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<クラシック・輸入盤新譜情報 07−12>
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

<Deutsche Grammophon>
4777352 2枚組 \1980
「ベスト・オブ・ブリティッシュ」2007年BBCプロムス・ライヴ
CD1
ウォルトン:《ポーツマス・ポイント》序曲
1927年ロンドン初演
エルガー:チェロ協奏曲ホ短調
ポール・ワトキンズ(Vc)
ブリテン:歌劇《ピーター・グライムズ》-4つの海の間奏曲
1945年ロンドン初演
イジー・ビエロフラーヴェク指揮BBC交響楽団
スティーヴン・ブライアント(コンサートマスター)
CD2
ディーリアス:夏の歌
1931年世界初演
アンドルー・デイヴィス指揮BBC交響楽団
アンドルー・ハヴェロン(コンサートマスター)
ナッセン:ヴァイオリン協奏曲
2003年ロンドン初演
リーラ・ジョゼフォヴィツ(Vn)
オリヴァー・ナッセン指揮BBC交響楽団
スティーヴン・ブライアント(コンサートマスター)
ティペット:三重協奏曲 1980年世界初演
ロドニー・ベネット:トマス・カンピオンの4つの詩(★) 2007年世界初演
ダニエル・ホープ(Vn)、フィリップ・デュークズ(Va)、
クリスティアン・ポルテラ(Vc)
BBC交響楽団 
指揮:アンドルー・デイヴィス、
スティーヴン・ジャクソン(★)
英国の夏の風物詩といえばBBCによるプロムナード・コンサート、通称「プロ
ムス」。座席を取り外した巨大なコンサート会場の平土間で、聴衆たちがスタ
ンディングでクラシック音楽に熱狂する様子は、テレビなどでもよく放映され
ています。当アルバムは、その「プロムス」の今年2007年の記録です。内容は、
様々なコンサートからハイライトをチョイスし、ここ100年の英国音楽を楽し
もうという趣向。今年はアンドルー・デイヴィスやオリヴァー・ナッセンをは
じめ、2006年からBBC交響楽団の首席指揮者に就任したチェコのビエロフラー
ヴェクも指揮台に立った(ビエロフラーヴェクは1995年から2000年まで同響の
首席客演指揮者も務めており、昨年のプロムスではファースト・ナイトで指揮
している)。オーケストラはもちろんすべてBBC交響楽団。今年の目玉は、エル
ガーやブリテン作品に並び、リチャード・ロドニー・ベネットの《トマス・カ
ンピオンによる4つの詩》の世界初演が含まれていることでしょう。ロドニー
・ベネットは、『オリエント急行殺人事件』などの映画音楽や、ジャズ・ピア
ニストなどとしても知られていますが、レノックス・バークリーやピエール・
ブーレーズらに師事した英国を代表する作曲家です。なお、当アルバムは、
DGとBBCプロムスによる新しいコラボレイション企画としてのリリースになり
ます。

4777442 2枚組 \1980
芸術家の肖像 ミッシャ・マイスキー/チェロの歌
CD1
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための
二重協奏曲イ短調作品102-第1楽章
ギドン・クレーメル(Vn)
レナード・バーンスタイン指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ボッケリーニ:弦楽四重奏曲ホ長調作品11-5-メヌエット
オルフェウス室内管弦楽団
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調作品33
オルフェウス室内管弦楽団
チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲作品33-第6、7変奏
オルフェウス室内管弦楽団
エルガー:チェロ協奏曲ホ短調作品85-第1、2楽章
ジュゼッペ・シノーポリ指揮フィルハーモニア管弦楽団
R. シュトラウス:交響詩《ドン・キホーテ》作品35-第5変奏
ズービン・メータ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番作品107-第1楽章
マイケル・ティルソン=トーマス指揮ロンドン交響楽団
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調作品104-第3楽章
ズービン・メータ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD2
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007-第1楽章
シューベルト:水車屋と小川
ダリア・オヴォラ(Pf)
ブラームス:
6つの愛の夢作品3-第1曲〈愛のまこと〉
低音のための5つのリート作品105-第2曲〈私の眠りはますます浅くなり〉
リリー・マイスキー(Pf)/2005年ユトレヒト音楽祭より
メンデルスゾーン:無言歌集第5巻作品62-第1曲:5月のそよ風
セルジオ・ティエンポ(Pf)
Young-Sub Choi:Let me live amid nature
ダリア・オヴォラ(Pf)
ラヴェル:ヴォカリーズ、ハバネラ形式の小品
ダリア・オヴォラ(Pf)
メンデルスゾーン:
無言歌ニ長調作品109
6つの歌作品34-第2曲〈歌の翼に〉
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調作品40-第4楽章
マルタ・アルゲリッチ(Pf)/ライヴ録音
バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調BWV1011-第4楽章
フォーレ:3つの歌作品7-第1曲〈夢の後に〉
ダリア・オヴォラ(Pf)
キーゼヴェッター:悲歌的タンゴ
ギドン・クレーメル(Vn)、マルタ・アルゲリッチ(Pf)
作曲者不詳:カタロニア民謡[カザルス編曲]:鳥の歌
パーヴェル・ギリロフ(Pf)
プーランク:愛の小径
ダリア・オヴォラ(Pf)
シューマン:民謡風の5つの小品作品102-第1曲
マルタ・アルゲリッチ(Pf)
プロコフィエフ:バレエ《石の花》作品118-ワルツ
マルタ・アルゲリッチ(Pf)
ラフマニノフ:
6つの歌作品4-第4曲〈乙女よ、私のために歌わないで〉
12の歌作品21-第7曲〈ここは素晴らしい場所〉
14の歌曲集作品34-第14曲〈ヴォカリーズ〉
リリー・マイスキー(Pf)/2006年ヴェルビエ音楽祭
幻想的小品集作品3-第1曲〈エレジー〉
セルジオ・ティエンポ(Pf)
ミッシャ・マイスキー(Vc)
ミッシャ・マイスキーが、2008年1月に60歳を迎えるのを祝ってリリースされ
るトリビュート・アルバム。さらに同年は、マイスキーがDGに録音を始めて25
周年にも当たります。コンセプト毎に2枚に分かれた当セットには、自身の選
曲も含まれ、このチェリストの幅広いレパートリーを明らかにしています。
CD1は協奏曲編。1982年にクレーメルとバーンスタイン/ウィーン・フィルと
で録音した、ブラームスの《二重協奏曲》から、最新のメータ/ベルリン・
フィルとのドヴォルザークの協奏曲までを網羅。CD2は、バッハの無伴奏チェ
ロ組曲から、アルゲリッチたちとの共演もの、またチェロで演奏した美しい歌
曲を集め、マイスキーの甘い音色と深い歌の世界を堪能できるものとなってい
ます。その内のいくつかは愛娘のリリーと共演しており、これがCDとして初リ
リースとなります。ちなみに2007年10、11月にマイスキーは来日しますが、リ
サイタルでは日本で初めてリリーと共演することになっています(予定)。ブッ
クレットにはタリー・ポッターによる最新インタヴューが収録されているので
そちらも要チェックです。

734421(DVD-Video) \3350
ベッリーニ:歌劇《清教徒》(全曲)
アンナ・ネトレプコ(S:エルヴィーラ)
エドゥアルド・バルデス(T:ブルーノ)
マリア・ジフチャク(Ms:エンリケッタ)
フランコ・ヴァッサッロ(Br:リッカルド)
ジョン・レリア(Br:ジョルジョ)
エリック・カトラー(T:アルトゥーロ)
ヴァレリアン・ルミンスキ(B:バルトン)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団 
指揮:パトリック・サマーズ
収録:2006年12月 メトロポリタン歌劇場
ヒロインのエルヴィーラ役にネトレプコが起用されたことでおおいに話題とな
った歌劇《清教徒》のメトロポリタン歌劇場公演が、早くもDVD化。本プロダ
クションは、2006年12月27日に同歌劇場で初日を飾ったもので、翌2007年2月
15日までの期間に8回の公演が持たれたものです。演出はサンドロ・セキで、
この《清教徒》を、1997年のMETで、スヴェンソンとニール、ハンプソンが出
演した際に制作しています。
英国を舞台に描かれた歌劇《清教徒》は、ピューリタンのエルヴィーラと王党
派のアルトゥーロとの波乱に満ちた恋の物語であり、ヒロインの役どころがき
わめて重要な作品です。それゆえに注目すべきはやはりネトレプコ。特にクラ
イマックスとなる第3幕の〈狂乱の場〉は、歌唱・演技共に定評のある彼女ゆ
えに最大の見せ場となっています。
なお、本公演は現地では、アルトゥーロをエリック・カトラーとグレゴリー・
クンデで分けあったダブル・キャストでしたが、DVDにはカトラーの日が収録
されています。指揮を務めているのは2006年のメトロポリタン歌劇場来日公演
にも同行し、《椿姫》を指揮したパトリック・サマーズ。現在ヒューストン・
オペラの音楽監督の任にあります。NTSC方式、5.1サラウンド、DTS。

4759379 2枚組 \1980
「プッチーニ・ゴールド」
CD1
誰も寝てはならぬ-歌劇《トゥーランドット》
ルチアーノ・パヴァロッティ
ズービン・メータ指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
歌に生き、愛に生き-歌劇《トスカ》
モンセラート・カバリエ
コリン・デイヴィス指揮
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
何と素晴らしい美人-歌劇《マノン・レスコー》
カルロ・ベルゴンツィ
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ指揮サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団
ある晴れた日に-歌劇《蝶々夫人》
ミレッラ・フレーニ
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
私のお父さん-歌劇《ジャンニ・スキッキ》
ルネ・フレミング
チャールズ・マッケラス指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
妙なる調和-歌劇《トスカ》
ホセ・カレーラス
コリン・デイヴィス指揮コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
可愛がって下さいね-歌劇《蝶々夫人》
テバルディ&ベルゴンツィ
トゥリオ・セラフィン指揮サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団
ハミング・コーラス-《蝶々夫人》
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
フィレンツェは花咲く木のように-歌劇《ジャンニ・スキッキ》
ロベルト・アラーニャ
ブルーノ・バルトレッティ指揮フィレンツェ五月祭管弦楽団
ブロンドの美人の中で-歌劇《マノン・レスコー》
ルチアーノ・パヴァロッティ
オリヴィエロ・デ・ファブリティス指揮
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
ああミミ、君はもう帰って来ない-歌劇《ラ・ボエーム》
パヴァロッティ&パネライ
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
星は光りぬ-歌劇《トスカ》
プラシド・ドミンゴ
ジュゼッペ・シノーポリ指揮フィルハーモニア管弦楽団
ドレッタの素晴らしい夢-歌劇《つばめ》
ルネ・フレミング
ジェフリー・テイト指揮イギリス室内管弦楽団
母もなしに-歌劇《修道女アンジェリカ》
ジョーン・サザーランド
リチャード・ボニング指揮ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
愛らしい乙女よ-歌劇《ラ・ボエーム》
ネトレプコ&ビリャソン
ニコラ・ルイゾッティ指揮
シュターツカペレ・ドレスデン(ドレスデン州立歌劇場)
CD2
冷たい手-歌劇《ラ・ボエーム》
ヨナス・カウフマン
マルコ・アルミリャート指揮プラハ・フィルハーモニー管弦楽団
私の名はミミ-歌劇《ラ・ボエーム》
アンジェラ・ゲオルギュー
リッカルド・シャイー指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団
やがて来る自由の日-歌劇《西部の娘》
プラシド・ドミンゴ
ズービン・メータ指揮コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
花の二重唱-歌劇蝶々夫人》
ミレッラ・フレーニ、クリスタ・ルートヴィヒ
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
私が町を歩く時(ムゼッタのワルツ)-歌劇《ラ・ボエーム》
アンナ・ネトレプコ
ジャナンドレア・ノセダ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
間奏曲-歌劇《マノン・レスコー》
リッカルド・シャイー指揮ベルリン放送交響楽団
この柔らかなレースの中で-歌劇《マノン・レスコー》
キリ・テ・カナワ
リッカルド・シャイー指揮ボローニャ市立歌劇場管弦楽団
愛の家よ、さようなら-歌劇《蝶々夫人》
アンドレア・ボチェッリ
ジャナンドレア・ノセダ指揮フィレンツェ5月祭管弦楽団
お聞き下さい、王子様-歌劇《トゥーランドット》
モンセラ・カバリエ
ズービン・メータ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
泣くな、リュー-歌劇《トゥーランドット》
ジュゼッペ・ディ・ステファノ
フランコ・パターネ指揮サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団
No pazzo son-歌劇《マノン・レスコー》
ルチアーノ・パヴァロッティ
オリヴィエロ・デ・ファブリティス指揮
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団

リッカルド・シャイー指揮ベルリン放送交響楽団
世界中どこでも-歌劇《蝶々夫人》
ルチアーノ・パヴァロッティ
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
氷のような姫君の心も-歌劇《トゥーランドット》
モンセラ・カバリエ
ズービン・メータ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
誰も寝てはならぬ-《トゥーランドット》
ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラス
ズービン・メータ指揮フィレンツェ5月祭管弦楽団&ローマ歌劇場管弦楽団
ジャコモ・プッチーニはヴェルディを継ぐいわずと知れたイタリアの大オペラ
作曲家。当ディスクは、彼の生み出した数々のオペラから、傑作アリアを中心
に編んだコンピレーション・アルバムである。胸に直接突き刺さるドラマティ
ックでセンティメンタルな旋律は、まさにプッチーノの独擅場。当アルバムは、
1890年作曲の《マノン・レスコー》から、絶筆となった1924年の《トゥーラン
ドット》までのオペラの主要アリアがほぼすべて収められている上に、弦楽合
奏の美しい調べが見事な《菊》まで収録してあるので、プッチーニ・ファンに
は堪らないセットでしょう。演奏陣はドミンゴ、パヴァロッティ、カレーラス
の3大テノールをはじめ、もはやミミの同義語のようなフレーニ、さらにカバ
リエやキリ・テ・カナワ、フレミングからゲオルギュー、アラーニャ、そして



<DECCA>
743245(DVD-Video) \3350
ヴェルディ:歌劇《ナブッコ》(全曲)
レオ・ヌッチ(ナブッコ)
マリア・グレギーナ(アビガイッレ)
ニーノ・スルグラーゼ(フェネーナ)
ファビオ・サルトーリ(イズマエーレ)
カルロ・コロンバーナ(ザッカリア)
ヴェローナ・アリーナ管弦楽団&合唱団 
指揮:ダニエル・オーレン
収録:2007年 アレーナ・ディ・ヴェローナ(ヴェローナ野外劇場)、
イタリア
《ナブッコ》は、バビロニアとイェルサレムが敵対する中、バビロニアの王ナ
ブッコとその2人の娘、イェルサレム側の青年イズマエーレらによって繰り広
げられる愛と権力をめぐる物語で、ヴェルディ3作目のオペラです。この作品
の成功によってヴェルディは一躍時の人となったこともよく知られています。
当DVDは、今年2007年夏に開催されたヴェローナの野外劇場公演を収録したも
の。夏のヴェローナの名物音楽祭だけあって、キャストも豪華に揃えられてい
ます。何と言っても当代随一のヴェルディ歌手レオ・ヌッチがタイトル・ロー
ルを務めているのは聴きもの。さらに、その娘のひとりでヒール役のアビガイ
ッレ(アビガイル)にはマリア・グレギーナがフィーチュアされています。グレ
ギーナはDGからリリースされているレヴァイン/メトロポリタン歌劇場のDVD
でも同役を歌っているので比較視聴もお勧め。彼女の姉妹フェネーナ役は、
グルジア出身のニーノ・スルグラーゼ。歌唱のみならず、美貌でも知られる期
待の若手です。
演出はフランス系イタリア人のドニ・クリエフ。この新プロダクションでは、
クリエフは演出のみならず、照明や衣裳も担当しているのでその点も併せて要
注目。
NTSC方式、DTS5.1サラウンド。16:9のワイド・スクリーン対応。



<UNIVERSAL US>
B0009836-02 \1850
「サプライズ !」 Surprise!
ウィリアム・ボルコム:キャバレー・ソング集
[オーケストレイション:W.ボルコム/詩:アーノルド・ワインスタイン]
Surprise!
役者
ブラック・マックスの歌
アモール 歯磨きの時間
The Total Stranger in the Garden
ジョージ
[以上、世界初録音]
シェーンベルク:ブレットル・リーダー(キャバレー・ソング集)
[オーケストレイション:パトリック・ダヴァン(〈夢遊病者〉のみ作曲者
による)]
ギーゲールレッテ
それぞれに取り分を
警告
ガラテア
夢遊病者
素朴な歌
満ち足りた恋人
アルカディアの鏡からのアリア
サティ[オーケストレイション:〈ダフェネオ〉ロベール・キャビー、〈あな
たが欲しい〉ウィリアム・ボルコム]
エンパイア劇場のプリマ・ドンナ
優しく
ダフェネオ(伊達男)-《3つの歌》
あなたが欲しい
乗合バス
ミーシャ・ブルガーゴーズマン(S) ウィリアム・ボルコム(Pf)[サティ]
BBC交響楽団 指揮:デイヴィド・ロバートソン
コープランドとバーバーの歌曲アルバムや、ベルリオーズ《夏の夜》やマスネ
を歌ったアルバム『Extase』、また、つい最近では、フランツ・ウェルザー
=メスト/クリーヴランド管弦楽団とのベートーヴェン《第9》のDGのディス
クでいよいよその名が浸透してきたミーシャ・ブルガーゴーズマン。
Brueggergosmanという彼女の現在の姓は、結婚したパートナーであるスイス人
のマルクス・ブリューガーの姓と、ミーシャ自身の旧姓ゴズマンを連結して作
ったものです。カナダ出身の彼女は、その美しい声で既に数多くの受賞歴を誇
り、世界中のマスコミからも「あらゆるものを包み込む温かさと喜び」と高く
評価され、若き日のジェシー・ノーマンに比されてまでいる実力派。地元カナ
ダでは、ヒップ・ホップやジャズからオペラまで紹介するTV番組『トロント・
シングズ』でホストを務めたこともあり、多くのメディア・イヴェントから出
演依頼を受けている人気歌手なのです。DGへの初ソロ・アルバムとなる当ディ
スクは、2007年秋に北米でリリースされるもので、ミルズ・カレッジでミヨー
に、さらにパリ音楽院でメシアンに師事し、ピュリツァー賞や3回のグラミー
賞、他に輝く作曲家ウィリアム・ボルコムが書いた新作オーケストラ伴奏歌曲
のオリジナル・セレクションを含んでいるのはきわめて興味深い(そのほとん
どは世界初録)。ちなみにボルコム作品は日本のクラシック・シーンではウィ
リアム・ブレイクの詩に付曲した《無垢と経験の歌》や、ユニバーサル系であ
るargoレーベルからリリースされているセルジュ・ルカ独奏、デニス・ラッセ
ル・デイヴィス指揮アメリカン・コンポーザー管弦楽団によるヴァイオリン協
奏曲のディスクなどで聴くことができます。当アルバムには、ボルコム作品の
他に、シェーンベルクの《ブレットル・リーダー(キャバレー・ソング集)》と
サティのシャンソンが組み合わされています。サティでは、ミーシャの歌を聴
いて参加を決めたというボルコムが自らピアノを弾いているのも聴きどころの
ひとつでしょう。

B0010175-02 \1850
ユンディ・リ&小澤/ベルリン・フィル
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番ト短調作品16
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
ユンディ・リ(Pf)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:小澤征爾
2007年5月24-27日、フィルハーモニー、ベルリン
(プロコフィエフのみライヴ収録)
中国出身のピアニスト、ユンディ・リ。今年2007年は、彼が生まれ故郷の重慶
で開催された子供アコーディオン・コンクールで優勝してから20年目に当たり
ます。ピアノを始めたのは、その後の1989年で、91年にはプロのピアニストに
なろうと考え、2000年にはショパン・コンクールで優勝と、破竹の勢いで進化
を遂げてきた天才。DGとは2001年に契約し、『ショパン・リサイタル』を皮切
りに、これまでに続々とリリースを重ねています。今回8枚目となるニュー・
アルバムは、ショパン&リストに続く協奏曲第2弾。吟味して選ばれたのはラ
ヴェルとプロコフィエフの2作です。ラヴェルはともかく、プロコフィエフは
なかなか珍しい選曲でしょう。ユンディ・リはあるインタヴューで、プロコ
フィエフの第2協奏曲を、自分の持ち曲としたいこと、また頻繁に弾くことで
この作品を人気作品にしたいことなどを語っていました。初演時にあまりの斬
新さにスキャンダルを招いたというこの作品(もっとも、現在演奏されている
のは、オリジナルを紛失してしまったプロコフィエフが記憶を頼りに書き直し
たやや毒が薄まったヴァージョンだというが)が、ユンディ・リの華麗なテク
ニックでどう演奏されているか、是非ご自分の耳で確かめていただきたいと思
います。共演は彼が師と仰ぐ小澤征爾。オーケストラがベルリン・フィルとい
うのも豪華の極みです。

B0009506-02 2枚組 \2180
「The #1 オペラ・アルバム II」
DISC1
あれかこれか-ヴェルディ歌劇《リゴレット》
慕わしい人の名は-ヴェルディ歌劇《リゴレット》
清きアイーダ-ヴェルディ歌劇《アイーダ》
ムゼッタのワルツ-プッチーニ歌劇《ラ・ボエーム》
愛の歓びよ、早く来い-モーツァルト歌劇《フィガロの結婚》
そよ風に-モーツァルト歌劇《フィガロの結婚》
夜の女王のアリア-モーツァルト歌劇《魔笛》
何と美しい絵姿-モーツァルト歌劇《魔笛》
パ、パ、パ、パ、パ、パ、パパゲーノ-モーツァルト歌劇《魔笛》
酒が回っている内に-モーツァルト歌劇《ドン・ジョヴァンニ》
輝けるセラフたちを-ヘンデル:オラトリオ歌劇《サムソン》
ああ、かくも素直で愛らしい-フロートー歌劇《マルタ》
今の歌声は心に響く-ロッシーニ歌劇《セビーリャの理髪師》
妙なる調和-プッチーニ歌劇《トスカ》
清らかな女神よ-ベッリーニ歌劇《ノルマ》
春風よ、何故私を目覚めさるのか-マスネ歌劇《ウェルテル》 他
DISC2
なんと美しい夢-プッチーニ歌劇《つばめ》
空と海-ポンキエッリ歌劇《ジョコンダ》
夏の名残の薔薇-フロトウ歌劇《マルタ》
私の亡くなった母が-ジョルダーノ歌劇《アンドレア・シェニエ》
涙の流れるままに(私を泣かせて下さい)-ヘンデル歌劇《リナルド》
君は我が心のすべて-レハール:オペレッタ歌劇《微笑みの国》
愛の家よ、さようなら-プッチーニ歌劇《蝶々夫人》
この柔らかなレースの中で-プッチーニ歌劇《マノン・レスコー》
あなたたち、ブルネット、ブロンドの美人の中で-プッチーニ歌劇《マノン・
レスコー》
優しい魂よ-ドニゼッティ歌劇《ラ・ファヴォリータ》
友よ、ありがとう-ヴェルディ歌劇《シチリア島の夕べの祈り》
ああ、美しい人-ヴェルデ歌劇《トロヴァトーレ》
不思議だわ……ああ、そはかの人か……花から花へ-ヴェルディ歌劇《椿姫》
夜が静まった時-ヴェルディ歌劇《ルイザ・ミラー》
愛の死-ワーグナー楽劇《トリスタンとイゾルデ》他
Various Artists
10万枚以上を売り上げた大ヒット・アルバム『The #1/オペラ・アルバム』。
大好評につき、続編に当たる「オペラ・アルバム II」が登場。収録作品は豊
富な音源を誇るDGらしく、モーツァルト、ヴェルディ、プッチーニ、ロッシー
ニ、ワーグナーら主要オペラ作曲家による名曲ばかりが網羅されています。
さらに、それらの傑作アリアが、パヴァロッティやフレミング、ドミンゴ、
サザーランド、ターフェル、バルトリといった綺羅星のようなスター歌手た
ちばかりによって歌われているのだから、もうこれ以上望むものなどないで
しょう。収録作品は36トラック、収録時間もたっぷり2時間半以上、超お得盤
です。

B0009443-02 2枚組 \2180
「バッハ・アダージョ」
バッハ:
DISC1
G線上のアリア
羊は安らかに草を食み
三重協奏曲-第2楽章
シンフォニア
ブランデンブルク協奏曲第5番-第2楽章
ゴルトベルク変奏曲-アリア
イタリア協奏曲-第2楽章
ヴァイオリン協奏曲第1番-第2楽章
チェンバロ協奏曲第5番-第2楽章
管弦楽組曲第2番-サラバンド
オーボエ協奏曲-シチリアーノ
クリスマス・オラトリオ-シンフォニア
フルート・ソナタ第3番-ラルゴ
リュート組曲ト短調-ガヴォット
DISC2
2つのヴァイオリンのための協奏曲-第2楽章
フルートとハープのためのソナタ-シチリアーノ
ヴァイオリン協奏曲第2番-第2楽章
ブランデンブルク協奏曲第2番-第2楽章
チェロ・ソナタ第1番-第2楽章
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ハ短調-第2楽章
オーボエ・ダモーレ協奏曲-第2楽章
パルティータ第1番-プレルーディウム
ブランデンブルク協奏曲第4番-第2楽章
パルティータ ニ短調-サラバンド
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲ニ短調-第2楽章
平均律クラヴィーア曲集第1巻-第1番前奏曲
メヌエット ニ短調
ハープ組曲-ガヴォット
主よ、人の望みの喜びよ
Various Artists
かつて一世を風靡した『カラヤン・アダージョ』に始まる「アダージョ・シリ
ーズ」ブーム。今回加わるのは、ドイツの大作曲家ヨーハン・ゼバスティアン
・バッハ。《G線上のアリア》をはじめ、数多くの傑作を生んだバッハの作品
は、まさに名旋律の宝庫です。その中でもさらに選り抜きのメロディを集め、
マリナー、ホリガー、シフ、ブレンデル、ペペ・ロメロ、シェリング、シュタ
ルケルといった、各分野のトップ・アーティストたちによる磨き抜かれた名演
奏で収録したのがこのアルバム。全30トラック、収録時間2時間以上、超お得
盤です。

B0009817-02 \1850
「ホーム・フォー・クリスマス」
[収録作品]
1 そりすべり-アーサー・フィードラー&ボストン・ポップス
2 アイル・ビー・ホーム・フォー・クリスマス-ロニー・アルドリッチ&ロン
ドン・フェスティヴァル管弦楽団
3.メリー・ディドゥ・ユー・ノウ?-ヘイリー
4.ロスト・イン・ザ・スノウ-ラッセル・ワトソン
5 クリスマス・ブルース-マット・ダスク
6 クリスマス.ソング-ヘイリー
7 あなたにささやかなクリスマスを-ジュディ・ガーランド
8 山に登りて告げよ-モーリス・ロビンソン&サイラス・チェスナット
9 クリスマスの12日間-ケンブリッジ聖ジョンズカレッジ聖歌隊
10 ウィンター・ワンダーランド-キリ・テ・カナワ
11 アウェイ・イン・ザ・マネージャ-ヘイリー
12 スオ・ガン-ケンブリッジ聖ジョンズカレッジ聖歌隊
13 聖なる夜-ナナ・ムスクーリ
14 鐘のキャロル-ムジカ・サクラ
15 もろびとこぞりて-ロンドン交響楽団
16 ホワイト・クリスマス-ブリン・ターフェル
17 サンタが街にやってくる-アーサー・フィードラー&ボストン・ポップス
18.クリスマスタイム・メドレー-ザ・スイングル・シンガーズ
19 赤鼻のトナカイ-アーサー・フィードラー&ボストン・ポップス
20 クールなクリスマス-マット・ダスク
21 ジングル・ベル-ダニー・ケイ
Various Artists
クリスマスはツリーやおいしい食事を囲んで、家族や友人と過ごすのが一番。
そんな聖なる一夜を素敵な音楽で彩ってはいかが? このアルバムには、新旧
のスタイル(時にスゥイング調も!)で編曲されたクラシック作品と、最新の
曲が組み合わされて収録されているので、皆で楽しめるようになっています。
また、これら様々なクリスマス・ソングを演奏しているのは、ヘイリー、ラッ
セル・ワトソン、マット・ダスク、モリス・ロビンソン、サイラス・チェス
ナット、ナナ・ムスクーリ、スウィングル・シンガーズ、ボストン・ポップ
ス、ジュディ・ガーランド、ダニー・ケイ、他、豪華なメンバーというのも
大きな魅力。21トラック、1時間以上の収録時間という超お得盤。



<UNIVAERSAL UK>
4766198 \1850
R・V・ウィリアムス:揚げひばり
ジョン・タヴナー:
ディヤナ(世界初録音)
ラリシリ(世界初録音)
アテネのための歌
 (ヴァイオリン・ヴァージョン世界初録音)
ニコラ・ベネデッティ(Vn)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:アンドリュー・リットン
録音:2007年6月 ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン
注目の美貌若手ヴァイオリニスト、ニコラ・ベネデッティの3枚目のアルバム
は英国の異なる時代の2人の作曲家の作品集です。R・V・ウィリアムス「揚げ
ひばり」は1914年に作曲された作品で、晴れた日の空に高く舞い上がるひばり
の様子を表現した名曲として知られます。方や、イギリスの現代作曲家の中で
も最も人気の高いジョン・タヴナーの新作、“ディヤナ”と“ラリシリ”はニ
コラ・ベネデッティのために書かれたもの。特に“ラリシリ”は改装されたば
かりのロイヤル・フェスティバル・ホールで9月26日に世界初演されたばかり
の、ほやほやの新作です。14世紀のヒンスーの聖人かつ詩人であったラッラの
詩に影響を受けた“ラリシリ”はベネデッティの持つ「純粋な強さ」にインス
パイアされて作曲されたもので、ヴァイオリン・ソロはラッラの歌を意味しま
す。神の啓示を受けて至福の舞を舞うラッラの姿が、ベネデッティのヴァイオ
リンを通して見えてはこないでしょうか?そしてサンスクリット語で瞑想を意
味する“ディヤナ”、そしてダイアナ妃の葬儀の際に演奏され有名になった
「アテネのための歌」(その際は合唱ヴァージョンでした)、ともども彼女の
幽玄で深い表現力でこれらの曲に新たな光が当てられます。ますます魅力的
になったベネデッティの演奏をお楽しみください。

4766295 \1850
「母の愛」-マリアのための音楽
グリーグ:アヴェ・マリス・ステラ
コーニッシュ:アヴェ・マリア
ジョスカン:喜びたまえ、聖母マリアよ
ブルックナー:マリアよ、あなたは美しい
サン=サーンス:アヴェ・マリア
ブリテン:聖処女への讃歌
メンデルスゾーン:アヴェ・マリア
オブレヒト:サルヴェ・レジナ
リッツァ:気高き乙女よ
作者不詳:救い主のうるわしき母
フォーレ:アヴェ・マリア
パレストリーナ:茨の中の百合のごとく
リスト:アヴェ・マリス・ステラ
エルガー:アヴェ・マリア
デュリュフレ:全てが美しいお方
伝承曲:サルヴェ・レジナ
ラッスス:サルヴェ・レジナ
ザ・シックスティーン 指揮:ハリー・クリストファー
1977年に設立されたザ・シックスティーンはハリー・クリストファーの指揮の
下、最近ますますレパートリーを拡大し、その表現力も、より洗練の度合いを
深めております。このマリアのためのアルバムは、ザ・シックスティーンの当
レーベルへの3枚目のアルバムです。
古来より最も敬われている女性、聖母マリアのための合唱作品を集めた美しい
作品集で、パレストリーナ、ラッスス、ジョスカンなど中世の曲から、リスト、
ブルックナー、そしてリッツァまで、世界初録音作品を含みます。彼らのため
息の出るような妙技は聞き手の心をすみずみまで洗い流すことでしょう。

4766206 \1850
マイク・オールドフィールド/天空の音楽
1.先駆け
2.敵意
3.シルエット
4.Shabda
5.大嵐
6.先駆けと繰り返し
7.私の心(・・・withヘイリー)
8.オーロラ
9.予言
10.私の心(・・・withヘイリー)
11.ハルモニア・ムンディ
12.向こう側
13.エンピリアン
14.ムジカ・ユニヴァーサル
マイク・オールドフィールド(G、Key 他)
ヘイリー(Vo) ラン・ラン(Pf)
マイク・オールドフィールド(Mike Oldfield,1953年5月15日- )は、イギリス
出身のミュージシャン。デビュー・アルバム『チューブラー・ベルズ』が世界
的に有名で、独創的・実験的な音楽性からプログレッシブ・ロックのジャンル
で紹介されることが多いのです。そんな彼のUCJへのアルバムは「天空の音楽」
と名付けられたこだわりの1枚。型破りな作風で常に話題を振りまく彼の最新
作で、編曲はカール・ジェンキンス、そして話題のピアニスト、ランランと美
貌の歌姫ヘイリーをフィーチャーした巨大なコンサート・オーケストラと合唱
を駆使した壮大な音楽が並びます。各々の曲のタイトルも「日常を超越した何
かについてへの言及」と言う彼自身の言葉によるもので、全ての生命へのスピ
リチュアルを感じられるような不思議な浮遊感が漂っています。全てのクラシ
ック・ファン、プログレ・ファン、そして音楽ファン必携の1枚です。

4766356 \1850
クワイヤーボーイズ/ザ・キャロル・アルバム
アダン:オ・ホーリー・ナイト
ああベツレヘムよ
ディンドン、空高く
ラター:何と甘き音楽
ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス
きよしこの夜
木枯らしの風ほえたけり
コヴェントリー・キャロル
まぶねの中で
ダヴィデの村の
もろびと声あげ
神のみこは今宵しも
ひいらぎと蔦
天には栄え
クワイヤーボーイズ
顔ぶれはすっかり変わったかも知れません。しかし声は相変わらずピュアなま
ま。3人の少年たちの歌う聖歌は聴く人全ての心をとろけさせます。
クワイヤーボーイズとは?
何百人もの中からオーディションで選ばれた3人のキュートな少年たち。ルッ
クス、スタイル、個性、そして音楽性はもちろん言うことなしの素晴らしさで
す。2005年リリースの第1作目のアルバムはイギリスで40万枚の大ヒットを記
録し、日本でも大評判となりました。このアルバムは、誰もが一度は耳にした
ことのあるクリスマス・ソング集です。これらの曲はまさにピュアな彼らのた
めにあるようなもので、このCDをかけた途端、「ボーイソプラノ」という声
の特性が持つ一種の儚さと、ノスタルジックな感傷が交錯する、極めて美しく
調和の取れたハーモニーが溢れ出すのです。




<ECM>
4766179 \2080
フォーク・ソングズ(民謡) Folk Songs
1 小さな子ども
2 甘い眠り
3 ヴィレマンとマンヒルド
4 泥棒
5 日が沈む時
6 私の向こうみずな、若々しい時代に
7 Gjendineの子守り歌
8 Gudbrandsdalenからの結婚行進曲
9 ローランドの歌
10 太陽の祈り
11 天国でのよりどころを知っている
12 地上の全ての安らかな眠り
13 ヴェストフォルドの踊り
14 その子についてはあまり考えない
15 愛されているエルサレム
16 Till, till tove
17 Lova Line
18 踊れ、泣かないで
19 喜びの日
20 来たれ、救世主よ
トリオ・メディーヴァル&ビリエル・ミステレッゲン
録音 2007年2月27日-3月1日
既出の3枚のアルバム・・・“言葉と天使”、“夕べ彼女は言った”、そして
中世の聖歌と現代作品の融合“海の星”がいずれも大好評だった北欧のアンサ
ンブル、トリオ・メディーヴァルの初めての著しく風変わりな創作プロジェク
トです。ポール・グリフィス PaulGriffiths が新たに書き下ろした歌詩と、
彼女たちの出身地であるスカンジナヴィアの詩に基づくノルウェー民謡はとて
もパワフルで聴き手の心を動かさずにはいられません。また、いくつかの曲で
は、北欧の伝統的な民族打楽器のスペシャリストであるビリエル・ミステレッ
ゲンと共演、こちらもパワフルな音が魅力です。このアルバムでトリオ・ミ
ディーヴァルが捜し求めている音楽の起源は、ノルウェー出身の多くのジャズ
・インプロヴァイザーたちがインスパイアされてきたものと同じと言えるで
しょう。あらゆるカテゴリーを越えた広範囲な聴き手にアピールする素晴らし
い1枚です。

4765838 \2080
ハイナー・ゲッペルス(1952-):
シアター・ピース“遠い親戚が暮らす土地”
-独唱、合唱、そしてアンサンブルのための
ドイツ室内合唱団 アンサンブル・モデルン
デヴィッド・ベネット(語り)  ゲオルク・ニグル(バリトン)
指揮:フランク・オルー
録音:2004年10月 パリ(ライヴ)
1952年生まれのハイナー・ゲッベルスは、70年代に活動をはじめアルフレート
・23・ハルトとのデュオや、クリストフ・アンダースらとのバンド『カシーバ
ー』でオルタナティヴ・ミュージックの重要なキー・パーソンとして知られる
一方、作曲家として 多くの劇場音楽、映画音楽等を発表しています。また、
80年代より 「ミュージック・シアター」の制作を手掛け、ハイナー・ミュラ
ー作品の演出で高い評価を得ています。このアルバムは、シアター・ピース
“遠い親戚が暮らす土地”のサウンド・トラック・アルバムです。「ある期間
の全ての場面を描いたオペラ」という副題を持ち、多くの詩人による錯綜した
テキストが、語り手、バリトン歌手のソロ、16名の歌手と19人の奏者によるア
ンサンブルで演奏されます。古楽器を使用したルネッサンス様式の音楽から軍
楽隊のドラムの攻撃的なサウンドまで幅広い音楽で構成され、終始一貫、聴き
手の心をつかみ続けることでしょう。

<EMI CLASSICS>
★HERBERT VON KARAJAN100TH ANNIVERSARY
CZS-5157662 6枚組 \2780
100ベスト・カラヤン
CD1:KARAJAN CONDUCTS MOZART
CD2:THE GREAT CONCERTOS
CD3:THE GREAT SYMPHONIES
CD4:KARAJAN CONDUCTS POPULAR ORCHESTRAL PIECES
CD5:KARAJAN IN THE THEATRE
CD6:VOCAL MUSIC
カラヤン指揮の100名曲のハイライト!
12Pブックレット、 マルチパック

CZS-5158632 5枚組 \3600(予定)
ベートーヴェン:交響曲全集(限定盤) (新リマスター)
カラヤン指揮、フィリハーモニアO
スター指揮者として鮮烈に登場したカラヤンの気迫に満ちた記念碑的録音で
す。28Pブックレット、クラッシュメル・ボックス

CZS-5120382(87CD+1CDROM) \27800(予定)
カラヤン/完全EMI録音第1集−管弦楽曲編(限定盤)
EMI初の完全全曲ボックス、1946年-1984年のEMI録音の全て登場
マリア・カラス/スタジオ・レコーディング・ボックス(70枚組)と同様の仕様
約320曲収録 100Pブックレット

CZS-5119732(71CD+1CDROM) \23800(予定)
カラヤン/完全EMI録音第2集ーオペラ、声楽曲編(限定盤)
EMI初の完全全曲ボックス、1946年-1984年のEMI録音の全て登場
マリア・カラス/スタジオ・レコーディング・ボックス(70枚組)と同様の仕様
約80曲。200Pブックレット

CZS-5160912 8枚組 \4950(予定)
カラヤン/グレート・レコーディングス(限定盤)
1970年代のベルリン・フィルとの録音を中心にまとめた絶頂期の名録音集
28Pブックレット、クラッシュメル・ボックス

CMS-5159342 2枚組 \2950
カラヤン/ザ・レジェンド
カラヤンの名曲、名演奏が楽しめるコンパクトな2枚組み
ラヴェル:ボレロ
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
シャブリエ:スペイン
チャイコフスキー:「悲愴」第2楽章
ビゼー:「アルルの女」より
マスネ:「マノン・レスコー」間奏曲
J.シュトラウスII:「こうもり」序曲
ベルリオーズ:ハンガリア行進曲
ウェーバー:「魔弾の射手」序曲
シューベルト「未完成」第1楽章
モーツァルト:交響曲第40番第1楽章; 
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」序曲
スメタナ:モルダウ
シベリウス:悲しきワルツ
J.シュトラウスII:トリッチ・トラッチ
ドヴォルザーク:「新世界より」第4楽章
収録楽曲内容は既発売のCMS-5629902と同様です。
12Pブックレット、 マルチパック 両開きサックケース付き


CDC-5002732 ※番号変更 CDC-5175822 \1980
ムソルグスキー:展覧会の絵
(ボロディン:交響曲第2番
だったん人の踊り
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サイモン・ラトル指揮
ラトル、ベルリン・フィルは今年度のジルベスター(ニュー・イヤー・イヴ)コ
ンサートに管弦楽の魅力が十二分に発揮されるスペクタクルな名曲「展覧会の
絵」を選びました。ウィーン・フィルの「ニュー・イヤー・コンサート」と並
んで世界的にクラシック音楽ファンの注目の的となるベルリンの「ジルベスタ
ー・コンサート」は日本でもNHKBS放送でライヴ放送(日本では1月1日)が予定
され今から期待が寄せられています。本プロジェクトは公演から約2週間での
超スピード発売となります。

CDC-5002732 \1980
ジルベスター・コンサート(ドイツ語盤)
ムソルグスキー:展覧会の絵
ボロディン:交響曲第2番
だったん人の踊り
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サイモン・ラトル指揮
既案内アイテムのドイツ発売盤、テキストはドイツ語になります。
インターナショナル盤が少し早く発売になります。
12Pブックレット

CDC-5002722 \1980
ドビュッシー:
映像第1集(水の反映; ラモーを讃えて; 動き)
映像第2集(葉ずえを渡る鐘の音; 荒れた寺にかかる月; 金色の魚)
子供の領分(グラドゥス・アド・パルナッスム博士; 象の子守唄; 人形へ
の セレナード; 雪は踊っている; 小さな羊飼い; ゴリウォーグのケー
クウォーク)
喜びの島
2つのアラベスク
月の光-ベルガマスク組曲
サイモン・トルプチェスキ(ピアノ)
マケドニア出身、超絶的技巧のピアニストとしてめきめき頭角をあらわすトル
プチェスキの新録音。
EMIからの発売4作目となるドビュッシーの名曲集。サイモン自身も語るように
マケドニアの古都であり彼が子供のころ毎夏を過ごしたオーリドの街の美しい
自然と伝統的なライフスタイルの体験が彼の活動にインスピレーションとエネ
ルギーを与えており、それはこのドビュッシー・アルバムにも反映されていま
す。12Pブックレット

CDS-3944002 2枚組 \2980
バルトーク:弦楽四重奏曲 全6曲
収録順未定
ベルチャQ
解散宣言したアルバン・ベルク四重奏団にも師事したベルチャQ。新世代の
クァルテットをリードするベルチャQにご期待ください。12pブックレット

CDC-5148382 \1980
ガブリエラ・モンテーロ/バロック(限定盤)
サンス:カナリオス
ヴィヴァルディ:「秋」-「四季」より
パッヘルベル:カノン
ヘンデル:サラバンド
バロックと私(ガブリエラ・モンテーロ自作)
ヘンデル:ハレルヤ
アルビノーニ:アダージョ
ヘンデル:ラルゴ
バッハ:プレリュード
ヴィヴァルディ:「冬」-「四季」より
ヘンデル:ホーンパイプ
スカルラッティ:ソナタ
ヴィヴァルディ:「春」-「四季」より
ヴィヴァルディ:「夏」と「冬」-「四季」より
コンティニュウム(ガブリエラ・モンテーロ自作)
ガブリエラ・モンテーロ(ピアノ)
バロック名曲に天才的なアプローチが成功したモンテーロのインプロヴィゼー
ション。スタンダードな演奏でも高い評価を受けるモンテーロの演奏活動のも
う一面は天才的な即興演奏(インプロヴィゼーション)。バロックの代表的のメ
ロディの即興演奏にスタンダードな演奏時と同様な情熱、抒情性、構成感を注
ぎ込んだ傑作録音のご案内です。07年6月の収録。
デジパック、12Pブックレット

CDC-5002822 \1980
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
(第1楽章カデンツァ:クライスラー、ケネディ)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K218(カデンツァ:ケネディ)
ホレス・シルヴァー/ケネディ編:Creepin' In
ナイジェル・ケネディ(ヴァイオリン&指揮)
ポーランド室内管弦楽団 (ADD録音)
世界的に最も売れているクラシック・ヴァイオリニスト、ケネディの新録音。
ケネディにとって初録音となるモーツァルト作品と、92年テンシュテットとの
名演と比べ 新鮮な様相のベートーヴェンの再録音との組み合わせ。2002年以
来芸術監督となっているポーランド室内Oをヴァイオリンを弾きながら指揮、
オケとのより直接的なコミニュケーションを追求、自作カデンツァでの演奏
です。ベートーヴェンの再録音の理由について、ケネディはロマンティックで
よりゆったりとしたテンポ感をたたえた旧録音への愛着を持ち続けながら、よ
りリズミカルなヴァイタリティを注ぎ込みたかったからと述べています。モー
ツァルトのカデンツァも現代的な取り組みがなされエレクトリック・ヴァイオ
リンが使用され作品の様相を一変させています。ハープシコードも取り入れら
れ作品に暖かみと生命感を与えることに成功しています。12Pブックレット

DVBW-5121289d(DVD-Video) \2850
バラッド・フォー・エドヴァルド・グリーグ
ノルウェー語によるアンスネスへのインタヴュー 英語字幕付 約55分
バラッド ト短調にフォーカスを当て、グリーグとアンスネス自身が語られて
います
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 約30分
w/ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団、
オーレ・クリスティアン・ルード指揮
グリーグ・ホールでのライヴ演奏
トロルドハウゲンからの抒情小曲 約21分
ノルウェーのトロルドハウゲンにあるグリーグの自宅でグリーグ所有のスタン
ウェイ・ピアノでの抒情小曲集からのセレクションを演奏。またグリーグ所有
のピアノを弾く感想と抒情小曲集への係わりを語ります。
演奏曲/1.アリエッタOp.12-1; 2.ノルウェーの旋律Op.12-6; 
3.民謡Op.12-5;4.郷愁Op.57-6; 5.あなたのおそばにOp.68-3; 
6.トロルドハウゲンの婚礼の日Op.65-6
以上 レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
没後100年を迎える母国の大作曲家グリーグへの思いを込めたアンスネスの
映像作品
アマレイ・ボックス、4Pブックレット

CZS-5150862 2枚組 \1980
キングズ・カレッジ合唱団/クラシカル・クリスマス・キャロル集
CD1
Once in royal David's city
Ding dong! Merrily on high
O come, all ye faithful
The Holly and the Ivy
Hark! The herald angels sing
Silent Night
While shepherds watched 以上 デイヴィッド・ウィルコックス指揮
In the bleak midwinter
God rest you merry, gentlemen
The Lamb 以上 スティーヴン・クローベリー指揮
Angels, from the realms of glory
Adam lay ybounden 以上 フィリップ・レッジャー指揮
Weihnachtslieder
I saw a maiden
Whence is that goodly fragrance flowing?
Quem pastores laudavere
Tomorrow shall be my dancing day 
以上 デイヴィッド・ウィルコックス指揮
A maiden most gentle
A Spotless Rose
Sans Day Carol
I wonder as I wander
The Cherry Tree Carol
I sing of a maiden
Gabriel's Message 以上 フィリップ・レッジャー指揮
Personent hodie デイヴィッド・ウィルコックス指揮
CD2
The First Nowell
In dulci jubilo
O little town of Bethlehem
I saw three ships 以上 フィリップ・レッジャー指揮
It came upon the midnight clear デイヴィッド・ウィルコックス指揮
Away in a manger フィリップ・レッジャー指揮
Sussex Carol
O com, O come, Emmanuel
Myn Lyking
Jesus Christ the Apple Tree
All my heart this night rejoices
以上 デイヴィッド・ウィルコックス指揮
Dormi, Jesu
Riu, riu, chiu
O Jesulein suss 以上 スティーヴン・クローベリー指揮
The Shepherds' Cradle Song
How far is it to Bethlehem?
The Truth from Above 以上 デイヴィッド・ウィルコックス指揮
Up! Good Christian folk and listen
Remember, O thou man
Quittez, pasteurs 以上 フィリップ・レッジャー指揮
The Lord at first did Adam make
The Infant King
A child is born in Bethlehem
And all in the morning
Of the Father's heart begotten 以上 デイヴィッド・ウィルコックス指揮
Chorale Preludes BWV714-40; In dulci jubilo BWV729/トマス・トロッター
キングズ・カレッジによるクリスマス・キャロル名曲集 全50曲
ブリリアント・ボックス 12Pブックレット

CDC-5148392 \1980
ラ・パッショーネ
Caruso; 帰れソレントヘ、フニクリ・フニクラ、A Vucchella、オー・ソレ・
ミオ、Passione、グラナダ、Parlami D'Amore Mariu: マレキアーレ、サンタ
・ルチア、Chittara Romana、マリア・マリ、Munasterio E Santa Chiara、
マッティナータ、Feneste Che Lucive
アルフィ・ボー(テナー)
突然頭角をあらわしたUK出身のテナー、ボーのナポリ・ソング・アルバム。
「UKが生んだ最高のテナーの一人」とされるボーの3作目、前作、前々作はUKの
クラシック・チャートでそれぞれ2位と1位に輝き寵児となっています。33歳の
ボーは数年前までカー・メカニックでしたが顧客の進めにより本格的なクラシ
カル音楽のトレーニングを開始、レコード契約、ブロードウェイの活躍でトニ
ー賞を獲得するというとんとん拍子のキャリアを積んできました。クラシック
の舞台ではアルバート・ホール、ロイヤル・オペラ・ハウスに登場、イングリ
ッシュ・ナショナル・オペラ(ENO)でも活躍しています。本アルバムは日本でも
おなじみのナポリタン・ソング・アルバム、ご注目下さい。


●MID PRICE OPERA (第4回発売) 限定盤
CMS-5091662 3枚組 \3950
グノー:ファウスト
フレー二、ドミンゴ、ギャウロフ
パリ・オペラ座国立劇場合唱団、管弦楽団
ジョルジュ・プレートル指揮
40Pブックレット クラッシュメル・ボックス

CMS-5091732 2枚組 \2650
プッチーニ:トゥーランドット
カバリェ、カレラス、フレー二、プリシュカ、ライン・オペラ合唱団
ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団
アラン・ロンバール指揮
28Pブックレット クラッシュメル・ボックス

CMS-5091612 2枚組 \2650
グルック:オルフェオとエウリディーチェ
フォン・オッター、ヘンドリックス、フルニエ、モンテヴェルディ合唱団
リヨン・オペラ管弦楽団
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
28Pブックレット クラッシュメル・ボックス

CMS-5091782 3枚組 \3950
セムコフ/ムソルグスキー:ボリス・ゴドゥノフ
タルヴェラ、ゲッダ、ムロシュ、ハウグランド、
クラコフ・ポーランド・ラジオ合唱団
ポーランド・ラジオ国立交響楽団
イェルジ・セムコフ指揮
36Pブックレット クラッシュメル・ボックス

CMS-5091852 2枚組 \2650
サン=サーンス:サムソンとダリラ
ドミンゴ、マイヤー、ラメイ、フォンダリー
オペラ・バスティーユ合唱団、管弦楽団
チョン・ミュンフン指揮
24Pブックレット クラッシュメル・ボックス

CMS-5091952 4枚組 \5280
ワーグナー:ニュルンベルクのマイスタージンガー
ヴァイクル、スチューダー、ヘップナー、モル、ロレンツ、
ファン・デア・ヴァルト
カリシュ、バイエルン州立オペラ合唱団、管弦楽団
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
40Pブックレット クラッシュメル・ボックス

CMS-5091492 3枚組 \3950
ベッリーニ:清教徒
カバリェ、クラウス、ハマリ、マヌグエッラ、フェッリン
アンブロジアン・オペラ合唱団、フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮
36Pブックレット クラッシュメル・ボックス

CMS-5091442 2枚組 \2650
ベッリーニ:カプレーティとモンテッキ
バルツァ、グルベローヴァ、ラッファンティ、ハウェル、トムリンソン
コヴァント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス合唱団、管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮
28Pブックレット クラッシュメル・ボックス

CMS-5091902 2枚組 \2650
R.シュトラウス:エレクトラ
マルトン、スチューダー、リポヴシェク、ヴィンクラー、ヴァイクル
バイエルン放送合唱団、バイエルン放送交響楽団
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
28Pブックレット クラッシュメル・ボックス

CMS-5091562 2枚組 \2650
ブリテン:ピーター・グライムズ
ラルフ・ジョンソン、ロット、アレン
コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス合唱団、管弦楽団
ベルナルト・ハイティンク指揮
28Pブックレット クラッシュメル・ボックス



CZS-5002582 6枚組 \2780
ベスト・ロマンティック100
CD1: FROM RUSSIA WITH ROMANCE
チャイコフスキー、ラフマニノフ、ショスタコーヴィチ、ストラヴィンスキー、
リムスキー=コルサコフなどの最も愛聴されるメロディを収録、「白鳥の湖」、
「ロミオとジュリエット」、「眠れる森の美女」、「スパルタカス」、
「火の鳥」など
CD2: AN AUSTRO-GERMAN ROMANCE
モーツァルト(「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」)、クライスラー(「愛の
悲しみ」)、J.シュトラウスII(「美しく青きドナウ」)、ベートーヴェン(「月
光」)、メンデルスゾーン(「真夏の夜の夢」)、ブルッフ(ヴァイオリン協奏曲)
などの傑作集
CD3: A FRENCH ROMANCE
「ホフマン物語」、「カルメン」、「サムソンとダリラ」、「ファウスト」な
どオッフェンバック、サン=サーンス、フォーレ、ビゼー、サティ他の最もロマ
ンティックなフランス作品集
CD4: ROMANCE IN A COLD CLIMATE
グリーグの「ペール・ギュント」、スメタナの「わが祖国」、シベリウスの
「ペレアスとメリザンド」、レハールの「メリー・ウィドウ」など中欧、北欧
の作曲家によるロマンティックな作品集
CD5: ENGLAND AND AMERICA IN LOVE
UKのエルガー、ヴォーン・ウィリアムズ、ホルスト、ポール・マッカートニー、
USのジェイムズ・ホーナー、バーンスタイン、ガーシュウィンなどのロマン
ティックな名曲集
CD6: MEDITAERRANEAN ROMANCE
「四季」、「アランフェス協奏曲」、「ツィゴイネルワイゼン」、「トゥーラ
ンドット」などの名曲を含むヴィヴァルディ、ボッケリーニ、プッチーニ、マ
スカーニ、ロドリーゴ、サラサーテ他のイタリアとスペインの名メロディ集
名アーティストによるロマンティックなクラシック名曲100
ヤンソンス、ムーティ、パッパーノ、プレヴィン、ラトル、カラヤン、アンス
ネス、アルゲリッチ、デュ・プレ、メニューイン、ムター、ヴェンゲーロフ、
カラス、デセイ、
ゲオルギュー、ヘンドリックス、パヴァロッティ、テ・カナワなど錚々たるア
ーティストによる名演がギッシリ。12pブックレット、マルチパック

CZS-5145872 2枚組 \1450
ザ・キングズ・シンガーズ/グレイテスト・ヒッツ
結成40周年を記念したEMI録音のベスト・アルバム2枚組み。
1960年代にケンブリッジのキングズ・カレッジの学生たちのグループとして出
発したザ・キングズ・シンガーズの16枚のアルバムからのアンソロジー。メン
バーの入れ替えはありながら変わらぬハーモニーとブリティッシュ・スタイル
のユーモアを生かしたパフォーマンスが貫かれています。 
12Pブックレット、ブリリアント・ケース

CZS-5139372(7CD+2xDVD9) \6950
パヴァロッティ/ザ・EMIレコーディングス
CD1&2
マスカーニ:歌劇「友人フリッツ」全曲
ミレッラ・フレーニ、ルチアーノ・パヴァロッティ、
ラウラ・ディディエ・ガンバルデッラ
ヴィンツェンツォ・サルディネロ、ベニト・ディ・ベッラ、
ルイジ・ポンティッジャ、
マルヴィナ・メイジャー、
コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス合唱団、管弦楽団、 
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ指揮
1968年8月、9月、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ録音
CD3-5
ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」全曲
サミュエル・ラメイ、ルチアーノ・パヴァロッティ、パオロ・コーニ、
アレクサンダー・アニシモフ、アンドレア・シルヴェストレッリ、
ダニエッラ・デッシ、ルチアーナ・ディンティノ、
ミラノ・スカラ座合唱団、管弦楽団、 リッカルド・ムーティ指揮
1992年12月、ミラノ、スカラ座でのライヴ録音
CD6&7
ヴェルディ:レクイエム
チェリル・スチューダー、ドロラ・ザジク、ルチアーノ・パヴァロッティ、
サミュエル・ラメイ、ミラノ・スカラ座合唱団、管弦楽団、 
リッカルド・ムーティ指揮
1987年6月、ミラノ、スカラ座でのライヴ録音
DVD1&2
ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」全曲
上記CDと同キャスティング、同時期の録音、録画
40Pブックレット、 クラッシュメル・ボックス
カルーソー、ジーリと並び20世紀を代表するテナー、パヴァロッティのEMI録音
の集大成ボックス

CZSW-5139742 3枚組 \1980
アルバン・ベルク四重奏団/20世紀の傑作作品集
CD1
J.シュトラウスII:皇帝円舞曲Op.437(シェーンベルク編)
1992年6月11-20日、ウィーン、コンツェルトハウス、モーツァルトザール
ベルク:弦楽四重奏曲Op.3(1910)
1991年12月、スイス、セオン、エヴァンゲリッシェ・キルヒェ
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
ライヴ録音 1993年10月31日&11月1日、ウィーン、コンツェルトハウス、
モーツァルトザール
バルトーク:弦楽四重奏曲第6番ニ長調
1985年12月17-21日、スイス、セオン、エヴァンゲリッシェ・キルヒェ
CD2
ストラヴィンスキー:弦楽四重奏のための3つの小品(1914)
ストラヴィンスキー:コンチェルティーノ
1983年6月21日、22日、スイス、セオン、エヴァンゲリッシェ・キルヒェ
ピアソラ:弦楽四重奏とバンドネオンのためのタンゴ・センセーションズ
w/ペール・アーネ・グローヴィゲン(バンドネオン)
ライヴ録音 2003年5月、ウィーン、コンツェルトハウス、モーツァルトザール
ルトスワフスキ:弦楽四重奏曲(1964)
1995年6月21-23日、ホンラート、エヴァンゲリッシェ・キルヒェ
ハウベンシュトック=ラマティ:第2弦楽四重奏曲(1977)
ライヴ録音 1990年1月30日、ウィーン、コンツェルトハウス
CD3
フォン・アイネム:第1弦楽四重奏曲Op.45
1983年6月21日、22日、スイス、セオン、エヴァンゲリッシェ・キルヒェ
シュニトケ:弦楽四重奏曲第4番(1989)
ライヴ録音 
1990年12月11日、ウィーン、コンツェルトハウス、モーツァルトザール
ベリオ:ノットゥルノ(四重奏曲第3番)(1986/93)
ライヴ録音 1994年5月12日、ロンドン、サウス・バンク・センター、
クィーン・エリザベス・ホール
OPEN DISC
ウルバンナー:弦楽四重奏曲第4番(1991-92)
ライヴ録音 1993年5月17日&19日、ウィーン、コンツェルトハウス、
モーツァルトザール
アルバン・ベルク四重奏団
現代音楽、新作の紹介に大きな足跡を残したアルバン・ベルク四重奏団の偉大
な遺産。28Pブックレット、 マルチパック

<BMG>
JMM24XR03 \3465
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付」
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)NBC交響楽団
アイリ-ン・ファーレル(ソプラノ)
ナン・メリマン(メッゾ・ソプラノ)
ジャン・ピアース(テノール)
ノーマン・スコット(バス)
ロバート・ショウ合唱団[合唱指揮:ロバート・ショウ]
[録音]1952年3月31日&4月1日、
ニューヨーク、カーネギー・ホール[モノラル]
[オリジナル・プロデューサー]リチャード・モア
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]ルイス・レイトン
[リマスタリング・エンジニア]杉本一家(JVCマスタリング・センター)
[マスターテープ・トランスファー]
アンドレアス・マイヤー(ニューヨーク・ソニー・スタジオ)
[LP初出] LM-6009[October1952, coupled with Beethoven: Symphony No.1
as2LP set]
[第9のみ単独での LP初出] LSX-2001[October1957(Japanese reissue)]
[国内LP初出] LS2012-3[July1954 as2 LP set]
トスカニーニ本人が満足し発売を認めた唯一の「第9」、XRCD24で登場
「ローマ三部作」「新世界」に続くトスカニーニの XRCD24化第2弾。RCA所蔵
のオリジナル・モノラル・マスターテープ(76cm/30ips)を使用して最高の状態
で復刻する「XRCD24 RCAトスカニーニ・オリジナル・エディションの第2回発
売は、1952年録音のベートーヴェン「第9」と1954年の引退後に発売された
「名管弦楽曲集」。
トスカニーニがミラノ・スカラ座で初めてベートーヴェンの「第9」全曲を指揮
したのは1902年のこと。それ以来、メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク・
フィル、ロンドンの BBC響との重要な演奏会で取り上げ、さらに17年間にわた
る NBC響時代には5回演奏している(そのうち1回は TV中継された)。RCAは、レ
コード発売を前提としてニューヨークでの演奏会を何度か録音したが、トスカ
ニーニが発売を許可したのは、1952年3月31日と4月1日にカーネギー・ホール
で行なわれた録音セッションで収録された当盤の演奏のみだった。編集テープ
を試聴したトスカニーニは、「これまで50年、この作品を研究、指揮してきた
が、この録音が私の考えるベートーヴェンの『第九』に最も近い。今回の出来
にはほぼ満足している」と語ったという。
今回の復刻に当たっては、これまでの XRCD24の原則通り、最もオリジナルな
アナログ・マスターテープにさかのぼり、細心の注意を払ってマスタリングを
敢行している。それにより、リビングステレオ・シリーズでRCAの録音黄金時
代を築き上げたリチャード・モアとルイス・レイトンの名コンビが捉えたトス
カニーニ=NBC交響楽団の輝かしいサウンドが、前代未聞の明晰さと色彩感を
伴って瑞々しくよみがえっている。4人の独唱と四部混声合唱、シンバル、ト
ライアングルを含む倍管のオーケストラという大編成ながら、全体の響きと細
部の明晰さが奇跡的なレベルで同居しており、トスカニーニの中では比較的触
れられることの少ない隠れた名演が今回のリマスタリングでようやく正統的な
評価を得ることになろう。
■画期的なリマスタリングで蘇るトスカニーニの「第九」
ミュンシュやライナーなどRCAの誇る往年の名指揮者たちの演奏のすばらしさ
を、より一層すぐれた音質で再現するXRCD24シリーズにいよいよ本命ともいう
べきトスカニーニが登場した。トスカニーニの「第九」はフルトヴェングラー
のバイロイト音楽祭のライヴ録音の対極に立つ演奏と思っているが、こんどの
XRCD24を聴いて不思議だったのは、もう何十回も聴いているのに最初に聴いた
ときのような感動をおぼえたことである。それは多分、音の明晰度や透明感が
これまでより増し、また響きも全体に薄い膜がとり払われた豊かになったため、
ディテールが鮮明に聴けるとともに演奏の美しさと気迫も一段もストレートに
伝わってくるからではないだろうか。例えば第1楽章の冒頭、第2ヴァイオリン
とチェロの6連音に「絶対的な汚れのなさ」を求めたのは「トスカニーニ以来
の伝統」と言ったのはガーディナーだったと思うが、今回のXRCD24では6連音
がこれまでよりはっきりと聴きとれるし、第2楽章のティンパニも乾いた音で
はなく全体の響きと調和しながらはっきりと聴こえ、独唱と合唱も加わる終楽
章の凄まじいまでの迫力とともに常に明晰さを失わないトスカニーニならでは
の演奏のすばらしさを味わうことができる。その意味でも画期的な CDといえ
るだろう。[浅里公三(ライナーノーツより)]

JMM24XR04 \3465
「ザンパ」序曲&時の踊り-トスカニーニ・管弦楽名演集
ベートーヴェン:
1:「エグモント」序曲 Op.84
ブラームス
2:ハンガリー舞曲第1番ト短調
3:ハンガリー舞曲第17番嬰ヘ短調
4: ハンガリー舞曲第20番ホ短調
5: ハンガリー舞曲第21番ホ短調
[管弦楽編曲:ブラームス(2)、ドヴォルザーク(3-5)]
ベルリオーズ
6:序曲「ローマの謝肉祭」Op.9
フェルディナン・エロール(1791-1833)
7:歌劇「ザンパ」序曲
ポンキエルリ
8: 歌劇「ジョコンダ」より時の踊り
ジャン・シベリウス(1865-1957)
9: 交響詩「フィンランディア」Op.26
アルトゥーロ・トスカニーニ NBC交響楽団
[録音]1952年7月29日(8)、1952年8月5日(7&9)、1953年1月19日(1&6)、
1953年2月17日(2-5)
ニューヨーク、カーネギー・ホール[モノラル]
[オリジナル・プロデューサー]リチャード・モア
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]ルイス・レイトン
[リマスタリング・エンジニア]杉本一家(JVCマスタリング・センター)
[マスターテープ・トランスファー]
アンドレアス・マイヤー(ニューヨーク・ソニー・スタジオ)
[LP初出] LM-1834[September1954]
[国内 LP初出] LS2124[July1957]
当アルバムは、1954年4月のトスカニーニの引退の直後、同年9月に発売された
オリジナルの小品集で、1952年と1953年に行われた4回の録音セッションで収
録されている。ベートーヴェンからシベリウスまで、6人の作曲家の有名オー
ケストラ曲が収められており、いずれもトスカニーニにとっては唯一の録音と
なったもの。中でもエロールの「ザンパ」序曲とポンキエルリの「時の踊り」
は、トスカニーニのような巨匠が取り上げるのは比較的珍しいポピュラー名曲
であるが、モノラル時代これらの作品の代表的名演とされていた。弾力溢れる
リズムにのってトスカニーニならではの熱いカンタービレと熱狂的な興奮が凝
縮されている。
米盤初出ジャケットに記されている通り、「指揮台の約16フィート(約4.8メー
トル)上に吊り下げられたコンデンサー・マイクロフォン1本」によって収録さ
れたサウンドは、各声部の明晰さを保ちつつ、全体の響きのバランスをも味わ
うことのできる名録音として名高い。
■オリジナル LPの曲順で鮮度高く蘇る「TOSCANINI PLAYS YOUR FAVOTIRES」
過去の名演をオリジナル・マスターテープから忠実に復刻し、修復された絵画
のように鮮明な音質に甦らせ、多くのファンに注目されているXRCD24シリーズ
にいよいよトスカニーニが加わることを喜んではいたが、この「『ザンパ』序
曲-トスカニーニ名演集」が4枚目に登場するとは思いもよらなかっただけに大
変うれしい。多分、同好の士がいるのだろうが、「TOSCANINI PLAYS YOUR
FAVORITES」というオリジナル・タイトルのこのLPは、筆者にとっては忘れも
しない最初に入手したトスカニーニの外国盤LPだったからである。演奏がすば
らしいのはもちろんだが、国内盤にはなかった外国盤の美しい光沢のある盤質
と美しいレーベル印刷、そしてもちろん音質のよさである。当時のレコード雑
誌などでは、トスカニーニのレコードは「演奏はともかく録音がドライで」と
いわれていたが、このLPはそうではないことを教えられたし、少なくともわが
コレクションでは最高のハイ・ファイ録音であり、しばらくして発売された国
内盤を買った友人のレコードと比較してみても、音質の差は明らかだった。
今回のXRCD24ではオリジナルどおりの曲順で甦る。それも「エグモント」序曲
の最初の強靭の和音からも明らかなように、どの曲もトスカニーニとNBC交響
楽団のとびきりの名演がかつて聴いたことのないすばらしい豊かな音でまたコ
レクションに加わることになる。家出した子猫が立派な親猫になって帰ってき
たようなうれしさ、といったら大巨匠に失礼だろうか。
[浅里公三(ライナーノーツより]




<RCA RED SEAL Russia>
88697155912 \1900
ラフマニノフ:ピアノ・ソロ作品集
『練習曲集「音の絵」Op.39より第2, 6, 9番』
『ピアノ・ソナタ第2番 変ロ長調 Op.36(改訂版)』
『フーガ ニ短調*』『管弦楽のための組曲(ピアノ独奏版)*』
『前奏曲集Op.23より第5番』『前奏曲集Op.32より第12番』
*印曲は、世界初録音。
デニス・マツーエフ(p)
ラフマニノフのルツェルン時代の家で録音。 彼の使用していた1929年製スタイ
ンウェイを使用! 更に世界初録音曲も収録!
前作の協奏曲で、その安定した技巧とみなぎるパワーが高く評価されたマツー
エフのこの録音は、彼の真骨頂とも言えるラフマニノフ!重苦しい雰囲気と狂
おしい気持ち、そしてめくるめく音の洪水。これらがラフマニノフを聴く喜び
と言っても過言ではありません。そんな欲望を満たしてくれるこのマツーエフ
の録音。全国のピアノ好きに強くオススメいたします。また今回は、ラフマニ
ノフのルツェルン時代の別荘の居間でラフマニノフがその時に使用していた
1929年製スタインウェイ(スタインウェイがラフマニノフに寄贈した)を使用し
て録音されています。居間での録音となっていますので、デッドな響きが独特
です。更に世界初録音の作品は、行方不明となっていたものでしたが、近年楽
譜が発見された作品です。
【録音:2007年5月: ルツェルン、セナール荘(ラフマニノフのルツェルン別
荘)




<OEHMS CLASSICS>
OC914 \1550
J.S.バッハ:カンタータ第201番
「急げ、渦巻く風ども」BWV.201
シモーネ・ノルト(Sp) アンネッテ・マルケルト(Ms)
マルクス・シェーファー(T) ヴェルナー・ギューラ(T)
コンラッド・ジャーノット(Br)シュテファン・ゲンツ(Br)
ハンスイェルク・アルブレヒト(指揮)
ミュンヘン・バッハ合唱団
バッハ・コレギウム・ミュンヘン
「バッハのゴルトベルク変奏曲」「ワーグナー:指輪」のオルガン編曲版で話
題のハンスイェルク・アルブレヒト。彼は今シーズンより、あのカール・リヒ
ターが設立したミュンヘン・バッハ合唱団の音楽監督に就任いたしました。彼
の考えによると、このカンタータ201番には序曲があったに違いないと。彼は断
片として残されている「復活祭カンタータ」からの音楽を新たに構成し、序曲
として加えています。最近としては珍しくモダン楽器での演奏ですが、そんな
ことは全く感じさせず、最近のオリジナル楽器奏法を取り入れ、軽快なバッハ
像を表現しています。ソリストたちも、古楽演奏の有名な歌手たちばかりを起
用していますです。
【録音:2007年7月3-6日 バイエルン放送第1スタジオ】

OC706 \1450
J.S.バッハ・トランスクリプション集
ベルント・グレムザー(p)
【ブゾーニ編曲】
『シャコンヌ』(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番BWV.1004より)
『コラール「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」BWV.645』
『コラール「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BWV.659』
『アレグロ』(カンタータ第134番「イエス生きたもうと知る心は」BWV.134より)
『コラール「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」BWV.639』
『前奏曲とフーガ ニ長調 BWV.532』
『前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV.552』
【ラフマニノフ編曲】
『無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006 からの組曲』
【ウィルヘルム・ケンプ編曲】
『シチリアーノ』(フルート・ソナタ 変ホ長調 BWV.1031より)
【マイラ・ヘス編曲】
『主よ、人の望みの喜びよ』(カンタータ第147番のコラールより)
輝くような名声こそないものの、実は根強いファンの多い中堅ピアニスト、グ
レムザー。以前、NAXOSレーベルからリリースしていた熱いラフマニノフやプロ
コフィエフは隠れた名演として今でも高い人気を誇っているそうです。そのグ
レムザーが今回手がけたのは、バッハのトランスクリプション集。今までにも
腕に覚えのある名手ばかりが取り上げていたこれらの作品群を、彼はあいかわ
らずの熱きパッションでがんがんに弾きこなします。芯の通った研ぎ澄まされ
た音色も魅力です
【録音:2006年12月11-13日 ミュンヘン、バイエルン・ムジーク・スタジオ】

OC613(SACD-Hybrid) \1550
パッヘルベル:オルガン作品集
1)プレリュード ニ短調 2)われらみな唯一なる神を信ず 3)チャコーナ ヘ短調
4)オクターヴ・トーンによるマニフィカト 5)リチェルカーレ ハ長調
6)トッカータ ハ長調 7)リチェルカーレ ハ短調 8)フーガニ短調
9)トッカータ ハ短調 10)フーガ ハ長調
11)神なしたもう御業こそ、いと善けれ 12)神のひとり子なる主キリスト
13)さあ、主を讃美せよ、私の魂よ 14)高き天より我は来れり 15)第3アリア
16)われらの救い主なるイエス・キリスト 17)暁の星はいと麗しきかな
18) トッカータ ハ長調
ヨーゼフ・ケレメン
(G.C.シュテルツィング 1702年製、J.クラップ 1722年製オルガン)
当時、北ドイツの巨匠ブクステフーデ、南ドイツのあの「カノン」で有名なパ
ッヘルベル、として並び称されていました。パッヘルベルはバッハ一家とも交
流があったと伝えられ、バッハの兄、クリストフに音楽を教えたことは有名。
特にオルガンに関しては、J.S.バッハも大変尊敬し、研究した作曲家の一人。
彼の作品で伝えられている殆どはオルガン作品で、コラール旋律を元にする
「コラール編曲」作品が主なものとなっています。 この時代のオルガン作品
研究家でもあるヨーゼフ・ケレメンは、パッヘルベルの作品に最も適したオル
ガンを使用して、パッヘルベルの作品の本質にせまります。
【録音:2006年5月30-31日、エルフルト=ビュスレーベン、聖ペトリ教会】

OC913 2枚組 \3100
アルビノーニ:セレナータ『オーロラの誕生』(全曲)
ラドゥ・マリアン(Male-Sp) ゲルノット・ハインリヒ(T)
クリスティーナ・ヨナス(Sp) テリー・ウェイ(CT)
アドリーネ・シモニアン(Ms)
ルネ・クレマンシック(指揮&Cemb)
クレマンシック・コンソート
ヒロ・クロサキ(バロックVn)
イシュトヴァン・ケルテス(バロックVn)
ウルスラ・コルチャック(バロックVa)
クラウディオ・ロンコ(バロックVc)
ロベルト・センシ(ヴィオローネ)
フーベルト・ホフマン(テオルボ)
クレマンシックの最新録音。1710年頃に出版されたというアルビノ-ニの珍しい
作品です。作品の存在自体がほとんど知られておりませんが、実は名テノール
山路芳久さんが出演したライヴ盤というのもあるので、お聴きになったことが
ある人もいるかも知れません。ここでは各パート1人による弦楽セクションによ
って全編田園的で素朴な音楽が横溢した、典雅で美しい世界です。もちろんヒ
ロ・クロサキのバロック・ヴァイオリンも素晴らしく美しい。昔、ウィーン少
年合唱団のアイドルの一人でもあったテリー・ウェイが、カウンター・テナー
となって、落ち着いた歌声を披露。今回は9歳で「夜の女王のアリア」を歌って
話題となった、現在ソプラニスタとして活躍しているラドゥ・マリアンも出演。
この作品に出てくるソプラノより高い声と少年のような声は、不思議としかい
いようがありません。その他の歌手も、バロック歌手としてでなく、ウィーン
国立歌劇場やフォルクスオーパなどでも活躍している歌手たちも起用している
のも、奇才クレマンシックならでは!
【録音:2007年1月18-23日 ウィーン王宮礼拝堂/ ウィーンW*A*R スタジオ】


<DHM(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)>
88697190442(CD+ボーナスDVD) \1980
ヴィヴァルディ:協奏曲集「調和の幻想」Op.3より
第1, 2, 3, 5, 6, 8, 11, 12番
エリザベス・ウォールフィッシュ(バロックVn)
ジーン・ラモン(バロック Vn ,リーダー)
ターフェルムジーク・バロック・オーケストラ
【カナダCBCで放映された、カルチャー番組『The Four Seasons Mosaic』
(Media Headquarters Film & Television制作)のボーナスDVD(PAL方式)付
(※注)】
ターフェルムジーク・バロック・オーケストラの最新録音です。今回ゲスト・
ソロヴァイオリンとして、イギリスのベテラン・バロック・ヴァイオリン奏者
のエリザベス・ウォールフィッシュが参加。ウォールフィッシュは、イギリス
・オリジナル楽器演奏復興の時代より、様々な楽団のトップを務めてきた女流
バロック・ヴァイオリン奏者。彼女の親友でもあるターフェルムジーク・バロ
ック・オーケストラのリーダーのジーン・ラモンと意気投合した、快活なヴィ
ヴァルディの協奏曲をお楽しみ下さい。
また PAL方式のボーナスDVD付(※注)で、西洋と東洋の四季の美しい風景を織り
交ぜながら、ターフェルムジーク・バロック・オーケストラによる「ヴィヴァ
ルディ/四季」や、インドや中国の民族音楽演奏も取り入れた東洋の四季の演奏
も収録したカルチャー番組を収録。
※御注意 「このボーナス DVDはPAL方式映像につき、NTSC方式専用のDVDプレー
ヤーでは再生できません。パソコンまたはPAL方式が再生可能なDVDプレーヤー
のみにて再生可能です。」
【録音:2007年5月17-19日 Humbercrest United Church、トロント】


<RCA RED SEAL France>
88697201872 2枚組 \3100
J.S.バッハ:
『カンタータ第78番「イエスよ、汝わが魂を」より』
『カンタータ第33番「ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ」より』
『カンタータ第106番「神の時こそいと良き時」より』
ブラームス:
『チェロ・ソナタ第1番 Op.38』,『チェロ・ソナタ第2番 Op.99』
『ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」Op.78(チェロ編曲版)』
ソニア・ヴィーダー・アサートン(Vc)
イモジェン・クーパー(p)
「渋い音色だが最も深い演奏」と絶賛され、ロストロポーヴィチの強靭さと、
フランスの名匠ジャンドロンの華麗さを併せ持つ本格女流チェリスト、ソニア
・ヴィーダー・アサートン。今回も渋めな、ブラームスの作品を録音し、ブラ
ームスのチェロの歌心に触れることができるでしょう。さらにバッハのカンタ
ータからのアリアを、チェロとピアノ用編曲版で演奏しています。
【録音:2006年6月 La Ferme de Villefavard】


<RCA RED SEAL Germany>
88697208662 \1900
子供のためのエイズ基金ベルリン・ドイツ・オペラ・ガラ・コンサート・ライ
ヴ2007
【出演予定歌手】Piotr Beczala, Pavol Breslik, Annette Dasch,
Franz Grundheber, Jonas Kaufmann, Nino Machaidze , Jonathan Lemalu,
Angela Marambio, Matti Salminen, Krassimira Stoyanova
ローレンス・フォスター(指揮)
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団
プレゼンター:マックス・ラーベ
毎年11月に行われる、ドイツAIDS基金のためのガラ・コンサートのライヴCD!
毎年今の時期にやって来る、オペラ・ファンへのステキな贈り物、「ベルリン
・ドイツ・オペラ・ガラ」。今年2007年も期待に違わぬ、錚々たる出演者が予
定されている。ベテラン、マッティ・サルミネン。新鋭歌手、アンネット・ダッ
シュ。そしてこれから期待を集める若手歌手たち(既に、ベルリン・ドイツ・オ
ペラでは人気の常連歌手たち)のフレッシュな人まで、現在のドイツで人気を博
している歌手たちを総動員。まさにオペラの祭典。なお、この商品の売上の一
部は、ドイツAIDS基金に寄付される。 今回はあの人気のマックス・ラーベがプ
レゼンターを務め、盛り上げて行きます。
※コンサートは、11月10日に行われますので、演奏曲目は未定です。また都合
により出演者の変更又はキャンセルの場合もございます。
【録音:2007年11月10日 ベルリン・ドイツ・オペラでのライブ】


74321736592 5枚組 \5750
ドイツ現代音楽作品集 BOX15限定盤
BOX 15巻目となります。限定盤ですのでお早めにどうぞ。
次ページより曲目演奏者 内容は、原語のままです。御了承下さい。
Disk 1: ORHESTERSTUCKE 1950-1975
●Giselher Klebe/ Deux Nocturnes fur groses Orchester op.10
Heinz Wallberg(cond) NDR Sinfonieorchester (16./17. Februar 1957
NDR-Sendesaal)
●Boris Blacher/ Zwei Inventionen fur Orchester op.46
Gunter Neidlinger(cond) Nurnberger Symphoniker (Jun 29, 1971 Nurnberg)
●Gunter Kochan/ Divertimento fur Orchester - Variationen uber ein
Thema von Carl Maria von Weber
Carl von Garaguly(cond) Rundfunk-Sinfonieorchester Berlin(Nov 28,
1966 Funkhaus Nalepastrase)
●Hans Ulrich Engelmann/ Capricciosi fur Orchester
Thomas Ungar(cond) Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks (1969?)
●Reiner Bredemeyer/ Bagatellen fur B. fur Orchester
Golo Berg(cond) Stefan Kozinski(p) Anhaltische Philharmonie Dessau
(Sep 9, 2002 Theater Dessau)
●Karl Ottomar Treibmann/ Capriccio '71 fur Orchester
Max Pommer(cond) Rundfunk-Sinfonieorchester Berlin (Aug 9, 1977
Funkhaus Nalepastrase)
●Wilhelm Killmayer/ Paradies fur Orchester
Wilhelm Killmayer(cond)
Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks (Sep 27, 1985 Herkulessaal
Munchen)
Disk 2: ORHESTERSTUCKE 1975-2000
●Mathias Spahlinger/ Morendo fur Orchester
Johannes Kalitzke(cond) MDR Sinfonieorchester (Mar 15, 1997 Konzerthaus
am Gendarmenmarkt Berlin)
●Manfred Trojahn/ Berceuse fur Orchester
George Alexander Albrecht(cond) Radio-Sinfonieorchester Stuttgart des
SWR(Oct 4, 1980 FST Stuttgart)
●Wolfgang Rihm/ Umriss - Aufzeichnung fur groses Orchester
Gerd Albrecht(cond) Radio Symphonie Orchester Berlin (May 2, 1986
Jesus-Christus-Kirche Berlin)
●Reinhard Febel/ Jardin fur groses Orchester
Christobal Halffter(cond) Bundesjugendorchester (Oct 13, 1989 Hamburg)
●Helmut Zapf/ Dreiklang fur groses Orchester
Jurg Wyttenbach(cond) Dresdner Philharmonie (Oct 16, 1992 Donauhalle,
Musiktage Donaueschingen)
●Detlev Glanert/ Burleske. Kontertanz fur groses Orchester
Jun Markl(cond) Bayerisches Staatsorchester (19./20. Marz 2001 Munchen)
●Jorg Widmann/ Lichtstudie I fur Orchester
Roland Kluttig(cond) Deutsches Symphonie-Orchester Berlin (Jan 19,
2002 Groser Sendesaal des SFB)
Disk 3: MUSIK UND MALEREI
●Michael Denhoff/ Desastres de la Guerra - Orchesterbilder nach Goya
fur groses Orchester op.36
Hanns-Martin Schneidt(cond) Sinfonieorchester Wuppertal (Oct 8, 1983
Kulturhaus Ludenscheid)
●Siegfried Matthus/ Die Windsbraut - Konzert fur Orchester
Siegfried Matthus(cond) Berliner Sinfonieorchester (Feb 22, 1988
Schauspielhaus Berlin)
●Johannes Kalitzke/ Berceuse integrale pour Hieronymus Bosch fur
groses Orchester und elektronische
Erscheinungen
Lothar Zagrosek(cond) Sinfonieorchester Baden-Baden und Freiburg
(Apr 18, 1985 Hohner Konzerthaus, Trossingen)
●Wolfgang Rihm/ Ungemaltes Bild fur Orchester
Leonid Grin(cond) Rundfunk-Sinfonieorchester Saarbrucken (Sep 1, 1991
Alte Oper Frankfurt)
Disk 4: BACH-HANDEL-SCHTZ-HOMMAGEN 1985
●Friedhelm Dohl/ Passion fur Orchester
Klaus Bernbacher(cond) Nordwestdeutsche Philharmonie (Jun 9, 1987
Schutzenhof Herford)
●Christobal Halffter/ Parafrasis uber die "Fantasia uber einen Klang
von G.F. Handel" fur Orchester Christobal Halffter(cond) Radio
Symphonie Orchester Berlin (Apr 19, 1986 SFB-Sendesaal)
●Friedrich Goldmann/ Exkursion - Musica per orchestra con Henrico
Sagittario Friedrich Goldmann(cond)Robert-Schumann-Philharmonie
Chemnitz (Feb 25,1986 Schauspielhaus Berlin )
●Alfred Schnittke/ Concerto grosso Nr. 3 fur 2 Violinen,
Streichorchester, Cembalo und Glocken Manfred Scherzer(cond) Thomas
Meining(Vn) Kristian Schwertner(Vn)
Dresdner Kammerorchester (Dec 9, 1985 Schauspielhaus Berlin)
Disk 5: UNTERHALTENDE SINFONIK
●Ernst Fischer/ In vino veritas - Suite fur Orchester - IV. Perlender
Champagner
Peter Falk(cond) WDR Rundfunkorchester Koln (Sep 28, 1993 Studio WDR
Koln)
●Karl-Ernst Sasse/ Serenade fur Karla
Manfred Rosenberg(cond) DEFA-Sinfonie-Orchester (1965)
●Hans Hendrik Wehding/ Der goldene Pavillon - Ballett -Intermezzo
Hans Hendrik Wehding(cond) Groses Rundfunkorchester Leipzig (Oct 9,
1959 Funkhaus Leipzig, Saal 5)
●Franz Grothe/ Barcarole
Curt Cremer(cond) WDR Rundfunkorchester Koln (Nov 17, 1970 Studio WDR
Koln)
●Gerhard Paul/ Drei Skizzen fur Konzertgitarre und Orchester -III.
Schnell
Robert Hanell(cond) Dieter Rumstig(g)
Estradenorchester des Deutschlandsenders
(26./27. August 1968 Germany)
●Fried Walter/ Der Torrero und die Rose
Kurt Gaebel(cond) Studio-Orchester Berlin ((Feb 12, 1978 Studio SFB)
●Klaus-Peter Bruchmann/ Toccata fur Klavier und Blasorchester
Gerhard Baumann(cond) Ulrich Urban(p) Rundfunk Blasorchester Leipzig
(Jan 25, 1990 Funkhaus Leipzig, Saal 1)
●Gerhard Rosenfeld/ Bulgarische Skizzen fur Zupforchester
Fred Witt(cond) Lehrer-Ensemble der Stadtischen Jugendmusikschule
Dortmund
(Feb 27, 1972 Humboldt-Gymnasium Dortmund)
●Ulrich Sommerlatte/ Erntefest auf Cuba
Werner Eisbrenner(cond) Bremer Studio-Orchester (Nov 15, 1973 Studio F,
Radio Bremen)
●Martin Bottcher/ Winnetou - Filmmusik
Martin Bottcher(cond) Munchner Rundfunkorchester (Oct 13, 1981 Studio
BR)
●Jochen Allihn/ Ein eiliger Brief - Heiteres Intermezzo
Werner Krumbein(cond) Estradenorchester des Deutschlandsenders (Oct 23,
1958 Studio, Germany)
●Hans Bund/ Erinnerung an ein Ballerlebnis
Emmerich Smola(cond) SWR Rundfunkorchester, Kaiserslautern (1962 Studio
Kaiserslautern)
●Kurt Striegler/ Sorbische Rhapsodie fur groses Orchester -V. Allegro
vivace Volkstanz
Kurt Striegler(cond) Rundfunk-Sinfonieorchester Leipzig (Dec 22, 1954
Leipzig)
●Georg Haentzschel/ Schwedische Bagatelle
Werner Eisbrenner(cond) Georg Haentzschel(p) WDR Rundfunkorchester Koln
(May 22, 1975 Studio WDR Koln)
●Werner Eisbrenner/ Walzer in Moll
Werner Eisbrenner(cond) Hans-Georg Arlt(Vn) Studio-Orchester Berlin
(May 15, 1964 Saal 1, SFB)
●Manfred Grafe/ Dresdner Suite - I. Allegro molto Hanell
Robert Hanell(cond) Groses Rundfunkorchester Berlin (Jan 4, 1983 Studio
Nalepastrase Berlin)
●Werner Bochmann/ Mittellandische Suite -
I. Katalanische Bodega
Werner Schmidt-Boelcke(cond) Munchner Rundfunkorchester (Nov 12, 1974
Studio 1 Munchen)
●Andre Asriel/ Frohlicher Marsch
Walter Hartmann(cond) Die Elbflorentiner (Jul 3, 1967 Kongresssaal
Dresden)

<WARNER>
812279966 \1600
ワシントン・シンフォニック・ブラス
オルフ:カルミナ・ブラーナ
断頭台への行進- “幻想交響曲 ”(ベルリオーズ )
ハバネラ&闘牛士の歌-歌劇「カルメン」(ビゼー)
冷たい手を-歌劇「ボエーム」(プッチーニ)
誰も寝てはならぬ-歌劇「トゥーランドット」(プッチーニ)
ニムロッド- “エニグマ (謎 )変奏曲 ”より第9変奏(エルガー)
ワシントン・シンフォニック・ブラス
指揮:ミルトン・スティーヴンス
アメリカのナショナル交響楽団とボルチモア交響楽団のブラス・セクションの
腕っこきで結成されたワシントン・シンフォニック・ブラスによる胸をすくよ
うな名技に聴く華麗なブラスの世界。
原曲の味わいを尊重した編曲もポイントの一つです。
特に “カルミナ・ブラーナ ”は、わが国の吹奏楽の世界でも取り上げられる
注目曲。ファン必聴の人気アイテム。フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アン
サンブルの “展覧会の絵 ”に勝るとも劣らない名演(American Record Guide)
と称えられています。

29031748932 \1800
J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV.248(アリアと合唱)(J.S.バッハ)
ポール・エスウッド(カウンター・テナー)
クエルト・エクビルツ(テノール)
ジークムント・ニムスゲルン(バス)
ニコラウス・アーノンクール指揮 
ウィーン・コンツェントス・ムジクス
コルス・ヴィエネンシス(ハンス・ギレスベルガー指揮)
鬼才アーノンクールの純度の高いバッハの表現が格別の印象を与えた「クリス
マス・オラトリオ」からアリアと合唱の名曲を抜粋した1枚。

30630192752 \1800
J.S.バッハ:究極の名曲集
1. ブランデンブルク協奏曲第3番よりアレグロ
2. 管弦楽組曲第2番よりバディネリ
3. カンタータ第208番「楽しき狩こそ、わが喜び」より “羊は安らかに草を
はみ ”
4. ヴァイオリン協奏曲第2番よりアレグロ・アッサイ
5. ピアノ協奏曲第5番よりラルゴ
6. 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番よりガヴォットとロンド
7. カンタータ第147番「心と口と行いと生活で」より “主よ、人の望みの
喜びよ ”
8. 平均律クラヴィーア曲集第1巻より第1曲 “前奏曲 ”
9. 2つのヴァイオリンのための協奏曲よりラルゴ・マ・ノン・タント
10. 無伴奏チェロ組曲第1番より前奏曲
11. カンタータ第140番「目覚めよと呼ぶ声あり」より
12. ヨハネ受難曲より “主よ、わが主よ ”(抜粋 )
13. フルートとチェンバロのためのソナタ第2番よりシチリアーノ
14. パルティータ第2番よりサラバンド
15. ブランデンブルグ協奏曲第2番よりアレグロ・アッサイ
16. 管弦楽組曲第3番よりアリア( G線上のアリア)
17. ヴァイオリン協奏曲第1番より
18. マタイ受難曲より “おお、こうべは血糊にまみれ
19. トッカータとフーガ ニ短調 (以上  J.S.バッハ曲)
J.S.バッハの膨大な作品の中から、人々に愛される名作を選りすぐり1枚にま
とめたアルバムです。

42292454772 \1350
ブラームス:ピアノ作品集
(1)パガニーニの主題による変奏曲 作品35
(2)主題と変奏曲 ニ短調 (1860)[弦楽六重奏第1番の第2楽章による ]
(3)2つのラプソディー 作品79
(4)3つの間奏曲 作品117
(5)4つの小品集 作品119
フランソワ=ルネ・ドゥシャーブル(ピアノ)
20代のデビュー当時巨匠ルービンシュタインに「完成されたピアニスト」と言
わしめたドゥシャーブルも50代を迎えて録音されたアルバムです。
卓越した演奏技術で知られる彼ですが、このブラームス作品では、彼の円熟を
感じさせ、彼の高い音楽性を感じさせる充実した演奏を繰り広げています。

5256462199 5枚組 \5950
エルガー:交響曲&管弦楽曲集
(1)交響曲第1番 イ長調 作品55
(2)行進曲「威風堂々」作品39より第1番、第3番 &第4番
(3)序曲「南国にて」作品50
(4)交響曲第2番 変ホ長調 作品63
(5)序曲「コケイン (首都ロンドンにて )」作品40
(6)弦楽のための序奏とアレグロ 作品47
(7)弦楽のためのセレナード ホ短調 作品20
(8)エニグマ (謎 )変奏曲 作品36
(9)交響的習作「フォールスタッフ」作品66
(10)バスーンと管弦楽のためのロマンス 作品62
(11)劇音楽「グラニアとディアルミド」作品42より “劇音楽 ”と “葬送行
進曲 ”
(12)序曲「フロワッサール」作品19
(13)ミュージック・メイカーズ 作品69
(14)夢の子供たち 作品43
(15)弦楽のためのエレジー ホ短調 作品58
(16)スルスム・コルダ 作品11
(17)朝の歌 作品15-2 & 夜の歌 作品15-1
(18)愛の挨拶 作品12 (以上 エルガー曲)
アンドリュー・デイヴィス指揮  BBC交響楽団
「愛の挨拶」や「威風堂々第1番」などでブレイクしたイギリスの作曲家エル
ガー (1857-1934)の交響曲全2曲を含むエルガーの管弦楽曲集です。重要な管
弦楽曲の大半は収録されており十分な内容です。
A.デイヴィスは、英国名物のプロムスに度々登場、イギリス音楽の最上の指揮
者の1人として認められた存在です。

60630177852 \1600
エルガー:究極の名曲集
1.行進曲「威風堂々」第4番 作品39-42.
2. ソスピーリ (ため息 )作品703. 
3. 朝の歌 作品15-24. 
4. 夜の歌 作品15-15. 
5. 交響曲第1番より第1楽章
6. 夢の子供たち-アレグレット
7. 弦楽のための序奏とアレグロ (抜粋 )
8. エニグマ (謎 )変奏曲より主題
9. エニグマ (謎 )変奏曲より第6変奏 “イゾベル ”
10. エニグマ (謎 )変奏曲より第7変奏 “トローイト ”
11. エニグマ (謎 )変奏曲より第8変奏 “W.N.”
12. エニグマ (謎 )変奏曲より第9変奏 “ニムロッド ”
13. 弦楽のためのエレジー
14. チェロ協奏曲よりアダージョ-モデラート
15. 愛の挨拶
16. 序曲「南国にて」(抜粋)
17. 弦楽のためのセレナードより第1楽章
18. 弦楽のためのセレナードより第2楽章
19. 弦楽のためのセレナードより第3楽章
20. 威風堂々第1番 (抜粋 )
21. 永遠の光 (エニグマ変奏曲第9変奏曲 “ニムロッド ”よりの編曲 )
(以上 エルガー曲 )
アンドリュー・デイヴィス指揮  BBC交響楽団

7857385356 \1800
ヘンデル:歌劇「アルチーナ」ハイライト
ルネ・フレミング(ソプラノ)、スーザン・グレアム (メゾ・ゾプラノ )、
ナタリー・デッセー (ソプラノ )、キャズリーン・クールマン(アルト)
ウィリアム・クリスティ指揮 レザール・フロリサン
アメリカに生まれのクリスティー (1944-)の指揮活動はフランス・バロックを
始めこのヘンデルなどヨーロッパで高く評価されています。
数多いヘンデルの歌劇の中でも「アルチーナ」は傑作のひとつ。このハイライ
トはその魅力を手近に味わうのには最適のものといえます。

0630185022 \1350
ヘンデル:究極の名曲集
1. オラトリオ「ソロモン」より “シバの女王の入城 ”」
2. 「王宮の花火の音楽」序曲(抜粋)
3.「王宮の花火の音楽」よりブレー
4.「王宮の花火の音楽」より歓喜
5.「王宮の花火の音楽」よりメヌエット I&II6.「水上の音楽」よりエア
7.「水上の音楽」よりアレグロ (抜粋 )
8.「水上の音楽」よりブレー
9.「水上の音楽」組曲二長調よりアレグロ
10.「水上の音楽」組曲二長調よりホーンパイプ
11. 祭司ザドク
12. アリアと変奏「調子の良い鍛冶屋」
13. 詩篇100「主は言われた」より “主は言われた ”
14. オラトリオ「サムソン」より輝けるセラフたちを
15. 合奏協奏曲集第2番よりラルゴ
16. 歌劇「セルセ(クセルクセス)」より “なつかしい木陰(オンブラ・マイ・
フ)」
17. ハープ協奏曲よりアンダンテ
18. オルガン協奏曲ヘ長調「カッコーとナイチンゲール」よりアレグロ
19. オラトリオ「メサイア」より “すべての谷は高くされ ”
20. オラトリオ「メサイア」より “ひとりのみどり児が、われらのために生
まれた ”
21. オラトリオ「メサイア」より “ハレルヤ ”
J.S.バッハと並ぶ作曲家として知られるヘンデルの魅力満載のコンピュレー
ション・アルバムです。

256461736 \1600
キリ・テ・カナワ「マジック」ミシェル・ルグランを歌う
1. ヒズ・アイズ、ハー・アイズ
2. アイ・ウィル・セイ・グッバイ
3. アスク・ユアセルフ・ホワイ
4. サマー・ミー、ウィンター・ミー
5. マジック
6. アイ・ワズ・ボーン・イン・ラヴ・ウィズ・ミー
7. ア・ローズ・イン・ザ・スノウ
8. ブルー、グリーン、グレイ・アンド・ゴーン
9. ワン・デイ
10. ノウ・ボディ・ノウズ
11. アフター・ザ・レイン
12. リトル・ボーイ・ロスト
13. ブリージーズ・ソング
14. ワット・アー・ユー・ドゥーイング・ザ・レスト
15. ワン・アト・ア・タイム
16. ザ・ウィンドミル・オブ・ユア・マインド
17.  Comme elle est longue a mourir ma jeunesse 
(以上 ミシェル・ルグラン曲 )
キリ・テ・カナワ(ソプラノ)
マイケル・ディヴィス指揮 ロンドン・スタジオ管弦楽団
アンブロジアン・シンガーズ

256461330 3枚組 \4050
カーテン・アップ!魅惑のミュージカル・メロディー
1.  “シカゴ ”-序曲とオール・ザット・ジャズ(カンダー)
2.  “コーラス・ライン ”-メロディー(ハーマン)
3.  “マック・アンド・マベル ”- When movies were movies(ハーマン)
4.  “グリース ”-メロディー (ジェイコブス&ケーシー )
5.  “キャッツ ”-ジェリクル・ダンス・パーティ(ロイド・ウエッバー)
6.  “オペラ座の怪人 ”-オール・アイ・アスク・オブ・ユー
(ロイド・ウエッバー)
7.  “レ・ミゼラブル ”-アイ・ドゥリームド・ア・ドゥリーム
(シェーンベルグ)
8.  “ミス・サイゴン ”-メロディー(シェーンベルグ)
9.  “スウィニー・トッド ”-ジョアンナ(ソンドハイム)
10.  “ブラッド・ブラザーズ ”- Tell Me It's Not True(ラッセル )
11.  “ライオン・キング ”-サークル・オブ・ライフ(エルトン・ジョン)
12. コパカバーナ (マニロー )
13.  “ABBA”-メロディー(ウルヴァース&アンダーソン)
14.  “リトル・ショップ・オブ・ホラーズ ”- Suddenly Seymour
(メンケン )
15.  “トキ・チキ・バン・バン ”( M&B.シャーマン)
16.  “エヴィータ ”-オーケストラ組曲(ロイド・ウェッバー)
17.  “キャッツ ”-オーケストラ組曲(ロイド・ウェッバー)
18.  “恋は劇薬 ”-オーケストラ組曲(ロイド・ウェッバー)
19.  “オペラ座の怪人 ”-オーケストラ組曲(ロイド・ウェッバー)
20.  “南太平洋 ”- This Nearly Was Mine(ロジャース )
21.  “回転木馬 ”- If I Loved You(ロジャース)
22.  “学生王子 ”-わが心に深く(ロンバーグ)
23.  “Very Warm For May”-君は我がすべて(カーン)
24.  “ジキルとハイド ”- In His Eyes(ワイルドホーン)
25.  “ジキルとハイド ”- Someone Like You(ワイルドホーン )
26.  “フォリーズ ”- Losing My Mind(ソンドハイム)
27.  “A Little Light Music”- Send In The Clowns(ソンドハイム)
28.  “ミス・サイゴン ”- I Still Believe (シェーンベルグ )
29.  “ウェスト・サイド・ストーリー ”- Something’s Coming
(バーンスタイン)
30.  “ウェスト・サイド・ストーリー ”-マリア(バーンスタイン)
31.  “ウェスト・サイド・ストーリー ”-バルコニーの場「トゥナイト」
(バーンスタイン)
32.  “ウェスト・サイド・ストーリー ”- One Hand, One Heard
スミ・ジョー(ソプラノ)、ホセ・カレーラス (テノール )他
ニック・デイヴィス指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ウェスト・エンド合唱団
人々に愛され続けているミュージカルの名曲をたっぷりと味わえるアルバムで
す。クラシックな味わいとポピュラーな味わいが見事に溶け合った聴き応えの
ある内容は、ファンの注目を惹くこと間違いありません。

256462162 18枚組 \19500
オリヴィエ・メシアン・エディション
(指揮者 )ケント・ナガノ、マルセル・クーロー、ピェール・ブーレーズ、
(ピアノ )イヴォンヌ・ロリオ、ラヴェック姉妹 
(オルガン )M-C・アラン、オリヴィエ・メシアン
20世紀を代表するフランスの作曲家メシアン (1908-1992)の作品を18枚のCDに
集大成したワーナー・クラシックならではのアルバムです。

4509948212 \2080
モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」(ハイライト)
レッラ・クベルリ (ソプラノ )、チェチーリア・バルトーリ(ソプラノ)、
クルト・シュトライト(テノール)、フェルッチョ・フルラネット(バリトン)
ダニエル・バレンボイム指揮 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
巨匠バレンボイムが最高の歌手陣と最高のオーケストラを得て録音した注目の
「コシ」の全曲盤からのハイライトです。

4509948232 \2080
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」(ハイライト)
フェルッチョ・フルラネット(バリトン)、ジョン・トムリンソン(バス)、
レッラ・クベルリ (ソプラノ )、ヴァルトラウト・マイアー(ソプラノ)
ダニエル・バレンボイム指揮 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
巨匠バレンボイムが最高の歌手陣と最高のオーケストラを得て、満を持して録
音した注目の「ドン・ジョヴァンニ」の全曲盤からのハイライトです。この録
音は彼の同曲の2度目の録音となります。

256462092 21枚組 \28000
D.スカルラッティ:鍵盤のためのソナタ全集
スコット・ロス(チェンバロ&オルガン)他
38歳の若さで他界したアメリカの伝説とでも言うべき名チェンバリスト、スコ
ット・ロス (1951-1989)の最大の遺産です。CD34枚に及ぶ大全集ですが、その
パッションに満ちた演奏はこれらの作品のかけがえのない遺産となっています。

256462323 4枚組 \5400
シューベルト:交響曲全集
ニコラウス・アーノンクール指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
モーツァルトの名演などで知られる絶妙のコンビ、アーノンクールとコンセル
トヘボウOのシューベルトです。
アーノンクールの演奏は、いつもながら新鮮で驚きに満ちています。伝統を見
直し、彼が新しく読み解いたシューベルトの新しい世界がここにあります。

256460660 \1800
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番
楽劇「トリスタンとイゾルデ」より “前奏曲と愛の死 ”(ワーグナー)
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮 
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
旧ソ連の巨匠ムラヴィンスキーの持つレパートリーは比較的に狭いものがあり
ましたが、このショスタコーヴィチはチャイコフスキーと並んで彼の最も得意
とするものです。彼の残したこの作者の交響曲の録音の全てが、その作品の代
表盤と言っても過言ありません。ちなみに彼はこの作品の初演者です。

256460035 \1350
チャイコフスキー:交響曲第5番
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮 
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
巨匠ムラヴィンスキーのチャイコフスキーは、彼の名刺代わりといえるほどに
ファンに愛され定評のあるものです。その迫力ある演奏に中に存在する深い抒
情性が心を打つ稀有の名演です。

★ご予約締切日 11月8日

<NAXOS> 各1枚 \1000
8.557440-41 2枚組
ルクレール:フルートを含む室内楽曲全集
CD1
ソナタハ長調Op.1No.2/ソナタ ホ短調Op.9No.2/ソナタ ト長調Op.9No.7/
ソナタ ホ短調Op.1No.6
トリオ・ソナタ ニ長調 Op.2No.8
CD2
ソナタ ト長調Op.2No.5/ソナタ ハ長調Op.2No.3/ソナタ ロ短調Op.2No.11
/ソナタ ホ短調Op.2No.1
易しい音楽の慰み第2集ト短調 Op.8
演奏/フェンウィック・スミス(フルート)
ジョン・ギボンス(ハープシコード)ローラ・ブルステイン(チェロ)
ローラ・イェッペセン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)・・・トリオ・ソナタのみ
クリストファー・クリューガー(フルート)・・・易しい音楽の慰みのみ
フランス・バロック音楽の巨匠ルクレール (1697-1764)は、ベルギー・ヴァイ
オリン楽派の創始者として知られ、イタリアとフランスで活躍し名声を得まし
た。悲惨な晩年を送ったことも知られていますが、その作品はどれもが明快で
過剰な誇張を回避した調和の取れたものです。主にヴァイオリン作品が有名で
すが、ここに収録されたフルートのための曲も見事なもので、優雅さと明るさ
に満ち、楽器の表現力を最大限に駆使した魅力的なパッセージが耳を捉えます。

8.557498
クラウス:バレエ音楽集
パントマイム/漁師たち/パントマイム
グルック“アルミデ”からのバレエ音楽
演奏/ペッテル・スンドクヴィスト(指揮)スウェーデン室内管弦楽団
最近、指揮者スンドクヴィストが積極的に取り上げているのがこのクラウス
(1756-1792)の作品集。モーツァルトと同じ年にドイツで生まれたものの、ス
ウェーデンで活動したという変わり種で、彼の色彩豊かな管弦楽法を駆使した
ドラマティックな音楽は本当に魅力的で、それを聴いたハイドンが心の底から
驚愕し「私の知る天才は、モーツァルトとクラウスの 2人である」と宣言した
ほどです。ここに収録された劇音楽はまさにクラウスの真骨頂。交響曲には舞
曲を含めなかった彼の「別の顔」が見えてくるでしょうか。

8.557844
リース:ピアノ協奏曲集第2集
スウェーデン国民歌による変奏曲 Op.52/序奏とポロネーズ Op.174/
ピアノ協奏曲第3番 嬰ハ短調 Op.55
演奏/クリストファー・ヒンターフーバー(ピアノ)
ウーヴェ・グロット(指揮)イェヴレ交響楽団
19世紀前半の最も偉大なピアニストと言えば、誰もがフンメルとリース
(1784-1838)の名前を挙げることでしょう。特にこのリースはべート―ヴェン
の弟子で、師の回想録を出版したことでも知られています。ここに収録された
3つの作品はどれもベートーヴェン風の力強さと抒情詩的な美しさが見事に調
和していて聴きごたえたっぷり。時にはまるでショパンを思わせるロマンティ
ックな部分も備えていて、鮮烈な印象を残します。

8.557980
ペンデレツキ:合唱作品集
テ・デウム(1979-80)/聖ダニエル讃歌(1997)/ポリモルフィア(1961)/
ポーランドレクイエムよりシャコンヌ(2005)
演奏/イザベラ・クロシンスカ(ソプラノ)
アグニエツカ・レーリス(メゾ・ソプラノ)
アダム・ズニコウスキ(テノール)
ピョートル・ノヴァツキ(バス)
アントニー・ヴィト(指揮)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、合唱団
多くの現代作曲家がそうであるように、ペンデレツキ(1933-)も時代によって
その作風が大きく変化しています。1960年代はトーンクラスターの第一人者と
して前衛的な音を好んで書いていましたが、70年代以降は懐古的な作品も多く
見られます。このテ・デウムは悲痛な叫びと諦念に満ちた美しい響きが交錯し、
まるで夢のような世界を鮮やかに目の前に出現させる名曲です。おなじみヴィ
トの密度の高い演奏で。

8.557993
ラモー:オート・コントルのためのオペラ・アリア集
歌劇「プラテー」より“何て心地よい住まい”“水の精たちよ、さあおいで”
“あの雲は”“私はだんだん”
歌劇「花飾り」より“私は優しく時を待ち”
歌劇「カストールとポリュックス」より“永遠の平和が”
歌劇「ナイス」より“私の愛するニンフよ”
歌劇「ヒュメナイオスとアムールの祭り」より“あなたは知っている”
歌劇「ダルダニュス(1744年版)」より“不吉な場所”
歌劇「ゾロアストル」より“私の悲しい姿よ”
歌劇「ザイス」より“野心的な魅力”
歌劇「ナイス」より“災禍よ鎮まれ”
歌劇「プラテー」より“バッカスへ歌を捧げよう”)
演奏/ジャン=ポール・フシェクール(オート・コントル/テノール)
リャン・ブラウン(指揮)オペラ・ラファイエット
その生涯に30曲ものオペラを生み出したフランスの作曲家ラモー(1683-1764)。
リュリ以降のフランス楽壇における最大の作曲家として知られますが、彼の作
品は当時のイタリア・オペラの愛好家からは「不自然だ」と攻撃されたのも有
名な話です。メロディを重視するイタリア派、和声を重視するフランス派。ど
ちらかに甲乙をつけるなんて・・・無茶な話ではありませんか!
オート・コントルとは「高いテノール」の意。男声でありながらアルトの音域
までをカヴァーします。

8.559300
ヘッドリー:生誕 100年記念録音集
カリフォルニア組曲/ピアノ協奏曲第1番「アルゼンチンタンゴ」/
ピアノ協奏曲第2番/ラジオのための交響曲第1番
演奏/アンナ・ボロリュボヴァ(ピアノ)
ドミトリ・ヤブロンスキ(指揮)
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
1906年生まれのヘッドリーは(1906-1995)、教師の父とオルガニストの母を持
ち幼い頃から天才の名を欲しいままにしてきました。彼の音楽的方向を決定付
けたのは 10歳の時のラヴェルとの邂逅で、その影響あってか生涯に渡ってロ
マンティックで印象主義的な作品を残したのです。1940年代以降はピアニスト、
指揮者としても活躍、作曲家としても多くの作品を残しました。本当に楽しい
曲ばかりです。ぜひお聞きください。

8.559337
ロックレア:管弦楽作品集
四季の交響曲/ソプラノ独唱と弦楽オーケストラのための三部作「レアズ・オ
ブ・サウンディング」
フェニックスそして再び/メモリー「H.H.L」/ハープ協奏曲
演奏/ジャニーン・ヒューストン(ソプラノ)
ジャクリン・バートレット(ハープ)
カーク・トレヴォー(指揮)スロヴァキア放送交響楽団
14歳でプロのオルガニストとして認められ、作曲家としても活躍するロックレ
ア(1949-)。彼の作風は中世風から現代音楽風であり、多種多様な伝統を受け
継ぐものとして広く愛されています。雄弁で簡潔、そして穏やかで印象深い
「四季の交響曲」やまるでメルヘンの世界を垣間見るようなハープ協奏曲など
香り高い作品が目白押しです。そして「ゲド戦記」の生みの親、ル=グウィン
の詩をベースにした神秘的な響きを持つ「レアズ・オブ-」も聴きものです。

8.559350
クーマン:ピアノ作品集
シースケープ・パッション-昼の明るさ(3番目のピアノ・ソナタ)/カイザー
女史のための変奏曲/夢の墓標-磔刑
グウィネスに/夢のエチュード第2巻/ポストカード・パルティータ/4番目
のピアノ・ソナタ
演奏/ドンナ・アマート(ピアノ)
1982年生まれの若さにもかかわらず、すでに器楽曲や聖歌など 600曲を超える
作品を書き、現在最も注目を浴びているのがこのカーソン・クーマン(1982-)
です。作曲家としてだけでなくオルガニスト(それも現代音楽)としても活発に
活躍、彼のために世界中の作曲家が 120を超える新作を書きました。また編集
者、作家としても知られ、このCDの解説も彼自らの手によるものです。

8.570118
シューベルト (1797-1828):断章を含むピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第1番ホ長調 D157
ピアノ・ソナタ第8番嬰へ短調 D571/D570/D604
ピアノ・ソナタ 嬰ハ短調 断章 D655
ピアノ・ソナタ ホ短調 断章 D769a(D994)
ピアノ・ソナタ ハ長調 D840“レリーク”
演奏/ゴットリープ・ヴァリッシュ(ピアノ)
人懐こい表情と、徹底的に暗い深淵が奇妙な具合に同居しているのがシューベ
ルトのピアノ・ソナタです。ここに収録されているのは、彼の 1番最初のソナ
タと、生涯半ばの3つの極めて実験的な断片、そして遺作として出版された最
後の断片です。緊張感に満ちた曲が唐突に終焉を迎える時、聴き手は見知らぬ
世界に放り出されたかのような不思議な身悶えにさいなまれることでしょう。

8.570183
スタイナー:映画音楽集
「コングの復讐」「猟奇島」
(ジョン・モーガンによる復元スコア)
演奏/ウィリアム・T・ストロンバーグ(指揮)モスクワ交響楽団
MARCO POLOより移行盤。名付け親はリヒャルト・シュトラウス。ブラームス
にピアノを師事しマーラーから作曲を学んだ神童マクシミリアン・ラオウル・
ヴァルター・シュタイナー(1888-1971)。このコルンゴルトもびっくりの経歴
を持つ音楽家は後にハリウッドで映画「キングコング」の音楽で名声を博す
マックス・スタイナーです。ここでは彼の代表作である「コングの復讐」と
元祖ホラー映画「猟奇島」を収録、この迫力たっぷりの音楽が、ジョン・モ
ーガンの見事な修復で現代に蘇りました。

8.570184
スタイナー:映画音楽集
「凡てこの世も青春も」「盗まれた青春」
(ジョン・モーガンによる復元スコア)
演奏/ウィリアム・T・ストロンバーグ(指揮)モスクワ交響楽団、合唱団
MARCO POLOより移行盤。ジョン・モーガンのスコア再編による名画サントラ・
シリーズ、ここではベティ・デイヴィス主演による2つの映画を取りあげてい
ます。スタイナーの音楽は本当に壮大でロマンティック(ワーグナーの楽劇を
思わせる部分も)!そして作曲者のオリジナル・スケッチまでをあたって編纂
作業をしたモーガンの仕事ぶりに脱帽です。「盗まれた青春」はゴージャス・
オーケストレーション路線の典型的作品と言えましょう。

8.570187
ニューマン:映画音楽集
「ノートルダムのせむし男」(ジョン・モーガン復元スコア)
「ボー・ジェスト」(ウィリアム・T・ストロンバーグ復元スコア)
組曲「イヴの総て」
演奏/ウィリアム・T・ストロンバーグ(指揮)モスクワ交響楽団、合唱団
MARCO POLOより移行盤。1939年に制作されたヴィクトル・ユゴー原作の映画
「ノートルダムのせむし男」の音楽を担当したアルフレッド・ニューマン
(1901-1970)は 45回ものアカデミー賞ノミネート回数を誇る(9回受賞!)映画
音楽の天才です。かの有名な“20世紀 FOX社の映画のオープニング”の勇壮な
ファンファーレも彼の代表的な仕事の一つです。

8.570188
ソルター(1896-1994)&デッサウ(1894-1979)映画音楽「フランケンシュタイン
の家」完全版
(ジョン・モーガンによる復元スコア)
演奏/ウィリアム・T・スタインバーグ(指揮)モスクワ交響楽団
MARCO POLOより移行盤。1996年にこのアルバムが発売された際、音楽誌ではこ
ぞって大絶賛。この音楽、ひたすら恐怖を煽るのだけど、その中にかすかに感
じられる上質なユーモアと色彩豊かな効果音は、現代の耳にも存分に訴えかけ
るものがあります。冒頭のテーマ音楽から、もうすっかりはまること間違いな
し。これは楽しい 1枚です。

8.570233
ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98ハンガリー舞曲 第2/4/5/6/7/8/9番
演奏/マリン・オールソップ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
大好評、オールソップのブラームス(1833-1897)交響曲全集、ここに完結。
音楽の細部までを徹底的に磨きあげた、まるで純米酒のような清冽な味わいの
ブラームスは聴き手に新しい驚きと感動をもたらすことでしょう。併録のハン
ガリー舞曲も聴きもの。「奇をてらうことなく正直」な演奏のすがすがしさ。
まるで澄み渡った秋の空のような美しさです。

8.570293
ワーグナー:ストコフスキー編曲集
楽劇「ラインの黄金」 -第4場ヴァルハラ城への神々の入場
楽劇「トリスタンとイゾルデ」の交響的合成
舞台神聖祝典劇「パルジファル」第3幕の音楽
楽劇「ワルキューレ」 -第3幕ヴォータンの別れ-魔の炎の音楽
楽劇「ワルキューレ」 -第3幕ワルキューレの騎行
演奏/ホセ・セレブリエール (指揮)ボーンマス交響楽団
どんな曲でも彼ならではのサウンドに作り変えてしまう事が可能だった20世紀
最大の指揮者ストコフスキー。彼の経歴のスタートを飾ったのはワーグナー
(1813-1883)の音楽でした。彼はワーグナーの壮大な音楽を一層華麗にするた
めにその複雑なスコアに更に音を加え、想像を絶するほどの音の洪水を生み出
したのです。当時の録音技術の向上とともに広まった「ストコ節」、この交響
的変容は今でも多くの人に愛され続けています。

8.570297
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):愛と死の歌曲集
ひそやかな誘い Op.27No.3/おお、あなたが私のものなら Op.26No.2/待ちわ
びて Op.10No.5/献呈 Op.10No.1/希望と失望 TrV98/赤いばら TrV119/物
言わぬ花 Op.10No.6/二人の秘密をなぜ隠すのか Op.19No.4/ゲオルギーネ
Op.10No.4/サフラン Op.10No.7/何も知らず Op.10No.2/私はお前を愛す
Op.37No.2/夜の逍遥 Op.29No.3/ああ恋人よ、私は別れねばならない
Op.21No.3/解き放たれ Op.39No.4/悲しみの歌より Op.15No.4/悲しみへの
讃歌 Op.15No.3/わが心は沈黙す Op.19No.6/霧 TrV 65/万霊節 Op.10No.8
/憩え、我が魂 Op.27No.1
演奏/ヘドウィッグ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ)
ヒルコ・ドゥムノ(ピアノ)
豪奢な「ばらの騎士」?それとも激しすぎる「サロメ」? R・シュトラウスと
いうと極彩色の音楽を思い浮かべる人も多いことでしょう。しかし彼の歌曲は
もっと秘めやかで限りなく深い表現力を湛えたものばかりです。まるで魔法の
スパイスのように振りかけられた官能性は、まるで媚薬のように聴き手の耳に
忍び寄り熱い息を吹きかけるかのようです。

8.570311
ブクステフーデ:オルガン作品集第6集
前奏曲ト短調 BuxWV 150 /カンツォーナハ長調 BuxWV 160/今ぞわが魂よ主
をたたえよ BuxWV 215、BuxWV 213/第1旋法のマニフィカート BuxWV 204/
前奏曲 ヘ長調 BuxWV 145/われ汝に感謝す、愛する主よ BuxWV 194/カンツォ
ネッタ BuxWV 225/神もしわれらとともになかりせば BuxWV 222/前奏曲
ハ長調 BuxWV 136/わが愛する神に BuxWV 179/トッカータト長調 BuxWV 165
/前奏曲ト長調 BuxWV 162
演奏/ジュリア・ブラウン(オルガン)ネブラスカ州、オマハ、聖セシリア
大聖堂、マーティン・パシ製オルガン使用
2007年、ブクステフーデ(1637-1707)没後300年の最後を飾るのはこの1枚。北
ドイツのオルガン音楽の隆盛を築き、ヘンデルや J・S・バッハに多大なる影
響を与えたブクステフーデの作品は即興性溢れる自由な作風で人気が急上昇し
ています。前作でもその磨き抜かれた技術が高く評価されたブラジルのオルガ
ニスト、ジュリア・ブラウンによる演奏です。

8.570335
アメルバッハ:タブラチュア譜によるハープシコード作品集
演奏/グレン・ウィルソン(ハープシコード)
16世紀のオルガン奏者アメルバッハ(1530-1597)の名前は、とりわけこの「タ
ブラチュアブック」で知られています。当時の歌や様々な舞曲などを鍵盤楽器
のために編曲したものを集めたこの曲集は、演奏技巧の熟練だけでなく、音楽
の基礎を教える手段として有益でした。既存の作品に華やかなパッセージを加
えることで演奏の難易度もあがり、時として演奏不可能な曲も出てきたとさえ
言われています。

8.570350
ロージャ:
ヴァイオリン協奏曲 Op.24
ヴァイオリンとチェロのための協奏交響曲 Op.29
演奏/アナスタシア・ヒトルーク(ヴァイオリン)
アンドレイ・チェクマゾフ(チェロ)・・・協奏交響曲のみ
ドミトリ・ヤブロンスキ(指揮)ロシア交響楽団
ハンガリーの作曲家、ロージャ(1907-1995)は映画音楽の大家として知られて
いますが、並行してコンサートホールのためにも積極的に曲を書きました。ハ
ンガリーの民謡を巧みに取り入れた数々の作品はどれもが親しみやすくどこか
懐かしい風情を保っています。ヴァイオリン独奏はアナスタシア・ヒトルー
ク。現在の若手有望株の中でも最もパッション溢れる演奏家の一人です。

8.57035
サリヴァン:パイナップル・ポール組曲他
パイナップル・ポール組曲(C・マッケラス編曲)/アイルランド交響曲
演奏/デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー交響楽団
喜歌劇「ミカド」でおなじみのイギリスの作曲家サリヴァン(1842-1900)の隠
れた名曲です。とは言えこれはオリジナル作品ではなく、指揮者マッケラスが
サリヴァンのオペレッタの中からバレエ曲だけを集めてまとめた楽しい曲集な
のです。吹奏楽好きにもファンの多いこの曲をイギリスの名門オケの演奏で。
ブックレットにはマッケラス自身の解説も収録しています。

8.570406
ガードナー:管弦楽作品集
ピアノ協奏曲第1番/交響曲第1番/序曲「ミッドサマー・エール」
演奏/ピーター・ドノホー(ピアノ)
デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
イギリス音楽好きにまたまたオススメの 1枚です。ジョン・ガードナーは
1917年生まれのイギリスの作曲家。名前は同じでもジェームズ・ボンドの作者
ではありません。しかし彼の書く音楽はとてもスリリングでドラマティック。
緊迫感漂うピアノ協奏曲の冒頭のテーマなどは映画音楽に使ったとしても全く
違和感ないでしょう。イギリス情緒あふれる「ミッドサマー・エール」も美し
い音楽です。

8.570419
モーツァルト:ホルン協奏曲集
ホルン協奏曲第1番/第2番/第3番/第4番
演奏/ヤチェク・ムズィク(ホルン)
アニエスカ・ドゥチマル(指揮)ポーランド放送アマデウス室内管弦楽団
ポーランド生まれのホルン奏者、ムズィクは 7歳でピアノをはじめ、10代後半
には熟練したジャズピアニストとして活動を始めましたが、18歳の時にフレン
チホルンの魅力に取りつかれ、以降ポーランドからジュリアード音楽院に留
学、更に研鑽を重ねました。帰国後ポーランド国内で多くのオーケストラで
演奏しましたが、とりわけ有名なキャリアはツィメルマンの率いるポーランド
祝祭管弦楽団で首席ホルン奏者に選ばれたことでしょう。
現在はアメリカに移住、ますますその技巧に磨きをかけています。

8.570501
バロック・トランペット協奏曲集
トレッリ(1658-1709)トランペットのためのシンフォニア 二長調
アルビノーニ(1671-1751)オーボエ協奏曲ニ短調(トランペット編)
ヘンデル(1685-1759)組曲ニ長調
ファッシュ(1688-1758)協奏曲 ニ長調
ヘンデル(1685-1759)オーボエ協奏曲第3番 ト短調(トランペット編)
ガブリエリ(1659-1690)トランペット・ソナタ第4番ニ長調
テレマン(1681-1767)オーボエ協奏曲 ヘ短調(トランペット編)、
ソナタ ニ長調
演奏/トーマス・ライナー(トランペット)
セバスチャン・テウィンケル(指揮)
南西ドイツ・プフォルツハイム室内管弦楽団
12歳の時にモーリス・アンドレの演奏を聴きトランペット奏者を志したという
1969年生まれのトーマス・ライナーは現在ソリスト、指揮者として全ヨーロッ
パで活躍しています。彼の演奏はとても表情豊かで遊び心もたっぷり、そして
何より輝くような高音域は誰にも真似できません。このアルバムで彼は元来ト
ランペットのために書かれた協奏曲と、オーボエのために書かれた曲を取り交
ぜて演奏しています。

8.570559
アイヴズ(1874-1954):アメリカ変奏曲
アメリカ変奏曲/序曲と行進曲“1776”/彼らはここに!/古き家庭の日(バ
ンドのための組曲)/インターカレッジ行進曲/フーガハ調/オメガ・ラムダ
・カイ/イェルサレムは金/ギャンボリーの息子/ポストリュードヘ調/カン
トリー・バンド行進曲/戦没将兵記念日/チャーリー・ラトレイジ/サーカス
・バンド/メイン・ストリートの暴れ馬/行進曲第6番/オールコット家の人々
演奏/アメリカ海兵隊バンド
アイブズの様々な作品を集め、ストーリー性を持たせ一気に聴かせるという凝
った企画盤。冒頭の「アメリカ変奏曲」から言葉に詰まるほど面白さ炸裂。原
曲は歌曲だったりピアノ曲だったりと様々ですが、古き良きアメリカのざわめ
きを彷彿とさせるキッチュな音が詰まっています。

8.505221 5枚組 \4000
アーノルド:交響曲全集
交響曲第1番 Op.22/交響曲第2番 Op.40/交響曲第3番 Op.63
交響曲第4番 Op.71/交響曲第5番 Op.74/交響曲第6番 Op.95
交響曲第7番 Op.113/交響曲第8番 Op.124/交響曲第9番 Op.128
演奏/アンドリュー・ペニー(指揮)アイルランド国立交響楽団
既出のアルバム(8.553406、8.553739、8.552000、8.552001、8.553540)を
BOXセットにした、まさにアーノルドを親しむためにぴったりの豪華箱。(ただ
5枚入れただけですが・・・・)演奏は定評のあるペニー指揮アイルランド国
立交響楽団によるもので、アーノルドのシリアスな面をたっぷり楽しめます。



<NAXOS HISTORICAL> 各1枚 \1000
8.111223(
グレート・ピアニスト・シリーズ/ルイス・ケントナー
1938-1951年録音集
ウォルトン:ファサード(ケントナー編曲)1939年3月7日録音
リスト:死のチャルダーシュ 1951年11月10日録音
リスト:夢(ノクターン)1951年11月10日録音
バラキレフ:ソナタ 変ロ短調 1949年10月13日録音
ショパン:ボレロ Op.19 1949年10月13日録音
リスト:「巡礼の年より」-ゴンドラの漕ぎ手、
タランテラ 1938年3月28、30日録音
リスト:ダンテ・ソナタ(ランバートによるオーケストラ伴奏版)
指揮コンスタント・ランバート
サドラー・ウェールズ管弦楽団
1940年3月20日録音
演奏/ルイス・ケントナー(ピアノ)
ハンガリー(当時はオーストリア=ハンガリー二重帝国と呼ばれた)出身のピア
ニスト、ルイス・ケントナー。リストやショパンを得意としましたが、とりわ
け同胞バルトークの解釈に定評がありました。義兄であるメニューインは彼の
ことを「男性的で気前よく、洗練された才能の持ち主」と称賛し、幾つかの共
演の録音も残しています。レパートリーの幅広さでも知られ、ハンガリー物、
ロシア物からイギリス物までをもカヴァー、アディンセル作曲のワルソー・コ
ンチェルトの初演者でもあります。

8.111263
グレート・ピアニスト・シリーズ/アラウ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
ユージン・オーマンディ(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団・・・・1947年12月24日録音
ウェーバー:小協奏曲
デジーレ・デジレ・デフォー (指揮)
シカゴ交響楽団・・・1946年4月13日録音
ウェーバー:ピアノ・ソナタ第1番 Op.24・・・1941年2月20日録音
演奏/クラウディオ・アラウ(ピアノ)
20世紀最大のピアニストの一人、クラウディオ・アラウは恐らく戦後のピアニ
ストの中で最もベートーヴェンの解釈に優れた人として評価されるでしょう。
その深き精神性と強靭さは彼の最大の美点であり、ここに収録された第3番の
協奏曲もまさに火花散る名演と言えるもの。そしてウェーバーの小協奏曲はア
ラウが生涯を通じて愛した曲。この演奏は極めて軽快で優美です。
マーク・オーバート・ソーン復刻

8.111266-67 2枚組
ストラヴィンスキー:放蕩者のなりゆき
アン・トゥルーラヴ・・・ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)
バーバ・・・ブランシェ・シーボム(メゾ・ソプラノ)
トム・レイクウェル・・・ユージン・コーンリー(テノール)
ニック・シャドウ・・・マック・ハレル(バリトン)
マザー・グース・・・マルタ・リプトン(メゾ・ソプラノ)
トゥルーラヴ・・・ノーマン・スコット(バス)
イゴール・ストラヴィンスキー(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
録音 1953年3月1,8,10日
ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ
1953年のこの録音は、「放蕩者のなりゆき」の最初の完全な記録です。作曲家
自身の指揮による録音は 2種類ありますが、ギューデンやシーボムと言った名
歌手たちによるこのモノラル盤の強烈な存在感は何にも代えがたい素晴らしさ
です。荒唐無稽なあらすじを持つ幻想的なオペラを最強の解釈でお楽しみくだ
さい。
マーク・オーバート・ソーン復刻

8.111315
ザ・マコーマック・エディション第5集
1914-15年アコースティック録音集
シューベルト:セレナーデ
マスカーニ:アヴェ・マリア
バル:誰か知ってる?
ロール:西の小さい灰色の家
オルコット:マイ・ワイルド・アイリッシュ・ローズ
レーマン:ボニー・ウィ・シング
フィーリス:どこかの美しい島
ウェリングス:黄金の島
ダーデロー:なぜならば
キング:アヴォルニーン
ネルソン:アーガイルのメアリー
ネアス:ベン・ボルト
バートレット:夢
バルフィ:放浪少女
フォスター:夢路より
デンツァ:フニクリ・フニクラ
ヴェルディ:リゴレット-愛する美しい乙女よ
ヴェルディ:椿姫-パリを離れて
プッチーニ:ボエーム-愛らしい乙女よ
ヴェルディ:アイーダ-さらば大地よ
ベネディクト:キラーニーの百合より
ウィリアムス:ティペラリへの遠い道
テイト:どこかで呼ぶ声が
クラキシトン:マーヴィス
ドレル:私の船が戻ってくるとき
サンダーソン:・・・まで
ジョン・マコーマック(テノール)様々な共演者たち
録音 1914年-1915年
ビクトリア時代から20世紀のレパートリーを幅広く取り上げ、民謡にも秀でて
ポピュラー音楽もうたいこなしてしまう・・・・そんな多彩で冒険好きで現代
的な歌手マコーマック。彼の滑らかで無理のない歌声は今聞いても全く色あせ
ることがありません。そしてここに収録されたいくつかのアリアでわかるよう
に、彼はヴェルディ・テノールとしても最良の声を備えていたのです。甘い声
に酔いしれてください。




<CPO>
777032-2 \1700
テレマン(1681-1767):管楽協奏曲集 第1集
2つのホルンのための協奏曲/リコーダー、フラウト・トラヴェルソのための
協奏曲/オーボエ協奏曲/リコーダーと2つのヴァイオリンのための協奏曲/
フラウト・トラヴェルソ協奏曲
ミヒャエル・シュナイダー(指揮)
ラ・スタジオーネ・フランクフルト
カメラータ・ケルン
活躍中はバッハを凌ぐ名声を得ていたテレマンは、その生涯に渡って数千曲も
の作品を残したことでも知られています。フランス、イタリア、ドイツの様式
を自由に使いこなしたそれらの曲の変幻自在な魅力を存分にお楽しみください。

777177-2(SACD-Hybrid) \2950
シュポア(1784-1859): 交響曲集第1集
交響曲第3番 Op.78/第10番 WoO 8(世界初録音 )/序曲 WoO 1
ハワード・グリフィス(指揮)
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー
古典派からロマン派への掛け橋としてもおなじみ、シュポアの交響曲です。
ヴァイオリン協奏曲や、クラリネット協奏曲が良く知られていますが、交響曲
も 10曲(最後の 1曲は未完成)あり、曲によっては凝った名前がついていたり
となかなか興味をそそられます。このアルバムには、未完の第10番も収録。
こちらは世界初録音となります。

777313-2 \1700
ワインベルク(1919-1916):弦楽四重奏曲集 第1集
弦楽四重奏曲 第4番 Op.20/弦楽四重奏曲 第16番 Op.130
ダネル弦楽四重奏団
ポーランド生まれのワインベルクは戦争中にロシアに亡命、ショスタコーヴィ
チと親交を深めたことで知られています。弦楽四重奏曲は全部で 17曲あり、
暗さを秘めた曲想は以前から一部のファンの間で人気が高く、今回の全集も待
ち望んでいた人が多いことでしょう。

777332-2 \2450
バロック・クリスマス・カンタータ
シェーレ、ペトリッツ、エルレバッハ、ヤコビ、リーベ、ベッセルの作品集
ビルテ・クラヴィク/ドロテア・ワグナー/デイヴィッド・エルラー/ハンス
・イェルグ・マンメル/マティアス・ルッチェ
マティアス・ユング(指揮)
バッツドルファー・ホフカペレ
クリスマス・カンタータの名曲はシュッツやバッハだけではありません。ここ
に収録された曲も何と生き生きしているのでしょう!日本でもかろうじて名前
の知られているエルレバッハの作品をはじめ、貴重な作品集です。クリスマス
の歓びにあふれた輝かしい音をお楽しみください。

777337-2 \1700
ライヒ(1936-):六重奏曲
六重奏曲/ピアノフェイズ/エイト・ラインズ
ケヴィン・グリフィス(指揮)
ロンドン・スティーヴ・ライヒ・アンサンブル
2004年 12月に結成されたロンドン・スティーヴ・ライヒ・アンサンブルはロ
ンドンで学ぶ若きミュージシャンたちによる気鋭の団体です。既に国際的評価
も高く、今回のアルバムも期待に違わぬ出来となっています。

777339-2 2枚組 \4900
リスト:聖エリザベートの物語
メラニー・ディーナー(S)ダグマール・ペチコヴァ(MS)マリオ・ホフ(Br)
ラナトゥス・メッツァー(Bs)
アレクサンダー・ギュントラー(Bs)
カール・セント・クレア(指揮)
ワイマール・シュターツカペレ/ハンガリー放送合唱団
ピアノ曲、それも超絶技巧を駆使した派手な作品ばかりが知られるリストです
が、それは彼の若い頃の一面でしかありません。中期から晩年に至るまで書か
れた夥しい数の宗教曲の素晴らしさと言ったら、言葉に尽くせないほどで、一
度はまると病みつき間違いなしです。このオラトリオは 1857-62年の作。壮麗
で美しい作品です。


<CPO JAZZ>
777282-2 2枚組 \2500
クルト・エーデルハーデンと WDRオーケストラ:1976-1980年録音集
CD1スタンダード made in USA/CD2エヴァーグリーン made in Germany
曲目は割愛いたします
ドイツの伝説的バンド・リーダー、エーデルハーゲンの録音集。 1920年生ま
れのエーデルハーゲンは、あのザ・ピーナッツのヒット曲「情熱の花」の元歌
を歌ったカテリーナ・ヴァレンテを見出した人としても知られ、日本でも隠れ
たファンを持つ大家です。この 2枚組は彼の晩年の録音を収録しています。

<TESTAMENT>
SBT21416 2枚組 \5100
ヴェルディ:歌劇《シチリア島の夕べの祈り》
エレーナ:マリア・カラス(S)
アッリーゴ:ジョルジオ・ココリオス=バルディ(T)
モンフォルテ:エンツォ・マスケリーニ(Br)
ジョヴァンニ・ダ・プローチダ:ボリス・クリストフ(B)
ベテューヌ卿:ブルノ・カルマッシ(B)
ヴォドモン伯爵:マリオ・フロジーニ(B)
ニネッタ:マファルダ・マシーニ(Ms)
ダニエリ:ジノ・サッリ(T)
テバルド:アルド・デ・パオリ(T)
ロベルト:リド・ペッティーニ(Br)
マンフレード:ブレッノ・リストーリ(T)
フィレンツェ市立劇場管弦楽団&合唱団 
指揮:エーリッヒ・クライバー
録音:1951年5月26日、フィレンツェ5月音楽祭
マリア・カラスには、1947年8月にヴェローナで上演されたポンキエッリ《ラ
・ジョコンダ》でのイタリア・デビューから、1951年12月のスカラ座で大成功
を収めた《シチリア島の夕べの祈り》までの間に、彼女自身のキャリアにとっ
てきわめて重要な節目となった2つの公演がありました。ひとつは1949年1月
ヴェネツィアでのベッリーニ《清教徒》、もうひとつが当アルバムに収められ
た1951年5月のヴェルディ《シチリア島の夕べの祈り》です。
この年の5月、カラスはフィレンツェ5月祭の公演として、フィレンツェ市立劇
場で《シチリア島の夕べの祈り》と、ハイドンの《オルフェオとエウリディー
チェ》完全版世界初演(ハイドンのこのオペラはそれまで不完全な形でしか上
演されていませんでした)という2つの歴史的公演を歌っています。両曲の指揮
を務めたのは、この時初めてイタリアでオペラを指揮したエーリッヒ・クライ
バー。残念なことにカラスとクライバーが共演したのは後にも先にもこの時だ
けとなりました。本来ならば、クライバーは1956年5月にスカラ座で、カラス
がクンドリーを歌う《パルジファル》を指揮することになっていましたがクラ
イバーがこの年の1月に急逝してしまったために、この貴重なチャンスは失わ
れてしまったのです(なお、予定されていた《パルジファル》公演は、ジャナ
ンドレア・ガヴァッツェーニ指揮の《フェドーラ》に変更されました)。今回
のテスタメント・レーベルでのリリースは、EMIの名物プロデューサー、ウォ
ルター・レッグ所有だったプライヴェイト録音からのもの。歌唱重視だった
レッグのために、当録音では序曲が欠けていますが、芸術性、およびサウンド
・レヴェルを考慮し、音質の劣る他音源から編集することはしていません。

SBT141412 14枚組 \22800
ワーグナー:楽劇《ニーベルングの指環》全曲
《ラインの黄金》
ハンス・ホッター、グスタフ・ナイトリンガー
ルードルフ・ルスティヒ、ルートヴィヒ・ヴェーバー
《ヴァルキューレ》
アストリッド・ヴァルナイハンス・ホッター
グレ・ブラウエンスティン、ラモン・ヴィナイ
《ジークフリート》
ヴォルフガング・ヴィントガッセン、ハンス・ホッター
パウル・クーエン、アストリッド・ヴァルナイ
《神々の黄昏》
アストリッド・ヴァルナイ、ヴォルフガング・ヴィントガッセン
ヨーゼフ・グラインドル、ヘルマン・ウーデ
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団 
指揮:ヨーゼフ・カイルベルト
録音:1955年8月、祝祭劇場、バイロイト(ライヴ)
不運としかいいようのない偶然の積み重ねによって、つい先日まで日の目を見
ることがなかったカイルベルトの1955年《ニーベルングの指環》録音。僅か数
年後に、同じくカルショウによって制作されたショルティ/ウィーン・フィル
の《ニーベルングの指環》の評判が追い打ちをかけてしまったのだが、この演
奏はそのショルティ盤に匹敵、あるいは凌駕する充実した内容を持っています。
何よりもバイロイト音楽祭のライヴということで、当時の最高のワーグナー歌
いを揃えた歌手陣と、この作曲家を愛し集ったメンバーによるオーケストラと
いうのもワグネリアンには堪らないでしょう。録音スタッフもピーター・アン
ドリーやケネス・ウィルキンソン、ロイ・ウィリス(ウォレス)、ゴードン・パ
リーら、当時のDeccaの強力布陣が敷かれています。昨年、LPで発売された時
に、決して安価とはいえない価格にもかかわらず、瞬く間に完売となったも
注目度の高さゆえでしょう。今後、《リング》を語る上で、決して外せない
録音であることは間違いありません。今回は、全4夜をワンBOXにまとめた14枚
CDセットでのリリースです。

●アナログLP
ASD 370 \6280
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団 指揮:パウル・クレツキ
録音:1960年4月20、21日
EMIのカタログの中から選ばれた名盤を、マスター・テープから復刻しLP化す
るシリーズの1枚。今や巨匠のマウリツィオ・ポリーニが、1960年3月、18歳で
ショパン・コンクールに優勝し、その直後にEMIと契約して録音したのが、こ
のショパンのピアノ協奏曲第1番です。コンクールでのライヴ(カトレヴィツ
指揮ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団)を除けば、最初にして現在のと
ころ最後の同曲録音なのできわめて貴重な記録です。コンクール翌月に、アビ
ー・ロード・スタジオで録られたもので、この後、ポリーニはさらなる研鑽の
ために再び表舞台から姿を隠しました。
指揮のパウル・クレツキはショパンと同郷のポーランドの指揮者。作曲家でも
ありましたが戦争やファシズムに翻弄され、以後、残念ながら筆を折りました。

ASD 2284 \6280
ブルックナー:
交響曲第3番ニ短調WAB103[1889年版]
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:カール・シューリヒト
録音:1965年12月、ムジークフェライン、ウィーン
カール・シューリヒトは、すぐれたブルックナー指揮者として人気を誇るドイ
ツの指揮者(レーガーに学んでおり、作曲家の顔も持つ)。第2次大戦後は主に
Deccaを中心に録音活動を行っていましたが、晩年にはEMIに移りました。
1957-59年に録音されたパリ音楽院管弦楽団とのベートーヴェンの交響曲全集
や、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との多くのブルックナー交響曲な
ど、現在でも高く評価されています。当録音も得意のブルックナーからで、
交響曲第3番を収録。1889年版というのはいわゆる第3稿。初稿は《ワーグナ
ー交響曲》と通称されるようにワーグナーの引用が多いが、第3稿になるとそ
れらの多くは削ぎ落とされて、相対的に簡潔になっているのが特徴です。シュ
ーリヒトは67年1月に亡くなったので、この録音はそのほぼ1年前に当たります。

ASD 2525 \6280
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77
ダヴィド・オイストラフ(Vn)
クリーヴランド管弦楽団 
指揮:ジョージ・セル
録音:1968年4、5月
20世紀最大のヴァイオリニストのひとり、その中でも頂点に君臨する数少ない
ひとりが、ロシアの生んだダヴィド・オイストラフ。EMIが契約した稀少なロ
シア人演奏家でもあります。モーツァルトのヴァイオリン協奏曲の弾き振りや、
ベートーヴェンの協奏曲、リヒテルとロストロポーヴィチとのベートーヴェン
《三重協奏曲》をはじめとし、同レーベルには多くの名盤を遺しました。この
ブラームスの協奏曲も名盤としてよく知られたもの。オイストラフらしい、ふ
くよかで、かつ中身の詰まった豊かな音と安定したテクニックが魅力なアルバ
ムです。ちなみに、今年はオイストラフがイザイ・コンクール(現エリーザベ
ト王妃国際コンクール)で優勝してから、ちょう70年目に当たります。

33CX 1140 \6280
モーツァルト:ホルン協奏曲
第1番ニ長調K412
第2番変ホ長調K417
第3番変ホ長調K447
第4番変ホ長調K495
デニス・ブレイン(Hr)
フィルハーモニア管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1953年11月、キングズウェイ・ホール、ロンドン
今ではベルリン・フィルのバボラークやロンドン響のパイアットなど、ホルン
界にも信じ難いレヴェルの名手が増えましたが、そんな中でもデニス・ブレイ
ンは不世出の伝説的ホルニスト。フィルハーモニー管弦楽団とロイヤル・フィ
ルハーモニー管弦楽団の首席奏者を兼任したというほどで、交通事故で若くし
て亡くなったのが本当に悔やまれます。
このモーツァルトのホルン協奏曲集は、ブレインのみならず、伴奏の指揮者に
カラヤンが起用されているのも豪華。プロデューサーは名物ウォルター・レッ
グである。リリースされた時点から名盤・決定盤として長く愛好されてきたこ
のアルバムが、テスタメント・レーベルによって音質が向上したことで再び注
目されることでしょう。

ASD 3325 \6280
ドヴォルザーク:交響曲第7番ニ短調作品70
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
録音:1976年4月、アビー・ロード第1スタジオ、ロンドン
カルロ・マリア・ジュリーニはイタリアを代表する指揮者。2005年に没してい
るが、1998年には指揮者を引退していたので、彼の演奏姿を見られなくなって、
もう既に10年が過ぎようとしています。次代を担う指揮者として大活躍を続け
るチョン・ミョンフンは彼の教え子のひとり。ジュリーニは自己に厳しく、確
信を持ち得心がゆく演奏を徹底するために、限られたレパートリーに限定して
演奏活動を行いました。ドヴォルザークの交響曲第7番もその1曲。このロンド
ン・フィル盤は、ジュリーニにとって同曲の初録音であるが、彼は93年にもコ
ンセルトへボウ管と再録音しています。イタリア人らしい歌心に溢れながら、
ノーブルな気品のある彼の演奏は今後も長く愛されるに違いありません。録音
スタッフには、プロデューサーにクリストファー・ビショップ、バランス・エ
ンジニアにはクリストファー・パーカーと、EMIの名物コンビが集結。また、
当録音にはCBSの「ステレオ・クアドラフォニック」システムが導入されてい
ましたが、テスタメント・レーベルでは、そのオリジナル・マスター・テープ
に収められたサウンド情報を、初めて明らかにしました。

<EINSATZ RECORDS>
EZCD 015 \2300
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
ヘンリク・シェリング(Vln)
ジャック・ティボー指揮、パリ音楽院管弦楽団
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第5番「春」 
ミシェル・オークレール(Vln)ジェネヴィーヴ・ジョワ(pf)
シェリングのベートーヴェンの協奏曲は数種遺されているが、これは記念すべ
き初録音。そして伴奏指揮はあの大ヴァイオリニスト、ジャック・ティボーで
ある。大御所のサポートの下、若きシェリングはのびのびと快活なベートー
ヴェンを奏でている。
またカップリングに同じくティボーが後押ししていたオークレールの「春」を
収録。彼女のベートーヴェンは珍しく、何とも流麗な演奏を聴かせる。




<WARNER>
2564 699437 60枚組 \27000
J.S.バッハ:教会カンタータ全集
ニコラウス・アーノンクール指揮、
コンツェントゥス・ムジクス・ウィーン
グスタフ・レオンハルト指揮、
レオンハルト・コンソート
既発売の TELDEC 4509 917652 の紙ケース仕様です




<Muze Classical Catalogue>
RED カタログ 2008年版
Catalogue2008 \40500
ご予約締切日:11月14日




<OPUS ARTE>
OA0983D 2枚組 \5480
マスカーニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》
レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》
マドリッド王立劇場2007
ヴェリズモ・オペラの定番《カヴァレリア・ルスティカーナ》と《道化師》の
組合せ。三角関係が原因の、片や女の、片や男の嫉妬が引き起こす2つの惨劇を
情熱的な音楽で描いている。本映像の演出は2作を1つの作品として捉え、《道
化師》のプロローグを《カヴァレリア》の冒頭に置き、通して上演しているの
が特徴。ウルマーナ、ラ・スコーラ、ガルーシン、バーヨ等の強力な歌手陣が
白熱の舞台を展開。(解説:鶴間圭)
《カヴァレリア・ルスティカーナ》
サントゥッツァ: ヴィオレッタ・ウルマーナ
トゥリッドゥ: ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ
ローラ: ドラガナ・ユーゴヴィッチ
ルチア: ヴィオリカ・コルテス
アルフィオ: マルコ・ディ・フェリーチェ
《道化師》
カニオ: ウラディーミル・ガルーシン
ネッダ: マリア・バーヨ
トニオ: カルロ・グエルフィ
ベッペ: アントニオ・ガンディア
シルヴィオ: アンヘル・オデナ
指揮:ヘスス・ロペス・コボス
マドリッド王立劇場管弦楽団・合唱団(マドリッド交響楽団・合唱団)
演出:ジャンカルロ・デル・モナコ
装置: ヨハネス・ライアッカー 衣裳: ビルギット・ヴェンチュ
照明: ヴォルフガング・フォン・ツォウベク
2007年2月27日、3月2日 マドリッド王立劇場におけるライヴ収録
全プログラム198分(本編150分)
字幕:英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語

OA 0984BD \9280
チャイコフスキー:
「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」
(ピーター・ライト版)
バレエファンでなくとも知っている有名タイトル3作品のBOXセット。どれもド
ラマティックな演出で知られるピーター・ライト版。充実の特典映像が、作品
への興味をさらに深めます。
■「白鳥の湖」 (スウェーデン・ロイヤル・バレエ) 約133分+25分
オデット/オディール: ナタリー・ヌードヴィスト
ジークフリート: アンデシュ・ヌードストレム
ロットバルト: クリスチャン・ラムベ
原振付:マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ
演奏:ミシェル・ケヴァル指揮 ストックホルム王立歌劇場管弦楽団
収録:2002年5月24日 ストックホルム王立歌劇場
特典映像:「愛は死を超越する」「オリジナルに戻る」「美しい動き方」
字幕:スペイン語
■「眠れる森の美女」 (オランダ国立バレエ) 約139 分+41分(2Disk)
オーロラ姫:ソフィアン・シルヴ
フロリムント王子: ゲール・ランビオット
リラの精: サラ・フォンティーン
カラボス:エンリケッタ・カバロッティ
原振付:マリウス・プティパ
演奏:エルマノ・フロリオ指揮 オランダ交響楽団
収録:2003年 オランダ、アムステルダム音楽劇場
特典映像:「全ての人は魔法を愛す」「物語は彼らの手中に」
「クリスタル・カット・ダイアモンド」「アイ・ゴット・スタック」
字幕:英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語
■「くるみ割り人形」 (英国ロイヤル・バレエ団) 約107分+26分
クララ:アリーナ・コジョカル
ドロッセルマイヤー: アンソニー・ダウエル
ハンス(くるみ割り人形):イヴァン・ペトロフ
こんぺい糖の精: 吉田 都
王子:ジョナサン・コープ
原振付:レフ・イワーノフ
演奏:エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
収録:2001年 ロンドン、コヴェント・ガーデン王立歌劇場
特典映像:「雪の国のWS」「場面転換の裏側とWS」「インタビュー-ダウエル、
ライト」
字幕:フランス語・ドイツ語
[日本語解説書はついておりません]

OA0985D \4550
ベルク:歌劇《ヴォツェック》
リセウ大歌劇場2006
ただでさえ陰鬱な《ヴォツェック》が、いっそう暗澹たる世界へ。そのあまり
にもセンセーショナルな演出ゆえに、スポンサー企業が降りるというスキャン
ダルまで巻き起こしたことでも知られる鬼才カリスト・ビエイトによる待望の
映像。エロスとグロテスクに満ちた世界観ながら、そのセンスは秀逸。ひとつ
ひとつの場面が強烈なインパクトで表現され、観る者を戦慄させる。豪華な歌
手を揃え、色彩豊かなオーケストラがドラマをさらに濃厚に描く。
(解説:鈴木淳史)
ヴォツェック: フランツ・ハヴラータ
マリー: アンゲラ・デノケ
鼓手長: ライナー・ゴルトベルク
マルグレート: ヴィヴィアン・ティアニー
医者: ユーハン・ティッリ
大尉: ユベール・ドランボワイユ
アンドレス: デイヴィッド・キューブラー
第一の徒弟職人: クルト・ガイセン
第二の徒弟職人: ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー
白痴: スティーヴン・コール
マリーの子供: ジェンマ・ベラヨス
指揮:ゼヴァスティアン・ヴァイグレ
リセウ大歌劇場管弦楽団&合唱団/
ヴィヴァルディ合唱団(カタルーニャ少年合唱団)
演出:カリスト・ビエイト
美術;アルフォンス・フローレス 衣裳;メルセ・パロマ
照明:シャビ・クロット 脚色:クサヴィエ・ツバー
2006年1月14、17日 リセウ大歌劇場(バルセロナ)におけるライヴ収録
収録時間 全プログラム129分(本編104分)
字幕:英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語・カタルーニャ語
[日本語解説書付]

OAHD5003D(HD-DVD) \5480
「夏の夜の夢」(全2幕・バランシン版)
パシフィック・ノースウェスト・バレエ1999
夏の夜、妖精王と悪戯好きな小妖精と恋人たち………
惚れ薬が巻き起こした恋のハプニング。おなじみシェイクスピアの人気喜劇に
メンデルスゾーンの軽妙な音楽を付けた、ユーモアと詩情あふれるバレエ作品
で、「結婚行進曲」も挿入曲として使われています。バランシン版は2幕仕立て
で、2幕はディヴェルティスマンが入ります。この映像は1999年2月、復元され
たサドラーズ・ウェルズ劇場で上演された、パシフィック・ノースウェスト・
バレエの公演を収録したもので、IMZダンス・スクリーン1999の最優秀映像賞を
受賞しています。
オベロン(妖精の王) ポール・ギブソン
タイタニア(オベロンの妃) パトリシア・バーカー
パック(オベロンに仕える小妖精) セス・ベリストン
ヘレナ(デメトリアスが好き) リサ・アップル
ハーミア(ライサンダーが好き) ジュリー・トビアソン
ライサンダー(ハーミアが好き) ロス・イヤースリー
デメトリアス(ハーミアが好き) ジェフリー・スタントン
シーシアス(アテネの大公) バトクフレル・ボールド
ヒポリタ(シーシアスの許婚) アリアナ・ラローン
蝶 中村 かおり
タイタニアの騎士 チャールズ・ニュートン
ボトム ティモシー・リンチ 他
振付: ジョージ・バランシン
音楽:フェリックス・メンデルスゾーン
演出:フランシア・ラッセル 芸術監督:ケント・ストーウェル
演奏:スチュワート・カーショー指揮 BBCコンサート管弦楽団
リビー・クラブトリー(ソプラノ) ジュディス・ハリス(メゾ・ソプラノ)
収録:1999年2月 ロンドン、サドラーズ・ウェルズ劇場
【特典映像】 ◇キャストギャラリー
[日本語解説書はつきません]




<WARNER>
●WARNER BOX新規取り扱い商品
2564 698460 5枚組 \3500
バレンボイム ザ・ピアニスト
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻より
シューベルト:4つの即興曲D.935、ピアノソナタ第21番D.960
ブラームス:4つのバラードop.10、ピアノソナタ第3番op.5
モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番K.537「戴冠式」、第27番K.595 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
「わが懐かしのブエノスアイレス」
ロドルフォ・メデーロス(バンドネオン)エクトル・コンソーレ(Cb)

2564 698462 5枚組 \3500
バレンボイム ザ・コンダクター
スクリャービン:交響曲第4番「法悦の詩」、第3番「神聖な詩」
パリ管弦楽団
ワーグナー:楽劇「ジークフリート」第1幕 
ジークフリート・イェルザレム、ジョン・トムリンソン、
グレアム・クラーク、バイロイト祝祭管弦楽団
マーラー:交響曲第5番 シカゴ交響楽団
シューマン:交響曲第1番「春」、第2番 シュターツカペレ・ベルリン
「ライヴ・イン・イスラエル・ラマラ」モーツァルト:協奏交響曲K.297b
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
バレンボイムのスピーチ
エルガー:エニグマ変奏曲より第9変奏「ニムロッド」 
ウエスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラ

2564 644712 6枚組 \4200
D.フィッシャー=ディースカウ(Br) ワーナー録音集
ハルトムート・ヘル(pf)
レーヴェ、シューベルト、シューマン、ショスタコーヴィチ、
アイスラー、他の作曲家の作品より

2564 698383 6枚組 \4200
ヘンデル:オラトリオ「快活の人、沈思の人、中庸の人」
収録曲:歌劇「タメルラーノ」、他
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、モンテヴェルディ合唱団

2564 698385 6枚組 \4200
ヘンデル:水上の音楽、合奏協奏曲集Op.3
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、モンテヴェルディ合唱団
オラトリオ「エジプトのイスラエル人」、
キャロライン王妃の葬送のためのアンセム「シオンの道は悲しみ」、
オラトリオ「セメレ」




<OPUS ARTE>
OA0987D 2枚組 \5480
ロッシーニ:歌劇《試金石》
アスパージア: ラウラ・ブリオリ
クラリーチェ: マリー=アンジュ・トドロヴィッチ
ジョコンド: ラウル・ヒメネス
アスドルバーレ伯爵: マルコ・ヴィンコ
パクーヴィオ: パオロ・ボルドーニャ
マクロービオ: ピエトロ・スパニョーリ
ドンナ・フルヴィア: パトリツィア・ビッチーレ
ファブリツィオ: トメウ・ビビローニ
指揮:アルベルト・ゼッダ
マドリッド王立劇場管弦楽団&合唱団(マドリッド交響楽団&合唱団)
演出・美術・衣裳:ピエール・ルイージ・ピッツィ
照明: セルジョ・ロッシ 
2007年4月11、13日 マドリッド王立劇場(スペイン)におけるライヴ収録
収録時間 全プログラム187分(本編171分)
字幕 英・仏・独・西・伊
[日本語解説書付]
《試金石》は、ロッシーニがスカラ座のために初めて書いたオペラ。愛の確実
性を巡って、男女がお互いを試すという内容は、さながら屈託のないロッシー
ニ版《コジ・ファン・トゥッテ》。当盤は、ペーザロ、モンテカルロ、そして
マドリッドで上演され、大きな話題となったプロダクション。明るくモダンな
センスが光るピッツィの演出は、隅々まで練り上げられていながら、それが少
しも作為を感じさせない、心地よい舞台を実現させている。小気味よいアンサ
ンブルを聴かせる歌手陣、ロッシーニ・ルネサンスを代表する一人ゼッダの
指揮も見事だ。
(解説:鈴木淳史)

OAF4023D \2850
ロッシーニ:歌劇《絹のはしご》
ドルモン:トゥリオ・パーネ
ジューリア:カルメン・ラヴァーニ
ルチッラ:ティツィアーナ・トラモンティ
ドルヴィル:エルネスト・パラシオ
ブランザック:マリオ・キアッピ
ジェルマーノ:ロベルト・コヴィエッロ
通奏低音
チェロ:アントニオ・モスカ
コントラバス:ウンベルト・フェラーリ
指揮:マルク・アンドレーエ
スイス・イタリア語放送管弦楽団
演出:フィリッポ・クリヴェッリ
チェンバロ:マルティン・デルングス
装置:ペーター・ビセッガー 衣裳:フランカ・ツッケッリ
収録:1983年 ルガノ(スイス)
収録時間 全プログラム97分
字幕 英語
[日本語解説書付]
ジューリアは後見人に内緒で結婚し、毎夜窓から絹のはしごを降ろして夫と会
っている。そうとは知らぬ後見人は彼女の結婚を取り決め、婚約者がやって来
る。彼女と夫はその婚約者を彼女のいとこと結婚させようと企てるが……。若
きロッシーニの才気溢れる溌剌とした喜劇で、筋立てがよく似たチマローザ
《秘密の結婚》(OAF4021D)との聴き比べも一興。フローレスの師匠エルネスト
・パラシオの舞台姿が見られるのも嬉しいところ。(解説:鶴間 圭)

OAHD5004D \5480
ヨハン・シュトラウス:喜歌劇《こうもり》(HD DVD仕様)
アルフレート:ペール・リンドスコグ
アデーレ:リューボフ・ペトローヴァ
ロザリンデ:パメラ・アームストロング
アイゼンシュタイン:トーマス・アレン
ブリント博士:ラグナー・ウルフンク
ファルケ博士:ホーカン・ハーゲゴールド
フランク:アルトゥール・コルン
オルロフスキー公爵:マレーナ・エルンマン
看守フロッシュ:ウード・ザーメル
イーダ:ルネ・シュッテングルーバー
指揮:ウラディーミル・ユロフスキ
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/グラインドボーン音楽祭合唱団
演出:スティーヴン・ローレス
装置;ベノワ・デュガルダン 衣裳;インゲボルク・ベルナート 
照明:ポール・ピアント 脚色: ニコラ・ボウイ
2003年8月17日 グラインドボーン歌劇場(イギリス)におけるライヴ収録
収録時間 全プログラム196分(本編159分)
字幕 本編:英・仏・西・蘭 特典:仏・独・西・蘭  
[日本語解説書付]
由緒あるグラインドボーン音楽祭での華麗なステージを、HD DVDの高精細映像
で楽しめる注目盤が登場。ワルツ王ヨハン・ シュトラウスII世による名作オ
ペレッタを収録。今、イギリスで最も尊敬を集める指揮者ウラディーミル・ユ
ロフスキの切れ味鋭いタクトのもと、ロンドン・フィルが愉楽の旋律を奏で、
パメラ・アームストロング、トーマス・アレンをはじめとする豪華歌手陣が舞
台上に大輪の花を咲かせる。(解説:広瀬大介)
※同月当社より発売の国内盤DVD《こうもり》(TDBA-5012-3)と同一映像。こち
らは輸入盤につき日本語字幕はついておりません。

<VENEZIA>
CDVE04283 2枚組 \1650
ショスタコーヴィチ:「革命」「死者の歌」
ショスタコーヴィチ:
(1)交響曲第5番「革命」 二短調 op.47 
ワシントン・ナショナル交響楽団 
1990年2月13日ライヴ録音 ステレオ
(2)交響曲第14番「死者の歌」 ト短調 op.135
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)
マルク・レシェーチン(バス)
モスクワ室内管弦楽団 1973年2月12日ライヴ録音 モノラル
指揮はムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
(1)はワシントン・ナショナル交響楽団を率いた16年ぶりの故国への里帰り凱
旋公演のライヴで初出かと思われます。
曲へのアプローチはWEA盤(1994年)のスタジオ録音のものとほぼ同じです。
(2)は同年に録音され評価の高いスタジオ録音と同じ年のライヴです。
(1)(2)ともにライヴならではの緊張感ある演奏で音質は良いです。

CDVE04293 3枚組 \2000
ショスタコーヴィチ:
24の前奏曲とフーガ op.87
タチアーナ・ニコラーエワ(ピアノ) 
1987年ステレオ録音

CDVE04294 4枚組 \2700
バッハ:
(1)インヴェンションとシンフォニア BWV.772-801 1977年
(2)ゴールドベルク変奏曲 BWV.988 1979年
(3)フランス組曲 BWV.812-817 1984年
タチアーナ・ニコラーエワ(ピアノ) 
ステレオ録音

CDVE04296 \1350
リスト:
(1)死の舞踏(ピアノと管弦楽の為の) 
(2)ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調
(3)ピアノ協奏曲第2番 イ長調
パーヴェル・セレブリャコフ(ピアノ)(1)(2) 1961年 スタジオ録音
ヤコフ・フリエール(ピアノ)(3) 1973年 ライヴ録音
キリル・コンドラシン指揮
モスクワ・フィル ステレオ

CDVE04297 \1350
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」 編曲版2種
(1)組曲「展覧会の絵」 ホロヴィッツ編曲版
ウラディーミル・ホロヴィッツ(ピアノ)
1951年 カーネギー・ホールでのライヴ、モノラル
(2)組曲「展覧会の絵」 ストコフスキー編曲版
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
ソビエト文化省交響楽団 
1983年ライヴ、ステレオ




<ANDROMEDA>
ANDRCD5104 2枚組 \1750
プッチーニ:歌劇「トスカ」
マグダ・オリヴェーロ(トスカ)、
エイジェニオ・フェルナンディ(カヴァラドッシ)
シピオ・コロンボ(スカルピア)
エミディオ・ティエリ指揮RAIミラノ交響楽団 1957年10月31日
以前、DRRレーベルから発売あり。音質はとても良いです。

ANDRCD9027 3枚組 \2150
R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」
ヘルタ・テッパー(オクタヴィアン)、
オットー・エーデルマン(オックス男爵)
エリカ・ケート(ゾフィー)、
マリアンネ・シェッヒ(ヴェルデンベルク公爵夫人)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
バイエルン国立歌劇場管弦楽団、合唱団
1957年9月3日 ミュンヘンでのライヴ
以前、MELODRAMレーベルから発売あり。定評ある名盤の復刻です。

ANDRCD9026 3枚組 \2150
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョバンニ」
チェーザレ・シェピ(ドン・ジョバンニ)、
エリナー・スティーバー(ドンナ・アンナ)
リーザ=デラ・カーザ(ドンナ・エルヴィラ)、
フェルナンド・コレナ(レポレロ)
カール・ベーム指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団 1957年ライヴ
初CD化。一部文献では以前MELODRAMからLP等での発売があったかとの記載あり
ますが、ANDROMEDAの調査では初出との判断で表ジャケットに「初出」との記
載があります。





<ACOUSENCE>
ACO-CD20707 \2380
ワーグナー:トリスタンとイゾルデ(ヴリーガーによるオーケストラ版)
アントニー・ヘルムス指揮ハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団
2007年6月録音
オランダ放送フィルのメンバーでもあり作曲家のヘンク・デ・ヴィルガー(Henk
de Vlieger)が編曲、編さんし、「オーケストラ・パッション」と表題がつけら
れた全曲60分のCDで下記のトラックが収録されています。
1. Einleitung
2. Isoldes Liebesverlangen
3. Nachtgesang
4. Vorspiel und Reigen
5. Tristans Vision
6. Das Wiedersehen
7. Isoldes Liebestod
デ・ヴィルガーの作品はデ・ワールト指揮オランダ放送フィルによるワーグナ
ー:リング-オーケストラル・アドベンチャーとしてCDが発売され、日本でも
読売交響楽団との演奏会で演奏されています。





<TACET>
TACET 143 \2380
ヘルムート・リンデマン(ヴィオラ)シリーズ Vol.V
(1)シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 op.121 
(ヘルムート・リンデマンによるヴィオラ編曲版
(2)シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
(ヘルムート・リンデマンによるヴィオラ編曲版)
(3)ベンジャミン:ヴィオラ・ソナタ
他、小品 全5曲
ヘルムート・リンデマン(ヴィオラ)
ハシバ・メグミ(ピアノ)

TACET 158 \2380
エリー・ナイ(ピアノ) The Welte Mignon Mystery Vol.VIII
(1906年にピアノ・ロールに収録された演奏)
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 op.110から第2、3楽章
(2)ヘンデル:シャコンヌ ト短調
(3)ショパン:練習曲 op.25から第7番
(4)ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 op.5から第2楽章
(5)リスト:ハンガリー狂詩曲第8番 嬰へ短調
(6)ブラームス:6つの小品 op.118から第5番
他、小品 全10曲
エリー・ナイ(ピアノ)

TACET 161 2枚組 \4650
バッハ:フランス組曲 BWV.812-817
エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)
1949年モスクワに生まれ、中央音楽学校、チャイコフスキー音楽院で学んだ後、
1976年旧ユーゴスラビアへ移住。1968年ライプツィヒ・バッハ・コンクール、
1973年ヴァン・クライバーン・コンクール、1977年クララ・ハスキル・コンク
ール等で優秀な成績をおさめている。
彼の弾くバッハは作曲家リゲティ始め多くの人々に高く評価されています。

<DELTA CLASSICS>
DCCA-0042 \2625
カリンニコフ:交響曲第1番
カリンニコフ:交響曲第2番
(以上、全て21,Sep,2007東京芸術劇場でのライヴ録音)
曽我 大介(指揮)
東京ニューシティ管弦楽団
カリンニコフは知る人ぞ知る的な存在で半ば「秘曲」みたいな扱いだったが、
20世紀前半はトスカニーニ、シェルヘン、ゴロヴァノフあたりが録音もしてい
る。近衛秀麿がベルリン・フィルにデビューしたときも1番をプログラムに入
れている。近年クチャル盤をはじめ、スヴェトラーノフ、ヤルヴィ等のCDもあ
り少しずつ注目されてきているが、未だに数ある日本のオケの演奏会で取り上
げる回数は極端に少ない。1番はアマオケ等が積極的に取り上げているものの、
2番に関してはプロ・アマ限らず演奏会そのものが皆無と言って良いだろう。
その中、曽我&東京ニューシティ管が果敢に2曲同時演奏会というプログラム
を敢行。ライヴ故細かな傷はあるが、曽我の演奏はスヴェトラーノフの様な
爆演系ではなく、つぼを押さえ、素朴に叙情的でありながら見事な構成を実演
に反映させている。トスカニーニに近いテンポ設定で、スピード感と切れがあ
りその上で聞かせどころ(両曲の2楽章)はコールアングレなどたっぷりと歌わ
せ変幻自在にその魅力を余すことなく引き出している。1番、2番は若くして世
を去ったカリンニコフの想いが形になった集大成であり、ロシアの作曲に共通
する素朴なメロディは一度聴いたら心を奪われる事だろう。

<ISODAレーベル>
当盤収録の2作は、1930年代に作曲家の留学先のボストンで初演され、称賛さ
れました。しかし、日本では演奏機会を得られないうち、作曲家は戦後まもな
く急逝し、作品も長く埋もれていたのです。ピアノ三重奏曲は「日本のラヴェ
ル」と呼びたい逸品。ピアノ五重奏曲は、日本の伝統の響きと当時のヨーロッ
パの最先端の技法を結びつけた、よりいっそうの力作。日本の近代音楽史を書
き替えるインパクトを持っています。マイ・ハート弦楽四重奏団と藤井由美は、
共感もたっぷりと、曲の真価を明らかにしています。

IE-3003 \2500
「大澤壽人の室内楽」
ピアノ五重奏曲
第1楽章ラルゲット・ソステヌート,
第2楽章ワルツ、アンダンテ・カンタービレ・マ・ノン・トロッポ,
第3楽章アダージョ・モルト・エスプレッシーヴォ,
ピアノ三重奏曲ニ短調
第1楽章アレグロ・アッサイ・ヴィーヴォ,
第2楽章アダージォ・ノン・トロッポ,
第3楽章ロンド、アレグロ・アジタート
マイ・ハート弦楽四重奏団(辻井淳、釋伸司、沖田孝司、雨田一孝)、
藤井由美(ピアノ)
録音:2006年3月兵庫県立芸術文化センター小ホールにて、
エンジニア:太田憲志(オタケン・レコード)
神戸出身で近代日本の最重要な作曲家のひとりである大澤壽人(1907-1953)は
関西学院在学中より早くもピアニスト、指揮者、作曲家として活動を開始し、
卒業後は直ちに渡米してボストンにて、その後は短期間ではあるが、ロンドン、
パリにて傑作を続々と発表し絶賛を得た早熟の天才でした。その大澤のボスト
ン時代の室内楽2作品が大澤生誕100年を記念してオタケン・レコード、太田憲
志氏の録音でリリースされます。この録音は昨年の3月、兵庫県立芸術文化セ
ンターで開催された「大澤壽人とその時代-室内楽コンサート」での同作品の
日本初演(おそらく)と同時に行なわれ、世界初CD化となるものと思われます。
ピアノ三重奏曲は大澤独自の語法で作曲者の内面が吐露された傑作でどちらか
と言えば玄人受けする作品ですが、ピアノ五重奏曲は日本趣味も取り入れたよ
り親しみやすい名曲で、これは今後、古今のピアノ五重奏曲の名作群に加えら
れ、再演の機会も増えていくものと思われます。又、このCDには原稿用紙20枚
以上にも及ぶ精細を極めた片山杜秀氏のライナー・ノートが添付されており、
この度の大澤作品CD化の価値をより高いものにしております。




<COL LEGNO>
WWE20605(SACD-Hybrid) 2枚組 \4500
ルイジ・ノーノ(1924-90):「プロメテオ」(聴く悲劇)(1981/85)
ペーター・ヒルシュ(第1指揮)、
クヮメ・リャン(第2指揮)、
アンサンブル・ルシュルシュ、
フライブルク・ゾリステン合唱団、
フライブルク・フィルハーモニー管弦楽団
ソリスト・アンサンブル、
SWRバーデン=バーデン・フライブルク南西ドイツ放送交響楽団ソリスト・アン
サンブル、
SWRフライブルク・ハインリヒ・シュトローベル実験スタジオ
録音:2003年5月16-18日、フライブルク・コンツェルトハウス
ノーノの集大成的、晩年の大作オペラ「プロメテオ」全曲のCDついに本邦初登
場。かつて秋吉台国際芸術村で日本初演されたこともある。コンピュータ処理
された電子音響と合唱、ソリスト、オーケストラが動員され、予め録音した楽
器音をコンピュータで変調させ、ライヴでもとの楽器と混ぜ合わせるなど、
凝った処理がなされている。演奏される空間の音響、反響も作品の要素として
計算されているため、CDでどこまで再現できるかが問題になってきたが、SACD
ハイブリッドの登場により、ノーノが精魂を注ぎ込んだ大作が極めて臨場感の
ある理想的なサウンドで再生可能となった。83ページにわたる解説、115ペー
ジにわたるリブレットつき。待望の世界初リリース。

WWE20273 \2250
(1)ハイドン:交響曲第27番ト長調
(2)フランツ・コーグルマン(1947-):
夜の散歩道(ハイドンのモチーフによる黄昏時の熟考)
(1)グスタフ・クーン指揮
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
(2)ペーター・ブルヴィク指揮
20世紀exxjアンサンブル
コーグルマンは今年還暦を迎えるオーストリアの作曲家で最初クラシックを学
んだ後、ニューヨークとフィラデルフィアでジャズを学んでおり、ヨーロッパ
前衛音楽の流れとジャズとのクロスオーバー、ボーダーレス化が彼の作曲スタ
ンスである。「夜の散歩道」はハイドンの音楽を素材にしており、ハイドンの
音楽を解体した上、更にジャズ、朗読を編みこんだ独自のリミックス、コラー
ジュ的音楽が展開する。ヨーロッパ人の今風アイヴスという感もなきにしもあ
らずで、そのとぼけた味わいが楽しい。その前にクーン指揮による元ネタのハ
イドンが収録。こちらはまじめな演奏。

WWE20274 \2250
ニコロ・カスティリオーニ(1932-96):ピアノ作品全集(*印:世界初録音)
運動の始まり(1958)、変化(1959)、3つの小品(1978)、
私が夏を渡すように(1983)、
ドゥルチェ・レフリジェリウム(6つの聖職者の歌)(1984)、
ソナティナ(1984)、森の中の鹿(1988)*、踊りの始まりに(1989)、He(1990)、
前奏曲・コラールとフーガ(1994)*
アルフォンソ・アルベルティ(Pf)
録音:2007年7月
昨年没後10年を迎えたカスティリョーニのピアノ作品全集。カスティリョーニ
自身が卓越したピアニストだったせいもあって現代音楽の華麗なピアニズムが
駆使されている。初期はセリー、やがてリゲティかミニマルを思わせる、持続
運動の過程で色彩の変化が追求される作品に変化、時代のムーヴメントと連動
した多様な作品集となっている。

WWE20801 \2250
ヴォルフガング・ミッテラー(1958-):
グリム童話による小さなオペラ「勇ましいチビの仕立て屋」
ウィーン・タッシェンオパー
児童オペラという性格もあってわかり易いメロディの溢れる作品だが、そうし
た分かりのよい語法とクラスター、ライヴ・エレクトロニクス、ノイズ、語り
などを融合していることで図らずもオルガ・ノイヴィルトなど、現代音楽にお
ける最近のオペラの傾向を端的に示す作品となった。現代音楽入門にもよい親
しみやすい作品。




<OTAKEN RECORDS>
TKC-312 \2080
(1)ベートーヴェン 交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱」
(2)ヴェルディ 歌劇「アイーダ」-エジプトとイシスの神に栄光あれ(凱旋の
合唱及び行進曲とバレエ音楽)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮、
NBC交響楽団、ロバート・ショウ合唱団
アイリーン・ファーレル (ソプラノ)、ナン・メリマン (メゾソプラノ)、
ジャン・ピアース (テノール)、ノーマン・スコット (バス)
録音:1952年3月31日及び4月1日 カーネギーホール (1)
1949年3月26日及び4月2日 NBC 8-Hスタジオ (2)
音源:米RCAビクターによる商業用正規録音
トスカニーニが「指揮者の中の指揮者」との高い評価を得ながら、もうひとつ
人気の出ない原因の一つは、70年代以降の再発売LP及びCDの音質の悪さにある
と言えるのではないでしょうか。実際、小生がトスカニーニを最初に聴いたの
は再発売の日本盤LPであり、その後CD時代になっても、その残響のない骨だけ
のような音を聞くのは、小生にとって拷問以外の何物でもありませんでした。
演奏が立派であるだけに、この音だと逆に強圧的に聞こえ、その分、拒否反応
も起こりやすかったと言えるのではないでしょうか。トスカニーニを受け入れ
ない方々の大半はその演奏ではなく、この音をではないかと思える程です。現
にその後、英HMVや米RCAの初期プレスLPを聴くにおよび、トスカニーニ/NBC
交響楽団の演奏が骨肉はもちろんのこと、実は花も実もある演奏であることが
判明し、さらに今回のマスターコピーのオタケン・リマスタリングでトスカニ
ーニが「歌うマエストロ」であることがあらためて再認識されました。この音
で聴くと、今回の「第九」は、演奏時間は最短に近いにもかかわらず、決して
せかせかした印象はなく、実にのびのびと演奏されており、実際トスカニーニ
の棒のもとでは特に声楽陣はたいへん歌いやすかったのではないかと思われて
きます。トスカニーニにとっては、歓喜と勝利の歌は決して人を圧迫するもの
ではなく、どこまでも解放された空に向かって爆発する生命の根源的エネルギ
ーの絶えざる表出なのでした。トスカニーニの生演奏を初めて聴いた人達の感
動はこういったものではなかったかと思われる次第です。没後50年の今年、こ
の大指揮者の魅力を本CDで一人でも多くの方に再発見して頂ければ幸いです。
尚、4楽章コーダ直前の編集跡は今回のリマスタリングでより明確になってお
りますが、これはオリジナル・マスターに元からあるもので、米RCAビクター
初期プレスLP,LM6009にも確認されております。御了承くださいませ。
オタケン・レコード 太田憲志

※廃盤のお知らせ
好評をいただいておりましたOTAKENレーベルのCD-Rシリーズ(TK品番、TKW品番)
ですが、この度廃盤になることになりました。ご愛顧ありがとうございました。




<WEITBLICK>
SSS0082-2 \1980
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
アルヴィド・ヤンソンス指揮
ベルリン放送交響楽団(旧東)、ベルリン放送合唱団、
デルフィナ・アンブロシアク(S), ジゼラ・ポール(A)、
ギュンター・ノイマン(T),ジョゼフ・グレゴル(Bs)
録音:1973年12月31日、ベルリン・フリードリヒシュタットパラストに於ける
ステレオ・ライヴ録音
今をときめくマリス・ヤンソンスの偉大なる父アルヴィド・ヤンソンス(1914-
1984)。レニングラードフィル黄金時代の指揮者を務め、我が国には手兵など
と度々来日するのみならず、東京交響楽団にも名誉指揮者として客演を繰り返
しました。マリスがインターナショナル的な音楽を志向しているのと対照的に、
19世紀にルーツをもつ巨匠らしく、個性的で重厚な表現には圧倒されます。レ
コードが極端に少ない故に、没後20年少々なのに忘れられかけているのは残念
です。実際はレパートリーは非常に広く、優秀なオーケストラ・トレーナーと
しても知られ、東京交響楽団初客演時には、「鉛を金に変えた」とまで絶賛さ
れました。第9の録音が残されていたとは驚きですが、旧東ベルリンの大晦日、
普段はミュージカルやレビュー上演でお馴染みのフリードリヒシュタットパラ
ストで開かれた祝祭的公演です。内容はシリアスそのものでじっくりと遅いテ
ンポが採用され、噛み締めるような一点一画を疎かにせぬ謹厳なリズム刻みに
は、頭が下がります。堂々たる威容は、ドイツ伝統的演奏を愛好するマニアも
納得の名演と思われます。マリス・ヤンソンス氏もリリースを即決され、
WEITBLICKでは、今後もアルヴィド・ヤンソンスの名演を紹介してゆく予定で
す。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。




<CELESTIAL HARMONIES>
13264 \1980
ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス(1875-1911):
ピアノ作品全集第4集
楽興の時 嬰へ短調、前奏曲(Op.13、Op.14、他全20曲)、
ピアノ・ソナタ ヘ長調、即興曲、マズルカ、ポロネーズ、
リトアニアの子守唄、幻影
ロカス・ズボヴァス(Pf)
録音:2006年9月12-14バイエルン放送スタジオ2
第3集まで録音していたピアニスト、ニコラウス・ラフゼンが2005年に急逝し
てしまったため途絶えていたチュルリョーニス:ピアノ作品全集シリーズが再
開されました。大作のヘ長調のソナタ以外は全て1-4分程度の小品ですが、ショ
パンとスクリャービンの間に位置するかのような神秘的で密やかなミクロコス
モスの数々は一度聴くと病みつきになります。そのほの暗く情熱的な音楽は晩
秋から冬にかけて聴くのにピッタリ。ピアノを弾くズボヴァスはチュルリョー
ニス国際ピアノ・コンペティションの入賞者で作曲家の孫にあたります。

13256 \1980
ペーター・ミヒャエル・ハメル(1947-):人生の響きの
(旅立ち:ジョン・ケージの追憶に、アルフレッド・A・トマティスの追憶に、
マイルス・デイヴィスのためのマイルストーン、モートン・フェルドマンの追
憶に、ワルター・バッカウアーの追憶に、デーン・ラドハイアーの追憶に、
パンディット・ペイトカーの追憶に、オリヴィエ・メシアンの追憶に、ジャチ
ント・シェルシの追憶に、ヤニス・クセナキスの追憶に、ヨハン・ダフィト・
アントニンのために、到着:ジョン・ケージの追憶に)
ロジャー・ウッドワード(Pf)
録音:2006年1月14-17バイエルン放送
ドイツの作曲家ハメルはヨーロッパの作曲家にしては珍しくアジアの音楽やア
メリカの作曲家たちの活動に関心があり、ミニマル・ミュージックの影響を受
けた独自の神秘主義的な音楽を書き続けてきた。このCDはハメルが影響を受け
た様々な音楽家へのオマージュといったタイプの小品を集めている。それぞれ
の作曲家の特徴を捕らえた作りになっており(あくまでハメルが捕らえた作曲
家像であるが)、面白いのが「マイルス・デイヴィスのためのマイルストーン」
と「ジャチント・シェルシの追憶」(まるでジョン・アダムスみたいだ)でウィ
ンダム・ヒルから出したら良さそうな耳に心地よいヒーリング・ミュージック
である。武満徹のスペシャリストでもあるオーストラリア出身の巨匠ロジャー
・ウッドワードが透明感のあるピアノを聴かせている。

13259 \1980
ハンス・オッテ(1926-):
時の本(1991-98)(ピアノのための48の小品、全4巻)
ロジャー・ウッドワード(Pf)
録音:2006年1月18-21バイエルン放送
昨年80才を迎えたオッテの近作。電子音楽の作曲家として知られる彼だが、こ
こでは静謐な音楽が続く。切り詰められた素材、繊細な複合音響が美しい。

13265 \1980
マイケル・アサートン&ガース・ペイン:SynC-平行線
南33度50分/アル・アンビクの対話/遭遇/アレトリョマンシー/エクリプス
マイケル・アサートン&ガース・ペイン
古楽と現代音楽の演奏家アサートンとエレクトロニクスを専門とする音楽家ペ
インのコラボ。浮遊感のある無国籍、超時代的エスニック・ミュージック。
レスチャル・ハーモニーらしい音楽。

13275 \1980
フリッツ・ハウザー:
フリップ-ソロ・ドラミング(ドラム・セット、シンバル、打楽器のための12の
小品)
フリッツ・ハウザー(Perc)
録音:2004年DRSスイス放送スタジオ
フリッツ・ハウザーはスイスのプログレシヴ・ロック・グループ、CIRCUSの元
メンバーで現在はフリーの打楽器奏者、即興演奏家として活動し、来日してマ
リンバの安倍圭子と共演したこともある。このCDも即興的な要素の強い作品で
カウベル、タムタム、ドラム等を駆使してコミカルなものから瞑想的なものま
でヴァラエティのある表現を繰出している。ケージのソナタとインターリュー
ドの空気感に通じるものがある。

13278 \1980
ペーター・ミヒャエル・ハメル:
弦楽四重奏曲第3番(1991/93)、第4番「残響」(1995/2000)、
弦楽三重奏曲(1991/92)
アレクサンダー弦楽四重奏団
録音:2006年10月23-25日
ハメルはアジアの音楽に強い関心を示しており、この曲集にそれは反映されて
いる。五音階、仏教儀礼を思わせるエスニックな身振りなど、新ロマン主義、
ニュー・トナリティ、 ニュー・シンプリシティと言われる現代音楽の流れに
属するといえよう。ドイツのルー・ハリソンと言うのが最もふさわしい。

14257 2枚組 \3960
ヴィルフリート・ヒラー(1941-):
星の本(88鍵ピアノのための88の星座)
ジルケ・アーフェンハウス(Pf)
録音:2006年7月、11月バイエルン放送
ピアノの鍵盤数になぞらえ、それぞれペガサス、オリオン、ケンタウルス等、
星座のタイトルがついた88の小品からなる。曲によって無調、調性、複調、旋
法的と多様な語法とスタイルで書かれた性格的小品といえよう。ヒラーは作家
ミヒャエル・エンデと一緒に仕事をしたことでも知られる。

19919 4枚組 \7920
「現代ドイツのピアノ音楽」
(1)ペーター・ミヒャエル・ハメル(1947-):人生の響きの
(2)ハンス・オッテ(1926-):
時の本(1991-98)(ピアノのための48の小品、全4巻)
(3)ヴィルフリート・ヒラー(1941-):星の本(88鍵ピアノのための88の星座)
(1)(2)ロジャー・ウッドワード(Pf)
(3)ジルケ・アーフェンハウス(Pf)
録音:2006年
13256、13259、14257のセット。




<BIDDULPH>
80225 \1980
ブラームス:
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
交響曲第2番 ニ長調 Op.73
ジーノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
ユージン・オーマンディ(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団
録音:1956年3月11日(協奏曲),1953年2月15日(交響曲)、74:19
Biddulphが復刻するフランチェスカッティのシリーズだが、内容はオーマンディ
によるブラームスのアルバムでもある。オーマンディとフィラデルフィア管弦
楽団というと華やかさばかりが謳われる傾向があるが、ドイツ系の音楽では、
弦の豊かな響きを生かし、正攻法で包容力のある音楽で充実度の高い演奏をな
している。交響曲第2番は、そうしたオーマンディの特徴に打ってつけの曲で、
ステレオ録音も残しているが現在廃盤。このモノラル録音の復活は歓迎される
だろう。ことに第2楽章のしっとりとした弦の歌わせ方は価値あり。ヴァイオリ
ン協奏曲は、名手フランチェスカッティのヴァイオリンが素晴らしい。録音当
時53歳のフランチェスカッティは、技術、音色、情熱のいずれも非の打ち所が
なく、オーマンディのバックを得て実に素晴らしい音楽を作り上げている。

80226 \1980
ブラームス:
チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38,
チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.99
シューマン:民謡風の5つの小品 Op.102
クライヴ・グリーンスミス(チェロ)
ボリス・ベルマン(ピアノ)
録音:2005年8月24,25日、DDD
東京クヮルテットのチェリスト、クライヴ・グリーンスミスのソロ。グリーン
スミスは英国出身。ロイヤル・フィルの首席チェリストを経て、ソリストとし
て活躍。1999年に東京クヮルテットに参加。1736年製のストラディバリウスの
名器パガニーニを使用している。内省的な味わいに優れた渋いチェロの魅力が、
ブラームスの魅力を引き立てている。




<NORTHERN FLOWERS(ロシア)>
NF/PMA9951 \1980
ニコライ・ミャスコフスキー(1881-1950):
「弦楽四重奏曲全集第2集」
弦楽四重奏曲第4番ヘ短調op. 33-4
弦楽四重奏曲第5番ホ短調op.47
弦楽四重奏曲第6番ト短調op.49
タネーエフ四重奏団
1982-83年録音
第4番は1909年に完成していたものですが、1937年にベートーヴェン弦楽四重
奏団から演奏の申し出がありリハーサルまで行われたものの、その後改訂され
たものです。第5番は4番の改訂後1938年から39年に久しぶりに作られた作品で、
シェバーリンに捧げられました。第6番は翌年の1940年に完成し、作曲を始め
て30年目に交響曲第21番とともに新しい境地を開いた作品です。第5・第6とも
やはりベートーヴェン四重奏団によって初演されています。

NF/PMA9952 \1980
ニコライ・ミャスコフスキー(1881-1950):
「弦楽四重奏曲全集第3集」
弦楽四重奏曲第7番ヘ短調op.55
弦楽四重奏曲第8番嬰ヘ短調op.59
タネーエフ四重奏団
1982-84年録音
第7番は交響曲第23番と平行して書かれ1941年に完成しました。コーカサスの
雄大な自然に触発された作品です。ミャスコフスキーの弦楽四重奏曲では第7
番にして初めての長調作品です。第8番は1942年にトビリシで完成し、悲劇的
な1楽章、瞑想的な2楽章、フィナーレはアレグロ・ドラマティコの3楽章形式
です。

NF/PMA9953 \1980
ニコライ・ミャスコフスキー(1881-1950):
「弦楽四重奏曲全集第4集」
弦楽四重奏曲第9番ニ短調op.62
弦楽四重奏曲第10番ヘ短調op.67-1
弦楽四重奏曲第11番変ホ長調op.67-2「思い出」
タネーエフ四重奏団
1981-84年録音
第9番はベートーヴェン四重奏団創立20周年のために書かれ、趣を変えて力強
く荘厳なフィナーレで締められる3楽章の作品です。第10番は1907年の書かれ
た弦楽四重奏曲を元に作られた作品で、「古いノートから」とも呼ばれていま
す。第11番も1906-1907年に書かれたピアノ作品を元に作曲されました。




<Edition HST>
HST-049 \2500
ヴァンハル(1739 ‐1813):後期弦楽四重奏曲集第二巻
(1)弦楽四重奏曲 ト短調Weinmann Va:g3 (1786)
Allegro Adagio Allegro assai
(2)弦楽四重奏曲 へ長調Op.33-3 Weinmann Va:F10 (1785)
Allegro moderato Arietta I - Arietta II Adagio Allegro con Fuoco
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
松井利世子;第一ヴァイオリン)
録音:2007年10月、東京府中の森芸術劇場ヴィーンホールでのライヴ録音
交響曲、弦楽四重奏曲などの世俗音楽作曲を1780年代に絶筆したヴァンハル
(1739 ‐1813)は、その後、精神病克服の神への感謝から教会音楽作曲へ専念
し、死の年1813年8月も病床の中でミサ曲を作曲し続けていたと伝えられる。
このCDにはその最後期の弦楽四重奏曲から2曲取り上げられている。1785年ヴィ
ーン、アルタリア書店から出版された曲集からの1曲ヘ長調(第一巻のつづき)
と翌年以降新たにヴィーンに開店したホフマイスタ出版からの要請によって作
曲されたト短調。
ホフマイスタ出版からは約3年(1786-1788)を費やして計6曲が出版されている。




<ジェイズミュージック・レーベル(日本)>
JMCC-20207 \2500
「ラヴ ソングス」 大政直人作品集
「ラヴ・ソングス」/「恋歌」/「クール・ジュエル」/「タンゴ」/
「炎の舞」/「藍色の魚」/「スリー・アスペクツ」/「悲しみのワルツ」
/「アニー・ローリー」
演奏者:須川展也(sax)、大谷康子(Vn.)、苅田雅治(Vc.)、
神谷百子(マリンバ)、中川俊郎(Pf.) 他
大政直人の音楽は、その擁する独特のナイーヴさにおいて人柄を反映している
が、その実、とても強い芯ないし核のようなものを秘めている。それは自らの
音楽言語に対する強い確信と揺るぎない自信によって裏付けされ、支えられた
ものだ。優しさと堅剛さの共存。そこにひとは、日々ともすると忘れそうにな
っている安らぎを身近に感じるとともに、しなやかに生きるための柔軟な知恵
を学ぶ。
(音楽学者:長木誠司)
大政直人(作曲家)
1954年2月4日生まれ。東京芸術大学大学院作曲科修了。作曲を野田暉行、黛俊
郎の各氏に師事。ヴァイオリンを二村英之氏に師事。作品は室内楽を中心に多
岐に渡り、海外での演奏および放送も行われている。
また多数オーケストラ編曲、CD批評、エッセイの著述等も行う。編曲での出版
作品も多数あり、また子供のためのピアノ曲も多数出版されている。日本音楽
著作権協会、日本作曲家協議会、日本現代音楽協会、深新会各会員。




<BMC>
BMC CD129 2枚組 \3960
「クルターク生誕80周年コンサート・ライヴ」
ジェルジ・クルターク:
(1)…コンチェルタンテ…Op.42(2002-03、2006改訂)
(ヒロミとケンのために)
(2)(ジェルジ・クルタークJr共作):対話(1999-2006)
(3)ヒパルティータOp.43(2000-04)(ヒロミのために)
(4)「ヤテコク」からの抜粋と編曲集
(1)(3)菊池裕美(Vn)、
(1)波木井 賢(Va)、
(1)ゾルタン・コチシュ指揮ハンガリー国立フィル、
(2)ケラー四重奏団、
ジェルジ・クルタークJr(シンセサイザー)
(4)マルタ・クルターク(P)、ジェルジ・クルターク(P)
録音:2006年2月15-19ブダペスト、ライヴ
2006年2月15-19日にブダペストで行われたクルターク生誕80歳を祝うコンサー
ト・ライヴ。リゲティ亡き後、現代音楽の重鎮ともいうべきクルタークの近作
ばかりを集めた、老いても全く衰えることのないエネルギッシュな音のスペク
タクル。昨今の作曲界の様々な潮流とは常に一線を画し、厳しく自己を凝視し
てきた最後の前衛の現在が聴ける。最後のクルターク近年の代表作「ヤテコク」
抜粋も貴重。アンコールはクルターク夫妻の演奏するバッハで閉じられる。

BMC CD128 \1980
「聖ミヒャエルと聖マルティンの日のためのポリフォニック晩課」
(1)聖ミヒャエルの日のための晩課
(2)聖マルティンの日のためのミサ
(3)聖マルティンの日のための晩課
スコラ・フンガリカ
ヤンカ・センドレイ&ラースロー・ドブサイ(指揮)
11月11日は聖マルティンの日ですが、それに因んだ音楽を集めた1枚。ブラティ
スラヴァで発見された15-16世紀の写本に基づく演奏です。男女混声による心洗
われるポリフォニー。えも言われぬ美しさは古楽ファンのみならずヒーリング
としてもお薦めできる内容となっております。

BMC CD046 \1980
「スプリンターズ-イルディコ・ヴェコニー」
(1)クルターク:スプリンターズOp.6/c、
(2)ラースロー・ヴィドフスキー:1つまたは2つのツィンバロンのために
(3)クルターク:8つのデュエット
(4)アダム・コンドル:ハンガリー民謡の形式で
(5)クルターク:フェレンツ・ベレニ70歳へのオマージュ
(6)ラースロー・シャーリ:遅く、そして活発に
(7)ソルト・シェライ:ザ(the)ヴァージョンA
(8)クルターク:ヴィトルドへの一本のヒース(ルトスワフスキの思い出に)
(9)ゾスタン・イェネイ:ひげそり
イルディコ・ヴェコニー(ツィンバロン)
(3)アンドラーシュ・ケラー(Vn)
(4)フェレンツ・ヴァルガ(Va)
先ごろバッハをツィンバロンで弾いたアルバムで注目を集めたヴェコニーのア
ルバムで、オール現代ハンガリー・プログラム。前回もバッハの合間にコンド
ルとイェネイの作品を弾いていたが、今回は昨年80歳を迎えたクルタークの作
品を加え、より先鋭的にヴァージョン・アップ。ツィンバロンはブーレーズも
「レポン」で使用しているように、いまや現代音楽に欠かせない楽器となった。

BMC CD047 \1980
(1)J.S.バッハ:パルティータ ニ短調BWV.1004、
(2)クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース
(3)イザイ:ソナタOp.27-3-バラード(エネスコのために)
(4)エミール・ペトロヴィチ:狂詩曲第1番
アンタル・サライ(Vn)
サライは近年、将来を嘱望されるハンガリーの若手を代表するヴァイオリニス
トでブダペスト音楽院で学んだ後、ティボール・ヴァルガ、ジェルジ・パウク
らに指導を受けた。彼の才能はメーニューイン、アイザック・スターンにも絶
賛されている。艶やかで甘い音色が特徴。

BMC CD052 \1980
「オーヴァー・ザ・フェイス・オヴ・ザ・ディープ」-
バルナバス・ドゥカイ(1950-)作品集
海の表面上にただよう霧(4つのヴァージョン)、岩に向かう風のように、
沈み行く太陽に、炎のまばゆさ、
シルヴィア・カルパティ(Vn)
ヤーノシュ・ラーポシ(Va)
ゾルタン・ジェンジェシー(fl)
タマシュ・ブブノ(Vo)
アマディンダ・パーカッション・グループ、他多数
バルナバス・ドゥカイはハンガリーの中堅世代の作曲家。調的な音響、聖歌を
思わせる清冽な響きとクラスターの混在、特にクライマックスのない構成は
フェルドマン、ペルトを思わせる。




<VAI>
VAIDVD4433(DVD-Video) \3650
アレクサンダー・ガヴリリュク ・リサイタル
バッハ(ブゾーニ編):トッカータとフーガ ニ短調BWV565
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調K.576
シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番 イ長調D.664, Op.120
ラフマニノフ:練習曲集「音の絵」Op.39
モシュコフスキ:練習曲 変イ長調Op.72-11
バラキレフ:イスラメイ
ラフマニノフ:前奏曲 嬰ト短調 Op.32-12
モーツァルト(ヴォロドス編):トルコ行進曲
アレクサンダー・ガヴリリュク(Pf)
2007年5月8日,フロリダ,アマチューロ劇場(ライヴ)
リージョン・フリー、STEREO、カラー、105m
俊英ピアニスト、アレクサンダー・ガヴリリュクの最新映像がDVDで発売。
2000年、第4回浜松国際ピアノコンクールで圧倒的な優勝を収め、一躍その名
を知らしめたガヴリリュク。あれから7年が経ち、「20世紀後半最高の16歳」
と絶賛されたピアニストはさらなる進化を遂げている。その「今」を見事に捉
えた映像である。ガヴリリュクは2007年11月、12月に日本を演奏旅行する予定
で、バッハのトッカータとフーガ、モーツァルトのピアノ・ソナタ第17番、
シューベルトのピアノ・ソナタ第13番、ラフマニノフの「音の絵」など、公演
予定曲目が多く収録されているのもありがたいものだろう。

VAIDVD4431(DVD-Video) \3380
フローレンス・フォスター・ジェンキンスの世界(ドキュメンタリー)
フローレンス・フォスター・ジェンキンス(ソプラノ)
収録:1963年7月27日、
リージョン・オール、NTSC、カラー・白黒、モノラル、字幕なし、89分
伝説的な米国の歌手、フローレンス・フォスター・ジェンキンス(1868-1944)の
ドキュメンタリー。富豪の娘であった彼女は、莫大な遺産を手にすると、念願
だった歌を学び、壮絶な「音痴」だったにもかかわらず、自らをプリマドンナ
と信じて疑わず、「魔笛」の夜の女王のような高難易度のアリアを歌って、絶
大な「人気」を博した。亡くなる1944年には、カーネギーホールでのリサイタ
ルまで開いている程だ。彼女の名はオペラファンには有名なものの、その生涯
はあまり知られていなかった。このDVDでは映像を用いて、彼女を単なる「冗
談」ではなく、20世紀前半のアメリカ合衆国だからこそ生まれた文化現象とし
て論じている。だが、流れてくる彼女の歌声には、やはり腹を抱えて笑ってし
まう。

VAI DVD4400(DVD-Video) \3380
メノッティ:「アマールと夜の訪問者」
(ボーナス映像)
ローズマリー・クールマンへのインタビュー(2007年)
コロンバス少年合唱団によるクリスマス・キャロル(1955年)
ジョン・マカイヴァー(BS アマール)
ローズマリー・クールマン(S 母)
アンドルー・マッキンリー(T カスパール王)
デイヴィッド・エイキン(メルキオ-ル王)
レオン・ライシュナー(バルタザール王)

トーマス・シッパーズ(指揮)
シンフォニー・オブ・ジ・エアの団員
演出:ジャン・カルロ・メノッティ
1955年12月25日放送
リージョン・オール、NTSC、白黒(特典はカラー含む)、モノラル、4:3、
字幕:英独仏伊西、本編55分 ボーナス30分
2007年2月に亡くなった、ジャン・カルロ・メノッティの代表作の一つ、「ア
マールと夜の訪問者」の映像。元々テレビ放送用に依頼された作品で、1951年
のクリスマスに放送、大変な成功を収め、以来毎年クリスマスに放送されるよ
うになった。このDVDには1955年の映像が収録されている。物語は、足の不自
由なアマール少年の元に、東方の三賢者が訪れる、奇跡がおきるというもの。
白黒の古い映像ながら、作曲者自身の演出によるセットでの撮影で、十分見応
えがある。



<VAIディストリビューションSMHレーベル>
SMH7878(DVD-Video) \3650
「アーロン・ロザンド 音楽に人生を捧げて」
ブラームス(ハイフェッツ編):瞑想
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV.1001から,
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調BWV.1004-シャコンヌ
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調-第3楽章
ヨアヒム:ロマンス 変ロ長調
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番Op.108-第2楽章
アーロン・ロザンド(ヴァイオリン)
ヒュー・サング(ピアノ)
オクサーナ・ヤブロンスカヤ(ピアノ)
リージョン・オール、NTSC、カラー、ステレオ、4:3、65m
アーロン・ロザンドの演奏と語りで、彼の人物像に迫る映像。ロザンドは1927
年生まれの米国の偉大なヴァイオリニストだが、どういう訳か日本では人気が
ブレイクしないまま今日に至っている。しかし彼はイザイの流れも、アウアー
の流れも(名ヴァイオリニスト、エフレム・ジンバリストを経て)継承しており、
芳醇な美音と朗々とした歌の艶やかさは比類ないものである。教師としても高
名で、吉田恭子の師でもある。ここに収録されているものは様々な機会の演奏
で、断片しか聞けないものもあるが、いずれも近年のロザンドがいまだ高みに
あることを知らしめるものである。

<KML Recordings>
KML 1117 \2300
シューベルト&モーツァルト ――
F・シューベルト:
幻想曲ヘ短調D.940/Op.103、アンダンティーノと変奏曲ロ短調D.823/Op.84-1
W・A・モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調K.448
カティア・ラベック(ピアノ)、マリエル・ラベック(ピアノ)
2006年末にボレロを中心としたラヴェルの作品集を世に送り出し衝撃的なスタ
ートを切ったラベック姉妹の自主レーベル「KML Recordings」。
第1弾のラヴェル作品集「ボレロ」、第2弾のストラヴィンスキー&ドビュッシ
ー作品集「白と黒で」に続く待望の第3弾はシューベルト&モーツァルトという
王道の超強力プログラム!今回収録されているモーツァルトは、もちろん「2台
のピアノのためのソナタ」。2006年に放送されたドラマ版「のだめカンタービ
レ」で演奏され爆発的なヒットとなったこの名作を、クラシック音楽界で絶大
な存在感を放つ最強姉妹の演奏で聴くことができるのだから期待せずにはいら
れない!
そしてシューベルト2作品の完成度も抜群!
ラベック姉妹が放つ音の洪水によってシューベルトの世界にぐいぐいと引き込
まれてしまい、何度も何度も繰り返し聴きたくなってしまう・・・そんな魅力
に満ちた素晴らしい演奏が展開されている。
「動のカティア、静のマリエル」と言われるラベック姉妹だからこそ醸し出せ
る見事なコンビネーションとドライブ感、色彩感、そしてリズム感がここにあ
る。




<Channel Classics>
CCSSA 23407(SACD-Hybrid) \2850
リエゾンスVol.1-スカルラッティ&バルトーク ――
D・スカルラッティ:
ソナタ ハ長調K.420、ソナタ ハ短調K.58、ソナタ ヘ長調K.82
B・バルトーク:民謡による3つのロンドSz.84
D・スカルラッティ:
ソナタ ニ長調K.491、ソナタ ニ長調K.430、ソナタ ハ長調K.159
B・バルトーク:ピアノのためのスケッチSz.44
D・スカルラッティ:ソナタ ニ短調K.9、ソナタ ヘ長調K.17
B・バルトーク:葬送行進曲
D・スカルラッティ:
ソナタ イ短調K.3 - Presto、ソナタ ホ長調K.380 - Andante comodo、
ソナタ ホ長調K.135 - Allegro
B・バルトーク:ブルガリアのリズムによる6つの舞曲
デヤン・ラツィック(ピアノ)
クロアチアの生んだ天才ピアニスト、デヤン・ラツィックがスタートさせる新
たなシリーズ“リエゾンス”。“連結”などの意味を持つこのタイトルの第1弾
はスカルラッティとバルトーク。
一見まったく共通点が無いと思われるこの2人の作曲家の作品を、ラツィック
独自のプログラミングによる演奏で共通性、関連性、そして対比を見出してい
くという画期的かつ意欲に満ちた挑戦なのである!
この新たな挑戦によって自らの新境地の開拓に成功したデヤン・ラツィックの
飛翔の時は、まさに今。1人のピアニストとして進化した新しいラツィックの
姿がここにある!
1977年にクロアチアのザグレブで生まれたデヤン・ラツィックは、幼少の頃よ
りピアノとクラリネットを学び両方の楽器で数々のコンクールに入賞。
チャンネル・クラシックスからはラヴェル、モーツァルト、シューベルト、ベ
ートーヴェンなどの録音をリリースしており、いずれも日本だけでなく世界各
国から称賛を浴びている。
ちなみに今後は“リエゾンス”の第2弾としてシューマン&ブラームス、また
協奏曲録音ではハチャトゥリアンやラフマニノフのリリースが予定されるなど
ラツィックの動向に要注目!





<Lyrita>
SRCD.320 \2180
ウィリアム・ブッシュ(1901-1945):
チェロ協奏曲/ピアノ協奏曲(全曲世界初録音)
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、
ピアーズ・レーン(ピアノ)、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
ウィリアム・ブッシュはドイツ生まれでイギリスに帰化した両親のもとに生ま
れ、母国であるイギリス、アメリカとドイツで音楽を学んだ20世紀の作曲家、
ピアニスト。
今回収録されている協奏曲だけでなく、これまでその作品がほとんど録音され
る機会のなかったウィリアム・ブッシュにスポットライトを浴びせるあたりは
流石リリタ。
ソリストにもウォルフィッシュとレーンといった一流の名手を起用。そしてヒ
コックスと並ぶイギリス音楽の達人ハンドリーがタクトを振るなど顔ぶれも見
事!もちろん2作品とも世界初録音。世界初出&初CD化。

SRCD.254 \2180
アーサー・ブリス(1891-1975):弦楽のための音楽
ジョン・ブロウの主題による瞑想/無伴奏女声合唱のための《幼子イエスへの
祈り》
ヒューゴ・リグノルド(指揮)、
バーミンガム市交響楽団、
フィリップ・レッジャー(指揮)、
アンブロジアン・シンガーズ
「色彩交響曲」、バレエ音楽「チェック・メイト」、そして数多くの映画音楽
で広く知られるイギリスの巨匠アーサー・ブリス。
ここではエルガーの後継者としての名声を確立することになった「弦楽のため
の音楽」、最高傑作と評される「ジョン・ブロウの主題による瞑想」、秀作が
多く残された合唱作品の1つ「幼子イエスへの祈り」など「色彩交響曲」に劣
らない重要作品を収録。ブリスの強力アイテムがまた1つ復刻となる!
世界初CD化

SRCD.266 \2180
ウィリアム・ベインズ(1899-1922):
銀筆画、楽園、紅葉、たそがれの小品、潮、7つの前奏曲
アーネスト・ジョン・モーラン(1894-1950):
スタラム川、白い山、トッカータ、前奏曲、子守歌、バンクホリデー、
2つの伝説
エリック・パーキン(ピアノ)
ベインズとモーラン、20世紀前半のイギリスで活躍した2人の作曲のピアノ作品
をカップリング。
特に若くしてこの世を去った早熟の天才ウィリアム・ベインズの作品は現在で
も接する機会が少ないため、今回の復刻は知られざるイギリス音楽の発掘とい
う観点から見ても非常に意義深い。またスタンフォードに学び母国イギリスの
民謡を大切にしたモーランのピアノ作品も外せない名曲として支持を集めてい
る。
現在はシャンドスなどで活躍する名ピアニスト、エリック・パーキンが知られ
ざるイギリスの名品をじっくりと味あわせてくれる。世界初CD化。

SRCD.281 \2180
マルコム・ウィリアムソン(1931-2003):
序曲《スペインのサンティアゴ》/交響曲第1番《エレヴァミーニ》/3本のト
ランペット、ピアノと弦楽のための《協奏交響曲》/ピアノ・ソナタ第2番
マーティン・ジョーンズ(ピアノ)、マルコム・ウィリアムソン(ピアノ)、
チャールズ・グローヴズ(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団
シドニー生まれのマルコム・ウィリアムソンは、12歳という若さでシドニー音
楽院でウジェーヌ・グーセンスに作曲を師事するなど20世紀オーストラリアを
代表する作曲家の1人。
現在シャンドスで進んでいるウィリアムソン作品集の原点とも言えるのがこの
リリタ盤。作曲者自身の演奏によるピアノ・ソナタ第2番もリリタならではの
音源である。世界初CD化。

SRCD.282 2枚組(1枚価格) \2180
ジェラルド・フィンジ(1901-1956):
歌曲集《夏の前と後》/7つの歌曲《地球が朽ちるまで》/6つの歌曲《私は恋
人に言った》/10の歌曲《ある若者の訓戒》/10の歌曲《大地と大気と雨》
ジョン・キャロル・ケイス(バリトン)、ロバート・ティアー(テノール)、
ニール・ジェンキンス(テノール)、ハワード・ファーガソン(ピアノ)
生涯にわたって美しく純粋な旋律を書き続けたイギリスの作曲家ジェラルド・
フィンジ。ヨーヨー・マによる「チェロ協奏曲」(SRCD.236)やボールト唯一の
フィンジ作品集(SRCD.239)
などフィンジの名声をさらに高める音源を発売してきたリリタが5つの歌曲集
を復刻。3人の歌い手たちが紡ぐフィンジの歌曲集は至福の時間を与えてくれ
ることだろう。世界初CD化。

SRCD.292 \2180
ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):
ピアノ四重奏曲イ短調Op.21/幻想的弦楽四重奏曲Op.25/クラリネットと弦楽
四重奏曲のための《狂詩的五重奏曲》Op.31
リチャーズ・ピアノ四重奏団、
シア・キング(クラリネット)、リチャーズ・アンサンブル
息子の死を境にして大きなスタイルの変化を見せたハウエルズ。ここに収録さ
れている3作品全てが20代という初期の時代に書かれた作品であり、宗教作品
の作曲家へと変化を見せていく前のハウエルズの音楽が収められている。
そして重要な役割を果たすソリストはピアノのバーナード・ロバーツ、クラリ
ネットのシア・キングといったイギリスの実力者が務めている。世界初CD化

SRCD.302 2枚組(1枚価格) \2180
フランク・ブリッジ(1879-1941):
弦楽四重奏曲第3番/同第4番/ピアノ三重奏曲第2番/ピアノ四重奏曲のため
のファンタジー/弦楽三重奏のための小品
アレグリ弦楽四重奏団、タンネル三重奏団、
ブライアン・ホーキンス(ヴィオラ)
師としてブリテンを育てたブリッジは19世紀後半-20世紀前半のイギリス人作
曲家としては後期の作品からは珍しく無調音楽、印象主義といった前衛的な手
法を用いて他の作曲家とは一線を画していたことでも知られている。
管弦楽など規模の大きな作品もさることながら、室内楽作品への評価は非常に
高い。このセット1つで1910年代、1920年代、そして1930年代の作品を聴き分
けられるのも魅力的。世界初CD化。

SRCD.318 \2180
プレミエ&アンコール ――
ヘンリー・ヒューゴー・ピアソン(1815-1873):交響詩《マクベス》Op.54
アラン・ロースソーン(1905-1971):幻想序曲《行列》
デイヴィット・モーガン(1933-):コントラスツ
フランシス・チャグリン(1905-1972):演奏会用序曲《ヘルター・スケルター》
ピーター・ワーロック(1894-1930):弦楽セレナード
マルコム・アーノルド(1921-2006):
喜劇序曲《ベックス・ザ・ダンディプラット》
バリー・ワーズワース(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団、
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、ロンドン交響楽団、他
19世紀のピアソン、20世紀のアーノルド、現在も活躍中のモーガンなどイギリ
スの6人の作曲家たちの「序曲」や「交響詩」などの管弦楽作品集。イギリス
音楽には序曲などの規模の作品にアタリが多い。コンサートの最初とアンコー
ルを楽しめるような収録内容となっているところも面白い。
世界初CD化(一部初出音源を含む)。

SRCD.336 \2180
リリタ・クラシックス ――
M・バルフ:ギャロップ
E・エルガー:
《エニグマ変奏曲》より 第10変奏ドラベッラ、威風堂々第5番ハ長調Op.39
F・ディーリアス:楽園への道
P・グレインジャー:シェパーズ・ヘイ、固定されたド
H・ハーティ:The Fair-Day
P・ワーロック:カプリオル組曲
L・バーナーズ:ホーンパイプ
G・ホルスト:セント・ポール組曲Op.29-2
R・ヴォーン=ウィリアムズ:トマス・タリスの主題による幻想曲
アンドルー・デイヴィス(指揮)、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、
フィルハーモニア管弦楽団、他
在り来たりの名曲集ではなく、リリタの音源の中からこだわりを持って厳選さ
れた11作品を収録した超個性的なイギリス名曲集!これを聴けば一発でイギリ
ス音楽に引き込まれること間違い無し!世界初CD化。





<Nimbus>(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 5616 \2080
20世紀の無伴奏チェロ作品集 ――
P・ヒンデミット:ソナタOp.25-3
E・クルシェネク:組曲Op.84
L・ダラピッコラ:シャコンヌ、間奏曲とアダージョ
G・リゲティ:ソナタ
H・W・ヘンツェ:セレナーデ
J・イベール:ギルラツァーナ
W・ルトスワフスキ:7つの変奏
A・ライマン:ソロ
V・D・キルヒナー:Und Salomo sprach...(世界初録音)
ヴォルフガング・ベッチャー(チェロ)
1958年から1976年までの18年間にわたって帝王カラヤン時代のベルリン・フィ
ルの主席チェロ奏者を務めたヴォルフガング・ベッチャー。
ベルリン・フィルの退団後はベルリン芸術大学の教授として後進の指導にも積
極的に携わってきたベルリン生まれの世界的な名奏者である。近年日本へは草
津国際音楽アカデミー&フェスティヴァルのために来日を果たしておりその実
演に触れる機会も増えてきている。数ある無伴奏チェロのための近現代作品集
の中でもトップクラスに位置づけられる熟練の演奏である。
1997年9月12日-15日の録音。

NI 5631 \2080
D・ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタOp.134
K・ペンデレツキ:無伴奏ヴァイオリンのためのカデンツァ
A・ペルト:鏡の中の鏡
A・シュニトケ:ヴァイオリン・ソナタ第3番、きよしこの夜
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン)、サイモン・マリガン(ピアノ)
現在はボザール・トリオのメンバーとして活躍中するダニエル・ホープ。ショ
スタコーヴィチを中心としたこのディスクは、ザハール・ブロンの下でヴァイ
オリンを学び長年にわたってメニューインと共演を続けたダニエル・ホープが
ニンバス時代に収録した録音の第2弾となったもの。特にショスタコーヴィチ
の演奏は、リリース時に各方面から大絶賛を受け名演の1つとして現在も高く
評価されている。1999年8月5日-7日の録音。

NI 5617 \2080
W・A・モーツァルト:
ピアノ三重奏曲第3番変ロ長調K.502/同第4番ホ長調K.542/
同第5番ハ長調K.548
ウィーン・ピアノ・トリオ
ニンバスにドヴォルザークやベートーヴェン、ハイドン、メンデルスゾーンな
どの録音を行ってきたウィーン・ピアノ・トリオは、1988年に結成され世界各
国でのコンサート活動を行ってきたオーストリアのアンサンブル。ヴァイオリ
ンのレディクの使用楽器はグァダニーニ1771。1999年5月1日-4日の録音。

NI 5637 \2080
マイ・リーダー・ランド-ニコラエ・ブレタン(1887-1968):歌曲集Vol.1 ――
Inima/Hazamegyek a Falumba/Cucule, de ce nu vii?/In Fereastra
Dinspre Mare/他、全22曲
ルドヴィク・コンヤ(バリトン)、フェルディナンド・ワイス(ピアノ)
ハンガリーで生まれルーマニアで没した作曲家ニコラエ・ブレタン。ニンバス
にはオペラを中心とした声楽作品の録音が行なわれており、この歌曲集も東ヨ
ーロッパ音楽のファンや声楽ファンにチェックしていただきたい作品集となっ
ている。1973年-1976年の録音。

NI 5640 \2080
マイ・リーダー・ランド-ニコラエ・ブレタン(1887-1968):歌曲集Vol.2 ――
S-acele dulci pareri de rau/Die Botschaft/Padurea/Gazel/La groapa
Lui Laie/他、全24曲
ルドヴィク・コンヤ(バリトン)、フェルディナンド・ワイス(ピアノ)
続いてブレタンの歌曲第2集。収録作品はいずれも貴重な録音。1973年-1976年
の録音。





<Amon Ra>(Amon Raはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
CD-SAR 25 \2180
W・A・モーツァルト:ディヴェルティメント集K.439bより 第1番-第4番
クラシカル・ウィンズ
「クラシカル・ウィンズ」は、ピリオド楽器を用いたイギリスのバロック・ア
ンサンブル。ここでは18世紀に製作された2本のバセットホルンとファゴットに
よる演奏が収録されている。まろやかな音色が心地よい。1986年1月の録音。

CD-SAR 22 \2180
オーボエ・コレクション ――
スペイン民謡:アルボラーダ
雅楽:越天楽/トルコ民謡
ブルターニュ民謡:アン・ドロ・ネヴェス
13世紀:La Quinte Estampie Real
M・マレ:スペインのフォリアによる変奏曲
C・P・E・バッハ:ソナタ ト短調
J・W・カリヴォダ:サロン小品集
T・A・ワルミスリィ:ソナチナ第2番ト長調
L・パスクリ:歌劇《シチリア島の夕べの祈り》のモティーフによる大協奏曲
ロビン・カンター(オーボエ、ドゥルサイナ、篳篥、他)、
ジェームズ・ウッド(民族打楽器)、アンソニー・プリース(チェロ)、
メルヴィン・タン(チェンバロ)、
リチャード・バーネット(フォルテピアノ&ピアノ)
イギリス生まれのオーボエ奏者ロビン・カンターが現在のオーボエだけでなく、
19世紀のロマンティック・オーボエとクラシカル・オーボエ、バロック・オー
ボエ、そして民族楽器でもあるドゥルサイナや篳篥など様々な種類の「オーボ
エ」を吹き分けた仰天のアルバム。メルヴィン・タンもサポート役として録音
に参加。1985年2月の録音。

CD-SAR 19 \2180
フルート・コレクション ――
L-C・ダカン:かっこう
J・オトテール編曲:Air de Mr de Luly
J・クヴァンツ:ソナタ ニ長調
J・デュフリ:La De Drummond
F・ドヴィエンヌ:ソナタ ホ短調
J-L・テュルー:ファンタジー・ブリラント
C・ニコルソン:ホーム・スウィート・ホーム
シューベルト(ベーム編曲):おやすみ
スティーヴン・プレストン(バロック・フルート)、
ルーシー・カロラン(チェンバロ)
ホグウッドやピノックたちと多くの名演を残してきた名手スティーヴン・プレ
ストンが8種類のバロック・フルートを奏でており、時代の移り変わりによる音
色の違いを体感できる。ちなみにリリース時には各メディアから絶賛された名
盤である。1984年12月の録音。





<Prima Voce>(Prima Voceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 7891 \1680
ルイーザ・テトラッツィーニ(1871-1940)-録音集Vol.2(録音:1904年-1914年)
G・ドニゼッティ:歌劇《シャモニーのリンダ》より おお、この魂の輝きよ
G・ヴェルディ:歌劇《トロヴァトーレ》より 恋はばら色の翼に乗って
C・グノー:歌劇《ロメオとジュリエット》より 私は夢に生きたい/他
ルイーザ・テトラッツィーニ(ソプラノ)、様々なアーティスト
「プリマ・ヴォーチェ」は、往年の名歌手たちの歌声が収録された78回転のSP
盤の演奏をマイクロフォンで拾い、デジタル化を行う復刻シリーズ。ニンバス
・レーベルのテクノロジーが実現させた貴重な音源の宝庫である。

NI 7900 \1680
エンリコ・カルーソー(1873-1921)-初期録音集(録音:1902年-1910年) ――
G・ヴェルディ:歌劇《アイーダ》より 清きアイーダ
G・プッチーニ:歌劇《トスカ》より 妙なる調和
A・フランケッティ:歌劇《ゲルマニア》より/他
エンリコ・カルーソー(テノール)、様々なアーティスト
20世紀の大テノールのオペラ・アリア集。とても100年前の録音とは思えない鮮
明な音質に驚かされる。

NI 7892/3 2枚組 \2580
(2CDs/特別価格)
往年の名歌手たちによるドニゼッティ(録音:1906-1947年) ――
G・ドニゼッティ:
歌劇《ランメルモールのルチア》より あの方はまだいらっしゃらない(ルイー
ザ・テトラッツィ)
歌劇《シャモニーのリンダ》より おお、この魂の輝きよ(ロジーナ・ストルキオ)
歌劇《ルクレツィア・ボルジア》より いやしい漁師の(カルロ・アルバーニ)
歌劇《ドン・パスクヮーレ》より 私は行く、駆けて行く(ルクレツィア・ボリ)
/他
様々なアーティスト
約40年間に及ぶ作曲家「ドニゼッティ」のオペラ・アリアをまとめた録音集。





<Piano21>
P 21028-A \2250
E・グリーグ:
ピアノ協奏曲イ短調Op.16/ペール・ギュント第1組曲Op.46/
練習曲-ショパンへの頌歌Op.73-5/抒情小曲集より
シプリアン・カツァリス(ピアノ)、
ホルスト・ノイマン(指揮)、ライプツィヒ放送交響楽団
「シプリアン・カツァリス・アーカイヴス」シリーズの始動によって録音が増
えてきたものの、これまでモーツァルト以外での協奏曲録音は非常に少なかっ
たカツァリス。ラフマニノフ、チャイコフスキー、テオドラキスに続くこのグ
リーグはカツァリスの協奏曲録音の中でも最大の目玉となる可能性が高い。
第1楽章冒頭のティンパニのクレッシェンド直後から展開されるであろう圧倒
的で独創的なカツァリス・ワールド・・・、他の追随を許さない神がかり的な
超絶技巧だけでなく、繊細で美しいタッチや深く豊かな音楽性などカツァリス
の魅力の全てを今回リリースとなるグリーグのピアノ協奏曲から聴き取ること
ができるだろう!またカツァリスの眩しげな表情の写真を用いたジャケットも
どこか新鮮。




<Timpani>
1C 1119 \2300
ヴァンサン・ダンディ(1851-1931):室内楽作品集 ――
2本のフルート、トランペットと弦楽四重奏のための《古風な形式による組曲》
/木管七重奏のための《歌と踊り》/ピアノと弦楽四重奏のための《五重奏曲》
/フルート、ハープ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための《組曲》
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団のソリストたち、
フランソワ・ケルドンクフ(ピアノ)
好評を博したクリヴィヌ&ルクセンブルク・フィルによる管弦楽作品集
(1C 1101)に続く室内楽作品集がリリース!師であるフランクだけでなくワー
グナーからも色濃く影響を受けたダンディ。室内楽作品にも既存の概念にとら
われない革新的な編成による魅力的な作品を残している。
またパリ音楽院の教育改革案を退けられたダンディは、ボルドとギルマンと共
に1894年にスコラ・カントルムを創設。教育者としても当時のフランスに多大
な功績を残した音楽家なのである。
ピエルネの室内楽作品集(2C 1110&2C 1111)でのハイ・パフォーマンスで話題
を呼んだルクセンブルク・フィルのソリストたちが再び参上。特にフルート奏
者マーカス・ブレンニマンの芯を持った素晴らしい音色による活躍が見事!
2007年5月6月の録音。

1C 1120 \2300
ジャン・クラ(1879-1932):合唱、声楽とオルガンのための作品集 ――
合唱とオルガンのための《聖者を讃える賛歌》/ソプラノとオルガンのための
《天使のパン》/4声のミサ曲/ソプラノ、ヴァイオリンとオルガンのための
《アヴェ・ヴェルム》/男声合唱のための《モンターニュの舞曲》/ソプラノ
とオルガンのための《アヴェ・マリア》/合唱とオルガンのための《天の女王、
喜びませ》/オルガンのための《結婚行進曲》
ソフィー・マリン=デゴール(ソプラノ)、
ピエール・ファラゴ(オルガン)、ヴァンサン・リゴー(オルガン)、
ピエール・カルメル(指揮)、ル・マドリガル・ド・パリ
ピアノ作品集(1C 1087)、歌曲集(1C 1085)、管弦楽作品全集(2C 2088)、歌劇
「ポリフェーム」(3C 3078)などのリリースを行い、知られざるフランスの作
曲家ジャン・クラの作品の再評価に取り組むティンパニからの最新録音は合唱
作品を中心としたもの。
軍人と作曲家という2つの顔を持っていたクラは短期間ながら作曲はデュパル
クに師事。軍人としては生涯を通じて海軍に所属し少将の地位を授けられてい
る。軍人としての生活と並行して行われた作曲活動によって生まれた作品は、
フランス印象派の大家たちにも引けをとらない色彩感を持っている。全曲世界
初録音。2007年5月6月の録音。

1C 1134 \2300
J・クラ:ピアノ五重奏曲/弦楽四重奏曲
アラン・ジャクオン(ピアノ)、ルーヴィニュイ弦楽四重奏団
ジャン・クラの作品集の中でも特に高い評価を得ていたピアノ五重奏曲&弦楽
四重奏曲のアルバムがディジパック仕様となって新装再発売。19世紀フランス
音楽の様々な魅力を取り入れたクラの傑作を楽しめる。
1C 1066からの移行再発売。
(今回の移行再発売に伴い「1C 1066」は廃盤となります。)

1C 1131 \2300
I・クセナキス:管弦楽作品全集Vol.3 ――
シナファイ(連接)― ピアノと86人の奏者のための/ホロス ― 89人の奏者の
ための/エリダノス ― 68人の奏者のための/キアニア(暗き紺碧の国) ―
90人の奏者のための
大井浩明(ピアノ)、
アルトゥール・タマヨ(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
ティンパニ・レーベル最大のベストセラー・タイトル、大井浩明&ルクセンブ
ルク・フィルによるクセナキスの「シナファイ」がデザインを一新して遂に復
活!
テレビなどのメディアに多数取り上げられ爆発的な話題を呼んだクセナキスの
「シナファイ」。10段楽譜に記された16声部の演奏を要求される超難曲に挑む
大井浩明の熱演には言葉を失うこと必至。1C 1068からの移行再発売。
(今回の移行再発売に伴い「1C 1068」は廃盤となります。)

1C 1136 \2300
I・クセナキス:管弦楽作品全集Vol.4 ――
第2ピアノ協奏曲《エリフソン》 ― ピアノ独奏と88人の奏者のための/アタ
― 89人の奏者のための/アクラタ ― 16の管楽器のための/クリノイディ
― 71人の奏者のための
大井浩明(ピアノ)、
アルトゥール・タマヨ(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
大反響を巻き起こした「シナファイ」に続くクセナキス2番目のピアノ協奏曲
「エリフソン」を収録した注目盤。
「シナファイ」と同じく前代未聞の難易度を誇る「エリフソン」でもクセナキ
スから信頼を寄せられていた大井浩明とタマヨ&ルクセンブルク・フィルが強
烈な演奏を展開している。
1C 1084からの移行再発売。
(オリジナル盤の「1C 1084」は在庫がある限り、優先出荷となります)

1C 1126 \2300
J-G・ロパルツ:
小交響曲/パストラール/田園風セレナード/ディヴェルティメント
パスカル・ヴェロ(指揮)、ブルターニュ管弦楽団
「ロパルツ」の名前とその作品を一気に世界へと広めたティンパニ。ロパルツ
・ブームの原点とも言える作品集第1弾がこのアルバム。
パスカル・ヴェロは現在東京フィルの主席客演指揮者を務めており、新星日響
時代から日本とは馴染みの深いリヨン生まれのフランス人指揮者である。
1C 1034からの移行再発売。
(今回の移行再発売に伴い「1C 1034」は廃盤となります。)

1C 1127 \2300
L・ヴィエルヌ:交響曲イ短調/ピアノと管弦楽のための《詩曲》
フランソワ・ケルドンクフ(ピアノ)、
ピエール・バルトロメ(指揮)、
リエージュ・フィルハーモニック管弦楽団
日本の学校のチャイムにも用いられている「ウェストミンスターの鐘」に代表
されるオルガン作品の大家ヴィエルヌ。
ヴィエルヌの交響曲とピアノ協奏曲というオルガンがメインではない作品のカ
ップリングもティンパニらしい選曲。
1C 1036からの移行再発売。
(今回の移行再発売に伴い「1C 1036」は廃盤となります。)

1C 1128 \2300
リリ・ブーランジェ:
歌曲集《空の森林開拓地》/4つの歌曲/ピアノのための3つの小品
ジャン=ポール・フシェクール(テノール)、
アオニア・デ・ブフォール(メゾソプラノ)、アラン・ジャコン(ピアノ)
ブーランジェ姉妹の妹、リリ・ブーランジェの声楽作品とピアノ作品を収録。
姉であるナディアからも作曲を学んだリリは1913年に「ファウストとエレー
ヌ」でローマ大賞を受賞するも24歳という若さでこの世を去ってしまう。短
い生涯で遺した傑作の記録である。
1C 1042からの移行再発売。
(今回の移行再発売に伴い「1C 1042」は廃盤となります。)

1C 1129 \2300
A・オネゲル:
劇付随音楽《世界の戯れの物語》/コンチェルト・ダ・カメラ(室内協奏曲)
エティエンヌ・プラスマン(フルート)、
ニコラ・シャルヴァン(イングリッシュホルン)、
アルトゥール・タマヨ(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
クセナキスの作品集で凄まじいレベルの演奏を繰り広げているタマヨ&ルクセ
ンブルク・フィルによるオネゲル。
フルートとイングリッシュホルン、弦楽オーケストラのためにかかれた「コン
チェルト・ダ・カメラ」、劇付随音楽の「世界の戯れの物語」はどちらも貴重
な音源。
1C 1050からの移行再発売。
(今回の移行再発売に伴い「1C 1050」は廃盤となります。)

1C 1130 \2300
B・マルティヌー:室内楽作品集Vol.1 ――
夜想曲/幻想曲/ロンド/室内音楽第1番
フランソワ・ケルドンクフ(ピアノ)、
ジャック・チャムケルテン(オンド・マルトノ)、
マーク・フォスター(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニックのソリストたち
6曲の交響曲や多くの協奏曲など400曲を超える膨大な数の楽曲を作曲した20世
紀チェコを代表する作曲家マルティヌー。
ルクセンブルク・フィルのソリストたちの活躍だけでなくだけでなく、オンド
・マルトノを含む珍しい編成による「幻想曲」にも要注目。
1C 1060からの移行再発売。
(今回の移行再発売に伴い「1C 1060」は廃盤となります。)

2C 2132 2枚組 \4600
E・ショーソン:歌曲集全集
ブリジット・バレイス(メゾソプラノ)、
ジャン=フランスワ・ガルデイユ(バリトン)、
ビリー・エイディ(ピアノ)、
サンドリーネ・ピアウ(ソプラノ)、
ルートヴィヒ四重奏団
19世紀フランスの作曲家ショーソンの歌曲集というこれまたティンパニらしい
選曲眼が光るアルバム。
ショーソンの作品は「詩曲」や「交響曲」以外はなかなか接する機会に恵まれ
ないため、特に歌曲ファンには嬉しいセットの復活である。
2C 2028からの移行再発売。
(今回の移行再発売に伴い「2C 2028」は廃盤となります。)




<PentaTone>
PTC 5186 178(SACD-Hybrid) \2850
N・パガニーニ:
ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.6/同協奏曲第4番ニ短調
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)、
アレグザンダー・ギブソン(指揮)、ロンドン交響楽団
高音質の復刻盤として活発なリリースを続けるフィリップスのクァドラフォニ
ック(4チャンネル録音)の復刻シリーズ最新作。
フィリップス録音の歴史的名盤として親しまれ続けてきたシェリングのパガニ
ーニがSACDハイブリッド盤で新たに復活!サラウンドによる抜群の臨場感が新
たな発見をもたらしてくれる可能性は高い。1975年6月の録音。





<Chandos Classics>
CHAN 10448X \1780
M-A・シャルパンティエ:真夜中のミサ曲
F・プーランク:
「クリスマスのための4つのモテット」より サルヴェ・レジナ、
「悔悟節のための4つのモテット」より サルヴェ・レジナ
ジョージ・ゲスト(指揮)、
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団、
シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニア
17世紀と20世紀のフランスを代表する2人の作曲家による宗教作品集がリマス
ターを施され復刻!宗教作品集としてだけではなくこれからのクリスマス・シ
ーズンにもピッタリのアイテムである。
1988年1月15日-16日の録音。CHAN 8658からの移行再発売。




<Rondeau>
ROP 7004 \2300
J・ラッター:マニフィカト/ハインリヒ兄弟のクリスマス(ドイツ語歌唱)
カルメン・フュジス(ソプラノ)、
イェルク・ブライディング(指揮)、
ハノーファー少年合唱団、ニュルンベルク交響楽団
イギリスが生んだ合唱の神様ジョン・ラッター。「グローリア」、「レクイエ
ム」、「テ・デウム」と並んでラッターの代表作として親しまれている「マニ
フィカト」 がドイツの名門合唱団の演奏で登場!ラッターの作品は作曲者自
身が率いるケンブリッジ・シンガーズや、レイトン&ポリフォニーなどイギリ
スの合唱団による録音が多くドイツの演奏者たちによる録音は珍しい。イギリ
スの演奏とはまた違った解釈や雰囲気を持った演奏が期待できそう。




<Linn>
AKP 305(SACD-Hybrid) \1780
リン・レコーズ-ザ・スーパー・オーディオ・サラウンド・コレクションVol.3
クレア・マーティン
ヒー・ネヴァー・メンションド・ラヴ(AKD 295)
ジュディス・オーウェン
ペインティング・バイ・ナンバーズ(AKD 299)
バーブ・ジュンガー
ビューティフル・ライフ(AKD 283)
キャロル・キッド
イエス・アイ・ノウ・ホエン・アイヴ・ハッド・イット(AKD 228)
クレア・マーティン
ラヴ・アット・ラスト(AKD 243)
イアン・ショウ
ア・ケース・オブ・ユー(AKD 276)
ゲオルゲ=エマヌエル・ラザリディス
F・リスト:パガニーニによる大練習より(CKD 282)
スコットランド室内管弦楽団
W・A・モーツァルト:
行進曲ニ長調K.189スコットランド室内管弦楽団(CKD 287)
アルトゥール・ピツァーロ&ヴィタ・パノマリオヴァイテ
N・リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲より(CKD 293)
ジェイムス・ギルクリスト
アイヴァー・ガーニー:ラドローとテムより(CKD 296)
ダンディン・コンソート
G・F・ヘンデル:オラトリオ《メサイア》より(CKD 285)
ジョナサン=フリーマン・アットウッド
R・アーン:クロリスに(CKD 294)
カペラ・ノヴァ
ジェイムズ・マクミラン:ミサ・ブレヴィスより(CKD 301)
マキシミリアーノ・マルティン
F・プーランク:クラリネット・ソナタより(CKD 280)
ラ・セレニッシマ
A・ヴィヴァルディ:ソナタ第3番‘グラーツ’より Allegro(CKD 281)
ウィリアム・カーター
サンティアゴ・デ・ムルシア:クンベエス(CKD 288)
リン・レコーズの様々なアーティストたち
リン・レコーズのSACDハイブリッド・サンプラー第3弾。リン・レコーズの誇
る超一流の優秀録音と、レーベル代表する強力アーティストたちの演奏を集め
たダイジェスト盤。SACDハイブリッドの入門盤としても最適!
(  )=その作品が収録されているアルバムの品番となります。




<VMS>
VMS 178 \2300
ラ・レオナの歌 ――
J・S・バッハ:組曲ニ長調BWV.1007
フランチェスコ・ダ・ミラノ(1497-1543):
ファンタジア第13番、同第37番、同第6番、リチェルカーレ第1番、同第12番
ヴルフィン・リースケ:クロードモネ以後のニンフ
ミゲル・リョベート(1878-1938):ラ・レオネサ
フランシスコ・タルレガ(1852-1909):
前奏曲第10番、同第14番、同第7番、同第12番、同第13番、パヴァーヌ、
ムーア人の踊り
I・アルベニス(リースケ編):カタルーニャ奇想曲、コルドバ
ヴルフィン・リースケ(ギター)
オーストリアのリンツに生まれたヴルフィン・リースケは、アンドレス・セゴ
ビア、オスカー・ギリア、ジョン・ウィリアムズといった希代の名匠たちから
ギターを学び、ピアソラ、クレーメル、モサリーニ、ヒリアード・アンサンブ
ルなどとの共演の成功によってソリストとしてだけでなく室内楽奏者としての
評価も高めている現代トップクラスのギタリスト。
既に日本への来日も果たしており、ギター奏者や関係者の中での人気も非常に
高い注目の存在である。
アルバム・タイトルの「ラ・レオナ」とは、「ギターのストラディヴァリウ
ス」との異名を持つアントニオ・デ・トーレスの手によって1856年に生み出さ
れた伝説の銘器のこと。
世界一流の奏者と伝説の銘器が織り成す音楽は絶品と言うに相応しい。

VMS 190 \2300
バロック・マスターピース ――
G・B・ヴィオッティ:ハープ・ソナタ
D・スカルラッティ:ソナタK.132
J・パリー:ソナタ ニ長調
W・クロフト:組曲第1番&第3番
J・de・S・カルヴァーリョ:トッカータ
スザンナ・クリンチャロワ(ハープ)
ブルガリアのソフィア出身の女流ハープ奏者スザンナ・クリンチャロワは、ヨ
ーロッパ、アメリカ、アジアを舞台に国際的に活躍中。
リサイタルや録音だけでなく国際コンクールの審査員や新作の初演、発掘や編
曲、またパリの現代音楽資料センター(CDMC)にメンバーとして所属するなどク
リンチャロワの活動は幅広い。

VMS 612 3枚組 \5640
G・F・ヘンデル:歌劇《セルセ》
アニタ・テルジアン(メゾソプラノ)、デボラ・コール(ソプラノ)、
サラ・シューマン=ハーレイ(メゾソプラノ)、
ノーマン・アンダーソン(バリトン)、アンナ・ティール(ソプラノ)、
フォーベ・アトキンソン(ソプラノ)、ライアン・アレン(バス)、
アグニエシュカ・ドゥチマル(指揮)、アマデウス室内オーケストラ
序曲の直後に有名なアリア「オンブラ・マイ・フ」が登場することでも知られ
ているヘンデルのバロック・オペラ「セルセ」は、1738年4月15日にロンドン
で初演が行われた3幕の作品。
演奏は1968年にアグニエシュカ・ドゥチマルによって設立されたアマデウス
室内オーケストラ。ポーランド放送局の所属団体としてヨーロッパでのコンサ
ートやレコーディングだけでなく、近年は定期的に来日公演を行っており日本
での知名度も高まっている。1989年、ワルシャワでの録音。

VMS 618 \1880
チャールズ・ウェスレー(1707-1788):
讃美歌集/子供のための歌曲集/ウエスレアン三部作
スティーヴン・キンブロー(バリトン)、ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
その生涯で数千にも及ぶ賛美歌の歌詞を書き上げ、兄のジョン・ウェスレーと
共にイギリス・メソジスト協会の重要的や役割を担ったのがチャールズ・ウェ
スレー。
C・ウェスレーの賛歌はロシア、シベリア、アジア、アフリカ、カリブ海、ヨ
ーロッパや全米で現在も歌い継がれている。2007年、ニューヨークの録音。

VMS 623 \1880
ヴィルヘルム・ケンプ(1895-1991):ピアノ作品集 ――
狂詩的序曲Op.44/イタリア組曲Op.68/抒情組曲ホ長調Op.17-1/ピアノのた
めの6つの小品/ピアノのための幻想曲
リュディガー・スタインファット(ピアノ)
第1集となる「VMS 130」に続く20世紀ドイツを代表する大ピアニスト、ヴィル
ヘルム・ケンプのピアノ作品集第2集。ケンプの演奏はもちろんのこと、作曲
にも長けていた才能を知ることが出来る。
演奏は第1集と同じくケンプのピアノ作品の研究を行ってきたスタインファッ
トが担当。2005年6月の録音。




<Extraplatte>
EX 663-2 \2300
クラヴィコードによるモーツァルト ――
ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310/同第9番ニ長調K.311/《ああ、ママに言う
わ》による12の変奏曲ハ長調K.300e(キラキラ星変奏曲)/ピアノ・ソナタ
第15番ハ長調K.545
ペーター・ヴァルトナー(クラヴィコード)
ヴァルトナーは、グスタフ・レオンハルト、ジャン=クロード・ツェンダー、
イェスパー・クリステンセンなどの下で鍵盤奏法を学び、チェンバロ、オルガ
ン、クラヴィコード、フォルテピアノなどを弾きこなすオーストリアの鍵盤奏
者。ここではドイツの楽器製作者クリスティアン・ゴットローブ・フーベルト
によるクラヴィコード(1771年製)のレプリカを使用しており、新鮮で刺激的な
モーツァルトを楽しませてくれる。モーツァルトはその生涯において作曲時に
は小型のクラヴィコードを使用していたとも言われており、ここに収録された
クラヴィコードの演奏こそがモーツァルトの描いた本当の姿なのかもしれない。

EX 529-2 \2300
J・ハイドン:弦楽四重奏曲第32番ハ長調Op.20-2
A・ベルク:弦楽四重奏のための抒情組曲
A・ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲変イ長調Op.105
クヮルテット・アルモニコ
「クヮルテット・アルモニコ」は、1995年に東京芸大の学生たちによって結成
され弦楽四重奏専攻として同大学院を修了。2000年からのオーストリア留学中
にはベルクの「抒情組曲」で第4回シューベルト国際音楽コンクールを制覇す
るなど、日本の若手弦楽四重奏団として大きな期待を浴びている。オーストリ
アのエクストラプラッテ(Extraplatte)からリリースされたこのアルバムは、
オーストリア劇場博物館エロイカ・ザールで2001年4月26日に開催されたコン
サートのライヴ録音。新たな時代の息吹きを伝えてくれる演奏である。

EX 686-2 \2300
W・A・モーツァルト:
歌劇《皇帝ティートの慈悲》序曲/クラリネット協奏曲イ長調K.622/
交響曲第41番ハ長調《ジュピター》K.551
フェッルディナンド・シュタイナー(バセットホルン)、
アンドレアス・シュタイナー(ディレクター)、ザルツブルク・ゾリステン
「ザルツブルク・ゾリステン」は、モーツァルテウム管弦楽団の打楽器奏者
を務めるアンドレアス・シュタイナーの呼びかけでモーツァルテウム管、モー
ツァルテウム音大、ウィーン・フォルクスオーパー管、ウィーン放送響に所属
する14人の演奏家たちによって2005年から活動を開始したオーストリアの新し
い室内楽団。序曲、協奏曲、交響曲というオーソドックスなスタイルのプログ
ラム内容はもちろんモーツァルト。優雅な旋律と音楽の流れを大事にした演奏
は、奏者1人1人の技量とアンサンブル能力の高さを代弁している。

EX 659-2 \2300
W・A・モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第42番イ長調K.526
F・X・モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調Op.15
ノータ・ベーネ〔エヴァ・シュタインシャーデン(ヴァイオリン)、アレキサ
ンダー・ヴァフター(ピアノ)〕
共にモーツァルテウム音楽大学で音楽を学んだオーストリアのアーティスト
によって1996年に結成された「ノータ・ベーネ」。
大作曲家W・A・モーツァルトの作品とカップリングされているのは、モーツァ
ルトの四男でモーツァルトII世とも呼ばれたフランツ・クサヴァーの作品。
モーツァルト親子の作品の対比を2人の故郷であるオーストリアのアーティス
トの演奏で聴けることは意義深い。

EX 501-2 \2300
ルブリン・コンサート ――
D・カウフマン:クララのために、モンデュー・ムンディアル
B・ラング:
マルティン・アルノルトIIへのオマージュ、ルーム・フル・オヴ・シューズ
W・リーブハルト:ワルツ
エレーナ・ロザノワ(ピアノ)、
ウラディミール・キラディエフ(指揮)、
ヘンリク・ヴィエニャフスキ・フィルハーモニー
2001年4月20日にポーランドのルブリンで行われたオーストリア出身の作曲家
たちの作品のコンサートを収録。カウフマンの「クララのために」は、クララ
・シューマンと自身の妻であるクララ・カウフマンのために書かれたピアノ協
奏曲である。
キラディエフ&ヘンリク・ヴィエニャフスキ・フィルのコンビもマイナーオケ
・ファン要チェック。




<Jecklin>
J 4408-2 \1880
J・B・ヴァンハル:交響曲ト短調
F・クロンマー:
フルートとオーボエ、管弦楽のためのコンチェルティーノ ハ長調Op.65
J・C・バッハ:交響曲ト短調Op.6-6
ラート・トシュップ(指揮)、
ギュンター・ルンペル(フルート)、
アンドレ・ラウール(オーボエ)、
カメラータ・チューリッヒ
モーツァルトと同世代の音楽家3人の管弦楽作品を収録。ヴァンハルは同世代
というだけでなくモーツァルトとの共演を行うなど親交があったことでも知ら
れている。チューリッヒの腕利きたちによる溌剌とした演奏も気持ちが良い。
1981年&1969年の録音。

J 4406-2 \1880
イグナツ・ホルツバウアー(1711-1783):
フルート、オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、ファゴットとコントラバスの
ための《3つの夜想曲》
ヴィンタートゥーア・バロック五重奏団、
ルドルフ・ウェーバー(ヴィオラ)、ルドルフ・フレイ(コントラバス)
18世紀のマインハイム楽派で作曲家、指揮者、そしてマンハイム宮廷の楽長と
いう重役を務めたホルツバウアーの室内楽作品。木管とチェンバロによるスイ
スのピリオド・アンサンブルの音色が18世紀の香りを放っている。
1969年の録音。

JS 301-2 \2300
ヴェルナー・ヴェールリ(1892-1944):
弦楽四重奏曲ト長調Op.8/三重奏曲Op.11-3/弦楽四重奏曲変ロ長調Op.37/
チェロ・ソナタ ニ長調Op.47
オイラー弦楽四重奏団、
グナール・ラーセン(ヴァイオリン)、ヤコブ・ヘフティ(ホルン)、
アンネ・デ・ダデルセン(ピアノ)、ゲルハルト・パウリカ(チェロ)
スイスのアーラウに生まれたヴェールリは1914年に弦楽四重奏曲第1番でモー
ツァルト賞に輝いた近代スイスの作曲家。後期ロマン派の流れを取り入れなが
らも新たな時代へと進んだ作曲者の人生が見えてくるようなディスクである。
1989年、1992年の録音。

JS 311-2 \2300
エルマノ・マッジーニ(1931-1991):
ヴァイオリンとコントラバス、ギターのための《トルソVI》
フルートとギターのための《5つのデザイン》
フルートのための《トリロジー》
無伴奏フルートのための《カントV》
フルートとピアノのための《カントXVII》
ソプラノとフルートのための《天と地のはざま》
オルケス・トリオ、ヴェルナー・ツムステク(フルート)、
ジャンネッテ・フィッシャー(ソプラノ)、
パトリシア・トーマス(ピアノ)
20世紀-21世紀スイスの作曲家による作品を紹介する「スイスの風景(Szene
Schweiz)」シリーズ。このシリーズに多数の作品を収録したマッジーニのフ
ルートを中心とした作品が集められている。
1993年、1995年の録音。

JS 312-2 \2300
ウルリッヒ・ガッサー(1950-):
オラトリオ《メルシレス・アルビタリネスの死》
ペーター・バウアー(指揮)、
アンサンブル《フルートを吹く人たち》、他
「スイスの風景(Szene Schweiz)」シリーズ。現代スイスの作曲家による12人
の声楽と7人のフルート・アンサンブルという超絶の編成によるオラトリオ。
滅多に体験できない不思議な音の世界がここにある。1995年のライヴ録音。




<Ponto>
PO-1056 2枚組 \2560
G・ヴェルディ:歌劇《オテロ》(ロシア語歌唱)
ヴラディーミル・アトラントフ(テノール)、
オレグ・クリョノフ(バリトン)、
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)、
ガリーナ・ボリソワ(メゾソプラノ)、
アレクセイ・マスレンニコフ(テノール)、
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)、
ソビエト国立交響楽団、モスクワ国立アカデミア合唱団
恐らくロシアのレーベルからリリースされた「トスカ」以来となるスヴェト
ラーノフのオペラ録音、しかもヴェルディの「オテロ」が登場!強力な歌手
陣とソヴィエト国立響を従えたスヴェトラーノフが豪快という言葉だけでは
言い表せない演奏を展開しているに違いない。1969年、モスクワ音楽院大ホ
ールでの録音(モノラル)。




<Gala>
GL 100.789 2枚組 \2560
G・ヴェルディ:歌劇《仮面舞踏会》
ガリアーノ・マジーニ(テノール)、
マリア・カニーリア(ソプラノ)、
カルロ・タリアブーエ(バリトン)、
クロエ・エルモ(メゾソプラノ)、
ジーノ・マリヌッツィ(指揮)、
ローマ歌劇場管弦楽団&合唱団、他
ローマで収録された「仮面舞踏会」に加えて、マリヌッツィがトリノ・イタリ
ア放送響を振った「運命の力」の抜粋をボーナス・トラックに収録。

GL 100.798 2枚組 \2560
G・ヴェルディ:歌劇《オベルト、サン・ボニファーチョ伯爵》
ジュゼッペ・モデスティ(バス)、
マリア・ヴィターレ(ソプラノ)、
ジーノ・ボネリ(テノール)、
エレーナ・ニコライ(メゾソプラノ)、
アルフレード・シモネット(指揮)、
トリノ・イタリア放送管弦楽団&合唱団、他
1951年3月26日、トリノでの録音。ボーナス・トラックに収録されているのは
マンノ・ヴォルフ=フェラーリの指揮による「十字軍のロンバルディア人」
の抜粋。




<Signum Classics>
SIGCD 110 \2180
A・ドヴォルザーク:
交響曲第8番ト長調Op.88/交響曲第9番ホ短調Op.95《新世界より》
尾高忠明(指揮)、札幌交響楽団
レコード芸術6月号に特集記事が掲載されて以来リリースへの期待が高まって
いた尾高忠明&札幌交響楽団の新録音がシグナム・クラシックスよりいよいよ
登場!
尾高忠明&札幌交響楽団のコンビは2001年にシャンドスから「武満徹、細川俊
夫、尾高惇忠」の作品集(CHAN 9876/MCHAN 9876)をリリースしており、こ
のドヴォルザークは海外のレーベルからのリリース第2弾となる。
今回のレコーディグ&リリースは札幌交響楽団の創立45周年記念事業の1つと
して実現したものであり、オーケストラのメンバーとマエストロ尾高のレコー
ディングに対する凄まじい気合と集中力が演奏からストレートに伝わってくる。
世界各国のオーケストラのレコーディングでセッション録音が大きく減少しラ
イヴ録音が中心となっている現状で、敢えてセッション録音に取り組んだ尾高
&札響の姿勢は高く評価されるべきものであろう。
札響の本拠地である札幌コンサートホールKitaraで2007年3月28日と29日に録
音が行われたドヴォルザーク。日本が世界に誇る名演がまた1つここに誕生と
なったのである。
ちなみにシグナム・クラシックスからはもう1枚のリリースが決定しており、
気になるその内容はなんとエルガーの交響曲第3番&威風堂々第6番!もちろん
日本のオーケストラとしては初の録音となるだけにこちらへの期待度も絶大だ。




<Avie>
AV2119 2枚組 \3250
J・S・バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲) ――
トレヴァー・ピノック(指揮&チェンバロ)、
ヨーロピアン・ブランデンブルク・アンサンブル
2006年12月16日で60歳を迎えたイギリスが生んだ古楽界の巨星トレヴァー・ピ
ノック。この世界的名匠の60歳記念プロジェクトによって実現したピノックに
とって2度目となる「ブランデンブルク協奏曲」の新録音がアヴィー(Avie)か
ら遂に登場!
ピノックの代名詞でもある「ブランデンブルク協奏曲」から名前を取った「ヨ
ーロピアン・ブランデンブルク・アンサンブル」
(http://www.europeanbrandenburg.com/)とは、イングリッシュ・コンソート、
キングズ・コンソート、アムステルダム・バロック・オーケストラ、エイジ・
オブ・エンライトメント管弦楽団、イル・ジャルディーノ・アルモニコ、ガブ
リエリ・コンソートなど世界に名立たるピリオド・オーケストラで活躍する当
代一流の名手たちがピノックの下に集い結成された古楽界のオールスター集団
なのである
ピノックの60歳記念のためだけに結成され、、イタリア、スイス、マレーシア、
韓国、スペイン、ドイツ、イギリスなどでのコンサートや今回リリースとなる
バッハの収録を行ってきたヨーロピアン・ブランデンブルク・アンサンブル。
11月13日のイギリスでの最終公演を経て11月17日のミュンヘン公演が活動の最
後を飾るラスト・コンサートとなる。
1982年にイングリッシュ・コンソートとのコンビによってアルヒーフに録音さ
れた1度目の録音から25年の歳月を経て実現した今回の新録音。

AV 2137(SACD-Hybrid) \2700
D・ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調Op.93
デトレフ・グラナート(1960-):
管弦楽のための歌と舞曲《テアトルム・ベスティアルム》
セミヨン・ビシュコフ(指揮)、ケルンWDR交響楽団
交響曲第9番の完成から8年という歳月を経て1953年に作曲されたのがこの「交
響曲第10番」。
ショスタコーヴィチの名前をドイツ語で呼んだ際の最初の4文字となる「DSCH」
音形のモチーフとしての使用や、第2楽章がスターリンの肖像であると言われ
るなど謎の多い作品として位置づけられている。
またカップリングされているグラナートの「テアトルム・ベスティアルム」は、
BBCからの委嘱によって作曲が行われ2005年9月のプロムスで初演が行われてお
り現代作品の演奏にも定評のあるビシュコフの演奏が楽しみ。




<Collegium>
COLCD132 2枚組 \2180
G・F・ヘンデル:オラトリオ《メサイア》(全曲)
ジョアン・ラン(ソプラノ)、メラニー・マーシャル(メゾソプラノ)、
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)、
クリストファー・パーヴェス(バス・バリトン)、
ロバート・クィニー(オルガン)、ベンジャミン・ベイル(チェンバロ)、
ティム・ギル(チェロ)、
ジョン・ラッター(指揮)、
ケンブリッジ・シンガーズ、ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
24日間という僅かな期間で完成させたと言われているこのヘンデルの大作を、
これまでに数々の名作&名録音を世に送り出してきたイギリスの生きる合唱神
ジョン・ラッターが遂に録音!
合唱はもちろんジョン・ラッターが弟子たちと共に創設し手塩にかけて育てて
きた世界有数の名門ケンブリッジ・シンガーズ。
ラッター&ケンブリッジ・シンガーズのコンビは、ラッター自身の作品で数多
くの名盤を残しているがフォーレ(COLCD109)やプーランク(CSCD506)、ベネッ
ト(CSACD901)などラッター以外の作品を取り上げたアルバムもその素晴らしい
演奏によって名盤としての評価を確立している。
2007年3月にゴスペル・オークのオール・ハロウズ教会で収録されたこの「メサ
イア」では、ラッターが信頼を置く4人の実力派ソリストが集結。ソリストに
高い技術と音楽性が要求される「メサイア」に対して万全の環境を整えている。
芸術性や作品のイメージを意識してデザインされた美しいパッケージもこの
「メサイア」の価値を高めている。

CSCD519 \1780
G・F・ヘンデル:オラトリオ《メサイア》(抜粋) ――
序曲/人々よ、慰めなさい/すべての谷は高められ/かくして主の栄光は/
見よ、乙女がみごもって/よい訪れをシオンに伝える者よ/見よ、暗闇が地
をおおい/暗い中を歩いた人々は/ひとりのみどり子が、われらのために生
まれた/シンフォニア・パストラーレ/このあたりに羊を飼うものがいたが
/神に栄光あれ/その時、盲人の目は開かれ/主は牧者のように/主のくび
きはやすく/主はわれらの悲しみを担われた/主の受けられた傷によって/
われらは皆羊のごとく迷いて/あざけりが主の心を砕いて/これにまさる悲
しみがあろうか/主は生きている者たちの地から断たれた/エホヴァはわが
魂を冥府に捨て置かれはしない/ハレルヤ!/我は知る、我をあがなう者は
永遠に生きることを/人によって死ぬということが始まり/見よ、私は奥義
を告げよう/ラッパ鳴る時、死者は蘇り/小羊は栄光を受けるべきもの/ア
ーメン
ジョアン・ラン(ソプラノ)、メラニー・マーシャル(メゾソプラノ)、
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)、
クリストファー・パーヴェス(バス・バリトン)、
ロバート・クィニー(オルガン)、ベンジャミン・ベイル(チェンバロ)、
ティム・ギル(チェロ)、
ジョン・ラッター(指揮)、
ケンブリッジ・シンガーズ、ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
こちらは上記全曲盤(COLCD132)の中から特に人気の高い30曲を抜粋したハイラ
イト盤。





<Glossa>
GSP 98006 \2180
I・アルベニス(ゲレーロ編):組曲《イベリア》(管弦楽版)
ホセ・ラモン・エンシナル(指揮)、ガリシア交響楽団
フランシスコ・ゲレーロと言ってもルネサンス時代のゲレーロではなく、20世
紀の現代スペインで活躍したフランシスコ・ゲレーロ(1951-1997)がオーケ
ストラ用に編曲を行ったアルベニスの「イベリア」がグロッサから登場!
全12曲の管弦楽編曲が予定されていたものの1997年のゲレーロの急死によって
6曲の組曲となってしまったが、スペインの音楽史に輝く名作のオーケストラ
演奏への挑戦は高く評価されるべき功績と言えるだろう。
ちなみに収録されているのは、第3曲「セビーリャの聖体祭」、第10曲「マラ
ガ」、第8曲「エル・ポーロ」、第7曲「エル・アルバイシン」、第11曲「ヘレ
ス」、第5曲「アルメリア」の6曲となっている。
ラ・コルーニャを本拠地としているガリシア交響楽団は、日本の人気ギター奏
者村治佳織との共演でも知られるスペインのオーケストラ。演奏する作品は母
国の大家アルベニス。燃え滾るような熱演を期待したい。




<Channel Classics>
CCSSA 25707(SACD-Hybrid) \2850
フルヴィオ・カルディーニ(1959-):16の手紙Op.96/Bより ラウド
フェード・コントロールOp.47/C
キリストOp.59/C
クロックワーク・トッカータOp.68/C
四重奏のためのソナチナOp.65/F
ベアータ・ヴィセラOp.74/B
クロックワーク・ゲームOp.72/A
ペンシエリ・デル・トラモントOp.107
アムステルダム・ルッキ・スターダスト・クヮルテット
1978年の結成以来、その圧倒的な超絶技巧と豊かな音楽性で聴き手を魅了して
やまない世界最高のリコーダーアンサンブル、アムステルダム・ルッキ・スタ
ーダスト・クヮルテット。17世紀-18世紀に活躍した作曲家たちの作品を収録
した「夜想曲」(CCSSA 22205)に続く久々の新譜は現在活躍中のイタリア人作
曲家フルヴィオ・カルディーニの作品集。
ジョルジョ・サッケッティの門下生としてフィレンツェ音楽院で学んだカル
ディーニ。作曲だけでなく、ヴィヴァルディやモーツァルト、リストなどの作
品の編曲、そしてピアニストとしても高い技術を発揮している音楽家である。
これまでとは一味違ったルッキ・スターダスト・クヮルテットの演奏が聴けそ
うだ。




<Cavalli>
CCD 289 \2180
L・V・ベートーヴェン:
ヘンデルのオラトリオ《ユダス・マカウベス》の主題による12の変奏曲ト長調
WoO.45/チェロ・ソナタ ヘ長調Op.17(原曲:ホルン・ソナタ)/モーツァルト
の歌劇《魔笛》の主題による7つの変奏曲変ホ長調WoO.46/3つの二重奏曲
WoO.27/モーツァルトの歌劇《魔笛》の主題による12の変奏曲ヘ長調Op.66
レベッカ・ラスト(チェロ)、
フリードリッヒ・エーデルマン(ファゴット)、
フレデリック・ブルム(ピアノ)
巨匠ジュリーニ、チェリビダッケから称賛を受けイスラエル・フィル在籍時に
はメータ、バレンボイムの下で活躍したカリフォルニア出身の女流チェリスト、
レベッカ・ラストの最新盤はベートーヴェン。
モーツァルトとヘンデルの主題による変奏曲に加えて収録されたソナタの原曲
はホルンのために書かれた作品。チェロの音色で聴くホルン・ソナタも味わい
深い。夫君であり元ミュンヘン・フィルの主席奏者としてチェリビダッケのタ
クトの下で活動してきたエーデルマンとの「3つの二重奏曲WoO.27」では、一
糸乱れぬデュオを聴かせてくれている。
皇室との交流もあり、大の親日家として知られるラスト&エーデルマン夫妻の
今後の活動に期待したい。なお「《ユダス・マカウベス》の主題による12の変
奏曲」は夫妻と親交の厚かった元京大教授中村行宏氏の退官を記念して録音が
行われた。

CCD 292 \2180
バンベルク宮廷の音楽 ――
ヨハン・ヤコブ・シュネル(1687-1754):
パルティータOp.2-4、同Op.7-5、ソナタ ニ長調、パルティータOp.2-2
ヨハン・テオドール・ヘラルド(um.1660-1720):
ソナタ第6番ハ長調、同第5番ハ短調
ヨーゼフ・ウムスタット(1711-1762):パルティータ ホ短調、同ト短調
ムジカ・カンテレイ・バンベルク
18世紀バンベルクの宮廷で演奏されていた食卓の音楽を収めており、同時に当
時のバンベルクで活躍していた3人の作曲家たちの作品にとっても貴重な録音
となっている。
ムジカ・カンテレイ・バンベルクはドイツの古楽器演奏家たちによって結成さ
れた四重奏団。個々のレベルも非常に高い水準にある実力派集団である。





<Christophorus>
CHR 77297 \2180
宗教改革期フランスの声楽作品集 ――
パスカル・ド・レストカール(c.1539-c.1584):Tu me seras tesmoin
ギョーム・モレイユ(c.1515-c.1560):Du fond de ma pensee
オルランド・デ・ラッスス(1532-1594):Le vertueux
アドリアン・ル・ロワ(c.1520-1598):Entens pourquoy je m'ecrie
クロード・グディメル(c.1510-1572):Du fond de ma pensee
ウスタシュ・デュ・コロワ(c.1549-1609):Fantasie XX
ルイ・ブルジョワ(c.1510-c.1561):Le cantique de Simeon
クロード・ル・ジューヌ(c.1530-1600):Alors qu'affliction me presse
ジャン・コウレリー(c.1556):Pere de nous-Pardonne nous
ユベール・ワールラント(c.1517-1595):Rendez a Dieu louange et gloire
ベネディクトゥス・アッペンツェラー(c.1510-1572):Du fond de ma pensee
他 全31曲
チャント1450〔太刀川昭(カウンターテナー)、
ジョヴァンニ・カンタリーニ(テノール)、
ダニエル・マンハート(テノール)、
ライティス・グリガリス(バリトン)、
菅原徳尚(リュート&ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
グレゴール・エーサム(オルガン)〕
バッハ・コレギウム・ジャパン、コンチェルト・ヴォカーレ、アンサンブル・
ヴォカール・ユーロペアンなどで活躍する日本人カウンターテナー奏者である
太刀川昭を中心として新しく結成されたアンサンブルのデビュー・アルバム。
様々な国籍のメンバーそれぞれがグレゴリオ聖歌やルネサンス音楽に深く精通
しており、ミサ曲、モテットなどの宗教作品、シャンソン、グレゴリオ聖歌の
スペシャリスト集団としてヨーロッパでは早くも大きな期待が寄せられている。
来る2008年1月には、スイスのフランス語圏地方で今回リリースとなるルネサ
ンス時代フランスの声楽作品集のプログラムでのコンサート・ツアーが予定
されている。また今回のリリースはクリストフォルス(Christophorus)として
は非常に珍しいディジパックと斬新なジャケットデザインに仕上げられてお
り、こちらもファン注目のポイントになりそうだ。

CHE 0125-2 \1080
G・P・テレマン:カンタータ集 ――
Tirsis am Scheidewege/Seufzen, Kummer, Angst und Tranen/
Ach Herr, strafe mich nicht
アネッテ・マルケルト(アルト)、イル・パルナソ・ムジカーレ
カプリッチョ(Capriccio)からリリースされているザンデルリンク&ベルリン
交響楽団の名盤ブラームス全集に収録されている「アルト・ラプソディOp.53」
を歌っているアネッテ・マルケルトによるテレマン。
このテレマンはブラームスと同じ1990年に録音されており、マルケルトの素晴
らしい歌声をたっぷりと聴くことが出来る。1990年12月3日-5日の録音。

CHE 0126-2 2枚組 \2160
コントラバスのための室内楽作品集 ――
F・A・ホフマイスター:五重奏曲第2番
T・A・フィンダイセン:ロマンティック組曲Op.10
J・M・スペルガー:カッサシオン第3番、ソナタ ニ長調
G・ボッテシーニ:Tutto il mondo serra
L・V・ベートーヴェン:二重奏曲
B・ロンベルク:三重奏曲
G・ロッシーニ:二重奏曲
M・ハイドン:ディヴェルティメント変ホ長調
ゲルハルト・ツヴィツア(コントラバス)、
フランソワーズ・ポレ(ソプラノ)、
ウィンフリート・ラスマン(ヴァイオリン)、
アブ・コスター(ホルン)、フカイ・ヒロフミ(ヴィオラ)、
ユーリ・セイラー(チェロ)、クラウス・ストッペル(チェロ)、
セリーヌ・ドゥティリィ(ピアノ)
Chaコントラバスを必要とする小編成の室内楽作品を集めた現役のコントラバ
ス奏者にとっても嬉しい2枚組のセット。
ゲルハルト・ツヴィツアは1938年生まれのドイツ人奏者。1961年の入団からハ
ンブルク響の奏者として活躍し、1964年からはバイロイト祝祭管にも度々参加
していたドイツを代表するコントラバス奏者の1人。1985年&1979年の録音。

CHE 0127-2 \1080
ヤクブ・ヤン・リバ(1765-1815):ボヘミアの羊飼いのミサ
ゲオルク・ミュンツェル(ソプラノ)、オリヴァー・ペゲロウ(アルト)、
ハインツ・クルーセ(テノール)、フランツ・グルントハーバー(バス)、
ユルゲン・ヘンシェン(オルガン)、
エッケハルト・リヒター(指揮)、
聖ニコライ室内管弦楽団、ハンブルク室内合唱団
ヤクブ・ヤン・リバは、18世紀チェコにおける最も優れたカントルに数えられ
る音楽家。リバは本名や偽名などを使い分けて1400曲にも及ぶ作品の作曲を
行ったとされているが、その手腕をより確認できるのは宗教作品であると言
われている。1981年6月22日-24日の録音。

CHE 0128-2 \1080
バロック時代のトランペット協奏曲集 ――
G・P・テレマン:組曲ニ長調、協奏曲第21番ヘ短調
G・ロマニーノ:協奏曲ニ長調
J・J・クヴァンツ(ハンドリック編):ソナタ ロ短調
T・シュワルツコップ:組曲ハ長調
D・ガブリエリ:ソナタ第4番ニ長調
ヨアヒム・シェーファー(ピッコロ・トランペット)、
ブラティスラヴァ・チェンバー・ソロイスツ
1990年から1994年までカール・マリア・フォン・ウェーバー音楽大学でトラン
ペットを学んだドレスデン生まれの名手ヨアヒム・シェーファーによるバロッ
ク・アルバム。
自らの名を冠したヨアヒム・シェーファー・トランペット・アンサンブルを主
宰するなど精力的な活動を展開中。1997年11月14日-17日の録音。

CHE 0129-2 \1080
ハーモニウムとピアノによるデュオ ――
C・サン=サーンス:6つの二重奏曲Op.8
C・フランク:前奏曲、フーガと変奏曲Op.18
C・M・ウィドール:6つの二重奏曲
ヨハネス・ミヒェル(ハーモニウム)、
エルンスト・ブライデンバッハ(ピアノ)
オルガンの仲間であるハーモニウムとピアノという珍しい組み合わせによる
デュエット集。1902年製のハーモニウムを弾くヨハネス・ミヒェルは、ピア
ノだけでなく教会音楽についても専門的に学んでおりハーモニウムやオルガ
ンの演奏にも長けている。1997年5月19日-21日の録音。

CHE 0130-2 \1080
ルネサンス時代の世俗音楽集 ――
M・フランク:イントラーダ
G・マイネリオ:バッロ・フランチェーゼ
G・フォリアーノ:L'amor dona ch'io te porto
H・イザーク:Fortuna desperata
ジョスカン・デ・プレ:スカラメラ/他
アウグスブルク古楽アンサンブル
ルネサンス時代のイタリア、ドイツ、フランス、スペインで演奏されていたと
される作曲者不詳を含む声楽、器楽作品を集めたもの。アウグスブルク古楽ア
ンサンブルのメンバーは5人だが1人が何役もこなすため幅広い表現を可能にし
ている。1989年1月の録音。




<Rondeau>
ROP 4027 \2180
パウル・ゲルハルト(1607-1676)-ゆえに悲しむや、わが心よ
ウーテ・ロック(朗読)、ベルンハルト・ビラー(朗読)、
マルティン・ペツォルト(テノール)、
クリスティアン・ウィルム・ミュラー(ピアノ)、
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)、聖トーマス教会少年合唱団
17世紀ルター派の牧師であると同時に、史上最高の賛美歌、宗教詩の作家と評
されるパウル・ゲルハルトが書いた詩を題材とした作品を収録した作品集の続
編。フリードリッヒ・メルクナーによる作品のテノール独唱や合唱とアイヒェ
ンドルフやボンヘッファーなどの詩を朗読した録音が収められている。




<Danacord>
DACOCD 658 \2300
ヨアヒム・アンデルセン(1847-1909):フルートのための作品全集第5集 ――
ハンガリーの旋律による序奏とカプリースOp.58/性格的な幻想曲Op.16/
オランダ国歌による幻想曲Op.35/コンチェルトシュトゥックOp.3/
タランテラOp.10
トマス・イェンセン(フルート)、
ジョルダーノ・ベリンカンピ(指揮)、南ユラン交響楽団
フルートの作品や教則本の作者としてもその名を知られ、自身も19世紀を代表
するフルート奏者として活躍したヨアヒム・アンデルセンの作品を網羅するシ
リーズの第5弾。
これまでの4作はフルートとピアノの組み合わせだったが今回は管弦楽伴奏付
きの作品を収録。Op.58、Op.16、Op.10の3作品は原譜が発見されていないため
アンデルセンのピアノリダクション譜に基づいてフレミング・ネアゴーが再オ
ーケストレーションを行った楽譜を用いて演奏が行われている。
1949年デンマーク出身で南ユラン交響楽団のソロ・フルート奏者として活躍す
るイェンセンもレベルの高い演奏を披露。フルート奏者&関係者にとって参考
音源、資料としての価値も大と言えるだろう。





<Centaur>
CRC 2885 \2080
スティーヴン・ペリロ(1955-):
交響曲第1番/アメリカの歌/オーボエ・セレナーデ/Hangoverture
ユヴァル・ワルドマン(指揮)、サンクトペテルブルク交響楽団
これまでにセンター・レーベルから3枚の作品集をリリースしている1955年ブ
ロンクス出身の作曲家スティーヴン・ペリロの管弦楽作品集。ペリロはポッ
プス、クラシック、そして近現代の作風をミックスしたカラフルな作品が特徴
的であり、劇的な展開もグッド。
収録曲の中でも管楽器、打楽器が活躍する「交響曲第1番」は吹奏楽ファンな
らば思わず聴き入ってしまいそう。インパクトの大きいジャケット・デザイ
ンやワルドマン&サンクトペテルブルク響の起用、ロシアでの録音などもこの
レーベルならではのユニークなポイント。ちなみに吹奏楽で有名な「メリロ」
ではなく「ペリロ」なのでご注意を。

CRC 2848 \2080
C・グノー:宗教作品集 ――
おお救い主よ 変イ長調/喜ばしき天の女王/聖金曜日/おお救い主よ
変ホ長調/遥かなる緑の丘/アヴェ・ヴェルム変ホ長調/ミゼレーレ/夕べ
の祈り/愛する心/おお救い主よ ハ長調/オッフェルトリウム/Per
sanctissimam virginitatem/おお救い主よ 変ホ長調/From Thy Love as
a Father
ジョアンナ・バートン(ソプラノ)、
ジェフリー・ウェッバー(指揮)、
ケンブリッジ・ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ聖歌隊
歌劇「ファウスト」の大成功によって世界的名声を確立した19世紀フランス
の作曲家グノーの宗教曲を集めた作品集。グノーは有名な「アヴェ・マリア」
だけでなく合唱を主体とする宗教作品の作曲を数多く手懸けており、知られ
ざる名作も多い。
1348年に創設され長い歴史を誇るケンブリッジ・ゴンヴィル・アンド・キー
ズ・カレッジ。チャールズ・ウッドがオルガニストを務めていた時期もある
この聖歌隊は、BBCラジオへの出演やオーケストラの共演などでイギリスの
合唱団らしい充実のハーモニーを聴かせている。

CRC 2860 \2080
シュターミッツ親子の音楽 ――
J・シュターミッツ:交響曲イ長調、同ト長調
C・シュターミッツ:ヴィオラ協奏曲ニ長調Op.1、協奏交響曲ニ長調
ドロスタン・ホール(指揮)、カメラータ・シカゴ
マンハイム楽派の中心的存在として同楽派を導いたヨハンとカールのシュター
ミッツ親子の作品をそれぞれ2作品ずつ収録。ヨハンは交響曲、カールは協奏
的作品という対比も面白い。
ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックで音楽を学んだドロスタ
ン・ホールによって結成されたカメラータ・シカゴは、コンクールなどの受賞
歴を持つ15歳から20歳までの音楽家たちが集まり2003年にスタートを切った新
しい室内楽団である。

CRC 2910 \2080
W・ボルコム:
ヴァイオリン・ソナタ第2番/同第3番《風変わりなソナタ》/同第1番/
同第4番/グレースフル・ゴースト・ラグ
イリナ・ムレサヌ(ヴァイオリン)、マイケル・レヴィン(ピアノ)
パリでミヨーとメシアンから作曲を学びニューヨークに戻ってからはラグタイ
ムの復権に貢献した現代アメリカ音楽の重鎮ウィリアム・ボルコム。
このボルコムのヴァイオリン作品集のヴァイオリニストは、フランスのレー
ベル「アル・レ=セ(AR RE-SE)」の代表盤でリリース時に大きな話題を呼んだ
「ルクー&マニャールのヴァイオリン・ソナタ集」(AR 2006-0)でも演奏を担
当したルーマニアの女流奏者ムレサヌ。
ルクー&マニャールの時とはまた違ったスタイルの作品に対する適応力の高さ
は見事。

CRC 2876 \2080
モンタージュ ――
C・ニールセン:霧が晴れるOp.41
L・ボッケリーニ:フルート・ソナタ ハ長調
G・ロッシーニ:アンダンテと変奏曲
J・ヨンゲン:遅い舞曲
J・イベール:間奏曲
宮城道雄(モルナー編):春の海
G・ショッカー:キマイラ(世界初録音)
C・ロチェスター・ヤング:ひばりの歌
G・フォーレ:祈りつつ
サンドラ・ルンテ(フルート)、エリザベス・リヒター(ハープ)
古くは1743年生まれのボッケリーニから現在も活躍中のショッカー、ヤングと
いった4世紀にまたがるフルートとハープのための作品を集めたアルバム。世
界初録音となるショッカーの「キマイラ」はメロディックで美しい作風を持っ
ており、新たなレパートリーとして注目されそう。
サンドラ・ルンテはアメリカのモンロー交響楽団の主席フルート奏者。ルイ
ジアナ州立大学で後進の指導も行っている。

CRC 2883 \2080
パリからの手紙 ――
D・ミヨー:コルコヴァード
M・ラヴェル:ハバネラ形式の小品
F・クレンジャンス:2つのアリアOp.92b、2つのワルツOp.64
J・イベール:間奏曲、小品
L・モイーズ:Cantos de la Sierras
F・プーランク:3つの常動曲
C・ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女、シランクス
E・サティ:3つのジムノペディ
ミシェル・ラポルテ(フルート)、ジェラルド・ソルター(ピアノ)
アメリカのレーベル、センター(Centaur)に届いた「パリからの手紙」はフル
ートとギターのデュオによるその名通りフランスの作品集。
共にニューヨークのファイブ・タウンズ・カレッジで教鞭を執る女流フルート
奏者ラポルテとギターのソルターのデュオが絶妙の雰囲気をつくっており、特
にギターの音色がいい味を出している。

CRC 2900 \2080
ラルフ・シャピーの音楽 ――
ラルフ・シャピー(1921-2002):
ファイヴ/マン・ソリ/パルティータ/エッチング/ミレニアム・デザイン
ミランダ・クックソン(ヴァイオリン)、ブレア・マクミラン(ピアノ)
シカゴ大学コンテンポラリー・ジャズ・プレーヤーズの指揮なども務めたアメ
リカの現代作曲家ラルフ・シャピーのヴァイオリンのための作品集。
名門ジュリアード音楽院でヴァイオリンを学んだミランダ・クックソンは、イ
ンディアナポリス響やヴァージニア響、上海響、北京放送響などからソリスト
として招かれているエリート。




<New World>
80668-2 \2080
デイヴィッド・ローゼンブーム(1947-):未来への旅
デイヴィッド・ローゼンブーム(ピアノ)、電子楽器、他
前衛音楽、実験音楽の大物であり「脳波の音楽」で知られるアメリカの作曲家
ローゼンブーム。電子音楽ながらどことなく聴けてしまうので現代音楽が苦手
な人にもおすすめ。

80667-2 \2080
ニック・ディドコフスキ(1958-):アイス・クリーム・タイム
ニック・ディドコフスキ(エレキ・ギター)、
ビート・ホフステッター(ソプラノ&バリトン・サクソフォン)、他
ニック・ディドコフスキはニューヨークを活動の拠点とする現代音楽の作曲
家。冒頭の「アイス・クリーム・タイム・ソング」はインパクト大。

<RERIEF>
CR 991092 \2300
マーラー:交響曲第8番 「千人の交響曲」
第1部:賛歌「来たれ、創造主なる聖霊よ」 (21'17)
第2部:ゲーテの「ファウスト」第2部から最後の場 (48'38)
ヴラジミール・フェドセーエフ(指)
モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団
アリビナ・シャギムラトワ(S) タチアナ・ボガチェワ(S)
レアンドラ・オーファーマン(MS) エレナ・マニスティナ(Ms)
アンドレイ・グリゴリエフ(T) ペーター・リンカ(B)
ヴィクトル・ポポフ(合唱指揮) ロシア国立アカデミー大合唱団
録音:2005年12月19日 モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)
フェドセーエフ&モスクワ放送響による「千人の交響曲」。充実の聴き応えの
ある音で、マーラーの音楽にどんどん深く切り込んでいき、聴衆を緊張感と興
奮に導きます。音楽の構成と秩序に重きをおいたフェドセーエフのマーラーに
は、過度的耽美な美しさはなく、彼自身が目指す音楽の核へ直進しているよう
な印象を受けます。第2部での緊張感と音量ともに申し分なく、オケはもちろん
合唱の力演で感動的なフィナーレを作り上げています。




<たまゆら>
KDC 17 \2500
矢代秋雄(1929-1976):ピアノ作品集
(1)ピアノのためのソナチネ(1945)(3楽章)
(2)24のプレリュード(1945)
(3)夜曲(1947)
(4)荒武者の踊り-舞踊劇『吉田御殿』より(1949)
(5)ピアノ・ソナタ(1960、1961)
(6)プレスト/ピアノ・ソナタ-第3楽章(初演時の断片)
子供のための小品より
(7)いたずら(1963)
(8)おすまし(1963)
(9)むかしばなし(1972)
(10)じゃんけんとび(1972)
(11)桐朋学園高校理論ピアノ初見曲(1976)
(12)桐朋学園ディプロマコースピアノ初見曲(1976)
(13)桐朋学園大学理論ピアノ初見曲(1976)
赤井裕美(ピアノ)
録音:2007年5月18,19日
夭折した天才作曲家、矢代秋雄(1929-1976)。晩年は様々な音楽大学で教鞭を
とっており、あの池辺晋一郎やあの鈴木雅明も師事していました。突然の死か
ら今年で31年が経ち、今までもピアノ協奏曲や室内楽作品、ピアノソロ作品の
録音はいくつかリリースされていますが、これは矢代の少年期から晩年までの
作品を網羅した、矢代の真価をあらためて問う一枚です。
まず、彼が15歳のときに作曲した「24のプレリュード」。すでに15歳にして非
凡の才能と作曲の技術を身につけていたことを実感させる作品で、どれも1分
弱と短いながら、旋法を用いた曲、日本風の情緒たっぷりの曲、メンデルスゾ
ーンを髣髴とさせる曲、矢代独特のリズムの効いた曲など、実にヴァラエティ
豊か。若くしてすでに、壮年期の作品に通じる内容を備えた作品を書いていた
ことに驚かされます。最終曲は規模も大きく、テクニック的にもかなりの難曲。
矢代が、作曲だけでなくピアノにも非凡な能力をもっていたことを実感します。
矢代は、自分の気に入らない作品の楽譜はほぼすべて破棄してしまったといい
ますが、この24のプレリュードは、草稿の状態の楽譜を生涯にわたって大切に
保有していたことからも、矢代のこの作品に対する自負がうかがわれます。
「荒武者の踊り」は、矢代が東京音楽学校に入学後間もなくして管弦楽法を師
事した、伊福部昭の作風が濃厚に見受けられる作品。この曲が収録されている
舞踊劇「吉田御殿」は、管弦楽のために書かれた作品ですが、この「荒武者の
踊り」は矢代の手によって、ピアノ用に新たに編曲されたもの。グリッサンド
などが多様された、演奏効果の高いエネルギッシュな作品となっています。矢
代らしからぬ線の太いアレグロの音楽は伊福部の影響が濃厚で矢代ファンのみ
ならず伊福部ファンも録音を切望していたもの。
もちろん「ピアノ・ソナタ」も収録。第2楽章のトッカータ部分もクリアな響
きで実に鮮やか。さらに、大原美術館で初演された時の3楽章も収録。これが
現行のものと全く違うのに驚き。矢代の不朽の名作「ピアノ・ソナタ」の創作
の変遷をみることができます。
矢代作品の研究・演奏で東京藝術大学の博士課程を修了しているピアニスト、
赤井裕美が、矢代への思いを込めて演奏しています。

KDC 16 \2500
彌勒忠史(カウンターテナー)/イタリア古典歌曲をうたう
(1)G.ボノンチーニ(1670-1747):「おまえたちを讃える栄光のために」
(2)作者不詳(G.カッチーニ?):「アヴェ・マリア」
(3)G.フレスコバルディ(1583-1643):「そよ風が吹けば」
(4)A.スカルラッティ(1660-1725):「すみれ」
(5)G.F.ヘンデル(1685-1759):「かつてなき木陰よ」 歌劇『セルセ』より
(6)G.B.ペルゴレージ?(1710-1736):「あなたが私を愛してくれるのなら」
(7)多 忠亮(1895-1929):宵待草(よいまちぐさ)
(8)W.A.モーツァルト(1756-1791):「恋とはどんなものか、ご存知のご婦人方」
歌劇『フィガロの結婚』より
(9)T.ジョルダーニ(1730-1806):「いとしい人よ」
(10)L.マンチャ(生没年不明):「そばにいることは」
(11)F.ドゥランテ(1684-1755):「愛に満ちた乙女」
(12)A.スカルラッティ(1660-1725):「私は心に感じる」
(13)A.スカルラッティ(1660-1725):「陽はすでに東方から」
(14)G.トレッリ(1658-1709):「おまえは知っている」
彌勒忠史(カウンターテナー)、多田聡子(ピアノ)
2007年5月20日/信州国際音楽村(ライヴ録音)
世界の彌勒、待望のソロ・アルバム。彌勒はイタリアを中心にヨーロッパで活
動する傍ら、日本でもオペラシティのB→Cシリーズコンサートや、様々なオペ
ラで登場、その力強い歌声と達者な演技で、古楽ファンのみならずオペラファ
ンにもおなじみの存在。さらに最近では歌だけでなく、イタリアの歌劇場を中
心に演出家としても活発に舞台を手がけています。さらに2008年春には「イタ
リア貴族養成講座」(集英社)を刊行予定など、音楽界のみならず文化的に幅広
く活動。まさにカウンターテナー界のニュースターとしてますますの活躍が期
待される存在です。そんな彼が、解散した人気グループ「X-JAPAN」のリーダ
ーYOSHIKIのピアノを個人指導したり、錦織健の伴奏者として全国各地を飛び
回っているピアニスト、多田聡子を迎え、2007年5月に長野でコンサートを行
いました。そのライヴのもようを収録したのがこのCD。彌勒の魅力が120%味わ
える1枚で、イタリア古典歌曲での鮮やかな歌唱、また、「宵待草」での劇的
な表現など、どの曲も輝いています。多田のサポートも見事で、二人の今後に
目がはなせません。




<ORFEO>
ORFEOR 754081 \2080
モノラル
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)
エリーザベト・ヘンゲン(A)
ハンス・ホップ(T)
オットー・エーデルマン(Bs)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)バイロイト祝祭O.&Cho.
録音:1951年7月29日バイロイト音楽祭ライヴ・音源:バイエルン放送
「レコード芸術」2007年9月号(※詳細はP.70-74、P.211-214をご参照ください)
にて大きく取り上げられた、フルトヴェングラー・センター盤「バイロイトの
第九」。そもそも会員向け頒布という性格のため、同センターへの入会が必須
条件という特殊CDでしたが、弊社(キング・インターナショナル社)とORFEOと
の粘り越しの交渉の末このたび市販流通化が実現しました。
EMIとはちがう、フルトヴェングラー1951年「バイロイトの第九」のまったく新
たなソース。演奏内容についてはすでに折り紙つき。このバイエルン放送音源
による録音の意味はいくら言葉を費やしても尽くせません。




<Ambroisie>
AM 105 \2500
「ファヴェンティーナ-ファエンツァ写本117(1390-1420)」
[ミサ通常文]
1.キリエ「全能なる創り主」(79葉表-裏)
2.キリエ「全能なる創り主」(88葉表-90葉表)
3.グロリア(90葉表-92葉裏)
4.キリエ「源泉にして根本」(2葉表-3葉表)
5.「アレルヤ、私は良い羊飼いである」(194葉裏)
6.キリエ「創造主」(62葉表-裏、26葉表)
[のように歌われた]
7.「われらの代願者であり、かつてもそうであった」(「かつてはそうでなか
ったものにお前はなった」のように歌われた)(32葉裏、46葉裏-48葉表)
8.「真実をもたらすために」(「恋人を喜ばせることができない」のように歌
われた)(59葉裏)
9.「恋人を喜ばせることができない」(78葉表-79葉表)
[晩課]
10.[神よ速やかにわたしを救い出し](93葉表-94葉表)
11.アンティフォナ「この方は処女のなかの元后」(141葉表)、詩篇第112番
「主の僕らよ、主を賛美せよ」
12.「めでたし、海の星よ」(96葉裏-97葉表)
13.アンティフォナ「めでたし、天の元后よ」(109葉裏-110葉表)
14.「マニフィカート(わたしの魂は主をあがめ)」(95葉表-96葉裏)
15.「初めにありしごとく」(「しばしばわが歩みは」のように歌われた)
(94葉裏)
16.「主を賛美しよう、神に感謝」(79葉表-裏)
17.「主を賛美しよう」(79葉表-裏)
18.「主を賛美しよう」(57葉表-58葉裏)
ペドロ・メメルスドルフ(指)、マーラ・プニカ
録音:2005年7月ボローニャ
タイトルにもなっているファエンツァ写本は、ミサ諸章のための単旋聖歌に基
づく鍵盤曲や、チコーニアやランディーニを含むイタリア・トレチェントの作
曲家たちのマドリガーレやバッラータを鍵盤楽器用に装飾的に編曲した鍵盤曲
が集められた写本。メメルスドルフはこの鍵盤曲の写本から、その記譜された
装飾句に注目し、14世紀イタリアで行われていたと思われる様々な装飾を蘇ら
せた単旋聖歌を再現しています。
彼が率いるマーラ・プニカは、この中世を中心とした様々な曲に、斬新な解釈
と個性的なアプローチで臨む団体。この録音においても、様々な装飾に彩られ
た単旋聖歌の魅力を十全に引き出しています。




<naive>
V 5078 \2680
エリック・タンギー(1968-):チェロ協奏曲集
(1)チェロ協奏曲第1番(1994-95)
(2)チェロ協奏曲第2番(2000)
アンヌ・ガスティネル(チェロ)【使用楽器:1960年Carlo Giuseppe Testore】
アラン・アルティノグル(指)フランス国立管弦楽団
チェロ界の新しい女王アンヌ・ガスティネルの新譜は、人気作曲家、エリック
・タンギーによる協奏曲集。1968年フランス生まれのエリック・タンギーは、
今もっとも人気のある作曲家の一人。現代もの、というと敬遠されてしまうか
もしれませんが、聴いてみると非常に聴きやすい響きのもの。自身ヴァイオリ
ニストでもある彼が書く室内楽作品で、チェロはいつも特別な地位を占めてお
り、この協奏曲でもチェロの美点が遺憾なく発揮されています。94年に作曲さ
れた第1番はコッペイに、2000年に作曲された第2番はロストロポーヴィチに献
呈されています。指揮者は同じくフランスの辣腕指揮者、アルティノグル。
明晰な様式で書かれたこれらの作品を、クリアーに響かせます。




<DOREMI>
DHR 7893/5 3枚組 \6240
ステレオ
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集BWV.846-893(全曲)
アーサー・レッサー(P)
録音:1964年アーサー・レッサー所有のスタジオ
アーサー・レッサー(1894-1969)はニューヨーク生まれ。クリーヴランドで長
年にわたり、すぐれたピアニスト、教師、音楽評論家として活躍しました。同
時にまたクラシックの著作「Men, Women and Piano」や、クリーヴランド管の
プログラムの執筆者としても知られています。ちなみに、かれの異母兄弟フラ
ンク・レッサーはブロードウェイ・ミュージカル「Guys and Dolls(1950)」
「How to Succeed In Business Without Really Trying(1961)」などの音楽を
書いた有名な作曲家。
1913年ベルリンでデビューののちA.レッサーは、1916年にはニューヨークでデ
ビュー。ヴァイオリニストのミシャ・エルマンとは日本をふくむ極東楽旅を
行っています。太平洋戦争中は米軍の対日情報部員として働いていたことも
あって日本語も堪能。さらに、戦後まもなくの1946年に来日、日比谷公会堂
で日響(現在のNHK響の前身)をバックにショパンのピアノ協奏曲第1番を弾いて
います。これにより日本の大勢の聴衆の前で演奏した戦後初のアメリカ人音楽
家としても記憶されています。いっぽうで1926年にクリーヴランド音楽院のピ
アノ科教授に、1953年にはピアノ科の教授部長に任命されています。
このように伴奏者、教育者として大きな功績を残したレッサーのピアノ録音。
これまでMarstonなどからもその一部が復刻されていますが、極端に少なく珍
重されてきました。このたびDOREMIより復刻となるのはかつてCleveland
Institute of Musicより6枚組みのLPで出ていたもの。「アナログ期における
平均律のベスト」とは復刻をてがけたレーベルの主宰ヤコブ・ハーノイ氏の
言葉。この機会にぜひ、お確かめになられてはいかがでしょうか。





<harmonia mundi>
HMC 901977 \2450
ブラームス:
(1)ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15
(2)ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
セドリック・ティベルギアン(P)
イルジー・ビエロフラーヴェク(指)BBC交響楽団
録音:2007年
ピアノ協奏曲第1番は、オケによる冒頭の序奏から、この演奏がただならぬも
のであることを感じさるもの。重厚感を漂わせながらも決して重くなりすぎ
ず、ビエロフラーヴェクの怒涛の推進力で音楽が展開していきます。高雅なす
すり泣きのように入ってくるピアノの音色は、クリスタルを思わせる清潔感あ
ふれるもので1975年生まれのティベルギアンが30代をむかえ、ますます音楽的
に充実していることを感じさせます。終楽章のオケとピアノのかけあいでも、
ティベルギアンは、硬質で美しい音色を損なうことなく、力強く聴かせます。
聴き終えたときには爽快感と充実感が押し寄せ、感動的です。カップリングの
ハイドンの主題による変奏曲では、オケの各パートにひとつひとつの主題を
丁寧に歌わせており、こちらでもビエロフラーヴェクの手腕と、オケの仕事
ぶりが光ります。

HMC 905266 \2450
ジュゼッペ・サンマルティーニ(c.1693-1750):
フルートと通奏低音のためのソナタ集
ソナタ(1)op.2-3 ホ短調 (2)第21番 変ロ長調 (3)op.2-4 ト長調 
(4)第23番 ヘ長調 (5)op.13-5 ト短調 (6)op.13-1 ト長調 
(7)op.13-4 ト長調
モーリス・シュテーガー(リコーダー、指揮)
セルジオ・チオメイ(Cem&Org)、マルグレート・ケール(ハープ)、
マウロ・ヴァッリ(Vc)、クリスティアン・ボイゼ(Fg)、
エドゥアルド・エギューツ(テオルボ&ギター)、
北谷直樹(オルガン)
録音:2004年
ジュゼッペ・サンマルティーニは、ミラノで活躍した弟のジョヴァンニ・バ
ティスタ・サンマルティーニ(交響曲の父ともいわれる)に対して、「ロンド
ンのサンマルティーニ」とも呼ばれます。オーボエの名手として活躍し、そ
の腕前は、フリードリヒ大王にフルートを教えていたクヴァンツに、北イタ
リアの最も優れた器楽奏者と激賞されたこともあるほどでした。彼はその後
ロンドンに活動の拠点を移し、主に演奏者として活躍していました。当時の
オーボエ奏者はりコーダーにも精通しているのが普通で、サンマルティーニ
もまたリコーダーのことも知り尽くしていました。18世紀初頭の英国は、リ
コーダーが高等な趣味を持つ人々の間で大流行していた頃。パーセルやバル
サンティ、ヘンデルら英国で活躍した作曲家達によるリコーダーのための作
品は多く残されていますが、中でもこのサンマルティーニの作品は注目に値
するもの。ソロ・パートの充実度はもちろんのこと、不協和音や半音階が効
果的に用いられた作品は、現代の私たちにもエキサイテイングな喜びをもた
らしてくれます。ソロをつとめるシュテーガーは、1971年スイス生まれ。毎
回毎回リリースのたびに、目のさめるようなテクニックと、すがすがしい音
楽性、そして選曲のセンスで私たちをたのしませてくれています。このディ
スクでも、目のまわってしまいそうなヴィルトゥオーゾ・テクニックで私た
ちの度肝をぬいてみせています。また、通奏低音チームの抜群のセンスがき
きもの。

HMU 907475 \2450
(1)アール・ワイルド:
ガーシュウィンの「ポーギーとベス」によるファンタジー
(2)バーバー / シェパード編:ひなぎく
(3)同:聖アイタの幻影
(4)同:夜想曲
(5)リチャード・ロジャース / スティーヴン・ハフ編:
回転木馬のワルツ-「回転木馬」
(6)同:わたしのお気に入り-「サウンド・オブ・ミュージック」
(7)ウィリアム・ボルコム:優雅な幽霊-3つのゴースト・ラグ
(8)ジョージ・クラム:夢の影像-マクロコスモス第1巻(1972)
(9)ジョン・コリリアーノ:エチュード・ファンタジー(1976)
マイケル・シェパード(P)
録音:2007年1月インディアナポリス大学、デハーン・ファイン・アーツ・
センター、ルース・リリー・コンサートホール
アメリカ・ピアニスト協会から2003年のクリステル・デハーン・クラシカル・
フェローに選ばれたマイケル・シェパード。メリーランド州ボルチモアにある
ジョンズ・ホプキンス大学のピーボディ音楽院で研鑽を積み、レオン・フライ
シャーに師事しています。また、APAのバックアップでワシントンD.C.のケネ
ディ・センターでデビューを果たして以来、全米で演奏活動を展開中。作曲家
でもある彼はつねに新しい音楽に傾倒して、作曲家ニコラス・モー、マイケル
・ハーシュ、ロバート・シロタとジョン・コリリアーノと頻繁にコラボも行っ
ています。ここではロジャースのおなじみのミュージカル・ナンバーから、
名手ワイルドの30分近い大曲、そして難曲クラムまで、おもわず目もくらむよ
うなテクニックでとりこにします。

HMU 907477 \2450
(1)エリス・ボノフ・コーズ(1916-2000):
ロム・アルメによる変奏曲(1946-47)[世界初録音]
(2)コープランド:ピアノ変奏曲(1930)
(3)ブゾーニ:ショパンのプレリュードによる10の変奏BV.213a
(4)ドビュッシー:前奏曲集第2巻(全曲)
スペンサー・メイヤー(P)
録音:2007年1月インディアナポリス大学、デハーン・ファイン・アーツ・
センター、ルース・リリー・コンサートホール
オハイオ出身のスペンサー・メイヤーは、APAから2006年デハーン奨学金を授
与されたピアニスト。2003年10月にはニューヨークのカーネギー・ホールでリ
サイタル・デビュー。2004年に南アフリカのプレトリアで行われたUNISA国際
ピアノ・コンクールで第1位を獲得、さらには北米、ヨーロッパ、アジア、ア
フリカでのリサイタル、室内楽、オケとの共演など、めきめきと頭角を現して
います。その彼が弾くのは前奏曲集と変奏曲と題されたアルバム。ドビュッシ
ーではくっきりした音色と華麗なタッチが冴え渡ります。「現代の変奏曲の大
家」との呼び声高いシカゴ生まれのコーズでは、想像力豊かな技法が駆使され
メカニカルな味わい。難曲ブゾーニも各変奏の性格の描き分けがみごとです。

HMU 907476 \2450
(1)グリフィス:ピアノ・ソナタ(1918)
(2)同:幻想的小品Op.6,Nos.1-3
舟歌 / 夜想曲 / スケルツォ
(3)同:3つの音画Op.5,Nos.1&3(ハイライト)
夕暮れの湖 / 夜風
(4)同:ローマのスケッチより白孔雀Op.7-1
(5)スクリャービン:ピアノ・ソナタ第6番Op.62
(6)同:12の練習曲Op.8より第5番 / 第9番 / 第11番 / 第12番
(7)同:幻想曲ロ短調Op.28
スティーヴン・ベウス(P)
録音:2007年1月インディアナポリス大学、デハーン・ファイン・アーツ・
センター、ルース・リリー・コンサートホール
2006年マクス・I.・アレン・クラシカル・フェローをAPAより授与されたスティ
ーヴン・ベウスは、ワシントン出身のピアニスト。ホイットマン・カレッジで
学位を取得、現在ジュリアード音楽院で研鑽中の彼は、欧米を中心に活動の幅
を広げています。これはかれにとってバーバーとマリオン・バウアーのピアノ
作品集につぐ2枚目のアルバム。印象主義の作風で知られ、夭逝した作曲家チャ
ールズ・グリフィス(1884-1920)とスクリャービンを収めています。グリフィ
スの代表作「白孔雀」はぼんやりした感じが「アメリカのドビュッシー」とも
いわれたのが首肯される内容です。妖気を醸し出したスクリャービンの技巧も
いうことなし。





<Ambronay>
AMY 011 \2500
J.M.ハイドン(1737-1806):聖ヒエロニムスのミサ
ドルシェツキー(1745-1819):ミサ曲 変ロ長調
ピエール・カオ(指)
ヨハネッテ・ゾマー(S)、ブリッタ・シュヴァルツ(A)、ギ・ド・メイ(T)、
コルネリウス・ハンプソン(Bs)
アルシス・ブルゴーニュ、アンサンブル・ゼフィーロ
録音:2006年9月22日(ライヴ)、アンブロネー修道院
フランスの古都アンブロネーにある石造りの修道院で2006年に行われた音楽祭
のライヴ録音。ミヒャエル・ハイドンは、ヨーゼフ・ハイドンの弟で、幼い頃
はウィーンの教会でオルガニストをつとめ、また、モーツァルトの友人でもあ
りました。このミサ曲は、1772年にザルツブルクの司教に就任したヒエロニム
スのために捧げられました(1777年に初演)。6本のオーボエが活躍する作品で、
「オーボエ・ミサ」と呼ぶ人もいます。ソリスト歌唱陣の美しい歌声に、心洗
われます。ドルシェツキーは、ボエミア出身で、ティンパニ奏者、そして管楽
器アンサンブルの指揮者としても活躍した作曲家です。このミサ曲は実にしっ
とりとした落ち着いた雰囲気で、管楽器パートの果たす役割が多い作品。この
作品が書かれた1810年は、ショパンやシューマンが生まれた年でありますが、
純然たる古典派の響きの美しいミサとなっています。指揮者のカオは、ルクセ
ンブルク出身の指揮者で、古楽のスペシャリストとして活躍しています。自身
が1999年に設立した合唱団アルシス・ブルゴーニュと、名人集団アンサンブル
・ゼフィーロ、そしてソリスト歌唱陣を見事にまとめあげています。



<WERGO>
WER 6696 \2180
コンロン・ナンカロウ(1912-1997):
(1)弦楽四重奏曲第1番
(2)弦楽四重奏曲第3番
(3)プレイヤーズ・ピアノのための練習曲第15番-弦楽四重奏版
(イヴァル・ミカースホフ編)*
(4)プレイヤーズ・ピアノのための練習曲第31番-弦楽四重奏版
(パウル・ウシャー編)*
(5)プレイヤーズ・ピアノのための練習曲第33番-弦楽四重奏版
(パウル・ウシャー編)*
(6)プレイヤーズ・ピアノのための練習曲第34番-弦楽三重奏版
(コンロン・ナンカロウ編)*
(7)ヴァイオリンとプレイヤーズ・ピアノのためのトッカータ
(8)プレイヤーズ・ピアノのための三部作【A=72/B=50/C=92】*
アルディッティ弦楽四重奏団
プレイヤーズ・ピアノ(コンロン・ナンカロウ)
*世界初録音
録音:2004年、2005年
ナンカロウといえば、技術的に異常に困難な上に、細部にわたるまでくどいま
でのテンポや強弱の指示のあるピアノ曲を書き、人間が演奏したものに決して
満足できずに、ついにプレイヤーズ・ピアノ(穴を開けたロールを中に入れ、
そのロールを回転させることによってピアノ動かし正確無比な演奏が得られる
自動ピアノ)のために作品を書いたという、自分のこだわりを貫きとおした20
世紀最大の奇人作曲家。しかしその作品は、意外に(?)いいのです。ジャズ風
のもの、小気味よいリズムと軽めの和声など、結構たのしめます。
ナンカロウが33歳のときに書いた弦楽四重奏曲第1番は、美しい和声を用いた
ミニマル・ミュージック風な部分あり、新古典風の要素あり、で、普通に「い
い曲」。23歳(1935年)に書かれたトッカータは、最初は生身の人間が弾くピア
ノのためにかかれましたが、演奏が難しい急速なテンポによる連打があるため、
1980年代に、ナンカロウ自身がプレイヤーズ・ピアノの適用を決めました。音
がめまぐるしく駆け巡るさまは快感すら覚えますが、この録音にあたって、ス
タジオ内にはアルディッティのファーストヴァイオリン奏者とプレイヤー・ピ
アノだけがいた(あった)だけだと想像すると、なんともいえない感じがします。
1987年、75歳のときに書かれた弦楽四重奏曲第3番では、さすがナンカロウと
いった感じで、終楽章でアッチェレランド(次第に速度をはやめ、音も大きく
なる)の部分がありますが、各パートでその加速の割合が厳密に定められてい
る(第1ヴァイオリンは3%、第2ヴァイオリンは4%、ヴィオラは5%、チェロは6%)
など、よくそこまで、と逆に感心してしまう指定ぶり。
迎えうつは現代ものを弾かせたら右に出るものはない団体、アルディッティ弦
楽四重奏団。弦楽四重奏曲第3番は彼らのために書かれた作品とあって、正確
無比な演奏が展開されています。聴けば聴くほど、ほんとによく演奏したなと
感心の出来栄えとなっています。




<KING INTERNATIONAL>
KDC 7006 3枚組 \4850
宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」Vol.6
CD1:「爛熟のウィーン・フィル」 
<ワルター&ウィーン・フィルハーモニー>
モーツァルト:
「皇帝ティトゥスの慈悲」序曲K621、「偽の女庭師(恋の花つくり)」序曲K196 
ドイツ舞曲K605、交響曲 第41番 ハ長調 K551「ジュピター」
ブラームス:交響曲 第3番 ヘ長調 作品90
(OPUS蔵:OPK205、OPK2017、OPK2023より再編集)
CD2:<ワインガルトナー&ウィーン・フィルハーモニー>
ベートーヴェン:交響曲 第3番「英雄」、第8番
(OPUS蔵:OPK2039)
CD3:「親子のドッキング-unauの無能CD」
「笑いのドッキング」親子リレー漫談/牧野周一、
牧伸二(キングレコード原盤)
音楽病院/牧野周一(コロムビア原盤)
宇野功芳氏による好評企画、宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」シリーズ第6弾
は豪華3枚組の特別盤。宇野功芳氏が永い評論家生活を通じて絶賛してきた、
ワルター&ワインガルトナーの演奏を再度振り返り、新たな演奏解説を書き下
ろしています。(OPUS蔵音源使用)
また、このシリーズでは宇野功芳氏の勝手気ままなエッセイ、「unauの無能日
記 」を連載。第6弾では、今は亡き父、牧野周一について触れています。さ
らに以前から宇野氏が熱望していた「音楽病院」「親子リレー漫談」を収録。
宇野功芳ファンのみならず、漫談ファンも熱狂できるアルバムです。また、
牧野周一氏による「掛け合い漫談うら話」を掲載。宇野功芳氏の原点が窺える
貴重なセットとなっております。




<Ambroisie>
AM 126 \2280
1CD+1DVD VIDEO (PAL)
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):作品集
(1)ファンダンゴ-2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、2つのギター、
打楽器、カスタネットのための五重奏より-ニ長調G448
(2)チェロ協奏曲 ニ長調G483
(3)アリア・アカデミカ「Tyrannous love(暴君の愛)」G557
(4)チェロ協奏曲 ト長調G480
オフェリー・ガイヤール(コンチェルタンテ・チェロ&音楽監督)
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ(3))、ロルフ・リスレヴァン(ギター)、
プルチネルラ
録音:2007年1月&4月、ポワジー劇場、ノートル=ダム大聖堂(パリ)
DVD収録:2007年4月、ノートル=ダム大聖堂
ガイヤールの使用楽器:1737年製Francesco Goffriller
繊細さと芯の強さを兼ね備えた音楽性、あたたかみと大胆さが共存する音色、
そしてチャーミングな容姿で聴くものを魅了し続けるチェリスト、オフェリー
・ガイヤール。彼女の最新録音は、ボッケリーニです。ボッケリーニは自身
もチェロのたいへんな名手であったこともあり、現在に至るまで、すべての
チェリストにとって特別な存在の作曲家。ガイヤールもボッケリーニに対して
は特別な想いをもっており、このディスクも、まるでボッケリーニへのラブ・
レターのように、特別な思い入れを込めて録音されました。
(3)のアリアは、ソプラノとのかけあいの際に、チェリストにも美しい高音で
奏でることが求められます。ピオーの鈴を転がすような歌声と、ガイヤールの
チェロの音色の交わりは愉悦のひととき。この曲の高音を奏でる際のチェリス
トの左手は、「エターナル・スノー(eternal snow)」と呼ばれるポジションに
しばしば置かれます。これは、ブリッジに近い部分で、ここに左手がある状態
で弦を弓でこすると、弓に塗ってある松脂が剥落し、その粉が雪のように見え
ることからこう呼ばれるもの。このポジションでの演奏はチェロ奏者にとって
困難でありますが快感でもあり、また、演奏の面でもエレガントな音色が得ら
れる効果的な奏法です。ただ、これは、ボッケリーニが後世のチェロ奏者たち
のたのしみのために書いたのではなく、高い音域で自由に奏でようという重力
の法則へのチャレンジをボッケリーニがしたのだ、とガイヤールは語っていま
す。スペイン趣味のセンス溢れる「ファンダンゴ」は、もともとはチェロ2本
を含む五重奏のために書かれ、後になってギターの名手によって編曲されまし
た。ファンダンゴとは、男女2人1組になって踊られるやや肉感的な踊り。17世
紀にこの踊りを見た人物の記述に「この踊りは愛の誕生から終わりまで、愛の
溜息からエクスタシーまで、愛のあらゆるものの表現である。この踊りを踊っ
たあと、女性は男性を拒むことなどできないだろう」とあるもの。ここでも、
熱く情熱的な演奏が繰り広げられており、彼女の新しい境地を見るかのようで
実に新鮮です。
2曲のチェロ協奏曲では、見事な弓さばきと、あたたかみのある歌心を心ゆく
まで味わえることは言うまでもなく、ボッケリーニの魅力が200%味わえる見事
な内容となっています。
特典映像では、ガイヤールが「エターナル・スノー」について簡単な実演を交
えながら語ったり、ボッケリーニについても語ったりしています。実際の演奏
風景も収録。




<Ondine>
ODE 1098 \2080
ヨーナス・コッコネン(1921-1996):管弦楽作品集
チェロ協奏曲(1969)、交響曲第3番(1967)、交響曲第4番(1971)
マルコ・ユロネン(Vc) フィンランド放送交響楽団 サカリ・オラモ(指)
録音:2006年3月、10月(交響曲) 文化の家 (ヘルシンキ)
[制作:セッポ・シーララ  録音:ペンティ・マンニッコ]
ヨーナス・コッコネンは、シベリウスの "交響的思考" を受け継いだ作曲家の
ひとりです。建築家アルヴァー・アールトと親交があり、「"質への情熱" が
創作を支配する」というアールトの言葉をコッコネン自身も信念としてもって
いました。コッコネンの音楽は作風により、大きく3つの時期に分けられます。
ネオクラシカル、十二音と音列、自由調性。このディスクに集められた曲はい
ずれも、3番目の時期に属しています。 打楽器が活躍する色彩的な交響曲第3
番。"力で解決すること" を好まないコッコネンは、作品の最後にアダージョ
の楽章をもってきています。この交響曲は1968年のNOMUS(北欧音楽委員会) 賞
を受けました。チェロ協奏曲はコッコネンが書いた唯一の協奏曲。ユーモアと
活気みちた音楽の間に荘重な気分のアダージョがはさまれる5楽章の作品です。
第4番の交響曲は荒々しい情熱と宗教的内省が共存。コッコネンの代表作、オ
ペラ「最後の誘惑」 を予示する音楽とも言われます。
マルコ・ユロネンはラウタヴァーラ(ODE819)とヨウニ・カイパイネン
(ODE1062)の協奏曲を録音したチェリスト。20世紀の音楽に共感を寄せるサカ
リ・オラモ。ペンティ・マンニッコの担当した録音がフィンランド放送交響楽
団の色彩的な響きを鮮やかな音でとらえています。コッコネンの管弦楽作品を
もっとも楽しめる、重要なディスクです。

ODE 1112 \2080
フィンランドの情景 - フィンランド管弦楽作品集
ウーノ・クラミ(1900-1961):演奏会序曲「スオメンリンナ」作品30
セリム・パルムグレン(1878-1951):
組曲「フィンランドの情景」作品24-春の夢、そり旅
レーヴィ・マデトヤ(1887-1947):
オペラ「ポホヤの人々」組曲 作品52-囚われ人の歌
ロベルト・カヤヌス(1856-1933):交響的序曲
オスカル・メリカント(1868-1924):ゆるやかなワルツ 作品33
アルマス・ヤルネフェルト(1869-1958):前奏曲
トイヴィ・クーラ(1883-1918):結婚行進曲作品3b-2
タネリ・クーシスト(1905-1988):フィンランドの祈り 作品27-2
アーレ・メリカント(1893-1958):イントラーダ
ジャン・シベリウス(1865-1957):悲しいワルツ 作品44-1、春の歌 作品16
レイフ・セーゲルスタム(指)ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団
録音:2007年6月 フィンランディアホール (ヘルシンキ)
[制作:セッポ・シーララ、録音:エンノ・マエメツ]
北欧でもっとも古い歴史を誇るヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団の創
設125周年記念アルバムは、18世紀、フィンランド湾に建造された要塞の島、
スオメンリンナを曲名とする序曲に始まり、春の深い悲しみを描くシベリウス
の「春の歌」に終わるプログラム。1828年にヘルシンキ・フィルハーモニック
を創設しシベリウスの交響曲第1番を初演、主に指揮者として活躍したロベル
ト・カヤヌスをはじめとするフィンランドの作曲家たちの作品が演奏されてい
ます。1995年以来、首席指揮者を務めるセーゲルスタムが指揮。2007年6月、
ヘルシンキのフィンランディアホールで録音セッションが行われました。フィ
ンランドの景色を収めたカラー写真18枚を使ったデジパックのアルバム。

ODE 1118 \2080
Act - ロルフ・ヴァリーン(1957-):管弦楽のための作品集
(1)Act(行動する) (2003)-管弦楽のための
(2)Das war schon! (きれいだった!) (2006)-打楽器ソロと管弦楽のための
(3)Tides (タイズ) (潮流) (1998) -6人の打楽器奏者と管弦楽のための
オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
(1)ヤープ・ファン・ツヴェーデン(指) 
(2)マーティン・グルビンガー (打楽器) 
(2)(3)ジョン・アクセルロッド(指)
(4)ユッカ=ペッカ・サラステ(指) クロウマータ打楽器アンサンブル
録音:2006年9月、10月、2007年2月 オスロ・コンサートホール
[制作:アーリル・エリクスタード、録音:マーリト・アスケラン、オイスタ
イン・ノルデンゲン]
ノルウェーの作曲家、ロルフ・ヴァリーン(1957-)は今年、50歳。この5月には
オスロ・フィルハーモニックによる<ヴァリーン・フェスティヴァル> コン
サートが行われました。オラヴ・アントン・トメセン、フィン・モッテンセ
ン、ロジャー・レノルズ、ヴィンコ・グロブカール、湯浅譲二に学び、トラン
ペット奏者としてアンサンブルに参加して実験的ジャズとロックなど、広い範
囲の音楽を体験してきました。クラリネット協奏曲(Aurora ACD5002、ACD5011)
で NOMUS (北欧音楽委員会) 賞を受賞。現代北欧を代表する作曲家のひとり
として、海外からも注目されました。人の力が結集して生む<音の大伽藍>
「Act」。鳥の歌とモーツァルトのメロディに基づく協奏曲「Das war sch嗜!
(きれいだった!)」。潮の流れが絡み合い、ひとつの動きに収束する、6人の
打楽器奏者と管弦楽のための合奏協奏曲「Tides (タイズ)」。初録音の曲を集
めた作品集には、オスロ・フィルハーモニックの音楽監督ユッカ=ペッカ・サ
ラステ、ヨーロッパ・コンサートホール機構の<Rising Artist2007/08>に選
ばれたオーストリアの打楽器奏者マーティン・グルビンガー(1983-)、スウェ
ーデンの打楽器アンサンブル「クロウマータ」らが参加しました。教室と語法
に別れを告げた今日の音楽。ヴァリーンがオスロのホールで市民から親しく声
をかけられていた姿と重なります。





<Simax>
-Nordic Edition-
PSC1227 \2280
エドヴァルド・フリフレート・ブレイン(1924-1976):交響曲全集
交響曲第1番 作品4 (1949-50)、交響曲第2番 作品8 (1951-54)、
交響曲第3番 作品16 (1968)
ペーテル・シルヴァイ(指) ノルウェー放送管弦楽団 
録音:2005年1月 ノルウェー放送 (NRK) (オスロ) 大スタジオ
[制作:アーリル・エリクスタード、録音:モッテン・ヘルマンセン]
エドヴァルド・フリフレート・ブレインは、ノルウェーの第2次世界大戦後世
代作曲家のひとり。指揮者としてベルゲンでデビュー。クラリネット四重奏の
ための「愉快な音楽家たち」(作品1) と「序曲」(作品2) (PSC3117) を発表、
作曲家協会のメンバーになりました。交響曲第1番がオスロで初演された後、
作曲家協会の奨学金を得てパリに留学。ジャン・ルヴィエの下で学びました。
オペラ「アンネ・ペーデルスドッテル」(PSC3121) が代表作。管弦楽のため
の「外海へむけて」(PSC3117, BIS367) は、憧れの気分にみちた簡素なメロ
ディをもち、もっとも演奏されることの多いノルウェー管弦楽作品となって
います。交響曲は3曲。第2次世界大戦後の愛国的気分を反映した、伝統的語
法の第1番。第2番は、表面的な装飾を排したネオクラシカルな音楽。オスロ・
フィルハーモニックによる1964年の演奏を聴いた批評家、クラウス・エッゲ、
ライマル・リフリング、フィン・モッテンセンの3人はそろって、ショスタコ
ーヴィチの作品との類似性を指摘しました。ドラマティックな単一楽章の第3
番。3曲のうち対位法的手法がもっとも際立ち、不協和音のクラスターなど、
モダニスト的手法も使われています。




<LSO Live>
LSO0124 \1350
ジェイムズ・マクミラン:
(1)世界の贖罪
(2)イゾベル・ゴーディの告白
(1)クリスティン・ペンドリル(コールアングレ)
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドンSO.
録音:(1)2003年9月(2)2007年2月21日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
バランス・エンジニア:ジョナサン・ストークス
スタートから通算50番目の記念すべき節目にあたるLSO Live最新アルバムは、
LSOとデイヴィスにとって、ともに度重なる実演を通じて長いつながりのある
マクミランの作品集。ことし3月にLSOが本拠とするバービカンセンター開設25
周年記念コンサートでも取り上げられた「イゾベル・ゴーディの告白」。1990
年プロムス初演の際に一大センセーショナルを巻き起こし、マクミランの国際
的評価を決定づけた出世作であり、いまなお彼の一番人気の作品といわれてい
ます。
作曲の動機は17世紀、宗教改革以後のスコットランドで吹き荒れた魔女狩りに
よって、おびただしい数の女性が犠牲となった史実に深くインスパイアされた
こと。全曲は曲想の異なるブロックに分かれていますが切れ目なく演奏されま
す。暴力的なリズムと不協和音が支配する中間部では、集団ヒステリー下での
吊るし首と火あぶりを表現しているのでしょうか。ここぞとばかりにLSOのパ
ワフルなブラスと打楽器が気を吐き、まさにこの世の地獄のような大音響。
作曲者が「イゾベル・ゴーディのために決して歌われることの無かったレクイ
エム」と述べるように、なるほど途方もない悲しみの感覚を描くことに腐心し
たあとが窺えるのが冒頭と結尾で、陶酔さえ漂う弦楽の美しさ。真摯なデイ
ヴィスのつくる音楽は痛切な祈りとなって閉じられます。1959年生まれのマク
ミランは、カトリックへの信仰、社会主義とスコットランドへの愛国心に深く
根ざした作風がその特徴で、これまでにメッセージ性の強い作品を発表してき
ました。1662年に魔女のかどで残忍な拷問の末に処刑されたうら若き女性を題
材にしながら、そのじつは近年ヨーロッパでのファシズムの新しい高まりに対
する、自身の懸念を表明する意図が込められているともいわれます。
カップリングの「世界の贖罪」はLSOによる1996年の委嘱作。聖木曜日の典礼
にインスパイアされた曲は三部作「聖なる三日間」の第1部にあたり、基本的
にはコールアングレのためのコンチェルトという趣きになっています。1997年
の初演時と同じく当ライヴでもソロを務めるのはLSO首席の名手ペンドリル。
ときに物悲しく、豊かな表情はさすがに初演者の自負の顕れにも似て絶大な説
得力。演奏について、サンデー・テレグラフ紙、デイリー・テレグラフ紙、タ
イムズ紙とも挙って手放しの賛辞を贈っています。
ことし2007年9月25日に80歳の誕生日を迎えたLSOプレジデント、コリン・デイ
ヴィス。自らの傘寿を祝う新たな作品を委嘱する作曲家として、ここで巨匠に
より指名されたのがマクミランでした。このあと当コンビは2008年4月27日に
新作「聖ヨハネ受難曲」の世界初演を控えており、さらにこの模様はLSO Live
でのリリースが予定されています。




<GRAND SLAM>
GS2026 \2250
ベートーヴェン:
(1)交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
(2)交響曲第1番ハ長調Op.21
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1952年11月24日、25日、
(2)1952年11月24日、27日、28日、ウィーン・ムジークフェラインザール
使用音源: HMV(U.K.) (1)ALP1041, (2)ALP1324
制作:平林 直哉
※おことわり:このCDはLPより復刻しており、LP特有のノイズが混入します。
■制作者より
今回は1952年にウィーン・フィルと録音されたベートーヴェンの交響曲第6番
「田園」、第1番が登場しますが、これによってGSレーベルにおけるHMVのテー
プ録音期のベートーヴェン交響曲シリーズが完結したことになります。1951年
のバイロイトの第9などは言うまでもなく突出した名演ですが、これまでベー
トーヴェン・シリーズを手がけて制作者が改めて驚いたのは、第3、4、5、7番
などのセッション録音における素晴らしい響きです。特に第4番(GS-2011)はそ
れこそ目からうろこでした。今回の第6番、第1番も、その途方もなくスケール
の大きい、細部までこまやかな配慮の行き届いた温かく偉大な音に対し、復刻
作業を行いながらも仕事をしているのを忘れてしまうほどでした。フルトヴェ
ングラーのHMVのベートーヴェン録音は常にカタログにあるという安心感から
か、こうしたことは案外忘れられているような気もします。
今回の2曲も望みうる最上の状態の初期LPを使用し、復刻しました。音質もい
つものように、元のLPの情報を可能な限り忠実に伝えるようにしています。
(平林 直哉)
■解説書の内容
過去のシリーズと同様に、LPが発売された際の英グラモフォン誌のレビューの
翻訳を掲載します。




<haenssler>
KDC8001 9枚組 \9180
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
ベートーヴェンといえばオピッツ、オピッツといえばベートーヴェン。
1994年NHKの「ピアノ・レッスン」、2005年から日本で進められている全32曲
連続演奏会、そしてHaensslerの録音など、ベートーヴェン演奏の確固たる地
位を確立しているオピッツ。順調にリリースされているオピッツのベートー
ヴェン・シリーズですが、遂に全集となって日本先行発売を致します。ベー
トーヴェン ピアノ・ソナタ全集の名盤とされている師ケンプとバックハウ
スをまさに引き継ぐ、近年のスタンダード的アルバムです。完璧なタッチ、
確かな表現力、穏やかで真摯な演奏は、ストレートにベートーヴェンの音楽
が聴き手に浸透します。このあとはシューベルトの録音が予定されており、
ますます円熟の極みにあるピアニズムを聴かせてくれることでしょう。

98209 \2080
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.9
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
ゲルハルト・オピッツ(P)
録音:2005年10月(第31番)、2006年1月(第30&32番) [ノイマルクト]




<Ondine>
ODE 1105 \2080
フィーヴァー-カリタ・マッティラ、ジャズコンサート
コール・ポーター:イッツ・オール・ライト・ウィズ・ミー
リチャード・ロジャーズ:私のお気に入り、ブルームーン
ジョン・ダヴェンポート&エディー・クーリー:フィーヴァー
ジャイミ・シルヴァ&ネウザ・テイシェイラ:ガチョウのサンバ
アントニオ・カルロス・ジョビン:コルコバード
ハロルド・アーレン:ストーミー・ウェザー
ジョージ・ガーシュウィン:
ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット
ジェローム・カーン:煙が目にしみる
ジョージ・ガーシュウィン:私の愛する人
コール・ポーター:
ユー・ドゥー・サムシング・トゥー・ミー、ラブ・フォー・セール
ソニー・バーク&ポール・フランシス・ウェブスター:ブラック・コーヒー
ビリー・ストレイホーン:ラッシュ・ライフ
ハロルド・アーレン:降っても晴れても
カリタ・マッティラ(Vo)
フィーヴァー・バンド、ストリングズ、キルモ・リンティネン(P、指)、
ハウ・メニー・シスターズ
アンナ=マリ・カハラ(Vo)、ピルヨ・アイットマキ(Vo)、
メルヴィ・ヒルトゥネン(Vo)
録音:2007年8月 タンペレホール (タンペレ、フィンランド) (ライヴ)
[制作:セッポ・シーララ、録音:エンノ・マエメツ]
0ミュージカル・ナンバーを歌う「ワンダフル」(ODE848)、オーケストラをバ
ックにシンガーソングライターの曲を歌った「海に歌う」(ODE907)、キャバレ
ーソングとミュージカルの歌もまじえた「カリタ・マッティラ、ライヴ・イン
・ヘルシンキ」(ODE968)。新しいノンクラシカル・アルバム「フィーヴァー」
では、"世界のプリマドンナ" カリタ・マッティラ(1960-) がジャズを聴かせ
てくれます。メトロポリタン・オペラの舞台に招かれるようになり、アメリカ
の生活に馴染んだマッティラ。ジャズに挑むにふさわしい時がやってきました。
「まったく新しい、スタイルのまるっきり違うオペラの役を勉強するのに似て
るわ……いい音楽って決して歳を取らないの」と語るマッティラとの素敵なひ
ととき! コール・ポーター、リチャード・ロジャーズ、ガーシュウィン、ハ
ロルド・アーレン。プラターズが歌ってヒットした〈煙が目にしみる〉。ジャ
ズ・ミュージシャンたちもレパートリーにしているブラジル生まれの2曲、
〈ガチョウのサンバ〉とアントニオ・カルロス・ジョビンの〈コルコバード〉。
フィンランドでもっとも期待されるジャズ作曲家、ピアニストのひとり、UMO
ジャズ・オーケストラを率いるキルモ・リンティネン(1967-)が編曲とピアノ
を担当。フィンランド・ジャズシーンで活躍する8人編成のフィーバー・バン
ド。マッティラのバックで歌うのは人気の高い女性ヴォーカルトリオ、ハウ・
メニー・シスターズ。

<PREISER>
PRCD 91128 \2080
ツィーラー エディション Vol.1 わが心はウィーンに
ツィーラー:
(1)アウアーシュペルク行進曲Op.111 
(2)ワルツ「わが心はウィーンに」Op.500 
(3)ポルカ「軽やかな心」Op.182 
(4)オペレッタ「3つの望み」-「あなたのためだけに私は歌う」 
(5)意地悪ポルカOp.424 
(6)愛のワルツOp.537 他 全14曲
ハンス・シャーデンバウアー(指)オリジナル・C.M.ツィーラー管弦楽団
マリア・ローゼンドルフスキー(Sp)マルコ・ディ・サピア(Tn)

PRCD 91132 \2080
ツィーラー エディション Vol.2 笑って、いちゃついて、踊って
ツィーラー:
(1)ワルツ「文化の絵」Op.563 
(2)ポルカ「笑って、いちゃついて、踊って」 
(3)オペレッタ「美しきリゴ」-「我が美しきハンガリー」 
(4)「小さな未亡人」行進曲Op.487 
(5)ポルカ「男心」Op.54 
(6)ガヴォット「黄金の青春時代」Op.523 他全15曲
ハンス・シャーデンバウアー(指)オリジナル・C.M.ツィーラー管弦楽団
ユリア・コツィ(Sp) マルティン・ミューレ(Tn)

PRCD 91136 \2080
ツィーラー エディション Vol.3 軍隊で
ツィーラー:
行進曲(1)「軍隊で」 (2)「勇敢な」 (3)「軍服の魔力」 
(4)「カール皇帝」 (5)「トルコの祭り」(6)「軍隊」他全18曲
ハンス・シャーデンバウアー(指)オリジナル・C.M.ツィーラー管弦楽団

PRCD 91123 \2080
ツィーラー エディション Vol.4 古きウィーンのメルヒェン
ツィーラー:
(1)オペレッタ「放浪者たち」序曲 
(2)ワルツ「古きウィーンのメルヒェン」Op.458 
(3)行進曲「ウィーンは二つとない!」Op.475 
(4)「ドナウの娘」ポルカOp.46 
(5)エレクトリシュ・ポルカOp.492 
(6)ワルツ「ウィーン、我がウィーン」遺作 他全16曲
ヘルベルト・モック(指)ミュンヘン放送響

PRCD 91124 \2080
ツィーラー エディション Vol.6 ツィーラーへの挨拶 
ツィーラー:
(1)行進曲「新世紀へ」 
(2)ツィーラー作品パラフレーズ「ツィーラーへの挨拶」 
(3)「ノイローゼ」ポルカ 
(4)「ライプチッヒのクプレ」ポルカ 
(5)「コロンブス」行進曲 
(6)ウィーンの劇場のカドリーユ 他全14曲
ハンス・シャーデンバウアー(指)オリジナル・C.M.ツィーラー管弦楽団

PRCD 91125 \2080
ツィーラー:
オペレッタ「3つの望み」-(1)序曲 
(2)偽善者行進曲 
(3)オペレッタ「観光案内人」序曲 
(4)フランツ・ヨーゼフ行進曲 
(5)オペレッタ「放浪者たち」-ワルツ「ミミ」 
(6)ミロステンカ・スケルツォ・ポルカ 他全13曲
フランツ・バウアー・トイスル、ヘルベルト・モック(指)ウィーン放送響



<Profil>
PH 07005 \2180
モノラル
(1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
(2)チャイコフスキー:交響曲第4番へ短調Op.36
ダヴィド・オイストラフ(Vn)
フランツ・コンヴィチュニー(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:(1)1954年2月(2)1953年11月6日ドレスデン、国立劇場(ライヴ)
名匠コンヴィチュニーがドレスデンを振ったチャイコフスキーの4番。DDRゼン
ダー・ドレスデンの正規音源による初出という注目の内容です。この年1953年
にドレスデン国立歌劇場総監督に就任したコンヴィチュニーは、もともとモラ
ヴィア出身のスラヴ系。チャイコフスキーとの相性はとてもよく、加えてドレ
スデン固有の響きの魅力も尽きません。カップリングのブラームスはチャイコ
&モツ5番(PH.05011)とならんで、初出の独DGG以来、ETERNAほかより出ていた
有名演奏。2007年の最新リマスタリングです。

PH 07058 \2180
モノラル
ワーグナー:オペラからの名場面集
(1)「タンホイザー」より序曲 / 第2幕の大行進曲
(2)「さまよえるオランダ人」より序曲
(3)「ローエングリン」より第2幕“エルザの大聖堂への行列”/ 第3幕前奏曲
(4)「同」より第3幕“婚礼の合唱”
(5)「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第1幕への前奏曲
(6)「同」より第2幕“ザックスのモノローグ”
(7)「同」より第3幕前奏曲
(8)「同」より第3幕“親方たちを蔑んではならぬ”
(6)ヨーゼフ・ヘルマン、(8)ハンス・ヘルマン・ニッセン(Br:ザックス)
ドレスデン国立歌劇場合唱団
カール・べーム(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:(1)(2)(3)1939年8月、9月ごろ(4)1939年1月ごろ(5)1939年7月
(6)1940年12月(7)(8)1938年8月ごろドレスデン、シュターツオーパー
(以上、すべてエレクトローラSP復刻)
ドレスデン音楽監督時代(1934-43年)のべームによるワーグナーの続篇がProfil
より登場です。あらたに復刻された音質は良好で、壮年期のベームが溌剌とし
て剛直なスタイルでワーグナーの真髄に迫ります。マイスタージンガーのザッ
クスにはベスト・チームからのヨーゼフ・ヘルマンに加え、バイエルン国立歌
劇場からのゲスト、ハンス・ヘルマン・ニッセン。かれが歌うのは「マイスタ
ージンガー」第3幕(PH.05038)からのナンバー。ワーグナー歌いとして当時た
いへんな人気がありました。なお、このたびもブックレットが充実。ベームや
歌手らのほか、劇場、舞台風景、衣装、公演ポスターなど多数の写真が掲載さ
れていて、これらを眺める楽しみもあります。




<CASCAVELLE>
VEL 3094 \2080
フランク:
(1)ピアノ五重奏曲ヘ短調
(2)ヴァイオリン・ソナタ イ長調
フィリップ・アントルモン(P)
ダン・チュウ(Vn)
アロン四重奏団
録音:(1)2006年3月22 & 23日ウィーン(2)2006年2月3 & 4日パリ
指揮者としての活躍もめざましいフランスの名手アントルモン。最新アルバム
は、ピアノのパートに難度と比重が高いことで知られるフランクの室内楽。名
作ヴァイオリン・ソナタで共演するダン・チュウは、ジェラール・プーレやル
ッジェーロ・リッチに師事した北京生まれの若手。いっぽう、弟子オルメスへ
の激しい想いに全曲が染め上げられたピアノ五重奏は、1998年にウィーンの音
楽家たちで結成されたアロン四重奏団との共演。こちらは、メンバー全員がア
ルバン・ベルク四重奏団の薫陶を受けたアンサンブルです。
どちらも1934年生まれの大家が弾くピアノは、なまめかしい香気を漂わせて魅
力たっぷり。ここでアントルモンは、五重奏でベーゼンドルファーを、ソナタ
ではファツィオーリ(F 278)とふたつの楽器を弾き分けているのも注目です。




<harmonia mundi FRANCE>
HMC 901906 3枚組 \5080
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Vol.3
[CD 1]
(1)第1番ヘ短調Op.2-1 (2)第2番イ長調Op.2-2 (3)第3番ハ長調Op.2-3
[CD 2]
(4)第4番変ホ長調Op.7 (5)第22番ヘ長調Op.54 (6)第23番ヘ短調Op.57「熱情」
[CD 3]
(7)第12番変イ長調Op.26(「葬送行進曲」) 
(8)第13番変ホ長調Op.27-1(「幻想曲風」) 
(9)第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」
ポール・ルイス(P)
録音:2006年3月30日、10月31日&11月1-3日・2007年2月3-6日
ベルリン、テルデックス・スタジオ
2005年から2007年にかけて、ポール・ルイスが母国イギリスをはじめ欧米で敢
行しているベートーヴェンのソナタ全曲演奏会。これに並行して進むハルモニ
アムンディのプロジェクトはそのまま実演での確かな手応えを感じさせます。
人気の「月光」や「熱情」が登場する第3弾でも、ちょうど若き日の師ブレン
デルの録音がそうであったように、若さにまかせてバリバリ弾くというより、
じっくりていねいに聴かせてゆくスタイルに共鳴する方も多いのでは。なお、
シリーズは2008年春リリース予定、最後の3曲をふくむ第4集でついに完成とな
ります。




<オーパス蔵>
OPK 7035 \2250
サン-サーンス:交響曲第3番ハ短調作品78‘オルガン付き’
エルガー:エニグマ変奏曲作品36
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC交響楽団
【原盤:英HMV LP】
従来伝説的に語られていた英HMVプレス盤LPによるトスカニーニ/NBC響の音の
よさが、噂から真実になったことを喜びたい。サン・サーンスの第1楽章第2部
ポコ・アダージョで密やかに現れるオルガンの重厚なペダル音。オルガンと弦
の美しい和声のコラボレーションでは、かつてのトスカニーニ/NBCのディス
クからは絶えて聴かれなかった響きの豊かさ、しなやかさを満喫できるし、ス
ケルツォ風の第2楽章第1部ではトスカニーニらしく控え目な打楽器群にピアノ
も参加して多彩な音がかけめぐる。そして一瞬の空白をぶち破る豪然たるオル
ガンの大音響から絢爛たるクライマックスに突入する。エニグマは意外にも親
しみやすい「優しさと愛と微笑ましいユーモア」にあふれる音楽なのに気付か
せてくれる。トスカニーニ一流の品位を持った演奏でもあり、イギリスの作曲
家の作品には英HMVの音感が冴える。(小林利之)
トスカニーニとNBC交響楽団の一連のLPで米RCA盤よりも英HMV盤の方が音がよ
いという話を耳にして以来HMV盤を入手するようにしてきた。
確かにRCA/Victor盤に比べて音にふくらみがありトスカニーニの音楽も迫力
というより音楽的な豊かな響きがある。ただしHMV盤のトスカニーニ録音は余
り多くない。アメリカのRCAがヨーロッパ向けに自分で手掛けるようになりHMV
盤はなくなったためである。新しく出た英RCA盤は当然ながらきつく痩せたあ
のトスカニーニの音になっている。今回の2曲はいずれも英HMV-LPを用いてい
る。両者を比べるとセッション録音のエルガーの「エニグマ」変奏曲が実に豊
かな響きで、チェロが歌うところなどチェロはトスカニーニの楽器であったこ
とを思い起こさせてくれる。
他方のサン・サーンスはRCA盤やCDに比べて音に厚味はあるが、第4楽章のクラ
イマックスなど迫力は満点であってもかなりヒステリックな音である。これは
ライブ録音でありそんなものかという気もするが、実はこの日の前半の曲はロ
ッシーニの弦楽ためのソナタ第3番で、オーパス蔵で既発売(OPK2059)の音を聴
くと豊かな美しい音である。この音源はRCAではないが録音は同じ装置で行っ
ている可能性が高く、RCAが迫力優先の音作りをしたのではないかと想像して
しまう。今回の音はHMV盤のままでもよいのであるが、前半のロッシーニの音や
エニグマの音を参考にして多少バランスを変えてみた。晩年のトスカニーニの
音楽は骸骨化しているという批判もあるが、レコード製作にも責任があるので
はないかという提起でもある。(相原 了)


OPK 7036 2枚組(1枚価格) \2250
マーラー:「大地の歌」
1 現世の苦を詠う酒宴歌(8'31")
2 秋に寂しき者(9'11")
3 青春について(3'00")
4 美について(6'45")
5 春に酔えるもの(4'26")
6 別れ(28'21")
リュッケルトの詩による3つの歌
7 私は俗世から消え失せた(5'25")
8 優しい香りを吸った(2'45")
9 真夜中に(6'18")
フェリアー/パツァーク
ワルター(指)ウィーン・フィル(1952Deccaセッション録音)
【音源:UK-London LP(2種)】
歌詞対訳 甲斐貴也
ことの始まりは、安原氏の永年の親友であった浜田氏が亡くなり、残されたレ
コードコレクションの整理を安原氏が任されたことにあります。多くは日本盤
LPでしたが中にワルター「大地の歌」の英ロンドン盤がありました。非常にき
れいなものでほとんど聴かれてない様子のものです。この浜田盤の音が従来LP
やCDで流布しているものとは響きが違い、オーケストラが前面に出てディテー
ルもクリアに入っている音でした。いままで音が違うという記述を見たことが
ないので、音の違う理由はわかりません。単にカッティングマシンの特性が違
ったのか、テープの修正を行ったのか、あるいはこれはヴォーカルのバランス
を修正したのか、いずれにせよ通常聴く音と浜田盤の音は違っています。ヴォ
ーカル主体の曲なので流布版の音でよいと思いますが、ワルターがウィーン・
フィルにどう要求していたのかは浜田盤の方が興味深く聴くことができます。
発売に当たってどちらを採用するか迷いに迷った挙句、それぞれに音響的にも
音楽的にも意味があると考え両方を残すことにしました。流布しているバラン
スのものは、最も音がしっとりしていて発売も古そうな安原盤(英ロンドンLL
オレンジラベル)を採用しました。(相原 了)
近頃、予期せぬ出来ごとが多い。こちら年の功も手伝って、よほどの事件でな
ければ驚かなくなっているのだが、これには驚いてしまった。なにしろブルー
ノ・ワルター指揮のウィーン・フィルが、カスリーン・フェリアー、ユリウス
・パツァークと1952年に録音、英デッカの古今不滅の名盤と称えられているマ
ーラーの“Das Lied von der Erde”『大地の歌』には、従来から親しまれて
いるものの他に、オーケストラの多彩な演奏をより前面に出し、精緻な表現の
ディテールをクリア・アップして、声楽パートとの総合的な音響バランスを整
えた別のプレスがあったのだから。(中略)
もう一度、今回のオーケストラ主体の新しい(と思われる)プレスの英ロンドン
黒ラベル盤による復刻を聴き直してみると、これは!と思うほど、全曲、ワル
ターの指揮がいちだんと精彩を発揮、凄みさえ感じさせる楽章があるのを再確
認させられる。劈頭の「現世の苦を詠う酒宴歌」での中間部、今回の歌詞の翻
訳者甲斐貴也氏が指摘された“第3連を「悲歌」と考える”解釈を正当化する
ようなワルターの指揮は、ウィーン・フィルから冷え冷えとした血も凍るよう
な寂寥感を響かせるのが明瞭化して絶妙だし、続く「秋に寂しき者」の16分音
符で動く第1vnの抑制した表情、オーボエの哀愁を含んだ節回し、「美につい
て」における奔放多彩な表現と鮮やかな対応、「春に酔える者」の感心するほ
かない精妙かつ的確なマーラーの譜面の指示の再現力など、従来の素晴らしさ
にさらにヴェール一枚ほど剥がしたかのような、オーケストラの響きのみずみ
ずしさを聴きながら、以前にも書いたことだが、この愛する名盤も、知らず知
らずのうちに自分と一緒に年をとり、録音も古びて聴きづらくなるのか、と諦
めていたところ、今回の奇蹟の復刻盤にふれて、ああ良かった!これを聴けて
と、満足感に頬がゆるむのを覚えた。 (小林利之)

OPK 2071 \2250
グルック:「アルチェステ」序曲 (Decca SP)(1935年)
シューベルト:「ロザムンデ」序曲 (Telefunken SP)(1938年)
シューベルト:
交響曲第8(9)番ハ長調D944 「ザ・グレート」 (Telefunken SP)(1942年)
ウィレム・メンゲルベルク(指)
アムステルダムコンセルトヘボウ管弦楽団
【原盤:Telefunken SP, Decca SP】
・・・さて、演奏そのものについてだが、シューベルトでは意外なほどに古典
的な端正さをもったもの、という印象を受けた。とりわけ《ザ・グレート》で
その感は強い。ロマン派演奏の「最後の恐竜」的存在で、恣意的な緩急強弱を
つけると思われがちなメンゲルベルクだが、ここではキビキビと、遅滞なく音
楽を進めている。同じ1942年録音のフルトヴェングラー指揮BPOの同曲の激しく
うねり、爆発する演奏はもちろん、半年後に同じオーケストラとセッション録
音したケンペンと較べても、ずいぶん違っている。
特にケンペンの演奏との差は、条件が似ているだけに興味深い。ケンペンの方
がよほどロマン的で、フレーズを大きく深く息づかせ、緩急の幅を広くとって
音楽のドラマを強調している。オランダ人でありながら早くから活動の舞台を
ドイツに移し、そこでヴァイオリニストから指揮者へと転じてキャリアを築い
てきたケンペンの演奏には、フルトヴェングラーと共通するドロドロとしたロ
マン性がのたうっている。それに較べればメンゲルベルクの演奏はもっとイン
・テンポで、リズミックなのだ。その分、コンセルトヘボウならではの弦の絹
のような音色の美しさなどは、より明確に響き、聴きとれる。メンゲルベルク
の持つ古典性という要素に着目させてくれる演奏だった。
(山崎浩太郎)」
※《アルチェステ》は1935年にメンゲルベルクがデッカに録音した2曲のひと
つであり、SP盤が出回るのは珍しいものです。




<Relief>
CR991089 5枚組 \8100
ベートーヴェン:交響曲全集
CD1
交響曲第3番変ホ長調 作品55「英雄」 (45'29)
交響曲第1番ハ長調 作品21 (24'35)
CD2
交響曲第4番変ロ長調 作品60 (33'15)
交響曲第2番ニ長調 作品36 (33'08)
CD3
交響曲第5番ハ短調 作品67「運命」 (28'56)
交響曲第6番ヘ長調 作品68「田園」 (34'41)
CD4
交響曲第7番イ長調 作品92 (34'21)
交響曲第8番ヘ長調 作品93 (24'27)
CD5
交響曲第9番ニ短調 作品125「合唱」 (67'14)
ヴラジミール・フェドセーエフ(指)モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団
オスカーナ・レスニーチャヤ(S)、イリーナ・ロミシェフスカヤ(Ms)
アルギルダス・ヤヌタス(T)、アルフレート・ムフ(B)
モスクワ国立室内合唱団 ヴラディーミル・ミーニン(合唱指揮)
ヴェスナ児童合唱団 アレクサンダー・ポノマレフ(合唱指揮)
録音:2004年1月21日(第7、8番)、2004年2月19日(第6番)、
2004年3月8日(第1番)
2004年4月28日(第5番)、2004年12月6日(第3番)、2004年12月24日(第2番)
2005年1月16日(第4番)、2006年10月1日(第9番)
モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)
1974年の主席指揮者就任以来、親密な関係を築いている巨匠フェドセーエフと
モスクワ放送響。2006年の来日公演ではオール・ロシア・プログラムで日本の
ファンを熱狂させた両コンビの待望の新譜はなんと!ベートーヴェン交響曲全
集。フェドセーエフ&モスクワ放送響というと、チャイコフスキー、ショスタ
コーヴィチやムソルグスキーなどロシア・プログラムのイメージが強いですが、
1974年シーズンではベートーヴェンを取り上げ、70年代後半からは国営放送で
録音(Sym.1,3,6,7,&9 etc…)、さらにフェドセーエフは1997年より首席指揮者
を努めるウィーン響とベートーヴェン・チクルスを行うなどベートーヴェンの
演奏にも精力的に取り組んでいます。
フェドセーエフの演奏は抑えきれない感情を剥き出しにする爆演ではなく、悠
々としたテンポで繰り広げていく演奏が主体ですが、このベートーヴェン全集
は予想を裏切り一撃でハッとさせられる勢いがあります。所々にみせるフェド
セーエフ節の濃密なフレージングに感涙し、襲いかかる迫力に息を呑む感動的
な演奏。特に「英雄」では第1楽章を早めのテンポで駆け上がり第2楽章で重な
り合った弦の重厚な響きに揺り動かされ興奮と感動が押し寄せます。
また「第9」は非常に厚い音楽、独自のテンポ、フェドセーエフ・バランスを
前面に押し出した重厚演奏。聴衆の心を掴み感動へと導くフェドセーエフの技
に見事に引き込まれるBOXです。




<ORFEO>
ORFEO679071 \2450
ブラウンフェルス:テ・デウムOp.32
イッタ=マリア・シェーベリ(S) ラーシュ=エリク・ヨンソン(T)
エリク・エリクソンCho.
マンフレート・ホーネック(指)
スウェーデン放送SO.&Cho.
録音:ストックホルム、ベルワルド・ホール(ライヴ)
当作品のライヴ録音(PH.06002)を遺した今は亡き巨匠ヴァントも云うように、
ブラウンフェルスは1920-30年代にかけて、R.シュトラウスやシュレーカーと
並び称されるメジャーな作曲家のひとりでした。ナチによって‘退廃作曲家’
の烙印を押された彼が、独創性を開花させ始めるのは、第1次世界大戦で味わ
った恐怖体験と、自身のカトリックへの改宗した時期あたりから。代表作「テ
・デウム」が書かれたのはちょうどその頃で、途切れることのない有機的な音
楽の流れに、いくぶんワーグナーの面影をも感じさせます。全編が起伏に富み、
たとえば来るべき審判の日を告げるマーチのリズムなど、作曲当時の時代的背
景を越えてなお大きな訴求力があります。
大規模な編成を要するドラマティックな内容だけに新録音が待たれていました
が、ホーネックらによるライヴは期待に応える出来栄えとなりました。




<altara>
ALT1025 \2180
(1)モーツァルト:弦楽五重奏曲第5番ニ長調KV.593
(2)ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲第3番変ホ長調Op.97
ズッカーマン・チェンバー・プレイヤーズ
ピンカス・ズッカーマン、ジェシカ・リンネバッハ(Vn)
ジェスロ・マークス、アスハン・ピライ(Va)
アマンダ・フォーサイス(Vc)
録音:2006年アムステルダム
第1弾リリース、モーツァルト&ブラームスの弦楽五重奏(ALT.1011)で、往年
のファンに懐かしくも健在ぶりを示したズッカーマン。前作から一年ぶり、ヨ
ーロッパ・ツアーの真っ最中におこなわれた録音は、やわらかく明るいトーン
の魅力に、ライヴさながらの熱気さえも感じさせるものとなっています。
渡米期の作品で、Op.96の四重奏と同様に「アメリカ」と呼ばれることもある
ドヴォルザークと、ハ長調に次いでこれでふたつめとなるモーツァルト。とび
きりの美音で一世を風靡した大ヴェテランのもと、教え子たちと一体となって
アンサンブル本来の持つ楽しさを伝えます。




<ambroisie>
AM127 \2500 ※変更 2枚組 \4750
デマレ:「ヴェニュスとアドニス」
カリーヌ・デエイェ(Ms ヴェニュス) セバスティアン・ドロワ(T アドニス)
アンナ=マリア・パンツァレッラ(S シディプ) ヘンク・ネヴェン(Br マルス)
イングリット・ペリューシュ(S ベローヌ) ジャン・テジャン(Bs 嫉妬)
アンデルス・J・ダーリン(T マルスの従者)
クリストフ・ルセ(指)レ・タラン・リリク
録音:2006年4月,5月
ambroisieからルセの最新録音が登場。アンリ・デマレ(1661-1741)のオペラ
「ヴェニュスとアドニス」です。デマレは、アンドレ・カンプラ(1660年生ま
れ)と同世代のフランスの作曲家。早くから音楽的才能を示し、順風満帆の人
生を送っていたものの、教え子の若い娘と恋に落ち、結婚を娘の父から大反対
されたことで、フランスから駆け落ち、華々しい活動を捨ててしまったという
人物です。「ヴェニュスとアドニス」は、1697年に初演されたオペラ。まだ
リュリ時代の様式を残しつつも、音楽はずっと柔らかく色彩的で躍動感があり
ます。バロック好きが聞いたら狂喜乱舞間違いなしの名作。演奏がまた凄い!
今やバロックオペラのトップランナーというべきクリストフ・ルセが冴えに冴
えた指揮で、全盛期のクリスティもかくやという素晴らしさ。当然歌手たちも
全力を上げています。しかもこれ、ライヴ録音!とてもそうは思えない高い完
成度にはただ唖然。ルセ、とんでもない領域に達しているかもしれません。





<MA RECORDINGS>
M075A \2800
ニコラ・シェドヴィル(1705 -1782):ソナタ第4番
フランチェスコ・マンチーニ(1679 -1739):ソナタ第11番
ボダン・ド・ボワモルティエ(1689 -1755):ソナタ第6番
ロベルト・ヴァレンチーヌ(1674 - c.1740):ソナタ第1番
アンドレ・フィリドール(1652 -1730):組曲
作曲者不詳:フォリア
ルバート・アパッシオナート
【アントニア・テハダ(バロック・リコーダー)、エヤル・ストリート(バロッ
ク・ファゴット)、サシャ・アグラノフ(チェロ)】
このアルバムは18世紀前半のフランス、イタリアの音楽を組み合わせたプログ
ラム。イタリア趣味とフランス趣味の融合をテーマにしています。それぞれの
音楽の側面を感じ取り新たな魅力を発見できることでしょう。当時行われた
「趣味の融合」をルバート・アパッシオナート流に再現。バロック・リコーダ
ーの上品で優雅な音色、ほっこりした音質がファゴット、チェロとの軽妙なア
ンサンブルを生んでいます。フランチェスコ・マンチーニはナポリの宮廷楽長
をスカルラッティと争った18世紀初頭の重要な音楽家。躍動感に満ちた愉悦の
音楽を聴くことが出来ます。またフランス盛期バロック音楽の作曲家ボワモル
ティエはロココ時代の趣を感じさせる典雅な音楽です。イタリア、フランスの
バロック音楽が豊潤で愉しみ多き音楽だと実感できるアルバムです。
ルバート・アパッシオナートは2000年にハーグの王立音楽院で創設。バロック
音楽の演奏に専念。18世紀音楽の美しさと優雅さを追求し、独自の楽器編成を
取り、バロック音楽の精神と美学を尊重しながら、創造性と独創性を発揮して
います。レパートリーはイタリア、ドイツ、フランス、イギリス、スペインの
音楽に渡り、繊細で美しい曲も名人技巧を駆使する作品も得意とし、忘れられ
た作曲家、無名の作品の発掘研究にも熱意を抱き、こうした珠玉の音楽を見つ
け出して広く活動を行っています。





<harmonia mundi>
HMC901922 \2450
音楽芸術の第5元素-The quintessence of a musical art-
(1)ラッスス(1532-1594):ミサ曲「すべての悲しみよ」
(2)トマス・アシュウェル(1478頃-1513以降):ミサ「アヴェ・マリア」
(3)パレストリーナ(1525頃-1594):ミサ「ウト・レ・ミ・ファ・ソ・ラ」
パウル・ファン・ネーヴェル(指)ウエルガス・アンサンブル
このCDのタイトルは、録音が行われた、リスボンにある水の博物館に由来して
います。第五の元素とは、気・火・地・水の4要素のほかにあると考えられた
元素のこと。この場所自体がもつただならぬ雰囲気、そしてその音響は、これ
らの作品が普遍的で時空を超えた内容(=「第五の」要素)をもっているという
ことを私たちに示しています。厳格な対位法を用いて書かれたパレストリーナ
のミサ曲、イングランドが生んだ後期ゴシック様式の作品をのこしたアシュ
ウェルのミサ曲、そして多声音楽爛熟期のラッススのミサ曲。これらの作品が、
生きたものとして聴く者にせまってきます。ネーヴェル率いるウエルガス・ア
ンサンブルの精鋭たちが織り成す、声の饗宴を味わうことのできる1枚となっ
ています。




<naive>
OP30456 2枚組 \2280
グレゴリー・ソコロフ・プレイズ・ショパン
[CD1] ショパン:24の前奏曲op.28
[CD2] ショパン:ソナタ第2番変ロ短調 op.35、練習曲op.25(全曲)
グリゴリー・ソコロフ(Pf)
完璧無比のテクニックと、聴くものの心をわしづかみにする驚異的な集中力
で、根強いファンを持つソコロフのショパンの名演奏が2枚組1枚価格のお買
い得セットになって登場します。ソコロフは、1966年、16歳という若さでチャ
イコフスキーコンクールに優勝、世間にその名を轟かせました。輝かしい経
歴を持つにも関わらず彼の録音は極めて少なく、コンサート活動もあまり積
極的には行っていません。それでも今なお人々の胸と耳に深い印象を与え続
けているのです。ショパンの練習曲op.25といえば、かの難曲「木枯らし」な
どピアニストにとってなかなかの難物ですが、ソコロフの「木枯らし」は聴
く者に息をつく間も与えないほどパワフルかつ完璧。ソナタ第2番でも、天使
のような軽やかさから重々しい葬送行進曲まで、変幻自在にその姿を変えな
がら、底に流れるただならぬ緊張感を常に感じさせる稀有な演奏。あらため
てソコロフの魅力を是非、ご堪能ください。


●バロック・ヴォイス・シリーズ!
ナイーヴレーベルが誇る15タイトルのバロック音楽の声楽曲の名盤がスペシャ
ルプライスになって再登場します。永らく廃盤になっていた名盤も多数含まれ
たこのラインナップ、演奏者の顔ぶれも豪華なら曲目もどれも興味深い名曲ば
かり。是非、この機会にご検討ください。
(それぞれのCDは、元々流通していたのと同じパッケージの上から、統一感の
あるデザインの美麗スリーブケースで包装されています。)

E8909 \1780
グレゴリオ・アッレーグリ(1582-1652):
(1)「ミゼレーレ」(オリジナル版/バロック風装飾法版) 
(2)ミサ曲「私は大いなる群れを見た」 (3)モテトゥス(3曲) 
(4)「ミゼレーレ」(9世のための/18・19世紀編曲版)
ベルナール・ファブル=ガッリュ(指)ア・セイ・ヴォーチ
録音:1993年
古楽の声楽アンサンブルとして名声を確立しているア・セイ・ヴォーチによる
アッレーグリ作品集。システィナ礼拝堂のために書かれた「ミゼレーレ」は、
長い間、教会の外で演奏されることはなく、しかも毎年1回、イースターの日
曜日の前日のみ、真っ暗闇のなかで演奏されていたという極めて特別な存在。
幼い頃のモーツァルトがこの曲をローマで聴き、衝撃を受け、一回しか聴いて
いないのに全声部をあとで楽譜に書いたという伝説の名曲です。

E8910 \1780
北京イエズス会のミサ曲
ジョゼフ=マリ・アミオ(1718-93):
宗教音楽「イエス・キリストへの祈り」/同「聖務日課後の祈り」/
中国風ディヴェルティスマン第1番/同第2番/「アヴェ・マリア」、
ダンブルヴィル:ミサ曲、ペドリーニ:ソナタ第12番よりアダージョ/
パストラーレ他
XVIII-21、ミュジーク・デ・リュミエール
〔ジャン=クリストフ・フリシュ(Fl)、パトリック・ビスミュート(Vn)、
アジェ・アナナ(Vc)、クレール・アントニーニ(テオルボ)、マルティーヌ・
シャピュイ(Cemb)〕、
アンサンブルMeigua Fleur de Prunus、中国中欧キリスト教会合唱団(パリ)
日本にもイエズス会があるなら北京にもあったのです。中国テイスト漂う教会
音楽は、不思議と心地よく耳に響きます。伴奏に、中国の楽器も用いられてお
り、いってみれば京劇風、あるいはトゥーランドット風の教会音楽といったと
ころです。

E8911 \1780
J.S.バッハ:
カンタータ第85番「われはよき羊飼いなり」BWV85、
同第175番「彼は羊らの名を呼びたもう」BWV175、
同第183番「彼らは汝らを追放せん」BWV183、
同第199番「わが心は血にまみれ」BWV199
バーバラ・シュリック(S)、アンドレアス・ショル(C‐T)、
クリストフ・プレガルディエン(T)、ゴットホルト・シュワルツ(Bs)、
クリストフ・コワン(指揮、ピッコロVc)、
アンサンブル・バロック・ド・リモージュ、
コンチェルト・ヴォカーレ・デ・ライプツィヒ
ピッコロ・チェロが重要な役目を果たすバッハのカンタータを集めたもの。
バロック・チェロの王者、クリストフ・コワンの妙技を今一度。ショル、シュ
リックの清澄な歌声も魅力を放っています。

OP30449 \1780
クリストファロ・カレサーナ(1640-1709):
(1)5声と器楽による「狩」(2)5声と器楽のための「タランテッラ」
(3)5声と器楽のための「パストラーレ」
オラーツィオ・ジャッコ(17世紀):(4)シャコンヌの形式によるパストラーレ
ベルナルド・ストラーチェ:(5)パッサカリア
クリストファロ・カレサーナ:(6)子供の勝利
バロック時代、ナポリにおいてクリスマスというのはものすごい大イヴェント、
お祭り事でした。祝祭行事、劇場催事などが次から次へと催されていました。
ナポリっ子、カレサーナたちによるこれらの作品は、当時のナポリのクリスマ
スのにぎやかさを生き生きと伝えてくれています。

E8912 \1780
M.A.シャルパンティエ:
(1)パレ・ロワイヤルのためのミサ曲 (2)きたれ、創り主なる聖霊よ 
(3)マニフィカト
エマニュエル・マンドラン(指)、ミシェル・シャピュイ(Org)、
レ・ドモワゼル・ド・サン・シル合唱団
フランスのポール・ロワイヤル修道院では、ヤンセン派の教義に基づき、音楽
にも力を入れていました。シャルパンティエのこれらの作品も、彼らによって
ずいぶんと歌われました。

E8913 \1780
(1)マラン・マレ:リュリ氏のトンボー
(2)ドゥラランド:水曜日のルソン・ド・テネブル
(3)ロベール・ド・ヴィゼ:ド・ヴィゼ嬢のトンボー
(4)ドゥラランド:木曜日のルソン・ド・テネブル
(5)ルイ・クープラン:ブランクロシェル嬢のトンボー
(6)ドゥラランド:金曜日のためのルソン・ド・テネブル
(7)マラン・マレ:サント・コロンブのトンボー
イザベル・デロシェール(S)、マウリチオ・ブラリア(テオルボ)、
ニマ・ベン・ダ・ヴィ(Gamb)、ピエール・トロスリエ(ポジティフオルガン)
1730年に出版されたドゥラランドの感動的なルソン・ド・テネブルを核に、名
曲をあつめた1枚。ルソン・ド・テネブルとは、聖書のエレミア哀歌の中の言
葉に音楽をつけたもので、受難の日の聖金曜日の前後の日をあわせた3日間の
朝の礼拝で演奏されました。この礼拝は、ろうそくの灯が日を追って順に消
され、最後は真っ暗闇の中執り行われましたが、15世紀末以降、それぞれの
前日の夕刻に礼拝が行われていました。(現在ではまた当日の朝に演奏するよ
うに戻されています。)キリスト教にとって最も重要な受難を思う礼拝の音楽
だけに、どれも深い世界が広がり、涙をさそいます。挿入されたトンボーの
名曲とあわせ、涙なしには聴けない名盤です。

E8914 \1780
ヘンデル:オペラ・アリアとカンタータ集
マリア・バーヨ(S)、
スキップ・センペ(指)、カプリッチョ・ストラヴァガンテ
まさに宝石のような、バーヨによるヘンデルのアリア集。時に力強く、時に
輝かしく、時にやさしく・・・センペ率いるカプリッチョ・ストラヴァガンテ
の名サポートもあらためて驚嘆に値する名演奏です。

OP30440 2枚組(1枚価格) \1780
ヘンデル:オラトリオ「時と悟りの勝利」
デボラ・ヨーク(S)、ジェンマ・ベルタニョーリ(S)、サラ・ミンガルド(A)、
ニコラス・シアーズ(T)
リナルド・アレッサンドリーニ(指、Cemb)コンチェルト・イタリアーノ
ヘンデルがローマで初めて書いたオラトリオ。超絶技巧がふんだんに盛り込ま
れた機器応えある名曲を、いまや押しも押されぬスターばかりが勢ぞろいで演
奏。もう純粋に骨の髄まで楽しむことができる名曲、名演奏。文句のつけよう
もございません。

OP30445 \1780
モンテヴェルディ:マドリガーレ集第5巻(1605)
(1)「つれなきアマリッリ」 
(2)「おおミルティッロ、我が魂のミルティッロ」 
(3)「すでに我が魂は最期のときを間近にし」 
(4)「さあ、シルヴィオ」 
(5)「だがもし慈悲の心とともに」 
(6)「ドリンダよ、おまえを我がものと呼ばん」 
(7)「こうして大地にひざまずき」 
(8)「その胸を傷つけるとは、シルヴィオよ」 
(9)「おまえを愛し、自分の命よりも愛すよう」 
(10)「ああ美しくいとしい人」 
(11)「だがたとえようもなく無情なる人よ」 
(12)「これ以上あなたに何をあげられよう」 
(13)「アマリッリゆえに苦しむほうが快い」 
(14)「ああ、あたかも美しい太陽に」 
(15)「この愛の暴君はあまりにも強く」 
(16)「愛よ、もしおまえが正しいのなら」 
(17)「我が命、君を愛す」 
(18)「こうして少しずつわたしは無邪気な蝶のように」 
(19)「この美しい響き」
アレッサンドリーニ(指、Cemb)コンチェルト・イタリアーノ
ベルティーニ、フランツェッティ、ピッチニーニ(S), ベルトーリ(Ms), 
カヴィーナ(A),
マレット、ナリア(T),カルノヴィチ、フォレスティ(Bs), 
ダミアーニ(テオルボ),
ビオンディ、カサッツァ、ロンゴ(Vn), バッティステッラ(ヴィオール), 
ナッデオ(Vc)
モンテヴェルディのマドリガーレ集第5巻は、「言葉が音楽の上にたつ」第2作
法を打ち立てた作品集。現在ではこの曲集とともにバロック時代が始まった、
とも言われるくらいに重要なものです。歌詞の言葉や感情を音楽で表現するた
め、以前よりも更にドラマティックな作品が生み出されることとなった嚆矢の
ような存在の作品集を、綺羅星の如く並んだ名手たちの演奏によってたっぷり
とご堪能ください。

OP30441 \1780
ペルゴレージ:スターバト・マーテル
A.スカルラッティ:スターバト・マーテル
ジェンマ・ベルタニョッリ(S)、サラ・ミンガルド(A)
リナルド・アレッサンドリーニ(指)コンチェルト・イタリアーノ
ペルゴレージのスターバト・マーテルは、彼が24歳の時の作品です。ペルゴレ
ージはそのわずか二年後に26歳という若さで亡くなりました。アレッサンドリ
ーニによるこの録音は、夭逝の作曲家ペルゴレージの名曲の魅力を一音一音あ
ますところなく私たちに伝えてくれています。カップリングのA.スカルラッ
ティのスターバト・マーテルも秀逸。

OP30444 \1780
ペルゴレージ:
(1)サルヴェ・レジーナ イ短調 (2)ソナタ 変ロ長調 
(3)サルヴェ・レジーナ ハ短調  (4)ソナタ ト長調 
(5)レオ:サルヴェ・レジーナ ヘ長調
ファビオ・ビオンディ(Vn)、バルバラ・シュリック(S)、
エウローパ・ガランテ
ペルゴレージはスターバト・マーテル以外にも美しい名曲をのこしています。
ここでは心洗われるサルヴェ・レジーナをはじめ、愛らしいソナタを収録。
さらに、同時代人のレオのサルヴェ・レジーナを収録し、興味深い内容となっ
ています。

E8915 \1780
パーセル:
「おお孤独よ、我が甘き選択」Z406、
「音楽が愛の糧であるならば」Z379(c)、
「運命のときがたちまちやってくる」Z421、
「なんと悲しき我が運命」Z428(b)、
「ティルシスが柔らかな眠りに包まれ」Z437、
エア・インストルメンタル、エア・レント、
「恋の病いから自由になろうと」(インドの女王より)〔器楽曲〕、
「わたしにこれ以上愛を求めるなかれ」Z358、
「うっそうとした木立ちの下で」Z461、「もし祈りと涙が」Z380、
「インカッスム、レスビア、ローガス(女王のエピケディウム)」Z383、
「クローリスの優しい魅力はみな」Z384、
「幾多の方法をわたしは試みた」Z359、「バックスは神通力なり」Z360、
間奏曲1〔器楽曲〕、間奏曲2〔器楽曲〕、間奏曲3〔器楽曲〕、
「丘よ、森よ、若きティルシスの死を嘆け」Z473、
グラウンドに基づく夕べの賛歌「太陽がその光を覆い隠したる今」Z193
ジェラール・レーヌ(指、C-T) イル・セミナリオ・ムジカーレ
082218パーセルの名曲をレーヌの美しい歌声で。レーヌの歌声は、当時の部屋
に点っていたろうそくの微妙な光によって生まれる繊細な陰影を思い起こさせ
るものです。

OP30446 \1780
D.スカルラッティ:
(1)スターバト・マーテル(10声のための) (2)4声のミサ曲
リナルド・アレッサンドリーニ(指)、
エレーナ・チェッキ・フェディ、エリザ・フランツェッティ、
エリザベッタ・ティゾ、ローザ・ドミンゲス(S),
アレッサンドロ・カルミニャーニ、ファビアン・ショフリン(A),
パオロ・ファンチュッラッチ、ジャンルカ・フェッラリーニ(T),
ロベルト・アッボンダンツァ、セルジオ・フォレスティ(Bs)
アンドレア・ダミアーニ(アーチリュート)、
ティツィアーノ・バニャーティ(テオルボ)、
アンドレア・ペルージ(Org)、コンチェルト・イタリアーノ
深い信仰心、マリアに対する感情の感動的な表出に溢れたドメニコ・スカル
ラッティの「スターバト・マーテル」も見逃せない魅力に満ちています。鮮
烈な10の声による歌唱を、アレッサンドリーニの冴えた棒で。

OP30447 \1780
ヴィヴァルディ:
協奏曲ハ長調「フランス風」R117、カンタータ「愛よ、お前の勝ちだ」R683、
チェロ協奏曲イ短調R422、協奏曲(シンフォニア)ホ短調R134、
カンタータ「やめてくれ、もうやめてくれ」R684、
ヴァイオリン協奏曲ニ短調R249
(ヴァイオリン協奏曲集「ラ・ストラヴァガンツァ」Op.4より第8曲)、
協奏曲ト長調「田園風」R151
リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb&指)、サラ・ミンガルド(C-A)、
コンチェルト・イタリアーノ
ヴィヴァルディは弦のためだけでなく、声のためにも素晴らしい作品を数多く
残しています。どの瞬間をとっても、喜びと鮮やかさに満ちています。ミンガ
ルドの深い魅惑の歌声も聴きもの。

OP30448 \1780
ヴィヴァルディ:
グローリア ニ長調R589、協奏曲ニ短調R128、
マニフィカトR611(ヴェネツィア版)、
2本のトランペットとオーボエの協奏曲ニ長調R781(旧563)
リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb&指) デボラ・ヨーク、
パトリツィア・ビッチーレ(S)
サラ・ミンガルド(A) アンドレア・ミオ(Ob) 
ガブリエーレ・カッソーネ(Tp)
コンチェルト・イタリアーノ&アカデミア(合唱団)
選曲も秀逸なら演奏は言うまでもなく極上。ヴィヴァルディの作品のもつリズ
ム、和声、うきうきした気分といった要素すべてが、最高の演奏者陣によって
いやらしくなることなく実に自然にひきだされています。




<altara>
=Archive=
ALT1023 \1850
モノラル
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番ハ長調KV.503
(2)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番ト短調Op.40
(3)ショパン:ワルツ第17番変ホ長調 遺作
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(P)
フランコ・カラッチョロ(指)
(1)ナポリRAIアレッサンドロ・スカルラッティ管弦楽団
(2)ローマRAI管弦楽団
録音:(1)1957年11月19日ナポリ、サン・ピエトロ音楽院(ライヴ)
(2)(3)1956年5月12日ローマ、フォロ・イタリコRAIオーディトリウム(ライヴ)
ワルシャワ・リサイタル(ALT.1005)、シューマンの協奏曲(ALT.1007)につづい
て、Altaraよりミケランジェリの第3弾が登場します。イタリアでおこなわれ
た協奏曲のライヴは、このたびマリア・カラッチョロ夫人の提供により、半世
紀の時を経て日の目をみることになった貴重なもの。
さきごろ出た仏TAHRA盤(TAH.631)にも収録のラフマニノフに加え、これが完全
初出のモーツァルト。デーモンを宿したかのようなけっして愉悦だけでない、
明に暗にと驚くほどさまざまな表情をみせるピアノ。これよりずっと後年の
89年ライヴも、いまだに賛否両論を巻き起こすほど個性的でしたが、収録時期
もふくめて大いに期待の高まる内容といえるでしょう。




<BONGIOVANNI>
AB20004(DVD-Video) \4950
字幕:伊英日
コッチャ:「アリゲット」
ゲジム・ミシュケタ(Br コルラード)
エリザヴェータ・マルチロジャン(S デスピーナ)
エンリカ・ファッブリ(S ローザ)
フィリッポ・アダミ(T ジャンノット)
マウリツィオ・ロ・ピッコロ(Bs テバルド)
ダヴィデ・ロッカ(Br パスクワーレ)
ほか
ファブリツィオ・ドルシ(指)カルロ・コッチャ交響楽団
演出:ロゼッタ・クッキ
収録:2005年11月
珍しいオペラがDVDで世界初登場。カルロ・コッチャ(1782-1873)は、ナポリ生
まれの作曲家。パイジェッロに学び、1810年代から30年代前半まで、イタリア
のみならずリスボンやロンドンなどでも活躍をしていました。しかし、ちょう
どロッシーニの台頭する時代だったため、その陰に隠れて、忘れ去られていま
した。その後ノヴァラの大聖堂の楽長に就任、91歳を迎える前日にこの地で亡
くなっています。「アリゲット」は、1813年1月9日、ヴェネツィアのサン・モ
イゼ劇場で初演されたオペラ。ちょうど同時期に同じ劇場で若きロッシーニが
活躍していたことから、2005年8月にペーザロのロッシーニ・オペラ・フェス
ティヴァルで蘇演、それを受けて同年11月に、コッチャ縁の地ノヴァラで上演
された舞台です。庭師アリゲットを騙って身を隠すシチリアの副官テバルドを
軸に、お嬢様デスピーナと召使いジャンノットの恋が絡み、ラストに意外など
んでん返しがある、楽しめる話です。主要キャストの大半はペーザロと同じで、
クッキの女性らしさの生きた演出と相まって、作品の魅力を十全に伝える出来
栄えとなっています。うれしい日本語字幕付き!

GB2422 3枚組 \6540
ガルッピ:「棄てられたディドーネ」
ステファニア・グラッソ(S ディドーネ)
フェデリーカ・ジャンサンティ(S エネア)
マリア・アグレスタ(S セレーネ)
フェデリーカ・カルナヴァーレ(Ms アラスペ)
ジュゼッペ・ヴァラーノ(T オズミーダ)
アンドレア・カレ(T イアルバ)
フランコ・ピーヴァ(指)
スポレート・A.ベッリ・リリコ・スペリメンターレ劇場管弦楽団
録音:2006年9月22,24日、スポレート(ライヴ)
18世紀半ばの重要なイタリアオペラの作曲家、バルダッサーレ・ガルッピ
(1706-1785)の「棄てられたディドーネ」が世界初録音。1741年、モデナで初
演された作品。台本はメタスタージョの人気作。ガルッピは、ゴルドーニと
組んだオペラブッファで知られていますが、「棄てられたディドーネ」はそれ
より前のガルッピのオペラとして貴重です。この録音では、ナポリ音楽院に
保管されていた筆写譜を、指揮者のピーヴァが校訂、ガルッピらしい生き生
きとした音楽を見事に蘇えらせています。

GB2319 2枚組 \4360
(1)ヨンメッリ:「鳥刺しの女」
(2)マンチーニ:「コロンビーナとペルニコーネ」
(1)ダニエラ・ファーヴィ・ボルゴニョーニ(S メルジェッリーナ) 
フィリッポ・ピーナ・カスティリョーニ(T ドン・ナルチーゾ)
(2)ダニエラ・ファーヴィ・ボルゴニョーニ(S コロンビーナ) 
マルコ・スポルテッリ(Bs ペルニコーネ)
(1)(2)ピエルカルロ・オリツィオ(指)
ピアチェンツァ・イタリア・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2000年11月5,9日
楽しいインテルメッツォ(1幕立ての小規模なオペラブッファ)の二本立です。
ニコロ・ヨンメッリ(1714-1774)の「鳥刺しの女」は、1750年、ヴェネツィア
初演。これはインテルメッツォといっても独立したオペラで、当時大変人気
を博し、頻繁に上演されました。フランチェスコ・マンチーニ(1672-1737)は、
ナポリを拠点とした作曲家。「コロンビーナとペルニコーネ」は、1723年に
ナポリで初演されたオペラセリア「トラヤーノ(=トラヤヌス)」の幕間に上演
されたもの。どちらも簡単な筋と親しみやすい音楽で、気軽に楽しむことが
できます。



<K617>
K617203 2枚組 \2450
モンテヴェルディ:「オルフェオ」
ヴィクトール・トレス(Br オルフェオ)
アドリアーナ・フェルナンデス(S エウリディーチェ)
グローリア・バンディテッリ(Ms 使者) 
マリア・クリスティーナ・キール(S 希望,音楽)
アントーニオ・アベーテ(Bs カロンテ) 
フリオ・ザナージ(Bs プルトーネ)
ロベルタ・インヴェルニッツィ(S プロセルピナ) 
マウリツィオ・ロッサーノ(T アポッロ)

ガブリエル・ガッリード(指)アンサンブル・エリマ
アントーニオ・イル・ヴェルソ合唱団
録音:1996年7月18-23日
3ヴェルディの「オルフェオ」が1607年にマントヴァで初演されてから、今年
は400年。それを記念して、K617が名盤、ガッリード指揮のCDをお買い得で再
発。数ある「オルフェオ」の中でも、ラテン的な明快さと果汁の滴るような
美感では筆頭の演奏だけに、廉価盤での再発はありがたいもの。ディジパッ
ク仕様で、歌詞はついていません。さらに、ブックレット記載の指示(フラン
ス語)に従うと、ガッリード指揮のモンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの
祈り」をダウンロードすることができます(2008年1月31日までの期間限定)。
1つ買うと2度楽しめるうれしいCDです。




<haenssler>
98281 \2080
メンデルスゾーン:
(1)弦楽のための交響曲第7番ニ短調
(2)弦楽のための交響曲第12番ト短調
(3)交響曲第4番イ長調Op.90「イタリア」
トーマス・ファイ(指)ハイデルベルクSO.
録音:2007年3月16-17日、5月8-12日
プファッフェングルント、ハイデルベルク・ゲゼルシャフトハウス
目下ピリオド・アプローチの最右翼として大きな注目を集めるファイ&ハイデ
ルベルク響のメンデルスゾーン・シリーズ第2弾。ついに待ちに待った人気作
「イタリア」が登場します。とにかくスゴイ。からっと晴れ渡った空を思い描
かせるアレグロに、なんともすさまじいサルタレッロ。演奏時間5分を切るフィ
ナーレの超快速テンポに象徴されるように、これまでに知り得る作品の印象を
一新するショッキングな演奏です。カップリングのシンフォニアもとびきりの
活きのよさ。内容的に古典派様式が顕著なため、看板のハイドンでならした彼
らにはお手のものといえるでしょう。




<ALIA VOX>
AVSA9856(SACD-Hybrid) 2枚組 \4500
「東方への道/フランシスコ・ザビエル(1506-1553)」
[CD1]:人文主義時代のヨーロッパ
I.誕生と幼少期
1トッカータとロトゥンデッルス
1506年:ザビエル城での誕生
2エスコバル:ビリャンシーコ「祝福されし聖母マリア」(CMP416)
1509年:エラスムス「愚神礼賛」刊行、トマス・モアに献呈
3(作曲者不詳、ヘンリー8世写本):コンソート第21番
1512年:フェルナンド2世、フランスに宣戦、ナバラ王国を征服
4フアン・ポンセ:ビリャンシーコ「フランスよ、利益を計算せよ」(CMP443)
II.青年期
1513年:マキャベリ「君主論」刊行
5(ヴェネツィア写本):パドゥアーナ
1516年:フェルナンド2世死去
6ビリャンシーコ「神よ、救いたまえ、貴重なる十字架は」(CMP434)
:トマス・モア「ユートピア」刊行
7(作曲者不詳、ヘンリー8世写本):ロイド。パズル=カノン1
1517年:マルティン・ルター「95か条の提題」提示
8イザーク/ルター:
「おお世よ、われ汝より離れざるを得ず」(「インスブルックよ、さらば」に
よる)
III.パリ大学での研鑽(1525-1536)
1525年:パヴィアの戦い、パリへの旅
9パヴァーヌ「戦争」
1528年:イグナシオ・デ・ロヨラと知り合う
10セルミジ:「わが魂を祝福したまえ」
1534年:宗教的誓願
11「おお、栄光の聖母よ」(プサルテリウムによる即興)
12(グレゴリオ聖歌):「おお、栄光の聖母よ」1
13ベネガス・デ・エネストローサ:讃歌第20番「おお、栄光の聖母よ」
14(グレゴリオ聖歌):「おお、栄光の聖母よ」2
15ナルバエス:「おお、栄光の聖母よ」によるディフェレンシア1
1535年:ヘンリー8世ローマ・カトリックより英国国教会を分離、トマス・モ
アを処刑
16(作曲者不詳、ヘンリー8世写本):ロイド。パズル=カノン2
:最初の誓願
17ビリャンシーコ「主をたたえ」(CMP420)
IV.イタリア-イェズス会
1536年:ヴェネツィアへの旅
18イザーク:「ベネディクトゥス」(3声)
19(ヴェネツィア写本):サルタレッロ
1540年:パウロ3世「イェズス会」を認可する
20モラレス:「サンクトゥス」
:フランシスコ・ザビエル、東洋への「教皇使節」に任命される
21フアン・デル・エンシーナ:ビリャンシーコ「天の女王、あなたゆえに」
(CMP442)
V.リスボンからアフリカとインドへ
1541年:リスボンからケープ・ヴェルデ、ギニア、モザンビークへ
22アフリカの打楽器
23「印象」(ウードと打楽器)
1542年:ゴア到達
24ビリャンシーコ「世界の母」(声、プサルテリウム、サロド、タブラ)
(CMBP第74、ポルトガル音楽第23)
1545-63年:対抗宗教改革:トレント公会議
25「神よ、救いたまえ、貴重なる十字架は」(器楽曲)(CMP434)
1547-49年:マラッカとモルッカ諸島の伝道
26(グレゴリオ聖歌):「おお、栄光の聖母よ」1
27「おお、栄光の聖母よ」によるラーガ
[CD2]:日本到達
VI.新世界-日本到達
1549年:鹿児島到達
1「篠の音取り」(篠笛)
1549年:教皇パウロ3世死去
2モラレス:「生きとし生ける者の王の御前に」(「レクイエム」より)
1550年:都(京都)の朝廷への旅
3「本能寺」(琵琶、歌)
1551年:山口に日本初の教会設立
「隠れキリシタンのおらしょ」
4「おお、栄光の聖母よ」(プサルテリウム)1
5(グレゴリオ聖歌):「おお、栄光の聖母よ」1
6「おお、栄光の聖母よ」(琵琶、篠笛)3A
7(グレゴリオ聖歌):「おお、栄光の聖母よ」2
8「おお、栄光の聖母よ」(尺八)
9(グレゴリオ聖歌):「おお、栄光の聖母よ」3
10「おお、栄光の聖母よ」(琵琶)
11(グレゴリオ聖歌):「おお、栄光の聖母よ」4
12「おお、栄光の聖母よ」(琵琶、尺八)
13(グレゴリオ聖歌)「おお、栄光の聖母よ」1
14「おお、栄光の聖母よ」アーメン
15「おお、栄光の聖母よ」(プサルテリウム)9
16「霊慕」(尺八)
1551年:日本と2000人のキリスト教徒の共同体から去る
17「主をたたえ」(CMP444)
VII.中国の閉ざされた門へ
1552年:ゴア帰還、マラッカ、コーチン、シンガポールへの旅
18「世界の母」(タブラ、サロドによる即興)
1552年:上川(サンチャン)島(広東省)到達
19「アヴェ・マリア」(導入部)(ベル、琵琶、尺八)
20「おお、栄光の聖母よ」によるディフェレンシア1(ビウエラ)
1553年:12月3日に死去(上川(サンチャン)島にて)
21モラレス:「わが罪を思い出したもうな」(「レクイエム」第2夜課より)
1554年:マラッカ、後にゴアへ遺骸移送
22「神よ、救いたまえ、貴重なる十字架は」(器楽曲)(CMP434)
:日本は西洋とのそれ以上の接触を断つ
23乱曲(能管)
:フランシスコ・ザビエルの遺産
24「アヴェ・マリア」(五音音階)(中国)
ジョルディ・サヴァール(指)、
エスペリオンXXI、ラ・カペッラ・レイアル・デ・カタルーニャ
昨年、生誕500年を迎えたフランシスコ・ザビエル(スペイン語読みでハビエル、
バスク語読みでシャビエル)は、言うまでもなく、日本とかかわりの深いスペ
イン、バスク地方の聖人。彼の鹿児島への上陸が聖母被昇天の祝日だったこと
や、「隠れキリシタンのおらしょ」に「おお、栄光の聖母よ」をもととした曲
が伝わっていることなどから、聖母マリアに関する曲を中心として、日本の伝
統曲やイベリア半島で聞かれていた曲も加え、録音が構成されています。
ドン・キホーテ、コロンブスと非常に綿密なアプローチで録音してきたサヴァ
ールは、このザビエルについてのアルバムにおいて同様のアプローチを堅持し
ており、また、従来通り、解説も日本語のものも含めて300ページ以上と豪華
なものとなっております。




<ORFEO>
ORFEO029071 \2450
ミヒャエル・ハイドン:セレナード ニ長調MH68(1764年ザルツブルク)
ディーター・クレッカー(Cl)
ゲアノート・シュマルフス(指)プラハ室内O.
録音:2006年9月25-30日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
18世紀末当時、ミヒャエル・ハイドンはたいへんな人気作曲家でした。ザルツ
ブルグ司教に仕えている間じゅう、その命により宗教曲だけでなく独創性に富
んだ室内楽作品を数多く作曲しています。1764年に書かれたニ長調のセレナー
ドは全体が9つの楽章から成り、その中に2つのコンチェルティーノ(ひとつは
クラリネットのための、もうひとつはトロンボーンのための)をも含む大掛か
りなものです。
第1楽章は弦楽主導でオケとファゴットの妙技を示すのに対して、第5、第6楽
章では独奏クラリネットを登場させ、美しいメロディと極上のカンタービレで
酔わせます。ここでのカデンツァはもちろん名手クレッカーの独壇場。さらに
第6楽章には驚くべき仕掛けが!なんと、このセレナードから数えて23年後に
作曲されたモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」でおなじみ
の上昇音型のモチーフが聞き取れます。ミヒャエルがモーツァルトに多大な影
響を与えたことはよく知られていますが 、こんなところにもその片鱗がみられ
思わずニヤリとさせられます。また、解説文中クレッカー書き下ろしのくだり
も、コンチェルティーノに関する専門家ならではの鋭い考察で興味が尽きま
せん。

ORFEOR747071 \2080
モノラル
(1)ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90
(2)ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92
オットー・クレンペラー(指)ウィーンSO.
録音:1956年3月8日ウィーン、コンツェルトハウス(ライヴ)・音源:ORF
巨匠クレンペラーがウィーン響を振った大注目のライヴ。それもプログラムの
中身がベートーヴェンとブラームスというのだからもう最高です。両曲とも快
速で、きびしいまでの造形美を打ち出した辛口演奏。とくにブラームス3番は
きわめて貴重です。対位法の鬼クレンペラーの巨大な芸風がORFの正規音源に
よるたいへんなまなましい音質で味わえます。

ORFEOR746071 \2080
モノラル
(1)ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90
(2)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
(3)R.シュトラウス:
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28
フリードリヒ・グルダ(P)
ヨゼフ・カイルベルト(指)ウィーンSO.
録音:1955年5月4日ウィーン、ムジークフェライン大ホール(ライヴ)・音源:
ロート・ヴァイス・ロート放送グループ
ケルン放送響とのブル8ライヴ(ORFEOR.724071)につづく、ドイツの名匠カイル
ベルトの貴重なライヴ。才気と若さいっぱいのグルダとのシューマンだけでも
大満足なところへ、メインのブラームスがまたさらなる聴きもの。バイエルン
放送響との2番(66年ライヴ / ORFEOR.553011)がファンを大いに沸かせました
が、この3番でも旋律を情感たっぷりに歌わせてグイグイと引き込みます。奇
しくもクレンペラーが同じくウィーン響を振った同曲の演奏が同時にリリース
となるため、両者によるアプローチの違いを確かめてみるのも興味の尽きない
作業といえるでしょう。ロート・ヴァイス・ロートの正規音源。

ORFEOR745071 \2080
モノラル
ベートーヴェン:
(1)ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
(2)ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
フリードリヒ・グルダ(P & 指)ウィーンSO.
録音:1953年1月21日ウィーン、コンツェルトハウス大ホール(ライヴ)・音源:
ロート・ヴァイス・ロート放送グループ
なんと22歳の若さのグルダ弾き振りライヴによるベートーヴェンが登場します。
ともに曲調とうまくはまって、目の前で音楽がいきいきと弾み駆け抜けてゆく
さまはたまらなくスリリング。よく知られるグルダのキーワード、ジャズのス
タイルにちょうど開眼する時期にあたることもあり、とにもかくにも即興性に
あふれる音楽づくりはちょっとほかに見当たらないほど個性的です。ロート・
ヴァイス・ロートの正規音源より復刻。

ORFEOR748071 \2080
モノラル
(1)ブラームス:アルト・ラプソディOp.53
(2)マーラー:「大地の歌」
オラリア・ドミンゲス(A) セット・スヴァンホルム(T)
ウィーン楽友協会男性Cho.
パウル・クレツキ(指)ウィーンSO.
録音:1954年11月12日ウィーン、ムジークフェライン大ホール(ライヴ)・
音源:ロート・ヴァイス・ロート放送グループ
アナログ初期にかけてマーラーの普及に大きく貢献したエキスパート、クレツ
キによる「大地の歌」ライヴ。クレツキではこれまで59年のスタジオ盤が唯一
の録音でしたが、ここでもユダヤ系を理由に悲惨をきわめた自身の生涯を重ね
合わせるかのような痛切にして濃厚な表現が胸を打ちます。魅力のソリストは
伝説のヘルデンテノール、スヴァンホルムに加え、1928年メキシコ生まれのド
ミンゲス。カラスと同時代を生きたコントラルトはエキゾチックな独特の声質
で人気を集めました。特異な世界観に彩られた当作品でもスパイスの役目を果
たしています。ロート・ヴァイス・ロートの正規音源より復刻。



<Disc Auvers>
●新レーベルのご案内
準・メルクル指揮、フランス国立リヨン管弦楽団の来日ツアーで、ラヴェルの
ピアノ協奏曲を演奏する若きピアニスト、ジャン・フレデリックのCDの取り扱
いを開始します。

DAS002 \1550
ショパン:
練習曲作品10(全曲)、作品25(全曲)、3つの新しい練習曲
ジャン・フレデリック(P)
録音:2003年7月
練習曲作品10の1は「大洋」という名前で呼ばれることもある、非常にダイナ
ミックな曲で、アルペジオがちりばめられた難曲でもあります。ジャン・フレ
デリックのこの演奏は、実に伸びやかかつ鮮烈に聴き手に切り込んでくる演
奏。ふとした拍子に見せるほんのわずかのテンポ・ルバートのかけ方に、こ
の青年の底知れぬ才能とセンス、テクニックを感じます。1曲1曲トラックを
進めていくごとに、新しいピアニストの到来を確信することのできる1枚。
ジャン・フレデリックは1986年生まれですから、この録音のときはまだ17歳
前後。おそるべきピアニストの誕生でございます。

DAS004 2枚組 \2080
オーヴェル・シュル・オワーズ音楽祭2005年ライヴ
[Disc1]
ショパン:
(1)エロールの「ルドヴィク」のロンド・ファヴォリ「私は僧衣を売る」によ
る華麗なる変奏曲 変ロ長調op.12
(2)タランテッラ 変イ長調op.43
(3)ノクターン ハ短調(遺作)
(4)3つのエコセーズop.72-3(ニ長調、ト長調、変ニ長調)
(5)ワルツ第17番変ホ長調「ソステヌート」(遺作)
(6)アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ 変ホ長調op.22
(7)ノクターン第19番ホ短調op.72-1
(8)フーガ イ短調
(9)序奏とボレロ イ長調op.19
(10)コントルダンス 変ト長調
[Disc2]
(1)J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
(2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調op.109
(3)ブラームス:4つの小品op.119
(4)ショパン:練習曲 ハ長調op.10-1
(5)ラヴェル:メヌエット(「クープランの墓」より)
(6)インタビュー
ジャン・フレデリック(P)
録音:2005年5月、ライヴ
ライヴならではの熱気、お客さんの盛り上がり方も納得の、怒涛の演奏が続き
ます。19歳にしてこの表現力と音楽性、清潔感のあるタッチ、迸るエネルギー。
テクニックはもちろんものすごいのですが、一つ一つの音に生気と喜びが満ち
溢れていて、どこまでも自然そのもの。ふとした瞬間に見せる一粒の涙のよう
なテンポ・ルバートでもう心はわしづかみにされます。彼の演奏を聴いている
と、さわやかな高原に立ち、心地よい風を身体いっぱいに受けているような気
分になります。ノクターンは、熟年ピアニストによる芳醇なワインのような演
奏とはまた違って、若さならではのデリケートさを感じさせる演奏。これから
が、実に実にたのしみなピアニストです。




<ORFEO>
ORFEOR732072 2枚組 \4160
STEREO
ウェーバー:「魔弾の射手」
ジェームズ・キング(T マックス)
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S アガーテ)
エーベルハルト・ヴェヒター(Br オットカール)
マンフレート・ユングヴィルト(Bs クーノ)
フランツ・クラス(Bs 隠者)
レナーテ・ホルム(S エンヒェン)
ハインツ・ツェドニク(T キリアン)
ほか
カール・ベーム(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1972年5月28日
カール・ベームは膨大な録音を残していますが、意外なことにドイツオペラの
傑作「魔弾の射手」は録音がありませんでした。今回登場するのは、1972年5月
28日のウィーン国立歌劇場でのライヴ。ウィーンオットー・シェンクによる新
演出の初日でした。時にベーム77歳、しかし最晩年のような老いはまだ微塵も
感じられません。スタジオでは時に音楽が真面目になり過ぎるベームが、キビ
キビしたテンポで裁きつつも、音楽を豊かに膨らませ、最高です。ウィーンの
オーケストラもベームの棒に見事にくらいついています。そして豪華な歌手た
ち。ベームお気に入りのキング、ヤノヴィッツ、ヴェヒター、クラスら、この
当時のベストの布陣です。ORFの蔵出しのステレオ音源で、音も文句なし。

ORFEOR731071 \2080
グゥンドラ・ヤノヴィッツ オペラ・アリア集
モンテヴェルディ:「ポッペアの戴冠」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S ドルシッラ)
オットー・ヴィーナー(Br オットーネ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
1963年4月1日,モノラル
ベートーヴェン:「フィデリオ」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S マルツェリーネ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
1962年5月25日,モノラル
ベートーヴェン:「フィデリオ」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S レオノーレ)
ルチア・ポップ(S マルツェリーネ)
アドルフ・ダラポッツァ(T ヤキーノ)
マンフレート・ユングヴィルト(Bs ロッコ)
レナート・バーンスタイン(指)
1978年1月24日,ステレオ
スメタナ:「売られた花嫁」(ドイツ語歌唱)から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S マリー)
ワルデマール・クメント(T ハンス)
ヤロスラフ・クロンブホリク(指)
1965年10月28日,モノラル
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S ドンナ・アンナ)
ヨゼフ・クリップス(指)
1967年7月15日,モノラル
ヴェルディ:「シモン・ボッカネグラ」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S アメーリア)
ヨゼフ・クリップス(指)
1969年3月28日,モノラル
ヴェルディ:「ドン・カルロ」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S エリザベッタ)
フランコ・コレッリ(T カルロ)
ホルスト・シュタイン(指)
1970年10月25日,ステレオ
ウェーバー:「魔弾の射手」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S アガーテ)
カール・ベーム(指)
1972年5月28日
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S エーファ)
カール・リッダーブッシュ(Bs ザックス)
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)
1975年10月21日,ステレオ
モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S フィオルディリージ)
カール・ベーム(指)
1975年5月22日,ステレオ
R.シュトラウス:「ナクソス島のアリアドネ」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S アリアドネ)
カール・ベーム(指)
1976年11月20日,ステレオ
モーツァルト:「フィガロの結婚」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S 伯爵夫人)
ミカエル・シェーンヴァント(指)
1990年2月7日,ステレオ
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1970年代を中心に活躍した名ソプラノ、グンドゥラ・ヤノヴィッツの、ウィー
ン国立歌劇場でのライヴ録音を集めたものです。初期の娘役から、全盛期のプ
リマドンナ役まで、いずれもヤノヴィッツならではのクリアな美声を堪能でき
ます。既に全曲盤が出ているものもありますが、初出のもの、正規盤では初の
ものもあり、貴重音源あれこれです。

ORFEO689061 \2450
サリヴァン:海のクリスマス・ベル,天なる神には
ガントレット:ダビデの村の厩の内に
サンズ:神が喜びをくださるように
メンデルスゾーン:天には栄え
ヘンデル:「メサイア」から
レンドナー:ああベツレヘムよ
ウェイド:神の御子は今宵しも
レオントヴィチ:キャロル・オブ・ベルズ
パーセル:夕べの讃歌
アダン:おお聖なる夜
メイソン:諸人こぞりて
ホルスト:木枯らし寒く吹きすさび
コーネリウス:三王

パッション・デ・キュイーヴル
コンスタンツェ・バッケス(S)
金管アンサンブルによるクリスマス音楽集、というのは決して珍しくはないで
しょうが、使われている楽器が歴史的なものとなれば、俄然興味津々。パッ
ション・デ・キュイーヴルは、二本のコルネット、ホルン、トロンボーン、オ
フィクレイドという編成。19世紀末のピリオド楽器を多く用い、19世紀後半の
英国(ヴィクトリア朝の時代)で好まれた音楽を、時に和やかに、時に輝かし
く演奏しています。クリスマスの晩に、部屋を暖かくして心安らかに聞くに打
ってつけのCDです。




<King International・Altus>
=Legendary Artists Figure Series=
伝説のアーティスト・フィギュアCD・シリーズ
キングインターナショナル独占販売。世界の巨匠フルトヴェングラーを記念
するフィギュアが世界で初めて発売されます!

ALTF001 \27930
フィギュア+CD
(1)フルトヴェングラー・フィギュア
〔高さ30cm高級素材ポリストーン製手彩色〕
(2)ベートーヴェン:交響曲第9番
T.ブリーム(Sp) ヘンゲン(Ms) アンダース(Tn) ヴァッケ’(Bs)
W.フルトヴェングラー(指)
ブルーノ・キッテル合唱団ベルリン・フィル
録音:1942年3日
LP・オーディオ研究家中山 実氏によるエルプ(レーザーによるアナログ盤再
生装置)での復刻
本フィギュアは日本のトップクラスの造形作家、阿部匠氏が約1年かけ、原形
制作されたもので、一般にフィギュアは塩化ビニールなどで、絵柄も印刷が多
い中本作はポリストーン(陶器のような質感で、重量感があり、石の粉が原料)
が使われ、一体一体が筆書きによる手作業!細部至るまで丹念に再現された
逸品。高級で大量生産出来ぬ限定品。
フルトヴェングラー夫人の公認作品。夫人も巨匠の生き写しに感激。「素晴ら
しい」を連発いたしました。
付録CDはLP・オーディオ研究家中山 実氏の復刻で42年の「第9」を。なんと
エルプのレーザーで復刻しました。
現状エルプのレーザー復刻に関し最高の技術(中山氏独自の方法論)で望んで
おり、信じられぬ音質です。ティンパニーの迫力あるリアルな音など、ものす
ごい!
完全限定品。年内発売予定。




<Praga Digitals>
PRDDSD250242(SACD-Hybrid) \2780
モーツァルト:
(1)弦楽四重奏曲第15番ニ短調KV.421
(2)弦楽四重奏曲第17番変ロ長調KV.458「狩り」
(3)弦楽四重奏曲第19番ハ長調KV.465「不協和音」
プラジャーク四重奏団
ことし結成35周年を迎えたプラジャーク四重奏団が手掛けるモーツァルトの室
内楽シリーズ。「プロシャ王セット」(PRD.250026 / 廃盤)、名手モラゲスと
のクラリネット五重奏(PRDDSD.250200)などを経て、有名な「ハイドン・セッ
ト」にいよいよ着手します。第1弾は快活優美で人気の「狩り」、大胆に“不
協和音”を響かせる特徴的な序奏がニックネームの由来となった第18番、そし
て全6曲中唯一の短調による第15番の3曲。チェコ屈指の名門アンサンブルが奏
でる音楽は香りと味わい豊か。“SACDのプラハ”が培ったこれまでの豊富な経
験が蓄積された優秀録音であることも大きなポイントといえるでしょう。




<audite>
AU91553(SACD-Hybrid) 2枚組 \4760
エドゥアルト・フランク(1817-1893):
(1)ヴァイオリン・ソナタ ハ短調Op.19
(2)同 イ長調Op.23
(3)同 ホ長調Op.60
(4)同 ニ長調 遺作(1861)
クリスティアーネ・エディンガー(Vn)
ジェームズ・トッコ(P)
アウディーテが力を入れる「ドイツのフランク」の最新作。1853年から61年の
間に、エドゥアルト・フランクによって書かれた4つのヴァイオリン・ソナタ。
聴いてみるとその新鮮さと独創性に驚かされるいっぽうで、響きの上では師メ
ンデルスゾーンとの繋がりも感じさせ、またアルカンあたりのフランス音楽の
影響もみられます。演奏は当シリーズではおなじみのリューベック音楽大学で
ともに教鞭をとるコンビ。




<HUNGAROTON>
HCD11650/51 2枚組 \4160
リスト:オラトリオ「聖エリーザベトの伝説」R.477
コロシュ・コヴァーチュ(Bs:チューリンゲン方伯へルマン)
エルジェーベト・コムロッシ(Ms:方伯夫人ゾフィー)
シャーンドル・ショイオム=ナジ(Br:その息子、方伯ルートヴィヒ)ほか
ヤーノシュ・フェレンチク(指)
スロヴァキア・フィルハーモニックO.&Cho.、ブラチスラヴァ放送児童Cho.
録音:1973年6月14日-7月17日スロヴァキア・フィルハーモニー、コンサート
・ホール
リストがワイマール時代に着想し、ローマ時代の1857-62年に書き上げた大作
オラトリオ「聖エリーザベトの伝説」。バイエルン国王ルートヴィヒ2世に献
呈されたこの作品は、実在したハンガリーの王女エリーザベト(1207-31)の生
涯をベースにしています。チューリンゲン方伯ルートヴィヒの未来の花嫁とし
て、わずか4歳でヴァルトブルクに連れてこられた彼女は、その過酷な運命に
絶望することなく貧者への慈善活動にはげみ、死後に聖人の列に加えられてい
ます。全曲を通じて特徴的なのがワーグナーを意識したライトモチーフの使用
で、聴き逃せないポイントとなっています。
フンガロトンにリストの作品を多数遺したフェレンチクによる決定的な録音が、
ことし2007年の指揮者生誕100周年を機にようやくCD化されます。

HCD32461 \2080
「エルジェーベト・コムロッシ-アリア集」
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」
ヴェルディ:「仮面舞踏会」、「イル・トロヴァトーレ」、「アイーダ」
エルケル:バーンク・バーン
サン=サーンス:サムソンとダリラ
ワーグナー:ラインの黄金
ムソルグスキー:ホヴァンシチナ
コダーイ:紡ぎ部屋
ビゼー:カルメン
よりアリアと場面
エルジェーベト・コムロッシ(Ms)
ヤーノシュ・フェレンチク、エルヴィン・ルカーチ(指)
ハンガリー国立歌劇場O.&Cho.
録音:1967、1968年
ハンガリーが誇る往年のメッツォ、コムロッシのアリアと重唱集。

HCD10326 \2080
「ツルは旅立つ-ハンガリーの歌とチャールダーシュ」(全23曲)
エルネー・カーライ・キシュ(Cl) 
カーロイ・ヴァダース“マンチ”(ツィンバロン)
ジュラ・ボーニ(Va) アンドル・ボーニ“チェメット”(コントラバス)
録音:2007年3月12-14日フンガロトン・スタジオ

HCD10302 \2080
「ザ・ジプシー・キング・オブ・ザ・クラリネット / エルネー・カーライ・
キシュ」
ジプシー・ロマンス、トンネルのチャールダーシュほか全34曲
エルネー・カーライ・キシュ(Cl)
エルネー・カーライ・キシュJr.&ジプシー・バンド
クラリネットの名手による、ロマのスタンダード・ナンバー集。

HCD32451 \2080
(1)ヨハン・クリストフ・ペーツェル(1639-1694):5声部の金管音楽(1685)
(2)ゴットフリート・ライヒェ(1667-1734):24の新しいカルテット集(1696)
エヴァルド金管五重奏団
録音:2007年1月4-6日フンガロトン・スタジオ
町音楽師(Stadtpfeiferは直訳すると、町の笛吹き)は、市民生活のいろいろな
機会で音楽を提供するのがその務めでした。結婚式で、教会で、地元の祝祭日
に演奏したり、さらには一日に二回、町の塔から時を告げる音楽(タワー・ソナ
タ、タワー・ミュージック)も重要な仕事でした。コルネット、トランペット、
トロンボーンなど、4あるいは5つの金管楽器で演奏されました。ここに収めら
れた音楽はまさにそうしたもの。
ペーツェルとライヒェは、だいたい17世紀から18世紀ごろの間に、ライプツィ
ヒで町音楽師の地位にあった音楽家たち。とくに、ここに聴く色彩豊かなファ
ンファーレを書いたライヒェは、ライプツィヒに着任して以降のJ.S.バッハの
カンタータにおける超絶トランペット・パートは、その腕前を見込んで書かれ
たといわれるほどの名手でした。

HCD32455 \2080
ヨハン・フリードリヒ・ルーエ(1699-1776):
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ集
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソロ ハ長調(*)
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソロ イ短調(*)
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェロのための組曲ニ長調
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ト長調(*)
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ニ短調(*)
シャーンドル・サースヴァーロシ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
コウサイ・H.マフディ・カッドゥリ(バロック・チェロ)
*アンゲリカ・チズマディア(ハープシコード)
録音:2006年6月6-11日フンガロトン・スタジオ
591733年から1776年の間マグデブルク大聖堂のカペルマイスターという要職に
ありながら、死後はすっかり音楽史から消え去ってしまったルーエ。おそらく
1740年から1750年の間に書かれたと考えられるガンバのための作品の数々はと
ても優雅。これはチューリンゲンのアーカイヴのグライツ・コレクションにか
ろうじて残存していた、ごくわずかにしか知られていないルーエの貴重な録音
となります。

HCD32489 \2080
ヨハン・B. シュペヒ:
(1)ソナタ ヘ長調Op.5
(2)同:恋の陶酔Op.33
(3)同:6つの歌曲Op.27より第4番 / 第6番
(4)同:6つの歌曲Op.23より第1番 / 第2番 / 第4番
(5)同:3つのフーガOp.39
(6)同:ロマンス
(7)同:3つのイタリア語歌曲Op.34
(8)同:主題と変奏
アニコー・ホルヴァート、アーグネシュ・ラツコー(フォルテピアノ)
(2)-(4)(6)(7)カタリン・ハルマイ(Ms)
録音:2006年11月13-17日フンガロトン・スタジオ
現ブラチスラヴァ(当時のハンガリー領ポジョニ)に生まれ、ウィーンでハイド
ンに学んだシュペヒ。フェステティチQ.による弦楽四重奏曲集(HCD.31945)に
つづく第2弾では、ロマン派様式をハンガリーに送り込んだことで、もっとも
重要とされる歌曲を多く含んでいます。

HCD32497 \2080
パレストリーナ:「聖母への祈り」
(1)5声の宗教的マドリガーレ集第2巻(1594年刊)
[「不滅の父からお生まれになった不滅のみ子」「もしここからの声が」「今
やあなただけが」「お与え下さい、天への階段と門を」「かつて私の汚れた手
で」「お与え下さい、紅色のばら」「もし未来の死への懸念が」「選び抜かれ
た没薬」「崇高なヒマラヤ杉」「生き生きと輝くあなたの水で」「もし苦々し
い胆汁と」「あなたが閉じこもり」「もしみだらに燃え上がる火で」「邪悪な
地獄のヒュドラに勝った方」「神の都」「聖なる祭壇」「あなたは砦の塔」
「鏡よ、お前はとてもなめらかでくもりがなく」「ギデオンの羊毛」「生まれ
たばかりの暁」「この聖霊」「無数のベッド、無数の罪から」「石の祭壇の上
で常に」「あなたの慈悲が」「この確かな希望」「それどころか火と鉄が」
「あなたの明るく輝かしい火で」「乙女たちの女王」「神のみ母よ、最後には」
「御身、主よ」]、
(2)聖母マリアのための連祷(5声の)、
(3)聖母マリアのための連祷(6声の)
ゾルターン・カルマノヴィツ(指)コルヴィナ・コンソート
録音:2007年フンガロトン・スタジオ
5パレストリーナの最晩年に刊行されたこの曲集は、収録曲に聖母マリアに関
わりのあるものが多いことと宗教的な意味合いから、パレストリーナ作品の特
質である明瞭なテクスチュアを、最も効果的な形で具えています。演奏するコ
ルヴィナ・コンソートはド・ラリューのシャンソン(HCD32018)、ル・ジュヌの
詩篇歌(HCD32189)、S.ロッシのソロモンの雅歌(HCD32350)と、この分野の曲を
得意とする中堅の団体。曲の特質を生かした深みのある演奏をしています。

<STRADIVARIUS>
STR33651 \2180
ブルーノ・マデルナ・エディション Vol.7
ブルーノ・マデルナ(1920-1973):
ヴェネツィア日誌(テノール、管弦楽とテープのための;1972)(*)
ジュリアード・セレナード(Tempo libero II)
(室内管弦楽とテープのための;1971)
オーボエと室内アンサンブルのための協奏曲(1962)(+)
クラーニヒシュタイン室内カンタータ
(ソプラノ、バスと室内管弦楽のための;1953)(#)
アルダ・カイエッロ(ソプラノ(#))
ファビオ・ブオノコーレ(テノール(*))
クリスティアン・ゼン(バス(#))
ルカ・アヴァンツィ(オーボエ)(+)
サンドロ・ゴルリ(指揮)
ディヴェルティメント・アンサンブル

STR57004 \2180
ジョルジョ・バッティステッリ(1953-):
「オーケストラのリハーサル」(世紀末の6つの音楽的場面;1995)
スティーヴン・オーエン、フィリップ・シェフィールド、
デイヴィッド・バレル、コリンネ・ロメイン、クセニア・コンセク、
ウィルフリート・ファン・デア・ブランデ、リーン・ハーヘマン、
アニヤ・ファン・エンヘラント(出演)
ルーカス・プファッフ(指揮)
フランダース・オペラ交響楽団&合唱団

STR11033 2枚組 \2580
J・S・バッハ(1685-1750):
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集
第1番ロ短調 BWV1014/第2番イ長調 BWV1015/第3番ホ長調 BWV1016
第4番ハ短調 BWV1017/第5番ヘ短調 BWV1018/第6番ト長調 BWV1019
第6番の初期稿からの4つの楽章
フランチェスコ・ドラツィオ(ヴァイオリン)(*)
ジョルジョ・タバッコ(チェンバロ)(+)
使用楽器:1748年、ヴェネツィアにてピエトロ・グァルネーリ製(*)
1989年、マイケル・ジョンソン製(モデル:1767年パスカル・タスカン製)(+)
今回初出の新録音。ドラツィオ、タバッコともにピリオド楽器アンサンブル
「ラストレ」のメンバーです。




<ARTA>
F 10153 \2080
イジー・アントニーン・ベンダ(ゲオルク・アントン・ベンダ;1722-1795):
チェンバロ協奏曲集
ト長調/ニ長調/ヘ長調/ハ長調
エディタ・ケグレロヴァー(チェンバロ)
ヒポコンドリア・アンサンブル
ヤン・ハーデク、ヤナ・フィチロヴァー(ヴァイオリン)
ミハル・クハジーク(ヴィオラ) オンドジェイ・ミハル(チェロ)
ミハル・ノヴァーク(コントラバス)
前古典派・疾風怒濤期を代表するチェンバロ協奏曲作曲家といえばまずC・P・
E・バッハですが、同じくフリードリヒ大王宮廷楽団で活躍したボヘミア出身
の作曲家イジー・アントニーン・ベンダも見逃すわけにはいきません。自身が
演奏会で弾くために書いた作品ということもあり、作風にはベンダの個性がよ
く顕れており、モーツァルト以前の鍵盤楽器協奏曲を代表するものとして近年
再評価の声が高まっています。
エディタ・ケグレロヴァーはプルゼニュ音楽院、プラハ芸術アカデミー、ロン
ドンの王立音楽アカデミー等で学んだ鍵盤楽器奏者で、ベンダの協奏曲の解釈
理論と実践について博士論文まで書いているスペシャリストです。




<RTVE>
CD 65279 \2300
サルシーリョのための音楽
アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):
合奏協奏曲ト短調「クリスマス」Op.6 No.8
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):
弦楽五重奏曲ハ長調「マドリードの夜の通りの音楽」Op.30 No.6(弦楽合奏)
マヌエル・モレーノ・ブエンディア(1932-):
サルシリェスカ-「ベツレヘム」のための音楽
(弦楽四重奏のための;1999/弦楽合奏版;2001初演)
マルゲリータ・マルセーリャ(コンチェルティーノ=ディレクター)
イル・コンチェルト・アッカデーミコ
録音:2006年10月21-22日、スペイン、ムルシア、
ビクトル・ビリェガス・オーディトリアム&コングレス・センター室内ホール
ムルシアに生まれたスペイン・バロックを代表する彫刻家フランシスコ・サル
シーリョ(1707-1783)の名作「ベツレヘム」(1776)をテーマとしたアルバム。
「ベツレヘム」("Belén")は、イエスの生誕にまつわるエピソード(処
女マリアへの受胎告知から聖家族のエジプトへの逃避まで)を高さ25-30cmの
人形556体で表現した大作で、現在ムルシアのサルシーリョ美術館に所蔵され
ています。「サルシリェスカ」は、サルシーリョと同じムルシア生まれの作曲
家モレーノ・ブエンディアが「ベツレヘム」に表されたエピソードを順番通り
音楽で描いた14曲から成る作品。

CD 65285 \2300
ムシカ・デ・シネ 2
アラン・シルヴェストリ(1950-):映画音楽作品集
「フォレスト・ガンプ」(2004)、「ポーラー・エクスプレス」(2004)、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)、「ジャッジ・ドレッド」(1995)、
「花嫁のパパ」(1991)、「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド」(2001)、
「ナイトミュージアム」(2005)、「キャスト・アウェイ」(2000)、
「マウス・ハント」(1997)から
アラン・シルヴェストリ(指揮)
フィラルモニーア管弦楽団
スペイン放送合唱団
録音:2007年6-7月、マドリード、モヌメンタル劇場、ライヴ
(第2回マドリード映画音楽祭 "SONCINEMAD" より)

CD 65288 \2300
シンリン・ツァイ ヴァイオリン・リサイタル
モーツァルト(1756-1791):ヴァイオリン・ソナタ第28番ホ短調 K.304
ベートーヴェン(1770-1828):ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30 No.1
アルベニス(1860-1909)/クライスラー編曲(1875-1962):タンゴ
ポンセ(1882-1949)/ハイフェッツ編曲(1901-1987):
エストレリータ[小さな星]
プーランク(1899-1963):ヴァイオリン・ソナタ
[アンコール曲]
R・シュトラウス(1864-1949):
ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調 Op.18 から 第2楽章
Iu Shian Deng/Tyzen Hsiao編曲:春の希望(台湾民謡)
シンリン・ツァイ(ヴァイオリン)
ジョイ・クライン・フィニー(ピアノ)
録音:2006年12月20日、ムルシア銀行文化ホール
シンリン・ツァイは台湾出身の女性ヴァイオリニスト。ボストンのニューイン
グランド音楽院を卒業後、ロンドンのギルドホール音楽学校にてアーティスト
・ディプロマを獲得、教授であった往年の名ヴァイオリニスト、イフラ・ニー
マン(1923-2003)に招かれ彼の助手を務めました。ニーマンは彼女について「こ
んな弾き方する人はこの50年ひとりもいなかった」と評したとのことです。シ
ンリン・ツァイは現在、ボストンを本拠に国際的に活躍しています。





<ALMAVIVA>
DS 0146 \2450
フランシスコ・アロンソ(1887-1948):サルスエラのロマンセと二重唱曲集
「Rosa la Pantalonera」、「24 horas Mintiendo」、「Forja de Almas」、
「Curro el de Lora」、「Cancion Morisca」、「Pregon Granadino」、
「Cancion Andaluza」、「La Rumbosa」、「La Picarona」、
「La Castanuela」から
ジプシー舞曲/ムルシアの子守歌
テレサ・ノボア(ソプラノ)
ロドリーゴ・エステーベス(バリトン)
フアン・デ・ウダエータ(指揮)
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2005年9月




<COLUMNA MUSICA>
1CM 0159 \2450
中世カタルーニャのクリスマス
クリスマスの夜/まっすぐそこへ行こう/神の御母の喜び/神の御母
目を上げよ、ベルトミュー/もう一度歌おう/鳥の歌/
聖ジュゼプ[聖ヨゼフ]
トルトーザのクリスマス/羊飼いたちよ、目覚めよ/子守歌
ロザ・マテウ(ソプラノ)
イニャキ・エチェパレ(チェロ)
ビエル・グラエユス・デル・バス(ヴァイオリン)
ジュアン・カルレス・マルティネス・プラート(ギター、編曲)
録音:2006年11月21-22日、バルセロナ県リェローナ、アルベルト・モラレー
ダ・スタジオ
いわゆるピリオドな演奏ではありませんが、最近ではかえって新鮮かもしれま
せん。

1CM 0170 \2450
世紀カタルーニャの作曲家たち 弦楽のための作品集
ジョルディ・セルベリョ(1935-):弦楽四重奏曲「思い出」
フランシスコ・フレータ・ポロ(1931-)弦楽四重奏曲 Op.69
ジョルディ・セルベリョ:弦楽六重奏曲(*)
アンヘル・ヘスス・ガルシーア、サラ・ベルス(ヴァイオリン)
ミケル・セライーマ(ヴィオラ) ジェニファー・スタール(ヴィオラ(*))
ナビ・カベスタニ(チェロ) ジャウメ・グエイ(チェロ(*))
録音:2006年1-2月、バルセロナ、スタジオ・テディサウンド

1CM 0172 \2450
モイゼス・ベルトラン(1967-):変奏曲と幻想曲
ピアノと木管楽器のための三重奏曲(オーボエ、ファゴットとピアノ)(*)
ピアノのための5つの小品(1995-1996)
組曲「エリーサのために」(クラリネットとピアノのための;2002)(+)
ブルージング・フォー・マルセル(ピアノのための)
サルバドー・プエヨの主題による変奏曲と幻想曲
(ギターとピアノのための;2000)(#)
フェレリク・モンポウの思い出に(ピアノ四手連弾のための;2002)(**)
ミケコのためのソナティネ(フルートとピアノのための;1997)(++)
ルイス・A・カルボへのオマージュ(ピアノのための;2006)
モイゼス・ベルトラン(ピアノ)
ポール=アンリ・フィシュレル(オーボエ(*))
レオナルド・ゲバーラ(ファゴット(*))
エリサベス・イサーサ(クラリネット(+))
ベルナルド・カルドーナ(ギター(#))
マック・マクルーア(ピアノ(**))
レオン・ジラルド(フルート(++))
録音:2003年10月25-30日、コロンビア、メデリーン、EAFIT大学創設者ホール
(#,**以外)
2006年12月16日、コロンビア、
国立ボゴタ大学レオン・デ・グレイフ・ホール(#)
2007年1月19日、バルセロナ、アルベルト・モラレーダ・スタジオ(**)
モイゼス・ベルトランはバルセロナ生まれの作曲家・ピアニスト。2001年コロ
ンビアに移住し、EAFIT大学音楽学部長、国立ボゴタ大学作曲家教授を務めて
います。

1CM 0173 \2450
ジローナ XX Vol.1 カタルーニャの作曲家たち
アルベルト・リャナス(1957-):ギターと弦楽のための協奏曲(1988)
ミケル・サニェール(1959-):弦楽四重奏のためのディヴェルティメント
ジュアン・カルレス・マルティネス・プラート(1959-):
チェンバロと弦楽のための協奏曲(2007)
マヌエル・バルディビエーゾ(指揮)
ジローナ XX
カルレス・フィブラ(ヴァイオリン、コンチェルティーノ)
ジュアン・オルペーリャ、フランセスク・プシェ、マリア・サンス、
アドリアーナ・パドロ、ビエル・グラエユス、
オレゲル・ベルトラン(ヴァイオリン)
モンセ・バユベ、アンア・アルドマ(ヴィオラ)
イニャキ・エチェパレ、ミレイア・キンターナ(チェロ)
ジュアン・ペラルナウ(コントラバス) エバ・デル・カンポ(チェンバロ)
ジュアン・カルレス・マルティネス・プラート(ギター)
録音:2007年2月27-28日、3月1-3日、バルセロナ県リェローナ、
アルベルト・モラレーダ・スタジオ
カタルーニャの現代作曲家の知名度アップのためのプロジェクト「ジローナXX」
の第1作。演奏者もまとめて「ジローナXX」という団体名で表記されるようです。

1CM 0175 \2450
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス・コレクション Vol.3
カタルーニャ音楽堂リサイタル
シューベルト(1797-1829):シルヴィアに D.891/子守歌 D.498
音楽に D.547/ます D.550/万霊節のための連祷 D.343/至福 D.433
ブラームス(1833-1897):君の青い瞳 Op.58 No.8
調べのように私を通りぬける Op.105 No.1/甲斐なきセレナード Op.84 No.4
ショパン(1810-1849):指輪 Op.74 No.14/願い Op.74 No.1
メンデルスゾーン(1809-1847):歌の翼に Op.34 No.2
フォーレ(1845-1924):月の光 Op.46 No.2
愛の歌 Op.27 No.1/悲しみ Op.6 No.2/マンドリン Op.58 No.1
マヌエル・ガルシーア・モランテ(1937-)編曲:カタルーニャ民謡集(9曲)
[アンコール曲]
グラナドス(1867-1946):ゴヤのマハ(トナディーリャ)
ビゼー(1838-1875):オペラ「カルメン」から セギディーリャ
マヌエル・ガルシーア・モランテ編曲:カタルーニャ民謡集 から 鳥の歌
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
マヌエル・ガルシーア・モランテ(ピアノ)
録音:1987年5月10日、バルセロナ、カタルーニャ音楽堂

1CM 0176 \2450
ルペルト・チャピ(1851-1909):交響的作品集
交響曲ニ短調
オペラ「ロヘール・デ・フロール」序曲(1878)
スケルツォ「ドン・キホーテと羊との戦い」(1869)
ゲラシム・ヴォロンコフ(指揮)
リセウ大劇場アカデミー管弦楽団
録音:2007年1月3、4、17、18日、バルセロナ、リセウ大劇場オーケストラ・
ホール
サルスエラの作曲家として知られるチャピの知られざる側面を教えてくれるア
ルバム。この時代のスペインの交響曲を聴けるという点でもたいへん貴重です。

1CM 0178 2枚組 \3650
シャビエ・ベンゲレル(1931-):
レクィエム「サルバドー・エスプリウ追悼」(1989)
マリベル・オルテガ(ソプラノ)
マリーザ・マルティンス(メゾソプラノ)
ダルマウ・ゴンザーレス(テノール)
マッテオ・スク(バリトン)
リュイス・シンテス(バス)
ミケル・オルテガ(指揮)
バルセロナ交響楽団
カタルーニャ音楽堂室内合唱団
録音:2006年12月、バルセロナ、ラウディトリ
カタルーニャの詩人・劇作家・小説家サルバドー・エスプリウ(1913-1985)を
追悼するレクィエム。テキストはラテン語通常文にエスプリウの詩を挿入した
もの。

1CM 0179 \2450
Lua Descolorida ガリシア語の詩へのオマージュ
アントン・ガルシーア・アブリル(1933-):
ヤコブの歌(独唱とピアノのための;12曲)
ガリシア語の4つの歌
オスバルド・ゴリホフ(1960-):L&uacte;a Descolorida
アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):忘却の木の歌
ラウラ・アロンソ(ソプラノ)
ジュアン・マヌエル・バレーラ(ピアノ)
録音:2005年5月15-17日、サンティアゴ・デ・コンポステーラ、ガリシア・
ホール
スペイン北西部、ポルトガルの北に位置し、巡礼地サンティアゴ・デ・コンポ
ステーラを擁するガリシア地方。その公用語であるガリシア語はその美しい響
きのため、中世の昔からネイティヴ・ランゲージではない詩人たちにも創作用
の言語として愛されてきました。ラウラ・アロンソ、ジュアン・マヌエル・バ
レーラはともにガリシア地方出身です。




<ENCHIRIADIS>
EN 2019 \2450
ムジカ・モデルナ 17世紀イタリアのテオルボ音楽
アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638頃):
チャッコーナ[シャコンヌ]/ロマネスカ/ガリアルダ第4番
ベッレロフォンテ・カスタルディ(1580/81-1649):
粗野なソナタと学識あるコッレンテ
アレッサンドロ・ピッチニーニ:コッレンテ第10番-第6番
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(1580頃-1651):
トッカータ 12/トッカータ・アルペッジャータ/カプスベルガーのテノール
ベッレロフォンテ・カスタルディ:怒りっぽいコッレンテ
アレッサンドロ・ピッチニーニ:トッカータ第12番
ベッレロフォンテ・カスタルディ:心をくすぐるパセッジョ
アレッサンドロ・ピッチニーニ:トッカータ第5番
ベッレロフォンテ・カスタルディ:粗野なソナタ
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー:
パッサカリア/カナリオ/スフェッライーナ
不詳:無題
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー:ベルガマスカ
ラファエル・ボナビータ(テオルボ)
録音:2006年9月、マドリード
既存のリュート音楽に対して革新的で、ときに破壊的とまで評された17世紀前
半のイタリアのテオルボ音楽(テオルボは低音開放弦を増強した長型リュート)。
ラファエル・ボナビータはブックレットに「17世紀のエレクトリックギター」
と題した解説文を寄せ、演奏とともに「尖ったリュート音楽」を紹介していま
す。

EN 2020 \2450
ヤコブ・ファン・エイク(1589/90頃-1657):ダフネ
「笛の楽園」
美しい羊飼い娘フィリス(*)/鐘は鳴り響き/美しき娘ダフネ
気狂いシメン/エセックス伯のガイヤルド(ジョン・ダウランド原曲)
愛しのシラー/麗しのアマリッリ(ジュリオ・カッチーニ原曲)
道化師/ファンタジア/ファンタジアとエコー
涙のパヴァーヌ(ジョン・ダウランド原曲「流れよ、わが涙」)/戦争
イギリスのナイチンゲール/ファンタジア/許しておくれ/詩篇9/前奏曲
クーラント「愛しい人よ、なぜ君はそんなにおとなしいのか?」
(ジョン・ダウランド原曲「おお、今こそ別れねばならない」)(*)
アントネッロ
濱田芳通(リコーダー、コルネット[ツィンク])
石川かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
西山まりえ(ダブルハープ)
守安功(フルート、リコーダー(*))
録音:2003年1月、相模湖交流センター・ホール
アルケミスタ・レコーズから発売されている国内盤と同音源(曲順のみ異なり
ます)。

EN 2021 \2450
愛の歌をハープに合わせて
カタルーニャ、マヨルカとバレンシアの写本による神の愛と人の歌の歌
[神の愛の歌]
ジョゼフ・ガンス(1654-1713):Venid mortales / Hoy muestra con gracia
不詳:Morenas, gitanas / Mis suspiros / Alerta zagales / Oid, troncos
セバスティアン・ドゥローン(1660-1716):Vuele, vuele veloz
[神の愛の歌]
フアン・デ・ナバス(1647-1709):En este arpon tirado
フランシスコ・バリュス(1665-1747):Ausente de tus ojos
不詳:Pieza para arpa / Aves que habitais los aires
Duerme, descansa, sosiega / Al aire se entregue / Muy fina Marica
Ay, que cansera / Suave pensamiento / Dos aspides / No hay mas Flandes
マルタ・インファンテ(メゾソプラノ)
マヌエル・ビラス(ダブルハープ)
録音:2006年9月、スペイン、ルーゴ県ポンベイロ、聖ビセンテ教会




<LINDORO>
AA 0103 \2450
オープス・ブラジル・アンサンブル プレイズ・ヴィラ=ロボス、メーマリ&フ
ランセ
エイトール・ヴィラ=ロボス(1887-1959):
オーボエ、クラリネットとファゴットのための三重奏曲
ピアノ、クラリネットとファゴットのための協奏幻想曲
ジャン・フランセ(1912-1997):
オーボエ、クラリネットとファゴットのためのディヴェルティメント
アンドレ・メーマリ(1977-):短いショーロ/ヴィラ=ロボス変奏曲
オープス・ブラジル・アンサンブル
エーゼル・メネゼス(オーボエ) 
ルイス・アフォンソ・モンターニャ(クラリネット)
ファビオ・クリ(ファゴット) 
アンドレ・メーマリ、マルコス・アラゴーニ(ピアノ)
録音:2006年8月8-14日、ブラジル、サンパウロ、フンボルト劇場

AA 0104 \2450
アメリカーノス フルートとピアノのための南北アメリカの音楽
フランシスコ・アキーノ(1956-)&ヒカルド・ヴァスコンセロス(1955-):
ブラジル流/海辺/聖テレーザ
エドムンド・ヴィラーニ=コルテス(1930-):
セレスタ[セレナード](無伴奏フルートのための)
ホセ・カルリ(1934-):4つのタンゲーロ
ハダメス・ニャターリ[ジナッタリ](1906-1988):フルート・ソナタ
アーロン・コープランド(1900-1990):二重奏曲
マイケル・コリーナ(1956-):浅瀬の島々
デュオ・ブラジリス
ダヴソン・ジ・ソーザ(フルート) アナ・クラウディア・ブリート(ピアノ)
録音:2005年12月、ブラジル・ベレン・ド・パラ、テアトロ・ダ・パス
カルリはアルゼンチン、コープランドとコリーナは合衆国、他はブラジルの作
曲家。




<VERSO>
VRS 2040 \2450
どちら側から? 大西洋両岸の国々の現代リコーダー音楽
マリサ・マチャード:空気(2005)
ハビエル・アリアス・バル:停まりの部屋(1997)
イグナシオ・バーカ・ロベーラ:メメント(2003)
ヘスス・トレス:アニマ(2000)
ガブリエラ・オルティス:ハンナに歌う(2005)
ビクトル・ロスガード:クリック(1999)
ゴンサロ・マシーアス:ざわめき(2000)
アレハンドラ・エルナンデス:飛行(2005)
アンナ・マルグレス(リコーダー)
録音:2007年2月、マドリード、RCSM、マヌエル・デ・ファリャ・ホール
アンナ・マルグレスはメキシコ移民二世として1965年に生まれで、メキシコ
国立自治大学でオラシオ・フランコにリコーダーを師事した後渡欧しアムステ
ルダムのスウェーリンク音楽院でワルター・ファン・ハウウェに師事、1995年
よりマドリードに定住し古楽・現代音楽の両分野での演奏活動と教育活動を展
開しています。

VRS 2046 2枚組 \3650
フリオ・ゴメス(1886-1973):管弦楽作品全集
間奏曲(1907)/組曲イ長調(1914)/バラード(1920)
エル・ペレーレ(1928)/スペイン行進曲(1929)/牧歌(1929)
アラブの歌(1934)/オルガニスト、ペレス先生(1940)
宮廷風舞曲とスケルツォ(1941/1947)/アルモタミドのガセラ(1941)
ある奇跡について語ろう…(1944)
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
コルドバ管弦楽団
録音:2006年3、4月、スペイン、コルドバ大劇場
マドリードに生まれたフリオ・ゴメスはマドリード音楽院で学ぶ傍らマドリー
ド大学で歴史の学位を取り国立博物館図書館機構に就職、数々の図書館で司書
長を務めました。市民戦争期(1936-1939)には「エル・リベラル」紙の音楽批
評家として活躍。その後マドリード音楽院教授に就任し、マヌエル・アングー
ロ、アントン・ガルシーア・アブリル、アンヘル・アルテアーガら数多くの高
名な作曲家を輩出しました。ちなみに、ゴメスの娘の一人はホアキン・トゥリ
ーナの息子と結婚しています。


VRS 2048 \2450
エドゥアルド・モラーレス=カソ(1969-):愚者たちの船
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(2006)(*)
ソプラノ独唱のためのレチタティーヴォとアリア「目覚めよ」(2001)(+)
ヴィオラとハープのための幻想曲「赤と黒」(2004)(#)
ソプラノとピアノのための歌曲集「真空」(1990-1993)(**)
ピアノのための幻想曲「愚者たちの船」(2002)(++)
ヴェラ・カスパレヴァ(ヴァイオリン(*))
ピラール・フラード(ソプラノ(+))
ユリア・マルコワ(ヴィオラ(#))
ミッカエーレ・グラナドス(ハープ(#))
ヌリア・オルベア(ソプラノ(**))
エドゥアルド・モラーレス=カソ(ピアノ(**))
ダンカン・ギフォード(ピアノ(++))
録音:2004年6月-2006年6月、マドリード、
プル・プッシュ・スタジオ、インフィニティ・スタジオ、セザンヌ・スタジオ
モラーレス=カソはキューバのハバナ出身・スペイン在住の作曲家。

VRS 2049 \2450
ペドロ・ビラロイグ(1954-):
ピアノ協奏曲(1990)(*)
弦楽四重奏曲第1番(1998)(+)
サクソフォン・ソナタ(2004)(#)
ルイス・フェルナンド・ペレス(ピアノ(*))
マリオ・クレメンス(指揮(*))
プラハ交響楽団(*)
アレクセーエワ弦楽四重奏団(+)
ホアキン・フランコ(サクソフォン(#))
ヘスス・マリア・ゴメス(ピアノ(#))
録音:2006年6月、プラハ、スメチキー・スタジオ(*)
2007年2月、マドリード工科大学鉱山技師高等専門学校(+)
2007年4月、マドリード王立高等音楽院(+/#)
マドリッド生まれのペドロ・ビラロイグは明確な調性と形式を持つ作風を特徴
とする作曲家で、スペイン新調性作曲家協会の創設者。彼はなんと鉱山技師で
もあり、マドリード工科大学鉱山技師高等専門学校で基礎物理学と宇宙論の講
義を持っています。





<CORO>
COR 16052 \2080
ブリュメル:ミサ「過越の生贄を讃美せよ」
アントワーヌ・ブリュメル(1460頃-1515頃):
ミサ「過越の生贄を讃美せよ」から キリエ,グローリア
不詳:「コルトーナのラウダ集」から おお、神の処女、花よ
アントワーヌ・ブリュメル:幸あれ、栄光に満てる処女
不詳:「コルトーナのラウダ集」から めでたし、慈悲深き処女
アントワーヌ・ブリュメル:
父の御母/ミサ「過越の生贄を讃美せよ」から クレド
アントワーヌ・ブリュメル:喜びから誕生-あなたの誕生は、神の御母よ
不詳:「コルトーナのラウダ集」から 至上の元后よ
アントワーヌ・ブリュメル:
ミサ「過越の生贄を讃美せよ」から サンクトゥス,ベネディクトゥス
不詳:「コルトーナのラウダ集」から Oi me lasso
アントワーヌ・ブリュメル:おお、十字架、幸あれ、唯一の希望よ
アントワーヌ・ブリュメル:
ミサ「過越の生贄を讃美せよ」から アニュス・デイ
ヒリアード・アンサンブル
録音:1997年6月、ロンドン、ブルック・ストリート、聖アルバン教会ライヴ
初出:Hilliard Live, HL 1003
「ヒリアード・ライヴ \2080
ヴェネツィアの至宝
アントニオ・カルダーラ(1670頃-1737):十字架にかけられ(16声)
アンドレア・ガブリエーリ(1510頃-1586):深き淵より
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
主よ、御身の怒りでわれを責めたもうな
フランチェスコ・カヴァッリ:サルヴェ・レジナ
ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1553/56頃-1612):今日、その日は来たり
オルランドゥス・ラッスス(1532-1594):
ミサ「美しく堂々たるアンフィトリタ」/天は御身のものなり
アントニオ・カルダーラ:スターバト・マーテル
ハリー・クリストファーズ(指揮)
シックスティーン
録音:1992年10月、ロンドン、ハムステッド・ガーデン・サバーブ、
聖ジューズ・オン・ザ・ヒル教会
初出レーベル:Collins

<LA BOTTEGA DISCANTICA>
DISCANTICA156 \2180
ピエトロ・ナルディーニ(1722-1793):
2つのジャーマン・フルート(フラウト・トラヴェルソ)と
通奏低音のための6つのソナタ
イル・ベラッコルド・アンサンブル
ガブリエーレ・フォルメンティ(フラウト・トラヴェルソ、ディレクター)
ジオナ・サポリーティ(フラウト・トラヴェルソ)
ジョエーレ・グスベルティ(チェロ)
ガブリエーレ・トイア(チェンバロ)
録音:2006年8月4-6日、イタリア、ロンバルディア州クレモナ県パラッツォ・
ピニャーノ、聖マルティノ教区教会
使用楽器:2003年、1991年、1995年、インスブルックにてR・トゥッツ製
(モデル:J・H・ロッテンブルグ、G・A・ロッテンブルグ製)
ナルディーニはリヴォルノに生まれ、タルティーニに師事したヴァイオリニス
ト・作曲家。1770年から没するまでフィレンツェのトスカーナ大公宮廷音楽監
督を務めました。

DISCANTICA157 \2180
シューマン(1810-1856):
アラベスク Op.18/ユモレスク Op.20/花の曲集 Op.19
ウィーンの謝肉祭の道化芝居 Op.26/雑記帳 Op.99 から 3つの小品(Nos.1-3)
ロベルト・ジョルダーノ(ピアノ)
録音:2006年11月18-19日、イタリア、イモラ、ロッカ・スフォルツァ城内、
アッカデーミア・ピアニスティカ、コンサートホール

DISCANTICA158/159 2枚組 \3250
対立の調和 オルガン音楽にこだまするグレゴリオ聖歌
リスト(1811-1886):オルガンのためのミサ から 前奏曲 Excelsior !(+)
グレゴリオ聖歌:人の創り主よ(讃歌、第8旋法)(*)
オリヴィエ・メシアン(1908-1991):永遠の教会の出現(+)
グレゴリオ聖歌:来たれ、聖霊(讃歌、第2旋法)(*)
J・S・バッハ(1685-1750):来たれ、創り主にして聖霊なる神よ BWV667(+)
グレゴリオ聖歌:喜ばれ(コムニオ、第4旋法)(*)
J・S・バッハ:パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582(+)
エリック・サティ(1866-1925):貧者のミサ から キリエ(*/+)
マルセル・デュプレ(1886-1971):
行列とリタニア Op.19 No.2(+)/交響詩「エヴォカシオン」から 第3楽章(+)
グレゴリオ聖歌:死者のためのミサ から
永遠の安息を(レスポンソリウム、第2旋法)(*)
ジャン・ラングレ(1907-1991):死と復活 Op.5 No.1(パラフレーズ)(+)
グレゴリオ聖歌:
死者のためのミサ から 永遠の安息を(コムニオ、第8旋法)(*)
リスト:オルガンのためのレクィエム から 永遠の安息を(後奏曲)(+)
リスト:死者たち(葬送オード)(+)
グレゴリオ聖歌:パンジェ・リングァ[歌え、舌よ](讃歌、第3旋法)(*)
マルセル・デュプレ:
パンジェ・リングァ Op.38 No.10(Canto fermo in Pedale)(+)
穏やかなるキリストの僕(トッカータ)Op.38 No.16(+)
グレゴリオ聖歌:穏やかなるキリストの僕(讃歌、第8旋法)(*)
グレゴリオ聖歌:すべての者の贖い主なるキリスト(讃歌、第1旋法)(*)
マルセル・デュプレ:
受難交響曲 Op.23 から 第1楽章「この世は救い主を待ち望む」(+)
ダニーロ・ゼーニ(指揮(*))
オフィツィウム・コンソート(*)
フランチェスコ・フィノッティ(オルガン(+))
録音:2006年12月-2007年2月、イタリア、ヴェネト州パドヴァ県アアーノ・
テルメ、聖ロレンツォ大聖堂

DISCANTICA160 \2180
世紀のハープ二重奏
フランチェスコ・ペトリーニ(1744-1819):二重奏曲変ホ長調 Op.30
ジャン=エメ・ヴェルニエ(1769-1844?):二重奏曲第2番変ロ長調 Op.30
ジャン=バティスト・カルドン(1760-1803):デュエット第3番変ロ長調
ギヨーム・ガテ(1774-1846):
二重奏に編曲された名高きクルムフォルツの2つのソナタ から 第1番ヘ長調
マリー=マルタン・マラン(1769-1861?):二重奏曲 Op.17
ドゥオ・ダルペ・ダヴィド[ダヴィド・ハープ・デュオ]
エマヌエーラ・デリ・エスポスティ、ダヴィデ・ブラーニ(ハープ)
録音:2007年春

DISCANTICA161 \2180
ミラノ、サンタンジェロ教会のタンブリーニ・オルガン
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):栄光の讃歌 Op.76a(*)
ウリッセ・マッテイ(1876-1947):
組曲「ロレートの聖母」から ロレートの調べ(+)
アルナルド・ガッリエーラ(1871-1934):「三部作」から 聖金曜日(*)
ボナヴェントゥーラ・ソンマ(1893-1960):牧人の伝説(+)/トッカータ(*)
マルコ・エンリコ・ボッシ:Stunde der Wehie Op.132 No.4(*)
ピエトロ・アレッサンドロ・ヨン(1886-1943):演奏会用練習曲(+)
ウリッセ・マッテイ:トッカータ ロ短調(+)
オレステ・ラヴァネッロ(1871-1938):
前奏曲(練習曲形式の)Op.50 No.1(*)/大オルガンのための幻想曲 Op.31(*)
フェルナンド・ジェルマーニ(1906-1998):トッカータ Op.12(+)
アレッサンドロ・ラ・チャチェーラ(オルガン(+))
ダニエーレ・サッキ(オルガン(*))
録音:2007年6月10-11日、ミラノ、サンタンジェロ教会
使用楽器:1957年、タンブリーニ製

DISCANTICA166 \2180
イタリアのオルガン・ソナタ集
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):ソナタ第1番ニ短調 Op.60(1888)
ジョヴァンニ・タバルディーニ(1864-1952):
コラール「心から愛するイエスよ」による合唱付きソナタ Op.26(1901)(*)
フィリッポ・カポッチ(1840-1911):ソナタ第6番(1908)
ピエトロ・アレッサンドロ・ヨン(1886-1943):
ソナタ第2番「半音階的」(1917)
ジョヴァンニ・フェルトリン(オルガン)
マリーナ・ボッタチン(指揮(*))
コーロインカント(合唱(*))
録音:2006年5月、イタリア、トレヴィーゾ大聖堂
使用楽器:2000年、クーン=フラデツキー製
(*)世界初録音。




<REGIS>
RRC1281 \880
シベリウス ピアノ・アルバム
シベリウス(1865-1957):
悲しきワルツ/カーネーション Op.85 No.2/行進曲 Op.5 No.3
ロマンス Op.24 No.9/踊り歌 Op.34 No.2/騎士/即興曲 Op.5 No.5
ワルツ Op.34 No.1/マンドリナート/ガヴォット Op.94 No.6
ロマンス Op.24 No.2/小ワルツ Op.40 No.1/ユモレスク Op.40 No.3
子守歌 Op.40 No.5/ポロネーズ Op.40 No.10/鐘 Op.65
オルゴール Op.76 No.9/小ワルツ Op.97 No.3/ロンドレット Op.40 No.7
舟の漕ぎ手 Op.103 No.3/小行進曲 Op.99 No.8/抒情的ワルツ Op.96a
スケッチ Op.76 No.1/踊り Op.94 No.1/練習曲 Op.76 No.2
夜想曲 Op.24 No.8/ロマンス Op.101 No.1/フィンランディア Op.26 No.7
アンネッテ・セルヴァデイ(ピアノ)
録音:1992-1994年 原盤:Olympia

RRC1282 \880
ウィドールのオルガン交響曲とフランスのアンコール曲集
シャルル=マリー・ウィドール(1844-1937):
オルガン交響曲第5番ヘ短調 Op.42 No.1(*)
オルガン交響曲第8番ロ長調 Op.42 No.4 から 前奏曲(アダージョ)(*)
オルガン交響曲第6番ト短調 Op.42 No.2 から アレグロ(*)
ジョゼフ・ジョンゲン(1873-1953):英雄的ソナタ Op.94(+)
アンリ・ミュレ(1878-1967):汝はペテロなり(+)
ウジェーヌ・ジグー(1844-1925):メヌエット(+)
レオン・ボエルマン(1862-1897):ゴシック組曲 Op.25 から トッカータ(+)
デイヴィッド・サンガー(オルガン)
録音:1976年、ロンドン、クラーケンウェル、聖ピーター・イタリア教会(*)
1980年、ベイズ修道院(+)
原盤:Saga

RRC1285 \880
J・S・バッハ(1685-1750):ピアノ作品集
イタリア協奏曲 BWV971
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565(ブゾーニ編曲)
主よ、人の望みの喜びよ(カンタータ第147番 より;ヘス編曲)
目覚めよ、と呼ぶ声あり(コラール前奏曲;ブゾーニ編曲)
フーガ ロ短調 BWV578(ブゾーニ編曲)
今ぞ来たれ、異教徒の救い主よ BWV659(コラール前奏曲;ブゾーニ編曲)
シャコンヌ ニ短調
(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV1004 より;ブゾーニ編曲)
シチリアーノ ト短調(フルート・ソナタ BWV1031 より;ケンプ編曲)
タチアナ・ニコラーエワ(ピアノ)
録音:1980年 原盤:Mezhdunarodnaya Kniga ライセンサー?:A Tempo

RRC1287 \880
カバレフスキー(1904-1987):管弦楽作品集
悲愴序曲 Op.64
ピアノ協奏曲第1番イ短調 Op.9(*)
交響詩「春」Op.65
歌曲「学生時代」の主題によるピアノと管弦楽のための狂詩曲 Op.75(*)
組曲「道化師」Op.26
アナトリー・セルディアコフ(ピアノ(*))
ワルテル・ムナツァカノフ(指揮)
ロシア・キネマトグラフィ交響楽団
録音:1996年 原盤:Olympia

RRC1288 \880
グリンカ(1804-1857):室内楽作品集
七重奏曲変ホ長調(オーボエ、ファゴット、ホルン、2つのヴァイオリン、
チェロとコントラバスのための;1823)
ドニゼッティのオペラ「アンナ・ボレーナ」の主題によるセレナード
(ピアノ、ハープ、ファゴット、ホルン、ヴィオラ、チェロと
コントラバスのための;1832)
ベッリーニのオペラ「夢遊病の女」の主題による華麗なディヴェルティメント
(ピアノ、弦楽四重奏とコントラバスのための;1832)
大六重奏曲(ピアノ、弦楽四重奏とコントラバスのための;1832)
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
ロシア・ナショナル管弦楽団ソロイスツ
録音:1993年 原盤:Olympia

RRC1290 \880
コルンゴルト(1897-1957):
組曲「空騒ぎ」 Op.11 から抜粋(10曲)(*)
チェロ協奏曲ハ長調 Op.37(+)
オペラ「ヘリアーネの奇跡」Op.20 から 間奏曲
組曲「シュトラウシアーナ」
ズイル・ベイリー(チェロ(+))
カレン・ロバートソン(ソプラノ(*))
ティボール・パズマナイ(オルガン(*))
カスパール・リヒター(指揮)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
録音:1999-2004年 原盤:ASV

RRC1295 \880
セゴビア ギター・マスタークラス
カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):悪魔的奇想曲
モレーノ・トローバ(1891-1982):夜想曲
ポンセ(1882-1948):6つの前奏曲 Op.Posth.
ヴィラ=ロボス(1887-1959):前奏曲第1番ホ短調
ロドリーゴ(1901-1999):遥かなるサラバンド
モレーノ・トローバ:マドローニャ
ヴィラ=ロボス:前奏曲第4番ホ短調
ミラン(1500頃-1561以降):パヴァーヌ
ソル(1778-1839):
メヌエット ニ長調 Op.11.No.5/ソナタ Op.22 から メヌエット
アンダンティーノ Op.24, No.1/メヌエット ニ長調
J・S・バッハ(1685-1750)/セゴビア編曲:
12の小前奏曲とフーガ より 前奏曲第3番ハ短調 BWV999
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調 BWV1006 より ガヴォット
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV1004 より シャコンヌ
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009 より ルール
アンドレス・セゴビア(ギター)
録音:1952-1954年 原盤:MCA

RRC2078 2枚組 \1760
世紀の歌手たち 20世紀の大歌手によるオペラ・アリア40曲
Victoria De Los Angeles, Dietrich Fischer-Dieskau,
Elisabeth Schwarzkopf & Elisabeth Grummer, Nicolai Gedda,
Walter Berry, Anton Dermota, Gottlob Frick,
Irmgaard Seefried, Suzanne Danco, Cesare Siepi, Hilde Gueden,
Lisa Della Casa,
Sena Jurinac, Cesare Valletti, Tito Gobbi, Giuseppe Di Stefano,
Giulietta Simionato,Nicola Rossi-Lemeni, Alfred Deller,
Jennifer Vyvyan, Leopold Simoneau & Rene Bianco, Regine Crespin,
Janine Micheau, Robert Merrill, Alain Vanzo, Rise Stevens,
Ivan Koslovsky, Mark Reizen, Pavel Lisitsian, Boris Christoff,
Maria Callas, Jussi Bjorling, Zinka Milanov, Gre Brouwenstijn,
Renata Tebaldi & Mario Del Monaco, Mario Del Monaco, Richard Tucker,
Giuseppe Taddei, Ettore Bastianini, Joan Hammond
録音:1950-1957年





●ポーランドのレーベル
<TVP>
TVCD004 \1650
オイストラフ父子、ワルシャワ・ライヴ
ヴィヴァルディ:(1678-1741):
2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調(*)
カロル・シマノフスキ(1882-1937):
ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.35
ウジェーヌ・イザイ(1858-1931):
2つのヴァイオリンと管弦楽のための詩曲第2番「友情」Op.26(*)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン(*))
カロル・ストリヤ(指揮)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
録音:1961年、ワルシャワ、ライヴ/(P)1995

TVCD007 \1650
グジェゴシュ・フィテルベルク、ポーランド音楽を振る
スタニスワフ・モニュシュコ(1819-1872):幻想序曲「おとぎ話」
ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909):交響詩「大草原」Op.66
ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876-1909):劇付随音楽「白い鳩」
カロル・シマノフスキ(1882-1937):
オペラ「ロジェ王」から ロクサナのアリア(第2幕)
バレエ「ハルナシェ」から Redyk(第1幕),山人の踊り(第2幕)
タランテッラ Op.28
グジェゴシュ・フィテルベルク(指揮)
ポーランド国立放送交響楽団
録音:不詳(1953年以前)

TVCD008 \1650
ハチャトゥリアン、ワルシャワで自作を振る
アラム・ハチャトゥリアン(1903-1978):
ピアノ協奏曲変ニ長調(*)
バレエ「ガヤネー」から ばらの乙女たちの踊り,アイシェの踊り,レズギンカ
バレエ「スパルタクス」から 断章
バレエ「ガヤネー」から 剣の舞
ズビグニェフ・シモノヴィチ(ピアノ(*))
アラム・ハチャトゥリアン(指揮)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
録音:1962年9月14-15日、ワルシャワ、ライヴ/(P)1996

TVCD014 \1650
ペルルミュテール、ワルシャワでラヴェルを弾く
ラヴェル(1875-1937):
スペイン狂詩曲(*)
左手のためのピアノ協奏曲ニ長調(+)
ピアノ協奏曲ト長調(+)
ヴラド・ペルルミュテール(ピアノ(+))
レオポルド・ストコフスキー(指揮(*))
アンジェイ・マルコフスキ(指揮(+))
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
録音:1959年(*)、1961年(+)、ライヴ/(P)1997



<Soliton>
SCD073-2 \2080
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
コラール・カンタータ「イエス、わが喜び」
テオフィル・アンドレアス・フォルクマル(1686-1768):
ヴァイオリン・ソナタ第1番ハ長調(*)
クラート・ビュトナー(1616-1679):テ・デウム
コンスタンティ・アンジェイ・クルカ(ヴァイオリン(*))
アリナ・コヴァルスカ・ピンチャク(指揮)
カペッラ・ゲダネンシス
録音:2005年11月28日、12月3日、グダンスク、神の慈悲教会
2つの教会合唱作品の間に置かれたフォルクマルのソナタをポーランドの名手
クルカが弾いているのがポイントです。フォルクマルはポーランドのシュチェ
チン(シュテッティン)に生まれグダンスク(ダンツィヒ)で教会オルガニストを
務めた作曲家。ビュトナーはドイツのテューリンゲンに生まれ、グダンスクの
聖カタジナ教会楽長を務めた作曲家ですが、その作品が録音されるのは極めて
稀です。
※CDプラス仕様でビデオクリップ等が収められておりますが、動作保証はいた
しかねますのであらかじめご了承ください。(代理店担当者の環境(Windows
XP)ではビデオクリップは再生できましたが他のファイルは開けなかったとの
ことです)



<Futurex Classics>
FCD01213 \1880
グダニスクの古楽の宝 Vol.114-17世紀
不詳:O Maria Rubens Rosa(*)
フランシスクス・デ・リヴーロ:
Laudamus Dominum(+)/O vos omnes qui transitis(+)
不詳:Fantasia primi toni(#)/Fantasia quinti toni(#)
Vater unser im Himmelreich(#)/Deus in adiutorium (Lasso)(#)
ペトルス・デ・ドルジーナ[ピオトル・ドルジンスキ]:
Preambulum Nr.1, Nr.2(**)/Veni redemptor gentium(**)
Resonet in laudibus(**)/Deus in adiutorium meum intende(**)
ディオメデス・カート:Canzona Diomedis(**)
ヨハン・ヴァニング:
Vox clamantis in deserto(+)/Omnis qui se exaltat(+)
ニコラウス・ツァンギウス:Congratulamini nunc omnes(+)
アンドレアス・ハーケンベルガー:
Dulcis Iesu(+)/Congratulamini nunc omnes(+)
パウル・ジーフェルト:Res aequa confiteri - Psalm92(+)/Fantasia a3(#)
カスパール・フェルスター:Sonata a7(+)
ヴォイチェフ・ポスピェフ(テノール(*))
カペッラ・ゲダネンシス(+)
ボグスワフ・グラボフスキ(オルガン(#))
ヤン・ヤンツァ(オルガン(**))
(C)(P)1997
解説書は添付されておりません。あらかじめご了承ください。

FCD01214 \1880
グダニスクの古楽の宝 Vol.217-18世紀
エーヴァルト・ヒンツ:ただ御身にのみ、主イエス・キリストよ(*)
クリストフ・ヴェルナー:白光の女神/さあ、歌おう
クラート・ビュトナー:アリア・スナミティカ[Aria Sunamithica]
マルチン・ミェルチェフスキ:勝利のミサ
ヨハン・イェレミアス・ドゥ・グライン:世の救い主よ、よくぞ来ませり
マクシミリアン・D・フライスリヒ:主は言われた
ヨハン・ヴァレンティン・メーダー:シャコンヌ
フリードリヒ・クリスティアン・モールハイム:
オルガンのための3つのトリオ(+)
テオフィル・アンドレアス・フォルクマル:ソナタ第1番
ウルバン・ミュラー:オフェルトリウム
カペッラ・ゲダネンシス(*,+以外)
ボグスワフ・グラボフスキ(オルガン(*))
ヤン・ヤンツァ(オルガン(+))
(C)(P)1997
フォルクマルのソナタは上記 SOLOTON SCD073-2 に収録されているものと同じ
曲ですが、クルカのクレジットは無く、試聴してみたところやはり別テイクで
した。ヴァイオリン・ソロはカペッラ・ゲダネンシスのメンバーが務めている
ようです。解説書は添付されておりません。あらかじめご了承ください。

<CORELIA>
CC 841043 \2300
フランスの軍隊行進曲集
サンブル・エ・ムーズ連隊行進曲(フランス分列行進曲)(##)
ロレーヌ行進曲(*)/コーカサスの擲弾兵(##)/愉快なトランペット(++)
サンシール(+)/ラインとドナウ(*)/大胆不敵(+)
ブルーカラー[青襟]行進曲(#)/第2准旅団行進曲(*)/少年水夫行進曲(#)
海軍歩兵讃歌(**)/シェルブール(#)/フランス共和国衛兵隊分列行進曲(++)
解放行進曲(*)/外人部隊行進曲(*)/ラ・マルセイエーズ(++)
パリ空軍軍楽隊(*)
CMIDF第8連隊軍楽隊(+)
トゥーロン艦隊軍楽隊(#)
フランス海軍軍楽隊(**)
ギャルド・レピュブリケーヌ軍楽隊(++)
パリ警視庁音楽隊(##)

CC 875816 \2300
古き軍楽調
フランス皇帝親衛隊砲兵中隊の行進曲、王と皇帝のファンファーレ集
Le pas de charge des Grenadiers / Le reveil au bivouac
Le drapeau d'Austerlitz / Le champ d'honneur /
Les retraites francaises
Le rigodon d'honneur / La marche des trainards /
Le rigodon des manchots
Le pas redouble de la Garde imperiale / La marche des bonnets a poil
La marche de Robert Bruce / La marche de Henri IV / Le guet /
Le cavalquet
La marche des gardes du Roy / L'etendard / La marche des dragons du Roy
La marche des dragons de la Reine / Le ralliement
La marche des mousquetaires noirs / La marche des mousquetaires gris
Le refrain de l'Empire / A l'etendard / La marche / La marche
d'Austerlitz
La victoire est a nous / Trois fanfares pour le chevalier
ジャン・ガレ、ロベール・グート(指揮)
フランス空軍軍楽隊
フランス空軍軍楽隊トランペット・ファンファーレ隊

CC 889642 \2300
[CC 89642]
フランス陸軍第1軍管区軍楽隊 二百年祭
フランソワ=ジョゼフ・ゴセック(1734-1829)/デジレ・ドンデイヌ編曲:
自由への捧げもの[自由への讃歌]
グザヴィエ・ルフェーヴル(1763-1829)/ジャン・ブルキエール編曲:
6つの行進曲
ルイ=エマニュエル・ジャダン(1768-1853)/モレナール編曲:一楽章の交響曲
シャルル=シモン・カテル(1773-1830)/
アルベール・ファッシュ、ジャン・ブルキエール編曲:2つの軍隊行進曲
ジャン=バティスト・ベダール/ジャン・ブルキエール編曲:2つの軍隊行進曲
シャルル=シモン・カテル/デジレ・ドンデイヌ編曲:序曲ヘ長調
グザヴィエ・ルフェーヴル/
ジャン・ブルキエール、アルベール・ファッシュ編曲:6つのパ・ルドゥブレ
シャルル=シモン・カテル/デジレ・ドンデイヌ編曲:(小)軍隊交響曲
フランソワ=ジョゼフ・ゴセック:葬送行進曲
フランソワ=ジョゼフ・ゴセック/ジャン・ブルキエール編曲:凱旋行進曲
エティエンヌ=ニコラ・メユール(1763-1817)/デジレ・ドンデイヌ編曲:
別れの歌
ジャン=ピエール・ルヴォイユ(指揮)
フランス陸軍第1軍管区軍楽隊

CC 891698 \2300
間奏曲
ジャック・ドゥヴォージェル:マッハ3/ユーモリスティック組曲
ルロイ・アンダーソン/M・エドワーズ編曲:トランペット吹きの休日
ジャック・ドゥヴォージェル:チャールストン
モートン・グールド:トロピカル
フィル・フィールド:Vaxuosity
デイヴィッド・シャンケ:ラテン・リーズ
モートン・グールド/ポール・ヨーダー編曲:パヴァーヌ
ジャン・ルイ・ショータン:Interface a facette
ルロイ・アンダーソン:タイプライター
K&W・レスリー:マドリッド上空の夜間飛行
リチャード・フット:Bunch o bone
ルロイ・アンダーソン:シンコペイテッド・クロック
ルロイ・アンダーソン/ラング編曲:プロムナード
ジャック・ドゥヴォージェル:
センセーション/カリヨン/ボレロ・ミリテール/ヴァリエーションズ
ジャック・ドゥヴォージェル、アルベール・ファッシュ、
フランソワ=グザヴィエ・バユール(指揮)
パリ空軍軍楽隊

CC 892715 \2300
トゥーロンへの寄港
アンドレ・ギグー:金管のための第1ファンファーレ
J・J・マヤン:ブルー・カラー[青襟]行進曲
ルイ・ガンヌ/H・ルヴェロリス編曲:ロシア行進曲
ポール・ゴギヨ:海軍陸戦隊
フリードリヒ・シュポア:キールへようこそ
ジュール・セムレ=コルリー:プロヴァンスの水夫
ジャン・マヨ:水夫の行進曲
J・ジャンセン:聖エルム行進曲
チャールズ・ジマーマン/ロラン・デルベック編曲:錨を上げて
ポール・カッペ:海軍歩兵讃歌
フランシス・ロペス/M・フォンタナ編曲:地中海
アンドレ・ギグー:プロヴァンス行進曲
D・ベルナール:Les Cigalons
A・メルシエ:フランスの水夫
シャルル・トレネ/M・フォンタナ編曲:海
ベトーヴ/ポール・ゴギヨ編曲:ブルー・カラー[青襟]
アンドレ・ギグー/ジャン=ミシェル・バッラーダ編曲:地中海管区
ジャン=ミシェル・バッラーダ(指揮)
トゥーロン艦隊軍楽隊

CC 892720 \2300
[CC 92720]
フランス陸軍外人部隊の行進曲&軍歌集
伝承曲:カイドへの敬礼とブーダンのルフラン(行進曲)
伝承曲/ラザルモニー編曲:アンヌ・マリー(行進曲)/部隊行進曲
S・アーン:第1外人空挺連隊行進曲
ペルドロー:偉大なるアトラス(行進曲)
P・ノード/サムレ=コレリー編曲:われらの白いケピ帽(行進曲)
伝承曲:小さな足跡(軍歌)/月は輝く(軍歌)
S・アーン:陽気な外人部隊兵士(行進曲)
L・ケリュ:シディ・ベル・アッベス行進曲
伝承曲:第6外人工兵連隊行進曲/第1外人部隊(軍歌)
優生学(軍歌)/さらば、ベル・アッベス」(軍歌)
デュラン:第3外人歩兵連隊行進曲
伝承曲:第1外人騎兵連隊(軍歌)
ヴィルヘルム:外人部隊行進曲
アラン・クディエ(指揮)
フランス陸軍外人部隊軍楽隊

CC 893733 \2300
アポテオーズ[讃仰]
パガニーニ/ジャック・ドゥヴォージェル:無窮動
エルネスト・レクオーナ/ジャロック編曲:マラゲーニャ
ジャック・ドゥヴォージェル:変奏曲
U・レーファー、M・コルプ:ハイランドの大聖堂
アルフレッド・リード:第1組曲 から ギャロップ
J・ポルカーロ、J・ブロック:デューン
ラロ・シフリン/C・カスター編曲:ミッション・インポッシブル
クロード・ミシェル・M・ショーンバーグ/W・バーカー編曲:レ・ミゼラブル
G・パレー:アポテオーズ行進曲
ジャン=ミシェル・ソルラン(指揮)
フランス海軍軍楽隊

CC 894745 \2300
記念祭
ポール・アンカ/R・マーティン編曲:史上最大の作戦
グレン・ミラー:マーチング・スルー・ジョージア
グレン・ミラー/P・マインホルト、B・エギディウス編曲:
グレン・ミラー物語
W・C・ハーディー:セントルイス・ブルース・マーチ
クロード・ボラン/L・デルベック編曲:Le Mur De l'Atlantique
J・ジャッジ、H・ウィリアムズ:ティペラリー
L・P・ロランドー:カリヨン
O・デュマ:太鼓を打ち鳴らして
エルマー・バーンスタイン/L・デルベック編曲:大脱走
L・デルベック編曲:沼の歌
F・ルロワ:ラインとドナウ
A・マルリー:パルチザンの歌
V・クローヴェ:第2准旅団行進曲
P・デュポン編曲:ラ・マルセイエーズ
フランソワ=グザヴィエ・バユール、クロード・ケメッケル(指揮)
パリ空軍軍楽隊

CC 894746 \2300
チャドからストラスブールへ
J・アヴィニョン:植民地部隊
F・ボワイエ:アフリカ人
E・シャンボワジエ、F・ボワイエ:ビラケム
F・メニシェッティ:狙撃歩兵
J・アヴィニョン:第3植民地歩兵連隊行進曲
R・シャルティエ:モロッコ植民地歩兵連隊
H・C・フリッザ、R・ボケ:エル・アラメイン・チュニス
H・リコー:第9植民地歩兵師団
H・C・フリッザ、R・ボケ:BM11行進曲
P・ルノー:海の砲兵
V・クローヴェ:チャドからストラスブールへ
L・デルベック:沼の歌
A・マルリー:パルチザンの歌
P・カッペ:海軍歩兵讃歌
ジャン=ミシェル・ソルラン(指揮)
フランス海軍軍楽隊

CC 894747 \2300
われらの海
モスターゾ:コプラ
J・ヒメーネス/R・クレリス編曲:ルイス・アロンソの婚礼
A・ギグー:カマルグ
S・ランセン:オリウールの印象
ロッシーニ/ブリテン編曲:ソワレ・ミュジカル
ロッシーニ/ジャック・ドゥヴォージェル編曲:踊り
G・リュイペール:われらの海
ジャン=ミシェル・バッラーダ(指揮)
トゥーロン艦隊軍楽隊

CC 894748 \2300
思い出の音楽
ルイ・ガンヌ:ロレーヌ行進曲
プランケット、ラウスキ:サンブル・エ・ムーズ連隊行進曲
C・ロベール、G・アリエ:マデロンはいつ
G・メステル:コーカサスの擲弾兵
F・ボワイエ:アフリカ人
ドゥラング、ケリュ:外人部隊行進曲
V・クローヴェ:第2准旅団行進曲
J・ジャッジ、H・ウィリアムズ:ティペラリー
バグリー、ヴィオット:国家の象徴
エルメ、クリエール/パレ編曲:過ぎ去りし夢
A・マルリー:解放の歌
ド・リール/ベルリオーズ編曲:ラ・マルセイエーズ
ワルトトイフェル/デジレ・ドンデイヌ編曲:美しい唇
ヨハン・シュトラウス II/デジレ・ドンデイヌ編曲:アンネン・ポルカ
ヨハン・シュトラウス II/ジャック・ドゥヴォージェル編曲:
トリッチ=トラッチ・ポルカ
フレデリック・ロー/ベネット編曲:マイ・フェア・レディー
フランソワ・ブーランジェ(指揮)
パリ警視庁音楽隊

CC 895772 \2300
フランス機動憲兵隊軍楽隊
[吹奏楽団](*)
ショスタコーヴィチ:祝典序曲
エルネスト・レクオーナ/サミー・ネスティコ編曲:マラゲーニャ
小長谷宗一:ジャパニーズ・チューン
ウォーレン・バーカー編曲:イン・ザ・ミラー・ムード
[金管打楽器バンド](*)
ダニエル・タスカ:スタート・イン
マルク・ステッカル:ボサ=テューバ
ダニエル・タスカ:風上の島
ギー・プリュヴォ:チャ=チャ=チャ
[打楽器アンサンブル](+)
クリストフ・ルブルトン:Enerythmes
アレックス・ヘフェリ:チャールストン・フォー・ドラムズ
[軍楽隊]
ジャン=ピエール・ルヴォーユ:法の兵隊行進曲
イヴェット・オヨー=モレル/ジョルジュ・クールカン編曲:解放行進曲
ミシェル・モワスロン:機動憲兵隊行進曲
ミシェル・モワスロン(指揮(*))
クリストフ・ルブルトン(指揮(+))
フランス機動憲兵隊軍楽隊

CC 895778 \2300
儀式と慣例
伝承曲:儀式(6曲)
ベートーヴェン/ロラン・デルベック編曲:ヨーロッパの旗(ヨーロッパ讃歌)
A・マルリー:パルチザンの歌
ロラン・デルベック:マレの歌(流刑囚の歌)
ポール・カッペ:海兵隊歩兵讃歌
パトリック・プルトワール:T.D.M.
ショメル:ロベール・ブリュスの兵隊行進曲
エティエンヌ=ニコラ・メユール/ジャック・ドゥヴォージェル編曲:出陣の歌
シャルル=アンリ・ボヴェ:百人近衛スイス兵行進曲
シャルル・ボレル=クレルク:勝利のマドロン
ルイ・ガンヌ:勝利の父
ジャン・ロベール・プランケット/ジャン・フランソワ・ラウスキ編曲:
サンブル・エ・ムーズ連隊行進曲
V・クローヴェ:第2准旅団行進曲
J・アヴィニョン:ヤボン(おいしい)
P・ルノー:獅子のすべて
フィリップ・ルージュロン:イルカ(老練な水夫)
シャルル・グールダン:衛兵の目覚め
伝承曲:軍隊の一日(9曲)
アルベール・ファッシュ、ジャン=ミシェル・バッラーダ、
アルマン・ロクーレ(指揮)
フランス陸軍海兵隊軍楽隊

CC 896783 \2300
フランス軍の行進曲とラッパ曲集
伝承曲:徒歩隊ラッパ曲(10曲)/騎馬隊トランペット曲(8曲)
グート:フランスの鼓手への表敬葬送曲
不詳:ラ・マルセイエーズのルフラン
クロード・ジョゼフ・ルージェ・ド・リール/ピエール・デュポン編曲:
ラ・マルセイエーズ
ベートーヴェン/ロラン・デルベック編曲:ヨーロッパ讃歌(ヨーロッパの旗)
A・マルリー:パルチザンの歌
イヴェット・オヨー=モレル/クールカン編曲:解放行進曲
ショパン:葬送行進曲
ベートーヴェン:葬送行進曲
エルガー:威風堂々
ルノー編曲:ロベール・ブリュスの兵隊行進曲
ロベール/アリエ編曲:マドロンはいつ
ドゥラン=ケリュ編曲:外人部隊行進曲
ルイ・ガンヌ:ロレーヌ行進曲
ズバロフ/デュポン編曲:レジョン・ドヌール讃歌
ジャック・ドゥヴォージェル編曲:別れの歌
ジャック・ドゥヴォージェル、フランソワ=グザヴィエ・バユール(指揮)
パリ空軍軍楽隊

CC 896789 \2300
昨日の海軍と今日の海軍
[信号ラッパ曲と号令と海上使用のためのラッパ曲](35曲)
[軍事式典曲](9曲)
[閲兵行進曲]
ロベール・ブリュスの兵隊行進曲/ボルダ(フランス海軍士官候補生練習艦)
海軍士官応用学校部隊行進曲/サンマンドリエ海軍訓練本部行進曲
地中海域/フランス海軍総司令部行進曲
[古い軍歌]
帆船航海の時代に
[記念日の讃歌]
海軍の歴史的任務の讃歌/Fammac の若者/海難救助隊
[分列行進曲]
ブルー・カラー行進曲/少年水夫行進曲/シェルブール
ジャン=ミシェル・バッラーダ(指揮)
トゥーロン艦隊軍楽隊

CC 896790 \2300
パリ消防隊音楽隊
[吹奏楽団]
ヘンリー・フィルモア:ラッサス・トロンボーン
ショスタコーヴィチ/アンドレ・ワイグナイン[ヴェイニャン]編曲:
ジャズ組曲第2番 から ワルツ第2番
ヴァンゲリス/ロン・セブレヒツ編曲:楽園の征服(1492・コロンブス)
ポール・ラヴェンダー編曲:カートゥーン・カレイドスコープ
ミシェル・ベルジェ/ジェローム・ノレ編曲:スターマニア
[金管打楽器バンド]
リシャール・レジェル/ジェローム・ドワイヤン編曲:ポニー・エクスプレス
ギー・クタンソン:ロボットのパレード
フランク・アンドレ:Sixties
アンドレ・スプレ:フランスの軍楽隊
[吹奏楽団&金管打楽器バンド]
J・ファリグール:少年水夫行進曲
E・ルー:連隊の娘
E・ミシェル:カイド
L・レ[Rez]:救うか滅ぶか
ドミニク・フィオドラン(指揮)
パリ消防隊音楽隊

CC 896797 \2300
ある音楽隊の歴史
ゲオルク・ローマン:バイエルンのポルカ(*)
ジョニー・バーク、エロル・ガーナー:ミスティ(*)
ジャック・ドゥヴォージェル:変奏曲(*)
セルジュ・ランサン:音楽への讃歌(*)
グノー:小交響曲 から スケルツォ(+)
J・シュトラウス II:「こうもり」序曲(*)
ピエール・サーオルボルグ:散歩(#)
アラン・ランタン:アリゾナ(**)
ショスタコーヴィチ/ヨハン・デ・メイ編曲:
ジャズ組曲第2番 から ワルツ第2番(++)
レスピーギ/アラン・ドクルセル編曲:「ローマの松」から フィナーレ(##)
ヨハン・デ・メイ:「指輪物語」から ホビットたち(++)
ピエール・ビゴー(指揮(*))
ミシェル・メリオ(指揮(+))
ルイ・ベルボン(指揮(#))
ギー・クタンソン(指揮(**))
ブノワ・ジロー(指揮(++))
アラン・ドクルセル(指揮(##))
フランス国家警察音楽隊

CC 897809 \2300
規定儀式と軍隊の伝統
【規定儀式】
[信号ラッパ曲](9曲)
[騎馬トランペット曲](4曲)
【軍隊の伝統】
[閲兵行進曲]
ジャン=ピエール・ルヴォイユ:第8通信連隊行進曲
ジャック・フュルジョ:羽付き帽(行進曲)/マレンゴ総督警備隊行進曲
L・ショメル編曲:ロベール・ブリュスの兵隊行進曲
Ch・ユースタシュ:ワーテルローにおける老親衛隊の擲弾兵
[分列行進曲]
ジャン・アラザール:サン=シール
ギュスターヴ・ヴェッジェ:共和国親衛隊の分列式
F・プティ:第85連隊への敬礼
[行進曲と伝統の遺産]
ジャン・ロベール・プランケット/ジャン・フランソワ・ラウスキ編曲:
サンブル・エ・ムーズ連隊行進曲
ポール・カッペ:海軍歩兵讃歌
G・アリエ:愉快なトランペット吹き
C・ムジョ:豪胆(豪胆公)
V・クローヴェ:第2准旅団行進曲
A・マルリー:パルチザンの歌
[鼓隊行進曲]
D・ブリアール:アイト
J・H・パストリ(指揮)
フランス陸軍イル・ド・フランス司令部第8通信連隊軍楽隊

CC 897811 \2300
ヨーロッパの憲兵隊
レーモン・リシャール:元帥長(フランス)
ルイジ・チレネイ:忠誠(イタリア)
ピエール・デュポン:フランス憲兵隊行進曲(フランス)
J・モレーノ・カリーリョ:治安警備隊(スペイン)
ガブリエル・パレ:親衛隊分列式(フランス)
ラウル・ドス・サントス・カルドーソ:Pela Lei E Pela Grei(ポルトガル)
ミシェル・モワスロン:機動憲兵隊行進曲(フランス)
ジャック・アンドレア・レインハウト:王立騎馬憲兵隊行進曲(オランダ)
ロラン・オモニエ/ダニエル・タスカ:高尚なる憲兵隊の行進曲(フランス)
ペール・グルンドストレム:スウェーデン警察行進曲
エミール・モンメージュ:インドシナ憲兵隊(フランス)
ルドルフ・クンメラー:憲兵隊行進曲(オーストリア)
シャルル・グルダン:気取り屋(フランス)
アルテュール・プレヴォ:ベルギー憲兵隊行進曲
レーモン・リシャール/アンドレ・カラード:憲兵補助隊訓練所行進曲(フランス)
パウル・リンク:警官行進曲(ドイツ)
ポル・アルブレヒト:ルクセンブルク憲兵隊行進曲
ジャン=ピエール・ルヴォイユ:憲兵隊行進曲(フランス)
ミシェル・モワスロン(指揮)
フランス機動憲兵隊軍楽隊

CC 898825 \2300
イル・ド・フランス吹奏楽団&合唱団
イヴェット・オヨー=モレル/クロード・ケメッケル編曲:平和の讃歌
イヴェット・オヨー=モレル/フランソワ=グザヴィエ・バユール編曲:
ルージュ・ド・リール
イヴェット・オヨー=モレル/ルネ・カステラン編曲:人間の権利を歌おう
ロジェ・ブートリー/ラ・フォンテーヌ詩:おお、平和よ
ルネ・カステラン&ミシェル・ニーランベルジェ:カントゥス・ポリフォニア
ロジェ・カルメル/ポール・エリュアール詩/ダニエル・デュレ台本:
カンタータ「自由」から フィナーレの合唱
ベートーヴェン/カステラン編曲:歓喜の歌
ダニエル・グルマン(指揮)
イル・ド・フランス吹奏楽団&合唱団

CC 801853 \2300
フランス陸軍海兵隊の音楽詞華集
伝承曲/J・P・ソティエ編曲:海兵の旗(+)
伝承曲/P・ケメッケル編曲:海兵の歌
伝承曲:歩兵(*)
H・C・フリッザ、R・ボケ:第1DFL行進曲
伝承曲/P・ケメッケル編曲:海兵について(+)
伝承曲:黄土(*)
H・リコー:第9植民地歩兵師団
伝承曲/グレン・ミラー:マーチング・スルー・ジョージア(+)
伝承曲:植民地歩兵の帰還(*)
P・ルジュロン/P・スピエール:植民地歩兵行進曲
S・シャビエルスキ:第9DIMAの歌(+)
伝承曲:われは植民地歩兵(*)
J・ベルトラン:バゼイユ
伝承曲/J・P・ソティエ編曲:
イエス・キリストはいつ植民地を創りたもうたか(+)
伝承曲/P・ケメッケル編曲:植民地の私の恋人(*)
伝承曲/ジャン=ミシェル・ソルラン編曲:歩兵(金管合奏)
マルソー:マリー=ドミニク(+)
伝承曲/P・ケメッケル編曲:阿片
伝承曲、J・フォッシー:ドムトム[フランス海外領土]の歌(#)
P・ルノー:海の砲兵
ポール・カッペ:海兵隊歩兵讃歌(+)  (*)歌唱 (+)歌唱付き
ジャン=ミシェル・ソルラン(指揮)
フランス陸軍軍楽隊
チャド行進連隊&テオ・タヒチ・ショー(#)

CC 801861 \2300
フランスの誉
[フランスの儀式](9曲)
[讃歌]
クロード・ジョゼフ・ルージェ・ド・リール/ピエール・デュポン編曲:
ラ・マルセイエーズ
ベートーヴェン/ロラン・デルベック編曲:ヨーロッパ讃歌(ヨーロッパの旗)
[儀式用音楽]
J・ケッセル、M・デュロン、A・マルリー:パルチザンの歌(解放の歌)
不詳/ロラン・デルベック編曲:マレの歌
ジュール・セムレ=コルリー編曲:ノアイユの龍騎兵
ギュスターヴ・ヴェッジェ:共和国親衛隊の分列式
[旗の儀式](2曲)
[吹奏楽によるラッパ曲](2曲)
ドミニク・ギャブル(指揮)
ギャルド・レピュブリケーヌ軍楽隊

CC895766 \2300
フランス陸軍合唱団 男声合唱のための音楽
ボフスラフ・マルチヌー(1890-1959):軍隊ミサ[野外のミサ]
ジュアン・アラン(1911-1940):われら死すべき者たちのための祈り
アンナ・マルリ(1917-2006):パルチザンの歌
ルディ・ゴグエル(1908-1976)/ルイ・リバール編曲:沼地の歌
レミ・グソー:思い出と祖国
ロジェ・カルメル(1920-1998):カンタータ「自由」から フィナーレ
リオネル・パントル(バリトン)
イヴ・パルマンティエ(指揮)
フランス陸軍合唱団
ギャルド・レピュブリケーヌ管弦楽団
エマニュエル・オリヴィエ(ピアノ)
ドニ・コムテ(オルガン、ハルモニウム)
録音:1995年12-13、15日、パリ、ヴァル・ド・グラスの聖母教会




<ARSIS CLASSICS>
ベルギーのピアニスト、ジャン=ピエール・バックが主宰するレーベル。本拠
はブリュッセルとナミュールの中間に位置する古都クール=サンテティエンヌ。
「Classics」、「Nowadays」(現代音楽)、「World」(ワールドミュージック)
の3シリーズを有しています。

AS64002-C \2300
アントニオ・カルダーラ(1670-1736):
スターバト・マーテル
マニフィカト
悲しみのミサ(1735)
ヴァレリー・ガバイユ(ソプラノ)
セシル・エロワール(アルト)
ギー・ド・メイ(テノール)
フーベルト・クラセンス(バス)
ヴィーラント・クイケン(指揮)
レザグレマン[ナミュール・バロック管弦楽団]
ナミュール室内合唱団
録音:2000年7月、フランス、ティエラシュ、聖ミシェル修道院
ヴェネツィアに生まれマントヴァ、ローマ、ウィーンで活躍し大量のオペラと
オラトリオを作曲したカルダーラの教会音楽をヴィーラント・クイケンが指揮
した注目盤。歌手陣も実力者揃いです。
本体の規格番号表記は「AS-00-A-64002-C」となっています。

AS64003-C \2300
ベートーヴェン(1770-1827):フルートを伴う室内楽作品集
フルート、ファゴットとピアノのための三重奏曲ト長調 WoO37(*/+/#)
2つのフルートのためのアレグロとメヌエット ト長調 WoO26(*/**)
フルートとピアノのためのセレナード ニ長調 Op.41(*/#)
フルートとファゴットのための二重奏曲ハ長調 WoO27(*/+)
ソルスティス
イザベル・ランファリュシー(フルート(*))
ウィム・ヴァンデンボッシュ(フルート(**))
ジャン=ピエール・バック(フォルテピアノ(#))
アラン・ド・レイッケル(ファゴット(+))
録音:2000年10-11月、ベルギー、フラン=ワレ教会
使用楽器:
Alain Weemaels製(モデル:Carl August Grenser製)(*)
Jan de Winne製(モデル:Carl August Grenser製)(*)
Chris Maene製(モデル:Anton Walter製)(#)
Peter de Koningh製(モデル:Heinrich Grenser製)(+)
ランファリュシー、ウィム・ヴァンデンボッシュはともにブリュッセル王立音
楽院でバルトルト・クイケンに師事したフルーティスト。
本体の規格番号表記は「AS-00-A-64003-C」となっています。

AS64009-C \2300
モーツァルト(1756-1791):ピアノ・ソナタ集 Vol.1
第8番イ短調 K.310/第10番ハ長調 K.330
幻想曲ニ短調 K.397/第9番ニ長調 K.311
ジャン=ピエール・バック(フォルテピアノ)
録音:ベルギー、フラン=ワレ教会
6歳でピアノを始めたジャン=ピエール・バックは大学では薬学を学んだ後、音
楽家を志しブリュッセル王立音楽院に進みバドゥラ=スコダ、アンリオ=シュ
ヴァイツァー他に師事、さらにアムステルダムのスウェーリンク音楽院でフォ
ルテピアノを学びました。
本体の規格番号表記は「AS-00-A-64009-C」となっています。

AS64012-C \2300
心地良い苦痛 ハイドン(1732-1809):歌曲集
人魚の歌/心地良い苦痛/誠実/水夫の歌/共感
彼女はけっして自分の愛を語らなかった/見抜く目
満足(喜びの伝達)/回想/牧歌/絶望/おお、美しい声よ/霊の歌
ステファン・ヴァン・デイク(テノール)
ジャン=ピエール・バック(フォルテピアノ)
録音:ベルギー、フラン=ワレ教会
ベルギーのテノール、ヴァン・デイクはバッハ・コレギウム・ジャパンとの共
演で日本でもおなじみ。
本体の規格番号表記は「AS-00-A-640012-C」となっています。

<TVP>
TVCD 004 \1650
オイストラフ父子、ワルシャワ・ライヴ
ヴィヴァルディ:(1678-1741):
2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調(*)
カロル・シマノフスキ(1882-1937):
ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.35
ウジェーヌ・イザイ(1858-1931):
2つのヴァイオリンと管弦楽のための詩曲第2番「友情」Op.26(*)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン(*))
カロル・ストリヤ(指揮)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
録音:1961年、ワルシャワ、ライヴ/(P)1995

TVCD 007 \1650
グジェゴシュ・フィテルベルク、ポーランド音楽を振る
スタニスワフ・モニュシュコ(1819-1872):幻想序曲「おとぎ話」
ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909):交響詩「大草原」Op.66
ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876-1909):劇付随音楽「白い鳩」
カロル・シマノフスキ(1882-1937):
オペラ「ロジェ王」から ロクサナのアリア(第2幕)
バレエ「ハルナシェ」から Redyk(第1幕),山人の踊り(第2幕)
タランテッラ Op.28
グジェゴシュ・フィテルベルク(指揮)
ポーランド国立放送交響楽団
録音:不詳(1953年以前)

TVCD 008 \1650
ハチャトゥリアン、ワルシャワで自作を振る
アラム・ハチャトゥリアン(1903-1978):
ピアノ協奏曲変ニ長調(*)
バレエ「ガヤネー」から ばらの乙女たちの踊り,アイシェの踊り,レズギンカ
バレエ「スパルタクス」から 断章
バレエ「ガヤネー」から 剣の舞
ズビグニェフ・シモノヴィチ(ピアノ(*))
アラム・ハチャトゥリアン(指揮)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
録音:1962年9月14-15日、ワルシャワ、ライヴ/(P)1996

TVCD 014 \1650
ペルルミュテール、ワルシャワでラヴェルを弾く
ラヴェル(1875-1937):
スペイン狂詩曲(*)
左手のためのピアノ協奏曲ニ長調(+)
ピアノ協奏曲ト長調(+)
ヴラド・ペルルミュテール(ピアノ(+))
レオポルド・ストコフスキー(指揮(*))
アンジェイ・マルコフスキ(指揮(+))
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
録音:1959年(*)、1961年(+)、ライヴ/(P)1997




<SOLITON>
SCD 073-2 \2080
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
コラール・カンタータ「イエス、わが喜び」
テオフィル・アンドレアス・フォルクマル(1686-1768):
ヴァイオリン・ソナタ第1番ハ長調(*)
クラート・ビュトナー(1616-1679):テ・デウム
コンスタンティ・アンジェイ・クルカ(ヴァイオリン(*))
アリナ・コヴァルスカ・ピンチャク(指揮)
カペッラ・ゲダネンシス
録音:2005年11月28日、12月3日、グダンスク、神の慈悲教会
2つの教会合唱作品の間に置かれたフォルクマルのソナタをポーランドの名手
クルカが弾いているのがポイントです。フォルクマルはポーランドのシュチェ
チン(シュテッティン)に生まれグダンスク(ダンツィヒ)で教会オルガニストを
務めた作曲家。ビュトナーはドイツのテューリンゲンに生まれ、グダンスクの
聖カタジナ教会楽長を務めた作曲家ですが、その作品が録音されるのは極めて
稀です。
※CDプラス仕様でビデオクリップ等が収められておりますが、動作保証はいた
しかねますのであらかじめご了承ください。




<FUTUREX CLASSICS>
FCD 01213 \1880
グダニスクの古楽の宝 Vol.1 14-17世紀
不詳:O Maria Rubens Rosa(*)
フランシスクス・デ・リヴーロ:
Laudamus Dominum(+)/O vos omnes qui transitis(+)
不詳:Fantasia primi toni(#)/Fantasia quinti toni(#)
Vater unser im Himmelreich(#)/Deus in adiutorium (Lasso)(#)
ペトルス・デ・ドルジーナ[ピオトル・ドルジンスキ]:
Preambulum Nr.1, Nr.2(**)/Veni redemptor gentium(**)
Resonet in laudibus(**)/Deus in adiutorium meum intende(**)
ディオメデス・カート:Canzona Diomedis(**)
ヨハン・ヴァニング:
Vox clamantis in deserto(+)/Omnis qui se exaltat(+)
ニコラウス・ツァンギウス:Congratulamini nunc omnes(+)
アンドレアス・ハーケンベルガー:
Dulcis Iesu(+)/Congratulamini nunc omnes(+)
パウル・ジーフェルト:
Res aequa confiteri - Psalm 92(+)/Fantasia a 3(#)
カスパール・フェルスター:Sonata a 7(+)
ヴォイチェフ・ポスピェフ(テノール(*))
カペッラ・ゲダネンシス(+)
ボグスワフ・グラボフスキ(オルガン(#))
ヤン・ヤンツァ(オルガン(**))
(C)(P)1997
解説書は添付されておりません。あらかじめご了承ください。

FCD 01214 \1880
グダニスクの古楽の宝 Vol.2 17-18世紀
エーヴァルト・ヒンツ:ただ御身にのみ、主イエス・キリストよ(*)
クリストフ・ヴェルナー:白光の女神/さあ、歌おう
クラート・ビュトナー:アリア・スナミティカ[Aria Sunamithica]
マルチン・ミェルチェフスキ:勝利のミサ
ヨハン・イェレミアス・ドゥ・グライン:世の救い主よ、よくぞ来ませり
マクシミリアン・D・フライスリヒ:主は言われた
ヨハン・ヴァレンティン・メーダー:シャコンヌ
フリードリヒ・クリスティアン・モールハイム:
オルガンのための3つのトリオ(+)
テオフィル・アンドレアス・フォルクマル:ソナタ第1番
ウルバン・ミュラー:オフェルトリウム
カペッラ・ゲダネンシス(*,+以外)
ボグスワフ・グラボフスキ(オルガン(*))
ヤン・ヤンツァ(オルガン(+))
(C)(P)1997
フォルクマルのソナタは上記 SOLOTON SCD 073-2
に収録されているものと同じ曲ですが、クルカのクレジットは無く、試聴して
みたところやはり別テイクでした。ヴァイオリン・ソロはカペッラ・ゲダネン
シスのメンバーが務めているようです。
解説書は添付されておりません。あらかじめご了承ください。





<SEDEM>
CD-12 \2300
(DCD 235)
ホセ・リドーン(1748-1827):鍵盤楽器のためのソナタ集
第35番ト長調/第36番ヘ長調/第37番ホ短調/第42番ト長調
第43番ニ長調/第44番ト長調/第45番第8旋法/第46番ニ長調
第47番第4旋法/第49番ホ短調/第50番ト短調/第51番変ロ長調
第53番変ロ長調/第54番ニ長調
ソフィア・アンズワース(フォルテピアノ)
録音:2004年10月25-26日、スペイン、カナリア諸島テネリフェ、アウディト
リオ小ホール
使用楽器:2002年、ワシントンにてズッカーマン製
(モデル:1782年、アンドレアス・シュタイン製)
ホセ・リドーンはサラマンカに生まれ、ボッケリーニ(1743-1805)と同時期に
マドリードの王室礼拝堂・王立楽団で活躍した作曲家・鍵盤楽器奏者。収録作
品は3種の手稿資料に伝えられ、2004年にスペイン音楽学協会より出版された
54のソナタから選ばれています。
ソフィア・アンズワースは英国のマンチェスターに生まれ、1987年よりカナリ
ア諸島のテネリフェを本拠に活動しているピアニスト。

CD-14 \2300
(DCD 233)
アルベルト・デ・ラ・リーバ(1912-1999):
クリスマス・ラプソディ オルガン作品集
フォンネグラ山(サルダーナ)/ムセータ/美しい同伴者(サルダーナ)
聖母の子守歌/カンティレーナ/主題と変奏曲/パストラール
凍りついた十二月/「御母の御子」によるグローサ/フム、フム、フム
クリスマス・ラプソディ(カタルーニャのビリャンシーコによる)
ハインリヒ・ヴァルター(オルガン)
録音:2005年9月29日-10月3日、2006年7月7-10日、バルセロナ、聖ジェンマ聖
堂 使用楽器:2003年、アシトーレス・オルガン工房製
アルベルト・デ・ラ・リーバはスペイン、カタルーニャのラ・リーバに生まれ
た作曲家・オルガニスト・指揮者で、神父。オルガン音楽の作風はフランク以
来のフランス派の流れを汲んでいます。
ハインリヒ・ヴァルター(1959年生まれ)はフライブルク音楽大学、トゥールー
ズ国立音楽院等で学んだドイツのオルガニストで、1989年よりフライブルク音
楽大学教授、2002年よりハイデルベルク・プロテスタント教会音楽大学教授を
務めています。

CD-15 \2300
(DCD 241)
ペドロ・デ・アルベニス(1795-1855):
ピアノと弦楽のための幻想曲、変奏曲と小ロンド集
ベッリーニの「海賊」の動機によるピアノと弦楽四重奏のための幻想曲 Op.52
ドニゼッティの「パリジーナ・デステ」の動機による
ピアノと弦楽五重奏のための幻想曲 Op.55
ベッリーニの「最後の思い」によるピアノと弦楽四重奏のための変奏曲 Op.58
ベッリーニの「カプレーティとモンテッキ」の動機による
ピアノと弦楽四重奏のための幻想曲 Op.59
ピアノと弦楽四重奏のための小ロンド Op.62/同 Op.63/同 Op.64
「すみれ」の動機によるピアノと弦楽四重奏のための小ロンド=カプリッチョ
Op.64
バルバネーラ・ブリス(ピアノ)
テネリフェ交響楽団の弦楽ソリストたち
フアン・カルロス・ゴメス、ゴンサロ・カブレーラ(ヴァイオリン)
スヴャトスラフ・ベロノゴフ(ヴィオラ) ナオミ・バロン(チェロ)
コンラード・フローレス(コントラバス)
録音:2006年7月5-6日、スペイン、カナリア諸島テネリフェ、アウディトリオ
小ホール
ペドロ(・ペレス)・デ・アルベニス(・イ・バサンタ)は音楽家マテオ(・アント
ニオ・ペレス)・デ・アルベニスの息子としてスペイン、リオハ地方のログロー
ニョに生まれ、パリで学んだ作曲家・ピアニスト・音楽教師。1830年、マドリ
ード音楽院創設にあたって教授に任命され、スペインに近代的な鍵盤楽器演奏
法と教育法を初めて導入した人物です。収録作品はいかにもパリで当時流行の
オペラに触れたことをうかがわせます。なお、イサーク・アルベニスとの縁故
関係は無いようです。
バルバネーラ・ブリスは作曲者と同じログローニョ生まれのピアニスト。

CD-16 \2300
(DCD 242)
1903年の教皇自発教令を背景としたスペインのオルガン音楽
ルイス・ウルテアーガ(1882-1960):アレグロ・マエストーソ
マルティン・ロドリゲス・セミナリオ(1871-1961):
3つの間奏曲 から アンヘリカのメロディ,パストラール=スケルツォ
讃歌「来たれ、創造主なる聖霊よ」によるグローサ
ドミンゴ・マス・イ・セラカント(1870-1944):クリスマスのオフェルトリウム
エドゥアルド・トレス・ペレス(1872-1934):
イントロイトゥス/グラドゥアーレ(キリストは復活せり)
オフェルトリウム(天は喜び)/聖体奉挙/コムニオ
ホセ・マリア・ベオビーデ(1882-1967):幻想曲
ルイス・ウルテアーガ:オルガンまたはハルモニウムのためのミサ第6番
ヘスス・グリーディ(1886-1961):バスクの主題による変奏曲
フアン・デ・ラ・ルビア(オルガン)
録音:2006年12月6、29日、スペイン、カナリア諸島グラン・カナリア、
ガールダル、
サンティアゴ・デ・ロス・カバリェーロス教区教会
教皇ピウス10世が1903年11月22日に発した「Motu proprio (教皇自発教令)」
は、教会音楽(聖楽 Musica Sacra)には演劇的効果は不要であり、グレゴリオ
聖歌やパレストリーナのポリフォニー合唱曲のような音楽こそがふさわしいと
しました。これは20世紀の教会音楽に大きな影響を与え、スペインでこの時期
に世に出た作曲家たちは「モトゥ・プロプリオ世代」と呼ばれました。
フアン・デ・ラ・ルビアはスペイン、バレンシア地方のバル・デ・ウーショに
生まれ、モンセラート・トレント他に師事したオルガニストで、2005年よりカ
タルーニャ音楽高等学校教授を務めています。

CD-02 \2300
(DCD 107)
【旧譜・再案内】ロマン時代のサロンのピアノ
サンティアゴ・デ・マサルナウ(1805-1880):
グランド・ワルツの形式によるドリアーダの歌
アランフェスの庭園で,ラ・グランハの庭園で,ヴェルサイユの庭園で,
セント・クロードの森で,ハムステッドで,リッチモンド公園で
3つのスケルツィーノ
フアン・マリア・ゲルベンス(1819-1886):
揺りかご(わが子のための歌)/歌詞のないロマンス
マルティーン・サンチェス・アリュ(1825-1858):
シエラ・モレーナ(カプリッチョ)
アドルフォ・デ・ケサーダ(1830-1880):
打ち明け話 Op.17/打ち明け話 Op.18
ダーマソ・サバルサ(1835-1894):ビラボア(演奏会用ワルツ)
フェデリコ・チュエカ(1846-1908):囚人の嘆き(ワルツ組曲)
イサーク・アルベニス(1860-1909):キューバ狂詩曲 Op.66
アナ・ベガ・トスカーノ(ピアノ)
録音:1999年10月、バレンシア

CD-07 \2300
(DCD 166)
【旧譜・再案内】
マヌエル・カナーレス(1747-1786):6つの弦楽四重奏曲 Op.1
第1番ト短調/第2番変ホ長調/第3番ニ長調
第4番ロ長調/第5番ニ長調/第6番ヘ長調
カンビーニ弦楽四重奏団
ミゲル・シマーロ、エヴァ=マリア・ロル(ヴァイオリン)
ローター・ハース(ヴィオラ) ウルリケ・ミクス(チェロ)
録音:2001年11月、ドイツ、ヴァルダーバッハ
ピリオド楽器使用。

CD-08 \2300
(DCD 183)
【旧譜・再案内】
クエンカ大聖堂の2つのオルガンのための音楽
ペドロ・ホセ・ブランコ(?-1811):協奏曲第1番/協奏曲第2番
フランシスコ・ホセ・オリバーレス(1778-1854):
ヴァース第8旋法(1807)
賛歌「サクリス・ソレムニス」によるヴァース第8旋法(1808)
フリアン・パハローン(1778頃-1811以後):2つのオルガンのための協奏曲
(sobre el 7o responsorio de Reyes, Stella..., de Santiago Pradas;1807)
ニコラス・ガリャルド(1805頃-1849頃):
ヴァース第8旋法(1830)/協奏曲第8旋法(1831)
古典的晩課のための協奏曲第8旋法(1831)
ハインリヒ・ヴァルター、ミヒャエル・フュルスト(オルガン)

CD-11 \2300
(DCD 223)
【旧譜・再案内】
サンティアゴ・デ・マサルナウ(1805-1880):スペインの歌と表現的小品集
スペインの国民的舞踊の特徴を備えた3つの歌 Op.17(1837)
ボレラス,ティラナ,マンチェガス
2つの特徴的な歌 Op.19;ポロ,サパテアード
ホタ・アラゴネーサ(1837)
3つの表現的小品 Op.18(1837);前奏曲,スケルツォ,夜想曲
固定観念(夜想曲)Op.22
「真実らしからぬ、しかし事実である」Op.23 から 無言のバラード第1番(1845)
アナ・ベガ・トスカーノ(ピアノ)
録音:2004年10月2-16日、ラグーナ大学グァハラ校大ホール
マドリッドに生まれ、ロンドンやパリでもピアニストとして活躍したマサルナ
ウのピアノ作品集。トスカーノはアルバム「ロマン時代のサロンのピアノ」
(DCD 107)でもマサルナウの作品を弾いていました。





<TANIDOS>
SRD 353 \2180
ペドロ・アイスプルア(1924-):SOLEDAD SONORA[音響の孤独]
Resonancias[響き]
Clusteriana Didarus
Homehaje musical al silencio[静寂への音楽的オマージュ]
ディエゴ・フェルナンデス・マグダレーノ(ピアノ)
ペドロ・アイスプルアはバスク出身、バリャドリード大聖堂楽長兼参事会員、
バリャドリード音楽院教授を務め、スペインでは特に合唱作曲家として知られ
ています。収録作品ではいずれも「静寂の間」が重要な役割を担い、ピアノの
多様な発音機能が控え目に展開されていきます。
ディエゴ・フェルナンデス・マグダレーノは音楽院におけるアイスプルアの同
僚にして理解者・協力者。

SRD 354 \2180
ピアノ四手連弾のためのスペイン音楽 Vol.1
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):
オペラ「はかなき人生」から スペイン舞曲第1番,第2番
ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):
旅芸人(1923)/夕方(1975)/次官たちの大行進曲(1941)
2つの人形のためのソナティナ(1977)
エンリケ・グラナドス(1867-1916):2つの軍隊行進曲
アンヘル・オリベール(1937-):6つの子供の小品
ホセ・ルイス・トゥリーナ(1952-):3つの回文
アントン・ガルシーア・アブリル(1933-):サパテアード
アンヘル・ウイドブロ&フアン・マヌエル・コンスエグラ(ピアノ)
録音:2006年4月、バリャドリード、マドリード銀行講堂

SRD 359 \2180
ディエゴ・オルティス(1510頃-1570頃):
「装飾変奏論」(1553)から レセルカーダ集
I;パッサメッツォ・モデルノ 第1,甘い思い出 第1,幸せな私の目 第4,
クィンタ・パルス 第9
II;フォリア 第8,パッサメッツォ・モデルノ第 3,ラ・スパーニャ 第5,
ラ・スパーニャ 第6,幸せな私の目 第2
III;レセルカーダ第4,パッサメッツォ・アンティグォ第1,
ラ・スパーニャ第2,
幸せな私の目 第1,甘い思い出 第2,ラ・スパーニャ 第1
IV;ラ・スパーニャ 第4,甘い思い出第4,レセルカーダ 第2,
パッサメッツォ・アンティグォ第5,ロマネスカ第7,幸せな私の目 第3
V;レセルカーダ 第1,ラ・スパーニャ 第3,甘い思い出 第3,
レセルカーダ 第3,フォリア 第4,ロマネスカ 第6
ラ・レベレンシア
パロマ・ガリェーゴ(ソプラノ) リュイス・コイ(コルネット[ツィンク])
ホルヘ・ミロ、ルース・ロブレス、
ビビアナ・ゴンサーレス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ペドロ・ルイス・ゴメス(ビウエラ、ギター)
エマニュエル・カサール(トリプルハープ) 
ミゲル・アンヘル・オレーロ(打楽器)
アンドレス・アルベルト・ゴメス(チェンバロ、オルガン、ディレクター)
録音:2007年7月23-25日、スペイン、カスティーリャ・ラ・マンチャ州アルバ
セテ県
チンチーリャ、ロサリオ礼拝堂
27曲のレセルカーダ(リチェルカーレ、変奏曲)を選び5つの組曲の形にして演奏
しています。

SRD 297 \2180
【旧譜・再案内】
ギターのためのショパン
ショパン:
ワルツ; Op.69 No.1/Op.34 No.2/Op.64 No.1(*)/Op.69 No.2
練習曲;Op.25 No.1(*)/Op.10 No.3(*)/Op.10 No.5(*)/
Op.10 No.6(*)/Op.10 No.9(*)/Op.25 No.4(*)
夜想曲 Op.9 No.2
前奏曲;Op.28 No.7/Op.28 No.20/Op.28 No.6/
Op.28 No.11(*)/Op.28 No.15/Op.28 No.4
ポロネーズ Op.53(*)/マズルカ Op.56 No.2/同 Op.Posth.68 No.3
フアン・マヌエル・ルイス・パルド=デュオ(ギター)
(*)は二重奏、その他は独奏です。

SRD 321 \2180
【旧譜・再案内】
ピアソラ&タンゴ
アストル・ピアソラ(1921-1922):
ツィガーヌ=タンゴ/鮫(*)/アヴェ・マリア(*)/アディオス・ノニーノ(*)
メロディー イ短調(十月の歌)/S.V.P.(*)/忘却(*)
バンドネオン、ギターと弦楽合奏のための二重協奏曲(*)
ラウル・アルバレス(アコーディオン(*))
マリア・デル・ピラール・ガルシーア(ギター)
フェリス・A・デル・バリオ(指揮)
サン・ベニート室内管弦楽団
録音:2005年10月15-16日、12月8日、バリャドリッド、アルマンド・レコーズ
かなりクラシカルなピアソラに仕上がっています。

SRD 336 \2180
【旧譜・再案内】
トナディーリャ・コレクション 18世紀からグラナドスまで
ジョセ・スビラック編曲:舞台用トナディーリャ集
ブラス・デ・ラセルナ:マハのセギディーリャ
アントニオ・ゲレーロ:ラ・パロマのトナディーリャ
J・パロミーノ:悪漢の歌
ルイス・ミソン:恋する女の悲しいセギディーリャ
パブロ・エステーベ:予想の風刺歌
ベントゥーラ・ガルバン:求婚する将校のセギディーリャ
ハシント・バリェドール:内気な女の歌
F・フェランディエーレ:まじめな音楽を称えるメヌエット
マリアーノ・ブストス:暴力主義者に反対する歌
M・プラ:宗教的なセギディーリャ
J・カステル:手先の器用なジプシー女の歌
エンリケ・グラナドス(1867-1916):
古い様式によるトナディーリャ集(昔風のスペイン歌曲集)から
愛と憎しみ,町をぶらつく,控え目なマホ,内気なマホ,マハの眼差し,
トラ・ラ・ラとギターの爪弾き,ゴヤのマハ,悲しむマハ I(*),同II,同III
慎ましやかな下町娘たち(+)
ジプシーの歌
アンヘレス・ロペス・アルティーガ(ソプラノ)
ホセ・マドリッド(ピアノ)
ヘスス・フステール(オーボエ(*))
アナ・ベントゥーラ(メゾソプラノ(+))
録音:2005年6月1、3、8、20日、バレンシア、S.G.A.E.本部
スペイン語の「トナディーリャ」を直訳すると「小唄」。もともとは時事を題
材としたギター伴奏付き独唱歌曲で、それが舞台演劇の幕間の余興となり、さ
らに独立して短い舞台作品となりました。前半の「舞台用トナディーリャ集」
は女性一人によって演じられるトナディーリャをピアノ伴奏歌曲に編曲したも
のです。
アンヘレス・ロペス・アルティーガは1939年スペイン、バレンシア県生まれの
ソプラノで、作曲家、ピアニストでもあります。録音時点で66歳、貫禄で聴か
せます。





<STUDIO PRINCIPIUM>
PS 010-2 \2450
アメリカの声 ギターとヴィオラによる南北アメリカの音楽
アストル・ピアソラ(1921-1992):タンゴの歴史
エグベルト・ジスモンチ(1947-):シガーナ/セントラル・ギター
ラダメス・ニャターリ[ジナッタリ](1906-1988):ソナタ
オファー・ベン=アモツ(1955-;イスラエル→合衆国):アヴィグドルへの手紙
アストル・ピアソラ:タンゴ第2番
ペトル・サイドル(ギター)
ミラン・ジェハーク(ヴィオラ)
録音:2005年?、プラハ、スタジオ・プリンチピウム

PS 011-2 \2450
プラハ・ギター・クァルテット
ラヴェル(1875-1937):道化師の朝の歌
ヤナーチェク(1854-1928):草陰の小道を通って
プロコフィエフ(1891-1953):ロメオとジュリエット
グリーグ(1843-1907):ペール・ギュント(組曲)
フォーレ(1845-1924):パヴァーヌ
プラハ・ギター・クァルテット
マレク・ヴェレミーンスキー、ヴァーツラフ・クチェラ、
ヤン・トゥラーチェク、マルチン・サウエル(ギター)
録音:2005年、プラハ、スタジオ・プリンチピウム
1984年にプラハ音楽院で結成されたクァルテット。

PS 012-2 \2450
ミラン・ゼレンカ(1939-):クラシカルギターのための室内楽作品集
スピリット・オヴ・ギター(*/+)/イン・モード・エスペラント(+)
ファンタジア-マエストロ・ピアソラに捧げるタンゴ(*)
ホアキン・ロドリーゴへのオマージュ(*)/新年の音楽(*)/復活祭の物語(*)
地中海(*)/パガニーニアーナ(+)/ギター・トリオ(*/+)
ミラン・ゼレンカ(ギター)
オズレン・ムタク(ギター(*))
ヤン・トゥラーチェク(ギター(*))
録音:2006年3-10月、プラハ、スタジオ・プリンチピウム
現代チェコを代表するギタリストで作曲家、プラハ音楽院とプラハ芸術アカデ
ミー教授も務めるミラン・ゼレンカの自作自演。共演のオズレン・ムタク
(1969年生まれ)とヤン・トゥラーチェク(1977年生まれ)は両人ともゼレンカの
教え子です。




<GZ DIGITAL MEDIA>
※未案内旧譜
L 10524-2 \2080
ファイアーワークス・オヴ・クラシック(Vol.1)
J・S・バッハ:管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV1067 から バディネリ
アルビノーニ:アダージョ ト短調(*/#)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K.311 から トルコ行進曲
ベートーヴェン:エリーゼのために
ドヴォルジャーク:ユモレスク ト長調 Op.101 No.7
シューベルト:みつばち
サン=サーンス:「動物の謝肉祭」から 白鳥(+)
グリーグ:「ペール・ギュント」組曲 Op.46 から 朝
スメタナ:オペラ「売られた花嫁」から フリアント
リムスキー=コルサコフ:オペラ「サトコ」から インドの歌(**)
ロッシーニ:オペラ「ウィリアム・テル」から アレグロ
チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」から メロディ(*)
オッフェンバック:オペラ「ホフマン物語」から 舟歌
ビゼー:オペラ「カルメン」から 前奏曲,ハバネラ
リムスキー=コルサコフ:オペラ「皇帝サルタンの物語」から くまばちの飛行
ドヴォルジャーク:交響曲第9番ホ短調 Op.95「新世界より」から ラルゴ(**)
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番ト短調
スッペ:オペレッタ「軽騎兵」序曲
ドヴォルジャーク:スラヴ舞曲第15番ハ長調 Op.72 No.7
クラウス・リンケル(指揮)
チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団
ズデニェク・アダム(オーボエ(*)、イングリッシュホルン(**))
ラデク・ショジョフスキー(チェロ(+))
マルケタ・コホウトヴァー(ヴァイオリン(#))
録音:2002年5月、プラハ、聖シモン&ユダ教会(ワンポイント録音)




<MV CREMONA>
MVC005-011 \2180
ジャコボ・バゼーヴィ・チェルヴェット(1682頃-1783):
3つのチェロのための6つのソナタ Op.1(1741)
第1番イ短調(*),第2番変ロ長調,第3番ト短調(*),
第4番ハ長調,第5番イ長調,第6番ハ短調(*)
マルティン・ツェラー、マルコ・フレッツァート(チェロ)
ニコラ・ダル・マーゾ(ヴィオローネ)
ロベルト・ベヴィラックァ(コントラバス(*))
ステファノ・デミキエーリ(チェンバロ、オルガン)
録音:2005年5月20-25日、イタリア、ヴェネト州パドヴァ県モンセリーチェ、
大聖堂
チェルヴェットはイタリアに生まれたのチェロ奏者・作曲家。1738-1739年頃
に英国ロンドンに移住し演奏家として活躍。ユダヤ人でしたが英国でキリスト
教に改宗、100歳を超える天寿を全うし国教会式で埋葬されました。作品の数
こそ少なかったものの、チェルベットは18世紀前半にイタリアの音楽様式を
英国に「輸出」した音楽家の一人とされており、チェロ音楽においてバロッ
ク、ギャラント、そして前古典派的要素を並列させた重要な作曲家と見なさ
れています。
ロンドンで出版された「3つのチェロのための6つのソナタ」は正式には「3つ
のチェロ、または2つのヴァイオリンと通奏低音のための6つのソナタまたはト
リオ」で、第3チェロのパートは通奏低音風の平易なものであることから、コ
レッリ以来の伝統に則ったトリオ・ソナタの形式の上にギャラント様式を展開
された作品と見ることができます。当盤では、第3チェロ・パートをヴィオロ
ーネで演奏し、曲によりコントラバスも加わる形がとられています。
マルティン・ツェラーはチューリヒ音楽院でチェロを学び、さらにロンドンで
ウィリアム・プリースに師事した後、バーゼルのスコラ・カントールムでクリ
ストフ・コワンにバロック・チェロを、パオロ・パンドルフォにヴィオラ・ダ
・ガンバを師事。現在バーゼル室内管弦楽団首席奏者およびブロネイ(スイス)
のヒンデミット音楽センターの室内楽教師を務めながら、ピリオド楽器アンサ
ンブルと共演しチューリヒ音楽院でバロック・チェロの教授を務めるなど、ま
さにモダーン&ピリオド両刀使いで活躍しています。
マルコ・フレッツァートはパルマのボーイト音楽院でチェロを学び、さらにマ
リオ・ブルネッロにチェロ師事した後、古楽に興味を抱きミラノ市立音楽学校
でガエターノ・ナシッロにバロック・チェロを師事。1993年から1997年までト
リオ・シューマンのメンバー(モダーン・チェロ)。2002年以来アッカデーミア
・ビザンティナの首席チェロ奏者。古典派からロマン派に至る弦楽三・四重奏
作品をピリオド楽器で演奏するアレア・アンサンブルの創設メンバーでもあり
ます。

●旧譜全点のご案内
MVC000-002 \2180
ストラディヴァリウスの時代、クレモナの器楽
タルクィニオ・メールラ(1595-1665):
カンツォンまたは協奏的教会・室内ソナタ集第3巻 Op.12 から
ソナタ第16番ハ長調「ラ・ダーダ」/同第13番ハ長調「ラ・マントゥア」
カルロ・ピアッツィ(1655-?):
バレット、クーラント、ジーグ、サラバンド集第1巻 Op.2(1681)から
バレット第2番ニ長調/同第6番ト長調
ガスパロ・ヴィスコンティ(1683-1731):
ヴァイオリン・ソナタ集」Op.1-第2番イ長調/第7番ヘ長調
アンドレア・ザーニ(1686-1757):
室内ヴァイオリン・ソナタ集 Op.3 から 第1番変ロ長調
カルロ・ズッカーリ(1704-1792):
ヴァイオリン・ソナタ集 Op.1 から 第7番ニ短調/第12番ト長調
アンドレア・ロニョーニ、マルチェッロ・ヴィッラ(ヴァイオリン)
マルコ・フレッツァート(チェロ)
レオナルド・モリーニ(チェンバロ)
マルコ・ルッジェーリ(スピネット)
ディエゴ・カンタルーピ(テオルボ)
アンサンブル・ラウラ・ソアーヴェ
録音:1999年5月3-5日、クレモナ県コルテターノ、聖マッテオ・アポストロ
教会(17世紀建築)
2000年5(4?)月25-26日、パルマ県ピッツォ、聖ジョルジョ教会(18世紀建築)
世界初録音。ピアッツィはクレモナ大聖堂の歌手・合唱長を務めた音楽家。

MVC000-003 \2180
カルロ・ズッカーリ(1704-1792):
ヴァイオリン・ソナタ集 Op.1(1747)
アンドレア・ロニョーニ(ヴァイオリン)
アンサンブル・ラウラ・ソアーヴェ
マルコ・フレッツァート(チェロ) レオナルド・モリーニ(チェンバロ)
ディエゴ・カンタルーピ(テオルボ)
録音:2000年4(5?)月25-26日、パルマ県ピッツォ、聖ジョルジョ教会(18世紀
建築)
ズッカーリはクレモナ近郊のカサルマッジョーレに生まれ、ガスパロ・ヴィス
コンティに師事した音楽家で、ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティー
ニの協力者としても知られています。

MVC001-004 \2180
アンドレア・ザーニ(1696-1757):
ヴァイオリン・ソナタ集「愛の思い」Op.5
アンドレア・ロニョーニ(ヴァイオリン)
アンサンブル・ラウラ・ソアーヴェ
マルコ・フレッツァート(チェロ) レオナルド・モリーニ(チェンバロ) 
ディエゴ・カンタルーピ(テオルボ)
録音:2001年1月7-9日、クレモナ県ソレシーナ、サラ・デル・ポデスター、
24bit/96KHz
世界初録音。ザーニはクレモナ近郊のカサルマッジョーレに生まれ、カルダー
ラに出会ってウィーンで活躍後、故郷に戻って活動を続けた音楽家で、ヴィ
ヴァルディとも接触があったといわれています。

MVC001-005 \2180
タルクィニオ・メールラ(1595-1665):
カンツォンまたは協奏的教会・室内ソナタ集第3巻 Op.12
アンサンブル・ラウラ・ソアーヴェ
クラウディア・コムズ、アンドレア・ロニョーニ(ヴァイオリン)
マルコ・ロザサールバ(リコーダー) マルコ・フレッツァート(チェロ)
ロドニー・プラーダ(リローネ、ヴィオラ・ダ・ガンバ) 
マリーナ・モレッティ(ハープ)
フランチェスコ・モイ(チェンバロ) ディエゴ・ンタルーピ(テオルボ)
録音:2001年9月20-22日、クレモナ県ソレシーナ、サラ・デル・ポデスター、
24bit/96KHz
クレモナ生まれのメールラは、ヴェネツィア楽派の様式を取り入れた、当時
の最も進歩的な作曲家の一人。MVC000-002との重複テイクはありません。

MVC001-006 \2180
天の守り、クレモナ クレモナ大聖堂のための音楽(1610-1620)
ニコロ・コッラディーニ(16世紀終-1646):
リチェルカーレ 第8旋法/サンクティフィカミニ・ヴォス
ソナタ「ラ・スフォンダータ」/エクスルターテ・デオ
カンターテ・ドミノ/スパルジテ・フローレス/アウディ・メ
ソナタ「ラ・マルカ」/デリチエ・メエ・エセ・クム・クリスト
プロスペラ・ルクス・ヴェニト/リチェルカーレ第9旋法
ベルナルド・コルシ(?-1629):
スルジェ・プロペラ・アミカ・メア/ラウダーテ・ドミヌム
カンターテ・ドミノ/オー・サクルム・コンヴィヴィウム/
アスピチェ・ドミネ
アンサンブル・ラウラ・ソアーヴェ
イラリア・ジェロルディ、ディアナ・ペラガッティ(ソプラノ) 
セルジョ・フォレスティ(バス)
アンドレア・ロニョーニ、シルヴィア・コッリ(ヴァイオリン)
マルコ・フレッツァート(チェロ) 
レオナルド・モリーニ(スピネット、オルガン)
フランチェスコ・モイ、ステファノ・モラルディ(オルガン)
ディエゴ・カンタルーピ(テオルボ)
録音:2001年10月15-17日、クレモナ県カサルマッジョーレ、聖キアラ修道院。
24bit
ニコロ・コッラディーニはクレモナ大聖堂のオルガニスト、後に同大聖堂ラウ
ディ礼拝堂楽長を務め、この地に没した音楽家。ベルナルド・コルシはクレモ
ナ生まれの修道士で、教会音楽の作曲も行いました。

MVC002-006 \2180
KLANG!
フランツ・シュレーカー(1878-1934):8つの歌曲 Op.7
アルバン・ベルク(1885-1935):4つの歌曲 Op.2
アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):4つのキャバレー・ソング
ハンス・アイスラー(1898-1962):3つのバラード Op.18
クルト・ヴァイル(1900-1950):
サロンの歌/スラバヤ・ジョニー/雨が降る/別れの手紙
アテム・デュオ
スザンナ・アヴァンジーニ(ソプラノ)
ソニア・ブリアント(ピアノ)
録音:2001年7月、レッジョ・エミリア県カステルノーヴォ・ネモンティ

MVC002-008 \2180
モーツァルト:
ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための
ディヴェルティメント 変ホ長調 K.563(全6曲)
アレア・アンサンブル
アンドレア・ロニョーニ(ヴァイオリン)
ステファノ・マルコッキ(ヴィオラ)
マルコ・フレッツァート(チェロ)
イタリア・バロックのレパートリーで名演を聴かせたロニョーニがモーツァル
トに挑戦した注目盤です。24bit/96kHzレコーディング&エディティング。

MVC002-009 \2180
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー
(ヨハン・ヒエロニムス・カプスベルガー;1580頃-1651):
キタローネ曲集第3巻
キタローネ曲集第3巻(1626)から
トッカータ第2番-第8番/ガリアルダとパルティータ/
コッレンテ第1番とパルティータ/コッレンテ第2番とパルティータ/
Ancidetemi pur(4声のマドリガーレ・パッセジャート)/
Com'esser può(5声のマドリガーレ・パッセジャート)
キタローネ曲集第4巻(1640)から ベルガマスカ(*)
ディエゴ・カンタルーピ(キタローネ)
クラウディオ・ヌッツォ(通奏低音;キタローネ、バロック・ギター)
録音:2002年8月17-19日、ロンバルディア州ソンドリオ県ポンテ・イン・ヴァ
ルテッリーナ、
聖マウリツィオ教会
生涯をイタリアで過ごしたドイツ人、カプスベルガーはリュートの名手で、
リュート族のうち最も大型で最も低い音を出せる楽器であるキタローネのため
に4巻の曲集を出版しました。当盤では、1968年ミラノ生まれのカンタルーピ
が、1647年マッテオ・セラス製を基にした18コースの複製楽器を弾いています
が、この楽器はまさにカプスベルガーが「キタローネ曲集第3巻」において、
その演奏に際し必要であると言及したタイプ。また、通奏低音のためにもう一
つのキタローネ、またはバロック・ギター(通奏「低音」なのに旋律楽器より
音域が高い)を用いるのも、当時の習慣に従ったものです。演奏はみごとで、
24bitの録音もすばらしく雰囲気満点。さらに、
(*)をのぞく全曲のファクシミリ譜(PDFファイル)を収録したCDプラス仕様。
リュート系楽器ファンや学習者、古楽ファン、オーディオ・マニア、ヒーリン
グ志向のリスナーなど、幅広い層をとりこにしそうな一枚です。

MVC002-010 \2180
ジョヴァンニ・バッティスタ・セリーニ(1710/15頃-1765以降):
チェンバロ・ソナタ集
ホ長調/変ロ長調/ハ長調
マルコ・ルッジェーリ(チェンバロ)
録音:2002年9月17-18日、クレモナ、聖シジスモンド教会の食堂
セリーニはおそらく生地であるクレモナと、ヴェネツィア、ドイツのビュッケ
ベルク、プラハなどで活躍した作曲家。現在ではほとんど忘れ去られています
が、収録されている3つのソナタだけは例外で、手の込んだギャラント様式に
よるヴィトゥオジックな傑作としてチェンバリストやピアニストに愛され、今
日まで繰り返し再版されてきました。
マルコ・ルッジェーリは1969年クレモナに生まれ、ピアチェンツァとブレッ
シャの音楽院を修了後、バーゼルのスコラ・カントールムでアンドレア・マル
コンに師事したチェンバリスト・オルガニストで、タクトゥス・レーベル等に
も録音しています。
収録全曲のスコアをPDFファイルに収めたCDプラス仕様。

MVC005-012 \2180
J・S・バッハ/パルナッシ・ムジチ編曲:
ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(バロック・アンサンブル版)
パルナッシ・ムジチ
グンヒルト・オット(フラウト・トラヴェルソ)
マーガレット・マクダフィー、マティアス・フィッシャー(ヴァイオリン)
ヴォルフガング・ヴァール(ヴィオラ) シュテファン・シュラーダー(チェロ)
フランス・ボードリー=ヴィヒマン(ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネ)
フーベルト・ホフマン(リュート) ヘレーネ・レルヒ(チェンバロ、オルガン)
録音:2000年11月12日、フライブルク、コンツェルトハウス、ライヴ
CPOレーベルへの録音等で古楽ファンにはおなじみのピリオド楽器アンサンブ
ル、パルナッシ・ムジチが、J・S・バッハ生誕250年に合わせ編曲を行った版
を自演ライヴ収録した注目のディスク。編曲にあたって彼らは、ドミートリー
・シトコヴェツキーによる弦楽三重奏版(1985)およびベルナール・ラバディー
による室内バロック・オーケストラ版に追従しながらも、よりバロック時代の
演奏形態に忠実であることを意識したとのことで、各変奏ごとにソロ楽器の組
み合わせに変化をつけた、魅力的な音楽に仕上げています。もちろん、この版
による世界初録音です。

MVC005-015 \2180
クレモナ大聖堂のオルガン
16-20世紀のオルガニストと楽長たち
マルカントニオ・インジェニェーリ(1547-1592):
カンツォーネ・フランチェーゼ
ジェルマーノ・パッラヴィチーノ(1545/50頃-1610以降):
ファンタジア「ラ・ローダ」(*)
タルクイニオ・メールラ(1595-1665):
トッカータ第2旋法/半音階的イントナツィオーネ第4旋法
ニコロ・コッラディーニ(16世紀終-1646):リチェルカール第9旋法
ジュゼッペ・ゴネッリ(1685-1745):ソナタ(*)
ピエトロ・キアリーニ(1717-1777以降):
アレグロ(con Violoncello, Cornetti e Tromboncini in risposta)(*)
ジャコモ・アリーギ(1704-1797):アレグロ(*)
ジャンフランチェスコ・ポッファ(1776-1835):ソナタ(*)
ジローラモ・バルビエーリ(1808-1871):ソナタ第5番(*)
ルッジェーロ・マンナ(1808-1864):
オペラ「プレツィオーザ」のシンフォニア(*)
チェーザレ・パロスキ(1789-1863):
イエスの聖なる心臓の祝日に歌われる賛歌(*)
ヴィンチェンツォ・ペトラーリ(1830-1889):
グローリアのためのヴェルセット
フェデリコ・カウダーナ(1878-1963):
行進曲「ガウデーテ」/マーテル・アマビリス
ダンテ・カイーファ(1920-2003):復活祭のいけにえ(*)
ファウスト・カポラーリ:「ルーメン・ジェンティウム」による変奏曲(*)
ファウスト・カポラーリ(オルガン)
録音:クレモナ大聖堂 使用楽器:マシオーニ Op.1066(1985)
クレモナ大聖堂のオルガニストを務めているカポラーリが、モンテヴェルディ
の師インジェニェーリから自作まで、同大聖堂で活躍した作曲家たちの作品を
年代順に演奏していくプログラムです。(*)世界初録音。

MVC005-016 \2180
ヤコポ・アントニオ・アリーギ(1704-1797):
オルガン・ソナタ第1番-第12番
【ボーナス・トラック】
ジュゼッペ・ゴネッリ(1685-1745):
オルガン・ソナタ第1番/第6番/第11番/第12番
ダヴィデ・ポッツィ(オルガン)
録音:2004年10月25-26日、クレモナ県ヴァイアーノ・クレマスコ、
聖コルネリオ&チプリアーノ教会
アリーギはクレモナ近郊のヴィアダーナに生まれ、クレモナで大聖堂楽長ジュ
セッペ・ゴネッリに、ボローニャでジョヴァンニ・バッティスタ・マルティー
ニに師事した音楽家。1745年にクレモナ大聖堂カペッラ・デラ・ラウディのオ
ルガニストに就任、1777年からは大聖堂楽長職も務め、1782年に退きました。
演奏者のダヴィデ・ポッツィはオルガンをロレンツォ・ギエルミ、アンドレア
・マルコン、チェンバロをラウラ・アルヴィーニ、ジャン=クロード・ツェー
ンダーに師事。ミラノ教会オルガニストを務めるほか、ラウラ・ソアーヴェ、
ストラデッラ・コンソートといった器楽・声楽演奏団体と幅広く共演していま
す。
ボーナス・トラックとしてアリーギの師ゴネッリの作品の演奏を収録。両作曲
家の全収録曲が世界初録音です。
アリーギのソナタ第1番の演奏の動画(mpegファイル)、その他資料を収録した
パソコン再生用マルチメディアCDトラック付きですが、当方のパソコンでは一
部開けないファイルがございましたので、動作保証は無しといたします。あら
かじめご承知おきください。

MVC005-017 \2180
ピエトロ・ニョッキ(1689-1775):トリオ・ソナタ集
第13番ニ短調/第3番ト長調/第9番ホ短調/第12番ハ長調/第6番へ短調
ブリクシア・ムジカーリス
エリーザ・チッテリオ、カルロ・ラッツァローニ(ヴァイオリン)
アルフレード・ベルナルディーニ(オーボエ) マッテオ・フージ(チェロ)
ダニエーレ・カミニーティ(アーチリュート) 
ミケーレ・バルキ(オルガン、チェンバロ)
録音:2005年7月10-24日、ブレーシャ県アルフィアネッロ、ガヴァティーノ
教会
アルフィアネッロで生まれブレーシャで没したピエトロ・ニョッキについては、
ブレーシャ大聖堂の楽長およびオルガニストを務めていた時期があったこと以
外、ほとんど経歴が知られていません。収録された5つのトリオ・ソナタは手
稿譜によるもので、世界初録音となります。
ブリクシア・ムジカーリスは、エリーザ・チッテリオとミケーレ・バルキを中
心にしてブレーシャで創設されたピリオド楽器アンサンブルです。

MVC005-018 \2180
オルフェウスの竪琴 
モンテヴェルディの時代のハープとテオルボのための音楽
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
オペラ「オルフェオ」から トッカータ(1607)
アゴスティーノ・グェッリエーリ(17世紀):ソナタ「ラ・ティータ」(1675)
不詳:La bella pedrina(1657)
ジローラモ・カプスベルガー(1580頃-1651):トッカータ第7番(1640)
ベレロフォンテ・カスタルディ(1580/81-1649):
カプリッチョ「エルマンフロディーノ」(1622)
ビアージョ・マリーニ(1587頃-1663):パッサカリア(1655)
ジローラモ・カプスベルガー:サラバンド(1640)
不詳:チャッコーナ[シャコンヌ](16世紀)
ジローラモ・カプスベルガー:プレリュード第1番(1640)
アンドレア・ファルコニエーリ(1585-1656):甘美な旋律(1655)
フランチェスコ・ランバルド(16-17世紀):トッカータ
アタナシウス・キルヒャー(1602-1680):
アンティドートゥム・タラントゥレ(1673)
ベレロフォンテ・カスタルディ:カプリッチョ「ビシッツォーソ」(1622)
アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638):フィレンツェのアリア
ジローラモ・カプスベルガー:カナリオ(1640)
タルクイニオ・メールラ(1595-1665):ラ・モンテヴェルデ(1651)
クラウディオ・モンテヴェルディ:
オペラ「ポッペアの戴冠」から ただあなたを見つめ
マリーナ・ボネッティ(ハープ[アルパ・ドッピア])
ディエゴ・カンタルーピ(キタローネ)
録音:2005年8月5-7日、クレモナ県ソレジーナ、アリアデッロ教会
イタリア・バロック音楽の伴奏楽器としてしばしば登場するアルパ・ドッピア
(ダブルハープ)をソロ楽器として取り上げた古楽ファン注目のアルバム。マリ
ーナ・ボネッティはモダン・ハープから古楽ハープに転向し、ポスト・ディプ
ロマ・コースでアンドルー・ローレンス=キング、ヌリア・リョピス=アレニー
に師事したイタリアの奏者です。聴いていて実に心地よく、ヒーリング効果も
期待できるかもしれません。
なお、タイトルは「テオルボ」なのにキタローネが使われていますが、当時テ
オルボという名称は広範囲に用いられていたようで、キタローネは低音部をさ
らに下に伸ばしたテオルボとお考えください。
全曲スコアを収録したパソコン再生用マルチメディアCDトラック付きです。

MVC005-019 \2180
再び見出された魂 アマーティのヴァイオリンのための音楽
フランチェスコ・カルヴェッリ[フランソワ・カルベル](?-1611):
テルプシコーレ(プレトリウス編纂;1612、ヴォルフェンビュッテル)から(*)
ガヴォット,ブランル・シンプル,ブランル・ドゥブル
マルカントニオ・インジェニェーリ(1547頃-1592):
「マドリガーレ集第2巻(1579、ヴェネツィア)から
アリア・ディ・カンツォーナ・フランチェーゼ(cc/nr/uf/fg/dp)(*)
ビアージョ・マリーニ(1587頃-1663):
アリア、マドリガーレとコッレンテ集(1620、モデナ)から
ロマネスカ(ヴァイオリン独奏と任意の通奏低音のための)(cc/dc)
ソナタ集 Op.12(1655、ヴェネツィア)から
パッサカリア,3つのヴァイオリンのためのソナタ III(cc/nr/eg/dp)
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
マドリガーレ集第7巻(1619、ヴェネツィア)から
シンフォニア(cc/eg/nr/uf/fg/dc/dp)
タククィーニオ・メールラ(1594/95-1665):
カンツォーネ集第2巻(1651、ヴェネツィア)から
ラ・モンテヴェルデ(mb/dc),第2のソナタ(cc/nr/dp/dc)
トッカータ第2旋法
(ベルリン、リュッベナウのオルガン・タブラチュア譜集 から)(dp)
マウリツィオ・カッツァーティ(1616-1678):
室内および教会用の様々なカプリッチョ集(1660、ボローニャ)から
チャッコーナ[シャコンヌ](cc/nr/dc/dp)
カルロ・アントニオ・マリーノ(1670頃-1717頃):
ソナタ集 Op.3(出版年不詳、アムステルダム)から
第10番(cc/nr/eg/uf/fg/dp/dc)(*)
アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):
合奏協奏曲集 Op.6(1714、アムステルダム)から 第4番(concertino:nr/cc/ms)
ラウラ・ソアーヴェ
クラウディア・コムズ(cc)、ニコラス・ロビンソン(nr)、
エリン・ガブリエルソン(eg)、
エリーザ・インバルツァーノ、ダヴィデ・モンティ、
エマヌエーレ・マルカンテ、
ジャン・アンドレア・グエッラ、マルチェッロ・ヴィッラ、
バルバラ・アルトベッロ、
カティア・チャンポ、アブラーモ・ラウレ(ヴァイオリン)
ウルリケ・フィッシャー(uf)、ステファノ・マルコッキ、
ヴァレンティーナ・ソンチーニ(ヴィオラ)
フランチェスコ・ガッリジョーニ(fg)、マルチェッロ・スカンデッリ(ms)、
アントニオ・パペッティ(チェロ) ファビオ・コンテ(コントラバス)
ダヴィデ・ポッチ(チェンバロ)(dp) 
マリーナ・ボネッティ(ダブルハープ)(mb)
ディエゴ・カンタルーピ(アーチリュート、テオルボ、ディレクター)(dc)
録音:2006年5月11-12日、クレモナ商工会議所マッフェイ・ホール
2006年8月25日、クレモナ、聖ピエトロ・アル・ポ教会旧食堂
ヴァイオリンの銘器で名高いアマーティ家の祖アンドレア・アマーティ(1510頃
-1577)はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロを現在の形に整えたと考えられてお
り、彼と息子アントニオ(1540以前-1608)、ジローラモ(1550頃-1630)のアマー
ティ兄弟によってヴァイオリンを独奏楽器の地位に高められました。このアル
バムにはクレモナゆかりの音楽家たちの作品が集められています。(*)は世界
初録音。ソロからオーケストラ合奏まで、ラウラ・ソアーヴェによる演奏は飽
きさせることがありません。
ちなみに、演奏メンバーに名を連ねているマルチェッロ・ヴィッラはヴァイオ
リニストであると同時にクレモナにヴァイオリン工房「Marcello Villa
Cremona」を持つ製作家であり、当レーベルのオーナー兼プロデューサーでも
あります。
L'Anima Ritrovata - Music for the Violins of Amati / L'Aura Soave
【お詫び】
当商品の外装におきまして規格番号が「MVC
005-018」とミスプリントされており、初回プレス分は修正無しで供給されま
す。



<TESORI MUSICALI DI ROMA>
MV CREMONA が配給するレーベルのご案内済み旧譜です。
CHCD001 \2180
カラヴァッジョの時代のローマにおけるリュート音楽
ジョアンマリア・ダ・クレマ(16世紀):
リチェルカーレ III/同 IX/Mais quest ce
フランチェスコ・ダ・ミラノ(1497-1543):リチェルカーレ
ジョアンマリア・ダ・クレマ:ボローニャ風サルタレッロ
ヴィンチェンツォ・ガリレイ(1525頃-1591):リチェルカーレ II
ジョアンマリア・ダ・クレマ:Lassar il velo
作曲者不詳(16世紀):リチェルカーレ(シエナのリュート譜集から)
ヴィンチェンツォ・ガリレイ:リチェルカーレ V
ピエトロ・パオロ・ボッローノ(15-16世紀):
パヴァーナ「ラ・マルコンテンタ(不満な女)」
フランチェスコ・ダ・ミラノ:トッカータ
ジョアンマリア・ダ・クレマ:おお、幸せな私の目(アルカデルト原曲)
フランチェスコ・ダ・ミラノ:ファンタジア
ファブリツィオ・カローゾ(1530頃-1605頃):Se pensand' al partire
シモーネ・モリナーロ(1565頃-1615):ファンタジア I
ラウレンチーニ(16世紀):プレアンボルム[前奏曲]
作曲者不詳(17世紀):
カッサンドラ/野も山も(パレストリーナ原曲)/ブランル・コッレンテ
ランレンチーニ:ファンタジア
V.S.(17世紀):前奏曲 VIII
ランレンチーニ:ファンタジア/クーラント XII/ファンタジア
ピエトロ・パオロ・ライモンディ(17世紀):バレット
ジローラモ・カプスベルガー(1580頃-1661):
コッレンテ V/トッカータ III/ガリアルダ II/トッカータ VI
ディエゴ・カンタルーピ(リュート)
録音:2004年8月19-21日、クレモナ県コルテターノ、聖マテオ・アポストロ
教会
イタリア・バロック絵画の先駆者カラヴァッジョ(1573-1610)が活躍していた
時代のローマにおけるリュート音楽を集めたアルバムです。MV・クレモナ・
レーベルから発売されたカプスベルガーのキタローネ曲集での名演が記憶に
新しいカンタルーピが、当時の音楽を、まるでカラヴァッジョの作品のよう
に陰影豊かに聴かせます。




<SI>
MV CREMONA が配給するレーベルのご案内済み旧譜です。
SI004001 \2180
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲ト長調 Op.9 No.1
マヌエル・M・ポンセ(1886-1948):弦楽三重奏曲
エルンスト・フォン・ドホナーニ(1877-1960):セレナード Op.10
トリオ・ブローツ
バルバラ・ブローツ(ヴァイオリン) ギアダ・ブローツ(ヴィオラ)
クラウス・ブローツ(チェロ)
録音:2004年9月7-8日、トレント県ロヴェレート、フィオローニ邸





<ARSIS>
ARSIS4205 \2180
J・S・バッハ(1685-1750):
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ集
ソナタ ト短調 BWV1029(*)/幻想曲ハ短調 BWV906
ソナタ ト長調 BWV1027(*)/半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
ソナタ ニ長調 BWV1028(*)
ファーミ・アルクアイ(ヴィオラ・ダ・ガンバ(*))
アルベルト・マルティネス・モリーナ(チェンバロ)
録音:2004年10月、スペイン、ウエスカ県アルケサール、聖ミゲル教会
ファーミ・アルクアイは1976年スペインのセビーリャに生まれ、ベントゥーラ
・リコ、パオロ・パンドルフォ(バーゼルのスコラ・カントールム)、ヴィット
リオ・ギエルミ(ルガーノのスヴィツェーラ=イタリアーナ音楽院)に師事。ジョ
ルディ・サバール主宰のエスペリオンXXIおよびル・コンセール・デ・ナシオ
ン、ヴィットリオ・ギエルミ主宰のイル・スオナール・パルランテに参加、ビ
センテ・パリーリャ主宰のモーレ・イスパーノの創設メンバーに名を連ね、
2001年には自ら主宰するアッカデーミア・デル・ピアチェーレを創設していま
す。
アルベルト・マルティネス・モリーナは1971年マドリードに生まれ、同地の王
立高等音楽院を卒業後デイヴィッド・ロブロウ(ロンドンのギルドホール音楽
演劇学校)、リチャード・エガー(アムステルダムのスウェーリンク音楽院)に
師事。ヒポカンプスの創設メンバー名を連ねる他、当アルシス・レーベルでの
活躍が際立っています。
ブックレット記載の解説を執筆したのは二人の師であるギエルミとエガー。
愛弟子に寄せる信頼がうかがわれます。

ARSIS4206 \2180
死なせてください 「新音楽」リサイタル
ジュリオ・カッチーニ(1546頃-1618):
星に語ったものだった(「新音楽」から)(*)
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
トッカータ第2番(「トッカータ集第2巻」から)
暗き森(「アリエ・ムジカーリ第2巻」から)(*)
クラウディオ・モンテヴェルディ(15567-1643):
わが憔悴した眼差しが(「マドリガーレ集第7巻」から)(*)
ジローラモ・フレスコバルディ:
パッサカリアによるパルティータ(「トッカータ集第2巻」から)
そよ風吹けば(「アリエ・ムジカーリ第1巻」から)(*)
チャコーナによるパルティータ(「トッカータ集第2巻」から)
ジュリオ・カッチーニ:いとも甘いため息(「新音楽」から)(*)
ジローラモ・フレスコバルディ:
かくも私を蔑むか(「アリエ・ムジカーリ第2巻」から)(*)
トッカータ第7番(「トッカータ集第2巻」から)
ジュリオ・カッチーニ:されば死なねばならぬのか(「新音楽」から(*))
クラウディオ・モンテヴェルディ:
死なせてください[アリアンナの嘆き](オペラ「アリアンナ」から)(*)
ヒッポカンプス
レイチェル・エリオット(ソプラノ(*))
ゴンサーラ・マルティン・シェルマン(朗読(*))
アルベルト・マルティネス・モリーナ(チェンバロ)
録音:スペイン、ウエスカ県アルケサール、聖ミゲル教会
カッチーニの「新音楽」(1602年フィレンツェにて刊行)の出版400年を記念し
2002年にスペインで行われたヒッポカンプスのリサイタル・プログラム。歌詞
を語ることを重視した「新音楽=第二の作法」を際立たせるため、まず歌詞
(詩)がスペイン語で語られ(ときには前奏に乗せ、ときには歌のフレーズ間に
も挿まれ)、歌が始まる形がとられ、曲間にはフレスコバルディの鍵盤楽曲が
間奏曲風に置かれています。
レイチェル・エリオットはケンブリッジのセルウィン・カレッジ、ギルドホー
ル音楽演劇学校で学んだ英国のソプラノで、イ・ファジョリーニ、コンコル
ディア、ニュー・ロンドン・コンソート、レザール・フロリサン、イル・セ
ミナリオ・ムジカーレ等で活躍、スペインではヒッポカンプスに参加してい
ます。ゴンサーラ・マルティン・シェルマンは1969年マラガ県ロンダ生まれ
のスペインの女優で、当プログラムのためにヒッポカンプスに特別参加しま
した。なお外装には「ヒッポカンプス」の表記はなく、奏者3名が併記されて
おります。

ARSIS4210 \2180
主よ、御耳を傾けたまえ 17世紀フランスの音楽
クロード・ル・ジュヌ(1528-1600):主よ、御耳を傾けたまえ(詩篇86)(*)
アンリ・デュモン(1610-1684):3声のシンフォニア(+)
クロード・ル・ジュヌ:4声のファンタジア第2番
ウスタシュ・デュ・コロワ(1549-1609):
「アヴェ・マリス・ステラ」による4声のファンタジア(*)
ニコラ・メトリュ(1610頃-1663頃):2声のファンタジア第16番
ウスタシュ・デュ・コロワ:天は全地に(詩篇19)(*)-3声のファンタジア
ジャン=ニコラ・ジョフロワ(1633-1694):アルマンド形式のトンボー(+)
ピエール・フランシスク・カルベル(?-1611):
ミヒャエル・プレトリウスの「テルプシコーレ」からの舞曲(4曲)(+)
クロード・ル・ジュヌ:
「天の元后に祝福あれ」による5声のファンタジア(*)
ニコラ・メトリュ:2声のファンタジア第9番
クロード・ル・ジュヌ:神は立ち上がり(詩篇68)(*)-
パスカル・ド・レストカール(1539/40-1584):ファンタジア
アンリ・デュモン:3声のパヴァーヌ(+)
ウスタシュ・デュ・コロワ:ソ・ファ・レ・ミによる5声のファンタジア(*)
マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704):
ヴィオルのための4部のコンセール(+)
ウスタシュ・デュ・コロワ:
「サルヴェ・レジナ」による4声のファンタジア(*)
ジャン=ニコラ・ジョフロワ:
ヴィオル三重奏とチェンバロのためのディアローグ(+)
カトリーヌ・ラッサル(ソプラノ(*))
シルビア・マルケス(チェンバロ(+))
バンケット・ムジカーレ
ペレ・ロス、シュルショ・バレーラ、クララ・エルナンデス、
サビーナ・コロンナ・ペトリ、イツィアル・アトゥーチャ(ヴィオル)
録音:2006年2月、スペイン、ウエスカ県ボレーア、聖トマス教会
宗教的・政治的混乱期であった17世紀のフランス。控え目でほの暗さや渋みさ
え漂う音楽は、18世紀の華やかなそれとはかなり趣を異にします。
ペレ・ロスを中心としたアンサンブルによる演奏がその雰囲気をみごとに醸し
出しています。

ARSIS4211 \2180
ホルンのオブリガートを伴うフォルテピアノとのためのソナタ集
フランツ・ダンツィ(1763-1826):ソナタ ホ長調 Op.44
フェルディナント・リース(1784-1838):ソナタ ヘ長調 Op.34
ニコラウス・フライヘール・フォン・クルフト(1779-1818):ソナタ ホ長調
カール・チェルニー(1791-1857):アンダンテとポラッカ
ハビエル・ボネート(ナチュラルホルン)
ミリアム・ゴメス=モラーン(フォルテピアノ)
録音:2006年9月17-19日、スペイン、サモラ県ビリャモール・デ・ロス・エス
クデロス、聖母被昇天教会




<DUX>
DUX0353 \2080
ヤスナ・グラ修道院の古楽 Vol.14 暗闇の朝課[テネブレ]
ヨゼフ・リーペル(1709-1782):見よ、罪人よ から アリア I(*)
[聖木曜日]
レクツィオ I(哀歌 I)(#)
ヨゼフ・ハイドン(1732-1809)/ミハウ・ジグムントフスキ(1732-1802)編曲:
オリヴ山で(レソポンソリウム I/原曲:スターバト・マーテル)(*)
レクツィオ II(哀歌 II)(**)
ヨゼフ・ハイドン/ミハウ・ジグムントフスキ編曲:
わが魂は悲しみに満ち
(レソポンソリウム II/原曲:スターバト・マーテル)(*)
見よ、彼の姿を(レソポンソリウム III/原曲:スターバト・マーテル)(*)
[聖金曜日]
ミハウ・ジグムントフスキ:
わが友は皆われを見捨て(レスポンソリウム I)(*/+)
レクツィオ II(哀歌 V)(++)
ミハウ・ジグムントフスキ:神殿の幕は裂け(レスポンソリウム II)(*/+)
レクツィオ III(哀歌 VI)(**)
ヨゼフ・リーペル:われが選びし葡萄畑よ(レスポンソリウム III)(*/+)
[聖土曜日]
レクツィオ I(哀歌 VII)(##)
ヨゼフ・リーペル:羊のごとく(レスポンソリウム I)(*)
マッサーノ[マテウシュ・ズヴィエルホフスキ(1713頃-1768)?]:
エルサレムよ、立ち上がれ(レスポンソリウム II)(*)
レクツィオ II(哀歌 IX)(**)
フランチシェク・ペルネックヘル(?-1769):
乙女のごとく悲しみ(レスポンソリウム III)(*)
ヨゼフ・リーペル:ああ!選ばれし民よ(*)/見よ、罪人よ から アリア II(*)
アンナ・ミコワイチク(ソプラノ(*))
マグダレナ・シェフチク(メゾソプラノ(+))
ピオトル・アレフ(男性アルト(*))
クシシュトフ・シュミト(テノール(*))
ミロスワフ・ボルチンスキ(バス(*))
マレク・トポロフスキ(指揮(*))
コンチェルト・ポラッコ(*)
セバスティアン・マテツキ神父(読誦(#))
ニコデム・キルナル神父(読誦(**))
レアンデル・ピエトラス神父(読誦(++))
ヤツェク・ナヴァルニ神父(読誦(##))
録音:2006年3月、ヤスナ・グラ修道院、アウグスティン・コステツキ・ホール

DUX0354 \2080
ヤスナ・グラ修道院の古楽 Vol.21 アヴェ・マリア
ユゼフ・エルスネル(1769-1854):
アヴェ・マリア 変ロ長調
栄光と名誉もて御身は彼の者に戴冠せり(二重合唱のためのモテット)
キリストの聖体の荘厳なる行列における讃歌集
おお、救いのいいえにえよ,歌え、舌よ,大いなる秘蹟を,
見よ、天使の糧を
感謝祭のためのミサ(4声とオルガンのためのポーランド語ミサ)(*)
真夜中のミサ(4声、オルガンと任意のチェロのためのポーランド語ミサ)(+)
4声とオルガンのためのポーランド語ミサ
アヴェ・マリア変ホ長調
アグニェシュカ・ドロジュジェフスカ(ソプラノ(*/+))
マジェナ・コルフト=ウィコフスカ(ソプラノ(+))
マチェイ・ゴツマン(テノール(*/+))
マレク・フラス(バス(*))
ピオトル・カルペタ(指揮)
カントーレス・ミノーレス・ヴラティスラヴィエンセス室内合唱団
クシシュトフ・カルペタ(チェロ(+))
カジミェシュ・ピジク(ウィーン式コントラバス(+))
マレク・ピルフ(オルガン)
録音:2006年12月、ヴロツワフ、プロテスタント教会音楽研究所ホール

DUX0453 \2080
モーツァルト(1756-1791):
ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調 K.207
ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調 K.211
アダージョ ホ長調 K.261/同変ロ長調 K.269/同ハ長調 K.373
ドミニカ・ファルゲル(ヴァイオリン)
クリスティアン・シュルツ(指揮)
ヴラティスラヴィア室内管弦楽団
録音:2005年5月、ヴロツワフ・フィルハーモニー・コンサートホール

DUX0454 \2080
モーツァルト(1756-1791):
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
協奏交響曲変ホ長調 K.364(*)
ドミニカ・ファルゲル(ヴァイオリン)
ヨハネス・フリーダー(ヴィオラ(*))
クリスティアン・シュルツ(指揮)
ヴラティスラヴィア室内管弦楽団
録音:2006年9月23-26日、ポーランド放送ヴロツワフ支局大スタジオ

DUX0492 \2080
アントニオ・マリア・ボノンチーニ(1677-1726):
スターバト・マーテル(*)
オラトリオ「洗礼者聖ヨハネの斬首」から
序曲,ヘロデのアリア「Nulla si nieghi」(#)
ジョヴァンニ・バッティスタ・ボノンチーニ(1670-1747):
オラトリオ「キリストの足もとのマグダレーナ」から
マグダレーナのレチタティーヴォ「L'ottenuto perdono」(+)
マグダレーナのアリア「Chi serve ;a beltà d'Amor」(+)
ヨハン・ヨゼフ・フックス(1660-1741):
オラトリオ「救いの泉」から 慈悲のアリア
「Soche piace a gli occhi tuoi」(+)
アンジェイ・コセンディヤク(指揮)
コッレージオ・ディ・ムジカ・サクラ
モニカ・ヴィエチョルコフスカ(ソプラノ(*/+))
ピオトル・ウィコフスキ(男性アルト(*))
マチェイ・ゴツマン(テノール(*))
ボグダン・マカル(バス(*/#))
ズビグニェフ・ピルフ、リディエ・ツィレロヴァ(ヴァイオリン)
ブレント・ヴィシック、ペトル・ヴァグネル、
ユリア・コセンディアク(ヴィオダ・ダ・ガンバ)
プシェミスル・ヴァツェク(キタローネ) ナタリア・シタルツ(オルガン)
録音:2004年8月2-6日、ルビョンシュ、シトー派修道院、公爵の間

DUX0547 \2080
カロル・シマノフスキ(1882-1937):
歌曲集「子供の詩」Op.49(全20曲;1922-1923)
歌曲集「おとぎ話の王女の歌」Op.31(全6曲;1915)
アンナ・ミコワイチク(ソプラノ)
エドヴァルト・ヴォラニン(ピアノ)
録音:2006年5月、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS1

DUX0554 \2080
チャイコフスキー(1840-1893):「四季」(12の性格的小品)Op.37a
クライスラー(1875-1962)/ラフマニノフ編曲:愛の喜び/愛の悲しみ
ラフマニノフ(1873-1943):ひなぎく Op.38 No.3/ライラック Op.21 No.5
タチアナ・シェバノワ(ピアノ)
録音:2006年4月27-28日、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS2
使用楽器:ブリュトナー・モデル1(280cm)

DUX0557 \2080
シューマン(1810-1856):
ダーヴィト同盟舞曲集 Op.6
幻想曲ハ長調 Op.17
アラベスク ハ長調 Op.18
ケヴィン・ケナー(ピアノ)
録音:2006年6月26、28日、ワルシャワ、フィルハーモニー・ホール

DUX0558 \2080
ラヴェル(1875-1937):
前奏曲/鏡/高雅で感傷的なワルツ
ラ・ヴァルス(ピアノ独奏版;作曲者、ケヴィン・ケナー編曲)
亡き王女のためのパヴァーヌ
ケヴィン・ケナー(ピアノ)
録音:2003年2月、英国、ミドルエセックス州ペリヴェール、
スタジオ・フローティング・アース

DUX0559 \2080
クシシュトフ・ペンデレツキ(1933-):
クラリネット協奏曲(*)
フルート協奏曲(+)
アニュス・デイ(ボリス・ペルガメンシコフ編曲、室内管弦楽版;1981/1994)
ドミトリー・シュケナージ(クラリネット(*))
デイヴ・アギラー(フルート(+))
クシシュトフ・ペンデレツキ(指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
録音:2001年、ワルシャワ、ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタ
ジオ・S1

DUX0560 \2080
チャイコフスキー(1840-1893):弦楽セレナード ハ長調 Op.48
ドヴォルジャーク(1841-1904):弦楽セレナード ホ長調 Op.22
エルガー(1857-1934):弦楽セレナード ホ短調 Op.20
ヤン・ヴィンツェンティ・ハヴェル(指揮)
シロンスク室内管弦楽団
録音:2006年6月、カトヴィツェ、シンロンスク・フィルハーモニー・コンサ
ートホール

DUX0561 \2080
イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807-1867):
弦楽四重奏曲第1番ホ短調 Op.7(1827-1828)
スタニスラフ・モニュシュコ(1819-1872):
弦楽四重奏曲第2番ヘ長調(1840)/同第1番ニ短調(1839)
カメラータ弦楽四重奏団
ウウォジミェシュ・プロミンスキ(第1ヴァイオリン)
アンジェイ・コルディキェヴィチ(第2ヴァイオリン)
ピオトル・レイヘルト(ヴィオラ) ロマン・ホフマン(チェロ)
録音:1994年11月、1995年3月、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS1

DUX0563 \2080
オー・ホーリー・ナイト
マックス・レーガー(1873-1916):マリアの子守歌
ピーター・ウォーロック(1899-1957):ベツレヘム・ダウン
マイケル・ヘッド(1900-1976):ベツレヘムへの小道
バンジャマン・ゴダール(1849-1895):子守歌を歌え
ロジャー・クィルター(1877-1953):ある乙女のことを歌う
ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):バルラロー(ヴァージョン1)
ペーター・コルネリウス(1824-1874):羊飼いたち(ヴァージョン1&2)
ピーター・ウォーロック:最初の慈悲
ペーター・コルネリウス:三博士
ウィリアム・イェーツ・ハーストーン(1876-1906):子守歌
マックス・レーガー:神に栄光あれ
フレデリック・キール(1871-1945):牧者たちが見ていたら
ハーバート・ハウエルズ:バルラロー(ヴァージョン2)
ペーター・コルネリウス:みどり児キリスト
ピーター・ウォーロック:アダムは縛られ横たわり
セシル・アームストロング・ギブズ(1889-1960):雄牛
スティーヴン・アダムズ(1844-1913):ベツレヘムの星
ペーター・コルネリウス:クリスマス・ツリー
アドルフ・アダン(1803-1856):オー・ホーリー・ナイト
アンナ・バヨル(ソプラノ)
ラドスワフ・クレク(ピアノ)
録音:2006年11月、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS2

DUX0565 \2080
ラフマニノフ(1873-1943):ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36
悲歌 変ホ短調 Op.3 No.1/道化師 Op.3 No.4
前奏曲変ホ長調 Op.23 No.6/同嬰ハ短調 Op.32 No.12
同ト短調 Op.23 No.5
絵画的練習曲ト短調 Op.33 No.8/同ハ短調 Op.39 No.1
同変ホ長調 Op.33 No.7/同イ短調 Op.39 No.6/ポルカ
オルガ・ルシナ(ピアノ)
録音:2002年7月、ヴロツワフ・フィルハーモニー・コンサートホール
2006年11月、ワルシャワ、
ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサートホール

DUX0568 \2080
ユゼフ・エルスネル(1769-1854):
交響曲ハ長調 Op.11
オペラ「アンドロメダ」序曲/オペラ「スルタン・ヴァンプム」序曲
オペラ「白人レシェク」序曲(グジェゴシュ・フィテルベルク編曲)
オペラ「森のこだま」序曲(イェジ・ムウォジェヨフスキ編曲)
ボグスワフ・ダヴィドフ(指揮)
オポレ・フィルハーモニー交響楽団
録音:2006年11月、オポレ・フィルハーモニー・コンサートホール

DUX0571 \2080
スタニスワフ・モリト(1947-):
レグニツァのミサ(独唱、混声合唱とオルガンのための;2000)(*)
ミサ・ソレムニス、ジョスカン・デプレへのオマージュ
(混声三部合唱と金管六重奏のための;2004)(+)
死者のためのミサ・ブレヴィス(無伴奏混声合唱のための;2005)(#)
バルバラ・ソプスティル=シュチェルバチェヴィチ(ソプラノ(*/+))
アネタ・ウカシェヴィチ(メゾソプラノ(*/+))
マチェイ・ネルコフスキ(バリトン(+))
トマシュ・ピェンタク(バリトン(#))
カジミェシュ・シモニク(指揮)
ワルシャワ・ステファン・ヴィシンスキ大学合唱団
ミハウ・スワヴェツキ(オルガン(*))
録音:2007年5月、ワルシャワ、聖母の訪問&聖アンナ教会

DUX0573 \2080
シマノフスキ、ワーグナー:歌曲集
カロル・シマノフスキ(1882-1937):
聖なる神よ Op.5 No.1/私は居る、そして泣く Op.5 No.2
全世界ははるか遠くに去り Op.2 No.1/白鳥 Op.7
孤独な月 Op.31 No.1a/今ぞ眠れ Op.54 No.2
一日中雨が降っている Op.54 No.6/五月の風 Op.54 No.7
私の心 Op.41 No.1/若い王子(1)Op.41 No.2
若い王子(2)Op.41 No.3/最後の歌 Op.41 No.4
ワーグナー(1813-1883):ヴェーゼンドンク歌曲集
マウゴジャタ・ワレフスカ(メゾソプラノ)
オスカル・イェジョル(ピアノ)
録音:2007年2月、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS1

DUX0576 \2080
カロル・シマノフスキ(1882-1937):
幻想曲ハ長調 Op.14(*)
仮面(ピアノのための3つの詩曲)Op.34(+)
バレエ「ハルナシェ」(グラジナ・バツェヴィチ編曲、
アンジェイ・タタルスキ編曲補筆、2台のピアノのための版)(#)
ヨアンナ・ドマンスカ(ピアノ(+/#))
アンジェイ・タタルスキ(ピアノ(*/#))
録音:2007年1月、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS1(*/#)
1992年、ワルシャワ、国立フィルハーモニー・ホール(+)

DUX0582 \2080
クシシュトフ・ペンデレツキ(1933-):
ヴァイオリンと管弦楽のためのカプリッチョ(1967)(*)
De Natura Sonoris II(1971)(+)
ピアノ協奏曲「復活」(2001/2002)(#)
パトリチヤ・ピェクトフスカ(ヴァイオリン(*))
ベアタ・ビリンスカ(ピアノ(#))
クシシュトフ・ペンデレツキ(指揮)
ポーランド国立放送交響楽団
録音:2005年12月20日(*)、2006年9月20日(+)、2006年9月21日(#)、
カトヴィツェ、グジェゴシュ・フィテルベルク・コンサートホール

DUX0583 \2080
アントニーン・レイハ(アントン・ライヒャ;1770-1836 ):
オーボエと弦楽四重奏のための五重奏曲ヘ長調 Op.107
アンタル・ドラティ(1906-1988):
オーボエと弦楽四重奏のためのノットゥルノとカプリッチョ
マルコム・アーノルド(1921-2006):
オーボエ四重奏曲 Op.61
アダム・ハリツキ(オーボエ)
カメラータ弦楽四重奏団
ウウォジミェシュ・プロミンスキ(第1ヴァイオリン)
アンジェイ・コルディキェヴィチ(第2ヴァイオリン)
ピオトル・レイヘルト(ヴィオラ) ロマン・ホフマン(チェロ)
録音:2001年、スイス、インス、プロテスタント教会
Reicha, Dorati, Arnold:

DUX0590 \2080
ア・ドロップ・イン・ザ・グラス
ムソルグスキー(1839-1881):組曲「展覧会の絵」より
プロムナード,テュイルリー,古城,リモージュの市場,カタコンブ,
卵の殻を付けたひなどりのバレエ,キエフの大門
モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲第21番 K.467 より アンダンテ
J・S・バッハ(1685-1750):2声のインヴェンション第8番
グリーグ(1843-1907):「ペール・ギュント」より 朝,山の魔王の宮殿で
ショパン(1810-1849):前奏曲 Op.28 No.4
バルトーク(1881-1945):ルーマニア民族舞曲集
チャイコフスキー(1840-1893):バレエ「くるみ割り人形」より 花のワルツ
グラス・デュオ
アンナ&アルカディウシュ・シャフラニェツ(グラスハープ)
録音:2007年




<ACTE PREALABLE>
AP0148 \1880
ジプシーのロマンセ
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
ジプシーのロマンセ(ギターのための;7曲)
アストル・ピアソラ(1921-1992):
ハシント・チクラーナ(無伴奏合唱のための)
天使の死(無伴奏合唱のための)
不詳:Tourdion(無伴奏合唱のための)
ジェイムズ・ムーア:アイルランドの祝福(無伴奏合唱のための)
ラヨシュ・デラークバールドス:
エリ・エリ・ラマ・サバクタニ(無伴奏合唱のための)
ロムアルト・エレンツ(ギター)
アンジェイ・リウコ(指揮)
コン・ヴィゴーレ室内合唱団
録音:2005年、ポーランド放送ウーチ支局

AP0153 \1880
アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):
マズルカ集第1巻(アルベール・ルーセルに献呈;1918-1928)
マズルカ集第4巻(1941)
アルテュール・ルービンシュタインへのオマージュ(2つの小品;1973)
エルジビェタ・ティシェツカ(ピアノ)
録音:2005年7月、ポーランド放送ウーチ支局スタジオ

AP0154 \1880
ショパンの教え子たち IV
トマス・D・A・テレフセン(1823-1874):ピアノ作品全集 Vol.4
自作主題と幻想曲 Op.12/トッカータ Op.22
6度の練習曲 Op.43/カプリッチョ・アパッショナート Op.36
夜想曲ホ長調 Op.11/2台のピアノのためのソナタ Op.41(*)
マウゴジャタ・ヤヴォルスカ(ピアノ)
ヨアンナ・ワヴリノヴィチ、クリスティナ・マコフスカ(ピアノ(*のみ))
録音:2006年7月、2007年2月、ワルシャワ、スタジオS1

AP0160 \1880
ショパンの教え子たち V
ユリアン・フォンタナ(1810-1869):ピアノ作品全集 Vol.1
ベッリーニの「夢遊病の女」の動機による華麗なる第一幻想曲 Op.14
カプリス Op.1 No.1「葬送行進曲」
アメリカとスペインの動機による幻想曲「Havanne」Op.10
2つの組曲「12の夢」(練習曲-前奏曲)Op.8
悲歌 Op.7/3つのマズルカ Op.21
2つの幻想曲「キューバ島の思い出」Op.21/バラード Op.17
フベルト・ルトコフスキ(ピアノ)
録音:2007年3月、ワルシャワ、スタジオS1
ショパンと同い年の親友にしてピアノの弟子であり、作曲家・ピアニストとし
ての活動の他、ショパンの作品出版のための写譜や遺作の出版に尽力したフォ
ンタナの作品集。

AP0161 \1880
シモン・クラン(1955-2005):レクィエム
死後[Post mortem](弦楽のための;1981)(*)
夜に[Um nóttina]
(ヴァイオリン独奏、女声合唱と弦楽のための;2000)(+)
レクィエム
(童声独唱、ヴァイオリン独奏、フルート、エレクトリック・ギター、
3群の合唱[童声・女声・男声]、弦楽合奏と打楽器のための;2000)(#)
ヨアンナ・ハイドゥク(ヴァイオリン(*/+))
マレク・ヴロンスキ(ヴァイオリン(#))
トマシュ・カニア(エレクトリック・ギター(#))
ウルシュラ・ヤニク(フルート(#))
バルバラ・スコチンスカ、クシシュトフ・イェドレフスキ(打楽器(#))
ウルシュラ・ボジム(少女独唱(#))
アンジェイ・ボジム(指揮)
グラジナ・バチェヴィチ中等音楽学校第三管弦楽団
ワルシャワ大学室内合唱団コレギウム・ムジクム(+/#)
グレゴリアヌム少年&男声合唱団(#)
録音:2007年4月25日(*/+)、2006年4月12日、ライヴ(#)、
ワルシャワ、グジボフスキ広場の全聖人教会
シモン・クランはワルシャワ近郊生まれのヴァイオリニスト、作曲家、ジャズ
・プレイヤーで、1984年から2000年までアイスランド交響楽団の次席ヴァイオ
リニストを務め、1991年にアイスランド市民権を獲得しました。収録作品はい
ずれもひんやりとした透明感のある北欧的雰囲気が特徴的で、ペルトやグレツ
キに近い趣もあります。「レクィエム」は合唱ファンにぜひ聴いていただきた
い作品。当アルバムは2005年に49歳の若さで亡くなった(ブックレットには
「悲劇的な死」と記されています)クランへの追悼盤として制作されました。

AP0019-21 3枚組 \4700
【特別価格】
グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969):弦楽四重奏のための作品全集
[AP0019]
弦楽四重奏曲第4番/ピアノ五重奏曲第1番(*)/弦楽四重奏曲第7番
[AP0020]
弦楽四重奏曲第6番/同第3番/同第2番
[AP0021]
弦楽四重奏曲第1番/同第5番/ピアノ五重奏曲第2番(*)
アマル・コルデ弦楽四重奏団
ヴァルデマル・マリツキ(ピアノ(*))
録音:1999年
既発売のAP0019-0021をセット化。3枚で2枚半分の価格です。

AP0101/2 2枚組 \3760
J・S・バッハ(1685-1750):平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV846-869
ウルシュラ・バトキェヴィチ(チェンバロ)
録音:1999年6月4-5、7-8日、9月27-28日、ワルシャワ、ポーランド放送スタ
ジオS2
第2巻と合わせた4枚組(AP0101/4、廃盤)からの分売。

AP0103/4 2枚組 \3760
J・S・バッハ(1685-1750):平均律クラヴィーア曲集第2巻 BWV870-893
ウルシュラ・バトキェヴィチ(チェンバロ)
録音:1998年11月24-28、30日、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS2
第1巻と合わせた4枚組(AP0101/4、廃盤)からの分売。

AP0998 4枚組 \5640
【特別価格】
ショパンの教え子たち I-IV
トマス・D・A・テレフセン(1823-1874):ピアノ作品全集
[AP0049]
4つのマズルカ Op.1/大マズルカ 変ロ長調 Op.24/ヴァルハラの祭り Op.40
夜想曲変ト長調 Op.39/ソナタ ハ短調 Op.13/3つのワルツ Op.5
大ワルツ へ長調 Op.30 No.1/同へ短調 Op.30 No.2/夢を通して Op.34
小さな物乞い Op.23   [AP0062]
大練習曲 Op.25/アルバムの綴り Op.16/即興曲ト長調 Op.38
悲歌 Op.7/大ポロネーズ嬰ハ長調 Op.18/6つのマズルカ Op.14
凱旋行進曲変ホ長調 Op.29
[AP0064]
ワルツ変ニ長調 Op.27/バラード Op.28/マズルカ イ長調 Op.33
タランテラ Op.6/夜想曲ト短調 Op.17/アダージョとロンド Op.10
4つのマズルカ Op.3/ブルーラのスロッテル Op.26/フルドラ舞曲 Op.9
スコットランドの旋律集 Op.42/夜想曲 へ長調 Op.2
エリザベト王妃のパヴァーヌ Op.44   [AP0154]
自作主題と幻想曲 Op.12/トッカータ Op.22
6度の練習曲 Op.43/カプリッチョ・アパッショナート Op.36
夜想曲ホ長調 Op.11/2台のピアノのためのソナタ Op.41(*)
マウゴジャタ・ヤヴォルスカ(ピアノ)
ヨアンナ・ワヴリノヴィチ、クリスティナ・マコフスカ(ピアノ(*のみ))
録音:1999年、2000年、2001年、2006年7月、2007年2月
ノルウェーのソニア王妃の生誕70年(2007年7月4日)を祝い、ノルウェーの作曲
家テレフセンのCD(既発売のAP 0049、0062、0064と新譜のAP0154)をセット化
したもの。4枚組で3枚分の価格です。




<ARS PRODUKTION>
ARS38033(SACD-Hybrid) \2700
レーガー、ヴォルフ:男声合唱作品集
マックス・レーガー(1873-1916):10の歌 Op.83(1904-1909)から
Lieblich hat sich gesellet,夕べのセレナード,駆け抜ける軽騎兵,
真夏の夜,Eine gantz neu Schelmweys,恋歌,別れ
フーゴ・ヴォルフ(1860-1903)/
マックス・レーガー編曲:6つの宗教的な歌(1881);
仰ぎ見る,調和(宿屋),諦め,最後の願い,帰依,高揚
フーゴ・ヴォルフ:
3つの男声合唱曲 Op.13(1876);五月の歌,霊の挨拶,夏に
マックス・レーガー:
5つの民謡選集(1898-1899):胸の痛み,恋人の使者,小さな星,
わがディアンダールは谷底深く,昨夜私は夢を見た
9つの民謡選集(1898)から 失恋
イェルク・ゲンスライン(指揮)
レンナー・アンサンブル・レーゲンスブルク(男声合唱)
録音:2007年6月1-3日、ドイツ、アドラースベルク、ドミニコ会教会
レンナー・アンサンブル・レーゲンスブルクはレーゲンスブルク大聖堂聖歌隊
OBにより1987年に創設された男声合唱団で、その名称はレーゲンスブルク大聖
堂のオルガニスト兼作曲家ヨセフ・レナー(1868-1934)に因んでつけられまし
た。2003年、創設指揮者ベルント・エンゲルブレヒトの後を継いで元団員でも
あるイェルク・ゲンスラインが指揮者に就任しました。

ARS38471 \2160
シューベルト(1797-1828):歌曲集「冬の旅」Op.89 D.911
ドミニク・ヴェルナー(バスバリトン)
クリストフ・ハンマー(フォルテピアノ)
録音:2006年3月27-31日、ドイツ、グラフラート、マルタスホーフェン音楽館
使用楽器:1827-1828年、ウィーンにてコンラート・グラーフ製
ドミニク・ヴェルナーはヤコプ・シュテンプフリに師事したドイツのテノー
ル。ピリオド楽器演奏団体との共演を重ね、バッハ・コレギウム・ジャパン
のソリストとして来日もしています。

ARS38905 \2160
忘れな草 音楽は何を物語る
ドイツ民謡:月は昇りぬ
シューベルト:魔王/死と乙女
モーツァルト:すみれ
シューベルト:狩人の夕べの歌
ヴォルフ:笛吹き
ミヒャエル・ゲース:魔法使いの弟子
インゲボルク・ダンツ(ソプラノ)
ミヒャエル・ゲース(ピアノ、司会)
録音:2006年6月21-22日、ヴッペルタール、インマヌエル教会
おそらくドイツ語圏の子供のために制作された、歌曲と語り(いずれもドイツ
語)によるアルバム。絵本のようなブックレットはドイツ語のみの表記となっ
ています。

ARS38906 \2160
ローベルト・シューマン 音楽と朗読によるポートレイト
ソンヒ・キム=ヴュスト(ピアノ)
ハンス・ヴェルナー・ヴュスト(台本作者、朗読)
録音:2007年5月1日
シューマンのピアノ曲と朗読(ドイツ語)で構成されたアルバム。「聴く本 Ein
Holbuch」シリーズの一枚で、ブックレットはドイツ語のみの表記となってい
ます。

ARS38907 \2160
イグナツ・ヨゼフ・プレイエル 音楽と朗読によるポートレイト
パウル・ヴァイゴルト(指揮)
ジェール・フィルハーモニー管弦楽団 他
アドルフ・エーレントラウト(台本作者、朗読)
録音:2007年5月8日(朗読)
プレイエルの楽曲と朗読(ドイツ語)で構成されたアルバム。「聴く本 Ein
Holbuch」シリーズの一枚で、ブックレットはドイツ語のみの表記となってい
ます。

ARS38450 2枚組 \2160
【旧譜・限定特価】
ライン・ドイツ歌劇場の五十年1956-2006
R・シュトラウス:「ナクソスのアリアドネ」から Grossmachtige Prinzessin
イルゼ・ホルヴェーク(ソプラノ:ツェルビネッタ)
アルノルト・クヴェンネット(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音:1956年10月17日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
ヴェルディ:「リゴレット」から
Gleich sind wir beide - Tochter! Mein Vater(第1幕)
ハインツ・イムダール(バリトン:リゴレット)
アンネリーゼ・ローテンベルガー(ソプラノ:ジルダ)
不明(メゾソプラノ:ジョヴァンナ)
アルベルト・エレーデ(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音:1957年、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
ヴェルディ:「マクベス」から
Den vollen Becher lasst froh uns heben(第2幕、宴会の場面)
アストリッド・ヴァルナイ(ソプラノ:マクベス夫人)
ハインツ・イムダール(テノール:マクベス)
アルベルト・エレーデ(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音:1957年11月17日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
R・シュトラウス:「ばらの騎士」から
Sei er doch gut Quinquin - Mein schoner Schatz(第1幕)
ヒルデ・ツァーデク(ソプラノ:元帥夫人)
ハンナ・ルートヴィヒ(メゾソプラノ:オクタヴィアン)
アルノルト・クヴェンネット(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音:1958年2月2日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
ヴェルディ:「アイーダ」から Als Sieger kehre heim !(第1幕)
イングリット・ビョーナー(ソプラノ)
アルノルト・クヴェンネット(指揮)
デュイスブルク・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1963年2月14日、デュイスブルク劇場
ムソルグスキー:
「ボリス・ゴドゥノフ」から Leb wohl mein Sohn(ボリスの死)
マルッティ・タルヴェラ(バス:ボリス)
ブリギッテ・デュルラー(ソプラノ)
アルノルト・クヴェンネット(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音:1967年9月21日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
プッチーニ:「トスカ」から
Ah! Franchigia a Floria Tosca - Com'e lunga l'attesa !(第3幕)
ハナ・ヤンク(ソプラノ:トスカ)
ウィリアム・ホリー(テノール:カヴァラドッシ)
カール・フュリングス(バリトン:シャッローネ)
ヴォルフ・アッペル(テノール:スポレッタ)
ジュゼッペ・パタネ(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音:1970年6月30日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
ロッシーニ:「チェレネントラ(シンデレラ)」から
Nacqui all'affano - non piu mesta(第2幕)
ユリア・ハマリ(アルト:アンジェリーナ)
アルベルト・エレーデ(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
ライン・ドイツ歌劇場合唱団
録音1974年3月17日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
ドヴォルジャーク:「ルサルカ」から Silberner Mond(第1幕)
ヒルデガルト・ベーレンス(ソプラノ)
ペーター・シュナイダー(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音:1975年1月22日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
レオンカヴァッロ:「道化師」から Si puo ? Si puo ?(プロローグ)
ユージン・ホームズ(バリトン)
Hector Urbon(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音:1977年7月13日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
プッチーニ:「ボエーム」から
D'onde lieta usci - Dunque e poprio finita ?(第3幕)
リリアン・スキス(ソプラノ:ミミ)
ゲオルギー・チョラコフ(テノール・ロドルフォ)
ナルシン・アザルミ(ソプラノ:ムゼッタ)
ユージン・ホームズ(テノール:マルチェッロ)
アルベルト・エレーデ(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音1979年11月21日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
ヴォルフガング・フォルトナー(1907-1987):「血の婚礼」から
Dein Vater nahm mich mit
マルタ・メードル(ソプラノ:母)
ウド・ボドニク(テノール:花婿)
ハンス・ヴァラート(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音:1987年2月8日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
プッチーニ:「トスカ」から Tre sbirri, una carozza - Te deum(第1幕)
ゼノン・コスノフスキ(バリトン:スカルピア)
ヴィルヘルム・リヒター(テノール:スポレッタ)
ヤノス・クルカ(指揮)
録音:1992年6月
マスネ:「マノン」から Toi ! Vous ! - Oui, c'est moi !(第3幕)
アレクサンドラ・フォン・デア・ヴェート(ソプラノ:マノン)
セルゲイ・ホーモフ(テノール:デ・グリュー)
バルド・ポディチ(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音:2003年3月30日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
モンテヴェルディ:「ウリッセの帰還」から Io viddi per vendetta(第1幕)
マリセッレ・マルティネス (ソプラノ:ミネルヴァ)
タッシス・クリストヤニス(テノール:ウリッセ)
アンドレアス・シュテーア(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音:2003年6月18日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
レオンカヴァッロ:「道化師」から
Qual fiamma avea nel guardo - Stridono lassu(鳥の歌)
ナターリャ・コヴァロワ (Vogellied der Nedda)
ジョン・フィオーレ(指揮)
デュイスブルク・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2003年6月6日、デュイスブルク劇場
プッチーニ:「外套」から Nulla ! Silenzio(フィナーレ)
ゴードン・ホーキンズ(バリトン:ミケーレ)
アンゲロス・シロス(テノール:ルイジ)
テレーゼ・ヴァルトネル(ソプラノ:ジョルジェッタ)
ジョン・フィオーレ(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音:2003年10月17日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
トマ:「ハムレット」から
A vos jeux, mes amis - Et maintenant ecoutez ma chanson !(第4幕)
マルリス・ペーターセン(ソプラノ:オフィーリア)
アレグザンダー・ジョエル(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音:2006年3月29日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
デュッセルドルフのライン・ドイツ歌劇場の創立50周年を記念するライヴ録音
集。2枚組で1枚分の価格です。

<ARPISTA LUDOVICO>
権威ある「アルピスタ・ルドヴィコ国際ハープ・コンクール」の主宰者であり、
ハープ音楽に関する演奏会企画、講習会、書籍出版等も行っているスペインの
団体、アソシアシオン・アルピスタ・ルドヴィコ(ARLU)のCDレーベル。今回は
前ディストリビューター未案内品を一挙にご紹介いたします。
なお、当ご案内では国際配給元であるテクノサガ社の規格番号を[  ]内に
併記いたします。

AD 017 \2580
[KPD 10.761]
マルティン・サルバ(1958-):
バッハへのオマージュ(無伴奏チェロ組曲;1999)(*)
スターバト・マーテル
(ソプラノ、アルト、ハープ、オルガンと女声合唱のための)(+)
ディミトリフ・フルナディエフ(チェロ(*))
ネカネ・ピニュエーラ(ソプラノ(+))
アナ・モントーヤ(アルト(+))
ソニア・ロドリゲス(ハープ(+))
ホセ・イトゥリア(オルガン(+))
フェルミン・イルアルテ(指揮(+))
サン・フェルミン・アベスバッツァ合唱団(+)
マルティン・サルバはスペインのパンプローナ生まれの作曲家。(*)はスペイ
ンの偉大な劇作家・詩人、ロペ・デ・ベガ(1562-1634)がラテン語からスペイ
ン語(カスティーリャ語)に訳したテキストに作曲されています。

AD 019 \2580
[KPD 10.764]
ハープと弦楽四重奏のためのスペイン音楽
ホアキン・トゥリーナ(1882-1949)/マリア・ロサ・カルボ=マンサーノ編曲:
主題と変奏曲(プラテレスコ様式の連作第1集 より)
ホセ・デ・ラ・ベガ(1929):
捧げもの/アロンソ・デ・ムダーラのファタジア第10による音調変奏曲
舞踊組曲(D・スカルラッティのソナタより編曲)
アレグロス・ソレリアーノス(A・ソレールのソナタより編曲)
バレンティン・ルイス(1939-):
ルドヴィコ幻想曲「ルイス=ムダーラ、道の途中で」
ロベルト・モスケーラ(1957-):ハープを伴う五重奏曲「アイン・ソフ」
マリア・ロサ・カルボ=マンサーノ(ハープ)
アルピスタ・ルドヴィコ室内合奏団(弦楽四重奏)

AD 020 \2580
[KPD 10.765]
チェロとハープの二重奏
ヴィヴァルディ(1678-1741):チェロと通奏低音のためのソナタ第5番
ニコラ・ポルポラ(1686-1768):ソナタ ヘ長調
フランソワ・フランクール(1698-1787):チェロと通奏低音のためのソナタ
シューベルト(1797-1828):レントと悲愴[Lento e Patético]
P・マリオ・コスタ(1808-1864):中世のセレナード
サン=サーンス(1835-1921):「動物の謝肉祭」から 白鳥
アキッレ・シモネッティ(1857-1928):マドリガーレ
ドビュッシー(1862-1918)/マリア・ロサ・カルボ=マンサーノ編曲:夢
ラヴェル(1875-1937)/マリア・ロサ・カルボ=マンサーノ編曲:
眠りの森の美女のパヴァーヌ(「マ・メール・ロワ」より)
マルセル・トゥルニエ(1897-1951):2つのロマンティック前奏曲 Op.17
ディミトリフ・フルナディエフ(チェロ)
マリア・ロサ・カルボ=マンサーノ(ハープ)

AD 021 \2580
[KPD 10.763]
マルティン・サルバ(1958-):室内楽作品集
サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼道の歌(無伴奏チェロのための)(*)
2つのチェロのための組曲(+)
秋の旅(クラリネット、チェロとピアノのための)(#)
ウィーンへの旅の印象(弦楽四重奏のための)(**)
デイヴィッド・ジョンストン(チェロ(*))
デュオ・ポンティセーリョ
カロリーナ・ランドリッシーニ、フアン・アントニオ・アルマルサ(チェロ)
トリオ・B3・クラシック
ジュアン・ボラス(クラリネット) デイヴィッド・ジョンストン(チェロ)
フアンホ・アルビニャーナ(ピアノ)
グレガル弦楽四重奏団
フランセスク・アギラール、カルロス・ドゥラ(ヴァイオリン)
フランシスコ・エミリオ・リョピス(ヴィオラ)
マリア・ビセンタ・カッラスコーサ(チェロ)

AD 022 \2580
[KPD 10.766]
ミリヤム・シュレーダー ハープ・リサイタル
D・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ K.213/同 K.214
C・P・E・バッハ(1711-1788):ソナタ ト長調
エライアス・パリッシュ・アルヴァーズ(1808-1849):
序奏、カデンツァとロンド
フォーレ(1845-1924):即興曲 Op.86/塔の中の姫君
アンリ・ビュッセル(1872-1973):演奏会用小品
マルセル・トゥルニエ(1879-1951):ソナティネ
ピエール・サンカン(1916-):主題と変奏曲
ミリヤム・シュレーダー(ハープ)
2002年第4回アルピスタ・ルドヴィコ国際ハープ・コンクール優勝者。1978年
ドイツのカールスルーエに生まれ、ブリュッセル王立音楽院でスザンナ・ミル
ドニアンに、デトモルト音楽大学でカトリーヌ・ミシェルとゴドリーヴ・シュ
ラマに師事、2005年に演奏家資格試験(Konzertexamen)に合格し、2006年より
ヴァーマールのフランツ・リスト音楽大学で教えています。彼女は日本のフル
ーティスト、藤井香織のデュオ・パートナーでもあります。

AD 023 \2580
[KPD 10.767]
ハープを含む三重奏・四重奏のためのスペイン現代音楽
マヌエル・モレーノ・ブエンディア(1932-):
スペイン民謡組曲(フルート、ヴィオラとハープのための;1985)
ガブリエル・フェルナンデス・アルベス(1943-):
An-At(フルート、ヴィオラとハープのための;1994)
マヌエル・カラスコ(1971-):
ドン・ロドリーゴ(フルート、チェロとハープのための;2003)
ホセ・デ・ラ・ベガ(1929-):
スペインのファンダンゴ(ハープと弦楽四重奏のための)
フェリス・シエラ(1947-):
アルピスタ・ルドヴィコ(フルート、ハープと弦楽三重奏のための)
ダリオ・M・ゴンサレス・モレイラ(1962-):
平和のための舞曲集(ハープと弦楽三重奏のための;2004)
カルロス・ペロン・カーノ(1976-):
ルドヴィコのハープ(ハープと弦楽四重奏のための;2004)
マリア・ロサ・カルボ=マンサーノ(ハープ)
アルピスタ・ルドヴィコ室内合奏団
マリア・ロサ・カルボ=マンサーノ(ハープ) 
ビセンテ・マルティネス(フルート)
マヌエル・ギリェーン(第1ヴァイオリン) 
エミリオ・サンチェス(第2ヴァイオリン)
エミリオ・マテウ(ヴィオラ) ディミトリフ・フルナディエフ(チェロ)

AD 024 \2580
[KPD 10.768]
フランソワ・ドヴィエンヌ(1759-1803):ロマンス(抒情歌曲)集
6つのロマンス(第1集)/6つのロマンス(第2集)
ゴンザルヴ・ド・コルドゥーのロマンス Op.53(1795、パリ刊)
様々な詩人によるロマンス
グルーポ・トリトーノ
ギスレーヌ・ド・サン・バルテルミー(ソプラノ)
アントニオ・アリアス(フルート) ヘラルド・ロペス・ラグーナ(ピアノ)
フルート作品で知られるドヴィエンヌの歌曲が録音されるのは珍しく、Op.53
以外は世界初録音です。

AD 025 \2580
[KPD 10.769]
シャウ・ジー ハープ・リサイタル
アロンソ・ムダーラ(1506?-1580):
ルドヴィコの手法を模したファンタジア第10
C・P・E・バッハ(1714-1788):ソナタ ト長調
シュポア(1784-1859):幻想曲ハ短調
フォーレ(1845-1924):塔の中の姫君
マルセル・グランジャニー(1891-1975):ラプソディー
エルネスト・ハルフテル(1905-1989):羊飼いの踊り
ブリテン(1913-1976):ハープのための組曲 Op.83
シャウ・ジー(ハープ)
2005年第5回アルピスタ・ルドヴィコ国際ハープ・コンクール優勝者。中国に
生まれ、上海音楽院で学んだ後、ミュンヘン音楽演劇大学でヘルガ・シュトル
クに師事。2003年の第15回日本ハープ・コンクール(プロフェッショナル部門)
優勝。(名前のカタカナ表記は日本ハープ協会に従いました。)

AD 009 \2580
[??]
知られざるガリシア
ホセ・カルロス・ロドリゲス(クラビノーバ)
スペイン北西部、ポルトガルの北に位置するガリシア地方の伝承音楽18曲をク
ラビノーバで演奏したアルバム。一応ご紹介いたします。




<TECNOSAGA>
1980年創設、スペインの民俗音楽・伝統音楽・セファルディム音楽・古楽を中
心に扱うマドリードのレーベル。

KPD 10.907 \2300
アドルフォ・オスタ Pase el Agoa
カタルーニャに伝わるトルバドゥール、吟遊詩人と宮廷楽師の歌
ベルナルト・デ・ヴェンタドルン(1147-1170):
Can l'herba fresch'e-Lh folha par
リシャルト・デ・フルニヴァル:Onques n'amai tant que jou fui amee
ギラウト・デ・ボルネーユ(1162-1199)&アラマンダ(1130-1200):
Si-us quer conselh bel'ami'alamanda
ギラウト・デ・ボルネーユ:Reis glorios verais lums e clartatz
不詳:Dindirindin dindirindin(「王宮の歌集」より;1474-1516)
不詳:Domna pos vos ay chausida(13世紀)
不詳:Pase el agoa(「王宮の歌集」より)
伝承曲:La dama d'Aragó
伝承曲:Dansa de la mort(ロゼール・テルメンスによるカタルーニャ語版)
不詳:No pueden dormir mis ojos(「王宮の歌集」より)
伝承曲:Romance de la muerte y el enamorado
伝承曲:Romance de Don Pedro
老マテオ・フレーチャ(1481-1553):La gerigonza
アドルフォ・オスタ(歌)
エルネスト・アグラムント
(ビオラ・ダ・ロダ、パンデーロ、パンデレータ、他)
トニ・シュクラ(マンドーラ、スパニッシュギター)
フランセスク・トマース[パンチート]
(バロックギター、ルネサンスリュート、ハープ)
アドリアナ・アルカイーデ(ヴァイオリン) マルタ・サンペーレ(ヴィオラ)
録音:1993年3月13-14日、サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル、
王立カルロス3世劇場

KPD 10.914 \2300
ジュディス・コーエン
語れ、トルバドゥールよ! 中世のモノフォニー
不詳:Ecce Tempus Gaudii(13世紀)
不詳:Dized, Ay Trobadores(13世紀;「聖母マリアのカンティガ」第260番)
ベアトリス・デ・ディア:A Chantar M'er(13世紀、プロヴァンス)
不詳:Non Sofre Santa Maria(13世紀;「聖母マリアのカンティガ」第159番)
マルティン・コダス:Quantas Sabedes Amar
(12世紀;「カンティガス・デ・アミーゴ」から)
不詳:Dela La Riviere(1500頃)
不詳:Marie-Talon(ケベック)
不詳:Bele Doette(13世紀、フランス)
不詳:La Sexte Estampie Real(13世紀、フランス)
ジュアン・エラルス:Au Temps Pascors(13世紀、フランス)
マルカブル:L'autrier Jost'una Sebissa(12世紀、プロヴァンス)
口承曲:Rufina(ジュディス・コーエン記譜)
マルティン・コダス:Mia Yrmana Fremosa
(12世紀;「カンティガス・デ・アミーゴ」から)
不詳:Com'a Gran Pesar(13世紀;「聖母マリアのカンティガ」第341番)
不詳:A Qui Dir'elle Sa Pensee(1500頃、フランス)
口承曲:La Vielle Fille(フランス、アンジュ)
不詳:Ara Lausetz(13世紀、カタルーニャ)
ジュディス・コーエン
(歌、中世弓奏ビウエラ、アラブ・リュート、リコーダー、打楽器)
タマール・コーエン・アダムス、他(伴唱)
録音:1993年6月、マドリード、ラ・ウニダード・モビル・スタジオ

KPD/PM 10.4011 \2300
ヘンデル(1685-1759):フルートとチェンバロのためのソナタ集
ト短調 Op.1 No.2(*)/ヘ長調 Op.1 No.11(*)/イ短調 Op.1 No.4(*)
ト長調 Op.1 No.5(+)/ハレ・ソナタ第2番ホ短調(+)
マリアーノ・マルティーン(リコーダー(*)、フラウト・トラヴェルソ(+))
マルエル・アリーサ(チェンバロ)
録音:1997年2月10-16日、ラ・サガ・スタジオ




<CODA OUT>
COUT 2008 \2580
[KPD 10.734]
【未案内旧譜】
アデラ・マルティーン 静寂から
エンリケ・グラナドス(1867-1916):嘆き、またはマハとナイチンゲール
ドノスティア神父(1886-1956):6つのバスク民謡
ホセ・ルイス・エチェチピア(1966-):バスク民謡による2つの小品
アデラ・マルティーン:
ロルカへのオマージュ/遊び時間の雨/メタモルフォシス
ラモン・バルセ(1928-):嬰ハ音の高さの前奏曲
フェデリコ・モンポ(ウ1893-1987):ショパンの主題による変奏曲
アデラ・マルティーン(ピアノ)
録音:1999年1月25-27日、スペイン、サラゴサ、アウディトリオ、
ルイス・ガルベ・ホール
アデラ・マルティーンはスペインのサラゴサ出身のピアニスト・作曲家。

KPD 10.788 \2580
ジュアン・シック:徴候
三重奏曲第2番「7つの音」(2002)(*)/都市の光景(2003)(+)
徴候 第1番-第3番(2002)(+)/三重奏曲第1番(2001)(*)
サラエヴォ(1996)(#/+)/夜想曲(1996/2002)(+)
サルドゥイエ三重奏団(*)
ジュアン・シック(ヴァイオリン) ピラール・フアン(チェロ)
コンスエロ・ロイ(ピアノ、プリペアード・ピアノ、クロータロ)
テレサ・サンチェス(ピアノ(+))
リカルド・ペレス(フルート(#))
録音:2003年7月3-4日、スペイン、サラゴサ、アウディトリオ、
ルイス・ガルベ・ホール
ジュアン・シックはスペインのカタルーニャ州リェイダ出身のヴァイオリニス
ト・作曲家。

KPD 975 \2580
アデラ・マルティーン 北の風
ショパン(1810-1849):マズルカ Op.63 No.3/同 Op.17 Nos.2-4
アデラ・マルティーン:
Ibai(エルネスト・ハルフテルに)/OBABA(モンチョ・アルメンダリスに)
ピラール・バヨーナへのオマージュ/夜明け(ホルヘ・オテイサに)
ホアキン・ロドリーゴへのオマージュ/遊び時間の雨/メタモルフォシス
ホセ・ルイス・エチェチピア(1966-):バスク民謡による2つの小品
デルフィン・コロメ(1946-):ロドリーゴのためのティエント
ヘスス・エチェベリア:雨だれ
アデラ・マルティーン(ピアノ)
録音:2005年12月26-27日、スペイン、サラゴサ、アウディトリオ、
ルイス・ガルベ・ホール




<ERNEST ARTAL>
EM 406 \2580
[WHCM 343]
エルネスト・アルタル:神聖三部作 Op.1
無垢/アヴェ・ヴェルム・コルプス(1987)
死/レクィエム・エテルナム/タダイのユダ(1987)
永遠/パーテル・ノステル(1981)
モーツァルト(1756-1791):レクィエム ニ短調 K.626(*)
カルメン・ロメウ(ソプラノ(*))
ピラール・アスナール(アルト(*))
ハビエル・ブルゲーテ(テノール(*))
サルバドールペリス(バス(*))
エルネスト・アルタル(指揮)
バルヴィンスキー・フィルハーモニー管弦楽団
バレンシア自治州合唱団
録音:2007年?、ライヴ
エルネスト・アルタルはバレンシア州アルヘマシ出身の指揮者・作曲家。指揮
法の師はアルトゥール・タマーヨとヘスス・ロペス・コボス。




<MANCHESTER FILES>
CDMAN 133 \1780
J・S・バッハ(1685-1750):
ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調 BWV1047
ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調 BWV1048
ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調 BWV1049
ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調 BWV1051
ラーザリ・ゴズマン(指揮)
レニングラード室内管弦楽団
録音:1971年

CDMAN 134 \1780
ヴァイオリン協奏曲集
オスカー・リーディング(1840-1918)/グリゴリー・コルチマル編曲:
ヴァイオリン協奏曲ロ短調 Op.35
フリードリヒ・ザイツ(1848-1918)/グリゴリー・コルチマル編曲:
学生用協奏曲第2番ト長調 Op.13
ジャン=バティスト・アッコーライ(1845-1910)
/グリゴリー・コルチマル編曲:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調
ヴィヴァルディ(1678-1741):
ヴァイオリン、弦楽とチェンバロのための協奏曲ト長調 Op.3 No.3
ヴァイオリン、弦楽とチェンバロのための協奏曲イ短調 Op.3 No.6
J・S・バッハ(1685-1750):ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV1041
ミハイル・ガントヴァルク(ヴァイオリン、指揮)
サンクトペテルブルク室内アンサンブル・ソロイスツ
グリゴリー・コルチマル(チェンバロ)
録音:1990、1992、2004年

CDMAN 137 \1780
ヘンデル(1685-1759):
「水上の音楽」組曲第3番ト長調
ハープ協奏曲変ロ長調 Op.7 No.3(*)
オーボエとオルガンのためのソナタ第1番ハ短調
合奏協奏曲ヘ長調 Op.6 No.9
タチヤナ・タウエル(ハープ(*))
ウラディーミル・クルリン(オーボエ(+))
セルゲイ・ツァツォーリン(オルガン(+))
ラーザリ・ゴズマン(指揮)
レニングラード室内管弦楽団
録音:1974年

CDMAN 138 \1780
ヘンリー・パーセル(1659-1695):オペラ「ディドーとエネアス」
エフゲニヤ・ゴルホフスカヤ(ディドー)
ニコライ・コローシン(エネアス)
ワレンティナ・コジレワ(ベリンダ)
ナデジダ・ヴァイネル(魔法使い) 他
ワレンティン・ネステロフ(指揮)
レニングラード室内管弦楽団 室内合唱団
録音:1977年

CDMAN 139 \1780
グルック(1714-1787):オペラからの抜粋集
「オルフェオとエウリディーチェ」(*)、「アウリスのイフィゲニア」(+)、
「タウリスのイフィゲニア」(#) から
ニコライ・アレクセーエフ(アガメムノン(+)、トアス(#))
ウラディーミル・パンクラートフ(コルハス(+))
エフゲニヤ・ゴルホフスカヤ(クリテムネストラ(+))
エフゲニヤ・ツェロヴァリニク(イフィゲニア(+/*))
ユーリー・マルーシン(オレステス(#))
ワレンティン・ズベーレフ(フルート(*))
ユーリー・セミョーノフ、ヴィクトル・フェドートフ(指揮)
サンクトペテルブルク室内管弦楽団
アレクサンドル・ドミトリエフ(指揮)
ムソルクスキー・オペラ&バレエ劇場女声合唱団
録音:1973、1977、2000年

CDMAN 141 \1780
クラシカル・ダンス・アルバム
チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」から(*)
白鳥のひなたちの踊り,スペイン舞曲,ナポリ舞曲,
ハンガリー舞曲(チャルダーシュ),マズルカ
グリーグ:
「ペール・ギュント」から アニトラの踊り(+)/ノルウェー舞曲(++?)
チャイコフスキー:
バレエ「くるみ割り人形」から(*) 羊飼いの踊り,花のワルツ
ドヴォルジャーク:スラブ舞曲(#)
フラズノフ:バレエ「ライモンダ」から スペイン舞曲(**)
プロコフィエフ:
プーシキン・ワルツ(+)/古典交響曲 から ガヴォット(+? ++?)
ショスタコーヴィチ:ワルツ(+)
グリンカ:ホタ・アラゴネーサ(**)
ボロディン:
オペラ「イーゴリ公」から ポロヴェツ人[だったん人]の踊り(#)
アンドレイ・アニハーノフ(指揮(*))
サンクトペテルブルク国立交響楽団(*)
ウラディーミル・アリトシュレル(指揮(+))
サンクトペテルブルク交響楽団(+)
アレクサンドル・カントロフ(指揮(#))
国立クラシカ交響楽団(#)
レオ・コルヒン(指揮(**))
ペテルスホフ管弦楽団(**)
アレクサンドル・チェルヌシェンコ(指揮(++))
国立カペラ交響楽団(++)
録音:1993-1998年

CDMAN 143 \1780
ピアノ名曲集
ベートーヴェン:エリーゼのために(*)
ピアノ・ソナタ第14番「月光」から 第1楽章(+)
ロンドとカプリッチョ Op.129(#)
シューベルト:楽興の時 ヘ短調(**)
シューマン:トロイメライ(**)
ショパン:夜想曲第2番変ホ長調(++)/ワルツ第7番嬰ハ短調(+)
リスト:愛の夢(*)
チャイコフスキー:「四季」から トロイカ(+),舟歌(+)
ムソルグスキー:
組曲「展覧会の絵」から プロムナード(+),バーガ・ヤーガ(+)
ドビュッシー:月の光(*)
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ(+)
ショパン:練習曲第12番ハ短調「革命」(**)
アンナ・メジロワ(ピアノ(*))
ワレーリー・ヴィシネフスキー(ピアノ(+))
イーゴリ・レベデフ(ピアノ(#))
パーヴェル・エゴロフ(ピアノ(**))
タチヤナ・ザゴロフスカヤ(ピアノ(++))
録音:1991-1998年

CDMAN 144 \1780
名序曲集
グリンカ:オペラ「ルスランとリュドミラ」序曲(*)
モーツァルト:オペラ「魔笛」序曲(+)
ベートーヴェン:オペラ「フィデリオ」序曲(+)/「エグモント」序曲(+)
チャイコフスキー:
幻想序曲「ロメオとジュリエット」(#)/バレエ「くるみ割り人形」序曲(#)
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲(**)
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮(*))
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(*)
アルノリト・カッツ(指揮(+))
ノボシビルスク・フィルハーモニー管弦楽団(+)
アンドレイ・アニハーノフ(指揮(#))
サンクトペテルブルク国立交響楽団(#)
アレクサンドル・ドミトリエフ(指揮(**))
サンクトペテルブルク交響楽団(**)
録音:1973-1994年

CDMAN 145 \1780
西欧のバロック音楽
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
チェロと通奏低音のためのソナタ第3番(*)
ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー(1644-1704):
2つのヴァイオリン、トロンボーンと通奏低音のためのトリオ・ソナタニ短調
(+)
ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス(1713-1780):
オーボエとオルガンのための幻想曲(#)
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
フルートとチェンバロのためのパルティータ第5番ホ短調(**)
ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ(1697-1773):
フルートと通奏低音のためのソナタ第3番(**/++)
ゲオルギー・ギノフケル(チェロ(*))
ユーリー・セミョーノフ(オルガン(*))
グリゴリー・クネレル、ミハイル・エストリン(ヴァイオリン(+))
ヴィクトル・ヴェングロフスキー(トロンボーン(+))
ニーナ・オクセンチヤン(オルガン(+))
ゲルマン・ルキヤニン(コントラバス(+))
ウラディーミル・クルリン(オーボエ(#))
セルゲイ・ツァツォーリン(オルガン(#))
ウラディーミル・フェドートフ(フルート(**))
レフ・ボルディレフ(チェンバロ(**))
ヴィクトル・ソボレンコ(コントラバス(++))
録音:1979、1981、1985年

CDMAN 151 \1780
ガリーナ・コワレワ 16-18世紀の声楽
ジュリオ・カッチーニ(1548頃-1618):アヴェ・マリア/麗しのアマリッリ
アレッサンドロ・ストラデッラ(1642-1682):憐れみたまえ、主よ
アレッサンドロ・スカルラティ(1660-1725):すみれ
J・S・バッハ(1685-1750):カンタータ第21番 から ため息、涙(*)
ヘンデル(1685-1759):オペラ「アレッサンドロ」から ロクサーナのアリア(+)
ヘンデル:オペラ「セルセ」から セルセのアリア(+)
トマソ・ジョルダーニ(1733-1806):カロ・ミオ・ベン
モーツァルト(1756-1791):
オペラ「コシ・ファン・トゥッテ」から フィオルディリージのアリア(#)
ガリーナ・コワレワ(ソプラノ)
ニーナ・オクセンチヤン(オルガン(#以外))
ウラディーミル・クルリン(オーボエ(*))
タネーエフ弦楽四重奏団(+)
アレクサンドル・ドミトリエフ(指揮(#))
サンクトペテルブルク交響楽団(#)
録音:1980-1982年

CDMAN 153 \1780
ヴィヴァルディ(1678-1741):「調和の霊感」Op.3 から
2つのヴァイオリン、チェロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ト短調 No.2
ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲長調 No.3
ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲イ長調 No.6
2つのヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲イ短調 No.8
4つのヴァイオリン、チェロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ロ短調 No.10
2つのヴァイオリン、チェロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ短調 No.11
ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調 No.12
ミハイル・ガントヴァルク(ヴァイオリン、指揮)
サンクトペテルブルク室内アンサンブル・ソロイスツ
録音:1990年

CDMAN 154 \1780
テミルカーノフ バレエ組曲集
ストラヴィンスキー(1882-1971):「ペトルーシュカ」組曲(1911/1946)
ラヴェル(1875-1937):「ダフニスとクロエ」組曲第2番(1912)
アンドレイ・ペトロフ(1930-):「創世記」組曲(1971)(*)
ユーリー・テミルカーノフ(指揮)
サンクトペテルブルク交響楽団
国立合唱学校少年合唱団(*)
録音:1971-1977年

CDMAN 155 \1780
ゲオルギー・スヴィリドフ(1915-1998):母国への讃歌 合唱作品集
ロシアの詩人の詩による5つの合唱曲(*)
なくした青春,青い夕べ,息子が父親と会った時,
歌はどのように生まれたか,馬の群れ
混声合唱のためのカンタータ「母国への讃歌」(+)
プーシキンの3つの詩
ぼくらのばらはどこに?,ロシアにルガの町はある,人生がお前を欺くならば
トルストイの戯曲「皇帝フョードル・ヨアノヴィチ」への付随音楽 から
3つの合唱曲;聖なる愛,祈り,償いの詩
3つの小品;輪踊り,春の歌,クリスマス・キャロル
ワシーリー・ティモーニン(テノール(*))
タチヤナ・ムラトワ(ソプラノ(+))
ヤンナ・ポレフツォワ(メゾソプラノ(+))
ウラディーミル・ロマンチュク(テノール(+))
ワレーリー・スタロドゥプツェフ(バス(+))
ウラディスラフ・チェルヌシェンコ(指揮)
サンクトペテルブルク国立カペラ(合唱)
録音:1982-1983年

CDMAN 157 \1780
ドイツのバロック音楽
J・S・バッハ(1685-1750):ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調
ヘンデル(1685-1759):「水上の音楽」組曲第3番ト長調
テレマン(1681-1767):「ターフェルムジーク」から 組曲変ロ長調
ラーザリ・ゴズマン(指揮)
レニングラード室内管弦楽団
録音:1967-1974年

CDMAN 158 \1780
ボリス・グートニコフ ヴァイオリン協奏曲集
J・S・バッハ(1685-1750):ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV1041(+)
J・S・バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV1043(*/+)
モーツァルト(1756-1791):ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219(#)
ボリス・グートニコフ(ヴァイオリン)
ミハイル・ワイマン(ヴァイオリン(*))
ラーザリ・ゴズマン(指揮(+))
レニングラード室内管弦楽団(+)
エドヴァルド・セーロフ(指揮(#))
新旧音楽管弦楽団(#)
録音:1964、1979年

CDMAN 159 \1780
ウラディーミル・クルリン オーボエ協奏曲集
ヴィヴァルディ(1678-1741):オーボエと弦楽のための協奏曲イ短調
J・S・バッハ(1685-1750):ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調 BWV1046(*)
ベネデット・マルチェッロ(1686-1739):
オーボエと弦楽のための協奏曲ハ短調
テレマン(1681-1767):
オーボエ、弦楽合奏とチェンバロのための協奏曲ヘ短調(+)
ウラディーミル・クルリン(オーボエ)
ヴィタリー・ブヤノフスキー、ウラディーミル・シャルィト(ホルン(*))
オリガ・クルィロワ(チェンバロ(+))
ラーザリ・ゴズマン(ヴァイオリン(*)、指揮)
レニングラード室内管弦楽団
録音:1971-1977年

CDMAN 161 \1780
ユーリー・クラマーロフ ヴィオラ
モーツァルト(1756-1791):
ヴァイオリンとヴィオタのための協奏交響曲変ホ長調 K.364(*)
ブラームス(1833-1897):ヴィオラ・ソナタ ヘ短調 Op.120 No.1(+)
ドビュッシー(1862-1918):
フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ(1915)(#)
ユーリー・クラマーロフ(ヴィオラ)
ヴィクトル・リベルマン(ヴァイオリン(*))
エドゥアルド・セーロフ(指揮(*))
レニングラード室内管弦楽団(*)
タチヤナ・ヴォスクレセンスカヤ(ピアノ(+))
スタニスラフ・ポシェホフ(フルート(#))
アリアドナ・トゥガイ(ハープ(#))
録音:1971-1977年

CDMAN 176 \1780
パヴロフスク駅の音楽
ミハイル・グリンカ(1804-1857):ワルツ幻想曲(パヴロフスク・ワルツ)
ヨゼフ・グングリ(1810-1889):行進曲/ポルカ
ヨゼフ・ラビツキー(1802-1881):牧歌
アレクサンドル・アリャビエフ(1787-1851):「朝と晩」序曲
アレクサンドル・ダルゴムィシスキー(1813-1869):コサック舞曲
チャイコフスキー(1840-1893):夜想曲/ユモレスク
アントン・ルビンシテイン(1829-1894):メロディー
ヨハン・シュトラウス II(1825-1899):近衛騎兵行進曲
ネヴァ川(ポルカ)/サンクトペテルブルクへの別れ(ワルツ)
レオ・コルヒン(指揮)
ペテルスホフ管弦楽団
録音:1990年
かつて OPUS 111レーベルから発売され国内仕様盤(『パヴロフスク駅にて-ロ
シアのオーケストラの誕生』)も出ていたアルバムと同一音源。曲順は異なり
ます。

CDMAN 177 \1780
リスト(1811-1886):ピアノ作品選集
ハンガリー狂詩曲第2番/愛の夢/忘れられたワルツ 嬰へ長調
「巡礼の年 第2年 イタリア」から 3つのペトラルカのソネット
第47番,第104番,第123番
パガニーニによる大練習曲 から ラ・カンパネッラ
コンソレーション 第3番変ニ長調
メフィスト・ワルツ第2番「村の居酒屋での踊り」
ウラディーミル・ミシュク(ピアノ)
録音:2002年
1990年の第9回チャイコフスキー国際コンクール第2位、度重なる来日で人気の
高いミシュク得意のリスト。

CDMAN 178 \1780
ロシアの奇想曲集
ミハイル・グリンカ(1804-1857):
ホタ・アラゴネーサの主題による華麗な奇想曲(1845)
アントン・ルビンシテイン(1829-1894):
ロシア奇想曲(ピアノと管弦楽のための)Op.102(*)
チャイコフスキー(1840-1893):イタリア奇想曲 Op.45
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):スペイン奇想曲 Op.34
イーゴリ・レベデフ(ピアノ(*))
レオ・コルヒン(指揮)
ペテルスホフ管弦楽団
録音:1995年

CDMAN 179 \1780
ロシアの初期オペラ
エフスティグネイ・フォミーン(1761-1800):
オペラ「郵便馬車の御者」(1786)(*)
ステパン・ダヴィードフ(1777-1825):
オペラ「レスタ、ドニエプル川の水の精」(1805) 抜粋(+)
バレエ「たたえられた徳」序曲(1801)(+)
独唱者(不詳)
ウラディスラフ・チェルヌシェンコ(指揮(*))
サンクトペテルブルク国立リムスキー=コルサコフ音楽院オペラ・バレエ劇場
管弦楽団(*)
サンクトペテルブルク国立カペラ(合唱(*))
アレクサンドル・ドミトリエフ(指揮(+))
サンクトペテルブルク交響楽団(+)
録音:1979、1982年

CDMAN 180 \1780
ブリテン(1913-1976):
シンプル・シンフォニー Op.4(+)
18の弦楽器のための前奏曲とフーガ Op.29(*/+)
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.15(#)
ラーザリ・ゴズマン(ヴァイオリン(*)、指揮(+))
レニングラード室内管弦楽団(+)
ボリス・グートニコフ(ヴァイオリン(#))
アレクサンドル・ドミトリエフ(指揮(#))
サンクトペテルブルク交響楽団(#)
録音:1972、1981年

CDMAN 182 \1780
アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):
浄夜 Op.4
エルネスト・クシェネク(1900-1991):
フルートと弦楽のための組曲(1954)
ベラ・バルトーク(1881-1945):
弦楽のためのディヴェルティメント(1939)
レオ・コルヒン(指揮)
サンクトペテルブルク・モーツァルテウム室内管弦楽団
録音:1995年




<WCD>
WCD 97005 \1780
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲第3番ニ長調「ポーランド」Op.29
イタリア奇想曲 Op.45
アレクサンドル・ティトフ(指揮)
サンクトペテルブルク交響楽団
(P)1993 CMS (C)1997 WCD

WCD 97008 \1780
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲第6番ロ短調「悲愴」Op.74
交響的バラード「ヴォエヴォダ」Op.78
アレクサンドル・ティトフ(指揮)
サンクトペテルブルク交響楽団
(P)1993 CMS (C)1997 WCD

WCD 98014 \1780
ラフマニノフ(1873-1943):
ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調 Op.1
ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18
アレクセイ・オルロヴェツキー(ピアノ)
アレクサンドル・ティトフ(指揮)
サンクトペテルブルク交響楽団
(P)1993 CMS (C)1998 WCD

WCD 98015 \1780
ラフマニノフ(1873-1943):
ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30(*)
未完成の弦楽四重奏曲(1889)(+)
アレクセイ・オルロヴェツキー(ピアノ(*))
アレクサンドル・ティトフ(指揮(*))
サンクトペテルブルク交響楽団(*)
弦楽四重奏団(+)
イリーナ・アリストワ(第1ヴァイオリン) 
ガリーナ・イオノワ(第2ヴァイオリン)
ガリーナ・ラズヴァエワ(ヴィオラ) ミハイル・ヴォロンゾフ(チェロ)
(P)1993 CMS (C)1998 WCD

WCD 98016 \1780
ラフマニノフ(1873-1943):
交響的舞曲集 Op.45
交響詩「死の島」Op.29
アレクサンドル・ティトフ(指揮)
サンクトペテルブルク交響楽団
(P)1993 CMS (C)1998 WCD

WCD 98017 \1780
チャイコフスキー(1840-1893):
ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23(*)
オペラ「エフゲニー・オネーギン」から ポロネーズ,ワルツ
ヴェロニカ・レズニコフスカヤ(ピアノ(*))
アレクサンドル・ティトフ(指揮)
サンクトペテルブルク交響楽団
(P)1993 CMS (C)1998 WCD




<IM LAB>
IMLCD 007 \1780
ジャン=バティスト・カルドン(1760-1803):ハープ・ソナタ&歌曲集
ハープ・ソナタ ヘ長調
「ハープを伴うイタリアのアリエッタ他の日記」(1797)から(*)
魅惑の木(第6曲;ロマンス)
それゆえ、人は皆あなたの法に従わねばならない(第23曲;シャンソン)
それが私のあの方を喜ばせるとき(第29曲;シャンソン)
ハープ・ソナタ ヘ短調
「ハープを伴うイタリアのアリエッタ他の日記」から(*)
私のお母さん(第11曲;イタリア風カンツォネッタ)
わが悲哀の涙と心のため息(第25曲;アリエッタ)
高貴なトルバドゥール(第15曲;アリエッタ)
ハープ・ソナタ ロ長調
イリーナ・ドンスカヤ(ハープ)
マリーナ・フィリッポワ(メゾソプラノ)
録音:1998年5月、サンクトペテルブルク、国立カペラ・コンサートホール
ジャン=バティスト・カルドンはフランスのハープ奏者・作曲家。フランス革
命後はロシアのサンクトペテルブルクで活躍しました。
イリーナ・ドンスカヤはサンクトペテルブルク音楽院でヤチヤナ・タウエルに
師事したハープ奏者。

IMLCD 071 \1780
ソフィア・プレオブラジェンスカヤ(1904-1966) Vol.1
ヘンデル(1685-1759):ディッティンゲン・デ・デウム から Dignare(+)
J・S・バッハ(1685-1750):
カンタータ BWV33 から わが歩みはいかに怖れによろめきしか(*)
カンタータ BWV54 から いざ、罪に抗すべし(*)
来たれ、甘き死よ BWV478(アリア)(+)
今ぞわが命は突きぬ K.457(アリア)(+)
カンタータ BWV86 から されどわれはバラを折らん(#/*)
ヘンデル:(**)
オペラ「アルチーナ」から ルッジェーロのアリア
オペラ「リナルド」から アルミレーナのレチタティーヴォとアリア
オペラ「セルセ」から セルセのレチタティーヴォとアリア
オペラ「トローメオ」から トローメオのアリア
オラトリオ「快活の人、沈思の人、温和の人」から レチタティーヴォとアリア
ヘンリー・パーセル(1659-1695):
オペラ「ディドーとエネアス」から ディドーのレチタティーヴォとアリア(**)
ソフィア・プレオブラジェンスカヤ(メゾソプラノ)
イサイヤ・ブラウド(ピアノ(*)、オルガン(+))
レフ・オスコツキー(ヴァイオリン(#))
ジェマル・ダルガート(指揮(**))
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(**)
録音:1953、1959年

IMLCD 075 \1780
デュオ
モーツァルト(1756-1791):ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 K.304
ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調
プロコフィエフ(1891-1953):ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.94a
デュオ
エレノア・パーシー(ヴァイオリン) イリーナ・リャホフスカヤ(ピアノ)
録音:2003年1月6、8、10日、サンクトペテルブルク、聖エカテリーナ・プロ
テスタント教会
1979年英国マルヴァーン生まれのエレノア・パーシーとロシアのサンクトペテ
ルブルク生まれのイリーナ・リャホフスカヤはロンドンのトリニティ・カレッ
ジ・オヴ・ミュージックで出会い、2000年にデュオを組みました。

IMLCD 077 2枚組 \3560
ソフィア・プレオブラジェンスカヤ(1904-1966) Vol.7
セルゲイ・タネーエフ(1856-1915):オペラ「オレステヤ」(1895)
ソフィア・プレオブラジェンスカヤ(メゾソプラノ;クリテムネストラ)
V・モロゾフ(アガメムノン) K・ラプチョフ(エギスト)
M・ドヴェンタン(オレスト) N・セルヴァリ(エレクトラ) 他
ジェマル・ダルガート(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(**)
録音:1958年

IMLCD 080 \1780
モスクワの娯楽音楽
アレクセイ・ヴェストロフスキー(1799-1862):
ロマンス、バラード、歌曲とオペラ、ドラマ、ヴォードヴィルからの抜粋集
オペラ「アスコリドの墓」から
序奏とナデジダのアリア(A・シテインルフト編曲)
オペラ「ホームシック」から 深い森(アリア)
鐘/ジプシーの歌/3つの火傷の歌(バラード)
ヴォードヴィル「誰かが兄弟、誰かが姉妹」から 彼女はまったく
2羽のからす/劇伴音楽「フィガロの結婚」から ケルビーノの愛の歌
劇伴音楽「ロシアの兵士クレムニョフ」から 雨無く枯れる草のように
スペインの歌/黒いショール(バラード)/歌手
ヴォードヴィル「パリでの十五年」から ローサの愛の歌
乙女の歌/劇伴音楽「ロスラヴレフ」から 彼は私をこんなに愛している
ヴォードヴィル「請願者」から ヴェルサック夫人のクプレ
オペラ「ホームシック」から パヒータのアリア
オペラ「アスコリドの墓」から ナデジダのアリア(A・シテインルフト編曲)
マリーナ・フィリッポワ(メゾソプラノ)
イリーナ・ドンスカヤ(ハープ)
ドミートリー・バルバシン(ピアノ)
コンスタンティン・イリギン、アレクサンドル・ヤスネフ(ギター)
アレクサンドル・キスカチ(フルート)
ドミートリー・マホヴィコフ(クラリネット)
ワレンティン・マリノフ(コントラバス)
ネフスキー弦楽四重奏団

IMLCD 081 \1780
ジョヴァンニ・マリア・ルティーニ(1723-1797):
チェンバロのための6つのソナタ Op.6(1759-1760)
第1番イ長調,第2番ニ長調,第3番ヘ長調,
第4番ト長調,第5番ト短調,第6番変ホ長調
ウラディーミル・ラトチェンコフ(チェンバロ)
録音:2004年1月31日、2月5日、サンクトペテルブルク、シェレメーチェフ
宮殿、白の間
ジョヴァンニ・マリア・ルティーニはフィレンツェに生まれたイタリアの作曲
家で、1758年から1760年頃までサンプトペテルブルクのシェレメーチェフ伯爵
の宮殿に滞在し作曲や指揮を行いました。収録作品はこの時期に書かれたもの
で、これが世界初録音。ルティーニの鍵盤楽曲はチェンバロからフォルテピア
ノへの転換期の典型的作風を示しており、音楽史的に極めて重要視されていま
す。ルティーニゆかりのシェレメーチェフ宮殿内にはサンクトペテルブルク音
楽博物館があります。この録音にも同館の所蔵楽器が使用されたと思われ、
ジャケットは美しいチェンバロの写真が掲載されていますが、ブックレットに
楽器に関する情報が記載されていないのが残念です。

IMLCD 091 \1780
サンクトペテルブクル・フィルハーモニー大ホールのヴァルカー=クライス・
オルガン
J・S・バッハ(1685-1750):
前奏曲とフーガ ハ長調 BWV531/われは御身の御座の前に進む BWV668
リスト(1811-1886):
BACHによる前奏曲とフーガ/アダージョ変ニ長調(コンソレーション)
メンデルスゾーン(1805-1847):オルガン・ソナタ第2番ハ短調-ハ長調
マックス・レーガー(1873-1916):幻想曲とフーガ ニ短調 Op.135b
クリストフェル・クシナリョフ:パッサカリア嬰ヘ短調
ダニエル・ザレンスキー(オルガン)
録音:
2004年12月16-17日、サンクトペテルブクル・フィルハーモニー大ホール
使用楽器:1840年、E・F・ヴァルカー社製(2004年、ヨハネス・クライス修復)

IMLCD 136 \1780
ラフマニノフ(1873-1943):
聖金口イオアンの聖体礼儀[聖ヨハネス・クリソストムスの典礼]Op.31
オリガ・ストゥプネワ(指揮)
ロジデストヴォ合唱団
[サンクトペテルブルク・フィルハーモニー協会のソロ歌手たち]
録音:2001年

IMLCD 144 \1780
ソロフキー修道院の聖歌集 Vol.2 (全24曲)
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
ワラーム合唱学校男声合唱団
録音:1996年





<RUSSIAN MUSIC SOCIETY>
現地からの情報によりますと、一部CD-R盤の可能性があるとのことです。
あらかじめご了承ください。

RMSCD 10001 \1980
ユーリー・シモノフ・コレクション Vol.1
ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲第4番変ロ長調 Op.60(*)
交響曲第1番ハ長調 Op.21(+)
ユーリー・シモノフ(指揮)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2003年10月23日(*)、2002年4月11日(+)、モスクワ音楽院大ホール

RMSCD 10002 \1980
ユーリー・シモノフ・コレクション Vol.2
ラフマニノフ(1873-1943):交響曲第2番ホ短調 Op.27
ユーリー・シモノフ(指揮)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2001年10月9日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

RMSCD 10003 2枚組 \3650
ユーリー・シモノフ・コレクション Vol.3
ショスタコーヴィチ(1906-1975):バレエ「黄金時代」Op.22
ユーリー・シモノフ(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団
録音:2005年
S
RMSCD 10004 \1980
ユーリー・シモノフ・コレクション Vol.4
チャイコフスキー(1840-1993):
バレエ「白鳥の湖」Op.20 からの組曲(ユーリー・シモノフ編纂)
ユーリー・シモノフ(指揮)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2002年12月27日、チャイコフスキー・コンサートホール、ライヴ

RMSCD 10005 \1980
ユーリー・シモノフ・コレクション Vol.5
ベルリオーズ(1803-1969):幻想交響曲 Op.14
ユーリー・シモノフ(指揮)
スロヴェニア・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1994年5月26-27日、スロヴェニア、リュブリャーナ、ガルス・ホール、
ライヴ

RMSCD 10006 \1980
ユーリー・シモノフ・コレクション Vol.6
ラフマニノフ(1873-1943):交響詩「岩」Op.7
プロコフィエフ(1892-1953):
バレエ「ロメオとジュリエット」Op.64 からの組曲(ユーリー・シモノフ編纂)
ユーリー・シモノフ(指揮)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2002年2月14日(*)、2003年4月9日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ





<SLOVAK RADIO (RADIO BRATISLAVA)>
RB 0282-2 \2080
ドヴォルジャーク(1841-1904):
交響曲第9番ホ短調「新世界より」Op.95
序曲「自然の中で」Op.91/序曲「謝肉祭」Op.92/序曲「オセロ」Op.93
カーク・トレヴァー(指揮)
スロヴァキア放送交響楽団
録音:2002年12月、ブラチスラヴァ、スロヴァキア放送スタジオ1
合衆国を本拠に活動している英国人指揮者カーク・トレヴァーはチェコ、スロ
ヴァキアのオーケストアとの関係も深く、スロヴァキア放送交響楽団とは2000
年以来アメリカ音楽の録音シリーズを展開しています。

RB 0290-2 \2080
ゲイザ・ドゥシーク(1907-1988):
オペレッタ「陶工の舞踏会」(パヴォル・ブラクサトリース台本)
ペテル・ドヴォルスキー、エヴァ・シェニグロヴァー、
ヤナ・ヴァラーシュコヴァー、
ドゥシャン・ヤルヤベク、ユリアナ・ヤムリシュコヴァー、ユライ・ペテル、
ヤン・デュルチョ、ラジスラフ・ネスヒダ、ヤロスラフ・ドヴォルスキー、
トマーシュ・ヴァレンタ、ラドヴァン・ブラーニク、
ミクラーシュ・ドボシュ、
ペテル・スヴェトリーク、マグダ・パヴェレコヴァー(歌唱)
ズデニェク・マハーチェク(指揮)
スロヴァキア放送交響楽団
ルーチニカ合唱団
録音:2002年10月-2003年6月、ブラチスラヴァ、スロヴァキア放送スタジオ
スロヴァキアのオペレッタ作曲家ゲイザ・ドゥシークの代表作の一つ。スロ
ヴァキア人には周知の曲ということなのでしょうか、ブックレットは添付さ
れておりません。

RB 0140-2 \2080
【旧譜・再案内】
オクテット・シンガーズとクリスマス
ミロシュ・シュチェヴォヴェ編曲:クリスマス・イントラーダ
ミクラーシュ・シュナイダー=トルナフスキー(1881-1958)
/ペテル・ホヘル編曲:大いなる喜び
ミクラーシュ・モイゼス(1872-1944):めでたし、幼きイエス
イヴァン・フルショフスキー(1927-):
起きよ、羊飼いたち(スロヴァキアの3つのキャロル)(*)
トマーシュ・ノルベルト・コウトニーク(1698-1775):羊飼いの歌
ヤン・ミハリチカ(1793-1866):牧歌 ト長調
ローベルト・ヨハン・ネーポムク・フューラー(1807-1861)
/ペテル・ホヘル編曲:牧歌第3番ニ長調
スデニェク・カニャーク(1910-1991):田園組曲(キャロル集)
ドニゼッティ:アヴェ・マリア
パヴォル・ザヤーチェク編曲:
ラ・ナニーナ・ナ・ナ(スペインのキャロル)/山に登って言うがいい
ヒュー・マーティン/ラルフ・ブレーン/パヴォル・ザヤーチェク編曲:
あなたに楽しいクリスマスを/マリアはみどり児を生んだ、主よ
ブランカ・ユハニャーコヴァー、パヴォル・ザヤーチェク(指揮)
オクテット・シンガーズ
パヴォル・ザヤーチェク・オーケストラ
ヘンリエッタ・レドナールコヴァー(ソプラノ)
モイゼス弦楽四重奏団 ほか
録音:1997年、ブラチスラヴァ、スロヴァキア放送コンサートホール
オクテット・シンガーズはスロヴァキア・フィルハーモニー合唱団の男声団員
8名によって結成されたアンサンブル。

RB 0142-2 \2080
【旧譜・再案内】
マルチン・バブヤク ライヴ
モーツァルト:
オペラ「フィガロの結婚」序曲
オペラ「ドン・ジョヴァンニ」から 酒が回っているうちに
/手を取りあって(*)
ロッシーニ:
オペラ「セビーリャの理髪師」から 私は町の何でも屋/それじゃ私ね(+)
ドニゼッティ:オペラ「ファヴォリータ」から
Ma de' malvagi invan - Vien, Leonora a'piedi tuoi
グノー:オペラ「ファウスト」から 故郷の土地を離れる前に
ビゼー:オペラ「カルメン」から 第3幕間奏曲/諸君の乾杯を喜んで受けよう
クルティス/イジー・フデツ編曲:忘れな草
カプア/ペーター・ブライナー編曲:オ・ソレ・ミオ
カールマーン:オペレッタ「チャルダーシュ姫」序曲
ミレッカー:オペレッタ「乞食学生」から オレンドルフの歌
ゲイザ・ドゥシーク(1907-1988):
オペレッタ「陶工の舞踏会」から シャーンドル・ベニツキーの歌
ルドルフ・ピスカーチェク(1884-1940):「浮浪者」から 浮浪者の歌
ミクラーシュ・シュナイダー=トルナフスキー(1881-1958)/
アレクサンドル・モイゼス編曲:もしも私が鳥ならば(心の歌集 から)
マルチン・バブヤク(バリトン)
リュビカ・バルギコヴァー(ソプラノ(*))
ヨラナ・ファガショヴァー(メゾソプラノ(+))
アルフレート・ヴァルラー(指揮)
コシツェ国立フィルハーモニー管弦楽団
録音:1997年10月16日、コシツェ芸術館、ライヴ
マルチン・バブヤクは1960年、スロヴァキア中部の都市バンスカー・ビストリ
ツァに生まれ、ブラチスラヴァとミラノで学びました。1987年生地の国立歌劇
場でプロ・デビュー、1989年よりスロヴァキア国立歌劇場ソリストとして活躍。
来日歴もあります。

RB 0179-2 \2080
【旧譜・再案内】
ロマン派大作曲家たちの小品集
リスト:愛の夢 変イ長調/コンソレーション 変ニ長調
ラフマニノフ:前奏曲嬰ト短調 Op.32 No.12
イヴァン・ガヤン(ピアノ)
リムスキー=コルサコフ:オペラ「サトコ」から インドの歌
アレクサンデル・ヤブロコフ(ヴァイオリン) ヤナ・ナジ=ユハース(ピアノ)
チャイコフスキー:「四季」Op.37b から 秋の歌(十月)
イダ・チェルネツカー(ピアノ)
アントン・ルビンシテイン:メロディー へ長調 Op.3 No.1
カルメラ・カッタリーノ(チェロ) アレクサンデル・カッタリーノ(ピアノ)
ムソルグスキー:ゴパーク
イェラ・シュピトコヴァー(ヴァイオリン) 
タチアナ・フラニョヴァー(ピアノ)
ショパン:マズルカ嬰ハ短調 Op.6 No.2
前奏曲ト長調 Op.28 No.3/同ホ短調 Op.28 No.4/同嬰へ短調 Op.28 No.8
イダ・チェルナツカー(ピアノ)
ヴィエニャフスキ:華麗なポロネーズ第1番ニ長調 Op.4
アレクサンデル・ヤブロコフ(ヴァイオリン) ヤナ・ナジ=ユハース(ピアノ)
メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソ ホ長調 Op.14
タチアナ・フラニョヴァー(ピアノ)
シューマン:トロイメライ Op.17 No.7
ヨゼフ・ポドホランスキー(チェロ) イヴァン・ガヤン(ピアノ)
スメタナ:ルイザ(ポルカ)  
ダナ・シャシノヴァー=サトゥルヨヴァー(ピアノ)
ドヴォルジャーク:ユモレスク変ト長調 Op.101 No.7
イェラ・シュピトコヴァー(ヴァイオリン) 
タチアナ・フラニョヴァー(ピアノ)
ブラームス:奇想曲ロ短調 Op.76 No.2  
パヴォル・コヴァーチ(ピアノ)
スデニェク・フィビフ[フィビヒ]:詩曲 Op.41/IV/14
イェラ・シュピトコヴァー(ヴァイオリン) 
タチアナ・フラニョヴァー(ピアノ)
録音:1980-1997年、スロヴァキア放送スタジオ

RB 0265-2 \2080
【旧譜・再案内】
クプコヴィチ、パリーク:フルートのための室内楽作品集
イヴァン・パリーク(1936-):
無伴奏フルート・ソナタ/フルートとギターのための墓碑銘(*)
無伴奏フルートのためのアリエッタ(Pospevovanie)
瞑想(フルートとオルガンのための)(+)
ラジスラフ・クプコヴィチ(1936-):フルート・ソナタ ト長調(#)
ミロシュ・ユルコヴィチ(フルート)
ヨゼフ・スサプカ(ギター(*))
イヴァン・ソコル(オルガン(+))
ヘレナ・ガーフォロヴァー(ピアノ(#))




<Diskant>
DK 0102-2 \2080
ヴィヴァルディ(1678-1741):
ヴァイオリン協奏曲集「四季」Op.8 Nos.1-4
ヴァイオリン協奏曲ト短調 Op.12 No.1
ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.3 No.6
ユライ・チジマロヴィチ(ヴァイオリン)
チモローザ室内管弦楽団
録音:2006年10月、ブラチスラヴァ、フルボカー通りの学校の礼拝堂
ユライ・チジマロヴィチ(1962年生まれ)はブラチスラヴァ音楽院および同音
楽演劇アカデミーで学び、ティボール・ヴァルガから個人的に誘われスイス
のシオン音楽アカデミーで彼に師事したスロヴァキアの名ヴァイオリニスト。
1990年から2004年までケルン・フィルハーモニー・ギュルツェニヒ管弦楽団
コンサートマスター、2004年よりWDR交響楽団第1コンサートマスターを務め
ています。
チモローザ室内管弦楽団はチジマロヴィチの母校であるブラチスラヴァ音楽
院とブラチスラヴァ音楽演劇アカデミーの卒業生から成る団体。団名の由来
は、チジマロヴィチの学生時代の愛犬の名前が「チモ」(Cimo)だったこと、
また彼がバラ(rosa)を愛していることからなのだそうですが、作曲家チマロ
ーザにひっかけたのかもしれません。

DK 0103-2 \2080
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ全集 Vol.1
第17番ニ短調「テンペスト」Op.31 No.2
第11番変ロ長調 Op.22/第31番変イ長調 Op.110
ダニエラ・ヴァリーンスカ(ピアノ)
録音:2007年2月、スロヴァキア、ジリナ、ファトラ音楽館
ダニエラ・ヴァリーンスカはブラチスラヴァ音楽院、サンクトペテルブク
(レニングラード)音楽院、ブラチスラヴァ音楽演劇アカデミーで学んだスロ
ヴァキアのピアニスト。バロック(彼女はチェンバロも演奏)から現代スロヴァ
キア作曲家の新作に至る幅広いレパートリーを持ち、社会主義チェコスロヴァ
キア時代から西欧や北米に進出、1991年からは母校ブラチスラヴァ音楽演劇
アカデミー教授を務めるヴァリーンスカが、満を持してベートーヴェンのピ
アノ・ソナタ全集に着手しました。

DK 0105-2 \2080
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ全集 Vol.2
第16番ト長調 Op.31 No.1/第2番イ長調 Op.2 No.2
第8番ハ短調「悲愴」Op.13
ダニエラ・ヴァリーンスカ(ピアノ)
録音:2007年4月、スロヴァキア、ジリナ、ファトラ音楽館

DK 0092-2 \2080
ベストセラーズ・オヴ・マスターズ Vol.4
ブラームス/ジョルジュ・シフラ編曲:ハンガリー舞曲第6番変ニ長調
シューベルト/リスト編曲:セレナード
ドヴォルジャーク:スラヴ舞曲ホ短調 Op.72 No.2
ウラディーミル・ホロヴィッツ:
メンデルスゾーンの「結婚行進曲」による変奏曲(*)
ジョルジュ・シフラ:
ヨハン・シュトラウス II の「美しく青きドナウ」による変奏曲(*)
ウラディーミル・ホロヴィッツ:ビゼーの「カルメン」の主題による変奏曲(*)
ブラームス/ジョルジュ・シフラ編曲:ハンガリー舞曲第5番嬰へ短調
ショパン:前奏曲ロ短調 Op.28 No.6
ヨハン・シュトラウス II:/ジョルジュ・シフラ編曲:
トリッチ=トラッチ・ポルカ
J・S・バッハ:前奏曲ハ長調 BWV846
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K.331 から トルコ行進曲
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」Op.27 No.2 から 第1楽章
ショパン:ワルツ変ニ長調 Op.64 No.1
シューマン:トロイメライ
ジョプリン:エンターテイナー(ラグタイム)
ショパン:夜想曲変ホ長調
ヤロスラフ・イェジェク:ブガッティ・ステップ
ラジスラフ・ファンゾヴィツ(ピアノ)
録音:2006年3月、ジリナ、ファトラ芸術館
好評を博した「大ピアニストたちのピアノ作品集」(DK 0085-2)に続く、1980
年生まれのスロヴァキアの若手ファンゾヴィツのアルバム。




<GZ DIGITAL MEDIA>
L 10527-2 \2250
夢見るクリスマス
クリスマス・キャロル
神の御子は今宵しも/ファースト・ノエル/ウェンセスラスは善い王様
グローリア/もみの木/御使い歌いて/ホワイト・クリスマス
ひいらぎ飾ろう/リトル・ドラマー・ボーイ/ジングル・ベル/きよしこの夜
ロナルド・ビンジ:エリザベス朝のセレナード
J・S・バッハ:シチリアーナ
アダム・ヴァーツラフ・ミフナ:Chtic aby spal
アルビノーニ:アダージョ
モーツァルト:おやすみ私の王子様」(子守歌)
ヘンデル:オンブラ・マイ・フ(オペラ「セルセ」から)
シューマン:トロイメライ
チェコのクリスマス・キャロル・メドレー
クラウス・リンケル(指揮)
チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団
録音:2002年7月、プラハ、聖シモン&ユダ教会 
ワンポイント・レコーディング

L 10617-2 \2250
チェコのバロックと古典派のクリスマス
ヤン・ヴァーツラフ・スタミツ(1714-1757):
シンフォニア・パストラーレ Op.4 No.2
ヨセフ・セゲル(1716-1782):主なるキリストは生まれたまえり(フーガ)
フランチシェク・クサヴェル・ブリクシ(1732-1771):
何を見たのか、羊飼いたちよ(クリスマスのためのアリア)(*)
イジー・イグナーツ・リンク(1725-1791):パストレーラ(チェンバロ協奏曲)
ヨセフ・セゲル:クリスマスのためのフーガ ハ長調
フランチシェク・ポコルニー:パストラール(*)
ヤン・ハタシュ(1751?-1784):パルティータ・パストリティア ヘ長調
ヤン・クシチテル・クハーシュ(1751-1829):パストレッラ ニ長調
ヤクプ・ヤン・リバ(1765-1815):クリスマスのための6つの頌栄 から
Bonny mignon nightingale(パストラーレ)(*)
フランチシェク・アントニーン・レスレル
[アントニオ・ロゼッティ](1746-1792):
シンフォニア・パストラリス ニ長調
ヴァイスマン:パストレーラ ヘ長調
アレクサンドラ・スプルナ(ソプラノ(*))
ヴォイチェフ・スプルニー(チェンバロ、オルガン、指揮)
チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団
録音:2005年5月、ドモヴィナ・スタジオ




<HAMU>
HF 0019-2 \2450
テスト・オーディオ(オーディオチェックCD)
Channel Polarity Test / Channel Congruity Test / Localization Test
Frequency Characteristics Test / Distortion of Limitations test
Setting Transmission Level of an Electro-acoustic Chain
Musical Recording with No Reverberation
Musical Recording with Reverberation / D/A Converter Linearity Test
D/A Converter Linearity Test for Low Level Signals
Setting Listening Level /
Test of Digital and Analogue CD Player Filters
Setting Subwoofer Reproduction Level /
Setting the Phase of a Subwoopher
Transmission Characteristics Test for Low Frequencies
Test of Impact of Stationary Waves in the Listening Room
Test of Acoustic Output at Low and Very Low Frequencies
Test of Reproductioin Quality at Very Low Frequencies
Test of Listening Room Features
Reproduction System Test with the Use of an Oscilloscope
Setting the Bias of Tape or Cassette Recorders and Fluctuation Test
Musical Recordings / Applause
Test Audio

HF 0029/30-2 2枚組 \4900
クラマーシュ、ブラームス:クラリネットのための室内楽作品集
フランチシェク・ヴィンツェンツ・クラマーシュ
[フランツ・クロンマー](1759-1831):
クラリネット五重奏曲変ロ長調 Op.95
クラリネット四重奏曲第1番変ロ長調 Op.21
クラリネット四重奏曲変ホ長調 Op.69(Op.21/3 Padrta)
ヤン・マフ(クラリネット)
ツェムリンスキー弦楽四重奏団
録音:2005年10月4-6日、プラハ音楽アカデミー
ブラームス(1833-1897):
クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲イ短調 Op.114(*)
クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120 No.1(+)
クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120 No.2(+)
カテジナ・ソウカロヴァー・ヴァーホヴァー(クラリネット)
マルチン・フィラ(ピアノ)
ペトル・ノウゾフスキー(チェロ(*))
録音:2005年12月9日(*)、2005年5月26-27日(+)、プラハ音楽アカデミー
ヤン・マフ(1976年生まれ)、カテジナ・ソウカロヴァー・ヴァーホヴァー
(1975年生まれ)はともにプラハ音楽アカデミーでイジー・フラヴァーチに師事
したチェコのクラリネット奏者。




<LANDEK QUARTET>
LANDEKQ 1 \2250
チャイコフスキー(1840-1893):弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op.11
ボロディン(1833-1887):弦楽四重奏曲ニ長調
ランデク弦楽四重奏団
ドラ・プコフツォヴァー(第1ヴァイオリン) イジー・ルタ(第2ヴァイオリン)
ミロスラフ・ハブスタ(ヴィオラ) イロナ・クチェロヴァー(チェロ)
録音:2005年4-5月、チェコ、スレスカー・オストラヴァ、
チェコスロヴァキア・フス派教会
ランデク・クァルテットの自主制作盤。外装にも本体にも規格番号が表示され
ていないため、【LANDEQ 1】として管理いたします。





<MAXUMUM HANNIG>
HG 0005-2 \2250
ロマンティック・ピアノ
ロナルド・ビンジ:エリザベス朝のセレナード
ドヴォルジャーク:ラルゴ(交響曲第9番「新世界より」から)
ペトル・ハンニク:帰り道/少女
パヴェル・ヴァツリーク:夏の波/別れの歌
スメタナ:ヴルタヴァ[モルダウ]
パヴェル・ヴァツリーク:
休日の終わり/今日は眠らない/孤独/小さなクリスマス・プレゼント
ペトル・パニンク&パヴェル・ヴァツリーク:最後の路面電車
パヴェル・ヴァツリーク(ピアノ)
チャーリー・ブラゼク(ギター)
ペトル・ハンニク、ヴァーツラフ・ボンバ(アコーディオン)
ボフスラフ・ナヴラチル(ハーモニカ)
録音:1994年秋
HG 0006-2 と同内容のチェコ語表記版。

HG 0006-2 \2250
黄金の都のロマンティック・ピアノ
ロナルド・ビンジ:エリザベス朝のセレナード
ドヴォルジャーク:ラルゴ(交響曲第9番「新世界より」から)
ペーター・ハンニヒ[ペトル・ハンニク]:帰り道/少女
パヴェル・ヴァツリーク:夏の波/別れの歌
スメタナ:ヴルタヴァ[モルダウ]
パウル・ツーリク[パヴェル・ヴァツリーク]:
休日の終わり/今日は眠らない/孤独/小さなクリスマス・プレゼント
ペーター・ハンニヒ[ペトル・パニンク]&
パウル・ツーリク[パヴェル・ヴァツリーク]:最後の路面電車
パウル・ツーリク[パヴェル・ヴァツリーク](ピアノ)
チャーリー・ブラゼク(ギター)
ペーター・ハンニヒ[ペトル・ハンニク]、
ヴァーツラフ・ボンバ(アコーディオン)
ボフスラフ・ナヴラチル(ハーモニカ)
録音:1994年秋
HG 0005-2 と同内容のドイツ語表記版。演奏者の個人名までドイツ語化されて
いますが、考えてみればこれは古典派の時代と同じ(例:スタミツ→シュター
ミッツ)です。

HG 0022-2 \2250
夢想 2 フルートとギター
シューベルト:アヴェ・マリア Op.52 No.6
ボッケリーニ:メヌエット ホ長調(Op.11 より)
ドヴォルジャーク:わが母の教えたまいし歌(Op.55より)
ラモー:タンブーラン
ディ・カプア:オ・ソレ・ミオ
レオポルト・コジェルフ:シチリアーノ
ロバート・ビーザー:バーバラ・アレン
モーツァルト:トルコ行進曲(ピアノ・ソナタ K.331 より)
J・S・バッハ/グノー:アヴェ・マリア
モーツァルト:ロンド(ピアノ・ソナタ K.545 より)
ショパン:メヌエット・ワルツ Op.64 No.1
フランク:人形の嘆き
ロッシーニ:踊り(タランテッラ・ナポリターナ)
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番 より
ヤン・リエドルバウフ(フルート)
ミロスラフ・クラウス(ギター)
録音:1997年8月、プラハ=ストドゥールキ、聖ヤクプ教会
『夢想 フルートとギター』(HG 0010-2)の続編。

HG 0031-2 \2250
ボフスラフ・コレイス(1952-):アヴェ・レジナ・チェロールム
わが愛しの人/天の元后よ、喜びませ[Regina coeli laetare]/キリエ
スラーヴァ/めでたし天の元后[Ave Regina coelorum]/他
ボフスラフ・コレイス(指揮)
スコラ・テイネンシス
録音:2000年9月、プラハ、聖ハヴェル教会

HG 0032-2 \2250
ラウダームス・テ ペトル・ハンニク編曲による新聖歌
イジー・ヴェイト神父(リードヴォーカル)
ズデニェク・ヴェイト神父、パヴェル・ヴェイト神父(ヴォーカル)
既存のメロディーにラテン語やチェコ語の宗教的テキストをあてはめたアレン
ジものを神父(三兄弟?)が歌うアルバム。伴奏はポピュラー風。クリスマス・
キャロルやアルビノーニのアダージョ等も入っています。

HG 0039-2 \2250
ヤン・クルサーク(1934-):モーツァルトに憧れて
スケルツォ・カプリチョーソ(交響詩第2番;2005-2006)(*)
ジュピター(クラリネットとチェロのための二重奏曲;1973)(+)
おお、聖なる宴(コンクレート・モテット;1968)(#)
モーツァルトに憧れて(オーボエと室内管弦楽のための幻想曲;1991)(**)
ヴラディミール・ヴァーレク(指揮(*))
チェコ放送交響楽団(*)
カミル・ドレジャル(クラリネット(+))
ラドミール・シルツ(チェロ(+))
スタジオ制作(#)
ユリー・リキン(オーボエ(**))
リボル・ペシェク(指揮(**))
プラハ交響楽団(**)
制作:2006年(*)、2002年(+)、1968年(#)、チェコ放送(*/+/#)/2006年(**)




<ROSA>
RD 282 \2250
チェコのクリスマス・キャロル名曲集 (全21曲)
トマーシュ・モティル(指揮)
シュンペルク・モティル児童合唱団
録音:1995年8月31日-9月2日、チェコ、シュンペルク、
聖ヤン・クシュチテル教会

RD 1348 \2250
18&19世紀ボヘミアとシレジアのクリスマス
忘れられたキャロルとパストラーレ
カール・フランツ・ピッチュ[カレル・フランチシェク・ピーチュ]
(1786-1858)、
ヨセフ・レオポルト・ズヴォナーシュ(1824-1865)、
ヨセフ・ミュレル(1817-1885)の作品
アントニーン・プターチェク編纂:
「クリスマス前奏曲またはチェコのパストラーレ集」から
ホチェニュ写本から
ラディスラフ・シクト(オルガン)
ロマナ・ロシュコヴァー(ソプラノ)
イジナ・ヴラホヴァー(メゾソプラノ)
録音:2002年、チェコ、
ベズジェコフ・ナド・メトゥイー、聖プロコプ教会
ポリツェ・ナド・メトゥイー、聖母被昇天教会
テプリツェ・ナド・メトゥイー、救いの聖母教会

RD 1395 \2250
チェコのクリスマス・キャロル名曲集 (全27曲)
リハルト・ノヴァーク(バス)
ナダーテ・トゥルベ室内合唱団
シュンペルク・モティル児童合唱団
カンティクム・ノーヴム室内合唱団
フランチシェク・フィアラ(指揮)
器楽アンサンブル
録音:1994、1998年、ブルノ/19995年、シュンペルク





<STYLTON>
RS 9165-2 \2250
【新譜】テューバ・パーティー パンサー・テューバ・バンド
ロッシーニ:オペラ「ウィリアム・テル」序曲 より アレグロ
ニコライ・チェレプニン:道化師
アーサー・フラッケンポール:ポップ組曲
アルフレッド・H・バートルズ:テューバが踊れば
ジョン・スティーヴンス:3つのダンス
デイヴィッド・ユーバー:ヴォードヴィル から ブルース(第3曲)
ヘンリー・マンシーニ:子象の行進
ヤロスラフ・イェジェク:Ezop a brabenec(#)/David a Glias(#)
ジム・パーカー:ニューヨークのロンドン人 から ハーレム(第2曲)
モンティ・ノーマン:007 ジェイムズ・ボンド(#)
スコット・ジョプリン:ラグタイム・ダンス(#)
スティーヴィー・ワンダー:愛するデューク(+/#)
ヘンリー・マンシーニ:ピンク・パンサー(#)
ミラン・モゾリーク:Indosilenze(+/#)
ズデニェク・カチョル:テューバ・クァルテット(*) [ボーナス]
パンサー・テューバ・バンド
イジー・カドレツ、マルチン・ツパル(ユーフォニウムB♭)
カレル・シーン(ユーフォニウムB♭、バステューバF)
ミロスラフ・ペハーチェク(バステューバF)
パヴェル・ドヴォジャーク(コントラバステューバBB♭)
[ゲスト]
スデニェク・カチョル(歌(*))
スタニスタフ・ストロウハル(テナーテューバ(*))
パヴェル・アンドガ(ピアノ(+))
イジー・スムルチカ(ドラムス(#))
録音:2006年12月-2007年1月、チェコ放送オストラヴァ支局第1スタジオ
パンサー・テューバ・バンドはチェコ、モラヴィア地方、ブルノのヤナーチェ
ク音楽アカデミーまたはオストラヴァのヤナーチェク音楽院出身のテューバ奏
者たちによって結成されたアンサンブル。各メンバーの2007年現在のポジショ
ン:イジー・カドレツ(ズリン・ボグスラフ・マルチヌー・フィルハーモニー
管弦楽団第1トロンボーン兼首席テナーテューバ)、マルチン・ツパル(オスト
ラヴァ・モラヴィア=シレジア国立劇場管弦楽団バストロンボーン兼テナー
テューバ)、カレル・シーン(オストラヴァ・ヤナーチェク・フィルハーモニー
管弦楽団首席テューバ)、ミロスラフ・ペハーチェク(オストラヴァ・モラヴィ
ア=シレジア国立劇場管弦楽団テューバ)、パヴェル・ドヴォジャーク(オスト
ラヴァ・ヤナーチェク音楽院教師)。

RS 0101-2 \2250
ボッケリーニ(1743-1805):スターバト・マーテル G.532(1781、初版)
エヴァ・ドジーズゴヴァー=イルショヴァー(ソプラノ)
パオロ・ガット(指揮)
ヤナーチェク室内管弦楽団
録音:1997年9月

RS 0501-2 \2250
パーセル(1659-1695):「アンフィトリオン」序曲
モーツァルト(1756-1791):アダージョとフーガ ハ短調 K.546
ペルゴレージ(1710-1736):スターバト・マーテル(*)
マーリア・トカドルチーコヴァー(ソプラノ(*))
タマラ・ブルンメロヴァー(メゾソプラノ(*))
パヴェル・ヴィーテク(指揮)
シレジア室内管弦楽団
ペルモニーク・コンサート合唱団
録音:1997年3月25日、チェコ、カルヴィナー、聖クシージェ教会、ライヴ
ジャケット写真によれば合唱団員のほとんどは10代後半の女子のようです。

RS 4146-2 \2250
プシーボル青年吹奏楽団
ジョン・ウィリアムズ/カレル・ビエロホウベク編曲:
シンフォニック・マーチ
ヤナーチェク/エヴゼン・ザーメチニーク編曲:フクヴァルディの歌(*)
パーセル:勝利の歌
トセッリ:感傷的なセレナード(+)
フチーク:フローレンス行進曲
パヴェル・スタニェク:バラード(#)
ラファエル・エルナンデス/岩井直溥編曲:エル・クンバンチェーロ
アルバート・ハモンド/マンフレート・シュナイダー編曲:
One Moment in Time
ロジャース:エーデルワイス
マンフレート・シュナイダー編曲:クリスマス・ロックフェスティヴァル
ヴラディミール・ストゥドニチカ:食べ終わったら(**)
パヴェル・スタニェク:クリスマスの歌
イレナ・ラニーコヴァー(歌(*))
ドラ・プコフツォヴァー(ヴァイオリン(+))
ロマン・ブハル(トランペット(#))
モジツ・ユレチカ(歌(**))
イヴォ・ラツニー(指揮)
プシーボル青年吹奏楽団

RS 5127-2 \2250
ドジーズガ、ラドゥルダ、マドセン、ヒナステラ:ピアノ作品集
エドゥアルト・ドジーズガ(1944):ソナティナ(1982)
イジー・ラブルダ(1931-):ソナタ第7番「プロヴァンスより」(2002 出版)
トリグヴェ・マドセン(1940-):24の前奏曲とフーガ(1999) から ハ長調
アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):ソナタ第1番 Op.22(1952)
ヤロミール・ズビーチェク ピアノ
録音:2004年3月7日、チェコ、オストラヴァ、ヤナーチェク音楽院コンサート
ホール

RS 5149-2 \2250
チェコのピアノ作品集
ミロスラフ・クレガ(1926-1993):無法者の思想(1953)
イジー・ラブルダ(1931-):ソナタ第8番「Ta eis heauton」(1999)
エドゥアルト・ドジーズガ(1944):トッカータ(1959)
ペトル・エベン(1929-):ソナタ変ニ長調(1951)
ヤロミール・ズビーチェク ピアノ
録音:2004年3月7日、チェコ、オストラヴァ、ヤナーチェク音楽院コンサート
ホール

RS 5156-2 \2250
私は歌っている ヴルベンスコ地方へようこそ
ボヘミア民謡、モラヴィア民謡、他の合唱曲(全34曲)
イヴァナ・ドルハー、ヨセフ・フリエドル、ダヌシェ・ホシュコヴァー、
レオシュ・セカニナ、エヴァ・ヴァツコヴァー(指揮)
ヴルブノ・ポト・プラジェデム混声合唱団
セドミフラーセク児童合唱団 他
録音:チェコ、ヴルブノ・ポト・プラジェデム、聖ミハエル教会

RS 5163-2 \2250
カール・フィリップ・シュターミッツ(1745-1801):弦楽四重奏曲ニ長調
アントニーン・レイハ(1770-1836):オーボエ五重奏曲へ長調 Op.107(*)
ヴィチェスラフ・ノヴァーク(1780-1949):弦楽四重奏曲第2番ニ長調 Op.35
クビーノヴォ弦楽四重奏団
ルジェク・ツァプ(第1ヴァイオリン) ヤン・ニエデルレ(第2ヴァイオリン)
パヴェル・ヴィーテク(ヴィオラ) イジー・ゼドニーチェク(チェロ)
ドゥシャン・フォルティーン(オーボエ(*))

RS 9107-2 \2250
ビートルドライヴ バヤンの音楽
ユルゲン・ガンツァー(1950-):ファンタジー 84'
ボフスラフ・マルチヌー(1890-1959):練習曲とポルカ 第3集
ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-):深き淵より
ヤン・メイスル(1974-):ビートルドライヴ(9つの練習曲)
エドヴァルト・シッファウエル(1942-):復帰
キリル・ヴォルコフ(1943-):ソナタ第2番「再びクリコフの野へ」
バルトーク(1881-1945):ルーマニア舞曲集
ヤン・メイスル(バヤン)
録音:2003年、チェコ放送オストラヴァ支局スタジオ
ヤン・メイスルは1974年モラヴィア地方のキヨフに生まれ、ブルノ音楽院と
モスクワのグネーシン音楽アカデミーで学んだバヤン(ロシア式クロマティッ
クアコーディオン)奏者・作曲家。

RS 9137-2 \2250
ノストラダムス I バヤン、ヴァイオリンとギターの三重奏
ヤン・メイスル(1974-):バラード
ラヴェル(1875-1937):マ・メール・ロワ
トーマス・ブーフホルツ(1961-):ノストラダムス I
ヤン・メイスル:1888年2月12日、会合
ヴァーツラフ・トロヤン(1907-1983):皇帝のネイチンゲール
バヤン・トリオ・メイスル
ヤン・メイスル(バヤン) リボル・メイスル(ヴァイオリン) 
オンドジェイ・ギリク(ギター)
録音:2004年、チェコ放送オストラヴァ支局スタジオ

RS 9148-2 \2250
秘密 アンナ・マルトゥシュコヴァー
トマシュ・レヴァンドフスキ:Biale zagle czarne zagle
ヤロスラフ・イェジェク:Kdyz jsem kytici vazala
マルチン・キドリンスキ:Biel
レナード・バーンスタイン:
どこかで(ミュージカル「ウェストサイド・ストーリー」より)
プッチーニ:私の優しいお父様(オペラ「ジャンニ・スキッキ」より)
ガーシュウィン:サマータイム
フレデリック・ロー:
I Love You Once in Silence(ミュージカル「キャメロット」より)
ユリウス・カラシュ:Mlynarka z Granady
プッチーニ:ムゼッタのワルツ(オペラ「ボエーム」より)
マルチン・クドリンスキ:Jezeli chcesz
ルドルフ・フリムル:ローズマリー
ヤロミール・クラチマル:Plakatova pisnicka
アンナ・マトゥシュコヴァー(歌)
ヤロミール・クラチマル、ミハル・バールタ(ピアノ)
ヤン・ガイディツァ、パヴェル・マレク(ギター)
プシェミスル・ミクサ(ベースギター) 他
録音:2005年6-11月、チェコ放送オストラヴァ支局スタジオ
外装には規格番号表記がございません。あらかじめご了承ください。




<TOMMU>
TOMMU 610244-2 \2250
ストリングス・コンサート バロックからジャズまで
ジョゼフ・F・ラム(1887-1960):ボヘミアン・ラグ
ユリウス・クレンゲル(1859-1933):12のチェロのための讃歌
ドメニコ・ガブリエッリ(1650-1690):
無伴奏チェロのためのリチェルカーレ第7番ニ短調
ジャン・バリエール(1705-1747):チェロ・ソナタ第4番ト長調
アレッサンドロ・ストラデッラ(1644-1682):3声のシンフォニア ニ長調
エイトール・ヴィラ=ロボス(1887-1959):ブラジル風バッハ第5番(*)
ヤロスラフ・イェジェク(1906-1942):ブガティステップ
ヘンリー・マンシーニ(1924-1994):子象の行進
ヤロスラフ・イェジェク:V dome strasi duch/Nebe na zemi
スコット・ジョプリン(1868-1917):エンターテイナー
オストラヴァ・ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団の14人のチェリスト
たち
ズザナ・フィシェロヴァー(ソプラノ(*))
録音:2005年、チェコ放送オストラヴァ支局スタジオ





<スロヴァキア音楽財団(HF)>
SF 0045 \2080
ヨゼフ・ポトプロツキー(1944-):室内楽作品集
5つの管楽器のためのディヴェルティメント Op.10(1969)(*)
弦楽四重奏曲第1番 Op.15(1972)(+)
小協奏曲(アコーディオンとピアノのための版;2000)Op.32a(#)
弦楽四重奏曲第3番「バルトークへのオマージュ」Op.27(1981)(+)
シオンをよめたたえよ(オルガンのためのコラール瞑想曲)Op.44(2000)(**)
スロヴァキア国立コシツェ・フィルハーモニー管楽五重奏団(*)
コシツェ弦楽四重奏団(+)
マーリア・コルマノヴァー(アコーディオン(#))
イヴァン・ブッファ(ピアノ(#))
イヴァン・ソコル(オルガン(**))
ヨゼフ・ポトプロツキーはスロヴァキア東部のジャカロヴツェに生まれ、コシ
ツェ音楽院でユライ・ハトリークに、ブラチスラヴァ芸術大学でヤーン・ツィ
ッケルとアレクサンデル・モイゼスに師事、その後コシツェ音楽院作曲科設置
にあたり科長に任命され、以来その地位にあります。

<MEMORIES>
MR2039 \1680
モノラル
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
カラヤン指揮ベルリンフィル、
ヘドヴィヒ合唱団、
シュワルツコップ(S),ヘフゲン(A)、ヘフリガー(T)、フリック(Bs)
1957年4月25日ベルリン高等音楽院ホール・ライヴ
フルトヴェングラー没後、完全にベルリンフィルを掌握し、ヨーロッパ音楽界
の帝王として君臨し始めた頃のライヴ、ちなみにこの年の11月にはベルリン
フィルと初の来日公演を行っております。ベルリンフィルとの第1回ベートー
ヴェン全集は1961年、1962年の録音ですから、丁度フィルハーモニア管との
ベートーヴェン全集との中間に位置する時期でもあり興味は尽きません。この
頃のカラヤンはエネルギー全開で例のだみ声の唸りは随所に聴かれ、高揚を隠
せません。ベルリンフィル創立75周年という記念コンサート。会場にはセレブ
が集ったことでしょう。流麗な中にもゴツゴツとした弦楽器のざわめきや野太
い金管の咆哮が散見されるのもこの時代のベルリンフィルならではです。世界
初CD化となる超名演です。

MR2040/41 2枚組 \3380
カラヤン指揮
ベルリンフィル、ウィーンフィル(フィデリオとレオノーレ)
CD1
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
1953年9月8日、ティタニア・パラストに於けるライヴ、
「フィデリオ」序曲、レオノーレ序曲第3番
1957年7月27日ザルツブルク音楽祭フェルゼンライトシューレ・ライヴ
CD2
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」、
ブラームス:交響曲第1番
1955年2月27日ワシントン・コンスティチューションホールステレオ・ライヴ
2008年に生誕100年を迎える巨匠カラヤン。フルトヴェングラー生前の1953年
にベルリンフィルを指揮した「英雄」は、カラヤンにとって戦後初のベルリン
フィルとの共演となりました。近い時期にフルトヴェングラーも録音を残して
いることもあり、その比較に興味は尽きません。この当時からスピード感を伴
った流麗な足取りがすでに完成していることを教えてくれます。余白は、ウィ
ーンフィルとのザルツブルク音楽祭におけるフィデリオで、「レオノーレ」
序曲第3番の熱狂的な盛り上がりには鳥肌がたちそうな位です。そしてCD2は
フルトヴェングラーで予定されていた、ベルリンフィル戦後初のアメリカ公演
の内大成功に終ったワシントン公演。カラヤンは代役として全公演を指揮し、
公演中にベルリンフィル芸術監督兼常任指揮者に就任します。特筆すべきは
音質で、かつてVIRTUOSOで出ていたCDは、劣悪な音質で耳を覆いたくなるばか
りでしたが、こちらはステレオ・プレゼンスが認められる良好な音質で、もち
ろん年代もあり横の広がりは狭いものの、ベルリンフィルを自由自在に操る
指揮振りが目に見えるようだとのことです。




<MUSIC & ARTS>
M&A 790 \1980
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
1954年8月22日ルツェルン
フルトヴェングラー指揮
フィルハーモニア管、
シュヴァルツコップ、カヴェルティ、ヘフリガー、エーデルマン
アーロン・ズナイダー先生による新リマスタリングで復活!フルトヴェングラ
ー、ルツェルンの第9。巨匠没年の最後の輝きとも言える熱のこもった演奏で
す。当演奏は雄大なスケールを誇り、音質のよさ、フィルハーモニア管の妙技
と相まって「バイロイトより上」と見なす高級ファンも多く、名盤中の名盤と
申せましょう。

M&A 1202 2枚組 \3960
アルヴィン・ニレジハージ(P)
CD1
[1]リスト:伝説第1曲「小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ(13:08)
音源:オールド・ファースト教会、1973
[2]リスト:伝説第2曲「水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ」(9:47)
音源:オールド・ファースト教会1973
[3]リスト(ニレジハージ編曲):
オラトリオ「聖エリーザベトの物語」から第5曲「エリーザベト」
(初めの7:22だけ)音源:アントニオーリ、1978
[4]リスト:2つの演奏会用練習曲第1番「森のざわめき」(6:00)
音源:アントニオーリ、1973
[5]リスト:巡礼の年第2年イタリア 第6曲「ペトラルカのソネット第123番」
(8:13)音源:アントニオーリ、1973
[6]リスト:巡礼の年第3年 第2曲「エステ荘の糸杉に寄せて」(1, 3/4番*)
(7:44)音源:センチュリー・クラブ、1972
[7]リスト:巡礼の年第1年スイス 第2曲「ワレンシュタット湖畔で」(4:05)
音源:東京、1982
[8]ブラームス:間奏曲変ホ短調op. 118 no. 6(6:24)
音源:アントニオーリ、1973
[9]スクリャービン:ソナタ第4番嬰へ長調op. 30(2楽章連続、8:00)
音源:フォレスト・ヒル、1973
[10]グリーグ:叙情小品集op. 54 no. 4「夜想曲」(5:35)
音源:フォレスト・ヒル、1973
CD2 
チャイコフスキー、ドビュッシー、ショパン、ラフマニノフ、シューベルト
(約75分)
[1]チャイコフスキー:「中級程度の12の小品」op. 40第8曲 ワルツ変イ長調
(5:25)音源:フォレスト・ヒル、1973
[2]チャイコフスキー:ロマンスヘ短調op. 5(7:24)
音源:高崎、1980年6月1日
[3]ドビュッシー:「版画」第1曲「パゴダ」(6:10)
音源:フォレスト・ヒル、1973
[4]ドビュッシー:レントより遅く(4:46)
音源:フォレスト・ヒル、1973
[5]ショパン:マズルカ嬰ハ短調op. 6 no. 2(4:36)
音源:センチュリー・クラブ、1972
[6]ショパン:前奏曲嬰ハ短調op. 28 no. 10(:45)
音源:センチュリー・クラブ、1972
[7]ショパン:マズルカヘ短調op. 63 no. 2(2:34)
音源:センチュリー・クラブ、1972
[8]ショパン:マズルカロ短調op. 33 no. 4(6:10)
音源:センチュリー・クラブ、1972
[9]ショパン:夜想曲へ短調op. 55 no. 1(6:54)
音源:オールド・ファースト教会、1973
[10]ラフマニノフ(ニレジハージ編曲):
ピアノ協奏曲第2番ハ短調op. 18第2楽章「アダージョ・ソステヌート」(15:45)
音源:東京、1982
[11]シューベルト(ニレジハージ編曲):「さすらい人」(6:50)
音源:高崎、1980年5月31日
[12]シューベルト(ニレジハージ編曲):「野ばら」(2:42)
音源:高崎、1980年6月1日
[13]ボーナス・トラック-コリ
*・オデー・マクファーソン:「見捨てられた庭」から「夜明け前」
モデスト・アルツシューラー指揮
ロサンジェルス連邦交響楽団(連邦音楽事業、計画第76、1936)(4:54)
音源:連邦音楽事業、1936
奇人ピアニスト、ニレジハージの貴重ライヴ録音集。ハンガリー系アメリカ人
ピアニスト、アルヴィン・ニレジハージの名演集。以下、ライナーノートの邦
訳より
“ニレジハージの演奏は、全く恥じることなく、リビド(「そこからすべての
フォルティッシモが来る」と彼は言った)を含む、自分の非常に生き生きした
感情生活の肖像だった。この点で、頑固なロマン主義者で、解釈における「客
観性」という目標を拒み、演奏者の第一の義務は作曲者に対するものではなく、
自分自身に対するものだと信じていた。役者が役になるような方法で曲の中に
入り込んだ。すなわち、曲によって伝えるべき自分自身の生活と個性、自分自
身の考えと感情を持って来て、その曲についてどう感じたかを伝えるある種の
「物語」を曲の中に発見することによって。曲の中に作曲者が指定することが
できなかったものを聴き、それらを自分が作曲したかのように演奏するのだと
楽しそうに告白した。” 

M&A 1206 \1980
ショパン:
ピアノ協奏曲第1番、第2番(1954年6月~7月ウェストミンスター録音)
パウル・パドゥラ・スコダ(P)、
ロジンスキー指揮
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
名手スコダのショパン。ウェストミンスターのLP、ML5308から復刻が為されて
おり、テープと違い劣化のないLPだけに音質には期待が持てます。

M&A 1208 \1980
ドビュッシー:管弦楽のための映像、
ラヴェル:クープランの墓、
ルーセル:バッカスとアリアンヌ第2組曲(NBC響、1954年3月28日)、
ラヴェル:ダフニスとクロエ第2組曲(NYP、1949年1月2日)
ミュンシュ指揮
NBC交響楽団、ニューヨークフィル
巨匠シャルル・ミュンシュとNBC響唯一の共演は、オケの妙技と相まって、名
演の誉れ高いものです。ボーナストラックとしてニューヨークフィルとの「ダ
フニス」第2組曲が入っているのも嬉しい限りです。




<WEST HILL RADIO ARCHIVES>
WHRA 6012 2枚組 \3960
ピエール・モントゥー指揮
ボストン交響楽団
ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲(1911年版)
1953年4月11日ライヴ
シュトラウス:「薔薇の騎士」組曲
1953年4月11日ライヴ
フランク:「プシュケ」組曲
1954年1月29日ライヴ
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番(P:レオン・フライシャー)
1954年1月28日ライヴ、
ストラヴィンスキー:「プルチネルラ」組曲
1957年1月19日ライヴ
抜群のコンヴィネーションを誇ったモントゥー+ボストン響の完全初出ライヴ
です。このころの巨匠は、ゆったりとしたテンポをとって、コクのある濃厚な
表現に特筆するべきものがあります。ロマンティック極まりない「薔薇の騎士」
組曲の見事さ、ブラームスの協奏曲における乾坤一擲の迫力など魅力満載で御
座います。



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