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<クラシック・輸入盤新譜情報 07−11>
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

★★グッディーズ・オリジナル企画・ダイレクト・トランスファー CD-R★★

今年の9月まで毎月10タイトルの新譜発売を行い、現在101タイトルのライン
ナップとなりました当シリーズですが、今後も毎月新譜を厳選して発売して
まいりますので、ご期待下さい。
2007年10月新譜のカザルス無伴奏バッハのアメリカ盤に続いて、今月は多くの
方のリクエストをいただいておりました、ティーボー、カザルス、コルトーの
ブラームス:二重協奏曲を発売いたします。これまでの復刻盤では聴かれな
かった生々しい音楽がお聴きいただけると思います。
先日の真空管オーディオフェア会場販売でも大きな反響をいただき、多くのタ
イトルで欠品が発生してしまいご迷惑をおかけいたしましたが、改めて名演奏
復刻の期待の高さを感じる事が出来ました。現在は全タイトル在庫整備が完了
いたしましたので、ご注文をお待ちしております。

●2007年11月下旬発売予定 1タイトル

78CDR-1101 \1500
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための複協奏曲イ短調作品102
ジャック・ティボー (ヴァイオリン)
パブロ・カザルス (チェロ)
アルフレッド・コルトー指揮
バルセロナ・パブロ・カザルス管弦楽団
英 HIS MASTER'S VOICE DB1311/4
(1929年 5月10-11 日バルセロナ、オリンピア劇場録音)
アルフレッド・コルトー (1877-1962)、ジャック・ティボー (1880-1953)、
パブロ・カザルス (1876-1973)の壮年期の3人が一同に会した最後の録音。
ここではコルトーが指揮者を務めている。香り立つロマンが横溢して、タイ
ムカプセルが80年前の世界に導いてくれる。

<UM IMS>
2007年12月15日発売
ご予約締切日:11月18日
※締め切りを過ぎたご注文はお受けできませんので、ご注意下さい。
IMCG9001 \200,000(再販適用商品 ※国内盤と同様の扱いとなります)
EXTREME HARD GLASS CD
《高品位ハード・ガラス製音楽CD》(※)による
ベートーヴェン:
交響曲第9番ニ短調作品125<合唱>
<オリジナル・リマスター盤>
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S)
ヒルデ・ レッセル=マイダン(Ms)
ヴァルデマール・クメント(T)
ヴァルター・ベリー(Br)
ウィーン楽友協会合唱団
完全受注限定
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1962年10月 ベルリン、イエス・キリスト教会
来る2008年、ヘルベルト・フォン・カラヤン生誕100年を記念し、ユニバー
サルIMSでは数ある「カラヤンの第九」の中から名盤として長く親しまれて
きた1962年ベルリン、イエス・キリスト教会で録音されたものを取り上げ、
これをユニバーサルとしては初となる「ガラスCD」作品としてリリース致し
ます。
昨年秋に技術発表された「ガラスCD」(正式にはEXTREME HARD GLASS CD
《高品位ハード・ガラス製音楽CD》)はその音質におけるクオリティの高さ
がオーディオ・ファンをはじめとする音楽愛好家に驚きをもって迎え入れら
れ、現在最も期待されているメディアとして注目されています。この「ガラ
スCD」のクオリティを最大限活かすため、今回、スタッフはマスター音源が
眠る独・ハノーヴァーへ出向き、オリジナル・アナログ・マスターテープか
らのリマスターを持ち帰ることに成功しました。これは実際に「ガラスCD」
の音を聞いてリリースに関する全面的な協力を快諾してくれたレパートリー
・オーナーであるドイツ・グラモフォンの社長、マイケル・ラング氏による
ものに他なりません。IMSでは今後もこの「ガラスCD」による名盤の限定完
全復刻を「HERITAGE OF CLASSICS シリーズ」として継続していく予定です。
<豪華仕様>
ドイツ・グラモフォンの全面協力で実現したアナログ・マスター完全復刻
アナログ盤オリジナル・ジャケットを用いたデジパック仕様
同音源の比較試聴用CD(通常盤CD)封入
「HERITAGE OF CLASSICS」シリーズ第一弾記念<特製アクリルケース>付き
特殊装丁による豪華ケース入り
デザイン及び仕様等に関しては一部変更が生じる場合が御座います。
予め御了承願います。

★EXTREME HARD GLASS CD《高品位ハード・ガラス製音楽CD》とは・・・
従来のCDがプラスティック製であるのに対し、EXTREME HARD GLASS CDは高
級レンズと同じ超精度光学ガラスを強化したものを使用、独自のテクノロジ
ーで一品一品丹念に手作りで製造されます。ハード・ガラス製ディスクと特
有の優れた物性により、CDが本来有する高音質再現性はもちろんのこと、高
安定性、高耐久性(性能の永久保持)をも実現した、究極の<夢>のCDです。
★EXTREME HARD GLASS CD《高品位ハード・ガラス製音楽CD》の6大特徴
1. 物理特性が優れている⇒温度、湿度によるディスクの反り、面振れの偏
移がない。
2. 光学特性が優れている⇒基材がガラスのため、複屈折がなく読取レーザ
ーの効率、S/N比が良好。
3. ディスクの耐久性が高い⇒強化ガラス使用で永久恒常状態を保持。
4. 時間軸の精度が向上⇒ディスク質量が大きく(CD規格上限の33g)
  フライホイール効果により回転が非常になめらかになる。
5. 機械的特性(トラッカビリティ)が安定している⇒サーボ系(ピックアッ
プのフォーカス、トラッキング)が安定し再生系のS/N比が向上。
6. 信号特性が良好⇒光硬化技術による高精度微細転写方式で優れた信号特性。





<Universal (UMGI)>
1746897(CD+DVD) \3350
ザ・ベスト・オブ アンドレア・ボチェッリ
「ヴィヴェーレ」 DVD付きデラックス・エディション
CD:
1. 静かなる声
  -La Voce Del Silenzio<新録音>
2. 愛の香り-Sogno<AL「愛の香り」より>
3. 大いなる世界
  -Canto Della Terra<AL「愛の香り」より>
4. 生きる-Dare To Live (Vivere)
  -ラウラ・パウジーニ(デュエット)
   <新録音(オリジナル:AL「ロマンツァ」)>
5. 夕べの静かな海-Il Mare Calmo Della Sera<AL「ロマンツァ」より>
6. ア・テ-A Te <新録音(Sax:アンドレア・ボッチェッリ)>
7. ベサメ・ムーチョ<AL「アモーレ」より>
8. 千の月と千の波-Mille Lune Mille Onde<AL「トスカーナ」より>
9. タイム・トゥ・セイ・グッバイ-Time To Say Goodbye
サラ・ブライトマン(ヂュエット)<新録音(オリジナル:AL「ロマンツァ」)>
10. Lo Ci Saro?<新録音(Pf:ラン・ラン)>
11. ロマンツァ-Romanza<AL「ロマンツァ」より>
12. 彼女のために生きる-Vivo Per Lei<AL「愛のために」より>
13. メロドラマ-Melodramma<AL「トスカーナ」より>
14. 美しい星-Bellissime Stelle<新録音>
15. 祈り-The Prayer-セリーヌ・ディオン(ヂュエット)
<AL「愛の香り」より>
16. ビコーズ・ウィ・ビリーヴ-Because We Believe
<AL「アモーレ」より>
DVD:
リゴレット-Rigoletto
あの火刑台の恐ろしい炎が-Di Quella Pira
乾杯の歌-Brindisi(カヴァレリア・ルスティカーナ )
愛らしい乙女よ-O Suave Fanciulla
遥かなるサンタ・ルチア-Santa Lucia Luntana
帰れソレントへ-Torna a Surriento
オ・ソレ・ミオ-O Sole Mio
乾杯の歌-Brindisi(椿姫)
アンドレア・ボチェッリ(T)
新録音4曲を含む究極のベストアルバム!
ポピュラー作品が続いたアンドレア・ボチェッリの最新作はクラシックから
ポピュラーまでを広く網羅したインターナショナル・リリースとしては初と
なるベスト・アルバムです。
この華々しいベスト・コレクション「ヴィヴェーレ」には、彼のもっとも有
名な曲と、ラウラ・パウジーニ、ラン・ラン、ケニー・Gなどとのコラボレ
ーションを含む新曲4曲が収録されています。世界的に有名な音楽プロデュ
ーサー、デヴィッド・フォスターが「私の世界で一番好きな歌手」と呼ぶボ
チェッリの驚くべき才能を、もう一度再認識する機会となるアルバムです。
限定盤のDVDにはNYライヴからの8曲に加えインタビューを収録。

1746680 \1850
「ヴィヴェーレ」通常盤(CDのみ)

1748821(DVD-Video) \3350
ローマ法王ヨハネ・パウロ2世
「サント・スビト!」“Santo Subito!”
MAIN CONTENT
1. SANTO SUBITO!
2. MONTE SINAI
3. CRISTO SALVATORE
4. DIO, NOSTRO PADRE
5. SPIRITO D’AMORE E DI PACE
6. DIO DI MISERICORDIA7. DIO e AMORE
8. IO SONO TUTTO TUO
9. MONTE DELLE BEATITUDINI
10. MI SARETE TESTIMONI!
先代ローマ法王ヨハネ・パウロ2世、初の映像商品がリリース。
内容は法王の講話をはじめ、即興による法王自身の歌などバラエティに富ん
だクリップにより構成されています。楽曲の作曲・パフォーマンスを担当し
ているのはは主に映画音楽などを手掛けるイギリスの作曲家サイモン・ボズ
ウェル。カトリック教徒のみならず広く人類の平和を説いたヨハネ・パウロ
2世の豊かで親しみ深い人間性がうかがえる貴重な映像作品です。



<Deutsche Grammophon>
4777097(CD+DVD) \3650
《マエストロ・カラヤン生誕100年》
「カラヤン:ザ・レジェンド」
CD
リスト:ハンガリー狂詩曲第5番ホ短調
バッハ:2つのヴァイオリンのための
 協奏曲ニ短調BWV1043
ブラームス:交響曲第4番ホ短調作品98
DVD
レオンカヴァッロ:《道化師》-
 導入部 芝居をするか!-衣装を着けろ
スッペ:オペレッタ《軽騎兵》序曲
ワーグナー:楽劇《ラインの黄金》-Halt, du Gieriger
ブラームス:
ドイツ・レクイエム-万軍の主よ、あなたのいますところはどれほど愛されて
いることでしょう
チャイコフスキー:交響曲第4番-第3楽章
ベートーヴェン:交響曲第5番(全曲)
クリスティアン・フェラス(Vn)、ミシェル・シュヴァルベ(Vn.)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
来年2008年に生誕100年、再来年2009年に没後20年を迎えるヘルベルト・フォ
ン・カラヤンを記念してリリースされるCD&DVD特別限定セット。適当な音源
を寄せ集めた安手のコンピレーションとは異なり、CDの3曲はコアなファンに
とっても貴重な録音が集められています。リストや1964年録音のブラームス
の交響曲第4番は初CD化であり、またバッハはなんと初出音源となります。
DVDには2008年にリリースされる映像作品の中からのハイライトが集められて
います。さらに、多くの珍しい写真やセレクト版ディスコグラフィも含まれ
る100ページのデラックス・ブックレットが付く豪華仕様となります。

4777244 3枚組 \3700
ベートーヴェン:
CD 1
ピアノ協奏曲第1番作品15
ピアノ協奏曲第2番作品19
CD 2
ピアノ協奏曲第3番作品37
ピアノ協奏曲第4番作品58
CD 3
ピアノ協奏曲第5番作品73《皇帝》
ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重協奏曲作品56
マウリツィオ・ポリーニ(Pf)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:クラウディオ・アバド
(三重協奏曲)
イリア・グリンゴルツ(Vn)、マリオ・ブルネッロ(Vc)、
アレクサンダー・ロンクィヒ(Pf)
ベネズエラ・シモン・ボリーバル青少年管弦楽団 
指揮:クラウディオ・アバド
録音:
1992-93年、ベルリン(ライヴ)
2006年9月、ローマ(ライヴ)[三重協奏曲]
1992-93年にベルリンでライヴ収録された、ポリーニによるベートーヴェンの
ピアノ協奏曲第2回全曲録音(1度目はベーム、ヨッフム指揮ウィーン・フィル)。
今回は、アバド唯一の録音である《三重協奏曲》を併録したセットでのリリー
スとなります。これは、近年ドゥダメルとの録音で話題のベネズエラのシモン
・ボリーバル青少年管弦楽団を指揮したもので、ソリストにはイリア・グリン
ゴルツ、マリオ・ブルネッロ、アレクサンダー・ロンクィヒという豪華なメン
バーを揃えています。アバドと3人のソリスト、当オーケストラは2006年9月に
パレルモやローマをめぐるツアーを行っているので、そこでのライヴ収録と思
われます。

4777155 10枚組 \10500
カラヤン:マスター・レコーディングス 1959-1979
CD 1
R.シュトラウス:
交響詩《英雄の生涯》(1959年3月収録)
交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯》
(1972年12月&1973年1月収録)
※戦後初録音
CD 2
ベートーヴェン:
交響曲第3番《英雄》(1962年3月収録)
交響曲第4番(1962年12月収録)
※全集から。リマスター盤。
CD 3
チャイコフスキー:
ピアノ協奏曲第1番(Pf. リヒテル:1962年10月収録)
ロココ風の主題による変奏曲(Vc. ロストロポーヴィチ:1968年9月収録)
CD 4
ブラームス:
交響曲第2番(1963年10月収録)
交響曲第3番(1964年9月収録)
※第1回全集から。ニュー・リマスター盤。
CD 5
ストラヴィンスキー:バレエ音楽《春の祭典》(1964年2月収録)
バルトーク:管弦楽のための協奏曲(1965年9、10月収録)
※ニュー・リマスター盤(ストラヴィンスキー)。
CD 6
ドビュッシー:交響詩《海》、《牧神の午後への前奏曲》
ラヴェル:《ダフニスとクロエ》第2組曲、《ボレロ》
※1964年3月収録、1966年3月収録(ボレロ)
CD 7
シューベルト:
交響曲第7(8)番《未完成》(1964年10月収録)
交響曲第8(9)番《グレイト》(1968年9月収録)
※ニュー・リマスター盤。
CD 8
オペラ間奏曲集
(ヴェルディ、マスカーニ、プッチーニ、レオンカヴァッロ、ムソルグスキー、
シュミット、マスネ、ジョルダーノ、チレア、ヴォルフ=フェラーリ)
※1967年収録。まとめてCD化されるのはこれが初。
ニュー・リマスター盤。
CD 9
モーツァルト:
レクイエム ニ短調K626
戴冠式ミサ曲K317
アンナ・トモワ=シントウ(S)
アグネス・バルツァ(Ms)
ヴェルナー・クレン(T)
ジョゼ・ヴァン・ダム(B)
※1975年9月収録。
CD 10
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(1979年9、12月収録)
アンネ=ゾフィ・ムター(Vn,)
※ ニュー・リマスター盤。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
ヘルベルト・フォン・カラヤンは言うまでもなく20世紀を代表する最も有名な
指揮者。来年2008年には生誕100年(再来年には没後20年)を迎え、ザルツブル
クやルツェルンなど、彼が中心となっていた音楽祭では、カラヤン・イヤーと
して特別な行事が予定されています。彼がその名声を世界に浸透させたのはす
ぐれた音楽的能力に加え、録音活動においても旺盛に活躍したことが重要な要
因であるといえるでしょう。ドイツ・グラモフォンはその活動の中心となった
レーベルであり、250点以上ものアルバムが遺されました。当セットは、来年
のメモリアル・イヤーを記念し、1959-1979年に録音された名盤の中から厳選
に厳選を重ねた10枚組です。ただし、「10枚」といってもLP2枚分がCD1枚にま
とめられているものが多いので内容的には非常に濃いものです。収録作品に
は、R.シュトラウスをはじめとするカラヤンの得意なものばかりが集められ、
彼のグラモフォン初録音までもが含まれています。それらの多くは今回新た
にリマスターが施され、音質の向上が図られています。ブックレットはフル
・カラー32ページの豪華版で、原稿も新たに書き下ろされました。懐かしい
オリジナルを用いたジャケット写真は、古くからのファンには嬉しいもので
しょう。デジパック仕様。スペシャル・プライス。尚、各タイトルとも同時
期に分売されます。

4777156 \1350
カラヤン:マスター・レコーディングス
R.シュトラウス:
交響詩《英雄の生涯》(1959年3月収録)
交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯》
 (1972年12月&1973年1月収録)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン

4777157 \1350
カラヤン:マスター・レコーディングス
ベートーヴェン:
交響曲第3番変ホ長調作品55《英雄》
交響曲第4番変ロ長調作品60
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1962年3月、1962年12月

4777158 \1350
カラヤン/マスター・レコーディングス
チャイコフスキー:
ピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23
ロココ風の主題による変奏曲イ長調作品33
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
ウィーン交響楽団(作品23)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1962年10月、1968年9月(ロココ)

4777159 \1350
カラヤン/マスター・レコーディングス
ブラームス:
交響曲第2番ニ長調作品73
交響曲第3番ヘ長調作品90
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1963年10月、1964年9月

4777160 \1350
カラヤン/マスター・レコーディングス
ストラヴィンスキー:バレエ音楽《春の祭典》
バルトーク:管弦楽のための協奏曲
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1964年2月、1965年9、10月(バルトーク)

4777161 \1350
カラヤン/マスター・レコーディングス
ドビュッシー:
交響詩《海》
牧神の午後への前奏曲
ラヴェル:
《ダフニスとクロエ》第2組曲
ボレロ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1964年3月、1966年3月

4777162 \1350
カラヤン/マスター・レコーディングス
シューベルト:
交響曲第7(8)番ロ短調《未完成》D759
交響曲第8(9)番ハ長調《グレイト》D944
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1964年10月、1968年9月

4777163 \1350
カラヤン/マスター・レコーディングス
「オペラ間奏曲集」
ヴェルディ:歌劇《椿姫》第3幕への前奏曲
マスカーニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》間奏曲
プッチーニ:歌劇《修道女アンジェリカ》間奏曲
レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》間奏曲
ムソルグスキー[リムスキー=コルサコフ編]:
 歌劇《ホヴァーンシチナ》第4幕への間奏曲
プッチーニ:歌劇《マノン・レスコー》第3幕への間奏曲
フランツ・シュミット:歌劇《ノートル・ダム》間奏曲
マスネ:歌劇《タイース》瞑想曲(第3幕への間奏曲)
ジョルダーノ:歌劇《フェドーラ》第2幕への間奏曲
チレア:歌劇《アドリアーナ・ルクヴルール》第2幕への間奏曲
ヴォルフ=フェラーリ:歌劇《友人フリッツ》間奏曲
ヴォルフガング・メクサー(Org:カヴァレリア)
ミシェル・シュヴァルベ(Vn:タイース)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1967年

4777164 \1350
カラヤン/マスター・レコーディングス
モーツァルト:
レクイエム ニ短調K626
戴冠式ミサ曲K317
アンナ・トモワ=シントウ(S)、アグネス・バルツァ(Ms)
ヴェルナー・クレン(T)、ジョゼ・ヴァン・ダム(B)
ウィーン楽友協会合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1975年9月

4777165 \1350
カラヤン/マスター・レコーディングス
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
アンネ=ゾフィ・ムター(Vn)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1979年9、12月


4777328 2枚組 \2080
ポートレイト・オブ・アーティスト/ナルシソ・イエペス
CD 1
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
 [ガルシア・ナバロ指揮
 フィルハーモニア管弦楽団]
ムダラ:ファンタジア第10番
 〈ルドヴィーコの手法によってハープを
  模したファンタジア〉
スカルラッティ:
 ソナタK32-アリア
 ソナタK322-アレグロ
タレガ:
 アランブラ宮殿の思い出
 アデリタ-《4つのマズルカ》より
アルベニス:
 スペイン組曲作品47-アストゥリアス(伝説)[セゴビア編]
 《スペイン》作品165-マラゲーニャ
グラナドス:スペイン舞曲第5番(アンダルーサ)
モレーノ・トローバ:マドローノ
プーランク:サラバンド作品179
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ギター協奏曲第1番ニ長調作品99
CD 2
ヴィラ=ロボス:
 練習曲第12番イ短調
 前奏曲第1番ホ短調
バッハ:リュート組曲(パルティータ)ハ短調BWV997
テレマン:2つのギターのためのポロネーズ風
 パルティータ イ長調[w. ゴデリエベ・モンデン(ギター)]
ソル:村人の幻想曲イ短調作品52
ジュリアーニ:ギター協奏曲イ長調作品30
 [ガルシア・ナバロ指揮イギリス室内管弦楽団]
サインス・デ・ラ・マーサ:
 ペテレラ
 アンダルーサ
作者不詳(イエペス編):ロマンス(映画『禁じられた遊び』より)
ルイス・ピポ:歌と踊り第1番(イエペス編)
ナルシソ・イエペス(G)
ナルシソ・イエペスは1927年生まれ、1997年に没したスペインのギタリスト。
したがって、今年2007年は彼の生誕80年、および没後10年に当たります。当
セットはこれを記念してのリリース。収録作品は、バッハやスカルラッティ
からプーランク、ヴィラ=ロボス、カステルヌオーヴォ=テデスコにいたる
幅広いもので、このギタリストの芸風の広さを俯瞰する好企画となっていま
す。また、その配置も大変気が利いています。つまり、彼の名を一躍有名と
した《アランフエス協奏曲》を巻頭に、さらにその名声を世界的にしたルネ
・クレマン監督による映画『禁じられた遊び』(1952年)のロマンスを巻末に
置くという粋な計らいがなされているのです。

48064 \1350
ヴンダーリヒ/聖なるアリア集
ヘンデル:オラトリオ《メサイア》-
 もろもろの谷は高くせられ 他
 ハインツ・メンデ指揮SDR管弦楽団
バッハ:復活祭カンタータ集
 カンタータ第31番《天は笑い、地は歓呼す》BWV31-他
  マルセル・クラン指揮交響合奏団、合唱団
 カンタータ第108番《我世を去るは汝らのためなり》BWV108-
  カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団
 《復活祭オラトリオ》BWV249-我が死の苦しみは和らぎ
  マルセル・クラン指揮交響合奏団、合唱団
 《マタイ受難曲》BWV244-
  おお痛まし、苛まれた心は震える
  我は我がイエスの元に目覚めておらん
  カール・ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト室内管弦楽団
  シュトゥットガルト少年聖歌隊
ヴェルディ:レクイエム-
 我は嘆く
 主イエズスよ
 讃美の生け贄
 妙なるラッパ
 マリア・シュターダー、マルガ・ヘフゲン、ゴットロープ・フリック、
合唱団、
 シュトゥットガルト放送交響楽団、ハンス・ミュラー=クレイ指揮
ハイドン:オラトリオ《天地創造》-
 差し込む光の前では
 また神は仰られた
 いまぞ天は光に満ちて輝き
 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
バッハ:クリスマス・オラトリオBWV248-
 私は栄光ゆえあなたのみに生きよう
 カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
フリッツ・ヴンダーリヒは1930年に生まれ、1966年に没したドイツのテノール
歌手。リリック・テノールとして一世を風靡し期待を一身に受けましたが、事
故がもとで30代半ば急逝し、ファンを大変悲しませました。昨年2006年には没
後40年を迎えています。DGからはロッシーニの歌劇《セビリャの理髪師》の
DVDや、『ヴンダーリヒの芸術』7枚組CDセットもリリースされています。
当CDは後者の中から、バッハ、ヘンデル、ハイドン、ヴェルディらの傑作宗教
作品からチョイスした名曲・名唱集です。共演陣には、最初に契約したシュ
トゥットガルトからは放送交響楽団が、またミュンヒェンを中心に活躍した
こともあり、カール・リヒター指揮ミュンヒェン・バッハ管弦楽団も参加し
ています。この伝説的な歌手には、先に『生涯と伝説』(073 420-2)という
DVDもリリースされているので、併せてお楽しみください。

4776738 \1850
WE WISH YOU A MERRY CHRISTMAS
[1]聖夜「クリスマスの歌」
ロベルト・アラーニャ
[2] プレトリウス“もろびと声あげ”
ガブリエリ・コンソート&ポール・マクリーシュ
[3] ""ホワイト・クリスマス""
ブリン・ターフェル
[4] ""きよしこの夜""
アンドレ・リュウ&ヨハン・シュトラウス・オーケストラ
[5] ""信仰篤き人々よ""
ルチアーノ・パヴァロッティ
[6]グスタフ・ヌードクヴィスト ""Nu ar advent""
アンネ・ゾフィ・フォン・オッター
[7] トレッリ“クリスマス・コンチェルト”
カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー
[8] ラミレス:ミサ・クリオージャより“サンクトゥス”
ホセ・カレーラス
[9]グノー=バッハ“アヴェ・マリア”
プラシド・ドミンゴ
[10] プレトリウス“エサイの根”
ラツィンガー指揮レーゲンスブルク大聖堂少年聖歌隊
[11] ヘアストン“マリアの御子”
ブリン・ターフェル
[12]レスピーギ“シチリアーナ”
カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー
[13] J.S. バッハ“クリスマス・オラトリオ”より
「喜びの声をあげよ、喜び踊れ!」
ガーディナー指揮モンテヴェルディ合唱団、
イギリス・バロック・ソロイスツ
[14] ""ディンドン、空高く""
サイモン・プレストン指揮ウェストミンスター寺院聖歌隊
[15] ""そりすべりメドレー""
ロベルト・アラーニャ"
Various Artists
名歌手たちによる美しいクリスマス音楽とキャロルの数々です。ドミンゴ、
アンドレ・リュウ、アラーニャ、パヴァロッティ、そしてターフェル。彼ら
が奏する素晴らしい演奏で、今年のクリスマスは決まり!トラック6のアンネ
・ゾフィー・オッターの "Nu ar advent" はアルバム未収録セッションで、
今回が初CD化となります。

4776653 \1350
古代クリスマスの典礼音楽
1. ベツレヘムの教会の鐘の音
2. ローマ・カトリック教会の真夜中のミサ
   -イントロデュース
3. ローマ・カトリック教会の真夜中のミサ
   -アレルヤ
4. ローマ・カトリック教会の真夜中のミサ
   -コムニオ
5. ギリシャ正教会-“救世主は来たれり”
6. ギリシャ正教会-“聖マタイの聖歌”
7. ギリシャ正教会-“素晴らしき神秘”
8. アビシニア教会の聖歌-聖ヤレの讃歌
 「今日、彼は私たちのために生まれた」
9. アビシニア教会-“聖ルカの聖歌”
10. アビシニア教会-“これぞ喜びの日”
11.ギリシャ・カトリック教会-キリスト降誕のNegalynarion
   “私の魂を賞賛してください”
12.ギリシャ・カトリック教会-“ガラテア人の手紙”
13.アルメニア教会-今日は救世主が生まれ、神が顕れる
14.アルメニア教会- 聖処女マリアへの讃歌
15.アルメニア教会-驚くほど美しい神秘
16.コプト教会- 聖三位一体への聖歌
17.コプト教会-聖ヨハネの聖歌
18.古代シリアのアレルヤ、アレルヤ
19.古代シリア-聖ルカの聖歌
20.マロン教会-聖なるかな、聖なるかな
21.マロン教会- 真夜中のミサより“詩篇42番”
22.ベツレヘム教会の鐘の音"
このアルバムはエルサレム、ナザレの聖歌、鐘の音などの古代からのキリスト
教の伝統音楽を集めたものです。エルサレムアビシニア語教会、ギリシャの正
教会、ナザレの受胎告知教会、エルサレムのアルメニア語教会、エルサレムの
コプト教会、などの各地の教会にて録音されました。聖地に伝わるクリスマス
音楽集で心穏やかなクリスマスを。

734384(DVD-Video) \3350
カラヤン/チャイコフスキー:後期交響曲集
チャイコフスキー:
交響曲第4番ヘ長調作品36
交響曲第5番ホ短調作品64
交響曲第6番ロ短調作品74《悲愴》
[トレーラー]
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(抜粋)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
収録:1974年、フィルハーモニー、ベルリン
カラヤンが、独自のコンセプトで撮影のみならず、編集やマスタリングにまで
深くかかわったこの映像作品は、1974年にベルリンのフィルハーモニーでライ
ヴ収録されたもので今回が初DVD化となります。収録データを見る限りでは、
カラヤンとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は1973年から76年にかけて、
後期交響曲集を計3回ずつ映像作品にしていることとなります。LDでリリース
されていた前後の映像と見比べてみれば、演奏の変化とともに、カラヤンの映
像へのこだわりと実験を如実に知ることもできることでしょう。35ミリ・フィ
ルムで撮影された映像自体も大きな魅力。なお、当DVDにはラフマニノフのピ
アノ協奏曲第2番の映像商品の予告(約12分間)も収録されています。
NTSC方式、リージョン・フリー、5.1DTSサラウンド。

734377(DVD-Video) \3350
「オペラ・ガラ」ライヴ・フロム・バーデン バーデン
ベッリーニ“ノルマ”より
 1.序曲 2.聞いて、ノルマ ネトレプコ、ガランチャ
ドニゼッティ“愛の妙薬”より 3.人知れぬ涙 ヴァルガス
ベッリーニ“清教徒”より 4.お前を失ってしまった テジエ
ベッリーニ“ノルマ”より 5.清らかな女神よ ネトレプコ
ロッシーニ“チェネレントラ”より 
 6.不安と涙のうちに生まれ ガランチャ
ヴェルディ“ドン・カルロ”より 
 7.共に生き、共に死ぬ ヴァルガス、テジエ
サン=サーンス“サムソンとデリラ”より 8.バッカナール 9.不明
ドリーブ“ラクメ”より 10.花の二重唱 ネトレプコ、ガランチャ
ビゼー“真珠とり”より 11.聖なる神殿の奥深く ヴァルガス、テジエ
"サン=サーンス“サムソンとデリラ”より 
 12.あなたの声にわが心は開く ガランチャ
ヴェルディ“ルイザ・ミラー”より 
13.静かな薄明かりの夕べに ヴァルガス
カタラーニ“ワリー”より 14.さようなら、ふるさとの家よ ネトレプコ
ヴェルディ“ドン・カルロ”より 15.終わりの日は来た テジエ
プッチーニ“ラ・ボエーム”より 
16.ああ、麗しの乙女 ネトレプコ、ヴァルガス
ヴェルディ“リゴレット”より 17.愛する美しい乙女よ
 ネトレプコ、ガランチャ、ヴァルガス、テジエ
レハール“ジュディッタ”より 
18.私のくちびるは熱いキスを・・・ ネトレプコ
マスネ“ル・シッド”より 19.統べたまえ、裁きたもう御父よ ヴァルガス
チャピ“セベデオの娘”より 20.私が愛を捧げたの ガランチャ
ビゼー“カルメン”より 21.闘牛士の歌 テジエ
ヴェルディ“椿姫”より 22.乾杯の歌
 ネトレプコ、ガランチャ、ヴァルガス、テジエ"
アンナ・ネトレプコ(S) エレナ・ガランチャ(S) ラモン・ヴァルガス(T) 
リュドヴィク・テジエ(Br)
SWR南西ドイツ放送交響楽団 指揮:マルコ・アルミリャート
録音:2007年7-8月
先にハイライト版でCDリリースされたバーデン・バーデン祝祭劇場でのコンサ
ート(2007年7月28、31日、8月3日)の映像商品です。この熱きイヴェントの模
様はテレビも生で放送され、なおかつロバート・ドルンヘルムによって映像化
されました。出演者は名テノール、ラモン・ヴァルガスをはじめ、若きフラン
スのバリトン歌手、リュドヴィク・テジエ。そして今をときめくアンナ・ネト
レプコとエレナ・ガランチャという名花2人。各々の歌手が挙って次から次へ
と美声を披露するのですが、最も注目すべき歌は何と言っても“リゴレット”
の「愛する美しい乙女よ」の四重唱でしょう。4人の若きスターの饗宴は聴き
手の胸をワクワクさせること間違いなし。他にもネトレプコとガランチャの
「花の二重唱」も,見所です。この3つのコンサートのチケットは3日も経た
ずに全て完売。まさにクリスマスと復活祭が一度に来たほどの大変なイヴェ
ントとなったそうです。




<DECCA & PHILIPS>
●L'Oiseau Lyre
4759099 \1350
バッハ:
チェンバロ協奏曲第2番ホ長調BWV1053
チェンバロ協奏曲第4番イ長調BWV1055
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041
チェンバロ協奏曲第7番ト短調BWV1058
クリストフ・ルセ(Cemb)、ヤープ・シュレーダー(Vn)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(エンシェント室内管弦楽団)
指揮:クリストファー・ホグウッド
録音:
1981年9月14日、キングズウェイ・ホール、ロンドン(BWV1041)
1993年8月5-8日、EMIアビーロード第1スタジオ、ロンドン
指揮者としても有名なクリストフ・ルセは、レザール・フロリサンやラ・プ
ティット・バンドなどでソロを務めたこともあるチェンバロ奏者。現在は
1991年に自身が創設したレ・タラン・リリクを中心に活動しています。その
彼が独奏を務めたバッハのチェンバロ協奏曲集は1993、94年に録音されたも
の。バッハのチェンバロ協奏曲はどれも自作を原曲に持つ編曲作品であり、
当盤収録のBWV1053はオーボエ、1055はヴィオラ・ダモーレのためのものだっ
たと考えられています。収録作品の内、BWV1058の原曲はヴァイオリン協奏曲
第1番であることがわかっています。つまりこれらの曲ではバッハによる原曲
と編曲の両方を聴き比べることが可能ということになります。ヴァイオリン
協奏曲のソリストは、オランダの卓越したピリオド奏者であるヤープ・シュ
レーダー。彼はホグウッドとともにこの演奏でのアンサンブルのリーダーも
務めており、当盤はリリース当時、アルヒーフ・レーベルのピノック&スタ
ンデイジ盤と人気を2分したベストセラーものでした。

4759101 \1350
プレトーリウス:舞曲集
プレトーリウス:テルプシコール(1612年刊)-舞曲集
ニュー・ロンドン・コンソート 指揮:フィリップ・ピケット
録音:1980年代
17世紀の最も重要な作曲家プレトーリウス。ドイツ初期バロック音楽界の最大
の理論家兼作曲家であり、世界初の音楽辞典とも言われる『音楽大全』を著わ
したことでも名高い。その生涯に、モテットやコラール・コンチェルト、
100曲以上のプロテスタントの賛美歌など、主に教会音楽を作曲しました。と
同時に器楽の発展にも寄与。この《テルプシコール》はそれを代表するもので
あり、当時流行していた各国由来の舞曲を4-6声の器楽合奏に編曲した曲集で
す。出版は1612年。タイトルとなっている「テルプシコール」は、ギリシャ
神話の9人のムーサの内、合唱と舞踊を司る者のこと。ピケットと彼が創立し
たニュー・ロンドン・コンソートのメンバーは、この録音に当たり、『音楽
大全』を参照したピリオド楽器---リュート、テオルボ、サックバット、ショ
ーム、クルタル、ダルシマーなど---を使用しています。

4759106 \1350
ピケット/カルミナ・ブラーナ第1巻
作曲者不詳:『カルミナ・ブラーナ』写本より
歌集
見よ 敬虔が地下で眠るを
病んではいるが
空は変えても心は変えず
正義と不正が
堕落した生活の
ギデオンの麦打ち場に
フェブスは黄金の車に乗って
ジュピターがマーキュリーと
やさしい大地
今は歓びの時
私はとてもきれいな娘でした
酒場にいる時には
バッカスよ ようこそ
かつては嘆きを知らぬ身が
いざ たたえよう カタリナの
キャサリン・ボット(S)、マイケル・ジョージ(Br)
テサ・ボナー、サリー・ダンクリー(S)、アンドルー・キング(T)
ニュー・ロンドン・コンソート 指揮:フィリップ・ピケット
録音:1986年1月、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン
当アルバムに収められた音楽は、10、ないしは11-13世紀前半に編まれ、バイ
エルン地方ボイレン(=ラテン語のブラーナ)の修道院に所蔵されていたラテ
ン語による世俗詩集『カルミナ・ブラーナ』の写本に基づくものです。「カ
ルミナ・ブラーナ」とは、「ボイレンの歌」の意味で、収められた200篇を超
す詩の内容は、愛や酒、賭博を歌ったものから、道徳や宗教を説くものまで
幅広く、カール・オルフのカンタータにも用いられ、よく知られています。
これらの中にはネウマ譜が付されているものがあり、当盤は(おそらく他の写
本や資料と照らし合わせた上で)15作品を選んで復元音化を試みたものです。
演奏に当たっては、ハープ、リュート、ギターン、レベックなど、当時の楽
器を用いています。

4759108 \1350
ジェミニアーニ:チェロ・ソナタ集作品5
第1番イ長調
第2番ニ短調
第3番ハ長調
第4番変ロ長調
第5番ヘ長調
第6番イ短調
アントニー・プリース(Vc)、リチャード・ウェブ(Vc通奏低音)
クリストファー・ホグウッド(Cemb)
録音:1975年4月、全聖徒教会、ピーターシャム
ジェミニアーニはイタリア・バロックの最後を飾るヴァイオリン奏者兼作曲
家です。1714年にロンドンにわたり、当時のヘンデル人気の中でも着実に名
手として活躍、人気を博しました。チェロ・ソナタ作品5は当時の慣習通り、
6曲セットで構成され、1746年に出版されました。6曲はすべて緩急緩急の教
会ソナタ形式で書かれていました。ソリストを務めるアントニー・プリース
は、英国で最も著名なピリオド・チェリストで、アカデミー・オブ・エンシェ
ント・ミュージック、およびイングリッシュ・コンサートの両方で首席を務
めた名手。彼の父は、これまた英国の名高いチェリストで、ジャクリーヌ・
デュ・プレも師事した教育者でもあるウィリアム・プリースです。ここでは
18世紀のピリオド楽器を演奏。クリストファー・ホグウッドがチェンバロを
担当しているのも要チェックでしょう。

4759110 \1350
ジェズアルド:5声のマドレガーレ集第5巻
エマ・カークビー、イヴリン・タブ(S)
メアリー・ニコルズ(A)
ジョゼフ・コーンウェル、アンドルー・キング(T)
リチャード・ウィストライク(B)
コンソート・オブ・ミュージック
指揮:アントニー・ルーリー
録音:1983年3月、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン
ジェズアルドはルネサンス後期のイタリアの貴族で、作曲家兼リュート奏者。
シュニトケのオペラの題材に採り上げられたことでも知られ、不貞を働いた
妻とその相手を殺害し、逃亡した逸話は特に有名です。当アルバムは、ジェ
ズアルドの6巻からなる《5声のマドリガル集》から《第5巻》を収録。この曲
集は1611年に出版されたもので、全21曲で構成されています。独創的な和声
と半音階、リズムの対比が駆使されており、旧来型の「第1作法」とは別スタ
イルの、いわゆる「第2作法」のそれに属します(この用語は、ほぼ同世代の
モンテヴェルディが呼んだもの)。特にその表現主義的半音階書法は、ジェズ
アルドの後、19世紀の後期ロマン派の登場まで用いられなかったというほど
でした。コンソート・オブ・ミュージックは1969年にアントニー・ルーリー
によって創設されたアーリー・ミュージック専門の演奏団体。

4759111 \1350
ハイドン:
交響曲第96番ニ長調「奇跡」
交響曲第94番ト長調「驚愕」
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(エンシェント室内管弦楽団)
指揮:クリストファー・ホグウッド
録音:1984年8月、聖バルナバ教会、ロンドン
ハイドンの第93番以降の12曲の交響曲は、ロンドンで演奏会を主催していた
主催者の名にちなんでザロモン交響曲集(もしくはその場所をとってロンド
ン交響曲集)と呼ばれます。当アルバムはその中から、愛称付きの2曲、第94
番と第96番をチョイスしたもの。共に1791年に作曲され、同編成で、古典派
の交響曲様式を備えたものです。ブックレットには、ハイドンの様式と、19
世紀のソナタ形式の基本的なモデルとの関係が詳細に記載されています。ホ
グウッド&アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックは、この2曲と
第100、104番を80年代前半に録音した後、1988年から作曲年代順にハイドン
交響曲全集録音をスタートさせています。現在第10巻まで漕ぎ着けたところ
でですが、ストップしているのが残念です。

4759112 \1350
ジョスカン・デ・プレ:
ミサ・ディ・ダディ
ミサ・フザン・ルグレ
チャールズ・ブレット、マイケル・チャンス、ティモシー・ペンローズ(CT)
ジョゼフ・コーンウェル、ロジャーズ・コヴィー=クランプ
ポール・エリオット、アンドルー・キング(T)
マイケル・ジョージ、ポール・ヒリアー(Br)
ロンドン中世アンサンブル
指揮:ピーター・ディヴィス、ティモシー・デイヴィス
録音:1984年1月、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン
《ミサ・ディ・ダディ》《ミサ・フザン・ルグレ》はともに1514年の作で、
この作曲家の後期のものと考えられます。共に4声のミサ曲で、〈キリエ〉
〈グローリア〉〈クレド〉〈サンクトゥス-ベネディクトゥス〉〈アニュス・
デイ〉という、いわゆるミサ通常式文で書かれています。《ミサ・フザン・
ルグレ》はイギリスの作曲家W.フライによるシャンソン、つまりは世俗歌曲
の一節を定旋律としたもので、写本の表紙に聖母マリアがエリザベトを訪問
する絵が描かれていることから、聖母訪問の祝日のミサとみなされています。
ロンドン中世アンサンブルは、1970年代後半から80年代前半に活動した先駆
的団体。中でもデュファイやオケゲムの全集は有名。9人の歌手の中には、
マイケル・チャンスやポール・ヒリヤーも名を連ねています。当盤は特に対
抗盤がなきに等しく(特に《ミサ・ディ・ダディ》)、資料的価値のきわめて
高いディスクといえるでしょう。ジョスカン・ファンは必携。

4759114 \1350
ダウランド:リュート歌曲集第1巻(1597年刊)
エマ・カークビー(S)
ジョン・ヨーク・スキナー(CT)
マーティン・ヒル(T)
デイヴィッド・トマス(B)
キャサリン・マキントシュ(トレブル・ヴィオール)
ポリー・ウォターフィールド、イアン・ガミー(テナー・ヴィオール)
トレヴァー・ジョーンズ(バス・ヴィオール)
コンソート・オブ・ミュージック 指揮:アンソニー・ルーリー
録音:1976年1月、デッカ第3スタジオ、ウェスト・ハムステッド、ロンドン
アンソニー・ルーリー/コンソート・オブ・ミュージックによるダウランド
歌曲全集録音の幕開けとなったアルバム。清澄な歌声が一世を風靡したエマ
・カークビー(ルーリーのパートナー)をはじめとする声楽陣はもとより、
キャサリン・マキントッシュやトレヴァー・ジョーンズなど、器楽奏者も充
実。《リュート歌曲集第1巻》は、ダウランドの全21曲から成るリュート伴
奏付き歌曲で、1597年にロンドンで出版されました。1594年に宮廷リュート
奏者就任を失敗し、失意の中ヨーロッパを旅していたダウランドが再び名声
を獲得することになったのが、この作品です。この成功によって、翌98年に
はデンマーク王家の宮廷リュート奏者に迎えられました。なお、当盤では、
声楽アンサンブルや、いくつかの伴奏形態(リュートとバス・ヴィオール、
リュートのみ、ヴィオールとリュート)で歌われています。これは「編曲」
ではなく、ダウランドの楽譜にそれらを許容する旨が記されていることに基
づく措置です。

4759116 \1350
ヨハン・シュターミツ:
交響曲ト長調
クラリネット協奏曲変ロ長調
田園交響曲ニ長調作品4-2
交響曲ニ長調作品3-2
アラン・ハッカー(Cl)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(エンシェント室内管弦楽団)
指揮:クリストファー・ホグウッド
オリジナル・リリース:1975年
ヨハン・シュターミツはその生涯に少なくとも58以上の交響曲を、10以上の
弦楽合奏曲を書いた作曲家。彼は従来の3楽章制を4楽章に拡大するなど、古
典派の交響曲のスタイルを確立した重要な作曲家です(彼の交響曲の半数以上
にはトリオ付きメヌエットが付加されています)。クラリネット協奏曲でソロ
を務めているアラン・ハッカーは、イギリス・クラリネット界の大御所。バ
ートウィスルやマックスウェル・デイヴィスなどの作品を初演しているよう
に同時代はもちろん、バセット・クラリネットを用いた古典まで幅広いレパ
ートリーを誇ります。当盤は1975年にLPで出ていたもので、今回初めてイン
ターナショナル・リリースされるに当たり、リマスタリングが施されました。

4759118 \1350
ムファト:音楽の花束第2巻
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(エンシェント室内管弦楽団)
指揮:クリストファー・ホグウッド
オリジナル・リリース:1982年
ゲオルク・ムファトはフランスに生まれ、リュリに学んだ作曲家。ローマで
はパスクイーニに師事し、コレッリと交遊を持っていました。ザルツブルク
大司教の宮廷オルガニストやパッサウの宮廷楽長を務め、ドイツの音楽にフ
ランスやイタリアの様式を導入しました。1698年にパッサウで出版された
《音楽の花束第2巻》も海外の影響を多分に込められた弦楽合奏曲集で、8つ
の舞曲集をひとまとめにしたものです。各曲は最初にフランス風序曲を持ち、
6つないし8つの舞曲で構成。それらの中には第1集《貴族の若様たち》での
〈スペインのアントレ〉〈イタリア人のためのガヴォット〉、また第2集《楽
しい詩歌》での〈ひき肉(またはみじん切り)〉〈皿洗い〉などユニークなタ
イトルの曲も収められています。当盤は全8集の内、第4集までを収録。今回
初めてインターナショナル・リリースされるに当たり、リマスタリングが施さ
れました。


743217(DVD-Video) \3350
チャイコフスキー:バレエ《くるみ割り人形》
レオニード・サラファーノフ
イリーナ・ゴールブ
マリインスキー劇場管弦楽団
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
収録:2007年1月、マリインスキー劇場、サンクト・ペテルブルク
チャイコフスキーのバレエ《白鳥の湖》で手兵マリインスキー劇場を用い、
音楽のみのヴァージョンと、バレエの映像版の2種をリリースしたばかりゲ
ルギエフ。《白鳥》の次に選ばれるのが《くるみ割り人形》、というのはさ
ほど驚くことではないでしょう。但しご注意を。当盤の《くるみ》は、クリ
スマスに子供向けに上演される伝統的かつ心温まるヴァージョンではなく、
「大人のための」演出がなされたものなのです。演出を担当したのは、世界
的に有名な前衛美術家ミハイル・シェミャーキン。彼らしい人目を惹く衣裳
と衝撃的な舞台装置がまずは「売り」となります。(この公演は彼らのパリ
公演でも披露されています。振り付けはキリル・シーモノフ)。
また、《白鳥の湖》でロパートキナを起用していたように、映像では最高の
ダンサーの踊りが収録されているのも実に魅力的です。今回もマリインスキ
ーの若きスターで日本でも既に有名な、レオニード・サラファーノフ(プリ
ンシパル)と、当劇場でもソーモアと並びヴィジュアルのよさで知られるイ
リーナ・ゴールブ(セカンド・ソリスト)が出演しているのでバレエ・ファン
には決して見逃せないものでしょう。類稀なる身体能力を誇るサラファーノ
フ以下、通常とは異なるプロダクションにもかかわらず、踊りの質が下がる
ことなど微塵もないことは言うまでもありません。さらに、通常のバレエで
はカットや曲順の入れ替えなど普通に行われるものですが、当盤では完全ノ
ー・カット版による演奏なので、チャイコフスキーのスコアを隅から隅まで
味わえるのも嬉しくもまた、貴重。先の《白鳥の湖》と是非併せて揃えたい
DVDです。2007年のクリスマスに向けてのリリース。

743215(DVD-Video) \3350
ヴェルディ:歌劇《椿姫》
ルネ・フレミング(S/ヴィオレッタ)
ローランド・ビリャソン(T/アルフレード)
レナート・ブルゾン(Br/ジェルモン)
ロサンジェルス・オペラ
指揮:ジェイムズ・コンロン
収録:2006年
ドミンゴ率いるロサンジェルス・オペラの2006年公演の映像記録。この《椿
姫》は、豪華な舞台とキャストで話題になりました。ヒロインのヴィオレッ
タ役にはルネ・フレミング。2006年のメトロポリタン歌劇場来日公演に同行
し、同役を歌って聴衆を魅了していたのは記憶に新しいところです。さらに
アルフレード役には、ドミンゴからも後継者として指名され、ザルツブルク
音楽祭ではネトレプコとの《椿姫》で大いに話題を呼び、今や時代の寵児と
なったローランド・ビリャソンが招かれました。ザルツでのネトレプコとの
共演の様子は、DGよりリリースされているのでこちらも是非ご覧いただきた
いもの(CD:UCCG-1274/5、DVD:UCBG-1158/9)。ちなみにロサンジェルス・オ
ペラは公式サイトで、このCDとDVDをクライバー盤とヴォット盤と共にリスナ
ーへの推薦盤として挙げているほどです。次いで重要な役であるジェルモン
には、ヴェテランのヴェルディ歌手、レナート・ブルゾンを起用。まさに盤
石の体制が敷かれたプロダクションといえるでしょう。指揮を務めるジェイ
ムズ・コンロンはロサンジェルス・オペラの音楽監督。しばらく前に公開さ
れていた映画『魔笛』でも音楽を担当していました。

711269(DVD-Video) \3350
ハイドン:オラトリオ《天地創造》
エマ・カークビー(S)
アントニー・ロルフ・ジョンソン(T)
マイケル・ジョージ(B)
オクスフォード・ニュー・カレッジ合唱団
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
(エンシェント室内管弦楽団&合唱団)
指揮:クリストファー・ホグウッド
収録:1990年3月10日、グロスター大聖堂、イギリス
ハイドンの《天地創造》は、《四季》と並び愛され続けている傑作。ミルト
ンの《失楽園》や聖書から採り出した言葉を元にイギリスの詩人リドリーが
書いた台本に基づくオラトリオです。通常は、この台本をヴァン・スヴィー
テンが翻訳したドイツ語ヴァージョンで上演されますが、当盤では、ピリオ
ド楽器の第一人者ホグウッドらしく、オリジナルの英語ヴァージョンで演奏
しています。DVDとしては、演奏風景の他に、BBC撮影による自然の風景や、
ハイドンの同時代(またはそれに近い時代)の画家であるウィリアム・ブレイ
クやウィリアム・ターナーらの傑作絵画の映像が組み合わされています。余
談ながら、収録されたグロスター大聖堂にある回廊は、映画『ハリー・ポッ
ター』のホグワーツ校の廊下に使用されているもの。

711509(DVD-Video) \3350
パヴァロッティ イン ハイドパーク
ヴェルディ:歌劇<ルイザ・ミラー>序曲
ヴェルディ:歌劇<ルイザ・ミラー> 穏やかな夜には
ヴェルディ:歌劇<ナブッコ> 行け、わが想いよ、金色の翼にのって
マイヤベーア:歌劇<アフリカの女> おお、パラダイス
マスカーニ:歌劇<カヴァレリア・ルスティカーナ> 間奏曲
ヴェルディ:歌劇<十字軍のロンバルティア人> 私の喜びで彼女を包みたい
マスネ:歌劇<ウィルテル> 春風よ、なぜ私をめざめさせるのか
レオンカヴァルロ:歌劇<道化師> ドン、ティン、ドン[鐘の合唱]
ワーグナー:歌劇<ローエングリン> 婚礼の合唱
ブッチーニ:歌劇<トスカ> 妙なる調和
ブッチーニ:歌劇<トスカ> 星は光りぬ
サラサーテ/ボルネ版、ジョット編:カルメン幻想曲
レオンカヴァルロ:歌劇<道化師> 衣裳をつけろ
ヴェルディ:歌劇<シチリア島の夕べの祈り>序曲
ビクシオ/ケルビーニ:マンマ
ビクシオ/ケルビーニ:風の託そう私の歌
デ・クルティス:忘れな草
ブッチーニ:歌劇<マノン・レスコー> 美しい人たちの中で
ブッチーニ:歌劇<マノン・レスコー> 何とすばらしい美人
ディ・カプア:オ・ソレ・ミオ
デ・クルティス:帰れ、ソレントへ
ブッチーニ:歌劇<トゥーランドット> 誰も寝てはならぬ
<ボーナストラック>
トレーラー:パヴァロッティ&フレンズ (9 mins)
トレーラー:パヴァロッティ・ザ・DVDコレクション (5 mins)
パヴァロッティ:「ザ・ラスト¥・テナー」(抜粋) (13 mins)
ルチアーノ・パヴァロッティ(T)
アンドレア・グリミネッリ(Fl)
フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
指揮: レオーネ・マジエラ
収録:1991年7月 ロンドン
1991年7月、ロンドンのハイドパークにて行われた、ルチアーノ・パヴァロッ
ティのコンサートの模様を収めた作品。追悼再発シリーズデジパック仕様

<OEHMS CLASSICS>
OC594 2枚組 \2900
モートン・フェルドマン: ピアノ作品集 Vol.2
「For Bunita Marcus (1985)」「Palais De Mari (1986)」
ザビーネ・リープナー(p)
前回のVol.1 【OC510】で通常の1.5-倍の遅さの演奏でびっくりさせてくれ
たS.リープナーの2枚のフェルドマン作品集。2曲ともフェルドマンの最晩年の
ピアノ作品です。彼の弟子であるBunita Marcusのために書かれた“For
BunitaMarcus”。本来、空白に一つ一つ音をはめていく感のある作品で、ま
るで満天に輝く星を数えているような気分にさせる不思議な音の世界に満ち
ています。各々の音の動きを追うことも困難ですし、リズムを把握するのも
難しいのですが、ただ音の流れに身を任せながら、心地良い眠りをむさぼる
のも良いかもしれません。この曲は、いままでいくつかのに演奏も存在する
のですが、今回の演奏もとりわけゆったりとしていて、演奏時間がゆうに80
分を超えてしまいました。もう一つの曲、“廃墟の静寂“も基本的には同じ
作風です。移り変わる響きの美しさは、まるで万華鏡のよう。ただただ聞い
ているだけで癒されることでしょう。
【ザビーネ・リープナー】
ミュンヘン音楽大学で学び、ホルショフスキ・マスタークラスでピアノを学ん
だ。彼女は古典的作品の演奏は行わず、現代音楽専門家として活躍し、バイエ
ルン放送や.. WDRなど主要放送局で、現代音楽の初演を行っている。
1992年から現代音楽シリーズのコンサートを行っており、特に最近は「モー
トン・フェルドマン&ジョン・ケージ」シリーズと題したコンサートを続け
ており、絶賛を浴びている。
【録音:2006年2月4-5日; バイエルン放送第1スタジオ】

OC597 \1450
ヴィエニャフスキ: ヴァイオリン協奏曲第2番
シマノフスキ: ヴァイオリン協奏曲第2番*
ルトスワフスキ: チェイン2:対話
ベンヤミン・シュミット(Vn)
ダニエル・ライスキン(指揮)
ヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団
最近ジャズの分野でも目覚ましい活躍ぶりを披露するベンヤミン・シュミッ
ト。今作はポーランドの偉大な作曲家3人のヴァイオリン協奏曲を取り上げま
す。ヴィエニアエフスキの協奏曲2番は、この作曲家の作品の中でもとりわけ
有名なもので、厳粛な第1楽章、夢見るような第2楽章、そして情熱的な終楽
章と、聞かせどころの多き名曲です。彼の演奏はとてもクール。もちろん歌
わせるところはきっちりつぼを押さえていますが、全体的にべとつかず、すっ
きり爽やかな仕上がりです。終楽章での目まぐるしいパッセージの見事な処
理をお聞きください。シマノフスキの協奏曲第2番は作曲家の最晩年の作品。
音色、リズムすべてにおいて大胆さが際立つものですが、シュミットはいと
も楽しげにこの曲を征服します。そしてルトスワフスキ。難解さの中にユーモ
ラスな表情を湛えた独特の作品ですが、彼は何とも明晰な切り口でこの曲を
楽しませてくれるのです。
【録音:2006年12月ヴロツワフ・フィルハーモニー*
2006年2月 ラ・ショー・ドゥフォン・音楽ホール(スイス)】



<DHM>
88697115702 \1900
パーセル: アンセム「主よ、われらの罪を思い出したもうことなかれ」、
「メアリー女王の葬送ための音楽」
J.S.バッハ: カンタータ第131番「深き淵よりわれ汝に呼ばわる、主よ」 、
カンタータ第150番「主よ、われは汝を求む」
ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ:
モテット「Wir wissen, so unser irdisches Haus」
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
バルタザール・ノイマン合唱団とアンサンブル
ヘンゲルブロックの最新録音。彼が最も研究しているのは「人間の願望と、
死との接触」を表題とした作品です。パーセルの傑作の一つ「メアリー女王
の葬送ための音楽」。この曲は、イギリス国教会の葬儀様式に基づいており、
曲の前後に葬送行進曲が、ティンパニ(小型の太鼓を使用する場合もあり)と
金管楽器によって演奏される。また合唱のハーモニーは、メアリー女王につ
くした彼最晩年(35歳ですが)の素晴らしい出来上がりの作品です(この曲を作
曲した2ヵ月後に、パーセルは亡くなった)。またバッハの作品は、バッハ初
期の作品の傑作といわれており、パッヘルベルやブクステフーデの様式を基
本としています。150番のシャコンヌの主題は、後にブラームスが交響曲第4
番の終楽章のパッサカリア主題の基となったものです。
【録音:2007年3月23-24日: Kirche Maria Himmelfahrt Forstern-Tading】

88697164142(SACD-Hybrid) 2枚組 \3100
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」(全曲)
【ヨハン・ゴットフリート・ヘルダーによるドイツ語訳版】
シャロン・ロストルフ=ザミール(Sp) マリア・リカルダ・ヴェッセリンク(Ms)
コビー・ヴァン・レンズブルク(T) ライムント・ノルテ(Bs)
ヴォルフガング・カチュナー(指揮)
ラウテン・カンパニー・ベルリン(オリジナル楽器使用)
ドレスデン室内合唱団
もちろんヘンデルが作曲したメサイアは、英語によるもの。その後ドイツ語
によってもドイツで演奏された(有名なものはモーツァルト編曲版もある)が、
現在通常ドイツ語で歌われるものは、ルターによるものがほとんど。しかし
ながらその言葉は非常に難解なものであった。哲学者、文学者、詩人、神学
者であったヨハン・ゴットフリート・ヘルダー(1744-1803)によってドイツ語
翻訳されたドレスデンで演奏されたものは、ルターによる難解なものでなく、
一般人にも理解されやすいものであった。この演奏では、その版を使用して
の演奏となります。今や、様々な古楽音楽祭にて積極的にバロック・オペラ
の復演や、バロックとジャズの融合の試みなどを手がけるリュート&指揮者、
ヴォルフガング・カチュナー指揮、ベルリンの古楽器アンサンブル”ラウテ
ン・カンパニー”、そしてゆかりあるドレスデンからの合唱団による演奏です。
【録音:2004年1月12-18日:Historischer Kursaal、バート・ラウホシュ
テット】

88697174212 3枚組 \3960
ヘンデル: 歌劇「イングランド王・リチャード1世」(全曲)
ローレンス・ザッゾ(リチャード1世:C-T)
ヌリア・リアル(コスタンツァ:Sp)
ジェラルディン・マクグリーヴィ(ブルケリア.. Sp)
ティム・ミード(オリンテ:C-T)
カーティス・ストリートマン(ベラルド:Bs)
デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(イザチオ:Bs)
ポール・グッドウィン(指揮)
バーゼル室内管弦楽団
この作品は、ロンドンにおけるオペラ復興を目的として、貴族や裕福なパト
ロンたちによって1719年に設立された「王室音楽アカデミー」のために、ヘ
ンデルが作曲した13の大規模なオペラのうち11番目の作品。また、ヘンデル
のオペラの中でも、最も精彩に富むスコアリングで書かれた作品でもあり、
ヘンデルはこの作品を再演することは無かったが、その後のオペラの中でい
くつかのアリアの転用がみらます。 この録音は、パリなど数箇所で演奏会形
式で行われた公演のあとに、バーゼルの教会でスタジオ録音されたもので、
最近様々なバロックオペラに出演しているローレンス・ザッゾ、ティム・ミ
ードの2人のカウンター・テナー。そしてスペイン生まれの若い古楽系ソプラ
ノ歌手として注目されているヌリア・リアル。ベテラン・バス歌手デイヴィ
ッド・ウィルソン=ジョンソンを起用。イギリスを代表するベテラン・バロッ
ク・オーボエ奏者、現在エンシェント・ミュージック管弦楽団(エンシェント
室内O)のAssociate Conductor、ポール・グッドウィンが指揮を担当し、今ま
で様々なオペラ演奏の経験を生かして、最高の音作りに徹しています。また、
バロックから現代音楽、ジャズまで幅広いレパートリーを持つバーゼル室内
管弦楽団がここでは古楽器によって演奏しています。(今までにこの作品の録
音は、クリストフ・ルセ盤がありましたが、現在では廃盤のもよう。)
【録音:2007年5月23日-6月1日 バーゼル・マルティン教会】

88697147182 \1900
J.S.バッハ: チェンバロ独奏のための協奏曲集
(BWV.972, 979, 973, 974, 978, 975, 981)
ヴィタル・ジュリアン・フレイ(cemb)
ここに収録された作品は、バッハが、ヴィヴァルディやマルチェッロ等のイタ
リアの音楽家らのヴァイオリン等の独奏楽器楽器と弦楽のための協奏曲を、
鍵盤楽器ソロ用に編曲したものです。そのうちチェンバロ用の曲が16曲と、
オルガン用の曲が6曲現存しています。色々なバッハ文献に必ず書いてある
「イタリア体験」、バッハが23-32歳頃にこれらの編曲を通じてイタリア形式
を習得したとされています。また、編曲を通してバッハの作曲技法が確立さ
れたとも言われています。
【ヴィタル・ジュリアン・フレイ】
1979年スイス生まれ。ロバート・ヒル、クリスティーネ・ショルンスハイム
にチェンバロを学ぶ。また、レオンハルト、クリスティアーネ・ジャコテ、
クリストフ・ルセ、アンドレアス・シュタイアー、ケネス・ギルバートにも
師事。彼の高いテクニックとレベルによって、彼は「新世代の開拓者」と呼
ばれ、『彼の演奏は、最初から最後までエキサイティングでかつ雄弁で美し
く多彩!彼の音楽に欠点はありますでしょうか? 彼の音楽には喜びと驚きで
いっぱいです!』と絶賛を浴びています。また、彼はスイスとライプツィヒ
にアンサンブルを設立し、コンサート活動を行っています。
【録音:2006年11月 ミュールハイム】



<RCA RED SEAL EU>
88697141732 2枚組 \1980
モンセラート・カバリエ・ベスト 【Die grosen Erfolge】
ビゼー/『カルメン』より「ハバネラ」、
ヴェルディ/『椿姫』より、
プッチーニ/『ボエーム』より、『トスカ』より、『ジアンニ・スキッキ』より、
レハール/『メリー・ウィドゥ』より、
チレア/『アドリアーナ・ルクヴルール』より、
ベルリーニ/『ノルマ』より、
オッフェンバック/『ホフマン物語』より、
モーツァルト/『魔笛』より、ド
リーブ/『ラクメ』より、
ワーグナー/『トリスタンとイゾルデ』より、
マスカーニ/『アヴェ・マリア』、
R・シュトラウス/『子守唄』『献呈』、
A・L・ウェッバー/『オペラ座の怪人』より、
サン=サーンス/『白鳥』、
バッハ/『アリア』、
ヴァンゲリス/『March with me』 ,他、全36トラック収録予定
来年75歳を迎えるカバリエは、大きな会場でのコンサートは引退としていま
すが、いまだヨーロッパの小劇場やサロンでコンサートを行い絶賛を浴びて
いるソプラノ歌手です。もちろんコンサート・チケットは即完売。この記念
的アルバムの1枚目は、彼女の今までの輝かしいオペラへの録音の中から名ア
リアを収録。もちろんベルカント・オペラだけでなくワーグナーまで、絶妙
なピアニッシモも絶品。そして彼女はポピュラー歌手らとも数多く競演し、
ここには収録されていないがフレディ・マーキューリーとのデュエット『バ
ルセロナ』は、バロセロナ・オリンピックのテーマ曲ともなった。このアル
バムの2枚目では、チーフタンズ、ヘルムート・ロッティ、リサ・ニルソン、
カジャ・ニン、ロス・デル・リオ、ディー・プリンツェン、ゴットハードら
との競演した曲。そしてミュージカルの曲を中心として収録されています。

88697158372 \1900
ユリウス・レントヘン: 室内楽作品集
ピアノ五重奏曲 イ短調 Op.100、 クラリネット三重奏曲 変ホ長調、
ヴィオラ・ソナタ ハ短調、 六重奏曲 ト長調
Artists of the Royal Conservatory
オランダの音楽家の一族レントヘン家で最も著名なユリウス(1855-1932)。
ライネッケやリストに作曲を師事し、グリーグや北欧の作曲家と親交を持ち、
初期の作品には北欧の影響が見受けられます。またブラームスにも気に入ら
れていたそうで、後期の作品ではレーガー、ドビュッシーなどの影響が見ら
れます。またグリーグの弦楽四重奏曲を補筆完成させたのも彼だったのです。
この録音では、トロント王立音楽院の教授らのメンバーによって研究され、
演奏されます。
【録音:2007年4月2-4日:The Living Arts Centre, Mississauga, Ontario】

88697170432 \1450
プッチーニ:「誰も寝てはならぬ」100%
1:ルチアーノ・パヴァロッティ、2:プラシド・ドミンゴ、3:ホセ・カレーラ
ス、4:マリオ・ランザ、5:マイケル・ボルトン、6:ベン・ヘップナー、
7:サルヴァトーレ・リチートラ、8:マルセロ・アルバレス、
9:アミーチ・フォーエヴァー、10:セルゲイ・ラリン、
11:ユッシ・ビヨルリンク
往年歌手から、3大テナー、新鋭テノール歌手たち、そしてマイケル・ボルト
ンやアミーチ・フォーエヴァーまで様々なスタイルでお送りする「誰も寝て
はならぬ」。


<RCA RED SEAL US>
88697115612 \1900
クリストファー・ローズ: 「KAROLIJU」
ルトスワフスキ:「20のポーランド語クリスマスキャロル」より14曲
ロドリーゴ: 「Retablo de Navidad」より 3曲
デイヴィッド・ジンマン(指揮)
BBC交響楽団 フィルハーモニア合唱団
アンナ・ステファニー(Ms)
1949年ボルティモア生まれの作曲家、クリストファー・ローズは、アメリカ
を代表する現代音楽作曲家の1人です。ベルリオーズ、ブルックナー、ショス
タコーヴィチの音楽に触発され、ジョージ・クラムと作曲研究を行い、衝撃
的な不協和音が特徴。またトロンボーン協奏曲は、彼の最も代表する曲となっ
ています。
この「Karoliju」は、伝統的なクリスマス・キャロルと、カール・オルフの
カルミナ・ブラーナに触発されて作曲されています。基本はクリスマス・キャ
ロルですが、その言葉の意味は深いものです。その意味を彼独自の音楽で表
現したものです。 この作品は、1991年11月7日に、ジンマン指揮ボルティモ
ア交響楽団&合唱団で初演されたものです。今回はそのジンマンが、BBC交響
楽団と今年録音したものです。
【録音:2007年3月19-21日 Watford Colosseum, Watford、UK】


<BMG>
オイロディスク・オペレッタ・シリーズ
最近ヨーロッパで、オペレッタの再上演が大流行!
永らく廃盤となっていた、レナータ・ホルム、アンナ・モッフォ、ルドルフ
・ショックなどの名歌手を起用したオペレッタ録音黄金時代の名盤『オイロ
ディスク』のオペレッタ・シリーズが、あの懐かしいオリジナル・ジャケ
ットで再発売です。なお半数のタイトルがハイライト盤となっておりますが、
台詞部分が多いので、曲部分はほとんど収録されております。(これらハイ
ライト盤は、もともと全曲盤は存在いたしません(録音されていません)
※ドイツのみのローカル商品となります。よって、全てドイツ語による歌唱
のため、歌詞はついておりません。

88697184242 \1000
パウル・アブラハム: 喜歌劇「ヴィクトリアと軽騎兵」ハイライト、
マルギット・シュラム ルドルフ・ショック
ヴェルナー・シュミット=ベルケ(指揮) ベルリン交響楽団
パウル・アブラハム(1892-1960)は、ハンガリー生まれ。ブダペスト音楽院で
学んだ人。36歳でオペレッタ作曲を始め大成功を収める。ここに収録された
2曲は彼の代表する作品で、名曲「私のママは、横浜生まれ」も収録。
1963年頃の録音

88697184262 \1000
エドゥアルド・キュネッケ : 喜歌劇「どこかの従兄弟」ハイライト
レナーテ・ホルム ルドルフ・ショック
ヴェルナー・シュミット=ベルケ(指揮) ベルリン交響楽団
ベルリンの新オペレッタ劇場で合唱指揮者だったエドゥアルド・キュネッケ
(1885-1953)は、後にオペレッタ作曲家に転向し、この「どこかの従兄弟」
によって、ドイツを代表するオペレッタ作曲家の一人に上げられるようにな
りました。この作品、少々あらすじに無理がありますが(7年前に別れた男の
顔を忘れるなんて!)メロディは美しく、聞き応えはたっぷりです。
1964年頃の録音

88697184272 \1000
レオン・イェッセル:喜歌劇「シュヴァルツヴァルトの娘」ハイライト
ロッテ・シェードレ マルギット・シュラム ルドルフ・ショック
ヴェルナー・シュミット=ベルケ(指揮) ベルリン交響楽団
「おもちゃの兵隊の行進(3分クッキングのテーマ曲)」で有名なレオン・イェ
ッセル(1871-1942)。1911年からベルリンでオペレッタ作曲家として活動を
始める。この「シュヴァルツヴァルトの娘」は最大の成功作で、1917年に
ベルリン・コミッシェオーパで初演された後、10年間で6000回もの公演が
行われた作品です。1964年頃の録音

88697184282 \1000
フレッド・ライモント: 喜歌劇「青い仮面」ハイライト
マリカ・レック マルギット・シュラム ルドルフ・ショック
ヴェルナー・シュミット=ベルケ(指揮) ベルリン交響楽団
独学で作曲を学んだフレッド・ライモント(1900-1954)は、キャバレーな
どで自作の歌などを弾き語りで演奏するようなり、その後ベルリンでオペ
レッタ作品を作曲するようになりました。この「青い仮面」は、ドイツで
人気を博した作品です。舞踏会で出会った男女が1年後の再会を約束、2人の
思いは成就するか? 彼女に求婚する他の男はどのような作戦を? ちょ
っと切ないラブ・ロマンです。 1964年頃の録音

88697188342 2枚組 \2000
カール・ミレッカー: 喜歌劇「乞食学生」(全曲)
ヒルデ・ギューデン ルドルフ・ショック
ヒルデ・コネツィニ フリッツ・オルレンドルフ
ロッテ・シェードレ ペーター・ミニヒ
ロベルト・シュトルツ(指揮) ベルリン交響楽団
J.シュトラウス、スッペと並ぶオペレッタ『黄金時代』の作曲家、ミレッカ
ー(1842-1899)の代表作。初演後約40年でドイツ語で5000回近くも上演された
ヒット作。台本はスッペの「ファティニッツァ」「ボッカチオ」や、J.シュ
トラウスの「ヴェネツィアの一夜」等で知られるフリードリッヒ・ツェルと
リヒャルト・ジュネで、同じくミレッカーの「ガスパローニ」も手がけてい
る当時の大人気コンビによる作品です。1964年頃の録音

88697187982 \1000
レオ・ファル: 喜歌劇「イスタンブールのバラ」ハイライト
カール・ミレッカー: 喜歌劇「デュバリー伯爵夫人」ハイライト
エリカ・ケート ルドルフ・ショック ホルスト・ヴィルハイム
フランク・フォックス(指揮) ベルリン交響楽団
レオ・ファル(1873-1925)は、ウィーン音楽院で作曲を学びハンブルク、ベル
リン、ケルンの劇場の楽長に就任。ハンブルクで指揮者を務めながら、オペ
レッタを作曲。1906年からはウィーンでオペレッタを作曲し成功しました。
ウィーンのオペレッタ作曲家の中で、レハール、オスカー・シュトラウスと
並ぶ偉大な存在です。またミレッカーの「デュバリー伯爵夫人」は、彼の
「乞食学生」の3年前に作曲されたもので、親しみやすい曲の書けるメロディ
・メーカーであることがよく実感できる作品と言えるでしょう。
1962年録音

88697187992 \1000
フランツ・レハール: 喜歌劇「ルクセンブルク伯爵」ハイライト
マルギット・シュラム ルドルフ・ショック
ロベルト・シュトルツ(指揮) ベルリン交響楽団
レハール(1870-1948)は、ハンガリー生まれのオーストリアの作曲家,指揮
者。20世紀を代表するオペレッタ作曲家であり,オペレッタというジャンル
を国際的に通用する娯楽形態としてよみがえらせるうえで大いに貢献した人
です。また、彼の作品は、オペレッタ劇場のみならずオペラ劇場でも上演さ
れる評価の確立した作品となり,彼はオッフェンバック,ヨハン・シュトラ
ウスとともに,今なお最も人気のあるオペレッタ作曲家の一人となっていま
す。この「ルクセンブルク伯爵」は、レハール自身で1年間に300回もの連続
公演を行い大成功。その後ここで演奏しているロベルト・シュトルツが引き
継いで指揮をした。最高46回ものカーテンコールを行ったこともあったそう
です。 1966年録音

88697188002 \1000
フランツ・フォン・スッペ: 喜歌劇「ボッカチオ」ハイライト
レナータ・ホルム ルドルフ・ショック
フランク・フォックス(指揮) ベルリン交響楽団
スッペ(1819-1895)は、ベルギー系オーストリアの作曲家、指揮者。200もの
劇音楽、36ものオペラ・オペレッタを作曲したウィーンで最初の音楽喜劇作
曲家の一人。後半生には,当時すっかりウィーンに溶け込んでいたオッフェ
ンバックの作品に続き、正統的なウィーン風オペレッタを作曲し、その第一
人者となりました。この「ボッカチオ」は、彼の真価が最も発揮され,その
特質が際立っている。アリエッタ「恋はやさし野辺の花よ」が田谷力三の愛
唱歌としても日本でも有名です。 1962年録音

88697188072 \1000
ラルフ・ベナツキー:喜歌劇「白馬亭にて」(ハイライト)
ペーター・アレクサンダー インゲボルク・ハルシュタイン
エリカ・ケート ルドルフ・ショック
ヨハネス・フェーリンク(指揮) Gro ses Orchester
ベナツキー(1884-1957)は、最初ミュンヘンで作詞家および指揮者として始
めた。一時ウィーンのキャバレーで監督として働き、歌曲の作詞・作曲をし
た。ベルリンでは、オペレッタ音楽作曲に専念し、舞台音楽のほかに多くの
映画音楽も手掛け、5000曲以上の歌曲を書いたと言われている。この「白馬
亭にて」は 1930年作曲され、ベルリンでは5000人収容の劇場で、7年間ロン
グランで4000回以上、ロンドンで600回、パリでは4年間、ニューヨークでも
大劇場で1年間に昼夜2回公演で300万人の観客が訪れたという大ヒット作品!
ザルツブルグ郊外の避暑地、『サウンド・オブ・ミュージック』のサルツカ
ンマーグートのロマンティックなリゾートホテル「白馬亭」を舞台に、その
女主人ヨーゼファーとボーイ長レオポルトとの愛が、ベルリンからの避暑客
の若者たちの2組の恋が、そして避暑客と村人たちの交歓が織りなす、ロマ
ンティックなオペレッタ。 1970年頃の録音

88697188312 \1000
エメリッヒ・カールマン:喜歌劇「チャルダッシュの女王」(ハイライト)
アンナ・モッフォ, ルネ・コロ ダグマール・コラー、
ベルト・グルント(指揮), クルト・グラウンケ交響楽団,
オペラの"白銀の時代"と呼ばれたブームの中心で活躍したオーストリア=ハ
ンガリー出身のカールマン(1882-1953)。激しいリズムと哀愁を帯びた甘い
旋律、世紀末的憂鬱とモダンな響きで、多くのファンに支持されました。彼
の代表曲であるこの作品は、美しいアリアや華やかな舞曲などが盛り込まれ
た作品で、アンナ・モッフォ、ルネ・コロなど、当時の人気歌手を起用して、
美しさと楽しさを交互に味わうことができます。1972年録音

88697188362 2枚組 \2000
ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「ウィーン気質」(全曲)
ヴィルマ・リップ ヒルデ・ギューデン マルギット・シュラム
ルドルフ・ショック フェリー・グルーバー ベンノ・クッシェ
ロベルト・シュトルツ(指揮) ウィーン交響楽団
「ウィーン気質」は、ヨハン・シュトラウス2世(1825-1899)が既に作曲して
あったワルツやポルカの名曲を集めて編曲したもので、まさにメロディーの
宝庫。台本も曲にあわせたとは思えない程の出来栄えに仕上がっていて、ど
こを取っても名曲ばかりです。さらにこの演奏では、無冠のワルツ王R・シュ
トルツ指揮ウィーン交響楽団を起用して、さらに「ウィーン気質」倍増です。
甘美な音楽と巧みなせりふ回しの妙が聴きどころ。(ヨハン・シュトラウス2
世はこの作品完成前に亡くなったため、アドルフ・ミュラーが引継ぎ完成さ
せたものです) 1965年録音

88697189992 \1000
フランツ・レハール:喜歌劇「ロシアの皇太子」ハイライト
ルドルフ・ショック レナータ・ホルム
ロベルト・シュトルツ(指揮) ベルリン交響楽団
レハール(1870-1948)は、ワルツ「金と銀」で有名となり、彼の代表作「メ
リー・ウィドウ」で一夜にしてウィンナ・オペレッタの寵児となりました。
この作品は、ロシアのムードを漂わせる音楽と、涙腺を刺激する名曲や心浮
き立つ二重唱など、ほろ苦く切ない気持ちにさせるのもレハールならではの
語り口。オペレッタには珍しくハッピーエンドではなく、悲劇的で表現しが
たい悲哀を感じさせます。また全体的に、長調・短調、情熱的で優しくエレ
ガントなメロディーで彩られているのも特徴的で彼の最も愛した作品のひと
つと言われています。 1967年録音

88697188372 \1000
フランツ・フォン・スッペ:喜歌劇「美しきガラティア」(全曲)
アンナ・モッフォ ルネ・コロ
ローゼ・ヴァーゲマン フェリー・グルーバー
クルト・アイヒホルン(指揮) ミュンヘン放送管弦楽団
名作、オッフェンバックの「美しきエレーヌ」を思わせるギリシア風の物語。
理想の美女を追求し石像に命を吹き込んだは良いが、彼女はあまりにもタカ
ビーかつイケメン好き。さてさて結末は? 絶世の美女といえばやはりアンナ
・モッフォ。彼女のレパートリーはその多くが映画化されていますが、この
曲の映像は残されていないのが残念です。とにかく美しいメロディに満ちた
楽しい作品です。 1974年録音

88697184292 \1000
ロベルト・シュトルツ: 喜歌劇「絹のヴィーナス」ハイライト
マルギット・シュラム ルドルフ・ショック
ロベルト・シュトルツ(指揮) ベルリン交響楽団
「ヴァイオリンの調べ」が知られるシュトルツの代表作の一つ。ヒトラーの
時代が来る直前の不安な時期に書かれた作品とは思えないほど明るく楽しい
曲。耳なじみの良いメロディは当時の聴衆を熱狂させました。この録音は、
無冠のワルツ王R・シュトルツ指揮による自作自演となります。
1965年録音

<EMI CLASSICS>
CDC-5097472 \1980
KINDRED SPIRITS/KINDRED SPIRITS
1.Fix You(written and originally performed by Coldplay)(リード曲)
2.Perfect Day(by Colin Towns, originally performed by Adienus-singer
Miriam Stockley and used as theme tune to "The world of Peter Rabbit
and Friends")
3.Caresse sur l'ocean(by Bruno Coulais, part of the original
soundtrack of the film "Les Choristes", "Die Kinder des Monsieur
Mathieu")
4.Lullaby for the World(traditional)
5.One Love / People get ready(by Bob Marley / Curtis Mayfield)
6.Shepherd's Pipe Carol(by John Rutter)
7.The Ash Grove(traditional)
8.You've got a Friend(written and originally performed by Carol King,
but also famously sung by James Taylor)
9.O Waly Waly(traditional)
10.Because you loved me(by Dianne Warren, famously performed by
Celine Dion)
11.Here Comes the Sun(Geroge Harrison / Beatles)
12.In the Bleak Midwinter(Christmas carol, music by Gustav Holst)
13.Perfect Day(sing-along version)
14.In the Bleak Midwinter(sing-along version)
Kindred Spirits
シティ・オブ・プラハ・フィルハーモニー管弦楽団
ミリアム・ネンコヴァ指揮
厳しいオーディションを経て選ばれたUK在住の20名の少年、少女メンバーによ
るキンドレッド・スピリッツ、デビュー!
6歳から14歳までのメンバーはUKの教室、遊び場、田舎などどこにでもいるよ
うな子供たち。しかしそのヴォーカル・クオリティは並外れています。ボブ・
マーリー、セリーヌ・ディオン、ビートルズなどの世界的ポップ・ヒット曲、
トラッド、クリスマス・キャロルなど子供たちやそのファミリー向けの選曲で
リード曲はコールドプレイのFix You。すでにUKではカイリー・ミノーグやス
パイス・ガールズの新譜とならんで大ヒットの呼び声が高まっています。
MySpace http://www.myspace.com/kindredspiritschoir にて'Fix You',
'You've got a Friend', 'In the Bleak Midwinter' の試聴できます。

CDC-5112722 \1980
チャイコフスキー:くるみ割り人形(組曲)(12曲)
プロコフィエフ:交響組曲「キージェ中尉」Op.60
デュカス:魔法使いの弟子
サンクト・ペテルブルグ・フィルハーモニック
ユーリ・テミルカーノフ指揮
1988年以来音楽監督、主席指揮者としてロシアの代表的オーケストラとコンビ
を組むテミルカーノフ指揮の最新録音をご案内いたします。

CZS-5046702 2枚組 \1450
ヘンドリックス/シューベルト歌曲集
CD1
さすらい人の月に寄せる歌D870; 盲目の少年D833; 孤独な人D800 
夜と夢D827; ズライカ I D720; ガニュメートD544; たゆみなき愛D138;  
さすらい人の夜の歌D768; ますD550; ズライカ II D717; 
ミューズの息子D764
ミニョンの歌D877; テューレの王D367; 糸を紡ぐグレートヒェンD118;
君こそ我が憩いD776; 春にD882; シルヴィアにD891 
以上w/ラド・ルプー(ピアノ)
1985年11月録音
CD2
愛の便りD957-1; セレナードD957-4; 笑いと涙D777; 男は人が悪い
D866-3; 流れの上でD943+; あこがれD879; 月に寄すD193; 遊びにおぼれて
D715; 岩上の羊飼D965*; 汝はわれを愛さずD756; 愛は裏切られD751;
若い尼僧D828; 嘆きの歌D23; エレンの歌III(アヴェ・マリア)D839; 
デルフィーヌの歌D857-1; 野ばらD257 
以上w/ラド・ルプー(ピアノ)
+ブルーノ・シュナイダー(ホルン)、*ザビーネ・マイヤー(クラリネット)
1992年9月録音
以上 バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
先日ご案内したバーバラ・ヘンドリックス・シリーズの追加アイテムです。


<EMI UK>
CDC-5014092 \1980
エルガー:チェロ協奏曲
チェロ協奏曲ホ短調Op.85
In Moonlight
気まぐれ女Op.17
ロマンスOp.62
愛の挨拶Op.12
朝の歌Op.15-2
溜め息Op.70
ナタリー・クライン(チェロ)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァーノン・ハンドリー指揮
UKの有望新人チェロとして注目されるクラインの最新録音は協奏曲をメインと
して他にチェロとオーケストラのための作品(協奏曲以外はジュリアン・ミロ
ーンの編曲)で様々な演奏スタイルで親しまれているエルガーの名曲集。協奏
曲はデュ・プレとバルビローリ指揮による録音が今や伝説的な名演として20世
紀を代表するとされますが、このクラインの新録音は力強く、新鮮で類まれな
演奏で21世紀のエルガーとして評価される可能性を秘めた録音に仕上がってい
ます。ご期待ください。

●ENCORE
CDE-5089932 \900
ベートーヴェン:
交響曲第8番ヘ長調Op.93
交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
クラウス・テンシュテット指揮

CDE-5090192 \900
ボストリッジ/ノエル・カワード・ソングブック
1.I travel alone; 2.London Calling:Parisian Pierrot;
3.On with the dance:Poor little rich girl;
4.This year of Grace:World weary; 5.This year of
grace:Mary make-believe; 6.This year of grace:A room with a view;
7.This year of grace:Dance, little lady; 8.Bitter sweet;If you could
only come with me; 9.Bitter sweet:I'll see you again; 10.Bitter sweet:
Zigeuner; 11.The dream is over; 12.Cochran's 1931 revue:Any little
fish; 13.Cavalcade:Twentieth century blues; 14.Word and music:Mad
dogs and Englishmen; 15.Words and music:Let's say goodbye;
16.Wordsand music:Something to do with spring; 17.Words and music:
The Party's over now: 18.Private lives:Someday I'll find you;
19.Set to music:Never again
イアン・ボストリッジ(テナー)、ソフィー・デイヌマン(ソプラノ)、
テイト(ピアノ)

CDE-5089952 \900
ガーシュウィン:
ラプソディ・イン・ブルー(グローフェ編)
ピアノ協奏曲ヘ長調* 他
ピーター・ドノホー(ピアノ)
ロンドン・シンフォニエッタ
*バーミンガム市交響楽団
サイモン・ラトル指揮

CDE-5090152 \900
ハイドン:
ロ交響曲第102番変ロ長調
交響曲第104番ニ長調「ロンドン」
イギリス室内管弦楽団
ジェフリー・テイト指揮

CDE-5090172 \900
リスト:ファウスト交響曲
50ゲスタ・ウィンベルイ(テナー)、ウェストミンスター教会男性合唱団
フィラデルフィア管弦楽団、
リッカルド・ムーティ指揮

CDE-5090222 \900
メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調Op.90「イタリア」
シューベルト:交響曲第9番「グレート」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
クラウス・テンシュテット指揮

CDE-5090242 \900
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調Op.65
ロンドン交響楽団、
アンドレ・プレヴィン指揮

CDE-5090272 \900
シベリウス:
交響曲第4番イ短調Op.63
交響曲第5番変ホ長調Op.82
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮

CDE-5090292 \900
スッペ:序曲集
軽騎兵; タンタロスの苦悩; Die Irrfahrt um's Gluck; 親方夫人; 
ウィーンの朝、昼、晩; スペードの女王; ウィーンの歓喜;
詩人と農夫
アカデミー室内管弦楽団、
ネヴィル・マリナー指揮

CDE-5090322 \900
オペラ合唱曲集
ロッシーニ:「ウィリアム・テル」より; 
ヴェルディ:「運命の力」より; 「ナブッコ」より; 「オテロ」より; 
「イル・トロヴァトーレ」より; 
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」より; 
プッチーニ:「蝶々夫人」より; 「トゥーランドット」より;
ヴェルディ:「マクベス」より; 
ドニゼッティ:「ランメルムーアのルチア」より;
ロッシーニ:「エジプトのモーゼ」より; 
ドニゼッティ:「ドン・パスクアーレ」より;
ヴェルディ:「アイーダ」より
コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団、管弦楽団
ランベルト・ガルデッリ指揮


<VIRGIN CLASSICS>
VCD-3952352 2枚組 \1980
ハイドン:オラトリオ「天地創造」全曲
ガブリエル/ゲニア・キューマイアー(ソプラノ)
ウリエル/トビー・スペンス(テナー)
ラファエル/ディートリッヒ・ヘンシェル(バス・バリトン)
エヴァ/ゾフィー・カルトホイザー(ソプラノ)
アダム/マルクス・ウェルバ(バリトン)
レ・ザール・フロリサン合唱団、管弦楽団
ウィリアム・クリスティ指揮
クリスティが2007年初夏にフランス、ギリシャでの公演を実現し最新録音も完
成させました。1799年ウィーン初演以来傑作として親しまれたオラトリオの注
目の新作をご案内いたします。

DVBW-5050689(DVD-Video) 2枚組 \2850
マスネ:歌劇「マノン」全曲
マノン・レスコー/ナタリー・デセイ(ソプラノ)
騎士デ・グリュー/ロランド・ヴィラゾン(テナー)
伯爵デ・グリュー/サミュエル・ラメイ(バス)
レスコー/マヌエル・ランサ(バリトン)
ギヨー・ド・モルフォンテーヌ/フランシコ・バス(テナー)
デュ・ブレティニー/ディディエ・アンリ(バリトン)
プセット/クリスティナ・オブレゴン(ソプラノ)
ジャヴォット/マリサ・マルティンス(メゾ・ソプラノ)
ロセット/アンナ・トベリャ(メゾ・ソプラノ)
リセウ大劇場合唱団(ホセ・ルイス・バッソ指揮)
リセウ大劇場交響楽団、ビクトル・パブロ・ペレス指揮
マスネの代表作オペラでデセイとヴィラゾンの共演が実現しました。1884年パ
リ初演以来、世界的にマスネのオペラ中最も人気作品として定着している「マ
ノン」。デイヴィド・マクヴィカー演出によるENOとリセウの共同制作の舞台
を、2007年6月のバルセロナ、リセウ劇場での公演をDVD化。

VC-5105442 \2380
ジャルスキー/カレスティーニ-あるカストラートの物語
ハード・カヴァー・ブックレット・ヴァージョン
ハード・カヴァー・ブックレット92P

VC-3952422 \1980
ジャルスキー/カレスティーニ-あるカストラートの物語
ジュエル・ケース、ブックレット40P
ポルポラ:「Siface」-(エルミニオ)Tu che d'ardir m'attendi
カペッリ:「I fratelli riconosciuti」-(アッターロ)Ciel memico
ヘンデル:「クレタのアリアンナ」-(テセオ)Qui ti sfido
「アリオダンテ」-(アリオダンテ)E vivo ancora?-不実な女よ、
戯れるがよい
「アルチーナ」-(ルッジェーロ)Sta nell' ircana; Chi scopre al mio
pensiero - Mi lusinga
レーオ:「Farnace」-(Farnace)Se mi dai morte
ハッセ:「ティトの慈悲」-(セスト)Se mai senti; Vo disperato
グルック:「オルフェオ」-(オルフェオ)Ecco all' aure supreme - Mio bel
nume; In mirar la mia sventura
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)
ル・コンセール・ダストレエ、 
エマニュエル・アイム指揮
18世紀イタリアの名カストラートへのトリビュートをテーマにした新録音。
カレスティーニは18世紀前半-中盤に活躍して大人気のカストラート、ヘンデ
ルは「クレタのアリアンナ」を彼のために作曲しています。”完璧なカスト
ラート”と評された先輩へのトリビュートとその歌唱の再現をめざしたジャル
スキーの新録音です。
豪華なブックレット版と通常版を2種類をご案内します。

VBDW-5051022(2CD+DVD) \2480
ヴィヴァ・ヴィラゾン
ベスト選曲の2CDとプラハでのコンサートのハイライツを収録したDVD付き
デジパック、ブックレット32p

VBD-3952452 2枚組 \1980
ヴィヴァ・ヴィラゾン
ベスト選曲の2CD
ブリリアント・ボックス、ブックレット32p 
CD1
ヴェルディ:「リゴレット」-女心の歌/ヴィオッティ指揮、ミュンヘン放送O
グノー:「ファウスト」-ファウストのカヴァティーヌ
/ピド指揮、フランス放送フィルO
ソラサバル:「港の酒場女」-そんなことはありえない/ドミンゴ指揮 他
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」-お母さん、あの酒は強いね
グノー:「ポリュークト」-ポリュークトのスタンス
「ロメオとジュリエット」-ロメオのカヴァティーヌ/以上ピド指揮 他
プッチーニ:「ラ・ボエーム」-冷たい手を
「マノン・レスコー」-見たこともないすばらしい美人(初発売)
以上ヴィオッティ指揮、ミュンヘン放送O
「トスカ」-妙なる調和
チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」-青春は過ぎ去り
オッフェンバック:「ホフマン物語」-昔、アイゼナッハの宮廷に
/以上プラッソン指揮
ビーベス:「ドニャ・フラスキータ」-煙が立てば/ドミンゴ指揮 他
マスネ:「魔術師」-ああ、現れよ、わが天空の運命を司る星よ/ピド指揮 他
ベルリオーズ:Dieu tout puissant/プラッソン指揮
アデステ・フィデレス
きよしこの夜/以上ロンビ指揮、ベル・アルテ交響楽団
CD2
モンテヴェルディ:Si dolce e l'tormento; Eri gia tutta mia
/以上アイム指揮
ドニゼッティ:「愛の妙薬」-人知れぬ涙
ヴェルディ:「椿姫」-燃える心を
「ドン・カルロ」-私は彼女を失った!
チレア:「アルルの女」-ありふれた話
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」-祖先の墓に別れを告げよう
以上ヴィオッティ指揮、ミュンヘン放送O
ヴェルディ:「仮面舞踏会」-永久に君を失えば
ビゼー:「カルメン」-花の歌
「真珠採り」-耳に残るは君が歌声/以上プラッソン指揮 他
マスネ:「ローマ」-彼女に会うのだ
「マノン」-消え去れ優しい面影よ
「ウェルテル」-旅から息子が
「ル・シッド」-おお、父なる主よ!/以上ピド指揮 他
以上ロランド・ヴィラゾン(テナー)
ヴァージン・クラシックスとのわずか4年足らずの期間に世界的スターとなっ
たヴィラゾン。初発売の「マノン・レスコー」からのアリアを含む2CDのベス
ト盤をお求め安い価格でご案内します。

VC-3952502 \1980
リギーニ-ブラヴーラ・アリア集
サリエリ:「Cublai, gran Khan dei Tartari」-Fra I barbari sopetti
リギーニ:「Il natal d'Apollo」-Ove son? Qual' aure io spiro
サリエリ:「L'Europa riconosciuta」-Numi, respiro…Ah, lo sento
リギーニ:「Il natal d'Apollo」-Ombra dolente
モーツァルト:「魔笛」-若者よ、恐れるな; 復讐の心は地獄のように
サリエリ:「Cublai, gran Khan dei Tartari」-D'un insultante orgoglio
モーツァルト:「ルチオ・シルラ」-In un instante…Parto, m'affretto
サリエリ:「Der Rauchfangkehrer」-Basta, vincesti…Ah non lasciarmi
「セミラーミデ」-Sento l'amica speme
モーツァルト:Basta, vincesti…Ah, non lasciarmi, K.468
サリエリ:「L'Europa riconosciuta」-Quando piu irato freme
「La finta scema」-Se spiegar potessi appieno
ディアーナ・ダムラオ(ソプラノ)
レ・セルクル・ドゥ・アルモニー
ジェレミー・ローラー指揮
クリスタルのような高音域を持ち世界をリードするコロラトゥーラ・ソプラノ
として頭角をあらわしたダムラオのリサイタル・デビュー・アルバムが遂に登
場しました。ドイツ出身のダムラオは2002年の世界デビュー以来欧米の主要音
楽シーンに登場、ザルツブルクにも毎年登場してその輝かしいキャリアを積み
重ねています。デビュー・アルバムでは彼女の得意とする夜の女王のアリアを
始めモーツァルトと同時代のサリエリとリギーニの作品で高度のテクニックを
遺憾なく発揮したものとなりました。

VC-3952412 \1980
アイム、デセイ/バッハ:マニフィカト 他
バッハ:マニフィカト ニ長調BWV243
ヘンデル:主はわが主に言われたHMV232
ナタリー・デセイ(ソプラノI)
カリーヌ・デゥシェイェ(ソプラノII)
フィリップ・ジャルスキー(アルト)
トビー・スペンス(テナー)
ローラン・ナウリ(バス)
ル・コンセール・ダストレエ(オーケストラと合唱)
エマニュエル・アイム指揮
新世代のバロック・スターによるバッハとハイドンの傑作声楽作品集。
ヴァージン・レーベルが誇るデセイ、ジャルスキー、アイムというスター・
アーティスト達が一堂に会した新録音。新たなバロック音楽の名盤の誕生です。

VCD-5143652(CD+DVD) \2480
デセイ/イタリア・オペラ・アリア集(インターナショナル、CD+DVD盤)
ブリリアント・ボックス、44Pブックレット(英、独、仏語でのノート、歌詞)

VC-3952432 \1980
デセイ/イタリア・オペラ・アリア集(インターナショナル、CD盤)
ジュエル・ボックス、44Pブックレット(英、独、仏語でのノート、歌詞)

VCD-5129602(CD+DVD) \2480
デセイ/イタリア・オペラ・アリア集(フランス発売版、CD+DVD盤)
デジパック、32Pブックレット(仏語)

VC-5118722 \1980
デセイ/イタリア・オペラ・アリア集(フランス発売版、CD盤)
ジュエル・ボックス、32Pブックレット(仏語)
(収録予定曲)
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」第2幕-狂乱の場w/フランク・
フェラーリ(バリトン)、マシュー・ローズ(バス)
「マリア・ストュアルダ」第1幕-Allenta il pie, Regina…Oh nube
che lieve w/カリーヌ・デゥシェイェ(メゾ・ソプラノ)
ヴェルディ:「椿姫」第1幕-ああ、そはかの人か
w/ロベルト・アラーニャ(テナー)
「リゴレット」第1幕-慕わしい人の名は
w/アラーニャ、フェラーリ、ローズ
ベッリーニ:
「カプレーティとモンテッキ」第1幕-私はこうして晴れの衣装を着せられ
…ああ、いくたび
「清教徒」第2幕-狂乱の場w/フェラーリ、ローズ
ナタリー・デセイ(ソプラノ)
ヨーロッパ室内合唱団
コンツェルト・ケルン、エヴェリーノ・ピド指揮
DVDの収録内容は未詳です。
ナタリー・デセイのレパートリーが変化の時をむかえ、コロラトゥーラから
ベル・カントのレパートリーに移っています。その時期をとらえ07年の7-8月
にケルンで収録された最新アルバムです。いずれもイタリア・ベルカント・
アリアの名曲ぞろい。「ルチア」のフルートパートがグラスハーモニカで演
奏されるのも興味深い録音です。来日公演に合わせた日本盤と同様に先行発
売されるフランス盤と、1月に発売されるインターナショナル盤を同時にご案
内します。



<EMI FRANCE>
CZS-3846992 17枚組 \9450 ※価格変更 \7450
マルセル・メイエ/スタジオ録音集成1925-1957
CD1
シャブリエ:3つのロマンティックなワルツ w/プーランク(第2ピアノ)
絵画風の小曲集  他
CD2
ラヴェル:
亡き王女のためのパヴァーヌ; 水の戯れ; 鏡; クープランの墓 他
CD3
ラヴェル:ソナチネ; 高雅にして感傷的なワルツ; 夜のギャスパール;
高雅にして感傷的なワルツ(48年録音)(初CD化); 鏡より3曲(48年録音)
(一部初CD化)
CD4
ドビュッシー:喜びの島; 前奏曲集第1巻、第2巻
CD5
ドビュッシー:映像第1集、第2集; マスク
映像第2集より2曲(47年録音); 前奏曲集第2巻より3曲(47年録音); 
ラモー賛(47年録音); ラモー賛(54年録音)以上初CD化
クープラン:クラヴサン小品5曲(54年録音)
CD6
クープラン:クラヴサン小品9曲
バッハ:パルティータ第1番、第3番、第2番
CD7
バッハ:
半音階的幻想曲とフーガ; トッカータ ニ短調BWV913; イタリア協奏曲
2声のためのインヴェンション; 3声のためのインヴェンション
CD8
バッハ:イギリス組曲第4番; トッカータ 嬰ヘ短調BWV910; トッカータ
ハ短調BWV911; トッカータ ニ長調BWV912; 幻想曲とフーガ イ長調
BWV904; パルティータ第6番
CD9
ラモー:
クラヴサン曲集第1巻; 組曲ホ短調; 組曲ニ長調; 組曲イ短調(3曲)
CD10
ラモー:組曲イ短調(3曲); 組曲ト長調; クラヴサン小品(46年録音)
CD11
D.スカルラッティ:ソナタ(22曲)
CD12
D.スカルラッティ:ソナタ(30曲)
CD13
D.スカルラッティ:ソナタ(7曲)
モーツァルト:ソナタ第8番; ソナタ第11番; ソナタ第18番他
(以上3曲初CD化)
CD14
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番; 第23番
(以上 モーリス・エウィット指揮)
CD15
ロッシーニ:ピアノ小品(5曲)
シューベルト:高雅なワルツD969;他; 16のドイツ舞曲(初CD化)他
CD16
ストラヴィンスキー:
ペトルーシュカの3つの楽章; セレナード; ソナタ 他
エスプラ:ソナタ(ピアノと管弦楽のための)w/エスプラ指揮 他
CD17
シュトラウス:ブルレスケ
ミヨー:スカラムーシュ
シャブリエ:幻想的なブレエ  他
ラヴェル:道化師の朝の歌
プーランク:3つの常動曲
ストラヴィンスキー:ラグタイム
ドビュッシー:金魚
アルベニス;ナバラ   他
ハイドン:ソナタ ホ短調Hob.XVI/34 (初CD化)
以上 マルセル・メイエ(ピアノ)
20世紀中盤のフランスを代表するピアニスト、メイエのディスコフィル・フラ
ンセ録音を中心とした貴重な録音のリマスター音源による集大成。
メイエはロンとコルトーに師事、その後リカルド・ビニェスにも学ぶ。コクト
ー、ピカソ、ディアギレフなどのサークルとも親交を深め、プーランク他の6
人組の初演も担当。バロック作品にも関心を示し、シャブリエとラモーの作品
を同時期に録音した始めてのピアニスト。またバッハのイギリス組曲第4番は
彼女が初録音している。カサドシュに続いてラヴェルの主要作品を録音。また
高度なテクニックを生かしてストラヴィンスキーの録音も実現している。20世
紀のフランス音楽界に大きな足跡を残したメイエのアンソロジーです。

<Sony Music>
GLENN GOULD 5作品のアナログ盤(LP)第2弾として新たに5作品(LP)をご紹介
いたします。

8869714764-1 \1500
Bach: The Art of the Fugue, BWV 1080 Volume I Fugues 1-9

8869714765-1 \1500
Mozart: Piano Concerto No. 24 in C Minor, K. 491 &
Schoenberg: Piano Concerto, Op. 42

8869714766-1 \1500
Strauss: Enoch Arden (Tennyson), Op. 38

8869714828-1 \1500
Glenn Gould Plays His Own Transcriptions of Wagner
Orchestral Showpieces
Die Meistersinger, Prelude, Act I (Piano transcription)
Dawn and Siegfried's Rhine Journey from Gotterdammerung
Siegfried-Idyll

8869714853-1 \1500
Bach: Goldberg Variations (1981 Digital Recording)

<NAXOS> 各1枚 \1000
8.570775
ドビュッシー(1862-1918):
海/夜想曲 -「雲」「祭」/牧神の午後への前奏曲
細川俊夫(1955-):循環する海(細川氏による解説(英文) 付き
演奏/準・メルクル(指揮)、フランス国立リヨン管弦楽団
録音 2007年8月

8.554797
シューベルト:ドイツ語歌曲全集24集 ロマン派の詩人による歌曲集第1集
若い尼僧D. 828/愛は裏切られ D. 751/春のおもい D. 686/朝の歌 D. 685/
夕映え D. 690/蝶々 D. 633/乙女 D. 652/ 少年 D. 692/ばら D. 745/さすら
い人D. 649/山々D. 634/流れ D. 693/鳥たちD. 691/星 D. 684/茂み D. 646/
汝はわれを愛さず D. 756/それらがここにいたことは D. 775/君こそわが想い
D. 776/笑いと涙 D. 777 「ロザムンデ D. 797」より No. 3b. ロマンツェ
“アリエッテ”
演奏/ユリア・ボルヒェルト (ソプラノ)
ウルリッヒ・アイゼンロール(ピアノ)
シュレーゲル(1772-1829)やリュッケルト(1788-1866)などのロマン派の詩人た
ちの詩に付けられたシューベルトの珠玉のメロディ集。それまでハイネやゲー
テに傾倒していたシューベルトが、ドイツ・ロマン派の大詩人シュレーゲルの
詩と出会い"夕映え"や"蝶々"などに美しいメロディをつけたのは1818年頃から
です。そして彼はリュッケルトやクロプシュトックなどの詩も含め1820年まで
に350もの歌曲を書きました。1825年にシューベルトとシュレーゲルは実際に
邂逅しましたが、その時に2人の大芸術家がどんな会話をかわしたのかは残念
なことに記録に残っていませんが、さぞかし刺激的なひとときだったことで
しょう。

8.557896-97 2枚組
ラ=リュー:マニフィカト全集/3つのサルヴェ・レジーナ
演奏/ペーター・シューベルト(指揮)
ヴィヴァ・ヴォーチェ
15世紀の変わり目頃、イタリア、オランダ、スペイン、ベルギーで活躍したと
言われる作曲家ピエール・ド・ラ=リューの現存するマニフィカト全曲集です。
オケゲムの弟子でもあったと言われる彼の作品は、成熟期のフランドル楽派に
おける最良のものに属し、通模倣様式(同一モティーフの模倣で全曲を統一する
手法)を用いた表現力豊かな音楽です。ルネサンス期の声の饗宴をお楽しみく
ださい。
ヴィヴァ・ヴォーチェはナディア・ブーランジェ、ヘルムートリリングらから
指揮を学んだピーター・シューベルトの設立したアンサンブルで、グレゴリオ
聖歌から21世紀の音楽まで幅広いレパートリーを誇ります。

8.557919
マルティヌー:ピアノ作品全集第3集
ピアノ・ソナタ/幻想曲とトッカータ/練習曲とポルカ/3 つのチェコ舞曲
演奏/ジョルジオ・コウクル(ピアノ)
作曲家でもあり、ピアニスト、ハープシコード奏者としても活躍中のルガノ在
住のコウクルによるマルティヌーのピアノ作品集の第3集です。今回のメイン
の作品は、何といっても晩年の作品である「ピアノ・ソナタ」でしょう。 交
響曲第6番とピアノ協奏曲第4番との間に書かれ、親友でもあった名ピアニスト、
ルドルフ・ゼルキンに捧げられました。
叩きつけるような迫力に満ちた部分と時折見え隠れする瞑想的な部分の対比が
すばらしく、望郷の念が色濃く反映されたマルティヌー畢生の作品です。

8.557939-40 2枚組
グラナドス:ピアノ曲集 第9集
スカルラッティ・ソナタのトランスクリプション集
CD1
ピアノ・ソナタ第1番 (スカルラッティの原曲K.520/L.86/P.362)
第2番(K.521/L.408/P.492)
第3番(K.522/L.S25/P.526)
第4番(K.518/L.116/P.390)
第5番(K.541/L.120/P.545)
第6番(K.540/L.S17/P.544)
第7番(K.102/L.89/P.88)
第8番(K.546/L.312/P.550)
第9番(K.190/L.250/P.256)
第10番(F・クルーセルのソナタを編曲)
第11番(K.110/L.469/P.129)
第12番(K.534/L.11/P.538)
第13番(編曲者不明のソナタ)
CD2
第14番(K.535/L.262/P.531)
第15番(K.553/L.425/P.557)
第16番(K.555/L.477/P.559)
第17番(K.554/L.821/P.558)
第18番(K.547/L.S28/P.551)
第19番(K.109/L.138/P.290)
第20番(K.211/L.133/P.277)
第21番(K.552/L.421/P.556)
第22番(K.537/L.293/P.541)
第23番(K.528/L.200/P.532)
第24番(K.139/L.6/P.126)
第25番(K.48/L.157/P.87)
第26番(K.5360/L.236/P.540)
演奏/ダグラス・リヴァ(ピアノ)
グラナドスのピアノ作品集も今回で第 作を数えました。
とはいえ、今回の作品は何とスカルラッティのソナタをグラナドスがピアノ版
に編曲したものという変わり種。 ところどころで「おやっ?」と思うサプライ
ズがあって、かなり楽しめます。第2集から演奏を担当しているリーヴァにとっ
ても今作はちょっと手強い相手かもしれません。色々な意味で聴きごたえのあ
る曲集です。全26曲じっくりとお楽しみください。

8.559305
ポーター:弦楽四重奏曲 第1番-第4番
弦楽四重奏曲 第3番/弦楽四重奏曲 第2番/弦楽四重奏曲 第1番 ホ短調
弦楽四重奏曲 第4番
演奏/アイヴス弦楽四重奏団
1897 年生まれのアメリカの作曲家クインシー・ポーターは、パリ留学でダン
ディに師事、帰国後はブロッホの薫陶を受けた人です。初期の作品はブラーム
スの影響が感じられますが、次第に作風は新古典主義的なものへと変化し、
荒々しいリズムと複雑な対位法が顕著な作品を多く書きました。ここに収録さ
れている弦楽四重奏曲も、ある時はバルトーク風であり、またストラヴィンス
キー、ヒンデミット風でもあり、内省的な部分と躍動的な部分が目まぐるしく
交錯する極めて興味深い曲集となっています。

8.570006-07 2枚組
ハルフテル:ピアノ作品集
CD1
たそがれ/陽気なマーチ/ピアノ・ソナタ/スペイン風/あいさつ/ドゥルシ
ネア姫のセレナーデ/キューバ風の2つの小品/前奏曲と舞曲/リカルド・ヴィ
ニェスを悼んで/ソナタ"D・スカルラッティへのオマージュ"/秋のノクター
ン"ショパンの思い出"/トゥリーナへのオマージュ/モンポウへのオマージュ
/R・ハルフテルへのオマージュ
CD2
乙女の組曲/ヴァレンシア-パソドーブレ/パナデロス/ボレロとカチュチャ
/子どものための3つの小品
演奏/ギレルモ・ゴンザレス(ピアノ)
マドリード出身の作曲家、エルネスト・アルフテルはドイツ系の音楽一家の家
系に生まれマニュエル・デ・ファリャに師事しました。同じく作曲家のロドル
フォ・アルフテルは兄、クリストバル・アルフテルは甥にあたります。 この
アルバムは彼の様々なピアノ曲を集めたもので、彼が敬愛したスカルラッティ
の影響を受けた「ピアノ・ソナタ」や、情熱的なリズムが魅力的な「ハヴァネ
ラ」、「陽気なマーチ」、憂鬱だけどたまらなく美しい「ショパンの思い出」
など、一度聴いたら忘れられない魅力的な曲ばかりです。

8.570298
メトネル:ヴァイオリンとピアノのための作品全集第1集
ヴァイオリン・ソナタ第3番 Op.57“エピカ”/3つの夜想曲 Op.16/おとぎ話
Op.20 No.1 (ハイフェッツ編)
演奏/ローレンス・カヤレイ(ヴァイオリン)
ポール・スチュワート(ピアノ)
最近、ピアノ作品が注目されているロシアの大作曲家メトネルの45分を超える
ヴァイオリン・ソナタ第3番です。これはメトネルの作品の中でもとりわけ異彩
を放つ大作で、次から次へと溢れだす美しいメロディは民謡風でもあり少しだ
け陰鬱な表情を持ちつつも、そこはかとない郷愁を誘うことでしょう。カヤレ
イの演奏は曲の移り変わりを丹念に追いつつ、根底に流れる熱き情念もきっち
り描き出したものです。

8.570310
ヴィドール:オルガン名作集
交響曲第1 番 Op.13 No.1 より第5楽章/交響曲第2番 Op.13 No.2 より 第4楽章
/交響曲第4番 Op.13 No.4 より第3楽章
交響曲第3番 Op.13 No.3 より 第5楽章 フィナーレ-アレグロ・モルト/3つの
小品集より第2番「神秘的に」
バッハの思い出より第4曲、第5曲
交響曲第6番Op.42 No.2 より第1楽章/ゴシック交響曲Op.79 より第2楽章
交響曲第5番Op.42 No.1 全曲
演奏/ロベルト・デルカンプ(オルガン)
有名な「トッカータ」を含む18世紀の最大のオルガン作曲家ヴィドールの作品
集です。オルガンの機能を最大限に生かした華やかで流麗な曲ばかり。“バッ
ハの思い出”ではおなじみのメロディも使われています。そして、トッカータ
を含む交響曲第5番は全曲収録されています。このトッカータのテンポ設定に
ついては諸説ありますが、ヴィドール自身は適度な早さを望んでいたといわれ
ます。この演奏はまさにそんなテンポで、落ち着いた風情が得も言われぬ美し
さを醸し出しています。

8.570413
バックス:ピアノ曲集 第4集 2台ピアノのための作品集
祝典序曲(2台ピアノ版)/毒を入れられた噴水/"幸せな平野-アイルランドの
交響詩"/2台ピアノのためのソナタ
聖アンソニーを誘った悪魔/赤い秋/ハルダンゲル
演奏/マーティン・ロスコー(ピアノ)
アシュリー・ウェイス(ピアノ)
アイルランドの近代作曲家バックスは伝説と自然、そしてロマンスをこよな
く愛し、幻想的で神秘的な作品を多く残しました。彼の書いた音楽は例えよう
もなくロマンティックな雰囲気に満ちたものばかりで、彼が愛したアイルラン
ドの風景と若いころに訪問したロシアの雰囲気が反映された魅力的な作品が揃
っています。ここに収録された2台ピアノのための作品集はとりわけ音の絡み合
いが官能的で、曲の至るところに名ピアニスト、ハリエット・コーエンの面影
が彷彿されることでしょう。

8.570416
スタンフォード:室内楽曲作品集
クラリネット・ソナタ/クラリネットと弦楽四重奏のための“幻想曲第1番&
第2番”
クラリネットとピアノのための“3つの間奏曲”/ピアノ三重奏曲“困難を克服
して栄光を獲得する”
演奏/ロバート・プレーン(クラリネット)/グールド三重奏団
ミア・クーパー(第2ヴァイオリン)&ヴィッド・アダムス(ヴィオラ)
近現代英国音楽史の幕開けを告げた、アイルランドの作曲家スタンフォードの
室内楽作品集です。ブラームスの影響を受けつつも、アイルランドに伝わる民
謡をさりげなく曲に取り入れたバランスの良い作風が魅力の彼の作品は交響曲
から合唱曲まで多くの人に愛されています。このアルバムには彼の代表的な室
内楽作品(世界初録音となるピアノ三重奏曲を含む)が収録されていて、特に晩
年に書かれた“2つの幻想曲”の激しいコントラストには耳を奪われること必至
です。

8.570434
カラーチェ :マンドリン協奏曲集第1番&第2番
マンドリン協奏曲第1番 Op.113/マンドリン協奏曲第2番 Op.144/ナポリ風狂
詩曲 Op.66
ポロネーズ Op.36/小妖精の踊り Op.43
演奏/アリソン・スティーブンス(マンドリン)
スティーヴン・デヴァイン(ピアノ)
マンドリンを演奏する人なら知らぬ者なしと言われる、ラファエル・カラーチェ
の作品集です。
祖父ニコラが始めたギターの制作を父アントニオが引き継ぎ、リュートとマン
ドリンの制作で名を馳せたのは19 世紀中頃でした。その息子であるラファエル
は楽器制作だけでなく演奏家、作曲家としても成功し、世界中にマンドリンを
普及させることに成功したのです。ここで聴かれる彼の作品は、まさに"マンド
リンのシューベルト"とでも呼ぶような美しいメロディラインを持ったもので、
マンドリン特有のトレモロ奏法を存分に生かした胸震わせる音楽です。
カラーチェ工房は現在でも最高級のマンドリンメーカーとしての名前を誇って
います。マンドリン奏者のアリソン・スティーブンスは、あの一世を風靡した
名画「コレリ大尉のマンドリン」で実際の演奏を担当していた名手です。

8.570446
期待の新進演奏家リサイタル・シリーズ-ニルセ・ゴンザレス(ギター)
ホセ:ソナタ
ポンセ:主題と変奏曲と終曲
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2 番BWV1003
クレルチ:ヴォロで/和音の練習、タイの練習
タレガ:アデリタ/ソルへのマズルカ
演奏/ニルセ・ゴンザレス(ギター)
2006年のタレガ国際ギターコンクールで第1位を受賞した期待の若手ニルス・
ゴンザレス。彼はマドリッドの王立音楽院でホセ・ルイス・ロドリーゴに学び、
デュッセルドルフのシューマン音楽院ではホアキン・クレルチから教えを受け
ています。このリサイタルでは、バッハのソナタを中心に様々な作曲家の作品
を演奏したもので、ゴンザレスはギターの持つ可能性を最大限に引き出した、
色彩感あふれる音楽を聴かせてくれます。

8.570508
チマローザ:序曲集第1集
歌劇「ヴォルドミーロ」序曲/歌劇「ストランバ男爵夫人」序曲/歌劇「伯爵
の奇行」序曲/ 歌劇「秘密の結婚」(ウィーン版初録音)序曲 /歌劇「不誠実
な誠実」序曲/歌劇「ドン・カレンドリーノの帰還序曲/歌劇「大工」序曲/
歌劇「クレオパトラ」序曲/歌劇「饗宴」序曲/
歌劇「太陽のおとめ(イダリーデ)」序曲
歌劇「信じやすい人」序曲/歌劇「みじめな劇場支配人」序曲
演奏/アレッサンドロ・アモレッティ(指揮)
ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア
MARCO POLO より移行盤。チマローザと言えば「秘密の結婚」が良く知られてい
ますが、実はその生涯に約70作ものオペラを作曲しています。機知にあふれた
生き生きとした陽気な音楽、美しいメロディは文豪ゲーテも大絶賛したと言わ
れ、当時の全ヨーロッパの聴衆を魅了しました。残念なことに、現在ではチマ
ローザのオペラの全貌を知ることは困難になってしまいましたが、ここに収め
られた序曲を聴くだけでも当時の熱狂ぶりが伝わることでしょう。

8.570510
期待の新進演奏家リサイタル・シリーズ-トーマ・ヴィロトー(ギター)
リョベート:ソルの主題による変奏曲 Op.15
タンスマン:カヴァティーナ
ブローウェル: オリシャたちの儀式
ヒナステラ:ギター・ソナタ Op.47
ディアンス:トリアエラ
演奏/トーマ・ヴィロトー(ギター)
2006 年のアメリカギター基金主催のコンクールで優勝したトーマ・ヴィロトー
のデビュー・アルバムです。彼は1985年パリに生まれ、12歳から音楽を学び始
めました。1998年にバルセロナのファン・ペドロ・カレーロ音楽院に入学、名
ギタリストアルヴァーロ・ピエッリに師事しました。多数のマスタークラスに
参加し研鑽を積み、その2年後にバルセロナ高等音楽院、そして2001年からはパ
リで、エコール・ノルマルにてポンセの下で学ぶ俊英です。

8.570553
アルベニス:ピアノ曲集 第2集
旅の思い出(海にて、伝説、朝の歌、アルハンブラ宮殿にて、ティエルラの門、
入り江のざわめき、海辺にて)/
スペイン-思い出/アスレーホス/平原/ナバーラ(セヴラック補追完成版)
演奏/ギレルモ・ゴンザレス(ピアノ)
高い評価を受けている第1集(8.554311-12)に続く、アルベニスのピアノ作品集
第2集です。
今作はアルベニス初期の名曲で有名な「入り江のざわめき」を含む“旅の思い
出”を中心とした選曲で、スペインの民間伝承曲からヒントを受けたものから
ショパン風の作品まで多彩な表情を見せてくれます。一転、晩年の作品である
“アスレーホス” や“ナバーラ”は極めて独創的なメロディを持ち、その響き
の斬新さと華やかさで多くの人々の心を捉えています。 1974年からマドリード
王立音楽院で教鞭を取るベテラン、ゴンザレスの揺るぎのない技巧はこれらの
曲の持ち味を存分に生かした素晴らしいものです。

8.570573-74 2枚組
ベスト・オブ・イギリス音楽
CD1
エルガー:ニムロッド
ウォルトン:王冠
ブリッジ:“2つの詩曲”よりアレグロ・コン・ブリオ
ヴォーン=ウィリアムス:海の歌
ラッブラ:“ヴァイオリン協奏曲”より第3楽章
スタンフォード:グロリア
アーノルド:“スコットランド舞曲”より第1番、第2番
エルガー:詩篇第29番
ブリテン:“4つの海の間奏曲”より日曜日の朝
ウォルトン:スピットファイア前奏曲とフーガ
ホルスト:“惑星”より木星
パリー:私は歓喜した
エルガー“エニグマ”よりフィナーレ
CD2
ヴォーン=ウィリアムス:揚げひばり
スタンフォード:ブルーバード
エルガー:“チェロ協奏曲”より第3楽章
バックス:夏の音楽
アイアランド:聖なる少年
スタイナー:神はかくもこの世を愛したもうた
フィンジ:“クラリネット協奏曲”より第1楽章
エルガー:“弦楽のためのセレナード”より第1楽章
ラター:“レクイエム”より主は私の羊飼い
タヴナー:子羊
ハーティ:“ピアノ協奏曲”より第2楽章
ディーリアス:春一番のカッコウを聞いて
演奏/様々な演奏家
数多いイギリス音楽の名曲の中から。とりわけ感動的な作品を2枚のアルバムに
濃縮しました。 1枚目はウォルトンの行進曲“王冠”など力強く熱狂的な曲を
集め、2枚目は美しく心休まる音楽と、通して聴いても楽しめる選曲となって
います。

8.570575-76 2枚組
ベスト・オブ・イギリス・ライトミュージック
CD1
カーゾン:“ロビン・フッド組曲”より射手の行進
コーツ:音と映像
ヘッジス:“ヘイガム・サウンズ”より序曲
コーツ:“ロンドンの日常”よりコヴェントガーデン
トーチ:ショートケーキ・ウォーク
トーイ:“ホーンテッド・ボールルーム”より演奏会用ワルツ
ファーノン:メロディ・フェア
ウッド:若者のためのセレナーデ
コリンズ:ヴァニティ・フェア
ビンジ:水車
トムリンソン:小さなセレナーデ
クィルター:子どもたちの序曲
ウォーランド:ミレニアム祝賀行進曲
ケテルビー:ペルシャの市場にて
グレインジャー:カントリー・ガーデン
アディンセル:“チップス先生、さようなら”よりテーマ
グッドウィン:“633 爆撃隊”よりメインテーマ
CD2
アディンセル:ワルソー・コンチェルト
ロドニー・ベネット“オリエント急行殺人事件”よりメイン・タイトル・テーマ、
ワルツ/ホワイト:パフィン・ビリー
トーチ:オール・ストリングス・アンド・ファンシー・フリー
メイヤール:マリーゴールド
ダンカン:ハイヒール
コーツ:全ての労働者に電話をしよう
エリス:コロネーション・
スコット/ファーノン:“コルディッツ”マーチ
ケテルビー:修道院の庭で
ビンジ:エリザベス朝のセレナーデ
コーツ:スリーピー・ラグーン
トムリンソン:シェナンドゥ
コールリッジ=テイラー:ハイアワサの歌」序曲
ジャーマン:歌劇“トム・ジョーンズ”からソフィアのワルツ
コーツ:ダムバスターズ行進曲
演奏/様々な演奏家
ついつい「軽音楽」と訳してしまいがちなライト・ミュージック。日本ではポッ
プス系の音楽を指しますが、 イギリスでは「ちょっと軽めのクラシック音楽」
の意味で使われます。この2枚組にはそんな楽しい小品を集めました。 我が国
でも人気の高いケテルビーの“ペルシャの市場にて”を始め、行進曲や映画音
楽など魅力的な作品ばかり。 まさに音の宝石箱と言った味わいです。

8.558198-99 2枚組
合唱音楽集-グレゴリオ聖歌からアルヴォ・ペルトまで
収録曲:
グレゴリオ聖歌
ジョスカン・デ・プレ:アヴェ・マリア
タヴァナー:サンクトゥス、よき羊飼イエス・キリストよ
タリス:あなたの御手に
バード:聖所にて至高なる主を讃美もて祝え
他、パレストリーナ、ヴィクトリア、モンテヴェルディ、カリッシミ、
シュッツ、シャルパンティエ、ギボンズ、 ウィールクス、パーセル、
J.S.バッハ、ヘンデル、モーツァルト、ハイドン、メンデルスゾーン、
ブルックナー、フォーレ、ブラームス、ベルリオーズ、マーラー、
スタンフォード、プーランク、ヴォーン=ウィリアムス、
ブリテン、ペルトの作品
演奏/様々な演奏家
全42曲、176ページの英文ブックレット付き
およそ1000 年に渡る合唱音楽の歴史を2枚のCD で俯瞰するという好企画盤で
す。 CD1にはグレゴリオ聖歌からバッハまで、CD2にはヘンデルからロマン派、
そしてペルトまでと系統的にお聴きいただける選曲になっております。
人間の最も基本的な表現の形・・・それは歌。
崇拝、悲しみ、喜び全てを内包した合唱音楽を聴くことはこの上ない喜びと言
えるでしょう。


<NAXOS JAZZ LEGENDS>
8.120814 \1000
スイングからビバップへ、ジャズの変革期を生き抜いたデュークのチャレンジ
精神の軌跡
デューク・エリントン 第9集
「ラブ・ユー・マドリー」オリジナル・レコーディングス 1947-1953
サルトリー・セレナーデ/ハイア・スー/ゴールデン・クレス/ドント・ゲット・
アラウンド・マッチ・エニモア
プログレッシブ・ガヴォット/ラブ・ユー・マドリー/ビルド・ザット・レイル
ロード/シング・ザット・ソング
ファンシー・ダン/ヴィップス・ブーギー/モノローグ(プリティ・アンド・ザ・
ウルフ/ジャム・ウィズ・サム
ディープ・ナイト/プリーズ・ビー・カインド/サマダ/テイク・ザ・‘A’・ト
レイン(A 列車で行こう)
ロック・スキッピン・アット・ザ・ブルー・ノート/サテン・ドール/スキン・
ディープ
演奏/デューク・エリントン・アンド・ヒズ・オーケストラ/タイリー・グレ
ン(tb)/アル・ヒブラー(vo)/イヴォンヌ・ラノーズ(vo)/ファン・ティゾール、
クエンティン・ジャクソン、ブリット・ウッドマン(tb)/ウィリー・スミス(as)
/ジミー・ハミルトン(cl)/ベティー・ローチェ(vo)/レイ・ナンス(tr)/ルイ・
ベルソン(dr)
1940年代の終わりから50年代初頭は、スイングからビバップへとジャズが変革
していく時代。そんな時代のデューク&ザ・ヒズ・オーケストラの軌跡を辿る
1枚だ。曲はほぼ時系列に並べられているが、アル・ヒブラーのブルージーな
ヴォーカルをフィーチャーした「ドント・ゲット・アラウンド-」他、ブルース
色を強めた作品が多いのが特徴的。50年代始めに新たに迎えたドラマー、ルイ
・ベルソンのダイナミックなソロが有名な「スキン・ディープ」なども、彼の
ジャズ変革期のさまざまな音楽的試みの一環として聴くと、また新しい遠近感
で楽しめるだろう。この後の1956年、伝説の「ニューポート」を生み出す巨匠
をより深く理解するために、ぜひとも聞いておきたい貴重なコレクションだ。



<NAXOS HISTORICAL>
8.111089 \1000
グレート・ギタリスト・シリーズ/セゴビア
アンドレアス・セゴビア第3集:1950年代アメリカ録音集
J.S.バッハ:
無伴奏チェロ組曲第1番 BWV1007-プレリュード
無伴奏チェロ組曲第6番 BWV1012-ガボットI&II
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番 BWV1002-ブーレ
無伴奏チェロ組曲第3番 BWV1009- クーラント
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番BWV1001-シチリアーノ
リュート組曲BWV996-ブーレ
前奏曲BWV999
リュートのためのパルティータBWV1006a-ガボット
無伴奏ヴァイオリンのための
パルティータ第2番BWV1004-シャコンヌ
無伴奏チェロ組曲第3番BWV1009-ブーレI&II
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1 番BWV1001-フーガ
ヘンデル:組曲第4 番HWV437-サラバンド
メヌエットI(ニ短調)&II(ニ長調)
メヌエットI(アンダンティーノ)&II(グラジオーソ)
ガボットHWV491
C.P.E バッハ:シチリアーナ
グルック:オルフェオとエウリディーチェ-バレエ
ハイドン:メヌエットとトリオ
(すべてセゴビア自身の編曲による)
演奏/アンドレアス・セゴビア 録音 1952、1954、1955 年
バッハやヘンデルの作品を最初にギターで演奏しようと試みたのは、偉大なる
タレガだと言われています。 そしてその可能性を限りなく押し広めたのがセゴ
ビアです。彼による編曲のおかげで、バッハは現代のギター演奏において重要
なレパートリーとなりました。ここで聴けるようにセゴビアのバロック音楽へ
のアプローチは独特なもので、現在のような学究的なものではなく、あくまで
もリサイタルで演奏するための華麗で装飾的なもの。首尾一貫した解釈と音楽
性に裏付けられた完璧な芸術として評価されることでしょう。

8.111096 \1000
グレート・シンガー・シリーズ/レーマン
ロッテ・レーマンの歌曲録音集第5集 1941-1942
シューベルト:白鳥の歌D.957-ドッペルゲンガー/若い尼僧D.828
録音 1941年3月4日 ロス・アンジェルス
シューベルト:白鳥の歌D.957-愛の便り
録音 1941年3月19日 ロス・アンジェルス
R・シュトラウス:
万霊節 Op.10 No.8/明日の朝 Op.27 No.4/献呈 Op.10 No.1/セレナーデ
Op.17 No.2
録音 1941年7月2日 ロス・アンジェルス
シューベルト:美しき水車小屋の娘D.795(第7曲「焦燥」は収録されておりま
せん)
録音 1942年6月22日、25日
ロス・アンジェルス
歌・演奏/ロッテ・レーマン(ソプラノ)
ポール・ウラノフスキ(ピアノ)
1910 年にハンブルクでデビューし、クレンペラーに認められたロッテ・レー
マンはウィーン宮廷歌劇場で活躍し、ワーグナーやR・シュトラウスのオペラを
得意としていました。ここに収録されたシューベルトとR・シュトラウスの作品
は1941年と42年の録音です。彼女がアメリカに定住した後のもので声自体の輝
きこそ失われはしたものの、その解釈と音楽性は深さを極め、彼女のの歌曲に
おける芸術の頂点を表すものとして知られています。
全ての言葉を慈しむかのような濃厚なロマンティシズムが横溢した感動的な歌
唱です。

8.111261 \1000
グレート・ピアニスト・シリーズ/コルトー
アルフレッド・コルトー:アンコール集
シューベルト:リタニー(コルトー編)
ショパン:
即興曲第2番 Op.36/練習曲Op.25 No.1/ワルツ第7 番 Op.64 No.2
バラード第1番より(抜粋)
ブラームス:子守歌 Op.49 No.4(コルトー編)
リスト:ハンガリア狂詩曲 第11番
(ここまで1925年3月21日録音)
ウェーバー:舞踏への勧誘/ヘンデル:調子の良い鍛冶屋
アルベニス:やしの木陰(ここまで1926年10月27日録音)
ウェーバー:舞踏への勧誘(1926年12月27、28日録音)
ショパン:
バラード第1番(1926年12月27日録音)/子守歌(1926年12月28日)
リスト:
ハンガリア狂詩曲第2番/リゴレット・パラフレーズ(1926年12月27日、28日録音)
ハンガリア狂詩曲第11番(1926年12月27日)
演奏/アルフレッド・コルトー(ピアノ)
このコレクションは、コルトーがビクタートーキングマシン社に行った録音の
全てが収録されています。 トラック5のショパンのバラード第1番の後半部分
ですが、1925年3月、彼が初めて電気録音のセッションを行った際に12インチ
盤の両面に記録したのですが、それはリリースされることがありませんした。
しかし実のところ後半だけは第2番の即興曲とカップリングされてイギリス
DB853 という番号でリリースされたのです。 (多くのコレクターはこのバラー
ドの断片を1926年12月に録音されたものの一部だと信じてきたのでした)その
おかげで、この録音はEMIフランスとBiddulphよりリリースされていた「完全
版」には含まれていなかったため (日本以外では)初めてのリリースとなります。

8.111262 \1000
グレート・コンダクター・シリーズ/カザルス
パブロ・カザルス:ベートーヴェン/ブラームス 1927年&1929年
ベートーヴェン:交響曲第1番
録音1929年7月3、6、8日 バルセロナ・オリンピア劇場
ベートーヴェン:交響曲第4番
録音1929年7月4-5日 バルセロナ・オリンピア劇場
ベートーヴェン:劇音楽「アテネの廃墟」-序曲
録音1929年7月8日 バルセロナ・オリンピア劇場
パブロ・カザルス(指揮)バルセロナ・パブロ・カザルス管弦楽団
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
録音 1927年12月6日 ロンドン クイーンズ・ホール
パブロ・カザルス(指揮)ロンドン交響楽団
演奏/パブロ・カザルス(指揮)
バルセロナ・パブロ・カザルス管弦楽団、ロンドン交響楽団
既出のベートーヴェン"コリオラン序曲"(パブロ・カザルス:アンコールと編曲
2 8.110976 に収録)と 今回のアルバムで、カザルスの戦前の指揮活動の全貌
が見渡せます。このブラームスは戦前後期のVICTOR 黒レーベルのセットから
復刻されました。オリジナルの録音は、最高のコピーですら最初からノイズが
多く、 バルセロナでの録音に至っては時々爆発のようなノイズが入っていま
す。ロンドンの原盤にも全体に渡って高いレベルのチリチリ音が入っていたり、
比較的ノイズが目立たないアメリカプレス盤でも満足のいく音質は得られませ
んでした。 今回は最良のリマスターで彼の芸術をお届けいたします。

8.111264 \1000
パーセル:ディドとイアネス
ディド・・・キルステン・クラグスタート(S)
ベリンダ、第2 の女・・・エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)
第1 の女・・・E・マックナブ(S)
魔法使い・・・アーダ・マンディキアン(Ms)
第1 の魔女・・・シリア・レックス(S)
第2 の魔女・・・アンナ・ポラック(S)
イアネス・・・トマス・ヘムズリー(Br)
水夫・・・デヴィッド・ロイド(T)
チェロ通奏低音・・・レイモンド・クラーク
ジェレイント・ジョーンズ(指揮)
マーメイド・シンガース・管弦楽団
録音 1952年3 月15、27、28日
ロンドン アビーロード・スタジオ 第1 スタジオ
マーク・オバート=ソーン復刻
この"ディドとイアネス"の録音が最初にリリースされた1953年1月、「ついに
我々はこのオペラの満足な記録を手に入れた」とグラモフォン誌で称賛されま
した。特にフラグスタートは「見事な声と完全にコントロールされた歌い方」
とあり、他の出演者についても「活発なベリンダを演じたシュヴァルツコップ、
充分意地悪な魔女のマンディキアン、内気さを持ち併せた威厳のあるイアネス
役のヘムズリー」と評論家はこぞってこの録音を大絶賛したのです。



<TOCCATA>
TOCC0055 \2450
ライケルソン:
弦楽合奏のための小交響曲 ト短調
ヴァイオリン、ヴィオラと弦楽合奏のための「リフレクションズ」
ヴィオラと弦楽合奏のための「アダージョ」/ヴィオラ、サクソフォン、オー
ケストラのための「ジャズ組曲」
演奏/ユーリ・バシュメット(ヴァイオリン),
エレナ・レヴィヒ(ヴァイオリン),イゴール・バットマン(サクソフォン)
ユーリ・ゴルベフ(コントラバス),エドゥアルド・ジザク(ドラム)
モスクワ・ソロイスツ
1961年生まれで現在ニューヨークで活躍する作曲家、イゴール・ライケルソン
はクラシックとジャズの融合を目指す「クロスオーヴァー」の第一人者として
知られています。このアルバムに収録された“ジャズ組曲”は彼の作品の中で
もとりわけ魅惑的なものです。親しみやすく懐かしささえ覚える、哀愁に満ち
たメロディラインは耳を捉えて離しません。
一転して、弦楽合奏のための3つの作品はチャイコフスキーの「弦楽セレナー
デ」の伝統を踏まえた古典的なスタイルによって書かれています。厚みのある
弦の音が交錯する小交響曲や名手バシュメットの奏でるヴィオラに思わず涙す
る「アダージョ」など美しさに溢れています。ジャンルを超えた音楽をお届け
いたします。

TOCC0050 \2450
ラモー: 鍵盤音楽全集 VOL.1
組曲第1集 イ短調/組曲第2集 ホ短調
コンセール用のクラヴサン組曲第1番・第2番・第3番/遍歴騎士”より組曲
演奏/スティーヴン・グットマン(ピアノ)
ラモーは偉大なる鍵盤音楽作曲家として知られています。
彼の作品を現代のピアノで演奏することは、古今東西多くのピアニストが試み
ていて、その誰もが独自の世界を作り上げているのです。このグットマンもそ
の一人。ロンドンで生まれ王立音楽院で学んだ彼は、近現代の作品とフランス
・バロック音楽のスペシャリストとして知られるイギリス期待のピアニストで
す。 このアルバムでは自らピアノ・ソロ用に編曲した曲も含めた“コンセール
用のクラヴサン組曲”を始め、様々な作品をいかにも楽しそうに弾きこなして
います。



<CPO>
999960-2 2枚組 \4900
ウラディミール・フォーゲル: オラトリオ“ティル・クリース”
演奏/ルカ・プファップ(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団
エヴリン・ディディ、ジャン・ウィニガー、マリー・テレーズ・レトルナイ
コール・デ・XVI
14世紀に北ドイツに実在していたとされる伝説の人物、ティル・オイレンシュ
ピーゲル。 彼の姿はR・シュトラウスの交響詩や、ベルギーの作家シャルル・
ド・コステ の代表作「ティル・オイレンシュピーゲルとラム・ゴーザグの冒険」
などで描写されヨーロッパでは特に親しみ深い人物として知られています。
この作品は、ロシアで生まれスイスで活躍した作曲家フォーゲルによる大規模
なオラトリオで、自由への憧れを込めた激しい音の連なりは強い感動をもたら
すものです。

777287-2(SACD-Hybrid) 2枚組 \5900
ジャン・フランチェスコ・マリピエーロ:ピアノ協奏曲全集
CD1
ピアノ協奏曲第1番-第3番
CD2
ピアノ協奏曲第4番-第6番/主題と変奏
演奏/サンドラ・イーヴォ・バルトリ(ピアノ)、
ミケーレ・カルッリ(指揮)、ザールブリュッケン放送交響楽団
ピッツェッティ、カセッラとともに近代イタリア復古主義の旗手として知られ
るマリピエーロは、モンテヴェルディ、ヴィヴァルディの研究家としても有名
です。しかしその作品はイタリア的な流麗さよりも憂鬱で気難しさが目立つも
のが多く決して耳なじみの良い曲ばかりではありません。とは言え、初期の作
品は印象派の影響も多分に受けているのでドビュッシーが好きな人なら必ずは
まること間違いなし。このアルバムは今までに全集としての録音がほとんどな
かったピアノ協奏曲全集で、マリピエーロの作風の変遷を見渡すことができる
貴重な録音といえるでしょう。

777047-2 \2450
エミール・ニコラウス・フォン・レズニチェク
喜劇的序曲/シャミッソーの詩による主題と変奏曲/
“コル・ニドライ”交響変奏曲
ボーナス・トラック
レズニチェク自作自演:喜劇的序曲/歌劇“ドンナ・ディアナ”序曲
ミハイル・ユロフスキ(指揮)ケルンWDR 交響楽団
CPO レーベルで系統的にリリースされているレズニチェクの作品集です。
底抜けに明るい歌劇“ドンナ・ディアナ”序曲のみで、かろうじてその存在が
知られていたため「保守的な作風」の作曲家として認知されているレズニチェ
クですが、ここに収録された作品を改めて聴いてみれば、その評価はもしかし
たら間違いで あったのではないか?と考えさせられるほどシニカルで多様な
音楽を書いていた人だったことがわかるでしょう。人気急上昇中の指揮者ユロ
フスキの見事な演奏も注目です。ボーナス・トラックには作曲家自身の演奏も
収録されています。

777260-2 \2450
ジャン=ジャック・ルソー:
歌劇“村の占い師”全曲
演奏/ガブリエラ・ビュルクナー、ミヒャエル・フェイファー、
ドミニク・ヴェーナー、
カントゥス‐フィルムス室内合唱団/カントゥス‐フィルムス・コンソート
アンドレアス・ライズ(指揮)
フランスの啓蒙思想家であり、また音楽家でもあったルソーの代表作「村の占
い師」です。 終幕のパントマイムの音楽が「むすんでひらいて」の原型である
と言われることや、モーツァルトの「バスティアンとバスティエンヌ」の元に
なっていることで知られています。曲自体はとてもシンプルですが、多くの魅
力的な旋律を持ち、素朴さの中にも味わいのあるものです。ちなみに「むすん
でひらいて」のメロディを探すのは少々困難です。

777203-2 \1700
ヨハン・ソベック:管楽五重奏曲集
管楽五重奏曲Op9.11&14
演奏/アルベルト・シュヴァイツァー五重奏団
1831 年カールスバート生まれの作曲家ソーベック。その生涯はほとんど知られ
ていません。 かろうじて記録に残っているのは、プラハ芸術学校で学んだ後、
クラリネット奏者として活躍、1851年から1901年まではハノーヴァーの王立歌
劇場で首席クラリネット奏者を務めたことでしょうか。
ここに収録された作品はいずれも美しいメロディに満ち、そして存分に技巧的
です。クラリネットの扱いはもちろんのこと、オーボエ、ホルン、バスーン、
フルート各々の音の絡み合いは見事の一言に尽きるでしょう。

777230-2 \1700
ジョルジュ・オンスロウ:ピアノ三重奏曲全集 第1集
ピアノ三重奏曲 Op.14 No2
ピアノ三重奏曲 Op.27
演奏/カザルス三重奏団
イングランドの貴族を父に持つフランスの作曲家オンスロウ。
古典派とロマン派の過渡期に活躍し、シューマンやメンデルスゾーンに認めら
れ「フランスのベートーヴェン」と呼ばれドイツでも人気を博しました。(狩猟
時の事故で聴力を失ったことも、その呼び名の由来の一つでしょうか)
多くの作品を残していますがとりわけ室内楽に名作が多く、ここに収録されて
いるピアノ三重奏曲も才知にたけたもので、特にOp.27 はオーベルニュの民謡
を取り入れた華やかなピアノ・パートがとても魅力的な作品です。

※10月分の新譜ご案内の中にありました8.226012(CPO/セレナーデとロマンス
集)は、生産国の都合により 販売中止になりました。承りましたご注文はキャ
ンセルとさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。




<London Philharmonic Orchestra>
LPO-0030 \2100
ブルックナー:交響曲第7番(ハース版)
クラウス・テンシュテット(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
2005年リリースのワーグナー管弦楽曲集 (LPO-0003)、昨年リリースのハイド
ン“天地創造” (LPO-0008)ブルックナー“交響曲第4番”(LPO-0014)に続く
LPO自主製作盤から、クラウス・テンシュテットのブルックナー“交響曲第7番
(ハース版)”が登場します。
1984年、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールでのこのライヴ録音は、ブルッ
クナーのエッセンスが凝縮されたものでテンシュテットと LPOの力強い情熱的
な演奏が感動を呼び起こすでしょう。
録音:1984年 5月 10日 /ロイヤル・フェスティヴァル・ホール

LPO-0098 4枚組 \6280
ロンドン・フィル 75周年記念ボックスセット第2巻 1958-1982
CD1 (LPO-0024) 初リリース
ブリテン:
テノール、ホルン、弦楽のためのセレナード /ヴァイオリン協奏曲
ジョン・プリッチャード(指揮)
ニコラス・ブッシュ(Hr)/イアン・パートリッジ(T)/ロドネイ・フレンド (Vn)
CD2 (LPO-0025) 初リリース
チャイコフスキー:交響曲第6番“悲愴”
ストラヴィスキー:“火の鳥”組曲 (1919年版)
ゲオルグ・ショルティ(指揮)
CD3 (LPO0002)既出
エルガー:序奏とアレグロ /エニグマ変奏曲
ブリテン:狩りをする祖先たち
ベルナルト・ハイティンク(指揮)/ヘザー・ハーパー(S)
CD4 (LPO-0023) 初リリース
マッケイブ:管弦楽のための協奏曲 (世界初演 )*
アーノルド:フィルハーモニー協奏曲 (世界初演 )**
マッケイブ:シャガールの窓(世界初演 )***
*ゲオルク・ショルティ(指揮)/**, ***ベルナルト・ハイティンク (指揮)
この第2巻、何といっても聴きどころはショルティでしょう。 1961年、ロンド
ンのコヴェントガーデン王立歌劇場の音楽監督に就任、シカゴ響やパリ管の音
楽監督を経て、1979年ロンドン交響楽団の首席指揮者・芸術監督を務めたショ
ルティは50年もの間DECCAに多くの録音を残しましたが、“火の鳥”組曲はこ
の盤が唯一のものです。同時収録の“悲愴”は「真の啓示を受けた」驚くほど
速いテンポも聴きものです。

LPO-0099 4枚組 \6280
ロンドン・フィル 75周年記念ボックスセット第3巻 1983-2007

演奏/ジョルジオ・コウクル(ピアノ)

CD1 (LPO-0026) 初リリース
ベートーヴェン:交響曲第9番“合唱”
クラウス・テンシュテット(指揮)
/ルチア・ポップ(S)/アン・マレイ(Ms)/アンソニー・R・ジョンソン(T)
/ルネ・パーペ (Bs)
CD2 (LPO-0027) 初リリース
R・シュトラウス:歌劇“カプリッチョ”より終景
モーツァルト:ミサ曲ハ短調/レクイエムより抜粋
シューベルト:スターバト・マーテルト短調
ブルックナー:テ・デウム
フランツ・ウェルザー・メスト(指揮)
フェリシティ・ロット(S)/マイケル・ジョージ(Bs-Br)
デッラ・ジョーンズ(Ms)/キース・ルイス(T)/ウィラード・ホワイト (Bs)
ジェーン・イーグレン (S)/ブリギット・レンメルト (A)
デオン・ヴァン・デル・ヴァルト (T)/アルフレード・ムフ (Bs)
リンツ・モーツァルト合唱団
CD3 (LPO-0001)既出
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番/第5番
クルト・マズア(指揮)
CD4 (LPO-0028) 初リリース
ショスタコーヴィチ:交響曲第14番
ウラディミール・ユロフスキ(指揮)
タチアナ・モノガローヴァ(S)/セルゲイ・レイフェルクス(Br)
第3巻の目玉は、テンシュテットの“第9”です。1992年10月8日、彼の最後の
コンサートの演奏曲目の一つで今までにCD化されたことのない貴重な音源です。
魅力的なソリストと雄大な音楽は 20世紀の財産と呼ぶにふさわしいものです。
ウェルザー・メストの才覚が光る声楽作品集もファンにとっては嬉しい贈り物、
そして、現在最も注目される若手指揮者、ユロフスキのショスタコーヴィチは
悲惨で暗い予感に満ちながらも、何ゆえにか鮮明な印象を与えるパフォーマン
スです。

<Brilliant Classics>
BRL 8712 10枚組 \4580
ヒストリカル・ロシアン・アーカイヴ集
ギドン・クレーメル(Vln)名演奏集
Disc.1
J.S.バッハ:
シャコンヌBWV.1004、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータBWV.1006、
ソナタBWV.1003、2つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV.1043 
オレグ・カガン(Vln)
ダヴィッド・オイストラフ指揮、
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
Disc.2
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第2番K.211 
ドイツ室内フィルハーモニック・ソサエティ
2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネK190 
タチアーナ・グリンデンコ(Vln)
サウリウス・サウンデッツスキ指揮、リトアニア室内管弦楽団
ヴァイオリン協奏曲第3番K.216よりアレグロ
(ヴァイオリンとピアノのための編曲版)、
ヴァイオリンソナタ ハ長調K.404(未完) 
ユーリ・シモノフ(pf)
ボッケリーニ:弦楽五重奏曲G275よりメヌエット 
オレグ・マイセンベルク(pf)
Disc.3
ベートーヴェン:
ヴァイオリンソナタ第10番Op.96、
モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」の「もし伯爵様が踊るなら」による
12の変奏曲、6つのドイツ舞曲、
ビーバー:ミステリーソナタ第4番「聖霊の宮での贈呈」 
オレグ・マイセンベルク(pf)
テレマン:6つのカノン・ソナタOp.5より イ短調、ト長調 
タチアーナ・グリンデンコ(Vln)
Disc.4
シューベルト:ヴァイオリンと弦楽のためのロンド D.438 
ドイツ室内フィルハーモニック・ソサエティ
「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲 D.802、華麗なロンド D.895 
オレグ・マイセンベルク(pf)
チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ、メロディ Op.42-3 
ユーリ・シモノフ(pf)
Disc.5
メンデルスゾーン:ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲 ニ短調 
ユーリ・バシュメット指揮、モスクワフィルハーモニー管弦楽団
ショーソン:詩曲 Op.25 
イザイ:
無伴奏ヴァイオリンソナタ Op.27-5、
ロカッテリのヴァイオリンソナタ ヘ短調 編曲版 
マリア・ボンダレンコ(pf)
ラヴェル:ヴァイオリンソナタより第2楽章「ブルース」 
オレグ・マイセンベルク(pf)
Disc.6 R.シュトラウス:ヴァイオリンソナタOp.18 
レーガー:ヴァイオリンソナタOp.139 
オレグ・マイセンベルク(pf)
Disc.7 
プロコフィエフ:ヴァイオリンソナタ第1番Op.80 
オレグ・マイセンベルク(pf)
ヴァイオリン協奏曲第1番Op.19より「スケルツォ」ヴァイオリンとピアノの
為の編曲版 
ユーリ・シモノフ(pf)
2つのヴァイオリンのためのソナタ Op.56 
タチアーナ・グリンデンコ(Vln)
ラジスラフ・クプコヴィチ(1936-):スーヴェニール 
オレグ・マイセンベルク(pf)
Disc.8 
カラ・カラーエフ(1918-82年):ヴァイオリン協奏曲 
ウラディミール・コジュハーリ指揮、モスクワ放送交響楽団
ワディム・サルマノフ(1912-78年):ヴァイオリンソナタ第2番 
マリア・ボンダレンコ(pf)
シェーンベルク:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 
ウェーベルン:4つの小品 Op.7 
オレグ・マイセンベルク(pf)
シュトックハウゼン:
ティアクライス(十二宮星座)より「みずがめ座」「ふたご座」「うお座」
「てんびん座」「いて座」「しし座」 
タチアーナ・グリンデンコ(Vln)
Disc.9 
マルチノフ:COME IN! ヴァイオリンとアンサンブルのための 
タチアーナ・グリンデンコ(Vln)
ミカエル・ムンティヤン(Celesta)
ユーリ・バシュメット指揮、
モスクワフィルハーモニック・ソサエティ・ソロイスツ
アルテュール・ルリエ(1892-1966):コンチェルト・ダ・カメラ 
ドイツ室内フィルハーモニック・ソサエティ
Disc.10 
パガニーニ:カンタービレ 
マリア・ボンダレンコ(pf)
カプリース第4番、第17番 
エルンスト:「夏の名残のバラ」による演奏会用変奏曲 
シューベルトの「魔王」による大奇想曲 
バルトーク:無伴奏ヴァイオリンソナタよりテンポ ディ シャコンヌ 
ストラヴィンスキー:悲歌 
ベリオ:
2台のヴァイオリンのためのデュエットより「Leonardo」「Annie」「Aldo」 
タチアーナ・グリンデンコ(Vln)
シチェドリン:アルベニス風に 
マリア・ボンダレンコ(pf)
ディニーク:ホラ・スタッカート 
ボルゾ/ビハリ:チャールダッシュ イ短調 
オレグ・マイセンベルク(pf)
サン・サーンス:動物の謝肉祭より「耳の長い紳士」 
タチアーナ・グリンデンコ(Vln)

BRL 93565 7枚組 \3580
グラズノフ:交響曲全集
プーシキン生誕100年記念カンタータOp.65、叙情的な詩Op.12、
戴冠式カンタータOp.56、演奏会用ワルツ第1番Op.47、第2番Op.51、
性格的組曲Op.9、ヴァイオリン協奏曲Op.82、ライモンダ組曲Op.57a
ワレリー・ポリャンスキー指揮、ロシア国立交響楽団
クリア・クラスコ(Vln)/尾高忠明指揮、
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
ヨンダニ・バット指揮、ロンドン交響楽団

BRL 93568 2枚組 \1080
アルカン:ピアノ作品集
夜想曲第1番Op.22、スケッチOp.63、短調による12の練習曲Op.39より
イソップの饗宴、短調と長調による25の前奏曲Op.31より 第12曲、
歌の第2集Op38b-2、グランドソナタ「4つの時代」Op.33、
小トッカータOp.75、12の性格的な小品Op.74より第6曲、第10曲、
3つの小さな幻想曲Op.41-2、プチ・コント、戦場の太鼓Op.50-2、
歌曲集第1集Op.38より第1曲、第5曲、第6曲、
短調による12の練習曲Op.39より「ピアノ独奏のための交響曲」
アラン・ワイス(pf)

BRL 92505 3枚組 \1550
シューマン:ピアノ作品集 第2集
幻想小曲集Op.12、森の情景Op.82、アラベスクOp.18、子供の情景Op.15、
アレグロOp.8、8つのノヴェレッテOp.21、幻想小曲集Op.111、暁の歌Op.133、
子供のためのアルバムOp.68(全43曲)
クララ・ヴュルツ、ロナルド・ブラウティハム、リューバ・エドリーナ(pf)

BRL 93566 2枚組 \1080
ボッケリーニ:弦楽五重奏曲集 第5集
弦楽五重奏曲集 op.20
ラ・マニフィカ・コムニタ

BRL 93567 2枚組 \1080
ヴィヴァルディ:チェロソナタ全集
チェロソナタ第1番RV.47、第2番RV.41、第3番RV.43、第4番RV.45、
第5番RV.40、第6番RV.46、第7番RV.42、第8番RV.44、第9番RV.39
ヤープ・テル・リンデン(Vc)
ラース・ウルリク・モルテンゼン(Cemb)

BRL 93361 2枚組 \1080
D.スカルラッティ:室内カンタータ集
O qual meco, o Nice、Se fedele tu m’adori、Dir vorrei、
Pur nel sonno almen tal’ora、Che vidi oh’Ciel, che vidi、
Pur nel sonno almen tal’ora、Piangete occhi dolenti、
Tinte a note di sangue、Scritte con falso inganno
ラヴィニア・ベルトッティ(Sop)
アンサンブル・セイチェント・イタリアーノ

BRL 93362 \540
C.P.E.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集
ソナタ ニ長調 Wq.137、ソナタ ハ長調 Wr.136、トリオ ト短調 Wq.88
アパオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb)

BRL 93575 3枚組 \1550
D.スカルラッティ:ソナタ集 第10集
ソナタ K.428-K.475
ピーター=ヤン・ベルダー(Cemb)

BRL 93576 3枚組 \1550
D.スカルラッティ:ソナタ集 第11集
ソナタ K.476-K.519
ピーター=ヤン・ベルダー(Cemb)

BRL 93577 3枚組 \1550
D.スカルラッティ:ソナタ集 第12集 (完結)
ソナタ K.520-K.555
ピーター=ヤン・ベルダー(Cemb)




<OPUS ARTE>
OA0982(DVD-Video) \4580
ヴェルディ:歌劇「オベルト」
オベルト(サン・ボニファーチョ伯爵):
イリダールイルダール・アブドラザコフ
レオノーラ(オベルトの娘):エヴリン・ヘルリツィウス
リッカルド(サリングェッラ伯爵):カルロ・ベントレ
クニーザ(エッツェリーノ家の娘):マリアンネ・コルネッティ
イメルダ(クニーザの侍女):ヌリア・ロレンツォ
指揮:イヴ・アベル
アストゥリアス州立交響楽団/ビルバオ歌劇場合唱団
演出:イグナシオ・ガルシア
美術&衣装衣裳:ドメニコ・フランキ
照明:ビニチオ・ケッリ 
演出補:ズリマ・メンバ
美術&衣裳衣装助手:ミヒャエラ・アンドリース 
2007年1月26&、29日 エウスカルデュナ音楽ホール(ビルバオ)
収録時間全プログラム152分(本編136分)
字幕 英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語
ヴェルディ現存する最初のオペラ《オベルト》。序曲は《椿姫》の宴のシー
ンを思い出させ、ストーリーは《リゴレット》を連想させる。初期作品なが
ら、すでに熱いヴェルディ節が満載だ。初の映像ソフトとなる当盤は、スペ
イン・バスクの首都ビルバオの歌劇場の最新プロジェクトで、隣のアストゥ
リアス州から呼んだオーケストラが実に表情豊か。歌手も個性揃い。なかで
も、レオノーラ役のヘルリツィウスは、その蛇のような情念をまざまざと見
せつけ、最後のシーンは、まるで楳図かずおの世界だ。(解説:鈴木淳史)

OA4010(DVD-Video) \2850
パヴァロッティ&サザーランド ガラ・コンサート
[収録曲]
■ベルリーニ《カプレーティ家とモンテッキ家》序曲
■ヴェルディ《椿姫》より〈乾杯の歌〉
■プッチーニ《トスカ》より〈妙なる調和〉
■ヴェルディ《椿姫》より〈あなたは約束を守って下さった
〜さようなら、過ぎ去った日よ〉
■ヴェルディ《第一次十字軍のロンバルディア人》より
〈私の喜びを彼女の心に注ぎたい〉
■ベルリーニ《清教徒》より〈優しい声が私を呼んでいた〉
■ベルリーニ《夢遊病の娘》より〈指輪をお取り〉
■チレア《アドリアーナ・ルクヴルール》より〈私は創造の神のしもべ〉 
■マスネ《ヴェルテル》より〈オシアンの歌〉
■マスネ《タイス》より〈瞑想曲〉 
■トマ《ハムレット》より〈遊びの仲間に入れて下さい(狂乱の場)〉 
■レオンカヴァッロ《道化師》より〈衣装をつけろ〉 
■ドニゼッティ《ランメルモールのルチア》より〈裏切られた父の眠る墓で〉
[アンコール]
■ドニゼッティ《愛の妙薬》より〈人知れぬ涙〉
■ルイージ&フェデリーコ・リッチ《クリスピーノと死神》より〈もう本売
りのアンネッタではない〉
■ヴェルディ《椿姫》より〈パリを離れて〉
テノール:ルチアーノ・パヴァロッティ
ソプラノ:ジョーン・サザーランド
指揮:リチャード・ボニング  エリザベス・シドニー管弦楽団
1983年、シドニー・オペラハウス・コンサートホールにおけるライヴ収録
収録時間全プログラム123分
字幕 英語
ルチアーノ・パヴァロッティ(1935-2007)、一時代を築き、テノールの代名
詞とも言えるこの大歌手が、全盛期の1983年にシドニーでサザーランドとと
もに行ったガラ・コンサートの映像。明るく伸びやかな美声で歌われる〈妙
なる調和〉や〈人知れぬ涙〉などの名アリアは、声そのもののエクスタシー
で魅了し、存在感十分のサザーランドとの二重唱もたっぷり収録。歌を愛す
るすべての人に捧げる珠玉の名唱。(解説:鶴間 圭)

OA4021(DVD-Video) \2850
チマローザ:歌劇「秘密の結婚」
ジェローニモ(金持ちの商人):エンリーコ・フィッソーレ
エリゼッタ(ジェローニモの長女):ヴァレーリア・バイアーノ
カロリーナ(ジェローニモの次女):アントネッラ・バンデッリ
フィダールマ(ジェローニモの妹、金持ちの未亡人):カルメン・ゴンサレス
ロビンソン伯爵:ロベルト・コヴィエッロ
パオリーノ(ジェローニモの店の使用人、カロリーナと秘密裏に結婚してい
る):パオロ・バルバチーニ
指揮:フランシス・トラヴィス
スイス・イタリア語放送管弦楽団
演出:フィリッポ・クリヴェッリ
チェンバロ:マルコ・バルデリ  
装置・衣裳:エマヌエーレ・ルツァッティ
収録:1986年 ルガノ(スイス)
収録時間全プログラム164分
字幕 英語
二人の娘を持つ金持ちの商人が娘を伯爵と結婚させようと考えるが、妹はす
でに店の使用人の若者と秘密裏に結婚していた。そこで、妹と夫は姉を伯爵
と結婚させようと図るが、伯爵は妹を気に入ってしまう。一方、未亡人とな
っている姉妹の叔母は再婚しようとちゃっかり使用人の若者に目をつけ、ひ
と騒動に。オペラ史上の位置は有名でも、実演に接する機会の少ないナポリ
派オペラ・ブッファの魅力を余すところなく伝える映像。(解説:鶴間 圭)

OA5002(HD-DVD-Video) \5480
※HD DVD専用プレイヤー以外では再生できません。
モーツァルト:歌劇「魔笛」
タミーノ:ヴィル・ハルトマン
パミーナ:ドロテア・レッシュマン
夜の女王:ディアーナ・ダムラウ
ザラストロ:フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ
パパゲーノ:サイモン・キーンリーサイド
パパゲーナ:アイリッシュ・タイナン
モノスタトス:エイドリアン・トンプソン
第一の侍女:ジリアン・ウェブスター
第二の侍女:クリスティーン・ライス
第三の侍女:イヴォンヌ・ハワード
弁者:トーマス・アレン
指揮:コリン・デイヴィス
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
(コンサート・マスター:ヴァスコ・ヴァシレフ)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団(合唱指揮:テリー・エドワーズ)
演出:デイヴィッド・マクヴィカー
リア・ハウスマン振付
2003年1月27日コヴェント・ガーデン王立歌劇場(ロンドン)におけるライ
ヴ収録
収録時間 全プログラム182分(本編162分)
字幕 本編:英語・フランス語・スペイン語
特典:ドイツ語・フランス語・イタリア語
オペラ作品初のHD DVD、待望のリリース。由緒ある英国ロイヤル・オペラに
おける2003年の上演を、超ハイスペックディスクHD DVDの高精細映像で楽し
める、モーツァルトの歌劇《魔笛》が登場。色彩豊かな舞台から登場人物の
細かな動きまでを余すことなく収録。上演も、コリン・デイヴィスの指揮、
レッシュマン、ダムラウら豪華キャストと、気鋭の演出家デイヴィッド・マ
クヴィカーが総力を結集した、英国モーツァルト演奏の矜持と言える内容。
(解説:江藤光紀)




<EINSATZ RECORDS>
EZCD 012 \2300
ヘンリク・シェリング 最初期録音集
ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテラ
チャイコフスキー:感傷的なワルツ
ドヴォルザーク(クライスラー編):スラヴ舞曲第1番
R.コルサコフ:熊蜂の飛行
ノヴァチェク:常動曲
ヴァーレ(ハイフェッツ編):焚火のそばで
モンポウ:子供の情景
ロカテルリ:ラビリンス
ガーシュイン:前奏曲
ロロン:メキシコ舞曲
ファリャ(コチャンスキ編):スペイン民謡組曲-ムーア人の織物、ホタ
ヴィターリ:シャコンヌ
タルティーニ:コレルリの主題による変奏曲
クライスラー:グラーヴェ
ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテラ
パガニーニ:カプリース第24番 (録音:1950年代初頭)
ヘンリク・シェリング




<MEMBRAN>
MEMBRAN 231751 10枚組 \2080
マリア・カラス(Sop) グレーテスト・オペラ
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」全曲 
セラフィン指揮、フィレンツェ五月祭管弦楽団、他
ベッリーニ:歌劇「ノルマ」全曲 
セラフィン指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団、他
ヴェルディ:歌劇「椿姫」全曲 
ジュリーニ指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団、他
プッチーニ:歌劇「トスカ」全曲 
サバタ指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団、他
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」全曲 
セラフィン指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団、他

MEMBRAN 231752 13枚組 \2450
シューマン:ピアノ独奏曲全集
イェルク・デムス(pf)

MEMBRAN 231753 10枚組 \2080
メニューイン(Vln)名演奏集
J.S.バッハ:2台のヴァイオリンのための協奏曲BWV.1043 
ジョコンダ・デ・ヴィート(Vln)
バーナード指揮、フィルハーモニア管弦楽団
J.S.バッハ:ヴァイオリンソナタ第4番BWV.1017 
ルイス・ケントナー(pf)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番 
プリッチャード指揮、フィルハーモニア管弦楽団
モーツァルト:ヴァイオリンソナタ K.526 
ヘフツィバー・メニューイン(pf)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲Op.61、ロマンス第1番、第2番 
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮、フィルハーモニア管弦楽団
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第4番 Op.31 
ズスキンド指揮、フィルハーモニア管弦楽団
エルガー:ヴァイオリン協奏曲 Op.61 
エドワード・エルガー指揮、ロンドン交響楽団
ニールセン:ヴァイオリン協奏曲 Op.33 
ヴェルディケ指揮、デンマーク国立放送交響楽団
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番 
フルトヴェングラー指揮、フィルハーモニア管弦楽団/、他

MEMBRAN 231754 10枚組 \2080
カラヤン(Cond)名演奏集
モーツァルト:交響曲第33番、第39番、第41番「ジュピター」 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、トリノRAI交響楽団
モーツァルト:
クラリネット協奏曲、「フィガロの結婚」序曲、「魔笛」序曲、
アダージョとフーガK.546、フリーメーソンのための葬送音楽 
ウラッハ(Cla)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
シュターツカペレ・ベルリン
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、第7番 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、シュターツカペレ・ベルリン
シューベルト:交響曲第9番「グレート」
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
スメタナ:「モルダウ」 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、コンセルトヘボウ管弦楽団、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
シューマン:ピアノ協奏曲 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
リパッティ(pf)フィルハーモニア管弦楽団
ブラームス:ドイツ・レクイエム 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
J.シュトラウスII:
美しき青きドナウ、皇帝円舞曲、芸術家の生活、ウィーンの森の物語、
ウィーン気質、酒,女,歌、ジプシー男爵序曲、こうもり序曲 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ケルビーニ:歌劇「アナクレオン」序曲
ロッシーニ:歌劇「セミラーミデ」序曲
ヴェルディ:
歌劇「椿姫」第1幕&第3幕前奏曲、歌劇「運命の力」序曲、
歌劇「ドン・カルロ」-「ひとりさびしく眠ろう」
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
プッチーニ:
歌劇「マノン・レスコー」間奏曲、
歌劇「ジャンニ・スキッキ」より「私のいとしいお父さん」 
シュターツカペレ・ベルリン、トリノRAI交響楽団、
クリストフ、フィルハーモニア管弦楽団、
シュワルツコップ、フィルハーモニア管弦楽団、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
チャイコフスキー:
交響曲第6番「悲愴」、幻想序曲「ロミオとジュリエット」 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」、メタモルフォーゼン、
バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタの為の音楽 
コンセルトヘボウ管弦楽団、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団

MEMBRAN 231755 10枚組 \2080
ミトロプーロス(Cond)名演奏集
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番 
ミトロプーロス(pf)、NBC交響楽団
J.S.バッハ:幻想曲とフーガ BWV.542 
ミネアポリス交響楽団
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 
ルービンシュタイン(pf)、ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
メンデルスゾーン:
交響曲第3番「スコットランド」、カプリッチョ・ブリランテ
シューマン:交響曲第3番「ライン」 
グロードン(pf)ミネアポリス交響楽団
フランク:交響曲 ニ短調
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番
ラロ:イスの王様序曲 
ミネアポリス交響楽団、
ルービンシュタイン(pf)ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
ショーソン:交響曲
マスネ:アルザスの風景 
ミネアポリス交響楽団
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番、交響曲第2番「ウクライナ」 
ルービンシュタイン(pf)、
ミネアポリス交響楽団
ボロディン:交響曲第2番
グラズノフ:ギリシャの3つの主題による序曲第1番 
ミネアポリス交響楽団
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 
スターン(Vln)ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
ラフマニノフ:交響曲第2番/交響詩「死の島」 
ミネアポリス交響楽団
ショパン(ロガール=レヴィツキ):ショピニアーナ
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 
ミトロプーロス(pf)フィラデルフィア・ロビンフッドデル管弦楽団
プロコフィエフ:交響曲第1番「古典」 
ミネアポリス交響楽団
マーラー:交響曲第1番「巨人」
ラヴェル:クープランの墓 
ミネアポリス交響楽団
ベルク:ヴァイオリン協奏曲
ミヨー:屋根の上の牡牛
クシェネク:ピアノ協奏曲第3番 
スターン(Vln)、ミネアポリス交響楽団、他

MEMBRAN 231756 10枚組 \2080
ドイツ歌曲集
シュワルツコップ、アンダース、オッター、リーズナー、エルブ、ベルガー、
ライスナー
シューベルト:美しき水車小屋の娘、菩提樹、野ばら、ます
ベートーヴェン:
別れに歌う酒の歌、嘆き、口づけの試練、犬の死に寄せる悲歌、
アデライーデ、奉献歌、モルモット、ゲレルトによる6つの歌
ウェーバー:
5つの歌op.13、6つの歌op.15、私の歌、小さいフリッツが若き友に、
それは苦しみなのか、喜びなのか、8つの歌op.64、6つの歌op.66
シューマン:
ライン河で、愛の歌、ローレライ、ジプシーの小さな歌、少年の山の歌、
てんとう虫、雪鈴草、塔守りリュンコイスの歌、諦念、森との別れ、
レクイエム、天と地
ブラームス:
ジプシーの歌op.103より、5つの歌曲op.105、op.106より、op.107より/他、
ニコライ、レーガーの作品

MEMBRAN 231757 10枚組 \2080
名歌手による歌唱集
エレナ・ベルガー、マルタ・エゲルト、グレタ・ケラー、ロッテ・レーマン、
エレナ・ザック、ヤン・キープラ、ハインリヒ・シュルスヌス、
ヨゼフ・シュミット、他




<Harmony>
HCC 2038 \3000
ラフマニノフ:ピアノ作品集
コレルリの主題による変奏曲op.42、前奏曲集よりop.23-5、op.32-5、
練習曲集「音の絵」よりop.33-5、op.39-2、op.39-4、op.39-6、op.39-9、
リラの花
チャイコフスキー=ラフマニノフ編:子守歌
クライスラー=ラフマニノフ編:愛の悲しみ、愛の喜び
鈴木 弘尚(pf)

<MD+G>
33714782 \2080
93714786(SACD-Hybrid) \2950
ヴァレンティン・シルヴェストロフ(1937-):交響曲第6番
ボン・ベートーヴェン管弦楽団 指揮:ローマン・コフマン
録音:2005年9月
ECMレーベルでおなじみの作曲家、シルヴェストロフの作品がMDGレーベルに
も登場しました。実は、コフマンとシルヴェストロフは同じウクライナの出
身で、年齢もほとんど同じ(コフマンは1936年生まれ)5年前にもコフマンが
シルヴェストロフの交響曲の初演を行なうなど、2人はとても仲が良く交流
も活発です。この第6番の録音は彼の70歳の誕生日の記念として行なわれた
ものです。
この第6交響曲は1995年に完成されたもので、「音楽から受け取るメッセー
ジ、音楽から聞き取れる記憶」を追求したシルヴェストロフ独特の曲で、
50分間、切れ目なく提示される5つの楽章は無調の響きから極めてロマン
ティックなモティーフまであらゆるものが詰め込まれた1冊のアルバムのよ
うな曲。しばし時間を忘れ聴き入りたい作品です。

3044472 \2080
パウル・ヒンデミット(1895-1963):
クラリネット五重奏曲op.30(1923年初稿版)
七重奏曲(1948年)
八重奏曲(1957/58年)
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ
録音:1992年
ヒンデミットの音楽は常に複雑です。平凡な解釈ではその特性を充分に表現
することはできません。しかし、アンサンブル・ヴィラ・ムジカによる高度
な技術と、機動性、そして聴き手を魅了してやまないすばらしいパフォーマ
ンスによって、最高のヒンデミットが出現したのです。とにかくメンバーが
素晴らしい!ヴラトコヴィチ、ノイネッカー、トゥーネマン、ゴリツキー
・・・などなど全ての管楽器好きが思わずため息をもらしてしまいそうな
名手たちが参加しているのですから。
アンサンブル・ヴィラ・ムジカは1990年結成された団体で、MDGレーベルに
は、これまでにマルティヌーやヘンツェ、ヒンデミット、ヤナーチェク、
キルヒナー、モーツァルト、ペンデレツキ、ラフ、リヒャルト・シュトラ
ウス、シュポアなどの室内楽作品集を数多くリリースしています。とりわ
けヒンデミットの作品に関しては評価が高く、ソナタにおける伝説的な名
演は国際的な賞を獲得しています。

60614622 \2080
ジャン・ヤンカ(1933-):オルガン作品集第2集
トロンボーンとオルガンのための作品集
ルトガー・ローマン(Org)、マイク・スヴォボダ(Tb)
録音:2007年2月 シュトゥットガルト
オルガンとトロンボーンが力を合わせるとき、かつてない壮大な音楽が生ま
れます。この2つの楽器の音色の混合色は、まるで空に輝く月の光のような
輝きに満ちています。
ポーランド、グダニスク生まれのオルガン奏者&作曲家ヤンカは、最初クラ
コフで学んだ後、シュトゥットガルト、パリへ行き、パリではマルセル・
デュプレに師事した人で、そのせいか彼の作風はフランスの印象主義音楽
の伝統を受け継いだものでキリストの復活に対する深い信仰を根底にした
美しいオルガン作品を多く書いています。このアルバムではトロンボーン
が重要な役割を演じるのですが、このアルバムでは名トロンボーン奏者マ
イク・スヴォボダが魅力的な演奏を披露しています。録音が行なわれたシュ
トゥットガルトの聖エーバーハルト教会の素晴らしい音響効果にも注目です。

60414652 \2080
ニコライ・メトネル(1880-1951):
ピアノ・ソナタop.25, 2 (1911)
朝の歌 op.39,4
悲劇的ソナタ op.39,5
おとぎ話 他
セヴェリン・フォン・エッカルトシュタイン(Pf)
録音:2007年1月
20世紀初頭のロシアでラフマニノフ、スクリャビンとともに名ピアニストと
して讃えられたメトネルですが、彼は演奏家としてよりも作曲家の道を選び、
コンサート活動を行なうことはやめてしまいました。とは言え、ロシアから
フランスへ亡命、後にイギリスに渡るのですが、そこで出あったマイソール
王国(1399年-1947年、現インド領カルナータカ州)最後の藩王(マハラジャ)
ワディヤールの庇護を受けいくつかの録音を残したことも知られています。
膨大なピアノ曲を書いたメトネルですが、その作品はどれも精巧かつ複雑で
堅固な構成はまるでベートーヴェンの作品を思わせます。
ここで演奏している2007年に30歳を迎える若手注目株のピアニスト、フォン
・エッカルトシュタインはブゾーニ国際コンクールやリーズ国際コンクール
など、様々なコンクール入賞歴を誇り、以前MDGレーベルへ録音した2枚のア
ルバムも高い評価を受けています。
この録音では「まるでメトネルの音楽のために作られたかのような」とエッ
カルトシュタインが語る1901年製のスタインウェイを使用、控えめながらも
素晴らしく、そして勇敢なメトネルを奏でています。

60314662 \2080
「ウィーンはいつもウィーン」
シュトラウス、ランナー
シュランメルのワルツとポルカ集
トーマス・クリスティアン・アンサンブル
録音:2007年1月
古き良き時代を味わいたければ、やはりワルツとポルカでしょうか?19世紀
前半から世紀末までのウィーン。当時のダンス・ホールやカフェにはワルツ
やポルカが満ち溢れていました。その中心的なレパートリーはランナーや
ヨハン・シュトラウスの作品でしたが、本当のところ、最も人気があったの
はホイリゲで演奏される気楽なアンサンブル「シュランメル」だったのでは
ないでしょうか。シュランメルとはヨハンとヨゼフ・シュランメル兄弟の名
に由来し、その歴史は1878年にヴァイオリンがギター伴奏で演奏することか
ら始まり、後に小編成のアンサンブルで奏される民謡やドイツ大衆歌一般を
指すようになったものです。これらの音楽の醸し出す独特の雰囲気を、トー
マス・クリスティアン・アンサンブルの素晴らしい演奏でお楽しみくださ
い。トーマス・クリスティアン・アンサンブル・・・以前リリースされたマ
ーラー「第4交響曲(エルヴィン・シュタインによる室内合奏版)」やブルッ
クナーでなんともしなやかな演奏を披露したアンサンブル。今回の演奏で
はその特性が一層強調されています。

34113072 \2080
モーツァルト:鍵盤作品全集 Vol. 7
ソナタ第3番変ロ長調 KV 281 (189f)
アレグレットによる12の変奏曲 変ロ長調 KV 500
グラーフの歌謡による8つの変奏曲ト長調 KV24
ナッソーの主題による7つの変奏曲 KV25
ロンドン・ソナタ第5番 KV 14
デュポールの主題による
9つの変奏曲 ニ長調 KV573 その他
ジークベルト・ランペ(Cemb、Klav、Pf)
録音:2006年6月、2007年3月
大好評のランペによるモーツァルト鍵盤作品全集、第7巻です。ここでは、
モーツァルトの重要な音楽の旅(ロンドン、ハーグ、アムステルダム、ミュ
ンヘン、ウィーン、ポツダム)によって書かれた音楽を収録しています。
1766年に作曲されたKV24と25の変奏曲、そして1775年に作曲された、エレ
ガントなメロディを持つソナタKV281、そしてkV573をはじめとした円熟期
の作品と、聴き手はモーツァルトの才能の発展を10年間隔で経験すること
ができるでしょう。学術的研究の成果と、力強い音楽性を兼ね備えたラン
ペの説得力ある演奏は、モーツァルトの知られざる作品にも光をあてるも
のです。使用楽器は1771年製作の歴史的ハープシコードなどが用いられて
います。

64514052 \2080
MDG「プレイヤー・ピアノ」シリーズ Vol.5
コンロン・ナンカロウ(1912-1997)
自動演奏ピアノのための習作 第3集 
第33番-第41のC番
ベーゼンドルファー・アンピコ・プレイヤー・ピアノ
録音:2005年6月
発売を重ねる毎にファンの増える「自動演奏ピアノ」シリーズ、第5弾。
今回は、その演奏難易度すら想像もつかない、ナンカロウの「自動演奏ピア
ノのための習作」の第3集です。恐らく、どんなピアニストでも演奏不可能、
そしてピアノロールでさえその音楽を再生できないであろうと言われる、
習作第40番を含む今回の曲集。最新のコンピュータ技術のみが、この不可能
を可能にしました。生ピアノでは味わえない不可思議な世界、一度聴くと虜
になること間違いなしです

30714692 \2080
メンデルスゾーン(1809-1847):
交響曲第1番、第5番“宗教改革”
“フィンガルの洞窟”序曲
“ルイ・ブラス”序曲
全て4手ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための編曲版
アンドレアス・ザイデル(Vn)、マティアス・ムースドルフ(Vc)
(ライプツィヒ弦楽四重奏団のメンバー)
オルガ・ゴレイ&ゲラルド・ファウス(P)
録音:2006年12月
ブラームスをはじめとした幾人かの作曲家は、オーケストラ作品に取り掛か
る前に、あらかじめ小編成ヴァージョンでその作品を形作ります。非常に早
熟な天才であったメンデルスゾーンも、交響曲を作曲する前に「家庭内で演
奏するために」小編成の版を作曲していた事が知られています。ここに録音
された交響曲第1番と第5番、そして2曲の序曲もその形で、まさに家庭用に
凝縮された小さな宇宙をお楽しみいただけることでしょう。メンデルスゾー
ンの弦楽四重奏曲の録音で高い評価を受けているライプツィヒ弦楽四重奏
の2人のメンバーと、カザフスタン生まれのピアニスト、オルガ・ゴレイ、そ
して東ドイツの名手ゲラルド・ファウスによる素晴らしいアンサンブルで。

64214792 \2080
「ウェルナー・ハースの肖像」
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲 第14番KV 449
ピアノ協奏曲 第19番KV 459
ウェルナー・ハース(Pf)
シュツットガルト室内管弦楽団 指揮:カール・ミュンヒンガー
シュツットガルト放送交響楽団 指揮:ムラデン・バシチ
録音:KV449 1971年1月 KV459 1965年9月(ライヴ)
自動車事故で1976年10月11日、45歳という若さでこの世を去ってしまった名
ピアニスト、ウェルナー・ハース。彼は1931年シュツットガルトに生まれ
13歳で初めて公式の場で演奏します。1947年から54年までシュツットガルト
音楽大学にてリリー・グローバル・アッシュに師事、同時に1956年までは
ワルター・ギーゼキングの個人指導も受けていました。このアルバムは、
以前リリースされた6枚組(MDG 642 1086-2)に続くハースの芸術のドキュメ
ーテーションで、スイス放送局に残された音源から、未発表の2曲のモーツァ
ルトの協奏曲をCD化したものです。日本ではドビュッシーやラヴェルなど印
象派の演奏、録音で知られていますが、ここで聴けるモーツァルトも、非常
に折り目正しく味のあるもの。第19番はミュンヒンガーとのライヴ録音、
第14番はバシチ指揮のスタジオ録音です。2曲とも録音技師はエーリッヒ・
プリュンマーによるもので、コンサートでの演奏と、ラジオだけのための
演奏、そのどちらもが聴ける魅力的なアルバムとなっています。




<molto fine>
MF23701 \2800
世界一短い文学「俳句」と音楽の出会い
水 織 音 MI・O・RI・NE
1.ペリー:一茶の水織音 (MI O RI NE)*
2.ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
3.市川景之:虫の心(一茶の俳句による歌曲)*
4.プーランク:フルート・ソナタ
5.ギャヌー:6つの一茶の俳句によるピアノ曲<世界初録音> 他
日仏朗読付き(黛まどか&フランコ・カトリーヌ)
*マブソン青眼仏語訳句
谷村由美子(S)・・・1、杉浦美知(Vn)・・・2、唐澤まゆこ(S)・・・3、
末高明美(Pf)・・・1-5 他
録音:
2006年12月、2007年5月 三鷹市芸術文化センター
2007年7月 花かげホール(山梨)
N&Fの新レーベル、molto fine(モルト・フィーネ)第3弾は、フランスをこよな
く愛するピアニストの末高明美が、日本の文化に興味を抱くフランスの作曲家
による俳句を介した作品と、ドビュッシー、プーランクといった近代フランス
音楽の傑作などを織り交ぜて演奏している意欲作、「水織音」です。
タイトルの「水織音」は、<小さな川のせせらぎが織りなす音>を表す、一茶
の俳句の印象からの造語で、自然風土愛する日・仏共通ともいえる人々の心情
を表しています。
唐澤まゆ子(S) 、谷村由美子(S)といったヨーロッパの第一線で活躍する演奏
家も友情出演しており、フランスを代表する作曲家、ルノー・ギャヌー(メシ
アン、ヂュティユ、コルトー門下)の新作(「6つの一茶の俳句によるピアノ曲」
)も含まれる意欲作です。
俳人・黛まどかと、フランスの女優フランコ・カトリーヌによる日仏俳句朗読
も添えられているなど、隅々にまで創意が凝らされた、今までになかったアル
バムの登場です。

<ARTS>
47718-8(SACD-Hybrid) \2080
ニーノ・ロータ:
ピアノ伴奏によるヴァイオリンとヴィオラのための作品全集
(1)間奏曲ロ短調、(2)ヴィオラ・ソナタ ハ長調、
(3)ヴィオラ・ソナタ ト長調、(4)ヴァイオリン・ソナタ ト長調、
(5)即興「感傷的な悪魔」、(6)即興「恋なき恋人たち」
マルコ・フォルナチアリ((1)-(3)Va、(4)-(6)Vn)、
ガブリエレ・バルドッチ(Pf)、
録音:2006年4月
前回の「ある愛の歌による交響曲」「夕べの協奏曲」(47596-2)に続くARTS
レーベルのニーノ・ロータ新譜です。映画音楽の巨匠ニーノ・ロータですが、
純音楽の分野にも室内楽、管弦楽、バレエ、オペラなどあらゆるジャンルに
作品を残しております。今回収録された作品もピエロ・ファルッリ、ウィリ
アム・プリムローズ、などに献呈された本格的作品です。ロマティックな室
内楽にご興味のある方には大いに受けるでしょう。

47597-2 \1550
(1)ブラームス:
2台のピアノのためのソナタへ短調Op.34b
(原曲:ピアノ五重奏曲Op.34、作曲者編)
(2)シューマン:
ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44(2台のピアノ版、編曲者不詳、1865/66出版)
デュオ・ウリアルテ・ムロンゴヴィウス(ピアノ・デュオ)【ベゴニャ・ウ
リアルテ&カール=ヘルマン・ムロンゴヴィウス】
録音:2006年11月、マドリッド・スペイン国立放送局
ARTSレーベルの初期から継続的に録音しているデュオ・ウリアエルテ・ムロ
ンゴヴィウスの新録音。ブラームスとシューマンのピアノ五重奏曲を2台の
ピアノに編曲したヴァージョンのカップリングという好企画盤。ブラームス
はピアノ五重奏曲を完成後すぐにピアノ2台に編曲する構想を持っていまし
た。ブラームスはかなりの自作を4手ピアノのために編曲しており、自然な
発送でした。一方シューマンのピアノ五重奏曲は、弦楽のパートを第二ピア
ノに置き換えたもので、1865/66年にブライトコップフから出版された版で
すが、何故か編曲者不詳となっています。




<NEWPORT>
アメリカの懐かしいNEWPORTレーベル。もう活動していないのかと思ったら、
密かに新譜をリリースしておりました。意外なほど充実したスタインハート
のシューベルトや珍盤とも言えるエレキ・ヴァイオリンによるヴィヴァル
ディの「四季」など、興味深いアルバムが発売されました。

NCD 60174 2枚組(2CD) \3960
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲 イ長調 D.574, Op.162
ロンド ロ短調 D.895, Op.70
ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D.934, Op.159
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 D.384, Op.137-1
ソナタ第2番 イ短調 D.385, Op.137-2
ヴァイオリン・ソナタ第3番 ト短調 D.408, Op.137-3
アーノルド・スタインハート(ヴァイオリン)
シーモア・リプキン(ピアノ)
40年以上に渡って活躍するグァルネリ四重奏団の第1ヴァイオリンとして高
名な、米国のヴァイオリニスト、アーノルド・スタインハートによるシュー
ベルト。さすが室内楽の神髄を知る人だけに、揺るぎない確信をもった成熟
度の高い演奏である。近年のシューベルトのヴァイオリン作品の録音では出
色の出来栄えである。

NCD 60185 2枚組 \3960
「画家の音楽、音楽家の美術」
モーツァルト:
オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370,ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 K.493
ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲 変ロ長調,ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.16,
ピアノ四重奏曲 ハ長調
シューマン:ピアノ四重奏曲
ほか
アン・ディ・ムジーク: 【コンスタンス・エメリヒ(ピアノ),エリオット
・チャポ(ヴァイオリン),リチャード・ブライス(ヴィオラ), ダニエル・
ロトミュラー(チェロ),ジェラルド・ロイター(オーボエ)】
ほか
この室内楽のCDには「画家の音楽、音楽家の美術」というタイトルが掲げら
れている。例えば、ベートーヴェンのピアノ四重奏曲 変ホ長調は、ヘレン
・フランケンタラーに、モーツァルト:オーボエ四重奏曲はケニス・ノーラ
ンドに。ブックレットには彼らの作品の写真が収められ、それを眺めながら
演奏を聞くことで、また楽しめるようになっている。

NPD 85669 \1980
「エレクトリック・ヴィヴァルディ」
ヴィヴァルディ:四季(エレクトリック・ヴァイオリンによる演奏)、
バッド・ラップ、ウィンター・リミックス
グレゴリー・T.S.ウォーカー(エレクトリック・ヴァイオリン)
エリック・ベルトルッツィ指揮
ボールダー・フィル
エレキ・ヴァイオリンでヴィヴァルディの「四季」を演奏した変わったCD
です。それぞれの作品の前にソネットの朗読してるような、歌ってるような
もの(ほとんど聞き取れません)が電気的に変容されたものが収録されていま
す。ヴァイオリンの音はシンセサイザーで色んな音を出して遊んでいる、と
いった趣です。エレキ・ヴァイオリンを弾くウォーカーは作曲家のジョージ
・ウォーカーの息子でボールダー・フィルのコサート・マスターを務めてい
ます。

NPD 85674 \1980
「宇宙の20世紀合唱曲」
ジェイコブ・ドラックマン:アンティフォニーズ
ジェイムズ・フリッチェル:アース・マジシャン
エドゥムンド・ナジェラ:アド・フルミナ・バビロニス
ルイーズ・タルマ:カルミナ・マリアナ
モートン・グールド:ア・カペラ
デール・ジャーゲンソン:月
他、
ロス・リー・フィニー、シェーンベルク、レオ・スミット、ジョン・ビッ
グス、ウィリアム・ホーレイ、グレッグ・スミスの作品
グレッグ・スミス(指揮)
グレッグ・スミス・シンガーズ
1955年創立のグレッグ・スミス・シンガーズは当初より現代音楽を得意とし
ており、このアルバムも20世紀の合唱曲を収録。

NPD 85676 \1980
「アルマ・アパッショナーダ」-スペインとアルゼンチンの歌曲集
ファリャ:
あなたの黒い瞳、幼子を抱く母たちへの祈り、ロンダのパン、大波
ロドリーゴ:4つのユダヤ人の歌
カルロス・ロペス・ブチャルド:アルゼンチンの5つの歌
ロドルフォ・アルフテル:ティエラのマリネロ
クララ・サンドラー(ソプラノ)
ウィリアム・メリル(ピアノ)
クララ・サンドラーはアルゼンチンはブエノス・アイレス出身で、ボストン
で活躍するソプラノ。グレツキの「悲歌のシンフォニー」のボストン初演を
務め、地元ではボストン・グローブ紙で何度も絶賛されています。豊かで美
しい歌声が特徴です。得意のスペイン語の歌曲集です。

NPD 85677 \1980
「若き日のアイヴズ」
アイヴズ:
イースター・キャロル/回れ回れ/あなたのところに来た/全てを許す方よ、
私を見てください/歌曲集「天の国」(7曲)
グレッグ・スミス(指揮)
グレッグ・スミス・シンガーズ
トーマス・シュミット(オルガン)
1972年,2003年,2004年
チャールズ・アイヴズ(1874-1954)の初期の合唱曲を集めている。いずれも
作風はいたって保守的で、良き時代の合衆国の大らかな美しさを湛えている
が、その中にアイヴズならではの個性が光っている。現代合唱曲で高い評価
を得ている、グレッグ・スミス・シンガーズによる万全の演奏。




<ALBANY>
TROY933(SACD-Hybrid) \1980
ドン・ギリス:交響曲X-ビッグD/「タルサ」-石油についての交響的肖像
交響曲第3番「自由な人々のための交響曲」
イアン・ホブソン指揮
シンフォニア・ヴァルソヴィア
2006年2月録音
ギリスはダラスに転居してすぐ、この作曲家通例の陽気で親しみ易い「交響曲
X」を1968年に完成し、Dはニ調とダラスを意味しています。タルサはオクラホ
マ州にある石油都市です。交響曲第3番は、30歳になる前に、アメリカの理想
を音楽で示そうとして作曲されました。

TROY942 \1980
ロベルト・シエラ(1953-):
交響曲第3番「ラ・サルサ」/
交響曲第2番「大パッサカリア」/交響曲第1番
トマス・M. スリーパー指揮
フロスト交響楽団
2006年4・11月録音
シエラはプエルトリコで生まれ、ロンドンとユトレヒトで学び、ハンブルクで
リゲティにも師事しました。生地カリブ海の出自を根底として他の国々の特徴
を採り入れ、独自の様式に総合しています。第1曲「サルサ交響曲」はモート
ン・グールドのラテン・アメリカ・シンフォニエッタのような雰囲気で、プエ
ルトリコ、ドミニカ、キューバの音楽の様々なリズムが用いられています。ラ
テンのリズムに乗ったノーテンキなだけでなく、まじめな舞曲もありなかなか
聴き応えがあります。いわゆるゲンダイオンガクの類ではありません。

TROY943 \1980
マイケル・S.ホーウッド(1947-):「組曲とシリアスな作品集」
(1)国立公園組曲、(2)交響曲第1番、
(3)内部の変奏曲、(4)遊園地組曲、
イアン・ホブソン指揮
シンフォニア・ヴァルソヴィア、(3)ジョゼフ・クベラ(P)、
2007年1月録音
ホーウッドはバッファローで生まれ、ニューヨーク市立大学でルーカス・フォ
スらに学びました。アカデミックな様式からポピュラーな様式まで、ロマン派
的語法から無調まで、堅固な構造から偶然性までのあらゆる技法を効果的に用
いています。このアルバムは2曲の組曲とシリアスな作品(交響曲、変奏曲)の
カップリングです。遊園地組曲の終曲「ローラー・コースター」はスピード感
溢れる爽快な作品です。

TROY957 \1980
カレル・フサ(1921-):「カレル・フサの肖像」
スメタナ・ファンファーレ/フレスコ画に
ピアノとウィンド・アンサンブルのための小協奏曲
プラハための音楽1968
スティーヴン・K. スティール指揮
イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー、
グレシャム桃子(P)、
2005年11月録音
フサはプラハで生まれ、パリでオネゲルやブーランジェに学び、1959年アメリ
カの市民権を得て、1954年から1992年までコーネル大学で教えました。1968年
はチェコの改革派をソ連などが武力で制圧した年で、これを題材とした最後の
曲は広く演奏されています。グレシャム桃子は桐朋学園とマンハッタン音楽院
で学び、ニューヨークで主に伴奏ピアニストとして活動しています。

TROY939 \1980
「エズラ・ラダーマンの音楽 Vol.7」
ピアノ・ソナタ第3番/B’shert(訳注:イディッシュで「…を意味した」の意)
スィンアイ・スー(P)
ラダーマンは調性的な素材と無調的な素材を組み合わせて用い、現代的な文脈
の中に叙情的な様式を混合しています。アメリカ音楽センター長を務め、2006
年アメリカ芸術・文学アカデミーの会長に選ばれました。スーは北京で生まれ、
1996年ウィリアム・カペル国際ピアノ・コンクールで2位となりました。

TROY940 \1980
「7部から成る贈り物」
シオドア・モリソン(1938-):聖霊の贈り物
マーガレット・ヴァーデル・サンドレスキー(1921-):
「十字架を高く上げよ」による序奏と変奏
エマ・ルー・ディーマー(1927-):季節の詩編から「御子が私たちに」
メンデルスゾーン:ソナタニ短調op. 65-6(天にまします我らの父よ)
J.S.バッハ:パッサカリアハ短調BWV582
パメラ・デッカー(1955-):サンフランシスコのためのフルート
フローレンス・ベアトリス・プライス(1887-1953-):民謡による変奏曲
マーガレット・マーティン・クヴァム(Org)
2006年5月録音
メンデルスゾーンとバッハ以外はアメリカの作曲家によるオルガン曲です。ク
ヴァムはカナダで生まれ、1993年フロリダでのナポリ国際オルガン祭コンクー
ルで1位となり、オンタリオ州、ミシガン州、カリフォルニア州の教会で音楽
監督を務めました。

TROY941 \1980
「SONYC最初の録音」
クリストファー・シオファニディス(1967-):幻と奇跡
ポール・モラヴェック:異形態
リーサ・ビーラワ:トロイアの女たち
ミハエル・ガトンスカ(1967-):蜂鳥の変形
SONYC(ニューヨーク市弦楽オーケストラ)
SONYCは、1999年に結成された、指揮者を置かない室内合奏団で、17曲の現代
作品を世界・アメリカ初演しています。ポーランド出身のガトンスカの作品は
現代的語法を用いている部分が多いのに対し、他のアメリカの作曲家たちの3曲
はより伝統的で理解し易い様式です。

TROY944/45 2枚組 \3960
ブルノ・スクルテ(1905-1976):
歌劇「ヴィルカチーの女相続人」
アンドレイス・ヤンソンス指揮
ラトヴィア国立歌劇場管・合唱団、
アンドゼラ・ゴバ(S)、アルマンドス・シリンシュ(Bs)、
グンタルス・ルンギス(T)、他
ラトヴィアの作曲家スクルテは1949年ニューヨークに移住し、教会のオルガン
奏者・合唱指揮者としても活動しました。ラトヴィアの農家を舞台とするこの
歌劇は、19世紀のロマン派的様式で書かれ、作曲者の生誕100年を記念して2005
年に未完のオーケストレーションが完成されました。

TROY946 \1980
「暗い風が起こる」
ジョン・ランプキン:ショーの庭を通る散歩/移動/
ベス・デニッシュ:ジョーダンと犬女
フィリップ・ビムスタイン:暗い風が起こる
エキノックス室内プレイヤーズ:【ポーラ・カシカ(Fl)、アン・ホマン(Ob)、
ジェニーン・ヨーク=ガレシェ(Cl)、ドニタ・バウアー(Fg)、キャロル・
レマイア(Hr)】
アメリカの現代作曲家による比較的穏健な作風の組曲が収録されています。ユ
タ州スプリングデール町長も務めたビムスタインは環境問題に関心を持ち、
「暗い風が起こる」はごみ焼却炉による汚染を恐れるヴィヴィアン・ジェーク
の歌に基づいています。

TROY947 \1980
「世界のフルートの風景」
ハインツ・ベンカー(1921-2000):はぎ取り暦-細密画組曲
福島和夫(1930-):冥
シュエユン・シェン(1952-):それから、事情が変わった
ヴォーン=ウィリアムズ:バレエ組曲
ルネ=バトン(1879-1940):パッサカリア
マーク・ヴィンチ(1960-):あなたに会う時
ノルマン・ティボド(1959-):ハティクヴォーによる序奏と変奏
ジェニファー・ヒグドン(1962-):子守歌
ヴィットリオ・リエティ(1898-1994):ソナティナ
ジャン・ヴィンチ(Fl)、 フー・スン(P)、 マーク・ヴィンチ(Sax)、
ジェニファー・ヒグドン(Fl)
2006年5月録音
アメリカ人のほか、イギリス人、フランス人(ルネ=バトン)、イタリア人(リ
エティ)などの作曲家のフルートを含む室内楽作品集です。福島和夫の「冥」
は東洋の笛を思わせる、無伴奏フルート曲の代表作で、ハティクヴォーはイス
ラエルの国歌です。ヴィンチはクリーヴランド音楽院とジュリアード音楽院で
学び、英国国際演奏コンクールで優勝しました。

TROY948 \1980
「神話と伝説」-アメリカのトロンボーン四重奏作品集
エリック・エワゼン(1954-):神話と伝説
レスリー・バセット(1923-):四重奏曲
チャールズ・ウォリネン(1938-):4本のトロンボーンの合奏曲
フィッシャー・タル(1934-1994):四重奏曲
ジョン・ラ・モンテーン(1920-):四重奏曲
フィリップ・シュレーダー(1956-):ジムのために
フィル・スネデコー(1966-):トッカータ
ステントリアン・コンソート
(トロンボーン四重奏団)
ステントリアン・コンソートは2003年に結成されたアメリカのトロンボーン四
重奏団で、柔軟なプログラムを演奏するために四重奏団と称していません。こ
の最初のCDはすべてアメリカの作曲家による作品で、最後の2曲は演奏者によ
る委嘱作品です。

TROY952 \1980
「オハイオ・ライト・オペラ-序曲・間奏曲集」
(1)ハーバート:「おてんばなマリエッタ」序曲/第2幕間奏曲
(2)サリヴァン:「ゴンドラのこぎ手」序曲
(3)サリヴァン:「魔術師」序曲
(4)オッフェンバック:「山賊」序曲/第2幕間奏曲/第3幕間奏曲
(5)カールマン:「秋の演習」序曲
(6)ハーバート:「赤い風車」序曲/第2幕間奏曲
(7)フリムル:「蛍」序曲、
(8)サリヴァン:「大公」序曲
(1)(3)(5)スティーヴン・バイエス指揮
(2)(4)(6)(8)リン・トンプソン指揮
(7)ジェーソン・アルティエリ指揮、オハイオ・ライト・オペラ管弦楽団
2001-2006年録音OLOサマー・フェスティヴァル
オハイオ・ライト・オペラは1979年にウスター大学によって創設された、アメ
リカで唯一のプロのオペレッタ専門団体で、その夏季フェスティヴァルでの録
音からの抜粋です。フリムルはプラハで生まれ、1906年アメリカに定住してオ
ペレッタで成功しました。

TROY954 \1980
エリック・エワゼン(1954-):トロンボーンを含む室内楽作品集
(1)トランペット、トロンボーンとピアノのための二重協奏曲
(2)死者と生者のための賛歌/トロンボーンとピアノのための協奏曲/トロン
ボーンとピアノのためのバラード
(3)トロンボーン三重奏のためのオオイヌワシ
ジェームズ・C. レベンズ(Tb)、
エリック・エワゼン(P)、
(1)ニクラス・エクルンド(Tp)、
(3)イヴァン・モロー(Tb)&マイケル・プリディ(バスTb)
エワゼンはクリーヴランドで生まれ、ジュリアード音楽院でレベンズと共に学
びました。旋律や形式は明快で、和声は全音階的、時に旋法的です。第2曲は
2001年9月11日の航空機衝突事故の数日後ニューヨークでの葬送の行進を見て
作曲されました。

TROY955 \1980
シンディ・コックス(1961-):「自然は」
(1)ヒエロスガモス(聖なる結婚)-和声と響きの練習曲、
(2)宇宙軸、(3)自然は
(1)シンディ・コックス(P)、(2)イアプレイ・アンサンブル、
(3)コンティネンタル・トロンボーン四重奏団
コックスはインディアナ大学で作曲の博士号を取得し、その後ジョン・ハービ
ソンに作曲、リリー・クラウスにピアノを学びました。新旧の技法を総合した
「ポスト・トーナル(調性後)」とも言える様式で、「自然は」は環境保護に関
心を持つ詩人ジョン・キャンピオンの詩によっています。

TROY956 \1980
「イントゥ・ザ・フューチャー(未来へ)」
(1)デーヴィッド・ゴンパー(1954-):秘密の音楽
(2)ジョン・バーナーズ(1961-):ピッコロとプランジャー
(3)ルーク・ダーン(1976-):刃
(4)マイケル・エカート(1950-):木管五重奏曲
(5)ローレンス・フリッツ(1952-):4 mod 4
(6)ジョゼフ・デンジャーフィールド(1977-):
波は押し寄せ、大音をたてて打ち、ゆらめく
(1)カティ・ウォルフェ(Fl)、他
(2)タマラ・スウェット(Fl, Picc)、他
(3)デーヴィッド・ゴンパー指揮、サラ・ハーク(Fl)、他
(4)アイオワ木管五重奏団
(5)グロ・サンドヴィク(Fl)、他
(6)メガン・ルリャク(Fl)、他
2005・2006年録音
このCDは、アイオワ大学現代音楽センター創立40周年を祝して制作され、6人
の作曲者のうち3人は教員、1人は客員助教授、2人は博士課程修了者です。プ
ランジャーは金管楽器の弱音器の一種で、4 mod 4とはmodの前の数を後ろの数
で割った剰余を表します。

TROY958 \1980
ロバート・ヘルプス(1928-2001):「ピアノ作品全集第2集」
幻想曲/3つの練習曲/回想/ソロ/イメージ/肖像/星の風景/四重奏曲
ナオミ・ニスカラ(P)
録音:2006年、2007年
ヘルプスの様式は多様で、印象主義やミニマル・ミュージックの影響も受けて
います。調性のあるロマン的な部分も、無調的で角張った部分もありますが、
12音の厳格な規則を長くは使えないと作曲者は述べています。ニスカラはフィ
ンランド系アメリカ人の父と日系2世の母との間に生まれ、南フロリダ音楽大
学教授を務めています。

TROY959/60 2枚組 \3960
ウィリアム・ボルコム(1938-):「ヴァイオリンとピアノのための音楽」
ソナタ第2番/ソナティナ/ソナタ第1番/ソナタ第3番「風変わりなソナタ」
/幻想二重奏曲/牧歌/空想的な話/無伴奏ヴァイオリンのための組曲/
優雅な幽霊-演奏会用変奏曲/ソナタ第4番
アメリカン・ダブル:【フィリップ・フィクソー(Vn)、コンスタンティン・
ファインハウス(P)】
2005年6月・2006年12月録音
ボルコムはワシントン大学で学んだ後、ミルズ大学でミヨーに師事し、ワシン
トン大学、ニューヨークのクイーンズ・カレッジなどで教え、ピアニストとし
ても活動しました。初期の実験的作品から1970年代の半音階的、90年代半ばの
新古典主義的作風まで、ボルコムの作曲様式の変化を概観できます。

TROY961 \1980
「ユリシーズ・ケイ(1917-1995):室内管弦楽のための作品集」
(1)記録映画「静かな一人」組曲
(2)ブレークによる3つの小品/(3)音楽の戯れ/(4)アウロス
ケヴィン・スコット指揮
メトロポリタン・フィル、
(2)ジャネット・ホプキンズ(S)、
(4)メラニー・ヴァレンシア(Fl)、
ケイはイーストマン音楽学校で学び、イェール大学でヒンデミットに師事しま
した。黒人作曲家ウィリアム・グラント・スティルから影響を受け、スティル
と共に最も重要な黒人作曲家と見なされています。初めはドイツやイタリアの
影響が強かった様式は後に半音階的になりましたが、厳格な12音技法は用いず、
新古典主義的調性音楽の中にとどまり続けました。

TROY965/66 2枚組 \3960
トマス・パスティエリ(1945-):歌劇「マルゴット夫人」
ジョゼフ・イリック指揮フォート・ワース歌劇場、
ローレン・フラニガン(S)、モーガン・スミス(Br)、他、
2007年6月録音
パスティエリはジュリアード音楽院で学び、1984年までアトランタ歌劇場の芸
術監督を務めてオペレッタで成功を収めた後、映画音楽制作会社を設立して、
19の歌劇のほか多数の映画音楽も作曲しています。この作品は、レナード・
バーンスタインがベルクの未亡人に「ルル」の完成を依頼したという実話に
よった、伝統的様式の歌劇です。

TROY967 \1980
ダニエル・ロスマン(1958):
(1)音楽:裸の女-澄んだ夜に走る狂女/
(2)女王たちの広場/(3)蜂に告げる
エリック・ヒューブナー(P)
2007年1・2月録音
ロスマンは歌劇や管弦楽曲から電子音楽まであらゆるジャンルの作品を書いて
います。第1曲はスペインの詩人ヒメネスの詩、第2曲はドイツの画家ベスゲン
の絵に触発されて書かれました。第1曲の後半も第2曲も、同じようなリズム・
音型の伴奏が執拗に繰り返される上で旋律が奏されますが、第3曲では高音域
で繊細な音が響きます。

※ALBANY未案内旧譜
TROY711 \1980
チャールズ・ウォリネン:
(1)5-増幅されたチェロのための協奏曲/
(2)金の踊り/
(3)増幅されたヴァイオリンのための協奏曲
(1)フレッド・シェリー(Vc)、ウォリネン指揮セント・ルーク管
(2)ブロムシュテット指揮サンフラシスコ響
(3)ポール・ズーコフスキー(Vn)、インバル指揮フランクフルト放送響
このアルバムはウォリネンの主要な管弦楽作品を集めたものですが、演奏者が
すごい。「金の踊り」ではブロムシュテット指揮のサンフランシスコ交響楽団、
ヴァイオリン協奏曲ではインバル指揮のフランクフルト放送響にソリストはズ
ーコフスキーとこれ以上考えられないアーティストです。

TROY724 \1980
マリナー&ぺぺ・ロメロのポール・チハラ作品集
「ポール・チハラ:ギター協奏曲と2つのバレエ」
(1)ギター協奏曲(トランペット・オブリガート付)、
(2)ヤドリギの花嫁、(3)2台のコントラバスのための協奏曲「芝」
ネヴィル・マリナー指揮ロンドン交響楽団、
(1)ペペ・ロメロ(G)、
(2)スーザン・ボッティ(S)、
(3)ジョン・ディーク&ブエル・ナイトリンガー(Cb)
こちらはポール・チハラの作品集ですが、全曲マリナー指揮のロンドン交響楽
団の演奏。ギターのソロにはペペ・ロメロも登場です、

TROY767 \1980
「ジョセフ・フェニモア・イン・コンサートIII」(ギボンズ、フェニモア、
シューベルト、ショパン、ハイドン、フォーレ、リストの作品)
ジェセフ・フェニモア(P)

TROY771/72 2枚組(1枚価格) \1980
パーシケッティ:
交響曲第3番Op.30、第4番Op.51、第7番「典礼風」Op.80
デーヴィッド・アラン・ミラー指揮
オールバニー響
吹奏楽ファンにも人気の高いパーシケッティですが、彼の交響曲録音は意外に
少なく、第3番と第7番は世界初録音になります。第7番はオネゲルの名曲と同
じタイトルということで興味をそそられます。

TROY787/88 2枚組 \3960
シュポア:ファンタジー・オペラ「美女と野獣」
クリストファー・ラーキン指揮
マンハッタン音楽学校歌劇場
古典派からロマン派の時代に活躍したドイツの作曲家シュポア。彼の作品はか
なり忘れられておりますが、当時は人気を博しておりました。この録音は全曲
としては世界初録音となるものです。

TROY860 \1980
「アメリカのヴィルトゥオーゾ-ジェイムズ・ギレス」
ロウェル・リーバーマン:ピアノ・ソナタ第3番
スティーヴン・ハフ:組曲「R-B」
オーガスタ・リード・トーマス:4つの練習曲
ネッド・ローレム:リコーリング
C.カーティス・スミス&ウィリアム・ボルコム:コリュージョンズ
ジェイムズ・ウィントル:バレット
アール・ワイルド(編曲):ハラベ・タパティオ(メキシカン・ハット・ダンス)
ジェイムズ・ギレス(P)
アメリカの新しいヴィルトゥオーゾ作品を集めたアルバム。ピアニストとして
著名なスティーヴン・ハフの作品やアール・ワイルドが編曲した作品など注目
作も収録。




<BRIDGE>
BCD9232 \1980
「トランペットの遺産-トランペットと管弦楽のための作品集」
ウィリアム・ペリー(1930-):トランペット協奏曲/
ポンキエッリ(1834-1886):トランペット協奏曲へ長調/
ヨハン・メルヒオール・モルター(1696-1765):
トランペットと弦楽オーケストラのための協奏曲*/
オスカー・ベーム(1870-1938):トランペット協奏曲op. 18/
ペリー:トランペットと管弦楽のための2つの舞曲
アルマンド・ギターラ(Tp)、
ウィリアム・ペリー指揮スロヴァキア・フィル、
カペラ・イストロポリターナ*
ギターラ(1925-2001)はジュリアード音楽院で学び、1949年ヒューストン交響
楽団、1964年ボストン交響楽団の主席トランペット奏者になりました。1979年
に退職してミシガン大学教授、続いてライス大学音楽学校教授として死去する
まで教職に専念し、その生徒の多くが現在主要なオーケストラで主席を務めて
います。これはギターラの最後のスタジオ録音で、作品に対する愛着と的確な
解釈が示されています。

BCD9236 \1980
「ポリトピア-ヴァイオリンと電子音のための音楽」
ジャン=クロード・リセ(1938-):変形
ナンカロー(1912-97):トッカータ
木村まり:ポリトピア/ギターボターナ
フランシス・ホワイト(1960-):昔のバラの選集
ミリカ・パラノシック(1968-):来て私と叫んで下さい
ロバート・ロー(1954-):潜水艦(サブマリン)
タニア・レオン(1943-):軸索
木村まり(Vn)
木村まりは江藤俊哉に師事して桐朋学園大学を卒業し、ジュリアード音楽院で
博士号を取得し、コロンビア大学で作曲、スタンフォード大学でコンピュータ
音楽を学び、1998年からジュリアード音楽院でコンピュータ音楽の演奏を教え
ています。第4曲はコンピュータが制御する、4本のギターから成るロボット
「ギターボット」とヴァイオリンのための作品です。彼女は調弦を変えずに1
オクターヴ下の音を弾く「サブハーモニックス」という技法を開発し、「サブ
マリン」という曲名はこれと「まり」をかけています。




<TELOS>
TLS051 2枚組 \4160
ベートーヴェン:「ピアノとチェロのための作品集」
チェロ・ソナタ第1番-第5番
ヘンデルの主題による12の変奏曲WoO45
モーツァルトの主題による7つの変奏曲WoO46
モーツァルトの主題による12の変奏曲op. 66
チョ・ヨンチャン(Vc)、
ベネディクト・ケーレン(P)
2001年3・8月録音
チョは1958年ソウルで生まれ、カーティス音楽院とボストンのニュー・イング
ランド音楽院で学んだ後、ロストロポーヴィチにも師事しました。1985年パブ
ロ・カザルス・コンクールで第2位となり、ロストロポーヴィチ国際コンクー
ルにも入賞しました。TELOSへはレーベルの第1作から録音しており、姉弟ピア
ノ三重奏曲「チョ・トリオ」としても録音しています。近年はチョン・ミュン
フンの主宰する「セヴン・スターズ・ガラ・コンサート」やN響、東京フィル
などにたびたび招かれています。

TLS084 2枚組 \4160
「視点2 シェーンベルクとシューベルト」
(1)シューベルト:ピアノ・ソナタ ト長調D.894(第18番Op.78)
(2)シェーンベルク:3つのピアノ曲Op.11
(3)シューベルト:ピアノ・ソナタ 変ロ長調D.960(第21番)
(4)シェーンベルク:6つの小さなピアノ曲Op.19
ステファン・リトウィン(P)
録音:2002年、2003年
1960年メキシコ生まれのピアニスト、リトウィンはドイツで活躍し、現代音楽
を主要なレパートリーとし、多くの作品を初演しています。このシリーズはリ
トウィンの独自の視点でプログラミングされたもので、今回は19世紀、20世紀
と異なる時代にウィーンで活躍したシューベルトとシェーンベルクを集めた好
企画です。

TLS087 \2080
「3人で」-ゲオルク・クレル(1934-)作品集
(1)高く波打つ山脈のように…/もっと愛して-バンショワへの敬意/ミによる
カプリッチョ/短詩-汝に栄光あれ/ジル・バンショワの2つのシャンソン
(2)敬意
(1)アンサンブル・ルシェルシュ
(2)ラヴィニア三重奏団:【佐々木彩子(P)、ライナー・シュミット(Vn)、ヘ
ルムート・メンツラー(Vc)】
2003年12月・2004年8月録音
クレルはリンツで生まれ、マルタンとツィンマーマンに師事し、ダルムシュタ
ットの夏季講習でも学びました。手法は現代的ですが、クレルは、過去の音楽
と、自分の時代や自分の作品との橋渡しをしようと試みていると述べていて、
第3曲はフレスコバルディ、第4曲はグレゴリオ聖歌「三位一体に栄光あれ」と
関係があります。

TLS107 \2080
「メシアンへのオマージュ」
メシアン:カンテヨジャーヤー
シュトックハウゼン:ピアノ曲第11
クセナキス:エヴリアリ
ジョージ・ベンジャミン(1960-):妖術
トリスタン・ミュライユ:マンドラゴラ/告別と微笑の鐘
プロドロモス・シメオニディス(P)
2004年12月・2005年11月録音
シメオニディスは1972年ギリシャで生まれ、ミュンヘン、ケルン、ベルリンで
学び、オリヴィエ・メシアン・ピアノ・コンクールとオルレアン国際ピアノ・
コンクールで7つの賞を獲得しました。2003年にヴィルクローズ音楽アカデミ
ーでクロード・エルフェに出会ったことは現代音楽の解釈に役立ち、現代音楽
の重要な演奏者と認められていますが、バロックから最新の音楽まで広いレパ
ートリーを持ち、日本でも演奏しています。

TLS122 \2080
「回転」-ウロシュ・ロイコ(1954-):アオコーディオン作品集
バガテル/フーゴーのための悲歌/だれの歌/回転/タンゴI-V
ヴォルフガング・ディメトリク(アコーディオン)、
ザビーネ・クラヒャー(P)
2004年4月・2005年5月録音
バッハやハイドンの鍵盤楽器作品が好評のアコーディオン奏者ディメトリク。
今回は一転してオリジナル作品を録音しました。ロイコはスロヴェニアのリュ
ブリアナで生まれ、当地の音楽院を卒業した後、リゲティにも師事しました。
1991年ウィーンの国際作曲コンクールや2001年のドイツ音楽会議の合唱曲作曲
コンクールでなどで多数の賞を得ています。セリーやポストモダニズムを受け
入れず、作曲とは既に存在するものを発見しそれを捉えることであり、音楽は
社会的問題と無関係ではあり得ないと考えています。




<Edition HST>
HST-047 \2500
「ヴァンハル(1739-1813)没後194年命日演奏会」
ガスマン:交響曲ホ短調、
オルドニュス:交響曲ト長調Brown I:G5
ヴァンハル:チェロ協奏曲ハ長調Weinmann IId:C2、
ヴァンハル:交響曲ト長調Bryan G4
小原圭太郎(チェロ独奏)、
指揮:室伏 正隆
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
録音:2007年8月、東京府中の森芸術劇場ヴィーンホールでのライヴ録音
交響曲、弦楽四重奏曲などの世俗音楽作曲を1780年代に絶筆したヴァンハル
(1739-1813)は、その後、精神病克服の神への感謝から教会音楽作曲へ専念し、
死の年1813年8月も病床の中でミサ曲を作曲し続けていたと伝えられる。
その没後194年特別演奏会では、ヴァンハルゆかりの作曲家作品が取り上げら
れた。同郷ボヘミア出身先輩のガスマン(1729-1774)とは、イタリア留学中ロ
ーマで一緒になり、ガスマンのオペラ「エチィオ」上演作業を協力した。オル
ドニュス(1834-1886)はヴィーン出身で、1760年代ヴィーン上京したヴァンハ
ルは彼の作風を手本にヴィーン音楽界で頂点を極めた。
プログラムのメイン、ヴァンハル:ハ長調チェロ協奏曲は、イタリア留学後の
1770年代後半の作曲と推定され、昨年のイ長調協奏曲を凌ぐスケールで作曲さ
れており、「唄うアレグロ」の第一楽章、「優美なカンタービレ」の第二楽章、
イ短調との対比が見事なロンド第三楽章は正に当時ヴァンハルが一番人気だっ
た事を連想させる。





<キャンディッド・レーベル(日本)>
CAND7001 \2500
C.フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
W.A.モーツァルト(F.クライスラー編):
ロンド-「ハフナー・セレナード」K.250 より
C.スコット(F.クライスラー編):蓮の国
F.クライスラー:愛のかなしみ、中国の太鼓
西田 博(ヴァイオリン)
紫垣英二(ピアノ)
録音:2007年8月3日海老名市文化会館 小ホール
クーベリック、ベーム、マゼール、チェリビダッケ、クライバー…
ヨーロッパでコンサートマスターとして数々の巨匠と共に演奏し、日本では東
京交響楽団などでコンサートマスターとしてはもちろん、各地でソリスト等幅
広く活躍する西田博氏。
多彩な音色を持つ気鋭のピアニスト、紫垣英二氏とともに熱く謳いあげます。
その溢れる音楽へのよろこびをどうぞお楽しみください。
西田 博(Hiroshi NISHIDA)Violin
東京藝術大学を経て同大学院修了。海野義雄氏等に師事。在院中、名古屋フィ
ルハーモニー交響楽団や山形交響楽団のコンサートマスターを務める。
1974年渡欧。H.シェリング、T.ヴァルガ、W.シュナイダーハンの各氏に師事。
76年、W.サヴァリッシュ氏の推挙によりバイエルン州立歌劇場管弦楽団に入団、
R.クーベリック、C.ベーム、R.マゼール、S.チェリビダッケ、G.ショルティ、
C.クライバー等巨匠の指揮の下で演奏する。79年にはC.エッシェンバッハ氏に
迎えられ、ラインランド・プファルツ州立フィルハーモニーオーケストラの第
一コンサートマスターに就任、ソリストとしてヨーロッパ各地で同団と共演す
る。1989年に帰国し、94年まで東京交響楽団にて首席コンサートマスターを務
める。現在までにソリストとしてモスクワ室内管弦楽団、大阪フィルハーモニ
ー交響楽団、マインツ室内管弦楽団等と共演、ソロ、室内楽、指揮など活発な
活動を続け、CDもBMG、フォンテックからリリースしている。現在、洗足学園
大学非常勤講師、東京ヴィヴァルディ合奏団ソロ・コンサートマスター、日本
弦楽指導者協会常任理事。アマチュアオーケストラの発展にも情熱的に取り組
み、後進の指導に力を注いでいる。





<KAIROS>
12672KAI \2250
ヨハネス・マリア・シュタウト(1974b)作品集
(1)アペイロン(2004/05)-大管弦楽のための
(2)インキピットIII(ここに始まる)(2005)
(3)明るい色に向かって(2004)
(4)激しい出来事(ブルース・ナウマンへのオマージュ)(2005/06)
(5)ペラス(2005)
(1)サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2005年6月15日世界初演ライヴ
(2)ローター・ツァグローセク指揮
WDRケルン放送響、ウーヴェ・ディールクセン(Trb)、
録音:2006年3月10日世界初演
(3)エルンスト・コヴァチッチ(Vn)
録音:2007年2月3日
(4)マルカス・ワイス(Sax),カスパー・デ・ロー指揮
ウィントクラフト・チロル(吹奏楽団)、
録音:2007年2月、
(5)マリノ・フォルメンティ(Pf)録音:2007年6月
レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画と思想にインスパイアされたという大管弦楽
のための「アペイロン」はラトル&ベルリンPoが演奏することを意識したのか、
管弦楽の可能性を極限まで駆使した劇的変化に富む大作で、ウェーベルンから
ヴァレーズ、ブーレーズ、リゲティあたりまでを思わせるきらびやかな響きに
20世紀を総括しようとする意志が聴き取れる。他に室内アンサンブル、ソロ
作品を含む本CDは現代ヨーロッパ前衛音楽の優等生ともいえるシュタウトを知
る上で恰好の一枚。

12512KAI 2枚組 \4500
ルイジ・ノーノ(1924-1990):サイクル・カミナンテス
(1)進みべき道はない、だが進まねばならない・・・アンドレイ・タルコフス
キー(1987)
(2)「進まねばならない」と夢見つつ(1989)
(3)進み行くものよ・・・アヤクチョ(1986-87)
アーヴィン・アルディッティ(Vn)、
ロベルト・ファブリチアーニ(fl)、
グレイム・ジェニングス(Vn)、
ズザンネ・オットー(Ms)
エミリコ・ポマリオ指揮
WDRケルン放送交響楽団、
フライブルク・ゾリステン合唱団、音響芸術実験スタジオ
録音:2004年
サントリーホール国際作曲委嘱シリーズ(企画構成:武満徹)のために書かれた
「進むべき道はない、だが進まなければならない・・・」は図らずもノーノ最
後の管弦楽曲となり彼の代表作となった。これはシリーズ3部作を集めた大変
意義のあるCD。2つのVnのための「進まなければならないと夢見つつ」ではアル
ディッティがクレーメルに匹敵する鬼気迫る演奏を聴かせ、「進み行くものよ
・・・アヤクチョ」はメゾ・ソプラノ、フルート、大小の合唱、オルガン、ラ
イヴ・エレクトロニクス、3群の管弦楽を動員する大作。

12542KAI(SACD-Hybrid) 2枚組 \4500
オルガ・ノイヴィルト(1968b):
ムジーク・テアター「ロスト・ハイウェイ」(2002/03)
ヨハネス・カリツケ指揮
クラングフォルム・ウィーン、IEM(ライヴ・エレクトロニクス)
コンスタンス・ハウマン(Vo)、
デイヴィッド・モス(Vo)、
ゲオルグ・ニグル(Vo)、
アンドルー・ワッツ(Vo)、他
録音:2003年バーセル劇場、グラーツ
デヴィッド・リンチの映画「ロスト・ハイウェイ」を先ごろCol legnoからリ
リースされたノイヴィルトの「死と乙女II」でリブレットを書いたエルフリー
ト・イェリネクが舞台用に翻案し書き下ろした不条理音楽劇。「死と乙女」と
同様、語りとシュプレッヒ・シュティンメ、電子音響とアンサンブルによる。
映画の翻案だけあって様々な様式の音楽(主人公はジャズ・ミュージシャン)が
現れる。ノイヴィルトは近年ヨーロッパで高く評価されており、多くの作品を
発表している。

12642KAI \2250
イザベル・ムンドリー(1963b):
デュファイ・加工された(I-VII)(2003-04)、
瞬間の痕跡(1999-2000)-弦楽三重奏、クラリネットとアコーディオンのための
砂の輪(2003/06)-弦楽三重奏、ドラムとピアノのための
アンサンブル・ルシュルシュ
録音:2006年10月2日-4日
「デュファイ・加工された」はデュファイの音楽を素材としているが意外にも
現代風にデフォルメされることはなく癒し系の典雅な室内楽曲になっている。
「瞬間の痕跡」と「砂の輪」は硬派のいかにも硬派の「ゲンダイオンガク」。

12682KAI \2250
スパイダーマンにインスパイアされた作品「ピーター・パーカー」
ベルンハルト・ガンダー(1969b):
(1)バニー・ゲームズ(2006)
(2)フルック「n」フレックス(2007)
(3)o(オー・ウムラウト)(2005)
(4)ピーター・パーカー(2004)
(5)祭・駅(2002)
(1)(3)(5)クラングフォルム・ウィーン
(1)エミリオ・ポマリコ指揮
(2)クラシイミール・シテレフ(アコーディオン)
(3)ヨハネス・カリツケ指揮
(4)ファン・シンウェイ(Pf)
(5)シルヴァイン・カンブルラン指揮
録音:2002年-2007年
ガンダーはベアト・フラーに師事、後にコンピューター音楽を学んだ。「バニ
ー・ゲーム」はポップなシュニトケ、アイヴスという感じでバロック風のパッ
セージがチープに引用。ゲーム・ミュージック風の音楽に様々な騒音、爆音が
入りテレビ・ゲームの音響をそのまま室内アンサンブルに移し変えた感じであ
る。「ピーター・パーカー」は有名なコミック・映画「スパイダーマン」に霊
感を受けて作曲。映画のサントラをイメージすると当然期待外れとなるが、(ス
パイダーマンの)敏捷な動きや変身シーンを作曲方法の手がかりにしたという。




<NEOSレーベル>
COL LEGNOの元社長が立ち上げたドイツの新しいレーベルNEOSレーベルですが、
怒涛の新譜ラッシュです。
ドナウエッシンゲン音楽祭のライヴ4タイトルに、ジャズ・エディションの
「エリオット・シャープ・エディション」などマニアにはたまらないラインナ
ップです。またCOL LEGNOから引き継いだシリーズやCOL LEGNOがプッシュして
いた作曲家も紹介されています。現代音楽ファンは見過ごせません。

NEOS10709 \2450
ジャズ間奏曲付きシェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」+ベリオのフォー
ク・ソング
シェーンベルク:
月に憑かれたピエロOp.21(マリア・バプティストによるジャズの間奏曲付き)
ベリオ:フォーク・ソング
ステラ・ドウフェクシス(Ms)、
コンスタンティア・ゴウルツィ指揮
オーパス21ムジークプルス
マリア・バプティスト(P)
この「月に憑かれたピエロ」では、第2部と第3部の間にマリア・バプティスト
(この演奏でピアノも弾いている)によるジャズ間奏曲が挿入されています。緊
張を強いられるこの作品でちょっとした休憩といった感じになっています。
「フォーク・ソング」は、アルメニア、アゼルバイジャン、フランス、イタリ
ア、アメリカなど様々な国の様々な旋律の編曲です。
ドウフェクシスはドイツとギリシアの血を引き、2004年からベルリン・コミッ
シェ・オーパーに所属しています。オーパス21ムジークプルスは、シェーンベ
ルクのこの作品番号から名前を取り、音楽以外の芸術と結びついた音楽を演奏
する、管弦打楽器奏者から成る合奏団です。

NEOS10710(SACD-Hybrid) \2650
ムジカ・ヴィヴァ・ミュンヘンVol.16
マティアス・シュパーリンガー(1944-):早朝の色-7台のピアノのための
ジェームズ・エイヴリー指揮
アンサンブル・サープラス
シュパーリンガーはダルムシュタット音楽アカデミーとシュトゥットガルト音
楽演劇大学で学び、シェーンベルク、ウェーベルン、ストラヴィンスキー、
ヴァレーズの音楽やジャズ、シェーファーのミュジック・コンクレートの影響
を受けています。この作品は、全体は無調的で、ピアノを打楽器的に扱い、リ
ズムの変化の可能性を追求しています。

NEOS10711(SACD-Hybrid) \2650
ラディスラフ・クビーク(1946-):作品集
(1)ジバゴの歌
(2)短い協奏曲
(3)シンフォニエッタ第2番「ヤコブの壁」
(1)アドリアン・トンプソン(T)、
ロナルド・ゾルマン指揮チェコ・フィル
(2)ヨアンナ・ソブコフスカ(P)
(2)(3)ヴラディミール・ヴァーレク指揮プラハ放送響
(1)2006年11月ライヴ録音(2)(3)2001年6月録音
COL LEGNOレーベルでも継続的に紹介してきたクビークの最新盤。
クビークはプラハ音楽アカデミーで学び、1993年プラハ国際フランツ・カフカ
作曲コンクールに入賞し、1991年からフロリダ州立大学教授を務めています。
ジバゴはパステルナークの小説『ドクトル・ジバゴ』の主人公で、無調的な暗
い基調に叙情的な旋律が織り込まれています。

NEOS10714 \2450
チャールズ・ウゾー(1961-,ナイジェリア):作品集
(1)私は決して歌ったことのない秘密の歌を歌うだろう
(2)シェークスピアのソネット第61-弦楽四重奏とテープのための
(3)「私の健康を取り戻させる惠みは…ただ見て」-ギター四重奏のための
(1)ヴォルフガング・マイヤー(Cl)、
(1)(2)カルミナ四重奏団、
(3)クワジ・ファンタジア・ギター・アンサンブル
COL LEGNOの(WWE20032)に続くウゾーの作品集。ヴォルフガング・マイヤー(ザ
ビーネの兄)やカルミナ・カルテットといった名手たちも登場!
ウゾーはナイジェリアで生まれ、ビアフラ戦争の時スイスに移り、ロンドン王
立音楽アカデミーでも学んでスイスに戻り、現代音楽の様々な手法を用いて作
曲しています。第1曲の曲名はスペインのトルバドゥール、ベアトリクス・デ・
ディアの報いられない愛を指していて、叫び声のようなテープ
の音が挿入されます。第3曲の曲名はマショーのバラード「私は痛まない」か
ら採られました。

NEOS10724(SACD-Hybrid) \2650
「ドナウエッシンゲン音楽祭2006 第1集」
(1)オレ=ヘンリク・メー(1966-):
レンガー(lenger)-弦楽四重奏と独奏ヴァイオリンのために
(2)サエド・ハダド(1972-):覆われた喜び-弦楽四重奏のために
(3)ヴォルフガング・リーム(1952-):
行為と昼-ソプラノと弦楽四重奏のための2つの練習曲
(4)フリオ・エストラーダ(1943-):毎日の-声と弦楽四重奏のために
アルディッティ四重奏団、
(1)オレ=ヘンリク・メー(Vn)、
(3)クラロン・マクファデン(S)、
(4)フリオ・エストラーダ(声)
録音:2006年10月世界初演ライヴ
ノルウェーの作曲家メーによる第1曲は、弦をこするような奏法に終始します。
ハダドはヨルダンで生まれ、西洋の文化の「他者」である自分にとってアラブ
の文化は何を意味するか考えながら作曲していると述べています。リームの作
品は2幕から成り、第2幕はブレークの詩によっています。エストラーダはメキ
シコ・シティで生まれ、クセナキス、シュトックハウゼン、リゲティなどに師
事しました。「毎日の」では弦楽器が打楽器や電子音のような音を発します。

NEOS10725(SACD-Hybrid) \2650
「ドナウエッシンゲン音楽祭2006 第2集」
(1)ゲオルク・フリードリヒ・ハース(1953-):
ヒュペリオン-光と管弦楽のための協奏曲
(2)イェルク・ヴィトマン(1973-):第2の迷宮
(1)ルペルト・フーバー(練習指揮)
(2)ハンス・ツェンダー指揮
(1)(2)バーデン・バーデン・フライブルク南西ドイツ放送響
録音:2006年10月世界初演ライヴ
「ヒュペリオン」では、4群のオーケストラが会場の4つの壁に沿って配置され、
演奏者は4つの音源に反応して演奏し、打楽器が様々なテンポで拍を刻む間に
音響の塊が変化して行きます。ヴィトマンはヘンツェ、リームなどに師事し、
クラリネット奏者としても活動しています。「第2の迷宮」は、1年前に作曲さ
れた、48の弦楽器のための「迷宮」の主題を別の方法で用いています。

NEOS10726(SACD-Hybrid) \2650
「ドナウエッシンゲン音楽祭2006 第3集」
(1)マルティン・スモルカ(1959-):
センプリーチェ(単純に)-新旧の楽器のための6楽章
(2)ヴォルフガング・ミッテラー(1958-):
内部で分離されて-バロック管弦楽、合奏と電子音のために
(1)(2)ルーカス・フィス指揮
フライブルク・バロック管弦楽団&アンサンブル・ルシュルシュ、
(2)ヴォルフガング・ミッテラー(ターンテーブル)、
フライブルク音響芸術実験スタジオ
録音:2006年10月世界初演ライヴ
プラハ出身のスモルカによる第1曲は、「少数の音楽の道具が、一つの単純な
真実を思い出させるいくつかの単純な感情を喚起する」という考えに基づき、
ホケトゥス、ハ長調の和音、微分音、自然ハーモニックス、自然ホルンの調律
されていない音などを用いています。第2曲は、テレマンの「水上の音楽」の
楽句のコラージュで、これをバロック管弦楽団が演奏してオーケストラが模倣
し、そのいくつかは電子的に操作されて、バロックと電子音との奇妙な交錯が
生じます。

NEOS10727(SACD-Hybrid) \2650
「ドナウエッシンゲン音楽祭2006 第4集」
マウリツィオ・カーゲル(マウリシオ・カーヘル)(1931-):
ディヴェルティメント?-合奏のための笑劇
アルベルト・ポサダス(1967-):歪像-大合奏のために
ラインベルト・デ・レーウ指揮
シェーンベルク・アンサンブル・アムステルダム
録音:2006年10月世界初演ライヴ
カーゲルはブエノス・アイレスで生まれてドイツに移り、電子音楽や、劇や映
画と結合した音楽を作曲しています。「ディヴェルティメント」は変化に富む
活発でにぎやかな作品で、演奏で普通は禁じられている行為と演奏者間の対話
が求められています。スペイン人ポサダスの「歪像」は、人物を歪めて描く絵
画の技法を適用しています。

●NEOS JAZZ
このシリーズはジャズとはいっても、クラシックの現代音楽と実験的ジャズを
行き来しているようなアーティストを起用した、現代音楽ファンにも訴えるも
のが強いシリーズとなっております。
イェンス・ヨネライトはクラシックの作品も多数書いており、ベルリン・フィ
ルのための作品も作曲しております。またエリオット・シャープも実験的な
ジャズから始まっていますが、クラシック的要素も多くみられ、現代音楽ファ
ンには知られた存在です。

NEOS40701 \2450
イェンス・ヨネライト(1968-):「気まぐれな」
夜明けに/ともされたろうそく/想像した別の日/ゆらめく炎の中に/あばかれた
おどけたしぐさ/気まぐれな/他
トム・シューラー(Tp,Fhrn)、
イェンス・ヨネライト(Dms, Cb, P, 電子P)
2005-2007年録音
ヨネライトはドイツのオッフェンバッハで生まれ、サウス・ダコタ大学で美術
と音楽を学び、マディソンのウィスコンシン大学で作曲をジョエル・ナウマン
に師事しました。交響曲,協奏曲,室内楽曲など多数の作品があり、ベルリン・
フィルのためにも作曲しており、前衛の中で人間的な表現を探求しています。

NEOS40702 \2450
(エリオット・シャープ・エディション第1集)
エリオット・シャープ(1951-):「誤り」
スプリニーの切符/異言で/砂の都市/どのデルタ/刺激/人智圏/他
エリオット・シャープ(G, Sax, コンピュータ)、
テクトニクス
1998年録音
シャープはバード大学でフリー・ジャズの先駆者ラッド、バッファロー大学で
フェルドマンなどに師事し、1979年からニューヨークの前衛的な演奏会場でギ
ターを弾き、実験的音楽の主要人物となりました。コルトレーンからクセナキ
スまで広範囲から影響を受け、作品は管弦楽曲からブルース、ジャズ、ロック、
テクノまで及びます。ここでは、激しくかき鳴らされるギターにクラリネット、
サクソフォン、ドラム、シンセサイザーなどが加わっています。

NEOS40703 \2450
(エリオット・シャープ・エディション第2集)
エリオット・シャープ:「シンダキット」
シンダキットSyndaKit第1部-第4部
オーケストラ・カーボン、
エリオット・シャープ(G)
1998年12月録音
オーケストラ・カーボンはシャープが創設した電子楽器を含む小規模な管弦楽
団で、シャープは曲によってギター、クラリネット、サクソフォンを演奏しま
す。この作品は、群がる鳥、通りの遊び仲間、組換えRNA、アフリカのドラム
合奏などを音素材やその構成方法として用い、各部分では同じリズムがしばら
く執拗に反復される上で様々な音が飛び交います。

NEOS40704 \2450
(エリオット・シャープ・エディション第3集)
エリオット・シャープ:「喉頭」
喉頭1-6
オーケストラ・カーボン、
ソルジャー弦楽四重奏団、
エリオット・シャープ(G, Sax, Cl,サンプラー)
1987年6-10月録音
この曲名は、ジューズハープ(口でくわえて指で弾く口琴)と、イヌイットとモ
ンゴルの歌に関係があると作曲者は説明しています。ここでシャープは自分が
考案し製作したダブル・ネック・ギターなどを担当して、協奏曲のような要素
もあり、騒音も含む大音響の力強い音楽が展開します。

NEOS40705 \2450
イェンス・ヨネライト:「集積」
ほのめかし/変転/延長/難問
ロスコー・ミッチェル(Sax, Fl, Pic)、
イェンス・ヨネライト(Dms, Cb, P)
2003年2・5月録音
ここに収録された作品のリズムはジャズ風ですが、ピアノの扱いや、特に第2
曲の独奏サクソフォンの様式はクラシックの現代音楽風です。ミッチェルは
1940年シカゴで生まれたアフリカ人の作曲家・サクソフォン奏者で、現代音楽
の先端にいる前衛ジャズの主要人物の一人と見なされています。




<ELECT>
EDC 793/95 3枚組 \5550
モーツァルト:ミサ曲 ハ短調 K.427
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調 Op.123
コンスタンティン・シルヴェストリ(指揮)
ジョルジュ・エネスコ・フィルハーモニー管弦楽団、ルーマニア放送合唱団
エミリア・ペトレスク(ソプラノ)
エレナ・チェルネイ(メッゾソプラノ)
アウレル・アレクサンドレスク(テノール)
アレクサンドル・ヴォイネスク(バスバリトン)
録音年不詳、モノラル
シルヴェストリの指揮するモーツァルトとベートーヴェンの宗教大作。いずれ
もシルヴェストリならではの情熱と迫力の音楽作りが映えている。ベートー
ヴェンのミサ・ソレムニスも見事だが、モーツァルトのハ短調ミサ曲のサンク
トゥスをこれだけ気宇壮大に演奏した例はないだろう。録音年代は不詳、どち
らもモノラル録音。

EDC 799/800 2枚組 \3700
エネスコ:
ルーマニア狂詩曲第1番 イ長調 Op.11
ルーマニア狂詩曲第2番 ニ長調 Op.11
組曲第3番 ニ長調 「村人たち」Op.27
木管楽器のための十重奏曲 ニ長調 Op.14
ルーマニアの主題による演奏会用序曲 Op.32
12のソリストのための室内交響曲 ホ長調 Op.33
八重奏曲 ハ長調 Op.7
コンスタンティン・シルヴェストリ(指揮)
放送交響楽団
ほか
ADD、録音年不詳、モノラル(一部ステレオ)
ルーマニア出身で西側でも活躍した個性派指揮者、コンスタンティン・シル
ヴェストリによる、エネスコの作品集。有名なルーマニア狂詩曲第1番では豪
快に、エネスコの筆が円熟してからの作品ではしみじみに、曲の味わいを引き
出しています。録音年代は不詳。組曲第3番と演奏会用序曲は僅かにステレオ
的。他はモノラル。

EDC 724 \1850
シューマン:
歌曲集「詩人の恋」 Op.48/
歌曲集「ミルテの花」Op.25から(君に捧ぐ,くるみの木)/ 月の夜Op.39-5/
スペインの伊達者Op.30-3/二人の擲弾兵Op.49-1/セレナードOp.36-2/
音楽師Op.40-4
エネスコ:
内気な/若者の苦しみ/さくらんぼ/後悔/王の軽騎兵の歌/ムーア人の歌
ダン・イオルダチェスク(バリトン)
ヴァレンティン・ゲオルギュ(ピアノ)
フェルディナント・ヴァイス(ピアノ)

ルーマニアを代表するバリトン、ダン・イオルダチェスクによるシューマンと
エネスコの歌曲集。イオルダチェスクは1950年代から80年代にかけて活躍。西
側でも、ウィーン国立歌劇場、スカラ座など、多くの劇場に出演した。

EDC 725 \1850
ホリア・アンドレースク・アニヴァーサリー
ロッシーニ:「チェネレントラ」序曲
モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」-第4楽章
ドビュッシー:「放蕩息子」から
ファリャ:「三角帽子」第2組曲-粉屋の踊り
ヴェルディ:レクイエム-怒りの日,サンクトゥス
シルヴェストリ:弦楽オーケストラのための3つの小品から
プロコフィエフ:古典交響曲 Op.25
ロッシーニ(レスピーギ編):「風変わりな店」
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」-バーバ・ヤガ,キエフの大門
ホリア・アンドレースク(指揮)
ブカレスト・ヴィルトゥオージ管弦楽団,
ジョルジュ・エネスコ管弦楽団,
ベルリン放送交響楽団,
ライプツィヒ放送交響楽団,
ヒルヴェルスム放送フィルハーモニー管弦楽団
ホリア・アンドレースクは1946年生まれのルーマニアの指揮者。1987年から
1990年まで、ブカレストのジョルジュ・エネスコ管弦楽団の音楽監督を務めた
後、1989年にブカレスト・ヴィルトゥオージ管弦楽団を創設、ルーマニア音楽
界の重鎮として活躍している。

EDC 731 \1850
タラヌ:
愛のない歌(6曲)
応えのない歌(10曲)
オルフェウ
コルネル・タラヌ(指揮)アンサンブル・アルス・ノヴァ
ジャン・ブドイウ(バリトン)、ゲオルゲ・ロス(バス)、
アントン・タウフ(語り)
現代ルーマニアの作曲家、コルネル・タラヌ(1934-)の声楽作品。愛のない歌
と反応のない歌は、ルーマニアの詩人、ニキタ・スタネスク(1933-1983)の詩
によるもの。オルフェウはスタネスクの死後に捧げられた曲。

EDC 746 \1850
「イオン・ダチャン オペレッタのアリアと二重唱」
カールマン:「マリツァ伯爵夫人」,
レハール:「メリー・ウィドー」,「フレデリカ」,「微笑みの国」,
J.シュトラウス:「こうもり」,
他からのアリア
イオン・ダチャン(テノール)
パウル・ポペスク(指揮)チネマトグラフィエイ管弦楽団
ゲラーゼ・デントリノ(指揮)RTV管弦楽団、ほか
イオン・ダチャン(1911-1981)は、ルーマニアで大きな人気を博したテノール。
現在、ルーマニア国立のオペレッタ劇場が彼の名を冠しているほど。このCDに
は、レハール、カールマンから、ファルやキュンネッケの珍しい作品まで楽し
める。全てルーマニア語の歌唱。

EDC 757 \1850
リアナ・アレクサンドラ(1947-)
(1)アレクサンドラ:子供のためのお伽話「雪の女王」
(2)おはよう、スー/舟歌/オレンジのフィドルの調べ
(1)アンカ・シガルタウ,ロディカ・オアンチェア(グレートヒェン)、
ガブリエラ・アムゼスク,ミハエラ・オアンチェア(カール)、
クラウディウ・ネグレスク(指揮)
ムジカ・レディヴィーヴァ、ヴォーチェス・プリマヴェラ
(2)コンピューター・サウンドによる演奏
リアナ・アレクサンドラは、1947年、ブカレスト生まれの作曲家。子供のため
の音楽に力を入れており、「雪の女王」も1979年に作曲された子供のためのお
伽話オペラ(といっても通常のオペラとはかなり異なる)。原作はアンデルセン
の「雪の女王」で、子供の声を活用したたいへん美しく幻想的な音楽になって
いる。

EDC 769 \1850
「ルーマニア・オペレッタの聴き所」
デンドリーノ:「私に歌って」
コミセル:「レオナルド」,「ロンドンの太陽」
メンデルゾーン:「アントン・パン」
他からの抜粋
イオン・ダチャン(T)、
ジョルジェ・ハツガン(Br)、他
パウル・ポペスク(指揮)
チネマトグラフィエイ交響楽団
コンスタンティン・ラドゥレスク(指揮)
ブカレスト・オペレッタ劇場管弦楽団、ほか
大変珍しいルーマニアのオペレッタの聞き所集。ゲラーセ・デンドリーノ
(1901-1973)の代表作「私に歌って」は、その中のアリア“あなたを愛してい
る”をゲオルギューが好んで歌うことで知られている。その他、フローリン・
コミセル(1922-1985)、アルフレード・メンデルゾーン(メンデルスゾーンに
非ず 1910-1966)の作品を収録。

<若林工房レーベル(日本)>
WAKA-4121 \2400
ベルク: ピアノ・ソナタ 作品1
シューベルト: ピアノ・ソナタ 第13番 イ長調 D.664
シューマン: アレグロ ロ短調 作品8
ブラームス: 4つのバラード 作品10
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
録音:2007年5月9-11日、新川文化ホール(富山県魚津市)
日本コンサート・デビュー10周年を迎え、充実した活動を続けるイリーナ・メ
ジューエワの最新録音。ドイツ、オーストリアのロマン派作品を集めた今回の
アルバムは、アルバン・ベルクのピアノ・ソナタ(作品1)に始まり、同じウィー
ンにゆかりのシューベルトの可憐なイ長調ソナタ(D.664)に続いて、シューマン
の知られざる名曲「アレグロ」と若きブラームスの傑作「4つのバラード」を配
するというユニークな構成。明快なロジックと堅牢な造型により、それぞれの
作品の表面的な美しさだけでなく、その奥に潜む濃密な抒情や不安、感傷とい
った要素をニュアンス豊かに表現しています。
「音楽の核心に肉薄した出色の録音」(真嶋雄大氏)。





<ALTARUS>
ALTARUS(アルタルス)レーベルはそのラインナップがほとんど超絶技巧系のピア
ノ作品であることで知られております。中でも目をひくのはソラブジ。かなり
のタイトルが発売になっています。ソラブジは巨大なピアノ作品を書き続けた
ものの他人が演奏したり、出版したりすることを禁じた奇人ですが、それ故マ
ニアの好奇心もそそられる存在です。第1ソナタはアムランが弾き、第4ソナタ
はこの作品だけでCD3枚分という恐ろしい作品です。他にもゴドフスキー、ブ
ゾーニなど恐ろしい作曲家が揃いリストやスクリャービンなど可愛く思えてき
ます。
演奏家もアムランやオグドンなどうってつけのピアニストが揃っています。

AIR-CD-9001 \2080
ジョン・フォールズ:
旋法による7つのエッセー/自作主題による変奏と即興/グランドハーヴァの音楽
/4月-イングランド
ピーター・ジェイコブズ(P)

AIR-CD-9004 \2080
アラン・ブッシュ:
24の前奏曲/手紙のガイヤルド/夜想曲/コランタイン川クウェ・クウェ
ピーター・ジェイコブズ(P)

AIR-CD-9006 \2080
シチェドリン:
ポリフォニーの手帳(ピアノのための25の対位法的前奏曲)/2つの対位法的小品
アンナ・オウスペンスカヤ(P)

AIR-CD-9009 \2080
フィリップ・マーティン:歌曲集
ペネロピ・プライス・ジョーンズ(S)、
フィリップ・マーティン(P)

AIR-CD-9010 \2080
ニコラ・レファニュ:歌のための1ペニー/ジョン・キンセラ:最後の歌/
ジェームズ・ウィルソン:静寂の上に/ジョン・バックリー:夕べの歌/
バーバー:隠者の歌
ペネロピ・プライス・ジョーンズ(S)、
フィリップ・マーティン(P)

AIR-CD-9011 \2080
フィリップ・マーティン:
ピアノ三重奏曲第1番「思いがけない発見」/夜の4つの部分のための歌曲集/
ヴァイオリンとピアノのための2つの悲歌/軽音楽/虹が来て去る
クローフォード三重奏団、
ルクサンドラ・コラン(Vn)、
フィリップ・マーティン(P)、
ペネロピ・プライス・ジョーンズ(S)

AIR-CD-9013 \2080
ナサニエル・デット:
ケーク・ウォークのあとに/風の洞窟/インスピレーション・ワルツ/
「魅力」組曲
ウィリアム・グラント・スティル:
暗い騎手/あやつり人形/「コスタソ」から舞曲/「寂しい農園」組曲/他
デンヴァー・オールダム(P)

AIR-CD-9014 \2080
イベール:海の上の朝/スケルツェット/フランス風にアルベール・ルーセル
の名によるトッカータ/小人国の村のいたずらっ子/ワルツ/ピカルディのクリ
スマス・キャロル/めぐり会い/物語/

デンヴァー・オールダム(P)

AIR-CD-9020 \2080
スクリャービン:
ピアノ・ソナタ第8番-第10番/2つの前奏曲op.67/2つの詩曲op.69/
2つの詩曲op.71/炎に向かって/2つの舞曲op.73/5つの前奏曲op.74
ドンナ・アマート(P)

AIR-CD-9021 \2080
アリステア・ヒントン:グリーグの主題による変奏曲とフーガ
カイホスルー・ソラブジ:
グリーグの「オーゼの死」による意地悪でひねくれた変奏曲
ロナルド・スティーヴンソン:ベルテーン祝祭のかがり火/他
ドンナ・アマート(P)

AIR-CD-9022S \1850
カイホスルー・ソラブジ:スペイン幻想曲
ドンナ・アマート(P)

AIR-CD-9023 \2080
マクダウェル:
ピアノ・ソナタ第1番「悲劇的ソナタ」/第2番「英雄ソナタ」/第3番/第4番
ドンナ・アマート(P)

AIR-CD-9024 \2080
エセルバート・ネヴィン:
ナポリ/水の情景/ヴェネツィアの1日/トスカナの5月/ロザリオ/まるでバラの
ように美しい/練習曲op. 18
アーサー・ネヴィン:エッジワースの丘から/小トッカータ
ドンナ・アマート(P)

AIR-CD-9025 \2080
カイホスルー・ソラブジ:
サン・ベルトラン・ドゥ・コマンジュ「彼は塔の中で笑っていた」/友人「ア
レクシス」の名による2つのスートラ(経典)/C.G.F. による小トッカータ/
道化の散歩/他
ドンナ・アマート(P)

AIR-CD-9028 \2080
マニャール:五重奏曲
フローラン・シュミット:渦巻き
フランセ:四重奏曲
ルチアーノ・マニャニーニ(Fg)、
クリスティーン・ニールド(Fl)、
マーガレット・ドナヒュー(Cl)、
ロバート・ウィーナー(Ob)、
ルイス・ベネディーニ(P)

AIR-CD-9030 \2080
ドレーゼケ:ピアノ・ソナタ
リスト:ピアノ・ソナタ
クラウディウス・タンスキ(P)

AIR-CD-9031 \2080
ボザ:独奏、シシリエンヌとロンド
デュティユー:サラバンドと行列
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ファゴットとピアノのためのソナティナ
アレッサンドロ・ロンゴ:ファゴットとピアノのための組曲
テレサ・プロカッチーニ:ファゴットとピアノのための3つの小品
ニーノ・ロータ:ファゴットとピアノのためのトッカータ
ルチアーノ・マニャニーニ(Fg)、
ミシェル・レヴィン(P)

AIR-CD-9032 \2080
プーランク:
オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏曲/オーボエ・ソナタ
サン=サーンス:ファゴット・ソナタ
ウィラード・エリオット:15世紀フランスの6つの歌の組曲
ジョン・D. ディー(Ob)、
ルチアーノ・マニャニーニ(Fg)、
カルロ・グランテ(P)

AIR-CD-9033 \2080
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ短調
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番
ソロモン三重奏団

AIR-CD-9035 \2080
クリストフ・シロド:
エルサのための夕べの音楽(ヴァイオリン独奏と管弦楽)/星の暗い道-ピアノ
独奏のための夜の幻想曲/無伴奏ヴァイオリンのための偽りの地平線/ピアノ
独奏のための空の墓-J.S. バッハとサミュイル・ファインバーグに敬意を表
して/影の遊び/赤と白のアルルカン/アドラマンドニのためのスケッチop. 12
ピア・セーゲルスタム(Vc)、
レイフ・セーゲルスタム指揮
モンペリエ国立管、
ジョナサン・パウエル(P)、
ハネレ・セーゲルスタム(Vn)、
クリストフ・シロド(P)

AIR-CD-9036S \1850
カイホスルー・ソラブジ:バラ園
チャールズ・ホプキンズ(P)

AIR-CD-9037S \1850
カイホスルー・ソラブジ:かぐわしい庭
ヨンティ・ソロモン(P)

AIR-CD-9040 \2080
パーシー・グレンジャー:
丘の歌第1番(スティーヴンソン編曲)/北の歌曲集/スコットランドの3つの民謡
/スコットランドのストラススペーとリール(訳注:舞曲名)
ロナルド・スティーヴンソン(P)

AIR-CD-9041 \2080
ブゾーニ:
トッカータ/ショパンの前奏曲による変奏曲/前奏曲とアルペッジョ練習曲/
舞踏ワルツ/「若者に」からエピローグ
ロナルド・スティーヴンソン:
ブゾーニの「ファウスト博士」からの主題による前奏曲、フーガと幻想曲
ロナルド・スティーヴンソン(P)

AIR-CD-9042 \2080
ロナルド・スティーヴンソン:
ブゾーニの「ファウスト博士」からの主題による前奏曲、フーガと幻想曲
グレンジャー(原曲R. シュトラウス):「バラの騎士」漫歩
スティーヴンソン(原曲ベルク):「ヴォツエック」からの子守歌
スティーヴンソン(原曲アラン・ブッシュ):
「ワット・タイラー」からミンストレルの短い叙情詩
スティーヴンソン(原曲ブリテン):ピーター・グライムズ幻想曲
ロナルド・スティーヴンソン(P)

AIR-CD-9043 \2080
リスト:「クリスマス・ツリー」からカリヨン/夕べの鐘
ショパン:前奏曲ハ短調/夜想曲ハ短調
チェスワフ・マレク:三部作
カイホスルー・ソラブジ:小幻想曲
マクダウェル:「ニュー・イングランドの牧歌」から「深い森で」
バッハ(ブゾーニ編曲):シャコンヌ
ロナルド・スティーヴンソン:
ヒュー・マクダーミッドのための英雄的な歌
ロナルド・スティーヴンソン(P)

AIR-CD-9044 \2080
ブゾーニ:
対位法的幻想曲(2台ピアノ版)/バッハのコラールによる即興/モーツァルトの
グラス・ハーモニカのための幻想曲/フィンランドの民謡集/「おお愛するアウ
グスティン」によるフーガ
ジョゼフ・バノウェツ(P)、
ロナルド・スティーヴンソン(P)

AIR-CD-9045 \2080
パデレフスキ:ピアノ・ソナタ/作品集op. 16/タトラ山のアルバム
アダム・ウォドニツキ(P)

AIR-CD-9046 \2080
パデレフスキ:
変奏曲とフーガop. 23/2つの間奏曲/5月のアルバムop. 10/
演奏会用ユモレスクop. 14
アダム・ウォドニツキ(P)

AIR-CD-9049 \2080
カイホスルー・ソラブジ:ピアノ・ソナタ第2番
テレフ・ジョンソン(P)

AIR-CD-9050S \1850
カイホスルー・ソラブジ:ピアノ・ソナタ第1番
マルク=アンドレ・アムラン(P)

AIR-CD-9052 2枚組 \4160
エックハルト=グラマッテ:「ピアノ・ソナタ全集」
マルク=アンドレ・アムラン(P)

AIR-CD-9053 \2080
スピリドフ:パルティータ第1番/第2番/ピアノ・ソナタ/子供のアルバム
ニキタ・フィテンコ(P)

AIR-CD-9055 \2080
リスト:
バラード第2番/夢と別れ/「3つの葬送頌歌」から「タッソの死の勝利」/
祝福と誓い/「ドン・ジョヴァンニ」の回想(ブゾーニ版)
アーノルド・シャルカー(P)

AIR-CD-9056 2枚組 \3700
レフ・アベリオヴィチ:ピアノ・ソナタ第1-3番/フレスコ第1巻・第2巻
アレクサンドル・トゥトゥノフ(P)

AIR-CD-9058 \2080
レフ・アベリオヴィチ:
ピアノ協奏曲/ピアノ三重奏曲/ヴィオラとピアノのためのアリア/チュチェフ
の10のロマンス
アレクサンドル・トゥトゥノフ(P)、
マーラン・カールソン指揮
コーヴァリス・オレゴン州立大学響、
キャスリン・ラクテンバーグ(Vn, Va)、
スティーヴン・ポロゲ(Vc)、
ジェームズ・ウッド(Bs-Br)

AIR-CD-9061 \2080
ヨーゼフ・マルクス:
イタリア歌曲集(全曲)/夜想曲/愛がお前の心に宿ったら/幸せな夜/ゴンドラ
の舟歌/マリアの歌/ジプシー/問いと答え/クリスマス・ツリー/他
サラ・レナード(S)、
ジョナサン・パウエル(P)

AIR-CD-9063 2枚組 \4160
「ジョン・オグドンを記念して」
(1)リステア・ヒントン:ジョン・オグドンのための汎知学
ロナルド・スティーヴンソン:リストの主題による前奏曲とフーガ
ブゾーニ(ミデルシュルテ編曲):対位法的幻想曲
(2)J.S. バッハによる幻想曲/イタリア風
ロナルド・スティーヴンソン:ソナティナ第1番
ジョン・オグドン:舞踊組曲
(1)ケヴィン・ボーヤー(Org)
(2)ジョン・オグドン(P)

AIR-CD-9066 3枚組 \6240
アリステア・ヒントン:弦楽五重奏曲
ジャグディシ・ミストリー(Vn)、
マーカス・バーチャム=スティーヴンズ(Vn)
レヴァイン・アンドラード(Va)、
マイケル・スターリング(Vc)、
コラド・カノニチ(Cb)、サラ・レナード(S)

AIR-CD-9067 \2080
カイホスルー・ソラブジ:ヴェネツィアの散歩/ヴィラ・タスカ
ジョナサン・パウエル(P)

AIR-CD-9068 \2080
カイホスルー・ソラブジ:トッカータ第1番
ジョナサン・パウエル(P)

AIR-CD-9069 3枚組 \6240
カイホスルー・ソラブジ:ピアノ・ソナタ第4番
ジョナサン・パウエル(P)

AIR-CD-9070 2枚組 \4160
J.S. バッハ(ブゾーニ編曲):
トッカータハ短調/オルガン・コラール前奏曲第3・5・7a・7b・9番/「聖アン」
前奏曲とフーガ/トッカータとフーガニ短調/シャコンヌ
ブゾーニ:対位法的幻想曲
ジョン・オグドン(P)

AIR-CD-9072 \2080
J.S.バッハ:前奏曲とフーガ嬰ハ短調
ベートーヴェン・ソナタ第30番
ショパン:バラード第1番/練習曲op. 25-1
リスト:ダンテを読んで
ジョージ・ロイド:サマルカンドを通る道
ジョン・オグドン(P)
ライヴ録音

AIR-CD-9074 \2080
ブゾーニ:対位法的幻想曲
J.S. バッハによる幻想曲/トッカータ
ジョン・オグドン(P)

AIR-CD-9075 5枚組 \10400
カイホスルー・ソラブジ:
オプス・クラヴィチェンバリスティクム(チェンバロの作品)
ジョン・オグドン(P)

AIR-CD-9078 \2080
ロン・イェディディア:
ピアノ・ソナタ第3番「叫び」/大練習曲集から第3・5・6・7・8・10番/幻影/
天の庭へ向かって
ロン・イェディディア(P)

AIR-CD-9081 \2080
カイホスルー・ソラブジ:私だけのために演奏するための協奏曲
ジョナサン・パウエル(P)

AIR-CD-9082 \2080
カイホスルー・ソラブジ:箱の住居/ジャミ(訳注:ペルシアの詩人)/
サン・ベルトラン・ドゥ・コマンジュ(「彼は塔の中で笑っていた」)
ジョナサン・パウエル(P)

AIR-CD-9083 \2080
カイホスルー・ソラブジ:アラベスクのロザリオ/バラ園
ジョナサン・パウエル(P)

AIR-CD-9084 \2080
カイホスルー・ソラブジ:スペイン幻想曲
ジョナサン・パウエル(P)

AIR-CD-9085 \2080
セルゲイ・スロニムスキー:ピアノ・ソナタ/24の前奏曲とフーガ第1巻
ニキタ・フィテンコ(P)

AIR-CD-9086 \2080
セルゲイ・スロニムスキー:
24の前奏曲とフーガ第2巻/ピアノ作品集「5から50」
ニキタ・フィテンコ(P)

AIR-CD-9089 \2080
ロナルド・スティーヴンソン:
20世紀の音楽日記/ショパンの断章によるフーガ/リストのための交響的悲歌/
スコットランド三部作/無窮動(?)宿命的な時代に
ジョゼフ・バノウェツ(P)

AIR-CD-9091 2枚組 \4160
ロナルド・スティーヴンソン:
DSCHによるパッサカリア/ブゾーニの「ファウスト博士」からの主題による前
奏曲、フーガと幻想曲/レチタティーヴォとアリア
ロナルド・スティーヴンソン(P)

AIR-CD-9092 \2080
レオポルド・ゴドフスキ:ショパンによる練習曲集第1-20番
カルロ・グランテ(P)

AIR-CD-9093 \2080
レオポルド・ゴドフスキ:ショパンによる練習曲集第21-43番
カルロ・グランテ(P)

AIR-CD-9094 \2080
レオポルド・ゴドフスキ:
ショパンによる練習曲集第44-48番/パッサカリア/ショパンのワルツの編曲
カルロ・グランテ(P)

AIR-CD-9098 \2080
リスト:「ノルマ」の回想/「ドン・ジョヴァンニ」の回想
ブゾーニ:カルメン幻想曲
カイホスルー・ソラブジ:「カルメン」によるパスティッチョ
カルロ・グランテ(P)

AIR-CD-9101 \2080
クレメンティ:「ピアノ・ソナタ全集第1集」
ソナタop. 2/op. 24-2/op. 7
カルロ・グランテ(P)

<AULOS(韓国) 取り扱い再開>
ロシアMELODIYA社の意向でメーカーから日本への入荷が途絶えていましたが、
今回特別に入荷のルートを確保するに至りました。つきましては、多くのカタ
ログの中から評判の良かった5タイトルを選び今回販売を開始させて頂きます。
供給に関しては現在の所、安定が見込まれますが中期(半年、一年)の単位で
再度入荷が困難に成る恐れもございます。どうぞ、音の良さに定評がありまし
たこれらのタイトルを、この機会にお求め頂けますようお願い申し上げます。
(為替の変動により価格が変更されています)
尚、他の旧譜及び今後の新譜に関しましては今回ご案内申し上げるタイトルの
供給の安定を見定めつつ行わせて頂きたく考えております。

※韓国メジャーレーベルがもっとも信頼するSound Mirror社によるDSD(Direct
Stream Digital) Remastering

AMC2-043 10枚組 \8080
ショスタコーヴィチ:交響曲全集
キリル・コンドラシン指揮
モスクワ・フィル
装丁は磁石(右側べろ部分)付のハードケース(正面右から左手前に開封)に
紙ジャケット10CD入りです。

AMC2-052 4枚組 \3950
バッハ:平均律ピアノ曲集全曲
ニコラーエワ(ピアノ) 
1971-1973年

AMC2-055 6枚組 \6200
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全曲
タネーエフ弦楽四重奏団 1968-1978年
装丁は厚手の紙ケースに3CDのプラスチックケース2つ入りです。

AMC2-057 4枚組 \3950
チャイコフスキー:交響曲全集
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
ソビエト国立交響楽団 1967年

AMC2-058 8枚組 \7580曲
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全曲
タネーエフ弦楽四重奏団 1982-88年
装丁は厚手の紙ケースに4CDのプラスチックケース2つ入りです。





<ANDROMEDA>
ANDRCD5040 5枚組 \2780
ベートーヴェン:
交響曲第1番 ハ長調 op.21 
交響曲第2番 ニ長調 op.36 
交響曲第3番 変ホ長調「英雄」 op.55
交響曲第4番 変ロ長調 op.60
交響曲第5番 ハ短調「運命」 op.67
交響曲第6番 ヘ長調「田園」 op.68
交響曲第7番 イ長調 op.92
交響曲第8番 ヘ長調 op.93
交響曲第9番 ニ短調「合唱」 op.125
以上、1940年5,4月録音
「エグモント」序曲 1931年6月2日
「レオノーレ」序曲第3番 1930年5月30日
トー・ファン・デル・スルイス(ソプラノ)、スーゼ・ルーヘル(アルト)
ルイ・ファン・トゥルダー(テノール)、ウィレム・ラヴェッリ(バス)
アムステルダム・トーンクンスト合唱団、オランダ王立オラトリオ協会合唱団
ウィレム・メンゲルベルク指揮
グループ・レーベルであるARCHIPEL ARPCD0192(#4035122401929)からの移行
と成ります。つきましてはARPCD0192は廃盤と成ります。

ANDRCD5087 2枚組 \1750
オッフェンバック:オペレッタ「天国と地獄」(フランス語)
アンドレ・ドラン(プルートー)、ベルナール・デミグニー(ジュピター)
モリエン(オルフェ)、クローディーヌ・コラール(エウリディーチェ)
ルネ・レイボヴィッツ指揮
パリ・フィル、合唱団 1953年
以前EVERESTレーベルから発売あり。 良い音質です。

ANDRCD5099 \1050
ブラームス:
(1)アルト・ラプソディ op.53
クレメンス・クラウス指揮ロンドン・フィル、合唱団 1947年12月
(2)4つの厳粛な歌 op.121(ピアノ版)
ジョン・ニューマーク(ピアノ) 1950年7月17日
(3)4つの厳粛な歌 op.121(管弦楽版)
マルコム・サージェント指揮BBC交響楽団 1949年1月12日
歌曲集6曲
ブルーノ・ワルター(ピアノ)との1947年9月7日の演奏会ライヴ
フィリス・スパー(ピアノ)との1949年2月15日の演奏
以上、キャスリーン・フェリアー(アルト)

ANDRCD5102 2枚組 \1750
ハスキル(Pf)ア:貴重な録音集
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op.111 1953年
(2)シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960 1951年
(3)バッハ:トッカータ BWV.914 1953年
(4)シューマン:子供の情景 op.15 1955年
(5)シューマン:森の情景 op.82 1954年
(6)ドビュッシー:練習曲第10番、7番 1953年
(7)ラヴェル:ソナチネ 1951年
以上、クララ・ハスキル(ピアノ)
PHILIPS,TAHRA,AS DISC他から以前発売されていたものです。

ANDRCD5095 3枚組 \2150
チャイコフスキー:
(1)交響曲第4番 ヘ短調 op.36 1952年9月
(2)交響曲第5番 ホ短調 op.64 1949年9月
(3)交響曲第6番 ロ短調「悲愴」 op.74 1953年7月
(4)ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35 1949年9月
(5)祝典序曲「1812年」 op.49 1953年1月
(6)バレエ音楽「白鳥の湖」 op.20 から5曲 1957年9月
(7)歌劇「エフゲニー・オネーギン」 op.24からワルツ 1957年9月
(8)バレエ音楽「くるみ割り人形」 op.71からワルツ 1957年9月
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)(4)
RIAS交響楽団(1)(4)(5)(6)(7)(8)、ベルリン・フィル(2)(3)
以上、
指揮はフェレンツ・フリッチャイ
録音年代にバラつきはありますが、全体的に良い音質です。

ANDRCD5098 3枚組 \2150
ムソルグスキー:
歌曲集「死の歌と踊り」「子供部屋」「日の光もなく」「夜」
「サウル王」「のみの歌」 他 全63曲
アンドレイ・ラビンスキー(ピアノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
ジョルジュ・ツィピーヌ指揮フランス国立放送管弦楽団
以上、歌はボリス・クリストフ(バス) 1951,1955,1957年
良い音質です。名盤の復刻です。

ANDRCD5107 \1050
キャスリーン・フェリアー(アルト) 放送用とライヴ録音集
グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」から
「われエウリディーチェを失えり」他、計2曲
メンデルスゾーン:オラトリオ「エリア」から2曲
パーセル:歌劇「妖精の女王」から「こだまする歌を聴け」他、計2曲
ヘンデル:
歌劇「アタランタ」から、「テッサリアの王アドメート」から 計2曲
シューベルト:歌曲「ガニュメート」 D.544 「汝はわれを愛さず」 D.756
他 シュテルツェル、スタンフォード、グルーバーの歌曲 全15曲
指揮:フリッツ・シュティードリー、マルコム・サージェント、
ボイド・ニール
ピアノ:フィリス・スパー、ジョン・ニューマーク、
ベンジャミン・ブリテン
以上、歌はキャスリーン・フェリアー(アルト) 1946,1947,1949年
深く豊かな声が特徴的なフェリアーの名唱集。

ANDRCD9021 2枚組 \1750
ベニャミーノ・ジーリ(テノール)1950年ブエノス・アイレス、ライヴ
ヴェルディ:歌劇「ルイザ・ミラー」から「夜が静まったとき」
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」から「女心の歌」
ヴェルディ:歌劇「運命の力」から「おお、天使のようなレオノーラ」
プッチーニ:歌劇「トスカ」から「星は光ぬ」
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」から「誰も寝てはならぬ」
他、レオンカヴァッロ、ビゼー、マスネ、マスカーニ等の歌劇からアリアと
カプア:「オ・ソレ・ミオ」、クルティス、トスティ等のナポリ民謡 全30曲
エンリケ・シビエリ(ピアノ)
以上、歌はベニャミーノ・ジーリ(テノール) 1950年
ビロードのような滑らかな美声が特徴的なジーリのライヴ。
ライヴ盤特有の音質、演奏上の傷も聴かれますが、補って余りある熱唱です。

ANDRCD9022 \1050
バスティアニーニ(バリトン)1954-57リサイタル集、貴重な録音集
(1)ヴェルディ:歌劇「エルナーニ」から3曲
with アニタ・チェルクェッティ(ソプラノ)、
マリオ・デル・モナコ(テノール)
ディミトリ・ミトロプーロス指揮
フィレンツェ五月祭管弦楽団、合唱団 1957年
(2)ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」から4曲
with ブリニオ・クラバッシ(バス)
フェルナンド・プレヴィターリ指揮
RAIミラノ交響楽団、合唱団 1957年
(3)ヴェルディ:歌劇「椿姫」から「プロヴァンスの海と陸」
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団 1955年
(4)ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」から4曲
with ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール)
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団 1956年
(5)ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」から4曲
with アンジェロ・ラフォレーゼ(テノール)
アントニーノ・ヴォットー指揮
フィレンツェ五月祭管弦楽団、合唱団 1956年
(6)ヴェルディ:歌劇「オテロ」から2曲
ヴィルヘルム・シュヒター指揮
NDR交響楽団 1954年
(7)ロッシーニ:歌劇「セビーリャの理髪師」から「私は町の何でも屋」
ヴィルヘルム・シュヒター指揮
NDR交響楽団 1954年
(8)プッチーニ:歌劇「外套」から3曲
ヴィルヘルム・シュヒター指揮
NDR交響楽団 1954年
以上、歌はエットレ・バスティアニーニ(バリトン)
美声のバリトン・カンタンテとして当時第一人者として知られたバスティアニ
ーニの名唱集。各収録曲の共演者も魅力的です。

ANDRCD9023 \1050
初出!セット・スヴァンホルム(テノール)の歌う歌曲集
(1)シューベルト:歌曲集   「魔王」D.328、「焦燥」D.795-7
「竪琴に寄せて」D.737、「愛の便り」D.957-1、「孤独」D.911-12
「シルヴィアは誰か告げよう」D.891、「ます」D.550、「音楽に寄す」D.547
(2)ブラームス:歌曲集   「わたしの恋は緑にもえ」op.63-5
「ご機嫌いかが、私の女王様」op.32-9、「動かぬ生ぬるい空気」op.57-8
「小路にて」op.58-6、「夢は去り」op.58-7、「おまえの青い瞳よ」op.59-8
Arne Sunegard(ピアノ)以上、歌はセット・スヴァンホルム(テノール)
1949年2月4日アメリカ、ワシントンでのライヴ
(3)ボーナストラックとしてワーグナーのオペラからアリア5曲を含みます。
音質は残念ながらテープ・ノイズが多く聴かれ、良いとはいえません。
歌曲を歌った珍しいアルバム。コレクターズ・アイテムです。

ANDRCD9024 3枚組 \2150
ブルックナー:
(1)交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティツク」
ケルン放送交響楽団 1954年4月5日
(2)交響曲第7番 ホ長調
バイエルン放送交響楽団 1956年4月12日
(3)交響曲第8番 ハ短調
ケルン放送交響楽団 1957年6月7日
以上、指揮はオットー・クレンペラー
音質は、とても良いです。

ANDRCD9025 \1050
シューベルト:
(1)交響曲第8番 ロ短調「未完成」 D.759
ベルリン・フィル 1950年1月30日 ベルリン・ライヴ
(2)交響曲第9番 ハ長調「グレイト」 D.944
ウィーン・フィル 1957年10月27日 ウィーン・ライヴ
以上、指揮はハンス・クナッパーツブッシュ
グループ・レーベルであるLIVING STAGE LS1013からの移行と成ります。
つきましてはLS1013は廃盤と成ります。




<MYTO Historical>
MYTO 137 2枚組 \1750
カラスによるメトロポリタン・デビュー「ランメルモールのルチア」
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」
マリア・カラス(ルチア)、ジュゼッペ・カンポーラ(エドガルド)
エンツォ・ソルデッロ(エンリーコ)、ニコラ・モスコーナ(ライモンド)
ファウスト・クレヴァ指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1956年12月8日ライヴ
以前、BELCANTOレーベル他から発売あり。マスターに起因するノイズが多少
聴かれます。




<ARCHIPEL>
ARPCD0391 \1080
(1)マーラー:「さすらう若人の歌」 1957年9月9日ライヴ
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
フランス国立放送管弦楽団
(2)コダーイ:管弦楽の為の協奏曲 1951年10月14日ライヴ
ベルリン・フィル
(3)グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 1951年10月14日ライヴ
ハインツ・シュタンスケ(ヴァイオリン)、ベルリン・フィル
以上、
指揮はカール・シューリヒト
(1)はCD-R盤で発売あり。(2)と(3)は完全初出。
録音年代の違う(1)と(2)(3)に差はありますが、とても良い音質です。

ARPCD0393 \1050
(1)アイネム:バレエ音楽「トゥーランドット」組曲 op.1a
(2)ルーセル:「バッカスとアリアドネ」組曲第2番
(3)ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」組曲
アンドレ・クリュイタンス指揮
ウィーン・フィル 1955年6月18日ライヴ
とても良い音質です。初出!

ARPCD0396 \1050
ワーグナー:
(1)ヴェーゼンドンク歌曲集
マルタ・メードル(ソプラノ)ケルン放送交響楽団 1955年10月7日
(2)歌劇「タンホイザー」序曲
ドイツ・ベルリン大交響楽団 1940年
(3)楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
バンベルク交響楽団 1955年9月12日
(4)ボーナス・トラックとしてプフィッツナーの歌曲から
クララ・エバース(ソプラノ)による4曲の演奏を収録
バンベルク交響楽団 1955年10月11日
以上、指揮はヨゼフ・カイルベルト
音質は録音年代の古い(2)を除きとても良い音質です。




<CARUS>
83.168 \2380
ヨハン・クリストフ・アルトニコル:宗教曲集
(1)ミサ ニ長調
(2)モテット「おのが道をゆだねよ(Befiehl du deine Wege)」
(3)(4)サンクトゥス2曲
(5)モテット「今ぞ、すべての人よ神に感謝せよ(Nun danket all Gott)」
北ドイツ・フィグラル合唱団、ムジカ・アルタ・リパ
イェルグ・シュトラウベ指揮 2004/5年録音
(5)を除いてWORLD PREMIERE RECORDING !
大バッハの弟子であり娘婿アルトニコル(Johann Christoph Altnickol
1719-1759)の作品を集めた学術的にも貴重なアルバムです。
※指揮:イェルグ・シュトラウベ(Jorg Straube)
1953年ブレーメンに生まれ、ドイツ各地の音楽大学で教会音楽と教育音楽を
学ぶ。86年よりハノーバー・バッハ合唱団の指揮者として活躍。90-91年には
フライブルグ音楽大学で合唱指揮法の教授。現在、日本含め各地で合唱音楽
ワークショップを開いています。81年から率いる北ドイツ・フィグラル合唱団
とのあたたかみ溢れる演奏を収録したアルバムです。

83.307 \2380
ヨハン・クリスティアン・バッハ:協奏曲集
(1)6つの序曲から第4番「後見人 Il tutore e la pupilla」 Warb G.24
(2)協奏交響曲 イ長調 Warb C.35
(3)交響曲 ト長調 op.6 No.1 Warb C.7
(4)フルート協奏曲 ニ長調 Warb C.79
(5)交響曲 ヘ長調 op.8 No.4 Warb C.14
フライブルガー・バロック・オーケストラ
ゴットフリード・フォン・デア・ゴルツ指揮、ヴァイオリン 2007年録音
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-82)
大バッハの末子で兄エマヌエルに学び、イタリアやイギリスで活躍しました。
ギャラント様式の古典派音楽を発展させ若い時代のモーツァルトに大きな影
響を与えた事でも知られています。

<MSM>
MSM 0003(特別価格) \1500
クリスマス・アルバム ――
アドルフ・アダン(1803-1856):おお、聖夜
アレクサンドラ・パフムトワ(1929-):雪娘
伝承曲:御使いうたいて
D・H・ジョンソン:
キャロル《Of the Father's Heart Begotten》による幻想曲
山田耕筰(1886-1965):ペチカ(日本語歌唱)
フェミ・マリア・アルヴァレス(1833-1898):祈り
ペーター・コルネリウス(1824-1874):三人の王
フランツ・グルーバー(1787-1863):きよしこの夜
フランツ・シューベルト(1797-1828)/メリヒャル:千人の天使の合唱
アンテ・アルカラ(テノール)、パヴォル・ブレスリク(テノール)、
ロドニー・クラーク(バス・バリトン)、藤村実穂子(メゾソプラノ)、
ウーキュン・キム(テノール)、ディミトリー・コルチャク(テノール)、
シルヴィ・ヴァレル(ソプラノ)、カメラータ・オヴ・ロンドン
イギリスのアーティスト・マネージメント会社である「マイケル・ストアーズ
・ミュージック」が若き才能を世界へと発信していくために設立した自主レー
ベル「MSM」。
「マイケル・ストアーズ・ミュージック」には、カレーラス、キリテ=カナワ、
ヴィラゾン、ターフェルといった大物歌手や、ベルティ、コルチャク、ヴァレ
ルなど素晴らしき才能を持った若き歌手たちが数多く所属している。
「MSM」レーベル第3弾となる新譜は、「マイケル・ストアーズ・ミュージック」
に所属する総勢7名の歌手たちが創り上げたこれからの時期にピッタリのクリス
マス・アルバム。
バイロイト音楽祭の「指輪」でフリッカ役として出演し、その名を一気に世界
へと広めた藤村実穂子の歌う「ペチカ」。「サロメ」で旋風を巻き起こすなど
日本でも人気の高いソプラノ奏者シルヴィ・ヴァレルが歌う「御使いうたいて」。
そしてキム、藤村、アルカラ、ブレスリクの4人が歌う「きよしこの夜」など
収録内容は超充実!イギリスの室内楽団カメラータ・オヴ・ロンドンが奏でる
伴奏の音色も絶妙。
クリスマスの定番レパートリー「きよしこの夜」からパフムトワの「雪娘」ま
でを取り上げた多種多彩なプログラムも魅力的である。




<PentaTone>
PTC 5186 083(SACD-Hybrid) \2850
S・プロコフィエフ:
交響曲第5番変ロ長調Op.100/戦争終結に寄せる頌歌Op.105
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)、ロシア・ナショナル管弦楽団
今回ユロフスキが取り上げたのは、「交響曲第5番」と「戦争終結に寄せる頌
歌」の2作品。
7つの交響曲の中でも絶大な存在感を持つ「交響曲第5番」では、咆哮を上げる
金管セクションと最高のアダージョを聴かせる弦楽セクションが中心となって
壮大な音楽が創造されている。
一方の「戦争終結に寄せる頌歌」は、なんと8台のハープと4台のピアノ、管楽
器セクション(吹奏楽編成)と8台のコントラバスという驚愕の編成で演奏され
る規格外の大曲。これまでも個性的なレパートリーを演奏してきたユロフスキ
のセンスが光る見事な選曲である。
圧倒的なパワーとスケールで迫り来るプロコフィエフ。若き巨匠ユロフスキの
計り知れぬ才能・・・恐るべし!
2005年9月(交響曲第5番/ライヴ)&2007年2月(頌歌)の録音。

PTC 5186 305(SACD-Hybrid) \2850
W・A・モーツァルト:
ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491/同第13番ハ長調K.415
マーティン・ヘルムヘン(ピアノ)、
ゴルダン・ニコリッチ(指揮)、オランダ室内管弦楽団
今では誰もがペンタトーンの看板アーティスト&代名詞として認める「ユリア
・フィッシャー」。その才能を見出したペンタトーンが新たに起用を決めたピ
アニストが今回登場となるドイツの天才マーティン・ヘルムヘン。
2001年には難関として知られる「クララ・ハスキル・コンクール」で弱冠19歳
という若さで歴戦の猛者たちを抑えてグランプリを獲得。2006年にはルツェル
ン音楽祭でゲルギエフ&ウィーン・フィルとシューマンで共演を果たすなど、
既に実績は十分のアーティストなのである。
この11月からはユリア・フィッシャーとのデュオでドイツを中心としたツアー
が予定されるなど、ヘルムヘンに対する周囲の期待度は非常に高い。
また2008年にはソロ・リサイタル、ピエモンテーシとのデュオ・リサイタル、
NHK交響楽団との共演などによる来日公演が予定されており、その勇姿を再び
日本で目にすることが出来そうだ。

PTC 5186 316(SACD-Hybrid) \2850
L・V・ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲第5番ハ短調Op.67《運命》/交響曲第8番ヘ長調Op.93
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)、
ロイヤル・フランダース・フィルハーモニック管弦楽団
コレギウム・ヴォカーレやシャペル・ロワイヤル、そしてシャンゼリゼ管との
コンビで幾多の名演を残している古楽演奏の世界的権威フィリップ・ヘレヴェ
ッヘ。これまでの長い音楽活動で培われたピリオド・アプローチをモダン・オ
ーケストラの演奏に取り込んだ演奏で絶大な反響を呼んだベートーヴェン全集
の第2弾がなんとペンタトーン(Pentatone)から登場に!
今回ペンタトーンからリリースされる第5番&第8番の2曲は、今年2007年の6月
にオランダ・アインホーフェンのフリッツ・フィリップス・ミュージックセン
ターで収録された最新録音。
ヘレヴェッヘとロイヤル・フランダース・フィルの録音を担当したのは、アン
ドレアス・ノイブロンナー率いる世界最強録音チーム「トリトナス」。
ティルソン・トーマスと&サンフランシスコ響のマーラー・チクルスで実現し
た超優秀録音の実績があるだけに、録音面への期待も非常に大きい。
2007年6月4日、9日-10日の録音。

●ハンス・フォンクの遺産 ※通常CDです
PTC 5186 318 \1450
L・V・ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21
J・ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
ハンス・フォンク(指揮)、セントルイス交響楽団
セントルイス響の自主レーベル「Arch Media」によって録音された今は亡き名
匠ハンス・フォンクの録音がペンタトーンから全世界に向けて発信することが
決定!スラットキンの後任として1996年にセントルイス響の音楽監督に着任し
たオランダの名匠ハンス・フォンク。
数多くのレコーディングやコンサートをこなしていたフォンクだが、度重なる
病の影響で1996年から務めていたセント・ルイス交響楽団の音楽監督を2002年
に辞任となってしまう。(その後闘病の末、2004年8月29日に63歳で他界。)
この「ハンス・フォンク・レガシー」は、ハンス・フォンクのセントルイス響
時代を知ることの出来る貴重なシリーズとなるだろう。
ベートーヴェンの第1番とブラームスの第4番の2作品では、フォンクの特徴で
ある堅実な音楽作りによる秀演を聴くことが出来る。両作品とも指揮者の力量
が問われる名作だが、フォンクが見事にセントルイス響から堂々とした響きを
引き出している。
1999年11月5日-7日&2000年3月17日-18日、パウエル・シンフォニー・ホール
でのライヴ録音。

PTC 5186 321 \1450
A・ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調《ロマンティック》
ハンス・フォンク(指揮)、セントルイス交響楽団
フォンクはブルックナーを自らの重要なレパートリーとして度々コンサートで
取り上げており、壮大な作品に対するストレートなアプローチは欧米を中心に
高い評価を受けてきた。ヨーロッパのオーケストラではなく、アメリカのセン
トルイス響を振ったブルックナー録音というところもポイント。
2001年4月19日-21日、パウエル・シンフォニー・ホールでのライヴ録音。

PTC 5186 319 \1450
C・ドビュッシー:管弦楽のための3つの交響的素描《海》
M・ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ、管弦楽のための舞踏詩《ラ・ヴァルス》
A・ルーセル:バレエ音楽《バッカスとアリアーヌ》第2組曲
ハンス・フォンク(指揮)、セントルイス交響楽団
ベートーヴェンやブラームスから一転、フランス物での豊かな色彩感と巧みな
表現力はフォンクの引き出しの多さを証明している。特に「海」や「ラ・ヴァ
ルス」で自由自在にオーケストラをコントールするフォンクの手腕は見事。
2001年3月30日-31日、2000年1月27日-29日、1999年1月15日-17日、
2000年1月27日-29日、パウエル・シンフォニー・ホールでのライヴ録音。

PTC 5186 320 \1450
O・メシアン:トゥーランガリラ交響曲
ギャリック・オールソン(ピアノ)、
ジャン・ローレンデュー(オンド・マルトノ)、
ハンス・フォンク(指揮)、セントルイス交響楽団
フォンクのレパートリーの広さと、セントルイス響の力強さが存分に発揮され
たメシアン。ギャリック・オールソンのピアノとベテラン奏者ローレンデュー
のオンド・マルトノも聴きどころの1つ。1999年2月12日-13日、パウエル・シ
ンフォニー・ホールでのライヴ録音。




<Avie>
AV 2135 \2180
F・プーランク:
バレエ組曲《模範的な動物たち》-ラ・フォンテーヌの寓話による/ピアノと
管弦楽のための《田園のコンセール》/即興曲第13番イ短調/即興曲第15番
ハ短調《エディト・ピアフの思い出》
ステファノ・ボラーニ(ピアノ)、
ジャン・レイサム=ケーニック(指揮)、フィラルモニカ'900
265年という由緒ある歴史を持ち、トスカニーニ、プッチーニ、シュトラウス、
カラス、テバルディ、ステファノ、ドミンゴ、パバロッティといった超大物ア
ーティストたちが活躍してきたイタリアのトリノ歌劇場のオーケストラ「フィ
ラルモニカ'900」のプーランク・アルバム。
イタリア北部の都市トリノを本拠地とするトリノ歌劇場は、今シーズンから新
たにジャナンドレア・ノセダを音楽監督に迎えるなどさらなるレベルアップを
図っている。
元々はチェンバロのために作曲された「田園のコンセール」でソリストを務め
るのは、なんとイタリアが生んだ天才ジャズ・ピアニスト、ステファノ・ボラ
ーニ!
現在はジャズを主な活躍の場としているボラーニだが、実はそのルーツはクラ
シックにある。1972年にミラノで生まれ15歳でプロデビューを果たしたボラー
ニは、1993年にフィレンツェのケルビーニ音楽院のピアノ科を卒業。
フィラルモニカ'900だけでなくトスカニーニ管やミラノ・ジュゼッペ・ヴェル
ディ管などからもソリストとして招かれるなど、クラシックの一流ピアニスト
としても認められている。
ちなみに2つの即興曲ではボラーニによる本当の即興演奏が次々と展開される
など、まさに型破り。クラシックで身に付けた演奏技術とジャズで培われたリ
ズムとテクニック。これらが融合した新鮮で斬新なプーランクの世界をご堪能
あれ!

AV 2140 \2180
F・メンデルスゾーン:
協奏的変奏曲ニ長調Op.17/春の歌Op.19a-1(ピアッティ編)/
チェロ・ソナタ第1番変ロ長調Op.45/冬の歌Op.19a-3(ピアッティ編)/
チェロ・ソナタ第2番ニ長調Op.58/アッサイ・トランクィーロ/
無言歌ニ長調Op.109/ヴェネツィアの舟歌(ピアッティ編)
アントニオ・メネセス(チェロ)、ジェラルド・ワイス(ピアノ)
ブラジルが生んだ名チェリスト、アントニオ・メネセスのリリース第3弾はメ
ンデルスゾーンのチェロ作品集!
メネセスが16歳の時に南米ツアー中のチェロ奏者アントニオ・ヤニグロと出会
い渡欧を決意。この出会いが1977年のミュンヘン国際コンクール、1982年の
チャイコフスキー国際コンクールでの優勝へのスタートとなったことは有名な
逸話として知られている。
また帝王カラヤンの晩年に共演を行ったR・シュトラウスの「ドン・キホーテ」
やムターとのブラームス「二重協奏曲」は現在も名盤として知られている。
今回のメンデルスゾーン・アルバムには、チェロ・ソナタなどチェロのために
書かれた作品はもちろんのこと、アルフレード・ピアッティによってチェロ用
に編曲された歌曲が見事なアクセントを加えている。
メネセスのあふれんばかりの歌心が、美しき音色に乗って響き渡る。

AV 2141 \2180
アイ・シング・ザ・バース ――
アンドルー・スミス(1970-):いざ来たれ、異邦人の救い主よ
グレゴリオ聖歌:今日、キリストがお生まれになった
G・P・da・パレストリーナ:今日、キリストがお生まれになった
作曲者不詳:御子はわれらに生まれたもう
K・レイトン:ルリ・ルラ
ペロタン(c.1160-1240):祝されし御身体
W・コーニッシュ:アヴェ・マリア
グレゴリオ聖歌:うるわしき救い主の御母よ
アイルランド民謡:The Darkest Midnight in December
P・M・デイヴィス:The Fader of Heven
作曲者不詳:ラーマの声が
C・ノン・パパ:ラーマの声が
ノルマンディー民謡:まぶねの中で
R・パーソンス:アヴェ・マリア
コヴェントリー・キャロル:ルリ・ルラ
グレゴリオ聖歌:アヴェ・マリア
15世紀イギリスのキャロル:Lullay lullow、Marvel not Joseph
R・スメルト:ノエル
グレゴリオ聖歌:いざ来たれ、異邦人の救い主よ
W・バード:おお、大いなる神秘
グレゴリオ聖歌:王なる主が来たまえり
C・ノン・パパ:三博士がやってきて
A・スミス:ヌンク・ディミッティス
グレゴリオ聖歌:ラーマの声
ニューヨーク・ポリフォニー、エリザベス・バーバー(ソプラノ)、
ルース・カンンガム(ソプラノ)、エミリー・ウィリアムス(アルト)
結成から僅か1年で新世代の男声ヴォーカル・アンサンブルとして急速に評価
を高めているアメリカのアンサンブル「ニューヨーク・ポリフォニー」が新
たに登場!
4人の若き歌い手たちのエレガントな歌声と抜群のアンサンブル能力によって
生み出されるハーモニーは、今後のさらなる成長を予感させてくれる見事な
レベル。グレゴリオ聖歌から現代までの作品を色濃くじっくりと聴かせてく
れている。クリスマス・アルバムとしてもオススメの1枚。

AV 2131 \2180
ロマンティック・フルート作品集 ――
C-M・ウィドール:組曲Op.34
B・ゴダール:組曲Op.116
C・ライネッケ:フルート・ソナタOp.167《水の精》
C・フランク:フルート・ソナタ イ長調
C・サン=サーンス:ロマンスOp.37
ジェフリー・カーナー(フルート)、フー・ソン(ピアノ)
1990年の就任以来、世界屈指の名門フィラデルフィア管の首席フルート奏者と
して活躍を続けるジェフリー・カーナー。アヴィー(Avie)からのリリース第5
弾となる今回の新作は、ライネッケやフランクなどフルートのための重要レ
パートリーを集めたもの。
これまでにリリースされた「アメリカ」、「イギリス」、「フランス」、
「ブラームス」での演奏が全世界でリスナー、メディアから高く評価されて
おり、当代一流のフルーティストによる最新盤、しかも人気レパートリーの
録音は再び話題を呼ぶことだろう。

AV 2122 \2180
グロスター大聖堂のクリスマス ――
J・ムトン:Nesciens Mater
S・ラフマニノフ:アヴェ・マリア
P・マンツ:E'en so, Lord Jesus, quickly come
H・ハウエルズ:汚れなきバラ、哀しきノエル
E・マコンキー:そのようなバラはない
A・ブルックナー:エサイの杖は芽を出し
J・ガードナー:明日は私の喜び踊る日
J・タヴナー:子羊
P・レッジャー編曲:クリスマスの夜
D・ウィルコックス編曲:まぶねの中で
R・ロドニー・ベネット:三艘の船がやってくる
W・マサイアス:御子が生まれた
M・ブラッチリー編曲:きよしこの夜
R・パヌフニク編曲:Sleep, Little Jesus, Sleep
S・ジャクソン:新しいクリスマス
J・ジュベール:灯り
P・ワーロック:ベツレヘム・ダウン
C・ウッド編曲:ディン・ドン・メリリー・オン・ハイ
R・ヴォーン・ウィリアムズ:清められた神の子
A・ワレル編曲:クリスマスおめでとう
H・ダーク:厳しい真冬に
D・ウィルコックス編曲:讃美歌111番《神の御子は》、ひいらぎ飾ろう
ロバート・フーザート(オルガン)、
アンドルー・ネスシンガ(指揮)、グロスター大聖堂聖歌隊
大人気映画「ハリー・ポッター」シリーズでホグワーツ魔法魔術学校の撮影
場所となり、日本でも一気に知名度が上がったイギリスのグロスター大聖堂。
1539年の結成から400年以上という長大な歴史を持つグロスター大聖堂聖歌隊
によるクリスマス・アルバムは、知名度抜群のクリスマス・キャロルと近代
イギリスの作曲家による作品を織り交ぜたバラエティに富んだプログラムと
なっている。

AV 2144 \2180
ロマン派ヴィルトゥオーゾ・オルガン作品Vol.2 ――
G・エドムンドソン:トッカータ《高き天より、われは来たり》
J・アイアランド:悲歌的ロマンス
J・クロモリツキ:主題と変奏Op.34
O・ラヴァネッロ:アドラショーネ
G・ロパルツ:前奏曲とアレグロ・モデラート
L・ヴィエルヌ:ロマンス
G・ウェイツ:交響曲第1番
ジェイン・パーカー=スミス(オルガン)
1975年に急遽降板したフェルナンド・ジェルマーニの代役として出演したコン
サートでロイヤル・フェスティヴァル・ホールへのデビューを飾ったイギリス
の女流オルガン奏者パーカー=スミス。
このコンサートを契機として世界的なキャリアを積み始めたパーカー=スミス
が得意としているロマン派のオルガン作品集第2弾。ロパルツ、ヴィエルヌな
どの重要作品を収録している。




<Etcetera>
KTC 1329 \2250
ユリウス・レントヘン(1855-1932):チェロ協奏曲全集 ――
チェロ協奏曲第1番/同第2番/同第3番*
アルトゥーロ・ムルザバル(チェロ)、
ポール・ワトキンス(指揮)、
オランダ放送室内フィルハーモニック管弦楽団、
ヘンリク・シェーファー(指揮)*、オランダ放送交響楽団*
19世紀後半から20世紀前半にかけてオランダで隆盛を誇った音楽一族「レント
ヘン家」最大の実力者ユリウス・レントヘン。
ブラームスやグリーグとも親交を深め、ライネッケやリストから作曲を学んだ
レントヘン。後期ロマン派の作曲家として、アムステルダム音楽院の院長とし
て多くの作品の作曲や後進の育成を行った音楽家である。
レントヘンは生誕150年を迎えた2005年を機会にその作品の再評価が急速に進
んでおり、ロマンティシズムにあふれた作品に注目が集まっている。
ソリストのアルトゥーロ・ムルザバルは、現在オランダ放送フィル&オランダ
放送室内フィルの主席奏者を務めるスペイン出身の名手。オーケストラをバッ
クにムルザバルが堂々と繰り広げる演奏がレントヘンのチェロ協奏曲の魅力を
存分に伝えてくれる。2004年12月&2006年6月の録音。

KTC 1344 \2250
テオ・ファーベイ(1959-):
フラクタル交響曲/ピアノ協奏曲/クラリネット協奏曲
エティエンヌ・シーベンス(指揮)、
ハーグ・レジデンティ管弦楽団、
エレン・コーヴァー(ピアノ)、
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指揮)、
オランダ放送フィルハーモニック管弦楽団、
スシェフ・ドウエス(クラリネット)、
マルクス・ステンツ(指揮)、
ロッテルダム・フィルハーモニック管弦楽団
シャイー&コンセルトへボウ管によって演奏されたベルクの「ピアノ・ソナ
タ」の編曲者としても知られるオランダの作曲家テオ・ファーベイ。
フランスの数学者マンデルブロによって提唱された「フラクタル」の考えを
作曲に用いることによって生み出した「フラクタル交響曲」など、斬新な作
品を次々と発表している。
3作品は全てオランダのコンセルトヘボウを舞台として行われた初演を収録し
たライヴ録音。オランダのトップ・オーケストラがファーベイの世界を解析
する。2005年-2006年の録音。

KTC 1331 2枚組 \4500
F・シューベルト:フォルテピアノのための作品集Vol.2 ――
4つの即興曲D.899/4つの即興曲D.935/ピアノ・ソナタ第18番ト長調D.894
《幻想》/同第7番変ホ長調D.568
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)
19世紀初頭にウィーンで最も高い評価を受けたナネッテ・シュトライヒャーに
よって1826年に製作されたシリアルナンバー(2090番)入りの銘器を使用した
シューベルト・シリーズの第2集。
ヴィーラント・クイケンとの親交も深いベルギー鍵盤界の重鎮ヤン・フェル
ミューレンは、当代きってのフォルテピアノ奏者として高い名声を誇る。特
に「即興曲」での緩急と強弱を大胆に使い分けた演奏はまさにベテランの味
である。2007年4月の録音。

KTC 1342 \2250
フランチェスコ・パスクアーレ・リッチ(1732-1817):
6つのシンフォニアOp.2(世界初録音)
ヤン・ウィレム・デ・フリエンド(指揮)、オランダ放送室内管弦楽団
イタリアの中流階級の家庭に生まれコモ大聖堂の楽長などを務めたリッチは、
ハーグやアムステルダムで自らの作品の出版を行うなどオランダに縁の深い
イタリア人作曲家である。
モダン楽器とピリオド奏法を組み合わて演奏を行うコンバッティメント・コ
ンソート・アムステルダムで音楽監督フリエンドが、オランダ放送室内管(現
オランダ放送室内フィル)を巧みにコントロールしており洗練された録音に仕
上げている。全曲世界初録音。2002年1月の録音。

KTC 1346 \2250
1500年頃のボヘミア地方における聖歌とポリフォニー ――
めでたし聖母/めでたしイエス
スコラ・グレゴリアーナ・プラジェンシス、カペラ・フラメンカ、
バルバラ・マリア・ウィリィ(オルガン)
チェコのフラデク・クラロフにある東ボヘミア博物館に保管されている「フラ
ヌスの写本」、「スペシャルニクの写本」という未出版の2つの写本に基づい
て1500年頃にボヘミア地方で演奏されていた音楽を再現。
作曲者不詳の聖歌からジョスカン、オブレヒト、ギスラン=ヴェルボネなどの
作品が歌われている。中世、ルネサンスのスペシャリスト、カピラ・フラメン
カとチェコの聖歌隊が織り成す神秘的なハーモニーに心を奪われる。

KTC 4023 \2250
ピエ・カンツィオーネス-中世フィンランドの賛歌(22曲)
ゼフィーロ・トルナ、アントワープ大聖堂聖歌隊
1582年にグライフスヴァルトで出版が行われた「ピエ・カンツィオーネス」は
16世紀フィンランドで編纂された聖歌集。ここでは70曲を超える聖歌を収めた
「ピエ・カンツィオーナス」から22曲を収録している。声楽と古楽器による演
奏が大半を占めており、民族的な要素が色濃く窺える。
1996年に結成されたゼフィーロ・トルナは、声楽、リコーダー、中世リュート
&バロック・ギター、ヴィオラ・ダ・ガンバ、打楽器で編成されており、ユル
ガス・アンサンブル、コレギウム・ヴォカーレなど、古楽ファンにお馴染みの
アンサンブルに参加し腕を磨いた若手奏者が中心を担っている。

KTC 1339 \2250
ロッテルダムの弦楽四重奏曲 ――
クラース・デ・フリース(1944-):弦楽四重奏曲第1番
バート・デ・カンプ(1959-2005):シャコンヌ
オスカー・ファン・ディレーン(1958-):弦楽四重奏曲
アストリド・クルイーセルブリンク(1972-):弦楽四重奏曲
エドワード・トップ(1972-):弦楽四重奏曲
ハンス・クールメース(1959-):ローゼン
ドゥーレン弦楽四重奏団、
アーサ・オルソン(ソプラノ)、ウィルバート・グローテンボーア(打楽器)
オランダの名門ロッテルダム音楽院で作曲を学んだ音楽家たちの「弦楽四重奏
曲」を集めたアルバム。作品は1993年から2000年にかけて作曲されたものばか
りとなっており、現代オランダの弦楽作品を知るには最適。
ロッテルダム・フィルの本拠地であるデ・ドゥーレンをアンサンブル名に冠し
ているドゥーレン弦楽四重奏団。20世紀初期から現代までの作品を専門とし
ており、オランダの作曲家たちからの信頼を受けている。

KTC 1340 \2250
シャルル・レヴェンス(1689-1764):ボルドー・聖アンドレ大聖堂の音楽 ――
死者のためのミサ曲第1番/同第2番
ミシェル・ラプレニー(指揮)、
サジタリウス、アンサンブル・ヴォーカル・アルページ
マルセイユに生まれ、聖ピエール大聖堂の音楽監督などを務めた18世紀フラン
スの音楽家シャルル・レヴェンスのミサ曲を収録したタイトル。
1986年に結成されたサジタリウスは声楽とオルガン、通奏低音を加えたヴォー
カル・アンサンブル。ラプレニーとのコンビで数々の名演奏を残している。
LA 008-3(Lira d'Arco)からの移行再発売。




<Pavane>
ADW 7387 \2250
P・I・チャイコフスキー:
ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23/同第2番ト長調Op.44(原典版)
ミハイル・ペトゥコフ(ピアノ)、
アレクサンドル・アニシモフ(指揮)、
ブエノスアイレス・フィルハーモニック管弦楽団
1954年ブルガリア生まれのピアノ奏者ミハイル・ペチュコフはリヒテルやギレ
リス、そしてニコラーエワからピアノを学び、1975年のエリザーベト王妃国際
コンクールなどでの入賞経験を持つ個性派ピアニスト。
ソリストのパワーに劣らぬ存在感を発揮しているのは、日本でもお馴染みの指
揮者アニシモフとアルゼンチンのブエノスアイレス・フィルという仰天の組み
合わせ。
ペトゥコフとアニシモフ&ブエノスアイレス・フィルが繰り出す個性豊かで豪
快なチャイコフスキーは特にマニアにオススメ!1993年&1994年の録音。

ADW 7392 \2250
カール・ゴットリープ・ライシガー(1798-1859):
ソナタ ロ短調Op.45/ソナタ・ブリランテ イ短調Op.185/グランド・ソナタ
ロ短調Op.190
カルロ・ヤンス(フルート)、ダニエル・ブルメンタール(ピアノ)
ウェーバーの後釜としてドレスデン宮廷歌劇場のカペルマイスターを務めたラ
イシガーのソナタ集。カルロ・ヤンスは、名手レイモン・ギヨーの門下生であ
りフルート奏者としてだけでなく指揮者、ルクセンブルク音楽院の教授として
など幅広く活躍している。
ここではヴァイオリンのために書かれたソナタをフルート版へと編曲してお
り、当盤が全曲世界初録音となる。1997年の録音。

ADW 7386 \2250
M・ブルッフ:クラリネット、ヴィオラとピアノのための《8つの小品》Op.83
C・ライネッケ:
クラリネット、ヴィオラとピアノのための《三重奏曲》Op.274
ロメオ・トゥドラシェ(クラリネット)、
アンドレイ・グリドチュク(ヴィオラ)、トニーノ・リオロ(ピアノ)
ブカレスト音楽院出身のトゥドラシェ、イルクーツク生まれのグリドチュク、
イタリアの銘器ファツィオーリを駆使するリオロといった多国籍トリオによる
ブルッフとライネッケの室内楽作品集。1996年の録音。

ADW 7393/4 2枚組 \4500
J-G・ロパルツ:オルガンのための作品全集 ――
Offertoire Pascal/3つの小品/6つの小品/Versets du commun des Saints
/2つの小品/3つの瞑想曲/ラプソディ/前奏曲とアレグロ・モデラート
ジャン=ピエール・レコウディ(オルガン)
パヴァーヌ・レーベルの主力オルガニストとして数多くの録音を発表している
レコウディによるロパルツ・アルバム。演奏にはルーアンのサン・トゥーアン
修道院に設置されているグランド・オルガンを使用している。1997年の録音。

ADW 7384 \2250
アンソニー・ジラール(1959-):
管弦楽のための《24の前奏曲》/平和のために/二重協奏曲/開いた天井
(全曲世界初録音)
ジュヌヴィエーヴ・ジラール(ピアノ)、
フィリップ・ペナンゲール(チェロ)、
ユベール・シャシェルー(ヴァイオリン)、
ダニエル・アリニョン(オーボエ)、
ベルナール・カルメル(指揮)、オーケストラ・ベルナール・カルメル
アンソニー・ギラール(ギラード)は、フランス国立ルーアン音楽院でディレ
クターを務めているフランス人作曲家。パヴァーヌからは宗教作品集(ADW
7443)もリリースされている。全曲世界初録音。1997年の録音。




<BNL>
BNL 112947(CD+dts) \4500
C・グノー:
レクイエム ハ長調/死のための小ミサ曲/葬送ミサ曲/モテット《Beati qui
lavant》
リ・シン・ファン(ソプラノ)、ダイア・ドゥリメル(アルト)、
ピエール・ヴァエロ(テノール)、ブルーノ・デュボワ(バス)、
ベルナール・ラルマン(指揮)、パリ仏独合唱団、ヴェルサイユ弦楽五重奏団
19世紀後半のフランスを代表する作曲家の1人であるグノーにとって最後の作
品となった「レクイエム ハ短調」をメインに据えた宗教作品集。4人のソリ
ストと合唱団、オルガンと弦楽四重奏によって演奏されるこの作品は、アン
リ・ビュセールによって編曲編集が行われグノーの死から数年後の1895年に
出版されている。
フランス合唱界の大ベテラン、ベルナール・ラルマンが鍛え上げたパリ仏独
合唱団がグノーの「鎮魂歌」を荘厳に歌う。
(このCDはノーマルCD+同内容の5チャンネルdts盤がセットになっております。
/dts盤は専用の再生機器でないと再生することができません。スーパーオー
ディオCDプレイヤーやDVDプレイヤーとは異なります。ご注意下さい。)

BNL 112952(2CDs+2dts) \9000
J・S・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ集BWV.1001-1006
フレデリク・ペラッシー(ヴァイオリン)
メニューイン・スクールでの実績で一躍有名となり、BNLからは16歳で初のア
ルバムをリリースするなど神童として注目を集めたペラッシー。2006年9月に
収録された新録音は30歳を超えたペラッシーが遂に挑んだバッハの無伴奏。
持って生まれた才能に風格が備わったペラッシーがバッハの神髄に迫る。




<Syrius>
SYR 141377 \2250
F・リスト:
交響詩《前奏曲》/ラ・カンパネラ/ペトラルカのソネット第104番/
同第123番/エステ荘の噴水/孤独な中の神の祝福/ハンガリー狂詩曲第2番
ジャン・デュベ(ピアノ)
NHK-BSの「ぴあのピア」でもその演奏が放映されたフランスの若手ピアニス
ト、ジャン・デュベ。2002年に第6回リスト国際コンクールを制覇したデュベ
にとってリストは最大のレパートリー。ラ・カンパネラでの卓越した技巧は
一聴に値する演奏である。

SYR 141383 \2250
C・フランク:
前奏曲、コラールとフーガ/前奏曲、アリアと終曲/前奏曲、フーガと変奏曲
/コラール第3番より Quasi allegro
ジャン・デュベ(ピアノ)
こちらはジャン・デュベが21歳の時に録音を行ったフランクのピアノ作品集。
タイトルが「前奏曲-」から始まる作品にスポットあてている。演奏からは21
歳とは思えない落ち着きを感じさせてくれる。

SYR 141385 \2250
イタリアのオルガン作品集第6巻 ――
M・E・ボッシ:交響的練習曲Op.78、練習曲、即興曲Op.49-3
R・レモンディ:主題と変奏
O・ラヴァネッロ:
前奏曲Op.50-1、アレグロ・ヴィヴァーチェ、アンダンテ・カンタービレ
Op.125
P・アレッサンドロ・ヨン:演奏会用練習曲
R・マナーリ:演奏会用練習曲
U・マセイ:アンダンテ、演奏会用練習曲
C・ドビュッシー(カポラーリ編):8本の指のために/他
ファウスト・カポラーリ(オルガン)
イタリアのオルガン奏者カポラーリによるイタリアのオルガン作品集。19世紀
後半から20世紀前半に生きた作曲家による「練習曲」がテーマとなっている。

SYR 141378 \2250
演奏会用オルガン ――
A・ギルマン:前奏曲とアレグロ・リゾルート
S・カルク=エラート:シャコンヌと変奏曲Op.142-7
M・E・ボッシ:スケルツォ
E・ベアストー:夕べの歌
L・ヴィエルヌ:オルガン交響曲第3番より
J・J・エストラーダ:プロセッション
W・マサイアス:プロセッショナル
E・ルメア:ベル・スケルツォ
F・ペーテルス:トッカータ、フーガと賛歌
マッシモ・ノゼッティ(オルガン)
ヴィエルヌ、ギルマンといったオルガンの大家からベアストーやマサイアスな
ど様々なヨーロッパの作曲家によるオルガン作品を収録。





<Cybele>
SACD 160.601(SACD-Hybrid) \2850
クリストフ・マリア・ワーグナー(1966-):
練習曲集第1巻/クロマトマニー/練習曲集第2巻/Vier bis fuenf Gesiter
クリストフ・マリア・ワーグナー(ピアノ)、トマス・モンバウー(ピアノ)
現代ドイツのコンポーザー・ピアニストの自作自演集。ワーグナーはファゴッ
トのダグ・イェンセンや岡崎耕治、オーボエのシュテファン・シーリらと共演
を重ねている。




<Hortus>
HORTUS 006 \2250
ワイマール時代のバッハ ――
J・S・バッハ:フーガ ニ長調BWV.532/いざ来たれ、異教徒の救い主よ
BWV.659a/われらキリストをたたえまつるBWV.696/いざ来たれ、異教徒の
救い主よBWV.599/前奏曲BWV.543a/イエスが十字架にかかりたまいし時
BWV.621/主よ、われ汝に望みを抱けりBWV.712/他 全16曲
ヴァンサン・ジャンヴラン(オルガン)
ヴァンサン・ジャンヴランはパリのサン・ニコラ・デ・シャン教会でオルガニ
ストであり、来日経験もあるフランスのオルガニスト。ここには大バッハが
ワイマール時代にオルガンオために作曲を行った16作品を収録。





<Cavalli>
CCD 453 \2180
ヴォルフラム・ブッヘンベルク(1961-):晩祷
バンベルク教会聖歌隊、カール=ハインツ・ベーム(オルガン)、
ルツ・ランドウ(トランペット)、ティル・ウェーザー(トランペット)、
ヨハン・ヴォイトファー(トロンボーン)、
フォルカー・ヘンシーク(トロンボーン)、他
旧市街の全体が世界遺産に登録されている大司教の都市バンベルク。2007年
のバンベルク1000周年を記念して作曲されたブッヘンベルクの「晩祷」は、
オルガンによるファンファーレ風の導入から始まり、合唱やバンベルク響の
金管奏者、朗読までが次々と登場するロマン派的な作風の宗教作品である。

CCD 330 \2180
アダム・フォン・フルダ(ca.1445-1505):ミサ曲、モテットと歌曲集
アンサンブル・スティムベルク
ドイツのヘッセン州の都市フルダで15世紀に活躍していたとされているドイ
ツの知られざる作曲家アダム・フォン・フルダの声楽作品集。前作フィンク
の声楽作品集(CCD 325)でも透き通るハーモニーを聴かせてくれたアンサン
ブル・スティムベルクは、2001年にミュンヘンで結成された男声ヴォーカル
・クヮルテット。

CCD 280 \2180
ホルスト・ローゼ(1943-):
ヴァイオリンとピアノのための6つの幻想的小品《千匹皮》/無伴奏ヴィオラ
のための《ソリチュードII》/ピアノのための《La naissance de feu》/
ヴァイオリンとヴィオラのための《...unterwegs...》/ピアノのための《デ
ディケーション》/無伴奏ヴァイオリンのための《Die Zeit ist ein ufer
loser Fluss》/ヴァイオリンとピアノのための《別れ》
ワレリー・ルービン(ヴァイオリン)、
マーティン・ティンフス(ヴィオラ)、
オートウィン・ストゥルマー(ピアノ)
1943年ドイツのクルムバッハ出身の作曲家ホルスト・ローゼの室内楽作品集。
ローゼはバイロイトやザルツブルクのモーツァルテウムで作曲を学んでおり、
その作品にはバンベルク芸術協会やオーフス交響楽団などから多くの賞が授
与されている。




<Antes Edition>
BM-CD 31.9226 \2180
レネ・エースペレ(1953-):
フルート協奏曲第2番/カントゥス/チェロのためのコンチェルタートゥス・
セラトゥス/クラリネット協奏曲
ネーメ・プンテル(フルート)、マリウス・ヤルヴィ(チェロ)、
トーマス・ヴァヴィロフ(クラリネット)、
リスト・ヨースト(指揮)、タリン室内管弦楽団
レネ・エースペレは、ハチャトゥリアンに師事した経験を持つエストニアの
作曲家。これまでにアンテス・エディション(Antes Edition)から3枚の作品
集をリリースしているエースペレは、エストニアの民族音楽からミニマムま
でに精通しており若手作曲家の指導にも定評がある。

BM-CD 31.9229 \2180
フリートリヒ・ゲルンスハイム(1839-1916):
ピアノ三重奏曲第1番ヘ長調Op.28/同第2番ロ長調Op.37
アレンスキー・トリオ
ブラームスの作品から強い影響を受けたドイツの音楽家ゲルンスハイムは保
守的な作曲家として知られており、特に室内楽の分野に際立った作品が見ら
れる。アレンスキー・トリオの表現力豊かな演奏が作品に華を添えている。




<Glossa>
GCD 920925 \2180
C・モンテヴェルディ:マドリガーレ集第5巻(1605) ――
つれないアマリッリ/おお、わが心のミルティッロ/私の魂は/さあシルヴィ
オ/私があなたを愛しているのを/これ以上何をあなたにあげられようか/
もしアマリッリと共にいる苦しみが甘美なら/ああ、美しい太陽に向かうよ
うに/この暴虐なる愛の神は/愛の神よ、もしお前が公正ならば/あなたを
愛しています、私の生命よ/このように少しずつ/このすばらしい合奏
クラウディオ・カヴィーナ(指揮)、
ラ・ヴェネクシアーナ
去る6月に行われ大盛況を博した初の来日公演や、演奏と文献の両面からアプ
ローチのできる前代未聞の「オルフェオ」のリリースなどルネサンス音楽の
分野に旋風を巻き起こし続ける「ラ・ヴェネクシアーナ」。
第8巻(GCD 920928)に続くモンテヴェルディのマドリガーレ・シリーズ最新作
は、「オルフェオ」が完成する2年前となる1605年に出版された「マドリガー
レ集第5巻」!
「マドリガーレ集第5巻」は劇的な表現様式を追求したモンテヴェルディが通
奏低音声部を加えるなど、革新的な手法を用いた作品として知られている。
イタリア・ルネサンス音楽の申し子、鬼才クラウディオ・カヴィーナとラ・
ヴェネクシアーナのコンビは、来日公演の大成功によって日本での知名度も
急上昇!
モンテヴェルディ&ジェズアルドのマドリガーレ集やモンテヴェルディの「オ
ルフェオ」など筆頭とする才気に満ちたレコーディングを次々と打ち出して
おり、世界屈指のヴォーカル・アンサンブルとしての地位と評価を確立して
いる。また今年2007年はモンテヴェルディの「オルフェオ」と「聖母マリア
の夕べの祈り」の2大作品をプログラムとしたコンサート・ツアーが進行中。

GCDSA 922204(SACD-Hybrid) \2580
E・エルガー:
交響曲第1番変イ長調Op.55/オラトリオ《神の国》Op.51より 前奏曲
マーティン・ブラビンズ(指揮)、
フランダース放送管弦楽団
ニケやパンドルフォ、ブリュッヘン、メイヤーソン、ラ・ヴェネクシアーナ
・・・数多くの世界的な古楽器奏者の録音をリリースしているグロッサから
なんとエルガーの生誕150年記念アルバムが登場。しかもプログラムは交響曲
第1番!
グロッサ2度目の登場となる名門フランダース放送管を率いてこのエルガーで
タクトを執るのは、ハイペリオンでもお馴染みのマエストロ、マーティン・ブ
ラビンズ。
有名無名にかかわらず膨大な数のイギリス作品をレパートリーとしているブ
ラビンズは、イギリス音楽の新たなスペシャリストとして大きな期待を浴び
ている。




<Chandos>
CHSA 5057(SACD-Hybrid) \2850
E・エルガー:
交響曲第3番Op.88(ペイン補筆完成版)
行進曲《威風堂々》第6番(ペイン補筆完成版)
過ぎ去りしあまた誠の王女たち(ペイン編曲/管弦楽版)
リチャード・ヒコックス(指揮)、
BBCナショナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ、
エイドリアン・パーティントン・シンガーズ
シャンドスの代名詞であり、現代最強のイギリス音楽のスペシャリストとして
その名を馳せるリチャード・ヒコックスがエルガーの生誕150年記念として進
めてきた交響曲の録音。交響曲第2番(CHSA 5038)、交響曲第1番(CHSA 5049)で
成功を収めてきたヒコックスが遂に未完の交響曲第3番に着手!しかもカップ
リングも未完の威風堂々第6番!
未完の交響曲第3番に対して「誰も手を付けてはならない」という言葉を残し
てこの世を去ったエルガーだったが、その死から数十年。BBCの委嘱を受けた
イギリスの作曲家アンソニー・ペインの補筆によって1997年にエルガーの「交
響曲第3番」が完成。翌年の1998年にロイヤル・フェスティヴァル・ホールで
行われた待望の初演では、ペインに対してもスタンディング・オベーションが
贈られたという。
「交響曲第3番」と同じくエルガーの死によって未完となり、1996年までその
スケッチすら陽の目を見ることが無かった「威風堂々第6番」。2005年にアン
ソニー・ペインによって補筆が着手され、2006年のプロムスでその全容が明ら
かとなった「威風堂々第6番」はこのヒコックスによる演奏が世界初録音とな
る。また軍楽隊と合唱のために書かれた「過ぎ去りしあまた誠の王女たち」の
ペインによる管弦楽編曲版がカップリングされるなど、エルガーのアニヴァー
サリー・イヤーを締め括るに相応しい充実の内容はイギリス音楽ファン必聴!

CHAN 10442 \2180
S・ラフマニノフ:歌劇《フランチェスカ・ダ・リミニ》
スヴェトラ・ワシレワ(ソプラノ)、ミシャ・ディディク(テノール)、
セルゲイ・ムルザエフ(バリトン)、ゲンナジー・ベズベンコフ(バリトン)、
エフゲニー・アキモフ(テノール)、
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、
BBCフィルハーモニック、BBCシンガーズ
ラフマニノフの「フランチェスカ・ダ・リミニ」は、ダンテの「神曲」の「地
獄篇」を題材としたモデスト・チャイコフスキーの台本によるオペラであり、
「アレコ」、「けちな騎士」と並ぶ完成された3つのオペラの1つとして知られ
ている。
ノセダはキーロフでのゲルギエフとの時間の中でロシア音楽に対する造詣を培
っており、その見事な解釈と演奏はシャンドスへのデビュー盤となったプロコ
フィエフ(CHAN 10058)やショスタコーヴィチ(CHAN 10358)で既に証明済。
ソリスト陣にも一級のアーティストを揃えており、ノセダのタクトとBBCフィ
ルの熱演がラフマニノフの「フランチェスカ・ダ・リミニ」を再評価へと導く
ことは必至である。

CHAN 10441 \2180
カップ一族の管弦楽作品集 ――
アルトゥール・カップ(1878-1952):ドン・カルロ
エウゲン・カップ(1908-1996):民族叙事詩《カレヴィポエク》からの組曲
ヴィレム・カップ(1913-1964):交響曲第2番ハ短調
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、BBCフィルハーモニック
エストニアの作曲家一族カップ家の作品を、エストニアが生んだ巨匠ネーメ・
ヤルヴィが演奏するというこの上ない組み合わせによる録音がシャンドスで実
現!タリン音楽院で作曲科の教授を務め、1950年にスターリン賞を授与されタ
リン楽派を築き上げた「アルトゥール・カップ」。アルトゥールの息子であり
弟子でもあった「エウゲン・カップ」は、エストニア作曲家同盟議長、共和国
最高会議の常任議員などの要職を歴任した重鎮である。
またエストニア共和国人民芸術家の称号を与えられた「ヴィレム・カップ」は
アルトゥールの甥であり、エウゲンと同じく叔父から作曲を学んでいる。
完成までに5年の歳月を費やしたというカップ一族の管弦楽作品集からは、19
世紀のロマンティシズムとエストニアの豊かな民族性を感じ取ることが出来る
だろう。

CHAN 10443 \2180
C・ドビュッシー:ピアノ作品全集Vol.2 ――
ロマンティックなワルツ/バラード/舞曲/映像/ピアノのために/版画/
仮面/スケッチ帳より/喜びの島
ジャン=エフラム・バウゼ(ピアノ)
2005年の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」への出演などで日本での知
名度をさらに高めたフランスの実力派ピアニスト、ジャン=エフラム・バウゼ。
新たにパートナーシップを結んだシャンドスからのリリース第2弾は、「映像」
や「版画」を含むドビュッシーのピアノ作品第2集。
前作の第1集(CHAN 10421)がサンデー・タイムズ誌やClassc FM、グラモフォン
誌などで絶賛を浴び、日本でも注目を集めただけに第2巻への期待も大きい。

CHAN 0745 3枚組 \4360
G・F・ヘンデル:オラトリオ《セメレ》HWV.58
ローズマリー・ジョシュア(ソプラノ)、
ヒラリー・サマーズ(メゾソプラノ)、
リチャード・クロフト(テノール)、
スティーヴン・ウォーレス(カウンターテナー)、
ブリンドリー・シェラット(バス)、ゲイル・ピアソン(ソプラノ)、
クリスティアン・カーニン(指揮)、アーリー・オペラ・カンパニー
ヘンデルのオペラ「パルテノーペ」の録音で鮮烈な登場を果たしたクリスティ
アン・カーニン&アーリー・オペラ・カンパニーの第2弾。
ギリシャ神話の登場人物を題材とした「セメレ」は「メサイア」、「サムソ
ン」に続くヘンデルのオラトリオ。オペラ的な要素を色濃く持っていたため
論争を巻き起こした作品でもある。
クリスティアン・カーニン率いるアーリー・オペラ・カンパニーは若手演奏家
で結成されたプロフェッショナル・アンサンブル。ニューヨークでのデビュー、
パルテノーペ(CHAN 0719)のリリースによってイギリス・バロック音楽のスペ
シャリスト集団として評価を上げている。

●Chandos Opera In English
CHAN 3147 \1780
G・F・ヘンデル:歌劇《アシスとガラテア》より
ジョアン・サザーランド(ソプラノ)、ピーター・ピアーズ(テノール)、
デイヴィッド・ガリヴァー(テノール)、オーウェン・プラニガン(バス)、
サーストン・ダート(チェンバロ)、
エイドリアン・ボールト(指揮)、
フィロムジカ・オヴ・ロンドン、セント・アンソニー・シンガーズ
英語版オペラの「Chandos Opera In English」から新シリーズ「Archive
Selection」がスタート。この「Archive Selection」は、過去の名演に24bit
/96kHzのデジタル・リマスターを施して復刻を行うシリーズである。
第1弾は1960年にデッカからLPでリリースされた、ボールト、サザーランド、
ピアーズによるヘンデル。




<Cala>
CACD 0547 \2180
バレエの心 ――
A・アダン:バレエ音楽《ジゼル》より(録音:1950年5月16日)
C・M・V・ウェーバー:バレエ音楽《薔薇の精》より(録音:1950年5月9日)
F・ショパン:バレエ音楽《レ・シルフィード》より(録音:1950年5月11日)
L・ドリーブ:バレエ音楽《シルヴィア》より 遅いワルツ
(録音:1950年5月16日)
P・I・チャイコフスキー:
バレエ音楽《白鳥の湖》より(録音:1950年5月11日、16日)
バレエ組曲《くるみ割り人形》(録音:1950年5月9日&6月29日)
C・ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(録音:1949年10月4日)
H・ベルリオーズ:妖精の踊り(録音:1951年2月15日)
レオポルド・ストコフスキ(指揮)、ヒズ・シンフォニー・オーケストラ
1940年代から1950年にかけてRCAビクターによって収録が行われ、LPとして発
売されたストコフスキによるバレエ音楽のハイライト集がカーラ(Cala)から
復刻!
実は今年2007年がストコフスキの生誕125年&没後30年。この節目を祝う記念
リリースとして復刻されるバレエ音楽集には、LPには収録されていなかった
「牧神の午後への前奏曲」と「妖精の踊り」、そして「くるみ割り人形」(花
のワルツのみLPに収録)が加えられている。
今回の復刻のために施されたリマスターが効果を発揮しており、音質は非常に
良好。ストコフスキの魔法のようなタクト捌きによって思わず踊りだしてしま
いそうだ。




<Signum Classics>
SIGCD 108 \2180
キャロル・アルバム ――
天にはさかえ/ガウデーテ/ガブリエルのみ告げ/ああベツレヘムよ/
コヴェントリー・キャロル/いと高きところには神に栄光あれ/きよしこの夜
/Whence is that goodly fragrance flowing/荒野のはてに/アヴェ・
マリア/もろびとこぞりて/Little Jesus, sweetly sleep/ われらのために
御子生まれたまえり/クリスマスに愛は来る/神の御子は/さやかに星はきら
めき/木枯らしの風ほえたけり/ディンドン!高らかに/あめなる神には/
Hail! smiling morn/サセックス・キャロル/Of the Father's heart
begotten/まぶねの中で/三艘の船/目覚めよ!
ダリウス・バティワラ(オルガン)、
ジョセフ・カレン(指揮)、ハダースフィールド合唱協会
1836年の創設以来、数多くの優秀な指導者や合唱指揮者と歴史を歩み国際的な
評価を高めてきた古豪ハダースフィールド合唱協会。オーケストラとの共演に
も頻繁に招かれており、特にヘンデルのメサイアは1864年以降ほぼ毎年演奏を
行っている。
最新盤となるキャロル・アルバムでは、誰もが耳にしたことのある珠玉のキャ
ロルが心に温もりを与えてくれる。大編成合唱による荘厳なハーモニーによる
キャロル集はクリスマス・シーズンに最適!

SIGCD 106 \2180
ハーバート・ヒューズ(1882-1937):アイルランドの歌曲集 ――
Reynardine/The Fanaid Grove/The Leprehaun/When through life unblest
we rove/Oh, breathe not his name/I'm a decent good Irish body
/他 全25曲
アイリッシュ・ティナン(ソプラノ)、イアン・バーンサイド(ピアノ)
Hughes:A Purse of Gold/Tynan(s)、Burnside(p)
北アイルランドの首都ベルファストに生まれたハーバート・ヒューズ。ヒュー
ズが収集したアイルランド民謡を題材として生み出した歌曲を集めたアルバム
からは、物悲しくもどこか懐かしさを感じる旋律が流れ出す。
アイリッシュ・ティナンはBBCニュージェネレーション・アーティストに選ば
れた経歴を持ち、2006/7シーズンにシアトル歌劇場に出演しアメリカ・デビュ
ーを果たしたソプラノ奏者。歌声と作品の一体感が美しい。




<Deux-Elles>
DXL 1025 \2180
20世紀の木管五重奏曲集 ――
J・イベール:3つの小品
L・ベリオ:作品番号獣番(オーパス・ナンバー・ズー)
G・リゲティ:6つのバガテル
F・ファルカシュ:17世紀の古いハンガリー舞曲
E・カーラパトーソ:5つの悲歌
P・ヒンデミット:小室内音楽
N・ハーラム:舞踏組曲
ガリアード・アンサンブル
イベールやファルカシュなど日本でも頻繁に演奏される定番作品から、内容、
タイトルともにユニークなベリオの「作品番号獣番(オーパス・ナンバー・ズ
ー)」など豊富なプログラムで楽しめるアルバム。演奏の水準も非常に高く、
アンサンブル・コンテストの参考演奏としてもピッタリ。
ガリアード・アンサンブルは1993年にイギリスの王立音楽院の学生によって
結成された木管五重奏団。BBCラジオ3のヤング・アーティスト・フォーラムや
メイジー・ルイス・アーティスト・アウォードを授与されるなど今後の活躍が
注目されている。2000年10月の録音。

DXL 1039 \2180
アンドルー・パウエル(1949-):
トランペット、電子楽器とテープのための《プラスモゲニーII》
ロジャー・スモーリー(1943-):トランペットとテープのための《エコーII》
ティム・ソースター(1943-1994):
フリューゲルホルン、電子楽器とテープのための《聖ナルシサスのトランジス
ター・ラジオ》
K・シュトックハウゼン(1928-):5本のトランペットのための《木曜の別れ》
ジョン・ウォーレス(トランペット)、
アンドルー・パウエル(ライヴ・エレクトロニクス)
フィルハーモニア管の首席奏者として幾多の名演を生み出し、スコットランド
王立音楽院の学長、ウォーレス・コレクションの主宰を務めているイギリス・
トランペット界の重鎮ジョン・ウォーレス。
このアルバムに収録されたトランペットと電子音楽の共演という難題も、ウォ
ーレスが演奏すれば初級者用エチュードと同じような難易度に聴こえてしまう
のだから不思議。

DXL 1017 \2180
J・S・バッハ:
トッカータ ニ長調BWV.912/半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV.903/イタリ
ア風アリアと変奏イ短調BWV.989/イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971/アリア
ト長調BWV.988/前奏曲ハ短調BWV.999/前奏曲とフゲッタ ト長調BWV.902/
幻想曲とフーガ ハ短調BWV.906
テレンス・チャールストン(チェンバロ)
ソリスト、室内楽奏者、そしてロンドン・バロックのメンバーとして精力的な
活動を続けるイギリスの鍵盤楽器奏者テレンス・チャールストンのバッハ・ア
ルバム。
特にチェンバロと通奏低音に関してはロンドンの王立音楽院で教授として後進
の指導を任されるなど、国内外から高い評価を受けている。アントワープの
リュッカース(1638)のチェンバロをアンドルー・ガーリックが復元したレプリ
カを使用しての演奏。2002年7月&10月の録音。

DXL 1128 \2180
ライアン・サムエル(1944-):光と水 ――
月のうさぎ/タイム・アウト・オブ・タイム/アンの庭/トリニティ/ピアノ
四重奏曲《光と水》/ガスライト・スクエアII
ルーシー・クロウ(ソプラノ)、サイモン・レッパー(ピアノ)、
ジェマ・ローズフィールド(チェロ)、チェニン・リー(ピアノ)、
ジョアナ・セアラ(ソプラノ)、アダム・ウォーカー(フルート)、
ジョン・ライド(ピアノ)、
フィデリオ・ピアノ四重奏団、アンチテーゼ・ピアノ・デュオ
近現代作品の録音にも積極的に取り組んでいるドゥーゼル(Deux-Elles)の新譜
は現代ウェールズの女流作曲家ライアン・サムエルの作品集。
サムエルの作曲した「悲しみの交響曲」は、スラットキン&セントルイス響に
よって演奏が行われるなどその作品への評価はイギリスだけでなくアメリカで
も高い。ちなみにサムエルは現在ロンドンのシティ大学で作曲家の教授を務め
ている。2007年4月の録音。




<Dal Segno>
DSPRCD 019 \2180
偉大なるピアニストVol.3-フェルッチョ・ブゾーニ ――
F・リスト:狩り、鬼火、ポロネーズ第2番ホ長調
J・S・バッハ:シャコンヌ
F・ショパン:24の前奏曲Op.28より 第1番-第13番、第15番-第24番
フェルッチョ・ブゾーニ(ピアノ)
作曲者自身や名ピアニストたちのピアノ・ロールを再生し、現代のデジタル技
術で収録したシリーズでお馴染みの「ダル・セーニョ(Dal Segno)」。
パハマン、レヴィンに続く「偉大なるピアニスト」シリーズ第3弾はブゾーニ。
1914年から1920年にかけての演奏の中にはブゾーニ自身によるバッハの「シャ
コンヌ」が含まれている!

DSPRCD 020 \2180
偉大なるピアニストVol.4-パーシー・グレインジャー ――
E・グリーグ:
組曲《ペール・ギュント》Op.46/愛の歌Op.43-5/ノルウェー民謡集Op.66より
C・ドビュッシー:トッカータ
G・フォーレ:ネルOp.18-1
P・I・チャイコフスキー:組曲《くるみ割り人形》Op.71aより
R・シューマン:交響的練習曲Op.13/他
パーシー・グレインジャー(ピアノ)
続く第4弾は、オーストラリアが生んだ大音楽家グレインジャー。膨大な数を
残した作曲家としてのグレインジャーではなく、当代随一のピアニストとして
のグレインジャーを知ることが出来る。

DSPRCD 033 2枚組 \4360
F・リスト-ピアノ・ロール・レコーディングス ――
春(コルトー)/小人の踊り(ノヴァエス)/ゴンドラの漕ぎ手(ガンツ)/タラン
テラ(ホフマン)/ワレンシュタット湖畔で、エステ荘の噴水(フリードハイム)
/愛の夢第1番&第2番、ローレライ(ガンツ)/パガニーニによる超絶技巧大
練習曲より 第1番(フリードハイム)、第2番(バウアー)、第3番(フリードハイ
ム)、第5番(ブゾーニ)/リゴレット・パラフレーズ(パハマン)/他
様々なアーティスト(作品名の後ろの( )内が演奏者)
1人の作曲家をテーマとした1900年代前半に活躍した偉大なるピアニストたち
の演奏によるシリーズ第5弾。このリストの作品集では、1914年から1924年に
かけて収録された貴重な演奏の復刻が行われている。




<Nimbus>(NimbusはCD-R盤となります)
NI 5108 \2080
R・シューマン:クライスレリアーナOp.16/交響的練習曲Op.13
ヴラド・ペルルミュテール(ピアノ)
名演の復刻などにより再び脚光を浴びているヴラド・ペルルミュテール。生ま
れ故郷の旧ソ連を離れ21歳でフランス国籍を取得したペルルミュテールは、モ
シュコフスキとコルトーにピアノを師事。さらにラヴェル本人から直接指導を
受け、世界屈指のラヴェル弾きとして存在感を放ち続けたことはあまりにも有
名。ラヴェルとショパンがぺルルミュテールのレパートリーの双璧を成してい
たが、シューマンやベートーヴェン、そしてフォーレなどニンバス(Nimbus)へ
の録音はいずれも屈指の名演として知られている。
1982年6月9日&1985年12月9日の録音。

NI 5133 \2180
L・V・ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57《熱情》/同第26番変ホ長調Op.81a《告別》
/《エロイカ》の主題による15の変奏曲とフーガ変ホ長調Op.35
ヴラド・ペルルミュテール(ピアノ)
1987年12月18日&1974年の録音。

NI 5165 \2180
G・フォーレ:
主題と変奏嬰ハ短調/夜想曲第1番変ホ短調Op.33-1/即興曲第2番ヘ短調Op.31
/夜想曲第6番変ニ長調Op.63/舟歌第5番嬰ヘ短調Op.66/夜想曲第7番嬰ハ短調
Op.74/即興曲第5番嬰ヘ短調Op.102/夜想曲第12番ホ短調Op.107/同第13番
ロ短調Op.119
ヴラド・ペルルミュテール(ピアノ)
1982年3月9日&9月21日-22日の録音。

NI 5299 \2180
R・シューマン:幻想曲ハ長調Op.17/F・リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
ヴラド・ペルルミュテール(ピアノ)
1990年10月9日-11日、1974年10月21日-22日の録音。

NI 5340 \2180
L・V・ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53《ワルトシュタイン》
F・ショパン:スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
F・メンデルスゾーン:厳格な変奏曲ニ短調Op.54
M・ラヴェル:組曲《マ・メール・ロワ》*
ヴラド・ペルルミュテール(ピアノ)、エイドリアン・ファーマー(ピアノ)*
1982年3月9日、1986年5月21日、1990年10月9日-11日の録音。

NI 5608/11 4枚組 \4360
J・S・バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻&第2巻
バーナード・ロバーツ(ピアノ)
ダーティントン国際サマー・スクールなどで長年にわたって活躍したマンチェ
スター生まれのベテラン・ピアニスト、バーナード・ロバーツ。このバッハは、
同じくニンバスに録音されたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集と並ぶロバ
ーツの代表盤として親しまれてきたもの。1998年の録音。

NI 5647/8 2枚組 \3180
J・S・バッハ:オルガン作品全集Vol.12 ――
幻想曲ト長調BWV.572/トリオ・ソナタ第4番ホ短調BWV.528/トッカータ嬰
ヘ短調BWV.910/幻想曲ト長調BWV.571/前奏曲とフーガ ト長調BWV.550/
コラール・パルティータ ト長調BWV.771/トリオ・ソナタ第3番ニ短調BWV.527
/前奏曲とフーガ ハ長調BWV.545/他
ケヴィン・ボウヤー(オルガン)
1961年イギリスのサウスエンド・オン・シー出身のオルガン奏者ケヴィン・ボ
ウヤーによって1998年に収録されたバッハ・シリーズの第12巻。録音にはデン
マークの都市オーデンセにある聖ハンス教会に設置されているMarcussen&Son
製のオルガンを使用している。

NI 5614 \2180
A・シェーンベルク:浄夜Op.4
R・シュトラウス:メタモルフォーゼン、カプリッチョからの前奏曲Op.85
ブランディス弦楽四重奏団、
ヴァルター・キュスナー(ヴィオラ)、ディートマル・シュヴァルケ(チェロ)、
ライナー・ゼペリッツ(コントラバス)
ベルリン・フィルの元コンサート・マスター、トーマス・ブランディスをリー
ダーとして1976年に結成されたブランディス弦楽四重奏団による近代ドイツ語
圏の作品集。深く掘り下げられた解釈と演奏を聴くと、改めてベルリン・フィ
ルのレベルの高さを実感させられる。1998年6月13日-18日の録音。




<Amon Ra>(Amon RaはCD-R盤となります)
CD-SAR 29 \2180
16世紀イギリスのヴィオール作品集 ――
T・タリス:
4声のイン・ノミネ第1番、5声のソルフェージュの歌、5声のファンタジア
C・タイ:5声のイン・ノミネ
W・コーニッシュ:3声のファ・ソ・ラ
J・ボードウィン:4声のイン・ノミネ
J・ブル:5声のイン・ノミネ
W・バード:3声のファンタジア第3番
J・タヴァナー:イン・ノミネ/他 全21曲
フレットワーク
ヴィオール・コンソートのために書かれた「イン・ノミネ」にスポット・ライ
トを浴びせたアルバム。ロンドン・バロックやパーセル・クヮルテットで活躍
する一流奏者たちが集結して結成したのがフレットワーク。1986年1月にはウィ
グモア・ホール・デビューを果たしている。1987年2月の録音。

CD-SAR 28 \2180
ジョン・プレイフォードの名旋律集 ――
Greenwood/Lady Catherine Ogle/The Granadees March/Lady Hatton's
Almaine/Lilli Burlero/Parthenia/Paul's Steeple/The Lady Nevils
Delight/Childgrove
ブロードサイド・バンド
ジョン・プレイフォードは17世紀イギリスの出版者として重要な地位にあった
音楽家。ピリオド楽器の四重奏団ブロードサイド・バンドの素朴な音色が心地
よい。1986年4月の録音。

CD-SAR 27 \2180
D・スカルラッティ:
ソナタ ホ長調K.380/同ホ長調K.381/同ロ短調K.27/同ヘ短調K.446/
同変ロ長調K.550/同変ロ長調K.551/同ホ短調K.263/同ホ長調K.264/
同嬰ヘ長調K.318/同嬰ヘ長調K.319/同ニ短調K.417
マジー・コール(チェンバロ)
ヤコブ・カークマンによって1756年にロンドンで製作されたチェンバロと、ア
ントワープのリュッカース(1638)によるチェンバロをアドラム・バーネットが
再現したレプリカの2種類を用いたスカルラッティ。1986年3月の録音。




<Saydisc>(SaydiscはCD-R盤となります)
CD-SDL 330 \2180
プリンクナッシュ寺院の音楽 ―― ラテン語の聖歌/英語の聖歌
プリンクナッシュ寺院の修道僧
伝統ある寺院で歌われる厳粛な雰囲気を持った聖歌集。





<Prima Voce>(Prima VoceはCD-R盤となります)
NI 7895 \1680
マリアン・アンダーソン(1897-1993)-録音集Vol.2(録音:1936年-1947年)
マリアン・アンダーソン(ソプラノ)、
ウィリアム・プリムローズ(ヴィオラ)、他

NI 7897 \1680
パスクワーレ・アマート(1878-1942)-録音集(録音:1911年-1914年)
パスクワーレ・アマート(バリトン)、他

NI 7899 \1680
ヘルゲ・ロスヴェンゲ(1897-1972)-録音集(録音:1932年-1942年)
ヘルゲ・ロスヴェンゲ(テノール)、他

<Channel Classics>
CCSSA 24307(SACD-Hybrid) \2850
レスプリ・ガラ ――
アントワーヌ・ボエセ(1586-1643):
Noires forets、Que servent tes conseils、Me veux-tu voir mourir
エヌモン・ゴーティエ(ca.1575-1651):L'lmmortelle
ジェルマン・ピネル(ca.1600-1661):前奏曲
ミシェル・ランベール(ca.1610-1696):
Vous eprouver toujours severe、Ombre de mon amant、
Il n'est point d'amour sans peine、Rochers, vous etes sourds、
Vos mepris chaque jour
ニコラ・オトマン(1614-1663):サラバンド、テオルボのための小品ニ短調
セバスチャン・ル・カミュ(ca.1610-1677):
Forets solitaires et sombres、Ah! Fuyons ce dangereux sejour、
Laissez durer la nuit、Qu'une longue tiedeur ennuie、Amour, cruel Amour
ロベール・ド・ヴィゼー(1660-a.1725):
前奏曲、仮面舞踏会、シャコンヌとロンドー
マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704):
Ah! Laissez-moi rever H.441、Celle qui fait tout mon tourment H.450、
Ah! Qu'on est malheureux H.443、Ruisseau, qui nourrit dans ce bois
H.466、Sans frayeur dans ce bois (Chaconne) H. 467
ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)、フレッド・ヤコブス(テオルボ)
フェルトホーフェン&オランダ・バッハ協会との共演などでその存在感を発揮
し続けているゾマーが歌うのは、シャルパンティエやランベール、オトマンら
17世紀フランスの作曲家による歌曲集。
16世紀後半から17世紀中期にかけてフランスの宮廷や上流階級ではリュートな
どの器楽伴奏が付いた「エール・ド・クール」と呼ばれた世俗歌曲が流行し、
アントワーヌ・ボエセは中心的役割を担っていたことで知られている。
またボエセの次の世代となるシャルパンティエの「エール・セリユー」と呼ば
れる世俗歌曲も収録されており、フランス歌曲の変遷をこの1枚のアルバムで
聴くことができる。
まさに阿吽の呼吸と言うに相応しいゾマーとヤコブスのコンビによる見事な演
奏は、「光り輝くローマ」(CCSSA 19903)や「カッチーニの新音楽」
(CCSSA 21305)で証明済。この「レスプリ・ガラ」は、バロック唱法&奏法
のスペシャリストによるフランス音楽をたっぷりと味わえる極上の贅沢である。

CCSSA 27507(SACD-Hybrid) \2850
E・エルガー:歌曲全集第1巻 ――
私を慰めるもの/ああ、優しかりし歌の調べOp.59-3/月夜に/嘆願Op.48-1
/糸を引く7人/黎明Op.59-6/暁の風/暁にOp.41-1/語れ音楽よOp.41-2/
その汚れなき澄んだひとみの涙をぬぐい/いつでもどこでも/海の絵Op.37
/ダマスクローズに似て/メアリー女王の歌/秋の歌/来たれ優しき夜
アマンダ・ルークロフト(ソプラノ)、
コンラッド・ジャーノット(バリトン)、
ライニルト・メース(ピアノ)
イギリスの音楽史を代表するエルガーが書いた全ての歌曲を網羅するこのシリ
ーズは、20世紀歌曲協会のサポートを得たことで実現した企画なのである。
チャンネル・クラシックスはこれまでにもシュレーカー、レスピーギ、シマノ
フスキの歌曲集で実績を残しているだけに今回のエルガーへの期待も大きい。
第1巻に登場する歌い手はオニックスから初のリサイタル・アルバムをリリー
スするなど勢いに乗るソプラノ奏者ルークロフト、同じくイギリス出身でフィ
ッシャー=ディースカウやリリンク直伝の歌声で注目を浴びるバリトンのジャ
ーノットという実力派コンビ。これは強力!

CCSSA 26007(SACD-Hybrid) \2850
D・ショスタコーヴィチ:
弦楽四重奏曲第2番イ長調Op.68/同第4番ニ長調Op.83
カンディダ・トンプソン(ヴァイオリン&音楽監督)、
アムステルダム・シンフォニエッタ
チャイコフスキーの弦楽六重奏曲《フィレンツェの思い出》の弦楽合奏版
(CCSSA 21504)、ベートーヴェン&ウォルトンの弦楽作品の合奏版(CCSSA
23005)での斬新な編成と解釈で話題を呼んできたアムステルダム・シンフォ
ニエッタが次に取り組んだのはショスタコーヴィチ。
アムステルダム・シンフォニエッタは弦楽合奏の編成で演奏を行うことによっ
て、ショスタコーヴィチの2つの弦楽四重奏曲から交響的な一面を引き出すこ
とに成功している。
アムステルダム・シンフォニエッタは23人による演奏を基本形態とするオラ
ンダの常設アンサンブル。1995年にコンサートマスターに就任したカンディダ
・トンプソンが2003年から音楽監督を務めている。

CCSSA 26807(SACD-Hybrid) \2850
コメディアン・ハーモニストの音楽 ――
Veronika, der Lenz ist da/Eine kleine Fruhlingsweise/《セビリャの理
髪師》序曲/Mein kleiner gruner Kaktus/ストーミー・ウェザー/アリ・
ババ/すずしい谷間で/Als ik weer zin heb om te zingen/Wir sind von
Kopf bis Fuss auf Liebe eingestellt/Schone Isabella von Kastilien/
Morgen mus ich fort von hier/Wochenend und Sonnenschein/Nuit et Jour
/Der Onkel Bumba aus Kalumba/Kannst du pfeifen Johanna?/Guter Mond
/Holzhackerlied/Gitarren spielt auf/Lebe wohl, gute Reise
フローマーマン
1927年に結成され、両大戦の狭間の時期にベルリンで絶大な人気を博した男声
ヴォーカル・アンサンブル「コメディアン・ハーモニスツ」。熱狂と極上のエ
ンターテイメントを届けたコメディアン・ハーモニスツだったが、ナチスのユ
ダヤ人弾圧によって解散。その活動は後年映画化されている。
今回新たにチャンネル・クラシックスに加わるのは、「コメディアン・ハーモ
ニスツ」のリーダーだったハリー・フローマーマンの名を冠したオランダの男
声ヴォーカル・アンサンブル「フローマーマン」!
2004年12月のアムステルダム運河フェスティヴァルからのリクエストによって
テノール奏者マルセル・ライヤンを中心として結成された「フローマーマン」
が歌うのは、アンサンブルのルーツである「コメディアン・ハーモニスツ」の
レパートーリー。数十年の時を経て伝説のエンターテイメントが復活する。

CCSSA 80807(SACD-Hybrid) \2850
ハロー・ミスター・パガニーニ ――
N・パガニーニ:
悲しみよ去りゆけOp.12(クライスラー編)/カプリース第24番イ短調Op.1-24
(クライスラー編)/イギリス国歌による変奏曲Op.9/カンタービレ(キンス
キー&ロスチャイルド編)/《わが心うつろになりて》による変奏曲/魔女た
ちの踊りOp.8(クライスラー編)/ラ・カンパネッラOp.7(クライスラー編)
/《こんなに胸騒ぎが》による変奏曲Op.13(クライスラー編)
ニン・フェン(ヴァイオリン)、トーマス・ホッペ(ピアノ)
中国のアーティストによる中国伝統音楽の演奏をリリースしてきたチャンネル
・クラシックスの「チャンネル・オヴ・チャイナ」シリーズ。
中国の伝統作品を取り上げてきたこれまでの流れとは一味違うこのパガニーニ
・アルバムには、2006年に第51回パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで
見事第1位に輝いた中国期待の新星ニン・フェンが登場!
ニン・フェンは既に日本でもリサイタルを開催するなど急速にその名を広めて
おり、現在は引く手あまたの状態だという。中国の天才がパガニーニの作品の
持つ超絶的な外面と天使のような抒情詩的な内面をヴァイオリンを通じて伝え
てくれる。




<APR>
APR 5662 \1880
20世紀中期のロシア・ピアニズム-コンスタンチン・イグムノフ ――
F・ショパン:マズルカ第33番ロ長調Op.56-1(録音:1935年、モスクワ)
A・スクリャービン:詩曲嬰ヘ長調Op.32-1(録音:1935年、モスクワ)
R・シューマン:クライスレリアーナOp.16(録音:1941年、モスクワ)
P・チャイコフスキー:四季Op.37b
コンスタンチン・イグムノフ(ピアノ)
歴史的録音や現在もイギリスなどで活躍しているピアニストの録音で多くの支
持を得ているAPRの最重要シリーズ『20世紀中期のロシア・ピアニズム 』から
第2シリーズが登場!
第1シリーズとなった「ネイガウス(ノイハウス)とその弟子たち」に続くのは
「イグムノフとその弟子たち」。
イグムノフは、アレクサンドロフ、オボーリン、フリエール、ダヴィドヴィチ、
タマルキーナ、そしてグリンベルクといった世界的ピアニストを筆頭に600人
(!)を超える弟子たちを育て上げた稀に見る名指導者としてロシアの音楽史に
その名を刻んでいる。
またイグムノフはラフマニノフの同期でありピアノ・ソナタ第1番の初演を担
当するなど、ピアニストとして果たした重要も非常に大きい。死の前年の演奏
となるチャイコフスキーの「四季」を収録するなど、ここに収録された演奏全
てがロシアン・ピアニズムの歴史である

APR 5665 \1880
20世紀中期のロシア・ピアニズム-ヤコフ・フリエール ――
F・ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ長調Op.35(録音:1956年頃、モスクワ)
S・ラフマニノフ:
前奏曲嬰ハ短調Op.3-2、同ト短調Op.23-5(録音:1952年頃、モスクワ)
D・カバレフスキー:24の前奏曲Op.38(録音:1955年頃、モスクワ)
ヤコフ・フリエール(ピアノ)
自らの師であるイグムノフと同じく、ピアノの名手であり名教師であったヤコ
フ・フリエール。ここではイグムノフ門下生の中でも突出した実力を誇ったフ
リエールがモスクワで1950年代に録音を行った4作品を収録。
フリエールはモスクワ音楽院教授としてプレトニョフやフェルツマンを育てる
など、演奏技術だけでなく指導力も師から受け継いでいたのだろう。フリエー
ルの演奏によるカバレフスキーの「24の前奏曲」の全曲収録も嬉しいところ。

APR 7301 3枚組 \3760
F・ショパン ――
初期(1827-1835):
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22、
夜想曲第1番変ロ短調Op.9-1、同第4番ヘ長調Op.15-1、
同第5番嬰ヘ長調Op.15-2、同第6番ト短調Op.15-3、ボレロOp.19、
マズルカ第5番変ロ長調Op.7-1、同第9番ハ長調Op.7-5、
同第8番変イ長調Op.7-4、バラード第1番ト短調Op.23、
葬送行進曲ハ短調Op.72-2、ワルツ ホ短調Op.posth、
ワルツ第9番変イ長調Op.69-1《別れ》/
中期(1835-1841):
スケルツォ第2番変ロ短調Op.31、夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2、
演奏会用アレグロ イ長調Op.46、ワルツ第4番ヘ長調Op.34-3、
同第5番変イ長調Op.42、ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35《葬送》、
マズルカ第23番ニ長調Op.33-2、スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39、
練習曲第13番変イ長調Op.25-1、同第14番ヘ短調Op.25-2、
同第23番イ短調Op.25-11、同第24番ハ短調Op.25-12/
後期(1841-1849):
子守歌変ニ長調Op.57、幻想曲ヘ短調Op.49、夜想曲第15番ヘ短調Op.55-1、
同第16番変ホ長調Op.55-2、ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58、
舟歌嬰ヘ長調Op.60、マズルカ第40番ヘ短調Op.63-2、同第51番ヘ短調Op.68-4、
ポロネーズ第6番変イ長調Op.53《英雄》
ヴァレリー・トライオン(ピアノ)
幼少時代からBBC放送やコンサートなどで活躍してきたイギリスのベテラン女流
ピアニスト、ヴァレリー・トライオン。メンデルスゾーンの作品集(APR 5595)
は、「これまでで最も素晴らしいメンデルスゾーン」と評価されるなど多くの
素晴らしい録音を作り続けている。
ブランドン・ヒルのセント・ジョージ教会で新たに録音されたこのショパンは
その生涯を3つに区切った形で作品が収録されており、その作風の移り変わり
を捉えることが出来るように構成されている。




<Guild Historical>
GHCD 2329 \1350
M・ムソルグスキー:歌劇《ホヴァンシチナ》より 第4幕への前奏曲
P・I・チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
R・ワーグナー:
楽劇《トリスタンとイゾルデ》より 前奏曲とイゾルデの愛の死
C・ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲*
レオポルド・ストコフスキ(指揮)、
シュトゥットガルト放送交響楽団、フランクフルト放送交響楽団*
続々と歴史的音源のリリースを進める絶好調ギルド・ヒストリカル。
新たにこのギルド・ヒストリカルから復刻されるストコフスキの音源は、チャ
イコフスキーの交響曲第5番を中心としたドイツのオーケストラとのライヴ録
音集!
変幻自在のテンポ、めくるめく色彩感、そして凄まじいまでのパワーとテン
ションがひしひしと伝わってくる凄演を展開しており、ストコフスキ・サウン
ドを思う存分堪能させてくれる。特にチャイコフスキーの第4楽章で登場する
6分30秒から40秒にかけての急激なテンポダウンとその後に待ち受けるリタル
ダンドにはもう唖然。
お馴染みのエンジニア、ピーター・レイノルズが施したリマスターによって音
質も良好となっている。シュトゥットガルト放送響との録音は1955年5月20日
(ライヴ)、フランクフルト放送響とのドビュッシーは1955年5月31日(ライヴ)
の録音(ADD)。

GHCD 2330/31 2枚組 \2700
ニューヨークフィル・ライヴ・レコーディング1937-1943 ――
C・フランク:交響曲ニ短調(録音:1939年10月15日)
H・ベルリオーズ:
歌劇《ベンヴェヌート・チェッリーニ》序曲(録音:1938年10月30日)
C・グリフィス:白い孔雀(録音:1938年10月30日)
C・ドビュッシー:イベリア(録音:1937年11月14日)
M・カステルヌオーヴォー=テデスコ:
《ジョン王》序曲(録音:1942年3月15日)
J・ブラームス:二重協奏曲イ短調Op.102(録音:1939年3月26日)*
A・ベンジャミン:イタリアの喜劇への序曲(録音:1941年4月20日)
A・コレッリ(バルビローリ編):合奏協奏曲
ボーナス・トラック
G・マーラー:アダージェット(抜粋/録音:1939年12月17日)
ジョン・バルビローリ(指揮)、
ニューヨーク・フィルハーモニック管弦楽団、
アルバート・スポルディング(ヴァイオリン)*、
ガスパール・カサド(チェロ)*
国際バルビローリ協会の協力によってギルド・ヒストリカルからリリースとな
るバルビローリの新たなタイトルは、ニューヨーク・フィルとのライヴ録音集。
イギリスの巨匠バルビローリがトスカニーニの後任としてニューヨーク・フィ
ルの常任指揮者として活動した1936年から1943年。この期間とほぼ同じとなる
1937年から1943年にかけて行われたコンサートからのライヴ録音を2枚のディス
クにまとめたもの。
フランク、グリフィス、ドビュッシー、カステルヌオーヴォー=テデスコなど
バルビローリのレパートリーの広さを再確認できる。

GMCD 7314 \2180
新しいクリスマス ――
F・メンデルスゾーン:喜び歌え、地の民よ
マイケル・ヘッド(1900-1976):ベツレヘムへの小道
ボブ・チルコット(1955-):シェファーズ・キャロル
14世紀ドイツ(ラッター編):Quem pastores laudevere
J・ラッター:メアリーの子守歌
ケネス・レイトン(1929-1988):コヴェントリー・キャロル
ジョナサン・ラスボーン(1957-):コーパス・クライスティ・キャロル
ジュディス・ウェアー(1954-):光を放て、エルサレムよ
モートン・ラウリッドソン(ローリゼン):大いなる神秘
フランス民謡(ジャクソン編):新しいクリスマス
ナジ・ハキム(1955-):ディン・ドン・メリリー・オン・ハイ
ハンフリー・クルーカス(1941-):クリスマスに愛は来たる
ポール・エドワーズ(1956-):ノー・スモール・ワンダー
F・グルーバー(ラスボーン編):きよしこの夜
ジョン・ガードナー(1917-):明日は私の喜び踊る日
ナイジェル・ショート編:まぶねの中で
マルコム・サージェント編:ハワイアン・ララバイ
M・トーメ(スウィングル編):クリスマス・ソング
イギリス民謡(カーター編):12日間のクリスマス
フィオナ・マクウィリアムス(ソプラノ)、ニコラ・バルザン(ソプラノ)、
ジース・スタンスフィールド(ソプラノ)、マシュー・ウッド(バリトン)、
ジェレミー・フィルセル(オルガン)、
ジェレミー・バックハウス(指揮)、ヴァサーリ・シンガーズ
ギルド(Guild)のクリスマス・アルバムは、現役で活躍中の作曲家の作品や編曲
作品を中心としたクリスマスのための新しい合唱作品を集めたもの。ラスボー
ン、ラウリッドソン(ローリゼン)、そしてラッターなど合唱界で広く知られる
作曲家のオリジナル作品から、サージェントの編曲作品など非常にバラエティ
豊かなラインアップとなっている。
合唱王国イギリスでも堂々たる存在感を放つヴァサーリ・シンガーズのハーモ
ニーにも注目が必要だ。

GLCD 5139 \1650
軽音楽の黄金時代-音楽の万華鏡Vol.1 ――
シュレッケンベルガー:カレイドスコープ
マキシン:ダブル・クロス
伝承曲:オレンジとレモン
ウィリアムソン:《Rivers Of The North Of England》からの組曲
ヘンマン:オープン・ウィンドウズ組曲/他 全27曲
チャールズ・グローヴズ、BBCノーザン・オーケストラ、
ギルバート・ヴィンター(指揮)、
BBCミッドランド・ライト・オーケストラ、他
軽音楽の宝庫として定着してきたギルド・ライト・ミュージック・シリーズか
らは新譜が2タイトル。BBCのオーケストラ7団体の演奏が含まれているところ
がポイント。

GLCD 5138 \1650
軽音楽の黄金時代-四季の軽音楽 ――
デューク:パリの4月
レイエ:4月の思い出
コーツ:夏の午後
イチーニ:ヴェニスの夏の日
コスマ:枯葉
ローズ:秋のセレナーデ
L・アンダーソン:そりすべり
シェファード:冬
クリスマス・ファンタジー/他 全24曲
エリック・コーツ&ヒズ・シンフォニー・オーケストラ、
ロン・グッドウィン&ヒズ・シンフォニー・オーケストラ、他
古き良き時代を感じさせる音楽で巡る四季の旅。ライト・ミュージック・ファ
ンにはお馴染みの往年の名作が多数盛り込まれている。





<Metronome>
METCD 1082 \2300
ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745):
レクイエム ハ短調ZWV.45/ミゼレーレ ハ短調ZWV.57/
エレミアの哀歌ZWV.53より
グレース・ダヴィッドソン(ソプラノ)、
ジェームズ・ボーマン(カウンターテナー)、
ベンジャミン・ヒューレット(テノール)、
サイモン・ホワイトリー(バス)、
フィオーリ・ムジカーリ管弦楽団&合唱団、
ヒズ・マジェスティーズ・サクバッツ&コルネッツのメンバー
ボヘミアで生を受けドレスデンで活躍したバロック時代の作曲家ゼレンカは、
ドレスデン宮廷での目覚しい活躍によって同世代の大バッハからも称賛された
ほどの才能の持ち主。
また戦争によって大半が焼失してしまったものの、数多くの優れた宗教作品に
よって「ボヘミアのバッハ」と呼ばれ現在再評価が進んでいる作曲家である。
知られざるバロック音楽に精通するイギリスの女流音楽家ペネロペ・ラプソン
によって1983年に結成されたフィオーリ・ムジカーリの洗練された演奏がゼレ
ンカの作品を感動的に響かせる。

METCD 1077 \2300
サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-):ピアノ作品集(1994-2001) ――
ソナタ第5番/2つの夜想曲/夜想曲第3番/同第4番/2つの残酷な夜想曲/
横の塵
ニコラス・ホッジス(ピアノ)
パレルモ生まれの現代イタリアの大作曲家シャリーノが1994年から2001年にか
けて作曲を行った全てのピアノ作品を網羅したアルバム。
シャリーノの作品はアムランも弾いており、ポリーニもモーツァルトの協奏曲
録音にシャリーノによるカデンツァを用いるなど、世界の名ピアニストたちか
らも注目を集める存在なのである。ニコラス・ホッジスは、これまでにフィニ
ッシーやガーシュウィンのアレンジ集、バートウィッスルなど高度な技巧を要
するレパートリーの録音を行っている。




<Quartz>(QuartzはCD-R盤となります)
QTZ 2035 \2080
クリスマス・スピリッツ ――
E・ピーク編:クリスマス序曲
S・プロコフィエフ:トロイカ
H・ブレイク:雪男
L・アンダーソン:そりすべり
P・I・チャイコフスキー:組曲《くるみ割り人形》より
ハーヴェイ編:厳しい真冬に
L・アンダーソン:クリスマス・フェスティヴァル
ハーヴェイ編:きよしこの夜
N・リムスキー=コルサコフ:ポロネーズ
ハーヴェイ編:ディン・ドン・メリリー・オン・ハイ
アイルランド民謡:聖なる子供
ハーヴェイ編:まぶねの中で
E・ピーク編:クリスマス・メドレー
ステファン・リース・ヒューズ(トレブル)、
オーウェン・アーウェル・ヒューズ(指揮)、
ウェールズ・ナショナル・ユース管弦楽団
ウェールズ・ナショナル・ユース管弦楽団の結成60周年を記念して製作された
クリスマス・アルバム。ウェールズ生まれの指揮者アーウェル・ヒューズに率
いられたユース・オーケストラが高いレベルでクリスマス・ソングを楽しく聴
かせてくれる。




<Raumklang>
RK 2602 \2250
天使の光と苦難の影-平和なクリスマスのドイツ歌曲集(全19曲)
クリスティーネ・マリア・レンベック(ソプラノ&ピアノ)、
エミリア・グリオツィ(チェロ&チェレスタ)
ジル・フェルドマンの下で声楽を学んだソプラノ奏者レンベック。弾き語りや
チェロ、チェレスタの伴奏で歌われる歌曲は、クリスマスの時期に演奏される
作品としてドイツで親しまれている





<Eufoda>
EUFODA 1366 \2250
ルミナ-1500年代のクリスマス ――
In Annunciatione Domini/In Nativitate Domini/In Circumcisione Domini
カピラ・フラメンカ
キリストの生誕を祝うために1500年頃に声楽と古楽器によって演奏されていた
作品集。ベルギーの中世&古楽音楽のスペシャリストとして活躍中のヴォーカ
ルとピリオド楽器によるアンサンブル、カピラ・フラメンカのアルバムとして
も聴き応え十分。





<Pavane>
ADW 7405 \2250
ピエール&ジャン=フランソワ・ダンドリュー:
ソプラノとオルガンによるクリスマスのための12の変奏曲
グレタ・デ・レイヘレ(ソプラノ)、パスカル・ルエ(オルガン)
フランス・バロックの大オルガニストであったジャン=フランソワ・ダンド
リューのオルガン作品と、叔父であるピエール・ダンドリューのクリスマスの
歌を組み合わせたユニークな企画。1997年10月28日&31日の録音。

ADW 7414 \2250
中世、ルネサンス時代のクリスマス音楽 ――
ガブリエルの声/船の歌/イン・ザ・タウン/最も清らかな御方/サンド・
デイ・キャロル/美しいキャロル/クリスマス・ジグ/他 全15曲
古楽アンサンブル《Bob, Frank en Zussen》
15世紀から16世紀に作曲されたとされる作品や、各地に伝わるクリスマスのた
めの伝承曲の持つどこか素朴な雰囲気を古楽器と声楽の演奏が伝えてくれる。
1998年の録音。





<Centaur>
CRC 2853 \2080
C・ライネッケ:前奏曲とアレグロ・アパッショナートOp.256
M・レーガー:クラリネット・ソナタ変イ長調Op.49-1
N・ブルグミュラー:二重奏曲Op.15
H・ゲンツマー:クラリネット・ソナタ
A・ウール:クライネ・コンチェルト
ドナルド・L・オーラー(クラリネット)、
ベンジャミン・ラヴィッツ=カステル(ピアノ)、
ジョナサン・バッグ(ヴィオラ)
ドナルド・L・オーラーは、カロライナ木管五重奏団、ノース・カロライナ・
オペラ・カンパニーの主席奏者として活躍するアメリカ人クラリネット奏者。
ウールの作品はヴィオラを加えた三重奏編成の選曲の役に立ちそう。

CRC 2881 \2080
フルートのための作品集 ――
M・マルケージ:春の音
J・マクガイア:悲歌と前奏曲、前奏曲、舞曲
R・スタインバーク:フルート・ソナタOp.26
C・D・ライター:The Life in a Dai
C・カリエンド:シンセリティ
ミッチェル・スタンリー(フルート)、
ブリット・スヴェンソン(ヴァイオリン)、
ジェフ・ラクァトラ(ギター)、
モリタ・ヨリコ(チェロ)、
サマー・ローズ(ヴィオラ)、
ロバート・スピルマン(ピアノ)、
マルシア・マルケージ(ピアノ)
コロラド・バレエ・オーケストラの2番奏者&ピッコロ奏者を務める女流フルー
ト奏者ミッチェル・スタンリーを中心とした室内楽作品集。1977年から2005年
の間に作曲された作品を収録している。

CRC 2886 \2080
E・グリーグ:ピアノ作品集第7巻 ――
ヴァイオリン・ソナタ ハ短調Op.45/同ト長調Op.13/同ヘ長調Op.8
アントニオ・ポンパ=バルディ(ピアノ)、
マルシア・ヘンリー・リーベナウ(ヴァイオリン)
1998年の「ロン・テイボー・コンクール」で優勝、2001年の「ヴァン・クライ
バーン国際ピアノ・コンクール」で銀メダルを獲得した実績を持つポンパ=バ
ルディのグリーグ最新巻はなんとヴァイオリン・ソナタ。





<New World>
80669-2 \2080
ジョン・ルーサー・アダムス(1953-):ルー・ハリソンのために
スティーヴン・ドルーリー(指揮)、カリサムピアン・コンソート
アメリカの作曲家ジョン・ルーサー・アダムズ(ジョン・クーリッジ・アダム
ズとは別人)の三部作の最後となるこの作品は、タイトルの通り2003年に他界
したルー・ハリソンに捧げられたもの。ピアノを中心とした幻想的な音楽が
63分間展開される。

80673-2 \2080
エリック・リチャーズ(1935-):
ファイナルベル/タイムズ・レーシング/私の大叔母ジュリア/コンチ・ミュ
ージック/harte's bels/The Bells Themselves/チキン・ベル
デイヴィッド・ケック(バス・バリトン)、ポール・シアヴォ(オーボエ)、
グレッグ・パーンハーゲン(バリトン)、他
エリック・リチャーズは1935年にニューヨークで生まれた現代アメリカの作曲
家。16のカウベルのための「ファイナルベル」など完成度の高い独特な作品が
並ぶ。




<Piano21>
P 21024-A 2枚組 \2250
フレンチ・ミュージック ――
フランス王ルイ13世:汝、太陽を信ずる者
M・シャルパンティエ:《テ・デウム》ニ長調 H.416 より-前奏曲
J・P・ラモー:ひとつ目の巨人、ロンド形式によるタンブリン
M・P・de・モンテクレール:ミュゼット
H・デマレ:リゴードン
J-B・リュリ:メヌエット、ブーレ、パヴァーヌ、ガヴォットとロンド
フランス王ルイ15世:王のファンファーレ
C・R・ドリール:フランス国歌-ラ・マルセイエーズ(リスト&カツァリス編)
G・フォーレ:シシリエンヌ、夢のあとで
J・マスネ:タイスの瞑想曲
C・サン=サーンス:白鳥
C・ドビュッシー:
月の光、6つの古代の墓碑銘、サラバンド、ゴリウォークのケークウォーク
M・ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、道化師の朝の歌
F・プーランク:
愛の小道、村人たち、即興曲第15番ハ短調《エディト・ピアフ讃》
P・ペチ:バガテル
E・サティ:
グノシエンヌ第1番、《ばら十字教団の鐘の音》より-第3曲大僧院長の歌
O・メシアン:愛の教会の眼差し
P・ブーレーズ:《12のノタシオン》より-第5番、第4番、第9番
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
French Music/Katsaris(p)
ピアノの超絶技巧を司る現人神シプリアン・カツァリスの貴重な秘蔵音源を
復刻する「シプリアン・カツァリス・アーカイヴス」シリーズの最新盤は、
フランス音楽作品集!
「フレンチ・リサイタルVol.1」(P 21008)として発売されていた旧盤に様々
な種類の未発表音源を多数加えて新たな姿へと変貌を遂げたのが今回登場する
「フレンチ・ミュージック」なのである。
超人カツァリスによって1967年から2001年にかけてセッション、ライヴなど
様々な形で収録されたフランス作品が2枚のディスクに凝縮されている。
輝かしく華々しいシャルパンティエの「テ・デウム」、こんなにカッコいい国
歌が演奏されたら思わず武者震いをしてしまいそうな「ラ・マルセイエーズ」、
旋律と対旋律の共演がこれまでの概念を覆す「白鳥」、そして今回新たに収録
曲に含まれた「道化師の朝の歌」など、とにかく聴きどころ満載!





<PentaTone>
PTC 5186 184(SACD-Hybrid) \2850
H・ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
コリン・デイヴィス(指揮)、
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
高音質の復刻盤として活発なリリースを続けるフィリップスのクァドラフォニ
ック(4チャンネル録音)の復刻シリーズ最新作。
コリン・デイヴィス&コンセルトヘボウ管のコンビによる録音の中でも特に名
盤の誉れが高いベルリオーズの「幻想交響曲」がSACDハイブリッド盤としてグ
レードアップ。リマスターも非常に冴えており、通常盤との聴き比べも面白そ
う。1974年1月の録音。




<Sterling>
CDS 1071-2 \2300
フィリップ・ルートヴィヒ・シャルヴェンカ(1847-1917):
交響詩《fruhlingswogen》Op.87
管弦楽のための《アルカディア組曲》ロ長調Op.76
管弦楽のための幻想的小品《愛の音楽》Op.40
クリストファー・フィフィールド(指揮)、イェヴレ交響楽団
シャルヴェンカはシャルヴェンカでもフランツ・クサヴァーではなく、シャル
ヴェンカ兄弟の兄であるフィリップ・ルートヴィヒ・シャルヴェンカの貴重な
管弦楽作品集。
ギリシャのアルカディアを題材とした組曲や、ワーグナーの「トリスタンとイ
ゾルデ」をベースとした優美な「愛の音楽」など弟のフランツ・クサヴァーに
劣らぬ才能を作品から窺い知ることが出来る。
ちなみにフィフィールド&イェヴレ響のコンビは、既にこのシリーズでフラン
ツ・クサヴァーの管弦楽作品(CDS 1060-2)を取り上げている。

CDS 1072-2 \2300
ベルンハルト・ヘンリク・クルーセル(1775-1838):
クラリネット、ホルンとファゴットのためのシンフォニア・コンチェルタンテ
ロ長調Op.3、葬送行進曲
F・クロンマー(クルーセル編曲):2本のクラリネットのための協奏曲変ホ長調
オーロフ・ブーマン(指揮)、
オーショッタ・シンフォニック・ウィンド・アンサンブル
作曲家としてだけでなく優れたクラリネット奏者としても高い名声を誇った
フィンランドの音楽家クルーセル。クルーセルの代表的な作品の1つとして親し
まれている「シンフォニア・コンチェルタンテ」や、クルーセルの編曲による
クロンマーの作品などクラリネットを要する楽曲からは作曲者の特徴をくみ取
ることができる。
オーショッタ・シンフォニック・ウィンド・アンサンブルはスウェーデンを代
表する吹奏楽団の1つ。優れた管楽器奏者を次々と輩出する北欧の楽団なだけ
に個人のレベルも非常に高い。

CDA 1662-63-2 2枚組 \4600
ラーシュ・セレールグレンVol.3 ――
L・V・ベートーヴェン:33の変奏曲ハ短調WoO.80(録音:1977年4月5日)
R・シューマン:交響的練習曲Op.13(録音:1981年5月14日)
F・リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調(録音:1979年4月27日)
F・ショパン:
練習曲第12番ハ短調Op.10-12《革命》、バラード第1番ト短調Op.23、
夜想曲第5番嬰ヘ長調Op.15-2、ポロネーズ第6番変イ長調Op.53《英雄》
(録音:1966年1月11日)
C・ドビュッシー:
前奏曲集第1巻(録音:1978年4月20日)、水の反映(録音:1975年3月12日)
ラーシュ・セレールグレン(ピアノ)
「ARTIST」シリーズからリリースされた2枚のディスクの見事な演奏によって、
日本でもその存在が浸透してきたスウェーデンのピアノ奏者ラーシュ・セレー
ルグレン。
1927年生まれのセレールグレンは演奏者としてはジェニー・リンド賞を獲得、
教育者としては1993年までストックホルム王立音楽院で教授として後進の指導
にあたるなどまさにスウェーデン鍵盤音楽界の重鎮である。




<Caprice>
CAP 22062 2枚組 \4600
スウェーデン王立歌劇場アーカイヴスVol.7 ――
R・ワーグナー:
歌劇《タンホイザー》第1幕、第2幕&第3幕からの抜粋
(録音:1959年11月15日)
舞台神聖祝典劇《パルジファル》第1幕からの抜粋(録音:1959年3月22日)、
第2幕&第3幕からの抜粋(録音:1956年3月18日-19日)
楽劇《ジークフリート》第3幕からの抜粋(録音:1955年11月16日)
シーグルド・ビョルリンク (バリトン)、
セト・スヴァンホルム(テノール)、
ビルギット・ニルソン (ソプラノ)、
シクステン・エールリング(指揮)、
スウェーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団、他
スウェーデン王立歌劇場の未発表録音をリリースするシリーズの最新盤。全て
スウェーデン語歌唱によるライヴという貴重な録音。




<Timpani>
1C 1112 \2300
ユーグ・デュフール(1943-):
ヴィオラと管弦楽のための《白い杉》(世界初録音)
管弦楽のための《シュルジュール》
ジェラール・コセ(ヴィオラ)、
ピエール=アンドレ・ヴァラード(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
現在のフランス現代音楽の中心を担う「スペクトル楽派」の礎を築いたのがユ
ーグ・デュフール。デュフールは自ら創設したアンサンブル・イティネレール
を率いて「スペクトル楽派」の音楽の紹介に大きな力を注いでいる。
デュフールの2作品の録音に臨んだのは、クセナキスの作品集でお馴染みの超
高機動オーケストラ、ルクセンブルク・フィル。近現代作品の演奏に対して絶
対的な評価を得ているルクセンブルク・フィルがデュフールの音楽を解き明か
す。ヴィオラのコセは、ブーレーズのアンサンブル・アンテルコンタンポラン
に創設時からソロ・ヴィオラ奏奏者として参加している世界初演の経験も非常
に豊富なフランスの名手である。





<Tactus>
TC 872301 \2180
E・ヴォルフ・フェラーリ:
オーボエと小管弦楽のためのコンチェルティーノ《牧歌》、
イングリッシュホルンと小管弦楽のためのコンチェルティーノOp.34
(世界初録音)
D・チマローザ(ベンジャミン編):オーボエ協奏曲
A・ペドローロ:オーボエのためのコンチェルティーノ
アレッサンドロ・バッチーニ(オーボエ&イングリッシュホルン)、
ジョルジオ・ファブリ(指揮)、
オルケストラ・フィラルモニカ・チッタ・ディ・アドリア
イタリア有数のオペラ作曲家として知られるヴォルフ・フェラーリのオーボエ
作品などを収録したイタリアのオーボエ協奏曲集が本家タクトゥス(Tactus)か
ら登場。
ソリストのアレッサンドロ・バッチーニは現在シチリア交響楽団の主席オーボ
エ奏者を務める同国でも指折りの名手。ヴォルフ・フェラーリの美しい旋律を
バッチーニが豊潤な音色で聴かせてくれる。

TC 872503 \2180
アミルカーレ・ザネッラ(1873-1949):
ヴァイオリンとピアノのための《詩》/ヴァイオリン・ソナタ嬰へ短調Op.71
/チェロ・ソナタ イ長調Op.72
マルコ・ロリャーノ(ヴァイオリン)、フリーデル・ベルトルド(チェロ)、
マルコ・アルピ(ピアノ)
パルマ音楽院でボッテジーニに作曲を師事したザネッラは南アフリカでの生活
を経て、母校であるパルマ音楽院の院長に就任。ピアニストや指揮者としても
有能だったザネッラの実力はその作品にも表れている。
アンサンブル・レスピーギとのコンビで多くの録音を残しているロリャーノ、
1998年のブレッシャ国際室内楽コンクールの覇者であるベルトルドの表現力豊
かな演奏が作品の魅力を引き出している。

TC 901601 \2180
ゴッフレード・ペトラッシ(1904-2003):ギターのための作品集 ――
夜の音/セレナータ第2番/ヌンク/アリア/ソプラノとギターのための《ロ
ーマ平原の歌》
アンジェロ・コローネ(ギター)、コラード・デ・ベルナルト(チェンバロ)、
ソニア・マウラー(マンドリン)、マッシモ・デ・ロレンツィ(ギター)、
ラウラ・プグリエーセ(ピアノ)
ダラピッコラ、シェルシと並び立ち20世紀イタリアを代表する作曲家に数えら
れているペトラッシ。数々の作曲コンクールの審査員を務めるだけでなく、自
らの名を冠した「ペトラッシ国際作曲コンクール」で次代の才能の発掘に尽力
したことでも知られる。
ここにはギターのための独奏曲だけでなく、ソプラノとギターのデュオである
「ローマ平原の歌」を聴くことができる。イタリアのレーベルによるペトラッ
シ・アルバムはギター・ファンは要チェックの1枚!

TC 961301 \2180
アンドレア・マティ&フランコ・ポッジアーリ・ベルリンギエリ ――
フルートとオルガンのためのソナタ1209-001
オルガンのためのフラメンコ1412-004
フルートのためのフラメンコ1507-004
アルパのフラメンコ1011-003
コントラバスのためのフラメンコ209-004
四重奏曲31112インフィニト
序奏、主題と変奏2807-005
コロッキオ・ソノロ
ヌツィアレ
ハバ・コン・テンポ2102-003
ルカ・マーニ(フルート)、オペラ・アルモニカ
2人の現代イタリアの作曲家が、イタリアの伝統音楽を通して生み出した斬新
な作品集。イタリアのフルート奏者ルカ・マーニを中心とした演奏家たちが特
殊奏法を取り入れながら、新たな作品を奏でている。




<Pavane>
ADW 7383 \2250
C・ドビュッシー:
フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ/小組曲より バレエ、小舟にて
/前奏曲集第2巻より ヒースの茂る荒れ地/ロマンティックなワルツ/亜麻色
の髪の乙女/シランクス/月の光/夢
ジュリアン・コードリー(フルート)、
ピエール=ミシェル・ヴィグニュー(ハープ)、
ローラン・シェニー(ヴィオラ)
フランス印象派の大作曲家ドビュッシーの書いたフルートのためのオリジナル
作品(ソナタ、シランクス)と、フルートとハープのデュオのために編曲された
名作をカップリング。美しい旋律に神秘的な雰囲気が加わっているのが印象的。
フルートのジュリアン・コードリーは1984年にBBCヤング・ミュージシャン・
オヴ・ザ・イヤーに選ばれた実力者。アルン・ホディノットからソナタを献呈
されるなど、その腕前は折り紙付き。1995年2月の録音。

ADW 7375 \2250
O・レスピーギ:歌曲集 ――
最後の陶酔/雨/涙/きわめて美しい乙女/夜/雌鳥たちが麦打ち場を引っ掻
いて/森の神/5つの古風な歌/光/ため息/対比/舞踏への誘い/短い物語
/スケルツォ/夜想曲
アクセル・エヴァラート(テノール)、パスカル・デル・マルモル(ピアノ)
ベルギー王立モネ歌劇場で声楽家としての研鑽を積んだベルギーのテノール奏
者エヴァラート。1993年にケルン州立歌劇場でデビューを果たし、現在は世界
各国のオペラハウスで活躍中。ストレートに届く歌声と表現の幅には目を見張
る物がある。1997年4月21日-23日の録音。

ADW 7372/3 2枚組 \4500
ヤコポ・ペーリ(1561-1633):歌劇《エウリディーチェ》
シルヴィア・ポッツァー(ソプラノ)、ルカ・ドルドーロ(テノール)、
ミルコ・グァダニーニ(テノール)、
アレッサンドロ・ガルジューロ(テノール)、
マリア・アントニエッタ・ピオヴァン(ソプラノ)、
ラ・コンパニーア・デイ・フェビ・アルモニチ、
アニバル・エンリケ・セトランゴーロ(指揮)、
アンサンブル・アルバロンガ
世界で初めてオペラを作曲したのがこのイタリア人作曲家ヤコポ・ペーリ。世
界初のオペラとなった「ダフネ」は楽譜が消失してしまっており、ここに収録
されている「エウリディーチェ」がオペラの歴史の根底に位置する現存する世
界最古のオペラなのである。
シャンドスでピッチンニの歌劇「女の仕返し」(CHAN 0705)にも出演している
ソプラノ奏者シルヴィア・ポッツァーがダフネ役を演じている。ファッコの
オペラの録音で実績のあるピリオド・アンサンブル、アンサンブル・アルバロ
ンガの音色も味わい深い。1995年の録音。

ADW 7378 \2250
ヨーゼフ・マルクス(1882-1964):ヴァイオリン・ソナタ イ長調(世界初録音)
トビアス・リングボリ(ヴァイオリン)、
ダニエル・ブルメンタール(ピアノ)
後期ロマン派のオーストリア人作曲家ヨーゼフ・マルクスが1913年に作曲を行
ったヴァイオリン・ソナタは、演奏時間に約60分を要する大作。
この長大な作品の録音に臨んだのは、スウェーデンのトップ・ヴァイオリニス
トとして活躍するトビアス・リングボリ。1745年製のグァダニーニを駆使した
リングボリの伸びやかな音色に思わず聴き入ってしまう。
1996年11月19日-20日の録音。

ADW 7382 \2250
マルセル・デュプレ(1886-1971):オルガンのための作品集Vol.1 ――
3つの前奏曲とフーガOp.7/15の唱句Op.18/行列と連祷Op.19/
クリスマスのための変奏曲Op.20
ジャン=ピエール・レコウディ(オルガン)
パヴァーヌ・レーベルのオルガン作品の演奏を一手に担っているジャン=ピエ
ール・レコウディのデュプレ。膨大な数のレパートリーや高い技術を要するオ
ルガンの演奏には毎度驚かされる。1996年11月7日-9日の録音。




<Raumklang(cmn)>
cmn 008 \2250
A・シェーンベルク:浄夜
A・ハンマーシュミット:6声のパドゥアン
R・シュトラウス:歌劇《カプリッチョ》からの弦楽六重奏曲
W・ダンスマイアー:Zum Beispiel
T・コマロワ:Auf immer und ewig?
B・バルトーク:ハエの日記から
ケルン弦楽六重奏団
1997年に結成されたケルン弦楽六重奏団は、ケルン・ギュルツェニヒ管などで
活躍するメンバーによって活動を行っている弦楽アンサンブル。シェーンベル
クやシュトラウスといったドイツ語圏の作品はまさにご当地物なだけに気合の
入り方も違う。





<Cybele>
2SACD 050.502(SACD-Hybrid) 2枚組 \5700
F・メンデルスゾーン:6つのオルガン・ソナタOp.65
J・ブラームス:フーガ変イ短調WoO.8、11のコラール前奏曲Op.122
ゲルト・ザッハー(オルガン)
ドイツ・ロマン派音楽の巨匠メンデルスゾーンとブラームスのオルガン作品を
収録。1929年生まれの大ベテラン奏者ゲルト・ザッハーは、ヘルムート・ヴァ
ルヒャやオリヴィエ・メシアンからオルガンを学んだ大御所的存在。
演奏だけでなく空間の雰囲気までを感じることが出来る録音は非常に優秀。オ
ルガンの音色の様々な表情を聴き取ることが出来るだろう。エッセン市ヴェル
デンのエヴァンゲリスト教会に設置されている歴史的オルガンによる録音。

SACD 050.114(SACD-Hybrid) \2850
シャルル・トゥルヌミール(1870-1939):
オルガン曲集《神秘のオルガン》より 聖務曲第2番/同第17番/同第48番
サンドロ・R・ミューラー(オルガン)
トゥルヌミールは、フランクとヴィドールにオルガンを学び、メシアンやデュ
リュフレを育てた神秘主義のフランス人作曲家。この作品集第14巻に収録され
ている「神秘のオルガン」は教会歴のために作曲された壮大な規模を誇るトゥ
ルヌミールの代表作である。





<BNL>
BNL 112911 \2250
L・V・ベートーヴェン:後期三大ソナタ集 ――
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109/同第31番変イ長調Op.110/
第32番ハ短調Op.111
オリヴィエ・ギャルドン(ピアノ)
オリヴィエ・ギャルドンは、7歳のときに名奏者リリー・クラウスからその才
能を認められたニース出身のピアニスト。1973年のロン・ティボー国際コン
クールで最高位となる2位を獲得。エリザベート国際音楽コンクールでも入賞
を果たすなど抜群のコンクール実績を持つ。
また教育活動にも並々ならぬ情熱を注いでおり、母国フランスだけでなく日本
でも積極的にマスタークラスを開催。2004年のロン・ティボー国際コンクール
優勝者であるソン・スーハンを育て上げるなど、その指導力の高さは折り紙つ
き。先日も来日を果たしており、日本での人気も高い。2000年11月の録音。

BNL 112931(CD+dts) \4500
J・S・バッハ:
2台のチェンバロのための協奏曲第3番ハ短調BWV.1062
同第1番ハ短調BWV.1060/同第2番ハ長調BWV.1061
4台のチェンバロのための協奏曲イ短調BWV.1065
ダフニ・コッコーニ(チェンバロ)、
フィリップ・ルロワ(チェンバロ)、
マレク・トポロフスキ(チェンバロ)、
ジョリ・ヴィニクール(チェンバロ)、
ディディア・タルパイン(指揮)、ラ・ロンドー
ポーランドの名手マレク・トポロフスキなど鍵盤演奏の実力者としての名声を
勝ち得ている4人の奏者が一堂に会したバッハの協奏曲集。途切れることなく
刻まれるチェンバロの音色とピリオド・オーケストラ「ロンドー」の一体感が
演奏の質をさらに高めている。
(このCDはノーマルCD+同内容の5チャンネルdts盤がセットになっております。
/dts盤は専用の再生機器でないと再生することができません。スーパーオー
ディオCDプレイヤーやDVDプレイヤーとは異なります。ご注意下さい。)

BNL 112935(CD+dts) \4500
オーボエとオルガン ――
ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス(1713-1780):
幻想曲第5番へ短調、おお神よ汝まことなる神よ、幻想曲第3番ヘ長調、
イエス我が喜び
ゲオルク・フリードリヒ・カウフマン(1679-1735):
讃えられよイエス・キリスト、ああ神よ天より見たまえ、主よほめ歌わん/他
フィリップ・ペリシエール(オーボエ&オーボエ・ダ・モーレ&イングリッシュ
・ホルン)、カテリーヌ・トドロフスキ(オルガン)
トランペットやトロンボーンなどの金管楽器のオルガンの共演は比較的頻繁に
耳にすることが多いが、オーボエとオルガンという組み合わせはなかなか珍し
い。ペリシエールのオーボエの潤いのある音色がオルガンの音と一緒に空間に
広がる。
(このCDはノーマルCD+同内容の5チャンネルdts盤がセットになっております)




<Hortus>
HORTUS 015 \2250
C・サン=サーンス:
アヴェ・ヴェルム/祝婚曲ヘ長調Op.9/デウス・アブラハム/宗教的行進曲
ヘ長調Op.107/即興曲第6番ロ短調Op.150-6/ピエ・イエズス/即興曲第7番
イ短調Op.150-7/汝の祭壇はいとも美しく/3つの前奏曲とフーガOp.99
ヴァンサン・ジャンヴラン(オルガン)、
ジョエル・スービエット(指揮)、レゼレマン室内合唱団
デザンクロやデュリュフレから現代の作曲家の作品集をオルトゥス(Hortus)に
録音しているスービエット&レゼレマン室内合唱団のコンビによるサン=サー
ンス。合唱のハーモニーだけでなく、ジャンヴランのオルガンによる演奏も聴
きどころの1つ。

HORTUS 004 \2250
ルイ・アルフレッド・ルフェビュール=ヴェリ(1817-1869):
サン・ヴェルジュのモテット
ヴァンサン・ジャンヴラン(オルガン)、
ラ・リーヌ・セラフィク&モデルヌ、他
サン・ロッシュ教会やサン・シュルピス教会のオルガン奏者などを歴任するな
ど、オルガン演奏、特に即興演奏の達人として知られたルフェビュール=ヴェ
リのオルガンと合唱のための作品集。

<BBC LEGENDS>
BBCL 4226 \2180
ステレオ
(1)ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調Op.47「革命」
(2)ラフマニノフ:交響詩「死の島」Op.29
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)
(1)ロンドンSO.(2)ソヴィエト国立SO.
録音:
(1)1978年8月28日エジンバラ、アッシャー・ホール(ライヴ)
(2)1968年8月22日ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)
すべてBBCアーカイヴ音源の復刻。稀代の怪物指揮者スヴェトラーノフがLSOを
振った「革命」は、エジンバラ音楽祭におけるライヴで完全初出。スヴェトラ
ーノフといえば手兵ソヴィエト国立響との演奏を抜きに語れませんが、この翌
年には首席客演指揮者に任命されることになるLSOは、当時プレヴィンのもと
で大躍進を遂げ、アンサンブルの条件が揃っていました。スタイルの異なるプ
レヴィン&LSO盤(65年)との聴き比べもまた興味深いところではないでしょう
か。いずれにせよ、第8番(BBCL.4189)の余韻も冷め遣らぬところへ、またして
もファンにはとんでもないタイトルの出現といえそうです。
いっぽう、これより10年前、プロムスでの実況録音による「死の島」。40歳を
目前にして、戦車に喩えられる激烈で濃厚な味付けはこの時期ならではのもの。
なお、当日はオイストラフ独奏でショスタコーヴィチの第2協奏曲(BBCL.4060)
とスクリャービンの法悦の詩(BBCL.4121)も演奏されています。

BBCL 4227 \2180
ステレオ
モーツァルト:
(1)ピアノ協奏曲第14番変ホ長調KV.449
(2)ピアノ協奏曲第21番ハ長調KV.467
(3)2つの行進曲ニ長調KV.335より第1番
(4)6つのドイツ舞曲KV.571
ルドルフ・ゼルキン(P)
アレクサンダー・シュナイダー(指)イギリス室内O.
録音:
(1)(3)(4)1964年8月28日エジンバラ、アッシャー・ホール(ライヴ)
(2)1966年7月23日ロンドン、ギルド・ホール(ライヴ)
コレクター収蔵音源による21番をのぞいて、すべてBBCアーカイヴからの復刻。
前作第12番(BBCL.4157)を聴いた音楽評論家許光俊氏が「夢見心地。こんなす
ごいモーツァルトがあった!」と驚きを隠さないゼルキンのモーツァルト。嬉
しいことに続編が登場です。しかも今回はすべてステレオ、年代相応のすぐれ
た音質でいうことなし。甘美、はかなさと、さまざまな表情をみせてこれこそ
絶品としか云いようのないピアノに、またしても絶妙なサポートで応えるのは
朋友シュナイダー。フィルアップのドイツ舞曲は既出(BBCL.4157)と同一の内
容ですが、新たに発見されたステレオ音源での再登場となります。

BBCL 4228 \2180
ステレオ
J.S.バッハ:
(1)ゴルトベルク変奏曲BWV.988
[アンコール]
(2)パルティータ第5番ト長調BWV.829より前奏曲
(3)(ヘス編):カンタータ第147番よりコラール「主よ、人の望みの喜びよ」
タチアナ・ニコラーエワ(P)
録音:1986年11月10日セント・ジョンズ・スミス・スクエア(ライヴ)
すべてBBCアーカイヴ音源の復刻。生前バッハのエキスパートとして知られた
ニコラーエワの初出ライヴです。彼女のゴルトベルクは少なくとも現状で3種
の別録音(70年、87年ライヴ、92年)を数えますが、80年代半ばという時期は
実演に接した人びとが口を揃えて語るようにちょうどピークにあたります。
一音一音が研ぎ澄まされ、あいまいさのかけらもないピアニズムは、深い精神
性を湛えて費やす言葉もありません。アンコールにいたるまで、しんと静まり
返った空気が独特です。




<indesens>
INDE 001 \2450
グレート・フレンチ・コンチェルト【1948-1956】
(1)デザンクロ(1912-1971):祈祷、呪詛と踊り
(2)ジョリヴェ(1905-1974):トランペット協奏曲第2番
(3)トマジ(1901-1971):トランペット協奏曲
(4)シャルル・シェイヌ(1925-):
トランペットとオーケストラのための協奏曲第1番
(5)ジョリヴェ:トランペット、弦楽とピアノのコンチェルティーノ
エリック・オービエ(Tp)
マリウス・コンスタン(指)パリ・オペラ座管弦楽団
トランペット吹きの憧れの存在、エリック・オービエは、パリ・オペラ座管の
首席奏者を長年務め、現在は日本をはじめ世界各地でマスタークラスや演奏会
に大忙しの日々をおくっています。そんな彼による新録音が登場です。曲目は
とりわけ管楽器ファンにはたまらないものが見事にそろいました。近頃、のだ
めの影響もあって人気上昇中の作曲家、ジョリヴェのトランペット協奏曲は
名曲かつ難曲。名手オビエは迫力満点、歌心たっぷりに高らかに聴かせます。
しかもオケは文句なしのパリ管。エネルギーと叙情の核融合作曲家、ジョリ
ヴェ独特のリズムも見事に決まって思わずうなってしまう出来栄えとなって
います。シャルル・シェイヌはコンクールなどにも作品を提供している管楽
器界の大御所。他にもトマジで聴かせる色彩豊かな音色、デザンクロで聴かせ
る官能性すら漂う音色・・・。何度も繰り返して聴きたくなる一枚となって
います。

INDE 004 \2450
デュティユー:初期の作品集
(1)サラバンドとコルテージュ
(2)フルートとピアノのためのソナチネ
(3)コラール、カデンツァとフガート
(4)オーボエとピアノのためのソナタ
(5)ピアノ・ソナタop.1
(1)マルク・トレネル(Fg)(2)ヴィンセント・ルーカス(Fl)
(3)ダニエル・ブレジンスキ(Tb)(4)アレクサンドル・ガテ(Ob)
(1)-(5)パスカル・ゴダール(P)
なんと豪華、パリ管弦楽団のメンバーたちが勢ぞろいしてのデュティユーの初
期作品集の登場です。フルートとピアノのためのソナチネは、鋭敏な和声感覚
が非常に印象深い作品ですが、ルーカスが見事に演奏しています。ファゴット
のトレネルも名手ぶりを遺憾なく発揮、ブレジンスキのトロンボーンは神の声
のように響きます。若き日から格調高い作風で鳴らしていたデュティユーの魅
力がたっぷりと味わえる一枚となっています。

INDE 002 \2450
フランス・トロンボーンの芸術
(1)デュティユー:コラール、カデンツァとフガート
(2)サン=サーンス:カヴァティーナop.144
(3)トマジ:アンダンテとスケルツォ
(4)ジョセフ・ギイ・ロパルツ:演奏会用作品
(5)カステレード:ソナティナ
(6)ロジャー・ブトリ:カプリッチョ
(7)デザンクロ:聖歌とアレグレット
(8)アレクサンドル・ギルマン:交響的断章
ジャン・ラファー(トロンボーン)
オオツ ユミ(P)
パリ・オペラ座管首席トロンボーン奏者、ジャン・ラファーによる珠玉のアル
バム。サン=サーンスのカヴァティーナは、発表当時「今までこの楽器のため
にこれほどまでに素晴らしい作品は存在しなかった」と絶賛された作品です。
トマジの作品は、もともとはオーケストラとトロンボーンのための作品ですが、
ここではピアノが伴奏。トロンボーンの冒頭のカデンツァはまさに神業。見事
としかいいようがありません。ロパルツの作品は、トロンボーン奏者たちの間
で憧れの作品。どれをとっても珠玉の名曲を、この上ない名手が見事に演奏し
ています。ピアニストは日本人で、CNSM出身。管楽器奏者との共演も多く、こ
こでもバッチリのサポートを聴かせてくれます。

INDE 003 \2450
ヴェルティージュ・ブラス・クインテット
(1)ジェローム・ノレ:ヴェルティージュ
(2)ヤン・ケトシェル:クインテットop.65
(3)イヴァン・ジェヴティック:3人の中国の奴隷
(4)ヴラディミール・コスマ:短い映画
(5)アンドレ・ラフォッセ(ラフォース):短い組曲
ヴェルティージュ・ブラス・クインテット
ヴェルティージュ・ブラス・クインテットは、1999年、フランス国立パリ高等
音楽院の学生達によって結成された団体です。世界中の音楽学生なら誰もがあ
こがれる名門校の出身だけあって、皆とにかく上手い!これからがたのしみな
ブラス・クインテットの登場です。



<Halca>
XTQCDM 2 2枚組 \2580
“パリのルチアーノ・パヴァロッティ”
ヴェルディ:「ルイザ・ミラー」序曲
ヴェルディ:「ルイザ・ミラー」-穏やかな夜には
ドップラー:ハンガリー田園幻想曲
マイヤベーア:「アフリカの女」-おお、楽園よ
ヴェルディ:「シチリア島の晩鐘」序曲
ヴェルディ:「ロンバルディ」-私の喜びで彼女を包みたい
マスネ:「ウェルテル」-春風よ、なぜ私をめざめさせるのか
プッチーニ:「トスカ」-妙なる調和,星は光りぬ
ビゼー:「カルメン組曲」-ファンタジア・ブリランテ
レオンカヴァッロ:「道化師」-衣装をつけろ
ロッシーニ:「ギヨーム・テル」序曲
レオンカヴァッロ:マッティナータ
シベッラ:ジロメッタ
デ・クルティス:忘れな草
プッチーニ:
「マノン・レスコー」-栗色、金髪の美人たちの中で,見たこともない美人
ディ・カプア:オ・ソレ・ミオ
プッチーニ:「トゥーランドット」-誰も寝てはならぬ
レオーネ・マジエラ(指)管弦楽団
アンドレア・グラミネッリ(Fl)
1993年9月,パリ,シャン・ド・マルス公園
9月5日、偉大なテノール、ルチアーノ・パヴァロッティが亡くなりました。
葬儀は国葬並にとり行われ、また死のニュースは日本でも大々的に報じられま
した。いかにパヴァロッティが広く愛されていたかを物語っているでしょう。
彼の死を悼んで、1993年のライヴ録音が登場。エッフェル塔の足元にあるシャ
ン・ド・マルス公園で行った野外ライブです。ご存知の通り、パヴァロッティ
はこうした野外ライブを積極的に行っています。後年になるほどお気楽企画が
増えてしまったのに対し、ここではオペラアリアを中心にかなり充実したプロ
グラムを組み、天下の大テノールに相応しい感動と興奮を生み出しています。
偉大なテノールの円熟の記録をお楽しみください。




<GRAND SLAM>
GS 2025 \2250
ブラームス:
(1)交響曲第1番ハ短調Op.68 (2)ハンガリー舞曲第1番 
(3)ハンガリー舞曲第10番
[ボーナス・トラック]
(4)交響曲第1番より第1楽章 (5)交響曲第1番より第4楽章抜粋
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
(1)(4)(5)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
(2)(3)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1947年11月17日、18日、19日、20日、ウィーン、ムジークフェラ
インザール、
(2)(3)1930年、ベルリン高等音楽院(4)(5)不明
Source:
(1)HMV(France, LA VOIX DE SON MAITRE) DB 6634/6638, DBS 6639(2VH7083-1
/7084-2/7085-1/7086-2/7087-2/7088-2/7091-1/7092-1/7093-1/7099-1/7100-1)
(2)(3)Polydor(Germany) 90190 (2530 1/2BH1/ 2587 1/2BH1)
(4)(5)Nippon Columbia(Japan) DXM-163-VX
制作者より
1947年にウィーン・フィルと録音されたブラームスの交響曲第1番は、フルト
ヴェングラーの演奏の中では決して高く評価されていません。しかし、その一
因は復刻する際の加工の仕方によるものが大きいようです。この演奏を復刻す
る際にはたいていの場合オリジナルのイギリスHMVのSP盤(78回転)が使用され
ますが、このイギリス盤はカートリッジで再生すると高域に独特のきついノイ
ズを生じます。そのノイズは大なり小なりカットして復刻するのですが、そう
なるとどうしても原音の輝きや艶を失ってしまいます。しかし、このディスク
で使用したフランスHMV盤はイギリス盤に比べて高域のノイズはかなり少なく、
SP盤に刻まれた情報を限りなく忠実に復刻することが可能となりました。従い
まして、従来の復刻盤と比較して大きく異なる印象を抱く人は多いかと思いま
す。なお、余白には戦前のポリドール盤からの復刻である個性の濃厚なハンガ
リー舞曲を2曲(ベルリン・フィル)収録しました。これも原音を忠実に生かす
ように復刻をしています。
また、ボーナス・トラックには1973年に日本コロムビアから発売されたブラー
ムスの交響曲第1番の抜粋を収録しています。このコロムビア盤は当時「録音
年不詳」として発売されましたが、のちにこのディスクのブラームス第1と同
一のSPからの復刻と判定されました。しかし、その後このコロムビア盤に関
しては「ベーム指揮、ウィーン・フィルのSPのテイク(1942年、ドイツ・エレ
クトローラ)が一部に挿入されている」とする説も浮上し、その論争にはいま
だに終止符が打たれていません。制作者もこのディスクの演奏とコロムビア
盤とは同一のものと判断していますが、詳細に比較すると、たとえば第1楽章
の序奏部の最後の部分では演奏ノイズが若干異なるような気もします。その
あたりも熱心なファンの方の耳で実際に確かめていただきたいと思い、あえ
てボーナス・トラックとして加えました。 (平林 直哉)
■ 解説書の内容
これまでと同様に、交響曲第1番の英グラモフォン誌の批評の邦訳を掲載しま
す。さらに、コロムビア盤LPに掲載された岡俊雄氏の解説も当時の貴重な資
料として特別に再掲載します。




<SPOTLIGHT>
MK 20090 \2080
ロッシーニ:「エルミオーネ」
モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」,「ドン・ジョヴァンニ」
ドニゼッティ:「アンナ・ボレーナ」,「ロベルト・デヴェル」
ヴェルディ:「エルナーニ」,「トロヴァトーレ」
からのアリア
アレクサンドリナ・ペンダチャンスカ(S)
エラルド・サルミエリ(指)ブルガリア交響楽団
録音:2004年12月3-6日
アレクサンドリーナ・ペンダチャンスカは、ブルガリア出身のプリマドンナ。
ドニゼッティ、ヴェルディのヒロインで高い評判を取りつつ、近年は古楽の世
界にも足を踏み入れ、もうすぐ発売のヤーコプスが指揮した「ドン・ジョヴァ
ンニ」でもエルヴィーラを歌っています。残念ながらまだ来日がないため、日
本で知名度は今一つですが、ヨーロッパでは今が旬のソプラノとして大変人気
があります。このCDは、2004年に祖国で録音したもの。彼女の得意なアリアば
かり7曲収録されています。




<harmonia mundi>
HMC 901955 \2450
ベートーヴェン:
(1)ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 op.1-3
(2)ピアノ三重奏曲第5番 ニ長調 op.70-1「幽霊」
フンメル:
(3)ピアノ三重奏曲第4番op.65
アンドレアス・シュタイアー(ピアノフォルテ)、
ダニエル・ゼペック(Vn)、
ジャン=ギアン・ケラス(Vc)
ムンディならではの豪華なメンバーによるピアノ・トリオの登場。泣く子も
黙るシュタイアー、アルカント・クヮルテットでも味わい深いヴァイオリン
を披露しているゼペック、そしてチェロには絶好調のケラスという顔ぶれに
よるベートーヴェンは、実に新鮮、あざやか。ベートーヴェン初期の作品
第3番は、お得意のハ短調。1音目から3人の間に飛んでいる火花が見えてく
るようです。つづく第5番は、なんといっても第2楽章のシュタイアーが見
もの。「幽霊」のタイトルの由来にもなっている、この特徴的で幻想的な
楽章を、病的に、そしてまぼろしのように演奏しています。それに絡む2人
の弦も絶品としかいいようがありません。カップリングのフンメルは、ベ
ートーヴェンがライヴァルと目していた人物。彼のピアノ三重奏曲は、ロ
マンティックさと若々しい魅力に満ちており、ベートーヴェンの2作品とは
趣は異なりますが、この夢のトリオのさわやかな魅力が味わえる一枚となっ
ています。なお、シュタイアーとゼペックはオリジナル楽器を、そしてケ
ラスは、モダン楽器のボディにオリジナルのブリッジや弦を用いたものを
使用しています。




<AUDITE>
AU 92559(SACD-Hybrid) \2580
ラートゲーバー:
「ムーリのミサ曲」Op12-12、
コンチェルト・グロッソ集「鳴り響くケリュス(リュート)」Op6より(第1,4,
6曲(以上ヴァイオリンのための),第14曲(クラリネットとトランペットの
ための),第19曲(クラリネットのための),第20曲(トランペットのための))
テロニウス:コンチェルト第13番(トロンバ・マリーナのための)
カペッラ・ムレンシス、アンサンブル・アルチンボルド
録音:2006年10月12-15日ムーリ修道院教会
大バッハと同時代を生きたヨハン・ヴァレンティン・ラートゲーバー(1682-
1750)は、当時の南ドイツで非常に人気があり影響力のあったオルガニスト
・作曲家。盛期バロックの様式の中に、簡潔なテクスチュアと魅力的な旋律
を持ち込んでいる点に、彼の特徴があります。特に、作曲修行の旅をしてい
る最中に彼が投宿した、ムーリ修道院教会において収録された、この教会の
ため書かれたミサ曲と、独奏を聴くことが稀なトロンバ・マリーナのコン
チェルトが録音されていることがポイントです。

AU 92556(SACD-Hybrid) \2580
「金管五重奏とオルガンのための編曲/フランス・ロマンティック・オル
ガン音楽集」
ギルマン:オルガン・ソナタ第5番ハ短調Op80
ヴィエルヌ:自由な形式による24の小品集Op31より(第1-4,19,21曲)
ルフェビュール=ヴェリ:
「現代のオルガニスト」第2巻よりオッフェルトリウム
ボエルマン:ゴシック組曲Op25
インターナショナル・ブラス、エルマー・レーネン(Org)
[マリア・バシリカ聖堂のザイフェルト・オルガン]
録音:2006年4月25-27日ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州ケ
フェラー、マリア・バシリカ聖堂
フランス・オルガン楽派は、カヴァイェ・コルを代表とするロマンティック
・オルガンの建造と豪華絢爛な時代を背景に、その作品によって壮大華麗な
音響空間を創出しました。オルガンという楽器は、鍵盤操作による管楽器と
見ることもできるので、逆に、金管五重奏をオルガンのストップの一部分と
して見ることもできます。その両者が協演したこの録音では、より壮大華麗
な音響空間を作り出し、楽派を代表する作曲家たちの作品から、オルガン単
独で表現し得る以上の効果を引き出しています。

AU 23404 2枚組 \2700
ステレオ
ベートーヴェン:
(1)交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
(2)交響曲第2番ニ長調Op.36
(3)交響曲第7番イ長調Op.92
カール・べーム(指)バイエルン放送交響楽団
録音:(1)(2)1978年12月7、8日(3)1973年5月3日
以上、ミュンヘン、レジデンツ・ヘルクレスザール(ライヴ)
すべてバイエルン放送アーカイヴの正規音源からの復刻。5歳の時に生地グ
ラーツで観た初めてのオペラ「フィデリオ」に始まるベームとベートーヴェ
ンとの出会い。以後の音楽活動の原点になったと本人も述懐しているとはい
え、ベームによるベートーヴェン録音そのものはけっして多いとはいえませ
ん。ウィーン・フィルとの全集(70-72年)完成後に行なわれたバイエルン放
送響とのライヴは、あふれる躍動感とキリッと剛毅で構えの大きな音楽づく
りがみごと。音質もすぐれています。




<INTEGRAL>
DSK 4074 \2300
フランク:ソナタ イ長調
フォーレ:シチリアーナOp78、幻想曲ハ長調Op79、ソナタ イ長調
エマニュエル・パユ(Fl)、エリク・ル・サージュ(P)
録音:1993年
フルート音楽の眺望第4巻(DSK 4965)として発売されていた人気盤の番号変
更、再発売です。パユの艶やかな音が作品の持つ美点を引き立たせています。





<ATMA>
SACD2 2531(SACD-Hybrid) \2080
モーツァルト:室内楽編曲のピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第11番 ヘ長調 K.413
ピアノ協奏曲第12番 イ長調 K.414
ピアノ協奏曲第13番 ハ長調 K.415
ジャニーナ・フィアルコフスカ(P)
チェンバー・プレイヤーズ・オブ・カナダ
モーツァルトのピアノ協奏曲3曲を、ピアノと弦楽五重奏で演奏したもので
す。当然、通常のオーケストラ伴奏よりもより親密な音楽になっています。
ジャニーナ・フィアルコフスカは、1951年モントリオール生まれのピアニス
ト。1974年に、アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクール
で3位に入賞、以来30年以上に渡って国際的に活躍しているベテランです。

ACD2 2339 \1850
シューベルト:歌曲集「白鳥の歌」 D.957
メンデルスゾーン:
旅の歌 Op.34-6,朝の挨拶 Op.47-2,夜ごとの夢に Op.86-4,
歌の翼に Op.34-2,挨拶 Op.19a-5,新しい愛 Op.19a-4
ヤン・コボウ(T)
クリスティアン・ベザイディンオート(フォルテピアノ)
「美しき水車小屋の娘」(ACD2 2315)に続く、コボウのシューベルト歌曲集。
今回もベザイディンオートがフォルテピアノで伴奏をしています。コボウの
美声は、数多いバッハなどの録音で照明済みですが、加えてリートでの表現
意欲の巧みさは見事、説得力ある「白鳥の歌」を築き上げています。メンデ
ルスゾーンの6曲は全てハイネの詩によるもの。

ACD2 2516 \1850
ドイツロマン派のクラリネットとピアノのための作品集
ラインベルガー:クラリネット・ソナタ Op.105 a
マリー・エリーザベト・フォン・ザクセン=マイニンゲン:ロマンツェ
シューマン:幻想的小品Op.73、ロマンツェ集 Op.94
ライネッケ:幻想的小品集 Op.22
アンドレ・モワサン(Cl)
ジャン・ソルニエ(P)
ATMAではおなじみのクラリネット奏者、アンドレ・モワサンによる、ドイツ
・ロマン派のクラリネット曲集です。しかも収録されている曲は、シューマ
ン以外は、ヨーゼフ・ガブリエル・ラインベルガー(1839-1901)、カール・
ライネッケ(1824-1910)、そしてマリー・エリーザベト・フォン・ザクセン
・マイニンゲン(1853-1923)と、かなりマニアック。マリー・エリーザベト
は、その名の通りの貴族の娘で、父親は、ハンス・フォン・ビューローの
後援者でもあった、ザクセン・マイニンゲン公ゲオルク2世です。

ACD2 2573 2枚組 \3380
フランク:12のオルガンのための作品集 第1集
ピエール・グランメゾン(Org)
モントリオールのオルガニストで、作曲家でもあるピエール・グランメゾン
による、フランクのオルガン作品集。第1集では、3つの小品、幻想曲 イ長
調、英雄的小品、牧歌、祈りなどを収録。オルガンは、モントリオールのノ
ートルダム・バジリカのカサバン製オルガンを使用。

ACD2 2574 \1850
フランク:12のオルガンのための作品集 第2集
ピエール・グランメゾン(Org)
第2集では、6つの小品、交響的大曲,前奏曲,フーガと変奏曲,幻想曲 ハ
長調などを収録。モントリオールのノートルダム・バジリカのカサバン製
オルガンは、1891年に作られたもので、81のストップを備えた、当時とし
ては最大級のオルガンだったそうです。




<HUNGAROTON>
HSACD 32504(SACD-Hybrid) \2300
バルトーク:
(1)ラプソディOp.1(Sz.27 BB 36b)
(2)スケルツォOp.2(Sz.28 BB 35)
(3)ヴァイオリン協奏曲第1番 遺作(Sz.36 BB 48a)
(1)(2)ゾルターン・コチシュ(P)
イヴァン・フィッシャー(指)ブダペスト祝祭O.
(3)バルナバーシュ・ケレメン(Vn)
ゾルターン・コチシュ(指)
ハンガリー国立フィルハーモニックO.
録音:(1)1986年12月 (2)1985年4月15-20日以上ブダペスト、イタリア会館
(3)2006年10月11日ブダペスト、パレス・オブ・アーツ、バルトーク・ナショ
ナル・コンサート・ホール
コチシュと手兵ハンガリー国立フィルによるバルトークSACDシリーズ最新盤。
今回は初期の3作品を収録しています。まず、“ハンガリーのクレーメル”
の異名をとるケレメン独奏のヴァイオリン協奏曲。しっとりと美しく歌い上
げる第1楽章から一転、第2楽章では火花散る激しさがなるほどあだ名のとお
り。ソリストはもちろん、指揮者そしてオケともに全編を彩る民俗主題の扱
いもじつに堂に入っています。使用楽器は1742年製グァルネリ・デル・ジェ
ス。さらに、コチシュ自身のピアノ、フィッシャー&ブダペスト祝祭管とい
う顔ぶれによるカップリング。注目は「スケルツォ」。タイトルに反して、
演奏時間30分とあまりに大規模、あまりに複雑な内容は、録音のめずらしさ
と理想的な演奏陣からまさにきわめつけといえるものです。なお、ラプソ
ディとスケルツォはフィリップスとの共同制作で、録音スタッフはプロデュ
ーサーがヴィルヘルム・ヘルヴェーク、エンジニアがイシュトヴァーン・ベ
レーニのコンビ。

<ALIA VOX>
AVSA 9855(SACD-Hybrid) 2枚組 \2750
モンテヴェルディ:「聖母マリアの夕べの祈り」 (1610)
ジョルディ・サヴァール(指)、
ラ・カペッリャ・レイアル、パドヴァ古楽センター合唱団、
スコラ・グレゴリエンヌ
録音:1988年11月マントヴァ、サンタ・バルバラ・バジリカ聖堂
「聖母マリアの夕べの祈り」(1610)の初演場所で録音されたこの素晴らしい
演奏が、マルチチャンネル・リマスタリングによって、響きの満ちた、より
美しい音で蘇りました。このSACDを第1弾として始められたアリア・ヴォッ
クス・ヘリテージ・シリーズは、かつて、アストレ(現ナイーフ)・レーベル
から出されていた、サヴァールの名盤を取り上げていくシリーズ。現在、
ベートーヴェン、モーツァルト、モラレスなど、7タイトルのリリースが予
定されています。





<CASCAVELLE>
83451 03025 \880
「ヴェネチアのコンサート」
ヴィヴァルディ:
(1)「四季」より春(第1楽章)
(2)2本のフルートのための協奏曲V.VI-2
(3)「四季」より夏(第2楽章)
(4)2つのマンドリンのための協奏曲RV.532よりアレグロ
(5)フルート協奏曲Op.10-2「夜」
(6)「四季」より冬(第2楽章)
(7)「四季」より秋(第3楽章)
(8)フルート協奏曲Op.10-1「海の嵐」
(9)グローリアRV.589より
(10)マンドリン協奏曲RV.425
(11)フルート協奏曲Op.10-3「ごしきひわ」
(12)マンドリン協奏曲RV.93よりアレグロ・ジュスト
(13)協奏曲RV.558よりアンダンテ・モルト
ピエロ・トーゾ(Vn) シミョン・スタンチウ(パンフルート)
ジャン=ピエール・ランパル(Fl)
ウーゴ・オルランディ、ドリーナ・フラティ(Man)
ピエトロ・ボルゴノーヴォ(Ob)チェチリア・ガスディア(S)
クラウディオ・シモーネ(指)イ・ソリスティ・ヴェネティ
ピリオド楽器隆盛以前に人気を誇ったシモーネらによるヴィヴァルディ名曲
集。アルバム冒頭の「春」からレガートたっぷりに奏でられ、スタイルとし
てはいささか古くなった印象は否めませんが美しさとムードは満点です。
大家ランパルが参加しているのも目を引きます。ERATO原盤。





<PREISER>
PRCD 90618 2枚組 \3100
(1)モーツァルト:交響曲第40番ト短調KV.550
(2)同:クラリネット協奏曲イ長調KV.622
(3)同:交響曲第33番変ロ長調KV.319
(4)ハイドン:交響曲第99番変ホ長調Hob.I-99
(5)シューベルト:交響曲第3番ニ長調D.200
(6)同:交響曲第5番ハ長調D.485
ウィーン・フィル
(1)フルトヴェングラー(指) (2)ウラッハ(Cl)(2)(3)カラヤン(指)
(4)クリップス(指) (5)(6)ミュンヒンガー(指)
いまは亡き名指揮者たちがウィーン・フィルと残した名曲を集めています。
なつかしい絶頂期のウィーン・フィルのひびきを堪能できます。




<naive>
V5089(DVD-Video) 2枚組 \5600
字幕:英仏
ロッシーニ:「試金石」
ソーニャ・プリーナ(Ms クラリーチェ)
ジェニファー・ホロウェイ(S アスパージア)
ラウラ・ジョルダーノ(S フルヴィア)
フランソワ・リス(Br アスドルバーレ伯爵)
ホセ・マヌエル・サパタ(T ジョコンド)
クリスティアン・セン(Bs パクーヴィオ)
ホアン・マルティン=ロヨ(Br マクロービオ伯爵)
フィリッポ・ポリネッリ(Br ファブリツィオ)
ジャン=クリストフ・スピノージ(指)アンサンブル・マテウス
パルマ・レージョ劇場合唱団
演出:ジョルジョ・バルベリオ,ピエリック・ソラン
2007年1月に、パリのシャトレ座を大いに湧かせた「試金石」がDVDになりま
した。「試金石」は、ロッシーニが1812年にスカラ座で初演したオペラで、
当時は大変な人気作でした。ロッシーニ・ルネサンスを受けて、近年上演が
増えています。このシャトレ座の上演は、前年12月にパルマで上演を行い、
万全で臨んだものでした。バルベリオとソランの演出は、映像を活用した
斬新なもの。歌っている歌手をセットと合成して舞台上の巨大スクリーンに
映写するというもの。しかもフランス人らしい美感がたっぷりで、これは楽
しめます。歌手は、ヒロインのプリーナを始め、バロックで活躍する若い歌
手を多く起用。さらに、スペイン生まれの期待のロッシーニ・テノール、
サパタを起用。そして何と言ってもスピノージ!ここでもバリバリッとした
音楽が効果絶大です。 DVDは特典映像として、スピノージ、ソランへのイン
タビュー、オーディオ・トラックを収録。さらに88ページのブックレットを
附録。




<ブレーメン・ハウス>
BHMST 0008 \3000
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ
(1)ヘ長調K.376 (2)ト長調K.379 (3)ホ短調K.304
ジョン・チャヌ(Vn) 矢島吹渉樹(Pf)
ジョン・チャヌと矢島吹渉樹の感性が、時に明るく、時にしっとりと響き合
う究極の癒しの1枚。

BHMST 0009 \3000
チャールダーシュ アンコールの花束 
(1)「80日間世界一周」のテーマ (2)「白鳥の湖」-情景 
(3)「トスカ」-「歌に生き、恋に生き」 (4)アルビノーニのアダージョ 
(5)映画「ミッション」-ガブリエルのオーボエ 
(6)「ピノキオ」-「星に願いを」 (7)「モダン・タイムス」-「スマイル」
(8)「タイタニック」-モMy Heart Will Go Onモ 
(9)「汚れなき悪戯」-「マルセリーノの歌」 
(10)モンティ:チャールダーシュ (11)コスモス<秋桜> 
(12)ふるさと (13)うれしいひな祭り・さくらさくら
ジョン・チャヌ(Vn) 矢島吹渉樹(Pf)
ジョン・チャヌのコンサートで大好評の涙と感動の曲を収録。

BHMST 0010 \3000
リスト:
(1)シューベルトのセレナーデ (2)ラ・カンパネッラ (3)愛の夢 
(4)超絶技巧練習曲第10番 (5)コンソレーションNo.1,No.2 
(6)超絶技巧練習曲第4番「マゼッパ」 (7)眠りから覚めた御子への賛歌
(8)ハンガリー狂詩曲第6番 (9)孤独の中の神の祝福
矢島吹渉樹(Pf)




<audite>
=ドイチュラントラジオ・クルトゥーア=
AU 23406 2枚組 \2700
モノラル
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」
ヨゼフ・メッテルニヒ(リゴレットBr) 
リタ・シュトライヒ(ジルダS)
ルドルフ・ショック(マントヴァ公爵T) 
マルガレーテ・クローゼ(マッダレーナMs)
フリッツ・ホッペ(スパラフチーレBs) 
ヴィルヘルム・ラング(モンテローネ伯爵Br)
シルヴィア・メンツ(ジョヴァンナMs)
フェレンツ・フリッチャイ(指)
ベルリンRIAS交響楽団、ベルリンRIAS室内合唱団
録音:1950年9月20日、30日ベルリン(ライヴ)
ドイチュラントラジオ・クルトゥーア正規音源による1950年ライヴの「リ
ゴレット」は、フリッチャイにとって唯一のもので、これまでに数種のレ
ーベルから出ていた有名演奏。ヴェルディに不可欠な弾力あるリズムでグ
イグイと引っ張るスタイルにより、たいへんドラマティックな音楽づくり
が魅力です。ドイツ語による歌唱は当時の慣例に従っており、ジルダに名
花シュトライヒ。マントヴァ公爵は役どころにピッタリの当時35才のショ
ック、リゴレットにはメッテルニヒ(ショックと同年齢)と、えりすぐりの
キャストを配しています。




<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 212 \2250
モーツァルト:
(1)交響曲第12番ト長調KV.110
(2)交響曲第29番イ長調KV.201
(3)交響曲第39番変ホ長調KV.543
サー・ロジャー・ノリントン(指)SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:2006年9月シュトゥットガルト・リーダーハレ、ヘーゲルザール
(2006年シュトゥットガルト、ヨーロッパ音楽祭ライヴ)
2008年1月に4年ぶりの来日公演が予定されているノリントン&手兵シュトゥッ
トガルト放送響。かれらが2006年作曲家生誕250周年のアニヴァーサリーに行
なったモーツァルトのライヴは、“ピュア・トーン”の生み出す清潔であたた
かみのある響きがあらためて評判となりました。「ジュピター」ほか(93.211)
につづく第2弾では、ノリントンが同じ2006年11月のN響定期でも取り上げて
大いに話題を集めた第39番、後期の6曲に連なる人気作の第29番、1771年イタ
リア楽旅の合間をぬってザルツブルクで書かれた第12番を収めています。ピリ
オド・アプローチの過激さだけでいえば今ではほかにいくらもありますが、
優美やユーモアといったモーツァルトに必要なものが失われることなく、さ
まざまな試みの結果として面白く活き活きと聴かせる手腕はまさに面目躍如
といったところでしょう。このモーツァルトはノリントンらが到達したこれ
までで最高の成功例といえるのではないでしょうか。
ノリントンが当オケの首席指揮者に就任して来年で10年。さらなる深化を遂
げた彼らとの出会いに今から期待が高まります。

93 139 2枚組 \4500
(1)マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」
(2)ハイドン:交響曲第86番ニ長調Hob.I-86
ハンニ・マック=コザック(S)
ヘルタ・テッパー(A)
シュトゥットガルトSWR声楽アンサンブル
シュトゥットガルト・バッハ合唱団
カール・シューリヒト(指)SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:(1)1958年4月17日シュトゥットガルト、リーダーハレ
(2)1954年5月20日シュトゥットガルト、ゼンデザール・ヴィラ・ベルク
すべてSWRアーカイヴ収蔵の正規音源。ことしの没後40周年を記念して先行発
売された「カール・シューリヒト・コレクション1950-1966」(93.140)。ボー
ナス盤として、当初セットにのみ収録されていた内容がようやく単独で入手
できるようになりました。
巨匠の貴重な至芸に触れられるのは無上の喜びといえますが、とくにハイド
ン。終楽章の速めのテンポでもピシッとみごとに揃った低弦のパッセージは、
これぞシューリヒト名人芸のきわみともいえる聴きどころとなっています。
なお、このハイドンについては先ごろmediciMASTERS(MM.016)からも同一の
内容がリリースされたばかり。マスタリング・エンジニアの違いによる音の
仕上がりを聴き比べてみるのも興味深いところです。





<CASCAVELLE>
VEL 3099 \2080
(1)シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調D.667「ます」
(2)ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲イ長調Op.81
フィリップ・アントルモン(P)
(1)ルートヴィヒ・ミュラー(Vn) キャロライン・ハリソン(Va) 
マイケル・ウィリアムズ(Vc) チロ・ヴィジランテ(Cb)
(2)ウィーン・アロン・カルテット
録音:(1)2003年(ライヴ)(2)2001年3月(ライヴ)
大家アントルモンのピアノで聴く五重奏の名作。ライヴの豊かな感興のもと、
円熟の芸が楽しめます。ドヴォルザークで組むのは、シューベルトでヴァイ
オリンを弾くミュラーが98年に結成したアンサンブル。

VEL 3116 \1680
(1)J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番ロ短調BWV.1067よりバディネリ
(2)ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ:フルート協奏曲ト長調
(3)モーツァルト:フルート協奏曲第1番ト長調KV.313
シミョン・スタンチウ(パンフルート)
アルミン・ジョルダン(指)ローザンヌ室内O.
録音:1984-1985年
ブカレスト生まれ、パンフルートの名手スタンチウの代表的アルバムが2007
年24ビット新マスタリングで復活。かわいらしく、どことなくユーモラスな
音色は、ふつうのフルートで聴くのと一味もふた味もちがって新鮮です。




<claves>
50 2603/4 2枚組 \4360
「シューマン:ピアノ曲全集Vol.2」
(1)蝶々Op.2
(2)ダヴィッド同盟舞曲集Op.6
(3)天使の主題による変奏曲 遺作WoO24
(4)子供のためのアルバムOp.68
セドリク・ぺシャ(P)
録音:2006年
コリンズの弾く第1集(50.2601/2)につづく、シューマンのピアノ曲全集第2弾。
今回はゴルトベルク変奏曲(50.2407)で鮮烈なデビューを飾ったスイスの若手
ぺシャが担当しています。




<BIS>
BIS SA 1621(SACD-Hybrid) \2500
J.S.バッハ:カンタータ全集 Vol.37
(1)第169番「神にのみ、わが心を捧げん」BWV169
(2)第170番「満ち足りた安らぎ、魂の歓び」BWV170
(3)第35番「霊魂は乱れ迷います」BWV35
(4)第200番「告白します、あの方の御名を」BWV200
ロビン・ブレイズ(A)
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
バッハの教会カンタータ中、独唱者がアルトのみというものを4篇集めたアル
バム。アルト・パートはカウンターテナーのロビン・ブレイズが好演。「霊
魂は乱れ迷います」BWV35では、アルトがオルガンのソロと絡みつつ、思い乱
れた魂の救われ行く道筋を見事に描きます。華麗なオルガンコンチェルトと
ロビンの突き抜けるような明るい歌声が絡み合う様が聴きものです。

BIS SA 1547(SACD-Hybrid) \2500
マーラー:大地の歌(中国語歌唱版)
ニン・リャン(Ms)、ウォーレン・モク(Ten)
ラン・シュイ(指)シンガポールSO
SACDハイブリッド盤。マーラーの「大地の歌」は、李白や孟浩然の漢詩をド
イツ人ベトゲが自由に独語訳したとされています。ここではその歌詞を香港
在住のダニエル・ングがオリジナルの漢詩に戻した中国語で歌唱している注
目盤。さらに独唱、オーケストラ、指揮者ともに中国系という点も徹底して
いて、マーラーが込めた中国的色彩がより濃厚となっています。

BIS SA 1350(SACD-Hybrid) \2500
ヨウン・レイフス:オラトリオ「エッダ」第1部-天地創造
グンナル・グヴズビョルンソン(Ten)、
ビャルニ・ソウル・クリスティンソン(B-Br)、
ヘルマン・ボイマー(指)アイスランドSO、スコラ・カントルム
アイスランドの作曲家ヨウン・レイフス (1899-1968)は、巨大な打楽器群を
含む強烈な音響と、母国の伝統音楽に基づく不思議な音楽が特徴。彼畢生の
大作にして幻のオラトリオ「エッダ第1部」が初めてその姿を現します。彼
は若い頃からアイスランド伝承文学「エッダ」をテキストに大規模なオラト
リオを夢見ていました。第1部のテーマを「天地創造」と決め、1939年によ
うやく第1部を完成しますが、難しすぎる合唱が原因で彼の存命中に演奏さ
れることはなく、当ディスクの録音に際し2006年に世界初演されました。全
部で13の楽章から成り、各楽章は北欧神話従い「海」「地球」「天」「太陽」
などの創造を描写します。レイフスの特徴である平行五度と変拍子の自由な
使用などにより、強烈な色彩と霊感に満ちた世界を繰り広げます。

BIS SA 1639(SACD-Hybrid) \2500
(1)サンカン:ソナチネ (1946)
(2)ヴィドール:フルートトピアノのための組曲 Op.34
(3)ルーセル:笛吹きたち Op.27/ロンサールの2つの詩 Op.26
(4)ミヨー:ソナチネ (1922)
(5)ゴダール:3つの小品の組曲 Op.116
シャロン・ベザリー(Fl)、ルーヴェ・デルヴィンエル(Pf)、
バーバラ・ヘンドリックス(Sop)
今秋に来日公演が予定されているフルートの女王、シャロン・ベザリーの最
新録音。ファッショナブルで美しいフルート曲といえば、やはりフランスも
のでしょうが、選曲そのものはかなり凝っています。マルク・ラフォレや花
房晴美の師だった名ピアノ教師サンカンをはじめ、オルガンの大家ヴィドー
ルなども魅力的なフルート曲を残していたのに驚かされます。フルートの助
奏付の「ロンサールの2つの詩」は何とヘンドリックスの歌まで楽しめます。

BIS 1648 \2380
ワインベルク:
(1)チェロソナタ第1番 Op.21 (1945)
(2)チェロソナタ第2番 Op.63 (1959)
(3)無伴奏チェロソナタ第1番 Op.72 (1960)
アレクサンドル・シャウシヤン(Vc)、エフゲニー・スドビン(Pf)
ショスタコーヴィチが最も信頼を寄せた作曲家ミェチスワフ・ワインベルク
(1919-1996)。歿後10年を経て、世界中のレーベルから新録音が続々リリー
スされています。彼の2曲のチェロソナタはワシーリエワのチェロ、作曲者自
身のピアノによる超名盤がメロディアにありましたが、「ケンプ・トリオ」
のアルメニア人シャウシヤンが最新録音。ウワサの新人スドビンがピアノパ
ートを担当しているのも超魅力。若々しさにあふれています。

BIS 1593/4 2枚組 \4760
ジョージ・フリン:トリニティ
(1)地下水道 (1976)
(2)負傷 (1968)
(3)救出 (1993)
楽譜付
フレドリク・ウレーン(Pf)
アムランと並んで人間離れした超絶技巧ピアニストとして知られるフレドリ
ク・ウレーン期待の新譜はこれまた超難物。アメリカの作曲家のジョージ・
フリン (1937-)の「トリニティ」で、3部分で114分もかかる大曲。全体には
1968年から1993の25年をかけて作曲され、タイトルは三部分構造と1945年に
最初の核実験が行われたニューメキシコの地名を表しています。作曲者自身
によれば、「地下水道」と「負傷」は20世紀の暴力の時代(第二次世界大戦中
のポーランドと1960年代のベトナム)を表し、「救出」で和解を探りそれに立
ち向うとのこと。曲は長さ、技術的難関、およびその内容に関して演奏者と
聴き手に多くを求めます。実際、あまりの難物ゆえ、過去3回、ウレーンによ
り各回一部ずつしか実演されていません。こうした超難曲は、必ず挑戦した
がる猛者がいますが、嬉しいことに全曲の楽譜付き。超絶ピアノ楽譜ファン
必携の一枚と申せましょう。





<coviello>
COV 20713 3枚組 \6240
グルック:「エツィオ」
マックス・エマヌエル・ツェンチッチ(CT ヴァレンティニアーノ3世)
マリセッレ・マルティネス(Ms フルヴィア) 
マティアス・レックスロート(CT エツィオ)
ネッタ・オール(S オノーリア) ミルコ・ロシュコウスキ(T マッシモ)
アンドレアス・ポスト(T ヴァーロ)
アンドレアス・シュテーア(指)
新デュッセルドルフ宮廷楽団(ノイ・デュッセルドルファー・ホフムジーク)
録音:2007年5月30,6月1日,デュッセルドルフ
グルックのオペラ・セリア「エツィオ」が世界初録音!グルックというと、
「オルフェオとエウリディーチェ」のような改革オペラや、パリに進出して
からのトラジェディ・リリクが有名ですが、彼が30代だった1740、50年代に
はメタスタージオの台本によるオペラ・セリアも多数作曲していました「エ
ツィオ」は、1750年のカーニヴァル・シーズンにプラハで初演されたもの。
音楽には、後期バロックから古典派へと移行する時代の特徴がはっきり現れ
ています。物語は、ローマの将軍エツィオと皇帝ヴァレンティニアーノを巡
る話。横恋慕あり、謀反ありと、波乱万丈の展開で、大変人気があった台本
です。ヘンデルも同じ台本から同名のオペラを作曲しているので、比較する
のも楽しいでしょう。この録音では、プラハ初演の楽譜を使用。かつてのウィ
ーン少年合唱団の花形ソリストにして、現在はトップ・カウンターテノール
のツェンチッチが圧倒的な皇帝を歌っています。他の歌手もドイツの実力高
い若手が揃えられて、充実。シュテーアと新デュッセルドルフ宮廷楽団も柔ら
かな美感に優れた演奏。若き日のグルックの充実オペラを心から楽しめます。




<harmonia mundi>
HMU 907431 2枚組 \3780
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻(全24曲)
リチャード・エガー(チェンバロ)
使用楽器:1638年リュッカースのJoel Katzmanによるコピー
エガー、待望の平均律の登場です。第1番のプレリュードから、実にたっぷり
とした響き。ひとつひとつの和声の変化をかみしめ、慈しむように演奏してい
ます。フーガも、ひとつひとつの主題、ひとつひとつの声部にいたるまで、
こまやかに彫琢がほどこされています。もともと堅固で壮大な建築物を思わ
せるバッハの作品ですが、エガーの演奏は変幻自在。時に果てしなく続く回
廊のよう、時には柔らかな絹織物を思わせるようなたおやかな演奏で、1曲
1曲、1フレーズ毎に違った表情を見せています。調律方法も注目で、曲集の
扉に描かれていたアラベスクのような文様が、調律方法を示唆している、と
いう新しい説に基づいて調律されています。得られた音色は、あたたかく伸
びやかなもの。エガーの音楽と見事にマッチしています。エガーは2008年、
マンゼとの来日も予定されているそうで、ますます楽しみです。




<SUPRAPHON>
SU 3925 2枚組 \2960
マルチヌー:
(1)バレエ「シュパリーチェク」(全3幕)
(2)バレエ・カンタータ「幽霊の花嫁」-K.J.エルベンの詩にもとづくバラッド
(3)カンタータ「タンポポのロマンス」
(4)「サクラソウ」-モラヴィア民謡のテキストにもとづく5つの二重唱曲
独唱者たち、カンティレーナ児童Cho.、キューン混声Cho.
フランティシェク・イーレク(指)ブルノ・フィルハーモニックO.
イルジー・ビエロフラーヴェク(指)プラハSO.
長らく入手難となっていたマルチヌーの名品がうれしい復活です。祖国チェコ
への郷愁の色が濃い名作「タンポポのロマンス」は、ミロスラフ・ブレシュに
よる民俗様式の詩にもとづくもので、戦地から恋人の帰還を7年間待ち続ける
乙女の物語。チェコの著名な民謡収集家カレル・ヤロミル・エルベンの詩に
もとづく“バレエ・カンタータ”幽霊の花嫁はバレエ「シュパリーチェク」
初稿では終曲でしたが、のちに演奏時間の問題でカットされていたもの。
当アルバムではオリジナルの形に従ってともに収められています。

SU 3918 \1480
マルチヌー:オラトリオ「ギルガメシュ叙事詩」 H.351
マルチェラ・マホトコヴァー(S)、イルジー・ザフラドニーチェク(T)、
ヴァーツラフ・ジーデク(T)、カレル・プルーシャ(Bs)
イルジー・ビエロフラーヴェク(指)プラハSO.
プラハ・フィルハーモニックCho.
録音:1976年4月プラハ、市庁舎スメタナ・ホール
旧品番11.1824。「ギルガメシュ叙事詩」は古代メソポタピア文明発祥の文学
作品。実在したとされる伝説の王ギルガメシュをめぐる壮大な内容で、これに
もとづき1955年マルチヌーは、初期バロック様式を用いて4人の独唱と語り、
混声合唱とオケによるオラトリオを完成しています。
筆頭に挙げられるビエロフラーヴェク盤は長らく入手難だったためカタログ
復活が待たれていたものです。





<韓国STOMP MUSIC>
EKLD 0790 \1780
ピアソラ:
(1)リベルタンゴ (2)ブエノスアイレスの冬 (3)忘却 
(4)ミケランジェロ’70 (5)鮫 (6)天使のミロンガ (7)天使の死 
(8)ヴェルダリート (9)グランド・タンゴ (10)忘却(オーケストラ版) 
(11)タンゴ組曲-アンダンテ
ソン・ユン(Vc),
クアトロ・シエントス(会田桃子Vn,北村聡バンドネオン、林正樹Pf,西嶋徹Kb)
鬼怒無月(Gt),ソウルフィルメンバー
1974年、ソウル生まれの韓国の天才チェリストと日本のクアトロ・シエントス
の共演。

EKLD 0822 \1780
ショパン:バラード
(1)第1番 ト短調Op.23 (2)第2番 ヘ長調Op.38
(3)第3番 変イ長調 Op.47 (4)第4番 ヘ短調 Op.52 (5)子守唄
(6)ワルツ 変ト長調 Op.70-1 (7)タランテラ Op.43
(8)マズルカ ヘ短調 Op68-4
パク・チョン(Pf)
2007年6月、フィレンツェでの録音。

EKLD 0817 \1780
パガニーニ:24の奇想曲 全曲Op.1
キム・スヴィン(Vn)
2007-8年、内田光子とアメリカツアーを行うキム・スヴィンのパガニーニ。

EKLD 0815 \1780
ブラームス:
(1)クラリネットソナタ ヘ短調Op.120-1
(2)クラリネットソナタ 変ホ長調Op.120-2
(3)ジプシーの歌Op.103
ケ・ルチア・ヘジョン (Cl)
カン・サンウ(Pf)
韓国第1のクラリネット奏者、ケ・ヘジョンのブラームス。




<BIS>
BIS NL 5031 \2380
スウェーデン民衆のクリスマス
(1)聖しこの夜 (2)主の道を用意せよ (3)みどり児はこの日に生まれ 
(4)おおキリストの妻よ喜べ (5)スタッファンの歌三章 
(6)処女は今日御子を産み (7)地上の平和 
(8)来たれ、エマヌエル(全曲グンナル・イデンスタム編)
ソフィア・カールソン、エンマ・ヘルデリン(Vo)、リサ・リドベリ(Vn)、
グンナル・イデンスタム(Org)、ゲイリー・グラーデン(指)聖ヤコブ室内Cho
スウェーデンの一般家庭で歌いつがれるクリスマス・ソングを集めたアルバ
ム。アレンジを名オルガン奏者イデンスタムが担当、スウェーデンの郷土色
あふれるユニークな世界を創りあげています。スウェーデンの若手トラッド
・フォーク・シンガーとして注目されているソフィア・カールソンとエンマ
・ヘルデリンがリード・ヴォーカルを務め、さらにデュルリュフレの「レク
イエム」の心洗われるような無垢の合唱を聴かせた聖ヤコブ室内合唱団が強
力なサポートをしているのも魅力。透明かつ素朴なこのアルバムで今年のク
リスマスは決まり!




<Lyrinx>
LYR 2233(SACD-Hybrid) 2枚組 \5150
ラヴェル:ピアノ独奏曲全集
(1)水の戯れ (2)グロテスクなセレナード (3)鏡 (4)前奏曲(1913) 
(5)ボロディン風に(6)シャブリエ風に (7)クープランの墓 
(8)古風なメヌエット (9)亡き王女のためのパヴァーヌ
(10)ソナチネ (11)ハイドンの名によるメヌエット 
(12)高雅にして感傷的なワルツ (13)夜のガスパール
フィリップ・ビアンコニ(P)
録音:(1)(2)(3)(7)(10)2003年11月12 & 14日
(4)(5)(6)(8)(9)(11)(12)(13)2005年2月2 & 4日
“ラ・クリエ”マルセイユ国立劇場(ライヴ)
来日公演を通じてすっかりおなじみのビアンコニは1960年ニース生まれ、フラ
ンスを代表するピアニストのひとり。すべてライヴというラヴェルは、洒脱な
味わいと録音のすばらしさが光ります。





<ORFEO D'OR>
ORFEOR 723071 \2080
ワーグナー:ジークフリート牧歌
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
ケルン放送交響楽団
録音:1953年5月8日,ケルン,フンクハウス
海賊盤で伝説となっていたクナッパーツブッシュの録音がついに正規盤で登
場!1953年5月8日の公演のライヴ録音です。クナッパーツブッシュのブラー
ムスでは、第3交響曲が有名で録音も多数残されていますが、第4交響曲はわ
ずかに2種が残るだけ。このケルンでの演奏は、クナッパーツブッシュの指揮
した交響曲の中でも最も豪演として名高いもの。ブラームスを完全にワーグナ
ーの同時代人として捉え切った深いロマンティシズムに彩られた演奏です。
ジークフリート牧歌は、過去に発売されたCDもわずかな珍しい音源。こちら
はリラックスムードの中に豊かな喜びが繰り広げられています。どちらもWDR
の蔵出し音源を使用、音の鮮度も上がりました!




<Avi-music>
4260085 530595 \2450
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1、2、3番、スケルツォWoO.2
アンティエ・ヴァイトハース(Vn) ジルケ・アヴェンハウス(P)
録音:2006年12月
アンティエ・ヴァイトハースとジルケ・アヴェンハウスによるシューベル作品
集(4260085530052)に続くアルバム。ブラームスの音楽を愛してやまないこの
2人。非常に雄弁で歌心に満ちた演奏で、ブラームスの旋律美を深く温かく弾
きあげています。自身の歌曲「雨の歌」の旋律を主題にした第1番の第3楽章。
2人の熱いブラームスへの思いが感動的な演奏を生んでいます。また第2番の
第1楽章は湧き上がる美しい旋律を、優しく包み込むようにヴァイトハースが
奏でると、アヴェンハウスがきゅっと引き締まったピアノで音楽の流れを作り、
詩情豊かでありながらも、あくまでも自然な演奏を聴かせてくれています。
決して技巧に頼ることなく心で演奏されたブラームスに心を撃たれる1枚です。




<AEON>
AE 0755 \2450
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1、2、3番
テディ・パパヴラミ(Vn) フィリップ・ビアンコーニ(P)
録音:2007年5月24-27日
その超絶技巧で聴衆を魅了するテディ・パパヴラミ。これまでAEONレーベルで
発売されたJ.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ
(AE 0535)とD.スカルラッティ:ソナタ集/ヴァイオリン編曲版 (AE 0644)で
はその奇才ぶりを発揮。均整の取れた音楽性とコントロールされた表現力は、
頭の良さを感じさせる切れのある演奏です。このブラームス:ヴァイオリン・
ソナタは彼自身2度目の録音(LYRINXから発売/廃盤)。パパヴラミは最良のパー
トナー、フィリップ・ビアンコーニとともにブラームスの音楽に真摯に語りか
け、音楽を紡ぎだしています。第3番はブラームスらしい重厚さと劇的情感が
打ち出された作品。パパヴラミの演奏は直情的ではなく、抑制の効いた構築性、
曇りのない美音の中に見え隠れする情感。やはり只者ではないと思わせる演奏
です。




<ORFEO>
ORFEOR 724071 \2080
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
ヨゼフ・カイルベルト(指)ケルン放送交響楽団
録音:1966年11月4日,ケルン,フンクハウス
ブルックナーとカイルベルト、どちらもドイツ気質丸出しの音楽性ゆえ、相性
は合いそうなのですが、CDで聞けるのは6番、9番(TELEFUNKEN)と、4番、7番
(N響とのライヴ)だけ。傑作第8交響曲を聞きたい!というのは、カイルベルト
・ファンの念願でした。それがついに叶えられます!1966年のケルン放送への
ライヴ録音で、ステレオです。カイルベルトの指揮は、期待通り骨太で一本木
なもの。ハース版を使用しつつも、随所にロマンティックな表情を見せ、動的
な情感が醸されており、決して生真面目一本の無粋なブルックナーになってい
ないのがカイルベルトの見事なところ。ケルン放送交響楽団がそれに立派に応
えています。ライヴといっても放送用の少人数の入りだったのか、ノイズもあ
まり多くなく、蔵出し音源の新鮮さもあって、この年代としてはかなり聞きや
すいもの。近年は稀になった男気のブルックナーに胸を熱くできることでしょ
う。




<Profil>
PH 08011 \2180
(1)フランク:交響曲ニ短調
(2)レスピーギ:交響詩「ローマの松」
ユーリ・アーロノヴィチ(指)ウィーン交響楽団
(2)ルドルフ・ショルツ(Org)
録音:1985年3月20日ウィーン、ムジークフェライン大ホール(ライヴ)
オーストリア放送協会提供の音源による復刻。戦時の実体験にもとづく迫真の
「レニングラード」(PH.07009)が強烈な印象を与えた、アーロノヴィチによる
注目のライヴ第2弾。数多くの録音を残し相性の良さをみせるウィーン響との
顔合わせによる今回は、鬱蒼とした響きで重く濃い味わいのフランクと豪華絢
爛なレスピーギというプログラム。当時Wiener ZeitungやDie Presseの演奏会
評でも大きく取り上げられました。なお、当夜はほかにハインリヒ・シフの独
奏でプロコフィエフの交響的協奏曲も演奏されています。





<SUPRAPHON>
SU 3926 2枚組 \2960
スメタナ:喜歌劇「2人のやもめ」
マリア・タウベロヴァー(カロリーナ) 
ドラホミーラ・ティカロヴァー(アネジュカ)
イヴォ・ジーデク(ラディスラフ・ポドハーイスキー) 
エドゥアルド・ハーケン(ムムラル)
ミロスラヴァ・フィドレロヴァー(リドカ) 
アントニーン・ズレサーク(トニーク)
ヤロスラフ・クロンプホルツ(指)プラハ国立劇場O.&Cho.
録音:1956年11-12月プラハ、ルドルフィヌム
半世紀を経て記念碑的録音が初CD化。国民的オペラ「リブシェ」につづいて書
かれた「2人のやもめ」は、これまでの祖国の歴史や神話などを題材にした内容
とは異なり、洗練された、たわいのないサロン風のコミック・オペラ。堂に入
った歌唱と、母国語のたいへん明瞭なディクション。当アルバムはタウベロ
ヴァー、ティカロヴァー、ハーケンといった当時の伝説的なソリストを揃えた
チームにより他を寄せ付けない完成度を誇っています。





<ZIG-ZAG TERRITOIRES>
ZZT 2060101 3枚組 \3250
【CD1】ラモー:コンセールによるクラヴサン曲集 (ZZT 2040301)
【CD2&3】F.クープラン: クラヴサン曲集 (ZZT 040401)
ブランディーヌ・ランヌ(Cemb)




<BelAir>
BAC 028(DVD-Video) \4950
字幕:英独仏西
モーツァルト:「後宮からの逃走」
シャーロク・モシュキン=ガラム(語り セリム)
マリン・ハルテリウス(S コンスタンツェ)
マガリ・レジェ(S ブロンデ)
マティアス・クリンク(T ベルモンテ)
ロイク・フェリックス(T ペドリッロ)
ヴォイテク・スミレク(Bs オスミン)
マルク・ミンコフスキ(指)
レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル=グルノーブル
ユーロパ・コール・アカデミー
演出:ジェローム・デシャン,マシャ・マケイエフ
収録:2004年7月,エクサン・プロヴァンス音楽祭
噂の上演がついにDVDに!2004年7月にエクサン・プロヴァンス音楽祭で上演さ
れた「後宮からの逃走」です。何といってもミンコフスキの指揮のカッコイイ
こと!彼は「後宮からの逃走」を大変得意にしており、既に1997年のザルツブ
ルグ音楽祭の公演がDVDになっています。そちらがモーツァルテウム管弦楽団
だったのに対し、こちらは手兵レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル=グルノー
ブル、当然ミンコフスキの意図はより徹底されています。躍動する音楽はノリ
ノリ!歌手では、先日のチューリヒ歌劇場来日公演で絶賛されたベテラン、
マリン・ハルテリウスを軸に、近年モーツァルト・テノールとして人気急上昇
のマティアス・クリンク、フランスの若く新鮮なソプラノ、マガリ・レジェ、
ポーランドの知性派バス、ヴォイテク・スミレクなど、かなり優れたもの。
デシャンとマケイエフの舞台は、エキゾティズムを引き出し(オーケストラの
団員まで衣装をつけて、民族楽器を活用)をつつ、マンガチックでコミカルな
面白さもたっぷり。イケ面セリムが踊るフィナーレから、観客大興奮のカーテ
ンコールにかけての盛り上がりは、DVDで見ても最高です。

BAC 026(DVD-Video) \4950
字幕:英独仏西
ボスマン:「ジュリー」
マレナ・エルンマン(S ジュリー)
ゲイリー・マギー(Br ジャン)
ケルスティン・アヴェモ(S クリスティン)
大野和士(指)モネ劇場室内管弦楽団
演出:リュク・ボンディ
収録:2005年7月
2005年にベルギーのモネ劇場で初演され、非常に大きな話題となったボスマン
の「ジュリー」がDVDに。原作は、ストリンドベリの高名な「令嬢ジュリー」。
伯爵令嬢のジュリーが、召使のジャンと関係を持ち、剃刀で自殺する、という
話。小編成のオーケストラに、75分ほどの長さというコンパクトなオペラなが
ら、緻密な心理描写から大成功を収めました。DVDに収録されているのは、共同
制作のエクサン・プロヴァンス音楽祭での上演。全て初演と同じメンバーで、
自信に満ちた上演になっています。モネ劇場でのライブCDもありますが、リュ
ク・ボンディの舞台があってこその上演でしょう。大野ファンはもちろん、広
くオペラファンにお勧めできるDVDです。




<MIRARE>
MIR 027 \2500
F.クープラン:クラヴサン作品集
大殿様、シャブイの王女またはモナコのミューズ、軽はずみな女、フロール、
メヌエット、二重生活者、嘆きのほおじろ、芸術家、おじけた紅ひわ、
キタイロンの鐘、勝利者の歓喜、プレリュード第6番、機知、
フランスのフォリアまたはドミノ、葦、プレリュード第8番、
そしらぬ顔であざ笑う女、うなぎ、交差するメヌエット、手品
ピエール・アンタイ(Cemb)
名手ピエール・アンタイによる大クープランのクラヴサン作品集。美しさとシ
ニカルさを持ったクープランの音楽世界を、想像を超えた表現力により描き出
されています。アンタイの師であるレオンハルトの悠然とした格調高い演奏と
は違い、洗練された表現と考え抜かれたアーティキュレーションで明晰さを感
じさせる演奏となっています。奏される音、一音一音にはっきりとした意思を
感じさせる強い音楽性を漂わせています。

MIR 048 \2500
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲
シャオ・メイ・シュ(P)
シャオ・メイ・シュは上海出身のピアニスト。文化大革命の影響を受けるも、
アイザック・スターンに見出され渡米。1985年からはパリに拠点を移して世界
各地で演奏活動を行っています。MANDALAレーベルに1999年に録音されたゴル
トベルク変奏曲(廃盤)は、ディアパゾンで5つ★を獲得した名演。この最新録
音でも彼女独自の斬新な解釈により、他では聴くことの出来ない稀演となって
います。

MIR 036 \2500
ビゼー:交響曲 ハ長調、組曲子供の遊びOp.22
シャブリエ:田園組曲
フランソワ=グザヴィエ・ロス(指)
レ・シエクル
1971年生まれの新鋭グザヴィエ・ロス率いる室内オーケストラ、レ・シエクル
による演奏。2007年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭でも演奏されたプログラム、
ビゼーとシャブリエ。シャブリエの「田園組曲」はピアノのための「絵画的
小品集(全10曲)」のうち4曲をシャブリエ自身がオーケストラにアレンジした
作品。華やかさと明るさに満ちた若々しい演奏で聴かせてくれます。またビゼ
ーの交響曲も覇気に満ち、生気と新鮮さを前面に出した音楽です。




<haenssler>
98 238 \2080
ハイドン:
(1)交響曲第41番ハ長調Hob.I:41
(2)交響曲第44番ホ短調Hob.I:44「悲しみ」
(3)交響曲第47番ト長調Hob.I:47
トーマス・ファイ(指)
ハイデルベルクSO.
録音:2006年5月8-9日、9月13-15日
メーレンバッハ、ビュルガーハウス
ことし2007年9月にたった一度きり、東京で行われた初来日公演が前評判どお
りの絶賛を浴びたファイ率いるハイデルベルク交響楽団。快調に進むハイドン
・シリーズの最新作は、作曲者お気に入りの名作「悲しみ」を含む3曲を収録
しています。
随所でみられるテンポの揺らしや鋭利なアクセントの多用。そして急と緩との
激烈なコントラスト。これでこそ「悲しみ」というニックネームの由来にも
なった、ハイドン自らが亡くなる際に演奏を希望したといわれるアダージョの
美しさも活きてくるというもの。音楽評論家の安田和信氏が「古典派時代の聴
衆が音楽から感じ取った熱狂と興奮を現代に蘇らせることにこそある」と評し
たように、わたしたちが忘れかけていたなにかを思い起こさせる力がかれらの
演奏にはあります。ピリオド・アプローチの最先端を突き進むコンビが生み出
すたまらなく刺激的な音楽は、いままさに旬を迎えたといえるでしょう。

98 259 \2080
ラフマニノフ:
(1)ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
(2)ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
ヘンリ・シーグフリードソン(P)
ステファン・ショーヨム(指)SWRシュトゥットガルト放送SO.
録音:2006年10月16-19日ジンデルフィンゲン・シュタットハレ
前作シベリウスのピアノ編曲集(98.261)で、その抒情美をあますところなく引
き出したフィンランドのシーグフリードソン。つぎに取り上げたのはラフマニ
ノフの協奏曲、それも第2と第3という最高のカップリングです。
ラザール・ベルマンにも師事してテクニックも万全。それにもまして、同じ北
欧系のアンスネスあたりに通じる透明感あるピアノが奏でる緩徐楽章の美しさ
といったら、思わずため息が出るほど。サポートするのは1979年スウェーデン
生まれのショーヨム。セゲルスタムとフィンランドの伝説的な指揮者ヨルマ・
パヌラに師事した俊英です。




<SUPRAPHON>
SU 3932 \1780
(1)ドヴォルザーク:弦楽セレナード ホ長調Op.22(B 52)
(2)同:管楽セレナードOp.44(B 77)
(3)スーク:「聖ヴァーツラフ」のコラールによる瞑想曲Op.35a[弦楽合奏版]
ヤクブ・フルシャ(指)
プラハ・フィルハーモニア
新日本フィルへの客演を通じて、その実力のほどが日本のファンの間にも着実
に浸透しつつあるチェコ期待の指揮者フルシャ。ことし10月の定期公演では
「新世界」交響曲を振って、才気と共感いっぱいの熱演を繰り広げました。
最新録音のドヴォルザーク・アルバム第3弾は、セレナード2作とドヴォルザー
クとは師弟の間柄であったスークの作品を収録しています。
「私の考えでは、ドヴォルザークは誇張されたり、気負って飾りつけられたり、
こうあるべきと過度に型にはめられたり、さらに何も考え無くあるいはわざと
らしく技巧に走り始めた途端に、そのアプローチは正しくありません。私の目
指すのは、その単純さと自然さとを強調することなのです。これが失われてし
まえば、ドヴォルザークはもはやドヴォルザークではありません。」(ヤクブ・
フルシャ)




<Dynamic>
DYNDVD 33542(DVD-Video) \3780
フランコ・コレッリ、レナータ・テバルディ、ジョイント・コンサート
デンツァ:妖精の瞳
ベッリーニ:幼い日の夢
グルック:「パリーデとエレナ」-おお 私の甘美な熱情が
ヴェルディ:「リゴレット」-女心の歌
マスネ:「マノン」-さようなら、私たちの小さなテーブルよ(イタリア語)
ヴェルディ:「オテッロ」-もう夜もふけた
マスネ:「ル・シッド」-おお、至高の裁き主にして父なる主よ
プッチーニ:「蝶々夫人」-ある晴れた日
グリーグ:君を愛する
モンテヴェルディ:アリアンナの嘆き
ヴェルディ:孤独な部屋で
プッチーニ:「ボエーム」-おお、麗しい娘よ
デ・クルティス:泣かないお前
トスティ:最後の歌
ドニゼッティ:私は家を作りたい
カルディッロ:つれない心
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」-私の愛しいお父さん
レナータ・テバルディ(S) フランコ・コレッリ(T)
森正(指)東京フィルハーモニー管弦楽団
録音:1973年11月21日,NHKホール
Dynamicから再び幻の映像がDVDに!1973年に行われた、レナータ・テバルディ
とフランコ・コレッリのジョイント・コンサートが、NHKからライセンスを得
てDVDに!テバルディは1961年にイタリア歌劇団の一員として来日、大絶賛を
博していました。またコレッリは1971年のリサイタルに続いて二度目の来日。
この大物二人が同じ舞台で歌うというのですから、盛り上がらない訳がありま
せん。注目は、二人の歌う「オテッロ」第1幕の二重唱。ついに全曲を歌うこ
とのなかったコレッリのオテッロが極めて貴重。二重唱では「ボエーム」
第1幕の二重唱もお見事。テバルディはお得意の蝶々さんとミミに加え、マノ
ンやラウレッタまで歌っています。一方コレッリは、「リゴレット」や、当時
よく歌っていた「ル・シッド」、さらになんとモンテヴェルディのアリアンナ
の嘆きまで歌っています。

CDS 527 3枚組 \3780
ロッリ:ヴァイオリン協奏曲全集
協奏曲第1番 変ホ長調 Op.2-1
協奏曲第2番 ハ長調 Op.2-2
協奏曲第3番 イ長調 Op.4-1
協奏曲第4番 変ロ長調 Op.4-2
協奏曲第5番 ホ長調 Op.5-1
協奏曲第6番 ニ長調 Op.5-2
協奏曲第7番 ト長調
協奏曲第8番 ニ長調
協奏曲第9番 ハ長調
協奏曲 変ホ長調
ルカ・ファンフォーニ(Vn,指)レアーレ・コンチェルト
録音:2007年4-7月,パルマ
アントニオ・ロッリ(1725-1802)のヴァイオリン協奏曲全集です。ロッリは
1725年、ベルガモの生まれ。1758年から1774年までシュトゥットガルトの宮廷
管弦楽団のソロ・ヴァイオリニストを務め、さらにヨーロッパ中を旅して周り
名声を築きました。今回録音された10曲のヴァイオリン協奏曲は全て世界初録
音。ヴァイオリンのルカ・ファンフォーニは、ミラノのジュゼッペ・ヴェル
ディ音楽院を修了し、数々のコンクールで優勝を収めた後、サルヴァトーレ
・アッカルドの元でさらに5年間研鑚を積んだ努力人。カデンツァはファン
フォーニ作のものを使用しています。

CDS 554 6枚組 \4500
フンメル:作品集
幻想曲 Op.18、7つのハンガリー舞曲、ソナタ Op.20、変奏曲集 Op.21、
ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Op.13、変奏曲 イ短調 Op.15、
華麗なるロンド ロ短調 Op.109、ポプリ、ピアノ・ソナタ Op.92a、
カプリッチョ、ピアノ・ソナタ Op.81、「娯楽」 ヘ長調 Op.108、
グラン・ロンド・ブリランテ ト長調 Op.126、
ドイツの歌による序奏と変奏曲、ヴィオラ・ソナタ 変ホ長調 Op.5-3、
モンフェッリーナへの変奏曲、大ソナタ、オベロンの魔法の角笛の大幻想曲、
マンドリンとフォルテピアノのソナタ Op.35、
フルートとフォルテピアノのソナタ Op.50、マンドリン協奏曲
ジュリアーナ・コルニ(P) ルイジ・アルベルト・ビアンキ(Vn,Va)
アルトゥーロ・ボヌッチ(Vc) アルド・オルヴィエート(P)
ドリーナ・フラ-ティ(マンドリン) マルタ・マッツィーニ(Fl)
ソリスティ・ディ・フィエゾーリ
録音:1994-2000年
Dynamicが録音したヨハン・ネポムク・フンメルの作品集。かつて、S 2023,
S 2035,S 2038,CDS 128,CDS 192,CDS 286で発売されていたものをセット
にして大特価でご提供。なお、ヴィオラ・ソナタは、モダン・ピアノ伴奏の
演奏と、フォルテ・ピアノ伴奏の演奏の2種を収録しています。




<naive>
naiveより、クリスマス・スペシャルプライス・ボックスのご案内
廃盤になっていたあんな名盤も、とびっきりの名演奏もボックスになって驚
きの1枚価格!
(ボックスの仕様は、スリムケースではありません。)

V 5128 4枚組 \2280
MUSIC FOR THE FLUTE-フルートのための音楽
[CD1](原盤:V 4693)
ベートーヴェン:
フルート・ソナタ 変ロ長調(1792)
フルート・ソナタOp.17(ホルン・ソナタの編曲)
セレナードOp.41(フルートとピアノのための)
[CD2](原盤:V 4717)
シューベルト:
ソナティナ第2番D385/アルペッジョーネ・ソナタ イ短調D821
「しぼめる花」による変奏曲ホ短調D802
[CD3]
ウェーバー(1786-1826):作品集
ソナタ変イ長調Op.39、6つのソナタOp.10
[CD4](原盤:V 4925)
(1)ドビュッシー:シランクス (2)ヴァレーズ:比重21.5 
(3)デュティーユ:フルート・ソナタ(4)ジョリヴェ:リノスの歌 
(5)メシアン:黒つぐみ (6)デュサパン:i pesci 
(7)エリック・タンギー:wadi 
(8)フィリップ・エルサン:5つのミニアチュール
[CD1-3]エマニュエル・パユ(Fl)、エリック・ルサージュ(P)
[CD4]ジュリエット・ユレル(Fl)、エレーヌ・クヴェール(P)
泣く子もだまるエマニュエル・パユの若き日の録音。シューベルトはいつ聴い
ても名演奏で、うっとりしてしまいます。ウェーバーのソナタのピアノは、こ
れまた豪華にルサージュ。ユレル女史のフランス音楽集も、名手ぶりとセンス
が光る逸品です。

V 5126 4枚組 \2280
宗教音楽集
[CD1]
ホルトゥス・デリキアルム-12世紀、
修道女ヘラート・フォン・ランツベルク(ホーエンブルク)編纂の百科事典、
他より
[CD2](原盤OP 30195/廃盤)
ヴィヴァルディ:
グローリア ニ長調R589,協奏曲ニ短調R128,
マニフィカトR611(ヴェネツィア版),
2本のトランペットとオーボエの協奏曲ニ長調R781(旧563)
[CD3]
J.S.バッハ:
第180番「装いせよ、おお、わが魂よ」、
第49番「われは生きて汝をこがれ求む」、
第115番「備えて怠るな、わが霊よ」
[CD4]
モーツァルト:ミサ曲 ハ短調 K.427
[CD1]ブリジット・レーヌ(指、S)ディスカントゥス
[CD2]リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb,指) デボラ・ヨーク,
パトリツィア・ビッチーレ(S) サラ・ミンガルド(A) アンドレア・ミオ(Ob)
ガブリエーレ・カッソーネ(Tp) 
コンチェルト・イタリアーノ&アカデミア(合唱団)
[CD3]バーバラ・シュリック(S)、アンドレアス・ショル(A)、
クリストフ・プレガルディエン(T)、 ゴットホルト・シュヴァルツ(Bs)、
クリストフ・コワン(ピッコロ・チェロ/指)、
コンチェルト・ヴォカーレ・デ・ライプツィヒ、
アンサンブル・バロック・デ・リモージュ
[CD4]サンドリーヌ・ピオー(S)、アンネ=リーゼ・ソリード(S)、
ポール・アグニュー(T)、
フレデリック・カトン(Bs)、エマニュエル・クリヴィヌ(指)
ラ・シャンブル・フィルハーモニク、ロランス・エキルベイ(合唱指導)
アクサンテュス
ナイーブが誇る往年の名録音の数々。コワンの指揮するカンタータなど、今き
いてもまったく色褪せることのない感動をおぼえる名演奏です。クリヴィヌ指
揮のモーツァルトミサ曲は、ピオーの心洗われる歌声と、深い解釈が光ってい
る逸演。ヴィヴァルディのにぎやかな作品からビンゲンの清澄な世界、バッハ、
モーツァルトと、このセットでこころゆくまで堪能できます。

AM 143 4枚組 \2280
ヨーロッパのバロック音楽
[CD1]
ヘンデル:
オーボエと通奏低音のためのソナタ ハ短調 HWV366、ヘ長調 HWV363、
リコーダーと通奏低音のためのソナタ ニ短調 HWV367、イ短調 HWV362、
ハ長調 HWV365、へ長調 HWV369、ト短調 HWV360
[CD2]
ヴィヴァルディ:協奏曲集
協奏曲 ハ長調 RV.443、ト短調 RV.439「夜」、ハ短調 RV.401、
ヘ長調 RV.433「海の嵐」、ロ短調 RV.424、
ニ長調 RV.428「ごしきひわ」、ハ長調 RV.443
[CD3]
「フリオーゾ・マ・ノン・トロッポ」
パンドルフィ:ラ・ビアンクッチャ、ラ・ベルナベーア、
ディンディア:ディドーの嘆き
セルマ・イ・サラヴェルデ:丘に衣をまとわせた
フレスコバルディ:トッカータ第1番
ファルコニエーリ:ラ・ボルガ
カッチーニ:うるわしのアマリッリ
ヤッキーニ:ソナタ イ短調
ロッティ:カンタータ「わかります、目隠しした神よ」
コレッリ:ソナタ ニ短調「ラ・フォリア」Op.5-12
ファルコニエーリ:「甘い調べが」とそのコレンテ
[CD4]
P.D.フィリドール:
オーボエ、通奏低音のための組曲第5番 ニ短調(1717)
バリエール:
トリオ・ソナタ第2番 ニ短調、チェロと通奏低音のためのソナタ第4番 ヘ長調
ラ・バール:組曲第9番 ト長調
オトテール:組曲第2番 ハ短調
ボワモルティエ:トリオ・ソナタ ホ短調
[CD1]エロイーズ・ガイヤール、アンサンブル・アマリリス
[CD2]エロイーズ&オフェリー・ガイヤール、アンサンブル・アマリリス
[CD3]マリセール・ヴィツォレク(ソプラノ) 
アンサンブル・アマリリス〔エロイーズ・ガイヤール(リコーダ、Ob)
ヴィオレーヌ・コシャール(Cemb,Org) オフェリー・ガイヤール(Vc)〕
[CD4]アンサンブル・アマリリス
魅惑の古楽アンサンブル集団、アンサンブル・アマリリス。エロイーズの奏で
る、ヴィルトゥオーゾ性を充分に発揮したオーボエやリコーダーと、彼女を支
える弦楽器奏者たちのセンスの光るアンサンブルは、常に私たちを魅了してき
ました。ここに収められたのは、廃盤になってしまっているものも含めた名盤
ばかり。なかでもdisc4に収録されている、バロック時代のフランス・リコー
ダー名門家系のオトテールの作品は、なんと瑞々しい輝きを放っていることで
しょう。アンサンブル・アマリリスの軌跡をみることのできるセットです。

V 5127 4枚組 \2280
Music for Harp
[CD1]
ロドリーゴ:
アランフェス協奏曲(ハープ版)、ヒラルダの調べ(セビーリャ幻想)、
セレナード風の協奏曲
[CD2]
ヒナステラ:
「エスタンシア(農場)」Op.8、ハープ協奏曲Op.25、
パウ・カザルスの主題によるグロッサOp.4、「パナンビ(楽園の鳥)」Op.1b
[CD3]
カプレ:ハープのための2つのディヴェルティメント
トゥルニエ:ハープのための演奏会用練習曲「朝に」、さめない夢
フォーレ:即興曲Op.86、塔の中の奥方Op.110
ピエルネ:即興曲―カプリスOp.9
ドビュッシー:小さな羊飼(子どもの領分より)
サンカン:主題と変奏
コンスタン:ハルパリュケ
[CD4]
ラヴェル:序奏とアレグロ
ドビュッシー:ハープ、2Vn、Va、Vc、Cbのための舞曲(ピエルネ編)
カプレ:弦楽四重奏とハープのための幻想的な物語
クラス:ハープ五重奏曲
イザベル・モレッティ(Hrp)
[CD1]エドモン・コロマー(指)セビーリャ王立管弦楽団
[CD2]デイヴィッド・ロバートソン(指)リヨン国立管弦楽団
[CD4]ミシェル・モラゲス(Fl)、パスカル・モラゲス(Cl)、
パリジイ弦楽四重奏団、ドミニク・デジャルダン(Cb)
ハープ界の大御所中の大御所、イザベル・モレッティ女史による名盤4枚。ラ
ヴェルの序奏とアレグロは、名盤として名高いものでしたが長らく廃盤になっ
ておりました。

OP 30455 4枚組 \2280
[CD1]
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲集「四季」、ヴァイオリン協奏曲ハ長調R171、
弦楽と通奏低音のための協奏曲変ロ長調「コンカ(ほら貝)」R163
[CD2]
ヴィヴァルディ:様々な楽器のための協奏曲集
ハ長調 RV.559(2Ob、2Cl)、イ短調 RV.497(Fg、弦楽と通奏低音)、
ニ短調 RV.566(2Vn、2つのフラウト・ドルチェ、2Ob、ファゴット、弦楽と
通奏低音)、
ハ長調 RV.534(2Ob、弦楽と通奏低音のための)、
変ロ長調 RV.548(Ob, Vn、弦楽と通奏低音のための)、
ニ短調 RV.454(Ob、弦楽と通奏低音のための)、
ハ長調 RV.560(2Ob、2Cl、弦楽と通奏低音のための)
[CD3]
弦楽のための協奏曲集
協奏曲イ長調RV159、ト短調RV153、ニ長調RV121、ニ短調RV129、ト短調RV154、
ハ長調RV115、ヘ短調RV143、ヘ長調RV141、ハ短調RV120、ト短調RV156、
イ長調RV158、ニ長調RV123
[CD4]
ファゴット、オーボエ協奏曲集第1集
ファゴット協奏曲イ短調RV498、オーボエ協奏曲ハ長調RV451、
オーボエとファゴットの協奏曲ト長調RV545、ファゴット協奏曲ニ短調RV481、
オーボエ協奏曲イ短調RV461、ファゴット協奏曲変ロ長調RV501「夜」
[CD1]ファビオ・ビオンディ(Vn) エウローパ・ガランテ
[CD2]アルフレード・ベルナルディーニ(指,Ob)ゼフィーロ・バロック管弦楽団
[CD3]リナルド・アレッサンドリーニ(指)コンチェルト・イタリアーノ
[CD4]セルジョ・アッゾリーニ(Fg)、ハンス・ペーター・ヴェスターマン(Ob)
ジョルジョ・ファーヴァ(指)ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーザ・マルカ
絶好調のヴィヴァルディ・エディションからもスペシャル・ボックスの登場。
名盤がずらり、名盤ファゴットとオーボエのための協奏曲集もスペシャル価格
で!



<IDIS>
IDIS 6529 \1650
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13 「悲愴」
ピアノ・ソナタ第19番 ト短調 Op.49-1
ピアノ・ソナタ第20番 ト長調 Op.49-2
ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57 「熱情」
ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
ラザール・ベルマン(P)
録音:1972年11月12日(「熱情」)、ミラノ,
1975年2月26日、ミラノ(Op49-1,Op.49-2,「悲愴」),
1984年2月14日、ミラノ(Op.110)
大好評のラザール・ベルマンのライブ録音シリーズ、今回はベートーヴェンの
ピアノ・ソナタ集。ベルマンのベートーヴェンの録音は元々少なかった上に、
既にCDが廃盤だったり、セット物でしか入手できなかったりと、簡単に聞けな
かったので、これは非常に嬉しいリリースです。ベルマンというと超絶技巧の
側面ばかりが目立っていますが、こうした古典派の音楽でも実に立派なピアニ
ストだったことがはっきり分かるものばかりです。録音はモノラルながら良好。
遺族の承認を得てのCD化です。

IDIS 6528 \1650
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
ディミトリ・ミトロプーロス(指)
ニューヨーク・フィルハーモニック(ベートーヴェン)
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)
ニューヨーク・フィルハーモニック(ブラームス)
録音:1956年2月9日(ベートーヴェン),1935年2月24日(ブラームス)
トスカニーニと共演したブラームスは、DOREMIから出ているものと同じ。ベー
トーヴェンは、かつて各社から発売されていましたが、現在はこれが唯一の
模様。





<STUDIO FROHLA>
1966年に結成された名フィルのライヴ名演集-名古屋フィルハーモニー交響楽
団ライヴシリーズ

B 2711 \1000
ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 Op.27
森 正(指)名古屋フィル
(1980年6月21日、名古屋市民会館大ホール 第71回定期演奏会)
名フィル第2代音楽監督として最後の演奏となった第71回定期の記録。

B 2712 \1000
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
外山雄三(指)名古屋フィル
(1983年11月18日、名古屋市民会館大ホール 第100回定期演奏会)
第3代音楽総監督兼第3代常任指揮者、外山雄三の熱意と積極性によって名フィ
ルは名実ともにプロオケとして地位を確立した。その外山の記念すべき第100
回定期演奏会のマーラーの5番は聴衆に大きな感銘を与えた。

B 2713 \1500
ワーグナー:
(1)「ラインの黄金」-ワルハラ城への神々の入場
(2)「ワルキューレ」-ワルキューレの騎行、魔の炎の音楽
(3)「ジークフリート」-森のささやき
(4)「神々の黄昏」-ジークフリートの葬送行進曲、ブリュンヒルデの自己犠牲
(5)「タンホイザー」序曲
(6)「ニュルンベルクのマイスタージンガー」-第1幕への前奏曲
(7)「ローエングリン」-第3幕への前奏曲
飯森泰次郎(指)名古屋フィル
((7)(8)1995月10月13日、愛知芸術劇場コンサートホール 第208回定期演奏会、
1996年4月11日、名古屋市民会館大ホール 第214回定期演奏会)
1993年、第5代常任指揮者に就任した飯森泰次郎、得意のワーグナー。彼はこ
れらのワーグナー作品で名フィルに新たな表情を導いた。

B 2714 \1500
チャイコフスキー:マンフレッド交響曲 Op.58
小林研一郎(指)名古屋フィル
(2005年11月27日)
1998年、第4代音楽監督に就任した小林研一郎の躍動感に溢れた音楽によって
名フィルは多くの市民の愛好家を結集した。




<haenssler>
98 289 2枚組 \3500
グバイドゥーリナ:
(1)ヨハネ受難曲 (2000. 2006改訂)
(2)ヨハネの復活祭オラトリオ (2000. 2006改訂)  ドイツ語版
ユリヤ・スクマノワ(Sop)、コービー・ウェルチ(Ten)、
ベルント・ヴァレンチン(Br)、
ニコラス・イシャーウッド(Bs)、
ヘルムート・リリング(指)
ゲヒンガー・カントライ、
トロッシンゲン音楽大学室内合唱団、シュトゥットガルト放送響
2000年のバッハ歿後250周年にちなみシュトゥットガルト国際バッハ・アカデ
ミーが大物作曲家4名にそれぞれの母国語による受難曲を依頼しました。グバ
イドゥーリナはロシア語による「ヨハネ受難曲」を作曲、これはhaensslerレ
ーベルからゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管の演奏によるCDが発売され
ています。また、受難曲の続編としてハノーファー放送局から依頼された
「ヨハネの復活祭オラトリオ」も含め大作2篇を、巨匠ヘルムート・リリング
が振った最新録音の登場です。リリングはこの作品の2000年の初演を聴き、
是非ドイツ語版で上演したいと希望しますが、音楽とロシア語があまりにも
密接に結びついているため、翻訳というよりほとんど改訂が必要でした。そ
こで彼は作曲者を鼓舞激励、さらに協力もして2006年に新たな作品として完
成、2007年2月9日にドレスデンで改訂初演されました。さてこの演奏、さす
が宗教合唱の神様リリングだけにゲルギエフとは全く印象は異なります。何
かドストエフスキーの長編小説を読むような充実感で、感動的です。

98 503 \2080
チェンバロ・レボリューション
(1)ラヴェル:スピネットを弾くアンヌ (2)マスネ:メヌエット 
(3)ドニゼッティ:変奏曲 
(4)トーメ:リゴドン (5)ブゾーニ:ソナチネ第3番「子供のために」 
(6)ディーリアス:舞曲
(7)タンスマン:前奏曲とフーガ (8)R.シュトラウス:カプリッチョ組曲 
(9)ショスタコーヴィチ:オフェーリアの踊り (10)チェレプニン:組曲 
(11)ワインベルク:ヴィンニ・プーフ(熊のプーさん) 
(12)ロドリーゴ:前奏曲とリトルネッロ
(13)信時潔:東北民謡集より (14)伊福部昭:サンタマリア 
(15)同:小ロマンス 
(16)ジャン=ジャック・ペリー&ガーション・キングスリー:
バロック・ホーダウン
有橋淑和(Cem)
キングインターナショナル「たまゆらレーベル」が2002年に制作し、発売とと
もに大評判となったアルバム「チェンバロ・レボリューション」。チェンバロ
というとバロック、古典のイメージが強いですが、ここに収めらたものはロマ
ン派・近代の、それも大作曲家ばかりで、さらに全部がチェンバロのために書
かれたオリジナル作品。ラヴェルやマスネ、ショスタコーヴィチがチェンバロ
曲を書いていたのも驚きですが、さすが大作曲家、チェンバロの機能と魅力を
考慮した興味深い曲となっています。また、当時存命だった巨匠・伊福部昭が
このアルバムのための新作「小ロマンス」を書き下ろしたことも話題となりま
した。最後にオマケとして、ディズニーランドのエレクトリカル・パレードの
音楽「バロック・ホーダウン」のオリジナル・チェンバロ版が入っているのも
魅力。
演奏はアイドル的な容姿で人気の高い有橋淑和(ありはしすみな)。桐朋学園大
学演奏学科古楽器科チェンバロ専攻修了。チェンバロ及びアンサンブルを渡邉
順生、崎川晶子、故鍋島元子、有田正広、有田千代子、中野哲也、本間正史、
花岡和生各氏に師事。ブラビシモ クラシカ 2001コンクール審査員特別賞。
国内外のセミナー、演奏会に参加。

98 770 \2080
(1)モーツァルト:幻想曲ニ短調 K.397
(2)ベートーヴェン:ピアノソナタ第21番ハ長調「ワルトシュタイン」
(3)ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35
(4)ハンス・クリスチャン・バルテル:ダヴィデとゴリア
アレクサンドル・パレイ(Pf)【ブリュートナー・コンサート・グランドI型】
ブリュートナーは1853年創立の旧東独の名門ピアノ・メーカー。高音域に共
鳴弦を1本ずつ加えているため、独特の豊かな響きが特徴。かのフルトヴェン
グラーも「最も美しい声で歌うことの出来る楽器」と絶賛したとされます。
このアルバムはその銘記の響きの魅力を存分に味わっていただくもの。演奏
のパレイはモルドバ出身、モスクワ音楽院でベラ・ダヴィドヴィチとゴルノ
スタエヴァに師事。Naxosレーベルにも多数録音のある実力派。

98 780 \2080
プロコフィエフ:
(1)バレエ「ロミオとジュリエット」からの10の小品 Op.75
(2)バレエ「シンデレラ」からの3つの小品 Op.95
(3)バレエ「シンデレラ」からの6つの小品 Op.102
アレクサンドル・パレイ(Pf)【ブリュートナー・コンサート・グランドI型】
これもブリュートナー・ピアノの魅力が満喫できる一枚。プロコフィエフ晩年
の作「シンデレラ」は全体が穏やかで叙情的。ロシアのピアニストながら、
バリバリ弾くというよりはサラリとしたパレイの美質が最大限に表れています。




<Profil>
PH 06032 \2180
ティッツ:
(1)弦楽四重奏曲ハ短調Op.1-4
(2)弦楽四重奏曲ニ短調Op.1-5
(3)3つの弦楽四重奏曲集より第1番ト長調
(4)3つの弦楽四重奏曲集より第3番イ短調
ホフマイスター四重奏団(オリジナル楽器使用)
ニュルンベルクに生まれたアントン・フェルディナント・ティッツ〔ティーツ〕
(1742-1811)は、ロシアに渡って活躍したヴァイオリン奏者、作曲家。1771年
にはサンクトペテルブルクの宮廷楽団のメンバーとなり、ロシアで最初に弦楽
四重奏を作曲したと考えられています。作風は幅広い音域と独立的な動きをみ
せる上声部に特徴があり、とりわけアダージョに魅力が凝縮。ここでは1781年
作の6つの弦楽四重奏と、1802年に書かれた3つの四重奏からそれぞれ2曲を収
めています。

<Praga Digitals>
PRDDSD 250246(SACD-Hybrid) \2780
(1)シューベルト / マーラー編:
弦楽四重奏曲第14番ニ短調D.810「死と乙女」(弦楽合奏版)
(2) 同 / カサド編:
アルペジオーネ・ソナタ イ短調D.821(チェロ&弦楽オケ編曲版)
ミハル・カニュカ(Vc)
パヴェル・フーラ(指)プラハ・カメラータ
マーラー編曲で人気を集める「死と乙女」と名手カサド編曲の「アルペジオー
ネ・ソナタ」。ともにシューベルトの傑作を弦楽オケ用に編成を拡大した結果、
そこに現われたのはゾクゾクするような怖さとかなしさ。編曲作品の成否は手
掛ける人も一流でなくてはさまにならないものですが、これらはみごとな成功
例といえるでしょう。

PRDDSD 250230(SACD-Hybrid) \2780
ブラームス:
(1)ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8
(2)ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.101
プラハ・グァルネリ・トリオ
音の溶け合いに円熟を感じさせるグァルネリ・トリオの最新アルバムはブラー
ムス。雄渾な主題から楽聖ベートーヴェンを意識させずにおかないOp.8。奇数
楽章と偶数楽章間の短調と長調との交替が、ほかに類を見ない効果をあげてい
ます。また、1886年の夏トゥン滞在中の作Op.101では、スイスの大自然をほう
ふつとさせる雄大さと情熱のほとばしりが聴かれます。



<United Archives>
UAR 019 5枚組+ボーナスCD \4050
ベートーヴェン:交響曲全集
[CD1]
(1)交響曲第1番 ハ長調op.21/1947年11月29日、カーネギーホール
(2)交響曲第2番 ニ長調op.36/1952年3月17日、30th Street Studio
[CD2]
(1)交響曲第3番 変ホ長調op.55「英雄」/
1949年3月21日、4月16日、5月4日、30th Street Studio
(2)交響曲第5番 ハ短調op.67「運命」/1950年2月13日、30th Street Studio
[CD3]
(1)交響曲第4番 変ロ長調op.60/1952年3月24日、30th Street Studio
(2)交響曲第7番 イ長調op.92/1951年3月12日、30th Street Studio
[CD4]
(1)交響曲第6番 ヘ長調op.68「田園」/
1946年1月10&12日、アカデミー・オブ・ミュージック
(2)交響曲第8番 ヘ長調op.93/
1949年3月13日、カーネギーホール(live broadcast)
[CD5]
交響曲第9番「歓喜の歌Ode an die Freude」ニ短調op.125
フランシス・イーンド(S),マルタ・リプトン(A),デイヴィッド・ロイド(T),
マック・ハレル(Bar) 
ニューヨーク・フィル、
ウェストミンスター合唱団(John F.ウィリアムソン(合唱指揮)
1949年4月16日&1953年3月7日(終楽章)
[ボーナスCD]
(1)交響曲第3番 変ホ長調op.55「英雄」/
1941年1月20日、リーダークランツ・ホール
(2)交響曲第5番 ハ短調op.67「運命」/
1941年12月15日、リーダークランツ・ホール
ブルーノ・ワルター(指)ニューヨーク・フィル
フィラデルフィア・オーケストラ(disc4(1)田園のみ)
1930年代からニューヨーク・フィルをしばしば指揮していたワルターが、いよ
いよ同オーケストラを手中におさめたのが1940年代半ばでした。宇野功芳氏も
「円熟、円満のかぎり」と手放しで絶賛している、1949年の「英雄」をはじめ、
オケを手足のように自由に操っているさまは、今聴いてもやはり圧巻です。
第7番は、「彼のいわゆるデュオニュソス的な一面を披瀝した演奏」と宇野氏
が評価している、爆発系の名演奏。さらに、1941年の貴重な音源をボーナスCD
として収録しているのはファンにとっても嬉しいかぎりです。



<naive>
instants classiques-クラシックの瞬間
ナイーブレーベルから、クラシック音楽の様々な時代、瞬間のエッセンスを
1枚にぎゅっと閉じ込めたシリーズの登場。全15タイトル、どれも珠玉のトラッ
クが並び、お買い得価格となっています。廃盤となっていたアレッサンドリー
ニによる「スターバト・マーテル」、「グローリア」や大ヒット映画「カスト
ラート」のサントラが復活していたりと、熱心なファンにも見逃せないものが
含まれています。

V 5100 \1650
(1)アルビノーニ:アダージョ 
(2)ヴィヴァルディ:
ファゴット、弦、通奏低音のための協奏曲イ短調からアレグロ 
(3)パスクイーニ:ジーガ 
(4)ボッケリーニ:五重奏曲ホ短調よりアレグロ 
(5)スカルラッティ:ソナタ ニ短調 アレグロ 
(6)ボッケリーニ:チェロ協奏曲ト長調よりアダージョ 
(7)クープラン:パルナッソス山、またはコレッリ讃 
(8)フレスコバルディ:2声のためのカンツォーナ第3番 
(9)モンテエルディ:五声のシンフォニア 
(10)ヴィヴァルディ:モンテズーマよりシンフォニア 
(11)ファルコニエーリ:件の悪魔たちの踊り 
(12)ペルゴレージ:スターバト・マーテルよりなんと嘆き悲しみ傷つく 
(13)カプスベルガー:チャッコーナ
アレッサンドリーニほか多数
「バロック」と聴いて思い浮かぶ曲から、あまりポピュラーではないかもしれ
ないけれど、珠玉の名曲まで幅広く収録。トラック7のクープランは必聴。

V 5101 \1650
J.S.バッハ:
トッカータとフーガ ニ短調/コラール「目覚めよ、と呼ぶ声あり」「いざ来
たれ、異邦人の救い主よ」他/プレリュードとフーガ イ短調/トッカータ 
ハ長調/ファンタジーとフーガ ト短調他 全13曲
ミシェル・シャピュイ(Org)
ナイーブ系列にもシャピュイは名録音をのこしていました。その中でもバッハ
の有名曲ばかりがピックアップされています。

V 5102 \1650
ベートーヴェン:ソナタ第14番「月光」よりアダージョ
メンデルスゾーン:無言歌集第6番
シューマン:子どもの情景より「見知らぬ国と人々から」
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番よりスケルツォ
シューベルト:ピアノ・ソナタ大20番より
ブラームス:バラードop.10よりインテルメッツォ(全15曲)
ローラン・カバッソ、フランソワ=フレデリク・ギイ、
グレゴリー・ソコロフほか
ナイーブが誇る名ピアニスト、ソコロフによる、テクニック、音楽性、すべて
が絶妙のバランスでブレンドされたシューベルトをはじめ、ロマンティックな
ピアノ作品集がそろいました。

V 5103 \1650
ビゼー:カルメン(ハイライト)
ベアトリス・ウリア・モンゾン(カルメン)、
クリスティアン・パピス(ドン・ホセ)、
レオンティナ・ヴァドゥヴァ(ミカエラ)
アラン・ロンバール(指)ボルドー=アキテーヌ国立管弦楽団
モンゾンの名唱、カルメンのハイライト集。フランス語の美しさも見事なら、
オーケストラのリズムもまた見事。名匠ロンバールの荒削りな音楽づくりが
激情の内容にピッタリ。

V 5104 \1650
ブラームス:ハンガリー舞曲集(全21曲)&ワルツ(op.39)
マリー=ジョゼフ・ジュード&ジャン=フランソワ・エッセール(P)
ブラームスのヴァラエティに富んだハンガリー舞曲集を、ラテンの血が流れる
二人のスリリングな演奏で。ワルツのかけあいも見事です。

V 5105 \1650
ショパン:
(1)練習曲op.10-3「別れの曲」 (2)前奏曲op.28-4 (3)練習曲op.25-6 
(4)ソナタ第2番より「葬送行進曲」 (5)前奏曲op.28-16 (6)前奏曲op.28-24
(7)マズルカop.68-1 (8)ポロネーズop.40-1 (9)マズルカop.67-4 
(10)マズルカop.17-4 (11)同op.17-2 (12)ポロネーズop.40-2 
(13)ノクターン嬰ヘ長調op.15-2 (14)練習曲op.25-1 (15)前奏曲op.28-8 
(16)前奏曲op.28-6 (17)前奏曲op.28-17 (18)前奏曲op.28-20 
(19)練習曲op.25-12
(1)ビレット (7),(9)(12)オレイニチェク、(13)オロツコ、
(2)-(6)(8)(14)-(19)ソコロフ
ショパンの珠玉の名曲をかぐわしい名手の演奏で。なかでも鬼才ソコロフの弾
くナンバーはきわめて異形ながら絶大な存在感です。

V 5106 \1650
(1)ヘンデル:グラン・サラバンド 
(2)パッヘルベル:カノン 
(3)ヴィヴァルディ:フルート協奏曲第2番ト短調RV.439「夜」 
(4)コレッリ:合奏協奏曲第8番Op.6 
(5)J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番より 
(6)ラモー:第5組曲より第6コンセール「めんどり」 
(7)モーツァルト:ディヴェルティメント第17番より 
(8)ベートーヴェン:ロマンス第2番 
(9)ハイドン:交響曲第45番「告別」より 
(10)ロッシーニ:「セビリャの理髪師」序曲
カロル・トイチュ(指)
ヴロツワフ・レオポルディヌム室内管弦楽団
パッヘルベルの代名詞、名曲カノンから、モーツァルト、ベートーヴェンや
ロッシーニまで、美しく気品ある演奏で愉しめます。

V 5107 \1650
(1)ヘンデル(モーツァルト編):メサイアよりハレルヤ・コーラス 
(2)J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 
(3)シューベルト:アヴェ・マリア 
(4)モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番よりアンダンテ 
(5)アルビノーニ:アダージョ 
(6)ヴィヴァルディ:
聖母マリアの生誕のための晩祷より、イスラエルがエジプトを出で 
(7)J.S.バッハ:
カンタータ第140番「目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声」より 
(8)J.S.バッハ:
カンタータ第49番「われは行きて汝をこがれ求む」よりシンフォニア 
(9)メンデルスゾーン:結婚行進曲 
(10)ワーグナー:「ローエングリン」より婚礼の合唱 
(11)ペルゴレージ:スターバト・マーテルより 
(12)J.S.バッハ:
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1060aよりアレグロ 
(13)フォーレ:エレジー 
(14)ベンチーニ:アヴェ・マリス・ステラ 
(15)ゴスペル(マリオン・ウィリアムズ編)「グローリー、グローリー、ハレル
ヤ!」 
(16)ゴスペル(マリオン・ウィリアムズ、ジェローム・ヴァン・ジョーンズ編)
「オー、ハッピー・デイ!」
アンヌ・ガスティネル、バドゥラ=スコダ、シャピュイほか多数
メンデルスゾーンやワーグナーのそっくりそのままの内容から、広くゴスペル
に至るまで結婚式にちなんだ音楽がもりだくさんです。

V 5108 \1650
モーツァルト:
レクイエム ニ短調KV.626(ジュスマイアー版)、
レクイエム・フラグメント集[セクエンツィア/オッフェルトリウム/コンム
ニオ(アーメン・フーガ)]
イリデ・マルティネス(S) モニカ・グループ(A) 
スティーヴ・ディヴィスリム(T) ワングチュル・ユーン(Bs)
クリストフ・シュペリング(指)
ノイエ・オーケストラ, コーラス・ムジクス・ケルン
アマデウスの絶筆となった傑作をオリジナル楽器による清新なる演奏で。

V 5109 \1650
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
(1)第9番変ホ長調KV.271「ジュノーム」
(2)第21番ハ長調KV.467
パトリック・コーエン(フォルテピアノ)
クリストフ・コワン(指)アンサンブル・バロック・ド・リモージュ
天才のきらめきと、めいっぱい幸福なムードにあふれたモーツァルトのコン
チェルト。典雅で繊細なフォルテピアノのひびきに魅かれます。

V 5110 \1650
(1)ペルゴレージ:スターバト・マーテル
(2)ヴィヴァルディ:スターバト・マーテル
(1)ジェンマ・ベルタニョッリ(S) (2)サラ・ミンガルド(A)
リナルド・アレッサンドリーニ(Cem & 指)コンチェルト・イタリアーノ
廃盤のままだったアレッサンドリーニによるペルゴレージ。A.スカルラッティ
に換えて同じく廃盤だったヴィヴァルディを新カップリング。

V 5111 \1650
ロドリーゴ:
(1)アランフェス協奏曲(ハープ版)
(2)ヒラルダの調べ(セビリャ幻想)
(3)セレナード風の協奏曲
イザベル・モレッティ(Hrp)
エドモン・コロマー(指)セビリャ王立管弦楽団
傑作「アランフェス」のハープ版ほか、名手モレッティによるロドリーゴ。

V 5112 \1650
ヴィヴァルディ:
(1)ヴァイオリン協奏曲集「四季」Op.8
(2)ヴァイオリン協奏曲ホ短調
(3)チェロ協奏曲ニ短調R.407
(4)2つのヴァイオリンのための協奏曲ト短調
(5)ヴァイオリンとチェロのための協奏曲変ロ長調
ファビオ・ビオンディ(Vn & 指)エウローパ・ガランテ
それまでの演奏スタイルをひっくり返したビオンディの「四季」ほか、新編集
によるきわめつけのヴィヴァルディ。刺激満載の内容です。

V 5113 \1650
ヴィヴァルディ
(1)グローリア ニ長調R.589
(2)協奏曲ニ短調R 128
(3)マニフィカト R 611(ヴェネツィア版)
(4)2本のトランペットとオーボエのための協奏曲ニ長調R 781(旧563)
リナルド・アレッサンドリーニ(Cem、指) デボラ・ヨーク, 
パトリツィア・ビッチーレ(S)
サラ・ミンガルド(A) アンドレア・ミオ(Ob) 
ガブリエーレ・カッソーネ(Tp)
コンチェルト・イタリアーノ&アカデミア(合唱団)
ヴェネツィアとその同盟軍の対オスマン・トルコ戦における戦勝を記念したこ
とが作品成立の背景にあるとされる「グローリア」。全12曲からなる大規模な
この作品、劇的なパッセージと穏やかなパッセージとの対比や、輝かしいトラ
ンペットにパワフルな合唱とじつに聴きどころの多いものとなっています。こ
ちらも長らく廃盤となっていた権威アレッサンドリーニによる超一級の演奏
です。

V 5114 \1650
(1)リカルド・ブロスキ:ハッセの歌劇「アルタセルセ」-私はあの船のように
(2)ニコラ・ポルポラ:歌劇「ポリフェモ」-偉大なジュピターよ
(3)リカルド・ブロスキ / ルセ編:もし私の唇を信じないのなら
(4)同:歌劇「イダスペ」-忠実な影よ、私も
(5)ヨハン・アドルフ・ハッセ:歌劇「アルタセルセ」序曲
(6)ヘンデル:歌劇「リナルド」-涙を流させてください
(7)同:歌劇「リナルド」-いとしい花嫁よ
(8)同:歌劇「リナルド」序曲
(9)ハッセ:歌劇「クレオフェーデ」-立ち上がれ、勇気を出せ、わが心よ
(10)ペルゴレージ:サルヴェ・レジナ
(11)ニコラ・ポルポラ / ルセ編:歌劇「ポリフェモ」-偉大なジュピターよ
エヴァ・マラス=ゴドレフスカ(S) デレク・リー・レイギン(CT)
クリストフ・ルセ(指)レ・タラン・リリク
1994年製作の映画「カストラート」。この作品は伝説のカストラート“ファリ
ネッリ”(本名カルロ・ブロスキ1705-1782)の数奇な生涯を描いて、当時一大
ブームを巻き起こしました。そのサントラを担当したのはルセ率いるレ・タラ
ン・リリク。演奏も高水準でサントラばなれした本格的な内容です。3オクタ
ーブ半に及ぶ驚異的な声域をカバーしたというファリネッリの歌声を再現する
にあたって、カウンターテナーのデレク・リー・レイギンとソプラノのエヴァ
・マラス・ゴドレフスカの声をコンピュータで合成させたことでも話題となり
ました。これもまた廃盤でしたが晴れて復活となります。




<Altus>
ALT 145/6 2枚組 \4050
マーラー:交響曲第3番
エヴァ・マルチニェツ(At)
リヨン=ベルナルド・テツ合唱団
リヨン大聖堂聖歌隊
準メルクル(指)
フランス国立リヨン管弦楽団
ライヴ録音2007年2月リヨン・オーディトリウム

ALT 147 \2450
ベートーヴェン:交響曲第9番
バーバラ・ハーヴァーマン(Sp)
ザンドラ・マクマスター(At)
シュテファン・フィンケ(Tn)
フランツ=ヨーゼフ・ゼーリッヒ(Br)
準メルクル(指)
フランス国立リヨン管弦楽団
バーミンガム市交響合唱団
ライヴ録音2006年12月31日、2007年1月1日

ALT 148 \2450
イベール:管楽五重奏のための3つの短い小品
フランセ:八重奏曲
リゲティ:木管五重奏のための6つのバガテル
リヨン管弦楽団ソリストアンサンブル
録音2007年5月リヨン・オーディトリウム





<日本音声保存>
ローム ミュージックファンデーション-日本SP名盤復刻選集III
ANOC 6070A 7枚組 \9000
日本語版
ANOC 6077A 7枚組 \9000
英語版
CD1 日本人音楽家国内録音 全3曲
CD2 日本人音楽家国内録音 全22曲
CD3 日本人音楽家海外録音 全6曲
CD4 日本人作品      全4曲
CD5 外国人音楽家国内録音 全3曲
CD6 外国人音楽家国内録音 全3曲
CD7 外国人音楽家国内録音 全22曲
ローム ミュージック ファンデーション SPレコード復刻CD集<日本SP名盤
復刻選集>は、日本における洋楽レコードの黎明期である1912年から、SPレコ
ードの生産がLPレコードへと本格テキン転換期を迎える1952年までの約40年間
を対象に、日本人音楽家、日本人作曲家、当時の日本において活躍した外国人
音楽家の演奏をSPレコードから収録し、構成されています。

●収録曲目詳細

CD1 日本人音楽家国内録音(1) <全3曲>
山田耕筰[1886-1965](指)/紀元二千六百年奉祝交響楽団
(1)イベール:祝典序曲 日本コロムビアS3007/8(1940年録音)
橋本國彦[1904-49](指)/紀元二千六百年奉祝交響楽団
(2)シャーンドル・ヴェレッシュ:交響曲 
日本コロムビアS3009-11(1940年録音)
井口基成[1908-83](Pf) 齋藤秀雄[1902-74](指)/東京交響楽団
(3)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」 
日本ビクターVH4086-90(1943年録音)

CD2 日本人音楽家国内録音(2) <全22曲>
澤田柳吉[1886-1936](Pf)
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27-2「月光」
ニットー10031/2(1931年録音)
原田 潤 [1882-1946](指)/成城学園混声合唱団/水島 葉 (未詳)(Pf)
(2)ヴェルディ:鎮魂ミサ曲より 鎮魂曲とサンクトゥス 
キングN-16(1938年録音)
倉田 高[1913-45](Vc) 高木東六 [1904-2006](Pf)
(3)信時 潔(高木東六編):海ゆかば 
(4)尾高尚忠:夜曲 日本コロムビア100622(1942年録音)
オルケストラ・シンフォニカ・タケイ/武井守成[1890-1949](指)
(5)武井守成:「夏の組曲」作品31より 風鈴屋 
日本ビクター 50732(1928年録音)
(6)武井守成:「夏の組曲」作品31より 花火を見る子ら 
日本ビクター 50733(1928年録音)
(7)G.マネンテ:ダンツァ・オリジナーレ 作品145 
日本ビクター 52369(1932年録音)
O.S.T.マンドリン・カルテット
(8)N.M.カラーチェ:カンツォネッタ 日本ビクター 51140(1929年録音)
松平里子[1896-1931](Sp) ニコライ・シフェルブラット[1889-1936](Vn)
近藤柏次郎[1900-32](Pf)
(9)J.Sバッハ=C.F.グノー:アヴェ・マリア[日本語] 
(10)民謡:夢になずみて[日本語] 日本ビクター 13097(1930年録音)
柳 兼子[1892-1984](At) ジェームス・ダン[1900-未詳](Pf)
近衛秀麿(子爵)[1898-1973](Pf)
(11)ベートーヴェン:自然における神の栄光 ニッポノホン15750(1925年録音)
(12)F.シューベルト:さすらい人の夜の歌 ニッポノホン15874(1925年録音)
(13)近衛秀麿(子爵):自由の歌 日本パーロフォン 番号なし(1932年録音)
荻野綾子[1898-1944](Sp) アレクサンデル・タンスマン[1897-1984](Pf)
(14)タンスマン:白露に-寂しさに(百人一首より)
日本ビクター 13290(1933年録音)
ベルトラメリ能子[1903-73](Sp) 高折宮次(1883-1963)(Pf)
(15)G.シベッラ:ラ・ジロメッタ[日本語] 
(16).Gサデロ:麦打ちの歌[日本語] 日本コロムビア 35281(1931年録音)
宮川美子[1911-96](Sp) 山田耕筰(1886-1965)(指) 
コロムビア・オーケストラ
(17)山田耕筰:齋藤大使の帰還 日本コロムビア30249(1939年録音)
浅野千鶴子[1904-91](Sp) 野辺地瓜丸(勝久)[1910-66](Pf)
(18)A.J.エクゾデ:エクゾデのメヌエット 
(19)フランス民謡:わたしはシダになりたい 
日本コロムビアB111(1949年録音)
(20)ドビュッシー:みどり 日本コロムビア B179(1949年録音)
奥田良三[1903-93](Tn) 日本ポリドール・サロン・オーケストラ
昨梁田 貞:城ヶ島の雨 朔梁田 貞:昼の夢 
日本ポリドール 5077(1933年録音)

CD3 日本人音楽家海外録音<全7曲>
近衛秀麿[1898-1973](指)/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
エーリヒ・ウェンツケ(Ob)/アルフレッド・ビュルクナー(Cl)/
マルティン・ツィラー(Hrn)/オスカー・ローテンシュタイナー(Fg)
(1)W.A.モーツァルト:管楽器のための協奏交響曲 変ホ長調 K.追加9
日本コロムビア J8692-5S(オリジナル盤:ドイツコロムビアLX661-4)
(1937年ドイツ録音)
近衛秀麿[1898-1973](指)/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(2)奥 好義=林 廣守:君が代 
日本ポリドール A310(オリジナル盤:ドイツポリドール11273)(1938年録音)
鈴木鎮一[1898-1998](Vn) マンフレート・グルリット[1890-1972](Pf)
(3)フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 
日本ポリドール 40352-5S(オリジナル盤:ドイツポリドール 95216-9)
(1928年ドイツ録音)
原 信子[1893-1979 ](Sp) アンジェロ・アルベルゴーニ[unknown](指) /
オーケストラ伴奏
(4)G.プッチーニ:「蝶々夫人」より ある晴れた日に 
(5)G.プッチーニ:「蝶々夫人」より かわいい坊や
フォノティピア6589(120123)(1928年イタリア録音)
宮川美子[1911-96](Sp) エリー・コーエン[unknown] /オーケストラ伴奏
(6)A.メサジェ:「お菊さん」より 恵みの太陽が輝く日 
日本コロムビアJ7829(1931年フランス録音)

CD4 日本人作品 <全4曲>
近衛秀麿 [1898-1973]
(1)越天楽 近衛秀麿(指)/新交響楽団 日本パーロフォン E17057(1931年録音)
橋本國彦[1904-49] 西條八十[1892-1970]:詞
(2)日本歴史歌絵巻 木下 保(指)/上野児童音楽学園児童(合唱)/管弦楽伴奏
日本コロムビア S143-8(1937年録音)
鈴木二三雄[1900-45] 紫 式部[979頃-1016頃]=本間 文[未詳]:詞
(3)組曲「源氏物語」
鈴木弦楽四重奏団 -鈴木鎮一(第1Vn)/鈴木喜久雄(第2Vn)、鈴木 章(Va)、
鈴木二三雄(Vc)/ベルトラメリ能子(Sp)/木下 保(Tn)/与謝野晶子(朗読) 
日本コロムビア 35492-4 (1936年録音)
池内友次郎[1906-91] 世阿弥[1363-1443]:詞
(4)熊野 長門美保(Sp)/篠原政雄(指)/キング管弦楽団
日本キング77016/7(1942年)

CD5 外国人音楽家国内録音(1) <全3曲>
ガエタノ・コメリ[1894-1977](指)/紀元二千六百年奉祝交響楽団
(1)ピツェッティ:交響曲 イ長 日本コロムビア S3012-8(1940年録音)
ヘルムート・フェルマー[1902-77](指)/紀元二千六百年奉祝交響楽団
(2)R.シュトラウス:祝典音楽 日本コロムビアS3019-21(1940年録音)
シャルル・ラウトゥルップ[未詳](指)/東京音楽学校管弦楽団 ・合唱団
安藤 幸[1878-1963](Vn) 黒沢貞子[未詳](Sp) 丹治ハル[未詳](At) 
薗田誠一[1905-86](Tn) 伊藤武雄[未詳](Bs)
(3)ハイドン:
オラトリオ『十字架上のキリストの最後の7つの言葉』より 第4話「神よ、
なんぞ我を見棄てたまいし」(ラールゴ) 
日本コロムビア 3965(1931年録音)

CD6外国人音楽家国内録音(2) <全3曲>
アレクサンダー・モギレフスキー[1885-1953](Vn)
レオニード・クロイツァー[1884-1953](Pf)
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 作品24 「春」
日本ポリドール 5027-9(1931年録音)
シモン・ゴールドベルグ[1909-93](Vn) リリー・クラウス[1905-86](Pf)
(2)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第6番 イ長調 作品30-1
日本コロムビアJ8655-7 (1936年録音)
ボリス・ラス[1894-未詳](Vn) マキシム・シャピロ[1898頃-1958](Pf)
(3)ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 作品47「クロイツェル」 
日本コロムビア55105-8(1936年録音)

CD7 外国人音楽家国内録音(3) <全22曲>
ヴェラ・チェルネツカヤ[未詳](Pf)
(1)ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66 
日本コロムビアJ3264( 1937年録音)
レオ・シロタ[1885-1965](Pf)
(2)シューベルト(タウジヒ編):軍隊行進曲 テイチクX5013(1941年録音)
ウィリー・ブルメスター[1869-1933](Vn) 
ウィリー・バルダス[1887-1924](Pf)
(3)フンメル(ブルメスター編):ワルツ イ長調  
(4)W.ブルメスター:ロココ ニットー955(1923年録音) 機械式録音
カスリーン・パーロウ[1890-1963](Vn) セオドア・フリント[未詳](Pf)
(5)クライスラー:愛の喜び ニッポノホン 9045(1922年録音) 機械式録音
ナタリー・ボシュコ[1899-未詳](Vn) ウィリー・バルダス[1887-1924](Pf)
(6)ヘンデル:セルセ(クセルクセス)より ラールゴ ニッポノホン15311
(Rec.in 1924) 機械式録音
ミハエル・ヴェックスラー[1896-未詳](Vn)/ピアノ伴奏
(7)キュイ:「万華鏡」より オリエンタール ナイガイ 4342
(1927年頃録音) 機械式録音
ミハイル・エルデンコ[1886-1940](Vn)
エフゲニア・エルデンコ[1886-1940](Pf)
(8)アリャビエフ(エルデンコ編):夜うぐいす 
ニッポノホン16720(1927年録音)
(9)バッハ:シチリアーノ ト短調 BWV1031 
ニッポノホン16832(1927年録音)
ロベルト・ポラーク[1880-1962](Vn) パウル・ローゼンスタンド[未詳](Pf)
(10)ドヴォルザーク:ユモレスク 作品101-7 
日本コロムビア 28065(1934年録音)
(11)F.ネルーダ:スラヴの子守歌 作品11 
日本コロムビア 27888(1934年録音)
エルネスト・トマシッチ[1908-未詳](Vn) マックス・ヤノフスキー[未詳](Pf)
(12)J.ライオンズ&S.C.ハート&ヴァガボンズ:谷間のともし火
日本ポリドール2784(1936年録音)
コンラート・リーブレヒト[1898-未詳](Vn) リディア・シャピロ[未詳](Pf)
(13)モーツァルト:メヌエット ニ調 
日本コロムビア29934(1938年録音)
ボグミル・シコラ[1890-1953](Vc) カテリーヌ・キャンベル[未詳](Pf)
(14)ユダヤのメロディ:悲しみのあとに 
ニッポノホン インターナショナル 3178(1918年録音)
セルゲイ・ストゥーピン[1892-未詳](Vc)/ピアノ伴奏
(15)D.ポッパー:ハンガリー狂詩曲 作品68 ニットー 3257(1928年録音)
ロマン・ドゥクソン[1901-未詳](Vc)/ピアノ伴奏
(16)D.ポッパー:ガヴォット 日本コロムビアJX1043(1940年録音)
イーナ・ブルスカヤ[未詳](Sp)/ピアノ伴奏
(17)G.ビゼー:「カルメン」より ハバネラ
ニッポノホン 4717(1921年録音) 機械式録音
オットー・べック[未詳](Tn) ヨゼフ・ラスカ[未詳](Pf)
(18)ワーグナー:「ワルキューレ」より ジークムントの愛の歌 
ニットー 1370(1924年録音) 機械式録音
ジュリオ・ロンコーニ[未詳](Br) D.コレッツ[未詳](Pf)
(19)ロッシーニ:「セビリアの理髪師」より 何でも屋の歌 
フジサン2953(1922年頃録音) 機械式録音
アレクサンダー・モジューヒン [未詳](Bs) クレオ・カリーニ[未詳](Pf)
(20)グノー:「ファウスト」より メフィストのセレナーデ[ロシア語]
昨R.シューマン:二人のてき弾兵[ロシア語] 
ニッポノホン15418(1924年録音) 機械式録音
マルガレーテ・ネトケ=レーヴェ[1884-1971](Sp) 
レオニード・コハンスキ [未詳](Pf)
朔M.レーガー:マリアの子守歌 日本パーロフォンE1173(1929年録音)

解説書内容
◆「ローム ミュージック ファンデーションSPレコード復刻CD集
 <日本SP名盤復刻選集>の発行について」
 財団法人 ローム ミュージック ファンデーション 理事長 佐藤 研一郎
◆「本SP名盤選集は私にとって愛する作曲家たちの美麗な復刻版に比せられる
喜びの源」海老澤 敏
◆「監修にあたって」クリストファ・N・野澤
◆「音楽家とその背景」「楽曲解説」クリストファ・N・野澤/片山杜秀
◆「復刻技術者からのひとこと」新 忠篤
◆「ローム ミュージック ファンデーション SPレコード復刻CD集によせて」
塩津洋子
◆ローム ミュージック ファンデーション SPレコード復刻CD集 
復刻レコードデータ
■表紙画「松園の画業」上村淳之/「松園の描く着物」田畑喜八/
上村松園 略歴
CD7枚組・解説書付<63曲>
企画・発行  財団法人 ローム ミュージック ファンデーション
協賛:ローム株式会社
原案:クリストファ・N・野澤
SPレコード提供:クリストファ・N・野澤 他
総監修:海老澤 敏
監修:クリストファ・N・野澤/片山杜秀
技術:新 忠篤
翻訳:大竹紀子
制作:日本音声保存
★海老沢敏氏のコメント
「厖大なコレクションを所蔵されるクリストファ・N・野澤氏と俊秀の評論家
片山杜秀氏の詳細な解説は、自信に溢れる新忠篤氏の技術によるCD化の実現と
両々相俟って、私たちを私たちの日本における西洋音楽のすでに満開の花園へ
と誘ってくれるのだ。(中略)この第3集の中に、自分が若い頃、直接その謦咳
に接し、多くのものを得ることのできた作曲家、ピアニスト、ヴァイオリニス
ト、声楽家の皆様の若き日の作品や演奏に初めて出会うよろこび、そして初め
てのモーツァルトの曲の歴史的演奏(近衛秀麿指揮ベルリン・フィルハーモニ
ーによる「管楽協奏交響曲」)の選集への収録のよろこびと言ったものが味わ
えるという何者にも替えがたい贈り物であることを附記しておきたい。」

<MEMORIES>
MR2028/2034 7枚組 \3380
モノラル
ベートーヴェン:交響曲全集
交響曲第1番(VPO、1937年10月19日)、
交響曲第2番(LSO、1938年3月2日)、
交響曲第3番「英雄」(VPO、1936年5月)、
交響曲第4番(LPO、1933年11月)、
交響曲第5番「運命」(LPO、1933年)、
交響曲第6番「田園」(RPO、1927年1月)、
交響曲第7番(VPO、1936年2月)、
交響曲第8番(VPO、1936年2月)、
交響曲第9番「合唱」
(VPO、ヘルツグリューバー=S、アンダイ=Ms、マイクル=T、マイル=Bs、
1935年2月)、
ハンマークラヴィーア・ソナタ=管弦楽編曲版(1930年3月)、
ピアノ協奏曲第3番(マルグリット・ロン、COP、1939年6月)、
三重協奏曲
(VPO、オドノポソフ=Vn、アウバー=Vc、モラレス=P、1937年10月)、
「フィデリオ」序曲(LPO、1938年10月)、
「献堂式」序曲(LPO、1938年10月)、
アテネの廃墟(LSO,1940年2月)、
「エグモント」序曲(VPO、1937年)、
「レオノーレ」序曲第2番(LSO,1938年2月)
フェリックス・ワインガルトナー指揮
巨匠ワインガルトナーのベートーヴェン全集は様々なレーベルでCD化されて
おりますが、ボックス全集化となりますと国内盤東芝盤、もしくは
Grammofono2000(編集欠損のある欠陥版)ぐらいでいずれも入手不可能です。
今回のMEMORIES盤は、SPコレクションのみならず、再発LPなども、その復刻
ソースとして、再生マスタリングされたとのことで、針音をむしろ盛大に取
り込んだために、迫力と音域が増し、大人しい指揮者と思われがちなワイン
ガルトナーも結構燃えていたんだなあという感慨を新たにさせる自信作との
ことです。完全限定盤。

MR2035/2036 2枚組 \3380
マーラー:さすらう若人の歌、
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死(1957年9月9日ライヴ)
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番(1956年9月23日ライヴ)
シューリヒト指揮
フランス国立放送響、
フィッシャー=ディスカウ(Br)、ロベール・カサドシュ(P)
巨匠シューリヒトと抜群のコンビネーションを見せたフランス国立放送響(フ
ランス国立管)とのライヴ名演集。マーラー作品にも自信のあったシューリヒ
トだけに、涼しげなサウンドでマーラーのロマンを歌い上げる「さすらう若人
の歌」はディスカウの独唱を得て万全の出来と申せましょう。そして相性の良
かったカサドシュとのブラームスもキリッと引締った造型とさっさと進める快
速テンポが耳に心地よい名演。さらに「運命」のスリリングな快演も収録した
お得なセットです。

MR2037/2038 2枚組 \3380
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」第2,3幕
(1947年10月3日、ベルリン、アドミラルパラスト・ライヴ)
フルトヴェングラー指揮
シュターツカペレ・ベルリン、
ルードヴィヒ・ズートハウス(トリスタン)、エルナ・シュルター(イゾルデ)、
ゴットロブ・フリック(マルケ王)、ヤロ・プロハスカ(クルヴェナル)、
マルガレーテ・クローゼ(ブランゲーネ)
ナチス関与の疑いで戦後演奏禁止の処分を受けたフルトヴェングラーは、その
後、無罪放免を受けて祖国ドイツでは1947年5月にベルリンフィルとのベートー
ヴェン・プロで復帰。さらに当演奏である10月に、オペラ公演に復帰します。
フルトヴェングラーの「トリスタン」というと、フィルハーモニア管とのスタ
ジオ録音が著名ですが、イギリスのオケ、スタジオ録音というハンデはやはり
明確であります。当演奏は第2,3幕のみでしかも第2幕も完全ではないとは言え、
「ドイツの指揮者」フルトヴェングラーがドイツの歌劇場でどういう演奏を展
開したかを知る意味で最適な音盤と申せましょう。うねるようなドラマ性は正
にフルトヴェングラーのワーグナーを聴く醍醐味です。音質は時代にしては非
常に鮮明ですし、臨場感もたっぷりです。出演者提供の音源による復刻とのこ
とです。

<DELTA CLASSICS>
DCCA-0041 \2415
ブラームス:交響曲第1番
(27,Oct,1951)
ブラームス:ハンガリー舞曲第1、3、10番(*)
(4,Apr,1952)
フルトヴェングラー指揮
NDR/ウィーン・フィル(*)
フルトヴェングラーのブラ1の中で常に1、2を争うとされる名演。このNDRとの
ブラ1は、客演した際のライヴ録音でありながら完成度の高い演奏で、終始エネ
ルギッシュなのが今になっても聴く人の心を惹きつける。手兵のBPOやVPOなら
いざ知らず、NDRとの奇跡の名演を聴く限り、当時のNDRのレベルも決して負け
ていない事が証明されている。特に2楽章のヴァイオリン・ソロは、戦時中の
BPOのコンマスでフルトヴェングラーを知り尽くしていた男、エーリッヒ・レ
ーンによるものも、泣かせどころでこの演奏の白眉でしょう。今回かなり時間
をかけて、「第2世代復刻」による復刻方法で極めて鮮度の高い復刻を完成で
きました。52年のBPOとのブラ1もフルトヴェングラーのベストとして挙げる方
も大勢いますが、この演奏も負けていません。この2つの演奏を聴き比べして
自分で確かめてみるのも、ファンならではの楽しみ方かもしれません。また、
現在入手できる同一演奏のCDと音質の比較をしてみるのも一興かもしれません。
フルヴェン・ファン必携の一枚。
尚、録音日は一般的に知られている日を明記しております。
マスターに起因するノイズがあります。予めご了承ください。

<RTVE>
CD 65229 \2300
アストゥリアス公賞受賞演奏会 Vol.3
カール・オルフ(1895-1982):カルミナ・ブラーナ
ラケル・ロヘンディオ(ソプラノ)
アグスティン・プルネル=フレンド(テノール)
トーマス・モーア(バリトン)
エンリケ・ガルシア・アセンシオ(指揮)
アストゥアリア公領交響楽団
アストゥリア公財団合唱団
録音:2004年10月21日、スペイン、オビエド、フェリペ公ホール、ライヴ

CD 65275 \2300
アストゥリアス公賞受賞演奏会 Vol.5
チャイコフスキー(1840-1893):
オペラ「エフゲニー・オネーギン」から ポロネーズ
オペラ「オルレアンの少女」から ジャンヌのアリア(*)
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
オペラ「雪娘」から レルの第3のアリア(*)
オペラ「皇帝の花嫁」から リュバーシャのアリア(*)
プロコフィエフ(1891-1953):
カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」Op.78(*/+)
ズラータ・ブリュチェワ(メゾソプラノ(*))
マヒミアーノ・バルデス(指揮)
アストゥアリア公領交響楽団
サンパウロ国立交響楽団室内合唱団(+)
アストゥリア公財団合唱団(+)
録音:2006年10月19日、スペイン、オビエド、フェリペ公ホール、ライヴ

CD 65175 \2300
【旧譜・再案内】
アストゥリアス公賞受賞演奏会 Vol.1
フランク:交響曲ニ短調
ラヴェル:バレエ「ダフニスとクロエ」(抜粋)(*)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第10番変ホ長調 K.365 から 第2楽章(+)
シューベルト:軍隊行進曲
カリム・B・サイド、シャイ・ウォスネル(+)
マス・バルデス(指揮)
アストゥリアス公領交響楽団
アストゥリアス公財団合唱団(*)
録音:2002年10月24日、スペイン、オビエド、フェリペ公ホール、ライヴ

CD 65212 \2300
【旧譜・再案内】
アストゥリアス公賞受賞演奏会 Vol.2
ヘンデル(1685-1759):聖チェチーリアの祝日のオード
ラケル・ロヘンディオ(ソプラノ)
アグスティン・プルネル=フレンド(テノール)
マシミリアーノ・バルデス(指揮)
アストゥリアス公領交響楽団
アウトゥリアス公財団合唱団
録音:2003年10月23日、スペイン、アビーレス、パラシオ・バルデス劇場、
ライヴ

CD 65252 2枚組 \3450
【旧譜・再案内】
アストゥリアス公賞受賞演奏会 Vol.4
ヴェルディ(1813-1901):レクィエム
インドラ・トマス(ソプラノ)
ルチアーナ・ディンティーノ(メゾソプラノ)
ロベルト・アロニカ(テノール)
ルネ・パーペ(バス)
ヘスス・ロペス・コボス(指揮)
アストゥリアス公領交響楽団
オルフェオン・ドノスティアラ(合唱)
アストゥリアス公財団合唱団
録音:2005年10月20日、スペイン、オビエド、フェリペ公ホール、ライヴ

CD 00018 6枚組 \5750
【特別価格】
アストゥリアス公賞受賞演奏会 Vol.1-5
上記 CD 65175、65212、65229、65252、65275のセット
6枚組で2枚半分の価格です!

CD 65276 \2300
記念日 歌う理由
ビセンテ・マルティン・イ・ソレール(1754-1806):
オペラ「珍事」第1幕第13場;Oh quanto un si bel jubilo !
モーツァルト(1756-1791):
オペラ「フィガロの結婚」第1幕 から Giovanni liete
オペラ「魔笛」第2幕 から Bald prang, den Morgen verk&uuml;nden
愛しい光、美しい光 K.346(439a)/愛しき人よ、たとえ遠くにいても K.438
愛らしい二つの瞳 K.439/これほど軽はずみなことはない K.549
いまや恐ろしい時が来た K.436/私は貪欲な運命を黙って悲しもう K.437
フランツ・シェッグル(1930-1982):
シューベルトの歌曲「ます」による愉快な変奏曲(無伴奏合唱のための)
シューマン(1810-1856)/マルコス・ベガ編曲:
夢[トロイメライ](無伴奏合唱のための)
マルコス・ベガ(指揮)
オルフェオン・デ・マドリッド(合唱)
ミダ・ガラーノ(ピアノ)
録音:2006年10月30日、11月2日、スペイン国営放送音楽スタジオ2

CD 65282 \2300
スペインの偉大なピアニストたち Vol.7 ルイス・ガルベ
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58(*)
ドビュッシー(1862-1918):
前奏曲集第1巻 から さえぎられたセレナード
前奏曲集第2巻 から ビーニョの門/アラベスク第2番
ファリャ(1876-1946):
ドビュッシーへのオマージュ
「恋は魔術師」から パントマイム,鬼火の歌,恐怖の踊り,
魔方陣(漁夫のロマンス),夜明けの鐘,火祭りの踊り
「三角帽子」から 代官の踊り,粉屋の踊り,粉屋の女房の踊り
ルイス・ガルベ(ピアノ)
エンリケ・ガルシア・アセンシオ(指揮(*))
スペイン国立放送交響楽団(*)
録音:1974年10月6日、マドリッド、モヌメンタル劇場、ライヴ(*)
1976年11月3日、バルセロナ、カタルーニャ音楽堂、ライヴ(*以外)
Luis Galve(1908、サラゴサ-1995)

CD 65283 \2300
スペインの偉大なピアニストたち Vol.8 ジュゼプ・コロム
ショパン(1810-1849):
舟歌 嬰ヘ長調 Op.60(*)/バラード第4番ヘ短調 Op.52(*)
ラヴェル(1875-1937):水の戯れ(+)
ドビュッシー(1862-1918):版画(#)/喜びの島(#)
ラヴェル:夜のガスパール(#)
ジュゼプ・コロム(ピアノ)
録音:1993年6月24日、マドリッド、国立ホール、ライヴ(*)
2000年10月4日、マドリッド、フアン・マルク財団、ライヴ(+)
1997年4月22日、マドリッド、国立ホール、ライヴ(#)

CD 65287 \2300
マヌエル・シレーラ 私のお気に入りサルスエラ
ホセ・ルシオ・メディアビーリャ(1890-1958):「ごろつき学生」、
ルペルト・チャピ(1851-1909):「嵐」、
パブロ・ルーナ(1879-1942)&フェデリコ・バラゲール・マリエル:
「王族の血」、
T・バレーラ・サーベドラ(1870-1938)&
R・ゴメス・カリェーハ(1874-1938):「移民」、
アマデオ・ビベス(1871-1932):「ラ・ビリャーナ」、
ホセ・セラーノ(1873-1941):「悲しみの聖母」、「女たらしたちの結託」、
ヘスス・グリーディ(1886-1961):「魔女」、
フェデリコ・モレーノ・トローバ(1891-1982):「ルイサ・フェルナンダ」、
ハシント・ゲレーロ(1895-1951):「灰鷹」、
フェデリコ・チュエカ(1846-1908)&
ホアキン・バルベルデ(父;1846-1910):「カディス」、
パブロ・ソロサーバル(1897-1988):「港の酒場女」からのアリア、二重唱
フランシスコ・アセンホ・バルビエーリ(1823-1894):
「ラバピエスの床屋」前奏曲
マヌエル・シレーラ(テノール)
カルメン・シロス(ソプラノ)
エイドリアン・リーパー(指揮)
スペイン国立放送交響楽団&合唱団
録音:2007年7月16-20日、マドリッド、モヌメンタル劇場




<PNEUMA>
PN-860 \2450
聖母マリアのカンティガ集 バレンシアのカンティガ
アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:聖母マリアのカンティガ集 から
第126番「エルチェから来た男に刺さった矢」
第189番「竜とバレンシアの巡礼者の戦い」
第211番「エルチェの復活祭のろうそくの蜜蜂」
第244番「ラレードの居酒屋」(器楽)
第299番「スペインの聖母マリア騎士団」
第129番「ムルビエドロの兵士が矢で負った傷」
第339番「アリカンテの海を行く船」
第186番「シオン山の修道院」(器楽)
第161番「風と雹-モレーリャ」
第133番「エルチェの用水路で溺れたが救われた少女」
エドゥアルド・パニアグア(指揮)
ムシカ・アンティグア
セサル・カラーソ(歌、ビオラ)
ルイス・アントニオ・ムニョス(歌、フィドゥラ、パンデーロ)
フェリペ・サンチェス(ビウエラ・デ・ペニョラ、中世ギター)
ワフィル・シェイク(アラブ・リュート、パンデーロ、パンデレータ、
ダルブカ)
エドゥアルド・パニアグア(リコーダー、各種打楽器)
録音:2006年8月16-17日、マドリッド、Axis

PN-890 \2450
旋法の輪 アルジェリア東部コンスタンティンのマルーフ音楽
バシュラフ・ズィダーヌ・ハスィヌ(*)/アンダルシアの良い人々(ラハウィ)
恋する(デイル)/燃える炭の上に(アスビハン)
アンダルシアの思い出(スィカ)/お前の出発の後で(ムハイル)
苦しそうに息をする私の心(メズムーム)/夜のとばり(ラスト)
私の元を訪れた美女(マーヤ)/私はこの情熱を嘆く(アスビアン)
おまえは稲妻のように私を呼ぶ(イラク)/私の心(ハスィヌ)
愛を探すのはあなた(ナワー)/アンダルシアから離れて(スィカ・ハスィヌ)
サリム・フェルガニ(歌、ウード)
ユーセフ・ブナス(ジュワク・オ・ファル)
ナビル・タレブ(ケマンジャ)
バシール・グリ(タール)
ハレド・スマイル(ダルブカ)
モロッコからアルジェリア北部を東西に走るアトラス山脈東部に位置する町、
コンスタンティンに伝承されるアラブ・アンダルシア音楽の一つ、マルーフ
の弾き語りを聞かせる名手フェルガニ。同じ縦笛でもナイとは一味違うファル
の雅びな音色も聴きもの。タイトル通りマカーム(曲目の括弧内がマカーム名)
を繋げて演奏されるレパートリーのようで、恋愛の秘密を歌った連作歌曲のよ
うなものと理解すれば良いでしょうか。古雅な趣のウード弾き語りに弓奏楽器
のケマンジャ、打楽器のダルブカ、タールが色を添えます。(*)バシュラフは
器楽による前奏曲。[近藤博隆]
録音:2006年6月13日、アルジェリア、コンスタンティナ、

PN-900 \1250
【特別価格】
エル・シドのスペイン 中世(11-13世紀)の音楽
アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:聖母マリアのカンティガ集 から
アルアンダルース伝承音楽 から 他(全15曲)
エドゥアルド・パニアグア(指揮)
ムシカ・アンティグア
エル・アラビ・アンサンブル
スペインのレコンキスタの英雄エル・シド(ロドリゴ・ディアス・デ・ビバー
ル;1045?-1099)の活躍を綴った叙事詩「わがシドの歌」の創作800年を記念し
て、ネウマ・レーベルの既発売音源から編集されたアルバム。

PN-061 \2450
【再発売】
魂のこだま グレゴリオ聖歌のメロディー
Pueri / Creator / Dulcis / Celestis / O Adonai / Rorate
Lumen / Pascalis / Scandere / Orbis Factor / Solis
エドゥアルド・パニアグァ(フルート)
ルイス・フェルナンド・ビチェス(鍵盤楽器)
ルイス・デルガード(カンタラ、ベンディール、タブラ、E=ボー)
録音:1996年1-3月/リマスター:2004年10月
旧規格番号 PN-060(廃盤)のリマスター再発売。「黙想、瞑想、祈りとリラク
ゼイション」と副題されているとおりのヒーリング系音楽です。

PN 640
【旧譜再案内】【代理店在庫限定特価】 \1680 通常価格 \2450
夜の歌 ヌーバ・ラスト・ド・ダイルのアンダルース音楽
[ミーザーン・バスィト]
エントラーダ/夜への前奏曲/アトルメンタード・ポル・アマルテ
アレグラーテ・コラソン・ミーオ/白い月の夜
[ミーザーン・カイム・ワ・ニスフ]
夜半の前奏曲/満月/私の慈しみ/若者の中でより美しい
私の愛を決して忘れない
[ミーザーン・ブタイヒ]
月の光/歓喜の女王/生き生きとした世界/暁光
私の眠りの中にあなたを見る/おお君よ燃える愛の
カラ・メ・エス・トゥ・ウニオン
[ミーザーン・コッダム]
時の享有/暁の前奏曲/夜明けの白さ/幸福の時間/願いへの到達
一人の生き生きとした時間/私の羚羊/おお完全なる満月よ
もう私は悲しまない
オマル・メティウィ&エドゥアルド・パニアグァ(指揮)
アンサンブル・イブン・バーヤ
アベデルハミド・アル・ハッダード(独唱) 
セサル・カラーソ(独唱、フィドゥラ)
アブデッセラム・アムラニ・ブホブザ(歌、タール)
オマル・メティウィ(ウード、歌)、エドゥアルド・パニアグァ(中世フルート)
アーメド・アル・ガズィ(ラバーブ、ビオラ)
ルイス・デルガド(ラウード・アンダルースィ、ベンディール)
モハメド・アグドゥール(ダルブガ)
ミーザーンとはモロッコのアンダルース音楽におけるリズムやリズム・パター
ン、あるいはその楽曲を指すようで、東のアラブ(マグレブに対してマシュレ
ク)で言えばイーカー、インドではターラにあたるだろうか。
モロッコ・アンダルース音楽の代表的な5つのミーザーンの内から4つを取り上
げ計26曲が演奏される。[近藤博隆]




<COLUMNA MUSICA>
1CM 0162 \2450
けがれなき微笑みで
ラウラ・アロンソ オペラ・アリア集
ベッリーニ:「海賊」、「テンダのベアトリーチェ」、「夢遊病の女」、
ロッシーニ:「コリントの包囲」、
ドニゼッティ:「イングランドのロスモンダ」、「マリア・ストゥアルダ」、
「ランメルモールのルチア」、「リヴァプールのエミリア」、
「アデーリア」から
ラウラ・アロンソ(ソプラノ)
フランシスカ・ボーモン(メゾソプラノ)
アレクサンダー・リヴェンソン(指揮)
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2006年7月3-7日、
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団リハーサル・ホール
ラウラ・アロンソはドイツのカールスルーエ音楽大学でアルド・バルディン、
アンナ・レイノルズ他に師事し、現在ベルリンを本拠に活躍しているスペイン
のソプラノ。アレクサンダー・リヴェンソンはラトヴィアのリガ出身、ベルリ
ン芸術大学で学び、2002年以来フランスのリヨン国立歌劇場レジデント・コン
ダクターを務めています。

1CM 0165 2枚組 \3650
カルロータ・ガリーガ(1937-):エレジア
二人のための練習曲[Ensayo a Dos](2台のピアノのための;1984)
オリベル&ホセ・マリア・クルベーロ(ピアノ)
悲歌(1983)
ジュアン・マヌエル・ロマニ(チェロ) オリオル・ロマニ(クラリネット)
マリ・ルイス・カソー(ピアノ)
小品集(2005)
カルロータ・ガリーガ(ピアノ)
イビサ島の映像(1988)
オリオル・ロマニ(クラリネット) マリ・ルイス・カソー(ピアノ)
クラウディアーナ(1986)
クラウディ・アリマニ(フルート) カルロータ・ガリーガ(ピアノ)
ディヴェルティメント(1960)
クラウディ・アリマニ(フルート) エミリ・パスクァル(オーボエ)
オリオル・ロマニ(クラリネット) フアン・ペドロ・フエンテス(ファゴット)
2つの詩
アーラ・ヴォロンコワ(ヴァイオリン) ゲラシム・ヴォロンコフ(ピアノ)
3つのカタルーニャ民謡
ジュゼプ・ジャネスの「夢の戦」による3つの歌(1993)
ロザ・マテウ(ソプラノ) マック・マクルーア(ピアノ)
協奏的幻想曲(1958)
カルロータ・ガリーガ(ピアノ) カルレス・コイ(指揮) レンポルダ交響楽団
録音:2006年10月-2007年1月、アルベルト・モラレーダ・スタジオ
カタルーニャ人を父に、オランダ系ベルギー人を母に持つカルロータ・ガリー
ガはベルギーのアントワープに生まれ、4歳のときに第二次大戦を逃れて父の
故郷カタルーニャのバルセロナに一家に移住しました。ピアノをフランク・マ
ーシャルとアリシア・デ・ラローチャ、作曲をシャビエ・モンサルバーチェに
師事したガリーガは大指揮者で作曲家でもあったイーゴリ・マルケヴィチに才
能を見出されて共演を重ね、互いに良き理解者となりました。現在でもカタル
ーニャを代表する作曲家として、またピアニストとして活躍を続けています。

1CM 0169 \2450
ジョアキム・オムス(1906-2003):交響的作品集 Vol.1
管弦楽のためのビオフォニア[Biofonia](1982)
存在(管弦楽のための7つの楽章;1967)
管弦楽のための2つの独白(1973)
カタルーニャ民謡による変奏曲(1948)
フアン・ホセ・オリーベス(指揮))
バルセロナ交響楽団

1CM 0168 \2450
ジョアキム・オムス(1906-2003):交響的作品集 Vol.2
短い交響曲(1972)(*)
管弦楽のためのインヴェンション(1964)(+)
派生[Derivacions](管弦楽のための交響的楽章;1990)(#)
管弦楽のための二部作(1973)(**)
大植英次(指揮(*))
アントニ・ロス・マルバ(指揮(+))
フランツ=パウル・デッカー(指揮(#))
サイアン・エドワーズ(指揮(**))
バルセロナ交響楽団
録音:2004年2月21日(*)、2005年1月22日(+)、2002年2月16日(#)、
バルセロナ、ラウディトリ・シンフォニック・ホール、ライヴ(*/+/#)
2006年1月22日(**)
カタルーニャの作曲家オムズはその長い生涯に200以上の作品を書きましたが、
管弦楽作品は少なく20足らず。そのうち8曲が2枚のCDに収められました。
大植英次は2006/2007年シーズンよりバルセロナ交響楽団の常任指揮者兼アー
ティスティック・アトヴァイザーを務めています。
(Vol.1が「1CM 0169」、Vol.2が「1CM 0168」で間違いございません。)




<STRADIVARIUS>
STR 33773 \2180
ドナトーニ・エディション Vol.6
フランコ・ドナトーニ(1937-2000):
Algo IV(ギター・コンチェルタンテと12の楽器のための;1996)
Poll(13人の奏者のための;1998)
Refrain IV(6つの楽器のための;1996)
About(ヴァイオリン、ヴィオラとギターのための;1979)
Al(マンドリン、マンドーラとギターのための;1997)
Small II(フルート、ヴィオラとハープのための;1993)
Algo(ギターのための;1980)
ステファノ・カルディ(ギター、指揮)
フレオン・アンサンブル
Vol.1: STR 33315(室内楽作品集 Vol.1)/Vol.2: STR 33499(打楽器作品集)
/Vol.3: STR 33541(管弦楽作品集 Vol.1)/Vol.4: STR 33627(ピアノ作品集)
/Vol.5: STR 33628(管弦楽作品集 Vol.2)

STR 33775 \2180
Ceci n'est pas une guitare[これはギターではない]
ウルリヒ・クリーガー(1962-):眼球譚[Histoire de l'oeil]
(変則調弦エレクトリックギターとライヴ・エレクトロニクスのための;2007)
(*)
ジェルジ・クルターク(1926-):
A kis csava Op.15b(ピッコロ、トロンボーンとギターのための;1978)(+)
スティーヴ・ライヒ(1936-):ナゴヤ・ギターズ(1995)
細川俊夫(1955-):恋歌 I(高声とギターのための;1986)(**)
ジョルジュ・アペルギ(1945-):
会話 XX[Conversation XX](ギター奏者のための;1985-2007)
ユーグ・デュフール(1943-):柳の町[La cite des saules]
(エレクトリックギターとサウンド・トランスフォーメーションのための;
1987)(*)
武満徹(1930-1996):
海に向かって(アルトフルートとギターのための;1981)(#)
イヴ・ベグラリアン(1958-):
Until it blazes(ピアノまたは撥弦楽器のための;2001)
エマヌエーレ・フォルニ(ギター)
アンドレアス・プフィッフナー(エレクトロニクス&プログラミング(*))
ジーモン・レトリスベルガー(トロンボーン(+))
アンゲラ・チャンツ(ピッコロ(+))
タチアナ・ジュリショヴァ(アルトフルート(#))
ノエ・イトー(声(**))
フレデリク・ジガンテ監修「ギター・コレクション」第16巻。

STR 33783 \2180
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):水上の音楽
水上の音楽「ハンブルクの潮の干満」ハ長調 TWV55:C3(1725)
リコーダー、フラウト・トラヴェルソ、
弦楽と通奏低音のための協奏曲ホ短調 TWV52:e1
フルート、弦楽と通奏低音のための協奏曲ハ長調 TWV51:C1
弦楽と通奏低音のためのシンフォニア ニ長調 TWV44:1
2つのフルート、弦楽と通奏低音のための協奏曲変ロ長調 TWV52:B1
ステファノ・バリアーノ(リコーダー、指揮)
コレギウム・プロ・ムジカ

STR 33768 \2180
【新装再発売】
クリスマス・ソングズ
作曲者不詳(12世紀):来たれ、来たれ、エマヌエル
イギリス伝承歌:メリー・クリスマス
ヘンリー・パーセル:トランペットを吹き鳴らせ
イギリス伝承歌:この子は何者
フランツ・シューベルト:至福 D.433(1816)
イタリア、ヴェネト民謡:聞け、聞け
ガブリエル・フォーレ:恵み深き御母マリアア Op.47 No.2
アドルフ=シャルル・アダン:オー・ホーリー・ナイト
ルイジ・パンゼーリ:何を見たのか、羊飼いたちよ
フランツ・クサファー・グルーバー:きよしこの夜
ヨハネス・ブラームス:子守歌 Op.49 No.4
アーヴィング・バーリン:ホワイト・クリスマス
フェリクス・メンデルスゾーン:あいさつ Op.63 No.3
ポーランドの子守歌:Gdy sliczna Panna
ジョン・ラター:スター・キャロル
イタリア、アブルッツォ民謡:男の子が生まれたとき
アリエル・ラミレス=フェリクス・ルーナ:生誕
ドイツ伝承曲:もみの木
ハンガリー伝承曲:Mostan kiny&iacute;lt
マリオ・モーラ(指揮)
イ・ピッコリ・ムジチ(少年合唱)
器楽奏者
録音:2000年3-4月、サン・ヴィトーレ・ガヴェリーナ・テルメ教区司祭教会
旧 STR 33580(廃盤)の規格番号変更・新装再発売。




<CHALLENGE CLASSICS>
CC 72180 \2180
ウィレム・ファン・オッテルロー(1907-1978):
シンフォニエッタ(三重木管合奏と4つのホルンのための;1943)(*)
弦楽合奏のための組曲(1938?)(*)
イントラーダ(金管楽器と打楽器のための;1958)(+)
セレナード(12人の金管楽器奏者、
ハープ、ピアノ、チェレスタと打楽器のための;1944)(+)
シューベルト(1797-1828)/ウィレム・ファン・オッテルロー編曲:
幻想曲ヘ短調 Op.103 D.940(管弦楽版[原曲:ピアノ四手連弾];1952)(#)
ミヒャ・ハメル(指揮(*/+))
ティエリー・フィッシャー(指揮(#))
オランダ放送室内管弦楽団
録音:1999年3月15日、オランダ、ナイメーヘン、De Vereeniging(*)
2000年4月6日、オランダ、ユトレヒト、フレーデンブルグ音楽センター(+)
1999年4月20日、オランダ、ヒルフェルスム、MCOスタジオ(#)
2007年が生誕100年となるオランダの名指揮者オッテルローは、生涯にわずか
12曲ほどですが作品を残しています。

CC 72181(SACD-Hybrid) \2300
クイケン・ファミリー2世代によるベートーヴェン
ベートーヴェン(1770-1827):
弦楽四重奏曲第9番ハ長調「ラズモフスキー第3番」Op.59 No.3
弦楽五重奏曲ハ長調 Op.29(*)
ヴェロニカ・クイケン(第1ヴァイオリン)
シギスヴァルト・クイケン(第2ヴァイオリン)
サラ・クイケン(第1ヴィオラ)
マルレーン・ティールス(第2ヴィオラ(*))
ヴィーラント・クイケン(チェロ)
録音:2006年9月16-20日、ベルギー、モル、ギャラクシー・スタジオ
ヴェロニカはヴィーラントの、サラはシギスヴァルトの娘さんで、マルレーン
・ティールスはシギスヴァルトの奥様です。「Kuijken Quartet」のような表
記が無いのですが、もしや、「Kuijken Two Generations」がグループ名?

FL 72411 \1880
さらば、わが肉体の生 
コニング写本からの歌曲集(ブリュッセル王立図書館 MS II 270;1500頃)
不詳:Benefico solacio/Truren moet ic nacht ende dach
De Sancta Ursula; Flatu docta spiritali/O, Jesus bant
De Sancta Cecilia; Puram Christo te dedisti
Die werlt leit mi so seer en quelt/Ave pulcherrima regina
アレクサンドル・アグリーコラ:Mijns herten troest
不詳:De Sancta Katherina; Costi regis filia
Adieu, naturlic leven mijn/De Sancta Barbara; Digne colat ecclesia
ヤコブ・オブレヒト:Och, voer die doot en is geen boet
不詳:Nicolai solennia/Jesu dulcis memoria
アヴァンテュール
イタ・ヘイマンス(ディレクター、リコーダー)
ナンシー・マイヤー、クリストファー・ケイル、アルナウト・レムス(歌)
ピート・ストリッカース(ルネサンス・ヴィオル)
ペーター・デ・クレルク、パトリック・デネッカー(リコーダー)
録音:2007年1月15-17日、オランダ、オーステルラント、ミヒャエル教会




<ARS PRODUKTION>
ARS 38017(SACD-Hybrid) \2700
オスカー・ゴットリープ・ブラー(1934-):オルガン作品集 Vol.3
「癒しの水」(2004);せせらぎのナイチンゲール,ワインになる水,
癒しの水,ライン川[Rhenus fluvius],ヨルダン川の鳥
オルガン交響曲「賛美せよ」(2005)/聖なるタンゴ II
マルティン・シュメーディング(オルガン)
録音:2007年3月30日-4月2日、ドイツ、デュッセルドルフ=オーバーカッセル、
復活教会
使用楽器:エウロパ・オルガン「フェリクス・メンデルスゾーン」
ブラーはベルント・アロイス・ツィンマーマンやペンデレツキに師事した作曲
家でありオルガニスト。Vol.1, 2の発売は後になるようです。

ARS 38022(SACD-Hybrid) \2700
フランツ・シュミット(1874-1939):オルガン作品全集 Vol.2
コラール前奏曲「救い主は復活したもう」
4つの小前奏曲とフーガ;変ホ長調,ハ短調,ト長調,ニ長調
ハイドンの「神よ、受けたまえ」へのコラール前奏曲
マルティン・シュメーディング(オルガン)
録音:2006年9月17-20日、ブレーメン、聖ペトリ大聖堂
使用楽器:1894/1906年、ヴィルヘルム・ザウアー製

ARS 38032(SACD-Hybrid) \2700
フランツ・シュミット(1874-1939):オルガン作品全集 Vol.3
幻想曲とフーガ ニ長調/前奏曲とフーガ イ長調
オラトリオ「七つの封印を有する書」から 2つの間奏曲
トッカータとフーガ 変イ長調
マルティン・シュメーディング(オルガン)
録音:2004年9月16日、2006年9月17-20日、ブレーメン、聖ペトリ大聖堂
使用楽器:1894/1906年、ヴィルヘルム・ザウアー製

ARS 38025(SACD-Hybrid) \2700
フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調(1886;チェロ版)
ラフマニノフ(1873-1943):チェロ・ソナタ ト短調 Op.9(1901)
フリードリヒ・クラインハプル(チェロ)
アンドレアス・ヴォイケ(ピアノ)
録音:2006年2月、グラーツ、ヘルムート=リスト=ハレ

ARS 38052(SACD-Hybrid) 4枚組 \10800 ※価格変更 \7450
ワーグナー(1813-1883):楽劇「ワルキューレ」
スーザン・オーエン(ブリュンヒルデ)
ボド・ブリンクマン(ヴォータン)
ヴィルマ・エルンスト=モズライティス(フリッカ)
クリスティアン・フランツ(ジークムント)
ジェイン・カッセルマン(ジークリンデ)
ハンス・ゲオルク・モーザー(フンディング)
ローナ・クルマー=シェルバッハ(ヘルムヴィーゲ)
インガ・フィッシャー(ゲルヒルデ)
ペトラ・シュミット(オルトリンデ)
マリーザ・アルトマン=アルタウゼン(ヴァルトラウテ)
グンドゥラ・シュナイダー(ジークルンデ)
ジャネット・シェーファー(ロスヴィルデ)
ヨーケ・クラーマー(グリムゲルデ)
エリーザベト・ハウ=ヴィレボイス(従者)
ロベルト・パーテルノストロ(指揮)
カッセル国立劇場管弦楽団
録音:1999年6月17-22、27日、カッセル国立劇場、ライヴ
「ジークフリート」(FCD 368367-70;4CD)、「神々のたそがれ」(FCD
368381-84;4CD)に続く、カッセル国立劇場の「指環」アーカイヴ録音リリー
ス第3弾。

ARS 38448 \2180
2台ピアノ8手連弾のためのオリジナル作品集
コルネリウス・グルリット(1820-1901):狩の序曲 Op.101(*)
ゲーザ・ホルヴァート(1868-1925):ハンガリー小組曲 Op.68(*)
ベドジフ・スメタナ(1824-1884):一楽章のソナタ(1849)
パーシー・グレインジャー(1882-1961):カントリー・ガーデンズ
ステファン・イコノモフ(1927-1994):ソナタ(*)
マック・ウィルバーグ(1955-):ビゼーの「カルメン」の主題による幻想曲
ウィリアム・ジロック(1917-1993):シャンパーニュ・トッカータ
ケヴィン・R・オルソン(1971-):
ア・スコット・ジョプリン・ラグ・ラプソディー
ベルント・ヘンゼル(1956-):かかし(2002)(*)  (*)世界初録音
バイノフ=ピアノ=アンサンブル
トミスラフ・バイノフ、ズザナ・スハノヴァー、ルイジ・カセッリ、
スヴェトラーナ・メック、ハインリヒ・バイゼ(ピアノ)
録音:2002年8月、ドイツ、デンキンゲン、
バイノフ=ピアノ=アンサンブル=スタジオ

ARS 38467 \2180
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ三重奏曲集 Vol.1
第1変ホ長調 Op.1 No.1
第7番変ロ長調「大公」Op.97
メルヒャー三重奏団
フランツィスカ・メルヒャー(ピアノ)
タニヤ・ベッカー=ベンダー(ヴァイオリン)
トルステン・エンケ(チェロ)
録音:2006年4月10-12日、BR、スタジオ2

ARS 38470 \2180
シューベルト(1797-1828):
ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959
楽興の時 D.780
エレーナ・マルゴリナ(ピアノ)
録音:2007年3月5-9日、ドイツ、カーメン、
クラヴィーア&フリューゲル・ギャラリー・マイヴァルト

ARS 38474 \2180
フーゴー・カウン(1863-1932):
歌曲集 Op.25;夜露、それは涙,ポストホルン,夜の女王,
赤いけし,これほどに荒れて寂れた谷はない,覚醒
歌曲集 Op.119;夏の夜,パオロとフランツェスカ,警告,
ばら,私にはお母さんがいた,満足
シューマン(1810-1856):リーダークライス Op.39
ユディト・エルプ(ソプラノ)
ドリアナ・チャカロヴァ(ピアノ)
録音:2006年9月18-21日、ヴッペルタール、インマヌエル教会
カウンはベルリンに生まれ、1887年から1902年まではアメリカ合衆国で、その
後ベルリンに戻って活躍した作曲家。オペラ、交響作品をはじめあらゆるジャ
ンルに作品を残しましたが、合衆国時代に合唱指揮者として名を上げたため、
合唱作品の数は200を超えます。その次に多いのが40数曲にのぼる独唱歌曲で、
当盤にはそのうち2つの歌曲集が収録されています。カウンの作品が商業的に
録音されたのはこれが初めてかもしれないとのことです。




<LICANUS>
CDM 0616 \2450
ボルジア 教皇アレクサンデル6世の時代の音楽
[世俗的ビリャンシーコ]
フアン・デル・エンシーナ(1468-1529/1530):
支配する者とされる者/わが自由は静けさのうちに
この世のすべての善きこと/取り換えてしまうほうがよい
不詳:甘美なる愛の炎/私は恋する若い娘/少女と葡萄畑
アロンソ:快楽と熟慮
バルトロメオ・トロンボンチーノ(1470頃-1535以降):
彼女の愛する人にではなく(器楽)
フアン・デ・ウレーデ(1430頃-1482以降):これほどの苦しみはかつてなく
[ミサ]
フランシスコ・デ・ペニャローサ(1470頃-1521):
ミサ「これほどの苦しみはかつてなく」
[モテット]
ジョスカン・デプレ(1440頃-1521):
おお主、イエス・キリスト(器楽)/喜べ、キリストの御母なる処女
[世俗的ビリャンシーコ](「王宮の歌集」から)
不詳:めでたし、恩寵に満てる処女
フアン・デル・エンシーナ:私はもはや信じたくない
ペドロ・デ・エスコバール(1465頃-1535頃):比類なく恵まれたる処女
カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス
ルース・ロシケ(ソプラノ)
ダビッド・アンティク、フェルナンド・パス(リコーダー)
フランシスコ・ルビオ(コルネット[ツィンク])
ラモン・ペレス、エリアス・エルナンディス(サックバット)
カルレス・マグラネル、レネー・ボシュ(ソプラノ・ヴィオル、バス・ヴィ
オル)
エウラリア・エスピネート(アルト・ヴィオル)
ジョルディ・コメーリャス(テナー・ヴィオル)
ミゲル・アンヘル・ロドリーゲス(ヴァイオリン)
オクタビオ・ラフォウルカーデ(ビウエラ)
イグナジ・ジュルダ(オルガン) パウ・バイェステ(打楽器)
バレンシア自治州合唱団
録音:2000年6月30日、7月1-2日、スペイン、バレンシア県トーレント、
エル・アウディトリ
2000年8月13-14日、スペイン、バレンシア県ハティバ、聖フェリウ礼拝堂
スペイン、バレンシアの町ハティバに生まれ、権謀術数で教皇に上りつめ、強
欲・好色・贅沢のかぎりを尽くす一方で芸術家を保護したアレクサンデル6世
(本名ロデリク・ランソルからロドリーゴ・ボルジア)の教皇時代のスペイン音
楽アンソロジー。旧Auvidisレーベル: AVI 8026および8027(いずれも廃盤)から
の編集盤。

CDM 0617 \2450
アントニオ・リテレス(1673-1747):
オペラ「四大元素」(イタリアの様式による)
イサベル・モナール(ソプラノ:空気)
パトリシア・ヨレンス(ソプラノ:土)
エストレーリャ・エステベス(ソプラノ:火)
オルガ・ピタルク(ソプラノ:水、時)
シ=チャオ・トゥ(カウンターテナー:曙光)
ミケル・ラモン(バリトン)
カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス
録音:1994年2月4-7日、バレンシア音楽堂
マヨルカ島に生まれスペインとポルトガルで活躍した作曲家リテレスが、メ
ディーナ・デ・ラス・トーレス公夫人の誕生日のために書いたオペラ。
旧Auvidisレーベル: AVI 8019(廃盤)の再発売。

CDM 0513 \1650
【特別価格】スペイン・ルネサンスのクリスマス音楽
不詳:
羊飼いたちよ、言ってごらん(アンティフォナ)(+)
おいで、羊飼いたち(クリスマスの最初のビリャンシーコ)(+)
私は小麦色の娘(*)/喜べ、聖母よ(#)/エ・ラ・ドン・ドン(#)
聖母よ、めでたし(#)/リウ・リウ・チウ(#)
(以上、カラブリア公爵家の歌集 から)
Soleta i verge estich(ガンディア公爵家の歌集から)(*)
マテオ・フレーチャ(1581-1553):エンサラーダ「ラ・ネグリーナ」(+)
不詳:バレンシアのシビラ(巫女)の歌「Al jorn del judici」
(14世紀のモノディと、カールセレス、アロンソによる
ポリフォニー曲を交互に演奏)(+)
カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス
録音:2004年11月23日、バルセロナ、カタルーニャ音楽堂、ライヴ(*)
2001年12月27-28日、バレンシア大学、サピエンシア礼拝堂(CDM 0203 より)(+)
1990年10月、バレンシア県ヒレート、サン・エスペリト修道院
(Dahiz, EGT 536 / Auvidis, AV 8017 より)(#)
未発表のライヴ録音と既発売録音からの編集盤。(#)のCDは現在入手困難とな
っています。輸出価格上の問題により、当商品の供給は代理店への入荷済み
商品のみとなります。先着になりますので、確保できなかった場合はご了承
下さい。





<VERSO>
VRS 2044 \2450
マヌエル・アングーロの肖像(1930-) ポートレイト
レセルカーダ(1975)
夜明けの協奏曲(1988)(*)
ポケット・メイクシフト(1991)
2つのコントラスト(1960)
空気の対位法(1994)(+)
ピラール・フォンタルバ(オーボエ(*))
ボエーム・クラリネット・クァルテット(+)
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
コルドバ管弦楽団
録音:2006年7、11月、スペイン、コルドバ大劇場
マヌエル・アングーロは「ドン・キホーテ」で主人公が風車と対決したラ・マ
ンチャ地方の村カンポ・デ・クリプターナに生まれ、マドリード王立音楽院で
ヘスス・グリーディらに師事、さらにシエナ(イタリア)、ザルツブルク、ヴェ
ネツィア、ニースに留学しました。彼は作曲家であると同時に重要な音楽教育
家、特に音楽教師養成のスペシャリストでもありました。

VRS 2045 2枚組 \3650
イサーク・アルベニス(1860-1909):
イベリア組曲
ナバーラ
ルイス・フェルナンド・ペレス(ピアノ)
録音:2006年3、4月、マドリード県、アルカラ・デ・エナレス音楽大学、
講義室
ルイス・フェルナンド・ペレスは1977年マドリードに生まれ、ソフィア王妃高
等音楽学校でドミートリー・バシュキーロフに、ケルン音楽大学でピエール=
ロラン・エマールに師事した後、バルセロナのマーシャル・アカデミーでアリ
シア・デ・ラローチャらにスペイン音楽の解釈を学んだピアニスト。





<DIES>
DIES 200608 \2450
そして甘美なる争いのうちに エル・エスコリアルの音楽家たち I
クリストバル・デ・サン・ヘローニモ(1586頃-1636):天国のパン
マヌエル・デ・レオン(1580頃-1632):主イエス・キリスト
フアン・デ・ドゥランゴ(1632-1696):ああ!名高きエスコリアルの
ホセ・デ・バーリェ(1707-1743):盲の楽師を狙って
フアン・デ・ドゥランゴ:おお、聖なる宴
ペドロ・デ・タファーリャ(1605-1660):主をたたえよ、すべての民よ
マティアス・カルドーナ(1698-1755):歌え、舌よ[パンジェ・リングァ]
ペドロ・デ・タファーリャ:おお、言い表せぬほどの秘蹟
フアン・デ・ドゥランゴ:4声のミサ
ディエゴ・デ・トリーホス(1653頃-1691):あの勇敢なる護り手は誰?
フアン・デ・アラエホス(1687-1753):エル・エスコリアルの音楽家
クリストバル・デ・サン・ヘローニモ:静かに/アラ!バヤ!
グスタボ・サンチェス(指揮)
エル・エスコリアル修道院聖歌隊
レアル・カピーリャ・エスクリアレンセ
ヌリア・リョピス(ハープ) ペプ・ボラス(ファゴット)
アルベルト・パドロン(オルガン)
録音:2005年8月、エル・エスコリアル修道院講堂および個室17番
17-18世紀のエル・エスコリアル修道院修道士たちによる作品集。

DIES 200610 \2450
エル・エスコリアルのクリスマス
不詳:ファンファーレ-神の御子は今宵しも
アンダルシア民謡/グスタボ・サンチェス編曲:タンバリンは鳴る
メンデルスゾーン(1809-1847):羊飼いたちはベツレヘムへ
メンデルスゾーン/グスタボ・サンチェス編曲:天には栄え
マックス・レーガー(1873-1916):マリアの子守歌 Op.76 No.52
フランス民謡/グスタボ・サンチェス編曲:子羊
アンダルシア民謡/グスタボ・サンチェス編曲:鐘が鳴る鳴る
エストレマドゥーラ民謡/グスタボ・サンチェス編曲:
聖母マリアは手を洗いに
ジェイムズ・ピアポント(1822-1893):ジングル・ベル
アーヴィング・バーリン(1888-1989):ホワイト・クリスマス
アラゴン民謡/アルベルト・パドロン編曲:門に立つ聖母
アンヘル・マルティン・ポンペイ(1902-2001):静かに!
アンダルシア民謡:フエンテシーリャは流れ
ガブリエル・オライオソラ(1891-1973):Aurtxoa Seaskan(バスクの子守歌)
アルベルト・パドロン:幼児イエスへの子守歌/羊飼いたちの踊り
カタルーニャ民謡/グスタボ・サンチェス編曲:フム、フム、フム
カスティーリャ民謡/グスタボ・サンチェス編曲:跳ね踊れ
ゲール民謡/グスタボ・サンチェス編曲:ひいらぎ飾ろう
ハビエル・マルティネス・カルメーナ:
3つのカスティーリャのビリャンシーコ
星の輝きに,星判断,おお、何と喜ばしい
アントニオ・ソレール(1729-1783):コントルダンス
ドイツ民謡/グスタボ・サンチェス編曲:もみの木
フランツ・グルーバー(1787-1863)/
ハビエル・マルティネス・カルメーナ編曲:きよしこの夜
伝ヘンデル(1685-1759)/グスタボ・サンチェス編曲:諸人こぞりて
グスタボ・サンチェス(指揮)
エル・エスコリアル修道院聖歌隊
ハビエル・マルティネス・カルメーナ、アルベルト・パドロン(ピアノ)
ダビード・マヨラル、マルコス・ケサーダ、マヌエル・レチューガ(打楽器)
録音:2006年6月、エル・エスコリアル修道院講堂
エル・エスコリアルは高地にあるので雪のクリスマスになることもあります。
パッケージが美しく雰囲気があり、クリスマス・プレゼントにぴったりです。

DIES 200712 \2450
フォーレ(1845-1924):
レクィエム Op.48(*)
ジャン・ラシーヌの讃歌 Op.11
ハビエル・ロドリゲス・ブラオホス(独唱(*))
ハビエル・マルティネス・カルメーナ(指揮)
エル・エスコリアル修道院聖歌隊
レアル・カピーリャ・エスクリアレンセ
アルベルト・パドロン(ピアノ)
録音:2006年6月、エル・エスコリアル修道院講堂
「レクィエム」のピアノ伴奏での録音は珍しいかもしれません。独唱等につい
ては詳細が不明です。

DIES 199901 \2450
【旧譜・再案内】
聖なるパン スペイン・ルネサンスの教会音楽
不詳(ウプサラの歌集から):
聖夜の便り/聖夜に眠ってはいけない/肉となりし御言葉
フランシスコ・ゲレーロ(1528-1599):
おお、幸いなる日/聖母が見つめられた羊飼いよ
おお、聖母よ、御身を見る時は/成功しなければならない
聖なる喜びのパン/愛により傷付きし神の御子/おお、主イエス・キリストよ
マルティーン・デ・ビリャヌエバ(?-1605):キリストは従順であらせられた
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548頃-1611):
主よ、われは値せず/おお、聖なる宴/二人のセラフィムが
おお、天の元后
ロレンソ・ラモス(指揮)
サン・ロレンソ・デル・エスコリアル修道院聖歌隊
録音:1999年6月、エスコリアル修道院旧教会
聖歌隊のレパートリーの中からゲレーロ、ビクトリアらスペイン・ルネサンス
のモテットを歌ったアルバム。





<NUMERICA>
NUM 1153 \2080
エマヌエル・ヌネス(1941-):
&Eacute;pures du Serpent Vert II[緑の蛇の図]
(大アンサンブルのための;2005)
Duktus[創造](21の楽器のための;1987)
ペーター・ルンデル(指揮)
リミックス・アンサンブル
録音:2006年11月、ポルトガル、ポルト音楽館(ホール2)
現代ポルトガルを代表するリズボン生まれの作曲家ヌネスの新作
「&Eacute;pures du Serpent Vert II」は、ゲーテの「緑の蛇と百合姫のメル
ヒェン」に基づくオペラ「メルヒェン」から改作された器楽合奏作品。

NUM 1154 \2080
ブルーノ・モンテイロ デビュー
フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調
グリーグ(1843-1907):ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調 Op.45
ブルーノ・モンテイロ(ヴァイオリン)
ジョアン・パウロ・サントス(ピアノ)
録音:2005年9月、ポルトガル、カシーアス
ポルトに生まれたブルーノ・モンテイロはポルトガル政府とグルベンキアン財
団の奨学金を得て合衆国に留学し、ルーズベルト大学シカゴ校パフォーミング
アーツ学校音楽院、マンハッタン音楽学校で学んだポルトガルの若手ヴァイオ
リニスト(生年は今のところ不明)。主要な師はシュムエル・アシュケナージ、
パティンカ・コペック、イシドア・コーエン、ピーター・ウィノグラード、ロ
ーリー・カーニー。




<IVM(バレンシア音楽協会) >
PMV 001 \2450
ビセンテ・マルティン・イ・ソレール(1754-1806):
「珍事」(弦楽四重奏版)
マヌエル・カナーレス弦楽四重奏団
フアン・リナーレス、ロベルト・メンドーサ(ヴァイオリン)
ルイス・リャセル(ヴィオラ) イアゴバ・ファンロ(チェロ)
録音:2003年1月10-13日、マドリッド県グァダラーマ、ラ・トーレ文化ホール
バレンシアに生まれ、スペイン、イタリア、ウィーン、ロシア、ロンドン等で
活躍しペテルブルクに没した作曲家マルティン・イ・ソレールの代表作である
オペラ「珍事」(1788年ウィーン刊)。弦楽四重奏曲版の編曲者は確定されてい
ませんが、作曲者がウィーン滞在中に出版されているため、彼自身の手による
可能性が高いとされています。ハードカヴァーブック仕様。

PMV 002 \2450
ビセント・アセンシオ(1908-1979):ピアノ曲&歌曲集
[ピアノ曲]
エルチェの聖母への前奏曲(1940)/子守歌(1945)/サパテアード(1945)
オマージュ組曲;マヌエル・デ・ファリャへの悲歌(1946),
ソナティナ(1946),浮気妻のタンゴ(1950)
浮気妻の踊り(1950)/おどけた朝の踊り(1956)/バレンシア舞曲集(1960)
[歌曲](*)
公現祭[ベツレヘムの道](1934)/騎士(1949)/私は絶望している(1966)
たずねられた男の子(1958)/朝の歌(1968)/歌(1948)
挽き臼を回せ(1968)
バルトロメウ・ジャウメ(ピアノ)
イサベル・モナール(ソプラノ)
録音:2000年、2005年10月、バレンシア県トレント、ラウディトリ
[L'Auditori]
バレンシアに生まれたビセント・アセンシオはバルセロナのグラナドス・アカ
デミーでピアノをフランク・マーシャルに、作曲をエンリク・モレーラに師事。
音楽教育者、音楽教育理論家としても活躍しました。

ACTUAL 001 \2450
ラファエル・ミラ(1951-):DISTANCIAS 室内楽作品集
ミクヴァ[Mikvah](組曲;1996)(*)/藍、赤と紫(1995)
瞑想(1993)/距離(1992)/バブルズ・レイン[Bubbles rain](1992)
イチャロ・メンチャカ(メゾソプラノ(*))
ジュゼプ・フェレ(バス(+))
ジュアン・セルベロ(指揮)
バレンシア器楽グループ
録音:2003年1月10-11日、6月2、12日、12月11、14-15日、
バレンシア県レリアーナ、モジャベ・スタジオ
ラファエル・ミラは建築家として活動しながらバレンシアとパリで音楽を学ん
だ作曲家で、作風はラジカリズムのブームとその衰退を示す代表的なものとさ
れています。

ACTUAL 002 \2450
セサル・カーノ(1960-):
跡(2002);ありえないオーロラの跡,身体の跡,終わりなきゲームの跡
天使について(2002);
失われた楽園,死んだ天使たち,大急ぎの天使たち,謎の天使
マヌエル・ガルドゥフ(指揮)
バレンシア自治州青年管弦楽団
録音:2002年4月5日、2003年4月28日
バレンシアに生まれたセサル・カーノはバレンシア音楽院でピアノと作曲を学
び、さらにマヌエル・ガルドゥフに指揮法を師事、以来、作曲と指揮の両面で
活躍し、1988年にはバレンシア市のレコンキスタ750年記念作品を委嘱されま
した。当盤では恩師ガルドゥフが指揮棒をとっています。

ACTUAL 003 \2450
リカルド・クリメン(1965-):
抑えられた音[Sons &Eacute;touff&eacute;s](2004)(*)
3つのシンメトリー(2004)(+)
最後のカストラート(テープ作品;2004)(#)
デジャヴ 88(2001)(**)
マヌエル・ガルドゥフ(指揮(*/+))
バレンシア自治州青年管弦楽団(*/+)
サイモン・マウヒニー(ピアノ、エレクトロニクス(**))
録音:2004年7月23日(*)、2004年4月16日(+)、2001年5月4日(**)、ライヴ
2004年、ベルファスト、ソニック・アーツ・リサーチ・センター(#)
バレンシアに生まれたリカルド・クリメンは1997年に英国北アイルランドのベ
ルファストに移住し、現在同地のソニック・アーツ・リサーチ・センターで音
楽テクノロジーの研究者兼講師を務めています。

ACTUAL 004 2枚組 \3650
管楽五重奏のための音楽
アマンド・ブランケール(1935-2005):
五重奏曲変ホ長調(1951)/主題と変奏(1959)
ルイス・ブラネス(1929-):管楽五重奏曲(1979)
フランシスコ・ヤセル・プラ(1918-2002):礼拝 II Op.38(1981)
ホセ・アントニオ・オルス(1955-):Lenas(1996)
エンリケ・サンス・ブルゲーテ(1957-):終わりなき円柱(1996)
セサル・カーノ(1960-):管楽五重奏曲(2004)
ラファエル・ミラ(1951-):オユクの飛行(2005)
クエスタ五重奏団
ホセ・マリア・サエス・フェリス(フルート)
ヘスス・フステール(オーボエ) ジョゼ・セルベロ(クラリネット)
サルバドール・サンチス(ファゴット) ビセンテ・ナバーロ(ホルン)
録音:2005年1、2、7月、バレンシア専門音楽院
Blanquer, Blanes, LLacer Pla, Orts, Sanz Burguete, Cano, Mira:
Music for Wind Quintet / Cuesta Quintet




<CHALLENGE CLASSICS>
CC 72197(DVD-Video) \2700
パガニーニ(1782-1840):ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.6
シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
ヨエル・レヴィ(指揮)
マーストリヒト・リンブルグ[リンブルフ]交響楽団
使用楽器:1743年、クレモナ、ジュセッペ・グァルネーリ“デル・ジェズー”
製、「イル・カンノーネ(カノーネ;Il Cannone)」
パガニーニが愛奏し、その豪快な鳴りっぷりから「大砲(Il Cannone)」と名
付けたヴァイオリン製作史上最高の名器の一つを、当代最高のパガニーニ弾き
の一人であるシュロモ・ミンツ(1957-)が激奏!

CC 76607(SACD-Hybrid) 2枚組+Book \4180
J・S・バッハ(1685-1750):クリスマス・オラトリオ BWV248
マリン・ハルテリウス(ソプラノ)
クリスティーナ・ハンマルストレム(アルト)
イェルク・デュルミュラー(テノール)
デトレーフ・ロート(バス)
ヤン・ウィレム・デ・フリーント(指揮)
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム
カペッラ・アムステルダム(合唱)
録音:2006年9月30日、10月15-16日、アムステルダム、フランス改革派教会
ピリオド奏法モダーン楽器オーケストラの先駆コンバッティメント・コンソー
トによるバッハの大作が登場。2006年のクリスマス・シーズンにオランダ語書
籍版が発売され、その好評を受けて本年、英語書籍版が制作されたものです。
歌唱はもちろんドイツ語。
フリッツ・デ・ハーンによるヤン・ウィレム・デ・フリーントへのインタビュ
ーと音楽についてのエッセイ、ロビン・A・リーヴァーによる収録作品につい
てのエッセイ、エディー・ポストフーマ・デ・ブル撮影による世界の母子の写
真集を収録したハードカバー本にハイブリッドSACDが添付されている形態の商
品です。






<アランフェス古楽エディション>
マドリードから南へ約47km、かつてスペイン王家の保養地であり離宮も置かれ
た庭園の町アランフェス。
「アランフェス古楽エディション」(Musica Antigua Aranjuez Ediciones:
MAA Ediciones)は、世界遺産に指定されたこの町で1994年より開催されている
「アランフェス古楽祭」に関連して制作を行うレーベルです。

MAA 001 \2450
ジャコモ・ファッコ(1676-1753):オペラ「スペインのアマゾネス」(1720)
イサベル・セラーノ&アントワーヌ・ラドレット(指揮)
マリア・ルス・アルバレス、ラケル・アンドゥエサ(ソプラノ)
ロス・ムシコス・デル・ブエン・レティーロ
イサベル・セラーノ、アントニオ・アンドゥエサ(ヴァイオリン)
マルシャル・モレイラス(ヴィオラ) フアン・ハイメ・ルイス(コントラバス)
エドゥアルド・マルティネス(チェンバロ)
フアン・カルロス・デ・ムルデル(ギター、テオルボ) 
アントワーヌ・ラドレット(チェロ)
ヴェネツィアに生まれ後半生をスペインで送った作曲家ファッコが、1720年ス
ペインに渡りマドリードの王宮に仕えて早々に書き上げた2幕のオペラ。カス
ティーリャ語(マドリードを含むカスティーリャ地方の言語で、現在のスペイ
ン標準語)で書かれた最初のイタリア式オペラであり、2004年のアランフェス
古楽祭で蘇演されました。初演場所であるブエン・レティーロ宮の名を戴く
グループによる演奏。

MAA 002 \2450
アランフェス暴動の時代の音楽
ホアキン・タデオ・ムルギア(1759-1836):魂の船乗り
フェルナンド・ソル(1778-1839):ラ・マンチャのセギディーリャ
サルバドール・カストロ(17??-1770頃活躍-?):甘美なる横暴/ファンダンゴ
フランシスコ・バルタール(?-1835頃活躍-?):アラゴンのセギディーリャ
不詳:ボレロとカーニャによる二重唱
フェルナンド・ソル:レクイエム・エテルナムのセギディーリャ
不詳(ジプシーの歌):愛の言葉
フェデリコ・モレッティ(1765-1838):舞踏会のボレロ/ティラーナ
フェルナンド・ソル:女とギターの弦
不詳:フェルナンド7世のセギディーリャ
フェルナンド・ソル:アンダンテ・ラルゴ
ブラス・デ・ラセルナ(1751-1816):トリプリ・トリパラ
フェリペ・サンチェス(指揮)
アクシビル・ゴイェスコ
マリア・ルス・アルバレス(ソプラノ) セサル・カラソ(テノール)
マルセリーノ・ガルシーア、カルロス・ガリーファ(ヴァイオリン)
ハビエル・アギーレ(チェロ) マノーロ・ロドリゲス(フルート)
マリア・ホセ・マルテーン(カスタネット) 
フェリペ・サンチェス(バロック・ギター)
録音:2004年6月24-27日、アランフェス王宮、演劇の間
「アランフェス暴動」とは、1808年、カルロス4世(在位1788-1808)の王妃マリ
ア・ルイサの愛人としてスペイン国政の実権を握っていたナポレオン寄りの宰
相マヌエル・デ・ゴドイの追放を求めた民衆蜂起で、これによりカルロス4世
は退位しフェルナンド7世が即位、ゴドイは失脚。しかし収録されている音楽
はのどかな雰囲気のものばかりで、いかにもスペイン的な舞曲のリズムに溢れ
ています。

MAA 003 \2450
バロックの夜会 17世紀スペインの世俗音楽
ガスパール・サンス(1640-1710)、
フランシスコ・ゲラウ(17世紀中盤-18世紀初頭):Espa&ntilde;oletas
不詳:Vuestra belleza se&ntilde;ora
ホセ・マリーン(1618頃-1699):Ojos, pues me desde&ntilde;&aacute;is
不詳:J&aacute;cara
ホセ・マリーン:
Apostemos ni&ntilde;a que a&ccedil;ierto/Sepan todos que muero
不詳:Vuestros ojos tienen
ガスパール・サンス、フランシスコ・ゲラウ、
サンティアゴ・デ・ムルシア(1682頃-1732):Fol&iacute;as
マテオ・ロメーロ(1557-1647):Romerico florido
ホセ・マリン:Para las Indias de Clori
不詳:R&iacute;o de Sevilla
フアン・イダルゴ(1612/14-1685):
Ay que s&iacute;, ay que no/Esperar, sentir, morir
ホセ・マリーン:Si quieres dar Marica en lo &ccedil;ierto
フェリペ・サンチェス(指揮)
アクシビル・カスティーソ
セサル・カラソ(テノール) カルロス・ガリーファ(ヴァイオリン)
フランシスコ・ルエンゴ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アントニオ・マディガン(バロック・ギター、マンドーラ)
フェリペ・サンチェス(バロック・ギター)
録音:2004年6月27-30日、アランフェス王宮、演劇の間

MAA 004 2枚組 \3650
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):
6つの弦楽四重奏曲 Op.9
第1番ハ短調 G.171,第2番ニ短調 G.172,第3番ヘ長調 G.173,
第4番変ホ長調 G.174,第5番ニ長調 G.175,第6番ホ長調 G.176
アルタリア弦楽四重奏団
アンソニー・マーティン、キャサリン・キーム、
エリザベス・ブルーメンストック(ヴァイオリン、ヴィオラ)
エリザベス・ル・グイン(チェロ)
録音:1995年、アメリカ合衆国、サンフランシスコ
アルタリア弦楽四重奏団は1985年に結成されたピリオド楽器アンサンブル。
おそらくアランフェス古楽祭出演に際して当レーベルから発売されたものと思
われます。

MAA 005 \2450
ホセ・デ・ネブラ(1702-1768):
神秘劇からの情景「無言の悪魔」(1751)
ミゼレーレ(二重唱のための)
ルイス・アントニオ・ゴンサーレス(指揮)
ロス・ムシコス・デ・ス・アルテサ
ラケル・アンドゥエサ、オラーリャ・アレマーン(ソプラノ)
エドゥアルド・フェノル、パブロ・プリエート、セルヒオ・フランコ、
ジュアン・チック、
パブロ・ガスタミンサ、フアン・ベルヌエス、
ラケル・ソブリーノ(ヴァイオリン)
ナタン・パルセル、フアン・ルイス・アルコス(ヴィオラ)
ペドロ・レウーラ(チェロ) シャビエ・アストール(コントラバス)
フランシスコ・J・ヒル(オーボエ) 
ヘスス・フェルナンデス(アーチリュート)
アルフォンソ・セバスティアン(オルガン)
録音:2006年5月、アランフェス王宮礼拝堂
ホセ・デ・ネブラはアラゴン地方のカタラユーに生まれ、マドリードの王室礼
拝堂首席オルガニストを務めたスペインの作曲家。鍵盤音楽のみならず、イタ
リア人音楽家全盛の宮廷音楽界にあって舞台音楽でも大成功を収めた後、王室
の要請で典礼音楽主体の創作へ転向しました。

MAA 006 \2450
愛しき矢 フェリネッリ時代のロンドンにおけるソプラノとカストラート
オペラ・アリア&デュエット集
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):
「ナルキッソス」から 愛の神(*/+),愛しき矢(+)
トマス・ロージングレイヴ(1680-1766):
「ナルキッソス」から 私は行き先を変える(*/+)
ニコラ・ポルポラ(1686-1766):「ポリフェーモ」から 運命を聞け(*)
ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):
「アルタクセルセス」から 青ざめた空(+)
トマス・アーン(1710-1788):チェンバロ協奏曲第5番ト短調
フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ(1690-1768):
「アドリアーノ」から 受け取っておくれ、恋人よ(*/+)
ヘンデル(1685-1759):
「ロデリンダ」から 木蔭よ、木々よ(*),私はお前を抱きしめる(*/+),
「ファラモンド」から 私は行き、生きる(*/+)
「ロデリンダ」から 生きよ、暴君よ!(+)
ラ・テンペスタード
オラーリャ・アレマーン(ソプラノ(*))
シャビエ・サバータ(男性アルト(+))
ギリェルモ・ペニャルベル(フラウト・トラヴェルソ)
レオ・ロッシ、パブロ・プリエート(ヴァイオリン)
アントニオ・クラーレス(ヴィオラ) メルセデス・ルイス(チェロ)
ベントゥーラ・リコ(ヴィオローネ) シルビア・マルケス(チェンバロ)
録音:2006年6月19-21日、アランフェス王宮礼拝堂
映画にもなったカストラート、ファリネッリ(1705-1782)がロンドンで活躍し
た当時(1734-1737)のオペラ界を切り取ったような企画。バルセロナ県アビアの
生まれのシャビエ・サバータは太め体型でスキンヘッドのカウンターテナー。

<GZ DIGITAL MEDIA>
L 10629-2 \2080
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.5
変ホ長調 K.481/イ長調 K.526/ヘ長調 K.547
カブリエラ・デメテロヴァー(ヴァイオリン)
ノルベルト・ヘラー(フォルテピアノ)
録音:2006年4月、リボホヴィツェ城、サトゥルヌスの間
使用楽器:
1795年、カシュパル・ストルナト製(ヴァイオリン)
1820-1830年頃、コンラート・グラーフ製(フォルテピアノ)
スプラフォン・レーベルでおなじみのデメテロヴァーと、2003年より彼女と
デュオを組んでいるヘラーが、チェコのリボホヴィツェ城に展示されているピ
アノ(ハンマークラヴィーア)を使用し同城内でモーツァルトのヴァイオリン・
ソナタを録音するというプロジェクト、第5弾。

L 10565-2 \1880
【旧譜・在庫特価】
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.1
ト長調 K.301/変ホ長調 K.302/ハ長調 K.303/ホ長調 K.304
カブリエラ・デメテロヴァー(ヴァイオリン)
ノルベルト・ヘラー(フォルテピアノ)
録音:2003年、リボホヴィツェ城

L 10570-2 \1880
【旧譜・在庫特価】
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.2
ハ長調 K.296/イ長調 K.305/ニ長調 K.306
カブリエラ・デメテロヴァー(ヴァイオリン)
ノルベルト・ヘラー(フォルテピアノ)
録音:2004年2月、リボホヴィツェ城

L 10581-2 \1880
【旧譜・在庫特価】
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集 Vol.3
ヘ長調 K.376/ロ長調 K.378/ト長調 K.379
カブリエラ・デメテロヴァー(ヴァイオリン)
ノルベルト・ヘラー(フォルテピアノ)
録音:2004年2月、6月、リボホヴィツェ城

L 10612-2 \1880
【旧譜・在庫特価】
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.4
ヘ長調 K.377/変ホ長調 K.380/ロ長調 K.454
カブリエラ・デメテロヴァー(ヴァイオリン)
ノルベルト・ヘラー(フォルテピアノ)
録音:2005年10月、リボホヴィツェ城

※【旧譜・在庫特価】は代理店の在庫限りの特価です。在庫が終了した場合は
しばらくは入荷予定はありません。




<CZECH RADIOSERVIS>
CR 0311-2 \1780
【未案内旧譜】
マルタ・クラーソヴァー オペラ・リサイタル
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」、
スメタナ:「秘密」、
グノー:「サッフォー」、
ヴィレーム・ブロデク(1834-1874):「井戸の中」、
モンテヴェルディ:「オルフェオ」(*)、
チェイコフスキー:「スペードの女王」、
ヴェルディ「トロヴァトーレ」、
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」、
ボロディン:「イーゴリ公」、
フィビフ:「メッシーナの花嫁」(*) からのアリア
ヤロスラフ・クシチュカ(1882-1969):歌曲集「北欧の夜」Op.14
マルタ・クラーソヴァー(アルト)
プシェミスル・コチー(バリトン(*))
イヴォ・ジーデク(テノール(*))
フランチシェク・ディク(指揮)
プラハ放送交響楽団(+以外)
プラハ室内管弦楽団(+)
録音:1951-1961年




<ARCO DIVA>
UP 0090-2 \2250
スデニェク・ルカーシュ(1929-):
ヴィオラ協奏曲 Op.185(*)
ヴァイオリンとヴィオラのためのディヴェルティメント Op.96(+)
ヴィオラとピアノのための瞑想曲 Op.116(#)
イジー・ヤロフ(1920-1986):ヴィオラと管弦楽のための幻想曲(**)
カレル・シュペリナ(ヴィオラ)
アントニーン・ノヴァーク(ヴァイオリン(+))
ヨセフ・ハーラ(ピアノ(#))
ヴィート・ミツカ(指揮(*))
ボフミール・リシュカ(指揮(**))
プルゼニュ放送交響楽団(*/**)
録音:1985年2月6日(*)、1974年9月10日(**)、
チェコ放送プルゼニュ支局(*/**)
1978年4月26日、プラハ、チェコ放送(+/#)
スデニェク・ルカーシュはチェコのプルゼニュに生まれ、プルゼニュ放送交
響楽団員、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団員および首席を務めたヴィオ
ラ奏者で、現在はプラハ音楽院のヴィオラ・室内楽担当教授の任にあります。

UP 0096-2 \2250
夜のハーモニー
ハイドン(1732-1809):パルティータ変ロ長調 Hob.II:B7
ヴァーツラフ・ハヴェル(1778頃-1826以後):ラ・パストレッラ
フランチシェク・ブラニュカ(18世紀終盤活躍):カッサシオン変ロ長調
モーツァルト(1756-1791):
セレナード第10番変ロ長調「グラン・パルティータ」K.361 から 4つの楽章
フランチシェク・クラマーシュ[クロンマー](1759-1831):
パルティータ ハ短調
モーツァルト/ゴットフリート・リーガー(1764-1855)編曲:
オペラ「皇帝ティートの慈悲」K.621 より 行進曲
アントニオ・サリエーリ(1750-1825):夜のひとときのためのハルモニー
アンサンブル・フィリドール
フランソワ・ジラルド、モニカ・アルピーノ(クラリネット)
フロラン・モプティ、エルメス・ペッキニーニ(ナチュラルホルン)
フランソワ・シャリュイエ、アレクサンドル・サレ(ファゴット)
エリック・ボード(監修)
録音:2006年9月20-22日、チェコ、モラヴィア地方、
ナームニェスチ・ナト・オスラヴォウ城図書館
アンサンブル・フィリドールは1992年に結成されたピリオド木管楽器演奏
団体。

UP 0099-2 \2250
マーラー(1860-1911):交響曲第4番ト長調
カロリナ・ベルコヴァー(ソプラノ)
ヴラディミール・ヴァーレク(指揮)
チェコ放送交響楽団

UP 0101-2 \2250
モーツァルト(1756-1791):教会音楽集
レジナ・チェリ K.127(*/+)
ラウダーテ・ドミヌム(K.339 から)(*/+)
テ・デウム K.141(+)
エクスルターテ・ユビラーテ K.165(*)
アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618(+)
レジナ・チェリ K.108(*/+)
シモナ・ホウダ・シャトゥロヴァー(ソプラノ(*))
ペトル・フィアラ(指揮)
チェコ室内ソロイスツ
ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団(+)
録音:2007年1月11-13日、チェコ、ブルノ、
慈悲の同胞団修道院ヨセフ・ドブロフスキー・ホール
シモナ・ホウダ・シャトゥロヴァーはスロヴァキアのブラチスラヴァに生ま
れチェコを本拠に活躍するソプラノ。2006年のモーツァルト・イヤーに各地
でモーツァルト作品を歌い注目された若手です。





<BENO BRACHT SOCIETY [SPOLECNOST BENO BRACHUTA]>
SBB 003-07-02 2枚組 \4500
スメタナ(1824-1884):オペラ「二人の寡婦」(1874)
マリア・タウベロヴァー(ソプラノ:カロリナ)
マリエ・ポドヴァロヴァー(ソプラノ:アネシュカ)
ベノ・ブラフト(テノール:ラディスラフ・ポドハーイスキー)
エドゥアルト・ハケン(バス:ムムラル)
オルドジフ・コヴァーシュ(テノール:トニーク)
ミロスラヴァ・フィドレロヴァー(ソプラノ:リドゥンカ)
カレル・アンチェル(指揮)
チェコスロヴァキア放送交響楽団&合唱団
録音:1948年、チェコスロヴァキア放送
めったに聴けない作品、そしてアンチェルの指揮という興味深い歴史的録音。

SBB 001-04-02 \2450
【旧譜・再案内】
マーラー:交響曲「大地の歌」(チェコ語)
マルタ・クラーソヴァー(アルト)
ベノ・ブラフト(テノール)
カレル・シェイナ(指揮)
プラハ国民劇場管弦楽団
録音:1960年5月29日、プラハ城、聖ヴィート大聖堂、ライヴ、モノラル

SBB 002-04-02 5枚組 \6500
【旧譜・再案内】ムソルグスキー:オペラ「ボリス・ゴドゥノフ」
ヴァーツラフ・ベドナーシュ(ボリス・ゴドゥノフ)
ユリエ・ハルヴァートヴァー(フョードル)
ヤロスラヴァ・ヴィマザロヴァー(クセニア)
ヤロスラフ・グレイフ(シュイスキー公)
カレル・カラーシュ(ピーメン)
ベノ・ブラフト(グリゴリー[偽ディミトリー]) ほか
カレル・アンチェル(指揮)
プラハ放送交響楽団
チェコスロヴァキア放送合唱団 イジー・ピンカス(合唱指揮)
チェコスロヴァキア放送児童合唱団 ボフミル・クリーンスキー(合唱指揮)
録音:1949年、チェコスロヴァキア放送スタジオ
ドヴォルジャーク:オペラ「ディミトリー」
ベノ・ブラフト(ディミトリー[偽])
マルタ・クラーソヴァー(マルタ・イワノワ)
マリエ・ブジーコヴァー(クセニア)
カレル・カラーシュ(バスマノフ)
スタニスラフ・ムス(シュイスキー公) ほか
カレル・ネドバル(指揮)
プラハ放送交響楽団
チェコスロヴァキア放送合唱団 イジー・ピンカス(合唱指揮)
録音:1946年、チェコスロヴァキア放送スタジオ




<GZ DIGITAL MEDIA>
L 10506-2 \2080
【未案内旧譜】ラデク・バボラーク ホルン協奏曲集
ヤン・ヴァーツラフ・スティフ[プント](1746-1803):協奏曲第5番
ヨゼフ・ハイドン(1732-1809):協奏曲ニ長調 Hob.VII:d4
ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):ロマンス変イ長調
フランチシェク・アントニーン・レスレル[ロゼッティ](1750-1792):
協奏曲ニ長調
モーツァルト(1756-1791):ロンド変ホ長調 K.371
ラデク・バボラーク(ホルン)
ペトル・ヴロンスキー(指揮)
チェコ室内フィルハーモニック
録音:2001年3月、プラハ、アルコ・ディーヴァ・スタジオ

L 10563-2 \2080
【未案内旧譜】芳しきバラ 中世初期の音楽
不詳(13世紀フランス):Robert, voez de Peron ?(論争詩)
不詳(13世紀フランス):En ma dame(ロンド)
ナイトハルト・フォン・ロイエンタール(13世紀ドイツ):
Winder wie ist nu dein kraft
ギヨーム・ド・ドル(13世紀フランス):Omnes gentes plaudite
コノン・ド・ベテュヌ:L'autre ier avint -
不詳(13世紀フランス):Toute seule passerai
アダン・ド・ラール(13世紀フランス):Hellas! Il n'est
不詳(13/14世紀):Rosa frangrans
(オックスフォード、Corpus Christi コレクションより)
ゴーティエ・ド・コワンシー(13世紀フランス):Ma viele Vieler veut
不詳(14世紀フランス):ロンド(ヴィオラ・ソロ)
ラインマール・フォン・ツヴェーター(13世紀ドイツ):Dy mynne ist gut
アダン・ド・ラール:Bergeronnete, douche balsselete
不詳(9-11世紀):A solis ortu(プランクトゥス、Zap. Evropa)
不詳(14世紀チェコ):Otep myrrhy(ヴィシェブロドスキー写本より)
アダン・ド・サン・ヴィトール(12世紀フランス):Gaude prole Graecia
不詳(10/11世紀イタリア):O Roma nobilis(コントラファクトゥム)
不詳(13世紀スペイン):Cedit frigus hiemale(聖リポイ修道院の写本より)
不詳(13世紀スペイン):Maravillosos Et Piadosos miragres
(聖母マリアのカンティガ集より)
不詳(13世紀スペイン):Quantas sabedes amar amigo
(マルティン・コダスのカンティガス・デ・アミーゴより)
不詳(13世紀イタリア):
Plangiamo quel crudel(リウッツィのファクシミリより)
不詳(13世紀イタリア):
O divina virgo flore(リウッツィのファクシミリより)
不詳(13世紀スペイン):Quen a Virgen(聖母マリアのカンティガ集より)
カルミーナ
録音:2003年以前、プラハ、チェコ放送
カルミーナは1993年にプラハで結成された声楽と中世楽器のアンサンブル。




<JAN KUBELIK SOCIETY>
SJK 003 \2450
チェコのヴァイオリン小品集
ベドジフ・スメタナ(1824-1884):わが故郷より
フランチシェク・ベンダ(1709-1786):ソナタ ト長調
ヤン・クベリーク[クーベリック](1880-1940):
メロディー/女道化師/古い歌
フランチシェク・オンドジーチェク(1857-1922):
舟歌 Op.10/スケルツォ・カプリチョーソ Op.18
フェルディナント・ラウプ(1832-1875):3つの小品 Op.14
ヨセフ・スラヴィーク(1886-1933)/フランチシェク・オンドジーチェク編:
協奏曲イ短調
アントニーン・ドヴォルジャーク(1841-1904):マズルカ Op.49
イトカ・ノヴァーコヴァー(ヴァイオリン)
ヤルミラ・パノホヴァー(ピアノ)
録音:2004年、プラハ、ルドルフィヌム・スタジオ、スタジオ・リベレツ
イトカ・ノヴァーコヴァー(1959年生まれ)は15歳でプラハ音楽アカデミーに
入学を許され、ヴァーツラフ・スニーチル[スニーティル]に師事、1981年
にザグレブで行われたコンクールで3位入賞、翌年の入賞者演奏会において
コンクール審査委員長であったヘンリク・シェリングに高く評価されました。
1982年にレコード・デビュー、現在はソロ活動の傍らプラハ音楽院で更新の
指導にあたっています。
※外装、本体ともに規格番号表記はございません。あらかじめご了承くださ
い。

SJK 004 \2450
ヤン・クベリークへのオマージュ
エルネ・ドホナーニ(1877-1960):ヴァイオリン・ソナタ嬰ハ短調 Op.21
ヤン・クベリーク[クーベリック](1880-1940):
ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調 から 第2楽章(アダージョ)
ヨセフ・ボフスラフ・フェルステル(1859-1951):即興曲 Op.154 Nos.1,2
アントニーン・ドヴォルジャーク(1841-1904):ロマンス ヘ短調 Op.11
アントニーン・ドヴォルジャーク/ヤン・クベリーク編曲:
演奏会用ポロネーズ
ニコロ・パガニーニ(1782-1840)/ヤン・クベリーク編曲:
ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 から 第1楽章
ヤン・クベリーク:夜想曲
フランツ・ドルドラ(1868-1944):マズルカ第1番 Op.22
ヤン・クベリーク:古い歌
ミロスラフ・ヴィリーメツ(ヴァイオリン)
ヴラディスラフ・ヴィリーメツ(ピアノ)
録音:2005年12月6日、プラハ、ルドルフィヌム、スク・ホール、ライヴ
ヤン・クベリークの没後65年および生誕125年を記念して行われた演奏会の
ライヴ録音。ミロスラフ・ヴィリーメツ(1958年生まれ)はプラハ音楽アカデ
ミーでヴァーツラフ・スニーチルに師事し、1982年チェコ・フィルハーモニ
ー管弦楽団に入団、1992年よりコンサートマスターを務めています。ヴラ
ディスラフはミロスラフの弟で、兄弟はともにヤン・クベリーク協会の理事
を務めています。

SJK 005 \3200
ルッジェーロ・リッチ・イン・プラハ
ニコロ・パガニーニ(1782-1840):
無伴奏ヴァイオリンのための24の奇想曲 Op.1 から Nos.13-24
ユジェーヌ・イザイ(1858-1931):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調「バラード」Op.27 No.3
J・S・バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 から フーガ
ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン)
録音:1969年5月20日、プラハ、ルドルフィヌム、
ドヴォルジャーク・ホール、「プラハの春」音楽祭、ライヴ
プラハを訪れたリッチによる無伴奏ヴァイオリン・リサイタルのライヴ録音。
収録時間46分ほどですが、協会の維持のためか価格が非常に高くなっており
ます。お許しください。

SJK 001 \2700
[旧 JKS 1]
【旧譜・再案内】ヤン・クベリーク 歴史的録音集(1912-1935)
モーツァルト/ヤン・クベリーク編曲:ロマンス(*)
ブルッフ:スコットランド幻想曲 から 第2楽章(#)
ヴュータン:バラード(#)
サン=サーンス:ハバネラ(+)
ヤン・クベリーク:ヴァイオリン協奏曲第4番 から 第2楽章(+)
ヴィエニャフスキ:モスクワの思い出(**)
ヤン・クベリーク:タランテラ(**)
パガニーニ/ヤン・クベリーク編曲:常動曲ハ長調(**)
ヤン・クベリーク:メヌエット(**)/オクターヴ・ダンス(**)
サラサーテ:アンダルシアのロマンス(**)
パガニーニ/ヤン・クベリーク編曲:常動曲ハ長調(**)
ヤン・クベリーク:変奏曲(##)
パガニーニ/ヤン・クベリーク編曲:ラ・カンパネッラ(++)
ヤン・クベリーク(ヴァイオリン)
不詳伴奏者(ピアノ(*/#/+))
アルフレート・ホレチェク(ピアノ(**))
ラファエル・クーベリック(ピアノ(++)、指揮(##))
録音:1912年12月31日(*)/1920年代(#)/1926年3月24日(+)/1930年代(**)
1934年6月26日、プラハ(##)
1935年3月31日、ニューヨーク、カーネギー・ホール、ライヴ、初出(++)
※このたび規格番号を変更いたしましたが、外装、本体ともに表記はござい
ません。あらかじめご了承ください。

FR 0078-2 2枚組 \3950
[SJK 002]
【旧譜・再案内】プシホダ、ドルドラ、ヤン・クベリークの「思い出」
フランツ・ドルドラ:
思い出 ニ長調〔1912.12.31〕(*)/子守歌 Op.56〔1910〕
セレナード イ長調〔1905〕/幻影 ホ長調 Op.28〔1907.2.2〕
思い出 ニ長調〔1907.2.2〕
ヤン・クベリーク(ヴァイオリン)
ガブリエル・ラピエール(ピアノ(*))
ルートヴィヒ・シュヴァープ(ピアノ(*以外))
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.26 から 第1楽章の一部〔1903〕(*)
フランツ・ドルドラ:
ギターの調べ Op.88〔1912〕/ワルツ・セレナード Op.42〔1912〕
古いウィーンの舞曲 Op.94/奇想曲ト長調 Op.52/愛の歌 Op.31
牧歌 イ長調 Op.36/幻想 イ長調 Op.48/マズルカ第2番ト長調 Op.23
メヌエット ト長調 Op.81/グラツィエッラ Op.180/おとぎ話 Op.80
無言歌 ニ長調 Op.170/セレナード第1番イ長調/子守歌 Op.33
幻影 ホ長調 Op.28/思い出 ニ長調/ハンガリー舞曲 Op.30 No.3
〔以上、1924〕
フランツ・ドルドラ(ヴァイオリン)
エンメリヒ・クリス(ピアノ(*以外))
不詳伴奏者(ピアノ(*))
フランツ・ドルドラ:
思い出 ニ長調〔1935〕(+)/ギターの調べ Op.88〔1924〕(*)
モーツァルト:メヌエット K.334〔1924〕(*)
ヘンデル:ラルゴ ト長調〔1935〕(+)
ヴィエニャフスキ:「ファウスト」幻想曲 Op.20 から 第3部〔1924〕(#)
メンデルスゾーン/アクロン編曲:歌の翼に〔1924〕(+)
シューマン:トロイメライ〔1935〕(+)
ドヴォルジャーク:ワルツ〔1924〕(#)
フレイレ:アイ、アイ、アイ〔1924〕(#)
トセッリ:セレナード第1番 Op.6〔1935〕(+)
ドリゴ:百万長者の道化師〔1924〕(#)
R・シュトラウス/プシホダ編曲:ばらの騎士〔1935〕(+)
ヴァーシャ・プシホダ(ヴァイオリン)
ブルーノ・ザイドラー=ヴィンクラー(ピアノ(*))
オットー・A・グラーフ(ピアノ(+))
Charles Cerne(ピアノ(#))
ヤン・クベリーク:カンツォネッタ〔1949.6.15〕/メヌエット〔同〕
ヤロスラフ・チェレダ(ヴァイオリン)
ヤン・ヘレル(ピアノ)
フィビフ:詩曲
ドヴォジャーク:ユモレスク
スク:ブルレスク Op.17
フバイ:そよ風
ヤン・クベリーク:カンツォネッタ/ブルレスク
シューベルト:アヴェ・マリア〔以上、1933.10.8〕
ヤン・クベリーク(ヴァイオリン)
アルフレート・ホレチェク(ピアノ)
1990年、ラファエル・クーベリックと彼の娘アニタ他らによってプラハに創
設されたヤン・クベリーク協会が、チェコの偉大なヴァイオリニスト、フラ
ンツ・ドルドラ(1868-1944;作曲家としても有名)、ヤン・クベリーク(1880
-1940;指揮者ラファエル・クーベリックの父で、作曲家でもあった)、ヴァ
ーシャ・プシホダ(1900-1960)、そしてヤン・クベリークの伝記著者でもあ
るヤロスラフ・チェレダ(1890-1974)のSP録音を復刻・集成したアルバムで
す。〔録音年〕。作曲者ドルドラ、クベリーク、プシホダの3人による「思
い出」を聴きくらべできます。
※「Frantisek Rychtarik レーベルの FR 0078-2」「ヤン・クベリーク協
会の SJK 002」のどちらの規格番号でも受注可能です。




<ROTAG>
RG 0020-2 \2250
【未案内旧譜】J・S・バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV1001(*)
われいかに幸いならん BWV517(+)/何ゆえに悲しむや BWV516(+)
たばこのパイプを手にするたびに BWV515(+)
無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV1011(#)
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
リコーダー、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ イ短調(**)
ヴィクトル・クナ(ヴァイオリン(*/**))
エッダ・ゾン(ソプラノ(+))
ユーリ・スミルノフ(チェンバロ(+))
アダルベルト・スコチッチ(チェロ(#))
イジー・スティヴィーン(リコーダー(**))
マレク・シュトリンツル(チェロ(**))
ローベルト・フーゴ(チェンバロ(**))
録音:1995年6月、プラハ、イルハージフの聖ミハル教会(*/#/**)、
ライヴ(**)
1995年8月、チェコ放送プルゼニュ支局(+)
モダーン楽器使用。外装には「ノイヴァルデック室内音楽祭」、「ウィーン
国際マスターコース」等の表記がありますが、録音はチェコで行われており、
関連はよくわかりません。(+)は「シェメッリ歌曲集 から」と表記されてい
ますが、「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」からの抜粋です。





<DISCMEDI BLAU>
DM 4362-02 \2250
ミケル・ロペス(1669-1723):
11声のミサ、聖母マリアのアンティフォナとオルガン曲集
リェーノ III(オルガン独奏)
11声のミサ
サルヴェへの導入のためのヴェルスス I(オルガン独奏)
サルヴェへの導入のためのヴェルスス II(オルガン独奏)
サルヴェ・レジナ(8声)
祝福されし救世主の御母[Alma Redemptoris Mater](8声)
めでたし、天の元后[Ave Regina coelorum](8声)
おお、美しきかな、御身の足どり[O quam pulchri sunt](4声)
われとともに喜べ[Congratulamini](9声;1703)
ヴェルスス第1旋法(第2集 から;オルガン独奏)
エル・アベ・マリア[El Ave Maria](1719)
ヴェルスス第27番(第3集 から;オルガン独奏)
ジュアキム・ピケ(指揮)
モンセラート修道院聖歌隊
ラ・カラヴァッジャ(器楽アンサンブル)
リュイス・コイ(器楽アンサンブル指揮)
エドゥアルド・ビラ(オルガン)
録音:2007年3月、モンセラート修道院バジリカ教会、
聖母マリアのカタルーニャ守護聖人宣言125周年記念演奏会、ライヴ
スペイン、アラゴン地方の町ビリャローヤ・デ・ラ・シエラに生まれたパブ
ロ・ロペスはモンセラート修道院に入り、神父ミケル・ロペスとなりました。
1697年から1704年までモンセラート修道院楽長兼聖歌隊指揮者を務め、その
後も同修道院との関係を保ちました。
ジュアキム・ピケはモンセラート修道院聖歌隊出身の合唱指揮者で、2000年
より同聖歌隊の指揮者を務めています。ラ・カラヴァッジャはコルネット
[ツィンク]奏者リュイス・コイによって2004年に創設されたピリオド楽器
演奏団体です。

DM 285-02 \2080
【未案内旧譜】モーツァルト(1756-1791):
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲ト長調 K.423
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲変ロ長調 K.424
ヨハン・ハルヴォルセン(1864-1935):
ヘンデルのパッサカリアによるヴァイオリンとヴィオラのための変奏曲
セルジ・アルピスト(ヴァイオリン)
ベルナート・ブファールイ(ヴィオラ)
録音:1997年9月、バルセロナ県エスプルーゲス・デ・リョブレガート、
スタジオAurha




<PRO MUSICA CAMERATA>
PMC 056 \2080
フランチシェク・レッセル(1780-1838):ピアノと管弦楽のための作品集
ピアノ協奏曲ハ長調 Op.14
アダージョとポロネーズ風ロンド Op.9
ヴィヴィアナ・ソフロニツキ(フォルテピアノ)
タデウシュ・カロラク(指揮)
ムジケ・アンティケ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセ
録音:2006年10月、ワルシャワ、ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート
・スタジオ
使用楽器:ポール・マクナルティ製(モデル:コンラート・グラーフ製)
フランチシェク・レッセルはウィーンでハイドンに師事したポーランドの作
曲家。「ピアノ協奏曲ハ長調 Op.14」はショパン以前のポーランドにおける
最も傑出したピアノ協奏曲と見なされています。




<ACANTHUS>
ACANTHUS 20005 \2300
クララ・シューマンが弾いたピアノ
クララ・シューマン(1819-1896):
音楽の夜会 Op.6 Nos.1,2/ウィーンの思い出
ピアノ・ソナタ ト短調/3つのロマンス Op.11
4つの束の間の小品 Op.15/3つのロマンス Op.21 No.1
ユージェニー・ルッソ(フォルテピアノ)
録音:2007年1月22-26日、古楽器博物館
使用楽器:1868年、ウィーン、ヨハン・バプティスト・シュトライヒャー&
ゾーン製
(inv.no.SAM634)
1870年1月19日、ウィーン楽友協会小ホールの柿落とし演奏会でクララ・シュ
ーマンが弾いた楽器を使用して彼女の作品を録音した好企画盤。
ユージェニー・ロッソはニューヨークに生まれ、ウィーン音楽・表現芸術大
学でハンス・グラーフに師事し1982年卒業、1986年にはニューヨークのカー
ネギー・ホールへのデビューを果たしました。1991年よりウィーナー・ノイ
シュタットのヨゼフ=マティアス=バウアー音楽院で教えており(現在ピアノ
科長)、1997年からはウィーン国際ピアニスト・アカデミー教授も務めてい
ます。ルッソはこれまでガーシュウィンやコープランドといった母国アメリ
カの音楽のCDをリリースしてきましたが、このアルバムはウィーン仕込みの
彼女のもうひとつの本領を発揮したものといえるでしょう。



●ロシアのレーベル
<AQUARIUS>
表ジャケットをのぞきキリル文字のみの表記となっております。

AQVR 264-2 \1780
セルゲイ・ミガイ
ルビンシテイン、チャイコフスキー、ラフマニノフ:歌曲集(19曲)
ラフマニノフ:カンタータ「春」(*)
セルゲイ・ミガイ(バリトン)
G・ネレップ(テノール)
N・バリテル(ピアノ)
ニコライ・ゴロワーノフ(指揮(*))
モスクワ放送交響楽団&合唱団(*)
録音:1939、1946-1948年

AQVR 271-2 \1780
セルゲイ・レメシェフ
愛の言葉 ロシアのロマンス集
ダルゴムイシスキー、フェドロフ、タネーエフ、シャポーリン、
ルビンシテイン、
ラーコフ、ティトフ、シショフ、グレチャニノフ、グリエールの作品(全28曲)
セルゲイ・レメシェフ(テノール)
P・ノルツォフ(バリトン)
N・アレクサンドリースカヤ(メゾソプラノ)
S・ストゥチェフスキー、N・バリテル、A・マカロフ、D・レルネル(ピアノ)
録音:1937-1939、1946-1947、1951-1952、1953、1961、1965年




<OLYMPIA>
MKM 200 \1780
ロシア名歌集
カリンカ/細いナナカマドの木/私は行く/おお、霜
ドン川のバラード/コサックたちは馬に乗り/幸福だった日々
鐘/まだ夜も更けぬ/私の恋人/乾杯の歌/黄金の丘
リードは錆びていった/鐘の音は単調に鳴る/おお、トロイカ
トランスバイカルの大草原を横切って/緑の牧場
ピテルスカヤ通りに沿って/そこに私の喜びがある
見渡すかぎりの大草原/ライラックの花は咲き/夏が終わる
雪片/モスクワの黄金のドーム
P・ババコフ、N・ヴィソチナ、B・ニコラーエフ、A・サフューリン、
T・チェルノワ、他(独唱)
アレクサンドロフ・アンサンブル
ロシアン・ドルジナ・アンサンブル
ペレプラーワ・アンサンブル

MKM 201 \1780
ロシアのロマンス名曲集
ワルツの美しい調べを思い出す/明るい夜/霧の朝
しおれた菊の花/御者よ、馬を倹約せよ/女乞食/黒い瞳
私は君に会った/白いアカシアの花/長い道/つがいの馬
別れ/輝け、私の星/私は白い庭のことを夢見ていた
君を愛す/一度だけ/2つのギター/夕べの鐘
P・ババコフ、N・ヴォルシャニコフ、R・ヴォルシャニコワ、N・ヴィソチナ、
V・コブゼフ、B・ニコラーエフ、A・サフューリン(独唱)
さまざまな伴奏者

MKM 202 \1780
キーシン リサイタル・イン・東京
ラフマニノフ(1873-1943):ライラック/絵画的練習曲 Op.39 Nos.5,1
プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ・ソナタ第6番 Op.83
リスト(1811-1886):演奏会用練習曲「軽やかさ」/同「森のささやき」
ショパン(1810-1849):夜想曲 Op.32 No.2/ポロネーズ Op.42 No.5
スクリャービン(1872-1915):マズルカ Op.25/練習曲 Op.42 No.5
エフゲニー・キーシン(ピアノ)
録音:1989年、東京、ライヴ

MKM 203 \1780
パガニーニ(1782-1840):
ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調(*)
ヴュータン(1820-1881):
ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調 Op.37(+)
ラヴェル(1875-1937):
ツィガーヌ(ヴァイオリンと管弦楽のための狂詩曲)(+)
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
ワシーリー・ネボリシン(指揮(*))
モスクワ放送交響楽団(*)
キリル・コンドラシン(指揮(+))
ソヴィエト国立交響楽団(+)
録音:1950、1956、1947年

MKM 204 \1780
タネーエフ(1856-1915):
交響曲第4番ハ短調 Op.12
スクリャービン(1872-1915):
ピアノ協奏曲(*)
アンドレイ・コロベイニコフ(ピアノ(*))
ミハイル・スニトコ(指揮)
サンクトペテルブルク交響楽団
録音:2006年、サンクトペテルブルク、フィルハーモニー

MKM 205 \1780
ストラヴィンスキー(1882-1971):歌曲集
雲/パストラーレ/S・ゴロデツキーの詩による2つの歌 Op.6
K・バルモントの詩による2つの歌/日本の詩人の詩による3つの歌
3つの歌「幼年時代の思い出」/プリバウトキ(4曲)
猫の子守歌(4曲)/子供のための3つのお話/子守歌
4つのロシア民謡/小さな音楽の枝/シェイクスピアの詩による3つの歌
ディラン・トマス追悼/ふくろうと仔猫
オリガ・ロマニュコ(ソプラノ)
ボリショイ劇場室内楽アンサンブル
ヴィクトル・サモイレンコ(ピアノ)
録音:1993年

MKM 143 \1780
【未案内旧譜】ロシア軍第154独立連隊創設20周年記念 行進曲集
B・ディエフ:大統領行進曲
伝承曲:バトゥリンスキー連隊行進曲/ペチェルスキー連隊行進曲
プレオブラジェンスキー連隊行進曲/スコベレフ/英雄
V・ベッケル:勝利の喜び
S・チェルネツキー:ブダペスト
A・イワネンコ:海軍行進曲
伝承曲:擲弾兵
リュティ:ブラスバンド
Z・ビンキン:青年行進曲
V・アガプキン:スラヴ娘の別れ
B・ディエフ:軍隊パレード
N・ルーノフ:首都行進曲
D・ペルツェフ:体制行進曲
G・イワーノフ=ラトケヴィチ:戦場行進曲
A・ペトロフ:モスクワ周辺を進む
G・フィルモア:彼の栄誉
P・グリュンドストレム:セデルスホルツ将軍
K・J・オルフォード:剣闘士行進曲
X・レフマン:楽観的行進曲
G・プチュコフ:ロシア行進曲
G・ニコラーエフ、N・ジバレヴィチ、B・ドゥイルジン、
A・プリホドチェンコ、
S・ゴーレフ、S・ガルキン、E・ニコラーエフ(指揮)
ロシア軍第154独立連隊儀杖大隊軍楽隊
原盤:Russian Disc (c)1999
表記はキリル文字のみとなっております。

MKM 146 \1780
【未案内旧譜】ブラスバンドによる古い行進曲とワルツ集
F・ハーゼ:プレオブラジェンスキー連隊行進曲
I・グリンカ:第27キエフ竜騎兵連隊行進曲
A・ジョイス:秋の夢(ワルツ)
伝承曲:英雄(行進曲)
I・シャトロフ:青い夜(ワルツ)
V・ベッケル:勝利の喜び(行進曲)
V・アガプキン:早朝(ワルツ)
I・シャトロフ:満州の丘で(ワルツ)
伝承曲:スコベレフ(行進曲)
F・タイケ:忠誠(行進曲)
A・ジョイス:思い出(ワルツ)
G・ワーグナー:双頭の鷲の旗の下に(行進曲)
V・ベッケル:森のおとぎ話(ワルツ)
N・バカレイニコフ:メランコリー(ワルツ)
V・クシュニル:1月9日(行進曲)
M・キュス:アムール川の波(ワルツ)
伝承曲:ペチェルスキー連隊行進曲
ロサス:波涛を越えて(ワルツ)
G・ホレワ:バトゥリンスキー連隊行進曲
ヴィクトル・アファナシェフ(指揮)
ロシア国防省ブラスバンド
原盤:Russian Disc (c)2000




<VISTA VERA>
VVCD 00139 \1780
偉大なるロシアの指揮者たち Vol.2 ニコライ・ゴロワーノフ(1891-1953)
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲第1番ト短調「冬の日の幻想」Op.13(*)
交響的幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」Op.32(+)
ニコライ・ゴロワーノフ(指揮)
モスクワ放送交響楽団
録音:1952年(*)/1949年(+)

VVCD 00140 \1780
ショパン(1810-1849):マズルカ集
イ短調 Op.17 No.4/変ロ短調 Op.24 No.4/変イ長調 Op.41 No.4
変ニ長調 Op.30 No.3/嬰ハ短調 Op.30 No.4/ト短調 Op.24 No.1
ホ短調 Op.17 No.2/ホ短調 Op.41 No.2/嬰ハ短調 Op.50 No.3
ヘ短調 Op.63 No.2/嬰ハ短調 Op.63 No.3/イ短調 Op.67 No.4
イ短調 Op.68 No.2
ワレーリー・アファナシェフ(ピアノ)
録音:1994年

VVCD 00143 \1780
ショパン(1810-1849):ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11(*)
ラフマニノフ(1873-1943):ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18(+)
ゲンリフ・ネイガウス(ピアノ(*))
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ(+))
ニコライ・アノーソフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1948年5月19日、モスクワ音楽院大ホール

VVCD 00141 \1780
偉大なるロシアの指揮者たち Vol.3 アレクサンドル・ガウク(1893-1963)
モーツァルト(1756-1791):
ホルン協奏曲第3番変ホ長調 K.447(*)
オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンと
管弦楽のための協奏交響曲変ホ長調 K.297(+)
ホルン協奏曲第4番変ホ長調 K.495(#)
アレクサンドル・ヤンケレヴィチ(ホルン(*))
ヤコフ・シャピロ(ホルン(+/#))
ニコライ・メシュコフ(オーボエ(+))
ウラディーミル・ソロキン(クラリネット(+))
イオシフ・ストゥイデリ(ファゴット(+))
アレクサンドル・ガウク(指揮)
モスクワ放送交響楽団
録音:1947年10月10日(*)/1951年3月16日(+)/1951年7月5日(#)

VVCD 00142 \1780
偉大なるロシアの指揮者たち Vol.4 アレクサンドル・ガウク(1893-1963)
チャイコフスキー(1840-1893):
ヴァイオリンと管弦楽のためのワルツ=スケルツォ ハ長調 Op.34(*)
ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23(+)
交響曲第4番ヘ短調 Op.36(#)
レオニード・コーガン(ヴァイオリン(*))
レフ・オボーリン(ピアノ(+))
アレクサンドル・ガウク(指揮)
モスクワ放送交響楽団
録音:1952年(*)/1954年9月25日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(+)
1959年4月19日(#)

VVCD 00145 \1780
チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23(*)
ラフマニノフ(1873-1943):ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30(+)
グリゴリー・ギンズブルク(ピアノ(*))
レフ・オボーリン(ピアノ(+))
コンスタンチン・イワーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1950年1月21日(*)/1952年5月31日(+)

VVCD 00147 \1780
偉大なるロシアの指揮者たち Vol.5 ニコライ・ゴロワーノフ(1891-1953)
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲第6番ロ短調「悲愴」Op.74/交響的幻想曲「テンペスト」 Op.18
ニコライ・ゴロワーノフ(指揮)
モスクワ放送交響楽団
録音:1948年





<OLYMPIA>
MKM 130 \1780
【未案内旧譜】世界の映画音楽 Vol.2 1940-1960年代
「野郎どもと女たち」(1955)/「ダイヤモンド作戦」(1966)
「男と女」(1966)/「ファニー・ガール」(1968)/「オリバー!」(1968)
「雨に唄えば」(1952)/「イースター・パレード」(1948)
「絹の靴下」(1957)/「キス・ミー・ケイト」(1953)/他
オリジナル・サウンドトラック
アルバム・タイトル以外はキリル文字のみの表記となっております。

MKM 136 \1780
【未案内旧譜】ニーノ・ロータ(1911-1979):
映画音楽集 (世界の映画音楽 Vol.3)
「ロミオとジュリエット」(1968)/「カリビアの夜」(1957)
「若者のすべて」(1960)/「8 1/2」(1963)/「ワーテルロー」(1970)
「山猫」(1962)/「アマルコルド」(1974)/「道」(1954)/「ローマ」(1972)
「カサノバ」(1976)/「戦争と平和」(1976)/「ゴッドファーザー」(1972)
ムラード・カジュラーエフ(指揮)
ロシア国立放送音楽センター・コンサート管弦楽団
録音:1991年 原盤:Russian Disc
アルバム・タイトル以外はキリル文字のみの表記となっております。

501082 \1780
【旧譜・限定特価】オルガンによるショスタコーヴィチの音楽
ショスタコーヴィチ:
カンタータ「森の歌」(1949)より 未来の散歩道
オペレッタ「モスクワのチェリョムーシカ」(1958)より 花のワルツ へ長調
タヒチ・トロット Op.16(1926)
バレエ「ボルト」Op.27(1931)より ワルツ=スケルツォ変ホ長調,
間奏曲ハ短調
映画音楽「馬あぶ」Op.97(1955)より
序曲変イ短調,手回しオルガンのワルツ,コントルダンス イ短調,
ロマンス変ニ長調,国民の祝日 イ長調
ジャズ組曲第1番(1934)より ポルカ ハ長調,ワルツ ト短調
バレエ「明るい小川」Op.39(1935)より
ロシアのルボク,ワルツ ヘ長調,ポルカ ハ長調,アダージョ ニ長調,
ポルカ・ピツィカート イ短調,ロマンス ヘ長調,ギャロップ イ長調
オペラ「ムツェンスク郡のマクベス夫人」Op.29(1934)より
パッサカリア ニ短調
マリア・マカロワ(オルガン)
録音:1996年、モスクワ音楽院、
大ホール(カヴァイエ=コル製オルガン)、小ホール(シュケ製オルガン)

MKM 133 \1350
【旧譜・限定特価】ストラヴィンスキー:
バレエ「ペトルーシュカ」組曲(*)
コミック・オペラ「マヴラ」(+)
S・クリコワ、E・メリニコワ、N・ザゴリンスカヤ(ソプラノ(+))
S・ヤコヴレフ(テノール(+))
ウラジーミル・フェドセーエフ(指揮(*))
モスクワ放送交響楽団(*)
シリル・チホノフ(指揮(+))
モスクワ・ヘリコーン劇場室内管弦楽団(+)
録音:1991、1993年

MKM 140 \1350
【旧譜・限定特価】エミール・ギレリス
J・S・バッハ/ブゾーニ編曲:前奏曲とフーガ
ベートーヴェン:32の変奏曲 Op.191/ピアノ・ソナタ第14番「月光」
メトネル:ソナタ「回想」イ短調
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ/水の戯れ
エミール・ギレリス(ピアノ)
録音:1969年

MKM 165 \1350
【旧譜・限定特価】勝利の日 ソヴィエト軍歌と戦時歌謡集
聖戦/停泊所の夕べ/最前線の森で/ドニエプルの歌
奏でよ、わがバヤン/サモワリー=サモパリー/煙草を吸おう
モスクワ防衛隊の歌/ワーシャ=ワシリョク
ブリャンスクの森は不気味にざわめいていた/待避壕で
望みの石/永らえよ、われらの力/わが恋人/ソヴィエト軍の歌
敵はわが故郷を焼いた/ロッキー山脈への別れ
北に一つの町がある/わがモスクワ/勝利の日
I・アガフォニコフ(指揮)
アレクサンドロフ・アンサンブル(男声合唱)
録音:1992年

MKM 169 \1350
【旧譜・限定特価】モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
第30番ニ長調 K.306/第35番ト長調 K.379/第40番変ロ長調 K.454
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)
録音:1972年 原盤:Ariola-Eurodisc

MKM 173 \1350
【旧譜・限定特価】ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調 Op.22
エミール・ギレリス(ピアノ)
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
パリ音楽院管弦楽団
録音:1954年、1955年、モノラル 原盤:EMI

MKM 175 \1350
【旧譜・限定特価】リムスキー=コルサコフ:
交響組曲「シェエラザード」Op.35(*)
グラズノフ:演奏会用ワルツ第2番 Op.51(+)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ロンドン交響楽団(*)
フィルハーモニア管弦楽団(+)
録音:1977年、1978年 原盤:EMI

※【旧譜・限定特価】商品は、代理店の在庫限り・先着となります。



modoru