3250
ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」
レオニー・リザネク(ゼンタ)
ベレン・アンパラン(マリー)
カール・リーブル(エリック)
ジョージ・ロンドン(オランダ人)
ジョルジョ・トッツィ(ダーランド)
ウィリアム・オルヴィス(水夫)
トマス・シッパース指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団 1960/3/5

GM5.0075 2枚組 \3250
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」
グレ・ブルーウェンスティーン(レオノーレ)
ハンス・ホップ(フロレスタン)
パウル・シェフラー(ドン・ピツァロ)
アルノルト・ヴァン・ミル(ロッコ)
オルガ・シュヴァライン(マルツェリーネ)
マレイ・ディッキー(ヤキーノ)
エンジェル・マッティエロ(ドン・フェルナンド)
サー・トーマス・ビーチャム指揮
コロン劇場管弦楽団、合唱団  1958/9/19

<MEMORIES>
MEMORIES
MR2131/2135 5枚組 \3380
ベートーヴェン:交響曲全集
交響曲第1番、交響曲第2番、交響曲第4番、交響曲第8番
(以上、バハタン・カヒッゼ指揮トビリシ交響楽団 1998年5月-6月スタジオ録音)
交響曲第3番「英雄」、交響曲第5番「運命」、交響曲第9番「合唱」
(独唱:Naira Nachkhatashvili(Soprano)、Natalia Nachkhatashvili(Alto)、
Tamaz Tseriashvili(Tenor)、Giya Assatiani(Bass)、SIMI Studio Chor
(以上、ジャンスク・カヒッゼ指揮トビリシ交響楽団、1999年10月-11月スタジオ
録音)
交響曲第6番「田園」
(アレクサンドル・ティトフ指揮ロシア・ニューフィルハーモニア管、1999年12月
スタジオ録音)
交響曲第7番、「プロメテウス」序曲、「コリオラン」序曲
(ジャン・イヴ・ゴディン指揮トビリシ交響楽団1999年12月スタジオ録音)
HDCクラシックス復活第2弾はカヒッゼ親子+のベートーヴェン全集です。グルジ
ア出身の巨匠ジャンスク・カヒッゼ(1936-2002)は、ソ連人民芸術家の称号も持
つロシアで活動した名指揮者です。トビリシ交響楽団は、ジャンスク・カヒッゼ
自ら創設した手兵であり、独特の音色と中々の合奏能力で、人気を得ましたがカ
ヒッゼ没後は解散しております。カヒッゼの芸風は19世紀巨匠的なスケールの大
きなもので、ドイツ往年の名指揮者を想わせる立派な佇まいの演奏を聴かせま
す。特に「英雄」は名演と呼ぶに差し支えない出来栄えです。バハタン・カヒッ
ゼはジャンスクの子息ですが、これまた古に先祖帰りしたような重厚な演奏でこ
の親子の緊密な芸術の継承が明らかです。第4番などクレンペラーもかくやとい
うばかりの静謐な名演です。ジャン・イヴ・ゴディンはピエール・デルヴォー門
下でもあるフランス人指揮者ですが、ロシア語圏とも緊密。こちらは快活でス
ピード感ある演奏でパレーなどのベートーヴェンに通じる軽味が楽しい演奏で
す。ティトフはロシア音楽のレパートリーでCDも少なくない人ですが、新生ロシ
ア・ニューフィルハーモニア管の新鮮な音色で美しい「田園」を聴かせてくれま
す。今回録音年月日も明らかになりました。マスタリングもし直しまして、音の
厚みを増し、楽章間の妙なノイズも取り除かれております。

<DELTA CLASSICS>
DCCA-0066 \2415
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」
(17,may,1956 rec)
ブロウェンスティン、ヘルメス、ヘフリガー、ウィルブリンク
クレンペラー
コンセルトヘボウ管、トーンクンスト合唱団
クレンペラーが残した「合唱つき」は、殆どが手兵だったフィルハーモニア管と
のもの(他にはケルン放送もある)でライヴやスタジオ録音とかなりの数が残され
ています今回は56年にコンセルトヘボウ管に客演した際の演奏で、この演奏が実
に素晴らしいできであることを再認識させられたと同時に、何故この演奏がクレ
ンペラーが残した「合唱つき」の中で話題にならないのか、実に不思議で仕方が
ないほどです。マーラーの復活でも名演を残しているクレンペラーとコンセルト
ヘボウ管との相性は抜群で、まだ大やけどをする前の精力的に活動を行っていた
だけあり、曲の解釈、造形美、歌わせ方、スケール感、自在なテンポ、見事な集
中力どこをとっても超一流の仕事です。また脅威なのが50年以上前の録音にも関
わらず、非常にクリアな音質で録音されているのもこの演奏の良さを伝えるのに
一役買っている事でしょう。

modoru