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<クラシック・輸入盤新譜情報 09-11
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

<Deutsche Grammophon>
2725385(DVD-Video) 2枚組 \3350
ポップス界の大御所が贈るウィンター・ソング!
スティング/「冬の夜に・・・」 
コンサート・ライヴ in ダラム大聖堂 DVD
DVD1(約90分)
コンサート・ライヴ in ダラム大聖堂
ガブリエルのお告げ(伝承曲/編曲:スティング)
チェリー・トゥリー・キャロル/このような美しい薔薇はない
コールド・ソング/ハーディ・ガーディ・マン/三艘の船を見た
コヴェントリー・キャロル/ゴースト・ストーリー、他収録予定
DVD2(約50分)
「冬の夜に・・・」[ドキュメンタリー
(アルバム収録の舞台裏-ダラム大聖堂のコンサート・リハーサルまで)
スティング(ヴォーカル、ギター、スネア・ドラム)
ドミニク・ミラー(ギター)、クリス・ボッティ(tp)
ヴィンセント・セガル(チェロ)、他
収録:2009年9月17日&18日 ダラム大聖堂、他
STINGの新譜「冬の夜に・・」リリースに合わせて先月行われたコンサートの
ライヴ映像が早くも登場!
スティングの故郷ニューカッスルにほど近い、イギリス北東部ダラムに建つ
英国国教会、ダラム大聖堂で行われたライヴにドキュメンタリーがプラスさ
れています。ダラム大聖堂は世界遺産にも登録され、映画『エリザベス』の
撮影にも使われた壮麗なるドームを持つ教会です。先日リリースのCD収録曲
コヴェントリー・キャロルをスティングに加え、ダラム教会の少年合唱団が
参加して歌い上げたものや、アルバムには含まれなかったペーター・ウォロ
ックのベツレヘム・ダウン、伝承曲にあらたなアレンジが加えられた「三艘
の船を見た」、そしてスティング自身の曲「ゴースト・ストーリー」などを
収録。ドキュメンタリーは、イタリアの田園地帯に建つスティングの自宅で
行われたアルバム・レコーディングの風景から始まり、コンサート・リハー
サルの模様やスティングが幼い頃から何度となく訪れた場所、古くからの友
達、音楽仲間たちも登場する興味深い内容です。

734526(DVD-Video) 2枚組 \6450
ドニゼッティ:歌劇『ランメルモールのルチア』
演出:メアリー・ジマーマン
ボーナストラック:
ナタリー・デセイによる出演者インタビュー
アンナ・ネトレプコ(ソプラノ:ルチア)/ピョートル・ベチャワ(テノール:エドガ
ルド)/マリウーシュ・クヴィエチェン(バリトン:エンリコ)/イルダール・アブド
ラザコフ(バス:ライモンド)/
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団 指揮:マルコ・アルミリアート
収録:2009年2月 ニューヨーク メトロポリタン歌劇場
METライヴ・ヴューイングで既にご覧になった方もいらっしゃるかもしれません
が、ネトレプコが出産後復帰第1弾としてMETの舞台に登場した《ランメルモール
のルチア》が早くもDVDになりました。共演が予定されていたビリャソンが病気
で降板し、代役を務めたのは公演2日前まで同じくMETの《エフゲニ・オネーギ
ン》でレンスキー役を歌っていたピョートル・ベチャワ。ルチアの兄を歌った
クヴィエチェンのドスのきいた悪役ぶりも見逃せません。METならではの豪華な
舞台で繰り広げられる悲劇をお楽しみの後には、ボーナストラックとして、昨年
同劇場でルチアを歌ったナタリーデセイによる出演者たちへのインタビュー映像
が収録されています。ネトレプコによる次回作は、今年バレンボイムの指揮の下
ザルツブルクで歌ったコンサート映像が予定されています。

734531(DVD-Video) \3350
ドゥダメル/ロサンゼルス・フィル就任コンサート
1)ジョン・アダムス:シティ・ノワール(世界初演)
2)マーラー:交響曲第1番 ニ長調 《巨人》
ボーナス・トラック:
約25分間のドキュメンタリー映像(予定)
ロサンゼルス・フィルハーモニック
指揮:グスターボ・ドゥダメル
収録:2009年10月8日 ロサンゼルス
世界の音楽ファンの熱い注目を集める若き指揮者、ドゥダメルが今シーズンから
ロサンゼルス・フィルのシェフを務める、その記念すべき就任コンサートを収録
する映像。米Time誌の2009年度「世界で最も影響力のある100人」に選出された
ドゥダメルは、ベネズエラのユニークなクラッシック音楽教育プログラム〈エル
・システマ〉によってその才能を育まれ、28歳という若さで全米を代表するオー
ケストラの音楽監督に就任しました。クラシック音楽の将来を案じる声が囁かれ
る世界の中で、限りなき才能とカリスマ性によって軽やかに奇跡を実現させ、音
楽の持つ力を再認識させてくれる若きエネルギーに盛大なる拍手を!公演が行わ
れるのは来週の木曜日です。




<Australian Eloquence>
4801799 2枚組 \1400
キルステン・フラグスタート/フラグスタート・リサイタルVol.1
シューベルト、ブラームス、シューマン、ヴォルフ、R.シュトラウス歌曲集
シューベルト:魔王D.328‐1/同:アンセルモの墓D.504/同:乙女の嘆きD.191b/
同:アヴェ・マリアD.839/ブラームス:つの厳粛な歌Op.121/同:忠実な恋人
Op.7‐1/同:日曜日の朝 Op.49‐1/同:教会の墓地でOp.105‐4/同:調べのように
Op.105‐1/同:古き恋Op.72‐1/同:二人はさまよい歩いたOp.96‐2/
同:汝が青き瞳Op.59‐8/シューマン:くるみの木Op. 25‐3/同:兵士の花嫁
Op.64‐1/同:僕のバラOp.90‐2/同:愛の歌Op.51‐5/同:蓮の花Op.25‐7/
同:献呈Op.25‐1/同:嵐の夜の楽しみOp.35‐1/同:リーダークライスOp.39/
同:終わりにOp.25‐26/ヴォルフ:ヴァイラの歌/同:祈り/同:夜のあいだに/
同:友人/同:お前の金髪の頭をあげておくれ/同:アナクレオンの墓/同:朝の気分
/同:すべては、心よ、憩いに/R.シュトラウス:解き放たれてOp.39‐4/
同:あなたの青い眼でOp.56‐4/同:苦悩の讃歌Op.15‐3/愛の心を抱いて
同:Op.32‐1/同:セレナードOp.17‐2/同:我慢するのよOp.10‐5/シンディング:
Leit etter livet og liv det!Op.55‐5/同:シルヴェリンOp. 55‐1/同:鳥が鋭
く鳴いた Op.18‐5/同:ケシの畑を歩く娘Op.50‐5
キルステン・フラグスタート(ソプラノ) 
エドウィン・マッカーサー(ピアノ)
ノルウェーのキルステン・フラグスタート(1895‐1962)は、ワーグナーの楽劇にお
いて最高のソプラノの一人と評価される不世出の名歌手で、現在は、100ノルウェ
ー・クローネ紙幣に彼女の肖像を見ることができます。当盤は、900点以上もの録
音が残ると言われる彼女の膨大な録音から選りすぐった「フラグスタート・リサイ
タル」の第1集で、シューベルト、ブラームス、シューマン、ヴォルフ、R.シュト
ラウスなど得意のドイツものを中心にならべたプログラム。まさにファン必携の
ディスクです。

4801804 2枚組 \1400
キルステン・フラグスタート/フラグスタート・リサイタルVol.2
北欧歌曲集
グリーグ:歌曲集《山の娘》/同:君を愛すOp.5‐3/同:エロス(愛の神)Op.70‐1/
同: バラに囲まれてOp.39‐4/同:波にゆれる小舟 Op.69‐1/同:あの人はとても
色白 Op.18‐2/同:初めての出会いOp.21‐1/同:私は春に詩を捧げるOp.21‐3/
同:早咲きの桜草もてOp.26‐4/同:睡蓮に寄せてOp.25‐4/同:夢Op.48‐6/同:
向こうの小高い草原へOp.39‐3/同:モンテ・ピンチョからOp.39‐1/同:小さな
ヒシュテンOp.60‐1/希望に満ちて同:Op.26‐3/シベリウス:夕べにOp.17‐6/
同:夢なりしか?Op.37‐4/同:秋の夕べOp.38‐1/同:3月の雪の上のダイヤモンド
Op.36‐6/同:逢引きから帰った乙女Op.37‐5/同:アリオーソOp.3/同:Op.13‐4
/同:もはや私は問わなかったOp.17‐1/同:でもあたしの鳥は帰ってこない
Op.36‐2/同:海辺のベランダでOp.38‐2/同:初めての口づけOp.37‐1/同:黒い
バラOp.36‐1/同:そよげ葦Op.36‐4/同:来たれ、死よOp.60‐1/グリーグ:秋に
Op.18‐4/同:そして私は恋人がほしいOp.60‐5/同:私は春に詩を捧げるOp.21‐3
/同:ある人IOp.59‐3/同:ある人IIOp.59‐4/エッゲン:人生の永遠への栄誉/
アルネス:100挺のヴァイオリン/同:春を想う/同:ナウ・スプリングズ・イン・
オール・ザ・クレバス/同:2月の朝/リー:鍵/同:こうもり
キルステン・フラグスタート(ソプラノ) 
エドウィン・マッカーサー(ピアノ) 
ロンドン交響楽団 
指揮:エイヴィン・フィエルスタート
ノルウェーのキルステン・フラグスタート(1895‐1962)が残した数少ない母国の作
曲家たちの作品集。残念ながらいい音質とは言えませんが、彼女にはもっとこれら
の北欧作品を盛んに取り上げてほしかったと思わずにはいられない柔らかく流暢な
名歌唱が詰まった2枚組です。

4801796 2枚組 \1400
キルステン・フラグスタート/フラグスタート・リサイタルVol.3
ワーグナー:オペラ・アリア集、ヴェーゼンドンク歌曲集、マーラー:歌曲集
ワーグナー:《ワルキューレ》-館の男たちがすべてこの部屋に集まっていました/
同-寒い冬の日々に私が憧れていた春こそあなたです/同-ジークムントは私の名/
同:《ローエングリン》-ひとり曇りし日に/同:《パルジファル》-私はあの子が母
の胸にすがるのを見た./同:《神々の黄昏》-魂の昇華を願い炎に身を投げる壮大
な鎮魂歌/ヴェーゼンドンク歌曲集
マーラー:亡き児をしのぶ歌/同:さすらう若人の歌
キルステン・フラグスタート(ソプラノ) 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ハンス・クナパーツブッシュ、サー・ゲオルグ・ショルティ、
サー・エイドリアン・ボールト
20世紀最高のワーグナー・ソプラノの一人と言われるキルステン・フラグスタート
の真価が詰まった珠玉の1枚。その白眉とも言える《ヴェーゼンドンク歌曲集》で
は、クナパーツブッシュ指揮ウィーン・フィルの美しい伴奏に乗って、とりわけ第
2曲《とまれ》と第3曲《温室で》において、深い洞察から生まれる感銘深い歌唱を
聴かせてくれます。また、カップリングにはやはり得意としたマーラーの2つの傑
作歌曲集を収録。ボールト指揮ウィーン・フィルとの絶妙なコンビネーションから
生まれる名歌唱の数々は、美しさ、スケール、洗練のすべてにおいて非の打ちどこ
ろがなく、録音当時62歳だったとは思えない、圧倒的な完成度を持って描かれてい
ます。

480616 2枚組 \1400
キルステン・フラグスタート/フラグスタート・リサイタルVol.4
日曜日のための歌曲集
メンデルスゾーン:ヒア・マイ・プレイヤー/同:ああイェルサレム、預言者らを殺
したる者よOp.36/グルーバー:きよしこの夜/グノー:悔悟/パリー:イェルサレム
/ボルトニャンスキー:ユビラーテ/ウェイド:神の御子は今宵しも/リドル:賛美
歌39番《日暮れて 四方は暗く》/J.S.バッハ:カンタータ第20番《おお永遠よ、
汝恐ろしき言葉》BWV.20より/同:《マタイ受難曲》BWV.244-ブレイク・イン・グ
リフ/同:カンタータ第147番《心と口と行いと生活で》BWV.147より/同:御身は我
がかたわらにBWV.508-アリア/ヘンデル:《メサイア》HWV.56-主は羊飼いのように
その群れを養い/同-私は知る、私を購う者は生きておられる/同:主を讃えよ/
同:《ラダミスト》-全能なる神 /同:《セメレ》HWV.20-おお眠りよ,なぜ私から
去るの?/同:《ロデリンダ》-あなたは不安なのですか?
キルステン・フラグスタート(ソプラノ) 
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:サー・エイドリアン・ボールト
ノルウェーが生んだ不世出の名ソプラノ、キルステン・フラグスタートが、持ち前
の美声で歌う祈りの調べの数々。J.S.バッハのカンタータやヘンデルのオペラの
アリアから、《きよしこの夜》まで、これからのクリスマス・シーズンにもふさわ
しい透明で愛らしいプルグラムになっています。

4801892 2枚組 \1400
キルステン・フラグスタート/ワーグナー・アルバム
ワーグナー:楽劇《ワルキューレ》第1幕&第3幕
キルステン・フラグスタート(ソプラノ) 
セット・スヴァンホルム(テノール) 
オットー・エーデルマン(バス・バリトン) 
アーノルド・ヴァン・ミル(バス)他 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ハンス・クナパーツブッシュ、サー・ゲオルグ・ショルティ
今なお《ワルキューレ》の決定盤として知られるクナパーツブッシュとショルティ
の名演奏を同時収録した豪華2枚組。どちらの盤でも、フラグスタートや彼のパー
トナーとして知られる名テノール、スヴァンホルムら錚々たる歌手陣の至芸はおみ
ごとの一言に尽きます。そして時が移ろいだとはいえ、巨匠クナパーツブッシュ&
ウィーン・フィルの伝統的で雄大な指揮は、現在もワグネリアン、アマチュア、専
門家を含めたすべての聴き手を魅了してやまない圧倒的な美しさと威容を湛えてい
ます。

4802979 3枚組 \2350
グルック:歌劇《アルチェステ》全3幕
キルステン・フラグスタート(ソプラノ) 
ラウル・ジョバン、アレクサンダー・ヤング(テノール)
ゲライント・ジョーンズ・シンガーズ&管弦楽団 
指揮:ゲライント・ジョーンズ
録音:1956年 モノラル録音
《オルフェオ》に次ぐ、グルックのオペラ改革第2作として名高い《アルチェステ》。
この録音は1956年にデッカがオリジナル・セッションで行ない、主役に20世紀の生
んだ偉大ソプラノ、フラグスタートを起用したことでも広く知られる名盤です。彼
女のの崇高な佇まいは、今聴いてみても比類がありません。

4801836 2枚組 \1400
キルステン・フラグスタート/ノルウェー賛美歌集
リンデマン:I prektige himle og jorderiks haere/作者不詳:Herre Gud, ditt
dyre nav nog aere/ダイクス:ホーリー!ホーリー!ホーリー!ロード・ゴッド・
オールマイティ/トムソン:ラヴ・ウェルズ・フロム・ゴッド/ネアンダー:ラヴァ
ー・デン・ヒア/リンデマン:Sfrg o kjaere Fader du/パーディ:リード、カイン
ドリー・ライト/ヴァイセ:神に祝福されし、われらが素晴らしき祖国/作者不詳:
この世はうるわし/リンデマン:Gud skal all ting lage/クリューガー:今ぞ、我
らみな神に感謝せよ/リンデマン:Dype stille streke milde/ルーサー:神は我が
やぐら/リンデマン:復活祭の賛美歌/Jeg Ser Deg O Guds Lam/永遠の平和は誰
にも望めない/Eg Lyfter Upp Til Gud Min Song/神の愛/Sions Vekter Hever
Rosten/神のみぞ/Jesus Di Sote Forening/Alltid Fredig Nar Du Gar/高きと
ころより現れ/我が魂よ、我が魂よ、主を賛美せよ/Overnade Fullt Av Nade/
Ett Er Nodig, Dette Ene/Fred Til Bot For Bittert Savn/Jesus Dine Dype
Kunder/I Denne Verdens Sorger Senkt/常に待ち望む心を
キルステン・フラグスタート(ソプラノ) 
ジークヴァルト・フォトランド(オルガン)
世紀の大歌手フラグスタートの極めて貴重な賛美歌集。オルガン伴奏の載せたすべ
て母国語のノルウェー語による歌唱で、北欧の女神のような美しさと威厳に満ちた
その歌声は、得意のワーグナーなどと比べても少しも揺るぎありません。その深み
を帯びた歌声が、賛美歌という精神的な表出にも合致して、神々しい至福の時間に
誘ってくれることでしょう。フラグスタート・ファン必携のディスクです。

480123 \900
ウェーバー:序曲集
《魔弾の射手》Op.77,序曲/《プレチオーザ》J.279,序曲/序曲《聖霊の王》
Op.27/《オベロン》J.306,序曲/《オイリアンテ》J.291,序曲/《アブ・ハッ
サン》J.106,序曲/序曲《歓呼》(祝典序曲)Op.59/ファゴット協奏曲ヘ長調
Op.75
アンリ・エレールツ(ファゴット) 
スイス・ロマンド管弦楽団 
指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1959年 ステレオ録音
名演を数多く残した指揮者のなかでもとりわけ斬新な技法で評価が高かったエルネ
スト・アンセルメ。ステレオ録音の技術が開発されたばかりの1959年に録音した当
盤は、ウェーバーの豪快で洒脱ないかにもドイツらしい序曲を集めた1枚です。名
手アンリ・エレールツをソロに迎えたファゴット協奏曲がカップリングされている
のも大きな聴きどころです。

48078 2枚組 \1400
シューマン:管弦楽作品集
交響曲第1番変ロ長調Op.38《春》/同 第2番ハ長調Op.61/
アダージョとアレグロ変イ長調Op.70(アンセルメ編)/
チェロ協奏曲イ短調Op.129/ピアノ協奏曲イ短調Op.54/
《マンフレッド》Op.115,序曲
エドモン・ルロワール(ホルン) モーリス・ジャンドロン(チェロ)
ディヌ・リパッティ(ピアノ)
スイス・ロマンド管弦楽団 
指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1950年、1957年、1958年他 モノラル録音
アンセルメが、手兵スイス・ロマンド管の各楽器のバランスを巧みにコントロール
しながら克明な演奏を展開するシューマン作品集。チェロのジャンドロンや、ピア
ノのリパッティら、錚々たる名手を迎えた協奏曲も、饒舌な楽しい対話の数々であ
ふれれています。また、ロマンド管のホルン奏者ルロワールを迎えた《アダージョ
とアレグロ》はアンセルメの編曲で、彼の類稀な色彩感を窺い知ることもできる貴
重な演奏です。

480382 2枚組 \1400
メンデルスゾーン&シューベルト:管弦楽作品集
メンデルスゾーン:序曲《ルイ・ブラス》Op.95/同:序曲《美しいメルジーネ》
Op.32/同:序曲《フィンガルの洞窟》Op.26/同:交響曲第4番イ長調Op.90《イタリ
ア》/《真夏の夜の夢》Op.61-序曲&付随音楽/シューベルト:付随音楽《ロザム
ンデ》D.797
スイス・ロマンド管弦楽団 
指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1965年他 ステレオ録音
アンセルメとスイス・ロマンド管が円熟と洗練の極みにあった時期の珠玉のメンデ
ルスゾーン録音。華麗でスタイリッシュな演奏の数々は、今もこれら収録曲の代表
盤の一つとして、多くの人々に愛されています。引き締まった輝かしいアンサンブ
ルが楽しめるカップリングのシューベルト《ロザムンデ》と併せてお楽しみくださ
い。"




<Universal Music(USA盤)>
B001343702(通常版CD) \1850 ※番号変更 272642
B001365700(ボーナスDVD付 デラックス・エディション) \2680
※番号変更 2723721
※DVD-PBSスペシャル・ライヴ(約30分予定)
アンドレア・ボチェッリ/マイ・クリスマス
ホワイトクリスマス/御使いの声は天より響き/サンタが街へやって来る/
クリスマスソング(with ナタリー・コール)/主の祈り/
御使いうたいて(with メアリー・J.ブライジ)/神の御子は今宵しも/もみの木/
ジングルベル/きよしこの夜/ブルークリスマス(with レバ・マッケンタイア)/
クリスマスの聖歌(オーホーリーナイト)/子どものイエス様/
アイ・ビリーヴ(with キャサリン・ジェンキンス)/
ゴッド・ブレス・アス・エヴリワン
アンドレア・ボチェッリ
ナタリー・コール、メアリー・J・ブライジ、レバ・マッケンタイア、
キャサリンジェンキンス、他
当アルバムをあのデイヴィッド・フォスターがプロデュース。より豪華なサウン
ドに仕上がったバックミュージックとボチェッリの甘く粘りのある歌声が見事な
ハーモニーとなって特別な世界を作り上げます。さらに豪華ゲストとのデュエッ
トが、アルバムに華を添えています。



<DECCA(UK盤)>
4782213 \1850 ※番号変更4782389
ヘイリー/ウィンター・マジック
(国内盤タイトル:冬の輝き-恋人たちのピュア・ヴォイス)
1. リトル・ロード・トゥ・ベツレヘム
2. キャロル・オブ・ザ・ベルズ
3. ザ・クリスマス・ソング
4. 久しく待ちにし(賛美歌94番)
5. きよしこの夜
6. クリスマス・モーニング
7. そりすべり
8. リヴァー
9. リトル・ドラマー・ボーイ
10. 聖体拝領のキャロル
11. オール・ウィズ・ユー
12. コヴェントリー・キャロル
13. ウィンターズ・ドリーム
14. ピース・シャル・カム
ヘイリー・ウェステンラ(ヴォーカル)
2003年デッカから発売となったアルバム「ピュア」から常に生命力と透明感あふ
れる歌声で、ファンを魅了し続けてきた続けるヘイリー。その魅力は「日本の歌
カヴァーアルバム」で見事に発揮、さらに多くのファンを獲得しました。ヘイリ
ーにとって冬の訪れは、生命の復活を予感させる特別な季節。ここには彼女が幼
い頃より歌い続けてきた想い出深いクリスマス・ソングばかりがおさめられてい
ます。ポップス感覚を強調したアレンジがほどこされたサウンドの中で、ヘイリ
ーのクリスタル・ヴォイスが光ります。

<EMI CLASSICS>
CZS-9670472 6枚組 \1980
ベスト・ショパン100
マルチパック 8Pブックレット
ベスト100シリーズに登場の最もなじみ深く、最も愛される作曲家、ショパンの
名曲。生誕200年企画、スター・ピアニストたちの豪華な饗宴!!
ショパンは最も創造的で革新的なピアノ音楽(とりわけロマンティック、リリカ
ルな作品において)の作曲家といわれますが、その作品は華麗な名技性も要求し
ます。彼の音楽の多くは愛国的でポーランドへの愛をにじませたものです。それ
は特にワルツ、マズルカ、ポロネーズの舞曲に現れています。
また彼の作品はバレエ音楽、映画音楽、ポピュラー音楽に取り入れられて親しま
れています。このコレクションには、前奏曲、練習曲、14のワルツの全曲、ポロ
ネーズ、マズルカ、夜想曲即興曲のセレクション、さらにオーケストラとの作品
など全ての主要なジャンルをカヴァー。
参加ピアニストはフリッターやゲルナーなどの新進からアンスネス、アルゲリッ
チ、バレンボイム、ブーニン、コヴァセヴィチ、プレトニョフ、ポッリーニのス
ター・ピアニスト、アレクセーエフ、アラウ、シフラ、エゴロフ、フランソワ、
ガヴリーロフ、オールソン、ティーポ、ワイセンベルクなどの大家まで豪華なも
のです。
CD1
1.ワルツ第1番-第5番/スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ)
2.ワルツ第6番-第8番/イングリット・フリッター(ピアノ)
3.ワルツ第9番、第10番/ディミトリー・アレクセーエフ(ピアノ)
4.ワルツ第11番-第14番/ディヌ・リパッティ(ピアノ)(モノラル録音)
5.子守歌 変ロ長調Op.57/ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
6.バラード第3番 変イ長調Op.47/セシル・ウーセ(ピアノ)
7.幻想即興曲 嬰ハ短調Op.66/スタニスラフ・ブーニン(ピアノ)
CD2
1.24の前奏曲Op.28/ギャリック・オールソン(ピアノ)
2.舟歌 嬰ヘ長調Op.60/ネルソン・ゲルナー(ピアノ)
3.ポロネーズ第3番 イ長調「軍隊」Op.40-1/ダニエル・アドニ(ピアノ)
4.ポロネーズ第6番 変イ長調「英雄」Op.53/マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
CD3
1.「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」による変奏曲
/アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)
パリ音楽院管弦楽団、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキー指揮
2.ピアノ協奏曲第1番 ホ短調Op.11-第2、第3楽章
/マウリツィオ・ポッリーリ(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団、パウル・クレツキー指揮
3.ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調Op.21-第2楽章/アルゲリッチ、
モントリオール交響楽団、シャルル・デュトワ指揮
4.アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ 変ホ長調Op.22
/ワイセンベルク
パリ音楽院O、スクロヴァチェフスキー指揮
5.クラコヴィアク ヘ長調Op.14/オールソン、ポーランド放送国立交響楽団、
イェルジ・マクシミウク指揮
CD4
1.12の練習曲Op.10/アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)
2.12の練習曲Op.25/クラウディオ・アラウ(ピアノ)(モノラル録音)
CD5
1.即興曲第1番-第3番/ジョルジ・シフラ(ピアノ)
2.夜想曲第1番、第2番、第5番/サンソン・フランソワ(ピアノ)
3.夜想曲第9番、第10番、第12番/オールソン
4.夜想曲第20番 嬰ハ短調Op.遺作(1830)/マリア・ティーポ(ピアノ)
5.ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調Op.35-第3楽章
/ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
6.ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調Op.58-第4楽章
/レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
CD6
1.マズルカ第2番、第5番、第8番、第20番、第23番、第24番
/ロナルド・スミス(ピアノ)
2.マズルカ第39番、第40番、第42番、第43番
/アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
(モノラル録音)
3.スケルツォ第2番 変ロ短調Op.31/ユーリー・エゴロフ(ピアノ)
4.幻想ポロネーズOp.61/ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
5.2台のピアノのためのロンド ハ長調Op.73
/ダニエル・ラヴァル、テレサ・ラクーナ(ピアノ)
6.ポーランドの歌による幻想曲Op.13/オールソン、ポーランド放送国立SO,
マクシミウク指揮

CZS-9671172 16枚組 \8400
コンプリート・ショパン・エディション-生誕200年記念(期間限定盤)
各CD紙ケース入り 48Pブックレット クラムシェル・ボックス
フレデリック・ショパン 1810-1849:
CD1
1.ピアノ協奏曲第1番 ホ短調Op.11
2.ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調Op.21
CD2
1.ポーランドの歌による幻想曲Op.13
2.演奏会用ロンド「クラコヴィアク」Op.14
ギャリック・オールソン(ピアノ)
ポーランド放送国立交響楽団、イェルジ・マクシミウク指揮
3.「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」による変奏曲Op.2
4.アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ 変ホ長調Op.22
アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)
パリ音楽院管弦楽団、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキー指揮
CD3
1.4つのマズルカOp.6
2.5つのマズルカOp.7
3.4つのマズルカOp.17
4.4つのマズルカOp.24
5.4つのマズルカOp.30
6.4つのマズルカOp.33
7.4つのマズルカOp.41
CD4
1.3つのマズルカOp.50
2.3つのマズルカOp.56
3.3つのマズルカOp.59
4.3つのマズルカOp.63
5.エミール・ガイヤールへのマズルカ イ短調
6.マズルカ「ノートル・タン」 イ短調
7.4つのマズルカOp.67
8.4つのマズルカOp.68
9.7つのマズルカOp.遺作
以上 ロナルド・スミス(ピアノ)
CD5
1.前奏曲集Op.28(全24曲)
2.前奏曲 嬰ハ短調Op.45
3.前奏曲 変イ長調Op.遺作
以上 ギャリック・オールソン(ピアノ)
4.夜想曲第1番-第7番
CD6
1.夜想曲第8番-第19番
2.夜想曲 嬰ハ短調Op.遺作
3.夜想曲 ハ短調Op.遺作
以上 ギャリック・オールソン(ピアノ)
CD7
1.2つのポロネーズOp.26
2.2つのポロネーズOp.40
3.ポロネーズ 嬰ヘ短調Op.44
4.ポロネーズ 変イ長調Op.53「英雄」
5.幻想ポロネーズ 変イ長調Op.61
6.3つのポロネーズOp.71
CD8
1.アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ 変イ長調Op.22
2.ポロネーズ ト短調(1817)
3.ポロネーズ 変ロ長調(1817)
4.ポロネーズ 変イ長調(1821)
5.ポロネーズ 嬰ト短調(1822)
6.ポロネーズ 変ロ短調「別れ」(1826)
7.ポロネーズ 変ト長調(1829)
8.幻想曲 ヘ短調Op.49
9.舟歌 嬰ヘ長調Op.60
以上 ギャリック・オールソン(ピアノ)
10.エロールの「ルドヴィク」のロンド・ファヴォリ「私は僧衣を売る」による
華麗なる変奏曲 変ロ長調
11.ボレロ イ短調Op.19
12.タランテッラ 変イ長調Op.43
13.3つのエコセーズOp.72-3
以上 ロナルド・スミス(ピアノ)
CD9
1.19のワルツ集
アグスティン・アニエヴァス(ピアノ)
2.即興曲第1番-第3番
CD10
1.幻想即興曲 嬰ハ短調Op.66
以上 アグスティン・アニエヴァス(ピアノ)
2.練習曲集Op.10(全12曲)
3.練習曲集Op.25(全12曲)
以上 アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)
4.3つの新しい練習曲(1837)
ダニエル・ラヴァル(ピアノ)
5.カンタービレ 変ロ長調
6.コントルダンス 変ト長調
以上 ツィモン・バルト(ピアノ)
7.子守歌 変ニ長調Op.57
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
CD11
1.ピアノ・ソナタ第2番 変ロ長調Op.35
2.4つのスケルツォ
CD12
1.ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調Op.58
2.4つのバラード
以上 セシル・ウーセ(ピアノ)
CD13
1.ピアノ・ソナタ第1番 ハ短調Op.4
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
2.ドイツ民謡による変奏曲 ホ長調Op.遺作
3.ヘクサメロン変奏曲 ホ長調
以上 パオロ・ボルドーニ(ピアノ)
4.変奏曲 イ長調「パガニーニの思い出」
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
5.ロンド ハ短調Op.1
6.マズルカ風ロンド ヘ長調Op.5
7.序奏、ハ短調とロンド 変ホ長調Op.16
8.2つのピアノのためのロンド ハ長調Op.73
以上 ダニエル・ラヴァル(ピアノ)、 テレサ・ラクーナ(8)(ピアノ)
CD14
1.協奏曲のアレグロ イ長調Op.46
クラウディオ・アラウ(モノラル録音)
2.17の歌Op.74
エウジニア・ツェレスカ(メゾ・ソプラノ)、
ジョルジオ・ファヴァレット(ピアノ)
(モノラル録音)
3.魅惑Op.遺作
4.ドゥムカOp.遺作
以上 エウジニア・ツェレスカ(メゾ・ソプラノ)、
ジョルジオ・ファヴァレット(ピアノ)
CD15
1.チェロ・ソナタ ト短調Op.65
2.序奏と華麗なポロネーズOp.3
以上 ナタリー・クライン(チェロ)、チャールズ・オウエン(ピアノ)
3.マイアベーアの「悪魔のロベール」の主題による協奏的大二重奏曲(1832)
アンドレアス・ブランテリド(チェロ)、マリアナ・シリニアン(ピアノ)
CD16
1.ピアノ三重奏曲 ト短調Op.8
ヴィルデ・フラング(ヴァイオリン)、アンドレアス・ブランテリド(チェロ)、
マリアナ・シリニアン(ピアノ)
2.ピアノ四手のための序奏、主題と変奏曲 ニ長調(1826)
ベンジャミン・グロヴナー(ピアノ)、アンナ・ティルブルーク(ピアノ)
3.葬送行進曲 ハ短調Op.72-2(1827)第1版
4.葬送行進曲 ハ短調Op.72-2(1827)第2版
5.アレグレット 嬰ヘ短調(1829)
6.ラルゴ 変ホ長調(?1837)
7.春 ト短調(1838)
8.ソステヌート 変ホ長調(1840)
9.フーガ イ短調(1841-2)
10.モデラート(アルバムの綴り) ホ長調(1843)
11.ブーレエ ト短調(1846)
12.ブーレエ イ長調(1846)
13.ギャロップ 変イ長調(1846)
以上 ベンジャミン・グロヴナー(ピアノ)


CZS-9670072 6枚組 \1980
100ベスト・ヴァイオリン
マルチパック 12Pブックレット
CD1
1.ヴィヴァルディ:「四季」全4曲
メニューイン(ヴァイオリン)、カメラータ・リジィ・グシュタート、リジィ指揮
2.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.2-2/ミルシュタイン
(ヴァイオリン)、ポマーズ(ピアノ)
3.タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」第3楽章
ミルシュタイン、ポマーズ
4.ボッケリーニ:弦楽五重奏曲ホ長調Op.11-5(G275)-ミヌエット/ビオンディ
(ヴァイオリン)、エウローパ・ガランテ
5.ヴィターリ:シャコンヌ ト短調/ミルシュタイン、バルサム(ピアノ)
6.コレッリ:「ラ・フォリア」Op.5-12/ミルシュタイン、ポマーズ
CD2
バッハ:
1.ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050-第3楽章/ブラウン(フルート)、
ベズノシウク(ヴァイオリン)、ハノーファー・バンド、ハルステッド指揮
2.2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043-第2楽章
フェラス(ヴァイオリン)、メニューイン(ヴァイオリン)、
バース・フェスティヴァル管弦楽団
3.ヴァイオリン協奏曲イ短調BWV1041-第1楽章/ムター(ヴァイオリン)、
イギリス室内管弦楽団、アッカルド指揮
4.ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲ニ短調BWV1060-第2楽章
メニューイン(ヴァイオリン、指揮)、グーセンス(オーボエ)、
バース・フェスティヴァル管弦楽団
5.ヴァイオリン協奏曲ホ短調BWV1042-第3楽章/ムター、イギリス室内管弦楽団、
アッカルド指揮
6.パルティータ第2番BWV1004-第5楽章:シャコンヌ/テツラフ(ヴァイオリン)
7.ソナタ第3番BWV1005-第4楽章/ハイフェッツ(ヴァイオリン)
8.パルティータ第3番BWV1006-前奏曲/メニューイン
モーツァルト:
9.ヴァイオリン・ソナタ変ロ長調K378-第3楽章
カガン(ヴァイオリン)、リヒテル(ピアノ)
10.ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K216-第1楽章/オイストラフ(ヴァイオリン)、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
11.協奏交響曲変ホ長調K364/320d-アンダンテ
イゴール・オイストラフ(ヴァイオリン)
ダヴィド・オイストラフ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
12.ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K219「トルコ風」-第3楽章
テツラフ、ドイツ室内管弦楽団
CD3
ベートーヴェン:
1.ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24「春」-第1、第3、第4楽章
フェラス、バルビゼ(ピアノ)
2.ロマンス ト長調Op.40
メニューイン、フィルハーモニア管弦楽団、プリッチャード指揮
3.ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.12-2-第1楽章/フェラス、バルビゼ
4.ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調Op.12-3-第2楽章/フェラス、バルビゼ
5.ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調Op.23-第3楽章/フェラス、バルビゼ
6.弦楽四重奏曲第1番ヘ長調Op.18-1-第2楽章/アルバン・ベルク四重奏団
7.三重協奏曲ハ長調Op.56-第2楽章
リヒテル(ピアノ)、オイストラフ、ロストロポーヴィチ(チェロ)、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、カラヤン指揮
8.ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調Op.30-第3楽章/フェラス、バルビゼ
9.ロマンス第2番ヘ長調Op.50/スーク(ヴァイオリン)、アカデミー室内管弦楽団、
マリナー指揮
10.ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調「クロイツェル」Op.47-第3楽章
ズーカーマン(ヴァイオリン)、バレンボイム(ピアノ)
11.ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
スーク、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、ボールト指揮
ブラームス:
12.ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100-第2楽章/チョン(ヴァイオリン)、
フランクル(ピアノ)
13.ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77-第3楽章/クレーメル(ヴァイオリン)、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、カラヤン指揮
CD4
1.サラサーテ:カルメン幻想曲-序奏
チャン(ヴァイオリン)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ドミンゴ指揮
2.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64-第2楽章/メニューイン、
フィルハーモニア管弦楽団、クルツ指揮
3.メンデルスゾーン:歌の翼に/キャプソン(ヴァイオリン)、デュクロ(ピアノ)
4.ラロ:スペイン交響曲Op.21-第3楽章/コーガン(ヴァイオリン)、
フィルハーモニア管弦楽団、コンドラシン指揮
5.パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.6-第3楽章
レビン(ヴァイオリン)
6.サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソOp.28
ヘルシャー(ヴァイオリン)、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、デルヴォー指揮
7.マスネ:タイスの瞑想曲
チャン、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ドミンゴ指揮
8.チャイコフスキー:
「白鳥の湖」Op.20-第三幕-ハンガリーの踊り、ロシアの踊り/
ロンドン交響楽団、プレヴィン指揮
9.チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35-第3楽章/スピヴァコフ
(ヴァイオリン)、フィルハーモニア管弦楽団、小澤指揮
10.ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26-第2楽章
潮田(ヴァイオリン)、日本フィルハーモニー交響楽団、小澤指揮
11.ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調Op.37-第3-第4楽章
メニューイン、フィルハーモニア管弦楽団、フィストゥラーリ指揮
12.パガニーニ:
ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調Op.7-第3楽章「ラ・カンパネッラ」
メニューイン、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、エレーデ指揮
CD5
1.プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.19-第2楽章
オイストラフ、ロンドン交響楽団、マタチッチ指揮
2.プロコフィエフ/編ハイフェッツ:「ロメオとジュリエット」-仮面
キャプソン、デュクロ
3.エルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調Op.61-カデンツァ、第3楽章
メニューイン、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、ボールト指揮
4.エルガー:愛の挨拶Op.12/リトル(ヴァイオリン)、レネハン(ピアノ)
5.シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47-第3楽章
ヘンデル(ヴァイオリン)、ボーンマス交響楽団、ベルグルンド指揮
6.ラヴェル:ハバネラ形式の小品/リトル、レネハン
7.フォーレ:子守歌Op.16/デュメイ(ヴァイオリン)、コラール(ピアノ)
8.ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.99-ブルレスケ
オイストラフ、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、
マキシム・ショスタコーヴィチ指揮
9.ショスタコーヴィチ:ロマンス-「馬あぶ」/リトル、レイン(ピアノ)
10.ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調-第1楽章
ツィンマーマン(ヴァイオリン)、シュトゥットガルト放送交響楽団、
ジェルメッティ指揮
11.シマノフスキ:ノットゥルノとタランテッラOp.28-タランテッラ
チョン、ゴラン(ピアノ)
12.ディーリアス:ハッサン(編ターティス)-セレナード/リトル、レイン
13.ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲(改訂版)-第2楽章/メニューイン、
ロンドン交響楽団、ウォルトン指揮
14.ペルト:鏡の中の鏡/リトル、ロスコー(ピアノ)
15.バーンスタイン:セレナード
セント・ルイス交響楽団、スラトキン指揮
16.ウィリアムズ:「シンドラーのリスト」のテーマ
リトル、ニュー・ワールド・フィルハーモニー管弦楽団、サザーランド指揮
17.プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番Op.63-第3楽章
オイストラフ、フィルハーモニア管弦楽団、ガッリエラ指揮
CD6
1.バッジーニ/編パーハモフスキー:妖精の踊り
ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン)イ・ヴィルトゥオージ・イタリアーニ
2.ドヴォルザーク/編ヴィルヘルミ:ユーモレスク/チョン、ゴラン
3.パガニーニ:24のカプリースOp.1-第24曲イ短調/レビン
4.ロッシーニ:アンダンテと変奏曲/クレーメル、ガヴリーロフ(ピアノ)
5.クライスラー:ジプシーの女/リトル、レネハン
6.ハチャトゥリアン:「ガイーヌ」-剣の舞
シトコヴェツキー(ヴァイオリン)、ギリロフ(ピアノ)
7.リムスキー=コルサコフ:くまんばちの飛行/リトル、レイン
8.ヴィエニアフスキ:華麗なるポロネーズ ニ長調Op.4
ヴェンゲーロフ、ブラウン(ピアノ)
9.クライスラー:愛の喜び/クライスラー(ヴァイオリン)、ルップ(ピアノ)
10.ブラームス:ハンガリー舞曲第5番ト短調(編ヨアヒム)/リトル、レイン
11.チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォOp.34/オイストラフ、ツィンマーマン
12.サラサーテ:スペイン舞曲第21番、第22番、第23番、第26番/レビン、
ポマーズ
13.クライスラー:美しきロスマリン/チョン、ゴラン
14.スーク:ブルレスケ(Op.17-4)/レビン、ポマーズ
15.ファリャ:「はかない人生」(編クライスラー)-スペイン舞曲第1番
リトル、レイン
16.シチェドリン:バラライカ/ヴェンゲーロフ
17.シューベルト(編ヴィルヘルミ-編ハイフェッツ):アヴェ・マリア
チョン、ゴラン
18.サラサーテ:序奏とタランテッラOp.43/ヴェンゲーロフ、ブラウン
19.クライスラー:プニャーニのスタイルによる序奏とアレグロ
ミルシュタイン、ポマーズ
20.モンティ/編リトル、レネハン:チャルダッシュ(抜粋)
リトル、レネハン
21.パガニーニ/編クライスラー:無窮動Op.11
レビン、ハリウッド・ボウル交響楽団
フェリックス・スラトキン指揮
22.ディニーク:ホラ・スタッカート
レビン、ハリウッド・ボウル交響楽団、
フェリックス・スラトキン指揮




<EMI FRANCE>
CZS-6858242 56枚組 \14500 ※新価格 \11600
アルド・チッコリーニ/完全EMI録音全集1950-1991(限定盤)
クラムシェル・ボックス 84Pブックレット 各CD紙袋入り
20代でのデビュー以来、フランス・ピアニズムの頂点にいるチッコリーニの全
EMI録音を集大成。初CD化、初発売化の録音を含む56CDボックス!
★曲目詳細はこちらにございます。




<EMI GERMANY>
●Inspiration 各1枚 \680
EMIドイツ編成の新バジェット・シリーズのご案内です。カジュアルなイメージで、初めてクラシック音楽を手にするお客様に広くお勧めできるシリーズです。ライフ・スタイルにフィットするコンピレーション、アーティスト・コンピレーション、レパートリー・コンピレーションで構成した全25点を第1回として発売します。
(その後も3ヶ月に一度、5点程度のアルバムを発売予定) 
仕様は、ジュエル・ケース、4Pのブックレットは英/独語で表記されます。
★曲目詳細はこちらございます。

CDZ-4574512
ボスコフスキー/皇帝円舞曲-BEST LOVED WALTZES

CDZ-4574682
カラス/ベスト・オブ

CDZ-4574632
ジェルメッティ/パスタ・クラシックス-COOKING WITH ROSSINI

CDZ-4574642
ロベルト・ヘーガー/狩人の合唱-ドイツ・オペラ合唱曲集

CDZ-4574522
カラヤン/ベスト・オブ

CDZ-4574702
ナイジェル・ケネディ/ベスト・オブ

CDZ-4574502
ランチベリー/チャイコフスキー:くるみ割り人形(ハイライト)

CDZ-4574662
メニューイン/王宮の花火の音楽-ベスト・オブ・ヘンデル

CDZ-4574542
麗しきヴェネツィア-ベスト・オブ・ヴィヴァルディ&アルビノーニ

CDZ-4574482
G線上のアリア-ベスト・オブ・バッハ

CDZ-4574552
アマデウス-ベスト・オブ・モーツァルト

CDZ-4574442
グレゴリアン・チャント-静けさの声

CDZ-4574472
CON AMORE-愛のデュエット集

CDZ-4574602
モーツァルト:魔笛(ハイライト)-子供のために

CDZ-4574562
炉辺で(リラクシング・クラシックス)

CDZ-4574692 ※発売中止
BEST-LOVED CHRISTMAS CLASSICS

CDZ-4574592 ※発売中止
エリーゼのために-BEST-LOVED PIANO MUSIC
ルドルフ・ブフビンダー(ピアノ)

CDZ-4574622 ※発売中止
恋人たちのために

CDZ-4574672 ※発売中止
ハレルヤ-BEST-LOVED SACRED CHORUSES

CDZ-4574532 ※発売中止
愛と哀しみの果て-BEST-LOVED FILM MUSIC

CDZ-4574652 ※発売中止
誰も寝てはならぬ-ベスト・オブ・オペラ

CDZ-4574612 ※発売中止
瞑想曲-静けさの音楽

CDZ-4574572 ※発売中止
月光

CDZ-4574582 ※発売中止
夜想曲-ベスト・オブ・ショパン
ルドルフ・ブフビンダー(ピアノ)

CDZ-4574492 ※発売中止
喜びの歌-ベスト・オブ・ベートーヴェン




<VIRGIN CLASSICS>
VC-6945730 \1980
Pyrotechnics-はなばなしきヴィヴァルディ・アリア集
1.「ウティカのカトー」RV705(1737)-Come in vano il mare irato
2.「セミラーミデ」RV733(1732)-E prigioniero e re
3.「忠実なニンフ」RV714(1732)-Alma oppressa
4.「グリゼルダ」RV718(1735)-Agitata da due venti
5.「忠実なニンフ」-Destin nemico…Destin avaro
6.オペラ作品不明-Il labbro ti lusinga
7.「イペルメストラ」RV722(1727)-Vibro il ferro
8.「ファルナーチェ」RV711(1738)-No, ch'amar non e fallo in cor
guerriero…Quell'usignolo
9.「ティト・マンリオ」RV778(1720)-Splender fra'l cieco orror
10.「忠実なロズミーラ」RV731(1738)-Vorrei dirti il mio dolore
11.「ウティカのカトー」-森の中で
12.「ファルナーチェ」-Ricordati che sei
13.オペラ作品不明-Sin nel placido soggiorno
ヴィヴィカ・ジノー(メゾ・ソプラノ)
エウローパ・ガランテ、ファビオ・ビオンディ指揮
ジュエル・ボックス 40Pブックレット(英/仏/独語ノート、歌詞テキスト)
グラミー・ノミニーの「バジャゼット」全曲以来のジノー、ビオンディによる
初録音作品も含むヴィヴァルディのヴィルトゥオジティが横溢するアリア集

VC-6855652 \1980
アレクサンドル・タロー/私的な日記-ショパン作品集
(デジパック・ヴァージョン)デジパック 20Pブックレット
VC-4578452
アレクサンドル・タロー/私的な日記-ショパン作品集
(ジュエル・ボックス・ヴァージョン)
ジュエル・ボックス 20Pブックレット
1.マズルカOp.63-3
2.バラード第1番Op.23
3.マズルカOp.17-1
4.マズルカOp.68-2
5.幻想曲Op.49
6.夜想曲(遺作)
7.マズルカOp.7-2
8.バラード第2番Op.38
9.マズルカOp.17-4
10.ラルゴ
11.3つのエコセーズOp.72-3
12.コントルダンス
13.幻想即興曲Op.66
14.夜想曲Op.9-2
アレクサンドル・タロー(ピアノ)
1968年パリ生まれのタローは現在最も注目を浴びるピアニストの一人。ペルル
ミュテールやラフマニノフのピアニズムを彷彿とさせる演奏で、学生時代から引
き込んだショパン作品をヴァージンへの移籍第1作に選びました。タローのピア
ノ音楽の原点ともいえるショパンはその演奏の素晴らしさをあらためてピアノ・
ファンにアピールする仕上がりとなりました。

VBS-6945562 3枚組 \1980
ZEN VIOLIN
マルチパック 4Pブックレット
ヴァイオリンのメロディが清冽な時間を演出
CD1 下記楽曲より
ヴィヴァルディ:「四季」;バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番;パルティ
ータ第1番、第3番;ソナタ第3番;2つのヴァイオリンのための協奏曲;ルクレー
ル:ヴァイオリン協奏曲;モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番;グルック:精
霊の踊り;シューベルト:アヴェ・マリア;ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
CD2 下記楽曲より
モーツァルト:協奏交響曲;ベートーヴェン:ロマンス第1番、第2番;メンデルス
ゾーン:ヴァイオリン協奏曲第2番;ドヴォルザーク:スラヴ舞曲;シューマン:
ヴァイオリン協奏曲;ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番;ブラームス:
ヴァイオリン協奏曲;ヨアヒム:ヴァイオリン協奏曲
CD3 下記楽曲より
マスネ:タイスの瞑想曲;ドビュッシー:月の光り;ラヴェル:ヴァイオリンとチェ
ロのためのソナタ;シベリウス:賛歌;献身;クライスラー:愛の悲しみ;シュト
ラウス:ヴァイオリン・ソナタ;さびしい泉のほとり;ラフマニノフ:ヴォカリー
ズ;パガニーニの主題による狂詩曲;コルンゴルト:Garden Scene; ウィリアム
ズ:「シンドラーのリスト」のテーマ
演奏者未定

DVBW-6961379(DVD-Video) 2枚組 \4500
デセイ/ドビュッシー:ペレアスとメリザンド
メリザンド:ナタリー・デセイ(ソプラノ)
ペレアス:ステファーヌ・ドゥグー(バリトン)
ゴロー:ローレン・ナウリ(バリトン)
アルケル:フィリップ・アン(バス)
ジュヌヴィエーヴ:マリー=ニコル・ルミゥー(コントラルト)
医者/羊飼い:ティム・マーフィン(バス)
イニョルド:ベアテ・リッター(ソプラノ)
アーノルト・シェーンベルク合唱団
ウィーン放送交響楽団
ベルトラン・ドゥ・ビリー指揮
舞台監督:ローラン・ペリー
テアター・アン・デア・ヴィーンの新プロダクション
初演:テアター・アン・デア・ヴィーン(新オペラ・ハウス)、2009年1月13日
収録:ORF
アマレイ・ボックス 4Pブックレット
フランス、イタリアのロマン派作品でのヒロイン役でその華麗な声の圧倒的なテ
クニックで現代最高のソプラノとして高い評価を欲しいままにしたデセイ。この
新プロダクションでは一転して、ドビュッシー/メーテルランクの複雑な象徴性
を反映した繊細で多義的な性格描写とテキストに添ったヴォーカルが要求される
メリザンド役を見事に演じ、英(Opera News)、仏(Le Monde)、オーストリア
(Wiener Zeitung)のメディア評で絶賛のステージを実現させました。勿論この公
演の成功にはフランス語系の参加者、ペレアスのドゥグー、その兄弟でメリザン
ドの夫、ゴロー役のナウリ(デセイの実夫)他の歌手陣、指揮のドゥ・ビリー、舞
台監督のペリー(デセイの「連隊の娘」でも舞台監督)などで固められているのも
成功の要因の一つといえるでしょう。

DVBW-6961369(DVD-Video) \2850
ジャンス/レハール:メリー・ウィドウ(フランス語版)
ミーシャ・パルミエリ:ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
ダニロ:イヴァン・ラドロウ(バリトン)
カミーユ・クータンソン:ゴードン・ギーツ(テナー)
ナディア:マガリ・レジェ(ソプラノ)
ポポフ男爵:フランソワ・ル・ルー(バリトン)
レリダ:アレクサンドル・ゲレロ(テナー) 他
リヨン・オペラ合唱団、管弦楽団
ジェラルド・コースタン指揮
舞台監督:マーシャ・マケイエフ
アマレイ・ボックス 4Pブックレット
2007年12月に初演されたフランス人監督マケイエフによるリヨンのプロダクショ
ン。主役パルミエリは1905年ウィーン初演の'Die lustige Witwe'ではハンナ・
グラヴァリとして上演されましたが、フランス語初演は1909年に上演されたもの。
メリー・ウィドウの物語の舞台はパリであり、事実、物語りのルーツはフランス
の演劇(メイルアックのL'attache d'ambassade)とされています。原作のルーツ
と響きあうプロダクションはオペラ・ファンの興味をかきたてずには置かないも
のです。

<RCA RED SEAL>
8869759176-2 3枚組 \2750
ガーシュウィン:歌劇「ポーギーとベス」(全曲)
ポーギー: ジョナサン・レマル(バス・バリトン)
ベス: イサベル・カバトゥ(ソプラノ)
セリーナ: アンジェラ・ルネ・シンプソン(ソプラノ)
スポーティン・ライフ: マイケル・フォレスト(テノール)
クラウン: グレッグ・ベイカー(バリトン)
クララ: ビビアーナ・ヌウォビロ(ソプラノ)
マリア: ロバータ・アレクサンダー(ソプラノ)
ジェイク: ロドニー・クラーク(バリトン)
ミンゴ、ロビンス、ピーター
蟹売り: プレヴィン・ムーア(テノール)
刑事、アーチデール、警官: デイヴィッド・マクシェイン(語り)
アルノルト・シェーンベルク合唱団 ヨーロッパ室内管弦楽団
ジョージ・ダーデン(ピアノ)
指揮:ニコラウス・アーノンクール
[録音]2009年6月29日-7月7日、グラーツ、ヘルムート=リスト・ハレでの演奏
会形式上演のライヴ・レコーディング(2009年シュティリアルテ音楽祭)
アーノンクール80歳記念リリース第2弾は、ジャズとクラシック音楽のイディオ
ムを融合させたアメリカの作曲家、ジョージ・ガーシュウィンの代表作で唯一の
オペラ「ポーギーとベス」の全曲録音CD3枚組。アーノンクールとガーシュウィ
ンという組み合わせは誰にとっても非常に意外なものですが、アーノンクールに
とって「ポーギーとベス」は、子供のころ両親の家で楽譜やレコードを通じてそ
のメロディに親しんで以来、最も愛するオペラとなり、実際に自分が指揮するこ
とを長年にわたって夢見てきた作品でした。80歳を迎える記念すべき今年夏、グ
ラーツで自ら主宰するシュティリアルテ音楽祭において初めてこのオペラを取り
上げた時のライヴ・レコーディングしたのが当アルバムです。これはまた、2008
年ウィーンでのストラヴィンスキー「放蕩者のなりゆき」に続く、アーノンクー
ルによる20世紀オペラの上演でもありました。アーノンクールが20世紀の音楽作
品を取り上げることもきわめて珍しく、ほかには、バルトークの「弦楽器、打楽
器とチェレスタのための音楽」「弦楽のためのディヴェルティメント」、ベルク
のヴァイオリン協奏曲や歌曲「ワイン」くらいしかなく、その意味でも上演は大
きな注目を集めました。

8869759218-2 5枚組 \2100
マリオ・ランザ/オリジナル・アルバム・クラシックス
【Disc 1】
Orchestral Intro(from "The Student Prince")/Serenade(from "The Student
Prince")/Golden Days(from "The Student Prince")/Drink, Drink, Drink(from
"The Student Prince")/Summertime in Heidelberg(from "The Student
Prince")/Beloved(from "The Student Prince")/Gaudeamus Igitur(from "The
Student Prince")/Deep In My Heart, Dear(from "The Student Prince")/ I'll
Walk With God(from "The Student Prince")/Yours Is My Heart Alone(from
"The Land of Smiles")/Romance(from "Cameo Kirby")/ I'll See You Again
(from "Bitter Sweet")/ If I Loved You(from "Carousel")/ I'll Be Seeing
You(from "The Royal Palm Revue")/One Night of Love(from "One Night of
Love")(1951,1952,1953年録音)
【Disc 2】
The Touch Of Your Hand(from "Roberta")/ The Song Is You(from "Music in
the Air")/Oh, Nights Of Splendor(Neapolitan Nights)/Someday I'll Find
You /Your Eyes Have Told Me So /Strange Music(from Grieg's"Wedding Day
in Troldhaugen")/The Desert Song(from "The Desert Song")/You Are Love
(from "Show Boat")/Day In, Day Out /Love Is The Sweetest Thing /I'm
Falling In Love With Someone(from "Naughty Marietta")/Look For The
Silver Lining(from "Sally")/I've Got You Under My Skin(from the MGM
film "Born To Dance")/The Hills Of Home(1951,1952年録音)
【Disc 3】
Seven Hills Of Rome /There's Gonna Be A Party Tonight(Italian Calypso)/
Lolita /Questa o quella(from "Rigoletto")/Arrivederci Roma /Imitation
Sequece:Temptation; Jezebel;Memories Are Made Of This;When The Saints
Go Marching In/Come Dance With Me /Never Till Now(from "Raintree County")
/Do You Wonder /Earthbound /Serenade(from "Serenade")/My Destiny(from
"Serenade")/Love In A Home(from "Li'l Abner")
(1955,1956,1957年録音)
【Disc 4】
I'll Walk With God(from "The Student Prince")/ The Virgin's Slumber Song
/The Lord's Prayer /O Holy Night /Guardian Angels /Ave Maria /Somebody
Bigger Than You And I/Because /The Trembling Of A Leaf /None But The
Lonely Heart /Through The Years /I Love Thee /Trees /Addio alla madre
(from "Cavalleria Rusticana")(1950,1951,1952年録音)
【Disc 5】
La donna e mobile(from "Rigoletto")/ Celeste Aida(from "Aida")/Recondita
armonia(from "Tosca")/Testa adorata(from "La Boheme")/Come un bel di di
maggio(from "Andrea Chenier")/Una furtiva lagrima(from "L'Elisir
d'Amore")/Questa o quella(from "Rigoletto")/Un tal gioco
(from "Pagliacci")/E lucevan le stelle(from "Tosca")/Un di all'azzurro
spazio(from "Andrea Chenier")/Che gelida manina(from "La Boheme")/Cielo
e mar(from "La Gioconda")(1951,1952年録音)
マリオ・ランザ没50年を記念して、1950-1957年に収録した、映画やミュージカ
ル、クラシック作品の名唱ばかり集めた、全盛期の輝かしい美声を堪能できるオ
リジナル・アルバム5枚分を収録したBOX。
アメリカの名歌手、マリオ・ランツァ(1921-1959):フィラデルフィアでイタリア
系移民の家庭に生まれ、ほぼ独学で歌を学び、名指揮者クーセヴィツキーに認め
られ、21歳で歌手としてデビュー。第2次大戦後はMGM映画と契約、「学生王子」
など、多くの映画に出演して一躍スターとなりましたが、本格的オペラ歌手へと
転身を図る途上、38歳で亡くなりました。




<SONY CLASSICAL>
8869752696-2 \1680
J.S.バッハ:
ゴールドベルク変奏曲 BWV988(2台ピアノ版 ラインベルガー&レーガー編)
タール&グロートホイゼン(ピアノ・デュオ)
録音:2009年4月レバークーゼン(ドイツ)
世界的なピアノ・デュオ、タール&グロートホイゼンによる2台ピアノのための
「バッハ:ゴールドベルク変奏曲」。ゴールドベルク変奏曲といえば、まず最初
にグレン・グールドの名盤が挙がりますが、このアルバムはドイツのオルガン奏
者・作曲家ヨーゼフ・ラインベルガーが1883年に2台ピアノのために編曲したも
のを、同じくドイツの作曲家マックス・レーガーが1915年にさらに自身の解釈を
書きとどめたヴァージョンを演奏したものです。
タール&グロートホイゼンは、この“二重”編曲版「ゴールドベルク変奏曲」を
現代のバロック音楽理解に基づいた独自のコンセプトに沿って演奏、オリジナル
に再接近しています。そして同時にラインベルガーのロマン主義とレーガーの心
理的解釈も活かすことに成功しています。ここに込められた感情---沈んだ思い
と真剣さ、優雅さ、優しさと生きる喜び---を強め、さらに豊かにしています。
最後のアリア・ダカーポでは、この音楽史上の奇跡とも呼ぶべき作品を新たな
驚嘆のうちに振り返らずにはいられないほどの感動が訪れます。この貴重な編曲
版の決定的名盤がここに誕生しました。
(プロフィール)
イスラエル人ピアニスト、ヤアラ・タールとドイツ人アンドレアス・グロートホ
イゼンは、世界的なピアノ・デュオとして活躍を続けている。デュオ結成以来、
2人は主にデュオ作品を中心に非常に難易度の高い作品を演奏し続け、聴衆から
も評論家からも熱狂的な支持を得ている。

8869757519-2 \1680
ヴィオラ・ダ・ガンバ(チェロ)のためのソナタ集(BWV.1027-1029全3曲)
オルガンのためのコラール集より(チェロとピアノ用編曲版)
「高き天よりわれは来れり」「神の御子は来たれり」「汝にこそわが喜びあり」
「かくも喜びに満てるこの日」「神のひとり子なる主キリスト」「天より天使の
軍勢来れり」「主なる神よ、いざ天のとびらを開きたまえ」「イエスはわが喜び
(Vc+P版、Pソロ版)」
ヤン・フォーグラー(Vc)
マルティン・シュタットフェルト(p)
19歳にしてドレスデン歌劇場管弦楽団の首席チェリストとなり、現在世界中でソ
リストとして活躍しているヤン・フォーグラー。彼の演奏はロマンティックであ
りながら、ときに粋を感じる。それは子供の頃に感じた哀愁さえ感じさせてくれ
るのだ。それは何故なのか。彼は極端に開放弦を好んで多用して、聴衆にハッと
させるのだ。通常、開放弦は指で押さえた音とは全く違った音質になるので、メ
ロディーラインを大切にするロマンティック演奏家は、全く好まないのである。
ピリオド楽器の演奏家は、各弦の個性を出すために開放弦を多様するものの、
フォーグラーのその使用法とは違う。彼はその作曲された時代奏法だけでなく、
曲の表現のために開放弦使用法も変えて、歌に変換しているのだ。それは絶妙と
しかいいようがなく、他の演奏家には無い個性なのだ。それが私たちに新鮮さを
与えてくれる。
誰もが彼のバッハを聞くとなぜかのり込まれてしまうという、シュタットフェル
ト。彼の演奏自体は、聴衆に意表をつくものではなく、バッハを理論的に考え抜
いた表現と圧倒的なテクニックの結果なのだ。聴衆は演奏を聴くに随って、次第
に納得させられ引き込まれるのである。
今回のアルバムでは、最近モダン楽器での演奏が少なくなった「ガンバ・ソナタ」
を演奏。二人の独自なバッハ演奏のベクトルは、同じ方向を向いていることには
間違いない。あえてモダン楽器での演奏は久しく、ある懐かしささえ感じるかも
しれないが、古さを感じるものではない。絶妙さの二乗は、数倍もの美と感動を
私たちに提供してくれるだろう。オルガン・コラール集から、チェロとピアノの
ための編曲した版も収録。

8869752700-2 \1680
マグリ・モスニエール/バッハ・アルバム
1)『イタリア協奏曲BWV.971』(フルート用編曲版)
2)『シチリアーナ ト短調』(フルート・ソナタBWV.1031より)
3)『管弦楽組曲第2番より「ポロネーズ」「バディネリ」』
4)『フルート協奏曲ト短調』(チェンバロ協奏曲BWV.1056より)
5)『カンタータ第209番BWV.209より「シンフォニア」』
6)『フルート協奏曲ハ長調』(フルート・ソナタBWV.1032より協奏曲編曲版)
7)『アリア「御身が共にいるならば」BWV.508』
8)『「汝が心われにあたえずや」BWV.518』
9)『「クリスマス・オラトリオ」BWV.248よりアリア「彼の人のただ手招きに」』
10)『「マタイ受難曲」BWV.244よりアリア「憐れみたまえ、わが神よ」」
マグリ・モスニエール(Fl)
ミヒャエル・ホフシュテッター(指揮)
シュトゥットガルト室内管弦楽団
2004年「第53回ミュンヘン国際音楽コンクール」のフルート部門優勝者、マグリ
・モスニエールのバッハ・アルバムとなります。2003年にフランス国立放送フィ
ルのソロ・フルート奏者に任命され、コンクールで優勝して以来世界的に活躍し
ている女流美人フルート奏者。彼女のフルートは流麗で芯がありながら温かさを
持っているのが特徴で、高い評価を得ています。
このアルバムでは、バッハの作品を単なるフルートで演奏するというだけでなく、
3つの協奏曲の原曲はフルート協奏曲であった可能性があるということで、フル
ート編曲版として演奏されます。また後半は、声楽作品をフルートで演奏したも
ので、感情豊かに歌われています。

8869756679-2 2枚組 \1680
ショパン名小品集
【Disc 1】
1)練習曲第3番ホ長調Op.10-3「別れの曲」 -ジャン=マルク・ルイサダ(p)
2)練習曲第10番変イ長調Op.10-10 -ジャン=マルク・ルイサダ(p)
3)バラード第4番ヘ短調Op.52 -アルトゥール・ルービンシュタイン(p)
4)子守歌 変ニ長調Op.57 -アルトゥール・ルービンシュタイン(p)
5)ワルツ第10番ロ短調Op.69-2 -アレクサンダー・ブライロフスキー(p)
6)スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39 -アルトゥール・ルービンシュタイン(p)
7)夜想曲第1番変ロ短調Op.9-1 -フー・ツォン(p)
8)ピアノ三重奏曲ト短調Op.8 よりアダージョ・ソステヌート
-エマニュエル・アックス(p)パメラ・フランク(Vn)ヨー・ヨー・マ(Vc)
9)マズルカ第17番変ロ短調Op.24-4 -アルトゥール・ルービンシュタイン(p)
10)ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11 より第2楽章
-エミール・ギレリス(p)
ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
11)前奏曲第15番変ニ長調Op.28-15「雨だれ」 -エフゲニー・キーシン(p)
12)ポロネーズ第7番変イ長調Op.61「幻想」 - エマニュエル・アックス(p)
【Disc 2】
1)バラード第1番ト短調Op.23
-アルトゥール・ルービンシュタイン(p)
2)ワルツ第1番変ホ長調Op.18「華麗なる大円舞曲」
-ジャン=マルク・ルイサダ(p)
3)夜想曲第17番ロ長調Op.62-1 -フー・ツォン(p)
4)舟歌 嬰ヘ長調Op.60 -アルトゥール・ルービンシュタイン(p)
5)ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21 より第2楽章
-エマニュエル・アックス(フォルテピアノ)
チャールズ・マッケラス(指揮)
エイジ・オブ・エンライトメント・オーケストラ
6)幻想即興曲(即興曲第4番)嬰ハ短調Op.66
-アルトゥール・ルービンシュタイン(p)
7)ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1「小犬」
-アルトゥール・ルービンシュタイン(p)
8)ポロネーズ第6番変イ長調Op.53「英雄」
-アルトゥール・ルービンシュタイン(p)
9)夜想曲第20番嬰ハ短調「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」
-ジャン=マルク・ルイサダ(p)
10)ポロネーズ第5番嬰ヘ短調Op.44 -エフゲニー・キーシン(p)
11)ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2 -ヴァン・クライバーン(p)
12)練習曲第12番ハ短調Op.10-12「革命」 -ジャン=マルク・ルイサダ(p)
来年2010年に生誕200年を迎えるショパン。お手軽にショパンの名作品を、
RCA&SONY録音の名演からお聴きください。


●THE SONY OPERA HOUSE SERIES 第3回発売
好評のオペラ・シリーズの続編の発売です。SONY CLASSICALとRCAのオペラ名盤
の中から、今回も往年名盤や隠れた名盤まで、20タイトルの発売となります。
最近国内盤、輸入盤ともに入手不可能だった全曲盤も含まれていますので、要注
目です!
(ブックレットには英語、フランス語、ドイツ語でのあらすじ説明及びフル・
キャスト、曲目詳細が掲載されております。歌詞・対訳は付いておりません。)
www.sonyoperahouse.com

8869757593-2 2枚組 \1680
ドニゼッティ:歌劇『ランメルモールのルチア』(全曲)(1835年オリジナル版)
アンドレア・ロスト , ルイズ・ウィンター , アラステア・マイルス
アンソニー・マイケル・ムーア , ポール・チャールズ・クラーク ,
ブルース・フォード、他
チャールズ・マッケラス(指揮)
ザ・ハノーヴァー・バンド(ピリオド楽器使用)ロンドン・ヴォイセズ
ピリオド楽器を使用した初の録音で、1835年初稿版を使用しているのが特徴的で
す。そのため、後にドニゼッティ以外の別人によって後に付け加えられた「狂乱
の場」のカデンツァは収録されていないため、ドニゼッティの計算された古典的
アリア形式と調性によって、真のルチアを聴くことができます。ルチア役のアン
ドレア・ロストは、テクニックもさることながら声の響きが美しく、それを引き
出すために、マッケラスが新しいドニゼッティ像を実現しています。
【録音】1997年8月DDD

8869758138-2 2枚組 \1680
ヴェルディ:歌劇『ルイザ・ミラー』(全曲)
ヴラディーミル・チェルノフ, プラシド・ドミンゴ,
アプリーレ・ミッロ, ポール・プリシュカ,
ヤン=ヘンドリク・ローテリング,
ウェンディ・ホワイト, フローレンス・クイヴァー, ジョン・ビルズ
ジェームズ・レヴァイン(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
メトの実力を窺い知れる充実した脇役陣に支えられ、ミッロとドミンゴの歌唱が
冴える演奏です。個々の歌手の魅力に寄り掛からず、アンサンブル全体による緊
迫したドラマによって、レヴァインはヴェルディ初期の傑作の真価を鮮明に表わ
すことに成功しています。全てが最後まで飽きることなく音楽が流れ、白熱の
フィナーレはとりわけ印象的な好演です。
【録音】1991年5月ライヴ DDD

8869757637-2 2枚組 \1680
グルック:歌劇『トーリードのイフィジェニー(タウリスのイフィゲニア)』(全曲)
キャロル・ヴァーネス, トマス・アレン, エスタ・ウィンベルイ、 他
リッカルド・ムーティ(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
「オーリードのイフィジェニー」の後日譚。トーリードで神に仕えるイフィジェ
ニーが、いけにえにたてられた弟と再会するまでを描いた物語。ドラマと音楽を
確実に結びつけた悲劇的力にみなぎる作品で、グルックの書き改革理念の究極の
姿を示すと評される作品です。ムーティの1990年前後のスカラ座では、スカラ座
の改革として、今まで取り上げなかった作品の上演を多く行い、この作品もその
一つです。
【録音】1992年ライヴ DDD

8869757589-2 2枚組 \1680
カタラーニ:歌劇『ワリー』(全曲)
エヴァ・マルトン, アラン・タイトゥス,
フランチェスコ・エッレーロ・ダルティーニャ, フランシスコ・アライサ, 他
ピンカス・スタインバーグ(指揮)
ミュンヘン放送管弦楽団&合唱団
1つのアリアだけが有名になってしまい全曲盤の少ない作品で、1968年のテバル
ディの名盤、1972年のスカーリャ指揮盤以来の録音盤。この盤以降の録音盤で入
手可能なものはほとんど無いようです。意欲的なマルトンのドラマティック表現
と、他のキャラクターを明確に描く迫真の歌唱は実に聴き応えがあります。スタ
インバーグの指揮もこの曲のドイツ浪漫的ニュアンスを巧みに表した音楽作り
で出色の出来です。
【録音】 1989年DDD

8869757650-2 \1380
コルンゴルト:歌劇『ヴィオランタ』(全曲)
ヴァルター・ベリー, エヴァ・マルトン, ジークフリート・イェルザレム,
ホルスト・R・ラウベンタール, ルート・ヘッセ、他
マレク・ヤノフスキ(指揮)
ミュンヘン放送管弦楽団 バイエルン放送合唱団
今までにこの録音しかない、貴重な盤の復活です。コルンゴルトが17-18歳の時
に作曲した2作目のオペラで、初演はブルーノ・ワルターが行ったようです。
R・シュトラウスの歌劇作品のような濃厚さ」で緊張感の続く音楽で、ワーグナ
ー歌いとしての名歌手たちがこの作品を完璧に歌いあげ、ヤノフスキの緻密な音
楽との共演が見事に繰り広げられます。
あらすじは、ヴェネツィア軍司令官シモーネ・トロヴァイの妻だったの美女ヴィ
オランタ。彼女の妹がプレイボーイのナポリ王子アルフォンゾにもてあそばれ自
殺。カーニヴァルの夜に彼女はアルフォンゾを見つけ出し、彼女は夫に頼み復讐
を果たそうとします。ところがヴィオランタは、復讐のために呼び出したアル
フォンゾに惚れてしまうのです。そしてアルフォンゾを切り殺そうとして出てき
た夫の目の前に、彼女は身を投げ出し死んでしまう。
【録音】1980年ADD

8869757641-2 3枚組 \2100
ヘンデル:歌劇『リナルド』(全曲)
キャロリン・ワトキンソン, イレアナ・コトルバス,
ジャネッテ・スコヴォッティ, マリー=フランワーズ・ジャクリーン,
ニコーレ・レポルト,
ポール・エスウッド, ウルリク・コールド、
ジャン=クロード・マルゴワール(指揮)
ラ・グラン・エキュリー・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ
ロンドンで上演された最初のヘンデルのオペラ。タッソーの「解放されたエルサ
レム」によるヒルの英語台本に基づいた作品で、聖域解放のためにエルサレムに
赴いたリナルドが、女王アルミーダの妖術によって誘惑されそうになりますが、
アルミレーナの貞節のために救われるという物語を、輝かしい音楽によって展開
されていきます。マルゴワールは、初期の頃からヘンデルのオペラを録音してき
ており、初のピリオド楽器による録音でした。バロック歌手と言うよりは、コト
ルバス等のオペラ歌手を起用し、表現を大きくとっています。
【録音】1977年ADD

8869757559-2 2枚組 \1680
ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』Op.72(全曲)
ジャニーヌ・アルトマイヤー, ジークフリート・イェルザレム,
ジークムント・ニムスゲルン, テオ・アダム, ペーター・メーフェン、他
クルト・マズア(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管絃楽団
ライプツィヒ放送合唱団 ベルリン放送男声合唱団
マズアのオペラ初録音だったこの録音は、安定した指揮ぶりのもと、音楽を大変
に生き生きと描き出しており、歌手も非常に粒が揃っています。その録音の中で
も出色のものとして広く勧められる名盤の一枚となっています。
【録音】1980-1981年DDD

8869758132-2 2枚組 \1680
ヴェルディ:歌劇『仮面舞踏会』(全曲)
レオンタイン・プライス, レリ・グリスト, シャーリー・ヴァーレット,
カルロ・ベルゴンツィ, ロバート・メリル
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)
RCAイタリア・オペラ管弦楽団&合唱団
レオンタイン・プライスのスケールの大きい表現の歌唱。ベルゴンツィやメリル
のベテランの円熟した堂々とした描写。レリ・グリストの爽快感ただよう歌唱も
聴きごたえがあります。こちらの盤も決定盤の1枚と言う方も多いほどの演奏で
す。
【録音】1966年ローマ

8869757901-2 3枚組 \2100
モーツァルト:歌劇『コシ・ファン・トゥッテ』(全曲)
レオンタイン・プライス, タチアナ・トロヤノス, シェリル・ミルンズ,
ジュディス・ラスキン, エツィオ・フラジェッロ, 他
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 アンブロジアン・オペラ・コーラス
当時RCAとしては珍しくロンドンでの録音で、レオンタイン・プライス、ミルン
ズ、トロヤノスなどを起用しています。ラインスドルフの隠れた名盤で、たくさ
んの歌手たちを見事に交通整理しながら、各役柄を引き立てています。
【録音】 1967年8-9月ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール

8869757906-2 2枚組 \1680
プッチーニ:歌劇『マノン・レスコー』(全曲)
リチア・アルバネーゼ, ユッシ・ビヨルリンク, フランコ・カラブレーゼ,
ロバート・メリル, マリオ・カルリン, 他
ジョネル・ペルレア(指揮) ローマ歌劇場管弦楽団&合唱団
プッチーニの出世作といわれる「マノン・レスコー」。デ・グリュー役には、
当代随一といわれたテノールのユッシ・ビョルリンクが起用され、緊張感を保持
しつつ力強く豊かでいて甘い声は、このロマンティックな物語をいやが上にも盛
りあげています。その他の歌唱陣も優れており、ロバート・メリルの美声も素晴
らしく、アルバネーゼの巧みな歌も聴きものです。
【録音】1954年

8869757908-2 2枚組 \1680
ロッシーニ:歌劇『アルジェのイタリア女』(全曲)
ルチア・ヴァレティーニ・テラーニ, フランシスコ・アライサ,
エンツォ・ダーラ, 他
ガブリエーレ・フェッロ(指揮) カペラ・コロネンシス(ピリオド楽器使用)
この1980年前後の最高のロッシーニ歌い3人を起用した、アルジェのイタリア女。
ヴァレンティーニ=テラーニの、シャープなコロラトゥーラ・テクニックと声を
駆使した見事な歌唱。清楚で甘い香りのするアライサのテノールは、まさにロッ
シーニ・オペラに登場する王子役のための声。三枚目オペラ・ブッファの第一人
者エンツォ・ダーラの個性的な役柄描写も絶品。録音当時ロッシーニを振らせた
ら最高の指揮者と言われたフェッロの丁寧な指揮ぶりも快演。この録音では当時
としてはロマン派音楽としては珍しく、カペラ・コロネンシスによるピリオド楽
器を使用しているのも特徴的です。リンドーロのカヴァティーナでは、ナチュラ
ル・ホルンの難しく朗々としたソロとテノールの掛け合いが、抜群の出来です。
【録音】1979年8月ADD

8869757902-2 2枚組 \1680
プッチーニ:歌劇『ボエーム』(全曲)
モンセラート・カバリエ, プラシド・ドミンゴ, ジュディス・ブレゲン,
シェリル・ミルンズ, ルッジェーロ・ライモンディ、他
ゲオルク・ショルティ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
いかにもショルティらしい元気な前半部と、抒情におぼれず毅然とした後半部が
鮮明なコントラストをみせる隠れた名盤で、刺激的なボエームでもあります。
「お涙頂戴」的になりやすいこのオペラの悲劇的な格調を明確に描いています。
若きカバリエ、ドミンゴ、ミルンズ、ライモンディの見事な歌唱も大きなポイン
トです。
【録音】1973年ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール

8869757911-2 \1680
R・シュトラウス:歌劇『サロメ』(全曲)
モンセラート・カバリエ, シェリル・ミルンズ, リチャード・ルイス,
レオニー・リザネク, ジェームズ・キング, ユリア・ハマリ, 他
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)
ロンドン交響楽団
この演奏は、非ドイツ系のメンバーによって歌われていますが、それを全く感じ
させない堂々とした隠れた名盤のひとつです。最も美しい声を持つカバリエです
が、他の名盤の重く冷たいサロメとは一線を画し、少女の様な純さと妖麗さの両
方を持った不思議なサロメを描き出しています。それがラストの部分で一挙に怒
りを爆発させていることによって、このオペラの物語の落差を効果的に演出して
います。
【録音】 1968年6月ロンドン

8869757594-2 2枚組 \1680
ドニゼッティ:歌劇『ルクレツィア・ボルジア』(全曲)
モンセラート・カバリエ, シャーリー・ヴァーレット,
エツィオ・フラジェルロ, アルフレード・クラウス, 他
ジョネル・ペルレア(指揮) RCAイタリア・オペラ管弦楽団&合唱団
15世紀ローマに実在した貴婦人をモデルとしたドニゼッティのこの最高傑作は、
ヴェルディにも多大な影響を与えました。まだ下積み時代のカバリエが、1965年
に代役として出演したセンセーショナルなカーネギーホールへのデビューの成功
によって企画されたというスタジオ録音。カバリエの輝かしい歌と、クラウスの
美声が素晴らしい。
【録音】 1966年ADD

8869757654-2 \1380
レオンカヴァレロ:歌劇『道化師』(全曲)
プラシド・ドミンゴ, シェリル・ミルンズ, モンセラート・カバリエ、他
ネロ・サンティ(指揮)ロンドン交響楽団
手際良いサンティの指揮と、美声の競演が聴きものの盤。この録音は、当時まだ
若干30歳だったドミンゴの、若くてういういしく張りのある、澄んでいて伸びの
ある声。リリックで泣きが涙を誘うような歌い方も絶品。ドミンゴのはまり役で
ありながら、正式盤としてはあと1982年のプレートル盤しか無いようです。カバ
リエの美声も美しすぎるし、ミルンズのクール歌い方も、このオペラを素晴らし
いものにしています。
【録音】 1971年

8869757615-2 2枚組 \1680
ジョルダーノ:歌劇『アンドレア・シェニエ』(全曲)
プラシド・ドミンゴ, レナータ・スコット, シェリル・ミルンズ, 他
ジェームズ・レヴァイン(指揮)
ナショナル・フィル
すっきりした音楽の中にも、劇的な情感を織り込んだレヴァインの指揮。ドミン
ゴの聡明さと劇的な表現力合わせ持った声が、このアルバムの成功となっていま
す。スコットやミルンズも名唱です。
【録音】 1976年ADD

8869757657-2 \1380
マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』(全曲)
レナータ・スコット, プラシド・ドミンゴ, パブロ・エルヴィラ,
イソラ・ジョーンズ, ジーン・クラフト, 他
ジェイムズ・レヴァイン(指揮)
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
レヴァインの、躍動的なドラマ作りが新鮮な演奏。レナータ・スコットの老練な
歌と、ドミンゴの輝かしく均整のとれた歌をはじめとして、充実した歌唱陣にも
注目です。
【録音】 1978年

8869757907-2 3枚組 \2100
ロッシーニ:歌劇『アルミーダ』(全曲)
ルネ・フレミング, イルデブランド・ダルカンジェロ, グレゴリー・クンデ,
イオリオ・ゼンナーロ, ブルース・フォウラー, セルゲイ・ザ
ドヴォルニー,カルロ・ボージ, ドナルド・カーシュ,
ジェフリー・フランシス, 他
ダニエーレ・ガッティ(指揮)
ボローニャ市立歌劇場管弦楽団&合唱団
マリア・カラスが歌って有名になった作品で、一部の有名なアリアだけはよく歌
われるようですが、現在ではあまり演奏されないオペラのひとつです。12世紀の
第一次十字軍を素材に、ダマスカスの女王アルミーダをめぐる恋の物語を描いた
作品。色彩的なオーケストラの手法を用いながら、ロマン的な雰囲気を盛り上げ
つつ、従来の手法からの転換を図っています。この盤では、現在ではこの「アル
ミーダ」の上演には必要不可欠なタイトルロールの、ルネ・フレミングがこのロ
ッシーニ・フェスティバルに出演し、絶賛をあびたライヴ録音です。イタリア・
オペラを振らせたら絶品のガッティの指揮ぶりも、効果的に発揮されています。
【録音】1993年8月ライヴ DDD

8869758142-2 2枚組 \1680
ヴェルディ:歌劇『椿姫』(全曲)
ティツィアーナ・ファブリッチーニ, ロベルト・アラーニャ,
パオロ・コーニ, 他
リッカルド・ムーティ(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
マリア・カラスの伝説的なヴィオレッタを意識するあまり、スカラ座では長らく
「椿姫」は上演されていませんでした。この録音はそうした因習を打ち破るべく
ムーティが、1992年に取り上げた上演のライヴ録音です。ファブリッチーニとア
ラーニャの若手を中心とした配役が、この上演の成功をおさめています。
【録音】 1992年ライブ



<EPIC>
8869757853-2 \1680
Harmony
The Lord’s Prayer / Silent Night / Amazing Grace ほか収録予定
THE PRIESTS
ローマ・カトリック教会の現役神父3人によるコーラス・グループ、ザ・プリース
ツ(THE PRIESTS)。全世界で150万枚以上のセールスを記録したデビュー作に続く、
セカンド・アルバム!
Sony BMGが100万ポンドで契約した話題の現役神父3人によるコーラス・グループ
“ザ・プリースツ”、注目のセカンド・アルバム!昨年4月、ロンドンのウェスト
・ミンスター大聖堂でサインした契約書には、「メンバー自身の教区内で冠婚葬祭
があった場合にはそれを優先する」「宗教的な信条に反する公演や宣伝活動は行な
わない」「CDの売り上げの一部を、彼らが選択するチャリティへ寄付すること」な
ど、ユニークな内容が盛り込まれており話題沸騰!昨年11月にリリースしたデビュ
ー作は、全世界で何と150万枚以上のセールスを記録した。
約1年振りとなる今作は、世界的に有名なアビーロード・スタジオで、ロイヤルフィ
ルハーモニー管弦楽団とともに、レコーディングを行なった。「Silent Night」
「Amazing Grace」「The Lord’s Prayer」等、クリスマス・シーズンにぴったりの
名曲の数々を収録予定。全てが清々しく新鮮な響きに満ち溢れており、とても感動
的なアルバムに仕上がっている。まさに、ホンモノの歌声に心癒される、奇跡の
才能!




<deutsche harmonia mundi>
8869760266-2 \1580
J・S・バッハ:カンタータ第29,61,140番
(1)『カンタータ第29番「われら汝に感謝す、神よ、われら感謝す」BWV.29』
(2)『カンタータ第61番「いざ来たれ、異邦人の救い主よ」BWV.61』
(3)『カンタータ第140番「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」BWV.140』
[演奏]
クリスティーネ・シェーファー(Sp)ベルナルダ・フィンク(A)
ヴェルナー・ギューラ(T)クリスティアン・ゲルハーヘル(Br)
ジェラルド・フィンリー(Bs)ユリア・クライター(Sp)
エリーザベト・フォン・マグヌス(Ms)クルト・シュトライト(T)
アントン・シャーリンガー(Bs)
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス アルノルト・シェーンベルク合唱団
[録音](1)2007年1月12日-14日、(2)2006年12月7日-11日、
(3)2007年12月15日&16日、
ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ・レコーディング

8869760653-2 9枚組 \4850
アーノンクール80歳記念、DHM宗教的作品BOX
【DISC 1&2】《ハイドン:オラトリオ「天地創造」(全曲)》
ドロテア・レシュマン(Sp:天使ガブリエル、イヴ)
ミヒャエル・シャーデ(T:天使ウリエル)
クリスティアン・ゲルハーエル(Br:天使ラファエル)
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス アルノルト・シェーンベルク合唱団
[録音] 2003年3月26日-30日、ウィーン・ムジークフェラインザール
(ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス創立50周年記念演奏会におけるライヴ・
レコーディング)
【DISC3&4】《ハイドン:オラトリオ「四季」(全曲)》
ゲニア・キューマイヤー(Sp) ヴェルナー・ギューラ(T)
クリスティアン・ゲルハーヘル(Br)
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス アルノルト・シェーンベルク合唱団
[録音]2007年6月28日-7月2日
グラーツ、シュテファニエンザールでのライヴ・レコーディング
【DISC5&6】《J.S.バッハ:「クリスマス・オラトリオ」 BWV.248(全曲)》
クリスティーネ・シェーファー(Sp) ベルナルダ・フィンク(A)
ヴェルナー・ギューラ(T) クリスティアン・ゲルハーヘル(Br)
ジェラルド・フィンレイ(Bs)
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス アルノルト・シェーンベルク合唱団
[録音] 2006年12月8日-10日、2007年1月13日&14日
ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ・レコーディング
【DISC7&8】 《ヘンデル:オラトリオ「メサイア」HWV56(全曲)》
クリスティーネ・シェーファー(Sp) アンナ・ラーソン(A)
ミヒャエル・シャーデ(T) ジェラルド・フィンレイ(Bs)
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスアルノルト・シェーンベルク合唱団
[録音] 2004年12月17日-21日、ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ
【DISC9】 《モーツァルト:レクエイムニ短調K.622(バイヤー版)》
クリスティーネ・シェーファー(Sp) ベルナルダ・フィンク(A)
クルト・シュトライト(T) ジェラルド・フィンレイ(Bs)
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス アルノルト・シェーンベルク合唱団
[録音] 2003年11月29日&30日、ウィーン、ムジークフェラインザール
(ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス創立50周年記念演奏会におけるライヴ・
レコーディング)
アーノンクールは、今年2009年12月6日に80歳を迎えます。それを記念して、DHMに
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスと録音した宗教合唱作品アルバム全てを、
BOX化しました。ここに収録されたDHMへの録音は、全て彼にとって2回目の録音で
すが、アーノンクールを最も信頼するメンバーで演奏され、彼の考え抜かれたオー
ケストラ・サウンド、年月とともに幾重にも深まった解釈、さらに多彩になった表
現の自在さ、細部の練り上げの見事さ、実演ならではの迫真の音楽がどこから見て
も完全無欠、まさに決定盤と呼ぶにふさわしいアルバムばかりです。
最新アルバムの「バッハ:カンタータ集」は、含まれません。
全て通常CD盤となります。(単売通常輸入盤でハイブリッドSACD仕様のアルバム
も、通常CD盤となります)
単売通常輸入盤の「モーツァルト:レクィエム」に収録されていた「モーツァルト
の手稿譜」は、収録されておりません。



<Oehms Classics>
OC-620(SACD-Hybrid) \2180
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.7
第16番ト長調Op.31-1
第17番ニ短調Op.31-2「テンペスト」
第18番変ホ長調Op.31-3
【録音】2008年2月12-14日、ハノーファー・コングレス・センター、ベートーヴェ
ン・ザール(PCM5.0ch: セッション)
ミヒャエル・コルスティック(p)
ミヒャエル・コルスティックは1955年生まれの中堅ピアニストですが、既にヨーロ
ッパでは「ドクター・ベートーヴェン」とよばれており、エコー賞や2008年度ミデ
ム賞も受賞している注目のピアニストです。彼のベートーヴェンの演奏は一味も二
味も違い、ベートーヴェンの自筆譜から新たに研究をし直し、どこもかしこにも漲
るエネルギーは爆発寸前。余裕あふれる歌い口と、絶妙な強弱とテンポ設定による
考え抜かれた美しさを持っています。作品の解釈として感情的な面だけでなく、展
開を十分考え抜かれた最も理想的なアルバムといえるでしょう。ですから、様々な
賞を受賞するのも納得がいくのも当然。40歳にして初録音の彼のデビュー盤が、別
レーベルから「30-32番」の録音がありましたが、その盤は「サプライズ!」と絶
賛されたため、この中期作品への期待が高まります。

OC-739 \1680
メンデルスゾーン:2台のピアノのための協奏曲集
2台のピアノのための協奏曲ホ長調』(1823)
2台のピアノのための協奏曲変イ長調(1824)
シルヴァー=ガルブルク・ピアノ・デュオ
(シヴァン・シルヴァー&ギル・ガルブルク)
クリストファー・ホグウッド(指揮) バイエルン室内フィルハーモニー
メンデルスゾーンは、13-15歳の時に長いスイス旅行に出ている間に書かれた作品
で、「弦楽のための交響曲」「ヴァイオリン・ソナタ」「ピアノ五重奏曲」「ヴァ
イオリンとピアノのための協奏曲」「交響曲第1番」などと同時期に書かれました。
そして、姉のファニー・メンデルスゾーンと初演が行われ、その後も彼らのベルリ
ンでの初のメンデルスゾーン家の日曜日コンサートで演奏され、モーツァルト以上
の彼らの神童ぶりと驚くほど完成された作品は、聴衆より高い評価を得ました。彼
のこれらの輝かしい作品は若々しく快活に満ちており、またコントラストを与える
ためにテンポの変化を取り入れています。この若さの作品にして、長調の曲であり
ながら短調的な情緒をもたらす独特な色彩豊かな作風を、この段階ですでに考えら
れているのは驚きです。
シルヴァー=ガルブルク・ピアノ・デュオは、イスラエル生まれの2人。テルアビ
ブで学んだ後ハノーヴァー音楽大学を最高位で卒業し、現在世界中で活躍していま
す。この録音では、古楽の巨匠のひとり、ホグウッドがサポートしています。メン
デルスゾーンの録音はしていないものの、東京フィルやNHK交響楽団とメンデルス
ゾーンの作品を競演をしており、油絵のゴミを掃いきったようなすっきりとした、
若々しい演奏を繰り広げています。

OC-740 3枚組 \3780
メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲集(全13曲)
アヒム・フィードラー(指揮)
ルツェルン音楽祭弦楽合奏団
バウムガルトナー設立した、今年2009年で53年目の伝統ある合奏団、ルツェルン音
楽祭弦楽合奏団の最新録音は、今年のメンデルスゾーン・イヤーにふさわしい録音
でしょう。この作品は、12-14歳の時期に作曲された「交響曲の習作」といわれる
もので、メンデルスゾーン家の日曜コンサートのために書かれたものと言われてい
ます。しかし、バッハを研究していたメンデルスゾーンは、バッハ的な高度な対位
法と和声、多彩な旋律を独自に取り入れて作曲されています。単純そうに見える楽
譜からは、創造以上の複雑な弦楽器の絡み合いを聴くことができ、色彩豊かで熱い
感情を感じることができます。
バウムガルトナーの後、1998年よりルツェルン音楽祭弦楽合奏団の音楽監督を務め
ているアヒム・フィードラーは、艶やかでスマートな新感覚を適度に古楽器的表現
を取り入れながら、モダン楽器の熱い熱情を組み込んで展開していきます。アヒム
・フィードラーの録音は、「バッハ=オネゲル」「シューベルト=ウェーベルン」
など、古典と現代との組み合わせの録音から始まり、最近では「チャイコフスキー
&ドヴォルザーク:弦楽セレナード」「ブリテン:弦楽のための作品集」など、弦楽
合奏の王道作品に戻って、新たなる弦楽合奏の表現を築きあげつつあります。今回
のメンデルスゾーンもその中の一途であり、モダン楽器の新表現だけでなく、音色
の美しさまでもが新たに新鮮に感じることができましょう。

OC-747 \1680
モーツァルト:
フルート協奏曲第1番ト長調K.313
フルート協奏曲第2番ニ長調K.314
アンダンテ ハ長調K.315
ロンド ニ長調K.Anh.184
ヨハン・バプティスト・ヴェンドリング:フルート協奏曲ハ長調
ベルンハルト・クラバッチュ(Fl)
アイヴォー・ボルトン(指揮)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
【録音】 2009年6月15-18日 ザルツブルク・ミュールン・プファルツ教会
(デジタル、セッション)
モーツァルトのフルート協奏曲は、モーツァルトがマンハイムに長期滞在した際に、
マンハイムの宮廷オーケストラの名フルート奏者、ヨハン・バプテスト・ヴェンド
リングと親交を持ち、ヴェンドリングは友人のフェルディナント・ドゥジャンをモ
ーツァルトに紹介しました。ドゥジャンは、モーツァルトに「フルートのための小
さい協奏曲と四重奏曲」の作曲を依頼しましたが、結局約束とは異なり、この2つ
の協奏曲(第2番は、オーボエ協奏曲の編曲版)と3つの四重奏曲を渡したそうです。
モーツァルトは当時のフルートの音程の悪さに我慢できなかった、というのが理由
とも言われています。モーツァルトの協奏曲だけでなく、当時ヨーロッパで最もフ
ルートの達人であったヴェントリングの協奏曲も収録しているのも、この盤の特徴
でもあります。
ザルツブルクの2つのオーケストラの首席を務める、ベルンハルト・クラバッチュ
による演奏です。最近では金属から本来の木管で演奏されるようになってきたフル
ートですが、彼はもともとから木管フルートで演奏している数少ないフルーティス
トです。また、彼の使用している楽器は現代のベーム式キー方式でありながら、古
楽器の音色に非常に近いのが特徴的です。ただし正確な音程を取るのは難しく、あ
えて彼は音色重視を選択し、完璧な音程で演奏しています。この演奏で、モーツァ
ルトの不満であったと言われる音程の悪さと、モーツァルトが目指したフルートの
音色の協調性が失われずに、ここに演奏されたのです。既に古楽器的演奏を現代楽
器で演奏するボルトン&MOSとの音色との相性は抜群で、新たなる新鮮なモーツァル
トを表現していきます。また、モーツァルトのそれぞれのカデンツァは、ピアニス
トのヘルムート・ドイチュによる版を使用しています。
【ベルンハルト・クラバッチュ】
オーストリアに生まれ、ウィーン音楽院にてフルートをヴォルフガング・シュルツ
に師事。多くの賞を受賞し、奨学生にも選ばれる。1986年以降、カメラータ・ザル
ツブルク、モーツァルテウム管弦楽団の両方で首席奏者を務める。ソリストとして
の活動の他に、マレイ・ペライア、シャンドール・ヴェーグ、オーレル・ニコレ、
ハーゲン弦楽四重奏団などの著名な室内楽奏者と共に活動をする。ベルリン音楽祭、
ウィーン芸術週間、ザルツブルク音楽祭、ルツェルン・イースター・フェスティ
ヴァルなどで、モーツァルトの協奏曲やバッハの組曲ロ短調、ブランデンブルク協
奏曲などを演奏する。現在、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学にて教鞭を
とっている。

<WARNER> ★新譜未案内商品
2564.68594 \1700
「Believe」
01 Till There Was You
02 Bring Me To Life
03 Angel
04 I Believe(with Andrea Bocelli)
05 Fear Of Falling
06 The Godfather Theme
07 Ancora Non Sai(with violinist Andre Rieu)
08 No Woman No Cry(with Cody Carey)
09 La Vie En Rose
10 La Califfa(with Chris Botti)
11 Who Wants To Live Forever
12 Se Si Perde Un Amore
キャサリン・ジェンキンス
Andrea Bocelli
Andre Rieu
Cody Carey
Chris Botti
国際的なオペラのスーパースターであり、クラシカル・クロスオーバーのアー
ティストとして世界中で活躍するキャサリン・ジェンキンス。 彼女は、2004年
にUKでセンセーショナルなデビューを飾り、数々のチャリティー・コンサートや、
メジャーな国際スポーツ・イヴェントでの活躍は言うまでもなく、UKのクラシッ
ク・チャートで1位を獲得したアルバムが5枚という実績(300万枚を超えるアルバ
ム・セールス)を持っています。
ザ・コアーズ、マイケル・ブーブレ、ジョシュ・グローバンなどのプローデュー
スで知られる伝説のプロデューサー、デイヴィッド・フォスターと共に作り上げ
た、ワーナーミュージック移籍第1弾となるこのアルバム“Believe”は、更に現
代のポップ・ミュージックに幅を広げることによりクラシックの枠をはるかに超
え、現在のクラシカル・クロスオーバーの女性アーティストとして、キャサリン
・ジェンキンスの地位を確固とするものになるでしょう。
メゾ・ソプラノ(女性中域の声)であるキャサリン・ジェンキンスの声の素晴らし
さを最大限に生かしたしっとりとした大人向けの作りになっており、「ゴッド
ファーザー-愛のテーマ」など昔の歌をオペラ調のボーカル・スタイルで歌う一
方で、彼女初のポップ調な声を聴くことができるのも魅力のひとつ。
盲目のテナー、アンドレア・ボチェッリとのデュエット「I Believe」は、スケ
ールが大きな生命力のある歌で、生きる希望を与えてくれるような歌です。また、
ビートルズの「Till There Was You」(作詞・作曲は、ブロードウェイ作曲家メ
レディス・ウィルソン)、クイーンの「Who Wants To Live Forever」、ボブ・マ
ーリーの「No Woman No Cry」や、エヴァネッセンスの「Bring Me To Life」等、
ロック・フィールドの楽曲のほか、映画音楽からは誰もが一度は聴いたことがあ
る「ゴッドファーザー-愛のテーマ」やE.モリコーネの「ラ・カリファ」、そし
てエディット・ピアフの名曲「La Vie En Rose(ばら色の人生)」などヴァラエ
ティに富んだ13曲が、デイヴィッド・フォスターの名アレンジや、ウィンナワル
ツのヴァイオリン演奏と指揮で日本にも多くのファンを持つアンドレ・リュウ、
そしてスティング、ヨーヨー・マなど世界的なアーティストとの共演で知られる
フュージョンのトランペッター、クリス・ボッティなど、錚々たるアーティスト
の演奏に支えられ、まさにキャサリン・ジェンキンスのオリジナル曲のような輝
きを放っています。

7559.798863 2枚組 \2250
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集(全5曲)
ギドン・クレーメル/クレメラータ・バルティカ
グラミー賞ヴァイオリン奏者ギドン・クレーメルによるモーツァルトのヴァイオ
リン協奏曲全5曲の録音。 ザルツブルク音楽祭に際して「モーツァルトのための
劇場」(旧ザルツブルク祝祭小劇場)で開かれたマラソン演奏会で行われた。 オー
ケストラ演奏は、クレーメルが自ら選りすぐった28名の若手奏者からなるクレメ
ラータ・バルティカ。 クレーメルがモーツァルトのヴァイオリン協奏曲を録音
するのは、20年以上前にニコラウス・アーノンクール指揮ウィーン・フィルハー
モニー管弦楽団と録音して以来となる。
2006年、クレーメルはリンカーン・センターのモストリー・モーツァルト・フェ
スティヴァルでモーツァルトのヴァイオリン協奏曲の全曲演奏を行った。
それを評したニューヨーク・タイムズ紙は、「どんなによく知られた作品であろ
うとそれを完全に自分だけのものにし、その最も重要な細部を他のどのヴァイオ
リニストとも違うやり方で演奏できる彼の能力、それでいながら作品の精神から
も形からも決して逸脱しないでいられる能力」を絶賛した。

559.798288 \1700
Floodplain
クロノス・クァルテット
西洋が見過ごしてきた中東、アフリカ、南アジア、東ヨーロッパの豊穣な音楽作
品をFloodplain内で結合。
一見荒地に見える氾濫原(Floodplain)こそ、豊かな収穫をもたらす地-クロノス
・クァルテットはそのような国々の数世紀に及ぶ伝統を探求し、またその一方
で、その土地固有の文化の諸相をサンプリングし再解釈を加える若手作曲家の冒
険的な作品をこの一枚のCDに集約しました。
クロノス・クァルテットのために書かれたパレスチナのエレクトリック/ヒップ
ホップのグループ“ラマラ・アンダーグランド”やセルビアの作曲家アレクサン
ドラ・ブレバロフ等の先鋭的な作品も収録。

7559.799328 \1700
ジョン・アダムス:ドクター・アトミック・シンフォニー(2007)
1.研究室 The Laboratory
2.パニック Panic
3.トリニティ Trinity
奇妙な場所への案内人 Guide to Strange Places(2001)
デイヴィッド・ロバートソン指揮
セントルイス交響楽団
原子爆弾誕生を描いたピーター・セラーズ演出の問題作、歌劇「ドクター・アト
ミック」をもとに再構成された交響曲。
「序曲」、「パニック・ミュージック」、オッペンハイマーのアリア「Batter
my heart」等々の劇中の曲、素材をもとに3時間に及ぶオペラから30分弱の交響
曲に再構成。
単行本「神秘的なプロバンスへのブラック・ガイド」に触発されて2001年に作曲
された「奇妙な場所への案内人」も収録。

7559.798322 \1500
ザ・バロック・ビートルズ・ブック
王宮のビートルズの音楽
序曲(抱きしめたい)
祝典(僕が泣く)
平和(今日の誓い)
愛の隠れ家(悲しみはぶっとばせ)
歓喜(涙の乗車券)
エプスタイン変奏曲(ホールド・ミ・タイト)
“ラスト・ナイト・アイ・セッド”-シェイ・スタジアム後の第3の土曜のための
カンタータ
合唱: “Last Night I Said”(プリーズ・プリーズ・ミー)
レシタティーヴォ: “In They Came Jorking”
アリア: “When I Was Younger”(ヘルプ!)
コラール: “You Know, If You Break My Heart”(アイル・ビー・バック)
トリオ・ソナタ: ダス・ケフェルライン(小さなカブトムシ)
Grave-Allegro-Grave(エイト・デイズ・ア・ウィーク)
混成曲(シー・ラヴズ・ユー/サンキュー・ガール/ア・ハード・デイズ・ナイト)
アーティスト ジョシュア・リフキン指揮
マージーサイド室内楽団
もしもレノンやマッカートニーがバッハ、ヘンデルの時代に現れたら...
ビートルズマニアとバロックファンの空想を満たす一枚。
今や著名な音楽学者、指揮者、ピアニストとして活躍するリフキンが21歳の1965
年に制作したノンサッチ初期の記念作。40年以上の時を経て再発売。
ビートルズのトップ40より選曲して、バロック風にアレンジし、タイトルもバッ
ハ、ヘンデル風に。若きリフキンのセンスとユーモアあふれるCD。

7559.799283 3枚組 \3600
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集(全5曲)
(Disc 1)
1-3 ベートーヴェン ピアノ協奏曲第1番 
4-6 ベートーヴェン ピアノ協奏曲第2番 
(Disc 2)
1-3 ベートーヴェン ピアノ協奏曲第3番 
4-6 ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番 
(Disc 3)
1-3 ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番 
リチャード・グード
イヴァン・フィッシャー:指揮
ブダペスト祝祭管弦楽団
今回の録音はリチャード・グードとベートーヴェン作品との長年にわたる関係の
延長として生まれました。1993年にノンサッチが発売したグードによるベートー
ヴェン・ソナタ全集(10枚組)は、1994年のグラミー賞にノミネートされ、批評家
から絶賛されています。英国のガーディアン紙は「リチャード・グードはベート
ーヴェンの演奏によって名声を築き上げた。グードが弾くベートーヴェンのピア
ノ・ソナタは、コンサートでもディスクでも(グードはアメリカ出身ピアニスト
として初めてベートーヴェンのソナタを全曲録音した)聴くたびに新しい発見が
ある。そこには型にはまったマンネリ感が全くなく、音楽そのものと聴き手の間
に自分自身を割り込ませようとする演奏家にありがちな尊大さがかけらも感じら
れない。この"無私無欲"の才能は彼の師であるルドルフ・ゼルキンが体現してい
たのと同じものだ」と評しました。

<NAXOS> 各1枚 \1000(価格記入のあるBOX 2タイトルは除く)
8.570527
タネーエフ:協奏的組曲/聖イオアン・ダマスキン他
1-3.カンタータ「聖イオアン・ダマスキン(ダマスカスの聖ヨハネ)Op.1(1884)
4-15.協奏的組曲 Op.29(1909)
演奏:イリヤ・カーレル(ヴァイオリン)…4-15/グネーシン・アカデミー合唱団
…1-3/ロシア・フィルハーモニー管弦楽団/トーマス・ザンデルリンク(指揮)
1883年、アントン・ルビンシテインの死を悼んで作曲されたカンタータ「聖イオ
アン・ダマスキン」。ロシア正教会では重要な聖人である聖イオアンは、聖像破
壊運動に反対しイコンを擁護、教会の伝統を守った人として讃えられています。
タネーエフ(1856-1915)は尊敬するルビンシテインをその聖人になぞらえ、極め
て崇高なカンタータを作曲、故人への捧げものとしたのでしょう。協奏的組曲
は、彼の友人であるヴァイオリニスト、シボールの依頼で書かれたもので、冒頭
からヴァイオリンが艶めかしくも強靭なメロディを奏でる劇的で色彩的な曲。
バッハやモーツァルトの時代に書かれたような単純な形式に見えてしまいます
が、曲に含まれる「主題と変奏」だけを取り出してみても、その素晴らしい筆致
に驚かざるを得ません。NAXOSが誇る名ヴァイオリニスト、カーレルの深みのあ
る音色はこの曲の真価を存分に伝えてくれています。

8.559635
ドアティ:メトロポリス・シンフォニー 他
1-5.オーケストラのための「メトロポリス・シンフォニー」(1988-93)(レックス
/クリプトン/MXYZPTLK/オー、ルイ!/レッド・ケープ・タンゴ)/6-8.ピアノと
オーケストラのための「デウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神)」(2007)
(早送り/涙の列車/夜の蒸気)
演奏:メアリー・キャスリン・ヴァン・オズレイル(ヴァイオリン)…1/エリッ
ク・グラットン(フルート)…2,3/アン・リチャーズ(フルート)…2,3/テレン
ス・ウィルソン(ピアノ)… 6-9
ナッシュヴィル交響楽団/ジャンカルロ・ゲレーロ(指揮)
1938年に原作ジェリー・シーゲルおよび作画ジョー・シャスターにより、アク
ション・コミックス誌第1号で初登場した世紀のヒーロー、スーパーマン。こ
のメトロポリス・シンフォニーは彼の生誕50周年を記念してドアティ(1954-)が
より現代的なモティーフを用いて作曲、5年の歳月をかけて完成されたものです。
各々の楽章にはスーパーマンに関係した名称が与えられ、例えば第1楽章では、
彼の宿敵であるレックス・ルーサーはヴァイオリンの超絶技巧で表現されると
いう奇想天外な作品となっています。もう1つの作品である「デウス・エクス・
マキナ」は列車を音楽にした作品。「鉄」の方々必聴のアイテムと言えるで
しょう。

8.572078
フバイ:ヴァイオリン協奏曲第1番・第2番
1-3.ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調「コンチェルト・ドラマティーク」 Op.21
/4.チャールダーシュの情景第3番「マロシュ川」 Op.18/5.チャールダーシュ
の情景第4番「おいでよ、カティ」Op.32/6-8.ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調
Op.90
演奏:クロエ・ハンスリップ(ヴァイオリン)/ボーンマス交響楽団/アンドリュ
ー・モグレリア(指揮)
ハンガリー生まれと言っても、実はユダヤ系ドイツ人であるフバイ(1858-1937)
(本名はオイゲン・フーバー)。フランス語圏で生活していた二十歳の頃から、
好んで「マジャル風」の姓名を名乗るようになったそうで、すっかりハンガリー
の作曲家として定着しています。ヨアヒムに教えを受けた名ヴァイオリニストと
して活躍し、ヴュータンと親交を結ぶ他に、演奏活動ではチェリスト、ダヴィッ
ド・ポッパーと室内楽演奏のパートナーを組んでいました。第1番の協奏曲は
1884年に作曲され、ヨアヒムに捧げられています。名手カール・フレッシュも
絶賛した情熱的な作品です。第2番は1900年前後の作品で、輝かしい行進曲調の
主題で始まります。ヴァイオリンのメロディは一層情熱的になり、美しいラル
ゲットを経て、喜ばしい終楽章を迎えます。

8.570589
フランツ・シュミット:交響曲第2番他
1-3.交響曲第2番変ホ長調/ 4.オルガンと 16の管楽器と打楽器のための「フー
ガ・ソレムニス」
マルメ交響楽団/ヴァシリー・シナイスキ(指揮)
アンダース・ジョンソン(オルガン)…4
1874年、プレスブルク(当時はハンガリーのポズソニー)で生まれたフランツ・
シュミット(1874-1939)は、幼いころから天才ピアニストとしてハンガリーで活
躍していましたが、14歳の時、父親が営む運送業が不正行為に加担していたと
され、一家はウィーンへ移住。そこで彼は当時ウィーンで活躍していた音楽家
たちと親しくすることができました。彼はシェーンベルクと同じ年であったに
も関わらず、生涯を通じて前衛的な音楽に手を染めることはなく、一生を通じ
て後期ロマン派の作風を崩すことはありませんでした。この交響曲第2番は1911
年から12年に書かれ翌年にウィーンで初演されました。フランツ・シャルクに
献呈されていて、弦楽器の書法などから、当時「最も演奏困難な交響曲」の一
つに数えられたほどです。大編成の管弦楽の響きが好きな人にはたまらない作
品で、第2ヴァイオリンとクラリネットで開始される第1楽章の冒頭から劇的な
色合いを帯びていて、時折聞こえる湧き上がるような金管の咆哮は、あの「7つ
の封印の書」の一節をも思い起こさせてくれます。何といってもこの曲の特徴
的なところは第2楽章の長大な変奏曲でしょう。珍品「フーガ・ソレムニス」も
すごくカッコイイ作品です。

8.572065
パイジェルロ:ピアノ協奏曲第1番,第3番,第5番
1-3.ピアノ協奏曲第1番ハ長調/ 4-6.ピアノ協奏曲第3番イ長調/ 7-9.ピアノ
協奏曲第5番ニ長調
演奏:フランチェスコ・ニコロージ(ピアノ)/カンパニア室内管弦弦楽団
ルイジ・ピオヴァーノ(指揮)
1740年イタリアのタラントに生まれたパイジェルロ(1740-1816)は、もともと神
学校で歌手として認められ、後に幕間劇を書き作曲家として名声をあげてから
オペラの作曲に勤しみました。ナポリで一連の成功作を発表し、1776年にエカ
チェリーナ2世に招かれサンクトペテルブルクの宮廷に赴き 8年間を過ごしま
す。この間にあの「セヴィリアの理髪師」を作曲し一世を風靡したのですが、
パイジェルロが没した年に、同じ題材でロッシーニが書いたオペラの方が人気
が出てしまい、以降彼の作品のほとんどは忘れ去られてしまったのです。この
ピアノ協奏曲はモーツァルトを意識して書かれたとされますが、どちらかとい
うと自らの技巧の誇示のためでなく、後援者である貴族たちのために書かれた
もののようですが、随所に現れる卓越したピアノの書法と類い稀なる美しいメ
ロディはこれらの作品の存在価値を否が応でも高めてくれています。

8.570421
ガスマン:オペラ序曲集
1-3.歌劇「重大な夜」序曲/ 4-6.歌劇「鳥を捕える人」序曲/ 7-9.歌劇「哲
学と愛」序曲/ 10-12.歌劇「田舎の家」序曲/ 13-15.歌劇「伯爵令嬢」序曲
/16-18.歌劇「ばかばかしい旅行者」序曲/19-21.歌劇「哲学者の愛」序曲/
22-24.歌劇「職人の恋人」序曲/25-27.歌劇「狂人が作り出す多くのもの」序
曲/28-30.歌劇「漁師の娘」序曲
演奏:エクリプス室内管弦楽団/シルヴィア・アリメナ(指揮)
ボヘミアの作曲家、ガスマン(1729-1774)は当時グルックと比肩するほどのオペ
ラ作曲家でした。あのモーツァルトも彼の事を高く評価したと言います。そん
なガスマンは、創作の絶頂であったであろう 1774年に馬車から落下するという
不慮の事故に見舞われ、そのまま 45歳の生涯を閉じてしまいます。彼がもしも
っと長生きをしたならば、その名声は一層光り輝くものになっていたに違いあ
りません。ここに収録したの序曲はどれも 18世紀のオペラの序曲(シンフォニ
ア)の特徴である急-緩-急のパターンに従ったもので、どれも明るく陽気で、
美しく、ちょっぴり感傷的。ぜひ全曲を聴いてみたいと思わせる魅力的な作品
ばかりです。

8.572041
R.シュトラウス:ヨーゼフ伝説、「ばらの騎士」組曲 他
1.「ばらの騎士」組曲 Op.59, TrV227d/2.「影のない女」による交響的幻想曲
TrV234a/3.ヨセフ伝説からの交響的断章 TrV231a
演奏:バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団
ジョアン・ファレッタ(指揮者)
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)の「ばらの騎士」を聴いたことがあって
も、「影のない女」までは中々手が届かない人が多いのではないでしょうか。
ましてや、中期の隠れた迷作「ヨーゼフ伝説」に至っては、そんな作品あった
の?くらいにしか認識されておりません。モーツァルトの「魔笛」を意識して
書かれた「影のない女」は、魔界と人間界を行き来して織りなさ
れるファンタジー色溢れる作品で、当然オーケストラの書法も凝ったものとな
っていて、壮麗さと透明さを併せ持つ素晴らしい響きに満ちています。かたや
「ヨーゼフ伝説」は、あのディアギレフの依頼によって書かれた1時間ほどの
バレエ音楽。シュトラウスはその中から 3分の 1ほどの曲を新たに汲み上げ、
この魅力的な作品へと昇華させました。これらを演奏するのはNAXOS期待の女性
指揮者ジョアン・ファレッタです。「ばらの騎士」組曲では金管楽器の咆哮に
若干の不満が感じられるものの、「影のない女」の厚みのある響き、それに相
対するかのような「ヨーゼフ伝説」での室内楽的な透明感あふれる音色は言葉
に尽くせないほどの満足感が得られます。

8.570002
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集第2集
1.カプリッチョホ短調 Op.81-3/2-5.弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.13/6.フー
ガ変ホ長調 Op.81-4/7-10.弦楽四重奏曲第5番変ホ長調 Op.44-3
演奏:ニュージーランド弦楽四重奏団 (メンバー)エレーヌ・ポール(第1ヴァイ
オリン)/ダグラス・ベイルマン(第2ヴァイオリン )/ジリアン・アンセル
(ヴィオラ)/ロルフ・ジェルステン(チェロ)
1830年、メンデルスゾーン(1809-1847)は高名な作曲家マルシュナーの前で、
第2番となる Op.13の弦楽四重奏曲を演奏しました(作曲年代は第1番のOp.12よ
り以前 )。この曲は楽章構成やテーマの扱い方など、明らかにベートーヴェン
の影響を受けていて、例えば終楽章に現れるレシタティーヴォ風の楽想は、ピ
アノ・ソナタ「テンペスト」や弦楽四重奏曲 Op.132に酷似しているものです。
第5番もこれまたベートーヴェンの作品との共通点が数多く指摘されている堅固
な構成を持った大作。これらを聴くと「メンデルスゾーンの作品は何だか軽く
て」などとは言えなくなってしまいます。「カプリッチョ」と「フーガ」は
「4つの小品」として死後にまとめて出版されたものです。カプリッチョは1843
年、フーガは 1823年の作で、これは習作の弦楽四重奏曲変ホ長調の終楽章とし
て書かれたものと言われています。

8.570776
メイエル:弦楽四重奏曲第5番,第6番,第9番
1-5.弦楽四重奏曲第5番 Op.42(1977)/6-8.弦楽四重奏曲第6番 Op.51(1981)/
9-13.弦楽四重奏曲第8番 Op.67(1985)
演奏:ヴィエニャフスキ弦楽四重奏団
(メンバー)ヤロスラフ・ゾルニエルチュキ(ヴァイオリン)/ミロスラフ・ボ
チェク(ヴァイオリン)/レフ・バラバン(ヴィオラ)
マチェイ・マズレク(チェロ)
1943年ポーランドのクラコフで生まれたメイエル(1943-)は、5歳からピアノ、
11歳から作曲と音楽理論を学び、その後ペンデレツキとブーランジェの下で更
なる研鑽を積みました。現在、ポーランド音楽協会の代表という要職にあり、
国の内外に新作を委嘱するなど現代音楽の普及のための活発な活動をしていま
す。この弦楽四重奏曲は、前衛的な作風から新古典的な様相へ移り変わった時
期の作品で、1985年の第8番などは調性すら感じさせる懐古的な作品となってい
ます。彼自身の言葉によると、幼い頃に自宅で催された室内楽コンサートの懐
かしい思い出と、バルトークなどの新しい刺激が組み合わされて、これらの作
品が出来上がったのだそうです。この録音が NAXOSデビューとなるヴィエニャ
フスキ弦楽四重奏団のスパイシーな演奏でどうぞ。

8.570889
ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ Op.1 第5番-第8番
1-3.ヴァイオリン・ソナタイ長調 Op.1-5/4-7.ヴァイオリン・ソナタホ短調 O
p.1-6/9-12.ヴァイオリン・ソナタヘ長調 Op.1-7/13-17.ヴァイオリン・ソナ
タト長調 Op.1-8
演奏:エイドリアン・バターフィールド(バロック・ヴァイオリン)/アリソン・
マクギリヴレイ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ローレンス・カミングス(ハープシコード)
コレルリの開拓したヴァイオリン・ソナタの形式をフランスで更に発展させた
ルクレール(1697-1764)の作品は、当時の例に漏れることなく通奏低音のパート
などはかなり自由に書かれていて、どのように演奏するかは奏者の判断と技術
に委ねられています。既に発売済みの第1集(8.570888)でその才能の片鱗を見せ
つけてくれたヴァイオリニストのバターフィールドとマクギリ、ヴレイカミン
グスの 3人はこのすこぶる単純なスコアから無限の可能性を引き出し、素晴ら
しい音の饗宴として披露してくれます。即興演奏が当たり前だった時代の音楽
は何と伸び伸びと楽しいものなのでしょう。次作も期待しています。

8.570963
シュポア:複弦楽四重奏曲第1集
1-4.複弦楽四重奏曲第1番ニ短調 Op.65(1823)/5-8.複弦楽四重奏曲第2番変ホ
長調 Op.77(1827)
演奏:フォード・アンサンブル (メンバー)《第1四重奏団》ジャニス・グラハム
(ヴァイオリン)/ヘレナ・ウッド(ヴァイオリン)/アンドリー・ヴィルトヴィ
チ(ヴィオラ)/キャロライン・デール(チェロ)/《第2四重奏団》ニコル・ウィ
ルソン(ヴァイオリン)/アリソン・ドッズ(ヴァイオリン)/アレクサンダー・
ゼムトフ(ヴィオラ)/ジュリア・グラハム(チェロ)
ヴァイオリニスト、指揮者としてヨーロッパ全土を席巻したルイス・シュポア
(1784-1859)は、その生涯に48曲の弦楽アンサンブルのための作品を書きました。
その中でも特異なものが、ここに収録された「複弦楽四重奏曲」です。楽器の
編成はメンデルスゾーンの八重奏曲と同じなのですが、シュポア自身の言葉に
よると「メンデルスゾーンの作品は2つの四重奏の協調ではなく、8つの楽器の
全てが同等に書かれているので、意味合いが全く違う」のだそうです。彼が
ヴァイオリニスト、アンドレアス・ロンベルク(高名なチェリスト、ベルンハル
ト・ロンベルクの従兄)と弦楽四重奏曲を演奏した時に、「2つの弦楽四重奏団
が共に響きあったらどんなに素晴らしい音楽ができるのだろう」と思いついた
のだとか。そんな工夫が凝らされた厚みのある響きをどうぞお楽しみください。
2つの弦楽四重奏団の各々の奏者が紡ぎ出す音。ある時にはぶつかり合い、ある
時には溶け合いつつ耳を通り過ぎていく。という稀有な体験があなたを待って
います。

8.572254
シンディング:ヴァイオリンとピアノのための作品集第1集
1.カントゥス・ドロリス Op.78/2.3つの悲しき小品 Op.106-1「悲歌」/ 3.ロ
マンスニ長調 Op.79-1/4.アルバムの綴りOp.81-2/5.古い方法 Op.89-1/6.セ
レナーデ Op.89-2/7-9.古風な組曲 Op.10/10.3つの悲しき小品 Op.106-3「ア
ンダンテ・レリジオーゾ」/11.ワルツト長調 Op.59-3(第1稿)/12.ワルツホ短
調 Op.59-4/13.ワルツト長調 OP.59-3(第2稿)/14.エア Op.81-1/15.子守歌
Op.106-2
演奏:ヘンニング・クラッゲルード(ヴァイオリン)/クリスチャン・イーレ・
ハドラン(ピアノ)
2005年の雪深い 10月のある日、オスロの古い図書館にて、シンディング(1856-
1941)の宝石のような小品集を録音することが決まりました。グリーグに比肩す
るほどの素晴らしい作曲家のはずなのに、留学先のドイツでナチスに協力した
ため、祖国ノルウェーからは「反逆者」の烙印を押されてしまったシンディン
グ。確かに彼の交響曲はドイツ系の香りがしますが、このヴァイオリンの小品
集はノスタルジックでセンチメンタル。まさに北欧の香りがそこかしこに漂っ
ています。わずか数百グラムの古いヴァイオリンとヨハン・スヴェンセンが愛
用した古いグランドピアノを使って演奏されたこれらの作品の何と味わい深
いこと!ヴァイオリン協奏曲(8.557266)で説得力たっぷりの演奏を披露した若
き名手クラッゲルードの冴え渡る技巧と甘やかな表現力はここでも光り輝いて
います。

8.572390
期待の新進演奏家シリーズイリーナ・クリコヴァ(ギター )
1-3.ポンセ(1882-1948):ギター・ソナタ第3番(1927)/4.タンスマン
(1897-1988):スクリャービンの主題による変奏曲(1972)/5-7.ポンセ:子午線の
ソナチネ(1930)/8.ブローウェル(1939-):ジャンゴ・ラインハルトの主題によ
る変奏曲(1984)/9-12.ホセ(1902-1936):ソナタ(1933)
演奏:イリーナ・クリコヴァ(ギター)
☆ 2008年のアレッサンドリアのミケーレ・ピッタルガ国際ギターコンクールで
優勝、その才能を全世界に認めさせた才媛、イリーナ・クリコーヴァのデビュ
ー・アルバムです。ここに収録された作品は全て 20世紀になって書かれたもの。
古典的なフォルムを備えた曲からジャズ的要素満載の曲まで幅広い表現が求め
られています。曲の解釈、音色、そして表現力全てにおいて完璧。聴衆の心を
捉えて離すことのない強烈な個性を備えた彼女のギターの魅力の片鱗が、この
曲集から感じ取れることでしょう。例えば、ラジオ・フランス・ギターコンク
ールの委嘱作であるブローウェルの「ジャンゴ・ラインハルトの主題による変
奏」は、ジャズ的な主題を敢えて古典的な舞曲として変化させたもの。まずは、
こういうひねくれた作品に真っ向から挑む彼女の心意気を感じてみてください。

8.570984
リスト:ピアノ作品全集第30集イタリアの夜会/パガニーニ大練習曲より他
1-6.「イタリアの夜会」-メルカダンテのモティーフによる6つの慰み (春(カン
ツォネッタ)/ギャロップ/スイスの羊飼い/船乗りのセレナード/乾杯 /スペイ
ンのジプシーの娘 )/7-9.パガニーニ大練習曲より S141(第1番前奏曲 /第4番
アンダンテ・クワジ・アレグレット/第6番主題と変奏 )/10.ロッシーニとス
ポンティーニの主題による華麗な即興曲 S150/R29/11.ロッシーニの主題によ
る7つの華麗な変奏曲 S149/R28
演奏:ジャンルカ・ルイジ(ピアノ)
リスト(1811-1886)は自身の超絶技巧を誇示するために、同時代の多くの作曲家
の作品を自らの手で華麗なピアノ曲へと変貌させました。このメルカダンテの
モティーフによる「イタリアの夜会」は 1838年に作曲されたもので、リストが
この曲を演奏することで、当時初演されたメルカダンテの歌劇「誓い」の評判
をより一層高めることに成功したと言われます。1840年代にヴェルディの作品
が台頭してくるまでは確かにメルカダンテが一番のオペラ作曲家でした。パガ
ニーニ大練習曲は、曲集の中に有名な「ラ・カンパネラ」を含むもので、きら
めくような超絶技巧が散りばめられています。(CDにはS140と表記があります
が実際はS141の改訂版による演奏です。ご了承ください )他にはロッシーニと
スポンティーニの主題による作品も収録。いずれも13歳の時に書かれた才気あ
ふれる華麗な作品です。

8.572075
ルエダ:ピアノ作品集
1.メフィスト(1999)/2.ピアノ・ソナタ第1番「水の戯れ」(1991)/3-11.イン
ヴェンション(抜粋)(2003)/12.ピアノ・ソナタ第2番「ケチャック」(2005)/
演奏:アナンダ・スカルラン(ピアノ)
現代スペインで最も精力的にピアノ曲を作っているのは、このヘスース・ルエ
ダ(1961-)ではないでしょうか?とはいえ、彼のピアノ曲はまだまだ録音される
ことがほとんどありません。そうです!ここに収録された作品を聴いてみてく
ださい。例えばあのラヴェルと同名の「水の戯れ」はいかがでしょう。ラヴェ
ルでは七色の色彩を放っていた水が、このルエダの作品では、まるで体中に浴
びせかけられるようなな直截的な音楽が楽しめます。インヴェンションでの落
ち着かない動きは、まるで小動物を見ているかのよう。全てに広範囲な技巧と
絶妙なペダリングを求められる演奏困難な作品ばかりですが、その効果は存分
にあらわれています。これはスゴイ。

8.660193-94 2枚組
バラダ:歌劇「コロンブスの死」
CD1:1-9.第1幕/CD2:1-7.第2幕
演奏:クリストーバル・コロン(コロンブス)…ジョン・カッリソン(テノール)/
イザベル女王…ジュディス・ジェンキンス(ソプラノ)/ベアトリス・エンリケ
…カトリーヌ・ミュラー(メゾ・ソプラノ)/神秘の登場人物…デイヴィッド・
オーカールンド(バリトン)/マルガリート/ヘルナンド/ヴェスプッチ…アル
トゥーロ・マルティン(テノール)/アグアド/ディエゴ/マゼラン…ディミトリ
ー・ラツィヒ(バリトン)/フェルディナント王…ブレント・ステイター(バリト
ン)/インディアンの声…ケイティ・シャクルトン=ウィリアムズ(ソプラノ)他
/ピッツバーグ・メンデルスゾーン合唱団/カーネギー・メロン・レパートリ
ー合唱団/カーネギー・メロン・フィルハーモニー管弦楽団/ロバート・ペー
ジ(指揮)
バラダ(1933-)の問題作「クリストーバル・コロン」(8.660237-38)の続編であ
る「コロンブスの死」の登場です。前作では若干バラダ色が抑えられていまし
たが、こちらでは冒頭から不気味さ全開。聴き手を時を超えた超現実的な世界
へと誘ってくれるのです。コロンブスがインド諸島へ到着したところで終わっ
た前作ですが、こちらはバルセロナに帰還したコロンブスの到着を讃える場面
から始まります。しかし少しずつ物語には狂気と幻想が入りこみ、主人公の精
神は錯乱していきます。(ここら辺の表現はまさにバラダの面目躍如と言ったと
ころでしょう。)僧による彼のための祈り、時折聞こえてくるインディアンや
密林の鳥の声、これらも渾然一体となりますます音楽も混迷の一途を辿るので
す。現在一層オペラに力を入れていると語るバラダですが、2009年もマドリー
ドで新作「 Faust-bal」が初演されるなど世界的に注目されていることは間違
いありません。

8.660259-60 2枚組
ヴェルディ:歌劇「マクベス」
CD1:1-13.前奏曲と第1幕/13-19.第2幕/CD2:1-5.第3幕/6-14.第4幕
演奏:マクベス…ジュゼッペ・アルトマーレ(バス)/マクベス夫人…オルハ・ズ
ラヴェル(ソプラノ)/バンコー…パヴェル・クディノフ(バス)/マクダフ…ル
ーベンス・ペリッツァーリ(テノール)/マルコム…マルコ・ヴォレリ(テノー
ル)他/マルキジャーナ・フィルハーモニー管弦楽団/ヴィンチェンツォ・ベッ
リーニ・マルキジアーノ歌劇合唱団/ダニエーレ・カッレガーリ(指揮)
「マクベス」はジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901)が33歳の時フィレンツェ
のペルゴラ劇場で初演されたオペラで、通算して第10作となる作品です。1865
年にパリで上演されるにあたり、改訂され、この2007年のプロダクションも
1865年版のものとなっています。ヴェルディにとって、シェイクスピアの作品
を原作として取り上げた最初の作品ですが、原作の素晴らしさを損なうことな
く、特にマクベスの野心と動揺、マクベス夫人の雄弁なキャラクター描写には
優れたものがあると言えるでしょう。期待の若手バリトン、アルトマーレをタ
イトルロールに迎えたこの演奏は、隅々まで若さ漲る溌剌たるもの。ベテラン
指揮者カッレガーリのツボをおさえた棒さばきもご堪能ください。
NAXOS DVD 2.110258にて映像発売中。

8.508009 8枚組 \4850
ハイドン:ミサ曲全集
CD1.スターバト・マーテル
CD2.ミサ曲ハ長調「祝福された聖処女マリアの賛美のミサ・チェレンシス」
(聖チェチリアのミサ)
CD3.ミサ曲ト長調「聖ニコライ・ミサ」/ミサ曲ニ短調「ネルソン・ミサ」
CD4.ミサ曲ハ長調「ミサ・チェレンシス」(マリアツェル・ミサ)/
ミサ曲ハ長調「よき四季斎日のミサ」(戦時のミサ)
CD5.ミサ・ソレムニス「大オルガンミサ」/ミサ曲変ロ長調「オッフィーダの
聖ベルナルドの賛美のミサ」
CD6.ミサ・ブレヴィス/ミサ曲変ロ長調「ハルモニー・ミサ」
CD7.ミサ・ブレヴィス(1805年版)/ミサ曲変ロ長調「天地創造ミサ」
CD8.ミサ曲変ロ長調「神なる聖ヨハネのミサ・ブレヴィス」 (小オルガンミサ)
/ミサ曲変ロ長調「テレージア・ミサ」
演奏: トリニティ・コア/レーベル・バロック・オーケストラ/J.オーウェン
・バーディック(指揮)…CD1-5,6「ミサ・ブレヴィス」,CD7「ミサ・ブレヴィ
ス」 ,CD8「小オルガンミサ」/ジェーン・グローヴァー(指揮)…CD6「ハルモ
ニー・ミサ」 ,CD7「天地創造ミサ」,CD8「テレージア・ミサ」
2009年のハイドン(1732-1809)没後 200年のために 8年間をかけて録音されたミ
サ曲全集。素朴な味わいの合唱団とオリジナル楽器による管弦楽団の温かみの
ある演奏がたまりません。一家に 1セット。一度は聴きたい全集です。分売予
定は今のところありません。

8.505040 4枚組 \3000
アーティスト・プロフィール・シリーズ-ラルフ・ファン・ラート
8.559285 ジョン・アダムス/ 8.559360 ジェフスキ/ 8.570442 タヴナー/
8.570542 リンドベルイ
演奏:ラルフ・ファン・ラート(ピアノ)
20世紀の精緻なるピアノ曲を集めたファン垂涎のスペシャル BOXの登場です。
アムステルダムでピアノを学び、数々の国際コンクールで入賞、とりわけ現代
音楽の分野で高い評価を受けているピアニスト、ラルフ・ファン・ラートの芸
術の集大成です。彼は多くの作曲家からの信頼も厚く、たくさんの曲を献呈さ
れていて、それらを的確な解釈で表現できる類い稀なる資質を持っていること
でも知られ、ここで聴けるリンドベルイの作品集や、ジェフスキの「不屈の民
の主題による変奏曲」などは、他の演奏を圧倒するほどの迫力を備えています。
現代のピアノ作品を味わいたい人にもうってつけの BOXです。

8.111341
グレート・ピアニスト・シリーズ/グールド
ベートーヴェン /ブラームス作品集
1-3.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19
4-7.ブラームス:ピアノ五重奏曲へ短調 Op.34
録音:1957年5月9-11日ニューヨークコロンビア 30番街スタジオ…1-3/1957年
8月モントリオール CBCスタジオ…4-7
演奏: グレン・グールド(P)/コロンビア交響楽団/レナード・バーンスタイン
(指揮)…1-3/モントリオール弦楽四重奏団… 4-7
様々な逸話に事欠かない天才ピアニスト、グレン・グールド。彼がバーンスタ
インと共演した際も、テンポや解釈の違いについて多くの諍いがあり、(バーン
スタインが最終的に若いピアニストに屈したと言われますが)結局予定されてい
たベートーヴェン (1770-1827)の協奏曲全曲録音は完成することがありません
でした。この第2番の協奏曲も聴いてみると、オーケストラのみの提示部は悠然
としているのですが、ピアノが入ってくると、その軽やかなテンポにバーンス
タインが翻弄されている様がよくわかります。かたやブラームス(1833-1897)は
まさしくグールドと一体となった音楽です。

8.112019
グレート・コンダクター・シリーズ/ストコフスキー
バッハ=ストコフスキー編曲集第2集
1-7.管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV1067…1950年9月12-14日録音
8.カンタータ「心と口と行いと命もて」BWV147より「主よ、人の望みの喜びよ」
… 1950年8月8日録音
9.カンタータ「わが楽しみは、元気な狩のみ」 BWV208より「羊は安らかに草を
はむ」… 1950年8月8日録音
10.クリスマスオラトリオ BWV 248より第2部「羊飼いの音楽」
… 1929年4,5月録音
11.無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調 BWV1006より「前奏曲」
… 1941年7月20日録音
12.管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068より「 G線上のアリア」
…1936年1月15日録音/ 13.幻想曲とフーガト短調 BWV542…1934年4
月7日録音/14.わがイエスよ、いかばかりの魂の苦しみ BWV487
…1936年11月28日録音
15.ヨハネ受難曲 BWV245 第2部より「すべて果たされた」
…1940年12月8日録音
16.「キリストは死の絆につかせたまえり」 BWV4よりアリア「神の子、イエス
・キリスト」…1937年4月5日録音
マーク・オーバート=ソーン復刻
演奏:ジュリアス・ベーカー(フルート)…1-7/レオポルド・ストコフスキー交
響楽団…1-9/フォリハーモニア管弦楽団…12-16/全米青年交響楽団…10/レ
オポルド・ストコフスキー(指揮)
第1集(8.111297)が大好評だったバッハ=ストコフスキー編曲集の第2集です。
何と言っても興味深いのは、過去50年間CD化されたことのない「管弦楽組曲
第2番」が含まれていることです。トラック8と9もフィラデルフィアの公式の
演奏記録には載っていない演奏です。他にも無伴奏パルディータの前奏曲は彼
の初めての録音です。どれもマニアならずとも注目の録音であることは間違い
ありません。

8.120887
バーンスタイン(1918-1990):ウエスト・サイド・ストーリー
1-17.ウエスト・サイド・ストーリー 1957年オリジナルキャストによる録音/
18-20.オン・ザ・ウォーターフロント(波止場) 1954年録音
演奏: トニー…ラリー・カート/マリア…キャロル・ローレンス/ベルナルド
…ケン・リロイ/アニタ…チタ・リヴェラ 他/マックス・ゴーバーマン(指揮)
…1-17/モリス・ストロフ(指揮)/コロンビア・ピクチャー・オーケストラ…
18/ロン・グッドウィン (指揮)ヒズ・オーケストラ/イヴ・ボズウェル
(19のみ)…19-20
最近話題の「ウエスト・サイド・ストーリー」のブロードウェイ・オリジナル
・キャスト録音です。初演から50年以上経った現在でも、世界中で公演が続け
られている不朽の名作の、いわば原点となるこの演奏、かなり素朴な味わいに
満ちていますが、何とも言えない高揚感も感じられます。




<myrios classics>
「全ての音楽には始まりと終わりがある」
そんな言葉をコンセプトに2009年に設立された MYRIOS CLASSICS(MIRIOSはギリ
シャ語で"無限大"の意)。現在35歳の若きレーベル創立者シュテファン・カーエ
ンは幼い頃から音楽に親しみ、常に音楽テープを友として成長、デュッセルドル
フでサウンド・エンジニアの技術を学び、並行してロベルト・シューマン大学に
て音楽学も究めています(実は日本の某有名ゲーム会社にてサウンドクリエータ
ーとして活躍していたという異色の存在でもあります)。
良い音楽を高音質、高品質のフォーマットでリスナーに届けるためにレーベルを
立ち上げたという彼の思いを伝えるために、最初のリリースとして選ばれたのが、
ヴィオラの名手タベア・ツィマーマンのソロ・アルバムとアルテ・ムジク・ケル
ンのアンサンブル・アルバムの2種類です。これらはマニアックなユーザーの耳
を存分に満足させるもので、とりわけ SACDハイブリッドで収録されたタベアの
ヴィオラの艶やかに濡れそぼった音色は、この上ない強いインパクトを与えて
くれるはずです。
「納得の音のみをアルバムとして制作する」ため、莫大なリリースは望めません
が、完成度の高い1枚の出現を今か今かと待つ楽しみを与えてくれそうな期待の
レーベルです。

MYR002 \2450
ROMA
1.ボンポルティ(1672-1740):ソナタニ短調 Op.1-5
2.ストラデッラ(1644?-1682):シンフォニア 22番ニ短調
3.カルダーラ(1670?-1736):室内ソナタニ短調
4.コリスタ(1629-1680):トリオ・ソナタハ短調
5.ボンポルティ:ソナタト長調 Op.2-10
6.レーヴェンスロフト(1650-1708):ソナタイ長調
7.マンネッリ(1640-1607):ソナタ第9番ト短調「ラ・パヌッツィ」 Op.2
8.ロナティ(1645?-1710?):ソナタ第8番
9.マンネッリ:ソナタ第6番ハ長調「ラ・ヴェルドーニ」 Op.2
10.ルリエール(1662?-1700?):室内コンチェルトヘ長調
演奏:阿部千春(ヴァイオリン)/アルテ・ムジーク・ケルン
2006年にチェリストのクラウス=ディーター・ブラントによって設立されたオリ
ジナル楽器によるアンサンブルです。すでに2枚アルバムをリリースしています
が、どちらも入手困難でファンをやきもきさせています。このアルバムでは日本
を代表するバロック・ヴァイオリンの名手、阿部千春さんが参加。ニュアンス豊
かな調べを奏でています。ここに収録された作曲家のほとんどは、現在では忘れ
られてしまった人たちばかりですが、彼らの作品の何と躍動的で美しいこと!
素晴らしい録音技術に裏打ちされた弦楽器の滑らかな音にも感激です。部屋一
杯に馥郁たる香りが広がります。

MYR003(SACD-Hybrid) \2450
無伴奏
1-4.レーガー(1873-1916):無伴奏ヴィオラ組曲 Op.131Dより第1番ト短調
5-10.J.S.バッハ (1685-1750):無伴奏チェロ組曲(ヴィオラ編)第1番ト長調
11-14.レーガー :無伴奏ヴィオラ組曲 Op.131D 第2番ニ長調
15-20.J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調
21-24.レーガー:無伴奏ヴィオラ組曲 Op.131D 第3番ホ短調
演奏:タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ…1980年エティエンヌ・ヴァトロ製)
「ヴィオラの名手には何故女性が多いのだろう?やはり母の胸に抱かれているよ
うな安心感があるから?」そんな思いに捉われてしまいそうな魅惑的なこの1枚。
ジャケ裏の彼女の至福の表情をぜひご覧ください。タベア・ツィンマーマンの
初のソロ・レコーディングとなるこのアルバムには、彼女が精魂こめて奏でた
音の一つ一つが大切に映し込まれています。オーケストラやアンサンブルとは
全く違う孤高の世界がここにあるかのようです。バッハとレーガーの作品の間
にはおよそ200年近くの隔たりがありますが、悠久の時の流れをいとも容易く飛
び越えた表現力にも驚く他ありません。




<cpo>
★クリスマス特集 期間限定特別価格!
下記3タイトルにつきまして11月24日受注分まで特別価格でご提供いたします

777459-2(SACD-Hybrid) 2枚組 \5900 ※11月24日受注分まで特別価格 \4050
J.S.バッハ(1685-1750):クリスマス・オラトリオ BWV248
演奏:ヴェロニカ・ヴィンター(ソプラノ)/ヴィーブケ・レームクール(アルト)/
ヤン・コボウ(テノール)/マルクス・フライク(バス)/ライニッシェ・カントライ
/ダス・クライネ・コンツェルト/ヘルマン・マックス(指揮)
いつもなら、どちらかと言うと「地味な分野」の音楽・・・バッハやベートーヴェ
ンの影に隠れてしまった音楽家たちの作品を黙々と録音しているバロック、古典派
マニアの救い主、ヘルマン・マックス&ダス・クライネ・コンツェルトの最新録音
は、何とバッハのクリスマス・オラトリオです。彼らの渋い良い仕事はこの超名作
でも全く変わることなく、恐ろしいほどに誠意溢れる好演を聴かせます。全編喜び
に満ちた輝かしい作品を彩る合唱とソリストたちの歌声、鍛え抜かれたオーケスト
ラの贅肉のない見事な響き。これぞ今年最高のクリスマス・プレゼントとなること
でしょう。SACDフォーマットに収録された極上の音質も魅力的!

777455-2 \2450 ※11月24日受注分まで特別価格 \2180
ハンブルクの聖なる音楽集 1600-1800年
ヨハン・マッテゾン(1681-1764):クリスマス・オラトリオ「偉大なる御子」
演奏 :スザンヌ・リューデン(ソプラノ)/ネレ・グラムス(ソプラノ)/アンネ・
シュミット(メゾ・ソプラノ)/メリッサ・ヘグニー(メゾ・ソプラノ)/ゲルト・
トュルク(テノール)/ティロ・ダールマン(バス)/ケルン・アカデミー
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレン(指揮)
オラトリオ「愛に満ち、かつ辛抱強いダヴィッド」(777360-2)に続くマッテゾンの
オラトリオです。この作品は、テキストこそオリジナルではありませんが(恐らく
1707年にラインハルト・カイザーが作曲、上演したものと同じ )、キリストの誕生
を描いた感動的なもの。どちらかというとオペラに近く、合唱と同じくらいにアリ
アとレチタティーヴォに重きが置かれ、常に劇的な書法で書かれています。またホ
ルンとトランペットを同時に使うのは、他のマッティゾンの作品には決してみられ
ないやり方。極めて特色ある作品と言えるでしょう。

777487-2 \1650 ※11月24日受注分まで特別価格 \1480
オルガン・クリスマス
オルガン・ソロと二重奏作品集、ヘンデル、モランディ、シュナイダー、ヴィドー
ル、デュボア、ラーンドルファー、ベルティング、マコナヒー、パウエル、キャラ
ハンの作品
演奏:ベアトリス=マリア・ヴァインベルガー&ゲルハルト・ヴァインベルガー(オ
ルガンドイツ・ロッゲンブルク教会)
オルガンの敬虔なる響きで迎えるクリスマス!なんと心躍ることでしょう。ここで
演奏している奏者の一人、ゲルハルト・ヴァインベルガーは cpoのバッハ・オルガ
ン作品全集録音という偉大なる業績でドイツのレコード批評家賞を獲得。今作では
妻であるマリア・ベアトリスとともに様々な作曲家による作品を演奏しています。
オルガンはドイツの由緒あるロッゲンブルク教会のもの。3段の手鍵盤、48のレジ
スタ(音の切り替え)を有する壮麗な楽器です。バロックの作品と現代的な作品がバ
ランスよく配置された聴き応えのある選曲も嬉しい限りです。


777393-2 \1650
ミチェスラフ・ヴァインベルク(1919-1996):弦楽四重奏曲集第3集
1.弦楽四重奏曲第6番/2.弦楽四重奏曲第8番/3.弦楽四重奏曲第15番
演奏:ダネル四重奏団
どうしてもショスタコーヴィチとの共通性ばかりに目がいくヴァインベルクの音
楽。今回もそんな印象を与えつつ、ひっそりと心の隙間に忍びこむような、いわば
「魔性の世界」へとあなたを誘います。第6番はまだ彼の活動の初期、ソビエト時
代に書かれた作品。一度演奏禁止になったためか、彼は9年もの間、弦楽四重奏曲
を書くのをやめてしまいました。その第7番からこれまた 10年以上経過後、ようや
く書きあげられた第10番の弦楽四重奏曲は、最初単一楽章で書かれたものの、 1959
年に3つの楽章に分割され、新たな表情を見せることになります。1980年に作曲さ
れた第15番は、彼の弦楽四重奏曲の中でも白眉とされるもの。ロシア音楽の持つ独
特の鬱々とした雰囲気を愛する人にはたまらない 1枚となること間違いありません。

777436-2 2枚組 \3300
コルンゴルト(1897-1957):室内楽作品集
1.弦楽四重奏曲第1番 Op.16/2.弦楽四重奏曲第2番 Op.26
3.弦楽四重奏曲第3番 Op.34/4.ピアノ五重奏曲 Op.15
演奏:アロン四重奏団/ヘンリ・シグフリッドソン(ピアノ)
最近、復興著しい作曲家コルンゴルトですが、彼のオペラやヴァイオリン協奏曲は
耳にすることがあっても、なかなか室内楽作品までは聴く機会がないのではないで
しょうか?しかし彼自身は室内楽のジャンルを心から愛していて、その生涯に様々
な愛らしい作品を生み出しました。彼の大管弦楽作品は、とろけるような和声と華
麗なオーケストレーションが特徴ですが、室内楽を書く時にもその作風を抑制する
ことはなく、出来上がった作品も常に大規模な編成を念頭に置いた「凝縮された管
弦楽」の味わいを持っています。まるでブルックナーの弦楽五重奏を思わせる濃厚
さと、透明な美しさを併せ持つ独特な音をお楽しみください。

777443-2(SACD-Hybrid) \2950
ヴィドール(1844-1937):オルガンとオーケストラのための作品集
1.オルガンとオーケストラのための交響曲 Op.42/2.オルガンとオーケストラのた
めのシンフォニア・サクラ Op.81
演奏:クリスティアン・シュミット(オルガン)…バンベルク・コンサート・ホール
のオルガン/バンベルク交響楽団/シュテファン・ソルヨム(指揮)
「オルガンのための交響曲」がよく知られているヴィドールですが、彼は「オルガ
ンと管弦楽のための作品」もいくつか残しています。父がオルガニスト、祖父がオ
ルガン建造職人という、まさに「オルガニストになるために生まれてきた」と言っ
ても過言ではないヴィドールは、迷うことなくその生涯をオルガンのために捧げた
と言えるでしょう。パリのサン・シュルピス教会で 65年間オルガニストを務める
傍ら、パリ音楽院でオルガンと作曲の指導にあたり、マルセル・デュプレなど才能
ある音楽家を多数育てあげました。ここに収録された 2つの作品は、まさに天上の
響きを有した壮麗なもの。簡潔な書法と、あえて複雑さを避けた対位法は、曲に清
冽な響きをもたらしています。 SACDハイブリッド盤の特製をいかした、余裕のある
音響は、この豊かな響きを余すことなく捉えることにも成功しました。

777467-2 \1650
ロイプケ(1834-1858):ピアノとオルガン作品全集
1.ピアノ・ソナタロ短調/ 2.スケルツォニ短調/ 3.マズルカホ長調/ 4.オルガン
のためのアダージョホ短調/ 5.トリオ変ホ長調/6.オルガン・ソナタハ短調
「詩篇第94番」
演奏:パオロ・マルツォッキ(ピアノ…スタインウェイ)/ルカ・スカンダリ(オルガ
ン…フリードリヒ・ラデガストのオルガン)
たった24歳という短い生涯を全速力で駆け抜けた作曲家、オルガニスト、ピアニス
ト、ユリウス・ロイプケを御存知でしょうか?彼はオルガニストの父親のもとで育
ち、ベルリン音楽院で学びました。ハンス・フォン・ビューローの薦めで、22歳の
時にフランツ・リストに師事するためにワイマールへ出立。しかし、元々病弱であ
った彼は肺の病を得て、転地療法を繰り返すも、24歳の若さでこの世を去ってしま
います。その時リストは、若くして散った才能を悼み、ロイプケの父親に心のこも
った手紙を書いたと言われています。彼の残した作品は数少ないものの、どれもが
素晴らしい才能の昇華であり、とりわけピアノ・ソナタは管弦楽作品かと思うほど
の色彩豊かな概念に彩られた音楽です。オルガン・ソナタはリストやワーグナーの
影響がありありと見て取れるユニークな作品。もっと聴かれてもよい名作です。

777478-2 \1650
リスト(1811-1886):巡礼の年第1年「スイス」/ピアノ・ソナタロ短調
演奏:ミヒャエル・コルスティック(ピアノ)
OEHMSレーベルに黙々とベートーヴェンのソナタ全集を録音するかと思えば、他の
レーベルで、ひっそりとケックランのピアノ作品を録音してしまう・・・実はCPO
にミヨーも録音しているぜ!そんなハイパーピアニスト、コルスティックのCPO最
新録音は、何とリストの作品集。巡礼の年第1年「スイス」はリスト自身、超絶技
巧ピアニストから内面を重視する音楽家へと変貌する時期の作品で、演奏するため
には超絶技巧と深い感情移入の両方が求められるピアニスト泣かせの曲。ロ短調ソ
ナタも、初演時大論争を巻き起こしたほど、捉えどころの難しい作品。もちろんコ
ルスティックはそんなリスト作品を演奏するための理想的な条件を備えています。
彼は作品に一切の妥協を許さず、どんな曲でも自らの世界へ引きずりこみ、誠実極
まる演奏を聴かせてくれる人。文句なしのリストが楽しめます。

777479-2 \2450
ワーヘナール
(1862-1941):交響詩集
1.序曲「じゃじゃ馬ならし」 Op.25/2.夏の生活 Op.21/3.サウルとディヴィッド
Op.24/4.ロマンティックな間奏曲 Op.13/5.フリスヨフの海の旅 Op.5
演奏:北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団/アントニー・ヘルムス(指揮)
歴史に埋もれた作曲家を積極的に紹介するレーベルCPOから、また興味深い人の作
品がリリースされます。オランダの作曲家ワーヘナールは、ディーペンブロックと
共にオランダの近代音楽の創立者として名高く、ごく一部のファンの間では大変人
気があるのですが、残念ながら、ほとんどの人には名前すら覚えてもらっていない
のが実情です(名前の綴りからワーグナーと間違えられてしまったことも実際にあ
りました)。活躍の初期はバッハを踏襲したオルガン作品などを書いていましたが、
彼の本領はオーケストラ作品です。当時の例に漏れず、巨大で精緻なオーケストレ
ーションに彩られた華麗なもので、例えば「じゃじゃ馬ならし」で見られる豪壮な
表情は、まさに後期ロマン派まっただなかの音の渦に巻き込まれているかのようで
す。

777480-2 \2450
スッペ(1819-1895):1幕の喜歌劇「スペードの女王」
演奏:アンジャラ・イングリッド・バルツ
(メゾ・ソプラノ)/モイカ・エルトマン(ソプラノ)/アンネリ・フェファー(ソプ
ラノ)/トーマス・デウォルド(テノール)/トム・エリク・リー(バリトン)
夥しい数のオペレッタを書いたスッペですが、現代では、ごく一部の序曲などを除
いては、その作品が演奏されることはほとんどありません。この喜歌劇「スペード
の女王」もそんな作品。もちろん台本は1835年にプーシキンが書いたもので、50年
後にチャイコフスキーも美しいオペラを作ったことは御存じのとおりです。しかし
あのシリアスな題材がオペレッタとは・・・・。ここで聴ける音楽は強烈に明るく
生気を帯びています。残念ながらこの作品、普遍の人気を獲得することは叶いませ
んでしたが、ウィーン風の感傷性とイタリア風の底ぬけの明るさは、一度聴いたら
忘れられないほどの強い印象を与えてくれることは間違いありません。

777516-2 7枚組 \7500
ヴィラ=ロボス(1887-1959):交響曲全集
CD1.交響曲第
1番&第11番(999568-2)
CD2.交響曲第2番&ニューヨーク・スカイライン・メロディ(999785-2)
CD3.交響曲第3番&第9番、序曲「そのような男」(999712-2)
CD4.交響曲第4番&第11番(999525-2)
CD5.交響曲第6番&第8番、弦楽のための組曲(999517-2)
CD6.交響曲第7番&シンフォニエッタ第1番(999713-2)
CD7.交響曲第10番「アメリンディア」(999786-2)
演奏:SWRシュトゥットガルト放送交響楽団/カール・セント=クレア(指揮)
全てのヴィラ=ロボス・ファンが狂喜乱舞する迫力のBOXセットの登場です。「ブ
ラジル風バッハ」のエキゾチックな魅力に取りつかれたら次はこれ。マーラー張り
の大管弦楽で鳴らすラテンアメリカの魂の音楽。20世紀の最も創造的な音楽がここ
にあります。指揮者は最近素晴らし過ぎるワーグナーのリング・ツィクスルで、聴
衆をうならせたカール・セント=クレア。ここまで徹底的にスコアを解明してくれ
ると、何とも清々しいではありませんか。

999840-2 \1650
ブラームス(1933-1897):歌曲全集第9集
1.ジプシーの歌 Op.103/2.5つのリート Op.106(セレナード/湖上で/菩提樹に霜が
降りて/私の歌/さすらい人)/3.5つのリート Op.107(おごる女に/サラマンドラ/お
とめは語る/ねこやなぎ/おとめの歌)/4.4つの厳粛な歌 Op.121
演奏:イリス・フェルミリオン
(メゾ・ソプラノ)/ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)/アンドレアス・シュミット
(バリトン)/ヘルムート・ドイチュ(ピアノ)
およそ4年前に第8集がリリースされたきり、以降全く音沙汰のなかったcpoのブラ
ームス歌曲集の第9集がようやくリリースとなりました。今作は最晩年に書かれた
4つの歌曲集を収録。これでこのシリーズも完結となります。ブラームス自身、大
切にしてきたハンガリー民謡を用いた「ジプシーの歌」をはじめ、彼の後期作品が
持つ独特の重苦しくも美しい雰囲気を備えた作品群です。とりわけ、63歳の誕生日
に完成された「4つの厳粛な歌」の深く内省的な死生観を受けとめるためには、聴く
側も何かしらの心構えが必要であると言えるでしょう。これらの歌を歌うのは、現
在最もドイツ・リートに精通している3人の名歌手。ヘルムート・ドイチュの説得
力あるピアノも含め、これ以上望むものはありません。一生の宝物として大切にし
たい全曲盤と言えるでしょう。

999971-2 \2450
アウリス・サッリネン(1935-):
交響曲第6番 Op.65「ニュージーランドの日記より」チェロ協奏曲 Op.44
演奏:ジャン・エリック・グスタフソン
(チェロ)/ノルシェーピング交響楽団/アリ・ラシライネン(指揮)
1935年、フィンランド生まれの作曲家サッリネン。北欧を代表する彼の作品は意外
なほど多くリリースされているので、その気になれば色々と聴き比べができる、あ
る意味恵まれた作曲家でもあります(cpoからもすでに6枚のCDが出ていて、多くの
ファンを獲得するのに大いなる貢献をしています)。1947年に作曲されたチェロ協
奏曲はバリバリの技巧を駆使した力強い音楽。バックのオーケストラも4本のホル
ンなどの金管楽器からハープ、チェレスタまで多彩な楽器を用いた豊かな音響が楽
しめるスペクラキュラーなものとなっています。彼の交響曲の中で最も長大な第6番
は「ニュージーランドの日記より」という副題を持ち、ニュージーランドを訪れた
際の印象が盛り込まれた、思いのほか叙情的な部分も持つ聴き応えのある曲です。




<LPO>
LPO-0040 \2100
ロンドン・フィル-創世の時代 1930年代の先駆的な録音集から
1-3.モーツァルト(1756-1791):交響曲第39番 K.543より(第1楽章(抜粋)/第2楽
章/第3楽章)
4.ディーリアス(1862-1934):春一番のかっこうを聴いて
5-6.リムスキー=コルサコフ(1844-1908):金鶏より(序奏/行進曲)
7-10.モーツァルト:交響曲第41番 K.551
11-14.7-10のSTEREOテスト録音(抜粋)
15.技術者アラン・ブルームラインの実験録音風景
演奏 : ロンドン・フィルハーモニー交響楽団
サー・トーマス・ビーチャム(指揮)
録音 1-6.1936年11月19日ドイツ
7-14.1934年3月19日ロンドンアビーロード・スタジオ(EMI所蔵音源)
15.1933年12月15日
1934年3月19日に録音されたビーチャム指揮の「モーツァルト:ジュピター」は
現在EMIのモノラル録音が流通しています。しかし、実は同じテイクの実験的
なステレオ・サウンドというものが存在したのです!128もの特許を持つ技術
者&発明家アラン・ブルームライン(1903-1942)は、ベル研究所で電話のケー
ブルの開発に携わりつつ、「両方の耳」で聴くステレオ・サウンドの研究を
始めました。 1930年代の初めにすでに映画館で初期のステレオのシステム(簡
単なものでした)を完成。彼の技術に着目した EMIが実験的にロンドン・フィル
の演奏会をステレオ録音で収録していたのです。この革新的な音!まさに寝耳
に水です。まずはご自身の耳でお確しかめください。

LPO-0042 2枚組 \4200
ドヴォルザーク(1841-1904):レクイエム
演奏 :リサ・ミルン(ソプラノ)/カレン・カーギル(メゾ・ソプラノ)
ピーター・オーティ(テノール)/ピーター・ローズ(バス)
ロンドン・フィルハーモニー交響楽団&合唱団
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
録音 2009年2月7日サウス・バンク・センター・ロイヤル・フェスティヴァル
・ホール
ドヴォルザークの宗教曲と言えば、「スターバト・マーテル」は比較的演奏さ
れる機会もありますが、こちらの「レクイエム」はほとんど耳にする機会もな
いのが実情です(このオーケストラだったらスターバト・マーテルの方があっ
ているかもとも思います)。しかしながら、この曲、素晴らしい演奏者に恵ま
れると、とてつもなく壮大な建造物として目の前に現れるのです。今まで名演
とされるのは、チェコ系の奏者たちによるものが多いのですが、今回のヤル
ヴィの演奏はそのような民族性を排したグローバルなもの。この曲に宿る普遍
の精神を具現化しているかのようです。細部にまで心を込めた切ない響き、
ディエス・イレでの感情の爆発、管楽器の精緻なハーモニー、うねる弦楽器。
聴けば聴くほどに魂の高揚を感じます。

<TESTAMENT>
JSBT2 8436 2枚組 \2800
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
日本語版
日本語解説付き
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
録音:1984年2月11日 ベルリン、フィルハーモニー・ホール (ライヴ)
ステレオ録音
イタリアの大指揮者、カルロ・マリア・ジュリーニが没して4年、彼がベルリン・
フィルと残した録音がここに4作、世界初発売されることとなりました。音楽の本
質にのみ真摯に仕える孤高の巨匠のタクトの元、ベルリン・フィルが周到に作られ
た全体像を構築しつつも流麗な音楽の流れを微塵も失うことなく見事な演奏で応え
ています。ブルックナーというところで一歩引いてしまう音楽ファンにこそお聴き
いただきたい極上の演奏をどうぞお聴きのがしなく!ジュリーニが指揮をしながら
歌う声も収められているところは微笑ましく、コンサート会場に居合わせたかのよ
うな臨場感を満喫できるライヴ盤の登場です。

JSBT 8437 \1850
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調
日本語版
日本語解説付き
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
録音:1985年3月5日 ベルリン フィルハーモニー・ホール(ライヴ)
ステレオ録音
イタリアの大指揮者、カルロ・マリア・ジュリーニが没して4年、彼がベルリン・
フィルと残した録音がここに4作、世界初発売されることとなりました。こんなに
も歌うベルリン・フィルの録音がかつてあっただろうかと思えるほどの歌い込みよ
う。ベルリン・フィルとジュリーニの厚い信頼関係が作りあげた一体感あふれる至
福のブルックナー演奏がライヴの臨場感も伝えつつ、高音質で蘇りました。

JSBT2 8439 2枚組 \2800
ムソルグスキー:歌劇《ホヴァンシチナ》前奏曲(モクスワ河の夜明け)
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品3
ドヴォルザーク:交響曲第7番 ニ短調 作品70
日本語版
日本語解説付
キョン・ファ・チョン(Vn)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
録音:1973年5月10日&11日 
ベルリン、フィルハーモニー・ホール(ライヴ)
ステレオ録音
ジュリーニ&ベルリン・フィル・ライヴ第4弾は、スラブの作品を集めたコンサー
ト。ソリストとして起用されたのは20代半ばのチョン・キョン・ファ。これが彼女
にとってベルリン・フィル・デビューとなった記念すべき夜の録音がここで初めて
CD化されました。ゆるぎない設計図に従って建築された壮麗な中世建築をみるかの
ような虚飾の無い演奏、そしてそこに息づく静穏な美感が心に残る録音です。

JSBT2 8445 2枚組 \3700
クライバーン・リサイタル1959
英国国歌
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330
ショパン:スケルツォ第3番 嬰ハ短調 作品39
ショパン:バラード第3番 変イ長調 作品47
ショパン:幻想曲 ヘ短調 作品49
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 作品57《熱情》
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番 イ長調 作品82
リスト:ハンガリー狂詩曲第12番 嬰ハ短調
日本語版
日本語解説付き
ヴァン・クライバーン(ピアノ)
録音:1959年6月7日 ロンドン ロイヤル・フェスティヴァルホール
(ライヴ)モノラル
自らの名を冠したコンクールの若き受賞者によって今ふたたび脚光を浴びる事とな
ったクライバーン。類まれなるピアニズムが結晶となった彼の絶頂期の素晴らしい
コンサートライヴがここに登場しました。究極のテクニックをもちながら、技術に
翻弄されること無く常にその根底には豊かな音楽性が根づいていたクライバーンの
真価が刻まれた録音です。




<KELOS>
KL 5152 \2080
リバーダンス/マリンバ・デュオ
ピアソラ:タンゴの歴史-ボーデル1900/同-カフェ1930/J.S.バッハ:チェンバロ
協奏曲BWV.1056-第2楽章/バルトーク:ルーマニア民俗舞曲Sz.56/日本伝承歌:
さくら/モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331-第3楽章《トルコ行進曲》
/ショパン:夜想曲第20番嬰ハ短調(遺作)/B.ウィーラン:リバーダンス/同:カウ
ンティス・キャサリン/同:ファイヤーダンス
佐々木達夫、野口道子(マリンバ) 
菅谷亮一、相川瞳(パーカッション)
録音:2009年5月18-21日 横浜市栄区民センター「リリス」 
名門イスラエル・フィルや日本フィルを経て、サンディエゴ・シンフォニー&オペ
ラの首席ティンパニ奏者を務めた名手、佐々木達夫が、多数のメディア出演で知ら
れる野口道子と組んだ珠玉のマリンバ・デュオ。J.S.バッハやモーツァルトから、
バルトークやピアソラ、そして表題作のウォーレンや日本の「さくら」まで、バラ
エティに富んだ楽しいプログラムを、精妙な弾き分けと確かな手ごたえのある演奏
で聴かせてくれます。2007年にオーケストラの活動から引退し、現在はマリンバ・
アンサンブル「レ・ローゼ」の音楽監督&指揮者や、多彩なソロなど、日本での音
楽活動に力を注いでいる佐々木の新しい舞台を祝うのにもふさわしい仕上がりと言
えるでしょう。

KDVD 5153(DVD-Video) \3350
KL 5154(同内容のCD) \2080
偉大な作曲家たちのラスト・ソナタ集
1.ハイドン:ピアノ・ソナタ第52番変ホ長調Hob.XVI‐52
2.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
3.パウル・バドゥラ=スコダによるイントロダクション
4.マルタン:フラメンコのリズムによる幻想曲
5.シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)
録音:2008年11月16日
ファースト・ユニタリアン・ソサイエティ、マディソン、ヴィスコンシン 
ライヴ録音
ハイドン、ベートーヴェン、シューベルトのラスト・ソナタを一晩に並べて聴ける
なんて、一体誰が予想できたことでしょう。グルダ、デムスと並ぶ「ウィーン三羽
烏」の一人で、82歳となった現在も世界中のファンを魅了し続けているパウル・バ
ドゥラ=スコダが、長年の経験と知識をもって大胆に並べたプログラムに、身も心
もたっぷり酔いしれてください。また、生前に親交が深かったフランク・マルタン
がスコダに捧げた「フラメンコのリズムによる幻想曲」は、今秋の来日公演でも演
奏して大喝采を浴びたナンバーで、82歳の巨匠とは思えないゆるぎない活き活きと
したリズムの彫琢にご注目ください。




<TELARC>
CD 80743 ¥2080
(1)ホルスト:組曲《惑星》Op.32
(2)ブリテン:
青少年のための管弦楽入門(パーセルの主題による変奏曲とフーガ)Op.34
シンシナティ交響楽団
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ録音:2008年11月23-24日
シンシナティ、ミュージックホール
世界の主要オーケストラの音楽監督のポストを兼任し、今もっとも熱い注目を集
める指揮者パーヴォ・ヤルヴィ。今秋には手兵シンシナティ響と待望の来日公演
も控えていますが、その最新の姿を記録したのが、ホルストの組曲《惑星》と、
ブリテンの《青少年のための管弦楽に入門》を収めた当盤です。共に20世紀前
半に活躍したイギリス人作曲家の傑作をならべて聴かせるプログラミングの妙
と、重厚なアンサンブルで力一辺倒に押し切るのではなく、きらびやかで繊細
な音色を駆使して、細部までスタイリッシュに彫琢した爽やかな快演! 来日公
演が待ち遠しくなる一枚です。




<ECM New Series>
4763316 \2180
ヴァレンティン・シルヴェストロフ:神聖な作品集
典礼聖歌集(2005)/2つの霊的な歌(2006)/2つの霊的な聖歌(2006)/デイヴィッド
の2つの賛美歌(2006)/ディプティック(二枚折りの書字板)(1995)/アレルヤ(2006)
キエフ室内合唱団 
指揮:ミコラ・ゴブディッチ
録音:2006-2007年
ペチェールシク大修道院内の生神女就寝大聖堂、キエフ
ウクライナの現代音楽作曲家シルヴェストロフ(1937-)は、前衛音楽の停滞後、多く
の作曲家が書く理由を失う中で、望郷や回顧といった感覚を機能和声の枠内で取り
戻すことに成功した貴重な作曲家です。本作は、そんな円熟期を迎えている彼の
2005-06年の作品を中心とした「神聖な作品集」。名門キエフ室内合唱団の精密な
ハーモニーが、静かな祈りの調べを多彩に織り上げています。




<Musica Omnia>
「Musica Omnia」は、その高い録音技術とプログラミングをもって、リスナーに
一流演奏家の最高のパフォーマンスを贈り届けるレーベルです。当レーベルの最
大のポリシーは「作曲家と作品に忠実であること」で、最新の研究成果に基づき
ながら、過去と現在の絶え間ない対話によって進化し続ける「旬の音楽」を提供
しています。演奏家陣も、J.S.バッハをはじめ鍵盤音楽の世界的権威として知ら
れるペーター・ワッコーンら巨匠を単に並べるだけでなく、ヴァイオリンのエミ
リン・ガイら、将来有望な若手の発掘にも積極的で、「演奏家のために演奏家に
よって発想されるレーベル」であることを常に自負しています。日本初紹介とな
る当レーベルの第1弾には、溢れんばかりの情熱と創意に満ちた珠玉の名演を精
選した23タイトルをお届けします。

MO 101 2枚組 \4160 ※価格変更 \2180
J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオBWV.248
アンネ・ハーレー(ソプラノ) エリザベス・アンカー(アルト) 
ロベルト・ピッチャー(テノール:エヴァンゲリスト) 
トーマス・グレッグ(テノール) マックス・ファン・エグモント(バリトン) 
ボストン大学マーシュ教会合唱団 ボストン・バッハ・アンサンブル 
指揮:ジュリアン・ワクナー 
ペーター・ワッコーン(オルガン)
録音:1998年11月19-21日 
マーシュ教会、ボストン大学 
(ライヴ録音)
1998年にボストン大学のマーシュ教会で行われたバッハ音楽祭で大好評を博した
ライヴ録音。20人の精鋭を集めた合唱と、オランダの名バリトン歌手マックス・
ファン・エグモンをはじめとした国際的歌手が、優美と厳粛を兼ね備えた珠玉の
「クリスマス・オラトリオ」。欧米の古楽演奏のスペシャリストを集めたボスト
ン・バッハ・アンサンブルの機動性も、指揮と作曲の両面で活躍するモントリオ
ール在住のペーター・ワッコーンの機知に富んだ指揮も、音楽全体を温かく包み
込む音楽監督ペーター・ワッコーンも、すべてが充実した名演です。

MO 102 \2080 ※価格変更 \1450
シューベルト:歌曲集《白鳥の歌》D.957
シューマン:詩人の恋Op.48
マックス・ファン・エグモント(バリトン) 
ケネス・スロウィック(フォルテピアノ)
録音:2001年4月10-12日 ロスリンデール・スタジオ、ボストン
シューベルト後期の傑作歌曲を精力的に録音し続けているオランダの名バリトン
歌手マックス・ファン・エグモントが、持ち前の晴朗な歌声で優美に歌う《白鳥
の歌》。レルシュタープ、ハイネ、ザイドルという3人の詩人の歌詞の歌い分け
もしっかりした、正統派の仕上がりになっています。また、カップリングには、
同じくハイネの歌詞を戴いたシューマンの傑作《詩人の恋》も収録。スミソニア
ン室内楽シリーズの指揮者も務める名伴奏者ケネス・ウィロックの、歌声に精妙
に寄り添うフォルテピアノも、それぞれの歌曲にふさわしい絶妙の風合いを醸し
出しています。

MO 103(2CD+BTN) \4160 ※価格変更 \2180
キアラ・マルガリータ・コッツォラーニ :聖母マリアの夕べの祈り
CD1-2
キアラ・マルガリータ・コッツォラーニ :聖母マリアの晩課
CD3
コッツォラーニ とミラノ修道院の音楽(サルミ・ビザーリによる解説)
BTN=英語による解説CD
マニフィカト
指揮:ウォーレン・スチュアート
録音:2000年8月、2001年1&8月 聖シュテファン司教教会、ベルヴェデーレ 
17世紀のイタリア・ミラノで活躍した女性作曲家キアラ・マルガリータ・コッ
ツォラーニが残した優美で可憐な祈りの調べ。サンフランシスコのを拠点に活躍
するヴォーカル・アンサンブルのマニフィカト(女性8人による合唱)が、ミラノ
のラデゴンダ修道院の修道女だった彼女らしい透明で無垢なこの名曲を、17世紀
イタリアの神秘的な雰囲気を醸し出しつつ、優しく聡明に歌い上げます。コッ
ツォラーニ とミラノ修道院の音楽に関する解説を収めたCDにもご注目ください。

MO 104(2CD+BTN) \4160 ※価格変更 \2180
テューダー朝とジャコビアン時代のイギリス音楽
CD1
作者不詳:パッサメッツォ・パヴァン/同:パッサメッツォ・ガリアード/W・ラ
ンダール:ジョンソンズ・メドレー/同:ダウンローズ・ラクリマ/同:キャン・
シー・エクスキューズ?/W・バード:ラ・ヴォルタ/J・ブル:イン・ノミエXII
/作者不詳:チ・パッサ/P・フィリップス:アマリリー・ディ・ジュリオ・ロマ
ーノ/W・バード:ザ・サード・ガリアード/同:テレジアン・パヴァーヌ/テレ
ジアン・ガリアード/作者不詳:ヴァリエーション・オン・ザ・ロマンツァ/
同:マイ・レディ・キャリーズ・ドンペ
CD2
O・ギボンズ:パヴァン・イン・G/J・ブル:ドクター・ブルズ・マイ・セルフェ
/O・ギボンズ:パヴァン・イン・A/J・ブル:ヴァルティング・ガリアード/
W・バード:パヴァン・イン・D/同:ガリアード・イン・D/O・ギボンズ:ジ・イ
タリアン・グランド/J・マンデー:ロビン/作者不詳:パヴァーナ/W・バード:
ミセス・キャサリン・テレジアンズ・パヴェン/W・ティスデール:ミセス・W・
ピーター/同:ガリアード
CD3
ザ・ヴァージナリスト:イギリスの現象(ハワード・スコットの解説)
BTN=英語による解説CD
ペーター・ワッコーン(チェンバロ)
録音:1998年 南ヴァーモント大学 
テューダー朝最後の王エリザベス1世(統治:1558‐1603)に続く、ステュアート朝
開祖ジェームズ1世の時代(統治:1603‐25)は、様々な文化や芸術が花開いた
「ジャコビアン時代」と呼ばれました。シェイクスピアの文学や、フランシス・
ベーコンの科学が隆盛を極めた時代にイギリスで鳴っていた音楽を、鍵盤の名手
ペーター・ワッコーンが、アメリカのワルター&ベルタ・バール製チェンバロを
使って、その大粒な輝かしい音色で壮麗に歌い上げます。ハワード・スコットが
当時のイギリス社会と音楽について語った示唆深いCDと併せてお楽しみください。

MO 105(1CD+BTN) \2080 ※価格変更 \1450
フェリックス&ファニー・メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲集
CD1
1.フェリックス・メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第2番ハ短調Op.66
2.ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:ピアノ三重奏曲ニ短調Op.11
CD2
メンデルスゾーン姉弟の高い芸術的地位(演奏者による実演を交えた解説)
アトランティス・トリオ〔ヤープ・シュレーダー(ヴァイオリン) 
アイント・シュレーダー(チェロ) ペネロペ・クラウフォード(フォルテピアノ)〕
録音:2001年3月20-23日 ノースヴィル、ミシガン 
早熟の天才として知られるメンデルスゾーンですが、姉のファニーも作曲、ピア
ノ、指揮など多方面に才能を示した女性音音楽家のパイオニア的存在として、近
年評価が高まっています。当盤には、メンデルスゾーンの晩年の傑作として名高
い「ピアノ三重奏曲第3番」と、ファニーの最も有名な作品の一つで、彼女の死
後にメンデルゾーンが改訂して出版したニ短調の「ピアノ三重奏曲」を収録。姉
弟ならではの類似した高い作曲能力を、古楽演奏のスペシャリスト、アトラン
ティス・トリオの精妙で知的な演奏で、たっぷりお楽しみください。また、彼ら
が実演を交えつつ、メンデルスゾーン姉弟の高い芸術性をレクチャーした示唆に
富んだCDも必聴です。

MO 106 2枚組 \4160 ※価格変更 \2180
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲全集
CD1
弦楽三重奏曲第1番変ホ長調Op.3/弦楽三重奏のためのセレナード ニ長調Op.8
CD2
弦楽三重奏曲第2番ト長調Op.9‐1/同 第3番ニ長調Op.9‐2
同 第4番ハ短調Op.9‐3
アダスキン弦楽三重奏団
録音:2001年2月16-18日(Op.8&9‐3)、6月4-5日(Op.9‐1)、
9月21-22日(Op.9‐2&3) リディーマー教会、チェスナット・ヒル
ベートーヴェンが残した「作品8」のセレナードを含む5つの弦楽三重奏曲は、す
べて若書きの作品ですが、ハイドンやモーツァルトの影響が色濃く、初期のピア
ノ・ソナタにも似通った明朗快活さが特長です。カナダの若きヴィルトゥオーソ
によって結成されたアダスキン弦楽三重奏団のしなやかさとふくよかさを兼ね備
えた名演をたっぷりお楽しみください。

MO 107 \2080 ※価格変更 \1450
シューベルト:歌曲集《美しき水車小屋の娘》D.975
マックス・ファン・エグモント(バリトン) 
ペネロペ・クラウフォード(フォルテピアノ)
録音:2001年7月 ノースヴィル、ミシガン 
ヴィルヘルム・ミュラーの詩に共感したシューベルトが、読んだ翌日に早くも3曲
書き上げたというエピソードも伝えられる、全20曲からなる《美しき水車小屋の
娘》。希望に胸を膨らませて旅に出た若者が恋によって次第に成長してゆく姿が
生き生きと描かれた「青春の歌」にふさわしい、マックス・ファン・エグモント
の張りと艶のある歌声と、それを老獪に支えるペネロペ・クラウフォードのフォ
ルテピアノとの美しい対話は、この歌曲集の代表盤の一つとして長く語り継がれ
ていくことでしょう。

MO 108 \2080 ※価格変更 \1450
シューベルト:歌曲集《冬の旅》D.911
マックス・ファン・エグモント(バリトン) 
ペネロペ・クラウフォード(フォルテピアノ)
録音:2001年7月 ノースヴィル、ミシガン 
《美しき水車小屋の娘》と同じく、ヴィルヘルム・ミュラーの詩を歌詞に持つ
シューベルトの傑作歌曲集《冬の旅》。全曲を通して「疎外感」「絶望と悲し
み」「決して得られないもの、もう失われてしまったものへの憧れ」に満ちてお
り、唯一の慰めである「死」を求めながらも旅を続ける若者の姿は、現代を生き
る人々にとっても強く訴えかけるものがあるとされ、シューベルト自身も、自作
歌曲の中で、最も深い愛着を寄せていたと言われています。オランダの名バリト
ン歌手マックス・ファン・エグモントが謳う当盤は、彼の代表盤として知られる
《美しき水車小屋の娘》と同時期に録音されたものですが、それぞれまったく異
なる曲想や歌詞を、みごとなまでに歌い分けていることに感嘆させられる1枚で
す。

MO 109(1CD+BTN) \2080 ※価格変更 \1450
フォーレ:夜想曲全集
CD1
フォーレ:夜想曲全集(13曲)
CD2
ドラウン・イン・サウンド(演奏者の実演を交えた解説)
サリー・ピンカス(ピアノフォルテ)
録音:2001年6月18-20日 マサチューセッツ、ボストン 
フランスの洗練されたサロン文化の中で活躍したフォーレが残した13曲の夜想曲
は、フランス語の柔らかな語感を思わせる美しい曲想が特長で、彼がほぼ一生を
かけて書き続けた大切なジャンルでした。夢見心地の小舟に揺られるような名曲
の数々を、サリー・ピンカスの知的で静謐なフォルテピアノでお届けします。彼
女自身の実演を交えた美しい解説を収めたカップリングCDを聴けば、さらに深い
理解をもって、この珠玉のアルバムをお楽しみ頂けるはずです。

MO 110(1CD+BTN) \2080 ※価格変更 \1450
ジョン・ハービソン作品集
CD1
弦楽四重奏曲♯3/ファンジア・オン・ア・グランド/
リウォーキング/サンクス・ヴィクター
CD2
ジョン・ハービソンへのインタビュー
リディアン弦楽四重奏団 ドミニク・ラベレ(ソプラノ)
録音:1997-98年 リディーマー教会、チェスナット・ヒル 
オペラや大規模な合唱曲に名曲が多い20世紀アメリカを代表する作曲家ジョン・
ハービソン。アメリカのブランダイス大学で1980年に結成されたリディアン弦楽
四重奏団と、ソプラノのドミニク・ラベレが奏でる彼の室内楽は、大編成作品に
劣らぬ魅力を放っています。作曲家本人への貴重なインタビューを収めたCDも嬉
しいカップリングとなっています。

MO 111 \2080 ※価格変更 \1450
オール・ユア・ケアーズ・ビガイル/バロック・ロンドン歌曲&ソナタ集
ヘンデル:《エイシスとガラテア》-シンフォ二ア
パーセル:ひとときの音楽/同:3声のための幻想曲/同:中国の男女の踊り
N.マティス:パッサジオ・ロット/同:幻想曲
J.C.ペープシュ:ソナタ第12番ト短調
D.スカルラッティ:ソナタ ト長調K.22/同 イ短調K.3/同 ニ短調K.18
F.M.ヴェラチーニ:ソナタ第12番ニ短調
T.アルネ:ホェア・ザ・ビー・サックス
ヘンデル:恋の矢はなつ瞳よ、君を讃えん
同:ソナタ第7番ヘ長調HWV.392
マーティン・フリードマン(ヴァイオリン) 
デイヴィッド・イアズリー(オルガン)
録音:2006年5月15-17日 コーネル大学セージ教会、ニューヨーク 
17世紀後半から18世紀にかけて、音楽の都ロンドンを彩った名作曲家たちの作品
集。ヴァイオリンのマーティン・フリードマンと、オルガンのデイヴィッド・イ
アーズリーが、それぞれのみごとなソロも適宜挟みつつ、透明で麗らかな美しい
デュオを繰り広げます。ヘンデル、パーセル、D.スカルラッティをはじめ、百花
繚乱だった当事のイギリス作曲界を窺い知れるという意味でも、大変意義深いア
ルバムになっています。

MO 112(2CD+BTN) \4160 ※価格変更 \2180
J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ全集
CD1
第1番ロ短調BWV.1014/第2番イ長調BWV.1015/第3番ホ長調BWV.1016
CD2
第4番ハ短調BWV.1017/第5番へ短調BWV.1018/第6番ト長調BWV.1017
CD3
ペーター・ワッコーン:カペルマイスターとしてのバッハ(解説)
エミリン・ガイ(ヴァイオリン) ペーター・ワッコーン(チェンバロ)
録音:2000年12月13-14日(BWV.1014&1016&1019)、
2001年3月13-15日(BWV.1015&1017-1019a) 
ソニック寺院、ロスリンデール、ボストン
J.S.バッハが残した6つのヴァイオリンとチェンバロのためのソナタは、バロッ
ク・トリオ・ソナタの最高峰に君臨する傑作です。作曲から50年後、息子の
カール・フィリップ・エマヌエルによって再評価が行われ、以来今日まで愛され
ている名曲の数々を、1995年にアムステルダムで行われたロカテッリ・コンクー
ルの覇者でもあるエミリン・ナジの深い知性と、温かい詩情で描かれた名演奏で
お楽しみください。伴奏者のペーター・ワッコーンが「カペルマイスターとして
のバッハ」を語ったCDも必聴です。

MO 201 2枚組 \4160 ※価格変更 \2180
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻《前奏曲とフーガ》BWV.846-869
CD1
前奏曲とフーガ第1-12番BWV.846-857
CD2
同 第13-24番BWV.858-869/前奏曲第1番ハ長調BWV.846
ペーター・ワッコーン(チェンバロ
)録音:2005年10月20-22日 聖マリーの丘、ミルトン 
当レーベル初となるJ.S.バッハ「平均律クラヴィーア曲集」全曲録音の「第1巻」。
演奏はもちろん、当レーベルが誇る鍵盤の巨匠ペーター・ワッコーンです。バッ
ハが作曲当時に使っていたチェンバロの精巧なレプリカを駆使して、持ち前の明
晰で温かみのある「平均律」の王道を聴かせてくれます。また、全曲演奏の後に、
ふたたび「前奏曲第1巻」を演奏するプログラムとなっているため、まるで「ゴ
ルトベルク変奏曲」のような輪廻感を味わえるのも大きな魅力です。

MO 203 2枚組 \4160 ※価格変更 \2180
J.S.バッハ:小ミサ曲集
CD1
ミサ曲ヘ長調BWV.233/同イ長調BWV.234
CD2
同ト短調BWV.235/同ト長調BWV.236
アンドレア・フォラン、へザー・ガードナー、アンネ・ハーレー(ソプラノ) 
ミランダ・ラウド(アルト) パブロ・バストス(テノール) 
マックス・ファン・エグモント(バス) 
パブリック・ミュージック管弦楽団&合唱団 
指揮:トーマス・フォラン
録音:2004年11月1-3日、2005年6月6-8日 
ダウンタウン・ユナイテッド・プレスビテリアン教会、ニューヨーク
ここに収められた4つの小ミサ曲は、「ロ短調ミサ曲」に比べるとあまり広くは
知られていませんが、教会カンタータを巧みにアレンジしたバッハ宗教音楽の
エッセンスを味わえるのが大きな魅力と言えます。アメリカを代表する名手揃い
のアンサンブルとして知られる、パブリック・ミュージックの淡く巧みな名演で
お楽しみください。

MO 204 \2080 ※価格変更 \1450
J.S.バッハ:カンタータ集
1.第62番《いざ来たれ、異教徒の救い主よ》BWV.62
2.第45番《人よ、汝によきこと告げられたり》BWV.45
3.第192番《いざ、もろびと神に感謝せよ》BWV.192
4.第140番《目覚めよと叫ぶ声あり》BWV.140"
"アンネ・ハーレー(ソプラノ) デボラ・レンツ=ムーア(アルト) 
パブロ・ブストス(テノール) ジョナサン・ロア、
マックス・ファン・エグモント(バス) 
パブリック・ミュージック管弦楽団&合唱団 
指揮:トーマス・フォラン
録音:2005年11月 
聖マイケル教会、ニューヨーク
音楽監督トーマス・フォランの下で、独自の多彩なバッハ録音に取り組んでいる
パブリック・ミュージックのカンタータ集。第45番、第62番、第140番、第192番
という、バッハの数多いカンタータの中でもとりわけ広く愛されている4つの傑
作を並べた、実力派の彼らならではの堂々たるラインナップになっています。

MO 205 \2080 ※価格変更 \1450
メンデルスゾーン:ピアノ室内楽作品集
1.ピアノ三重奏曲ニ短調Op.49
2.ピアノ六重奏曲ニ長調Op.110
アトランティス・トリオ&アンサンブル
録音:2001年11月(六重奏曲)、2002年4月(三重奏曲) 
ノースヴィル、ミシガン
メンデルスゾーンが書いたピアノを含む室内楽作品は、そのほとんどすべてが
13-15歳のときに書かれました。メロディアスな「ピアノ三重奏曲第1番」は、
若書きの傑作の一つとして比較的有名ですが、15歳のときに書いた「ピアノ六重
奏曲」は、残念ながら内容に比して、決して知名度が高いとは言えません。まる
で協奏曲のような緊密性と広がりを兼ね備えた隠れた傑作を、アトランティス・
アンサンブルの円熟のアンサンブルでお届けします。

MO 206 2枚組 \4160 ※価格変更 \2180
J.S.バッハ:イギリス組曲BWV.806-811(全曲)
CD1
第1番イ長調BWV.806/第2番イ短調BWV.807/第3番ト短調BWV.808
CD2
第4番ヘ長調BWV.809/第5番ホ短調BWV.810/第6番ニ短調BWV.811
ペーター・ワッコーン(チェンバロ)
録音:1997年10月6、8、9、20、22、23日 新希望メソディスト教会、
マサチューセッツ
当レーベルが全身全霊を傾けて押し進めているJ.S.バッハのチェンバロ・ソロ作
品全集の第3弾。バッハ演奏の世界的権威ペーター・ワッコーンが、1760年製
Benoit Stehlin の精巧なレプリカを用いて、きわめて正統派の誠実で美しい
「イギリス組曲」を奏でます。

MO 207 \2080 ※価格変更 \1450
クララ&ロベルト・シューマン:ピアノ三重奏曲集
1.クララ・シューマン:ピアノ三重奏曲ト短調Op.17
2.ロベルト・シューマン:ピアノ三重奏曲ニ短調Op.63
アトランティス・トリオ〔ヤープ・シュレーダー(ヴァイオリン) 
アイント・シュレーダー(チェロ) 
ペネロペ・クラウフォード(フォルテピアノ)〕
録音:2005年5月23-25日 シオン・ルーテル教会、ミシガン
クララ・シューマンが、自作のピアノ四重奏を完成したのが1846年9月。それが
ちょうど出版された1847年に、夫のロベルトも初のピアノ三重奏曲を書き上げて
おり、この時期をきっかけに、彼はロマン派の様々な革新に満ちた傑作を世に送
り出し、妻の公私に渡るサポートがそれを支えていくことになりました。かつ
て、メンデルゾーン姉弟のピアノ三重奏曲集を発表して好評を博したアトラン
ティス・トリオが、今回は同時期に生まれたシューマン夫妻のピアノ三重奏曲
を並べて録音することで、二人の愛を永遠に繋いた粋な計らいのコンセプト・
アルバムです。

MO 208 \2080 ※価格変更 \1450
J.S.バッハ:インヴェンションとシンフォ二アBWV.772-801(全曲)
ペーター・ワッコーン(チェンバロ)
録音:2007年9月24-25日 聖マリーの丘教会、ミルトン 
「インヴェンションとシンフォ二ア」は、1723年頃の作品。自らの子どもや弟子
の教育用に書いたもので、インヴェンションは新規の発明、シンフォニアは多声
部を含む複音楽を意味しています。その名称通り、楽曲の基礎や対位法の構造、
装飾法や運指の練習などの学習に最適で、ピアノの初学者は必ず習うといっても
過言ではないでしょう。2声のインヴェンション、3声のシンフォニアともに15の
異なる調性の曲で構成されており、そこにはポリフォニーの基礎が小曲の中にふ
んだんに詰まっているので、作曲の基礎も学べる優れた曲集です。その練習曲を
はるかに超えた音楽的価値を、ありのままに描き上げたペーター・ワッコーンの
至芸は、相変わらずおみごとの一言に尽きます。

MO 209 \2080 ※価格変更 \1450
キアラ・マルガリータ・コッツォラーニ:復活祭ミサ曲
マニフィカト 指揮:ウォーレン・スチュアート
録音:2000年8月、2001年1&8月 
聖シュテファン司教教会、ベルヴェデーレ
17世紀のイタリア・ミラノで活躍した女性作曲家キアラ・マルガリータ・コッ
ツォラーニ。サンフランシスコのを拠点に活躍するヴォーカル・アンサンブル
のマニフィカト(女性8人による合唱)が、優しく透明な歌声で描いて好評を博し
た《聖母マリアの晩課》に続く第2作は、華やかさの中に、やはり彼女ならでは
の透明で無垢な音楽性が広がる《復活祭ミサ曲》。前作に続き、17世紀イタリ
アの神秘的かつ祝祭的な雰囲気を醸し出したマニフィカト名演でお楽しみくだ
さい。

MO 212 \2080 ※価格変更 \1450
シューマン&シューベルト:ピアノ五重奏曲集
1.シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44
2.シューベルト:歌曲《ます》D.550
3.シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調D.667《ます》
アトランティス・アンサンブル マックス・ファン・エグモント(バリトン) 
ペネロペ・クラウフォード(フォルテピアノ)
録音:2002年 ノースヴィル、ミシガン
古今東西の室内楽作品を精力的に録音し続けているアトランティス・アンサンブ
ルの新たな旅路は、19世紀前半に書かれた2つの偉大なピアノ五重奏曲たちです。
1842年作曲のシューマンの五重奏曲は、名ピアニストだったクララのために書か
れた優美な佳曲。そして、1819年作曲のシューベルトの五重奏曲は、第4楽章の
変奏曲に自作歌曲の《ます》を用いたことから、その愛称で親しまれている若き
日の幸福と希望に満ち溢れた傑作です。また、カップリングとして、名バリト
ン歌手のマックス・ファン・エグモントが歌う原曲の《ます》が収録されてい
るのも、当レーベルらしい知的な遊びに満ちたプログラムと言えるでしょう。

MO 301 2枚組 \4160 ※価格変更 \2180
ジョン・ブル:鍵盤作品全集Vol.1
CD1
プレリュード/ロード・ラムレイズ・パヴァン/ロード・ラムレイズ・ガリアー
ド/ザ・キングズ・ハント/マイ・グリフ/マイ・セルフェ/プレリュード/
ウォルシングハム/ファンタスティック・パヴァン/ファンタスティック・ガリ
アード
CD2
ボニー・スウィート・ロビン/ホワイ・アスク・ユー?(I)/パヴァン/ガリア
ード/ホワイ・アスク・ユー?(II)/メランコリー・パヴァン/ホワイ・アスク
・ユー?(III)/クロマティック・パヴァン/クロマティック・ガリアード/
ファンタジア/ブルズ・グッドナイト
ペーター・ワッコーン、マハン・エスファハーニ(チェンバロ)
録音:2007年7月  聖マリーの丘教会、ミルトン 
ジョン・ブルは、16世紀末から17世紀初頭のイングランド(エリザベス1世とジェ
ームズ1世の統治下)で、作曲家および鍵盤奏者として活躍した大音楽家で、作品
のほとんどが鍵盤楽器のために作曲されている。音楽史に偉大な足跡を残しなが
ら、現在演奏機会にあまり恵まれないこれらの作品をすべて録音するプロジェク
トが、ここに幕を開けます。高貴な煌びやかさと厳粛を兼ね備えた傑作を集めた
この第1集を担当するのは、当レーベルが誇る名手ペーター・ワッコーンとマハ
ン・エスファハーニです。

MO 302 \2180 ※価格変更 \1450
ウィリアム・バード:グラドゥアリア(1607)
アンサンブル・プラス・ウルトラ ロバート・クイニー 
指揮:マイケル・ヌーン
録音:2007年5月27-29日 聖アンドリュー教会、グロスタシャー 
ウィリアム・バードは、16世紀後半から17世紀前半のイングランドで活躍したル
ネサンス音楽の作曲家で、現地では「ブリタニア音楽の父」 として現代も敬愛
されている偉大な存在です。敬虔なカトリック教徒かつ王立礼拝堂の楽員だった
彼の創作のほとんどは、、イギリス国教会のために作曲されたもので、有名な
「グレート・ザーヴィス」 のほか、ラテン語ミサ曲やモテットにも多数の傑作
が残っています。当盤に収録されたのは、彼の代表作の一つで、「宗教声楽曲集
第2巻」にあたる「グラドゥアリア」。自由や正義への祈りをしめやかに歌った
清冽な調べが、アンサンブル・プラス・ウルトラの透明な歌声とオルガンの音色
によって、空高く舞い上がる極上の録音です。

<VENEZIA>
CDVE04369 \1350
アレクサンドル・アリャビエフ(Aleksandr Aliabev 1787-1851)
(1)ピアノ三重奏曲 イ短調 
ミハイル・ヴォスクレセンスキー(ピアノ)
レヴォーン・アンブラプミャーン(ヴァイオリン)
アレクサンドル・クニャーゼフ(チェロ) 1986年
(2)弦楽四重奏曲第3番 
モスクワ室内管弦楽団のメンバーによる弦楽四重奏団 (録音年月日不明)
(3)ヴァイオリンと管弦楽の為の2つのロシア民謡による主題と変奏「モスクワの
思い出」op.6
エドゥアルド・グラチ(ヴァイオリン)
ウラディーミル・ヴェルヴィトツキー指揮ソビエト国立管弦楽団 1986年
9世紀初頭の歌曲作曲家としてロシア国民主義の先駆者的な存在であるアリャビ
エフの美しくせつないメロディーが魅力的なアルバムです。

CDVE04371 \1350
ボリス・チャイコフスキー(Boris Tchaikovsky 1925-1996)
(1)主題と8つの変奏 1978年
(2)交響曲第2番 1969年
キリル・コンドラシン指揮モスクワ・フィル
グネーシン音楽学校でシェバーリンに、モスクワ音楽院でショスタコーヴィチ、
ミャスコフスキーに学ぶ。ソビエト国家からの批判を受けるも伝統的な作風から
前衛的な作風に転換し、このアルバムに収められた交響曲第2番でソビエト国家
賞を受けるなど、ソビエト国内のみならず世界的に高い評価を得ました。

CDVE04374 \1350
アレクサンドル・モソロフ(Alexandr Mosolov 1900-1973)
(1)組曲「兵士の歌」
ヴィターリ・グヌトフ指揮 Vitaly Gunutov
オーシポフ・ロシア民族管弦楽団 Osipov Russian Folk (録音年月日不明)
(2)鉄鋼
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮ソビエト国立管弦楽団 
(スタジオ録音年月日不明)
(3)ピアノ協奏曲第1番 
ルスダン・フォンツァリア(ピアノ)Rusudan Khuntsariya
ヴラデーミル・コジュカル指揮 Vladimir Kozhukhar
ソビエト国立交響楽団 1981年
(3)チェロ協奏曲第2番「エレジー」
イワン・モニゲッティ(チェロ) Ivan Monighetti
ヴェロニカ・ドダロヴァ指揮モスクワ交響楽団 (録音年月日不明)
ロシア・アヴァンギャルドの作曲家のひとり。グリエールやミャコフスキーに
学び頭角を現すが、作風がソビエト国家から批判されたのち作風を転換。
生涯にわたる作品の中からその転換期も含めモソロフの魅力が堪能できる魅力的
なアルバムです。尚、収録中の「鉄鋼」はよく知られた1975年のライヴ録音では
なく、スタジオ録音のものとの事です。




<PERA RARA>
ORR247 \2380
ロッシーニ:声楽曲集 (サロン音楽集 Vo.13)
演奏家:(歌手)
ローレンス・ブラウンリー Lawrence Brownlee
ジェニファー・ラーモア Jennifer Larmore
キャサリン・ウィン=ロジャーズ Catherine Wyn-Rogers
ミレイユ・ドランシュ Mireille Delunsch
マーク・ワイルド Mark Wilde
マルコム・マルティノー(ピアノ) Malcolm Martineau
ジェフリー・ミッチェル合唱団 Geoffrey Mitchell Choir
生涯において100曲を超える歌曲を残したロッシーニは一連のオペラ作品を発表
した後の晩年、その大半を「土曜の夕べ」と名づけられた自身が開くサロン向け
に作曲しました。とても短いそれらの作品は洗礼された美しさと華やかさを持っ
た魅力的な作品集を集めたアルバムです。




<VENEZIA>
CDVE00015 3枚組 \1650
ニコライ・ペトロフ(ピアノ)の芸術 NIKOLAY PETROV
CD.1
(1)サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番からアレグロ・スケルツァンド(ビゼー編)
(2)サン=サーンス:6つの練習曲op.111からトッカータ
(3)サン=サーンス:6つの練習曲op.52からワルツ形式の練習曲
1984年
(4)シューマン:パガニーニの奇想曲による6つの演奏会用練習曲 op.10
1982年
CD.2
(5)ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(ピアノ版)  1974年
(6)リスト:パガニーニによる超絶技巧練習曲集 1982年
CD.3
(7)ベルリオーズ:「幻想交響曲」(リスト、ニコライ・ペトロフ編) 1987年
ロシアの技巧派ピアニスト、ニコライ・ペトロフの驚異的なテクニックを楽しめ
るお買い得なアルバムです。

CDVE00016 3枚組 \1650
マリア・ユーディナ(ピアノ)の芸術 MARIA YUDINA
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
CD.1
(1)ピアノ・ソナタ第5番 ハ短調 op.10-1  1950年
(2)ピアノ・ソナタ第12番 変イ長調 op.26  1958年
(3)ピアノ・ソナタ第14番「月光」 嬰ハ短調 op.27-2  1954年
CD.2
(4)ピアノ・ソナタ第16番 ト長調 op.31-1  1951年
(5)ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」 ニ短調 op.31-2  1954年
(6)ピアノ・ソナタ第22番 ヘ長調 op.54  1951年
CD.3
(7)ピアノ・ソナタ第27番 ホ短調 op.90  1958年
(8)ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 op.101  1959年
(9)ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op.111  1958年
録音年代が古いため、多少の傷が聴かれますこと、ご容赦ください。
CDVE33329(2700000 333297 既に廃盤)の再リマスター&プレスです。




<CARUS>
83.432 \2380
カルムス・アンサンブル・ライプツィヒが歌うクリスマス音楽集
Maria durch ein Dornwald ging, Nova nova!, O Heiland reiss die Himmel
auf Gaudete!, Hark! The herald angels sing, Away in a manger, Noel
nouvelet La Peregrinaclon, Stille Nacht, Jingle bells 他 全19曲
カルムス・アンサンブル・ライプツィヒ
2009年録音
聖トーマス少年合唱団出身の男声により1999年に結成され、2001年に中部ドイツ
放送児童合唱団出身のアニャ・リプフェルト(女声)を加えた若い混声グループ
(女性1人:ソプラノ、男性4人:カウンター・テナー、テノール、バス、バリトン)
安定した美しい声、均整のとれたアンサンブルを聴かせます。キングズ・シンガ
ーズのマスター・クラスで学んだ彼らは、バロックからジャズまでと幅広いレパ
ートリーを持ち、既にQUERSTANDレーベル・ライプツィヒ 他から複数のアルバ
ムを発表しています。19曲の伝統的なクリスマス楽曲を、メンバー自身のジャズ、
ポップ風のアレンジで師であるキングス・シンガーズをも凌ぐ表現力にて一気に
聴かせます。

83.437 3枚組 \4600
ヘンデル:歌劇「テゼオ : TESEO」
イタリア語による5幕の悲劇
フランコ・ファジオーリ Franko Fagioli (テゼオ:英雄) 
ヘレン・シュナイダーマン Helene Schneiderman (メデア:コルキスの王女)
オルガ・ポリャコヴァ Olga Polyakova (クリツィア)
カイ・ヴェッセル Kai Wessel (エジェオ:アテナイの王)
マティアス・レックスロート Matthias Rexroth (アルカーネ)
Jutta Bohnert (アジレア:エジェオの庇護のもとにいる王女)
コンラート・ユングヘーネル指揮 Konrad Junghanel
シュトゥットガルト州立管弦楽団 2009年5月
互いに愛し合う、英雄テゼオと王女アジレアの2人に、次々迫る悲劇。テゼオの
民衆からの支持に嫉妬し、且つアジレアを愛するアテナイの王エジェオ。テゼオ
を愛するあまり狂い、魔法の力を持ち出し2人を襲うコルキスの王女メデアの狂
乱。5幕の規模の大きなオペラです。

83.440 \2380
ライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団が歌うクリスマス合唱曲集
レーガー、ブラームス、マウエルスベルガー、J.S.バッハ、ライヒャルト、
リーデル、シュレック、フロイント、他 クリスマス音楽の作品 全26曲
ゲオルグ・クリストフ・ビラー指揮
ウルリヒ・ベーメ(オルガン) 
2007/2008年録音

83.441 \2380
ユンゲス・ヴォーカル・アンサンブル・ハーノーヴァーが歌う
クリスマス合唱曲集 「聴け!天使達の歌を」
近・現代の作曲家達によって編纂された伝統的な23曲のクリスマス合唱曲集
ラルフ・ホフマン:「聴け!天使達の歌を Hark! The Herald Angels sing」
カール・ティール:「信仰あつき人々よ Adeste fideles」他 
ハンス・ゲオルク・プフリューガー、シュトローバッハ、フィガロ、
ヴォルタース 、ノルドクヴィスト、ウィルコックス、クヴェルノ、
マウエルスベルガー、イェルマクス
エドゥアルト・カール・ネスラー の作品
クラウス=ユルゲン・エッツオルト指揮
ユンゲス・ヴォーカル・アンサンブル・ハーノーヴァー 2008/2009年録音

<MEMBRAN>
●Membran SPECIAL BOX
MEMBRAN 232098 100枚組 \9180
Masters of music
協奏曲ボックス 100枚組
ヴァリアスアーティスツ
サイズ:縦135mm×横410mm×奥行140mm

※曲目詳細はこちらにございます。

●Membran 10CD BOX Series
MEMBRAN 232763 10枚組 \1350
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)名唱集

MEMBRAN 232777 10枚組 \1350
レナード・バーンスタイン(Cond)名演奏集

MEMBRAN 232783 10枚組 \1350
レナータ・テバルディ(Sop)名唱集

MEMBRAN 232785 10枚組 \1350
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(Ten)名唱集

MEMBRAN 232851 10枚組 \1350
グレン・グールド(pf)名演奏集

MEMBRAN 232852 10枚組 \1350
シューマン:名曲集ヴァリアスアーティスツ

※曲目詳細はこちらにございます。




<Opus Arte DVD>
OA 1015(DVD-Video) \4550
チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」
ワレリー・オブシャニコフ指揮、コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団、他
英国ロイヤルバレエ団2009

OA 7042BD(Blu-ray) \5480
チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」
ワレリー・オブシャニコフ指揮、コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団、他
英国ロイヤルバレエ団2009

OA 7039BD(Blu-ray) \6450
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」
イルジ・ビエロフラーヴェク指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、他
グラインドボーン音楽祭2007

OA 7047BD(Blu-ray) \5480
ドリーブ:バレエ「シルヴィア」
グラハム・ボンド指揮、コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団、他
英国ロイヤルバレエ団2005

<ミッテンヴァルト・レーベル>
MTWD99039 \3000
フェリックス・ワインガルトナー:ピアノ六重奏曲Op.33
ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「狩」
ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「雷鳴と電光」
(ボーナス・トラック:リハーサルより)
セクステット・ウィーン(ウィーン・フィルのメンバー):
シュケルツェン・ドリ(第1Vn),マルティン・クリメク(第2Vn),
ゲアハルト・マルシュナー(Va),ロベルト・ナジ(Vc),
ミラン・サガート(Cb),ヒロコ・サガート(Pf)
録音:2008年11月29日、津リージョン・プラザお城ホール,ライヴ録音
フェリックス・ワインガルトナー(1863-1942)はウィーン・フィルととても関
係の深い指揮者・作曲家。1906年に作曲されたこのピアノ六重奏曲が現代の
ウィーン・フィルのメンバーによってCD化されました。この曲はあまり知られ
ていませんが、後期ロマン派の流れの中でブラームスとは少し遠いかな、と
感じさせますが、レーガーやラフマニノフに近いニュアンスを持つ知られざ
る名曲です。ワインガルトナーは1937年(昭和12年)新交響楽団(現NHK交響楽
団)を指揮するために来日したこともあります。本CDは今年の文化庁芸術祭参
加作品に選ばれました。




<サウンド&ミュージック・クリエーション(日本)>
SMC-1004 \3000
GENSOJIN「メフィスト・ワルツ」
(1)リスト(ゲンソウジン編):ハンガリー狂詩曲第2番
(2)ブラームス:ハンガリー舞曲第6番
(3)ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1番
(4)ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第8番
(5)カセッラ:
戦争の記録(1.ベルギーにて/2.フランスにて/3.ロシアにて/アルザスにて)
(6)バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
(7)バッハ:管弦楽組曲第3番より「エアー」(G線上のアリア)/
(8)バッハ:目覚めよと呼ぶ声あり
(9)ハチャトゥリアン:剣の舞
(10)リスト:
メフィスト・ワルツ-レーナウのファウストによる2つの挿話より「村の居酒屋
での踊り」
ゲンソウジン(ピアノ・デュオ):【持田正樹(Pf)、日南由紀子(Pf)】
録音:2008年4月14、15日、千葉市美浜文化ホール,DSD録音
ブダペストの名門、リスト音楽院に長年学んだ二人はヨーロッパ音楽の真髄を
見事なまでに理解し、その驚くべきテクニック、天賦の才放つ音楽感で聴く者
を熱狂させるでしょう。(ピアニスト・ハンガリー国立リスト音楽院教授 ラ
ントシュ・イシュトヴァン)
リスト作曲の『メフィスト・ワルツ』は、ピアノ・ソロ、またはオーケスト
の作品として有名ですが、リスト自身の手によるピアノ四手連弾の楽譜が存在
することはあまり知られておりません。このCDは、リスト音楽院に保管され、
楽譜の入手自体が困難なピアノ四手連弾『メフィスト・ワルツ』を日本で初め
て収録しております。
「ゲンソウジン」の二人は共にリスト音楽院に学び、2005年イブラグランドプ
ライズ国際コンクール(イタリア)・ディオ部門最高位、併せてカセッラ賞を受
賞。他、様々なコンクールに入賞。モーツァルトからリストまでこなす、実力
派のピアノ・デュオです。四手連弾『メフィスト・ワルツ』の楽譜は、リスト
音楽院教授・ラントシュの「ゲンソウジン」への特別な配慮により入手、リス
ト音楽院に学んだこの二人だからこそ実現したCDだったと言えます。




<NBB>
NBB 22(DVD-Video) \4450
「ザ・ベース・ギャング、キャンティ・コンサート」マルゲリ-タ劇場 ライヴ
(1)黒猫・白猫(カラジッチ/アラリカ/スパラヴァイオ)
(2)ノン・ティ・フィダール(クラマー)
(3)モーツァルト・オン・ベース2006(モーツァルト/ピーギ)
(4)ニューヨーク・ニューヨーク・テーマ(カンダー)
(5)バードランド(ザヴィヌル)
(6)フロール・ドゥルーナ(月の花)(コスター)
(7)チュニジアの夜(ガレスピー/パパレッリ)
(8)赤とんぼ(山田耕筰/ボビー・クラブス)
(9)コントラバヘアンド4 Intro&Tango(ピアソラ)
(10)ア・ホワイター・シェ-ド・オブ-バッハ・メドレー
(J.S.バッハ&レイド/ブルッカー)?
(11)ハード・ヘッド・ウーマン(デメトルイス)
(12)5×4メドレー【テイク・ファイヴ(ブルーベック)、交響曲第6番2楽章(チャイ
コフスキ-)、エブリシングイズ・オールライト(ロイド・ウェッバー)】
(13)トゥ・ヴォ・ファ・ラメリカーノ(カロソーネ)
(14)ラテン・ベーセズ・メドレー(エル・クンバンチェロ、マシュ・ケ・ナーダ,
ティコティコ,テキーラ他9曲)
(15)ブラーヴァ(カンフォラ)/(16)アイ・ゴット・ユー(ライト/ブラウン)
ザ・ベース・ギャング:
アントニオ・シャンカレーポレ(ローマ聖チェチリア管弦楽団首席奏者)、
アンドレア・ピ-ギ(ローマ聖チェチリア音学院管弦楽団)
アルベルト・ボチーニ(フィレンツェ歌劇場首席奏者)
アメリーゴ・ベルナルディ(パルマ歌劇場奏者)
録音:2006年12月13日マリゲリータ劇場,マルチャッラ,イタリア
リージョン・オール、NTSC、コンサート(約80分)、特典映像(約30分)、カラー、
ステレオ・dtsサラウンド5.1チャンネル、4:3、字幕:英語・日本語(MCのみ)
2006年12月13日 フィレンツェ近郊、キャンティワインで有名なキャンティ地方の
田舎町マルチャッラ(Marcialla)のマルゲリ-タ劇場でのライヴコンサートを完全収
録。普段は名門オケや歌劇場で弾いている4人のコントラバス奏者のアンサンブル
「ザ・ベース・ギャング」。演目を見ても判るとおりジャズ、ラテンなどがメイン
で、モーツァルト・メドレーでは曲が始まる前にMCでモーツァルトにお詫びするな
ど、超絶技巧を駆使したノリノリの遊び心満点のカッコいいライヴです。

NBB 23 \2250
「ザ・ダーク・サイド・オブ・ザ・ベース」
(1)ヴィルモシュ・モンターグ(1908-91、ハンガリー):
コントラバス・ソナタ ホ短調(1967)
(2)ハンス=ペーター・リンデ(1937-):コントラバス・ソナタ ホ短調(1967)
(3)パウル・ヒンデミット:(1895-1963)コントラバス・ソナタ ロ長調(1949)
フランチェスコ・フライオーリ (コントラバス)
フランチェスコ・ブッカレッラ (ピアノ)
録音:2009年7月
(日本語解説付き)
非常にマイナーな(ヒンデミットはコントラバスのレパートリーとして有名だが、
アルバム・タイトルはこのマイナー性によるものと思われる)近代のソナタを3曲収
録。ヒンデミットとは違って情報が少ないモンターグ、リンデについての詳しい
解説が(日本語でも!)ついている。フライオーリはナポリ生まれ。ナポリの音楽院
でV.グゥエリーニに師事、その後F.ペトラッキ、L.シュトライヒャー、ゲイリー・
カー他に師事。これまでに、フィレンツェ五月音楽祭管、サンタ・チェチーリア
音楽院管弦楽団、ローマRAI国立響(首席)に在籍、現在はローマ近郊のテルニ音楽
院でコントラバス科の教授を務める傍らローマ歌劇場などの客演首席奏者として
活躍している。ソリストとしては近現代作品をよく取り上げている。ピアノのブッ
カレッラはイ・ムジチ合奏団のコントラバス奏者を父に持ち幼少の頃から母にピア
ノを学び、ローマ、サンタ・チェチーリア音楽院を16歳で首席卒業。現在はイ・ム
ジチ合奏団のメンバーとしても活躍。

NBB 24(ゴールドCD) \2250
「シュテファン・モクラーニャッツへのオマージュ」
モクラーニャッツ(1856-1914):聖歌集(全9曲)/
デスピッチ:シュテファン・モクラーニャッツへのオマージュOp.132(1997)/
タイチェヴィッチ:3つのコミタスの歌(1932)、シング(1928)
ベース・コーラス(コントラバス五重奏,リーダー:ゾラン・マルコヴィッチ)
録音:2008年11月、スロヴェニア・フィルハーモニー,リュブリャナ
セルビアの作曲家モクラーニャッツに捧げた14トラックからなる。モクラーニャッ
ツはセビリアで紙幣に肖像画が載っているほど現地では功績のある人物。多くの聖
歌を作曲した。アカペラの聖歌をコントラバス五重奏で演奏しているのだが、コン
トラバスならではの低音の重厚さ、高音域の音色、倍音奏法の癒合が見事で荘厳な
雰囲気をかもし出している。演奏はNBB15でお馴染みのスロヴェニアのコントラバス
奏者ゾラン・マルコヴィッチが率いるコントラバス五重奏団「べース・コーラス」。
マルコヴィッチの生徒達であろうか?若手のコントラバス奏者達の実力も相当高い
ことが伺える。コントラバスファンには是非コレクションに加えて欲しい。新ジャ
ンルのコントラバスCDと言えるかもしれない。

NBB 25 \2250
ベース・ギャング・メンバーのピーギが結成!
弦楽五重奏版ベース・ギャング
「イル・クインテット・ライヴ 」
(1)ハード・ヘッド・ウーマン(Demetruis)
(2)キッコのスピーチ
(3)ヴォルガの舟歌(G.Miller)
(4)フロール・ドゥルーナ(T.Coster)
(5)モーツァルト2006(Mozart/Pighi)
(6)トゥ・スィ・ナ・コーザ・グランデ(D.Modugno)
(7)トゥ・ヴォ・ファ(AA.VV)/」
(8)パローレ(Chiosso/Del Re/Ferrio)
(9)カルトーン・ファンタズィー(AA.VV)
(10)オブリビオン(A.Piazzolla)
(11)ジャンゴロジー(Reinhardt/Grappelli)
(12)ネル・ブルー・ディピント・ディ・ブルー(D.Modugno)
(13)ファンタジア・スコンチエルタンテ(R.Granci)
(14)ラテン・ストリングス・メドレー
(エル・クンバンチェロ、マシュ・ケ・ナーダ,ティコティコ,テキーラ,他9曲)
(AA.VV)/
(15)ノン・ティ・フィダール(G.Kramer)
(16)フォー・ブラザーズ(J.Giuffre)
イル・クインテット:
【ロザリオ・ジェノヴェーゼ(第1Vn)、ルッジェーロ・スフレゴーラ(第2Vn)、ジョ
ヴァンニ・レオネッティ(Va)、フランチェスコ・ディドンナ(Vc)、アンドレア・ピ
ーギ(Cb,ザ・ベース・ギャング)】
(編曲:フランチェスコ・ディドンナ,アンドレア・ピーギ,ボビー・クラブス)
録音:2009年1月6日,ローマ・パルコ・デラ・ムジカ音楽堂・サンタ・チェチーリ
ア・ホール,ライヴ録音
ザ・ベース・ギャングのアンドレア・ピーギが結成したザ・ベース・ギャングの弦
楽四重奏+コントラバス版である。曲目もコンセプトも殆ど同じでコントラバスの
ファンにも普通のクラッシクファンにも、また、「クラッシックはちょっと」と言
う方にもお勧めである。全員がイタリアの誇る超一流オーケストラ、サンタ・チェ
チーリア音楽院管弦楽団のメンバーで演奏も素晴らしいの一言に尽きる、とにかく
面白い。



<ORF>
CD 3072 \2080
「モーツァルトの音楽棚より」
モーツァルト:
アレグロ-ザルツブルクの音楽帳より、アレグロとメヌエットKV.7、アリア、
ロンドンのスケッチ帳よりKV.15(8曲)
アドルガッサー:アレグロ・アッサイWV17.05
ベンダ:ソナタ第6番二長調/C.P.E.バッハ:ボヘミア人
J.N.ティッシャー:プレスト イ長調
J.J.アグレル:アレグロ ホ短調/J.C.バッハ:ソナタ第6番WVA6
フロリアン・ビルザク(チェンバロ、クラヴィコード)
録音:2006-2007年ザルツブルグ
珍しいアルバムである。これまでほとんど知られることがなかったモーツァルトの
若書きの作品(その中にはスケッチの域を出ないごく短い曲を含む)とモーツァルト
が作曲の勉強にした先輩作曲家の作品を収録している。これらを比べて聴いている
と、モーツァルトが先人の何を吸収して成長していったかがわかる。またモーツァ
ルトの後の名曲を予感させる小品、断片なども散見し興味深い。

CD 3030 \2080
ジークフリート・シュタインコグラー(1968b):作品集
(1)《ブロダイエズ》組曲(2008)
(2)青緑の天の木々(1999)
(3)チェルト(1997)
(4)インコンチェルタミエント
(5)フラメンコ・デル・トロ(2003)
(6)悲しみの歌を伴うシンメトリックな小品(2001)
(7)ロッキーは斑点だらけ-電子ポップ・アート・コラージュ(2001)
(8)湖での飛行機(2000)
(1)クリスチャン・ラドナー指揮ザルツ・カンマー・グート・アンサンブル
(2)C.ラッツェンベック(Vo)、S.シュタインコグラー(G)
(3)M.ヴォルフスベルガー(ハーモニカ)、オーストリア現代音楽アンサンブル弦楽
三重奏団
(4)S.アイヒホルン(hrp)、オーストリア現代音楽アンサンブル
(5)トリオ・スペクトル(Vc、Cl、Pf)
(6)フェリクス・フリードリヒ(Org)
(8)ワシリー・カザンディエフ指揮ブルガリア国立管
録音:1999-2009年
シュタインコグラーは1968年生まれのオーストリアの作曲家。ザルツブルクのモー
ツァルテウム音楽院でW.ヴィンベルガーに作曲を師事、その後スペイン、マドリー
ドのリール音楽院で学んだ。新しい作曲家を紹介する場合、読み手にわかりやすく
するために、有名な誰それの曲に似ているとか、誰それと誰それを掛け合わせた感
じ、などと表現するものだが、この作曲家はそれが全く通用しない。ヨーロッパの
現代音楽の諸潮流に全く属していないのだ。ああ、これはスペクトル楽派だな、と
かラッヘンマンに似てるな、などなどが通用しない。ある意味、おちゃらけたマー
ラーのようでもあり、明るいショスタコーヴィチ、マイケル・ナイマン?でも違う
よなぁ、という調子なのだ。では様々な作曲家の要素を折衷しただけの作曲家かと
いえばそうではない。ハーモニカと弦楽三重奏のためのツェルトは編成も面白いが、
楽器法、色彩など独創的で次の展開が予測できない。オルガン・ソロのためのシン
メトリックな小品もプーランク風な和声があったかと思えばクラスターあり。と
いって多様式主義というわけではなく、ただ、シュタインコグラーの音楽、としか
言いようがない。新しい才能の発見である。

CD 3065(SACD-Hybrid) \2080
「ライヒェンタールのオルガン」
G.B.マルティーニ:トッカータ、グラーヴェ、アル・ポスト・コムニオ
D.スカルラッティ:ソナタK.287,328,288
作者不詳(18世紀ピストイア):エレヴァツィオーネ
ジュゼッペ・ゲラデシ(1759-1815):ロンド
ニコロ・モレッティ(1763-1821):ソナタとシンフォニア
J.V.ラートゲバー(1682-1750):アリア・パストラーレ
J.S.バッハ:コラール変奏曲BWV.678、ソナタBWV525、パッサカリアBWV582
グスタフ・アウツィンガー(Org)
録音:2008年ライヒェンタール教区教会、ライヴ録音
ライヒェンタールはオーストリア北部の中都市。アウツィンガーは1953年生まれで
ウィーン音楽院でミハエル・ラドレスクにオルガンを学んだ。SACDならではの鮮や
かで臨場感あふれるオルガンの響きは天から降り注ぐ、神のご意思か光の蜜か。オ
ーディオ・ファンにはお薦めしたい一枚。

CD 3067 2枚組 \4160
「ディー・アンデレ・ザイテ(ほかの弦)音楽祭Vol.1」
CD1)F.ゲスラー、E.ハルニク、ベルンハルト・ラング、E.C.リンナー、
H.デンカー、J.ヴォツニー、P.ラックナーの作品
CD2)O.トウフェクツィス、S.L.チャン、H.ザンデ、A.シャウフラー、
K.ドルフェッガー、ゲルト・キュール、C.クライン、T.アマンの作品
様々な演奏家
録音:1988-2004年
「ほかの弦」という名の現代音楽祭は1987年に作曲家ベルンハルト・ラングが設立
した音楽祭で毎年行われている。その中からオーストリアの中堅から若手世代の作
曲家の作品を選りすぐった。作風はかなり多様でベルク風の表現主義的な作品があ
るかと思えば、ミニマルではないが、独自の反復構造によるリンネル作品、オース
トリアのフェルドマンかと思わせるデンカー作品など面白い曲が揃っている。世代
も作風もヴァラエティに富んでいて、日本でいうとの日本現代音楽教会の秋の音楽
展のようなものかもしれない。

CD 3068(SACD-Hybrid) \2080
「エリザベト・シマナ:スペース#1」
(1)テザールで、(2)モスクワ
エリザベト・シマナ(電子音響)
(1)コルドゥラ・ベスツェ(フルート)
エリザベト・シマナは作曲家、パフォーマー、サウンド・エンジニア。そうした肩
書きを裏付けるかように、この作品も、フルートのむら息や倍音をコンピュータで
加工したライヴ・エレクトロニクスの作品。トンネルの中を拭きぬける風の音のよ
うでもあり、声明の読経の音にも聴こえ、様々な音響の変化を聴かせることを主眼
とした作品である。紙ジャケで表面・裏面が逆さに印刷された独特の体裁。

CD 3070 \2080
「ヨブ」-ヨブ記の朗読(ドイツ語)と音楽
シュニトケ:ピアノ三重奏曲/
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタBWV.1005-ラルゴ、無伴奏チェロ組曲BWV.1011-サラバ
ンド、ピアノのための二重奏BWV.802
モーツァルト:ヴァイオリンとピアノのためのフーガK.402
ケルバー:顕微鏡の反射
ウィーン・メルリン・アンサンブル:【マルティン・ヴァルフ(Vn)、ルイス・ツォリ
タ(Vc)、ティル・アレクサンダー・ケルバー(Pf)】、ペーター・マティッチ(朗読)
録音:2008年5月ライヴ、ウィーン
旧約聖書の「ヨブ記」の朗読の合間に演奏が入っている。ドイツ語学習者向けCD。

CD 3071 \2080
「自由への声」-中央ヨーロッパの実例1989-2009
オトマール・マハ:フィニス・コロナト・オプス(2002)
フリードリヒ・チェルハ:三重奏曲(2005)
ミクロシュ・コチャール:トリオ・ソナタ(1963/1994)
ミコワイ・グレツキ:6つのバガテル(1997)
ウィーン・アルテンベルク三重奏団
録音:2008、2009年
オーストリア、東欧諸国のベテラン作曲家によるピアノ三重奏曲を集めた。1曲終
わるごとに中欧の詩など1-2分の朗読が入る。このなかではチェルハ、グレツキら
が有名。保守的な作品が多いが、チェルハ作品はベルクの流れを汲むトリオは特に
優れている。マハ作品は2002年の作品ながら、シューマン、ブラームスを思わせる
書法。グレツキの1997年の作品もオーソドックスな中に深い味わいがある。

CD 3076 \2080
リュリ(1632-1687):オペラからのパスティッチョ
歌劇《愛の勝利》、《ファエトン》、《アルミード》、《アマディス》、
《カドモスとヘルミオネ》、《ベレロフォン》、《ペルセウス》からアリアとデュ
エット集
レ・サンティマン:
【エリザベト・ドビン(S),マティアス・ヘルム(B),アンネ・マリー・ドラゴシツ
(Cemb)、エウゲネ・ミケランジェリ(指揮、Cemb)】
録音:2008年8月
リュリのオペラからアリアとデュエットを収録。これらの作品は1680年前後に集中
的に作曲された。甘い典雅な味わいは格別。レ・サンティマンは2006年ウィーンで
4人の演奏家によって結成されたアンサンブル。




<RCD>
RCD16069 \1850
「ボリショイ歌劇場の伝説」
-ロシア歌劇ハイライト集
リムスキー=コルサコフ:
「雪娘」より(1)ベレンデイのカヴァティーナ、(2)雪娘のアリア/
リムスキー=コルサコフ:
「サトコ」より(3)サトコの最初の歌、(4)インドからの客人の歌、
(5)ヴァイキングの客人の歌、(6)ヴォルホーワの子守唄
チャイコフスキー:
「スペードの女王」より(7)ゲルマンのアリア、(8)レンスキーのアリア、
(9)グレミンのアリア、(10)タチアナの手紙の場面
ムソルグスキー:
「ボリス・ゴドノフ」より(11)グリゴリーのアリオーソ、
(12)聖バジル聖堂前の広場、(13)ボリスの死
(1)(12)イワン・コズロフスキー(T)
(2)(6)(10)エリザベタ・シュムスカヤ(S)
(3)(7)(11)ゲオルギー・ネレップ(T)
(4)(8)セルゲイ・レメシェフ(T)
(5)(9)(13)マルク・レイゼン(B)
(12)アレクサンドル・ピロゴフ(B)
(1)E.スヴェトラーノフ(指揮)
(2)(4)(8)V.ネボルシン(指揮)
(5)(6)(12)(13)N.ゴロワノフ(指揮)
(9)A.メリク=パシェフ(指揮)
(10)M.ジューコフ(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団
録音:1947-1957年ボリショイ劇場
ボリショイ歌劇場の黄金時代を築いた歌手、指揮者たちによるロシア歌劇傑作選。
モノラルですが約60年前とは思えないくらいどれも大変みずみずしく鮮明な録音で
驚かされます。現在、ロシア歌劇をこれほどの情感で歌いきれる歌手たちが世界に
いないので、ぜひ味わって頂きたいと思います。




<Edition HST>
HST-070 \2500
ヴァンハル;フルート四重奏曲集第二巻(HST070)
「フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、バス(2つのホルン;任意)のための作品集」
(1)ノッテュルノ ト長調Weinmann III:G3(ca.1765-70)
(2)ノッテュルノ 二長調Weinmann III:D2(ca.1765-70)
(フルート、ヴァイオリン、バスのための)
(3)ディヴェルティメント ホ短調Weinmann VIc:7(ca.1765)
ハイドン・シンフォ二エッタ・トウキョウ
芳賀 文恵(フルート)
松井 利世子(ヴァイオリン;リーダー)
録音:2009年9月東京三鷹市・風のホールにて収録
チェコ・プラハに伝承されたノッテュルノ集全5曲から、第4、5番と三重奏曲
ホ短調、ディヴェルティメントを収録。
ノッテュルノは当時のカッサシオン(街頭音楽)スタイルのため、通奏低音の一部
として2つのホルンが追加される。
ディヴェルティメントは三声でありながら、ほとんど当時の交響曲と同じソナタ
形式をとり、「疾風怒濤」交響曲を彷彿とさせる。




<NORTHERN FLOWERS>
NF/PMA9972 \1980
「戦時の音楽1941-1945 Vol.4」
ガヴリール・ポポフ(1904-1972):
(1)交響曲第3番《英雄的》(1939-1946)-大編成の弦楽オーケストラのための
(2)交響的アリア(1945)-チェロと弦楽のための
アレクサンドル・ティトフ指揮
サンクト・ペテルブルク交響楽団
(2)ドミトリー・フリチョフ(Vc)
録音:2008年12月、DDD
大胆な交響曲第1番が一部ファンに人気のポポフ。交響曲第3番はCD初登場。
ポポフは初期にはシェーンベルクなど新ウィーン楽派の影響を受けていたもの
の、ショスタコーヴィチと同じようにソビエト当局の批判の対象となったため、
その後、方向を転向、明朗な形式と民族性を持った音楽を手がけるようになる。
交響曲第3番は「英雄的」という、ベートーヴェンを意識させるような大胆な標
題がつけられているが、ロシア民謡を思わせる歌謡性とロマン的で濃厚な和声を
持った骨太な音楽。ショスタコーヴィチの斬新なハーモニーと攻撃性を持つ一方
でグラズノフやチャイコフスキーを思わせるまでの甘くとろけるような抒情を
見せるなど、近代ロシア音楽のさまざまなエッセンスを全て含んでいる。独走
チェロと弦楽のための交響的アリアはロシアの冬を思わせる沈鬱な弦楽合奏にの
せられて歌われるチェロの朗々とした旋律は鳥肌もの。これぞロシアの浪花節、
嘆き節。泣けます!

NF/PMA9973 \1980
「戦時の音楽1941-1945 Vol.5」
ミエチスワフ(モイセイ)・ワインベルク(1919-1996):
(1)交響曲第1番Op.10(1942)
(2)チェロ協奏曲Op.43(1945-1948)
アレクサンドル・ティトフ指揮
サンクト・ペテルブルク交響楽団
(2)ドミトリー・フリチョフ(Vc)
録音:2008年12月、DDD
ポーランド系ロシア人ワインベルクはCPOやCHANDOS、BISなどから作品がまとまっ
た形で紹介され日本でも徐々にファンが増えている作曲家。ショスタコーヴィチ
と親交が深く、またショスタコーヴィチからの影響が非常に強い。この交響曲
第1番はショスタコの第5番の影響が明らかに感じられて面白い。スネア・ドラム
のたんたか・たんたん、というリズムはショスタコのトレード・マークのはずだ
が、随所にそれが聴こえて笑える。ショスタコ・マニアは必聴です。4楽章から
なる大作チェロ協奏曲もショスタコの同名作品を思わせるが、独奏チェロによっ
て奏されるロシア民謡に起源を持つと思われる野太い旋律は、この人独自のもの
であろう、暗い河の流れのように幾様にもうねり、くねり、うめくメロディに、
思わず涙せずにはいられない。

NF/PMA9975 \1980
「戦時の音楽1941-1945 Vol.6」
レフ・クニッペル(1898-1974):
(1)ヴァイオリン協奏曲第1番(1943)
(2)交響曲第8番(1942)
アレクサンドル・ティトフ指揮
サンクト・ペテルブルク交響楽団
(1)ミハイル・フリチョフ(Vc)
録音:2009年4月、DDD
クニッペルはチフリス(現グルジアの首都トビリシ)出身。ほとんどロシア民謡と
化している「ポーリシュカ・ポーレ」(元々は交響曲第4番「コムソモール戦士の
詩」の一部)の作者として知られています。父親は工事技師で、チャイコフスキー
の交響曲第6番を聴いて衝撃を受け、作曲を志したという。ヴァイオリン協奏曲
第1番はワーグナーや後期ロマン派とプロコフィエフらのロシアの民族性を折衷
したような美しい作品。交響曲第8番はハリウッド映画のオープニングを思わせ
るような派手な始まりで思わず赤面してしまうほどロマンティックな音楽。他の
ソビエトの作曲家と明らかに違うところは、同時代のショスタコーヴィチの影響
は全くなく、むしろ後期ロマン派、特にコルンゴルトを思わせる。コルンゴルト
とラフマニノフを足して2で割ったような曲、と言ったら聴かずにはいられなく
なるのではないでしょうか!?実に美しい音楽ですぞ。

NF/PMA9976 \1980
「戦時の音楽1941-1945 Vol.7」
ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
(1)交響曲第9番Op.70(1945)
(2)劇場用音楽「ロシアの川」Op.66(1944)
(3)声楽交響組曲「レニングラード生まれ」(劇場用音楽「祖国」Op.63より)
アレクサンドル・ティトフ指揮
サンクト・ペテルブルク交響楽団
(2)(3)スモルニー聖堂室内合唱団
録音:2008年6月、DDD
真打ちショスタコーヴィチの登場。戦争交響曲シリーズの最後となる交響曲第9
番に、カップリングとして非常に珍しい劇場用の2作品を収録。
戦勝を記念して書かれた軽妙な交響曲第9番は当局の批判の的となった作品。そ
して、これだけではすまないのがこのシリーズ。ふたつの劇場用作品は一般受け
を意識した作品だが、さすがショスタコーヴィチは職人中の職人だけあって、ど
んなスタイルの音楽でも書けた。それがまたショスタコーヴィチ以外の誰のでも
ない音楽になっている。

NF/PMA9977 \1980
「戦時の音楽1941-1945 Vol.8」
ガヴリール・ポポフ(1904-1972):
(1)交響曲第2番「母国」Op.39(1943)
(2)映画「転機」への音楽Op.44(1945)
(3)交響的ポスター「赤軍運動」(1941)
アレクサンドル・ティトフ指揮
サンクト・ペテルブルク交響楽団
(3)スモルニー聖堂室内男声合唱団
録音:2008年、2009年、DDD
第4集(交響曲第3番、他)に続いて再びポポフ。ポポフは全部で6曲の交響曲を書
いている。モダニズム全快の第1番から一転した社会主義リアリズム的な交響曲
第2番「母国」を収録。第1楽章の弦楽による悠々とした音楽に続き、第2楽章は
ペトルーシュカを思わせる軽快で楽しい音楽。第3楽章は再び悠々とした音楽と
なり終楽章は勝利の大クライマックスへと続く。映画「転機」は戦争映画。
「赤軍運動」はいかにも戦時中の勇ましい行進曲。

NF/PMA9974 \1980
ボリス・ティシチェンコ(1939-):
ダンテ交響曲第3番《地獄》(2001)
ダンテ交響曲第5番《楽園》(2005)
ニコライ・アレクセーエフ指揮
サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団
録音:2009年2月21日ライヴ、DDD
待望のティシチェンコ:ダンテ交響曲の完結編。既発売は第1番「生きているなか
で」&第2番「望みを捨てよ、ここに入る者たちよ」(以上NF/PMA9961)、第4番
「煉獄」(NF/PMA9969)。すでにレコード芸術誌やネット上で話題となっている
ティシチェンコ。これらは21世紀に入ってからの作品ながらその骨太の音楽は
ロシアそのもの。ポスト・ショスタコーヴィチどころか、ショスタコーヴィチが
長生きしたら、こんな作品を書いたのではなかろうか?というほどショスタコ・
ファン必聴の傑作。大オーケストラの機能を存分に使い、天国と地獄の間を縦
横無尽に往き来するティシチェンコはシュニトケ亡き後、最も注目されるロシ
アの作曲家でしょう。弦楽の悠々とした響き、ブラス・セクションの大時代的
なバリバリとした派手なオーケストレーションなどたまりません!




<PANU(アクースティカ)レーベル(日本)>
PANU-7006 \2800
シューベルト:
ピアノ・ソナタ イ長調 D.959(第20番)
4つの即興曲 D.899 作品90
辛島輝治(ピアノ)
録音:2008年9月2-4日
偉大なシューベルトと身近なシューベルトの音楽の豊かさが、私の演奏から少し
でも聴こえてくることを願っています。
(2009年春 辛島輝治)
辛島輝治プロフィール
1959年東京藝術大学を卒業、在学中は田村宏氏に師事。61年東京にてデビュー・
リサイタル。64年旧西ドイツ政府給費留学生として渡独、ベルリン国立音楽大学
に留学し67年に同大学を卒業。ゲルハルト・プッヘルト氏に師事。帰国後68年に
東京にて6回にわたりシューベルトのピアノ曲連続演奏会を開催。80年シューベ
ルト・チクルス。97年シューベルト生誕200年記念の「リサイタルと室内楽の夕
べ」を開催。2002年日本調律師協会のリサイタル。リサイタル活動と合わせてこ
れまでにヴァイオリニスト豊田耕児氏、宗倫匡氏、黒沼ユリコ氏、チェリスト青
木十郎氏、堤剛氏らと全国各地で共演、
日本音楽コンクールを初め、多数のコンクールの審査員を務める。2004年3月に
東京藝術大学退官。2005年5月、2006年5月と2008年5月に東京文化会館にてシュ
ーベルト・アーベント。2006年春、初めてのCD「シューベルトのピアノ・ソナ
タ」、2006年秋に「シューベルトのピアノ・ソナタII」をリリース。
現在、東京藝術大学名誉教授、名古屋音楽大学客員教授、日本ピアノ教育連盟理





<若林工房レーベル(日本)>
WKLC-7006 \2400
「モスクワ・ライヴ2008/ミハイル・リツキー」
メンデルスゾーン:
スケルツォ・ア・カプリッチョ
4つの無言歌(ホ長調op.30-3/イ短調op.53-5/嬰へ短調op.67-2
イ長調 op.62-6 《春の歌》)
ショパン:
ポロネーズ 第1番 嬰ハ短調 op.26-1
ポロネーズ 第6番 変イ長調 op.53 《英雄》
2つのノクターン op.55
マズルカ イ短調 《エミール・ガイヤール》
スケルツォ 第4番 ホ長調 op.54
ミハイル・リツキー(ピアノ)
録音:2008年5月28日、
モスクワ音楽院小ホールにおけるライヴ(メンデルスゾーン)
録音:2008年10月28日、
モスクワ音楽院ラフマニノフ・ホールにおける録音(ショパン)
ロシアの若きカリスマ、ミハイル・リツキーの新譜は、2008年にモスクワで行わ
れたリサイタルのライヴ録音。メンデルスゾーンとショパンというロマン派の作
品を集めた1枚です。その選曲の妙もさることながら、しなやかさと強靭さを併
せ持った独特のタッチと、どこまでも深く透明なリリシズムはリツキーの真骨
頂。ゆったりとしたテンポの中で作品本来の魅力を改めて浮き彫りにします。
ひたすらマイペースで孤高の道を歩む若き巨匠の「今」の姿をお楽しみくださ
い。
「少し遅めのテンポをとったこの若き巨匠は、音の律動から湧き起こってくる豊
かな感情を丁寧に表現し、聴き手の共感を誘ってくれる。作品の見通しがよく、
音楽が立体的に聞こえてくるのも特徴だろう。」
(亀田正俊/ライナーノートより)




<KAIROS>
12952KAI ¥2250
ヴォルフガング・リーム(1952-)
(1)協奏曲《ディテュランベ》(酒神礼賛)
-弦楽四重奏と管弦楽のための(2000)
(2)ソット・ヴォーチェ「夜想曲」(1999)
(3)ソット・ヴォーチェ2「カプリチオ」(2007)
(1)アルディッティ四重奏団、ジョナサン・ノット指揮ルツェルン交響楽団
(2)(3)ニコラス・ホッジズ(Pf)、
ジョン・アクセルロッド指揮
ルツェルン交響楽団
録音:(1)2007年、(2)(3)2008年ルツェルン
リームの最新作を含む近年のオーケストラ作品集。なかでも先頃のN響への客演
や10月のバンベルク響との来日で話題のジョナサン・ノットが指揮した弦楽四重
奏と管弦楽のための協奏曲(弦楽四重奏の協奏曲というのも凄い発想だが)《酒
神礼賛》が最大の聴き物。終始、息もつかせぬほどのハイ・スピードでザクザ
クとリズムを刻みまくる弦楽四重奏にオーケストラの合いの手、挑発が入り、
両者が火花を散らす。オーケストラ作品の聴かせどころのつぼを押さえた見事
な作品である。もう一人期待の若手アクセルロッドが指揮する2つの《ソット・
ヴォーチェ》は「柔らかな声で」のタイトル通り前作とは打って変わった静謐
な作品で、常にエネルギッシュで表出力の強い作品を生み出してきたリームの
作品には珍しい、ゆっくりと穏やかで抒情的な音楽。18世紀から19世紀の語法
がリーム流にリミックスされ、その後期ロマン派的な音の流れにはうっとりと
させられてしまう。

12812KAI 3枚組 ¥6750
サルバトーレ・シャリーノ(1947):
「同心円の詩の上で」I・II・III(1987)
-独奏者と管弦楽のための
I:チェロと管弦楽のための
II:フルート、クラリネット、チェロと管弦楽のための
III:フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・モーレと管弦楽のための
アンサンブル・ルシェルシュ:【ルーカス・フェルス(Vc)、マーティン・ファー
レンボック(fl)、岡静代(cl)、メリーゼ・メリンガー(Vn)、バーバラ・マウラ
ー(Vaダモーレ)】
ペーター・ルンデル指揮ベルリン放送交響楽団
録音:2004年1月13-16日
現代音楽のセット物としては異例のヒットとなった管弦楽作品集(12802KAI,3枚
組)に続く2組目のセット。
驚異の音響の魔術師と称えられ、ノーノからは「鋭い音響の亡霊」と称えられる
シャリーノの第二期にあたる1987年の大作オーケストラ作品。彼のそれまで作風
と同じく、フォルテは極力抑えられ、オーケストラのトゥッティもなく、終始、
最弱音の持続のなかで音響の霧が舞い、うごめき、神秘の時空間が延々と広が
る。全3部作、それぞれ独奏楽器は異なるものの、全体の雰囲気は同様で、薄明
のなかに広がってゆく霧のような美しい弦楽パートを背景に各独奏楽器の特殊
奏法を多用したモノローグが重なる。現代という孤独な森に彷徨いこんだよう
な不思議な感覚。こういう聴き方は作曲者の本意ではないかもしれないが、一
種のアンビエント・ミュージックとしても楽しめ、おそらく現代音楽としては
異例の癒し系音楽としても聞ける美しさである(ただし、ペルトや佐藤聡明らの
音楽を想像すると大間違いである)

12932KAI ¥2250
アルベルト・ポサダス(1967b):フラクタルの典礼
-5つの弦楽四重奏のサイクル(2003-2007)
(音の波の時間/変調方式/軌道/アボレセンシアス/分岐)
ディオティマ弦楽四重奏団
録音:2009年
ポサダスは1967年生まれの作曲家で作曲をフランシスコ・ゲレーロに師事した。
彼は数学の諸理論とフラクタル理論に強い関心を寄せ、それを音楽的に翻案させ
るところに彼の個性とスタンスを見出している。微分音、常に振動するトレモロ
の運動体、音群的書法にリゲティのエコーを聴くことができる。ハーモニクスの
静かな響きには中世の聖歌を思わせるものがあり、聴き手に様々なイマジネー
ションを喚起する作品である。





<PIERRE VERANY>
PV709011 ¥2250
「フランス・ルネサンス期の歌と踊り」
モデルヌ(v1495-1562)、スサート(v1500-v1562)、セルミシ(1490-1562)、ジャ
ヌカン(v1485-1558)、イサーク(v1445-1517)、ジョスカン・デ・プレ(v1440-
1521)、ル・ロワ(1520-1598)、コストレー(v1531-1606)、アノー(v1505-1561)、
カスティーユ(1188-1252)、エル・サビオ(1221-1284)、ピコー(12世紀)、作者
不詳の作品、全14曲
イヴ・エスキュー指揮
ポリフォニア・アンティクァ
録音:1984年
タイトル通り、フランス・ルネサンス期の歌曲と舞曲を収録。終始楽しい雰囲
気に包まれたアルバム。ポリフォニア・アンティクワは笛、声、打楽器、リュ
ートなどからなる8人のアンサンブル。

PV709031 ¥2250
「ヘンデル・プリマドンナ」-ソプラノとカウンター・テナーのための華麗なア
リア集
ヘンデル:「ロドリーゴ」序曲、セメレからアリア、合奏協奏曲Op.6-7、カンタ
ータ「むごき暴君、愛の神」、ジュリアス・シーザーからアリア、「セメレ」
序曲、ほか全24トラック
アンサンブル・アリアンナ、オペラ・フオコ、ル・パラダンほか
録音:2001/2003/2005年
これまでリリースされたヘンデルのアリア集(PV700229)、オラトリオ「セメレ」
(PV704121)、オラトリオ「イェフタ」から有名なアリア、レチタティーボを抜
粋したコンピレーション。合奏協奏曲Op.6-7は5つの楽章が間奏曲のようにあち
らこちらにちりばめられている。

PV709061 ¥2250
ペルゴレージ:歌劇《奥様になった女中》
イザベル・プルナール(Sop)
フィリップ・カントール(Br)
ジルベール・ベッツィーナ指揮
ニース・バロック・アンサンブル
録音:1995年8月
旧PV795111の再発売。ペルゴレージの代表的なオペラ。ベッツィーナのニース
・バロック・アンサンブルは当レーベルでは他にヴィヴァルディの《テンペー
のドリッラ》(PV794092/93)などが出ていて好評を博している。




<GENUIN>
GEN 89155 \1980
ブラームス:
ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15
(ボーナス・トラック:エドウィン・フィッシャー演奏(1945年)の第1楽章断片)
パウル・バドゥラ=スコダ(Pf)
フェリックス・コロボフ(指揮)
スタニスラフスキー&ネミロヴィチ=ダンチェンコ・モスクワ音楽劇場管弦楽団
録音:2008年6月14-17日,モスクワ、51'00
これは注目だ。80歳のバドゥラ=スコダがモスクワを訪れ、難曲ブラームスのピア
ノ協奏曲第1番を新録音した。傘寿の巨匠が奏でる音楽は、枯淡の味わいの中に、
半世紀以上一流のピアニストとして活躍してきた経験の深みが宿っている。素朴な
感動に満ちた第2楽章、強い集中力で老体を奮い立たせた第3楽章、いずれも感動的
だ。コロボフの厚みのある伴奏も素晴らしい。なお、CDにはブラームスのピアノ協
奏曲第1番のみの3トラックで、収録時間は43'32と表示されているが、その後バドゥ
ラ=スコダによる英独仏伊語による紹介とともに、彼の師匠エドウィン・フィッ
シャーが演奏した第1楽章の断片が収録されている。

GEN 89160 \1980
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
ドビュッシー:
忘れられていた映像,映像 第1集,映像 第2集
アンリ・ボナミ(ピアノ)
録音:2009年4月6,7日
アンリ・ボナミは、1979年生まれのフランスのピアニスト。1999年、パリ国立高等
音楽院を修了。2002年カサグランデ国際ピアノコンクール第3位受賞によって注目
を浴び、若い世代のフランスのピアニストとして注目されている。ドビュッシーは
まさにフランス人だからこその美感をたっぷり湛えている。一方、「展覧会の絵」
は、豪快さよりも洗練された感覚を生かした演奏だ。

GEN 89157 \1980
「大聖堂から」-男声宗教合唱曲集
メンデルスゾーン:
2つの宗教的合唱曲Op.115
「主よ、見下ろしてください」Op.121
オラトリオ「キリスト」 Op.97-「彼はその背に」
コルネリウス:男声のための悲しみの合唱Op.9(8曲)
シューベルト:
聖霊への讃歌 D.948,詩篇第23篇 D.706
サルヴェ・レジナ D.811,信仰、希望、愛 D.954
アンドレアス・ウェラー(T)
ゼバスティアン・コールヘップ(T)
イェンス・ハマン(Br)
ゼバスティアン・クンツ(Br)
アドルフ・ザイデル(B)
アンドレアス・フレーゼ(Pf)
ヤン・シューマッハー(指揮)
カメラータ・ムジカ・リンブルク
録音:2009年5月21-24日
珍しい男声合唱宗教曲を集めている。中ではメンデルスゾーンの晩祷歌 「主よ、
見下ろしてください」は日本でも親しまれている名曲である。カメラータ・ムジカ
・リンブルクは1999年創設の男声合唱団。




<CD ACCORD(ポーランド)>
ACD 146 \2250
シューベルト:
交響曲第5番 変ロ長調 D.485
交響曲第9番 ハ長調 D.944「グレイト」
イェジー・セムコフ(指揮)
ポーランド青年交響楽団
録音:2008年12月17-20日
巨匠セムコフが故郷ポーランドの若者のオーケストラを指揮したシューベルト
の交響曲。セムコフといえばEMIやVOXなどに録音があったものの、ローカルな
指揮者、または廉価盤の指揮者というイメージがありましたが、最近はブレハ
チの伴奏ながらコンセルトヘボウを振ったDG盤やDUXレーベルからブルックナー
やマーラーが発売になるなど、にわかに注目されています。この録音も、80歳
を迎えたセムコフの筋金入りの音楽と、若者たちの新鮮さで直向な演奏が見事
に融合し、驚くほどの充実を見せている。ことに「グレイト」第4楽章の高揚
は素晴らしい。

ACD 123 \2250
「カスカンド」-アガタ・ズベル:室内楽作品集
(1)弦楽四重奏曲第1番(4つのチェロとコンピュータのための)
(2)カスカンド(声、フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロのための)
(3)ユニソーノI(声、打楽器とコンピュータのための)
(4)ユニソーノII(声、アコーディオン、コンピュータのための)
(5)マキシマム・ロード(打楽器とコンピュータのための)
アガタ・ズベル((2)-(4)声、(1)(5)コンピュータ)、
(1)チェロネット
(2)シアトル・チェンバー・プレイヤーズ
(3)(5)ヤン・ピルフ(Perc)、
(3)(4)C.ドゥフノフスキ(コンピュータ)
(4)M.モック(アコーディオン)
録音:2007-08年
アガタ・ズベルはポーランドの若手ヴォーカリスト、作曲家。作曲家としての
デビューは2001年「ワルシャワの秋」音楽祭であった。彼女の作品は都会的で
キッチュ、そしてアグレッシヴであり、ノイズ系ロックを思わせ、まるでジョ
ン・ゾーンとイヴァ・ピトヴァ、そしてルトスワフスキが握手しているような
音楽である。弦楽四重奏曲第1番ではチェロとコンピュータが相互の音を模倣し
ているようでもあり、作曲者自らのヴォーカルによる《カスカンド》、《ユニ
ソーノ》では各種の特殊唱法が駆使され、彼女のヴォーカリストとしての才能
はキャシー・バーベリアン、メレディス・モンクの上を行くと行ってもよい。
ヴォーカルと打楽器はコンピュータの合成により変幻自在に変化する。実験的
でありながらほのかに感じさせる民族音楽のテイスト、そしてポップ・カルチャ
ーの香り。すごい才能が現れたものだ。




<MSR>
MS1286 \1980
「バラード-フルートとピアノのための作品集」
アンリ・デュティーユ:ソナチネ
チャールズ・トムリンソン・グリフェス:
詩曲(ジョルジュ・バレル編フルート&ピアノf版)
フランク・マルタン:バラード
ガブリエル・フォーレ:
フルート・ソナタ第1番Op.13(ヴァイオリン・ソナタ第1番の編曲版)
カーラ・カーケンドール・ウェルチ(Fl)、
ガブリエル・サンチェス(Pf)
録音:2008年
ウェルチは2000年以来、ダラス交響楽団の楽員で、セントルイス交響楽団では
首席客員奏者を勤めた。このアルバムはウェルチのソロ・デビュー盤となる。
輝くような音色、淀みなく流れる旋律に、この演奏家のみずみずしい才能を感
じる。全てフランス系の作曲家が選ばれているのも彼女の個性に合っている。
特にデュティーユ、フォーレは圧巻。

MS1239 \1980
ホセ・ミゲル・ベヴィア(b.1972)作品集
(1)交響曲第1番(Orch)/
(2)風は私たちをどこへ連れて行くのか...(ハープ、打楽器、ピアノ、チェレス
タのための)
(3)3つの謎(2台のピアノのための)
(4)フルート、ヴィオラ、ハープのための三重奏曲
(1)ヴィット・ミッカ指揮モラヴィア・フィル(監修:ラディスラフ・クビーク)、
(3)アリール・フェルディコ・デュオ(2Pf)

録音:2008年
ベヴィアは現代音楽(ルイス・デ・パブロやラディスラフ・クビーク等に師事)と
ジャズ(ピアノをマーカス・ロバーツ等に師事)を学び、その両方を融合した音楽
を目指している。交響曲第1番の鮮やかな管弦楽法はA.J.カーニス、または映画
音楽のJ.ゴールドスミス、J.ホーナーを思わせる。ドビュッシーと同じ編成のフ
ルート、ヴィオラ、ハープのための三重奏曲は無調による変化に富んだ小品で、
それぞれの楽器の独奏部分とアンサンブルの部分がバランスよく書き分けられて
いる。

MS1291 \1980
(1)シューマン:ピアノ協奏曲
(2)ドヴォルザーク:交響曲第8番
ケネス・クライン指揮
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
(1)ジェラルド・ロビンス(Pf)、
録音:1997年5月モスクワ
ピアノのG.ロビンスはヴァン・クライバーン、チャイコフスキー国際コンクール
を始めとする主要なコンクールで上位入賞を果たしたベテラン。曇りのない音色
と強靭なタッチが持ち味。指揮者のK.クラインはEMI、ASVほか多くのレーベルに
録音がある。ロシアのオーケストラによるドヴォルザークの交響曲第8番の録音
は意外にないが、モスクワ・フィルを指揮してのこの演奏ではロシア臭は薄く、
このオーケストラがインターナショナルな音楽性を持った団体になっていること
を感じさせる。ドヴォルザークはやや早めのテンポを取り、無駄のない引き締ま
った演奏を展開している。

MS1219 \1980
「ほとんどの質問にほとんどの答え」
-21世紀のラテン・アメリカ・ピアノ音楽
A.デ・ラ・ヴェガ(b.1925,キューバ):トッカータ(1957)
マルセラ・ロドリゲス(b.1951,メキシコ):水の中の水のように(1985)
C.A.バスケス(b.1952,プエルトリコ):ラプソディア・アクアマリーナ(1999)
A.ポテス(コロンビア):3つの小品(1991-97)
G.カセレス(b.1954,エル・サルバドル):他愛もない(1993)
J.ピニェラ(b.1949,キューバ):朝食前の書(1999)
M.ラヴィスタ(b.1943,メキシコ):シムルグ(1980)
R.コルデロ(1917-2008,パナマ):5つの新しい前奏曲(1982-83)
マルタ・マルチェナ(Pf)
録音:2005年5月マドリッド,スペイン
マルチェナのMSRへの3枚目のアルバム。マルチェナはキューバの国際的なピアニ
ストで17世紀から現代まで幅広いレパートリーを持つが取り分け現代ラテン・ア
メリカの音楽に定評がある。アルバム・タイトルに反して21世紀の作品は一つも
ない。デ・ラ・ヴェガのトッカータは自由な無調の曲で時折ベルクを思わせる。
ポテスの3つの小品はウェーベルン風の点描主義、カセレスも極めてウェーベル
ン的、対してピニェラの「朝食前の書」は現代のアルベニスとでも言うべき静か
な南国の朝を思わせる佳品。ラテン・アメリカの音楽と言えば、ヴィラ=ロボス
にヒナステラ、チャベス、後はコープランドのエル・サロン・メヒコというお
決まりのイメージを覆すアルバム。

MS1307 \1980
「バスーン・サラウンデッド」
-ファゴットと打楽器のための作品集
D.マスランカ(1943-):オルフェウス
G.サミュエル(1924-2008):ジョン・ケージのための哀歌
V.レイノルズ(1926-):幻想的練習曲
M.イサークソン(1946-):バスーンとマラカスのための二重奏
D.ウィトゥン(1951-):複合
P.チハラ(1938-):枝
A.ウズノフ(1955-):ナイロビ・夜
クリスティン・シリンガー(Fg)
アンドルー・ヘグルンド(Perc)
ゲスト:A.ミクリッチ(Fg)、S.ヒコックス=ヤング(Perc)
録音:2008年10月
バスーンと打楽器という組み合わせが面白いが、収められている作品もユニーク
で面白い。バスーンのための新作レパートリーは少ないので一聴の価値あり。
吹奏楽で有名なマスランカは新ロマン主義にミニマリズムを掛け合わせた作品
でエンターテイメントのつぼを押さえている。サミュエルのジョン・ケージのた
めの哀歌では太鼓のパルスに呪文のようなメリスマティックな旋律が絡む。日系
作曲家のポール・チハラは短い時間の中にバスーンと打楽器の見事な対話が繰り
広げられる。

MS1317 \1980
「ラ・ギターラ」-スペイン・ギター作品集
エミリオ・プジョル(プホル)(1886-1980):
セギディーリャ、スタジオ・ロマンティコ、フェスティヴォーラ
F.ソル:エチュード(Op.35-13、Op.31-23、Op.60-16、Op31-22、Op31-3)
M.リョベート(1878-1938):盗賊の歌、先生、聖母の御子
F.タレガ(1852-1909):アデリータ、マリエッタ、マリア、ペピータ、ロジータ
F.モレノ=トローバ(1891-1982):カスティーリャ組曲
トゥオモ・ティロネン(G)
録音:2008年
ティロネンはフィンランドのギタリストで8才でギターを始め、後にイェラン・
セルシェルに師事した。レパートリーはルネサンスから現代まで幅広い。澄み
切った音色とフレット上の指の移動音が全く聴こえない驚異テクニックにスペイ
ンの青い空を感じさせる。

MS1325 \1980
「クリスマス・スピリット」
ダヴィデの村の/もろびとこぞりて/イン・ブリーク・ミッドウィンター/
ディン・ドン空高く/ライナスとルーシー/リトル・クリスマス・メドレー/
グロスタシャーのワッセル/ウェックスフォードのキャロル/赤鼻のトナカイ
/ウィ・ウィッシュ・ア・メリー・クリスマス/ほか全17曲
メイン・ストリート・ブラス(金管五重奏):
【ケヴィン・ロング(Trp)、ドナルド・ヒューズ(Trp)、シャリ・グレアソン=
マイアホファー(Hr)、ブライアン・ヘイ(Trb)、アレン・フランク(Tuba)】
録音:2009年
金管五重奏によるおなじみのクリスマス・ソング集。メイン・ストリート・ブ
ラスは1986年に設立、全米各地でコンサートを行っている。きらびやかな金管
の響きに気分は早くもクリスマス。

MS1328 \1980
「アルト&ソプラノ・サックスのための新しい音楽」
(1)グレン・ギリス:エレジー・カデンツァ
(2)バーバラ・ヨーク:ソナタ《ルミの瞑想》
(3)リチャード・ギリス:夢と踊り
(4)グレン・ギリス:オーロラ・ボレアリス、ニコルのアリア、ニコルのジーグ
(5)バーバラ・ヨーク:デュオ・ソナタ《われらの父の叡智》
(6)デヴィッド・カプラン:印象
(7)ジェイムズ・カニングハム/グレン・ギリス:
天気雨(HUJAN PANAS)、ディジュリブルー
(8)ジュール・ドゥメルスマン:ヴェニスの謝肉祭
グレン・ギリス(Alt&Sop Sax)、
B.ニコルソン(Pf)、
(3)(5)リチャード・ギリス(Trp)
(7)J.カニングハム(ディジュリドゥ)
録音:2009年
サックス奏者G.ギリスほかのサックスのためのオリジナル作品集で彼らのデビュ
ー・アルバム。全体にジャズ、ポップス、クラシックの要素を融合した作風で、
ジョン・ハールや本多俊之、イギリスのミニマリスト、グラハム・フィットキン
らを思わせる。またサックスとオーストラリア・アボリジニの伝統楽器ディジリ
ドゥーとの共演も聴きもの。理屈ぬきで楽しめる。




<ALBANY>レーベル(アメリカ)
TROY1140 \1980
「エスペランツァ-希望の歌」-ラテン・アメリカのピアノ音楽
カルロス・ガスタビーノ(1912-2000):ラ・シエスタ
アルベルト・ウィリアムス(1862-1952):
「男の子の歌」第1番、牧場よさようなら
アストル・ピアソラ(1921-1992):
タンゴ集(セナ川、センティード・ウニコ、天使のミロンガ、さらばパリ)
フロロ・ウガルテ(1884-1975):
ロマンティックな前奏曲、「ミ・ティエラ」組曲(快活に、非常に遅く、速く)
フリアン・アギーレ(1868-1924):クレオールの風
アンヘル・ラサラ(1914-2000):ロマンティックに
アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):3つのアルゼンチンの舞曲
ロサ・アントネッリ(Pf)
録音:2007年
ピアソラ、ヒナステラは知っていても、その他の作曲家の名前を多くの人は知ら
ないのではないだろうか。おそらくこれが本邦初紹介となるであろう作曲家ばか
り。しかし、どれをとっても珠玉の名品ばかり。少し前に坂本龍一がタンゴやラ
テンのスタイルで曲を書いてアルバムを作ったことがあったが、本家本元の作曲
家が書くと、坂本よりも、もっと濃くなります。映画のテーマ曲になりそうな名
旋律ばかりで泣けます!とってもお洒落。大人の恋がしたければ、これを聴いて
感性を磨こう!自信を持ってお奨めします。

TROY1133 \1980
「RAW EMOTIONS-アメリカのチューバ協奏曲集」
(1)ブルース・ボートン:チューバ協奏曲
(2)ジェームズ・グラント:「3つの怒り」
(3)スティーヴン・ウィンターレッグ:チューバ協奏曲
(4)バーバラ・ヨーク:チューバ協奏曲
ティモシー・バズビー(Tuba)、
ジャコモ・ラファエロ・バイロス指揮アイスランド交響楽団
録音:2007-2008年
「BUZZED(TROY1054)」に続くバズビーのALBANYへの2枚目のアルバム。
チューバ協奏曲といったらヴォーン=ウィリアムズくらいしか思い出せないほど
独奏楽器としてのチューバは影が薄い。低音パートを受け持つ縁の下の力持ち楽
器だけに作曲家にとっては協奏曲が書きにくかったのは事実だ。しかしここに、
管弦楽伴奏による本格的なチューバ協奏曲ばかりを集めたアルバムが登場した。
バックを受け持つオーケストラはなんとレイフスやシベリウスに定評があるアイ
スランド交響楽団!そしてそのアイスランド響のチューバ奏者がバズビーだ。
曲はやはりヴォーン=ウィリアムズの流れを汲むような、北欧、イギリス系の
清新な空気感のある美しい曲ばかりである。ボートン作品はヴォーン=ウィリ
アムズにスター・ウォーズ、ハリーポッターのサウンド・トラックを合わせた
ような感じ、グラントはジャズ系、ウィンターレッグはショスタコーヴィチと
ウォルトン系?ヨークはニールセンにジャズを加えたテイスト。オーケストラ
はどれも色彩鮮やか。バズビーの妙技は今更言うまでもありません。

TROY1130 \1980
「命の絶えざる流れ」
-デヴィッド・マスランカ:吹奏楽作品集
(1)モーニング・スター(1997)
(2)命の絶えざる流れ(2007)
(3)ラウダムス・テ(1994)
(4)この日をわれらに(吹奏楽のための短い交響曲)(2005)
スティーヴン・K.スティール指揮
イリノイ州立大学シンフォニック・ウィンズ
録音:2009年3月
おなじみ吹奏楽界を代表するマスランカの最新作。《命の絶えざる流れ》は作曲
者がベトナムの仏教寺院を訪れた際に受けた霊感をもとに作曲された。信頼関
係のあるイリノイ州立大のダイナミックなブラスの咆哮が聴きもの。

TROY1132 \1980
デヴィッド・マスランカ:
(1)トロンボーンと吹奏楽のための協奏曲(2007)
(2)交響曲第8番(2008)
スティーヴン・K.スティール指揮
イリノイ州立大学シンフォニック・ウィンズ
(1)スティーヴン・パーゾンズ(Trb)、
(1)アドリアーナ・ラ・ロサ・ランソム(Vc)
録音:2007年、2008年
トロンボーン協奏曲におけるS.パーソンズの柔らかなトロンボーン・ソロが聴き
もの。この曲では吹奏楽では珍しくチェロが参加していて、事実上、トロンボー
ンとの二重協奏曲となっている。第2楽章でのチェロのゆったりとしたカンター
ビレは絶品。交響曲第8番はミニマル・ブラスとでも言ったらよいか、ジョン・
アダムス、フィリップ・グラスが吹奏楽に手を出したら、こんな感じではなか
ろうか。華麗な和音の持続が心地よく、終盤はアメリカ独立記念日万歳!?と
叫びたくなるような荘厳なクライマックスを迎える。

TROY1122 \1980
「パーカッショニークPERCUSSIONIQUE」
-マイケル・S.ホーウッド:打楽器作品全集
(パーカッショニークな小品第1番、第3番、第4番、第5番、第6番《レクイエム》
/ダイナマイト/あなたのドラムの影/リトル・ボウ・ピース/数学/フラグ
メンツ)
トロント・パーカッション・アンサンブル
録音:1972-2008年
ホーウッドは1947年バッファロー出身で作曲をルーカス・フォスに学んだ。活
発に創作活動を行い「国立公園組曲」や「遊園地組曲」、交響曲第1番、他
(TROY943)が入った管弦楽作品集は意外なヒット作。伝統的な作風から実験主義
まで多様な作品を発表。1960年代から最近の作まで収められ、初期はヴァレー
ズ、ケージ(3つのコンストラクションなど)を思わせる。近作はコンピュータ音
響の発想に近づいているように感じられる。作曲者自らも演奏に参加している。
また全集なのに「パーカッショニークな小品第2番」が収録されていないのは、
作曲者によって破棄されたから、とのこと。

TROY1129 \1980
マイケル・デライラ(1949-)歌劇:《チェリ》抜粋
マーク・シャピロ指揮
アクターズ・スタジオ・ワークショップ・プロダクション、録音:2005年
デライラはニューヨークを中心に活躍する作曲家でオペラ、ミュージカルを多
数発表している。《チェリ》は2005年に初演された室内オペラで本盤はそのハ
イライト。ポップとクラシックの要素が折衷された、バーンスタイン直系のオ
ペラ。

TROY1131 \1980
カリム・アル=ザンド(1970-):室内楽作品集
(1)パターン・プレリュード第1集-ピアノのための(2005)
(2)レイラ-バリトン、ギター、弦楽四重奏のための(2001)
(3)戦争被害への哀悼/ゴヤの絵を見て-弦楽六重奏のための(2006)
(4)ハープとヴィオラのためのデュエット(1998)
(5)チェロとピアノのための《タブローとディテイル》(2006)
(1)カロゲロ・ディ・リベルト(Pf)、
(2)(3)エンソ弦楽四重奏団
(2)P.バッセルバーグ(Br)、A.ホルツマン(G)
(3)キャサリン・ルイス(Va)、V.リッチー(Vc)
(4)モリー・マーキュソン(Hrp)、アブヒジト・セングプタ(Va),
(5)フィッシャー・デュオ
録音:2005-08年
アル=ザンドは1970年生まれ。既に米国内で数多くの賞を受賞し作品はアメリ
カ、カナダで演奏されている。《パターン・プレリュード》はバッハ、ショパ
ン、ドビュッシーを下敷きにして時に無調、時にブルース調にパラフレーズを
行う。その他、戦争被害へのラメンテーション、デュエット、タブローとディ
テイルでは硬質の音の中にも乾いた抒情が拡がっている。

TROY1135 \1980
ジェームズ・ボレ作品集
(1)交響曲第3番/(2)交響曲第2番「E」
(3)ヴァイオリン・ソングズ/(4)交響曲第4番
(1)(3)(4)ジェームズ・ボレ指揮モナドノック音楽祭管弦楽団
(2)スーザン・ナルッキ(S)、Cマコンバー(Vn)
録音:2005-08年
ボレはイリノイ州出身の作曲家で指揮者。ハーヴァード大学で作曲を学んだ。
指揮者としてはニュー・ハンプシャー交響楽団の音楽監督を1974年から28年も
の間務めた。またボレが創設したモナドノック音楽祭は1966年に始まり、現在
まで続いている。交響曲はどれも小編成のオーケストラのために書かれている。
作風はストラヴィンスキーの新古典主義期の作品に近い。限られた少ない音を
最大限に使って大きな波を作ってゆくのが特徴。

TROY1136 \1980
ロバート・クサヴァー・ロドリゲス(1946-):室内楽作品集
(1)メタ4(1997)/(2)トリオIII「Sor(tri)l ge」(2007)
(3)トリオII(1970)/(4)トリオI(1971)
(1)コロラド四重奏団、
(2)(3)クラヴィア三重奏団
(4)ヴォイシズ・オヴ・チェンジ
ロドリゲスは1946年サンアントニオ出身。ブーランジェに1969年から10年間師
事した。全米で作品が演奏され、タングルウッド音楽祭でも演奏されたことが
ある。ここには弦楽四重奏とピアノ三重奏のための作品が収録されている。旋
法的で叙情的な作風が信条のようだが、トリオIでは新ウィーン楽派への接近
も感じられる。

TROY1138 \1980
「ヴァイオリンガイスティックス」-アメリカン・ヴォイセズ
K.ビーヴァーズ(b.1971):ヴァイオリン・ソナタ(1996)
W.ボルコム(b.1938):グレイトフル・ゴースト・ラグ(1983)
チン=チュ・フー(b.1969):スノウ・アッシュ(2008)
ブライト・シェン(b.1955):ストリーム・フロウ-無伴奏Vnのための
J.パケット(b.1977):口語のスレッド(2003)
K.プッツ(b.1972):アリア
スコット・コンクリン(Vn)、
アラン・ハックルベリー(Pf)
録音:2008年1月
アメリカの新世代の作曲家のヴァイオリン作品を集めた。ビーヴァーズ作品は
自由な無調を使いながらジャズのイディオムを持った痛快な一曲。ボルコム作
品は1930年代のダンス音楽と見紛うばかりのノスタルジックな小品。中国系作
曲家のブライト・シェン作品は、中国の民謡的な節回しと現代的な語法が融合
したエキゾチックな曲でタン・ドゥンや佐藤聡明が好きな人にはたまらないだ
ろう。1977年生まれの若手作曲家パケットの作品も汎民族的(アジア的なテイ
スト満点)要素とポップス、ミニマル的要素が折衷していて、こういう姿勢は
この世代の作曲家の特徴だろう。作品のクオリティはどれも高く理屈抜きに
楽しめる。ヴァイオリンのコンクリンはアメリカ中西部を中心に活動、ALBANY
に多数の録音がある。

TROY1139 \1980
J.マーク・シアース(1960-):
「99の神の美しき名前」(イスラムの祈りに基づく)第1巻-第4巻
ジョン・チーク(Pf)
シアースは管弦楽、オペラ、室内楽など様々な作品を手がけている。《99の神の
美しき名前》はイスラム教の祈りの言葉に基づいたピアノ曲集で、10曲ほどの
シリーズが4巻揃っている。作風は20世紀最大のオカルティスト、グルジェフの
音楽やキース・ジャレットを思わせるエキゾティシズムとモダニズムがほどよ
く融合したもの。曲中、ドビュッシーの「沈める寺」があからさまに引用され
るのは、この曲集が祈りの音楽だからだろうか。

<Channel Classics>
CCSSA 30109(SACD-Hybrid) \2850
あこがれ - ドイツ・ロマン派の合唱作品集 ――
シューベルト:
あこがれ、夜、セレナード*、墓と月、遠く去った人に、夜のすみれ*
シューマン:はすの花、露にぬれたばら、夢見る湖
シューベルト:夜の歌*
ヴォルフ:アイヒェンドルフの詩による6つの宗教的な歌
シューベルト:夕べの星*
レントヘン:希望、フィエゾレ
R・シュトラウス:戸口で、夢の中の光
シューベルト:シルヴィアに*
ベーニ・チッラグ(指揮)、ジェンツ、
レネケ・ルイテン(ソプラノ)*、トム・ヤンセン(ピアノ)*
オランダ最高峰の少年合唱団ローデン聖歌隊に所属していたメンバーによって1999
年に結成され、美しきハーモニーと抜群の歌唱力、甘いルックスでここ日本でも大
ブレイクを果たした男声ア・カペラ・グループ「ジェンツ」。
初代音楽監督ダイクストラのバイエルン放送合唱団への転身などによりその動向が
注目されていた「ジェンツ」が、雌伏の時を経てハンガリー生まれの新音楽監督ベ
ーニ・チッラグ(1976-)に率いられ表舞台に復活!
結成10周年を迎えたジェンツが新音楽監督とのコンビで贈るリリース第1弾は、ダイ
クストラ時代のプログラムとは一味違うロマン派ドイツのレパートリー。
エリクソンやグロノスタイ、フェルトホーフェン、フェルムントから合唱指揮を学
び、カリユステのアシスタントを務めるなど既に合唱指揮者として豊富な経験を持
つチッラグ。
チッラグの指揮がジェンツから引き出す新たなハーモニー、オランダのソプラノや
ピアニストとの共演など、新音楽監督のカラーが反映された"新生ジェンツ"の歌声
にご注目下さい!
2009年5月16日-17日、オランダ改革派教会&&6月24日、フリッツ・フィリップス
音楽センターでの録音。

CCSSA 29709(SACD-Hybrid) \2850
ヴィジョンズ ――
ブリテン:ハープのための組曲Op.83
パターソン:蜘蛛Op.48、虫Op.93
バーンズ:ヴィジョンズ・イン・トワイライト
尹伊桑:バランスのために
武満徹:スタンザ2
ラヴィニア・マイヤー(ハープ)
ウィスペルウェイも受賞者に名を連ねている栄誉あるオランダ音楽賞を授与される
ことが決まった女流ハーピスト、ラヴィニア・マイヤーのセカンド・アルバム。
1983年韓国出身のマイヤーはハープを"ソロ楽器"として世界中に認知させるべく、
ハープ・ソロからヴァイオリン、サクソフォン四重奏、ロック・バンドとの共演な
ど、意欲的な活動を続けている。
マイヤーはこの2枚目の録音のために、過去40年間の間に作曲されたハープのため
の近現代作品をチョイス。2010年にはアジア・ツアーを予定しているマイヤーが
"ハープ"の持つソロ楽器としての可能性を深く追求した作品集です。

CCSSA 30809(SACD-Hybrid) 2枚組 \3380
J・S・バッハ:クリスマス・オラトリオBWV.248
ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)、アネッテ・マーケルト(アルト)、
ゲルト・テュルク(テノール)、ピーター・ハーヴェイ(バス)、
ヨス・ファン・フェルトホーフェン(指揮)、
オランダ・バッハ協会管弦楽団&合唱団
2003年にリリースされ、演奏、パッケージ、SACD Hybridによるサウンドなど全て
の面で絶大な評価を得てきたフェルトホーフェン&オランダ・バッハ協会の「クリ
スマス・オラトリオ」がスリムになって新装登場!
CCSSA 20103からのパッケージ変更(ベルベットBOX仕様からスリップケース仕様へ)
&価格変更による移行再発売(CCSSA 20103は在庫分限りで廃盤となります。
予めご了承下さい)。

CCSSA 31309(SACD-Hybrid) 2枚組 \3380
J・S・バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245
カロリーン・スタム(ソプラノ)、ペーター・デ・フロート(テノール)、
ゲルト・テュルク(テノール)、ステファン・マクラウド(バス)、
チャールズ・ダニエルズ(テノール)、バス・ラムゼラー(バス)、
ヨス・ファン・フェルトホーフェン(指揮)、
オランダ・バッハ協会管弦楽団&合唱団
1742年に行われた初演の編成を時代考証、研究によって忠実に再現したフェルトホ
ーフェン&オランダ・バッハ協会の「ヨハネ受難曲」。
初来日となった2008年の来日公演でも取り上げられ大きな話題と感動を呼んだこと
は記憶に新しい。フェルトホーフェン&オランダ・バッハ協会を代表する名演です。
CCSSA 22005からのパッケージ変更(ベルベットBOX仕様からスリップケース仕様へ)
&価格変更による移行再発売(CCSSA 22005は廃盤となります。予めご了承下さい)。




<Glossa>
GVD 921619(DVD-Video) \3780
パーセル:歌劇《アーサー王》
アナ・マリア・ラビン(ソプラノ)、
シャンタル・サントン=ジェフェリー(ソプラノ)、
メロディ・ルヴィオ(メゾ・ソプラノ)、
マティアス・ヴィダル(オート・コントル)、マルク・モイヨン(テノール)、
ジョアン・フェルナンデス(バス)、
エルヴェ・ニケ(指揮)、コンセール・スピリチュエル
1993年にスペインで創設された素晴らしき古楽の宝石箱"グロッサ(Glossa)"の記
念すべきDVD第1弾は、鬼才エルヴェ・ニケ&コンセール・スピリチュエルのコン
ビによるパーセルのセミオペラ「アーサー王」。
大反響を巻き起こした採算度外視の"ヘンデル"(GCDSA 921616)に続く古楽演奏の
常識を覆す衝撃の"パーセル"が映像で登場です!
鬼才ニケは従来の常識にとらわれない「アーサー王」を上演するために、なんと
演出をフランスのトップ・コメディアン(!)"シャーリー&ディーノ(コリンヌ&
ジル・ベニジオ)"、映像監督を同じくフランスの名匠オリヴィエ・シモネに依頼。
シャーリー&ディーノとオリヴィエ・シモネから快諾を受けたニケ&コンセール
・スピリチュエル。
超一級品の演奏と、"バロック・オペラ"という枠を超越した優れた演出のコラボ
レーションによって、コミカルなテイストとスパイスをふんだんに加えた奇想天
外で全く新しい「アーサー王」の舞台が誕生したのである!
そして劇中では指揮者のニケ自身が舞台上で歌い、踊るという衝撃的(笑撃的?)
なシーンも!2009年3月、フランスのモンペリエ国立歌劇場で起きた"バロック革
命"。



<Linn>
CKD 346(SACD-Hybrid) \2580
レハール:オペレッタからのアリア集
《この世は美しい》より 恋人よ、愛していることを信じて/《メリー・ウィドウ》
より ヴィリアの歌/《パガニーニ》より 女たちにキスをするのが好きだった/
《フレーデリケ》より おお私の乙女/《ほほえみの国》より 君はわが心のすべて
/《ジュディッタ》より 愛は夢だった/《パガニーニ》より 美しいイタリア人/
《ほほえみの国》より いつも微笑みをたたえて/《メリー・ウィドウ》より 唇は
語らずとも/《ジュディッタ》より 友よ、人生は生きる価値がある/《ほほえみ
の国》より 窓の下に/《フラスキータ》より さようなら、我が愛よ、さようなら
アルフィー・ボー(テノール)、
マイケル・ロズウェル(指揮)、スコットランド歌劇場管弦楽団
17歳でイギリスの自動車メーカー"TVR"の整備士見習いになったアルフィー・ボー
(1973-)。その歌声に感銘を受けたクライアントからのアドバイスで声楽のトレー
ニングを積んだアルフィー・ボーは、多くのオーディションを見事に制覇。
イングリッシュ・ナショナル・オペラやコヴェント・ガーデン王立歌劇場へのデビュ
ー、ブロードウェイでのトニー賞の受賞、レーベルとの契約締結など、夢のような
サクセス・ストーリーを体現したUK期待のテノール歌手なのである!
アルフィー・ボーのリン・レコーズ(Linn)デビュー第1弾は、父親が敬愛していた
テノール歌手リヒャルト・タウバーの得意としていたフランツ・レハール(1870-
1948)のオペレッタからのアリア集。
アルフィー・ボーが英語で大切に歌うレハールの美しくドラマティックなアリアの
数々・・・。見習いの"自動車整備士"からプロの"テノール歌手"への転身を実現さ
せた奇跡の歌声を存分に味わってください!

CKD 342(SACD-Hybrid) \2580
ローレム:《まだ見てもいない物の証拠》より&歌曲集
朝早く/君はここへ引き寄せられた新しい人か?/春の雨/スーザンのために/雪
の夕べ、森のそばにたたずんで/金髪のジェニー/ある若い娘に/彼の兄弟の弔い
について/眠れ/いつまでもお前を愛す/私に良く似たあの影/こだましている道
で/私は広野をぶらついた/アレルヤ/小さなエレジー/時々愛する人ができると
/夕暮れの賛歌/蘭/歌う少女に/真紅の花びらが眠っている/小さな痛みが/
見下ろせ、美しい月よ/虹/1日よりもあなたを愛しているだろうか?/ゼアー・
ロンリー・ベターズ/おお、あまりに長く愛してはいけない/戦争についてのコメ
ント/蛇/今や元気いっぱいで
アラスター・ホガース(ディレクター&ピアノ)、
プリンス・コンソート〔アンナ・リーズ(ソプラノ)、
ジェニファー・ジョンストン(メゾ・ソプラノ)、
アンドルー・ステイプルズ(テノール)、ジャック・インブライロ(バリトン)、
ティム・ミード(カウンターテナー)〕
英国王立音楽大学で学んだ6人の精鋭たちによって結成された新しいアンサンブル、
プリンス・コンソートのデビュー・アルバム。
ピアノ伴奏付きの独唱から五重唱までの編成に対応する高い適応力と抜群の歌唱力、
アンサンブル能力は、イギリスの大バリトン歌手サー・トーマス・アレンが太鼓判
を押すほど。
そのトーマス・アレンがパトロンを務めているという事実からも、英国楽壇のプリ
ンス・コンソートへの並々ならぬ期待感が伝わってくる。デビュー・アルバムに母
国イギリスの音楽でなく、ネッド・ローレムの歌曲をチョイスするという選曲眼の
広さと度胸の大きさも桁外れ。




<Crystal Classics>
旧Capriccio音源の復刻や発掘、新録音のリリースを行うドイツの新しいレーベル、
"Crystal Classics"の取り扱いを開始します。今後のリリースにご注目下さい!

N 67001 \2300
フリードリヒ2世の音楽 - フルート協奏曲&交響曲集
フリードリヒ2世:
交響曲ニ長調、木管楽器のための《モルヴィッツ行進曲》*、
フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調**
グラウン:歌劇《モンテズマ》より 二重唱+
フリードリヒ2世:
トラヴェルソ、弦楽と通奏低音のための協奏曲第3番ハ長調++、交響曲ト長調
ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)、
C.P.E.バッハ室内管弦楽団、ベルリン放送交響楽団管楽器セクション*、
クリストフ・フントゲボルト(トラヴェルソ)**、
ベルリン・バロック・カンパニー**、
エンカルナシオン・バスケス(メゾ・ソプラノ)+、
ドロディーア・ヴィルツ(ソプラノ)+、ヨハネス・ゴリツキ(指揮)+、
ドイツ室内アカデミー+、コンラート・ヒュンテラー(トラヴェルソ)++、
ウルフ・ビョルリン(指揮)++、カペラ・コロニエンシス++
フルートの演奏や作曲など音楽的才能にも長けていたプロイセンの第3代国王フリー
ドリヒ2世(1712-1786)の作品集。
名君主の傑作を、ヘンヒェンやベルリン・バロック・カンパニー、カペラ・コロニ
エンシスなどドイツの名アーティストたちの優れた演奏で ――。

N 67002 \2300
ガーシュウィン:ポーギーとベス(セレクション)
トッド・ダンカン(バリトン)、アン・ブラウン(ソプラノ)、
エドワード・マシューズ(テノール)、エヴァ・ジェッシー合唱団、
ヘレン・ダウディ(メゾ・ソプラノ)、
アレグザンダー・スモーレンズ(指揮)、デッカ交響楽団、
ガーシュウィンの不朽の名作「ポーギーとベス」。1935年に行われた初演時のオリ
ジナル・キャストが出演した1940年&1942年録音の復刻盤でトッド・ダンカン、ア
ン・ブラウンの名唱が鮮明に甦ります。
1940年5月15日&1942年5月18日-23日の録音。

N 67004 \2300
モーツァルト:
弦楽四重奏曲第17番変ロ長調K.458《狩り》/同第15番ニ短調K.421
同第19番ハ長調K.465《不協和音》
ペーターゼン・クヮルテット
1979年にベルリン・ハンス・アイスラー音楽院の同窓生で結成されたペーターゼン
・クヮルテット。
「アルバン・ベルクを越え、ヨーロッパを代表するクヮルテットに成長した」と讃
えられるペーターゼンのモーツァルトは、"ハイドン・セット"からのセレクション。
近現代レパートリーの多いペーターゼンだが、モーツァルトの演奏も実に見事。
1990年、ベルリンでの録音。

N 67005 \2300
ルネサンス・トレジャリー
ラッスス:いとしのマドンナ、わたしはある娘を知っている
モンテヴェルディ:来たれ、来たれ
ブレード:パドゥアン第13番、ガリアルド第13番
エッカルト:陽気に歌おう
ダウランド:我が主人ウィロビー卿のご帰館
モンテヴェルディ:あなたへの口づけ
ライスナー:リュート組曲第2番
ツァンギウス:Ein dama schon
B・プレトリウス:パドゥアン第13番、ガリアルド第14番
ラッスス:こんにちは、農夫よ袋の中に何を担いでいるの
ダルツァ:サルタレッロ
モンテヴェルディ:地より逃れゆけ、わが魂よ
ブレード:パドゥアン第23番、ガリアルド第23番
ラッスス:かつて私が散歩にでかけたとき
ヘッケル:街の歌
モンテヴェルディ:ただあなたを見つめ
ラウテン・カンパニー
リュート奏者のヴォルフガング・カッチュナーとハンス・ヴェルナー・アーペルに
よって1984年に結成されたドイツの古楽アンサンブル、ラウテン・カンパニーの歌
曲と器楽のためのの小品によるルネサンス作品集。
モンテヴェルディやラッスス、ダウランドからブレードやバルトロメウス・プレト
リウス・・・。一級品の演奏でルネサンス時代の音楽の"宝"が輝きを放ちます。
1991年&1993年の録音。

N 67007 \2300
ヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲集
テレマン:序曲(組曲)ニ長調TWV.55:D6
プファイファー:協奏曲イ長調
グラウン:協奏曲ニ長調
ジークフリート・パンク(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
クリスティーネ・ショルンスハイム(チェンバロ)、ベルリン古楽アカデミー
ジークフリート・パンクは、1962年から1980年までライプツィヒ・ゲヴァントハウ
ス管のチェリストとして活躍し、その後クイケンやサヴァールからヴィオラ・ダ・
ガンバを学びなおしたというドイツの重鎮。
3つのヴィオラ・ダ・ガンバ協奏曲を弾くパンクをサポートするのはベルリン古楽
アカデミー。中でもショルンスハイムのチェンバロの存在が頼もしい。
1987年の録音。

N 67008 3枚組 \4600
ハイドン:
オラトリオ《天地創造》Hob.XXI-2/ミサ曲第12番変ロ長調《ハルモニー・ミサ》
Hob.XXII-14*
テレサ・ザイドル(ソプラノ)、クリスティアン・エルスナー(テノール)、
ミヒャエル・ヴォレ(バリトン)、
ローランド・バーダー(指揮&チェンバロ)、
ポーランド国立クラクフ・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団、
イロナ・トコディ(ソプラノ)*、クララ・タカーチ(アルト)*、
デーネシュ・グヤーシュ(テノール)*、ヨーツェフ・グレゴール(バス)*、
ヤーノシュ・フェレンチク(指揮)*、
ブラチスラヴァ・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団*
ドイツのマエストロ、ローランド・バーダー&ポーランド国立クラクフ・フィルの
「天地創造」と、20世紀ハンガリーの大指揮者フェレンチク&ブラチスラヴァ・
フィルの「ハルモニー・ミサ」をカップリング。
ハイドンのオラトリオとミサの頂点を名匠たちがじっくりと練り上げた好演。

N 67009 \2300
ラインベルガー:
オルガン、ヴァイオリン、チェロと弦楽のための《組曲》Op.149
オルガンとヴァイオリンのための《組曲》Op.166
アンドレアス・ジュフィンガー(オルガン)、
エルネ・セベスティアン(ヴァイオリン)、
マルティン・オステルターク(チェロ)、
ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)、
ベルリン放送交響楽団
ヨーロッパの小国リヒテンシュタイン公国に生まれた大きな才能ヨーゼフ・ガブリ
エル・ラインベルガー(1839-1901)。
オルガンと弦楽器を組み合わせた2つの「組曲」は、オルガンの特色を熟知したライ
ンベルガーならではの作品。1989年の録音。




<Syrius>
SYR 141357 \2300
オルガンのためのトランスクリプション集 ――
サン=サーンス(ギルマン編):英雄行進曲
シューマン(ギルマン編):夜の歌、行進曲第4番変ホ長調Op.76-4
サン=サーンス(ギルマン編):
子守歌ホ長調Op.105、白鳥、オラトリオ《ノアの洪水》より 前奏曲
リムスキー=コルサコフ(サン=マルタン編):蜜蜂の飛行
ラロ(ギルマン編):ロマンス
ベルリオーズ:
断頭台への行進(ビュッセル編)、エジプトへの逃避(ギルマン編)、
巡礼たちの行進(ビュッセル編)、ハンガリー行進曲(ビュッセル編)
リスト(ギルマン編):鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ
ワーグナー(ルメア編):ワルキューレの騎行
ジョルジュ・ベソネ(オルガン)
ギルマン、サン=マルタン、ビュッセル、ルメアがクラシックの名曲にアレンジを
施したオルガンのためのトランスクリプション集。アレンジ物ファンにオススメし
たいアルバムです。アントニー・サン・マリー教会(フランス)のグランド・オルガ
ンでの演奏。2000年4月の録音。

SYR 141353 \2300
オルガン・コンサート
ボエリー:幻想曲とフーガ変ロ長調/バック:演奏会用変奏曲/グノー:葬送行進曲
/ノブレ:トッカティーナ/ホワイトロック:幻想的コラール第1番変ニ長調/フレッ
チャー:祝祭トッカータ/ノゼッティ:ロンド・スケルツォ/サワビー:秋が来る/
ビンガム:ルラード/ロースソーン:《ロンドンデリーの歌》前奏曲/ヒダシュ:
アレグロ
マッシモ・ノゼッティ(オルガン)
2004年にはトリノ大司教区の名誉オルガン奏者に任命されたマッシモ・ノゼッティ
の演奏によるオルガンのための珍しい作品で構成したコンサート・プログラム。
「ロンドンデリーの歌」を題材としたロースソーンの作品やフレッチャーの華やか
な「祝祭トッカータ」などバラエティ豊か。1999年10月の録音。

SYR 141348 \2300
ブクステフーデ:オルガン作品集Vol.2
前奏曲ニ長調BuxWV.139/コラール《いざ来たれ、異教徒の救い主よ》BuxWV.211/
コラール《汝らキリスト者よ、こぞりて神をたたえよ》BuxWV.202/コラール《御
子はベツレヘムに生まれたまう》BuxWV.217/コラール《イエス・キリスト、汝は
たたえられよ》BuxWV.189/パッサカリア ニ短調BuxWV.161/コラール《天にいま
すわれらの父よ》BuxWV.207/コラール《輝く暁の星のいかにうるわしき》
BuxWV.223/前奏曲イ短調BuxWV.152/コラール《甘き喜びのうちに》BuxWV.197/
コラール《かくも喜びに満てるこの日》BuxWV.182/フーガ ハ長調BuxWV.174/コ
ラール《神のひとり子なる主キリスト》BuxWV.191/コラール《神のひとり子なる
主キリスト》BuxWV.192/第1旋法によるマニフィカトBuxWV.204/第9旋法による
マニフィカトBuxWV.205/第1旋法によるマニフィカトBuxWV.203
ヘルガ・シャウエルテ(オルガン)
北ドイツ・オルガン楽派最大の巨匠ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707)の
オルガン作品集第2巻は、前奏曲、マニフィカト、クリスマス・コラール集。デン
マークのロスキレ大聖堂の歴史的オルガンによる演奏。1999年9月の録音。




<Avie(SFS-Media)>
821936-0022-9(DVD-Video) \3380
キーピング・スコア -
ベルリオーズ:幻想交響曲
マイケル・ティルソン・トーマスの解説によるドキュメンタリー映像
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、サンフランシスコ交響楽団

821936-0024-9(DVD-Video) \3380
キーピング・スコア -
アイヴズ:ホリデイ・シンフォニー《ニューイングランドの祝祭日》
マイケル・ティルソン・トーマスの解説によるドキュメンタリー映像
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、サンフランシスコ交響楽団

821936-0026-9(DVD-Video) \3380
キーピング・スコア -
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調Op.47《革命》
マイケル・ティルソン・トーマスの解説によるドキュメンタリー映像
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、サンフランシスコ交響楽団
その圧倒的名演と超優秀録音が世界中で大絶賛を博している「交響曲第8番《千人の
交響曲》」(821936-0021-2)のリリースによって、遂にマーラーの交響曲全曲録音を
完成させたマイケル・ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団(MTT&SFS)。
MTT&SFSが"マーラー"との2大看板として世界に発信している重要プロジェクト「キ
ーピング・スコア(Keeping Score)」から新作3タイトルが一挙に登場!




<Rondeau>
ROP 6030 \2300
オルフ:カルミナ・ブラーナ
大植英次(指揮)、
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団&合唱団、
ハノーファー少年合唱団、ハノーファー少女合唱団、
ハイディ・エリーザベト・マイアー(ソプラノ)、
ジャン=セバスティアン・シュテンゲル(テノール)、
シュテファン・アダム(バリトン)
1998年から首席指揮者としてハノーファー北ドイツ放送フィルを育て上げ、2009
年9月にはこれまでの功績が認められ終身名誉指揮者に就任した大植英次。
そして名匠ハインツ・ヘニッヒの後を継いだドイツ期待の合唱指揮者イェルク・
ブライディングと共にルネサンス、バロック音楽の発掘を進めてきたハノーファ
ー少年合唱団。
ニーダーザクセン州の州都"ハノーファー"のクラシック・シーンを支えてきたア
ーティストたちによる「カルミナ・ブラーナ」が"ハノーファー"から"全世界"へ
と響き渡ります。大植英次の熱きタクトにも要注目!2008年のライヴ録音。





<Urtext>
JBCC 178 \2180
チェロと管弦楽のための3つの協奏曲
ヘラス:協奏的幻想曲
ジーマン:チェロ協奏曲*
カストロ:チェロ協奏曲**
カルロス・プリエト(チェロ)、
カルロス・ミゲル・プリエト(指揮)、ハラパ交響楽団、
エンリケ・アルトゥーロ・ディエミケ(指揮)*、メキシコ国立交響楽団*、
ホルヘ・ベラスコ(指揮)**、ベルリン交響楽団**
フルニエの弟子であり、モレリア市を舞台に自身の名を冠する国際チェロ・コン
クールが開催されるなど、名実ともに現在のメキシコを代表するトップ・チェリ
ストとして君臨するカルロス・プリエト(1937-)。
ラテン・アメリカ音楽の達人としても高名なカルロス・プリエトが19世紀、20世
紀、21世紀に作曲されたメキシコの3つのチェロ協奏曲を熱演。
鬼気迫るチェロ、白熱するオーケストラ。3世紀にわたるメキシコ産チェロ協奏
曲の醍醐味をたっぷりと味わえます!2006年、1991年*、1985年の録音**。

JBCC 181 \2180
20世紀&21世紀のチェロ・ソナタ集
ジーマン:チェロ・ソナタ
ジェイムズ・ラ:エヴォカシオン
シュニトケ:チェロ・ソナタ第2番
レイダーマン:幻想曲
パトリック・ジェー(チェロ)、ヘヨン・パク(ピアノ)
第5回カルロス・プリエト国際チェロ・コンクールの覇者パトリック・ジェーは、
シカゴ・リリック・オペラの副首席、グラント・パーク管弦楽団の首席として活
躍する韓国系アメリカ人チェリスト。
ロシアのシュニトケ、メキシコのジーマン、パトリック・ジェーのために特別に
作曲されたジェイムズ・ラとエズラ・ラダーマンの2作品を収録した"チェロ・ソ
ナタ集"は、シリアスかつエキサイティング。
アメリカで高評価続出中の才能が存分に発揮された4作品はどれも聴き応え十分。
2007年11月の録音。

JBCC 182 \2180
チェロ・カプリチオーソ
ロカテッリ:ソナタ ニ長調
ショパン:華麗なるポロネーズ
チャイコフスキー:奇想的小品
ファリャ:スペイン舞曲
カサド:緑の悪魔の踊り、愛の言葉
ポッパー:妖精の踊り
サン=サーンス:白鳥
カサド:セレナータ
ドヴォルザーク:静かな森
ドミトリー・アタピン(チェロ)、ヘヨン・パク(ピアノ)
ロシア生まれスペイン育ち。カルロス・プリエト国際チェロ・コンクール優勝経
験を持ち、現在はスペイン・リバデセリャ国際音楽祭の音楽監督を務めるドミト
リー・アタピンのバラエティに富んだチェロ・アンコール・ピース集。
時代も国も違う個性豊かな12曲で、アタピンのロシアとスペインで培われた情熱
と技巧、そしてロマンが光る。2007年の録音。

JBCC 176/177 2枚組 \4360
コロナ:ピアノ独奏&室内楽作品集
ピアノのための《8つの小品》Op.1/ピアノのための《8つの小品》Op.2/チェロ
とピアノのための《2つの小品》Op.6/ヴァイオリンとピアノのための《2つの小
品》Op.5/ヴィオラとピアノのための《幻想曲》Op.7/オーボエとピアノのため
の《シャコンヌとフーガ》Op.11/ギター二重奏のための《スケルツォ風練習曲》
Op.14/ソプラノ、木管五重奏と打楽器のための《エントレ・カントス》
アレハンドロ・コロナ(ピアノ)、ペペ・アリアス(チェロ)、
トナティウ・バザン(ヴァイオリン)、ユーリ・インティ・ブロン(ヴィオラ)
ホセ・アリアス・オルモス(オーボエ)、他
メキシコ・シティの国立音楽院、ドイツのフライブルク音楽大学で作曲を学んだ
メキシコ人作曲家アレハンドロ・コロナ(1954-)の作品集。
ハラパのベラクルス大学でピアノ指導とジャズ・ワークショップを担当するコロ
ナの音楽は、センチメンタルな旋律、クラシックとジャズのクロスオーヴァー的
な要素を持った美しい作風が特徴的。2つの「8つの小品」は静かに過ごしたい夜
のBGMにイイかも?2005年&2007年の録音。




<Piano 21>
P21 033-N 2枚組 \3500
PP21 033-N(国内仕様盤) 2枚組 \4400
ウィーン・コネクション ――
CD-1
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13《悲愴》、6つのエコセーズ変ホ長調WoO.83、
エコセーズ変ホ長調WoO.86、
6つのコントルダンスWoO.14(ベートーヴェンの編曲によるピアノ版)
ベートーヴェン(リスト編曲):
交響曲第7番イ長調Op.92より 第2楽章(Allegretto)
ヒュッテンブレンナー:和声によるベートーヴェンへの追悼*
シューベルト:
ヒュッテンブレンナーの主題による13の変奏曲イ短調D.576、
16のレントラーと2つのエコセーズOp.67, D.734
リスト:
ウィーンの夜会第2番変イ長調S.427-2(シューベルトによるワルツ・カプリス)、
ワルツ イ長調S.208a、ワルツS.210b、レントラーS.211
シューベルト(リスト編曲):若い尼D.828
CD-2
シューベルト(リスト編曲):魔王D.328
ヒュッテンブレンナー:魔王のワルツ*、6つの変奏曲Op.2*
シューベルト(ライネッケ&カツァリス編曲):
交響曲第7番ロ短調D.759《未完成》*
ヒュッテンブレンナー:悲しみの響きによるシューベルトへの追悼*
ディアベッリ(1781-1858):
ソナチネ ト長調Op.151-1、ソナチネ ト長調Op.168-6、
ソナチネ イ短調Op.168-7、ワルツ、
ディアベッリのワルツによる変奏曲集より
ヒュッテンブレンナー、シューベルト、リスト
ベートーヴェン:
ディアベッリの主題による33の変奏曲ハ長調Op.120より
第1変奏:Alla Marcia maestoso、第13変奏:Vivace、第20変奏:Andante、
第22変奏:Molto Allegro(alla“Notte e giorno faticar”di Mozart)
ベートーヴェン(アントン・ディアベッリ編曲):弦楽五重奏のための断章ハ長調
*=世界初録音
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
来日公演や新しい録音がリリースされる度に大旋風を巻き起こす超絶技巧の現人
神シプリアン・カツァリス。
ベートーヴェン、ヒュッテンブレンナー、シューベルト、リスト、そしてディア
ベッリ。
音楽の都ウィーンで育まれた5人の巨匠たちの友情を描いたこの"ウィーン・コネ
クション"最大のポイントは、やはりピアノ独奏版の「未完成交響曲」だろう!
ライネッケによって4手連弾用に編曲された「未完成」の楽譜をカツァリス自身
が独奏用にアレンジ。
カツァリスはその際、オリジナルの管弦楽版により近づけるため、さらなるアレ
ンジを施したというのだからその難易度や衝撃度は、想像を遥かに超えたレベル
に違いない。
またベートーヴェンの「悲愴」、リスト編曲の「魔王」、シューベルトから「未
完成」の手稿譜を献呈されたヒュッテンブレンナーの作品など、カツァリスの凄
まじすぎる技巧と豊かな音楽性、多彩なプログラムはもはや神業。
2009年7月&8月の録音。

KR 622 \2300
映画《アレグロ》 - オリジナル・モーション・ピクチャー・サウンドトラック
J・S・バッハ:
チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調BWV.1056より 第2楽章:Largo
チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052より 第1楽章:Allegro
チェンバロ協奏曲第3番ニ長調BWV.1054より 第2楽章:Adagio e piano sempre
協奏曲第3番ニ短調BWV.974より 第2楽章:Adagio
ゴルトベルク変奏曲BWV988より アリア
平均律クラヴィーア曲集第1巻より 前奏曲第1番ハ長調BWV.846、
前奏曲第2番ハ短調BWV.847、前奏曲第3番嬰ハ長調BWV.848、
フーガ第8番変ホ短調BWV.853、前奏曲第20番イ短調BWV.865
インヴェンション第1番ハ長調BWV.772、インヴェンション第6番ホ長調BWV.777、
インヴェンション第8番ヘ長調BWV.779、インヴェンション第5番変ホ長調BWV.776
シプリアン・カツァリス(ピアノ)、
セバスチャン・テウィンケル(指揮)、
南西ドイツ・プフォルツハイム室内管弦楽団
「恋に落ちる確率」や「ジェリーフィッシュ」で知られるデンマークの映画監督
クリストファー・ボーの監督作品、映画「アレグロ」のサウンドトラックは、カ
ツァリスのオール・バッハ・プログラム!
「トッカータとフーガ」や「バディネリ」の超絶演奏を収録したアレンジ集(P21
017-N)など、2枚のバッハ・アルバムをリリースしているカツァリス。
記憶喪失のピアニストが故郷のデンマークで遭遇する様々な出来事を描いた映画
「アレグロ」のサントラとして登場する"新しいバッハ"でのカツァリスの演奏は
意外なほどストレート。
いつもと少し違う(?)カツァリスの演奏と、「インヴェンションとシンフォニア」
などこれまで聴けなかったレパートリーはどちらも聴き逃せません!
2005年3月&2000年1月の録音。




<Avie>
AV 2180 \2180
フライング・ソロ ――
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタSz.117
パガニーニ:24のカプリースより 第4番、第9番、第21番
イザイ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.27-3《バラード》、
同第5番ト長調Op.27-5
ツィンマーマン:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
オーガスティン・ハーデリッヒ(ヴァイオリン)
これまでに数多くの若手音楽家たちのレコーディングを全世界に向けて送り出し
てきたアヴィー(Avie)が、"レーベル創設以来、史上最大の若手アーティスト"と
激賞する奇跡のヴァイオリニスト、オーガスティン・ハーデリッヒのソロ・レコ
ーディング!
1984年、ドイツ人の両親のもとイタリアで生まれたハーデリッヒは、マスカーニ
音楽学校を優秀な成績で卒業するなど天才奏者として将来を嘱望されていたが、
1999年に不慮の事件に巻き込まれてしまう。
全身の60%にも及ぶ大火傷を負いながらも20回を超える手術や想像を絶する厳し
いリハビリに耐え抜いたハーデリッヒは、まさしく絶望の淵から不死鳥の如く甦
った奇跡のヴァイオリニストなのである!
ヴァイオリンを手に音楽の舞台へカムバックを果たしたハーデリッヒは、2006年
にインディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールを見事制覇。
また優れた器楽奏者にのみ与えられるアメリカの栄誉ある"エイヴリー・フィッ
シャー・キャリア・グラント"を授与されるなど、完全復活を遂げ巨匠への道を
確実に歩み始めている。
生きる喜び、音楽の喜びを感じさせてくれるハーデリッヒのヴァイオリンには、
まるで音楽の神々が宿っているかのよう。ハーデリッヒが全身全霊を込めて創り
上げた素晴らしいアルバムです。

AV 2173 \2180
パースペクティヴIV ――
ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ変ホ長調《1905年10月1日街頭にて》
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53《ワルトシュタイン》、
同第24番嬰ヘ長調Op.78《テレーゼ》
ブラームス:ピアノ・ソナタ第2番嬰へ短調Op.2
アンドレアス・ヘフリガー(ピアノ)
往年の大テノール歌手エルンスト・ヘフリガーの息子、アンドレアス・ヘフリガ
ーのリサイタル・プログラム"パースペクティヴ"の第4弾は、ベートーヴェンやブ
ラームスなど得意のドイツ音楽にヤナーチェクのピアノ・ソナタを組み込むとい
うスパイスの効いた独特のプログラム。
ちなみにレコーディングはMTT&SFSのマーラー・チクルスでお馴染みの超強力録
音チーム、"トリトナス"が担当しており、音質面も優秀。

AV 2076 \2180
ドイツのフルート作品集 ――
ギーゼキング:フルートとピアノのためのソナチネ
ゲンツマー:フルート・ソナタ第2番ホ短調
ヘンツェ:フルートとピアノのためのソナチネ
ヒンデミット:フルート・ソナタ
カルク=エラート:交響的カンツォーネOp.114
ジェフリー・カーナー(フルート)、チャールズ・アブラモヴィチ(ピアノ)
1982年から1990年までクリーヴランド管の首席フルート奏者を務め、1990年から
は同じくアメリカ5大オーケストラの1つフィラデルフィア管の首席奏者として活
躍するジェフリー・カーナー。
"アメリカ"や"イギリス"、"フランス"などアルバム毎にテーマを定めてきたカー
ナーのソロ・アルバム第6弾は20世紀の"ドイツ"が舞台。名ピアニスト、ギーゼ
キングの「ソナチネ」やコンクール・ピースとしても有名なカルク=エラートの
「交響的カンツォーネ」を、フィラデルフィア管のフルート・セクションを支え
る名手の演奏で楽しめるフルート関係者垂涎の1枚です。




<Onyx>
ONYX 4045 \2180
ブラームス:
ピアノ四重奏曲第2番イ長調Op.26
クラリネット三重奏曲イ短調Op.114
ナッシュ・アンサンブル〔マリアンネ・トールセン(ヴァイオリン)、ローレンス
・パワー(ヴィオラ)、ポール・ワトキンス(チェロ)、イアン・ブラウン(ピアノ)、
リチャード・ホスフォード(クラリネット)〕
変幻自在の編成で他の追随を許さぬ膨大なレパートリーを続々と取り上げ、"イ
ギリスで最高の室内楽団"(タイムズ紙)と絶賛されるナッシュ・アンサンブルの
ブラームス第4弾は、「ピアノ四重奏曲第2番」と「クラリネット三重奏曲」の
カップリング。
シェーンベルクの手によってオーケストラ版に編曲されるなど高い知名度と人気
を誇る「ピアノ四重奏曲第1番」と比べると同時期に作曲されながらも陽の当た
りにくい「ピアノ四重奏曲第2番」。
演奏時間に約50分を要し、曲想や構成など様々な面で「第1番」と対を成す
「第2番」もブラームスの作曲技法の魅力を凝縮した傑作の1つである。ナッシュ
・アンサンブルの高度なアンサンブル能力が、「ピアノ四重奏曲第2番」の存在
感を高めることだろう。




<Signum Classics>
SIGCD 172 \2180
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調Op.19
グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調Op.36
ジェイミー・ウォルトン(チェロ)、ダニエル・グリムウッド(ピアノ)
エルガーのチェロ協奏曲(SIGCD 116)が「エルガーの最高の録音の1つだ」(タイ
ムズ紙)と評され、マゼールからお墨付きを得たイギリスのチェリスト、ジェイ
ミー・ウォルトンのリリース第3弾は初の"ソナタ集"。
イギリス期待の若手有望株が細部まで弾きこんだラフマニノフとグリーグを聴く
とマゼールが押した太鼓判に納得。
協奏曲録音の成功により、英国のメディアからはロストロポーヴィチやトルトゥ
リエなど偉大なチェリストたちの系譜を継ぐ逸材と称されるジェイミー・ウォル
トン。今後の飛躍に注目です。

SIGCD 175 \2180
LCO Live ――
ハイドン:交響曲第85番変ロ長調Hob.I-85《王妃》*
モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番イ長調K.414**
ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調Op.93***
ローズマリー・ファーニス(ディレクター)*、
メルヴィン・タン(ピアノ&ディレクター)**、
クリストファー・ウォーレン=グリーン(指揮)***、
イギリス室内管弦楽団
フィルハーモニア管やロンドン・シンフォニアのライヴ録音を発信し話題を呼ん
でいるシグナム・クラシックスが新たに1921年創設の室内オーケストラ、ロンド
ン室内管弦楽団(LCO)とパートナーシップを締結!
リリース第1弾には、コンサートマスターのローズマリー・ファーニスがオケを
引っ張る「ハイドン」、シンガポール生まれの名匠メルヴィン・タンの弾き振り
を聴ける「モーツァルト」、1988年から首席指揮者兼音楽監督の任にあるウォー
レン=グリーンの「ベートーヴェン」の3作品を収録。
イギリス室内管弦楽団(ECO/1948年創設)よりも長い歴史を持つイギリス最古の
室内オーケストラが積み重ねてきた"至芸"が表舞台に登場します!
2007年2月28日&2008年6月26日、セント・ジョンズ・スミス・スクエアでのライ
ヴ録音。

SIGCD 171 \2180
ダンス・オヴ・スリー・レッジド・エレファンツ ――
バーリー&ジョゼフ:インプロヴィゼーション第7番
パストリウス:チャ・チャ
バーリー&ジョゼフ:インプロヴィゼーション第3番
ジョゼフ:カステライン・サンシャイン
ジョビン:サビア
ジョゼフ:ダンス・オヴ・スリー・レッジド・エレファンツ
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
マクラフリン:マイルス・ビヨンド
ジョゼフ:ヴィカ/バーリー&ジョゼフ:インプロヴィゼーション第2番
マシュー・バーリー(チェロ)、ジュリアン・ジョセフ(ピアノ)
超絶技巧、多重録音など様々な技法を駆使した「銀色の白鳥」で世界を驚かせた
チェロの新ジャンルの開拓者マシュー・バーリー(ムローヴァの夫君)と、ジャズ
・ピアニスト、コンポーザー、アレンジャー、バンドリーダー、ブロードキャス
ターなど多方面で活躍するジュリアン・ジョセフによる"新しい"デュオ・アルバ
ム。イギリスのジャズ・ギタリストのマクラフリン、アメリカのベーシストのパ
ストリアス、ジョビン、ラヴェルからバーリー&ジョセフの即興など、ジャンル
やスタイルにこだわらないハイレベルのクロスオーヴァーが展開されている。
謎(?)のジャケット・デザインも強烈なインパクトを与えてくれます。

SIGCD 170 \2180
ロッシーニ・メッツォ ――
ロッシーニ:
歌劇《アルジェのイタリア女》より ひどい運命よ!愛の暴君よ!、あなたがた
と一緒にここから、祖国を思いなさい/歌劇《タンクレディ》より おお祖国よ!、
この胸の高鳴りに/歌劇《シンデレラ》より 定めない幸運のめぐる車も、悩み
と悲しみの中に生まれた私の心は/歌劇《湖上の美人》より 幸福な壁よ、エレ
ナ!君を呼ぶ!、ああ死なせてくれ、ダグラス!ダグラス!/歌劇《セミラー
ミデ》より とうとうバビロニアについた、何という日か
シルビア・トロ・サンタフェ(メゾ・ソプラノ)、
ジュリアン・レイノルズ(指揮)、ナバラ交響楽団、
リュイス・ヴィク・ヴォカーリス
20世紀スペインを代表するメゾ・ソプラノ歌手、テレサ・ベルガンサの後継者と
の呼び声が高いシルビア・トロ・サンタフェ。スペインを舞台としたスペインの
ヒロインたちのアリアを集めた前作(SIGCD 152)に続くシグナム・クラシックス
第2弾は、オール・ロッシーニ・プログラム。
人を惹きつける情熱的で力強い歌声はここでも健在!オペラ・ファンの間で注目
を集めるスペインのメゾ・ソプラノが歌う思う存分ロッシーニを歌います。

SIGCD 174 \2180
新しい合唱作品集 ――
サクストン:5つのモテット
ピッツ:Thou wast present as on this day
ジャクソン:勇壮なる戦士
フォックス:スポーサル・ヴァース、20 Ways To improve Your Life
作曲者不詳:3つのコントラファクタ
ジャクソン:テ・デウム
エドワード・ウィッカム(ディレクター)、クラークス・グループ
1992年のデビュー以来、オケゲムやジョスカン、デュファイ、マショーなどクォ
リティの高い演奏を発表してきたクラークス・グループ。久々の録音は意外にも
過去10年間にクラークス・グループが委嘱や初演を行った現代作曲家たちの合唱
作品集。
大西洋の英国領バミューダ諸島生まれの人気作曲家ガブリエル・ジャクソンの
「テ・デウム」などの"新しい合唱作品"を、古楽の分野を主戦場としてきたクラ
ークス・グループが大胆に取り上げる。




<Deux-Elles>
DXL 1117 \2180
モンツァ:チェンバロのための作品集 ――
組曲ホ長調/同ハ短調/同ニ長調/同ハ長調/前奏曲とフーガ ヘ短調/
前奏曲 ハ短調/前奏曲とフーガ/トッカータ
テレンス・チャールストン(チェンバロ)
声楽作品、舞台作品、教会音楽に重要な作品を残したペルゴレージと同世代のイ
タリア人作曲家カルロ・イグナツィオ・モンツァ(1696-1739)。
現存するチェンバロのための作品は、フランス様式とイタリア様式の特徴を併せ
持ち、クープラン、ラモー、ヘンデル、マッテゾンを連想させる作風を持つ。

DXL 1133 \2180
メシアン:世の終わりのための四重奏曲
フィボナッチ・シークエンス〔ジャック・リーベック(ヴァイオリン)、ジュリア
ン・ファレル(クラリネット)、ベンジャミン・ヒューズ(チェロ)、キャスロン・
スタロック(ピアノ)〕
フィボナッチ・シークエンスは、ナッシュ・アンサンブルのように様々なスタイ
ル、編成の作品に対応できる適応力を持ったイギリスのアンサンブル。
これまでは"ホルン"や"オーボエ"など各楽器をテーマとする録音をリリースして
きたが、今回は"メシアン"の「世の終わりのための四重奏曲」を取り上げる。特
にクラリネット奏者ジュリアン・ファレルの表現力が秀逸。




<Raumklang>
RK 2806 \2300
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:聖母マリアの夕べの祈り
マリア・ヨナス(指揮)、アルス・コラリス・ケルン
史上最初の女性作曲家と伝わるヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179)の
音楽とグレゴリオ聖歌、13世紀ケルンの交唱聖歌集を組み合わせて構成された
「聖母マリアの夕べの祈り」。
ドイツの古楽演奏団体アルス・コラリス・ケルンが女声合唱と最小限の器楽で奏
でる祈りの音楽には、神々しさと洗練された美、崇高な信仰心が込められている。





<Hortus>
HORTUS 052 \2300
J・S・バッハ:
インヴェンションとシンフォニアBWV.772-801/前奏曲ハ短調BWV.999/
フーガ ハ短調BWV.961/小前奏曲ト短調BWV.930/メヌエット ハ短調BWV.813
/サラバンド ヘ短調BWV.823
クリスティアーノ・ホルツ(クラヴィコード)
クリスティアーノ・ホルツは、巨匠レオンハルトの演奏に感銘を受け12歳でチェ
ンバロに目覚めた1972年ブラジル生まれの鍵盤奏者。
グスタフ・レオンハルト、ジャック・オッグに鍵盤奏法を師事し、ピエール・ア
ンタイやミクローシュ・シュパーニからも指導を受けたホルツはポルトガルや母
国ブラジルなど、ラテン語圏を中心に活躍中。
ピアノでもなくチェンバロでもない"クラヴィコード"によるインヴェンションと
シンフォニアの響きも味わい深い。ハインリッヒ・ジルバーマン(1775頃)のレプ
リカ・モデルを使用。

HORTUS 060 \2300
レヴェンス:テ・デウム/主こそ我らが避け所なり
ミシェル・ラプレニー(指揮)、
アンサンブル・サジタリウス、レ・パッシオン、
アンサンブル・バロック・オルフェオ、
アンサンブル・ヴォーカル・アルページュ
優れた"グラン・モテ"の遺したマルセイユ出身の音楽家シャルル・レヴェンス
(1689-1764)の華やかな「テ・デウム」を収録。
ルイ15世時代のフランスで生きたレヴェンスは、1718年にヴァンヌの聖ピエール
大聖堂、1738年にはトゥールーズの聖アンドレ大聖堂の音楽監督に就任するな
ど、王家お抱えの宮廷音楽家としてではなく、"宮廷の外"で実力を活躍した実力
者である。

HORTUS 062 \2300
セバスティアン&シャルル・ル・カミュ、シャルパンティエ ――
C・ル・カミュ:De mes soupirs、Iris me paroissoit
ホイヘンス:至福なる私の目撃者
ゴーティエ:ランクロのトンボー
シャルパンティエ:寂しい荒野よ、陰鬱な隠れ家よ
ヴィゼー:前奏曲
S・ル・カミュ:Que J'ayme Encore Ce Beau Sejour
オトマン:サラバンド
シャルパンティエ:《ル・シッド》のスタンスによるエール
ヴィゼー:アルマンド/他
アンサンブル・ル・メランジェ〔トーマス・ファン・エッセン(バリトン)、エマ
ヌエル・ギグ(ヴィオール)、マヌエル・デ・グランジュ(リュート&テオルボ)
フランス・バロックの代表的作曲家シャルパンティエ、マリー・テレーズ付き楽
団の総監督セバスティアン・ル・カミュと息子のシャルル・ル・カミュ。
ルーアン市お墨付きの古楽アンサンブルが、ノルマンディー地方のルーアンに縁
のある音楽家たちの音楽を通じて、当時の音楽や文化の多様性を伝える。

HORTUS 063 \2300
クリスマスは来たれり ――
伝承曲:神の御子は今宵しも、クリスマスは来たれり、羊飼いのクリスマス、聖
なる乙女、荒野の果てに、ベツレヘムのクリスマス、Je me suis leve、御子が
お生まれになった/バルバストレ:ヨゼフはよい妻をめとり/ダカン:異邦人のノ
エル/デュプレ:ノエルによる変奏曲/ルゲ:即興曲/ルフェーヴル:即興曲
リオネル・ソウ(指揮)、
パリ・ノートルダム大聖堂聖歌隊、オリヴィエ・ラトリー(オルガン)、
フィリップ・ルフェーヴル(オルガン)、ジャン=ピエール・ルゲ(オルガン)、
イヴ・カスタニェ(オルガン)
由緒あるパリ・ノートルダム大聖堂の聖歌隊と、大聖堂の大オルガンの共演によ
る豪華なクリスマス・アルバム。
聖歌隊はもちろんのこと、ラトリー、ルフェーヴル、ルゲ、カスタニェなどノー
トルダム大聖堂で活躍する名オルガニストたちを総動員。伝承曲のアレンジから、
ルゲ、ルフェーヴルの即興など内容も盛り沢山!




<Daphneo>
Daphneo A812 \2300
メシアン:ハラウィ - 愛と死の歌集
マリエ・コバヤシ(メゾ・ソプラノ)、棚田文紀(ピアノ)
20世紀フランスの異人メシアンの歌曲の代表作「ハラウィ」を歌うマリエ・コバ
ヤシは、2004年からストラスブール国立音楽院の教授を務めるなどフランスを拠
点に活躍する近現代フランス歌曲のスペシャリスト
ブーレーズ、ロバートソンなど近現代音楽の名匠たちとの共演も数多い。

Daphneo A709 \2300
カサップ:サクソフォン四重奏のための音楽 ――
ファースト・ドロップ/オルシンニュー/小さなオブジェクトのワルツ/クラク
ソフォンとサリネッツ/ラスト・ドロップ/タンガッツ/ル・ヴォル・ドゥ・
トゥーロン/マドモワゼル・ポガニィ/火炎/アデリー/ヌーヴル・アーチペル
/ファースト・ドロップ
イネディッツ・サクソフォン四重奏団、シルヴァン・カサップ(クラリネット)、
マルセル・アツォラ(アコーディオン)、リナ・ボサッティ(ピアノ)、
エレーヌ・ラバリエ(コントラバス)
シルヴァン・カサップ(1956-)は、ジャズ、インプロヴィゼーションを得意とす
るフランスのクラリネット奏者、作曲家。
リード楽器の特徴を熟知するカサップが書いたサクソフォン四重奏のためのモダ
ン作品に、パリ・ギャルドのソリスト、バラグリオリが率いるイネディッツ・サ
クソフォン四重奏団が解読する。

Daphneo A703 \2300
レーマン:アルト・フルート、バス・クラリネット、ヴィブラフォンとハープの
ための《ダイダロス》/チェロ、クラリネット、コントラバスと打楽器のための
《深き淵より》/フルートとクラリネットのための《Lege mich wie ein Siegel
auf dein Herz》
ラボリントゥス
ピエール・ブーレーズ、カールハインツ・シュトックハウゼンに師事したスイス
のベテラン作曲家ハンス=ウルリッヒ・レーマン(1937-)の室内楽作品集。
レーマンは今までの功績が認められ、1993年にはチューリッヒ市賞、1998年に
はスイス音楽家協会賞を授与されている現代スイスの大物音楽家である。




<Hyperion>
CDS 44401/10 10枚組 \9450
イギリスのポリフォニーの黄金時代 ――
CD1 - フェアファックス:永遠の称賛にふさわしいユリ、ミサ・アルバヌス
CD2-CD6 - タヴァナー:
大天使ミカエルのとりなしにより、王のキリエ、ミサ・オー・ミカエル、
安息日が過ぎて、おおいに喜びたまえ、大理石でできた彼の墓から、
茨の冠のミサ、平安のうちに、おお輝ける栄光、テ・デウム、
アレルヤ, キたれ, わたしの選んだ者よ、ミサ《汝、三位一体に栄光あれ》、
4声のイン・ノミネ、我は天の声を聞き、安息日が過ぎてII、
今日われらのために天の王が、聖なるキリストの母、
4声のマニフィカト-ネスシエンス・マーテル、6声のクエマドモドゥム、
聖母のミサ、西風のミサ、おおヴィルヘルミ, 優しき羊飼いよ、
ミサ・サンクティ・ヴィルヘルミ
CD7-CD9 - シェパード:
カンタータ・ミサ、世の救い主なる主よ、言葉は肉となり、
ラウデム・ディシテ・デオ、タルシスの王らは、あなたの御手にI、
エルサレムの娘らよ、平安のうちに、復活祭のキリエ、
イエス, この世の救い主よ、西風のミサ、セカンド・サーヴィス、
テ・デウム、スピリトゥス・サンクトゥス・プロセデンスI、
ペルペタム・ヴィヴァン、われらを解き放ちたまえI&II、
我は天の声を聞きI、おお神よ, 真心をつくして戦った、
アヴェ・マリス・ステラ、イエス, この世の救い主よ、
スピリトゥス・サンクトゥス・プロセデンスII、
ベアタ・ノービス・ガウディア、あなたの御手にII、
喜びたまえ, 喜びたまえ, 喜びたまえ, 乙女マリアよ、
この日こそ主の創りたまいし日、インペトゥム・フェセルント・ウナニムス、
安息日が過ぎてI、サンクテ・デイ・プレティオセ、この聖なる儀式にあたり、
むごい敵ヘロデよ、我は天の声を聞きII、あなたの御手にIII、
エテルナ・レクス
CD10 - マンディ:
おお万物の創造主たる主よ、奇蹟を見よ、あるいは心して、
ああ救いなき惨めたるもの、聖なる父の声、キリエ、おおこの世の救い主よ、
マニフィカト、いまこそ解き放たれ、ひめられし罪、祝福されか神聖なる、
幼き身であるわれは
ハリー・クリストファーズ(指揮)、ザ・シックスティーン
英国の合唱指揮者ハリー・クリストファーズによって1977年に結成された精鋭16
名による合唱団"ザ・シックスティーン"。
1982年9月のセント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会で収録された「フェアファッ
クス」の作品集を皮切りに、ハイペリオンへイギリスの教会音楽を録音してきた
"ザ・シックスティーン"のフェアファックス、タヴァナー、シェパード、マン
ディの演奏が10枚組のボックス・セットで新装登場!
1980年代から1990年代初頭にかけてクリストファーズ&ザ・シックスティーンが
完成させたイギリスの合唱芸術。イギリスにおけるポリフォニーの"黄金時代"が
感動のハーモニーで甦ります。1982年-1992年の録音。

CDS 44351/66 16枚組 \13500
ショパン:ピアノ作品全集
ギャリック・オールソン(ピアノ)、カジミエシュ・コルド(指揮)、
リーラ・ジョセフォウィッツ(ヴァイオリン)、カーター・ブレイ(チェロ)、
エヴァ・ポルデス(ソプラノ)、エリザベス・マン(フルート)
1970年の第8回ショパン国際ピアノコンクールを制覇したニューヨーク生まれの
アメリカ人ピアニスト、ギャリック・オールソン。
アメリカのレーベル「アラベスク(Arabesque)」で1980年代末から1990年代にか
けて録音、リリースが行われたオールソンの金字塔、ショパンのピアノ作品全集
がプライス・ダウン!
ピアノのための独奏作品、コンチェルトの網羅だけでなく、チェロ・ソナタやピ
アノ三重奏曲、ポーランド歌曲集Op.74など室内楽曲や歌曲の録音に臨んだ熱意
には改めて脱帽させられる。来年2010年のショパン・イヤーを彩る強力BOXです!
1990年-2000年の録音。

CDS 44371/4 4枚組 \5400
ハイドン:ロンドン交響曲集 ――
交響曲第93番ニ長調Hob.I-93/同第94番ト長調《驚愕》Hob.I-94
同第95番ハ短調Hob.I-95/同第96番ニ長調《奇跡》Hob.I-96
同第97番ハ長調Hob.I-97/同第98番変ロ長調Hob.I-98
同第99番変ホ長調Hob.I-99/同第100番ト長調《軍隊》Hob.I-100
同第101番ニ長調《時計》Hob.I-101/同第102番変ロ長調Hob.I-102
同第103番変ホ長調《太鼓連打》Hob.I-103
同第104番ニ長調《ロンドン》Hob.I-104
ハワード・シェリー(指揮)、
スイス・イタリア語放送管弦楽団
"交響曲の父"フランツ・ヨーゼフ・ハイドンの没後200周年を祝うハイペリオン
からのアニヴァーサリー・リリースは、『ロンドン交響曲集(ザロモン・セット)』
全12曲!
ペーター・ザロモンの招きでロンドンを訪れたハイドンが、1791年から1795年に
かけて作曲を行った12の交響曲の中からは、「驚愕」や「軍隊」、「時計」、
「ロンドン」などの後期作品の代表作が生まれている。
演奏はハワード・シェリー&スイス・イタリア語放送管弦楽団のコンビ、しかも
2007年-2008年の新録音。"シュポアの交響曲集(CDA 67616&CDA 67622)"で一気
に株を上げているだけに、ドイツ作品の演奏への期待度は高い。
テムズ川に架けられたウェストミンスター橋の絵画を使ったジャケット・アート
ワークもグッド!




<NIFC>
NIFCCD 012 \2300
ショパン:
スケルツォ第1番ロ短調Op.20/スケルツォ第4番ホ長調Op.54/
ポロネーズ第2番変ホ短調Op.26-2/夜想曲集/マズルカ集
ディーナ・ヨッフェ(フォルテピアノ)
2010年のショパン生誕200周年記念"ショパン・イヤー"に向けて好調なリリース
を続けるポーランド国立ショパン協会の自主レーベル"NIFC"。
オレイニチャク2度目の登場となった前作に続くシリーズの第12作目では、ラト
ヴィア生まれの名ショパン弾き、ディーナ・ヨッフェが初登場!
旧ソ連時代のラトヴィアの首都リガで生まれ、モスクワのチャイコフスキー音楽
院では、ヴェラ・ゴルノスタエワ教授の下で研鑽を積んだディーナ・ヨッフェ。
1974年にドイツのツヴィッカウで開催されたロベルト・シューマン国際コンクー
ル、翌年1975年のショパン国際ピアノ・コンクールで第2位を受賞一躍スターダ
ムに躍り出るなど、現代屈指のショパン弾きの1人としてその活躍は目覚しい。
ヨッフェは1979年の初来日以来たびたび日本を訪れており、去る5月に行われた
ジャパン・ツアーでも大成功を収め、来年2010年には再び来日が予定されている。




<Melodiya>
MELCD1001626 ¥1880
リヒテル・プレイズ・ショパン ――
幻想ポロネーズ変イ長調Op.61/ワルツ第4番ヘ長調Op.34-3《華麗なる円舞曲》
/ワルツ第13番変ニ長調Op.70-3/マズルカ第41番嬰ハ短調Op.63-3/
マズルカ第46番ハ長調Op.67-3/マズルカ第50番ヘ長調Op.68-3/
マズルカ イ短調Op.posthumous No.2/練習曲第19番嬰ハ短調Op.25-7/
スケルツォ第4番ホ長調Op.54/3つの夜想曲Op.15**/
夜想曲第18番ホ長調Op.62-2*/夜想曲第19番ホ短調Op.72-1*/
練習曲第4番嬰ハ短調Op.10-4
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
古典派やロマン派の作品を中心に膨大なレパートリーを誇ったリヒテルが、キャ
リアの初期から晩年まで弾き続けた"ショパン"。
これは厳しすぎるほどの選曲眼で自身が弾く作品を選んでいたリヒテルにとって
も"ショパン"は重要な存在だったということの証しと言えるだろう。
1967年から1976年にかけての10年間で、モスクワ音楽院の大ホールを舞台として
繰り広げられたリヒテルのショパンの世界。
1967年5月26日*、1971年10月6日**、1976年10月10日、モスクワ音楽院大ホール
でのライヴ録音。ディジパック仕様。




<Guild Historical>
GHCD 2348 ¥1350
アッテルベリ:交響曲第6番ハ長調Op.31
バーバー:弦楽のためのアダージョ
フェルナンデス:《レイサド・ド・パストレイオ》より バトゥーケ
R・シュトラウス:交響詩《ドン・ファン》
ラヴェル:ラ・ヴァルス
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)、NBC交響楽団
ギルド・ヒストリカル(Guild Historical)から"ピーター・レイノルズ&レイノ
ルズ・マスタリング"のリマスターによるアッテルベリの「交響曲第6番」が復
刻!
コロンビア・レコードの主催で1928年に行われたシューベルト没後100周年記念
作曲コンクールで見事1位に輝いた20世紀スウェーデンの大作曲家アッテルベリ
の「交響曲第6番」。
アッテルベリが優勝賞金の1万ドルでフォードを購入したことから"ドル交響曲"
とも称される「交響曲第6番」では、トスカニーニ&NBC響が豪快でエネルギッ
シュなサウンドと表現力を用いて、スウェーデン国民楽派の大作を熱く聴かせ
てくれる。
またカップリングには、南米ツアーを控えたトスカニーニ&NBC響のワシントン
D.C.でのライヴを収録。
バーバーやR・シュトラウス、ラヴェルといった20世紀の巨匠たちや、バーンス
タインも取り上げたブラジルの作曲家オスカル・ロレンツォ・フェルナンデス
(1897-1948)など濃厚なプログラムがズラリ。トスカニーニ&NBC響の珍しい20
世紀作品集の登場です!
1943年11月21日(アッテルベリ)&1940年5月14日の録音(全てライヴ)。

GHCD 2349 ¥1350
偉大なるピアニストたちVol.1 - 1939-1956 ――
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58*
ウェーバー:コンツェルトシュテュック ヘ短調Op.79**
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲Op.43***
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)*、グイド・カンテッリ(指揮)*、
ニューヨーク・フィルハーモニック*/***、リリー・クラウス(ピアノ)**、
ピエール・モントゥー(指揮)**、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団**、
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)***、
ヴィクトル・デ・サバタ(指揮)***
トスカニーニやストコフスキなどのヒストリカル音源の復刻を数多く手がけて
いるギルド・ヒストリカルから新シリーズ、「偉大なるピアニストたち」がス
タート!
シリーズ第1巻には、20世紀の巨匠、バックハウス、リリー・クラウス、ルービ
ンシュタインが遺した協奏曲録音を収録。
中でも第2次世界大戦中にジャワ島で日本軍に拘束され軟禁生活を送ったリリー
・クラウスが、解放の数ヵ月後に実現させたモントゥー&コンセルトへボウ管
とのウェーバーの新しい復刻が興味深い。1956年*、1939年**、1953年頃***の
録音(全てライヴ)。

GHCD 2350 ¥1350
オール:センテナリー・トリビュート ――
ヴァイオリンとピアノのためのソナチナ/ヴィオラ・ソナタ*/弦楽三重奏のた
めのセレナーデ**/ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲+/ヴァイオリンと
チェンバロ(ピアノ)のためのソナタ++
マックス・ロスタル(ヴァイオリン)、フランツ・オズボーン(ピアノ)、
ジェイムズ・デュラント(ヴィオラ)*、ローレンス・グローヴァー(ピアノ)*、
レオナード・フリードマン(ヴァイオリン)**、
ダンカン・ジョンソン(ヴィオラ)**、ジョアンナ・ボレット(チェロ)**、
エドウィン・パリング(ヴァイオリン)+、エリザベス・マクドナルド(チェロ)+、
グランヴィル・ジョーンズ(ヴァイオリン)++、
サーストン・ダート(チェンバロ)++
2006年に95歳でこの世を去ったスコットランド生まれのスイス人音楽家、ロビ
ン・オール(1909-2006)の生誕100周年記念タイトル。
イギリスの王立音楽大学とケンブリッジ大学で作曲を学び、イタリアではカゼッ
ラ、フランスではナディア・ブーランジェの下で研鑽を積んだオールは、セント
・ジョンズ・カレッジの音楽監督兼オルガニスト、ケンブリッジ大学の教授、
ウェールズ国立歌劇場のディレクターなどの重要ポストを歴任するなど、英国
音楽の発展に情熱を注いだ名匠である。1948年-1989年の録音。


<Guild>
GMCD 7335 ¥2180
ボルトン:キャロルの花輪/歌曲集《黒海》/ハープのための即興曲/マイ・ビ
ーラヴド-ソロモンの歌
マーク・シェファード(指揮)、
オックスフォード・ヴォイセズ、シオネド・ウィリアムス(ハープ)、
リチャード・エドガー=ウィルソン(テノール)、ファリ・パヴリ(ピアノ)
投資家ならば知らぬ者はいないイギリスのカリスマ・ファンド・マネージャー、
アンソニー・ボルトン(1950-)の"作品"を集めた仰天の録音が登場!
"英国のピーター・リンチ"とも呼ばれるボルトンは、ウィンチェスター・カレッ
ジ礼拝堂聖歌隊に所属していた2人の息子のために本格的な合唱作品の作曲を決
意。
あまりにも多忙な本業との両立の末、遂にブリテンの「キャロルの祭典」をモ
デルとした本格的な合唱曲集「キャロルの花輪」が完成したのである!
カリスマ・ファンド・マネージャーとして世界にその名を轟かしたアンソニー・
ボルトンの"作曲家"としての姿。一聴の価値アリです。

GMCD 7331 ¥2180
オネゲル:交響曲第3番《典礼風》(ショスタコーヴィチ編曲による4手連弾版)
メシアン:アーメンの幻影
スース・ハーグ・ピアノ・デュオ
〔アドリエンヌ・スース(ピアノ)、イヴォ・ハーグ(ピアノ)〕
1947年、プラハの春音楽祭で演奏されたオネゲルの「交響曲第3番(典礼風)」に
大きな感銘を受けたショスタコーヴィチが、レニングラードの生徒のためにアレ
ンジを施した貴重な"4手連弾版"を収録した注目作。
オネゲルが1943年の初演を聴いたメシアンの「アーメンの幻影」をカップリン
グしており、スース・ハーグ・ピアノ・デュオの演奏が、オネゲル、メシアン、
ショスタコーヴィチを1つの線で結ぶ。

GMCD 7334 ¥2180
ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調Op.1-1/同第2番ト長調Op.1-2
ピアノ三重奏曲WoO.39
ヨーロピアン・ファイン・アーツ・トリオ〔トマシュ・トマシェウスキ(ヴァイ
オリン)、ピ・チン・チェン(チェロ)、フランソワ・キリアン(ピアノ)〕
ベルリン・ドイツ・オペラの第1コンサートマスター、ベルリン芸術大学教授、
国際ベートーヴェン協会の副会長という要職にあるトマシュ・トマシェウスキ
のアンサンブル、ヨーロピアン・ファイン・アーツ・トリオによるベートーヴェ
ンのピアノ三重奏曲全集のリリース第1弾は、「Op.1」からの2作品と後期に作
曲された単一楽章の「WoO.39」をカップリング。
楽聖の弟子ツェルニーが提唱するベートーヴェンのピアノ作品の演奏法、解釈に
着目した全集録音のスタートです。

GMCD 7328 ¥2180
アンドレーエ:
弦楽四重奏曲第2番ホ長調Op.33/フルート四重奏曲Op.43
弦楽四重奏曲第1番変ロ長調Op.9
アンナ・ノークス(フルート)、ロクリアン・アンサンブル
母国チューリッヒ・トーンハレ管の首席指揮者を務め、ベルリン・フィルやウィ
ーン・フィルにも招かれるなど指揮者としても大成したスイスの音楽家フォルク
マール・アンドレーエ(1879-1962)。
確実に再評価が進む"作曲家"アンドレーエの室内楽作品からは、R・シュトラウ
スやフランス印象派との接点を感じることができる。イギリスの女流フルーティ
スト、アンナ・ノークスの芯の通った音色が印象的。

GMCD 7337 ¥2180
リュッティ:オルガン作品集 ――
ヤコブの梯子/受胎告知/ターボル/炎のような舌/祈り
カール・リュッティ(オルガン)
現代のスイスで最も重要なオルガン作品の作曲家、カール・リュッティ(1949-)
の60歳を記念してルツェルンのシンボル、ホーフ教会で収録された自作自演集。
シンプルなテーマ、オーセンティックなスタイル、美しくドラマティックな作
風を持つリュッテイのオルガン作品は、現代作曲家のオルガン作品のイメージ
をガラリと変えてくれる。




<Guild Light Music>
GLCD 5159 ¥1650
軽音楽の黄金時代 - モアー・ストリングス・イン・ステレオ! ――
タンブレロ:クロス・カントリー・ツアー/ヒル:シャンソネット/モーリー:
ロッテン・ロウ/ハーバート:おもちゃの行進/コーツ:バイ・ザ・スリーピー
・ラグーン(静かな潟)/ハイマン:アイ・カヴァー・ザ・ウォーターフロント/
バーリン:レッツ・フェイス・ザ・ミュージック・ アンド・ダンス/アーレン:
恋をしましょう/カッセル・ハリス:アフター・ザ・ベル/他
ロバート・ファーノン&ヒズ・オーケストラ、メラクリーノ・ストリングス、
アンジェラ・モーリー&ハー・オーケストラ、チャールズ・マッケラス(指揮)、
ロンドン交響楽団、パーシー・フェイス&ヒズ・オーケストラ、他
1940年代-50年代にかけての" ライト・ミュージック" の黄金時代に録音された
懐かしの音源を復刻する" ギルド・ライト・ミュージック・シリーズ"。
シリーズ第59集は、ステレオLPが市場に登場した1950年代後期(ほとんどの音源
が1958年)の"ライト・ミュージック"集。マッケラス&ロンドン響のコーツとい
った珍しい音源も!

GLCD 5160 ¥1650
軽音楽の黄金時代 - ライト&リヴリー ――
ファーノン:ダービー・デイ/フェイス:カリビアン・ナイト/ツァハリアス:
ボーイ・オン・ザ・カルーゼル/フォンテーヌ:リムジー/リー:スタジオXのテ
ーマ/ロータ:スターズ・シャイン・イン・ユアー・アイズ/アーレン:アイヴ・
ゴット・ワールド・オン・ナ・ストリング/コーデル:ラプソディ・イン・レッ
ド/シュトルツ:アフリカン・ムーン/ファーノン:ピーナッツ・ポルカ/他
ロバート・ファーノン(指揮)、デンマーク国立放送交響楽団、
パーシー・フェイス&ヒズ・オーケストラ、
ヘルムート・ツァハリアス&ヒズ・マジック・ヴァイオイリンズ、
フランク・コーデル&ヒズ・オーケストラ、他
ライト・ミュージックの巨匠ロバート・ファーノンのご機嫌な「ダービー・デ
イ」で幕を開ける第60集"ライト&リヴリー(Light and Lively)"には、フェイ
ス、ツァハリアス、ザバック、コーデル、ヘイマンたちのゴキゲンな作品が満
載!




<Saydisc>
CD-SDL 366 ¥2180
キャロルのタペストリー ――
コーンウォール地方民謡:聖人の日のキャロル/14世紀ドイツ:もろびと声あげ
/イギリス民謡:世の人忘るな/イギリス民謡:あめなる神には/イギリス民謡:
ひいらぎとつたが/イギリス民謡:コヴェントリー・キャロル/16世紀フランス:
ディン・ドン空高く/バスク地方民謡:大天使ガブリエル/他
マディ・プライアー(ヴォーカル)、カーニヴァル・バンド
1947年イギリス生まれのトップ・フォーク・シンガー、マディ・プライアーが古
楽アンサンブル、カーニヴァル・バンドをバックに歌うクリスマス・キャロル
集。英国やドイツ、フランス、ポーランドなどヨーロッパ各地の伝承曲を英国
のトラッド・バンド"スティーライ・スパン"を牽引してきた素晴らしき歌声で。
1987年の録音。

CD-SDL 398 ¥2180
古いクリスマスの音楽と歌 ――
Gabriel from heven-king/Es ist ein ros entsprungen/En natus est
Emanuel/In dulci jubilo/The seven joys of Mary/Joseph, lieber Joseph
mein/Nous voici dans la ville/Touro-louro-louro! Lou gau canto/Den
haghel ende die calde snee Gaudete, Christus est natus/The old year
now away is fled/Almain/Quittez pasteurs/Remember, O thou man/Pavan
/Galliard/Drive the cold winter away/Pavan/Galliard/Er ist een
kindeken geboren op d'aard/The Sans Day carol/The Gloucestershire
wassail
ヨーク・ウェイツ、リチャード・ウィストライク(バス)、
ロビン・ジェフリー(リュート&ギター&シターン&テオルボ)
バグパイプやショーム、ハーディ・ガーディ、リコーダーとバスの歌声による
クリスマス・アルバムは一風違った不思議なサウンドが魅力的。感動的なハー
モニーの合唱によるクリスマス・アルバムに飽き気味の方は、古楽の管楽器と
ヴォーカルが奏でるクリスマス・アルバムはいかが?1992年の録音。

CD-SDL 371 ¥2180
古楽器によるイギリスのフォーク・キャロル ――
Christmas Now Is Drawing Near/Sweet Jesus Born/Down In Yon Forest/
Tomorrow Shall Be My Dancing Day/Cold Winter Is Come/Remember O Thou
Man/God Send You A Happy New Year
シティ・ウェイツ、スニークス・ノイズ
1970年代から16世紀-17世紀のイギリスで演奏された音楽の研究を進めてきた古
楽演奏団体シティ・ウェイツの「クリスマス・アルバム」は、ヴォーカルと古楽
器のコラボレーションにより作品が生まれた当時のスタイルを再現。ヴォーカル
と古楽器の素朴な響きはどこか温かい。1988年の録音。

CD-SDL 369 ¥2180
クリスマスの歌 ――
続唱-喜びあふれる/朝課/ミサの歌/短い賛歌と歌
プリンクナッシュ寺院修道僧、スタンブルック寺院修道女
Christmas Chant/The Monks of Prinknash Abbey、The Nuns of Stanbrook
Abbey
古くから伝わるラテン語のによる降誕祭のためのグレゴリオ聖歌を、イギリスの
修道僧と修道女たちが歌った本場のクリスマス・ソング集。1987年の録音。




<Christophorus>
CHR 77128 2枚組 \4600
ヘンデル:オラトリオ《ユダス・マカベウス》(英語版全曲)
イェルク・デュルミュラー(テノール)、フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ(バス)、
モニカ・マイヤー=シュミット(ソプラノ)、
エリザベト・フォン・マグヌス(メゾ・ソプラノ)、
ロベルト・ヴェーレ(テノール)、
トーマス・ファイ(指揮)、シュリーアバッハー室内管弦楽団、
シュリーアバッハー・モテット合唱団
過激で刺激的なアプローチで人気の指揮者トーマス・ファイが、ハイデルベルク
響の前身シュリーアバッハー室内管を率いて1992年に収録したヘンデルの「ユ
ダス・マカベウス」がディジパック仕様にリニューアル!
シリア軍と戦いエルサレムを奪還したユダヤの英雄ユダス・マカベウス(マカベ
ウスのユダ)を題材としたヘンデルのオラトリオ。ヘンデル・イヤーにファイの
指揮で「見よ勇者は帰る」をお楽しみ下さい!1992年6月20日-26日、シュヴェッ
ツィンゲンでの録音。

CHR 77307 \2300
ヴァレンテ:チェンバロのためのインタヴォラトゥーラ集 -
チェンバロのための作品全集 ――
ナポリのガリアルダ/チ・ラ・ドゥラ/テノーレ・グランデ・アラ・ナポリター
ナ/第1旋法によるファンタジア/ロンバルダのガリアルダ&ロンバルダのバッ
ロ/第8旋法によるレセルカータ/ロ・バッロ・デリントルチア/第1旋法による
レセルカータ/テノーレ・デル・パッソ・エ・メッツォ/第3旋法によるレセル
カータ/サルヴェ・レジナ/第9旋法によるレセルカータ/テノーレ・デ・ゼ
フィロ/第1旋法による5声のレセルカータ/バッシア・フラミーニャ/第6旋法
によるレセルカータ/ラ・ロマネスカ
レベッカ・マウラー(チェンバロ)
16世紀のナポリで活躍した盲目の音楽家アントニオ・ヴァレンテ(c.1520-c.1580)
の「チェンバロのためのインタヴォラトゥーラ集」(1576)は、独自のタブラチュ
アで記譜され、様々な曲種を収録した当時のナポリでも画期的な鍵盤作品集とし
て現在に伝わっている。
セントルイスのクラブにラグタイムを持ち込んだジョプリンのように、ナポリの
サロンにチェンバロ音楽を届けたヴァレンテは"16世紀のスコット・ジョプリン"
と言えるかもしれない。

CHR 77309 \2300
イエス・キリストの血 - グレゴリオ聖歌集
シュテファン・ヨハネス・モレント(指揮)、オルド・ヴィルトゥトゥム
現在でも謎多き"聖杯"が運んだとされるキリストの聖血。13世紀にドイツのヴァ
インガルテンでキリストの聖血を崇めるために歌われたとされるグレゴリオ聖歌
集を、音楽学者シュテファン・ヨハネス・モレントが結成したドイツのヴォーカ
ル・アンサンブル、オルド・ヴィルトゥトゥムが歌う。

CHE 0143-2 \1250
ラロ:
管弦楽のための《スケルツォ》/ピアノ協奏曲へ短調/交響曲ト短調/ヴァイ
オリンと管弦楽のための《ロマンス・セレナーデ》
ダヴィッド・グロス(ピアノ)、ユーリ・トシュマコフ(ヴァイオリン)、
ニコス・アティネオス(指揮)、
フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団
「スペイン交響曲(ヴァイオリン協奏曲第2番)」や「イスの王様」などの歌劇が
有名な19世紀フランスの作曲家ラロの成熟した管弦楽作品と協奏曲集。「交響
曲」などで見られるラロの巧みなオーケストレーションは、歌劇の"序曲"とも
リンクする。1995年6月の録音。

CHE 0144-2 \1250
ディートリヒ:ピアノ三重奏曲第1番ハ短調Op.9
ディートリヒ&シューマン&ブラームス:F.A.Eソナタ
クララ・ヴィーク・トリオ
シューマンの弟子でありブラームスの友人、ドイツ・ロマン派の作曲家ディー
トリヒの「ピアノ三重奏曲第1番」と、ヨアヒムのために師、友と3人で作曲を
行った「F.A.Eソナタ」をカップリング。1996年2月&7月の録音。

CHE 0145-2 \1250
クラシカルとフラメンコの間 - スペインのギター音楽 ――
バティスタ:スペインの3つの小品
ビニャス:ファンタジア・オリジナル、演奏会用ワルツ
ソリア:ソレアとパナデロス、ペテネラ・コン・カプラ
フォルテア:ざわめきOp.27、アクエラーレOp.32、即興曲Op.17、舞曲Op.31
デ・ラ・マサ:ソレア、アレグリア、カンティレーナ、サパテアード
トゥリーナ:
ファンダンギーリョOp.36、ラファーガOp.53、セビリア風Op.29(原典版)
サンフアン:ウナ・レイエンダ
デートレフ・ボルク(ギター)
フラメンコとクラシカル・ギターの両方に通ずる19世紀-20世紀スペインのギタ
ー作品集。ドイツの名門ケルン音楽大学で学んだデートレフ・ボルクのギター
から本場スペインのリズムとメロディがビシビシと伝わってくる。
2004年12月27日-29日の録音。




<Aeolus>
AE-10301 \2300
クープラン:2つのミサからなるオルガン小品集 ――
教区のためのミサ曲/修道院のためのミサ曲
セルゲ・ショーンブロート(オルガン)
大クープラン初期の代表作にして唯一のオルガン作品「2つのミサからなるオル
ガン小品集」を、ブリュッセル王立音楽院首席卒業のオルガニスト、ショーン
ブロートが作曲者存命当時に製作されたジャン・ウスタシュ1692年製のオルガ
ンで厳かに響かせる。フランスのル・ピュイ・アン・ヴレイ、ノートルダム大
聖堂での録音。




<Lyrita>(Lyritaはレーベル・オフィシャルのCD-Rとなります)
SRCD.334 \2180
ウェールズの舞曲集 ――
ホディノット:
4つのウェールズ舞曲Op.15*、ジャック・ストロー序曲Op.35**、
合奏協奏曲第2番Op.46***、任官式の踊りOp.66***、
ウェールズ舞曲第2集op.64***
マサイアス:ケルト風舞曲Op.60***
ジョーンズ:ダンス・ファンタジー****
チャールズ・グローヴス(指揮)*/**、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団*、フィルハーモニア管弦楽団**、
アーサー・デイヴィソン(指揮)***、
ウェールズ・ナショナル・ユース・オーケストラ***、
ブライデン・トムソン(指揮)****、BBCウェールズ交響楽団****
20世紀ウェールズの作曲家、アルン・ホディノット(1929-2008)、ウィリアム・
マサイアス(1934-1992)、ダニエル・ジョーンズ(1912-1993)が、母国ウェール
ズの民謡などを題材にして作曲したオーケストラのための"舞曲集"。
特にホディノットの「ウェールズ舞曲Op.15&Op.64」、マサイアスの「ケルト
風舞曲」は、アーノルドの舞曲集に加えたいカッコよさ。吹奏楽ファンにもお
聴きいただきたい1枚です。
1972年-1980年の録音。

SRCD.311 \2180
タヴナー:スペイン歌曲集*
マラキー・リンチ神父のためのレクイエム**
ジェイムズ・ボウマン(カウンターテナー)*、
ケヴィン・スミス(カウンターテナー)*、
キングズ・シンガーズ**、ジョン・タヴナー(指揮)*/**、
ナッシュ・アンサンブル*/**
英国楽壇の中でもひときわ異彩を放つ神秘主義の作曲家、ジョン・タヴナー
(1944-)。タヴナーが正教会へ改宗する直前の1975年に収録された「スペイン歌
曲集」と「レクイエム」には、キングズ・シンガーズやナッシュ・アンサンブ
ル、ジェイムズ・ボウマン、ケヴィン・スミスといった英国屈指の演奏家たちが
参加。
20代末期のタヴナーが作曲した両作品を大胆に取り上げるなど、リリタ(Lyrita)
の偉大さを改めて証明する録音である。1975年9月16日-17日の録音。

REAM 2110 2枚組 \4360
マクダウェル:
ピアノ・ソナタ第1番ト短調Op.45《悲劇的》、同第4番ホ短調Op.59《ケルト風》
ヒンデミット:舞曲集Op.19、ピアノ・ソナタ第2番、同第3番
シェイラ・ランデル(ピアノ)
リリタのモノラル・レコーディングの復刻シリーズからは、マクダウェルとヒン
デミット、アメリカとドイツの近代ピアノ作品集が登場。
1900年、コロンビア大で主任教授として教鞭を執っていた晩年のマクダウェルの
秀作「ピアノ・ソナタ第4番」には、ケルトの旋律やリズムなど民謡の要素が取
り入れられている。





<Hallee>(Halleeはレーベル・オフィシャルのCD-Rとなります)
CDHLL 7523 \1780
アイアランド:管弦楽作品集 ――
マイ=ダン/忘れられた儀礼/サティリコン序曲/組曲《オーヴァランダース》
(マッケラス編)/ロンドン序曲/エピック・マーチ
ジョン・ウィルソン(指揮)、ハレ管弦楽団
その演奏が世界トップレベルと評される英国音楽だけでなく、ドビュッシーやニ
ールセンなどの話題盤を発表してきたハレ管弦楽団の自主レーベル"Hallee"。
ロマン主義、イギリス民謡の旋律に印象主義を加え独自の作風を確立したジョン
・アイアランド(1879-1962)の管弦楽作品集にはマッケラスが校訂した「オー
ヴァランダース」の組曲など、1913年から1947年にかけて作曲された作品を収
録。ご当地イギリスの作品だけに、ハレ管の意気込はかなりのもの。



<Saydisc>(Saydiscはレーベル・オフィシャルのCD-Rとなります)
CD-SDL 399 \2180
スペインのギター四重奏曲 ――
アルベニス:スペイン舞曲より
伝承曲:3つのメキシコの歌
ソレル:2台のオルガンのための協奏曲より
ファリャ:スペイン舞曲第1番
ミラン:6つのパヴァン
グラナドス:スペイン舞曲集より
イングリッシュ・ギター・クヮルテット
スペインの大作曲家グラナドス、ソレル、ファリャの音楽をイギリスのギター
四重奏団の演奏で。トレブル・ギターからバス・ギターまで4台のギターを使い
こなすイングリッシュ・ギター・クヮルテットの情熱的な演奏が印象的。
1992年4月の録音。

CD-SDL 394 \2180
風の歌 - エオリアン・ハープの音 ――
ウィンフィールド:北風/南風/東風/西風/風の歌第1番-第4番
ロジャー・ウィンフィールド(エオリアン・ハープ)
ギリシャ神話の風神アイオロスを由来とするエオリアン・ハープは、"風"と弦
との共鳴によって音が鳴るハープの一種。スペインのラ・マンガ、シエラ、ネ
バダ、イギリスのブリストルの"風"が生んだ大自然の音楽が収められている。
1989年の録音。

CD-SDL 393 \2180
イギリスのカントリーダンス ――
伝承曲(バーロウ編):羊飼いの休日/ニューキャッスル/貧乏な少年/ギャザリ
ング・ビースコッズ/ジャメコ/エピング・フォレスト/ウェル=ホール/
マッド・ロビン/ブルームスベリー・マーケット/他
ブロード・サイド・バンド
17世紀イギリスの楽譜出版者ジョン・プレイフォードの名作「イングリッシュ
・ダンシング・マスター」からのご機嫌なカントリーダンス集。ブロードサイ
ド・バンドの粋な演奏に思わず体が動きます。1991年4月の録音。





<Collegium>
CSCD 305 4枚組 \4350
ラッター:合唱作品集 ――
子供のためのミサ/レクイエム/テ・デウム/マニフィカト/グリーリア&ア
ンセム集/8つのアンセム/ジョン・ラッターによる2つの賛歌の編曲/8つのア
ンセム
キャロライン・アシュトン(ソプラノ)、ドンナ・ディーム(ソプラノ)、
パトリシア・フォーブス(ソプラノ)、スティーヴン・オートン(チェロ)、
クェンティン・プール(オーボエ)、ジョアンヌ・ラン(ソプラノ)、
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)、
ジョン・ラッター(指揮)、
ケンブリッジ・シンガーズ、シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニア、
フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル、カンターテ児童合唱団
2007年の初回リリース時のクリスマス・シーズンに大きな反響を得たコレギウ
ムの"ジョン・ラッター・ボックス"が、数量完全限定で再登場!
イギリスに降臨した合唱の神様ジョン・ラッターとケンブリッジ・シンガーズ
の名演、「レクイエム」(CSCD 504)、「グローリア」(CSCD 515)、「テ・
デウム」(COLCD 112)、「子供のためのミサ」(COLCD 129)をグッドプライ
スで楽しむ絶好のチャンス!




<Nimbus>(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-Rとなります)
NI 5413 \2080
アメリカのクリスマス・キャロル ――
スーザ:3つの神秘的なキャロル
カーター:柔らかな雪の時に
ローレム:シャウト・ザ・グラッド・ティディングス
ジョンソン編:きよしこの夜
ベルモント:主の降誕
サワビー:ラヴ・カム・ダウン・アット・クリスマス
アイヴズ:クリスマス・キャロル
フリード:3つの羊飼いのキャロル
デロ・ジョイオ:ホーリー・インファンツ・ララバイ
マーティンソン:トゲのないバラはない
フィシンジャー編:3隻の船
コーウェル:乙女の歌うやさしい歌
オールドハム編:きよしこの夜
チャールズ・ブルフィー(指揮)、カンザス・シティ・コーラル
グレチャニノフの「受難週」(CHSA 5044)で第50回グラミー賞クラシック部門
最優秀録音賞を獲得した合唱指揮者チャールズ・ブルフィー。
ニンバス時代にカンザス・シティ・コーラルと録音したクリスマス・アルバムは
オール・アメリカン・プログラム!1994年7月7日-10日の録音。

NI 5310 \2080
セレブレーション - クリスマスのファンファーレとキャロル ――
ウィルコックス編:神の御子は今宵しも
サージェント編:マリアは子を生み
ブリッジス:クリスマス・イヴ1913
ポストン:イエス・キリスト、りんごの木
シェイクスピアのハムレットより
ラッター編:クリスマスの夜
ウィルコックス編:牧人ひつじを
トーマス:クリスマスの思い出
マサイアス:ベル・キャロル
ホディノット:ファンディゲイト・ノス
ハウエルズ:ヒアー・イズ・ザ・リトル・ドアー
ハーディ:オクセン
ウィルコックス編:ダビデの村の
サージェント編:聖母マリアは幼子を生み
アーサー:トゥア・ベスレム・ドレフ
ルイス:キャロル
デイヴィス:ああベツレヘムよ
ガードナー:明日、私は踊ろう
マサイアス:スウィート・ワズ・ザ・ソング
ディッケンス:クリスマス・キャロル
ウィルコックス編:神が汝をよくしたもう
レッジャー編:スティル、スティル、スティル
トーマス:Ar fore dydd Nadolig
リー:クリスマス・ランドスケープ
メンデルスゾーン:天には栄え
ウェールズ近衛連隊ファンファーレ・トランペット隊、
ジョン・ヒュー・トーマス(指揮)、BBCウェールズ合唱団
ウェールズの近衛連隊が誇るトランペット・ファンファーレ隊とBBCウェールズ
合唱団が華やかに、そして高らかに祝うクリスマス・アルバム。輝かしいブラス
のサウンドは祝祭の雰囲気を盛り上げます。1991年2月3日-4日&7月1日の録音。

NI 5496 \2080
リッチフィールドのクリスマス ――
ウィルコックス編:サセックス・キャロル
ワーロック:ベツレヘム・ダウン
ヘンドリー:トゲのないバラはない
ガードナー:明日、私は踊ろう
J・S・バッハ:もろびと声あげ(I)
ポストン:イエス・キリスト、りんごの木
メンデルスゾーン:キリスト
ハウエルズ:シング・ララバイ、ヒアー・イズ・ザ・リトル・ドアー
J・S・バッハ:もろびと声あげ(II)
ジャクソン編:遠い空のかなたから
ラムスデン編:きよしこの夜
L・バークリー:ルック・アップ・スイート・ベイブ
タヴナー:子羊
エドムンドソン:高き御空よりわれは来たれり
ダーク:凍てつく冬に
ブリテン:新年のキャロル
クロッチ:Lo! star-led chiefs
アンドルー・ラムスデン(指揮)、
ロバート・シャープ(オルガン)、リッチフィールド大聖堂聖歌隊
イギリスの聖人、聖チャドに縁の深いリッチフィールド大聖堂の聖歌隊が歌う
クリスマス・キャロル集には、伝承曲のアレンジだけでなく、自国イギリスの
作曲家ハウエルズやブリテン、バークリーの作品を収録。
1996年2月12日-15日の録音。

NI 5137 \2080
中世のクリスマス音楽 ――
I:シング・トゥデイ・オヴ・ジョイ/II:冬とクリスマスの酒宴/
III:幼子が生まれた/IV:母なるマリア、天の后/V:聖母マリアの子/VI:復活
マーティン・ベスト・アンサンブル
イギリスの古楽演奏団体マーティン・ベスト・アンサンブルが、プサルテリー
やフィドル、ダルシマー、ドラムなどの古楽器と声楽で贈る中世のクリスマス
音楽集。合唱ではないクリスマス音楽も味わい深くてユニークです。
1988年5月4日-5日の録音。

NI 5414 \2080
セント・ジョンズのアドヴェント・キャロル ――
ロイド:Drop down ye heavens
伝承曲:見よ主は輝く
オード:アダムは縛られて
ゲスト:The Lord at first did Adam make
ブラームス:モテットOp.29
ハウエルズ:キャロル・アンセム
マコンキー:トゲのないバラはない
メンデルスゾーン:3つのモテットOp.23より
ブリテン:聖母讃歌
ハドリー:私は少女を歌にする
ホルスト:This have I done for my true love
ハウエルズ:グロスター・サーヴィス
ワーロック:ベネディカムス・ドミノ
伝承曲:ああベツレヘムよ
クリストファー・ロビンソン(指揮)、
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団
ニンバスにデュリュフレ(NI 5599)やメンデルスゾーン(NI 5529)の合唱作品集
を録音しているケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団のキャロル
集。トレブルとアルト、テノール、バスの混声合唱が神秘的な雰囲気を生み出
している。1994年5月&7月の録音。

NI 7021 \1700
ホルスト&ウォルトン - クリスマスのための作品集 ――
ホルスト:凍てつく冬に
ウォルトン:オール・ディス・タイム、ヘロデ王とおんどり
ホルスト:マスターズ・イン・ディス・ホール、お眠りなさい愛しい子よ
ウォルトン:我らこの祝祭を喜び
ホルスト:この日人となりし御子を、This have I done for my True Love
ウォルトン:ホワット・チアー?
ホルスト:ブリング・アス・イン・グッド・エール、乾杯の歌
ウォルトン:アンティフォン
ホルスト:イヴニング・ウォッチ、ヌンク・ディミッティス
ウォルトン:ユビラーテ・デオ
スティーヴン・ダーリントン(指揮)、
サイモン・ラウフォード(オルガン)、
オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊
イギリスに伝わる15世紀-16世紀の詩を題材にしたイギリスの大作曲家ホルスト
とウォルトンのクリスマス作品集。オックスフォード・クライスト・チャーチ
大聖堂聖歌隊のソリストには、現在カージナルズ・ミュージックのディレクタ
ーとして活躍中のアンドルー・カーウッドの名前が!
1987年5月11日-12日の録音。

NI 7034 \1700
スピリット・オヴ・クリスマス・プレゼント ――
ローレム:シャウト・ザ・グラッド・ティディングス
ウィルコックス編:神の御子は今宵しも
J・S・バッハ:もろびと声あげ
ガードナー:明日、私は踊ろう
ワルトトイフェル:スケーターズ・ワルツ
サワビー:ラヴ・カム・ダウン・アット・クリスマス
フィシンジャー編:3隻の船
ホルスト:凍てつく冬に
J・S・バッハ:目覚めよと呼ぶ声が聞こえ
ウィルコックス編:牧人羊を
ヴォーン=ウィリアムズ: グリーンスリーヴス幻想曲
オールドハム編:きよしこの夜
ブレイク:ウォーキング・イン・ザ・エアー
ウィルコックス編:ダビデの村の
デロ・ジョイオ:ホーリー・インファンツ・ララバイ
メンデルスゾーン(ウィルコックス編):天には栄え
チャールズ・ブルフィー(指揮)、
カンザス・シティ・コーラル、BBCウェールズ合唱団、
ケヴィン・ボウヤー(オルガン)、様々なアーティスト
合唱あり、オルガンあり、オーケストラあり!ニンバス音源の中から選りすぐ
られた"クリスマスのための音楽"のハイライト・アルバム。



<Et'cetera>
KTC 1398 \2300
シメオン・テン・ホルト:カント・オスティナート(ハープ版)
アッシア・クネゴ(ハープ)
現代オランダ音楽界の重鎮作曲家、そして世界を代表するミニマリストとして日
本でも絶大な支持を得ているシメオン・テン・ホルト(1923-)。
作曲者のお膝元オランダで15000枚以上の大ヒットを記録した伝説的名盤(2台ピ
アノ版/KTC 1367)の復活よって支持層を確実に広げたシメオン・テン・ホルト
の超大作「カント・オスティナート」にニュー・バージョンとなる"ハープ版"
が登場!
"カント(歌)"が"オスティナート(反復)"しながら途切れることなく演奏される
"106"のセクション。
旋律とリズムが少しずつ変化を重ねてゆくことにより生まれる「カント・オス
ティナート」は、ミニマルというジャンルの枠や様式、時代を超越した究極美
を持つ癒しの空間そのものなのである。
1983年生まれのイタリア人女流ハーピスト、アッシア・クネゴが奏でる切なく
も美しいハープと、シメオン・テン・ホルトの音楽が1つに融合することによっ
て生まれた「カント・オスティナート」の世界には、"2台ピアノ版"や"4台ピア
ノ版"の響きとはまた違う優しさと美しさが満ち溢れている ――。
2007年6月25日&7月17日、ブレーメン・ミヒャエル教会(ブレーメン)での録音。





<Danacord>
DACOCD 672 2枚組(1枚価格) \2300
オレグ・マルシェフ、フランスのピアノ協奏曲を弾く ――
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
フランク:ピアノと管弦楽のための交響的変奏曲
ドビュッシー:ピアノと管弦楽のための幻想曲
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
オレグ・マルシェフ(ピアノ)、
ウラディミール・ジヴァ(指揮)、南ユラン交響楽団
メジャー・レーベルからの幾度にわたるオファーを断り続け、深い信頼関係で
結ばれたデンマークのダナコード(Danacord)で素晴らしいクォリティのアルバム
を創り続けている旧ソ連のアゼルバイジャン出身のピアニスト、オレグ・マル
シェフ。
チャイコフスキーやラフマニノフなどのロシア作品、デンマークのピアノ協奏
曲集、リストのピアノ協奏曲集など様々な協奏曲録音を生み出してきた"孤高の
ピアニスト"マルシェフが向かうのは、新境地"フランス"のピアノ協奏曲。
マルシェフが取り上げたのは、ラヴェルの"両手"と"片手"の「協奏曲」、フラン
ク晩年の傑作「交響的変奏曲」、そしてドビュッシーの「幻想曲」の4作品。
なかでもローマ留学から帰国したドビュッシーが完成させたものの、初演の取り
止め、果たせなかったオーケストレーションの改訂、死後1920年の出版など、
様々なエピソードが残る「幻想曲」の新たな録音の登場は注目必至。
「3つのロシアのピアノ協奏曲集」(DACOCD 660)で絶妙のコンビネーションを披
露したジヴァ&南ユラン響との再共演によるマルシェフのフレンチ・プログラ
ム。録音面も優秀です。2009年5月11日-15日の録音。





<Aeolus>
AE-10601(SACD-Hybrid) \2850
フローベルガー・エディションVol.6 ――
フローベルガー:
リチェルカーレ第1番/同第5番/同第14番/同第10番/同第4番/同第11番/
同第12番/同第2番/同第13番/同第7番/同第6番/同第9番/同第3番/同第8番
/トッカータ第1番/同第2番/同第3番
ボブ・ファン・アスペレン(オルガン)
オランダの世界的鍵盤奏者アスペレンが、チェンバロによる「J・S・バッハ」の
鍵盤作品集と並行してレコーディングを進めてきた17世紀ドイツを代表する鍵盤
音楽の大家の芸術をたどるフローベルガー・エディション。
2006年に発表された"Vol.5"以来となるアスペレンのフローベルガー・エディ
ション最新巻には、師であるフレスコバルディの影響を受けたフローベルガーの
優れた対位法が発揮された「14のリチェルカーレ」を収録。
17世紀ドイツの傑作として1つの高みに達したフローベルガーの「14のリチェル
カーレ」は、後に現れる大バッハが「音楽の捧げ物」の中で見せる"リチェルカ
ーレ"の礎となる意義深い作品なのである。
名手アスペレンの培われた経験と研究成果が再び発揮される。
2003年5月、ピストイア・サント・スピリト(イタリア)、ヘルマンス・オルガン
(1664年製)での録音。




<RPR>
RP 005 \2180
バロック・チェロ・イルミネーションズ ――
エクルズ/ボンポルティ:ソナタ第11番ト短調
フェッシュ:ソナタ ニ短調Op.8-3
ヴィヴァルディ:ソナタ第5番ホ短調KV.40
クープラン:《趣味の融合》より 演奏会用小品
サンマルティーニ/ベルトー:ソナタ ト長調Op.1-3
J・S・バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV.1007
アンジェラ・イースト(バロック・チェロ)、ハワード・ビーチ(チェンバロ)、
ルース・アルフォード(バロック・チェロ)
仰天の超絶技巧と破天荒な演出で世界を驚愕させ続けるバロックの革命家集団
レッド・プリースト。自主制作レーベル"RPR"からのリリース第5弾は、アンサ
ンブルの屋台骨を支えるバロック・チェリスト、アンジェラ・イーストのソロ!
チェロの学習者も演奏に取り組める正統派レパートリーで構成された「バロッ
ク・チェロ・イルミネーションズ」。超刺激的な「四季」(RP 003)や「パイレ
ーツ・オヴ・バロック」(RP 004)の印象が強すぎるため意外な選曲、内容だが
名曲集、学習用などと侮ることなかれ。
イングリッシュ・バロック・ソロイスツなどの重要ポストを歴任した名手が、
"バロック・チェロ"と"バロック・スタイル"による"バロック・レパートリー"
という徹底的に"バロック"にこだわり抜いた入魂のソロ・アルバムなのである。
イルミネーションのように美しくライトアップされた珠玉のバロック・チェロ
・アルバムである。
("RP 005"はレーベル・オフィシャルのCD-Rとなります)




<Nimbus>(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-Rとなります)
NI 2541/2 2枚組 \2700
J・S・バッハ:鍵盤楽器のための協奏曲集 ――
協奏曲ニ短調BWV.1052/同ホ長調BWV.1053/同ニ長調BWV.1054/
同イ長調BWV.1055/同へ長調BWV.1056/同ト短調BWV.1058/
イタリア協奏曲ヘ長調
ウラディミール・フェルツマン(ピアノ&指揮)、セント・ルークス管弦楽団
アメリカ亡命後の長き雌伏の時を経て完全復活を遂げた"ソヴィエト連邦"最後の
ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ウラディミール・フェルツマン。フェルツマン
がミュージック・マスターズ時代に収録した録音の復刻第3弾は、弾き振りによ
るバッハの鍵盤協奏曲集!
バッハを「音楽そのもの」と讃えるフェルツマン。セント・ルークス管を自在に
操り、アグレッシブな演奏を展開するフェルツマンのバッハには人々を惹きつけ
る圧倒的なカリスマ性を備えている。
1993年7月12日-14日、アメリカ芸術院での録音。

NI 2543 \1780
ヴァイル:ロスト・イン・ザ・スターズ
グレゴリー・ホプキンス(テノール)、アーサー・ウッドリー(バス・バリトン)、
レジナルド・ピンデル(バリトン)、シンシア・クラリー(メゾ・ソプラノ)、
キャロル・ウッズ(メゾ・ソプラノ)、ジャマル・ハワード(ソプラノ)、
リヒャルト・フォークト(バス)、
ユリウス・ルーデル(指揮)、
セント・ルークス管弦楽団、コンサート・コラール・オヴ・ニューヨーク
ユダヤ系であるがために故郷のドイツを追われ、パリ、アメリカと活躍の場を移
した20世紀の巨匠クルト・ヴァイル(1900-1950)。南アフリカのアパルトヘイト
政策を題材とした「ロスト・イン・ザ・スターズ」は、アメリカ移住後に多くの
ブロードウェイのための舞台作品を生んだヴァイルが1948年から1949年にかけて
手がけた最晩年の作品。
このルーデル盤は、全米芸術基金(NEA)とクルト・ヴァイル財団の全面的なサポ
ートを得て製作されており、「ロスト・イン・ザ・スターズ」の決定盤として
評価されている。
1992年5月18日-19日&21日の録音。

NI 2544 \1780
スカルラッティ:鍵盤楽器のためのソナタ集 ――
ソナタ ト長調K.14/ヘ長調K.6/ヘ長調K.106/ニ長調K.161/ニ長調K.490/
イ短調K.3/ニ短調K.32/ニ長調K.53/ト長調K.105/ト長調K.391/ニ長調K.45
/イ短調K.175/ニ長調K.145/ホ長調K.206/ハ長調K.327/ヘ短調K.184/
ハ長調K.407/イ短調K.109/ホ長調K.496/ハ長調K.132/ホ短調K.402/
ト長調K.427/ヘ短調K.466/変ホ長調K.193/ホ長調K.215/イ短調K.532/
ニ長調K.443/ト長調K.283/ホ長調K.380/ハ長調K.487
ジョン・ブラウニンング(ピアノ)
バーバーと親交が深く、献呈された「ピアノ協奏曲」の初演者でもあるアメリカ
のピアニスト、ジョン・ブラウニング(1933-2003)。
グラミー賞に輝いたバーバーの「ピアノ独奏作品全集」(NI 2528)と並び、美し
く軽やかでありながら深みもあるスカルラッティの「ソナタ集」もブラウニング
がこの世に遺した代表盤の1つ。

NI 2545 \1780
コープランド:
バレエ音楽《ダンス・パネルズ》/エミリー・ディキンソンの8の詩/
短い交響曲
ヘレン・シュナイダーマン(メゾ・ソプラノ)、
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)、セント・ルークス管弦楽団
リンツ・ブルックナー管とのブルックナーで株を上げているアメリカのマエスト
ロ、デニス・ラッセル・デイヴィスがミュージック・マスターズ時代に残した
コープランドの復刻第2弾。
「ロデオ」や「アパラチアの春」、「ビリー・ザ・キッド」、「エル・サロン
・メヒコ」といったコープランドのメジャー作品以外をしっかりとチョイスす
るデイヴィスの選曲眼に拍手を送りたい。

NI 5564 \2080
モーツァルト:
セレナード第13番ト長調K.525《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》/弦楽四
重奏曲第8番ヘ長調K.168/同第19番ハ長調K.465《不協和音》
ブランディス弦楽四重奏団〔トーマス・ブランディス(ヴァイオリン)、ペータ
ー・ブレム(ヴィオラ)、ウィルフリート・シュトーレ(ヴィオラ)、ヴォルフガ
ング・ベッチャー(チェロ)〕、ライナー・ゼペリッツ(コントラバス)
カラヤン政権時代のベルリン・フィルで第1コンサートマスターという大役を
務めたトーマス・ブランディスをリーダーとして1976年1月に結成されたブラン
ディス弦楽四重奏団。
ベルリン・フィルの弦楽セクションのオールスター・メンバーによる「アイネ
・クライネ・ナハトムジーク」はなんとも豪華で贅沢な響き。
1997年2月3日-6日の録音。

NI 5563 \2080
ツェムリンスキー:弦楽四重奏曲第1番Op.4/同第2番Op.15
ウィーン・アルティス弦楽四重奏団
近代オーストリアの作曲家たちの弦楽四重奏曲を多数録音してきたウィーン・ア
ルティス弦楽四重奏団のニンバス第1弾となったのが、このツェムリンスキー。
オーストリア中央銀行コレクションの銘器が醸し出すハーモニーは絶品。
1997年12月15日-18日の録音。

NI 5561/2 2枚組 \3180
J・S・バッハ:オルガン作品全集Vol.9 ――
前奏曲変ホ長調BWV.552/21のコラールBWV.669-689/4つのデュエットBWV.802-
805/フーガ変ホ長調BWV.552/協奏曲第2番ト長調BWV.973/フーガ ト短調
BWV.578/パッサカリアとフーガ ハ短調BWV.582
ケヴィン・ボウヤー(オルガン)
ケヴィン・ボウヤーは、J・S・バッハのオルガン作品全集からペルトまでを自在
に弾きこなすイギリスのサウスエンド・オン・シー出身のオルガニスト。バッハ
全集第9巻はクラヴィーア練習曲集第3巻からの作品がメイン。
1997年3月13日-18日の録音。

NI 5555 \2080
ラフマニノフ:10の前奏曲Op.23/13の前奏曲Op.32
ジョン・リル(ピアノ)
1970年チャイコフスキー国際コンクールを制覇したイギリスの大ピアニスト、
ジョン・リルがニンバスへ録音を行ったラフマニノフ・プロジェクトの中の1つ
となる「前奏曲集」。
スケールの大きさとダイナミックなタッチ、また繊細な表現力を持ち合わせた
ジョン・リルの「前奏曲」はさすがの名演。1996年12月19日-20日の録音。

NI 5557/60 4枚組 \4350
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 ――
ヴァイオリン・ソナタ集Op.12(第1番-第3番)/ヴァイオリン・ソナタ第4番
イ短調Op.23/同第5番ヘ長調Op.24《春》/ヴァイオリン・ソナタ集Op.30
(第6番-第8番)/ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47《クロイツェル》/
同第10番ト長調Op.96
ベンジャミン・ハドソン(ヴァイオリン)、
メアリー・ヴァーニー(フォルテピアノ)
現在はシュツットガルト室内管の第1コンサートマスター、リーダーとして活躍
するイギリス生まれのバロック・ヴァイオリンの名手ベンジャミン・ハドソン。
同じくイギリスのベテラン女流奏者メアリー・ヴァーニーが弾くフォルテピアノ
とのベートーヴェンは、音色、表現力、コンビネーションなど全てがハイレベ
ル。1993年-1996年の録音。

NI 7062/63 2枚組 \2580
ウェーバー:
歌劇《オイリアンテ》序曲/歌劇《オベロン》序曲/歌劇《魔弾の射手》序曲
/歌劇《聖霊の王者》序曲/舞踏への勧誘/歌劇《アブ・ハッサン》序曲/
歌劇《ペーター・シュモル》序曲/交響曲第1番ハ長調/ホルン小協奏曲
ホ長調*/交響曲第2番ハ長調
ロイ・グッドマン(指揮)、
ハノーヴァー・バンド、アントニー・ハルステッド(ナチュラル・ホルン)*
ヘリオス(Helios)からリリースされているハイドンの交響曲集でのキビキビし
たアプローチなど優れた演奏を残しているロイ・グッドマンとピリオド・オー
ケストラ、ハノーヴァー・バンドのウェーバー。
お馴染みのオペラからの"序曲"から、珍しい2つの"交響曲"などウェーバーの
見事なオーケストレーションを、ハノーヴァー・バンドの演奏で楽しめる。
1988年2月22日-23日の録音。

NI 7067/8 2枚組 \2580
ルール・ブリタニア ――
クラーク:トランペット・エアーとシンフォニー
ヘンデル:トランペット、弦楽と通奏低音のための組曲ニ長調
スタンリー:ヘラクレスの選択
エクルス:Europe revells in ye Peace
クラーク:トランペット・ヴォランタリー
パーセル:妖精の女王より、インドの女王より
コルベット:ソナタ ホ長調Op.3
ヘンデル:アタランタ序曲
パーセル:
メアリー女王の誕生日のためのオード、メアリー女王の崩御を悼むエレジー
アーン:ルール・ブリタニア
エルガー:威風堂々第1番-第5番
サリヴァン:《ペンザンスの海賊》序曲、《戦艦ピナフォア》序曲
ホルスト:木星
ヴォーン=ウィリアムズ:テ・デウム
エルガー:エニグマ変奏曲Op.36より ニムロッド
ヴォーン=ウィリアムズ:The Old Hundredth Psalm Tune
ウォーレス・コレクション、リーズ祝祭合唱団、イギリス弦楽オーケストラ、他
名トランペッター、ジョン・ウォーレス率いるウォーレス・コレクションが大活
躍!17世紀-18世紀作品、エルガーやホルスト、ヴォーン=ウィリアムズなど19
世紀-20世紀の管弦楽のための名作を凝縮した4世紀を縦断する英国音楽のハイラ
イト。1988年-1989年の録音。

NI 5888(MP3 Audio Book) \4350
呉承恩:西遊記
ケネス・ウィリアムス(語り)
MP3ファイルによる「西遊記」の英語版オーディオ・ブック。収録時間はなんと
14時間(!)。※MP3対応のプレーヤーでのみ再生可能です。

●Nimbus Alliance
NI 6109 3枚組 \4350
ベートーヴェン:中期弦楽四重奏曲集 ――
弦楽四重奏曲第7番ヘ長調Op.59-1《ラズモフスキー第1番》/同ヘ長調Op.14-1
/同第8番ホ短調Op.59-2《ラズモフスキー第2番》/同第9番ハ長調Op.59-3
《ラズモフスキー第3番》/同第10番変ホ長調Op.74《ハープ》/
同第11番ヘ短調Op.95《セリオーソ》
ウィハン弦楽四重奏団〔レオシュ・チェピツキー(ヴァイオリン)、ヤン・シュ
ルマイスター(ヴァイオリン)、イジー・ジィックモンド(ヴィオラ)、アレシュ
・カスプジーク(チェロ)〕
1991年のロンドン国際弦楽四重奏コンクールでは見事に第1位と聴衆賞を獲得し、
プラハの春や大阪国際室内楽コンクール&フェスタでも入賞を果たしてきたチェ
コの弦楽四重奏団。
ニンバス・アライアンスからのリリース第3弾は、ラズモフスキー伯爵に献呈さ
れた「Op.59」を中心とした中期の作品6曲を収録したシリーズの完結盤。
2007年10月-2008年2月、聖アグネス修道院(プラハ)でのライヴ録音。


●Prima Voce
NI 7959/60 2枚組 \2580
リューバ・ヴリッチュ -
モーツァルト:
歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より オッターヴィオ, 私は死にそう、行ってひど
い人!
ウェーバー:歌劇《魔弾の射手》より まどろみが近寄るように
ヴェルディ:歌劇《仮面舞踏会》より あの草を摘み取って、私の最後の願い
プッチーニ:歌劇《トスカ》より 愛のデュエット、歌に生き, 愛に生き
R・シュトラウス:楽劇《サロメ》より 最後の場面/他
リューバ・ヴリッチュ(ソプラノ)、様々なアーティスト
ニンバスのテクノロジーによって78回転のSP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、
デジタル化を行う復刻シリーズ「プリマ・ヴォーチェ」は往年の名歌手たちの
歌声を聴くことができる貴重な録音。
ブルガリア生まれのオーストリア人ソプラノ、リューバ・ヴリッチュ。1944年
にはR・シュトラウス自身の指揮で「サロメ」を歌うなど、サロメ歌手として名
声を築いた名歌手である。1947年-1950年の録音。

NI 7857 \1700
ジェラルディン・ファーラー - イン・イタリアン・オペラ ――
モーツァルト:
歌劇《フィガロの結婚》より 恋とはどんなものかしら、歌劇《ドン・ジョヴァ
ンニ》より ぶってよ、私の愛しいマゼット
プッチーニ:
歌劇《ラ・ボエーム》より 私の名はミミ、ああ麗しの乙女、ミミか?ここな
らあなたに会えると思って/他
ジェラルディン・ファーラー(ソプラノ)、
エンリコ・カルーソー(テノール)、様々なアーティスト
アメリカのマサチューセッツ州メルローズで生まれ、フランス、ドイツを渡り歩
きMETで華々しい活躍を魅せた大ソプラノ、ファーラーが歌うイタリア・オペラ
からのアリア集。1908年-1913年の録音。

NI 7856 \1700
伝説のテノール歌手たち ――
ヴェルディ:
歌劇《オテロ》より 喜べ!、私を恐れることはない(フランチェスコ・タマー
ニョ)
ヴェルディ:
歌劇《オテロ》より 清らかな思い出は遠いかなたに(エンリコ・カルーソー)
楽劇《ワルキューレ》より 冬の嵐は去り(ラウリッツ・メルヒオール)
プッチーニ:
歌劇《トゥーランドット》より だれも寝てはならぬ(ユッシ・ビョルリンク)
/他
様々なアーティスト
カルーソー、ビョルリンク、メルヒオール、タマーニョ、ジーリ、
ザネッリ・・・。19世紀-20世紀の大テノールたちのアリアを集めたハイライト。
1909年-1944年の録音。

NI 7855 \1700
ニューヨークの偉大なる歌手たち ――
マスカーニ:
歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》より 母との別れ(エンリコ・カルーソー)
ポンキエルリ:歌劇《ジョコンダ》より 私は死のう(エミー・デスティン)
ヴェルディ:歌劇《ナブッコ》より レヴィの人よ(ホセ・マルドネス)
グノー:
歌劇《ロメオとジュリエット》より 私は夢に生きたい(ジェラルディン・ファ
ーラー)/他
様々なアーティスト
エンリコ・カルーソーがMETを主な活躍の場としていた時代のニューヨークで生
まれた大歌手たちの名唱の数々。1908年-1923年の録音。

NI 7056/7 2枚組 \2580
声楽の黄金時代Vol.4 - 1930-1950 ――
ビゼー:
歌劇《カルメン》より ジプシーの歌、カルメンはいうことなんか聞かない
ドニゼッティ:
歌劇《ランメルモールのルチア》より 私の裏切られた父が眠っている
ヴェルディ:歌劇《オテロ》より 恥と悲しみに満ちて
モーツァルト:歌劇《コシ・ファン・トゥッテ》より 恋のいぶき
R・シュトラウス:歌劇《ばらの騎士》より 騎士様
ドニゼッティ:歌劇《愛の妙薬》より 聞きなさい、田舎者たちよ
プッチーニ:
歌劇《ラ・ボエーム》より 私のなはミミ、歌劇《トゥーランドット》より
心に秘めた大きな愛
マスカーニ:歌劇《友人フリッツ》より、こんにちはスーゼル
ヴェルディ:歌劇《トロヴァトーレ》より 君は微笑み
ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》より ああ、何と暗いところだろう/他
コンチータ・スペルビア(メゾ・ソプラノ)、
ラウリッツ・メルヒオール(テノール)、ベニアミーノ・ジーリ(テノール)、
ロッテ・レーマン(ソプラノ)、ティート・ゴッビ(バリトン)、他
1930年-1950年代に収録された大歌手たちの歌声を集めたプリマ・ヴォーチェ
(Prima Voce)シリーズからのセレクション。





<Quartz>
QTZ 2069 \2180
ナイマン:ピアノ・コレクション ――
楽しみを希う心/アトラクション・オブ・ザ・ペダリング・アンクル/翌日/
フランクリン/オデッサのビーチ/教室/愛の日記/すべて不完全なるもの/
アンネの日記より ホワイ?、イフ/出発/フリング/ナディア/ロスト・アン
ド・ファウンド/あの時芽生えた気持ち/変化/ジャック/蝋燭の灯/デジタ
ル・トラジェディ/ビッグ・マイ・シークレット/愛/デビー/ビル
クセーニャ・バシュメット(ピアノ)
偉大なる父ユーリ・バシュメットとモスクワ・ソロイスツとの共演でレコーディ
ング・デビューを飾ったクセーニャ・バシュメット。
バッハやショスタコーヴィチ、シュニトケの協奏曲を弾いたデビュー盤
(QTZ 2068)に続く2枚目のリリースは、方向性をガラリと変えてマイケル・ナイ
マンのピアノ作品集。
名作「ピアノ・レッスン」や「ガタカ」、「エネミー・ゼロ」などの映画のた
めに作曲されたナイマンのピアノ作品を、クセーニャが1音1音丁寧に築いてゆ
く ――。

<naive>
V 5188 \2280
ロス・インポシブレス-メキシコ、スペイン、イタリア各地に伝わる音楽集-
(1)サ・クィ・トゥーロ(作曲者不詳、コアンブラ、1643年)
(2)ホアカラス(ルカス・ルイス・リバヤス1677/ペペ・ハビクエイラによる即興)
(3)ラ・ロローナ(泣き女)(メキシコの伝統音楽)
(4)リチェルカーダ1+2(ディエゴ・オリッツ1553)
(5)ファララン(作曲者不詳、1556年)
(6)マリツァパロス(作曲者不詳、ペルー、1730年)
(7)バスチャオ(作曲者不詳、コアンブラ、1643年)
(8)ラ・ディア・スパニョーラ(ニコラ・マッテイ)
(9)モレスカ(即興)
(10)ファンダンゴ(サンチャゴ・デ・ムルシア、メキシコ、1730年)
(11)ヴィリャンシーコ(Forget me)(カタルーニャの伝統音楽)
(12)エスパニョレータス(マドリード、1677年)
(13)ラ・ロロンチータ(メキシコの伝統音楽)
(14)ファンダングイート(メキシコの伝統音楽)
クリスティーナ・プルハル(指)ラルペッジャータ, キングズ・シンガーズ
メキシコには、18世紀初頭に生きたスペインのバロックギター奏者サンチャゴ・
デ・ムルシアの手稿譜が残されています。その曲のタイトルは「ロス・インポシ
ブレス」。これは、イタリアでは16 世紀から続く伝統をもつ「ロマネスカ」と
いうジャンルと同様の音楽でした。南米からはるか遠くヨーロッパまで、16-17
世紀という時代に、すでに音楽が伝えられていたのです。この事実に注目した
プルハルは、当時の南米とヨーロッパの音楽における共通点を探求することを
決意。時空を超えて、我々の祖先が紡いでいた音楽の根底に流れる共通のテー
マをこのアルバムに込めています。
クリスティーナ・プルハルはアルファレーベルでもお馴染みの女性ギター奏者、
指揮者。このたびナイーブからリリースが決まりました。佐藤豊彦の愛弟子の
一人で、ハーグ王立音楽院にてギターを学びました。ルネッサンスリュート、
バロックギター、リュート、テオルボ、バロックハープなど幅広く楽器をこな
し、また指揮者としてもその名声を高めています。2000 年に「ラルペッジャー
タ」を設立、世界の名手たちとアンサンブルを繰り広げています。
【V.5055(廃盤)と同内容(ボーナスDVDはつきません)】



<Profil>
PH 09065(SACD-Hybrid) \2180
R.シュトラウス:アルプス交響曲Op.64
R.シュトラウス:
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28
セミョン・ビシュコフ(指)
ケルンWDR交響楽団
録音:2007年12月17-21日ケルン・フィルハーモニー(セッション)
PROFILより精力的にリリースを続けるビシュコフと手兵ケルン放送響。最新アル
バムは、2005年録音の「エレクトラ」(PH05022)以来となるシュトラウスで、
「アルプス交響曲」と「ティル」いう組み合わせになります。
キャリアの初期からシュトラウス作品の録音を積極的に行ってきたビシュコフ
は、1988年にコンセルトヘボウ管と交響詩「ドン・ファン」をセッション録音、
1989年にフィルハーモニア管と交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」をセッ
ション録音しています。
そして、1997年にビシュコフがケルン放送交響楽団の首席指揮者に就任し、2001
年に当コンビによる初めてのセッション・レコーディングのプログラムとして選
ばれたのが、交響詩「英雄の生涯」とメタモルフォーゼンでした。
舞台作品でも当オケとはさきの「エレクトラ」のほか、同じ2005年に「ダフネ」
を録音しており、また、2004年のザルツブルク音楽祭での「ばらの騎士」(オケ
はウィーン・フィル)の公演を収めた映像ソフトも発表しています。
このようにビシュコフのシュトラウスに対する熱い取り組みはそのディスコグ
ラフィからもうかがい知ることができます。シュトラウス特有の開放的で豪奢
なサウンドの魅力で人気の2作品をあらたに収録したこのアルバムでは、オペラ
でのそれをほうふつとさせる艶やかで優美な弦と、ニュアンスゆたかにたっぷり
と旋律を歌い上げる管に、シリーズを通じてますますの磨きがかかり、ビシュコ
フの濃い味付けの音楽づくりを強力に支える形となっています。「アルプス交響
曲」で、刻一刻と姿をかえてゆく大自然の驚異を壮大なスケールで一息に聴かせ
たかとおもえば、ユーモラスで目まぐるしく表情を変える「ティル」ではていね
いな物語づくりを心がけているあたり、ビシュコフの非凡なセンスを示すものと
いえるでしょう。
ともに大編成のオーケストラ録音ということで、SACDハイブリッド盤でのリリー
スも効果的といえ、クオリティ面での配慮もうれしいところです。




<Simax>
PSC 1310(SACD-Hybrid) \2680
エドヴァルド・グリーグ:歌曲集
H・C・アンデルセンの詩による『心の歌』 作品5
【茶色のふたつの瞳/海の永遠の動きをあなたは知らない/
君を愛す/私の思いは高い峰のように】
9つのロマンスと歌作品18
【森の散歩/愛しいひとはとても色白で/詩人の最後の歌/詩】
ヨン・パウルセンの5つの詩 作品26
【ここちよい夏の夕べにさまよい/森の小道で】
A・O・ヴィンニェの詩による12の歌 作品33
【若者/春/傷つけられしもの/コケモモ/流れにそって/
まぼろし/老いた母/最初のもの/ルンダーネで/破れた友情/
誠実/たどり着くところ】
6つのドイツ語の歌 作品48
【いつの日か、わが思いは/青春時代に】
ヨハネス・ヴァイサー(バリトン) セーアン・ラストギ(ピアノ)
録音:2008年11月25日-26日、2009年3月16日-17日
ソフィエンベルグ教会(オスロ)
[制作:トニー・ハリソン  録音:アルネ・アクセルベルグ]
2008年と2009年、オスロのソフィエンベルグ教会での録音。
弦楽オーケストラのための「2つの悲しい旋律」、「最後の春」と「心の傷み」
の原曲となった2曲を含む「A・O・ヴィンニェの詩による12の歌」は、数多くの
歌曲を書いたグリーグの代表作に挙げられる曲集です。
ヨハネス・ヴァイサー(ヨハンネス・ヴァイセル)は1980年ノルウェー生まれ。
コペンハーゲンの王立音楽アカデミーと王立オペラ・アカデミーでスサナ・エー
ケンに学びました。オラトリオ、歌曲、オペラのステージで活躍する彼は、ヤー
コプスが指揮した「ドン・ジョヴァンニ」(HMC 901964)のタイトルロールを歌
い、一躍注目を集めました。スカンディナヴィアの生んだもっとも有望な歌手
のひとり。「A・O・ヴィンニェの詩による12の歌」をラグナル・ソーデルリン
のオーケストレーション版で録音(PSC1076)したノルウェーのバリトン、ヴォレ
スタードと同じくヴァイサーは、美しい声、しなやかな感性、そして深い感情
と詩の心を歌うための技術を備えています。
共演のセーアン・ラストギはデンマークのピアニスト。王立音楽アカデミーで
トーヴェ・レンスコウとスウェーデンのニクラス・シヴェレーヴ、ベルリンの
芸術大学でパスカル・ドヴォヨンのクラスで学んでいます。フェスティヴァル、
コンサート、ラジオ放送に出演しながら、王立アカデミーで教えています。く
りかえし聴くほどに愛しさの募ってくるアルバム。




<Aurora>
ACD 5060(SACD-Hybrid) \2680
ファッテイン・ヴァーレン(1887-1952):
4つのピアノの小品 作品22、間奏曲 作品36
クラウス・エッゲ(1906-1979):ピアノソナタ第2番 作品27「哀愁のソナタ」
フィン・モッテンセン(1922-1983):ソナタ 作品7
ロルフ・ヴァリーン(1957-):7つの命令(2001)
ホーコン・アウストボー(ピアノ)
録音:2009年3月12日-15日 ソフィエンベルグ教会(オスロ)
[制作:ホーコン・アウストボー  録音:アルネ・アクセルベルグ]
ホーコン・アウストボー(1948-)。ノルウェー、コングスベルグの生まれ。国内
で演奏活動を行った後、フランスに渡り、パリのコンセルヴァトワールとエコー
ル・ノルマル音楽院で研究をつづけました。1971年にオリヴィエ・メシアン・コ
ンペティションに優勝。ジュリアード音楽院とミュンヘンの州立音楽大学への留
学を経て、1973年からオランダを拠点に活動を始めました。ロンドンのデイリー
・テレグラフ紙は1974年、「彼のたいへんな才能は国際的に認められるべきだ」
とアウストボーの音楽を評価しました。
ノルウェー国防軍軍楽隊と共演したメシアンの 《異国の鳥》(ACD5057)につづ
く、ノルウェー作曲家協会のレーベル、Aurora への新録音でアウストボーは、
20世紀から21世紀のノルウェー音楽界を代表する、それぞれ師弟関係にある4人
の系譜をたどります。民俗音楽の再生にノルウェーのアイデンティティを示した
グリーグとは異なるスタイルを選び、「強烈で独特の性格をもつ声のモザイク
を創った」(アウストボー)ファッテイン・ヴァーレンの《4つのピアノの小品》
と《間奏曲》。伝統の民俗音楽と新しい語法を深いところで融合させ、その手
法がバルトークとも比較されるクラウス・エッゲ 《哀愁のソナタ》。フィン・
モッテンセンのソナタは、エッゲの第2番とならび1950年代中期ノルウェーを代
表するピアノ曲とアウストボーが考える作品。この曲をアウストボーが1977年
のベルゲン国際フェスティヴァルで演奏した際、モッテンセンは、彼の演奏を
聴くためにオスロから足を運んだと言われます。今日のノルウェーでもっとも
活躍の目立つひとり、ロルフ・ヴァリーンの《7つの命令》は、ベルゲンのダン
スカンパニーCarte Blancheのために作曲されました。
ノルウェーのピアノ音楽を知る上でもっとも重要な、また、興趣の尽きない一
枚です。



<PRAGA>
PRDDSD 250251(SACD-Hybrid) \2780
ハイドン:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲
(1)op.50-3 変ホ長調 (2)op.50-5 ヘ長調「夢」 (3)op.50-6 ニ長調「蛙」
プラジャーク弦楽四重奏団
録音:2008年10、11月/2009年6月
ハイドンの弦楽四重奏曲op.50は、ユーモアに溢れていて、それでいて各曲の書
法は充実したものばかり。まるで言葉のないミュージカルのような楽しさに満
ちています。「蛙」と呼ばれる第6番では、各パート奏者たちが熟練と楽しさの
絶妙なバランスで聴かせます。




<CALLIOPE>
CAL 9412 \2180
フランツ・リスト-ポートレイト
リスト:
(1)ナポリのタランテッラ(ヴェネツィアとナポリより)
(2)葬送(誌的で宗教的な調べ)
(3)メフィスト・ワルツ第4
(4)水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ(伝説第2番)
(5)コンソレーション(全6曲)
(6)オーベルマンの谷
(7)愛の夢
(8)ハンガリー狂詩曲第2番
ギョーム・コッポラ(ピアノ)
録音:2009年4月
これでもか!と超絶技巧を並べたプログラムのリスト作品集の登場。コッポラ自
身による選曲で、コッポラは、このプログラムからリストという人物像を浮き
上がらせたかったと語っています。

CAL 9415 \2180
ヴィラ=ロボス:ギター作品集
(1)12の練習曲 (2)5つの前奏曲 (3)ブラジル民謡組曲 (4)ショーロ第1番
パスカル・ボエル(10弦ギター)
録音:2009年6月
ノスタルジックでやさしく、時にすすり泣きのようなギターの音色に胸を打たれ
る1枚。練習曲では超絶技巧に驚かされ、最終曲のショーロ第1番では、強烈に熱
いリズムとむせび泣きのようなメロディに心奪われます。ベールスは、10弦ギタ
ー(6弦と4つのバス弦をもつ)の世界的名手。




<MIRARE>
MIR 104 \2500
ハイドン:ソナタと変奏曲集
ソナタ第62番 変ホ長調 Hob. XVI:52
変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII:6
ソナタ第53番 ホ短調Hob. XVI:34
ソナタ第54番 ト長調 Hob. XVI:40
アンヌ・ケフェレック(P)
録音:2001年9月30日、10月1日
コンサート、録音ともに世界中の音楽ファンを魅了するピアニスト、アンヌ・
ケフェレック。彼女のレパートリーは非常に多様でいつも違った顔を見せてくれ
ます。気品に満ち、その凛とした姿は、彼女が奏でる音楽そのもの。今回は2009
年がアニバーサリーイヤーでもあるハイドンの作品。
モーツァルトのハイドンに対する尊敬は「ハイドン・セット」の献呈文にもあら
われていますが、他にもモーツァルトはこのようにも語っています。「洗練され
た冗談、意外な驚き、笑い、深い感動といった全ての事柄をハイドンほど上手く
表現できる人は他にいません。」また同じように、モーツァルトがケフェレック
の演奏を聴いたら「これほどハイドンの作品を表情豊かに活き活きと演奏できる
人も、アンヌ・ケフェレックの他にいないでしょう。」と言うかもしれません。
それほどに、このケフェレックは、快活で力強く、また繊細で柔和な音楽を奏で
ています。
ピアノ・ソナタの中でも後期の作品第62番は、ハイドンのソナタの最高傑作とも
言われています。華々しい冒頭や、中間部の繊細さなど起伏に富んだ楽想を有し
ます。また美しさと悲しさが交差する大規模な変奏曲、溌剌とした第53、54番の
ソナタ。ケフェレックの温和な表現、颯爽とした音楽性が溢れ出ています。




<Ondine>
ODE 1158 \1850
マルチヌー:
序曲 H345(1953)、ピアノ協奏曲第2番 H237(1934)*
ピエロ・デッラ・フランチェスカのフレスコ画 H352(1955)
ピアノ協奏曲第4番「呪文」 H358(1956)*
ロベルト・コリンスキ(P)* バーゼル交響楽団 
ヴラジーミル・アシュケナージ(指)
[録音:2005年10月29日-30日(序曲、第2番、フレスコ)(ライヴ)、2007年1月23日]
[制作:アンドレアス・ヴェルナー  録音:ヤーコプ・ヘンデル]
チェコ音楽を好み、ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団を指揮したスクの
「アズラエル交響曲」(ODE 1132)が Gramophone 誌の Editor's Choice(2009年5月
号)に選ばれたアシュケナージ。ニース滞在中に作曲、合奏協奏曲のスタイルにな
らった「序曲」。メロディの美しさと豊かなオーケストレーションのため、4曲の
ピアノ協奏曲のうちもっとも人気が高いとされる第2番。「(二十世紀に)ピアノと
オーケストラのために書かれたもっとも刺激的で風変わりな作品」とアメリカの
ジャーナリスト、デイヴィッド・ハーウィツが呼んだピアノ協奏曲第4番。アレッ
ツォの聖フランチェスコ教会を訪れた際、ピエロ・デッラ・フランチェスカのフレ
スコ画『聖十字架物語』からインスピレーションを受けて作曲した、3曲からなる
「ピエロ・デッラ・フランチェスカのフレスコ画」。ピアニストのロベルト・コリ
ンスキ(1970-)はスイス生まれ。バーゼルとプラハでラースロー・ギメシ、ペータ
ー・エフラー、ヤン・パネンカに学び、その後、ジェルジ・クルターグとヴィトル
ト・ルトスワフスキの下で研究をつづけました。マルチヌーのピアノ音楽は彼の重
要なレパートリーのひとつです。オーケストラはバーゼル交響楽団。第4番の協奏
曲をのぞき、2005年にバーゼルのムジークザールで行われたコンサートのライヴ
録音です。





<HUNGAROTON>
HCD 32612 \2080
「ゴルトマルク:ピアノ曲全集 Vol.3」
序曲「シャクンタラー」Op.13
ジョージナ Op.52(全6曲)
ピアノ小品 変ロ長調
フーガ ヘ短調
微妙な秘密
黒人の踊り
おお、陽光よ
ピアノ小品 変ホ長調
フーガ イ短調
ティハメール・フラヴァチェク(Pf)
録音:2008年11月24-26日、2009年4月16-19日フンガロトン・スタジオ
ヴァイオリン協奏曲で知られるハンガリーの作曲家カール・ゴルトマルク(1830-
1915)。これまでほとんど知られなかった彼のピアノ曲をすべて録音するシリーズ
も第3弾となりました。今回の目玉は代表作のひとつ「シャクンタラー」の彼自身
によるピアノ版が含まれていること。また、ダリアの花を描いた「ジョージナ」は
一見親しみやすそうながら、初期シェーンベルクを思わす超半音階的和声が斬新。
想像以上に時代に先んじていたことを納得できます。

HCD 16888 \2080
「“ワルツが演奏されているかぎり”-パツェラー作品集」
ヤーコプ・パツェラー(1869-1957):
ワルツが演奏されているかぎりOp.99-ワルツ
夢、追憶Op.115-歌曲
フモレスク(笑い-踊り-歌い)Op.210
まだ一言だけ?Op.208-歌曲
お金のコメディOp.159-クプレ
忘れられた歌Op.199-ヴァルス・レント
愛あるかぎり生きよOp.76-チャールダーシュ(二重唱)
ペストでの暮らしはたいへんOp.147-ウィーン風歌曲
わたしはあなたを偲んで泣いたりしないOp.213-タンゴ
愛の舞踏Op.122-インテルメッツォ
こちらにおいでよ、お嬢さんたらOp.98-歌曲
ときどきはわたしのこと思い出したりする?Op.128-歌曲
ロマーンツ(あなたみたいなひとはだれもいない)Op.189
お祭り騒ぎを嫌がるひとは悲しOp.94-二重唱
あなたはわたしにとって唯一無二のひとOp.132-歌曲
軒下は静かOp.92-ハルガトー
イボヤ・ナジ(S) ヤーノシュ・ペレ(T) ヴィルモシュ・サバディ(Vn) 
エヴァ・マロシュ(Hrp)
ヤーノシュ・ペーンテク(指)ヤーコプ・パツェラー・サロン・オーケストラ
録音:ブダペスト、RAZスタジオ
オーストリア北東部のバーデン・バイ・ウィーンに生まれ、オーストリア=ハンガ
リー帝国の楽長として活躍したヤーコプ・パツェラー(1869-1957)。帝国解体後に
作曲家としての余生をブダペストで過ごしたパツェラーは200を超える作品を書い
たものの、死後50年を経て未出版の自筆譜がようやく再発見され始めたばかり。軍
人の経歴に直結した行進曲集(HCD16887)とは対照的に、続篇に収められた歌曲やワ
ルツの数々は当時の風俗を偲ばせるムード満点の内容となっています。

HCD 32600 \2080
「ダンツィ:ヴィオラとチェロのための4つの二重奏曲集」
二重奏曲ハ長調
二重奏曲第2番ト短調Op.9
二重奏曲第3番ヘ長調Op.9
二重奏曲第1番ニ長調Op.9
エヴァ・ポシュヴァネツ(Va)、バラージュ・マーテー(Vc)[オリジナル楽器使用]
録音:2008年5月ジューロー、カルヴァン派教会
15歳でマンハイム宮廷楽団のチェリストに就任し、選帝侯がミュンヘンに移ったの
ちは、父の跡を継いで宮廷楽団でやはりチェリストを務めたフランツ・ダンツィ
(1763-1826)。おそらく1800年ごろに書かれたと思われ、世界初録音となる4つの二
重奏曲は、チェロのパートが際立って雄弁。木管五重奏をはじめ、とにかく数の多
いことでも知られるダンツィの室内楽作品ですが、生前はジングシュピールの作曲
家としておおいに評判を取り、また、ウェーバーのよき理解者として「魔弾の射手」
「オイリアンテ」のカールスルーエ初演などを手がけていることから、ここでも共
通する特徴として歌心にあふれているところも魅力です。
オリジナル楽器ですぐれた演奏を聴かせるのは、ブリュッヘンの18世紀オーケスト
ラ、サヴァールのコンセール・デ・ナシォンなど古楽団体に参加するポシュヴァネ
ツと、同じくサヴァールの団体やミンコフスキのルーヴル宮音楽隊などに参加する
マーテーという顔合わせ。

HCD 32623 \2080
「フランツ・クロンマー(1759-1831):3つの弦楽四重奏曲集Op.7」
3つの協奏的四重奏曲第1番ハ長調Op.7-1
3つの協奏的四重奏曲第2番ホ短調Op.7-2
3つの協奏的四重奏曲第3番イ長調Op.7-3
オーセンティック四重奏団(ピリオド楽器使用)
ジョルト・カッロー、バラージ・ボザイ(Vn) ガーボル・ラーツ(Va) 
チッラ・ヴァーリ(Vc)
録音:2008年1月11-13日フンガロトン・スタジオ
モラヴィアのカメニツェに生まれ、ウィーンに出て大成功を収めたクロンマーは、
一時期ハンガリーで活動していた経歴があります。シモントルニャ(現在のハンガ
リーのトルナ県)で、シュテュルン公の宮廷オーケストラのヴァイオリニストとし
て雇われ、まもなく音楽監督に就任。こののち、ペーチュの大聖堂のヴァイオリニ
スト、さらに聖歌隊指揮者にも就任しています。こうしたいきさつもあって、ハン
ガリーのHUNGAROTONからクロンマーの世界初録音が登場します。
クロンマーは300を超える作品を残し、今日では主に管楽器の協奏曲で知られていま
すが、じつに72曲におよぶ弦楽四重奏曲を残していることから、当時ハイドンにな
らぶ大家とみなされていました。正式なタイトルを協奏的四重奏曲(Quatuors
Concertans)という作品7は、3曲でワンセットというところが、かれによるほかの
弦楽四重奏と同じで、ソナタ形式による第1楽章で開始され、ロンドもしくはソナ
タ形式のフィナーレで閉じられる全4楽章形式の構造も共通しています。ほかに、
陽気な調子だったり(第1番)、厳格な対位法が用いられていたり(第2番)、がちゃが
ちゃとぜんまい仕掛けのよう(第3番)だったりと、それぞれの性格的なメヌエット
楽章もまた、おもいがけない魅力にあふれています。




<audite>
AU 92572(SACD-Hybrid) \2300
「エコーとリスポスタ-ムーリ修道院所属教会合唱隊席から響く最上の器楽曲」
ディートリヒ・ベッカー(1623-1679):カンツォン
ベネデット・レ(17世紀初期):カンツォーネ
ニコロ・コッラディーニ(1580/90-1646):ソナタ「ラ・ゴルフェランマ」
サラモーネ・ロッシ(1570頃-1630頃):ソナタ
チェザリオ・グッサーゴ(17世紀初期):ソナタ「ラ・レオーナ」
ダリオ・カステッロ(17世紀初期):ソナタ第10番
ジョヴァンニ・バッティスタ・リッチョ(17世紀初期):カンツォン
ビアージョ・マリーニ(1594-1663):ソナタ第9番、カンツォン第1番
ロドヴィーコ・ヴィアダーナ(1560-1627):
 シンフォニア「ラ・ベルガマスカ」、フランス風カンツォン、
シンフォニア「ラ・マントヴァーナ」
ジョヴァンニ・ピッキ(17世紀初期):カンツォン第12番、ソナタ第16番
アレッサンドロ・ストラデッラ(1639-1682):ソナタ
ザムエル・シャイト(1587-1654):エコー、カンツォン・コルネット
ヨハン・ゾンマー(1570頃-1627):ソナタ
ヨハン・シュターデン(1581-1634):ソナタ第1番
レ・コルネ・ノワール(2コルネット、2Vn、Fg、Tb、2Org)
録音:2008年8月4-7日スイス,アールガウ州ムーリ,修道院所属教会
ムーリ修道院所属教会における第3弾目の録音は、その合唱隊席の特質を生かした
もの。音楽史上、ヴェネツィア、サン・マルコ大聖堂のステレオ効果が最も有名で
すが、ムーリ修道院所属教会は、反響を配慮した8角形のドームで、そのうちの4面
に合唱隊席を配し、音源が前方2方向の場合はエコーが、4方向の場合は立体音響が
際立ち、どちらの場合にも、非常に色濃いサラウンド効果が得られるようになって
います。
今回の録音は、タイトルにも示されるように、前方2方向の音源から得られるエコー
効果を主眼としたもの。初期バロック時代に活躍した、楽器奏者としても名の通っ
た独伊の作曲家たちの作品を集め、レ・コルネ・ノワールは、その空間効果を生か
した響きを作り出しています。特にSACD SURROUND層の録音は、この効果の再現に
力を発揮しています。




<SUPRAPHON>
SU 4007 \1780
マルチヌー:交響曲第5番H.310(1946)
録音:2007年12月14-15日プラハ・ルドルフィヌム(ライヴ・ステレオ)
マルチヌー:交響曲第6番「交響的幻想曲」H.343(1951-53)
録音:2009年5月4-7日プラハ・ルドルフィヌム(セッション・ステレオ)
イルジー・ビエロフラーヴェク(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
2009年のマルチヌー・アニヴァーサリーを機に、巨匠ビエロフラーヴェクとチェコ
・フィルによる交響曲全集プロジェクトがいよいよ再始動します。2003年リリース
の「交響曲第3番&第4番」(SU3631)に続く第2弾では、2007年12月のライヴ録音に
よる第5番と、2009年5月の最新録音による第6番という、第2次大戦後のアメリカ滞
在中に書かれた最後の2つの交響曲が収められています。
1946年に完成した第5番は、二度とその土を踏むことが叶わなかった祖国チェコス
ロバキアのおかれた情勢にたいするマルチヌーの疑念と幻滅を色濃く反映したもの
となっており、翌1947年にマルチヌー作品の紹介にも積極的な同郷の指揮者クーベ
リックによって初演されています。
対照的に、作曲者自身が名づけたタイトル「交響的幻想曲」が示すように、第6番
は広範な音域と色彩豊かなオーケストレイションが持ち味で、19世紀後半から20世
紀初頭にかけての後期ロマン派の交響曲の精神と伝統に立ち返った内容からも、
全6曲中随一の人気作としてコンサートでもしばしば取り上げられています。この
作品は作曲者の友人であった、シャルル・ミュンシュの指揮で初演され、ボストン
響75周年記念と音楽監督ミュンシュに献呈されています。
マルチヌー作品への特別な思いを折に触れて述べてきたビエロフラーヴェクと、
1970年代のノイマンによる全集以来となる名門チェコ・フィルの新録音ということ
でスタートした当シリーズですが、2002年8月のプラハ大洪水でいったんは録音中
止に追い込まれたといういきさつがあり、それだけにシリーズの再開はよろこばし
いかぎりといえるでしょう。



<WAONRECORDS>
WAONCD 6040 \2080
ターロック・オキャロラン作品全集第4巻 「プリンセス・ロイヤル」
1. Mrs. Maxwell First Air
2. Dr. John Hart, Bishop of Achonry
3. Young Catherine
4. Loftus Jones
5. Lay Your Dear Head(Cuir Do Cheann Dileas)
6. Pleasant Regal Young Lady
7. Luke Dillon
8. Thomas Judge, or Carolan's Frolic
9. Mrs. Fallon
10. Fanny Dillon
11. The Generous Woman
12. Planxty Burke
13. Carolan's Ramble to Cashel
14. Colonel O'Hara
15. Mr. O'Connor
16. Mr. O'Connor(Jig)
17. Miss MacDermott, or The Princess Royal
18. Dermot O'Dowd
19. Sir Charles Coote
20. George Brabazon First Air
21. George Brabazon Second Air
22. Mrs. Costello 23. Baptist Johnston
24. Dolly MacDonough
25. My Dermot
26. O Black Sorrow(Uillagan Dubh O)
27. Mrs. Farrell
28. Major Shanly
29. The Princess Royal
30. Carolan's Maggot
31. Robert Hawkes
32. Bridget Cruise Fourth Air
33. The Clergy's Lamentation
守安功(アイリッシュ・フルート、ホイッスル)守安雅子(アイリッシュ・ハープ)
録音:2009年4月
アイルランドを代表する最も重要な作曲家で、盲目のハープ奏者でもあったター
ロック・オキャロラン(1670-1738)の全作品を紹介するシリーズの第4巻です。アイ
ルランドの名人と言われた農夫から守安氏が直接教えを受けた、残された楽譜とは
異なるヴァージョンの演奏も収録。

WAONCD 041 \2080
「オランダバロックの愉悦」バロック時代のオランダの作曲家達による器楽作品
(1)ヤコブ・ファン・アイク:おどけ者 
(2)作者不詳:朽ちた風車 
(3)作者不詳:アメリカ 
(4)作者不詳:アイルランドの王子 
(5)作者不詳:3つの小さなブランド 
(6)ヤコブ・ファン・アイク原曲:パヴィアの戦い 
(7)ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ原曲:武器を取って集まれ 
(8)スウェーリンク:緑の菩提樹の下で 
(9)ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ:ソナタ作品2‐4 ト長調 
(10)アンドレアス・ハンマーシュミット原曲:イントラーダ 
(11)ワセナール伯ユニコ・ウィルヘルム:ソナタ第1番ヘ長調 
(12)ニコラス・ヴァレット:物乞いのファンタジー 
(13)ヤコブ・ファン・アイク:ダフネが美しい娘だったとき 
(14)ワセナール伯ユニコ・ウィルヘルム:ソナタ第3番ト短調 
(15)作者不詳:菩提樹の下で 
(16)ヤン・ピータースゾーン・スウェーリンク(?):まぬけなサイメン 
(17)ワセナール伯ユニコ・ウィルヘルム:ソナタ第2番ト短調 
(18)ピーター・マイヤー:イギリスのイントレ 
(19)作者不詳:ファンタジア 
(20)作者不詳:宮廷のサラバンダ
ルストホッファース【本村睦幸(リコーダー) 櫻田亨(リュート、テオルボ、
バロックギター)、上尾直毅(チェンバロ、オルガン、ミュウゼット、打楽器)】
録音:2005年10月
好評ながら廃盤となっていたWAONCD 040を176.4kHzハイサンプリングPCMで再編集
したもの。曲順にも変更を加え、よりいっそうお楽しみいただける1枚になって、
「オランダバロックの愉悦」が生まれ変わりました。
オランダのバロック音楽を中心としたプログラム。現在もそうですが、17,18 世紀、
オランダは海に開かれているという土地柄もあり、ヨーロッパ各地の多様な人種が
行き交っていました。そのなかで様々な文化交流がなされ、音楽活動もきわめて盛
んでした。そんなオランダで生み出された音楽を集めたこのアルバムからは、バロ
ック器楽の生きた姿が色鮮やかに浮かび上がってきます。ルストホッファースの名
前は、ファン・アイクの「笛の楽園(Der Fluyten Lust-hof)」から取ったもので、
「楽園の住人達」の意です。本村睦幸、櫻田亨、上尾直毅、3 人の気鋭の古楽奏者
たちによる超一級のアンサンブルにどっぷり浸かれる、たのしい一枚です。




<harmonia mundi>
HMG 507241 \1700
ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ:
ヴァイオリン・ソナタ集作品3(全6曲)
ヴァイオリン・ソナタ集作品4(全6曲)
アンドルー・マンゼ(Vn) リチャード・エガー(Cemb)
録音:1998年11月
マンゼの名盤。モンテヴェルディの時代からコレッリへと至るヴァイオリン音楽の
中で、この2つのソナタ集によってその掛け橋の位置を占めるパンドルフィは、史
料が少なく詳細が良く知られていませんが重要な作曲家です。マンゼの奏でるパン
ドルフィは、素晴らしい技巧と情熱的な楽想が絶妙なバランスを保っており、古楽
ファンもヴァイオリン・ファンも必聴の衝撃的演奏です。

HMG 501522 \1700
ベルリオーズ:(1)歌曲集「夏の夜」 Op.7 
(2)叙情的場面「エルミニー」
ブリジット・バレー(メッゾ・ソプラノ) ミレイユ・ドゥランシュ(ソプラノ)
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
シャンゼリゼ管弦楽団
録音:1994年6月,10月
ベルリオーズの魅力は、大編成のオーケストラによる狂おしいロマンティシズムば
かりではありません。ゴーティエの詩に基づいた「夏の夜」の控えめな美しさ、幻
想的で夢に満ちた音楽は心に響く美しさがあります。「エルミニー」はベルリオー
ズがローマ大賞に入選した時の作品。ヘレヴェッヘはベルリオーズを演奏するにあ
たり、19世紀音楽向けに当時の楽器を使用したシャンゼリゼ管弦楽団を編成、現代
オーケストラでは再現の難しいベルリオーズが意図した通りの色彩の調合を可能に
しています。

HMG 501764 \1700
ロドリーゴ:(1)アランフェス協奏曲(1939) (2)ある貴紳のための幻想曲(1954) 
(3)庭園のための音楽(1957) (4)3つの古風な舞曲(1926-29)
ジョゼプ・ポンス(指)
グラナダ市管弦楽団 (1)(2)マルコ・ソシアス(G)
録音:2001年9月
ロドリーゴの名作「アランフェス協奏曲」を、生前の作曲者が高く評価していた
スペインの新鋭ソシアス(1966年生まれ)が演奏したディスク。予想外のデリケート
な解釈に驚かされます。もうひとつのギター協奏曲である「ある貴紳のための幻想
曲」も透明な味わいに満ちています。カップリングは珍しいロドリーゴのオーケス
トラ曲。グラナダ市管弦楽団のいきいきとした演奏が魅力です。

HMG 501108 \1700
モンテヴェルディ:
バレエ音楽「つれない娘たちの踊り」(マドリガーレ集第8巻より)、
セスティーナ
ウィリアム・クリスティ(指)
レザール・フロリサン
アニェス・メロン(S)、ギユメット・ロラン(Ms)、グレゴリー・ラインハルト(Bs)、
ジジル・フェルドマン(S)
録音:1982年9月
1608年、マントヴァ公は自身の息子の誕生日を祝うため、音楽イベントを企画しま
した。このイベントの中に含まれたのが、宮廷楽長であったモンテヴェルディのマ
ドリガーレ集の音楽にバレエを振付けた「つれない娘たちの踊り」です。同時収録
されている「セスティーナ」は、初演のときにキャスティングされていた歌手の一
人が急死してしまい、その死を悼んで編まれたものです。

HMG 501721 \1700
ショパン:
(1)24の前奏曲Op.28 (2)4つのマズルカOp.41 
(3)ノクターン嬰ハ短調(遺作)(オリジナル稿)  
(4)子守歌Op.57 (5)舟歌Op.60
アラン・プラネス(Pf;1906年スタンウェイ製)
録音:2000年3月
1906年製スタインウェイの骨太で色々な表情を含む響きが魅力の、プラネスによる
ショパンの前奏曲集。プラネスは、決して感傷に走ることなく、極めて粒立ちの良
いタッチで一曲一曲の世界を描き奏でます。

HMG 508099 \1700
トルバドゥール-吟遊詩人の音楽
ルネ・クレマンシック(指揮)
クレマンシック・コンソート
録音:1977年6月
11世紀後半、フランス南部で新しい世俗音楽が発展しました。これが、トルバドゥ
ール(吟遊詩人)の音楽です。愛や政治、モラルなどのことを歌い、スペインやイタ
リア、また、ドイツのミンネゼンガーにも影響を与えました。

HMX 2908098 \1280
hm Gold
パーセル:嘆きの歌/デラー、
バッハ:哀悼行事のためのカンタータBWV198/ヘレヴェッヘ、
ブラームス:ドイツ・レクイエム/ヘレヴェッヘなど(全12トラック)
これまでにリリースされているHMGゴールドエディションの中でも特に聴きどころ
トラックを集めた1枚。




<ALTUS>
ALT 175 \2450
モノラル
日本語解説付
(1)ウェーバー:「オイリアンテ」序曲
(2)ロベルト・シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調
(3)ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」ハ短調 作品67
カール・シューリヒト(指揮)
(2)クララ・ハスキル(ピアノ)
ストラスブール市立管弦楽団
録音:1955年6月15日 ストラスブール音楽祭(ライヴ録音)
シューリヒト独特の鋭いアクセントや陰影の付け方も見事だが、展開部や再現部
での荒れ狂った様子はフルトヴェングラーの1947年盤を想起させる。シューリヒ
トは、この5番のような奇数番号を比較的淡白に指揮するものだと思われている
が、これを聴けば全くそうではないことがわかる。シューマンも実に味わい深い。
ハスキルもひとつひとつ音を慈しむように弾いている。まるで、墨絵の世界のよ
うに渋い美しさである。-平林 直哉-

ALT 176/7 2枚組 \2950
モノラル
日本語解説付
グスタフ・マーラー(1860-1911):
CD1 (1)交響曲第2番(第1楽章-第4楽章)
CD2 (1)交響曲第2番(第5楽章)  (2)「さすらう若人の歌」
カール・シューリヒト(指揮)
ユージニア・ザレスカ(アルト)
(1)エディット・ゼーリヒ(ソプラノ)
フランス国立放送管弦楽団, RTF合唱団
録音:1958年2月20日 グスタフ・マーラー・フェスティヴァル(ライヴ録音)
この演奏とシュトゥットガルトのものは、颯爽としてどちらも楽しめるが、この
盤は一層音質の抜けが良い。第4,5楽章など、こんなに覇気があり、しかもしな
やかな美しさに溢れた例は希有と言えよう。特に第2楽章は絶品である。
-平林 直哉-

ALT 178 \2450
モノラル
日本語解説付
ベートーヴェン初出
(1)ワーグナー:トリスタン「前奏曲と愛の死」
(2)マーラー:さすらう若人の歌
(3)ベートーヴェン:交響曲第7番
カール・シューリヒト(指揮)
(2)ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
フランス国立放送管弦楽団
録音:1957年9月9日 ブザンソン音楽祭(ライヴ録音)
シューリヒトの音楽については『淡とした』とか『軽く流麗』とかいったような
言葉が多用されていたが、これらを聴くと寧ろ正反対とさえ思えるものである。
ワーグナーもメラメラと燃え上がるような情熱が凄いが、一段と磨きがかかって
いる。ベートーヴェンもフランス国立管は完璧にシューリヒトの意図を再現して
いるように感じられる。何と凛々しく雄々しく胸のすくむような演奏だろうか!
-平林 直哉-




<LSO Live>
LSO 0682(SACD-Hybrid) 2枚組 \3450
プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」Op.64(全曲)
ワレリー・ゲルギエフ(指)ロンドン交響楽団
録音:2008年11月21 & 23日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン /
エンジニア:ジョナサン・ストークス&ニール・ハッチンソン
レーベル・スタートより10年目となる2010年に向けてのLSO Live最新アルバムは、
首席指揮者ゲルギエフによるプロコフィエフの「ロメオとジュリエット」。2008
年秋に手兵LSOを率いた形としては初の来日公演を果たし、交響曲全曲と主要な
協奏曲を含む「プロコフィエフ・チクルス」で大成功を収めたゲルギエフが、そ
の直前に本拠バービカンでおこなったコンサートを収録したものです。
「私はこの30年来、プロコフィエフのすべてのオペラを指揮して来ましたし、ほ
とんどすべてのバレエや映画音楽も指揮しています。彼のすべての作品を知って
います。でも、まだ興味が尽きることはありません。」
自身の言葉を裏付けるように、プロコフィエフをライフワークに位置付けるゲル
ギエフは、これまでに1988年以来の手兵マリインスキー劇場管と「3つのオレン
ジへの恋」「炎の天使」「修道院での婚約」「戦争と平和」といった主要なオペ
ラとピアノ協奏曲全曲のレコーディングをおこない、LSOとは首席指揮者就任以前
の2004年に交響曲全集シリーズを敢行、この模様を収めたライヴ録音盤は
Gramophone賞を獲得しています。




<現代ギター>
GGBD 2025 \2940
J.S.バッハ/津田昭治(編曲):
アンナ・マグダレーナ・バッハのための楽譜集より 
(1)メヌエット (2)ポロネーズ (3)メヌエット
平均律クラヴィーア曲集第1 巻より 
(4)プレリュード第1番 (5)プレリュード第22番
管弦楽組曲第3番より (6)G 線上のアリア (7)ガヴォット
管弦楽組曲第2番より (8)ポロネーズ
ゴールドベルグ変奏曲より (9)アリア
イギリス組曲第2番より (10)アルマンド
フランス組曲第2番より (11)サラバンド
フーガの技法より (12)BACH のテーマ
音楽の捧げものより (13)逆行カノン(14)2 声のカノン
マタイ受難曲より (15)おお、血潮したたる主の御頭
コラール変奏曲より (16)恵み深きイエスを迎えよ
カンタータ「わが足すでに墓穴に入りぬ」より (17)シンフォニア
無伴奏チェロ組曲第1番 
カンタータ「目覚めよとよぶ声あり」より 目覚めよと呼ぶ声あり
津田昭治(Gt)
J.S. バッハ不滅の名曲をギター・ソロで!数多の名曲を遺したJ.S. バッハ。
その作品の中より24の調べを、名匠津田昭治がギター・ソロに編曲・演奏し、
現代に甦らせました。オリジナルとは一味違うギターならではのサウンドをお
届け致します。
このCDに準拠した楽譜『ギター・ソロで弾くJ.S. バッハ名曲集/ 津田昭治・編』
(GG467)は書店でお求めになれます。

GGBD 3025 \2940
マルティーニ:愛の喜び
シューベルト/メルツ:涙の讃歌,すみか,セレナーデ
グラナドス:愛と憎しみ,嘆きのマハ,ゴヤのマハ
カタルーニャ民謡/井上 学:鳥の歌
ビゼー:ハバネラ
ヴァイル:ユーカリ
ポンセ:しおれた心
ガーシュウィン:サマータイム
ピアソラ/カルレバーロ:ワルツによる詩,マリアのテーマ
アイルランド民謡:ロンドンデリーの歌
田中光俊(Gt)



<Opus蔵>
OPK 7046 \2250
トスカニーニ:アンソロジー 1
(1)ブラームス:ハンガリー舞曲第1、17,20,21番
(2)トマ:歌劇「ミニヨン」序曲
(3)カタラーニ:歌劇「ラ・ワリー」第4幕前奏曲
(4)カタラーニ:歌劇「ローレライ」水の精の踊り
(5)ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクァーレ」序曲
(6)ポンキエルリ:歌劇「ラ・ジョコンダ」時の踊り
(7)エロルド:歌劇「ザンパ」序曲
(8)デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
NBC交響楽団
録音:1950年((8))1951年((5))1952年((2)(3)(4)(6)(7))1953年((1)),
カーネギー・ホール((1)-(7))スタジオ8H((8))
魔法のタクトだとしか思えない。それをなにかに例える言葉が見つからない。譜
面の上では単純な、ただの音階に見える音符たち。そんな音符のつらなりなのに、
トスカニーニのタクトが閃くと、ただの音階は黄金の輝ける名旋律に姿を変えて
行く。さらに、これまた単なる弦のピチカートの音の散らばりが、研ぎ澄ました
音の粒立ちでオーケストラの分厚い和弦の雲間から現れるとき、突如それらのピ
チカートは、きらめく光を放射する紫ダイヤの結晶に似て響いている音楽を忘れ
がたい美の一瞬とする。弾いているオーケストラは、世界の名手を選りすぐって
あつめたNBC交響楽団のアンサンブル。(音楽評論家:小林利之)

OPK 7047 \2250
トスカニーニ:アンソロジー 2
(1)ビゼー:「カルメン」組曲第1番
(2)ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」作品9 
(3)ベルリオーズ:マブ女王のスケルツォ
(4)サン‐サーンス:死の舞踏 作品40
(5)フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」前奏曲
(6)スメタナ:交響詩「モルダウ」
(7)シベリウス:フィンランディア
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
NBC交響楽団
録音:1950年((4)(6))1951年((3))1952年((1)(5)(7))1953年((2)),
カーネギー・ホール((1)-(3),(5)-(7))スタジオ8H((4)),
最初の「カルメン」組曲から完全にノック・アウトだ。「アラゴネーズ」の圧倒
的な明晰さとリズムの弾力、最高にうまいオケの迫力。フルートがハープの伴奏
で歌う「間奏曲」の美しさ。「アルカラの竜騎兵」の生々しい打楽器など、フル
トヴェングラー的なムードやニュアンスはいっさい考えておらず、音楽の本来あ
るべき姿が純正な姿で出現する。情緒で汚されていない最高級の音楽がここにあ
る。そして最後の「フィンランディア」!これは史上最高の名演ではあるまいか。
こんなに凄みのある演奏は他に絶対に皆無。金管やティンパニのドスの利いた怒
りは全曲を荒れ狂い、後者はスコアにない部分でさえつけ加えられて、ものをい
う。トスカニーニはスコア通り?とんでもない!やるときはやるのだ。
(音楽評論家:宇野功芳)

OPK 2087 \2250
(1)チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調作品74 “悲愴” 
(2)R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯,作品28
(3)ワーグナー:ジークフリートの葬送行進曲
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1930年((2)),1933年((3)),1937年((1))
交響曲の録音3作目にしてフルトヴェングラーは録音スタジオの慣行に習熟した
のだろうか。この「悲愴」の録音には、先の「運命」で時折見られたような流れ
の中断や、テイク再開の際の不自然な強調は全く見られない。各楽章ともまるで
ワンテークで収録したように自然な流れのスムースさを聴くことができる。フル
トヴェングラーが中断を最も嫌がりそうな部分である、2面と3面、および4面と
5面のテイク番号が同じなのはこの部分を2台のカッティング・マシンを用いて中
断なしに録音したのでは、と想像できる。
(フルトヴェングラー研究家:末廣輝男)

OPK 2088 \2250
(1)ヨハン・シュトラウス:喜歌劇「こうもり」序曲 
(2)モーツァルト:歌劇「後宮よりの逃走」序曲 
(3)モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
(4)ロッシーニ:歌劇「セヴィリアの理髪師」序曲
(5)ロッシーニ:歌劇「どろぼうかささぎ」序曲
(6)バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番
(7)モーツァルト:セレナード第13番K525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
(8)バッハ: アリア
(9)ブラームス:ハンガリー舞曲第10番
(10)ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1929年((8))1930年((5)(6)(9)(10)),1933年((2)(3)),1935年((4)),
1936-7年((7))1937年((1))
「こうもり」は37年の録音なので、フルトヴェングラーがポリドールに残した最
後のレコードであり、音はすばらしく良い。目もさめるような明るい生々しさだ。
オーパス蔵の面目躍如である。こんなに細部までくっきり聴こえる優秀録音とは
思わなかった。「セヴィリアの理髪師」と「どろぼうかささぎ」はフルトヴェン
グラーが録音した数多いレコードの中で、たった二曲しかないロッシーニである。
ロッシーニ・クレッシェンドのコーダはフルトヴェングラーの芸風がぴたりと決
まって凄みがある。(宇野功芳)



<ORFEO>
ORFEO 781091 \2450
シューマン:チェロ協奏曲イ短調Op.129
R.シュトラウス:チェロとオーケストラのためのロマンス ヘ長調 AV75
フォルクマン:チェロ協奏曲イ短調Op.33
ブルッフ:コル・ニドライ Op.47
ダニエル・ミュラー=ショット(Vc:マッテオ・ゴッフリラー1727年製)
北ドイツ放送交響楽団
クリストフ・エッシェンバッハ(指)
録音:2007年7月3-6日 
北ドイツ放送ロルフ・リーベルマン・スタジオ(ハンブルク)
世界の名だたる巨匠たちに認められ、着実にそのキャリアを積み重ねているダニ
エル・ミュラー=ショット。
ORFEOレーベル第7弾目は、度々共演し彼の才能を高く評価している巨匠の一人、
クリストフ・エッシェンバッハとの協奏曲集。
今年の6月に東京交響楽団との共演で、素晴らしい演奏を聴かせてくれたシュー
マン。哀愁漂うこの作品を抜群のセンスと充実した音色は聴き手の心を動かしま
す。またヘブライの古い聖歌に基づいたブルッフのコル・ニドライは、深みがあ
るロマン的な作品。ミュラー=ショットの敬虔な表現が感動へ導きます。R.シュ
トラウスのチェロとオーケストラのためのロマンス、シューマン、ブラームス、
メンデルスゾーンらに影響を受けたドイツ・ロマン派の作曲家フォルクマンの
チェロ協奏曲などチェロとオーケストラのための傑作が網羅されています。



<Simax>
PSC 1271 \2280
グスタフ・マーラー(1860-1911):交響曲第7番 ホ短調「夜の歌」
オスロ・フィルハーモニック管弦楽団 
マリス・ヤンソンス(指)
録音:2000年3月23日-24日 オスロ・コンサートホール(ライヴ)
[制作:クシシュトフ・ドラーブ  
録音:エリサベト・ソンメシュネス、テリエ・ヘレム]
バイエルン放送響、ロイヤル・コンセルトヘボウ管と世界の2大オーケストラを
率いる現代屈指の巨匠指揮者マリス・ヤンソンス。1979年から2002年まで首席
指揮者を務めたオスロ・フィルとのマーラーの交響曲第7番。
オスロ・フィルを世界のトップ・レベルのオケへと導いたマリス・ヤンソンス。
オケとの長きにわたる信頼関係は独特の音楽的コミュニケーションを作り出して
います。特にマーラーのような作品に向かうときは、指揮者とオケが一体となっ
て作品を構築していかなくてはなりません。この第7番は第1番&第9番(PSC.1270)
の間に収録されたもの。マーラーの交響曲の中で第7番は謎が多く、その演奏解
釈も難解であり指揮者の手腕が問われる作品。マーラーが仕掛けた効果的演出
をヤンソンス流に切れ味鋭くグイグイと音楽を推進し、ヤンソンスの中にある
強烈な音楽性をまざまざと示しています。




<Medici Arts>~Euro Arts
20 57728(DVD-Video) \2900
オリジナル音声:伊
字幕:英・独・仏・伊
ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲
マルトゥッチ:「追憶の歌」(*)
シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944「ザ・グレイト」
*ヴィオレッタ・ウルマーナ(S)
リッカルド・ムーティ(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
収録:2009年5月1日ナポリ・サン・カルロ劇場(ライヴ)
毎年、楽団の創立記念日にあたる5月1日に、ヨーロッパ各地のホールや歴史的建造
物を巡る形でおこなわれている「ベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサート」。
巨匠ムーティが登場した2009年は、かれの生まれ故郷ナポリにある名門オペラ・ハ
ウス、サン・カルロ劇場でおこなわれました。
いま、脂の乗り切っているムーティがこの日に選んだプログラムは、すべてもっと
も得意とするものばかり。幕開けは、オペラ指揮者としての本能を呼び覚ます巨匠
のホーム・グラウンドたるヴェルディの「運命の力」序曲。この一曲で完全に聴衆
の心を鷲づかみにしたあと、趣向を変えて取り上げられたのは、ここナポリで歿し
たマルトゥッチの代表作「追憶の歌」。ムーティはこの作品のレコーディングを
1995年にもフレーニの独唱でスカラ座管とおこなっていますが、ここではアイーダ
やトスカといった役柄で評判を取った世界的名花ウルマーナが存在感抜群の歌唱で
ムーティの指揮に応えています。
そして、コンサートの締め括りは、リートの作曲家シューベルトによる全篇歌謡性
に富んだ交響曲「ザ・グレイト」。歌の国イタリア出身、美しく旋律を歌わせるこ
とにかけては天性を認められたマエストロ、ムーティは、ウィーン・フィルとシュ
ーベルトの交響曲全集を完成させており、そのなかで1986年2月に「ザ・グレイト」
のセッション録音をおこなっています。このたびはウィーン・フィルと人気を二分
する世界最高のオケ、ベルリン・フィルとの顔合わせということで期待が高まりま
す。
いよいよ2010年よりCSOの第11代音楽監督に就任するムーティですが、実演での精
力的な活動に比して、巨匠の近況を伝えるソフトの数は必ずしも満足できる状況と
はいえないだけに、このたびのリリースは大いに歓迎されるものとおもわれます。
なお、契約により日本向けのリリースは2010年1月の予定となっております。




<KII>
KKC 026 \1650
平尾貴四男:室内楽曲集 Vol.1
(1)ピアノソナタ(1948)
(2)フルートとピアノのためのソナチネ(1941)
(3)ヴァイオリンソナタ(1947)
平尾はるな(Pf)、野口龍 (Fl)、久保陽子(Vn)
[録音:1980年4月23日、5月22日/世田谷区民会館(セッション録音)]
平尾貴四男(1907-1953)は独学の人が多かった昭和初期の時代に、パリのスコラ・
カントルムで正式な作曲法と理論をマスターした作曲家。作曲・教育両面で日本音
楽界を牽引する存在になり得たにもかかわらず、ガンのため46歳の若さで歿したた
め作品数はあまり多くありません。それらは精密に彫琢された純音楽が中心で、ド
イツ的な傾向の強かった日本作曲界には珍しいフランス風の洒脱さと、自身の育ち
の良さから来る高貴な作風が魅力的。品良く香る日本情緒も絶妙。
当アルバムは愛娘・平尾はるながピアノを担当した室内楽曲集。日本ピアノソナタ
史屈指の名作ながら、録音にあまり恵まれない同曲、平尾自身がフルートの名手
(横溝正史の「悪魔が来たりて笛を吹く」のモデル)だったこともあり、楽器の機能
を駆使したどこか和風のソナチネ、恩師ガロワ・モンブランに捧げられたヴァイオ
リンソナタといずれも充実度満点。ことに「フルートとピアノのためのソナチネ」
は若き日の武満徹を感激させ、弟子入りを熱望させたいわくつきの作品。
すべてセッション録音(旧アジアレコード音源)。しかし久保陽子と平尾はるなの火
花を散らすようなデュオはコンサート・ライヴばりの白熱ぶり。平尾作品はピアノ
パートが特に難しく書かれていますが、愛娘だけあり完璧で自在かつ説得力満点。
物凄いパワーに圧倒されます。




<harmonia mundi>
HMC 902052 \2450
プレイエルの家にて
ショパン:
(1)アンダンテ・スピアナートop.22ト長調 (2)バラード第3番 op.47 変イ長調 
(3)ノクターンop.48-1 
(4)ノクターンop.48-2 (5)前奏曲op.28-13 (6)前奏曲op.28-11 
(7)前奏曲op.28-4 (8)前奏曲op.28-9 
(9)練習曲op.25-1 (10)練習曲op.25-2 (11)練習曲op.25-12 
(12)ノクターンop.9-2 (13)ノクターンop.27-2 
(14)前奏曲op.45 (15)前奏曲op.28-15 (16)マズルカKK IIb-5 
(17)マズルカop.41-2 (18)マズルカop.41-3 
(19)即興曲op.51 (20)ワルツop.42
アラン・プラネス(ピアノ/プレイエル社製1836年)
録音:2009年3月
ショパンが1842年2月21日、パリのプレイエル邸で行ったリサイタルを再現したアル
バム。ショパンも演奏したかもしれない、1836年プレイエル社製のピアノを用いて、
名人プラネスが美しくショパンの世界を奏でます。バラード第3番も、このピアノ
で聴くと、現代のピアノで聴くのとはかなり印象が違います。ショパンが人前で演
奏するのをあまり好まなかった、という話が残っていますが、これは、ショパンの
性格もあるかもしれませんが、ピアノの演奏効果にもあったのかもしれない、など
と想像しながら聴いてみるのも興味深いかもしれません。

HMU 907505 \2450
「衝撃のヴァン・クライバーン国際コンクール・ライヴ/辻井伸行」
(1)ショパン:練習曲 作品10 より第1番 ハ長調、第2番 イ短調、第3番「別れの曲」
ホ長調、第4番 嬰ハ短調、第5番「黒鍵」変ト長調、第6番 変ホ短調
(2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29 番「ハンマークラヴィーア」変ロ長調
op.106 
(3)リスト:「ラ・カンパネッラ」(パガニーニによる超絶技巧練習曲集より第3番
嬰ト短調)
(4)ジョン・マスト(John Musto):即興曲とフーガ(ヴァン・クライバーン国際コン
クール委嘱新作/新曲演奏課題曲)
ピアノ:辻井伸行
録音:2009年第13回ヴァン・クライバーン国際コンクール(ライヴ)
★日本仕様の直輸入盤、国内盤とリリースされている辻井伸行のコンクールのライ
ヴ演奏。海外流通盤の取り扱いを開始します。内容、盤はすべて同じ、装丁やブッ
クレット等には一切日本語表記が入りません。



<ZIG-ZAG Territoires>
ZZT 090902 \2480
フォーレ:歌曲集
夕暮 Op.83-2/イスファハンの薔薇 Op.39-4/ばらOp.51-4/
消え去らぬ香り Op.76-1/アルペッジョ Op.76-2/金の涙 Op.72*
閉ざされた庭 Op.106
【1.聴許 / 2.あなたが私の目を見入るとき / 3.使い女 / 4.私はおまえの心に身を
委ねよう / 5.ニンフの神殿で / 6.薄暗がりで / 7.私には大切なのです、愛の神よ
/ 8.砂の上の墓碑銘】
イヴの歌 Op.95
【1.楽園/2.最初の言葉/3.燃えるばら/4.神の輝きのように/5.白い夜明け/6.生き
ている水/7.めざめているのか、太陽の香り/8.白いばらの香りの中で/9.たそがれ/
10.おお死よ、星くずよ】
カリーヌ・デエイェ(Ms)エレーヌ・リュカス(P)ステファン・ドゥグー(Br)*
録音:2009年2月16-20日
非常に洗練された旋律、気品漂う珠玉の作品が揃う、フォーレの歌曲集。ここでは
初期の甘美な作風のものではなく、中期から後期の凛とした力強さを備えた作品を
中心に取り上げています。フォーレの円熟期の傑作「イヴの歌」、「閉ざされた庭」
など美しい旋律美だけはない、奥深い音楽性が表出した心を揺さぶられる作品。フ
ランスの歌姫カリーヌ・デエイェのシルクのような艶やかな歌声は、やわらかい光
が射すような美しい光景が浮かびあがらせています。

ZZT 090802 \2480
ニコラ・マッテイス(C.1650-C.1700):
ヴァイオリンのためのエアー集-憂鬱な疑似協和音
アマンディーヌ・ベイエ(バロックVn&Cond)
グリ・インコグニティ[ロナルド・ロペス(バロックG、テオルボ)
フランチェスコ・ロマーノ(バロックG、テオルボ)(バルドメロ・バルチェラ(Gamb)
アンナ・フォンターナ(Cemb)]
録音:2009年3月16-20日
ニコラ・マッテイスはナポリ生まれ、1670年以後イギリスに渡り名声を得たヴァイ
オリニスト、作曲家。自由な楽想、親しみやすい旋律、マッテイス自身のヴァイオ
リンも非常に甘美な演奏だったようで、たちまち人気を集めたとされています。こ
こで収められている作品集は、不協和音と半音階を表情豊かに用い、より技巧的に
名人芸を披露できる曲となっています。バロック・ヴァイオリン界の花アマンディ
ーヌ・ベイエはこの作品を演奏するにあたり、マッテイスがヴァイオリンを低く構
え演奏している肖像画を目にし、なるべく忠実にマッテイスの作品を再現するため
に、同様のスタイルを今回の録音で採用しているということです。

ZZT 090803 \2480
ゼレンカ晩年の大作オラトリオ
マリアナ・レヴェルスキ(A:マッダレーナ)、
エリック・シュトクローサ(T:ダヴィデ)、
トビアス・ベルント(Bs:ピエトリ)
ヴァーツラフ・ルクス(指) コレギウム1704、コレギウム・ヴォカーレ1704
録音:2008年11月11-14日(トロイ城、プラハ)
ボヘミアのバッハこと、ヤン・ディスマス・ゼレンカの晩年の代表作オラトリオ
「贖い主の墓前の悔悟者」。この作品はザクセン選帝候フリードリヒ・アウグスト
二世の命により1736年聖金曜日の為に作曲されました。
演奏はミサ・ヴォティヴァ(ZZT 080801)で人々の心をつかみ、近年ゼレンカの作品
を熱心に演奏しているコレギウム1704。作品の核により迫るためにコレギウム1704
はプラハのトロイ城に出向いて録音しています。




<Profil>
PH 10006 2枚組 \4250
モノラル
「ヴィルヘルム・バックハウス・イン・ニューヨーク / カーネギー・ホール・
ライヴ録音集」
[CD 1]
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
グイド・カンテッリ(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック 録音:1956年3月18日
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第5番ハ短調Op.10-1 録音:1956年4月11日
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」 録音:1954年3月30日
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第25番ト長調Op.79 録音:1954年3月30日
[CD 2]
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番ニ短調Op.31-2「テンペスト」 
録音:1954年3月30日
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a「告別」 
録音:1954年3月30日
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111 録音:1954年3月30日
[アンコール]
シューベルト:即興曲変イ長調Op.142-2
シューマン:なぜに?Op.12-3
リスト:ウィーンの夜会(シューベルトによるワルツ・カプリス)第6番 
ブラームス:間奏曲ハ長調Op.119-3
録音:1954年3月30日
ヴィルヘルム・バックハウス(P)
以上、すべて収録場所:カーネギー・ホール、録音方式:モノラル・ライヴ
新発見された「ハンマークラヴィーア・ソナタ」の別演奏をふくむ、1956年のカー
ネギー・ホール・リサイタル(PH07006)で絶賛を浴びたProfilより、バックハウスの
続篇が登場します。前回に引き続き、カーネギー・ホールでのライヴ演奏を収めた
もので、この大家のきわめつけ、ベートーヴェンの協奏曲とソナタという内容です。
じつは、ファンにはよく知られるとおり、ここに集められた演奏のほとんどが過去
になんらかの形で日の目をみたことのあるものですが、ずばり、このなかでただ一
曲、収録時期の異なる第5番だけは過去にリリースされた形跡がなく、おそらくは
初出とおもわれます。
1956年のピアノ協奏曲第4番は、これより8ヶ月あまりのちに飛行機事故で急逝する
カンテッリとの顔合わせ。アナログがチェトラをはじめとするイタリア系の複数の
レーベルから、またAS DiscからCD化もされていますがこれらはすべて廃盤となっ
ています。
また、第5番を除くソナタとアンコール集は、Deccaより輸入、国内ともにリリース
されていましたが、現状ではいずれも廃盤となっているため、こうした形での復刻
はうれしいところです。




<Mariinsky>
KKC 5072(SACD-Hybrid) \3000
日本語解説書付
ショスタコーヴィチ:
(1)交響曲第1番ヘ短調 Op.10
(2)同第15番イ長調 Op.141
ワレリー・ゲルギエフ(指)マリインスキー劇場管弦楽団
[録音:2008年7月18、20、25日 
マリインスキー劇場コンサートホール(セッション録音)]
ゲルギエフはかつてユニヴァーサル・レーベルにショスタコーヴィチの4番から
9番までの交響曲を録音し、いずれも絶賛されましたが、残る9曲をマリインスキ
ー・レーベルから新録音していくこととなりました。第1弾は最初と最後の交響
曲をカップリング。ショスタコーヴィチ作品の中では前衛的な第1番と謎めいた
15番をゲルギエフならではの解釈で味わえます。

KKC 5073(SACD-Hybrid) \3000
日本語解説書・訳詞付
チャイコフスキー:
(1)序曲「1812年」 Op.49
(2)スラヴ行進曲 Op.31
(3)戴冠式行進曲
(4)デンマーク国歌による祝典序曲
(5)カンタータ「モスクワ」
ワレリー・ゲルギエフ(指)マリインスキー劇場管弦楽団
[録音:2009年2月15-20日 
マリインスキー劇場コンサートホール(セッション録音)]
ゲルギエフは1993年に同じ団体(表記はキーロフ歌劇場管)と「1812年」とスラヴ
行進曲を録音しましたが、今回15年を経ての再録はまさに円熟の極み。音楽の大
きさ、彫の深さの違いも歴然ながら、意外におとなしかった前録音と異なりロシ
アの歴史的指揮者たちを彷彿させる演奏が味わえます。また収録の5作品に共通
するのは、帝政時代のロシア国歌が引用されていること。ゆえに20年前のソ連
時代では楽譜通りの演奏が禁止だった問題作集。これらをゲルギエフとマリイン
スキーのオーケストラで聴けるとは、まことに嬉しい限りと申せましょう。



<harmonia mundi>
HMU 907484 \2450
シューベルト:歌曲集「冬の旅」(全曲)D911
マーク・パドモア(テノール)
ポール・ルイス(スタインウェイ・ピアノ)
録音:2008年11、12月
深々と冷え込む冬、どんよりと暗い空の下、ただただ雪を踏みしめて歩を連ねる
旅人としての「私」の独白から始まる「冬の旅」。ピアノの前奏、それにつづく
パドモアの声は、早くも聴衆を凍てつく冬の世界へと引きずりこみます。パドモ
アは、「私」として、そして同時に、恋にやぶれずたずたになった「私」を非常
に冷静に傍観する第三者として、この物語をすすめます。聴衆は、時にパドモア
自身が主人公に思え、その主人公に共感して世界に足を踏み入れると、急にその
主人公がふっと姿を消し、自分が冷たい世界に閉じ込められてしまったかのよう
な、非常に不思議な感覚世界へと連れて行かれます。5曲目の有名な「菩提樹」
も、やさしさよりも悲しい思い出が勝った演奏。「春の夢」も、あたたかな雰囲
気は束の間、すぐに絶望の闇へと引き戻されます。すべてシューベルトが作曲し
た時の調性で歌われているのもポイントで、深い集中が一貫して続き、時に気が
狂いそうな絶望の淵まで追いやられるような気分になりますが、最後には通常の
世界の入り口へと連れ戻されているような感じがするから不思議です。パドモア
の透徹した声と美しい言葉の発声、そしてピアノのとのアンサンブルは完璧。
2008年6月の東京での来日公演で(ピアニストはイモジェン・クーパーでした)素
晴らしい「冬の旅」を聞かせてくれたパドモア。パドモアの上手さは、ヘレヴェ
ッヘ指揮の受難曲のエヴァンゲリスト役などでも広く知られるところですが、
あらためてその芸の確かさに胸を打たれる1枚です。

HMX 2907541 5枚組 \5150
THE ART OF THE VIOLIN-アンドルー・マンゼ・スペシャル・ボックス
[CD1-CD2]コレッリ:ヴァイオリン・ソナタOp.5全集
[CD3]ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「海のあらし」RV253、
「イル・ピアチェーレ」RV180、RV552、RV540、RV558、シンフォニアRV149
[CD4]ルベル:ヴァイオリン・ソナタ集
[CD5]モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集  
第3番ト長調K.216、第4番「軍隊」ニ長調 K.218、
第5番「トルコ風」イ長調K.218
アンドルー・マンゼ(Vn, 指揮)
[CD1-CD2]リチャード・エガー(Cemb) [CD3]エンシェント室内管弦楽団
[CD4]リチャード・エガー(Cemb) ヤープ・テル・リンデン(Gamb) 
[CD5] イングリッシュー・コンソート
バロック・ヴァイオリンの鬼才としていつもエッジの効いた演奏を聴かせて来て
くれたアンドルー・マンゼ。彼の名演の数々がぎゅっとつまったボックスセット
の登場です。ルベルで魅せる鬼才ぶり、また、コレッリでの神がかりな世界は、
今聴いても鮮烈そのものです。マンゼのソロを支えるエガーやアンサンブルも
刺激的な演奏を展開しています。

HMX 2907536 5枚組 \5150
THE ART OF THE LUTE-ポール・オデット・スペシャル・ボックス
[CD1]カプスベルガー:「気高きドイツ人」(ティオルバのドイツ人)
録音:1989年11月
[CD2]チェアバリーのハーバート卿のリュート写本-17世紀リュート曲集
[CD3]ダウランド:リュート作品全集Vol.1
[CD4]モリナーロ:リュート作品集(全26曲)
[CD5]J.S.バッハ:リュート曲集 第1集
(1)シュスター氏のためのリュート用作品イ短調BWV 995
(原曲:無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調) 
(2)パルティータ ヘ長調BWV1006a
(原曲:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調) 
(3)ソナタト短調BWV1001
(原曲:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調)
ポール・オデット(リュート、キタローネ)
リュートの神様的存在、ポール・オデット。「リュートという楽器にかつて触れ
たことのあるどの演奏家の誰よりも抜きん出た天才」と称されています。オデッ
トの様々な魅力を味わい尽くすのに絶好のボックスセットの登場です。廃盤に
なってしまって久しいダウランドが含まれているのも貴重。



<TAHRA>
TAH 684 \2300
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 II&III楽章
(2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 II&III楽章
(3)ショーソン:詩曲
(4)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 II&III楽章
ジネット・ヌヴー(Vn)
(1)ロスバウト(指)南西ドイツ放響(1949年11月25日)
(2)シュミット=イッセルシュテット(指)NDR響(1948年5月3日)
(3)ミュンシュ(指)ニューヨーク・フィルハーモニック(1949年1月2日)
(4)ジュスキント(指)フィルハーモニア管(1945年11月21日)
生誕90周年を迎えた悲劇のヴァイオリニスト、ヌヴーのヴァイオリン演奏の絶頂
を1枚のCDに収録しました。曲はもうお馴染みのものばかり。あえてベートーヴェ
ン、ブラームス、シべリウスの協奏曲の第1楽章ははぶいて、叙情的、瞑想的な
第2楽章から情熱的、激情的な第3楽章を重点的に聴かせようという、いかにも
TAHRAレーベルならではのこだわりのコンセプト!




<RCO Live>
RCO 09004(SACD-Hybrid) \1350
ムソルグスキー=ラヴェル編:組曲「展覧会の絵」
マリス・ヤンソンス(指)
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
録音:2008年5月22、23日&8月29日
アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)
RCOとバイエルン放送響とふたつの世界有数のオケに君臨する、時代の帝王ヤン
ソンスの放つRCO Live最新アルバムは、2008年秋の来日公演曲目にも組まれてい
たムソルグスキーの「展覧会の絵」。その3度目の来日に先がけて、楽団創立120
周年を迎えた同じ年に本拠地コンセルトへボウで収録されたもので、このたびは
特別にグーンとお求め易い価格での緊急リリースが決定いたしました。
“管弦楽法の天才”ラヴェル編曲による「展覧会の絵」はコンサートの花形とも
いえる人気のレパートリーだけに、さすがに名門RCOともなればレコーディング
も豊富な点数を誇ります。ステレオ期に限定しても、RCOは1962年9月にハイティ
ンクとセッション録音、1979年11月にはコリン・デイヴィスとセッション録音、
さらに1986年8月にシャイーとセッション録音という具合に、なかでも過去2代に
渡る首席指揮者ハイティンクとシャイーはいずれも就任前後の早い段階で録音を
おこなっています。それでも気がつくと、RCOによる「展覧会の絵」の新録音と
しては、前回より23年もの歳月が経過している事実には驚かされます。
いっぽうのヤンソンスも、ポスト就任より5年、いまここに首席指揮者たる勲章
とでもいうべき手兵RCOとの「展覧会の絵」によって、1988年8月のオスロ・フィ
ルとのセッション録音以来、じつに20年ぶりの再録音を果たしたことになります。
ここでのヤンソンスの語り口のうまさは言うに及ばず、なにしろRCOといえば、
華麗、繊細、陰影といかなる色彩の表現にかけても天下一品で知られるとおり、
このようにオーケストラ・サウンドの醍醐味が満点の「展覧会の絵」ほどの作品
ではなおのこと、その違いは歴然。黄金のブラスを象徴する冒頭の輝かしいトラ
ンペットから、首席奏者たちの名人芸が光るさまざまな性格的なナンバーを経て、
やがてキエフの大門に至るまで、まばゆいばかりの大音響絵巻が繰り広げられて
いるとみて間違いないものとおもわれます。
さらに、シリーズを通じてすでに高い評価を獲得している優秀録音もまた、あら
ためておおきなポイントとして挙げられます。




<harmonia mundi>
HMX 2908336 5枚組 \5150
メンデルスゾーン・ボックス
[CD1](1)付随音楽「真夏の夜の夢」全曲 (2)序曲「フィンガルの洞窟」
[CD2]オラトリオ「聖パウロ」
[CD3]オラトリオ「エリヤ」Op.70
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
シャペル・ロワイヤル、コレギウム・ヴォカーレ、シャンゼリゼ管弦楽団
[CD1]サンドリーヌ・ピオー、デルフィーネ・コロー(S)録音:1994年2月
[CD2]メラニー・ディナー(S)アンネッテ・マルケルト(Ms)
ジェイムス・テイラー(T)マティアス・ゲルネ(Bs)
録音:1995年10,11月
[CD3]ペリテ・サロマ(Bs)ソイレ・イソコスキ(S)M.グローブ(A)
デルフィーネ・コロット(S)J.M.アインシュレイ(T) 録音:1993年2月
メンデルスゾーン生誕200年を記念して、ハルモニアムンディより、ヘレヴェッ
ヘによる名演を3作品まとめたボックスセットの登場。「真夏の夜の夢」は、ピ
リオドオーケストラの風雲児的存在であったヘレヴェッヘとシャンゼリゼ管の
意気軒昂ぶりに満ちています。意気揚々とした管楽器の音色は、今なお印象的
に響きます。ピオーの若き歌声がまた聴けるのも嬉しいところ。ほかにも、廃盤
となってしまっている名演「聖パウロ」が含まれているのも貴重。「エリヤ」
は、冒頭から雷に打たれるような衝撃。歌唱陣も実にていねいな仕事ぶり。こ
れらのオーケストラの美音ぶり、声楽・合唱陣の思わず背筋がゾクゾクするよ
うな美しいレガートは、まさにヘレヴェッヘ・マジック。劇的で激しい場面で
も、音色の美しさと陶器のようになめらかなレガートは損なわれることなく、
むしろ倍増しています。



<BIS>
BIS SA 1801(SACD-Hybrid) \2500
J.S.バッハ:カンタータ全集 Vol.45
(1)第39番「割いて与えよ、飢えた者にあなたのパンを」BWV39
(2)第129番「主に誉れあれ」BWV129
(3)第187番「すべての者はあなたを待ち望む」BWV187
(4)ヴァイオリンと管弦楽のためのシンフォニア ニ長調 BWV1045
野々下由香里(Sop)、ロビン・ブレイズ(A)、ペーター・コーイ(Bs)、
若松夏美(Vn)、
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
1726年頃のカンタータ3篇を収録。この頃バッハは新しいカンタータを量産する
のをやめ、既存の作を再利用しています。第39番は彼のはとこの作曲家ヨハン・
ルートヴィヒ・バッハの作品も流用されています。さらに興味深いのは、未知の
カンタータの序曲ではないかとされるシンフォニアが収められています。ヴォル
トゥオーゾ的なヴァイオリン独奏を含むのが特徴。若松夏美の名人芸が光ります。

BIS SA 1728(SACD-Hybrid) \2500
(1)メトネル:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.50
(2)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番ト短調 Op.40(1926年原典版)
(3)同(スドビン編):春の洪水 Op.14の11
エフゲニー・スドビン(Pf)、グラント・レウェリン(指)ノースカロライナSO
BISのイチオシピアニスト、スドビンの協奏曲第2弾。ラフマニノフのピアノ協奏
曲第4番は3種の版が存在します。初版は1926年に完成され、メトネルに献呈され
ましたが、長すぎるのと音楽が難解なため大幅な改訂を施し、その第2版を出版
しましたが、やはり評判が悪く、最晩年に再改訂をして現行版に至りました。こ
こに収められたのは初版で、他にはギンジンによるOndine盤があるのみ。現行版
より長く、さらに超絶的となり、ピアノ協奏曲第3番と近い様相となっています。
メトネルのピアノ協奏曲第2番は、ラフマニノフから4番の協奏曲を献呈された
お礼に返した作品。これも長くて難しいですが、スドビンの颯爽とした演奏で
一気に聴けてしまいます。

BIS SA 1584(SACD-Hybrid) \2500
メンデルスゾーン:
(1)交響曲第1番ハ短調 Op.11
(2)同第4番イ長調「イタリア」Op.90
(3)序曲「ルイ・ブラス」Op.95
アンドリュー・リットン(指)ベルゲン・フィル
アンドリュー・リットンが現在の手兵ベルゲン・フィルと進めるメンデルスゾー
ン交響曲シリーズの第2弾。今回は15歳の時の第1番と名作第4番「イタリア」。
大規模作品に巧いところを見せるリットンですが、メンデルスゾーンの流麗か
つ爽やかな音楽も向いていると申せましょう。

BIS 1703 \2380
シリヴェストロフ:
(1)交響曲第4番(1976)
(2)同第5番(1980/2)
ユッカ=ペッカ・サラステ(指)ラハティSO
1937年生まれの現役ウクライナ人作曲家ワレンチン・シリヴェストロフ(シルヴェ
ストロフ)には7篇の交響曲があります。初期は旧ソ連的現代音楽を書いていまし
たが、交響曲第5番あたりから作風を変え、現在では旋律美にあふれた癒し系の
音楽で人気を呼んでいます。ラハティ交響楽団が現首席指揮者サラステのもと、
シリヴェストロフの重要作2篇に挑戦。マーラー風の第5番はこれ以上ない極上の
仕上がりとなっています。

BIS 1438 \2380
フォリエーションズ
(1)ジャン・バック:フォリエーションズ(「ラ・フォリア」による変奏曲)
(2)アーノルド:金管五重奏曲 Op.73
(3)ボザ:金管五重奏のためのソナチネ
(4)クリスチャン・リンドベルイ:コンドル峡谷
(5)リンコラ:金管五重奏曲第2番
クリスチャン・リンドベルイ(Trb)、ストックホルム・チェンバー・ブラス
現在世界屈指の金管五重奏団ストックホルム・チェンバー・ブラスの最新盤。
Bachと綴ってバックと読む1937年生まれのアメリカの作曲家による「ラ・フォリ
ア」の18の変奏曲が聴きもの。また元気のいいアーノルド、ユーモアと敏捷性あ
ふれるボザ、リズミックで活気あるフィンランドのリンコラなどいずれも魅力
たっぷり。さらに超巨匠リンドベルイの「コンドル峡谷」は天高く舞うコンドル
のような気宇壮大な曲。作曲者自身も演奏に参加しています。

BIS 1833 \2380
クリスマス・ソングス
聖夜/話さねばならぬ驚き/クリスマス、クリスマス、輝くクリスマス/聖し
この夜(グルーバー)/いとふさわしきかな(ロシアのキャロル)/お告げの天使よ、
歌え/明日はダンスの日ほか
イダ・ファルク・ヴィンランド(Sop)、リンネ金管五重奏団、
チェチーリア・リディンエル・アリン(指)
オルフェイ・ドレンガル男声合唱団
スウェーデンの名門男声合唱団オルフェイ・ドレンガルによるクリスマス・ソン
グ集。スウェーデン民謡から古典的クリスマス・キャロル、英国やロシアのキャ
ロルからブロードウェイの歌まで盛りだくさん。力強い男声合唱によるクリスマ
ス・キャロルもおつなものです。



<BONGIOVANNI>
AB 20015(DVD-Video) \4950
字幕:伊英
日本語あらすじ付き
カラーファ:「二人のフィガロ」
ジョルジョ・トゥルッコ(T アルマヴィーヴァ伯爵)
ロッセッラ・ベヴァックワ(S 伯爵夫人)
キム・ウンシル(S イネス)
サイモン・ベイリー(Bs-Br ケルビーノ)
チンツィア・リッツォーネ(S スザンナ)
カルミネ・モナコ(Br フィガロ)
ほか
ブラッド・コーエン(指)
ヴュッテンブルク・フィルハーモニー管弦楽団,
ナポリ・サン・ピエトロ・マイエッラ音楽院合唱団
演出:ステーファノ・ヴィツィオーリ
装置:マティアス・ミュラー
衣装:クラウディア・メビウス
収録:2006年7月13,15日、バート・ヴィルトバート
ミケーレ・カラーファ(1787-1872)は、ナポリ生まれの作曲家。ロッシーニ(1792
年生まれ)とほぼ同時代人です。実際カラーファはロッシーニの友人で、いくつ
かの作品ではロッシーニの作曲の手伝いもしています。彼は若い頃パリに留学し、
ルイージ・ケルビーニに当時の最新の音楽を学んでおり、優れた作曲家として多
数のオペラを残していますが、今日ではほぼ忘れ去られています。この「二人の
フィガロ」は、カラーファがパリで観たオノレ・フランソワ・リショー(通称マ
ルテリ)作の戯曲を元にしたもの。ボーマルシェの「フィガロの結婚」の後日談
(15年後という設定)で、ただしボーマルシェとは縁のない物語です。後にベッリ
ーニとのコンビで知られるフェリーチェ・ロマーニの台本で、1820年6月にミラ
ノ・スカラ座で初演されました。「二人のフィガロ」というのは、すっかり立派
な大人になったケルビーノが、フィガロを騙っていることを意味します。様々に
「フィガロの結婚」のパロディが盛り込まれて愉快です。このDVDに収録されて
いるのは、2006年7月に、ドイツのバート・ヴィルトバートで行われたロッシー
ニ音楽祭での上演。若手が中心となって、作品を楽しむに十分な出来栄えになっ
ています。解説冊子に日本語あらすじ付き。

GB 2442 \2180
マスネ:「エーヴ」
+ボーナス
聖母の御前で(オーケストラ)
「ル・シッド」ー泣け、私の目よ(デニア・マッツォーラ・ガヴァッツェーニ)
デニア・マッツォーラ・ガヴァッツェーニ(S エーヴ)
マッシミリアーノ・フィケーラ(Br アダン)
ジュゼッペ・ヴェネツィアーノ(T 叙唱者)
ダニエレ・アジマン(指)
アブ・アルモニアエ交響楽団,アブ・アルモニアエ合唱団
録音:2008年10月5日(ライヴ)
ジュール・マスネといえば「マノン」、「ウェルテル」などのオペラで有名です
が、同時に宗教的題材の声楽大作も少なくありません。「エーヴ」は1875年に初
演された神秘劇。旧約聖書創世記の有名なアダムとイヴが禁断の果実を食べた物
語です。若き日のマスネの佳作ですが、録音は少なく、この新録音は貴重です。
ベテランのマッツォーラ・ガヴァッツェーニのエーヴに、中堅のフィケーラのア
ダム、ヴェネツィアーノの叙唱者と充実したキャストが揃っています。ダニエレ
・アジマンはミラノ出身の指揮者。日本にも何度か来日してます。

GB 5161 \2180
ヴェントゥーリ:作品集
天の四つの端
無限の沈黙への前奏曲
煌き
3つの強い悲しみ
響きを必要とする天使たち
真っ青な海
悲歌
ほか
ラッファエッロ・ネグリ(Vc)
デュオ・ノヴォチェンバロ[キアーラ・アゴスティ(Fl),
ディアドリム・サヴィオラ(Cemb)]
ニコラ・バローニ(Vc) ファビアーナ・チャンピ(Cemb)
バルバラ・ヴィニュデッリ(S)アントネッラ・グアスティ(Vn) 
モニカ・モローニ(Fl)
アレッサンドロ・カルミニャーニ(CT)ほか
録音:2003-2008年
ダニエレ・ヴェントゥーリは、1971年、ボローニャ近郊のポレッタ・テルメ生ま
れの作曲家。ボローニャ音楽院で学んだ後、精力的な活動をしています。「天の
四つの端」はヴァイオリン・ソロ。「無限の沈黙への前奏曲」はフルートとチェ
ンバロ。「響きを必要とする天使たち」は、カウンターテノールとハープ。近代
的かつ神秘的な響きが魅力です。




<Medici Arts>~Euro Arts
20 72508(DVD-Video) \2900
字幕:独、英、仏
ロベルト・シューマン:
ケルナーの詩による12の詩Op.35
【第1曲:あらしの夜の楽しみ/第2曲:愛と喜びよ,消え去れ/第3曲:旅の歌/
第4曲:新緑/第5曲:森へのあこがれ/第6曲:亡き友の杯に/第7曲:さすらい/第8曲:
ひそやかな愛/第9曲:問い/第10曲:ひそやかな涙/第11曲:だれがお前をそんなに
悩ますのだ/第12:曲古いリュート】
ハイネの「歌の本」の「抒情挿曲」からの20の歌(詩人の恋Op.48初版1840年)
【第1曲:美しい五月に/第2曲:私の涙から/第3曲:ばらよ、百合よ、鳩よ/第4曲:
おまえの瞳を見つめるとき/第5曲:おまえの顔はとても可愛くて/第6曲:寄せるが
いい、おまえの頬をぼくの頬に/第7曲:私の心を百合の杯にひたそう/第8曲:聖な
るラインの流れに/第9曲:私は恨むまい/第10曲:花がわかってくれるなら/第11曲:
それはフルートとヴァイオリンの響き/第12曲:あの歌の響きを聞くと/第13曲:
若者は乙女を愛した/第14曲:明るい夏の朝に/第15曲:ぼくの恋はほんのりとかが
やく/第16曲:ぼくの馬車はのんびり車をころがしてゆく/第17曲:夢の中で私は泣
いた/第18曲:夜ごとの夢に君をみる/第19曲:昔のおとぎ話より/第20曲:昔のいま
わしい歌】
トーマス・ハンプソン(B)ヴォルフラム・リーガー(P)
収録:2007年12月18-20日 プリンツレーゲンテン劇場(ミュンヘン)
アメリカを代表するバリトン歌手トーマス・ハンプソン。世界のオペラ劇場で活
躍し、魅力あふれるパフォーマンスをみせています。そんなハンプソンが熱心に
取り組んでいることの一つドイツ・リート。中でもシューマンの作品には強い思
い入れがあり、リートを歌うことは生きることの証のようなものであると語って
います。
この映像は、シューマンの代表的な歌曲「詩人の恋」のオリジナル版。16曲で構
成されている「詩人の恋」は、作曲当初は20曲からなる「歌の本の抒情挿曲から
の20の歌」でした。ハンプソンは以前この作品を録音していますが、ここでは
「詩人の恋」には収められなかった4曲(第5,6,15,16曲)の初出となる映像も楽し
むことができます。ハンプソンの作品に対する真摯な姿勢がよく表れた演奏です。




<風樂>
【Ikuレーベル】の第二弾!!
MOOM 7002 \2800
シューベルト作品集
2つのスケルツォD.593より第1曲 変ロ長調
ピアノ・ソナタ第16番 イ短調D.845 Op.42
楽興の時D.780 Op.94 (1823-1828)
三輪郁(P)
収録:録音:2009年4月30日、5月1日横浜・ひまわりの郷 港南区民文化センター
今、もっともウィーンの薫りを伝え得ると思われる日本人ピアニスト 三輪 郁。
第1弾「バルトーク:ピアノ作品集(MOOM 7001)」ではその確かな技術と音楽性を
証明した三輪郁。【Ikuレーベル】の第二弾は、ウィーンの作曲家シューベルト。
三輪郁がウィーンで生まれた音楽の数々をどれほど自家薬籠のものとしているか
は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者たちから共演のリクエスト
が絶えないことからもわかります。そんな三輪郁が選んだ曲は、シンフォニック
ともいえるスケールの大きい「ピアノ・ソナタ第16番 D.780 Op.42」をメイン
として、ほかに珠玉の小品。
また、大人気の音楽マンガ「のだめカンタービレ」でも取り上げられている、こ
の第16番のピアノ・ソナタ。「のだめ」の影の演奏者の一人でもある三輪郁の演
奏にも注目です。 ソリストとして、室内楽奏者として、ウィーンの演奏様式を
伝承する魅力溢れる音楽家 三輪 郁は幅広いレパートリーを持つピアニストとし
て、今後一層の活躍が多いに期待できるアルバムです。
三輪郁プロフィール:
三浦みどり、大島久子の各氏に師事。桐朋女子高校音楽科卒業後、ウィーン国立
音楽大学入学。H.グラーフ、W.ヴァッツィンガー、H.メディモレック各氏に師事。
1991年ウィーン国立音大を首席で卒業。1997年1月同大学院を満場一致の最優秀
で卒業。同年6月には、その優れた成績により、オーストリア政府より特別表彰
状を授与された。1989年フィナーレ・リグレコンクール・ピアノ部門で審査員
全員一致第1位ほか、シューベルト国際コンクール、第1回浜松国際ピアノ・コ
ンクール、アレッサンドロ・カサグランデ国際ピアノ・コンクールなど数々の
コンクールで優秀な成績をおさめる。その後ウィーンを拠点とした本格的演奏
活動を開始し、世界の名だたるアーティストとの共演を経て、国内外から高い
評価を得ています。その一方で、テレビ番組化されたドラマ『のだめカンター
ビレ』(フジテレビ)をはじめ『のだめ』関連のピアノ音楽監修や落語家 春風
亭小朝とのコラボレーション、さらにエッセイを出版するなどその活動は多彩
を極めています。




<Medici Arts>~Euro Arts
20 57758(DVD-Video) \1900
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」Op.71より 
 「序曲」、「クリスマス・ツリー」、「マーチ」、
「パ・ド・ドゥ(アンコール)」
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
ストラヴィンスキー:「春の祭典」
リンケ:「ベルリンの風」(アンコール)
サー・サイモン・ラトル(指) 
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
イエフ・ブロンフマン(P)
収録:2009年6月21日オリンピックスタジアム(ベルリン)ライヴ
聴衆もベルリン・フィルのメンバーもリラックスした毎年恒例の野外コンサー
ト、ベルリン・フィル・ヴァルトビューネ。今年はロシアの作曲家チャイコフス
キー、ラフマニノフ、ストラヴィンスキーの作品。絶妙なアンサンブル、音色の
美しさで楽しませてくれる「くるみ割り人形」。ソリストにブロンフマンを迎え
たラフマニノフのピアノ協奏曲第3番。超絶技巧、迫力、力強さ、しなやかさを
兼ね備えたブロンフマンの演奏は鳥肌もの。不安定な天候の中スタートした後半
のプラグラム「春の祭典」は、輝かしいサウンドと底知れぬパワーでクライマッ
クスに向かっていく様は圧巻です。ラトルのサプライズがあるアンコール、また
コンサートマスターに内定した直後の樫本大進の姿など話題に事欠かないベルリ
ン・フィルならではの野外コンサートの面白さ楽しさを味わうことができる映像
です。




<SUPRAPHON>
=チェコ・オペラ・トレジャーズ=
SU 3982 2枚組 \2960
スメタナ:祝典オペラ「リブシェ」
ナジェジダ・クニプロヴァー(S リブシェ)
ヴァーツラフ・ベドナールシュ(Br プシェミスル)
ズデニェク・クロウパ(Bs フルドシュ)
イヴォ・ジーデク(T シュターフラフ)
カレル・ベルマン(Bs ルトボル)
インドルジヒ・インドルジャーク(Br ラドヴァン)
ミラダ・シュブルトヴァー(S クラサヴァ)
ヴェラ・ソウクポヴァー(A ラドミラ)
ヘレナ・タッテルムスホヴァー、ヤロスラヴァ・ヴィマザロヴァー、
ルドミラ・ハンザリーコヴァー、アントニーン・ヴォタヴァ(4人の収穫者)
プラハ国立劇場合唱団
ミラン・マリー(合唱指揮)
プラハ国立劇場管弦楽団
ヤロスラフ・クロムプホルツ(指揮)
録音:1965年11月9-11、14、22、23日、12月10日プラハ、
ドモヴィナ・スタジオ(セッション・ステレオ)
1881年6月11日国民劇場のこけら落しとして上演された「リブシェ」は、スメタ
ナがチェコ語による国民オペラを念頭に書いた祝祭オペラ。伝説に名高いプシェ
ミスル王朝の建国を題材にとり、チェコ民族すべてに栄光をもたらし、年代記に
もその名をとどめる英雄たちの偉業を表題役のリブシェが霊感によって予言する
ところでクライマックスを迎えるという内容は、こうしたコンセプトによる器楽
のジャンルの代表作である連作交響詩「わが祖国」とならんで、チェコの人びと
にとっては国威を高揚する特殊な演目となっています。
本作品ゆかりの劇場の指揮者に就任した名匠クロムプホルツが、1965年に当時の
チェコのオール・スター・キャストを結集しておこなったセッション録音は、記
念碑的演奏として知られるもの。
なお、これまでのシリーズ2作「売られた花嫁」、「利口な牝狐の物語」と同様
に、原語歌詞(対英訳つき)のPDFファイルをホームページ
(http://www.supraphon.com/en/catalogue/librettos/)よりダウンロードでき
ます。

SU 4001 \1480
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11(40’54”)
録音:1997年7月5-6日プラハ・ドモヴィナ・スタジオ(セッション・ステレオ)
ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21(31’36”)
録音:1997年4月25日プラハ・ドモヴィナ・スタジオ(セッション・ステレオ)
ヤン・シモン(P)
イルジー・ビエロフラーヴェク(指)
プラハ・フィルハーモニア
ヤン・シモンは1966年生まれのチェコのピアニスト。プラハ音楽院でネイガウス
の弟子で、ヴァレンティナ・カメニーコヴァーに師事したほか、のちにイヴァン
・モラヴェツにも師事しています。今日、世界的に活躍するシモンが21歳の若さ
で、同じくチェコの巨匠ビエロフラーヴェクが設立して間もない手兵プラハ・
フィルハーモニアと録音したショパンの協奏曲集。レコーディング当時のシモン
と、ショパンの創作時期とが年齢的にもほぼ重なることもあってのことでしょう。
ほとばしる情熱や、臆面なくロマンと夢想に惑溺するような、いい意味での青さ
がストレートに表出されたものとなっています。
この録音は、以前に同じチェコのレーベルClartonよりリリースされていたもの
ですが、SUPRAPHONより2010年ショパンのアニヴァーサリーに合わせて復活リリ
ースとなります。



<DYNAMIC>
DYNDVD 33643(DVD-Video) 6枚組 \6750
字幕:伊英独仏西、および日、中(一部のみ)
ヴェルディ・コレクション

ヴェルディ:「ナブッコ」
アルベルト・ガザーレ(Br ナブッコ)
スーザン・ネヴィス(S アビガイッレ)
オルリン・アナスタソフ(Bs ザッカリア)
中島康晴(T イズマエーレ)

リッカルド・フリッツァ(指)
ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場管弦楽団,合唱団
演出:ジョナサン・ミラー
収録:2004年,ジェノヴァ
字幕:伊英独仏西日中

ヴェルディ:「エルナーニ」
マルコ・ベルティ(T エルナーニ)
カルロ・グエルフィ(Br ドン・カルロ)
ジャコモ・プレスティア(Bs シルヴァ)
スーザン・ネヴィス(S エルヴィーラ)

アントネッロ・アッレマンディ(指)パルマ・レージョ劇場管弦楽団,合唱団
演出,衣装:ピエーラリ
録音:2005年
字幕:伊独仏英西

ヴェルディ:「海賊」
レナート・ブルゾン(Br セイド)
ズヴェタン・ミハイロフ(T コルラード)
ミケーラ・ズブルラーティ(S メドーラ)
アドリアーナ・ダマート(S グルナーラ)

レナート・パルンボ(指)パルマ・レージョ劇場管弦楽団,合唱団
演出:ランベルト・プジェッリ
収録:2004年6月,パルマ
字幕:伊英独仏西日中

ヴェルディ:「シチリアの晩鐘」
アマリッリ・ニッツァ(S エレナ公女)
レンツォ・ズーリアン(T アッリーゴ)
ウラディーミル・ストヤーノフ(Br モンフォルテ)
オルリン・アナスターソフ(Bs プローチダ)
チェーザレ・ラーナ(Bs ベトゥーネ)
ロレンツォ・ムッツィ(Bs ヴォードモン伯爵)
ティツィアーナ・カッローロ(S ニネッタ)
ジョルジョ・トゥルッコ(T ダニエリ)
クリスティアーノ・オリヴィエーリ(T テバルド)
ステーファノ・ランザーニ(指)
アルトゥーロ・トスカニーニ財団管弦楽団,合唱団
演出:ピエール・ルイジ・ピッツィ
収録:2003年,ブッセート
NTSC,リージョン・オール
DOLBY DIGITAL 2.0
字幕:伊仏英独西

ヴェルディ:「運命の力」
スザンナ・ブランキーニ(S レオノーラ)
レンツォ・ズーリアン(T ドン・アルヴァーロ)
マルコ・ディ・フェリーチェ(Br ドン・カルロ)
パオロ・バッターリア(Bs グァルディアーノ神父)
ティツィアーナ・カッラーロ(Ms プレツィオシッラ)
パオロ・ルメーツ(Bs フラ・メリトーネ)
ジュゼッペ・ニコデーモ(Br カラトラーヴァ公爵)

ルーカス・カリティノス(指)
ヴェネト・フィルハーモニー管弦楽団,ロヴィゴ・ソシアーレ劇場合唱団
演出:ピエール・フランチェスコ・マエストリーニ
収録:2006年1月
字幕:伊英仏独西

ヴェルディ・ガラ
「ジョヴァンナ・ダルコ」
「アッティラ」
「マクベス」
「海賊」
「群盗」
からのアリア,場面
ホセ・クーラ(T)
レオ・ヌッチ(Br)
ズヴェタン・ミハイロフ(T)
ウラディーミル・ストヤノフ(Br)
リッカルド・ザネッラート(Bs)
アドリアーナ・ダマート(S)
アレッサンドラ・レッツァ(S)
レナート・パルンボ(指)パルマ・レージョ劇場管弦楽団,合唱団
収録:2004年10月
字幕:伊英独仏西日
DYNAMIC社は、ジェノヴァの小さな会社ながら、機動力を生かしてイタリア各地
の歌劇場の優れたプロダクションをいくつも映像化してきました。今回、ヴェル
ディの映像を6タイトルまとめてお得な価格でご提供いたします。いずれも単独
で発売された時には大きな話題になったものばかり。ことに「ナブッコ」は、今
や日本でも大人気となった指揮者フリッツァが、ヴェルディ指揮者として一躍名
を上げた公演の記録として貴重です。





<IDIS>
IDIS 6578 2枚組 \3250
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第9番 ホ長調 Op.14-1
ピアノ・ソナタ第10番 ト長調 Op.14-2
ピアノ・ソナタ第11番 変ロ長調 Op.22
ピアノ・ソナタ第12番 変イ長調 Op.26
ピアノ・ソナタ第13番 変ホ長調 Op.27-1
ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2 「月光」
ピアノ・ソナタ第15番 ニ長調 Op.28 「田園」
ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 Op.31-2「テンペスト」
ワルター・ギーゼキング(P)
録音:1956年
第1集(IDIS 6573 2CD)の続編。いずれもEMI録音。ギーゼキングはベートーヴェ
ンのピアノ・ソナタ全集の録音に取り組んでいましたが、三分の二ほど進んだと
ころで急死してしまいました。このCDには「月光」、「テンペスト」などの名曲
が収録されています。



<ALBA>
ABCD 275 \1980
アベニュー-フィンランド・サクソフォーン名作集
ペルトッゥ・ハーパネン(1972-):
アリア-サクソフォーンとエレクトロニクスのための(2003)
ヤルモ・セルミラ(1939-):
瞑想 2-アルトサクソフォーンとテープのための(1978)
カレヴィ・アホ(1949-):
フルート、アルトサクソフォーン、ギターと打楽器のための四重奏曲(1982)
サンポ・ハーパマキ(1979-):
アベニュー-サクソフォーンとピアノのための(2000)
キルモ・リンティネン(1967-):
4つのカプリッチョ-サクソフォーン四重奏のための(2002-04)
オリヴァー・コーレンベルク(1957-):
O vos Felices 作品66-アルトサクソフォーン、打楽器とエレクトリックギター
のための(2005)
オッリ=ペッカ・トゥオミサロ(Sax) リスト=マッティ・マリン(P)
リネア(Linea) 
アカデミック・サクソフォーン四重奏団 
オスマ・アンサンブル
フィンランドのクラシカル・サクソフォーン音楽の振興に努めるオッリ=ペッカ
・トゥオミサロの<Complete Finnish Saxophone Music>シリーズの1枚。カレヴィ
・アホの四重奏曲は、フルート、アルトサクソフォーン、ギターと打楽器という
大きく異なった個性をもつ4つの楽器のコミュニケーションを探る音楽。クラス
ター・アンサンブル(ミカエル・ヘラスヴオ、ペッカ・サヴィヨキ、ユッカ・サ
ヴィヨキ、パウリ・ハマライネン)がアムステルダムで初演しました。カウスティ
ネン室内楽週間がジョン=エドワード・ケリーのためサンポ・ハーパマキに委嘱
した「アベニュー」。コーレンベルクの「O vos Felices」は、ヒルデガルト・
フォン・ビンゲンの同名のレスポンソリウムに基づく作品。2006年のタンペレ・
ビエンナーレでオスマ・アンサンブルが初演、トゥオミサロとハッリ・レヘティ
ネンに献呈されました。

NCD 31 \1980
ヴェルヨ・トルミス(1930-):エストニアを超えた展望
ブルガリア三部作(1978)【夏/車輪/大地の声】
北ロシアのビリナ(1976)
3つのモルドヴァ=ハンガリー民謡(1983)
【悲しんでくれ、いとしい人よ/恋する女を心から愛したのは/木曜の夕べ】
3つの星(1989 rev.2006)
3つのリヴォニア民謡(1970 rev.1999)
【羊飼いの少年の日/告解の三が日/眠りの精】
ヴォルムシの過ぎし日の情景(1983)
【作男の不平/倉庫のとびらの外で/婚礼の踊り】
ヴェプシアの冬(1984)
北東から鷲が飛んできた(1982)
民族友好のラプソディ(1982)
ヴァイナモイネンの知恵の言葉(1984)
エストニア国立男声合唱団(RAM) アンツ・ソーツ(指)
録音:2005年9月、2006年1月、7月 
エストニア・コンサートホール(タリン、エストニア)
[制作:インドレク・ウムベリ 録音:マイド・マーディク]
エストニア国立男声合唱団(RAM)とアンツ・ソーツによるエストニアの作曲家ヴェ
ルヨ・トルミスの男声合唱曲シリーズ。「エストニア展望」 の第1集-第3集
(NCD17, NCD20, NCD23)に収録された作品は、日本の男声合唱団のレパートリー
としても注目されてきています。第4作の「エストニアを超えた展望(Visions
beyond Estonia)」では、タイトルの示すとおり、エストニアを取り巻く地域の
古い歌に基づいた作品が歌われています。ブルガリア民謡による《ブルガリア
三部作》、男声合唱と独唱のための《北ロシアのビリナ》、ソヴィエト連邦60周
年を祝うためエストニア国立男声合唱団が委嘱した《民族友好のラプソディ》。
《ヴァイナモイネンの知恵の言葉》は、フィンランド抒情詩集「カンテレタル」
にテクストが求められました。《ヴェプシアの冬》は、トルミスが書いた男声
合唱曲を代表する一作です。



<harmonia mundi>
HMX 2962029 \1850
[新録音]
ハイドン:
(1)交響曲第80番 ニ短調Hob.I:80
(2)ヴァイオリン協奏曲第1番 ハ長調 Hob.VIIa:1
(3)交響曲第49番 ヘ短調 「受難」Hob.I:49
フライブルク・バロック・オーケストラ
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指、Vn(2))
録音:2008年8月
交響曲80番は、冒頭から、オペラの序曲を思わせる作品。名手ゴルツ率いるフラ
イブルク・バロック・オーケストラの演奏は、強弱や表情も変幻自在、ワクワク
感と激しさに満ちたものとなっています。そして録音が素晴らしい!瑞々しく響
く弦の音色、ボワーンと伝わってくる木管の馬力ある音色に耳を離すことができ
ません。ヴァイオリン協奏曲では、ゴルツのソロ・ヴァイオリンの腕の確かに思
わず唸らされます。

HMX 2962022 2枚組 \2980
[新録音]
ハイドン:弦楽四重奏曲集op.33(全6曲)
[CD1]
(1)op.33-1 Hob.III:37 ロ短調 (2)op.33-2 Hob.III:38 変ホ長調
(3)op.33-3 Hob.III:39 ハ長調
[CD2]
(1)op.33-4 Hob.III:40 変ロ長調 (2)op.33-5 Hob.III:41 ト長調
(3)op.33-6 Hob.III:42 ニ長調
カザルス弦楽四重奏団
録音:2008年5、7月
充実した作品群が、鑑賞者にとっても演奏者にとっても魅力のロシア四重奏曲
集。カザルス弦楽四重奏団の瑞々しい感性が紡ぐ緻密なアンサンブルは見事。
「冗談」と呼ばれることもあるop.33-2の終楽章も、楽器間でめまぐるしく駆け
巡る音符群を見事に操りますop.33-3の「鳥」も、本当に鳥がさえずりあってい
るようで愛らしく、思わず微笑んでしまう出来栄え。カザルス弦楽四重奏団は、
1997年に結成された若手アンサンブル。来日公演も予定されており、注目株の
カルテットです。

<ORFEO D'OR>
ORFEOR 794092 2枚組 ¥4160
ヘンツェ:「午後の曳航」
緑川まり(S 黒田房子)
高橋淳(T 黒田登)
三原剛(Br 塚崎竜二)
小森輝彦(Br 第1号)

ゲルト・アルブレヒト(指)イタリア放送交響楽団
録音:2006年8月26日
現代最高のオペラ作曲家、ハンス・ヴェルナー・ヘンツェは、三島由紀夫の小説
「午後の曳航」をもとにオペラを制作、まず1990年にベルリンでドイツ語の「裏
切られた海」として初演をし、さらに大幅な改訂をした後、2006年のザルツブル
ク音楽祭で日本語版「午後の曳航」として改めて発表。これはその時の演奏会形
式上演のライヴ録音です。緑川をはじめ、高橋、三原、小森といった、日本を代
表する歌手たちはザルツブルクでも高い評価を得ました。大作曲家が挑んだ日本
語オペラ、日本人なら聞かずにはいられません!

ORFEOR 769091 ¥2080
モーツァルト:
「フィガロの結婚」,「ドン・ジョヴァンニ」,「コジ・ファン・トゥッテ」
ベートーヴェン:「フィデリオ」
ワーグナー:「ローエングリーン」,「パルジファル」
R.シュトラウス:「バラの騎士」,「影のない女」,「カプリッチョ」
ベルク:「ヴォツェック」
ヴェルディ:「ファルスタッフ」
からの場面
ワルター・ベリー(Bs-Br)
カール・ベーム(指),ヘルベルト・フォン・カラヤン(指),
レナード・バーンスタイン(指),ホルスト・シュタイン(指),
ロリン・マゼール(指),
ペーター・シュナイダー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
録音:1955-1993年
戦後のウィーンを代表するバス・バリトン、ワルター・ベリー(1929-2000)
の、ウィーン国立歌劇場でのライヴ録音を収録したもの。珍しい音源としては、
バーンスタインが指揮した1968年4月13日の「バラの騎士」の第2幕幕切れが約
12分たっぷり収録されています。1983年2月2日の「ファルスタッフ」は、当時
音楽監督だったマゼールの指揮。ベリーのタイトルロールともども、非常に個
性的な「ファルスタッフ」です。1966年4月2日の「コジ・ファン・トゥッテ」
は、まだドイツ語で歌われていますが、ヒルデ・ギューデン、クリスタ・ルー
トヴィヒ、ワルデマール・クメントら、充実したキャストによる上演です。そ
の他、何らかの形で全曲録音として聞けるものも多いものの、ベリーの至芸を
楽しめること間違いなしです。「パルジファル」(シュタイン指揮、1979年)、
「ファルスタッフ」、「カプリッチョ」(シュナイダー指揮、1993年)はステレオ。

ORFEOR 799091 ¥2080
シューベルト:
笑いと涙 D.777
春に D.882
君はわが憩い D.776
糸を紡ぐグレートヒェン D.118
ブラームス:
調べのように Op.105-1
野に一人 Op.86-2
永遠の愛について Op.43-1
僕の恋は新緑だ Op.63-5
シェック:
私を見るのです、神聖な人よ Op.25-16
深い息で Op.25-15
ラヴェル:民謡集-フランスの歌,イタリアの歌,スペインの歌
R.シュトラウス:
星 Op.69-1
森の幸せ Op49-1
単調さ Op.69-3
解き放たれた心 Op.39-4
父が言いました Op.36-3
悪天候 Op.69-5
ヴォルフ:
庭師
春だ
リーザ・デラ・カーザ(S) アルパド・シャーンドル(P)
録音:1957年8月11日
名ソプラノ、リーザ・デラ・カーザが1957年のザルツブルク音楽祭で行ったリ
サイタルのライヴ録音です。シューベルト、ブラームス、シュトラウスといった
有名曲に加え、同年3月に亡くなったシェックから2曲、さらにラヴェルも収録。
アンコールのヴォルフの2曲まで、デラ・カーザの魅力をたっぷり味わえます。

ORFEOR692092 2枚組 ¥4160
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」
ヘルマン・ウーデ(Br オランダ人)
アストリッド・ヴァルナイ(S ゼンタ)
ルートヴィヒ・ウェーバー(Bs ダーラント)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(T エリック)
ヨゼフ・トラクセル(T 水夫)
ほか
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)バイロイト祝祭管弦楽団,合唱団
録音:1955年7月22日,バイロイト祝祭劇場
空前の活況を示した1950年代のバイロイト音楽祭の中にあって、1955年にクナッ
パーツブッシュが指揮した「オランダ人」は、強烈な個性を放った名演でした。
ヴォルフガング・ワーグナー新演出のプロダクションで、もともとヨゼフ・カイ
ルベルトが担当でしたが、それに対してクナが「わしにも振らせろ」と強引に割
り込み、結果7月22日、30日、8月3日の公演をクナが指揮、さらに8月7、15、19日
の公演をカイルベルトが指揮しました。クナッパーツブッシュとしても、この機
会にどうしても指揮したかったのでしょう。カイルベルトの上演はDECCAが録音
し、ステレオCDが発売されています。一方クナの上演は初日がバイエルン放送協
会によって収録され、海賊盤としてLPやCDで何度も発売されていましたが、つい
にORFEOから初の正規盤として世に出ます。故黒田恭一氏が「この《オランダ人》
は海が主役だ」と述べたように、大きくうねるクナッパーツブッシュの音楽は、
物語の背後に存在する広大な海原を感じさせるようなもので、そのスケールの大
きさは他に類を見ないものです。しかもキャストは、オランダ人のウーデ、ゼン
タのヴァルナイ、ダーラントのウェーバー、水夫のトラクセルと、いずれも当時
のバイロイトでも最上のもの。しかもエリックには偉大なヘルデン、ヴィントガ
ッセンを配するという贅沢さ。「オランダ人」に、まるで後期の作品のような大
きな世界を感じさせてくれます。ワーグナー指揮者クナッパーツブッシュを語る
上で欠かせない録音です!




<Medici arts>~EuroArts
20 72428(DVD-Video) ¥3700
字幕:英独仏西
ムソルグスキー:「ホヴァーンシチナ」
パータ・ブルチュラーゼ(Bs イヴァン・ホヴァーンスキー)
クラウス・フローリアン・フォークト(T アンドレイ・ホヴァーンスキー)
ジョン・ダスザック(T ワシーリー・ゴリーツィン)
ヴァレリー・アレクセイエフ(Bs シャクロヴィートゥイ)
アナトーリ・コチェルガ(Bs ドシフェイ)
ドリス・ゾッフェル(Ms マルファ)
カミッラ・ニュールンド(S エンマ)
ほか
ケント・ナガノ(指)バイエルン国立管弦楽団,バイエルン国立歌劇場合唱団
演出,装置:ディミトリ・チェルニャコフ
収録:2007年7月10,14日,ミュンヘン
「ボリス・ゴドゥノフ」と並ぶムソルグスキーの傑作「ホヴァーンシチナ」、
重厚な歴史物語は映像に打ってつけのはずですが、アバドが指揮したウィーンの
映像も、ゲルギエフが指揮したマリインスキーの映像も入手難。新しい映像は僅
かしかありませんでした。今回登場するのは、2007年7月にバイエルン国立歌劇
場で上演された舞台のライヴ。ホヴァーンスキーを歌わせたら今一番のベテラ
ン、ブルチュラーゼが、堂々としつつ不気味な歌と演技で、圧倒的。さらに新
時代のヘルデン・テノールとして人気の高いフォークトのアンドレイ、英国の
個性派テノール、ダスザックのゴリーツィン、新国立劇場での「ムツェンスク郡
のマクベス夫人」でのボリス役が評判となった アレクセイエフ、アバドが「ボ
リス」のタイトルロールに起用したコチェルガ、そしてドイツが誇る名メッゾ、
ゾッフェルのマルファ、さらにドラマティック・ソプラノとして大活躍している
フィンランドのソプラノ、ニュールンドがエンマと、たいへんに充実したキャス
トです。ことにゾッフェルは、もう60歳目前というのに、声も美貌も優れもの。
演出は、ボリショイ歌劇場の「エフゲニ・オネーギン」が大きな評判となった
ディミトリ・チェルニャコフ。舞台を現代ロシア風に据え、コンクリート打ちっ
ぱなしのような無機質な装置の中で行われる壮絶な政治抗争(ホヴァーンスキー
暗殺の場面の凄惨なこと)と社会不安の果てに、犠牲になっていく民衆の姿をじ
っくり描いています。バイエルン国立歌劇場の音楽監督ナガノも、緩みのない
緊張感の高い音楽でもりたてています。なお幕切れは、アバドも採用していたス
トラヴィンスキーによるエンディングを用いて静かに感動的に終わります。



<haenssler>
94 206 ¥1350
シュッツ:
手を叩いて喜び SWV.349
主は私の力 SWV.345
十字架上のキリストの最後の七つの言葉 SWV.478
私のもとへ来なさい SWV.260
神よ、すぐに救って下さい SWV.282
ああ慈愛に満ちたイエス様 SWV.309
私の息子アブサロン SWV.269
主に向かって新しい歌を歌え SWV.342
私は横になって眠る SWV.310
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
録音:1953-59年,シュトゥットガルト
なんとフィッシャー=ディースカウが歌うシュッツの録音が大量に復活しまし
た!膨大なレパートリーを誇るフィッシャー=ディースカウですが、シュッツを
録音したのは1961年の1曲だけだそうです。今回は、1950年代にシュトゥットガ
ルトのSWRに録音した9曲。いずれも小編成の慎ましいオーケストラ伴奏(チェン
バロも加わっています)で、曲によって共演者や合唱が入っています。当時フィ
ッシャー=ディースカウは30歳前後、その瑞々しい声と知性的な歌い口は、半世
紀たった今でも古めかしくありません。バッハの宗教曲でも高い評価を得ていた
フィッシャー=ディースカウだけに、これらシュッツの録音も非常に高水準な出
来栄えです。放送局からの蔵出し音源で、モノラルながら音質も良好です。フィ
ッシャー=ディースカウ・ファンには極めて貴重なCDです!

94 209 ¥1350
モーツァルト:
恐れるでない、愛する人よ K.490
ああ、私を捨てないで K.486a
春の初めに K.597
夕べの想い K.523
ひめごと K.518
菫 K.476
シューベルト:
ズライカ2 D.717
美と愛がここにいたことを D.775
憩いなき愛 D.138
子守歌 D.867
ブラームス:
エオルスの竪琴に寄せて Op.19-5
森に囲まれた丘から Op.57-1
ひめごと Op.71-3
乙女 Op.95-1
ヴォルフ:
進軍のラッパが鳴っている
わが恋は胸のうちに
口さがのない人たちにはいつも悪態の限りをつく
私を花で覆って下さい
私の巻髪に包まれて
エリーザベト・グリュンマー(S)
アルトゥール・グリュミオー(Vn)
フーゴ・ディエツ(P)
カール・ミュンヒンガー(指)シュトゥットガルト室内管弦楽団
録音:1956,58年
1950年を中心に活躍したドイツの名ソプラノ、エリーザベト・グリュンマー
(1911-1986)、その全盛期の録音です。モーツァルトのK.490とK.486aのみ1956年
の録音で、バックはなんとミュンヒンガーとシュトゥットガルト室内管弦楽団、
しかもK.490のヴァイオリン・ソロはグリュミオーという豪華なもの。グリュン
マーの瑞々しい声がモーツァルトに映えています。これ以外は、1958年にシュ
ヴェツィンゲン城で録音されたもの。さすが全盛期だけに、モーツァルト、シュ
ーベルト、ブラームス、ヴォルフ、いずれも充実した歌唱です。モノラルながら
録音もかなりよく、グリュンマーの魅力をたっぷり楽しめます。

93.180 ¥2250
シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」
フリッツ・ヴンダーリヒ(Tn) フーベルト・ギーゼン(Pf)
1964年2月5日 南西ドイツ放送曲室内楽スタジオ
有名な決定版ともいえる1966年のDGG盤(ミュンヘンでの録音)に先立つこと2年。
同じ伴奏者フーベルト・ギーゼンによるピアノ。1曲目「さすらい」の第3,4節、
7曲目「いらだち」の第3節、8曲目「朝の挨拶」の第3節、9曲目「水車屋の花」
の第3節、第10曲「涙の雨」の第3,4節、第20曲「小川の子守唄」の第2,4節をヴ
ンダーリヒはこの録音では歌っておりません。いかなる理由で歌わなかったのか
は謎ですが、若々しいヴンダーリヒの声はいつもどおり実に魅力的です。
モノラルではありますが放送局の録音のため素晴らしい音質で収録され、デジタ
ルでリマスタリングされております。




<Simax>
PSC1289 ¥2280
イダ・プレスティ(1924-1967):2つのギターのための作品全集
ハンガリー女(1959)/アビラの踊り(1957)/ジタンの踊り(1957)/スペイン(1966)
/前奏曲(1958)/母に寄せる子守歌(1957)/エチュード第1番/新しい年のワルツ
(1955)/タランテッラ(1959)/バガテル(1964)/セレナード(1955)/気まぐれなエ
チュード(1966)
録音:2009年4月24日-26日 シテ・ド・ラ・ミュジーク(パリ)
制作:アルネ・アクセルベルグ、スタイン=エーリク・オルセン
録音:アルネ・アクセルベルグ
アレクサンドル・ラゴヤとのデュオで知られ、フランスを代表する20世紀屈指の
クラシカル・ギタリストといわれるイダ・プレスティ。彼女が作曲した2つのギ
ターのための作品集をフランスとノルウェーのギタリストが共演して録音しまし
た。オリヴィエ・シャサン(1957-)はパリ生まれ、アレクサンドル・ラゴヤのク
ラスで最優秀の成績を収めたギタリストです。スタイン=エーリク・オルセンは
ベルゲンとオスロで学んだ後、ラゴヤの下で大学院課程の研究をつづけました。
プレスティの超絶技巧を反映し、このアルバムにも高度のテクニックを求められ
る曲が多く含まれています。

PSC1236 ¥2280
カタリヌス・エリング(1858-1942):歌曲集
歌曲集「ハウグトゥッサ」作品52 
【愛/野うさぎ/試練/すずめ/途方にくれて/冬の嵐】、
歌曲集「ハウグトゥッサ」 作品60 
【小川で/愛の歌/不安/ドッカ/忘れることさえできれば/仔山羊のダンス】、
ビョルンソンの『ある日』による3つの歌 作品53より
冬の歌「冬に抱かれて夏は眠る」、
アルバム作品12 
【エドワード/甘き死/春の誓い/流れのあるところ/言ってさえくれていれば/
私が朝起きると/私の歌は毒されている/船室の夜(その1)/船室の夜(その2)/夜
ごとの夢に/夜はしとねに/たそがれの夏/清め】
アン=ヘレン・モーン(S) グニッラ・シュスマン(P)
録音:2008年9月22日-26日 ヤール教会(ベールム、ノルウェー)
[制作・録音 ショーン・ルイス]
カタリニヌス・エリングはオスロ生まれ。ライプツィヒとベルリンに留学し、
作曲家、そして音楽理論の教師として活躍しました。ノルウェー各地をまわって
彼が採譜、編曲した民謡は約1400曲にのぼり、その仕事は、リンデマンの『古い
また新しいノルウェーの山のメロディ』に匹敵する偉業とみなされています。
シューベルト、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームスらのロマンティック
な語法にならった、伝統的な作曲のスタイル。2曲の交響曲、管弦楽曲、室内楽
曲、約200曲の歌曲、合唱曲、ピアノ小品、オペラ「タラス・ブーリバ」などを
残しました。
エリングと、かつて彼のベルリン留学を支援したグリーグは、ほぼ同じころ、
『ハウグトゥッサ』による歌曲集の作曲に取りかかりました。それぞれのプロ
ジェクトのことを知らないまま、グリーグは14曲を書き、うち8曲を「山の娘」
の邦題で知られる「ハウグトゥッサ」作品67として発表、エリングの書いた12
曲は作品52と作品60の2つの歌曲集にまとめられました。抒情を漂わせつつ劇性
を高めていくグリーグの曲集、抒情的で詩的なエリングの曲集。ふたりの音楽
の特徴と味わいがそのまま作品に反映しています。
アン=ヘレン・モーンは、ノルウェーのモルデ生まれ。グリーグ・アカデミー
と王立デンマーク・オペラ・アカデミーで学び、オラトリオと歌曲、オペラの
ステージに活躍しています。共演のピアニスト、グニッラ・シュスマンもソロ
と室内楽の奏者として国際的に活躍しています。スクリャービンとラフマニノ
フのソナタを弾いた「Tock?(憧れ)」(NMA4)と、ソプラノのクリンゲルボルン
と共演したノルウェー音楽黄金時代の歌曲集「ロマンス(Romanser)」(NMA6)が
各地のメディアから賞賛されました。




<ACCENT>
ACC24206 ¥2300
J.S.バッハ:8弦ギターのため編曲集(ラファエラ・スミッツ編)
リュートまたはチェンバロのためのプレリュードBWV998
無伴奏フルートのためのパルティータ BWV1013
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV1004
ラファエラ・スミッツ(G)(コルヤ・パンヒューゼン2006年製8弦ギター)
録音:2009年1月(ロザリオ教会、ベルギー)
★世界的に活躍する女流ギタリスト、ラファエラ・スミッツによるバッハ作品
集。ラファエラ・スミッツはベルギー・アントワープ王立音楽院及びブリュッ
セル音楽院にて学ぶ。スペインにてホセ・トマス氏に師事。1986年に第20回フ
ランシスコ・タレガ・ギターコンクールで女性初の優勝を果たす。その後も演
奏、録音、審査員、教師として多岐にわたって活躍しています。また8弦ギター
の名手としても高く評価されています。彼女は約30年間東西ヨーロッパ、南北
アメリカ、そして日本の伝統楽器などを元に8弦ギター奏法の独自のスタイル
を確立してきました。今回の編曲は、原曲で使用された楽器の個性を生かすよ
うに、コルヤ・パンヒューゼン社製のギターを駆使して演奏しています。彼女
の研ぎ澄まされた感覚、技巧に裏付けされた音楽性は聴く者を終始魅了します。

ACC24219 ¥2300
J.ハイドン:ヴァイオリンとヴィオラのための6つの二重奏曲集
ソナタ ハ長調 Hob.VI 第6番、ソナタ ニ長調Hob.VI 第4番、
ソナタ 変ロ長調Hob.VI 第3番、
ソナタ 変ホ長調 Hob.VI 第5番、ソナタ イ長調Hob.VI 第2番、
ソナタ ヘ長調Hob.VI 第1番
アントン・シュテック(Vn)クリスティアン・グーセンズ(Va)
録音:2008年9月26-28日シーメンスヴィラ(ベルリン、ドイツ)
ヴァイオリンとヴィオラの二重奏といえば、モーツァルト(M.ハイドン)の作品が
有名ですが、このJ.ハイドンも素晴らしい作品。モーツァルトは2曲を残してい
ますが、J.ハイドンは6曲からなるHob.VIを書いています。
明るく快活なメロディーが美しく、実力派のアントン・シュテックとクリスティ
アン・グーセンズの演奏で音楽的にも楽しませてくれます。
アントン・シュテックは強い個性と巧みな演奏で古楽ファンの注目を集め、今
のドイツ古楽界をリードする存在です。レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル、
コンチェルト・ケルンのコンサートマスターを務め、NA?VEのヴィヴァルディ・
エディション(OP.30427)でもその名人ぶりを聴かせてくれました。また1996年
から彼を中心に結成され、ヴィオラのクリスティアン・グーセンズもメンバー
のシュパンツィヒ弦楽四重奏団としても活動、ACCENTレーベルからもハイドン
弦楽四重奏(ACC24197)をリリースしています。




<Ondine>
ODE1146(SACD-Hybrid) ¥2080
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58
ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」
オッリ・ムストネン(P、指) タピオラ・シンフォニエッタ
録音:2009年3月(第5番)、6月 タピオラホール(エスポー、フィンランド)
[制作:セッポ・シーララ  録音:エンノ・マエメツ]
今年の6月、N響定期で聴かせてくれたベートーヴェンのピアノ協奏曲二長調が
好評だったオッリ・ムストネン。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲弾き振りシリーズ、最後の1枚がリリースされま
す。第1番、第2番(ODE1099)につづく第3番、ニ長調(ヴァイオリン協奏曲)
(ODE1123)の 「何かを予見するようなアプローチ」は<International Piano
Magazine>誌から「徹底して清々しく、説得力をもった」(2008年9月・10月号)
と評されました。ムストネンのピアノの音と技巧、タピオラ・シンフォニエッ
タの透明感ある響きが DSD 録音により忠実にとらえられています。




<Aliud>
ACDHJ037(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥4500
スティーヴ・ドブロゴス(1956-):
シェイクスピア・オラトリオ 「わたしの薔薇」(2007-09)
アネ・ソリー(指) 
NASKA(国立交響室内管弦楽団),オープス・プロジェクトCho
バルバラ・ファン・リント(Sp) シンディ・アウツホーン(At) 
レイン・コルパ(Tn)
マルティン・サンダース(Bs)
スティーヴ・ドブロゴス(Pf) 
(2009年2月6日-9日 Europalaan 教会(ヘーレンフェーン、オランダ)
「きみを夏の一日にくらべたらどうだろう……きみが不滅の詩のなかで時と合体
すれば、きみの永遠の夏はうつろうことはない……」シェイクスピアの『ソネッ
ト集』の初版にある154編のうちもっともよく知られる18番のソネット。若者へ
の友愛を表明した一編の詩に示される "高貴な愛の精神" は、芸術家の心をさ
まざまにとらえてきました。ジャズピアニスト、作曲家としてスウェーデンの
音楽シーンで活躍するドブロゴスが書いたシェイクスピア・オラトリオ《わた
しの薔薇》では、このソネットをはじめとする16編のソネットが歌われていま
す。
スティーヴ・ドブロゴス(1956-)は、アメリカ、ペンシルヴェニア州ベルフォン
トの生まれ。少年時代にピアノを学んだ後、1978年にスウェーデンに渡り、ス
トックホルムの王立音楽アカデミーでピアノ、作曲、ジャズを学びました。シャ
ネット・リンドストレム、ラドカ・トネフら女性ジャズヴォーカリストと共演、
"コンテンポラリー・フュージョン" スタイルの作品をいくつも発表してきまし
た。日本を含む世界各国の合唱団により歌われる《ミサ曲》(1992)、《レクイエ
ム》(2001)と《テ・デウム》(2002)が代表作に挙げられます。
《わたしの薔薇》は、《ミサ曲》 と《レクイエム》 を演奏したオープス・プ
ジェクト合唱団が寄せた「さらに大規模な作品、オラトリオでも」という提案が
きっかけとなって作曲されました。
序曲、間奏曲、ソネットをテクストとする16のトラックという構成。ネオロマ
ンティックな音楽をベースに、ミュージカル、ジャズ、ブルース、ゴスペル、
スピリチュアルとアメリカンフォークを交えた音楽は、親しまれ、愛されてきた
ドブロゴスのスタイルです。
曲名の《わたしの薔薇》は、ソネット1番に由来し、作品は、31年連れ添ったカ
トリーナ夫人に捧げられました。
オープス・プロジェクト合唱団はオランダの団体。ドブロゴスの《わたしの薔
薇》は、新しい音楽を開拓しようとする彼らの3番目のプロジェクトとして2009
年6月に初演されました。アネ・ソリーは、ユトレヒト音楽院で学び、2007年か
らオープス・プロジェクト合唱団の指揮者を務めています。アルト歌手として
参加したシンディ・アウツホーンはプログレッシヴ・ロックバンド、Kayak(カ
ヤック)のヴォーカルです。




<harmonia mundi>
HMX2908304(29CD+歌詞データpdf収録CD-ROM) ¥8500
『宗教音楽集大成』
ハルモニアムンディが誇る膨大なカタログの中から、選りすぐりの宗教音楽を
ギュッと29枚のCDに収録、1枚の歌詞pdfデータCD-ROMがついたボックスセット
の登場。
キリスト教初期のエキゾチックな香り漂う聖歌から、バッハ、モーツァルト、
ベートーヴェン、バーンスタインのミサ曲まで、キリスト教の歴史約2000年の
間に生まれた重要な宗教作品を網羅。
廃盤となって入手困難な、バンキーニによるボッケリーニのスターバト・マー
テルなどが含まれているのも注目。不朽の名演奏として名高い、ヘレヴェッヘ
指揮によるドイツ・レクイエムやモーツァルトのレクイエム、ヤーコプスによ
るクリスマス・オラトリオなどが入っているのもお得なポイントです。
キリスト教初期、ポリフォニー誕生期の音楽が、これだけの高水準の演奏で体
系的に聴けるのは貴重。
完全限定の美麗ボックス入りの限定商品。

[CD1]キリスト教初期の賛美歌集
アンブロジア聖歌、5世紀の聖歌、古代ローマの賛美歌(ビザンティン7-8世紀)、
Beneventan(南イタリア)、賛美歌(7-11世紀)、
モサラベ聖歌(7-11世紀)、古代ローマの賛美歌(6-13世紀)
マルセル・ペレス(指揮)、アンサンブル・オルガヌム
[CD2]グレゴリオ聖歌
ユニベルシ・クィ・テ・エククスペクタント/ドミニク・ヴェラール(T)
レクイエム/アルフレート・デラー(指揮)デラー・コンソート
西暦1000年:この世の終わりのためのミサ曲-アニュス・デイほか/
アノニマス4
カリクスティヌス写本(1150頃)より-サンティアゴの奇蹟ほか/アノニマス4
Cistercian聖歌(12世紀)
マルセル・ペレス(指揮)、アンサンブル・オルガヌム
マグヌス・リベル・オルガニ(12世紀)
ポール・ヒリアー(指)シアター・オブ・ヴォイセズ
[CD3]ポリフォニーの誕生
アキテーヌのポリフォニー(12世紀)
(サン=マルシャル聖堂/リモージュ)
マルセル・ペレス(指揮)、アンサンブル・オルガヌム
ノートル・ダム楽派(12世紀)
マルセル・ペレス(指揮)、アンサンブル・オルガヌム
レオナン:プロプテル・ヴェリタテム
ポール・ヒリアー(指揮)シアター・オブ・ヴォイセズ
ペロタン:Graduel Viderunt omnesほか
ポール・ヒリアー(指揮)シアター・オブ・ヴォイセズ
バンベルク写本のホケトゥス(13世紀)
ポール・ヒリアー(指揮)、シアター・オブ・ヴォイセズ
13世紀のマリアの歌/アノニマス4
ブルターニューのグラドゥアーレ(13,14世紀)
マルセル・ペレス(指揮)、アンサンブル・オルガヌム
イギリスのレディー・ミサ(13,14世紀)/アノニマス4
[CD4]ポリフォニー芸術の爛熟
アルス・アンティカ
[ノートル・ダム楽派]作曲者不肖Virgo flagellator
[ペロティヌス楽派]作曲者不肖:Mors
ポール・ヒリアー(指揮)、シアター・オブ・ヴォイセズ
[14世紀の英国]Campanis cum cymbalis. Honoremus Dominam、Worldes blisse
have good day(Benedicamus Domino)、
Valde mane diluculo、Ovet mundus letabundus
ポール・ヒリアー(指揮)、ヒリアード・アンサンブル
アルス・ノヴァ&前ルネッサンス
デュファイ:アヴェ・レジナ・チェロルム/オルランド・コンソート
ダンスタブル:サルヴェ・スケマ・サンクティタティス、
サルヴェ・サルス・セルヴロルム、カンタント・チェリ・アグミナ/
オルランド・コンソート
プルンマー:アンナ・マーテル・マトリス・クリスティ/
ヒリアード・アンサンブル
ルネッサンス
ジョスカン・デプレ:サルヴェ・レジーナ
シャペル・ロワイヤル、ヘレヴェッヘ(指揮)
クレマン・ジャヌカン:コングレガーティ・スント
アンサンブル・クレマン・ジャヌカン、ドミニク・ヴィス(C-T)
ウィリアム・バード:宗教歌集より/デラー・コンソート、マーク・デラー
ジェズアルド:トリブラシオネム・エ・ドロレム、
エッケ・コモド・モリトゥール・ジュストゥス
ヘレヴェッヘ(指揮)、ヨーロッパ声楽アンサンブル
ハンス=レオ・ハスラー:アド・ドミヌム
ヘレヴェッヘ(指揮)、ヨーロッパ声楽アンサンブル
[CD5]ルネッサンス中期のポリフォニー(1)
マショー:ノートルダム・ミサ
ポール・ヒリアー(指)、エストニア室内フィルハーモニー合唱団
ジョスカン・デプレ:ミサ・パンジェ・リングア
アンサンブル・クレマン・ジャヌカン、ドミニク・ヴィス
クレマン・ジャヌカン:ミサ「戦争」
アンサンブル・クレマン・ジャヌカン、ドミニク・ヴィス
[CD6] ルネッサンス中期のポリフォニー(2)
ラッスス:ミサ「Tous les regretz」
ウエルガス・アンサンブル、パウル・ファン・ネーヴェル(指揮)
パレストリーナ:ミサ・ヴィリ・ガリレイ/ヘレヴェッヘ
ウィリアム・バード:4つの声のためのミサ
プロ・アルテ・シンガーズ、ポール・ヒリアー(指)
[CD7]バロックのプティ・モテ&グラン・モテ
≪グラン・モテ≫
アンリ・デュモン(1610-1684):メモラーレ
シャペル・ロワイヤル、ヘレヴェッヘ(指)
リュリ:怒りの日/シャペル・ロワイヤル、ヘレヴェッヘ(指)
ドラランド:スーペル・フルミナ・バビロニス
レザール・フロリサン、クリスティ(指)
シャルパンティエ:テ・デウム/レザール・フロリサン、クリスティ(指)
≪プティ・モテ≫
リュリ:アヴェ・チェリ/レザール・フロリサン、クリスティ(指)
ドラランド:ミゼラトール・エ・ミゼリコール
レザール・フロリサン、クリスティ(指)
[CD8]哀歌、ルソン・ド・テネブル
マッサイーノ:聖週間における預言者エレミアの哀歌のための音楽より
ウエルガス・アンサンブル、パウル・ファン・ネーヴェル(指)
ラッスス:エレミアの哀歌より
ウエルガス・アンサンブル、パウル・ファン・ネーヴェル(指)
シャルパンティエ:水曜日のためのルソン・ド・テネブル
コンチェルト・ヴォカーレ、ルネ・ヤーコプス(指)
クープラン:ルソン・ド・テネブル
コンチェルト・ヴォカーレ、ルネ・ヤーコプス(指)
クシェネク:預言者エレミアの哀歌/マルクス・クリード(指)RIAS室内合唱団
[CD9-10]バロックの晩課
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)シャペル・ロワイヤル、コレギウム・ヴォカーレ
ロヴェッタ:ルイ14世のためのヴェネツィアの晩課
カントゥス・ケルン、ユングヘーネル(指)
[CD11-16]オラトリオ
A.スカルラッティ:オラトリオ「殺人の始まり」/ヤーコプス
ヘンデル:メサイア/クリスティ(指)、レザール・フロリサン
メンデルスゾーン:聖パウロ/ヘレヴェッヘ
[CD17]宗教改革期の音楽(1)
セルミジ(c.1490-1562):「花咲く齢に生きる限り」
アンサンブル・クレマン・ジャヌカン
レスカトール:「世の虚しさとうつろい易さについての八行詩」より
アンサンブル・クレマン・ジャヌカン
トマス・タリス:大司教パーカーのための9つの詩編歌
スティレ・アンティコ
パーセル(1659-1695):主よ、われらの攻めを忘れてください
コレギウム・ヴォカーレ、ヘレヴェッヘ(指)
シュッツ:ドイツ鎮魂ミサの形式によるコンチェルト
シャペル・ロワイヤル、ヘレヴェッヘ(指)
ニコラウス・ブルーンス(1665-1697):ドイツ・カンタータより
カントゥス・ケルン、ユングヘーネル(指)
J.S.バッハ:ミサ・ブレヴィス ヘ長調BWV233
カントゥス・ケルン、ユングヘーネル(指)
[CD18-19]宗教改革の時代の音楽(2)
J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ/ルネ・ヤーコプス
[CD20]スターバト・マーテル
G.B.ペルゴレージ:スターバト・マーテル
コンチェルト・ヴォカーレ、ルネ・ヤーコプス
ボッケリーニ:スターバト・マーテル
コンチェルト・ヴォカーレ、ルネ・ヤーコプス
ボッケリーニ:スターバト・マーテルG.532(初稿)
アニェス・メロン(S)、アンサンブル415、キアラ・バンキーニ(指、Vn)
[CD21]スターバト・マーテルその2
ヴィヴァルディ:スターバト・マーテルRV621
アンドレアス・ショル(C-T)、アンサンブル415、キアラ・バンキーニ
ロッシーニ:スターバト・マーテル
クリード(指)、RIAS室内合唱団
[CD22]レクイエムその1
W.A.モーツァルト:レクイエムK.626/ヘレヴェッヘ(指)

[CD23]レクイエムその2
ブラームス:ドイツ・レクイエム/ヘレヴェッヘ
[CD24] レクイエムその3
フォーレ:レクイエム(1893年室内楽稿)/ヘレヴェッヘ(指)
デュリュフレ:レクイエム Op.9-合唱、小管弦楽とオルガン版(第3稿)
ビル・アイヴス(指)オックスフォード・マグダレン・カレッジ合唱団、
エングリッシュ・シンフォニア
[CD25]近代(1)
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニスop.123 ニ長調/ヘレヴェッヘ(指)
[CD26]近代(2)
メンデルスゾーン:詩編集
詩篇第100番「全地よ、主に向かって喜びの声をあげよ」、詩篇第2番Op.78-1、
詩篇第43番Op.78-2、詩篇第22番Op.78-3、
コラールモテット「われら人生の半ばにありて」Op.23-3、
モテット「主よ、今こそあなたは、このしもべを」Op.69-1、
「全地よ、主にあって喜べ」「わたしの魂は主をあがめ」、
ミサ・ブレヴィス〔「キリエ・エレイソン」「天にまします神に栄光あれ」
「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな」〕、
「主よ、われらが願いに慈悲をたれたまえ」
マルクス・クリード(指)RIAS室内合唱団
ブルックナー:モテット集-アヴェ・マリアほか
ヘレヴェッヘ(指)、シャペル・ロワイヤル、コレギウム・ヴォカーレ
[CD27-28]近代(3)-(4)
プーランク:悔悟節のための4つのモテット(1938-39)、サルヴェ・レジーナ、
クリスマスの4つのモテット(1952)、ミサ ト長調
RIAS室内合唱団、クリード(指)
バーンスタイン:ミサ/ベルリン・ドイツ交響楽団、ケント・ナガノ(指)
[CD29]東方正教会の音楽
ラフマニノフ:晩祷op.37
ポール・ヒリアー(指)、エストニア室内フィルハーモニー合唱団
17,18世紀の東方正教会の聖歌-
ボルトニャンスキー、サルティ、ティトフ、ガルッピ、ディレツキ、
ヴェデルらの作品
ポール・ヒリアー(指)、エストニア室内フィルハーモニー合唱団
[CD30]pdfデータ収録のCD-R
すべての楽曲の歌詞(日本語は含みません)データを収録




<BBC LEGENDS>
BBCL4267 \2180
ステレオ
ブリス:ファンファーレ
ユージン・オーマンディ(指)ロンドン交響楽団
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第2番嬰ハ短調Op.129
ダヴィド・オイストラフ(Vn)
ユージン・オーマンディ(指)ロンドン交響楽団
録音:1967年11月19日ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ・ステレオ)
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
ダヴィド・オイストラフ(Vn)
マキシム・ショスタコーヴィチ(指)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1972年11月26日ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ・ステレオ)
とんでもない録音が残されていたものです。作品の献呈者にして初演者である、
オイストラフによるショスタコーヴィチの第2協奏曲は、モスクワ初演から間も
ない1967年11月26日におこなわれた演奏で、西側での初演ドキュメントという
歴史的意味でもはかり知れません。オイストラフにはそのモスクワでの世界初
演ライヴ録音をはじめ、また、すでにBBC LEGENDSには翌1968年8月のスヴェト
ラーノフとのライヴ録音(BBCL4060)などがあり、いずれも緊張感と手ごたえで
圧倒的な存在感をみせつけていますが、このたびのライヴもまた文字通り決定盤
にふさわしい内容といえるでしょう。この年に手兵フィラデルフィア管と初来日
を果たすオーマンディがLSOに客演というのも興味深く、どのような表情をオケ
より引き出しているのかも注目されるところです。ちなみに、当夜はLSOトラス
ト(信託基金)を目的としたガラ・コンサートということで、ブリス作曲のファン
ファーレで幕を開けています。
カップリングのチャイコフスキーは、大家オイストラフではやはりいくつもの別
演奏を数えるなかでもっとも時期の新しいもの。テクニックはもとより緩徐楽章
でのメランコリックな旋律の歌いまわしなど格別の味わいです。すべて音質良好
なステレオ録音。

BBCL4264 \2180
ステレオ
ヴォーン・ウィリアムズ:トーマス・タリスの主題による幻想曲
録音:1966年2月15日ロンドン、
ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ・ステレオ)
ブルックナー:
交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」WAB.104(1878/80年ハース版)
録音:1964年3月13日ロンドン、
ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ・ステレオ)
イシュトヴァン・ケルテス(指)ロンドン交響楽団
名匠ケルテスが1964年3月13日にLSOを振ったブルックナーの「ロマンティック」
のライヴ演奏がようやくカタログに復活します。ケルテスとLSOによる「ロマン
ティック」といえば、この翌年に行われたセッション録音はストレートで歌謡性
に富む美しいブルックナーとして、信頼の厚かったLSO時代最良の成果に挙げら
れる内容ですが、同じ顔合わせによる前年のライヴもまた、かつてBBC RADIO
CLASSICSよりリリースされた際にファンの間で高い評価を得ていました。このた
びはオリジナル・マスターからあらたにマスタリングを施して、音質の大幅な改
善がはかられています。
ケルテスの初レパートリーであるタリス幻想曲は、オケがLSOであることがおお
いにプラスに働いているようで、作品に寄せる共感の深さが演奏からひしと伝
わってきます。

BBCL4268 \2180
ステレオ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第15番ニ長調Op.28「田園」
録音:1993年1月18日ロンドン、BBCスタジオ(ライヴ・ステレオ)
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960
シューベルト:即興曲第3番変ト長調D.899-3
録音:1991年12月9日グラスゴー、BBCスタジオ(ライヴ・ステレオ)
タチアナ・ニコラーエワ(P)
ニコラーエワが最晩年に英国でおこなった、ふたつのリサイタルより編まれた
BBC LEGENDS第2弾はベートーヴェンとシューベルト。ソナタ2曲ともニコラーエ
ワがセッション録音を残していないレパートリーであることに加えて、優秀な
録音状態もポイントで、ニコラーエワの持ち味である透徹したピアニズムに酔
える最高の内容といえるでしょう。なかでも、静けさと寂寥感を湛えたシュー
ベルト最後のソナタは絶品。彼女の得意としたバッハの宇宙にも一脈通じる深
遠なる音楽を聴かせてくれます。

BBCL4265 \2180
モノラル
シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番ハ短調D.958
バルトーク:15のハンガリー農民歌Sz.71
シマノフスキ:「仮面劇」Op.34よりシェエラザード、道化のタントリス
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調Op.83「戦争ソナタ」
スヴィヤトスラフ・リヒテル(P)
録音:1970年12月7日ロンドン、
ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ・モノラル)
レーベル黎明期よりBBC LEGENDSの大きな看板となっているリヒテルのライヴ演
奏。このたび登場するのは1970年12月7日のロンドンでのリサイタルを収めたも
ので、同時期に同一演目を好んで集中的に取り上げるリヒテルらしく、9日にブ
ライトンで行われたリサイタルと、アンコールを除いて同じプログラム構成と
なっています。
おなじみのシューベルトをはじめ、異色のバルトークや初レパートリーのシマノ
フスキも注目されますが、この日の白眉はなんといってもプロコフィエフ。作曲
者の親友として第6番や第9番のソナタとプロコフィエフ作品の初演の機会を得た
リヒテルですが、3曲ある「戦争ソナタ」随一の傑作との誉れ高い第7番は、作曲
者より初演を任された1943年以来四半世紀以上の歴史を刻んだきわめつけのプロ
グラムということもあるのでしょう。アレグロでのメカニカルで力感みなぎる
タッチや、鎮魂の鐘をおもわせるアンダンテのリリシズム。そして熾烈きわまる
フィナーレは離れ技の嵐が吹き荒れてまさに圧巻。当時いかにリヒテルがセンセ
ーショナルな存在であったかを知る上でこれに勝るものはありません。




<ORFEO>
ORFEOR 793093 3枚組 \6000
STEREO
オッフェンバック:「ホフマン物語」(エーザー版)
プラシド・ドミンゴ(T ホフマン)
キャスリン・マルフィターノ(S ステッラ,オランピア,アントニア、
ジュリエッタ)
アン・マレー(Ms ニクラウス,ミューズ)
ジョゼ・ヴァン・ダム(Br リンドルフ,コッペリウス,ミラクル,
ダペルトゥット)

ジェイムズ・レヴァイン(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,ウィーン国立歌劇場合唱団
録音:1981年8月6日
1980年代、カラヤン色が一層濃厚になったザルツブルク音楽祭は豪華さを増して
いましたが、その中にあっても特に評判が高かったのが1980年新演出の「ホフマ
ン物語」でした。ドミンゴのタイトルロールとレヴァインの指揮、ウィーン・
フィル、そして名演出家ジャン=ピエール・ポンネルの舞台と豪華なアーティス
トを起用、さらに1978年に出版されたばかりのフリッツ・エーザーの新校訂譜を
使用、あらゆる点で完璧を求めた上演は大成功を収めました。このプロダクショ
ンは1981、82年と再演され、このCDに収録されているのは1981年の再演の初日で
す。この年には、ヒロイン四役に当時33歳のマルフィターノ、ニクラウスには
32歳を目前にしたマレーと、若い二人の女声歌手が新たに抜擢され目覚しい結果
を出し、「ホフマン物語」に新しい時代が到来したことを告げています。もちろ
ん、若々しい声のドミンゴの熱唱にはただ圧倒されるしかありません。伝説の歴
史的公演を、優れたステレオ録音でお楽しみください!




<CSO・RESOUND>
=シカゴ交響楽団ライヴ=
CSOR901916(SACD-Hybrid) \3250
CSOR901914 \2700
マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」
ミア・パーション(S)
クリスティアーネ・ストーティン(Ms)
シカゴ交響合唱団
デュアイン・ウルフ(合唱指揮)
シカゴ交響楽団
ベルナルド・ハイティンク(指)
録音:2008年11月20、21、22 &25日シカゴ、シンフォニーセンター、オーケストラ
・ホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:クリストファー・ウィリス
巨匠ハイティンクが最強の手兵CSOとともに手がけるマーラー・シリーズの最新
作に、第2交響曲「復活」が登場します。当コンビによるシリーズはこれまでに
3作を数え、2006年10月のハイティンク首席指揮者就任記念コンサートにおける
第3番、ちょうど一年後2007年10月の第6番「悲劇的」、そして本作より半年前
2008年5月の第1番「巨人」と、順調なペースで進んできていることから全集完成
への呼び声も高く、CSO RESOUNDの目玉となりつつあります。
ハイティンクはマーラーの「復活」を、1968年にRCOと交響曲全集企画としてセ
ッション録音、1984年にはRCOとライヴ録音しており、さらに1993年1月にベルリ
ン・フィルとセッション録音、また、ベルリン・フィルとはほぼ同時期に映像作
品もライヴ収録しています。いっぽうのCSOは「復活」を1976年2月にアバドとセ
ッション録音、1980年5月にはショルティの指揮で全集シリーズとしてセッショ
ン録音しています。
21世紀に入り、ハイティンクにとって15年ぶり、CSOにとってはじつに28年ぶり
となる「復活」は、これまでの流れからもともに盤石の備えで臨んだレコーディ
ングといえますが、ここであらたに華を添えているのが魅力的なソリストたち。
古楽でおなじみの清澄な感性をそのままに持ち込んだソプラノ、パーションとと
もに起用されたのは、ハイティンクのお気に入りでオランダ出身の新進メッツォ、
ストーティン。このアルバムに先立って、「復活」の第4楽章に転用された「原
光」を含むマーラーの歌曲集を発表しているストーティンは、マーラーにすぐれ
た適性を示していただけに、同様にここでの歌唱も聴き逃せないところです。
「かつてないほどスコアに忠実でありながら、ハイティンクによる個々のテンポ
設定、リズム、音量、凝集と色彩の選択はほとんど衝撃的とおもわせるものでし
た。」(シカゴ・サン・タイムズ)と伝えられるように、このたびの模様もまたお
おいに期待をつなぐ内容といえるでしょう。




<haenssler>
98200 9枚組 \7150
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
ゲルハルト・オピッツ(P)
録音:2004-2006年
ベートーヴェンといえばオピッツ、オピッツといえばベートーヴェン。1994年
NHKの『ピアノ・レッスン』、2005年から日本で進められている全32曲連続演奏
会、そしてH?nsslerの録音など、ベートーヴェン演奏の確固たる地位を確立して
いるオピッツ。順調にリリースされているオピッツのベートーヴェン・シリーズ
ですが、遂に全集となって日本先行発売を致します。ベートーヴェン:ピアノ・
ソナタ全集の名盤とされている師ケンプとバックハウスをまさに引き継ぐ、近年
のスタンダード的アルバムです。
完璧なタッチ、確かな表現力、穏やかで真摯な演奏は、ストレートにベートー
ヴェンの音楽が聴き手に浸透します。このあとはシューベルトの録音が予定され
ており、ますます円熟の極みにあるピアニズムを聴かせてくれることでしょう。
以前ご案内致しました国内仕様盤(KDC8001)は在庫がなくなり次第終了となりま
す。




<Profil>
=ギュンター・ヴァント・エディション=
正規初出音源を多数収録!ボックス大幅先行リリース!
ヴァント&ベルリン・ドイツ交響楽団、ライヴ集成ボックス
PH09068 8枚組 \12000
ステレオ
「ギュンター・ヴァント / ベルリン・ドイツ交響楽団ライヴ集成」 
[Vol.1]
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調
録音:1991年10月6日ベルリン・コンツェルトハウス
[Vol.2](2CD)
シューベルト:交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調(原典版)
録音:1993年4月20日ベルリン・コンツェルトハウス
[Vol.3](2CD)
シューマン:交響曲第4番ニ短調Op.120
録音:1995年2月19日ベルリン・コンツェルトハウス
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
録音:1994年2月15日ベルリン・フィルハーモニー
ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
録音:1994年11月20日ベルリン・フィルハーモニー
[Vol.4]
シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944「ザ・グレイト」
録音:1993年6月14日ベルリン・フィルハーモニー
[Vol.5](2CD)
ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21
録音:1994年2月15日ベルリン・フィルハーモニー
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調Op.60
録音:1996年4月9日ベルリン・フィルハーモニー
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
録音:1994年2月15日ベルリン・フィルハーモニー
ベートーヴェン:序曲「コリオラン」Op.62
ベートーヴェン:「エグモント」序曲Op.84
録音:1994年11月28日ベルリン・フィルハーモニー
(以上全てライヴ・ステレオ)
ギュンター・ヴァント(指)ベルリン・ドイツ交響楽団
アニタ未亡人の全面協力を得て、Profilのギュンター・ヘンスラー氏が推し進め
るギュンター・ヴァント・エディション。ミュンヘン・フィルとならんで、巨匠
ヴァントが客演を重ねたもうひとつの手兵ベルリン・ドイツ響との最晩年のライ
ヴ演奏の数々がセットで登場します。
ベルリン・ブランデンブルク放送rbb(当時の自由ベルリン放送SFB)収録の正規マ
スターよりよみがえる巨匠ヴァント不滅のドキュメントは、正規初出音源も多数
含まれる貴重なものであるばかりでなく、かつて非売品CDとしてベルリン・ドイ
ツ響友の会で限定頒布された「ザ・グレイト」をはじめ、ブルックナー、ベート
ーヴェン、ブラームスにシューマンと崇高にして超弩級の演奏内容ばかり。一説
によれば首席指揮者を務めた北ドイツ放送響以上の結びつきとも謳われ、ヴァン
トの芸風の真髄、厳しく引き締まった造形美に打ち抜かれたこれらの演奏からは、
本物の手ごたえをあらためて実感されるにちがいありません。録音もきわめて優
秀。なお、分売の予定は未定となっております。




<2L>
2L60SABD \3650
SACD Hybrid(5.1 surround/stereo)+Blu-ray(audio track only)
Blu-ray音声情報:DXD24/352.8kHz録音
■5.1 surround DTS-HD MA(24bit/192kHz)
■7.1 surround DTS-HD MA(24bit/96kHz)
■2.0 stereo LPCM(24bit/192kHz)
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):
(1)ピアノ協奏曲 イ短調 作品16
(2)トロールハウゲンの婚礼の日 作品65-6
(3)アルバムのページ作品28より 第1曲 変イ長調、第2曲 ヘ長調
(4)愛の歌(エロティク)作品43-5
(5)春に寄す(Til v?ren)
(6)ヴァイオリンソナタ第3番 ハ短調 作品45
(1)パーシー・グレインジャー(Duo-Art music rolls,1921)
レックス・ローソン(ピアノリスト)
クリスチャンサン交響楽団 ロルフ・グプタ(指)
(2)(3)(4)エドヴァルド・グリーグ(Phonola music rolls,1906) 
レックス・ローソン(ピアノリスト)
(5)パーシー・グレインジャー(Duo-Art music rolls,1919) 
レックス・ローソン(ピアノリスト)
(6)オイヴィン・ビョロ(Vn) チャールズ・パーキン(Pianola,1900) 
レックス・ローソン(ピアノリスト)
録音:2009年2月 クリスチャンサン大聖堂(クリスチャサン、ノルウェー)
[制作:ヴォルフガング・プラッゲ、録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ]
2009年2月、ロルフ・グプタ指揮クリスチャンサン交響楽団は、オーストラリア
生まれの伝説的ピアニスト、"今は亡き" パーシー・グレインジャー(1882-1961)
を独奏者にグリーグのイ短調ピアノ協奏曲を録音しました。演奏に使われたの
は、グレインジャーが1921年に Aeolian 社のプレーヤーピアノ、「Duo-Art
Pianola」のために行った録音です。イギリスの「Pianola Institute」から運
ばれた「Duo-Art Pianola」を Steinway Model D ピアノと合体させ、グレイン
ジャーの録音をパンチ穴に変換し、ダイナミックスとルバート情報をエンコード
したピアノロールをセット。エンコードされた情報を再現するためのメカニズム
の操作を「コンサート・ピアノリスト」の第一人者、レックス・ローソンが受
け持って、録音セッションが始まりました。
グレインジャーは、グリーグの理解者であり、よき友人として知られます。この
アルバムで「Duo-Art」のグレインジャーと共演するのはロルフ・グプタ。クリ
スチャンサン交響楽団の芸術監督。シベリウス・アカデミーのヨルマ・パヌラ
らに指揮を学び、ピリオド楽器と現代楽器によるバロック音楽と古典時代の音
楽、ヘンツェ、ベリオ、マグヌス・リンドベリらの現代曲を主なレパートリーと
しています。
このアルバムには、1906年、グリーグがライプツィヒを訪れて「Phonola」のた
めに録音したロールによる《トロールハウゲンの婚礼の日》など数曲の小品も
収録されました。グレインジャーの「Duo-ar」 と違い「Phonola」はダイナミッ
クス情報をもっていないため、ローソンの付け加えた強弱が録音に反映されて
います。
アルバムの最後には、ノルウェー国立オペラ管弦楽団コンサートマスター、オ
イヴィン・ビョロ(1974-)が1900年の 録音と共演したヴァイオリンソナタ第3番
も一緒に収録されました。
Pianola Institute ウェブサイト http://www.pianola.org/




<クリエイティヴ・コア>
CCAD030 \2450
シューベルト:
(1)華麗なるロンド ロ短調 op.70, D895
(2)ソナタ(二重奏曲) イ長調 op.post.162, D574
(3)幻想曲 ハ長調 op.post.159, D934
ヴェラ・ベス(ヴァイオリン)
スタンリー・ホッホランド(フォルテピアノ)
収録:1982年6月 ヴァールセ教会(アムステルダム、オランダ)
シューベルトのピアノ・ソナタ(CCAD029)が好評のホッホランド。この度、ホッ
ホランドの秘蔵音源が発見されました。オランダ・オリジナル楽器演奏の名手ベ
ス&ホッホランドによる若き日の演奏です。四半世紀ぶりにこの音源と再会した
ホッホランド氏自らがリリースを熱望。純朴で優美な調べ、ラプソディックな情
感が横溢したシューベルトの傑作群の溌剌とした秀演がいま、蘇ります。往年の
名録音技師アドリアーン・フルスタイナンによる録音も実に見事。アナログ録音
最終期ならではの薫香ただよう味わい深いサウンドに仕上がっています。
[プロフィール]
ヴェラ・ベス(ヴァイオリン)
独奏者、室内楽奏者、そして指導者としても活躍し、世界中で演奏活動を行っ
ている。1969年にオスカル・バック国際ヴァイオリン・コンクールで第1位受賞
後名声を得、ハイティンク、コンドラシン、マゼール、ブリュッヘンなどと共演
を重ねた。アンナー・ビルスマ、ユルゲン・クスマウルらと名アンサンブル「ラ
ルキブデッリ」を結成、ガット弦とバロック弓を用いた刺激的な演奏で古典派の
作品を収録し、エディソン賞やディアパソン・ドールを獲得している。使用楽器
は、1727年のストラディヴァリウス。
スタンリー・ホッホランド(フォルテピアノ) 
アムステルダム音楽院でピアノと音楽理論をヤープ・スパーンデルマン氏に師
事。ソリスト、また室内楽奏者として、世界中で演奏活動を行っている。フォ
ルテピアノ奏者の先駆者の一人であり、70年代のはじめからアンナー・ビルス
マ、ヴェラ・ベスらと共演し数多くの録音を行う。
フルスタイナン(エンジニア)
コープマンのバッハ・カンタータ全曲プロジェクトをはじめヨーヨー・マ、ア
ルデッティ四重奏団などの録音を手がけた名録音技師




<SDG>
SDG707 2枚組 \3380
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)
ジョン・エリオット・ガーディナー(指/第1、2番)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
〔コンサートミストレス:カティ・デブレツェニ(Vn)、
レイチェル・ベケット(rec, Fl)、
マルコルム・プラウド(Cem/5番)ほか〕
録音:2009年1月(5番のみ2009年4月)
SDGレーベルから、ガーディナーの指揮によるブランデンブルク協奏曲の登場で
す!真っ白い大きな画面に、太い筆で様々な色を一筆描きで思いっきり塗りたく
っていくような爽快感と、グイグイと進む豪快なリズム感を併せもった演奏と
なっています。第1番のホルンのいななき具合は実に絶妙。通奏低音パート、
チェンバロがジャランジャランと掻き鳴らされるさまも壮麗で見事。きわめて
軽やかに奏でられる第2番の冒頭のトランペット・ソロは聴きもの。それぞれの
奏者の上手さ、アンサンブルの見事さに圧倒される演奏です。
ガーディナーのブランデンブルク協奏曲に関するコメント(抄訳)
「私は今まで、ブランデンブルク協奏曲を録音したいという衝動をずっとおさえ
てきた。この作品で、指揮者ができることなどないに等しいのではないか?た
だ、第1番と第2番だけは、演奏せず、コーディネイトをする存在がいてもおかし
くない、大規模で複雑な作品である。ここでの私の役割は、演奏者たちに、それ
ぞれが絶妙なバランスで響くようコントロールし、励まし、演奏者が確認でき
るようにすることだった。ブランデンブルク協奏曲は、舞曲にインスパイアさ
れた作品であると私は考えている。演奏者たちは、ダンスを踊るように息をし、
動かなくてはならない。他者との間隔を常に考え、体の動き、流麗さとタイミ
ングの一致などを常に念頭において演奏しなくてはらない。これまでのバッハ・
プロジェクトに素晴らしい貢献をしてきてくれたイングリッシュ・バロック・
ソロイスツのメンバーたち、そしてデブレツェニという素晴らしい‘真の’コ
ンサートミストレスの存在が、ここでお聴きいただける、この素晴らしいアン
サンブルを可能なものにした。ブランデンブルク協奏曲は、バロックのジャズ
であり、ロックンロールである。もしこの意見を疑う向きがおられるなら、
第1番と3番の第3楽章を是非お聴きいただきたい。様々な声部が絡み合い、複雑
なヘミオラのリズムを形成している様は圧巻だ。」

SDG162 2枚組 \2980
J.S.バッハ:待降節第1日曜日のためのカンタータ集
[CD1]
カンタータ「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」BWV61
カンタータ「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」BWV62
カンタータ「喜び勇みて羽ばたき昇れ」BWV36
[CD2]
カンタータ「目を覚まして祈れ!祈りて目を覚ましおれ!」BWV70
カンタータ「道を備え、大路をなおくせよ」BWV132
カンタータ「心と口と行いと生きざまもて」BWV147
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)、
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、モンテヴェルディ合唱団
[CD1]ソリスト:ジョアンヌ・ルン(S)、ウィリアム・タワーズ(A)、
ヤン・コボウ(T)、ディートリヒ・ヘンシェル(Bs)
[CD2]ソリスト:ブリギット・ゲラー(S)、マイケル・チャンス(A)、
ヤン・コボウ(T)、ディーチリヒ・ヘンシェル(Bs)
録音:2000年12月
待降節は、キリストの誕生を祝うクリスマスを目前にひかえた大切な時期。この
時期のために書かれたカンタータはどれも充実、名曲がズラリと並びます。まず
なんといっても嬉しいのが、2枚目の最後に収録されている147番「主よ、人の
望みの喜びよ」です。輝かしいファンファーレ、美しい合唱。ガーディナーの
棒と、モンテヴェルディ合唱団のうまさが際立ちます。他の曲も、キリストの
誕生を待ち望む祝祭感に溢れた作品ばかり。実にうれしいセットの登場です。





<CASCAVELLE>
VEL3133 \1480
モノラル
(1)ヨハネス・ブラームス(1833-1897):交響曲 第4番 ホ短調 作品98
(2)J.S.バッハ(1685-1750):管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067
カール・シューリヒト(指揮) スイス・ロマンド管
(1)アンドレ・ペパン(フルート)
録音:(1)1952年 (2)1955年 スイス・ロマンド放送
シューリヒトのスイス・ロマンド放送関係者向け、非売品CDが遂にCASCAVELLE
より一般発売!
一聴、あまりの音の良さに仰天!ウソ偽りなしに驚きました。モノラルなのにレ
ンジの狭さを感じさせないばかりか、瑞々しい美音にもまた驚き、シューリヒト
の残された録音で、音そのものが美しいとはじめて感じられました。その上、
モノラルにもかかわらず、すごい解像度!ブラームスの交響曲第4番は初出。
一方、J.S.バッハの管弦楽組曲第2番は、CD-Rのレーベルで出ておりました。

VEL3141 6枚組 \4950
CD-1
ロベルト・シューマン(1810-1856):
(1)ウィーンの謝肉祭の道化 作品26
(2)森の情景 作品82
(3)ピアノ・ソナタ 第3番 へ短調 作品14
CD-2
フレデリック・ショパン(1810-1849): 夜想曲集(1)
夜想曲(第1番-10番)
CD-3
フレデリック・ショパン(1810-1849): 夜想曲集(2)
夜想曲 作品37第1番 ト短調(第11-21番)
CD-4
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):抒情小曲集(1)
(1)第1集 作品12 (1867)
(2)第2集 作品38 (1883)
(3)第3集 作品43 (1886)
(4)第4集 作品47 (1887)
CD-5
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):抒情小曲集(2)
(1)第5集 作品54 (1891)
(2)第6集 作品57 (1893)
(3)第7集 作品62 (1895)
CD-6
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):抒情小曲集(3)
(1)第8集 作品65 (1896)
(2)第9集 作品68 (1899)
(3)第10集 作品71 (1901)
アルド・チッコリーニ(ピアノ)
録音:2002年(CD-1,2,3),2004年(CD-4,5,6)、パリ
音色美の極み!幻のピアノ、ファツィオリで聴くチッコリーニの名演6枚組
【シューマン(VEL3056),ショパン(VEL3064),グリーグ(VEL3083)と同内容】が
ボックスで再登場!名手チッコリーニ1925年8月生まれ、今年84歳を迎えまし
た。チッコリーニは年齢を重ねてなお、冴え渡るテクニックには格別の味わい
があります。本録音は全て70代後半の円熟の演奏。ゆったりとしたテンポと繊
細なタッチは一度聴いたら惚れ込むこと間違いなしです!
-魅惑の音色、ファツィオリ・ピアノ-
著名なピアニストでも愛好家が多いファツィオリ。パオロ・ファツィオリはピ
アノを学び続けながら、家業の家具工場を継ぐためにローマ大学で工学を専攻、
工学学士の学位を取得しました。世界最高水準の製造技術と仔細な分析の結果、
自分が造りたいピアノの全ての要素を明確に決め、最先端の音響と素材の研究
から考案した様々な設計の改良を加えたことで、世界最高の音色を実現させま
した。
チッコリーニは「ファツィオリのグランドピアノに恋してしまったみたいだ。
そのすばらしい音楽性が私の心と共鳴する。」と激賞している、ファツィオリ
の音色をお楽しみください。




<ORFEO>
ORFEO 778091 \2450
ベルク:ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 op.61
アラベラ・美歩・シュタインバッハー(Vn)
ケルン放送交響楽団 アンドリス・ネルソンス(指)
最近目覚しい成長をみせ、共演のオファーなども多く、引っ張りだこのアラベ
ラ・美歩・シュタインバッハー。人材豊富な若手ヴァイオリニストの中でも、
骨太で力強い音楽を聴かせてくれます。ORFEOレーベルで6枚目となる今回の内
容は、自身のデビューのきっかけとなったベートーヴェン、また昨年都響&ス
ダーンと共演し大成功を収めたベルクを収録。ベートーヴェンのヴァイオリン
協奏曲は、2004年チョン・キョンファが、パリでの公演をキャンセルした際、
マリナーからの要請を受け、急遽この作品をフランス国立フィルハーモニック
管と演奏し大成功を収め、華々しいパリ・デビューを飾りました。艶のある音
色、瑞々しい表現、非常に音楽的なベートーヴェンを聴かせてくれます。
「ある天使の思い出に」と副題がつけられているベルクのヴァイオリン協奏曲
は、親交のあったアルマ・マーラの娘マノンの早すぎる死を悼み作曲されたベ
ルク最後の作品。バッハのカンタータの引用やベルクの音楽の様々な要素が組
み込まれた艶かしく美しい音楽にひきつけられます。アラベラの高い集中力か
ら生み出される端正な音楽、マノンの昇天を描いたフィナーレは繊細にそして
力強く演奏され聴くものを感動に導きます。




<Roman Zaslavsky Productions>
LC 00858 \2300
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 Op.86a「告別」
(2)ブラームス:3つの間奏曲Op.117
(3)シューマン:交響的練習曲 Op.13
ロマン・ザスラフスキー(P)
録音:(1)2001年4月25日(2)(3)2005年11月11日 テアトロ・ド・セシ(サンパウロ)
チェリスト、ガブリエル・リプキンの盟友ロマン・ザスラフスキー。彼が2001年、
2005年にブラジル、サンパウロのテアトロ・ド・セシで行ったコンサートの演奏が
CDとなってリリースされます。彼の高い演奏技術は世界的にも注目されており、
ブラジルのファンの熱気とともに、白熱のライヴ演奏を楽しむことができます。
「ジャーマン・リサイタル」と題したベートーヴェン、ブラームス、シューマンの
プログラム。緻密に構築されたベートーヴェン。瞑想的美しさが際立つブラーム
ス。壮大で豊かな響きを作り出すシューマンでは、変幻自在のテクニックで見事な
ピアニズムを披露しています。ロマン・ザスラフスキーのピアニストとしての実力
を改めて感じる1枚。
プロフィール
ロシアのサンクト・ペテルブルグ生まれのイスラエル人ピアニスト。サンクト・ペ
テルブルグ音楽院で学んだ後、テル・アビブ(イスラエル)のルービン音楽院、フラ
ンクフルトとカールスルーエ(ドイツ)の高等音楽院で学んだ。現在ドイツを拠点に
活動しており、世界の聴衆、批評家、音楽家から、注目に値する次世代アーティス
トとして高く評価されている。2008年、2009年にはチェロのガブリエル・リプキン
と日本を訪れ、各地で大成功を収めました。




<DOREMI>
DHR 7961/3(2CD+1DVD) \6240
マグダ・タリアフェロの芸術 Vol.1
[CD 1]
ショパン:ピアノソナタ第3番ロ短調Op.58
ショパン:マズルカ第15番ハ長調Op.24-2
ショパン:ポロネーズ第1番嬰ハ短調Op.26-1
ショパン:即興曲第1番変イ長調Op.29
ショパン:即興曲第2番嬰ヘ長調Op.36
ショパン:即興曲第3番変ト長調Op.51
ショパン:幻想即興曲嬰ハ短調Op.66
ショパン:夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2
ショパン:夜想曲第5番嬰ヘ長調Op.15-2
ショパン:ワルツ第2番変イ長調Op.34-1「華麗なる円舞曲」
[録音:1972年リオ・デ・ジャネイロ]
[CD 2]
(1)ファリャ:スペイン舞曲第1番[録音:1960年11月パリ、サル・ワグラム]
(2)アーン:ピアノ協奏曲ホ長調 【レイナルド・アーン(指)管弦楽団】
[録音:1937年5月10、11日パリ]
(3)モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番ニ長調 K.537「戴冠式」 
【フェルナン・ウブラドゥス(指)パリ室内コンセール協会管】
[録音:1955年3月27日パリ(ライヴ)]
(4)モーツァルト:ピアノソナタ第17番ニ長調 K.576
(5)プロコフィエフ:ピアノソナタ第3番 Op.26[録音:1963年パリ(ライヴ)]
[DVD]
(1)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.28
【フランチェスコ・マンデス(指)フランス国立放送管弦楽団】
[録音:1968年3月9日パリ(ライヴ)]
(2)ドビュッシー:金の魚
(3)ドビュッシー:花火[録音:1966年1月19日パリ(ライヴ)]
マグダ・タリアフェロ(Pf)
ブラジル出身で、20世紀前半のフランスを代表した女性ピアニスト、マグダ・タリ
アフェロ(1893-1986)。コルトーの愛弟子で純フランス的ピアニズムを堪能させて
くれます。彼女の魅力はリズムの切れのよさに加え、ベル・エポック的な白粉の匂
いに満ちた独特の艶やかさ。それにピッタリなのがレイナルド・アーンの絶美なピ
アノ協奏曲。アーンと親しかったタリアフェロの委嘱で作曲され、彼女に献呈され
た作品を、作曲者の指揮、被献呈者の演奏で味わえるのが嬉しい限り。これまでい
くつかの録音はありますが、ピアノの音色の美しさと自然で歌心に満ちた伴奏でこ
の演奏にかなうものはないと断言できましょう。ことに古いフランス映画を観るよ
うな趣の緩徐楽章は気絶するほどの美しさ。オトナの味わいを楽しめます。
さらに貴重なのは、タリアフェロの演奏映像が収録されていること。それも録音の
残されていないプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番というのが驚き。70を過ぎて
からの演奏ながら、衰えを感じさせない至芸を見せてくれます。




<TAHRA>
TAH 670 2枚組 \4600
(1)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第4番Kv218
(2)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第5番Kv219
(3)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
(4)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
(1)クリスチャン・フェラス(Vn)
ピエトロ・アルジェント(指)ナポリ・スカルラッティO(1958年2月21日)
(2)イダ・ヘンデル(Vn)
フェルッチオ・スカーリア(指)ローマRAI.O(1958年1月11日)
(3)ジノ・フランチェスカッティ(Vn)
フェルナンド・プレヴィターリ(指)トリノRAI.O(1953年12月18日)
(4)ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn)
オイゲン・ヨッフム(指)バイエルン放送O(1956年11月15日)
ストラディヴァリウスを愛用していた、20世紀を代表する4人の大ヴァイオリニス
トの録音をまとめたもの。すべてモノーラル録音ながらストラディヴァリウスの艶
やかな音色がたっぷり堪能できます。
フェラスはパガニーニも弾いた1728年製の「ミラノッロ」、イダ・ヘンデルは1699
年製のもの、フランチェスカッティは1727年製の「ハート」、デ・ヴィートは1690
年製の「トスカーノ」を弾いております。




<METROPOLITAN OPERA BRASS>
84501 18916 \2450
メトロポリタン・オペラ・ブラス
(1)ウェーバー:「狩人の合唱」(『魔弾の射手』より) 
(2)R.シュトラウス:二重唱(『アラベラ』より)
(3)同:ツェルビネッタのアリア(『ナクソス島のアリアドネ』より) 
(4)コルンゴルト:マリエッタの歌(『死の都』より)
(5)ベルリオーズ:「月の光」(『トロイの人々』より) 
(6)同:「王の狩と嵐」(『トロイの人々』より)
(7)マスカーニ:間奏曲(『カヴァレリア・ルスティカーナ』より)
(8)フンパーディンク:夕べの祈り(『ヘンゼルとグレーテル』より) 
(9)ワーグナー:(『ラインの黄金』より)
メトロポリタン・オペラ・ブラス
デイヴィッド・クラウス(コルネット、トランペット)
トロンボーン/デミアン・オースティン、トム・ハッチンソン、
ウェストン・スプロット
チューバ/クリストファー・ジョン・ホール
トランペット/ペーター・ボンド
フレンチ・ホルン/ジュリー・ランズマン、ミシェル・ベーカー、
ジャビエル・ガンダーラ、バーバラ・イェストラインほか
「メトロポリタン歌劇場管弦楽団のメンバーであること、特に金管楽器奏者の場合、
それは、時として奏者ではなく聴衆にもなる、ということだ。」
弦楽器セクションが甘いメロディーを奏で、木管楽器セクションが狂ったように拍
子を刻んでいる間、金管楽器奏者である我々は、次第に冷たくなっていく楽器を抱
えてただただじっと時間をすごすこともしばしば。トランペット・パートは長い場
合、オペラの中で20ページくらいは出番があるけれど、ヴァイオリン・パートはそ
の10倍以上のページがある。この事実は時として、我々の頭上で繰り広げられてい
る音楽スペクタクルの豪華な世界に浸ることを可能にしてくれる。ステージと観客
の間に座っている我々は、夜ごとに演奏参加者と見物者の両者の役割を果たすので
ある。交響曲の金管楽器奏者たちは、演奏すべき音符がない間、非常口灯と無限に
広がる人の顔の海をただただ眺めるだけである。しかし、オペラ歌劇場では、金管
楽器奏者たちは、サロメの官能的なダンス、ミミとロドルフォの肩に舞い落ちるや
さしい雪の結晶などを鑑賞することができる。もちろん、舞台上のスペクタクルそ
れだけでも素晴らしいけれど、我々が音楽家としてのキャリアの大部分をピット内
で過ごせるのは、素晴らしい歌手たちの芸術性のおかげでもある。このCDは、作曲
者の才能、そしてこの原曲を歌う歌手たちの芸術性に我々が魅せられるオペラの瞬
間を切り取ったものである。<ライナーノートより>




<haenssler>
98 577 \2080
メンデルスゾーン:交響曲第2番変ロ長調Op.52「讃歌」
エレオノーレ・マルグエッレ(S)
ウルリカ・ストレムステッド(Ms)
マルクス・シェーファー(T)
ドイツ室内合唱団
マルクス・メルヒオーリ(合唱指揮)
トーマス・ファイ(指)ハイデルベルク交響楽団
録音:2009年3月25&26日ハイデルベルク、シュタットハレ・コングレスハウス
(ライヴ)
2009年のアニヴァーサリーにおける注目の的、ファイによるメンデルスゾーン・シ
リーズがついに完結となります。
これまで器楽作品をもっぱら取り上げてきたファイにとって、声楽つきの作品とい
うことでも注目される交響曲第2番。3楽章からなるシンフォニアのあと、ソリスト
と合唱をともなう巨大な第2部で締め括られる特徴的な構造により、ベートーヴェン
の第9交響曲を想起させるともいわれますが、いみじくも作曲者自身による「讃歌-
聖書の言葉による交響カンタータ」のタイトルが示すように、そして、なによりこ
こに聴かれるピリオド・アプローチの生み出すきびきびとした音楽づくりは、メン
デルスゾーンが理想としていたJ.S.バッハの宗教曲へと連なるオマージュとしての
姿をかつてなく明らかにするものといえるでしょう。
また、ファイの意向と思われますが、ホグウッドやヴァイルらとの共演を重ねたソ
プラノのマルグエッレや、同じくヤーコプスにクイケン、マクリーシュやアーノン
クールとの共演も多いシェーファーなど、古楽の経験ゆたかな独唱陣の起用も、古
典との親近性を無理なく感じさせるポイントとなっています。




<INTEGRAL>
INTEG 221168 \2350
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
ラヴェル:夜のガスパール
マリリン・フラスコーヌ(Pf)
新録音にしては異様なまでの収録時間の短さですが、これ以上ないほどの超難曲
を並べて弾ききった自信作なのでしょう。フラスコーヌ、10月下旬に初来日しま
すが、ジャケ写からも非常な美貌がうかがわれます。





<IPPNW>
IPPNW 65 \2250
ゲオルク・ムッファト:
ハーモニーの捧げ物-2Vn,2Viol&通奏低音によるソナタ第2番 ト短調
テレマン:2Vn,2Viol,Vc&通奏低音のためのソナタ ト短調 TWV44:33、
2Vn,2Viol,Vc&通奏低音のためのソナタ へ短調 TWV44:32
2Vn,2Viol,Vc&通奏低音のためのソナタ ロ長調 TWV44:34
シュメルツァー:イ短調のアリア付きのセレナータ
フローベルガー:パルティータ第2番 ニ短調 FbWV602
コンチエルト・メランテ{ベルンハルト・フォルク、ライマール・オルロフス
キー(baroque Vn),ウルリッヒ・クネルツァー、ヴァルター・キュスナー
(baroque Va),クリスティン・フォン・デア・ゴルツ(baroque Vc),
ウルリッヒ・ヴォルフ(Violone),
ビョルン・コレッル(lute,Theorbo),ラファエル・アルパーマン(Keyboard),
ミヒャエラ・ハッセルト(Cemb,Org)
2008年10月5日 ベルリンフィルハーモニー室内楽ホール}
コンチエルト・メランテのメンバーの半数はベルリンフィルのメンバーでここで
はピリオド楽器を弾いております。




<ALIUD>
ACDHJ 039(SACD-Hybrid) \2250
ヘンデル:合奏協奏曲集 Op.3
第1番 変ロ長調、第2番 変ロ長調、第3番 ト長調、第4番 ヘ長調、
第5番 ニ短調、第6番 ニ長調
イル・コンチェルト・バロッコ
1stVn:ヨナタン・タルボット(指揮、独奏)ニコ・ブランドン、
ラウラ・ブリュッヘン
2ndVn:ルース・ホウトマン(独奏)クレア・フェイ、ノールテ・ザーネン
Va:デヴィッド・ウールフレイ、リーフ・シッレベックス、
ヘルムート・リーブル(第1&2番)
エンリケ・ゴメス(第1番)
Vc:インヤ・ボッデン、ディーデリック・ファン・ディーク
Bs:アンドリュー・リード
Ob:オファー・フレンケル(独奏)ペーター・タボリ 
Fl:メロディ・ヨーマンス(独奏、第3番)
Rec:ヘイコ・テア・シェッゲット、レイヌ・マリー・フェアハーゲン
Fg:ノルベルト・クンスト、キース・ヘク(第1番)
Cemb:スティーヴン・タイラー、デヴィッド・ジェンセン(第1&6番)
Org:スティーヴン・タイラー(独奏、第6番)
イル・コンチェルト・バロッコは2002年に結成されたオランダの古楽器アンサン
ブル。




<FARAO>
B 108039 \2180
シューベルト:ピアノソナタ ヘ短調、D625
ピアノソナタ ハ長調、D279
ピアノソナタ ホ短調、D566
ピアノソナタ ハ長調、レリーク D840
ギッティ・ピルナー(Pf)
20数曲のシューベルトのピアノソナタのうち、約半数は未完成。未完成といって
もシューベルトの魅力をチェリビダッケやケンペと共演していたピルナーのピア
ノでたっぷり味わえます。




<haenssler>=SWR MUSIC=
93 241 \2250
ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」Op.16
ジャン=エリク・スーシ(Va)
録音:2002年1月14&15日フライブルク・コンツェルトハウス(ライヴ・ステレオ)
ベルリオーズ:
「ファウストの劫罰」よりハンガリー行進曲
「ファウストの劫罰」より妖精の踊り
「ファウストの劫罰」より鬼火のメヌエット
「トロイアの人々」より王の狩りと嵐
録音:2007年7月5日、10日フライブルク・コンツェルトハウス(ライヴ・ステレオ)
シルヴァン・カンブルラン(指)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団
(旧称:SWR南西ドイツ放送交響楽団)
カンブルランが取り組むベルリオーズのシリーズに、交響曲「イタリアのハロル
ド」が登場します。パガニーニの委嘱が作曲の契機となった「イタリアのハロル
ド」は、波瀾万丈の「幻想交響曲」に似て標題的な内容と、自意識過剰なベルリ
オーズらしく自叙伝的な性格を持つ作品であり、また、ヴィオラ独奏より受け継
がれるハロルドの固定楽想が全篇を通じて用いられる点も共通しています。
ここまでh?nsslerより劇的交響曲「ロメオとジュリエット」、序曲集と歌曲集、
またGlor Classicsからは「レクィエム」と「キリストの幼時」を発表し、ベル
リオーズのエキスパートを自認するカンブルランだけに、ここでも快活なるアレ
グロ楽章や、激情と狂乱の錯綜するフィナーレを独特の濃密な美感をもって描い
てゆくものと期待されます。
さらに、カップリングのナンバーがまた強力で、絢爛たる「ハンガリー行進曲」
や「王の狩りと嵐」、精妙な色彩を放つ「妖精の踊り」など、カンブルランの色
彩のセンスが際立つ内容となっているとおもわれます。
なお、「イタリアのハロルド」でヴィオラ独奏を受け持つスーシは、アルバン・
ベルク四重奏団のハット・バイエルレに師事した当オケの首席奏者。

93 253 \2250
「ディアギレフとロシア・バレエ団の音楽Vol.5」
ファリャ:バレエ「三角帽子」-8曲
序奏 / [第1部] 昼下がり / 粉屋の女房の踊り / ぶどう /[第2部] 近所の人
たちの踊り /
粉屋の踊り / 代官の踊り / 終幕の踊り
オフェリア・サラ(S)
ファブリス・ボロン(指)
録音:2008年5月26ー28日フライブルク・コンツェルトハウス / マインツ・ライ
ンゴルトハレ(ライヴ・ステレオ)
プロコフィエフ:バレエ「道化師」組曲Op.21bis
キリル・カラビツ(指)
録音:2009年5月7日フライブルク・コンツェルトハウス(ライヴ・ステレオ)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団
(旧称:SWR南西ドイツ放送交響楽団)
不世出の興行師ディアギレフ率いるロシア・バレエ団ゆかりの傑作をたどるシリ
ーズの第5弾は、最新録音で聴くフランスとウクライナの気鋭指揮者ふたりによ
るファリャとプロコフィエフ。
1965年パリに生まれたファブリス・ボロンはザルツブルクのモーツァルテウム
でギーレンとアーノンクールに師事したフランスの指揮者。1994年から98年にか
けてフランダース交響楽団の首席指揮者を務め、1998年より2003年にかけてケ
ムニッツ歌劇場の副音楽監督を務めたのち、2006/07および2007/08シーズンに
は当オケのほか、ライプツィヒ放送響、SWRシュトゥットガルト放送響、ベルリ
ン・コンツェルトハウス・オーケストラ、ルクセンブルク・フィル、ベルン響な
どに出演、2008/09シーズンからはフライブルク歌劇場の音楽監督に就任してい
ます。バレンシア生まれのソプラノ、サラを迎えたファリャはオケを存分に鳴ら
し切りじつに壮快、エネルギッシュな指揮ぶりが目に浮かぶようです。
いっぽう、1976年キエフ生まれの指揮者キリル・カラビツが取り上げるのは、
プロコフィエフの「道化師」組曲。当オケをはじめ、ヒューストン響やロサン
ジェルス・フィル、ボルドー・アキテーヌ管に定期的に客演を重ねるカラビツ
は、オールソップのあとを受けて2009/10シーズンより、ボーンマス響の第13代
首席指揮者に就任することが決まっています。けたたましい音響とモダニズムの
先鋭的作風で知られるプロコフィエフ初期の傑作に、大胆に若い感性をぶつけ
ているのが聴きどころといえるでしょう。



<CAvi Music>
4260085531363 \2450
シューベルト/リスト編曲:
愛の使い D.957-1
さすらい人 D.489
いらだち D.795-7
セレナード D.889
糸を紡ぐグレートヒェン D.118
セレナード D.957-4
水の上で歌う D.774
君こそわが憩い D.776
メンデルスゾーン:無言歌集より
第3巻Op.38-3 ホ長調「詩人の竪琴」、
第5巻Op.62-3 ホ短調「葬送行進曲」、
第3巻Op.38-5 イ短調「情熱」、
第5巻Op.62-6 イ長調「春の歌」、
第6巻Op.67-4 ハ長調「紡ぎ歌」、
第6巻Op.67-2 嬰ヘ短調「失われた幻影」
第4巻Op.53-3 ト短調「胸さわぎ」
第5巻Op.62-1 ト長調「5月のそよ風」
シルケ・アヴェンハウス(P)
録音:2008年12月、2009年3月 バイエルン・スタジオ(ミュンヘン)
生誕200年を迎えたメンデルスゾーン。シルケ・アヴェンハウスは彼女独自の視
点で、この記念の年を祝っています。メンデルスゾーンの代表作の一つ「無言歌
集」。「言葉のない歌」であるこの曲集とリスト編曲のシューベルト歌曲集に、
描写的音楽や抒情的表現、テンポ、楽想など多くの共通点を見出し、交互に配置
することにより、そのコンセプトを強めています。シルケ・アヴェンハウスの力
強い表現と流麗な音楽が、個々の曲の美しさを際立たせています。

4260085531417 \2450
メンデルスゾーン:
ピアノ・トリオ第1番ニ短調Op.49、ピアノ・トリオ第2番ハ短調Op.66
トリオ・ジャン・パウル【エックハルト・ハイリガース(P)ウルフ・シュナイダ
ー(Vn)マルティン・レール(Vc)】
録音:2009年1月
ヨーロッパ屈指の三重奏団トリオ・ジャン・パウル。1991年設立、1993年第1回
大阪国際室内楽コンクール、1995年メルボルン室内楽コンクールで優勝。その後
世界各国でコンサートや録音を重ね、大ベテラン・トリオとして活躍しています。
トリオ名ジャン・パウルは、シューマンへの親近感だけではなく、「詩的な音楽」
の追求、作品の神髄を追求する結成当初からの信条を表しています。彼らのCAvi
レーベル第1弾アルバムは、今年生誕200年を迎えたメンデルスゾーンの2つある
ピアノ・トリオを収録。洞察力に溢れた彼らならではの高水準の演奏を聴かせて
くれます。



<medici arts>~EURO ARTS
20 56334(Blu-ray) \4250
字幕:独,英,仏,西
マーラー:交響曲第3番ニ短調
アンナ・ラーション(Ms)
アルノルト・シェーンベルク合唱団,テルツ少年合唱団
クラウディオ・アバド(指)ルツェルン祝祭管弦楽団
収録:2007年8月19日ルツェルン、カルチャー&コンヴェンション・センター、
コンサート・ホール(ライヴ)
(DVD: 20 56338)

20 56774(Blu-ray) \4250
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
第1番ハ長調 作品15、第2番変ロ長調 作品19、第3番ハ短調 作品37、
第4番ト長調 作品58、第5番変ホ長調 作品73『皇帝』
ダニエル・バレンボイム(P、指)シュターツカペレ・ベルリン
収録:2007年5月21-23日
ヤールフンデルトハレ(ボッフム) ルール・ピアノフェスティヴァル(ライヴ)
(DVD: 20 56778)

~IDEALE AUDIENCE
30 78384(Blu-ray) \4250
原語:チェコ語
字幕:英,独,仏
ヤナーチェク:「利口な女狐の物語」
+ボーナス:ジェラール・モルティエ,アンドレ・エンゲル,エレナ・ツァラゴワと
共に巡るパリ・オペラ座のバックステージ
エレナ・ツァラゴワ(S女狐ビストロウシカ) ユッカ・ラジライネン(Bs 森番)
ミシェル・ラグランジュ(S 森番の妻,フクロウ)
デイヴィッド・キューブラー(T 校長) ローラント・ブラハト(Bs 牧師)
ポール・ゲイ(Bs-Br ハラシタ) ハナ・エステル・ミヌティルロ(Ms 雄狐)
デニス・ラッセル・デイヴィス(指)パリ・オペラ座管弦楽団
パリ・オペラ座アトリエ・リリク合唱団、オー=ド=セーヌ聖歌隊、
パリ・オペラ座児童合唱団
演出:アンドレ・エンゲル
収録: 2008年10月23、29日、11月4日、パリ,バスティーユ劇場
(DVD: 30 78388)




<audite>
=ドイチュラントラジオ・クルトゥーア=
AU 95610 \1850
「カール・ベーム・エディションVol.7 / ベートーヴェン作品集」
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
ヴィルヘルム・バックハウス(P)
録音:1950年10月9日ベルリン・ティタニア・パラスト(ライヴ・モノラル)
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調Op.60
録音:1952年4月21、23日ベルリン=ダーレム・イエス・キリスト教会
(セッション・モノラル)
カール・ベーム(指)RIAS交響楽団
巨匠ベーム(1894-1981)が、その壮年期にあたる1950年代にRIAS響を指揮したベ
ートーヴェン。1952年、ベーム57歳のときの第4交響曲は第2次大戦後に彼が残し
たベートーヴェン録音のなかでも最初期のひとつに数えられるもの。ベームのベ
ートーヴェンといえばauditeには1970年代のライヴ録音で、バイエルン放送響と
の第2番、第3番「英雄」そして第7番があり、気力のみなぎったときのベームの
凄さを実感できる内容ですが、時期こそ違うもののここでも、じっさいのテンポ
以上に疾走感にあふれた音楽運びが印象的です。
いっぽう、バックハウスとの共演によるピアノ協奏曲第4番はかつてTAHRAよりリ
リースされていたもの(廃盤)と同じ演奏。バックハウス66歳、枯淡とは無縁の剛
直で明晰なピアニズムにしびれます。すべてベルリンRIAS収録によるドイチュラ
ントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻。

★スペインのレーベル 特価情報★
代理店に限定数入荷しました。先着での確保となりますので、お早めにご注文
下さい。内容はこちらにございます。




<ALMAVIVA>
DS 0147 \2300
ホセ・マリア・サンチェス=べルドゥ(1968-):Alqibla
Alqibla(1998)
喜びと過ちの風景(2003); ガラスの庭園,絹の庭園,黄金の庭園
Taqsim(2002)/Ciacona(2003)/Qabriyyat(2000)
セビリャ王立交響楽団
フアン・ルイス・ペレス(指揮)
録音:2005年9月、セビリャ(スペイン)、アポロ劇場

DS 0150 \2300
毒蛇 18世紀マラガ&カディス大聖堂の音楽
ハイメ・トレス(1741-1803):無原罪の宿りのアリア「毒蛇」(1771)(*)
フアン・フランセス・デ・イリバレン(1699-1767):
聖体の秘蹟のカンタータ「人間の力は限られているが」(1739)(*)
フアン・ドミンゴ・ビダル(1735-1808):
5声のミサ(1788)から キリエ(*/#)
3声の詩篇「僕らよ、主をほめたたえよ」[Laudate pueri Dominum](#)
フアン・フランセス・デ・イリバレン:
聖体の秘蹟の二重唱曲「至高のベスビオ」(1748)(*)
フアン・フランセス・デ・イリバレン:
聖体の秘蹟のカンタータ「美しいカーネーション」(1720)(*/+)
聖体の秘蹟のカンタータ「天の食卓で」(1756)(+)
ルイス・デ・メンドサ・イ・ラゴス(1718-1798):5声のマニフィカト(*/#)
フランシスコ・デルガド(1719-1792):8声の詩篇「われは信ず」(1771)(#)
フアン・フランセス・デ・イリバレン:
4声のビリャンシコ「ああ、聖なるキューピッド」(1734)(#)
6声のビリャンシコ「今夜、私は着る」(1753)(*/+/#)
マリア・エスパダ(ソプラノ(*))
ダビド・サガストゥメ(男性アルト(+))
アンダルシア・バロック合唱団(#)
セビリャ・バロック管弦楽団
ディエゴ・ファゾリス(指揮)
録音:2006年11月27-28日、セビリャ(スペイン)、ラ・パス修道院内教会
マラガ、カティスはともにアンダルシア地方南部の港湾都市。フアン・フランセス
・デ・イリバレンは18世紀スペイン音楽における重要な音楽家の一人。サラマンカ
で16年間オルガニストを務めた後、1733年にマラガ大聖堂の楽長に就任、1766年の
引退まで33年にわたり活躍しました。
バリー・サージェントとベントゥラ・リコにより1995年に創設されたピリオド楽器
オーケストラ、セビリャ・バロック管弦楽団とその併設合唱団として創設されたア
ンダルシア・バロック合唱団をスイスの名匠ファゾリスが指揮した充実の演奏。
最終トラックでアンダルシアの熱気が噴出します。


●代理店旧譜・在庫限定特別価格商品
ご注文先着の確保となります。お早めにご注文下さい。

DS 0140 \1650
フェルナンド・デ・ラス・インファンタス(1534-1610頃):モテット集
Pater Noster/Ave Maria/Credo in Deum/Salve Regina Misericordia
Ecce quam bonum/O Sacrum convivium/Domine ostende nobis
Benedicta es caelorum regina/Pater Noster/Dum Preliaretur
Victimae paschali laudes/Congregati sunt inimici nostri
Loquebantur variis linguis
アンサンブル・プルス・ウルトラ
マイケル・ヌーン(指揮) 
録音:2004年3月、ロンドン、セント・ピーター・イン・チェインズ教会
フェルナンド・デ・ラス・インファンタスはスペイン・アンダルシア地方の都市コ
ルドバの小貴族の家に生まれた作曲家・音楽理論家。1572年に国王フェリペ2世の
命を受け外交官としてイタリアに渡った彼は、滞在を延長、1578年から翌年にかけ
て3巻のモテット集と1巻の対位法理論書を出版しました。

DS 0141 \1650
ピアノラ・ロール
アルベニス:セビリャ/スペイン組曲 から グラナダ(セレナタ)
トゥリナ:絵画的組曲「セビリャ」から オレンジの樹の下で
ファリャ:交響的印象「スペインの庭の夜」から 遠方の舞踏
ファリャ:4つのスペインの小品 から クバナ
グラナドス:スペイン舞曲集 から アンダルサ
ゲルボス:マラゲニャ
チャピ:モーロ幻想曲(セレナタ)
ゴミス:鉄格子のそばに(セレナタ・アンダルサ)
チュエカ・イ・バルベルデ:カディス(パソドブレ)
パティニョ:フラメンコのため息(パソドブレ)
フアランス:ラ・ヒラルダ(マルチャ・アンダルサ)
ロメロ:デ・ウエルバ(ファンタンギリョ)
伝承曲:セビリャナス(アンダルシアのバイレ)
ビバス:アルメリアのファンダンギリョ(クプレ)
オコン:アンダルシアの思い出(ボレロ)
アロンソ:サルスエラ「ラ・カレセラ」から 酔っ払いと警官たちのパサカリェ
アロンソ:セビリャ万国博覧会讃歌
ピアノラ自動演奏
イスマエル・ラモス・ヒメネス(演奏監修)
録音:2005年2月28日、ウエルバ県立博物館
使用楽器:1921年、ウェーバー製
自動演奏鍵盤楽器ピアノラ(ピアノ・ロールを仕組んで演奏するピアノ)による、ア
ンダルシア地方にまつわるスペイン音楽。アンダルシア音楽資料センターおよびマ
ヌエル・デ・ファリャ・アーカイヴ所蔵のピアノ・ロールが使用されています。

DS 0142 \1650
フアン・グティエレス・デ・パディリャ(1590-1664):
プエブラ・デ・ロス・アンヘレス大聖堂の音楽
A la jacara jacarilla(4声のハカラ)(*)
Oye nino hermoso(3声のヒタニリャ)(+)
Ah, siolo flasiquiyo !(6声のネグリリャ)(*)
Si de amor la viva la fragua
[ガスパル・フェルナンデス(1565/70-1629)作曲]
Pues el cielo se viene a la choza(3&6声)(*)
Lagrimas de un nino(3&6声)(#)
Tambalagumba(6声のネグリリャ)(#)
Para que se viste flores(4声)(#)
Vengan, no se detengan(4声)(#)
A fe zagala[ガスパル・フェルナンデス作曲]
Las estrellas se rien(6声のフエゴ・デ・カニャス)(+)
Nino rendido sa(4声のネグリリャ)(+)
Ay! Que chacota(3&6声)(#)
En la noche mas buena(4声のハカラ)(*)
Voces de la capilla(6声)(#)
De carambanos el dia viste(4声のカレンダ)(*)
テレサ・パス(指揮)
アルス・ロンガ・デ・ラ・アバナ
テレサ・パス(ソプラノ) アダリス・サンティエステバン(メゾソプラノ)
ユニエ・ガインサ(アルト) ミチェル・ペレス(テノール)
フェルナンド・ゴンサレス(バス)
アランド・ロペス(ビウエラ、ルネサンス・ギター、バロック・ギター) ほか 
録音:2005年6月4-8日、アシス、聖フランシスコ修道院小教会堂
メキシコのプエブラ・デ・ロス・アンヘレス(通称プエブラ、現正式名称プエブラ・
デ・サラゴサ・エロイカ)は征服者であるスペイン人によって1531年に創設された
都市で、いわゆる「新世界」における文化の中心地となりました。
グティエレス・デ・パディリャはスペインのマラガに生まれ、ヘレス・デ・ラ・フ
ロンテラとカディスの大聖堂楽長を歴任した後プエブラに渡り、大聖堂楽長ガスパ
ル・フェルナンデス(ポルトガル生まれ)の補佐役兼歌手を務め、フェルナンデスの
死去に伴い楽長に就任、以後34年にわたって務め、この地に没しました。
ここで演奏されている曲はそれぞれ1653年(*)、1655年(+)、1657年(#)に出版され
た3つの「クリスマス歌集」に収録されている、いわゆる「ビリャンシコ」です。
アルス・ロンガ・デ・ラ・アバナは1994年にテレサ・パスとアランド・ロペスによ
ってキューバのハバナに創設された古楽アンサンブル。

DS 0143 \1650
フランシスコ・ゲレロ(1527-1598):
「宗教的カンシオンとビリャネスカ集」(1589)から
Hombres victoria, victoria/De donde vienes, Pascual ?
Nino Dios d'amor herido/Claros y hermosos ojos
La Tierra se esta gozando/A un nino llorando/Acaba de matarme
Juicios sobre una estrella/Mi ofensa's grande/Virgen Sancta
O, celestial medicina !/Al resplandor de una estrella
O que mesa y que manjar !/Apuestan zagales dos
Sabes lo que heziste ?/O, Virgen, quando's miro
Zagales sin seso vengo/Quando's miro mi Dios/Los Reyes siguen la'strella
カルロス・サンドゥア(指揮)
ラ・トルリャ・デ・ボセス
マリア・エスパダ(ソプラノ) カルロス・サンドゥア(カウンターテナー)
カリン・ファルアン、フアン・ディアス・デ・コルクエラ(テノール)
ハビエル・パヘス(バス) ラウル・デル・トロ(オルガン)
マヌエル・ビラス(ハープ) エヤル・ストリート(ファゴット)
録音:2005年6月、セビーリャ、ロレート修道院
セビリャに生まれ同地の大聖堂楽長を務め、16世紀スペインにおけるビクトリアに
次ぐ大作曲家とされるゲレロがヴェネツィアで出版した声楽曲集。世俗歌曲の形式
に宗教的な歌詞をあてはめたものであり、世俗曲と宗教曲の間の厳密な音楽的区分
を意識しなかったというゲレロの作風がよく表れているといえます。
ラ・トルリャ・デ・ボセスは、2000年にアントワープで開かれた「IYAP-EM(The
International Young Artists Presentation/ Early Music in Antwerp;若いアー
ティストのための国際プレゼンテーション、古楽部門)」で優勝したスペインの古
楽アンサンブル。




<VERSO>
VRS 2054 \2300
マヌエル・マンリケ・デ・ララ(1863-1929):管弦楽作品全集
交響的三部作「オレスティアダ」(1891/1894)
交響曲ホ短調(1892)
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
録音:2007年7月、マラガ・フィルハーモニー管弦楽団本部(スペイン)
マンリケ・デ・ララはスペインのカルタヘナに生まれルペルト・チャピ(1851-1909)
に師事した作曲家。しかし本業は軍人だったため、管弦楽作品全集といっても2作の
みです。交響曲はベートーヴェン-ブラームス、「オレスティアダ」はワーグナー-
R・シュトラウス、プフィツナーの流れをくむ作風。

VRS 2055 \2300
エディソン・デニソフ(1929-1996):サクソフォンのための音楽
小協奏曲/アルトサクソフォンとチェロのためのソナタ
2つの小品/アルトサクソフォンとピアノのためのソナタ
ピアノとサクソフォン・クアルテットのための五重奏曲
フランシスコ・マルティネス(サクソフォン)
グループ・サックス・アンサンブル
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
録音:2007年10月14、28-29日

VRS 2058 \2300
ヘロニモ・デ・カリオン(1660-1721):ああ、四元素
Con el ayre ayrecillo que corre / Ay tortolilla triste
戦いのミサ第8旋法
Con perlas la aurora / A la salud de los Reyes
Aves, ayres, fuentes / Gilguerillos, juguete festivo
Ah de los elementos
カピリャ・ヘロニモ・デ・カリオン
アリシア・ラサロ(指揮)
録音:2007年7、9月、セゴビア(スペイン)、サン・キルセ王立アカデミー

VRS 2059 \2300
カルロス・ベルメホ(1965-):一方、その間
声[Koe](2007)(*)
太陽の暗い暴力(2004)(+)
一方、その間[Mientras Tanto](2004)(#)
菅原幸子(ピアノ(*))
エステバン・アルゴラ(アコーディオン(+))
トリオ・アッカント(#)
マルクス・ヴァイス(アルトサクソフォン)
クリスティアン・ディエルシュタイン(打楽器)
菅原幸子(ピアノ)
録音:シュトゥットガルト(ドイツ)、SWR・フィッラベルク・スタジオ
マドリード王立高等音楽院/マドリード、MINCARS、アウディトリオ400

VRS 2061 \2300
協奏的二重奏 オーボエとピアノのためのロマン派作品集
ポンキエッリ(1834-1886):奇想曲
アントニオ・パスクッリ(1842-1924):
ヴェルディのオペラ「シチリア島の夕べの祈り」の主題による大協奏曲
シューマン(1810-1856):
3つのロマンス Op.94/アダージョとアレグロ変イ長調 Op.70
サン=サーンス(1835-1921):ソナタ Op.166
ヨハネス・ヴェンツェスラウス(ヤン・ヴァーツラフ)・
カリヴォダ(1801-1866):サロン用小品 Op.228
エドゥアルド・マルティネス・カバリェル(オーボエ)
リッカルド・チェッケッティ(ピアノ)
録音:2007年6月15-17日、グラナダ(スペイン)、聖バルトロメ教会

VRS 2062 \2300
ホセ・ルイス・トゥリナ(1952-):肖像
出会いの場所(1979)(*)/悔悛(1983)(+)
十字架にかけられ(1979)(#)/水の八重奏曲(1994/2004)(**)
2つの練習曲(1989)(++)/チェンバロで触られる芸術(2000)(++)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団(+)
青年管弦楽団(#)
マドリード自治州立管弦楽団管楽グループ(**)
ホセ・ルイス・テメス(指揮(*/+/#/**))
マリア・テレサ・チェンロ(チェンバロ(++))
録音:1989年、ロンドン(*)/1989年、ポズナン(ポーランド)(+)
2005年、2007年、マドリード(**/++)

VRS 2063 \2300
クリストバル・アルフテル(1930-):ピアノのための音楽
フォルマント(2台のピアノのための動機)Op.29(1961)
(Version A: I-C-D-A-F-B-E-C-VII)(*)
序奏、フーガとフィナーレ Op.15(1959)/カデンツァ(1983/1993)
El Ser humano muere solamente cuando lo olvidan(1987/1993)
古きオルガンのこだま(2001)
非同時空間(2台のピアノのための;1995/1997)(*)
忘れられた玩具(2007)
フォルマント(2台のピアノのための動機)Op.29(1961)
(Version B: I-D-E-B-A-F-C-D-VII)(*)
アルベルト・ロサド(ピアノ)
フアン・カルロス・ガルバヨ(ピアノ(*))
録音:2007年5月5-6日、バリャドリド(スペイン)、
ミゲル・デリベス文化センター室内ホール

VRS 2064 \2300
エドゥアルド・ペレス・マセダ(1953-):室内オペラ「ボノメと白鳥」(2003)
ホセ・ルイス・ゴメス(語り)
セリア・アルセド(ソプラノ)
ダビド・アスルサ(カウンターテナー)
エミリオ・サンチェス(テノール)
マドリード自治州立管弦楽団
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
録音:2007年10月、スタジオ Percusonic

VRS 2065 \2300
ボッケリーニ(1743-1805):チェロ・ソナタ集
ト長調 G.5/ハ長調 G.3/ハ長調 G.6/イ長調 G.4
ラ・リティラータ
ホセチュ・オブレゴン(チェロ、アーティスティック・ディレクター)
エンリケ・ソリニス(ギター) ダニエル・サピコ(テオルボ)
マリア・サンチェス(チェロ)
録音:2008年8月26-28日、アビラ県アレナス・デ・サン・ペドロ(スペイン)、
パラシオ・デ・モスケラ

VRS 2066 \2300
ピアノのためのスペイン音楽 バロックから現在まで
アントニオ・ソレル(1729-1783):ソナタ ニ短調 SR104/ソナタ ニ長調 SR74
マルシアル・デ・アダリド(1826-1881):バラード ロ長調「夜」Op.20
アルベニス(1860-1909):アストゥリアス(伝説)
グラナドス(1876-1946):
嘆き、またはマハとナイチンゲール(「ゴイェスカス」から)
ファリャ(1876-1946):アンダルシアのセレナード
モンポウ(1893-1987):内なる印象
トマス・マルコ(1942-):孤独
コンスエロ・ディアス(1958-):暗闇への手紙
ダニエル・ステファニ(1958-):悲歌 II/マクンバ(前奏曲と舞曲)
マリオ・プリスエロス(ピアノ)
録音:2008年8月、マドリード、アルフレド・クラウス文化センター

VRS 2067 \2300
エミリオ・レーンベルグ(1905-1959):管弦楽作品集
グラナダ(1931)/アタルデセルの印象(1931)
アンダルシア組曲(1942)/交響曲(1950)
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
録音:2008年9月、マラガ・フィルハーモニー管弦楽団本部(スペイン)
エミリオ・レーンベルグはドイツ人を父にマラガで生まれ、ハワード・ハンソンに
師事、主として交響的作品や映画音楽の分野で活躍しました。

VRS 2068 \2300
マヌエル・バルボア(1958-2004):器楽アンサンブルのための作品全集
ブリガンティアのヘラクレス(1984)/不在の年譜(1985)
ハバネラと2つの前奏曲(1985/1988)/無関心の衝動(1986)
夜想曲風に(1987)/理性の宮殿の三つの庭(1989)
E・M・フォスターへのオマージュ(1989)/ソラメンテ(1991)
トンボー(1991)/バガテル(1996)/切迫(2000)/ユケル II
20世紀器楽グループ(シグロXX)
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
録音:2008年4月、コルニャ(スペイン)、パラシオ・デ・ラ・オペラ、室内ホール

VRS 2069 \2300
マドリードの作曲家たち Vol.1
ゴンサロ・デ・オラビデ(1934-2005):通行
トマス・マルコ(1942-):チェロ協奏曲(*)
アルフレド・アラシル(1954-):
アダージョと変奏曲(ヴォルフのアダージョによる)
アシエル・ポロ(チェロ(*))
マドリード自治州立管弦楽団
ホセ・ラモン・エンシナル(指揮)
録音:2002年10月、マドリード/2004年11月、パンプロナ(スペイン)
2006年11月、マラガ(スペイン)

VRS 2070 \2300
スペインの歓喜 Vol.2 弦楽合奏のための音楽(19-20世紀)
ホセ・イルデフォンソ・ヒメノ・デ・レルマ(1842-1903):メヌエット
ヘロニモ・ヒメネス(1854-1923):メヌエットとトリオ
マヌエル・フェルナンデス・カバリェロ(1835-1906):
弦楽四重奏曲ハ長調 から アンダンテ
ロベルト・ゴベルナ(1858-1934):華麗な行進曲
フェデリコ・オルメダ(1865-1909):
宗教的アンダンテ(ベートーヴェンを模した弦楽四重奏曲)
頌歌フーガ/哀歌
アンドレス・ガオス(1874-1959):古風な組曲
ファクンド・デ・ラ・ビニャ(1876-1952):「スペインの捕虜」から 哀歌
フリオ・ヒメネス(1886-1973):宮廷舞曲とスケルツォ
カメラータ・デル・プラド
トマス・ガリド(指揮)
録音:2008年10月25-26日、スタジオ Percusonic

VRS 2071 \2300
ディエゴ・ピサドル(1509?-1557?):優雅なる騎士
「ピウエラ曲集」(1552)から
Fantas&iacute;a / Mal ferida va la gar&ccedil;a(villancico)
Sparsi Sparcium(canci&oacute;n francesa)
Fl&eacute;rida para mi dulce y sabrosa(soneto)
Fantas&iacute;a sobre mi la sol mi fa
Gentil cavallero dadme agora un beso(villancico)
Dezilde al cavallero(villancico)
Diferencias sobre el canto del cavallero(Antonio de Cabezon)
Si la noche haze escura(villancico)
Si te vas a ba&ntilde;ar Juanica(villancico /An&oacute;nimo)
Las bacas con sus diferencias para discantar
(Luis Venegas de Henestrosa)
Passeavase el rey Moro(romance)
Pavana muy llana para ta&ntilde;er/Recercada IV(Diego Ortiz)
Con qu&eacute; la lavar&eacute;(villancico /An&oacute;nimo)
Mon pere aussi ma mere ma voulu marier(cancion francesa)
Dezilde al cavallero(villancico /Nicolas Gombert)
Toti voria contar(villanesca)
Para qu&eacute; es dama tanto quereros(endechas de Canaria)
Fantas&iacute;a sobre la sol fa mi re
Si la noche haze escura(villancico /An&oacute;nimo)
Quien tuviesse tal poder(villancico)
Si me llaman, a mi llaman(villancico /Alonso de Mudarra)
フアン・カルロス・デ・ムルデル(ビウエラ)
オラリャ・アレマン(ソプラノ)
録音:2007年6月、サラマンカ、オスペダリア・デ・フォンセカ、
リハーサル・ホール

VRS 2072 \2300
エディー・モラ(1965-):室内音楽
七重奏のための断章 I
(弦楽四重奏、ピアノと2人の打楽器奏者のための;2006)
ギターのための断章 II(2006)/肖像画(弦楽四重奏のための;2005)
沈黙 I(ヴァイオリンとピアノのための;2006)
沈黙 II(チェロとピアノのための;2006)
沈黙 III(トロンボーン、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための;2006)
沈黙 IV(ヴァイオリンとチェロのための;2007)
少女と風(弦楽、シンセサイザーとピアノのための;2003)
エディー・モラ(ヴァイオリン)
アンサンブル・コンテンポラネオ・ウニベルシタリオ
録音:2008年8、9月、サンホセ(コスタリカ)

VRS 2073 \2300
プロコフィエフ、カサゴ、ウェーベルン:チェロとピアノのための音楽
プロコフィエフ(1891-1904):チェロ・ソナタ ニ長調 Op.119
ガスパル・カサド(1897-1966):
古いスペインの様式によるソナタ/愛の言葉
グラナドス(1867-1916)/ガスパル・カサド編曲:
オペラ「ゴイェスカス」より 間奏曲
ウェーベルン(1883-1945):2つの小品/3つの小品 Op.11):
ホセチュ・オブレゴン(チェロ)
イグナシオ・プレゴ(ピアノ)
録音:2009年11月17-18日、アムステルダム
ホセチュ・オブレゴンはスペイン、バスク地方のビルバオに生まれ、アンナー・ビ
ルスマ、マルシオ・カルネイロらに師事したチェリスト。バロック・チェロも演奏
する彼はピリオド楽器アンサンブル、ラ・リティタータ(上記 VRS 2065、ARSISレー
ベル 4229)の主宰者でもあります。

VRS 2075 \2300
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):室内音楽集
新千年紀のための四重奏曲(弦楽四重奏のための;2005)
アグリッパの四重奏曲
(クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための;1994)(*/+)
道の夜明け(ピアノ五重奏曲;2007)(*)
ダニエル・デル・ピノ(ピアノ(*))
ホセ・ルイス・エステリェス(クラリネット(+))
レオノル四重奏団
録音:2008年10月24-25日、ヘタフェ専門音楽院(スペイン)

VRS 2078 \2300
ルイス・デ・パブロ(1930-):ピアノ三重奏曲集
三重奏曲(1993)
フェレリコ・モンポウの記念に(1987)
Trio de doses(ミゲル・ウリャンのテキストによる;2008)(*)
三重奏曲第2番(2005)
アルダ・カイエリョ(ソプラノ(*))
アルボス三重奏団
録音:2009年2月、マドリード、市立サン・フェルナンド学校ホール

VRS 2079 \2300
セバスティアン・マリネ(1957-):カムスのための音楽
Mes Dances(2004)/VS.(2001)/Cuatro Temas(1994/1997)
Dances(2003)/BSO(2007)
アレテイア四重奏団
録音:2009年2月7-8、3月21-22日、マドリード王立高等音楽院
スペイン映画監督マリオ・カムス(1935-)の依頼で書かれた音楽。

VRS 2080 2枚組 \2350
マドリードの作曲家たち Vol.2 グループ・コスモス21 創設20周年記念
トマス・マルコ:宇宙の物質[Materia cosmica]
マルエル・セコ:五重奏曲[Quintettino]
カルロス・ガラン:物質の音楽[Musica Materica]XXVII Op.72
ヘスス・ルエダ:無現[L'infinito]
ハコボ・ドゥラン=ロリガ:Ba kua(8つのトリグラム)
ホセ・イヘス:既成協奏曲[Concierto ready-made]
ロベルト・モスケラ:夜の横顔[Perfil nocturno]II(a)
エンリケ・イゴア:賛歌のための種子[Semilla para un himno]Op.48
カルロス・ガレン:ディヴェルティメントV
ワルテル・マルチェッティ:Apocrate sedutto sul loto
カルロス・ガラン:激しい愛の炎[Llama de amor viva]Op.57(*)
ガブリエル・フェルナンデス・アルベス:
狂人(カルロスのための幻想曲)[Nutcase, Una fantasia para Carlos]
ロレンス・バルベル:裸の音楽[Musica nuda]
カルロス・ガラン:
合奏協奏曲への前奏曲[Preludio al Concerto Grosso]Op.62b
ラモン・バルセ:筋[Trama]
ガブリエル・フェルナンデス・アルベス:宇宙進化論[Cosmogonia]
カルロス・ロドリゲス:コスモーツァルト[Cosmomozart]
マルエル・テバル:ラッソの香り[Il profumo di Lasso](+)
グループ・コスモス21
カルロス・ガラン(指揮)
録音:2008年7月18-19日、10月18-19日、モストレス音楽院(スペイン)(*/+以外)
2003年6月16日、コルメアル・デ・オレハ劇場(スペイン)(*)
2008年11月、アウディトリオ・コンデ・ドゥケ(スペイン)(+)




<COLUMNA MUSICA>
1CM 0195 \2300
ジュゼプ・スレル(1935-):神の声
マリアの生涯(リルケの詩による;歌唱、オーボエ、チェレスタ、
ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための;1979/2006改訂)(*/**)
天使たちのコンサート
(オーボエ、チェロ、チェンバロとオルガンのための;1992/2007)(**)
マリアの生涯
(リルケの詩による;歌唱とピアノのための;1959/2003改訂)(*/+)
頭蓋骨のある情景(クラリネットとピアノのための;2007)(#/+)
神の声(Djalal-od-Din Rumi)(歌唱とピアノのための;1993)(*/+)
エレナ・グラヘラ(メゾソプラノ(*))
アントン・カルド(ピアノ(+))
バダロナ器楽グループ(**)
ジュアン・ペレ・ジル・ボンフィユ(クラリネット(#)、指揮(**))
録音:2007年11月22日、2008年2月3日、3月2日、バルセロナ専門音楽院

1CM 0197 \2300
ウェーバー&ロッシーニ クラリネットとピアノのための作品集
ロッシーニ(1792-1868)/イヴァン・ミュラー(1786-1854編曲):
オペラ「セビリャの理髪師」より 今の歌声は(カヴァティーナ)
アルナウ・バタリェル(1977-):ロッシーニ風の3つの楽章
ロッシーニ:クラリネットとピアノのための幻想曲
スレマ・デ・ラ・クルス(1958-):エヴォカツィオーネ・ロッシニアーナ
ベーラ・コヴァーチ(1937-):乾杯、ロッシーニさん!
フアン・A・メディナ(1971-):パッサカリア・フォン・ウェーバー
ウェーバー(1786-1826):
クラリネットとピアノのための協奏的大二重奏曲 Op.48
ホセプ・フステル(クラリネット)
イサベル・エルナンデス(ピアノ)
録音:2008年3月29-30日、マドリード王立専門音楽院、
マヌエル・デ・ファリャ・ホール

1CM 0198 \2300
私のルセロ ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス、子守歌と民謡を歌う
モンサルバジェ(1912-2002):黒人の子守歌
シューベルト(1797-1828):子守歌
ファリャ(1876-1946):子守歌
モンサルバジェ:アイルランドの子守歌
ブラームス(1833-1897):子守歌
ジェニ・サデーロ(1886-1961):シチリアの子守歌
エルネスト・アルフテル(1905-1989):パンショリナ
セファルディムのロマンス:おやすみ、かわいい坊や
ドヴォルジャーク(1841-1904):できる見込み
カタルーニャ民謡:聖母の御子
バスク民謡:Din Dan Boleran
カタルーニャ民謡:ヨゼフとマリア
シューベルト:シルヴィアに
ペルゴレージ(1710-1736):「奥様女中」から 私の怒りんぼうさん
カタルーニャ民謡:マルガリデタ
カントルーブ(1879-1957):「オーベルニュの歌」から しっ、しっ
カタルーニャ民謡:紡ぎ娘
A・スカルラッティ(1660-1725):すみれ
ドリーブ(1836-1891):カディスの娘
カタルーニャ民謡:やまうずらの羽
カントルーブ:「オーベルニュの歌」から さあ、まぐさをおやりなさい
カタルーニャ民謡:三つの太鼓
ヘロニモ・ヒメネス(1854-1923):
サルスエラ「ラ・テンプラニカ」から タランチュラ
ロッシーニ(1792-1868):二匹の猫の愉快な二重唱
マルエル・ガルシア・モランテ(1937-):
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレスに歌を(*)
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
アリシア・デ・ラローチャ、マルエル・ガルシア・モランテ、
ジェフリー・パーソンズ、ジェラルド・ムーア、(ピアノ)
オスカル・ギリア、レナタ&グラシアノ・タラゴ(ギター)
パリ音楽院管弦楽団 ロンドン交響楽団 スペイン国立管弦楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
コンセール・ラムルー管弦楽団
ジャン=ピエール・ジャキャ(指揮)
録音:1950-1992年/2008年(*) 原盤:Collins/Columna Musica/EMI
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレスが生前に協力していたカタルーニャ・ダウ
ン症財団とビクトリア・デ・ロス・アンヘレス財団の共同制作盤。最後の1曲(*)
はダウン症の子供たちによって歌われています。

1CM 0202 \2300
ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調「クロイツェル」Op.47
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調「春」Op.24
カリナ・マツタ(ヴァイオリン)
ダニエル・ブランク(ピアノ)
録音:2008年8月12-13日、バルセロナ、ライヴ
カリナ・マツタはポーランド、ダニエル・ブランクはカタルーニャ(スペイン)の
出身。

1CM 0203 \2300
ジロナ XXI Vol.2
エステベ・パレト・イ・ミル(1981-):ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲(*)
リョレンス・バルザク(1953-):4つの素描(ギターと弦楽のための)(+)
バルジ・シュリヴァスタヴ(1950-):
ロンドンのインド人(シタール、ヴァイオリンと弦楽のための)(#)
ジュアン・ウルペリャ(ヴァイオリン(*))
ジュアン・カルレス・マルティネス・プラト(ギター(+))
バルジ・シュリヴァスタヴ(シタール(#))
ウリオル・アルゲロ(ヴァイオリン(#))
ジロナXX
マヌエル・バルディビエゾ(指揮)
録音:2008年10月1-4日、バルセロナ県グラマネト(スペイン)、
サンタ・コロマ音楽学校ホール




<DIES>
DIES 200815 \2300
ねんねんころり 子守歌
エルガー(1857-1934):子守歌
チャールズ・コリンズ:Tuuri, tuuti tummaistani
ロジャー・クイルター(1877-1956):Weep You No More
アルベルト・パドロン:Nana al hijo de trapo
ホセ・サラテ:Dorm
グスタボ・サンチェス:Nana al nene
ブラームス(1833-1897):子守歌
チャイコフスキー:嵐の中で
中国民謡:Crece, cana de bambu
フェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898-1936):セビリャの子守歌
イスラエル民謡:Numi, numi
モンサルバジェ(1912-2002):黒人の子守歌
ポーランド民謡:子守歌
ホピ族民謡:Pu'va pu'va
コーサ族民謡:Thula babana
シューマン(1810-1856):子守歌
ギリシャ民謡:Aide, aide
シチリア民謡:Ninna nana
バングラデシュ民謡:Ghoom!
エル・エスコリアル修道院聖歌隊
フランシスコ・ハビエル・ロドリゲス・ブラオホス(ボーイアルト)
ハビエル・マルティネス・カルメナ、アルベルト・パドロン(ピアノ)
ダビド・マヨラル(打楽器)
レアル・カピリャ・エスクリアレンセ
グスタボ・サンチェス(指揮)
録音:2007年7月、エル・エスコリアル修道院講堂

DIES 200817 \2300
ヴィヴァルディ(1678-1741):
サルヴェ・レジナ RV616/スターバト・マーテル RV 621
カンタータ「やめてくれ、もうやめてくれ」RV684
J・S・バッハ(1685-1750):
カンタータ第170番 BWV170 から 満ち足りし安らぎ
フランシスコ・ハビエル・ロドリゲス・ブラオホス(ボーイアルト)
アルベルト・パドロン(オルガン)
ハビエル・マルティネス・カルメナ(オルガン、指揮)
録音:2007年7月、エル・エスコリアル修道院講堂、会計人室
エル・エスコリアル修道院聖歌隊員であるフランシスコ・ハビエル・ロドリゲス
・ブラオホスのソロ・アルバム。





<IVM(バレンシア音楽協会)>
PMV 003 \2300
チャピ、パラウ、アセンシオ:弦楽四重奏曲集
ルペルト・チャピ(1851-1909):弦楽四重奏曲第2番(1904)
マヌエル・パラウ(1893-1967):民謡様式の四重奏曲(1928)
ビセンテ・アセンシオ(1908-1979):五人組のための四重奏曲(1931-1932)
カナレス四重奏団
フアン・リナレス、エステル・ルビオ(ヴァイオリン)
ルイス・リャセル(ヴィオラ) ハビエル・アルバレス(チェロ)
録音:2005年11月4-10日、テルエル県アルバラシン(スペイン)、
聖マリア教会ホール

ACTUAL 005 \2300
アンドレス・バレロ=カステイス(1973):
交響曲第3番「沈黙の疫病」(+)/ペガサス(*)/銀のファンファーレ(+)
オットー・ザウター(トランペット(*))
バレンシア自治州青年管弦楽団
マヌエル・ガルドゥフ(指揮)
録音:2006年4月21日(*)、7月23-25日(+)





<LICANUS>
CDM 0823 \2300
恋と恋歌 12-13世紀、アラゴン王国のトルバドゥール
ライモン・デ・ミラヴァル(12世紀-13世紀):Bel m'es q'ieu chant
ベレンゲル・デ・パロウ(12世紀):
Bona dona / De la gensor qu'om vey' / Ab la fresca clardat
Totz temoros e duptans / Dona, la genser qu'om veya
Aital dona / Tant m'abelis
ポンス・ドルタファ(12世紀-13世紀):Si ai perdut mon saber
ギラウト・リキエル(?-1292):Pus astres no m'es donatz
不詳(サン・ジュアン・デ・レス・アバデセス歌集 から;13世紀):
Era us preg / S'anc vos ame / Amors, merce no sia / Ara lausetz, lauset
Matieu de Caersi[マテュー・デ・ケルシ?](13世紀):Tant suy marritz
マルタ・インファンテ(メゾソプラノ)
ジョルディ・リカルト(バリトン)
カペリャ・デ・ミニストレルス
ダビド・アンティク(各種フルート)
フアン・マヌエル・ルビオ(ウード、ハープ、ハーディガーディ)
エフレン・ロペス(ウード、ハーディガーディ、中世リュート、giterna)
パウ・パリェステル(打楽器)
カルレス・マグラネル(指揮)
録音:2008年2月1-2日、バレンシア(スペイン)、
ラ・ベネフィセンシア文化センター、アルフォンス・エル・マグナニム・ホール
トルバドゥールの重要な活躍地の一つであったアラゴン王国(スペイン北東部の
内陸)の宮廷で歌われた恋愛歌を集めたアルバム。

CDM 0826 \2300
女の声 ラス・ウエルガスの写本(12-14世紀)
女子修道院のためのモノディーとポリフォニー
Promereris sume laudis(主の受胎告知のプローサ)(*)
Gaude, chorus omnium [Angelus Domini](モテトゥス)
O Monialis Concio Burgensis
(女子修道院長アグエロの死を悼むプランクトゥス)
Ave caro splendida [Omnes](コンドゥクトゥス・モテトゥス)
Belial vocatur(主の奉献のコンドゥクトゥス・モテトゥス)
Ex illustri(聖カタリナのモテトゥス)
Maria, Virgo Virginum(聖処女マリアのプローサ)
Rex obiit(アルフォンソ8世の死を悼むプランクトゥス)
Dum sigillum(コンドゥクトゥス)
Hec est Mater Domini(聖処女マリアのオルガヌム)
Ad celsi conubia(聖チェチーリアのプローサ)(*)
Rex eterne maiestatits(マグダラの聖マリアのプローサ)
Amor vincens/Mariae praeconio [Aptatur](聖処女マリアのモテトゥス)
Quis dabit capiti meo(プランクトゥス)
Mulierum hodie/Mulierum(聖アンナのモテトゥス)
Fa fa mi/Ut re mi(ソルフェージュの練習)
Iam nubes/Iam novum [Solem](モテトゥス)(*)
O Maria Virgo [In veritate](聖処女マリアのコンドゥクトゥス・モテトゥス)
Plange Castella misera(サンチョ王の死を悼むプランクトゥス)
Virgines egregie(プローサ、Comun de las Virgenes)
Verbum bonum et suave(オルガヌム、聖マリアのプローサ)
ピラル・エステバン、マルタ・インファンテ(メゾソプラノ)
エリカ・エスクリバ=アスタブルアガ、ヨランダ・マリン(ソプラノ)
カルレス・マグラネル(指揮)
録音:2007年4月9-11日、バレンシア(スペイン)、
ラ・ベネフィセンシア文化センター、アルフォンス・エル・マグナニム・ホール
カスティリャ王アルフォンソ8世(1155-1214/在位:1158-1214)により1178年、
スペイン北部の都市ブルゴスに創設されたラス・ウエルガス女子修道院。この
修道院で編纂された写本に収められた楽譜は、中世ポリフォニー音楽の最重要
資料の一つとなっています。当然ながら歌手は女声のみ。(*)は器楽演奏。





<LINDORO>
MPC 0118 \2300 ※番号訂正 MPC 0716
レルマのオルガン
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1584-1654):オルガン作品集
ティエント第5旋法(第5番)/ティエント第4旋法(第17番)
ティエント・デ・メディオ・レヒストロ・デ・ティプレ第7旋法(第27番)
ティエント・デ・メディオ・レヒストロ・デ・バホン第1旋法(第35番)
ティエント第5旋法(第20番)/ティエント第1旋法(第13番)
ティエント第4旋法(第18番)/陽気な羊飼い(第66番)
ティエント・デ・メディオ・レヒストロ・デ・ティプレ第10旋法(第36番)
たいへん有名な歌「スサナ(スザンヌ)」(第61番)
ティエント第1旋法(第14番)
アンドレス・セア(オルガン)
録音:2004年12月16-17日、ブルゴス県レルマ(スペイン)、聖ペドロ神学校
使用楽器:1616年、ディエゴ・キハノ製
フランシスコ・コレア・デ・アラウホはスペイン音楽のルネサンス期からバロ
ック期にかけて活躍したセビリャ出身(異説もあり)のオルガニスト・作曲家・
聖職者。スペインにおけるフランドル派オルガン製作の典型とされる歴史的楽
器を、アンダルシア・オルガン・アカデミーの校長を務めるアンドレス・セア
が弾いています。

MPC 0717 \2300
ドメニコ・スカルラッティとスペインのオルガン音楽
ホセ・リドン(1748-1827):「Sacris Solemniis」によるフーガ第6番
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):
ソナタ ニ長調 K.177/ソナタ ニ短調 K.92/ソナタ ニ短調 K.434
ホセ・デ・ネブラ(1702-1768):インテント(試み)[Intento]ト短調
ドメニコ・スカルラッティ:
ソナタ ト長調 K.372/ソナタ ロ短調 K.87/ソナタ ニ短調 K.213
ホアキン・オヒナガ(1719-1789):インテント ニ長調
ドメニコ・スカルラッティ:
ソナタ変ロ長調 K.66/ソナタ ヘ短調 K.481/ソナタ ハ短調 K.58
ホセ・デ・ネブラ:インテント ハ長調
ドメニコ・スカルラッティ:
ソナタ ヘ短調 K.185/ソナタ ハ長調 K.384/ソナタ イ長調 K.343
ホセ・リドン:「Quem terra」によるフーガ第2番
アンドレス・セア(オルガン)
録音:2007年2月17-18日、マドリード、王宮礼拝堂
使用楽器:1788年、レオナルド・フェルナンデス・ダビラ&ホルヘ・ボスク完成
師弟二代で完成させたスペイン王宮のオルガンの響きをオンマイク気味に捉えた
鮮烈な録音。マドリード貯蓄銀行財団によるレーベルをまたいだ企画「黄金世紀
(Los SIGLOS de ORO)」シリーズの一枚。




<Opus 3>
OPUS3CD 8015 \2180
グラシカル・ギター
J・S・バッハ(1685-1750):組曲第2番ハ短調 BWV997
ヴィラ・ロボス(1887-1959):
前奏曲第5番/練習曲第8番/ブラジル民謡組曲 から マズルカ=ショーロ
トゥリナ(1882-1949):タレガを讃えて Op.69
ヴァイス(1686-1750):ド・ロジー伯の死に寄せるトンボー/シャコンヌ/幻想曲
ペーデル・リス(ギター)
録音:1980年6月-1982年9月
長らく廃盤状態でしたが少量再生産された模様で、ごく少数ですが代理店に入荷
しました。




<AUTOR>
SA01421 \2180
サルバド・ブルトンス(ブロトンス)(1959-):2つの交響曲
二分(にぶん)の交響曲[Sinfonia Dic&oacute;toma]Op.25(1981/2007改訂)
過剰の交響曲[Sinfonia Plet&oacute;rica]Op.33(1983-1984/2007改訂)
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
サルバド・ブルトンス(指揮)
録音:2007年10月16-20日、マラガ(スペイン)、カランケ・ホール

SA01582 \2180
モンセラート・カバリエ アイ・ラヴ・ユー
Mi Lola(with ロス・デル・リオ)
Mi amiga Rigoberta(with カルロス・カノ(P)1997 Sony BMG Entertainment)
Ensue&ntilde;o(with フレディ・マーキュリー(P)1992 EMI)
Bohemian rhapsody
(with ブルース・ディッキンソン(P)1997 Sony BMG Entertainment)
The golden boy(with フレディ・マーキュリー(P)1992 EMI)
Like a dream(with ヴァンゲリス(P)1997 Sony BMG Entertainment)
Kalinka(with ニコライ・バスコフ)
Ochi chornye(with ニコライ・バスコフ)
Ci vorrebbe il mare
(with マルコ・マジーニ(P)1997 Sony BMG Entertainment)
Salve finisterrae(with カルロス・ヌニェス(P)Carlos Nu&ntilde;ez)
Navidad marinera(with ロス・デル・リオ)
モンセラート・カバリエ(ソプラノ)
共演歌手(with 上記) 他
ポピュラー系アーティストとの共演集。フレディ・マーキュリー(1946-1991)と
のトラックはデジタル・リマスターされています。

SA01590 2枚組 \2180
アルベニス(1860-1909):組曲「イベリア」(全曲)/ナバラ
マリサ・モンティエル(ピアノ)
録音:J・マルチ財団コンサートホール
マリサ・モンティエルはスペイン・ピアノ音楽の名演奏家ホセ・クビレス(1894-
1971)に師事したピアニスト。2枚組で1枚分の価格です。

SA00289 \2180
フェルナンド・レマチャ(1898-1984):室内楽作品集
弦楽四重奏曲(*)/ヴァイオリンとピアノのための組曲(+)
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための組曲(#)
ロマンス変イ長調(ヴァイオリンとピアノのための)(+)
ブロドスキー四重奏団
マイケル・トマス(ヴァイオリン(*/+/#)) イアン・ベルトン(ヴァイオリン(*))
ポール・キャシディ(ヴィオラ(*/#)) ジャクリーン・トマス(チェロ(*/#))
クリスチャン・ブラックショー(ピアノ(+))
録音:1998年9月30日-10月2日、ロンドン、オール・セインツ教会

SA00701 2枚組 \3250
ルペルト・チャピ(1851-1909):弦楽四重奏曲集
第1番ト長調(1903)/第2番ヘ長調(1904)
第3番ニ長調(1905)/第4番ロ短調(1907)
ブロドスキー四重奏団
アンドルー・ハヴェロン、イアン・ベルトン(ヴァイオリン)
ポール・キャシディ(ヴィオラ) ジャクリーン・トマス(チェロ)

SA00702 \2180
コンラド・デル・カンポ(1878-1953):弦楽四重奏曲集
第5番「ロマン的奇想曲」(1907-1908)
第13番イ長調「カルロス3世」(1949)
ブロドスキー四重奏団
マイケル・トマス、イアン・ベルトン(ヴァイオリン)
ポール・キャシディ(ヴィオラ) ジャクリーン・トマス(チェロ)
録音:1995年12月、1996年7月、ロンドン、オール・セインツ教会

SA00703 \2180
マヌエル・ガルシア(1775-1832):スペイン抒情奇想曲集(全14曲)
テレサ・ベルガンサ(メゾソプラノ)
フアン・アントニオ・アルバレス・パレホ(ピアノ)
ホセ・マリア・ガリャルド・デル・レイ(ギター)
録音:1995年9月、クエンカ(スペイン)、聖ミゲル教会

SA00704 \2180
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):
カンタータ・ディヴェルティメント「喜び」
(児童合唱、メゾソプラノ、子供の語り手と管弦楽のための)
ホセフィナ・ブリビオ(メゾソプラノ)
ダビド・アベイホン(語り)
ビルバオ合唱協会音楽院合唱団(児童合唱)
ガリシア交響楽団
ビクトル・パブロ(指揮)
録音:1995年12月、コルーニャ(スペイン)、アウディトリオ、
パラシオ・デ・コングレソス

SA00706 \2180
ジュアキム・オムス(1906-2003):室内楽作品集
航程[Rhumbs](*)/2つの独白(+)
フルート、オーボエとファゴットのための三重奏曲(#)
弦楽四重奏曲第1番(1938)(**)
フルートとクラリネットのための二重奏曲(++)
グループ・シルクロ(*)
グループ・マノン(+)
S・エスパサ(フルート(#/++))
C・ギリェム(オーボエ(#))
D・デギネス(ファゴット(#))
グループ・ポモルスキ(**)
S・ビダル(クラリネット(++))
録音:1998年2月、マドリード

SA00712 \2180
ホセ・マリア・ビティエル(1954-):アメリカの詩篇(全8曲)
イルダ・デル・カスティリョ(ソプラノ)
マリア・フェリシア・ペレス(メゾソプラノ)
アントニオ・コマス(テノール)
エクサウディ合唱団
マタンサス市交響楽団
ホセ・マリア・ビティエル(指揮)
録音:1998年5月、ハバナ(キューバ)
ビティエルは映画音楽の分野でも高名なキューバの作曲家。

SA00713 \2180
ホセ・マリア・ビティエル(1954-):
キューバのミサ(エル・コブレの慈悲の聖処女に捧げる)(*)
[ボーナス・トラック] アヴェ・マリア(+)
シルビオ・ロドリゲス、アマウリ・ペレス、マリア・フェリシア・ペレス、
テレシタ・パス、ヤミレ・ヒメネス(独唱(*))
エクサウディ合唱団(*)
ムマディル室内管弦楽団(*)
バルバラ・リャネス(独唱(+))
アルフレド・ムニョス(ヴァイオリン(+))
ホセ・マリア・ビティエル(指揮(*)、ピアノ(+)) 他
録音:1996年12月、ハバナ(キューバ)(*)
メキシコシティ、ネサウアルコヨトル・ホール、ライヴ(+)

SA00714 \2180
フェリプ・ペドレイ(1841-1922):
交響詩「エクセルシオール(より高く)」(1880)
情景第4番「ラ・セレスティナ」(1904)(*)
エリザベテ・マトス、マリア・ロドリゲス(ソプラノ(*))
エレナ・グラヘラ(メゾソプラノ(*))
バルセロナ交響楽団
アントニ・ロス・マルバ(指揮)
録音:1999年6月、バルセロナ、アウディトリ

SA00720 \2180
ジュアン・ギンジュアン(1931-):
ファンファーレ(1999)
組曲「トレンカディス」
(オペラ「ガウディ」(1989-1992)のバレエ音楽による;1994)
交響曲第2番「タラゴナ市」(1999)/構成[Trama](1983)
バルセロナ交響楽団
エドモン・コロメル(指揮)
録音:2000年7月25、28日、バルセロナ、アウディトリ

SA00721 \2180
ガルシア・レオス(1904-1953):歌曲集
緑のカワラヒワ/遥かな海/子守歌/マリブランの歌/愛しの月
休日の朝/女の子が一人で/ロマンス/売り声/ビリャンシコ
私の心は送る/セラニリャ/恋の歌/聖クリストバロン/水汲み水車
ドゥエロの歌/私は自分の心に呼びかける/緑の草原では宴が
ため息は風に/カディスからジブラルタルへ/A la flor, a la pitiflor
マリア・ホセ・モンティエル(ソプラノ)
フアン・アントニオ・アルバレス・パレホ(ピアノ)
録音:1999年11月27、29日、12月1、3日、マドリード県ラス・ロサス、
アウディトリオ

SA00737 \2180
レオ・ブローウェル(1939-):
三重協奏曲(1995)(*)/瓶の中から見つかった古い写本(1983)(+)
トマス・マルコ(1942-):
三重協奏曲(1987)(*)/第五の歌(1988)(+)
モンポウ三重奏団
ルシアノ・ゴンザレス・サルミエント(ピアノ)
ジュアン・リュイス・ジュルダ(ヴァイオリン)
ディミタル・フルナディエフ(チェロ)
コルドバ交響楽団(*)
レオ・ブローウェル(指揮(*))
録音:1999年11月15-17、20-21日、コルドバ大劇場(スペイン)(*)
2000年2月28-29日、マドリード県ラス・ロサス、アウディトリオ(+)

SA00739 \2180
「サークル・マヌエル・デ・ファリャ」の作曲家たち Vol.1
アンジェル・セルダ(1924-):
アストゥリアスの3つの歌謡詩(1954/1992)から 私が死ぬのを見たいなら
ジョルディ・ジロ(1923-2000):フランスの3つの歌(1954)から セレナード
ジュゼプ・セルコス(1925-1989):
「窓」(1961)から すすり泣き、すすり泣き、ただ、すすり泣き
ひなまつり(1962)
ジュゼプ・カザノバス(1924-1997):ジュアン・ミロ(1962)
ジュゼプ・マリア・メストレス・クアドレニ(1929-):子守歌集(1959)
ピノキオ,おねんね,歌が怖れを吹き飛ばした,もう泣かないで、私の坊や
マヌエル・バリュス(1920-1984):
トッカータ(1965)(*)/パトリシアの詩集(1983)から 再生(+)
「時の連なりの歌」(1953)から
暁の歌、ゲーテを思い出して,暁の死の歌,朝の満ちる歌,
静かな朝の歌,燦然たる死の歌,昼の訪れの歌,過ぎゆく昼の歌,
夕べの歌,沈黙の死の歌,夜の勝利の歌,わが夜に歌う-賛課の前に
「掟」(1972)から
サラセンの地を進む船,水上と陸上で運ぶ、多くの人と物を,
取り消された婚姻、未亡人に関する法
待っている(1983)/「エステルの第一の物語」(1954)から エステルの歌
アルト・ドゥエロの歌(1950)から
ソリアの地で,私の恋人は養蜂家,ドゥエロ川の岸辺で
一人で生きる(1961)/商人の歌(1964)/地区のワルツ(1983)
ジャスミンとばら(1984)
アンナ・リッシ(メゾソプラノ)
アンジェル・スレル(ピアノ)
モンセラト・トゥレン(オルガン(*))
バルセロナ合唱団(+)
ハビエル・ペレス・バティスタ(指揮(+)) 他

SA00740 \2180
「サークル・マヌエル・デ・ファリャ」の作曲家たち Vol.2
ジュアン・コメリャス(1913-1999):
5つのトナダ(1951)から(*)
主の牧場のすばらしき平安,戦争が彼らを連れ去るならば私は死ぬ
オマージュ組曲 Op.4(1952)(+)
フレデリク・モンポウ,エリック・サティ,クロード・ドビュッシー,
モーリス・ラヴェル,マヌエル・デ・ファリャ  ジル・ド・レーの初恋(1945)
古い歌謡詩集(1947)から
ジャウフレ・ルデルのトナダ,服従の歌,失った人を懐かしむ思い
無名作者ナバルとアビガイルのコプラ(1950)
クリストフォルス神父の嘆き(1950)
カタルーニャ詩集(1950)から 二重の恋の歌
アントニオ・マチャドの詩句による献呈歌集(1951)
アカシアの花咲く小広場,高い荒地,目覚めた川,聖なる日曜に,
緑の草原では宴が,黒樫の木々の間で,樫の林で,
君と一緒にバロンサデロに,明日、私はパンパの人になる,
私の恋人は養蜂家,ソリアの山地で,私の恋人は野菜農家,
ドゥエロ川の岸辺で,君にため息をつかせるその瞳
海外のトナダ集第1巻(1954)
ハバナの女王,私の果実の味を好きになったら忘れられない,
女王が条約に調印するために使う歌と踊りの楽曲,
私はかわいい果物売り娘,ぼくは君をシダの葉むらに引き込んだ,
君の国には白人の女性がいる
海外のトナダ集第2巻(1954)
アメリカの発見,子守歌,ムラートの嘆き,暗い森,子守歌,
奴隷商人の奴隷
私には癒せぬ病(1966)
5つのピアノ小品 Op.19(1966)から レチタティーヴォ(#)
聖なる言葉(女声合唱のための;1954)(*)
アレルヤ,アレルヤ,アヴェ・マリア,ベネディクトゥス,アレルヤ
アンナ・リッシ(メゾソプラノ(無印))
アンジェル・スレル(ピアノ(無印))
バルセロナ合唱団(*)
アンドレス・マスペル(指揮(*))
ジョルディ・カメイ(ピアノ(+))
カルレス・サントス(ピアノ(#))

SA00741 \2180
エドゥアルド・トルドラ(1895-1962):音楽と詩
「海の眺め」(弦楽四重奏のための;1920)(*)
エニシダはもう一度,海のはるか彼方に,海は喜んでいた
言葉の間のロマンス(1915)/求愛(1915)/海は喜んでいた(1916)
ミントとタイム(1915)/杏と若い杏摘みたち(1915)/小唄(1923)
ジャスミンとばら(1925)/コケッコッコー!(1926)/悲しみ(1926)
不確かな歌(1927)/聖金曜日(1929)/五月(1920)
穂束は畑の上で眠る(1923)/海岸の緑のぶどうの木々(1924)
聖ルシアのロマンス(1924)/帆船の歌(1926)/歌い過ごす歌(1927)
榎の木陰(1924)/キャビンボーイの歌(1924)/過ぎ去りし愛の歌(1925)
妖精の小道(1926)/小唄(1941)/ハリエニシダの花(1952)
モンセニの水彩画(1960)/6つのソネット(1922)から 五月の祈り(+)
アンナ・リッシ(メゾソプラノ(無印))
アンジェル・スレル(ピアノ(無印))
グリンカ四重奏団(*)
エドゥアルド・トルドラ(ヴァイオリン(+))
エンリケタ・ガレタ(ピアノ(+))

SA00742 \2180
モンポウの周辺 歌曲集
フォーレ(1845-1924):リディア/月の光
フレデリク(フェデリコ)・モンポウ(1893-1987):灰色の時
ドビュッシー(1862-1918):家のない子供のクリスマス・キャロル
モンポウ:不確かな歌
サティ(1866-1925):「潜水人形」
ねずみの歌,憂鬱,アメリカの蛙,詩人の歌,猫の歌
モンポウ:4つの歌曲; 道端のばら,木の葉のカーテン,不確かさ,雪
ラフマニノフ(1873-1943):美しい人よ、私のために歌わないで
モンポウ:短い物語(3曲)
ラヴェル:おもちゃのクリスマス
オネゲル(1892-1955):シエスタ
モンポウ:聖マルティ
マヌエル・ブランカフォルト(1897-1986):初恋の歌
モンポウ:最初の歩み
プーランク(1899-1963):干からびたオレンジの木の歌
モンポウ:夢の戦い
君の気配は海のよう,今でもあなたに会えるのかわからない,
今宵、同じ風が,私の命をあなたの目のように透明に,
あなたの上には花ばかり
アンナ・リッシ(メゾソプラノ)
アンジェル・スレル(ピアノ)

SA00756 \2180
ハシント・ゲレロとサロン六重奏
ハシント・ゲレロ(1895-1951):
サルスエラ「灰鷹」より 抜粋(ホセ・フェルナンデス・パチェコ編曲)
サルスエラ「サフランの花」より 抜粋(アルトゥロ・エスコバル編曲)
サイネテ「昨日から今日へ」より 目の不自由な人たちのクプレ
サルスエラ「狩」より 抜粋(イノセンシオ・ゲレロ編曲)
幻想歌劇「街灯」より スコティッシュ
サルスエラ「セビーリャからの泊まり客」より 抜粋
幻想歌劇「街灯」より タンゴ
サルスエラ「マルティエラ」より 抜粋(ホセ・フェルナンデス・パチェコ編曲)
アンサンブル・デ・マドリード
ロベルト・メンドサ(第1ヴァイオリン) 
エスペランサ・バレスコ(第2ヴァイオリン)
サンティアゴ・クシェバツキー(ヴィオラ) パウル・フリードホフ(チェロ)
フェルナンド・ポブレテ(コントラバス) アンヘル・ウイドブロ(ピアノ)
録音:2001年7、12月、グリニョン(スペイン)、クララ会修道院

SA00863 \2180
ラファエル・ロドリゲス・アルベルト(1902-1979):
瞑想とロンダ(1934)
小管弦楽とピアノのための5つの小品(1929/1931)(*)
チャピへのオマージュ(1951)
幻想曲三部作(1961)
クリスティナ・ルシオ=ビリェガス(ピアノ(*))
スペイン国立青年管弦楽団
ホセ・アントニオ・パスクアル(指揮)
録音:2002年1月17-18日、マドリード、アウディトリオ・デ・ラ・オンセ(ONCE)

SA00864 \2180
ジュアキム・オムス(1906-2003):室内楽伴奏声楽作品&器楽合奏作品集
Heptandre(1969)
時間、サルバド・エスプリウの5つの詩(1955)(*)
10人のための即興曲(1969)
失われた鳥たち(R・タゴレの7つの感情;1940)(*)
11人のための音楽、ジュアン・プラスの記念に(1971)
おねんね(子守歌;1939)(*)
詩曲「クリスマスの祈り」(1981)(*)
ハープ、フルート、オーボエとバスクラリネットのための音楽(1955)
モンセラト・トゥルエリャ(メゾソプラノ(*))
グループ・エニグマ(サラゴサ・アウディトリオ室内管弦楽団)
フアン・ホセ・オリベス(指揮)
録音:2001年3月31日-4月1日、サラゴサ音楽院ホール

SA00870 \2180
シンフォニック・ヒストリー・オヴ・スパニッシュ・ポップス
バルセロナ交響楽団
フアン・ホセ・ガルシア・カッフィ(編曲、指揮)
録音:2001年(?)9月、バルセロナ、アウディトリ

SA00873 \2180
ルイス・デ・パブロ(1930-):Zurezko Olerkia[木材の詩]
アルツァ・アナイアク(チャラパルタ)
パン・ク(打楽器アンサンブル)
マドリード・ヴォーカル・グループ
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
録音:1992年9-10月、マドリード、Trakスタジオ

SA00874 \2180
現代の音楽 第15回SGAE新人作曲家賞2001
エネコ・バディリョ(1973-):リヴィエラ(器楽合奏のための)〔第1位〕
フアン・クルス・ゲバラ(1972-):
ホタテル(アルトサクソフォンと器楽合奏のための)(*)〔第2位〕
ミゲル・ポンス(1975-):風を見つける(管楽五重奏のための) 〔第3位〕
ハビエル・ハシント・リアル(1968-):
ヴァイオリンと器楽合奏のための小協奏曲(+) 〔第4位〕
アントニオ・ヘスス・サンチェス・ゴメス(サクソフォン(*))
ビクトル・マルティン(ヴァイオリン(+))
サルトリ・カマラ(器楽合奏)
ルイス・アキレ(指揮)
録音:2001年12月5日、マドリード、国立音楽堂、ライヴ

SA00876 \2180
トマス・マルコ(1942-):記憶の劇場
リンダ・ミラベル(ソプラノ)グループ・サックス・アンサンブル
ホセ・デ・エウセビオ(指揮)
録音:2002年10月22日、マドリード、国立音楽堂室内楽ホール、ライヴ

SA00896 2枚組 \3250
シャビエ・ベンゲレル(1931-):モンセラトの朱い本
ガブリエーレ・マイ(メゾソプラノ)
アラン・ダマス(テノール)
ラ・ギネウ音楽学校児童合唱団
カルミナ合唱団
バルセロナ交響楽団
サルバド・ブルトンス(指揮)
録音:2002年6月27-29日、7月3-5日、バルセロナ、アウディトリ
古楽ファンならご存知、14世紀の高名な写本「モンセラトの朱い本」に収められ
た10曲の宗教歌に基づく作品。

SA00959 \2180
ジュゼプ・スラ(1930-):印象/記憶 交響的作品集(1989-2002)
旅の印象(2000)/調性的ディヴェルティメント(1998)
エンポルダの郷愁を誘う2つのページ(1997)/シネマ・ソラ(2001)
安らかな眠り(1989)/ガウディのスケッチ(2002)/イベリアナ(2000)
バルセロナ交響楽団
サルバド・ブルトンス(指揮)
録音:2003年7月、バルセロナ、アウディトリ

SA00960 \2180
ジュアン・ギンジュアン(1931-):Verbum
言葉[Verbum](音楽の中のゲノム;ピアノのための;2003)
チェロのためのカデンツァ(1975)
アルベニス回想(ピアノのための;1995)
テンション(ヴァイオリンのための;1981)
ホンド(ピアノのための;1979)(*)
悲歌(挽歌;チェロのための;1996)
アニヴァーサリー(ヴァイオリンとチェロのための;1993)
パシム・トリオ(ヴァイオリン、チェロとピアノのための;1998)
ジェラルド・クラレト(ヴァイオリン)
リュイス・クラレト[ルイス・クラレ](チェロ)
ジュゼプ・コロム(ピアノ)
録音:2003年10月10日、カタルーニャSGAEホール、ライヴ(*以外)
マドリード、ジュゼプ・コロム・スタジオ(*)

SA00971 \2180
カルメロ・ベルナオラ(1929-2002):
ロンド(1992)(*)
鐘の音とシークエンス(1993-1999)(+)
交響曲第3番(1990)(#)
アシエル・ポロ(チェロ(+))
マドリード市立管弦楽団
ホセ・ラモン・エンシナル(指揮)
録音:2001年3月21日(*/+)、2003年2月27日(+)、
マドリード、国立音楽堂シンフォニー・ホール、ライヴ

SA00984 2枚組 \3250
アロルド・グラマトヘス(1918-2008):
弦楽合奏のためのセレナード(1947)(*)
ギター協奏曲「ラ・ダマ・ドゥエンデのために」(1974)(+)
シンフォニエッタ(1955)(*)
ギリガイ[ちんぷんかんぷん](弦楽五重奏と管楽五重奏のための;1985)(#)
イン・メモリアム(フランク・パイスへのオマージュ;1961)(**)
ホアキン・クレルチ(ギター(+))
ヌエストロ・テンポ器楽合奏団(#)
キューバ国立交響楽団(#以外)
イバン・デル・プラド(指揮(*))
レオ・ブローウェル(指揮(+))
マヌエル・ドゥチェスネ・クサン(指揮(**))
録音:2004年5月、ハバナ(キューバ)、テアトロ・アウディトリウム・アマデオ・
ロルダン、
シンフォニー・ホール(*/+)
1987年(#)、1981年(**)、ハバナ、原盤:EGREM
キューバを代表する作曲家の一人グラマトヘス。「トマス・ルイス・デ・ビクト
リア・イベロアメリカノ音楽賞」の1996年度受賞者であると外装で謳われていま
すが、日本ではむしろ映画音楽の分野で知られているかもしれません。

SA01000 \2180
アルベルト・サルダ(1943-):室内オペラ「恵みの年」
ジュアン・カベロ(テノール:ダニエル)
ジュゼプ・ピエレス(バス・グロック)
グループ・シルクロ
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
録音:1996年10月4日、マドリード、アルベニス劇場、ライヴ

SA01001 \2180
ジュゼプ・スレル(1935-): サイコドラマ「ムリリョ」(1989)
イェジ・アルティシュ(バリトン)
ポール・コーティーズ(ヴィオラ)
アグスティ・ブルアク(ハルモニウム)
フォレデリク・ウォルト・クリャドゥ(ピアノ)
録音:1995年12月21日、初演ライヴ

SA01002 \2180
トマス・マルコ(1942-):オペラ「周遊旅行」(2000)
ピラル・フラド(ソプラノ:シレナ、アンティノー、エスシラ、カリブディス、
カリプソ、
シクロペ、シルセ、テレシアス)
マリア・ホセ・スアレス(メゾソプラノ:ペネロペ、オディセオ、ヌシカー、
ポリフェモ)
アルフォンソ・エチェバリア(バス:オディセオ、ペネロペ)
ブラームス協会合唱団
グループ・サックス・アンサンブル
ホセ・デ・エウセビオ(指揮)
録音:2002年9月29日、アリカンテ(スペイン)、プリンシペ劇場、
スペイン国営ラジオ放送

SA01007 \2180
ホセ・ルイス・グレコ(1953-):
モビミエント・ペルペトゥオ ダンスのための音楽
Movimiento Perpetuo(1995)
The Burning of the Great Liberty(1990)から Shoot-out at the Old Liberty
Line Up(1991)/Borderline Rendezvous(1992)から Traffic
ホセ・ルイス・グレコ 他不詳

SA01011 \2180
ロジェリオ(ロヘリオ)・グロバ(1930-):
バロック組曲「イントレス・ボレセス」(1978)
2つのヴァイオリンと弦楽のための古風な協奏曲ニ長調(1988)(*)
チェロと弦楽のための協奏曲第2番「願望」(2000)(+)
ジャビエル・セドロン(ヴァイオリン(*))
クララ・グロバ(チェロ(+))
ガリシア室内管弦楽団
ロジェリオ・グロバ・オテロ(ヴァイオリン(*)、指揮)
録音:2003年5月26-27日、サンティアゴ・デ・コンポステラ(スペイン)、
アウディトリオ・デ・ガリシア

SA01020 \2180
ホセ・アンヘル・ブエサと過ごす午後のひととき
ホセ・アンヘル・ブエサ(1910-1982)作詩:
遥かなる愛の歌(不詳:ロマンス(禁じられた遊び))
ばらの貴婦人(ジョアン・テイシェイラ:鐘の音)
真珠の貴婦人(カルカッシ:練習曲)
放棄の詩(カルドソ:ベネズエラのワルツ)
過失の詩(ナチョ・デ・ラ・ロサ:薄明かり)
帰還の詩(タレガ:涙)
秋の嘆き(シューベルト:セレナード)
失敗の詩(モレノ・トロバ:トリハの城)
悪い恋のバラード(ナチョ・デ・ラ・ロサ:悪い恋)
幻滅の詩(民謡:小さな家)
孤独な夜の歌(ソル:練習曲第15番)
罪の詩(スタンリー・マイヤーズ:カヴァティーナ)
詩の詩(カルドソ:ベネズエラのワルツ)
禁じられた恋の歌(バラケ:歌)
待ち時間の詩(ナチョ・デ・ラ・ロサ:待ち時間の歌)
花嫁の詩(リチャード・クレイダーマン:渚のアデリーヌ)
愛の始まりの歌(ビリー・ホリデイ:ブルー・ムーン)
許しの詩(フランシス・レイ:ある愛の詩)
物事の詩(ヘンデル:泣かせてください)
別れの詩(ナチョ・デ・ラ・ロサ:別れのワルツ)
アルフレド・アサバル(朗読)
ナチョ・デ・ラ・ロサ(ギター)
ギター演奏をバックに詩を朗読。

SA01081 \2180
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):カンタータ「ルルカンタク」(1997)
オルフェオン・ドノスティアラ(合唱)
ガリシア交響楽団
ビクトル・パブロ(指揮)
録音:1997年8月24日、サンセバスティアン(スペイン)、
ビクトリア・エウヘニア劇場、
スペイン国営ラジオ放送

SA01082 \2180
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):
静穏の海(2000)(*)/高地の協奏曲(1999)(+)
テネリフェ交響楽団(*)
ビクトル・パブロ・ペレス(指揮(*))
アシエル・ポロ(チェロ(+))
マドリード交響楽団(+)
ルイス・アントニオ・ガルシア・ナバロ(指揮(+))
録音:2001年4月1日、マドリード、国立音楽堂シンフォニー・ホール(*)

SA01083 \2180
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):聖ヤコブ歌曲集(全12曲)
テレサ・ベルガンサ(メゾソプラノ)
ガリシア王立フィルハーモニー管弦楽団
アントン・ガルシア・アブリル(指揮)
録音:2003年、サンティアゴ・デ・コンポステラ(スペイン)、
アウディトリオ・デ・ガリシア

SA01084 \2180
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):
ピアノ協奏曲(1966)
アンテケルエラの夜想曲(ピアノと弦楽合奏のための;1996)
レオネル・モラレス(ピアノ)
スペイン国立放送交響楽団
エンリケ・ガルシア・アセンシオ(指揮)

SA01085 2枚組 \3250
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):ピアノ作品集
ミランベル前奏曲集(全6曲)/ソナティナ
グアダルキビルのソナティナ
前奏曲とトッカータ/アラヤネスのバラード
レオネル・モラレス(ピアノ)

SA01086 2枚組 \3250
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):ピアノ伴奏歌曲集
子供の歌のコレクション(全10曲)/青春時代の2つの歌/2つのビリャンシコ
3つの子守歌/ガリシア語のテキストによる4つの歌/スペインの3つの歌
たとえあなたが海辺で暮らしていても/ベケリアナ
バルデモサの歌(全10曲)/アルト・ドゥエロの歌/3つの海の詩
マリア・オラン(ソプラノ)
チキ・マルティン(ピアノ)

SA01087 \2180
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):合唱作品集
孤独の歌(1989)/サルヴェ・レジナ(2004)(*/+)
テルエルの3つのポリフォニー(1998)/神秘的なカリグラフィー(1995)
婚礼の歌(1998)(+)/ひなげし(1973)/2つのビリャンセテ(1966)
ミニャ・サンティニャ(1985)/アラゴンの3つの水彩画(1998)(+)
われらの心にヴィジョンを抱け(1987)/アストゥリアスの3つの歌(1982)
「ラ・ピエタ」の歌(1977)(*/+)
マリア・オラン(ソプラノ(*))
セルバンテス合唱団
アシエル・ポロ(チェロ(*))
ロンドン交響楽団弦楽合奏団(*)
チャールズ・マシューズ(オルガン(+))
カルロス・フェルナンデス・アランサイ(指揮)
録音:2004年8月31日-9月3日、ロンドン、ハムステッド、聖ジュード教会

SA01088 \2180
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):
マルバロサ協奏曲(フルート、ピアノと弦楽合奏のための;2001)(*)
満潮の歌(弦楽合奏のための;1993)
組曲「ドゥルシネアのための歌と踊り」(管弦楽のための;1993)
マリア・アントニア・ロドリゲス(フルート(*))
アウトラ・ロペス(ピアノ(*))
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
アントン・ガルシア・アブリル(指揮)

SA01090 \2180
マヌエル・モレノ=ブエンディア(1932-):ギターと管弦楽のための作品全集
良き愛の協奏曲/ゴヤ風協奏曲
ガブリエル・エスタレリャス(ギター)
バレアレス交響楽団
エドモン・コロメル(指揮)
録音:パルマ・デ・マヨルカ音楽院ホール(スペイン)

SA01091 \2180
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):
満潮の歌/カデンツァ(*)/ヘメロスコピウム
エルンスト・コヴァチッチ(ヴァイオリン(*))
ベルリン放送交響楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
録音:1996年8月27日-9月3日、ベルリン、イエス・キリスト教会

SA01092 \2180
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):
序奏とファンダンゴ(ボッケリーニ原曲)(*)
21世紀のための喜びの詩篇(ソプラノと弦楽合奏のための)(+)
メモランダム(管弦楽のための)(#)
チェリビダキアーナ(管弦楽のための協奏曲(*)
マリア・オラン(ソプラノ(+))
ビクトル・マルティン(ヴァイオリン)
マドリード交響楽団
アントン・ガルシア・アブリル(指揮(*/+))
ミゲル・アンヘル・ゴメス・マルティネス(指揮(#))
録音:1992年8月28日、セビリャ(スペイン)、マエストランサ劇場、ライヴ(*/+)

SA01093 \2180
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):ギター協奏曲集
ムデハル協奏曲(1985)/アゲディアノ協奏曲(1976)
ソルへのオマージュ(4つの練習曲に基づく;1978)
ガブリエル・エスタレリャス(ギター)
マドリード交響楽団
アントン・ガルシア・アブリル(指揮)
録音:1993年5月21日、マドリード、国立音楽堂、ライヴ

SA01094 \2180
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):
バレエ「ジプシー娘」(セルバンテスの短編小説に基づく)
マドリード交響楽団
ルイス・アントニオ・ガルシア・ナバロ(指揮)
録音:1996年9月18日、マドリード、サルスエラ劇場

SA01099 \2180
素敵なマドリード娘
(フリオ・ドンセル・ロペス原案/ヘスス・ペニャス台本・監督)
チャピ:「人騒がせな娘」から 前奏曲
バルビエリ:「ラバピエスの床屋」から Como naci en la calle
アロンソ:「ラ・カレセラ」から Dice el rey que debo guardar
ビベス:「ドニャ・フランシスキタ」から ファンダンゴ
チュエカ:「年月は水のごとく去り」から Oiga uste, caballero
アロンソ:「人は私をうぬぼれ女と呼ぶ」から パサカリェ
ソロサバル:「ドン・マノリト」から !Viva Madrid!
ルナ:「ユダヤの子」から De Espana vengo
チュエカ:「エル・バテオ」から 前奏曲
モレノ・トロバ:「ラ・チャラポナ」から パサカリェ
チャピ:「エル・バルキリェロ」から Cuando esta tan hondo
チェカ:「水、カラメルと焼酎」から 前奏曲
ソロサバル:「一束のバラ」から No corte mas que una rosa
ソロサバル:「さらば、ボヘミアン生活」から Recuerdas aquella tarde
ブレトン:「パロマの前夜祭」から セギディリャ
チュエカ:「ラ・グランビア(大通り)」から チョティス
アロンソ:「ラス・レアンドラス」から Los Nardos
マリア・ホセ・モンティエル(メゾソプラノ)
フェルナンド・ギリェン(語り)
エウロリリカ合唱団
フィラルモニア管弦楽団
パスクアル・オサ(指揮、音楽監督)
録音:2004年9月30日、マドリード、王立劇場、ライヴ
サルスエラの名曲を素材に作り上げた舞台作品。

SA01186 \2180
キューバの舞曲、コントルダンス、ハバネラとダンソン
キューバの12のコントルダンス
ニコラス・ムニョス・サヤス、トマス・ブエルタ・イ・フロレス(1798-1851)、
ホセ・L・フェルナンデス・デ・コカ(1830-?)、
エンリケ・ゲレロ(1800頃-1889)作曲
3つのキューバ舞曲
セシリア・アリスティ(1856-1930)、ラウレアノ・フエンテス(1854-1927)作曲
ホルヘ・アンケルマン(1877-1941):6つのキューバ舞曲
ラファエル・パストル(1870-1947):3つのキューバ舞曲
カルロス・ファリニャス(1934-2002):
トリニタリア(ハバネラ)/日曜日のためのダンソン
ホセ・マリア・ビティエル(1954-):天使のハバネラ/架空のダンソン
アリシア・ペレア(ピアノ)
録音:2006年1月10-18、27-28日、ハバナ(キューバ)、アブダラ・スタジオ

SA01204 \2180
マヌエル・バルボア(1958-2004):ピアノ作品全集
間奏曲 Op.1/満月/どくろのワルツ/幕間と悪魔の踊り
アルバロ・コンキエロの記念に/悲歌夜想曲第3番
Cunha esquezida mistura de espellos/死者たちと夜の対話
地球は旅人(ソナタ第1番)/秘められた夜想曲
ウンベルト・クアグリアタ(ピアノ)
録音:2005年9月、アウディトリオ・コンデ・ドゥケ

SA01205 \2180
ディアボルス・イン・ムジカ2005 創立40周年記念演奏会
ジュゼプ・マリア・グイシュ(1967-):キャンバス(1995)
カルレス・ギヌバルト(1941-):ミシュラ(1972)
ベネト・カザブランカス(1956-):
六重奏のためのエピグラム(1990/1997/2001)
アグスティ・チャルレス(1960-):不安定な表面
ジュゼプ・マリア・メストレス・クアドレニ(1929-):星座(1995)
ジュゼプ・スレル(1935-):エドウィン・P・ハブル記念変奏曲
ジュアン・ギンジュアン(1931-):GCC-1979(1979)
ディアボルス・イン・ムジカ
ナチョ・デ・パス(指揮)
録音:2005年4月13日、バルセロナ、Residencia d'Investigadors、ライヴ

SA01210 \2180
ジョルディ・セルベリョ(1935-):
マドリード、3月11日(*)/光と影(*)
ある展覧会のための形(Jorge Wagenbergのアイデアによる)(+)
円,角,螺旋,渦巻,放物線,六角形,波,フラクタル
サンクトペテルブルク交響楽団
アレクシス・ソリアーノ(指揮)
録音:2005年10月10-11日、サンクトペテルブルク(ロシア)、
聖エカテリーナ教会(*)
2003年3月11-14日、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー大ホール(+)

SA01211 \2180
クラウディオ・プリエト(1934-):
交響曲第2番/愛の協奏曲(チェロと管弦楽のための)(*)
交響曲第3番「フリューベック交響曲」から アダージョ
ディミタル・フルナディエフ(チェロ(*))
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
パスクアル・オサ(指揮)
録音:2005年7月、マラガ(スペイン)

SA01251 \2180
マララビスタ
ビクトル・バリュス:組曲「酔った庭」(*)
ジュアン・マヌエル・セラト:地中海
マヌエル・デ・ファリャ:鬼火の踊り
セファルディム伝承歌/エントレドス編曲:さようなら、恋人/この山が正面に
ペプ・サラ/ビクトル・バリュス編曲:君に夢中
ビクトル・バリュス:彼はかつて人間だった
アストル・ピアソラ/エリザベス・ロマ編曲:天使の死
アストル・ピアソラ:来るべきもの
アントニオ・カルロス・ジョビン/エリザベス・ロマ編曲:
Eu sei que vou te amor
ビクトル・バリュス:感情の奇妙な踊り(ヴィラ=ロボスへのオマージュ)
ムサペレ/エントレドス編曲:テルヌラ
エントレドス
エリザベス・ロマ(ギター、歌) ビクトル・バリュス(ギター、打楽器)
キム・ウレ(フルート(*)) フランセスク・ピュチ(クラリネット(*))
シルビア・バリュス(歌(*))

SA01267 \2180
クラウディオ・プリエト(1934-):
ファンダンゴ(ソレルのファンダンゴの自由な再創造;1984)
スペイン2000(新千年紀の始まり;1999)
ドン・マヌエルへの前奏曲(1995)
頂上に向かって(大管弦楽のためのアダージョ;1996)
イベリア幻想曲(1993)
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
ホセ・デ・エウセビオ(指揮)
録音:2006年2月13-17日、マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
リハーサル・ホール

SA01280 \2180
ジュアキム・オムス(1906-2003):無伴奏混声合唱作品集
無伴奏混声合唱のためのミサ(1943)
アンティフォナ(Crucem tuam adoramus, Domine;1950)
6つのレスポンソリウム(1939-1951)
In monte Oliveti, Popule meus, Velum templi scissum est,
Tenebrae factae sunt, Jerusalem surge, Caligaverunt oculi mei
わが死において[En la meva mort](1966)
月とランタン(中国の2つの古詩;1982)/歌の力(民謡;1940)
6つのカタルーニャ伝承クリスマス・キャロル(1939)
マドリガル合唱団
ミレイア・バレラ(指揮)
録音:2005年11月5-6、19-20日、バルセロナ、SGAEグループ・カタルーニャ本部

SA01300 \2180
デルフィン・クルメ(コロメ)(1949-):ピアノ作品集
マイクロプレリュード第2番[Micropreludio No.2](1982)
神経症的音楽(1983)/シューベルトの主題による変奏曲(1993)
ソナタ(1995)/左手の黒魔術のように(1993)/舞曲(1996)
七人のダトゥ(2005)
ウンベルト・クアグリアタ(ピアノ)
録音:2006年11月27-28日、アルグエリェス芸術&技術センター・スタジオ

SA01304 \2180
ラファエル・ロドリゲス・アルベルト(1902-1979):ピアノ伴奏声楽作品集
ハインリヒ・ハイネのテキストによる歌(4曲;1925)
カルシガのトナダ(1932)/ロペ・デ・ベガの詩による歌(3曲;1935)
アントニオ・マチャドの詩による6つの歌(1950)/Lev&aacute;deme(1951)
ラ・マンチャの3つのビリャンシコ(1963)/ロサ・ニニャの喚起(1967)
遥かなる声(1978)/最後の声(1978)
マリア・ホセ・サンチェス(ソプラノ)
ホセ・ルイス・ベルナルド・デ・キロス(ピアノ)

SA01315 2枚組 \3250
ニン父子:器楽作品集
ホアキン・ニン・クルメル(1908-2004):
ピアノ協奏曲(1946)(+/#)
ディフェレンシアス(管弦楽のための変奏曲;1962)(#)
ファリャへのオマージュ(管弦楽のための;1990)(#)
スペインの古い3つの小品(管弦楽のための;1960)(#)
チェロ協奏曲(1962)(*/#)
ホアキン・ニン・カステリャノス(1878-1949):
スペイン組曲(*/+)/スペインの歌(*/+)
4つの注釈(*/+)/無伴奏チェロ組曲(*)
イアゴバ・ファンロ(チェロ(*))
ロサ・トレス=パルド(ピアノ(+))
セビリャ王立交響楽団(#)
アントニ・ロス=マルバ(指揮(#))
録音:2006年6月26-30日、セビリャ王立交響楽団ホール




<PNEUMA>
PN-1060 \2300
岸から岸へ アンダルシアの歌集(セファルディムとアラビア語の歌)
ブランカ・ニーニャ[色白の子供](セファルディム=アンダルシア)
モレニカ(セファルディム)/リ・ハビービ(アンダルシア)
Miragres Muitos(聖母マリアのカンティガ第122番)
トレ・ゼルマニカス・エラン(セファルディム)/アンタ・アフラ(アンダルシア)
火のカンティガ(セファルディム)/イェディ・クレー(セファルディム)
コルト・ヤ・アシア(アンダルシア)/アルタ・エス・ラ・ルナ(セファルディム)
ハコ(セファルディム)/Des oge(聖母マリアのカンティガ第1番)
サミラ・カディリ(歌)
アンサンブル・アラベスク
ナビル・アクビブ(ヴァイオリン、指揮) 
モハメド・ロチディ・ムファレジ(カーヌーン)
イハム・ズベイリ(ウード) ムスタファ・アハカム(ナイ)
アブデリラー・デムナティ(チェロ)
モハメド・ハリフィ(打楽器:タル、デルブカ、ベンディール)
スペイン系ユダヤ人の伝承歌(ラディノ語による)とアンダルシアのアラビア語の
歌を中心に、アルフォンソ10世編纂のカンティガを挿入したアンダルシア歌集。
歌っている女性歌手サミラ・カディリは、モロッコのテトゥアンやタンジールで
伝統音楽のディレクターも務める音楽家。タイトルの「岸から岸へ」とは、セ
ファルディムとアラブ・アンダルシア音楽、またセファルディム文化が興った
西地中海のスペイン-マグレブと、レコンキスタ後に離散して行った東地中海(ギ
リシア、トルコ、バルカン、シリア)の双方をイメージしているようです。セ
ファルディムの歌とアラブ・アンダルシア音楽が分離せず見事にブレンドされた
演奏。(近藤博隆)

PN-1070 \2300
アラルコスの骨笛 ハゲタカの翼骨製の笛による12-13世紀のメロディー
トルヴェールのメロディ:戦いの前に/グアディアナ川/ハゲワシの飛行
ラインバウト・デ・バケイラス(?-1180-1205-?):新鮮な風、戦いの後に
ナバラ王テオバルド1世(シャンパーニュ伯ティボー4世;1210-1253):良き愛
カスティリャ王アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:
聖母マリアのカンティガ第322番「カラトラバの忠告」
コロン・ド・ベテュヌ(1155頃-1219/1220):
アルカサバ、アルフォンソ8世はアラルコスを失う
ナバラ王テオバルド1世:眠っている間、夢の中で
ナバラ王テオバルド1世/獅子王リチャード1世(1157-1199):
ハゲタカの翼、ライオンの心
エドゥアルド・パニアグア
(ハゲタカの骨製縦笛、プサルテリウム、ダルブガ、手拍子、水音)
ハイメ・ムニョス(ハゲタカの骨製三穴横笛、長太鼓)
ダビド・マヨラル(カンタラ、ダルブガ、太鼓、タンバリン)
珍しい骨笛(三穴横笛はアラルコスで見つかったものの複製)で、アラルコスの
戦い(1195年、スペイン、キリスト教徒軍とイスラム教徒軍の戦い)をテーマとし
た音楽を綴るという企画。収録曲のタイトルはいずれも原曲とは異なります。

PN-1080 \2300
ブルゴスのカンティガ
アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:「聖母マリアのカンティガ集」から
第242番「カストロヘリスの石切り工」
第249番「カストロヘリスの石切り工の転落」
第266番「カストロヘリスの木製の梁」
第373&267番「カンタブリア海の波間」(器楽)
第252番「カストロヘリスでの砂からの救出」
第361番「ラス・ウエルガス修道院の像」
第303番「ラス・ウエルガス修道院で少女に」
第274番「ブルゴスの修道士」
ムシカ・アンティグア
セサル・カラソ(歌、ビオラ) ルイス・アントニオ・ムニョス(歌、フィドル)
サムエル・クルス(カウンターテナー) ハビエル・コブレ(手回しオルガン、鐘)
フェリペ・サンチェス(中世ギター、シトラ、ビウエラ・デ・ペニョラ)
ハイメ・ムニョス(ボンバルダ、シャリュモー、アハベバ、カラモ、フラビオル)
ダビド・マヨラル(ダルブガ、ドゥンベク、ダフ、タンバリン、カンタラ)
エドゥアルド・パニアグア
(プサルテリウム、カーヌーン、リコーダー、太鼓、タール、銅鑼)
エドゥアルド・パニアグア(指揮)
録音:2008年、マドリード、Axis

PN-1090 \2300
ドイツのカンティガ
アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:「聖母マリアのカンティガ集」から
第14番「ケルンの聖ペーター修道院のドミニコ会修道士」
第42番「指輪と彫像」/第294番「ドイツ人のいかさま師の女がプーリアで」
第149番「聖体の秘蹟を疑う者」/第95番「隠者アルバン伯」
ムシカ・アンティグア
ハビエル・コブレ(手回しオルガン、鐘) 
フェリペ・サンチェス(ビウエラ・デ・ペニョラ)
ハイメ・ムニョス(ボンバルダ、シャリュモー、アハベバ、カラモ)
ダビド・マヨラル(ダルブガ、ドゥンベク、カンタラ、タンバリン、鈴)
エドゥアルド・パニアグア
(プサルテリウム、カーヌーン、リコーダー、太鼓、タール、ナカラス)
セサル・カラソ(歌、ビオラ) ルイス・アントニオ・ムニョス(バリトン)
サムエル・クルス(カウンターテナー)
エドゥアルド・パニアグア(指揮)
録音:2008年、マドリード、Axis

PN-1110 \2300
アル・アンダルースの宝庫 11-12世紀、タイファ諸王国の古典音楽
挨拶の答え(モロッコのアンダルシア音楽 Qaim ua nisf Ram al Maya)
私の心を捕らえたのは誰(モロッコのアンダルシア音楽 Basit Isbihan)
驚嘆すべき夜
(モロッコのアンダルシア音楽 Leilum hadzib. Betayhi Garibat al Husein)
バシュラフ・サマーイ(トゥネスのアンダルシア音楽)
勝利の王国の到来(モロッコのアンダルシア音楽 Quddam Iraq)
預言者は首飾りの真珠(モロッコのアンダルシア音楽 Basit Ram al Maya)
私の心が行ってしまう、愛しい人よ
(トゥネスのアンダルシア音楽 アブラハム・イブン・エズラのハルチャ)
神は素晴らしい(モロッコのアンダルシア音楽 Darch Ram al Maya)
全ての恋人たち(モロッコのアンダルシア音楽 Betayhi Ram al Maya)
私は訪問を希望(トゥネスのムワッシャハ Zarani muniati)
光は神の玉座に昇る (モロッコのアンダルシア音楽 Quddam Ram al Maya)
最高の恋人(モロッコのアンダルシア音楽 Qaim ua nisf Ram al Maya)
カモシカの牧者(シリア、アレッポのモアッシャハ Ya rai)
その夜、私は分別を取り去った
(モロッコ、スーダンのアンダルシア音楽 Laila)
ムシカ・アンティグア
ハイメ・ムニョス(ナイ、カヴァル、アハベバ、カラモ、キリミア、ガイタ)
ダヴィッド・マヨラル(カンタラ、ダルブガ、タンバリン、ダフ、タール、レク、
コーラス)
エドゥアルド・パニアグア(カーヌーン、ファル、笛、キリミア、デルブカ、
コーラス)
ワフィル・シャイケルディヌ(歌、アラブ・リュート、デルブカ)
セサル・カラソ(歌、フィドル) フェリペ・サンチェス(シトラ、リュート)
共演:ルイス・アントニオ・ムニョス(フィドル) 
ホタ・マルティネス(ハーディガーディ)
エドゥアルド・パニアグア(指揮)
録音:2008年
レコンキスタが始まる前のイベリア半島の音楽状況を再現した演奏内容。タイ
ファとは、かつてイベリア半島に存在したイスラム教諸王国およびその君主を
指す語で、1031年、後ウマイヤ朝が滅亡した後に生まれた、アラビア語で「分立
している集団」「部族集団」等を意味する「ターイファ」に由来する名称。トゥ
ネスとは紀元前4世紀にチュニスの地に存在した古代都市トゥネス(Thunes)で、
国名のチュニジアはトゥネスが転訛したもの。因みにアンダルスの語源は、ロー
マ帝国末期にヨーロッパ中央部に侵入し、北アフリカのカルタゴを中心にヴァン
ダル王国を建国したゲルマン人の一派ヴァンダル人(アラビア語ではアル・アン
ダリーシュ)の名前が訛って変化したものと考えられています。7曲目のハルチャ
(Jarcha)とは、アラビア語の長詩モアシャッハの末尾に付された短詞のことで、
多くは女性の心を歌っています。(近藤博隆)

PN-120 \2300
アルアンダルスの庭
チュニジアのマルーフとムワッシャハの伝統における
中世セビリャのアラブ・アンダルシア音楽
Las Noches del Encuentro(ライリ・アル・ワスル;ムワッシャハ)
Consoladme(ウードのタクシーム)
Consoladme: Ninas al Alba(ウアッダアウニ;チュニジアの歌)
El Nacimento del Profeta(タリラトゥ・アル・ワティア;チュニジアの歌)
Beyati(ベヤーティ旋法のウード・タクシーム)
Bashraf Samai Asba'ayn(ヌーバ・アスバアインの器楽前奏曲;マルーフ)
Eh Chicas, Mi Corazon Emocionado y Dolorido(チュニジアの歌)
Traje Verde de Washy(ウードのタクシーム)
Me Visito Mi Amado(ザラーニ・アル・マフバブ;ムワッシャハ)
La Chica Soltera(タリラトゥ・アル・アルサ;チュニジアの歌)
Bashraf Samai Sika(ヌーバ・スィカーの器楽前奏曲;マルーフ)
El Alba(ウードのタクシーム)
Nana Andalusi
(ニンニ・ニンニ・ジャハーヌム;チュニジアのアンダルシア発祥の地の歌)
Despedidme(ウードのタクシーム等)
ムシカ・アンティグア
ワフィル・シェイク(ウード[リュート]、スイセン、ビオラ、ダルブガ、
タール、手拍子)
ハミラ・ガルミ(歌、手拍子)
ルイス・デルガド(カンタラ、ナカラト、ダルブガ、タンバリン、タール、
カラケブ、手拍子)
エドゥアルド・パニアグア(ファル[カスバ]、ナイ、カラモ、ベンディール、
タンバリン、
アグアル、タール、銅鑼、ダルシマー、カラケブ、アホルカ、手拍子)
録音:1997年、トレロドネス(スペイン)/1998年、ウルエニャ(スペイン)
北アフリカのチュニジアに残る中世セビリァ起源のアラブ・アンダルス系音楽
(マルーフとムワッシャハ)の演奏。曲によってはフラメンコに見られるパルマ
(手拍子)などを取り入れ、スペインのリズムを強調した面もあります。
(近藤博隆)

PN-130 \2300
ジクルとサマア アンダルスのスーフィー音楽
第1部 イフティターヒッヤー(前奏曲)
第2部 トゥブ(旋法):グリブト・ル・ハスィン、グリバ・ムハッララ、スィカー
第3部 アル・イマーラ、法悦またはトランスのスーフィー・ダンス
トゥブ(旋法):
アル・ヒヤーズ・アル・マシュリキ、ラムル・ル・マーヤ&ハムダーン
アル・シューシュタリー
オマル・メティウイ(指揮)
録音:タンジェ(モロッコ)、バリャドリド県ウルエニャ(スペイン)
ジクルとサマアはイスラーム神秘主義のスーフィー儀礼の中で歌われる宗教声楽
の重要な形式で、中東各地域に同名で存在しますが、ここではアンダルス音楽の
色彩で染め上げられた両ジャンルの独唱や合唱が聞かれます。「ラー・イラーハ
・イッラー・ラー(アッラーの他に神はなし)」の文句が繰り返されるのが中東一
帯のジクルの典型的イメージ。仏教の念仏やキリスト教の連祷のイメージに近い
と言えば、当たらずとも遠からずでは。アラブ古典声楽のムワッシャハやマウワ
ルを間に挿入しながらも、スーフィー音楽の特色を付加した演奏になっていま
す。(近藤博隆)

PN-140 \2300
エル・シドのロマンス
ロドリゴ、父のところに来る/ロドリゴの勇敢さ
ヒメナ、フェルナンド王に乞う/エル・シド、サンティアゴへの巡礼に行く
レル・シド、アブダラに敗れる/ヒメナ、産婦のミサに行く
ドン・サンチョ、サモラ近く/ベリド・ドルフォスの裏切り
ディエゴ・オルドニェス、サモラに挑む
アリアス・ゴンサロ、息子エルマンを埋葬する/サンタ・ガデアの宣誓
エル・シドの追放/エル・シド、正義を求める/エル・シドの遺言
ホアキン・ディアス(歌、ギター)
ヘルマン・ディアス(ハーディガーディ)
ルイス・デルガド
(鍵盤オーボエ、長太鼓、角笛、鍵盤チェロ、中世リュート、トロンバ・マリー
ナ)
録音:1999年、バリャドリド県ウルエニャ(スペイン)
スペインの英雄エル・シド(本名ロドリゴ・ディアス)の物語から、スペイン・ト
ラッドの大物ディアスが年代順に抜粋し、カスティリャ地方の伝承旋律とオリジ
ナルの作曲によってロマンス組曲に仕立てたアルバム。

PN-150 \2300
アル・アンダルシアのアル・アーラ
I ヌーバ・アル・ヒジャーズ・アル・マシュリキ
ブギャ/トゥーシア1/インシャード1/トゥーシア2/トゥーシア3
トゥーシア4/インシャード2/トゥーシア5/トゥーシア6
インシャード3/トゥーシア7
II ヌーバ・イラク・アル・アヤム
ブギャ/トゥーシア/インシャード4(ミザーン・ブタイヒ)
サナア・フティントゥ・ミン・ナズラ/ ウードのタクシーム
サナア・ヤー・カウミ・ハヤルニ/サナア・カルビ・マン・ユリダク
マウワル・ティー・ダララン/サナア・サキルナ・ワ・タブ・シュルブナ
サナア・ヤ・ワルダ・ッザワン/サナア・カドゥル・ル・カラム
オマル・メティウイ・アンサンブル
録音:タンジェ(モロッコ)、バリャドリド県ウルエニャ(スペイン)
モロッコの古典音楽で、アーラとはサマーウ(またはアッサマー、宗教音楽の意)
に対する世俗音楽を指す言葉で、同時に楽器も意味します。本作で登場するトゥ
ーシアやブギャは、アーラを構成する代表的な楽曲形式。ヌーバ・アル・ヒジャ
ーズ・アル・マシュリキの中のマシュレクは「東」の意味、ヒジャーズ(スペイ
ン語の綴りではヒヤーズ)は聖地メッカのある地方名なので、遥か東にあるイス
ラームの聖地をイメージしている旋法と思われます。ブギャはフリーリズムの器
楽曲で曲の冒頭に置かれ、続くトゥーシアは拍節のある器楽曲。ヒジャーズ・ア
ル・マシュリキを構成する7つのトゥーシアの間に挿入されるインシャードは声
楽曲で、新しい音楽の要素を導入します。イラク・アル・アヤムに出てくるサナ
アとは歌の意味で、サナア以下がアラビア語のタイトル名。(近藤博隆)

PN-160 \2300
アンダルス音楽 ラバト楽派
ムシャリッヤ・リ・クビラ(*)/ヌーバ・アル・イスティフラル(+)
ヌーバ・ラスト、ミザーン・ブタイヒ(#)
ラムル・ル・マーヤのヴィオラ・タクシーム
モロッコ放送楽団
ムライ・アフメド・ルキリ(指揮)
録音:1958年(#)/1959年(+)/1962年(*)
アラブ・アンダルス楽団の歴史的録音。モロッコの首都ラバトの名を冠するこの
流派は、1909年フェズ生まれのリーダー、ルキリが創設者。この盤の監修は、彼
らのアンダルス音楽の後輩オマル・メティウィ。古えのアンダルス音楽の典雅な
響きを堪能する一枚。(近藤博隆)

PN-190 \2300
フェズ楽派
ミザーン・クッダム・アル・マーヤ/インシャード、ムハメド・ジサースィ・
タブ
マウワル、ムハメド・ジサースィ・タブ(ラムル・ル・マーヤ旋法)
オルケスタ・ブリヒ
アブデルカリム・ライス(指揮)
録音:1960年(*)
アブデルカリム・ライス(1912-1996)はモロッコ、フェズのアンダルシア音楽の
巨匠。雅やかで引き締まったアンサンブルの演奏は、実に華があります。
(近藤博隆)

PN-200 \2300
アル・アンダルスの神秘主義
I ハッラーキヤー同砲団のイスラーム神秘主義の歌
クッリ・フ・ウユーダク(わが主よ),
スカーニ・ハドゥ・ル・ムダム・ヤー・ウッシャーキ
マウワル、ワ・アフサヌ・アフワーリー
トゥリド・ヤー・フカッヤル,アン・ハワクム・カイファ・アンサリフ,
ヤー・ウハイラ・ル・ヒマー,ムタカーリブ アッラーフ・マー・サッリ
II アス・サマー(*)
アザーン/コーラン朗唱、バカラ(雌牛)章 285-286節
アル・マウリディッヤー/ヤダ・ビ・ル・ウィサル
アタリキ・サヒラ・ル・ラヤーリ/マウワル ブー・ビ・ル・ガラミ
モハメド・ベッラク、ハサン・アジャル、アブデッセラム・エル・アムラニ
(独唱(*))
アル・シューシュタリー
オマル・メティウイ(指揮)
録音:タンジェ(モロッコ)、バリャドリド県ウルエニャ(スペイン)
コーラン朗唱のムアッジン含む9人ほどの歌唱と、ウード、ナイ、ヴァイオリン、
ベンディール他の伴奏。アンダルス音楽とマグレブのスーフィー音楽の接点が窺
える作品。ペルシア起源のシューシュタリーという語が、アンダルスでも聞ける
点に興味深いものがあります。(近藤博隆)

PN-230 \2300
アルハンブラの詩
イブン・ザムラク(1333-1393)作詩:
Palacio de Comares / Palacio de los Leones
エル・アラビ・セルギーニ・モハメッド(歌、ヴィオラ、ダルブガ)
ジャマル・エッディン・ベン・アラル(ヴァイオリン)
エドゥアルド・パニアグア(笛、カーヌーン、他)
ラルビ・アクリム(ラウード)
ルイス・デルガド(ラウード・アンダルスィ、ダフ、ブザク・アルビー、ダルブ
ガ、他)
録音:2000年4-5月、バリャドリド県ウルエニャ(スペイン)
イスラム王朝下の中世スペインのアルハンブラ宮殿で流れた音楽を想像させる内
容。音楽は典雅なアラブ・アンダルシア音楽。詩は2部構成。アラビア語歌詞と
アルハンブラの細部の写真入り解説の美しさは特筆もの。(近藤博隆)

<UNIVERSAL MUSIC SPAIN Archiv Produktion>
0028947668725 \3250
【高価格帯】
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):作品集 Vol.1
勝利のミサ&4声のレクイエム
来たれ、聖霊よ[Veni Sancte Spiritus](セクエンツィア;8声)
勝利のミサ[Missa pro Victoria](9声)
バビロンの流れのほとりに[Super flumina Babylonis](詩篇;8声)
死者のためのミサ(4声のレクィエム)[Missa pro Defunctis]
日々罪を犯す私を[Peccantem me](レスポンソリウム;4声)(*)
私は信じる、贖い主は生きておられると[Credo quod Redemptor]
(レスポンソリウム;4声)(*)
アンサンブル・プルス・ウルトラ
マイケル・ヌーン(指揮)
録音:2008年1月16-18日、ケンブリッジ(イギリス)、チェスタートン、
聖ジョージ教会
ビクトリアの没後400年にあたる西暦2011年に合わせ全10巻完結を目指して進行
中のシリーズ第1弾。マドリード貯蓄銀行文化財団をスポンサーとする「黄金時
代シリーズ(Los SIGLOS de ORO)」プロジェクトの一環で、発売元はスペイン
UNIVERSAL(ローカル)となっています。
スペイン・ルネサンスの最重要作曲家ビクトリアのレクィエムといえば「死者の
ための聖務日課集」に収められた6声の作品(1605年出版)が圧倒的に有名であり
数々の名盤も存在しますが、もう一つのレクィエムはその音楽的価値に比べて不
当と言えるほど録音の機会に恵まれませんでした。この4声のレクィエム(1583年
出版)は6声のレクィエムに比べると演奏時間も規模も小さくやや古風で地味では
ありますが、ビクトリアらしい魅力に欠けることはありません。むしろその簡潔
にして清楚な音楽に6声のレクィエムに勝る魅力を感じるリスナーも少なくない
でしょう。古楽ファンでなくとも合唱に興味がある方にはぜひともおすすめした
い佳曲です。なお、(*)は1592年の再版の際に追加された楽曲。ジャヌカン作曲
の「戦争」(1528)に基づく「勝利のミサ」はレクィエムとはまったく性格を異に
する祝典的作品で、コルネット(ツィンク)とサックバットも演奏に参加。全体を
通して、スペイン・ルネサンス音楽のスペシャリストであるマイケル・ヌーン&
アンサンブル・プルス・ウルトラによる演奏は文句無しです。Vol.1-4すべて解
説はスペイン語と英語、歌詞は原語とスペイン語訳、英語訳をブックレットに
記載。

0602517795211 \3250
【高価格帯】
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):作品集 Vol.2
エレミヤの哀歌
まことに私たちの弱さを[Vere languores nostros](モテット;4声)
ヘブライの子らは[Pueri Hebraeorum](アンティフォナ;4声)
エレミアの哀歌が始まる[Incipit lamentatio]
(聖木曜日の第1レクツィオ;4声)
乙女シオンより去り[Vau. Et egressus est](聖木曜日の第2レクツィオ;4声)
敵は手を伸ばし[Jod. Manum suam](聖木曜日の第3レクツィオ;5声)
おお、主イエス・キリストよ[O Domine Jesu Christe](モテット;6声)
主は滅ぼそうと定め[Heth. Cogitavit Dominus]
(聖金曜日の第1レクツィオ;4声)
幼子は母に言う[Lamed. Matribus suis](聖金曜日の第2レクツィオ;4声)
私は知る者「Aleph. Ego vir](聖金曜日の第3レクツィオ;5声)
おお、あなたがた道行くすべての者よ[O vos omnes](レスポンソリウム;4声)
主の慈しみは尽きず[Heth. Misericordiae](聖土曜日の第1レクツィオ;4声)
なにゆえ黄金は光を失い[Aleph. Quomodo obscuratum]
(聖土曜日の第2レクツィオ;4声)
エレミヤの祈祷が始まる[Incipit oratio Jeremiae]
(聖土曜日の第3レクツィオ;6声)
アンサンブル・プルス・ウルトラ
マイケル・ヌーン(指揮)
録音:2008年1月16-18日、ケンブリッジ(イギリス)、チェスタートン、
聖ジョージ教会
ビクトリアの偉業「聖週間の聖務日課集」(1585年出版)に収められた名曲「エレ
ミヤの哀歌」。ビクトリア自身の監修によるこの作品の写本がバチカンに所蔵さ
れており、当盤はその譜面を使用した世界初の録音です。

0028947632924 \3250
【高価格帯】
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):作品集 Vol.3
トレドの写本によるミサとマニフィカト
ミサ・ガウデアームス[Missa Gaudeamus]
(ミサ「歓喜せよ」;モラレスの「Jubilate Deo」に基づく;6声)
マニフィカト第8旋法(4声)/私は水を見た(アンティフォナ;4声)
ミサ・アヴェ・マリス・ステラ[Missa Ave maris stella]
(ミサ「めでたし海の星」;4声)
アンサンブル・プルス・ウルトラ
マイケル・ヌーン(指揮)
録音:2008年8月7-10日、ケンブリッジ(イギリス)、チェスタートン、
聖ジョージ教会
スペインのトレド大聖堂に所蔵されている写本に収められた譜面を使用した録音。
「ミサ・ガウデアームス」はモラレス作曲の「神に向かいて歓呼せよ(Jubilate
Deo)」に基づく作品。

0028947634669 \3250
【高価格帯】
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):作品集 Vol.4
聖母マリアのミサと聖母のためのモテット集
アヴェ・マリア[Ave Maria](8声)
私は美しい人を見た[Vidi speciosam](6声)
喜べ、処女マリアよ[Gaude Maria virgo](5声)
聖母マリアのミサ[Missa de Beat Virgine](5声)(*)
何と美しいことか[Quam pulchri sunt](4声)
聖なるマリアよ、救いたまえ[Sancta Maria](4声)
あなたの後をついて行かせてください[Trahe me post te](6声)
マニフィカト第1旋法(4声)(*)
最も聡明なる処女[Virgo prudentissima](グレゴリオ聖歌;アンティフォナ)(*)
祝福あれ、処女マリアよ[Beata es Virgo](4声)
アンサンブル・プルス・ウルトラ
マイケル・ヌーン(指揮)
録音:2008年8月14-17日、ケンブリッジ(イギリス)、チェスタートン、
聖ジョージ教会
(*)はVol.3と同じトレドの写本に収められた譜面を使用した録音。

0028947661467 \3250
【高価格帯】
フアン・クリソストモ・デ・アリアガ(1806-1826):弦楽四重奏曲集
第1番ハ短調/第2番イ長調/第3番変ホ長調
モザイク弦楽四重奏団
エーリヒ・ヘーバルト、アンドレアス・ビショフ(ヴァイオリン)
アンタ・ミッテラー(ヴィオラ) クリストフ・コワン(チェロ)
録音:2006年9月1-7日、マドリード王宮、クリスティナ王妃の間
こちらもマドリード貯蓄銀行文化財団をスポンサーとする「黄金時代シリーズ
(Los SIGLOS de ORO)」プロジェクトの一枚。スペインの夭逝作曲家アリアガ
(アリアーガ)の弦楽四重奏曲をピリオド楽器による本格的演奏で楽しめます。
解説はスペイン語と英語をブックレットに記載。



<UNIVERSAL MUSIC SPAIN Deutsche Grammophon>
0028947664604 \3250
【高価格帯】
イラリオン・エスラバ(1807-1878):ミゼレーレ(1835)
ホセ・ブロス(テノール)
フラビオ・オリベル(カウンターテナー)
カルロス・アルバレス(バリトン)
ヘスス・マヌエル・カルニセロ、アントニオ・サンス
(ボーイソプラノ[エル・エスコリアル王立修道院聖歌隊ソリスト])
ラ・マエストランサ劇場アソシアシオン・デ・アミゴス合唱団
セビリャ王立交響楽団
ルイス・イスキエルド(指揮)
録音:2007年9月3-8日、セビリャ(スペイン)、アポロ・ホール
イラリオン・エスラバはセビリャ大聖堂楽長、マドリード王室礼拝堂楽長、マド
リード音楽院教授等を務めた作曲家・音楽著述家で、スペインにおけるオペラの
普及・発展にも尽力しました。収録の「ミゼレーレ」(1833年作曲のもう一曲の
ミゼレーレに対して「大ミゼレーレ(Miserere grande)」とも呼ばれる)は彼の代
表作。聖週間にセビリャ大聖堂で長く歌い継がれてきました。外装・ブックレッ
ト表記はスペイン語のみ。




<AUDUOVISUALS DE SARRIA>
5.1734 \1850
カール5世の時代の教会音楽
トマ・クレキヨン(1480/1500-1557?):
ミサ「Se dire ie l'osoie」(5声)から キリエ,サンクトゥス
アドリアン・ヴィラールト(1490-1562):
主がシオンの捕われ人を[In convertendo](8声)
フアン・デ・アンチエタ(1462頃-1525):
私を解き放ちください、主よ[Libera me, Domine](4声)
主、イエス・キリストよ[Domine Jesu Christe](4声)
主よ、私たちの罪により[Domine, non secundum peccata nostra](3声)
クリストバル・デ・モラレス(1500-1555):
よりよく正そう[Emendemus in melius](5声)
食べる前に私はため息をつく[Anmtequam comedam suspiro](4声)
死のうめき声が私を取り巻く[Circumdederunt me gemitus mortis](5声)
メルチョル・オブレド(1510頃-1586):
サルヴェ・レジナ[Salve Regina](6声)
主、イエス・キリストよ[Domine Jesu Christe](4声)
ベネディクトゥス・ドゥツィス(1490頃-1544):
神よ、憐れみたまえ[Es wollt uns Gott]
ループス・ヘリンク(1496-1541):
キリストは死の絆につかれた[Christ lag in Todesbanden]
オルランドゥス・ラッスス(1532-1594):
シビラの予言[Prophetiae Sibyllarum]から リビアの巫女,デルフィの巫女
カピリャ・プリンシペ・デ・ビアナ
アンヘル・レカセンス(指揮)
録音:2000年4月29日、5月1日、ゲント(ベルギー)、司教区神学校
神聖ローマ帝国皇帝カール5世(1500-1558、在位:1519-1556/スペイン国王カル
ロス1世として在位:1516-1556)の時代の教会音楽。カピリャ・プリンシペ・デ・
ビアナはアンヘル(指揮者)とアルベルト(音楽学者)のレカセンス父子により
1994年に創設された古楽専門演奏団体で、2005年にラ・グランド・シャペルへ
発展する形で解消されました。




<ARS INCOGNITA>
INCOGNITA 0011 \2180
ホセ・マリア・ゴイコエチェア(1924-):EVOCACIONES
喚起[Evocaciones](ピアノのための;1958)
マイア・トゥルリョルス(ピアノ)
五重奏 1924-2-34(管楽五重奏のための;1980)
パブロ・ソロサバル管楽五重奏団
独白(クラリネットのための;1987)
エミリオ・チリベリャ(クラリネット)
解放(ヴァイオリンのための;1987)
アンジェロ・ヴィエンニ(ヴァイオリン)
白百合(声楽アンサンブルのための;1997)
パウラ・カボデビリャ(ソプラノ) アレヒア・フンカル(メゾソプラノ)
ミゲル・メディアノ(テノール) シモン・アンドゥエサ(バリトン)
アルガ(声楽アンサンブルのための;2000)
マリマル・オラベリ(メゾソプラノ) ホセ・ルイス・ヒメネス(テノール)
パブロ・ガヌサ(バリトン)
オフェルトリウム1(オルガンのための;2002)
オフェルトリウム2(オルガンのための;2002)
ラウル・デル・トロ(オルガン)
Makildantza(ピアノのための;1999)
マイア・トゥルリョルス(ピアノ)
ソナタ・アンビエンタル第1番(オルガンのための;1999)
ラウル・デル・トロ(オルガン)
ソナタ・アンビエンタル第2番(オルガンのための;1999)
ホセ・ルイス・エチチピア(オルガン)
録音:マドリード、パンプロナ(スペイン)
ホセ・マリア・ゴイコエチェアはナバラ県ベラ・デ・ビダソアに生まれたスペ
イン・バスクの作曲家。同じくバスクの作曲家であるドノスティア神父(1886
-1956)やヘスス・グリディ(1886-1961)の後継者に位置付けられています。



<BLUE MOON>
BMCD 7507 \2180
アマデオ・ビベス(1871-1932):サルスエラ「ボヘミアン」(抜粋)
ビクトリア・ラシオネロ、マルコス・レドンド、
ソフィア・ベルヘル、他(キャスト)
ヘネラル合唱団 管弦楽団 アントニオ・カプデビラ(指揮)
録音:1931年、バルセロナ
エンリケ・ダニエル:サイネテ「電話交換手パカ」(抜粋)
アンパロ・サウス、他(キャスト)
合唱団&管弦楽団 デモン(指揮)
録音:1930年、マドリード
デモン&パスカル・ゴデス:サイネテ「映画のチケット」から マズルカ、チョ
ティス
デモン・ジャズ楽団
録音:1931年、マドリード

BMCD 7510 \2180
ヘスス・ガルシア・レオス(1905-1952):
サルスエラ「エル・カンディルの公爵夫人」(抜粋)
セリア・ランガ、アナ・マリア・イリアルテ、エステバン・レオス、
マヌエル・アウセンシ(キャスト)
合唱団 交響楽団 ヘスス・ガルシア・レオス(指揮)
ホセ・セラノ(1873-1941):サイネテ「カーネーション」(抜粋)
アンパロ・ロモ、アンパロ・アルビアク、ビセンテ・シモン、
アントニオ・パラシオス(キャスト)
合唱団 管弦楽団 不詳(指揮者)

BMCD 7537 \2180
フアン・ドトラス・ビラ(1900-1978)&デモン:
サルスエラ「コスモポリス」(抜粋)
ブランキタ・スアレス、ロベルト・ウゲッティ(キャスト)
ヘネラル合唱団 管弦楽団 フアン・ドトラス・ビラ、デモン(指揮)
録音:1928年、バルセロナ
マヌエル・マルティネス・ファイハ(1892-?):
ピエサ「Que Se Mueran Las Feas!」(抜粋)
ブランキタ・スアレス、アンパロ・サラ、コンチタ・レイ、
アンパロ・タベルネル、エドゥアルド・ゴメス(キャスト)
ヘネラル合唱団 管弦楽団 マヌエル・マルティネス・ファイハ(指揮)
録音:1929年、マドリード
パブロ・ルナ(1880-1942):サルスエラ「遊女ロハナ」(抜粋)
アンパロ・ミゲル・アンヘル、他(キャスト)
コミコ劇場合唱団 管弦楽団 パブロ・ルナ(指揮)
録音:1927年、バルセロナ
クララ:サルスエラ「エウレカ」(抜粋)
アンパロ・ミゲル・アンヘル(キャスト)
合唱団 管弦楽団 不詳(指揮者)

BMCD 7548 \2180
Bフアン・キンテロ&ホセ・マリア・イルエステ:レビュー「ヨラ」(抜粋)
セリア・ゴメス、アルフォンソ・ゴダ(キャスト)
コロンビア管弦楽団 フアン・キンテロ(指揮)
録音:1941年
フェルナンド・ガルシア・モルシリョ(1916-2002)、
ホセ・マリア・イルエステ:レビュー「強制休暇」(抜粋)
セリア・ゴメス、カルロス・カサビリャ、ラモン・セブリア、
オルビド・ロドリゲス(キャスト)
マドリード・アルカサル劇場管弦楽団 ベンリョク(指揮)
録音:1946年

BMCD 7551 \2180
アマデオ・ビベス(1871-1932):サルスエラ「フラメンコ」(抜粋)
セリカ・ペレス・カルピオ、ペペ・ロメウ、ヘスス・ナバロ、
エドゥアルド・マルセン、トリニ・アベリ(キャスト)
合唱団 管弦楽団 不詳(指揮)
録音:1929年、マドリード
アマデオ・ビベス:サルスエラ「ボヘミアン」
エリサ・デ・フランコ、アンパロ・ロモ、テレサ・マグリニャ、
ティノ・フォルガル、ラファエル・ディアス、他(キャスト)
合唱団 管弦楽団 コンコルディオ・ヘラベルト(指揮)
録音:1931年、バルセロナ




<B VOCAL>
スペインのア・カペラ・ヴォーカル・グループ、b vocal(ベ・ボカル)の自主
レーベル。

ERCD 06030 \2450
大修道院長と吟遊詩人の間に
グレゴリオ聖歌:
Victimae paschali laudes / Gustate et videte / Fac cum sevis
フランシスコ・ゲレロ(1528-1599):ビリャネスカ
Si tus penas no pruevo / O venturoso dia!
Es menester que se acierte / O Virgen, quando os miro
Tan largo a sido / Pastor, quien madre virgen / Que buen ano!
メルチョル・ロブレド(1500?-1586?):
Visperas de la Beata Virgen / Hoc Corpus
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1911):Domine, non sum dignus
アドリアーノ・バンキエーリ(1568-1634):
Contrapunto Bestiale alla mente
トマス・モーリー(1557-1602)/b vocal編曲:Filomena
b vocal(男声五重唱)
ふだんはポップスやロックを歌っているスペインのア・カペラ・グループ、
b vocalが古楽に挑戦。キングズ・シンガーズを思い出させる正統派の歌唱
です。




<CONCERTO XXI PRODUCCIONES>
BS 070 \2180
室内楽形式のサルスエラ
ピアノ六重奏によるサルスエラ・セレクション Vol.1
フランシスコ・アセンホ・バルビエリ(1823-1894):「ラバピエスの床屋」
ヘロニモ・ヒメネス(1854-1923):「自由な教育」(J・F・パチェコ編曲)
フェデリコ・チュエカ(1846-1908)&ホアキン・バルベルデ(1846-1910):
「マドリードからパリへ」
マヌエル・フェルナンデス・カバリェロ(1835-1906):
「“ラ・アフリカーナ”の二重唱」
フェデリコ・チュエカ&ホアキン・バルベルデ:「グラン・ビア(大通り)」
(アンサンブル・デ・マドリード編曲)
ルペルト・チャピ(1851-1909):「人騒がせな娘」(アンコール)
アンサンブル・デ・マドリード
ロベルト・メンドサ、エスペランサ・ペラスコ(ヴァイオリン)
サンティアゴ・クシェバツキー(ヴィオラ) パウル・フリードホフ(チェロ)
フェルナンド・ポブレテ(コントラバス) アンヘル・ウイドブロ(ピアノ)
録音:2007年4月27日、マドリード、アウディトリオ・コンデ・ドゥケ、ライヴ

BS 072 \2180
室内楽形式のサルスエラ
ピアノ六重奏によるサルスエラ・セレクション Vol.2
フランシスコ・アセンホ・バルビエリ(1823-1894):「火遊び」
フェデリコ・チュエカ(1846-1908):「カディス」(E・タバン編曲)
ヘロニモ・ヒメネス(1854-1923):「黄金の塔」(J・F・パチェコ編曲)
ルペルト・チャピ(1851-1909):
「人騒がせな娘」(アンサンブル・デ・マドリード編曲)
ヘロニモ・ヒメネス&アマデオ・ビベス(1871-1932):
「白い子猫」(J・F・パチェコ編曲)
ジュアキム・マラス(1872-1912):
スペインの印象第2番「セレナータ」(アンコール)
アンサンブル・デ・マドリード
ロベルト・メンドサ、エスペランサ・ペラスコ(ヴァイオリン)
サンティアゴ・クシェバツキー(ヴィオラ) パウル・フリードホフ(チェロ)
フェルナンド・ポブレテ(コントラバス) アンヘル・ウイドブロ(ピアノ)
録音:2007年5月27日、マドリード、アウディトリオ・コンデ・ドゥケ、ライヴ

BS 073 \2180
室内楽形式のサルスエラ
ピアノ六重奏によるサルスエラ・セレクション Vol.3
フェデリコ・チュエカ(1846-1908):
「スリッパ(サパティリャス)」(J・F・パチェコ編曲)(#)
フェデリコ・チュエカ&ホアキン・バルベルデ(1846-1910):
「グラン・ビア(大通り)」(アンサンブル・デ・マドリード編曲)(*)
フェデリコ・チュエカ:「カディス」(E・タバン編曲)(+)
フェデリコ・チュエカ&ホアキン・バルベルデ:
「その年は水のごとく去り」(J・F・パチェコ編曲)(#)
「マドリードからパリへ」(J・F・パチェコ編曲)(*)
フェデリコ・チュエカ:「ぼろを着た人」(J・F・パチェコ編曲)(#)
アンサンブル・デ・マドリード
ロベルト・メンドサ、エスペランサ・ペラスコ(ヴァイオリン)
サンティアゴ・クシェバツキー(ヴィオラ) パウル・フリードホフ(チェロ)
フェルナンド・ポブレテ(コントラバス) アンヘル・ウイドブロ(ピアノ)
録音:2007年4月27日(*)、5月27日(+)、2008年4月18日(#)、
マドリード、アウディトリオ・コンデ・ドゥケ、ライヴ
チュエカの没後100年記念盤。(*)はVol.1、(+)はVol.2と同一音源。この水増
し感が何ともスペイン的です・・・




<DISCMEDI>
DM 4669-02 \2080
ジュアン・バプティスタ・カバニリェス(1644-1712):オルガン作品集
ティエント第17番「パンジェ・リングァ」第5旋法、プント・アルト
パサカリェス第3番第3旋法/パセオス第3番第6旋法
ティエント第15番「バタリャ」第5旋法、プント・バス
パサカリェス第2番第1旋法/バタリャ第2番第5旋法
ティエント第3番第1旋法、en tercio a mode de Italia
ティエント第16番第8旋法、coreado o de ecos
パサカリェス第4番第4旋法
ティエント XVI ple 第5旋法、per B cuadrado
ティエント第1番第1旋法、ティエント・デ・ファルサス
パサカリェス第1番第1旋法/ガリャルダ第2番第3旋法
ティエント XXi ple 第6旋法、sin passo
ミケル・ゴンザレス(オルガン)
録音:2007年7月、ダロカ(スペイン、アラゴン)、
聖体の聖マリア・バジリカ・コレヒアル教会





<IBERSONIC>
IB 71062 \2300
モーツァルト(1756-1791):
弦楽四重奏曲第17番変ロ長調「狩」K.458
弦楽四重奏のためのアダージョとフーガ ハ短調 K.546
弦楽四重奏曲第19番ハ長調「不協和音」K.465
サラバスティ弦楽四重奏団
ガブリエル・ラウレト(第1ヴァイオリン)
ディエゴ・サンス(第2ヴァイオリン)
ペドロ・サンス(ヴィオラ) エンリケ・ビダル(チェロ)
録音:2007年5月19、20、26日、ムルシア(スペイン)、
マヌエル・マソッティ・リッテル高等音楽院ホール

IB 80166 \2300
バンドゥリア、マンドリンと鍵盤楽器のための音楽
ラファエレ・カラーチェ(1863-1934)/ルイス・ヒメネス編曲:
スペイン舞曲(b/p)
アルベニス(1860-1909)/デュオ・ピアントゥル編曲:
マラゲニャ Op.165 No.3(bc/p)
ジョヴァンニ・バオウティスタ・ジェルヴァジオ(1725-1785):
室内ソナタ(m/c/*)
フェリス・デ・サントス(1874-1946):バラードとロンド(b/p)
アリアドナ・アマドル(1972-):キューバの3つの版画(bc/p)
ベートーヴェン(1770-1827):主題と変奏曲(m/fp)
アントニオ・ロドリゲス・"メディナ"(1901-1976)/
アントニオ・アグスティン・ゴンザレス編曲:甘い言葉(b/p)
ミゲル・アンヘル・カサレス(1944-):ビノの門(bt/p)
ベートーヴェン:ソナティナ(m/fp)
ペドロ・チャモロ(1961-)/ルイス・ヒメネス編曲:海のロマンス(b/p)
ラヴェル(1875-1937):ハバネラ形式の小品(m/p)
デュオ・ピアントゥル
ルイス・ヒメネス(バンドゥリア(b)、バンドゥリア・コントラルト(bc)、
バンドゥリア・テノル(bt)、ナポリ式マンドリン(m))
アントニオ・アグスティン・ゴンザレス(ピアノ(p)、フォルテピアノ(fp)、
チェンバロ(c))
ホセ・ラモン・サエス(ヴィオラ・ダ・ガンバ(*))
録音:ムルシア(スペイン)、
マヌエル・マソッティ・リッテル高等音楽院演劇ホール
撥弦楽器と鍵盤楽器というユニークなデュオ。バンドゥリアはマンドリンに似
たスペインの楽器。




<KNS CLASSICAL>
KNS A/001 \2180
シューベルト、ブラームス、ドヴォルジャーク:ピアノ四手連弾作品集
シューベルト(1797-1828):幻想曲ヘ短調 D.940
ブラームス(1833-1897):シューマンの主題による変奏曲 Op.23
ドヴォルジャーク(1841-1904):
スラヴ舞曲集 から Op.46 No.1,Op.72 No.2,Op.46 No.8
カルロス・ラマ、ソフィア・カブルハ(ピアノ)
録音:2001年12月28-29日、ジロナ(スペイン)、アウディトリ・ビアデ

KNS A/002 \2180
カントリー・ガーデンズ
パーシー・グレインジャー(1882-1961):
カントリー・ガーデンズ/アイルランド、デリー州の調べ
スコットランドのストラススペイとリール
シューマン(1810-1856):交響的練習曲 Op.13
ジョン・カーマイケル(1930-):パストラーレ、間奏曲とトッカータ
アンドルー・トーヴィー(1962-):
マルコム・ウィリアムソンのためのリトル・ミュージック
ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク(1760-1812):
ピアノ・ソナタ ト長調 Op.45 No.2
マシュー・ハインドソン(1968-):AK47
プーランク(1899-1963):間奏曲変ニ長調
アントニー・グレイ(ピアノ)
録音:2003年11月12-13日、ジロナ(スペイン)、アウディトリ・ビアデ

KNS A/003 \2180
フォーレ、ラフマニノフ、モンサルバジェ、バゾンバ:ピアノ四手連弾作品集
フォーレ(1848-1924):組曲「ドリー」
ラフマニノフ(1873-1943):6つの前奏曲 Op.11
モンサルバジェ(1912-2002):3つのディヴェルティメント
ダニエル・バゾンバ(1969-):3つの練習曲
カルロス・ラマ、ソフィア・カブルハ(ピアノ)
録音:2003年7月30-31日、ジロナ(スペイン)、アウディトリ・ビアデ

KNS A/004 \2180
ショパン(1810-1849):
17のポーランドの歌 Op.74(ヴィクトル・ヴィルデル訳によるフランス語版)
アンニク・ヴァン・デ・ワッレ(ソプラノ)
コルネリア・オゴルコヴナ(ピアノ)
録音:2004年2月25-26日、ジロナ(スペイン)、アウディトリ・ビアデ

KNS A/005 \2180
ジャパン・リサイタル
ラヴェル(1875-1937):ソナティネ
ドビュッシー(1862-1918):映像 第1集
アルベニス(1860-1909):コルドバ
グラナドス(1867-1916):詩的ワルツ集/演奏会用アレグロ
ヘスス・マリア・ゴメス(ピアノ)
録音:2000年8月18日、松戸、森のホール、ライヴ

KNS A/009 \2180
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
マルコ・スキアヴォ(ピアノ)
ロシア国立交響楽団(ロシア国立シンフォニー・カペラ)
ワレーリー・ポリャンスキー(指揮)
録音:1996年4月1-3日、モスクワ、モスフィルム・スタジオ

KNS A/011 \2180
マリオ・チェーザ(1940-):ピアノとディスクラビアのための作品集
ムラーレス[壁画;I Murales]
(ディスクラビアまたは複数のピアノのための組曲;6曲)(+)
子供のためのモジュール[Moduli for Children](6曲)(*)
旅するモジュール[Moduli Itineranti](6曲)(*)
マルコ・スキアヴォ(ピアノ(*)、ディスクラビア(+))
録音:2005年3月1-2日、Vidison Italia
ディスクラビアは演奏記録・再生演奏・自動演奏可能なヤマハのハイテク・
ピアノ(リンク)。




<L'ESPAI>
LER 00017-07 \2180
トニ・コトリ 仲間たちの間で
ピアソラ(1921-1992):ブエノスアイレスの夏(*)
ウォルトン(1902-1983):バガテル第3番(*)
ホルヘ・カルドソ(1949-):ミロンガ(*)
アントニオ・ラウロ(1917-1986):ワルツ第2番(*)
タレガ(1852-1909):アルハンブラの思い出(*)
ジョアン・テイシェイラ・ギマランエス(1883-1947):鐘の音(*)
ファリャ(1876-1946):
スペイン舞曲第1番(*)/モーロの織物(+)/アストゥリアナ(+)/子守歌(+)
フェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898-1936):
ハエンのモーロ娘たち(+)/ソロンゴ(+)/カフェ・デ・チニタス(+)
ギタラス・デル・メディテラネオ(*)
トニ・コトリ(クラシックギター) ハビエル・サモラ(フラメンコギター)
クアルテート・クエルダス・モルナス(+)
セリア・ムル(歌) ロラ・ヒメノ(ヴァイオリン)
リベ・アギラ(チェロ) トニ・コトリ(ギター)
録音:2005年11月、2007年4月、スタジオ・アウラル




<PAPA MUSIC>
PMCD 1002 \2300
モーツァルトの時代、パリのフルート音楽
イグナツ・プレイエル(1757-1831):フルート協奏曲ハ長調
モーツァルト(1756-1791):
フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299(*)
アントニーン・スタミツ(アントン・シュターミッツ;1754-1789):
2つのフルートのための協奏交響曲ニ長調(+)
クラウディ・アリマニ(フルート)
マリア・パッカグネリャ(ハープ(*))
ドニ・ヴェルースト(フルート(+))
レオポルディウム(ヴロツワフ室内管弦楽団)
ジュアン・リュイス・ムラレダ(指揮)
解説書は付いておりません。




<PICCOLO>
PC 212 \2180
遭遇 現代スペインのピアノ三重奏のための音楽
ホセ・マリア・サンチェス・ペルドゥ(1968-):Hekkan III(2008)
ラウラ・ベガ(1978-):ホムンクルス、人間の贖罪の日除け(2008)
ペドロ・ラロサ・ギリェン(1972-):クラリネット三重奏曲(2008)(*)
エンリケ・ブスト(1974-):沈黙の記憶(2008)
フアン・クルス・ゲバラ(1972-):カマユー(2006)
フェルナンド・ガルシア・マルケス(1960-):
暗闇の中の三声のこだま(2005)
フェルナンド・ビリャヌエバ(1976-):無限の愛(2004)
ホセ・マリア・サンチェス・ペルドゥ:
三重奏曲第3番「一瞬の光と影のように」(2000)
ダマル三重奏団
ダビド・サンタセシリア(ヴァイオリン) エドゥアルド・ソト(チェロ)
イサベル・プエンテ・メンデス(ピアノ)
エドゥアルド・ライムンド(クラリネット(*))




<RTVE>
RTVE 65299 \2300
世界の歌
ホセイト・フェルナンデス:グアンタマネラ
メキシコ民謡:ラ・バンバ
パブロ・ベルトラン・ルイス:キエン・セラ
シューベルト:アヴェ・マリア
チェコ民謡:太鼓の歌
グルーバー:きよしこの夜
ロレンゾ・パルモ:ドゥルシネア(セギディリャ,アブラカダブラ!)
オーストリア民謡:Aber Heidschi, Bumbeidschi
シューマン:トロイメライ
シューベルト:セレナード
タレガ:アルハンブラの思い出
ブラームス:子守歌
オルフェオン・ドノスティアラ(合唱)
エウスカディ交響楽団(バスク交響楽団)
サインス・アルファロ(指揮)
録音:2008年2月11-21日、
サンセバスティアン(スペイン)、エウスカディ交響楽団本部




<SONUS GALIZA>
8435029505120 \2180
ガリシアのクラシック Vol.1
ジョゼ・パチェコ:Do val &oacute; meu cabo ve&ntilde;o(*)
A・C・サンタバヤ:Ou, da casa!, el ay licencia?(*)
ジェズス・バル・イ・ガイ:
フルート、オーボエ、クラリネットとファゴットのための合奏協奏曲
ジュアン・モンテス:使徒聖ヤコブをたたえるミサ(*)
ソロ・ヴォーチェス声楽グループ(*)
ショベ室内管弦楽団
スペイン北西部ガリシア地方のクラシックということはわかるのですが、ガリ
シア語表記のみの外装にもブックレットにも情報が少なく、作曲者の生没年す
らわかりません。この地方の小さな町ショベの小さなオーケストラと、やや大
きな町ルゴの小さな合唱団による演奏。指揮者のクレジットはありませんが、
おそらくVol.2と同じシャン・カルバリャルが振ったと思われます。バーコー
ドこそ付いていますが、これは究極のローカル・リリースと申せましょう。

SONUS 50692 \2180
ガリシアのクラシック Vol.2
ジェズス・バル・イ・ガイ:弦楽のためのセレナード
ジュアン・モンテス/シャン・カルバリャル管弦楽編曲:
アルボラダ(朝の演奏)
ジュアン・モンテス:ガリシア狂詩曲
ジュアン・モンテス/シャン・カルバリャル管弦楽編曲:
ガリシアの描写的ソナタ
ショベ市立管弦楽団
シャン・カルバリャル(指揮)
こちらはディジパックで、オーケストラ編成も大きくなっていますが、文字
情報の少なさは相変わらず。しかし、心惹かれるタイトルどおり、ケルト文
化圏に属するガリシアらしい音楽がこの盤には詰まっています。どちらか一枚
ならまよわずこの「Vol.2」です。




<CLASSICAL RECORDS>
CR 122 \1780
モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲集 Vol.3
第1番ヘ長調 K.37/第17番ト長調 K.453/第20番ニ短調 K.466
ミハイル・ヴォスクレセンスキー(ピアノ)
パーヴェル・ソロボトキン・センター・モスクワ室内管弦楽団
レオニード・ニコラーエフ(指揮)
録音:2008年4月18日、モスクワ、パーヴェル・ソロボトキン・センター、ライヴ
Vol.1: CR 100、Vol.2: CR 116。

CR 123 \1780
ショスタコーヴィチ(1906-1975):格言集 Op.13
ミハイル・コロンタイ(1952-):7つのロマンティック・バラード(2000)
イリーナ・チュコフスカヤ(ピアノ)

CR 124 \1780
ウラディーミル・ブーニン(1908-):
ヴァイオリン協奏曲(1952)(*)
交響曲第2番(1948)(+)
レオニード・コーガン(ヴァイオリン(*))
ソヴィエト国立交響楽団
キリル・コンドラシン(指揮(*))
コンスタンチン・イワーノフ(指揮(+))
録音:1953年(*)/1948年(+)

CR 125 \1780
ベートーヴェン、ドニゼッティ、クーラウ:
ピアノ、フルートとファゴットのための三重奏曲集
ベートーヴェン(1770-1827):三重奏曲ト長調 WoO.37
ドニゼッティ(1797-1848):三重奏曲ヘ長調
クーラウ(1786-1832):三重奏曲ト長調 Op.119
カテリーナ・ザイチェワ(ピアノ)
デネット・ダービー・マクダーモット(フルート)
ダグラス・バーケンフス(ファゴット)

CR 126 \1780
ベートーヴェン、ショパン、カプースチン:チェロとピアノのための作品集
ベートーヴェン(1770-1827):
モーツァルトのオペラ「魔笛」の主題による7つの変奏曲 WoO.46
ショパン(1810-1849):華麗なポロネーズ Op.3
ニコライ・カプースチン(1937-):
チェロ・ソナタ第1番 Op.63(1991)
チェロ・ソナタ第2番 Op.84(アレクサンドル・ザゴリンスキーに献呈;1991)
ショパン/サラサーテ編曲:夜想曲変ホ長調 Op.9 No.2
ニコライ・カプースチン:夜明け Op.26(ピアノ曲にチェロのピチカートを付加)
アレクサンドル・ザゴリンスキー(チェロ)
ニコライ・カプースチン(ピアノ)
録音:1999年

CR 127 \1780
モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲集 Vol.4
第9番変ホ長調 K.271/第16番ニ長調 K.451
ミハイル・ヴォスクレセンスキー(ピアノ)
パーヴェル・ソロボトキン・センター・モスクワ室内管弦楽団
レオニード・ニコラーエフ(指揮)
録音:2008年12月20日、モスクワ、パーヴェル・ソロボトキン・センター、ライヴ

CR 128 \1780
シューベルト(1797-1828):
4つの即興曲 Op.90 D.899
ピアノ・ソナタ第14番イ短調 Op.143 D.784
楽興の時 Op.94 D.780
ミハイル・ヴォスクレセンスキー(ピアノ)
録音:モスクワ音楽院マリー・ホール、ライヴ

CR 129 \1780
シューマン(1810-1856):クライスレリアーナ Op.16
チャイコフスキー(1840-1893)/ミハイル・プレトニョフ(1957-)編曲:
バレエ「眠れる森の美女」からの演奏会用組曲
コンスタンチン・ラプシン(ピアノ)

CR 130 \1780
ショパン(1810-1849):練習曲全集
12の練習曲 Op.10/12の練習曲 Op.25
Dizhou Zhao(ピアノ)
中国、上海生まれのDizhou Zhaoは2007年のルイジアナ国際ピアノ・コンクール優
勝者。当CDは同コンクールとの共同制作盤。

CR 131 \1780
ショパン(1810-1849):ピアノ作品集
バラード第3番変イ長調 Op.47/夜想曲変イ長調 Op.32 No.2
3つのワルツ Op.34; 変イ長調,イ短調,ヘ長調(華麗なワルツ)
大ワルツ変イ長調 Op.42
3つのワルツ Op.64; 変ニ長調,嬰ハ短調,変イ長調
2つのワルツ Op.69; 変イ長調,ロ短調
3つのワルツ Op.70; 変ト長調,ヘ短調,変ニ長調
ワルツ変ホ短調 Op.posth./夜想曲ロ長調 Op.9 No.3
4つのマズルカ Op.41; 嬰ハ短調,ホ短調,ロ長調,変イ長調
幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66
ポリーナ・フェドトワ(ピアノ)

CR 132 \1780
モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲集 Vol.5
第14番変ホ長調 K.449/第27番変ロ長調 K.595
ミハイル・ヴォスクレセンスキー(ピアノ)
パーヴェル・ソロボトキン・センター・モスクワ室内管弦楽団
レオニード・ニコラーエフ(指揮)

CR 133 \1780
モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲集 Vol.6
第5番ニ長調 K.175/第11番ヘ長調 K.413/第18番変ロ長調 K.456
ミハイル・ヴォスクレセンスキー(ピアノ)
パーヴェル・ソロボトキン・センター・モスクワ室内管弦楽団
レオニード・ニコラーエフ(指揮)




<VISTA VERA>
VVCD 00193 \1780
廃兵のための慈善演奏会(1813-1914)の歴史的再構成
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
オーボエと吹奏楽のための変奏曲(*)(+)
オペラ「雪娘」から ミズギルのアリオーソ
高みから吹く風のように Op.43 No.2
シーシキン:その夜は明るく
ブラーホフ(1822-1885):輝け、輝け、私の星/待ち合わせ
デルフェリト:ロシアの歌による幻想曲(*)
不詳:私はあなたに会った
シェレメチョフ:私はあなたを愛した
ブラーホフ:思い出させないでくれ
マラシキン(1842-1902):おお、音で表すことができれば!
グリリョフ(1803-1858):御者の鈴は鳴る
不詳:ああ、わが愛する人よ
ワルラーモフ(1801-1848):通りには吹雪が吹き荒れ
ブラーホフ:トロイカは疾走する
フェリドマン:御者よ、馬を急かすな
シャトロフ:満州の丘で(ワルツ)(*)
パーヴェル・バランスキー(バリトン(*以外))
タイシヤ・マスリンスカヤ(オーボエ(+))
ロシア国防省模範軍楽隊
アンドレイ・コロトゥシキン(指揮)
録音:2008年10月25-27日、モスクワ音楽院大ホール
ブックレットには英文解説が記載されていますが外装表記はロシア語(キリル文字)
のみです。外装の英語表記盤の発売は未定(レーベルのウェブサイトにはブックレッ
ト表紙の英語盤を確認できます)ですが、発売されれば再度ご案内いたします。その
際に外装(ブックレット表紙とインレイ)のみのご提供も承ります。

VVCD 00194 \1780
リスト、リャードフ、スクリャービン:ピアノ小品集
リスト(1811-1886):
夜想曲「夢」/ピアノ小品嬰ヘ長調/葬送前奏曲と葬送行進曲/灰色の雲
リャードフ(1855-1914):
しかめっつら Op.64 No.1/たそがれ Op.64 No.2/誘惑 Op.64 No.3
追憶 Op.64 No.4/目新しさ Op.29
前奏曲 Op.57 No.1/Op.36 Nos.1-3/Op.39 Nos.2,4
スクリャービン(1872-1915):
2つの夜想曲 Op.5/2つの即興曲/5つの前奏曲 Op.15
5つの前奏曲 Op.16/4つの前奏曲 Op.39
3つの小品 Op.45 から アルバムの綴り,前奏曲/3つの小品 Op.49
2つの舞曲 Op.73/詩曲「炎に向かって」Op.72
イーゴリ・ニコノーヴィチ(ピアノ)
録音:1978-1995年

VVCD 00195 \1780
ウラディーミル・ソフロニツキー、スクリャービン博物館ライヴ Vol.1
ショパン(1810-1849):
夜想曲 変ホ長調 Op.9 No.2(*)/ヘ長調 Op.15 No.1(*)
嬰ヘ長調 Op.15 No.2(*)/ト短調 Op.15 No.3(+)/ト長調 Op.37 No.2(+)
24の前奏曲 Op.28 から Nos.14-18,21,22(*)
バラード第1番ト短調 Op.23(#)/バラード第4番ヘ短調 Op.52(+)
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58(フィナーレは未収録)(**)
ウラディーミル・ソフロニツキー(ピアノ)
録音:1960年7月18日(*)、1958年7月20日(+)、1955年6月25日(#)、
1956年12月2日(**)、
モスクワ、スクリャービン博物館、ライヴ(アマチュア録音)

VVCD 00196 \1780
ロシアの指揮者たち Vol.16 ナタン・ラフリン
メンデルスゾーン(1809-1847):交響曲第3番イ短調「スコットランド」Op.56(*)
シューベルト(1797-1828):交響曲第8番ロ短調「未完成」D.759(+)
ソヴィエト国立交響楽団(*)
モスクワ放送交響楽団(+)
ナタン・ラフリン(指揮)
録音:1952年3月13日(*)/1949年12月27日(+)

VVCD 00197 \1780
ハイドン(1732-1809):交響曲集
第88番ト長調(*)/第95番ハ短調(+)/第103番変ホ長調(#)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(+)
ソヴィエト国立交響楽団(+/#)
カルル・エリアスベルク(指揮)
録音:1968年2月1日、チャイコフスキー・コンサートホール、ライヴ(*)
1959年5月31日(+)、1973年2月5日(#)、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(+/#)
レーベルのウェブサイトでは「ロシアの指揮者たち Vol.17」と紹介されています
が、商品の外装にその表記はございません。

VVCD 00198 \1780
ウラディーミル・ソフロニツキー Vol.15
スクリャービン(1872-1915):
ピアノ・ソナタ第3番嬰ヘ短調 Op.23
12の練習曲 Op.8 から Nos.1,2/8つの練習曲 Op.42 から No.2
12の練習曲 Op.8 から Nos.4,5,8,7,10,11,12/2つの詩曲 Op.32
ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ長調 Op.30/たよりなさ Op.51 No.1
アルバムの綴り Op.45 No.1/9つのマズルカ Op.25 から No.3
8つの練習曲 Op.42 から No.5/24の前奏曲 Op.11 から Nos.10,13
4つの前奏曲 Op.22 から Nos.1,2/7つの前奏曲 Op.17 から No.5
ウラディーミル・ソフロニツキー(ピアノ)
録音:1952年1月30日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、ライヴ

VVCD 00199 \1780
レッスン・オヴ・ザ・マスター Vol.1 マリア・グリンベルク
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.2 No.1(コメント:ロシア語/全曲演奏)
ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 Op.10 No.2(コメント:ロシア語/全曲演奏)
マリア・グリンベルク(ピアノ、コメント)
録音:1961年2月、グネーシン音楽学校(ロシア)

VVCD 00200 \1780
ユーリー・カスパロフ(1955-):ファゴットのための作品集
地獄のソナタ(無伴奏ファゴットのための)(*)
山羊の歌(ファゴット、コントラバスと打楽器のための)(+)
シャコンヌ(ファゴット、チェロとライヴ・エレクトロニクスのための)(#)
ワレーリー・ポポフ(ファゴット)
レナート・イブラギモフ(コントラバス(+))
セルゲイ・アンプレーエフ(打楽器(+))
ナタリア・サヴィノワ(チェロ(#))
録音:1992年(*)/1993年(+)/1996年(#)

VVCD 00202 \1780
ミャスコフスキー(1881-1950):
交響曲第6番(大管弦楽と合唱のための;1923/1947 改訂版)
ロシア国立アカデミー・シンフォニー・カペラ(合唱&管弦楽)
ワレーリー・ポリャンスキー(指揮)
録音:1994年

VVCD 00203 \1780
ウラディーミル・ソフロニツキー Vol.16
シューベルト(1797-1928):
即興曲ハ短調 Op.90 No.1(*)/即興曲変イ長調 Op.142 No.2(+)
即興曲変ト長調 Op.90 No.3/即興曲変イ長調 Op.90 No.4
シューマン(1810-1856):ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調 Op.11
ショパン(1810-1849):ポロネーズ嬰ヘ短調 Op.44
ウラディーミル・ソフロニツキ(ピアノ)
録音:1953年(*)/1960年(+)/1948年1月5日、モスクワ音楽院大ホール、
ライヴ(無印)

VVCD 00204 \1780
ウラディーミル・ソフロニツキー Vol.17
リスト(1811-1886):ピアノ・ソナタ ロ短調(*)
シューベルト(1797-1928)/リスト編曲:
水車屋と小川(*)/影法師(*)/舟歌(*)/魔王(*)
スクリャービン(1872-1915):
前奏曲 Op.67 No.1(+)/2つの舞曲 Op.73(+)/ピアノ・ソナタ第5番 Op.53(+)
詩曲嬰ヘ長調 Op.32 No.1(+)
ウラディーミル・ソフロニツキ(ピアノ)
録音:1948年1月5日(*)、1955年1月4日(+)、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ




<MELODIYA>
※未案内旧譜
MELCD 1001599 2枚組 \3560
ハチャトゥリアン(1903-1978):バレエ「ガヤネ(ガイーヌ)」
モスクワ放送交響楽団
ジャンスク・カヒーゼ(指揮)
録音:1978年

MELCD 1001604 \1780
ストラヴィンスキー・イン・モスクワ
ストラヴィンスキー(1882-1971):
幻想曲「花火」(1908)(*)/バレエ「ペトルーシュカ」組曲(1947)(*)
ヴォルガの舟歌(ロシア民謡による、管楽器と打楽器のための;1917)(*)
頌歌(3部の悲歌;1943)(+)/バレエ「オルフェウス」(1947)(+)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ソヴィエト国立交響楽団(+)
イーゴリ・ストラヴィンスキー(指揮)
録音:1962年、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

MELCD 1001606 \1780
グレン・グールド・イン・モスクワ モスクワ音楽院生たちとの出会い
ベルク(1885-1935):ピアノ・ソナタ Op.1
新ウィーン楽派の作曲家について語る
(ウェーベルンの「管弦楽のためのパッサカリア」の実演を交えながら)
ウェーベルン(1883-1945):ピアノのための変奏曲 Op.27
クシェネクについて語る
クシェネク(1900-1991):ピアノ・ソナタ第3番 Op.62 No.4 から 第1,4楽章
聴衆への感謝の言葉
バッハ(1685-1750):
フーガの技法 BWV1080 から コントラプンクトゥス 1,4,2
ゴルトベルク変奏曲 BWV988 から 変奏 3,18,9,24,10,30
グレン・グールド(ピアノ)
録音:1957年5月12日、モスクワ音楽院小ホール、ライヴ

MELCD 1001608 2枚組 \3560
ダルゴムイシスキー(1813-1869):オペラ「石の客」(1872)
ウラディーミル・アトラントフ(テノール:ドン・フアン)
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(バス:レポレッロ)
タマーラ・ミラシキナ(ソプラノ:ドンナ・アンナ)
ウラディーミル・ヴァライチス(バリトン:ドン・カルロス)
タマーラ・シニャフスカヤ(メゾソプラノ:ラウラ)
レフ・ヴェルニゴラ(バリトン:僧)ヴィターリー・ウラーソフ(テノール:第一の客)
ヴィターリー・ナルトフ(バリトン:第二の客)
ウラディーミル・フィリッポフ(バス:騎士長の石像)
ボリショイ劇場合唱団&管弦楽団
マルク・エルムレル(指揮)
録音:1977年

MELCD 1001609 \1780
ショスタコーヴィチ(1906-1975):歌曲集
組曲「ミケランジェロ・ブオナメンティのソネット」(*)
(ミケランジェロの詩による組曲)Op.145
劇付随音楽「リア王」Op.58 から コーディリアのバラード,道化の歌
自作全集への序文とその序文についての短い考察 Op.123
雑誌「クロコディール」掲載のテキストによる5つのロマンス Op.121
レビャートキン大尉の4つの詩 Op.146
エフゲニー・ネステレンコ(バス)
エフゲニー・シェンデロヴィチ(ピアノ)
録音:1975年(*)/1976年(*以外)




<DUX Classical>
DUX 0663 \2080
ハイドン(1732-1809):
メヌエット第1番ハ長調 Hob.IX:16(1790頃-1800)
チェロ協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIb:1(1761頃-1765)(*)
メヌエット第6番ニ長調 Hob.IX:16(1790頃-1800)
チェロ協奏曲第2番ニ長調 Hob.VIIb:2(1783)(*)
メヌエット第11番ニ長調 Hob.IX:16(1790頃-1800)
イワン・モニゲッティ(チェロ(*)、指揮)
ポーランド・シンフォニア・ユヴェントゥス管弦楽団
録音:2009年2月、ワルシャワ、
ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ
ロストロポーヴィチがモスクワ音楽院で指導した最後の教え子であるイワン・
モニゲッティは当代有数のチェリストの一人。ポーランド・シンフォニア・ユ
ヴェントゥス管弦楽団はポーランド文化省によって2007年に組織され2008年に
デビューした、まだ生まれたての青年オーケストラ。

DUX 0692 \2080
ウッズ、ヒンデミット、クレストン、吉松:
アルトサクソフォンとピアノのための作品集
フィル・ウッズ(1931-):アルトサクソフォン・ソナタ
ヒンデミット(1895-1963):アルトサクソフォン・ソナタ変ホ長調
ポール・クレストン(1906-1985):アルトサクソフォン・ソナタ Op.19
吉松隆(1953-):ファジー・バード・ソナタ
アリナ・ムレチコ(アルトサクソフォン)
アグニェシュカ・コパツカ(ピアノ)

DUX 0718 \2080
ショパン:ピアノ小曲名品集
ショパン(1810-1849):
夜想曲嬰ハ短調 Op.posth.(1830)/幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66
夜想曲変ロ短調 Op.9 No.1/マズルカ変ロ長調 Op.7 No.1
子守歌 変ニ長調 Op.57
ユゼフ・エルスネル(1769-1854):ポロネーズ ト短調(1817)
ショパン:
練習曲ホ長調 Op.10 No.3/ワルツ嬰ハ短調 Op.64 No.2
夜想曲ホ短調 Op.72 No.1/マズルカ嬰ハ短調 Op.63 No.3
華麗なワルツ イ短調 Op.34 No.2/マズルカ変ニ長調 Op.30 No.3
前奏曲変ニ長調「雨だれ」Op.28 No.15/ワルツ変ニ長調「子犬」Op.64 No.1
練習曲ハ短調「革命」Op.10 No.12/マズルカ ヘ短調 Op.63 No.2
ポロネーズ イ長調 Op.40 No.1
カロル・ラジヴォノヴィチ(ピアノ)

DUX 0449 \2080
【未案内旧譜】
モーツァルト(1756-1791):管楽器協奏曲集
フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299
(カデンツァ作曲:カール・ライネッケ)(*)
オーボエ協奏曲 K.314(カデンツァ作曲:ドゥドゥ・カルメル)(+)
クラリネット協奏曲イ長調 K.622(#)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団のソリストたち
ヨッシ・アルンヘイム(フルート(*)) ユリア・スヴェルドロフ(ハープ(*))
ドゥドゥ・カルメル(オーボエ(+)) 
エフゲニー・エフーディン(クラリネット(#))
ウーチ・アルトゥル・ルビンステイン・シンフォニエッタ
シムカ・ヘレド(指揮)
録音:2004年1月、ウーチ・フィルハーモニー・コンサートホール(ポーランド)

DUX 0450 \2080
【未案内旧譜】
マリア・シマノフスカ(1789-1931):ピアノ作品集
夜想曲変ロ長調
20の練習曲と前奏曲 から 前奏曲
第1番ヘ長調,第3番ニ長調,第4番ト短調,第6番ハ長調
「ジョコンダ」のロマンスによる奇想曲ホ長調
前奏曲第9番変ロ長調/前奏曲第18番ホ長調
様々な種類の18の舞曲 から ポロネーズ ヘ短調
ピアノのために編曲された24のマズルカ から
第12番変ロ長調-第13番変ロ長調/第17番ハ長調-第18番ト長調
ポロネーズ舞曲ロ短調
マズルカ 第21番ハ長調-第22番ト長調-第23番ニ長調-第24番ニ長調
夜想曲変イ長調「ささやき」/幻想曲
アンナ・ツィボロフスカ(ピアノ)
録音:2003年12月、ピドゴシュチ(ポーランド)、
ポモジェ・フィルハーモニー・コンサートホール




<ALBERT MORALEDA>
MORALEDA 0136 \2180
【未案内旧譜】
ジュゼプ・セルコス(1925-1989):ピアノのための音楽
サーカスの情景(1980)
花の有用性(1967)
ソナタ ロ短調(1952)
エミリ・ブラスコ(ピアノ)
録音:2000年3月、スタジオ・アルベルト・ムラレダ

MORALEDA 0180 \2180
【未案内旧譜】
クラリネットとピアノのためのヴィルトゥオーゾ音楽
ヨハン・ヴェンツェル・カリヴォダ(1801-1866):サロン用小品
ルイジ・バッシ(1833-1871):ヴェルディの「リゴレット」の主題による幻想曲
ジルジュ・メステル(1848-1902):幻想曲「エルヴィン」
レオ・ヴェイネル(1885-1960):ペレグ舞曲
ラモン・カルニセ(1879-1855):幻想曲
アラミロ・ジャンピエリ(1893-1963):ヴェネツィアの謝肉祭
ジュアン・バウティスタ・メゼゲル:瞑想曲
ドナート・ロブレーリョ(1841-1907):
ヴェルディの「トラヴィアータ」の主題による幻想曲
ホセプ・フステ(クラリネット)
イサベル・エルナンデス(ピアノ)

MORALEDA 0195 \2180
カタルーニャのオルガンの名器 Vol.1
不詳(リポイ修道院楽派;12世紀):
Cedit frigus hiemale(コンドゥクトゥス、2声)
アントニオ・ブロカルテ(1629-1696):リェノ第1旋法
ジュアン・バプティスタ・カバニリェス(1644-1712):
ティエント第16番第5旋法(リェノ、por B cuadrado)
マテオ=アントニオ・ペレス・デ・アルベニス(1765-1831):ソナタ ニ長調
バッハ(1685-1750):
愛するイエスよ、私たちはここにいます BWV731
フーガ ト長調 BWV 576/前奏曲とフーガ ニ短調 BWV539
おお、人よ、自分の罪の大きさを嘆け BWV622
協奏曲ト長調 BWV592(ザクセン=ヴァイマール公ヨハン・エルンスト原曲)
皆で神をたたえよ、クリスチャンたちよ BWV 609
メンデルスゾーン(1809-1847):ソナタ ハ短調 Op.65 No.2
ムデスト・ムレノ・イ・ムレラ(オルガン)
録音:2007年11月、バルセロナ、聖アントニ・デ・パドゥア聖堂
使用楽器:ジュアン・カルレス・カストロ製
当レーベルの規格番号「MORALEDA 0195-1」は別商品です。ご注意ください。

MORALEDA 0198 \2180
バッハ(1685-1750):ゴルトベルク変奏曲 BWV988
アントニ・ベセス(ピアノ)
録音:2007年11月




<ALEVARE>
WHCM 330 \2450
ガルシア・ロルカ:歌と詩
フェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898-1936)採譜:スペイン民謡集
チニタスのカフェ,幼い巡礼者たち,四人のらば引き,アンダ・ハレオ,
セビリャの子守歌,18世紀のセビリャナス,モンレオンの若者たち,
三枚の葉,ドン・ボイソのロマンセ,ソロンゴ,トランプのキング,
ハエンのモーロ娘たち,ラ・タララ
フェデリコ・ガルシア・ロルカ作詩:「ジプシーのロマンセ」から(朗読)
ルナ、ルナ(月よ、月よ)のロマンセ
伴奏曲;アグスティ・グラウ:子守歌
夢遊病者のロマンセ 伴奏曲;即興演奏
黒い悲しみのロマンセ 伴奏曲;パブロ・デスペイルー:いつもそのように
リュイス・シンテス(バリトン、朗読)
パブロ・デスペイルー(ギター)
録音:バルセロナ、フィオリ・ムジカーリ・スタジオ




<ARAGON LCD PRAMES>
スペインのアラゴン自治州政府教育文化スポーツ省が推進する、多様なジャンル
にわたる音楽録音出版プロジェクト。

LCD 41 2枚組(1枚価格) \2450
マリアノ・ロドリゲス・デ・レデスマ(1779-1847):
死者のための聖務日課 RL22(1838)
死者のためのミサ(レクィエム)RL3(1819)
アンヘレス・テイ(ソプラノ)
フラビオ・オリベル(男性アルト)
アレハンドロ・ロイ(テノール)
イニャキ・フレサン(バス)
マトリトゥム・カンタト(合唱)
スコラ・グレゴリアーナ・デ・マドリード(グレゴリオ聖歌斉唱)
マドリード交響楽団
トマス・ガリド(指揮)
録音:2008年3月5日、マドリード、聖イシドロ参事会教会
ロドリゲス・デ・レデスマはアラゴン地方の中心都市サラゴサ生まれの作曲家。
サラゴサ大聖堂でフランシスコ・ハビエル・ガルシア・ファヘル(1731-1809)に
師事、歌手・声楽教師としてヨーロッパ各地で名声を得た後、1836年から没する
までマドリードのスペイン王室礼拝堂楽長を務めました(後任はイラリオン・エ
スラバ(1807-1878))。解説書表記はスペイン語のみですが、豊富なカラー図版を
伴う作曲者の小伝記や作品一覧を含むブックレットは全104ページにおよび、外
装はハードカバーブック仕様。2枚組で1枚分の価格です。

LCD 43 \2450
ムデハルの遺産のための音楽
ハビエル・マス:
ムデハルの郷愁(*)/ヤルリ(+)/フィ・リリエト・サマル(#)/
アルハフェリア(**)
ルイス・デルガド:
ティルワル(テルエル)(++)/エル・サルバドルの塔(##)
ハビエル・マス(12弦ギター(*/**)、パンデロ(*)、手拍子(*)、
アーチリュート(+/#)、レインスティック(+)、リュート(**)、
バンドゥリア(**)、スパニッシュギター(**)、打楽器(**))
ジョルディ・ガスパ(コントラバス(*/**))
ドミトリ・プソニス(リク(*))
ジョルディ・ラリュ(打楽器(*/+/#))
マリオ・マス(打楽器(*))
アブデルジャリル・コドシ(歌(+/#)、手拍子(+))
アブデラジズ・アッラディ(センティル(+/#)、コーラス(+))
モウライ・ムハメド・エンナジ(カルカバス(+)、コーラス(+)、手拍子(+))
アントニオ・サンチェス(ウドゥ(**)、ウォーター・パーカッション(**))
ルイス・デルガド(リュート・ソロ(++)、カリフのリュート(##))
モハメド・セルギニ・エル・アラビ(ヴィオラ(++/##))
ハイメ・ムニョス(クラリネット(++)、トルコのクラリネット(##))
ラルビ・アクリム(リュート・ソロ(++/##))
クコ・ペレス(アコーディオン(++/##))
ダビド・マヨラル(打楽器(++/##))
ジャマル・エッディネ・ベン・アッラル(ヴァイオリン(##))
録音:2008年12月、バルセロナ(**)/タンジェ(モロッコ)(++/##)
「ムデハル」とは建築用語で、イベリア半島のレコンキスタ(キリスト教徒によ
るイスラム教徒追放、1492年完了)に伴い形式的にキリスト教に改宗し残存した
イスラム教徒とキリスト教徒の建築様式が融合した様式を指します。「アラゴ
ンのムデハル様式の建築物」は世界遺産に指定されており、このアルバムはそれ
らの建築物やその歴史背景・文化に捧げられています。ハビエル・マス(サラゴ
サ生まれ)、ルイス・デルガドはともにポップス、トラッドから古楽まで縦横無
尽に活躍するミュージシャン。解説書表記はスペイン語のみですが、豊富なカラ
ー図版を伴うアラゴンのムデハル文化の解説を含むブックレットは全96ページ
におよび、外装はハードカバーブック仕様。




<ARS HARMONICA>
未案内旧譜
AH 157 \2180
ポブレの響き オルガン、トランペットとティンパニ
アントン・ディアベッリ(1781-1855):3つの小品(*/#)
ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):私の魂は主を崇める(コラール前奏曲)(+)
バッハ(1685-1750):4つのトランペットのための4つのコラール(*)
バッハ:おお、この世の建物(コラール)(+)
ヘルムート・M・ティンペラン:
私たちと共にとどまってください、夜になったので(*)
パッヘルベル:すべての人は必ず死ぬ(コラールと2つの変奏曲)(+)
ヘルムート・M・ティンペラン:入場と序曲(*/#)
バッハ:私は飼葉桶の傍に立つ(*)
不詳:おお、救い主は天の戸を開く(1666、アウクスブルク)(*)
不詳:一輪のばらが咲いた(エサイの根より)
(1599、シュパイエル歌集 から)(*)
不詳:おお、いとも聖なる(いざ歌え いざ祝え)
(シチリアのクリスマス・キャロル)(*)
バッハ:カンタータ第156番 から シンフォニア(+)
不詳:船が来る(1608、ケルン)(*)/戸を高く上げよ(*)
民謡:高い天から、おお、天使が来る(*)
ヘンデル(1685-1759):シオンの娘よ(見よ、勇者は帰る)(*)/同(+)
ダニエル・シュペーア(1636-1707):ソナタ(4声)(*)
マインツ・フォン・エッセン:イントラーダ(*)
ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1555-1612):
カンツォン第2番(1608、ヴェネツィア)(*)
バッハ:聖なるキリストはよみがえった(コラール前奏曲)(+)
モーツァルト(1756-1791):フーガ イ短調(*)
ドメニコ・ツィポリ(1688-1726):
3つのヴァースとラルゴ ト短調/3つのヴァース ホ短調
ヨハン・E・アルテンブルク(1734-1801):
4つのトランペットとティンパニのための協奏曲(*/#)
バッハ:フーガ ニ短調(+)
ウルバン・ドイチュマン(トランペット(*))
ユンゲ・トロンペター(*)
アラディ・アデイ、サンティアゴ・フェルナンデス、
マヌエル・バレンシアノ(トペンペット)
ジョルディ・ボウ神父(オルガン(+))
不詳(ティンパニ(#))
録音:2005年、ポブレ修道院




<CLASSIC D'OR>
CD 0101003 \2180
モンセラート・カバリエ バロック・コンサート
ヴィヴァルディ(1678-1741):
オペラ「テルモドンテに向かうヘラクレス」から Chiare onde(*)
オペラ「バヤゼット」から Sposa son diprezzata(*)
オペラ「グリゼルダ」から(*)
Agitata da due venti,Vieni, vieni,Un certo non so che
ヘンデル(1685-1759):
オペラ「リナルド」から Lascia Ch'io pianga(+)
オペラ「エツィオ」から Ah, non son io que parlo(*)
オペラ「アタランタ」から Care Selve(*)
オペラ「テオドーラ」から With darkness dee,Oh That I on wings could(+)
オペラ「イェフタ」から Leb Wohl, Leb Wohl(+)
ジュゼプ・アントニ・マルティ(1719-1763):
Ave Maria(#)/Susceptit Israel(#)
モンセラート・カバリエ(ソプラノ)
ミゲル・サネッティ(ピアノ(*/+))
ソリステス・デ・カタルーニャ(#)
シャビエ・グエイ(指揮(#))
録音:1979年、マドリード王立劇場、ライヴ(*)/1985年、カダケス国際音楽祭、
ライヴ(+)
1986年、カタルーニャ音楽堂、ライヴ(#)

CD 0203002 2枚組 \3250
マスネ(1842-1912):オペラ「クレオパトラ」
モンセラート・カバリエ(ソプラノ:クレオパトラ)
モンセラート・マルティ(ソプラノ:オクタヴィア)
エネイダ・ガルシア(ソプラノ:シャルミオン)
フィリッポ・ベットスキ(バリトン:アントニウス)
ニコライ・バスコフ(テノール:スパコス)
アンドレア・シヴィッラ(バリトン:エニウス、声)
ロベルト・ヴァレンティーニ(バリトン:アムネス、召使い)
ジャンパオロ・フィオッキ(バリトン:門番)
メディテラネオ・ウニト管弦楽団
ミケル・オルテガ(指揮)
録音:2002年7月13日、ローマ県ヴィッラ・アドリアーナ、テルメ劇場、ライヴ




<CODA OUT>
COUT 2027 2枚組 \4360
ラソン&コラソン(理性と心) フランシスコ・デ・ゴヤの時代の音楽
[スペインのサロン]
サルバドル・カストロ・デ・ヒスタウ(1770?-?):
恋人たちの申し出を信じてはいけない(セギディリャ)Op.19(*/#)
6つのセギディリャ Op.3 から 動物の暴君(*/#)
ファンダンゴ Op.12(+)
フェデリコ・モレッティ(?-1838頃):12の歌 Op.24 から 反映(*/#)
フェルナンド・ソル(1778-1839):
モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲 Op.9(+)
私の目があなたに死を与えるとあなたが言うなら(セギディリャ)(*/#)
レクィエム・エテルナムのセギディリャ(*/#)
ディオニシオ・アグアド(1784-1849):ロンド Op.2 No.3(+)
マリアノ・ロドリゲス・デ・レデスマ(1779-1847):
6つのスペイン歌曲 から 説得,イエスかノーか(*/#)
ホセ・ガリェス(1761-1836):ギター・ソナタ ハ長調(+)
マヌエル・ガルシア(1775-1832):歌と抒情的カプリッチョ集 から
善き体(「偽りの執事」のポロ),
私は密輸業者だ(「計算ずくの詩人」のポロ)(*/#)
[イタリアのサロン]
マウロ・ジュリアーニ(1780-1840):6つのアリエッタ Op.95 から
心地よい日陰,その日がいつになるのか(*/#)
フェルディナンド・カルッリ(1770-1841):二重奏曲 Op.51(+/#)
ソフィア・コッリ(1775-1831):ハープ・ソナタ変ロ長調 Op.2(#)
マウロ・ジュリアーニ:
6つのアリエッタ Op.95 から 遅れ,別の罠(*/#)
フランチェスコ・モリーノ(1775-1847):ギター・ソナタ Op.15 No.2(+)
ルイジ・モレッティ(18世紀-19世紀):
6つのアリエッタ から 私はため息をつき、嘆き(*/#)
フェルディナンド・カルッリ:
6つの華麗なディヴェルティスマン Op.317 から ラルゴ・アッサイ-ボレロ(+)
マウロ・ジュリアーニ:胸いっぱいの震え(カヴァティーナ)Op.79(*/#)
ルクス・ベッラ
アナ・カルピンテロ(ソプラノ(*)、ギター(+))
グロリア・マリア・マルティネス(ハープ(#))
録音:2007年9月、サラゴサ(スペイン)、
アウディトリオ、ルイス・ガルベ・ホール
使用楽器:1820年頃、フィレンツェ、マンノ・マンニ製(+)
1820年頃、ロンドン、セバスティアン・エラール製(#)
スペインの大画家フランシスコ・デ・ゴヤ(1746-1828)の時代をテーマとしたア
ルバム。楽器も当時のものを使用しています。プログラムはすばらしいのです
が、アナ・カルピンテロの歌唱が素人っぽいのが難点で、ここは専門の歌手を
起用してもらいたかったところです。そのようなわけで、これはマニアックな
アイテムということでお願いいたします。





<EMI MUSIC SPAIN>
6848362 2枚組 \4360
クラウス 世界的な声
【オペラ・アリア】(P)EMI Records Ltd.
ベッリーニ(1801-1835):「清教徒」から A te o cara, amor talora
モンセラート・カバリエ(ソプラノ)
フィルハーモニア管弦楽団 リッカルド・ムーティ(指揮) (P)1980/1997
ヴェルディ(1813-1901):「トラヴィアータ」から Libiamo, ne'lieti calici
マリア・カラス(ソプラノ) リスボン・サン・カルロス国立劇場交響楽団
フランシスコ・ギオーネ(指揮) (P)1980/1997
ヴェルディ:「トラヴィアータ」から
Un di, felice, eterea(*),Lunge da lei,De' miei bollenti spiriti
レナータ・スコット(ソプラノ(*))
フィルハーモニア管弦楽団 リッカルド・ムーティ(指揮) (P)1982
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」から
Qui di sposa eterna fede...Ah soltanto il nostro foco(*),
Verrano a te sull'aura i miei sospiri ardenti(*),
Tombe degl'avi miei,Fra poco a me ricovero dar negletto avello,
Tu che a Dio spiegasti l'ali(+)
エディタ・グルベローヴァ(ソプラノ(*)) ロバート・ロイド(バリトン(+))
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 ニコラ・レッシーニョ(指揮) (P)1984
ドニゼッティ(1797-1848):「ドン・パスクアーレ」から
Chercher&ograve; lontana terra / E se fia che ad altro oggetto
Com' &egrave; gentil la notte a mezzo / Tornami a dir che m'ami(*)
ビヴァリー・シルズ(ソプラノ(*))
ロンドン交響楽団 サラ・コールドウェル(指揮) (P)1978/1996
プッチーニ(1858-1924):「ボエーム」から Che gelida manina
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団 ジェイムズ・レヴァイン(指揮)
(P)1980/1998
ヴェルディ:「リゴレット」から La donna e mobile
フィルハーモニア管弦楽団 ジュリアス・ルーデル(指揮) (P)1979/1996
【サルスエラ・アリア】(P)1958 EMI Music Spain, S.A.
ホセ・セラノ(1873-1941):「アラゴンの人々」から Los de Aragon
マドリード・コンサート管弦楽団 パブロ・ソロサバル(指揮)
パブロ・ソロサバル(1897-1988):
「カチュスカ(カチューシャ)」から Es el Principe!
ピラル・ローレンガー(ソプラノ) マヌエル・ガス(バリトン)
マドリード・コンサート管弦楽団 ホセ・ペレラ(指揮)
パブロ・ソロサバル:「セビリャとトリアナの間で」から
ハシント・ゲレロ(1895-1951):
「セビリャの泊まり客」から Romanza de Juan Luis "Raquel"
マドリード・コンサート管弦楽団 パブロ・ソロサバル(指揮)
レベリアノ・ソウトゥリョ(1884-1933)&フアン・ベルト(1890-1931):
「最後のロマン派」から Bella enamorada (共演者の記載無し)
パブロ・ソロサバル:
「港の酒場女」から No puede ser/「真珠の島」から No me quierre
マドリード・コンサート管弦楽団 パブロ・ソロサバル(指揮)
パブロ・ソロサバル:「港の酒場女」から D&uacute;o de Marola y Leandro
レダ・バルクライ(ソプラノ)
マドリード・コンサート管弦楽団 ホセ・ペレラ(指揮)
ルペルト・チャピ(1851-1909):「クッロ・バルガス」から
パブロ・ソロサバル:
「道化師ブラック」から
「港の酒場女」から(*)
「道化師ブラック」から(+)
ピラル・ローレンガー(ソプラノ(*)) レナト・セサリ(バリトン(+))
マドリード・コンサート管弦楽団 パブロ・ソロサバル(指揮)
パブロ・ソロサバル:「真珠の島」から
マドリード・コンサート管弦楽団 ホセ・ペレラ(指揮)
ホセ・セラノ:「ドロロサ」から Relato de Rafael
マドリード・コンサート管弦楽団 パブロ・ソロサバル(指揮)
アルフレド・クラウス(テノール)
共演者(上記)
スペインの偉大なテノール、アルフレド・クラウス(1927-1999)の没後10年記念
アルバム。44ページのメモリアル・ブック付きハードカバー仕様。テレサ・ベ
ルガンサとモンセラート・カバリエがそれぞれ一文を寄せています。




<SONY MUSIC SPAIN>
88697542642 3枚組 \4050
ホアキン・ロドリーゴ(1901-1991) ある天才の業績
アランフエス協奏曲(1939)
ナルシソ・イエペス(ギター)
スペイン国立管弦楽団 アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
田園協奏曲(1978)
ジェイムズ・ゴールウェイ(フルート)
フィルハーモニア管弦楽団 エドゥアルド・マータ(指揮)
ディヴェルティメント風協奏曲(1981)
ジュリアン・ロイド・ウェバー(チェロ)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 ヘスス・ロペス・コボス(指揮)
12のスペインの歌(1951)から
子守歌,デ・ロンダ,アデラ,タンバリンを鳴らして踊る歌
テレサ・ベルガンサ(メゾソプラノ) フェリス・ラビリャ(ピアノ)
ある紳士のための協奏曲(1954)
ナルシソ・イエペス(ギター)
スペイン国立管弦楽団 ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
ギャラント様式の協奏曲(1949)
ペドロ・コロストラ(チェロ) スペイン・フィルハーモニー管弦楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
夏の協奏曲(1943)
アグスティン・レオン・アラ(ヴァイオリン)
スペイン交響楽団 アントニ・ロス・マルバ(指揮)
4つの愛のマドリガル(1947)
モンセラート・カバリエ(ソプラノ) ミゲル・サネッティ(ピアノ)
ピアノ協奏曲(1996)(*)/交響詩「遥か彼方を訪ねて」(1976)
交響詩「青い百合のために」(1934)/吹奏楽のためのアダージョ(1966)
ホアキン・アチュカロ(ピアノ(*))
バレンシア交響楽団 マヌエル・ガルドゥフ(指揮)
20世紀スペイン最大の作曲家の一人、ロドリーゴの没後10年記念アルバム。ハ
ードカバー・ブック仕様。




<TERNARI>
スペイン、アリカンテのユニークなトリオ、グループ・テルナリの自主レーベル。

WHCM 326 \2450
グループ・テルナリ 2つのドゥルサイナとオルガン
モンテヴェルディ:「ポッペアの戴冠」より
スザート:パヴァーヌ
パーセル:最愛の人[My darest, my fairest]
リュリ:メヌエット
コレッリ:サラバンド I
ジャゾット:アルビノーニのアダージョ
パーセル:トリオ・ソナタ ニ長調
パッヘルベル:カノン
A・マルチェッロ:オーボエ協奏曲 より アダージョ
不詳:エルスの神秘劇 より おお、高き統治の力よ
不詳:エコーを伴うコルネットのカンツォン
リュイス・リャク:懐かしさ
アルヘメシ:ラ・ムイシェランガ
ペトレ:カルバリの丘のキリストに喜びあれ
グループ・テルナリ
エリセウ・ガルシア、シルベストレ・ナバロ・ベラ(ドゥルサイナ)
ハビエル・ゴンサルベス・バレロ
ドゥルサイナはオーボエを短くしたようなスペイン独特のリード楽器で、篳篥
(ひちりき)に似たずり上がり・下がりや揺れを伴う甲高い音を発します。
※当商品はすでに入手困難となっている可能性がございます。あらかじめご了承
ください。

WHCM 327 \2450
優しさ 2つのドゥルサイナとオルガン
ヘンデル:音楽時計のための曲集 より メヌエット第2番
バッハ:カンタータ第156番 より シンフォニア
シャルパンティエ:テ・デウムへの前奏曲(ファンファーレ)
バッハ:管弦楽組曲第2番 より アリア
ヘンデル:水上の音楽 より ホーンパイプ
ヴィヴァルディ:「四季」の「冬」より ラルゴ
パーセル・トランペット・チューン
クラーク:トランペット・ヴォランタリー
ヒル・ウェラム:Caoineadh C&uacute; Chulainn
ホセ・ラファエル・パスカル:マニャの結婚
ビセント・フィラグト:ドゥルサイナ I/ドゥルサイナ II
サウル・ゴメス・ソレル:優しさ I/優しさ II
カリョサ・デン・サリア伝承曲:
聖なるアウロラのマティネラ/カリョサの行列
エルネスト・ビリャル・ミラリェス:聖母への別れ
カリョサ・デン・サリア伝承曲:聖フランセスコ・デ・パウルのマティネラ
グスマン・クケレル/ホセ・マリア・フアン:
カリョサ・デン・サリアの守護聖人インフリアスの聖母への賛歌
グループ・テルナリ
エリセウ・ガルシア、シルベストレ・ナバロ・ベラ(ドゥルサイナ)
ハビエル・ゴンサルベス・バレロ
録音:2005年9月13-15日、アリカンテ(スペイン)、
カリョサ・デン・サリア、聖ホアン・バプティスタ主席司祭教会




<UNIVERSAL MUSIC SPAIN>
0028947632580 \4350
【高価格帯】
ルペルト・チャピ(1851-1909):サルスエラ「クラシック音楽」(1880)
クリスティナ・ファウス(メゾソプラノ:パカ)
フランシスコ・サンチェス(テノール:ククファテ)
アウグスト・バル(バリトン:タデオ)
マドリード自治州立管弦楽団
クリストバル・ソレル(指揮)
録音:2008年11月4日、マドリード自治州立管弦楽団本部
「1幕のハチャメチャ音楽劇」という副題が付けられた作品。劇のあらすじを
漫画風に描いた絵本付きハードカバー・ブック仕様で、サイズは217mm×217mm。

0602527041681(CD+DVD) \6500
アイノア・アルテタ ラ・ヴィダ
【CD】
Tears in heaven / Historia de un amor
Fly me to the moon / La golondrina
Love me tender / Calling you / Lamento borincano
Ricordi della sera / Alfonsina y el mar
Ne me quitte pas / Goizian argi hastian
Michelle / La vida
【DVD】
Tears in heaven / Historia de un amor
Lamento borincano / Ne me quitte pas
Michelle / La vida
CD録音ドキュメント
ニューヨークでのプラチナ・ディスク授与式
アイノア・アルテタへのインタビュー
(CANAL+ のテレビ番組にて)
フォト・ギャラリー
アイノア・アルテタ(歌)
ハビエル・リモン(プロデューサー、ギター)
スペインのソプラノ、アイノア・アルテタがポピュラー・ナンバーに挑戦した
同タイトルのCD(0602517858756)に合わせて発売された100ページ豪華本仕様の
ファン向けヴァージョン。サイズは250mm×300mm。
※当DVDは日本製のほとんどのプレーヤーで再生できません。また、PAL方式対
応プレーヤーやパソコンでの動作も保証いたしかねます。原則としてDVDの不良
による返品はお受けいたしませんので、あらかじめご了承ください。

<MEMORIES>
MR2121/2122 2枚組 ¥3380
デジタル
チャイコフスキー:交響曲第4番、第5番、第6番「悲愴」
ジャンスク・カヒッゼ指揮
トビリシ交響楽団
1999年12月セッション録音
グルジア出身の巨匠ジャンスク・カヒッゼ(1936-2002)は、ソ連人民芸術家の称
号も持つロシアで活動した名指揮者です。トビリシ交響楽団は、ジャンスク・カ
ヒッゼ自ら創設した手兵であり、独特の音色と中々の合奏能力で、人気を得まし
たがカヒッゼ没後は解散しております。MAZUR MEDIAは多くのCDを発表し大変な
好評を博しましたが、欲に溺れ日本で更なる拡売を図ろうとして在日南米人コー
ディネーターに騙され大損害を被り流通が途絶えた上CD部門は閉鎖となりました。
再三の交渉も実を結びませんでしたが、MEMORIESのエンジニアがロシア語に堪能
ということで奇跡的にライセンスを受けました。録音年月日も明らかになりまし
た。マスタリングもし直しまして、音の厚みを増し、楽章間の妙なノイズも取り
除かれたそうです。ムラヴィンスキー型スタイリッシュ演奏とは一線を画するモ
サッとしたサウンドが実に良いのです。未発表録音の発売も視野にシリーズは継
続するそうです。

MR2123 ¥1700
デジタル
ホルスト:組曲「惑星」全曲
R=コルサコフ:組曲「ムラダ」
スベトラーノフ指揮
フィルハーモニア管
スベトラーノフ唯一の「惑星」が復活します。COLLINS CLASSICSは一流アーティ
ストによるスタジオ・セッション録音を1990年代前半に大量に発表し、DGに似た
ジャケットデザインで、ほぼメジャー並の豪華ラインナップを誇りました。但し
経費の掛け過ぎで倒産。権利も複数の会社に転売され、最終的に権利を持ってい
た会社も倒産してしまいました。しかし敗戦処理のパーシャル・ライセンスに成
功したのがMEMORIESです。音像が遠い印象のあったCOLLINSですが再マスタリン
グが施されております。ここでのスベトラーノフは、大騒ぎせず実に落ち着いた
品の良い演奏を聴かせてくれます。正統派イギリスの演奏に敬意を表するかのよ
うです。



<WHRA>
WHRA 6027 6枚組 \7920
モノラル
シャルル・ミュンシュ指揮ボストン響
CD1
ベルリオーズ:
「海賊」序曲1958年11月29日
「ベアトリスとベネディクト」序曲1954年7月23日
ラヴェル:序奏とアレグロ1955年10月8日
ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」
(ジョセフ・パスキエ、ヴィオラ独奏)1954年4月2日
CD2
ベルリオーズ:「夏の夜」
ドビュッシー:「選ばれし乙女」(ロス・アンヘレス、ソプラノ独唱)
ルーセル:組曲作品331955年4月9日
CD3
ドビュッシー:
「遊戯」1958年4月12日、交響詩「海」1958年10月4日、「映像」1957年11月22日
CD4
ラヴェル:「優雅にして感傷的なワルツ」、ラ・ヴァルス1958年11月29日
ミヨー:交響曲第6番1955年10月8日
ラヴェル:スペイン狂詩曲1955年10月8日
CD5
フランク:交響曲1957年3月9日
ダンディ:フランス山人の交響曲1958年3月15日
CD6
ラヴェル:ピアノ協奏曲(ニコル・アンリオ独奏)1958年3月15日
フォーレ:レクイエム(アデレ・アディソン=S、ドナルド・グラハム=Bs、ラドシ
フ合唱協会、ハーバード・グリークラブ 1956年2月13日
WHRAならではの好企画です。評判高いミュンシュライヴ集の続編は極めつめのフラ
ンス音楽集です。思い切りの良いオーケストラ・ドライヴで、輝かしい音色も相
俟って光彩陸離の名演ばかりです。必携のアイテム登場です!



<M&A>
M&A 1233 \1980
モノラル
モーツァルト:四つの前奏曲とフーガ(弦楽三重奏曲K.404の編曲)
モーツァルト:弦楽三重奏によるディヴェルティメントK. 563
全て1951年ディスコフィルフランセへの録音
パスキエ・トリオ=ジャン・パスキエ(Vn)、ピエール・パスキエ(Va)、
エティエンヌ・パスキエ(Vc)
フランスのエスプリを感じさせるパスキエ・トリオの息吹。名盤の誉れ高いディス
コフィルフランセへのスタジオ録音でアメリカではハイドン協会盤としてリリース
されました。正に洒脱なモーツァルトです。

M&A 1234 \1980
リスト:
ピアノ・ソナタロ短調、ダンテを読みて、ハンガリー狂詩曲第12番、13番、第8番
ミュコラ・スーク(P)
名手として知られるミュコラ・スーク。このプログラミングはバレンボイムがメト
ロポリタン歌劇場で行ったリサイタルに酷似していますが腕が鳴っております。
ダンテを読みての深遠さは筆舌に尽くしがたいものがあります

M&A 1235 2枚組 \3960
モノラル
シューマン:歌曲集「詩人の恋」三種の演奏
アクセル・シオツ(T)+ジェラルド・ムーア(P)
1946年1月10日、シャルル・パンゼラ(Br)+アルフレッド・コルトー(P)
1935年6月17日、ゲアハルト・ヒュッシュ(Br)+ハンス・ウド・ミュラー(P)
シューマン:歌曲集「女の愛と生涯」三種の演奏
ロッテ・レーマン(S)+ポール・ウラノフスキー(P)1946年1月20日ライヴ、
マリアン・アンダーソン(CA)+フランツ・ルップ(P)1950年3月29,30日
キャスリーン・フェリアー(CA)+ブルーノ・ワルター(P)
1949年9月7日エジンバラ音楽祭ライヴ
こういうのを良い企画と言えるのでしょうか?シューマン畢生の名作歌曲二題をそ
れぞれ三種の演奏で楽しめると言うCDです。いずれも単品では容易に買えない演奏
であり、その辺りを狙った名企画であるとは言えそうです。演奏はいずれも定評あ
るもので、新リマスタリングによりやはりフェリアー+ワルターのエジンバラ・ラ
イヴなど感動も新たです。

<独UNIVERSAL>
L'OIS 4802433 \850
モーツァルト:
セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
セレナード第9番「ポストホルン」
クリストファー・ホグウッド指揮
エンシェント室内管弦楽団

DECCA 4802941 2枚組 \1780
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」
カティア・リッチャレッリ
ホセ・カレーラス
イングヴァル・ヴィクセル
サー・コリン・デイヴィス指揮
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団

DECCA 4802983 \850
ヴェルディ:歌劇「椿姫」(抜粋)
アンジェラ・ゲオルギュー
フランク・ロパルド
レオ・ヌッチ
サー・ゲオルグ・ショルティ指揮
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団

DECCA 4802988 \850
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集
ハインリヒ・シフ(VC)
アイオナ・ブラウン指揮
アカデミー室内管弦楽団

DECCA 4803113 \850
リスト:トランスクリプション
リゴレット(演奏会用パラフレーズ)
「ルチア」と「パリジーナ」の主題によるワルツ
「さまよえるオランダ人」の紡ぎ歌
「タンホイザー」より夕星の歌
イゾルデの愛の死
歌劇「ファウスト」のワルツ
「エフゲニ・オネーギン」によるポロネーズ 他
ジャン・イヴ・ティボーデ(P)

DECCA 4803160 \850
バッハ:ピアノ協奏曲集(第2番-第5番、第7番)
アンドラーシュ・シフ(P、指揮)
ヨーロッパ室内管弦楽団

DECCA 4803104 \850
J.シュトラウス:喜歌劇「こうもり」(抜粋)
ワルデマール・クメント
ヒルデ・ギューデン
ジュゼッペ・ザンピエリ
エリカ・ケート
ヴァルター・ベリー
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ウィーン・フィル

DG 4802866 4枚組 \3650
ムター-名ヴァイオリン協奏曲集
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番、第5番「トルコ風」
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
アンネ=ゾフィー・ムター(Vn)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィル、ウィーン・フィル



<MODE DVD>
MODE216DVD(DVD-Video) \2980
Morton Feldman:Trio(1980)
モートン・フェルドマン:トリオ
Aki Takahashi (高橋アキ)(P)
Marc Sabat (マーク・サバット)(Vn)
Rohan de Saram (ローハン・デ・サラム)(VC)
フェルドマン作品にはなじみの深いピアニスト、高橋アキとチェリストで元ア
ルディッティ四重奏団のローハン・デ・サラムのふたりに、マルチ・インストゥ
ルメンタリストのマーク・サバットがヴァイオリンで参加したレコーディング・
セッション。105分
尚、この3人は2007年9月15日、静岡音楽館AOIにて同曲を日本初演している。
その年はフェルドマン没後20周年だった。
ボーナスフィーチャーにはドイツの作曲家でフェルドマン研究家のヴァルター・
ツィンマーマンによるビデオ・エッセイを収録。約20分。




<VIEW>
VIEW 2408(DVD-Video)
モーツァルト:歌劇「魔笛」
1976年Lipzig Operaでのモーツァルト:歌劇「魔笛」をTV番組用に編集した映像。
マグダレーナ・ファレヴィチ(パミーナ)
ホルスト・ゲブハルト(タミーノ)
ディーター・ショルツ(パパゲーノ)
ヘイドルン・ハレックス(パパゲーナ)
インゲ・ウィーベル(夜の女王)
ヘルマン・クリスチャン・ポルスター(ザラストロ)
ゲルト・バーナー指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
ライプツィヒ歌劇場オペラ合唱団
ドイツ語、カラー 本編156分+ボーナスフィーチャー




<独SONY-ESPRIT>
SONY 88697582182 \880
トランペット協奏曲集-
マンフレディーニ、ヴィヴァルディ、トレッリ、コレッリ、
アルビノーニ、フンメル
ヘルムート・フンガー、アンドレ・バーナード(Trp)
ジョージ・マルコム、クラウディオ・シモーネ指揮
イギリス室内管弦楽団、イ・ソリスティ・ベネティ

SONY 88697582202 \880
モーツァルト、ヘンデル:ソプラノ・アリア集
モーツァルト:アリア「私はあなたに明かしたい、おお神よ」
K.418、シェーナ「もうよい、すべてわかった」とロンド「心配
しないで、愛する人よ」K.490 他
A・スカルラッティ:カンタータ「テブロ川のほとりで」 他
ヘンデル:「アンネ女王の誕生日のための頌歌」より「ラルゴ」
ヘンデル:「サムソン」より「輝けるセラフたちを」
ジュディス・ブレゲン(S)
ピンカス・ズッカーマン指揮

SONY 88697582222 \880
ストラヴィンスキー:春の祭典
ズビン・メータ指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック

SONY 88697582232 \880
ニューイヤー・コンサート-J.シュトラウス、ランナー
J.シュトラウス:「ジプシー男爵」より「入場行進曲」、ウィーン
気質、美しく青きドナウ、皇帝円舞曲、ラデツキー行進曲 他
ランナー:チェリト・ポルカ 他
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団
アンサンブル・ウィーン




<DOMOVIDEO>
DMM 504(DVD+CD) \2700
Robert Giordano/ Piano Recital
クレメンティ:ピアノソナタ op. 26-2
チマローザ:ピアノソナタ op. 27
チマローザ:ピアノソナタ ロ短調
チマローザ:ピアノソナタ op. 62
グルック:ズガンバーティ:オルフェオとエウリディーチェよりメロディー
D.スカルラッティ/カール・タウジヒ:パストラーレとカプリッチオ
モーツァルト:「小葬送行進曲」K453a
モーツァルト:メヌエット K. 355
モーツァルト:ロンド K. 485
ブゾーニ:モーツァルト:Giga
ブゾーニ:モーツァルト:ロンドと変奏曲
リスト:レミネッセンス
演奏;ロベルト・ジョルダーノ(ピアノ)
2006年3月
ベルギー・ブラッセル2003年「エリザベス王妃国際音楽コンクール」に於いて
第4位となったロベルト・ジョルダーノ。その後も各地でコンサート活動し、
詩的で知的な抑制のきいた演奏はヨーロッパ圏では絶賛。

DMM 505(DVD+CD) \2700
モーツァルト:ピアノ協奏曲第14番 K. 449
モーツァルト:ピアノ協奏曲第11番 K. 413
モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番 K. 414
2006年7月
Francois-Joel Thiollier(piano)フランソワ・ジョエル・ティオリエ
Pietro Toso(Concertmaster)
Orchestra di Padova e del Veneto
1966年に設立したパドヴァ管弦楽団は有名な合奏団。
ドビュッシー、サティなどフランス音楽は高い評価を得ていますがモーツァルト
も同様に格調高い演奏です。

DMM 506(DVD+CD) \2700
F.J. ハイドン:ピアノソナタ Hob XVI 50
モーツァルト:幻想曲 K. 396
モーツァルト:12の変奏曲 K. 500
ベートーヴェン:ピアノソナタ「熱情」
ショパン:幻想ポロネーズ op. 61
リスト:ハンガアリー狂詩曲第2番
チャイコフスキー:四季より秋
Jin Ju(ピアノ)ジン・ジュ(中国)
2006年4月
2003年「エリザベス王妃国際音楽コンクール」第6位のJin Ju。
イタリアからヨーロッパ、中国、米国と演奏活動を広げ女流ピアニストとして
確固たる地位を築きつつある。

DMM 513(DVD-Video) \2900
14 Tenors Concert
実力、人気ともに定評のある14人のテノール歌手達が繰り広げる有名なアリア集。
テノール歌手:
ピエトロ・バロ、カルロ・ベルゴンツイ、フランコ・ボニソルリ
アルベルト・クピド、ピーター・ドヴォルスキー、
サルヴァトーレ・フィシケッラ、マリオ・マラニーニ
エミール・イワノフ、ジャンフランコ・パスティーネ
ヴィンセンツオ・スクディエリ、ホセ・センペレ
ヌンツイオ・トディスコ、アナトリー・ソロヴィアネンコ
ジョルジオ・ティエッポ
カルロ・ベルゴンツイ(アフリカの女-おお海より現れた楽園よ)
ピエトロ・バロ(リゴレット-女心の歌「風の中の羽のように」)
フランコ・ボニソルリ(ウイリアム・テル-O muto asil del pianto)
アルベルト・クピド(ロメオとジュリエット-愛の神か・・・-昇れ太陽よ)
ピーター・ドヴォルスキー(マクベス-わが息子達よ)
サルヴァトーレ・フィシケッラ(ウイリアム・テル-O muto asil del pianto)
マリオ・マラニーニ(レニャーノの戦い-La pia materna mano)
ジャンフランコ・パスティーネ(ルイザ・ミラー-夜が静まったとき)
ヴィンセンツオ・スクディエリ(西部の娘-やがて来る自由の日)
アナトリー・ソロヴィアネンコ(アイーダ-浄きアイーダ)
ジョルジオ・ティエッポ(トスカ-星は光りぬ)
ヌンツイオ・トディスコ(カルメン-お前が投げたこの花は)
フランコ・ボニソルリ(トロヴァトーレ-見よ薪の恐ろしい火を)
ピーター・ドヴォルスキー(マノン=レスコ-ああマノン、君の愚かさが)
サルヴァトーレ・フィシケラ(ラ・ボエーム-冷たい手を)
エミール・イワノフ(運命の力-天使のようなレオノーラ)
マリオ・マリャニーニ(トゥーランドット-だれも寝てはならぬ)
ヴィンセンツオ・スクディエリ(アンドレア・シェニエ-ある日空をながめて)
ホセ・センペレ(仮面舞踏会-おそらく彼女は邸に)
ソロヴィアネンコ・ナポリ(カヴァレリア・ルスティカーナ-お母さんあの酒は
強いね)
ヌンツイオ・トディスコ(オーソレミオ)
カルロ・ベルゴンツイ(愛の妙薬-人知れぬ涙)
1990年8月




<URANIA>
URN22.403 2枚組 \2700
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
第9番、第13番、第19番、第20番、第23番
パウル・ザッハー指揮 ウィーン交響楽団
フェレンツ・フリッチャイ指揮 RIAS交響楽団
ヘンリー・スヴォボダ指揮 ヴィンタートゥール交響楽団
クララ・ハスキル(P)  1950年、1954年
指揮の詳細は不明です。

URN22.404 \1350
リスト:
ハンガリー狂詩曲第2番 嬰ハ短調、第6番 変ニ長調
「詩的で宗教的な調べ」より「葬送」
「巡礼の年 第1年 スイス」より「泉のほとりで」
忘れられたワルツ第1番
ハンガリー狂詩曲第15番 イ短調 「ラコッツィ行進曲」
「巡礼の年 第2年 イタリア」より
「ペトラルカのソネット第104番」
スカルラッティ:6つのハープシコード・ソナタ
ウラディミール・ホロヴィッツ(P) 1947-1953 ニューヨーク

URN22.405 \1350
ブルックナー:交響曲第7番
パウル・ヒンデミット指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック
1960年




<OMM>
OMM0061 \1850
フィリップ・グラス:交響曲第7番"TOLTEC"
1. The Corn
2. The Hikuri(the Sacred Root)
3. The Blue Deer
デニス・ラッセル・デーヴィス(指揮)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
初演は2005年1月20日ケネディー・センターにて、指揮者スラトキンの60歳の
誕生日を祝って演奏された。




<仏XCP>
311049 \2450
Henri Duparc/ Melodies(デュパルク/歌曲集)
1.旅へのいざない
2.フィレンツェのセレナード
3.恍惚
4.悲しき歌
5.ロズモンドの館
6.哀歌(ラメント)
7.戦っている国へ
8.逃走
9.波と鐘
10.セレナーデ
11.遺書
12.フィディレ
13.ミニョンのロマンス
14.哀歌
15.ギャロップ
16.ためいき
17.前世
Francois le Roux(フランソワ・ル・ルー)(バリトン)
Danielle Borst(ダニエレ・ボルスト)(ソプラノ)
Jeff Cohen(ジェフ・コーエン)(ピアノ)

PAS2262 2枚組 \2450
ガブリエル・デュポン/ ピアノ作品集
1.Epigraphe
2. Le Soir tombe dans la chambre
3. Du Soleil au jardin
4. Chanson de la pluie
5. Apres-Midi de dimanche
6. Le Medecin
7. Une amie est vent
8. La Chanson du vent
9. Au Coin du feu
10. Coquetteries
11. La Mort Rode
12. Des Enfants jouent dans le jardin
13. Nuit blanche -Hollucinations
14. Calme
Bernard Paul Reynier(ベルナール・ポール・レイニエ)(ピアノ)

PAS2272 \2450
ブラームス・ドホナーニ/ピアノ作品集
1. ブラームス: 4つの小品
2. ドホナーニ: 4つのピアノ曲
3. ブラームス:ピアノソナタ第1番
Sofja Gulbadamova(ソフィア・グルバダモーヴァ)(ピアノ)

ILD 642278 \2450
Carmen Dragon/ The Hollywood Bowl Symphony Orchestra
1. Addinsell: Concerto de Varsovie
2. Tchaikovsky: None but the lonely heart
3. Rachmanoff: Prelude en ut dese mineur
4. Weber: Invitation a la valse
5. Beethoven: Adagio de la Sonate(月光)
6. Rimsky-Korsakov: Le vol du bourdon
7. Wildman: Rhapsodie suedoise
8. Sibelius: Valse triste
9. Liszt: Reve d'amour
10.Brahms:Dnse hongroise
11.Bath: Cornish Rhapsody
12. Massenet: Elegie de Les Erinnyes
13.Litolff: Scherzo de Concetro Symhponique
14. Elgar: Pomp and circumstance
Leonard Pennario(レオナード・ペナリオ)(ピアノ)
ハリウッド・ボール交響楽団




<MONOPOLE(CD-R仕様)>
MONO031 2枚組 ¥2600
リムスキー・コルサコフ:歌劇「サルタン皇帝の物語」
イワン・ペトロフ(サルタン皇帝)
エフゲニア・スモレンスカヤ(ミリトリッサ)
エフゲニア・ヴェルビツカヤ(バーバリハ)
ウラディーミル・イワノフスキー(グヴィドン)
ガリナ・オレイニチェンコ(白鳥皇女) 他
ワシーリー・ネボルシン指揮
ボリショイ管弦楽団、合唱団  1959年

VALIS002 ¥1300
ウィリアム・シューマン:
交響曲第6番
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 1956年
交響曲第5番「弦楽のための交響曲」
エドガー・シェンクマン指揮 
コンサートホール弦楽オーケストラ  1947年
弦楽四重奏曲第3番
ゴードン弦楽四重奏団  1946年

VALIS003 ¥1300
ハンソン:
交響曲第1番「ノルディック」op.21  1939年
交響曲第2番「ロマンティック」op.30  1940年
ベーオウルフに寄せる嘆きの歌op.25  1944年
プロローグ 1944年
ハワード・ハンソン指揮
イーストマン・ロチェスター交響楽団

ETCD7001 ¥1300
シューベルト:歌曲集「冬の旅」
ハンス・ホッター(Br)
ミヒャエル・ラウハイゼン(P)   1943年

LCD7001 ¥1300
フンメル:ピアノ協奏曲 イ短調 op.85
モーツァルト:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 K.41
オットー・アッカーマン指揮
ウィンテルトゥール交響楽団   1950年代前半
クレメンティ:ピアノ・ソナタ ロ短調 op.40-2
アルトゥール・バルサム(P)

LCD7002 ¥1300
ショパン:
ポロネーズ第6番 変イ長調 op.53、幻想即興曲 op.66、
ワルツ第6番「子犬のワルツ」op.64-1、第7番 op.64-2、
マズルカ第5番 op.7-1、夜想曲第9番 op.32-1、
前奏曲 op.28-9、前奏曲 op.28-10、練習曲 op.10-12
チャイコフスキー:「四季」より「6月」、「11月」
パデレフスキ:メヌエット op.14-1
シューマン:ロマンス op.28-2
ロペス・チャヴァリ:el viejo castillo moro
グラナドス:スペイン舞曲 ハ短調
ラフマニノフ:「幻想的小品集」より「前奏曲」 嬰ハ短調 op.3-2
サン=サーンス:アレグロ・アパッショナート op.70
ホセ・イトゥルビ(P)  1950年代



<MEMBRAN>
NCA60211 ¥1500
モーツァルト:バッハの作品による6つのプレリュードとフーガK.404a
モーツァルト:アダージョとフーガ K.546
レザデュー

NCA60212 ¥1500
ライナー・ベーム(1952- ):ノラ・アストルガのためのギター・デュオ(1984)
クラウス・フェルトマン(1951- ):二律背反(1980/94)、
アタッカ(1981)
クラウス・マルティン・コピッツ(1955- ):秋の音楽(1985/86)
ヘルゲ・ユング(1943- ):4楽章の曲(1991)
クラウス・フェルトマン:・・・を待ちながら(1994)
クラウス&ライナー・フェルトマン・ギター・デュオ

DOCUMENTS 224065 10枚組 ¥1350
CD1,2:グレゴリオ聖歌集
カントーリ・グレゴリアーニ/フルヴィオ・ラムピ
Stirps Iesse, Enrico De Capitani
CD3:30 European Christmas Carols Sung in Latin
Conventus Musicorum, Roman Cejnar(arr.)
CD4:クリスマス・キャロル集
アンブロジアン・シンガース Vaughan Meakins
CD5:モンテヴェルディ:クリスマス・ヴェスプレ
The Danish Chamber Choir, Kim Glies Nandfred
CD6:ヘンデル:メサイア(第1部)
Akademisk Orkester, Morten Topp
CD7-9:バッハ:クリスマス・オラトリオ
カール・リヒター指揮 (1955年)
CD10:サン=サーンス:クリスマス・オラトリオ、ハープのための幻想曲、
フォーレ:ラシーヌ讃歌
Logumkloster Vokal Ensemble, Sven-Ingvart Mikkelsen

MEMBRAN 232666 10枚組 \4850
DOCUMENT DRESDEN-Die Oper in historischem Glanz
詳細はこちらにございます。

DOCUMENTS 232737 10枚組 \4850
Die Helden von Bayreuth
詳細はこちらにございます。

MEMBRAN 224083 20枚組 \8000
偉大なるヴァイオリニストたち100年の歴史
エゲブレヒト博士が様々な見地から選んだ名演奏の数々。これだけの有名な演奏
家がまとまったボックスはなかなかお目にかかることはありません。
※ハラルト・エゲブレヒト博士について 
Dr. Harald Eggebrecht 
音楽、文学、芸術学を専攻し、1978年に博士号を取得。81年から87年まで北ドイ
ツ放送(NDR)に芸術編集者として勤務した後、フリーライターに転身し、主に
南ドイツ新聞で批評家として活躍。ゲーテ、カール・マイ、ルートヴィヒII世、
チェリビダッケを中心に多数の著作を発表している。
代表作「大演奏」(小説、S.ナドルニ、M.ヴィンター共著)、「居眠り芸術」、
「偉大なるヴァイオリニスト」。
詳細はこちらにございます。



<EMF>
EMFCD 003 \2080
Iannis Xenakis/ Electronic Music
イアニス・クセナキス/ 初期電子音楽作品集(1957-1992)
1. Diamorphoses(1957)パリGRMスタジオ作品
2. Concret PH(1958) ブラッセル万博フィリップス・パビリオン
(Concret Paraboloide Hyperbolique)
3. Orient-Occident(1960) ユネスコ依属作品
4. Bohor(1962)
5. 響き-花-間(1970) 大阪万博 鉄鋼館
多チャンネル360度の再生装置を伴う電子音楽
6. S.709(1992)パリ・クセナキス研究所
イアニス・クセナキスのCDとしてはこのEMFかEdition RZ(1014/15)の2枚組が
作品としては抜きんでています。今回値下がりでのご案内です。




<MEMBRAN>
DOUMENT 232902 52枚組 \6280
Maria Callas / 25 Complete Operas
ベッリーニ:ノルマ
マリア・カラス(ノルマ)
マリオ・フィリッペスキ(ポリオーネ)
エベ・スティニャーニ(アダルジーザ) 他
トゥリオ・セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座 1954年
ベッリーニ:清教徒
マリア・カラス(エルヴィラ)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(アルトゥーロ)
ローランド・パネライ(リッカルド)
トゥリオ・セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座 1953年
ベッリーニ:夢遊病の女
マリア・カラス(アミーナ)
チェザーレ・ヴァレッティ(エルヴィーノ)
ジュゼッペ・モデスティ(ロドルフォ)
レナード・バーンスタイン指揮 ミラノ・スカラ座 1955年
ケルビーニ:メデア
マリア・カラス(メデア)
ジノ・ペンノ(ジャゾーネ)
フェードラ・バルビエリ(ネリス)
レナード・バーンスタイン指揮 ミラノ・スカラ座 1953年
ドニゼッティ:ランメルモールのルチア
マリア・カラス(ルチア)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(エドガルド)
ティト・ゴッビ(エンリコ・アシュトン)
トゥリオ・セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座 1953年
レオンカヴァッロ:道化師
マリア・カラス(ネッダ)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(カニオ)
ティト・ゴッビ(トニオ)
トゥリオ・セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座 1954年
マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ
マリア・カラス(サントゥッツァ)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(トゥリッドゥ)
ローランド・パネライ(アルフィオ)
トゥリオ・セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座 1953年
プッチーニ:ラ・ボエーム
マリア・カラス(ミミ)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(ロドルフォ)
アンナ・モッフォ(ムゼッタ)
アントニーノ・ヴォットー指揮 ミラノ・スカラ座 1956年
プッチーニ:蝶々夫人
マリア・カラス(蝶々さん)
ニコライ・ゲッダ(ベンジャミン・フランクリン・ピンカートン)
ルチア・ダニエリ(スズキ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ミラノ・スカラ座 1955年
プッチーニ:トスカ
マリア・カラス(トスカ)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(カヴァラドッシ)
ティト・ゴッビ(スカルピア)
ヴィクトル・デ・サバタ指揮 ミラノ・スカラ座 1953年
プッチーニ:トゥーランドット
マリア・カラス(トゥーランドット)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(リュー)
エウジェニオ・フェルナンディ(カラフ)
トゥリオ・セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座 1957年
ロッシーニ:アルミーダ
マリア・カラス(アルミーダ)
フランチェスコ・アルバネーゼ(リナルド)
マリオ・フィリッペスキ(ジョルナンド)
トゥリオ・セラフィン指揮 フィレンツェ5月音楽祭 1952年
ロッシーニ:セヴィリアの理髪師
マリア・カラス(ロジーナ)
ルイジ・アルヴァ(アルマヴィーヴァ伯爵)
ティト・ゴッビ(フィガロ)
アルチェオ・ガリエラ指揮 フィルハーモニア管 1957年
ロッシーニ:イタリアのトルコ人
マリア・カラス(フィオリッラ)
ニコラ・ロッシ=レメーニ(セリム)
ニコライ・ゲッダ(ナルチーゾ)
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ指揮 ミラノ・スカラ座 1954年
スポンティーニ:ヴェスタの巫女
マリア・カラス(ジュリア)
フランコ・コレッリ(リチニオ)
エベ・スティニャーニ
アントニーノ・ヴォットー指揮 ミラノ・スカラ座 1954年
ヴェルディ:アイーダ
マリア・カラス(アイーダ)
リチャード・タッカー(ラダメス)
フェードラ・バルビエリ(アムネリス)
トゥリオ・セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座 1955年
ヴェルディ:仮面舞踏会
マリア・カラス(アメリア)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(リッカルド)
ティト・ゴッビ(レナート)
アントニーノ・ヴォットー指揮 ミラノ・スカラ座 1956年
ヴェルディ:運命の力
マリア・カラス(ドンナ・レオノーラ)
カルロ・タリアブエ(ドン・カルロ)
リチャード・タッカー(ドン・アルヴァーロ)
トゥリオ・セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座 1954年
ヴェルディ:マクベス
マリア・カラス(マクベス夫人)
エンツォ・マスケリーニ(マクベス)
ジノ・ペンノ(マクダフ)
ヴィクトル・デ・サバタ指揮 ミラノ・スカラ座 1952年
ヴェルディ:ナブッコ
ジノ・ベッキ(ナブッコ)
マリア・カラス(アビガイッレ)
ルチアーノ・ネローニ(ザッカリア)
ヴィットリオ・グイ指揮 ナポリ・サンカルロ劇場 1949年
ヴェルディ:リゴレット
マリア・カラス(ジルダ)
ティト・ゴッビ(リゴレット)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(マントヴァ侯爵)
トゥリオ・セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座 1955年
ヴェルディ:椿姫
マリア・カラス(ヴィオレッタ・ヴァレリー)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(アルフレード・ジェルモン)
エットーレ・バスティアニーニ(ジョルジュ・ジェルモン)
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮 ミラノ・スカラ座 1955年
ヴェルディ:トロヴァトーレ
マリア・カラス(レオノーラ)
ローランド・パネライ(ルーナ伯爵)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(マンリーコ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ミラノ・スカラ座 1956年
ヴェルディ:シチリア島の夕べの祈り
エンツォ・マスケリーニ(モンフォルテ)
ジョルジオ・ココリオス=バルディ(アリーゴ)
マリア・カラス(エレナ公女)
エーリヒ・クライバー指揮 フィレンツェ5月音楽祭 1951年
ワーグナー:パルジファル(イタリア語)
マリア・カラス(クントリー)
ボリス・クリストフ(グルネマンツ)
アフリコ・バルデッリ(パルジファル)
ヴィットリオ・グイ指揮 RAIローマ交響楽団 1950年

<DELTA CLASSICS>
DCCA-0064 \2415
モーツァルト:
交響曲第25番
交響曲第29番
交響曲第38番「プラハ」
セレナード第6番「セレナータ・ノットゥルナ」
(Dec,1950 rec)
オットー・クレンペラー
ベルリンRIAS交響楽団
クレンペラーが得意としている作曲家は多いですが、モーツァルトもその一人と
いえるでしょう。演奏内容こそ、年代やオーケストラによって違いはありますが、
どれもクレンペラーならではの演奏で、テンポが速くてもクレンペラーらしく、
逆に遅くてもやっぱりクレンペラーらしく仕上がるのは不思議なとろこです。今
回の演奏はまさしくテンポが速いモーツァルトですが、アンサンブルもその速さ
にきちんとついき、モーツァルトが青年時代に書き上げた曲の情緒を匂わせる雰
囲気作りは抜群です。交響曲第25番は映画「アマデウス」の冒頭シーンで使用さ
れたこともあり聞き覚えのある方も多いと思います。その名曲をクレンペラーは、
何のためらいもないく一気に練り上げていきます。よほど曲の解釈に自身がない
とできない芸当でしょう。そして交響曲第29番も青年モーツァルトが書き上げた
珠玉の名品ですが他の有名交響曲に隠れて知名度は低いですが、曲の構成にはモ
ーツァルトの奇抜なアイディアが取り入れられ後年の後期交響曲郡への片鱗が垣
間見られます。そして、「プラハ」は、第40番や「ジュピター」などとならび演
奏回数も人気もモーツァルトの交響曲の中では圧倒的な存在です。クレンペラー
が残した後期交響曲は主兵フィルハーモニア管などをはじめ、かなり前から評価
が高いので、このベルリンRIASとのものを期待しても間違いありません。

<レグルス>
RGCD-1027 \2625
ジョスカン・デ・プレ:
ミサ《御父の母にして娘》より、ミサ《他の人を愛するなど》より
サンクトゥス《他の人を愛するなど》
アントワーヌ・ブリュメル:「御父の母にして娘」
ヨハンネス・オケゲム:ロンドー「他の人を愛するなど」*
ヴォーカル・アンサンブル カペラ vocal ensemble Cappella
音楽監督、ゴシック・ハープ*:花井 哲郎、フィドル:小野萬里*
録音:
2009年4月13日‐16日 北の大地美術館(中札内美術村)[デジタル録音]
2009年8月7日相模湖交流センターホール
本格的な中世・ルネサンス専門のヴォーカル・アンサンブル カペラの第5弾(レグル
スレーベルでは第4作目)。
ヴォーカル・アンサンブル カペラがついに、巨匠ジョスカン・デ・プレのミサ曲
全曲録音プロジェクトを開始!第1弾はブリュメルの美しい聖母モテットに基づく
ミサ「御父の母にして娘」と、オケゲムのトップ・ヒット・シャンソンを取り込ん
だミサ「他の人を愛するなど」。ますます円熟味を増すア・カペラの響きを堪能で
きる1枚。
2021年のジョスカン没後500年を記念する企画。今後5年間でCD10枚(予定)をリリー
ス、全曲録音完成を目指します。

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