<クラシック・輸入盤新譜情報 09-03
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

★ダイレクト・トランスファー CD-R 2009年2月新譜 5点発売★
発売予定:2009年2月下旬 価格:各1枚 \1500(税込)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-1179
シベリウス:
ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
サー・トーマス・ビーチャム指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
米VICTOR 14016/9(英 HIS MASTER'S VOICE DB2791/4と同一録音)
(1935年11月ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-87)はロシア生まれのアメリカのヴァイオリニスト。ペテルブルグ音楽院でレオポルド・アウアー(1845-1930)に学び、10歳の春にデビューした。1917年16歳の時に革命を逃れ一家はアメリカに移住し、少年ハイフェッツは一流演奏家として待遇された。その後青年期、壮年期から引退するまで世界最高のヴァイオリン奏者として崇められた。この録音は英 HIS MASTER'S VOICE が企画したシベリウス・コレクション全6巻, SPレコード42枚の中に組み込まれ、米VICTORではヴァイオリン協奏曲のみ4枚組のアルバムで発売された。ハイフェッツは1959年にステレオで2回目のシベリウスを録音している(RCA VICTOR)。指揮者のサー・トーマス・ビーチャム(1879-1961)は英国で最も尊敬された指揮者。1932年ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団を組織し、1947年にはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を作った。ハイフェッツのSP時代の録音はこのシリーズでチャイコフキー:ヴァイオリン協奏曲(78CDR-1086)とメンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(78CDR-1114)が発売されている。復刻には最高のコンディションの米VICTOR盤を使用した。

78CDR-1180
サン=サーンス:
ピアノ協奏曲第2番ト短調作品22
モウラ・リンパニー(ピアノ)
ウォーウィック・ブレイスウェイト指揮
ナショナル交響楽団
英 DECCA AK1161/3
(1945年7月24日ロンドン、キングズウェイ・ホール録音)
ピアニストのモウラ・リンパニー(1916-2005)は英国コーンウォール州サルタッシュ生まれ。父親は軍人、母親は彼女の最初のピアノ教師になった音楽家だった。彼女はベルギーの修道院に送られ、そこで音楽才能が開花し、さらにリエージュで勉強をつづけた。その後ロンドンの王立音楽アカデミーへの奨学金を得た。さらにウィーンでパウル・ヴァインガルテンに師事し、1938年ブリュッセルで開催されたイザイ・ピアノ・コンクールでソ連のエミール・ギレリス(1916-1985)に続いて第2位に入賞した。第2次世界大戦迄に英国で最も名前の通ったピアニストになった。この録音は1945年大戦直後のもので、リンパニーにとっては初期のもの。LP時代になって、彼女はデッカ,EMI,エラートに数多くの録音を残している。ヨーロッパ、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、インドでは非常に名の通ったピアニストだったが、日本ではそれほどでもなかった。1979年にCBEを叙勲され、1992年にはDAMEの称号を得た。指揮者のブレイスウェイト(1896-1971)ニュージーランド生まれでイギリスで指揮し、後に祖国のニュージーランドやオーストラリアでも活躍した。これは初期のFFRR録音。聴きどころは第3楽章。透明で華麗なピアノが光り輝いている。

78CDR-1181
ショパン:
24の前奏曲作品28
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE DB2015/8
(1933年7月5日ロンドン、アビー・ロード第3スタジオ録音)
アルフレッド・コルトー(1877-1962)は20世紀最高のフランスのピアニスト。スイスのニヨンに生まれ、両親はフランス人。1892年パリ音楽院のルイ・ディエメ(1843-1919)のクラスに入り研鑽を積む。1896年一等賞を得て卒業。1902年にヴァイオリンのジャック・ティボー(1880-1953)とチェロのパブロ・カザルス(1876-1973)とピアノ・トリオを組んだ。1917年にパリ音楽院教授、1919年にパリに音楽学校エコール・ノルマルを設立した。コルトーはショパンの「前奏曲」を生涯に3回録音していて、これはその第2回目の録音。第1回の録音は電気録音最初期の1926年で本シリーズの78CDR-1043で発売されている。コルトーは戦後の1952年(昭和27年)に初来日した。その時75歳だったコルトーは山口県下関市の響灘にある厚島が気に入り購入を申し出た。無人島の厚島はコルトーに贈られ「孤留島」と名づけられたが、コルトーは帰国後体調を崩し、再来日は果たせなかった。

78CDR-1182
モーツァルト:
レクイエム ニ短調 K.626
ピア・タッシナーリ(S), エベ・スティニャーニ(M-S)
フェルッチョ・タリアヴィーニ(T), イタロ・ターヨ(Bs)
ヴィクトル・デ・サバタ指揮トリノ放送管弦楽団(E.I.A.R.)、合唱団
英 HIS MASTER'S VOICE DB9541/8(原録音: 伊CETRA-SORIA set101)
(1941年12月 4-5日ローマ録音)
第2次世界大戦下のローマ録音。日米開戦の3日前の1941年(昭和16年)12月4-5日である。イタリアのレコード会社CETRAのための録音だったが、プロデューサーのダリオ・ソリアが後にEMIに発売させたもの。大戦中にはドイツPOLYDOR でも発売されていた。この名曲の世界初の全曲録音である。指揮者のヴィクトル・デ・サバタ(1892-1967)は1929年大指揮者アルトゥーロ・トスカニーニ(1867-1957)の後任としてスカラ座の音楽監督に就任し1953年に引退した名指揮者。ソプラノのタッシナーリ(1903-1995)はスカラ座のソプラノで戦後はアメリカで活躍した。メゾソプラノのスティニャーニ(1903-1974)はローマ歌劇場で活躍後、戦後の1948年アメリカにデビューした。テノールのタリアヴィーニ(1913-1995)は1939年にデビュー忽ち人気歌手となった。大戦後はアメリカに移住し、世界的に人気を博した。バスのターヨ(1915-1993)はイタリアとヨーロッパ各地で活躍した後、1948年メトロポリタン歌劇場にデビューした。映画にも多く出演していた。教会の大聖堂での録音と思わせる響きはSPレコード時代にしては珍しい。

78CDR-1183
ラモン・モントーヤ/フラメンコ・ギターの神様
ソレア
ラ・ローザ
グラナイーナ
タランタ
シギリーヤス
ファンダンゴス
ブレリアス
ロンデーニャ
グァヒーラ
タンゴ(マヨールとメノール)
マラゲーニャ
ファルーカ
アレグリアス
ミネーラ
ラモン・モントーヤ(ギター)
仏BAM 101/6
(1936年パリ録音)
LP時代日本コロムビアから発売されていた「フラメンコ・ギターの神様/ラモン・モントーヤ」(XM-30-AM)と同一演奏。これは12インチ盤6枚組のオリジナルSP盤からのダイレクト・トランスファーである。ここの第2曲(ラ・ローザ)と第11曲(マラゲーニャ)はLPには入っていなかった。ラモン・モントーヤはマドリードのジプシーの家系に生まれた。父親もギターを弾いたが、息子のラモンに教えることはなく、ラモンは町をさまよう盲目の楽士について歩いた。成長するとフラメンコ酒場のギタリストにテクニックの手ほどきをうけ、そのギタリストが亡くなるとその後釜にすわり、様々な歌い手の伴奏を務めて腕を磨いた。ラモンはクラシックギターにも深い憧憬を抱き、近代ギターの父と呼ばれたターレガの弟子のミゲル・リョベートに私淑し、多くのものを自己のフラメンコ奏法に取り入れた。この録音は1936年にパリのボワト・ア・ミュジーク社が録音したもの。それまで歌の伴奏だったギターを単独で扱った最初の録音と目されるもの。上記の理由から是非ともクラシックギターの人達にも是非聴いていただきたいアルバム。ミゲル・リョベートは本シリーズの「スペイン・ギター音楽-世界九大ギタリスト演奏」(78CDR-1163)に入っている。聴きどころは①の "ソレア" でギター・ソロでありながらその裏にカンテ(歌)が息づいているように聞こえる。

<Deutsche Grammophon>
4778140 \1850
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35《葬送》
リゲティ:ピアノのための練習曲 第4番《ファンファーレ》
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調Op.19《幻想ソナタ》
リゲティ:練習曲 第10番《魔法使いの弟子》
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調S.178
ユジャ・ワン(ピアノ)
録音:2008年11月10-14日 ハンブルク
フリードリヒ・エーベルト・ハレ
1987年生まれの中国人ピアニスト、ユジャ・ワンの記念すべきDGデビュー盤。
北京で学んだ後、アメリカの名門カーティス音楽院に留学。アルゲリッチの
代役でデュトワ指揮ボストン響とチャイコフスキーの協奏曲第1番を弾いて大
成功を収め、日本でもN響定期などへの出演でおなじみの才媛です。当盤では、
ショパン、リスト、スクリャービン、リゲティの超絶技巧曲を、完璧なテク
ニックと多彩な音色で鮮やかに弾き分けています。

4778056(通常版) \1850
4778057(デラックス限定版・ハードカバー・ブックレット&DVD付) \2680
ヘンデル:アリア集
歌劇《タメルラーノ》から-第1幕アリア〈天地は怒りで身を固めよ〉
歌劇《ロンバルド王妃ロデリンダ》から-第3幕アッコンパニャート〈我が心は
地獄のようだ〉、第3幕アリア〈貧しき群れの羊飼いも〉
歌劇《セルセ(クセルクセス)》から-第1幕アッコンパニャート〈私の愛する
プラタナスの〉、第1幕アリオーソ〈かつて木陰ほど〉
[オンブラ・マイ・フ]、第1幕アリア〈我が心の炎を想えば〉、第3幕アリア
〈残酷なる地獄の三女神よ〉
歌劇《アリオダンテ》から-第2幕アリア〈不貞の女め、情夫の胸に戯れるが
いい〉、第3幕アリア〈暗く不幸な夜のあとには〉
歌劇《タメルラーノ》から-第3幕レチタティーヴォ〈おお、何と喜ばしい日
か!〉/アッコンパニャートとレチタティーヴォ〈怯え震え上がるがいい〉
〈いいえ、私も後を追わせてください〉/レチタティーヴォ・アッコンパニャ
ート〈ああ、神々はなおも動かぬのか!〉、第3幕アリオーソ〈娘よ、泣いて
はならぬ〉、第3幕アッコンパニャート〈残忍な男よ、貴様は娘の涙をみるこ
とになろう〉
オラトリオ《復活》から-第1部アリア〈キジバトはかくも〉、第2部アリア
〈愛しき我が子よ!〉
ボーナスDVD
ローランド・ビリャソンとポール・マクリーシュのインタビュー
3曲のアリア
(1)オンブラ・マイ・フ
(2)天地は怒りで身を固めよ(-歌劇《タメルラーノ》)
(3)不貞の女め、情夫の胸に・・・(-歌劇《アリオダンテ》)
ピクチャー・ギャラリー&ディスコグラフィ
ローランド・ビリャソン(テノール) 
ガブリエリ・プレイヤーズ 
指揮:ポール・マクリーシュ
録音:2008年4月 ロンドン
ヘンデル没後250年に贈る、カリスマ・テノールとヘンデル演奏のエキスパー
トによる情熱のアリア集。古楽演奏や声楽作品で絶大なる信頼を誇るマクリー
シュの強力なサポートを得て、壮大でメロディックなヘンデルの作品世界を
歌ったビリャソンの新境地。名曲《オンブラ・マイ・フ》も収録しています。

4777467 \1850
J.S.バッハ:カンタータからのアリア集
カンタータ第54番BWV.54-罪に手むかうべし
同 第197番 BWV.197-アリア《満ち足れる愉悦、健やかなる繁栄》
同 第99番 BWV.99-アリア・デュエット《十字架の苦しみと》
マタイ受難曲BWV.244第2部-アリア第47番《主よ、憐れみたまえ》
カンタータ第30番BWV.30-第5曲(アリア)
同 第35番BWV.35-シンフォニア
同 第74番BWV.74-アリア《何ひとつ私を救うことのできるものはありません》
同 第12番BWV.12-シンフォニア
ミサ曲ロ短調BWV.232-アニュス・デイ
マニフィカトBWV.243-アリア(デュエット)《その憐れみは》
カンタータ第60番BWV.60-デュエット《おお永遠、そは雷のことば…われ汝を
待ち望む》
同 第117番BWV.117《讃美と栄光 至高の善なる者にあれ》より
同 第61番BWV.61-アリア《開け、わが心よ》
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メッゾ・ソプラノ) 
コンチェルト・コペンハーゲン(ピリオド楽器使用) 
指揮&オルガン:ラース・ウルリク・モーテンセン
録音:2008年6月28-30日 コペンハーゲン、ガルニソン教会
J.S.バッハを歌うために生まれてきた不世出のメゾ・ソプラノ、オッターが歌
う珠玉のアルト&ソプラノ・アリア集。エレガントなスタイル、そして美しく
豊かな歌声と表現力。そんな彼女の魅力と、これまでバロック音楽の分野で重
ねてきた偉大なキャリアが結実した最高の仕上がりと言えるでしょう。指揮&
オルガンのモーテルセンと、コンチェルト・コペンハーゲンの好サポートも光
る1枚です。

4778117 4枚組 \3600
ハイドン:ロンドン・セット
交響曲第93番ニ長調Hob.I‐93
同 第101番ニ長調Hob.I‐101《時計》
同 第96番ニ長調Hob.I‐96《奇蹟》
協奏交響曲変ロ長調Hob.I‐105
交響曲第98番変ロ長調Hob.I‐98
同 第100番ト長調Hob.I‐100
同 第102番変ロ長調Hob.I‐102
同 第103番変ホ長調Hob.I‐103《太鼓連打》
マリエッケ・ブランケンステイン(ヴァイオリン)
ウィリアム・コーンウェイ(チェロ)
ダグラス・ボイド(オーボエ)
マセウ・ウイルキー(ファゴット)  
ヨーロッパ室内管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:1986、1988、1989、1992、1993年
アバドの明快かつ的確な音楽作りが光る珠玉のハイドン交響曲集(ロンドン・
セット)。古い手法の延長線上にありながらも、洗練と斬新で画期的な書法に
満ちた名録音です。これらに聴くアバドとヨーロッパ室内管の相性は抜群で、
若々しく切れ味の鋭い音色とアンサンブルが絶妙。ぜひとも当団、あるいは
マーラー室内管と続きを録音してほしいものです。

4778073 3枚組 \3650
ヘンデル:歌劇《エツィオ》HWV.29
アン・ハレンベリ(メゾ・ソプラノ)、
カリーナ・ゴヴァン(ソプラノ)
ソニア・プリナ(アルト)、
アニーチョ・ゾルジ・ジュスティニアーノ(テノール)
ヴィート・プリアンテ(バス)、マリアンヌ・アンダーソン(アルト) 
イル・コンプレッソ・バロッコ 
指揮:アラン・カーティス
録音:2008年9月17-25日 ロニーゴ、テアトロ・コムナーレ
バロック・オペラの演奏・校訂のパイオニアである巨匠アラン・カーティス
が、手兵イル・コンプレッソ・バロッコを指揮したヘンデル・オペラ。ロー
マの将軍エツィオと皇帝ヴァレンティニアーノを巡る物語は、横恋慕や謀反
が錯綜する波乱万丈の展開の大変人気があった台本で、グルックも同名のオ
ペラを書いています。これまでも数々の復活蘇演を手がけてきた古楽器演奏
のスペシャリストの卓越した名演を、たっぷりお楽しみください。

4778133 6枚組 \5400 ※4月21日ご注文分までのセール特価 \4350
アルベニス:グラナダ
グラナドス:トナディーリャ《ゴヤのマハ》
グラナドス:スペイン舞曲第10番《悲しい舞曲》
アルベニス:朱色の塔Op.92‐12
グラナドス:スペイン舞曲第5番《アンダルーサ》
アルベニス:セビーリャ/ミラン:パバーナ第1番&第2番
サンス:パバーナ/カンツォーネ(作者不詳)
サルタレッロ(作者不詳)/モレノ・トローバ:ブルガレーサ
同:アルバーダ/同:アラーダ/リョベート:聖母の御子
同:アメリアの遺言/タルレガ:ムーア人の踊り
同:メヌエット/ヴィゼー:エントラーダ
同:ジーガ/同:ブーレ/同:メヌエット
アンドレス・セゴビア(ギター)
録音:1944年1月、1952年3月&4月、1954年4月 ニューヨーク
ギターの大巨匠アンドレス・セゴビアが最も充実した演奏活動を繰り広げた
1940年代そして1950年代にアメリカ・デッカに録音したアルバム6枚がオリジ
ナルLPのカップリングのまま、しかも1枚ずつはオリジナルLPデザインの紙
ジャケットに包まれ、ここに再登場。アルベニス、グラナドス、ミラン、サ
ンス、サルタレッロ、モレノ・トローバ、リョベート、タルレガ、ヴィゼー
らの名曲を豪華に集めています。80曲を越えるこれらの録音がドイツ・グラ
モフォンからリリースされるのは今回が初めて。今回のリリースに際してオ
リジナル・マスターから新たにリマスターが行われ、最高級ウイスキーのご
とく セゴビアの芸術そのものがもつ生のままの味わいがこれらのCDに刻ま
れることになりました。繊細さと親密さに満ち、聴き手の心を掴んで離さな
い魅力溢れる6枚のリサイタル・アルバムです。今なお演奏家に影響を、聴
き手には喜びを与え続けるセゴビアの至芸を、高音質のでたっぷりお楽しみ
ください。


4778165 \1850
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲
カトリン・フィンチ(ハープ)
録音:2007年9月17日-25日 イタリア
聖アゴスティーノ教会
1980年にウェールズに生まれた才気溢れるハーピスト、カトリン・フィンチに
よるグラモフォン移籍第1弾は世界の音楽家を魅了してやまない《ゴルトベルク
変奏曲》。チャールズ皇太子のお抱え演奏家としても知られるフィンチは3年の
歳月をかけて作品を研究し、独自の版を作り上げてこの録音に臨みました。
「バッハ:トッカータとフーガの最初の1音で、彼女はハーピストに対して我々
が抱く、ステレオタイプな可憐で天使的なイメージを打ち砕いた」 ニューヨ
ーク・タイムズ紙(2005年)

4777374 3枚組 \3650
ヘンデル:歌劇《アルチーナ》HWV.43
ジョイス・ディドナート(MS:アルチーナ)
マイテ・ボモン(MS:ルッジェーロ)
カリーナ・ゴーヴァン(S:モルガーナ)
ラウラ・ケリーチ(S:オベルト)
ソニア・プリナ(A:ブラダマンテ)、
コービー・ファン・レンスブルク(T:オロンテ)
ヴィート・プリアンテ(Br:メリッソ)、 
イル・コンプレッソ・ バロッコ  
指揮:アラン・カーティス
録音:2007年9月17日-25日 イタリア、聖アゴスティーノ教会
様々なヘンデル・オペラの復活上演を行っているスペシャリスト、指揮者のア
ラン・カーティスと、イル・コンプレッソ・バロッコが今回お届けするのは
《アルチーナ》。アルチーナは、愛した男たちを獣に変えてしまう魔女。迫り
くる戦争の脅威を背景に、その国に迷い込んだ二人の人間を軸に物語が展開し
ていきます。ヘンデルの生前、彼の舞台作品のなかで最も高い評価を受け、繰
り返し上演された傑作中の傑作と言えるでしょう。

4778116 10枚組 \8850 ※4月21日ご注文分までのセール特価 \7500
ハイドン:弦楽四重奏曲集(27曲)
CD1
弦楽四重奏曲Op.51《十字架上のキリストの最後の7つの言葉》
CD2
同 Op.54-1-3《第1トスト四重奏曲》全曲(第57-59番)
CD3
同 Op.55-1-3《第2トスト四重奏曲》全曲(第60-62番)
CD4
同 Op.64-1-3《第3トスト四重奏曲》(第63-65番)
CD5
同 Op.64-4-6《第3トスト四重奏曲》(第66-68番)
CD6
同 第71番 変ホ長調Op.71
CD7
同 第74番ト短調Op.74-3《騎士》
CD8
同 Op.76-1-3《エルディーディ四重奏曲》(第75-77番)
CD9
同 Op.76-4-6《エルディーディ四重奏曲》(第78-80番)
CD10
同 Op.77-1-2(第81&82番)/同 第83番変ロ長調Op.103
アマデウス弦楽四重奏団
録音:1971-78年 ステレオ録音
1950-70年代にかけて、常に同じメンバーで、アンサンブルに磨きをかけ続けた
アマデウス弦楽四重奏団が、晩年に残した珠玉のハイドン作品集。単に機械的
で正確なアンサンブルという以上に、4挺の楽器が骨の髄まで溶け合い、何とも
親密で流れの良い音楽を紡ぎ上げていきます。この「室内楽の鑑」とも言える
10枚組は、2009年のハイドン没後200年を記念するのに、最もふさわしい録音
のひとつと言えるでしょう。

734515(DVD-Video) \3480
ライヴ・フロム・ザルツブルク
ムソルグスキー:《展覧会の絵》
ベートーヴェン:三重協奏曲 ハ長調
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)
ゴーティエ・カプソン(チェロ)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ
指揮:グスターボ・ドゥダメル
収録:2008年 ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
1981年べネスエラのバルキシメント生まれ、2004年の第1回グスタフ・マーラ
ー指揮者コンクールに優勝し、世界の檜舞台に躍り出た27歳の俊英、グスター
ボ・ドゥダメル。以降の活躍ぶりは目を見張るばかり。昨年12月の初来日では
噂にたがわぬ熱演で聴衆のハートを鷲掴みにし、終演後は会場中がスタンディ
ング・オベーション!の熱い嵐で埋まる画期的な盛り上がりをみせました。い
よいよ今年の秋からはサロネンの後任としてロサンゼルス・フィルの音楽監督
に就任するドゥダメルが、昨夏 手兵シモン・ボリバル・ユース・オーケスト
ラを率いて行ったザルツブルク音楽祭デビュー公演を収録した感動のライヴ映
像。アルゲリッチもピアノで参加し、カプソン兄弟とスリリングな三重協奏曲
を聴かせてくれる贅沢な内容です。
音楽が人生を変え得るという絶対的な信念のもとベネズエラから発信された音
楽教育のアプローチは、今や逆に全世界の音楽家に、音楽のあるべき姿を思い
起こさせる刺激的な存在となりました。指揮者のタクトを見つめる信頼に満ち
たオーケストラ・メンバーたちの耀く瞳、通常の約2倍の人数が一心になって
歌い上げるアンサンブルの妙が感動を呼ぶライヴです。ボーナス映像として、
ザルツブルク音楽祭でドゥダメルとアーノンクール、そしてシモン・ボリバル
・オーケストラによって行われたマスター・クラスの模様が収録されています。



<Decca>
4781465 \1850
ヘンデル:オルガン協奏曲集
第3番ト短調Op.3‐4/同 第2番変ロ短調Op.3‐2/同 第1番ト短調Op.3‐1
/同 第5番へ長調Op.4‐5/同 第6番変ロ長調Op.4‐6/
同 第4番へ長調Op.4‐4
アカデミア・ビザンティーナ
ソロ・オルガン&指揮:オッターヴィオ・ダントーネ 
ステファノ・モンタナーリ(ヴァイオリン)、マルコ・フレッツァート(チェロ)
ヘンデル没後250年記念リリース。
アカデミア・ビザンティーナは、17-18世紀の音楽解釈において、最も創造的で
魅力ある演奏団体のひとつ。ピリオド楽器を用いながら、確かなテクニックと
情熱的で個性的な演奏で聴き手を魅了しています。当盤は彼らの初録音となる
ヘンデルのオルガン協奏曲集。名匠ダントーネの弾き振りによって、ソロと伴
奏が親密で魅力的な音楽の対話を交わすことに成功しています。

4781466 \1850
聖母マリアの嘆き VERGIN'S LAMENT
ピゼンデル :ソナタ ハ短調
フェッランディーニ :マリアの悲しみ
マリーニ :パッサカリオ
モンテヴェルディ:《アリアンナの嘆き》による聖母の嘆き
ヴィヴァルディ:協奏曲ニ短調RV.129《 マドリガル風》
同:弦楽のためのシンフォニアRV.169《聖なる墓に》
コンティ:《聖ロレンツォの受難》-“Sento gia mancar la vita”
ヴィヴァルディ:4声のソナタ変ホ長調RV.130《聖なる墓で》
ベルナルダ・フィンク(メゾ・ソプラノ) 
イル・ジャルディーノ・アルモニコ 指揮:ジョヴァンニ・アントニーニ
ジョヴァンニ・アントニーニ率いる名門イル・ジャルディーノ・アルモニコの
最新盤は、活躍著しいメゾ・ソプラノのベルナルダ・フィンクをゲストに迎え、
「聖母マリアの目を通して見たキリストの受難」を描いた作品を収録。とりわ
け注目いただきたい2曲は、1990年代までヘンデルの作品と考えられていたフェ
ッランディーニの《マリアの悲しみ》と、今回が世界初録音となるコンティの
《聖ロレンツォの受難》-“Sento gia mancar la vita”です。

4781497 2枚組(1枚価格) \1850
清きアイーダ-パヴァロッティ/ヴェルディ・アルバム
歌劇《マクベス》から
おお、息子たちよ/ここはどこだ?
歌劇《ルイザ・ミラー》から
それで、この手紙は?/穏やかな夜には/のどが焼け付くようだ
歌劇《リゴレット》から
あれか、これか/さらわれてしまった/ほおの涙が/
お前、お前・・・寂しい町外れで/強き愛が私を呼んでいる/女心の歌/
いつかあなたと会ったときから/美しい乙女よ
歌劇《イル・トロヴァトーレ》から
今しがた聞こえたあの武器の音は/ああ、いとしいわが恋人/
たえなる音の清い波が・・・マンリーコ!/処刑台の恐ろしい火で/
ふたたび帰ることのない旅路へと
歌劇《椿姫》から
乾杯の歌/幸せな日、天使のように/彼女が離れていては・・・私の燃える心を/
アンニーナ、どこへ行ってきた?・・・ああ残念な!/
パリを離れて・・・一緒に暮らそう
歌劇《シチリア島の夕べの祈り》から A toi, que j'ai cherie
歌劇《仮面舞踏会》から
さあ女占い師・・・今度の航海は無事だろうか/冗談か或いは愚言か/
私は君の傍らに・・・私を愛している、私を!/あの人は多分、屋敷に着いて/
だが、もしも私が永遠に君を失ったとしても
歌劇《運命の力》から
兄弟よ・・・おぼえていたか!
歌劇《ドン・カルロ》から
私は彼女を失った!/僕はあの人に会った。するとその微笑が/
ああ、われわれの魂に
歌劇《アイーダ》から
もし私がそのつわものであったら・・・[清きアイーダ]/
やっと会えた、愛しいアイーダ/運命の石が私の上で/
貴方の刑を虫が知らせてくれました/さようなら大地
《レクイエム》から
われ、あやまちたれば嘆き
歌劇《オテロ》から
すでに夜も更けた/恥と悲しみに満ちて/カッシオ!/私を恐れることはない
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)
録音:1967年-1995年
ヴェルディの名だたるオペラ・アリアをパヴァロッティが比類ない輝かしい歌
唱で歌い上げたえりすぐりの2枚。しかも2枚で1枚分の特別価格でご提供します。

4781472 5枚組 \3650
プッチーニ・オペラの名演を集めた最高のハイライト集
アルティメット・プッチーニ
 CD1
《ボエーム》ハイライト
カティア・リッチャレッリ(ソプラノ)、ホセ・カレーラス(テノール) 
イングヴァール・ヴィクセル(バリトン) 
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団 指揮:サー・コリン・デイヴィス
CD2
《蝶々夫人》ハイライト
レナータ・テバルディ (ソプラノ)、カルロ・ベルゴンツィ (テノール)
フィオレンツァ・コッソット(ソプラノ) 
サンタ・チェチーリア国立アカデミー合唱団 指揮:トゥリオ・セラフィン
CD3
《トスカ》ハイライト
キャロル・ヴァネス(ソプラノ)、ジュゼッペ・ジャコミーニ(テノール)
ジョルジョ・ザンカナーロ、アルフレード・マリオッティ(バリトン) 
フィラデルフィア管弦楽団 指揮:リッカルド・ムーティ 
CD 4
《トゥーランドット》ハイライト
インゲ・ボルク(ソプラノ)、レナータ・テバルディ(ソプラノ)
マリオ・デル=モナコ(テノール)ニコラ・ザッカリア(バス) 
サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団&合唱団 
指揮:アルベルト・エレーデ
CD5
《マノン・レスコー》ハイライト
ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)、ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)
ドウェイン・クロフト(バリトン)ラモン・ヴァルガス(テノール)  
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団 指揮:ジェイムズ・レヴァイン
録音:1979年、1958年7月、1991年、1955年7月、1992年
昨年、生誕150周年を迎えたプッチーニ名作オペラ《ボエーム》、《蝶々夫人》、
《トスカ》、《トゥーランドット》、《マノン・レスコー》のハイライトを集
めた豪華5枚組。パヴァロッティ、カレーラス、デル=モナコ、テバルディ、
フレーニをはじめとした最高のプッチーニ歌手たちが、コリン・デイヴィス、
セラフィン、ムーティ、レヴァインらの名伴奏に乗って、素晴らしい歌唱を繰
り広げます。

478 1478 5枚組 \3650
ハイドンの多彩な名曲名演集
アルティメット・ハイドン
CD1
交響曲第104番《ロンドン》&第95番
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
CD2
交響曲第94番《驚愕》、第96番《奇蹟》&第100番《軍隊》
フィルハーモニア管弦楽団 指揮:アンタル・ドラティ
CD3
チェロ協奏曲第1番/ホルン協奏曲Hob.VIId‐3&VIId‐4/トランペット協奏曲
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ) 
イギリス室内管弦楽団 指揮:ベンジャミン・ブリテン
バリー・タックウェル(ホルン)、アラン・ストリンガー(トランペット)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ア・フィールズ 
指揮:サー・ネヴィル・マリナー
CD4
弦楽四重奏曲第77番《皇帝》/第78番《日の出》/第79番
エオリアン弦楽四重奏団
CD5
ミサ曲第9番《ネルソン・ミサ》/カンタータ《ナクソスのアリアンナ》
/ベレニーチェのシェーナ
バーバラ・ボニー(ソプラノ)、アン・ハウエルズ(ソプラノ)、
アンソニー・ロルフ=ジョンソン(テノール)、
シュテファン・ロバーツ(バリトン) 
ハイドン協会管弦楽団 指揮:クリストファー・ホグウッド、他
今年が没後200年にあたるハイドンの交響曲、協奏曲、室内楽、宗教曲の名曲を
集めた豪華5枚組。ショルティ、ドラティ、ブリテン、マリナー、エオリアン
SQ、ロストロポーヴィチ、ボニーをはじめとした名演奏家たちの名演奏をご堪
能ください。

4781490 5枚組 \3650
名演奏で聴くロシア&フランス管弦楽名曲集
アルティメット・クラシカル・スペクタクル
 CD1
チャィコフスキー:序曲《1812年》/バラギレフ:イスラメイ(東洋風幻想曲)
/ボロディン:《イーゴリ公》-だったん人の娘の踊り&だったん人の踊り/
グリンカ:《ルスランとリュドミラ》序曲
バイエルン放送交響楽団 指揮:エサ=ペッカ・サロネン
CD2
ラヴェル:ボレロ/グリンカ:ホタ・アラゴネーサ/
チャイコフスキーイタリア奇想曲/シャブリエ:狂詩曲《スペイン》
ドレスデン・シュターツカペレ 指揮:サー・ネヴィル・マリナー
CD3
ベルリオーズ:ハンガリー行進曲/ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
/デュカス:交響詩《魔法使いの弟子》/サン=サーンス:死の舞踏/
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲/シャブリエ:楽しい行進曲
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ 
指揮:サー・ネヴィル・マリナー
CD4
ムソルグスキー:《ホヴァンシチナ》序曲/同:交響詩《はげ山の一夜》/
リムスキー=コルサコフ:序曲《ロシアの復活祭》/
ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》
モントリオール交響楽団 指揮:シャルル・デュトワ
CD5
リムスキー=コルサコフ:交響組曲《シェエラザード》/
同:《サルタン皇帝の物語》組曲&熊蜂の飛行
フィルハーモニア管弦楽団 指揮:ヴラディーミル・アシュケナージ
ロシアとフランスの管弦楽曲の名曲を集めた豪華5枚組。これらの音楽を得意と
するサロネン、マリナー、デュトワ、アシュケナージといった巨匠たちが、色
彩感にあふれた絢爛豪華な名演奏を繰り広げます。

4781484 5枚組 \3650
極上の名演奏で聴く、優美でたおやかな名曲の数々
アルティメイト・クラシック・ドリームズ
ドビュッシー:月の光(管弦楽編曲版)
イーストマン=ロチェスター・ポップス管弦楽団 
指揮:フレデリック・フェネル
バーバー:弦楽のためのアダージョ
ボルティモア管弦楽団 指揮:デヴィッド・ジンマン
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲-アダージョ(ハープ編曲版)
マリサ・ロブレス(ハープ) フィルハーモニア管弦楽団 
指揮:シャルル・デュトワ
マスカーニ:《カヴァレリア・ルスティカーナ》間奏曲
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ
モーツァルト:《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》-ロマンス
 アカデミー室内管弦楽団 指揮:サー・ネヴィル・マリナー
フォーレ:パヴァーヌ
モントリオール交響楽団&合唱団 指揮:シャルル・デュトワ
ショパン:夜想曲第2番変ホ長調Op.9‐2
ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
サン=サーンス:白鳥
ハインリヒ・シフ(チェロ)サミュエル・サンダース(ピアノ)
J.S.バッハ:G線上のアリア
シュトゥットガルト室内管弦楽団 指揮:カール・ミュンヒンガー
ドヴォルザーク:わが母の教えたまいし歌
ペペ・ロメロ(ギター)
J.S.バッハ:カンタータ第147番-主よ、人の望みの喜びよ
シュトゥットガルト室内管弦楽団 指揮:カール・ミュンヒンガー
マスネ:タイスの瞑想曲
ナイジェル・ケネディ(ヴァイオリン) 
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:リチャード・ボニング
サン=サーンス:白鳥
ヤッシャ・ジルヴァースタイン(チェロ) マリー・グーセンス(ハープ)
フランク:天使の糧
ジュリアン・ロイド・ウェバー(チェロ) 
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ジェイムズ・ジャッド
ヘンデル:オンブラ・マイ・フ
 アンソニー・ウェイ(ボーイ・ソプラノ) 
イングリッシュ・シンフォニア 指揮:ニール・ペイジ 他"
J.S.バッハの《主よ、人の望みの喜びよ》、サン=サーンスの白鳥、ドビュッ
シーの《月の光》、ラフマニノフの《ヴォカリーズ》など、優美でたおやかな
クラシックの名曲たちを、極上の名演奏でお贈りする豪華5枚組です。

<RCA RED SEAL>
88697469842 2枚組 \1780
ヨハン・シュトラウス2世:
喜歌劇「こうもり」(ハイライト:ドイツ語版)
オスカー・ダノン(指揮) ウィーン国立歌劇場管弦楽団
アデーレ・ライト(ロザリンデ)  
アンネリーゼ・ローテンベルガー(アデーレ) 
シャンドール・コンヤ(アルフレード) 
エーリヒ・クンツ(フランク) ジョージ・ロンドン(ファルケ)  
エバーハルト・ヴェヒター(アイゼンシュタイン)  
エーリヒ・マイクート(ブリント)  
【録音】 1963年6月15-25日  ウィーン・ゾフィエン・ザール
ヨハン・シュトラウス2世:
喜歌劇「こうもり」(ハイライト:英語版)
オスカー・ダノン(指揮) ウィーン国立歌劇場管弦楽団
アンナ・モッフォ(ロザリンデ)   ジャネッテ・スコヴォテッィ(アデーレ)  
セルジオ・フランキ(アルフレード)  ジョン・ホウクスヴィル(フランク)
ジョージ・ロンドン(ファルケ)  
リチャード・ルイス(アイゼンシュタイン)  
【録音】 1963年6月28-30日 ウィーン・ゾフィエン・ザール
オペレッタ黄金期時代の名盤(ドイツ語版:オリジナルLP番号:LSC-7029)が、初
CD化での発売となります。また、数日違いで録音されていたハイパフォーマン
ス・シリーズ(09026634682(英語版)) も、一緒に収録いたしました。 
24bit/96kHzリマスター使用 
※リブレットは付いておりません。



<OEHMS CLASSICS>
OC741 2枚組 \2700
シューマン:交響曲全集
スクロヴァチェフスキ(指揮)
ザールブリュッケン・
カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル 
既に発売済みの【OC708(2&3番)】と【OC707(1&4番)】の2枚分をあわせて、交響
曲全集としての発売となります。もちろんレコード芸術特選です。




<ARTE NOVA>
88697386222 2枚組 \1000
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25
ピアノ協奏曲第2番ニ短調Op.40
ピアノ協奏曲ホ短調(ラリー・トッドによる補完完成版)
ピアノ協奏曲イ短調(1822)
マティアス・キルシュネライト(p)
フランク・ベールマン(指揮)  
ケムニッツ・ロベルト・シューマン・
フィルハーモニー管弦楽団
メンデルスゾーン・イヤーにふさわしいアルバムの登場です。このアルバムで
は、未完のピアノ協奏曲を、アメリカのメンデルスゾーン学者のラリー・トッ
ドが、補完し完成させたものです。この曲は有名なヴァイオリン協奏曲ホ短調
Op.64の2年前に草案されたもので、そのスケッチには非常に似ている部分が多々
発見されていることから、途中からヴァイオリン協奏曲に移行していったもの
と考えられている作品です。また13歳のときに作曲したほとんど演奏されない、
弦楽合奏による伴奏によるピアノ協奏曲を収録しました。大好評のモーツァル
ト・ピアノ協奏曲全集(82876825762)を弾いた、キルシュネライトによる演奏
です。



<JVC>
JMXR24054 \3465
【xrcd : 初xrcd化】JVC K2 24 BIT REMSTERING
イーゴル・ストラヴィンスキー:
バレエ組曲「火の鳥」[1919年版]
バレエ音楽「ペトルーシュカ」[1947年版]
小澤征爾(指揮)  ボストン交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(p)[ペトルーシュカ]
[録音]1969年11月24日、ボストン、シンフォニー・ホール
[オリジナル・プロデューサー]ピーター・デルハイム
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]バーナード・ケヴィル
[オリジナル・マスター]3チャンネル
[リマスタリング・エンジニア]杉本一家(JVC)
[初出]LSC-3167(1970年9月発売)
[日本盤初出]SRA-2712(1970年10月発売)
ストラヴィンスキーの名作バレエを鮮やかに描き出す若き小澤会心の名演!
【初XRCD化】
小澤征爾は1965年から1969年にかけて、シカゴ響、ボストン響、ニュー・フィ
ルハーモニア管などとRCAにLP16枚分の録音を残している。これらは飛ぶ鳥を落
とす勢いで世界的な活動を行なっていた30代の小澤の、まさに青春の記念碑と
もいうべきフレッシュな演奏ぞろいで、今聴いてもその新鮮さは色褪せていな
い。特に、小澤が指揮したマルティノン時代のシカゴ響、スタインバーグ時代
のボストン響は、1960年代のアメリカのオーケストラならではの圧倒的な輝き
を放っており、それらがRCAならではの優秀な技術によって余すところなく捉え
られている。
■当アルバムは、1968年にボストン響にデビューした翌年に収録された「ペト
ルーシュカ」と「火の鳥」組曲を収めたもの。1969年のタングルウッド音楽祭
で両曲を振って成功を収めたことがきっかけで録音が実現したもので、小澤に
とってシカゴ響との「春の祭典」(1968年録音)に続くRCAにおける2枚目のス
トラヴィンスキー・アルバムとなった。小澤はその1週間前にボストン響とオル
フ「カルミナ・ブラーナ」をRCAに録音しているが、その後小澤=ボストン響は
ドイツ・グラモフォンに移籍したため、この組み合わせによる1960年代のRCA録
音はこれら2枚に留まった。3チャンネル・オリジナル・マスターからの復刻。
ストラヴィンスキー作品は小澤にとっては定評あるレパートリーであるが、
1947年版を使用した「ペトルーシュカ」は、小澤にとって現在まで唯一の録音
として貴重なもの。ここでは当時ボストン響の副指揮者だったマイケル・ティ
ルソン・トーマスがピアノ・パートを担当し、若き小澤ならではの鮮やかな色
彩感としなやかなリズムによる躍動感がききものである。またボストン響にと
っても、「ペトルーシュカ」全曲の録音はほかに1959年録音のモントゥー盤
(ただし1911年版)があるくらいなので、貴重な録音といえる。
小澤は1972年と1983年に「火の鳥」全曲版を残しているが、1919年版の組曲に
よる録音は当盤が唯一。細部まで緻密でありながら、しつこくならず全体がす
っきりと磨き抜かれているのは小澤ならでは。

JMXR24027S \3800
【xrcd-SHM-CD仕様: 限定生産】
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
シューベルト: 交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」
シャルル・ミュンシュ(指揮)
ボストン交響楽団
[録音] 1955年5月2日、ボストン、シンフォニー・ホール 
[マスター]オリジナル2チャンネル・マスター使用
[オリジナル・プロデューサー]リチャード・モア
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]ルイス・レイトン
[リマスタリング・エンジニア]瀧口博達
[LP初出] LM-1923[January 1956]
1949年から1962年にかけてボストン交響楽団の音楽監督をつとめ、20世紀の演
奏・録音史に輝かしい業績を残したフランスの巨匠シャルル・ミュンシュ(1891
-1968)。小澤征爾の師の一人としても知られ、生前に3度も来日するなど、その
情熱あふれる豪放な音楽作りとあいまって、日本でも親しまれた存在だった。
彼がボストン響とRCAに残した数多くの録音は、得意としたフランス音楽とロシ
ア音楽のみならず、バッハ、ベートーヴェン、ブラームスなどのドイツ音楽を
も網羅する広範なもので、それらが当時最高峰の録音技術によって残されてい
る。当アルバムは、1955年に収録された初期のステレオ録音で、「運命」「未
完成」というカップリングの嚆矢となったもの。「運命」は、第1楽章提示部を
始めとする繰り返しをまったく行わず、前へ前へと前身する圧倒的なエネルギ
ーが聴く者を圧倒する。特に終楽章における高揚感は、まるでライヴ演奏を思
わせるほど。「未完成」は、作品に内包される熱いロマンティシズムを直截に
表出したユニークな解釈で知られる。いずれもオリジナル2チャンネル・マスタ
ーを使用し、XRCD24ならではの剛直さと繊細さが同居したマスタリングとSHMと
の相乗効果によってによって、原音の持つ輝きが鮮烈によみがえっている。

<EMI CLASSICS>
CDS-6933992 2枚組 \3000
クレーメル&アルゲリッチ/ベルリン・リサイタル
CD1
1.シューマン:ソナタ(ヴァイオリンとピアノのための)第2番Op.121
2.バルトーク:ソナタ(ソロ・ヴァイオリンのための)(1944)
CD2
1.シューマン:子供の情景Op.15
2.バルトーク:ソナタ(ヴァイオリンとピアノのための)第1番(1921)
3.クライスラー:愛の悲しみ
4.クライスラー:美しきロスマリン
夢の顔合わせによる室内楽の極地
「二人の音楽の巨人によるサミット」(Abendzeitung Munchen)
「彼らは室内楽の夢のカップル…彼らの音楽的なコミュニケートのあり方は現
代のいかなるドゥオも凌げない」(Munchner Merkur)
「室内音楽が生きている」(Neue Zurcher Zeitung)
と各紙が絶賛した2006年12月、ベルリン・フィルハーモニーでのライヴ・リサイ
タルの登場です。二人のファンはもとより、クラシック・ファンが待ち望んだ
現代のクラシック・アーティストのカリスマによる演奏です。
シューマンとバルトークという一見共通性が見えない作曲家の作品による組み
合わせですが、二人ともピアニスト/作曲家であり、音楽教育に関心を持ち、よ
り広い文化的な意味づけを音楽に与えた2大作曲家の作品としてプログラミング
されています。ライヴ映像はARTE TV局で独/仏に5月3日にOAが予定されていま
す。折りしも5月中旬には恒例の別府でのアルゲリッチ音楽祭が開かれ、15日、
17日にはアルゲリッチとクレーメルが参加したコンサートが予定され大きな話
題を呼んでいます。
ブリリアント・ボックス 12Pブックレット

CDS-2681562 2枚組 \3000
ヘンデル:メサイア全曲
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
アカデミー・オブ・エンシャント・ミュージック
アイリッシュ・タイナン(ソプラノ)
アリス・クート(メゾ・ソプラノ)
アラン・クレイトン(テナー)
マシュー・ローズ(バス)
スティーヴン・クローベリー指揮
ヘンデル没後250年企画、キングズ・カレッジ・チャペルでのサテライト中継
(4月5日)直後のラッシュ・リリーズ、本年末のクリスマス・シーズンにはDVDで
の発売も予定。
英国人が愛してやまないキングズ・カレッジ合唱団のチャペルでのライヴ。英
国人の第二の国歌ともいうべきヘンデルのメサイアの最新録音が記念の年(ヘン
デルは1759年4月14日死去)にまさにピッタリの企画として登場します。
マルチパック 24P(予定)ブックレット(ノートと歌詞)

<VIRGIN CLASSICS>
VC-5021122 \1980
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調K207
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K216
協奏交響曲(ヴァイオリン、ヴィオラと管弦楽のための)変ホ長調K364*
ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)
アントワーヌ・タメスティ(ヴィオラ)*
スコットランド室内管弦楽団、ルイ・ラングレエ指揮
ルース・クラウチ(リーダー)
誠実に、簡潔に、室内楽的な精神にみちたアプローチが成功した初のモーツァ
ルト。2004年発売の「メンデルスゾーン、シューマンのヴァイオリン協奏曲」
(VC-5456632)以来2作目のソロ協奏曲録音。アルゲリッチ、マイスキーと共演し
た「ベートーヴェン:三重協奏曲」(CDC-5577732)や、弟ゴーティエとの「ブラ
ームス:二重協奏曲」(VC-3951472)でも着実に評価を得ています。
新録音ではフランスの若手ヴィオラ、タメスティとやはりフランス出身のラン
グレエ指揮というフランス系がキーパーソンとなっています。とりわけ指揮者
のラングレエは2002年以来ニュー・ヨークのモーストリー・モーツァルト・フェ
スティヴァルの音楽監督を務めており、初のモーツァルト録音にあたりカピュ
ソンにとって大きな支えとなっています。
カピュソン、タメスティ、ラングレエによる協奏交響曲は2008年、セント・ア
ンドリュース、グラスゴウ、エディンバラで5月に実現し、カピュソンの「シル
ヴァリー・トーン」(ザ・ガーディアン)が賞賛されています。2曲のソロ協奏曲
のレヴューでは「モーツァルトの協奏曲は耳に響く音より演奏することがむず
かしい…カピュソンはスィートな音色と力強い演奏でこのバランスに成功して
いる。彼の演奏は技巧的なパッセージはショウのような聞かせ方なしにブリリ
アントで、一方ゆっくりした楽章、特に第3番では的確なリリシズムを持続させ
ている。」と大絶賛されました。



<EMI CLASSICS>
CZS-2681322 6枚組 \1980
100ベスト・20世紀のクラシックス(限定盤)
20世紀に作曲され、音楽の領域を切り開いていった作曲家たちの代表作。
100ベスト・シリーズに登場した20世紀の音楽、国内盤「ベスト現代音楽100」
(TOCE-56221-6)と一部曲順、内容が異なります。
マルチパック 8Pブックレット
※曲目詳細はこちらです


CZS-2681612 6枚組 \3050
スカンディナヴィアの響き(限定盤)
北欧音楽を代表するグリーグ、ニールセン、シベリウスをはじめ、注目すべき
作曲家の作品をまとめた6枚組
ニールス・W・ガーデ(1817-1890)(当時デンマークを代表する作曲家、ライプ
ツィヒでメンデルスゾーンとシューマンに師事)
フランツ・ベールヴァルド(1796-1868)(1849年ウィーンでの活動が最も作曲家
として成功し、その後スウェーデンに戻ったが故国ではプロの作曲家としては
なかなか認められず、ガラス会社のオーナーとしても顔を持ったユニークな作
曲家、ピアノ協奏曲は人気曲)
アルマス・ヤルネフェルト(1869-1958)(フィンランド出身の作曲家/指揮者。
スウェーデンで主に活動1909年に市民権獲得。シベリウスの妹と結婚。前奏曲
で知られる。)
トゥーレ・ラングストレム(1884-1947)(スウェーデンで初めてモダニスムを紹
介した20世紀の第1世代の一人、評論/指揮でも活躍、声楽作品が高く評価され
ている。)
ヴィルヘルム・ステンハンマル(1871-1927)(典型的なスカンディナヴィアの作
曲家だが、ブルックナー、ワーグナー、ブラームスを賞賛、また6つの弦楽四重
奏曲はベートーヴェンから強い影響を受けた。セレナードが代表作。)
ヨハン・スヴェンセン(1840-1911)(グリーグの同時代人、しばしばパリ、そし
てワーグナーと親しくなったバイロイトで活動した。1881年には作曲活動を停
止、1883年からはコペンハーゲンのロイヤル・オペラの指揮者に就任、デンマ
ークの名指揮者として活躍。)
ハンス・クリスチャン・ロンビ(1810-1874)(デンマークの作曲家、ポルカ、マ
ズルカ、ギャロップ、ワルツを数多く手掛けた。ヨハン・シュトラウスI世から
影響を受け、「北のシュトラウス」と呼ばれた。)
フーゴー・アルヴェーン(1872-1960)(生前はスウェーデンで最も重要な作曲家
として認知された。多くの作品がスウェーデンの風景を想起させ、「スウェー
デン狂詩曲第1番」は当時の大ヒット曲となった。)
クリスチャン・シンディング(1856-1941)(ノルウェーの作曲家で「春のささや
き」は20世紀前半を代表するサロン音楽として知られたが、現在では演奏され
ず、彼の存在は国外ではほとんど知られていない。死の数週間前に知的障害に
陥ったため指導的立場には立たなかったもののナチ活動家であったことが後世
の評価に影響している。)
ヴィルヘルム・ペテルソン=ベリエル(1867-1942)(スウェーデンの作曲家で「フ
ロソの花」でよく知られる。)
ラルス=エリク・ラールソン(1908-1986)(20世紀におけるスウェーデンの最も重
要な作曲家の一人でエレクトリカルな作風で知られた。)
ダグ・ヴィレーン(1905-1986)(1937年に作曲したセレナードが良く知られた作
品で国際的に最も演奏されるスウェーデン作品となった。Marcia楽章はBBCの
美術番組(TV)のテーマ曲として使用されている。)
以上の比較的知名度が低い作曲家と北欧の代表的作曲家、ノルウェーのグリー
グ、デンマークのニールセン、フィンランドのシベリウスの代表的名曲を6CDで
ご案内。
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 32Pブックレット
CD1
1.ガーデ:序曲「オシアンの余韻」イ短調Op.1
ロイヤル・デンマーク管弦楽団、ヨハン・ハイ=クヌードセン指揮
2.ベールヴァルド:ピアノ協奏曲ニ長調
マリアン・ミグダル(ピアノ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ウルフ・ビヨルリン指揮
3.ヤルネフェルト:前奏曲
ボーンマス交響楽団、パーヴォ・ベルグルンド指揮
ニールセン:
4.Aebleblomst
5.Skal blomsterne da visne
6.Saek kun dit hoved, du blomst
7.Den forste laerke
グリーグ:
8.春
9.睡蓮とともに
10.君を愛す
以上 バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)、
ロランド・ペンティネン(ピアノ)
ラングストレム:
11.Den enda stunden
12.Flickan under nymanen
13.Bon till natten
14.メロディ
15.Villemo
16.牧神
シベリウス:
17.黒いばら
18.3月の雪の上のダイヤモンド
以上 ソルヴェーグ・クリンゲルボルン(ソプラノ)、
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
19.ステンハンマル:バラード-Florez och Blanzeflor, Op.3
CD2
1.スヴェンセン:パリの謝肉祭Op.9
トロンドハイム交響楽団、オーレ・クリスチャン・ルード指揮
ロンビ:
2.幻想曲「Drommebilleder」
3.ワルツ「Dronning Louise」
4.ギャロップ「Kobenhavns Jernbanedamp」
5.ギャロップ「Salut for August Bournonville」
6.ポルカ・マズルカ「Columbine」
7.アメリー・ワルツ
8.ブリッタ・ポルカ
9.シャンパン・ギャロップ
コペンハーゲン・チヴォリ管弦楽団、ラヴァルド・フリイショルム指揮
10.ニールセン:小組曲Op.1
11.アルヴェーン:スウェーデン狂詩曲第1番Op.19「夏の徹夜祭」
ボーンマス交響楽団、パーヴォ・ベルグルンド指揮
CD3
ニールセン:
1.6つのユモレスク・バガテルOp.11
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
2.2つの幻想的小品Op.2
アルブレヒト・マイヤー(オーボエ)、マルクス・ベッカー(ピアノ)
3.シンディング:春のささやきOp.32-3
ジョン・オグドン(ピアノ)
4.ペテルソン=ベリエル:「フロソの花々」第1集(全8曲)
スティーグ・リッビング(ピアノ)
5.ニールセン:シャコンヌOp.32(FS79)
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
グリーグ:
6.抒情小品集第3集Op.43より
蝶々-故郷にて-小鳥-愛の歌-春に寄す
7.抒情小品集第5集Op.54より
羊飼いの少年-ノルウェーの農民行進曲-小人の行進-夜想曲
以上 レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
CD4
1.グリーグ:「ペール・ギュント」付随音楽全曲
ルチア・ポップ(ソプラノ)、アンブロジアン・シンガーズ
アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮
2.ラールソン:田園組曲Op.19
ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、ウルフ・ビヨルリン指揮
3.ヴィレーン:セレナードOp.11
ボーンマス交響楽団、ケネス・モンゴメリー指揮
CD5
1.グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団、ドミトリー・キタエンコ指揮
2.ステンハンマル:セレナード ヘ長調Op.31
スウェーデン放送交響楽団、スティーグ・ベスターベルイ指揮
3.ラールソン:抒情的幻想曲(小オーケストラのための)
ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、ウルフ・ビヨルリン指揮
CD6
1.グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」Op.40
ノルウェー室内管弦楽団、アイオナ・ブラウン指揮
シベリウス:
2.4つの「カレワラ」伝説Op.22-第2曲:「トゥオネラの白鳥」
フィラデルフィア管弦楽団、ユージン・オーマンディ指揮
3.交響詩「大気の精」(ルオンノタル)Op.70
グゥイネス・ジョーンズ(ソプラノ)
ロンドン交響楽団、アンタル・ドラティ指揮
4.組曲「カレリア」Op.11(3曲)
ハレ管弦楽団、ジョン・バルビローリ指揮
5.交響詩「タピオラ」Op.112
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団、パーヴォ・ベルグルンド指揮
6.交響詩「フィンランディア」Op.26
ハレ管弦楽団、ジョン・バルビローリ指揮


CZSW-2679692 10枚組 \5700
アンドレ・プレヴィン/グレート・レコーディングス(80歳記念)(限定盤)
幅広い活動で愛されるプレヴィンのEMIへの名録音を集大成
2009年4月6日に80歳を迎えるアンドレ・プレヴィン、ベルリンでアンドレアス
・ルードヴィッヒ・プリヴィンとして生まれ9歳からピアノ・レッスンを受け
た。ナチの迫害を逃れて家族とともにパリ、そしてロサンジェルスに移り、
1943年USの市民権を獲得。カステルヌオーヴォ=テデスコなどに師事、1946年、
17歳でMGMで映画音楽の編曲者として働き始めた。またプログレ・ジャズ・ピ
ニストとして名声を高め、高校在学中に初めてサンセット・レコーズでの録音
に参加、18歳でRCAヴィクターに初の名義録音をスタート。
映画音楽の編曲、作曲、指揮、音楽監督の活動を続ける中、1958年「恋のてほ
どき」で初のアカデミー賞獲得、その後「ポーギーとベス」(1959)、「あなた
だけ今晩は」(1963)、「マイ・フェア・レディ」(1964)と計4度アカデミー賞
に輝いた。1962年、クラシック音楽の指揮者に専念を始め、1968年にはロンド
ン交響楽団の主席指揮者に指名された。1971年5月、6月にEMIへの録音を開始、
シャンカールの「シタール協奏曲第1番」、ガーシュウィンの「ラプソディ・
イン・ブルー」、「ピアノ協奏曲」「パリのアメリカ人」を採り上げた。
その後、チャイコフスキーの「三大バレエ」、プロコフィエフの「ロミオと
ジュリエット」、「シンデレラ」、ウォルトンの「ベルシャザールの饗宴」、
ラフマニノフの「交響曲第2番」ショスタコーヴィチ、メシアンの交響曲、ホル
ストの「惑星」、ドビュッシーの「映像」と「牧神の午後への前奏曲」など多
くの名録音が続いた。
1979年にはLSOの地位を譲り、その後ピッツバーグSO、ロイヤル・フィル、
ロサンジェルス・フィルの指揮者を歴任。
1996年英国のナイト、「ケネディ・センター賞」(1998)、「国際グレン・グー
ルド賞」(2005)、「グラモフォン誌-生涯業績賞」(2008)など数々の栄誉を得
ている。
プレヴィンがEMIに残した名録音を選りすぐった10枚組
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 32Pブックレット
CD1
メシアン:トゥーランガリラ交響曲
ミシェル・ベロフ(ピアノ)、ジャンヌ・ロリオ(オンド・マルトゥノ)
1977年7月録音
CD2
ドビュッシー:
1.牧神の午後への前奏曲
2.映像
3.3つの夜想曲*
*アンブロジアン・シンガーズ
1979年7月録音、*1983年4月録音
CD3
1.ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調Op.27
1973年1月録音
2.ラヴェル:ボレロ
1979年6月録音
CD4
1.ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調Op.65
1973年2月録音
2.プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調Op.25「古典的交響曲」
1977年12月録音
CD5
プロコフィエフ:バレエ「ロミオとジュリエット」Op.64-ハイライト
1973年6月録音
CD6
チャイコフスキー:
1.バレエ「白鳥の湖」Op.20-ハイライト
w/イダ・ヘンデル(ヴァイオリン)
1976年5月、6月録音
2.バレエ「眠れる森の美女」Op.66-ハイライト
1974年4月、5月、6月録音
3.バレエ「くるみ割り人形」Op.71-ハイライト
1972年5月録音
CD7
1.ウォルトン:ベルシャザールの饗宴
ジョン・シャーリー=クァーク(バリトン)
ロンドン交響楽団合唱団
1972年3月録音
2.エルガー:創作主題による変奏曲「エニグマ(謎)」Op.36
1978年11月録音
3.ヴォーン・ウィリアムズ:「グリーンスリーヴズ」による幻想曲
1971年11月録音
CD8
1.ホルスト:惑星
1973年9月録音
2.ブリテン:「ピーター・グライムズ」-4つの海の間奏曲Op.33a
3.ブリテン:「ピーター・グライムズ」-パッサカリアOp.33b
以上 1974年10月録音
CD9
1.オルフ:カルミナ・ブラーナ
シェイラ・アームストロング(ソプラノ)、ジェラルド・イングリッシュ(テナー)
トマス・アレン(バリトン)
セント・デインズ・グラマー・スクール少年合唱団
ロンドン交響楽団合唱団
1974年11月録音
2.バーバー:弦楽のためのアダージョOp.11
1976年12月録音
CD10
ガーシュウィン:
1.ラプソディ・イン・ブルー(オーケストレーション:グローフェ)
w/ジェルヴァーズ・ドゥ・ペイエ(クラリネット)
2.パリのアメリカ人
3.ピアノ協奏曲ヘ長調
アンドレ・プレヴィン(ピアノ)
w/ハワード・スネル(トランペット)
以上 1971年6月録音
4.キューバ序曲
1980年12月録音
以上 ロンドン交響楽団
アンドレ・プレヴィン指揮



<EMI CLASSICS>
CDC-2657822 \1980
ローラン・コルシア/シネマ
収録予定曲目(収録順未定)
カミーユ(ドゥルルー)-「軽蔑」(ゴダール監督1963年)
シネマ・パラダイス(モリコーネ)-「シネマ・パラダイス」
(トルナトーレ監督1988年)
イノセント(マンニーノ)-「イノセント」(ヴィスコンティ監督1976年)
ヴァルスーズ(グラッペリ)-「ヴァルスーズ」(ブリアー監督1974年)
いつか王子様が(モーリー&チャーチル)-「白雪姫」(ディズニー監督1937年)
ジ・エンターティナー(ジョプリン)-「スティング」(ロイ・ヒル監督1973年)
フジコのワルツ(コルシア)
サマータイム(ガーシュウィン)-「ポーギーとベス」
(プレミンジャー監督1959年)
イット・エイント・ネセサリリー・ソー(ガーシュウィン)-「ポーギーとベス」
(プレミンジャー監督1959年)
ムーン・リヴァー(マンシーニ)-「ティファニーで朝食を」
(エドワーズ監督1961年)
インテルメッツォ(プロヴォスト)-「インテルメッツォ」(レイトフ監督1939年)
愛のテーマ(スピーク・ソフトリー・ラヴ)(ロータ)-「ゴッドファーザー」
(コッポラ監督1972年)
スペイン舞曲第5番(グラナドス)-「キカ」(アルモドヴァル監督1993年)
スマイル(チャップリン)-「モダン・タイムズ」(チャップリン監督1936年)
しだれ柳(チャップリン)-「ニューヨークの王様」(チャップリン監督1957年)
恋のせりあい(ガルデル)-「夢の香り」(ブレスト監督1992年)
ラ・クンパルシータ(ロドリゲス)-「お熱いのがお好き」
(ワイルダー監督1959年)
L' Homme de sa vie(コルシア)
ミッション・インポッシブル(シフリン)-「ミッション・インポッシブル」
(ゲラー監督1966年)
夢二のテーマ(梅林 茂)-「花様年華」(ウォン・カーウァイ監督2000年)
シンドラーのリストのテーマ(ウィリアムズ)-「シンドラーのリスト」
(スピルバーグ監督1993年)
サラバンド(ヘンデル)-「バリー・リンドン」(キューブリック監督1975年)
死の舞踏(サン=サーンス)-「ギース公爵の暗殺」(ル・バーギイ監督1908年)
夏(ヴィヴァルディ)-「マリー・アントワネットの首飾り」
(シャイエル監督2001年)
以上 ローラン・コルシア(ヴァイオリン)
ジュエル・ケース 16Pアートワーク・ブックレット
「ピープル」誌が最もセクシーな男性に選ぶ!セクシーで実力派のクラシック・
ヴァイオリニスト、コルシアのエキサイティングな新録音
フランス出身、パリ国立高等音楽院に学んだ後、英国王立音楽大学でさらに研
鑽をつみミシェル・オークレールに師事。パガニーニ・コンクールで入賞、フ
ランス文化省からの芸術文化勲章シュヴァリエを受勲、ゲルギエフ、マズア、
デュトワと共演、昨年秋にはアコーディオンのペラニと来日リサイタルをはた
すなど華々しい活躍で注目をあびるコルシアのEMIクラシックス第1作です。シ
ネマで印象深い名曲をそろえコルシアの多彩な音楽性を打ち出した意欲作です。

CZS-2642182 5枚組 \3250
ヴェリー・ベスト・オブ・グラインドボーン・オン・レコード
-75周年記念(限定盤)
各CD紙ケース入り 28Pブックレット クラムシェルボックス
世界中のオペラ・ファンが注目するフェスでの記憶される名演をまとめた5CD
毎年恒例の5月中旬-8月後半の3ヶ月に6演目を上演する「グラインドボーン・
フェスティヴァル」は世界中のオペラ・ファンの垂涎の的であり、イギリスの
夏を代表する音楽フェス。グラインドボーンはイギリス南西部、リゾート地ブ
ライトンの東に位置する内陸地で1994年に新規完成したオペラ・ハウスは大き
なカントリー・ハウスにある。美しいカントリーサイドのリラックスした雰囲
気の中、歌手やアンサンブルが入念なリハーサルを重ねたプロダクションは完
成度の高さでも注目されています。そんなフェスのハイライトともいうべき録
音源をまとめた本アルバムは、オペラ・ファンの心を躍らせる企画です。

曲目詳細はこちらです



<VIRGIN CLASSICS>
CZS-6960352 2枚組 \1980
ヘンデル:アニヴァーサリー・エディション1759-2009
CD1
1.「セルセ」-Frondi tenere-なつかしい木陰よ(Ombra mai fu)
デイヴィッド・ダニエルズ(カウンターテナー)、ノリントン指揮
2.「ロデリンダ」-Pompe vane di morte-Dove sei amato bene
ダニエルズ(カウンターテナー)、ノリントン指揮
3.「捨てられたアルミーダ」-Ma che parlo, che dico-In tanti affanni miei
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)、ル・バッス・レウニー
4.「リナルド」-二重唱Scherzano sul tuo volto
パトリツィア・チョーフィ(ソプラノ)、
ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)、
カーティス指揮
5.「アリオダンテ」-E vivo ancora?-不実な女よ、戯れるがよい
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)、アイム指揮
6.「日は昇る」-Fra l'mbre e gl'orrori-二重唱Sorge il di
ローレン・ナウリ(バリトン)、サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)、
サラ・ミンガルド(アルト)、アイム指揮
「テッサリアの王アドメート」
7.Amor, qual nuova fiamma mi risvegli nel core-La tigre arde di sdegno
8.Per me si strugge Trasimede-E per monti, e per piani, et per selve
ルネ・ヤコブ(アルト)、ラシェル・ヤカール(ソプラノ)、カーティス指揮
9.「ヘラクレス」-Where shall I fly
ステファニー・ブリス(コントラルト)、ネルソン指揮
10.「暁よ、東方に輝け」
ジェラール・レーヌ(アルト)、イル・セミナリオ・ムジカーレ
11.「快活の人、沈思の人、温和の人」-二重唱As steals the morn upon
the night
イアン・ボストリッジ(テナー)、リン・ドウソン(ソプラノ)、ネルソン指揮
12.「時と悟りの勝利」-Un pensiero nemico di pace
ナタリー・デセイ(ソプラノ)、アイム指揮
CD2
「アルミニオ」
1.Fatto scorta al sentier della Gloria
2.Fiacchero quel fiero orgoglio
ヴィヴィカ・ジノー(メゾ・ソプラノ)、リッカルド・リストーリ(バス)、
カーティス指揮
「アルチーナ」
3.Verdi prati
4.Ombre pallide
デッラ・ジョーンズ(メゾ・ソプラノ)、アーリーン・オージェ(ソプラノ)、
ヒコックス指揮
5.「リナルド」-Venti, turbini
ダニエルズ(カウンターテナー)、ノリントン指揮
6.「ロドリーゴ」-二重唱Prendi l'alma e prendi ikl core
グローリア・バンディテッリ(メゾ・ソプラノ)、ピオー(ソプラノ)、
カーティス指揮
「ダイダミア」
7.Nasconde l'usignol
8.Nel riposo e nel contento
9.Della guerra loa caccia ha sembianza
シモーネ・ケルメス(ソプラノ)、アントニオ・アベーテ(バリトン)、
アンナ・ボニタティブス(メゾ・ソプラノ)、カーティス指揮
10.「多くの矢を私の胸に放ち」
スージー・ルブラン(ソプラノ)、デレク・リー・ラギン(カウンターテナー)、
スタッブス指揮
11.「ロンゴバルディ王妃ロデリンダ」-Se'l mio duol non e si forte
ゾフィー・ダーネマン(ソプラノ)、クレーマー指揮
12.私の悩みのいとしいお方
13.No, che d'alturi che dite
14.Dagli amori flagellata
パトリチア・プティボン(ソプラノ)、ポール・アグニュー(テナー)、
アイム指揮
「ジューリオ・チェーザレ」
15.Cara apleme, questo core
16.Va tascito e nascosto
ダニエルズ(カウンターテナー)、ノリントン指揮

VCS-2166112 3枚組 \3980
ヘンデル:歌劇「ファラモンド」全曲
ファラモンド/マックス・エマヌエル・ツェンツィッチ(カウンターテナー)
アドルフォ/フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)
ジェルナンド王/クサヴィエ・サーバタ(カウンターテナー)
ゾフィー・カルトホイザー(ソプラノ)
マリーナ・デ・リーゾ(メゾ・ソプラノ)
フルヴィオ・ベッティーニ(バス・バリトン)
イン=スン・シム(バス)
テリー・ヴェイ(カウンターテナー)
イ・バロッキスティ
ディエゴ・ファゾーリ指揮
メイン・キャストに世界を代表するカウンターテナーをそろえた完全録音
ヘンデル・イヤー(没後250年)に登場するヘンデルの上演の機会の少ないオペラ
の復活録音です。ヘンデルがロンドンでイタリア・オペラを量産した時代の後
半に作曲、「セルセ」の一つ前の作品。5世紀のフランスに時代設定された作品
でメイン・キャストに3人のカウンター・テナーを想定して作曲されましたが、
ファラモンドは目玉のカッファレッリ(カウンターテナー)が務めましたが、あ
と2名の男役アドルフォとジェルナンドは財政難のためカウンターテナーが確保
できずに女声での上演(1738)となったようです。録音でも今までオリジナルの
声部で行われたものは無く、今回の録音が初の完全版というべき録音です。
実演ではカーン(3月3日)、パリ、サル・ガヴォー(5日)、ヴィシー(6日)、ロー
ザンヌ(9日)でハイライト上演、さらに12月にパリ、シャンゼリゼ劇場で完全版
のコンサート形式での上演が予定されています。
マルチ・パック スリップ・ケース 92Pブックレット
(ライナー・ノート-英・仏・独語、歌詞-伊・英語)

VBS-6958622(15CD+1CDR) \6750
ヘンデル:6つのオペラ全曲ボックス
(限定盤)
シガレット・ボックス 15CD+1CDR(完全歌詞テキスト-イタリア語/英語)
各ディスク紙ケース入り 
32Pブックレット(トラックリスト、あらすじ-仏/英/独語)
カーティスが豪華キャストを率いた、ヘンデルのレアな6つのオペラ全曲
国際ヘンデル録音賞受賞の録音を含む、没後250年記念企画
ヘンデルの30年間にわたるオペラ作品のスペシャル・ボックス。アメリカ生ま
れのバロック、古典音楽のスペシャリスト、カーティスがディドナート、チョ
ーフィ、ジノー、カンジェミ、ケルメス、ピオー、ツェンツィッツィ、ヤコブ
ス、ザッゾらの豪華歌手陣とともに完成させた6つのレアなオペラ全曲。


<EMI CLASSICS>
★ICONシリーズ新譜 6点
曲目詳細はこちらです

アルトゥール・シュナーベル
CZS-2650642 8枚組 \4800 ※価格改定 \4180
各CD紙製ジャケット入り 32Pブックレット クラムシェルボックス
シュナーベルは1982年4月17日、現在ではポーランド領のBiesko-Biala、当時
はオーストリア=ハンガリー帝国領ビーリッツの郊外で生まれ、1951年スイスの
アクセンシュタインで死去。幼年時代に一家がウィーンに移り、パデレフスキ
やモイセイヴィッチを教えた、テオドール・レシュティツキーに1892年-1897年
の7年間師事。1890年ウィーン・デビュー、1900年ベルリンに移りその後33年間
を過ごした。1905年には有名なコントラルト、テレーゼ・ベールと結婚、二人
でドイツ中をリート・リサイタル・ツアーし成功した。1909年には長男、カー
ル・ウルリッヒ(レオン・フライシャーやピーター・ゼルキンを教えた)、1912
年には次男、シュテファン(俳優としてドイツとハリウッドで成功)が誕生。
1930年シュナーベル初の録音でベートーヴェンのソナタ全曲を完成、1933年ヒ
トラーが権力を掌握して数ヶ月後にUSAに移住、1944年にはUSAの市民権を獲得
したが、やはりヨーロッパでより広くその存在を知られ、録音の多くはロンド
ンでEMIによって収録された。

フリッツ・クライスラー
CZS-2650422 10枚組 \5250 ※価格改定 \4450
各CD紙製ジャケット入り 32Pブックレット クラムシェルボックス
クライスラーは1875年、ウィーン生まれ。ウィーンの音楽院に史上最年少で入
学しブルックナーに師事。その後パリで学び続けドリーブやマスネに師事した。
13歳でニュー・ヨークを皮切りに1988/1989年にアメリカ・ツアー・デビュー。
1898年にはベルリン・フィルにデビュー、本格的に世界的キャリアを開始した。
1910年には献呈されたエルガーのヴァイオリン協奏曲を初演。第1次大戦期間
中、短期間のUS滞在の後、第2次大戦の勃発によりUSに永住、1943年にUS市民と
なった。1941年には交通事故により聴覚と視覚に障害をうけたが1947年まで公
演活動を続け、その後も放送用に演奏を続けたが1962年ニュー・ヨークで没し
た。名演奏家である他に、前代の作曲家の作品とされた作曲も行い、1935年に
プニャーニ、ヴィヴァルディやタルティーニ作とされたものは自作であること
を公表した。その自作曲も含めヴァイオリン名曲の巨匠の演奏のアンソロジー。

フランコ・コレッリ
CZS-2648872 4枚組 \2700(予定)
各CD紙製ジャケット入り 32Pブックレット クラムシェルボックス
コレッリは1951年イタリーでステージ・キャリアを開始、力強い声、カリスマ
的なステージでの存在感、映画スターのようなルックスですぐに20世紀で傑出
したオペラのスーパースターにのし上がりました。最初に注目されたのは1954
年ミラノ・スカラ座のスポンティー二「ヴェスタの巫女」でカラスの対役を歌
った時で、その後ジョルダーノ「フェドーラ」、ドニゼッティ「ポリウート」
と続いて共演、またカラス後年の1964年、パリでの「ノルマ」、1965年NYでの
「トスカ」でも共演しました。1961年「トロヴァトーレ」でのメト・デビュー
は圧倒的で1974年までメトのトップ・テナーとして君臨しました。1960年代を
通じてEMIに録音を残し、その中からオペラ・アリア、ドゥオ、歌曲のベスト
を4CDにまとめました。

モンセラ・カバリェ
CZS-2648452 4枚組 \2700(予定)
各CD紙製ジャケット入り 32Pブックレット クラムシェルボックス
カバリェはベル・カントからヴェリスモ、現代作品までの幅広いレパートリー
を持っています。1970年代にはEMIにアリア、ドゥオ、オペラ全曲を録音し、
ドミンゴ、カレーラス、夫君であるベルナーべ・マルティとのドゥオも含まれ
ています。さらにお得意のスペイン歌曲まで収録した4CDです。

ヴァルター・ギーゼキング
CZS-2650812 8枚組 \4800 ※価格改定 \4180)
各CD紙製ジャケット入り 32Pブックレット クラムシェルボックス
1895年11月5日、ドイツ人の両親の元にリヨンに生まれたギーゼキングは、ハノ
ーファーに移って11歳から本格的なレッスンをカール・ライメルに師事して始
めた。第1次大戦中には軍隊所属のバンドマンとして働き、除隊後は伴奏者、
オペラ・コーチとして活動。リサイタルではシェーンベルク、ブゾーニ、シマ
ノフスキ、ヒンデミット、プフィッツナーなどの新しい音楽を多く採り上げた。
初のロンドンでのコンサートは1923年、米デビューは1926年、ヒンデミットの
ピアノ協奏曲でだった。第2次大戦中はドイツ本国と占領下のフランスで演奏し
て、戦後ナチ協力者として疑いをうけたがクリアし世界的ソリストとしてキャ
リアを続けた。ギーゼキングはベートーヴェンのソナタ全曲録音をEMIのアビー
・ロード・スタジオで進行中だったが、1956年10月26日の夕べに死去した。
レパートリーは広く、同時代の作品を多く採り上げたが現在ではモーツァルト、
ベートーヴェン、ドビュッシー、ラヴェルの解釈で高い評価を保っている。

ハンス・ホッター
CZS-2649012 6枚組 \3600(予定)
各CD紙製ジャケット入り 32Pブックレット クラムシェルボックス
ハンス・ホッター(1909-2003)は1930年にドイツでキャリアをスタートしたが、
世界的評価を高めたのは、第2次大戦後、ワーグナー作品で最高のバス・バリ
トン役としての存在を確立させてからのことでした。力強い声と惹き付けるよ
うなステージでの存在感は「マイスタージンガー」のハンス・ザックス、「指
輪」のヴォータン、オランダ人を理想的なものとした。
理知的で洗練された歌手であったホッターは持ち前の声量をコントロールして、
ドイツ歌曲でも抜きん出た存在で、オペラから引退した1972年以後もリサイタ
ルを続け、シェーンベルクの「グレの歌」のナレーターも80歳を超えてまでも
しばしば手掛けました。ホッターは第2次大戦後、名プロデューサー、ウォルタ
ー・レッグによりEMIと契約したアーティストの一人で、EMIへの初録音はカラ
ヤン指揮の「ドイツ・レクイエム」でした。本セットにはドイツ歌曲が多く収
録され、シューベルト、シューマン、ブラームス、グリーグ、ヴォルフ、レー
ヴェ、プフィッツナー、R.シュトラウスの名唱が、メインの伴奏者、ジェラル
ド・ムーアのピアノと録音で聞けます。
幾つかのトラックは、初のステレオ・ヴァージョンのCD化になっています。
(米エンジェル盤のLPでステレオ化されていたのみのトラック)
CD6にはオペラ作品がまとめられ、「カプリッチョ」、「月」、「マイスタージ
ンガー」よりと傑出したワーグナー・ソプラノ、ビルギット・ニルソンとによ
る「オランダ人」、「ワルキューレ」での共演が収録されています。



<VIRGIN CLASSICS>
VM-2672802 2枚組 \1450
ヘンデル/偉大な空想のオペラ
第1部
1.序曲-「アルミニオ」
イル・コンプレッソ・バロッコ、アラン・カーティス指揮
2.アリオーソ:「Dolce riposo-「テゼオ」
ジョイス・ディ・ドナート(ソプラノ)
ル・タラン・リリク、クリストフ・ルーセ指揮
3.レチタティーヴォ:Della vita mortale*
4.アリア:Un pensiero nemico di pace
以上-「時と真理の勝利」
ナタリー・デセイ(ソプラノ)、*アン・ハレンベルク(メゾ・ソプラノ)
ル・コンセール・ダストレエ、エマヌエル・アイム指揮
5.レチタティーヴォ:A deluder le froidi io mi prepare
6.アリア:Sincero affetto
以上-「フェルナンド」
マックス・エマヌエル・チェンチッチ(カウンターテナー)
イル・コンプレッソ・バロッコ、アラン・カーティス指揮
7.アリア:Destero dall'empia dite-「アマディージ」
ジョイス・ディ・ドナート(ソプラノ)
ル・タラン・リリク、クリストフ・ルーセ指揮
第2部
8.サラバンド-「アルチーナ」
シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア、リチャード・ヒコックス指揮
9.アリア:Cosi la tortorella-「われらが主イエス・キリストの復活の
オラトリオ」
イアン・ボストリッジ(テナー)
オーケストラ・オブ・ジ・エイジ・オブ・エンライトンメント、
ハリー・ビケット指揮
10.レチタティーヴォ:Bellissima Romilda
11.アリア:Di tacere
以上-「セルセ」
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)
レ・ザール・フロリサン、ウィリアム・クリスティ指揮
12.アリア:不実な女よ、戯れるがよい-「アリオダンテ」
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)
ル・コンセール・ダストレエ、エマヌエル・アイム指揮
13.シェーナ:Ah! Stigie larve!-「オルランド」
ヴィヴィカ・ジノー(メゾ・ソプラノ)
レ・ヴィオロン・ドゥ・ロワ、ベルナール・ラバディ指揮
14.レチタティーヴォ:Madre! Mia Vita!
15.デュエット:Son nata a lagrimar
以上-「ジューリオ・チェーザレ」
ステファニー・ブリス(コントラルト)、
デイヴィッド・ダニエルズ(カウンターテナー)
アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ、ジョン・ネルソン指揮
第3部
16.レチタティーヴォ:Ah! Ruggiero crudel
17.シェーナ:Ombre pallide
以上-「アルチーナ」
アーリーン・オージェ(ソプラノ)
シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア、リチャード・ヒコックス指揮
18.レチタティーヴォ:Ti stringo, o illustre acciaro
19.デュエッティーノ:Quando piu minaccia il cielo
以上-「アルミニオ」
ジェラルディン・マッグリーヴィ(ソプラノ)、
マヌエラ・カスター(メゾ・ソプラノ)
イル・コンプレッソ・バロッコ、アラン・カーティス指揮
20.レチタティーヴォ:Verso il gran fine
21.アリア:Come all'urto aggressor
以上-「ダイダミア」
アンナ・ボニタティブス(メゾ・ソプラノ)
イル・コンプレッソ・バロッコ、アラン・カーティス指揮
22.アリア:Venti, turbine-「リナルド」
デイヴィッド・ダニエルズ(カウンターテナー)
オーケストラ・オブ・ジ・エイジ・オブ・エンライトンメント
ロジャー・ノリントン指揮
23.タンブリーノと合唱:Doppo tante amare pene-「アルチーナ」
合唱団、シティ・オブ・ロンドン・バロック・シンフォニア、
リチャード・ヒコックス指揮
ヘンデル・アニーヴァサリー企画、ヘンデルの新作オペラ?!
フランスの権威、イヴァン・アレクサンドルによるヘンデル作品からの編集版
オペラ。バロック時代の音楽劇場の巨匠として知られたヘンデルが完成させた
形式と慣習を踏まえてヘンデルの11のオペラと2つのオラトリオから組み合わせ
たアルバム。
ジュエル 16Pブックレット(仏/英/独語)

VBS-2663562 3枚組 \1980
パーセル、ヘンデル、ハイドン/サンタ・チェチーリア
CD1-1
パーセル:
聖チェチーリアの祝日の頌歌「たたえよ、輝かしきチェチーリアを」(1962)
エマ・カークビー(ソプラノ)
タヴァナー・コンソート、合唱団、プレイヤーズ、アンドルー・パロット指揮
CD1-2&CD2
ヘンデル:アレクサンダーの饗宴
ヘレン・ドナート(ソプラノ)、ロバート・ティアー(テナー)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、
イギリス室内管弦楽団、フィリップ・レッジャー指揮
CD3
ハイドン:聖チェチーリアのミサ
ブリギッテ・フルニエ(ソプラノ)、ベルナルダ・フィンク(アルト)
チャールズ・ダニエルズ(テナー)、マルコス・フォンク(バス)
グルベンキアン・ファンデーション合唱団、管弦楽団、リスボン、
ミシェル・コルボ指揮
没後250年のヘンデルと並んで、アニーヴァーサリー・イヤーを迎える作曲家、
パーセル(1659年生まれ)、ハイドン(1809年没)による音楽の守護神、サンタ・
チェチーリアにちなむ作品をまとめました。
マルチパック 12Pブックレット(仏/英/独語)


●VERITAS X 2 シリーズ
VBS-6931972 2枚組 \1450
バッハ:ミサ曲ロ短調
バーバラ・シュリック(ソプラノ)、キャサリン・パトリアス(ソプラノ)
チャールズ・ブレット(アルト)、ハワード・クルック(テナー)
ピーター・クーイ(バス)
コレギウム・ヴォカーレ合唱団&管弦楽団、ゲント、
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
1988年4月録音
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBS-6931982 2枚組 \1450
バッハ:トッカータ&ゴルトベルク変奏曲
トッカータ嬰ヘ短調BWV910
トッカータ ハ短調BWV911
トッカータ ニ長調BWV912
トッカータ ニ短調BWV913
トッカータ ホ短調BWV914
トッカータ ト短調BWV915
トッカータ ト長調BWV916
以上 1990年2月録音
ゴルトベルク変奏曲 ト長調BWV988
1990年7月録音
ボブ・ヴァン・アスペレン(ハープシコード)
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBS-6932062 2枚組 \1450
カンプラ&クープラン:モテット集
CD1カンプラ:グランド・モテット集
1.Notus in Judea Deus
2.De profundis
3.Exaudiat te Dominus
4.Requiem
ジャエル・アッザレッティ(デシュ)、ポール・アグニュー(オー・コントル)
ブルーノ・レンホルド(オー・コントル)、ニコラス・リヴェンク(ターィユ)
アンドルー・フォスター=ウィリアムズ(バス・ターィユ)、
アルノー・マルゾラティ(バス・ターィユ)
レ・ザール・フロリサン合唱団&管弦楽団
ウィリアム・クリスティ指揮
2002年9月録音
CD2カンプラ&F.クープラン:小モテット集
1.カンプラ:サルヴェ・レジナ
F.クープラン
2.すべての者よ、恐れ聞け*
3.Respice in me
4.サルヴェ・レジナ
5.Usquequo, Domine
6.カンプラ:Insere Domine*
7.F.クープラン:主よ、いかにして汝に報いん
カンプラ
8.Quemadmodum desiderat cervus
9.Florete prata*+
レ・ザール・フロリサン
ポール・アグニュー(オー・コントル)、
アンネ=マリー・ラスラ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
*カサリン・ジラール&マイア・シルバースタイン(ヴァイオリン)
+シャルル・ゼブリー&ルース・ウンガー(フルート)
ウィリアム・クリスティ(指揮、オルガン)
2004年7月録音
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBS-6932132 2枚組 \1450
マレ:ヴィオール作品集
CD1
1.組曲ハ短調(第3巻)(9曲)
2.組曲ト短調(第3巻)(5曲)
3.組曲イ長調(第2巻)(10曲)
4.組曲ヘ長調(第3巻)(6曲)
1996年4月録音
CD2
1.ニ短調の作品集(第2巻)(10曲)
1999年1月録音
2.ニ長調の作品集(第3巻)(4曲)
3.ト長調の作品集(第3巻、第4巻)(11曲)
4.ニ長調の作品集(第2巻、第3巻)(5曲)
2000年3月録音
ジェローム・アンタイ(バス・ヴィオール)
アリックス・ヴェルジエール(バス・ヴィオール)
ピエール・アンタイ(クラヴサン)
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBS-6932182 2枚組 \1450
モーツァルト:
ヴァイオリンとピアノフォルテのためのソナタ集
CD1
1.ソナタ ト長調K301
2.ソナタ 変ホ長調K302
3.ソナタ ハ長調K303
4.ソナタ ホ短調K304
5.ソナタ イ長調K305
以上 1990年8月録音
CD2
1.ソナタ 変ロ長調K454
2.ソナタ 変ホ長調K481
3.ソナタ イ長調K526
以上 1989年9月録音
ヤープ・シュレーダー(ヴァイオリン)
ランバート・オーキス(フォルテピアノ)
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBS-6932232 2枚組 \1450
ブラームス:交響曲第1、2番
CD1
1.交響曲第1番ハ短調Op.68
2.大学祝典序曲Op.80
以上1991年6月録音
CD2
1.交響曲第2番Op.73
2.ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
以上1992年6月録音
以上 ヒューストン交響楽団
クリストフ・エッシェンバッハ指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBS-6932282 2枚組 \1450
ブラームス:交響曲第3、4番
CD1
1.交響曲第3番ヘ長調Op.90
2.アルト・ラプソディOp.53*
以上1992年3月録音
CD2
1.交響曲第4番ホ短調Op.98
2.悲劇的序曲Op.81
以上1993年3月録音
*ドゥニャ・ヴェジョヴィツ(アルト)、ヒューストン交響楽団男性合唱団
ヒューストン交響楽団
クリストフ・エッシェンバッハ指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBS-6932332 2枚組 \1450
タヴァナー作品集
CD1
1.Angels
2.Annuciation
3.The Lament of the Mother of God
w/ソルヴェイグ・クリンゲルボルン(ソプラノ)
4.Thunder Entered Her
w/ウィリアム・ケンドール(テナー)、イアン・シムコック(ハンドベル)
5.Hymns of Paradise
w/ドナルド・スウィーニー(バス)
ギャヴィン・ライト、マツィエイ・ラコウスキ、パトリック・キアナン、
ボグスラフ・コステツキ、ベン・クラフト、
ジャッキー・シェイヴ(以上ヴァイオリン)
6.God is With Us
w/ウィリアム・ケンドール(テナー)
以上 デイヴィッド・ダネット(オルガン)
ウィンチェスター・カセドラル合唱団、デイヴィッド・ヒル指揮
1994年1月録音
CD2
1.タヴァナー:処女マリアの最後の眠り
w/イアン・シムコック(ハンドベル)
ペルト:
2.スンマ
3.フラトレス
4.タヴァナー:The Hidden Treasure
以上 チリンギリアン四重奏団
1993年7月録音
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBS-6932382 2枚組 \1450
チャイコフスキー:交響曲第5、6番
CD1
1.交響曲第5番ホ短調Op.64
2.交響幻想曲「テンペスト」op.18
以上 1989年10月録音
CD2
1.幻想的序曲「ロメオとジュリエット」
2.交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
以上 1990年2月録音
以上 ボーンマス交響楽団
アンドルー・リットン指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VBS-6932432 2枚組 \1450
METROPOLE; UN SOIR
CD1
アルタンゴ:Metropole(全14曲)
1.Metropole
2.Brumes matinales
3.Obsession
4.Gare centrale
5.Rendez-vous
6.Fleurs fanees(Astor Piazzolla)
7.Balle perdue
8.Aze
9.Valse mecanique
10.Braque-tango
11.Aze
12.Underground
13.Passager
14.Sur le fil
アルタンゴ:
ファブリス・ラヴェル=シャピュイ(ピアノ、作曲)
ミシェル・トゥルパン(バンドネオン、作曲)
シリル・ギャラック&ニコラ・クラシク(ヴァイオリン)、
フランソワ・ミショー(アルト)
ピエール・ミショー(チェロ)
以上 1996年12月5-7日 オルレアンでのライヴ録音
CD2
アルタンゴ(ラヴェル=シャピュイ&トゥルパン)-作曲、オーケストレーション:
Un soir(管弦楽、ピアノとバンドネオンのための組曲)
1.Desoriente
2.Derobee
3.Ligne de vie
4.Echanges
5.Sous le soleil
6.Parade
7.Valse lente
8.Un soir a Paris(Intro)
9.Un soir a Paris
10.Sicilienne
11.Scene du froid
12.Sur les quais
13.Nouveau siecle
14.Accroche
ファブリス・ラヴェル=シャピュイ(ピアノ)、
ミシェル・トゥルパン(バンドネオン)
リール国立管弦楽団、ジャン=クロード・カサドゥシュ指揮
以上 1998年12月10、11日 リール録音

<Sony Classical>
8869743554-2(SACD-Hybrid) 2枚組 \3280
R.シュトラウス:
Disc1
(1)交響詩「ドン・ファン」作品20
(2)交響的幻想曲「イタリアから」作品16
Disc2
(1)交響詩「ドン・キホーテ」作品35
ファビオ・ルイージ指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
ヤン・フォーグラー(ソロ・チェロ/「ドン・キホーテ」)
セバスティアン・ヘルベルク(ソロ・ヴィオラ/「ドン・キホーテ」)
カイ・フォーグラー(ソロ・ヴァイオリン/「ドン・キホーテ」)
録音:2008年7月(Disc1)、2003年9月(Disc2)ドレスデン、ルカ教会
2007年夏から栄光のザクセン州立歌劇場およびシュターツカペレ・ドレスデン
の監督・指揮者となったファビオ・ルイージ。2010年からはバーンスタインが
創設した札幌のPMF芸術監督に就任することが決定した彼は、すでにドレスデン
のオーケストラとソニー・クラシカルにR.シュトラウスの管弦楽作品全集の録
音を進めていますが、本作は「英雄の生涯」、「アルプス交響曲」に続くチク
ルス第3弾です。シュトラウス初期の名作「イタリアから」、三大交響詩のひと
つとして人気の高い「ドン・ファン」、そしてオーケストラの首席チェロだっ
たヤン・フォーグラーをソリストにした「ドン・キホーテ」(これのみフォー
グラーのソロ・アルバムとして海外盤既発)をカップリング!

8869745368-2 \1550
TERRY RILEY(テリー・ライリー):『Terry Riley: In C(SoftPak)』
<収録予定曲>
1 In C 2009 Remastered(42:01)
フィリップ・グラス、スティーヴ・ライヒとともにミニマル音楽の創始者とも
されるアメリカの作曲家テリー・ライリーの名を一躍知らしめた名作「インC」。
初パフォーマンスから45年、初リリースから40年を経て、ついにこの歴史的名
作が、オリジナル・マスター・テープからのリマスタリングを施されてリイシュ
ーされます! また、新たにテリー・ライリーや参加メンバーのインタビューを
もとにしたライナーノーツも書き下ろしで収録されています。
21世紀になっても、このアルバムの衝撃は少しも薄れていないことが確認でき
る、衝撃的問題作がついにリイシューです!

8869745456-2 \1780
SHARON ISBIN(シャロン・イズビン)『Journey to the New World』
<収録予定曲>
4つのルネッサンス・リュート作品(シャロン・イズビン編)
FOUR RENAISSANCE LUTE WORKS(Transcirbed by Sharon Isbin)
1.ドゥルーリーの調和(作者不詳)Drewrie’s accordes ・ Anonymous
2.ウィロビー閣下の帰還(ジョン・ダウランド)
Lord Willobye’s welcome home ・ John Dowland
3.夜鳴きうぐいす(作者不詳)Le Rossignol ・ Anonymous
4.グリーンスリーヴス(ジョン・ジョンソン)Greensleeves ・ John Johnson
ふたつのイギリス民謡(エドワード・フラワー編)TWO ENGLISH FOLKSONGS
(Arranged by Edward Flower)
5.酔っ払いの水夫 The Drunken Sailor
6.ワイルド・マウンテン・タイム Wild Mountain Thyme
7.アンデシー(アンドリュー・ヨーク)Andecy ・ Andrew York
8.ウェイファーリング・ストレンジャー(伝承/カルロス・バルボサ・リマ編)
Wayfaring Stranger ・ Traditional/arranged
by Carlos Barbosa-Lima
グラミー賞受賞歴もあるアメリカのクラシック・ギタリスト、シャロン・イズ
ビンがソニー・クラシカルに移籍しての第一弾アルバム。シャロン自身の言葉
を借りれば「イングランド島から新世界(アメリカのこと)への旅の歌」という
このアルバムは、まさにその言葉どおりの内容になっています。イギリスのル
ネッサンス時代のリュート音楽から始まり、イギリスのフォークソングを経て、
アメリカの伝説的フォークシンガー、ジョーン・バエズを迎えての「ジョーン
・バエズ組曲」、そして最後は現代アメリカのフィドル/ギター奏者&コンポ
ーザーであるマーク・オコナーの「Strings & Threads Suite」でしめるという
もの。すばらしい音楽の旅を堪能できる1枚です。

<NAXOS> 各1枚 \1000 ※ご予約締切日 2月7日
8.559601
コリリアーノ:サーカス・マキシマス 他
1-8.交響曲第3番「サーカス・マキシマス」(大編成の吹奏楽のために)(導入/
スクリーン/シレーン/チャンネル・サーフィン/ナイト・ミュージック I/ナイ
ト・ミュージック II/サーカス・マキシマス/祈る人/コーダ:真実)/9-12.ガ
ゼボ舞曲集(バンドのために)序曲/ワルツ/アダージョ/タランテラ
演奏:テキサス大学ウィンド・アンサンブル/ジェリー・ジャンキン(指揮)
世界最大のアリーナであった古代ローマの円形競技場では毎日さまざまな競技、
闘いが催され、30万人以上の観客が熱狂したのでした。その催しは日を追うご
とにエスカレートし、ある時は鍛え抜かれた戦士たちの戦いであったり、餓え
たライオンと人間の戦いであったりと、血で血を洗う残虐なものへと進化(?)
していったのです。そんな野蛮なショーを大規模なブラス・アンサンブルで再
現したのがこの作品です。ステージだけでなく会場の至るところに配置された
楽器群が一斉に音を吹き鳴らす様は圧巻の極みです。

8.572050
ストコフスキー:交響的編曲集 第2集
1-10.J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565/アリオーソ BWV1056/
目覚めよと、呼ぶ声あり BWV645/主イエスキリスト、われ汝を呼ぶ BWV639/
トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564 より「アダージョ」/我が
イエス、いかばかりの魂の痛み BWV487/神はわが堅き砦 BWV80/主よ、人の
望みの喜びよ/平均律クラヴィア曲集第1集 第24番 前奏曲 ロ短調 BWV869/
シチリアーノBWV1017/11.パレストリーナ:キリストよ、われらは御身をあが
め/12.バード:パヴァーヌとジグ/13. クラーク:トランペット・ヴォランタ
リー/14.ボッケリーニ:弦楽五重奏曲より「メヌエット」/15.マッテゾン:ハ
ープシコード組曲 第5番 ハ短調より「エア」/16.ハイドン:弦楽四重奏曲
ヘ長調より「アンダンテ・カンタービレ」/17.J.S.バッハ:平均律クラヴィア
曲集第1 集より 第2番 フーガ ハ短調 BWV847
演奏:ボーンマス交響楽団/ホセ・セレブリエール(指揮)
ストコフスキーは、バッハの作品をおよそ40曲、現代の華麗な管弦楽作品へと
変身させました。第1集(8.557883)での多彩な響きで驚いた耳を更に驚愕させ
るこの第2集には、バッハ以外の作曲家の作品も収録、オーケストラの芳醇な
音色がどっしりと詰まっています。セレブリエールの繰り出す魔術のような棒
さばきはまさに、あの有名な幻想的映画を彷彿させますね。

8.570747
クララ・シューマン:歌曲全集
1-3.リュッケルトの詩による3つの歌曲(彼はやってきた Op.12-2/美しさゆえ
に愛するのならOp.12-4/なぜ他の人に尋ねるのか Op.12-11)/4.良き夜/
5-10.6 つの歌曲集 Op.13(私は暗い夢の中で立っていた/彼らは愛し合ってい
た(第2 稿)/愛の魔法/月は静かに昇った/私はあなたの瞳に/無言のはすの花)
/11-16. ユクンデによる6 つの歌 Op.23(花よどうして泣くの/ある明るい朝
に/ひそやかな語らい/みどりの丘の上で/それはある日のこと/おお、歓喜よ)
/17.宵の星/18.海辺にて/19.彼女の絵姿/20.民衆の歌/21. 彼らは愛し
合っていた(第1 稿)/22.ローレライ/23.別れのつらさよ/24.我が星/25.
別れのとき/26.すみれ/27.さすらい人/28.製材所のさすらい人/29.ワルツ
演奏:ドロテア・クラクストン(ソプラノ)/ヒダィエット・ジェディカー(ピア
ノ)クララ・シューマンのフォルテ・ピアノを使用
偉大なるピアニストで作曲家であり、またロベルト・シューマンの妻であり子
どもたちの母であったクララ・シューマン(1819-1896)。彼女の書いた多くの
作品は結婚前のものでした。なぜなら彼女は「夫の書いたものにはかなわない」
と自らの才能に対して懐疑的だったからです。もちろんロベルトは彼女に作曲
を勧め、書きあげた作品を交換しあったというから何ともステキな愛のやりと
りと言うほかありません。このアルバムは彼女が愛奏したピアノを用いて録音
しました。控え目でつつましい音色が魅力的です。

8.557507
ストラヴィンスキー:交響曲ハ調他
1-3.八重奏曲/4-6.協奏曲変ホ長調(ダンバートン・オークス )/7-10.交響曲
ハ調/ 11-13.3楽章の交響曲
MusicMasters(1-6)、Koch International(7-13)より移行盤
演奏: 20世紀古典アンサンブル… 1-3/セント・ルークス管弦楽団… 4-6/
フィルハーモニア管弦楽団…7-13/ロバート・クラフト(指揮)
ハイドン、モーツァルトから続く交響曲という形式を用いつつも、その音色も
リズムも全く独自に味付けをこらした「新古典主義」の名曲2曲を中心に収録。
戦乱のさなか1938-40年に書きあげられた「交響曲ハ調」の機能的な美しさと、
1942-45年に書かれた荒々しいリズムと協奏曲的な面を持つ「3楽章の交響曲」。
その曲想の対比と、計算されつくした構造には思わず舌を巻くほかありません。
輝かしい名演として知られる 2枚の録音からの再編集盤です。


8.570897
モーツァルト:フリーメイソンのための音楽全集
1-2.カンタータ「汝、宇宙の魂に」 K.429/3.アダージョヘ長調 K.410/4.ク
ラリネットとバセットホルンのためのアダージョ変ロ長調 K.411/5.結社員の
旅 K.468/6.今日こそ共に、愛する兄弟よ K.483/7.汝ら、われらの新しき
指導者よ K.484/8.フリーメイソンの喜び K.471/9.フリーメイソンのための
葬送音楽 K.477/10.カンタータ「無限なる宇宙の創り主を崇敬する汝らが」
K.619/11-12.アダージョとフーガハ短調 K.546/13.ヨハネ分団の儀式のた
めの讃歌 K.148/14-17.フリーメイソンのための小カンタータ「われらが喜び
を高らかに告げよ」
●奏:ユン=フーン・ヘオ(テノール)/カッセル・シュポア室内管弦楽団
ロベルト・パーテルノストロ(指揮)
☆フリーメイソンのためにモーツァルトが書いた作品を網羅したアルバムです。
「秘密結社のための音楽なんて」と、なんとなくぞくぞくした雰囲気が漂いま
すが、音楽は極めて美しく、怪しさを求める人は肩透かしを食らうこと間違い
ありません。自由、平等、博愛をモットーにした団体にふさわしい折り目正し
い曲ばかりです。

8.572059
フレイタス・ブランコ:管弦楽作品集第2集
1-4.交響曲第2番(1926-1955)/5.ゲーラ・ジュンケイロの読書の後に
6.人工楽園
演奏:アイルランド国立交響楽団/アルヴァロ・カッスート
2008年にリリースした第1集(8.570765)が大好評。ポルトガルの知られざる巨
匠、フレイタス・ブランコの管弦楽作品集第2集は、交響曲第2番を中心に収録
した1枚です。この曲はグレゴリオ聖歌、ブルックナーのスケルツォ、セザー
ル・フランク、ドビュッシーなど様々な音楽から影響を受けているようで、異
なった要素を絶妙に組み合わせた噛みごたえのある作品と言えるでしょう。
R.シュトラウスの交響詩を思わせる「ゲーラ-」、阿片愛好家の告白から喚起
された「人工楽園」、どれもがブランコの傑作と言えるでしょう。

8.570328
シューベルト:序曲全集第1集
1.序曲「ヒュドラウリスになった悪魔」 D.4/2.序曲「鏡の騎士」 D.11/3.
序曲ニ長調 D.12/4.序曲ニ長調 D.26/5.序曲「悪魔の別荘」D.84/6.序曲
「4年間の歩哨兵勤務」D.190/7.序曲「ヴィラ・ベッラのクラウディーネ」
D.239/8.序曲「サラマンカの友人たち」D.326/9.序曲変ロ長調 D.470
演奏:プラハ・シンフォニア/クリスティアン・ベンダ(指揮)
歌曲王として知られるシューベルト(1797-1828)ですが、彼がかなり多くのオ
ペラを書いていたことはあまり知られていません。なぜならば、その作品は大
抵初演で失敗し、以降誰にも注目されなかったからです。とは言え、このアル
バムに収録された作品のほとんどはシューベルト 10代の頃の意欲作であり、
まるでベートーヴェンやウェーバーを思わせる躍動的な旋律に満ちた一連の作
品は、そのままにしておくには何とも惜しいものばかりです。新たなシューベ
ルトの魅力に開眼の1枚です。

8.559352
ジャンニーニ:ピアノ協奏曲 &交響曲第4番
1-3.ピアノ協奏曲/4-6.交響曲第4番
演奏:ガブリエラ・イムラー(ピアノ)…1-3/ボーンマス交響楽団/
ダニエル・スポールディング(指揮)
名前からわかる通り、イタリア系のアメリカ人作曲家であるジャンニーニ(1903
-1966)は、まずヨーロッパでオペラ作曲家として名を挙げたのち、ニューヨー
クで作曲家、教師として活躍しました。彼はヨーロッパ音楽への永続的な愛を
失うことなく常に「美しいものを探究し、聴き手とその瞬間を共有したい」と
いう信念を持ち続けていました。ここで聴けるピアノ協奏曲(とりわけ第2楽章)
でのロマンテイックさは、その思いが反映されたものでしょう。かたや強烈な
響きを持つ交響曲は、彼のまた違った一面を垣間見せてくれるものです。

8.570481
ハイドン: 2台のリラ・オルガニザータのための協奏曲集(2つのリコーダー、
2つのフルート、フルートとオーボエに編曲 )
1-3.協奏曲ハ長調 Hob.VIIh:1(2つのリコーダー、弦楽合奏と 2台のホルン )
/4-6.協奏曲ト長調 Hob.VIIh:2(フルート、オーボエ、弦楽合奏と 2台のホル
ン )/7-9.協奏曲ト長調 Hob.VIIh:3(2つのフルート、弦楽合奏と 2台のホル
ン )/10-12.協奏曲ヘ長調 Hob.VIIh:4(フルート、オーボエ、弦楽合奏と2台
のホルン )/13-15.協奏曲ヘ長調 Hob.VIIh:5(2つのリコーダー、弦楽合奏と
2台のホルン)
演奏:ダニエル・ロテルト&フィリップ・シュペートリンク(リコーダー)/
ブノワ・フロマンジェ&インゴ・ネルケン(フルート)/クリスティアン・ホン
メル(オーボエ)/ケルン室内管弦楽団/
ヘルムート・ミュラー=ブリュール(指揮)
ハーディ・ガーディに似た小型のオルガンである(手で円盤を回してこすり、
鍵盤で音程を変える)リラ・オルガニザータのために書かれた5つの協奏曲は、
この楽器が忘れ去られてしまったため、現在ではソロ・パートを他の楽器に置
き換えて演奏することがほとんどです。このアルバムではフルートやリコーダ
ー、そしてオーボエによって演奏されていますが、原曲の味わいを損なうこと
は全くなく、むしろ新たな魅力を与えていると言っても過言ではないでしょう。

8.570528
シュポア:ヴァイオリン協奏曲第6・8・11番
1-3.ヴァイオリン協奏曲第6番ト短調 Op.28
4-6.ヴァイオリン協奏曲第8番イ短調 Op.47「劇唱の形式で」
7-9.ヴァイオリン協奏曲第11番ト長調 Op.70
演奏:シモーネ・ラムスマ(ヴァイオリン)/
シンフォニア・フィンランディア/パトリック・ガロワ(指揮)
モーツァルト、ヴィオッティからベートーヴェンへと続く古典派の様式を一段
と発展させ、ロマン派へと繋ぐ音楽を書いたシュポアの代表作ともいえるヴァ
イオリン協奏曲を3曲収録。ヴァイオリンを演奏するのは、2006年のインディ
アナポリス国際ヴァイオリン・コンクールで第2位を得た若きオランダのヴァ
イオリニスト、シモーネ・ラムスマです。彼女の奏でるヴァイオリンの音色は
とても美しくしなやかで、シュポアの曲の持つ明るさにぴったり合った気持ち
のよいものです。

8.570601
シェン:春の夢他
1-2.ヴァイオリンとオーケストラ、中国の楽器のための「春の夢」/3-5.3つ
の幻想曲(第1番夢の歌/第2番チベットの大気/第3番カザフスタンの愛の歌 )
/6-8.チベット人の踊り(1.前奏曲/2.歌/3.チベット人の踊り)
演奏:チョーリャン・リン(ヴァイオリン)…1-8/シンガポール・チャイニーズ
・オーケストラ… 1-2/葉聡(指揮)…1-2/アンドレ=ミシェル・シューブ(ピ
アノ)…3-5/エリン・スヴォボーダ(クラリネット)…6-8/ブライト・シェン
(ピアノ)…6-8
中国系アメリカ人作曲家、シェンの作品集です。中国やチベット、あるいはカ
ザフスタンの音楽を素材として用いた、まるで金の糸で織られたような光り輝
く音楽は、どこか儚げで夢の中のような響きを持っています。例えば「真夜中
のベル」での、絶妙に組み合わされた懐かしい音色の合間をよぎる不安気な音
の塊は、聴き手の背中をぞくぞくさせる何かにほかなりません。ともあれ、こ
の特徴的な音は、さまざまな文化が行き交うアメリカにおいて絶大なる人気を
誇っています。

8.572248
北国の風
1.アップルバウム(1918-2000):ハイ・スピリッツ-コンサート・バンドのため
の短い序曲/ 2.コルグラス(1932-):ドリーム・ダンサー/ 3-5.クチャルチク
(1953-):会議の要求/ 6-8.クレシャ(1954-):アンサンブル/9.フリードマン
(1922-2005):ローレンシア台地の雰囲気/
10.メシアン(1908-1992):異国の鳥たち
演奏:ウォレス・ハラディ(サクソフォン)…2
シモン・ドッキング(ピアノ)…10/トロント・ウィンド・オーケストラ
トニー・ゴメス(指揮)
20世紀の作曲家たちによる様々なスタイルの吹奏楽作品その他を集めたゴキゲ
ンな1枚です。トロント・ウィンド・オーケストラの目の覚めるような技にも
釘付けになりますが、ソロを担当している奏者たちにも注目です。この分野で
はおなじみの作曲家コルグラスの作品で素晴らしいサックスを受け持つのはカ
ナダの若き奏者ハラディです。メシアンで鮮烈なピアノを弾いているのはオー
ストラリアの現代曲を得意とする若手ドッキング。白熱した力がぶつかる時に
溢れ出るエネルギーの凄まじさを体験してください。

8.557718-19 2枚組
ポッパー:チェロ演奏の高等課程への練習曲 Op.73
CD1.練習曲第1番-20番/CD2.練習曲第21番-40番
演奏:ドミトリ・ヤブロンスキー(チェロ)
リスト、ブラームスと同世代の名チェリスト、ポッパー(1843-1913)をご存知
でしょうか?このアルバムを手にとって「なんだ、ただの練習曲か・・・」な
んて呟いてはいけません。チェロを習得する際に不可欠な(それも高度な技術)
40の曲のなんとも面白いこと。ピアノで言えばハノンの練習曲に近いものもあ
りますがとにかく聴いてみてください。例えば第2番。冒頭の一瞬は、まさに
「バッハのあの曲」です。学習者にはもちろんのこと、静かな夜にしみじみ聴
くのもオススメです。なかなかの逸品です。

8.570743
リース:ピアノ・ソナタとソナチネ集第2集
1-4.ソナタハ長調 Op.1-1/5-7.ソナタイ短調 Op.1-2/
8-10.ソナチネ変ロ長調 Op.5-1/11-13.ソナチネヘ長調 Op.5-2
演奏:スーザン・カガン(ピアノ)
ご存知、ベートーヴェンの弟子、友人であったフェルディナント・リースの作
品集第2集です。彼がソナタを作曲した当時は、このジャンル自体が大きな転
換期を迎えていた頃で、彼はハイドンやベートーヴェンの作品をお手本にしつ
つも独自の形式を開発し、その独創性は後のシューベルト、シューマン、そし
てショパンさえも予感させるものでした。第2集もスーザン・カガンの丁寧な
演奏によって、知られざる作品が蘇ります。

8.570766
ロッシーニ:ピアノ作品全集第2集
老いのいたずら第6巻「すばしこい子どもたちのためのアルバム」(抜粋)
1.私の朝の健康のための前奏曲/2.バロック風前奏曲/3.人よ、汝が塵なるこ
とを思い出せ/4.充分な記念品:踊りましょう/5.ペーザロ人/6.苦悶のワル
ツ/7.わが妻への甘え/8.舟歌/9.楽しい汽車の小旅行のおかしな描写/10.
ポルカ=マズルカのできそこない/11.謝肉祭の埋葬
演奏:アレッサンドロ・マランゴーニ(ピアノ)
第1集が好評だったロッシーニの秘曲集「老いのいたずら」の第2集です。オペ
ラの筆を折ったのち、日々書きためたロッシーニのいわば「音による随筆集」
はどこもかしこも上品で洒落た味わいに満ちています。まるでサティの作品の
ようなひねったタイトルにも注目。トラック6の「苦悶のワルツ」などは聴い
ているとなんだか落ち着かない気分になること間違いなし。この曲は何を言い
たいのだろう?と考えているだけで楽しい1枚です。

8.570754
シューベルト:フルートとピアノのための音楽
1-3.アルペジョーネ・ソナタ D.821(フルート編曲 :U.グロット)/6つの歌曲
(フルート編曲:T.ベーム)(4.おやすみ D.911 / 15.菩提樹 D.911-5 / 6.漁夫
の娘 D.957-10 / 7.セレナーデ D.957-4 / 8.海辺で D.957-12 / 9.鳩の使い
D.957-14)/10-17.「しぼめる花」による序曲と変奏曲
演奏:ウーヴェ・グロット(フルート)/マッテオ・ナポリ(ピアノ)
シューベルトの名曲、アルペジョーネ・ソナタは今までにも色々な楽器のため
にと姿を変えてきました。もちろんフルートで奏されることもしばしばです。
「しぼめる花」による変奏曲はもともとフルートのために書かれた技巧的な作
品で、指揮者でもあり、フルーティストでもあるグロットは申し分ない音楽性
でこの作品を聴かせます。楽しいのは T.ベームの編曲による「 6つの歌曲」
です。ここでのフルートは、本来のメロディから自由に飛翔した「新たな歌」
を高らかに奏でます。感動的です。

8.572235
マルコプーロス:オルフェウスの典礼
1-19.オルフェウスの典礼 (オリュムポスのオルフェウス/感謝の歌-アポロへ
の頌歌/オルフェウスの手の中のリラ/ガイア、母なる地球/空への賛歌/海への
賛歌/ハイペリオン/黄泉の国のオルフェウス/エウリディーチェは待つ/愛は来
た/クーレーテス-コリバントス/バッカスのダンス/オルフェウスと復讐の女神
/ピエリアのミューズ/愛の方法に/おお、プュシス-自然への賛歌/運命/寺院の
オルフェウス/感謝の歌-エピローグ)
演奏:ホセ・ヴァン・ダム(B-Br)/エレナ・ケレッシーディ(S)/フィリップ・
シェフィールド(ナレーター)/アリエール・ヴァリボーズ(hp)/マルク・グロ
ーウェルス(fl)/フランダース歌劇場交響楽団・合唱団/
エドヴィヒ・アブラス(指揮)
自然環境の復活を求める預言者=音楽家を描くこのオラトリオは、合唱、ソリ
スト、ナレーター、大オーケストラの他にリュートやリラ、ハープ、ピアノを
用いた多彩でわかりやすい音楽が魅力です。このCDの冒頭2分間だけ聴いただ
けで、あまりにも陽気で特徴的な音楽に心がときめくはずです。名バリトン、
ホセ・ファン・ダムの歌唱も、否が応でもこの曲の興奮度を高めてくれます。
この曲が1992年に書かれたとは・・何とも不思議な思いに捉われてしまいます。

8.660231-32 2枚組
カイザー:歌劇「フレデグンダ」
演奏:フレデグンダ…ドラ・パヴリコーヴァ(S)/ガルズインデ…ビアンカ・
コシュ(S)/バジーナ…カーチャ・ストゥーバー(S)/キルペリヒ…トミ・ヴェ
ント(Br)/ジギベルト…ミヒャエル・クラネビッター(Br)/ヘルメネギルト…
松原友(T)/ランデリヒ…トビアス・ハーク(T)/ミュンヘン・ノイエ・ホーフ
カペレ/クリストフ・ハンマー(指揮)
大阪出身のバリトン(この公演時にはテノールに転向)、松原友が出演したこと
で一躍脚光を浴びた、オペラ「フレデグンダ」です。ヘンデル、テレマンと同
時代のカイザーは、100を超えるオペラを作曲しましたが、そのほとんどは現
在では耳にする機会がありません。しかし当時ではこの「フレデグンダ」は最
も知られていた作品でした。1715年に初演されたこの作品は、6世紀のフランク
族の王キルペリヒとその情婦フレデグンダの陰謀と策略の物語。熱愛する恋人
がいるにも関わらず、王と結婚することにより王妃の座を狙うフレデグンダ。
はたして彼女の運命は?

8.559375
ホイビー:ポケット・オブ・タイム- 21の歌曲とデュエット
1.ポケット・オブ・タイム… S/2.ピエロ…S/3.風の杖に…S/4.湾の貴婦人
…S/5.子羊…S/6.音楽が聴こえてくるところ…S/7.水の中の島へ…Br/8.
冬の傲慢…Br/9.おしゃべり…Br/10.愛の歌…S/11.夜…S/12-16.歌曲集
「私はそこにいた」…Br(私は研究を始める/私はそこにいた/澄み切った真夜
中/おお、私のキャプテン/喜べ、喜べ、乗員仲間)/17.秋…S/18.夕べ …S/
19.闇の中のツグミ… Br/20.ラスト・レター・ホーム…Br/21.さようなら、
さようなら、世界よ…S/22.ナイチンゲールとひばり…S&Br
演奏:ジュリア・フォークナー(ソプラノ)
アンドリュー・ガーランド(バリトン)
リー・ホイビー(ピアノ)
サミュエル・バーバーを尊敬するというホイビー(1926-)は、その作風もとて
もロマンティック。ヴェルディとガーシュウインに共通する感傷的な世界と、
シューベルトやソンドハイムに通じる上品さを持ち合わせています。この歌曲
集は、ルイス・キャロルやマルグリット・デュラス、エリザベス・ビショップ
などの著名な詩人のテキストを用いたもので、情緒的で、聴き手の感性の深淵
に浸み入る美しいものです。

8.111284-85 2枚組
ベッリーニ:夢遊病の女
ボーナス・トラック
ケルビーニ :歌劇「メデア」より「あなたの子どもの母親は」
スポンティーニ:歌劇「ヴェスタの巫女」より「無慈悲な女神よ」
スポンティーニ:歌劇「ヴェスタの巫女」より「ああ,不幸な人々を守護する
女神」
録音:1957年3月3-9日ミラノ、聖エウフェミア大聖堂
演奏:アミーナ…マリア・カラス(S)/テレサ…フィオレンツァ・コッソット
(Ms)/エルヴィーノ…ニコラ・モンティ(T)/ロドルフォ伯爵…ニコラ・ザッ
カーリ(B)/リーザ…ユージェニア・ラティ(S)/ミラノ・スカラ座管弦楽団
&合唱団/アントニノ・ヴォットー(指揮)/トゥリオ・セラフィン(指揮)
世紀の名ソプラノ、カラスの偉業については今更何も語ることはないでしょう。
このオペラはベッリーニ(1801-1835)30歳の作品で、あまり劇的なあらすじで
はありませんが、カラスが歌うと何故か、手に汗握るサスペンス(?)に変貌し
てしまうところがスゴイのです。ボーナス・トラックの 2つのオペラも、彼
こそがヒロインに生身の体を与えたと言えるでしょう。

8.111325
ゲディーニ:作品集
1-4.2台の協奏的チェロと管弦楽のための「オルメネータ」/5.聖母マリアの
ための晩課/6-19.J.S.バッハ:音楽の捧げ物(ゲディーニ編)より抜粋
録音:1952年3月28日ライヴナポリアレッサンドロ・スカルラッティ・ホール
演奏:ベネデット・マッツァクラティ(チェロ)…1-4/マリオ・グセッラ(チェ
ロ)…1-4/ナポリ・アレッサンドロ・スカルラッティ管弦楽団
ジョルジョ・フェデリコ・ゲディーニ(指揮)
20世紀の最も素晴らしいイタリアの作曲家の一人、ゲディーニ(1892-1965)の作
品集です。とはいえ、この人の名前を知っている人が現在どれほどいることで
しょう?このリリースは 50年ぶりに彼の自作自演を蘇らせた興味深いアルバム
です。作曲家でもあり、指揮者でもあり、教師でもあった(アバドやベリオを
指導)彼の作品は、古典的なフォルムと現代的な音色を用いた魅惑的なもので、
オリジナルの作品もバッハの編曲もかなり特異な魅力を放っています。

8.111332-33 2枚組
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」
ボーナス・トラック「ディ・ステファノとカルテッリ、愛の二重唱集」
ヴェルディ:歌劇「オテロ」より「暗い夜のとばりが下り」
マスカーニ :歌劇「イリス」より「おお、あなたの繊細さに」
ビゼー:歌劇「カルメン」より「話して、母の便りを」(イタリア語歌唱)
ビゼー:歌劇「真珠採り」より「レイラ、偉大な神よ、あの人がここに」
(イタリア語歌唱)
グノー:歌劇「ファウスト」より「もう遅いわ、さようなら」(イタリア語歌唱)
録音:1956年8月3,4日、9月12日ミラノ・スカラ座劇場
演奏:ロドルフォ…ジュセッペ・ディ・ステファノ(T)/ミミ…マリア・カラス
(S)/マルチェッロ…ローランド・パネライ(Br)/ムゼッタ…アンナ・モッフォ
(S)/コッリーネ…ニコラ・ザッカーリア(B)/シュナウド…マヌエル・スパタ
フォーラ(Br)/ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団/アントニノ・ヴォット
(指揮)/ロザンナ・カルテッリ(S)/ジュセッペ・ディ・ステファノ (T)/ミラ
ノ交響楽団/アントニオ・トニーニ(指揮)
屋根裏部屋に住む、気合いだけはたっぷりの芸術家たちと、貧しいお針子ミミ、
コケティッシュなムゼッタの他愛ない日常物語。最後はお決まりの悲劇とは言
え、全体を貫く生き生きとした情熱を描く最高の歌手たち。もちろん主役はマ
リア・カラスです。

8.111334-35 2枚組
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」
録音:1957年 6月 9-13日,15日ミラノ、スカラ座劇場
演奏:トゥーランドット…マリア・カラス(S)/カラフ…エウジェニオ・フェル
ナンディ(T)/リュー…エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)/ティムール…
ニコラ・ザッカーリア(B)/皇帝アルトゥム…ジュセッペ・ネッシ(T)/ミラノ
・スカラ座管弦楽団&合唱団/トゥリオ・セラフィン(指揮)
氷の心を持つ姫君、トゥーランドット。しかしカラスが歌うと一味違います。
冷酷さと迫力、そして愛を知った後の変貌。なんと人間的なヒロインなので
しょう。若きシュヴァルツコップの歌うリューの初々しさも絶品です。


<MARCO PORO>
8.225289 \1780
J.シュトラウス 1世作品集第13集
1.ツェツィーリエ・ワルツ Op.120/2.ワルツ「やしの木の枝」 Op.122/3.ワ
ルツ「キューピッドの矢」 Op.123/4.ワルツ「電気的な火花」ワルツ Op.125
/5.ヴェニスのカーニバルについての重要な記憶 Op.126/6.ワルツ「ドナウ
川の歌」 Op.127/7.アポロのワルツ Op.128/8.幻想曲「リストの思い出」
Opなし
演奏:スロヴァキア・シンフォニエッタ/クリスティアン・ポラック(指揮)
おなじみ、シュトラウス1世のワルツ集です。今回も楽しい作品目白押し。珍品
は何と言ってもトラック8の「リストの思い出」です。あの有名な「ハンガリ
ア狂詩曲第6番」がゆるくアレンジされています。もしリストがこれを聴いた
ら大笑いするに違いありません。とにかくなごみます。

6.220519 \1780
ランゴー:交響曲第15&16番他
1.ドラパ BVN 20(E.グリーグの死に)/2.スフィンクス BVN 37/3.ヴィズビェ
ア頌歌 BVN343/4.デンマーク放送 BVN351/5.常軌を逸したこと!?BVN354/
6-9.交響曲第15番「海の嵐」 BVN351/10-14.交響曲第16番「太陽の氾濫」
BVN417
演奏:デンマーク国立合唱団/デンマーク国立交響楽団
トマス・ダウスゴー(指揮)
デンマークの作曲家の中では、かなり特異な存在と目されているランゴー。彼
の作品は、大規模な管弦楽を駆使し、なおかつその時代を少しだけ先取りして
いました(これは、サロメやエレクトラを書いた頃の R.シュトラウスに共通するものがありま
す)。このアルバムには晩年の作品である「交響曲第15番&第16番」を中心に
収録しました。第15番の第1楽章、冒頭での激しい音の奔流が一転、第2主題の
穏やかなワルツに変わるところはまさに目が覚める思いがします。他には珍し
い管弦楽作品も。タイトルだけでも興味深い曲が並んでいます。トラック3の
「ヴィズヴェア頌歌」の輝かしさも一聴に値します。



<TOCCATA>
TOCC0039 \2450
ロバート・バーンズの詩によるロシアの作曲家たちの歌曲集
1-9.スヴィリドフ(1915-1998):バーンズの詩による 9つの歌曲/ 10-11.デニソ
フ(1929-96):バーンズの詩による2つの歌/ 12-14.ショスタコーヴィチ(1906-
75):「バスのための6つのロマンス」より3つの歌/ 15-19.レヴィーティン
(1912-93):バーンズの詩による歌曲集/20-22.ケレンニコフ(1913-2007):バー
ンズの詩による5つの歌より3つの歌
演奏:ヴァシリー・サヴェンコ(バス・バリトン)
アレクサンダー・ブロック(ピアノ)
スコットランド生まれのロバート・バーンズ(1759-1796)は多くの詩を書き、
また民謡を採取し改作した偉大なる詩人として今でも世界中で愛されています。
(あの「蛍の光」も「故郷の空」も実は彼が採譜したものです)もちろん彼の詩
はロシアでも大人気。多くの作曲家がロシア語に翻訳されたものに堂々たる曲
を付けています。ブックレットにはロシア語と英語の訳、そして原詩が載って
いるのでどのように言葉が移ろっていくのかを目の当たりにすることもできそ
うです。ロシア好きにもたまらない1枚です。

TOCC0090 \2450
ガレス・ワルター(1928-):歌曲集と室内楽曲
1-5.ソプラノと弦楽四重奏のための「心の歌」(1970)/6-9.フルートとハープ
のための小組曲(1960)/10-13.ヴァイオリン・ソナタ(1989-96)/14.ハープの
ための子守歌/ 15-17.メゾ・ソプラノと室内管弦楽団のための「夕べの詩」
演奏:キャロリン・フールクス(ソプラノ)…1-5/サリー・プライス(ハープ)…6
-9.14/アダム・サマーヘイズ(ヴァイオリン)…10-13/ニコラ・エイマー(ピ
アノ )…10-13/アダム・ウォーカー(フルート)…6-9/ウェンディ・ドーン・
トンプソン(メゾ・ソプラノ)…15-17/ロンドン・コンチェルタンテ・・・・
1-5.15-17/グレゴリー・ローズ(指揮)…15-17
ウェールズの作曲家、ガレス・ワルターは 1950年代の初め、パリでリヴィエ
ールとメシアンに学び、そのエレガントで洒脱な書法を身につけました。その
前にはブリテンの影響も受けていた彼の書いた作品は、どれも神秘的で少しば
かりの夜の雰囲気を身に纏っているようです。ウェールズの言葉で書かれた
「心の歌」にはその地の民謡も見え隠れします。フランス風の趣きを持つ「フ
ルートとハープのための小組曲」、名歌手マーガレット・プライスのために書
かれた「夕べの詩」など、どれもがじっくりと聴きたい優れた作品と言えるで
しょう。



<ARTHAUS>
101284(Blu-ray) \5650
(日本語字幕なし)
ブゾーニ:ファウスト博士(ヤルナッハ完成版)
演奏:ファウスト博士…トーマス・ハンプソン(Br)
ワーグナー/式部官…ギュンター・グロイスベック(B)
メフィストフェレス…グレゴリー・カンデ(T)
パルマ公/グレトヒェンの兄…レイナルド・マシアス(T)
パルマ公妃…サンドラ・トラットニッグ(S)
少尉…マルティン・ツィセット(T)
チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団
フィリップ・ジョルダン(指揮)
2006年チューリヒ・オペラ・ハウス・ライヴ収録
収録時間:215分(本編172分+インタヴュー43分)
字幕:英・独・仏・西・伊
1916年から書き始められた「ファウスト博士」は、8年の作曲期間を経るも、
結局最後の2つのシーンは未完のまま残されました。ここでは、彼の友人で作
曲家のヤルナッハによって補筆された版を使用、物語は一応の完結を見ていま
す。上演自体が珍しいオペラなだけに、こうして映像が観れるだけでも嬉しい
ことなのですが、最近活躍著しい若手指揮者フィリップ・ジョルダンのすっき
りした音楽と、複雑怪奇なこの役を大変得意としているハンプソンの表情豊か
な歌唱を得て、まことに見事な仕上がりぶりです。ゲーテのファウストから題
材を借りつつ、様々な要素を織り交ぜた神秘的で少々グロテスクな情景は鮮烈
な印象を残すことでしょう。

101351(DVD-Video) 2枚組 \6280
(日本語字幕あり)
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」
演奏:タンホイザー…ロバート・ギャンビル(T)
エリーザベト…カミラ・ニュルンド(S)
ヴェーヌス…ヴァルトラウト・マイヤー(S/ヴォルフラム・フォン・エッシェ
ンバッハ…ローマン・トレーケル(Br)
領主ヘルマン…スティーヴン・ミリング(B)
ヴァルター…マルセル・レイヤン(T)
ベルリン・ドイツ交響楽団
フィリップ・ジョルダン(指揮)
2008年バーデンバーデン祝祭劇場ライヴ収録
収録時間:263分(オペラ205分+ドキュメンタリー58分)
字幕:英・独・仏・西語・伊・日
ヴェーヌスの愛欲に溺れた主人公タンホイザーと、彼を愛する純潔なる乙女エ
リーザベト、彼女をひっそりと見守るタンホイザーの親友ヴォルフラム。中世
のミンネゼンガー(愛を歌う者)たちの歌合戦を軸に、聖と俗の重なり合った世
界における彼らの綾なす心を描き出すワーグナーの力作。タンホイザーを演じ
る実力派ギャンビルの演技は心憎いばかりに軟弱で、こちらも芸達者トレーケ
ル扮するヴォルフラムの気高さと見事なまでに相反。名演出家レーンホフによ
るシンプルかつ練られた演出は、ユーモラスでありながらも、人間の心理のひ
だをくまなく掬い上げた納得の行くもの。パリ(ウィーン)版の演奏。バッカナ
ールの不気味な場面も見ものです。収録されたドキュメンタリーも秀逸で、オ
ペラ「タンホイザー」の全てが理解できることでしょう。

101361(DVD-Video) \5650
(日本語字幕あり)
ドニゼッティ:マリア・ストゥアルダ
演奏:エリザベッタ…アンナ・カテリーナ・アントナッチ(Ms)
マリア・ストゥアルダ…マリエラ・デヴィーア(S)
アンナ・ケネディ…パオラ・ガルディナ(Ms)
レスター伯ロベルト…フランチェスコ・メーリ(T)
ジョルジョ・タルボ…シモーネ・アルベルギーニ(B)
グギエルモ・セシル卿…ピエロ・テッラノーヴァ(B)
ミラノスカラ座管弦楽団&合唱団
アントニーノ・フォリアーニ(指揮)
2008年ミラノスカラ座ライヴ収録
収録時間:151分(オペラ 138分+ドキュメンタリー13分)
字幕:英・独・仏・西・伊・日
女の戦い。この激しさはいつの世も変わることがありません。ある時はプライ
ドをかけ、またある時は一人の男を巡って、常に火花を散らし続けるのです。
この「マリア・ストゥアルダ」は実在の 2人の女王マリアとエリザベッタの物
語。史実では実際には顔を合わせたこともなくあくまでも政治の道具として、
陰謀渦巻く時代にその命を散らしていったというのですが、オペラの中では見
事なまでに息詰まる罵り合いを見せてくれます。アントナッチの演ずる白塗り
のエリザベッタ、最期まで毅然とした態度を崩さないデヴィーアのマリア、戦
いの火付け役となったロベルト役のメーリの優男ぶりも必見です。格調高い演
出も申し分ありません。




<NAXOS DVD>
2.110232(DVD-Video) \5650
(日本語字幕なし)
ドニゼッティ:歌劇「ロベルト・デヴリュー」
演奏:イギリス女王エリザベス…ドミトラ・テオドッシュ(S)
ノッティンガム侯爵…アンドリュー・シュレーダー(Br)
サラ…フレデリカ・ブラガリア(Ms)
ロベルト・デヴリュー…マッシミアーノ・ピサピーア(T)
セシル卿…ルイジ・アルバーニ(T)
ベルガモ音楽祭管弦楽団&合唱団
マルチェロ・ロータ(指揮)
録音 2006年9月/イタリア ベルガモ、ドニゼッティ劇場
英・伊語字幕
女王三部作の一つであるこの作品は、タイトルこそ若き伯爵の名を使っていま
すが、真の主役はやはりエリザベッタ(エリザベス女王)です。舞台全体は落ち
着いた色調と美しい衣装に満ち溢れていて、革新的な舞台を見慣れている人に
はこれが却って斬新に映るのではないでしょうか?生涯独身を貫いたとはいえ、
やはりそこは生身の女。愛しい男の一人や二人はいても当たり前。そんなエリ
ザベッタ役、ここでは名ソプラノ、テオドッシュが演じます。特にフィナー
レ。刑執行の大砲が轟いてからの迫真の歌唱は聴く者全ての涙を誘うはずです。

2.110258(DVD-Video) \5650
(日本語字幕なし)
ヴェルディ:歌劇「マクベス」
演奏:マクベス…ジュゼッペ・アルトマーレ(B)
マクベス夫人…オルハ・ズラヴェル(S)
バンコー…パヴェル・クディノフ(B)
マクダフ…ルーベンス・ペリッツァーリ(T)
マルコム…マルコ・ヴォレリ(T)
ダニエーレ・カッレガリ(指揮)
マルケ州管弦楽団
ヴィンチェンツォ・ベッリーニ・マルキジアーノ歌劇合唱団
(合唱指揮:ダヴィデ・クレシェンツィ)
英・伊語字幕
「マクベス」はヴェルディがシェイクスピアの作品を原作として取り上げた最
初の作品ですが、原作の素晴らしさを損なうことなく、特にマクベスの野心と
動揺、マクベス夫人の雄弁なキャラクター描写には優れたものがあると言える
でしょう。期待の若手ヴェルディ・バリトンのアルトマーレ、2005年にトゥー
ランドット役でオペラ・デビューしたドラマティック・ソプラノ、ズラヴェル
らを、ヴェルディ作品への真摯なアプローチには定評があるカッレガリらが支
え、印象的な舞台を作り上げています。

2.110259(DVD-Video) \5650
(日本語字幕なし)
ロッシーニ:歌劇「イタリアのトルコ人」
演奏:セリム…マルコ・ヴィンコ(B)
フィオリッラ…アレッサンドラ・マリアネッリ(S)
ジェローニオ…アンドレア・コンチェッティ(B)
ナルチーゾ…フィリッポ・アダーミ(T)
プロスドーチモ…ブルーノ・タッディア(Br)
ザイーダ…エレーナ・ベルフィオール(Ms)
アルバザール…ダニエレ・ザンファルディーノ(T)
アントネッロ・アッレマンディ(指揮)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団・プラハ室内合唱団
(合唱指揮:パヴェル・ヴァネク)
収録:2007年8月18日ペーザロ、テアトロ・ロッシーニ
英・伊語字幕
「イタリアのトルコ人」はロッシーニが22歳の時初演されたオペラ・ブッファ
で、当時の名台本作家ロマーニと初めて組んだ傑作。先に大成功を収めた「ア
ルジェのイタリア女」と比べても緊張感のあるドラマ構成で聴衆を惹き付ける
力は遜色ありません。期待の新星マリアネッリの美声と確実な装飾歌唱技巧、
レッジェーロ・テノールの声の魅力を堪能させてくれるアダーミとザンファル
ディーノの競演と聴きどころ満載です。

2.110231(DVD-Video) \5650
(日本語字幕なし)
コープランド:ドキュメンタリー映画「都会」
ドキュメンタリー映画「都会」/1.ニューイングランドの片田舎/2.工場の町
/3.都市の悪面/4.消防車と軽食用カウンター/5.日曜日の交通手段/6.科学
と飛行/7.野球と水泳/8.満足の行く共通のニーズ
スペシャル・フィーチャー:1.オリジナル・サウンド・トラックによる「都会」
(1939)/2.ドキュメンタリー「あなたの子どもは遊び場でしたか?緑地帯、
それとも水路?」(2000年)/3.ジョージ・ストニーとジョセフ・ホロウィッツ
の対話
演奏:ポスト=クラシカル・アンサンブル
アンヘル・ギル・オルドネツ(指揮)/ヨゼフ・ホロウィゥツ(芸術監督)
フランシス・グィナン(ナレーター)
英・独語字幕
1939年のニューヨーク万国博覧会のために制作されたこの映画は、都市計画者
ルイス・マンフォードがナレーター用の文章を書き、ラルフ・シュタイナーと
ウィラード・ファン・ダイクが映画監督を務め、そしてアーロン・コープラン
ドが音楽を付けるという、当時の最高人材が結集して作り上げた「永遠の財
産」と言うべき作品です。とりわけこの音楽はあまりにも素晴らしく、「アメ
リカ音楽とコープランドのスタイルの驚くべきミッシングリング」としてロス
アンジェルス・タイムス紙でも高く評価されたものです。この映像では、当時
のサウンド・トラックをそのまま使用した映像と、新しく演奏された瑞々しい
音楽を組み合わせた映像の2種類がお楽しみいただけます。当時のアメリカの
市民たちの生き生きした生活風景は今見ても興味深いものです。




<Marco Polo DVD>
2.220003-04(DVD-Video) 2枚組 \6280
(日本語字幕なし)
S.ワーグナー:歌劇「コボルト」
演奏:ヴェレーナ…レベッカ・ブロバーグ(S)
ゲルトルート…レギーナ・マウエル(A)
エックハルト…アンドレアス・ミトシュケ(B)
トルツ/サチュロス…アヒム・ホフマン(Br)
フィンク/ヘリオドロス…ヨハネス・フェッティンガー(T)
フリードリヒ/エロス…フォルカー・ホルン(T)
ミュンヘン音楽劇場アンサンブル
フュルト・ハインリヒ=シュリーマン=ギムナジウムス児童合唱団
エリーザベト・ミューラー(合唱指揮)
ニュルンベルク交響楽団/フランク・シュトローベル(指揮)
英・ドイツ語字幕
ジークフリート・ワーグナー。あの偉大なワーグナーの長男として生まれ、指
揮者、作曲家として活躍しました。作曲したオペラの数は父親よりも多かった
のですが、その音楽にはさほど強烈さは見られず、どろどろした人間関係を描
くよりも、民話などを元にした神秘的な題材を好んだためか、その作品は現在
ではほとんど忘れ去られてしまいました。この歌劇は1903年に作曲され、彼自
身も自作の中で“最も成功した作品”として位置づけていた作品ですが、喜劇
的なタイトルにもかかわらず内容はとても暗いもので、生まれることが叶わな
かった、または生まれてすぐにその生命を閉ざしてしまった子どもたちの魂か
ら逃れられない娘の悪夢と救済を描いたもの。冒頭に現れる子鬼たちの不気味
さが物語全体を支配し、幽玄な雰囲気を醸し出しています。




<CPO>
777299-2 \2450
G.P.テレマン(1681-1767):パッション・カンタータ
1.オリーブ山でイエスはおののき TVWV 1:364/2.あなたに何を与えよう、わ
が魂よ TVWV 1:1510/3.イエスは最後の乗り物に横たわり TVWV 1:983/4.私
は喜んで十字架に赴き TVWV 1:884/5.ああ主よ、私たちに助言を与えたまえ
演奏:クラウス・メルテンス(B-Br)
アカデミア・ダニエル
シャレフ・アド=エル(指揮)
テレマンは1400を超える宗教的カンタータを書いていますが、その多くにバ
リトンのソロ・パートが含まれています。それはテレマン自身も素晴らしいバ
リトンの持ち主であったためと言われています。ここに収録したのは、彼のカ
ンタータのなかでもとりわけ劇的なものです。十字架の道行き上のキリストを
描く強烈な描写。メルテンスの歌は聴き手にイエスの苦悩と激痛を鮮明に伝え、
しばし身動きもできないほどの感銘を与えることでしょう。

777324-2 \2450
ナタナエル・ベルイ(1879-1957):交響曲第1番&第2番
演奏:ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー
アリ・ラシライネン(指揮)
アッテルベリやペッタション・ベリエルに続く20世紀前半のスウェーデンの偉
大なる作曲家、ナタナエル・ベルイ。実は彼
の経歴はなかなかユニーク。1879年に生まれた彼は獣医の資格を持ち、1939年
まで国防省で少佐として軍馬の管理をしていました。健康診断の準備の傍ら音
楽を勉強し、ステンハンマルからも指導を受けています。彼の5曲ある交響曲
はすべてタイトルを持ち、描写的で豊かな世界を構築しています。第1番の交
響曲は、4楽章を作曲中にあのタイタニックの悲劇が起こり、それまで書いて
いた楽章を破棄、葬送行進曲を付けくわえたものです。

777333-2 \2450
フランチェスコ・フェオ(1664-1740):ミサ曲
1.ミサ曲/2.コンフィテボール(わたしは心を尽くして主に感謝をささげる)a5
演奏:アニヤ・チュークナー(S)/ドロテア・ヴァグナー(S)
ドミニカ・ヒルシュラー(A)/トビアス・フンガー(T)/
トビアス・ベルント(Br)
ザクセン・ヴォーカルアンサンブル/バツドルファー・ホーフカペレ
マティアス・ユング(指揮)
ナポリの作曲家フェオはその生涯をナポリで過ごし、また働きました。彼の最
も成功した作品は 1734年に書かれた「聖フランチェスコ・ディ・サレ」でしょ
う。これらはザクセンのポーランド貴族の宮廷で演奏されました。通常のナポ
リの教会音楽ではキリエとグローリアのみが演奏されていて、そこに何か付け
くわえても、単なる付属物にしか成り得ませんでした。しかし、彼のおかげで
人々は新しいスタイルのミサを初めて聴くことができたのでした。

777358-2 \2450
イグナツ・ホルツバウアー(1711-1783):
フラウト・トラヴェルソと弦楽オーケストラのための協奏曲集
1.ニ長調/2.ホ短調/3.イ長調/4.ニ長調
演奏:カール・カイザー(フラウト・トラヴェルソ&指揮)
ラ・スタジオーネ・フランクフルト
何と素晴らしい活気溢れるフルートの音色でしょう!ホルツバウアーは1753年
より78年までマンハイムのプファルツ選帝侯の楽長を務めたマンハイム楽派の
作曲家です。彼は多くの室内楽作品を作曲しました。それらは整った形式を持
ったもので、まるで素晴らしく誂えた特別仕立ての服のように当時の人々の好
みにフィットしたのです。このフルート協奏曲は、4部からなる弦楽合奏を従
えたフルートの華麗な技巧に彩られた優美な旋律が魅力的。カイザーの演奏が
また神がかり的に上手い!これこそ疾風怒濤です。

777375-2 \1700
G.P.テレマン(1681-1767):パリ四重奏曲集 第 1集
コンチェルト ニ長調 TWV 43:D1/四重奏曲 イ短調 TWV 43:a2/
ソナタ イ長調 TWV 43:A1/四重奏曲 ホ短調 TWV 43:e1
演奏:ジョン・ホロウェイ(ヴァイオリン)/リンデ・ブルンマイア(フルート・
トラヴェルソ)/ローレンツ・ドゥフトシュミット(ヴィオラ・ダ・ガンバ)/
ウルリケ・ベッカー(チェロ)/ラルス=ウルリク・モーテンセン(チェンバロ)
1737年秋、テレマンはかねてからの希望であったパリ旅行へと出かけました。
フランスの音楽の中心であったパリで彼は8か月過ごし、演奏会を成功させ、
王からは、自らの作品を出版できる特権を与えられたのです。しかしながら、
1838年に出版された「新四重奏曲集」はパリで書かれたものですが、12の「パ
リ四重奏曲」は実はその前の1730年ハンブルクで出版されたものの再版なので
す。どちらにしても、テレマンの最高傑作のひとつ。ホロウェイ、モーテンセ
ンらの名手による満足のいく演奏でどうぞ。

777444-2 \1700
ベルナルド・ストラーチェ(1637?-1707?):チェンバロとオルガン作品集
「種々の作品の森、チェンバロとオルガンのためのインタヴォラトゥーラ」
よりチャコーナ、パッサカリア、トッカータ、ロマネスカ、バレエ、
フォリア、ルジェッロ、他全 14曲
演奏:イェルク・ハルベック(チェンバロ&オルガン)
これらの曲を作曲したストラーチェについては、曲集のタイトルページに書か
れた「メッシーナ議会礼拝堂の副楽長」という肩書きが判明しているだけ。生
年も没年もはっきりしたことはわかっていません。しかし、フレスコバルディ
が発展させた鍵盤音楽を一層充実させた功績は大きく、彼の名前は忘れられて
もこの曲集からはしばしばいくつかの曲が演奏されています。
演奏は 2004年、ライプツィヒのバッハ国際コンクールオルガン部門の1等賞を
受賞した若きオルガン、ハープシコード奏者ハルベックによるもの。すみずみ
まで力の漲った情熱あふるる出来栄えです。




<Orchid Classics>
ナクソス・ミュージック・ライブラリーではすでにお馴染みのこのレーベル。
ついに CDの取り扱いを始めます!Orchid Classicsはイギリスのヴァイオリニ
スト、マシュー・トラスラーによって 2005年に設立されたレーベルで、大戦
中に書かれた「ピティ・オブ・ウォー」のハイライトやガーシュウィン、ラ
ヴェル。ジョプリンなどのジャズ要素が含まれた作品をリリースしています。
詳しくは以下をご覧ください。

ORC100001 2枚組 \1750
THE PITY OF WAR
CD1:
エルガー(1857-1934):ヴァイオリン・ソナタ
ヤナーチェク(1854-1928):ヴァイオリン・ソナタ
ドビュッシー(1862-1918):ヴァイオリン・ソナタ
CD2:
ウィルフレッド・オーエン(1893-1918):手紙と詩
演奏:マシュー・トラスラー(ヴァイオリン)
マーティン・ラスコー(ピアノ)…CD1/サミュエル・ウェスト(朗読)…CD2
世界中の芸術家、作家、詩人、作曲家は、それぞれこの戦いに違った思いを抱
きました。何人かの人は戦争によって創作意欲を奪われましたが、逆に大きな
インスピレーションを見出した人もいます。この2枚に収録された作品は、す
べて第一次世界大戦中に書かれた作品です。CD1は、エルガーとヤナーチェク、
ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタです。CD2は詩人オーエンの詩と手紙を
朗読したものです。1893年イングランドとウェールズの境界付近で生まれたオ
ーエンは10歳の頃から詩に目覚めていましたが、その才能が開花したのは第一
次世界大戦に参戦し、実際の激戦を体験したことによります。代表作は「死す
べき定めの若者のための賛歌」や「戦争詩」。常に静かな眼差しで戦いを見据
えていました。ブリテンの「戦争レクイエム」でも彼の詩がテキストとして使
われていることでも知られています。彼は一度は精神に支障をきたし戦列から
離脱するも1918年に戦線復帰。そして25歳の若さで壮絶な戦死を遂げます。
その日は第一次世界大戦休戦のわずか 7日前でした。このアルバムでは、彼の
家族にあてた手紙と詩をサミュエル・ウェストが朗読します。冷静な口調に込
められた怒りの心が深く心に突き刺さることでしょう。合間に挿入された当時
の音楽が、束の間の休息をもたらしてくれるはずです。

ORC100002 \1750
ブルース
1-5.ガーシュウイン:ポーギーとベス組曲(ハイフェッツ編)
6.ウェイン・マーシャル:インプロヴィゼーション
7.アンタイル:ソナタ第 2番(ピアノとヴァイオリン、ドラム付き)
8.ドビュッシー:ゴリウォークのケークウォーク(ハイフェッツ編)
9.ジョプリン:エリート・シンコペーション(パールマン編)
10.ジョプリン:ラグタイム・ダンス(パールマン編)
11.コープランド:ノクターン
12.コープランド:ウクレレ・セレナーデ
13.ラヴェル:ブルース(ヴァイオリンソナタ 第 2楽章)
14-16.ガーシュウイン:3つのプレリュード(ハイフェッツ編)
17に39秒のボーナストラックあり。
演奏:マシュー・トラスラー(ヴァイオリン)/ウェイン・マーシャル(ピアノ)
1930年代、自由な形式を持つジャズは当時の「クラシック作曲家」たちを魅了
しました。その結果20世紀の音楽は大きく変化し新たな進歩を遂げたのです。
そんな音楽の過渡期に生み出された作品をトラスターは丹念に集め、自由な即
興性を帯びた素晴らしい演奏を聴かせます。ピアノを担当するマーシャルは言
わずと知れた名手。驚くほど息のあった 2人の演奏は、まさに大輪の花が開い
たように華麗極まりないものです。

ORC100003 \1750
PARIS
1-3.プーランク(1899-1963):ヴァイオリン・ソナタ
4-9.ストラヴィンスキー(1882-1971):イタリア組曲
10.ストラヴィンスキー(1882-1971):ロシアの歌
11.ストラヴィンスキー(1882-1971):タンゴ
12.ストラヴィンスキー(1882-1971):パストラーレ
13.ミヨー(1892-1974):
屋根の上の牡牛(ヴァイオリンとピアノのためのシネマ幻想曲)
演奏:マヤ・コッホ(ヴァイオリン)
20世紀の前半のパリは世界中で最も影響力のある都市の一つでした。芸術家、
作家、画家、映画監督、批評家、それこそあらゆる文化人がこの都市に集い、
意見をかわし、様々な作品を生み出したのです。彼らは互いに交流し影響し
合い、更なる深みへと自らを高めて行きました。このアルバムには、そんな
時代に生まれた名曲が収録されています。ヴァイオリンのマヤ・コッホはベル
リン生まれ。父がドイツ人、母が日本人で山本麻耶という日本名も持っていま
す。今までにもシューマンのソナタなどをリリースしていますが、そのアルバ
ムも凝った選曲とアグレッシヴな演奏が話題となっていました。

<VENEZIA>
CDVE04353 8枚組 \4750
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集
セルゲイ・タネーエフ弦楽四重奏団
1982-1988年録音
スリム・ボックス形状。名盤の復刻です。


<TACET>
TACET 169 \2380
ハイドン:
(1)弦楽四重奏曲op.74-1 Hob.III 第72番 ハ長調 
(2)弦楽四重奏曲op.74-2 Hob.III 第73番 ヘ長調
(3)弦楽四重奏曲op.74-3 Hob.III 第74番「騎手」 ト短調
アウリン弦楽四重奏団 Auryn Quartet
2008年録音
アウリン弦楽四重奏団は 1982年、ケルンで20歳代前半の現メンバーにより結
成されました。古典から現代曲まで幅広いレパートリーを持ち、明確で緊張感
ある演奏が特徴的です。
CPOレーベル 他から シューベルト、ヴォルフ、バルトークの弦楽四重奏曲
全集が発売されています。

TACET 173 \2380
ベートーヴェン:
(1)ピアノ・ソナタ第16番 ト長調 op.31-1
(2)ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 op.31-3
(3)ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」 ハ長調 op.53
マルクス・シルマー(Markus Schirmer) ピアノ
2008年録音
驚愕のテクニックと鋭い感性を持つオーストリア生まれマルクス・シルマーの
ベートーヴェンです。一音たりとも疎かにしない曲への真摯な姿勢と、美しく
クリアな音質が特徴的なピアニストです。
パウル・パドゥラ=スコダ等に学び数々の賞を受賞した後、故郷のオーストリ
ア:グラーツの音楽大学で教鞭をとりつつ、各国でソロや室内楽、伴奏、協奏曲
のソリストとして等、多くの演奏会を行っています。最近はゲルギエフとの共
演で注目を浴びています。ピアノは名ピアニストチッコリーニも愛用するイタ
リアの名器ファツィオリ(FAZIOLI)です。




<CARUS>
83.213(SACD-Hybrid) \2380(SACD-Hybrid)
メンデルスゾーン:交響曲第2番「賛歌」 変ロ長調 op.52
クリスティアーネ・カーク(Christiane Karg: ソプラノ)
マリア・ベルニウス(Maria Bernius: ソプラノ)
ヴェルナー・ギューラ(Werner Gura: テノール)
フリーダー・ベルニウス指揮
ブレーメン・ドイツ室内フィル、シュトゥツトガルト室内合唱団
2008年4月26-28日録音

83.247 \2380
ハイドン:ミサ曲第3番「聖チェチリアのミサ」 ハ長調 Hob.XXII:5
リディア・トイシャー(Lydia Teuscher: ソプラノ)
マリアーネ・ベアート・キーラント(Marianne Beate Kielland: アルト)
マルクス・シェーファー(Markus Schafer: テノール)
ハリー・ヴァン・デル・カンプ(Herry van der Kamp: バス)
ジョス・ヴァン・インマゼール指揮アニマ・エレルナ
2008年6月21日ドレスデンでのライヴ録音

83.434 \2380
ヤン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(Johann Wilhelm Wilms 1772-1847:オランダ):
(1)4手の為のピアノ・ソナタ ハ長調 op.31
(2)4手の為のピアノ・ソナタ ロ長調 op.41 (世界初録音)
ハンス=ペーター&ヴォルカー・ステンツェル兄弟によるピアノ・デュオ
(Hans-Peter und Volker Stenzl)
2008年9月22-24日録音




<MEMBRAN>
NCA 60190 \1250
リスト:イゾルデの愛の死(ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」による)
リスト:悲しみのゴンドラ、暗い雲
スクリャービン:5つの前奏曲 op.74
ショスタコーヴィチ:ピアノ・ソナタ第2番 ロ短調 op.61
ショスタコーヴィチ:人形の踊り(7つの子供の小品)
Maria Tschershintseva(P)

NCA 60205 4枚組 \4680
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲全集
(第1番-第6番、変ホ長調、弦楽四重奏の4つの小品)
ゲヴァントハウス四重奏団

ARS MUSICI \1500
シューベルト:ドイツ語ミサ曲「ミサの聖奉献式のために」
ブラームス:マリアの歌 op.22
ゲオルク・ラツィンガー指揮
レーゲンスブルク少年聖歌隊
ミュンヘン・フィル管楽アンサンブル




<MODE>
MODE 207 \1700
Garth Knox/ Viola Spaces
Viola Spaces for 2,3and4violas(2007)
Viola Space Variations on Marin Marais for four violas(2007)
La Valse de la Vineuse for viola d`amore, clarinet, violin and
Cello(2004)
Jonah and the Whale for viola and tuba(1996)
Ockeghem Fantasy for viola d`amore and5violas(2001)
すべて初録音
Garth Knox(violas & viola d`amore)
Carol Robinson(clarinet)
Gerard Buquet(tuba)
Nathalie Chabot(violin)
Agnes Vesterman(cello)
and viola ensemble
バロックから現代まで幅広いレパートリーをもつヴィオラ奏者ガース・ノック
スの現代オリジナル作品を収録。

<Brilliant Classics>
BRL 93888 40枚組(CD+DVD) \9450
メンデルスゾーン ポートレート
2009年はメンデルスゾーン・イヤー。ブリリアントレーベルが誇る作曲家別
作品集。
Disc. 1-Disc. 3
交響曲全集
第1番、第4番
フランス・ブリュッヘン指揮、オランダ室内管弦楽団
第2番
エド・デ・ワールト指揮、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
第3番
アルノルト・エストマン指揮、オランダ室内管弦楽団
第5番
ジョス・ファン・インマゼール指揮、オランダ室内管弦楽団
Disc. 4-Disc. 7
弦楽のための交響曲全集
レフ・マルキス指揮、アムステルダム・シンフォニエッタ
Disc. 8-Disc. 11
協奏曲集
ピアノ協奏曲第1番、第2番、華麗なカプリッチョOp.22
デレク・ハン(pf)
シュテファン・ガンゼンハウザー指揮、イスラエル室内管弦楽団
ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲 ニ短調
ヴァイオリンとピアノと弦楽のための協奏曲
ギル・シャロン(Vln)バルト・ファン・オールト(pf)
アマティ室内管弦楽団
2台のピアノのための協奏曲 ホ長調、変イ長調
ヨセフ・パラトーレ、アンソニー・パラトーレ(pf)
ウロシュ・ラヨヴィチ指揮、ベルリンRIASシンフォニエッタ
ヴァイオリン協奏曲 Op.64
エミー・ヴェルヘイ(Vln)
アルパド・ヨー指揮、ブダペスト交響楽団
ピアノ協奏曲 イ短調
ジークフリード・シュトキヒト(pf)
ヘルベルト・ケーゲル指揮、ライプツィヒ放送交響楽団
Disc. 12-Disc. 13
オラトリオ「エリア」全曲
ヘルムート・リリング指揮、バッハ・コレギウム・シュトゥットガルト、他
Disc. 14-Disc. 15
オラトリオ「エリア」全曲
ヘルムート・リリング指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、他
Disc. 16
ヴァイオリンソナタ ヘ長調(1838)、(1820)
ヴァイオリンソナタOp.4
ヨアン・ベルクヘーメル(Trp)橋本京子(pf)
Disc. 17
チェロソナタOp.45、Op.58、無言歌Op.109、協奏的変奏曲Op.17
クロード・スタルク(Vc)クリストフ・エッシェンバッハ(pf)
Disc. 18-Disc. 22
ヴィオラソナタ
ウルリヒ・コッホ(Vla)ローランド・ケラー(pf)
クラリネットソナタ
ライナー・シューマッハー(Cla)ローランド・ケラー(pf)
弦楽四重奏曲全曲、弦楽四重奏の4つの小品
イングリッシュ弦楽四重奏団、シャロン四重奏団、バルトーク四重奏団
ピアノ四重奏曲全曲
ロンドン・シューベルト・アンサンブル
コンツェルトシュテュック第1番Op.113、第2番Op.114
イギリス弦楽四重奏団、シャロン四重奏団
Disc. 23
弦楽五重奏曲第1番、第2番
シャロン四重奏団、ペトラ・ヴァーレ(Vla)
Disc. 24
ピアノ三重奏曲第1番、第2番
アムステルダム・ピアノ三重奏団
Disc. 25
ピアノ六重奏曲Op.110
アマティ室内合奏団員
弦楽八重奏曲Op.20
アマティ弦楽合奏団
Disc. 26-Disc. 35
詩篇第42番、第95番、第98番、第114番、第115番、
8つのコラール・カンタータ、讃歌「おお主よ、われを助けたまえ」Op.96、
キリエ ニ短調、カンタータ「シオンよ、主をほめたたえよ」Op.73、
汝はペテロなりOp.111、マニフィカト、グローリア、時は来たりぬ、
4声のテ・デウム、アヴェ・マリアOp.23、8声のテ・デウム、教会音楽Op.23、
3つのイギリス国教会の作品Op.69、3つの詩篇Op.78
「詩篇第2番」「詩篇第43番」「詩篇第22番」
6つのアンセムOp.79
「降誕祭に」「元日に」「昇天日に」「受難節に」「待降節に」「受難日に」
ドイツ典礼
コラールハルモニジールンゲン
「高き天より」「ドイツ・グローリア」「暁の明星は美しく輝き」
キリエ ハ長調、ユーベ・ドミネ、フランクフルトのワロン人教会のための聖歌
2つの英語詩篇
「詩篇第5番」「詩篇第31番」
7つの詩篇
「詩篇第2番」「詩篇第24番」「詩篇第31番」「詩篇第91番」「詩篇第93番」
「詩篇第98番」「詩篇第100番」
13の詩篇モテット
3つのモテットOp.39
「主よわが祈りを聞きたまえ」「主をほめたたえよ」
「おお主よ汝はわれを見出したまえり」
エリヤより第28曲三重唱(女声合唱版)
ベアータとベネディクタ、レスポンソリウムと讃歌「晩課の歌」Op.121、
2つの宗教的合唱曲Op.115、葬送の歌Op.116、詩篇第100番「全地よ、
主に向かって喜びの声をあげよ」、
詩篇第91番「それ、主汝のためにみ使いたちに命じ」、祝福の夜
ニコル・マット指揮、
ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団、
ヨーロッパ室内合唱団、他
Disc. 36、Disc. 37
無言歌全曲
フランク・ヴァン・デ・ラール(pf)
Disc. 38
オルガンソナタOp.65
ワウテル・ヴァン・デン・ブルック(Org)
Disc. 39
歌曲集
捨て去られし者、私はひとりの少女を知っている、メアリーの夢、
私達はボニー・ウィー・フラワーを持っている
12の歌Op.8より
「5月の恋の歌」「巡礼者の格言」「5月の歌」「緑の中で」「夕べの歌」
「刈り入れの歌」
12の歌Op.9より
「待って」「春に」「秋に」「春の憩い」
6つの歌Op.99より
「小舟」「好きな場所」「誰も知らず、誰にも分からない」
古いドイツの春の歌Op.86-6、愛の歌Op.47-1、航海、進め 休みなく、
春の歌Op.71-2、秋の歌Op.84-2
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、ハルトムート・ヘル(pf)
Disc. 40
劇音楽「夏の夜の夢」Op.61
ジェイミー・ラレード指揮、スコットランド室内管弦楽団
序曲「フィンガルの洞窟」Op.26
序曲「静かな海と楽しい航海」Op.27
ロイ・グッドマン指揮、ハノーヴァー・バンド
DVD
Requiem for Fanny
メンデルスゾーンの生涯をたどる映像(日本語なし)。
「弦楽四重奏曲第2番Op.13」にのせてモダンダンスの映像を収録。
※ブックレットはCD-ROM(英語)で封入されています。
※一部収録曲順番が入れ替われる場合があります。ご了承ください。


BRL 9015 \540
ストラヴィンスキー:詩篇交響曲
リリー・ブーランジェ:詩篇24番、129番、130番、古い仏教徒の祈り
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、ロンドン交響楽団

BRL 9065 \540
R.シュトラウス:最後の4つの歌
献呈Op.10-1、夜Op.10-3、あした!Op.27-4、解き放たれた心Op.39-4、
子守歌Op.41-1、親しき幻Op.48-1、森のしあわせOp.49-1、
東方の聖なる三人の博士Op.56-6
シャルロット・マルジョーノ(Sop)
エド・デ・ワールト指揮、オランダ放送交響楽団

BRL 93636 \540
ハッセ:カンタータ第1集
初録音含む
アリア「Come l'ape di fiore in fiore」
カンタータ「Il nome」「Chieggio ai gigli ed alle rose」
「E ver, mia Fille, e vero」「Muta e l'Imago dell'idolo amato」
ソナタOp.3-2、Op.3-3 
ピエトロ・ブスカ指揮、アカデミア・デル・リチェルカーレ

BRL 93778 \540
ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス:交響曲第6番、第7番
ヴェルナー・エールハルト指揮、コンチェルト・ケルン

BRL 93780 \540
フレスコバルディ エディション第3巻
フレスコバルディ:ミサ曲集
セルジオ・バレストラッチ指揮、スコラ・グレゴリアーナ
フィレンツェの歌によるミサ、モニカの歌によるミサ
ラ・スタジオーネ・アルモニカ

BRL 93791 4枚組 \2050
ヴァイオリンソナタとアンコール
クリスチャン・フェラス(Vln)ピエール・バルビゼ(pf)、他
ブラームス:ヴァイオリンソナタ全曲、F.A.Eソナタ
シューマン:ヴァイオリンソナタ第1番、第2番、3つのロマンス
フランク:ヴァイオリンソナタ
ルクー:ヴァイオリンソナタ
クライスラー:愛の喜び、愛の悲しみ、
ベートーベンの主題によるロンディーノ、ウィーン奇想曲、他

BRL 93890 \540
ジル:死者のためのミサ
ミシェル・コレット:葬礼の鐘
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮、ムジカ・アンティクヮ・ケルン、他

BRL 93891 3枚組 \1550
ケルビーニ:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番-第6番
メロス四重奏団

BRL 93907 21枚組 \7950
ハイドン:バリトン三重奏曲全集
ミヒャエル・ブルスィヒ(Br)エステルハージ・アンサンブル
12のカッサシオンHob.XII:19、
バリトン二重奏曲Hob.X:11、XII:4、XII:1、XII:3&5、
ディヴェルティメントHob.X:4、X:10、X:3、X:12



<JVC>
JM-XR30006 \3465
朝比奈隆 生誕100周年アニヴァーサリーXRCDエディション
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(ハース版)
朝比奈 隆(指揮)/大阪フィルハーモニー交響楽団
[録音]1983年9月13日、東京カテドラル聖マリア大聖堂に於けるライヴ録音
[オリジナル・プロデューサー]Naohiko Kumoshita
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]Fumio Hattori
[リマスタリング・エンジニア]杉本一家
初のマスターテープ・レス・ダイレクトカッティング!原音探求にこだわるビ
クターの技術ここに集結!
解説:小石忠男
「かつてないすばらしい音質である。 朝比奈の指揮は弦のこまやかで、独自
のデュナーミクによる強弱の設定が特色といえるが、今回のxrcd盤は、細部の
明晰が驚くほど美しく、あの東京カテドラルのゆたかな残響を、みごとに解像
している。 それは以前のCDでは聴けなかった経験であり、かつてない新鮮な
感動をもたらしてくれる。」



●Tower Records Original VINTAGE COLLECTION SPECIAL
PROA 242 5枚組 \4200
モーツァルト:交響曲第35番、第36番、第38番-第41番
ウェーベルン:パッサカリア
クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮、クリーヴランド管弦楽団

PROA 247 2枚組 \1500
シューマン:交響曲全集、マンフレッド序曲
ポール・パレー指揮、デトロイト交響楽団

PROA 249 2枚組 \1500
チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」全曲
バーバー:アダージョ
ヴォルフ:イタリア風セレナード
セミヨン・ビシュコフ指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

PROA 251 \1000
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番
ヴェルディ:弦楽四重奏曲
弦楽合奏版
アンドレ・プレヴィン指揮、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

PROA 252 4枚組 \3000
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ全集
シャンドール・ヴェーグ(Vln)アンドラーシュ・シフ(pf)

PROA 256 2枚組
モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番、第2番
Rシュトラウス:4つの最後の歌、歌曲集
ゲオルグ・ショルティ(pf、指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、他
メロス弦楽四重奏団員、
キリ・テ・カナワ(Sop)マックス・リヒテック(Ten)

PROA 258 10枚組 \7500
ベートーヴェン:ピアノソナタ全集
マルコム・ビンズ(pf)

PROA 268 2枚組 \1500
D.スカルラッティ:ソナタ集
ラフマニノフ:ピアノソナタ第1番、第2番
アレクシス・ワイセンベルク(pf)

PROA 270 2枚組 \1500
ヘンデル:オーボエソナタ集
ヘンデル:ヘ長調HWV363a、ト短調HWV354a、変ロ長調HWV357、ハ短調 HWV366、
2つのオーボエと通奏低音のための6つのソナタ
ヴィヴァルディ:
オーボエソナタRV58《忠実な羊飼い》作品3より第8番、ハ短調RV53
テレマン:オーボエソナタ 変ロ長調(《音楽の練習》 から)、ホ短調、変ホ長調
C.P.E.バッハ:無伴奏オーボエソナタWq132、オーボエソナタWq135
ハインツ・ホリガー(Obe)
モーリス・ブールグ(Obe)
クリスティアーヌ・ジャコッテ(Cemb、FP)
エディト・ピヒト=アクセンフェルト(Cemb)
トマス・デメンガ、フィリップ・メルムー(Vc)
マンフレッド・サックス(Fgt)

PROA 272 \1000
シノーポリ:組曲「ルー・サロメ」第1番、第2番
ルチア・ポップ(Sop)ホセ・カレーラス(Ten)
ジュゼッペ・シノーポリ指揮、シュトゥットガルト放送交響楽団


●Tower Records Original RCA precious selection HQCD
TWCL 10001 \2100
ラヴェル:名演集
ラヴェル:
レロ、亡き王女のためのパヴァーヌ、スペイン狂詩曲、
「マ・メール・ロワ」組曲、道化師の朝の歌、ダフニスとクロエ組曲第2番
ジャン・マルティノン指揮、シカゴ交響楽団

TWCL 10002 \2100
ボストン・ポップスのデューク・エリントン
タングルウッド・コンサート1965
アーサー・フィードラー指揮、ボストン・ポップス管弦楽団

TWCL 10003 \2100
モーツァルト:交響曲第39番、第40番
ハイドン:交響曲第88番「V字」
フリッツ・ライナー指揮、シカゴ交響楽団

TWCL 10004 \2100
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
アンドレ・プレヴィン指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

TWCL 10005 \2100
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲
フルート協奏曲 ト長調 K.622G(原曲:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622G)
ジェームズ・ゴールウェイ(Flu)、マリーサ・ロブレス(Harp)
エドゥアルド・マータ指揮、ロンドン交響楽団

TWCL 10006 \2100
ドビュッシー/ラヴェル:ピアノ三重奏曲
アンドレ・プレヴィン(pf)ジュリー・ローゼンフェルド(Vln)
ゲイリー・ホフマン(Vc)

TWCL 10007 \2100
モーツァルト:
弦楽四重奏曲第17番「狩」
第22番「プロシャ王第2番」、第23番「プロシャ王第3番」
ウィーン弦楽四重奏団

TWCL 10008 \2100
カーネギー・ホール・ライヴ1974
J.S.バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ
ショパン:24の前奏曲
ワーグナー(リスト編):歌劇「タンホイザー」序曲
ホルヘ・ボレット(pf)

TWCL 10009 \2100
現代尺八名曲集
武満徹:ノヴェンバー・ステップス、エクリプス
諸井誠:対話五題
広瀬量平:二つの尺八のためのアキ
横山勝也(尺八)鶴田錦史(琵琶)山本邦山(尺八)
小澤征爾指揮、トロント交響楽団

TWCL 10010 \2100
黛敏郎:交響詩「立山」
黛敏郎指揮、東京交響楽団




<DISC CLASSICA>
●国内盤仕様
DCJA 21009 \2500
カタルーニャの響き-スペイン・ピアノ音楽作品集
モンポウ:内なる印象(全9曲)
アルベニス:
組曲「イベリア」より第2曲エル・プエルト、第7曲エル・アルバイシン、
スペインの歌Op.232より第4曲コルドバ(夜想曲)ニ短調
ソレール:ソナタ第81番 ドリア調、ソナタ第84番 ニ長調
モンサルバーチェ:イヴェットのためのソナチネ
グラナドス:
オリエンタル-主題と変奏、間奏、終曲H.101、演奏会用アレグロOp.46
大滝 俊(pf)
スペイン音楽を真にふさわしく表現するためには、記された音符と同じほど、
音符と音符のあいだにあるもの、「間」を重んじた演奏が必要になる。たいへ
んうれしいことに、当CDをデビュー・ディスクとする大滝俊には、そうした演
奏を行えるための天賦の資質がそなわっていると思う。スペインに年月を過ご
し、ラローチャ女史の薫陶を受けたことも当然すこぶる大きいであろうが、そ
うした利点をここまで有効に生かせるのは、やはり天稟(てんぴん)のなせる業
に違いない。大滝俊の今後に寄せる期待は、私のうちですこぶる大きい。
〔濱田滋郎-ライナーノートから〕

DCJA 21010 \2500
この道 -日本の名歌たち
都筑 佳子(Sop)大野 真紀(pf)篠田 淳(Harp)
収録曲:
この道、さくら横ちょう、花の春告鳥、薔薇の花に心をこめて、ゆりかご、
夏の思い出、椰子の実、初恋、浜辺の歌、落葉松、赤とんぼ、十五夜お月さん、
里の秋、七つの子、曼珠沙華、叱られて、浜千鳥、ふるさと
[都筑佳子] ソプラノ。国立音楽大学声楽科卒業。東京コンセルヴァトアール
尚美ディプロマコース修了。1998年、清水かつら生誕100年記念《第1回全国
「叱られて」歌唱コンクール》で「清水かつら大賞」(第1位)を受賞。美しい
日本語で歌うことを大切にし、日本歌曲はもちろんイタリア歌曲やドイツ歌曲、
オペラのアリアまで、幅広いレパートリーを持ち、現在コンサートシンガーと
して活躍中。
唱歌はもとより、定評ある「さくら横ちょう」「落葉松」「曼珠沙華」などの
名歌、オペラ的な表現力を求められる「花の春告鳥」など、色とりどりの名歌
で味わう日本の抒情!




<OPUS ARTE>
OA 1003(DVD-Video) \5480
モーツァルト:歌劇「後宮からの逃走」
コンスタンティノス・カリーディス指揮、
ネーデルラント室内管弦楽団、他
ネーデルラントオペラ2008

OA 7017BD(Blu-ray) \5480
モーツァルト:歌劇「後宮からの逃走」
コンスタンティノス・カリーディス指揮、ネーデルラント室内管弦楽団、他
ネーデルラントオペラ2008

OA 7009BD(Blu-ray) \5480
ダンスフィルム「アメリア」
ラ・ラ・ラ・フューマン・ステップス2002

OA 7018BD(Blu-ray)
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」
レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」
ヘスス・ロペス・コボス指揮、マドリッド王立劇場管弦楽団、他
マドリッド王立劇場2007

<TESTAMENT>
※3月発売の 以下2アイテムはUKプレス盤になります。
SBT4 1433 4枚組 \7400
ワーグナー:楽劇《神々のたそがれ》(全曲)
世界初発売
マルタ・メードル(S)・・・・・ブリュンヒルデ
ハンス・ホッター(Br)・・・・グンター
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(T)・・・ジークフリート
ヨーゼフ・グラインドル(Bs)・・・・ハーゲン
グスタフ・ナイトリンガー(Bs)・・・・・アルベリヒ、他
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
指揮:ヨーゼフ・カイルベルト
録音:1955年8月14日(日)バイロイト 祝祭劇場
2006年、クラシック・レコード界を震撼させた衝撃の録音、カイルベルトの
《指環》に続編が!
史上初の《リング》ステレオ録音が録音から50年の年月を経て2006年に発売
されるやいなや、世界の媒体で驚愕と共に紹介され、《ジークフリート》は
グラモフォン・アワード(Historic Archive部門)を受賞し 日本では《神々
のたそがれ》がレコード・アカデミー賞(オペラ部門&銅賞)を受賞しました。
当時まだ40代だったヴィントガッセン、ホッター、30代のヴァルナイ等の往
年の名歌手の全盛時代の歌唱を堪能できるだけでなく、ワーグナー指揮者と
して一世を風靡したカイルベルトの引き締まった指揮ぶりも大きな魅力です
し、そして、何より、そのパフォーマンスをクリアに、ダイナミックに、ま
るで最新録音であるかのような錯覚に陥るほどの優秀な録音で記録したこと
が何よりの驚きでした。そして今回は1955年、バイロイトの第2キャストによ
る録音がここで封を解かれます。ハンス・ホッターが歌うグンター、そして
マルタ・メードルによるブリュンヒルデを聴き逃すわけにはいきません。
なお、この《神々のたそがれ》に続き、第2キャストによる《ワルキューレ》
も追って発売される予定です。
ブックレットより
2006/07年Testamentは、ヨーゼフ・カイルベルトの指揮、そして音楽祭の共同
主宰者でもある革新的演出家ヴィーラント・ワーグナーの演出による《指環》
の1955年バイロイト公演第1サイクルの、Deccaによる伝説的ステレオ録音を初
めてリリースした(SBT14 1412, 14枚組)。万が一に備えるためと芸術的興味か
ら、ピーター・アンドリーに率いられたDeccaのエンジニア達は、第2サイクル
も録音していた。その録音の中から、今回初めて発売される《神々の黄昏》が
発掘されたのだ。この録音により、新バイロイト様式のキャスティングの奥深
さを知ることができる機会が提供された。これらの公演では、マルタ・メード
ルがブリュンヒルデを演じた(彼女とアストリッド・ヴァルナイが、1953年か
ら1956年にかけての音楽祭でこの役を交互に演じた)。また1952年以降のプロ
ダクションでのヴォータン/さすらい人役で歌ったハンス・ホッターが、《指
環》でグンターを演じた。この役は、(ルドルフ・ビングの奇妙な要請により
ニューヨークで珍しく演じたフンディング役同様)彼が時折演じたものである。
ホッターがこのギービッヒ家当主役を演じた理由は、通常このプロダクション
でグンター役を演じていたヘルマン・ウーデが、その年に幕を開けることに
なっていた《さまよえるオランダ人》の新プロダクション(Testament SBT2
1384として発売中)に専念できるようにするためであった(この年はホッター自
身がオランダ人役も歌ったのであるが)。
マルタ・メードル(1912?2001)は、ヴィーラントおよびヴォルフガング・ワー
グナー兄弟が、彼らが新しく引き継いだ戦後のバイロイトに熱心に登用しよう
としていた、若いが経験豊富な世代の歌手の1人であった。1950年までに、彼女
はヨーゼフ・カイルベルト指揮のベルリン国立歌劇場とヴィルヘルム・フルト
ヴェングラー指揮のスカラ座でクンドリ役を歌った経験があった。2人の指揮者
は彼女に大きな道を開き、バイロイトへと彼女を推薦した(フルトヴェングラー
は《フィデリオ》、ローマのRAIのための《指環》全曲、そしてEMIスタジオで
の《ヴァルキューレ》の録音で彼を用いた)。そして、彼女は1951年から60年
にかけてと、1962年、そして1965年から67年にかけてバイロイトに出演するこ
とになったのである。
(この続きを含め解説日本語訳は 追ってTESTAMETレーベルのホームページ上に
掲載、もしくはブックレット内に印刷される予定です。ご期待下さい!)

SBT2 1441 2枚組(1枚分価格) \1850
1)交響詩《ドン・ファン》 Op.20
2)ブルレスケ ニ短調 AV.85
3)家庭交響曲 Op.53
4)交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》Op.28
5)交響詩《ドン・ファン》 Op.20 (リマスター前の音源抜粋)
アルフレッド・ブルーメン(ピアノ)(2)
フィルハーモニア管弦楽団(1-3、5) BBC交響楽団(4)
指揮:リヒャルト・シュトラウス
録音:1947年10月19日(1-3,5)&10月29日(4)
ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ) モノラル録音
1947年、最晩年のリヒャルト・シュトラウスが死を迎える2年前、83歳という高
齢で自らの作品を指揮した2回のコンサートの歴史的記録がここに蘇ります。
まさに「テスタメント」と呼ぶにふさわしいこの2つの演奏会がシュトラウス
が公開演奏会で指揮をとる最後となりました。ロマン派最後の大作曲家が上演
という形で自身の作品の再創造に関わったまさしく最後の時がここに刻まれて
います。CD2の最後には、いかなるリマスターが行われたかが聴き比べられる
ように、手を加える前の《ドン・ファン》オリジナル音源抜粋を収録していま
す。
ブックレットより
音楽祭のハイライトは、10月19日、日曜の夜、ロイヤル・アルバート・ホール
で催された演奏会であった。この演奏会では、交響詩《ドン・ファン》、ピア
ノとオーケストラのための《ブルレスケ》、そして《家庭交響曲》の3曲で構
成されたプログラム、そしてアンコールとしてオペラ《薔薇の騎士》より新た
にオーケストレーションし直されたワルツが、シュトラウス自身の指揮でフィ
ルハーモニア管弦楽団により演奏されたのだ。 ・・・・中略・・・その夜、
ロイヤル・アルバート・ホールを埋め尽くした7,000人もの聴衆は皆立ち上が
り、指揮壇へゆっくりと進むシュトラウスを万雷の拍手で迎えた。会場の雰囲
気は張り詰めたものであった。そして、最高の演奏がおこなわれたのだ。タイ
ムズ紙の批評家は次のように書いている。「指揮者としてのシュトラウス博士
は決して表現派ではない。彼の左手はほとんど動かず、右手も拍を刻む以上の
事はしていないように思われる。しかし、その拍のなんと正確なことか!微妙
な指揮棒の動きの変化によって生み出される表現の幅がどれほど無限であるこ
とか。83歳という高齢にもかかわらず、そのオーケストラの統率力、そしてそ
こから彼が望むものを正確に引き出す能力は、いまだ衰えていない。膨大な数
の聴衆のほとんどが生まれる前から有名であった一人の男の一夜の仕事として
は、目を見張るものである。」
10月29日、イギリス訪問の最後に、シュトラウスは、アルバート・ホールでも
う一度指揮をした。この時には、エイドリアン・ボールト卿の指揮によるモー
ツァルトの《ジュピター》交響曲で演奏会の幕が開いた後、シュトラウスは、
交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》の一曲だけBBC交
響楽団を指揮したのであった。シュトラウスがイングランドで最初に《ティ
ル》を指揮してから、ちょうど50年が経っていた。タイムズ紙は、「老齢の作
曲家は今なお、最小限の熟達した動きでオーケストラを統率することができる」
とコメントした。そして、この作曲家が舞台に上がる前に「さて、老馬、再び
厩を出ずか」と有名な言葉を残したのは、まさしくこの演奏会であった。   
(この続きを含め、解説日本語訳は追ってTESTAMETレーベルのホームページ上
に掲載されるか、もしくはブックレット内に印刷される予定です。ご期待下
さい!)



<Accord>
4801152 \2080
エスケシュ:薄明かりへ向かう子供たちの場面
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
バルトーク:コントラスツSz.111
マルティヌー:オーボエ四重奏曲H.315
エスケシュ:Lettres melees (Mixed Letters)
トリオ・ワンダラー 
フランソワ・ルルー(オーボエ)、ポール・メイエ(クラリネット)
エマニュエル・パユ(フルート)
録音:2007年4月、6-7月 パリ、イルカム
現代フランスを代表するオルガニスト&作曲家ティエリ・エスケシュ。彼の2作
品と、彼の創作に鏡の如く多大な影響を与えているドビュッシー、バルトーク、
マルティヌー併録した1枚。2007年に結成20周年を迎えた名門トリオ・ワンダラ
ー、オーボエのルルー、クラリネットのメイエ、フルートのパユといった豪華
な顔ぶれが、お互いの音楽性を認め合って、自然な流れと精緻な美しさがみご
とにバランスした名演奏を聴かせてくれます。

4801938 \2080
モーツァルト:レクイエム K.626
(弦楽四重奏のための編曲版)
ドビュッシー弦楽四重奏団
録音:2008年8月 リヨン
モーツァルトの傑作として有名なレクイエムには、ペーター・リヒテンタール
が1802年に編曲した弦楽四重奏版がありますが、ドビュッシーSQによる当盤に
は、彼ら自身が更なる魅力的な編曲を施した世界初録音となる演奏が収められ
ています。2006年のモーツァルト生誕250周年をきっかけに始まったこのプロ
ジェクトに寄せる、彼らの熱い思いと高い音楽性が詰まった1枚です。



<UCJ>(UK盤)
1793546  
ファリル・スミス/ファリル
アメイジング・グレイス
リヴァー・オブ・ライト
アヴェ・マリア
アニーズ・ソング
ア・ナイチンゲール・サング・イン・バークレイ・スクウェア
マザー・オブ・ゴッド、ヒア・アイ・スタンド
シェナンドー
ブラームスの子守歌
キャロン・ラン
ハウ・キャン・アイ・キープ・フロム・シンギング
サムウェア
ザ・ウェイ・オールド・フレンド・ドゥ
ファリル・スミス(ヴォーカル)
若干13歳にして多くの賞賛と賞歴を誇る天才少女ヴォーカリスト、ファリル・
スミス。イギリスの「Got Talent」の決勝で《アヴェ・マリア》を歌い一躍有
名になった彼女は、早くもユニバーサルミュージックと大型契約。そのデビュ
ー盤にあたるのが本作です。あのキャサリン・ジェンキンスが大絶賛を惜しま
ず、シャルロット・チャーチのセンセーショナルなデビューを彷彿させる彼女
の高らかに響き渡る美しい歌声を、ぜひ一度お聴きください。




<ECM New Series>
4766355 \2180
J.S.バッハ:2声のインヴェンションと3声のシンフォニア
BWV.772-801(全30曲)/
フランス組曲第5番ト長調BWV.816(全7曲)
ティル・フェルナー(ピアノ)
録音:2007年7月5-7日 ウィーン
コンツェルトハウス、モーツァルト・ザール
1972年ウィーン生まれの期待の若手、ティル・フェルナーのバッハ・アルバム
第2弾。収録曲は、《2声のインヴェンションと3声のシンフォニア》と《フラン
ス組曲第5番》です。大好評だった前作の《平均律第1巻》に続き、研ぎ澄まさ
れた感性で、バッハの名作を極めて緻密に織り上げています。



<MD+G>
90715506(SACD-Hybrid) \2950
ハイドン:弦楽四重奏曲集Vol.1
弦楽四重奏曲Op.51《十字架上のキリストの最後の7つの言葉》
ライプツィヒ弦楽四重奏団
録音:2008年7月11-12日 マリエンミュンスター修道院
昨年結成20周年を迎えた名門ライプツィヒ弦楽四重奏団。モーツァルト、ベー
トーヴェン、シューベルト、メンデルスゾーン、ブラームス、新ウィーン楽派
など多くの全集録音を達成してきた彼らが、今年が没後200年にあたるハイド
ンに満を持して挑みます。その第1集にいきなり、聖金曜日の礼拝のために書
かれた大作《十字架上のキリストの最後の7つの言葉》 を持ってくるあたり、
彼らの自信と意気込みが感じられる1枚です。

30315492 \2080
ルイ・フェルディナント:ピアノ三重奏曲全集Vol.3
アンダンテ変奏曲Op.4
四重奏曲Op.5
ラルゲットOp.11
トリオ・パルナッスス 
スタニスラウ・アニシュチャンカ(コントラバス)
録音:2008年5月7-9日 マリエンミュンスター修道院
古今東西のピアノ三重奏曲を当レーベルで発表しているドイツの実力派トリオ
・パルナッススが、着々と全集録音を続けているルイ・フェルディナントの第
3弾。プロイセン王子で、ベートーヴェンの熱烈な崇拝者で作曲家でもあったル
イ・フェルディナントは、この録音が示すように、優れた器楽曲や室内楽曲を
数多く残しています。なお、四重奏曲とラルゲットは、コントラバスのアニシュ
チャンカを迎えた、ピアノ四重奏による演奏です。

64514082 \2080
ミヒャエル・デンホフ:
12のインヴェンションOp.8
Cadenabbiaer Glockenbuch Op.78a
アンピコ・ベーゼンドルファー・グランド・ピアノ
アンピコ・フィッシャー・グランド・ピアノ
録音:2005年6月19-24日 ヴッパタール、イマヌエル教会
人間の10指では到底弾けない「プレイヤー・ピアノ・シリーズ」第8弾は、現代
ドイツの作曲家ミヒャエル・デンホフがナンカロウの様式に基づいて書いた2作
を収録。どちらも2台のプレイヤー・ピアノの演奏です。収録内容は、J.S.バッ
ハの対位法の影響が色濃いナンカロウの作風を反映した《12のインヴェンショ
ン》、2つの離れた場所で鳴る教会の鐘の音をモチーフにした13曲からなる練習
曲集《Cadenabbiaer Glockenbuch 》です。

61815512 \2080
ジギスムント・タールベルク:ピアノ作品集
《エジプトのモーゼ》による変奏曲Op.33
12の練習曲Op.26(第1-6番)
《湖上の美人》による幻想曲Op.40
12の練習曲Op.26(第7-12番)
シュテファン・イルマー(ピアノ)
録音:2008年6月23-25日 マリエンミュンスター修道院
「手が10本ある」と言われた超絶技巧ピアニストで、リストの最大のライバル
だったジギスムント・タールベルク。本作には、ロッシーニのオペラを元にし
た幻想曲をはじめ、彼が書いた3曲を収録。とりわけ《モーゼ》幻想曲では、彼
の必殺技法「三本の腕」が大々的に展開。中声部のメロディーの上下をアルペ
ジオの奔流で囲って、超絶的な演奏効果を得るこの技法は、後世のピアニズム
にも絶大な影響を与えています。

9021554‐6(SACD-Hybrid) \2950
ハンス・ペーター・テュルク:
トランシルヴァニア受難曲(聖金曜日のための音楽)
アンドレアス・ペッツォルト(テノール)
マティアス・ヴァイヒェルト(バス)
クラウディア・ゾーム(ソプラノ)
ラインハルト・デッカー(バス)
ニコラウス・クローゼ(バス)他
ウルスラ・フィリッピ(オルガン) 
指揮:クリストフリード・ブレーデル
録音:2008年4月18-20日 ブダペスト大聖堂
1940年生まれのハンガリー人作曲家ハンス・ペーター・テュルクが、聖金曜日
のために書いた受難曲の世界初録音。2年前に初演された現代音楽であるにもか
かわらず、トランシルヴァニアの素朴な音楽伝統を土台に、バロックの様々な
音楽様式を織り込んで、荘厳な受難劇を聴かせてくれます。オルガンが登場人
物の性格や聖書の情景描写において、きわめて重要な役割を果たしているのも
大きな聴きどころです。

30715712 5枚組 \5900
 メンデルスゾーン
弦楽四重奏曲全集&八重奏曲&管弦楽作品集
弦楽四重奏曲第1番変ホ長調Op.12
同 第2番イ短調Op.13/同 第3番ニ長調Op.44-1
同 第4番ホ短調Op.44-2/フーガOp.81-4
カプリッチョOp.81-3/弦楽四重奏曲第5番変ホ長調Op.44-3
スケルツォOp.81-2/アンダンテOp.81-1
弦楽四重奏曲第6番へ短調Op.80
八重奏曲変ホ長調Op.20/弦楽四重奏曲変ホ長調(1823)
交響曲第1番Op.11(メンデルスゾーン編)
同 第5番《宗教改革》Op.107(F.ヘルマン編)
序曲《フィンガルの洞窟》Op.26(C.ブチャード編)
序曲《ルイ・ブラス》Op.95(C.ブチャード編)
ライプツィヒ弦楽四重奏団
ヤメイ・ユー、マティアス・ヴォロング(ヴァイオリン)
ハルトムート・ローデ(ヴィオラ)
マルティン・ザンデルリンク(チェロ)
オルガ・ゴレイ、ゲラルド・ファウス(P)
ドイツの名門ライプツィヒ弦楽四重奏団は、ゲヴァントハウス管の首席奏者ら
が1988年に結成。精緻なアンサンブルと正統的で明晰な解釈は、世界中で賞賛
されています。本作には、発売時から評価の高いメンデルスゾーンの弦楽四重
奏曲全曲と八重奏曲のほか、家庭内で演奏するために小編成用に編曲した4つの
管弦楽曲を収録。2人のピアニスト、ヴァイオリン、チェロによる、精緻で凝縮
された小宇宙をお楽しみください。

90615476(SACD-Hybrid) \2950
アパッショナート/MDG SACDサンプラー
(1)901 14996
ヘルテル:シンフォニア ニ長調-アレグロ
ヴォルフガング・バイヤー(トランペット&指揮)
ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団
(2)912 14896
メンデルスゾーン:歌の翼に
クラウディス・タンスキ(ピアノ)
(3)903 13966
同:《真夏の夜の夢》-ノットゥルノ
アリアージュ・カルテット 
ヤン・ユン・ベー(ピアノ)
(4)935 10306
レスピーギ:純潔のタランテラ
ヴッパータル交響楽団 
指揮:ゲオルグ・ハンソン
(5)940 14886
モーツァルト:ピアノ協奏曲第18番K.456
-アレグロ・ヴィヴァーチェ
クリスティアン・ツァハリアス(ピアノ&指揮) 
ローザンヌ室内管弦楽団
(6)908 13936
ヘンデル:シバの女王の入場
ベルリン14人のフルーティストたち
(7)901 14526
ハイドン:交響曲第102番変ロ長調
-フィナーレ
ハイドン・フィルハーモニー 
指揮:アダム・フィッシャー
(8)904 14946
ブラームス:4つのバラードOp.10
-アンダンテ ニ長調
ハーディ・リットナー(1851年製シュトライヒャー・ピアノ)
(9)905 13696
シュテルツェル:いと高きところにいます神に栄光あれ
クラウス・メルテンス(バス) 
レムゴ聖マリア聖歌隊室内合唱団
(10)943 14216
メンデルスゾーン:無言歌集Op.62-6《春の歌》
エリザベス・レオンスカヤ(ピアノ)
(11)901 13156
シューベルト(マーラー編):弦楽四重奏曲《死と乙女》
-スケルツォ
キエフ室内管弦楽団 指揮:ローマン・コフマン
(12)904 13976
チャイコフスキー:四季Op.37a-6月
レフ・ヴィノクール(ピアノ)
(13)903 14646
モーツァルト:《ドン・ジョヴァンニ》K.527-カタログの歌
オペラ・センツァ
(14)942 15126
スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調Op.15
-フィナーレ(プレスト)
ウィーン・ピアノ三重奏団
(15)937 12015
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調-アレグロ
ボン・ベートーヴェン管弦楽団 
指揮:ローマン・コフマン
(16)937 13666
リスト:《汝はペテロ》
チェコ・フィルハーモニー合唱団 
ボン・ベートーヴェン管弦楽団 
指揮:ローマン・コフマン
当レーベルの最新録音から選りすぐった16曲を、SACDの高音質でお聴きいただ
くサンプラー。当レーベルが誇る明るく自然なサウンドは、クラシック・ファ
ンはもちろん、全ての音楽ファンにお楽しみいただけること間違いなしです。




<RBM>
RBM 463050 \2180
J.シュトラウスII世:ワルツ《南国のバラ》Op.388
同:ワルツ《酒・歌・女》Op.333
同:皇帝円舞曲Op.437
同:ワルツ《ウィーン気質》Op.354
同:喜歌劇《こうもり》序曲Op.367
同:ワルツ《春の声》Op.410
トリオ・ピカソ〔エヴリン・デュブール(ピアノ)
エフゲニー・シルキン(ヴァイオリン)
アレクサンダー・オソーキン(チェロ)〕
録音:2000年
J.シュトラウスII世の名作ワルツをピアノ・トリオ編曲で




<AMATI>
AMI 2305 \2180
テレマン:ああ神よ、天より見給えTWV.9:1
ファッシュ:カンタータ《神よ我ら汝の御心をあがめ》
J.L.バッハ:カンタータ《涙と共に種を蒔く人は》
テレマン:カンタータ
《Wie der Hirsch schreibt nach frischen Wasser》TWV.1:1617
スザンネ・ゴルツニー(ソプラノ)
スティーヴ・ヴェヒターアルト)
ミヒャエル・ツァバノフ(テノール)
マティアス・フィーヴェク(バス) 
ビーデリッツァー・カントライ室内合唱団 
マグデブルク・テレマン・コンソート  
指揮:ミヒャエル・ショル
録音:2006年
1976年創設のマグデブルク・テレマン・コンソート は、テレマンをはじめとし
た知られざるバロックの名曲を数多く発掘し、世界初録音を行ってきました。
当盤に収められたテレマン、J.L.バッハ、ファッシュらの宗教作品も、もちろ
んこれが世界初録音。バロック・ファンは必聴の1枚です。

<K&K出版レーベル>
KUK 03 \2080
ブラームス:ピアノ作品集
8つの小品 Op.76(カプリッチョ 嬰ヘ短調,カプリッチョ ロ短調,
間奏曲 変イ長調,間奏曲 変ロ長調,カプリッチョ 嬰ハ短調,間奏曲 イ長調,
間奏曲 イ短調,カプリッチョ ハ長調)
変奏曲 ニ長調 Op.21-1
変奏曲 ニ長調 Op.21-2
間奏曲 変ホ長調 Op.117-1
リリヤ・ジルベルシテイン(ピアノ)
録音:2007年10月、バート・ホンブルク,ライヴ
とあるショップの試聴記に取り上げられたほど前編が好評だった、ジルベルシ
テインのバート・ホンブルクでのライヴ、その後編。前編(KUK 02)がベートー
ヴェンのソナタだったのに対し、後編はブラームス。ここでも正攻法で熟成味
溢れた演奏を繰り広げて、しっかりとした手応えがある。

KUK 11 \2080
「ハープとオルガンによるコンサート」
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲-アダージョ
チャートック:ベージュ色の夜想曲
ダマーズ:ラプソディ/アルベニス:コルドバ
バッハ:パルティータ第3番BWV.1006-プレリュード
チャイコフスキー:「エウゲニ・オネーギン」-幻想曲
ブランコ:オルガン協奏曲
サミュエル=ルソー:田園変奏曲
オルヤ・カイザー(ハープ)
ウルリケ・ノルトホフ(オルガン)
録音:2007年8月,DDD、56m
ハープとオルガンが共演したCDは珍しいだろう。華麗なハープと厳かなオルガ
ンは、一見正反対なようだが、カイザーとノルトホフの創意工夫で、従来にな
い美を作り出すことに成功している。注目はジャン=ミシェル・ダマーズ
(1928-)のラプソディ。彼の母親は高名なハーピスト、ミシュリヌ・カーンとう
だけに、さすがにハープの魅力を知り尽くしている。幻想的で夢見心地の音楽
は、近代フランス音楽マニアなら、うっとりと聞き惚れること間違いなしだろう。

KUK 12 \2080
「アート・オヴ・コンダクティング-パヴェウ・プシトツキ」
(1)モーツァルト:交響曲第36番 ハ長調 K.425 「リンツ」
(2)ドヴォルザーク:弦楽セレナード ホ長調 Op.22
パヴェウ・プシトツキ(指揮)
カトヴィツェ・シレジア室内フィルハーモニー管弦楽団
録音:
(1)2002年9月15日,マウルブロン修道院,ライヴ
(2)2007年11月10日,バート・ホンブルク,ライヴ
パヴェウ・プシトツキは、1958年生まれのポーランドの指揮者。クラクフで学
び、1980年代にはクラクフ・フィルハーモニー管弦楽団、ウッチ国立歌劇場で
活動。1988年から1991年まで、グダニスク・バルト・フィルハーモニー管弦楽
団の首席指揮者、1995年から1997年まで、ウッチのアルトゥール・ルービンシュ
タイン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を勤めた。プシトツキの正攻
法の音楽作りが好ましい演奏である。

KUK 44 \2080
「ヘンデルの力」
ヘンデル:
「イェフタ」,「サムソン」,「ユダス・マカベウス」,「サウル」,
「ソロモン」,「ベルシャザール」,「メサイア」,
「メサイア」モーツァルト編曲版,「ヨシュア」の抜粋
ユルゲン・ブッダイ(指揮)
ハノーヴァー・ホーフカペレ,他
K&Kの目玉企画である、マウルブロン修道院におけるヘンデルのオラトリオ演奏
からの抜粋。ユルゲン・ブッダイの手堅く温もりのある演奏は、いずれの作品
においても優れた味わいを生み出している。このシリーズに関心があるものの、
まだ手が出せない人には打ってつけの1枚だろう。




<MARQUIS>
MAR 81379 \1980
(1)ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 Op.10
(2)ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調
(3)ドビュッシー:ゴリウォーグのケークウォーク
サンクトペテルブルグ弦楽四重奏団:
【アラ・アラノフスカヤ(Vn)、アラ・クロレヴィッチ(Vn,(2))、ダヴィド・
チェルニャフスキ(Vn,(1)(3))、ボリス・バイネル(Va)、レオニード・シュカ
エフ(Vc)】
録音:2007年11月,オハイオ州オベリン((1)(3))、
2005年7月,サンクトペテルブルグ((2))
既に20年以上の歴史を持つサンクトペテルブルグ弦楽四重奏団の新録音。ドビュ
ッシーの弦楽四重奏曲は、しばしばあるような鋭角的なキツイ演奏ではなく、
余計な力を抜きつつ知性を張り巡らしたクールビューティ的演奏。

MAR 81383 \1980
ジョン・バージ(1961-):
アッパー・カナダ組曲,
フランダースの野の随想
ナーハン・アーマン指揮
シンフォニア・トロント
録音:2007年10月29,30日,トロント
ジョン・バージは、1961年、カナダ、オンタリオ州ドライデン生まれ。1987年
以来、キングストンのクィーンズ・ユニヴァーシティで作曲の教授を務めてい
る。ここに収録されている2作品は、どちらも弦楽合奏曲。「アッパー・カナダ
組曲」は1997年の作品で、4曲からなる作品。民謡を用いた音楽が楽しい。「フ
ランダースの野の随想」は2006年にシンフォニア・トロントからの依頼で作曲
したもので、5曲からなる静かな佳作。シンフォニア・トロントは、1998年に
結成された小オーケストラ。

MAR 81395 \1980
「チェロの芸術-チェロの傑作の二百年」
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.5-2
シューマン:幻想小曲集 Op.73
ヒッキー:ベアラ
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40
ロストロポーヴィチ:ユモレスク
ドミトリ・コーゾフ(チェロ)
ピーター・ロール(ピアノ)
録音:2005年5月24,25日,2007年5月31日
ドミトリ・コーゾフは、サンクトペテルブルグ出身のチェリスト。少し翳りの
入った美音が特徴で、シューマンやショスタコーヴィチと相性がとても良い。
シーン・ヒッキーはデトロイト出身の作曲家。




<BRIDGE>
BCD 9278 \1980
ショパン:
ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21
ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11
ヴァシリー・プリマコフ(ピアノ)
ポール・マン(指揮)
オーデンセ交響楽団
録音:2008年5月13-16日
ヴァシリー・プリマコフのBRIDGEレーベルへの2作目のアルバム。プリマコフ
は、1979年、モスクワに生まれたピアニスト。17歳でジュリアード音楽院に入
学、若くして多大な注目を浴びる存在となった。そんなプリマコフも今年で
30歳、音楽には風格が宿ってきた。このショパンの二つのピアノ協奏曲は、
濃厚なロマンティシズムの中に、はっとさせるような煌きが随所で弾け、しか
も実にデリケートだ。マンとオーデンセ交響楽団のピタリと合わせた伴奏も素
晴らしい。

BCD 9276 4枚組 \5940
「ショパン:夜想曲全集、マズルカ全集、ピアノ・ソナタ第3番」
(1)夜想曲全集【Op.9(3曲)/Op.15(3曲)/Op.27(2曲)/Op.32(2曲)/
Op.37(2曲)/Op.48(2曲)/Op.55(2曲)/Op.62(2曲)/Op.72-1/嬰ハ短調】
(2)舟歌 嬰ヘ長調 Op.60/
(3)子守歌 変ニ長調 Op.57/
(4)協奏曲のアレグロ イ長調Op.46/
(5)ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調Op.58/
(6)マズルカ全集【Op.6(4曲)/Op.7(5曲)/Op.17(4曲)/Op.24(4曲)/Op.30
(4曲)/Op.33(4曲)/Op.41(4曲)/Op.50(3曲)/Op.56(3曲)/ Op.59(3曲)/
Op.63(3曲)/Op.67(4曲)/Op.68(4曲)/イ短調 「ノートル・タン」/イ短調
「エミール・ガイヤール」/変ロ長調/ニ長調/ハ長調/ト長調/ニ長調】
ナディア・ライゼンバーグ(ピアノ)
(1)-(4)(6)録音:1955-57年(原盤:ウェストミンスター)
(5)録音:1947年11月21日、カーネギー・ホール、ライヴ録音
MONO
テルミン演奏家として有名なクララ・ロックモアの姉でもあるピアニスト、ナ
ディア・ライゼンバーグ(1904-1983)は、リトアニアの首都ヴィリニュス出身。
ザンクト・ペテルブルグに移り、ここで音楽の勉強を始める。ロシア革命を避
けて米国に移住、1922年にピアニストとしてデビュー。1930年からカーティス
音楽院でヨゼフ・ホフマンに学んだ。その後は、ピアニストとして、またピア
ノ教師として大きな活躍をした。戦後、教職に重点を置いたため、残された録
音は決して多くない。これは1955年から1957年にかけてのスタジオ録音による
夜想曲とマズルカの全集に1947年ライヴ録音のピアノ・ソナタ第3番を収めた
セットである。彼女の明晰で、かつ詩情に溢れたショパンを味わえる。

BCD 9261 \1980
「ジョージ・クラム・エディション 第12集」
クラム:
11の秋のこだま(1965)/眠る者(1984)/
鯨の声(1971)/ピアノのための5つの小品(1962)/
夢の連続(1976)
インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブル
ジェイミー・ヴァン・エック(MS)
録音:1965,2006,2007年
コンプリート・クラム・エディション第12集。「11の秋のこだま」は1965年、
ヴァイオリン、フルート、クラリネット、ピアノのための作品。これのみ初演
の頃の録音。「眠るもの」は1984年、メッゾソプラノとピアノのための作品。
「鯨の声」は1971年、フルート、チェロ,ピアノのための作品。ピアノのため
の5つの小品は、1962年の作品。「夢の連続」は1976年、ヴァイオリン、チェ
ロ、ピアノ、打楽器のための作品。

BCD 9275 2枚組 \3960
「ジョージ・クラム・エディション 第13集」
歌曲集「時を越えた旅」(アメリカン・ソング・ブック第2巻),
歌曲集「運命の風」(アメリカン・ソング・ブック第4巻)
バーバラ・アン・マーティン(ソプラノ)
ジェイムズ・フリーマン(指揮)オーケストラ2001,他
録音:2006年10月17-19日,2005年11月25-27日
「時を越えた旅」と「運命の風」の二つの歌曲集は、クラムの「アメリカン・
ソング・ブック」という作品集の第2巻と第4巻にあたる。「時を越えた旅」は、
アフロアメリカの心情を綴った詩をもとにしている。どちらも、ピアノ伴奏に
加え、打楽器などが適宜加わっている。

BCD 9271 4枚組 \7920
「ローマのアメリカ人」-ローマ・アメリカン・アカデミーの仲間たち
ロバート・ビーザー:4つのディッキンソンの歌,ほか歌曲
ローマ・アメリカン・アカデミーの歌曲集(ランドール・トムソン,エズラ・
レイダーマン,ディレク・バーメル,ジャック・ビーソン,チャールズ・ナジ
ンスキ,レオ・サワビー,デイヴィッド・ラコウスキ,ヴィットーリオ・ジャ
ンニーニ,スコット・リンドロスの作品)
ロジャー・セッションズ:《モンテズマ》からの二場面とアリア
エリオット・カーター:ライラックの頃の鳥のさえずり,船旅
アーロン・ジェイ・カーニス:道すがらのモーツァルト
ポール・モラヴェック:パッサカリア
アーサー・レブリング:テッセラ
ジョン・アンソニー・レノン:サイレーン
アレクサンダー・ラング・スタイナート:ヴァイオリン・ソナタ
マーティン・ブレスニック:3つの間奏曲
スティーヴン・ハートキ:言葉の向こうに
ルーカス・フォス:幻想ロンド
カムラン・インス:友モーツァルト
ジョージ・ロクバーグ:バガテル第4番,第5番
ウォルター・ヒルファー:夜想曲
ハンター・ジョンソン:ピアノ・ソナタ
マーク・ワインゲイト:陰第1番,第2番,第3番
ビリー・ジム・レイトン:ピアノのための3つの練習曲
ローレン・ラッシュ:オー・スザンナ
イェフディ・ウィナー:コメディア
デイヴィッド・ラング:風
アンドルー・インブリー:タンポポ酒
リー・ハイラ:記憶喪失の前,ソージェルティーズの神話の鳥
バン=チン・ラム:ソロ,デュオ
ジェイムズ・モバリー:ビームズ!
ハワード・ハンソン:オーボエとピアノのための牧歌
ハロルド・シャピロ:木管五重奏曲から
演奏家多数 録音:1998-2007年
ローマ・アメリカン・アカデミーは、1913年に創設された研究施設。米国で
“ローマ賞”を受賞した様々な才能ある人物が留学する場所でもある。このア
カデミーに縁のある作曲家の作品を集めたもの。米国を代表する大家もいれ
ば、マニア好みの作曲家もおり、いずれも貴重な録音ばかりである。

BCD 9268 \1980
「カラー・オヴ・ザ・ワールド-歌曲集」
ヴォルフ:
夜の魔法,飽くことを知らぬ恋,憩え、憩え!,旅先にて,棄てられた娘,
あたしの恋人はおチビさん
カプレ:カラスと狐,蝉と蟻,狼と子羊
ムソルグスキー:
壁に囲まれて,木馬に乗って,悪党,子守歌,牡山羊,ゴパック
ドビュッシー:ビリティスの3つの歌(パンの笛,髪,ナイアードの墓)
パーセル:
薔薇色の住み家から,優しい運命の女神は微笑み,いとしい人の魅力を思う
と溜め息が出てしまう,ニンフと羊飼い
ジョージン・レシック(ソプラノ)
ウォーレン・ジョーンズ(ピアノ)
録音:2007年5月26-28日
オペラにコンサートに大活躍するベテラン・ソプラノ、ジョージン・レシック
の歌う近代歌曲集。レシックは米国ペンシルバニア州出身。バロックから現代
ものまで幅広いレパートリーを誇る名歌手である。このCDでは、フランスの作
曲家アンドレ・カプレ(1878-1925)の歌曲が貴重である。

BCD 9281 2枚組 \3960
バッハ:フランス組曲(全曲)
シェーンベルク:組曲 Op.25
アンドルー・ランジェル(ピアノ)
録音:2007年7月,ボストン
平均律クラヴィア曲集第1巻(BCD 9246)が大きな話題となったアンドルー・ラン
ジェルが、こんどはフランス組曲全曲の全曲に挑んだ。やはりここでも“ピア
ノによるバッハ”の可能性を探り、バロック音楽の枠を越えたバッハの深みを
追及している。 シェーンベルクの組曲も優秀。



<ALBANY>
TROY1084 \1980
「コロナ・ギター四重奏団コンサート」
J.S.バッハ:イタリア協奏曲(G.A.スタインケ編)
ラヴェル:組曲《マ・メール・ロア》(P.ベラルド編)
トマス・モーリー:コンソート・レッスン第1集より(コロナ編)
スー=ユン・シェン:極夜(夜想曲第3番)
ピアソラ:リオ・セナ、アディオス・ノニオ、フーガと神秘、ジータ
※ボーナス・トラック(映像)Z.アブリュー:ティコ・ティコ・ノー・フーバ
コロナ・ギター四重奏団
録音:2007年デンマーク
デンマークのコロナ・ギター四重奏団による編曲物からオリジナル作品まで収
録したアルバム。特にギター四重奏によるイタリア協奏曲は新鮮な驚きであ
る。もともとチェンバロは弦をはじく楽器であり、その発音構造はギターと同
じと言ってもよい。そのためギターで演奏すると響きが意外にチェンバロに似
ている上、しかもチェンバロよりも音量が豊か、ヴィブラートもかかる上、
ラテン情緒も加わるという、よい事づくしなのである。特に4つの楽器が一斉
に音を出すとフォルテ・ピアノのような印象さえ与えるのである。これは一聴
に値します!

TROY1059(SACD-Hybrid) \1980
「ミュージック・オブ・スーパー・パワー/スプートニク、スパイ、そして
宇宙開発競争」
ロベルト・ムチンスキ(1929-):フルート・ソナタOp.14
エディソン・デニソフ(1929-1996):フルート・ソナタ
ヴァーン・レイノルズ(1926-):フルート・ソナタ
ガリーナ・スミルノバ(1910-1980):ソナチネ ロ短調
サミュエル・バーバー(1910-1981):カンツォーネOp.38
オタール・タクタキシヴィリ(1924-1989):フルート・ソナタ
ブライアン・ルース(Fl)
レックス・ウッズ(Pf)
録音:2007年アリゾナ大学
奇天烈なタイトルのアルバムだが、宇宙開発競争当時(1960年代)の旧ソ連とア
メリカの作曲家によるいたって真面目なフルート・ソナタ集。フルート奏者に
はよく知られたタクタキシヴィリのソナタやデニソフ、バーバーや吹奏楽で著
名な作曲家V.レイノルズの作品などフルート好きの方には興味深いアルバム。
ブライアン・ルースはアメリカ中西部を中心に活動するフルート奏者で現代音
楽を得意としている。現代ものとは言え前衛ではなく比較的聴きやすいものば
かり。

TROY1078 \1980
「思い出」-ロベルト・シエラ作品集
(1)シエラ:ファンダンゴ-管弦楽のための
(2)ルイ・モロー・ゴッチョーク:プエルトリコの思い出
(3)シエラ:「思い出」のリフレクション
(4)シエラ:「思い出」による変奏曲
(5)シエラ:トッカータ
イアン・ホブソン((1)指揮、(2)-(5)Pf)
(1)(4)シンフォニア・ダ・カメラ
(4)エドゥアルド・ディアスムニョス(指揮)
録音:2008年
ラテン系アメリカ人の作曲家シエラの中南米の色彩豊かな管弦楽曲を含む作品
集。ALBANYレーベルからは交響曲集(第1番、第2番「大パッサカリア」、第3番
「ラ・サルサ」、品番:TROY942)が発売になっており、好評を得ている。ファ
ンダンゴはBBCプロムスのために作曲。ゴッチョーク(ゴッドシャルク)の主題
による自由な変奏作品が聴きもの。

TROY1088 \1980
「カウンター・ポイント・プレミエ」
レナード・バーンスタイン:
ミュージカル《ひばり-ジャンヌ・ダルクの生涯》からの合唱曲(前奏曲、春
の歌、裁判所の歌、ベネディクトゥス、兵士の歌、サンクトゥス、レクイエ
ム、グローリア)
ルイ・モイーズ:フランス風のソルフェージュ
ポウル・アラン・レヴィ:バイバイねえちゃん
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ:ロマンセロ・ギターノ
ロバート・デ・コーミア指揮
カウンターポイント(ヴォーカル・アンサンブル)
録音:2004年、2008年
バーンスタインのミュージカル《ひばり》は1955年の作品。傑作《ウェスト
・サイド・ストーリー》に先立つこと2年、《キャンディード》の前年に作曲
された。ひばりのThe Lark は the Life of Joan of Arc の略。ウェスト・
サイド・ストーリーのような躍動感はないが、当時のミュージカルの常識を
越えた緻密な作曲作法が純然たるクラシック作品といってよいほどの完成度
を見せ、レニーの後年の作品《チチェスター詩篇》を思わせる。カウンター
ポイントは混声のヴォーカル・アンサンブル。当Albanyレーベルにはミサ・
クリオージャ、クリスマス・キャロル集などがあり、宗教もの、民族ものを
得意としているようだ。

TROY1079 \1980
ロバート・ヘルプス(1928-2001):
管弦楽作品集
(1)交響曲第1番(1955)
(2)ゴッサマー・ヌーン/くもの糸の午後(1974)
(3)五重奏曲-Fl,Vn,Cl,Vc,Pf(1975)
(4)交響曲第2番(2000)
(1)(2)(4)ウィリアム・W.ウィードリッチ(指揮)南フロリダ大学交響楽団
(2)ジョアンナ・カーティス(S)、
(3)ヤナ・ヨルダノヴァ(fl)、M.J.ペインター(Vn)、
アン・スターフィールド(cl)、G.ジュリアーノ(Vc)、T.アンカヤ(Pf)
ヘルプスは1928年生まれの作曲家でセッションズの影響を強く受けた。無調、
調性音楽の折衷様式で表出性の強いロマン的な作風の作曲家。ヒンデミット、
オネゲルを思わせる部分もある。交響曲第1番は初期の代表作で先に完成して
いたアダージョはストコフスキーによって初演され、すぐに全曲がコロンビ
アによって録音もされた(現在CRIレーベルから復刻されている)。第2番はそ
の後45年を経た作品で作曲者の死の1年前の作。こちらも深刻な作風です。

TROY1077 \1980
「チャールズ・ウォリネン・シリーズ」
チャールズ・ウォリネン:二重奏作品集
(1)ギター・ソナタ(1995)
(2)決して同じことは繰り返さない(2006)
(3)11の小品(2006)
(4)ディヴェルティンメント(1982)
(5)パーカッション・デュオ(1979)
(6)詩篇39(1979)、
(7)デュオ・ソナタ(2004)
(1)W.アンダーソン(G)、J.フォーサイス(Pf)
(2)W.ポーリー(B)、C.ホール(Tuba)
(3)E.カールソン(Vn)、M.カテリサーノ(Vib)
(4)E.ガッテーニョ(A.sax)、E.ウベルス(Pf)
(5)J.フェラーリ(Mrb,Vib)、M.カンプマイアー(Pf)
(6)T.メグリオランザ(Br)、W.アンダーソン(G)
(7)ロバート・エイトケン(Fl)、J.アヴェリー(Pf)
録音:2006-2007年、(5)のみ1996年
順調にリリースが続くウォリネン・シリーズの第8集。ウォリネンの様々な編
成の二重奏を収録。デュオ・ソナタではBISやNAXOSでお馴染み、現代音楽で評
価の高いフルーティスト、ロバート・エイトケンが演奏している。

TROY1073/74 2枚組(1枚価格) \1980
ジェイク・ヘギー:歌劇「三つの12月」
(第1幕:1986、第2幕:1996、2006)
フレデリカ・フォン・シュターデ(MS)
クリスティン・クレイトン(S)、
キース・フェアーズ(Br)
パトリック・サマーズ指揮
ヒューストン・グランド・オペラ、
録音:2008年
ヘギーはメトロポリタン・オペラ、リンカーン・センターでも作品を上演する
新進のオペラ作曲家。作風はミュージカルとオペラを折衷したような親しみや
すいもの。人気歌手のフォン・シュターデはヘギー作品を積極的に歌っており、
ERATOからスーザン・グラハム主演による歌劇「デッド・マン・ウォーキング」
やRCAからルネ・フレミングなどと共に歌曲集も出していた。

TROY1082 \1980
「グレート・アメリカン・チェンバー・ミュージック」
ジョージ・ウォーカー:室内楽作品集
(1)弦楽四重奏曲第1番(1946)
(2)弦楽四重奏曲第2番(1968/1987)
(3)ピアノ・ソナタ第4番(1985)
(4)歌曲集(3曲)
(5)無言歌
(1)(2)ソン・ソノラ弦楽四重奏団
(3)フレデリック・モイヤー(Pf)
(4)ジェイムズ・マーティン(Br)、
(4)(5)ジョージ・ウォーカー(Pf)
前回の管弦楽作品集(TROY1061)に続くジョージ・ウォーカーの室内楽作品集。
弦楽四重奏曲第1番ではドビュッシーとドヴォルザークの間をゆくような作風
だが20年後の第2番では一転して無調の激しい作風に変わっている。1985年の
ピアノ・ソナタ第4番では旋法性と無調が折衷されている。ウォーカーはアフ
リカ系アメリカ人の作曲家だが、こういう出自の作曲家にありがちなジャズ、
民謡路線には行かずアカデミックな現代音楽を目指した。

TROY1057 \1980
「エズラ・ラダーマンの音楽第8集」
(1)フルートとクラリネットのための二重奏
(2)フルートと弦楽四重奏のための《水晶の体》
(3)クラリネットと弦楽のための協奏曲
ランサム・ウィルソン((1)(2)Fl、(3)指揮)
(1)(3)デヴィッド・シフリン(Cl)
(2)カサット弦楽四重奏団
(3)イェール・フィルハーモニア弦楽合奏団
ラダーマンはアメリカで早い時期に12音技法を取り入れた作曲家として知ら
れ、12音技法ながらほのかな抒情を感じさせる音楽。デヴィッド・シフリン
はクラリネットの名匠としてモーツァルトの協奏曲(DELOS,DG)、モーツァル
ト&ブラームス:クラリネット五重奏曲(DG)が高い評価を得るなど数多くの録
音がある。またフルートのランサム・ウィルソンも現代音楽の名手として知
られ、ライヒの「ヴァーモント・カウンターポイント」やダマーズの四重奏
曲「ランサム・ウィルソンに」などの名曲が彼の依頼により生まれた。また
EMIなどに多数の録音も行っている。

TROY1036 \1980
「イン・プレイズ・オブ・シンギング」
-ジャック・ビーソンの合唱音楽
ベイ詩篇からの3つのセッティング(2種類:アカペラ、ピアノ伴奏付)/
ミランダの潮流/3つのラウンド/結び目/イン・プレイズ・オブ・シンギン
グ/サマー・ラウンドとカノン/碑文
グレッグ・スミス指揮
グレッグ・スミス・シンガース
ジャック・ビーソンは1921年インディアナ州生まれの作曲家。ハワード・ハン
ソンの影響を受け、後にナディア・ブーランジェにも師事した。近代的な和声
のなかに抒情を漂わせる。

TROY1060 \1980
「スティーヴン・パーソンズ-トロンボーン・リサイタル」
F.モレル:ヘ短調の小品/D.H.ホワイト:トロンボーン・ソナタ/
A.ヨルゲンセン:ロマンス/J.プレスコット:ロンデレット/
B.エドワーズ:青い狼/D.ウェルズ:トロンボーン・ソナタ/
M.サミュエル=ルソー:協奏的小品/
J.ケツィア:ソナチネ、チューリッヒ行進曲(変奏曲)
スティーヴン・パーソンズ(Trb)
パトリシア・フォルツ(Pf)
パーソンズはブラスの名門イリノイ州立大学の教授でソロからオーケストラ奏
者まで幅広く活躍。収録曲は20世紀の作品だが親しみやすいものばかり。

TROY1062 \1980
アメリカン・リフレクション-フルート、ピッコロのための現代音楽集
ロベルト・ビーザー:《おみやげ》-Picc,Pf
ルーカス・フォス:《3つのアメリカの小品》-Fl,Pf
インゴルフ・ダール:スウェーデン民謡による変奏曲-Fl
ロベルト・ビーザー:変奏曲-Fl,Pf
レナード・ギャリソン(Fl,Picc)
ジョナサン・ソカシツ(Pf)
録音:2007年
ギャリソンはアイダホ大学の准教授を勤め、現在はワラワラ交響楽団の首席フ
ルート奏者。2003年にはシカゴ響の日本ツアーに参加したこともある。コープ
ランドにも似た朴訥な味わいのビーザー「おみやげ」、プーランク調のフォス
「アメリカの小品」など親しみやすい作風の音楽。

TROY1063 \1980
交響曲第1番-ロバート・ウォード(b.1917)作品集
(1)オーボエと弦楽四重奏のための五重奏曲
(2)九重奏のための《レリーフ・ディヴェルティメント》
(3)バス・カウンティ狂詩曲-ピアノと弦楽四重奏のための
(4)アリオーソとタランテラ-ヴィオラとピアノのための
(5)交響曲第1番
(1)J.ロビンソン(Ob)、チョンピ四重奏団
(2)チェコ九重奏団
(3)J.ホーキンス(Pf)、チョンピ四重奏団
(4)J.バグ(Va)、J.ホーキンス(Pf)
(5)アラン・バトラー指揮チェコ・フィル室内管弦楽団
ウォードはクリーヴランド出身の作曲家でハワード・ハンソン、コープランド
に師事しただけあって穏健、保守的な作風で、時にラヴェル、マルティヌーの
音楽を思わせる。交響曲第1番は全曲(3楽章)で13分の小さな作品。

TROY1066 \1980
「カスリーン・ルウェック、カリー・ラトクリフを歌う」
カリー・ラットクリフ:
2つの歌、2つのリズムと暗喩、ムーン・タイガー・ソングズ、夜の歌、
ほか全19曲
カスリーン・ルウェック(Sop)
カリー・ラトクリフ(Pf)
録音:2008年
ラトクリフはカリフォルニア出身の中堅作曲家でオペラ、オラトリオなど声楽
曲を得意としている。作風は調性によるロマンティックなもの。

TROY1067 \1980
ジェレミー・ギル:室内楽作品集
(1)金管のための組曲(2004)/
(2)パラベイシス(2006)/
(3)25(2006)
(1)エクステンション・アンサンブル、
(2)ミミ・スティルマン(Fl)、C.アブラモヴィク(Pf)、
(3)パーカー弦楽四重奏団
録音:2007-08年
ジェレミー・ギルはオーケストラを始めとして広範囲に多くの作品を発表して
いる。作風は無調あり新古典主義ありコラージュありと多彩。

TROY1068 \1980
「不変の愛」-ラリー・ベル:金管とオルガンのための作品集
(1)詩曲/(2)典礼的組曲/(3)4つの詩/
(4)不変の愛/(5)忘れがたきAI
ラリー・ベル((1)(3)(5)Pf,(4)指揮)
(1)(3)クリス・ゲッカー(Trp)、
(2)リチャード・バンブリー(Org)、
(4)ハリーリン・ハフ(Org)、
(4)ケンブリッジ・シンフォニック・ブラス・アンサンブル
録音:2008年
ラリー・ベルはアメリカ・ローマ大賞を得た他、チャールズ・アイヴス賞など
アメリカ国内で数々の賞を得ている。作風は時に新古典主義的で保守的。楽器
の特性をよくつかんで作曲している。

TROY1069 \1980
「マップ」-ミッド・ウェスト・ピアノ・プロジェクト
デヴィッド・ゴンパー:W.A.へのオマージュ(2001)
ルーク・ダーン:下方への道(2006)
デヴィッド・マキ:レイク・ソナタ(2007)
ジョン・アレマイヤー:静かな音楽(2006)
ステイシー・バレロス:無料と無賃乗車(2007)
ジョセフ・ダンガーフィールド:2つの幾何学的練習曲
ステイシー・バレロス(Pf)
録音:2007年
ピアノのバレロスは1978年生まれの若手ピアニストで現代音楽に定評があり、
彼が弾いたカウエル作品をガンサー・シュラーが激賞したと言われる。収録作
品は30歳代の作曲家の曲でポスト・セリーによる激しいもの。

TROY1070/71 2枚組 \3960
ギルバート&サリヴァン:喜歌劇「ミカド」
J.L.トンプソン指揮オハイオ・ライト・オペラ
録音:2008年ライヴ
ご存知、勘違い日本の定番とも言うべきオペラの最新ライヴ録音。

TROY1072 \1980
「どこか遠くへ」
-ジュリアス・ウィリアムズの音楽
(1)弦楽のためのトッカーティナ/
(2)どこか遠くへ/
(3)自由と栄光への旅-アメリカの英雄ジョン・ダニエルズ
ジュリアス・ウィリアムズ指揮
ドヴォルザーク交響楽団
(2)(3)ウィンストン・セイラム州立大学合唱団
(2)G.グッドマン(S)、A.クリスチャン(T)、他
(3)L.トッピン(S)、D.ドゥボウズ(MS)、ジュリアス・ウィリアムズIII(T)、他
ジュリアス・ウィリアムズは指揮者、作曲家、教育者と多彩な顔を持つ。ジャ
ズの影響を受けているが作品はコープランドを思わせる、温かな音楽。

TROY1076 \1980
「あそこしかない」-ヒューストン打楽器アンサンブル
ロブ・スミス(1968-):スプリント(2006)/
ピエール・ジャルベール(1967-):ウッド=メタル・ミュージック(2006)/
クリストファー・ディーン(1957-):夕刻の形成(2003)/
デヴィッド・ヒューザー(1966-):あそこしかない(2006)/
エックハード・コペツキ(1956-):時間の探査(2003)/
レーン・ハーダー(1976-):
サーカス・プレヌス・クレモア・インゲンス・ラヌエ・テンセ/
デヴィッド・マスランカ(1943-):ホーナー(2001)/
マーカス・カール・マロニー(1976-):パンテオン(2006)
ブレイク・ウィルキンス指揮
ヒューストン大学打楽器アンサンブル
主に東部、中西部で活動する中堅作曲家の作品を演奏。マスランカは吹奏楽で
有名。

TROY1080 \1980
「生意気な攻撃」-リチャード・ウィルソン:作品集
(1)生意気な攻撃-Trp,Trb/(2)グラヴィタス-Cb/
(3)ピアノのための3つの小品/(4)皮肉-Ob/
(5)タイム・シェア-Cl,Vc/(6)すっぱい花々-Pf/
(7)センツァ・フュローレ(怒りなしで)-Fl,Cl,Va,Pf
(1)S.マサイ(Trp)、M.ボッシェン(Trb)
(2)Y.デボスト(Cb)
(3)(6)(7)リチャード・ウィルソン(Pf)
(4)L.アールベック(Ob)
(5)M.カッツ(Cl)、S.シャオ(Vc)
(7)J.アームズ(Fl)、L.フラックス(Cl)、A.L.ヌー(Va)
ウィルソンはオペラを含む多作家でサンフランシスコ響などからも委嘱を受け
ている。無調様式でアカデミックな作風。金管、木管楽器のアンサンブルやピ
アノ・ソロ、管と弦の組み合わせなど様々な編成の作品を収録。

TROY1081 \1980
「フェミニッシモ!」
-女性演奏家が弾く女性作曲家による音楽
メイラ・ウォーシャワー(b.1949):ブラカ/
グラツィナ・バツェヴィッツ(1909-1969):ヴァイオリン・ソナタ第3番/
フローレンス・プライス(1887-1953):廃園/
シグネ・ルンド(1868-1950):舟歌Op.33-No.1
アンナ・プリシラ・ライシャー(1873-1945):華麗なるマズルカ
エンマ・ルー・ディーマー(b.1927):春の前に
ポーリーヌ・ヴィアルド=ガルシア(1821-1910):6つの小品
ヴィテズスラヴァ・カプラロヴァ(1915-1940):エレジー
エリセンダ・ファブレガス(b.1955):ヴァイオリン・ソナタ第1番
ローラ・コバヤシ(Vn)
スーザン・キース・グレイ(Pf)
録音:2006-07年
様々な国の女性作曲家のヴァイオリン曲を集めた。ウォーシャワー、ライシャ
ー、ディーマーはアメリカ、バツェヴィッツはポーランド、ルンドはノルウェ
ー、ファブレガスはスペイン出身。ファブレガスはオペラ歌手でもあった。ロ
マンティックな曲が多いが作風も個性も多様でユニークなアルバム。ローラ・
コバヤシはミルシテイン、リッチ、グリュミオーに師事している。

TROY1083 \1980
トーマス・パサティエリ(b1945):
モノローグ《朝食の前に》、
モノローグ《マクベス夫人》
ローレン・フラニガン(S)
ジョセフ・イリック(指揮、Pf)
ヴォイス・オブ・チェンジ室内アンサンブル
パサティエリはオペラを作曲を中心に活動しており、既に20曲以上のオペラが
ある。

TROY1085 \1980
カレン・ウォルウィン:リフレクションズ・オン・9/11
(あの日、余波、苦悩、答えのない質問、記憶、埋葬、新たな素晴らしい)
カレン・ウォルウィン(Pf)
録音:2008年
ウォルウィンはアメリカの作曲家、ピアニストで自身の作品と20世紀アメリカ
のピアノ曲を主なレパートリーとしている。9.11同時多発テロを題材にしたピ
アノ曲はミニマル、印象派、無調の様式を折衷した真摯な音楽。

<Glossa>
GCD 921617 \2300
シャルパンティエ:
聖母被昇天のミサ曲 H.11/《聖なる神への信仰を通して》 H.361
《仮祭壇のための》 H.508/《おお、救いのいけにえよ》 H.262
《主よ、王を救いたまえ》 H.303/《主よ、王を救いたまえ》 H.291
エルヴェ・ニケ(指揮)、
コンセール・スピリチュエル、
シャンタル・サントン=ジェフリー(ソプラノ)、
アンナ・バヨディ=イール (ソプラノ)、
フランソワ=ニコラ・ジェスロ(オート=コントル)、
ロマン・シャンピオン(テノール)、ブノワ・アルヌール(バス)
昨年の来日公演でも演奏された衝撃の"ヘンデル「水上の音楽&王宮の花火の音
楽」(GCDSA 921616)"で、バロック音楽の演奏に一石を投じた鬼才エルヴェ・
ニケとコンセール・スピリチュエル。
デトシュの「カリロエ」、マレの「セメレ」、リュリの「プロセルピーヌ」に
続くフランス・バロック音楽の発掘と再訪の旅は、ニケ&コンセール・スピリ
チュエルの十八番にして5枚目の録音となるシャルパンティエ!
パリ・イエズス会のサン=ルイ教会の楽長を経て、1698年にフランソワ・シャ
プロンの後任としてサント=シャペルの楽長に就任したシャルパンティエ。
1704年に没するまでこの地位にあった晩年のシャルパンティエは、この時期に
かの有名な「テ・デウム ニ長調」H.146を作曲。そしてこの「テ・デウム」や
「真夜中のミサ」と並び称され、シャルパンティエのミサ曲を代表する傑作こ
そが、今回録音された「聖母被昇天のミサ曲」H.11なのである。
ニケはこの「聖母被昇天のミサ曲」を演奏するにあたり、5つの通常文に2つの
「主よ、王を救いたまえ」(H.303&H.291)など5つのモテット、「オルガンの
ためのベネディクトゥス」を加えるなど、鬼才ニケ独自のアプローチがここで
も冴えに冴える!
録音:2008年7月、音響音楽研究所IRCAM(パリ)



<Channel Classics>
CCSSA 26909(SACD-Hybrid) \2850
アイ・ワズ・ライク・ワウ ――
オネゲル:オマージュ-演奏に立会えない作曲家の心残りを託して
マルタン:バラード
モーツァルト:アリア《あの雷のような叱咤の言葉の力が》#
ジョンゲン(ヨンゲン):アリアとポロネーズ
パディング:セカンド・ピース
カステレード:コンチェルティーノ*
ゴーベール:交響的小品
パディング:サード・ピース
フェルトハウス:アイ・ワズ・ライク・ワウ
ヨルゲン・ファン・ライエン(トロンボーン)、
パオロ・ジャコメッティ(ピアノ)、フリッツ・ダムロウ(トランペット)*、
マルセル・ビークマン(テノール)#、
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)#、
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム#
オランダのトロンボーンを一気に世界最高峰の高みにまで飛躍させた若き立役
者、ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団の首席トロンボーン奏者ヨルゲン・
ファン・ライエンのチャンネル・クラシックス第3弾!!
1997年のコンセルトヘボウ管への入団を皮切りに、難関として知られるゲブヴィ
レー国際(1999年)、トゥーロン国際(2001年)の両コンクールを制覇したライエ
ン。2007年夏にはアバド&ルツェルン祝祭管に首席奏者として参加し、マーラ
ー「交響曲第3番」第1楽章で圧巻のソロを吹き世界中から絶賛されるなど、ト
ロンボーン界の先頭を走るライエンの勢いは増すばかり。
本物の"サックバット"の音を聴かせてくれた前作(CCSSA 26708)に続く3枚目の
録音でライエンは再び"トロンボーン"に回帰。
名手ジャコメッティとのデュオによるマルタン、ジョンゲン、ゴーベールなど
トロンボーンのスタンダード・レパートリー、コンセルトヘボウ管の首席トラ
ンペット奏者ダムロウとのデュオによるカステレードなどプログラムの充実振
りは特筆物。
また、テノールのビークマンを迎えてのモーツァルトのアリア、オランダの作
曲家パディングの小品、イラク帰還兵の言葉を題材とした鬼才フェルトハウス
の野心作「アイ・ワズ・ライク・ワウ!」を取り上げるなど、新たなレパート
リーの開拓に対する情熱も凄まじい。
※このディスクはノーマルCDレイヤーがエンハンスト仕様となっており、フェ
ルトハウスの「アイ・ワズ・ライク・ワウ!」の映像が収録されています。

CCSSA 28709(SACD-Hybrid) \2850
シューマン:
ダヴィット同盟舞曲集Op.6/アラベスク ハ長調Op.18/朝の歌Op.133
パオロ・ジャコメッティ(ピアノ)
1998年のスタートから約10年という歳月をかけてロッシーニのピアノ作品シリ
ーズ(全8巻)を完成させたイタリア生まれオランダ育ちのピアニスト、パオロ・
ジャコメッティのシューマンが久々に登場!
ダヴィット同盟舞曲集やアラベスクを収録した新録音は、"ユーモレスク、トッ
カータ、幻想小曲集"(CCS 16798)、"シューマン&ドヴォルザークのピアノ協奏
曲集"(CCS 17898)、に続くジャコメッティ3枚目のシューマン・アルバムとなる。
ロッシーニ・シリーズや、2枚のシューマン、ウィスペルウェイとのブラームス
などで、ロマン派作品に対する造詣の深さをじっくりと丁寧に示してくれたジャ
コメッティ。これまでの功績が評価され、ユトレヒト音楽院ピアノ科教授に迎
えられたオランダの名手によるシューマンの演奏と解釈が楽しみ。

CCSSA 80309(SACD-Hybrid) \2850
チャイナ・コネクション ――
バルトーク:44の二重奏曲より
プロコフィエフ:2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調Op.56
プーハン・ワン:中国の村の情景
ヒンデミット:カノン風二重奏曲
フ・シャンアオ:静かな森と荒れ狂う風
ラツィック:イストリアの踊り
ヤン・バオジー:3つのユーモレスク
ツェン・フー(ヴァイオリン)、ニン・フェン(ヴァイオリン)
四千年の歴史が育んだ中国の音楽やアーティストを紹介する"チャンネル・オヴ
・チャイナ"シリーズの最新盤は、2人の世界的ヴァイオリン奏者のデュオ・ア
ルバム。
バルトーク、プロコフィエフ、ヒンデミット、3人の中国人作曲家の作品と並び
ながら一際存在感を放つ「イストリアの踊り」。この「イストリアの踊り」は、
クロアチア生まれの天才ピアニスト、デヤン・ラツィックの"作曲家"としての
才能と実力を知ることができる貴重な録音なのである。
現在の中国にそびえ立つ2人のトップ・ヴァイオリニスト、中国人として初の
ミュンヘン・フィル団員となった女流奏者ツェン・フーと、第51回パガニーニ
国際ヴァイオリン・コンクール第1位の恐るべき才能ニン・フェンが繰り広げる
弦楽器の饗宴にも乞うご期待。




<ABC Classics>
ABC 476 6905 \2250
ウィーン、我が夢の街 ――
J・シュトラウスII世:こんにちは懐かしい愛の巣よ
ツェラー:チロルの薔薇
ジーツィンスキー:ウイーン、我が夢の街
カールマン:ハイア、ハイア
ツェラー:悪く思わないで
レハール:誰かが来るでしょう
J・シュトラウスII世(ガムレイ編):修道女のコーラス
シュトルツ(シモンズ編):私の愛する曲はワルツ
ホイベルガー:別室で
レハール:
唇は熱く燃えて、ヴィリアの歌、メリー・ウィドウ・ワルツ、
私がツィンバロンの音を聴くとき
クライスラー(ガムレイ編):瞳の中の星
アブラハム:いつでも愛を
ノヴェロ:いつか私の心が目を覚ます、マイ・ディアレスト・ディアー
アブラハム:グッド・ナイト
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)、
リチャード・ボニング(指揮)、メルボルン交響楽団&合唱団
これまでの功績が称えられオーストラリア勲章(AM)を授与された同国随一のソ
プラノ歌手、イヴォンヌ・ケリー最新の歌曲集は"ウィーン"がテーマ。
イヴォンヌ・ケニーが歌うJ・シュトラウスやカールマン、ツェラー、レハール
などの作品を通じて、ウィーンのロマンスと情熱、きらめくユーモアをたっぷ
りと堪能できる。
偉大なる先駆者サザーランドと幾多の名演を築いてきたボニングのサポートも
的確。ウイーン、確かにそれは夢の街。2008年の録音。

ABC 442 509-2 \2250
シンプル・ギフト ――
ドヴォルザーク:月に寄せる歌
プッチーニ:ねえ、優しい優しいお父様
ドリーブ:カディスの娘たち
ノヴェロ:ウィール・ギャザー・リラックス
グノー:アヴェ・マリア
ヘンデル:輝かしいセラフィム
フランク:天使の糧
シューベルト:セレナーデ
グリーグ:ソルヴェイグの歌
ドヴォルザーク:我が母の教えたまいし歌
メンデルスゾーン:歌の翼に
シューベルト:ロマンス
マルティーニ:愛の喜び
伝承曲(カントルーブ編):バイレロ
伝承曲(ギャムリー編):ダニー・ボーイ
伝承曲(フロート編):庭の千草
伝承曲(ブリテン編):おお悲しみよ
伝承曲(ハースト編):アイ・ノウ・ウェアー・アイム・ゴーイング
ビショップ(ガムレイ編):埴生の宿
伝承曲(コープランド編):シンプル・ギフト
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)、
ウラディミール・カミルスキ(指揮)、メルボルン交響楽団
イヴォンヌ・ケニーの「シンプル・ギフト」は、初リリース時に35000枚以上の
売上を記録しゴールド・ステータスを獲得したABC Classicsの最大のヒットの
1つ。
アヴェ・マリアやダニー・ボーイなど、馴染みの深いオペラ・アリア、歌曲、
伝承曲のメロディーが1つ1つ大切に歌われた「シンプル・ギフト」はその名の
とおり、イヴォンヌ・ケリーからのシンプルで素晴らしい贈りもの。1993年12月
の録音。

ABC 476 158-1 \2250
サリー・ガーデン ――
伝承曲(テイト編):ザ・ラーク・イン・ザ・クリア・エア
伝承曲(ブリテン編):サリー・ガーデン
伝承曲(ヒューズ編):シー・ムーヴド・スルー・ザ・フェア
ヴォーン=ウィリアムズ:リンデン・リー
クィルター:深紅の花びらは眠り
ホルスト:ハート・ウォーシップス
ブリッジ:カム・トゥ・ミー・イン・マイ・ドリーム、愛はペガサスに乗って
バックス:ラン・オヴ・エグザイル
伝承曲(ブリテン編):
答えのなんと優しいことか、ああ悲しいかな、恋人にりんごをあげよう
伝承曲(クィルター編):春の日の花と輝く
ヴォーン=ウィリアムズ:真昼の静けさ
ガーニー:眠り
エルガー:ダマスクローズのように
クィルター:愛の哲学
ワーロック:眠り
ディーリアス:黄昏の幻想、ヴェネヴィル
伝承曲(クィルター編):バーバラ・アレン
伝承曲(ブリテン編):とねりこの林
スポティスウッド:アニーローリー
伝承曲(ヒューズ編):アイ・ノウ・ホエア・アイム・ゴーイン
伝承曲(ブリテン編):少年楽士
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)、キャロライン・アルモンテ(ピアノ)
ヴォーン=ウィリアムズ、バックス、ブリッジ、クィルター、ホルスト、エル
ガー、ディーリアス、そしてブリテンのアレンジによる伝承曲がギッシリと詰
まったイヴォンヌ・ケニーの歌うイギリス一色の歌曲集。
僅か数分という演奏時間の中に極上の旋律美が込められた25曲の歌曲が、歓び、
愛、悲しみ、希望といった様々な感情を表現している。2003年4月の録音。

ABC 476 6500 \2250
ミューズ・トゥ・マーダー ――
R・シュトラウス:
歌劇《エレクトラ》より 孤独!なんと悲しいこと、
歌劇《ナクソス島のアリアドネ》より すべてが清らかな国がある、
楽劇《サロメ》より ヨカナーンよお前は口づけを許さなかったね
ワーグナー:
楽劇《トリスタンとイゾルデ》より 前奏曲と愛の死、
楽劇《神々の黄昏》より ブリュンヒルデの自己犠牲
エリザベス・コンネル(ソプラノ)、
タン・ムーハイ(指揮)、クイーンズランド管弦楽団
エレクトラ、アリアドネ、サロメ、イゾルデ、ブリュンヒルデ。悲劇の運命に
導かれた女性たちの"言葉"で構成されたR・シュトラウスとワーグナーのアリア
集。エリザベス・コンネルは、1972年のウェックス・フォード・オペラ・フェ
スティヴァル、1973年のシドニー・オペラ・ハウスへのデビューからキャリア
を重ね、屈指のシュトラウス&ワーグナー歌手として活躍を続ける南アフリカ
生まれのソプラノ歌手。悲劇のヒロインたちが乗り移ったかのようなコンネル
迫真の歌声に圧倒させられる。2007年2月の録音。

ABC 465 687-2 \2250
ベスト・オヴ・ジョーン・サザーランドVol.1 ――
ドニゼッティ:歌劇《ルクレツィア・ボルジア》より 彼は私の息子でした
チレア:歌劇《アドリアーナ・ルクヴルール》より Del sultano Amuratte...
ドニゼッティ:歌劇《連隊の娘》より 戦火の中で私は生まれた、何と楽しい日
プーランク:歌劇《カルメル派修道女たちの対話》より 私の娘が
ベッリーニ:歌劇《ノルマ》より 清き女神よ、儀式はこれで終った
J・シュトラウスII世:喜歌劇《こうもり》より 8つの孤独な夜
ヴェルディ:歌劇《イル・トロヴァトーレ》より 何をぐずぐずしておいでなの?
この恋を語るすべもなく
ドリーブ:
歌劇《ラクメ》より Par les dieux inspiree、
La-bas dans la foret plus sombre
レハール:喜歌劇《メリー・ウィドウ》より メリー・ウィドウ・ワルツ
ドニゼッティ:
歌劇《ランメルモールのルチア》より あの方が来られました、
エンリーコ様がお出でだ!
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)、
リチャード・ボニング(指揮)、エリザベス・シドニー管弦楽団
ベルカント・オペラ復活の功労者にしてオーストラリアを代表するソプラノ歌
手、ジョーン・サザーランド(1926-)。
引退前のサザーランドが、公私両面のパートナーでもある夫君リチャード・ボ
ニングの指揮でシドニー・オペラ・ハウスを舞台に上演されたライヴからのハ
イライト。
ドニゼッティやチレアなど、サザーランドとは切っても切れない作曲家たちの
オペラ・アリアが高らかに歌われる。聴衆の熱狂度がオーストラリアでのサザ
ーランドの絶対的人気を証明している。1976年-1988年のライヴ録音。

ABC 454 504-2 \2250
スカルソープ:
エッシントン港/弦楽のためのソナタ第1番/弦楽のための悲歌/
弦楽のためのソナタ第2番/同第3番/イルカンダIV
リチャード・トネッティ(ディレクター)、
オーストラリア室内管弦楽団
オーストラリアのリーディング・コンポーザー、ピーター・スカルソープ
(1929-)の弦楽オーケストラのための作品集。
演奏はオーストラリアが世界に誇るワールド・クラスの弦楽オーケストラ、リ
チャード・トネッティ率いるオーストラリア室内管。「エッシントン港」では
トネッティやチェロのキャメロン・レッチフォードがソロを担当。名手たちの
さりげない技に興味を惹かれる。1995年-1996年の録音。

ABC 456 698-2 \2250
ヴァイン:ピアノ協奏曲/交響曲第4.2番/合唱交響曲
マイケル・キーラン・ハーヴェイ(ピアノ)、
エド・デ・ワールト(指揮)、シドニー交響楽団、
シドニー・フィルハーモニア・モテット合唱団
コアなファンから根強い支持を得ている西オーストラリア州の州都パース生ま
れの作曲家カール・ヴァイン(1954-)。映画音楽、テレビ音楽の作曲家としても
活躍するヴァインらしく、突き抜けるトランペットや独特のリズムを刻む合唱
など、3作品とも劇的でダイナミック。
演奏者にもデ・ワールト&シドニー響のコンビに加えて、ヴァインのスペシャ
リスト、マイケル・キーラン・ハーヴェイなど役者が揃い踏み。
1997年-1998年の録音。




<Urtext>
JBCC 169 \2180
ビジャヌエバ:ピアノ作品集 ――
大幻想曲/スビサの粉屋/ユーモラスな3つの舞曲(I)/マズルカ第1番/
マズルカ《マリア》/マズルカ第3番/ユーモラスな3つの舞曲(II)
エジソン・キンタナ(ピアノ)
メキシコの忘れられし夭折の作曲家フェリペ・ビジャヌエバ(1862-1893)のピア
ノ作品集という中南米音楽ファン注目の録音がご当地メキシコのウアテクスト
(Urtext)から登場。
19世紀メキシコの神童ビジャヌエバは、6歳から作曲をスタートさせ、地方の教
会ではオルガン演奏も引き受けていたという。30数年という生涯の中で作曲さ
れたピアノ作品は、中南米で想像する情熱的というよりも、サロン音楽風であ
りどことなくショパンの作品を連想させる詩的な作風が特徴的。
ポンセやハルフテルのピアノ作品を録音してきたメキシコのピアニスト、エジ
ソン・キンタナの演奏がビジャヌエバの音楽を再評価に導く。

JBCC 168 \2180
メキシコのフルートと管弦楽のための音楽 ――
モンカージョ:アマツィナク
ペーニャ:フルート協奏曲
モヤ:固定観念
アルバレス:ユートピアIII
トレス:フルート協奏曲
ミヘル・アンヘル・ビジャヌエバ(フルート)、
ヘスス・メディーナ(指揮)、アンサンブル・アルス・モデルナ
ラテンの熱い鼓動と哀愁漂う旋律を併せ持ったメキシコの5人の作曲家たちに
よる珍しいフルート協奏曲集。
メキシコ国立音楽大学、パリ・エコール・ノルマ、リヨン音楽院で研鑽を積ん
できたミヘル・アンヘル・ビジャヌエバは、メキシコ、ドイツ、フランスを拠
点にソリスト、室内楽奏者として活躍中のトップ・フルーティスト。
メキシコ人らしい情感豊かなフレーズと、フランス仕込みの確かなテクニック
がレベルの高い演奏を生む土台となっている。




<Rondeau>
ROP 6022 \2300
テレマン:カンタータ集 ――
全地よ、主に向かいて喜びの声をあげよ/死にゆくイエス/ Reiner Geist
lass doch meine Herz/ In Gott vergnugt zu leben/われいずこに逃れ行かん
/Es sind schon die letzen Zeugen
ゴットホルト・シュヴァルツ(バス&指揮)、
聖トーマス教会少年合唱団、ザクセン・バロックオーケストラ
後期バロック時代の大作曲家、テレマンの1000曲を上回る数のカンタータの中
から選ばれたハンブルクで作曲され"バス"をソロとする6曲のカンタータを収
録。バス独唱、指揮者の二役をこなすゴットホルト・シュヴァルツは、ロッ
シュ、シュライヤー、ポンマー、リリングといった名匠たちの下で研鑽を積ん
だザクセン州生まれの音楽家。
バロック唱法に定評のあるシュヴァルツの歌声と、トランペットやオルガンと
の絡みが優雅で美しい。

ROP 6025 \2300
スーツケース ――
マイネリオ:シャラズラ・マラズラ
パレストリーナ:美しきかな、わが友よ
コンフォルティ:リチェルカーレ
アラミレ:タンデルナック
スヴェーリンク:Tes beaux yeaux
バード:セレンガー・ラウンド
ホルボーン:パドゥアナ、ガリアルダ
ヴォーン=ウィリアムズ:組曲より
フィッシャー:組曲ト短調
コーマンス:ジョガー
シーグ:アフリカ組曲第4番
ワンダー:愛するデューク
アンサンブル・パイプライフ
アンサンブル・パイプライフは、女流奏者のみで1999年春に結成されたドイツ
のリコーダー・アンサンブル。2005年には新たなメンバーを加え五重奏に編成
を拡大。"四重奏"と"五重奏"の両編成を使い分けドイツ各地の古楽コンクール
で優秀な成績を続々と獲得するなど、活躍の場を広げている。
メンバー全員がアムステルダム・ルッキ・スターダスト・クヮルテットのメン
バーでもあるカレル・ファン・ステーンホーフェンに師事しており、名手直伝
のテクニックとレパートリーが今後の飛躍を予感させてくれる。




<Centaur>
CRC 2969 \2080
リストへのオマージュ ――
リスト:
葬送曲/忘れられたワルツ第1番嬰ヘ長調/エステ荘の噴水/ソナタ風幻想曲
《ダンテを読んで》/灰色の雲/愛の夢/泉のほとりで/ペトラルカのソネッ
ト第123番/ラ・カンパネラ/夢に/メフィスト・ワルツ第1番
エリック・ハイミ(ピアノ)
アメリカ有数のラヴェル弾きとして高い評価を得ているエリック・ハイミの"オ
マージュ・シリーズ"最新作はリスト。「ラ・カンパネラ」などの定番も含む選
び抜かれた11作品で独自のカラーを感じさせてくれるプログラムを構成してい
る。10歳でボルティモア響と、5歳と19歳の時にはワシントン・ナショナル響に
ソリストとして招かれたエリック・ハイミの実力は本物。
ちなみにシュタイングレーバーのピアノは、リストが愛用していた楽器として
も知られており、作曲者愛用の楽器で改めて聴く演奏はどこか感慨深いものが
ある。楽器にもこだわった"オマージュ"アルバムである。

CRC 2956 \2080
ショパンへのオマージュ ――
ショパン:
チェロ・ソナタ ト短調Op.65/序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調Op.3/2つの
夜想曲(ワトキンス、ハイフェッツ編)/協奏的大二重奏曲/2つの練習曲(グラ
ズノフ編)/夜想曲ホ短調Op.72(タニエフ編)
アントニー・クック(チェロ)、アルミン・ワトキンス(ピアノ)
アントニー・クックは、「モーツァルトと同世代の作曲家シリーズ」でお馴染
みのロンドン・モーツァルト・プレーヤーズを経てアメリカのノースウェスタ
ン大学チェロ科の准教授として活躍中のベテラン・チェリスト。
また、ロイヤル・リヴァプール・フィルやデンマーク放送響にソリストとして
招聘されたピアノのアルミン・ワトキンスは、36年間にわたってサウス・フロ
リダ大学人文科学部教授を務めていたというユニークな経歴の持ち主。
オリジナルのチェロ・ソナタなどはもちろん、チェロ&ピアノのためにアレン
ジされた「夜想曲」や「練習曲」も一味違った魅力があって面白い。

CRC 2954 \2080
ホヴァネス:
寺院の鐘による頌歌/交響曲第10番/管弦楽のためのバラード《浮世》/世阿
弥の瞑想
チュン・パク(指揮)、フロスト交響楽団
自身のルーツでもあるアルメニアや、アジアの音楽に関心を寄せ、67曲の交響
曲を筆頭に400曲を超える膨大な数の作品を遺した20世紀アメリカの奇才アラン
・ホヴァネス。
ここでは東洋の音楽を意識して作曲された4つの作品が収録されており、アメリ
カの作曲家が書いたどこか身近な音楽に触れることができる。
マイアミ大学のオーケストラ、フロスト交響楽団は、過去にはモントゥーやス
トコフスキ、ピアティゴルスキー、ハイフェッツ、ルービンシュタインとの共
演、W・シューマンの「ニューイングランド三部作」の初演などを行ってきた歴
史ある団体。

CRC 2973 \2080
ゲーゼ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ集 ――
ソナタ第1番イ長調Op.6/同第2番ニ短調Op.21/同第3番変ロ長調Op.59
ケイティ・ウルフ(ヴァイオリン)、エイドリアンヌ・キム(ピアノ)
19世紀のデンマークとドイツに大きな足跡を遺したデンマークの作曲家ニルス
・ゲーゼ(ガーデ)のヴァイオリン・ソナタ集を女流デュオの演奏で。
自身のヴァイオリン奏者として活躍した経験がダイレクトに作品へと反映され
ており、ゲーゼの小規模な室内楽作品にも、代表的作品と評されている交響曲
に勝るとも劣らぬ魅力がある。

CRC 2863 \2080
オーボエ・オン・ザ・エッジ ――
ドラティ:協奏的二重奏曲
シュタインバッハ:アクシデント
シュラー:オーボエ・ソナタ
ローズマン:無伴奏オーボエのためのパルティータ
スカルコッタス:コンチェルティーノ
ケヴィン・ヴィーニョ(オーボエ)
ウィリアム・ウィングフィールド(ピアノ)、
ファルコ・シュタインバッハ(ピアノ)
20世紀の名指揮者アンタル・ドラティの「協奏的二重奏曲」やギリシャのスカ
ルコッタスの「コンチェルティーノ」など、オーボエのための近現代の珍しい
レパートリー集。
オーボエのケヴィン・ヴィーニョは、ニュー・メキシコ交響楽団の首席オーボ
エ奏者であり、サンタ・フェ・オペラ、ニュー・メキシコ・ウィンズ、トリオ
・ニュー・メキシコなどでも活躍中。

CRC 2948 \2080
ラザロフ:
ピアノ三重奏曲第2番/無伴奏ヴァイオリンのための《モメンティII》
テンピ・コンチェルターティ/2つのヴァイオリンのための《4つの練習曲》
アデュー
クリスティアーネ・エディンガー(ヴァイオリン)、
エマヌエル・シュミット(チェロ)、クラウス・ヘルヴィヒ(ピアノ)、
エイドリアン・イリエスク(ヴァイオリン)
カリフォルニア大学音楽学部名誉教授、ブルガリア出身の作曲家アンリ・ラザ
ロフ(1932-)の室内楽作品集。
1962年モナコ国際作曲コンクール優勝という実績を持つラザロフの作品は、ベ
ルリン・フィルやボルチモア響、ロンドン・シンフォニエッタといった著名な
オーケストラにも取り上げられている。




<Querstand>
VKJK 0820 2枚組 \4600
軽音楽と楽器の女王-
チューリッヒ・トーンハレのオルガンとヴァーデンスヴィル・グルベンマン教
会のオルガン
ウルスラ・ハウザー(オルガン)
19世紀初期から20世紀中期までのオルガン小品をスイスの2台のオルガンで演奏。
メリーゴーランドに乗っているかのようなご機嫌で風情のある音楽が満載。



<Glossa>
GCD 921109 \2300
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉Hob.XX-1
フランス・ブリュッヘン(指揮)、18世紀オーケストラ
ツェートマイヤーとのコンビによる"モーツァルトのヴァイオリン協奏曲集&協
奏交響曲"(GCD 921108)で久々にグロッサ(Glossa)の舞台へと戻ってきた古楽界
の世界的権威フランス・ブリュッヘンと18世紀オーケストラ。
モーツァルトでの圧倒的な演奏で聴衆に健在振りをアピールしたブリュッヘン
&18世紀オーケストラが早くも送り出す最新盤は、同コンビが温め続けてきた
ハイドンの「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」の管弦楽版。
録音の存在が噂されながらもベールに包まれたままだったブリュッヘンのハイ
ドンが、アニヴァーサリー・イヤーに合わせて遂に登場!
1786年、エステルハージ家に楽長として仕えていたハイドンにスペイン西部の
港湾都市カディスからの依頼が届き作曲された「十字架上のキリストの最後の
7つの言葉」。
カディス大聖堂の聖金曜日の礼拝のために作曲されたこの作品は、作品冒頭の
"序奏"、キリストが十字架上で発した最後の7つの言葉を表す"7つのソナタ"、
キリストの昇天により起きた"地震"によって楽曲が構成されており、エステル
ハージ家時代のハイドンを代表する重要作の1つとしても知られている。
管弦楽版の他にも弦楽四重奏版、オラトリオ版が存在し、朗読付きで演奏され
ることも多いこの作品。
ブリュッヘンは楽章間の空白をさらに音楽的で効果的に活用することが出来な
いものかと熟慮した結果、オランダ系アメリカ人作曲家のロン・フォード
(1959-)に器楽による「間奏曲」の作曲を依頼。
ブリュッヘンが思い描いたとおりの形に完成した「間奏曲」の効果によって、
作品全体の神秘性や崇高な雰囲気が劇的に向上しているという。まさにブリュ
ッヘン版と言っても過言ではないブリュッヘン&18世紀オーケストラによるハ
イドンの「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」。ハイドンの没後200年を
記念するに相応しい特大リリースである。
※2004年11月、ユトレヒト(オランダ)&ライデン(オランダ)でのライヴ録音。




<Onyx>
ONYX 4040 2枚組 \3250
J・S・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲) ――
ソナタ第1番ト短調BWV.1001/パルティータ第1番ロ短調BWV.1002
ソナタ第2番イ短調BWV.1003/パルティータ第2番ニ短調BWV.1004
ソナタ第3番ハ長調BWV.1005/パルティータ第3番ホ長調BWV.1006
ヴィクトリア・ムローヴァ(ヴァイオリン/グァダニーニ1750)
オッタヴィオ・ダントーネとのデュオで大絶賛を博したJ・S・バッハの「ヴァ
イオリンとチェンバロのためのソナタ集」(ONYX 4020)に続く女王のムローヴァ
のバッハ。
ムローヴァのオニックス第5弾にして待ち望まれてきた大本命、「無伴奏ヴァイ
オリン・ソナタ&パルティータ」の全曲録音がいよいよオニックスからリリー
スに!
1992年から1993年にかけてモダン・スタイルで3つの"無伴奏パルティータ"を
フィリップスに録音したものの、相反するように3つの"無伴奏ソナタ"は録音を
行わなかったムローヴァ。
その後、ガーディナー、ダントーネ、アーノンクール、アントニーニ&イル・
ジャルディーノ・アルモニコをはじめとした古楽界の名匠たちとの出会いと共
演からの影響、ピリオド奏法の研究と追求、そしてJ・S・バッハの音楽に対す
る解釈の変化を経験したムローヴァが、遂に「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&
パルティータ」の全曲録音を決断!
ムローヴァが「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」の全曲録音に臨
むために選択したのは、ガット弦を張った1750年製のG.B.グァダニーニに、ワ
ルター・バエルビエロ製のバロック弓を組み合わせた近年の絶好調を支える"ム
ローヴァ・スタイル"。
J・S・バッハの音楽、すなわちバロック時代の音楽を追求するためにムローヴァ
が生み出した独自のスタイルでの成果は、前回の「ソナタ集」(ONYX 4020)で実
証されているだけに、今回の「無伴奏全曲」への期待度はとてつもなく高い。



<Hyperion>
CDA 67729 2枚組(1枚分価格) \2180
クレメンティ:ピアノ・ソナタ全集Vol.3 ――
ピアノ・ソナタ変ロ長調Op.13-4/同ヘ長調Op.13-5/同へ短調Op.13-6/
同ハ長調Op.20/同ヘ長調WoO.3/同変ホ長調Op.23-1/同へ長調p.23-2/
同変ホ長調Op.23-3/同へ長調Op.24-1/同変ロ長調Op.24-2
ハワード・シェリー(ピアノ)
世界的評価を得ているラフマニノフのピアノ独奏作品全集(CDS 44041/8)や
RPCシリーズでの弾き振りなど、ピアニスト、指揮者として大車輪の如き活躍
を展開するイギリスの名匠ハワード・シェリー。
"ソナチネ"の作曲家として定着してしまったため、過小評価を受け続けてき
たムツィオ・クレメンティの『ピアノ・ソナタ』全曲をたどるハワード・シェ
リーの新たなプロジェクトも折り返し地点となる第3集に到達。
この第3集には、1781年12月24日皇帝ヨーゼフII世の御前で行われた不運であ
まりにも有名なモーツァルトとの競演、リヨンでの騒動の直後からロンドン
帰還後にかけて作曲された「ピアノ・ソナタ」を収録。
ロンドンに戻ったクレメンティは、ピアニスト、作曲家、教育者、楽器製造
会社の経営者として名声を確立しており、充実した音楽活動を反映するかの
ような優れた作品が数多く生み出された時期でもある。
全6集での完結が予定されているクレメンティの「ピアノ・ソナタ」全集。
"ソナチネ"の作曲者というイメージをハワード・シェリーのピアノが覆す。

CDA 67660 \2180
ルビンシテイン:チェロ・ソナタ集 ――
チェロ・ソナタ第1番ニ長調Op.18/同第2番ト長調Op.39
イルジー・バールタ(チェロ)、ヘイミッシュ・ミルン(ピアノ)
19世紀を代表するピアノの巨匠であり、サンクトベテルブルク音楽院の創設
者としてロシア音楽の発展の礎を築いたアントン・ルビンシテイン(1829-
1894)。
歴史に名を残す偉大なピアニストであると同時に、ルビンシテインの作曲家
としての活動も凄まじく、膨大な数の作品を生み出した多作家としての一面
を持ち合わせていたことも知られている。
当時の主流であった"ロシア民族主義"とは一線を画すかのように、"ドイツ・
ロマン主義"を自らの作品の柱に据えたルビンシテイン。
後の1870年代には"ロシア民族主義"を取り入れることにはなるものの、若か
りし20代のルビンシテインが作曲した1852年の「第1番」、1857年の「第2番」
は、メンデルスゾーンを彷彿とさせる"ドイツ・ロマン主義"的な作風が特徴
的。次代を担うチェコの天才イルジー・バールタとロシア音楽の鬼才ヘイミッ
シュ・ミルンのコンビが、19世紀ロシアの眠れる傑作の魂を呼び覚ます!

CDA 67695 \2180
チャーク・キャッスルの写本からの音楽 ――
マンディ:テ・デウム、ベネディクトゥス
バード:O God give ear and do apply
パーソンズ:Deliver me from mine enemies
タリス:Christ rising again
フーパー:Behold it is Christ
タイ:Blessed Are They That Fear the Lord
パーソンズ(?):ベリアル・サーヴィス
ディーン:O Lord, thou hast dealt graciously
タリス:With all our hearts and mouths
コーストゥン:Yield unto God the mighty Lord
タリス:Not every one that saith unto me
シェパード:Submit yourselves one to another
パーソンズ(?):The Litany"for trebles"
シェパード:O God be merciful unto us, and bless us
ディーン:The grace of our Lord Jesus Christ
スティーヴン・ライス(指揮)、ブラバント・アンサンブル
Music from the Chirk Castle Part-Books/Rice(con)、
The Brabant Ensemble
14世紀に建築されたウェールズ北部の古城チャーク・キャッスルの書庫で300
年以上という月日を過ごしてきたチューダー朝時代の写本からの音楽を、ス
ティーヴン・ライス率いるヴォーカル・アンサンブル、ブラバント・アンサ
ンブルが歌う。
これまでにハイペリオンからリリースされた4枚のレコーディング、"モラレ
ス"、"マンシクール"、"ゴンベール"、"クレキヨン"の宗教音楽で鮮烈な印象
を与えてくれたブラバント・アンサンブルへの評価は急上昇!
今回の収録作品の中では、特にマンディの「テ・デウム」と「ベネディクトゥ
ス」が貴重な発見であるという。ハイペリオンも大きな期待を寄せる新世代
の精鋭集団による綿密なハーモニーに期待。

CDA 67754 \2180
イギリスの舞台のジグ ――
作曲者不詳(b.1633):黒い男
作曲者不詳(b.1656):ロビンとジョアンの陽気な求婚
ケンプ(1595):シンギング・シンプキン
作曲者不詳(c.1665):ビリングスゲートの血戦
ジョーダン:いかさま師のいかさま
ルーシー・スキーピング(ディレクター)、シティ・ウェイツ
The English Stage Jig/Skeaping(dir)、The City Waites
1970年代から16世紀-17世紀のイギリスで演奏された音楽の研究を進めてきた
古楽演奏団体シティ・ウェイツ。
1980年10月に録音された「17世紀イギリス人の社交音楽」(CDH 55013)以来と
なるハイペリオンからの録音では、17世紀イギリスの娯楽的な舞台作品だっ
た「ジグ」を取り上げる。当時の大衆音楽文化を掘り起こす画期的な試みで
ある。




<Helios>
CDH 55333 \1280
モーツァルト:ピアノ協奏曲集-作曲者自身の編曲による室内楽伴奏版 ――
ピアノ協奏曲第11番ヘ長調K.413/同第12番イ長調K.414/
同第13番ハ長調K.415
スーザン・トムズ(ピアノ)、ゴーディエ・アンサンブル
なんと伴奏は室内楽!モーツァルト自らが伴奏をアレンジした"ピアノ"と"弦
楽五重奏"によるピアノ協奏曲集がヘリオス(Helios)から復活!
さらにスマートでエレガントな響きになったモーツァルトのピアノ協奏曲も
やはり素晴らしい。フロレスタン・トリオのピアニストでお馴染み、スーザ
ン・トムズの絶妙なバランス感覚は抜群!CDA 67358からの移行再発売。

CDH 55375 \1280
ヘンデル:王宮の花火の音楽/水上の音楽
ロバート・キング(指揮)、キングズ・コンソート
1989年1月、ロンドン北部の教会に集結した24人のオーボエ奏者、12人のファ
ゴット奏者、9人のホルン奏者、9人のトランペット奏者、2人の打楽器奏者に
より録音された「王宮の花火の音楽」。
ヘンデル・イヤーを記念して1997年に収録された「水上の音楽」をカップリ
ングした新たなプログラムで新装登場!
CDA 66350&CDA 66967からの移行再発売。




<Hyperion dyad>
CDD 22064 2枚組(1枚分価格) \2180
ロカテッリ:ソナタOp.4-6つの劇場風序曲と6つの協奏曲
エリザベス・ウォルフィッシュ(ヴァイオリン)、
ラグラン・バロック・プレーヤーズ
イギリスにおけるバロック・ヴァイオリンの先駆者的存在、才女エリザベス
・ウォルフィッシュの名盤がアルビノーニ、コレッリ、タルティーニ、ロカ
テッリのOp.8に続き復刻リリース。CDA 67041/2からの移行再発売。




<APR>
APR 7302 3枚組 \5640
ハロルド・バウアー録音全集 ――
ビクター録音集(1924年-1928年) -
シューベルト:即興曲変イ長調D.899-4
ルビンシテイン:カメンノイ・オストロフOp.10-22
バウアー:18世紀の旋律
J・S・バッハ(バウアー編):主よ人の望みの喜びよ
グルック(サン=サーンス編):
《アルチェステ》のエール・ド・バレエによるカプリス
ベートーヴェン(バウアー編):ガヴォット へ長調
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ嬰ハ短調Op.27-2《月光》、同へ短調Op.57《熱情》
ショパン:即興曲第1番変イ長調Op.29、幻想即興曲嬰ハ短調Op.66
シューマン:夜にOp.12-5
リスト:ため息
シュット:最愛の人にOp.59-2
ドゥラン:ワルツ変ホ長調Op.83
ビクター(1929年)&シャーマー(1939年)録音集 -
シューマン:ノヴェレッテ第2番ニ長調Op.21-2
ブラームス:奇想曲ロ短調Op.76-2
グリーグ:アルバムの綴りより 第3曲イ長調
ドビュッシー:月の光
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番へ短調Op.5
J・S・バッハ:前奏曲とフーガ第3番嬰ハ長調BWV.848
ヘンデル:アリアと変奏(調子のよい鍛冶屋)
スカルラッティ:ソナタ イ長調
F・クープラン:シテールの鐘
シューベルト:楽興の時第3番ヘ短調D.780-3
メンデルスゾーン:性格的小品第4番イ長調Op.7-4
ショパン:子守歌変ニ長調Op.57
HMV(1935年)&ビクター(1942年)録音集 -
シューマン:幻想小曲集Op.12、夜にOp.12-5、
ノヴェレッテ第2番ニ長調Op.21-2
リスト:ため息、森のささやき
グリーグ:
ノルウェーの花嫁の行列Op.19-2、アルバムの綴りアルバムの綴りより
第3曲イ長調、同第1曲変イ長調、抒情小品集第3集Op.43より、ユモレスク、
子守歌op.38-1
ハロルド・バウアー(ピアノ)
1873年にイギリスで生まれのハロルド・バウアー(1873-1951)は、天才ヴァイ
オリン奏者としてデビューをしたものの、その後パデレフスキとの出会いに
よりピアニストに転身を遂げた異色の経歴を持つ伝説的なアーティスト。
アメリカで大きな成功を収めながらも遺された録音が少なく、バウアーの演
奏を聴ける機会は限られているだけに、名エンジニア、ワード・マーストン
の手により復刻された3枚のディスクは貴重な記録と言えるだろう。




<Bergen Digital>
BD 7064CD \2300
口笛によるクラシック小品集 ――
ガーシュウィン:サマータイム
ビゼー:ハバネラ、ジプシーの歌
クライスラー:愛の喜び
モンティ:チャルダッシュ
J・S・バッハ:御身は我がかたわらに
プッチーニ:私のお父さん
モーツァルト:トルコ行進曲
オルヌルフ・ボイェ・ハンセン(口笛&ヴァイオリン)、
アイナル・ステーン=ノックレベルグ(ピアノ)、
ヨン・ファウクスター(アコーディオン)、
ロジャー・アンドレアセン(オルガン)
ノルウェー放送管の第2コンサートマスター、ノルウェー歌劇場管の第1コン
サートマスター、オスロ室内管とノルウェー弦楽四重奏団のリーダー、ノル
ウェー国立音楽大学のヴァイオリン科教授など同国のヴァイオリン界の重要
ポストを歴任してきたオルヌルフ・ボイェ・ハンセン。
ノルウェーのレーベル、"ベルゲン・ディジタル"からオルヌルフ・ボイェ・
ハンセンが発表したソロ・アルバムはヴァイオリンではなく、なんと"口笛"!
楽器で演奏する場合でも高度な技巧が要求されるモンティの「チャルダッ
シュ」(ここでは弾き吹き!?を披露!)や、モーツァルトの「トルコ行進曲」
など数々の名曲に口笛で挑戦する姿は勇ましくも微笑ましい。




<Pavane>
ADW 7524 \2300
ジョンゲン:
弦楽四重奏曲第3番ニ長調Op.67/弦楽四重奏のための2つのセレナーデOp.61
ゴン弦楽四重奏団
ジョンゲン(ヨンゲン)の弦楽四重奏曲第1番&第2番を収録した前作(ADW 7483)
に続くベルギー音楽ファン待望の続編には、1921年に作曲された「第3番」と
1918年に作曲された「2つのセレナーデ」を収録。弦楽四重奏が紡ぐ濃厚な
ジョンゲンのメロディーが2つの作品から泉のように湧き出してくる。ファン
必携!
ヴァイオリンのゴン・ハンシャンをリーダーとしてリエージュ・フィルのメ
ンバーが集まり1986年に結成された弦楽四重奏団。第1ヴァイオリンのゴン・
ハンシャンの存在感とアンサンブルの結束力が交わることにより、表情豊か
な演奏を可能にしている。




<Bergen Digital>
BD 7062CD \2300
ホルベルク・リサイタルI ――
マルチェロ:ソナタ第2番ニ短調、同第3番ト短調
ペープシュ:ソナタ第5番変ロ長調、同第2番ニ短調
コレッリ:ソナタ第11番ト長調、同第8番ホ短調
マルチェロ:ソナタ第12番へ長調
ベルゲン・バロック
ノルウェーの"ベルゲン・バロック"とは、中世、バロックからコンテンポラ
リーまでをハイ・レベルでこなすリコーダー奏者フローデ・トールセン、ファ
ンタズムの創設メンバーでもあるガンバ奏者マルック・ルオラヤン=ミッコ
ラのバロック・チェロ、レオンハルトの門弟ハンス・クヌート・スヴェーン
のトリオによるピリオド・アンサンブル。
3人の世界的奏者で構成されるベルゲン・バロックは、ベルゲン市、ノルウェ
ー文化省文化委員会からサポートを受けるほどの実力と実績を誇る。通奏低
音が築く安定した土台の上をトールセンのリコーダーがその風の如く舞う。





<Libra Classics>
LCD 1012 \2300
ブリンヤル・ホフ・プレイズ・ファリャ ――
モーツァルト(バルビローリ編):喜びは胸に踊りK.597
伝承曲(クラクストン編):3つのエリザベス朝の小品
J・S・バッハ:シチリアーノ
シューベルト:ロザムンデからのバレエ音楽第2番
リムスキー=コルサコフ:インドの歌
バルト:消灯
ニールセン:幻想的小品Op.2
スウェーデン民謡(パーキンス編):ウォーキング・チューン
ドビュッシー(ラニング編):小さな羊飼い
サティ:ジムノペディ第2番
ウィルキンソン:ホーンパイプ
ビゼー:セギディーリャ
ファリャ:7つのスペイン民謡(オーボエ版世界初録音)
ブリンヤル・ホフ(オーボエ)、ヴォルフガング・プラッゲ(ピアノ)
スカンジナヴィア半島を代表するオーボエ奏者ブリンヤル・ホフが現役時代
に収録した録音がリマスターを施され3タイトルが一挙に復刻。
ホフは15歳で首席オーボエ奏者としてトロンハイム響に入団。その後、移籍
したオスロ・フィルでは20年にわたって活躍したノルウェーの名手である。
ファリャの「7つのスペイン民謡」のオーボエ版は世界初録音。
1996年9月9日-12日の録音。

LCD 1011 \2300
モルテンセン:オーボエとチェンバロのためのソナタOp.44
ストレームホルム:コンチェルト・ミニモ
サマーフェルト:無伴奏オーボエのためのディヴェルティメントOp.41
カールセン:ソナチナOp.44
オルセン:3つの詩曲
マドセン:オーボエ・ソナタOp.22
ブリンヤル・ホフ(オーボエ)、ハラルド・ヘレンスタル(チェンバロ)、
ロバート・レヴィン(ピアノ)、コーレ・オルヌング(ピアノ)
ノルウェーの作曲家フィン・モルテンセン(1922-1982)のソナタなどを収録し
た北欧のオーボエ作品集。モルテンセンのソナタで伴奏パートを受け持つチェ
ンバロの響きが、電子音楽のようにも聴こえて興味深い。
ホフは1973年にはノルウェー・グラミー賞に輝き、1981年にノルウェー作曲
家協会から"最優秀演奏者賞"を授与されるなど、受賞歴も凄い。1979年&
1980年の録音。

LCD 1010 \2300
オーボエと管弦楽のためのノルウェーの作品集 ――
マドセン:オーボエ協奏曲Op.30
オルセン:アリアOp.67
セーデルリンド:2つの小品Op.21b
ベルゲ:ラーガ
ブリンヤル・ホフ(オーボエ)、
ペル・ドライエル(指揮)、ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
2003年にオスロで行われたコンサートを最後に引退したノルウェーのオーボ
エ奏者ブリンヤル・ホフが、1982年にロンドンのセント・ピータース教会で
収録した祖国ノルウェーの協奏曲集。
「チューバ協奏曲」などでも知られるトリグヴェ・マドセンの「オーボエ協
奏曲」が聴きどころ。





<MTG>
MTGCD 89011 \2300
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調Op.94a
R・シュトラウス:ヴァイオリン協奏曲変ホ長調Op.18
ビルギッテ・ステルネス(ヴァイオリン)、
ヨールン・マリー・ブラトリー(ピアノ)
ビルギッテ・ステルネスは、1989年ロッテルダム国際ヴァイオリン・コンク
ールで優勝を果たしたノルウェーの女流ヴァイオリン奏者。2003年にはウィ
グモア・ホールにもデビューするなど、活躍の場を世界規模に拡大させてい
る。1748年製トマソ&ロレンツォ・カルカッシのヴァイオリンが放つ艶やか
な音色に惹かれる。

MTGCD 88266 \2300
プレイエラ ――
ピアソラ:酒場1900
サラサーテ:プレイエラ
アルベニス:コルドバ
サラサーテ:マラゲーニャ
ピアソラ:ミロンガ・アン・レ
伝承曲:ジプシー、2本のギター
プジョル:ポンページャ、パレルモ
サラサーテ:サパテアード
グラナドス:間奏曲
ピアソラ:天使のミロンガ
サラサーテ:ハバネラ
ア・コルダ
〔ビルギッテ・ステルネス(ヴァイオリン)、マッティン・ハウグ(ギター)〕
1997年に結成されたノルウェーのアンサンブル"ア・コルダ"の中核コンビ、
ヴァイオリンのビルギッテ・ステルネスとギターのマッティン・ハウグのデュ
オによるラテン・アルバム。
ギターを含めたノルウェーの弦楽器アンサンブルの情熱的な演奏は、2007年
秋に進出したモスクワとプラハでも高評価を得ている。





<turnleft>
turnCD 15 \2300
ヨハンセン:フェルム・ソルス-ディス・イズ・マイ・ミュージック!
ペール・オドヴァール・ヨハンセン(ドラムス&シンバル&打楽器)、
ハープリート・バンサル(ヴァイオリン)、
ウルスラ・ミュールベルガー(ヴァイオリン)、
ベンディク・フォス(ヴィオラ)、クリスティーネ・マルティンス(チェロ)
ノルウェーのピアノ・トリオ"クローズ・イレース"のドラマー、ペール・オ
ドヴァール・ヨハンセンが叩きまくるインプロヴィゼーション・アルバム。





<Immortal>
IMM 960018(DVD-Video) \2580
牧阿佐美バレエ団-バレエ・コンサート・フィルム1990 ――
小杉太一郎:戦国の恋(振付:牧阿佐美)
ショパン:コンスタチア(振付:ウィリアム・ダラー)
芥川也寸志:蜘蛛の糸(振付:牧阿佐美)、弦楽のための三楽章(振付:牧阿佐美)
バンフィールド:デュエル(振付:ウィリアム・ダラー)
黛敏郎:曼荼羅交響曲(振付:牧阿佐美)
牧阿佐美バレエ団
日本有数の世界レベルのバレエ団"牧阿佐美バレエ団"の、旧ソ連文化省から
の招聘で実現した1990年ソヴィエト公演の模様を収録。
小杉太一郎、芥川也寸志、黛敏郎といった日本人作曲家の音楽を使用すると
いう発想はさすが名門。■NTSC/ステレオ&5.1サラウンド/約53分収録




<Pavane>
ADW 7312 \2300
ショパン:12の練習曲Op.10/ピアノ・ソナタ第3番ロ短調
ギンツ・ベルジンス(ピアノ)
1966年11月13日、ラトヴィアの首都リガ生まれのピアニスト、ギンツ・ベル
ジンスのショパン・アルバム。モスクワ音楽院を経てラトヴィアやロシアで
活躍を重ね、1993年6月にはカーネギー・ホール・デビューを飾った実力者で
ある。ダイナミックな表現が印象的。1993年6月の録音。弊社初紹介。

ADW 7311 \2300
イタリアの音楽 ――
ロッシーニ:ソナタ ロ長調
ジュリアーニ:アンダンテ
ゲルリ:2つのディヴェルティメント
モッツァーニ:ラリアーネ祭
パガニーニ:カンタービレ
ヴィヴァルディ:ソナタ ト短調
ボッケリーニ:弦楽四重奏曲イ長調Op.33-6
マルク・グローウェルズ(フルート)、ギー・ルコフスキー(ギター)、
ヴァルソヴィア弦楽四重奏団
"イタリア"をテーマとした室内楽作品集では、ベルギーのトップ・フルーティ
スト、グローウェルズが大活躍。1828年にパリでロッシーニ自身の手により
編曲された「ソナタ」では弦楽三重奏と、ゲルリのディヴェルティメントで
はギターとの絶妙なコンビネーションを展開!

ADW 7303 \2300
ブラームス(シェーンベルク編):
ピアノ四重奏曲ト短調Op.25(オーケストラ版)
ヤナーチェク:ラシュスコ舞曲集
J・シュトラウスII世:ポルカ《ハンガリー万歳!》Op.332
ペーター・ヒルシュ(指揮)、ユンゲ・フィルハーモニー
1989年に創設されロナルド・ゾルマンが初代指揮者を務めたベルギーのユン
ゲ・フィルハーモニーによる1993年のライヴ録音。同オーケストラは、フラ
ンクの「交響曲」、マーラーの「交響曲第1番」、ムソルグスキーの「展覧会
の絵」などに挑戦してきており、このブラームスでも若手演奏家たちの健闘
が光る。

ADW 7304 \2300
ベートーヴェン:
ゲーテの詩による歌曲(リスト編)
ピアノ・ソナタ第23番へ短調Op.57《熱情》
同第21番ハ長調Op.53
ラムジ・ヤッサ(ピアノ)
カイロ生まれのエジプト人ピアニスト、ラムジ・ヤッサが弾くベートーヴェ
ン。パリ・エコールノルマル高等音楽院教授として後進の育成にも携わるラ
ムジ・ヤッサのベートーヴェンは、モスクワ音楽院教授のセルゲイ・ドレン
スキー直伝の技。メータとも親交の深いエジプトのピアニストによる堂々た
るベートーヴェンである。1993年の録音。

ADW 7308 \2300
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲集 ――
ハルヴォルセン:パッサカリア
ローラ:二重奏第3番
グリエール:8つの二重奏曲Op.39
ハルヴォルセン:変奏曲とサラバンド
ヘンリー・ラウダレス(ヴァイオリン)、
フレディ・ファン・フーテム(ヴィオラ)
グァテマラのヴァイオリン奏者とベルギーのヴィオラ奏者という異色のコン
ビによるデュエット集。ヘンデルの作品を題材としたノルウェーのハルヴォ
ルセンや「青銅の騎士」でお馴染みのグリエールなど選曲もユニーク。
1993年3月の録音。




<Syrius>
SYR 141365 \2300
パガニーニ:
協奏的三重奏曲第1番/グランド・ソナタ イ長調/カプリース第17番/
小三重奏曲/常動曲ハ長調
ピエール・レネールト(ヴィオラ)、ネリー・デカン(ギター)、
シリル・ラクロー(チェロ)
"ヴァイオリン"ではなく、"ヴィオラ"、"ギター"、"チェロ"といった3つの弦
楽器による演奏のみを集めたパガニーニの作品集。ヴィオラとギターが絶え
間なく疾走する「常動曲」が痛快!
ピエール・レネールトは、19歳でパリ国立歌劇場管のソロ・ヴィオラ奏者に
着任し、23歳でスーパー・ソリストに転身したフランスのアーティスト。

SYR 141364 \2300
オルガンによるコンサートVol.3 ――
フランク:英雄的小品
ヴィドール:交響曲第7番より 終曲
レーガー:前奏曲とフーガOp.65
ヨンゲン:奇想的即興曲Op.37-2
ウェイツ:ファンファーレとゴシック様式の行進曲
アレッサンドロ:グレゴリオ聖歌風協奏曲より 終曲
ロータ:オルガン・ソナタ
デュコモン:前奏曲
マッシモ・ノゼッティ(オルガン)
2004年にはトリノ大司教区の名誉オルガン奏者に任命された1960年アレッサ
ンドリア出身のマッシモ・ノゼッティ。フランクやヴィドールなどで構成さ
れる多彩なプログラムの中でも特にニーノ・ロータの「オルガン・ソナタ」
が聴きどころ。
2001年5月、スイスでの録音。

SYR 141372 \2300
オルガンによるコンサートVol.4 ――
ボエリ:オッフェルトリウム
ギルマン:ヘンデルの主題による行進曲Op.15-2
ラインベルガー:ソナタ第8番Op.132
ボエルマン:フランス風ロンドOp.37
トレス:ソナタ第4番
スロゲダール:ノルウェーの旋律による変奏曲
ペーテルス:モーダル組曲Op.43
マッシモ・ノゼッティ(オルガン)
マッシモ・ノゼッティのコンサート・シリーズ第4集。ただの名曲集としてで
はなくボエリやギルマン、ボエルマンなどの作品を組み込むなど、趣向を凝
らしたレパートリーはここでも健在。2002年6月、アクイレイア大聖堂での録
音。



<Chandos>
CHAN 10511 \2180
ヴォルフ=フェラーリ:管弦楽作品集 ――
歌劇《マドンナの宝石》からの組曲/歌劇《四人の田舎者》より 前奏曲と
間奏曲/ファゴットと管弦楽のための《協奏的組曲》ヘ長調Op.16/歌劇
《スザンナの秘密》より 序曲と間奏曲/歌劇《恋する医者》より 序曲と
間奏曲/歌劇《イル・カンピエッロ》より 間奏曲とリトルネッロ/歌劇
《愚かな女》序曲
カレン・ジョーヒガン(ファゴット)、
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、BBCフィルハーモニック
1876年ヴェネツィアに生まれたイタリアとドイツのハーフ、エルマンノ・ヴォ
ルフ=フェラーリの作品と言えば、思い浮かぶのはやはり「オペラ」。管弦楽
作品では「マドンナの宝石」の間奏曲が知られているぐらいだが、そこに着目
したのがノセダ&BBCフィル!
BBCフィルハーモニックの首席指揮者、トリノ王立歌劇場(トリノ・テアトロ・
レッジョ)の音楽監督を務め、オーケストラ作品とオペラの両方に精通するノ
セダが、新鮮で斬新なヴォルフ=フェラーリの管弦楽作品を組み立てる。
またシャンドスのプロデューサー、ブライアン・カズンズ大推薦の若きファ
ゴット奏者カレン・ジョーヒガンをソリストに迎えての「ファゴット協奏曲」
も楽しみ。

CHAN 10509 \2180
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22
ハワード・シェリー(ピアノ&指揮)、 オペラ・ノース管弦楽団
1971年のウィグモア・ホール・デビューから着実にキャリアを積み重ねてき
たハワード・シェリーが3つのピアノ協奏曲の弾き振りをシャンドスに録音!
ハイペリオンのRPCシリーズなど、非常に珍しいレパートリーを弾き振りで取
り上げてきたハワード・シェリー。もちろんソロの録音も数多く、現在進行
中のクレメンティのピアノ・ソナタ集への評価と期待も非常に高い。
これまで膨大数の作品を弾いてきたハワード・シェリーがシャンドスに録音
を行ったのは、"サン=サーンス"、"シューマン"そして"グリーグ"というい
わゆるメジャー・レパートリー。
リーズを本拠地とするオペラ・ノース管弦楽団を指揮者としてコントロール
しながら、ソリストとして3つのピアノ協奏曲を弾くというハワード・シェリ
ーならではの挑戦に期待。

CHSA 5074(SACD-Hybrid) 2枚組(1枚分価格) \2850
ベルク:管弦楽作品集:
ピアノ・ソナタOp.1(管弦楽版/ファーベイ編)/3つの小品Op.6/演奏会用
アリア《ぶどう酒》(フランス語歌唱)/パッサカリア(管弦楽版/フォン・
ボレ編)/ヴァイオリン協奏曲/歌劇《ヴォツェック》からの3つの断章/
歌劇《ルル》からの交響的小品/演奏会用アリア《ぶどう酒》(ドイツ語歌
唱)/酒、女、歌
ジェラルディン・マクグリーヴィ(ソプラノ)、
ロバート・マレー(テノール)、
イザベル・ファン・クーレン(ヴァイオリン)、
マリオ・ヴェンツァーゴ(指揮)、イェテボリ交響楽団
シェーンベルク、ウェーベルンと"新ウィーン楽派"を形成したアルバン・ベ
ルク(1885-1935)。「ルル」や「ヴォツェック」などのオペラが代表作として
知られるベルクの作品の中から、アレンジ作品も含めて「管弦楽」にスポッ
トライトをあてたシャンドスらしい好企画。
ベルクの管弦楽作品の中でも特に有名な「3つの小品」、オペラからの断章や
小品、無調音楽や十二音技法に傾倒する直前に作曲された「ピアノ・ソナタ」
のオーケストラ・アレンジなど、単純な"管弦楽作品集"にとどまらないとこ
ろもシャンドスらしいのユニークなラインナップ。
また「ヴァイオリン協奏曲」やフランス語とドイツ語という2つのヴァージョ
ンによるアリア「ぶどう酒」などソリストを要する作品もしっかりと収録し
ている。
ワインベルクの協奏曲集(CHSA 5064)以来の登場となる北欧の雄、スウェーデ
ンのイェテボリ交響楽団を指揮するのはマリオ・ヴェンツァーゴ。2004年から
2007年まで首席指揮者として築いてきた信頼関係がこのベルクで披露される。

CHAN 10510 \2180
ダンクラ:小さなメロディ教本Op.123
サンサーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調Op.75
マスネ:タイスの瞑想曲(ヴァイオリン&ピアノ版)
グイド・リモンダ(ヴァイオリン)、クリスティーナ・カンジアーニ(ピアノ)
ダンクラ、サン=サーンス、マスネといったラインナップによるフランスの
ヴァイオリン作品集。サン=サーンスやマスネと比べて馴染みが薄い19世紀
フランスのヴァイオリニスト、シャルル・ダンクラ(1817-1907)。
しかしこのダンクラ、パリ・オペラ座管でコンサート・マスターを務め、パ
リ音楽院の教授にも就任するなど、当時のフランス有数のヴァイオリン奏者
として名を馳せた人物なのである。
グイド・リモンダは、1943年ジュネーヴ国際音楽コンクールを制覇したコッ
ラード・ロマーノから"生まれながらのヴァイオリン奏者"と絶賛されたイタ
リアのヴァイオリニスト。リモンダが1721年製のストラディヴァリ"ジャン・
マリー・ルクレール"を自在に操り、19世紀フランスのヴァイオリン作品に
生命を吹き込む。

CHAN 10512 \2180
ブラジルの精神 ――
C・アサド:ブルージリアン
ヴィラ=ロボス:
《ブラジル風バッハ第5番》より アリア、《弦楽四重奏曲第1番》より
ブリンカデイラ
C・アサド:先住民たちの踊り
ジスモンチ:パリャーソ
S・アサド:ウアレケナ
ディアンス:ブラジル
ベリナーティ:フリオーサ
ジスモンチ:想い出とファド
アクアレル・ギター四重奏団
"アクアレル・ギター四重奏団"とは、マンチェスターのロイヤル・ノーザン
・カレッジ・オヴ・ミュージックで、シャンドスでお馴染みのクレイグ・オ
グデンとゴードン・クロスキーから音楽を学んだ4人の気鋭のギタリストた
ちによるアンサンブル。
イギリスで脚光を浴びるギター四重奏のシャンドス第1弾は、ヴィラ=ロボ
スに始まり、セルジオ・アサド、エグベルト・ジスモンチ、パウロ・ベリア
ンティ、セルジオ・アサドの娘クラリス・アサド、またフランスの名匠ロー
ラン・ディアンスの「ブラジル」などタイトルの文字通り"ブラジル"が盛り
だくさん!ラテンの血が通うブラジルのギター作品を英国発のギター・クヮ
ルテットが熱演する!

CHAN 0758 \2180
スヴェーリンク:鍵盤作品集Vol.2 ――
第9旋法によるトッカータ/エスチェ・マルス/パドゥアナ・ラクリメ/
アルマンド/トッカータ/飛び回る妖精/第1旋法によるトッカータ/わが
青春の日は既に過ぎたり/3声のトッカータ/フィリッピのパヴァン/
第2旋法によるトッカータ/もしも運命の女神に愛されるなら/緑の菩提樹
の下で/半音階的幻想曲
ロバート・ウーリー(チェンバロ&ヴァージナル)
1983年に結成されたイギリスのピリオド・アンサンブル"パーセル・クヮル
テット"の創設者にして主宰者、ロバート・ウーリーのソロ録音はネーデルラ
ンド楽派の巨匠スヴェーリンクの鍵盤作品集。
オルガンのための作品のみを取り上げた第1集(CHAN 0701)の続編となるこの
第2集でウーリーが弾いている楽器は、チェンバロ製作家マルコム・ローズと
アドラム・バーネットが完成させた作曲者存命当時の楽器のレプリカ。パー
セル・クヮルテットの屋台骨を支える達人の実力はさすが。

●Chandos Opera In English
CHAN 3159 \1780
偉大なるオペラ・アリア集-クリスティーネ・ブリューワーVol.2 ――
モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》より
グルック:歌劇《アルチェステ》より
ワーグナー:歌劇《タンホイザー》より
ブリテン:歌劇《ピーター・グライムズ》より
ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》より
ヘンデル:歌劇《ロデリンダ》より
コルンゴルト:歌劇《死の都》より
ロジャース:《サウンド・オヴ・ミュージック》より/他
クリスティーネ・ブリューワー(ソプラノ)、
デイヴィッド・パリー(指揮)、ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
シャンドスとピーター・ムーア財団の共同製作による英語オペラのシリーズ
「Chandos Opera In English」。マルクスの管弦楽伴奏付き歌曲集(CHAN
10505)やハイペリオンのR・シュトラウス歌曲集での美声が記憶に新しいア
メリカのソプラノ歌手、クリスティーネ・ブリューワーのオペラ・アリア集
もこれが2巻目。2004年&2008年の録音。



<Signum Classics>
SIGCD 148 \2180
R・シュトラウス:
交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》Op.28
交響詩《英雄の生涯》Op.40
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)、
フィルハーモニア管弦楽団
フィルハーモニア管弦楽団が保有している秘蔵音源を全世界に向けて発信する
ためにスタートしたシグナム・クラシックス(Signum Classics)の"フィルハー
モニア管弦楽団シリーズ。
昨年一挙にリリースされたドホナーニ体制時代の主要指揮者たちによる3タイ
トル、現名誉指揮者ドホナーニのブラームス(SIGCD 132)と首席客演指揮者マッ
ケラスのシューベルト(SIGCD 133)、桂冠指揮者アシュケナージのショスタコ
ーヴィチ(SIGCD 135)に続くシリーズ第4弾では再びドホナーニが登場!
先だってリリースされたブラームスの「交響曲第2番&第4番」での堂々たる正
統派のアプローチが高い評価を受けるなど、1997年の就任から11年間に渡って
首席指揮者の重責を担い、フィルハーモニア管の新時代を築いたドイツの巨匠
クリストフ・フォン・ドホナーニ。
このR・シュトラウスでも、決して過剰な表現には走らず音楽の自然な流れを
大切にしながら、時には木管セクションや弦楽セクションを絶妙なタイミング
で際立たせ、ここぞという場面では金管セクションを的確に且つ雄大に鳴らす
など、ドホナーニの老練な手綱捌きは実に見事。
国際的な評価の高さや実績と反比例するかのように録音に関しては不遇の時代
を過ごしてきたドホナーニだが、その流れは確実に変化を見せているといって
も過言ではないだろう。。
録音:2001年6月30日(Op.28)&2007年10月4日(Op.40)、ロイヤル・フェスティ
ヴァル・ホール(ロンドン)でのライヴ録音。



<Avie>
821936-0020-9(DVD-Video) \3380
レナード・バーンスタインの祭典 ――
バーンスタイン:
《ウェスト・サイド・スートリー》より シンフォニック・ダンス
歌劇《静かな場所》より セレクション
《オン・ザ・タウン》より アイ・キャン・クック・トゥー
《ミサ曲》より 瞑想曲第1番
歌劇《タヒチ島の騒動》より ワット・ア・ムービー
《ソングフェスト》より トゥ・ワット・ユー・セイド
《ファンシー・フリー》より ダンゾン
《ウェスト・サイド・スートリー》より クプラギ巡査殿
《オン・ザ・タウン》より ヤ・ゴット・ミー
トーマス・ハンプソン(バリトン)、ヨーヨー・マ(チェロ)、
ダウン・アップショウ(ソプラノ)、
クリスティーン・エバーソール(ヴォーカル)、
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、
サンフランシスコ交響楽団
20世紀アメリカの巨匠レナード・バーンスタインの生誕90周年とニューヨーク
・フィル音楽監督就任50周年を記念してニューヨークを舞台に開催された「バ
ーンスタイン・フェスティヴァル」。
佳境を迎えたマーラー・チクルスとの二本柱としてマイケル・ティルソン・ト
ーマス&サンフランシスコ交響楽団が製作を進めてきたDVDシリーズの第5弾と
なるのが、2008年9月24日に行われたこの「バーンスタイン・フェスティヴァ
ル」のオープニング・ガラ・コンサート!
オープニング・ガラのプログラムはもちろんバーンスタイン・オンリー。オー
プニング・ガラ、フェスティヴァル全体のスタートとなった「ウェスト・サイ
ド・ストーリー」のシンフォニック・ダンスで聴衆のボルテージは一気に上昇!
MTT&SFSの熱演、ハンプソン、アップショウ、ヨーヨー・マ、エバーソールな
ど次々と登場する大物アーティストたちの聴かせて魅せる本気のパフォーマン
スが、会場となったカーネギー・ホール全体を興奮と熱狂の渦に巻き込んでい
く様子がビシビシと伝わってくる。
そしてプログラムのフィナーレを飾る「オン・ザ・タウン」の"ヤ・ゴット・
ミー"では、なんとMTTがソロで美声を披露!オーケストラ、ソリスト、そして
カーネギー・ホールに訪れた聴衆たちを1つにしてしまうMTTの手腕に感服させ
られること必至。
天上のバーンスタインに愛弟子から贈られた最高のバースデー・プレゼントの
記録である。
※2008年9月24日、カーネギー・ホールでのライヴ録音/5.1ドルビー・サラウ
ンド&PCMステレオ/NTSC/収録時間:約84分

AV 2162 \2180
ソワレ・アンテルナショナル ――
ヴィラ=ロボス:
ブラジル風バッハ第5番より アリア(プリムローズ編)、ブラジル風バッハ第2番
カマルゴ・グァルニエリ:チェロ・ソナタ第1番
N・ブーランジェ:3つの小品
マルティヌー:チェロ・ソナタ第3番
ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌
アントニオ・メネセス(チェロ/アレッサンドロ・ガリアーノ1730)、
セリーナ・ツィルヴィンスク(ピアノ/スタインウェイ・モデルD)
アヴィー(Aive)から自身2度目となるJ・S・バッハの「無伴奏チェロ組曲」全
曲(AV 0052)、シューマン&シューベルト(AV 2112)、メンデルスゾーン
(AV 2140)、そして満を持してのベートーヴェン(AV 2103)を続々と発表してき
たアントニオ・メネセス。
最新作となる5枚目のリリースは、母国ブラジルの国民的作曲家ヴィラ=ロボス
のチェロ作品をメインとした"ソワレ・アンテルナショナル!
この"ソワレ・アンテルナショナル"でメネセスが取り上げた作曲家は、ブラジ
ルのヴィラ=ロボスとカマルゴ・グァルニエリ、フランスのナディア・ブーラ
ンジェ、チェコのマルティヌーの4人。20世紀フランスの名教師ブーランジェと
弟子のカマルゴ・グァルニエリ以外は、一見繋がりがなさそうに見える4人の音
楽家たち。
ここではヴィラ=ロボスがパリ留学へと出発した1923年から、マルティヌーが
パリを離れる1940年までの約20年という時間の中で、フランスの"パリ"を舞台
として交錯した4つの大いなる才能を1つに結び付けている。
昨年5月の来日公演でも演奏され大喝采を浴びたヴィラ=ロボスの「ブラジル
風バッハ第2番」や同郷の作曲家カマルゴ・グァルニエリの「チェロ・ソナタ」
など、メロディアスでエキサイティングなチェロ作品を通じてメネセスの熱き
魂の音楽が鳴り響く。メネセスだからこそ創ることの出来た素晴らしきチェロ
・アルバムの誕生です。
2008年3月24日-26日、ポットン・ホール(サフォーク)での録音。

AV 2155 \2180
エッセンシャル-無伴奏ヴァイオリンのための作品集 ――
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタSz.117
J・S・バッハ:パルティータ第2番ニ短調BWV.1004
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.27-3《バラード》
スカルコッタス:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリースOp.6
ヘルヴィヒ・ツァック(ヴァイオリン)
カトワールのヴァイオリン作品全集(AV 2143)が話題を呼んだドイツのヴァイ
オリニスト、ヘルヴィヒ・ツァックの無伴奏ヴァイオリン作品集。時には炎の
ように激しく時には繊細な音色を聴かせる抜群の表現力、数々の難曲と堂々と
対峙できる研ぎ澄まされた技巧はベテランならでは。
1982年から1995年までシュトゥットガルト室内管の第1コンサートマスターと
して活躍し、その後ソリストへと転身したドイツの名手が培ってきた熟練の技
が"無伴奏"の愉しみを伝えてくれる。

AV 2165 \2180
ロマン派ヴィルトゥオーゾ・オルガン作品集Vol.3 ――
ヴィーダーマン:インペトゥオーソ
ランドマン:ヘンデルの主題による変奏曲Op.29
ベアストー:夕暮れの歌
パリー:幻想曲とフーガ ト長調Op.188
リスト(ギユー編):交響詩《オルフェウス》
ガールドニ:グラン・クール
サン=サーンス:幻想曲第2番変ニ長調Op.101
コシュロー:交響的スケルツォ
ジェイン・パーカー=スミス(オルガン)
1975年、イタリアの名オルガン奏者フェルナンド・ジェルマーニの代役として
出演したロイヤル・フェスティヴァル・ホールでのコンサートで大成功を収め、
劇的なデビューを飾ったイギリスの女流オルガン奏者ジェイン・パーカー=ス
ミス。
ラトル、ボド、C・デイヴィスらとの共演を重ねるなど、コンサート・オルガ
ニストとして豊富な経験を持つパーカー・スミスのロマン派作品集の第3弾で
も前2作以上に多彩な選曲が光る。ドイツ、レーデの聖グードラ教会のオルガ
ンを使用。




<Timpani>
1C 1153 \2300
マレク:
独唱、合唱と管弦楽のためのカンタータ《エピストラ》
チェロと管弦楽のための協奏曲《アルク・アン・チェロ》*
クラウディア・バラインスキ(ソプラノ)、
マルヤナ・リボウシェク(メゾ・ソプラノ)、ロビン・レガーテ(テノール)、
ラルフ・ルーカス(バス)、イリア・ラポレフ(チェロ)*、
エマヌエル・クリヴィヌ(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
クロアチアのザグレブで生まれ、ザグレブ大学で音楽を学び、ピエール・シェ
フェールが結成した音響研究グループ(GRM)への参加を契機にパリへと活躍の
場を移した作曲家イヴォ・マレク(1925-)の作品集第2弾には、2003年から2006
年にかけて作曲された大規模作品"カンタータ"と"チェロ協奏曲"の2作品を収
録。様々なな要素が複雑に構築されたマレクの大作を、整頓しながらも的確に
表現していくクリヴィヌ率いる超高性能オーケストラ、ルクセンブルク・フィ
ルの演奏はやはり凄い。

TC 830801 \2300
フルートとピアノのための作品集 ――
ユーグ:幻想的ソナタOp.100
ケーラー:村の踊り
ユーグ:
協奏曲ニ長調Op.56、アレグロ・カプリチオーソp.93、夜想曲Op.94、
ソナタ ヘ長調Op.95
ケーラー:協奏曲ト短調Op.97
フランチェスコ・ファランガ(フルート)、ロレンツォ・バヴァーイ(ピアノ)
フルートのための作品や教則本で親しまれているルイジ・ユーグ(1836-1913)
と、同じく現在では教則本の作曲者として名を知られるエルネスト・ケーラー
(1849-1907)の本格的なコンサート・ピースを収録したフルート関係者必携盤!
ヴェルディ、ロッシーニ、ドニゼッティ、プッチーニなどオペラの絶頂期に
あった19世紀のイタリアで、フルート奏者、作曲家として活躍し続けたユーグ
とケーラーの抒情性に満ちた作品は現在まで脈々と受け継がれている。
イタリア、ぺザーロのジョアキーノ・ロッシーニ音楽院で後進の育成にも携わ
るフランチェスコ・ファランガは、1962年ポテンツァ出身のフルーティスト。
確かな技術と音楽性を兼ね備えた演奏がユーグとケーラーのフルート作品を
じっくりと聴かせてくれる。

TC 750301 \2300
カンパニョーリ:6つのフルート四重奏曲 ――
フルート四重奏曲第1番ニ長調/同第2番ト長調/同第3番ト長調/
同第4番ホ短調/同第5番ヘ長調/同第6番変ロ長調
ニコラ・グイデッティ(フルート)、マルコ・ロリャーノ(ヴァイオリン)、
トマソ・ポッジ(ヴィオラ)、ルカ・パッカネラ(チェロ)
バルトロメオ・カンパニョーリ(1751-1827)は、タルティーニの孫弟子にあた
り、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスターへの就任、
スウェーデン王立アカデミー会員への選出など、母国イタリアだけでなくドイ
ツや北欧でもその勇名をはせたイタリアの音楽家である。
作曲家カンパニョーリの作品にはエチュードなど、特に自身が相当な腕前を持
っていたヴァイオリンのための教育的作品が多く、この録音のように器楽を主
役とした室内楽作品は珍しい。
ソロのニコラ・グイデッティは、イタリアのフェラーラ市管弦楽団の首席フル
ート奏者。ガッツェローニ、マリオン、ランパルといった名匠たちから学んだ
フルートの実力は本物。

TC 841906 \2300
ズガンバーティ:ピアノ作品全集Vol.6 ――
交響曲第1番ニ長調Op.16(4手連弾版)
管弦楽のための葬送行進曲(作曲者による4手連弾編曲版/世界初録音)
リスト:交響詩《理想》S.106(ズガンバーティ編曲による4手連弾版)
フランチェスコ・カラミエロ(ピアノ)、フランチェスコ・リベッタ(ピアノ)
コアなファンから高い支持を得ているリストの愛弟子、ジョヴァンニ・ズガン
バーティ(1841-1914)のピアノ作品全集第6巻では、4手連弾のためのアレンジ
作品を収録。
師であるリストが見抜いたズガンバーティの才能は、19世紀イタリアの鍵盤音
楽の隆盛に影響を及ぼすなど大きな役割を果たしている。ズガンバーティのア
レンジによる師匠リストの交響詩も聴き物。
ズガンバーティのピアノ作品集で継続的に演奏を務めるイタリアのピアニスト、
フランチェスコ・カラミエロ。今回も使用ピアノはファツィオーリのモデル
F278!

TC 672248 \2300
ヴィヴァルディ:オーボエと通奏低音のための協奏曲集 ――
オーボエ協奏曲ハ長調RV.450/2つのオーボエのための協奏曲イ短調RV.536/
オーボエ協奏曲ハ長調RV.447/2つのオーボエのための協奏曲ハ長調RV.534/
オーボエ協奏曲ヘ長調RV.457/同ニ長調RV.453
2つのオーボエのための協奏曲ニ短調RV.535
パオロ・グラツィア(オーボエ)、ロベルト・ヴァレリアーニ(オーボエ)、
アンサンブル・レスピーギ
現在のタクトゥス(Tactus)の中核アーティストの1つ、アンサンブル・レスピ
ーギのヴィヴァルディは、オーボエ、もしくは2本のオーボエのために書かれ
た協奏曲集。
浜松国際管楽器アカデミーの講師としても来日しているボローニャ歌劇場管の
首席オーボエ奏者グラツィア、同じくボローニャ歌劇場管で活躍していたヴァ
レリアーニの瑞々しく豊潤な音色が美しい。この音色こそダブルリード楽器の
魅力。

TC 901301 \2300
マルゴーラ:弦楽のための音楽とオーボエのための協奏曲 ――
トリティコ/パルティータ/アリオーソ/ピッコロ協奏曲/オーボエと弦楽の
ための協奏曲/夜想曲とフーガ/6つのマドリガル/ヴァージナルの作曲家た
ちによる音楽
パオロ・グラツィア(オーボエ)、
フェデリコ・フェッリ(指揮)、アンサンブル・レスピーギ
フランコ・マルゴーラ(1908-1992)は、アンコナではアルフレード・カゼッラ
の下で作曲を学び、ピアノ協奏曲は文字通りミケランジェリの手でも演奏され
た20世紀イタリアの作曲家。
マルゴーラは20世紀のイタリアに現れた器楽作品の作曲家として認知されてお
り、弦楽アンサンブルのための作品とオーボエ協奏曲を収録したこのプログラ
ムはマルゴーラの手腕を知ることができる貴重な録音である。

TC 512201 \2300
ヴィンチ:3声のリチェルカーレ第2巻/2声の音楽第1巻
ディエゴ・カニッツァーロ(オルガン)
シチリア島生まれの作曲家ピエトロ・ヴィンチ(1515-1584)はシチリア・ポリ
フォニー楽派の創始者であり、そのマドリガーレは当時のイタリアでも屈指の
完成度を持った作品として絶大な評価を受けてきた。
ヴィンチのオルガン作品を演奏するのは、イタリアのオルガニスト、ディエゴ
・カニッツァーロ。シチリア島メッシーナのサン・パンタレオーネ大聖堂に設
置されている1666年製のオルガンが厳かに鳴り響く。




<Hyperion>
CDA 67741/4 4枚組 \6480
J・S・バッハ:平均律クラヴィーア曲集全曲-
48の前奏曲とフーガ BWV.846-893(2008年新録音)
アンジェラ・ヒューイット(ピアノ/ファツィオーリ)
バッハ・ワールド・ツアー"のために「平均律クラヴィーア曲集」を1から見つ
めなおしたヒューイット。世界各国での公演を重ねていく中で新たに手にした
"自由"と"発見"。そしてイタリアの銘器"ファツィオーリ"の存在。
これらの様々な出来事や要素が絡み合うことにより生まれたヒューイットの新
しい「平均律クラヴィーア曲集」。
11年という歳月をかけてバッハの主要鍵盤作品の全てを録音したレコーディン
グ・プロジェクトが"現代のレコード界における栄光のひとつ"と評されるなど、
さらなる高みへと昇り続ける現代最高のバッハ弾きヒューイットが満を持して
贈る新録音は絶対に聴き逃せません!
2008年9月、ベルリン・イエス・キリスト教会(ドイツ)での録音。



<ABC Classics>
ABC 476 8051 2枚組 \3380
J・S・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ集BWV.1001-1006
リチャード・トネッティ(ヴァイオリン)
オーストラリアの首都キャンベラで生を受け、シドニーとベルンでヴァイオリ
ンを学び一気に同国を代表するヴァイオリン奏者となったリチャード・トネッ
ティ。
1989年にオーストラリア室内管弦楽団の芸術監督兼リーダーに就任すると同オ
ーケストラを瞬く間に世界トップレベルにまで引き上げ、1999年5月のヨーロ
ーッパ・ツアーでは英タイムズ紙から「地球上で最高の室内オーケストラに違
いない」という最上級の評価を獲得している。
トネッティが単身ソリストとして母国オーストラリアの"ABC Classics"に録音
を行ったのは、大バッハの不朽の名作にしてヴァイオリン奏者にとっての永遠
の課題「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」の全曲。
バッハに挑むトネッティの愛器は、オーストラリア連邦銀行がファイン・アー
ツ・コレクションとして購入し、半永久的に貸与されている1759年製のグァダ
ニーニ。"トネッティ"、"グァダニーニ"、"ガット弦"、"バッハ"という4つの
要素が組み合わさることにより、他の誰のものでもないトネッティだけの"バ
ッハの無伴奏"が姿を現す――。2004年7月&12月の録音。

ABC 476 158-9 \2250
アンダーソン:タイプライター/ワルツィング・キャット/フィドル・ファド
ル/トランペット吹きの子守歌/馬と馬車/プリンク・プランク・プルンク/
舞踏会の美女/アイルランドの洗濯女/庭の千草/ファントム・レジメント/
ピラミッド・ダンス/ブルー・タンゴ/トランペット吹きの休日/そりすべり
/シンコペーテッド・クロック/チキン・リール/ピアノ協奏曲ハ長調
サイモン・テデスキ(ピアノ)、ポール・マン(指揮)、メルボルン交響楽団
20世紀のアメリカが生んだ偉大なるエンターテイナー、ルロイ・アンダーソン
の「管弦楽のための小品」と「ピアノ協奏曲」をオーストラリアの名門メルボ
ルン響が熱演!
「タイプライター」、「ワルツィング・キャット」、「ブルー・タンゴ」、
「そりすべり」、「トランペット吹きの休日」・・・メルボルン響の本格的な
シンフォニック・サウンドに盛りだくさんのユーモアを加えて披露されるアン
ダーソンのヒット・ナンバー。
なんとも楽しく幸せな気持ちが込み上げてきて、思わずリズムを刻みたくなっ
てしまうのだからアンダーソンの音楽が持つパワーはやっぱり凄い!
そしてアルバムの追尾を飾る「ピアノ協奏曲ハ長調」も忘れちゃいけない。優
れたオーケストレーションにアンダーソンのユーモアがたっぷりと凝縮された
「ピアノ協奏曲」を、オーストラリアの若き実力者サイモン・テデスキが作曲
当時の不評を覆す好演を展開。アンダーソンの存在感の大きさを改めて実感。
2003年2月17日-21日の録音。


ABC 472 045-2 \2250
フォーレ:
レクイエムOp.48(ネクトゥー&ドラージュ校訂版)
ラシーヌ賛歌Op.11(1865年版)/ヴィーナスの誕生Op.29
サラ・マクリヴァー(ソプラノ)、テディ・タフ・ローズ(バリトン)、
ジェニー・ダック=ツォン(メゾ・ソプラノ)、
ポール・マクマホン(テノール)、デイヴィッド・ドゥルリー(オルガン)、
アントニー・ウォーカー(指揮)、
シンフォニア・オーストラリス、カンティレイション
"ABC Classics"の古楽&バロックを中核アーティスト、アントニー・ウォーカ
ーとカンティレイションによるネクトゥー&ドラージュ校訂版を使用したフォ
ーレの「レクイエム」。
合唱の洗練された感動的なハーモニー、自然な流れを創り出す統率の取れたア
ンサンブルの演奏が話題となるなど同コンビの代表盤との呼び声が高い。また
1865年版を使用した「ラシーヌ賛歌」での表情豊かなハーモニーも「レクイエ
ム」に勝るとも劣らぬ絶品である。
アントニー・ウォーカーは、ウェールズ国立歌劇場の指揮者、ワシントン・コ
ンサート・オペラの芸術監督兼首席指揮者、ピンチガット・オペラの芸術監督
などを歴任し、2001年にはピリオド・オーケストラのアンティポディーズ管弦
楽団、プロの混声合唱団カンティレイション、室内オーケストラのシンフォニ
ア・オーストラリスを創設。2006年にはピッバーク・オペラの音楽監督に就任
するなど、その手腕はかなりものも。

ABC 476 6831 2枚組 \3380
ビーバー:ロザリオのソナタ
エリザベス・ウォルフィッシュ(指揮)、
ロザンヌ・ハント(チェロ)、リンダ・ケント(オルガン&チェンバロ)
パヴロ・ベズノシウクの録音(AV 0038)、コンサートが大きな話題を呼んだビ
ーバーの「ロザリオのソナタ」。この長大で深遠、そして神聖な作品を、長
きにわたりイギリスでピリオド・アプローチの旗手として活躍してきたベテラ
ン女流奏者エリザベス・ウォルフィッシュが解明する。
多くのピリオド・オーケストラでコンサート・ミストレスを務めてきたウォル
フィッシュ。ウォルフィッシュとヴァイオリンを通じて音楽そのものが語りか
けてくるかのようなベテランらしい説得力のある演奏で聖母マリアの生涯をた
どる。最後のパッサカリアの演奏から発せられる"美"はウォルフィッシュが積
み重ねてきた経験が成せる業だろう。2005年9月-12月の録音。

ABC 476 118-3 \2250
J・S・バッハ:ソプラノとアルトのためのアリア集と二重唱集 ――
カンタータ第186番《おお魂よ、憤ることなかれ》BWV.186より
カンタータ第4番《キリストは死の縄目につながれたり》BWV.4より
カンタータ第208番《楽しき狩こそわが悦び》BWV.208より
カンタータ第170番《満ち足りた安らぎ、うれしい心の喜び》BWV.170より
カンタータ第78番《イエスよ、わが魂を》BWV.78より
ミサ曲ロ短調BWV.232より
カンタータ第159番《見よ、われらはエルサレムに向かう》BWV.159より
カンタータ第68番《かくも神は世を愛し給えり》BWV.68
マタイ受難曲BWV.244より/クリスマス・オラトリオBWV.248より
カンタータ第93番《ただ神の摂理にまかす者》BWV.93より
結婚カンタータBWV.202より
カンタータ第30番《喜べ、救われし群よ》BWV.30より
カンタータ第98番《神のみわざはすべて善し》BWV.99より
カンタータ第37番《信じて洗礼を受けし者は》BWV.37より
カンタータ第124番《わがイエスよりわれは離れじ》BWV.124より
サラ・マクリヴァー(ソプラノ)、サリー=アン・ラッセル(メゾ・ソプラノ)、
アントニー・ウォーカー(指揮)、アンティポディーズ管弦楽団
南半球の広大な大地オーストラリアでバロック唱法のスペシャリストとして引
く手あまたの2人の歌い手、ソプラノのサラ・マクリヴァーとメゾ・ソプラノ
のサリー=アン・ラッセルが時にはソロで、時にはデュオで歌うJ・S・バッハ
のアリア集。
マクリヴァー、ラッセルともバロック作品のみにとどまらないレパートリーの
広さにも定評があり、オーストリアリア国内、ヨーロッパ、アメリカなど世界
各国で目覚しい活躍を展開中。ウォーカー率いるピリオド・オーケストラ、
アンティポディーズ管の伴奏が2人の歌声をさらに際立たせている。
2002年10月&12月の録音。

ABC 476 6790 \2250
ブラームス:後期ピアノ作品集 ――
幻想曲集Op.116/3つの間奏曲Op.117/6つの小品Op.118/4つの小品Op.119
アントニー・グレイ(ピアノ)
オーストラリアのビクトリア州で生まれロンドンを拠点に活動中のピアノ奏者
アントニー・グレイは、マルコム・ウィリアムソンのピアノ作品全曲録音やグ
ーセンスのピアノ作品集などユニークなレパートリーが代表作。
そんなグレイが弾いたブラームスの後期作品集の4作品からは、ブラームスの
クララへの想いや寂しさが調べとなって目の前に広がるかのよう。大切に弾か
れる一音一音が印象的。2004年9月27日-29日の録音。

ABC 476 118-4 \2250
ブレイク:イマジネーションとリフレクションによるピアノ作品集
《ライフサイクル》(世界初録音)
ウィリアム・チェン(ピアノ)
ハワード・ブレイクは1938年ロンドン出身の作曲家で、2003年半ばには作品番
号付きの作品が500曲に到達するなど多作家としても有名。「ライフサイクル」
はショパン、スクリャービン、ラフマニノフの"24の前奏曲"から影響を受けて
おり、長短24調全てが登場する。
上海生まれオーストラリア育ちのピアニスト、ウィリアム・チェンが弾く抒情
的な旋律がきらめく。2003年1月18日-20日の録音。




<Et'ecetera>
KTC 1900 \2300
シャンティー写本Vol.1 ――
ソラージュ:S'aincy estoit/作曲者不詳:Un crible/フィリポクトゥス・
デ・カゼルタ(?):Medee fu、Je ne puis avoir plaisir/ガリオ:Se vos
ne voles/マッテオ・ダ・ペルージャ(?):De quanqu'on peut/フランシス
クス・アンドリュ:De Narcissus/ジャコブ・ド・サンレーシュ:Je me
merveil
テトラクティス〔ジル・フェルドマン(ソプラノ)、カルロス・メナ(カウンタ
ーテナー)、マルタ・グラツィオリーノ(アルパ)、シルヴィア・テカルディ
(ヴィエール)、ケース・ブッケ(ヴィエール&リコーダー&ディレクター)〕
名ソプラノ歌手ジル・フェルドマンと天才リコーダー奏者ケース・ブッケ夫妻
のレーベル"オリーヴ・ミュージック(Olive Music"の流れをそのまま受け継ぐ
エトセトラ(Et'cetera)との共同製作シリーズがスタート。
フェルドマン&ブッケ夫妻のアンサンブル、テトラクティスが新たに発掘する
のは、フランスのコンデ美術館に所蔵されている中世14世紀の曲集"シャンティ
ー写本"からの音楽。
"シャンティー写本"にはソラージュなど、ほとんどがフランスの音楽家(と思
われる)による作品が収録されており、ジル・フェルドマンの宝石のように輝
く歌声、神秘的なメンの歌声がベールに包まれた中世のポリフォニーを伝えて
くれる。

KTC 1379 \2300
ハイドン:弦楽四重奏曲集 ――
弦楽四重奏曲第81番ト長調Op.77-1,Hob.III-81
同第82番ヘ長調Op.77-2,Hob.III-82
同第83番ニ短調Op.103,Hob.III-83
エディング弦楽四重奏団
ロプロコヴィツ伯爵に捧げられた3作品を弾くエディング弦楽四重奏団は、ベ
ルギー王立歌劇場管のヴィオラ奏者として活躍したパウル・デ・クラーク、
シャンゼリゼ管のソロ・チェロ奏者のアヘート・ツヴァイストラを中心にして
2007年に結成されたピリオド楽器使用によるベルギーの弦楽四重奏団。
ヘレヴェッヘのガイドとサポートを受け、ベルギーのマースメヘレン文化セン
ターのアンサンブル・イン・レジデンスでもあるエディング弦楽四重奏団のハ
イドンの響きは豊潤で優しい。

KTC 4027 \2300
テレマン:管弦楽組曲集 ――
組曲ト長調TWV.55:G2《風変り》/同ト短調TWV.55:g1《ミュゼット》
同変ホ長調TWV.55Es:3《リラ》
バロック・オーケストラ《バ・ロック》
ベルギーのフランドル地方、オースト=フランデレン州の州都ヘントを本拠地
として2005年に結成された新しいバロック・オーケストラによる溌剌としたテ
レマンの組曲集。
17世紀-18世紀の音楽を主なレパートリーとしており、既にリチャード・エガ
ー、スキップ・センペ、ゲイリー・クーパー、フィリップ・ジャルスキーなど
一流奏者たちと共演を次々とこなすなど知名度急上昇中!

KTC 4028 \2300
ルネサンス期ヴェネツィアの音楽 ――
ブレッシ:デディケイティオ/ヴィラールト:ダルチ・パドラム/テルツィ:
カンツォン/A・ガブリエリ:サッシ・パラエ/メールロ:グラティオサ、レ
オノーラ/パドヴァーノ:ベネデッタ・エル・グレガリア/他
ゼフィーロ・トルナ
モンテヴェルディが自らの世俗歌曲の歌詞にも用いた詩人ペトラルカの詩「ゼ
フィーロ・トルナ/春の西風がもどり」をアンサンブル名に冠するフランドル
地方の声楽と器楽による古楽アンサンブル。
「人魚伝説」を題材とした録音(EUFODA 1343)や「ピエ・カンツォーネス-中世
フィンランドの賛歌」(KTC 4023)など、素晴らしい構成力と音楽的内容を持っ
た録音を打ち出してきた若きアンサンブルの最新作は16世紀ヴェネツィアの音
楽の宝石。中世地中海の音楽がそよ風のごとく吹き込む。

KTC 1363 \2300
レパートリー・ニュー! ――
グネンク:黒海の踊り第1番/マイヤーリンク:スリップ・ビトウィーン・
マイ・リップス/スナヘール:ザパトラカ/ファン・ヘール:キロメーター
ズ/パソス:タンゴ・タングス、ラ・サラバンダ/カルマス:リフレクショ
ン・オン・ビューティ/ブロム:ラテン・4・エスター/ドバル:テクラド・
マーフィル/ヴァレ:モリノスI-IV/スナヘール:エル・ポステ
エステル・ステーンベルヘン(ギター)、
エリック・カルマス(エレキ・ベース)、
エンリケ・フィルピ(打楽器)、クラウス・トフト(打楽器)、
オーネ・ファン・ヘール(打楽器)、テオドール・ミルコフ(マリンバ)
"ギター版シューベルト"(KTC 1256)、"レパートリー"(KTC 1294)でのユニーク
な編成によるグッド・パフォーマンスがお見事だったオランダの女流ギター奏
者エステル・ステーンベルヘンのリリース第3弾。
前作"レパートリー"の続編となるこの"ニュー!"では、トルコ、オランダ、ア
ルゼンチン、ウルグアイ、キューバなど現在も活躍中のアーティストたちの新
曲が満載!アコースティック・ギターのみの曲から、エレキ・ギターや打楽器
が加わる曲までスタイルも様々。ギター関係者の新たなレパートリー選曲に一
役買いそうなアルバムだ。




<Solo Musica>
SM 134 \2300
ライヴ・イン・コンサート ――
J・シュトラウスII世:喜歌劇《ジプシー男爵》序曲/ブラームス:ハンガリ
ー舞曲第2番、同第17番、同第19番、同第21番/J・シュトラウスII世:喜歌
劇《こうもり》序曲/レハール:金と銀/J・シュトラウス:ワルツ《オース
トリアの村つばめ》/J・シュトラウスII世:ポルカ《浮気心》、シャンペン
・ポルカ/メンデルスゾーン:序曲《真夏の夜の夢》
リオール・シャンバダール(指揮)、ベルリン交響楽団
1966年に旧西ドイツで創設されたベルリン交響楽団(旧東ドイツのベルリン交
響楽団、現ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団とは別団体)のニュー・イ
ヤー・コンサート・プログラムのライヴ録音。
1997年から首席指揮者を務めているイスラエルのマエストロ、リオール・シャ
ンバダールとベルリン響は昨年2008年にも来日を果たし、日本全国で伝統のサ
ウンドを響かせている。
ベルリン響は2005年に突如としてベルリン市からの財政支援を打ち切られてし
まい一度は解散となったものの、ベルリン市民を中心とした多くの支援によっ
て約半年後に不死鳥の如く復活。この"ライヴ・イン・コンサート"からも音楽
を演奏できる喜びがサウンドに乗って伝わってくる。




<Centaur>
CRC 2888 \2080
ヴァーチャル・ラフマニノフ ――
コープ:ラフマニノフによる協奏曲/ラフマニノフによる組曲*
ジョン・マーク・ハリス(ピアノ)、
ジョン・マーシャル(指揮)、オーケストラ・ノヴァ、
マリア・エゼロワ(ピアノ)*、アナトール・ライキン(ピアノ)*
アメリカの名門カリフォルニア大学サンタクルーズの教授にして音楽学者、作
曲家でもあるデイヴィッド・コープが、1980年から2003年までの23年間という
時間を費やして完成させた自動楽曲生成システム"Experiments in Musical
Intelligence(EMI)"。
数ある自動楽曲生成システムの中でも高い評価を受けている"EMI"のデータベ
ースに入力、蓄積されたラフマニノフの旋律を再構築することによって生まれ
た音楽が、このディスクに収録された「ラフマニノフによる協奏曲」と「ラフ
マニノフによる組曲」の2作品。
作品全体からラフマニノフの旋律が溢れ出ているのにラフマニノフの作曲では
ないラフマニノフ。それは"ラフマニノフの旋律"と"現代の科学"の融合が導き
出した1つの結論なのである。



<Audiomax>
903 1534-6(SACD-Hybrid) \2850
オランダのチェロ・ソナタ集Vol.1 ――
ペイペル:チェロ・ソナタ第1番/ポンセ:チェロ・ソナタ/ペイペル:チェ
ロ・ソナタ第2番/エッシャー:ソナタ・コンチェルタンテ
ドリス・ホッホシャイト(チェロ)、フランス・ファン・ルート(ピアノ)
20世紀オランダの3人の作曲家、ヴィレム・ペイペル(1894-1947)、ルクトール
・ポンセ(1914-1998)、ルドルフ・エッシャー(1912-1980)のチェロ・ソナタに
スポットライトをあてたチェロ・ソナタ集。
ペイペルは1919年頃から無調音楽を用いるようになっており、作風が変わる直
前に作曲された「第1番」と、完全に調性を捨てずに無調音楽との融合を目指
した「第2番」の両作品を聴ける。20世紀オランダのチェロ作品のみを紹介す
る興味深いシリーズである。




<Cobra Records>
COBRA 0025 \2300
ドヴォルザーク:
ピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90《ドゥムキー》/同第3番ヘ短調Op.65
オシリス三重奏団〔エレン・コーヴァー(ピアノ)、ヴェスコ・エシュケナジ
ー(ヴァイオリン)、ラリッサ・グレーネフェルト(チェロ)〕
1988年の結成以来数多くのオランダの音楽賞に輝き、2005年からはアムステル
ダム・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートマスター、ヴェスコ・エシュケ
ナジーをヴァイオリン奏者に向かえさらにグレードアップを遂げたオシリス三
重奏団。
ドヴォルザークの名作「ドゥムキー」では、エシュケナジーのヴァイオリンが
時に優しく、時に物悲しく表情を変えながら訴えかけてくる。コーヴァーのピ
アノが発するほどよい主張、グレーネフェルトの豊かな低音がエシュケナジー
の存在感とブレンドすることにより絶妙のアンサンブルが生まれている。




<Passacaille>
Passacaille 9513 \2300
ヘンデル:
《水上の音楽》組曲第1番ヘ長調HWV.348、
同組曲第3番ト長調HWV.350、同組曲第2番ニ長調HWV.349
テレマン:水上の音楽
パウル・ドンブレヒト(指揮)、イル・フォンダメント
1989年に結成されたイル・フォンダメントは、古楽系オーボエ奏者としても著
名なパウル・ドンブレヒトが率いるベルギーのピリオド・オーケストラ。
"水上の音楽"と題されたこの録音には、"ヘンデル"と"テレマン"の「水上の音
楽」をカップリング。瑞々しくストレートなサウンドと丁寧な演奏はさすがイ
ル・フォンダメント!1995年7月の録音。




<Globe>
GLO 6063 \1880
カッツ:朝の乙女たちと歌曲 ―― 愛の歌/朝の乙女たち/宗教歌曲
カメラータ・トラジェクティナ
詩人としてオランダの文学史に名前を残し、ホラント州の要職にも就いたとさ
れるヤコブ・カッツ(1577-1660)の歌曲集。
カメラータ・トラジェクティナは中世-17世紀オランダの音楽を取り上げ続けて
いるヴォーカルと古楽器によるアンサンブル。




<Musiques Suisses>
MGBCD 6263 2枚組 \4600
ズーターマイスター:歌劇《ロメオとジュリエット》
アドルフ・ダラポッツァ(テノール)、ウルスラ・コシュト(ソプラノ)、
ハインツ・ワルベルク(指揮)、
ミュンヘン放送管弦楽団、バイエルン放送合唱団、テルツ少年合唱団、他
ミュンヘンではカール・オルフに師事した20世紀スイスの作曲家ハイリヒ・ズ
ーターマイスター(1910-1995)。
ピアノ作品や協奏曲、オペラの作曲家として知られ新古典主義を掲げたズータ
ーマイスターの代表作が、カール・ベームの手で初演されたこの「ロメオと
ジュリエット」。
指揮者のワルベルクやミュンヘン放送管、バイエルン放送合唱団など演奏者陣
も大作に相応しく実力者が揃っている。

MGBCTS-M 115 2枚組 \4600
2007年に世界初演が行われたスイスの音楽 ――
ジャギ:トリーブ/スクリュプチャク:イニシャル/ジンマーリン:クエリス
/ゴーディベール:ワンダーランドの中で/グブラー:RIT/ゲーザー:ツァ
イト/ブランク:ダンス・ランスタン/ダイアー:D'un amour lance/フー
バー:ヴィダ
デイヴィッド・スターン(指揮)、
バーゼル室内管弦楽団、マルコ・アンギウス(指揮)、
ローザンヌ室内管弦楽団、サクソフォン四重奏団XASAX、他
現代スイスの大御所クラウス・フーバーを筆頭に10人の作曲家たちの新しい作
品を収録。現代のスイス楽壇の最先端とも言える音楽が並ぶ。




<Centaur>
CRC 2968 \2080
ドビュッシーへのオマージュ ――
牧神の午後への前奏曲(ハイミ編)/帆/アナカプリの丘/さえぎられたセレナ
ード/亜麻色の髪の乙女/沈める寺/ヴィーニョの門/ヒースの茂る荒れ地/
月の光がふりそそぐテラス/水の精/カノプスつぼ/花火/グラナダの夕暮れ
/金色の魚/水に映る影/喜びの島/美しい夕暮れ(ベルコヴィツ編)
エリック・ハイミ(ピアノ)
10歳でボルティモア響にソリストとして招かれ、15歳と19歳の時にはワシント
ン・ナショナル響とも共演を重ねてきたエリック・ハイミ。現代アメリカでも
有数のラヴェル弾きとして国際的な名声を得たハイミの"オマージュ・シリー
ズ"からドビュッシーが登場。
色彩感豊かで繊細な音楽をここでもハイミがじっくりと描ききっている。ちな
みに使用ピアノはシュタイングレーバー&サンズのモデルE272。あのカツァリ
スも数種の録音で使用したドイツのピアノである。

CRC 2895 \2080
グリーグ:ピアノ作品集第8巻 ――
3つのピアノ曲EG.105/ノルウェー民謡集Op.66/ノルウェー民俗舞曲Op.72
アントニオ・ポンパ=バルディ(ピアノ)
1998年の「クリーヴランド国際ピアノ・コンクール」最高位受賞、1998年の
"ロン・ティボー国際コンクール」第3位入賞、2001年の「ヴァン・クライバ
ーン国際ピアノ・コンクール」では銀メダル獲得など輝かしい実績を持つイタ
リアのピアニスト、アントニオ・ポンパ=バルディのグリーグも第8集。北欧
の音楽からどことなく地中海のエッセンスが漂う。

CRC 2909 \2080
ブラームス:ヴィオラとピアノのための歌曲とソナタ ――
まどろみはいよいよ浅くOp.105-2/セレナードOp.106-1/ヴィオラ・ソナタ
第1番ヘ短調Op.120-1/同第2番変ホ長調Op.120-2/ヴィオラ・ソナタOp.78
《雨の歌》
レニー・シュランツェ(ヴィオラ)、
ジョン・デイヴィッド・ピーターソン(ピアノ)
イーストマン音楽院、ニューイングランド音楽院で研鑽を積んだアメリカの
ヴィオラ奏者レニー・シュランツェのブラームス・アルバム。ヴィオラなら
ではの味わい深い響きで聴く「雨の歌」や「歌曲」の渋さがこれまた良い。

CRC 2942 \2080
オーボエとコントラバスのための作品集 ――
ゴップルルド:飾り模様/コンスタンティニデス:ディアローグ/モンズ:
2つ踊り/サンドスIII:ミニッツ・インプロヴィゼイション/クリアーフィ
ールド:3つの歌/ゴップルルド:ラムボイド/ナイジェル:バッドタイム・
ストーリー/ゴップルルド:イット・テイクス・ツー/マン:カンツォーネ
・ヴェッキオーネ
カリー・ヴェッキオーネ(オーボエ&イングリッシュ・ホルン)、ロルフ・エ
ルダール(コントラバス)
"オーボエ"と"コントラバス"のデュオ。なかなか普段はお目にかかれない編
成ために書かれた作品を集めこのレーベルらしい一風変わった室内楽作品集。
オーボエの瑞々しい音色とコントラバスの安定感のある低音が意外とマッチ。
管弦楽器のアンサンブルに新たなジャンルを打ち立てるかも!?

CRC 2957 \2080
ディーセンドラック:《バベルの塔》より 音楽理論、合意**/オン・ザット
・デイ#/弦楽四重奏曲第2番《バベルの夢》+/ハウ/フィール*
ドナルド・ベルマン(ピアノ)、スコット・クルックスダール(チェロ)**、
チャド・メリガン(ピアノ)**、ライオンズ・ゲート・トリオ#、
プロ・アルテ四重奏団+、ジル・ローズ(指揮)*、
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト*
ローマ賞、クーセヴィツキー財団賞、アイヴズ賞を授与されてきた作曲家タマ
ール・ディーセンドラックの作品集。ピアノ・ソロからオーケストラ作品ま
で、ディーセンドラックのアイディアが駆使されたモダンな5作品が収録。

CRC 2903 \2080
CDCMコンピューター・ミュージック・シリーズVol.36-サウンド・コラボレー
ションズ ―― No.7/メインの捨てられた湖/男と月/煙/雑音の縁/山の風
アラン・オッテ(ジリ)、アラン・バーン(アコーディオン)、
リック・バンメーター(サクソフォン)、電子音楽による演奏、他
コンピュター・ミュージック・シリーズの第36集では、アコースティック楽
器と電子音楽の融合がテーマ。




<Retrospective>(Retrospectiveはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
RTS 4116 2枚組 \2080
ポール・ロブスン-オールマン・リバー ――
オールマン・リバー/ロンサム・ロード/アイ・スティル・スーツ・ミー/
スティール・アウェイ/ジェリコの戦い/ウォーター・ボーイ/揺れるチャ
リオット/ディープ・リヴァー/まるでばらのように/故郷の人々/ケンタ
ッキーの我が家/ロッキン・チェア/行け、モーゼよ/レイジーボーンズ/他
ポール・ロブスン(バス・バリトン)、
ヴィクター・ヤング&ブランズウィック・コンサート・オーケストラ、他
ニンバスが供給する新シリーズ"レトロスペクティヴ(Retrospective)。20世紀
前半、1920年代-50年代にかけて当時のポピュラー・アーティストたちが収録
した貴重な音源の復刻がスタート!
1989年にアメリカのニュージャージー州で生まれ、人種差別と高いながら自由
と平和の歌声を発信し続けたバス・バリトン歌手ポール・ロブソン。その懐の
深い歌声で聴く「オールマン・リバー」や「ケンタッキーの我が家」からは安
心感や安らぎを覚える。1925年-1945年の録音。

RTS 4118 2枚組 \2080
トニー・マーティン-アイ・ゲット・アイディア ――
アイ・ゲット・アイディア/マナクーラの月/ディス・メイ・ビー・ザ・ライ
ト/9月の歌/国境の南/ヴィオレッタに捧げし歌/トゥナイト/フールズ・
ラッシュ・イン/ドンキー・セレナーデ/タブー/フラミンゴ/メイク・ビリ
ーヴ/テネメント・シンフォニー/ビギン・ザ・ビギン/ウォーク・ハンド・
イン・ハンド/他
トニー・マーティン(バリトン)、
アンリ・レネ&ヒズ・オーケストラ、
ヴィクター・ヤング&ヒズ・オーケストラ、他
アメリカのオークランドで生まれ、バリトン歌手、サクソフォン奏者、ヴォー
カリスト、俳優として活躍したトニー・マーティンの録音集。ウォーク・ハン
ド・イン・ハンド(Walk Hand In Hand)は当時の全米ヒット・チャートにラン
クインした名作。1936年-1956年の録音。




<Nimbus>(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 7701 \1700
ショパン:
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22、
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番、ピアノ・ソナタ ロ短調S.178
シューラ・チェルカスキー(ピアノ)
1995年の没後も根強い人気を誇るウクライナ出身の名匠シューラ・チェルカス
キー。ヨーゼフ・ホフマンの流れを汲むチェルカスキーが弾くショパンとリス
トの"ロ短調ソナタ"。
"音の魔術師"、"ピアノの魔術師"と呼ばれたチェルカスキーが、異名の由来を
自身の演奏で説明してくれる。1985年6月&10月の録音。弊社初紹介。

NI 7704 \1700
メンデルスゾーン:
カプリッチョ イ短調Op.33-1/ロンド・カプリチオーソ ホ長調Op.14/前奏曲
とフーガ第1番ホ短調Op.35-1/練習曲第2番ヘ長調/前奏曲とフーガ第5番
ヘ短調Op.35-5/スケルツォ ホ短調Op.16-2/無言歌集より/厳格なる変奏曲
ニ短調Op.54/7つの性格的小品Op.7/ピアノのための小品第2番
マーティン・ジョーンズ(ピアノ)
コルンゴルトやグアスタビーノからブラームス、ドビュッシー、ラフマニノフ
など、凄まじい量のレパートリーを持つニンバスの看板ピアニスト、マーティ
ン・ジョーンズ。
メンデルゾーンのピアノ作品全集からのハイライトは、「無言歌」を中心とし
たプログラム。1972年-1979年の録音。

NI 7703 \1700
グレインジャー:ピアノ作品集 ――
ストランド街のヘンデル/婚礼のララバイ/カントリー・ガーデンズ/ダウラ
ンド-いまぞ別れの時か/J・S・バッハ-羊たちは安らかに草を食み/ガム・
サッカーズ・マーチ/わたしのロビンは緑の森へ/岸辺のモリー/スタンフォ
ード-マーチ・ジグ/ロンドンデリーの歌/チャイコフスキー-ピアノ協奏曲
第1番の冒頭部分/R・シュトラウス-歌劇《ばらの騎士》より ランブル・オン
・ラヴ/コロニアル・ソング/シェパーズ・ヘイ/ウッドストック・タウンの
近くで/モリスもどき/ザンジバルの舟歌/子供のマーチ/わたしのジョンよ、
もう一日/ダオメーにて
マーティン・ジョーンズ(ピアノ)
「リンカンシャーの花束」などの吹奏楽作品や、民族音楽を取り入れた傑作の
数々で人気の高いグレインジャーの作品をマーティン・ジョーンズが弾く。オ
リジナル作品だけでなく、グレンジャー編曲によるチャイコフスキーのピアノ
協奏曲第1番冒頭部分を加えるなど、プログラミングのセンスも高い。
1989年4月&5月の録音。

NI 7702 \1700
ドビュッシー:ピアノ作品集 ――
月の光/パスピエ/雨の庭/水に映る影/仮面/そして月は荒寺に落ちる/
グラドゥス・アド・パルナッスム博士/雪は踊る/ゴリウォーグのケークウォ
ーク/レントよりおそく/雪の上の歩み/西風の見たもの/亜麻色の髪の乙女
/沈める寺/ミンストレル/ラヴィーヌ将軍/カノプスつぼ/花火/アルペッ
ジョのために/和音のために
マーティン・ジョーンズ(ピアノ)
メンデルスゾーンと同じく、ドビュッシーのピアノ作品でも全集を完成させた
マーティン・ジョーンズ。全集からの抜粋となるドビュッシー・アルバムでも
「月の光」や「亜麻色の髪の乙女」、「沈める寺」など聴き応えは十分。
1988年4月-10月の録音。




<Cybele>
Cybele 960.209 \2300
DEGEM-CD9 ―― オルフェウス400-20のエレクトロアコースティック作品集
電子音楽による演奏
ドイツ電子音楽作曲家協会(DEGEM)に所属する作曲家たちの作品集"DEGEM"。
第9巻はシュテファン・フリッケのコンセプションによるもの。

<HOMA DREAM>
HR 1149 \2730
(1)松岡 滋:mirai e
(2)ヴィヴァルディ:協奏曲ト長調 RV 532
(3)モーツァルト:アレグロ-フルート四重奏曲KV 285より
(4)松岡 滋:あわゆき[ギターソロ]
(5)長岡克己:ラビリント
(6)ハイドン:ロンドン・トリオ第3番ト長調
(7)セルジオ・アサド:青の孤独
(8)松岡 滋:3つの舞曲(エスタンピー、やわらかなワルツ、幸せのダンス)
アンサンブル・トリコロール北崎一恵(Fl)、多武和民(Mand)、松岡滋(Gt)
アンサンブル・トリコロールは、北崎一恵(フルート)、多武和民(マンドリン)、
そして松岡滋(ギター)によるトリオ。
ありそうで珍しいこの編成の問題はレパートリーがないことだった。しばらく
は、旋律楽器2本と通奏低音のための曲や、バイオリン、フルート&ギターの
作品を編曲して演奏していたようだが、「オリジナルが欲しい」という強い思
いから、メンバーの松岡が作曲を始めたのだという。また作曲委嘱も積極的に
行ない、このディスクにはそうした1曲、イタリア在住の長岡克己の作品が収録
されている。
結成(2002年)から6年、そういたレパートリー不足を感じさせないバラエティに
富んだ曲を集めた1枚目のCDがリリースされた。

SH S0001 \2940
(HR 1044)
ラウロ:アンゴストゥーラ、マリア・ルイサ、カローラ、黒猫
菅原しのぶ:一関の歌と踊り、樹海のスケッチ
ヴァイス:ファンタジー
ブランテルの子守歌(横尾幸弘編曲)
オッペルマン:
組曲「魔法の森」より魔法にかけられた王女/小人の行進/王様の馬はかけて
いく
吉田峯男:ギターでじょんがら
ソル:幻想曲「別れ」Op.21
ブローウェル:11月のある日
菅原しのぶ(Gt)
自作を含む独特の選曲と深い表現が魅力。



<haenssler>
=SWR MUSIC=
94 204 2枚組 \2080
モノラル
[CD 1]
(1)ブラッハー:パガニーニの主題による変奏曲Op.26
(2)プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」組曲より
 ジュリエット / ジュリエットの死 / ジュリエットの墓の前のロメオ
(3)ミヨー:打楽器と小管弦楽のための協奏曲Op.109
(4)エック:フランス組曲-大管弦楽のための
[CD 2]
(1)ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と愛の死
(2)ムソルグスキー:「ホヴァンシチナ」より第4幕への前奏曲
(3)チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
レオポルド・ストコフスキー(指)
[CD 1]SWR南西ドイツ放送交響楽団 
[CD 2]SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:[CD 1](1)1955年6月6日(ライヴ)(2)-(4)1955年5月15日(ライヴ) 
[CD 2]1955年5月20日シュトゥットガルト=デゲルロッホ、
ヴァルトハイム(ライヴ)
「トッカータとフーガ」などJ.S.バッハのオルガン曲をフルオケ用へと大胆に
アレンジしたり、オリジナル作品の改変がしばしば賛否を巻き起こしたりと、
きわめて個性的な音楽活動から「オケの魔術師」の異名をとる巨匠ストコフス
キー(1882-1977)。
ここに登場するのは、アメリカでの活躍の印象が強かった時期の1955年に、南
西ドイツ放送響とシュトゥットガルト放送響とに客演した際のライヴ。ブラッ
ハーとエックを除いて、すべてかねてより知られるものですが、SWRアーカイヴ
の正規音源使用で格段に向上した音質でのリリースは広く喜ばれるところで
しょう。
ダイナミックな音楽運びで得意としたチャイコ5番はもちろん、当時人気のあっ
た同時代の作曲家ブラッハーやエックの作品を取り上げているのも注目されま
す。ちなみにエックの作品はラモーにもとづく内容ですが、ドイツ風に重厚な
サウンドに大きく様変わり。全篇、音楽を面白く楽しく聴かせる稀代のエンタ
ーテイナーの面目躍如たる内容となっています。

93 254 \2250
チャイコフスキー:
(1)交響曲第5番ホ短調Op.64
(2)バレエ「くるみ割り人形」組曲Op.71a
サー・ロジャー・ノリントン(指)SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:(1)2007年9月20 & 21日シュトゥットガルト・リーダーハレ、
ベートーヴェンザール(ライヴ)
(2)2008年7月15 & 16日シュトゥットガルト、SWR放送スタジオ
2004年ライヴの「悲愴」交響曲(93.119)が大きな反響を呼んだノリントン&手
兵シュトゥットガルト放送響によるチャイコフスキー。その第2弾は、2007年9
月にライヴ収録された交響曲第5番と、2008年7月のセッション・レコーディン
グによる「くるみ割り人形」組曲。いずれも当コンビにとって初のレパートリ
ーであり、このたびも期待の高まる内容といえるでしょう。
前説&リハーサルを含んだ映像作品(93.901)としてもリリースされた「悲愴」
は、ノリントンの志向するチャイコフスキーを知る上で大きな手掛かりとなり
ましたが、かれらの演奏は独創的でユニークな魅力にあふれたものです。
まず、ヴァイオリン両翼型の古典的な楽器配置によって得られる立体感ある音
響。これにより、第1楽章の主部に入ってから、第1主題がさまざまに形を変え
てゆくなかで、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロという
具合に、さらに左右に振り分けられた木管も巻き込んで、左から右、右から左
と交互にパッセージの受け渡されてゆく面白さがはっきりとわかります。また、
弦によってやわらかく夢見るように歌われる第2主題では、ヴィブラートフリー
奏法が活きています。そして、白眉というべきは中間のふたつの楽章。アンダ
ンテ・カンタービレの終盤、はじめはゆっくりと、次第に高揚し加速してゆく
クライマックスや、つづくワルツの恍惚とした美しさなどは、あらためて
「ピュア・トーン」の効果を証明するものといえるでしょう。同じ流れを汲む
「くるみ割り人形」組曲も、花のワルツなどとてもチャーミング。
シュトゥットガルト放送響を率いる首席指揮者ロジャー・ノリントンは、2009
年に75歳の誕生日を迎えます。これを記念して、本年も注目タイトルのリリー
スが続々と予定されていますが、その口火を切るこのアルバムはいきなり大き
な話題を提供するのは間違いないものとおもわれます。




<世界文化社>
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DVD2枚組(日本語字幕付き)+解説BOOK
スペイン色を完全払拭したサン・カルロ歌劇場と伝統的なスペイン、スペイン
したザンクト・マルガレーテン音楽祭の、オペラ史上最も大衆的な人気のある
「カルメン」の聴き比べ、見比べDVD2枚組み!

SBKI 9(2DVD+解説BOOK) \4800
DVD決定盤 オペラ名作鑑賞シリーズ9  ビゼー:歌劇「カルメン」
[Disc 1]ナポリ・サンカルロ歌劇場 2000年 
[Disc 2]ザンクト・マルガレーテン音楽祭 2005年
[解説書]オペラの知識を深めるの鑑賞マニュアル。(64ページ) 
[DISC1]ダニエル・オーレン(指)
カルメン:ナディア・ミカエル(Ms) エスカミーリョ:グレッグ・ベイカー(Br)
収録:2000年 ナポリ・サンカルロ歌劇場
[DISC2]エルンスト・メルツェンドルファー(指)
カルメン:ナディア・クラステヴァ(Ms) 
ドン・ホセ:アレクサンドル・アントネンコ(Tn)
収録:2005年 ザンクト・マルガレーテン音楽祭
[解説書]永竹由幸 監修・著




<RADIO SERVIS>
CR 0416 \1850
グレート・アーティスツ・ライヴ・イン・プラハ-スヴャトスラフ・リヒテル
Vol.1
(1)ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(1874)
(2)リスト:
超絶技巧練習曲集 S.139より(第1,2,3,5,11曲)、ポロネーズ第2番ホ長調 S.223
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
録音:(1)1956年11月14日
(2)6月10日 ドヴォルザーク・ホール、プラハ(ライヴ)
世界的大反響を巻き起こしたソフィア・ライヴの2年前、プラハでの「展覧会の
絵」。ソフィア・ライヴの超速、爆演とは違い、巨大なエネルギーはもちろん
のこと繊細さとゆるぎない芸術性を感じさせる演奏です。

CR 0421 \1850
グレート・アーティスツ・ライヴ・イン・プラハ-スヴャトスラフ・リヒテル
Vol.2
(1)ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲ト短調 Op.33
(2)ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 Op.1
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
(1)ヴァーツラフ・スメターチェク(指) プラハ交響楽団
録音:(1)1966年6月2日(プラハの春音楽祭ライヴ)
(2)1988年7月15日 プラハ市民会館スメタナ・ホール(ライヴ)
ドヴォルザークのピアノ協奏曲はリヒテルが好んで演奏した作品の一つ。数多
く発売されているアルバムのなかで、リヒテル51歳のこの演奏はパワー全開の
熱演を聴かせてくれます。ブラームスはリヒテル晩年の1988年。技巧の衰えを
感じさせない意欲的な演奏です。

CR 0428 \1850
マルチヌー(1890-1959):交響曲第5番&第6番「交響的幻想曲」
ウラディミール・ヴァーレク(指)プラハ放送交響楽団
録音:2006年




<Ma recordings>
M 078A \2940
日本語帯解説付
L'Infidele-異邦人
シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス:リュート作品集
 ソナタ「L'Infidele異邦人」(ロンドン手稿譜)
【アントレ - クーラント - サラバンド - メヌエッ ト- ミュゼット - イザン
ヌ】
組曲「ヘ長調」、組曲「ニ短調」(ドレスデン手稿譜)
エドゥアルド・エグエス(バロック・リュート)
録音:2005年6月サン・ベルナルディーノ・デ・シエナ教会
(ピエモンテ、イタリア)
ジャケット写真:ラヴェーノ=モンベッロ(イタリア)by Shoji Onuma
録音エンジニア:タッド・ガーフィンクル(Ma recordings) 
*ワンポイント録音
Ma recordingsの主力アーティスト、エドゥアルド・エグエスの久々の新譜。バ
ロック期の「リュートの巨人」シルヴィウス・レオポルト・ヴァイスの作品集。
ヴァイスは非常に多才なリュート奏者であり作曲家で、完璧な技術で即興や修
飾を弾きこなしていました。その才能はバッハもヴァイスの作品を“借用”し
てしまう程でした。詳しくはエグエスの大ヒット・アルバム「バッハ・リュー
ト作品集VOL.1、VOL.2」(M 053A、M 054A)で触れられています。ヴァイスは標
題をつけたソナタを2曲書いており、「L'infidele(異邦人)」はそのうちの1曲
(もう1曲は「Le Fameux Corsaire(有名な海賊)」)。エドゥアルド・エグエスは
今回の録音のために2種類の手稿譜からロンドンのものを使用。優美さと鮮烈な
効果が共存している作品です。




<haenssler>
98 538 \2080
ハイドン:
(1)ミサ曲第12番変ロ長調「ハルモニー・ミサ」Hob.XXII:14
(2)オッフィダの聖ベルナルドゥスのミサ曲(ハイリッヒ・ミサ)変ロ長調
Hob.XXII:10
ヘルムート・リリング(指)
(1)シモーナ・シャトゥロヴァー(S)、ダニエラ・シンドラム(A)、
ジェイムズ・テイラー(T)、ミヒャエル・ナジ(Bs)、
ゲヒンガー・カントライ・シュトゥットガルト、
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
(2)シビッラ・ルーベンス(S)、インゲボルク・ダンツ(A)、
ロタール・オディニウス(T)、ミヒャエル・ナジ(Bs)、
オレゴン・バッハ・フェスティヴァル管弦楽団&合唱団
録音:(1)2008年5月30日、6月1日シュトゥットガルト・リーダーハレ、
ベートーヴェン・ザール
(2)2008年7月4-5日オレゴン州ユージーン、ハルト・センター、
シルヴァ・ホール
ハイドンの創作上、最初と最後を飾るミサ曲。なかでもウィーンに戻ってから
の晩年における大きな成果と云われているのが後期の6曲。これらは構成上ほと
んど共通しながら、それぞれが個性的な特徴をみせています。2009年のハイド
ン・イヤーに向けて、「テレジア・ミサ」&「戦時のミサ」(98.509)、「ネルソ
ン・ミサ」&「天地創造ミサ」(98.279)とリリングは集中的にハイドンを取り上
げてきましたが、ここにようやく後期の6つのミサがすべて揃うことになります。
まず、1802年に書かれた「ハルモニー・ミサ」は、編成も充実して木管楽器(ハ
ルモニームジークに由来)の活躍が顕著なことから、後世その名がついたハイド
ン最後のミサ曲。つづいて、ハイドン自ら自筆譜に「オッフィダの聖ベルナル
ドゥスのミサ」と記したミサ曲。こちらは聖人ベルナルドを讃えたものですが、
「サンクトゥス」冒頭における旋律が当時のドイツ=オーストリア圏で広く親
しまれていた‘ハイリッヒ(=聖なるかな、の意)’で始まる古いコラール旋律
に基づいていることから、もっぱら「ハイリッヒ・ミサ」と呼ばれています。
リリングによるハイドンのシリーズでは、ルーベンスやダンツというおなじみ
のソリストの魅力とともに、シュトゥットガルトとオレゴンという性格の異な
るふたつの手兵を振り分けているのもユニークな試みとして注目されます。

93 250(SACD-Hybrid) \2300
「沈黙と音楽-ヴォーン・ウィリアムズ&マクミランの無伴奏声楽作品集」
(1)ジェイムズ・マクミラン(b.1959):
おお、慈悲深きイエスよ(2002)-無伴奏混声合唱のための
(2)同:M?iri(1995)-16部無伴奏混声合唱のための
(3)ヴォーン・ウィリアムズ:
ミサ曲 ト短調(1920/21)-独唱と無伴奏二重合唱のための
(4)同:沈黙と音楽(1953)-混声のためのパート・ソング
(1)ケルスティン・シュトイベ(S) マリア・ヴァン・エルディク(A) 
アレクサンドル・ユデンコフ(T) アキム・イェケル(Bs)
(3)アレクサンドラ・ルスティヒ(S) ウルリケ・ベッカー(A) 
ユリウス・プファイファー(T) ベルンハルト・ハルトマン(Bs)
マーカス・クリード(指)SWRシュトゥットガルト声楽アンサンブル
録音:(1)2008年6月20日(2)2008年7月9-10日(3)2008年6月17-19日
(4)2008年2月22日シュトゥットガルト放送スタジオ
クリード率いる現代最高水準を誇る手兵SWRシュトゥットガルト声楽アンサン
ブルの最新アルバムは、英国が生んだ合唱音楽の大家ふたり。2008年に歿後50
年を迎えたヴォーン・ウィリアムズと、2009年が生誕50年にあたるマクミラン
の作品集です。
バードやタリス、タヴァナーのようないにしえの巨匠たち。ヴォーン・ウィリ
アムズのミサ曲は、かれらを通じて英国に培われたチューダー朝以来のアカペ
ラの伝統を再生するための道筋をあらたに示したもので、その美しさといい、
このジャンルの最重要作。「沈黙と音楽」は1952年のエリザベス2世戴冠式のた
めに、ヴォーン・ウィリアムズのほか、バックス、ブリス、フィンジ、ハウエ
ルズ、アイアランド、ティペットら総勢10名の著名な英国の作曲家が力を結集
させた共作曲集「女王への花飾り」より。同年、2番目の夫人となる、英国の詩
人アーシュラ・ウッドによる詩がテキストに選ばれています。
いっぽう、前年に世を去ったヴォーン・ウィリアムズよりバトンを受け継ぐか
のように、スコットランドに生まれたマクミランはイギリス合唱音楽における
当代きっての担い手。「おお、慈悲深きイエスよ」は2002年にザ・シックスティ
ーンを率いるハリー・クリストファーズが16世紀のプログラム用にマクミラン
に作曲を依頼したモテット。16世紀に人気を誇ったスコットランドの作曲家ロ
バート・カーヴァー(c. 1484/87-1567)の同名曲をモデルに、独立した姉妹作
として準備されたいきさつがあり、長年マクミランの名を広く世に知らしめる
ことになった作品。
M?iriは創立70周年を迎えるBBCシンガーズのためのBBC委嘱作。テキストはス
コットランド高地ゲール語で書かれたエヴァン・マッコール(1808-1898)の詩
をマクミラン自ら英訳したもので、ロマンティックな描写で失われた大いなる
愛情を嘆いています。技巧的でパワフルであることよりむしろ、すべては重厚
なオスティナートで8度に渡り繰り返される「彼女は去ってしまった」という
フレーズに特徴付けられ、痛いほど打ちのめされます。不安と絶望がうねるよ
うに上声部を支配しながら、最後はあきらめと悲しみに包まれて静けさを取り
戻します。



<MIRARE>
●3月下旬よりMIRAREレーベルの特別セールを行ないます。詳細は近日ご案内
いたしますが、今回の新譜4点はこの期間中の入荷予定ですので、セール価格
での販売となります。(新譜でご注文をいただいた分もセール価格となります)
セール期間終了後は通常価格になりますので、よろしくお願いいたします。

MIR 079 \2500 ※セール価格 \2180
サン=サーンス:
ピアノ協奏曲第2番 ト短調 作品22
ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 作品103「エジプト風」
ブリジット・エンゲラー(P)
アンドレア・クイン(指)パリ室内管弦楽団
録音:2008年6月ルヴァロワ・ペレ(フランス)
表現力の幅広さはピカイチのブリジット・エンゲラー。新録音はサン=サーン
スの協奏曲。ダイナミックな表現力と歌心溢れる音楽性で聴かせてくれます。
リストが高く評価し現在も最も人気のあるサン=サーンスのピアノ協奏曲第2
番。名人芸が堪能できる作品で、エンゲラーは華麗なテクニックを駆使しなが
ら、美しい演奏を披露しています。サン=サーンスがエジプト滞在中に作曲さ
れた第5番。異国情緒漂う雰囲気の第2楽章ではエンゲラーの鮮烈な演奏が印象
的です。
タクトを振るのは1964年生まれのイギリス女流指揮者アンドレア・クイン。

MIR 076 \2500 ※セール価格 \2180
ハイドン:
ソナタ 第38番 ヘ長調 Hob.XVI..23
ソナタ 第53番 ホ短調 Hob.XVI..34
アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII..6
ソナタ 第50番 ハ長調 Hob.XVI..50
ソナタ 第62番 変ホ長調 Hob.XVI..52
シャオ・メイ・シュ(P)
録音:2008年6月パリ
ラ・フォル・ジュル・ネでのお馴染みのピアニスト、シャオ・メイ・シュ。上
海生まれで、幼い時に母親によって音楽教育を受け、8歳の時にはラジオやテレ
ビで注目を集めていました。しかし文化大革命の影響で数年間地方に過ごし、
その後北京で勉強を再開。1980年にアメリカへ、そして1984年にはパリへ移住
し、世界各地で演奏活動を行い現在はパリで教鞭を取っています。
録音ではゴルトベルク変奏曲(MIR 048)、平均律クラヴィーア曲集(MIR 044)で
はその高い音楽性が注目されました。今回のアルバムは2009年のハイドン・イ
ヤーを祝う内容。60曲以上あるハイドンのソナタから音楽的にも充実した中期
から後期の作品、そして間に哀愁ただよう変奏曲が盛り込まれています。中で
も最後のピアノ・ソナタ第62番は音楽性に富み、複雑な技巧を要する作品。
シャオ・メイ・シュの深い音楽性が作品の豊かさ、美しさを際立たせています。

MIR 086 2枚組(1枚価格) \2500 ※セール価格 \2180
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
タチアナ・ヴァシリエヴァ(Vc)
録音:2008年11月(シオン、スイス)
2001年ロストロポーヴィチ・チェロ・コンクールでロシア人初の優勝を果たし、
今最も注目の実力派女流チェリスト、タチアナ・ヴァシリエヴァ。日本では
2008年のゲルギエフ&ロンドン交響楽団の日本ツアーでプロコフィエフのチェ
ロ協奏曲を熱演、2009年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭では舞踊家の勅使河原
三郎氏とのコラボレーションによるコンサートが予定されています。MIRAREレ
ーベル登場第1弾として挑んだのがチェロ奏者たちの旧約聖書ともいえる
「J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲」。彼女の魅力は驚異的なテクニックと深い
響きを持った音。独特の色気と流動感に満ちた演奏で新しいバッハ像を聴かせ
てくれます。

MIR 058 2枚組 \4180 ※セール価格 \3250
フランソワ・フランクール&フランソワ・ルベル:
叙情悲劇「ピラムとティスベ」
トーマス・ドイル(ピラム) ユディット・ヴァン・ワンロイ(ティスペ) 他
ダニエル・キュイエ(指) アンサンブル・ストラディヴァリア
録音:2007年5月(ナント)
フランソワ・フランクールはヴァイオリニストとして成功後、パリのオペラ界
でも作曲家として名声を得た人物。またフランソワ・ルベルも同様にヴァイオ
リニストとして活躍。後に2人はオペラ座監督を務めています。親友であった
二人が共作したのがこの叙情悲劇「ピラムとティスベ」。ピラムとティスベは
愛し合っていましたが、対立関係にある両家。ある時ふたりは夜中に駆け落ち
をすることにしましたが、誤解と行き違いからピラムはティスベが死んだと思
い、自殺。その事実を知ったティスベもまた後を追い、命を絶ってしまう。と
いうロミオとジュリエットのような悲恋のお話。演奏はフランス古楽界を代表
するダニエル・キュイエ率いるアンサンブル・ストラディヴァリア。



<Grand Slam>
GS 2034 \2250
モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調、K.385「ハフナー」
ステレオ
シューベルト:交響曲第8(7)番 ロ短調、D.759「未完成」
ステレオ
ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調、作品36
モノラル
カール・シューリヒト(指)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)-(6)1956年6月3-6日、(7)-(10)1952年5月27-30日、ウィーン、
ムジークフェラインザール
使用音源:モーツァルト London(U.S.A)CS 6113(英デッカ片面テスト・プレス
/未発売),
シューベルト&ベートーヴェン Decca(U.K.)SPA 225, London(U.S.A.)LL 629
■制作者より
“幻のテスト・プレス”とは?
1956年、英デッカによってステレオ録音されたシューリヒト/VPOのモーツァル
トの「ハフナー」とシューベルトの「未完成」は、1957年にモノラル盤が発売
されました。その後、この2曲のステレオLPは1960年代になってアメリカと日本
でようやく発売されましたが、本家の英デッカのステレオ盤は番号まで告知さ
れながらも未発売に終わりました。かろうじて「未完成」は1972年になって初
めてデッカ・プレスのステレオLP(本CDではこれを使用)が登場しましたが、
「ハフナー」の方はとうとう一度も発売されませんでした。
ところがGrand Slamは遂に、1956年に製作され、日の目を見ることがなかった
「ハフナー」の“幻のテスト・プレス”を入手しました。しかも、それは幸運
なことに未開封の新品という、復刻の素材としては最高のものです! 番号はア
メリカ盤ですが、LP盤そのものは英デッカのプレスで、その信じがたいほどの
鮮明さは、さすがにデッカというほかはありません。前回のクナッパーツブッ
シュの「ワルキューレ」第1幕がGrand Slam創業以来最高のクオリティだとする
と、今回のハフナーは“最大の驚き”と言っていいでしょう。
ベートーヴェンも同じくアメリカ・ロンドン盤を使用しましたが、これもLP盤
は英デッカ・プレスです。こちらは放送局に眠っていたLPのようで、当時の盤
としては驚くほどノイズが少ないのも幸いでした。
■解説書の内容
上記に触れたような、未発売に至る経緯を詳しく解説しています。
(以上、平林 直哉)



<medici arts>~EUROARTS
20 72208(DVD-Video) \2900
(1)メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調Op.56「スコットランド」
(2)バルトーク:バレエ「中国の不思議な役人」組曲
(3)R.シュトラウス:ブルレスケ ニ短調
(3)ルドルフ・ブッフビンダー(P)
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
収録:1977年(ライヴ)
(映像制作:ユニテル・クラシカ)
1929年生まれの指揮者にはアーノンクール、ハイティンク、ベルグルンドら錚々
たる顔ぶれが並びますが、2009年9月8日に80歳の誕生日を迎える巨匠ドホナー
ニもそのひとり。
比較的最近のキャリアをみても、1994年よりフィルハーモニア管の首席客演指
揮者、さらに1997年から2008年まで同首席指揮者を歴任、また、2004年にはハ
ンブルク北ドイツ放送響の首席指揮者に就任して現在に至るという流れはその
ままドホナーニの高い評価を裏付けるものです。
過去の業績ではクリーヴランド管の音楽監督時代(1984-2002)も実りあるもので
したが、なかでもファンに強く記憶されているのが、最高ともいえる相性の良
さをみせたウィーン・フィルとの仕事。ベルクのオペラ「ルル」と「ヴォツェ
ック」、ストラヴィンスキーやバルトークによるバレエ作品、そしてメンデル
スゾーンの交響曲全集と、1970年代後半から1980年代前半にかけて行われたレ
コーディングはいずれも金字塔と呼ぶにふさわしく、このたびmedici artsよ
りリリースされるライヴ映像作品もまたまさにこれらと同時期に収録されたも
のです。
プログラムが重なるのは1977年と収録時期がほぼ同じということもあるので
しょう。メインは上述のスタジオ盤全集で清清しい印象を残した「スコットラ
ンド」と、同年のセッション録音では全曲版だったバルトークの「役人」。こ
こでも知的で冷静なドホナーニのアプローチに、名門ウィーン・フィルが圧倒
的な表現力で応えています。また、名手ブッフビンダーの華麗なテクニックが
聴けるブルレスケもスタジオ盤にはなかっただけに注目されるところです。




<ARTE VERUM>
ARV 007SPE \1650
G.B.ペルゴレージ:スターバト・マーテル
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
ウルリカ・テンスタム(メゾ・ソプラノ)
ドロットニングホルム・バロック・アンサンブル
録音:2009年1月7-10日
その声に柔らかな磨きがかかり、ますます表現豊かな歌を聴かせてくれるバー
バラ・ヘンドリックスの新譜は、スターバト・マーテル。冒頭から、涙をこら
えるように抑制のある表現ながら、その真摯ないのりの心に打たれます。ドロ
ットニングホルム・バロック・アンサンブルの面々も、粒立ちのよいアンサン
ブルで、ただならぬ上手さ。ラ・フォル・ジュルネ音楽祭への期待も高まりま
す。さらに、2010年はペルゴレージの生誕300年記念にあたることから、アニ
バーサリー先取りのディスクともなっています。




<Talent>
DOM 291194 \2300
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲 楽章 ヘ長調(1881)
シューベルト:弦楽四重奏断章 ハ短調
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲 変ロ長調(1865)
ヨーゼフ・ヨアヒム:弦楽四重奏曲 ハ短調
イスラエル四重奏団
単一楽章の弦楽四重奏曲を集めた興味深いカップリング。チャイコフスキーは
25歳の時の習作。ドヴォルザークは有名な「アメリカ」の前に作曲されたチャ
ーミングな曲。ヨアヒムは世界初録音。

DOM 2911126 \2300
ロドルフ・クロイツェル(ロドルフ・クレゼール)(1766-1831):
ヴァイオリン協奏曲 第9番 ホ短調
ヴァイオリン協奏曲 第13番 ニ長調
「ネル・コル・ピゥ」変奏曲
カニグーの農民の歌
ホセ・フェレイラ・ロボ(指)オルケストラ・ド・ノルテ、ポルト
サスキア・レティエク(Vn)
ベートーヴェンの最も重要なヴァイオリン・ソナタ第9番は当初、イギリス人の
ブリッジタワーに捧げられる予定でしたが、ふたりの不和により、当時ヴィル
トゥオーゾとして有名だった、フランス人のクロイツェルに捧げられました。
彼は結局、ベートーヴェンのこのソナタを一度も演奏しなかったのですが、ベ
ートーヴェンのソナタの強烈なパワーにより音楽界だけでなく、トルストイの
小説や、ヤナーチェクの作品にも彼の名前は登場し歴史に永遠に名前を残すこ
とになりました。そんなクロイツェルのヴァイオリン協奏曲は親しみやすいメ
ロディと、当時の超絶技巧を駆使した書法により、これからは音楽の魅力で歴
史に名を残すことになるかもしれません。




<harmonia mundi>
HMG 501261 \1650
ハインリッヒ・シュッツ(1585-1672):
ムジカーリッシェ・エクセークヴィエン 作品7 SWV 279-281
(1)第1部 ドイツ鎮魂ミサの形式によるコンチェルト
(2)第2部 モテト「主よ、あなたさえいてくだされば」
(3)第3部 シメオンのカンティクム「主よ、あなたは今こそこの僕(しもべ)を」
(4)モテト「それほどに神はこの世を愛されました」SWV380
(5)モテト「今よりのち主にあって死ぬ者は幸いです」SWV 391
(6)モテト「わたしはキリストのもとに去ります」SWV 379
(7)小宗教的コンチェルト 作品9より「わたしは復活である」SWV 324
(8)小宗教的コンチェルト 作品8より「おお、愛する主なる神」SWV 287
(9)モテト「天は神の栄光を物語り」SWV 386
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)シャペル・ロワイヤル
大バッハのちょうど1世紀前、初期ドイツ・バロック期最大の作曲家ハインリヒ
・シュッツ。G.ガブリエリの壮麗なヴェネツィア様式を学びましたが、三十年
戦争時代の苦悩の中で、その音楽は深い静寂を湛え、強靭な精神性を秘めるも
のとなりました。ロイス公のための「音楽による葬送」は、静かな諦観と哀惜
の念に満ちています。ヘレヴェッヘはテキスト一語一語を丹念に語らせており、
深く敬虔な祈りの音楽となっています。

HMG 501591 \1650
ブラームス:宗教合唱曲集
(1)2つのモテットop.74 (2)祝辞と格言op.109 (3)3つのモテットop.110  
(4)ミサ・カノニカ (5)2つのモテットop.29
マルクス・クリード(指)RIAS室内合唱団
録音:1994、1995年
ブラームスはその生涯を通じて合唱曲を書いていました。宗教的なモテットは、
ルターがドイツ語に訳した聖書のテクストに基づいています。ルターのテクス
トの敬虔な世界と、ロマンティシズム溢れる世界が見事に調和しています。

HMG 501268 \1650
ジェズアルド(1561?-1613):5声のマドリガーレ集
(1)第3巻より3、8、9、11番
(2)第4巻より1、11、18番
(3)第5巻より9、11、14番
(4)第6巻より1、6、13番
ウィリアム・クリスティ(指)レザール・フロリサン
録音:1987年7月
ルネッサンスの巨星、ジェズアルド。妻を自らの手で殺め、強烈な気性で、い
つも空想にふけっていて、それでいてものすごく高貴な身分だった・・・など
という種々の逸話に彩られた人物ですが、彼の残したマドリガーレは、死後400
年経とうとしている今なお鮮烈に響きます。彼の手にかかると、言葉はレント
ゲンで撮影されたように極限まで分解されます。言葉がその意味と音、両方の
力強さを得て聴く者に迫ります。

HMG 501968 \1650
ハイドン:ピアノ三重奏曲集
(1)第39番ト長調Hob.XV-25 (2)第43番ハ長調Hob.XV-27 
(3)第44番ホ長調Hob.XV-28 (4)第45番変ホ長調Hob.XV-29
トリオ・ワンダラー
(原盤:LDC 2781143(廃盤))
録音:2001年
トリオ・ワンダラーのハイドン。どこまでも自然に流れながら、シンプルなエ
レガントが大変魅力的です。

HMG 507258 \1650
エルガー:
(1)子供部屋組曲(1931) (2)幻の子供たちOp.43 (3)月夜にOp.50 
(4)ロマンスOp.62-ファゴットとオーケストラのための (5)ため息Op.70 
(6)弦楽セレナードOp.20 
(7)エレジーOp.58
ジュリー・プライス(Fg(4)) ステファニー・ゴンリー(Vn(1))
 ウィリアム・ベネット(Fl(1)) オシアン・エリス(Hrp(5))
ポール・グッドウィン(指)イギリス室内管弦楽団1
録音:2000年3月
エルガーの管弦楽作品は、弦楽パートの書法の際立った美しさ、ふくよかな音
の厚みの世界が魅力。子供部屋組曲は、エルガーが若い頃から手がけていた作
品で、彼の初期作品特有のふくよかな旋律が印象的(組曲は最終的には彼の晩年
になって完成)。4曲目の「ロマンス」は、「ファゴット・レボリューション/
工藤淳子」のCDにも収録(ピアノ版)された名曲。はかなく薫り高い管弦楽伴奏
に乗って、ファゴットが物憂げな歌を奏でます。7曲目のエレジーは、感情の
起伏をわずか60小節に凝縮した1曲。弦楽器の潤いある響きが印象的です。

HMG 501725 \1650
A.スカルラッティ:カンタータ集
美しき花々の母、オルフェオはそれを知って、愛する胸に飛び込んで
マリア・クリスティーナ・キール(S)
ジャン=マルク・エメ(指)コンチェルト・ソアーヴェ
録音:2000年5、6月
神話の登場人物である恋人たちが、運命によって引き裂かれてしまう悲しみを
歌った作品集。キールの深く語るような歌声が、悲しみの物語をしみじみと聴
かせます。コンチェルト・ソアーヴェによる伴奏も、キールの語る悲劇を哀し
げに美しくなぞってゆきます。



<K617>
K617 184 \2250
「プティ・モテ集」
アンリ・マダン:
「かくも尊き」、聖処女(聖母マリア)のためのモテット、
「わたしは心を尽くして主に感謝をささげる」、
聖体奉挙のモテット「汝をあがめまつる」、「天の元后よ」、
修道会設立の共通典礼のためのモテット、「主よ、王に勝利を与え」、
「慈しみとまことを御心に留められ(新しい歌を主に向かって歌え)」、
「主よ、王に勝利を与え」、「主よ、わたしの力よ、わたしはあなたを慕う」、
聖母被昇天および処女殉教者の共通典礼のためのモテット
クレランボー:シャコンヌ、ソナタ第1番「アノニマ」
アンヌ=カトリーヌ・ビュシェ(指、Org、Cemb)、ル・コンセール・ロラン
録音:2006年5月17-20日モーゼル県、ヴァレリスタル、
サントーギュスタン礼拝堂
宗教音楽の伝統におけるカンプラの後継者であり、聖職者でもあったマダン
は、同時代の最も美しいモテットの作曲家と高く評価されていました。この録
音は、その清冽美麗なプティ・モテを集めたもの。特に、トラック12の「主
よ、わたしの力よ、わたしはあなたを慕う」は、マダンの作品の中で最も有名
で評価の高いもの。ビュシェ率いるル・コンセール・ロランは、これらの曲の
美点を余すことなく表現することに成功しています。

K617 195 \2250
「リスボンの花々-カンソン、ヴィリャンシーコとポルトガル風ロマンセ」
マヌエウ・マシャード:「2つの星が」、「一歩一歩」、「外へ、外へ出ろ」
マヌエウ・コレーア師:
「ああ、イエス、抗議する人を」、「教えて、美しい花よ」
ロドリーゲス・コエーリョ:ティエント第3番(第4旋法による)
作曲者不詳:「ポルトガルの娘さん」
作曲者不詳:「歩哨」によるディフェレンシアス
フランシスコ・マルティンス:「丘のふもとにいなさい」
レズビオ:「やさしいそよ風」
ペドロ・デ・アラウージョ:第6旋法による作品
マドレ・デ・デウス:「はっきりと陽気に拍手せよ」
ロジェリオ・ゴンサルヴェス(指)、ア・コルト・ミュジカル
録音:2007年4月24-27日スイス、ヴォー州サント・クロワ聖堂
ポルトガルは、アヴィシュ王家の血統が絶えるとスペイン王国との同君連合時
代を迎えました。その時代のポルトガルの実情は、経済的には低迷、人口も大
幅減少、直前の黄金時代には世界の首都としてわが世を謳歌したリスボンも、
イベリア半島の1地方都市と成り下がり、ポルトガル国内にいた作曲家たちも、
主にスペインへ流出して行きました。
そのような時代に活躍したポルトガル出身の作曲家たちは、かつて、他国の
作曲家たちが褒め称えたポルトガル独自の伝統を保ち、質の高い作品を作り
続けることで、スペインの宮廷や教会で高い地位を得ていました。この録音
は彼らの作品のうち、同君連合が始まった1580年頃から、ブラガンサ王家が
ポルトガル王朝復古を成し遂げ、政情が落ち着く1700年頃までの間から特徴
的なものを選んでいます。たおやかでいて力強い作品の特徴を、ゴンサルヴェ
ス率いるア・コルト・ミュジカルはうまく引き出しています。




<ALIA VOX>
AVSA 9864(SACD-Hybrid) 2枚組(1枚価格) \2750
「王宮の楽師たち-1450-1690年、ルネサンスからバロックにかけてのスペイン
黄金時代の器楽曲」
[DISC 1]
「ビリャンシーコ、アルタ・ダンスとバス・ダンス、1450-1530」
作曲者不詳:バス・ダンス「ラ・スパーニャ」(CMM)、
作曲者不詳:「ブルゴーニュ人は言った」(CV)、
エンシーナ:「さらば、愛しき人よ」(RV)、
ヒーゼヘム:シャンソン「すべての幸せに満ちて」(CMM)、
作曲者不詳:「小高い丘」(CMM)、
作曲者不詳:「滅びに際しイスラエルは」(CMCo)、
コルナーゴ:バス・ダンス「世界地図」(CI)、
作曲者不詳:「鍵、鍵」(CMM)、
エンリーケ:「溢れんばかりの悲しみをもって」(CMCo)、
作曲者不詳:「歓喜の福音」(CMCo)、
作曲者不詳:曲集第52番「恋人よ、もしも御身から離れたら」(CMCa)、
作曲者不詳:「頭がいいんだ、俺様は」(CMP)、
パレハ:「世界と音楽とすべての調和(無限カノン)」(VE)、
ベルモンテ:「こんなに大きな責苦はなかった」のグロサ(CMCo)、
ウルタード・デ・ヘレス:「だれも希望をもってはならぬ」(CMCo)、
ウルレーデ:「悲しからん、わが人生」(CMCo)、
作曲者不詳:「願ってもない、お心づけ」(CMCo)、
作曲者不詳:ファンタジア(CMM)、
デ・ラ・トーレ:ダンサ・アルタ(CMP)、
作曲者不詳:曲集第26番「こんなにも長い夜な夜な」(CMCa)、
バダホス:「ああ、おれはついていない」(CMP)、
J.ポンセ:「ようこそ色よ、澄める酒の…」(CMP)、
ガブリエル:「わたしの髪の蔭で」(CMP)、
トリアーナ:「だれがきみにそんな力を」(CMCo)、
作曲者不詳:曲集第42番「ひとりの御子がお生まれに」(CMCa)、
ヴェラルディ:「万歳、フェルナンド大王陛下」(CI)、
ジョスカン・デプレ:「国王万歳」(CV)、
ジョスカン・デプレ:「ラ・スパーニャ」(5声のための)(CV)
[DISC 2]
「ファンタジア、ディフェレンシアとバタッリャ、1530-1690」
エンシーナ:「死ぬほどの悲しみに侵された」(RV)、
作曲者不詳:雌牛の変奏曲(CMMe)、
ジャヌカン:パヴァーヌ「マリニャーノの戦い」(CV)、
P.ゲレーロ:「ねえ、モーロの娘っ子」(CMMe)、
オルティス:パッサメッツォ・モデルノ第3番(1553)(ESO)、
オルティス:「ロマネスカ」によるレセルカーダ第7番(OST)、
カベソン:ティエント第3番(ESO)、
ゲレーロ:「麗しきカタリーナ」によるグロッサ(ESO)、
ロマーン:「参りますとも」(CMP)、
作曲者不詳:「きみの澄んだ瞳を向けて」(CMMe)、
カベソン:「御婦人の望み」によるディフェレンシアス(1578)(ESO)、
カベソン:「ある日、シュザンヌが(いつかスサナは)」(CMMe)、
ミラン:パヴァーヌとガイヤルド(VE)、
ミラン:ファンタジア第8番(VE)、
ラッスス:「今や天より光が現われ」(LS)、
エレディア:エンサラーダ(ESO)、
カベソン:讃歌第16番(CMMe)、
アラウホ:モラレスのバタッリャ(ESO)、
ラッスス:「安息日に来たりしすべての人々」(LS)、
エレディア:「バタッリャ」のティエント(ESO)、
ラッスス:「慈しみ深き唯一の神よ」(LS)、
カバニーリェス/ケルル:第5旋法による皇帝のバタッリャ(CAB)
ジョルディ・サヴァール(指)エスペリオンXX、エスペリオンXXI
ナイーヴとアリア・ヴォックスで録音された、13タイトルから、スペイン黄金
時代に王宮で演奏されたであろう器楽曲を集めたアルバムです。1979年から
2004年までと、サヴァールの録音全時期にほぼ重なる長期間の中から抜粋さ
れたにも関らず、響きに統一感の取れた見事な仕上がりとなっています。




<Talent>
DOM 2910108 \2300
(1)ウジェーヌ・ジグー(1820-1925):大合奏のディアローグ
(2)フランク:カンタービレ
(3)ボエルマン(1862-1897):幻想的ディアローグOp.35
(4)マルセル・デュプレ(1886-1971):英雄的詩曲Op.33,供奉と連祷
(5)アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):サンフォニーOp.42
(6)サン=サーンス:「オルガン」交響曲-終曲
ヤン・ヴェルメール(Org) 
オットーネ・ブラス・クインテット【アラン・デ・ルッダー、
スティーヴン・ヴェルヘールト(Tr) エリツ・エルカンプ(Hrn) 
ヤン・スメツ(Trb)、マーク・レイノルヅ(Tuba) カルロ・ヴィレムス、
ピーテルヤン・ヴランクス(Perc)】
ドイツ、クックスハーフェン、聖ペトリ教会のオルガン使用。

DOM 291187 \2300
(1)ミシェル・ブラッセルマン(1886-1960):フランダース・ラプソディ(1931)
(2)モーリス・シューメイカー(1890-1964):フランダース・ラプソディ(1931)
(3)マリヌス・デ・ジョング(1891-1890):フランダース・ラプソディ(1935)
(4)ジャン・アプシル(1893-1974):フランドル民謡による狂詩曲(1928)
(5)ルーセル(1869-1937):フランドル狂詩曲(1936)
(6)アウグスト・デ・ブーク:ダホメヤン・ラプソディ(1893)
アレクサンダー・ラハバリ(指)ブリュッセルBRTNフィル
日本では「フランダースの犬」が本国ベルギー以上に有名ですが、ベルギー北
部のフランドル地方(フランダース)にちなんだラプソディ集。




<赤渋楽譜出版>
AGSCD 0803 \2500
(1)Sarang(2004)/愛 韓国語 詩:金龍澤
(2)Stray Birds(2006)漂鳥集-序、夢、上帝、我的心、愛(タゴールの詩の卓
加真による中国語訳)
(3)The letter for final farewell(2008)/永訣の手記 日本語 詩:しおは
作曲・朗読/朴 守賢(パク・スヒョン)
高見 美由紀(Cl)藤村 竜也(Cb)
パク・スヒョンは在日3世で韓国管楽器界では著名な作曲家。
作曲家自身のコメント:Sarangは韓国語で愛を意味します。このCDに収録され
ている3つの作品は、朗読と音楽によって綴られたラヴレターであり、ある愛
の記録であり、記憶です。誰かを愛した経験を持つ人ならば、この曲集に何か
しらのシンパシーを感じていただけると信じています。何故ならば今回のテー
マは愛、ここで語られる愛というのはいわゆるロマンスですが、愛の形はどう
あれ、愛そのものは誰にとっても永遠不変の宇宙の原則だからです。 これら
の楽曲は皆、朗読はそれぞれ東アジアの3言語を話し、音楽はクラリネットと
コントラバスというユニークな編成を持っています。言葉も音楽として捉えれ
ば、このトリオのサウンドは他では聴けない独特のものとなり、しかも、これ
らは作曲者の語る愛の表現から導き出された必然的な編成なのです。 今回は、
複数の言語がクロスオーバーした非常にグローバルなシリーズであるため、ま
た、言葉の意味を感じる事も重要ですが、朗読と楽器に載せられた音楽表現を
純粋に感じていただくことを第一義として、敢えて、詩は掲載しておりません。
あくまで詩も音楽も"聴く"事で、愛を感じ、共有していただけたなら、幸いで
す。




<harmonia mundi>
HMC 902011 \2450
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調WAB.105
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)シャンゼリゼ管弦楽団
録音:2008年2月メス、アーセナル
プロデューサー:アンドレアス・ノイブロンナー(TORITONUS)
エンジニア:マルクス・ハイラント(TORITONUS)
ヘレヴェッへ&シャンゼリゼ管によるブルックナー交響曲シリーズ第3弾は、
2008年2月に収録された交響曲第5番。第4番に引き続いて、初の本格的なピリ
オド楽器演奏によるアルバムの登場となります。
ブルックナーのシンフォニーのなかでもオルガン的とか宗教的といったイメー
ジをもっとも想起させる第5交響曲。これまでも時代考証派によるブルックナ
ーの交響曲第5番では、アーノンクールがウィーン・フィルを振った録音、同
じく古楽演奏からキャリアを積んだボルトン&モーツァルテウム管などの録音
があり、なかでもアーノンクール盤はモダン楽器のオケながら弦のノンヴィブ
ラート奏法を導入したことで、第2楽章アダージョなどに一定の成果を上げて
注目されました。
1991年の設立以来、長年に渡りピリオド楽器のアンサンブルとして数多くの実
績を重ねてきたヘレヴェッへ&シャンゼリゼ管は、着実に深化を遂げているの
でしょう。交響曲第7番や第4番、そして前作のミサ曲第3番で真価を示してき
た、ほかならぬ当コンビによるだけにこのたびの第5番もやはり強く惹かれる
ものがあります。
まず、第1楽章では低弦のピッツィカートで開始される序奏、つづいてヴィオ
ラ、第2ヴァイオリン、第1ヴァイオリンの順に対位法を形成してゆくあたり、
ヴァイオリン両翼型の配置から生み出される立体的な音響がここでも効果的。
過度に華美に陥らぬファンファーレもオリジナル楽器特有のあたたかみのある
響きで好ましく感じられます。
さらに、アダージョも試みとしてではなく、ヴィブラートフリーを徹底的に実
践した結果、かつていかなる録音でも味わったことのないこのうえない透明感
を獲得しています。そして、切れ味も鋭く美しく幻想的なスケルツォを経て、
神聖にして壮麗というほかないフィナーレで閉じられるまで、まるで宗教曲の
深い祈りの場面にも似た感触は耳の肥えたファンといえども片時も聞き逃せな
いものです。
なお、テンポについて快速な傾向を指摘されることの多いピリオド・アプロー
チにあって、当盤の総演奏時間は、ヘレヴェッヘが理想とするヴァントによる
NDR響との1度目のレコーディング(1989年)にほぼ近いものとなっているのも注
目されるところです(73分29秒)。また、クオリティの高い音楽制作で知られる
TORITONUSのチームが録音を担当しているのも大きな魅力といえるでしょう。



<CAvi music>
4260085 531387 \2450
メンデルスゾーン:
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調(1838年)*初稿
ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 アダージョ-アレグロ・モルト(1825年頃)
*フラグメント(断章)
ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調 Op.4(1825年)
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調(1820年)
アンティエ・ヴァイトハース(Vn) ジルケ・アヴェンハウス(P)
録音:2008年9月ドイツ放送室内楽ホール、ケルン
メンデルスゾーン生誕200年にあたる今年は、メンデルスゾーンの遺産を発掘、
発見、再認識する興味深いアルバムが数多く出てくるでしょう。このCDもその
一つ。2009年ベーレンライターから出版されたばかりのヴァイオリン・ソナタ 
ヘ長調初稿版とニ短調のソナタのフラグメントの世界初録音を含むメンデルス
ゾーンのヴァイオリン・ソナタ全曲を収録。
メンデルスゾーンが11歳の時の作品であるヘ長調のソナタ(1838年)は、現在一
般的に使われているメニューイン校訂版ではなく、メンデルスゾーン研究の第
一人者星野宏美氏が校訂に携わり新たに出版されたベーレンライター版を使用。
またニ短調のソナタのフラグメントを収録。3曲あるソナタとは別に、メンデル
スゾーンによる自筆譜の断片が残されていました。それは未完に終わっていま
すが、明るい旋律、創意に満ち、大胆な転調を伴った曲で貴重な作品です。ア
ンティエ・ヴァイトハースの伸びやかな表現とジルケ・アヴェンハウスの繊細
な音楽が作品にさらなる説得力を与えます。

4260085 531400 \2450
ファニー・ヘンゼル=メンデルスゾーン(1805-1847):
弦楽四重奏曲 変ホ長調
メンデルスゾーン:
弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 Op.13*、第1番 変ホ長調 Op.12
アサセッロ弦楽四重奏団
録音:2007年2月*、2008年9月 改革教会 ブルーメンシュタイン、スイス
2000年バーゼルで学んでいた4人がアサセッロQを結成。その後2003年にはアル
バン・ベルクQのもとで研鑽を積み、新メンバー、チェロのアンドレアス・ミュ
ラーを迎えスイスで行われた室内楽コンクールで1位を獲得。着実にキャリアを
積み、世界各地で行われるコンサートでも高い評価を得ています。ここではメ
ンデルスゾーンと姉ファニー・ヘンゼル=メンデルスゾーンの作品を収録した
生誕200年記念アルバムでCAviレーベルから登場です。

4260085 530885 9枚組 \9450
ルール・ピアノフェスティヴァル エディションVol.19
CD1 フランチェスコ・ピアモンテージ
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調K281
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op110
ドビュッシー:
前奏曲より「オンディーヌ」「月の光が降り注ぐテラス」「西風の見たもの」
ストラヴィンスキー/グイド・アゴスティ編:バレエ組曲「火の鳥」
ドビュッシー:子供領分より「ゴリウォークのケークウォーク」
ガーシュウィン/アール・ワイルド編:君を抱いて
録音:2007年7月7日(ライヴ)
CD2 ベン・J・キム
ドビュッシー:ベルガマスク組曲
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35
シューマン:ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ短調 Op.11
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第2番 ヘ長調 KV280よりアダージョ
ショパン:エチュードOp.10-8
録音:2007年7月7日(ライヴ)
CD3 ヤ=フェイ・チャン
メンデルスゾーン:無言歌集 
第1巻よりOp.19-1「甘い思い出」、第5巻よりOp.62-1「5月のそよ風」、
第7巻よりOp.85-4「悲歌」、第6巻よりOp.67-4「紡ぎ歌」
ユーディー・ワイナー:5 Toward The Center
ラヴェル:夜のガスパール
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36
録音:2007年5月13日(ライヴ)
CD4 アリス=紗良・オット
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」*
(2)リスト:パガニーニによる大練習曲
(3)シューマン:3つのロマンスより第2番嬰ヘ長調Op.28
録音:(1)2007年5月30日*、(2)(3)2007年7月19-20日
CD5 ミラニャ・ライッチ
シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番イ長調D.959
ベートーヴェン:3つの選帝候ソナタ WoO.47-3
ドビュッシー:映像第1集
リスト:タランテラ
ファリャ:火の踊り(アンコール)
録音:2007年6月13日(ライヴ)
CD6 ダビッド・カドゥッシュ
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第6番 ヘ長調 Op.10-2
(2)幻想曲 変ロ長調 Op.77
(3)リスト:「さまよえるオランダ人」の紡ぎ歌(ワーグナー)
(4)プロコフィエフ:4つの小品 Op.32
(5)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調Op.84
録音:(1)(2)2005年12月13日(3)(4)2007年6月1日(5)2006年11月9日
CD7 アーウィン・ゲージとマスタークラスにて
(1)シューマン:12の詩 Op.35 より 第1、2、5、7、10&12番
(2)シェーンベルク:2つのバラードより Op.12-2
(3)シュレーカー:Uberwunden、Das feurige Mannlein、
8つの歌よりSpuk Op.7-4、「はるかな響き」よりDie gluhende Krone
(4)デュパルク:ギャロップ
(5)リスト:
歌曲集より「テュールの王様」、「私の歌には毒がある」、「3人のジプシー」
(6)フランク・マルタン:イェーダーマンの6つの独白より 1、2、4、5、6番
(7)シューベルト:歌曲「流れ」D.693、あふれる愛D.854、夜と夢 D.827
(1)ミヒャエル・ナジ(B) ジュリアン・ルーフ(P)
(2)(3)ドミニク・ヴェルナー(Bs)シモン・ビュッヒャー(P)
(4)(5)エヴァ・フォーゲル(Ms) マティアス・ヴィーク(P)
(6)リヒャルト・バークハード(B) エドワード・ラシュトン(P)
(7)キャロリーヌ・メルツァー(S) アーウィン・ゲージ(P)
録音:(1)(2)(3)(6)(7)2007年5月19日 (4)(5)2007年5月18日 (ライヴ)
CD8 グウィリム・シムコック (Jazz)
グウィリム・シムコック:Way Back Home
ジョー・ヘンダーソン:Isotope
グウィリム・シムコック:Conundrum/And then she was gone
スティーヴィー・ワンダー:Summer Soft
ロバート・メリン&ガイ・ウッド:My one and only love
アーヴィング・バーリン:How deep is the ocean
ドン・レイ&ジーン・デ・ポール:You don’t know what love is
録音:2007年6月28日(ライヴ)
CD9 クリストファー・テイントン
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第9番 ホ長調 Op.14-1
ペーター・ルジツカ:
“Parergon” Sechs Skizzen zu “Holderin” fur Klavier
(ルール・ピアノ委嘱作品)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第22番 ヘ長調 Op.54
ショパン:ノクターン第8番 変ニ長調 Op.27-2
ラフマニノフ:ソナタ第2番 変ロ短調 Op.36
録音:2007年7月1日(ライヴ)
今回も盛りだくさんのルール・ピアノフェスティヴァル エディション。
才色兼備の若手アリス=紗良・オット、DGデビュー前のライヴ演奏、名伴奏者
アーウィン・ゲージの貴重なマスタークラス、イギリスのジャズ・シーンで注
目株のグウィリム・シムコックなど。




<Profil>
PH 07069(SACD-Hybrid) \2180
「ジャコモ・カリッシミ:ヴィルトゥオーゾ・ソプラノ・モテット集」
(1)来たれ、死すべき者たちよ (2)油はとめどなく流れ 
(3)明けの明星のように (4)主よ、わたしの神よ
ロバート・クロウ(ソプラニスタ)
ミヒャエル・エーベルト(Org)
録音:2007年10月1、3、4 & 5日ミンデルハイム、“マリアのお告げ”
イエズス会教会[バイエルン放送との共同制作]
「驚くべき天賦の才能をもつソプラニスタ(男性ソプラノ)」(ニューヨーク・タ
イムズ)と絶賛されるロバート・クロウのソロ・デビュー盤。4つのモテットは、
おそらく17世紀の中ごろに、大家ジャコモ・カリッシミ(1605-1674)がローマの
聖アッポリナーレ教会で演奏するために書いたとされるもの。当時の偉大なる
カストラートたちが歌うことを念頭に作曲された内容ですが、こうして当時の
カストラートにもっとも近いとされるソプラニスタによって感情表現もみごと
に歌われると、初めて妖美な魅力の真価が解き明かされてゆくような興奮をお
ぼえます。なお、収録場所である教会のふりそそぐような残響を体感できるよ
うに、マルチチャンネルステレオ再生可能なSACDハイブリッド仕様でのリリー
スというのも魅力的。

PH 09008 2枚組 \4360
メンデルスゾーン:オラトリオ「聖パウロ」Op.36
ザビーネ・ゲッツ(S) ドロテー・ツィンマーマン(A)
マルクス・ブルーチャー(T) クラウス・メルテンス(Bs)
ドリス・ハーゲル(指)カペラ・ヴァイルブルゲンシス
ヴァイルブルク・シュロス教会合唱団
録音:2008年9月18-22日ヴァイルブルク、シュロス教会
音楽史上の偉業、J.S.バッハの「マタイ受難曲」復活蘇演でも知られるように、
メンデルスゾーンが創作上の理想としたのはバッハやヘンデル、モーツァルト
といった古典への回帰でした。1834年初めから1836年春にかけて作曲された第
1作目のオラトリオ「聖パウロ」は、そのヘンデルを規範としたもので、続く
「エリヤ」と並んで力強い合唱が生み出す劇的な緊張感が大きな魅力となって
います。1992年結成のアンサンブルと、1986年以来カントリンを務めるヴァイ
ルブルク・シュロス教会合唱団を率いるハーゲルはアーノンクールに学んだ逸
材。

PH 08022 \2180
ルーペルト・イグナツ・マイヤー(1646-1712):
“われ主に感謝せん”-詩篇、モテット&協奏曲集
Ascendit Deus / Scapulis suis / Sacri concentus psalmorum,
antiphonarum, Op.3: Confitebor tibi / Jubilate Deo / Meditabor /
Sacri concentus psalmorum, antiphonarum, Op.3: Beati omnes /
Dominus regnavit / Confitebor / Sacri concentus psalmorum,
antiphonarum, Op.3: In terras descendam / Credidi / Passer invenit
/ Sacri concentus psalmorum, antiphonarum, Op.3: Ave regina coelorum
/ Laudate Dominum / Sacri concentus psalmorum, antiphonarum, Op.3:
Formula votiva sodalium / Gazophylacium musico-sacrum: Confitebor
メヒティルド・バッハ(S)、エリーザベト・ポピアン(A)、
ハンス・イェルク・マンメル(T)、ゴットホルト・シュヴァルツ(Bs)
カペラ・ヴァイルブルゲンシス・ヴォカリス
ラルパ・フェスタント
ドリス・ハーゲル(指)
ミュンヘンの宮廷で活躍していた時期に、パリに派遣されてリュリのもとで学
んだという経歴を持つマイアーは、17世紀末から18世紀初頭にかけて一時代を
築いた教会音楽の作曲家、ヴァイオリニスト。声楽と器楽とが等しく主題を受
け持つ点や、リズムの躍動感などにその特徴があると云われます。ここでオリ
ジナル楽器の演奏陣を率いるハーゲルはザルツブルクのモーツァルテウムで、
アーノンクールのもと、歴史的奏法の実践を学んだ指揮者。彼女はまたソプラ
ノ、オルガニスト、音楽学者でもあり、こうした経験を踏まえて各パートへの
目の行き届いたアプローチが光ります。



<Ondine>
ODE 1128 \2080
J・S・バッハ/ティモ・コルホネン編:3つの無伴奏ヴァイオリンソナタ
無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番 ト短調 BWV1001
無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番 イ短調 BWV1003
無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
ティモ・コルホネン(G)
楽器:リヒャルト・ヤーコブ・ヴァイスゲルバー(1928年)
録音:2007年11月 ナーンタリ教会(ナーンタリ、フィンランド)
世界各地のコンサートと主要フェスティヴァルへの出演で人気を集める、知る
人ぞ知るギタリスト、ティモ・コルホネン(1964-)。代表作はオンディーヌ最大
のヒット作、タレが編曲によるショパン作品集(ODE903)や、レオ・ブロウウェ
ルから献呈された「ヘルシンキ協奏曲(ギター協奏曲第5番)」(ODE979)は2003年
度カンヌ・クラシカルアウォードを受賞しました。幼いころから親しんだJ・S・
バッハの3つの無伴奏ヴァイオリンソナタをコルホネンはギターのために編曲、
出版しました。その編曲をみずから演奏した録音。コルホネンがとりわけ留意
したのは原曲に忠実に編曲すること、そしてバッハの様式に沿って演奏するこ
とでした。深いタッチから生み出されるバッハの真髄を堪能することができま
す。フィンランドのナーンタリ教会での残響を生かした美しい録音です。



<Flute Association>
KDC 5061 \2180
「ザ・ベスト・オブ・ペーター=ルーカス・グラーフ」
(1)イベール:フルート協奏曲よりアレグロ・スケルツァンド
(2)オネゲル:牝山羊の踊り
(3)ヘンデル:フルート・ソナタ ホ短調Op.I-1b
(4)ベリオ:セクエンツァI
(5)パガニーニ:ポロネーズ ヘ長調
(6)ヴィヴァルディ:フルート協奏曲イ短調RV 440よりラルゲット、アレグロ
(7)カルク=エーレルト:ソナタ・アッパッシオナータ
(8)ドニゼッティ:ソナタよりラルゲット・エ・アレグロ
(9)ルーセル:
フルートを吹く人たちOp.27より(ティティール / クリシュナ /
ド・ラ・ペジョディ氏)
(10)ロッシーニ:四重奏曲ト長調よりアンダンテとアレグロ
(11)ライネッケ:フルートと管弦楽のためのバラードOp.288
ペーター=ルーカス・グラーフ(Fl)
(1)レイモンド・レッパード(指)イギリス室内管弦楽団
(3)マンフレート・ザックス(Fg)、イェルク・エーヴァルト・デラー(Cem) 
(5)コンラート・ラゴズニク(G)
(6)イェルク・フェルバー(指)ヴュルテンベルク室内管弦楽団 
(8)ウルズラ・ホリガー(Hrp) (9)小林道夫(P)
(10)カルミナ弦楽三重奏団 
(11)ベルンハルト・ギュラー(指)シュトゥットガルト放送交響楽団
(すべてclaves音源使用)
スイスのチューリヒに生まれたペーター=ルーカス・グラーフは、ことし2009
年1月5日に80歳の誕生日を迎えました。草津国際音楽アカデミー&フェスティ
ヴァルへの出演など、度重なる来日を通じて日本のファンにもおなじみのかれ
は、スイスのレーベルCLAVESより数多くのアルバムを発表していますが、この
たびその音源をもとにコンピレーション・アルバムがリリースされます。日本
語オビつき仕様、グラーフ自らのセルフ・ベストで内容は間違いなし。完全限
定盤となりますのでこの機会をお見逃しなく。
なお、3月末から4月中旬にかけて、オケとの共演やリサイタルなどの来日公演
が控えているほか、テレビ番組「題名のない音楽会」へのゲスト出演も決まっ
ています。




<Glyndebourne>
GFOCD 004 2枚組 \3780
ベートーヴェン:「フィデリオ」
アニア・カンペ(S レオノーレ)
トルステン・ケルル(T フローレスタン)
ピーター・コールマン=ライト(Br ドン・ピツァロ)
ヘンリー・ワディントン(Br ドン・フェルナンド)
ブラインドリー・シェラット(Bs ロッコ)
リサ・マイルン(S マルツェリーネ)
アンドルー・ケネディ(T ヤキーノ)
マーク・エルダー(指)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団,グラインドボーン合唱団
録音:2006年8月,グラインドボーン音楽祭でのライヴ録音
グラインドボーン音楽祭のシリーズ、新刊です!2006年8月に上演された「フィ
デリオ」は、近年のグラインドボーン音楽祭でも特に好評だったもので、英国
の新聞各紙の演奏評は絶賛一色。中でもアニア・カンペのレオノーレは、細身
の美声ながらドラマティックな表現力もあって絶品。またテノール殺しのフロ
ーレスタンは、新時代のヘルデンテノールとして大活躍のトルステン・ケルル。
さらに実力派歌手で周りをしっかり固め、指揮は英国オペラ界の大御所マーク
・エルダーという鉄壁の布陣。ライヴの盛り上がりもあって、オペラの醍醐味
を味わえる「フィデリオ」です。舞台のカラー写真を多数載せた144ページの
豪華ハードカバーブック仕様にCDが収容されています。

GFOCD 003 3枚組 \5150
ドビュッシー:「ペレアスとメリザンド」
ドゥニーズ・デュヴァル(S メリザンド)
ハンス・ウィルブリンク(Br ペレアス)
ミシェル・ルー(Br ゴロー)
ヒュース・フークマン(Bs アルケル)
アンナ・レイノルズ(Ms ジュヌヴィエーヴ)
ほか
ヴィットーリオ・グイ(指)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団,グラインドボーン合唱団
録音:1963年夏,グラインドボーン音楽祭でのライヴ録音
たいへん貴重な録音が発掘されました。1963年のグラインドボーン音楽祭で上
演された「ペレアスとメリザンド」、これまでLP、CD時代を通して海賊盤でも
まったく出回ったことのない録音です。これは、1951年から1963年までこの音
楽祭の音楽監督だった巨匠ヴィットーリオ・グイの、音楽監督として最後の年
の公演でした。メリザンド役は、プーランクから絶大な信頼を寄せられ、「人
の声」や「テレジアスの乳房」など多くの作品を初演したフランスのソプラノ、
ドゥニーズ・デュヴァル。ペレアス役のハンス・ウィルブリンクは、サヴァ
リッシュ時代のミュンヘンで活躍したオランダのバリトン。そして、ゴロー役
には、1950年代のフランスのトップ・バリトン、ミシェル・ルーという豪華な
配役です。



<harmonia mundi>
HMC 902016 \2450
J.S.バッハ:ソロ・カンタータ集
(1)「神にのみわが心を捧げん」BWV 169
(2)「満ち足れる安らい、うれしき魂の悦びよ」BWV 170
(3)「霊と心は驚き惑う」BWV 35
ベルナルダ・フィンク(メゾ・ソプラノ)
ぺトラ・ミュレヤンス(指)フライブルク・バロック・オーケストラ
ヴォーカルコンソート・ベルリン(合唱)
ヴォルフガング・ツェラー(オルガン)
録音:2008年4月
バロック・アンサンブルの雄、フライブルク・バロック・オーケストラによる、
バッハのカンタータ集の登場。1曲目に収められている169番の第1曲シンフォニ
アは、チェンバロ協奏曲ホ長調(BWV 1053の第1楽章)と同じ音楽。ソロ・パート
はオルガンで演奏され、オルガン・ソロ(ヴォルフガング・ツェラー)の巧さが
際立ちます。3本のオーボエも活躍、フライブルク・バロック・オーケストラの
面々の一人ひとりがパワー全開で演奏した実に密度の濃い演奏。35番も第1曲シ
ンフォニアはオルガン協奏曲。ソロを彩り支えるファゴットの響きも実に豊か、
通奏低音旋律の一音一音がふくよかに歌い上げられています。旋律楽器から通
奏低音まで実に生き生きとしており、各パートが実に濃密。実に贅沢なカンタ
ータ集となっています。これらのカンタータはすべて同時期に作曲された、ア
ルト・ソロのためのもの。当時のライプツィヒには優れたカストラートがいた
と考えられています。ヨーロッパで絶大な人気を誇るベルナルダ・フィンクが
ソロを務めています。

HMC 902001 \2450
「聖母マリアのための夕べの祈り」
ヴィルジーリオ・マッツォッキ(1597-1646):
主は言われた/幸いなる御母/ほめたたえよ、しもべ達よ/主が家を建てられ
るのでなければ/イェルサレムよ、主をたたえよ/マニフィカト
カリッシミ(1605-1674):
わが心よ、起きよ/おお、かくも美しき御名マリアよ/サルヴェ・レジーナ
フレスコバルディ(1583-1643):二つのホルンのカンツォーナ
パレストリーナ(1525-1594):マリア、星よ
コンラート・ユングヘーネル(指)
カントゥス・ケルン、コンチェルト・パラティーノ
録音:2008年2月
16~17世紀に書かれたマリアの賛歌を集めたもの。モンテヴェルディの「聖母マ
リアの夕べの祈り」の原型は、17世紀にマッツォッキが書いたものでした。こ
のディスクには、マッツォッキの作品のほか、同時代を生きたカリッシミ、フ
レスコバルディの作品が収録されています。フレスコバルディの「二つのホル
ンのカンツォーナ」は華やかな管楽器によるアンサンブル、そしてコンチェル
ト・パラティーノの名人芸が冴え渡ります。教会の残響を美しくとらえた録音
はさすがハルモニアムンディ。カントゥス・ケルンの美しい歌声、そしてコン
チェルト・パラティーノの名手たちが奏でる、天上から降ってくるような管楽
器の音色に聴き入ってしまいます。

HMU 907500 \2450
ブラームス:
動かぬなまぬるい空気(op.57-8)/憩え、いとしい恋人(op.33-9)/永遠の愛に
ついて(op.43-1)
ヘンデル:
歌劇「ルクレツィア」より(部分)、歌劇「ジューリオ・チェーザレ」より(部分)
ドビュッシー:ビリティスの3つの歌(パンの笛、髪、ナイアスの墓)
モーツァルト:
寂しい森の中でK.308/ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたときK.520/ラウ
ラに寄せる夕べの思いK.523/ドイツ語の小カンタータ「無限なる宇宙の創り主
を崇敬する汝らがK.619
H.T.バーレイ:深い河
ロバート・T・テルソン:
映画「バグダッド・カフェ」より‘コーリング・ユー’
ロレイン・ハント・リーバーソン(メゾ・ソプラノ) 
ピーター・ゼルキン(ピアノ)
ドリュー・ミンター((14)、カウンターテナー)
録音:2004年8月 ラヴィニア音楽祭
2006年3月に惜しまれつつなくなった偉大なメゾ・ソプラノ、ロレイン・ハント
・リーバーソンのリサイタルの記録。得意のヘンデルやモーツァルトのほかに
も、ロマンからフランスものまで、そしてアンコールとして「バグダッド・カ
フェ」の‘コーリング・ユー’も披露するなど、魅力的なプログラムで聴かせ
てくれます。ラヴィニアは、米シカゴの郊外の町で、毎年夏ごろ開催されてい
る、シカゴ響のピクニック・コンサートなどが聴けるラヴィニア音楽祭でも有
名です。



<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 234 \2250
「ディアギレフとロシア・バレエ団の音楽Vol.4」
(1)チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」Op.20(ハイライト)
(2)同 / ストラヴィンスキー編:バレエ「眠りの森の美女」Op.66より3つの小品
リラの精のヴァリアシオン / 交響的間奏曲 / 青い鳥のパ・ド・ドゥ
(3)ストラヴィンスキー:交響詩「うぐいすの歌」
(2)クリスチャン・オステルターグ(Vn)
SWR南西ドイツ放送交響楽団
(1)ユーリ・アーロノヴィチ(指) (2)若杉 弘(指) 
(3)エルネスト・ブール(指)
録音:(1)1996年6月バーデン=バーデン、クアハウス・ベーナツェト・ザール
(2)1999年2月フライブルク、コンツェルトハウス
(3)1972年1月バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ
名興行師ディアギレフ率いるロシア・バレエ団ゆかりの傑作シリーズ第4弾。そ
のディアギレフを語る上で欠かせない作曲家といえばやはりストラヴィンスキ
ーでしょう。3大バレエを書き上げたのちの1921年、ロシア・バレエ団と合流し
たストラヴィンスキーは、ディアギレフがロンドンのアルハンブラ劇場で「眠
りの森の美女」を再演するという連続興行のプランに同意してアレンジを引き
受けました。ディアギレフがストラヴィンスキーに依頼したのはピアノ譜しか
残されていなかった2曲で、オリジナルでは“オーロラ姫の変奏曲”と呼ばれた
「リラの精のヴァリアシオン」と、長いヴァイオリン独奏つきの「交響的間奏
曲」。さらに、この試行を経てストラヴィンスキーは1928年に、チャイコフス
キーのピアノ曲や歌曲を題材に、心から敬愛していた大作曲家へのオマージュ
として「妖精の口づけ」を書き上げています。なお、同様にピアノ譜で発見さ
れた「青い鳥のパ・ド・ドゥ」はディアギレフとは無関係に、1941年になって
ニューヨーク・バレエ・シアターのためにストラヴィンスキーによって室内オ
ケ用に編曲されたものです。これらは過剰な色づけが施されているように思わ
れがちですが、その実、チャイコフスキー本人の手によるものとしか思えぬほ
ど完璧な仕事。わが国を代表する若杉弘の指揮というのも注目です。さらに、
当オケの首席指揮者(1964-1980)を務めたブールの指揮する交響詩「うぐいすの
歌」は、1914年に完成した自作オペラ「うぐいす」からの改作。内容は3大バレ
エの作曲を通じて音楽語法を確固たるものとしたのちに着手された第2幕、第3
幕の音楽を組み合わせたもので、ストラヴィンスキー自身も、交響詩への構想
をあたためていたましたが、1917年の初めに、バレエでの舞台上演を希望する
ディアギレフの申し出を契機に仕上げています。まず、1919年に演奏会形式で
初演、バレエ形式による舞台初演は1920年2月にパリ・オペラ座で、いずれも
指揮はアンセルメが担当しています。
「ぺトルーシュカ」と同じ1911年にロシア・バレエ団としての初演を行った
「白鳥の湖」を指揮するのは、イスラエル亡命以前にロシアでレニングラード
・フィルやボリショイ劇場管を振った経歴を持つ名匠アーロノヴィチ。ダイナ
ミックな音楽運びで傑作バレエの魅力も全開です。




<ORFEO>
ORFEO 759081 \2450
リスト:超絶技巧練習曲集S139(全12曲)
ミロスラフ・クルティシェフ(P)
1985年ロシアのレニングラードに生まれたミロスラフ・クルティシェフは、
2007年の第13回チャイコフスキー国際コンクールでピアノ部門最高位(第1位な
しの第2位)に輝いた逸材。すでに、ウィーンのムジークフェラインザール、ア
ムステルダムのコンセルトヘボウ、ニューヨークのエイブリー・フィッシャー
・ホールに登場するいっぽうで、巨匠ワレリー・ゲルギエフのお気に入りとし
て数々の音楽祭にも出演しています。
現在はペテルブルク音楽院に在学中のクルティシェフが弾くオルフェオ・デビュ
ー盤は、リストの超絶技巧練習曲集。チャイコフスキー・コンクールの予選で
も弾いて聴衆の度肝を抜いた第4、9、12番をはじめ、恐るべきヴィルトゥオー
ゾぶりに磨きをかけています。




<Musica Rediviva>
MRSACD 019(SACD-Hybrid) \2180
(1)デュカス:「ラ・ペリ」へのファンファーレ
(2)グレインジャー:「モールバラ公爵」のファンファーレ
(3)ブルックナー:ロークス・イステ
(4)ブラームス:コラール前奏曲「私はこの世から去らねばならぬ」op.122-11
(5)ヒンデミット:金管のための「朝の音楽」-プレーン音楽祭のために
(8)シベリウス:ティエラ
(9)マーラー:原光
(10)マーラー:交響曲第5番-アダージェット(6’24”)
(11)山本訓久:「日本の子どもの歌による組曲」
あんたがたどこさ、さくらさくら、ずいずいずっころばし、浜辺の歌
(12)J.ランナー:シュタイヤー舞曲集op.165
(13)J.シュトラウスI世:愛すべきアンネンポルカop.137
(14)ヨハンとヨーゼフ・シュトラウス:ピツィカートポルカ
(15)J.シュトラウスII世:ポルカ「ハンガリー万歳!」op.332
(16)マーラー:交響曲第3番-アダージョ‐愛が私に語ること‐(8’28”)
山本訓久(指、編曲(3)(4)(9)(10)(12)(13)(14)(15)(16))
アンサンブル・ペガサス トウキョウ
現在、日本を代表する大編成ブラス・アンサンブルである「アンサンブル・ペ
ガサス トウキョウ ENSEMBLE PEGASUS, TOKYO」(以下EPTと略す)は2002年に結
成以来、年1度の日本国内での演奏会とともにチェコ、ドイツ、オーストリア、
ノルウェー、スウェーデンなどヨーロッパ各国で数多くの公演を行なって来た。
EPTの音楽的コンセプトは、その15名の基本編成[3trp/picctrp/flghn/2hn/4trb
/bsflghn/euph/2tub]に端的に表れている。金管楽器本来の輝かしい音色を持
つトランペット、トロンボーン、ホルンに加えて、より柔和なサウンドのフ
リュ-ゲルホーン、バス・フリューゲルホーン、ユーフォニアム、2本のテュー
バ(FおよびC管)を取り入れて中低音域の充実を図り、リーダー・山本訓久のス
ペシャル・アレンジによってこれまでのブラス・アンサンブルにない独自のレ
パートリーを創り上げている。またルネサンス、バロックなど歴史的なレパー
トリーを取り上げる際には、古楽のアーティキュレーションを用いて作品本来
の姿を再現すべく配慮している。現代楽器によるブラス・アンサンブルにおい
て、古楽奏法を用いて演奏している例は他にほとんどみられない。EPTによる
この試みは世界に先駆けるものとして注目されている。



<TAHRA>
TAH 664 \2300
(1)ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調Op.92
(2)ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
カール・シューリヒト(指)北ドイツ放送響
((1)1957年4月15日(2)1958年5月7日)
ベートーヴェン「7番」のティンパニの炸裂や金管の咆哮を聴くと端整なシュー
リヒトのイメージが吹っ飛んでしまいます。フルトヴェングラー&ベルリン・
フィル1943年の劇演もびっくりの迫力にのけぞること必至。シューリヒトは端
整なフォルムだけの人ではなく、その中に秘められた情熱や生命力こそが魅力
的なわけで、今回の新発見の録音はシューリヒトのむき出しの情熱の爆発!と
いうほかない激烈なものです。




<Simax>
PSC 1278(SACD-Hybrid) \2680
ヨン・オイヴィン・ネス(1968-):
(1)ヴァイオリン協奏曲(マッド・キャップ・トゥートリング)(2003)
(2)チェロ協奏曲(ウェット・ブラバー・スープ)(2002)
(3)Gus(突風)(2005)(ダブルベースとヴィオラのための)
(4)ロウ・ジャイヴ(2007)(管弦楽のための)
(1)(2)ペーテル・ヘレスタール(Vn) オイスタイン・ビルケラン(Vc)
(3)ダン・ステュッフェ(ダブルベース) カスリーン・ブロック(Va)
(1)(2)(4)オスロ・フィルハーモニック管弦楽団 ペーテル・シルヴァイ(指)
(1)(2)録音:2008年4月28日-30日 オスロ・コンサートホール
(3)録音:2008年6月25日 ノルウェー音楽大学(NMH)リンデマンホール(オスロ)
[PSC1288]
(4)録音:2008年2月6日-7日 オスロ・コンサートホール(ライヴ)
現在50歳以下の作曲家たちはポピュラー音楽と一緒に育ちながら、なぜアート
ミュージックとポピュラーミュージックの対話を試みる人たちがほとんど見あ
たらないのだろうか。 Byヘンリク・ヘルステニウス
そんな疑問に答えるように独自の活動を続けている作曲家ヨン・オイヴィン・
ネスの作品集。彼は、イギリスとアメリカのポピュラーミュージックとの関わ
りを常に持ちつづけてきました。新しい着想のセル(細胞)が次々と現れ、ひと
つの作品を作り上げていきます。《マッド・キャップ・トゥートリング》はヴァ
イオリン協奏曲。タイトルの"無鉄砲者がペラペラ"が示すのは、メディアを前
にイラクへの侵攻をぶち上げた米国合衆国第43代大統領ジョージ・W・ブッシュ
です。チェロ協奏曲の《ウェット・ブラバー・スープ》。"湿ったブラバー(鯨
の脂肪)スープ" のタイトルは、イギリスのバンド10ccのメンバーだったケヴィ
ン・ゴドリーとロル・クレームが脱退後に結成したポップ・デュオ、ゴドリー
&クリームの歌の題名のもじりです。ダブルベースとヴィオラのデュエット曲
のタイトル《Gust》は自然と文化の交わす対話を示唆します。《ロウ・ジャイ
ヴ》のタイトルは、カルト的人気を誇ったイギリスのパンク、ニュー・ウェイ
ヴのバンド、スージー・アンド・ザ・バンシーズの歌《スローダイブ》の歌詞
の一部。タイトルが示すとおりオーケストラの低域に響きと音色の中心が置か
れています。この曲にかぎらずネスの音楽には常にストラヴィンスキーの影が
つきまとっているようです。

PSC 1279(SACD-Hybrid) 2枚組 \4680
グリーグ:ピアノ三重奏曲 ハ短調
スメタナ:ピアノ三重奏曲 ト短調 作品15
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50
グリーグ三重奏団
【ヴェービョルン・アンヴィーク(P) ソルヴェ・シーゲルラン(Vn) 
エレン・マルグレーテ・フレショー(Vc)】
録音:2007年3月13日-16日、19日-20日 
オストシーデン教会(フレドリクスター、ノルウェー)
グリーグ三重奏団は1987年の結成以来、変わらないメンバーで着実に評価を重
ねてきました。フレドリクスターのオストシーデン教会で録音の行われた最新
アルバムではロマンティックな3つの作品が演奏されています。グリーグが三重
奏曲の緩徐楽章として作曲しながら、彼の死後出版された《アンダンテ・コン
・モート》、病死した娘の追悼のためにスメタナが書いたト短調の三重奏曲。
チャイコフスキーのイ短調三重奏曲は、ニコライ・ルビンシテインの死をきっ
かけに作曲されたロマンティックな大作。グリーグ三重奏団が1993年・1994年
度ノルウェー批評家賞を受賞することになったコンサートで演奏されたのが、
この作品でした。

PSC 1029 \2280
ブラームス:チェロ作品集
チェロ・ソナタ第1番&第2番、6つのリート Op.3-第1番 愛のまこと、
5つのリート Op.49-第4番 子守歌、5つのリート Op.71-第5番 恋の歌、
6つのリート Op.86-第2番 野の寂しさ、5つのリート Op.94-第4番 サッフォー
風頌歌、5つのリート Op.105 第1&2番
トゥルルス・モルク(Vc) ラーゲルスペッツ(P)



<DYNAMIC>
CDS 599 (2CD+カタログ) \1080
2008-2009カタログ付きレーベル 30周年記念特別価格CD
(メーカー在庫がなくなり次第カタログ付CDの販売は終了いたします)
プッチーニ:
歌劇『蝶々夫人』全曲
ダニエラ・デッシー(S:蝶々夫人) 
ファビオ・アルミリアート(T:ピンカートン)
フアン・ポンス(Br:シャープレス) 
ロッサーナ・リナルディ(Ms:スズキ) 
マリア・チョッピ(Ms:ケイト) 
ルカ・カザリン(Br:ゴロー) 
リッカルド・ザネッラート(Bs:ボンゾ)、他
チッタ・リリカ管弦楽団&合唱団 
プラシド・ドミンゴ(指)
DVD(DYNDVD33457)で発売された、2004年5月、トッレ・デル・ラーゴのプッチー
ニ音楽祭での「蝶々夫人」の、カタログ付き限定CD。円熟のデッシーを中心に、
アルミリアート、ポンスら優れたキャストと、ドミンゴの指揮が大きな話題と
なりました。



<SDG>
SDG 153 2枚組 \3950
J.S.バッハ:カンタータ集Vol.20
[CD1]
「おのがものを取りて、行け」BWV 144
「われはわが幸に満ち足れり」BWV 84
「われは神の御胸の思いに」BWV 92
[CD2]
「天より雨下り、雪落ちて」BWV 18
「軽佻浮薄なる精神(こころ)の者ども」BWV 181
「主よ、われらを汝の御言葉のもとに留めたまえ」BWV 126
ギリアン・キース(S)、アンガラード・グルフィッド・ジョーンズ(S)
ロビン・タイソン(A)、ジェームス・ギルクリスト(T)、
ステファン・ロージェス(B)
モンテヴェルディ合唱団
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
録音:2000年2月
復活節前第9、8日曜日のためのカンタータ集。神の御言葉について説いた聖句
が読まれる日曜日のため、どのカンタータも「言葉」そのものに重点を置いて
います。84番はソプラノ・ソロのためのカンタータ。終曲のコラールは、神へ
の純粋な信仰を表現しています。ガーディナーはコーラスに「ア・カペッラ」
でコラールを歌わせており、歌詞がいっそう印象深く響きます。




<Paradizo>
PA 0007 \2280
A French Collection-フレンチ・コレクション
ルイ・マルシャン:プレリュード(Livre1)、シャコンヌ(LivreI)
ジャック・デュフリ:
ラ・ドゥ・ベロンブル(LivreIII)、愛(LivreIII)、
ラ・フェリックス(LivreII)、ロンドー(LivreI)、シャコンヌ(LivreIII)、
ロンドー(LivreIV)
A.L.クープラン:ロンドー(1751)
クロード・バニニュ・バルバストル:
ジーグ、ラ・スザンヌ、エリクール、ラ・デュ・カーズ
ミシェル・コレット:エトワール
パンクラス・ロワイエ:アルマンド(LivreI)、スキタイ人の行進(LivreI)
スキップ・センペ(チェンバロ)
録音:2006年
センペのチェンバロの魅力はじゃらんじゃらんとゴージャスな音、そして鮮烈
なリズム感、ものすごい推進感。チェンバロという楽器をここまで鳴らせる奏
者はなかなかありません。このディスクの最後のトラックに収められている
「スキタイ人の行進」(トラック17)ではまさにゴージャス・センペ節が爆発し
ます。もちろん、静かでゆったりとした作品では、ため息が出るようなセンシ
ティブな歌を聴かせてくれます。フランス・バロックの熱くゴージャスな世界
を心行くまで堪能できる、素晴らしいディスクです。




<BIS>
BIS 1690 \2380
アラン・ペッテション:
(1)8つの裸足の歌(オーケストレーション:アンタル・ドラティ)
(2)弦楽のための協奏曲第1番(1949/50)
(3)同第2番(1956)
アンデシュ・ラッション(Br)
クリスチャン・リンドベルイ(指)ノルディック室内管
現代スウェーデンの作曲家アラン・ペッテション(1911-1980)は17曲も交響曲を
残したシンフォニスト。DVの父親のもと貧困な家庭に育った彼の芸術は非常に
ペシミスティックで暗く、しばしば暴力的な独自なもので、はまると抜け出せ
なくなる力を持っています。当アルバムでは、いたって健康的で陽性なクリス
チャン・リンドベルイがトロンボーンを指揮棒に持ち替えてペッテションに挑
戦しているのが注目。恐るべき深みを垣間見せてくれます。

BIS 1744 \2380
息の合ったパートナー
(1)クライスラー:前奏曲とアレグロ
(2)J.S.バッハ:ヴァイオリンソナタ ホ長調 BWV1016
(3)モーツァルト:同第17番ハ長調 K.296
(4)グリーグ:同第2番ト長調 Op.13
(5)チャイコフスキー:メロディ
(6)バルトーク:6つのルーマニア舞曲
タスミン・リトル(Vn) ジョン・レネハン(Pf)
20年以上も続くイギリスのTV番組のパーソナリティでもある女性ヴァイオリニ
スト、タスミン・リトル。本国ではお茶の間の非常な人気者で、他社からリリ
ースしたアルバムは2008年にクラシックFMグラモノフォン賞を受賞しています。
彼女が気の会った伴奏者のレネハンと、ポピュラーな作品を用いてヴァイオリ
ン音楽の歴史を紹介してくれます。

BIS 1726 \2380
スティーヴン・ポールズ:オラトリオ「夜明けは来るはず」(2005)
バリー・アベルソン(カントル) エリザベス・フートラル(Sop) 
クリスチーナ・ボルドウィン(Ms)
ジョン・テシェール(Ten) フィリップ・ココリノス(B-Br)
ミネソタ・コラール、ミネソタ少年合唱団、バシリカ大聖堂合唱団、
オスモ・ヴァンスカ(指)ミネソタ管
スティーヴン・ポールズはオペラ「郵便配達人は二度ベルを鳴らす」で知られ
る1949年生まれのアメリカの作曲家。声楽作品が特に高い評価を得ています。
オラトリオ「夜明けは来るはず」は2005年にミネソタのカトリック団体からの
委嘱で作曲されたもので、第2次世界大戦のホロコーストから生還した60周年の
ためにユダヤ人共同体への贈り物となっています。無垢な児童合唱を多用する
ことで残忍さが一層強調されます。ヴァンスカの力強い演奏が胸を打ちます。

BIS SA 1709(SACD-Hybrid) \2500
R.シュトラウス歌曲集
赤いバラAV76/マルフェンAV304/ひそやかな歌Op.39の1/
若い魔女の歌Op.39の2/解き放たれてOp.39の4/ツェツィーリエOp.27の2/
明日の朝Op.27の4/オフェーリアの3つの歌Op.67/ひそやかな歌Op.39の1/
万霊節Op.10の8/私は漂うOp.48の2/お母さんの戯れOp.43の2/
同じことOp.69の3/悪天候Op.69の5/バラの花環Op.36の1/
子供の不思議な角笛よりOp.36の3/思いのすべてOp.21の1/私の心の王冠Op.21
の2/わが子にOp.37の3/我が目Op.37の4
カミラ・ティリング(Sop) ポール・リヴィニウス(Pf) 
ウルフ・ヴァリーン(Vn)
スウェーデン出身の若手ソプラノ歌手カミラ・ティリング。オペラでの活躍が
目覚しいですが、ここではリヒャルト・シュトラウスの歌曲に挑戦。彼女初の
ソロ・アルバムでもあります。声質・容姿ともに愛らしいティリング、オスス
メです。

BIS 1770/2 7枚組 \7080
メシアン:オルガン曲全集
キリストの昇天(1934)/天上の宴(1928)/永遠の教会の出現(1932)/
二連画(1930)/主の降誕(1935)/栄光の御体(1939)/献堂式のための唱句(1960)
/精霊降臨祭のミサ(1950)/オルガンの書(1951)/聖三位一体の神秘への瞑想
(1969)/聖体秘跡の書(1984)/献堂式のための唱句(1960)/モノディ(1963)/
前奏曲(1928)/聖体秘跡の捧げもの(1935)
ハンス=オラ・エリクソン(Org)
昨年が生誕百年だったメシアン。あらゆるジャンルに及ぶ彼の創作のなかで、
やはりオルガン作品は特別に力が入った逸品揃い。それをスウェーデンきって
の名手ハンス=オラ・エリクソンが全曲演奏、何と7枚組3枚価格という驚異的
安価で御提供。単なる旧譜寄せ集めではなく、「モノディ」「前奏曲」「聖体
秘跡の捧げもの」は新たに録音され、鳥の鳴き声まで収録されています。





<haenssler>
98 286 \2080
ベートーヴェン変容
(1)ヘラー:ベートーヴェンの主題による33の変奏曲 Op.130
(2)ズガンバーティ:メヌエット(ベートーヴェンの弦楽三重奏曲 Op.3に基づく)
(3)カルクブレンナー:ベートーヴェンの名高いワルツによる幻想曲 Op.118
(4)ザイス編曲:ドイツ舞曲集 WoO.8
(5)ラフ編曲:ロマンス第1番ト長調 Op.40
(6)タウジヒ編曲:弦楽四重奏曲第7番「ラズモフスキー第1番」よりアダージョ
(7)同編曲:同第8番「ラズモフスキー第2番」よりスケルツォ
(8)同編曲:同第9番「ラズモフスキー第3番」よりアンダンテ
(9)同編曲:同第13番よりカヴァティーナ
(10)フリードマン編曲:エコセーズ WoO.83
ペトロネル・マラン(Pf)
これまでバッハ(98.424)、モーツァルト(98.231)と続いたマランの変容
(Transfigured)シリーズ、今回はベートーヴェンに焦点が当てられています。
ステファン・ヘラーの変奏曲は「32の変奏曲WoO.80」を主題とする18分程の作
品。変奏技法も興味深いだけでなく、「運命」「第9」「ワルトシュタインソナ
タ」ピアノ三重奏曲第1番などの名旋律が顔を出します。ヘラーのベートーヴェ
ン賛歌と申せましょう。またあの甘美なヴァイオリン曲「ロマンス」をラフが
ピアノ独奏用にした珍品や、大ピアニスト、タウジヒの凝りに凝った弦楽四重
奏の編曲までブリュトナー・ピアノの音色とともに飽きさせません。




<Profil>
PH 09006(SACD-Hybrid) \2180
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
(2)第1楽章カデンツァ;リッシェ、ブゾーニ、ブラームス、フンメル、
ベートーヴェン
(3)第3楽章カデンツァ;リッシェ、ブゾーニ、クララ・シューマン、
フランツ・クサヴァー・モーツァルト、ベートーヴェン
ミヒャエル・リッシェ(Pf)
ハワード・グリフィス(指)ケルンWDR交響楽団
純ドイツ風ピアニズムが味のミヒャエル・リッシェ。作曲家としてもミルコ・
ケレメン門下の彼が自作のカデンツァでモーツァルトのピアノ協奏曲第20番を
弾いていますが、自作以外、ベートーヴェンの有名なものからブラームス、ブ
ゾ-ニの各種カデンツァを聴かせてくれます。第3楽章ではモーツァルトの令息
フランツ・クサヴァー作が入っているのも注目です。

PH 09009 3枚組 \3850
モノラル
初出
ワーグナー:舞台神聖祭典劇「パルシファル」
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(パルシファル)
マルタ・メードル(クンドリー)
グスタフ・ナイトリンガー(アンフォルタス王)
オットー・フォン・ロール(グルネマンツ)
ヘティ・プリュマッハー(Sp)他
ヴュルテンベルク国立歌劇場(シュトゥットガルト国立歌劇場)管、同合唱団
フェルディナント・ライトナー(指)
録音:1953年パリオペラ座(ライヴ)
抜群の音質で、とんでもない「パルシファル」が登場しました。これ以上望め
ない歌手、指揮者が戦争の記憶生々しいドイツの旧占領地パリで行った緊迫感
あふれる、爆発的ライヴ。パリにおけるワーグナー演奏史に残る大名演とされて
いた幻の公演が良い音で残されていたことにも驚き。また当時のこれだけの歌
手がライトナー音楽総監督のシュトゥットガルトの専属だったという事実もびっ
くりで、さすが往時「ライトナー黄金のシュトゥットガルト」と呼ばれていた
だけのことはあります。この数年後にはヴンダーリヒも専属歌手陣に参加。
主な歌手の略歴 ヴィントガッセン:1914年生。世界的ワーグナー歌手として有
名。メードル:1912生。バイロイトの常連。代表的ワーグナーソプラノ。ナイト
リンガー:1910年生。バイロイトの常連。ドイツを代表するワーグナーバスバリ
トン。宮廷歌手。フォン・ロール:1916年生。ワーグナーバスとして高名。宮廷
歌手。プリュマッハー:1922年生。ザルツ・バイロイトの常連。ドイツの一時代
を代表する名アルト。




<YSAYE RECORDS>
IM 01 \1880
ドビュッシー:映像100%
映像第1集
第1曲:水の反映
(1)イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(Pf. 1926年録音)
(2)マリウス=フランソワ・ガイヤール(Pf. 1928年)
(3)ワルター・ギーゼキング(Pf. 1936年)
(4)ジャン・ドワイヤン(Pf. 1943年)
(5)アルトゥール・ルビンシュタイン(Pf. 1945年)
(6)アルトゥール・ベネデッティ=ミケランジェリ(Pf. 1948年)
第2曲:ラモーを讃えて
(1)ジャン・ドワイヤン(Pf. 1943年)
(2)マルセル・メイエ(Pf. 1947年)
第3曲:運動
(1)ジャン・ドワイヤン(Pf. 1943年)
(2)クラウディオ・アラウ(Pf. 1949年)
映像第2集
第1曲:葉末を渡る鐘の音
(1)ワルター・ギーゼキング(Pf. 1948年)
(4)クラウディオ・アラウ(Pf. 1949年)
第2曲:そして月は荒れた寺院に落ちる
(1)マルセル・メイエ(Pf. 1947年)
第3曲:金の魚
(1)リカルド・ビニェス(Pf. 1930年)
(3)ワルター・ギーゼキング(Pf. 1937年)
(3)アルトゥール・ルビンシュタイン(Pf. 1945年)
(4)マルセル・メイエ(Pf. 1947年)
ドビュッシーのピアノ曲中でも、印象主義的筆致が魔術的高みに達している
「映像」。これをピアノ音楽史上の巨匠たちが弾いた古いもののみを集めたア
ルバム。古くはパデレフスキ、ビニェスといった歴史上の大物から若き日のル
ビンシュタイン、ミケランジェリまで盛りだくさんで復刻も鮮明。ドビュッシ
ー資料センター、フランス国立図書館、イザイ・レコードの共同で蘇りました。




<INTEGRAL>
INTEG 221165 \2350
ブラームス:
(1)創作主題による変奏曲 Op.21の1
(2)6つの小品 Op.118
(3)シューマンの主題による変奏曲 Op.23(連弾)
エリック・ハイドシェック(Pf)、ターニャ・ハイドシェック(Pf)(3)
[録音:2008年4月 / パリ]
ハイドシェックが昨年4月にパリで行った最新録音。彼は近年とみにブラームス
への親近感を見せていますが、ここでも自信作を誰にも真似の出来ぬ至芸で聴
かせてくれます。
ことにブラームス最晩年の寂寥感に満ちた「6つの小品」の語り口の巧さはまさ
に神業、つぶやきのようなピアニッシモから爆発するようなエネルギーまでボル
テージの高さはハイドシェックならでは。またそれほど弾かれる機会の多くな
い「創作主題による変奏曲」も非常に感動的。何と良い曲だろうかと聞き惚れ
てしまいます。
ターニャ夫人との連弾による「シューマンの主題による変奏曲」も聞きもの。
シューマンが精神病院で書きとめた旋律によるこの変奏曲からしみじみとした
物語を引き出しています。




<VAI>
VAIDVD 4473(DVD-Video) \3450
白黒/モノラル
字幕なし
オイストラフの至芸
(1)ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.129
(2)ドビュッシー:ヴァイオリンソナタ/亜麻色の髪の乙女
(3)ドヴォルザーク:マズルカ Op.49
(4)シベリウス:夜想曲-「ベルシャザル王の饗宴」Op.51より
(5)シューベルト:ワルツ・カプリス(ウィーンの夜会)
ダヴィド・オイストラフ(Vn)、
キリル・コンドラシン(指)
モスクワ・フィル(1)、フリーダ・バウエル(Pf)(2)-(5)
[収録:1967年10月26日(1)、1972年(2)-(5) / モスクワ音楽院大ホール]
ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第2番は、これまでもDVD発売された
ことがありますが、この盤には世界初演時のライヴと明記されています。オイ
ストラフは一見枯淡の境地のような演奏ながら、恐ろしいまでの緊張感と音楽
の大きさに圧倒させられます。1972年のリサイタルでは鬼気迫るドビュッシー
が聴きもの。オイストラフならではのツルツルとした美音がたまりません。比
較的珍しい楽曲が多いですが、まさに巨匠芸、ヴァイオリン音楽ファン注目です。



<2L>
2L 51SABD(SACD-Hybrid+Blu-ray 音声ディスク) \3650
5.0 DTS HD MA
5.0 LPCM 24/96
2.0 LPCM 24/96
ソナー (Sonar)
マグナル・オーム(1952-):ハープ作品集
目的たれ vere meininga (1999 rev.2005)
(ハープ、エレクトリックハープ、弦楽六重奏と朗読のための協奏曲)
今朝、目覚めると det var mjukt (ソプラノとハープのための)
この真っさらの今 dette blanke no (ハープ、天使たちと朗読のための)
エレン・セーイェシュテード・ボートケル(Hrp、エレクトリックHrp) 
ヒルデグン・リセ(朗読)
ベーリト・ノルバッケン・スールセット(S) グレクス・ヴォーカリス
カール・ホグセット(指)オスロ室内ソロイスツ
録音:2007年1月、8月 リス教会(オスロ、ノルウェー)
[制作:モッテン・リンドベルグ 録音:モッテン・リンドベルグ、
ハンス・ペーテル・ロランジュ]
ディヴェルティメンティ(2L 50SABD)に続いて2LがSACD+ブルーレイ仕様でリ
リース!今回は美しい作風で知られるノルウェーの作曲家マグナル・オームの
ハープ作品集。マグナル・オームは作曲家としてひとつのビジョンをもってい
ます。ハープのために書いた作品を集めたアルバムに彼は、『ソナー』のタイ
トルをつけました。超音波を発射し、未知の物体の姿や物体との距離を探知す
る装置、ソナー(sonar - sound navigation and ranging)。人間もまた、意味
を探りつづけるため物質的、精神的空間に向けて象徴的ソナーを放つ。宇宙に
答を求め、信号を送る。その表現が人生であり音楽。オームはそう語ります。
古箏と弦楽六重奏のための作品をハープと弦楽六重奏と朗読のための協奏曲に
改訂した「目的たれ」では、(図1)のように演奏者、楽器を配置しより音響効
果を高めています。クラーク・E・ムースタカスの詩をテクストとする「今朝、
目覚めると」、オーム自身の詩による「この真っさらの今」。エレン・セー
イェシュテード・ボートケルのハープに弦楽器あるいは声が応えます。作曲者
のビジョンから生まれた澄んだ音空間は聴き手に反射し、その新たな想像を誘
うはずです。

2L 52SACD(SACD-Hybrid) \2280
シェル・モルク・カールセン(1947-):
コラールソナタ 第3番、トランペット・ミサ
ヨン・ラウクヴィーク(1952-):嘆き
シェティル・ヴェーア(1932-):トランペットとオルガンのためのソナタ
エギル・ホーヴラン(1924-):カントゥス X(Cantus X)
ヤン・フレードリク・クリスチャンセン(Tp)
テリエ・ヴィンゲ(Org:リレストレム教会のリューデ&ベルグ(Ryde & Berg)
オルガン(2004)
録音:2007年6月 リレストレム教会(リレストレム、ノルウェー)
[制作:ヨルン・シメンスター  録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ]
トランペットとオルガンの共演アルバム。ヨン・ラウクヴィーク、シェティル
・ヴェーア、エギル・ホーヴラン。ふたつの楽器のために彼らが書いた音楽は
どれも、やさしく瞑想的な気分にみちています。
ヤン・フレードリク・クリスチャンセンは1973年から2007年までオスロ・フィ
ルハーモニックの首席トランペット奏者を務め、ゲオルク・ショルティが指揮
した国連創立50周年記念コンサートのオーケストラのメンバーにも選出。現在
はノルウェー音楽大学の教授を務め、オスロ・シンフォニエッタのメンバーと
して演奏活動を続けています。その柔らかいトランペットの響きでクリスチャ
ンセンは、同郷の作曲家たちの "歌" に美しい共感を示します。オルガンは
Simaxの「ノルウェーのオルガン」録音シリーズを担当するオルガニストのテ
リエ・ヴィンゲ。アルバムの録音はオスロ近郊の町、リレストレムの教会で行
われました。2004年に設置されたリューデ&ベルグ・オルガンとクリスチャン
センのトランペットが独立した響きを保ちながら、美しく融け合います。2Lの
エンジニア、ハンス・ペーテル・ロランジュが巧みな録音技術で音を捉え、素
晴らしい音楽として聴かせてくれます。

2L 46SACD(SACD-Hybrid) \2280
Springar etter Gudmund Eide
(グームン・アイデにならったスプリンガル/スタムネス)
Ginas vals
(イーナのワルツ/(ハルダンゲルのニルス・チョフロートにならった)、他
ベーリト・オプハイム・ヴェシュト(Vo)
録音:2007年6月 ヤール教会(ベールム、ノルウェー)
[制作:ヨルン・シメンスター  録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ]
ノルウェーの農民舞曲、スロッテル。村人たちの踊りにはフィドル弾きの伴奏
がつきものです。でも、プレーヤーのいない時には歌い手が代役を務めること
もありました。歌い手はフィドルを口真似し、意味のない "言葉" を即興で歌
います。その伝統のスタイルを正しく伝えるため、このアルバムで歌うヴェ
シュトは、アーカイヴに保存された録音を研究、それにも基づき歌唱の録音を
行いました。 ベーリト・オプハイム・ヴェシュトはノルウェーを代表する民
謡歌手のひとりです。フォークにとどまらないジャンルを超えた活動は、ノル
ウェー室内管弦楽団、オスロ室内合唱団、BIT20アンサンブル、ノルウェー放
送管弦楽団との共演にまで及び、フォークオペラ版《魔笛》のノルウェーとス
ウェーデンをまわる公演では夜の女王とパパゲーナの役を歌いました。弾むリ
ズムの歌、のどかな歌に谷間の暮らしの楽しい時間がしのばれます。



<SUPRAPHON>
SU 3976 \1780
(1)ドヴォルザーク:ミニアチュアOp.75a(B.149, 1887)
(2)同:バガテルOp.47(B.79, 1878)
(3)同:テルツェット ハ長調Op.74(B.148, 1887)
(4)ヨゼフ・スーク(1874-1935):ピアノ四重奏曲イ短調Op.1(1891)
ヨゼフ・スーク(Vn)
(1)(2)(3)ミロスラフ・アンブロシュ(Vn) 
(1)(3)(4)カレル・ウンターミューラー(Va) (2)(4)イジー・バールタ(Vc)
ヤン・シモン((2)ハルモニウム、(4)ピアノ)
録音:2008年10月27日、11月1、3 & 4日プラハ、
ボヘミア・ミュージック・スタジオ
チェコを代表する名手で、数多くの録音や度重なる来日公演を通じて私達にも
なじみの深いヴァイオリニスト、ヨゼフ・スークはことし2009年に80歳を迎え
ます。
ドヴォルザークが創作中に「まるで壮大なシンフォニーを書いているかのよう
に、わたしを喜ばせる」と音楽出版社ジムロックに打ち明けた「ミニアチュア」
は、まもなくヴァイオリンとピアノに編曲された名作「ロマンティックな小品」
のオリジナル。あたたかな温もりを感じさせ、ときにメランコリックにと、人
懐こい旋律の魅力にあふれたドヴォルザーク3作に続くのは、直弟子スーク27歳
のときのピアノ四重奏曲。3楽章形式で、劇的に開始され、夢みるようなアダー
ジョを経て、情熱のほとばしるフィナーレで閉じられます。
大家スークが息子や孫の世代にあたる仲間たちとの最新録音は、曾祖父ドヴォ
ルザークと、祖父で同名の作曲家スークによる室内楽というアニヴァーサリー
にもってこいのプログラムとなっています。

SU 3967 \1480
マルチヌー:
(1)ヴァイオリン協奏曲第1番H 226
(2)ヴァイオリン協奏曲第2番H 293(1943)
(3)ラプソディ・コンチェルト-ヴィオラと管弦楽のためのH.337(1952)
ヨゼフ・スーク(Vn & Va)
ヴァーツラフ・ノイマン(指)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1973年11月5-7日(2)1973年9月24-26日(3)1987年11月18&20日プラハ、
ルドルフィヌム
(ディレクター:(1)(2)エドゥアルド・ヘルツォーク(3)パヴェル・キューン、
エンジニア:(1)(2)ミロスラフ・クルハン(3)ヴァーツラフ・ロウバル)
リマスタリング:2009年プラハ、
ルドルフィヌム・スタジオ(エンジニア:オルドジフ・スレザーク)
一時期、チェコ・フィルの第2ヴァイオリン奏者を務めていたこともあるマル
チヌー。マルチヌーがパリ時代に名手サミュエル・ドゥシュキンのために書い
たヴァイオリン協奏曲第1番(1933年完成)が、ようやく世界初演されたのは1973
年のこと。ショルティ&シカゴ響のもと、ソリストを務めたのがヨゼフ・スー
クでした。同じ1973年に、第1番の初演者スークが、同郷のノイマン&チェコ
・フィルというこれ以上ない万全のサポートを得て、第2番との組み合わせで
発表したヴァイオリン協奏曲のアルバムは、1978年度のアカデミー・シャルル
・クロのディスク大賞を獲得しています。このような名盤だけに、同じ顔ぶれ
で追加新録したラプソディ・コンチェルトを加え、すでにCD化(11.1969)され
ていますが、2009年にマルチヌーが歿後50年の節目を迎えるにあたり、同時に
傘寿を迎えるスークを祝して、最新リマスタリングで新装リリースされること
になりました。あらためて内容は決定盤と呼ぶにふさわしいものです。

SU 3968 \1480
(1)ドヴォルザーク:交響曲第3番変ホ長調Op.10, B.34
(2)グラズノフ:サクソフォーン協奏曲変ホ長調Op.109
(3)ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
カレル・クラウトガルトネル(Sax) ヤン・パネンカ(P)
ヴァーツラフ・スメターチェク(指)プラハ交響楽団
録音:(1)1959年9月28-29日プラハ、ルドルフィヌム
(2)1962年12月27-28日(3)1953年6月15日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
さっそうとしたスタイルにより、ドヴォルザークの第3番といえばこれ!とファ
ンの間で語り継がれる名匠スメターチェクの演奏がようやく本家SUPRAPHONで
もCD化。最新のリマスタリングで音質も上々です。さらに、ここでは初CD化と
なるカップリングにも注目。グラズノフで惚れ惚れするような音色を聴かせる
のは、クラリネットとサックスの演奏、アレンジと作曲で1950年代から1970年
代にかけて、ジャズ、クラシックを問わずマルチ・プレーヤーとして名を馳せ
たカレル・クラウトガルトネル(1922-1982)。そして、ヤン・パネンカ(1922-
1999)のヴィルトゥオーゾぶりと、スメターチェクのユニークなアプローチを
堪能できるガーシュウィンも思いがけない拾いものといえるでしょう。



<Ondine>
ODE 1145 4枚組 \6240
限定盤
エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928-):8つの交響曲
CD1:交響曲第1番(2003年改訂版)、交響曲第2番
CD2:交響曲第3番、交響曲第4番「アラベスカータ」
CD3:交響曲第5番、交響曲第6番「ヴィンセンティアーナ」
CD4:交響曲第7番「光の天使」、交響曲第8番「旅」
ベルギー国立交響楽団 ミッコ・フランク(指) [第1番]
ライプツィヒ放送交響楽団 マックス・ポンマー(指)[第2、3、4&5番]
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 マックス・ポンマー(指)[第6番]
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 レイフ・セーゲルスタム(指)
[第7、8番]
録音:1989年-2005年
2008年10月9日に80歳を迎えたラウタヴァーラの交響曲の道程をたどるアルバ
ム。タングルウッドでコープランドに学んでいたころに作曲したクラシカルな
第1番、もっと鋭い現代的な語法による第2番、ブルックナーのロマンティシズ
ムをモデルにしながら、技法は十二音に基づく第3番、音列技法による禁欲的
なモダニズムの第4番。それまでのスタイルを融合、ゆたかな色彩とテクスチュ
アをもつ、流れるようなスタイルに新たな展望を見いだした単一楽章の第5番、
ゴッホを題材とするオペラ《ヴィンセント》に基づき、《星の夜》以下4つの
楽章をもつ交響曲第6番、自由に流れる表現的なメロディが鮮やかな色世界に
誘う第7番《光の天使》、果てない海洋に導くかのような第8番《旅》。第1番
はミッコ・フランクとベルギー国立交響楽団が録音した、「ポエティコ」の楽
章を追加した2003年改訂版が収録されました。

ODE 1127 \2080
キンモ・ハコラ(1958-):
ピアノ協奏曲(1996)
【第1楽章フリオーゾ、第2楽章カプリッチ、第3楽章フォルツァ、第4楽章トッ
カータ、第5楽章フオーコ、第6楽章カデンツァ、第7楽章マエストーゾ、第8楽
章トリステ、第9楽章ルックス】、
シンフォニエッタ(1999)
ヘンリ・シーグフリードソン(P)
ヨン・ストゥールゴールズ(指)タンペレ・フィルハーモニック管弦楽団
録音:2007年12月 タンペレホール(タンペレ、フィンランド)
制作:セッポ・シーララ  録音:エンノ・マエメツ
フィンランドでもっとも注目される作曲家のひとりキンモ・ハコラ。ピアノ協
奏曲はヘルシンキ・フェスティヴァルから委嘱を受け、1996年に完成。9つの楽
章からなる演奏時間約56分の大曲。カデンツァが独立した楽章とされたことが
注目されます。力強さと輝かしさ、深い情緒とユーモア。ヴィルトゥオーゾ的
書法のパッセージとともにピアノ協奏曲のさまざまな魅力にあふれた記念碑的
な作品です。ヘンリ・シーグフリードソンはフィンランドのトゥルクに生まれ。
シベリウス・アカデミーで学び、1994年にヴァイマールで行われた国際フェレ
ンツ・リスト・ピアノ・コンペティションの第1位を獲得した後、ヨーロッパ
各地のコンクールで優勝もしくは上位に選ばれています。シベリウスのピアノ
・トランスクリプション集(h?nssler 98.261)、ラフマニノフのピアノ協奏曲
第2番・第3番(h?nssler 98.259)は国際的に高く評価され、新しい聴衆を獲得
することに成功しました。管弦楽のための「シンフォニエッタ」は、情熱的、
リズミカルな音楽が一貫する単一楽章の作品です。ヨン・ストゥールゴールズ
とタンペレ・フィルハーモニック管弦楽団がヴィルトゥオーゾ的な音楽を鮮や
かな音で楽しませてくれます。広がりのあるダイナミックな音、温もりのある
響き。ゆったりした空間を誇るタンペレのホールで録音セッションが行われま
した。



<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 249(SACD-Hybrid) 2枚組 \3780
(1)ヴェルディ:レクィエム
(2)ハイドン:交響曲第26番ニ短調Hob.I:26「ラメンタツィオーネ」
(3)モーツァルト:キリエ ニ短調KV.341
(1)アナ・マリア・マルティネス(S)
イヴォンヌ・ナエフ(Ms) マリウス・ブレンチウ(T) 
ジョルジォ・スーリアン(Bs)
オイローパコールアカデミー(合唱指揮:ヨスハルト・ダウス)
(3)SWRシュトゥットガルト声楽アンサンブル(合唱指揮:マーカス・クリード)
シルヴァン・カンブルラン(指)SWR南西ドイツ放送交響楽団
録音:(1)2008年5月11日バーデン=バーデン、祝祭劇場(ライヴ)
(2)2005年5月21日
(3)2007年11月5日以上フライブルク、コンツェルトハウス(ライヴ)
近現代作品を中心に色彩表現において非凡な感覚をみせるカンブルランの最新
録音は、ヴェルディの大曲レクィエム。このたびは大規模な声楽作品にふさわ
しく、マルチチャンネル・サラウンドも体感可能なSACDハイブリッド盤でのリ
リースもポイントとなっています。
高評価で迎えられた前作メシアンのセットがその代表例ですが、ここに至るカ
ンブルラン独自の切り口とは音価をじゅうぶんに保ちながら、ほとんど耽美的
なまでに作品へと肉迫する傾向にこそあるとおもわれます。その意味では、劇
的な部分とその音響効果で、全曲中もっとも有名な第2曲「怒りの日」、そし
て、その黙示録をおもわせる激烈な場面とは著しい対照をなす、たとえば、
第6曲「ルクス・エテルナ(永遠の光)」といった静謐なる美が集約された祈り
の部分を、鬼才カンブルランがどのように描いてゆくのかおおいに注目される
ところです。
しかも、なんといっても鍵を握る声楽陣の顔ぶれもまた大いに魅力的で、リリ
カルで若々しい素直な声質が好ましいルーマニア出身のブレンチウや、実力派
のナエフといったソリスト。さらに、それぞれ第一人者ダウス、クリードが率
いるふたつの精鋭コーラスもカンブルランの意図を十全に汲んでいるものと期
待されます。
なお、カップリングにはヴェルディに関連して、宗教的性格の2作品を収録。
まず、ハイドン自らの手によって「哀歌」と名付けられたタイトルをもつ交響
曲。第1楽章の“コラール”と楽譜に記された箇所では、オーボエと第2ヴァイ
オリンに聖週間用のグレゴリオ聖歌から採られた旋律が現れてしめやかなムー
ドを醸成。この曲はそもそも宗教的な目的のために書かれた2つの楽章を発展
させたものと考えられています。
そして、ニ短調によるハイドンの調性を引き継ぐ形でアルバムを締め括るの
は、モーツァルトのキリエ。演奏時間10分にも満たない短い作品にしては、同
時期のオペラ「イドメネオ」と一致する異例ともいえる破格の編成で書かれて
おり、その比類なき高みに達しているという点では、やはり同じ調性による傑
作「レクィエム」にも迫る内容です。




<LSO Live>
LSO 0628(SACD-Hybrid) 2枚組 \3450
ハイドン:オラトリオ「天地創造」(全曲)
サリー・マシューズ(S 天使ガブリエル、イヴ)
イアン・ボストリッジ(T 天使ウリエル)
ディートリヒ・ヘンシェル(Br 天使ラファエル、アダム)
ロンドン交響合唱団(合唱指揮:ジョセフ・カレン)
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団
録音:2007年10月7日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ジョナサン・ストークス & ニール・ハッチンソン
ハイドン歿後200周年を迎える2009年、LSO Liveがおくる超強力盤はデイヴィ
スによる「天地創造」。巨匠が80歳の誕生日を迎えるシーズンの呼び物のひと
つとして、2007年10月におこなわれたライヴです。
「天地創造」は晩年の2度にわたる英国滞在中に、「メサイア」などヘンデル
の大作におおいに触発され着想した、その規模内容ともにハイドンの最高傑作
といわれるオラトリオ。旧約聖書の「創世記」と「詩篇」、ミルトンの「失楽
園」をテキストの題材として、神による創造の第1日から第4日まで、生き物が
出現する第5日と第6日、そしてアダムとイヴの登場と、創世の七日間を時系列
に沿って3部構成で描いています。このように直截的にキリスト教的世界観で
彩られた内容と、絵画的ともいうべき巧みな手法でわかりやすく活写される動
物たちの魅力や、大合唱が動員されて聞き栄えすることなどから、欧米ではと
りわけ人気も高く特別な作品として迎えられています。
こうした作品だけに「天地創造」は、すぐれた腕前で声楽作品を意欲的に取り
上げてきたデイヴィスにふさわしいものとおもわれます。このたびの特色とし
てデイヴィスはヴァイオリン両翼型配置を選択。舞台下手から第1ヴァイオリ
ン、チェロ、指揮者のすぐ正面に通奏低音、ヴィオラ、第2ヴァイオリン、上
手奥にコントラバスという具合に、2006年12月の「メサイア」(LSO.0607)のと
きと同じくヴィブラートも控えめに、あきらかにピリオド・アプローチを意識
したアプローチを行なっている点も注目されます。
なお、声楽陣では「優秀さがあまりに凄すぎてそのためかあまり強調されるこ
とがありません」(クラシカルソース・ドットコム)という、LSOに匹敵するも
うひとつの手兵ロンドン・シンフォニー・コーラスに加え、目を引くのが名実
ともにスター歌手を揃えたソリストたち。クリスティ盤のラファエルや、ヤー
コプスの「四季」でのシモンが知られるヘンシェル。ミンコフスキの指揮でザ
ルツブルク音楽祭2009でも同名役を歌う予定の、英国の誇りボストリッジ。そ
してデイヴィスのお気に入りでマシューズという顔触れが並んでいます。
あらためて、当ライヴが取り上げられた時期については、デイヴィス80歳ガラ
・イヴニングとして9月に行なわれたモーツァルトの「レクィエム」(LSO.0127,
0627)、さらに12月のティペットの「われらが時代の子」(LSO.0670)、そして
前作、翌2008年4月のマクミランの「聖ヨハネ受難曲」世界初演(LSO.0671)と
いう流れにあって、この上ない充実ぶりをみせているという事実も見逃せない
ところでしょう。



<audite>
=ドイチュラントラジオ・クルトゥーア=
AU 23421 2枚組 \2700
モノラル
[CD 1] =スタジオ・セッション=
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番ヘ長調KV.459
(2)同:ピアノ協奏曲第20番ニ短調KV.466
(3)シューマン:色とりどりの小品Op.99より3つの小品
(4)同:同 より5つのアルバムブレット
(5)同:アベッグ変奏曲Op.1
[CD 2] =ライヴ=
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
(2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調KV.466
クララ・ハスキル(P)
[CD 1](1)(2)フェレンツ・フリッチャイ(指)RIAS交響楽団
録音:(1)1953年1月20日
(2)1954年1月11日以上ベルリン-ダーレム、イエス・キリスト教会
(スタジオ・セッション)
(3)-(5)1954年11月25日RIAS、第7スタジオ(スタジオ・セッション)
[CD 2](1)ディーン・ディクソン(指)RIAS交響楽団
(2)フェレンツ・フリッチャイ(指)RIAS交響楽団
録音:(1)1954年11月24日ベルリン、ベルリン高等音楽院(ライヴ)
(2)1954年1月10日ベルリン、オイロパ・パラスト(ライヴ)
ベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源から
の復刻。いまなおカルト的人気を集めるハスキルが1950年代半ばにおこなった
スタジオ・セッションとライヴ演奏をあつめたもの。内容はモーツァルトのピ
アノ協奏曲集にシューマンのピアノ曲と、もはや多くの言葉を尽くすことが憚
られるハスキル最高の演目となっています。スタジオ盤のほかに、1952年の第
19番(MM.004)など、お馴染みの顔合わせといえるフリッチャイとのモーツァル
ト。なかでも、第20番はセッションとライヴと異なる演奏が収められているの
がユニークな趣向となっています。auditeの復刻はマスターをそのままトラン
スファーしたような素直な音作りが好ましく、状態の良い音によるハスキルを
心待ちにされていた方も多いのではないでしょうか。いま、あらたな聴き手に
もハスキルの魅力を実感させてくれるセットといえるでしょう。

AU 95587 \2280
モノラル
ロッシーニ:スターバト・マーテル
マリア・シュターダー(S) マリアンナ・ラデフ(A) 
エルンスト・ヘフリガー(T) キム・ボルイ(Bs)
RIAS室内合唱団(合唱指揮:ヘルベルト・フロイツハイム)
聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊(合唱指揮:カール・フォルスター)
RIAS少年合唱団、ベルリン少女合唱団(合唱指揮:ギュンター・アルント)
フェレンツ・フリッチャイ(指)RIAS交響楽団
録音:1954年9月22日ベルリン、
ベルリン高等音楽院コンサート・ホール(ライヴ)
エディション・フェレンツ・フリッチャイ第11集。ベルリンRIAS収録によるド
イチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻。‘十字架の下で繰
り広げられる酒宴の歌’とも形容され、ロッシーニ特有のオペラティックな表
現が聞かれる晩年の作品「スターバト・マーテル」。それゆえにさっぱり受容
のなかったはずの1950年代のドイツで、フリッチャイはいち早く「スターバト
・マーテル」を頻繁に取り上げていたほとんど唯一の指揮者でした。フリッ
チャイはまた、1954年9月16日から19日にかけてスタジオ・セッションで録音
も残しています。
このスタジオ盤と時期もほぼ重なるライヴは、シュターダー、ヘフリガーほか
のソリストから合唱までキャストが同一。ここでのフリッチャイのアプローチ
はテキストの内容を妨げるほどではないにせよ、比較的快速テンポを選択。名
盤との声が高い序曲集のアルバムでも知られるように、正確な音程と溌剌とし
たリズムに美質が表れていることはもちろん、勇壮なオケの伴奏に乗って聴き
栄えする独唱のナンバーが並ぶだけの作品ではないことを分からせてくれます。




<harmoia mundi>
HMA 1951299 \1280
ラッスス:エレミアの哀歌
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)シャペル・ロワイヤル
録音:1989年3月
「エレミアの哀歌」のテクストは、ローマ教会で聖週間の典礼のための歌詞と
して用いられました。ラッススの「エレミアの哀歌」は、言葉がもつ鮮烈なレ
トリックを見事に音で表現している、後期ルネッサンスの歴史に燦然と輝く名
作です。ヘレヴェッヘの名盤の一つとしても知られています。

HMA 1951512 \1280
モーツァルト:
(1)弦楽五重奏曲第3番ハ長調K.515 
(2)弦楽五重奏曲第4番ト短調K.516
キアラ・バンキーニ(Vn)、アンサンブル415(オリジナル楽器使用)
録音:1994年4月
第3番は、1787年の4月に、そして第4番は同年5月に作曲されました。ほぼ同時
期に作曲された同編成のこれらの作品は、趣の全く異なる二つの傑作として広
く愛されています。最後の2つの交響曲と同じ調性で、どの瞬間も天才の煌き
に満ちています。

HMA 1957038 \1280
アリアーガ:弦楽四重奏曲集
(1)第1番ニ短調 (2)第2番イ長調 (3)第3番変ホ長調
カザルス弦楽四重奏団
録音:2003年5月
鮮烈な音色で繊細なアンサンブルを聴かせるカザルス弦楽四重奏曲のデビュー
CD。これらの作品は、アリアーガ(1806-1826)が18歳の時に作曲したもので、
独創性とエレガンス、両方の面で際立っていると当時の人々からも絶賛されま
した。アリアーガは、20歳の誕生日の10日前に結核と過労のために亡くなり、
23の作品を作曲しました。ここに収められた弦楽四重奏曲は夭折の作曲家の才
能の輝きを放ちます。

HMA 1951106 \1280
中世イギリスの音楽-14、5世紀の無名の作者たちの作品
14世紀
(1)アレルヤ、彼は真の殉教者 (2)優しく寛大なる御母 
(3)わが兄弟ヨナタンよ 
(4)カンタベリーの至宝、トーマス (5)山の上にある町は隠すことができない
(6)あなたは最良の市民 
(7)高貴なるキリストの御母 (8)行け、ミサは終われり
15世紀
(9)アレルヤ、新たなるみわざ (10)アンナ、キリストの御母の御母 
(11)イエスの薔薇ほどに徳高き薔薇はない (12)わが恋人は誠にうるわし 
(13)ヨセフよ、怪しむことはない (14)おお、選ばれし酒飲み達よ
ヒリヤード・アンサンブル
〔アシュリー・スタッフォード(カウンターテナー)、ポール・エリオット(テ
ノール)、ロジャーズ・カーヴィー=クランプ(テノール)、レイ・ニクソン
(テノール)、ポール・ヒリアー(バス)〕
録音:1982年9月
14世紀のヨーロッパでは、アルス・ノヴァが誕生し、発展しました。その頃
(14-15世紀)のイギリスの音楽は、百年戦争をはさんで大陸との間に交流と断
絶を見せます。音楽は、より技巧的で複雑なものへと変容を遂げ、イギリス
独自の様式へと熟成していきました。特にトラック1や8の音楽は、イギリス色
濃厚。その他にも、当時盛んに作られた「キャロル」などを含む、興味深い内
容となっています。中世のイギリス音楽を俯瞰する好集成です。

HMA 1951327 \1280
パーセル:室内楽曲集-ソナタ、パヴァーヌ、シャコンヌ他
(1)3つの部分からなるグラウンド(Z.731)
(2)ソナタ第6番ト短調(Z.807)
(3)4声のパヴァーヌ(3つのヴァイオリンのための)(Z.752)
(4)4声のシャコンヌ(ト短調)(Z.730)
(5)3声のパヴァーヌ 変ロ長調(Z.750)
(6)3声のパヴァーヌ ト短調(Z.751)
(7)3声のパヴァーヌ イ短調(Z.749)
(8)3声のパヴァーヌ イ長調(Z.748)
(9)ソナタ第7番ホ短調(Z.796)
(10)ソナタ第12番ニ長調(Z.801)
(11)4声の序曲 ニ短調(Z.771)
(12)4声の序曲 ト長調(Z.336)
(13)5声の序曲 ト短調(Z.772)
(14)4声の組曲 ト長調(Z.770)
ロンドン・バロック
録音:1989年11月
夭折の天才パーセルが残した器楽作品は、かすかな陰りを帯びた憂愁美に満ち
ており、魅力的です。パーセルの演奏に特に定評のあるロンドン・バロックに
よるこのディスクは、パーセルの器楽曲再評価のはずみとなった1枚。フランス
風序曲、シャコンヌ、グラウンド、トリオ・ソナタのスタイルなど、当時の器
楽音楽の様々なスタイルが用いられています。

HMA 1951246 \1280
(1)ベルリオーズ:イタリアのハロルド-リストによるピアノとヴィオラ編曲版
(2)シューマン:おとぎの絵本 作品113-ヴィオラとピアノのための4つの作品
ブリュノ・パスキエ(ヴィオラ)
ジャン=フランソワ・エッセール(ピアノ)
録音:1986年6月
ベルリオーズを崇拝していたリストが、「幻想交響曲」をピアノ用に編曲した
ことは知られていますが、その3年後に「イタリアのハロルド」の編曲も行っ
ています。元来パガニーニがヴィオラ協奏曲として委嘱した作品のため、ヴィ
オラ独奏が重要な役割を占めますが、リストは独奏部をそのまま残し、管弦楽
部の編曲を行っています。シューマンの「おとぎの絵本」は晩年のオリジナル
作品。数少ないロマン派ヴィオラ作品の貴重な名曲です。フランスきっての名
手パスキエはもちろん、エッセールも余裕の表情でリスト編曲の音の綾を紡ぎ
ます。

HMA 1951277 \1280
ハイドン:ピアノ三重奏曲
(1)ピアノ三重奏曲第27番 変イ長調 Hob.XV:14
(2)ピアノ三重奏曲第26番 ハ短調 Hob.XV:13
(3)ピアノ三重奏曲第25番 ホ短調 Hob.XV:12
パトリック・コーエン(フォルテピアノ)、
エーリヒ・ヘーバルト(ヴァイオリン)、クリストフ・コワン(チェロ)
録音:1988年1月
モザイク弦楽四重奏団のヴァイオリン奏者ヘーバルトと、同団チェロ奏者にし
てバロック・チェロの帝王コワン、そしてコーエンというピリオド楽器の名手
三人によるハイドン。これらのピアノ三重奏曲は、1790年頃までは、「ヴァイ
オリンとチェロを伴うピアノ・ソナタ」と呼ばれることもありました。ピリオ
ド楽器のまろやかな響きで、どの作品も美しい輝きを放ちます。

HMA 1951319 \1280
「カントゥス・プラヌス」-18世紀フランスの大聖堂における
(1)預言者、福音書家ヨハネをたたえて
(2)大地の恵みの収穫を感謝して
マルセル・ペレス(指)アンサンブル・オルガヌム
録音:1989年9月
ブルゴーニュの都市、オーセールの町にそびえるゴシック建築のオーセール大
聖堂は、ロマネスク様式の華麗さや装飾を一切排除した、荘厳な聖堂です。こ
こに残されている聖歌は、ローマ教会のものとはまったく異なる、ガリア(フラ
ンス)の教会の伝統や性格を明確に打ち出すことを目指す動き「ガリシズム」
の完璧な例となっています。

HMA 195904 \1280
ブラームス:クラリネット・ソナタ
(1)第1番ヘ短調Op.120-1 (2)第2番変ホ長調Op.120-2
ミシェル・ポルタル(クラリネット)、
ジョルジュ・プルーデルマッヒャー(ピアノ)
録音:1969年
ブラームス最晩年の傑作、クラリネット・ソナタ。これは、ブラームスの同時
代に生きた名クラリネット奏者、リヒャルト・ミュールフェルトの才能に触発
されて作曲されました。大変緻密に書かれたクラリネット・パート、そして親
密であたたかな雰囲気を、現代の名手ポルタルとプルーデルマッヒャーが見事
に再現しています。

HMA 1957053 \1280
17世紀スペインの大聖堂の音楽
(1)パティーニョ:身を捧げて歌おう
(2)カバニレス:シンフォニア
(3)パティーニョ:マリア、母なる神よ
(4)サマニエゴ:空は金色に輝き
(5)カバニレス:パッサカリア
(6)コメス:木陰に
(7)カバニレス:シンフォニア
(8)ドゥロン:サルヴェ・レジーナ
(9)ドゥロン:星々よ、たたかえ
(10)ドゥロン:ラメンタシオン・プリメーラ
(11)ガラン:甘きこだまを聞け
エドゥアルド・ロペス・バンゾ(指)アル・アイレ・エスパニョール
録音:2004年4月
17世紀のスペインの宗教音楽集。これらの作品の手稿譜は、数あるスペインの
聖堂のアーカイヴに残されていたもの。二つの合唱隊を持ち、スペイン・バロ
ック音楽特有の響きのする作品が多く収められています。各パート一人の四人
編成の合唱が二隊、見事な絡み合いの効果を生み出しています。



<VAI>
VAIDVD 4488(DVD-Video) \4550
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集(全曲)
第1巻 BWV846-869
第2巻 BWV870-893
コンスタンチン・リフシッツ(P)
収録:2008年3月30日 マイアミ国際ピアノ・フェスティヴァル(ライヴ)
コンスタンチン・リフシッツがマイアミ国際ピアノ・フェスティヴァル登場し
た映像。バッハの鍵盤作品の極点「平均律クラヴィーア曲集」。バッハのスペ
シャリスト、天才肌リフシッツが完全無欠の最上級演奏を聴かせてくれます。
彼の美しいレガートは自由な発想と豊かな音楽性を生み、明澄無垢な音色は作
品の構成を際立たせます。

VAIDVD 4455(DVD-Video) \3450
ヴァン・クライバーン・イン・モスクワ第4集-ソロ・リサイタル
(1)ブラームス:ヘンデル変奏曲 Op.24
(2)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第6番 Op.82
(3)ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番 Op.36(初版)
ヴァン・クライバーン(P)
収録:モスクワ音楽院大ホール(ライヴ) (1)(2)1972年(3)1960年
クライヴァーンは1958年に第1回チャイコフスキー国際コンクールで優勝。冷
戦時代にあって異例にソビエトを訪れ何度も演奏会を行っています。これは
1960年と1972年にモスワクを訪れた時のソロ・リサイタルの映像。聴衆が欲し
ている超絶技巧、ロマンティックな音楽性、それらすべてを満たしてくれる
彼の演奏。壮大なスケール感と率直なストレートな表現は聴くものの心を掴み
大喝采へと導きます。

VAIDVD 4471(DVD-Video) \3980
ギレリス・ライヴ・イン・モスクワ第5集
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23
(2)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54、アラベスク Op.18
エミール・ギレリス(P)
ヴラディーミル・ヴェルビツキー(指) ソビエト国立交響楽団
収録:モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)(1)1966年(2)1976年
「鋼鉄のタッチ」と呼ばれたピアニストのエミール・ギレリス。VAIからシリー
ズで発売されている「ギレリス・ライヴ・イン・モスクワ第5集」。チャイコ
フスキーとシューマンの協奏曲という見応えのある曲目。鳥肌ものの凄腕を惜
しみなく披露しています。



<mirare>
MIR 081 2枚組 \4160
J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232
谷村由美子(S) ヴァレリー・ボナール(Ms)
セバスチャン・ドロイ(T) クリスチャン・イムラー(B)
ミシェル・コルボ(指)ローザンヌ声楽&器楽アンサンブル
録音:2008年8月La Ferme de Villefavard(仏リムザン地方)
合唱曲の大家、ミシェル・コルボ。フォーレのレクイエム(MIR 028)、シュー
ベルトのミサ曲第6番(MIR 051)とMIRAREレーベルに次々と新名盤を生み出して
きたコルボが遂にロ短調を録音。まず合奏の美しさに驚かされます。流麗な旋
律に清楚で繊細な合唱が心地よく響き、安心感のある音楽を形成。高度な合唱
に劣らず、4人のソリストたちのテクニックも文句なし。コルボの秘蔵っ子、
谷村由美子の充実した声量と伸びのある声に感嘆。独特の声質で惹きつける
ヴァレリー・ボナール。メリハリのある明るい美声のセバスチャン・ドロイ。
艶がありキリリと引き締まった素晴らしいバス、クリスチャン・イムラー。
個々の高いレベルを感じさせる演奏です。感動的な終曲「ドナ・ノビス・パ
チェム」は圧巻。聴き終えた後もしばらく静かな余韻に浸りたくなるアルバ
ムです。



<PREISER>
PRCD 90754 2枚組 \4160
ヴェルディ:「オテッロ」(スウェーデン語)
[+ボーナス] ヴェルディ:「ドン・カルロ」からの場面
セト・スヴァンホルム(T オテッロ) 
オーセ・ヌールモー=ローヴベリ(S デズデーモナ)
シーグルド・ビョルリング(Br イアーゴ) 
ベッテ・ビョルリング(Ms エミーリア)
アーネ・オールソン(T カッシオ) 
ヨースタ・ビョルリング(T ロデリーゴ)ほか
シクステン・エールリング(指)
スウェーデン王立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1953年12月,1954年1月
[ボーナス]セト・スヴァンホルム(T カルロ)
オーセ・ヌールモー=ローヴベリ(S エリザベッタ)ほか
シクステン・エールリング(指)スウェーデン王立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1956年6月9日
スウェーデンは昔から名歌手を輩出してきた歌手大国。そのスウェーデンの往
年の名歌手たちが勢揃いした「オテッロ」の録音が登場!タイトルロールはな
んと偉大なヘルデンテノールのスヴァンホルム!デズデーモナは、バイロイト
などでも活躍したヌールモー=ローヴベリ(ノルドモ=レーフベリ)、イアーゴ
もバイロイトでヴォータンを歌ったシーグルド・ビョルリングと、素晴らしく
豪華な面々です。しかも指揮は名匠エールリング!引き締まったドラマティッ
クな音楽を繰り広げています。スウェーデン語歌唱。放送録音だけに、録音状
態もかなり良好です。
ボーナスとして「ドン・カルロ」の抜粋を収録。これはエリザベス2世がストッ
クホルムを訪問した際の歓迎ガラ・コンサートのライヴ録音。セト・スヴァン
ホルム、オーセ・ヌールモー=ローヴベリ、ヨエル・ベリルンド、シーグルド
・ビョルリング、シェシュティン・マイヤー、イングヴァル・ヴィクセルと、
これまた大変に豪華です。

PRCD 93454 \2080
グノー:「ファウスト」
ビゼー:「真珠採り」,「カルメン」
ヴェルディ:「オテッロ」
マスカーニ:「イリス」
プッチーニ:「ボエーム」,「トゥーランドット」
からのアリアと二重唱
ロザンナ・カルテリ(S) ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(T)
アントーニオ・トニーニ(指)ミラノ交響楽団
アルトゥーロ・バジーレ(指)RAIトリノ管弦楽団
ガブリエーレ・サンティーニ(指)RAIトリノ管弦楽団
録音:1952,1957年
1950年代を代表する美声ソプラノ、ロザンナ・カルテリと、シチリアの青空の
ように抜けの良いテノール、ジュゼッペ・ディ・ステーファノが共演した録音
です。ことにカルテリは、フレーニが出現する以前のソプラノ・リリコのトッ
プでしたが、録音が極端に少ないので貴重です。1957年の英COLUMBIA録音と、
1952年のCETRA録音を集めています。

PRCD 93453 \2080
STEREO/MONO
ウェーバー:「魔弾の射手」
ベートーヴェン:「フィデリオ」
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」,「ローエングリーン」,  
「マイスタージンガー」,「ワルキューレ」
ボロディン:「イーゴリ公」
オッフェンバック:「ホフマン物語」
スメタナ:「売られた花嫁」
マスネ:「ウエルテル」
からのアリア,場面
アントン・デルモータ(T)
サモ・フバド(指)リュブリャナ放送交響楽団、
ムラデン・ヴァシチ(指)リュブリャナ放送交響楽団
ハンス・ミュラー=クレイ(指)南ドイツ放送交響楽団、ほか
録音:1960年代
スロヴェニア出身で、1950年代のウィーンで大活躍した名テノール、アントン
・デルモータ(1910-1989)は、一般的にはモーツァルト・テノールとしてしら
れています。その彼が1960年代に歌ったワーグナーなどの珍しい音源を初めて
世に出したCDです。あの独特の甘い声でジークムントの「冬の嵐」やローエン
グリーンの第3幕の二重唱や「遥かな国」を歌っているんですからたまりませ
ん。しかもウェーバー,ベートーヴェン,ワーグナーの録音はステレオです。
さすがPREISER!

PRCD 93452 \2080
MONO
ゴットロープ・フリック 第2集
ハイドン:「天地創造」
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」
ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」
ロルツィング:「密猟者」
ヴェルディ:「ナブッコ」,「シチリア島の晩鐘」,「シモン・ボッカネグラ」
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」
コルネリウス:「バグダッドの理髪師」
スメタナ:「売られた花嫁」
プッチーニ:「ボエーム」
オルフ:「賢い女」
からのアリア,場面
ムソルグスキー:喜びの歌
シューベルト:魔王
ゴットロープ・フリック(Bs)
オットー・マッツェラート(指)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・シュヒター(指)ベルリン交響楽団、ほか
録音:1944-57年
ゴットロープ・フリック(1906-1994)のアリア集、第2集です。今回は、1955か
ら57年にかけての独ELECTROLAへの録音が中心となっています。フリックはちょ
うど50歳前後、長い期間活躍した人ですが、この頃が絶頂期でしょう。コミカ
ルな役を多く取り上げているのも嬉しいもの。

PRCD 20054 2枚組 \2700
ヴェルディ:「トラヴィアータ」
[+ボーナス] プッチーニ:「ボエーム」,「蝶々夫人」,
「トゥーランドット」からのアリアと二重唱
ロゼッタ・ノーリ(S ヴィオレッタ) 
ジュゼッペ・カンポーラ(T アルフレード)
カルロ・タリアブエ(Br ジョルジョ・ジェルモン) 
ジューリア・オリーニ(S アンニーナ,フローラ)
チェーザレ・マジーニ・スペルティ(T ガストン)ほか
ウンベルト・ベレットーニ(指)ローマ歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1952年
[ボーナス]ロゼッタ・ノーリ(S)
PREISER社のペーパーバック・オペラ・シリーズでは、かなり珍しいオペラの
録音が復刻されることがしばしばですが、この「トラヴィアータ」は特に稀少
性の高いものです。1950年代初頭に米国のREMINGTON社(LP時代初期に乱立した
小レーベルの一つ)から発売されたもので、その後ほぼ再発されておらず、長
らく入手困難だったものです。ヴィオレッタ役のロゼッタ・ノーリは1926年
生まれ。イタリアの伝統をしっかりと受け継いだ充実した声のソプラノで、
1950年代に活躍しました。しかし残された録音は極めて少なく、このヴィオレ
ッタは大変貴重。ちなみに彼女は教師としても有名で、ルカ・カノーニチなど
多くの有名歌手を育てています。共演者も、カンポーラにタリアブエと充実し
ており、マニアなら注目の「トラヴィアータ」です。



<TAHRA>
FURT 2005 \2300
ブラームス:
(1)ハイドンの主題による変奏曲Op.56
(2)交響曲第1番 Op.68
フルトヴェングラー(指)ベルリンP.O
録音:(1)1954年5月4日パリオペラ座
(2)1952年2月10日ベルリン ティタニア・パラスト
交響曲は30年ほど前にDGGからLPで発売され衝撃を与えたもの。フルトヴェン
グラーはベートーヴェンの交響曲がもっとも高く評価されていますが、ブラー
ムスが、それもこの第1番が体質的にもっともあっていたのではないでしょう
か?出だしのティンパニの連打からフィナーレの怒涛のコーダまで巨匠の魔術
的な棒に聴くものは圧倒的な興奮の坩堝に叩き込まれるでしょう。TAHRAの新
マスタリングです。

TAH 666 2枚組 \4600
(1)J.S.バッハ:3台のピアノによる協奏曲BWV1063
(2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番KV414
(3)モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番KV491
(4)モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番KV467
(5)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
(1)(2)(3)ロベール・カサドシュ(Pf)
(1)プレヴィターリ(指)トリノRAI管、ギャビー&ジャン・カサドシュ(Pf)
(1958年4月4日)
(2)カラッチオーロ(指)ナポリ・スカルラッティ管(1958年3月28日)
(3)シュミット・イッセルシュテット(指)北ドイツ放響(1954年3月22日)
(4)(5)ヴラド・ペルルミュテール(Pf) (4)ウーブラド(指)ウーブラド室内管
(1956年12月16日)
(5)マルティノン(指)フランス国立管(1956年3月22日)
1899年カタロニア生まれのカサドシュと1904年ポーランド生まれのペルルミュ
テールというフランスを代表する2人のピアストの初出の協奏曲を集めた貴重
セット。カサドシュ・ファミリーによるバッハの3台ピアノ協奏曲は1950年に
ミトロプーロスの依頼でバッハ没後200年を記念して妻のギャビー、長男のジャ
ンと演奏し始めたもの。



<ATMA>
ACD2 2589 \1850
ヘンデル:アリア集
「リナルド」,「サムソン」,「メサイア」,「ヘラクレス」,「セメレ」,
「アレクサンダー・バルス」,「イェフタ」,「アタリア」,
「陽気の人、ふさぎの人、中庸の人」,「ソロモン」からのアリアと場面
カリーナ・ゴーヴァン(S)
アレクサンダー・ワイマン(指)テンポ・ルバート
録音:2008年6月4-6日,ケベック
2009年のヘンデルイヤーを迎え、注目のCDが登場。カナダ出身で、今欧米で大
活躍のの古楽ソプラノ、カリーナ・ゴーヴァンのヘンデル集です。ゴーヴァン
は潤いたっぷりの美声と、伸びやかな歌い口、そして鮮やかなコロラトゥーラ
技巧を兼ね備えていて、ことにヘンデルには打ってつけのソプラノ。このアリ
ア集では、あえてオペラを1曲だけに絞り、英語のオラトリオから多くの曲を
採用、ヘンデル後期の深みを増した音楽を歌い上げています。アレクサンダー
・ワイマンはカナダを中心に活動する鍵盤奏者、指揮者で、テンポ・ルバート
は最近彼が結成した団体です。

ACD2 2569 \1850
ヘンデル:
水上の音楽(組曲第1番 ヘ長調 HWV 348,組曲第3番 ト長調 HWV 350,
組曲第2番ニ長調 HWV 349)
「ソロモン」-序曲,シバの女王の到着
ベルナール・ラバディ(指)ヴィオロン・デュ・ロワ
録音:2007年6月,ケベック
カナダ発のヘンデル「水上の音楽」です!ベルナール・ラバディは1963年、ケ
ベック生まれの指揮者。ケベックの音楽大学で学び、まだ20歳そこそこの1984
年にモンテヴェルディの「ポッペアの戴冠」を指揮したという驚くべき才人で
す。この年に設立したのがヴィオロン・デュ・ロワで、以来ケベックのバロッ
ク音楽をリードしつづけています。またオペラの分野でも活躍しています。ヨ
ーロッパ大陸の演奏と違い、柔らかく温かみがあるのが北米のバロック音楽の
特徴。特にケベックのスタイルは、ほんのりフランス風が加味されており、
リュリからの影響も大きいヘンデルの音楽に程よい色づけを施しています。



<PREISER>
PRCD 90755 \2080
R.シュトラウス:
献身Op.10-1
夜 Op.10-3
ダリア Op.10-4
サフランOp.10-7. 8
万霊節Op.10-8
帰郷Op.15-5
あなたの眼差しが私を見たときから Op.17-1
お前の黒髪をぼくの頭上に Op.19- 2
私の心は沈黙し冷える Op.19-6
ああ恋人よ、もう別れねば Op.21-3
ツェツィーリエ Op.27-2
明日の朝 Op.27-4
愛の讃歌Op.32-3
わが子に Op.37-3
解き放たれた心Op.39-4
ベルク:
七つの初期の歌(夜,葦の歌,夜鶯,夢に見た栄光,部屋で,愛の讃歌,夏の日)
飯田実千代(S)
ダヴィト・ルツ(P)
ウィーンで活躍するソプラノ飯田実千代がR.シュトラウスとベルクの歌曲集を
録音しました!飯田は名古屋出身。京都大学を卒業後に本格的に歌を学び、さ
らにウィーンに留学。現在は、東京、名古屋、ウィーンを巡りながら各地で活
躍しています。2003年11月に日生劇場で上演されたベルク「ルル」のタイトル
ロールは大きな評判となりました。知性的かつ日本人離れした美声を持ったソ
プラノです。このCDには、シュトラウスのリートから名曲ばかり15曲と、ベル
クの七つの初期の歌曲を収録。日本語解説付きです。




<ANIMA RECORDS>
KDC 5062 \2940
サン=サーンス(1835-1921):ピアノ四重奏曲 変ロ超長調 Op.41
ジョゼフ・ジョンゲン(1873-1953):ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.23
ガブリエル・ピアノ四重奏団
【金子陽子(P) フランソワ・ソシャール(Vn) マルク・デスモン(Va) ルノ
ー・ギュー(Vc)】
録音:2008年7月28-31日ラ・ショ-・ド・フォン音楽院ホール(スイス)
金子陽子率いるガブリエル・ピアノ四重奏団の意欲作が登場。収録曲は、サン
=サーンスとジョンゲンのピアノ四重奏曲。サン=サーンスはユーモアが光る
華麗な作品。厳格さと叙情性が際立つジョンゲン。2曲とも長大な難曲ですが、
それを感じさせない緊張感が充実の演奏を生んでいます。この2作品を通して
一段とパワーアップしたガブリエル・ピアノ四重奏団の豊かな音楽を心ゆくま
で楽しむことができます。




<ATMA classique>
SACD2 2399(SACD-Hybrid) \2180
ピアソラ:
天使のミロンガ、天使の死、ブエノス・アイレスの四季、2つのタンゴ
ホセ・ブラガート(1915-):グラシエラとブエノス・アイレス
レ・ヴィオロン・ドゥ・ロワ ジャン=マリー・ゼイトウニ(指)
ベノワ・ロワゼル(Vc)  パスカル・ジゲール(Vn)
カナダのモントリオールに本拠を置くバロック・オーケストラ、レ・ヴィオロ
ン・ドゥ・ロワ。楽団名の由来をルイ王朝時代にヴェルサイユ宮殿に常設され
ていたオケからとったという古楽団体がピアソラを録音。世界で最も官能的で
情熱的な音楽が古楽解釈を通した新しいタンゴとして表現されています。

SACD2 2507(SACD-Hybrid) \2180
バチカンとローマの教会における多声合唱曲集
マレンツィオ、ビクトリア、パレストリーナ、ジョルジ、ベネヴォリ、
ウゴリーニ
モントリオール古楽スタジオ(SMAM) クリストファー・ジャクソン(指)
モントリオールの音楽界を30年以上にわたり牽引してきたクリストファー・
ジャクソンにより1974年に設立された団体、モントリオール古楽スタジオ
(SMAM)は、ルネサンス、バロックはもちろん現代音楽演奏のスペシャリストと
しても名が知れています。18人の歌手陣にチェロ、オルガン、テオルボを加え
たアンサンブル。

ACD2 2570 \1780
J.S.バッハ-メタモルフォーゼ-
ストコフスキー編:トッカータとフーガ ニ短調
レスピーギ編:パッサカリアとフーガ ハ短調
タルミ編:イタリア協奏曲
ウォルトン編:舞踊音楽「賢き乙女たち」
ホルスト編:ジーク風フーガ
エルガー編:ファンタジーとフーガ ハ短調
ウェーベルン編:フーガ(リチェルカータ)
ヨアフ・タルミ(指)ケベック交響楽団
録音:2008年3月
音楽をすっきりと見渡すような演奏をするヨアフ・タルミによる、J.S.バッハ
の管弦楽編曲アルバム。

ACD2 2391 \1780
デラ:海の小組曲(1947)、ゲイファー:組曲(1947)、
パピノー=クーチュア:幻想曲(1963)、ヘトゥ:五重奏曲(1967)
エストリア木管五重奏団
カナダの作曲家たちによる木管五重奏作品を収録。

ACD2 2576 \1780
バルトーク:
ディヴェルティメントSz.113、弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
Sz. 106、ルーマニア民俗舞曲(編:J.M.ゼイトウニ)
レ・ヴィオロン・ドゥ・ロワ ジャン=マリー・ゼイトウニ(指)
ジャン=マリー・ゼイトウニはレ・ヴィオロン・ドゥ・ロワの首席客員指揮者、
またオペラ指揮者として大きな注目を集めています。



<DOREMI>
DHR 7945 \2080
「リヒテル第16集 / プーランク&レーガー」
(1)プーランク:2台のピアノのための協奏曲ニ短調FP.61
(2)同:ピアノと18楽器のための協奏舞踏曲「オーバード」FP.51
(3)レーガー:ピアノ五重奏曲第2番ハ短調Op.64
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
(1)エリザベト・レオンスカヤ(P)ペテル・マジ(指)ラトヴィア交響楽団
(2)ジャン=フランソワ・パイヤール室内管弦楽団
(3)ボロディン四重奏団
録音:(1)1993年6月26日(2)1965年7月3日以上フランス、トゥール(ライヴ) 
(3)1960年5月28日レニングラード(ライヴ)
リヒテル第16集はそれぞれ時期の異なるライヴ演奏で、プーランクとレーガー
というめずらしい演目を収めています。Live Classicsよりリリースされていた
レオンスカヤとの協奏曲は、この年の6月いっぱいマジと帯同して行ったフラン
ス・ツアーのときのもの。プーランクのほか、サン=サーンスの第2番と第5番、
ガーシュウィンのヘ調の協奏曲などを取り上げています。また、前月のオール
ドバラからハンガリー・ツアーに向かう途中でトゥールに立ち寄った際の「オ
ーバード」は、過去にいくつかのレーベルで出ていました。リヒテルのプーラ
ンクはともに、軽妙で洒脱なノリがプロコフィエフの演奏あたりにも通じるも
のがあり、痛快といっていいほどに曲想にマッチしています。
一転して、室内楽での共演の多かった名門ボロディン・カルテットとのレーガ
ーは、濃厚な音の溶け合いがみごと。レーガーがミュンヘンに居を構えてまも
なく書かれた充実期の作品で、その名手ぶりがピアノ・パートの卓越した筆致
にも顕れているため、リヒテル絶頂期の見せ場もふんだんです。




<medici arts ~EUROARTS>
20 56928(DVD+CD) \2900
[DVD]
字幕:英独仏西
“マックス・ローレンツ ワーグナーの名歌手、ヒトラーのジークフリート”
[CD]ワーグナー:「ジークフリート」抜粋 MONO
[DVD] 構成と監督:エリック・シュルツ、監督:クラウス・ウィシュマン
[CD]マックス・ローレンツ(T ジークフリート) 
エーリヒ・ヴィッテ(T ミーメ)ほか、
エーリヒ・クライバー(指)コロン歌劇場管弦楽団、録音:1938年(ライヴ)
マックス・ローレンツ(1901-1975)は、1930、40年代を代表するヘルデン・テ
ノールで、バイロイト音楽祭を中心に輝かしい活躍をしました。残された録音
を聞いても、彼がいかに偉大な歌手だったか良く分かります。そのローレンツ
の人物像を、陰の部分まで掘り起こしたのがこのドキュメンタリー映像です。
歌手として絶大な人気を誇ったローレンツでしたが、実は彼はナチスが厳しく
弾圧した同性愛者であり、また偽装的に結婚していた妻はユダヤ系でした。し
かしヒトラーはローレンツが大のお気に入りで彼を庇護し、ゲッベルスも文化
政策のため彼を重用。そうした部分も含め、ローレンツ研究の第一人者、エリ
ック・シュルツの綿密な取材が反映されています。インタビューにはディート
リヒ・フィッシャー=ディースカウ、ワルデマール・クメント、ルネ・コロ、
ヒルデ・ツァデクらが出演。単なる歌手のドキュメンタリー映像に留まらず、
激動の時代の一側面を切り開いたものとしても価値のある映像です。
CDには、1938年にアルゼンチンのコロン歌劇場で上演された「ジークフリー
ト」の抜粋。初出音源です。指揮者が大クライバーというのも嬉しいもの。



<PREISER>
●Lebendige Vergangenheitシリーズ
PRCD 89697 \2080
ジョン・マコーマック アリア集
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
ドニゼッティ:「ルチア」、「ドン・パスクワーレ」,「連隊の娘」
ヴェルディ:「トラヴィアータ」,「リゴレット」
ボーイト:「メフィストーフェレ」
ワーグナー:「マイスタージンガー」
ビゼー:「真珠採り」,「カルメン」
ドリーブ:「ラクメ」
マスネ:「マノン」
プッチーニ:「ボエーム」
からのアリア、場面
ジョン・マコーマック(T)
録音:1910-17年
ジョン・マコーマック(1884-1945)は、1910年代を中心に絶大な人気を誇った
テノール。アイルランド出身で、イタリアに留学したマコーマックは、ちょう
ど一般に広まってきたレコードの分野で大成功を収めました。このCDは彼の全
盛期の録音。ルクレツィア・ボリとの共演も多数含みます。

PRCD 89700 \2080
ニーノ・ピッカルーガ アリア集
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」,「仮面舞踏会」,「オテッロ」
マイヤベーア:「アフリカの女」
ビゼー:「カルメン」
マスネ:「ウェルテル」
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
プッチーニ:「マノン・レスコー」,「西部の娘」,「トスカ」,
「蝶々夫人」,「トゥーランドット」
レオンカヴァッロ:「道化師」
ヴォルフ=フェラーリ:「スライ」
からのアリア
ニーノ・ピッカルーガ(T)
録音:1928-29年
ニーノ・ピッカルーガ(1890-1974)は、非常に優れたイタリアのドラマティッ
クテノールでしたが、病気のため1935年で引退してしまった、幻のテノール
です。

PRCD 89701 \2080
エリーザベト・グリュンマー アリア集
モーツァルト:「フィガロの結婚」,「コジ・ファン・トゥッテ」,「魔笛」
グノー:「ファウスト」
トーマ:「ミニヨン」
グリーグ:「ペール・ギュント」
チャイコフスキー:「スペードの女王」
ベートーヴェン:「エグモント」
からのアリア、他
エリーザベト・グリュンマー(S)
ヴィルヘルム・シュヒター(指) 
アルトゥール・ローター(指)ベルリン放送交響楽団、他
録音:1949-55年
1950,60年代のドイツを代表するソプラノの一人、エリーザベト・グリュンマ
ーの、比較的初期の録音。彼女にしては珍しいレパートリーも含みます。いず
れもドイツ語の歌唱。

PRCD 89702 \2080
ジャン・ピアーズ アリア集 第3集
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
ドニゼッティ:「ルチア」
ヴェルディ:「リゴレット」,「トロヴァトーレ」,「トラヴィアータ」,
「運命の力」
ビゼー:「カルメン」
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
チレーア:「アルルの女」
プッチーニ:「蝶々夫人」
からのアリア
ジャン・ピアーズ(T)
エーリヒ・ラインスドルフ(指)RCAヴィクター管弦楽団、
フリッツ・ライナー(指)RCAヴィクター管弦楽団
レオポルド・ストコフスキ(指)NBC交響楽団、他
録音:1950-55年
1940、50年代のメトのスター・テノール、ジャン・ピアーズのアリア集。
1950年代前半のRCA録音を集めています。ストコフスキの伴奏が珍しいもの。

PRCD 89703 \2080
ヘドヴィク・フォン・デビッカ アリア集
モーツァルト:「後宮からの逃走」
ベッリーニ:「清教徒」
ヴェルディ:「トラヴィアータ」,「リゴレット」
グノー:「ファウスト」
オッフェンバック:「ホフマン物語」
からのアリア
バッハ:カンタータ「忍びよれ、たわむれる波よ」 BWV.206から
モーツァルト:
「エクスルターテ・ユビラーテ」 K.165-ハレルヤ,ミサ曲 ハ短調 K.427から
グルック:ああ、私の甘い情熱が
ヘドヴィク・フォン・デビッカ(S)
ユリウス・プリュワー(指)管弦楽団
録音:1925-29年
ヘドヴィク・フォン・デビッカ(1988-1970)は、ワルシャワ生まれのソプラノ。
1914年から24年までウィーンで、1924から29年までベルリンで活躍しました。
このCDには全盛期の録音が集められています。

PRCD 89704 \2080
アントニーナ・ネジダーノヴァ アリア集
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」,「イワン・スサーニン」
リムスキー=コルサコフ:「雪娘」,「皇帝の花嫁」
マイヤベーア:「ユグノー」
オーベール:「フラ・ディアヴォロ」
ゴルトマルク:「冬の物語」
モーツァルト:「魔笛」
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」
ドニゼッティ:「ルチア」
ベッリーニ:「清教徒」
ヴェルディ:「シチリアの晩鐘」
プッチーニ:「ボエーム」
ドリーブ:「ラクメ」
トーマ:「ハムレット」
からのアリア
アレンスキー:魚の歌
アラビエフ:夜鶯
ドリーブ:カディスの娘
トスティ:セレナータ
ほか
アントニーナ・ネジダーノヴァ(S)
録音:1907-13年
アントニーナ・ネジダーノヴァ(1873-1950)は、ウクライナ出身のコロラトゥ
ーラ・ソプラノ。40年に渡ってボリショイ歌劇場で活躍し、またヨーロッパ各
地でも人気を博しました。ラフマニノフから「ヴォカリーズ」を捧げられたこ
とでも有名です。

PRCD 89705 \2080
マルコ・ロートミュラー アリアと歌曲集
モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」,「魔笛」
ワーグナー:「タンホイザー」
ヴェルディ:「リゴレット」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
プッチーニ:「トスカ」
からのアリア
シューベルト:
竪琴に寄す D.737,魔王 D.328,憩いのない愛 D.138,挨拶を送ろう D.741,
君はわが憩い D.776,「白鳥の歌」 D.957-都会,影法師,住み家
ムソルグスキー:子守歌,セレナード
マルコ・ロートミュラー(Br)
ジェイムズ・ロバートソン(指) アルベルト・エレーデ(指)
フィルハーモニア管弦楽団
録音:1943-50年
マルコ・ロートミュラー(1908-1993)は、クロアチア出身のバリトン。1932年
にハンブルクでデビュー。1935から47年にチューリヒ歌劇場に所属。ニューヨ
ーク・シティ・オペラやメトでも活躍し、その後米国に移住しまた。モーツァ
ルトのバリトン役や、シューベルトのリートを得意とする一方、当時の現代音
楽も得意とした知性派バリトンです。

PRCD 89706 \2080
ナン・メリマン アリアと場面集
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」
ロッシーニ:「オテッロ」
ドニゼッティ:「ファヴォリータ」
ヴェルディ:「ドン・カルロ」,「リゴレット」
ビゼー:「カルメン」
トーマ:「ミニョン」
ファリャ:「恋は魔術師」
からのアリア,場面
バーンスタイン:交響曲第1番「エレミア」から
ナン・メリマン(Ms)
フリーダー・ワイスマン(指)RCAヴィクター管弦楽団
ウォルター・サスカインド(指)ロンドン交響楽団
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC交響楽団
ピエール・モントゥ(指)サンフランシスコ交響楽団
レオポルド・ストコフスキ(指)ハリウッド・ボール交響楽団
レナード・バーンスタイン(指)セントルイス交響楽団
録音:1943-57年
NBC時代のトスカニーニが重用したことで知られる米国の名メッゾソプラノ、
ナン・メリマン(1920-)の比較的珍しい録音を集めています。トスカニーニ指
揮の「リゴレット」は、一般的に知られている1944年の録音ではなく、1943年
7月25日の放送録音。モントゥ指揮の「カルメン」からのアリア3曲は、1949年
1月9日のライヴ録音で、初出音源のようです。

PRCD 89707 \2080
エツィオ・ピンツァ 第5集 映画音楽集
アーレン:「ミスター・インペリウム」から
カーン:「ロバータ」から
ローム:「ファニー」から
ワイル:九月の歌
ララ:あなたは私の心のまま
ロジャーズ:歌で私の心に
シャーツィンガー:恋の一夜
シュワルツ:ダンシング・イン・ザ・ダーク
ジョーンズ:夢で会いましょう
レーン:私のものは全てあなたのもの
ポーター:ソー・イン・ラブ
カーン:今宵の君は
ほか全25曲
エツィオ・ピンツァ(Bs)
録音:1950-54年
メトロポリタン歌劇場で大活躍した名バス、エツィオ・ピンツァ(1892-1957)
は、晩年にミュージカルや映画に多く参加したことで知られています。有名曲
から珍しい曲まで、いずれもピンツァの美声が堪能できます。

PRCD 89708 \2080
ヴェラ・シュワルツ アリア集
モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」
アレヴィ:「ユダヤの女」
ヴェルディ:「エルナーニ」,「トロヴァトーレ」,「仮面舞踏会」,
「アイーダ」
ワーグナー:「ローエングリーン」
ゲッツ:「じゃじゃ馬ならし」
レオンカヴァッロ:「道化師」
プッチーニ:「ボエーム」,「トスカ」
ヴォルフ=フェラーリ:「スザンナの秘密」
ダルベール:「死んだ眼」
からのアリア
ヴェラ・シュワルツ(S)
録音:1920-22年
ヴェラ・シュワルツ(1888-1964)はオーストリアのソプラノ。オペレッタの歌
手からキャリアを初め、1920年代にはベルリンとウィーンで人気を博しました。
1929年、ベルリンでのレハール「微笑みの国」初演でリザ役を歌い、この作品
の大成功に貢献しています。大戦中は英国に逃れ、草創期のグラインドボーン
音楽祭でも活躍しました。

PRCD 89709 \2080
ティート・スキーパ 第5集 ポピュラー名曲集
ロドリゲス:ラ・クンパルシータ
タリアフェリ:愛が歌う
アマドーリ:告白
セラーノ:あなたの心はどこに
ヴァルダーロ:暗闇
スキーパ:美しくて嘘つきな眼,ナポリ,希望,月によせるセレナータ
カンニョ:恋する兵士
ピッツァローニ:暗い窓
ディ・カプア:マリア、マリ
ボエロ:ペドロのロマンツァ
デ・クルティス:ソレントに帰れ
ほか
ティート・スキーパ(T)
録音:1930-34年
ティート・スキーパの、ナポレターナやスペイン語の歌曲を集めています。
スキーパの甘美な声がたまりません。



<BISCOITO FINO>
BC 225 \2080
チャイコフスキー:
(1)交響曲第1番ト短調Op.13「冬の日の幻想」(43’41)
(2)幻想序曲「ロメオとジュリエット」(20’34)
ジョン・ネシリング(指)サン・パウロ交響楽団
録音:2006年

BC 229 \2080
ブラームス:
(1)交響曲第1番ハ短調Op.68(46’27)
(2)悲劇的序曲Op.81(13’26)
ジョン・ネシリング(指)サン・パウロ交響楽団

BC 219 \2080
ベートーヴェン:
(1)交響曲第5番ハ短調Op.67(34’45)
(2)交響曲第7番イ長調Op.92(40’46)
ジョン・ネシリング(指)サン・パウロ交響楽団
録音:2005年9月22、23&24日

BC 222 \2080
ベートーヴェン:
(1)序曲「献堂式」Op.124(11’20)
(2)交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」(43’03)
ジョン・ネシリング(指)サン・パウロ交響楽団

BC 211 \2080
ベートーヴェン:
(1)「エグモント」序曲Op.84(7’55)
(2)交響曲第2番ニ長調Op.36(34’20)
(3)交響曲第8番ヘ長調Op.93(28’21)
ジョン・ネシリング(指)サン・パウロ交響楽団
録音:(1)(3)2004年5月13&15日(2)2004年3月18&20日

BC 210 \2080
ベートーヴェン:
(1)序曲「コリオラン」Op.62(8’27)
(2)交響曲第1番ハ長調Op.21(27’15)
(3)交響曲第4番変ロ長調Op.60(34’36)
ジョン・ネシリング(指)サン・パウロ交響楽団
録音:2000年4月27&29日
BISの録音でもおなじみ、1947年サン・パウロ生まれのジョン・ネシリングと、
かれが1997年以来音楽監督を務めるサン・パウロ交響楽団。かれらが地元ブラ
ジルのレーベル、BISCOITO FINOに吹き込んだアルバムの数々がファンの熱い
眼差しを浴びています。
ここにまとめてご紹介するシンフォニーの王道レパートリーでは、ラテンのイ
メージに反して開放的な爆演というより、ダイナミックでありながらいたって
堅実な音楽作りに普遍的な魅力を感じさせます。たしかな構成力で全曲をまと
めあげたブラームスに、スケール大きくロマンティックに歌い上げるチャイコ
フスキー。オケの合奏精度の高さが光る第2、第7、第8や、充実した響きで満
たされた「運命」、あふれる生命力と美しさがまばゆい「田園」という具合に、
ベートーヴェンもまた聴きごたえする内容です。



<Grand Slam>
GS 2033 \2250
(1)ステレオ
(2)モノラル
リヒャルト・ワーグナー(1813-1883):
(1)楽劇「ワルキューレ」第1幕全曲
-ボーナス・トラック-
(2)「ワルキューレの騎行」*
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ジークリンデ:キルステン・フラグスタート(Sp) 
ジークムント:セット・スヴァンホルム(Tn)
フンディング:アルノルト・ヴァン・ミル(Bs)
録音:
(1)1957年10月28-30日、ウィーン、ゾフィエンザール 
(2)1953年5月6、7日、ウィーン、ムジークフェラインザール
使用音源: Decca(U.K.)SXL 2074/5(「ワルキューレ」第1幕(ステレオ)
LW 5106(「ワルキューレの騎行」)(*これのみモノーラル)
制作:平林 直哉
*おことわり:LPからの復刻ですので、LP特有のノイズが混入します。また、
歌詞対訳は付いておりません。
■制作者より
初めて初期ステレオLPからの復刻を手がけることになりました。その第1弾は
1957年に英デッカによって録音されたクナッパーツブッシュ指揮、ウィーン・
フィル、ワーグナーの「ワルキューレ」第1幕全曲、その演奏、録音ともに今
なお最高と言われているものです。ステレオ録音の復刻となると、使用する盤
の状態はモノラル盤よりもいっそう神経質にならなければなりませんが、この
たび用意出来たLPは、まずこれ以上のものはあるまいと思われるほど極上のも
のです。そして、そこから作り出した音ですが、これは想像を絶するもので、
制作者が作業をしながら失神しそうになるほど見事なものです。その広がりと
奥行き、各パートの彫りの深さと艶やかさ、瑞々しい響きなど、初期LPの情報
量の多さには圧倒されます。制作者としてはフルトヴェングラーのバイロイト
盤(GS-2009)以上の、最高の出来ばえと自負しています。とは言っても特別な
手を加えているわけではなく、いつものように原音を限りなく忠実に再現した
ものです。
また、ボーナス・トラックにはモノラル録音の「ワルキューレの騎行」を加え
ました。当初は同じオペラとはいえ、ステレオ録音の第1幕全曲にモノラルの
音源を付けるのは蛇足ではないかと考えました。しかし、クナがこの曲をステ
レオ録音していないことと、仮マスターを聴いてその音の凄さに仰天したので、
あえて追加いたしました。
■解説書の内容
解説書にはウィーン・フィルの第2ヴァイオリン奏者、オットー・シュトラッ
サーが「レコード芸術」(1972年6月号)に寄稿した長文エッセイ「クナッパー
ツブッシュとの出会い、それから」をシュトラッサーの遺族、翻訳者、音楽之
友社のそれぞれ許諾を得て転載いたします。シュトラッサーは自著でもクナッ
パーツブッシュについて触れており、このエッセイにもそれらと部分的にだぶ
る個所もありますが、深い愛情と冷静な目によってクナッパーツブッシュを捉
えているばかりではなく、フルトヴェングラーの演奏を聴いた時の感想や、
晩年の病苦についてなど、身近にいた人でなければ体験出来ない逸話が数多く
紹介されています。これは、クナッパーツブッシュについて書かれた最も優れ
た文献のひとつと言えます。そのため、12ページの豪華ブックレットになりま
す。(以上、平林 直哉)

<STRADIVARIUS>
STR 33741 \2180
リルム・リ・トロンク
ルネサンス時代、ナポリのソルデッリーナ、コラショーネとブッタフオコ
不詳:Haveva 'na gallina(ヴィラネッラ;1557)
オルランドゥス・ラッスス(1532頃-1594):おお、ルチア、にゃあにゃあ(1560)
不詳:
キキリキ(モレスカ;1560)/No gallo con 'no grillo(ヴィラネッラ;1557)
Son morto e moro(ヴィラネッラ;1555)
Villanella ch'all'acqua vai(ヴィラネッラ;1566)
G・L・デッラルパ:Dormendo mi sonniava(ヴィラネッラ;1566)
ジョヴァンニ・ロレンツォ・バルダーノ(1576-1660):
ソルデッリーナ演奏のためのタブラチュア譜集(1600)から
Bassa imperiale/Torifiore
エミリオ・デ・カヴァリエーリ(1550頃-1602):大公のバッロ(1589)
ジョヴァンニ・ロレンツォ・バルダーノ:
ソルデッリーナ演奏のためのタブラチュア譜集(1600)から
Dimme amore quando mai/スフェッサニアのバッロ(バルダーノ/即興)
パッセメッツォ/チャッコーナ[シャコンヌ]
Quando penso allo tempo passato/スパニョレット
Ombrosa valle/コッレンテ[クラント]
即興演奏:タランテッラ
ジョヴァンニ・ロレンツォ・バルダーノ:
ソルデッリーナ演奏のためのタブラチュア譜集(1600)から カナリオ
不詳:Stanotte m'insognava
ゴッフレード・デリ・エスポスティ
(ソルデッリーナ、ブッタフオコ・コル・シスカリエッロ)
マルロ・スクイランテ(コラショーネ、メッツォ・コラショーネ、
コラショーネ・ピッコロ)
シモーネ・ソリーニ(歌、カスタネット、タンバリン、太鼓)
マルチェッロ・ヴィターレ(ギター)
スペイン(カスティーリャ=アラゴン連合王国)の支配下にあったルネサンス時
代のナポリの音楽もまた、スペインの影響を強く受けていました。近年発見さ
れたバルダーノのタブラチュア譜集には、ソルデッリーナ(ナポリ宮廷で使わ
れたルネサンス式バグパイプ)、コラショーネ(細長いネックとリュートに似た
胴を持つ2・3単弦の撥弦楽器)、ブッタフオコ(ハンマーダルシマーの一種?)
のために書かれた約160曲が収められています。

STR 33819 \2180
イン・ア・サイレント・ウェイ
ケージ、フェルドマン:ヴィオラとピアノのための音楽
ジョン・ケージ(1912-1992):
ヴァイオリンとピアノのための夜想曲(無伴奏ヴィオラ版;1947)
オフィーリア-Jean Erdman のために(ピアノのための;1946)
モートン・フェルドマン(1926-1987):
アーロン・コープランドのために(無伴奏ヴァイオリンのための;1981)
ジョン・ケージ/マウリツィオ・バルベッティ編曲:
夢(ピアノまたはハープのための;1948/ピアノとヴィオラのための版)
モートン・フェルドマン:ピアノ小品-フィリップ・ガストンに(1963)
ジョン・ケージ:
ヴァイオリンとピアノのための6つのメロディ-
ジョゼフ&アンニ・オルヴァーズのために(1950)から 第5番,第6番
Eight Whiskus-マルコム・ゴールドスタインのために
(無伴奏ヴァイオリンのための;1985)
ある風景の中で-ルイーズ・リッポルドのために(ピアノのための;1948)
モートン・フェルドマン:
ヴィオラ・イン・マイ・ライフ III(ヴィオラとピアノのための;1970)
マウリツィオ・バルベッティ(ヴィオラ)
ロセッラ・スピノーザ(ピアノ)

STR 33827 \2180
21世紀のための練習曲集
ガブリオ・タリェッティ(1955-):8つの練習曲(2006)
ガブリエーレ・マンカ(1957-):
あるチック症患者の練習曲集(2007)/機械的練習曲集(2007)
アントニオ・サルディ・デ・レット(ピアノ)

STR 33793 \2180
テリー・ライリー(1935-):
Keyboard Studies 1(1964)
Keyboard Studies 2(1964)
Tread on the trail(1965)
ファブリツィオ・オッタヴィウッチ(ピアノ、ディジタル・テープ)
Riley: Keyboard Studies 1,2, Tread on the Trail / Fabrizio Ottaviucci

STR 33794 \2180
アグスティン・チャルレス(1960-):管弦楽作品集
Seven Looks(2003)/管弦楽のための協奏曲(2004)
クラリネットと室内楽グループのための協奏曲(2006)(*)
サルバドル・サルバドル・ムニョス(クラリネット(*))
マドリード市立管弦楽団
ホセ・ラモン・エンシナル(指揮)

STR 33800 2枚組 \3250
ルイジ・ケルビーニ(1760-1842):弦楽四重奏曲全集
第1番変ホ長調/第4番ホ長調 Op.posth./第5番ヘ長調 Op.posth.
第2番ハ長調/第3番ニ短調/第6番ニ短調 Op.posth.
サヴィーノ弦楽四重奏団
アルベルト・マリア・ルータ、ロセッラ・ベルトゥッチ(ヴァイオリン)
フランチェスコ・ソロンブリオ(ヴィオラ) 
ロレンツォ・チェリアーニ(チェロ)




<SOMM>
SOMMCD 061 \2180
ショパン(1810-1849)/バルトウォミェイ・コミネク(1973-)編曲:
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11(ピアノと弦楽四重奏のための)
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21(ピアノと弦楽四重奏のための)
本間たまみ(ピアノ)
ヴィリニュス弦楽四重奏団
アウドロネ・ヴァイニュナイテ、アルトゥラス・シラレ(ヴァイオリン)
ギルドゥティス・ヤカイティス(ヴィオラ) 
アウグスティナス・ヴァシリャウスカス(チェロ)
録音:2006年3月26-28日、ヴィリニュス(リトアニア)、
国立フィルハーモニーホール
ポーランドのピアニスト、バルトウォミェイ・コミネクによる編曲版(Polish
Music Publishers [PWM Edition], 2003-2005)。本間たまみは7歳で合衆国デ
ビューを果たし、1998年以来ロンドンのロイヤル・アカデミー・オヴ・ミュー
ジックで教えているピアニスト。大統領より勲章を授与されるほど深い関係を
築いている国リトアニアのヴィリニュス弦楽四重奏団(1965年創設)との共演
です。





<RTVE>
CD 640028 \2300
0映画音楽集
ホセ・ニエト(1942-):
La noche del cine Español[スペイン映画の夜]
マックス・スタイナー(1888-1971):タラのテーマ(「風と共に去りぬ」)
ワーグナー(1813-1883):ワルキューレの騎行(「地獄の黙示録」から)(*)
ホセ・ニエト:組曲「El Caballero de Dragon」
リチャード・アディンセル(1904-1977):
ワルソー・コンチェルト(「戦雲に散る曲(危険な月光)」から)(+)
ホセ・ニエト:2つの愛のテーマ;Hay que matar A B / Esta es mi tierra
ガーシュウィン(1898-1937)/
ロバート・ラッセル・ベネット(1894-1981)編曲:ポーギーとベス
ジョン・ウィリアムズ(1932-):スーパーマン
マリア・カルメン・アントン、エリサ・アルビス、インマクラダ・ブルゴス、
マリア・ピラル・ペレス、
ベアトリス・アルテルマン(ソプラノ、メゾソプラノ(*))
アグスティン・セラノ(ピアノ(+))
スペイン放送交響楽団
ホセ・ニエト(指揮)
録音:1990年7月11日、マドリード、モヌメンタル劇場、ライヴ

CD 65041 \2300
バルビエリへのオマージュ
フランシスコ・アセンホ・バルビエリ(1823-1894):
サルスエラの主題による管弦楽と吹奏楽のためのシンフォニア
サルスエラ「火遊び」、「王冠のダイアモンド」、「パンと闘牛」、
「ラバピエスの床屋」から
マリア・ホセ・マルトス、インマクラダ・エヒド、
マリア・デ・ラス・メルセデス・ガルシア(ソプラノ)
ヘスス・カステホン(テノール)
フランシスコ・ハビエル・サンティアゴ(バス)
マドリード市立交響吹奏楽団
スペイン放送交響楽団
エンリケ・ガルシア・アセンシオ(指揮)
録音:1994年7月4-8、11、18日、マドリード、モヌメンタル劇場、ライヴ

CD 65082 \2300
スペイン王宮の宝物 時計とオルゴールの音(全21品)
ブックレット表記はスペイン語のみですが、カラー写真と録音でスペイン王
室コレクションを楽しむことができます。

CD 65085 \2300
ハシント・ゲレロ(1891-1951):サルスエラ「灰鷹」
インマクラダ・エヒド(ソプラノ:アドリアナ)
ミラグロス・ポブラドル(ソプラノ:ロサウラ)
アントニオ・オルドニェス(テノール:グスタボ)
フェルナンド・ベラサ(バリトン:フアン) 他
スペイン放送交響楽団&合唱団
エンリケ・ガルシア・アセンシオ(指揮)
録音:1995年5月26日、マドリード、モヌメンタル劇場、ライヴ

CD 65095 \2300
アイノア・アルテタ サルスエラを歌う
フェデリコ・モレノ・トロバ(1891-1982):「ラ・マルチェネラ」(1928)、
ヘスス・グリディ(18861-1961):「離宮」(1926)、「ミレンチュ」(1909)
フェデリコ・チュエカ(1846-1908)&ホアキン・バルベルデ(1846-1910):
「グラン・ビア(大通り)」(1886)、
フェデリコ・チュエカ:「水、カラメルと焼酎」(1897)、
ホセ・セラノ(1873-1941):「カーネーション」(1929)、「忘却の歌」(1916)、
ルペルト・チャピ(1851-1909):
「怒り狂う王」(1891)、「セベデオの娘たち」(1889)、
ハシント・ゲレロ(1891-1951):「サフランの花」(1930)、
ヘロニモ・ヒメネス(1854-1923):ラ・テンプラニカ」(1900)、
アマデオ・ビベス(1871-1932):「ドニャ・フランシスキタ」(1923)、
フランシスコ・アセンホ・バルビエリ(1823-1894):
「ラバピエスの床屋」(1874)、
パブロ・ソロサバル(1897-1988):「一束のバラ」(1934)から
アイノア・アルテタ(ソプラノ)
スペイン放送交響楽団&合唱団
エンリケ・ガルシア・アセンシオ(指揮)
録音:1996年12月10、12、13、17日、20日(*)、マドリード、モヌメンタル
劇場、ライヴ(*)

CD 65110 \2300
合唱名曲集
オルフ(1895-1982):
カンタータ「カルミナ・ブラーナ」から おお、運命の女神よ
ポロディン(1833-1887):オペラ「イーゴリ公」から 美しい太陽、万歳
ヴェルディ(1813-1901):
オペラ「ナブッコ」から 行け、わが思いよ、黄金の翼に乗って
ハイドン(1732-1809):「よき四季斎日のミサ」から グローリア
ニコライ(1810-1849):
オペラ「ウィンザーの陽気な女房たち」から おお、甘美な月よ
ドニゼッティ(1797-1848):オペラ「愛の妙薬」から 乾杯しよう
ベートーヴェン(1770-1827):オペラ「フィデリオ」から 囚人たちの合唱
ヴェルディ:オペラ「トロヴァトーレ」から 鍛冶屋の合唱
ブラームス(1833-1897):ドイツ・レクィエム から 人はみな草の如く
ヘンデル(1685-1769):オラトリオ「メサイア」から ハレルヤ
スペイン放送交響楽団&合唱団
アレクサンダー・ラハバリ(指揮)
録音:1998年6月22-26日、マドリード、モヌメンタル劇場

CD 65115 \2300
スペイン歌曲リサイタル
シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002):黒人の5つの歌/子守歌
エンリケ・グラナドス(1867-1916):トナディーリャ集(昔風のスペイン歌曲集)
ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):花嫁の歌/2つのビリャンシコ
エルネスト・アルフテル(1905-1989):揺りかごの歌/ああ、なんて美しい娘
アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):忘却の木の歌
カルロス・グアスタビノ(1912-2000):バラと柳/エル・サンペドリノ
マリア・ホセ・モンテイル(ソプラノ)
ミゲル・サネッティ(ピアノ)
録音:1998年1-4月、
プラド・デル・レイ、スペイン国営ラジオ放送音楽スタジオ

CD 65117 \2300
合唱によるハバネラ
ホセ・パガン:つばめ
J・トライテル:さらば、わが宵の明星よ/扇
ヘスス・ロモ/ラファエル・ドゥヨス:それは一輪の花だった
J・ルイス・ガシュ:伝書鳩  マヌエル・マソッティ・リッテル:甘い茎
フェデリコ・モレノ・トロバ:ニニャ・メルセ
リカルド・ラフエンテ・アグアド:トレビエハ  トマス・ガルビス:古い港
セバスティアン・イラディエル/ホセ・パガン編曲:鳩(ラ・パロマ)
アルマンド・ベルナベウ/マリア・パス・アンドレウ: アンティリアの旋律
トマス・ガルビス:ハバネラのこだま
トマス・アラグエス:君と一緒に、帆船よ
リカルド・ラフエンテ・アグアド/エドゥアルド・ガハルド編曲:
塩味のハバネラ
オルフェオン・ドノスティアラ(合唱)
ホセ・アントニオ・サインス・アルファロ(指揮)
録音:1999年10月16-17日、オルフェオン・ドノスティアラ本部

CD 65118 \2300
キロガ(I) オーケストラ版コプラ集
マルエル・ロペス・キロガ(1899-1988):
緑色の瞳/ああ、マリクルス!/刺青/木いちご/他(全19曲)
スペイン放送交響楽団&合唱団
エンリケ・ガルシア・アセンシオ(指揮)
録音:1999年7月12-19日、マドリード県レガネス、カルロス3世大学ホール

CD 65119 \2300
無言歌 チェロとピアノのための音楽
サン=サーンス(1835-1921):アレグロ・アパッショナート
メンデルスゾーン(1809-1847):歌の翼に
フォーレ(1845-1924):夢のあとに/悲歌
シューマン(1810-1856):アダージョとアレグロ
R・シュトラウス(1864-1949):明朝
ラヴェル(1875-1937):ハバネラ
ファリャ(1876-1946):子守歌
ガスパル・カサド(1897-1966):愛の言葉
エルガー(1857-1934):愛のあいさつ
ラフマニノフ(1873-1943):ヴォカリーズ
ジョプリン(1868-1917):ラグタイム
サン=サーンス:白鳥
グラナドス(1867-1916)/ガスパル・カサド編曲:「ゴイェスカス」間奏曲
アシエル・ポロ(チェロ)
エデルミロ・アルナルテス(ピアノ)
録音:1999年6月28-30日、スペイン国営ラジオ放送音楽スタジオ2

CD 65149 \2300
カルロス・アルバレス イン・コンサート
ビゼー(1838-1875):オペラ「カルメン」から
組曲第1番(管弦楽),諸君の乾杯を喜んで受けよう(闘牛士の歌)
ヴェルディ(1813-1901):
オペラ「ドン・カルロ」から 終わりの日は来た…カルロよ聞け…私は死ぬ
オペラ「トロヴァトーレ」から 君のほほえみの妙なる輝きは
ドニゼッティ(1797-1848):
オペラ「ファヴォリータ」から 来たれ、レオノーラ
ヘロニモ・ヒメネス(1854-1923):
サルスエラ「ルイス・アロンソの婚礼」間奏曲(管弦楽)
アグスティン・ペレス・ソリアノ(1846-1907):ギタリコ
ホセ・セラノ(1873-1941):サルスエラ「忘却の歌」から レオネリョの歌
フランシスコ・アロンソ(1887-1948):
サルスエラ「ラ・リンダ・タパダ」から Borrico corre ligero
レベリアノ・ソウトゥリョ(1884-1933)&フアン・ベルト(1890-1931):
サルスエラ「ソト・デル・パラルの女」から 喜びの歌
フェデリコ・モレノ・トロバ(1891-1982):
サルスエラ「ルイサ・フェルナンダ」から
Ay, mi morena, morena clara !,Poe el amor de una mujer
カルロス・アルバレス(バリトン)
カスティリャ・イ・レオン交響楽団
ミケル・オルテガ(指揮)
録音:2001年8月8日、サンタンデル(スペイン)、
カンタブリア・フェスティヴァル・パレス、ライヴ

CD 65201 \2300
愛の対話 16世紀スペイン音楽と詩のリサイタル
聖女テレサ・デ・ヘスス(1515-1582)詩/
ディエゴ・ピサドル(1509/10?-1557以降):
Nada te turbe (Decidle al caballero)
聖女テレサ・デ・ヘスス詩/不詳(王宮の歌集 から):
Vuestra soy, para Vos naci (Tres morillas)
聖フアン・デ・ラ・クルス(1542-1591)詩/
ルイス・デ・ミラン(1500頃-1561以降?):
Tras de un amoroso lance (Gallarda)
福女アナ・デ・サン・バルトロメ(1549-1626)詩/
フアン・デル・エンシナ(1468-1533):
Despertad de vuestro sueno (Senora de hermosura)
聖女テレサ・デ・ヘスス詩/不詳(王宮の歌集 から):
Ayes del destierro (!Ay, triste que vengo!)
聖フアン・デ・ラ・クルス詩/ディエゴ・オルティス(1510-1570):
La fonte (Recercada quinta)
聖フアン・デ・ラ・クルス詩/フアン・デ・エスピノサ:
Entreme donde no supe (Enemiga le soy, madre)
福女アナ・デ・サン・バルトロメ詩/アントニオ・リベラ
(活躍:1514頃-1527頃):
Dos palomas vuelan hoy (Por unos puertos arriba)
聖女テレサ・デ・ヘスス詩/フアン・デル・エンシナ:
Coloquio de amor (Si habra en este baldres)
聖フアン・デ・ラ・クルス詩/ルイス・デ・ナルバエス(1500?-1555/1560):
Cantico Espiritual (Cancion del Emperador)
福女アナ・デ・サン・バルトロメ詩/フアン・デル・エンシナ:
Si ves mi pastor (Mas vale trocar)
スペイン民謡:Veante mis ojos
聖女テレサ・デ・ヘスス詩/不詳(王宮の歌集 から):
Vivo sin vivir en mi (Todos los bienes del mundo)
ソニア・ラウラ・リバス=カバリェロ(歌)
オクタビオ・ラフォウルカデ・セニョレト(ビウエラ)
録音:2005年9月8-12日、スペイン国営ラジオ放送音楽スタジオ2
歌曲リサイタルではなく、16世紀スペインの聖者・福者三人の詩を当時の楽曲
に合わせて歌い語るという企画。

CD 25286 2枚組 \3450
ファンタシア・シネマトグラフィカ Vol.1
フアン・キンテロ(1903-1980):Locura de Amor(1948)
ヘスス・グリディ(1886-1961):Marianela(1940)
ホアキン・トゥリナ(1882-1949):Eugenia de Montijo(1944)
マヌエル・パラダ(1911-1973):Los Últimos de Filipinas(1945)
ヘスス・ガルシア・レオス(1904-1953):Bienvenido Mr.Marshall(1953)
マヌエル・パラダ:Maribel y la Extraña Familia(1960)
ミゲル・アシンス・アルボ(1916-1996):Plácido(1961)
ホセ・ニエト(1942-):El Caballero Don Quixote(1988)
カルメロ・アロンソ・ベルナオラ(1929-2002):Pasodoble(1988)(*)
ミゲル・アシンス・アルボ:La Vaquilla(1985)(*/+)
ホアキン・トゥリナ:Fantasía Cinematografica(1945)(+)
マドリード市立交響吹奏楽団(*)
アナ・ベガ・トスカノ(ピアノ(+))
スペイン放送交響楽団
エイドリアン・リーパー(指揮)
録音:2005-2006年、マドリード、市立交響吹奏楽団ホール、
モヌメンタル劇場



<ARTA>
F 10084 \2080
音楽の過去への旅
バラと一緒の旅
目覚めへの旅[フェルナンド・デ・ラ・トレ(16世紀):ダンツァ・アルタ]
時を経る旅[不詳(14世紀後半):Primo Tempore(オルガヌム)/
不詳(16世紀前半、チェコ):われらの親愛なる聖ヴァーツラフ
不詳(14世紀、スペイン):おお、輝ける処女(モンセラートの朱い本 から)]
歓喜への旅[不詳(14世紀、イタリア):ラ・マンフレディーナ/ラ・ロッタ]
信仰への旅[ジョン・ダンスタブル(1390頃-1453):アレルヤ]
声を求める旅
[不詳:ああ、神よ、誰に嘆けばよいのか(Reutterliedlein(1535)から)]
踊り行く旅[不詳(14世紀、イタリア):サルタレッロ]
暗闇を行く旅
恋愛の旅[不詳(14世紀後半、チェコ):木は葉をまとい
夢の旅
幸福への旅[ロレンツォ・ダ・フィレンツェ(?-1372/1373):Povero cappator]
ルーツへの旅[レオニヌス(活躍:12世紀後半):Deum time(オルガヌム)/
ペロティヌス(活躍:12世紀末-13世紀初):Viderunt onmes(オルガヌム)]
人に会う旅[Wol kum, mein libstes ain]
ワインの旅[不詳(15世紀):ラ・スパニャ]
人生の旅[ミュリヒ・フォン・プラーク:Got, dine wunder manigfalt/
不詳(13世紀後半、イングランド):Edi beo thu, hevene quene(賛歌)/
不詳(13世紀後半、イングランド):Beate viscera]
森を行く旅
夏至の旅[不詳(中世イングランド):めでたし、天の元后(キャロル)]
それだけの旅
終わりなき旅[不詳(16世紀前半、チェコ):チェコよ、親愛なるチェコよ]
イジー・スチヴィーン
(フルート、リコーダー、サクソフォン、クラリネット、シャリュモー)
アラン・ヴィトウシュ(打楽器)
コレギウム・クオドリベット
ペトラ・ノスカイオヴァー(ソプラノ) ヤン・ミクシェク(男性アルト)
リハルト・スポルカ(テノール) ミハエル・ポスピーシル(バス)
マレク・シュペリナ、ユリエ・スクポヴァー(リコーダー)
ハナ・フレコヴァー(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 
ロベルト・フゴ(チェンバロ、レガル)
録音:1997年9月、プラハ、イルハージフの聖ミハル教会
古楽を元にしたコンセプト・アルバム。[ ]は原曲。原曲表記のない楽曲
は演奏者のオリジナルと思われます。全体的には古楽っぽい雰囲気のままです。

F 10103 \2080
昔のチェコのクリスマス・キャロル バロック時代の賛歌集から
すべての忠実なるキリスト教徒よ/優しい天使らよ/他(全21曲)
リトルネッロ
ヤン・ミクシェク(男性アルト、ツィンバーレク、ハックブレット、
ポシティヴ・オルガン)
リハルト・スポルカ(テノール、打楽器)
ミハエル・ポスピーシル(バス、ポジティヴ・オルガン、ツィンク、
シャリュモー)
トマーシュ・ナイブルト
(リュート、テオルボ、バロックギター、ハーディガーディ、バグパイプ、歌)
ヤン・ノヴォトニー(コントラバス、ハープ、フルート、歌)
マレク・シュトリンツル(チェロ、ポシティヴ・オルガン、歌)
リボル・メイスル(ヴァイオリン、歌)
ミハエル・ポスピーシル(指揮)

F 10119(CD-R) \2080
瀧落
日本古典曲:瀧落(瀧源寺)/瀧落(普大寺)/瀧落(琴古流)/旭滝
ヴラスチスラフ・マトウシェク:輪の中に
ヴラスチスラフ・マトウシェク(尺八)
録音:2002年11月8日、南ボヘミア(チェコ)、ベヒニェ、
フランシスコ会修道院
CD-Rです。ご注意ください。
フリードリヒ・シュペー・フォン・ランゲンフェルト(1591-1635)/
フェリクス・カドリンスキー(1613-1675)訳/作曲者不詳:
「Zdoro-Slavicek (Trutz-Nachtigal)」から(全13曲)
リトルネッロ・フラウチモル
ハナ・ブラジコヴァー(歌、ハープ、太鼓) 
カテジナ・ドレジャロヴァー(歌、ハープ)
ハナ・フレコヴァー(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 
シモナ・ホルプツォヴァー(テオルボ)
ヤナ・レヴィトヴァー(歌、ハープ、ヴィオラ) 
レンカ・ミターショヴァー(リュート、ハープ)
テレザ・パヴェルコヴァー(レコーダー、ポジティヴ・オルガン、歌)
ブラジェナ・ペハーチコヴァー
(歌、ヴァイオリン、小型ヴァイオリン、ハープ)
ミハエル・ポスピーシル
(歌、ホイッスルパイプ、コルネット[ツィンク]、
シャリュモー、ポジティヴ・オルガン)
ミハエル・ポスピーシル(指揮)
ドイツのイエズス会士フリードリヒ・シュペーの詩集「Trutz-Nachtigal」
(1634年完成/1649年出版)をイエズス会士カドリンスキーがチェコ語に翻訳
出版した「Zdoro-Slavicek」(1655年)の第2版(1726)には52篇の歌詩と25曲の
旋律が収められています。このアルバムにはその中からミハエル・ポスピー
シルが校訂した13曲が収録されています。

F 10145 \2080
めちゃくちゃ! またはバッカナーレ風
17世紀終盤-18世紀前半にチェコで編纂または出版された6つの曲集から
貧しい吟遊詩人の歌/施しを乞う貧乏学生の歌/他(全27曲)
リトルネッロ
ヤン・ミクシェク(男性アルト、テノール、声、ティンパノン、シロフォン、
太鼓、タンブリン)
ヴラド・ペハーチェク(男性アルト、バス、声、バロックヴァイオリン、太鼓)
マルチン・カプラン
(バロック・ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ブラッチョ、歌)
トマーシュ・ナイブルト
(リュート、バロックギター、テオルボ、バグパイプ、ハーディガーディ、
鐘、歌)
ヤン・バシスタ・ノヴォトニー
(コントラバス、バッシーナ、フルート、リコーダー、声)
ミハエル・ポスピーシル
(歌、声、ドゥルツィアン、ヴァージナル、ポジティオヴ・オルガン、
バグバイプ、ユダヤ・ハープ、タンブリン、鐘)
ミハエル・ポスピーシル(指揮)
録音:2006年2月、starek Na stránce v Zápech
ミハエル・ポスピーシルの校訂による、酩酊ムードの漂うアルバム。




<PNEUMA>
PN-030 \2450
ハリレム セファルディムの響き
Noches, noches - Durme, my Linda Donzeya /
Halilem / Chichi Bunichi - No kero, Madre /
Ei Jucio del Rey Salomón - Levantisme Madre / Viva Orduena /
Las Flores / Mi Nuera.- Estando Padre Cura / Una Matika de Ruda /
Ija Mia, mi Kerida / Kuando Moché
ルイス・デルガド(サントゥル、カンタラ、ロー・ホイッスル、ドルブカ、
サルブ、Dvojadcka Pistala、アグアル、鐘、タル、サンフォナ、中世リュー
ト、ベンディル、ネイ、ギンブリ、サズ、バグラマ、クロタロ、ダルシマー、
コンピューター・プログラミング)
ハビエル・ベルヒア(ギター)
カルロス・ベセイロ(ベースギター、サズ)
ハイメ・ムニョス(カバル、竹笛、クラリネット)
エドゥアルド・パニアグア(テナーフルート、バスフルート)

PN-040 \2450
ロマン派のカストラート
ビセンテ・マルティン・イ・ソレル(1754-1806):
12のイタリア語カンツォネッタ
La Preghiera / La Mercede / La Speranza / Linnocenzza /
Amore e gelosia / La semplice / La Costanza / La Natura /
La Risoluta / La Fede / La Pastorella / La Volubile
ジローラモ・クレシェンティーニ(1766-1846):12のイタリア語アリエッタ
Ecco quel fiero istante / Tu mi chiedi / O Teneri piaceri /
Languir d'amore / Se spiegar potessi / Non v'e piu barbaro /
Dove rivolgo, oh Dio / Clori, la pastorella / Numi, se giusti siete /
Ch'io mai vi possa / Dal di ch'io ti mirai / Per valli, per boschi
トゥ・シ=チャオ(カウンターテナー)
フェリペ・サンチェス(ロマンティックギター)
録音:1994年11月、ジングル・エクスプレス
ジローラモ・クレシェンティーニは歴史上最後に活躍したカストラートのオペ
ラ歌手の一人。

PN-050 \2450
中世の女性の歌
アルアンダルース(アラブ=アンダルシア)の音楽(13-14世紀):
ヌバ・ラスド・エド・ディル;Touchiya quaim va nisf /
Sana' basit "No confides a nadie tu secreto"/
Tawachi Qudam / Sana' Darj "El vino como sangre de gacela"
マルフ;Michalia "la fuerza que tengo" /
Sana' "Para la fiesta de la circumcision" /
Taqsim "Laila me ha quitado la condura" /
Touchiya " Los ojos me lloran por perder a mi amada"
マルティン・コダス(13世紀):カンティガス・デ・アミーゴ
Ondas do mar de Vigo / Mandad'ei comigo / Mia Uymana fremosa /
Ay Deus / Quantas sabedes amar amigo / Eno sagrado, en Vigo /
Ay, ondas que eu vin veer
カラムス
エドゥアルド・パニアグア(ナイ、シャヒン、笛、ティンパノン、オカリナ、
タリハ、アドゥフェ、タル、タンボレテ、Sinj、カンパニタ、イビサ島のカス
タネット、メドゥサ、パロ・デ・リュビア)
ルイス・デルガド(ウド、リュート、ビウエラ・デ・ペニョラ、トロンパ・マ
リナ、ラベル、ベンディル、タル、カンタロ、タンボルシト、アドゥフェ、
クロタロ、Sinj)
ロサ・オラビデ(歌、カマンハ、ラベル、ビオラ、アル=ウルガナ、タル、ツィ
ンバロム、Sinj)
ベゴニャ・オラビデ(歌、プサルテリウム、カヌン、ハープ、ポルタティフ・
オルガン、
シャヒン、パンデロ、プルセラ、メドゥサ、パロ・デ・リュビア)
カルロス・パニアグア
(ダルブカ、ベンディル、サンフォナ、プサルテリウム、トロンパ・マリナ)
録音:1991年7月、バリャドリド(スペイン)、聖エスピナ修道院

PN-080 \2450
パスカル・ルフューヴル&ルイス・デルガド:太陽と影
パスカル・ルフューヴル:Caranibal
ルイス・デルガド:Ksar Ghilane / Calle Galipdede
パスカル・ルフューヴル:La Cantara de Bélà / Gyromax
パスカル・ルフューヴル&ルイス・デルガド:Suite Estival
La siesta(デルガド),La terraza(ルフューヴル),El paseo(デルガド)
ルイス・デルガド:Charrada Ficta / Vent d'Ouest
パスカル・ルフューヴル:Puente Galata
パスカル・ルフューヴル(ヴィエール・ア・ルー[ハーディ=ガーディ])
ルイス・デルガド
(ウド、サズ、ドルブカ、タル、カンタラ、ペニャパルダのパンデロ、
アンダルシア・リュート、ギンブリ、サルブ、サントゥル、ビオラ・ダ・テラ、
ガリシアのパンデイロ、カホン、ベルディアレのパンデロ)
録音:1997年5月、マドリード県トレロドネス、スタジオ・デ・コメタ

PN-100 \2450
三つの文化 中世スペインのユダヤ教徒・キリスト教徒・イスラム教徒の音楽
[ユダヤ教徒の音楽](*)
モロッコのユダヤ人地区の伝承旋律/
アブラハム・イブン・エズラ(1089-1167;トゥエダ)の詩による安息日の歌:
私が安息日を守れば
東地中海地域のセファルディムの歌:捕虜が来る
モワシャハ第8番からのハルチャ:私にかみつかないで、友よ
中東のセファルディムの子守歌:ナニ、ナニ
イスラエル・ナハラ(16世紀のセファルディム)の詩による安息日の歌:
わが思いは御身のために
[キリスト教徒の音楽](+)
「人生と巡礼 サンティアゴ・デ・コンポステラへの巡礼道のための音楽」
ナバラ王テオバルド1世(1201-1253)詩:Amours me fait comencier
チュニジア伝承のアンダルシアの旋律:割礼祭
アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:聖母マリアのカンティガ集 から
En quantas guisas os seus acorrer(第339番)
U alguen a Jhesu Cristo por seus pecados negar(第281番)
A que por nos Salvar(第169番)
Gran confiançle;a na Madre de Deus(第268番)
Pois aos seus que am adefende todavia(第264番)
カリクストゥス写本(12世紀)から:
Dum Pater familias / ともに喜べ、カトリック信者らよ
ナバラ王テオバルド1世 詩:フェリペ
[イスラム教徒の音楽](#)
アンダルシアの音楽:
幸福を求める者すべてがそれをみつけるのではない(ムワル・イスビハン)
サナ・カイム・ワ・ニスフ・ス=シカ
アル=シュシタリ(1212-1269)詩:あなた以外愛せないとわかったとき
セファラド(*)
ホルヘ・ロセンブルン(独唱、コーラス、シトロン、パンデロ)
アウロラ・モレノ(独唱、コーラス、タル)
ルイス・デルガド(リュート、サンフォナ、サントゥル、ダルブガ、タル、
コーラス)
エドゥアルド・パニアグア(カヌン、各種笛、コーラス、指揮)
ルイス・デルガド(リュート、ドゥタル、シトラ、サンフォナ、トロンバ・マ
リーナ、
ビオラ・デ・テクラ、ダルブガ、ベンディル、パンデロ、タル、カラケブ、
鈴(+))
エドゥアルド・パニアグア(プサルテリウム、カヌン、各種笛、ナイ、ダルブ
ガ、トロンバ・マリーナ、タビラ、パンデロ、タル、シストロ・デ・アレナ、
鐘、声(+))
エル・アラビ・セルギニ(歌(#))
アマル・メティウイ(アラブ・リュート(#))
アーメド・アル=ガジ(ビオラ・アルト(#))

PN-110 \2450
ルイス・パニアグア:
映画「Amanecio de Golpe」の音楽(オリジナル・サウンドトラック)
ルイス・カルモナ(キーボード)
パク・フェレル(フレットレス・ベース)
フェルミン・ガリガ(ドラムス)
ルイス・パニアグア(クアトロ、ディルルバ、シタール、声、シャリュモー、
パンデロ、タブラ、タル、カシシ、セミリャ、パロ・デ・リュビア、
ラスカドル、クロタロ、石、鍵、キーボード、シークエンスのプログラミング)

PN-170 \2450
ムデハルの棟梁 クエリャルのムデハル教会のための音楽
建設の連なり 支柱、アーチ、アーチ天井(アンダルシア由来の旋律、
中東のヒジャーズ旋法、カイム・ア・ニスフのリズムによる)
小舟 無人の地
(シロスのアンティフォナ集所収のモサラベ聖歌「Surgam」の旋法による)
泉 束の間の芸術、永遠の芸術(アンダルシア由来の旋律、
中東のヒジャーズ旋法、カイム・ア・ニスフのリズムによる)
絨毯 集合の芸術と集合の空間(塔からの祈祷時報、
ユダヤの儀式の歌、グレゴリオ聖歌「来たれ、聖霊」、鐘)
蝋燭 それは突然満たされる(聖母マリアのカンティガ第180番の旋律による)
祈祷時報係 アンダルシアの祈祷時報
漆喰塗り(アンダルシアの旋法による)
浴場と雨水溜め(ラスドとナハワンドの旋法によるアンダルシアの自由な歌)
聖母マリアの祝日(聖母マリアのカンティガ第411番の旋律による)
アトリウムで(アンダルシアの旋法による)
ムデハルの石工(アンダルシアの旋法による自由な歌)
タイル張りの礼拝堂(聖母マリアのカンティガ第418番の旋律による)
正午の祈祷(アンダルシアの祈祷時報係の歌)
サイド・ベルカディ、アベデルハミド・アル=ハッダド、
ハサン・アジハル、アブデラヒム・アブデルムメン(歌)
アブデルアヒド・アチャ(ナイ) ハイメ・ムニョス(リード横笛)
ワフィル・シェイク(リュート) セサル・カラソ(ビオラ)
ルイス・ビセント(シストロ) ルイス・パニアグア(カンタラ)
ルイス・デルガド(サントゥル、シトロン、リュート、ベンディル、カンタラ)
エンリケ・アルメンドロス(ガイタ・チャラ、鈴、ツィンバロム)
エドゥアルド・パニアグア(プサルテリウム、各種笛、ダルブガ、
タル、ツィンバロム、鍵盤楽器、効果、アンビエンス、指揮)
録音:1995、1997、1999年

PN-210 \2450
カスティリャ=ラ・マンチャのカンティガ
アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:「聖母マリアのカンティガ集」から
第142番「エナレス川の鷺」(器楽)
第246番「アルカサル・デ・サン・フアンの女」/第179番「モリナの女」
第397(192)番「コンスエグラのモーロ人」/第256番「ベアトリス王妃」
第205番「ウクレスとカルトラバ騎士団-モーロの女とその子」
第162番「カニェテの聖母マリアの聖画」
第383番「シグエンサのエルサレム巡礼者たち」
第178番「アルカラスの青年のラバ」
第97番「王の寵愛を受けたマテオへの中傷」
ムシカ・アンティグア
パウラ・ベガ(ソプラノ) ルイス・ビセント(カウンターテナー)
セサル・カラソ(テノール、ビオラ) ワフィル・シェイク(リュート、ダルブガ)
ハイメ・ムニョス(バグパイプ、葦笛、アハベバ、シャリュモー)
エンリケ・アルメンドロス(三穴笛、太鼓、ペニャパルダの四角太鼓)
ルイス・デルガド
(オルガネット、サンフォナ、シトロン、サントゥル、ペニャパルダの四角太鼓)
エドゥアルド・パニアグア(プサルテリウム、笛、ダルシマー、鐘、ティンパニ、
ナカレ、パンデレタ、鈴、貝殻、がらがら、水)
エドゥアルド・パニアグア(指揮)
録音:バリャドリド県ウルエニャ(スペイン)

PN-220 \2450
エル・プエルトの聖母マリア I 
エル・プエルト・デ・サンタ・マリアのカンティガ
アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:「聖母マリアのカンティガ集」から
第151番「好色な聖職者」(器楽)
第328番「アルカナテ-エル・プエルトの聖母マリア」
第358番「石細工の歌」/第356番「橋の材木」/第364番「塔」
第377番「ビリャ・レアル」/第378番「セビリャの聖救世主教会」
第382番「所有地」/第382番「投石」
ムシカ・アンティグア
パウラ・ベガ(ソプラノ)
ルイス・ビセント(カウンターテナー、プサルテリウム、タル、シンバル)
セサル・カラソ(テノール、ビオラ、カスタネット) 
ヘルマン・トレリャス(バス)
ワフィル・シェイク(リュート、スイセン、ダルブガ)
エンリケ・アルメンドロス(三穴笛、太鼓、チルラ、バグパイプ、カンタラ、
コーラス)
ハイメ・ムニョス(葦笛、アハベバ、カバル、シャリュモー、ブザー付きリー
ド横笛)
ルイス・デルガド
(サンフォナ、チフォニア、アラブ・ブズーキ、パンデレタ、ベンディル、
ダルブガ)
エドゥアルド・パニアグア(カヌン、ツィター、ダルシマー、各種笛、ナカレ、
ダフ、ツィンバロム、鈴、クロタロ、エスパディリャ、ゴング)
エドゥアルド・パニアグア(指揮)
録音:1996年6月、バリャドリド(スペイン)、聖エスピナ修道院
2000年1-2月、バリャドリド県ウルエニャ(スペイン)



<MAP>
MAPGCD 0024 \2180
マヌエル・マリア・ポンセ(1882-1948):
「スペインのフォリア」による変奏曲とフーガ(1929)(*)
アントニオ・ホセ(1902-1936):ギター・ソナタ(1933)(+)
アンドレア・ディエチ(ギター)
録音:1993年7月(*)、10月(+)、ヴァレーゼ(イタリア)、URUKスタジオ

MAPGCD 0026 \2180
アグアド、リョベート、ポンセ、武満、ジュリアーニ:ギター作品集
ディオニシオ・アグアド(1784-1849):アダージョとポロネーズ Op.2 No.1
ミゲル・リョベート(1878-1938):
ロマンサ/前奏曲ホ長調/前奏曲イ長調/スケルツォ=ワルツ
マヌエル・マリア・ポンセ(1882-1948):南のソナティナ(*)
武満徹(1930-1996):すべては薄明の中で
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):ロッシニアーナ第4番 Op.122
アンドレア・ディエチ(ギター)
録音:ミラノ
(*)はオリジナル手稿譜版による世界初録音。

MAPGCD 0027 \2180
セゴビアへのオマージュ エスパーニャ
フェルナンド・ソル(1778-1839):
5つの練習曲;Op.35 Nos.22,17/Op.6 Nos.9,11/Op.29 No.13
モーツァルトのオペラ「魔笛」の主題による変奏曲 Op.9
フェデリコ・モレノ・トロバ(1891-1982):カスティリャ組曲/ソナティナ
エンリケ・グラナドス(1867-1916)/
アルド・ミネッラ編曲:スペイン舞曲第5番「アンダルサ」
アンドレス・セゴビア編曲:ゴヤのマハ
イサーク・アルベニス(1860-1909):スペイン組曲 より
アンドレス・セゴビア編曲:グラナダ
アルド・ミネッラ編曲:セビリャ
アンドレス・セゴビア編曲:アストゥリアス、伝説
アルド・ミネッラ(ギター)
録音:1999年11月、ミラノ、MAPスタジオ

MAPGCD 0028 \2180
マヌエル・マリア・ポンセ(1882-1948):ギター作品集
24の前奏曲/ソナタ第3番/タレガへのオマージュ/前奏曲イ短調
主題、変奏曲とフィナーレ/マズルカ/ワルツ/夕暮れ-朝
アンドレア・ディエチ(ギター)
録音:1996年3月23-26日、コゼンツァ(イタリア)、
CPM(音楽プロダクション・センター)

MAPGCD 0030 \2180
マヌエル・マリア・ポンセ(1882-1948):
組曲イ長調(1929)/「スペインのフォリア」による変奏曲とフーガ(1929)
エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):5つの前奏曲
アルド・ミネッラ(ギター)
録音:2002年7月、ミラノ、MAPスタジオ

MAPGCD 0031 \2180
私のお気に入り ギター・リサイタル
J・S・バッハ(1685-1750)/
クリスティアン・サッジェーゼ編曲:シャコンヌ(BWV1004 より)
ディオニシオ・アグアド(1784-1849):華麗なロンド Op.2 No.2
ジュリオ・レゴンディ(1822-1872):エール・ヴァリエ第1番 Op.21
フランシスコ・タレガ(1852-1909):5つの小品
ホアキン・トゥリナ(1882-1949):ソナタ Op.61(自筆手稿譜による)
アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):ソナタ Op.47
クリスティアン・サッジェーゼ(ギター)
録音:2003年5月26-30日、ミラノ、MAPスタジオ

LACD 05-2004 \2180
世紀のギター
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):ワルツ Op.57 No.6
同:ジョヴァンニ・パチーニのオペラ「アマジリア」の
「Lo ti vidi e t'adorai」の主題による変奏曲 Op.128
ルイジ・モレッティ:大ソナタ Op.2 から アンダンテ・グラツィオーソ
マルコ・バッターリャ(ギター)
使用楽器:1834年、ルイジ・フィラーノ製(ナポリ)

LACD 05-2005 \2180
アルバムのページ 
20世紀初頭のイタリア、マンドリンとギターによる楽興の時
アマデオ・アマデイ(1866-1935):マッティナータ(朝の音楽)
シモーネ・サルヴェッティ(1870-1932):ルルの旋回/灰色の雲
アルド・デ・ビアージ(1880-1956):つばめの群れ
G.M.(18??-?):小セレナード
ヴィットリオ・モンティ(1868-1923):侯爵夫人と羊飼い
ジュゼッペ・シルヴェストリ(1841-1921):昔のセレナード
エンリコ・マルチェッリ(1873-1901):幻想的ワルツ
プリモ・シルヴェストリ(1871-1960):ブルレスカ/カプリッチョ
ジョヴァンニ・ジョヴァーレ(1885-1949):シチリアのセレナード
ジャコモ・サルトーリ(1860-1946):温泉にて
フランチェスコ・アモローゾ(1877?-1916?):
メヌエット/スペインのセレナード
ジュリオ・モンニ(18??-?):一夜の魅惑
C・アドルフォ・ブラッコ(1860-1903?):星空の夜
セルジオ・ジジョッティ(マンドリン(*))
ファビアーノ・メルランテ(ギター(+))
録音:ミラノ、MAPスタジオ
使用楽器:1899年、ピラーデ・マウッリ製(フィレンツェ)、ナポリ式(*)
1908年、ラッファエーレ・カターチェ製(ナポリ)、ナポリ式(*)
1912年、ルイジ・エンベルゲル製(ローマ)、ローマ式(*)
1930年頃、アントニオ・モンツィーノ製(ミラノ)(+)
1930年頃、不詳作者製(ミラノ)、9弦(+)
1940年頃、ルイジ・モッツァーニ製(チェント)

LRCD 075 \2180
4月のギター 女性作曲家たちのギター作品集
アンネッテ・クライスブリンク(1958-):アンドレス・セゴビアへのオマージュ
キアラ・マレスカ(1950-):雨降る部屋の中で(*)
エマヌエラ・バッリオ(1968-):即興曲
マリア・リンネマン(1947-):ノルウェー小品集
ヤナ・オブロフスカ(1930-1987):ベラ・バルトークへのオマージュ
フェルナンデ・ペイロ(1888-1987):ギターのための前奏曲集
ベアトリーチェ・カンポドミニコ(1958-):ヴァッシリッサの伝説(*)
マリア・ヴィットリア・イェドロウスキ(ギター)
録音:2000年1月、ミラノ、MAPスタジオ
(*)マリア・ヴィットリア・イェドロウスキへの献呈作品。

LRCD 079 \2180
対話 ギター・デュオのための音楽
セバスティアーノ・コニョラート(1969-):飛行実験(1998)(*/+)
マリオ・ガンジ(1923-):ファンタス(1998)(*)
ベアトリーチェ・カンポドミニコ(1958-):
天使の対話(2001)(*/+)/二人のために(2001)(*/+)
カルロ・ドメニコーニ(1947-):プラナ(1989)(+)
エウジェニオ・カティーナ(1956-):七月の雨(1997)
ウンベルト・ボンバルデッリ(1954-):遮られた踊り(2001)(*/+)
カルメロ・マッシモ・トッレ(1965-):スティーム・アップ(2001)(*/+)
ソニア・ボー(1960-):独裁者(2001)(*/+)
エウジェニオ・カティーナ:仮面舞踏会(2001)(*/+)
ブルーノ・ベッティネッリ(1913-):二人へのディヴェルティメント(1982)
セバスティアーノ・コニョラート:M.(2001)(*/+)
エウジェニオ・カティーナ:全音階舞曲(1999)(*/+)
レ・ディヴェルティスマン
マリア・ヴィットリア・イェドロウスキ、クラウディオ・バッラビオ(ギター)
録音:2001-2002年、ミラノ、MAPスタジオ
(*)世界初録音。(+)レ・ディヴェルティスマンへの献呈作品。

LRCD 081 \2180
色 ギター・リサイタル
シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1686-1750)/
チロ・ジンゴーネ編曲:幻想曲ハ短調
フィリッポ・グラニャーニ(1768-1820)/
チロ・ジンゴーネ編曲:感傷的ソナタ「ノアの大洪水」Op.15
ブルーノ・バッティスティ・ダマリオ(1937-):小組曲
アストル・ピアソラ(1921-1992)/バルタサル・ベニテス編曲:
ブエノスアイレスの夏/天使のミロンガ/天使の死/ブエノスアイレスの春
チロ・ジンゴーネ(ギター)
録音:2001年1月29日-2月3日、ナポリ、
フライング・レコーディング・スタジオ

LRCD 084 \2180
ファンタジー 20世紀のギター音楽
フランギス・アリ=ザデ(1947-):ファンタジー
ハインリヒ・ウンテルホーファー(1958-):魅惑の森
リチャード・カールトン(1955-):ドリームタイムからの印象
ルイジ・アントニオ・イルランディーニ(1958-):
魂の太陽(シルヴィア・チェスコのために)
ベント・セアンセン(1958-):シチリアの影
ジャチント・シェルシ(1904-1988):KO-THA I
ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-):セレナード
シルヴィア・チェスコ(ギター)
録音:2001年6月、ミラノ、MAPスタジオ

LRCD 085 \2180
現代イタリア作曲家による3つのギターのための作品集
ジョルジョ・フェラーリ(1925-):
四つ葉のクローバー(3つのギターのためのアルバムの綴り)
テレーザ・プロカッチーニ(1934-):月光 Op.121
リッカルド・ヴィアネッロ(1944-):トレスタンゴ
アンドレア・バゼーヴィ(1957-):コンチェルト
エンニオ・モリコーネ(1928-):短いカノン
フランコ・マルゴーラ(1908-1992):幻想曲
フランコ・マリアッティ(1931-):序奏、ロマンスとフィナーレ
フランコ・マンニーノ(1924-):組曲
ロベルト・ベルトラミ(1958-):F.G.の記念に
ダニエレ・ザネットヴィッチ(1950-):アンダルシアの6つの歌
A・ヴィヴァルディ・ギター・トリオ
エンリコ・ネグロ、イグナツィオ・ヴィオラ、マリオ・コスコ(ギター)
録音:2001年9月10-15日、ミラノ、MAPスタジオ
全曲世界初録音。

LRCD 086 \2180
ジョン・W・デュアート(1919-):
フランスの子守歌による変奏曲 Op.32
ギリシャ組曲(Greek meets Greek)Op.39(*)
フランス組曲 Op.61(*)
リリアナ・ペザレージ、ルカ・トラブッキ(ギター)
録音:2001年10-12月、ソンドリオ県モルベーリョ(イタリア)
(*)世界初録音。

LRCD 087 \2180
統合
レオ・ブローウェル(1939-):ジャンゴ・ラインハルトの主題による変奏曲
アストル・ピアソラ(1921-1992):5つの小品
Triston,Campero,Accentuado,Romantico,Compadre
デュージャン・ボグダノヴィチ(1955-):ブルースと7つの変奏
アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):ソナタ Op.47
アンジェロ・ジラルディーノ(1941-):
練習曲第18番「デ・ファリャへのオマージュ」
アンジェロ・コローネ(ギター)
録音:ローマ、フリップ・スタジオ

LRCD 091 \2180
ギター・リサイタル
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):ソナタ ハ長調 Op.15
オットリーノ・レスピーギ(1879-1936):変奏曲
フェデリコ・モンポウ(1893-1987):コンポステラ組曲
ヴィンチェンツォ・トッリチェッラ(ギター)
録音:1999年10-11月、ピアチェンツァ(イタリア)

LRCD 092 \2180
オットチェント! ギター・デュオのための19世紀の音楽
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):3つの協奏的ポロネーズ Op.137
アントワーヌ・ド・ロワイエ(1768-1852):協奏的二重奏曲 Op.31 No.3
フィリッポ・グラニャーニ(1768-1820):
フェルディナンド・カルッリに捧げる二重奏曲第2番イ短調
フェルナンド・ソル(1778-1839):幻想曲 Op.54bis
マルコ&ステファノ・ボンファンティ(ギター)
録音:2002年10月21-24日、ミラノ、MAPスタジオ

LRCD 095 \2180
世紀オーストリア・ドイツの作曲家によるギター作品集
アルフレート・ウール(1909-1992):古典的ソナタ(1938)
ゴットフリート・フォン・アイネム(1918-1996):3つの練習曲 Op.34(1967)
ユルク・バウアー(1918-):3つの幻想曲(1963)
イェネー・タカーチ(1902-2005):瞑想と円舞(1956)
ハンス・エーリヒ・アポステル(1901-1972):6つの音楽(1955)
エーリヒ・オピッツ(1912-):ソナティナ「アウストリアカ」
ルイジ・ヴェデーレ(ギター)
録音:2003年6月、ヌオーロ(イタリア)、

LRCD 099 \2180
南の魂 ギターのための音楽
シモーネ・イアンナレッリ(1970-):華麗なワルツ
ホアキン・ロドリーゴ(1902-1999):サパテアド
エグベルト・ジスモンティ(1947-)/ジュリアーノ・ベロッティ編曲:
水とワイン
イサーク・アルベニス(1860-1909):アストゥリアス/カディス
アントニオ・ラウロ(1917-1991):ナタリア(ワルツ)
アントニオ・ルイス・ピポ(1933-1997):歌と踊り 第1番
アグスティン・バリオス(1885-1944):
フリア・フロリダ/ワルツ Op.8 No.3/森に夢見る
アンヘル・ビリョルド(1861-1919)/
ローラン・ディアンス、ジュリアーノ・ベロッティ編曲:
エル・チョクロ(タンゴ)
ローラン・ディアンス(1955-):リブラ・ソナティネ
ジュリアーノ・ベロッティ(ギター)
録音:2000年12月17-19日、ライアン・スタジオ・マスタリング(シンガポール)

LRCD 101 \2180
太陽と月の光 ポンセへのオマージュ
マヌエル・マリア・ポンセ(1882-1948):
南のソナティナ(1930/1932)/24の前奏曲(1929)
「スペインのフォリア」による変奏曲とフーガ(1929)
ピエラ・ダドーモ(ギター)
録音:ブレーシャ県ロヴァート、聖母マリア下僕会聖被昇天修道院

LRCD 102 \2180
タンゴの歴史 アストル・ピアソラへのオマージュ
アストル・ピアソラ(1921-1992):
ブエノスアイレスの四季(ギター独奏のための)
タンゴの歴史(ギターとヴァイオリンのための)(*)
アストル・ピアソラ/ロレンツォ・ラヴァッツァーニ編曲:
天使の死/アヴェ・マリア/鮫/忘却/リベルタンゴ
(以上、ギター、ヴァイオリンとヴィオラのための)(*/+)
エネア・レオーネ(ギター)
ジョルジョ・モルテーニ(ヴァイオリン(*))
ロレンツォ・ラヴァッツァーニ(ヴィオラ(+))
録音:2002年7月、ミラノ、MUREKスタジオ

LRCD 103 \2180
夢 ソプラノとギター・デュオのための音楽
ロッシーニ(1792-1868):絵の具にまみれて
ビゼー(1838-1875):アラビアの女主人の別れ
ラヴェル(1875-1937):ヘブライの歌
ファリャ(1876-1943):7つのスペイン民謡 から
モーロ人の衣装,アストゥリアナ,ホタ,子守歌,歌
トマス・バレラ(1870-1938):グラナダの女たち
フェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898-1936):スペインの古謡集 から
アンダ・ハレオ,四人のラバ引き,ハエンのモーロ娘たち,
チニタスのカフェで,セビリャの子守歌,ソロンゴ,ラ・タララ
アリエル・ラミレス(1921-):アルフォンシナと海
アストル・ピアソラ(1921-1992):リベルタンゴ
エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):
「アマゾンの花」から 帆船/ブラジル風バッハ第5番 から アリア
リンダ・カンパネッラ(ソプラノ)
G・ロゼッタ・ギター・デュオ
マルゲリータ・ヴァロミ、アンナ・ヴェッラ(ギター)

LRCD 106 \2180
ギター・リサイタル
ヨハン・カスパル・メルツ(1806-1856):吟遊詩人の歌 Op.13
カルロス・スリニャク(1915-1997):ソナティネ
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):サヴォイア地方の主題による変奏曲
アンジェロ・ジラルディーノ(1941-):超絶技巧練習曲集 から 第6番,第47番
カルロ・モッソ(1931-1995):ピエモンテ地方の3つの歌
フリアン・アルカス(1832-1882):ハバナのプント
ジャンルカ・バルベーロ(ギター)
録音:2003年9月、クネオ県ブラ、聖キアラ教会内陣

LRCD 107 \2180
Shopso Troijno ギター・オーケストラのための音楽
パウロ・ベリナティ(1950-):グデのバイアン
パウロ・ベリナティ/
マルチェッロ・セラフィーニ編曲:民謡の主題による4つのコンポジション
Shopso Troijno(マケドニア),月は明るく輝く(イギリス),
ダニー・ボーイ(アイルランド),ヒューゴのポルカ(スウェーデン)
レオ・ブローウェル(1939-):雨のあるキューバの風景
スティーヴ・ライヒ(1936-):
エレクトリック・カウンターポイント から 第3楽章
アンドルー・ヨーク(1958-):「ハルミ」から アロング・ジ・エッジ
セルジオ・アサド(1952-):
クラリネットとギターのための4つのコンポジション(*)
パオロ・デ・ステファノ編曲:古い肖像画
マルチェッロ・セラフィーニ編曲:石けり遊び,青いすみれ
ジャンルカ・フィルティーノ編曲:グルマリ
ファウスト・サレーディ(クラリネット(*))
セクスタ・コンソート・ギター・オーケストラ
マルチェッロ・セラフィーニ(指揮)
録音:2005年2月25-26日、ルガノ(スイス)、スイス・イタリア語放送ホール

LRCD 112 \2180
イコノスタス ギターのための音楽
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):
クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための賛歌
ホセ・アントニオ・デ・サン・セバスティアン(ドノスティア)(1886-1956):
エリミーナ(郷愁)
フェデリコ・モンポウ(1893-1987):コンポステラ組曲
ビセンテ・アセンシオ(1908-1979):神秘組曲
フランシス・プーランク(1899-1963):サラバンド
ジャンマルティノ・ドゥリゲッロ:Sefer Trah
アンジェロ・ジラルディーノ(1941-):
受胎告知(ベアト・アンジェリコへのオマージュ)
イコノスタス(パーヴェル・フロレンスキーへのオマージュ)
アルベルト・メシルカ(ギター)
録音:2005年11月、ヴァネツィア(イタリア)、ヴィエニクサルテ・スタジオ

LRCD 113 \2180
軽快なギター
フランシス・クレンジャンス(1951-):フランスのワルツ
アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):12の平易な小品 から
セレナード,おもちゃ箱,散歩,小さな歌,トッカータ,ポロネーズ
ヨハン・カスパル・メルツ(1806-1856):悲歌
ヤナ・オブロフスカ(1930-1987):古い旋法によるソナタ
フランシスコ・タレガ(1852-1909):アルハンブラの思い出
アントン・ディアベッリ(1781-1858):フーガ Op.46
フランシス・クレンジャンス:第五のアリア
アグスティン・バリオス(1885-1944):大聖堂(前奏曲)
エウジェニコ・カティーナ(1956-):
ソナタ(マリア・ヴィットリア・イェドロウスキに献呈)
フェルナンド・ソル(1778-1839):序奏と変奏曲 Op.9
マリア・ヴィットリア・イェドロウスキ(ギター)

LRCD 114 2枚組(CD-R) \2580
ニコロ・パガニーニ(1872-1840):ギター・ソナタ集
37のソナタ/大ソナタ イ長調 M.S.3
エリオ・リモンディ(ギター)
録音:2005年10月3-6日
CD-Rですのでご注意ください。

LRCD 115 \2180
アルベニス、ダンジェロ、テレマン、ラウロ、メルツ、
カステルヌオーヴォ=テデスコ、カンペラ:ギター作品集
イサーク・アルベニス(1860-1909):アストゥリアス/カディス
ヌッチオ・ダンジェロ(1955-):リディア旋法の2つの歌
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
無伴奏ヴァイオリンのための12の幻想曲 から 第7番
アントニオ・ラウロ(1917-1986):右へ六つ
ヨハン・カスパル・メルツ(1806-1856):悲歌
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1885-1968):
ソナタ「ボッケリーニへのオマージュ」Op.77
アルトゥール・カンペラ(1960-):パーカッション練習曲第1番
マルロン・ティトレ(ギター)
録音:2006年3月16-17日、ミラノ、MAPスタジオ

LCCD 40.101 \2180
クラリネットとピアノのための音楽
ブラームス(1833-1897):クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120 No.2(*)
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1885-1968):
クラリネット・ソナタ Op.128(+)
ストラヴィンスキー(1882-1971):無伴奏クラリネットのための3つの小品
フランシス・プーランク(1899-1963):クラリネット・ソナタ(+)
ハインリヒ・ズーターマイスター(1910-1995):
無伴奏クラリネットのためのカプリッチョ
ジュゼッペ・フィオルディメラ(ギター)
ディモーニ・オレベルト(ピアノ(*))
レナート・プリンチペ(ピアノ(+))
録音:ヴァレーゼ(イタリア)、URUKスタジオ

CD Aicsound 50109 \2180
ステファノ・ペゾーリ(1613?-1650以降?):
「調和の宝石箱」(1648)から 優雅な舞曲とアリエッタ集
Folia vaghissima, detta la Speranza / Il Contarini Belletto /
Il Costante Abbandonato Balletto / Ballo del Duca /
Mirate a ch'io son giunto / La bella sdegnata /
Ciaccona Spagnola Semplice / Balletto detto del Fior /
La Giardiniera Gagliarda vaghissima / Al fiero gioco /
L'amante tradito / Gallo di Donna Checca /
Romanesca Aria vaghissima / Aria di fiorenza in A /
La Sposa Sconsolata Arieta Vaghissima / Poich'al fido Amor mio /
Lillia cruda / Il Bon Vilan / Il Sospettoso Balletto /
Zaravande Francese / Lo sventurato in Amore /
Lo spensierato Balletto / Il vero Amante Balletto alla Bifolca
コレギウム・ムジクム
ジョルジョ・デルロッソ(ヴィオラ・ダ・ガンバ、打楽器)
マッシモ・ロンバルディ(バロック・ギター、リュート、キタローネ、打楽器)
ジャンフランコ・マンジン
(ルネサンス・リコーダー、バロック・リコーダー、打楽器)
アントネッラ・パニギーニ(チェンバロ、打楽器)
赤枝美紀子(ソプラノ)

HECD 2004 \2180
HAWA ギターと打楽器のための音楽
アントニオ・カルロス・ジョビン(1927-1994):ア・フェリシダージ
ジャンゴ・ラインハルト(1910-1953):雲
アリエル・ラミレス(1921-):アルフォンシナと海
エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):ショロ第1番
シモーネ・イアンナレッリ(1970-):
スウィング・フロム・ザ・パシフィック・コースト(*)
アントニオ・ラウロ(1917-1986):
ベネズエラ・ワルツ第3番「ナタリア」/同第2番
アグスティン・バリオス(1885-1944):パラグアイ舞曲第1番
アンヘル・ビリョルド(1861-1919):エル・チョクロ(タンゴ)
ジョアン・ペルナンブコ(1883-1947):ミモゾ/鐘の音
ジュリアーノ・ベロッティ(1974-):
チッチアチョッチア(ワルツ)/ラ・パテーラ[盃?]/エル・ファロ[灯台?]
マルセル・ハリフェ(1950-):ル・パ・ド・ナハヴァンド(*)
ジュリアーノ・ベロッティ(ギター)
アルマンド・コルネル(打楽器)
録音:ミラノ、MAPスタジオ

<CZECH RADIOSERVIS>
CR 0416-2 \1980
グレート・アーティスツ・ライヴ・イン・プラハ
スヴャトスラフ・リヒテル Vol.1
ムソルグスキー(1839-1881):組曲「展覧会の絵」(1874)(*)
リスト(1811-1886):
超絶技巧練習曲集 S.139(1851)から(+)
前奏曲,練習曲,風景,鬼火,夕べの調べ
ポロネーズ第2番ホ長調 S.223(1850-1851)(+)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1956年10月6日(*)、6月10日(+)、
プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール、ライヴ、モノラル
アンチェル、オールソン、シェリングのライヴ録音が発売され好評を博したシ
リーズ、今回はリヒテル(1915-1997)が2枚同時に登場。こちらはリヒテルが未
だ「西側」では幻のピアニストだった頃の演奏。数年後に西側に知れ渡るきか
っけとなった曲でもある得意のムソルグスキーと、まさに超絶技巧のリスト。

CR 0421-2 \1980
グレート・アーティスツ・ライヴ・イン・プラハ
スヴャトスラフ・リヒテル Vol.2
ドヴォルジャーク(1841-1904):ピアノ協奏曲ト短調 Op.33 B.603(1876)(*)
ブラームス(1833-1897):ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 Op.1(1852)(+)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
プラハ交響楽団(*)
ヴァーツラフ・スメターチェク(指揮(*))
録音:1966年6月2日(プラハの春音楽祭)(*)、1988年7月15日(+)、
プラハ市民会館スメタナ・ホール、ライヴ
こちらはチェコの名指揮者スメターチェクの共演との共演によるドヴォルジャ
ークと、円熟期のブラームス。

CR 0430-2 \1980
フルート、ヴァイオリン、チェロとピアノのための作品集
ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー(1736-1809):四重奏曲(*)
ヨハン・ゲオルク・ラング(1722-1798):四重奏曲第2番 Op.3 No.2(*)
ハイドン(1732-1809):三重奏ディヴェルティメント変ロ長調 Hob.XV:38(+)
イジー・アントニーン・ベンダ(1722-1795):トリオ・ソナタ ホ長調(#)
ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ(1697-1773):トリオ・ソナタ ハ短調(**)
コン・フラウト四重奏団
ヴァーツラフ・シルヴァンスキー(フルート)
アダ・シルヴァンスカー(ヴァイオリン)
ヤナ・マチェイコヴァー(チェロ(+/#/**)) 
クリスティナ・ポラーコヴァー(チェロ(*))
モニカ・ペツィキェヴィチョヴァー(ピアノ)
録音:2001年5月7日(*)、11月13日(+)、12月21日(**)、2002年2月8日(#)、
プラハ、チェコ放送スタジオ1



<ARCO DIVA>
UP 0108-2 \2450
R・シュトラウス(1864-1949):交響詩「ドン・フアン」Op.20
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35(*)
マーラー(1860-1911):リュッケルトの詩による5つの歌曲(+)
フランチシェク・ノヴォトニー(ヴァイオリン(*))
カルラ・ビトナロヴァー(メゾソプラノ(+))
ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団
マルチン・トゥルノフスキー(指揮)
録音:2007年9月14日、イフラヴァ(チェコ)、DKO、
マーラー・イフラヴァ音楽祭、ライヴ
マーラー生誕の町、チェコのイフラヴァで行われた音楽祭でのライヴ録音。

UP 0109-2 \2450
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」Op.73(*)
ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調 Op.78(+)
ミハル・マシェク(ピアノ)
パルドゥビツェ・チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団(*)
レオシュ・スヴァーロフスキー(指揮(*))
録音:2008年11月16日、テプリツェ(チェコ)、文化館(*)
1999年、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール(+)
ミハル・マシェク(1980年生まれ)はプラハ音楽院および音楽アカデミーで学ん
だチェコのピアニスト。



<EMPIRE ART>
EA 2008-2 \2180
モーツァルト(1756-1791):レクィエム ニ短調 K.626
イヴァナ・シャコヴァー(ソプラノ)
シルヴィア・シュラームコヴァー(アルト)
ミロシュ・チェルニー(テノール)
ズデニェク・ハルヴァーネク(バス)
ムジチ・デ・プラハ(合唱&管弦楽)
ヤン・シュラーメク(指揮)
録音:1996年11月13日、プラハ国立歌劇場
ムジチ・デ・プラハは1966年、プラハ放送交響楽団のメンバーを主体に創設
された室内管弦楽団。ヤン・シュラーメクは1996年以来同楽団の首席指揮者を
務めているチェコの指揮者。




<MULTIKULTI PROJECT>
MPCD 024 \2450
コルトーナのラウダ集 13世紀イタリアの宗教歌
Laude novella / Stella nuova / Gloria 'n cielo / Cristo e nato
O divina virgo flore / De la crudel morte de Cristo
Iesu Cristo glorioso / Oime lasso / Ave donna santissima
Madonna santa Maria / Sia laudato san Francesco
Troppo per del tempo / Magdalena degna da laudare
スカンディクス古楽アンサンブル
アダタ・カヘル=フリス(歌、リク、ベンディル、ダラブカ)
アグニェシュカ・レシニャク、スルヴィア・ノヴィツカ(歌)
ティモテウシュ・ドルバ(歌、フィデル)
ピオトル・フリス(歌、ウド、ロマネスク・ハープ、リコーダー、ディレクター)
ヤクプ・カブス(歌、ベンディル)
録音:2008年、クラクフ(ポーランド)
ラウダとは中世・ルネサンス期のイタリアにおいて公式の典礼以外の場で歌わ
れた宗教歌曲で、いわば庶民の賛美歌。13世紀に成立したコルトーナの写本に
収められた47のラウダはこのジャンルの貴重な資料です。スカンディクス古楽
アンサンブルは1999年、中世音楽、特に声楽の演奏のために創設されたポーラ
ンドの団体。

MPCD 022 \2450
【旧譜・再案内】
ツィプリアン・バジリク(1535頃-1600頃):人の一生の危うさについて
主の優しさ/敬虔の歌/日曜日の祈り(主の祈り)/新しい歌
詩篇70「御身を、主よ、われ信頼す」
詩篇79「異国民らが御身よりの相続物に入り込み」」
詩篇127「主を畏れる者は皆幸いなり」
詩篇129「深き淵より、われ御身に向かい叫びぬ、主よ」
人の一生の危うさについての歌/新しいクリスチャンの歌
ボルヌス・コンソート
ロベルト・ラヴァティ(男声カントゥス) 
ロベルト・ポジャルスキ(男声アルト)
マルチン・ボルヌス=シュチチンスキ、ツェザリ・シフマン(テノール)
ミロスワフ・ボルチンスキ、スタニスワフ・シュチチンスキ(バス)
録音:2005年6月24日、ポーランド、ヴロツワフ、聖エルジビェタ教会図書室
ツィプリアン・バジリクの生涯についてはほとんど情報が残されていませんが、
ポーランドのシェラジで生まれ、主としてリトアニアの貴族ラジヴィウ家に仕
えたいたこと等がわかっており、その作品は「プワヴィ歌集」と「ザモシチ歌
集」に収められています。当録音では「ザモシチ歌集」から選ばれた曲が歌わ
れていますが、これらは教会用の音楽ではなく、家庭または宮廷で歌われてい
たと考えられています。ディジパック内側の写真では、ボルヌス・コンソート
が卓を囲んで座って歌っている演奏会の模様を見ることができます。演奏はボ
ルヌス・コンソートにしては穏健な部類に属し、上記のような曲の雰囲気をよ
く醸し出しています。

<CLASSICAL RECORDS>
CR 099 \1780
ゲンリフ・ネイガウスの芸術 Vol.5
ベートーヴェン(1770-1828):ピアノ・ソナタ
第14番嬰ハ短調「月光」Op.27 No.2/第17番ニ短調 Op.31 No.2
第24番嬰ヘ長調 Op.78/第30番ホ長調 Op.109/第31番変イ長調 Op.110
ゲンリフ・ネイガウス(ピアノ)

CR 105 \1780
シューマン(1810-1856):幻想小曲集 Op.12
ブラームス(1833-1897):ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 Op.5
セルゲイ・クズネツォフ(ピアノ)
録音:2003年、モスクワ音楽院大ホール

CR 106 \1780
ゲンリフ・ネイガウスの芸術 Vol.6
シューマン(1810-1856):クライスレリアーナ Op.16
ブラームス(1833-1897):
8つの小品 Op.76 から 狂詩曲嬰ヘ短調(No.1),間奏曲変イ長調(No.3),
間奏曲変ロ長調(No.4),狂詩曲嬰ハ短調(No.5)/間奏曲イ長調(No.6)
間奏曲イ短調(No.7),狂詩曲ハ長調(No.8)
6つの小品 Op.118 から 間奏曲イ長調(No.2)
4つの小品 Op.119 から ロ短調(No.1),ホ短調(No.2)
ラフマニノフ(1873-1943):
10の前奏曲 Op.23 から 嬰ヘ短調(No.1),ニ長調(No.4)
絵画的練習曲集 Op.39 から イ短調(No.2)
ゲンリフ・ネイガウス(ピアノ)

CR 107 \1780
アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル
グリーグ(1843-1907):抒情小品集第6巻 Op.57 から 過ぎ去った日々(No.1)
アレンスキー(1861-1906):
3つの素描 Op.24 から Nos.1,2
24の性格的小品集 Op.36 から
前奏曲,慰め,スケルツィーノ,森の小川,悲歌
チャイコフスキー(1840-1893):子供のアルバム(24の易しい小品)Op.39
ラフマニノフ(1873-1943):幻想的小品集 Op.3 から メロディ ホ短調(No.3)
スクリャービン(1872-1915):5つの前奏曲 Op.15
録音:1948-1953年
ロシアのユダヤ系ピアニスト、アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル(1875-1961)
はモスクワ音楽院院長を務め、サムイル・フェインベルク、グリゴリー・ギン
ズブルク、タチアナ・ニコラーエワ、ラザーリ・ベルマン、ドミトリー・カバ
レフスキー、ニコライ・カプースチンらを輩出しました。

CR 108 2枚組 \3560
ジェネレーションズ
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」Op.27 No.2
シューマン(1810-1856):アラベスク ハ長調 Op.18
シューベルト(1797-1828)/リスト(1811-1886)編曲:
ウィーンの夜会 R.252 から 第6番
ラフマニノフ(1873-1943):チェロ・ソナタ ト短調 Op.19 から 第3楽章(*)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5 No.1(*)
ショパン(1810-1849):
夜想曲ヘ長調 Op.15 No.1/同嬰ヘ長調 Op.15 No.2
ワルツ嬰ハ短調 Op.64 No.2/同イ短調 Op.34 No.2
メンデルスゾーン(1809-1847):練習曲イ短調 Op.104 No.3
バルトーク(1881-1945):組曲 Op.14
イーゴリ・コトラリェフスキー(ピアノ(+以外))
アルセニー・コトラリェフスキー(チェロ(*))
アレクサンドラ・コトリャレフスキー(ピアノ(+))
録音:2008年
イーゴリ・コトラリェフスキー(1953年生まれ)ベラ・ダヴィドヴィチ、セルゲ
イ・ドレンスキー、アレクサンドル・エゴロフらに師事し、モスクワ音楽院教
授を務めるロシアのピアニスト。アルセニー(1985年生まれ)とアレクサンドラ
(1987年生まれ)は彼の息子・娘。

CR 109 \1780
ショパン(1810-1849):
2つの夜想曲 Op.48;ハ短調,嬰ヘ短調
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35
24の前奏曲 Op.28
ミハイル・ヴォスクレセンスキー(ピアノ)
録音:2007年9月26日、モスクワ音楽院マリー・ホール、ライヴ

CR 110 4枚組 \7120
J・S・バッハ(1685-1750):平均律クラヴィーア曲集 BWV846-893
イ・ヘギュン(ピアノ)
録音:2006年10月

CR 111 \1780
チャイコフスキー(1840-1893):
子供のアルバム(24の易しい小品)Op.39/四季 Op.37bis
オクサナ・ヤブロンスカヤ(ピアノ)
録音:2007年11月、ロシア、クリトゥラ・TV&ラジオ放送第1スタジオ

CR 112 \1780
ラフマニノフ(1873-1943):
ヴォカリーズ Op.34 No.14(ミハイル・ウトキン編曲)
ピアノ三重奏曲第1番ト短調「悲しみの三重奏曲」
ピアノ三重奏曲第1番ト短調「悲しみの三重奏曲-偉大な芸術家の思い出」
ユーリ・デミジェンコ(ピアノ)
グラーフ・ムルジャ(ヴァイオリン)
ミハイル・ウトキン(チェロ)

CR 113 \1780
ワレリー・タラカノフ(1934-):
20世紀から21世紀へ ヴァイオリンのための音楽
ヴァイオリン・ソナタ Op.1(1960)/ヴァイオリン・ソナタ Op.40(2007)
ヴァイオリンとピアノのための2つの小品 Op.16(1976);子守歌,サンバ
ヴァイオリン・ソナタ「別れ」Op.39(2004)
アレクサンドル・トロスティアンスキー(ヴァイオリン)
ナターリャ・アルダシェワ(ピアノ)

CR 114 \1780
J・S・バッハ(1685-1750):
ピアノ協奏曲第5番ヘ短調 BWV1056(+)
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ短調 BWV1042(*)
ピアノ協奏曲第1番ニ短調 BWV1052(+)
ヴァイオリン協奏曲第1番 BWV1041(*)
マクシム・フェドートフ(ヴァイオリン(*)、指揮)
ガリーナ・ペトロワ(ピアノ(+))
ロシア・フィルハーモニック(モスクワ市立交響楽団)
アンサンブル・オヴ・ソロイスツ

CR 115 \1780
ヴァイオリンとピアノによるクラシック名曲集
リムスキー=コルサコフ(1844-1908)/アイーダ・イサコワ(1940-)編曲:
シェエラザード
ボロディン(1833-1887)/アイーダ・イサコワ編曲:
ポロヴェツ人の踊り(だったん人の踊り)
ワーグナー(1813-1883)/アイーダ・イサコワ編曲:イゾルデの死
ヴェルディ(1813-1901)/アイーダ・イサコワ編曲:
トラヴィアータ(演奏会用幻想曲)/公爵の歌(「リゴレット」より)
ドビュッシー(1862-1918)/アイーダ・イサコワ編曲:美しい夕べ
マクシム・フェドートフ(ヴァイオリン)
ガリーナ・ペトロワ(ピアノ)
録音:ライヴ

CR 116 \1780
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲第12番イ長調 K.141
ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467
ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491
ミハイル・ヴォスクレセンスキー(ピアノ)
パーヴェル・スロボトキン・センター・モスクワ室内管弦楽団
レオニード・ニコラーエフ(指揮)
録音:2008年3月18日、モスクワ音楽院マリー・ホール、ライヴ

CR 117 \1780
ショパン(1810-1849):
幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66
夜想曲 変ロ短調 Op.9 No.1/変ホ長調 Op.9 No.2/ロ長調 Op.9 No.3
嬰ハ短調 Op.27 No.1/変ニ長調 Op.27 No.2/ト短調 Op.37 No.1
ト長調 Op.37 No.2/嬰ヘ短調 Op.48 No.2/ハ短調 Op.48 No.1
嬰ハ短調 Op.posth.
舟歌 Op.60/子守歌 Op.57
ボリス・スパスキ(ピアノ)
録音:2008年、モスクワ音楽院大ホール
ボリス・スパスキはモスクワのロシア音楽アカデミーでオレグ・ボシュニアコ
ヴィチに師事したロシアのピアニスト。

CR 118 \1780
ショパン(1810-1849):
バラード第1番ト短調 Op.23/同第2番ヘ長調 Op.38
同第3番変イ長調 Op.47/同第4番ヘ短調 Op.52
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58 イ・ヘギュン(ピアノ)
録音:2007年8月、ロシア、クリトゥラ・TV&ラジオ放送第1スタジオ

CR 119 2枚組 \3780
チャイコフスキー(1840-1893):
ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23(*)
交響曲第5番ホ短調 Op.64
ポリーナ・フェドートワ(ピアノ(*))
神奈川フィルハーモニー交響楽団
ヴィクトル・フェドートフ(指揮)
録音:1999年9月1日、神奈川県民ホール、ライヴ

CR 120 2枚組 \3780
ラフマニノフ(1873-1943):
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36(第2版)(*)
2台のピアノのための組曲第1番「幻想的絵画」Op.5(+/*)
ピアノ・ソナタ第1番ニ短調 Op.28(+)
2台のピアノのための組曲第2番 Op.17(*/+)
エレオノーラ・カルプホワ(ピアノ(*))
ヴィクトル・ギンズブルク(ピアノ(+))
録音:2008年4月22-23日、5月12、15日、モスクワ音楽院大ホール

CR 121 \1780
第4回アレクサンドル・スクリャービン国際コンクール入賞者
スクリャービン(1872-1915):4つの前奏曲 Op.22(*)
タネーエフ(1856-1915):前奏曲ヘ長調(*)
スクリャービン:
3つの小品 Op.52 から 詩曲,謎(+)/4つの小品 Op.56 から 皮肉(+)
2つの小品 Op.63;仮面,不思議(+)
3つの練習曲 Op.65(#)
2つのマズルカ Op.40(**)/4つの前奏曲 Op.48(**)/2つの詩曲 Op.71(**)
アレクセイ・スタチンスキー(1888-1914):ピアノ・ソナタ変ホ長調(**)
スクリャービン:
2つの即興曲 Op.14(++)/ピアノ・ソナタ第9番 Op.68(++)
3つの小品 Op.45;アルバムの綴り,おどけた詩曲,前奏曲(##)
4つの小品 Op.56 から 前奏曲,ニュアンス,練習曲(##)
8つの練習曲 Op.42 から 嬰ヘ長調(No.4)(##)
インナ・コルネーエワ(ピアノ;第6位(*))
ダニール・トリフォノフ(ピアノ;第5位(+))
アルティオム・アバシェフ(ピアノ;第4位(#))
ドミトリー・カルポフ(ピアノ;第3位(**))
アレクセイ・チェルノフ(ピアノ;第2位(++))
ゲオルギー・ヴォイロチニコフ(ピアノ;第1位(##))
録音:2008年2月1、4日、モスクワ音楽院大ホール




<VISTA VERA>
VVCD 00175 \1780
ザーラ・ドルハノワ Vol.3 ロシア歌曲集
グリンカ(1804-1857):ああ、前からわかっていたら/舟歌(*)
ダルゴムイシスキー(1813-1869):
私はまだ彼を愛している/ラウラの第一の歌(オペラ「石の客」から)
私は愛した、愛している、そして永遠に愛する(*)/美しい娘たち(#)
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
ズライカの歌/黄金色の畑が波打つとき/バラと酒の王国で
静かな青い海/ギリシャの女
ルビンシテイン(1829-1894):夜/歌手/喪失(*)/スペインの歌(*)
バラキレフ(1836-1910):花々の中で/私は彼を愛した
キュイ(1835-1918):リラの花ははかなくしぼみ
チャイコフスキー(1840-1893):語るな、おお、わが友よ Op.6 No.2(*)
タネーエフ(1856-1915):
人々は眠る Op.17 No.10(*)/メヌエット Op.26 No.9(*)
グラズノフ(1865-1936):欲望の炎がわが血のうちに燃え(*)
ラフマニノフ(1873-1943):彼女たちは答えた Op.21 No.4/睡蓮 Op.8 No.1
メトネル(1880-1951):不眠 Op.37 No.1
イッポリトフ=イワーノフ(1859-1935):
ラビンドラナート・タゴールの詩による4つの歌曲 Op.68(+)
そして手は手に寄り添う,黄色い小鳥,別れを告げずに行かないで,
おお、わが友よ、この花が
ザーラ・ドルハノワ(メゾソプラノ)
ベルタ・コゼリ(ピアノ(*以外))
アレクサンドル・ドルハニアン(ピアノ(*))
エドゥアルト・グラチ(ヴァイオリン(+))
ガリーナ・サハロワ(ソプラノ(#))
録音:1947、1949-1953、1956、1959年

VVCD 00176 \1780
スタニスラフ・ネイガウス Vol.5 最後のリサイタル
ショパン(1810-1849):
バラード第1番ト短調 Op.23/同第2番ヘ長調 Op.38
同第3番変イ長調 Op.47/同第4番ヘ短調 Op.52/子守歌 変ニ長調 Op.57
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58/ワルツ変イ長調 Op.64 No.3
ドビュッシー(1862-1918):月の光
ラフマニノフ(1873-1943):前奏曲ホ短調 Op.23 No.7
スタニスラフ・ネイガウス(ピアノ)
録音:1980年1月18日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

VVCD 00177 \1780
管楽合奏のための音楽
A・スカルラッティ(1660-1725)/ショスタコーヴィチ(1906-1975)編曲:
2つのチェンバロ小品(管楽合奏のための)(*)
パストラーレ ニ短調,カプリッチョ ホ長調
ドヴォルジャーク(1841-1904):
2つのオーボエ、2つのクラリネット、3つのホルン、
チェロとコントラバスのためのセレナード ニ短調 Op.44(+)
カゼッラ(1883-1947):
クラリネット、ファゴット、トランペット、
ヴァイオリンとチェロのためのセレナード(#)
ジョリヴェ(1905-1974):
クラリネット、ファゴット、ピストン・コルネット、トロンボーン、
打楽器、ヴァイオリンとコントラバスのための狂詩曲(**)
ソヴィエト国立交響楽団ソロイスツ・アンサンブル
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(*))
ワレリー・ポリャンスキー(指揮(+/**))
レフ・マルキス(指揮(#))
録音:1979年10月31日(*)/1979年11月2日(+)/1979年(#/**)

VVCD 00178 \1780
マリア・ユーディナの芸術 Vol.16
ハイドン(1732-1809):ピアノ・ソナタ変ホ長調 Hob.XVI:52(*)
モーツァルト(1756-1791):
幻想曲ハ短調 K.475(*)/同ニ短調 K.397(*)
アダージョ ロ短調 K.540(+)/ピアノ・ソナタヘ長調 K.533+K.594(#)
マリア・ユーディナ(ピアノ)
録音:1951年10月6日(*)/1963年(+)/1964年(#)

VVCD 00179 \1780
ロシアの指揮者たち Vol.12
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):スペイン奇想曲 Op.34(*)
チャイコフスキー(1840-1893):イタリア奇想曲 Op.45(+)
カリンニコフ(1866-1900):交響曲第1番ト短調(#)
モスクワ・フィルハーモニー交響楽団(*/+)
ボリショイ劇場管弦楽団(#)
ナタン・ラフリン(指揮)
録音:1940年(*)/1949年(+)/1958年(#)




<DUX>
DUX 0633 \2080
ピアノのための幻想曲集
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調(幻想曲風ソナタ)「月光」Op.27 No.2
シューマン(1810-1856):幻想小曲集 Op.12
ショパン(1810-1849):幻想曲ヘ短調 Op.49
ケヴィン・ケナー(ピアノ)

DUX 0658 \2080
フルートのための幻想曲集
フィリップ・ゴベール(1879-1941):幻想曲
ガブリエル・フォーレ(1845-1924):幻想曲 Op.79
ジョルジュ・ユー(1858-1948):幻想曲
アルベルト・フランツ・ドップラー(1821-1883):ハンガリー田園幻想曲 Op.26
フランソワ・ボルヌ(1862-1929):ビゼーの「カルメン」による華麗な幻想曲
アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974):幻想曲=狂詩曲[Fantaisie-Caprice]
ハワード・J・バス(1951-):幻想曲
レイモン・ギオ(1930-):幻想曲
アガタ・イグラス=サヴィツカ(フルート)
マリウシュ・ルトコフスキ(ピアノ)

DUX 0686/0687 2枚組 \4160
スタニスワフ・モニュシュコ(1819-1872):オペラ「パリア」(1869)
レシェク・スクルラ(バリトン:パリア)
ヤヌシュ・レヴァンドフスキ(バスバリトン:アケバル)
カタジナ・ホウィシュ(メゾソプラノ:ネアラ)
トマシュ・クク(テノール:イダモル)
アンジェイ・ランペルト(テノール:ラテフ) 他
城郭オペラ[Opery na Zamku]合唱団&管弦楽団
ヴァルチスワフ・クンツ(指揮)

DUX 0688 \2080
万華鏡 無伴奏ヴァイオリンのための現代ポーランドの音楽
クシシュトフ・メイエル(1943-):ソナタ Op.36
スタニスワフ・モリト(1947-):アリアとコラール
パヴェウ・シマンスキ(1954-):M.C.E.のための万華鏡
クシシュトフ・ペンデレツキ(1933-):カデンツァ
タデウシュ・ヴィエレツキ(1954-):糸が紡ぎゆく… II
エウゲニウシュ・クナピク(1951-):アリアンナの糸
ヴィトルト・シャロネク(1927-2001):シャコンヌ幻想曲
シモン・クシェショヴィエツ(ヴァイオリン)

<MEMORIES>
MR2101/2102 2枚組 \3380
モノラル
バーンスタイン指揮ボストン交響楽団
シューマン:交響曲第2番(1946年3月23日ライヴ)
ベートーヴェン:交響曲第7番 (1957年4月26日ライヴ)
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」 (1957年10月11日ライヴ)
バーンスタインが終生愛し、ラスト・コンサートもお相手であったボストン交
響楽団。巨匠にとっては、初期レコーディングも含め、若き日の腕試しをこの
オケと行ったと言っても過言ではないでしょう。特にシューマンの交響曲第2
番は、節目節目に演奏し、最悪の体調で行った最後の日本公演でも超絶的名演
を成し遂げた十八番であり、当演奏は録音として聞ける最初期のものですが、
早くも決定的な解釈を完成しています。ベートーヴェン、シューベルトの大曲
も全てウィーンフィルとの解釈を彷彿とさせるスケールの大きな快演です。音
質も年代に比して良好。

MR2103/2104 2枚組 \3380
モノラル
カラヤン指揮ニューヨークフィル
ウェーベルン:弦楽合奏のための五楽章作品5
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」
シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」
(Vn: ジョン・コリリアーノ)1958年11月15日カーネギーホール
58年に単身アメリカに渡り、ニューヨークフィルに客演した巨匠カラヤン。
当時はニューヨークフィルも客演指揮者陣に戦前からの大物が群雄割拠してい
た時代です。物凄いのは、ウェーベルンの弦楽合奏のための五楽章で、一見晦
渋な曲目を抜群の運動神経を持って一気に聴かせてしまい、聴衆から溜息が漏
れるほどです。「ジュピター」は後年批判されることも多かった分厚いハーモ
ニーで重みのある演奏で早くも晩年の完成型が姿を見せています。「英雄の生
涯」は生涯を通じて愛奏した得意曲ゆえに危なげありません。ヴァイオリン・
ソロは当時のNYPコンマスで同名の子息は現代アメリカを代表する作曲家です。
音質も年代に比して良好。

<VANGUARD>
※再プレスが入荷予定です。ご注文はお早めにお願いいたします。

ATMCD1191 2枚組 \1300
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、「コリオラン」序曲
ベートーヴェン:交響曲第5番、「レオノーレ」序曲第3番
サー・エードリアン・ボールト指揮
ロンドン・プロムナード管弦楽団(ロンドン・フィル)
1956年、1957年

ATMCD1192 2枚組 \1300
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」、歌劇「フィデリオ」序曲
ベートーヴェン:交響曲第7番、「エグモント」序曲
サー・エードリアン・ボールト指揮
ロンドン・プロムナード管弦楽団(ロンドン・フィル)
1956年、1957年

ATMCD1218 2枚組 \1300
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集(第1番-第5番)
アントニオ・ヤニグロ(VC)
イエルク・デムス(P)
1964年

ATMCD1228 2枚組 \1300
ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番-第3番
ステファニー・ブラウン(P)
アレクサンダー・シュナイダー(Vn)
ワルター・トランプラー(Vla)
レスリー・パーナス(VC)
1977年

ATMCD1246 2枚組 \1300
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲
ヨゼフ・シゲティ
1955年、1956年



<独UNIVERSAL>
DECCA 4801752 \850
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲第1番、第3番、第4番
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn、指揮)
イギリス室内管弦楽団

DECCA 4801753 \850
モーツァルト:レクイエム K.626、聖墓の音楽 K.42
コトルバス、ワッツ、ティアー、シャーリー=カーク
サー・ネヴィル・マリナー指揮
アカデミー室内管弦楽団

DECCA 4801881 \850
ブラームス、リスト、メンデルスゾーン、ヴィドール、
シューマン他作品集(詳細不明)
ピーター・ハーフォード(Org)

DG 4801792 3枚組 \2550
メンデルスゾーン:交響曲全集、
序曲「静かな海と楽しい航海」
コネル、マッティラ、ブロホヴィッツ
クラウディオ・アバド指揮
ロンドン交響楽団

DG 4801889 2枚組 \1700
ヘンデル:メサイア
ヤノヴィッツ、ヘフゲン、ヘフリガー、クラス
カール・リヒター指揮
ミュンヘン・バッハ管弦楽団、合唱団

PHILIPS 4801756 2枚組 \1700
メンデルスゾーン:エリヤ
アメリング、ブルマイスター、アダム、シュライヤー
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

PHILIPS 4801861 \850
ヘンデル:ブロックフレーテ・ソナタ集
ミカラ・ペトリ(bfl)
デニス・ヴィゲイ(VC)
ジョージ・マルコム(Hps)
グラハム・シーン(Fg)




<OMAC RECORDS>
OMC12 \2250
Mark O'Conner:Americana Symphony
"Variations on Appalachia Waltz"
マリン・オルソップ指揮
ボルティモア交響楽団  2006年
Mark O'Conner:Violin Concerto No.6 "Old Brass"
マーク・オコーナー(Vn)
ジョエル・スミルノフ指揮
プロアルテ室内管弦楽団  2003年



<TDK-DVD>(日本語字幕はありません)
TDDVOPSALOME4DVD(DVD-Video) \3650
R.シュトラウス:歌劇「サロメ」
ナージャ・ミヒャエル(サロメ)
ファルク・シュトルックマン(ヨハナーン)
ペーター・ブロンダー(ヘロデ)
イリス・フェルミリオン(ヘロディアス)
マティアス・クリンク(ナラボート)、他
ダニエル・ハーディング指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団
2007年 スカラ座  108分

TDDVOPCAV3DVD(DVD-Video) \3650
BC:824121002435 マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」
イルディコ・コムロシ(サントゥッツァ)
バルバラ・ディ・カストリ(ローラ)
スン・キュ・パク(トゥリッドゥ)
マルコ・ディ・フェリーチェ(アルフィオ)
チンツィア・デ・モラ(ルチア)
ジャン・チーミン指揮
ナポリサンカルロ歌劇場管弦楽団・合唱団
2007年 バイア古代ローマ浴場跡 87分+ボーナス

TDDVOPFORZA5DVD(DVD-Video) 2枚組 \4850
ヴェルディ:歌劇「運命の力」 (2DVD)
ヴィオレータ・ウルマーナ(レオノーラ)
マルチェッロ・ジョルダーニ(ドン・アルヴァーロ)
カルロ・グエルフィ(ドン・カルロ)
ジュリア・ゲルステヴァ(プレツィオシッラ)
ロベルト・スカンディウッツィ(グァルディアーノ神父)
ブルーノ・デ・シモーネ(フラ・メリトーネ)、他
ズービン・メータ指揮
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団
2007年 フィレンツェ、テアトロ・コムナーレ 189分




<仏CASSIOPEE>
969188 \2080
JS バッハ/ 2台のピアノの協奏曲 BWV 1062,1063
Eric Heidsieck(エリック・ハイドシェック)(ピアノ)
Tania Heidsieck(ターニャ・ハイドシェック)(ピアノ)

9691898 \2080
JS バッハ:パルティータ第1番
JS バッハ:パルティータ第2番
JS バッハ:パルティータ第3番
Eric Heidsieck(エリック・ハイドシェック)(ピアノ)

9691948 \2080
JS バッハ:パルティータ第4番
JS バッハ:パルティータ第5番
JS バッハ:パルティータ第6番
Eric Heidsieck(エリック・ハイドシェック)(ピアノ)

9692108 \2080
JS バッハ:イタリア協奏曲
JS バッハ:パルティータ ロ短調(フランス風序曲) BWV831
Eric Heidsieck(エリック・ハイドシェック)(ピアノ)

9691958 \2080
ドビュッシー:
1. 喜びの島
2. ピアノのためにより「前奏曲」
3 .ピアノのためにより「サラバンド」
4. ピアノのためにより「トッカータ」
5. 映像第1集より「ラモーをたたえて」
6. 版画より「パゴダ」
7. 版画より「グラナダの夕べ」
8. 版画より「雨の庭」
9. 小さな黒ん坊
Eric Heidsieck(エリック・ハイドシェック)(ピアノ)

9691968 \2080
ドビュッシー: 前奏曲集 第1集(1-12全曲)
Eric Heidsieck(エリック・ハイドシェック)(ピアノ)

9692038 \2080
ドビュッシー:前奏曲集 第2集(1-12全曲)
Eric Heidsieck(エリック・ハイドシェック)(ピアノ)

9691878 \2080
フォーレ:幻想曲 op.111
フォーレ:前奏曲(9曲)
フォーレ: バラード op.19
Eric Heidsieck(エリック・ハイドシェック)(ピアノ)
リリー・ラスキーヌ、ブルーノ・パスキエ、エマヌエル・クライヴァイン

9691908 \2080
フォーレ: 前奏曲(1-9)全曲
フォーレ: ドリー op.56
フォーレ:バイロイトの思い出(5曲)
Eric Heidsieck(エリック・ハイドシェック)(ピアノ)
Tania Heidsieck(ターニャ・ハイドシェック)(ピアノ)

9692118 \2080
フォーレ:舟歌(13曲)全曲
Eric Heidsieck(エリック・ハイドシェック)(ピアノ)

3458729691929
ヘンデル:組曲第5番
ヘンデル:組曲第6番
ヘンデル:組曲第7番
ヘンデル:組曲第8番
Eric Heidsieck(エリック・ハイドシェック)(ピアノ)

9691938 \2080
ヘンデル: 組曲第1番
ヘンデル: 組曲第2番
ヘンデル: 組曲第3番
ヘンデル:組曲第13番
ヘンデル:組曲第15番
Eric Heidsieck(エリック・ハイドシェック)(ピアノ)

9692088 \2080
ヘンデル:組曲第4番
ヘンデル: 組曲第10番
ヘンデル: 組曲第16番
Eric Heidsieck(エリック・ハイドシェック)(ピアノ)

9692098 \2080
ヘンデル:組曲第9番
ヘンデル:組曲第11番
ヘンデル:組曲第12番
ヘンデル:組曲第14番
Eric Heidsieck(エリック・ハイドシェック)(ピアノ)

9691918 \2080
リスト:コンソレーション(6曲)「慰め」
Eric Heidsieck(エリック・ハイドシェック)(ピアノ)

9691828 \2080
メンデルスゾーン: 復活祭ソナタ(世界初発売)
シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化 op.26
Eric Heidsieck(エリック・ハイドシェック)(ピアノ)




<Musical Concepts>
MC191 12枚組 \5950
バッハ:オルガン作品全集
ワルター・クラフト(Org)1961-1967
往年のクラフト・ファンには懐かしく、かつてLPで当全集は発売され、CDでも
有名曲は発売されたが、まとまった全集としては初CD化!カール・リヒターと
並び、優れたバッハ演奏家として君臨し、バッハのオルガン作品集のバイブル
的な録音。

MC192 4枚組 \2250
Alfred Deller/The Complete Vanguard Recordings Vol.3
Christmas Carols and Motets
アルフレッド・デラー
デラー・コンソート
デズモンド・デュプレ(lute,guitar and recorder)
ムジカ・アンティクア・ウィーン

MC193 7枚組 \4180
Alfred Deller/The Complete Vanguard Recordings Vol.1
Folk Songs and Ballads
アルフレッド・デラー
デラー・コンソート
デズモンド・デュプレ(lute,guitar and recorder)

MC194 6枚組 \3950
Alfred Deller/The Complete Vanguard Recordings Vol.2
The Music of Henry Purcell
アルフレッド・デラー
デラー・コンソート
モーリス・ベヴァン(Br)エイプリル・カンテロ(S)
ワルター・ベルクマン、ジョージ・マルコム(harpsichord)
グスタフ・レオンハルト(harpsichord)ネヴィル・マリナー(Vn)他

ALC1050 \880
アンドレス・セゴヴィアのMCA 録音集(1952-56録音集)
演奏:アンドレス・セゴヴィア(ギター)
JSバッハ:ヴァイオリン・ソナタ第1番よりフーガ
(セゴヴィア編曲 1955)
JSバッハ:ヴァイオリン・ソナタ第1番よりシシリアーノ
(セゴヴィア編曲 1952)
ハイドン:メヌエットとトリオ
(セゴヴィア編曲 1954)
フレスコバルディ:アリアとコレネテ
(セゴヴィア編曲 1954)
ラモー:メヌエット
(セゴヴィア編曲 1954)
タンスマン:カヴァティーナ組曲(1954)
タンスマン :華麗なる舞曲(1954)
ハンス・ハウ:Alba(Legenda)(1956)
ハンス・ハウ:ポストリュード(1956)
スキュリャービン: 前奏曲(1956)
ヴィラ・ロボス:練習曲第8番(1956)
ヴィラ・ロボス:練習曲第1番(1956)
ラウロ:ヴェネズエラ舞曲第3番
ロドリーゴ: 遥かなるサラバンドとビリャンシーコ(1954)
カサド:キジアナのサルダーナ
ミゲル・リョベット:Lo Mestre(カタロニア地方の音楽)
73分
待ちわびたセゴビアのMCA盤の復刻!

ALC1046 \880
ブレンデルのシューマン作品集
演奏:アルフレード・ブレンデル(ピアノ)
シューマン:幻想曲 op.17
シューマン:交響的練習曲 op.13
1967録音 59分 Vanguard 原盤より

ALC1042 \880
ミヤスコフスキー管弦楽作品第16集
演奏: エフゲニ・スヴェトラーノフ(指揮)
ロシア連邦国立交響楽団
ミヤスコフスキー:静寂 op.9
ミヤスコフスキー:シンフォニエッタ op.32-2
ミヤスコフスキー:ディヴェルティスマン op.80
Olymmpia 原盤より

ALC2006 2枚組 \1250
ドニゼッティ/ 歌劇「ランメルモールのルチア」全3幕
マリア・カラス
ジュゼッペ・ディ・ステファノ
カラヤン(指揮)
ミラノ・スカラ座合唱団
ベルリンRIAS 管弦楽団
1955 120分



<Musical Concepts>
MC 121 2枚組 \1250
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番-第3番、
ハンガリア舞曲全集(ヨアヒム編曲)
ヨアヒム:ロマンス 変ロ長調
アーロン・ロザンド(Vn)ヒュー・サング(P)
日本ではいまひとつ知名度が低いロザンドですが、世界ではロマンティック・
ヴィルトゥオーゾの大きな伝統を継承している最後の演奏家として知られてい
ます。

MC 123 2枚組 \1250
フォーレ:コンクール用初見視奏曲、シシリエンヌ
ビゼー: カルメンによる華麗なる幻想曲
ラヴェル(Carlos Salzedo編): ソナチネ
ドビュッシー: シリンクス
マスネ: 2つのコンクール用小品
フンメル:フルート・ソナタ ニ長調 op.50 他
ポーラ・ロビソン(Fl)
名フルーティスト、ポーラ・ロビソンの卓越したテクニックが凄い。

MC195 6枚組 \3950
Alfred Deller:The Complete Vanguard Recordings Vol.4
Music of Handel,Bach &The English Renaissance
アルフレッド・デラー(counter tenor)
デラー・コンソート
グスタフ・レオンハルト
ニコラウス・アーノンクール
Disc 1
The Connoisseur's Handel: 3 Coronation Anthems,
highlights from 7 Operas and Oratorios
Disc 2
Handel Ode for the Birthday of Queen Anne,excerpts
from Bach Cantatas Nos.170 & 54, B minor Mass
Disc 3
Handel Alexander`s Feast
Disc 4
Alexander's Feast (conclusion), Lute songs, Airs and Viol
Consorts by Dowland, Jenkins, Morley and others
Disc 5
Tallis Lamentations of Jeremiah, other choral works by
Bird, Parsons, others
Disc 6
Deller's Choice; A Special Selection of Favorite Counter
Tenor solos and Duets by Handel, Locke, Blow, Morley,
Purcell and others




<URANIA>
URN22.381 2枚組 \2700
マリオ・ランツァ/オペラ・アリア集
愛の妙薬、リゴレット、トロヴァトーレ、椿姫、アイーダ、
オテロ、ラ・ボエーム、トスカ、蝶々夫人、トゥーランドット、
道化師、アンドレア・シェニエ、ジョコンダ、カルメン、
ばらの騎士、アフリカの女、マルタ より
マリオ・ランツァ(T)
レイ・ハインドルフ、レイ・シナトラ指揮
RCA管弦楽団  録音年不明

URN22.382 \1350
ユッシ・ビョルリンク/1959年 アトランタ・コンサート
ヘンデル、シューベルト、グリーグ、ジョルダーノ、ビゼー、
R.シュトラウス、ラフマニノフ、アルヴェーン、シェーグレン、
プッチーニ 他
ユッシ・ビョルリンク(T)

URN22.383 \1350
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番 変ニ長調 op.10
ミャスコフスキー:ピアノ・ソナタ第3番 ハ短調 op.19
スクリャービン:12の練習曲 op.8
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
キリル・コンドラシン指揮 モスクワ・ユース管弦楽団
1952/1953



<WARNER-BOX>
2564692817 16枚組 \9050
バッハ:オルガン作品全集
トン・コープマン



<CASSIOPEE>
●ポーランド生まれSONYからもショパン作品が発売されるなど、ショパン弾き
として名高いエヴァ・オシンスカ一挙発売!
969200 \2080
ショパン:14のワルツ集
Eva Osinska(エヴァ・オシンスカ)(ピアノ)

969207 \2080
ショパン/ タランテラ
ショパン/ 幻想曲
ショパン/ 3つのエコセーズ
ショパン/ 即興曲1-4番
Eva Osinska(エヴァ・オシンスカ)(ピアノ)

969213 \2080
ショパン:マズルカ 1-18番
Eva Osinska(エヴァ・オシンスカ)(ピアノ)

969214 \2080
ショパン:4つのスケルツオ
Eva Osinska(エヴァ・オシンスカ)(ピアノ)

969215 \2080
ショパン:マズルカ 19-35番
Eva Osinska(エヴァ・オシンスカ)(ピアノ)

969216 \2080
ショパン:マズルカ 36-58番
Eva Osinska(エヴァ・オシンスカ)(ピアノ)

969218 \2080
17のポーランドの歌と2つの歌曲
1. 願い(おとめの願い)
2. 春
3. 濁った水
4. 遊び
5. どこで会いましょう
6. 私の見えぬところに
7. 使者
8. かわいい若者
9. メロディ
10. 闘士
11. 二人の死
12. 私のいとしい人
13. 私の眼の涙
14. 指輪
15. 花婿
16. リトアニアの歌
17. 舞い落ちる木の葉
18. 魅惑
19. ドゥムカ
Francoise Ogeas
Eva Osinska(エヴァ・オシンスカ)(ピアノ)

969220 \2080
ショパン:ポロネーズ第1番
ショパン:ポロネーズ第2番
ショパン:ポロネーズ第10番
ショパン:ポロネーズ第4番
ショパン:ポロネーズ第3番
ショパン:ポロネーズ第8番
ショパン:ポロネーズ第9番
ショパン:ポロネーズ第5番
Eva Osinska(エヴァ・オシンスカ)(ピアノ)

969221 \2080
ショパン:ポロネーズ第6番
ショパン:ポロネーズ第13番
ショパン:ポロネーズ第15番
ショパン:ポロネーズ第14番
ショパン:ポロネーズ第11番
ショパン:ポロネーズ 嬰ト短調
ショパン:ポロネーズ第7番
ショパン:ポロネーズ第16番
Eva Osinska(エヴァ・オシンスカ)(ピアノ)

969229 \2080
ショパン:ボレロ
ショパン:3つの新しい練習曲
ショパン:ベルセウス
ショパン:3つの新しい練習曲
ショパン:ワルツ第15番16番17番18番19番
ショパン:3つの新しい練習曲
ショパン:船歌
Eva Osinska(エヴァ・オシンスカ)(ピアノ)

969238 \2080
ショパン:夜想曲 1-10番
Eva Osinska(エヴァ・オシンスカ)(ピアノ)

969239 \2080
ショパン:夜想曲第11-21番
Eva Osinska(エヴァ・オシンスカ)(ピアノ)

969269 \2080
ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なるポロネーズ
ショパン:華麗なる変奏曲
Eva Osinska(エヴァ・オシンスカ)(ピアノ)

969270 \2080
ショパン: ピアノ協奏曲第1番2番
Eva Osinska(エヴァ・オシンスカ)(ピアノ)(1941-)
Jean Claude Bernede(ジャン・クロード・ベルネード)(指揮)
Orchestre Lamoureux(コンセール・ラムルー管弦楽団)
1989年11月19日、サル・プレイエル ライブ

●ハイドシェック・シリーズ
969199 \2080
モーツアルト:ピアノソナタ第8番 イ短調
モーツアルト:幻想曲 ハ短調 K. 475
Eric Heidsieck(エリック・ハイドシェック)(ピアノ)

969204 \2080
ラヴェル:ラ・ヴァルス
ラヴェル:クープランの墓
エリック・ハイドシェック(ピアノ)
ターニャ・ハイドシェック(ピアノ)

969183 \2080
ショパン:25の前奏曲
ショパン:4つのバラード
Eric Heidsieck(エリック・ハイドシェック)(ピアノ)

969198 \2080
シューベルト:さすらい人幻想曲 ハ長調
シューベルト:幻想曲 ヘ短調
エリック・ハイドシェック(ピアノ)
ターニャ・ハイドシェック(ピアノ)

969201 \2080
シューベルト:グランド・デュオ
シューベルト:楽興の時
エリック・ハイドシェック(ピアノ)
ターニャ・ハイドシェック(ピアノ)




<DOMOVIDEO(DVD)>
DMM-514(DVD-Video) \3150
ホセ・カレーラスと友人達との1991年ロンドン・ローヤル劇場でのライブ映像。
このコンサートは「ホセ・カレーラス国際白血病財団」と聖ソフィア子供病院
(アテネ)への多くの助けとなりました。
演奏者:
ホセ・カレーラス(テノール)
アグネス・バルツア(メゾ・ソプラノ)
カティア・リッチャレッリ(ソプラノ)
ルッジェーロ・ライモンディ(バス)
ロンドン・アーツ管弦楽団
ジャック・デラコート(指揮)
アマンダ・スミス(ヴァイオリン)
1991年2月ロンドン・ローヤル劇場ライブ映像
1.バーンスタイン:序曲「キャンディード」
(ロンドン・アーツ管弦楽団)
2. レオンカヴァロ: マッティナータ(朝の歌)
(ホセ・カレーラス)
3. ビゼー: カルメン「セヴィーリャの砦の近くで」
(アグネス・バルッツア)
4. プッチーニ: ジャンニ・スキッキ「私のお父さん」
(カティア・リッチャレッリ)
5. グノー: フアウスト「Vous qui faites l'endormie 」
(ルッジェロ・ライモンディ)
6. カヴァレリア・ルスティカーナ「間奏曲」
(ロンドン・アーツ管弦楽団)
7. マスカーニ: カヴァレリア・ルスティカーナ
「サントゥッツァお前がここに?」
(ホセ・カレーラス)(アグネス・バルツア)
8. ホセ・カレーラスとPrincess Michael of Kentoが
「ホセ・カレーラス国際白血病財団」について語る。
9. マスネ: ル=シッドーバレエ「カスティリャーナ」
バレエー「マドリレーナ」
(ロンドン・アーツ管弦楽団)
10. マスネ: ウエルテル「春風よ 何故私を目覚めさせるのか」
(ホセ・カレーラス)
11. カタラーニ: ラ=ワルリー「さようなら、ふるさとの家よ」
(カティア・リッチャレッリ)
12. ミキス・テオドラキス夜「汽車は恋人を乗せて」
(アグネス・バルツア)
13. トスティ「最後の歌」
(ルッジェロ・ライモンディ)
14. マスネ: タイス「瞑想」
アマンダ・スミス(vn)
15. マスカーニ: カヴァレリア・ルスティカーナ
「ママも知るとおり」
(アグネス・バルツア)
16. ロッシーニ: アルジェのイタリア女
「oh che muso, che figura!」
(アグネス・バルツア)
(ルッジェーロ・ライモンディ)
17. ウエストサイド・ストーリー「Tonight」
(ホセ・カレーラス)
(カティア・リッチャレッリ)
18. アウグスティン・ララ「Granada」
(ホセ・カレーラス)
19. ヴェルディ: 椿姫「乾杯の歌」
(アグネス・バルツア)
(ホセ・カレーラス)
(カティア・リッチャレッリ)
(ルッジェーロ・ライモンディ)
87分 カラー Dolby Digital Format 4:3 英語booklet

DMM-508(DVD+CD) \2580
モーツァルト生誕250年(2006)ヨーロッパ・コンサートのオープニングとして
イタリア・モーツァルト協会のもとMART Musiumで行われた。
モーツァルト: 3台のピアノと管弦楽の協奏曲 K. 242
モーツァルト: ディヴェルティメント K. 247
ハイドン: 交響曲 第28番 in C Major, MH 384
演奏:
アレクサンダー・ロマノフスキー(ピアノ)
アレクシア・ムザ(ピアノ)
アルベルト・ノセ(ピアノ)
ウーラ・ルードネル(スウェーデンの指揮者)
ボルツアーノとトレントのハイドン管弦楽団
Dolby Digila DTS Filmed in HD
2006年1月14日録音 MART Museum in Rovereto
映像と同内容のCDが付いています。
78分 カラー Dolby Digital Format: 16:9
booklet: 英語、独語、伊語、仏語、蘭語

DMM-515(DVD-Video) \2580
Gershwin Masterpieces
演奏:
フランソワ・ジョエル・ティオリエ(ピアノ)
第4回エットレ・ポッツォーリ国際ピアノ・コンクール(1965)にて優勝しドビュ
ッシー、ラヴェルなど数多くの録音があります。
Rhapsody in Blue
Preludes for Piano
The Blues from An American in Paris
Impromptu in two Keys
Song Book
The Man I Love
Swanee
Nobody a stairway to paradise
Do it again
Fascinating rhythm
Oh Lady be Good
Somebody Loves me
Sweet and low down
Clap 'yo hands
Do do do
My one and only
S7 wonderful
Strike up the band
I got rhythm
Who care?
That certain feeling
Liza
映像と同内容のCDが付いています。
64分 カラー Dolby Digital Format: 16:9
booklet 英語、独語、仏語、伊語、蘭語

DMM516(DVD-Video) \3150
ヴェルディ/ 歌劇「ナブッコ」
ピエトロ・カプッチッリ(ナブッコ)
ヌンツィオ・トディスコ(イスマエーレ)
ロベルト・スカンディウッツイ(ザカリア)
リンダ・ストラマー(アビガイル)
アントン・グアダーニョ(指揮)
アレーナ・ディ・ヴェローナ  ライブ映像
1992年 122分 カラー Dolby Digital Format: 4:3
booklet 英語、独語、仏語、伊語、蘭語



<DUTTON>
CDSJB103031 2枚組 \2980
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(独奏者不明)
バラキレフ:交響詩「タマーラ」
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」-ワルキューレの騎行
バルビローリ:パーセル組曲
ポルトノフ:ピアノ協奏曲(世界初演)
ワインベルガー:クリスマス
Collins:Overture Sir Andrew and Sir Toby
Creston:Threnody
メノッティ:歌劇「泥棒とオールドミス」序曲
サー・ジョン・バルビローリ指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック
1937-1942

CDBP9789 \880
トマジ:交響詩「タム・タム」
アンリ・トマジ指揮 Grand Orchestre Symphonique and Chorus
1935/6/3
シュミット:バレエ「サロメの悲劇」
フローラン・シュミット指揮
Orchestre des Concerts Walther Straram 1930/4/18-19
ゴーベール:海の歌
フィリップ・ゴーベール指揮
Orchestre Symphonique de Paris 1930/4/3-4
ラヴェル:ボレロ
モーリス・ラヴェル指揮
Orchestre de l’Association des Concerts Lamoureux
1930/1/9

CDBP9790 \880
ヴォーン・ウィリアムズ:すずめばち序曲(1925年録音)
ヴォーン・ウィリアムズ:バレエ「老いたコール王」(1925年録音)
レイフ=ヴォーン・ウィリアムズ指揮
AEOLIAN ORCHESTRA
ヴォーン・ウィリアムズ:フラリッシュ
サー・トーマス・ビーチャム指揮 ロンドン・フィル 1937/4/1
ヴォーン・ウィリアムズ:音楽へのセレナード
独唱者不明  サー・ヘンリー・ウッド指揮
BBC交響楽団  1938/10/15
ヴォーン・ウィリアムズ:Thanksgiving for Victory
サー・エードリアン・ボールト指揮 BBC交響楽団 1944/11/5
ヴォーン・ウィリアムズ:南極のスコット
エルネスト・イルビング指揮 フィルハーモニア管 1948/12/20

CDBP9791 \880
THE QUINTESSENTIAL BARITONE Vol.2
ロルツィング:歌劇「ウンディーネ」より
オッフェンバック:歌劇「ホフマン物語」より
ボロディン:歌劇「イーゴル公」より
ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」より
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニ・オネーギン」より
チャイコフスキー:歌劇「スペードの女王」より 他
ハインリヒ・シュルスヌス(Br)

CDBP9792 \880
ラッブラ:弦楽四重奏曲第2番 変ホ長調 op.73
グリラーSQ  1952/6
ラッブラ:ピアノ三重奏曲より第1楽章 op.68
ハイドン:ピアノ三重奏曲 嬰ヘ短調 Hob.XV-26より第2楽章
モーツァルト:ピアノ三重奏曲第3番 ト長調 K.496
ラッブラ(P) グリューエンバーグ(Vn) プリース(VC)1952/6


CDBP9793 \880
ヘンデル:歌劇「アタランタ」より、ハイドン:天地創造より、
マイアベーア:歌劇「ユグノー教徒」より、グノー:歌劇「ロメオと
ジュリエット」より、オッフェンバック:歌劇「ホフマン物語」より、
ビゼー:歌劇「カルメン」より、リムスキー=コルサコフ:歌劇
「金鶏」より、プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」より  他
エイデ・ノレナ(S) 1929-1938

CDBP9794 \880
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 1941/6
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番 イ短調 1937/10
ブッシュ・カルテット

CDBP9795 \880
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
ゲオルク・クーレンカンプ(Vn)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮 
ベルリン・フィル
1937/6
ブラームス:二重協奏曲 イ短調 op.102
ゲオルク・クーレンカンプ(Vn) 
エンリコ・マイナルディ(VC)
カール・シューリヒト指揮 スイス・ロマンド管弦楽団 1947/7

CDBP9796 \880
ニールセン:交響曲第3番「おおらかな交響曲」
ヨーン・フランセン指揮 デンマーク国立放送響 1955/3
ニールセン:交響曲第6番「素朴な交響曲」
トーマス・イェンセン指揮 デンマーク国立放送響 1952/6
ニールセン:付随音楽「母」
エミル・リーセン指揮 デンマーク国立放送響 1946/11




<VGO ギター>
VG1017 \2080
Capriccio
1.パガニーニ: 奇想曲第5番
2.パガニーニ: 奇想曲第11番
3.パガニーニ: 奇想曲第17番
4. カステルヌオーヴォ=テデスコ: 悪魔のカプリッチオ
5. ジュリオ・レゴンディ: 序奏とカプリース op. 23
6. ルイジ・レニアーニ: 幻想曲 op.. 19
7. ルイジ・レニアーニ: Reverie
8. ルイジ・レニアーニ: カプリース 15番
9. ルイジ・レニアーニ: カプリース 22番
10. ルイジ・レニアーニ: カプリース 7番
ジェローム・ムフィー(ギター)
ベルギー生まれの24歳。エリオット・フィスクに師事し、2007年ボストン・ギ
ター・フェスティヴァルにて第2位となる。




<RPO(SACD)>
ロイヤル・フィルSACD-Hybridシリーズで特に人気の2タイトルを特別価格で
ご案内します。

222880-203(SACD-Hybrid) \800
ストラヴィンスキー:バレエ「春の祭典」
ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1945年版)
ユーリ・シモノフ指揮 
ロイヤル・フィル 1996年

222885-203(SACD-Hybrid) \800
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
チャイコフスキー:イタリア奇想曲
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニ・オネーギン」より
ワルツ、ポロネーズ
チャイコフスキー:大序曲「1812年」
ユーリ・シモノフ指揮 ロイヤル・フィル 1994年



<フランスSONY-BMG>
※入荷は不定期です。この機会にご検討下さい。

88697486772 4枚組 \2450
プーランク:
ピアノ作品集(ル・サージュ)フルート・ソナタ(ドュフール)
ヴィオリン・ソナタ(ブラッハー) オーボエ・ソナタ(ルルー)
チェロ・ソナタ(サルク) クラリネット・ソナタ(メイエ)
2台のピアノのための協奏曲、ピアノ協奏曲(ル・サージュ、
ブラレイ(P) ドゥヌーヴ指揮)
オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲(ザムコヒアン(Org)
ミュンシュ指揮)
Ouvres sacress a cappella(トリニティ・カレッジ)
10の歌曲集(シュテュッツマン)

88697486782 4枚組 \2450
フォーレ:
ヴァイオリン・ソナタ第1番(コルシア(Vn) ルイサダ(P))
6つの夜想曲集(ルイサダ)
レクイエム(ボニー(S)ハーゲゴール(Br)小澤征爾指揮)
ラシーヌの賛歌、アヴェ・ヴェルム、サルヴェ・レジナ、
アヴェ・マリア、小ミサ曲(トリニティ・カレッジ)
歌曲集(シュテュッツマン、コラール)
ペレアスとメリザンド、パヴァーヌ(デイヴィス)
ピアノと管弦楽のためのバラード(カサドシュ、バーンスタイン)
ピアノ四重奏曲第2番(アックス、スターン、ラレード、マ)

88697486802 4枚組 \2450
メシアン:
トゥーランガリラ交響曲(イヴォンヌ&ジャンヌ・ロリオ、小澤征爾)
幼児イエスにそそぐ20の眼差し(ピーター・ゼルキン)(2CD)
世の終わりのための四重奏曲(アンサンブル・インカント)

88697486792 5枚組 \2800
ラヴェル:
ピアノ作品集(アントルモン)(2CD)
ボレロ、クープランの墓、亡き王女のためのパヴァーヌ、
シェエラザード、スペイン狂詩曲、高雅で感傷的なワルツ、
マ・メール・ロア、海原の小舟、左手のためのピアノ協奏曲
(ブーレーズ)(2CD)
ピアノ協奏曲(アントルモン)ツィガーヌ(コルシア)
弦楽四重奏曲(ジュリアードQ)
ヘブライの歌(ヴィーダー・アサートン、フュルスト)

88697486812 5枚組 \2800
ドビュッシー:
ピアノ作品集(カサドシュ)(2CD)
海、牧神の午後への前奏曲、映像、夜想曲(ミュンシュ)
弦楽四重奏曲(ジュリアードQ)
歌曲集(シュトゥッツマン、コラール)
ピアノ三重奏曲(ゲリウス・トリオ)
聖セバスティアンの殉教(メルシエ)

88697486852 3枚組 \2100
デュティユー:
交響曲第2番「ル・ドゥーブル」、時の影、5つの変遷
交響曲第1番、チェロ協奏曲「遥かなる遠い国へ」
音色・空間・運動 あるいは「星月夜」
ヴァイオリン協奏曲「夢の木」、檻 、ジャン・カスーの2つの
ソネット、瞬間の神秘
(ケラス、シャリエ、ルルー、グラーフ)

88697486902 3枚組 \2100
ルーセル:
交響曲全集(ヤノフスキ)(2CD)
組曲「バッカスとアリアーヌ」、歌曲集(メルシエ)

88697486862 5枚組 \2800
サン=サーンス:
ピアノ協奏曲全集(アントルモン、プラッソン)(2CD)
交響曲第3番「オルガン付」(ミュンシュ)、バッカナール、フランス
軍隊行進曲、死の舞踏(オーマンディ)
動物の謝肉祭(バーンスタイン)
チェロ協奏曲第2番、ミューズと詩人、ロマンス(イッサーリス、
ベル、エッシェンバッハ)
ヴァイオリン協奏曲第3番(フランチェスカッティ、ミトロプーロス)
レクイエム、詩篇第18番(メルシエ)

88697486872 4枚組 \2450
ミヨー:世界の創造、プロヴァンス組曲、ダンディ:フランス山人の
歌による交響曲、イベール:寄港地、オネゲル:交響曲第2番、
第5番、ルーセル:「バッカスとアリアーヌ」組曲第2番(ミュンシュ)
ケクラン:交響曲「7人のスターのための」(ジャッド)
シャブリエ:狂詩曲「スペイン」(バーンスタイン)
デュカス:ラ・ペリ(ブーレーズ)、デュカス:魔法使いの弟子
(ミュンシュ)、フローラン・シュミット:サランボー(メルシエ)
サン=サーンス:合唱曲「夜」(デッセー、メルシエ)
サン=サーンス:オンファールの糸車(ミュンシュ)

88697486882 3枚組 \2100
サティ:ピアノ作品集(ヴァルサーノ、アントルモン)
シャブリエ:3つのロマンティックなワルツ、サティ:4手のための
ピアノ作品、ドビュッシー:2台ピアノ作品集、カサドシュ:3台の
ピアノのための協奏曲(カサドシュ)
ミヨー:ブラジルの郷愁(ル・サージュ)
オネゲル:コンチェルティーノ(リシェ)
ケクラン:4手のためのソナチネ(タール、グロートホイゼン)
デュティユー:ピアノ・ソナタ(ゴダール)

88697486892 3枚組 \2100
トリオ・ダンシュ-オーリック、イベール、ミヨー、フランセ、トマジ、
シュミット(ポール・メイエ、フランソワ・メイエ、ジルベール・オダン)
サン=サーンス:フルートのためのロマンス(ルーカス)
プーランク:クラリネット・ソナタ(ベロー)
エネスコ:トランペットのためのレジェンド(オービエ)
ドビュッシー:シランクス(ルーカス)
サン=サーンス:ホルンのためのロマンス(カザレ)
タイユフェール:トランペットのためのガイヤール(オービエ)
デュテュユー:オーボエ・ソナタ(ギャテ)
ラヴェル:コルネットのためのハバネラ(オービエ)
ビッチュ:バソンのためのコンチェルティーノ(トレネル)
トマジ:トランペット協奏曲(オービエ)
ドビュッシー:トランペットのための祭り(オービエ)
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(ルーカス)
サン=サーンス:クラリネット・ソナタ(ベロー)
フォーレ:トランペットのための「夢のあとに」(オービエ)
タンスマン:ソナティネ(トレネル)
ゴーベール:トランペットのためのカンタービレ(オービエ)
フォーレ:フルートのための幻想曲(ルーカス)
サン=サーンス:カヴァティーナ(コテ=デュモーラン)
イベール:トランペットのための即興曲(オービエ)
ケクラン:バソンのための3つの小品(トレネル)
ロパルツ:トロンボーンのための小品(ラファー)
メシアン:黒つぐみ(ルーカス)
エスケシュ:トランペットのための舞踊幻想曲(オービエ)




<VANGUARD>
ATMCD1281 \850
バッハ:ゴールドベルク変奏曲
グスタフ・レオンハルト(Harpsichord)

ATMCD1551 \850
バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K.380(L.23)
ショパン:マズルカ第32番 嬰ハ短調
ショパン:夜想曲第8番 変ニ長調
ドビュッシー:月の光
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調
レオン・フライシャー(P)

ATMCD1584 \850
バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番、第5番、
管弦楽組曲第3番より「アリア」
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(VC)

ATMCD1656 2枚組 \1300
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調
ラロ:スペイン交響曲、サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチ
オーソ、シベリウス:ヴァイオリン協奏曲、マスネ:タイスの
瞑想曲、サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン 他
ミッシャ・エルマン(Vn)

ATMCD1796 \1300
J.S.バッハ:カプリッチョ変ロ長調「最愛の兄の旅立ちにあたって」
モーツァルト:ピアノソナタ第4番
J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ
ショパン:子守歌
ストラヴィンスキー:セレナーデ
ベートーヴェン:バガテル第25番
レオン・フライシャー(P)

ATMCD1885 4枚組 \2300
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集
ヨゼフ・シゲティ(Vn) ミエチスラフ・ホルショフスキ(P)
ジョージ・セル(P)

ATMCD1893 \850
バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971
バッハ:フランス組曲第5番 BWV.816
バッハ:フランス風序曲(パルティータ) ロ短調 BWV.831
アンドラーシュ・シフ(P)

ATMCD1961 2枚組 \1300
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻
ミエチスラフ・ホルショフスキ(P)




<KULTUR>
D4454(DVD-Video) \3450
Jerome Robbins-Something to Dance About
屋根の上のバイオリン弾き」、「王様と私」、「ウェストサイド・ストーリー」
など、数々のブロードウェイ・ヒットを生み出した天才的コレオグラファー、
ジェローム・ロビンスの作品にスポットライトを当てたドキュメンタリー。
未発表リハーサル風景、バレエ界、ブロードウェイ関係者のインタビューを収
録。監督はバレエドキュメンタリーを多く手がけるJudy Kinberg, 脚本はロビ
ンスのバイオグラフィ「The Life of Jerome Robbins」の著者Amanda Vail。
130分
インタビュー:ミハイル・バリシニコフ、スザンヌ・ファレル、
ジャック・デ・アンブロイズ(ダンサー/コレオグラファー)
アーサー・ロレンツ(ブロードウェイ脚本家)
チータ・リヴェラ(ブロードウェイ女優)
スティーブン・ソンドハイム(ミュージカル・コンポーザー)



<MEMBRAN>
NCA 60198((SACD-Hybrid) \2180
Early Baroque Canzonas and Dances
初期バロックのカンツォーナと舞曲集
アンジェロ・ベラルディ、バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラヴェ
ルデ、アンジェロ・ノターリ、ジョヴァンニ・バッサーノの作品
ズザンネ・エールハルト(recorders)
アンゲリカ・エルテル(lute)
クリスティアン・ボイゼ(bassoon,dolcian)
クラウス・アイヒホルン(organ,harpsichord)

NCA 60200(SACD-Hybrid) \2180
Johann Philipp Krieger:Lieben und geliebet werden
ヨハン・フィリップ・クリーガーの音楽
Mona Spagele(S)Wilfried Jochens(T)
Wolf Matthias Friedrich(Bass)
Lautten Compagney, Wolfgang Katschner(Leader)




<NUOVA ERA>
232469 2枚組 \2080
ジョアン・デ・スーザ・カルヴァーリョ(1745-1798):
劇音楽「テストリーデ・アルゴナウタ」
ルネ・クレマンシック指揮
ORCHESTRE BAROQUE DU CLEMENCIC CONSORT

232468 2枚組 \2080
ヘンデル:歌劇「リナルド」
マリリン・ホーン(M.S)
チェチーリア・ガスディア(S)
エルネスト・パラシオ(T)
ナターレ・デ・カロリス(Bass)
ジョン・フィッシャー指揮
フェニーチェ劇場管弦楽団

232473 2枚組 \2080
ドニゼッティ:歌劇「ランベルタッツィのイメルダ」
フロリアーナ・ソヴィッラ(M.S)
ディエゴ・ダウリア(T)
ファウスト・テンツィ(T)
マルク・アンドレーエ指揮
スイス・イタリア語放送管弦楽団

232487 2枚組 \2080
ロッシーニ:歌劇「試金石」
ヘルガ・ミュラー=モリナーリ(A)
ロベルト・スカルトリティ(Br)
パオロ・バルバチーニ(T)
クラウディオ・デスデリ指揮
モデナ劇場管弦楽団

<DELTA CLASSICS>
DCCA-0057 \2415
ブルックナー:交響曲第7番(ノヴァーク版)
(3,Sep,1958 /ルツェルン ライヴ rec)
オットー・クレンペラー
ベルリン・フィル
クレンペラーは大器晩成型と良く例えられますが、決してそうではなく若い時
期から歌劇場の指揮者としてデビューし多くの歌劇場で指揮をした注目の人物
でした。晩年自身のオーケストラと呼べるフィルハーモニア管(及びニュー・
フィルハーモニア管)とEMIへ多くの録音を残した印象から大器晩成と思われる
のでしょう。しかし、フィルハーモニア管以外にも多くの有名オーケストラに
客演し、今回のベルリン・フィルとの演奏も運良く残されていました。ここで
聞ける演奏はまさにクレンペラーが脂が乗っている円熟期ともいえる時代の物
で最晩年ほどテンポは遅くありませんが、その堂々たる音の運び、各楽器のバ
ランス、全体の構成、強弱、空気感などどれをとっても一流の風格がにじみ出
てくる演奏です。ライヴ故に細かなミスなどありますが、クレンペラーは何事
も無かったかの様に実に淡々と処理し、ブルックナーの精神世界に一心不乱に
埋没していく様にも思える、重厚でダイナミックな響きに一度聞けば引き込ま
れるはずです。クレンペラーは同曲をフィルハーモニア管(1960年EMI録音)して
いるものがあり、演奏年代も近いのでこれらと聞き比べをしてみるのも面白い
かもしれません。一応カタログなどで調べましたが、過去には発売された可能
性はございますが、現在は入手困難な演奏だと思います。これを機にクレンペ
ラーにどっぷり浸ってみるのも良いかもしれませんね。古いテープをマスター
とした為ノイズ等があります予めご了承下さい。
録音日は一般的に知られている日です。

modoru


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