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<クラシック・輸入盤新譜情報 07−08>
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

<Deutsche Grammophon>
4777149(CD+DVD) \2400
4776595 通常盤(CDのみ) \1850
ベートーヴェン:
1)ピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品73《皇帝》
2)ピアノ・ソナタ第28番イ長調作品101
初回限定盤
エレーヌ・グリモー(pf)
シュターツカペレ・ドレスデン
指揮:ヴラディーミル・ユロフスキ
1)2006年12月、聖ルカ教会、ドレスデン、
2)2007年7月、ジーメンス=ヴィラ、ベルリン
エレーヌ・グリモーの新譜は限定盤(CD+DVD)と通常盤(CDのみ)の二仕様による
ベートーヴェン。今回でDGへの通算5枚目のアルバム。
グリモーによるベートーヴェンのピアノ協奏曲は、以前クルト・マズア指揮
ニューヨーク・フィルとの第4番が発表されており、今回は協奏曲録音の第2弾
となる。前回も、ピアノ・ソナタ(第30、31番)と組み合わされていたように、
今回も他の協奏曲でなくソナタ第28番とカップリングされました。『クレド』
で第17番を録音していたので、ソナタもこれで4曲が済んだことになります。
グリモーは元来バッハやシューマン、ブラームスなど、ドイツ音楽への取り組
みも積極的でありましたが、先の第4協奏曲では、ベートーヴェン弾きとして
も世界に認めさせ、今回、ベートーヴェンのピアノ協奏曲の頂点ともいうべき
第5番《皇帝》を採り上げることで、さらにこの作曲家との相性のよさを明らか
としてくれるでしょう。共演するシュターツカペレ・ドレスデンは、インター
ナショナル化が進むドイツのオーケストラの中で、最もドイツ的と言ってよい
ふくよかで温かい音を出す団体です。《皇帝》を録音するに実に相応しい団体
と言えるでしょう。また、指揮にユロフスキをフィーチュアしているのも要注
目。彼は1995年に国際的なデビューを果たして以来、めきめきと頭角を表して
きた現在最も目を離せない指揮者のひとりです。ベルリンのコーミッシェオー
パーでも数々の名演を行い、現在エイジ・オブ・インライトゥンメント管弦楽
団では、イヴァン・フィッシャーやサイモン・ラトルと並び、首席アーティス
トのポストにあり、今年はいよいよロンドン・フィルの第12代首席指揮者に就
任するという大躍進中の指揮者です。限定盤のボーナスDVDでは、メイン・メ
ニューにレコーディング風景の他、ペルト、ベートーヴェン、コリリアーノに
よるアルバム『クレド』での演奏シーンを観ることが出来ます。ミュージック
・クリップとして、バッハの前奏曲ハ長調BWV846(抜粋)も収録。さらにピク
チャー・ギャラリーにグリモーのディスコグラフィも付くという豪華仕様で
ある。6面のデジパックによる初回限定盤ですのでご注意を。

4776416 \1850
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品19
[カデンツァ:ベートーヴェン]
ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58
ミハイル・プレトニョフ(pf)
ロシア・ナショナル管弦楽団
指揮:クリスティアン・ガンシュ
録音:2006年9月2、3日、ベートーヴェン・ハレ、ボン(ライヴ)
ミハイル・プレトニョフによるベートーヴェン:交響曲&ピアノ協奏曲全集プ
ロジェクトのひとつ。ピアノ協奏曲枠としては先の第1&3番に継ぐ第2弾となり
ます。このピアノ協奏曲全集は、2006年にボンで開かれたベートーヴェン・
フェスティバルで、僅か2日で全5曲が演奏・録音されたものであり、来年08年
の5月に出される第5番で完結する予定です。まずリリースされた第1&3番は、
評論家から一般のリスナーまで幅広く注目され、プレトニョフの非凡さ、素晴
らしさが改めて認識された1枚でした。それゆえ、この後しばらくは指揮者に専
念するという発言は、指揮者プレトニョフのますますの活躍と深化を期待させ
ると同時に、ピアニスト=プレトニョフのファンとしては随分と大きなものを
失ってしまったかのようなショックを受けたほどです。
今回の偶数番セットでも、プレトニョフは独自の視点から譜面を読み直し、個
性豊かで大胆な演奏を繰り広げています。プレトニョフは、他レーベルながら、
2000年にクラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルと第2番を録音、DVDをリ
リースしているので、比較試聴してみるのも面白いでしょう。

4776409 5枚組 \6400
ベートーヴェン:交響曲全集
アンゲラ・デノケ(S)
マリアンナ・タラソヴァ(MS)
エンドリク・ヴォトリヒ(T)
マティアス・ゲルネ(Br)
モスクワ国立室内合唱団
合唱指揮:ヴラディーミル・ミニン
ロシア・ナショナル管弦楽団 
指揮:ミハイル・プレトニョフ
録音:2006年6月-7月 モスクワ音楽院大ホール、モスクワ
今年3月に国内リリースされたベートーヴェンのピアノ協奏曲第1、3番を皮切り
にスタートしたプレトニョフのベートーヴェン交響曲&協奏曲全曲シリーズ。
協奏曲リリースを待つ間に、何と交響曲全集が一気にリリースされます。録音
は、ボンのフェスティバルの直前にモスクワのスタジオで一気に行われました。
日本のプレトニョフ・ファンの多くにとっては、彼のベートーヴェンは交響曲
でも既に定評があります。というのも、プレトニョフは毎年のように来日して
おり、これまでに東京フィルと2005年に第5、7番、昨年12月には第9を共演し
て、その斬新な解釈で聴衆の耳を奪い続けているためです。今年10月には第6番
も予定されており、この全集との演奏を比べて楽しむことも一興でしょう。
自身が、ベートーヴェンと同じく、ピアニストで指揮者で作曲家であるプレト
ニョフは、「ベートーヴェンは私とって、神のようなものだ……彼の作品は指
揮をしてもピアノで弾いても、常に深いエモーションを感じさせる」と最大の
賛辞と共感を寄せている作曲家である。いやが上にも期待が高まります。

4776634 \1850
「メンデルスゾーン作品集/ホープ」
メンデルスゾーン:
ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64[1844年オリジナル版]
ヨーロッパ室内管弦楽団 指揮:トーマス・ヘンゲルブロック
弦楽八重奏曲変ホ長調作品20[1832年改訂版]
ヨーロッパ室内管弦楽団
ルーシー・グールド(2nd.vn)
ソフィー・ブザンソン(3rd.vn)
クリスティアン・アイゼンベルガー(4th.vn)
パスカル・ジーファル(1st.va)
ステュアート・イートン(2nd.va)
ウィリアム・コンウェイ(1st.vc)
ケイト・グールド(2nd.vc)
歌曲集
《12のリート》作品8/第8曲:魔女の歌
《12のリート》作品9/第6曲:別れて
《6つのリート》
第2曲:歌の翼に
第4曲:ズライカ
《6つのリート》作品57/第5曲:ヴェネツィアの舟歌
セバスティアン・クナウアー(pf)
ダニエル・ホープ(vn)
ソリストとして、また2002年からはボザール・トリオのメンバーとして活躍を
続けるダニエル・ホープのDG移籍第1弾はオール・メンデルスゾーン。まずは
ホープが6歳の頃から魅了されていたというヴァイオリン協奏曲。ヴァイオリ
ンを学び始めた幼い頃、子供には難し過ぎるという理由でこの曲を弾くことを
禁じられたために、彼は隠れて練習したという(その後見つかってしまったよ
うだが)。しかし、そんな愛着のある作品を録音するにあたって、ホープはひ
とひねりスパイスを加えています。この協奏曲の一般的なヴァージョンでなく、
前段階の稿を弾いているのです。クラシック音楽の中でも最もよく知られた作
品のひとつである筈が、お聴きになれば驚くに違いないでしょう。メンデルス
ゾーンは、出来上がった作品に手を入れる傾向が強く、それは亡くなる直前ま
で交響曲第4番《イタリア》を改訂しようとしていたことにも象徴されていま
す。1844年に作曲されたヴァイオリン協奏曲も例外ではなく、耳に馴染んだあ
の旋律は翌45年に改訂されたヴァージョンでした。これらの1844年の初稿と
1845年第2稿はベーレンライター社から出版されており、日本人ヴァイオリニ
ストの桐山健志氏も録音しています。《弦楽八重奏曲》は、メンデルスゾーン
が僅か16歳で書いた作品。ここでホープらが弾いているのは、やはり改訂稿で
す。原曲は1825年に作曲。改訂稿はライプツィヒ・メンデルスゾーン全集から
2004年に楽譜が出されたもので(原曲は2003年に出ている)、これが世界初録音
のようです。さらにこのアルバムでは、メンデルスゾーンの数多ある歌曲から、
名作〈歌の翼に〉をはじめとするいくつかをピックアップし、ヴァイオリンと
ピアノのスタイルで演奏しています。つまり、当アルバムは、協奏曲、室内楽
曲、そして歌曲と、メンデルスゾーンの音楽とヴァイオリン自体の魅力を様々
な形で楽しませようというサーヴィス精神と、それらを実現しうるホープの自
信が込められたデビュー・アルバムなのです。

4777101(CD+DVD) \4050
初回限定盤
バーンスタイン:
「ウェスト・サイド・ストーリー」全曲&メイキング
キリ・テ・カナワ(マリア/S)
ホセ・カレーラス(トニー/T)
タティアナ・トロヤノス(アニータ/Ms)
カート・オルマン(リフ/Br)
マリリン・ホーン(〈サムウェア〉/Ms)
指揮:レナード・バーンスタイン
録音:1984年9月
バーンスタインの最高傑作《ウェスト・サイド・ストーリー》が作曲・初演さ
れたのは1957年。したがって今年は50周年に当たります。それを記念し、バー
ンスタイン自身が指揮した1984年の全曲録音CDと、そのレコーディング風景を
撮影したメイキング映像のDVDが、初めてひとつのセットにまとめられ、デラッ
クス限定盤としてリリースされます。全曲アルバムは当時の最高の人気アイテ
ムとなり、メイキング映像が初めて世に出た時も、うまく歌えないカレーラス
が途中で帰ってしまう様子をはじめ、とても話題になったものでした。今回の
記念セットは、さらに録音や映像、新旧の記事などに言及した104ページにわた
るハードカヴァーのブックレット付き。これには、バーンスタインの愛娘ニー
ナが、1984年のプロダクションに関する感動的な思い出話を綴っています(彼女
と兄のアレグザンダーはこのレコーディングでマリアとトニーの会話部分を担
当していました)。さらに、オリジナルのブロードウェイ・ミュージカルでの写
真や公演の様子の記事、有名なナンバーのスコア自筆譜(部分)、84年のセッ
ション写真などが盛り込まれており、ファン必携間違いなしのセットとなって
います。

●DG ORIGINALS
4777111 \1350
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第3番ハ短調作品37
ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58
マウリツィオ・ポリーニ(pf)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カール・ベーム
録音:1977年11月、1976年6月
マウリツィオ・ポリーニによる初のベートーヴェン・ピアノ協奏曲全集より。
このチクルスではカール・ベームとオイゲン・ヨッフムの2巨匠が指揮を担当
しました。このアルバムが録音されたのは今からちょうど30年前、ポリーニ
35歳の時です。30年もの時間が経過したにもかかわらず、このアルバムは、
ポリーニらしい磨き抜かれた音と、クリアな解像度を実現する高く計算された
バランス、およびウィーンの温かくリッチな響きが相俟って、未だにこれらの
作品の模範的演奏として存在しています。
その後、ポリーニは、92、93年にクラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィル
ハーモニー管弦楽団と再録。ウィーンとベルリンの両オーケストラとベートー
ヴェンの協奏曲を録音するという偉業を成し得ました。

4777115 2枚組 \2550
ヴェルディ:歌劇《椿姫》 全曲
イレアナ・コトルバス(ヴィオレッタ/S)
プラシド・ドミンゴ(アルフレード/T)
シェリル・ミルンズ(ジェルモン/Br)
バイエルン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:カルロス・クライバー
録音:1976年
言わずと知れたクライバーの《椿姫》。《魔弾の射手》《こうもり》に続くク
ライバーのオペラ録音です。その衝撃はまさに圧倒的で、一瞬たりとも気の抜
けた瞬間が存在しない。デュナーミクの幅、テンポの緩急、アゴーギグの振幅
など、この指揮者ならではの自在の音楽は現在でもまったく色褪せず、今なお
新鮮で刺激的です。ヒロイン役のコトルバスは、透明感のある美声とコントロ
ールの利いたテクニックが見事。ドミンゴのアルフレードはもはや定番。彼の
ファンならば、このアルバムと同時期に再発される、DGのゼフィレッリ演出の
DVDでも同じ役を歌っているので、是非聴き比べていただきたい。ちなみに、
コトルバスとドミンゴのコンビは、80/81年のシーズンにメトロポリタン歌劇
場での《椿姫》に登場し、絶賛されました。

4777112 \1350
ボッケリーニ:
ギター五重奏曲第4番ニ長調G448
ギター五重奏曲第7番ホ短調G451
ギター五重奏曲第9番ハ長調
《マドリードの帰営ラッパ》G453
ナルシソ・イエペス(g),メロス四重奏団
ナルシソ・イエペス(1927-1997)はスペインの代表的ギタリスト。《アランフェ
ス協奏曲》の名演や、映画『禁じられた遊び』の音楽を担当したことでも名高
い。共演のメロス四重奏団は1965年にシュトゥットガルトで結成された弦楽四
重奏団。「メロス」という団体名は、第1ヴァイオリンのメルヒャーとヴィオラ
のフォスの名を合成して命名されたそうで、またラテン語の「旋律」を意味す
る語とかけてもいます。2005年にメルヒャーが亡くなり解散しました。ボッケ
リーニのギター五重奏曲は、すべて自作の他作品からの編曲でできたものです。
第4番は弦楽五重奏曲や小弦楽五重奏曲から、第7番はピアノ五重奏曲から、
第9番はピアノ五重奏曲や小弦楽五重奏曲から、それぞれ編曲されています。
第4番は、終楽章にファンダンゴが含まれていることでも有名。

4777113 \1350
エルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調作品61
ショーソン:詩曲作品25
イツァーク・パールマン(vn)
シカゴ交響楽団 指揮:ダニエル・バレンボイム
今年2007年に生誕150周年を迎えたエルガーを祝しての再発。ヴァイオリン協
奏曲は、エルガーが自身の最も親しんだこの楽器のために書いた唯一のもので
あり、当時のスーパー・スターであるフリッツ・クライスラーが初演、彼に捧
げられました。エルガーらしい甘美な旋律もさることながら、細かなオーケス
トレイションやピツィカート・トレモロといった特殊なテクニックを要する箇
所も登場します。人気の点では確かにチェロ協奏曲に一歩譲るものの、今後ま
すます評価を得るであろう作品でしょう。カップリングのショーソンも当時の
大ヴァイオリニスト、イザイに献呈された作品。内省的な抒情が胸に染み入る
名作です。これら2曲を、パールマンは高いテクニックを駆使し、懐深いおお
らかな歌を聴かせています。このヴァイオリニスト特有の美音にも聴き惚れて
は。

4777114 \1350
グノー:聖チェチーリアの祝日ための大ミサ曲
イルムガルト・ゼーフリート(S)
ゲアハルト・シュトルツェ(T)
ヘルマン・ウーデ(Bs)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
指揮:イーゴリ・マルケヴィチ
録音:1967年7月
《聖チェチーリアの大ミサ曲》は、グノーらしい、ダイナミックな中に優雅で
厳かな美しさが胸に響く作品。「チェチーリア」とは、伝説上のローマの殉教
者で、後に音楽の守護聖人とみなされた存在のこと。グノーのこの曲は、その
名を冠する作品だけあって、19世紀に作曲されたミサ曲の中で、最も美しい旋
律と讃えられています。テノールのために書かれた〈サンクトゥス〉は、単独
でも有名。マルケヴィチはウクライナに生まれフランスで活躍した指揮者で、
近年著しく再評価が進んでいます。このアルバムでも、本来作曲家であるマル
ケヴィチらしく、深くスコアを読み解き、きわめてデリケートな演奏を聴かて
います。当時のチェコ・フィルの響とともに味わいたいもの。〈アーメン〉の
言葉とともに静かに消えてゆくエンディングは、その余韻もたっぷりと楽しん
でいただきたい。

●Archivalfresco シリーズ
アルヒーフ60周年を祝しての10タイトルリリース。
このレーベルの多様性を感じる良い機会となりそうであろう、永遠の名演を収
録。全編マティスの絵を見事にあしらった美麗デジパック仕様です。

4776724 2枚組 \2550
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
ピエール・フルニエ(vc)
フルニエの3種ある“無伴奏”の録音中、とりわけ評価の高いのがこの60年の
スタジオ録音のもの。この曲を「チェロ奏者のバイブル」と呼び愛奏したフル
ニエらしい。官能性と精神性が見事に融合した演奏は、ほとんど宗教的とも言
える陶酔感を聴き手にもたらします。

4776727 \1350
カンツォーナと舞曲
1.ピヴァ
2.パルレ、パルレ/これほど美しく立派
 な女神たちは/ラ・ミ・ラ・ソ
3.イル・ロマーノ*パッサ・メッゾ/モスケッタ
 /バンデラ
4.ラ・パルマ*舞曲集第1集
 /粗野なバッグパイプの響きが
5.大天使らの支配者なる主を/肉体のヴェールから解き放たれた魂よ
6.いとしい方/舟を良い方向に/優しい奥方、わが心の支配者
7.奥様、あなたが慈悲深く私の方に/悩める人/バスとソプラノのガンバ/
愛は火と氷河
8.黒い幼子*フリウリの踊り
9.武器を取れ/初めて姿を見せた時/ラ・ファッカ*ソナタ
10.イストリーナ*カンツォーナ/ラ・フォンターナ*ソナタ/リコリ*カン
ツォーナ
11.理性の死*パヴァーナ/裏切り者*ガリアルダ/美しい花/機織*ガリア
ルダ/失意の人*サルタレッロ/洗濯場*ガリアルダ
ピッファロ:
指揮:ジョーン・キンボール、ロバート・ウィーンケン、
エリック・アンダーソン、アダム・ギルバート、グウィン・ロバーツ
フィラデルフィアに本拠を置くピッファロのアルヒーフへのデビュー盤です。
ピッファロとはルネサンス時代イタリアの管楽器奏者のことで、ここでは7人
の奏者たち(バグパイプ、シャウムス、サックバット、フルート、リコーダー、
クルムホルン、打楽器)が、バッハ以前の騒々しさと猥褻さが横溢した音楽を
生き生きと奏で、音楽の喜びを実感させてくれるのです。ちょっと憤慨して、
そして噴き出す・・・。そんな楽しいひとときを味わえる1枚です。

4776728 \1350
イタリア・バロック・ヴァイオリン協奏曲集
ジュセッペ・トレッリ(1658-1709)
ジョヴァンニ・モッシ(1700年周辺)
ジュセッペ・ヴァレンティーニ(1680-1759)
レオナルド・レーオ(1994-1744)
ムジカ・アンティクヮ・ケルン 
指揮:ラインハルト・ゲーベル
バロック期の巨匠たちの4曲のヴァイオリン協奏曲集。ヴィヴァルディやコレッ
リほどの知名度はないし、未だ楽曲分析の余地はあるとは言え、レオの曲に見
られるフーガのような聴き所も多く、様々な美しい部分に満ちている4つの作
品。「本当に素晴らしい作品とは一体何なのか?」とゲーベルが聴き手に問い
かけます。

4776729 \1350
ヘンデル:
デキシート・ドミヌス HWV 232
ニシ・ドミヌス HWV 238
サルヴェ・レジーナHWV 241
アーリーン・オジェー(S)
リン・ドーソン(S)
ダイアナ・モンタギュー(A)
レイ・ディクソン(T)
ジョン・マーク・エインズリー(T)
サイモン・ビルシャル(Bs)
ウェストミンスター・アビー管弦楽団&合唱団 
指揮:サイモン・プレストン
ヘンデル22歳の時に書かれたデキシート・ドミヌス(主はわが主に言われた)は、
その作曲技法の驚くべき大胆さで当時のイタリア人たちを驚かせました。コー
ラスの扱いなどには未熟さが見られるものの、その若々しい熱意は全てを補っ
て余りあるものです。名オルガニスト、指揮者として知られるプレストンの指
揮、そしてアーリン・オージェをはじめとした当時の名歌手たちの端正で落ち
着いた品のある演奏です。

4776730 \1350
ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):
1. シンフォニア ニ長調作品3の3
2. サルヴェ・レジーナ イ長調
3. シンフォニア ヘ長調作品3の5
4. モテット《喜びにあふれた天使たちの合唱》
5. フーガとグラーヴェ ト短調
6. サルヴェ・レジーナ変ホ長調
ベルナルダ・フィンク(Ms)バーバラ・ボニー(S) 6のみ
ムジカ・アンティクヮ・ケルン 
指揮:ラインハルト・ゲーベル
現在ではほとんど省みられることのない作曲家、ヨハン・アドルフ・ハッセ。
しかし彼はスカルラッティとも親交があり、そして大変な多作家で、当時のイ
タリアとイギリスでは多くの信奉者がいたのです。ここに収録された数々の作
品も、伸びやかな旋律と明快な和声を持った魅惑的なものばかり。特にボニー
の歌うサルヴェ・レジーナの浮遊感を伴う美しさは聴き手の心に強く訴えかけ
ることでしょう。

4776731 \1350
ギョーム・ド・マショー(1300?- 1377):
シャンソン集
オルランド・コンソート
ノートルダム・ミサで知られる14世紀の作曲家マショーのシャンソン集。偉大
なる詩人でもあったマショーは言葉をパズルのように扱い、音節の並びを複雑
なポリフォニーやカノンの中に埋め込んでみたりと、いわゆる“普通の歌曲”
におけるテキストの扱いとは少々かけ離れたことをしています。彼の音楽はテ
キストが何を意味するかは教えてくれませんが、言葉の美しさは音楽の美しさ
に類似しています。オルランド・コンソートは中世からルネサンスまでのレ
パートリーを擁する、4人の男声歌手から成るイギリスの声楽アンサンブルで
す。

4776732 \1350
モーツァルト:
ピアノ四重奏曲 K. 478& K. 493
マルコム・ビルソン(pf)、エリザベス
・ウィルコック(vn)、ジャン・シュラップ(va)
ティモシー・メイソン(vc)
ピアノ・フォルテの名手ビルソンによるオリジナル楽器によるモーツァルト
です。モダン楽器に比べると音色が密やかですが、その刺激的な音色と豊か
な表現力は、聴き手の耳に新しい風を吹き込むはずです。大きなコンサート
・ホールではなく、小さく静かな部屋で少人数のために演奏されることで、
これらの楽器の精緻さが深く理解できることでしょう。

4776733 2枚組 \2550
パーセル:妖精の女王
アイドウェン・ハーリー(S)
ジェニファー・スミス(S)
ユシス・ネルソン(S)
エリザベス・プライデイ(S)
ティモシー・ペンローズ(C-T)
アシュレイ・スタフォード(C-T)
ウィンフォード・エヴァンス(T)
マーティン・ヒル(T)
スティーヴン・ヴァーコー(Bs)
ディヴィッド・トーマス(Bs)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、モンテヴェルディ合唱団
指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
シェイクスピアの「夏の夜の夢」を基にしたパーセルの傑作オペラ。機知、
謎めいた部分など様々な要素を内包した素晴らしい作品です。ガーディナー
はイギリスの演劇の伝統を踏まえた上でこの曲を極めてオーセンティック、
かつ抑制の効いた棒で巧みに演奏しています。

4776736 \1350
ドメニコ・スカルラッティ(1685 - 1757):14のソナタ集
トレヴァー・ピノック(cemb)
スペイン王妃マリア・バルバラのために書かれたと言われるスカルラッティ
のチェンバロ作品は、鍵盤音楽の新しい技巧の開発において極めて重要な位
置を占めるものです。ピノックの演奏はとリズミカルなエネルギーが無尽蔵
に溢れた活気に満ちたもの。疲れた聴き手の耳も即座に元気になるでしょう。

4776737 \1350
アントニオ・ヴィヴァルディ:グローリア RV 589
アレッサンドロ・スカルラッティ:デキシート・ドミヌス
ナンシー・アージェンタ、イングリッド・アットロット(S)
キャサリン・デンリー(コントラルト)
アシュリー・スタッフォード(A)
スティーヴン・ヴァーコー(Bs)
イングリッシュ・コンサート イングリッシュ・コンサート合唱団
トレヴァー・ピノック(指揮&cemb)
ヴィヴァルディの作品中、「四季」と並び最も知られるのが、この「グローリ
ア」です。冒頭のオクターブ跳躍が有名なこの曲は、彼の教会音楽の基本的
本質を備えた輝きに満ちたもの。ピノックは曲の持つ明るさを前面に押し出
し、きびきびとした爽快で明るいヴィヴァルディを聴かせてくれます。

●BOX CDs
4777018 6枚組 \5400
THE PREMIUM COLLECTION-75クラシカル・マスターワーク
CD1
1. グリーグ:朝 ヤルヴィ(指揮)エーテボリ管
2. パッヘルベル:カノン バウムガルトナー(指揮)ルツェルン祝祭管
3. サン=サーンス:白鳥 ベーム(指揮)ウィーン・フィル
4. フォーレ:パヴァーヌ Op.50  小澤(指揮)ボストン交響楽団
5. ロドリーゴ:アランフェス協奏曲より第2楽章 
セルシェル(G)オルフェウス室内管
6. バッハ:G線上のアリア オルフェウス室内管
7. マーラー:交響曲第5番よりアダージェット 
クーベリック(指揮)バイエルン放送響
8. エルガー:チェロ協奏曲より第1楽章 フルニエ(Vc)ベルリン・フィル
9. アルビノーニ:アダージョ 
バウムガルトナー(指揮)ルツェルン祝祭弦楽合奏団
10. ドヴォルザーク:新世界より第2楽章 
クーベリック(指揮)ベルリン・フィル
11.オッフェンバック:ホフマン物語より舟歌 
ヤルヴィ(指揮)エーテボリ管
CD 2
1. ビゼー:闘牛士の歌 チョン・ミュンフン(指揮)バスティーユ劇場管
2.オルフ:カルミナ・ブラーナより-おお、運命の女神よ 
ヨッフム指揮ベルリン・ドイツ・オペラ
3.グリーグ: 山の魔王の宮殿にて ヤルヴィ(指揮)エーテボリ管
4. ヴィヴァルディ: 四季より“冬” 
ピノック(指揮)イングリッシュ・コンサート
5. ムソルグスキー:展覧会の絵よりプロムナード 
ジュリーニ(指揮)シカゴ交響楽団
6. チャイコフスキー:序曲1912年より ヤルヴィ(指揮)イェーテボリ管
7. プロコフィエフ:ロメオとジュリエットより“騎士の踊り”
小澤(指揮)ボストン交響楽団
8. ヴェルディ:レクイエムより“ディエス・イレ” 
ジュリーニ(指揮)ベルリン・フィル
9. ワーグナー:ワルキューレの騎行 バレンボイム(指揮)
10. R・シュトラウス:ツァラトゥストラより冒頭 
スタインバーグ(指揮)ボストン交響楽団
11. ガーシュウイン:ラプソディ・イン・ブルー 
マズア(指揮)ゲヴァントハウス管
12.ラヴェル:ボレロ 小澤(指揮)ボストン交響楽団
CD 3
1.ウェーバー:舞踏への勧誘  フリッチャイ(指揮)ベルリン放送響
2. ブラームス:ハンガリア舞曲第1.3.6番 
アバド(指揮)ウィーン・フィル
3.チャイコフスキー:金平糖の踊り-花のワルツ 
ライトナー(指揮)ベルリン・フィル
4. オッフェンバック:パリのにぎわい 小澤(指揮)ボストン交響楽団
5. グリーグ:アニトラの踊り ヤルヴィ(指揮)エーテボリ管
6. ヘンデル:水上の音楽より ピノック(指揮)イングリッシュ・コンサート
7. モーツァルト:ホルン協奏曲第4番よりロンド 
ジョリー(Hr)オルフェウス室内管
8. J. シュトラウスI: 美しき青きドナウ 
フリッチャイ(指揮)ベルリン放送響
9. スメタナ:ポルカ レヴァイン(指揮)ウィーン・フィル
10.ボロディン:イーゴリ公より“ダッタン人の踊りと合唱 ”
ヤルヴィ(指揮)エーテボリ管
11. J. シュトラウス ラデツキー・マーチ 
フリッチャイ(指揮)ベルリン放送響
CD 4
1.モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番第2楽章  
アンダ(P)ザルツブルク・モーツァルテウム管
2.ショパン:夜想曲第5番 バレンボイム(P)
3. シューマン:トロイメライ アルゲリッチ(P)
4. ベートーヴェン:エリーゼのために ウゴルスキ(P)
5. ドビュッシー:月の光 ワイセンベルク(P)
6. ベートーヴェン:月光より第1楽章 ギレリス(P)
7. ラフマニノフ:前奏曲より“レント” ジルベルシュタイン(P)
8. ワーグナー=リスト さまよえるオランダ人より“バラード” 
バレンボイム(P)
9. ショパン:雨だれ エッシェンバッハ(P)
10. ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女 ワイセンベルク(P)
11. ラフマニノフ:前奏曲より“アレグロ” ジルベルシュタイン(P)
12. シューベルト:楽興の時第2番 ケンプ(P)
13. モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番第2楽章 
アンダ(P)ザルツブルク・モーツァルテウム管
CD 5
1. ヘンデル:ハレルヤコーラス 
ピノック(指揮)イングリッシュ・コンサート
2. ヴォーン・ウィリアムス:グリーンスリーヴス幻想曲 オルフェウス室内管
3. スメタナ:モルダウ クーベリック(指揮)ボストン交響楽団
4. J.S. バッハ:トッカータとフーガ二短調, BWV 565 プレストン(Org)
5 .シベリウス:フィンランディア ヤルヴィ(指揮)イェーテボリ管
6. ホルスト:木星 スタインバーグ(指揮)ボストン交響楽団
7.バーンスタイン:ウェスト・サイド・ストーリーより 
小澤(指揮)サンフランシスコ交響楽団
8. メンデルスゾーン:フィンガルの洞窟 アバド(指揮)ロンドン交響楽団
9. エルガー:威風堂々 デル・マー(指揮)ロイヤル・フィル
CD 6
1.プッチーニ:誰も寝てはならぬ 
ドミンゴ(T) カラヤン&ウィーン・フィル
2. ドニゼッティ:人知れぬ涙 ドミンゴ(T)ジュリーニ&ロス・フィル
3. ヴェルディ:燃え盛る炎 
ベルゴンツィ(T)セラフィン&ミラノ・スカラ座管
4 ヴェルディ:わが思いは黄金の翼に乗って 
シノーポリ(指揮)ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
5. ビゼー:お前が投げたこの花は ドミンゴ(T) ジュリーニ&ロス・フィル
6. ビゼー:恋は野の花 バンブリー(S)クルカ&ベルリン放送響
7.プッチーニ:冷たい手を 
コーンヤ(T)ヴォット&フィレンツェ5月祭管弦楽団
8. ヴェルディ:アンヴィルコーラス セラフィン(指揮)ミラノスカラ座
9. ワーグナー:イゾルデの愛の死 
M.プライス(S)C.クライバー&ドレスデン・シュターツカペレ
10. プッチーニ:ある晴れた日に 
フレーニ(S)シノーポリ&フィルハーモニア管
11. ヴェルディ:アイーダより凱旋行進曲 
アバド(指揮)ミラノ・スカラ座管
12.ヴェルディ: 来たれ、おお、復讐の戦士よ  
ギャウロフ(Bs)ガンドルフィ&ミラノ・スカラ座管
13. ロッシーニ:私は町の何でも屋 プライ(Br)アバド&ロンドン響
14. モーツァルト:おいらは鳥刺し 
フィッシャー=ディースカウ(Br)ベーム&ベルリン・フィル
15. モーツァルト:おお、イシスとオシリスが 
ベーム(指揮)ベルリン・フィル
16.モーツァルト:復讐の炎はわが心に燃え 
ピータース(S)ベーム&ベルリン・フィル
17. マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナより間奏曲 
シノーポリ(指揮)フィルハーモニア管
18. ロッシーニ:ウィリアム・テル序曲 セラフィン(指揮)ローマ歌劇場管
19ワーグナー:結婚行進曲 ピッツ(指揮)バイロイト祝祭管
クラシックの名曲をたっぷり75曲、6枚のCDに収録したお買い得コンピレー
ションの決定版!

4776656 21枚組 \22680
初回限定商品
「スタインウェイ・レジェンド」グランド・エディション
2CD:クラウディオ・アラウ(475-8509)
2CD:内田光子(475-8510)
2CD:アルフレッド・ブレンデル(475-8511)
2CD:ヴラディーミル・アシュケナージ(475-8512)
2CD:マウリツィオ・ポリーニ(477-6621)
2CD:ヴィルヘルム・ケンプ(477-6622)
2CD:マルタ・アルゲリッチ(477-6623)
2CD:ヴラディーミル・ホロヴィッツ(477-6624)
2CD:エミール・ギレリス(477-6625)
2CD:アルトゥーロ・ベネディッティ=ミケランジェリ(477-6626)
ボーナスCD
1-3.ベートーヴェン:ピアノソナタ第17番ニ短調Op.31-2「テンペスト」
/エレーヌ・グリモー
4-5.ショパン:
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22
/ユンディ・リ
6.リスト:ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調 S.244
/ラン・ラン
今年5月に分売でインターナショナル・リリースされた「スタインウェイ・レ
ジェンド」の限定スペシャル・ボックスセット。特製ピアノ・ケース
(23,5 cm x 36,5 cm x 8,5cm (w x l x h).)に収められた内容は2枚組の
全10巻に加え、グリモー、ラン・ラン、ユンディ・リのボーナスCD(1枚)が
ついたCD21枚とスペシャル・ブックレット。「のだめ-」からはじまり「神
童」、「ピアノの森」などコミックや映画でピアニストが大きく取り上げら
れている中ピアノを始める人も急増中!

●DVD-VIDEO
734267(DVD-Video) \3350
プロコフィエフ:《ピーターと狼》
スティング(ナレーター)
ロベルト・ベニーニ(ナレーター)
ロイ・ハッド(プロコフィエフ&祖父)
ヘンリー・フィギンズ(ピーター)
ヨーロッパ室内管弦楽団 指揮:クラウディオ・アバド
《ピーターと狼》は子供のために書かれたファンタジー。ライトモティーフ
的な手法を用いて、音楽の聴取の方法をわかり易く伝えてくれる楽しい作品
です。それをアバドとヨーロッパ室内管が極上のサウンドで仕上げたのがこ
のDVD。したがって、子供向けなんて言わず、大人もみな楽しんでいただき
たい。この作品は、物語の進行を司るナレーション役に多彩なゲストを迎え
ることが多いのだが、ここでは何と、スティングが参加。おまけに、イタリ
ア語ヴァージョンではオスカー俳優のロベルト・ベニーニが吹替えていると
いう豪華さ。物語は、通常の俳優と扮装した俳優、そしてマペットらによっ
て進行します。アバドやスティングとそっくりに作られたマペットが楽しい。
日本にも文楽があるように、ヨーロッパでも人形劇は歴史が深く、現在も専
用の劇場で毎日公演が行われており、立派な芸術として根付いています。実
際にその動きは実に巧みで、1度観れば驚くこと請け合いです。DGから昨年
のザルツブルク音楽祭の記録『Mozart 22』が今年リリースされたが、そこ
に入っている歌劇《劇場支配人》は同地のマリオネット劇場で収録されてい
るので、こちらもご覧になるのも是非お勧め。なお、この《ピーターと狼》
のDVDには、プロコフィエフの交響曲第1番《古典》と《ヘブライの主題によ
る序曲》も併録されている。併せてお楽しみ下さい。
NTSC方式、リージョン・フリー。

734364(DVD-Video) \3350
ヴェルディ:歌劇《椿姫》全曲
テレサ・ストラータス(ヴィオレッタ/S)
プラシド・ドミンゴ(アルフレード/T)
コーネル・マクニール(ジェルモン/Br)
演出・監督:フランコ・ゼッフィレッリ
メトロポリタン歌劇場管弦楽団 指揮:ジェイムズ・レヴァイン
日本でも以前発売されていたが、しばらくカタログから消えていたユニテル
原盤の名盤DVDの再発。DGの《椿姫》は、1994年のショルティ&ゲオルギュー
や、2005年のリッツィ&ネトレプコによるDVDがあるが、当盤はイタリアンの
巨匠フランコ・ゼッフィレッリが撮影した映画版『椿姫』です。(日本での公
開時は『トラヴィアータ/1985・椿姫』というタイトルでした)。ゼッフィ
レッリは通常でも豪華な舞台を作り上げるタイプだが、ここではオペラ映画
ということで、よりゴージャスに仕上げられています。ヒロインのヴィオレ
ッタ役を演じるのはテレサ・ストラータス。彼女の醸し出す薄幸のムードは
発表当時から高く評価され、ストラータスの代表的な役、および映像作品と
なりまいした。相手役のアルフレードにはプラシド・ドミンゴが起用されて
おり、四半世紀前の若き名唱を聴くことが出来ます。
なお、この映画には何とボリショイのかつてのトップ、マクシーモワやヴァ
シリーエフらがゲスト出演しており、バレエ・ファンも必見!

734046(DVD-Video) \3350
「ポゴレリチ In レアレ・ディ・ラッコニージ城」
ショパン:
ポロネーズ ハ短調作品40-2
夜想曲 変ホ長調作品55-2
前奏曲 嬰ハ短調作品45
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調作品58
ハイドン:ピアノ・ソナタ変イ長調Hob.XVI: 46
モーツァルト:ピアノ・ソナタ イ長調K331「トルコ行進曲付き」
監督:ホラント・H. ホールフェルト
イーヴォ・ポゴレリチ(pf)
収録:1987年4月 レアレ・ディ・ラッコニージ城、トリノ
以前国内盤としてリリースされていたユニテル映像の再発。彼がショパン・
コンクールで落選したことに対し、アルゲリッチが抗議して審査員を辞した
有名な事件(1980年)から、はや30年弱が経過。そのスタイルは過去とまった
く同じではないものの、彼流の透徹した論理から読み解かれる斬新な解釈と
いう点では、現在でもその演奏が与えてくれる知的刺激に変わりありません。
2007年1月の来日公演でもおおいに物議を醸したのは記憶に新しいところ。し
かし、ポゴレリチを聴くということは、強烈な彼の個性にただ身をひたすだ
けでなく、作品について今一歩突き詰めて考えてみる試みでもあります。音
楽は趣味や感性の問題、と割り切らずに、是非チャレンジしてはいかがでしょ
う。なお、映像としては、前半が暗(着ている服も黒)、後半が明という演出
が施されています。ポゴレリチのDG-DVDは、バッハやD.スカルラッティ、ベ
ートーヴェンを収めたリサイタル盤(86、87年収録)がリリースされています。
是非併せてご覧下さい。

734360(DVD-Video) \3350
スメタナ:歌劇《売られた花嫁》全曲
ルチア・ポップ(マジェンカ/S)
ジークフリート・イェルザレム(ハンス[イェニーク]/T)
カール・リッダーブッシュ(結婚仲介人ケチャル/Bs)
ハインツ・ツェドニク(ヴェンツェル[ヴァシェク]/T)
アルフレート・シュラメク(クルシナ/B)
ゲルトルーデ・ヤーン(カティンカ[ルドミラ]/Ms)
ヴァルター・フィンク(地主ミーハ/B)
チェスラワ・スラニア(アグネス[ハータ]/Ms)
監督:オットー・シェンク
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団 指揮:アダム・フィッシャー
スメタナの歌劇《売られた花嫁》は、チェコのポルカやフリアントといった
舞曲や民謡の「語法」をふんだんに用いた傑作喜劇。肝心なのは、単純な旋
律の引用をちりばめたのではなく、リズムやスタイルを用いてオリジナルな
音楽を創ったという点でしょう。それゆえに、当時起きていたチェコの国民
音楽運動の中で、このオペラとその成功こそがチェコ音楽の基礎を築いたと
して、きわめ高く評価されています。ストーリーこそ、愛し合う2人が別れ
させられ、ヒロインはあわや地主の息子と結婚させられそうになるものの、
恋人も実はその地主の息子だったため無事解決……という他愛のないもので
あるが、音楽の魅力で実に楽しく仕上げられています。ここではヒロインに
ルチア・ポップ、その恋人にジークフリート・イェルザレムが起用され、当
時一世を風靡した2人の歌唱を味わうことができます。さらに、カラヤンの
《ローエングリン》などで名高いバス歌手のリッダーブッシュも出演。指揮
のアダム・フィッシャーは現在、ハンガリー国立歌劇場やハンガリー放送交
響楽団、ハイドン・フィルなどの音楽監督を務めるハンガリーを代表する世
界的指揮者。ウィーン国立歌劇場とは、70年代にコレペティートルを務めて
いたこともあり、その付き合いは30年を超えます。当DVDはORF(オーストリ
ア放送)との共同制作。NTSC方式、5.1サラウンド、リージョン・フリー。

734361(DVD-Video) \3350
「ローマのクリスマス」
パレストリーナ:今日キリストは生まれ給う?ミサ曲第13巻
ヴィヴァルディ:グローリア
他、アネリオ、カリッシミ、コレッリ、フレスコバルディ
ジョスカン・デ・プレ、A.スカルラッティ、ビクトリア
らの作品
ガブリエル・コンソート&プレイヤーズ 指揮:ポール・マクリーシュ
イングリッシュ・コンサート&合唱団 指揮:トレヴァー・ピノック
ピノック/イングリッシュ・コンサートとマクリーシュ/ガブリエル・コン
ソートという、ピリオド演奏のベテランたちによる、イタリアに咲いたルネ
サンス、バロック音楽の花束。撮影場所に選ばれたのはもちろんローマ。そ
れも「聖母マリアに捧げられし大聖堂」という意味を持つサンタ・マリア・
マッジョーレ大聖堂です。(この大聖堂は)1560年代にパレストリーナが楽長
を務めていたことからも、この映像作品の舞台としてまさに最適と言えます。
監督は、バーンスタインの《ウェスト・サイド・ストーリー》のメイキング
映像やアバド指揮のプロコフィエフ《ピーターと狼》のDVD(以上DG)、また、
ポール・マッカートニーの《スタンディング・ストーン》DVDでも監督を務
めているクリストファー・スワン。
DGとダニエルTVとの共同制作。 NTSC方式、5.1サラウンド。

734217(DVD-Video) 5枚組 \14000
ムター/「モーツァルト・ボックス」
モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲集 (073-4210)
ヴァイオリンソナタ集 (073-4213)
ピアノ・トリオ集 (073-4216)
アンネ=ゾフィー・ムター(vn.)
2006年「モーツァルト・イヤー」に企画された「ムター/モーツァルト・プロ
ジェクト」の集大成。
これまでにリリースされた3作品を一つにコンパイルしたDVD5枚組ボックス。
ボックス・セットならではのお買い得価格にてご提供。




<DECCA & PHILIPS>
4759082(CD+DVD)デラックス限定盤《DVD付》 \6700
4759077 限定盤CD《ハードブック・カヴァー付》(CDサイズ) \2680
4759078 通常盤CD \1850
バルトリ/「マリア」 
マヌエル・ガルシア(1775-1832):
(19世紀の歌手で、マリア・マリブランの母親)
レチタティーヴォ、シェーナとアリア(セミラーミデ):”E non lo vedo…Son
regina” from   Act 2 of La Figlia dell’aria
ジュゼッペ・ペルシアーニ(c.1799-1869):
ロマンツァ(イネツ):”Cari giorni”-《イネツ・ディ・カストロ》(第2幕)
ジョヴァンニ・パチーニ(1796-1867):
ロンド(タンクレディ):”Dopo tante e tante pene”
Alternative aria for Rossini’s opera Tancredi
マリア・マルブラン(1808-1836):
★ロンド(アディーナ):”Prendi, per me sei libero”
Alternative aria in Act 2 of Donizetti’s L’elisier d’amore
マリア・マルブラン
“Rataplan”:Chansonette, published as No.6 in the Album Lyrique
マヌエル・ガルシア
★Caballo:”Yo que soy contrabandista” from the monologue opera El
poeta calculista"
ジャック=フロマンタル・アレヴィ(1799-1862)(仏)
カヴァティーナ(クラリ):”Come dolce a me favelli” -《クラリ》(第1幕)
ジョヴァンニ・パチーニ
Scena ultima “Se il mio desir…Cedi al duol” and stretta”Ira del
ciel”(Irene)-《Irene o L’Assedio di Messina》(第2幕)
フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847)
★演奏会用アリア「不幸な女よ」、op.94 ソプラノとオーケストラのための
ヨハン・ネボムク・フンメル(1778-1837)
“Air a la Tirolienne avec Variations”
ラウロ・ロッシ(1812-1885)
ロンド・フィナーレ(アメリア):”Scorrete, o lagrime”-melodramma comico
in 3 acts Amelia ovvero Otto anni di costanza
ヴィンチェンツォ・ベッリーニ(1801-1835)
★最後のアリア「おお、花よ、お前に会えるとは思わなかった・・・ああ、
この思いを乱さないで」(アミーナ:s)-《夢遊病の女》
ヴィンチェンツォ・ベッリーニ
狂乱の場「あなたの優しい声が」(エルヴィラ:s)-《清教徒》
ジョアッキーノ・ロッシーニ(1792-1868)
ロジーナのカヴァティーナ「今の歌声は心にひびく」(s)-《セビーリャの理
髪師》(第1幕)
ヴィンチェンツォ・ベッリーニ
カヴァティーナ(ノルマ):「清らかな女神よ」(s)-《ノルマ》(第1幕)
マイケル・ウィリアム・バルフ(1808-1870)(アイルランド)
バラード(Isoline):”You moon o’er the mountains” from Act 1 of the
Maid of Artois
●DVD収録(予定)
1.★のクリップ(録音風景)
2.インタビュー
3.トレーラー
4.フォトギャラリー
5.ディスコグラフィー
ハードカヴァー・ブックは(24cm×24cm)約200ページ(デラックス盤のみ)
チェチーリア・バルトリ(S)
マキシム・ヴェンゲーロフ(vn)
スキンティッラ管弦楽団 インターナショナル室内ソロイスツ
指揮:アダム・フィッシャー (合唱指揮:ユルク・ヘンメルリ)
録音:2006年8月-10月 チューリッヒ
『サリエリ・アルバム』やマイナー・オペラのアリアを集めた『禁じられたオ
ペラ』を成功させ、昨年2006年には久し振りの来日を果たし大きな話題となっ
たチェチーリア・バルトリ。圧倒的な歌唱能力とチャーミングな容姿が相俟っ
て、世界中の人気と注目を集め続けています。その彼女の新譜は、これまた個
性的なテーマを選んだものとなりました。タイトルの「マリア」とは19世紀に
活躍したスペイン出身の大メゾ・ソプラノ歌手マリア・マリブラン(1808-36)
を指します。ちなみに、彼女が活躍した当時は、男声テノールのジョヴァンニ
・ルビーニも登場し、近代声楽が始まったとされる時期に当たります。マリブ
ランは、30歳を前にして落馬のため早世してしまったが、時代を代表する歌手
であることに変わりはありません。その名声はきわめて高く、たとえば、ヴェ
ネツィアにあるマリブラン劇場とはもちろんこの歌手の名にちなんで付けられ
たものであることにも例えられます。また、作曲家ロバート・ラッセル・ベネ
ットは歌劇《マリア・マリブラン》(1935)を書いているし、オペラ好きな映
画監督ヴェルナー・シュレーターも『マリア・マリブランの死』(1972)とい
う作品を撮っています。バルトリは、このアルバムを、スペインのフラメンコ
からチロルのヨーデルまで、言語にしてイタリア、フランス、スペイン、英語
と実に多彩な作品で構成しています。それは、大歌手マリブランにオマージュ
を捧げるとともに、ベル・カント歌手としての自分のルーツと更なる可能性を
探ろうとしているためと言えるかも知れないでしょう。
収録作品の多くは世界初録音となります。たとえば、ナポリのサン・カルロ
場の音楽監督も務めたイタリア・オペラの作曲家パチーニの《イレーネ》は長
く忘れられていた作品の一つ。マヌエル・ガルシアは、マリブランの父で、
《セビリャの理髪師》の初演でアルマヴィーヴァ伯爵を歌ったことでも知られ
る19世紀前半に活躍した名高いテノール歌手。アレヴィの《クラリ》もマリブ
ランが主役を演じた作品です(なお、2008年5月にはチューリヒ歌劇場で、バ
ルトリ、A.フィッシャー、ヘンメルリらの当アルバム・メンバーで上演が予定
されているとのこと)。ロッシは、マチェラータ生まれの指揮者・作曲家で、
同地の劇場がテアトロ・ラウロ・ロッシと彼の名を冠すような名士。メンデル
スゾーンの演奏会用アリアは、声、独奏ヴァイオリンと管弦楽の編成で書かれ
たロンドン・ヴァージョンで演奏されています。ヴァイオリンには世界的名手
のヴェンゲーロフがフィーチュアされているという豪華さも聴きどころのひと
つです。アルバムの最後は《ノルマ》。有名な曲を歌ってアルバムをまとめる
というのも心憎い意図。伴奏のスキンティッラ管弦楽団とは、チューリヒ歌劇
場のオーケストラのこと。但し、その中で、17、18世紀音楽上演用として1996
年に特化したピリオド・オーケストラ部門を指します。指揮者は『サリエリ・
アルバム』でもタッグを組んだアダム・フィッシャー。気心の知れた阿吽の呼
吸が約束されているということでしょうか。
なお、今作はCDとDVDがセットになったデラックス・ヴァージョンとハードカ
ヴァー付CDの二つの限定盤とジュエル・ケース入り通常盤の3仕様にてリリー
スされます。

4759079 \1850
「ルビーニのためのアリア集」
ベッリーニ:歌劇《海賊》
ロッシーニ:歌劇《イギリスの女王エリザベス》
ドニゼッティ:歌劇《マリーノ・ファリエーロ》
ロッシーニ:歌劇《イタリアのトルコ人》
ベッリーニ:歌劇《ビアンカとフェルナンド》
ロッシーニ:歌劇《湖上の美人》
ロッシーニ:歌劇《ウィリアム・テル》
フアン・ディエゴ・フローレス(T)
ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団 指揮:ロベルト・アバド
録音:2007年 ローマ
19世紀に活躍した大スター、ジョヴァンニ・バッティスタ・ルビーニ(1794-
1854)。彼は、近代的テノールの祖と評価される名歌手で、高音から低音まで
驚異的に広い声域を出すことができ、かつそのすべてに万遍なくしっかりと張
りのある声を出すことが可能だったといわれています。そのため、ベッリーニ
やドニゼッティらのお気に入り歌手として一世を風靡しました。たとえばベッ
リーニの歌劇《清教徒》は彼のために書かれたオペラであることも知られてい
ます。
その名歌手を記念して制作されたのがこのCD。今をときめくスター・テノール
歌手フアン・ディエゴ・フローレスが、ルビーニが得意としたロッシーニ、
ベッリーニ、ドニゼッティのアリアを歌い讃えた、いわゆるトリビュート・
アルバムです(ルビーニとフローレスは得意とするレパートリーが多く重なり
ます)。ここで歌われているアリアはどれも美しいものの、あまり有名とは言
い難い。さらに、すぐれた歌手にしか許されない音楽的・技術的スリリングさ
を有したものばかりです。しかし、臆することはなくフローレスは、まさに現
代のルビーニとして、すぐれた芸術的歌唱を披露し、それぞれを宝石のように
聴かせています。それはまるで、新旧のベル・カント・テノールの頂点に立つ
2人が共演しているかのようです。

●ORIGINALS
4758663 3枚組 \3800
ガーシュウィン:歌劇《ポーギーとベス》
ウィラード・ホワイト(ポーギー/Br)
レオーナ・ミッチェル(ベス/S)
マケンリー・ボートライト(クラウン/Br)
フローレンス・クィヴァー(セリーナ/S)
バーバラ・ヘンドリックス(クララ/S)
バーバラ・コンラッド(マリア/A)
アーサー・トンプソン(ジェイク/Br)
フランソワ・クレモン(スポーティング・ライフ/T)
台本:デュボース・ヘイワード
歌詞:デュボース・ヘイワード&ドロシー・K. ヘイワード
クリーヴランド管弦楽団&合唱団 指揮:ロリン・マゼール
録音:1975年8月 マソニック・オーディトリアム、クリーヴランド
38歳の若さで世を去ったガーシュウィンが、その2年前に作曲した傑作オペラ。
黒人を扱ったジャズ・オペラという内容は、当時としては類を見ない斬新なも
のであり、ポピュラー・ソングからミュージカル・コメディ、そしてクラシッ
クのジャンルをことごとく吸収・成功させていったガーシュウィンのひとつの
到達点とみなしうる作品です。マゼールによる録音は、この作品の決定盤とし
て広く知られていながら、しばらくカタログから消えていたもの。今年2007年
にガーシュウィンが没後70周年を迎えるのを機に、いよいよ再発されたのは喜
ばしいことです。なお、主演のポーギー役を務めるウィラード・ホワイトは、
後にサイモン・ラトルが録音・録画した際にも敬して招かれていました。〈サ
マータイム〉を歌っているのはバーバラ・ヘンドリックス。

4758667 2枚組 \2550
カタラーニ:歌劇《ラ・ワリー》(全4幕)
レナータ・テバルディ(ワリー/S)
マリオ・デル・モナコ(ハーゲンバッハ/T)
ピエロ・カップチッリ(ゲルナー/Br)
フスティノ・ディアス(シュトロミンガー/B)
リディア・マリンピエトリ(ヴァルター/S)
アルフレード・マリオッティ(老兵士/B)
トリノ・リリコ合唱団
モンテ=カルロ国立歌劇場管弦楽団 指揮:ファウスト・クレヴァ
録音:1968年6月 モンテ=カルロ
《ラ・ワリー》は、カタラーニの最も有名にして、殆ど唯一知られるオペラで
す。テバルディが得意とした名高いアリア〈遠くへ行かないで〉(または〈さ
ようなら、故郷の家〉というタイトルでも知られる)は、この《ワリー》の
第1幕で歌われるものです。元々人気のあるアリアでしたが、フランス映画
『ディーバ』(1981年)に使用され、より一層広く知られるようになりまし
た。ちなみに、その他にも映画『誰かに見られてる』(1987年)、『厚化粧の
女』(1990年)、『フィラデルフィア』(1993年)などで用いられています。
そのような人気にもかかわらず、残念なことに、このオペラの全曲録音はきわ
めて少なく、このデッカ盤は、その意味でも十二分に貴重ですが、さらにテバ
ルディ、デル・モナコ、カップッチッリら、ゴージャスきわまりない歌手陣を
揃えている点においても、まさに決定盤と言えるでしょう。そしてその地位は
今後も長く揺るがされることはないでしょう。指揮のファウスト・クレヴァ
は、1902年トリエステに生まれ、ミラノで学んだ指揮者。1920年にアメリカ
にわたり、メトロポリタン歌劇場で合唱指揮やコレペティートルを務め、サン
フランシスコ-シカゴを経て、メトでオペラ指揮者として活躍しました。この
録音は彼が亡くなる3年前のものです。ちなみに、作曲家と年齢が近かった往
年の名指揮者トスカニーニは、このオペラを大変に気に入っていたらしく、
最初の娘にヒロインと同じワリーという名前を付けたほどでしたちなみに長男
の名は、この作曲家のもうひとつのオペラ《ローレライ》に登場するワルター
でした(ワルターの名は《ワリー》にも出て来ます)。

4758673 3枚組 \3800
ヘンデル:
合奏協奏曲作品3
合奏協奏曲作品6
アカデミー室内管弦楽団 指揮:サー・ネヴィル・マリナー
録音:作品3:1964年、作品6:1968年
ヘンデルの作品3と6は、バロック時代の合奏協奏曲の頂点に位置するものとし
て高く評価されている作品。それぞれ、作品3が全6曲、作品6が全12曲から構
成されています。両曲ともに、ヘンデルの音楽的創造力が最高に発揮されてお
り、特に作品6はコレッリの協奏曲の形式に基づいたもので、きわめて充実し
た内容を持っています。作品3も、オーボエをはじめ、ブロックフレーテやフ
ルート、ファゴットといった管楽器や、オルガン、ハープまで用い、バラエ
ティ豊かで多彩な響が実現されています。当時のマリナー/アカデミー室内
管弦楽団は、これらの曲を最も主要なレパートリーとしており、それゆえ名
手たちによる磨き抜かれた演奏がここに収められています。今回の再発では
新しくリマスターされているので、より高音質でヘンデル音楽の愉悦をお楽
しみ頂けます。なお、作品6のプロデューサーはエリック・スミス。

4758677 \1350
メンデルスゾーン:
交響曲第3番イ短調作品《スコットランド》
交響曲第4番イ長調作品《イタリア》
ロンドン交響楽団 指揮:クラウディオ・アバド
録音:1967年2月 キングズウェイ・ホール、ロンドン
アバドがレコード・デビューしたのは1960年代。その当時、彼はデッカに何
点か録音を行っています。このメンデルスゾーンはその貴重な記録のひとつ
である(これ以外には、プロコフィエフ、ヒンデミット、ブラームス、ヤナ
ーチェクなどがありました)。アバドにとってメンデルスゾーンはお気に入
りの作曲家のひとりのようでそれは、これらの2曲を84年にも同じくロンドン
交響楽団とDGに再録音し、その時は交響曲全集を完成させていることや、また、
《真夏の夜の夢》を複数回、さらに序曲集も録音していることからも容易に
想像できます(なお、《イタリア》に関しては95年にベルリン・フィルとも
録音しています)。そして、覇気に満ちながら、この作曲家特有の品のよさ
を崩さない演奏からも相性のよさを感じさせます。

4758678 2枚組 \2550
シェーンベルク:歌劇《モーゼとアロン》
フランツ・マツーラ(モーセ/Br)
フィリップ・ラングリッジ(アーロン/T)
アーゲ・ハウグランド(司祭/Br)
バーバラ・ボニー(若い娘/S)
ミラ・ザカイ(病の女/A)
ダニエル・ハーパー(若い男/T)
トマス・ダイミト(裸の若者/T)
ヘルベルト・ヴィトゲス(男、エフライム族の男/Br)
シカゴ交響楽団&合唱団 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1984年5月、オーケストラ・ホール、シカゴ
旧約聖書の「出エジプト記」から題材をとり、12音技法を駆使して作曲された
オペラ。第3幕は台本しか遺されておらず、未完に終わったにもかかわらず、
シェーンベルクの代表的な作品として高く評価されています。弁舌巧みなア
ーロンがたっぷりとした歌を披露するのに対し、能弁でないモーゼを描写す
るために語りのような歌唱法であるシュプレヒゲザングという技法を用いた
のは音楽史的にもきわめて重要なアイディア。また、有名な狂乱の場である
〈金の子牛の踊り〉では、シカゴ響の機能をフルに活かしたスペクタクルに
圧倒されることでしょう。今年2007年はこのオペラがチューリヒで初演され
てから、ちょうど50年目に当たります。なお、このアルバムは、1885年第28
回グラミー賞の最優秀オペラ録音賞を受賞しています。

4758681 3枚組 \3800
ヴェルディ:歌劇《運命の力》全曲
レナータ・テバルディ(レオノーラ/S)
マリオ・デル・モナコ(アルヴァーロ/T)
エットーレ・バスティアニーニ(カルロ/Br)
ジュリエッタ・シミオナート(プレツィオジッラ/Ms)
チェーザレ・シエピ(グァルディアーノ/B)
フェルナンド・コレナ(メリトーネ/Br)
シルヴィオ・マイオニカ(カラトラーヴァ侯爵/Br)
ガブリエッラ・カルトゥラン(クッラ/MS)
ピエロ・ディ・パルマ(トラブーコ/T)
ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団&合唱団
指揮:フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ
録音:1955年7月、ローマ
テバルディ、デル・モナコ、バスティアニーニ、シミオナート、シエピ……
など、ゴージャスな歌手陣が勢揃いした《運命の力》の名盤。最高の品質を
求めた当時のデッカの心意気が伝わって来るアルバムです。テバルディの愛
らしさ、デル・モナコの輝かしさをはじめ、キャストはみなそれぞれの個性
を活かした素晴らしく魅力的な歌を聴かせています。50年代の録音ではあり
ますが今回のリマスターで高音質化がはかられ、さらにアルバム全体の魅力
が増しています。ヴェルディ・ファン必携のディスクといえるでしょう。モ
リナーリ=プラデッリは1911年ボローニャ生まれのイタリア人指揮者。生地
で《愛の妙薬》を指揮してデビューし、その後世界的に活躍しました。サン
タ・チェチーリア・アカデミーの会員であり、16?18世紀の絵画の大コレクタ
ーとしても有名。40、50年代に何本か映画制作にも参加していました。

4758685 3枚組 \3800
ベートーヴェン:後期弦楽四重奏曲集
ベートーヴェン:
CD 1
弦楽四重奏曲第12番変ホ長調作品127
弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調作品131
CD 2
弦楽四重奏曲第13番変ロ長調作品130
弦楽四重奏曲第16番ヘ長調作品135
CD 3
弦楽四重奏曲第15番イ短調作品132
大フーガ変ロ長調作品133
イタリア弦楽四重奏団
パオロ・ボルチアーニ(1st vn)エリーザ・ペグレッフィ(2nd vn)
ピエロ・ファルッリ(va)フランコ・ロッシ(vc)
録音:1967-69年 スイス
弦楽四重奏曲の至宝として知られるベートーヴェン作品。その中でも特に傑作
とされるのが、第12番からのいわゆる「後期」作品集です。イタリア弦楽四重
奏団は、1945年結成。豊かな歌とシンフォニックな厚みのある響で高く評価さ
れた団体で、ポリーニらとの共演でもよく知られています。第1ヴァイオリン
のボルチアーニは、弦楽四重奏団の権威ある世界的コンクールのひとつにその
名が冠されている存在。高齢のために解散してしまったのは残念だが、このア
ルバムで今なお瑞々しい彼らの演奏を楽しめるのは嬉しいことです。CD3枚組
で、最後には、第13番の本来の終楽章である《大フーガ》も収録されています。

4758690 \1350
バルトーク:
ピアノ協奏曲第1番
ピアノ協奏曲第2番
ピアノ協奏曲第3番
スティーヴン・コヴァセヴィチ(pf)
BBC交響楽団 指揮:サー・コリン・デイヴィス
録音:第2番:1968年 第1、3番:1975年
リリース当時から、バルトークのピアノ協奏曲のリファレンス的な演奏として
高く評価され続けているコヴァセヴィチの初期の代表的名盤。今回は全3曲が
1枚に収められているのが喜ばしいです。これらの中でも特に評価が高いのは
エジソン賞を受賞した第2番で、「Great Pianist」シリーズにも収められてい
ました。第3番は死期を知ったバルトークが、自分が亡くなった後に妻のディ
ッタがこの曲を弾いて生計を立てていけるようにと書かれた作品。残念なが
ら最後の17小節を完成させられなかったものの、簡潔にして美しいその音楽
は高い人気を誇っています。実はこの曲、コヴァセヴィチが生まれた年に書
かれた作品でもあります。なお、プロデューサーには、ホリガーのアルバム
などで指揮をしていたヴィットリオ・ネグリの名がクレジットされています。

4759150 \1350
シューベルト:
ピアノ・ソナタ第17番ニ長調作品53 D850
4つのドイツ舞曲-《17のドイツ舞曲集》D366
ヴラディーミル・アシュケナージ(pf)
録音:1975年4月、全聖徒教会、ピーターシャム
アシュケナージは今年2007年に70歳を迎えます。このアルバムはそれを祝っ
てリリースされるシリーズの1枚。当盤は、30代後半の若きアシュケナージの
演奏で、1825年のピアノ・ソナタと、1824年(一部除く)のドイツ舞曲とい
う、ほぼ同時期に書かれた作品を並べたシューベルト・アルバムです(ちな
みに今年はシューベルトの生誕210年)。アシュケナージによるこの組み合わ
せが1枚のCDとして単独で発売されるのは、これが初めて。さらに、アシュケ
ナージにとって、両曲とも唯一の録音です。このピアニストの若き時代の演
奏を知る上でも貴重であり、また彼らしい明るい音色で歌われるリリシズム
の魅力を堪能するためにも持っていたいアルバムといえるでしょう。

4759155 3枚組 \3800
バッハ:《クリスマス・オラトリオ》BWV248
ペーター・シュライアー(福音史家/T)
ヘレン・ドナート(天使/S)
アンドレア・イーレ(エコー/S)
マルヤーナ・リポヴシェク(A)
エバーハルト・ビュヒナー(T)
ロベルト・ホル(ヘロデ王/B)
ルートヴィヒ・ギュトラー・トランペット・アンサンブル
ライプツィヒ放送合唱団 シュターツカペレ・ドレスデン
指揮;ペーター・シュライアー
録音:1987年1月、聖ルカ教会、ドレスデン
《マタイ》や《ヨハネ》の受難曲と異なり、イエスの生誕と新年の到来を祝
うのが《クリスマス・オラトリオ》。誕生日だけでなく、その日から新年ま
での6日間にわたる「クリスマス期間」のためのものなので、6部から構成さ
れています。このディスクでは、名テノールとして著名なペーター・シュラ
イアーが福音史家を担当。と同時に、指揮も兼ねています。長きにわたって
バッハを歌い込んで来たシュライアーは、作品の特に声楽部分を熟知してお
り、それゆえ指揮を執ったのは必然と言えるでしょう。さらに器楽部分に対
しても、モダン楽器による演奏らしい大きなスケール感と同時に、弦楽器の
アーティキュレーションを明確にしたり、ヴィブラートの量を減らすなど、
この当時早くもピリオド演奏から得たアイデアを適用しているの点は見逃せ
ません。祝祭性を高めるトランペット隊にはルートヴィヒ・ギュトラーらが
参加。

●L'Oiseau Lyre
4759098 \1350
ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」
クリストファー・ハイロンズ(春) ジョン・ホロウェイ(夏)
アリソン・バリー(秋) キャサリン・マッキントッシュ(冬)
エンシェント室内管弦楽団
クリストファー・ホグウッド(指揮:Cemb, Org)
1980年の録音。オリジナル楽器による録音は、これ以前にはコレギウム・アウ
レウムとアーノンクール盤しかありませんでした。この演奏の画期的な部分は、
通奏低音としてバロック・ギターとアーチ・リュートを用いていて、イタリア
的な新しい表現を出すことに成功したことでしょう。現在でもイギリス古楽器
オーケストラのトップを務めているヴァイオリン奏者達が、各曲のソロを分担
して演奏しています。

4759100 \1350
ジャン=フェリ・ルベル(1666- 1747):
バレエ音楽「四大元素」
アンドレ・カルディナル・デトゥシュ(1672-1749):「四大元素
エンシェント室内管弦楽団
クリストファー・ホグウッド(指揮:Cemb, Org)
ルベルは、フランス盛期バロック音楽の作曲家・ヴァイオリニスト。バティス
ト・リュリに師事。1699年に王立音楽アカデミーとパリ・オペラ座の首席ヴァ
イオリニストに就任。1705年に宮廷楽団「王の24のヴァイオリン」に入団し、
宮廷作曲家、王立音楽アカデミー楽長ならびにコンセール・スピリチュエルの
指揮者を歴任。彼の「四大元素」は、教会旋法によるトーン・クラスターとい
う当時としては極めて実験的な作風を用いたことで知られ、この演奏も発売当
時、冒頭の「カオス」の大不協和音で話題を呼んだ録音です。

4759102 \1350
イタリア・ルネッサンス歌曲集
1. 私は幸せ者だというでしょう(ローレ)
2. 幸福で楽しげな,死ぬべき運命の者たちよ(カヴァリエリ)
3. 天のセイレーンの最高の領域から(アルキレイ)
4. おお,春よ(ルッツァスキ)
5. 星に対して彼は打ち明けた(G.カッチーニ)
6. フィルリは天を眺めて(G.カッチーニ)
7. 泉に,草原に(G.カッチーニ)
8. フェーブスが私に(ラージ)
9. ああ,はかない愛よ(ラージ)
10. おお,何と新鮮な驚きだろう(F.カッチーニ)
11. 羊飼いたちよ,さあ,起き上がりなさい(ガリアーノ)
12. 空の星とともに(マリーニ)
13. 歓喜への誘い(マリーニ)
14. ロマネスカ風アリア(フレスコバルディ)
15. 十字架の下のマグダラのマリア(フレスコバルディ)
16. そよ風がとても愛らしく吹けば(フレスコバルディ)
17. 喜び踊れ,シオンの娘よ(モンテヴェルディ)
18. 主を讃えよ(モンテヴェルディ)
19. ああ,とてもいとしいわが恋人よ(ベルナルディ)
20. 嫉妬(ロッシ)
21. 死に臨んだメアリー・ステュアートの嘆き(カリッシミ)
キャサリン・ボット(S)
ニュー・ロンドン・コンソート 指揮:フィリップ・ピケット
イタリア・バロック初期の“愛”を歌った歌を中心に収録。この録音以前で
は、通常リュートやチェンバロといった通奏低音しか使用されませんでした
が、ここでは様々な楽器が使用されています。非常に高度な技巧を要求する
装飾技法に満ちた音楽を、ボットが驚異的なテクニックで歌っています。

4759103 2枚組 \2550
《サンチャゴへの巡礼》
CD 1
1. カンティガ「聖母様によく仕える者は」(カンティガ第103番)
2. ラス・ウエルガスの写本-モテトゥス「ベリアルは狡猾なるもの」
3. 同-同「主は墓よりよみがえりたまいぬ」
4. カンティガ「たいしたことではない」(カンティガ第26番)
5. ラス・ウエルガスの写本-モテトゥス「輝かしき家系より生まれたる」
6. 同-コンドゥクトゥス・モテトゥス「アルファに,牛に」
7. 同-4つのプランクトゥス
8. 同-セクエンツァ「心地よく良き言葉を」
9. 同-トロープス「神の小羊/良き生活の規範」
10. 同-モテトゥス「ファ・ファ・ミ・ファ」/「ウト・レ・ミ・ウト」
11. カリストゥスの写本-一族の父
CD 2
1. カンティガ「聖母マリアは喜んで」(カンティガ第253番)
2. カリストゥスの写本-コンドゥクトゥス「毎年なされる祝典が」
3. カンティガ「星が船乗りを導くように」(カンティガ第49番)
4. カリストゥスの写本-コンドゥクトゥス「不滅なる栄光の王に」
5. カンティガ「聖母マリアは責められない」(カンティガ第159番)/「聖母マ
リアに焦がれて」(同第175番)
6. カリストゥスの写本-コンドゥクトゥス「われら喜ばしき一団は」
7. カンティガ「神のみ母」(カンティガ184番)
8. カリストゥスの写本-コンドゥクトゥス「全キリスト教徒はともに喜ばん
ことを」
9. 7つのカンティガス・デ・アミーゴ(コダス)
10. カリストゥスの写本-巡礼歌「一族の父」
キャサリン・ボット(S)
ニュー・ロンドン・コンソート 指揮:フィリップ・ピケット
録音:1989年
モテトゥスやコンドゥクスクといった「フォーマル」なものも含めて,宗教を
巡る中世スペイン民衆の生理を包括的に捉えた音も企画も面白い逸品です。
器楽の音が極力抑えられていて独特な響きをかもし出しています。特に第三番
のカンティガは、波のうねりのようなオルガンの音にリラの音が絡み、それに
哀調を帯びたソプラノが重なって、魅力的な響きを作り出しています。ソプラ
ノのキャサリン・ボットの歌は程よくスペインの香りを漂わせています。

4759107 \1350
ラモー:序曲集
1. 詩神ポリムニーの祭典
2. 優雅なインドの国々
3. ザイス
4. カストールとポリュクス
5. ナイス
6. プラテ
7. オペラの才能(エベの祭典)
8. ゾロアストル
9. ダルダニュス
10. 遍歴の騎士
11. イポリトとアリシ
12. 栄光の神殿
13. ピグマリオン
14. 愛神の驚き-プロローグ(アストレの帰還)
15. 結婚の女神と愛神の祭典
16. 愛の驚き-第1幕(アドニスの誘拐) 序曲-アダージョ
17. アカントとセフィーズ
レ・タラン・リリク 指揮:クリストフ・ルセ
フレンチ・バロックの若手指揮者チェンバロ奏者、ルセの指揮者によるラモー
の作品集。他の宮廷作曲家たちとは一線を画する後期ラモーの古典にも迫ろう
という管弦楽法のテクスチュア。キビキビとした快活な演奏はスリリングでも
あり、上品なフレンチ・スイーツを味わうような趣きでさえ感じさせます。
1996年録音。1998年グラモフォン賞受賞作品。

4759109 \1350
ヘンリー・パーセル:歌曲集
1. 聴け,いかにすべてのものが
2. 祭壇を飾れ
3. 音楽は愛の糧
4. わが苦悩のすべて
5. 嘆きの歌
6. 恋の病から
7. 木蔭のオリンダ
8. そう急ぎたてるな
9. 狂気のベス
10. 麗しのアルビナ
11. ばらの花よりも甘く
12. 愛する素敵な若者よ
13. アミンタの最初の口づけ
14. 恋人の心配
15. 優しい空気の精たちよ
16. 夕べの讃歌
エマ・カークビー(S)
クリストファー・ホグウッド(Cemb)、アントニー・ルーリー(Lute)、
リチャード・キャンベル(Gamb)、キャサリン・マッキントッシュ(Vn)
17世紀、バロック真っ盛りの時代に活躍したパーセルは、幼少の頃から音楽的
才能を発揮し、18歳で王室弦楽団の常任作曲家の地位にまで上り詰めたイギリ
スを代表する作曲家の一人です。このアルバムにはパーセルの代表的な歌曲16
曲を収録。カークビーの天使のような美声は、まさにこれらの作品にふさわし
く、ルーリーとホグウッドの格調高く品格のある通奏低音も、繰り返しの多い
部分も微妙に変化をつけ、素晴しいサポートを行っています。

4759113 \1350
ジョヴァンニ・ガブリエリ:
シンフォニエ・サクレ 第2集 (1615)
ロンドン・コルネット&サックバット・アンサンブル タヴァナー合唱団
指揮:アンドリュー・パロット
16-17世紀,ヴェネチアのサン・マルコ大聖堂で鳴り渡った壮麗な音楽。何と
言っても、金管楽器の華やかな音色が特色で、多くのブラス好きたちの心を
うっとりさせる曲集としても知られます。合唱の部分も実に精密に書かれ、
各声部の織り成す見事な音響にも耳を奪われることでしょう。パロット、タ
ヴァナー合唱団の説得力ある演奏に、エマ・カークビーをはじめとした12人
の名歌手たちが彩りを添えます。

4759115 \1350
モンテヴェルディ:官能的マドリガーレ集
コンソート・オブ・ミュージック 指揮:アンソニー・ルーリー
モンテヴェルディはたくさんの多声音楽を書きましたが、このマドリガル第7
集は、それまでのような合唱のためではなく、重唱やソロのために書かれた
ものです。このアルバムにはマドリガル第7集から7曲、第8集から3曲が収録
されています。コンソート・オブ・ミュージックは1970-80年代にルネッサン
ス・マドリガルの演奏を精力的に行い、L' Oiseau Lyreレーベルのためにた
くさんの録音も行いました。エマ・カークビー、ポール・エリオット、アン
ドリュー・キングなどの名手たちの素晴らしい歌唱もききものです。

4759117 \1350
トーマス・アーン:序曲集(第1-8番)
エンシェント室内管弦楽団
指揮:クリストファー・ホグウッド
トーマス・アーンは18世紀中期イギリスにおける劇場音楽の第1人者としての
地位を築き、多数の作品を残した作曲家。1751年に出版が行われた8声の8つの
序曲(シンフォニア)で、バロック期から古典派に移る過渡期の、イギリス
紳士のような品位のある作品。

4759119 \1350
悪魔の歌
メディヴァル・アンサンブル
1983年録音。14世紀フランスの作曲家によって書かれた贅沢なポリフォニック
の歌の数々です。マショーが確立したフレンチ・シャンソン・・・詩的な形式
はたくさんの作曲家に影響を与え、多くの作品が生まれました。このアルバム
に収録されているのはそれらの総括的な作品集でイギリスの中世音楽の権威、
ピーター・デイヴィスとティモシー・デイヴィスの研究結果が存分に発揮され
た説得力ある演奏が魅力です。

●DVD-VIDEO
714239(DVD-Video) \3350
ヴェルディ:歌劇《シモン・ボッカネグラ》全曲
キリ・テ・カナワ(マリア・ボッカネグラ/S)
アレクサンドル・アガーケ(シモン・ボッカネグラ/Br)
マイケル・シルヴェスター(ガブリエーレ・アドルノ/T)
ロベルト・スカンディウッツィ(ヤーコポ・フィエスコ/B)
監督:ブライアン・ラージ
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団 
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1991年、コヴェント・ガーデン王立歌劇場、ライヴ
ショルティの没後10年と、デッカ録音60周年を記念したシリーズ。
1991年に制作されたロイヤル・オペラ(王立歌劇場)のプロダクションを映像
化したもので、スタイリッシュな舞台演出はエライジャ・モシンスキーによる
ものです。モシンスキーは、中国は上海に生まれたオーストラリア出身の演出
家。英国で学び、ロイヤル・オペラやメトロポリタン歌劇場などで活躍してい
ます。2003年の新国立劇場での《オテロ》を手掛けたことでも知られています。
今年のサイトウ・キネン・フェスティヴァルで上演される歌劇《スペードの女
王》ももともとはモシンスキーの演出したものです。DGからリリースされてい
る《ナブッコ》や《サムソンとデリラ》のDVDなどでも彼の演出を観ることが
できます。
ショルティは、《シモン・ボッカネグラ》を88年にスカラ座で収録しています
が、その時のヒロインも今回と同じくキリ・テ・カナワでした。ショルティお
気に入りの作品と歌手によるDVDとなります。キリの美声は、純粋な心を持つ
マリア役に相応しいのは言うまでもなく、さらに今回は映像作品の強みとし
て、彼女の美貌がマリア役をより意義深く感じさせています。タイトル・ロー
ルを演じたアレクサンドル・アガーケは、今年のパレルモ劇場の来日公演にも
同行していました。キャンセルしたストヤーノフの代役として歌劇《シチリア
島の夕べの祈り》でのモンフォルテ役を歌っていたバリトン歌手です。マイケ
ル・シルヴェスターはアメリカのテノール。それぞれが見事な役を演じていま
す。付録としてプロモーション映像が収録。

743198(DVD-Video) \3350 ※価格変更 2枚組 \6450
「オーケストラ!」
1)オーケストラへの招待
2)高音弦楽器
3)木管楽器
4)低音弦楽器
5)金管楽器
6)打楽器
7)ピアノ
8)指揮者
ダドリー・ムーア(ホスト)
シュレスヴィヒ=ホルシュタイン祝祭管弦楽団 
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
ショルティの没後10年を記念してのリリース。また、今年はショルティがデッ
カへ初めて録音をしてから60年目にも当たるメモリアル・イヤーでもあります
(初録音はベートーヴェンの《エグモント》序曲)。この2枚組DVDは、バッハ
やヘンデルから現在にいたるオーケストラの発展の過程をなぞる試みで、英国
の公共放送であるチャンネル4で放送された番組のDVD化です。内容は、上記の
8つのプログラムで構成されています。ホストにハリウッド俳優のダドリー・
ムーアを迎えているのも注目。ムーアは映画『ファール・プレイ』(1978)や
『テン』(1979)などで名高い俳優ですが、実は元々音楽学校出身のピアニス
ト兼作曲家です。ロイヤル・コート・シアターの座付き作曲家も務めていた
り、指揮者としても活躍していたので、この番組のホストとして最適な人材
といえるでしょう。演奏の質はショルティが保証。その上で世界中から集まっ
た若手音楽家たちが、オーケストラや各楽器を紹介してゆくという、楽しい上
に、学習にも最適なセットです。付録として、ドキュメンタリー「メイキン
グ・オブ・オーケストラ」も収録。さらには、TVシリーズの音楽を収めたボー
ナスCD「ヘンデルからルトスワフスキまで」が付いてくるというお得盤です。

743203(DVD-Video) 4枚組 \12800
「サー・ゲオルグ・ショルティ/ザ・マエストロ」
DVD1
ロッシーニ:序曲集
歌劇《セビーリャの理髪師》
歌劇《アルジェのイタリア女》
歌劇《絹のはしご》
歌劇《セミラーミデ》
歌劇《泥棒かささぎ》
メンデルスゾーン
交響曲第3番イ短調作品56《スコットランド》
ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品35
交響曲第4番イ長調作品90《イタリア》
DVD2
ブルックナー
交響曲第7番ホ長調WAB107
交響曲第6番イ長調WAB106
ヴァーグナー
歌劇《さまよえるオランダ人》序曲
歌劇《タンホイザー》序曲
楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》第1幕への前奏曲
楽劇《トリスタンとイゾルデ》前奏曲と〈愛の死〉
R.シュトラウス
交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》作品20
交響詩《死と変容》作品24
4つの最後の歌
DVD4
コダーイ:組曲《ハーリ・ヤーノシュ》
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
ヴェイネル:序奏とスケルツォ-附随音楽《チョンゴルと悪魔》より
ベルリオーズ:
ハンガリー(ラコッツィ)行進曲-劇的物語《ファウストの劫罰》より
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調作品92
鄭京和(チョン・キョンファ)(vn) ルチア・ポップ(S)
シカゴ交響楽団 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
ショルティの没後10年と、デッカ録音60周年を記念したシリーズ。このセット
はDVD4枚組で構成され、シカゴ交響楽団シェフ時代のショルティの姿をたっぷ
りと堪能できます。第1巻は、イタリア・オペラの序曲とメンデルスゾーンで
構成され、品よく爽やかな歌の魅力を楽しめます。ヴァイオリン協奏曲のソリ
ストがチョン・キョンファというのも要注目。第2巻はブルックナー。シカゴ
響の並外れた能力を誇る金管楽器セクションが壮大な音の伽藍を現前させま
す。第3巻はワーグナーの歌劇と楽劇の名序曲・前奏曲集。ワーグナーはショ
ルティが最も得意とする作曲家の一人。《ニーベルングの指環》の歴史的録音
から晩年に好んだ《ニュルンベルクのマイスタージンガー》まで、名演奏を
遺しました。それとともに、この巻にはリヒャルト・シュトラウスの交響詩
も併録されています。リズムや細部のテクスチュアが複雑に書き込まれ、さら
に幅広いデュナーミクを駆使したシンフォニックな響きを要するシュトラウス
作品は、技術的に最高峰に位置するシカゴ響の実力発揮にはうってつけといえ
るでしょう。《4つの最後の歌》には今は亡きルチア・ポップの姿も見られる
という、まさに最高の布陣です。第4巻には、ショルティの故郷ハンガリーの
作品を収録。これらは、CD『ハンガリアン・コネクション』にも収められて
いたものですが、今回は映像なので、ショルティがあの名演を如何なる手綱
捌きで実現したのかを観ることができます。なお、最後の第4巻にはボーナス
・トラックとしてウィーン・フィルとのリハーサル・シーンも収録。

<EMI CLASSICS>
CDC-3939992 \1980
ズビグニエフ・プレイスネル&テレーザ・サルゲイロ:
サイレント、ナイト&ドリームス
Perchance(T)
Silence, Night & Dreams(TC)
To Speak(T)
To Dream(T)
To Find(T)
To Know(T)
To Die(T)
Be Beautiful, Go(T)(TC)
To Love
テレーザ・サルゲイロ(ヴォーカル)(T)
トマス・カリー(ボーイ・ソプラノ)(TC)
AUKSO オーケストラ、 マレク・モス指揮
カメラータ・シレシア合唱団
アンナ・ショスタク指揮
作曲:ズビグニエフ・プレイスネル
映画「トリコロール」シリーズの鬼才の新作、マドレデウスのテレーザとリベ
ラのソリスト、トム・カリーが参加
ズビグニエフ・プレイスネルはポーランドで数多くの受賞を獲得している作曲
家。完全に独学で学び、数多くの映画(ルイ・マル、Agnieszka Holland、
Antoni Krauze作品)のための音楽を作曲。クシシュトフ・キェシロフスキ監
督の「トリコロール」シリーズの音楽で世界的に注目された。最近ではデイ
ヴィッド・ギルモア(ピンク・フロイド)のアルバム「On an Island」のオー
ケストラ・パートを作曲。ポーランドを代表するのみならず世界を代表する作
曲家として評価されている。「サイレント、ナイト & ドリームス」はオー
ケストラ、合唱、ソリストによる大規模な作品で、「ヨブ記」によるテキスト
を使用、ラテン語と英語で歌われる。9月4日にはアテネのアクロポリスにてテ
レーザが参加しプレイスネル自身が指揮をするコンサートが予定されている。
12月にはロンドンのバービカン・ホールでのコンサートが決定。さらにポーラ
ンド、フランス、ポルトガルでの公演も検討されている注目作品で

CZS-3976292(5CD+1DVD) \4500
アルバン・ベルク四重奏団/オマージュ(限定盤)
CD1
ハイドン:弦楽四重奏曲ハ長調Op.76-3「皇帝」(Hob.III/77)(94年録音)
モーツァルト:
弦楽四重奏曲第20番ニ長調 K.499「ホフマイスター」(88年録音)
ホフシュテッター:セレナーデ(ハイドン:Op.3-5として出版)(94年録音)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調Op.135(89年ライヴ録音)
CD2
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲第7番ヘ長調 Op.59-1「ラズモフスキー」(79年録音)*
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.13(2000年ライヴ録音)
CD3
スメタナ:弦楽四重奏曲第1番ホ短調「わが生涯より」(90年ライヴ録音)
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」(94年ライヴ録音)
バルトーク:弦楽四重奏曲第4番ハ長調(85年録音) 
CD4
ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調(1903)(84年録音)
ベルク:抒情組曲(1925/6)(92年録音)
ストラヴィンスキー:
ラウール・デュフィ追悼の二重カノン(1959)(83年録音)
リーム:弦楽四重奏曲第4番(90年ライヴ録音)
CD5
シューベルト:弦楽四重奏曲第15番ト長調D.887(97年ライヴ録音)
ランナー:マリアのワルツOp.143
J.シュトラウスI世:ワルツ「ウイーンの情緒」Op.116
ランナー:ワルツ「求婚者」Op.103(以上92年録音)
DVD
収録内容は未詳です。
アルバン・ベルク四重奏団
(ギュンター・ピヒラー/第1ヴァイオリン、ゲルハルト・シュルツ/第2ヴァイ
オリン、トーマス・カクシュカ/ヴィオラ、*ハット・バイエルレ/ヴィオラ、
ヴァレンティン・エルベン/チェロ)
2007/2008シーズンに実施される、さよならコンサート世界ツアーに合わせて
発売。永年世界最高の四重奏団として音楽界をリードしてきた彼らの演奏、
録音活動のハイライトともいうべき作品を5CDにまとめてご案内。多数の新作
も手掛けた彼らならではの弦楽四重奏作品のアンソロジーともいうべき作品
が収められています。

●SIMON RATTLE EDITION
CZS-5007212 14枚組 \10500 ※価格変更 \7150
マーラー:交響曲全集(限定盤)
「子供の不思議な角笛」より8つの歌曲 w/キーンリイサイド、
嘆きの歌(完全オリジナル版) w/デーゼ、ホッジソン、ティアー、レア、
大地の歌 より 「別離」(部分) 
w/フォン・オッター、バーミンガム市交響楽団
大地の歌 w/ザイフェルト、ハンプソン、バーミンガム市交響楽団
以上 サイモン・ラトル指揮
足掛け17年の歳月を刻んで完成した全曲録音の集大成
ラトルのマーラー交響曲録音サイクルは1986年の第2番に始まり2002年の第5番
で完成、この間にラトルのポジションはバーミンガムの主席指揮者からベルリ
ン・フィルの音楽監督へと変化しました。3つのオーケストラにまたがるマー
ラーの交響曲が初めて1セットにまとめられたボックス。
クラッシュメル・ボックス、68Pブックレット付き

CZS-5007532 5枚組 \3750
シベリウス:交響曲全集(限定盤)
CD1
交響曲第1番ホ短調Op.39
ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
ナイジェル・ケネディ(ヴァイオリン)
バーミンガム市交響楽団
CD2
交響曲第2番ニ長調Op.42
交響曲第3番ハ長調Op.52
バーミンガム市交響楽団
CD3
交響曲第4番イ短調Op.63
交響曲第6番ニ短調Op.104
大洋の女神Op.73
バーミンガム市交響楽団
CD4
交響曲第5番変ホ長調Op.82
鶴のいる風景-クオレマOp.44
交響曲第7番ハ長調Op.105
以上 バーミンガム市交響楽団
夜の騎行と日の出Op.55
フィルハーモニア管弦楽団
CD5
交響曲第5番変ホ長調Op.82
フィルハーモニア管弦楽団
以上 サイモン・ラトル指揮
2007年はラトルがEMIクラシックス・レーベルに録音を開始して30年、記念の
年にボックス・セットにまとめられたシベリウス録音。マーラーと同様に数多
くの賞賛を勝ち得た名録音です。クラッシュメル・ボックス、28Pブックレット

DVBW-5009709(DVD-Video) 2枚組 \4500
モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ
ドン・ジョヴァンニ/ サイモン・キーンリイサイド(バリトン)
レポレロ/ アントン・シャリンガー(バス)
騎士長/ アルフレート・ムフ(バス)
ドンナ・エルヴィラ/ マリン・ハルテリウス(ソプラノ)
ドンナ・アンナ/ エヴァ・メイ(ソプラノ)
ドン・オッターヴィオ/ピョートル・ベチャーラ(テナー) 
ツェルリーナ/マルティナ・ヤンコヴァ(ソプラノ)
チューリッヒ歌劇場合唱団、管弦楽団
フランツ・ウェルザー=メスト指揮 (ライヴ録音) 
アマレイ・ボックス、12Pブックレット

DVBW-5009699(DVD-Video) 2枚組 \4500
シューベルト:フィエラブラス
50カール王/ ラズロ・ポルガー(バス)
(エマ(彼の娘)/ ユリアネ・バンゼ(ソプラノ)
ロランド(フランクの軍指揮官)/ ミヒャエル・フォレ(バリトン) 
エギンハルト(カールの宮廷の騎士)/ クリストフ・シュトレール(テナー)
ボラント(ムーアの王子)/ ギュンター・グロイスベック(バス)
フィエラブラス(彼の息子)/ ヨナス・カウフマン(テナー)
フロリンダ(彼の娘)/ トゥワイラ・ロビンソン(ソプラノ) 
シューベルト/ ヴォルフガング・ボイシェル
チューリッヒ歌劇場合唱団、管弦楽団
フランツ・ウェルザー=メスト指揮 (ライヴ録音) 
アマレイ・ボックス、12Pブックレット

DVBW-5009719(DVD-Video) 2枚組 \4500
ブリテン:ピーター・グライムズ
ピーター・グライムズ/ クリストファー・ヴェントリス(テナー)
エレン・オーフォード/ エミリー・マギー(ソプラノ)
ボルストロード船長/ アルフレート・ムフ(バリトン)
アンティー/ リリアナ・ニキティーヌ(メゾソプラノ) 
スウォロー/ リチャード・アンガス(バス)
牧師/ マーティン・ツァイセット(テナー)
ネッド・キーン/ チェイン・デイヴィッドソン(バリトン) 他
チューリッヒ歌劇場合唱団、管弦楽団
フランツ・ウェルザー=メスト指揮 (ライヴ録音) 
アマレイ・ボックス、12Pブックレット
9月初旬の来日公演でその実力のヴェールを脱ぐチューリッヒ歌劇場のレパー
トリーを収録した新収録のDVD。


●Triples
EMIクラシックスから新シリーズの登場です。CD2枚組のシリーズGEMINIの兄弟
シリーズとしてCD3枚組のスタイルでオペラ全曲盤を含むメジャー・レパートリ
ーをクリアー・マルチパック、16Pブックレットのフォーマットで発売します。

CZS-5009552 3枚組 \1880
バッハ:
ブランデンブルグ協奏曲全6曲
管弦楽組曲全4曲
アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮

CZS-5009622 3枚組 \1880
チャイコフスキー:協奏曲集
協奏幻想曲ト長調Op.56
ピアノ協奏曲第1-3番
ピーター・ドノホー(ピアノ)、ナイジェル・ケネディ(ヴァイオリン)、
スティーヴン・イッサーリス(チェロ)、ボーンマス交響楽団、
ルドルフ・バルシャイ指揮
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
ナイジェル・ケネディ(ヴァイオリン)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
オッコ・カム指揮
ロココの主題による変奏曲Op.33
ポール・トルトゥリエ(チェロ)、ノーザン・シンフォニア管弦楽団、
ヤン・パスカル・トルトゥリエ指揮

CZS-5009482 3枚組 \1880
バッハ:キーボード協奏曲集(13曲)
BWV1052-1058、1060-1065
ミシェル・ベロフ、ガブリエル・タッキーノ、ジャン=フィリップ・コラール、
ブルーノ・リグット(以上ピアノ)、
アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ、
ジャン=ピエール・ワレス指揮

CZS-5009412 3枚組 \1880
バッハ:マタイ受難曲BWV244
テオ・アルトマイヤー、フランツ・クラス、ユリア・ハマリ、
ジークフリート・ヘルテル、テレサ・ツィリス=ガラ、ハンス・ゾーティン、
ニコライ・ゲッダ、ヘルマン・プライ、
南ドイツ・マドリガル合唱団、少年合唱団、コンソルテウム・ムジクム、
ヴォルフガング・ゲネンヴァイン指揮

CZS-5009342 3枚組 \1880
シューベルト:歌曲集
美しき水車屋の娘D.795
白鳥の歌D.957
歌曲集Op.80
冬の旅D.911
オラフ・ベール(バリトン)、ジョフリー・パーソンズ(ピアノ)

CZS-5009272 3枚組 \1880
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
ピアノ協奏曲第1-5番
クリスティアン・ツァハリアス(ピアノ)、
シュターツカペレ・ドレスデン、
ハンス・フォンク指揮
協奏曲(ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための)ハ長調Op.56「トリプル・コ
ンチェルト」
クリスティアン・ツァハリアス(ピアノ)、
ウルフ・ヘルシャー(ヴァイオリン)、
ハインリッヒ・シフ(チェロ)、
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、
クルト・マズア指揮

CZS-5009202 3枚組 \1880
ベルワルド作品集
交響曲第3番ハ長調「風変わりな」
交響曲第1番ト短調「厳粛な」
妖精のいたずら
ソリアの恒星
ノルウェー・アルプスの思い出
Racing
奇想的交響曲ニ長調
交響曲第4番変ホ長調「ナイーヴ」
Drottingen av Golconda - Overture
ピアノ協奏曲ニ長調
バヤデレの祭
ヴァイオリン協奏曲嬰ハ短調、Op.2
Allvarliga och muntra infall
マリアン・ミグダル(ピアノ)、アルヴェ・テレフセン(ヴァイオリン)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、
ウルフ・ビョルリン指揮

CZS-5009132 3枚組 \1880
ブラームス:交響曲全集
交響曲第1-4番
運命の歌Op.54*
大学祝典序曲Op.80
悲劇的序曲Op.81
ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
*アンブロジアン・シンガーズ
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮

CZS-5009062 3枚組 \1880
ワイセンベルク/ショパン作品集
ピアノ協奏曲第1番*、第2番*
モーツァルトの「お手をどうぞ」の主題による変奏曲ロ長調Op.2*
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22*
ポーランド民謡の主題による幻想曲Op.13*
コンサート・ロンド「クラコヴィアク」ヘ長調Op.14*
ピアノ・ソナタ第2番、第3番
幻想即興曲変イ長調Op.61
アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)
*パリ音楽院管弦楽団、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮

CZS-5008992 3枚組 \1880
ヴァイオリン協奏曲名曲集
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲Op.61
ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
フランス放送局国立管弦楽団、アンドレ・クリュイタンス指揮
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ニコライ・ズナイダー(ヴァイオリン)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ローレンス・フォスター指揮
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン)
ロンドン交響楽団、エミール・チャカロフ指揮
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調Op.63
フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団、マリス・ヤンソンス指揮

CZS-5008922 3枚組 \1880
ラヴェル:管弦楽曲集
ボレロ
夢幻劇の序曲「シェエラザード」
スペイン狂詩曲
古風なメヌエット
ラ・ヴァルス
マ・メール・ロア
クープランの墓
亡き王女のためのパヴァーヌ
道化師の朝の歌
海原の小船
ダフニスとクロエ
高雅にして感傷的なワルツ
パリ・オペラ国立劇場合唱団(コーラス・マスター:ジャン・ラフォルジ)
パリ管弦楽団、ジャン・マルティノン指揮

CZS-5008782 3枚組 \1880
ドヴォルザーク:交響曲集
ドヴォルザーク:交響曲第5番、第7-8番、第9番「新世界より」
「オテロ」序曲Op.93
スケルツォ・カプリチォーソOp.66
スメタナ:我が祖国
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、マリス・ヤンソンス指揮

CZS-5008712 3枚組 \1880
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第1-4番
パガニーニの主題による狂詩曲Op.43
前奏曲嬰ハ短調
前奏曲集Op.23(10曲)
前奏曲集Op.32(13曲)
アグスティン・アニエヴァス(ピアノ)
ニュー・フィルハーモニー管弦楽団、
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮
モーシェ・アツモン指揮、アルド・チェッカート指揮

CZS-5008572 3枚組 \1880
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲第1-6番
ケルビーニ四重奏団
(クリストフ・ポッペン、ヘラルド・シェーネヴェーク/ヴァイオリン、ハリ
オルフ・シュリヒティッヒ/ヴィオラ、マヌエル・フィッシャー=ディースカウ
/チェロ)

CZS-5068072 3枚組 \1880 ※番号変更 CZS-5008642
ヘンデル:オルガン協奏曲集
オルガン協奏曲第1-15番
サイモン・プレストン(オルガン)
メニューイン・フェスティヴァル管弦楽団、ユーディ・メニューイン指揮

CZS-5008502 3枚組 \1880
モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ(全曲)
ウィリアム・シメル、サムエル・ラメイ、チェリル・スチューダー、
キャロル・ヴァネス、フランク・ロパルド、スザンヌ・メンツァー、
ナタール・ドゥ・キャロリス、ジャン=ヘンドリック・ルータリング、
ウィーン国立歌劇場合唱団、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
リッカルド・ムーティ指揮

CZS-5008362 3枚組 \1880
モーツァルト:交響曲集
交響曲第35番「ハフナー」、第36番「リンツ」、第38番「プラハ」、
第39番、第40番、第41番「ジュピター」
アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮

CZS-5008432 3枚組 \1880
ヴィラ=ロボス:ブラジル風のバッハ(全曲)
ブラジル風のバッハ第1-9番
ホルヘ・フェデリコ・オソリオ(ピアノ)、
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)、
(エルドン・フォックス(チェロ)、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
エンリケ・バティス指揮
Momoprecoce-幻想曲(ピアノと管弦楽のための)
クリスティーナ・オルティス(ピアノ)、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
ウラディミール・アシュケナージ指揮
ギター協奏曲
アンヘル・ロメロ(ギター)、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
ヘスス・ロペス=コボス指揮

CZS-5008292 3枚組 \1880
ニールセン:交響曲全集
交響曲第1-6番
ボヘミア=デンマークの民謡
アンダンテ・ラメントーソ「若き芸術家の棺の傍らで」
デンマーク・ラジオ交響楽団、
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮

CZS-5008852 3枚組 \1880
ラフマニノフ:交響曲全集
交響曲第1-3番
スケルツォ ニ短調(1887)
ヴォカリーズ Op.34-14
交響的舞曲Op.45
サンクト・ペテルブルグ・フィルハーモニー管弦楽団、
マリス・ヤンソンス指揮



<EMI UK>
●CLASSICS FOR PLEASURE
CZS-3932712 2枚組 \1450
プッチーニ:トスカ(全曲)
スコット、ドミンゴ、ブルゾン、アンブロジアン・オペラ合唱団、
セント・クレメント・デインズ・スクール少年合唱団
フィルハーモニア管弦楽団、
ジェイムズ・レヴァイン指揮

CZS-3932662 2枚組 \1450
モーツァルト:魔笛(全曲)
ローテンベルガー、モーザー、シュライヤー、ベリー、モル、アダム
ミュンヘン・バイエルン州立オペラ合唱団、管弦楽団
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮

CZS-3932822 2枚組 \1450
ヴェルディ:リゴレット(全曲)
ゲッダ、マクニール、グリスト、フェリン、ディ・スタジオ、
レオーニ、ライモンディ
ディ・ベッラ、リッチャルディ、ジャコモッティ、
フィオレンティーニ、カストルッチ
ローマ歌劇場合唱団、管弦楽団、
フランチェスコ・モリナーリ・プラデッリ指揮

CZS-3932562 2枚組 \1450
モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ(全曲)
ソワイエ、スグールダ、アルヴァ、ラッガー、ハーパー、エヴァンス、
リナルディ
ドナート、スコティッシュ・オペラ合唱団、
イギリス室内管弦楽団
ダニエル・バレンボイム指揮

CZS-3932612 2枚組 \1450
モーツァルト:後宮からの逃走(全曲)
マーシャル、ホルヴェーグ、シモノー、ウンガー、フリック、
ラウベンタール、
ビーチャム合唱協会、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
トマス・ビーチャム指揮

CZS-3932762 2枚組 \1450
ロッシーニ:セビリアの理髪師(全曲)
シルス、ゲッダ、ミルンズ、カペッキ、ライモンディ、バルビエリ、
ジョン・オールディス合唱団、ロンドン交響楽団、
ジェイムズ・レヴァイン指揮


★エルガー:コレクターズ・エディション(限定盤)
CZS-5036032 30枚組 \17900
エルガー:コレクターズ・エディション
CD1
交響曲第1番変イ長調Op.55/フィルハーモニアO.バルビローリ指揮(62年録音)
序奏とアレグロ(弦楽四重奏と弦楽オーケストラのための)/アレグリ四重奏団、
シンフォニア・オブ・ロンドン、バルビローリ指揮(62年録音)
CD2
交響曲第2番変イ長調Op.63/ハレO.バルビローリ指揮(64年録音)
悲歌Op.58
溜め息Op.70/以上ニュー・フィルハーモニアO.バルビローリ指揮(66年録音)
CD3
ファルスタッフ:交響的習作ハ短調Op.68/ハレO.バルビローリ指揮(64年録音)
序曲「コケイン」Op.40/フィルハーモニアO.バルビローリ指揮(62年録音)
演奏会用序曲「フロワサール」Op.19/
ニュー・フィルハーモニアO.バルビローリ指揮(66年録音)
CD4
創作主題による変奏曲「エニグマ」Op.36
行進曲「威風堂々」第1番ニ長調Op.39-1/
以上フィルハーモニアO.バルビローリ指揮
(62年録音)
行進曲「威風堂々」第2番イ短調Op.39-2
行進曲「威風堂々」第3番ハ短調Op.39-3/以上ニュー・フィルハーモニアO.
バルビローリ指揮(66年録音)
行進曲「威風堂々」第4番ト長調Op.39-4/フィルハーモニアO.バルビローリ指揮
(62年録音)
行進曲「威風堂々」第5番ハ長調Op.39-5/ニュー・フィルハーモニアO.
バルビローリ指揮(66年録音)
セレナード ホ短調Op.20/シンフォニア・オブ・ロンドン、バルビローリ指揮
(62年録音)
CD5
海の絵Op.37/ベイカー(メゾ・ソプラノ)、
ロンドンSO.バルビローリ指揮(65年録音)
チェロ協奏曲ホ短調Op.85/デュ・プレ(チェロ)、
ロンドンSO.バルビローリ指揮(65年録音)
CD6
ヴァイオリン・ソナタ ホ短調Op.82/
ビーン(ヴァイオリン)、パークハウス(ピアノ)
(71年録音)
ヴァイオリン協奏曲ロ短調Op.61/
ビーン(ヴァイオリン)、ロイヤル・リヴァプールPO.
グローヴズ指揮(72年録音)
CD7
「子供部屋」組曲)
セヴァーン川組曲Op.87/以上ロイヤル・リヴァプールPO.グローヴズ指揮
(69年録音)
「インドの王冠」組曲Op.66/
ロイヤル・リヴァプールPO.グローヴズ指揮(70年録音)
戴冠式行進曲Op.65/ロイヤル・リヴァプールPO.ローズソーン(オルガン)
グローヴズ指揮(70年録音)
CD8
ヤコブ編:オルガン・ソナタ第1番ト長調Op.28
「子供の魔法の杖」組曲第1番Op.1a
「子供の魔法の杖」組曲第2番Op.1b
以上ロイヤル・リヴァプールPO.ハンドリー指揮(88年録音)
CD9
3つのバイエルン舞曲/ロンドンPO.ボールト指揮(67年録音)
朝の歌Op.15-1(67年録音)
夕べの歌Op.15-2(67年録音)
J.S.バッハ-エルガー編:幻想曲とフーガOp.86(73年録音)
ヘンデル-エルガー編:序曲ニ短調(70年&71年録音)
序曲「南国で」Op.50(70年&71年録音)
以上ロンドンPO.ボールト指揮
CD10
カリヨンOp.75(74年録音)
ショパン-エルガー編:葬送行進曲
グラニアとディアミドOp.42(以上74年録音)
ポローニアOp.76(74年録音)
勝利の行進曲-「カラクタクス」Op.35(74年録音)
帝国行進曲Op.32(76年録音)
以上ロンドンPO.ボールト指揮
帝国行進曲(1924)/ロンドンPO.ボールト指揮他(77年録音)
CD11
メヌエット-「伊達男ブランメル」
夢の中の子供たち
愛のあいさつOp.12
以上ロイヤルPO.コリングウッド指揮(64年録音)
メヌエット
5月の歌
ローズマリー
ロマンス(バスーンと管弦楽のための)Op.62/チャップマン(バスーン)
セヴィラーナOp.7
抒情的なセレナード
マズルカOp.10-1
セレナード・モーレスクOp.10-2
コントラスツOp.10-3
カリッシマ
ミナ
以上ノーザン・シンフォニアO.マリナー指揮(70年録音)
CD12
ピアノ五重奏曲イ短調Op.84/オグドン(ピアノ)、アレグリ四重奏団(69年録音)
弦楽四重奏曲ホ短調Op.83/
ミュージック・グループ・オブ・ロンドン(71年録音)
セレナード
コンサート・アレグロOp.46
以上オグドン(ピアノ)(69年録音)
CD13&14
ジェロンティアスの夢Op.38
ベイカー(メゾ・ソプラノ)、ルイス(テナー)、ボルグ(バス)、
ハレ合唱団&管弦楽団
他、バルビローリ指揮(64年録音)
CD15&16
使徒たちOp.49
アームストロング(ソプラノ)、ワッツ(コントラルト)、ティアー(テナー)、
ラクソン(バリトン)、グラント(バス)、ケイス(バリトン)、
ロンドン・フィル合唱団&管弦楽団
他、ボールト指揮(73年、74年録音)
「使徒たち」と「神の国」の解説
ボールト(ナレーション)(74年録音)
CD17&18
神の国Op.51
プライス(ソプラノ)、ミントン(コントラルト)、ヤング(テナー)、
シャーリー=クァーク(バリトン)、
ロンドン・フィル合唱団&管弦楽団 他、ボールト指揮(68年録音)
戴冠式頌歌Op.44
ロット(ソプラノ)、ホッジソン(コントラルト)、モートン(テナー)、
ロバーツ(バリトン)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、ニュー・フィルハーモニアO. 
レッジャー指揮(77年録音)
CD19
生命の光Op.29
マーシャル(ソプラノ)、ワッツ(コントラルト)、レッゲイト(テナー)、
シャーリー=クァーク(バリトン)、
ロイヤル・リヴァプールPO. 他、グローヴズ指揮(80年録音)
CD20&21
黒い騎士Op.25
リヴァプール・フィルCho、ロイヤル・リヴァプールPO.
グローヴズ指揮(84年録音)
「オラフ王の伝説」からの情景Op.30
キャヒル(ソプラノ)、ラングリッジ(テナー)、クック(バリトン)
ロンドン・フィルCho、O.グローヴズ指揮(85年録音)
スペインのセレナーデOp.23
雪Op.26-1
Fly, singing bird, Op.26-2
リヴァプール・フィルCho、ロイヤル・リヴァプールPO.
グローヴズ指揮(84年録音)
CD22&23
カラクタクスOp.35
グロソップ(バリトン)、アームストロング(ソプラノ)、ティアー(テナー)、
クック(バリトン)、キング(バス)、スアート(バス)、
リヴァプール・フィルCho.
ロイヤル・リヴァプールPO.グローヴズ指揮(76年録音)
CD24
聖ジョージの旗Op.33
ロンドン交響Cho.ノーザン・シンフォニア・オブ・ロンドン、
ヒコックス指揮(86年録音)
Great is the Lord(詩篇48)Op.67
ロバーツ(バリトン)、ロンドン交響Cho.
ノーザン・シンフォニア・オブ・ロンドン
ヒコックス指揮(86年録音)
テ・デウムとベネディクトゥスOp.34
ロンドン交響Cho.ノーザン・シンフォニア・オブ・ロンドン、
ヒコックス指揮(86年録音)
CD25
イギリス精神Op.80w/ロット(ソプラノ)
Give unto the Lord(詩篇29),Op.74
O hearken thou(奉献唱)Op.64
Land of Hope and Glory
以上ロンドン交響Cho.ノーザン・シンフォニア・オブ・ロンドン、
ヒコックス指揮
(87年録音)
CD26
アヴェ・ヴェルム・コルプスOp.2-1
アヴェ・マリアOp.2-2
アヴェ・マリア・ステラOp.2-3
以上ワーチェスター・カセドラルCho.ブランマ(オルガン)、ロビンソン指揮
(69年録音)
序奏とアンダンテ-11の晩課のヴォランタリーOp.14
ロビンソン(オルガン)(69年録音)
Angelus, Op.56-1
Give unto the Lord(詩篇29),Op.74
O hearken thou(奉献唱)Op.64
テ・デウムとベネディクトゥスOp.34
以上ワーチェスター・カセドラルCho.ブランマ(オルガン)、ロビンソン指揮
(69年録音)
オルガン・ソナタ第1番ト長調Op.28/サムシオン(オルガン)(65年録音)
CD27
ミュージック・メイカーズOp.69
ベイカー(メゾ・ソプラノ)、ロンドン・フィルCho.& O.
ボールト指揮(66年録音)
真紅の扇Op.81/ロンドンPO.ボールト指揮(73年録音)
CD28
星明りの速達便Op.78
マスターソン(ソプラノ)、ハモンド=ストラウド(バリトン)、ロンドンPO.
ハンドリー指揮(74年&75年録音)
CD29
バイエルンの高地からOp.27
ボーンマス交響Cho.ボーンマス・シンフォニエッタ、
デル・マール指揮(80年録音)
Pleading,Op.48-1
Was it some golden star?, Op.59-3
Oh, soft was the song, Op.59-1
Twilight, Op.59-6
The Torch, Op.60-1
The River, Op.60-2
以上ティアー(テナー)、バーミンガム市SO.ハンドリー指揮(79年録音)
The Shower, Op.71-1
My love dwelt in a northern land
以上バーミンガム市交響Cho.ハルゼイ指揮(06年録音)
Five Part-Songs from the Greek Anthology, Op.45
The Wnderer(1923)
The Reveille, Op.54
以上バッコリアン・シンガーズ・オブ・ロンドン(76年録音)
Deep in my soul - 4 Choral Songs, Op.53/キングズ・シンガーズ(87年録音)
パリー-エルガー編:イェルサレム/ゴールドスミス・コーラル・ユニオン、
ロイヤルPO.
ヒューズ指揮(03年録音)
エルガー編:ナショナル・アンセム
ケンブリッジ大学音楽協会Cho.ケンブリッジ・キングズ・カレッジCho.
ニュー・フィルハーモニアO.レッジャー指揮(77年録音)
CD30
行進曲「威風堂々」第1番ニ長調Op.39-1/
BBC交響楽団、エルガー指揮(32年録音)
行進曲「威風堂々」第2番ニ長調Op.39-2/
BBC交響楽団、エルガー指揮(32年録音)
行進曲「威風堂々」第3番ハ短調Op.39-3/
ロンドンSO.エルガー指揮(27年録音)
行進曲「威風堂々」第4番ト長調Op.39-4/
BBC交響楽団、エルガー指揮(33年録音)
行進曲「威風堂々」第5番ハ長調Op.39-5/
ロンドンSO.エルガー指揮(30年録音)
前奏曲-ジェロンティアスの夢Op.38/
ウィルソン(テナー)、ロイヤル・アルバート・ホールO.
エルガー指揮(27年ライヴ録音)
セレナード ホ短調Op.20/ロンドンPO.エルガー指揮(33年録音)
第4番-5つのピアノ即興曲/エルガー(ピアノ)(29年録音)
愛の挨拶Op.12/リード(ヴァイオリン)、ニュー交響O.エルガー指揮(29年録音)
夕べの歌Op.15-1/ロイヤル・アルバート・ホールO.エルガー指揮(26年録音)
朝の歌Op.15-2/ロンドンSO.エルガー指揮(27年録音)
トリオ-行進曲「威風堂々」第1番ニ長調Op.39-1/
ロンドンSO.エルガー指揮(31年録音)
序曲「コケイン」Op.40/BBC交響O.エルガー指揮(33年録音)
生誕150年を記念するボックス、自作自演を含む主要作品をほぼ網羅したコレ
クターには絶対見逃せないアイテムです




<VIRGIN CLASSICS>
VC-3857882 \1980
ロッシーニ:アリア集
おお祖国よ、この胸の高鳴りに…/タンクレディ-「タンクレディ」第1幕
Dolci silvestri…/アルサーチェ-「パルミラのアウレリアーノ」第2幕
「パルミラのアウレリアーノ」序曲
「タンクレディ」序曲
Mura felici/マルコム-「湖上の美人」第1幕
Ah si pera/マルコム-「湖上の美人」第2幕
「セミラーミデ」序曲
やれやれ、やっとバビロニアだ…/アルサーチェ-「湖上の美人」第1幕
In si barbara sciagura*/アルサーチェ、合唱-「湖上の美人」第2幕
マックス・エマヌエル・ツェンチッチ(カウンターテナー)
*アンサンブル・ヴォカール・ル・モテット・ドゥ・ジュネーヴ、
サスキア・フィリッピーニ(リーダー)
ローザンヌ室内管弦楽団
ミハイル・ホーフシュテッター指揮
今日の数多く輩出したカウンターテナーの中においても、ツェンチッチはユニ
ークな存在。ザグレブ出身で、ウィーン少年合唱団で学び日本公演ではソロを
取る活躍をして卒団後、92年からソプラノとしてソロ活動を開始、2001年から
カウンターテナーのトップアーティストとして活躍中。そのツェンチッチも
30歳、バロックのスペシャリストであるだけでなくオルロフスキー、ケルビー
ニをこなし、「ズボン役」を歌うカウンターテナーとしての道を踏み固めてい
ます。このアルバムは女声の持ち役としての200年来の伝統をうちやぶる画期
的な企画です。ツェンチッチが挑戦した新しい響きの世界を楽しめるスリリン
グなアルバムです。

VC-3857842 \1980
夜想曲(ショパン:チェロとピアノのための作品集)
夜想曲ホ短調Op.72(モルク&スコット編)
前奏曲ロ短調Op.28-6
ソナタ(チェロとピアノのための)ト短調Op.65
前奏曲ホ短調Op.28-4(モルク&スコット編)
ワルツ イ短調Op.34-2
夜想曲嬰ハ短調(遺作)
序奏と華麗なるポロネーズOp.3
夜想曲変ホ長調Op.55-2
練習曲嬰ハ短調Op.25-7
練習曲変ホ短調Op.10-6(グラズノフ編)
トゥルルス・モルク(チェロ)
キャスリン・ストット(ピアノ)
ショパンの数少ない室内楽作品の中にチェロのための魅力的な作品がありま
す。モルクはこの新録音でオリジナル作品2曲に加え、ピアノ作品からのトラ
ンスクリプションも加えてレパートリーの拡大を試みました。ピアノに次い
でショパンが愛した楽器とされるチェロの音色の魅力がたっぷりと聞ける新作
です。

VCD-3788772 2枚組 \3960
コンティ:オラトリオ「ダーヴィット」全曲
ダーヴィット:マリヤナ・ミヤノヴィツ(コントラルト)
ミコル:シモーネ・ケルメス(ソプラノ)
サウル:フリオ・ザナシ(バリトン)
ジョナータ(ヨナタン):ビルギッテ・クリステンセン(ソプラノ)
アブネール:ソニア・プリナ(コントラルト)
ファルティ:ヴィト・プリアンテ(バリトン)
イル・コンプレッソ・バロッコ
アラン・カーティス指揮
作曲者フランチェスコ・バルトロメオ・コンティは1681年フィレンツェ生まれ
でウィーンの宮廷で活動。テオルボの名手でもあり、1714-1725年ウィーンの
カーニヴァル時のオペラのほとんどを作曲した。「ダーヴィット」はダヴィデ
とサウルの物語を題材とし15年後に作曲されたヘンデルの「サウル」と同じス
トーリーによっており当時よく比較された。2003年、カーティスはフィレン
ツェで蘇演しコンティの故郷での恐らく初めての上演を200年以上過ぎて実現
させたました。本録音に際してカーティスは自身の校訂版を作成して臨み、CD
発売に合わせてNovello社より出版される予定。

VC-3857852 \1980
ティール:交響曲第4番「マグマ」
エルキ=スヴェン・ティール(Erkki-Sven Tuur b.1959):
Igavik(永遠)(男声合唱と管弦楽のための-2006)
w/エストニア・フィルハーモニー室内合唱団男声部、
エストニア国立男声合唱団
交響曲第4番「マグマ」(ソロ・パーカッションと交響楽団のための-イヴリン
・グレニーに捧ぐ、2002)
w/イヴリン・グレニー(パーカッション)
Inquietude du fini(有限の不安)(室内合唱団と管弦楽のための-アーヴォ・
ペルトに捧ぐ、1992)
w/エストニア・フィルハーモニー室内合唱団
The Path and the Traces(弦楽のための-2005)
以上エストニア国立交響楽団
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
母国エストニアの作品演奏に意欲を燃やすヤルヴィの新録音。
母国エストニアの音楽はヤルヴィの活動の中心でVirginクラシックスへの高い
評価を獲得したペルト作品の録音に続きエストニア国立SOと取り組んだティー
ルの作品。いずれも世界初録音。スコットランド出身のヴィルトゥオーゾ、グ
レニーとの録音は特に要注目。07年9月にフランクフルトで実演での共演が予
定されている。2010年からエッシェンバッハの後継としてパリ管弦楽団の音楽
監督就任が発表されたヤルヴィの新録音にご期待ください。


●VIRGO ジュエル・ケース 4Pブックレット付き
VB-3913662 \980
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
スティーヴン・ハフ(ピアノ)
BBC交響楽団
アンドルー・デイヴィス指揮

VB-3913462 \980
ドヴォルザーク:
ピアノ協奏曲ト短調Op.33
森の静けさB182(Op.68-5)
ヴァイオリン協奏曲イ短調B108(Op.53)
クレール・デセール(ピアノ)、
ストラスブール・フィル、グシュルバウアー指揮
ティモシー・ウォルデン(チェロ)、
ロイヤル・リヴァプール・フィル、ペシェク指揮
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)、
チェコ・フィルハーモニーO,ペシェク指揮

VB-3918032 \980
モーツァルト:
ミサ ハ長調「戴冠式ミサ」K317
ミサ・ソレムニス ハ長調K337
クヴェラ(ソプラノ)、グレネヴォルト(アルト)、
プレガルディーン(テナー)、ゼーリック(バス)、
ケルン室内合唱団、コレギウム・カルトゥシアヌム
ペーター・ノイマン指揮

VB-3913692 \980
グリーグ、リスト:ピアノ協奏曲
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団、
ドミトリ・キタイェンコ指揮

VB-3913722 \980
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
ロンドン交響楽団、バリー・ワーズワース指揮

VB-3913752 \980
ラフマニノフ:晩とう
エストニア室内合唱団、トニ・カリュステ指揮

VB-3913782 \980
ベスト・イタリア・バロック協奏曲集
コレッリ: 合奏協奏曲ヘ長調Op.6-2
イギリス室内管弦楽団、イアン・ワトソン指揮
ペルゴレージ:フルート協奏曲ト長調
ウィリアム・ベネット(フルート)、イギリス室内O、ワトソン指揮
ヴィヴァルディ:ヴァイオリンとオルガンのための協奏曲ニ短調
ホセ・ルイス・ガルシア(ヴァイオリン)、
イアン・ワトソン(オルガン、指揮)
イギリス室内管弦楽団
アルビノーニ:アダージョ(弦楽とオルガンのための)
イアン・ワトソン(オルガン、指揮)、イギリス室内管弦楽団
ヴィヴァルディ:合奏協奏曲イ短調
イギリス室内管弦楽団、イアン・ワトソン指揮
アルビノーニ:オーボエ協奏曲ニ短調
ニール・ブラック(オーボエ)、イギリス室内O、ワトソン指揮

VB-3913812 \980
愛されしフランス夜想曲集
サティ/ドビュッシー編:2つのジムノペディ
フォーレ:エレジー
マスネ:聖処女の最後の祈り
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
イギリス室内管弦楽団、ポール・トルトゥリエ指揮
ドビュッシー/ビュッセル編:小組曲
フォーレ:マスクとベルガマスク
ラヴェル:マ・メール・ロア組曲
イギリス・ノーザン・シンフォニア、ジャン=ベルナール・ポミエ指揮



<EMI CLASSICS>
CZS-3959182(69CD+1CDROM) \18900
カラス/コンプリート・スタジオ・レコーディングス1949-1969 (限定生産)
世紀のディーヴァ、カラスが残した録音セッションの全てを69枚のCDに収録、
ハードカヴァー・ボックス、スリップケース、
CDはそれぞれ厚紙製ケース入り、100Pブックレット写真掲載、
CDROMはトラックリスト、写真集、
リブレットをアップデイトされたサイトよりダウンロード可能

CZS-3971042 8枚組 \3900
カラス/オペラ・ハイライツ(限定生産)
ベッリーニ:「ノルマ」ハイライト
ビゼー:「カルメン」ハイライト
ドニゼッティ:「ランメルムーアのルチア」ハイライト
プッチーニ:「ラ・ボエーム」ハイライト
プッチーニ:「トスカ」ハイライト
プッチーニ:「蝶々夫人」ハイライト
ヴェルディ:「アイーダ」ハイライト
ヴェルディ:「椿姫」ハイライト
カラスの代表的オペラ録音の8作品のハイライト集
クラッシュメルボックス、CDは紙製ケース入り100Pブックレット(トラック
リスト、解説あらすじ掲載)

CDS-3963412 2枚組 \1980
カラス/ワン・アンド・オンリー
CD1
「ジャンニ・スキッキ」、「ラ・ボエーム」、「ワリー」、
「アドリアナ・ルクヴルール」、「アンドレア・シェニエ」、「トスカ」、
「蝶々夫人」、「トゥーランドット」、「リゴレット」、「椿姫」、
「イル・トロヴァトーレ」、「シチリアの夕べの祈り」、
「夢遊病の女」からのアリア全18曲
CD2
「ノルマ」、「セビリアの理髪師」、「エルナーニ」、「アイーダ」、
「オルフェオとエウリディーチェ」、「カルメン」、
「ロミオとジュリエット」、「ウェルテル」、「サムソンとデリラ」、
「マノン」、「ルイーズ」、「ファウスト」からのアリア全15曲
ディーヴァ、カラスの代表的アリアを集大成した2CD決定盤
特別価格でご案内。12Pブックレット、ブリリアント・ボックス

DVBW-5007209(DVD-Video) \2850
カラス/ベスト・オブ・マリア・カラス・オン・フィルム
カラス・ファンが待ちに待った映像が遂にDVD発売
オフィシャルなDVD化がなされていなかった映像満載のコレクター必携のアイ
テム。アムレイ・ボックス 4Pブックレット

DVAW-5034029(DVD-Video) \2850
ヴェンゲーロフ/リヴィング・ザ・ドリーム
ドキュメンタリー:リヴィング・ザ・ドリーム(56分)
ボーナス:ヴェンゲーロフ・イン・モスクワ-
ヴィエニャフスキ:創作主題による変奏曲
ヴェンゲーロフの限りない音楽的天才は数多くの最高度の音楽的栄誉と熱狂的
ファンをもたらしています。「リヴィング・ザ・ドリーム」(2004年11月収録
開始)は、世界中のコンサート、リサイタルに現れる30歳のマエストロ-ヴァ
イオリニストのあわただしい生活を追いかけます。その映像は2004年末、イス
タンブールでのコンサート、彼の幼年時代の故郷ノヴォシビルスクでのロシア
の真冬を経て、ハノーファーでの委嘱した最新協奏曲の初演までを描いていま
す。その間にこのユスポフ作の新協奏曲の準備、ヴィオラの演奏、エレクトリ
ック・ヴィオリンでの即興的ロック演奏、タンゴの踊りなどの映像もあり。さ
らにジャズ・ヴァイオリニスト、ディディエ・ロックウッドからのレッスン、
パリでのセバスティアン・ミッセ及びアンドレア・レイェロとのタンゴ・レッ
スン、アムステルダムでのクリスティアーヌ・パルハとの演出の検討などを経
てのハノーファーでの大植英次指揮での「ヴィオラ・タンゴ・ロック協奏曲」
の初演にいたるまでが収められています。
ドキュメント「リヴィング・ザ・ドリーム」はUS国際フィルム&ヴィデオ・
フェスでシルヴァースクリーン賞を獲得、バンフでベスト・アーツ・ドキュメ
ンタリーにノミネイトされました。ヴェンゲーロフは「ヴィオラ・タンゴ・ロ
ック協奏曲」を8月18日、BBCプロムスで作曲者ユスポフ指揮、ロンドン交響楽
団と演奏、さらに録音予定(08年3月発売?)です。

<EMI>
EMI 5677322 33枚組 \32500
チェリビダッケ・エディション 再入荷のご案内
※代理店入荷の数量に限りがございます。品切れの際はご容赦下さい。

<RCA RED SEAL RCA RED SEAL>
88697129332(SACD-Hybrid) \1900
ベートーヴェン:交響曲第4&7番イ長調
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
昨年5月の来日公演におけるベートーヴェンの交響曲全曲演奏会で、「刺激に
満ちながらも調和の取れたベートーヴェン」「奇跡としか言いようがない演
奏」「知情意すべてが最高水準、比類なき世界最高峰のベートーヴェン」「ベ
ートーヴェン交響曲全9曲から未知の世界を引き出した」「ベートーヴェン芸
術の真髄にふれることができた感動と驚きの3日間」と、最高の賛辞を得たパ
ーヴォ・ヤルヴィとドイツ・カンマーフィル。大好評の第1弾(第3番&第8番)
も、「ベートーヴェンの思い溢れる演奏が耳の胼胝を一気に粉砕してくれる」
「まさに現代を代表する名演だ」などと絶賛され、CDジャーナル誌2006年特別
賞を受賞し、またBEST ALBUM100にノミネートされるなど、各誌紙でのきなみ
高い評価を得ています。
【21世紀の指揮界を背負う気鋭のパーヴォ・ヤルヴィ】
パーヴォ・ヤルヴィは、2006年9月からドイツ屈指のフランクフルト放送交響
楽団の首席指揮者に就任、また11月にはモーツァルト、ハイドン、シューベル
トという堂々たるオーストリア古典派のプログラムを引っさげてウィーン・
フィルの指揮台にも初登場し、名うてのオーケストラの賞賛も勝ち得ています。
また2006年に発売されたバルトーク:管弦楽のための協奏曲が「レコード芸術」
レコード・アカデミー賞を受賞するなど、来日公演での絶賛ぶりもあわさって、
日本でも最も注目を集める存在になっています。
【オリジナル楽器奏法を取り入れつつ、現代的な視点を見失わない卓越した
ベートーヴェン解釈】
弦は6−6−6−4−3という小編成で対向配置、トランペットとティンパニには
オリジナル楽器を使用、また控えめにヴィブラートを使うオリジナル楽器の奏
法を取り入れることによって、ベートーヴェンがそれぞれの交響曲にこめた革
命的なまでのドラマがくっきりと描き出されます。特に名手をそろえた管楽器
が弦楽器にかき消されずに浮かび上がり、革張りのティンパニを木製の硬いバ
チで叩くことで、明確なリズムが刻まれています。父が指揮者(ネーメ・ヤル
ヴィ)、弟や妹も音楽家という恵まれた環境で、幼いころからベートーヴェン
の音楽にのめりこみ、何度もその解釈を練り上げてきたパーヴォ・ヤルヴィが、
まさに満を持して取り組んだベートーヴェン・サイクル。第1弾同様、何度も
実演で取り上げて解釈を練り上げた末に、万全のコンディションで録音されて
おり、現在もっとも新鮮で刺激的なこのコンビのベートーヴェン解釈を堪能で
きることでしょう。特に第7番に関しては、2004年6月のセッションで一度全曲
を収録しておきながら、さらに2006年9月に部分的に再度録音しなおしている
ほどの入れ込みよう。
【元フィリップス・スタッフによる超優秀録音】
録音エンジニアは、元フィリップスの録音スタッフが創設したオランダ・ポリ
ヒムニア社の総帥エヴァレット・ポーター。最近の内田光子の録音のプロデュ
ーサーとしても知られるポーターが、音響効果抜群のベルリン・スコアリング
・ステージ・スタジオ(旧東ドイツの国営放送局の録音用ホール)に鳴り響く
ドイツ・カンマーフィルの個性的な響きを鮮明に捉えた超優秀DSD録音です。
【使用楽譜:ベーレンライター版使用】
【録音:2005年8月24-26日(第4番)、2004年6月18-19日及び2006年9月3,4日
(第7番):ベルリン、スコーリング・ステージ
DSD Recording[CD 2.0ch./ SACD 2.0ch./ SACD 5.0ch]】




<OEHMS CLASSICS>
OC908 3枚組 \3800
ヒンデミット:歌劇「画家マティス」(全曲)
シモーネ・ヤング(指揮)
ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
ハンブルク州立歌劇場合唱団
2005年9月、ハンブルク歌劇場で超話題となった、 シモーネ・ヤング指揮に
よる歌劇「画家マティス」の ライヴ全曲録音盤が登場!
Mathis: Falk Struckmann
Albrecht von Brandenburg: Scott MacAllister
Lorenz von Pommersfelden: Carsten Wittmoser
Wolfgang Capito: Peter Galliard
Riedinger: Harald Stamm
Hans Schwalb: Par Lindskog
Truchses von Waldburg: Moritz Gogg
Sylvester von Schaumburg: Jurgen Sacher
Pfeifer des Grafen: Ho-yoon Chung
Ursula: Susan Anthony
Regina: Inga Kalna
Grafin Helfenstein: Renate Spingler
ヒンデミットの大作オペラ、「画家マティス」の待望の全曲録音登場。交響曲
として知られるこの作品だが、それはオペラの完成前にあらかじめ作曲してあ
った3曲をフルトヴェングラーとベルリン・フィルのために交響曲として構成
したもの。もちろん、こちらだけでもヒンデミットらしい作品でバーンスタイ
ンやアバドなど数多くの名演が存在するのだが、ぜひオペラとしても全曲聴い
てみてほしい大作なのである。
恐らく、ほとんどの人は「画家マティス」と聞くと、あのフランスの野獣派ア
ンリ・マティスを思い浮かべるのではないだろうか。しかし実際は、マティス
(マティアス)・グリューネヴァルト という15世紀後半の画家がモデル。
1542年の農民戦争の際、農民たちを決起させた人物で、彼が描いた「イーゼン
ハイム祭壇画」に影響を受けたヒンデミットが台本を書き作曲したもの。
この頃のヒンデミットの作風は、いわゆる新古典主義と言われるもので、対位
法を重んじ、メロディも機能的でわかりやすい。ワーグナーやR・シュトラウ
スのような肥大した音ではなく簡潔で程よくシリアスな響き。とは言え、ワー
グナーを歌えるパワフルな歌手を集めないと、この曲の上演は難しいと思われ
る重厚な歌のパートも面白い。
タイトルロールは、リセウ劇場の「リング・ツィクルス」での名演が光るファ
ルク・シュトルクマン。現在最高のワーグナーバリトンとして名を馳せる人だ
けあって、ここでの歌唱もしびれるほどに素晴らしい。
※ 歌詞及び対訳はついておりません。
【録音:2005年9月25日、ハンブルク州立歌劇場でのライヴ】

OC805 \1550
ルートヴィヒ・トゥイレ : 歌曲集
歌曲集Op.4, Op.19, Op.24, Op.36,
レベッカ・ブローベルク(Sp)フランク・ストローベル(P)
テュイレと言えば、あのレ・ヴァン・フランセが来日時に取り上げた六重奏曲
が良く知られている。もしくは、同じ時期に発売されたCDで交響曲を聴き、そ
の「R・シュトラウスっぽさ」に圧倒された人も少なからずいるのではないか。
ここで聴けるのは、歌曲作曲家としてのテュイレである。1886年から亡くなる
前年の1907年までに書かれた曲が19曲。順を追って聴いてみると、はからずも
当時の音楽の流行が手にとるようにわかるのではないだろうか。
Op.4の5つの歌曲は、まさにシューマンそのもの。ためらいがちに現れるひそ
やかな感情も、満たされぬ思いを秘めた和音進行も、濃厚なロマン派の色合い
を帯びている。その5年後のOp.19は少々マーラーを思わせる民謡的な味わい。
半音階的な和声の進行も少し垣間見えるところが興味深い。そして1906年に書
かれたOp.36はすっかり後期ロマン派の特有の音楽。最後まで調性から逸脱す
ることはない。
ここで歌っているレベッカ・ブロベルクはこの時代の歌を得意とするソプラノ。
適度な甘さと深い表現力を備えた力強い声が魅力的だ。そしてフランク・スト
ローベルといえば、退廃音楽から現代音楽、その時代の映画音楽を最も得意と
している指揮者として有名だが、ここではピアノを担当しており、見事にこの
時代の音楽を表現している。
【録音:2006年4月26日-28日 ドイツ国営放送第10スタジオ】

OC705 \1450
「モーツァルト・イン・パリ」
ヨハン・クリスティアン・バッハ:
シンフォニアニ長調 Op.18-6(「ゴールのアマディ」序曲)
シモン・ル=デュク:シンフォニア 変ホ長調
シュヴァリエ・ド・サン・ジョルジュ: ヴァイオリン協奏曲 ト長調 Op.2-1 *
ピエール=モンタン・ベルトン: 新しいシャコンヌ ホ短調
モーツァルト: 交響曲第31番ニ長調「パリ」 K.297
ラインハルト・ゲーベル(指揮)
ユラ・リー(Vn) *
バイエルン・カンマーフィルハーモニー管弦楽団
あのムジカ・アンティクヮ・ケルンのリーダー、ラインハルト・ゲーベルがモ
ダン・オーケストラ指揮したアルバムが登場!
ここに収録された作品は、パリの音楽の殿堂組織「コンセール・スピリチュエ
ル」のために書かれた作品が収録されています。現在ではほとんど知られてい
ない、当時ではパリでは人気を誇った作曲家の作品。彼らは、この時代以前の
ルイ王朝期の太陽の国を決して忘れていないのである。(ベルトンの作品は、
まさにリュリそのもの!)。そして、コンセール・スピリチュエルの支配人ル
・グロがモーツァルトに依頼した交響曲第31番を収録しました。
ここでのゲーベルの演奏は、昔の異端児ゲーベルとは思えないほど、パリらし
い気品があり決して粗野でない演奏。もちろんここではモダン楽器を使用して
いますが、オリジナル楽器奏法を取り入れているのは当然ながら(実はゲーベ
ルは、ノン・ビブラート奏法は提唱していない)は、聴き慣れたモーツァルト
では、第2楽章の倍近いテンポ、最終楽のテンポの遅さにはアレ?と思わせて
くれる。サン・ジョルジュのヴァイオリン協奏曲では、日本にも何回も来日し
好評を博している、2006年度レオポルト・モーツァルト国際ヴァイオリン・コ
ンクール優勝者のユラ・リーが、ソロを担当しています。
【録音:2007年3月6日-9日、ミュンヘン、バイエルン放送第1スタジオ】

OC596 \1450
ミリヤム・コンツェン「ロマンティック・ヴァイオリン・リサイタル」
ツェムリンスキー: ヴァイオリンとピアノのためのセレナード イ長調
シューベルト: 幻想曲ハ長調D.934, Op.159
ブラームス: ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
ミリヤム・コンツェン(Vn) ヘルベルト・シュッフ(P)
以前リリースされたコンツェンによる3枚の小品集アルバムも、なかなか意欲
的な選曲だったが、今回もそれに負けず劣らず魅惑的な曲が並んでいる。3曲
ともウィーンをモティーフに選ばれたもので、ツェムリンスキーはブラームス
の影響を受け、もちろんブラームスはシューベルトの曲を念頭においていたに
違いない。冒頭のツェムリンスキーの作品は、彼特有の噎せ返るような半音階
的な響きはあまり感じられず、あくまでも典雅で愛らしいもの。まるで民謡を
思わせるような軽快なメロディが心地良い。シューベルトの大作での若々しく
伸びやかな音も好ましく、ブラームスの第3番のソナタでの、思いの他堂々と
した演奏には驚くばかりである。いつの間にか大人の雰囲気を身に着けたコン
ツェンの渾身の演奏、シュッヒュの雄弁なピアノもききものである。
【ヴァント、アバドに絶賛されたドイツの俊英ヴァイオリニスト、ミリヤム・
コンツェン】
ミリヤム・コンツェンはドイツ人の父親と日本人の母親に1976年ドイツのミュ
ンスターで生まれる。2歳でヴァイオリンを手にし、3歳よりレッスンを受け始
める。5歳で人前で演奏し、7歳よりヴァイオリンの名手・名教師として名高い、
ティボール・ヴァルガ(1921-2003)に師事する。数々の受賞を経て、16歳の
時「ティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクール(1993年)」で優勝
し、世界の桧舞台に登り、バービカン・センター、クィーン・エリザベス・ホ
ール(ロンドン)、スメタナ・ホール(プラハ)、ムジークハレ(ハンブルク)
ベルリン・フィルハーモニー(室内楽ホール)など世界の一流のコンサート・
ホールで、ハンブルク国立フィル(アルブレヒト)、ハンガリー国立フィル、
フランクフルト放送響などの一流オーケストラと共演する。1995年クラウディ
オ・アバドの招きでベルリン芸術週間で「ベルリンの出会い」コンサートに出
演、ゲルト・アルブレヒトからもハンブルクにたびたび客演を依頼されたほか、
エリザベート・シュヴァルツコプフからは「卓越した芸術家としての個性」、
ギュンター・ヴァントからは「たぐい稀な音楽性」と賞賛を贈られている。日
本では1999年にプラハ室内管弦楽団との共演を皮切りに、読売日本交響楽団、
ヘルシンキ・フィル(2001年)、水戸室内管弦楽団(2000年&2002年)とオー
ケストラとの共演で来日を重ね、メンデルスゾーン、ブルッフやシベリウスの
ヴァイオリン協奏曲でその卓越した音楽性で高い評価を得ている。
このCDは3枚のCDを出したアルテ・ノヴァ・レーベルからエームズ・クラシッ
クスへの移籍第1弾CDで、彼女にとって4作目のアルバムとなるもの。シェーン
ベルクら新ウィーン楽派の師で後期ロマン派の文脈で生まれた傑作「抒情交響
曲」の作曲家ツェムリンスキーのセレナード、シューベルトのピアノ曲の傑作
「さすらい人幻想曲」と同系列に属し、高度なヴィルトゥオージティが要求さ
れる名作「幻想曲」、そしてブラームスの晩年の重厚で内省的な情緒が色濃い
傑作、ソナタ第3番といった、一晩のヴァイオリン・リサイタルと同じように
ソリストとしての資質を問われる考え抜かれたプログラム。ミリヤムはこの
ディスクでも、前3作を上回る洗練された卓越の技術に裏付けられた類い稀な
音楽性で真価を発揮し、聴くものを魅了する。
【録音:2006年11月26日-29日、ミュンヘン、バイエルン放送第1スタジオ】


下記のご案内は、今年の3月にご案内するはずの新譜情報でしたが、マガジン
で掲載が漏れておりました。すでに発売になっておりますので、よろしくお願
いいたします。


<RCA RED SEAL US>
88697061062 \1900
ブラームス/:ヴァイオリン・ソナタ第1-3番
ニコライ・スナイダー(p) イェフィム・ブロンフマン(p)
このCDはメニューインが「イザイの後継者」と絶賛したエリーザベト王妃国際
コンクール(97年)の覇者ニコライ・スナイダーにとってBMGクラシックス4枚
目となるもので、パートナーであるピアニストに現在世界最高のピアノのヴィ
ルトゥオーゾの一人であるイェフィム・ブロンフマンを迎えてコラボレーショ
ンした最新アルバム。完璧なテクニックに裏付けられたその高い音楽性あふれ
る演奏で21世紀の世界楽壇におけるトップ・ヴァイオリニストの上位に欧米で
はすでに位置づけられているスナイダーの録音はこれまでヴァイオリン協奏曲
と小品集だけであったが、このディスクで始めてピアノとの室内楽の大曲に取
り組んだ。ヴァイオリン・ソナタの中でもロマン派音楽を代表する室内楽の傑
作であるブラームスの3 曲のソナタは、ベートーヴェンの10曲のヴァイオリン
・ソナタと並び重要な作品で、ヴィルトゥオーゾとして最高の資質と音楽家と
しての深みが必要とされる。名手ブロンフマンと時にはテンペラメントを合わ
せつつも丁々発止、作品を完璧に弾きこなし若々しい感性と音楽性で、新鮮な
感動を呼ぶ見事なコラボレーションである。次のリリースはブラームスとコル
ンゴルトのヴァイオリン協奏曲(ゲルギエフ指揮ウィーン・フィル!)も大き
な期待が持たれる!
【録音:2005年12月13-19日、
パーチェス・カレッジ・アート・センター、ニューヨーク】

88697074092 2枚組 \2900
ザ・エッセンシャル・マリオ・ランザ
【Disk 1】
1: Be My Love (from "The Toast of New Orleans"), 2: Drink, Drink,
Drink (From "The Student Prince"), 3 La donna e mobile, 4: Danny Boy,
5: Granada, 6: Because You're Mine (From "Because You're Mine"),
7: Ave Maria, 8: Valencia, 9: The Loveliest Night of the Year (From
"The Great Caruso"), 10: Song of India, 11: Because, 12: O sole mio,
13: The Donkey Serenade (From "Firefly"), 14 :If I Loved You (from
"Carousel"), 15: Serenade (From "The Student Prince"), 16: Funiculi,
funicula, 17: Golden Days (From "The Student Prince"),
18: Arrivederci, Roma (featured in "The Seven Hills of Rome"),
19: You'll Never Walk Alone, 20: Beloved (From "The Student Prince"),
21: Come prima (From "For the First Time"), 22: E lucevan le stelle,
23: Santa Lucia, 24: I'll Walk With God,
Disk 2】
1: And This is My Beloved (from "Kismet"), 2: Cielo e mar, 3: If I
Loved You (from "Carousel"),4: Deep In My Heart, Dear (from "The
Student Prince"), 5: Core 'ngrato, 6: Una furtiva lagrima, 7: Ah!
Sweet Mystery of Life, 8: Canta pe' me, 9: Santa Lucia luntana,
10 Memories, 11: With a Song in My Heart (from "Spring Is Here"),
12: O paradiso!, 13: Temptation (from "Going Hollywood"), 14: Celeste
Aida, 15: Fenesta che lucive, 16: A Night to Remember, 17: Non ti
scordar di me, 18: Somewhere a Voice Is Calling, 19: Softly, As in a
Morning Sunrise, 20: All the Things You Are (From "Very Warm for
May"), 21: Passione, 22: One Night of Love (From "One Night of Love"),
23: La danza,
アメリカの名歌手、マリオ・ランザ(1921年生-1959年没) 映画俳優、力強い
テノールの歌唱でコンサート、レコードおよび銀幕で絶大な人気を誇ったが、
本格的なオペラ歌手への転身を図る途上、38歳の若さで早世した。最近では、
彼のその美しくかつ豊かな声はカルーソーの次、ジュゼッペ・ディ・ステファ
ーノの上に位置するとも言われている。この盤では彼の最も有名な録音47曲
(1949-1959年録音)を収録したベストです。




<RCA RED SEAL Italy>
88697057742(SACD-Hybrid) \1900
ルイジ・ケルビーニ:6つのピアノ・ソナタ (第1-6 番)
アンドレア・バケッティ(p)
歌劇「メディア」や「レクィエム」で知られるケルビーニ。ロッシーニのフラ
ンス進出後にオペラ界での名声が凋落したため、今日では一部の作品しか演奏
されないが、当時は高く評価され、ベートーヴェンはケルビーニを当時の最も
すぐれたオペラ作曲家と見なした。またケルビーニが執筆した対位法の教本は、
ショパンやシューマン夫妻も用いたほど定評があった。彼の非常に珍しく、録
音も極少数のピアノ・ソナタを、イタリアの奇才ピアニスト、アンドレア・バ
ケッティが演奏をします。




<DHM>
82876895042 \1900
モーツァルト:
交響曲第40番 ト短調K.550 (第1稿版)、
第41番 ハ長調K551「ジュピター」
ブルーノ・ヴァイル(指揮)
ターフェルムジーク・バロック・オーケストラ
Vivarte、DHMなどに多数の録音してきているオーストリアの指揮者ブルーノ・
ヴァイル。長年一緒に演奏を続けている、カナダの古楽器オーケストラ「ター
フェルムジーク・バロック・オーケストラ」と今回モーツァルトの最後の交響
曲2曲を初録音。特に「ジュピター」の古楽器による演奏ものは、コレギウム
・アウレウムから始まり、ホグウッド、ブリュッヘン、ガーディナー、ノーリ
ントン、ピノック、インマゼール、オーケストラ・シンポシオン、ヤープ・テ
ル・リンデン、最近ではミンコフスキやルネ・ヤーコプスがそれぞれ独特解釈
演奏によって録音されてきた。その演奏になぐりこんだのがこのブルーノ・
ヴァイル。彼がこの曲を演奏しようと試みた際に、偶然発見されたのが、
「ジュピター」第4楽章のファゴットパートの一部に間違いがあること。(こ
れは、モーツァルト学者H.C.ロビンズ・ランドン博士も提唱しており、その原
因までも仮定して追究している)。このことにより正しいと思われる音に直し、
まるでドビュッシーの音楽のように感じられた音楽が、これこそモーツァルト
という音楽に蘇ったのだ。また、ヴァイルは楽譜どおりの指示を決意したのだ。
今まで古楽色が強かったり、独特なテンポや強弱を付けたりということはほと
んど無いが、それが爽快感溢れる素晴らしい演奏となっている。もちろん40番
もその演奏は同様で、あとからシュタルダー兄弟のために付け加えられたであ
ろうクラリネット・パート無しの第1稿版(他に古楽器演奏では、ホグウッド、
ヤープ・テル・リンデン盤のみ)での演奏で試みている。
【録音:2006年6月29日-7月1日、トロント・グレン・グールド・スタジオ】





<OEHMS CLASSICS>
OC526 6枚組 \4650
ベートーヴェン:交響曲全集(第1-9番:BOX)
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)
ザールブリュッケン放送交響楽団
早くもあの名演奏が、全集BOX化決定!
読売日本交響楽団第8代常任指揮者就任記念!
日本のファンへ皆様に、スクロヴァ&エームズ社長からの特別価格でのご提供
となります。 BOXの仕様は当社輸入「RCA・コンプリート・コレクションBOX」
と同じような紙製薄箱となります。

<WARNER>
5144.20660 ※番号変更 2564.69877 6枚組 \6480
マリア・カラス/シンプリー・カラス
世紀の歌姫、マリア・カラス没後30年記念BOX。チェトラ最初の公式録音とカ
ラス最初期のオペラ全曲スタジオ録音である《ジョコンダ》と《椿姫》を併録。
<CD-1>
マリア・カラス/チェトラ・ファースト・オフィシャル・レコーディング
ワーグナー:
楽劇《トリスタントイゾルデ》より〈愛の詩〉「優しくかすかな彼の微笑み」
録音:1949年10月8日
ベルリーニ:
歌劇《ノルマ》より「清らかな女神よ」、「美しいときがふたたび帰ってく
れば」
録音1949年10月9日
ベルリーニ:
歌劇《清教徒》より「ああ、私に希望を返して」、「あなたのやさしい声が
(狂乱の場)」「いらっしゃい、愛しい人、月が空にかかっています」 
録音1949年10月10日 
1949年、25歳のカラスは既にイタリア全土で大成功を収め,トリノで初めての
レコーディングをチェトラと行いました。《ノルマ》《清教徒》《トリスタ
ンとイゾルデ》は,いずれも当時の彼女の当り役です。
<CD-2,3,4>
ポンキエルリ:歌劇《ジョコンダ》
ジョコンダ:マリア・カラス(ソプラノ)
ラウラ:フェドーラ・バルビエーリ(メゾ・ソプラノ)
アルヴィーゼ:ジュリオ・ネーリ(バス)
チエカ:マリア・アマディーニ(メゾ・ソプラノ)
エンツォ:ジャンニ・ポッジ(テノール)
バルナバ:パオロ・シルヴェーリ(バリトン)
ズアーネ:ピエロ・ポルディ(バス)
イゼーポ:アルマンド・ベンツィ(テノール)
録音:1952年9月6−10日 トリノ(モノーラル)
マリア・カラス初のオペラ全曲スタジオ録音です。彼女の当り役であり,悲劇
的な終幕に向けての感情表現の深さ,ドラマティックな振幅の大きさは比類が
ありません
<CD-5,6>
ヴェルディ:歌劇《椿姫》
ヴィオレッタ:マリア・カラス(ソプラノ)
フローラ:エデ・マリエッティ・ガンドルフォ(メゾ・ソプラノ)
アンニーナ:イネス・マリエッティ(ソプラノ)
アルフレード:フランチェスコ・アルバネーゼ(テノール)
ジェルモン:ウーゴ・サヴァレーゼ(バリトン)
ガストーネ:マリアーノ・カルーソー(テノール)
ドゥフォール:アルベルト・アルベルティーニ(バリトン)
ドビニー:マリオ・ゾルニョッティ(バス)
グランヴィル トマーゾ・ソレイ(バス)
録音:1953年9月15−20日 トリノ(モノーラル)
カラスの当り役《椿姫》の唯一のスタジオ録音であり,最初期のカラスの記録
としても貴重です。このCDでのカラスの歌唱は,未成熟ながら恐るべきパッショ
ンをもっており,ヴィオレッタの内面を迫力豊かに描ききっています。
<CD-1> トリノ・イタリア放送交響楽団&合唱団 
指揮:アントニーノ・ヴォット
<CD-2,3,4> トリノ・イタリア放送交響楽団&合唱団 
指揮:アントニーノ・ヴォット
<CD-5,6> トリノ・イタリア放送交響楽団、チェトラ合唱団 
指揮:ガブリエーレ・サンティーニ

5144.20646 \1080
ロドヴィコ・レッゾーナ(P)、サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)、
ルチアーノ・モッファ(Vla)、ウンベルト・エガッディ(Vc)
ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲 第4番 Op.11, 
ピアノ四重奏曲 Op.16(木管楽器とピアノのための五重奏曲からの編曲版)
ロドヴィコ・レッゾーナ(P)、サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)、
ルチアーノ・モッファ(*Vla)、ウンベルト・エガッディ(Vc)
録音:1969年

5144.20649 \1080
ブゾーニ:2台のピアノの作品集
バッハのコラール「幸いなるかな、おお魂の友よ」よる即興曲
オルガンのための幻想曲
モーツァルトの「ピアノ協奏曲」による協奏的小二重奏曲対位法的幻想曲
ミケーレ・カンパネッラ、ラウラ・デ・フスコ(P)
録音:1982年6月 ローマ

5144.20650 \1080
ハイドン:
ピアノ協奏曲 ニ長調 Hob.XVIII-11
アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII-6
モーツァルト:
ロンド イ短調 K.511
ピアノ協奏曲 イ長調 第12番 K.414
イェルク・デムス(P)
イ・フィラルモニク・ディ・ボローニャ
指揮:マウリツィオ・ベニーニ
録音:1989年6月 モデナ(DDD)

5144.20651 \1080
シューベルト:
ハンガリー風ディヴェルティメント(編曲:ヴィルジリオ・モルターリ)
交響曲 第3番 ニ長調 D.200
交響曲 第4番 ハ短調 D.417「悲劇的」
エミリア-ロマーナ“アルトゥーロ・トスカニーニ”交響楽団
指揮:ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ
録音:1991年10月 レッジョ・エミリア(DDD)

5144.20658 \1080
ポートレイト−ルチアーナ・セッラ
ロッシーニ:
歌劇《結婚手形》より「沈黙は手段」、「この喜びを聞いてください」
ベルリーニ:
歌劇《清教徒》より「狂乱の場」、「いらっしゃい、愛しい人、月が空にか
かっています」
ドニゼッティ:
歌劇《シャモニーのリンダ》より「ああ、あまりに遅すぎる」、「私の心の光」
ヴェルディ:
歌劇《群盗》より「あなたは私のカルノの胸に」、「ああ、奥様!」、
「カルロは生きてるの?」
トマ:歌劇《ハムレット》より「一緒に歌の仲間に入れて」他
マイアベーア:歌劇《ディノラ》より「軽い影よ」他
ミラノ・イタリア放送交響楽団
指揮:アルベルト・ゼッダ
録音:1983年6月 ミラノ

5144.20653 \1080
ジョヴァンニ・シモーネ・マイアー(1763-1845):序曲集
シサーラ、秘密、劇場の名手、スコットランドのジネルヴァ、
アロンソとコーラ、赤いバラと白いバラ、コリントのメデア 他
ベルガモ劇場管弦楽団
指揮:ドナート・レンゼッティ
録音:1995年10月23-26日 ベルガモ(DDD)

5144.20656 \1080
ルチア・ヴァレンティーニ・テッラーニ/ロッシーニ:アリア集
こんな胸さわぎが」(タンクレディ)、「柳の下にたたずんで」(オテロ)、
「私はバビロニアで見た...ああ、いつの日も憂い」(セミラーミデ)、
「今の歌声は心にひびく」(セビリャの理髪師)、
「不安と涙のうちに生まれ」(シンデレラ)他
トリノ・イタリア放送交響楽団
指揮:アルベルト・ゼッダ
録音:1980年9月、81年10月 トリノ

5144.20654 \1080
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第8番 Op.110(弦楽合奏版), 
グバイドゥリーナ:キリストの最後の7つの言葉
イタリア弦楽合奏団 指揮:マリオ・ブルネッロ
マリオ・ブルネッロ(Vc),アイヴァノ・バティストン(バヤン)
イタリア弦楽合奏団 指揮:クラウディオ・ドーニ
録音:1997年(DDD)

5144.20655 \1080
メルカダンテ:
シンフォニア・ファンタスティカ*、性格的シンフォニア*、
古代ケルト人の吟遊詩人への哀歌、
《ランメルモアのルチア》のためのシンフォニア*、
「ロッシーニのスターバト・マーテル」のモチーフによるファンタジア*、
舞踊曲*
オーケストラ・フィルハモニア・メディテッラネア
指揮:ルイジ・デ・フィリッピ
録音:1996年6月(DDD)*世界初録音

5144.20657 \1080
ポートレイト−マルチェッラ・ポッベ
プッチーニ:《修道女アンジェリカ》より「母さんもなしに坊やは死んだのね」
プッチーニ:《つばめ》より「とてもすてきな数時間」
プッチーニ:《トスカ》より「歌に生き恋に生き」
プッチーニ:
《トゥーランドット》より「お聞きください王子さま」「氷のような姫君の心も」
プッチーニ:《マノン・レスコー》より「この柔らかなレースの中で」
プッチーニ:《ラ・ボエーム》より「私の名はミミ」
プッチーニ:《ジャンニ・スキッキ》より「私のいとしいお父さん」
チレア:《アドリアーナ・ルクヴルール》より「貧しい花」
マスカーニ:《イザボー》より「この私の白いマント」「一人の老婆が来て」
ボイト:《メフィストーフェレ》いつかの夜、暗い海の底に
トリノ・イタリア放送交響楽団(1-10) 指揮:アルトゥーロ・バジーレ他
録音:1956年(1,3,9)、1958年(2,4,5-8)、1956年(12)トリノ
サンレモ交響楽団、指揮:トゥリオ・セラフィン、録音 1956年サンレモ(10,11)

2564.699725 \1900
ヘレン・ジェーン・ロング
ポースリン(磁器)
ポースリンとは磁器のこと。その透明な形、繊細な質感、そして美しく磨き上
げられた表面に特徴付けられます。このアルバムはその磁器の持つ美しさをテ
ーマにした注目すべきもので、才能のある若きイギリスの作曲家ヘレン・ジェ
ーン・ロングの記念すべきデビュー盤です。彼女のスタイルはフレッシュであ
り霊感に満ち個性的なものです。彼女の音楽は聴く人の心を高揚させそして静
め、別世界に導いてくれます。彼女は「指輪物語」でハワード・ショアをアシ
ストしたり、各種のCFを手がけていることでも知られています。

2564.66321 \1900
ハスウェル&ハッカー
ブラックエス・エヴァー・ブラック
今年聴く最高のカッティング・エッジ・ミュージュク! クセナキス音楽&ア
コースティック研究協会で学び、クセナキスUPICシステムというコンピュータ
を駆使して作られた彼らの意欲作。

2564.69893 2枚組 \2280
ヴァリアス
モースト・ビューティフル・クラシカル・アンセムズ
歓び、自由、希望そして友愛!40の感動的なクラシックの頌歌を集めた強力盤!
Disc 1 
1.おお、運命よ-世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」(オルフ曲) 
2.ヴァルキューレの騎行-楽劇「ヴァルキューレ」より(ワーグナー)
3.行け、わが思いよ、金色の翼に乗って-歌劇「ナブッコ」より(ヴェルディ)
4.行進曲「威風堂々」第1番(戴冠式頌歌「希望と栄光の国」)(エルガー)
5.トッカータ ニ短調(抜粋)(J.S.バッハ)  
6.交響曲第5番「運命」より第1楽章(ベートーヴェン)
7.祭司ザドク(抜粋)(ヘンデル)(ITVチャンピォン・リーグ)
8.誰も寝てはならぬ-歌劇「トゥーランドット」(プッチーニ)
(1990年ワールド・カップ)
9.交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」(冒頭)(R.シュトラウス)
(映画「2001年宇宙の旅」)
10.騎士の踊り-バレエ「ロメオとジュリエット」(プロコフィエフ)
11.序曲「1812年」よりフィナーレ(チャイコフスキー)
12.ヴァイオリン協奏曲集「四季」より「春」第1楽章(ヴィヴァルディ)
13.ハレルヤ・コーラス-オラトリオ「メサイア」(ヘンデル)
14.エルサレム(パリー)
15.組曲「惑星」より 火星(ホルスト)
16.歓喜の歌-交響曲第9番「合唱」(ベートーヴェン)
17.組曲「展覧会の絵」より プロムナード(ムソルグスキー)
18.交響曲第3番より第2楽章のフィナーレ(サン=サーンス)(映画「ベーブ」)
19.凱旋行進曲-歌劇「アイーダ」(ヴェルディ)  
20.ヴァイオリン協奏曲集「四季」より「夏」第3楽章(ヴィヴァルディ)
Disc 2 
1.UK Theme Tune (BBC ラジオ4 UK テーマ音楽)
2.組曲「惑星」より 木星(抜粋)(ホルスト) (I vow to Thee my country)
3.ニムロッド-エニグマ(謎)変奏曲(エルガー)
4.グリーンスリーヴズによる幻想曲(ヴォーン・ウィリアムズ)
5.行進曲「ダム・バスターズ」(コーツ)
6.Sailing by (Binge) (BBC ラジオ4 クロージング・テーマ)
7.ねむっているようなラグーンのほとりで(コーツ)
(Desert Island Discs theme)
9.Barwick Green (Arthur Wood) (The Archers theme)
10.ホーンパイプ(ヘンリー・ウッド)
11.弦楽のためのアダージョ(抜粋)(バーバー)
12.歌劇「タンホイザー」序曲(抜粋)(ワーグナー)(映画「Meeting Venus」)
13.交響詩「フィンランディア」(シベリウス)
14.カレリア組曲より 間奏曲(シベリウス)
15.テ・デウム より 前奏曲 (M-A.シャルパンティエ)
16.「カルメン」前奏曲(ビゼー)
17.ボレロ(抜粋)(ラヴェル)
18.アンヴィル・コーラス-歌劇「イル・トロヴァトーレ」(ヴェルディ)
19.剣の舞い-バレエ「ガイーヌ」(ハチャトゥリアン)
20.ルール・ブリタニア(アーン)

2564.69939 6枚組 \7600
ハイドン:ミサ曲集
ミサ曲7番「戦争のミサ」 Hob.XXII-9
ミサ曲9番「ネルソン・ミサ」 Hob.XXII-11
ミサ曲12番「ハルモニー・ミサ」 Hob.XXII-14
テ・デウム Hob.XXIIIc−1
ミサ曲11番「天地創造ミサ」 Hob.XXII-13
スターバト・マーテル Hob.XXIIbis
十字架上のキリストの七つの言葉 Hob.XX-2
マニフィカト
Intende Voci
サルヴェ・レジナ Hob.XXIIb-2
Saggia il pensier - カンタータ「今いかなる疑いが」 Hob.XXIVa-4
アーノンクール
アーノンクールがワーナーに残したハイドンの宗教曲を6枚に収めたボックス・
セットです。比類ないハイドン(レパートワー誌)、アーノンクールのテンポと
表現の的確さ・・・大推薦(BBCミュージック・マガジン) 等々。国内外に高い
評価を得たハイ・クォリティのアルバムです。

2564.69923 4枚組 \4320
フォーレ:ピアノ曲全集
夜想曲全曲(全13曲)
即興曲全曲(全5曲)
3つの無言歌
舟歌(全13曲)
小品集 作品84(7曲)
前奏曲全曲(全9曲)
ヴァルス・カプリス全曲(全4曲)
マズルカ
ジャン・ユボー(ピアノ)
ジャン・ユボーは1917年にパリで生まれた作曲家兼ピアニスト。69年から70年
に録音した同じフォーレの「室内楽全集」は名盤の中の名盤と知られ1971年に
ADFディスク大賞を得ています。これは意外にもソロ演奏は初めてのもので、
フランスの香り一杯のフォーレの世界を紡ぎだしています。

2564.699672 6枚組 \6480
ドビュッシー&ラヴェル:ピアノ曲集
ドビュッシー:
2つのアラベスク

バラード
舞曲
ロマンティックなワルツ
マズルカ 
「ベルガマスク」組曲
前奏曲
サラバンド
トッカータ
ハイドンを讃えて
映像 第1集 & 第2集
前奏曲 第1巻 &第2巻
子供の領分
練習曲集 第1巻 & 第2巻
喜びの島
スケッチ帳より
マスク(仮面)
レントより遅く
英雄的子守歌
(録音:1970−71)
ラヴェル:

逝ける王女のためのパヴァーヌ
古風なメヌエット
前奏曲
シャブリエ風に
ボロディン風に
ハイドンの名によるメヌエット
マ・メール・ロア
クープランの墓
ソナチネ
高雅にして感傷的なワルツ
(録音:1968)
モニック・アース(ピアノ)
モニック・アースは1906年に生まれ87年に他界したフランスの女流ピアニスト
です。彼女のドビュッシーとラヴェルは定評があるもので、このドビュッシー
とラヴェルもともにADFディスク大賞を得ています。繊細にしてニュアンスに富
んだ彼女の演奏は、フランス音楽の魅力を十二分に味あわせてくれます。

2564.699674 6枚組 \6480
ソロ・ピアノ・ミュージック
ハイドン・アルバム
シューマン・アルバム
ヘンデル・アルバム
ブラームス・アルバム
レーガー・アルバム
スメタナ・アルバム
アンドラーシュ・シフ(ピアノ)
1953年ハンガリー生まれのシフ。「グラモフォン」誌で指摘されるように、疑
いも無く現代の最高の才能と機知に富んだ音楽家で名匠と呼ばれるべきピアニ
ストです。彼がテルデック・レーベルに録音した6枚を集大成した注目すべき
アルバムです。

<WARNER>
2564. 69814 \1350
マリア・カラス/あるディーヴァの誕生
歌劇「椿姫」-ハイライト-(ヴェルディ)(1953年9月15日-20日、トリノ)
1. 友よ、さあ飲み明かそう(乾杯の歌)<第1幕>
2. 思い出の日から<第1幕>
3. ああ、そはかの人か・・・花より花へ<第1幕>
4. 神よ、力を与えたまえ<第2幕>
5. あなたは約束を守ってくれた<第3幕>
6. さようなら、過ぎさった日よ<第3幕>
7. パリを離れて<第3幕>
ガブリエーレ・サンティーニ指揮 トリノ・イタリア放送交響楽団&合唱団
歌劇「ジョコンダ」-ハイライト-(ポンキエルリ)(1952年9月6日-10日、トリノ)
8. そして、呪いを!<第2幕>
9. 私はあの方を血を愛する獅子のように<第2幕>
10. ああ、お母さん、私は宿命の島にあって<第3幕>
11. 自殺・・・この恐ろしい時に<第4幕>
12. さあ、これで死ねるわ!<第4幕>
アントニーノ・ヴォットー指揮 トリノ・イタリア放送交響楽団&合唱団
楽劇「トリスタンとイゾルデ」より(ワーグナー)(1949年11月8日)
13. 優しくかすかな彼のほほえみ(愛の死)[イタリア語]
歌劇「ノルマ」より(ベルリーニ)(1949年11月9日)
14. 清らかな女神よ・・・私の胸に帰れ
歌劇「清教徒」より(ベルリーニ)(1949年11月10日)
15. ふたたび望みを・・・やさしい声が呼んでいた・・・さあ、いらっしゃ
い愛しい人(狂乱の場)
マリア・カラス
アルトゥーロ・バージレ指揮 トリノ・イタリア放送交響楽団
25歳のイタリアでの録音が不世出のソプラノ、カラスの不滅のディスコグラ
フィーの出発点がこの貴重なチェトラ録音です。
彼女のその決して美声とは言えませんが、その類まれな天性の声を武器に、
彼女はリリカルな役どころからドラマティックな役どころまで的確に表現。
その能力は卓越したもので、20世紀の最大のソプラノとしての評価は死後ま
すます高くなっています。
今年はEMIのカラス・キャンペーンが予定されているとの事です。これはその
中の重要な1枚となります。

2564. 64375 2枚組 \2200
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全曲)
トーマス・ツェートマイヤー(ヴァイオリン)
トーマス・ツェートマイヤーは、オーストリアのザルツブルグ生まれの45歳。
1978年にザルツブルグ国際モーツァルト・コンクールで優勝した逸材です。
翌年、同音楽祭でデビューを飾っています。独墺系レパートリーを得意とし、
一流オーケストラとの共演が多く、最近ではトリオなどの室内楽にも力を入
れています。

2564. 64390 2枚組 \2200
ブゾーニ:
(1) ピアノ協奏曲ハ長調 作品39「コラール」
(2) 対位法的幻想曲 (以上ブゾーニ)
ヴィクトリア・ポストニコワ(ピアノ)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮 
フランス国立管弦楽団&合唱団((1))
ブゾーニのピアノ協奏曲”は、終楽章(第5楽章)に男声合唱が入り長大でかつ、
技巧的にも最も難しい曲のひとつとされています。「コラール協奏曲」とも
呼ばれています。ロジェストヴェンスキー+ポストニコワア夫婦共演ならで
はの、文字通り息の合った貴重な録音です。

2564. 62782 2枚組 \2200
ジェズアルド:レスポンソリウム集
(1) 月曜日-木曜日のためのレスポンソリウム
(2) ミゼレーレ(詩篇50)
(3) 聖金曜日のためのレスポンソリウム
(4) ベネディクトス
(5) 聖土曜日のためのレスポンソリウム
アンサンブル・ア・セオ・ヴォーチェ
ジェズアルド(1560-1613)はイタリアのルネサンス音楽から初期バロック音楽
への過度期における異色の作曲家です。リュート奏者でもありました。
16世紀末から17世紀初めにかけて活躍した王家出身のジェズアルトは複雑な半
音階法を駆使して、音楽に不思議な陰影をつけ、ストラヴィンスキーなども興
味を持ったことでも有名です。

2564. 64374 2枚組 \2200
ショパン:夜想曲全集 全21曲
エリザーベト・レオンスカヤ(ピアノ)
巨匠リヒテルや、あのアルバン・ベルグSQらに認められたレオンスカヤの、い
つくしむようなショパンの夜想曲の世界。
レオンスカヤは、旧ソ連トビシリのチフリス生まれ。モスクワ音楽院で学んだ
後に、1798年に亡命しウィーンに移住。79年にザルツブルグ音楽祭でデビュー
しました。アルバン・ベルグ四重奏団と共演した、シューベルトの「ます」の
録音では、世界各国から絶賛を浴びています。
レオンスカヤは、シューベルト、リストなどを得意としていますが、この「夜
想曲全集」は彼女の初めてのショパン・アルバムとなります。

2564. 64202 2枚組 \2200
クセナキス・アルバム
(1) フレグラ
(2) ジャロン
(3) ケレン
(4) ノモス・アルファ
(5) タレイン
(6) ナーマ
(7) ゴレ島にて
(8) ホアイ
(9) コンボイ
ピエール・ブーレーズ指揮
アンサンブル・アンテルコンテンテンポラン
クセナキス(1922- )はルーマニア生まれ、第2次大戦中はギリシャの解放運動
に加わり、投獄されたこともあります。戦後はパリでメシアンなどに指示して
います。
ブーレーズが、パリのポンピドウー・サンター内に、自ら創設した現代音楽集
団“アンサンブル・アンテルコンテンポラン”は、コンピューター・ミュージ
ックを含む、数多くの現代曲の初演を行い、世界中から注目を集めています。

2564. 64398 2枚組 \2200
マルタン:
(1) ゴルゴダの丘
(2) ミサ曲(無伴奏2重合唱のための)
ドニーズ・マルタン指揮 
交響楽団(1)&南フランス室内合唱団(1)(2)
マルタン(1890-1974)は、スイスの作曲家。作風はロマン派や12音技法などの
影響を受けましたが、1930年台終わり頃から新古典派風の独自の音楽を作り上
げ傑作を残しています。この2曲もその時代の代表的作品です。

2564. 64329 2枚組 \2200
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集
(1) ヴァイオリン協奏曲第1番 変ロ長調 K.207
(2) ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調 K.211
(3) ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216
(4) ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218
(5) ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219「トルコ風」
(6) ヴァイオリン協奏曲(第7番) ニ長調 K.271a 伝モーツァルト(偽作)
トーマス・ツェートマイヤー(ヴァイオリンと指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
オーストリア・ザルツブルグが誇る、天才ヴァイオリニスト、ツェートマイヤ
ーの澄み切った青空を思わせるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集です

2564. 64349 2枚組 \2200
ルーセル:交響曲全集
(1) 交響曲第1番 ニ短調 作品7「森の詩」
(2) 交響曲第2番 変ロ長調 作品23
(3) 交響曲第3番 ト短調 作品42
(4) 交響曲第4番 イ長調 作品53
シャルル・デュトワ指揮
フランス国立管弦楽団
フランスの作曲家ルーセル(1869-1937)の交響曲全集。とくに、第3番と第4番
は彼の最高傑作として知られその新古典主義的に根ざした傑作です。第1番と
第2番は録音も少なく貴重なものです。

2564. 64377 2枚組 \2200
ストラヴィンスキー:
(1) バレエ「ペトルーシュカ」(1911年版)
(2) 花火 作品4
(3) バレエ「春の祭典」
(4) 幻想的スケルツォ 作品3
エリアフ・インバル指揮
フィルハーモニア管弦楽団
今秋来日するインバル&フィルハーモニア管による、オーケストラの魅力を最
大に発揮させたストラヴィンスキーの管弦楽名曲集です。

2564. 64373 2枚組 \2200
ヴィヴァルディ:
協奏曲集 作品8「和声と創意の試み」(「四季」を含む)作品8
Wクラウディオ・シモーネ指揮 
イ・ソリスティ・ヴェネティ
ピエール・ピエルロ(オーボエ)
ピエロ・トーゾ(ヴァイオリン)
有名な「四季」を含めた「和声と創意の試み」を、ソリストにオーボエの名手
ピエルロを迎えたファンは見逃せない必聴盤!
イタリアの誇る、シモーネ指揮イ・ソリスティ・ヴェネティの歯切れの良い、
明るい弦楽器の魅力が聴きどころです。

2564. 64349 4枚組 \5200
ブラームス:交響曲全集(+ヴァイオリン協奏曲)
(1) 交響曲第1番 ハ短調 作品68
(2) 交響曲第2番 ニ長調 作品73
(3) 交響曲第3番 ヘ長調 作品90
(4) 交響曲第4番 ホ短調 作品98
(5) 大学祝典序曲 作品80
(6) 悲劇的序曲 作品81
(7) ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
(8) ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮 
クリーヴランド管弦楽団
トーマス・ツェートマイヤー(ヴァイオリン)(8)
アメリカ5大オーケストラの1つ、クリーヴランド管の美しい響きが聴く人を魅
了するブラームスの管弦楽の世界!
ドホナーニは、クリーヴランド管以外にも、イギリスのフィルハーモニア管、
ドイツの著名なオーケストラなどと世界をまたに活躍しています。

2564. 64176 2枚組 \2200
F.クープラン:クラヴサン作品全集
オリヴィエ・ボーモン
フランス・バロックを代表するF.クープラン(1668-1733)のエスプリ溢れる作
品の数々!
1960年にフランスで生まれたボーモンは、名手ユゲット・ドレイフュスやフラ
ンスのクラヴサン音楽に造詣の深いケネスやギルバートに学んだ名手です。
ボーモンは他に同じフランスの作曲家ラモーの全集など貴重な録音を残して
います。

2564. 64320 18枚組 \19500
ヴィヴァルディ:協奏曲とソナタ集
(1) トリオ・ソナタ集 作品1(全12曲)
(2) ヴァイオリン・ソナタ集 作品2(全12曲)
(3) 協奏曲集 作品3「調和の霊感」(全12曲)
(4) ヴァイオリン協奏曲集 作品4「ラ・ストラヴァガンツァ」(全12曲)
(5) ヴァイオリン・ソナタ集 作品5(全6曲)
(6) ヴァイオリン協奏曲集 作品6(全6曲)
(7) 協奏曲集 作品7(全12曲)
(8) 協奏曲集 作品8「和声と創意への試み」
(ヴァイオリン協奏曲集「四季」含む全12曲)
(9) 協奏曲集 作品9「ラ・チェトラ」(全12曲)
(10)フルート協奏曲集 作品10(全6曲)
(11) 協奏曲集 作品11(全6曲)
(12) 協奏曲集 作品12(全6曲)
(13) ソナタ集 作品13「忠実なる羊飼い」(全6曲)(偽作:シェドヴィル曲)
(14) チェロ・ソナタ集 作品14(全6曲)(以上ヴィヴァルディ/(13)を除く)
クラウディオ・シモーネ指揮 
イ・ソリスティ・ヴェネティ
ポール・トルトゥリエ(チェロ)
ジャン=ピエール・ランパル(フルート)他
ヴィヴァルディの作品番号つきの作品を18枚のCDに収めたセットです。ヴィ
ヴァルディの名演奏を擁する旧エラート・レーベルならではの大企画です。
ヴィヴァルディの演奏には定評のあるシモーネをはじめ、今は亡きトルトゥ
リエやランパルなど20世紀後半を飾った名手たちの名演も納められています。
今はシェドヴィルの作品と判明した「忠実な羊飼い」が収められているのも、
曲の素晴らしさを考えると1つの見識といえるかもしれません。

2564. 64347 3枚組 \3300
J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV.244
ニコラウス・アーノンクール指揮 
ウィーン・コンツェツトゥス・ムジクス、
アルノルト・シェーンベルク合唱団、ウィーン少年合唱団
クリストフ・プレガルディエン(テノール)・・・・・・・福音史家
マティアス・ゲルネ(バス)・・・・・・・・イエス 他
バッハの最大の名作といわれる「マタイ受難曲」。これは1975年、85年に続く
アーノンクールの3度目の録音(2000年)です。齢70を超えた彼らしく、彼の音
楽はより円熟味を増し、音楽的で流れるように美しいものです。過度に感情
表現を押し付けることなく、常に音楽の持つ力を信じて演奏したものといえ
ます。

2564. 69987 2枚組 \2200
40 Best Classical Love Themes
1. ピアノ協奏曲第21番より(モーツァルト) 
2. 幻想序曲「ロメオとジュリエット」より(チャイコフスキー)
3. 白鳥-組曲「動物の謝肉祭」より(サン=サーンス) 
4. ピアノ協奏曲第2番より(ラフマニノフ)
5. スパルタクスとフリーギアのアダージョ-バレエ「スパルタクス」
(ハチャトゥリン)
6. ピアノ協奏曲第2番より(ショスタコーヴィチ)
7. チェロ協奏曲より(エルガー)  
8. 第1幕への前奏曲-歌劇「椿姫」(ヴェルディ)
9. トーマス・タリスの主題による幻想曲 より(ヴォーン・ウィリアムズ)
10. 牧神の午後への前奏曲 より (ドビュッシー) 
11. 弦楽五重奏曲 より(シューベルト)
12. ヴァイオリン協奏曲第1番 より(ブルッフ) 
13. 情景-バレエ「白鳥の湖」(チャイコフスキー)
14. ピアノ協奏曲第2番 より(ショパン) 
15. アダージェット-交響曲第5番(マーラー)
16. 間奏曲-歌劇「マノン・レスコー」(プッチーニ) 
17. クラリネット五重奏曲 より(モーツァルト)
18. ピアノ協奏曲第5番「皇帝」より(ベートーヴェン) 
19. マンドリン協奏曲 より(ヴィヴァルディ)
20. ボレロ より(ラヴェル) 
21. ピアノ協奏曲第2番 より(ラフマニノフ)
22. ニムロッド-エニグマ変奏曲 より(エルガー) 
23. 夜想曲-弦楽四重奏曲第2番(ボロディン)
24. トロイメライ-子供の情景 (シューマン) 
25. 愛の死-楽劇「トリスタンとイゾルデ」(ワーグナー)
26. 第3幕の間奏曲-歌劇「カルメン」(ビゼー) 
27. ヴァイオリン協奏曲 より(チャイコフスキー)
28. 前奏曲第4番(ショパン)  
29. オーボエ協奏曲 より(アルビノーニ)
30. 交響曲第6番「悲愴」より(チャイコフスキー)  
31. ピアノ協奏曲第2番 より(ブラームス)
32. ブラジル風バッハ第5番 より(ヴィラ=ロボス)  
33. 鍵盤協奏曲 BWV.1056 より(J.S.バッハ)
34. 愛の夢第3番(リスト)  
35. ロマンス-映画音楽「馬あぶ」(ショスタコーヴィチ)
36. タイスの瞑想曲(マスネ)  
37. ワルツ「美しく青きドナウ」より(J.シュトラウス II)
38. ジムノペディ第1番(サティ/ドビュッシー編)  
39. 協奏曲ニ短調 より(マルチェロ/J.S.バッハ)
40. 交響曲第2番 より(ラフマニノフ)
VARIOUS
クラシックの名曲から、愛すべきメロディーを集めたコンピュレーション・ア
ルバムです。一般のこの種のアルバムと異なり、内容的にも比較的に高度で初
心者から一般のクラシック・ファンにもアピールする企画です。

2564. 64346 2枚組 \2200
ハイドン:歌劇「アルミーダ」(全曲)
ニコラウス・アーノンクール指揮 
ウィーン・コンツェツトゥス・ムジクス、
チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ)・・・・・・・・アルミーダ
クリストフ・プレガルディエン(テノール)・・・・・・・・リナルド
パトリシア・プティボン(ソプラノ)・・・・・・・・ゼルミーラ
ヨゼフ・ハイドン(1732-1809)が1783年に作曲したオペラです。内容は十字軍
の指揮官あるリナルドと十字軍からイェルサレムを守ろうとする魔女アルミー
ダとの許されない愛の物語です。
このハイドンの珍しいオペラをアーノンクールは生き生きとした指揮で聴かせ
ます。またバルトリをはじめとした豪華な歌手陣も見逃せません。

2564. 64348 3枚組 \3300
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」(全曲)
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
アルノルト・シェーンベルク合唱団
クリスティーナ・ガラルド=ドマス(ソプラノ)・・・・・・・・アイーダ
ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ(テノール)・・・・・・・・ラダメス
オルガ・ボロディナ(メゾ・ソプラノ)・・・・・・・・アムネリス
古楽から始まり着々とレパートリーを増やし、そのいずれもが高い評価を得て
いるアーノンクールがついにヴェルディのオペラを振ったとファンを驚かせた
アルバムです。
ここで使用されたアイーダ・トランペットはこの録音のために作成されたとい
うことも大きな話題となりました。
アーノンクールは凱旋行進曲に代表される華麗な音響の世界もさることなが
ら、アイーダとラダメスの愛の死を主題に感動的な世界を表現しています。

2564. 69984 2枚組 \2200
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲全集
(1) ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調 作品21
(2) ピアノ三重奏曲第2番 ト短調 作品26
(3) ピアノ三重奏曲第3番 ヘ短調 作品65
(4) ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 作品90「ドゥムキー」
トリオ・フォントネ
ドイツの青少年音楽コンクールで知り合った若い演奏家で1990年の結成された
三重奏団です。このアルバムは1988年から90年に録音されたもので、その若々
しく新鮮さとバランスのとれた演奏で高く評価されたものです。

2564. 69986 2枚組 \2200
フォーレ:ピアノ五重奏曲&ピアノ四重奏曲全集
(1) ピアノ五重奏曲第1番 ニ短調 作品89
(2) ピアノ五重奏曲第2番 ハ短調 作品115
(3) ピアノ四重奏曲第1番 ハ短調 作品15
(4) ピアノ四重奏曲第2番 ト短調 作品45 (以上フォーレ)
ジャン・ユボー(ピアノ)
ヴィア・ノヴァ四重奏団(1)(2)
レイモンド・ガロワ=モンブラン(ヴァイオリン)(3)(4)
コレット・ルキアン(ヴィオラ)(3)(4)
アンドレ・ナヴァラ(チェロ)(3)(4)
1971年フランスのADFディスク大賞を得たフォーレの室内楽全集に収められて
いた名演です。フランスの香りに満ちた演奏で知られています。

2564. 69984 2枚組 \2200
グラナドス:
(1) ピアノ組曲「ゴイェスカス」
(2) わら人形-ゴヤ風な情景
(3) 12のスペイン舞曲集
(4) 6つのロマンティックな情景
ジャン=フランソワ・エッセール(ピアノ)
指揮者としても知られるフランスのピアニスト、エッセールは広いレパートリ
ーで知られていますが、その中でも中心はスペイン物です。テンポを自在に動
かして奏でる演奏はスペインの情緒を十二分に楽しませてくれるものです

2564. 69985
ヘンデル:オルガン協奏曲集
(1) オルガン協奏曲第1番 ト短調 作品4-1
(2) オルガン協奏曲第2番 変ロ長調 作品4-2
(3) オルガン協奏曲第3番 ト短調 作品4-3
(4) オルガン協奏曲第4番 へ長調 作品4-4
(5) オルガン協奏曲第5番 へ長調 作品4-5
(6) オルガン協奏曲第6番 変ロ長調 作品4-6
(7) オルガン協奏曲第7番 変ロ長調 作品7-1
(8) オルガン協奏曲第8番 イ長調 作品7-2
(9) オルガン協奏曲第9番 変ロ長調 作品7-3
(10) オルガン協奏曲第10番 ニ短調 作品7-4
(11) オルガン協奏曲第11番 ト短調 作品7-5
(12) オルガン協奏曲第12番 変ロ長調 作品7-6 (以上ヘンデル)
ヘルベルト・タヘツィ(オルガン) 
ニコラウス・アーノンクール指揮 
ウィーン・コンツェツトゥス・ムジクス
1930年生まれのオーストリアのオルガニスト、タヘツィとアーノンクールの共
演。タヘツィの節度のあるオルガンとアーノンクールの生き生きとした指揮が
聴き物です。
使用しているオルガンがポジティフ・オルガン(室内用の小オルガン)であるこ
ともポイントの1つです。

2564. 69992 2枚組 \2200
ハイドン:ピアノ・ソナタ集
(1) ピアノ・ソナタ第50番ハ長調 Hob.XVI-50
(2) ピアノ・ソナタ第23番ヘ長調 Hob.XVI-23
(3) ピアノ・ソナタ第37番ニ長調 Hob.XVI-37
(4) ピアノ・ソナタ第35番ハ長調 Hob.XVI-35
(5) ピアノ・ソナタ第40番ト長調 Hob.XVI-40
(6) ピアノ・ソナタ第48番ハ長調 Hob.XVI-48
(7) ピアノ・ソナタ第34番ホ短調 Hob.XVI-34
(8) ピアノ・ソナタ第27番ト長調 Hob.XVI-27
(9) ピアノ・ソナタ第52番変ホ長調 Hob.XVI-52 (以上ハイドン)
ミシェル・ベグネール(ピアノ)
ミシェル・ベグネールは1941年生まれ。パリ音楽院でピアノをヴラド・ペルル
ミュテールとマルグリット・ロンに、室内楽をジャック・フェヴリエに学び共
に一等賞を得ている女流実力派です。

2564. 69986 2枚組 \2200
メシアン:幼子イエスに注ぐ20のまなざし
イヴォンヌ・ロリオ(ピアノ)
1945年に作曲されたこの作品の初演者でありメシアン夫人でもあるイヴォンヌ
・ロリオは、モノラル時代にもこの作品を録音しています。この2回目の録音
はその以前のもの感じられたロマンティクさからよりリアリスティックものと
なり作品を見据える眼は激しくなっています。

2564. 69984 2枚組 \2200
シェーンベルク:
(1) 交響詩「ペレアスとメリザンド」作品5
(2) 管弦楽のための変奏曲 作品31
(3) ヴァイオリン協奏曲 作品36
(4) ピアノ協奏曲 作品42
ピーエール・ブーレーズ指揮 
シカゴ交響楽団(1)(2)、ロンドン交響楽団(3)(4)
ピエール・アモイヤル(ヴァイオリン)(3)
ピーター・ゼルキン(ピアノ)(4)
12音音楽の創始者シェーンベルク(1874-1951)の作品集。ロマンと官能の「ペ
レアス・・・」を始めとして巨匠ブーレーズの精緻で色彩的な指揮は他の追随
を許しません。また、協奏曲のソリストも万全といえます。

2564. 69984 2枚組 \2200
シューベルト:
(1) 八重奏曲ヘ長調 D.803
(2) 弦楽五重奏曲ハ長調 D.956
ブランディス四重奏団
ベルリン・ゾリステン(1)
イエルク・バウマン(チェロ)(2)
ベルリン・フィルのコンサート・マスターであったフランディスが組織したブ
ランディス四重奏団とベルリン・フィルの腕っこきたちの競演です。

2564. 69985 2枚組 \2200
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
Wエリアフ・インバル指揮 
フランクフルト放送交響楽団
鬼才インバルは、この交響詩「モルダウ」で名高いこの作品をチェコの民族色
にとらわれず、スコアを深く検討することによりこの作品を再構築。新しい魅
力を引き出しています。

<NAXOS> 各1枚 \880
8.557508
<ストラヴィンスキー(1882-1971):ロバート・クラフト・コレクション −
生誕125年記念アルバム(ストラヴィンスキー作品集第8集)>
ヴァイオリン協奏曲
(録音:2006年4月、ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ)
カンタータ「星の王」(録音:1992年、ニューヨーク、パーチェス)
管楽器のためのシンフォニー集(1920年初版)
(録音:2001年、ニューヨーク、アメリカ芸術文学アカデミー)
バレエ「春の祭典」(1967年版、1913年初版改訂)
(録音:2007年1月、ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ)
演奏/ロバート・クラフト(指揮)フィルハーモニア管弦楽団、
ジェニファー・フラウチ(ヴァイオリン)、
20世紀クラシックス・アンサンブル、聖ルカ管弦楽団、
グレッグ・スミス・シンガーズ
「星の王」はMusic Masters、「管楽器のためのシンフォニー集」はKoch
Internationalで既発売。作曲者の片腕として知られるクラフトですが、スト
ラヴィンスキー生誕125年を記念し、「春の祭典」を再録音(旧録音は8.557501
で発売中)。彼の演奏はひとつの証言だけに貴重であり、ストラヴィンスキー
・ファンであれば必聴。また2006年録音のヴァイオリン協奏曲、初期の名作2曲
も含め、非常に存在意義のある一枚となりました。

8.557799
コレルリ(1653-1713):<ヴァイオリン・ソナタOp.5>
ヴァイオリン・ソナタ第7番/同第8番/同第9番/同第10番/同第11番/
同第12番「フォリア」
演奏/フランソワ・フェルナンデス(バロック・ヴァイオリン)、
グレン・ウィルソン(ハープシコード)
第1番-第6番を収録したルーシー・ファン・ダール演奏の既発売CD(8.557165)
に続き、作品5の後半を収録した一枚。ラ・プティト・バンドなど多くの古楽
アンサンブルで活躍するフェルナンデスと、古楽シーンではベテランとなった
ウィルソンのデュオで、コレルリ特有のヴァイオリン・テクニックを楽しむこ
とができます。

8.557807
バリオス(1885-1944):<ギター作品集第3集>
カアサパー − パラグアイ民謡(マクファーデン編曲)/ドン・ペレス・フレ
イレ(タンゴ)/古いメダル/熱帯風ワルツ/アラベスク(練習曲第4番)/
音階と前奏曲/ワルツの練習曲/イ調の練習曲/未完の練習曲/扇の国/ファ
ビニアーナ/タンゴ第2番/君の面影 − ワルツ/スペインの伝説/スペイン
のカプリッチョ/アレグロ・シンフォニコ/邪悪な光/「ラ」のメヌエット/
ウルグアイの様式/グァラニー舞曲/タランテラ(マクファーデン編曲)
演奏/ジェフリー・マクファーデン(ギター)
第1集(8.554558)、第2集(8.555718)に続く第3弾は、既発売の2枚同様に魅
力的な小品の集合であり、猛暑の夏にはぴったりの音楽。マクファーデン自身
による編曲も含まれ、他の奏者と違った魅力も備えています。

8.557828
アルヴェーン(1872-1960):
ソールバッケンのシュノーヴィ − 映画音楽「ソールバッケンのシュノーヴィ」
からの組曲/ビュグデサガ(田舎の物語) − 映画音楽「他人の女」からの組
曲/エレジー(エミール・シェーグレンの葬儀に)(歴史劇「われら」の付随
音楽として作曲された管弦楽組曲「グスタフ2世アドルフ」Op.49より)
演奏/ニクラス・ヴィレン(指揮)ノールショーピング交響楽団
壮大な交響作品だけではなく、映画音楽や舞台音楽にも名作が多いスウェーデ
ンの作曲家アルヴェーン。北欧音楽ファンには垂涎の作品集ですが、「エレジ
ー」は北欧名作集のようなアンソロジーにも収録されるほど有名であり、アル
ヴェーン・ファンにはこの曲を目当てに注目していただきたい一枚です。

8.557834
<ノルウェー・ピアノ音楽集>
グリーグ(1843-1907):
25のノルウェーの民謡と踊り-ソルファーイェルと蛇と王様 
エッゲ(1906-1979):
ピアノ協奏曲第2番(ノルウェー民謡による交響的変奏曲とフーガ)/3つの
小品-ホーリング幻想曲/ピアノ・ソナタ第1番「夢のバラード」 
ベルグ(1915-1980):ノルウェーの踊り第2番「ホリン老人」 
フールム(1882-1972):水彩画-小品 
トヴェイト(1908-1981):結婚式の鐘(世界初録音)
演奏/ホーヴァル・ギムセ(ピアノ)、
オイヴィン・ギムセ(指揮)トロンヘイム・ソロイスツ
グリーグが蒔いたノルウェー民謡収集という「種」を、後輩の作曲家たちが収
穫したような作品集。ナクソスではグリーグやトヴェイト作品の名演が光るギ
ムセですが、彼が得意とする作品ばかりであり、どの曲からも古き良き民族文
化が聞こえてきます。グリーグ以外にもノルウェーの音楽を知りたいという方
には最適の一枚でしょう。

8.557911-12 2枚組
ヒナステラ(1916-1983):<ピアノ・オルガン曲全集>
[CD1:初期作品と編曲集]
アルゼンチン舞曲集/3つの小品/マランボ/12のアメリカ前奏曲/南米風舞
曲の組曲(第2版)/アルゼンチン童謡の主題によるロンド/子供のためのア
ルゼンチン舞曲(世界初録音)/童謡小曲集I/童謡小曲集II/ミロンガ/小
さな舞曲/ツィポーリ(1688-1726):オルガン・トッカータ(ヒナステラに
よるピアノ用編曲) 
[CD2:ピアノ・ソナタとオルガン作品集]
ピアノ・ソナタ第1番/ピアノ・ソナタ第2番/ピアノ・ソナタ第3番/トッカ
ータ、ビリャンシーコとフーガ/「暁の光は赤く輝き」の主題による変奏曲と
トッカータ(世界初録音)
演奏/フェルナンド・ビアーニ(ピアノ、オルガン)
アルゲリッチが弾いた「アルゼンチン舞曲集」で脚光を浴びた、ヒナステラの
ピアノ曲。多彩なスタイルで書かれた鍵盤楽器のための作品集を集め、ヴィラ
=ロボスと並ぶ南米作曲家のピアノ曲を紹介します。1969年、アルゼンチンに
生まれた俊英による、切れ味のある演奏も見事です。

8.557921
ブリッジ(1879-1941):<ピアノ曲集第2集>
ピアノ・ソナタ/キャサリンのための悲歌/左手のための3つの即興曲/3つの
スケッチ/モデラート/逃げる思いI/スケルツェット
演奏/アシュレー・ウェイス(ピアノ)
イギリスの作曲家ブリッジのピアノ曲は、いくつかの録音がありながらも目立
たない存在ですが、舘野泉が演奏したことで注目された「左手のための3つの
即興曲」により、図らずも知られるようになりました。
シリーズ第1集(8.557842)に続く第2弾は、他にも約35分を要する大作の「ピ
アノ・ソナタ」などを収録しています。

8.557923
ロドリーゴ(1901-1999):<ピアノ作品集第2集>
アマポーラの踊り/セシリアのアルバム/3つのスペイン舞曲/物売りの声に
よるトッカータ付き、カスティーリャのソナタ集/ピアノ組曲/歌と踊り/
早起き鶏の前奏曲/3つのエボカシオン
演奏/アルトゥール・ピサロ(ピアノ)
第1集(8.557272)に続く第2弾は、娘へプレゼントした「セシリアのアルバム」
やD.スカルラッティを思わせる「ソナタ」などを収録。ギター音楽だけではな
いロドリーゴの多彩な作風が展開され、ピアノ作家としての魅力を伝えてくれ
ます。

8.557924
デュリュフレ(1902-1986):<オルガン曲全集>
ソワッソン大聖堂のカリヨン時計の主題によるフーガ/前奏曲、アダージョと
「来たれ、創り主なる聖霊」によるコラール変奏曲/公現祭の入祭唱による前
奏曲/スケルツォ/アランの名による前奏曲とフーガ/瞑想曲/ジャン・ガロ
ンを讃えて/オルガン組曲
演奏/ヘンリー・フェアーズ(オルガン)
オルガン奏者としてあまりにも有名だったデュリュフレのオルガン曲が、CD1枚
に収まってしまうのは驚きでしょう。しかしそれだけに1曲1曲がエッセンスで
あり、近現代フランス音楽ファンは必聴。デュリュフレのスペシャリストであ
る、イギリス生まれの奏者による演奏です。

8.557970
カロミリス(1883-1962):
管弦楽のための三連画/交響曲第3番「パラミキ」(劇的朗読付き管弦楽のた
めの)/3つのギリシャの踊り/プサラの崩壊 ※全曲世界初録音 
※ギリシャ語語り、英語対訳はwebsiteでもご覧いただけます。
演奏/バイロン・フィデツィス(指揮)アテネ州立管弦楽団、
ニキタス・ツァキログロー(語り)
スカルコッタスやテオドラキスなどの再評価で、クラシック音楽ファンにも知
られてきた20世紀ギリシャの音楽シーン。その長老格として親しまれたカロミ
リスは、民謡を使った国民楽派的なものからモダニズム的な作風まで幅広く、
この一枚でもそれを感じることができます。すべて世界初録音というのが信じ
られないほどの名作であり、ギリシャの音楽家たちと俳優が熱い思いで再現し
ます。

8.557991
グリーグ(1843-1907):<グリーグ・エディション第3集>
交響曲ハ短調/古いノルウェーの歌と変奏/組曲「十字軍の戦士シーグル」
より3つの交響的小品 <Vol.1: 8.557279/ Vol.2: 8.557854>
演奏/ビャーテ・エンゲセット(指揮)マルメ交響楽団
没後100年のメモリアル・イヤーにふさわしいシリーズの最新盤は、ナクソス
の北欧音楽演奏でおなじみになった指揮者が、その個性をぶつけた作品集。
初期の作品である交響曲、ノルウェー民謡へのこだわりが結実した「変奏」、
「凱旋行進曲」が有名な「十字軍の戦士シーグル」という3タイプの作品が収
録されています。

8.559277
ジョプリン(1868-1917):<ピアノ・ラグ集第2集>
ラグ=タイム・ダンス:ストップ=タイム・トゥー・ステップ/アラバマの風:
マーチとトゥー=ステップ/菊の花:アフロ=アメリカンのインテルメッツォ
/ピーチェリン・ラグ/ザ・カスケーズ:ラグ/しだれ柳:ラグ・タイム・
トゥー・ステップ/グラジオラス・ラグ/ユージニア/クラッシュ・コリジョ
ン・マーチ/リフレクション・ラグ:シンコペーテッド・ミュージングス/
マグネティック・ラグ/スウィーペシー:ケーク・ウォーク/スコット・ジョ
プリンのニュー・ラグ/ローズ・リーフ・ラグ:ラグタイム・トゥー・ステッ
プ/バラの蕾のマーチ/ストップタイム・ラグ
演奏/ベンジャミン・ローブ(ピアノ)
シリーズ第1集(8.559114)に続く第2弾は、テキサス生まれのピアニストが好
演。1枚もののアンソロジー盤にはなかなか収録されない珍しい曲も多く、ラ
グのスタイル・ヴァリエーションを知ることができる曲もいろいろ。ナクソス
らしいこだわりが、ノリのいい演奏と相まって存在感を示しています。

8.570020
シベリウス(1865-1957):<歌曲集第2集>
交響詩「フィンランディア」-フィンランディア讃歌/フィンランド・イェガ
タイ大隊行進曲/朝霧にぬれて/アテネ人の歌/歌いつぶした声/祖国に −
一つの力/カレリアの運命(愛国行進曲)(世界初録音)/橋の警備兵/ウー
スマーの人びとの歌/まぬけな蜘蛛の歌/クレルヴォの嘆き/3人の盲目の姉
妹/おいで、おいで、恋人よ(世界初録音)/組曲「恋人」-恋人よ、どこに
いるの/おばあさんの誕生日の歌(世界初録音)/偵察団の行進曲/通学路/
風よ、やさしく吹け(ペソネン編曲)/わが心の歌/カリオの教会の鐘/神の
祝福(世界初録音)/名誉の讃歌、こだませよ 
※英、独、スウェーデン、フィンランド語歌詞、
解説に歌詞は付いておりません。
歌・演奏/ハンヌ・ユルム(テノール)、ヨウニ・ソメロ(ピアノ)
第1集(8.570019)に続く第2弾は、世界初録音の4曲を含む作品集。作品番号
別に録音・収録するのではなく、リサイタル風に曲を選ぶスタイルによって
個々の歌の存在に再注目。2人のフィンランド人音楽家が、シベリウスに共感
を込めて描き出します。

8.570119
クラーサ(1899-1924):
子供のための歌劇「ブルンディバール」(ミツバチ)
(英語リブレットによる世界初録音)
小管弦楽のための序曲 
ライマン(1955- ):
蝶を見たのはただ一度だけ(ソプラノとクラリネット用新編曲での世界初録音)
※英語リブレット、英語歌詞付き
演奏・歌/ジェラード・シュウォーツ(指揮)
ミュージック・オブ・リメンバランス、ノースウェスト少年合唱団、
クレイグ・シェパード(ピアノ)、モーリーン・マッケイ(ソプラノ)、
ローラ・デルーカ(クラリネット)
クラーサはツェムリンスキーに師事した神童作曲家でありながら、ナチにユダ
ヤ人の強制収容所へ送られた悲劇の作曲家。その収容所内で上演された「ブル
ンディバール」は、象徴的な作品だと言えるでしょう。現在は世界平和のシン
ボル的な存在として上演されますが、録音はまだまだ貴重です。カップリング
のライマン作品は、その収容所で生涯を終えた子供たちの詩に付曲している連
作歌曲集。悲劇の裏にある純粋さを感じるべき一枚です。

8.570235
タンスマン(1897-1986):<クラリネット室内楽曲集>
クラリネットと弦楽四重奏のための音楽/クラリネット、弦楽四重奏とピアノ
のための6つの音楽/クラリネット、ハープと弦楽四重奏のための3つの小品/
弦楽四重奏のための三枚折り絵
演奏/ジャン=マルク・フェッサール(クラリネット&バス・クラリネット)、
エリアーヌ・レイェス(ピアノ)、フランシス・ピエール(ハープ)、
エリーゼ弦楽四重奏団
ピアノ曲やギター曲が演奏され、日本でも知名度が上がっているタンスマン。
1930年に作曲された「三枚折り絵」は弦楽合奏でも演奏される名作であり、
1970年代と80年代に作曲された他の3作と共に、この作曲家独特のパリ的な感
性が生きています。

8.570245
ルーセル(1869-1937):
交響曲第3番/バレエ音楽「バッカスとアリアーヌ」(全曲)
演奏/ステファヌ・ドゥネーヴ(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団 
フランス印象派と新古典主義をミックスさせたようなルーセルの作品ですが、
代表作とも言えるこの2曲はルーセル入門の一枚としても最適。日本ではル・
サージュらとのプーランク録音が知られるドゥネーヴ(CDや来日公演ではステ
ファン・ドヌーヴという表記)が、音楽監督を務めるオーケストラと運動性に
満ちた音楽を生み出しています。

8.570261J
武満徹(1930-1996):<ピアノ作品集>
ロマンス/2つのレント/遮られない休息I、II、III/ピアノ・ディスタンス
/フォー・アウェイ/閉じた眼 − 瀧口修造の追憶に/閉じた眼II/雨の樹素
描(1982)/雨の樹素描II − オリヴィエ・メシアンの追憶に/こどものため
のピアノ小品/リタニ − マイケル・ヴァイナーの追憶に 
※日本語解説書付き
演奏/福間洸太朗(ピアノ)
シューマンの作品を集めたリサイタル盤(8.557668)で世界的に注目され、国
内外で活動している若手奏者が武満作品集を録音。パリ音楽院で学んだ感性は
フランスで高く評価される武満の音楽にピッタリであり、これまで発売された
録音とは別の、新しい個性を秘めています。また若々しい音楽性も新鮮であり、
武満作品が時代を超えて受け継がれていくことへの期待さえも感じていただけ
るでしょう。

8.570290
ブラームス(1833-1897):
2つの狂詩曲/ワルツ集/3つの間奏曲/ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ
演奏/イェネ・ヤンドー(ピアノ) 
「ヤンドーのブラームス」というだけで、ナクソス・ファンならその真摯な演
奏が聞こえてくるはず。特に深みのある音色と語るようなアーティキュレー
ションは、この奏者ならではの味わいです。有名な作品ですので、彼の個性を
感じ取れるでしょう。

8.570294
アーノルド(1921-2006):<管楽器室内楽曲集>
管楽五重奏曲/2つのクラリネットのための二重奏曲I-VI/夢の街(ハリスに
よる管楽五重奏用編曲:世界初録音)/ホブソンの選択-序曲(ラドクによる
管楽八重奏用編曲:世界初録音)/大幻想曲(世界初録音)/序曲(ラドクに
よる管楽八重奏用編曲:世界初録音)/フルート、クラリネットとピアノのた
めの「ブルジョワ組曲」/映画音楽「船乗りというものは」-スケルツェット
(クラリネットとピアノ用編曲)/クラリネットのための幻想曲/フルート
とクラリネットのための幻想曲(世界初録音)/フルート、オーボエとクラ
リネットのためのディヴェルティメント/管楽五重奏のための3つのシャン
ティー
演奏/イースト・ウィンズ
機知に富んだアーノルドの作風を生かした管楽器のための作品集。20世紀のモ
ーツァルト、またはイギリスのプーランクと称したくなるほど魅力的な音楽で
あり、ほとんどがイギリスの名手たちのために書かれていますので、管楽器プ
レイヤーには喜ばれるはずです。

8.570327
ラフマニノフ(1873-1943):<前奏曲全集>
前奏曲嬰ハ短調/10の前奏曲集/13の前奏曲集
演奏/エルダー・ネボルシン(ピアノ) 
多くのピアニストが挑戦する名作を、ウズベキスタン出身の注目奏者が熱演。
2005年に「第1回リヒテル国際ピアノ・コンクール」で優勝したという実力派
であり、すでに世界各国で演奏活動を行っています。その力強い打鍵はラフマ
ニノフ作品にうってつけだと言えるでしょう。



<NAXOS OPERA>
8.660207-08 2枚組 \2160
ロッシーニ(1792-1868):
歌劇「オリ伯爵」(仏語版)
(ライヴ録音:2002年7月、ドイツ、バート・ヴィルトバート、クーアザール「
ヴィルトバートのロッシーニ」音楽祭) 
※仏語リブレットはwebsiteでご覧いただけます。
歌・演奏/ヒュー・リース=エヴァンズ(オリ伯爵……テノール)、
ルカ・サルシ(ランボー……バリトン)、
ヴォイチェフ・ギェルラフ(宮廷の教育係……バス)、
リンダ・ジェラール(フォルムティエの伯爵夫人……ソプラノ)、
グロリア・モンタナーリ(ラゴンド……メゾ・ソプラノ)、
ルイザ・イスラム=アリ=ザデ(イゾリエ……メゾ・ソプラノ)、
ソフィア・ソロヴィー(アリス……ソプラノ)、
ブラッド・コーエン(指揮)
ブルノ・チェコ室内ソロイスツ(芸術監督:イヴァン・マチャーシュ)、
ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団
(ペトル・フィアラ、ヤン・オツェテク合唱指揮)
ロッシーニのパリ時代、オペレッタからオペラ・セリアへと関心が移った時代
であり、名作「ウィリアム・テル」の前作にあたる作品。「ランスへの旅」か
ら多くを転用しているせいか、なかなか評価されませんが、オペラ作曲家とし
ての円熟期だけにそのスコアは見事です。

8.669012-13 2枚組 \2160
ハンソン(1896-1981):歌劇「メリー・マウント」
(ライヴ録音:1996年10月、ワシントン、シアトル・センター・オペラ・
ハウス) 
※リブレットは付いておりません。歌詞は英語です。
歌・演奏/ローレン・フラニガン
(レディ・マリゴールド・サンデイズ……ソプラノ)、
ウォルター・マクニール(サー・ガワー・ラックランド……テノール)、
リチャード・ゼラー(レスリング・ブラッドフォード……バリトン)、
チャールズ・ロバート・オースティン(プレイズ=ゴッド・テューク……バス)
ジェラード・シュウォーツ(指揮)
シアトル交響楽団、シアトル交響合唱団、ノースウェスト少年合唱団、
シアトル少女合唱団、他 
ナサニエル・ホーソーンの小説「メリー・マウントの五月柱」を原作として、
1934年に初演されたオペラ。ニューヨーク・メトからの委嘱作品であり、アメ
リカ産のオペラとして再評価されるべき作品。オーケストラ組曲としての録音
が有名ですが、やはりオペラ全曲の素晴らしさを味わいたいものです。なお、
これは1996年、ハンソン生誕100年を記念して上演・録音されたものです。


<NAXOS HISTORICAL> 各1枚 \880
8.110987
<パブロ・カザルス − アンコール曲と編曲集第5集:アコースティック録音
全集第3集(1920-1925)>
ショパン:夜想曲第2番(編曲:ポッパー) 
クラウチ:カスリーン・メヴューニーン 
ムーア:春の日の花と輝く(アイルランド民謡) 
エルガー:愛のあいさつ 
ヒンクソン:ロンドンデリーの歌 
ポッパー:ガヴォット 
ルビンシテイン:ペテルブルクの夜会-第1番「ロマンス」 
マクダウェル:森のスケッチ-第1番「野ばらに寄す」 
ズガンバティ:
ヴァイオリンとピアノの2つの小品-第2曲「ナポリのセレナータ」 
デル・リエーゴ:涙をぬぐえ 
ブルッフ:コル・ニドライ 
グラズノフ:2つの小品-第1番「アラビアのメロディ」 
ハイドン:チェロ協奏曲第2番-Adagio 
メンデルスゾーン:無言歌集第6巻-第6番「子守歌」 
ブラームス:低音のための5つのリート-第4番「サッフォー風の頌歌」 
チャイコフスキー:
なつかしい土地の思い出-第3番「メロディ」/四季 − 12の性格的描写-10月
「秋の歌」 
ヘンデル:歌劇「ベレニーチェ(ベレニケ)」-序曲:メヌエット 
キュイ:12のミニアチュア-第8番「子守歌」 
J.S.バッハ:
アダージョ(トッカータ、アダージョとフーガBWV.564より)(編曲:シロティ)
グラナドス:歌劇「ゴイェスカス」間奏曲(編曲:カサド)
演奏/パブロ・カザルス(チェロ)、
ウォルター・ゴールデ(ピアノ)、ロマーノ・ロマーニ(ピアノ)、
エドゥアール・ジャンドロン(ピアノ)
ウォード・マーストン復刻。第1集(8.110985)、第2集(8.110986)と続いた、
アコースティック録音時代におけるカザルスの姿を伝えるシリーズの3枚目。
現在のチェリストにとって定番となっている曲が多く、演奏のみではなくパイ
オニアとしてのカザルスを知る一枚でもあります。

8.111226
<J.シュトラウスII世:歴史的演奏のアンソロジー第1集(1930-1954)>
ドホナーニ:
宝のワルツ(オペレッタ「ジプシー男爵」より)
[エルネ・ドホナーニ]
(録音:1931年2月25日、ロンドン) 
ラヴィチ&ランダウアー:
アンネン・ポルカ
[マルヤン・ラヴィチ&ウォルター・ランダウアー]
(録音:1950年1月1日、ロンドン) 
シュルツ=エヴラー:
シュトラウスのワルツ「美しく青きドナウ」の主題による演奏会用アラベスク
[イザドア・グッドマン]
(録音:1932年、シドニー) 
グリュンフェルト:
ウィーンの夜会(「こうもり」の主題による)
[ヤコフ・フリエール]
(録音:1939年、モスクワ) 
タウジヒ:
J.シュトラウスII世によるワルツ・カプリス第2番(ワルツ「人はただ一度生
きる」)
[アニア・ドルフマン]
(録音:1938年11月5日、ロンドン) 
チェイシンズ:
シュトラウスの「芸術家の生活」による演奏会用パラフレーズ(ワルツ「芸術
家の生活」)
[ヴェラ・アップルトン&マイケル・フィールド]
(録音:1954年) 
シュルホフ:
新ピッツィカート・ポルカ
[パウル・バドゥラ=スコダ]
(録音:1951年12月-1952年1月、オーストリア、ウィーン、コンツェルトハウ
ス) 
テンプレトン:
「ウィーンの森の物語」によるインプロヴィゼーション(ワルツ「ウィーンの
森の物語」)
[アレック・テンプレトン]
(録音:1954年、ニューヨーク) 
ペナリオ:皇帝円舞曲
[レナード・ペナリオ]
(録音:1952年5月9日、ロスアンジェルス) 
シュット:
「こうもり」ワルツによる演奏会用パラフレーズ
[アドルフ・ヴォルフ]
(録音:1938年3月18日) 
ニェジェルスキ:千夜一夜物語ワルツ
[スタニスラス・ニェジェルスキ]
(録音:1930年6月14日、ロンドン) 
バス:
「春の声」 − シュトラウスのロ長調ワルツによる演奏会用パラフレーズ
[ヴァルター・レーベルク]
(録音:1930年、ドイツ) 
ヴォン・ボンハルト:ワルツ「こうもり」
[フィルハーモニー・ピアノ四重奏団]
(録音:1949年4月2日、ニューヨーク、30ストリート・スタジオ) 
ホイットモア&ロウ:J.シュトラウスII世の主題によるワルツ幻想曲
[アーサー・ホイットモア&ジャック・ロウ]
(録音:1941年2月18日、ニューヨーク)
演奏/すべて曲の後ろに[ ]で表記しています。 
ヴィクター&マリナ・レディン(復刻プロデューサー/編集)、アントニー
・カズッチョ(復刻エンジニア)。多くの音楽家に愛され、数多くの編曲やパ
ラフレーズが残されているJ.シュトラウスII世の作品。現在の演奏にはない香
り立つような魅力を、1930年代から50年代の録音集が伝えてくれます。ピアニ
ストたちの演奏スタイルも、貴重な時代の証言となるでしょう。

8.111237
スメタナ(1824-1884):連作交響詩「わが祖国」
(録音:1954年6月10日-12日、21日、7月2日-3日、プラハ、ルドルフィヌム
[芸術家の家]、ドヴォルザーク・ホール)
演奏/ヴァーツラフ・ターリッヒ(指揮)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
マーク・オバート=ソーン復刻。多くの名指揮者による録音が出ようとも輝きを
失わない、約半世紀前の名盤を復刻。当時のチェコ・スプラフォンで録音され
たドヴォルザーク・ホールのアコースティックを生かし、その雰囲気に近づけ
るべく復刻した一枚です。

8.111257
J.シュトラウスII世(1825-1899):喜歌劇「ウィーン気質」
(録音:1954年5月21日-22日、26日-28日、31日、ロンドン、キングズウェイ・
ホール)
歌・演奏/カルル・デンヒ(イプスハイム=ギンデルバッハ侯爵……バリトン)
ニコライ・ゲッダ(ツェドラウ伯爵……テノール)、
エリーザベト・シュヴァルツコップフ(ガブリエーレ……ソプラノ)、
カレル・シュテパネク(語り手)、
エーリカ・ケート(フランツィスカ・カリアリ……ソプラノ)、
ハンナ・ノルベルト(語り手)、
アロイス・ペルネルシュトルファー(語り手)、
エミー・ローゼ(ペピ・プライニンガー……ソプラノ)、
エーリヒ・クンツ(ヨーゼフ……バリトン)、
オットー・アッカーマン(指揮)フィルハーモニア管弦楽団&合唱団 
マーク・オバート=ソーン復刻。ウォルター・レッグとシュヴァルツコップフ
夫妻を中心に、英Columbia(現EMI)へ録音されたオペラ/オペレッタの一枚。
ドイツ・プレスの良質なLPから復刻しています。



<NAXOS NOSTALGIA>
8.120831 \880
<「七首マッキー(マック・ザ・ナイフ)」クルト・ワイルの歌曲集(1929-
1956)>
舞台音楽「三文オペラ」-七首マッキーの殺し歌/同-不十分な人のバラード/
同-海賊ジェニー/同-七首マッキー/同-モデラート・アッサイ/舞台音楽
「ハッピー・エンド」(コメディ)-ビルバオ・ソング/同-スラバヤ=ジョニ
ー/舞台音楽「マハゴニー市の興亡」(オペラ)-アラバマ・ソング/同-ベッ
ドは自分のために作る/舞台音楽「ニッカーボッカー氏の休日」(オペレッタ)
-セプテンバー・ソング/舞台音楽「闇の女」(ミュージカル・プレイ)-私の
船/同-チャイコフスキー(アンド・アザー・ロシアンズ)/同-ジェニーの自
叙伝/舞台音楽「星空に消えて」(音楽悲劇)-星空に消えて/同-ラヴァー・
マン(トラブル・マン)/舞台音楽「ヴィーナスのワン・タッチ」(ミュージ
カル)-スピーク・ロウ(I)/同-スピーク・ロウ(II)/舞台音楽「街路の
風景」(ブロードウェイ・オペラ)-ムーン=フェイスド、スターリー=アイ
ド/ラヴ・ライフ-ヒア・アイル・ステイ/同-グリーン=アップ・タイム
歌・演奏/ベルトルト・ブレヒト(vo)、ロッテ・レーニャ(vo)、
クルト・ワイル(p,vo)、ウォルター・ヒューストン(T)、
モーリス・アブラヴァネル(指揮)、ヴィクター・ヤング(指揮)、
ガートルード・ローレンス(vo)、ダニー・ケイ(vo)、
ヤッシャ・ハイフェッツ(vn)、ベニー・グッドマン楽団、
ルイ・アームストロング(tp,vo)、他
デヴィッド・レニック復刻。クラシックとジャズ、20世紀初頭のキャバレーに
おける音楽など、ジャンルの壁を越えて評価されてるワイル作品。それを証明
するかのように、さまざまなアーティストが出そろったこの一枚は、ワイルの
本質に迫るものだと言えるでしょう。作曲者自身のピアノ弾き語りや作曲者夫
人であるロッテ・レーニャの定評ある歌、さらには作家ブレヒトの歌など、聴
きどころが満載です。



<MARCO POLO>
8.226040 \1550
<パルショウ/シュルツ:ハープシコードのための協奏曲と独奏曲集>
パルショウ(c.1741-1815):ハープシコード協奏曲第1番/同第2番 
シュルツ(1747-1800):
クラヴサンとピアノ・フォルテのための6つの様々な小品
演奏/ラース・ウルリク・モーテンセン(ハープシコード)、
コンチェルト・コペンハーゲン
デンマーク古典派の実像および、ウィーンとドイツの古典派からの影響も垣間
見ることが出来る2人の作曲家が登場。モーテンセンの真摯な演奏により、知
られざる作品が虚飾なく再現された一枚です。


<CPO>
777006-2 \1480
ラフ(1822-1882):<ヴァイオリンとピアノのための作品集第4集 >
大ソナタ第4番(「単一楽章の半音階ソナタ」)/大ソナタ第5番
演奏/インゴルフ・トゥルバン(ヴァイオリン)、
ヤッシャ・ネムツォフ(ピアノ)
全4枚となったラフのヴァイオリン作品全集がこの一枚で完結。交響曲や室内
楽曲などが少しずつ演奏されるようになり、スイス=ドイツ音楽の正統派作曲
家として知名度もやや向上。第1集-第3集(999767-2/999768-2/999769-2いず
れも特別価格)と合わせて注目してください。


777087-2 \1480
ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732-1795):
<ソナタと三重奏曲集>
ピアノフォルテ、フラウト・トラベルソとチェロのための三重奏曲 ニ長調/
チェロと通奏低音のためのソナタ イ長調/フラウト・トラベルソ、ヴィオラ
と通奏低音のためのソナタ ホ短調/チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調
/ピアノフォルテ、ヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲ト長調
演奏/カメラータ・ケルン
大バッハの5男として生まれ、ビュッケブルク宮廷の楽長として活躍した
J.C.F.バッハ。古典派作曲家として幅広いジャンルに曲を残しましたが、ま
だまだ知られる存在だとは言えない状況です。カメラータ・ケルンの演奏を
得たこの録音は、この作曲家に鋭いスポットライトを当てる一枚だと言える
でしょう。


777184-2 \1480
エーベルル(1765-1807):
ピアノ、クラリネット、2つのヴィオラとチェロのための大五重奏曲/ピアノ、
クラリネットとチェロのための大三重奏曲/ピアノ、オーボエ、ヴァイオリン、
ヴィオラとチェロのための華麗な五重奏曲
演奏/コンソルティウム・クラシクム、トマス・ドゥイス(ピアノ)
ウィーンで活躍したエーベルルは、コンチェルト・ケルンなどのCDにより日本
でも有名になりました。モーツァルトとベートーヴェンの橋渡しをしたその作
風は、古典派音楽ファンにはマストアイテムであり、クレッカー率いるコンソ
ルティウム・クラシクムの名演が、その音楽を際だたせます。

777202-2 2枚組 \4200
スッペ(1819-1895):オペレッタ「ファティニッツァ」
歌・演奏/シュテファニー・ホウツェール、シュテーヴェン・シェシャレク、
ゾラ・アントニク、クリスティアン・バウアー、ベルンハルト・アードラー、
ヴィンツェンツ・プラクスマラー(指揮)
フランツ・レハール管弦楽団、
バート・イシュル・レハール・フェスティヴァル合唱団、他
まだまだ全容が解明されないスッペの作品ですが、これはイタリア風のオペレ
ッタ。クリミア戦争の戦場で起こる、まるでモーツァルトの「フィガロの結婚」
のように愉快な喜劇であり、現在では序曲のみがわずかに知られていますが、
全曲もまた機知に富んだ名作です。

777236-2 \1480
ライマン(1936- ):<ピアノ作品全集>
ソナタ第1番/スペクトル/変奏曲/その道から
演奏/マシュー・ルベンスタイン(ピアノ)
自身が優れたピアニストでもあり、存在感のあるオペラやフィッシャー=ディ
ースカウが歌ったカンタータなどで作曲家としても知名度が高いライマン。現
在まで発表されたピアノ作品のすべてを収録しています(1958年作曲の「ソナ
タ第1番」は初録音)。

777318-2 \2100
ブクステフーデ(c.1637-1707):<リューベックの夕べの音楽>
新たに生まれし御子/神よ、われを救いたまえ/私の心はどんなに晴れ、喜ぶ
だろう/われいずこに逃れ行かん/私の心は喜びに溢れる/主よ、われ汝を離
れず/汝ら愛するキリスト者よ、今ぞ喜べ
歌・演奏/ローランド・ウィルソン(指揮)
ムジカ・フィアタ、ラ・カペラ・ドゥカーレ
ローゼンミュラーほか、多くのルネサンス-バロック音楽に新しい風を吹き込
んだローランド・ウィルソンと彼の手兵たちが、ブクステフーデに挑戦。ドイ
ツのリューベックで行われていたコンサート・シリーズにおける作品を集めて
いる、貴重な一枚です。

777326-2 \1050
<スウィングとバラード集>
ペニーズ・フロム・ヘヴン/パリの四月/パーディド/初秋/バイ・バイ・ブ
ラックバード/ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス/タキシード・ジャ
ンクション/インディアン・サマー/ストレイトゥン・アップ・アンド・フラ
イ・ライト/酒とバラの日々/アル・パル/ポルカ・ドッツ・アンド・ムーン
ビームス/ルート66/イズント・イット・ロマンチック/アイ・リメンバー・
クリフォード/ディープ・パープル/バット・ノット・フォー・ミー/アヴァ
ロン
演奏/ハーラルト・バンターとメディア・バンド 
ケルンのWDR(西ドイツ放送)で圧倒的な人気を誇っていたジャズ・バンドの
演奏が、CPOを通じて世界へ。ジャコ・パストリアスとの共演盤で人気のある
トロンボーン奏者アルベルト・マンゲルスドルフほか、ゲスト陣も多彩。ジャ
ズ・ファンには注目の一枚だと言えるでしょう。


<LPO>
LPO-0029 \1850
シューベルト(1797-1828):交響曲第8番「未完成」 
ヤナーチェク(1854-1928):グラゴル・ミサ 
(ライヴ録音:2004年7月28日、ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール
[プロムス])
演奏・歌/クルト・マズア(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
スデナ・クロウボヴァー(ソプラノ)、
カレン・カーギル(メゾ・ソプラノ)、
パーヴォル・ブレスリク(テノール)、
グスターフ・ベラーチェク(バス)、
デイヴィッド・グード(オルガン)、
ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:ペトル・フィアラ) 
今年で80歳を迎える常任指揮者マズアの指揮により、2004年のプロムスで演奏
された壮大なライヴ。声楽陣をチェコから呼んでのヤナーチェクは充実した表
現の極地であり、この指揮者の円熟を味わえる名演です。マズアとしては珍し
いレパートリーにも思えますが、大規模な声楽付きの作品は得意であることも
証明しています。



<MARCO POLO SACD>
6.220520(SACD-Hybrid) \1680
ブクステフーデ(c.1637-1707):<オルガン作品全集第5集>
前奏曲BuxWV139/同BuxWV146/同BuxWV140/恵み深き主に向かって感謝せよ/
われ汝に感謝す、愛する主よ/第9旋法のマニフィカト/第1旋法のマニフィカ
ト/テ・デウム/ああ神そして主よ/汝の御子によりてのみわれ汝に感謝す/
わが魂よ、今ぞ主をたたえよ
演奏/ビーネ・ブリンドーフ(オルガン……ドイツ、ハンブルク、聖ヤコビ教
会、アルプ・シュニットガー製オルガン) 
第1集-第4集(8.226002/8.226008/8.226023/6.220514)に続く第5弾は、同じく
コラールと前奏曲を配した厳かな雰囲気。17世紀末に製作されたシュニットガ
ーによる歴史的な楽器が、聴き手を作曲家の時代へと導きます。



<ARTHAUS MUSIK DVD>
101431 \3050
仏・西・伊・日本語字幕付き  
<ケント・ナガノ指揮によるクラシック音楽の名作第3集 − シューマン>
交響曲第3番「ライン」
(ベルリン・ドイツ交響楽団とのコンサート&音楽ドキュメンタリー)
(ライヴ収録:2006年、ドイツ、ベルリン・フィルハーモニー大ホール)
演奏/ケント・ナガノ(指揮)ベルリン・ドイツ交響楽団
NTSC方式、画像構成比16:9、音声方式:PCMステレオ/ドルビー・デジタル5.1
/DTS5.1、88分(コンサート36分、ドキュメンタリー52分)、
英語ナレーション、片面二層ディスク(DVD9) 
第1集のモーツァルト(101427)、第2集のベートーヴェン(101429)に続く
第3弾は、シューマンが登場。実際の演奏とアニメーションによるわかりやす
い作曲家・曲目分析は、初心者からマニアまで満足いただけるでしょう。

101433 \3050
仏・西・伊・日本語字幕付き 
<ケント・ナガノ指揮によるクラシック音楽の名作第4集 − ブラームス>
交響曲第4番(ベルリン・ドイツ交響楽団とのコンサート&音楽ドキュメンタ
リー)
(ライヴ収録:2006年、ドイツ、ベルリン・フィルハーモニー大ホール)
演奏/ケント・ナガノ指揮/ベルリン・ドイツ交響楽団
NTSC方式、画像構成比16:9、音声方式:PCMステレオ/ドルビー・デジタル5.1
/DTS5.1、96分(コンサート44分、ドキュメンタリー52分)、英語ナレーショ
ン、片面二層ディスク(DVD9) 
上記シューマン同様に、ブラームスの大作である交響曲第4番をわかりやすく
分析。CDでは名演が続いていたケント・ナガノですが、モントリオール交響楽
団の首席指揮者となり、ますます脚光を浴びることになるでしょう。

102125 \3050
<チャイコフスキー・サイクル第3集:ヴラディーミル・フェドセーエフ・コ
ンダクツ・モスクワ放送交響楽団>
交響曲第3番「ポーランド」/バレエ「白鳥の湖」(抜粋)/協奏的幻想曲 
(ライヴ収録:1991年、ドイツ、フランクフルト、アルテ・オーパー)
演奏/ヴラディーミル・フェドセーエフ(指揮)モスクワ放送交響楽団、
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
NTSC方式、画像構成比4:3、音声方式:ドルビー・デジタル5.1/DTS5.1/PCMス
テレオ、115分、片面二層ディスク(DVD9)、自動再生機能 
第1集(102121)、第2集(102123)に続く第3弾は、まだ俊英ピアニストだっ
た頃のプレトニョフが共演。交響曲および「白鳥の湖」では、既発売の2枚同
様にロシアン・スタイルを残したオーケストラの演奏が感動的です。

<MD+G>
30714302 ※番号変更 33712072 \2080
93712076(SACD-Hybrid) \2950
ショスタコーヴィチ:交響曲集第7巻
交響曲 第1番
交響曲 第6番
ボン・ベートーヴェン管弦楽団 
指揮:ローマン・コフマン
録音:2006年1月(第1番)、2006年11月(第6番)
ローマン・コフマンとボン・ベートーヴェン管弦楽団によるショスタコーヴィ
チ交響曲集第7弾。今作は若きショスタコーヴィチの最初の成功作である第1番
と、第6番の2曲です。第1番は1925年、ペテルブルク音楽院作曲科の卒業作品
として書かれた曲。ショスタコーヴィチが世界的に注目された作品として知ら
れます。彼の師であったグラズノフは、この曲のあまりの斬新さに、いくつか
の音を変更するように指導しましたが、もちろん彼はそれに従うことなく、作
曲したままの音でリハーサルを始めたといいます。交響曲第6番は、彼が社会
主義リアリズムの影響下にあった時期の作品ですが、第5番や第7番のようなあ
からさまなレーニン主義ではなく、もう少し叙情的で謙虚な内容を持つため、
当時の聴衆はあまり良い反応を示さなかったといわれています。
コフマンの指揮は、いつものようにスコアをきっちり読み込んだ緻密なもの。
2つの作品の異なる色彩を鮮やかに描きわけています。

64514042 \2080
「プレイヤー・ピアノ IV」-限界のないピアノ-
イーゴル・ストラヴィンスキー(1882-1971):ピアノラのための練習曲
パウル・ヒンデミット (1895-1963):トッカータ
ハンス・ハース(1897-1955):フーガ ハ長調、インテルメッツォ
エルンスト・トッホ (1887-1964):
習作IV(ブルレスケより改編)習作I、習作II、習作III
ゲルハルト・ムンク (1907-1988):6つのポリフォニックな練習曲
ニコライ・ロパトニコフ (1903-1976):スケルツォ
アルフレード・カセッラ (1883-1947):ピアノラのための3つの小品
ギアン・F・マリピエロ (1882-1973):ピアノラのための3つの即興曲
マルセル・デュシャン (1887-1968): 
彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁さえも、音楽的誤植
ジョージ・アンタイル (1900-1959):メカニック No. 1
ベーゼンドルファー・グランド・ピアノ
(withアンピコ・プレイヤー・ピアノ・メカニズム 1927)
録音:2005年6月19-24日 バレエ・メカニック
大好評、アンピコ・プレイヤー・システムによる録音集。1920年代に書かれた
作品で、ストラヴィンスキーやカセッラなどのもともと自動ピアノのために書
かれた作品を集めたものです。
今回も、この録音のためにロンドンのエオリアン社やフライブルクのヴェルテ
社などをはじめとした世界中からピアノ・ロールを集め万全の体制で録音に臨
みました。人間の限界を超えた、驚くような速度や複雑なリズムに愕然とさせ
られること必至でしょう。

30714302 ※番号変更 33712072 \2080
クロード・ドビュッシー (1862-1918):弦楽四重奏曲
アンドレ・カプレ (1878-1925):幻想的な物語(「赤死病の仮面」より改作)
ガブリエル・フォーレ (1845-1924):弦楽四重奏曲 Op121
ライプツィヒ弦楽四重奏団
アンドレアス・ザイデル(Vn)、ティルマン・ビュニング(Vn)、
イヴォ・バウアー(Vl)マティアス・ムースドルフ(Vc)、
マリー・ピエール・ラングラメ(Hp)
録音:2006年2月10-12日
MDGレーベルにおいて、20年以上の長きに渡り70以上ものCDを録音し続けてい
るライプツィヒ弦楽四重奏団。その中にはベートーヴェンやモーツァルト、
シューベルトなどのドイツの主要な作品はほぼ含まれています。今作はフラ
ンスの近代弦楽四重奏曲集です。
フランスの近代の作曲家たちは、なぜかこのジャンルに関しては消極的で、
フォーレ、ドビュッシー、ラヴェル、タイユフェーユ、ミヨー、カプレ、この
偉大な6人はそれぞれ1曲ずつしか弦楽四重奏曲を残していません。(カプレは
ハープを加えることにより音に広がりを持たせました。ドイツの厳格な弦楽四
重奏とは一風変わったフランスの作品をライプツィヒ弦楽四重奏団は持ち前の
柔軟さで完璧に演奏しています。

31914312 \2080
オルガン楽曲集
ミンケル・ルーディック(1880-1958):フーガ
ペーター・ズーダ (1883-1920):アヴェ・マリア
ヴィルヘルム・ベルクナー(1837-1907):序曲とコラール
ヨハン・フリードリヒ・デ・ラ・トローベ (1769-1845):
 コラール前奏曲、フゲッタ、序曲、ニ短調、前奏曲、変ロ長調
エルンスト・ミラン(19世紀):3つの前奏曲
ヨハン・フリードリヒ・デ・ラ・トローベ (1769-1845):2つのコラール前奏曲
ヨハン・レベレヒト・エーレゴット・プンシェル(1778-1849):コラール
エルンスト・ミラン(19世紀):前奏曲、幻想曲、前奏曲、コラール
ルドルフ・トビアス(1873-1918):2つのコラール前奏曲
エルンスト・ミラン(19世紀):後奏曲
ヴィルヘルム・ベルクナー(1837-1907):2つの前奏曲とコラール
ヨハン・フリードリヒ・デ・ラ・トローベ (1769-1845):フゲッタ
アルトゥール・カップ (1878-1952):グラーヴェ
エドガー・アッロ (1911-1978):4つのミニアトゥール
カール・ホイヤー (1891-1936):アダージョ、子守唄
ルドルフ・トビアス(1873-1918):前奏曲とフーガ、改訂されたコラール
カール・ホイヤー (1891-1936):前奏曲とフーガ
マルティン・ロスト(org.)
録音:2006年5月15-21日
たった1週間の間にエストニアの9つの都市を訪れて、その地の教会のオルガン
の音を記録したという、まさにMDGレーベルらしい1枚。いつものことながら、
ブックレットには美しい写真と、作品についての詳細が載せられていて、オル
ガン愛好家にはたまらないアイテムになっています。演奏はおなじみのマル
ティン・ロスト。各々のオルガンの音色の違いを存分に堪能してください。

61314512 \2080
カールハインツ・シュトックハウゼン(1928-):
バス・クラリネットとピアノのための作品集
黄道十二宮
ルツィファーの踊り
友情をこめて
ピアノ曲VII-IX
シュテファン・シュライエルマッハー(pf)
フォルカー・ヘムケン(bcl)
録音:2005年12月
現代音楽を得意としているピアニスト、シュライエルマッハーのシュトックハ
ウゼン作品集です。作曲年代によって、様々な作風を取り入れるシュトックハ
ウゼンの音楽、このアルバムには1950年代の名作、ピアノ曲集と、1970年代に
書かれた黄道十二宮、友情をこめて、ルツィファーの踊りを収録しています。
1960年代のシュトックハウゼンの音楽は、どちらかというと「不確定性」の要
素が強かったのですが(ジョン・ケージの影響もあった)、50年代と70年代の
作品は、きちんと楽譜に書かれたものが多く、ピアノ曲集に至っては「美しさ
を追求した」とまで言われるほど。シュトックハウゼンに親しみたい人にはう
ってつけのアルバムです。オルゴールのために書かれた“黄道十二宮”は本来
一つの楽器のために作曲されたものですが、ここではバス・クラリネットとピ
アノのための版で演奏されています。不思議な響きがたまりません。




<ARBITER>
ARB153 \1980
オスカー・フリート-マーラーの信奉者
ライヴ&スタジオ録音集
モーツァルト:
交響曲第40番 K550(録音:1937年)《初出》
アイネ・クライネ・ナハト・ムジークよりロンド
(録音:1927年)
ロッシーニ:「泥棒かささぎ」序曲(録音:1928年)
ウェーバー:狩人の合唱(録音:1927年)
ワーグナー:「タンホイザー」より「殿堂を称えよう」(録音:1927年)
マーラー:「大地の歌」第4楽章より(録音:1936年)
ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲(録音:1928年)
サン=サーンス:死の舞踏(録音:1928年)
指揮:オスカー・フリート
1-4):モスクワ放送交響楽団、
5・7・8):ベルリン州立歌劇場管弦楽団
6):シャルロッテンブルク・ドイツ・オペラハウス管弦楽団、
9):BBC交響楽団
10-14):ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
オスカー・フリート(1871-1941)の名前をご存知だろうか?彼はラッパ吹き
込みの時代にマーラーやブラームス、ベルリオーズなどの大曲を好んで録音し
た人で、マーラーの“復活”は史上初のこの曲の全曲録音としてNAXOSレーベ
ルなどから復刻されているので、聴いたことのある人も多いかもしれない。何
しろ、大抵の録音が1920-30年代のもので当時の録音技術の限界を超えた、す
ごい音楽が聴ける盤として知られている。
今回のアルバムに収録されているのは、長い間忘れられてきたストラヴィンス
キーの“子守唄”を始めとした様々な楽曲集。マーラーの“復活”の演奏の際
には、奇抜なテンポ設定が話題となったと言うが、ここで聴かれる曲にはどこ
にも目を剥くような箇所はなく、極めて端麗で丁寧な音作りである。(モー
ツァルトが意外にきびきびしたテンポに思えるが、この当時はこのテンポが普
通だったのかもしれない。)一つの時代を代表する音楽家の、雄弁な記録を
じっくりと味わえる興味深い1枚。




<ACCORD>
4429181(DVD-Video) \4050
オネゲル:オラトリオ《火刑台上のジャンヌ・ダルク》
ジャンヌ・ダルク・・・・シルヴィー・テステュー(語り)
修道士ドミニク・・・エリック・ルー(語り)
処女・・・メラニー・ボワヴェル(S)
マーガレット・・・イサベル・カルス(S)
キャサリン・・・マリー・ニコル・レミュー(A)
NTSC
モンペリエ国立管弦楽団&合唱団、
アンジェ・ナント・オペラ合唱団、児童たちによるオペラ合唱団 他
指揮:アラン・アルティノグル
収録:2006年7月 モンペリエ
ACCORDとモンペリエ国立管弦楽団、歌劇場との共同制作によるオネゲルの傑作
「火刑台上のジャンヌ・ダルク」。あまりメジャーとは言えないこの作品を、
もっと多くの人に知らしめる事を目的として製作された映像であり、また「こ
の作品はオラトリオであって、決して歌劇ではない」という信条にあわせた演
出も見ものです。ジョン・ポール・スカルピッタの美しい演出、モンペリエ国
立管弦楽団の感動的な演奏、そして、最近ではグレツキの“悲歌のシンフォニ
ー”での感動的な演奏が際立っていたフランスの名指揮者アラン・アルティノ
グルの完璧な音作りも、この舞台を鮮烈なものにするために一役買っています。
ボーナス映像には、この舞台の製作過程が収録されています。多くの人々が関
与した感動的なドキュメンタリーは、2007年5月にフランスとドイツでテレビ
放映されたほどです。




<UM France>
4429337 40枚組 \20500
ヴィヴァルディ集大成BOX
「ザ・マスターワークス・オブ・アントニオ・ヴィヴァルディ」
フランスPHILIPSの復刻など現在では入手不可能の音源も数多く含まれます。
イ・ムジチやアッカルドらによる“四季”を始め70年代に精力的に活動してい
たネグリの宗教曲集など、最近の尖がった演奏とは違った典雅な響きを存分に
ご堪能いただける、ファンにとっても画期的なBOXになっております。




<TELARC>
CD80680 2枚組 \3900
ポール・デュカ:「アリアーヌと青髭」
アリアーヌ:ロリ・フィリップス(S)
乳母:パトリシア・バードン(Ms)
青髭:ピーター・ローズ(Bs)
先妻たち:
ローラ・ヴラサーク・ノーラン(Ms)
アナ・ジェームス(S)
ダフネ・トゥーシェ(S)
サラ=ジェーン・デイヴィス(S)
BBC交響楽団&合唱団 指揮:レオン・ボッツタイン
録音:2007年1月
このタイトルを訊けば、大抵の人はバルトークの作品を思い起こすだろう。ペ
ローが記した寓話をもとに、バラージュが台本を書いたその作品は、青髭の禁
を破ってまでも次々と禁断の扉を開け、最終的には自らも幽閉される新妻を描
いたもの。神秘的な結末と色彩的な音楽が人気を博している。しかし、こちら
は原作が“青い鳥”で知られるメーテルランク。そのため、大筋は同じだが内
容は思いの他違うところが興味深い。音楽も、当時流行していたエキゾチック
な味わいで、作品的にはドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」に共通する
部分が多い。(内容的にも若干の引用と思われる部分がある)
青髭公の城に嫁いで来た新妻(アリアーヌ)は大変行動的で、頭も良く好奇心
も旺盛。扉を開けて夫に咎められても部屋に幽閉されても決して負けることは
ない。一緒に閉じ込められている5人の先妻たちも救おうとするのだが・・・。
指揮は、R・シュトラウスの絢爛豪華なオペラでおなじみのレオン・ボッツタ
イン。ここでも至るところで美しい響きを堪能させてくれる。2008年、パリ国
立オペラが初来日し、カンブルラン指揮でこの作品を上演することが決定。話
題沸騰間違いなし!

●NEW MID LINE
※カタログNO.の変更はありません。
CD80320 \1350
シベリウス:
交響詩《フィンランディア》作品26
カレリア組曲作品11
4つの伝説曲より《トゥオネラの白鳥》
交響詩《ポヒョラの娘》作品49
アトランタ交響楽団 指揮: ヨエル・レヴィ

CD80341 \1350
喜びの日のために-トランペットとオルガンによる祝典音楽-
1.テ・デウム
2.マーチとジーグ
3.トランペット・チューン ニ長調
4.ロンドー
5.シシリエンヌ
6.ラ・レジュイサンス
7.グリーンスリーヴズによる幻想曲
8.アヴェ・マリア
9.主よ,人の望みの喜びよ
10.羊は安らかに草をはみ  他
ロルフ・スメドヴィグ(tp)、マイケル・マレイ(org)
マーティン・ハックルマン(hrn)
録音:1992年

CD80356 \1350
レスピーギ:
交響的印象《教会のステンドグラス》
組曲《ブラジルの印象》
交響詩《ローマの祭》
シンシナティ交響楽団 指揮:ヘスス・ロペス=コボス

CD80609 \1350
グリエール:
交響曲第3番ロ短調
作品42《イリヤ・ムウロメツ》(完全全曲版)
ロンドン交響楽団 指揮:レオン・ボッツタイン

<Brilliant>
BRL 8635 100枚組 \17500
交響曲大全集
●モーツァルト:交響曲全集
/ヤープ・テル・リンデン指揮、
アムステルダム・モーツァルト・アカデミー
●ハイドン:交響曲全集
/アダム・フィッシャー指揮、オーストリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団
●ベートーヴェン:交響曲全集
/ヘルベルト・ブロムシュテット指揮、シュターツカペレ・ドレスデン 
●クレメンティ:
交響曲全集、ピアノ協奏曲ハ長調、メヌエット・パストラーレ、序曲ハ長調、
序曲ニ長調
/フランチェスコ・ダヴァロス指揮、フィルハーモニア管弦楽団 
●シューベルト:交響曲全集
/ロイ・グッドマン指揮、ハノーヴァー・バンド 
●メンデルスゾーン:交響曲全集
/フランス・ブリュッヘン指揮、オランダ室内管弦楽団 
エド・デ・ワールト指揮、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団 
アーノルド・エストマン指揮、オランダ放送室内管弦楽団 
ジョス・ヴァン・インマゼール指揮、オランダ放送室内管弦楽団 
●シューマン:交響曲全集
/ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー室内管弦楽団 
●ドヴォルザーク:
後期交響曲集、序曲「謝肉祭」、スケルツォ・カプリッチョーソ Op.66、
弦楽のためのセレナード
/ユーディ・メニューイン指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 
パーヴォ・ヤルヴィ指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 
●ブラームス:交響曲全集
/ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン指揮、
オランダ・フィルハーモニー管弦楽団、
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団 
●サン=サーンス:
交響曲第3番「オルガン付き」、交響詩「オンファールの糸車」、
「ファエトン」、「死の舞踏」
/エマニュエル・クリヴィヌ指揮、リヨン国立管弦楽団 
●リスト:ダンテ交響曲、システィーナ礼拝堂にて
/ハルトムート・ヘンヒェン指揮、オランダ・フィルハーモニー管弦楽団 
●マーラー:交響曲全集 
ユーリ・シモノフ指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 
ハンス・フォンク指揮、ハーグ・レジデンティ管弦楽団、
ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮、ロンドン交響楽団、他
●ニールセン:交響曲全集
/テオドール・クチャル指揮、ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団 
●チャイコフスキー:
後期交響曲集、幻想的序曲「ロメオとジュリエット」、スラヴ行進曲
/ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、ロンドン交響楽団 
●R.コルサコフ:
交響曲全集、歌劇「皇帝の花嫁」序曲、セルビア幻想曲、おとぎ話
/ヨンダニ・バッド指揮、ロンドン交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団 
●ショスタコーヴィチ:交響曲全集
/ルドルフ・バルシャイ指揮、ケルン放送交響楽団 
●ボロディン:
交響曲全集、バリトンと管弦楽のためのロマンス、
メゾソプラノと管弦楽のための「よその家では」、小組曲(グラズノフ編)、
だったん人の踊り
/ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団




<韓国ローカルEMI>
EKCD-0838 \2450 ※ご予約締切日8月1日
ベルリオーズ:幻想交響曲
シャルル・ミュンシュ指揮、パリ管弦楽団




<SONY> ご予約締切日:7月19日
CB 88697 10311 22枚組 \5800
ストラヴィンスキー・エディション SONY STRAVINSKY WORKS

CD1 - バレエ曲集 Vol. I.I
・バレエ『火の鳥』全曲(録音:1961年)
・『ロシア風スケルツォ』(録音:1963年)
・『幻想的スケルツォ』 Op.3(録音:1962年)
・幻想曲『花火』 Op.4(録音:1963年)

CD2 - バレエ曲集 Vol. I.II
・バレエ『ペトルーシュカ』-1947年版(録音:1960年)
・バレエ『春の祭典』(録音:1960年)

CD3 - バレエ曲集 Vol. I.III
・バレエ『結婚』(録音:1959年)
・ブルレスク『きつね』(録音:1962年)
・『兵士の物語』組曲(録音:1961年)

CD4 - バレエ曲集 Vol. II.I
・バレエ『ミューズの神をつかさどるアポロ』(録音:1964年)
・バレエ『アゴン』(録音:1957年)
・バレエ『カルタ遊び』(録音:1964年)

CD5 - バレエ曲集 Vol. II.II
・『バレエの情景』(録音:1963年)
・『青い鳥のパ・ド・ドゥ』-チャイコフスキー:
『眠りの森の美女』より編曲(録音:1964年)
・バレエ『妖精のくちづけ』(録音:1965年)

CD6 - バレエ曲集 Vol. II.III
・バレエ『プルチネッラ』全曲(録音:1965年)
・バレエ『オルフェウス』全曲(録音:1964年)

CD7 - バレエ組曲集
・バレエ『ペトルーシュカ』組曲-1911年版(録音:1960年)
・バレエ『プルチネッラ』組曲(録音:1965年)
・『火の鳥』組曲-1945年版(録音:1967年)

CD8 - 交響曲集 Vol. I
・交響曲変ホ長調 Op.1(録音:1966年)
・ストラヴィンスキー・イン・リハーサル
・ストラヴィンスキー・インタビュー

CD9 - 交響曲集 Vol. II
・3楽章の交響曲(録音:1961年)
・交響曲ハ長調(録音:1962年)
・詩篇交響曲(録音:1963年)
CD10 - 協奏曲集
・ピアノと管楽のための協奏曲(録音:1964年)
・ピアノと管弦楽のためのムーウ゛メンツ(録音:1961年)
・ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ(録音:1966年)
・ヴァイオリン協奏曲(録音:1960年)

CD11 - ミニアチュア集
・祝賀前奏曲-ピエール・モントゥーの80歳の誕生日のために(録音:1963年)
・組曲第1番(録音:1963年)
・組曲第2番(録音:1963年)
・協奏曲『ダンバートン・オークス』(録音:1964年)
・ノルウェーの情緒(録音:1963年)
・サーカス・ポルカ-サーカスの小象のために(録音:1963年)
・バーゼル協奏曲(録音:1963年)
・15人の奏者のための8つのミニチュア(録音:1962年)
・管弦楽のための4つのエチュード(録音:1962年)

CD12 - 室内楽と歴史的録音 Vol. I
・ジャズ・バンドのための前奏曲(録音:1965年)
・12の楽器のためのコンチェルティーノ(録音:1965年)
・管楽八重奏曲(録音:1961年)
・11楽器のためのラグタイム(録音:1962年)
・タンゴ(録音:1965年)
・七重奏曲(録音:1965年)
・パストラール(録音:1965年)
・エボニー・コンチェルト(録音:1965年)
・管楽のための交響曲(録音:1951年、mono)

CD13 - 室内楽と歴史的録音 Vol. II
・デュオ・コンチェルタンテ(録音:1945年、mono)
・ピアノのためのセレナード(録音:1934年、mono)
・2台のピアノのための協奏曲(録音:1938年、mono)
・ピアノ・ラグ・ミュージック(録音:1934年、mono)
・2台のピアノのためのソナタ(録音:1961年)
・ピアノ・ソナタ嬰ヘ短調(録音:1960年)

CD14 - オペラと歌曲 Vol. I
・歌劇『夜うぐいす』(録音:1960年)
・歌劇『マヴラ』(録音:1964年)

CD15 - オペラと歌曲 Vol. II
・『牧神と羊飼いの娘』(録音:1964年)
・『ヴェルレーヌの2つの詩』 Op.9(録音:1964,66年)
・『バーリモントの2つの詩』(録音:1967年)
・『日本の3つの抒情詩』(録音:1968年)
・3つの小さな歌『わが幼き頃の思い出』(録音:1964年)
・『プリバウトキ(戯れ歌)』(録音:1964年)
・『猫の子守歌』(録音:1964年)
・『4つのロシア農民の歌』(録音:1965年)
・『ロシアの歌』(録音:1965年)
・『シェイクスピアの3つの歌曲』(録音:1964年)
・『ディラン・トーマスの思い出に』(録音:1965年)
・『J.F.ケネディのためのエレジー』(録音:1964年)
・『フクロウと子猫』(録音:1967年)
・『チーリンボン』(録音:1967,68年)

CD16 - CD17
・歌劇『放蕩児の遍歴』(録音:1964年)

CD18 - オラトリオ-メロドラマ Vol. I
・オペラ=オラトリオ『エディプス王』(録音:1961年)
・音楽劇『大洪水』(録音:1962年)

CD19 - オラトリオ-メロドラマ Vol. II
・メロドラマ『ペルセフォーヌ』(録音:1966年)
・『頌歌』-クーセヴィツキーの思い出に(録音:1964年)
・『ジェズアルド・ディ・ヴェノーサ400年祭のための記念碑』
(録音:1960年)
CD20 - 宗教作品集 Vol. I
・『バッハの「高き天よりわれは来れり」によるコラール変奏曲の編曲』
(録音:1963年)
・カンタータ『星の王』(録音:1962年)
・『アヴェ・マリア』(録音:1964年)
・『クレード』(録音:1965年)
・『パーテル・ノステル(主の祈り)』(録音:1964年)
・カンタータ(録音:1965,66年)
・ミサ曲(録音:1960年)
・カンタータ『バベル』(録音:1962年)

CD21 - 宗教作品集 Vol. II
・『カンティクム・サクルム』(録音:1957年)
・『イントロイトゥス』(T.S.エリオットの追悼のために)(録音:1966年)
・『説教、物語と祈り』(録音:1962年)
・アンセム「鳩は空気を引き裂いて降りる」録音:1962年)
・『預言者エレミアの哀歌』(録音:1959年)

CD22 - さまざまな作品
・交響詩『ナイチンゲールの歌』(録音:1967年)
・舞踏協奏曲(録音:1967年)
・「フュルステンベルクのマックス王子の墓碑銘」(録音:1964年)
・『弦楽四重奏のための二重カノン』-ラウール・デュフィ追悼のために
(録音:1961年)
・宗教的バラード『アブラハムとイサク』(録音:1969年)
・変奏曲-オルダス・ハクスリーの追悼の為に録音:1966年
・『レクィエム・カンティクルス』(録音:1966年)

以上、mono表記以外はすべてステレオ録音

<TACET>
TACET 151 \2380
ブラームス:
(1)クラリネット三重奏曲 イ短調 op.114
(2)ピアノ三重奏曲 イ長調 (番号無し)
アベック・トリオ
マルティン・スパンゲンベルク(クラリネット:ミュンヘン・フィル首席)

TACET 156(SACD-Hybrid) \2380
ギヨーム・ブジニャック:テ・デウム、モテット集
1. Dum silentium 2. Alleluya Deus dixit 3. Ego gaudebo in Domino
4. Vulnerasti cor meum 5. Tota pilchra est 6. Fuge, dilecte me
7. Ave Maria 8. Tu quis es 9. Stella refulget 10. Ex ore infantium
11. In pace in idipsum 12. Beati mortui 13. Hodie cum gaudio
14. Ecce festivitas amoris 15. Unus ex vobis 16. Quaeram quem diligit
17. Ecce homo 18. Clamant clavi 19. Ha! Plange
20. O! Flamma divini amoris
21. Te Deum 22. Jubilate Deo
マティアス・ユング指揮
ザクセン・ヴォーカル・アンサンブル 2006年録音
ギヨーム・ブジニャック(1592以前-1641以降 フランス)
17世紀前半のブルボン王朝期、プロヴァンス地方におけるフランス教会音楽に
おいて、その大胆かつ、華麗な作風で知られるブジニャック。多くの宗教曲ア
ルバムで聴かれる「アヴェ・マリア 7. Ave Maria」含む美しいモテット22曲
のアルバムです。




<ARCHIPEL>
ARPCD0372 \1050
グラツィエッラ・シュッティ スタジオ録音集 1953/55/56
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」から3曲のアリア
モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」から2曲のアリア
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョバンニ」から3曲のアリア
ベッリーニ:歌劇「夢遊病の女」から 「私にとって今日は何と素晴らしい日」
ベッリーニ:歌劇「清教徒」から 狂乱の場「あなたの優しい声が」
ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクアーレ」から
ドニゼッティ:歌劇「シャモニーのリンダ」から 「この心の光」
ロッシーニ:歌劇「セミラーミデ」から 「うるわしい光が誘惑する」
グラツィエッラ・シュッティ(ソプラノ)
セスト・ブルスカンティーニ、ジョージ・ロンドン(バス)
ルドルフ・モラルト、ピエール・デルヴォー指揮ウィーン交響楽団 他
グラツィエッラ・シュッティ(ソプラノ)
イタリア生まれのコロラトゥーラ・ソプラノです。才気溢れる歌と演技で人気
を得、モーツァルト、ドニゼッティ、チマローザ等のスーブレット役を得意と
しました。
※スタジオ録音です。音質はとても良いです。

ARPCD0390 \1050
シュヴァルツコップ ザルツブルク・リサイタル 1956年8月7日
バッハ:
「あなたが、そばにいたら」(アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帖より)
ペルゴレージ:
「もしも私を愛して、ささやいてくれるなら」(イタリア歌曲集)
ヘンデル:「いとしの森よ」(歌劇「アタランタ」より)
グルック:「流れる小川に」
ベートーヴェン:「寂しさの喜び」(ゲーテの詩による3つの歌op.83-1)
シューベルト:
「シルヴィアはだれか告げよう」 D.891、「鳥たち」 D.691
「孤独な人」 D.800、 他
ヴォルフ:
「ミニョンの歌」、「フィリーネ」、「夜の魔法」、「ジプシーの娘」
リヒャルト・シュトラウス:「いこえ、我が心」(4つの歌op.27-1)
「子守歌」(5つの歌op.41-1)、「悪天候」(5つの小さな歌op.69-5)
モーツァルト:
アリア「男たちはいつもつまみ食いをしたがる」K.433(K.416c)
シューベルト:「焦燥」(うつくしい水車小屋の娘 D.795から)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
ジェラルド・ムーア(ピアノ)
1956年8月7日 ザルツブルクでのライヴ録音
※音質はとても素晴らしいです。




<ANDROMEDA>
ANDRCD5096 4枚組 \2380
ブラームス:
(1)交響曲第1番 ハ短調 op.68
ロスアンジェルス・フィル 1947年7月10日
(2)交響曲第2番 ニ長調 op.73
NBC交響楽団 1940年2月17日
(3)交響曲第3番 ヘ長調 op.90
ニューヨーク・フィル 1953年12月
(4)交響曲第4番 ホ短調 op.98
RAIミラノ交響楽団 1954年 (初出!)
(5)運命の歌 op.54
RAIミラノ交響楽団、合唱団 1952年4月16日
(6)ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.83
マイラ・ヘス(ピアノ) ニューヨーク・フィル 1951年2月11日
(7)ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
エリカ・モリーニ(ヴァイオリン) ニューヨーク・フィル 1953年12月20日
(8)ヴァイオリンとチェロの為の二重協奏曲 イ短調 op.102
ジョン・コリリアーノ(ヴァイオリン)、レナード・ローズ(チェロ) 
ニューヨーク・フィル 1951年2月2日
(9)大学祝典序曲 op.80
ロスアンジェルス・フィル 1947年10月7日
以上 指揮はすべて ブルーノ・ワルター
※録音年代にばらつきがあり、音質の統一感はありませんが、全体的に良い
音質です。尚、一部にマスターに起因する音とび等がございます。ご了承
くださいませ。




<ANDROMEDA>
ANDRCD9018 2枚組 \1750
ドビュッシー:歌劇「ペレアスとメリザンド」
ピエール・モレ(ペレアス)、ジャニーヌ・ミショー(メリザンド)
アンリ=ベルトラン・エチュヴェリ(ゴロー)、
ピエール・フルマンティ(アルケル)
アンドレ・クリュイタンス指揮
バイエルン放送交響楽団、合唱団
1955年11月19日 ミュンヘンでのライヴ録音
初出です。歌手陣とオーケストラのバランスも良く、とても良い音質です。

ANDRCD9019 2枚組 \1750
(1)ヴェルディ:「レクイエム」
エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ)
ヨハンナ・ブラッター(メゾ・ソプラノ)
ヘルムート・クレブス(テノール)
ヨゼフ・グラインドル(バス)
フィレンツ・フリッチャイ指揮
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
RIAS室内合唱団、聖ヘドヴィヒ大聖堂聖歌隊合唱団 
1951年1月27日ベルリンでのライヴ録音
(2)「4つの聖歌」(全曲)
フィレンツ・フリッチャイ指揮
RIAS交響楽団、室内合唱団 1952年1月14日
(3)「4つの聖歌」から第4曲「テ・デウム」
フィレンツ・フリッチャイ指揮
西ドイツ放送交響楽団、合唱団 1952年3月30日
レクイエムは初出です。とても良い音質です。




<MYTO HISTRICAL>
MYTO 130 2枚組 \1750
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」
リリー・ポンス(ルチア)、ジャン・ピアース(エドガルド)
フランク・ヴァレンティーノ(エンリコ・アユトン)、
ニコラ・モスコーナ(ライモンド)
ファウスト・クレヴァ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1956年1月14日 ニューヨークでのライヴ録音
(ボーナス・トラックとして1956年12月8日メトロポリタンで行われた
マリア・カラスによる「ランメルモールのルチア」からアリア6曲を収録)
以前HOPEレーベル他で発売あり。
多少の古臭さを感じますが輪郭のはっきりした良い音質です。

MYTO 132 2枚組 \1750
ベッリーニ:歌劇「夢遊病の女」
マリア・カラス(アミーナ)、ニコラ・モンティ(エルヴィーノ)
ニコラ・ザッカリア(ルドルフォ)、
マリエッラ・アンジョレッティ(リーザ)
フィオレンツァ・コッソット(テレサ)
アントニーノ・ヴァットー指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
1957年7月4日ライヴ録音
以前EMIレーベル他で発売あり。
良い音質です。

MYTO 134 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「椿姫」
マリア・カラス(ヴィオレッタ)、
チェーザレ・ヴァレッティ(アルフレード)
ジュゼッペ・タデイ(ジョルジュ)
オリヴィエーロ・デ・ヴァブリティース指揮
メキシコ・ベラスアルテス歌劇場
管弦楽団、合唱団 1951年7月17日
以前MELODRAMレーベル他で発売あり。
音質は良く無く、一般的とは言えません。コレクターズ・アイテムです。

MYTO 136 3枚組 \2780
R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」
マリア・ライニンク(ヴェルデンベルグ公爵夫人)、
エレナ・ベルガー(ゾフィー)
クルト・ベーメ(オックス男爵)、
エリーザベト・グリュンマー(オクタヴィアン)
エーリッヒ・クライバー指揮
バイエルン国立歌劇場管弦楽団、合唱団
1952年7月20日ミュンヘンでのライヴ録音
初出です。
マスターに起因するノイズ、フェイドイン・アウトが多少聴かれますが、全体
的に音質はとても良いです。歌手陣とオーケストラのバランスも非常に良く、
この偉大な記録を鑑賞するには問題ございません。ジャケットはエーリッヒ、
カルロス、ヴェロニカのクライバー親子の写真を使用しています。




<OPERA RARA>
ORR243 2枚組 \4400
Celebrating オッフェンバック
エリザベト・ヴィダル(ソプラノ)、アラステア・マイルズ(バス)
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)、
ジェニファー・ラーモア(メゾ・ソプラノ)
他 総勢14名の歌手達による、オッフェンバックが作曲した多数のオペレッタ
から、今では演奏されることの無い作品から抜粋されたオッフェンバックらし
い名曲を集めたアルバムです。
収録されているオペレッタ:「ブラバンドのジュヌヴィエーヴ」「ヴェル・
ヴェル」「にんじんの王様」 他
デイヴィッド・パリー指揮
ロンドン・フィル、ジェフリー・ミッチェル合唱団
いつもながらの丁寧な装丁と解説(240ページ)。
オペレッタ・ファンのみならず、オッフェンバック作品を知る意味で学術的
にも貴重なアルバムと成っております。

<Edition HST>
HST-045 \2500
ヴァンハル(1739 ‐1813):疾風怒濤交響曲集第五巻
交響曲イ短調Bryan a1、交響曲ヘ短調Bryan f1
指揮:室伏正隆
演奏:ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
録音:2007年5月、東京府中の森芸術劇場ヴィーンホールでのライヴ録音
ヴァンハルの短調交響曲作曲時期は、大きく1760年代イタリア留学前と1770
年代留学後の二つに分かれる。 前期ではハ短調、ニ短調、ト短調、イ短調
(Bryan c2,c3 d1, g1, g2, a2)が作曲され、後期には、ニ短調、ヘ短調、
イ短調(Bryan d2, f1, a1)の三曲が作曲された。 18世紀後期の短調交響曲
では、ホルンが無弁であることから、主調音と平行調音の二種類を指定し和音
を形成するのが慣例であったが(e.g.ト短調ではト調gと変ロ調b)、ヴァン
ハルは更にこれを発展、属音を追加させ三種類のホルンを指定した。(e.g.
イ短調では、イ調a、ハ調c、ホ調e、 ヘ短調では、へ調f、変イ調As、ハ調c。
特にハ調は当時のトランペットと同じ管長のアルト管であるため、疾風怒濤
の悲痛な叫びが再現される)
このシステムはその後、特に19世紀フランス作曲家に広く選択された。(e.g.
ヴェルディ作曲トロヴァトーレなど) 実際の編成では、更に補強を兼ねて
ヘ短調交響曲(f1)では4本ホルンを指定している。 さらに既出録音で有名な
ニ短調「聖金曜日交響曲」(d1)では5本ホルンが指定されている。 ブライア
ン氏はこの一連の交響曲集マルチプル・ホルン・シンフォニーと名付けた。
(イ短調Bryan a1は、既にサリエリ楽団の演奏がCD録音されているが、残念な
がら製作予算の都合からか、ホルンはイ音とホ音の2本しか使用されておらず、
本来の編成による録音は本CDが初録音。)




<WEITBLICK>
SSS0071-2 \1980
ブルックナー:交響曲第9番
1983年7月20日ヘルクレスザール・ライヴ
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲
1979年11月8日ヘルクレスザール・ライヴ
オイゲン・ヨッフム指揮
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
全ステレオ録音
WEITBLICK初登場の巨匠オイゲン・ヨッフム。60年に及ぶ長い結びつき(巨匠
の指揮者デビューはミュンヘン・フィル!)を誇ったミュンヘン・フィルと初
の公式ディスクです。マニアには広く知られた晩年のブル9!この演奏は、海
賊盤の米METEORレーベルから1987年の演奏としてリリースされ、評判となりま
したが、そのデータは誤り。こちらのバイエルン放送マスターによる音源は極
上品質です。晩年とはいえ枯れ切った味わいとは異なる、オケを叱咤激励する
推進力に富んだ演奏であり、チェリビダッケが磨きはじめた輝かしい音色と妙
技がマッチした非の打ち所のない演奏です。カプリングのワーグナーもドラマ
ティックな高揚を見せるファン待望の凄演です。ご息女ヴェロニカ・モルトケ
女史もリリースを快諾。
ヨッフムシリーズは今後も継続しますのでご期待下さい。

SSS0072-2 \1980
ベートーヴェン:「エグモント」序曲
J.S.バッハ:二台ヴァイオリンのための協奏曲
ブラームス:交響曲第4番
1984年11月23日ヘルクレスザール・ステレオ・ライヴ
クルト・ザンデルリンク指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、
インゴ・ジンホファー(Vn)、スレテン・クルスティク(Vn)
全ステレオ録音
WEITBLICKでは2枚目の登場となる巨匠ザンデルリンク。ミュンヘン・フィルに
は、80年代から90年代にかけてほぼ頻繁に客演を繰り返しました。「エグモン
ト」からして壮大、重厚な響に圧倒されます。バッハはもちろん旧スタイルの
演奏で、堂々たる押し出しの立派な音楽を作っております。ジンホファーはバ
イエルン国立歌劇場管のコンマスもつとめた名手。クルスティクは、現在も
ミュンヘン・フィル名物コンマス。そしてブラ4!これぞ圧倒的な名演奏です。
尋常ではない遅いテンポが採用され、ロマンティシズム、耽美指向がムンムン
と漂う個性的な演奏。チェリビダッケが鍛えたミュンヘン・フィルの明るく、
美しいサウンドを時には豪快に、時には繊細に料理したライヴゆえの自在な起
伏が最高です。86年チェリビダッケ指揮による来日公演との比較も一興。現在、
気管支炎に悩むドクター・ザンデルリンクも隠棲先でリリースを快諾!!
●許光俊氏のライナーノートより
この時代、すでにミュンヘン・フィルの指揮台にはチェリビダッケがしばしば
立ち、オーケストラは彼好みの楽団へと急速に姿を変えていた。なるほど、弦
楽器の透明な響きや、独奏的な美しさという点では禁欲的にとどまる管楽器や、
しっかりとリズムを刻むだけでないティンパニにチェリビダッケの影響を見出
すことはできる。が、ザンデルリンクはそうしたオーケストラを指揮して完全
に自分ならではのブラームス、つまり緊張と不安とくそまじめのブラームスで
はなく、のびやかで肯定的で陶酔的な表情を持つブラームスを出現させたので
ある。それは1980年代からあとで私たちが体験することができた、もっともす
ばらしいブラームス演奏のひとつなのである。




<VAI>
VAIDVD 4408(DVD-Video) \3650
(1)チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
(2)ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調Op.92
レオポルド・ストコフスキー(指揮)
(1)スイス・イタリア語放送管弦楽団
(2)サン・モリッツ国際青年管弦楽団
収録:1969年(1)ステレオ、(2)モノラル、モノクロ、
NTSC、リージョン・オール、4:3、53m、字幕なし
永遠の音楽青年レオポルド・ストコフスキー(1882-1977)の、1969年のライ
ヴを2種類。得意中の得意のチャイコフスキーは収録用の演奏でステレオ収録。
ストコフスキーの指揮姿が見事に収められています。一方サン・モリッツの若
者オーケストラとのベートーヴェンはライヴ収録。お世辞にも上手ではないオ
ーケストラで、アンサンブルがばらけることもしばしばなものの、老巨匠と若
者の心が通った熱い演奏です。

VAI DVD 4410(DVD-Video) \3650
ガヴリーリン:バレエ音楽「アニュータ」
(振付 ウラジーミル・ワシーリエフ)
エカテリーナ・マクシーモワ(アニュータ)
ウラジーミル・ワシーリエフ(アニュータの父)
ガリ・アバイドゥロフ(モデスト・アレクセーヴィチ)
ジョン・マルコフスキー(アルトゥイノフ)、ほか
演奏:スタニスラフ・ゴルコヴェンコ(指揮)
レニングラード国立ショスタコーヴィチ管弦楽団
収録:1982年、カラー、NTSC、リージョン・オー
ル、4:3、67m、字幕なし、モノラル、
「アニュータ」はチェーホフの原作によるバレエで、ボリショイ劇場では非常
に人気のある演目。マクシーモワとワシーリエフ共演というのが貴重。公演の
ライヴではなく、スタジオでの収録。ボーナスに、プロコフィエフ「石の花」
からのパ・ド・ドゥを収録。こちらもワシーリエフとマクシーモワ。

VAI DVD 4424(DVD-Video) \4050
(1)プロコフィエフ:バレエ「空中ブランコ」
(振付 ナタリア・レジェンコ)
(2)アルゼンチンの作曲家たちによる「経歴の断章」
(振付 ウラジーミル・ワシーリエフ)
(1)ウラジーミル・ワシーリエフ(クラウン)
エカテリーナ・マクシーモワ(少女)
ボリス・バラノフスキー(ハレルキン)
リュドミラ・ヴラソワ(バレリーナ)
ヴィクトール・スミルノフ(屈強な男)
室内アンサンブル
(2)ウラジーミル・ワシーリエフ、エカテリーナ・マクシーモワ、
アラ・ミハリチェンコ、ほか
収録:(1)1970年、(2)1985年、
カラー、NTSC、リージョン・オール、4:3、
77m+5m、字幕なし、モノラル
プロコフィエフ「空中ブランコ」は、1924年の短いバレエ。後に五重奏曲
Op.39に転用している。ストラヴィンスキーの新古典主義作品を思わせる音楽
に、幻想的な舞台の注目映像。「経歴の断章」は、アルゼンチンの作曲家の作
品を用いたバレエ。西側でアルゼンチン・タンゴがブームになるずっと前の意
欲作である。ボーナスとして「アニュータ」から5分ほどを収録。

VAI DVD 4427(DVD-Video) \3650
バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903
ハイドン:ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Hob.XVI-52
リスト:泉のほとりで
ショパン:華麗なる変奏曲 変ロ長調 Op.12
フォーレ:
夜想曲第1番 変ホ短調 Op.33-1,舟歌第4番 変イ長調 Op.44,
即興曲第2番 ヘ短調 Op.31
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第3番 イ短調 Op.28「古い手帳から」
レイチェル・チュン(ピアノ)
収録:2005年4月14日 フロリダ、アマチューロ劇場、
カラー、NTSC、リージョン・オ
ール、4:3、76m、字幕なし、
ステレオ
レイチェル・チュンは、香港生まれのピアニスト。2003年5月、14歳の時にウ
クライナのウラディミール・ホロヴィッツ記念若者ピアノコンクールで優勝し
て注目を浴びた。この映像からも、とても十代とは思えない安定して成熟すら
感じる音楽に、彼女の天才振りがはっきり見て取れる。全く予備知識のなかっ
た観客が、プロコフィエフのソナタの後では熱狂して歓声を上げている。

VAIA 1269 \1980
「アルフレード・ピアッティ:チェロ作品集」
(フォリア、夜想曲 Op.20、タランテッラ Op.23、別れ、4月の雨、哀歌、
シチリアーナ Op.19、恋人の懇願、モレスカ、海で、セレナーデ)
マーク・モスコヴィッツ(チェロ)
デブラ・エアーズ(ピアノ)
ほか
録音:2006年6月27日-7月2日、DDD
アルフレード・ピアッティ(1822-1901)はイタリアのチェリストで作曲家。
代表作「12の奇想曲」の他チェロのための優れた小品を数多く残している。
「12の奇想曲」以外の小品がまとまったアルバムはほとんどないので貴重な
アルバムである。マルク・モスコヴィッツはオハイオ州立トレド大学の教授
を務めている。





<METIER>
MSVCD92097 2枚組 \3700
トリスタン・ミュライユ/ピアノ作品全集
CD1)
夢による中断された目と毛のように・・・(1967)/河口(1972)/忘却の領土
(1977)/告別の鐘そして微笑み・・・-オリヴィエ・メシアンの追憶に(1992)
/マンドラゴア(1993)
CD2)
作品と日々I-IX(2003)
マリリン・ノンケン(Pf)
録音:2003年10月マンチェスター
グリゼーと並ぶスペクトル楽派の開祖ミュライユ(1947b)の現在までのピアノ
曲を集成した画期的なアルバム。メシアン門下のミュライユは初期にはメシア
ンの影響を強く受けていたが「忘却の領土」あたりから独自の理論を展開、最
新作「作品と日々」では彼の音楽の総括ともいえ、これまでの要素が統合され
ている。

MSVCD92064 \1850
「リフレクションズ」-エリザベス・マコンキーとニコラ・レファニュ親子の
音楽
レファニュ:ラメント-Va,Vc,Cl,Ob(1988)/「旅する精霊」(トレーシー・
チャドウェルの追憶に)-Sop,Recorder(1996)/独白-Ob(1965)/ミラ・クラ
・テネブラス-Ms,Va,Ob,Hp(2002)
マコンキー:リフレクションズ-Va,Cl,Ob,Hp(1960)/ミニアチュア(1987)/
朝、昼そして夜-Hp(1976)
ブリジット・ケアリー(Va)、
ニール・ハイド(Vc)、
ケイト・ロマノ(Cl)、
ジニー・ショウ(Ob)、
ルーシー・ウェイクフォード(Hp)、
レスリー=ジェーン・ロジャーズ(S)、
サリー・ブラッドショウ(MS)
録音:2002/2003年
エリザベス・マコンキー(1907-1994)はアイルランド生まれの女性作曲家で初
期はバルトーク、ベルク、ヤナーチェクの影響を受けていたが、やがて無調と
調性を折衷した独自の作風を確立。1930年にはヘンリー・ジェームスがプロム
スで彼女のオーケストラ作品を取り上げるなど好評を博した。今日ではほとん
ど演奏されなくなってしまったが生誕百年に因んでのリヴァイヴァルである。
ニコラ・レファニュ(1947b)はマコンキーの娘でオペラから室内楽まで多様な
ジャンルの作品を手がけている。

MSVCD92074 \1850
「輪郭」-ケイト・ロマノ/クラリネットのための現代作品
フランコ・ドナトーニ:クレア
ウィリアム・O.スミス:ヴァリアンツ/
ソーラブ・ウドゥマン:輪郭
リチャード・コーストン:2つのクラリネットのための2つの小品
ジェイムズ・ディロン:クロッシング・オーヴァー
ケイト・ロマノ:Pied Piper(巧みな誘惑者)
シャリーノ:目が覚める前に死なせろ
J.アーバー:親密でおかしな時
クリストファー・フォックス:総括的作品#7
ケイト・ロマノ(Cl)
録音:2005年
ロマノは現代音楽を得意とするクラリネット奏者で自ら作曲も手がける。演奏
されている作品は何れもヨーロッパの前衛及びその影響を強く受けているもの
で超絶的な技巧を必要とする。特殊奏法満載のソロ、2つのクラリネットそし
てライブ・エレクトロニクスの併用と、今日の典型的な前衛音楽である。

MSVCD92081 \1850
クリストファー・フォックス(1955-):作品集
ストレート・ラインズ・イン・ブロークン・タイムス(破壊された時のなかの
直線)/やや活発に/主題と変奏/よろめき
アイヴズ・アンサンブル
録音:2002年
メティエ・レーベルにしばしば登場するクリストファー・フォックスは1955年
イギリス生まれでジョナサン・ハーヴェイに師事している。この作品集は室内
アンサンブルのためのもので、ストレート・ライン・イン・ブロークン・タイ
ムスは機械的な動きの中でパート間のずれや色彩の変化が主眼の、ややミニマ
ル的発想の佳曲。さまざまなスタイルを軽いノリで消化吸収し自己の音楽に変
化させるのが彼の特徴。

MSVCD92089 \1850
ニコロ・カスティリオーニ(1932-1996):ピアノ作品集
変化(1959)、3つの小品(1978)、私が夏を渡すように(1983)、
ドゥルチェ・レフリジェリウム(6つの聖職者の歌)(1984)、
ソナチネ(1984)、HE(1990)
サラ・ニコルス(Pf)
録音:2004年
ベリオ、ブソッティらと並ぶ現代イタリアの作曲家カスティリオーニのピアノ
曲がまとまって出るのは珍しい。点描的な初期作品からから晩年の調性的な要
素が取り入れられた作品まで彼の作風の変遷を一望。同様に初期から晩年まで
のアンサンブル作品を集めたものがCOL LEGNOレーベル(WWE20253)から発売
になっている。

MSVCD92100 \1850
「新しいフランス語の歌」-イギリスの作曲家によるフランス語の新しい歌
参加作曲家/タリク・オレーガン、サディ・ハリソン、ウィル・トッド、
エドワード・カウィー、ボブ・チルコット、ジョン・カスケン、
ローレンス・クレーン、アダム・ゴーブ、ガブリエル・ジャクソン、
マイケル・フィニシー、アンドリュー・キーリング、ヒュー・ウッド、
ダイアナ・バレル、ヘレン・ロー、ニコラ・レファニュ、
エドワード・マクガイア、ジュディス・ビンガム、ロジャー・レッドゲイト、
ハワード・スケンプトン、グラハム・フィットキン
アリソン・スマート(Sop)、
キャサリン・デュラン(Pf)
録音:2005年
現代イギリスの作曲家たちが往年のフランス名詩人たちの詩に作曲。このプロ
ジェクトは歌手アリソン・スマートとピアニスト、カスリーン・デュランが
1999年のプーランク生誕百年を記念して企画、上記の作曲家達に委嘱された。
マラルメ、アポリネール、ボードレール、ヴィクトル・ユーゴー、ヴェルレー
ヌ、コクトーらの詩に作曲されている。ポスト・ミニマリストのフィットキン
がミニマルの元祖ともいえる作曲家サティの書いた詩に作曲しているのも面白
い。




<BMC>
BMC CD134 \1980
「イルディコ・ヴェコニー/ウィズ・マレット&ストリングス」
J.S.バッハ:パルティータ第3番ホ長調BWV1006
ゾルタン・イェネイ(1943-):リゲティへの告別
C.P.E.バッハ:自由な幻想曲 嬰ヘ短調W67
アダム・コンドール(1964-):ハンド・ボール・ペーパー
J.S.バッハ:ソナタ第1番ト短調BWV1001
イルディコ・ヴェコニー(ツィンバロン)
録音:2006年
ハンガリーの民族楽器でジプシー・バンドの花形楽器として有名なツィンバロ
ン。スチール弦をマレットで叩くあれです。名前の響きからも容易に察せられ
るようにチェンバロの親であり、ひいてはピアノの遠い親戚にもなるわけです。
これでバッハをやろうというのいうのだから面白くないはずがありません。お
かげでバッハの音楽のなかにある民族的な要素が自ずと明らかになります。ハ
ンガリーは東西文化の中継点であり、お琴にも似たツィンバロンの響きは不思
議と日本的でもあります。アコーディオンによるバッハが話題となった次は、
このツィンバロン・バッハです!





<DIVOX>
CDX20504 \1980
ショスタコーヴィチ:
ピアノ五重奏曲ト短調op. 57
弦楽四重奏曲第12番変ニ長調op. 133
ブルーノ・カニーノ(P)、
アマティ四重奏団
1999年6月・2000年3月録音
1936年に「ムツェンスクのマクベス夫人」が『プラウダ』で非難された後、
1940年に作曲されたピアノ五重奏曲は、フーガやバロック風の間奏曲を含む
古典的な作品で、当局からも賞賛されました。1968年に作曲された弦楽四重
奏曲第12番では、それまで否定的な見解を表明していた12音技法を第2楽章の
一部で用いたことが注目されます。
カニーノは1935年ナポリで生まれ、ミラノ音楽院在学中からアントニオ・バ
リスタとピアノニ重奏を行い、ミラノ三重奏団のメンバーとして活動してい
ます。特に現代音楽に関心を持ち、多くの作品を初演し、ベルン音楽院で20
世紀音楽のマスター・クラスで教えています。




<MULTISONIC>
31 0683 \1850
「チェコの弦楽のためのセレナード集」
ドヴォルザーク:弦楽セレナードop. 22
ヤナーチェク:弦楽のための組曲
マルティヌー:セレナード第2番(2つのヴァイオリンとヴィオラのための)
チェコ・フィル室内管
2004年9月録音
ドヴォルザークはチェコの歌を探求し、ヤナーチェクはモラヴィアの旋律を基
礎として独自の様式を形成し、マルティヌーは祖国を去った後もチェコ民謡を
創作の源としました。セレナードは18世紀以降は求愛の歌を意味しますが、バ
ロック組曲とのつながりがあり、ヤナーチェクの組曲の一部には初めバロック
組曲の舞曲の名がつけられていました。
チェコ・フィル室内管弦楽団はチェコ・フィルの優れた弦楽奏者によって1977
年に創設されました。1992年初来日し、この時日本の代理業者が1年おきに日
本で演奏することを提案したことはこの団体の評価を高め、その後日本では
1996年から2002年まで1年おきに演奏しました。ここでは、同郷の作曲家たち
に対する共感を根底として、自発的で伸びやかな演奏をしています。




<AULOS>
AUL66154 \2080
「クロンベルク・アカデミー-展望第2集」
ヘイデン・チスホルム&マルクス・シュミックラー:
独奏と伴奏(クラウディオ・B.のために)
クラウディオ・ボホルケス(Vc)
2006年9月録音
クロンベルク・アカデミーは才能ある若い音楽家を支援するために1993年に設
立され、国際パブロ・カザルス・チェロ・コンクールを創設しました。ボホル
ケスは1976年に生まれ、ゲリンガスとペルガメンシチコフに学び、1995年ジュ
ネーヴ・コンクール、2000年上記コンクールで優勝しました。独奏者・室内楽
奏者として国際的に活動し、ベルリンの「ハンス・アイスラー」音楽大学の客
員教授を務めています。
チスホルムはニュージーランド出身のサクソフォン奏者・作曲家で、日本でも
学び、ドイツの美術家レベッカ・ホルンとの革新的な仕事や、ジャズ・現代音
楽の演奏で知られています。シュミックラーは1968年ケルンで生まれ、電子音
楽も多数作曲しています。この作品でも電子音が用いられ、終始奏されるゆる
やかな旋律と伴奏が対比されています。




<ORF>
CD487 2枚組 \4160
「トリゴナーレ音楽祭2006-時代」
(1)セファルディーのロマンセ, 即興演奏、
メールラ:カンツォネッタを聴いておくれ
ほか
(2)オルブレヒト:フーガ,
スザート:パヴァンとガイヤール「戦い」,
スヴェーリンク:私の若い人生は終わった
(3)バッハ:
オーボエ・ダモール協奏曲 イ長調 BWV.1055R
(チェンバロ協奏曲第4番からの復元曲)
(4)ダウランド:
パヴァン 私のバルバラ,レディー・リッチのガリアード,運命はわが敵,
エリザベス女王のガリアード,デンマーク王のガリアード
(5)カンプラ:レクイエム
(1)ジョルディ・サヴァール(Gamb,ヴィエラ)、
モンセラート・フィゲラス(歌)、
アリアンナ・サヴァール(歌,ハープ)、
フェラン・サヴァール(歌,テオルボ)、ほか
2006年6月18日 ライヴ
(2)アムステルダム・ルッキ・スターダスト・カルテット
2006年6月28日 ライヴ
(3)マルセル・ポンセール(オーボエ・ダモー
ル)、クリストフ・ルセ(Cemb,指揮)、レ・タラン・リリク
2006年6月18日 ライヴ
(4)ホプキンソン・スミス(リュート)
2006年6月30日 ライヴ
(5)ステファニー・レヴィダ(S)、マリー=ピエール・ワティエ(S)、
フランソワ=ニコラ・ジェスロ(CT)、エミリアーノ・ゴンザレス・トロ(T)、
ブノワ・アルヌ(B)
エルヴェ・ニケ(指揮)
ル・コンセール・スピリチュエル 2006年7月8日ライヴ
恒例となったトリゴナーレのCD、2006年も、サヴァール、ポンセール、ルセ、
スミス、ニケと豪華な面々が集っている。特にポンセールとルセの共演が注目
だろう。ニケとル・コンセール・スピリチュエルによるカンプラのレクイエム
は、1991年の録音以来。

CD496 \2080
「弦楽四重奏によるピアソラ作品集」
ピアソラ:ウイスキー、ミケランジェロ'70、十月の歌、タンゴの街、シタ
、孤独、光、博打、死、バンドネオン、リベルタンゴ
ストリング・フィッツ【ヴェロニカ・ゴットフリート(ヴァイオリン),ゾフィ
ー・ガンシュ(ヴァイオリン),イネス・ミクリン(ヴィオラ),マリアンネ・
ブルックナー(チェロ)】
弦楽四重奏によるピアソラ。全てマリアンネ・ブルックナーの編曲。ストリン
グ・フィッツは、2001年結成、全員が女性の弦楽四重奏団。先ごろ発売された
モーツァルトのレクイエム(弦楽四重奏版)(品番:CD473)が好評を得ていた。

CD491(SACD-Hybrid) \2080
「音楽による気晴らし」-ルクレール作品集
ルクレール:序曲 Op.13-3、
ソナタ Op.4-1,Op.4-3,Op.4-4,Op.13-3
オペラ・クワルタ【ソフィ・ゲント(Vn)、トゥオニ・スニ(Vn)、エミリー・ロ
ビンソン(Vc)、オリヴィエ・フォルティン(Cemb)】
録音:2005年1月 ライヴ
ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764)は、18世紀前半に活躍したフランス
のヴァイオリニスト、作曲家。パリのほか、ハーグでも活躍した。オペラ・ク
ワルタは2000年にハーグ王立音楽院の学生によって結成されたピリオド楽器の
団体。

CD492 \2080
ヘルヴィヒ・ライター(1941-):合唱作品集第2集
私たちの父、小さなアレルヤ、アヴェ・マリア、愛について、愛の歌、
夜だった、私はあなたをとても愛した、苦しみ、夜の鳥、
春の始まりにさまよう
ほか
ウォルフガング・マイールホファー(指揮)リンツ若者合唱団、
ヘルベルト・ベック(指揮)コンチェントゥス・ヴォカリス、
ミヒャエル・グロホトルスキ(指揮)コーラス・ヴィエンネシス、
トーマス・ベットヒャー(指揮)コーラス・ディスカントゥス
ヘルヴィヒ・ライター(1941-)はオーストリアの作曲家。ウィーン少年合唱団
のソリストとしても活躍した人で、合唱曲で高く評価されている。様々な録音
を集成し、ライターの19の作品を収録している。

CD493(SACD-Hybrid) \2080
「ロンドンからの挨拶」-エア、幻想曲と音楽のユーモア
マッテイス(?-1714):
ガヴォッタ,コントラリア,スカラムッチャ,アリア・ブルレスカ,
アリア・アモローサ,
ヒルトン(1599-1657):ファンタジア集、
ヘンデル:プレリュードとカプリッチョ、
パーセル:嘆きの歌、
ほか
オマン・コンソート
録音:2005年10月6-9日
ニコラ・マッテイス(?-1714以降),アンドレア・ファルコニエーロ(1586-
1656),ジョン・ヒルトン(1599-1657),ジョージ・フリデリック・ヘンデル
(1685-1759),ヘンリー・パーセル(1659-1695)の作品。オマン・コンソート
は、リンツ出身のリコーダー奏者ミヒャエル・オマンが2001年に結成したピ
リオド団体。

CD494(SACD-Hybrid) \2080
カール・ツェルニー(1791-1857):ピアノ作品集
お気に入りの悲しいワルツによる変奏曲Op.12
導入、輝かしい変奏と狩りのロンドOp..202
ピアノフォルテのための幻想曲Op.27
ソナタ第1番 変イ長調Op.7
クリストフ・ハンマー(フォルテピアノ)
録音:2005年8月
ピアノ練習曲で有名なカール・ツェルニー(1791-1857)は、千曲以上と言われ
る多作家で、その中には非常に立派な作品も多々含まれるが、あまり顧みられ
ることはない。ここには4つの優れた作品が含まれ、しかもピリオド楽器(1805
年頃、ウィーン、ミヒャエル・ロゼンベルガー製フォルテピアノに基づく、
2001年、ロバート・ブラウン製作のコピー)で演奏している。作曲家ツェルニ
ーの真価を知ることのできる演奏である。

CD498 \2080
「イタリアのダウランド」
ダウランド:今こそ別れねばならない/ご婦人向きの素敵な小間物/悲しみよ、
とどまれ/時間は静止し/帰っておいで/哀れな天文学者たちよ/私の愛しい人が
泣くのを見た/暗闇に住まわせておくれ/溢れよ 私の涙/
カッチーニ:聞いてくれ、恋人たち/美しい真紅のバラ
モンテヴェルディ:私は黒い
ほか
アコルドーネ
【マルコ・ベアズリー(歌),クリスティーナ・プルハール(リュート)】
録音:2001年9月16日(ライヴ)
マルコ・ベアズリーの歌うダウランドほか。ジョン・ダウランド(1563-1626)
は、イタリアに行ったことこそないが、後期の作品には当時のイタリアの最新
の音楽(初期バロック)の影響が見られる。ダウランドと、カッチーニ、モンテ
ヴェルディの音楽に、さらに詩や手紙の朗読を加えている。
マルコ・ベアズリーは、1957年、ナポリ生まれ。父が英国人、母がイタリア人
で、ナポリで育った歌手。まさにこのアルバムに打ってつけである。クリス
ティーナ・フルハールはオーストリア出身のリュート奏者。

CD3001(SACD-Hybrid) \2080
「ヘンデル ローマ 1707年」
(1)ヘンデル:
ああ、私を泣かせた酷い人 HWV78、静かな穏やかな夜 HWV142、
エーロとレアンドロ HWV150
(2)(ボーナス・トラック)
モーツァルト:エクスルターテ・ユビラーテ
ヌリア・リアル(ソプラノ)
(1)ファビオ・ボニッツォーニ(指揮)ラ・リゾナンツァ
録音:2006年6月3,5日 ライヴ
(2)ミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロック・オーケストラ
ヘンデルが青年の頃、イタリアに留学した時期のソロ・カンタータを3曲収録。
ヌリア・リアルは、スペイン、バルセロナのマンレサ生まれのソプラノ。若い
古楽系のソプラノの中でも特に注目されている逸材である。ラ・リゾナンツァ
は、1995年にファビオ・ボニッツォーニによって結成されたピリオド団体。




<BRIDGE>
BCD9225 2枚組 \1980
アルトゥール・バルザムのピアノに、
リバール、カウフマンといった
名ヴァイオリニストによる室内楽集!
(1)ドヴォルザーク:ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 Op.87
(2)ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第3番 ヘ短調 Op.65
(3)ドヴォルザーク:4つのロマンティックな小品 Op.75
(4)ショーソン:コンセール ニ長調 Op.21
アルトゥール・バルザム(Pf)
共演:
(1)ペーター・リバール(Vn)
オスカー・クロマー(Va)
アントニオ・トゥシャ(Vc)
(2)-(4)ルイス・カウフマン(Vn)
(2)マルセル・セルヴェラ(Vc)
(4)パスカル四重奏団
アルトゥール・バルザムのピアノに、ペーター・リバール、ルイス・カウフマ
ンといった名ヴァイオリニストが加わった室内楽集。ルイス・カウフマン(1905
-1994)は、米国オレゴン州ポートランド生まれのヴァイオリニスト。ハリウッ
ドの映画音楽の演奏で有名な一方、20世紀の米国の音楽を積極的に紹介したこ
とでも知られている。

BCD9226 2枚組 \1980
バルザム80年代のピアノ・ソロ録音集
「マンハッタン音楽院でのライヴ録音集」
ハイドン:ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.XVI-50
ベートーヴェン:ディアベリの主題による33の変奏曲 ハ長調Op.120
ブラームス:間奏曲 ロ短調 Op.119-1,間奏曲 イ長調 Op.118-2,
カプリッチョ 嬰ハ短調 Op.76-5
メンデルスゾーン:無言歌 変ホ長調 Op.67-1「瞑想」
ショパン:マズルカ ロ長調Op.63-1,マズルカ ヘ短調Op.63-2,マ
ズルカ 嬰ハ短調Op.63-3,夜想曲 嬰ヘ短調Op.48-2,ポロネー
ズ 変ホ短調Op.26-2,マズルカ イ短調Op.17-4,華麗なる変奏曲
変ロ長調Op.12
アルトゥール・バルザム
(ピアノ)
録音:1982,1986,1987年
伴奏ピアニストとして名高いアルトゥール・バルザム(1906-1994)が、マンハッ
タン音楽院で行ったリサイタルのライヴ録音。バルザムのソロの録音は少ない
わけではないが、ディアベリ変奏曲のような大曲は珍しい。

BCD9224 \1980
プーランク:二つのピアノと管弦楽のための協奏曲
ミヨー:二つのピアノと打楽器の協奏曲第2番
バルトーク:二つのピアノ、打楽器と管弦楽のための協奏曲
クアトロ・マーニ
〔スーザン・グレイス(ピアノ),アリス・ライバック(ピアノ)〕
スコット・ヨー(指揮)
コロラド大学夏季音楽祭管弦楽団,ほか
録音:2006年
20世紀の二台ピアノのための協奏曲集。その名もピアノの4手を意味するクア
トロ・マーニは1989年に結成されたピアノ・デュオ。アリス・ライバックは、
ジュリアード音楽院に7歳で入学した程の早熟だったという。BRIDGEレーベル
にはクラムやルーザースなど現代音楽を録音している。

BCD9227 \1980
レオ・スミット(1921-1999):
歌曲集「円周の向こう」-ディッキンソンの詩による(18曲),
マーシャ・ウィリエムの3つの詩,
マリーゴールドの心-ディッキンソンの詩による(15曲)
ジョージン・レシック(ソプラノ)
ウォーレン・ジョーンズ(ピアノ)
録音:2006年1月2-4日
レオ・スミット(1921-1999)はフィラデルフィア生まれの作曲家。BRIDGEから
は既に、ディッキッソンの詩による33の歌曲(BCD9080)が発売されている。

BCD9233 \1980
「ドロシー・メイナー(1910-1996)イン・コンサート」
ヘンデル:「セメレ」-おお眠りよ、なぜ私から去るの?
ベートーヴェン:口づけ Op.128,アデライーデ Op.46
シューマン:君は花のよう Op.25-24
ブラームス:僕の恋は新緑 Op.63-5
シュトラウス:子守り歌 op.41-1
シューベルト:アヴェ・マリア
ドビュッシー:美しい晩
ビゼー:別れを告げるアラビアの女主人
シャルパンティエ:「ルイーズ」-その日から
ほか全22トラック
ドロシー・メイナー(ソプラノ)
アルパド・シャンドール(ピアノ)
録音:1940年12月18日
ドロシー・メイナー(1910-1996)は米国のソプラノ。クーセヴィツキーに絶賛
され、マリアン・アンダーソンとともに黒人歌手の地位向上に貢献した人物。




<MARSTON>
52050-2 2枚組 \4360
「コンチータ・スペルヴィア 第2集」
ロッシーニ:「チェネレントラ」-旦那様、一言だけ
トーマ:「ミニョン」-君よ知るや南の国
ファリャ:7つのスペイン民謡,「恋は魔術師」から
トスティ:最後の歌
グリーク:「ペール・ギュント」-ソルヴェーグの歌
ドリーブ:牧歌,カディスの娘
グラナドス:アンダルーサ
ほか、全52トラック
コンチータ・スペルヴィア(メゾソプラノ) 録音:1929-30年
コンチータ・スペルヴィア(1895-1936)はスペイン、バルセロナ生まれのメゾ
ソプラノ。当時のイタリ・アのメゾソプラノが迫力あるず太い声を売りにした
のに対し、彼女はメゾでも軽やかに飛翔する、昨今のメゾソプラノに近い人で
ある。またカタルーニャ美女で、歌にも抗し難い色気のある人だった。戦後ま
で活躍できたろうに、若くして亡くなってしまい、大変に惜しまれている。
日本ではカルメン役ばかりが知られてしまったが、彼女の本領はむしろここに
収録されているような近代歌曲にあるだろう。知性的でありながら、漂う薫り
に陶酔してしまう、絶品揃いである。

52053-2 2枚組 \4360
「コントラルト・ヴォイス-エウジェニア・マンテッリと20世紀初頭の
名歌手達」
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」,「チェネレントラ」
ドニゼッティ:「ルクレツィア・ボルジア」,「ファヴォリータ」
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
マイヤベーア:「ユグノー教徒」
トーマ:「ミニョン」
グノー:「ファウスト」,「ロメオとジュリエット」
ビゼー:「カルメン」
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
からのアリア,ほか歌曲など、全28トラック
エウジェニア・マンテッリ(メゾソプラノ)、録音:1905-1907年
マイヤベーア:「預言者」
ドニゼッティ:「ルクレツィア・ボルジア」
シューマン:春の夜
マリアンネ・ブラント(メゾソプラノ)、録音:1905年
ベッリーニ:「カプレーティとモンテッキ」
ヴァッカイ:「ジュリエッタとロメオ」
ドニゼッティ:「ルクレツィア・ボルジア」
ロッシーニ:
「セビリアの理髪師」,「アルジェのイタリア女」,「セミラーミデ」
マイヤベーア:「預言者」
からのアリア
グエッリーナ・ファッブリ(メゾソプラノ)、録音:1903年
グノー:「ファウスト」,「ロメオとジュリエット」
プッチーニ:「蝶々夫人」/ゴダール:フロリアンの歌/ほか
リタ・フォルニア(メゾソプラノ)、録音:1910,12年
マンテッリ(1860-1926)は、イタリアのメゾソプラノ。1883年にデビュー。メ
トロポリタン歌劇場でも活躍した。マリアンネ・ブラント(1842-1921)はウィ
ーン生まれのメゾソプラノ。19世紀前半の生まれである。1870年ワイマールで
オルトルートを歌ったブラントを、リストが賞讃したという。グエッリーナ・
ファッブリ(1866-1946)はイタリアのメゾソプラノ。リタ・フォルニア(1878-
1922)は、「蝶々夫人」のスズキを得意とし、メトでトスカニーニの指揮で歌
ったこともある。

<Capriccio>
93518(DVD-Video) \2980
アルベルト・フランケッティ(1860-1942):
歌劇《ゲルマニア》(世界初録音)
カルロ・ヴェントレ(テノール)、ブルーノ・カプローニ(バリトン)、
リーゼ・リンドストレム(ソプラノ)、アンテ・ジェルクニカ(バス)、
レナート・パルンボ(指揮)、
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団、他
ブレゲンツ音楽祭のライヴや退廃音楽、ソヴィエト時代のフィルムオペラなど
独特のラインナップによって多くの支持を得ているカプリッチョのDVDシリー
ズからベルリン・ドイツ・オペラの映像が登場!
アルベルト・フランケッティは、19世紀後半から20世紀前半にかけて活躍した
イタリアの作曲家。ベルリン・ドイツ・オペラによって上演された「ゲルマニ
ア」は、ドイツの愛国的な歌曲などからの引用によって人気を博したフランケ
ッティの代表作である。
ちなみに「ゲルマニア」は、このベルリン・ドイツ・オペラによる公演を収録
したDVDが世界初のリリースとなる。今回もオペラ・ファンから大きな注目を
集めることは間違いない!
NTSC/収録時間:140分
字幕:ドイツ語、英語、フランス語、イタリア語

49576 4枚組 \3050
F・ブゾーニ:作品集 ――
トゥーランドット組曲より/交響的夜想曲Op.43/アルレッキーノのロンド
Op.46/フルートと管弦楽のためのディヴェルティメントOp.52/サラバンド
と行列-「ファウスト博士」のための2つの習作Op.51/クラリネットのための
小協奏曲Op.48/踊りのワルツ/喜劇序曲/交響的組曲Op.25/悲しい子守歌
Op.42/インディアンの日記第2集Op.47/葬送行進曲/La Canzone del
Cacciatore/5つの小品Op.3より/村の祭日Op.9/夜の舞曲Op.13/幻想的な
物語Op.12より/バレエの情景第4番より/同第2番より/変奏曲/幻想曲/
悲歌変ホ短調/セレナーデ第2番ハ長調/ショパンのハ短調前奏曲による変
奏曲と自由な形式のフーガOp.22/行進曲/二重奏曲/セレナータ/バガテル
/Kultaselle/アルバムの綴り/悲歌/ディヴェルティメント
ロベルト・ウェール(テノール)、
ジャン=クロード・ジェラール(フルート)、
ウルフ・ロンデンハウザー(クラリネット)、
ゲルト・アルブレヒト(指揮)、アルトゥーロ・タマヨ(指揮)、
ベルリン放送交響楽団、
イーラ・マリア・ヴィトシンスキ(ピアノ)、
ミヒャエル・ファウスト(フルート)、
ヴカーン・ミリン(フルート)、
ライナー・ヴェール(クラリネット)、
マティアス・リンゲンフェルダー(ヴァイオリン)、
フランソワ・グローベン(チェロ)
鬼才ブゾーニの管弦楽作品、室内楽作品、ピアノ作品を多数収録したセット
盤。10479、10480、10546、10794の4タイトルを1つにまとめており、ブゾー
ニの世界を思う存分楽しむことが出来る。演奏者陣も実力派が揃っており、
録音も優秀。

49581 4枚組 \3050
F・メンデルスゾーン:
劇音楽《アンティゴーネ》Op.55/劇音楽《エディプス王》Op.93/
劇音楽《アタリー》Op.74/劇音楽《真夏の夜の夢》Op.61
シュテファン・ソルテス(指揮)、
ベルリン放送交響楽団&合唱団、
クリストフ・シュペリンク(指揮)、
ノイエ・オルケスター、
ハンス・フォンク(指揮)、
ケルン放送交響楽団&合唱団、他
こちらはメンデルスゾーンが数多く作曲を行った「劇音楽」を集めたセット
盤。10392、10393、67068、10407の4タイトルを1つにまとめたもの




<Deux-Elles>
DXL 1042 \2180
バルティック・ブラス ――
J・シベリウス:小組曲、交響詩《ティエラ》
V・エワルド:金管五重奏曲第1番Op.5、同第2番Op.6、同第3番op.7
ウォーレス・コレクション
「ウォーレス・コレクション」は長年にわたって名門フィルハーモニア管の首
席トランペット奏者として活躍し、2002年からはスコットランド王立音楽院の
学長を務めているイギリスの名奏者ジョン・ウォーレスが設立した世界屈指の
ブラス・アンサンブル。
金管奏者にとって超重要レパートリーであるエワルドの五重奏曲とシベリウス
の隠れた名作をカップリングしたこのアルバムは、ピリオド楽器を用いて19世
紀当時のサウンドを再現するという壮大なプロジェクト。
19世紀に製作されたコルネット、ロータリー・ヴァルヴ式のアルトホルン、バ
リトン・サクソルン、自動補正バルブ方式のF管チューバなど、資料としても
歴史的価値の高い楽器がズラリと並ぶ様は壮観!

DXL 1047 \2180
マシュー・ロック(c.1622-1677):鍵盤楽器のための作品全集 ――
メロシージア(1673)/組曲ニ短調(ウィリアム・グリゴリーによる)/Musicks
hand-Maide(1663/1678)/音楽の現行慣習を擁護する(1673)/アルマンド
ト長調/パヴァン ニ短調/組曲ニ長調/クラント イ短調/2つの舞曲/
グラウンド ニ長調/プレリュード/ヴォランタリー
テレンス・チャールストン(チェンバロ、ヴァージナル、オルガン)
テレンス・チャールストンは、カークビーとの来日経験を持ちソリストとして
だけでなくロンドン・バロックのメンバーとしても活躍するイギリスの実力派
鍵盤奏者。
室内楽と劇音楽の大家として知られるマシュー・ロック。この作品集には、イ
ギリスに現存する重要資料でもある「メロシージア」などの著作に含まれた作
品や未出版の作品など数少ない鍵盤音楽を収録している。2001年9月の録音。

DXL 1050 \2180
ポール・パターソン(1947-):地獄の天使Op.81/海のミサ曲Op.47*
デイヴィット・テンプル(ディレクター)、
クラウチ・エンド祝祭合唱団、
ジェフリー・サイモン(指揮)*、
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団*、他
イギリスの王立音楽院でトロンボーンと作曲を学び、現在イギリスのナショナ
ル・ユース・オーケストラでコンポーザー・イン・レジデンスを務めるポール
・パターソンの宗教作品集。2作品とも劇的な展開が印象的。2001年&1986年
の録音。




<Danacord>
DACOCD 586-587 2枚組 \4600
P・I・チャイコフスキー:ピアノと管弦楽のための作品全集 ――
ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23/アレグロ ハ短調/ピアノ協奏曲第3番
変ホ長調Op.75/アンダンテとフィナーレOp.79(タネーエフ補完)/ピアノ
協奏曲第2番ト長調Op.44/協奏的幻想曲ト長調Op.56
オレグ・マルシェフ(ピアノ)、
オウェイン・アーウェル・ヒューズ(指揮)、オールボー交響楽団
ダナコード(Danacord)からザウアー、ラフマニノフ、ショスタコーヴィチ、
プロコフィエフ、リストなど数々の名演を送り出してきたアゼルバイジャン
の首都バクー出身のヴィルトゥオーソ・ピアニスト、オレグ・マルシェフ。
ロシアやデンマークの様々なピアノ作品に取り組んできたマルシェフが遂に
チャイコフスキーを録音!
既に膨大な数のレコーディングが存在しているチャイコフスキーのピアノ協
奏曲だが、決して勢いやテクニックのみのパフォーマンスに走らず一音一音
を心から大切にしたマルシェフの演奏は存在感を保ち続けるだろう。メジャ
ー・レーベルからの誘いを断り、ダナコードで活動を続けるマルシェフの今
後が楽しみだ。2001年&2002年の録音。




<Linn>
CKD 300 4枚組 \4360
バッハ・オン・ザ・リュート ――
J・S・バッハ(ノース編):
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータBWV.1001-1006(全曲)/
無伴奏チェロ組曲BWV.1007-1012(全曲)
ナイジェル・ノース(リュート)
リュートの演奏によるバッハの最高傑作としてユーザー、メディアから絶賛を
受けてきたナイジェル・ノースの「バッハ・オン・ザ・リュート」が装いも新
たに再登場!
リン・レコーズが多くの要望に答える形で再登場となったナイジェル・ノース
のバッハ・ボックス。ナイジェル・ノースの類稀な演奏とリン・レコーズの録
音技術が圧倒的な充実感を生み出している。




<APR>
APR 5573 \1880
アルフレッド・コルトー-後期録音集Vol.3 ――
F・ショパン:
夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2、同第4番ヘ長調Op.15-1、
同第7番嬰ハ短調Op.27-1、練習曲第3番ホ長調Op.10-3《別れの曲》、
同第4番嬰ハ短調Op.10-4、同第14番ヘ短調Op.25-2、3つの新しい練習曲、
舟歌嬰ヘ長調Op.60、前奏曲第15番変ニ長調Op.28-15《雨だれ》、
同第25番嬰ハ短調Op.45/子守歌変ニ長調Op.57、
ワルツ第2番変イ長調Op.34-1《華麗なる円舞曲》、
同第6番変ニ長調Op.64-1《小犬》、同第9番変イ長調Op.69-1《別れ》(2種)、
同第11番変ト長調Op.70-1、同第12番ヘ短調Op.70-2
F・メンデルスゾーン:厳格なる変奏曲ニ短調Op.54
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
20世紀前半のフランスを代表する大ピアニスト、アルフレッド・コルトーの後
期録音集第3弾が新たにリリース。数あるレパートリーの中でコルトーが大切
にしていたショパンの録音は1949年から51年にかけてのもの。
収録作品のうち6曲は78回転&45回転のLPとしてイギリスで、5曲はRCAビクタ
ーからのLPとしてアメリカで短期間リリースされていたがCD化は今回が初とな
る。コルトーのお気に入りだったメンデルスゾーンがアルバムの最後を飾って
いるのも粋なプログラミングである。





<Musiques Suisses>
MGBCTS-M105 2枚組 \4600
ハインツ・ホリガー(1939-):
大管弦楽のための《(S)irato》/オルガンのための小品/管弦楽のための
《Atenbogen》/ヴィオラと管弦楽のための《Recicanto》/COncErto...?
Certo!-cOn soli pEr tutti
ベルンハルト・ハース(オルガン)、タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)、
ハインツ・ホリガー(指揮)、
バーゼル交響楽団、ローザンヌ室内管弦楽団、ヨーロッパ室内管弦楽団、他
スイスが生んだ世界最高のオーボエ奏者の一人ハインツ・ホリガーの作曲家、
指揮者としての姿を記録したスイスのレーベルならではの一大企画。
ここにはピエール・ブーレーズ、シャンドール・ヴェレシュに作曲を学んだ
ホリガーが1974年から2001年にかけて作曲を行った5作品を収録。この作品集
は、次々と現代作品を打ち出す「作曲家」ハインツ・ホリガーを証明する重
要な足跡である。

MGBCD 6256 \2300
チェロとピアノのための作品集 ――
パウル・ユオン(1872-1940):チェロ・ソナタ イ短調Op.54
オトマール・シェック(1886-1957):6つの小品Op.6
ファビアン・ミュラー(1964-):チェロ・ソナタ、組曲
ピ・チン・チェン(チェロ)、アドリアン・エチカ(ピアノ)
スイスの大作曲家シェック、日本でも徐々にファンを増やしているユオン、
現在も精力的に活動するミュラーによるスイスのチェロ作品集。チェロのピ
・チン・チェンは、13歳で台北交響楽団の演奏ツアーに参加した経歴を持つ
台湾出身の女流奏者。





<Nimbus>(NimbusはCD-R盤となります)
NI 5645 \2080
展覧会の絵 ――
M・グリンカ(ロバーツ編):歌劇《ルスランとリュドミラ》序曲
O・ベーメ:金管六重奏曲変ホ短調
M・ムソルグスキー:ゴパック(ロバーツ編)、組曲《展覧会の絵》(ロバーツ編)
A・アラビエフ:金管五重奏曲
ファイン・アーツ・ブラス
1987年にイギリスの巨匠アーノルドから「金管五重奏曲第2番」を献呈される
など、金管王国イギリスを代表するブラス・アンサンブルとして活躍するファ
イン・アーツ・ブラスのロシアン・アルバム。メインプロの「展覧会の絵」
は同アンサンブルのホルン奏者スティーヴン・ロバーツの編曲によるもので、
ファイン・アーツ・ブラスにとって理想的なアレンジに仕上がっている。
1996年&1998年の録音。

NI 5651 \2080
ファイン・アーツ・ブラス・プレイズ・バロック ――
G・F・ヘンデル:シバの女王の入場
A・ヴィヴァルディ:2本のトランペットのための協奏曲、協奏曲ニ短調
T・アルビノーニ:アダージョ
J・S・バッハ:
バディネリ、目覚めよと呼ぶ声が聞こえ、カンタータ第78番より、
協奏曲イ短調、G線上のアリア、ブランデンブルク協奏曲第2番
ファイン・アーツ・ブラス
ファイン・アーツ・ブラスは1980 年の結成以来、数度のメンバー交代を重ね
ながら60ヶ国以上で2500回にも及ぶコンサートを行うなど驚異的な活動を続
けている。ブラス・アンサンブルの定番レパートリーとして定着しているバ
ロック音楽のアレンジ作品。2本のトランペットの活躍が華やかな演奏を実現
させている。1999年の録音。

NI 5646 \2080
カール・ヴァイグル(1881-1949):
弦楽四重奏曲第1番ハ短調Op.20/同第5番ト長調Op.31
ウィーン・アルティス弦楽四重奏団
ツェムリンスキーなど近代オーストリアの作品を最重要レパートリーとして
世界的評価を得ているウィーン・アルティス弦楽四重奏団。収録されている
ヴァイグルの2作品は、このディスクの録音が世界初録音となった。ツェムリ
ンスキー、ウェーベルン、ヴァイグルなど引き出しの多さには驚かされる。
1999年の録音。

NI 5649 \2080
ジョナサン・ハーヴェイ(1939-):
冬と春のマドンナ/打楽器のための協奏曲/奉納の歌
ペーター・プロンメル(打楽器)、
ペーター・エトヴェシュ(指揮)、
オランダ放送フィルハーモニック、
ペネロペ・ワームスリー=クラーク(ソプラノ)、
ジョージ・ベンジャミン(指揮)、
ロンドン・シンフォニエッタ
イギリスの現代音楽をリードするジョナサン・ハーヴェイの世界初録音となっ
た3作品を収録。エトヴェシュやベンジャミンなど現代音楽で一流の仕事を行
える指揮者陣とオランダ、イギリスの名門オーケストラの存在は心強い。
1998年、1997年、1988年の録音。

NI 1730 6枚組 \6480
D・スカルラッティ:鍵盤楽器のためのソナタ全集Vol.6 ――
ヴェネツィア写本第14巻K.43-93/同第15巻K.98-138
リチャード・レスター(チェンバロ)
ベルナルド・ロバーツ、ジョージ・マルコムに鍵盤楽器の演奏法を師事したリ
チャード・レスター。自ら創設したイギリスのサイレンスター古楽音楽祭では
音楽監督、同じくサイレンスターのパリッシュ教会では指揮者を務めている。
佳境に入ったスカルラッティのソナタ全集は次回の第7巻が最終巻。
2005年の録音。




<Amon Ra>(Amon RaはCD-R盤となります)
CD-SAR 38 \2080
F・メンデルスゾーン:クラリネットのための作品集 ――
コンツェルトシュテュック第2番ニ短調Op.114/ロンド・カプリチオーソ
ホ長調Op.14/無言歌集より(6曲)/クラリネット・ソナタ変ホ長調/厳格な
る変奏曲ニ短調Op.54/コンツェルトシュテュック第1番ヘ短調Op.113
アラン・ハッカー(クラリネット)、
レスリー・シャッツベルガー(バセット・ホルン)、
リチャード・バーネット(ピアノ)
ロンドン交響楽団の主席クラリネット奏者などを歴任したイギリス・クラリ
ネット界の大御所アラン・ハッカー。アモン・ラ(Amon Ra)にはピリオド楽器
を使用した録音を行っており、このメンデルスゾーンも全曲ピリオド楽器の
演奏によるもの。さすがは名手アラン・ハッカー。モダン、ピリオドのどち
らを吹いても演奏は抜群!1989年4月の録音。

CD-SAR 42 \2080
トマス・アーン(1710-1778):
トリオ・ソナタ 二長調Op.3-5/同ロ短調op.3-6/協奏曲ハ長調(チェンバロ
独奏版)/トリオ・ソナタ ト長調Op.3-2/チェンバロ・ソナタ ヘ長調/トリ
オ・ソナタ ホ短調
ヌーヴォー・クヮルテット
イギリス有数のチェンバロ奏者、ポール・ニコルソンを中心としたフルート、
ヴァイオリン、チェロ、チェンバロによるピリオド・アンサンブル。「協奏
曲ハ長調」は、イギリスの図書館で見つかったチェンバロ独奏版が使用され
ている。1989年2月の録音。

CD-SAR 46 \2080
エリザベス朝のクリスマス・アンセム ――
O・ギボンズ:
This is the record of John、5声のイン・ノミネ、See, see, the Word is
Incarnate
W・バード:光なり日なるキリスト、ファンタジア(2種)、子守歌
T・トムキンス:神の前に歌え
M・パーソン:Upon my lap
J・アムナー:O Ye Little Flock
作曲者不詳:乙女の歌うやさしい歌
A・ホルボーン:パヴァン
J・ブル:The Starre Anthem/
レッド・バード、ローズ・コンソート・オヴ・ヴィオールズ
レッド・バードは、タリス・スコラーズのキャロライン・トレヴァー、ヒリ
アード・アンサンブルのジョン・ポッター、イギリス屈指のテノール奏者チャ
ールズ・ダニエルズなどが集ったヴォーカル・アンサンブル。強力メンバー
による名演の価値ある復刻がここに実現。1989年11月の録音。

CD-SAR 68 \2080
バロック音楽の至宝 ――
A・スカルラッティ:シンフォニア
G・タルティーニ:協奏曲ト長調
D・スカルラッティ:チェンバロ・ソナタK.417より
A・ヴィヴァルディ:協奏曲ヘ長調
P・ロカテッリ:ソナタ ト短調Op.2a-3
J-B・ボワモルティエ:ソナタ第5番
M・コレット:チェロ・ソナタ ニ長調より
J・S・バッハ:トリオ・ソナタ ト長調BWV.1039/他
様々なアーティスト
演奏、音質の両面で高い評価を得てきたアモン・ラの豊富な音源の中からバロ
ック時代の作品を抜粋したコンピレーション・アルバム。アラン・ハッカー、
ナイジェル・ノース、リザ・ベズノシウクなどによる名演がこの1枚に凝縮さ
れている。

CD-SAR 101 \2080
弦楽四重奏のための名楽章集 ――
F・シューベルト:
弦楽重奏曲イ短調Op.29より アンダンテ、同変ホ長調Op.125-1より スケルツォ
W・A・モーツァルト:弦楽四重奏曲ニ短調K.421より メヌエットとトリオ
P・I・チャイコフスキー:
弦楽重奏曲第1番ニ長調Op.11より アンダンテ・カンタービレ
F・メンデルスゾーン:
弦楽重奏曲イ短調Op.13より 間奏曲、同変ホ長調Op.12より カンツォネッタ
D・ショスタコーヴィチ:弦楽重奏曲第1番ハ長調より スケルツォ
J・ハイドン:
弦楽重奏曲ト長調Op.54-1より アレグレット、同Op.3-5より セレナーデ
ダーティントン弦楽四重奏団
1958年に結成されたダーティントン弦楽四重奏団による弦楽四重奏のための
“名楽章”を集めたアルバム。他にもアモン・ラにはショスタコーヴィチの
弦楽四重奏曲集(CD-SAR 1)の録音を行っている。





<Prima Voce>(Prima VoceはCD-R盤となります)
NI 7904 \1680
アルマ・グルック(1882-1938)-録音集(録音:1911年-1917年)
G・シャルパンティエ:歌劇《ルイーズ》より
B・ゴダール:歌劇《ジョスラン》より
G・ビゼー:歌劇《カルメン》より
J-P・ラモー:歌劇《イッポリトとアリシー》より/他
アルマ・グルック(ソプラノ)、様々なアーティスト
「プリマ・ヴォーチェ」は、往年の名歌手たちの歌声が収録された78回転の
SP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、デジタル化を行う復刻シリーズ。

NI 7905 \1680
リッカルド・ストラチアーリ(1875-1955)-録音集(録音:1917年-1925年)
G・ヴェルディ:
歌劇《仮面舞踏会》より、歌劇《エルナーニ》より、歌劇《リゴレット》
より、歌劇《トロヴァトゥーレ》より、歌劇《椿姫》より/他
リッカルド・ストラチアーリ(バリトン)、様々なアーティスト

NI 7906 \1680
シナゴークにおける伝説的のカントールたち(録音:1907年-1947年)
ゲルション・シロタ(テノール)、リチャード・タッカー(テノール)、
様々なアーティスト
Legendary Cantors/Various





<Channel Classics>
CCSSA 23807(SACD-Hybrid) \2850
J・S・バッハ:カンタータ集 ――
カンタータ第146番《われらあまたの苦難を経て》BWV.146
カンタータ第82番《われは満ち足れり》BWV.82a
管弦楽組曲第2番ロ短調BWV.1067
カンタータ第199番《わが心は血の海に泳ぐ》BWV.199
ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)、フロリレジウム
フェルトホーフェン&オランダ・バッハ協会との共演などで美しく伸びやかな
歌声を響かせている名ソプラノ奏者ヨハネッテ・ゾマー。カッチーニの歌曲集
「新音楽」(CCSSA 21305)以来となる待望のソロ・アルバムは、なんとバッ
ハのカンタータ集!オランダ・バッハ協会とのバッハなどでの実績があるだけ
に、満を持して登場するカンタータ集に期待を抱かずにはいられない。
ゾマーの歌声を支えるのは、世界レベルのピリオド・アンサンブルとしての地
位と評価を確立したフロリレジウム。フロリレジウムはこれまでにもゾマーと
の共演による録音を発表しており、お互いの信頼関係は非常に深い。フロリレ
ジウム、ゾマー、そしてバッハによって実現した荘厳なるカンタータ集に乞う
ご期待!

CCSSA 25907(SACD-Hybrid) \2850
J・ハイドン:
弦楽四重奏曲第33番ト短調Op.20-3/同第72番ハ長調Op.74-1/
同第75番ト長調Op.76-1
アムステルダム弦楽四重奏団
ピリオド楽器によるオランダのアンサンブル、アムステルダム弦楽四重奏団の
チャンネル・クラシックへのデビュー盤。
古楽演奏のスペシャリスト4人によって結成されているアムステルダム弦楽四
重奏団は、アムステルダム・コンセルトヘボウでのコンサート・シリーズを開
催するなど活発な活動を続けている。
最近ではブラウティガム、リュビモフ、メルヴィン・タンといった国際的なア
ーティストたちとの共演を行うなど、ソリストからの信頼も厚い。チャンネル
・クラシックスの超優秀録音の効果も楽しみなところ。アムステルダム弦楽四
重奏団は今後もハイドンの弦楽四重奏曲のリリースが予定されている。






<Etcetera>
KTC 1348 \2250
J・S・バッハ:フーガの技法BWV.1080(1742年頃初稿版/世界初録音)
ピーター・ディルクセン(チェンバロ)
晩年の1740年代に作曲が行われ、バッハの作曲活動の集大成とも言われる「フ
ーガの技法」。バッハの死後に出版された「フーガ技法」は、最終フーガが未
完成となっているなど名作であるが故に様々な憶測を呼び研究が重ねられるな
ど謎の多い作品としての一面も併せ持つ。
今回収録が行われた「フーガの技法」は、オランダのチェンバロ奏者であり音
楽学者でもあるピーター・ディルクセンが提唱した『バッハの自筆譜に書かれ
た最初の12曲が「フーガの技法」初稿版の真の姿である』という仮説を自らの
手で録音という形に具現化したものなのである!
このディルクセンの仮説に基づいた「フーガの技法」(1742頃頃初稿版)は、
日本でも2003年に鈴木雅明氏によってコンサートで取り上げられるなど世界的
に注目を集めている。ここに音楽史に大きな謎を残した偉大な作品の新たなる
形が姿を現すこととなる。

KTC 1318 \2250
ヤン・ピーテルスゾーン・スヴェーリンク(1562-1621):
合唱作品集Vol.1 ――
詩篇150番-永遠なる者がたたえられるように/詩篇33番-主に従うものよ、
目覚めなさい/詩篇53番-神を知らぬ者は心のなかで言って信じる/今日キリ
ストがお生まれになった/テ・デウム/詩篇148番-天に住むあなたがたすべ
ての人々*/東方から博士たちが来た*/主の祈り*/深き淵より+/神に向かっ
て+/喜べ、喜躍れ+/今こそ私の食事をととのえ+
ピーター・フィリップス(指揮)、
トン・コープマン(指揮)*、
ウィリアム・クリスティ(指揮)+、
オランダ室内合唱団、
ベルナルト・ヴィンセミウス(オルガン)、
ヤープ・テル・リンデン(バス・ヴィオール)、
ヒルデガルト・ペール(バス・ヴィオール)、
ヴァルトラウト・グムス(バス・ヴィオール)、
マールテン・ファン・デル・ハイデン(ヴィオローネ)、
ヤン・クラインブシンク(オルガン)、
シュテファン・スタッブス(リュート)、
ジョナサン・ルビン(リュート)、
アンヌ・マリー・ラスラ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ヴィンセント・デ・コルト(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ピーター・フィリップス、トン・コープマン、ウィリアム・クリスティ・・・。
オランダのレーベル、エトセトラの新シリーズ「スヴェーリンクの合唱作品
集」が、宗教音楽の世界的権威として知られるこの3人の巨匠たちとオランダ
室内合唱団の共演という衝撃の内容でスタートする!16世紀末から17世紀初頭
におけるネーデルランド楽派最大の作曲家スヴェーリンクが、その生涯に残し
た作品のほとんどは声楽作品。詩篇に基づく宗教的なポリフォニー作品、ジュ
ネーヴ詩篇歌集の旋律を定旋律として用いた作品など、卓越した技法によって
優れた宗教作品が数多く作曲された。
スヴェーリンクの宗教作品を歌うのはヨーロッパを代表する世界最高峰の室内
合唱団「オランダ室内合唱団」。3人の指揮者たちがオランダ室内合唱団から
見事なハーモニーを引き出しており、響き渡るスヴェーリンクの世界は至高の
域に達している。1986年-1987年の録音。

KTC 1341 \2250
フランソワ・ジョセフ・ナーデルマン(1781-1835):
7つのソナチネ/2つの幻想的練習曲
長澤真澄(ハープ)
ハープ、アイリッシュ・ハープ、シングル・アクション・ハープなど様々な種
類のハープを弾きこなし、日本のハープ界をリードする長澤真澄のニュー・ア
ルバムが登場!
新たに長澤真澄が取り上げたのは、フランスの音楽家、出版社、ハープの製作
者として世界に名を轟かせたナーデルマン一族の中でも最も有名なフランソワ
・ジョセフ・ナーデルマン。
王室礼拝堂のハープ奏者、パリ音楽院の初代ハープ教授、国王付きの主席ハー
プ奏者などを歴任したナーデルマンの「7つのソナチネ」は、現在でも重要な
レパートリーとされている。
ここで用いられている2台のシングル・アクション・ハープはどちらもナーデ
ルマン一族によって1793年と1815年に製作された銘器。今回も聴きどころ満載
だ!

KTC 1338 \2250
カール・ライネッケ(1824-1910):
フルート・ソナタ ホ短調Op.167《水の精》/ゆりかごから墓場までOp.202
カルロス・ブルネール(フルート)、ヤン・ミヒエルス(ピアノ)
出版された楽曲だけでも300曲を超えるなど、非常に多くの作品を作曲したラ
イネッケ。フルートのレパートリーとして最重要ランクに位置づけられている
「水の精」と長大な演奏時間を要する「ゆりかごから墓場まで」をカップリン
グしたフルート奏者&関係者必携の1枚。
カルロス・ブルネールは、1981年よりベルギー王立モネ歌劇場管弦楽団の首席
フルート奏者を務める世界トップクラスのプレーヤーである。ちなみにヤン・
ミヒエルスが弾くピアノは1875年製のスタインウェイというこだわりの逸品。

KTC 1356 \2250
ヨハネス・シェンク(1660-c.1720):12のトリオ・ソナタOp.3(世界初録音)
ラ・スアーヴェ・メロディア
17世紀のオランダに生まれたドイツの音楽家ヨハネス・シェンクの世界初録音
となるトリオ・ソナタ集。ヴィオラ・ダ・ガンバの達人だったシェンクは、
1696年にプファルツ選帝侯ヨハン・ヴィルヘルム1世の宮廷奏者に選出される
などその実力を認められていた。
1998年に結成されたピリオド楽器による四重奏団「ラ・スアーヴェ・メロディ
ア」は、同年に開催されたファン・ヴァアッセナール国際古楽室内楽コンクー
ルで見事に優勝。ベネルクス地方を中心に評価急上昇中のアンサンブルである。

KTC 1317 3枚組 \4500
シメオン・テン・ホルト(1923-):カント・オスティナート
ヘラルド・バウハウス(ピアノ)、ジーン・カール(ピアノ)、
セース・ファン・ゼーラント(ピアノ)、アリエル・フェルネーデ(ピアノ)
カント・オスティナートは、オランダ現代音楽界の巨星シメオン・テン・ホル
トの代表作。106に分けられたセクションが切れ目なく4台のピアノによって演
奏される長大な作品である。1988年1月10日ユトレヒトでの録音。





<Raumklang>
RK 2605 \2250
チューリンゲンの聖エリザベスの人生 ―― 中世の詩と歌曲
イオクラトレス、アルス・コラリス・ケルン、アマコード
2007年が生誕800年とされている中世のマザー・テレサことチューリンゲンの
聖エリザベス(1207-1231)。数多くの伝説と共に生きた聖エリザベスの人生を
中世の音楽によって表現している。
詩の朗読と古楽器の演奏で絶妙の雰囲気を作り出しているイオクラトレスとア
ルス・コラリス・ケルン。加えてドイツを代表するヴォーカル・アンサンブル
にまで成長したアマコードが随所で素晴らしいハーモニーを聴かせてくれてい
る。

RK 2604 \2250
ジェリコの薔薇 ―― アンナ・フォン・ケルンの歌曲集
マリア・ヨナス(指揮)、アルス・コラリス・ケルン
アルス・コラリス・ケルンは、バーゼル・スコラ・カントルムでルネ・ヤコブ
スから教えを受けたマリア・ヨナスが2004年に創設した女流奏者のみの古楽ア
ンサンブル。
中世15世紀頃の音楽として現在に伝わる作曲者不詳の歌曲集からは、シンプル
ながらも深みのある美しさを聴き取ることができる。





<Ameson>
ASCP 0302 \2250
C・フランク:
前奏曲、フーガと変奏曲ロ短調Op.18、ゆるやかな舞曲、前奏曲、
コラールとフーガ ロ短調
G・フォーレ:
夜想曲第1番変ホ短調Op.33-1、主題と変奏嬰ハ短調Op.73、
夜想曲第13番ロ短調Op.119
ダヴィッド・ビスマス(ピアノ)
ダヴィッド・ビスマスは弱冠14歳で名門パリ国立高等音楽院に入学を果たし、
見事にピアノ科を1等賞で卒業。その後はロンドンの王立音楽院への留学やバ
ドゥラ=スコダ、レオンスカヤといった名匠たちのマスタークラスで研鑽を積
んだフランスのピアニスト。卓越したテクニックはもちろんのこと、音楽の流
れを大切にしたフランクとフォーレは美しさに満ちた申し分のない演奏。

ASCP 0403 \2250
M-A・シャルパンティエ:真夜中のミサ曲/ミサ曲《マリアの昇天》
ジャン=フランソワ・フレモン(指揮)、
ヴェルサイユ少年合唱団、シンフォニー・サン=ジュリアン
Cヴェルサイユ少年合唱団がノートルダム大聖堂のオルガニスト、ピエール・
ベギーニュによって創設されたのは約60年前の1946年。1980年からは現在の
指揮者であるジャン=フランソワ・フレモンが着任している。透き通るハー
モニーによるシャルパンティエは荘厳な雰囲気を存分に醸しだしている。





<Passacaille>
Passacaille 940 2枚組 \4500
カリッシミ-1640年頃のローマの音楽 ――
ジャコモ・カリッシミ(1605-1674):
空の空、エフタの物語、Audite omnes quodquod estis、モテット
ミケランジェロ・ロッシ(1602-1656):トッカータ第7番
ルイジ・ロッシ(c.1597-1653):めでたし元后、Il predica del sole
パオロ・クァリアティ(1555-1628):トッカータ、カンツォーナ
マルコ・マラッツォーリ(c.1605-1662):Il predica del sole
ジャコモ・フレスコバルディ(1583-1643):小舞踏曲
グレアム・オライリー(指揮)、
アンサンブル・エウロペーン・ウィリアム・バード
フランスで25年以上にわたって合唱、オーケストラの指揮活動を続けてきたグ
レアム・オライリーが音楽監督を務めるアンサンブル・エウロペーン・ウィリ
アム・バードによるイタリアのバロック作品集。
17世紀ローマ楽派を代表する作曲家であるカリッシミの作品を中心として、
1640年前後にローマで演奏されていた音楽がアルバムのテーマとなっている。
清廉なハーモニーが17世紀イタリアの音楽の世界に誘ってくれる。





<Pavane>
ADW 7408 \2250
フェデリコ・モンポウ(1893-1987):ピアノ作品全集Vol.2 ――
歌と踊り第7番-第13番/クリスマスの情景/内なる印象/前奏曲集より
第1番-第4番、第6番-第7番、第9番-第12番
ロメイ・コルテス・アヤツ(ピアノ)
20世紀スペインのカタルーニャ地方最大の作曲家、フェデリコ・モンポウのピ
アノ作品をベルギーのレーベルが網羅した好企画の第2集。ピアニストのロメ
イ・コルテス・アヤツはカタルーニャ地方のバルセロナに生まれ。現在はベル
ギーを拠点に活躍しており、生前の作曲者との交流を持つなどモンポウの作品
の演奏と解釈に定評を持つ。1998年4月の録音。

ADW 7411 \2250
A・ドヴォルザーク:弦楽セレナード ホ長調
E・エルガー:弦楽セレナード ホ短調Op.20
P・I・チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調Op.48
ベルナール・カルメル(指揮)、オーケストラ・ベルナール・カルメル
アルミン・ジョルダンの下で指揮者としてのキャリアをスタートさせたカルメ
ルが自ら創設した室内管弦楽団が「オーケストラ・ベルナール・カルメル」。
「弦楽セレナード」の名曲3作品で師匠譲りの手腕を発揮している。
1998年の録音。

ADW 7409 \2250
踊れ、喜べ、幸いなる魂よ! ――
G・F・ヘンデル:
アリオーソ、ラルゴ、われは知るわが贖い主は生きたもうことを
J・S・バッハ:
御身がそばにあるならば、G線上のアリア、 Schlummert ein、
われ御身に呼びかけん主なるイエズス・キリストよBWV.639
W・A・モーツァルト:
踊れ, 喜べ, 幸いなる魂よ!、アニュス・デイ、アレルヤ、アヴェ・ヴェルム
F・シューベルト:アヴェ・マリアOp.52-6
L・ベールマン:ノートルダムの鐘
C・グノー:アヴェ・マリア
G・フォーレ:ああ、イエスよ
C・フランク:天使の糧
クリステル・デ・メウルダー(ソプラノ)、
ヤン・ファン・モル(オルガン)
オルガンによる演奏を主体とした大作曲家たちによる宗教作品の名作集。クリ
ステル・デ・メウルダーは、エリク・ファン・ネーヴェルが率いるクレンデ・
コンソートのメンバーや、ソリストとして活躍するベルギーのソプラノ奏者。
1998年2月18日-19日の録音。

ADW 7410 \2250
ジョルジュ・モワノ(1914-):
荘厳ミサ/3つの小品/オラトリオ《Le Bapteme de Clovis》
アルセーヌ・ムゼレール(指揮)、
アルセーヌ・ムゼレール室内管弦楽団、ランス大聖堂聖歌隊
フランス、ランス生まれの大ベテラン作曲家ジョルジュ・モワノの宗教作品
集。伝統的な手法によって書かれた作品が大きなスケールで描かれていく。
1996年9月28日のライヴ録音。

ADW 7415 \2250
オルガンによる舞曲集 ――
B・ストラーチェ:バレエ、フォリア、パッサカリア、スパニョレッタ
G・ピッキ:バッロ
作曲者不詳:エスタンピー、Intabulatura Nova
P・アッテニャン:6つの舞曲
B・バルトーク:ルテニア人の踊り、ルーマニア民族舞曲
パルカル・ルエ(オルガン)
オルガン作品の多彩なラインナップを持つパヴァーヌ(Pavane)の特色が表れて
いるアルバム。作曲者不詳の作品からバルトークまでの舞曲をオルガンが豪快
に響かせている。1998年の録音。





<Hortus>
HORTUS 038 \2250
フランスのオルガン作品集 ――
M・デュプレ:祈り、スケルツォ ヘ短調
C・フランク:カンタービレ、祈り
L・ヴィエルヌ:即興曲、Gargouilles et chimeres
ロラン・ファルシネリ(オルガン)
1920年パリ生まれの女流オルガン奏者ロラン・ファルシネリが1979年、1980年
1987年に開催したコンサートの演奏を集めたディスク。ファルシネリは1941年
にデュプレと出会い親交を深めるなど、その作品の伝道者としても重要な役割
を果たしてきている。

HORTUS 046 \2250
トン=ツァ・ティエ(1933-):
ハープと管楽アンサンブルのための《Les jardins d'autre monde》/弦楽三
重奏のための《Et la riviere chante l'eternite》/フルート、ヴィオラ、
ハープとベトナムの伝統楽器のための《詩曲》
ファブリス・ピエール(指揮)、アンサンブル・ル・タン・モデルン
パリ音楽院でジャン・リヴィエとアンドレ・ジョリヴェに作曲を師事したベト
ナムの作曲家トン=ツァ・ティエの作品集。現代的な手法とベトナムの伝統楽
器の融合を目指したユニークな作品が並ぶ。




<Thys(Hortus)>
HORT 522 \2250
ハンガリーの風景 ――
R・コーカイ:4つのハンガリー舞曲
L・ヴェイネル:Peregi Verbunk、Le berger triste、Danse des clochettes
M・ハイドゥ:3つの歌
F・ファルカシュ:ビハリの踊り
B・バルトーク:
田舎の夕べ、スロヴァキアの若者の踊り、ルーマニア民族舞曲
E・コセット:シャンソン、チャルダッシュ、主題と変奏
イヴ・セヴェール(クラリネット)、タンドゥ・ハイドゥ(ピアノ)
現在はソリストや指導者として活動中のフランス人クラリネット奏者イヴ・セ
ヴェールは、かつて6シーズンに渡ってパリ・オペラ座管の奏者を務めた輝か
しい経歴を持つ。バルトークやヴェイネル、ファルカシュなどハンガリーの民
族的なリズム感が印象に残る。





<Syrius>
SYR 141401(CD+dts) \4500
アルマン=ルイ・クープラン(1727-1789):クラヴサン曲集
フィリップ・ルロワ(チェンバロ)
クープラン一族の中で大クープランことフランソワに次ぐ知名度を持つアルマ
ン=ルイ・クープランの代表作「クラヴサン曲集」(1951)。フィリップ・ルロ
ワは、ワルシャワで開催された国際チェンバロ・コンクール、ライプツィヒで
開催されたJ・S・バッハ国際チェンバロ・コンクールでの受賞歴を持つフラン
ス期待の若手チェンバロ奏者である。歯切れの良い演奏は大器の片鱗を感じさ
せてくれる。
(このCDはノーマルCD+同内容の5チャンネルdts盤がセットになっております。
/dts盤は専用の再生機器でないと再生することができません。スーパーオー
ディオCDプレイヤーやDVDプレイヤーとは異なります。ご注意下さい。)

SYR 141407(CD+dts) \4500
J・S・バッハ:オルガン作品集Vol.3 ――
いと高きところにいます神にのみ栄光あれBWV.715/トッカータとフーガ
ニ短調BWV.538《ドリア調》/いと高きところにいます神にのみ栄光あれ
BWV.716/幻想曲とフーガ ト短調BWV.542/いと高きところにいます神に
のみ栄光あれBWV.717/幻想曲とフーガ ハ短調BWV.537/いと高きところ
にいます神にのみ栄光あれBWV.711/トッカータ、アダージョとフーガ
ハ長調BWV.564/パッサカリアとフーガ ハ短調BWV.582
ピエール・バルドン(オルガン)
Bach:Organ Works-3/Bardon(org)
フランスのサン・マキシマン、クーヴァン・ロワイヤル大聖堂のグランド・
オルガンによる大バッハの作品集。オルガニストはベテラン奏者ピエール・
バルドンが担当。(このCDはノーマルCD+同内容の5チャンネルdts盤がセット
になっております。)




<Cybele>
SACD 261.001(SACD-Hybrid) \2850
サクソフォン四重奏のための20世紀の作品集 ――
フィリップ・グラス(1937-):サクソフォン四重奏のための協奏曲
フランク・ラインシャゲン(1961-):インヴィテイション
バーバラ・トンプソン(1944-):サクソフォン四重奏曲第2番《暗闇から光へ》
ズデネェク・ルーカス(1928-):ロンド
J・S・バッハ:フーガ イ短調
テトラフォニックス
1994年に結成された「テトラフォニックス」は、20世紀-21世紀のオリジナル
作品をレパートリーの中心としている才気あふれるサクソフォン四重奏団。
クセナキス、ケウリス、グラスやバナシク、デンホフなど、特に現代作品の
解釈と演奏への評価が高い。特典として収録されたバッハのフーガが最後に
新鮮な風を吹き込んでくれる。

AB 003(SACD-Hybrid) 4枚組 \5700
ウルス・ファース:
アルバン・ベルクとハンナ・フックス、ダヴィッドとシモーネ-2つの愛の物語
(世界初録音)
様々なアーティスト
ドイツ語のナレーションによるオーディオ・ブックのシリーズ。ツェムリンス
キー、ベルク、シェーンベルクの音楽と物語が融合を見せている。

AB 004(SACD-Hybrid) \2850
マーティン・バルトシャイト:
Vom Madchen das nicht schlafen wollte(世界初録音)
様々なアーティスト
同じくドイツ語のナレーションによるオーディオ・ブック。

<Avie>
821936-0017-2(SACD-Hybrid) \3380
G・マーラー:カンタータ《嘆きの歌》
マリーナ・シャグチ(ソプラノ)、
ミッシェル・デ・ヤング(メゾソプラノ)、
トーマス・モーザー(テノール)、
セルゲイ・レイフェルクス(バリトン)、
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、
サンフランシスコ交響楽団&合唱団
これまでに「交響曲第6番《悲劇的》」(821936-0001-1)、「交響曲第3番」
(821936-0003-2)そして「交響曲第7番《夜の歌》」(821936-0009-2)の3
作品がグラミー賞の栄誉に輝くなど、驚異的なパフォーマンスと超優秀録音
は全世界から称賛を浴び続けている。
今回この最強のマーラー・チクルスへ第9作目として新たに加わるのは、
1996年に収録された「嘆きの歌」。
MTT&SFSのRCA/BMG時代に収録と発売が行われたこの「嘆きの歌」は、1878年
から1880年にかけて作曲された壮大なスケールの初稿版が使用されるなど絶
大な評価を受けた名演として有名なもの。
ティルソン=トーマスが敢えて再録音を行わずに1996年収録の「嘆きの歌」
をチクルスへ加えたのは、この録音に対する絶対的な自信と信頼の証なので
ある。
演奏はもちろんのこと、リマスタリングによってさらに凄味を増したサウン
ドなど、聴きどころ満載!
マーラー・チクルスの最新作として、マルチチャンネルのSACDハイブリッド
盤として「嘆きの歌」が新たな姿で甦る。
1996年5月29日-31日&6月2日、サンフランシスコ・デイヴィス・シンフォニ
ー・ホールでのライヴ録音。




<MSM>
規格番号:MSM 0002 \1880
レア・ヴェリズモ ――
G・プッチーニ:
歌劇《妖精ヴィッリ》より ここがあの家…苦しい僕のこの思いを、
歌劇《エドガール》より 快楽の宴, ガラスのような目をしたキメラ
R・レオンカヴァッロ:
歌劇《ラ・ボエーム》より ミュゼッテ!我が家の喜び!、
私には貧しいねぐらしかないが、
歌劇《チャタートン》より 詩歌よ, おまえだけが私に残されたもの
A・カタラーニ:
歌劇《ワリー》より あなたは私を救いました、
歌劇《ローレライ》より 5月つのある日に
A・フランケッティ:歌劇《ゲルマニア》より 学友よ!ききたまえ!
G・ピエトリ:喜歌劇《マリステッラ》より 私の知っている庭
R・ザンドナイ:
歌劇《ジュリエッタとロメオ》より ジュリエッタよ, 私はロメオ
マルコ・ベルティ(テノール)、
パルマ・オペラ・アンサンブル
注目の新レーベル「MSM」は、イギリスのアーティスト・マネージメント会社
である「マイケル・ストアーズ・ミュージック」が若き才能を世界へと発信し
ていくために設立した自主レーベル。「マイケル・ストアーズ・ミュージッ
ク」には、カレーラス、キリテ=カナワ、ヴィラゾン、ターフェルといった
大物歌手や、素晴らしき才能を持った若き歌手たちが数多く所属している。
オーケストラの自主制作レーベルが活発な動きを見せている中で登場したマ
ネージメント会社の自主制作レーベル「MSM」の動向に要注目!
並み居るベテランを凌ぐ破竹の勢いを見せる日本でもお馴染みのイタリア人
テノール歌手マルコ・ベルティ。現在イタリアで最も大きな期待を受けてい
るマルコ・ベルティにとって意外にも今回のリリースが初のソロ・アルバム
となる。20世紀初頭にかけて隆盛を誇ったヴェリズモ・オペラの中から選り
すぐられたレア・レパートリーの数々は、イタリアで生まれ育ったベルティ
にとって理想的なプログラム!伸びやかで輝かしい黄金のベルティの歌声が
新時代の到来を確信させてくれる。(収録時間:34分31秒)

MSM 0001(CD+Bonus DVD-PAL) \2300
G・ヴェルディ:オペラ・アリア集 ――
歌劇《1日だけの王様》より 序曲、長い悲しみに憐れみを覚えてか
歌劇《リゴレット》より 慕わしい人の名は
歌劇《マクベス》より 空が急にかげったように、おお息子たち…おお父の手は
歌劇《十字軍のロンバルディア人》より 第3幕への前奏曲、私の喜びは呼び
覚ます
歌劇《アッティラ》より ここが約束の場所だ
歌劇《ドン・カルロ》より 私にとって最後の日
歌劇《椿姫》より 第3幕への前奏曲、パリを離れて
歌劇《アイーダ》より 第1幕への前奏曲
歌劇《シモン・ボッカネグラ》より いい潮時においでなすった!
歌劇《ファルスタッフ》より これは夢か?まことか?
歌劇《オテロ》より 神かけて誓う
アニック・マシス(ソプラノ)、
マルコ・ベルティ(テノール)、
アルフレッド・ダザ(バリトン)、
ディミトリー・コルチャク(テノール)、
フランチェスコ・メッリ(テノール)、
ジョバンニ・バティスタ・パロディ(バス)、
パルマ・オペラ・アンサンブル
マシス、ベルティ、コルチャクなど次代のオペラ界を担う才能が集結した
「MSM」レーベルの記念すべきリリース第1弾。世界から注目を浴びる若き実
力者たちによるヴェルディ・アルバムは、レーベルの船出に相応しい濃密な
内容で聴かせてくれる。
これらの強力な歌手陣を支える伴奏を担当するのは「MSM」レーベルで重要な
役割を果たすパルマ・オペラ・アンサンブル。1996年にパルマ・レッジョ劇
場管のメンバーによって結成された10名の奏者によるアンサンブルのハーモ
ニーが歌声をさらに引き立てている。
このリリース第1弾には、レコーディング風景を収めたボーナスDVDがセット
として封入されるなどレーベルの強い意気込みがと情熱が伝わってくる。
(収録時間:13分40秒/ボーナスDVDはPAL方式となります。)




<Hyperion>
CDA 67569 \2080
シャルル=ヴァランタン・アルカン(1813−1888):
独奏ピアノのための協奏曲Op.39,Nos.8-10
(短調による12の練習曲集Op.39より)/ 歌曲集第3集Op.65
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
ショパンやリストに匹敵するヴィルトゥオーソとして活躍し、歴史上で最も偉
大なコンポーザー=ピアニストの1人として位置づけられているロマン派のフ
ランス人音楽家アルカン。
このアルバムのメインである「独奏ピアノのための協奏曲」は「短調による
12の練習曲集」の8曲目から10曲目までの3曲で構成されており、第1楽章だけ
で約30分。全曲でなんと約50分の演奏時間と超絶技巧を要する規格外のスケー
ルを持った作品として知られている。
アムランはキャリアの初期から現在に至るまで多くの重要な場面でアルカンの
作品を取り上げており、この知られざる巨匠への情熱はとてつもなく深く燃え
上がるほど熱い。
演奏には桁外れの技巧を必要とするため、取り上げられる機会を失い忘れられ
ていたアルカンの作品を表舞台へと引き上げたのは、紛れもなくこの世界最強
の“スーパー・ヴィルトゥオーソ・ピアニスト”マルク=アンドレ・アムラン
なのだ。
ちなみにアムランは過去にこの「独奏ピアノのための協奏曲」をMusic & Arts
へ録音しており、今回のハイペリオンからのリリースは十数年の時を経て実現
した期待度満点の再録音となる。




<PentaTone>
PTC 5186 065(SACD-Hybrid) \2850
A・ドヴォルザーク:
交響曲第8番ト長調Op.88/交響詩《野ばと》Op.110/
交響詩《真昼の魔女》Op.108
ヤコフ・クライツベルク(指揮)、
オランダ・フィルハーモニック管弦楽団
新世界(PTC 5186 019)に続くクライツベルク&オランダ・フィルのドヴォル
ザーク第2弾がリリース。交響曲第8番と2曲の交響詩のカップリングというプロ
グラミングは、クライツベルクのスタイルにマッチした理想的な選曲と言える。
特にメインの交響曲第8番では、クライツベルクが2003年秋から主席指揮者を
務めているオランダ・フィルを完璧にコントロール。独自性を打ち出したフレ
ージングとテンポ設定、効果的なティンパニーと弦楽器セクションの使い方が
堂々たる演奏を生み出している。

PTC 5186 300(SACD-Hybrid) \2850
J・ハイドン:
歌劇《無人島》序曲/協奏交響曲変ロ長調Hob.I-105/
交響曲第100番ト長調《軍隊》Hob.I-100
オーヴェルニュ室内管弦楽団、ローザンヌ室内管弦楽団のコンサート・マスタ
ーを歴任してきた旧ユーゴスラヴィア出身のニコリッチ。
現在は名門ロンドン交響楽団のコンサート・マスターとオランダ室内管弦楽団
の音楽監督を兼任するなど、八面六臂の活躍を展開している凄腕のヴァイオリ
ニストである。
ロレンツォ・ストリオーニ1794のヴァイオリンを奏でた協奏交響曲は、ソリス
トとオケの知性と情熱が融合した秀演。
「無人島」序曲と「軍隊」でも抜群の手綱捌きによる演奏を聴かせてくれるな
ど、心の底から音楽を楽しんでいるに姿が目に浮かんでくる。

PTC 5186 183(SACD-Hybrid) \2850
G・マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
ベルナルト・ハイティンク(指揮)、ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
フィリップスのクァドラフォニック(4チャンネル録音)の復刻シリーズ最新
盤は「千人の交響曲」に続くハイティンク&コンセルトへボウのマーラー!
1970年12月にアムステルダムのコンセルトヘボウで収録されたこの交響曲第5
番はハイティンクにとって初の「交響曲第5番」録音であり、この時40歳。
ペンタトーンのリマスター&SACD化による音質の向上が、演奏をさらに鮮明な
ものとしている。




<CHANDOS>
●Chandos Classics
CHAN 10435X \1780
W・ウォルトン:リチャードIII世 ――
シェイクスピアのシナリオ(パルマー編)/管弦楽のためのジョージ・バーナー
ド・ショー的素描《メジャー・バーバラ》(パルマー編)
ネヴィル・マリナー(指揮)、
アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
日本では特に吹奏楽の分野で絶大な人気を誇るウォルトンの映画音楽集が、プ
ライスダウン&デザイン一新で新装再発売。
このアルバムに収録されている「メジャー・バーバラ」は、ウォルトンの映画
音楽の中でも特に演奏頻度が高く人気の高い作品として親しまれている。
CHAN 8841からの移行再発売。

CHAN 10436X \1780
W・ウォルトン:ハムレット ――
シェイクスピアの戯曲(パルマー編)/お気に召すまま ―― シェイクスピアに
よる管弦楽のための詩(パルマー編曲)
ジョン・ギールグッド(語り)、キャサリーン・ボット(ソプラノ)、
ネヴィル・マリナー(指揮)、
アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
こちらにも吹奏楽で演奏され話題を呼んだ「お気に召すまま」と「ハムレット」
を収録。定番として定着しているウォルトンの人気作品は、吹奏楽ファン&イ
ギリス音楽ファン、そして映画音楽ファンなど多方面にオススメできる。
CHAN 8842からの移行再発売。

CHAN 10437X \1780
W・ウォルトン:ヘンリーV世 ――
シェイクスピアのシナリオ(パルマー編)
クリストファー・プラマー(語り)、
ネヴィル・マリナー(指揮)、
アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ管弦楽団&
合唱団、ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
日本でのウォルトン・ブームの火付け役となったのがこの「ヘンリーV世」。
全作品で編曲を担当しているクリストファー・パルマーの手腕がウォルトンの
フィルム・スコアを完全な形で復活させている。CHAN 8892からの移行再発売。

CHAN 0744X \1780
アレッサンドロ・マルチェロ:6つのヴァイオリン協奏曲集《ラ・チェトラ》
ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調/同第2番ホ長調/同第3番ロ短調/
同第4番ホ短調/同第5番変ロ長調/同第6番ト長調/
ヴァイオリン協奏曲変ロ長調
サイモン・スタンテイジ(ヴァイオリン&指揮)、コレギウム・ムジクム90
マルチェロ兄弟の兄が書いた協奏曲集も“Chandos Classics”シリーズから新
装再発売。バロック・ヴァイオリンの名手スタンデイジの巧みな演奏が復活す
る。CHAN 0563からの移行再発売。

●Chandos 2for1
CHAN 241-37 2枚組 \2080
エッセンシャル・ディーリアス ――
F・ディーリアス:
フロリダ組曲/北の国のスケッチ/エアーとダンス/春初めてのかっこうを
聞いて/河の上の夏の夜/日の出前の歌/2つの水彩画/間奏曲とセレナーデ
/歌劇《イルメリン》より 前奏曲/去りゆくつばめ/歌劇《フェニモアとゲ
ルダ》より 間奏曲/楽園への道/夏の庭で
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、
アルスター管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、
ノーマン・デル・マー(指揮)、ボーンマス・シンフォニエッタ、
リチャード・ヒコックス(指揮)、ボーンマス交響楽団
ラフマニノフやエルガー、デュカス、バラキレフなどが好評を博している
“2for1”シリーズに新しく加わったのはディーリアス。
イギリス音楽のスペシャリストたちのタクトによってディーリアスを余すこと
なく楽しめる。

CHAN 241-38 2枚組 \2080
ジョン・フィールド(1782−1837):ピアノ作品集 ――
善良な王ヘンリーIV世のエア/アイルランド舞曲/あこがれのワルツ/マル
ティーニの旋律による幻想曲/スコットランドのロンドー/アンダンテ・イ
ネディト変ホ長調/ロシアの歌による変奏曲イ短調/カマリンスカヤ-ロシア
の旋律による変奏曲/勝利の行進/新しい幻想曲ト長調/夜想曲変ロ長調/
ポロネーズとロンド/ロシアの旋律による幻想曲/2つのアルバムのページ
ハ短調/ロンド変イ長調/ピアノ・ソナタ第1番変/同第2番イ長調/同第3番
ハ短調/同第4番ロ長調
ミシェアル・オローク(ピアノ)
19世紀初頭に活躍したアイルランドの作曲家ジョン・フィールド。
そのピアノ作品は、ロマン派の大作曲家たちに影響を与えたと言われている。
CHAN 9315とCHAN 8787をセット化した新装再発売盤。





<Deux-Elles>
DXL 1123 \2180
ファンタジア、エアとシャコンヌ ――
H・パーセル:
歌劇《アーサー王》より シャコンヌ、ファンタジア第6番、同第7番、
プレリュード、歌劇《ダイオクリージャン》より、ファンタジア第11番、
同第12番、劇場のための組曲、《グラウンド上の3声》より シャコンヌ
M・ロック:組曲第4番、劇場のための組曲、組曲第3番
フルータドール、デイヴィッド・ミラー(テオルボ&ギター)
現在イギリス随一のリコーダー四重奏団との呼び声高い「フルータドール」。
中世のポリフォニー音楽から現代作品までとレパートリーは幅広く、ラッブラ
とブリテンの四重奏曲全曲の録音を手懸けるなど探究心に満ちた活動を展開中。
イギリスの重要作曲家パーセルとロックの作品での一糸乱れぬアンサンブル能
力にはイギリス随一の評価も納得させらる。リコーダー四重奏の自然体を収め
た録音技術も非常に優秀。

DXL 1054 \2180
愛に対して全く弱いもの-
A・コレッリ:ソナタOp.1-11
A・スカルラッティ:愛に対して全く弱いもの
G・B・バッサーニ:めでたし天の女王
A・スカルラッティ:ラ・フォリアによる変奏曲、弱り傷ついた
A・コレッリ:ソナタOp.5-1
A・スカルラッティ:おお、あなたがたすべての者よ
ライランド・エンジェル(カウンターテナー)、ラ・フォリア・フランシス
ライランド・エンジェルは、イングリッシュ・ナショナル・オペラでモンテ
ヴェルディの「オルフェオ」やブライヤーズの世界初演作品を歌うなど、イ
ギリス、アメリカ、フランスを中心に活躍中のカンターテナー奏者。シンガ
ポール響とはヘンデルの「メサイア」で共演を行うなど世界中を飛び回って
いる。2003年7月の録音。

DXL 1052 \2180
C・ドビュッシー:
パントマイム/月の光/マンドリン/ひそやかに/あやつり人形/鐘/春が
来た/2つのロマンス/感傷的な風景/アリエルのロマンス/哀惜/音楽/
死後のなまめかしさ/星月夜/そよ風/愛しあって眠ろう/Il dort encore
/リラ/ばら/夢/祈願/セレナード/華やかな宴/ピエロ/まぼろし
ジリアン・ケイス(ソプラノ)、
サイモン・レッパー(ピアノ)
1980年前半に作曲されたドビュッシー初期の歌曲26作品を収録。ジリアン・
ケイスは、2000年にキャスリーン・フェリアー・アウォードを授与された非常
に勢いのあるカナダ生まれのソプラノ。イアン・パートリッジとバーバラ・ボ
ニー直伝の歌唱力はガーディナーからも一目置かれている。2001年12月の録音。

DXL 1030 \2180
17世紀のヴィルトゥオーソ・ギター作品集 ――
F・コルベッタ:フォリア、第5旋法による前奏曲とシャコンヌ
G・サンス:
パヴァーナ、エスパニョレッタ、パッサカリア、Clarines y Trompetas
N・マテイス:組曲ト長調
N・ロジエ:組曲ハ長調
F・ル・コック:スペインのフォリア
竹内太郎(バロック・ギター)、市瀬礼子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
エリヒオ・キンテイロ(ナレーション)
京都に生まれ、イギリスのギルドホール音楽院でナイジェル・ノースにギター
を師事した日本人奏者竹内太郎のソロ・アルバム。バロック・ギターの名手と
して世界から高い評価を受けており、2003年にはナイジェル・ケネディ&ベル
リン・フィルとの世界ツアーに参加するなど多方面から信頼を寄せられている。
2001年4月の録音。





<Lyrita>(LyritaはCD-R盤となります)
SRCD.253 \2180
シア・マスグレイヴ(1928−):
管弦楽のための協奏曲/クラリネット協奏曲/ホルン協奏曲/ピアノのための
《モノローグ》/2台ピアノのための《エクスカージョン》
ジェルヴァース・ドゥ・ペイエ(クラリネット)、
バリー・タックウェル(ホルン)、
セア・マスグレイヴ(ピアノ&指揮#)、
マルコム・ウィリアムソン(ピアノ)、
アレグザンダー・ギブソン(指揮)、
スコティッシュ・ナショナル管弦楽団*#、
ノーマン・デル・マー(指揮)+、ロンドン交響楽団+
ガル、ブーランジェに作曲を学んだスコットランドの女流作曲家シア・マスグ
レイヴ。全音階主義、半音階主義、セリー技法など様々な作曲技法を用いた作
品を書いており、ホルン協奏曲は60年代のイギリス音楽における傑作の1つと
されている。リリタならではのマスグレイヴ作品集。特にイギリス管楽器界
の誇る名手、ペイエとタックウェルが参加した秘蔵音源の復活は嬉しいとこ
ろ。全曲世界初CD化。

SRCD.289 \2180
ウォルター・リー(1905−1942):
序曲《エジンコート》*/チェンバロと弦楽オーケストラのための小協奏曲/
弦楽オーケストラのための音楽/組曲《真夏の夜の夢》/《蛙》より 序曲と
舞曲/コミック・オペラ《コミック・ロジャー》序曲*
トレヴァー・ピノック(チェンバロ)、
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団*
20世紀イギリスの作曲家ウォルター・リーは、留学先のベルリン音楽大学でヒ
ンデミットに師事しており自身の作品にもその影響を色濃く残している。しか
し40歳を前にして第2次世界大戦で無念の最期を遂げたため、リーの音楽に接
する機会は非常に少ない。それだけにこのリリタの音源は、リーの音楽を知る
ことの出来る貴重な記録となるだろう。もちろんピノックのチェンバロも聴き
どころの1つ。全曲世界初CD化。

SRCD.296 \2180
A・バックス:
交響曲第6番*/アイルランドの風景/悪漢喜劇のための序曲/冒険のための
序曲/序曲《Work In Progress》
ノーマン・デル・マー(指揮)*、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団*、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
シャンドスからリリースされている多くの作品集によって一気に知名度を上げ
たアーノルド・バックス。バックスの「定番」がシャンドスの録音ならば、リ
リタの録音は「元祖」である。全曲世界初CD化(一部初出音源)。

SRCD.321 \2180
C・V・スタンフォード:
チェロ協奏曲ニ短調/ピアノ協奏曲第3番変ホ長調Op.171
アレクザンダー・ベイリー(チェロ)、マルコム・ビンズ(ピアノ)、
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
ホルストやヴォーン=ウィリアムズ、モーラン、ベンジャミンを育てたプロテ
スタントのアイルランド人作曲家スタンフォードの協奏曲をカップリング。
19世紀ドイツ・ロマン派の雰囲気が漂う7つの交響曲が代表作として知られて
いるが、協奏曲も劣らぬ魅力を持っている。LP時代には登場していない初出
音源となる。

SRCD.2258 3枚組 \4360
ジョージ・ロイド(1913−1998):
交響曲第4番ロ長調/同第5番変ロ長調/同第8番
エドワード・ダウンズ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
療養のため故郷のイギリスからスイス、そしてアメリカへと渡ったジョージ・
ロイド。苦難の人生を送りながらも作品を書き続けたロイドはその生涯で12曲
の交響曲を生み出しており、ここでは中期の3曲を収録している。また金管バ
ンドの発展に大きな役割を果たすなど、イギリスの音楽に遺したその足跡は
計り知れないものがある。全曲世界初CD化。

SRCD.2271 3枚組 \4360
J・アイアランド:
幻想三重奏曲イ短調/三重奏曲第2番ホ長調/同第3番ホ長調/クラリネット、
ホルンと弦楽四重奏のための六重奏曲/チェロ・ソナタ/クラリネットのた
めの幻想的ソナタ/ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調/同第2番イ短調
イフラ・ニーマン(ヴァイオリン)、
ジュリアン・ロイド・ウェッバー(チェロ)、エリック・パーキン(ピアノ)、
メロス・アンサンブル、アンドレ・ナヴァラ(チェロ)、
ジェルヴァース・ドゥ・ペイエ(クラリネット)
リリタのカタログとしては非常に珍しい室内楽作品集が登場!しかも内容が
アイアランド一色という徹底した姿勢はこのレーベルならでは。ピアノ、管
楽器、弦楽器による六重奏曲、三重奏曲、そしてソナタを8作品収録しており、
アイアランドの一味違った作風を聴くことができる。全曲世界初CD化。





<Amon Ra>(Amon RaはCD-R盤となります)
CD-SAR 36 \2080
ハープ・コレクション ――
作曲者不詳:レー、L autrier pastoure seoit
L・センフル:Patientiam muess ich hen
G・デュファイ:私はすべて恋する者に求める
A・メイワン:リチェルカーレ第3番
G・M・トラバーチ:Ancidetemi
J・パリー:レッスン第4番
E・ジョーンズ:Musical Relicks of the Welsh Bards
L・シュポア:幻想曲Op.35
F-J・ナーデルマン:The Manly Heart
G・フォーレ:塔の中の王女
フランシス・ケリー(ハープ)
中世のハープ、ゴシック・ハープ、ダブル・ハープ、トリプル・ハープ、シン
グル・アクション、ダブル・アクションといった6種類のハープを作品で使い
分けたハープの展覧会とも言える作品集。1988年12月の録音。

CD-SAR 69 \2080
古楽器、音楽の至宝 ――
The Carman's Whistle/Under and Over/Roowe Well/La Quinte Estampie
Real/An Dro Nevez/Gathering Peascods/他 全40曲
様々なアーティスト
アモン・ラ(Amon Ra)の豊富な音源の中からルネサンス時代の音楽を抜粋した
コンピレーション盤「音楽の至宝シリーズ」。この1枚で膨大な種類の古楽器
(木管楽器、鍵盤楽器、金管楽器、弦楽器)の音色を全40トラックで楽しめる。

CD-SAR 13 \2080
F・シューベルト:
ピアノ・ソナタ第18番ト長調D.894,Op.78《幻想》
同 第14番イ短調D.784,Op.143
ハワード・シェリー(フォルテピアノ)
シャンドスやハイペリオンでの録音でお馴染みのハワード・シェリーがヨハン
・フリッツ(1814頃)のフォルテピアノで録音を行ったシューベルト・アルバム。
ピアノでも卓越した演奏を数多く聴かせてくれているシェリー。フォルテピア
ノの演奏もやはり超一流だ。1983年11月の録音。





<Prima Voce>(Prima VoceはCD-R盤となります)
NI 7934 \1680
ヘルベルト・エルンスト・グロー(1905−1982)オペラ・アリアを歌う
(録音:1931年-1937年) ――
W・A・モーツァルト:O wie angstlich,o wie feurig、何と美しい絵姿
G・ロッシーニ:O war vorbei die Nacht
R・ワーグナー:遠い海から嵐をついて、朝はばら色に輝きて/他
ヘルベルト・エルンスト・グロー(テノール)、
様々なアーティスト
「プリマ・ヴォーチェ」は、往年の名歌手たちの歌声が収録された78回転の
SP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、デジタル化を行う復刻シリーズ。

NI 7907 \1680
ハインリヒ・シュルスヌス(1888−1952)-オペラ・アリアとリヒャルト・シュ
トラウスを歌う(録音:1919年-1925年) ――
G・ビゼー:闘牛士の歌
W・A・モーツァルト:おいで窓べに、可愛い娘
G・ドニゼッティ:天使のように美しい
R・シュトラウス:帰郷Op.15-5、君を愛すOp.37-2/他
ハインリヒ・シュルスヌス(バリトン)、
様々なアーティスト

NI 7909 \1680
レオ・スレザーク(1873−1946)-録音集(録音:1903年-1921年)
G・ロッシーニ:Ah! Mathilde
L・ドリーブ:幻想曲
C・グノー:ああ、太陽よ昇れ
R・ワーグナー:
静かな炉端に、さあ始めなさい、ありがとう愛する白鳥、遥かかなたの国に
/他
レオ・スレザーク(テノール)、
様々なアーティスト





<Thorofon>
CTH 2528 \2180
ハラルド・ゲンツマー(1909−):フ
ルート協奏曲/ピアノと弦楽オーケストラのための小協奏曲第2番/
ヴィオラ協奏曲
アンドレア・リーバークネヒト(フルート)、
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)、
ラース・アネルス・トムテル(ヴィオラ)、
ウェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)、
ザールブリュッケン放送交響楽団
トロフォンから多くのディスクがリリースされている現代ドイツ作曲界の大御
所ゲンツマー。フルートには元ケルン放送交響楽団の首席奏者であり、現在は
ハノーファー音楽大学の教授であるリーバークネヒトが起用されている。





<Antes Editon>
BM-CD 31.9225 \2180
テオドール・フォンターネの詩による歌曲と朗読 ――
J・バルチュ:春の歌Op.33-2
K・グレッシェル:Stille Heimkehr
C・ウィッティング:Um Dich Op.24-2、嵐の後のOp.24-4/他
ウーテ・ベッケルト(ソプラノ)、フランク・ワッセル(ピアノ)
フランスからドイツへと亡命したユグノー教徒テオドール・フォンターネは
19世紀ドイツの作家。ここに収録された歌と朗読は全てフォンターネの詩を
題材としたもの。





<Bella Musica>
BM 31.2419 \2180
D・ブクステフーデ:前奏曲、フーガとシャコンヌ ハ長調BuxWV.137
J・S・バッハ:
ただ愛する神の摂理にまかせBWV.647、いざ来たれ異教徒の救い主よBWV.659、
前奏曲とフーガ ハ短調BWV.544
G・ホミリウス:
Straf mich nicht in deinem Zorn、Mein Gott das Herze bringe ich dir
C・フランク:コラール第3番
J・パッヘルベル:高き天よりわれは来たり、輝く暁の星のいと美わしきかな
L-C・ダカン:ノエルX
ウィンフリート・エンツ(オルガン)





<Sterling>
CDA 1661-2 \2300
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867−1942):
フリドリンの歌/フリドリンの楽園/Vildmarks/4つの陽気な歌/ヴァグラン
ツの歌/歌曲集《秋の角笛》
ヘルゲ・ブリリオート(テノール)、スヴェン・アーリン(ピアノ)、
エルランド・ハーゲゴール(バリトン)、ヤン・エイロン(ピアノ)
作曲家としてだけでなく音楽評論家としても活躍したスウェーデンの音楽家
ペッテション=ベリエル。スウェーデン民謡を題材とした歌曲の数々は、歌と
ピアノ伴奏の非常に美しい旋律が印象に残る。






<C-Y Contemporary>
CY 0701 \2300
Dr.カリガリ ――
マッツ・ラーション=ゴーテ:Dr.カリガリ
アルベルト・シュネルツァー:ソリチュード、フローズン・ランドスケープ
ステファン・クラヴェルダル:
デュアル・チャント、ロンギング・オブ・ユーリディーチェ
ベンジャミン・スターン:ロンリー・ワン
ダニエル・ヒョルス:モダル・ムーヴ
ビョルン・クライマン(ヴァイオリン)、デイヴィッド・ワーン(ピアノ)
「C-Y Contemporary」というレーベル名の通りヴァイオリンとピアノのための
現代作品満載の1枚。






<Jami Production>
JAMI 001 \2300
ラーシュ=エーリク・ラーション(1908−1986):
カンタータ(抒情組曲)《偽装の神》Op.24、他
ヒレーヴィ・マルティンペルト(ソプラノ)、
トーマス・ランダー(バリトン)、
ゴラン・スシャン(指揮)、カンテムス&コーラス・カントルム、他




<Hortus>
HORTUS 050 \2250
バンジャマン・アラール-プレイズ・バッハ ――
J・S・バッハ:
ソナタ イ短調BWV.965/同ハ長調BWV.966/協奏曲第7番ヘ長調BWV.978/
ソナタ ニ短調BWV.964
バンジャマン・アラール(チェンバロ)
フランスが生んだ期待の逸材バンジャマン・アラールのリリース第2弾は大バッ
ハ!リリース第1弾の「アンドレアス・バッハ写本」(HORTUS 045)に続くこの新
譜は「チェンバロのための編曲作品」がテーマとなっており、ラインケンや
ヴィヴァルディ、そしてバッハ自身の作品から編曲された作品4曲を収録して
いる。ちなみにアラールが使用しているチェンバロは、フィリップ・ユモーが
1993年に製作したカール・コンラッド・フライシャー1720のレプリカ。
とてもチェンバロを5年前から始めたとは思えない別次元の演奏を繰り広げて
おり、その才能にはただただ驚嘆させられるばかり。しかもアラールはまだ22
歳。その才能の底は見えそうにない。




<Avie>
AV 2126 \2080
ロング・ロード・ホーム ――
J・S・バッハ(バーネウィッツ編):
マタイ受難曲より 我が心よ、おのれを潔めよ
コンラディン・クロイツァー(1780−1849):水車
R・シュトラウス:
アンダンテ、ソプラノ、ホルンとピアノのための《アルプホルン》
F・シューベルト:川の上でD.943
W・A・モーツァルト:
ピアノと管楽器のための五重奏曲変ロ長調K.452、あなたから遠く離れて
J・ブラームス(バーネウィッツ&オッペンス編):子守歌Op.49-4
ウィリアム・バーネウィッツ(ホルン)、ウルスラ・オッペンス(ピアノ)、
ジョイス・ディドナート(ソプラノ)、キャロル・アンダーソン(ピアノ)、
ジェニファー・ホロウェイ(ソプラノ)、アン=キャロリン・バード(ソプラノ)、
マーガレット・バトラー(オーボエ)、トッド・レヴィ(クラリネット)、
テッド・ソルリ(ファゴット)、エグリス・グティエレス(ソプラノ)
2001年にパーキンソン病と診断されながらも、懸命に病と闘い続けているアメ
リカのホルン奏者ウィリアム・バーネウィッツと彼の仲間たちが創り上げたア
ルバムがアヴィー(Avie)から登場。病を発症してからもアメリカのメジャー・
オーケストラ、ミルウォーキー交響楽団とサンタフェ歌劇場管弦楽団で首席奏
者として活躍を続けるバーネウィッツ。このアルバムにはバーネウィッツのソ
ロだけでなく、ソプラノとのコンビによる演奏やモーツァルトの五重奏曲など
様々な編成の作品が収録されている。バーネウィッツの豊かな中音域、ストレ
スを感じさせない伸びやかなハイトーンは、同じ病と闘う人々に勇気を与える
ことだろう。





<Linn>
CKD 296(SACD-Hybrid) \2580
R・ヴォーン=ウィリアムズ:ウェンロック・エッジで
ピーター・ワーロック(1894−1930):連作歌曲《シャクシギ》
アーサー・ブリス(1891−1975):哀しいソネット
アイヴァー・ガーニー(1890−1937):ラドローとテム
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)、アンナ・ティルブロック(ピアノ)、
マイケル・コックス(フルート)、ガレス・ハルス(コールアングレ)、
フィッツウィリアム弦楽四重奏団
医者と音楽の道を両立していたギルクリストが音楽家に専念することになった
のは1996年。その後の活躍は目覚しく、BBC交響楽団、スコットランド室内管、
キングズ・コンソート、バッハ・コレギウム・ジャパン、イギリス室内管な
ど数多くの団体と共演を重ねている。
ギルクリストの歌うレパートリーの中では特にイギリス作品が高く評価されて
おり、前作フィンジの歌曲集(CKD 253)での幅のある表現力と歌声が絶賛を博
している。今回もプログラムはイギリス一色!





<Resonance>
CDRSB 404 5枚組 \3950
リンゼイズの芸術 ――
W・A・モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番ハ長調K.465《不協和音》
F・シューベルト:弦楽四重奏曲第13番イ短調D.804,Op.29《ロザムンデ》
M・ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
F・J・ハイドン:弦楽四重奏曲第68番変ホ長調Op.64-6
F・メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第6番へ短調Op.80
A・ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番ヘ長調Op.96《アメリカ》
L・V・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番ヘ短調Op.95《セリオーソ》
A・ボロディン:弦楽四重奏曲第2番ニ長調
L・ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番《クロイツェル・ソナタ》
M・ティペット:弦楽四重奏曲第5番
B・バルトーク:弦楽四重奏曲第6番ニ長調Sz.114
リンゼイズ・ファイナル・コンサートのライヴ録音(ボーナス・ディスク)
F・シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調D.667《ます》、
J・ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115
リンゼイズ、
キャスリン・ストット(ピアノ)、
レオン・ボッシュ(コントラバス)、ジャネット・ヒルトン(クラリネット)
イギリスの弦楽四重奏を代表する存在として多大な足跡を残し、惜しまれつつ
も2005年7月にその活動に終止符を打ったリンゼイズ。引退までにASVレーベル
へ行ってきた膨大な録音の中から選りすぐった11曲を1つにまとめたリンゼイ
ズの集大成とも言えるボックスが登場!
またボーナス・ディスクとして封入されている注目の5枚目は、なんとラスト
・コンサートのライヴ録音。ピアノのストットやクラリネットのヒルトンと
いったイギリスのトップ・アーティストの参加がリンゼイズの存在の大きさ
を物語っている。





<Pavane>
ADW 7515 \2250
G・ビゼー:ピアノ作品集 ――
夜想曲第1番ヘ長調/ラインの歌/夜想曲第2番ニ長調/3つの音楽スケッチ-
第2曲《セレナード》/無言歌ハ長調/前奏曲第2番/4月の歌/恍惚/瞑想曲
/Venise Romance sans Paroles/奇想曲第1番嬰ハ短調
ピーテル・ファンホーフ(ピアノ)
ベルギーのレーベル「パヴァーヌ」から、ブリュッセル王立音楽院コンサート
・ホールで2006年7月に録音されたビゼーのピアノ作品集が登場!オペラや管
弦楽作品とは一味違うビゼーのピアノ作品集は珍しく、ベルギーの若き俊英が
スタインウェイを駆使した新録音は貴重な音源として重宝されるだろう。
ピーテル・ファンホーフは、ブリュッセル王立音楽院とマーストリヒト音楽院
で学び、ベルギーのデクシア銀行が主催するアクシオン・クラシック・コンテ
ストを制覇。その他にもイタリアやスイスで行われたコンクールで多くの賞を
獲得するなど、今後のさらなる飛躍が期待されているベルギーのホープである。

ADW 7513 \2250
D・カバレフスキー:24の前奏曲Op.38/4つの前奏曲Op.5
クリストフ・デルツ(ピアノ)
ヌシャテル音楽院で名匠ディヌ・リパッティにピアノを学び、現在はロシア音
楽のエキスパートとしてヨーロッパを中心に活躍中のピアニスト、クリストフ
・デルツ。レアな作品を集めて話題を呼んだキュイの作品集(ADW 7494)に続い
て新たに繰り出してきたのはカバレフスキーの前奏曲集!
まとまった形での音源はほんとんど存在していない前奏曲集Op.38&Op.5の全
曲を収録するなど、デルツのロシア音楽への情熱は尽きることを知らない。
ショスタコーヴィチ、スクリャービン、ラフマニノフ、ショパンなどの「24の
前奏曲」とカバレフスキーの聴き比べも面白そうだ。

ADW 7420 \2250
セルジュ・カウフマン(1930−):
チェロと弦楽オーケストラのための《協奏的聖歌》/チェロとピアノのための
《イディッシュ組曲》/弦楽四重奏のための狂詩曲《セラ》/ヴァイオリンと
弦楽オーケストラのためのメロディ《アダマ》/2本のヴァイオリンのための
二重奏曲/バリトン、合唱、クラリネットと弦楽オーケストラのためのカンタ
ータ《見つけられた聖水》
ジャン=パスカル・イントロヴィーニュ(バリトン)、
ベルナール・カルメル(指揮)、
オーケストラ・ベルナール・カルメル、
アンサンブル・ヴォーカル・メロディア、
ユベール・シャシェロー(ヴァイオリン)、
セシール・モロー(ヴァイオリン)、フィリップ・ペナンゲール(チェロ)、
マリー=ジョセフ・トルイス(ピアノ)
フランスのベテラン作曲家カウフマンの作品集は全曲世界初録音。「イディッ
シュ組曲」や「セラ」、「アダマ」などユダヤの伝説や旋律を採り入れた作風
が1つの大きな特徴となっている。民族色の濃さを感じさせてくれる「二重奏
曲」は、バルトークに捧げられている。1998年12月20日-24日の録音。

ADW 7418 \2250
A・ドヴォルザーク:
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調Op.57/4つのロマンティックな小品Op.75/マ
ズレック ホ短調Op.49/バラード ニ短調Op.15-1/ノットゥルノ ロ長調Op.40
/スラヴ舞曲第2番ホ短調《ドゥムカ》Op.46-2/ユーモレスクOp.101-7(ウィ
ルヘミィ編曲)
タンヤ・ベッカー=ベンダー(ヴァイオリン)、
センカ・ブランコヴィチ(ピアノ)
グァダニーニ1761を弾きこなす1978年ドイツ生まれの女流ヴァイオリン奏者
ベッカー=ベンダーは、ハンガリー国立フィル、ベルギー国立管、ベルリン
響、ポーランド室内フィルなどと共演を行うなど国内外から期待を寄せられ
ている。1998年4月28日-30日の録音。

ADW 7416 \2250
フランソワ・ドヴィエンヌ(1759−1803):
ファゴットのため6つのソナタ (1802)
田中雅仁(ファゴット)、中野振一郎(チェンバロ)、上塚憲一(チェロ)
日本を代表するファゴット奏者の1人として世界中から常に高い評価を受け続
けながらも、2002年に客演先のカナダで急逝してしまった田中雅仁が1998年に
録音を行っていたドヴィエンヌ。ファゴットのストラディヴァリと称される
1820年製の「サヴァリ」からは、ダブルリード特有の艶やかで優美な音色が流
れてくる。1998年10月13日-15日の録音。

ADW 7421 \2250
18世紀の祭典でのオルガン ――
J-P・ラモー:オペラからの舞踏組曲
C・B・バルバストレ:二重奏曲、ロマンス、前奏曲とフーガ
G・F・ヘンデル:シチリアーノ風に、水上の音楽より
N・カサノヴァ:パソ ハ長調、同ニ短調
P・J・ララニャガ:第5旋法によるソナタ
M・コレット:4つの小品
フランク・バシングラン(オルガン)
1956年ボルドー出身のフランス人オルガニストによる18世紀のオルガン作品集。
演奏にはサンタガベル教区教会のヒストリカル・オルガンを使用している。
1998年の録音。

ADW 7419 \2250
オルガン・デュオ ――
A・F・ハッセ:幻想曲ハ短調Op.35、同Op.36、同ニ短調Op.87
G・ピアッツァ:2台のオルガンのためのソナタより
G・B・ルッキネッティ:2台のオルガンのための協奏曲
W・A・モーツァルト:幻想曲K.594
L・V・ベートーヴェン:アダージョ
G・F・ヘンデル:ハレルヤ
カロル・ゴウェンビオフスキ(オルガン)、
ジーグムント・ストルツェプ(オルガン)
ハンブルクの聖ベルナルド教会のベッケラート・オルガンと、同じくベッケラ
ートのポータブル・オルガンによる二重奏。1998年5月の録音。




<Phaedra>
DDD 92010 \2250
In Flanders' Fields Vol.10-ベルギー・ロマン派のフルート・ソナタ集
J・ヨンゲン:フルート・ソナタOp.77
C・フランク:フルート・ソナタ(ランパル編曲)
アンリ・ジョルジュ・ドエ(1885−1936):ロマンス、ディアローグ
カルロス・ブリュネール(フルート)、レヴェンテ・ケンデ(ピアノ)
近現代のベルギー音楽を再評価へと導いたヨンゲンによるフルート・ソナタ、
ランパルがヴァイオリン・ソナタから編曲を行ったフランクのフルート・ソナ
タなど重要作を収録。フルートのカルロス・ブリュネールは、大野和士が音楽
監督を務めているベルギー王立モネ歌劇場管弦楽団首席フルート奏者として第
一線で活躍中の名手。収録作品、演奏者とも非常に充実しており、フルート関
係者やベルギー音楽ファンは外せない1枚だ。1996年2月アントワープでの録音。

DDD 92002 \2250
In Flanders' Fields Vol.2-フランダースの弦楽四重奏曲 ――
ゴットフリート・デヴレース(1893−1972):弦楽四重奏曲へ長調
プロスペル・ファン・エーショウテ(1904−1964):
弦楽四重奏曲第1番ト短調Op.8(ラヴェルへの追憶)
アリアーガ弦楽四重奏団
20世紀ベルギーの作曲家デヴレースとエーショウテの作品をカップリング。デ
ヴレース約14分、エーショウテ約34分といった演奏時間だけでなく作風もどこ
となく対照的。1993年2月ブリュッセルでの録音。

DDD 92004 \2250
In Flanders' Fields Vol.4-フランダースのヴィオラとピアノのための音楽
ジョゼフ・リエランド(1870−1965):ヴィオラ・ソナタOp.73
ヴィクトール・レグレイ(1915−1994):ヴィオラ・ソナタOp.13
アウグスト・デ・ブック(1865−1937):アルバムのページ、幻想曲
ノルベール・ロソー(1907−1975):ソナチネOp.41
ロデウィーク・モルテルマンス(1868−1952)ロマンツァ
ディデリック・スイス(ヴィオラ)、フィリップ・マルテンス(ピアノ)
19世紀末から20世紀中期にかけて作曲された作品6曲を収めたヴィオラ・アル
バム。ヴィオラのディデリック・スイスは1994年6月からパリ・オペラ座の第1
ヴィオラ奏者を務めており、ソリスト、室内楽奏者、教育者としても高く評価
されている。1994年5月16日-18日ブリュッセルでの録音。

DDD 292 003 \2250
C・ドビュッシー:
シャルル・ブージェの5つの詩/忘れられたアリエッタ/シャルル・ボードレ
ールの5つの詩/ステファヌ・マラルメの3つの詩
ヴェルナー・ファン・メヘレン(バスバリトン)、
マルク・デッケルス(ピアノ)
ヴェルナー・ファン・メヘレンは、白井光子とハルトムート・ヘルからも声楽
の指導を受けたベルギーのバスバリトン奏者。定評のある歌唱力で、バロック
からモダンまでの様々なオペラの舞台で歌声を響かせている。1993年6月ブリュ
ッセルでの録音。

DDD 292 002 \2250
F・シューベルト:歌曲集《美しき水車屋の娘》D.795,Op.25
ドナルド・ジョージ(テノール)、ヤン・フェルミューレン(ピアノ)
ベルギー音楽へ深い造詣を持つサンフランシスコ生まれのアメリカ人テノール
奏者ドナルド・ジョージのソロ・アルバム。1992年にはドホナーニの指揮する
クリーヴランド管のツアーに同行するなど名匠からの信頼も厚い。1993年6月
ブリュッセルでの録音。





<Ameson>
AS-CP 02-01 \2250
J・S・バッハ:
カンタータ第131番《深き淵から、主よ、汝に呼びかけん》BWV.131
カンタータ第12番《泣き、嘆き、憂い、おそれ》BWV.12
カンタータ第51番《もろびとよ歓呼して神を迎えよ》BWV.51
ジャン=フランソワ・フレモン(指揮)、
オーギュスタン・セラス(ソプラノ)、
フランソワ=ガブリエル・ルーケット(メゾソプラノ)、
クリストフ・アインホルン(テノール)、
ジャン=ループ・パージェ(バス)、
ヴェルサイユ少年合唱団
ノートルダム大聖堂のオルガニスト、ピエール・ベギーニュによって1946年に
創設されたヴェルサイユ少年合唱団。
1980年に現在の指揮者であるジャン=フランソワ・フレモンが着任してからは、
さらに活動の幅を広げている。
ヴェルサイユ少年合唱団の汚れの無いハーモニーは、神々しさを覚えさせてく
れるほど。実力伯仲の4人のソリストや古楽器オーケストラの存在も頼もしい。

ASCP 0404 \2250
ドミニク・クレマン(1959−):室内楽作品集 ――
Le rire du coq/Poeme incorrectII/ショー・フロイド/トリオ/A petit
feu/Tatane Chanson/Heteroclite/a 10
アンサンブル・アレフ
アンサンブル・アレフは、クラリネット、ピアノ、打楽器、声楽、サクソフォ
ン、打楽器によるフランスの現代アンサンブル。ドミニク・クレマンは、同ア
ンサンブルでクラリネットを担当しているフランスのアーティスト。





<Hortus>
HORTUS 049 \2250
19世紀フランスの宗教作品集 ――
アルフレッド・ルフェビュール=ヴェリー(1817−1869):
賛歌《アドロ・テ》、モテット《おお、救い主なるいけにえよ》、
牧歌ト長調、行進曲ハ長調、クリスマス変奏曲、賛歌《L'encens divin》、
アンダンテ、賛歌《Du Roi des cieux tout celebre la gloire》、
アンダンテ、モテット
A・ギルマン:
La Creche、Le repos de la Sainte-Famille、幼子イエス、メロディ
C・フランク:Morceau de Lecture
ヴァンサン・ジャンヴラン(オルガン)、
アンサンブル・ヴォーカル・アクサン・グラーヴ、他
サン=サーンスの師としても知られる19世紀フランスの音楽家ルフェビュール
=ヴェリーがオルガニストを務めたサン・シュルピス教会、マドレーヌ教会の
オルガンを使用して収録を行った宗教作品集。レーベルのメイン・アーティス
トでありディレクターも務めているジャンヴランがオルガンを担当。フランス
のレーベルならではの職人技が光る。

HORTUS 014 \2250
C・サン=サーンス:
ラプソディ第1番ホ長調/アヴェ・マリア/ラプソディ第2番ニ長調/聖体奉挙
Op.13/アヴェ・ヴェルム/オッフェルトリウム・サラバンド/汚れなく/お
お救い主よ/前奏曲とフーガ/タントゥム・エルゴ/前奏曲ハ短調/御身の
保護のもとに/ラプソディ第3番ヘ長調/デウス・アブラハム
ヴァンサン・ジャンヴラン(オルガン)、リラ・セラフィック
S師であるルフェビュール=ヴェリーと同じくマドレーヌ教会のオルガニスト
を務めたサン=サーンス。オルガン独奏とヴォーカル・アンサンンブルとオル
ガンによる宗教作品は柔らかな響きが印象的。やはりオルガンの使い方は並々
ならぬものがある。





<BNL>
BNL 112955 6枚組 \9000
F・クープラン:クラヴサン組曲全集 ――
クラヴサン曲集第1巻(第1-5組曲)/同第2巻(第6-12組曲)/同第3巻(第13-19
組曲)/同第4巻(第20-27組曲)
ピエール・エチュヴェリー(ピアノ)
フランス発ピアノによるクープランのクラヴサン組曲の全集ボックスは、なん
とディスク6枚に及ぶ一大企画!
この長大な作品に挑んだピエール・エチュヴェリーは、パリ・エコール・ノル
マル音楽院のスパー・ディプロマでピアノと室内楽を学んだフランスのピアニ
スト。ソロ活動、オーケストラとの共演に加えて2006年1月からは母校で教授
として後進の指導も行っている。

BNL 112938 \2250
ベルナール・ラルマン(1936−):ミサ・ガリカ
ベルナール・ラルマン(指揮)、
ジョスラン・シャモナン(ソプラノ)、エディト・フレ(メゾソプラノ)、
ダニエル・ミシェル(アルト)、ジャン=クロード・オルリアック(テノール)、
モーリス・ブルボン(バス)、
オーケストラ・ジャン=フランソワ・ゴンザレス、他
「ミサ・ガリカ」は、フランス合唱界の大ベテランにして有数の実力者ベルナ
ール・ラルマンが書き上げた大規模な宗教作品。フランス民謡の主題によるラ
テン語ミサ曲である「ミサ・ガリカ」は、ソリストと合唱、オーケストラが高
らかに響き渡りスケールの大きさに圧倒させられる。1983年12月の録音。

BNL 112943(CD+dts) \4500
J・ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25/同第3番ハ短調Op.60
プリスカ・ベノワ(ピアノ)、ロラン・ドガレイユ(ヴァイオリン)、
ミシェル・ミシャラカコス(ヴィオラ)、ロラン・ピドゥ(チェロ)
ジャック・ルヴィエの門下生、プリスカ・ベノワのピアノ中心としたブラーム
ス。パリを活動の拠点とする3人の熟練弦楽器奏者たちのサポートも美しい。
(このCDはノーマルCD+同内容の5チャンネルdts盤がセットになっております。
/dts盤は専用の再生機器でないと再生することができません。スーパーオー
ディオCDプレイヤーやDVDプレイヤーとは異なります。ご注意下さい。)





<Syrius>
SYR 141409(CD+dts) \4500
E・グリーグ:チェロ・ソナタOp.36、間奏曲
S・ラフマニノフ:ヴォカリーズOp.34-14、チェロ・ソナタOp.19
アドリアン・フラッセ=ソンベ(チェロ)、ジャン・ドゥベ(ピアノ)
G1983年生まれの若きチェリスト、フラッセ=ソンベは韓国で行われたインタ
ーナショナル・フェスティヴァル・オヴ・スプリングでゴールド・メダルを
授与されるなど今が伸び盛りのアーティスト。

SYR 141410(CD+dts) \4500
恋のフルート ――
G・F・ヘンデル:協奏曲変ロ長調、フィッツウィリアム・ソナタ
W・バベル:ソナタ変ホ長調
J・C・ペプシュ:トリオ・ソナタ ト短調
R・ウッドコック:協奏曲第5番ニ長調
J・スタンリー:ソロ第2番ト短調
H・パーセル:シャコンヌ
W・コルベット:トリオ・ソナタOp.2-2
G・サンマルティーニ:協奏曲
アンサンブル・バロック・ロンドー
Tベルギーのリコーダー奏者ジャン=ピエール・ブイエによって結成された「ア
ンサンブル・バロック・ロンドー」は25年の歴史を持つピリオド楽器によるア
ンサンブル。

SYR 141393(CD+dts) \4500
ジャン・クラ(1879−1932):海の風景/田園の風景/秘められた詩/舞曲
ジャン・ドゥベ(ピアノ)
ジャン・ドゥベは、2002年の4月にオランダのユトレヒトで行われたフランツ
・リスト国際ピアノ・コンクールで優勝を果たすなど、既に世界規模での活躍
を行っている23歳のフランス人ピアニスト。ジャン・クラのピアノ作品という
レア・レパートリーを積極的に取り上げる姿勢も素晴らしい。

※(CD+dts)はこのCDはノーマルCD+同内容の5チャンネルdts盤がセットになっ
ております。dts盤は専用の再生機器でないと再生することができません。スー
パーオーディオCDプレイヤーやDVDプレイヤーとは異なります。ご注意下さい。





<Cybele>
Cybele 360.701 \2250
フルートのための音楽 ――
イェルク・バウアー:インコントリ
トム・ローレンツ:ワディ
ボイダール・ディモフ:リフレクス
ギュンター・ベッカー:3つのインヴェンション
ベン・スヴェルクロップオーネ・ブルーメン
ディミトリ・テルツァキス:2つの行進曲
マンフレッド・トローヤン:オブジェト・トローヴェ
クリスティアーネ・ローレンツ(フルート)、
トマス・レアンダー(ピアノ)
ユルゲン・クスマウルが音楽監督を務めるシューマン室内管弦楽団に所属する
ドイツの女流フルート奏者、クリスティアーネ・ローレンツによる現代作品
集。いずれも20世紀後半に作曲された作品となっており、ローレンツが特殊奏
法を用いて鬼気迫る演奏を展開している。

Cybele 660.701 \2250
ポートレート ――
ペーテル=ヤン・ワーヘマンス(1952−):
弦楽四重奏曲/エーヴィッヒ/フレージ
ドーレン・クヮルテット
2005年に「調性音楽から12音技法まで」という著作を発表したオランダの現代
作曲家ワーヘマンスの弦楽作品集。ワーヘマンスの作品は、オランダ放送フィ
ルにも演奏されるなど注目度が高まっている。





<Natives>
CDNAT 08 2枚組 \4500
ジャン=ジャック・ボヴァレル=シャルパンティエ(1734−1794):
オルガンのための作品集 ――
行進曲/ミサ曲《Royale de Dumont》/Carillon des morts/
ノエルによる12の変奏曲
マリーナ・シェボルキーナ(オルガン)
ジャン=ジャック・ボヴァレル=シャルパンティエは、18世紀後半における最
も有名なオルガニストの1人とされるフランスの音楽家。パリのサン・ヴィク
トール王立大修道院、マレ地区のサン・ポール教会のオルガン奏者として当時
のフランス音楽界で重要な役割を果たしたとされている。
モスクワ出身のロシア人オルガン奏者シェボルキーナは、ヴェルサイユ宮殿王
室礼拝堂のオルガニストを務めるなど世界有数のオルガン奏者として活躍して
いる。




<Musiques Suisses>
MGBCD 6254 \2300
スイスの新旧のリコーダー作品集 ――
伝承曲:エイヤンのカリオン、フィーシュのカリヨン、マガリ
ヨハネス・ヘール(1489−1553):フォルトゥナ・デスペラータ
ルートヴィヒ・センフル(1486−1543):Quare Fremuerunt
ルドルフ・ケルターボルン(1931−):スペクトレン
ヨハン・メルヒオール・グレトル(1626−1683):パン/他 全13曲
コンラッド・スタインマン(指揮)、アンサンブル・ディファレンシャス
第1回ブルージュ国際リコーダー・コンクールを制覇したスイスの達人スタイ
ンマンが率いるリコーダー四重奏団「アンサンブル・ディファレンシャス」。
スイスの伝承曲から現代作品で発揮される特殊奏法は凄い!

MGBCD 6255 \2300
スイスの声楽とギターのための作品集 ――
フェルディナンド・フーバー(1791−1863):
3つの歌曲《スイスの歌》、2つの歌曲、2つの歌曲《アルプスの薔薇》、
夕べの歌
ブルーノ・ザナー(1919−):ヴェルレーヌの4つの詩
イェルク・ウィッテンバッハ(1935−):Laut Kafig
エルンスト・ヴィドマー:ペテネーラのグラフィコ
本島阿佐子(ソプラノ)、ティノ・ブルシュ(テノール)、
クリストフ・イエギン(ギター)
スイスの名ギタリスト、イエギンの奏でる素朴な音色が印象に残るソプラノ、
テノールの歌声とギターがタッグを組んだ歌曲集。ソプラノの本島阿佐子は国
立音大を卒業後、国際シューマン・コンクールで1位なしの第2位に輝くなど高
い歌唱力が称賛を受けている。




<Resonance>
CDRSN 3056 \1250
J・シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
P・I・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35*
ヴァディム・ブロドスキー(ヴァイオリン)、
イェルジ・サルワロウスキ(指揮)、アントニー・ヴィット(指揮)*、
ポーランド国立放送交響楽団
ブロドスキーが信頼関係を築いてきたポーランドのアーティストたちとのコン
ビで録音を行った2大協奏曲が復刻リリース。




<Pure Classics>
PCACD 002 \1780
クリストファー:ガニング:ローズマリー&タイム
クリストファー・ガニング(指揮)、様々なアーティスト
イギリスのテレビ・ドラマ「ローズマリー&タイム」のサウンド・トラック。
演奏者にはデイヴィッド・パイアットやグレイグ・オグドン、リチャード・ワ
トキンスなど豪華な面々が名を連ねている。

<Hyperion>
CDS 44291/4 4枚組 \8320 ※新価格 \5400
J・S・バッハ:
平均律クラヴィーア曲集第1巻BWV.846-869
平均律クラヴィーア曲集第2巻BWV.870-893
アンジェラ・ヒューイット(ピアノ)
6大陸25ヶ国で開催される「アンジェラ・ヒューイット・バッハ・ワールド・
ツアー」が2007年8月のオスロを皮切りとして遂にスタートする!
この世界ツアーは、室内楽公演を除く全てのコンサート・プログラムが「平均
律クラヴィーア曲集」で統一されるという画期的、そして壮大なスケールで展
開される。
ちなみに日本公演は2008年4月18日&20日(両日とも東京オペラシティ・コン
サートホール)が予定されている。
録音面ではヒューイットとハイペリオンの双方にとって一大事業となったバッ
ハのレコーディングが、1994年のスタートから11年という長い年月をかけて完
結したしたことは記憶に新しいところ。
ヒューイットのバッハは全てのアルバムが至高の名演として全世界から絶賛を
受けているが、今回はスタートが間近に迫った「バッハ・ワールド・ツアー」
と連動する形でそのプログラムである「平均律クラヴィーア曲集」の全曲を収
録したボックス・セットが限定盤として登場することに!
ヒューイットのバッハ・アルバムの中でも特筆した人気を誇る「平均律クラ
ヴィーア曲集」。2008年4月に予定されている来日公演に向けて熱気が高まっ
ていくことだろう。

CDS 44301/5 5枚組 \8320 ※新価格 \6750
L・V・ベートーヴェン:交響曲全集
チャールズ・マッケラス(指揮)、
スコットランド室内管弦楽団、
ジャニス・ワトソン(ソプラノ)、
キャスリーン・ウィン=ロジャース(メゾソプラノ)、
スチュアート・スケルトン(テノール)、
デトレフ・ロート(バス)、
フィルハーモニア管弦楽団、エジンバラ祝祭合唱団
80歳を超えてますます精力的な活動を展開しているオーストラリア生まれの巨
匠チャールズ・マッケラス。
長年にわたってパートナーシップを築いてきたスコットランド室内管とフィル
ハーモニア管(第9番のみ)を率いてのベートーヴェンは、2006年のエジンバ
ラ音楽祭でのライヴ録音。
音楽祭でのライヴの熱気は相当のものだったようで、マッケラスが織り成す絶
妙のテンポと緊張感、そして湧き上がるエネルギーが聴衆に新たな衝撃を与え
大喝采を受けたというのだから期待せずにはいられない!
交響曲第1番から第8番までは桂冠指揮者を務めるスコットランド室内管、第9
番のみフィルハーモニア管を起用しているマッケラス。
ソリスト陣にもマッケラスが全幅の信頼を置く名手たちが集うなど、マエスト
ロにとっての理想的な布陣が実現したベートーヴェン全集の登場である。

CDA 67547 \2080
カール・アマデウス・ハルトマン(1905-1963):
ヴァイオリンと管弦楽のための《葬送協奏曲》(1959年版)
無伴奏ヴァイオリンのための組曲第1番/同第2番
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番/同第2番
アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)、ブリテン・シンフォニア
芸術家の一家に生まれたハルトマンは、ナチス・ドイツの政権下で国内亡命を
余儀なくされながらも作曲活動を続けた20世紀ドイツの作曲家である。
ナチスの台頭に激しい怒りと深い悲しみを覚えたハルトマンは、第2次世界大
戦が勃発した1939年に「葬送協奏曲」の作曲を行っている。
ハイペリオンにとっても新たなレパートリーへの第1歩となるこのディスクに
ソリストとして起用されたのは、1985年ロシア生まれの若きヴァイオリン奏者
アリーナ・イブラギモヴァ。
才色兼備のアリーナ・イブラギモヴァはヨーロッパを中心に、ここ日本でも注
目度が急上昇中。今後の動向から目が離せない新星がまた1人登場だ!

CDA 67616 \2080
ルイ・シュポア(1784-1859):
交響曲第1番変ホ長調/同第2番ニ短調Op.49
演奏会用大序曲ヘ長調WoO.1(世界初録音)
ハワード・シェリー(指揮)、
スイス・イタリア語放送管弦楽団
ブラウンシュバイクで生を受けたシュポアは、19世紀ドイツのみならず初期ロ
マン派の器楽曲作曲家として優れた作品を残している。
ヴァイオリン協奏曲やクラリネット協奏曲など、現代でも頻繁に演奏されるレ
パートリーがクローズアップされがちなシュポアだが、実は交響曲の作曲家と
しても名を馳せていたことは意外と知られていない。
同世代のベートーヴェンと同じく9曲の交響曲(第10番も同じく未完)を書き
上げており、今回は初期の2作品がハワード・シェリーのタクトによって収録
されている。
続編のリリースも予定されており、特にドイツ・ロマン派音楽のファンは要
注目。カップリングの「演奏会用大序曲」は世界初録音。

CDA 67614 \2080
ニコラ・ゴンベール(c.1495-c.1560):
苦難と不安/Hortus conclusus es/主よ、顧みたまえ/Virgo sancta
Katherina/けがれなく(モノフォニー)/けがれなく、罪なく、貞節なり、
マリア/主よ、思い出したもうことなかれ/我らが父よ/アヴェ・マリア/
Ergone vitae/めでたし、いとも聖なるマリア
スティーヴン・ライス(指揮)、ブラバント・アンサンブル
クレキヨン(CDA 67596)、マンシクール(CDA 67604)などフランドルの作曲
家たちの作品を次々と手懸けてきた好調ブラバント・アンサンブル3枚目のリ
リース。
ここにはルネサンス時代のフランドル楽派において、ジョスカンとパレストリ
ーナの橋渡しとして重要な役割を果たしたとされるゴンベールの4声&5声の
モテットを収録している。
著名な音楽学者でもあるスティーヴン・ライスが率いるヴォーカル・アンサ
ンブルが、知られざる16世紀合唱作品の宝石を掘り起こす。

CDA 67643 \2080
ウェストミンスター寺院の聖ミカエルおよび諸天使の日 ――
R・デリング:Factum est silentium
K・レイトン:祈り、応答
C-V・スタンフォード:詩篇148番
R・ヴォーン=ウィリアムズ:テ・デウム ト長調
B・ブリテン:神をたたえよ ハ長調
J・ラングレー:荘厳ミサ
M・ティペット:天使祝詞、Collegium Sancti Johannis Cantabrigiense
W・G・アルコック:詩篇91番
H・ハウエルズ:聖ミカエルへの続唱
J・ハーヴェイ:神を讃えよ
ロバート・クウィニー(オルガン)、
ジェームズ・オドンネル(指揮)、ウェストミンスター寺院聖歌隊
前作エルガーの作品集(CDA 67593)に続くハイペリオンとウェストミンスタ
ー寺院のコラボレーション・アルバム第5弾。「聖ミカエルおよび諸天使の日」
とは教会歴の9月29日(祝日)のことを指している。スタンフォード、ヴォー
ン・ウィリアムズ、ハウエルズ、ラングレー・・・ウェストミンスター寺院
聖歌隊の典礼で歌われるラインナップの豊富さに驚かされる。

CDS 44271/3 3枚組 \6240
G・F・ヘンデル:オペラ・アリアと序曲集 ――
歌劇《アルミーラ》より/歌劇《リナルド》より/歌劇《シッラ》より/
歌劇《アマディージ》より/歌劇《ジュリアス・シーザー》より/歌劇
《アレッサンドロ》より/歌劇《テッサリアの王アドメート》より/歌劇
《ペルシャ王シローエ》より/歌劇《パルテノーペ》より/歌劇《クレタの
アリアンナ》より/歌劇《ダイダミア》より/他
エマ・カークビー(ソプラノ)、キャサリン・ボット(ソプラノ)、
ロイ・グッドマン(指揮)、ブランデンブルク・コンソート
3枚で分売されていたエマ・カークビーの歌うヘンデルのオペラ・アリア集が
セットになって新装再発売!1704年に作曲された「アルミーラ」から1741年に
初演が行われた「ダイダミア」までのオペラ・アリアや序曲を収録。ブランデ
ンブルク・コンソートの溌剌とした演奏もリリース当時から好評を博している。
CDA 66860、CDA 66950、CDA 67128の移行(新装)再発売。




<Helios>
CDH 55235 \1280
マラン・マレ(1656-1728):
組曲ハ長調/同ニ長調/同ホ短調/スペインのラ・フォリア
パーセル・クヮルテット、ウィリアム・ハント(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
フランスが輩出した天才ヴィオール奏者の作曲家としての姿を描いた作品集。
CDA 66310からの移行再発売。

CDH 55301 \1280
エドワード・エルガー(1857-1934):
ヴィオラ・ソナタ ホ短調Op.82/ピアノ五重奏曲イ短調Op.84
ナッシュ・アンサンブル
イギリスのスーパー・アンサンブルが築いたエルガーのスタンダード。作曲
者の意図を読み取った理想的なパフォーマンス。
CDA 66645からの移行再発売。





<Glossa>
GCD 921613 \2180
ヴェルサイユ宮殿噴水ショー ――
M-A・シャルパンティエ:行進曲、《テ・デウム》より
H・デマレ:《深き淵より》より
A・C・デトシュ:《カリロエ》より
J-B・ボワモルティエ:
《異なる楽器または同一の楽器のための4声のソナタ第6番Op.34》より、
《ダフニスとクロエ》より
J-B・リュリ:歌劇《プロセルピーヌ》より
G・F・ヘンデル:《水上の音楽》組曲第1番より
エルヴェ・ニケ(指揮)、コンセール・スピリチュエル
「ヴェルサイユ宮殿噴水ショー」とは太陽王ルイ14世が築いたヴェルサイユ
宮殿の庭園で行われるバロック音楽と噴水によるショーのことであり、毎年
多くの観光客を集める1大イベントである。
このタイトルは、ニケ&コンセール・スピリチュエルによるこれまでの録音
からの抜粋を集めたコンピレーション・アルバム。ルイ14世と同じ時代に生
きたフランスの作曲家たちの作品を中心としているところもタイトルに相応
しい。クォリティの高さを感じさせるフルカラーのブックレットもグロッサ
ならでは。




<Signum Classics>
SIGCD 100 \2180
ボブ・チルコット(1955-):合唱作品集 ――
メイキング・オブ・ザ・ドラム/私の祈り人/待降節の交唱/羊飼いのキャロ
ル/そしてあらゆる石が音を鳴らす/パンジェ・リングァ/The Modern Man
I Sing/ビーチ/明日の簡単な絵/ウェザー・リポート
シモーネ・レベロ(打楽器)、ポール・シルヴァーソーン(ヴィオラ)、
ボブ・チルコット(指揮)、BBCシンガーズ
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ聖歌隊のメンバーとして活動したボブ・
チルコットは、その後イギリスの誇る名門合唱団BBCシンガーズに加入。12年
間にわたって活躍を続けたボブ・チルコットは、1997年より作曲家へと転身。
伝統的な作曲技法を大事にしながらも斬新なアイディアを取り込んだチルコッ
トの作品は日本での高い人気を誇っている。
古巣であるBBCシンガーズを見事にまとめたチルコットが自らの世界を明確に
創り出している。特に合唱ファン&関係者へオススメしたい1枚。

SIGCD 102 \2180
クリトゥス・ゴットヴァルトによる合唱のための編曲作品集 ――
G・マーラー:ぼくの恋人の青いふたつの眼が、私はこの世から姿を消した
M・ラヴェル:ため息
C・ドビュッシー:雪の上の足跡、お告げの鐘、ため息
R・ワーグナー:トリスタンとイゾルデによる2つの練習曲
H・ヴォルフ:4つの歌曲
A・ウェーベルン:4つの歌曲
A・ベルク:7つの歌曲より
A・カプレ:3つの断章
G・プッチーニ:お父さまにお願い
ラルフ・オールウッド(指揮)、ロドルフス合唱団
クリトゥス・ゴットヴァルトは、合唱のディレクター、作曲者、音楽学者と
して多くの功績を残してきた1925年生まれの重鎮。このアルバムに収録され
ている作品には、全てクリトゥス・ゴットヴァルトの手によって合唱用へと
編曲が施されており新たな姿へと生まれ変わった名作を愉しめる。
ラルフ・オールウッドが率いるロドルフス合唱団は平均年齢25歳という若き
合唱団。イギリスを中心とした活動は注目を浴びている。

SIGCD 088 \2180
ゴースト・ストーリーズ ――
ティム・ソウスター(1943-1994):ハンブルドン・ヒル
マイケル・アルコーン(1962-):ベアーレの老婦人
ギャヴィン・ブライアーズ(1943-):シンギング・オヴ・ザ・タイタニック
ジェームズ・マクミラン(1959-):メメント
スティーヴン・モンタギュー(1943-):弦楽四重奏曲第1番
スミス・クヮルテット
現代スコットランドを代表するマクミランなど、20世紀生まれの作曲家たちに
よる個性豊かな作品集。スミス・クヮルテットナイマン、モンタギュー、ブラ
イアーズ、ドアティなど100曲以上の作品の初演を行うなど、現代作品のスペ
シャリストとして活躍中。




<Nimbus>(NimbusはCD-R盤となります)
NI 7027 \1680
D・チマローザ(ベンジャミン編):オーボエ協奏曲ハ短調
T・アルビノーニ:オーボエ協奏曲変ロ長調Op.7-3、同ニ長調Op.7-6
B・マルチェロ:オーボエ協奏曲ニ短調
A・ヴィヴァルディ:
オーボエ協奏曲ニ長調RV.453、同ヘ長調RV.455、同イ短調RV.461
ジョン・アンダーソン(オーボエ)、
サイモン・ライト(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
ジョン・アンダーソンは、20歳という若さでスイス・ロマンド管の首席奏者
に就任。その後もBBCウェールズ響、BBC交響楽団、フィルハーモニア管の主
席奏者を歴任するなどイギリスのオーボエ界を代表する奏者の1人である。
ダブルリード特有の艶と気品を持ち合わせたサウンドでオーボエ協奏曲の名
作を素晴らしい演奏に仕上げている。オーボエ奏者のバイブルとなるアルバ
ムと言える。1989年1月5日&6日の録音。





<Cavalli>
CCD 288 \2180
ダン・デデュー(1967-):
遭難I-VI/犬儒派の牧歌/輝き/ノットゥルニッシマ/
ファンタジア・ファントマジカ/Apfelwurmer
イオン・ボグダン・ステファネスク(フルート)、
ヴァレンティナ・サンドゥ=デデュー(ピアノ)、
ダン・デデュー(ピアノ)
1999年から2001年まで、ブカレスト現代音楽祭の音楽監督を務めたルーマニア
の作曲家ダン・デデューのフルートとピアノのための作品集。ステファネスク
は、ブカレスト・フィルで主席フルート奏者を務める東欧の名手である。





<Aeolus>
AE-10641 \2180
ホセ・マリア・ベオビデ(1882-1967):
アンダンテ ホ長調/おお、救いのいけにえよ/アヴェ・マリア イ短調/
オッフェルトリウム イ長調/葬送のポストリュード/Lua, lua...!/
アヴェ・マリア変ホ長調/4つの小品/アヴェ・マリア変イ長調/エコー・
ド・アモール/瞑想曲ホ長調/半音階的交響間奏曲/
アヴェ・マリア 変イ長調/終曲変ホ長調
エステバン・エリツォンド・イリアルテ(オルガン)、
アランツァ・エツェナーロ(ソプラノ)
ホセ・マリア・ベオビデは、スペインの王立パンプローナ音楽院の教授を務
めるなど、作曲と教育の両面に力を注いだ20世紀スペインの作曲家。特にソ
プラノ付きオルガン曲は壮麗な雰囲気を醸し出している。





<Opera D'oro>
OPD 7039 3枚組 \2850
R・ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》
ヘルゲ・ブリリオート(テノール)、カタリーナ・リゲンツァ(ソプラノ)、
イヴォンヌ・ミントン(アルト)、クルト・モル(バス)、
カルロス・クライバー(指揮)、バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団、他
「Grand Tier」(7000番台)は、アメリカのレーベル「オペラ・ドーロ
(Opera D'oro)」の膨大な音源の中から選りすぐったタイトルを特別仕様と
したワンランク上のシリーズ。
「スリップ・ケース付きのボックス仕様」、「ロバート・レヴィンによるエッ
セイとビル・パーカーの英語訳付きの歌詞を掲載したブックレット」、「ポー
ランド生まれの芸術家ラファエル・オブリンスキの絵画をジャケットに使用」
など通常盤とは一味違う仕様が大きな特徴。
巨匠カルロス・クライバーと超一流のワーグナー歌いたちの豪華な共演が実
現したバイロイト音楽祭(1974年7月27日)での公演を収録。

OPD 7031 2枚組 \1700
G・ヴェルディ:歌劇《ナブッコ》
ジャンジャコモ・グエルフィ(バリトン)、
エレナ・スリオティス(ソプラノ)、ニコライ・ギャウロフ(バス)、
ジャンニ・ライモンディ(テノール)、
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮)、
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団、他
「Grand Tier」シリーズ。1966年12月7日、ミラノでのライヴ。

OPD 7035 2枚組 \1700
G・ドニゼッティ:歌劇《ランメルモールのルチア》
マリア・カラス(ソプラノ)、ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール)、
ローランド・パネライ(バリトン)、
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)、
ベルリンRIAS交響楽団、スカラ座合唱団、他
「Grand Tier」シリーズ。1955年9月29日、ベルリンでのライヴ。

OPD 7036 2枚組 \1700
G・プッチーニ:歌劇《西部の娘》
フランコ・コレッリ(テノール)、ティート・ゴッビ(バリトン)、
ジリオラ・フラッツォーニ(ソプラノ)、
アントニーノ・ヴォットー(指揮)、
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団、他
「Grand Tier」シリーズ。1956年4月4日、ミラノでのライヴ。

OPD 7038 2枚組 \1700
C・M・V・ウェーバー:歌劇《魔弾の射手》
エリザベート・グリュンマー(ソプラノ)、
リタ・シュトライヒ(ソプラノ)、ハンス・ホップ(テノール)、
エーリッヒ・クライバー(指揮)、ケルン放送交響楽団&合唱団、他     
「Grand Tier」シリーズ。1955年3月15日-20日、ケルンでのセッション録音。

OPD 7041 2枚組 \1700
G・ヴェルディ:歌劇《ファルスタッフ》
マリアーノ・スタビーレ(バリトン)、レナータ・テバルディ(ソプラノ)、
チェーザレ・ヴァレッティ(テノール)、
ヴィクトル・デ・サバタ(指揮)、ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団、他
「Grand Tier」シリーズ。1952年5月26日、ミラノでのライヴ。

OPD 7042 2枚組 \1700
R・シュトラウス:歌劇《エジプトのヘレナ》
レオニー・リザネック(ソプラノ)、ベルント・アルデンホフ(テノール)、
ヘルマン・ウーデ(バス)、
ヨゼフ・カイベルト(指揮)、バイエルン国立歌劇場管弦楽団&合唱団、他
「Grand Tier」シリーズ。1956年8月10日、モナコでのライヴ。

OPD 7043 2枚組 \1700
V・ベッリーニ:歌劇《清教徒》
ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)、
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)、
セスト・ブルスカンティーニ(バス)、
リッカルド・ムーティ(指揮)、ローマ・イタリア放送交響楽団&合唱団、他
「Grand Tier」シリーズ。1969年7月8日、ローマでのライヴ。

OPD 1472 \950
G・ドニゼッティ:歌劇《カーニヴァルの木曜日、または新しいプルソーニャ》
ブルーナ・リツォーリ(ソプラノ)、ホアン・オンシーナ(テノール)、
ネストル・カタラーニ(バス)、
エドウィン・レーラー(指揮)、スイス・イタリア語放送管弦楽団、他
ここからのご案内分は通常盤。なかなか聴く機会の少ないレアなレパートリー
など興味深い音源が揃っている。1961年2月、ルガノでのライヴ。

OPD 1473 3枚組 \2850
C・ドビュッシー:歌劇《ペレアスとメリザンド》
ジャネット・ピロー(ソプラノ)、ガブリエル・バキエ(バリトン)、
ニコラ・ザッカリア(バリトン)、
ロリン・マゼール(指揮)、ローマ・イタリア放送交響楽団&合唱団、他
1969年2月20日、ローマでのライヴ。

OPD 1474 \950
G・プッチーニ:歌劇《妖精ヴィッリ》
ヴェリアーノ・ルケッティ(テノール)、ミエッタ・シーゲレ(ソプラノ)、
マリオ・ザナーシ(バリトン)、
ハンス・ゲオルク ラートイェン(指揮)、
フィレンツェ5月音楽祭管弦楽団&合唱団、他
1972年2月4日、フィレンツェでのライヴ。

OPD 1475 2枚組 \1700
C・グルック:歌劇《パリーデとエレーナ》
マガダ・ラースロー(ソプラノ)、ラーヨシュ・コズマ(テノール)、
マリオ・ロッシ(指揮)、ミラノ・イタリア放送管弦楽団&合唱団、他
1968年9月5日、ミラノでのライヴ。

OPD 1476 2枚組 \1700
G・ヴェルディ:歌劇《海賊》
ジョルジョ・カセッラート・ランバルディ(テノール)、
カティア・リッチャレッリ(ソプラノ)、レナート・ブルゾン(バリトン)、
ヘスス・ロペス=コボス(指揮)、
フランクフルト州立歌劇場管弦楽団&合唱団、
1971年10月10日、フランクフルトでのライヴ。

<Olive Music>
om 010 2枚組 \4500
ヴィオラ・バスタルダ ――
G・バッサーノ:リチェルカータ 第4番
Sig.O・バッサーニ:
Toccata per B quadro 、Cosi Le Chiome Rotto、トッカータ
V・ボニッツィ:Dolce Me Moy
H・カベソン:甘き思い出、Ancol que col partire
G・ダッラ・カーザ:
甘き思い出、Petit lacquet、Ancol que col partire、青空が顔をみせるとき
O・バッサーニ:
Lasso, che mal accorto fui、Cara la vita mia、Vergine bella che di
sol vestita、lo son ferito hai lasso
A・ガブリエリ:Petit Jacquet
F・ロニョーニ:
野も丘も、Ancol que col partire(2種)、Susana d'Orlando
B・パルメジャーノ:La Bella Netta Ignuda E Bianca Mano
G・フレスコバルディ:トッカータ
A・ヴィルジリアーノ:我が苦しみは生まれる、リチェルカーレ
A・マヨーネ:私は若い娘
A・ノターリ:青空が顔をみせるとき
ロベルト・ジーニ(ヴィオラ・バスタルダ)、
マラ・ガラッシ(トリプル・ハープ)、
ジョヴァンニ・トーニ(チェンバロ&オルガン)、
イル・コンチェルト・デッラ・ヴィオール
チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバの名手として高名なロベルト・ジーニによる幻
の楽器ヴィオラ・バスタルダ・アルバムが登場!
16世紀から17世紀にかけてイタリアで演奏されたヴィオラ・バスタルダは、小
型の低音ヴィオラ・ダ・ガンバとも言うべきヴィオール属の擦弦楽器。特に早
いパッセージなど高度な技術を要する独奏作品や即興演奏、そして通奏低音の
一部に用いられた楽器である。
また即興演奏で使用されることが多かったため、ヴィオラ・バスタルダのため
に書かれた作品の現存する楽譜は非常に少ない。
古楽ファンから大きな支持を集めているオリーヴ・ミュージック(Olive
Music)初登場となる古楽界の巨星ロベルト・ジーニ。ヴィオラ・バスタルダ
の特性を完全に掌握したロベルト・ジーニが超絶的なヴィルトゥオージティを
発揮させた演奏は圧巻の一言。
ジーニの演奏はもちろんのこと、マラ・ガラッシやジョヴァンニ・トーニとい
った強力な共演者たちの見事なサポートも素晴らしい。「ヴィオラ・バスタル
ダ」の演奏と魅力を最大限に堪能できるアルバムはこれを置いて他に無し!

om 009 \2250
カルロ・ファリーナ(c.1600-c.1640):
パヴァーヌとガリアルド(1626-1628)
イル・コンチェルト・デッラ・ヴィオール
カルロ・ファリーナは、マントヴァの宮廷で音楽家としてのキャリアをスター
トさせた17世紀イタリアの作曲家。
自らもヴァイオリンの名手として活躍したファリーナは、ヴァイオリンの演奏
技法の向上と技巧的な書法を生み出したことによって歴史にその名を刻んでい
る。
リコーダー&ヴィオール奏者であり、オリーヴ・ミュージックのプロデューサ
ーでもあるケース・ブッケ率いるイル・コンチェルト・デッラ・ヴィオールは
ヴィオールと鍵盤楽器によるアンサンブル。
ケース・ブッケを筆頭としたメンバーたちによる演奏のレベルは恐ろしく高い。

om 011 \2250
C・アイヴズ:歌曲集 ――
わが母の教え給いし歌/心のあらわれ/メイプル・リーヴズ/ストックブリッ
ジのフーサトニック川/オン・ザ・カウンター/インディアンたち/プレモニ
ションズ/病気の鷲のように/ウォルト・ホイットマン/子守歌/ウェスト・
ロンドン/最後の読師/最も偉大な人/われらの祖先が愛したもの/静けさ
/夕べ/散歩/川にて/蜃気楼/海/哲学/不死/賛歌/信仰/悲歌/私の
上にとどまれ/霧中/追憶/夢/Forward into Light/わが祖国/ゆっくり
したマーチ/2つの小さな花/エディスへ
ジル・フェルドマン(ソプラノ)、ジャネット・クッククック(ピアノ)
中世、バロック時代の作品のスペシャリストとして称賛を受けているアメリカ
の名ソプラノ奏者ジル・フェルドマン。夫であるケース・ブッケとともに創設
したレーベル「オリーヴ・ミュージック」からは、これまでにトレチェントの
音楽やフランス・バロックなど得意としているレパートリーのアルバムをリリ
ースしてきたフェルドマン。
久々のリリースとなる今回の新譜はこれまでの流れから一転、フェルドマン自
身の故郷であるアメリカの大作曲家アイヴズの歌曲集!近現代の作品でもフェ
ルドマンの歌唱力は群を抜いており、中世やバロックのレパートリーとは一味
違う魅力を醸し出している。





<Urtext>
JBCC 150 \2180
シルヴェストレ・レブエルタス(1899-1940):
マヤ族の夜/イティネラーリオス/ヴェンタナス/カミーノス
カルロス・ミゲル・プリエト(指揮)、ハラッパ交響楽団
スペイン市民戦争ではフランコ将軍率いる反乱軍に参加するなど、一風変わっ
た生涯を送った20世紀メキシコの大作曲家レブエルタス。
その作品は6/8と3/4拍子が入れ替わる「ヘミオラ」のリズムや、メキシコの民
謡に基づいた旋律を取り入れた熱狂的スタイルが大きな特徴。
今回のアルバムでは、レブエルタスの代表作の1つに挙げられることの多い
「マヤ族の夜」がメイン・プログラム。特に第4楽章での炸裂する金管楽器と
迫りくる打楽器の迫力は言葉を失う凄まじさ。ご当地メキシコのハラッパ交響
楽団が繰り広げる野生的で摩訶不思議な世界。これはバティス以上かも?

JBCC 148 \2180
シモーネ・イアンナネッリ(1970-):イタリアン・コーヒー
アンドレア・ヴェトレッティ(ギター)
1970年ローマ出身のギタリスト=コンポーザー、シモーネ・イアンナネッリが
書き上げたユニークなギター作品。
冒頭にはエスプレッソ・コーヒー・メーカーの音が収録されており、ここから
抒情的なイタリアン・コーヒーの世界がスタート。「モカ・セレナーデ」、
「アメリカン・コーヒー」、「アラビカ」など作品のタイトルもユーモアにあ
ふている。
ギタリストのヴェトレッティは、トレヴィソやローマで開催されている国際ギ
ター・フェスティヴァル「デッラ・デュエ・チッタ」の音楽監督を務めている
実力者。

JBCC 136 \2180
コン・スピリート ――
ギジェルモ・ディエゴ:前奏曲-ラテン・アメリカのフィーリング
アマゾンの緑の声/ボレロI/3つの夜想曲/ラテン・アメリカの3つのキャン
バス/リズミカルな幻想曲
ギジェルモ・ディエゴ(ギター)
「物語と幻想」(JBCC 083)に続くメキシコのギタリスト、ギジェルモ・ディエ
ゴの自作自演集第2弾。ブラジルの英雄ヴィラ=ロボスに捧げられた「アマゾ
ンの緑の声」、ポンセに捧げられた「夜想曲」といったシリアスな作品や、ラ
テンのノリを体感できる3/4拍子と3/8拍子、6/8拍子と3/4拍子を複合させた
「リズミカルな幻想曲」などバラエティに富んだギター作品集に仕上がってい
る。ウアテクスト(Urtext)のギター・アルバムのクォリティの高さは世界でも
トップクラスだろう。

JBCC 149 \2180
マヌエル・ポンセ(1882-1948):
弦楽四重奏曲/弦楽三重奏曲/二重奏によるソナタ/古風な形式による小組曲
/4つの小品
クヮルテット・ラティーノアメリカーノ
2度のグラミー賞へのノミネート、100曲を超える世界初演、ヴィラ=ロボスの
弦楽四重奏曲全曲録音など数々の偉業を達成してきたメキシコの弦楽四重奏団
の結成25周年記念盤。
これまでにカツァリスやブッフビンダー、ヴァルガスなど世界的な奏者たちを
ソリストに迎えるなどプレーヤーからの信頼も厚い。
新古典主義様式へと作風を転換させたポンセは、メキシコ国民楽派の始祖とし
ても高名なメキシコの大作曲家として人気の高い作曲家。

JBCC 134 \2180
アルマンド・ルナ:
謝肉祭/2つの小品/4つの小品/即興曲第1番/ソナタ/即興曲第2番/パル
ティータ/即興曲第3番/組曲
メルセデス・ゴメス(ハープ)、ジャネット・パウルス(ハープ)
現代メキシコの作曲家による2台のハープのための作品集。アルマンド・ルナ
の作品は、2002年にスイスのジュネーヴで開催された世界ハープ・コングレス
でも取り上げられている。モダンな手法とメキシコの民族音楽をミックスさせ
たリズミカルな作風が特徴的なハープのための作品である。





<Tactus>
TC 680704 \2080
フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762):
合奏協奏曲Op.3(チェンバロ編曲版/世界初録音)
ステファーノ・デミチェーリ(チェンバロ)
師匠であるコレッリ、そしてヴィヴァルディやヘンデルと並び立つ名手として
当時のイタリアとロンドンでその名を轟かせたジェミニアーニ。ロンドン時代
に出版された「合奏協奏曲Op.3」。この作品を18世紀の音楽家トーマス・ビリ
ングトンがチェンバロ独奏の用として編曲を行った版をタクトゥス(Tactus)が
世界初録音!
歯切れの良い演奏を聴かせてくれているトリノ生まれのチェンバロ奏者ステ
ファーノ・デミチェーリは、オッタヴィオ・ダントーネの愛弟子。ウルビー
ノ古楽音楽祭ではダントーネのアシスタントを務めるなど、師からデミチェ
ーリへの信頼の厚さがその実力を証明している。

TC 761601 \2080
フランチェスコ・ポリーニ(1762-1846):
奇想曲Op.28/ソナタ ハ短調Op.26-3/同ト短調Op.26-6/
変奏曲とトッカータOp.53
コスタンティーノ・マストロプリミアーノ(フォルテピアノ)
フランチェスコ・ポリーニは、スロヴェニアのリュブリャナに生まれたイタリ
アの音楽家であり、ウィーン時代にはモーツァルトに師事していた経歴を持
つ。ポリーニは、俳優や歌い手、作曲家、ヴァイオリン奏者、ピアニストなど
多彩な才能を持ち合わせていたことも知られている。
フォッジャ音楽院のディプロマを修了したマストロプリミアーノは1750年から
1850年の作品を最重要レパートリーとするイタリアの鍵盤奏者。現在はペルー
ジャ音楽院で室内楽の指導を行っている。

TC 600007 \2080
聖マッテオ教会のオルガン ――
イグナツィオ・シュペルガー(1734-1808):ソナタ第1番ヘ長調
ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710):トッカータ、牧歌、パッサカリア
D・スカルラッティ:ソナタ へ長調K.366、牧歌K.513、ソナタ変ロ長調K.57
ガエターノ・ヴァレリ(1760-1822):
大シンフォニア変ロ長調、ソナタ ハ長調、同ニ長調、シシリアーナ、
シンフォニア ニ短調
エミリオ・トラヴェルソ(オルガン)
イタリア、ジェノヴァの聖マッテオ教会に設置されているヒストリカル・オル
ガンの演奏による作品集。エミリオ・トラヴェルソは、ジェノヴァの「フレン
ズ・オヴ・オルガン・ソサイエティ」の会長を務めるなど、数々の要職にある。




<Jecklin>
JD 529-2 \2300
F・マルタン:
チェンバロと小管弦楽のための協奏曲/トロンボーンと管弦楽のための《バラ
ード》/ピアノと管弦楽のための《バラード》
クリスティアーネ・ジャコッテ(チェンバロ)、
アルミン・ロジン(トロンボーン)、セバスティアン・ベンダ(ピアノ)、
フランク・マルタン(指揮)、ローザンヌ室内管弦楽団
スイスのレーベル、イェックリン(Jecklin)ならではとも言える貴重なマルタ
ンの自作自演音源。ここで特に注目の音源は、チェリビダッケ時代のシュトゥ
ットガルト放送響で主席奏者を務めたドイツの名手アルミン・ロジンが吹く
「バラード」だろう。
オーディションやコンクールなどで取り上げられることの多いこの作品。作
曲者自身の指揮ということもあり、解釈の参考としても大きな役割を果たし
てくれそうだ。1971年の録音。

JD 547-2 \2300
L・シュポア:弦楽八重奏曲第1番ニ短調Op.65
J・ラフ:弦楽八重奏曲ハ長調Op.176
カンマームジカー・チューリッヒ
ドイツのシュポア、スイスのラフが作曲した弦楽器のための八重奏曲をカップ
リング。特にヨアヒム・ラフは近年再評価が進んでいる作曲家なだけに、室内
楽作品の演奏が聴けるのは嬉しい。イェックリン(Jecklin)の中心アーティス
トの1つカンマームジカー・チューリッヒの丁寧な演奏にも好印象が持てる。
1978年の録音。

JD 535-2 \2300
O・シェック:
残響Op.70/アイヒェンドルフの詩による歌曲/ヘッセの詩による歌曲
アルトゥール・ルースリ(バス・バリトン)、
テオ・ルースリ(指揮)、ベルン放送室内管弦楽団、
カール・グレナシェル(ピアノ)
イェックリンが大きな力を注いでいるシェックの録音の数々。歌曲全集などは
1大シリーズとして確固たる地位を築いている。スイスのジュラ・ベルノワ地
方に生まれたアルトゥール・ルースリは、1959年にオランダで開催されたシェ
ルトゲンボッシュ国際声楽コンクールで1位を獲得している。1973年&1968年
の録音。

JD 510-2 \2300
O・シェック:悲歌Op.36
アルトゥール・ルースリ(バス・バリトン)、
テオ・フグ(指揮)、ベルン室内アンサンブル
シェックの「悲歌」は、レーナウとアイヒェンドルフの詩を題材とした歌曲
集。23曲の歌曲で構成されており演奏時間は約57分に及ぶ。シェックの作品
を次々と世に送り出したイェックリンの功績は非常に大きい。1967年の録音。

J 4410-2 \2300
デュオ・コンチェルタンテ ――
G・ロッシーニ:アンダンテとアレグロ ニ長調、幻想曲
C・ツェルニー:デュオ・コンチェルタンテOp.129
G・ドニゼッティ:ソナタ ハ長調
C・クロイツァー:ソナタ ト長調Op.65
ギュンター・ランペル(フルート)、シュテフィ・アンドレス(ピアノ)
スイスのベルン音楽院では多くのフルート奏者を育て上げたギュンター・ラン
ペルのソロ・アルバム。イタリアとドイツ語圏の作品をカップリングした作品
集となっている。1977年の録音。





<Nimbus>(NimbusはCD-R盤となります)
NI 5688 \2080
アレクシス・ワイセンベルク(1929-):ピアノ作品集 ――
ジャズ・ソナタ/リグレット/《La fugue》の歌による4つの即興曲
サイモン・マリガン(ピアノ)、フランク・ウォルデン(サクソフォン)
1929年ブルガリアに生まれた現代ピアニストの巨匠ワイセンベルクの作曲家と
しての一面を収めたピアノ作品集。1982年に作曲された演奏時間30分の難曲
「ジャズ・ソナタ」など、3作品全てが世界初録音となる注目の音源である。
サイモン・マリガンは19歳でロイヤル・フィルと共演を果たしたイギリスの
ピアニスト。クラシックとジャズの両面に精通しており、ワイセンベルクの
難曲へ果敢に挑んでいる。2001年の録音。

NI 5666 \2080
E・エルガー:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調Op.82
G・フィンジ:エレジー
W・ウォルトン:ヴァイオリン・ソナタ
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン)、サイモン・マリガン(ピアノ)
ダイナミックな表現力と卓越した演奏技術で世界中を沸かせているヴァイオリ
ニスト、ダニエル・ホープのイギリス作品集。2001年9月に収録されたこのイ
ギリス作品集は、ダニエル・ホープのニンバス(Nimbus)時代3枚目のディスク。
26歳のダニエル・ホープが母国イギリスの音楽を劇的、そして感動的に奏で
ている。

NI 5668 \2080
A・ウェーベルン:弦楽四重奏&弦楽三重奏のための作品全集 ――
弦楽四重奏のための緩徐楽章/弦楽四重奏曲(1905)/ロンド/弦楽四重奏の
ための5つの楽章Op.5/6つのバガテルOp.9/弦楽三重奏のための楽章/
弦楽四重奏曲Op.28
ウィーン・アルティス弦楽四重奏団
ツェムリンスキー、ヴァイグルなど近代オーストリアの作品を得意とするウィ
ーン・アルティス弦楽四重奏団。新ウィーン楽派の中心人物であるウェーベル
ンの作品を網羅したこのディスクでは、ロマンに満ちた「弦楽四重奏のための
緩徐楽章」と前衛音楽に踏み込んだ後の作品の対比を的確に描いている。
1999年の録音。

NI 5316 \2080
C・アイヴズ:
答えのない問い/宵闇のセントラルパーク/《ロバート・ブラウニング》序曲
/ニュー・イングランドの3つの場所
ミシェル・スウィエルシェウスキ(指揮)、グルベンキアン管弦楽団
20世紀アメリカ最大の作曲家アイヴズ。ここには4曲の交響曲と並んでオーケ
ストラ作品の代表作に数えられている4作品を収録している。スウィエルシェ
ウスキは、アンサンブル・アンテルコンタンポランでブーレーズとエトヴェ
シュのアシスタント・コンダクターを務めていたパリ出身の指揮者である。
オーケストラのハイ・パフォーマンスとニンバスのテクノロジーを駆使した
サウンドがアルバムのクォリティを高めている。1991年の録音。

NI 5669/70 2枚組 \3180
J・S・バッハ:オルガン作品全集Vol.13 ――
トッカータ ニ長調BWV.912/同ニ短調BWV.913/前奏曲とフーガ イ短調BWV.551
/同イ短調BWV.894/パルティータ《神よ、まことの慈しみに満てる神よ》
BWV.767/協奏曲第3番ニ短調BWV.974/他
ケヴィン・ボウヤー(オルガン)
1961年イギリスのサウスエンド・オン・シー出身のオルガン奏者ケヴィン・ボ
ウヤーによる壮大なバッハ・シリーズ。録音にはデンマークの都市オーデンセ
にある聖ハンス教会に設置されているMarcussen&Son製のオルガンを使用して
いる。





<Centaur>
CRC 2864 \2080
R・シューマン:幻想曲Op.17
F・シューベルト:3つのピアノ曲D.946
F・シューベルト(リスト編):君こそわが憩い、愛の便り
フローレンス・ミレー(ピアノ)
ミレーは、1992年から2000年までブーレーズ、ロバートソンが率いるアンサン
ブル・アンテルコンテンポランのメンバーとして活動を行っていたパリ在住の
女流ピアニスト。1998年からはケルン音楽大学でピアノと室内楽の教授を務め
るなど後進の指導にも積極的に取り組んでいる。

CRC 2859 \2080
F・ショパン:チェロ・ソナタ ト短調Op.65
F・リスト:悲しみのゴンドラ
R・シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調Op.6
マリーナ・フーバー(チェロ)、パトリシア・タオ(ピアノ)
自らセント・ローレンス弦楽四重奏団を設立し室内楽奏者、ソリストとして世
界規模の演奏活動を行うマリーナ・フーバー。女流奏者のコンビによるショパ
ンとシュトラウスのソナタは、繊細さと情熱が備わった好演奏。

CRC 2850 \2080
J・ブラームス:
7つの幻想曲Op.116/3つの間奏曲Op.117/6つのピアノ小品Op.118/
4つのピアノ小品Op.119
アイラ・ブラウス(ピアノ)
このアルバムに収録されたブラームス晩年のピアノ作品は、ウィーンのJ・B・
シュトライヒャー(1871)のピアノを使用した演奏。ブラームス存命中に製作
されたピアノを用いて、作曲当時の作品象の再現を試みている。

<AUDITE>
AU 92555(SACD-Hybrid) \2580
グリーグ:抒情小曲集
メロディOp.38-3、小鳥Op.43-4、愛の歌Op.43-5、春に寄すOp.43-6、
メロディOp.47-3、蝶々Op.43-1、子守歌Op.38-1、小川Op.62-4、
過ぎ去った日々Op.57-1、アルバムの綴りOp.47-2、即興的ワルツOp.47-1、
夢想Op.62-5、ノルウェーの旋律Op.12-6、郷愁Op.57-6、スケルツォOp.54-5、
あなたのそばにOp.68-3、トロルハウゲンの婚礼の日Op.65-6、秘密Op.57-4、
風の精Op.62-1、山の夕べOp.68-4、小人の行進Op.54-3、夜想曲Op.54-4
原田英代(P)
ノルウェーの国民的作曲家、エドヴァルド・グリーグは今年没後100年を迎え
ます。この抒情小曲集はグリーグの生涯に渡って作曲されており、この曲集
はグリーグの音楽人生そのものと言えるのではないでしょうか。演奏は原田
英代。彼女は東京藝術大学及び大学院にて学び、その後シュトゥットガルト
音大、ウィーン音大に学び、モスクワのチャイコフスキー音楽院教授、ヴィ
クトール・メルジャーノフ氏のもとで研鑚を積んだ。1984年ジュネーヴ国際
音楽コンクールで最高位を獲得、1991年シューベルト国際ピアノコンクール
優勝、ウィーン20世紀のピアノ音楽コンクール第2位、1993年第1回ラフマニ
ノフ国際ピアノコンクールに入賞し特別賞を受賞とピアニストとして着実と
成長を遂げ、国際的な演奏活動を続けています。このアルバムでは66曲ある
抒情小曲集から彼女自身が22曲を選び出し、瑞々しい感性により詩的でロマ
ンティックな旋律を紡ぎ出し、たっぷりと歌い上げ情景描き出しています。
また、原田英代は今年9月と11月に日本でコンサートが予定されています。





<haenssler>
98 291 \2080
「南国の心象 / アマデウス・ギター・デュオ」
(1)カステルヌオーヴォ=テデスコ:カノン風ソナティナOp.196
(2)同:悲歌風フーガOp.211
(3)カルッリ:セレナード イ長調Op.96-1
(4)アルフォンソ・モンテス(b.1955):
アマデウス・ギター・デュオのためのSurama
(5)ヘラルド・ガルシア(b.1949):ロルカ・ファンタジー
(6)ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第4番より前奏曲
(7)ロドリーゴ:
マドリガル協奏曲よりファンファーレ / ファンダンゴ / アリエッタ
(8)タレガ / フリオ・サグレラス編:アルハンブラの想い出
アマデウス・ギター・デュオ
録音:2007年3月16-19日ワイマール音楽大学
このアルバムのために書き下ろされたモンテスのSurama(スラマ)は、Sur(ス
ペイン語で‘南’の意)+Ama(アマデウス)の合成語で、「アマデウス・ギタ
ー・デュオ、南へ行くthe Amadeus Guitar Duo goes south」に由来していま
す。いろいろな南米音楽のリズムを用いた、愛らしく詩的な作品となってい
ます。このモンテスの作品を中心に据え、南米(ブラジル、ベネズエラ)、お
よび南欧(イタリア、スペイン)の魅力がたっぷりつまった一枚です。





<SUPRAPHON>
SU 3927 \1780
(1)ドヴォルザーク:
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調Op.21 B 51(1875 / 1880改訂)
(2)フィビヒ:ピアノ三重奏曲へ短調(1872)
(3)マルチヌー:ピアノ三重奏曲第2番ニ短調H 327(1950)
スメタナ・トリオ
録音:2007年4月プラハ
前作ドヴォルザークの第3番&「ドゥムキー」(SU.3872)がディアパゾン・ドー
ルやBBCミュージック・マガジンほかで絶賛されたスメタナ・トリオの第3弾。
いまチェコの若手を代表するアンサンブルが取り上げるのは今回も自国チェコ
の作品集。21歳のときに書かれたフィビヒ作は、スメタナのト短調についで
歴史的に重要な位置を占めるとされるもの。そのわずか3年後に書かれたドヴォ
ルザークの第1番。30代半ばの作品で、魅力的なカノン風のパートから抒情的
でおだやかなパッセージまで演奏には表現の幅が求められますが、この点を
当演奏はみごとにクリア。アルバムを締め括るマルチヌーの第2番は晩年の代
表作のひとつ。新古典主義の時期に終わりを告げ、作風の最後の時期を特徴
づけた統合主義の顕著な兆候がみられます。





<harmonia mundi>
HMC 901983 \2450
英国ルネッサンスのバラードと舞曲-エルフィン・ナイト
ウィッティンガム・フェア(エルフィン・ナイト)、グリーンスリーヴス、
スカボローフェア他
ヨエル・フレデリクセン
アンサンブル・フェニックス・ミュンヘン
この録音は、フレデリクセンがいなければ実現しえなかったでしょう。自身
でリュートを奏でながらしびれるような低い声で歌う彼は、現代に蘇った騎
士のよう。バックに彼と息のばっちり合ったミュンヘン生まれのアンサンブ
ル集団を従え、我々を英国とアメリカの伝統に属する、ポピュラーなバラー
ドの魅力を探る旅へと誘います。サイモン&ガーファンクルでおなじみの
「スカボローフェア」は19世紀末に編曲されたバージョンを元にしています
が、ここではその原点とされているバージョンも収められています
騎士道の時代の香り、当時の町の喧騒を感じることのできる、タイムスリッ
プの魔法のようなひとときをお約束します。





<DYNAMIC>
DYNDVD 33537(DVD-Video) 2枚組 \4180
NTSC,カラー
リージョン・オール
字幕:伊英仏独西
カヴァッリ:「ディドーネ」
クラロン・マクファッデン(S ディドーネ)
マグヌス・ステイヴランド(T エネア)
マヌエラ・クステル(Ms カッサンドラ)
マリーナ・デ・リーゾ(S クレウザ)
ほか
ファビオ・ビオンディ(指)エウローパ・ガランテ
演出,装置,衣装:ヴェネツィアIUAV大学デザイン・芸術学部
収録:2006年9月,ヴェネツィア,マリブラン劇場
なんとDYNAMICから、ファビオ・ビオンディとエウローパ・ガランテによるバ
ロックオペラの映像が登場!モンテヴェルディの高弟、フランチェスコ・カ
ヴァッリ(1602-1676)の「ディドーネ」、もちろん映像初登場です。「ディド
ーネ」は1641年のカーニヴァルシーズンにヴェネツィアで初演されたオペラ。
有名なディドーとエネアスの物語です。この上演はフェニーチェ歌劇場製作
で、ビオンディ自らが校訂した楽譜を使用、マクファッデン、クステル、デ
・リーゾなど、バロックオペラに強い歌手を揃えて、この上なく充実した演
奏になっています。演出も簡素ながら充実したもの。高名な割に実像の知ら
れていないカヴァッリに、ググッと近づくことができる待望のDVDです!

DYNDVD 33512(DVD-Video) \3780
NTSC,カラー
リージョン・オール
字幕:伊英仏独西
ヴェルディ:「運命の力」
スザンナ・ブランキーニ(S レオノーラ)
レンツォ・ズーリアン(T ドン・アルヴァーロ)
マルコ・ディ・フェリーチェ(Br ドン・カルロ)
パオロ・バッターリア(Bs グアルディアーノ神父)
ティツィアーナ・カッラーロ(Ms プレツィオシッラ)
パオロ・ルメーツ(Bs メリトーネ)
ジュゼッペ・ニコデーモ(Br カラトラーヴァ公爵)
ルーカス・カリティノス(指)
ヴェネト・フィルハーモニー管弦楽団,ロヴィゴ・ソシアーレ劇場合唱団
演出:ピエール・フランチェスコ・マエストリーニ
録音:2006年1月
2006年1月20、22、24日と、イタリア、ヴェネト州のロヴィゴで新制作された
「運命の力」が映像で登場。このプロダクションは、リヴォルノ、トレント、
バッサーノ・デル・グラッパ、ピサ、モデナ、ラヴェンナと、北部から中部
のイタリアの諸都市の劇場との共同制作という力の入ったものです。ピエー
ル・フランチェスコ・マエストリーニの演出は、伝統的で正攻法、ヴェルディ
入門者でも安心して見られるものです。数度の来日で日本でもおなじみのレ
ンツォ・ズーリアンや、先日のパレルモ・マッシモ劇場の来日公演で「道化
師」のネッダを歌って好評だったスザンナ・ブランキーニなど、イタリアの
実力ある中堅歌手が立派な歌を聞かせてくれます。

CDS 532 2枚組 \3760
モーツァルト(R.シュトラウス編):「イドメネオ」
ダリオ・シュムンク(T イドメネオ)
チンツィア・フォルテ(S イリア)
ソフィア・ソロヴィー(Ms イダマンテ)
フランチェスカ・スカーニ(S イズメーネ)
ほか
コッラード・ロヴァリス(指)
イタリア国際管弦楽団,ブラティスラヴァ合唱団
録音:2006年7月,マルティーナ・フランカ
モーツァルトの「イドメネオ」は昨今急速に人気が高まっています。このオペ
ラについて調べると必ず目に付くのが、「R.シュトラウスが編曲したことがあ
る」という記述。文献では有名でも、中々聞く機会のないものでした。これが
初の正規録音です。1929年にクレメンス・クラウスらがシュトラウスに依頼、
1931年4月16日にウィーンでシュトラウス自身の指揮で初演されました。シュ
トラウスにとっては、「エジプトのヘレナ」と「アラベラ」の間の作品です。
台本はドイツ語に直され、エレットラはイズメーネと名を変えられています。
音楽は大小改編はあれど、諸々の記述にあるようなモーツァルトの音楽を損
ねたものでは決してなく、割と素直…と思っていると、突然「影のない女」
のような音楽もちょろっと響いたりするもんですから、油断なりません。タ
イトルロールのダリオ・シュムンクは、ブエノス・アイレス出身ながら、ド
イツ・オーストリアを中心に活動するテノール。美声が映えています。藤原
歌劇団でロッシーニ《アルジェのイタリア女》を指揮して好評だったコッラ
ード・ロヴァリスのキビキビした指揮も見事。シュトラウス版「イドメネオ」
の喜ばしい復活です!

CDS 485 2枚組 \3760
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲集 第13巻
協奏曲 ト長調D 84、協奏曲 イ長調D 105、協奏曲 ホ長調D 50、
協奏曲 イ長調D 101、協奏曲 ニ長調D 26、協奏曲 イ長調D 99、
協奏曲 ヘ長調D 67、協奏曲 ニ長調D 39
ラルテ・デッラルコ
ジョヴァンニ・グリエルモ(ソロ・ヴァイオリン)
フェデリーコ・グリエルモ(ソロ・ヴァイオリン)
カルロ・ラザーリ(ソロ・ヴァイオリン)
タルティーニ・シリーズ、13巻です。2CDに8曲を収録。また新たなタルティー
ニの姿が明らかになっていきます。





<HUNGAROTON>
HCD 32426 \2080
デンツァ:サロン音楽集-歌曲、二重唱曲集
あなたの声、偶像に、あこがれ、わかってくれていたら!、金の星、
彼のこと好きみたい、理想の光!、オンリー・ユー、五月の朝、肖像に寄す、
さようなら!、もはやあなたは私を愛してはいない!、ジュリア!他全22曲
アンドレア・メラート(Ms)、レオナルド・デ・リジ(T)、
ピエールルイジ・ルッジェーロ(Vc)、グイド・ガルテリオ(Pf)
「鬼のパンツ」の替え歌で日本でも知られている「フニクリフニクラ」の作曲
者、ルイージ・デンツァ(1846-1922)によるサロン音楽集。フニクリフニクラ
はヴェスヴィオス火山鉄道が開通した年(1880)に作曲され、デンツァの名は
ナポリを中心に一気に広まりました。しかしデンツァはナポリ・ソングばか
りを書いていたわけではありません。ここに収められている麗しいサロン音
楽を多く残し、イタリア・リコルディ社のトップ作曲家的存在でした。また、
作曲家としてのみならず、歌手として、そして音楽教師としても活躍してい
ました。トスティと比較してもひけをとらないくらいにいわゆる「大物」だ
ったのです。4曲目の「わかってくれていたら!」は、今をときめくヴァイオ
リニスト、ローラン・コルシアのアルバム「ドゥーブル・ジュー(KDC 5018)」
にも収められています。コルシアのアルバムでは、歌唱はフランス語、しか
も歌手はロック歌手であやしげな魅力に溢れていますが、ここではチェロ、
ピアノとイタリア語歌唱のテノールによる演奏で極めてノーブルかつノーマル。

HCD 32429 \2080
シルヴィア・シャシュ/アリア集
ワーグナー:
「タンホイザー」、「さまよえるオランダ人」、
「トリスタンとイゾルデ」よりアリア/ヴェーゼンドンク歌曲集
R.シュトラウス:
オーケストラつき歌曲集-東方の聖なる三博士/春の祝祭/冬の霊感/
愛の賛歌/森の喜び/憩え、私の魂/あすの朝
シルヴィア・シャシュ(S)
ヤーノシュ・ボウス(Vn)、
ハンガリー国立歌劇場女声合唱団、ハンガリー国立管弦楽団
アンドラーシュ・コロディ、ヤーノシュ・コヴァーチュ(指)
ブタペスト出身のベテランソプラノ、シャシュによるアリア集。ヨーロッパ
各地の劇場で、ワーグナーからプッチーニまで、実に幅広い役柄で活躍し高
い評価を受けているだけに、どれも極めて安定した歌唱。ヴェーゼンドンク
歌曲集は、ワーグナーと愛人マティルデによる愛の結晶のようなもので、ワ
ーグナーのうねるような官能和声、深い旋律など、すべてが凝縮された作品
です。シャシュの安定した歌唱は実に見事です。

HCD 16583 \2080
カール・ツェラー(1842-1898):オペレッタ「小鳥売り」(部分)
カール・ミレッカー(1842-1899):オペレッタ「ドゥバリー伯爵夫人」(部分)
エルセベト・ハジ、マグダ・カルマー(S)、シャーンドル・コーニャ(T)、
エンドレ・」ヴァルハイリ(B)ほか
タマシュ・ブロディー(指)ハンガリー放送合唱団&管弦楽団
(すべてハンガリー語歌唱)
ツェラーもミレッカーも、オーストリア出身の作曲家。ともにウィンナ・オ
ペレッタの旗手として、ヨハン・シュトラウスと並んで重要な人物です。特
にツェラーによる「小鳥売り」は、創意に富んだ旋律の表現,声と重唱の見
事な取り扱いなどで、オペレッタの古典の一つとして名高い作品です。





<ORFEO D'OR>
ORFEOR 698072 2枚組 \3960
ヴェルディ:「オテッロ」
プラシド・ドミンゴ(T オテッロ) レナート・ブルゾン(Br イヤーゴ)
アンナ・トモワ=シントウ(S デズデーモナ) 
クルト・リドル(Bs ロドヴィーコ)
カルディ・カルードフ(T カッシオ)ほか
ズビン・メータ(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1987年5月10日
ORFEOからまた注目のウィーン国立歌劇場のライヴが登場。1987年に上演され
た「オテッロ」です。ドミンゴのオテッロを筆頭に、ブルゾンのイヤーゴ(二
人とも声がまだ瑞々しいこと!)、そしてスカラ座来日公演でもデズデーモナ
を歌ったトモワ=シントウと強力キャスト。そのトモワ=シントウと同じブル
ガリア生まれで、フェニーチェ歌劇場やソフィア歌劇場のプリモテノーレとし
て来日したこともあるカルードフがカッシオを歌っています。ウィーンに縁の
深いメータ、ちょうど1985年からフィレンツェ歌劇場の首席指揮者を務めオ
ペラに本腰を入れていた時期だけに、非常に積極的な音楽作りで守り立てて
います。

ORFEOR 699073 3枚組 \5940
プラシド・ドミンゴ ウィーン国立歌劇場ライヴ
いずれもウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
ヴェルディ:「トラヴィアータ」第1幕への前奏曲
プラシド・ドミンゴ(指)
1993年9月11日
ヴェルディ:「ドン・カルロ」から
プラシド・ドミンゴ(T カルロ)
ベリスラフ・クロブチャール(指)
1967年5月25日,モノラル
ヴェルディ:「ドン・カルロ」から
プラシド・ドミンゴ(T カルロ)
ワルトラウト・マイヤー(Ms エボリ)
レオ・ヌッチ(Br ポーザ)
ファビオ・ルイージ(指)
1992年5月19日
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」から
プラシド・ドミンゴ(T マンリーコ)
ライナ・カバイヴァンスカ(S レオノーラ)
フィオレンツァ・コッソット(Ms アズチェーナ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
1978年5月1日
ヴェルディ:「オテッロ」から
プラシド・ドミンゴ(T オテッロ)
バルバラ・フリットリ(S デズデーモナ)
ダニエル・オーレン(指)
1997年2月18日
プッチーニ:「ボエーム」から
プラシド・ドミンゴ(T ロドルフォ)
ミレッラ・フレーニ(S ミミ)
アルベルト・リナルディ(Br マルチェッロ)
ガルシア・ナヴァロ(指)
1987年12月29日
プッチーニ:「西部の娘」から
プラシド・ドミンゴ(T ディック・ジョンソン)
シルヴァーノ・カローリ(Br ジャック・ランス)ほか
レナード・スラットキン(指)
1988年4月12日
プッチーニ:「トスカ」から(アンコール付き)
プラシド・ドミンゴ(T カヴァラドッシ)
ファビオ・ルイージ(指)
1991年6月27日
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」から
プラシド・ドミンゴ(T シェニエ)
ネッロ・サンティ(指)
1981年3月30日
レオンカヴァッロ:「道化師」から
プラシド・ドミンゴ(T カニオ)
1994年4月16日
ベッリーニ:「清教徒」前奏曲
プラシド・ドミンゴ(指)
1994年5月5日
メルカダンテ:「誓い」から
プラシド・ドミンゴ(T ヴィスカルド)
ゲルト・アルブレヒト(指)
1979年9月9日
マイヤベーア:「預言者」から
プラシド・ドミンゴ(T ジャン)
フランツ・ハブラタ(Bs ザカリ)
トルステン・ケルル(T ジョナス)
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)
1998年5月27日
オッフェンバック:「ホフマン物語」から
プラシド・ドミンゴ(T ホフマン)
クリスティアン・バデア(指)
1993年12月20日
ビゼー:「カルメン」第2幕への間奏曲
プラシド・ドミンゴ(指)
1995年11月1日
ビゼー:「カルメン」から
プラシド・ドミンゴ(T ジョゼ)
エレナ・オブラスツォワ(Ms カルメン)
ハインツ・ツェドニク(T レメンダド)ほか
カルロス・クライバー(指)
1978年12月9日
ビゼー:「カルメン」から
プラシド・ドミンゴ(T ジョゼ)
アグネス・バルツァ(Ms カルメン)
ピンカス・スタインバーグ(指)
1992年9月1日
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」から
プラシド・ドミンゴ(T サムソン)
アグネス・バルツァ(Ms デリラ)
ジョルジュ・プレートル(指)
1990年12月22日
マスネ:「エロディアード」から
プラシド・ドミンゴ(T ジャン)
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)
1995年2月12日
チャイコフスキー:「スペードの女王」から
プラシド・ドミンゴ(T ヘルマン)
リタ・ゴール(Ms 伯爵夫人)
小澤征爾(指)
1999年5月29日
ワーグナー:「ローエングリーン」から
プラシド・ドミンゴ(T ローエングリーン)
カタリーナ・リゲンツァ(S エルザ)
ペーター・シュナイダー(指)
1985年1月4日
ワーグナー:「ワルキューレ」から
プラシド・ドミンゴ(T ジークムント)
ワルトラウト・マイヤー(S ジークリンデ)
ヒルデガルト・ベーレンス(S ブリュンヒルデ)
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)
1992年12月19日
ワーグナー:「パルジファル」から
プラシド・ドミンゴ(T パルジファル)
ホルスト・シュタイン(指)
1991年9月1日
プラシド・ドミンゴがウィーン国立歌劇場にデビューしたのは、1967年5月の
ヴェルディ「ドン・カルロ」のこと。以来40年に渡って、様々な役を歌って
舞台に立っています。この3枚組のCDには、そのデビューの「ドン・カルロ」
から、1999年までの33年の録音が収録されています。この1セットで歌手ドミ
ンゴの変遷がほぼ網羅されているわけです。加えて彼の指揮も楽しめるという
サーヴィス。共演者も非常に豪華!ファンにはたまらないドミンゴ尽くしです。




<TAHRA>
TAH 610 \2300
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 
(2)ラヴェル:ピアノ三重奏曲イ短調 
リスト:
(3)小鳥に説教する聖フランチェスコ 
(4)水の上を歩く聖フランチェスコ
(1)アルフレッド・コルトー(Pf) 
ヴィクトール・デザルザンス(指)ローザンヌ室内管
(2)ヴラド・ぺルルミュテール(Pf) ジーヌ・ゴーティエ(Vn) 
アンドレ・レヴィ(Vc)
(3)(4)ぺルルミュテール(Pf)
録音:(1)1947年4月13日 (2)1954年5月7日 (3)(4)1939年
今回のピアノ・アーカイヴ・シリーズの目玉はなんといってもこのコルトー
のベートーヴェンでしょう。ミスタッチはあってもすこぶる味のある演奏で
す。その「味」はトロとか松坂牛といった素材の「味」ではなく、たとえる
ならば燻製系か醗酵系で噛めば噛むほど味が出てくるといったたぐいの味で
す。(1)(2)初出。

TAH 631 \2300
(1)シューマン:ピアノ協奏曲
(2)リスト:ピアノ協奏曲
(3)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番
(4)ショパン:ワルツ遺作
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(Pf)
(1)ヘルマン・シェルヘン(指)スイス・イタリア語放送管
(2)ディミトリー・ミトロプーロス(指)フィレンツェ五月音楽祭管
(3)フランコ・カラッチオーロ(指)ローマRAI管
録音:(1)1956年6月21日 (2)1953年6月17日 (3)(4)1956年5月12日
料理人の腕も素材もしっかりした☆☆☆のレストランにたとえられましょう
か。録音も聴きやすくミケランジェリの音を堪能できます。

TAH 628 \2300
モーツァルト:
(1)ピアノ協奏曲第19番K.459
(2)ピアノ協奏曲第20番K.466
クララ・ハスキル(Pf)
(1)イェジー・カトレヴィッツ(指)ブザンソン音楽祭
(2)カラヤン(指)フィルハーモニア管
録音:(1)1956年9月6日(2)1956年1月28日ザルツブルク
これは本枯れの鰹節と昆布から丁寧に出汁をとり、自家製の味噌で味噌汁を
つくったようなもの。至福のひと時。(1)は初出。

TAH 629 \2300
モーツァルト:(1)ピアノ協奏曲第21番K.467 (2)ピアノ協奏曲第23番K.488
(3)バッハ:イタリア協奏曲BWV.971
(4)ラモー:ロンドー「一つ目の巨人」
モニック・アース(Pf)
(1)ハンス・ロスバウト(指)バーデン・バーデン響
(2)シュミット・イッセルシュテット(指)NDR響
録音:(1)1956年11月9日 (2)1956年1月27日 (3)(4)1946年2月Decca録音
ラヴェル、ドビュッシーを得意にしていたモニック・アースの珠玉のモーツァ
ルト。ロスバウト、イッセルシュテットの伴奏も実に味わい深いもの。
(1)(2)初出。

TAH 630 \2300
ショパン:
(1)ピアノ協奏曲第2番Op.21 (2)舟歌Op.60 
(3)マズルカOp.30-3,Op.41-3,Op.24-4 (4)夜想曲Op.27-1,Op.15-1 
(5)フランツ・ワルターによるインタヴュー
ユウラ・ギュラー(Pf)
(1)エドモンド・アッピア(Pf)スイス・ロマンド管
録音:(1)1959年6月10日 (2)1960年2月17日 (3)1962年4月6日 
(4)1975年10月20日ステレオ (5)1958年1月15日
ギュラーは1895年、マルセイユ生まれ。ロシア人の父親とルーマニア人の母親
をもち、パリ音楽院には12歳で入学。14歳の時にはコルトーのクラスのハスキ
ルを抜いて、ベートーヴェンの変奏曲の演奏で1位になっている。30年代には
ロンドンではソロモン、バックハウス、ヨーゼフ・ホフマンと並び称されて
いた。すべて初出。





<audite>
=バイエルン放送アーカイヴ=
AU 95495 \2280
ステレオ
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(1890年 / ノヴァーク版)
カール・べーム(指)バイエルン放送交響楽団
録音:1971年11月16日ミュンヘン、レジデンツ・ヘルクレスザール
べームとバイエルン放送響の顔合わせによるブルックナー。第7番(AU.95494)
につづき、1971年のブルックナー第8番が登場します。正規では初出となるこ
の演奏は、第7番同様に速めのテンポを採用している点が特徴。べームの代表
盤とされるDGのセッション録音(1976年)に比べて、全体でほぼ8分あまり速
くなっています。とりわけ後半2楽章での印象のちがいは大きく、おだやかな
ウィーン・フィル盤とは異なり、まことに熱い演奏が繰り広げられています。
キャリアの初期からブルックナーを好んで取り上げていたべームですが、
1936年にドレスデンで行なった3つの録音を別にすれば、本格的に録音するよ
うになったのはようやく70年代に入ってから。第7番とともに、当バイエルン
放送響との第8番はあまり多いとはいえないべームのブルックナー演奏を検証
するうえで、かけがえのないものといえるでしょう。
このたびもバイエルン放送アーカイヴの正規音源使用によるため、すぐれた
音質といえましょう。




<SUPRAPHON>
=ターリヒ・エディション完結篇!第6回発売3タイトル=
SU 3835 \1480
モノラル
「ターリヒ・エディションVol.15」
モーツァルト:
(1)ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調KV.218
(2)クラリネット協奏曲イ長調KV.622
(3)セレナード第10番変ロ長調「グラン・パルティータ」KV.361 / 370a
(4)[ボーナス]ターリヒ、ある若い聴衆にむけて語る(1954年11月17日)
イルジー・ノヴァーク(Vn)ヴラディミール・ルジーハ(Cl)
ヴァーツラフ・ターリヒ(指)チェコ・フィルハーモニックO.
録音:(1)1955年3月(2)-(4)1954年11月プラハ
ターリヒが終生敬愛してやまなかったモーツァルトを集めたアルバム。チェ
コ・フィルの管楽メンバーと演奏した「グラン・パルティータ」のライヴは、
このたび初CD化となります。コンチェルトも聴きもので、クラリネット協奏
曲でソロをとるのは、ほぼ四半世紀にわたってチェコ・フィルのトップだっ
た名手ルジーハ(1904-1978)。また、スメタナ四重奏団の第1ヴァイオリン
で知られるノヴァーク(1924年生まれ)。かれは当時まだ音楽院の学生であ
ったにもかかわらず、ターリヒによってチェコ室内管のコンサート・マスタ
ーに抜擢されて、同オケに在籍することになります(1945-48年)。なお、ボ
ーナスとして、1分強のターリヒの肉声スピーチを収録。

SU 3836 \1480
モノラル
「ターリヒ・エディションVol.16」
(1)J.A.ベンダ:シンフォニア変ロ長調
(2)ドヴォルザーク:弦楽セレナード ホ長調Op.22
(3)スーク:弦楽セレナード 変ホ長調Op.6
(4)チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ(管弦楽版)
(5)同:無言歌 ヘ長調Op.2-3(管弦楽版)
ヴァーツラフ・ターリヒ(指)
チェコ・フィルハーモニックO.プラハ・ソロイスツO.
スロヴァキア・フィルハーモニック室内O.
指揮者になる以前、1903年にベルリン・フィルのコンマスに就任して、ヴァイ
オリニストとして嘱望されていたターリヒ。かれにとって室内楽というジャン
ルは生涯で、とくにキャリアの初期と後期ではとても重要なものでした。わす
れてならないのが2シーズンたらずと短命に終わったものの、自ら創設したチェ
コ室内管弦楽団(1946-48)に没頭した一時期のこと。ふたつのセレナードを
はじめ、ここに聴く作品の数々はそこでの経験を感じさせるような美しく繊細
な表現が活きています。ベンダとチャイコフスキーが初CD化。

SU 3837 2枚組 \2960
モノラル
「ターリヒ・エディションVol.17」
(1)スメタナ:連作交響詩「わが祖国」より高い城 / モルダウ / シャールカ
(2)ヴィレム・ブロデク(1834-1874):歌劇「泉のほとりで」序曲
(3)カレル・コヴァジョヴィツ(1862-1920):鉱夫のポルカ
(4)スメタナ:ポルカ「われらの乙女たちに」
(5)同:歌劇「リブシェ」序曲
(6)同:歌劇「ふたりのやもめ」より第2幕アネジュカのレチタティーヴォと
アリア
(7)同:プラハの謝肉祭-序奏とポロネーズ
(8)ヤナーチェク / ターリヒ編:歌劇「利口な女狐の物語」組曲よりアンダ
ンテ / アレグロ
(9)ヨゼフ・スーク:組曲「おとぎ話」Op.16より白鳥と孔雀の戯れ
(10)ドヴォルザーク:交響詩「真昼の魔女」Op.108
[ボーナス]ターリヒの語り
(11)ドヴォルザークの新世界交響曲のリハーサル
(12)自身の命名祝日におけるスピーチ
(13)ドヴォルザークのチェロ協奏曲のリハーサル
エピローグ
(14)ターリヒの思い出
リュドミラ・ドヴォジャコヴァー(S)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
ヴァーツラフ・ターリヒ(指)
チェコ・フィルハーモニックO. プラハ放送SO.
録音:(1)1929年9月(4)-(5)1940年4月(6)(7)1953年4-6月
(8)-(12)1954年4-9月(13)1952年6月(14)1956年11月プラハ
2005年にスタートし全17巻におよぶターリヒ・エディションがついに完結。
最終巻は1929年のHMV録音による「わが祖国」全曲録音(チェコ・フィルと行
なったターリヒにとって記念すべき最初の録音)からの3曲にはじまり、母国
の作曲家ばかりを集めた内容。なかでも注目はボーナスに収められたターリ
ヒによるリハーサル。なかでも10分ちかくにおよぶロストロとのやりとりは
圧巻。音楽を作り上げてゆくプロセスの一端がうかがえて、興味の尽きない
ものとなっています。




<KING INTERNATIONAL>
KDC 7004 \2180
宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」 Vol.4
(1)モーツァルト:交響曲第40番
(2)モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
(3)モーツァルト:交響曲第39番
ブルーノ・ワルター(指)
(1)ウィーン・フィル1952年5月17日
(2)(3)ストックホルム・フィル 1950年9月8日 (TAHRA番号:TAH508)
考えれば考えるほど分らなくなる!この1952年5月17日のウィーン・ライヴ。
「これがUNO!」vol.1でリリースされた「大地の歌」と同じ日の録音なのだ。
「40番」と「大地の歌」を組合せた夢のプログラム。ワルターはこの組合せ
を愛し、しばしば演奏しているが、52年のウィーン音楽祭でもムジークフェ
ラインザールの聴衆を魅了したのである。コンサートは17日と18日の2回行な
われ、初日の方の2曲がCD化されたことになる。でも、おかしい。すでにソニ
ーから18日の「40番」ライヴが出ているが、本盤の17日ライヴとはずいぶん
指揮自体が違うからだ。 (宇野功芳-ライナーノーツより)
1952年のモーツァルト40番と1950年ストックホルムでの演奏会を収録したア
ルバム。(輸入盤では2枚組+シューベルト「グレート」入り)。1952年5月
17日にはムジークフェラインでフェリアー、パツァークとの「大地の歌」
(KDC7001)とこのモーツァルト40番のコンサートが行われました。18日の
SONY盤の前日のライヴ収録で演奏も大変そっくりですが、ワルターの指揮が
微妙に違います。宇野功芳氏も解説で【ワルター謎の40番】と題して、この
演奏の謎について解析。解説を読み、聴き比べをすると、この演奏の謎が解
けるかもしれません。





<3rd Records & Publishers>
3RD 003 \2800
フィンランドのピアノ作品で綴る24節気
<小寒> シベリウス:エレジアコ 作品76-10
<大寒> パルムグレン:粉雪 作品57-2
<立春> パルムグレン:ロマンス 作品73-1
<雨水> ハンニカイネン:ドビュッシーのシルエット 作品20-4
<啓蟄> パルムグレン:星はまたたく 作品72-1
<春分> ハンニカイネン:問い 作品11b-4
<清明> パルムグレン:黄昏の幻想 作品73-3
<穀雨> シベリウス:即興曲 作品5-5
<立夏> パルムグレン:5月の太陽は微笑む 作品102-5
<小満> パルムグレン:5月の夜 作品27-4
<芒種> シベリウス:踊りの歌 作品34-2
<夏至> シベリウス:ピヒラヤの花咲く時 作品75-1
<小暑> シベリウス:白樺 作品75-4
<大暑> シベリウス:金魚草 作品85-4
<立秋> シベリウス:つりがね草 作品85-5
<処暑> シベリウス:ソナチネ第2番第2楽章 作品67-2
<白露> パルムグレン:とんぼ 作品27-3
<秋分> シベリウス:ソナチネ第1番第1楽章 作品67-1
<寒露> パルムグレン:別れ
<霜降> パルムグレン:歌あそび
<立冬> シベリウス:ソネット 作品94-3
<小雪> シベリウス:道化芝居 作品76-13
<大雪> シベリウス:もみの木 作品75-5
<冬至> パルムグレン:地に平和 作品102-12
鈴木美奈子(P) 録音:2006年9月7、8日 相模湖交流センターホール
シベリウス、パルムグレン、ハンニカイネンの3人のピアノ曲を集め、日本の
24節気になぞらえて選曲されたユニークなコンセプト・アルバムです。1月
(タンミクー)=冬の真ん中、2月(ヘルミクー)=水滴の凍る、3月(マー
リスクー)=雪解けに土が顔を出す…などフィンランド語のそれぞれの月の
意味と発音に日本の季節感を重ねて生み出された、フィンランドの大地の息
吹、透明な空気を感じさせる素敵な内容。2007年に没後50年を迎えたフィン
ランドの国民的作曲家シベリウス。「即興曲」作品5-5は美しいメロディーと
繊細な響きに心酔。「北欧のショパン」「光の詩人」とも言われているパル
ムグレンの「星はまたたく」は、高音域のキラキラとした透明な響きが星の
またたきをイメージさせ、ぴーんと張り詰めた北の空気を感じさせる曲。ド
ビュッシーへのオマージュとして作曲された、ピアニストでもあり作曲家の
イルマリ・ハンニカイネンの「ドビュッシーのシルエット」。などなど美し
く可憐なフィンランドのピアノ曲を楽しむことの出来る1枚。ピアノ・ファン、
北欧ファンならずとも必聴のアルバムです。ジャケットも美しい!
鈴木 美奈子 プロフィール
桐朋学園大学音楽学部を経て、1987年ハンガリーのリスト音楽院に留学。ま
た、88年にはチェ口の川上徹と、デュオ・ヴィガドーを結成。ハンガリーの
バルトーク音楽祭、シカゴでのラヴィニア音楽祭に参加し、特にバルトーク
での演奏において、「彼女の演奏は、日本人がバルトークの書いた民族音楽
を深く理解しうるという、好例である」(ゾルターン・コチシュ)との高い
評価を得る。帰国後は、仙台フィルハーモニー管弦楽団とモーツァルトやグ
リークのピアノ協奏曲等を共演。91年デュオ・ヴィガドーとして、日本室内
楽コンクール・デュオ部門にて築2位を受賞。NHK/FM『土曜リサイタル』出
演や、原村・リゾナーレ音楽祭にゲストアーティストとして招聘されるなど、
幅広く活躍する他、後進の指導にも積極的である。




<naive>
V 5081 \2280
(1)J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ-幻想曲
(2)ケレン:
ファンタジーってゆーか、2つのファンタストローフ-その最初のやつ
(3)ブラームス:幻想曲集 Op.116-間奏曲イ短調
(4)シェーンベルク:6つのピアノ曲-第1,2,3番
(5)リゲティ:クジカ・リチェルカータ-第6楽章
(6)ヤナーチェク:ピアノソナタ「1905年10月1日」-予感
(7)ケージ:プリペアード・ピアノのためのソナタ第5番
(8)モーツァルト:幻想曲ハ短調 K.475
(9)ケージ:プリペアード・ピアノのためのソナタ第12番
(10)ヤナーチェク:ピアノソナタ「1905年10月1日」-死
(11)リゲティ:クジカ・リチェルカータ-第8楽章
(12)シェーンベルク:6つのピアノ曲-第4,5,6番
(13)ブラームス:幻想曲集 Op.116-奇想曲ニ短調
(14)ケレン:
ファンタジーってゆーか、2つのファンタストローフ-ファンタジー
(15)ケレン:
ファンタジーってゆーか、2つのファンタストローフ-その最後のやつ
(16)J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ-フーガ
デイヴィッド・グライルザンマー (Pf)
今年11月に彩の国さいたま芸術劇場のピアノ・エトワールシリーズ出演予定
のデイヴィッド・グライルザンマー。1977年イスラエル出身、パリとフィレン
ツェで学び、母国での兵役を経た後、ニューヨークのジュリアード音楽院で
ピアノのみならず指揮も専攻しました。現在最も将来を嘱望されている若手
のひとり。クラシックの演奏家らしからぬとっぽさと虚無感あふれる雰囲気
ながら、選曲はオタクそのもので、バッハ、モーツァルト、ブラームスの精
神性にみちた傑作からヤナーチェクやシェーンベルクの難解な作品、さらに
ケージやリゲティの猟奇的なものまで、「ファンタジー」をテーマに集めて
います。それをモーツァルトの名作を軸として対称に配置するという凝りよ
う。いわくありげな東洋女性たちがヒソヒソ話をするのを尻目に、焦点定まら
ぬ表情でたたずむ前衛的なジャケットも秀逸、超ユニークな逸材の登場です。





<HUNGAROTON>
HCD 32413 \2080
ミヒャエル・ハイドン:ノットゥルノ集
ハ長調MH.187, P.108 / ヘ長調MH.185, P.106 / ト長調MH.189, P.109
サヴァリア・バロック・オーケストラ(ピリオド楽器使用)
パール・ネーメト(芸術監督)
録音:2006年1月14-17日フンガロトン・スタジオ
おもに教会音楽の作曲家として名高いミヒャエル・ハイドン。彼が仕えたザル
ツブルク大司教の命で宮廷行事用に娯楽的な性格の作品もまた数多く残してい
ます。ここに収められているノットゥルノもそうしたもののひとつ。ひとくち
にノットゥルノといっても3曲の形態はさまざまで通奏低音のほかに、2つの
ヴィオラを伴う弦楽五重奏によるハ長調、2つのヴィオラを伴う弦楽四重奏に
よるト長調、のこりのヘ長調が2本のホルンと弦楽四重奏のためにという具合。
聴きどころはそれぞれ中間2楽章に置かれたアダージョとメヌエットで、明る
くのびやかな空気がえもいわれぬ魅力を放っています。ネーメトらによる演奏
は、交響曲集の録音などでの豊富な経験が活かされたもの。おすすめです。

HCD 32499/500 2枚組 \4160
マッダレナ・ラウラ・ロンバルディーニ・シルメン(1745-1818):
ヴァイオリン協奏曲集Op.3[6曲]
第1番変ロ長調 / 第2番ホ長調 / 第3番イ長調 / 第4番ハ長調 /
第5番変ロ長調 / 第6番ハ長調
ピロシュカ・ヴィターリウシュ(Vn)
サヴァリア・バロック・オーケストラ(ピリオド楽器使用)
パール・ネーメト(芸術監督)
録音:2006年10月14-18日フンガロトン・スタジオ
ヴィヴァルディにおけるピエタ養育院の例からもわかるように、18世紀にヴェ
ネツィアの養育院で授けられていた音楽教育の水準はたいへん高いものでした。
作曲家、ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、歌手として活躍したロンバル
ディーニ・シルメンも、彼女自身は孤児ではありませんでしたが、輝かしい楽
才の持ち主ゆえに少女時代の13年間ヴェネツィア有数の養育院で学んでいます。
記録によれば、そののちヴァイオリニストの夫とのロンドンやパリそのほかへ
の演奏旅行を通じて国際的名声を固め、作品の多くが幅広い人気を得ていたと
も伝えられています。彼女はまた1760年代初めに、ヴァイオリンの技巧に完璧
なまでの磨きをかけるためパドゥアに3度出かけ、かのタルティーニに師事し
ています。1760年代の終わりから1770年代の初めにかけて書かれたヴァイオリ
ン協奏曲は、師タルティーニの影響をはっきりと示すもの。優雅で技巧的な内
容はヴァイオリン好きを必ずやとりこにするはず。

HCD 32454 \2080
リチャード・ジョーンズ(?-1744):ハープシコードのための組曲集
第1組曲ニ短調 / 第3組曲変ロ長調 / 第5組曲ロ短調
ユディト・ぺーテリ(ハープシコード;パリ1980年ウィリアム・ダウド製作、
フレミッシュ・モデルによる)
録音:2006年6月17-22日フンガロトン・スタジオ
リチャード・ジョーンズは18世紀英国の作曲家、ヴァイオリニスト。といって
も、かれについて唯一の確かなことといえば1730年にドゥルリー・レーン劇場
のオーケストラのコンサートマスターに就任したということくらいです。かれ
が出版した3つの曲集のひとつ、鍵盤楽器のための組曲またはレッスン曲集
(1732)は、全部で6つ。この組曲は最初の5つまでがどれもみな6-8楽章から
なり、前奏曲で開始されたあと、サラバンド、ブーレ、クーラントといった舞
曲が続きます。すぐれたヴァイオリニストであった彼のヴァイオリン曲でもみ
られた斬新な技法はそのまま鍵盤曲にもあてはまります。快活なリズム、鮮烈
な和声、奇抜な跳躍といった特徴のほか、ソロとトゥッティを鮮やかに対比さ
せる書法は、コレッリやヴィヴァルディのコンチェルト・グロッソの編曲を聴
いているかのようです。世界初録音。

HCD 32442 \2080
クリスチャン・パルマー(1811-1875):ピアノ三重奏曲集
第2番イ長調 / 第3番ヘ長調 / 第5番ハ長調 / 第1番変ホ長調
ハンガリー・ピアノ・トリオ
ヨージェフ・モドリアーン(Vn)  イルディコー・ラーディ(Vc)  
ガブリエッラ・セントぺーテリ(P)
録音:2006年6月26日-7月1日フンガロトン・スタジオ
産業革命以後、19世紀の中産階級にとって、家庭で楽しむことを目的に作曲し
演奏する行為は日常的なものとなりました。チュービンゲン大学の神学教授で
作曲家、音楽ライター、また音楽教育と普及に情熱を傾けていたパルマーが書
いたピアノ・トリオもまさしく家族のために書いたもの。終始くつろいだムー
ドで家庭用とはいいながら、その実バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベート
ーヴェンといった、まぎれもなくドイツ音楽の伝統との関わりを示しています。
演奏するのは、メンバー全員がフェレンツ・リスト音楽院の卒業生で1989年
に結成されたアンサンブル。

HCD 16883 \2080
「チャールダーシュ・フォーエバー」
(1)カールマン:
喜歌劇「チャールダーシュの女王」より、ハイヤ、わたしの故郷は山の中
(2)同:喜歌劇「悪魔の騎手」より、女王のグラン・パロターシュ
(3)同:
喜歌劇「伯爵令嬢マリツァ」より、ジプシーのヴァイオリンが聞こえてくると
(4)エルケル:歌劇「フニャディ・ラースロー」より、パロターシュ
(5)同:歌劇「バーンク・バーン」より、チャールダーシュ
(6)ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
(7)ドリーブ:バレエ「コッペリア」より、ハンガリーのチャールダーシュ
(8)ヨハン・シュトラウス:ペスト(ぺシュト)の思い出
(9)ヨハン・シュトラウス2世:
喜歌劇「こうもり」より、ロザリンデのチャールダーシュ
(10)同:ポルカ「ハンガリー万歳!」
パトリシア・シーモア(S)
ヤーノシュ・コヴァーチュ(指)ブダペスト・フィルハーモニックO.
録音:2005年4月16-19日ブダペスト、フンガロトン・スタジオ
固有の民俗舞曲チャールダーシュをテーマにしたハンガリー色満点のアルバム
です。ニューヨーク生まれのシーモアは、ブカレストでピアノと並行して声楽
を学び、2001年からブカレスト・ナショナル・オペレッタ劇場のソリストとし
て活躍しています。





<Hanssler>
98 208 \2080
ゲルハルト・オピッツ、ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ集Vol.8
第25番 ト長調 Op.79、第26番 変ホ長調 「告別」Op.81a、
第27番 ホ短調 Op.90、第28番 イ長調 Op.101
ゲルハルト・オピッツ(P)
録音:2004年11月(Op.90)、2005年10月(Op.79&101)、2006年1月(Op.81a)
Beethoven=オピッツ先生と強く印象付けることになった、NHK教育テレビ「ベ
ートーヴェンを弾く」から13年余り。オピッツは日本で2006年からピアノ・ソ
ナタ全曲リサイタルを行っています。それに合わせるようにHansslerレーベル
からソナタを録音、2007年はベートーヴェン没後180年ということで第5、6、
7集と立て続けにリリース。このアルバムで8枚目となります。オピッツに対し
て言い尽くされた「正統派」という言葉。そこには一言では表しきれないオ
ピッツならではのベートーヴェンへの熱意が含まれています。一音一音丁寧
に作り上げ、流れのなかで表情豊かに音楽を構築していくオピッツならでは
の練熟の演奏なのです。

98 260 \2080
イタリアバロック・リュート音楽集
アレッサンドロ・ピッチニーニ:
リュートとキタローネのためのタブラチュア第1集(1623)より
ミケランジェロ・ガリレイ:リュート曲集(1620)より
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスペルガー:
キタローネのためのタブラチュア 第4巻(1640)より*
アレッサンドロ・ピッチニーニ:
リュートとキタローネのためのタブラチュア第2集(1639)より
ベレロフォンテ・カスタルディ:2重奏によるカプリッチョ(1622)
ヨアヒム・ヘルト(リュート) カルステン・ローフ(Org)*
録音:2007年1月15-17日
ドイツ中堅リュート奏者、ヨアヒム・ヘルトの新録音。第2巻のタブラチュア
集を出版しているピッチニーニ。天文学者ガリレオ・ガリレイの末弟、ミケラ
ンジェロ・ガリレイ。またピッチニーニとともに当時最先端のリュート音楽を
作曲していたカプスペルガーなど、イタリア初期バロックの音楽家たちの作品
を収録しています。

98 295 \2080
クレメンス・ド・グランヴァル(1828-1907):
(1)オーボエ協奏曲、(2)ラメント、(3)スケルツォ、(4)ロマンス、
(5)ガヴォット、(6)トリオ・ド・サロン、(7)ノエル、
(8)4つの小品からno.1&2
ラヨシュ・レンチェシュ(Ob)
(1)アンドレイ・ボレイコ(指)シュトゥットガルト放送響
(2)-(5)アンスガー・シュナイダー(Vc) ブダペスト弦楽四重奏団
(6)-(8)ウルリケ・ゾンターク(S) リボル・シーマ(Fg)
フランソワーズ・キリアン(P)
フランスの女流作曲家、クレメンス・ド・グランヴァルはショパン、フロト
ウ、サン=サーンスに学び、多作家で知られています。ここに収められてい
るオーボエ作品は世界初録音。美しい旋律の数々が鮮やかに演奏されていま
す。演奏はシュトゥットガルト放送響首席、ハンガリー出身のオーボエ奏者
のラヨシュ・レンチェシュ。




<BIS>
BIS SA 1611(SACD-Hybrid) \2500
J.S.バッハ:カンタータ全集 Vol.36
(1)第42番「この同じ安息日の夕べ」BWV42
(2)第108番「わが去るは汝の益なり」BWV108
(3)第6番「われらと共に留まりたまえ」BWV6
(4)第103番「汝らは泣き叫び」BWV103
野々下由香里(Sop)、ロビン・ブレイズ(A)、ジェイムス・ギルクリスト(Ten)、
ドミニク・ヴェルナー(Bs)、ダン・ラウリン(Rec)、
ディミトリー・バディアロフ(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)、
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
SACDハイブリッド盤。1725年の美しいカンタータ4篇は叙情的なアリアに加え
て、数々の器楽のソロが華やかな色合いを添えます。カンタータ第6番のオブ
リガートは今回初登場の「肩のチェロ」Violoncello da spalla。当時の文献
を基に初めて復元された弦楽器で、自ら研究復元したディミトリー・バディア
ロフを迎えての演奏となりました。第103番には華麗なソプラニーノ・リコー
ダー・ソロが登場しますが、あの「北欧の虚無僧」ダン・ラウリンが担当して
いるのも注目。今回も色鮮やかなカンタータの世界をどうぞ。

BIS SA 1566(SACD-Hybrid) \2500
ドヴォルザーク:
(1)交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
(2)交響曲第6番ニ長調 Op.60
トーマス・ダウスゴー(指)スウェーデン室内O
現在もっとも勢いのある指揮者のひとりダウスゴー。彼がドヴォルザークの
「新世界」交響曲に挑戦しました。同曲で聞いたことのない小編成により、
両翼配置の効果がSACDハイブリッド5.0サラウンド録音で驚くほど鮮烈な効果
をあげています。小気味のよいテンポも彼ならでは。目から鱗の落ちること
の連続の1枚です。

BIS SA 1563(SACD-Hybrid) \2500
ショスタコーヴィチ:
(1)交響曲第9番変ホ長調 Op.70
(2)同第12番ニ短調 Op.112「1917年」
マーク・ウィグレスワース(指)オランダ放送フィル
SACDハイブリッド盤。ウィグレスワースのショスタコーヴィチ交響曲シリー
ズの第7弾。今回は彼の交響曲中でも第2次世界大戦の勝利(スターリン)に
まつわる9番と、レーニン(ロシア革命)に捧げられた12番という政治的意味
あいの強い2作をとりあげています。独特のスピード感と集中力はウィグレス
ワースならでは。白熱した演奏を聴かせてくれます。

BIS 1410 \2380
ヴィラ=ロボス:
(1)ブラジル風バッハ第5番-Sopとチェロ合奏
(2)同第4番-ピアノ独奏
(3)同第6番-フルートとファゴット
(4)同第1番-チェロ合奏
ドナ・ブラウン(Sop)(1)、
アントニオ・メネセス、ロベルト・ミンチュク(指)
サンパウロSOのチェロ部、
ジャン=ルイ・ストイアーマン(Pf)(2)、サト・ムガリアン(Fl)(3)、
アレクサンドル・シルヴェリオ(Fg)
サンパウロ交響楽団によるお国物のヴィラ=ロボス・シリーズ、待望の「ブラ
ジル風バッハ第5番」の登場です。あの官能的なアリアをカナダ出身の注目株
ドナ・ブラウンが務めているのも嬉しいところ。同4番はピアノ独奏版が収録
されているのも大歓迎、期待を裏切らぬ内容となっています。

BIS 1667/8 4枚組 \4760
リムスキー=コルサコフ:管弦楽曲大集成
(1)交響組曲「シェヘラザード」 Op.35 (2)交響曲第1番ホ短調 Op.1 
(3)同第2番「アンタール」Op.9 (4)同第3番ハ長調 Op.32 
(5)スペイン奇想曲 Op.34 (6)ピアノ協奏曲嬰ハ短調 Op.30 
(7)「皇帝サルタンの物語」のための音画 Op.57 (8)音画「サトコ」Op.5 
(9)ロシアの復活祭序曲 Op.36 (10)歌劇「皇帝の花嫁」序曲 
(11)組曲「パン・ヴォエヴォーダ」Op.59 (12)組曲「クリスマス・イヴ」 
(13)ロシア主題による序曲 Op.28 (14)セルビアの主題による幻想曲 Op.6
ケース・バケルス(指)
マレーシア・フィル、小川典子(Pf)(6)
オーケストレーションの魔術師リムスキー=コルサコフは有名なわりに管弦楽
曲を網羅したセットが意外になく、4枚組2枚価格で手に入るとあっては、もう
拒否出来ようはずがありません。協奏曲は小川典子の独奏、おまけに全体を通
じてマレーシア・フィルが非常な好演を見せているのも意外な収穫と申せま
しょう。




<haenssler>
98 261 \2080
シベリウス:ピアノ・トランスクリプション集
(1)付随音楽「ペレアスとメリザンド」
城門にて / メリザンド / 庭園の泉のほとり / 盲目の三人姉妹 /
パストラーレ / 糸を紡ぐメリザンド / 間奏曲 / メリザンドの死
(2)付随音楽「クリスティアン2世」組曲
エレジー / メヌエット / ミュゼット / クモの歌
(3)付随音楽「ベルシャザールの饗宴」組曲
オリエントの行列 / 孤独 / 夜曲 / ハドラの踊り
(4)悲しいワルツ
(5)カレリア組曲
間奏曲 / バラード / アラ・マルチア
(6)フィンランディア
ヘンリ・シーグフリードソン(P)
録音:2006年5月、2007年1月SWRバーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・
スタジオ
北欧を代表する作曲家シベリウスのなかでも、100曲を超える数のピアノ曲は
あまり知られていません。このアルバムに収録された自作のピアノ編曲も、
1980年代になって初めて母国のピアニストが取り上げ注目されるようになりま
した。管弦楽版でも色彩感よりむしろ独特の抒情に魅力があるといってもよい
シベリウス。ここでは作品の奥底に流れる、ピュアで澄みきった美しさが印象
に残ります。
ヘンリ・シーグフリードソンは1974年フィンランドのトゥルク生まれ。トゥル
ク音楽院で学んだ後、シベリウス・アカデミーでエリック・タヴァッシェルナ
(BISのシベリウスのピアノ曲全曲録音が有名。愛弟子が弾く当アルバムでも
解説文を寄せています)に師事。その後、パヴェル・ギリロフ、ラザール・
ベルマンにも師事しています。2000年のゲザ・アンダ国際ピアノコンクール
第2位。2005年ボンで開催された第一回ベートーベン国際ピアノコンクールで
は優勝を果たしています。





<TAHRA>
TAH 635 \2300
シューベルト:交響曲第8番 ハ長調 D.944「グレート」
フェレンツ・フリッチャイ(指)
ヘッセン放送響 1955年11月4日Live
1914年生まれ、1963年に白血病のため48歳でなくなったフリッチャイ、唯一の
「グレート」の貴重な記録。1954年10月にヒューストン交響楽団の常任に就任
したものの、8回の定期を振っただけで55年1月に辞任しヨーロッパに戻ったあ
とのハンブルクでのコンサートの録音です。1958年に白血病を発症するまでは
「リトル・トスカニーニ」と呼ばれ、白血病から復帰した1960年からの晩年は
「フルトヴェングラーの再来」と呼ばれるフリッチャイは病を境に芸風が大き
く変わったとされていますが、この演奏は「フルトヴェングラーとクレンペラ
ーの再来」とでも呼ぶにふさわしい巨大でいてテンポの動きの激しい素晴らし
く熱い演奏です。1楽章とフィナーレのコーダなどは1951年の有名なフルトヴェ
ングラー盤よりも熱くクレンペラー盤よりも巨大な造詣。フリッチャイがもっ
と長生きしていれば私たちの音楽生活はどれほど豊かだったでしょうか。
録音はもちろんモノラルですが鑑賞になんの不都合もありません。




<BONGIOVANNI>
GB 2419 2枚組 \4360
ポンキエッリ:「ヴァレンシアのムーア人」
マウリツィオ・ザンケッティ(Br アルベリーゴ・デラスカール)
ナターリア・マルガリート(S エレマ)
フイージ・フラットラ(T フェルナンド)
カテリーナ・ノヴァーク(Ms カルミーネ)ほか
シルヴァーノ・フロンタリーニ(指)
ウクライナ・ドネツク・フィルハーモニー管弦楽団
クレモナ・ポンキエッリ=ヴェルトヴァ合唱団
録音:2006,07年
ポンキエッリといえば「ジョコンダ」。その「ジョコンダ」から3年後の1878
年に作曲していたのが、この「ヴァレンシアのムーア人」。しかし台本が批判
されてしまい、ポンキエッリは途中で作曲を中断、そのまま1886年に亡くなっ
てしまったため「ヴァレンシアのムーア人」は未完で残されてしまいました。
後にアルトゥーロ・カドーレが補筆完成、1914年にモンテカルロで初演されま
した。これが世界初録音です。

GB 5634 \2180
モーツァルトの周辺の作曲家のオペラ序曲集
ピッチンニ:「偽のトルコ人」序曲,「アメリカのナポリ人たち」序曲
パイジェッロ:
「親切なアラビア人たち」序曲,「ゼルミーラ」序曲,「ダルダネ」序曲,
「太鼓」序曲
アンフォッシ:
「迫害された見知らぬ女」序曲,「パルミーラのゼノービア」序曲
ルケージ:「明かされた裏切り」序曲
チマローザ:「偽の貴族たち」序曲
フランチェスコ・クワットロッキ(指)アブルッツォ交響楽団
録音:2006年
ニッコロ・ピッチンニ(1728-1800),ジョヴァンニ・パイジエッロ(1740-1816),
パスクワーレ・アンフォッシ(1727-1797),アンドレア・ルケージ(1741-1801),
ドメニコ・チマローザ(1749-1801)のオペラの序曲を10曲収録。

GB 5612 \2180
プラッティ:
4声のミサ曲 ヘ長調、スターバト・マーテル、4声のミサ曲 イ長調
シモーナ・チェルボネスキ(S) ピエラ・カズーラ(Ms) 
ファブリオ・フレージ(T) アントーニオ・パーラ(Bs) 
パオロ・ルッジェーロ(Br)
アントーニオ・サンナ(指)サッサーリ共同管弦楽団,
イ・カントーリ・デッラ・レズレツィオーネ・ディ・ポルト・トレス
録音:2001年12月,サッサーリ
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティは、1697年、パドヴァに生まれた作曲
家。1722年にヴュルツブルクに移り、1763年にこの地で亡くなるまでヴュルツ
ブルクの宮廷で働いていました。バッハ、ヘンデルより一世代下に当たり、末
期バロックから前古典派の特長が顕著です。音楽はいずれも優しい明るさのあ
る親しみやすいもの。サッサーリの団体の愛情ある演奏と相まって、宗教曲マ
ニアなら逃がせない出来栄えです。

GB 5635 \2180
ヤコポ・ダ・ボローニャ:
「良い時が巡って来た」,「わたしが不死鳥だったとき」
ジョヴァンニ・ダ・フィレンツェ:木蔭に腰掛けて
ニッコロ・ダ・ペルージャ:「考えながら過ごし」,「帆は壊れ」
ランディーニ:「想いに耽って」,「ああ、言っておくれ」
ザカリアス:「楽しみに狩りをして」
作者不詳:「海岸で」,「甘美な水で漁をして」
他、全13曲
アンサンブル・オリエンティス・パルティブス
録音:2005年,ペルージャ
14世紀イタリアのカッチャとマドリガーレを集めています。ヤコポ・ダ・ボロ
ーニャとジョヴァンニ・ダ・フィレンツェ(もしくはジョヴァンニ・ダ・カッ
シャ)は、ともにミラノでヴィスコンティ家に仕えた音楽家。アンサンブル・
オリエンティス・パルティブスの演奏は、名前通り、東方風の響きを取り入れ
たもので、心地よいと同時に刺激的です。

GB 5148 \2180
オーボエとピアノのための作品集
ピクシス:オーボエとピアノのための大ソナタ Op.35、
カリヴォダ:オーボエ・ソナタ Op.228、
シュレック:オーボエ・ソナタ Op.13、
ニールセン:二つの幻想的小品 Op.2、
セイバー:即興曲
アレッサンドロ・バッチーニ(Ob) アレッサンドロ・カッペッラ(P)
録音:1998年
ヨハン・ペーター・ピクシス(1788-1874),ヤン・ヴァーツラフ・カリヴォダ
(1801-1866),グスタフ・シュレック(1849-1918),カール・ニールセン(1869
-1931),マティヤス・セイバー(1905-1960)と、様々な時代の作曲家のオーボ
エ作品を集めています。ニールセンの曲が比較的良く演奏される他は、わりと
珍しいでしょう。ピクシスとカリヴォダの作品は、パウル・ドムブレヒトのオ
ーボエ、ジョス・ファン・インマゼールのフォルテピアノによる演奏がありま
した(ACCENT ACC 78330)。

GB 2555 \2180
ルス・デル・アルバ、アリア集
モーツァルト:「魔笛」
ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」,「ルチア」
ヴェルディ:「リゴレット」,「トラヴィアータ」
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」,「ロンディネ」
オッフェンバック:「ホフマン物語」
からのアリア
ルス・デル・アルバ(S) ヴィットーリオ・グリゴロ(T)
フランチェスコ・グリゴロ(指)ミラノ・メロス管弦楽団
録音:2001年
ルス・デル・アルバは、ウルグアイ出身のソプラノ。バロックからヴェルディ
まで幅広いレパートリーを持っており、ドミンゴに招かれてワシントン歌劇場
でオッフェンバック「ホフマン物語」のジュリエッタとアントーニアを歌った
りしている。

GB 2556 \2180
バロックのバリトン曲集
バッハ:
「ヨハネ受難曲」-急げ、悩める魂よ,ミサ曲 ロ短調-主である聖霊に
テレマン:4声の協奏曲 ニ長調 TWV43:D4-第1楽章
モンテヴェルディ:「オルフェオ」から
カンプラ:「女たち」
パーセル:「アーサー王」-なんと力強い,「パウサニアス」-薔薇より甘美な
ヘンデル:
「デッティンゲン・テ・デウム」-お与えください,「メサイア」-なぜ国々が
バルトロ・ムシル(Br)
ダニエレ・ボーヴォ(指)アカデミア・ムジチ・デイ・ルーミ
録音:2006年,ヴェローナ
独伊英仏のバロックのバリトンのアリアを集めています。バルトロ・ムシルは、
1974年、オーストリアのクラーゲンフルト生まれのバリトン。




<PREISER>
PRCD 90735 3枚組 \6240
リムスキー=コルサコフ:
「見えない町キーテジと乙女フェヴローニヤの物語」
+ボーナス:
イワン・ペトロフ、リムスキー=コルサコフのロマンスを歌う
ナタリア・ロジェストヴェンスカヤ(S フェヴローニヤ)
イワン・ペトロフ(Br ユーリ王子)
ウラディーミル・イワノフスキー(Bs フセーヴォロド王子)
イルヤ・ボグダーノフ(Bs フョードル・ポヤーロク)ほか
ヴァシーリ・ネボルシン(指)モスクワ放送交響楽団,合唱団
録音:1956年
「見えない町キーテジと乙女フェヴローニヤの物語」は、1907年に初演された、
リムスキー=コルサコフの比較的晩年の傑作。近年再評価が著しい作品です。
1917年にロシア革命が勃発した後、ロシアでは社会主義体制向きに改竄された
形で上演されていました(オリジナルの復活は1966年)。この録音もおそらくこ
の形での上演と思われます。1950年代のソヴィエトの名歌手が名を連ねていま
す。

PRCD 89678 \2080
マリアン・アンダーソン 第2集
ブラームス:アルト・ラプソディー
マーラー:亡き子をしのぶ歌
シューベルト:
愛の便り D.957-1,魔王 D.323,糸を紡ぐグレートヒェン D.118,
死と乙女 D.531,ます D.550,アヴェ・マリア D.839,影法師 D.957-13,
若者と死 D.545,ほか
R.シュトラウス:あした Op.27-4,解き放たれ Op.39-4
マリアン・アンダーソン(A)
フリッツ・ライナー(指)
RCAヴィクター管弦楽団,ロバート・ショー男声合唱団(ブラームス)
ピエール・モントゥ(指)
サンフランシスコ交響楽団(マーラー)ほか
録音:1951年(ブラームス),1951年(マーラー)
マリアン・アンダーソン(1897-1993)が、ライナーやモントゥと共演した珍し
い録音。

PRCD 89690 \2080
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ アリア集
ワーグナー:「タンホイザー」
ベッリーニ:「ノルマ」
ヴェルディ:「トラヴィアータ」,「運命の力」
ボーイト:「メフィストーフェレ」
プッチーニ:「マノン・レスコー」
グノー:「ファウスト」
チャイコフスキー:
「オプリチュニク」,「オルレアンの少女」,「マゼッパ」,「魔法使い」,
「オプリチニク」,「スペードの女王」,「イオランタ」からのアリア
ボリス・ハイキン(指)ボリショイ歌劇場管弦楽団 ほか
ロストロポーヴィチの夫人、ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(1926-)の、ボリショ
イ劇場時代のアリア集。「ノルマ」,「運命の力」,「マノン・レスコー」だ
けイタリア語、他は全てロシア語の歌唱。

PRCD 80679 \2080
ミリツァ・コルユス 第3集
J.シュトラウス:
酒、女、歌,皇帝ワルツ,千一夜ワルツ,美しく青きドナウ,芸術家の生活,
南国の薔薇,ウィーン気質,宝石のワルツ,ウィーンの森の物語,ほか
ベッリーニ:「ノルマ」-清き女神ほか
ミリツァ・コルユス(S)
録音:1934-47年
美貌のソプラノとして知られたミリツァ・コルユスの全盛期の録音。第1集は
PRCD 89054、第2集はPRCD 89169。

PRCD 89672 \2080
エミー・ベッテンドルフ アリア集
モーツァルト:「フィガロの結婚」
ウェーバー:「魔弾の射手」
グノー:「ファウスト」
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」
ワーグナー:
「タンホイザー」,「ローエングリーン」,「マイスタージンガー」
コーネリウス:「バグダッドの理髪師」
R.シュトラウス:「バラの騎士」,「ナクソス島のアリアドネ」
からのアリア,場面
フリーダー・ヴァイスマン(指),パウル・ブライザッハ(指)
ベルリン国立歌劇場管弦楽団、他
録音:1922-25年
エミー・ベッテンドルフ(1895-1963)はフランクフルト・アム・マイン生まれ
のドイツのソプラノ。十代でデビュー。1920年からベルリン国立歌劇場で、
1924年からベルリン市立歌劇場で活躍、幅広い人気を誇りました。病気で1928
年に舞台から引退したものの、1938年まで歌手活動を続けていました。

PRCD 89688 \2080
クレア・ドゥクス アリア集
モーツァルト:「フィガロの結婚」,「牧人の王」
ウェーバー:「魔弾の射手」
ヴェルディ:「リゴレット」,「トロヴァトーレ」
グノー:「ファウスト
ビゼー:「真珠採り」
トーマ:「ミニヨン」
プッチーニ:「ボエーム」,「蝶々夫人」,「トスカ」
フンパーディンク:「王様の子供」
からのアリア
クレア・ドゥクス(S)
録音:1911-21年
クレア・ドゥクス(1880-1967)はドイツのソプラノ。1906年にケルンでデビュ
ー、1911年から18年までベルリンで活躍しました。全てドイツ語での歌唱。

PRCD 89677 \2080
ルートヴィヒ・ズートハウス アリアと歌曲集 第2集
シューベルト:
音楽に寄せて D.547,竪琴に寄す D.737,夜の曲 D.672,魔王 D.328,
セレナード D.957-4,ミューズの子 D.764
シューマン:ベルシャザール王 Op.57,野外へ Op.89-5
ブラームス:郷愁2 Op.63-8,愛の歌 Op.71-5
R.シュトラウス:あした Op.27-4,憩え、私の魂よ Op.27-1,献呈 Op.10-1
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」,「ワルキューレ」の場面
ルートヴィヒ・ズートハウス(T) グスタフ・グロスマン(P 歌曲)
フェレンツ・フリッチャイ(指)
ベルリン市立歌劇場管弦楽団(「さまよえるオランダ人」)
ハンス・ミュラー=クライ(指)
シュトゥットガルト南ドイツ放送交響楽団(「ワルキューレ」)
録音:1955年10月12日,モスクワ(歌曲),
1952年4月26日(「さまよえるオランダ人」),1950年(「ワルキューレ」)
ルートヴィヒ・ズートハウス(1906-1971)がモスクワで行った歌曲リサイタル
を中心に、彼の唯一のエリックの録音である1952年の「さまよえるオランダ人」
の抜粋などを収録。

PRCD 89665 \2080
レオポルド・シモノー アリア集
モーツァルト:
「ドン・ジョヴァンニ」,「コジ・ファン・トゥッテ」,「イドメネオ」,
「ティートの慈悲」、
ヴェルディ:「トラヴィアータ」、
グノー:「ロメオとジュリエット」、
ビゼー:「カルメン」、
マスネ:「マノン」からのアリア
レオポルド・シモノー(T)
ベルンハルト・パウムガルトナー(指)
ウィーン交響楽団
ピエール・デルヴォー(指)
コンセール・ラムルー管弦楽団,シャンゼリゼ管弦楽団
録音:1953,54年
カナダ出身でヨーロッパで広く活躍したレオポルド・シモノー(1916-2006)の
アリア集。1953年と54年のPHILIPS録音に加え、1953年のDucretet Thomsonの
珍しい録音を収録。

PRCD 89682 \2080
ペトレ・ムンテアヌ アリア集 第2集
グルック:「欺かれた回教の裁判官」、
ウェーバー:「オベロン」、
ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」、
フロトー:「マルタ」、
ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」、
グノー:「ファウスト」、
ビゼー:「真珠採り」、
ボーイト:「メフィストーフェレ」、
マスネ:「ウェルテル」、
プッチーニ:「トスカ」,「トゥーランドット」、
チレーア:「アルルの女」、
ザンドナーイ:「祖国」、
シューマン:「ゲノフェーファ」からのアリア,場面
ペトレ・ムンテアヌ(T)
ルーマニア生まれの名テノール、ペトレ・ムンテアヌ(1916-1988)のアリア集
の第2集。第1集はPRCD 89662、また歌曲集がPRCD 89306(3CD)で発売されてい
ます。

PRCD 89674 \2080
ルイージ・インファンティーノ アリアと歌曲集
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」、
ドニゼッティ:「愛の妙薬」、
ヴェルディ:
「リゴレット」,「トラヴィアータ」,レクイエムからのアリア,ほか歌曲
ルイージ・インファンティーノ
アルベルト・エレーデ(指)管弦楽団
ヴィンチェンツォ・ベレッツァ(指)ローマ歌劇場管弦楽団
レイ・マーティン(指)管弦楽団、ほか
録音:1946-51年
ルイージ・インファンティーノ(1921-1990)はイタリアのリリックテノール。
甘美な声の持ち主と知られましたが、録音はあまり多くありません。オペラと
同時に、カンツォーネでも大変人気があり、このCDでもトスティのマレキアー
レやかわいい口もとは絶品です。

PRCD 89684 \2080
ボリス・クリストフ アリア集 第2集
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」、
グルック:「トリドのイフェジェニ」、
ベッリーニ:「夢遊病の女」、
ヴェルディ:
「エルナーニ」,「マクベス」,「シモン・ボッカネグラ」,
「ドン・カルロ」,「シチリアの晩鐘」、
プッチーニ:「ボエーム」、
グノー:「ファウスト」、
チャイコフスキー:「エウゲニ・オネーギン」、
リムスキー=コルサコフ:
「見えない町キーテジと乙女フェヴローニヤの物語」、
ワーグナー:「ワルキューレ」からのアリア、場面
ボリス・クリストフ(Bs)
エルネスト・ブール(指)バーデンバーデン南西ドイツ放送交響楽団
ヴィルヘルム・シュヒター(指)フィルハーモニア管弦楽団
マッシモ・プラデッラ(指)RAIナポリ交響楽団
アンドレ・クリュイタンス(指)フランス国立放送管弦楽団ほか
録音:1951-56年
ブルガリア出身の名バス、ボリス・クリストフのアリア集の第2集。第1集は
PRCD 89554。ドイツ語で歌っている「ワルキューレ」のヴォータンの告別が珍
しいでしょう。エルネスト・ブール伴奏の5曲も貴重。

PRCD 89689 \2080
ジュゼッペ・ヴァルデンゴ アリア集 第2集
モーツァルト:「フィガロの結婚」,「ドン・ジョヴァンニ」、
ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」、
ロッシーニ:「グリエルモ・テル」、
ヴェルディ:
「仮面舞踏会」,「アイーダ」,「オテッロ」,「ファルスタッフ」、
レオンカヴァッロ:「道化師」、
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」、
プッチーニ:「蝶々夫人」からのアリア
ジュゼッペ・ヴァルデンゴ(Br)
アルトゥーロ・バジーレ(指),アンジェロ・クエスタ(指)
RAIトリノ交響楽団
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)
NBC交響楽団、ほか
録音:1947-55年
晩年のトスカニーニが好んで起用したことで知られるバリトン、ジュゼッペ・
ヴァルデンゴ(1914-)のアリア集。第1集はPRCD 89555。

PRCD 89669 \2080
アレクサンダー・ヴェリッチュ アリア集
ベートーヴェン:「フィデリオ」、
マルシュナー:「ハンス・ハイリング」、
ワーグナー:「マイスタージンガー」、
ヴェルディ:「ナブッコ」,「ドン・カルロ」,「アイーダ」、
グノー:「ファウスト」、
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」、
ダルベール:「低地」、
シリングス:「モナリザ」
からのアリア,ほか歌曲
アレクサンダー・ヴェリッチュ(Br)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
ハンブルク北西ドイツ放送交響楽団
レオ・ブレッヒ(指)RIAS交響楽団、ほか
録音:1944-53年
アレクサンダー・ヴェリッチュ(1906-1991)は、マケドニア出身のバス=バリ
トン。1936年から41年までシュトゥットガルト歌劇場のメンバーとして活躍。
第二次世界大戦中は米国に逃れ、戦後再びシュトゥットガルトに復帰。妻は
ソプラノのインゲ・ボルク。

PRCD 89676 \2080
ミヒャエル・ボーネン アリア集 第3集
ワーグナー:
「さまよえるオランダ人」,「マイスタージンガー」,「ワルキューレ」、
グノー:「ファウスト」、
ヴェルディ:「リゴレット」、
レオンカヴァッロ:「道化師」、
プッチーニ:「トスカ」、
スメタナ:「売られた花嫁」、
からのアリア,場面
ミヒャエル・ボーネン(Bs)
録音:1916-25年
ケルン生まれのバス歌手、ミヒャエル・ボーネン(1887-1965)のアリア集。
PRCDEISERからは既に、アリア集の第1集(PRCD 89190)、第2集(PRCD 89633)と、
2枚組みのアルバム(PRCD 89215)が発売されています。

PRCD 89686 \2080
ヴァルター・キルヒホフ アリア集
ワーグナー:
「リエンツィ」,「ローエングリーン」,「マイスタージンガー」,
「ラインの黄金」,「ワルキューレ」,「ジークフリート」,「神々の黄昏」
ヴェルディ:「仮面舞踏会」、からのアリア,場面
ヴァルター・キルヒホフ(T)
フランツ・フォン・ヘスリン(指)管弦楽団
フリーダー・ヴァイスマン(指)ベルリン市立歌劇場管弦楽団
録音:1914-32年
ヴァルター・キルヒホフ(1879-1951)は、ドイツのテノール。リリー・レーマ
ンに学び、1906年にベルリンでデビュー。ワーグナーのヘルデンテノールと
して高名で、1911年から14年にはバイロイト音楽祭にも出演しました。

PRCD 89685 \2080
アメデオ・バッシ アリア集
レオンカヴァッロ:「道化師」、
ヴェルディ:「ロンバルディ」,「リゴレット」、
ボーイト:「メフィストーフェレ」、
プッチーニ:
「マノン・レスコー」,「ボエーム」,「トスカ」,「西部の娘」、
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」,「シベリア」,「フェドーラ」
アメデオ・バッシ(T)
録音:1904-12年
ティータ・ルッフォ アリア集
マイヤベーア:「ディノーラ」、
グノー:「ファウスト」、
トーマ:「ハムレット」、
ヴェルディ:「ドン・カルロ」、
レオンカヴァッロ:「ザザ」、
ジョルダーノ:「シベリア」,「フェドーラ」
ティータ・ルッフォ(Br)
録音:1904年
アメデオ・バッシ(1874-1949)は、20世紀の初頭に活躍したイタリアのテノー
ル。ティータ・ルッフォ(1877-1953)は同世代のバリトン。1922年から1929年
までメトでも活躍しました。

PRCD 89687 \2080
カール・ブラウン アリア集
モーツァルト:「魔笛」、
アレヴィ:「ユダヤの女」、
ウェーバー:「魔弾の射手」、
ロルツィング:「皇帝と船大工」,「刀鍛冶」、
フロトー:「マルタ」、
ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」、
ワーグナー:
「さまよえるオランダ人」,「ローエングリーン」,「マイスタージンガー」,
「ラインの黄金」,「ワルキューレ」,「神々の黄昏」、
ヒル:「ラインの心」、
からのアリア,場面
カール・ブラウン(Bs)
録音:1911-23年
カール・ブラウン(1886-1960)は、マイゼンハイム出身のドイツのバス歌手。
ウィーン、ベルリン、メトロポリタンなどで活躍した。

PRCD 89681 \2080
ジャン・ボルテール アリア集
グノー:「ファウスト」、
ドリーブ:「ラクメ」、
ビゼー:「真珠採り」、
ヴェルディ:「仮面舞踏会」,「リゴレット」、
マスネ:「マノン」,「エロディアート」,「タイス」、他からのアリア
ジャン・ボルテール(Br)            
アンドレ・クリュイタンス(指),ピエール・デルヴォー(指)
パリ・オペラ座管弦楽団,合唱団
アルベルト・エレーデ(指)パリ・オペラコミーク劇場管弦楽団,合唱団
ルネ・レイボヴィッツ(指)パリ放送交響楽団、ほか
録音:1952-56年
ジャン・ボルテール(1901-1984)は、北バスク地方モレオンの出身。苦労して
歌手になり、1940年代になり、オペラコミークに初登場したのは1951年、数年
後にオペラ座に登場という遅咲きでした。「ファウスト」と、「ラクメ」と
「真珠採り」は、それぞれEMIとDECCAの全曲盤から。「仮面舞踏会」は、
1952年にレイボヴィッツが指揮した珍しい全曲録音からの抜粋。これだけイタ
リア語、あとはフランス語の歌唱です。

PRCD 89654 \2080
ビョルン・タレン アリア集
ヴェルディ:
「仮面舞踏会」,「トロヴァトーレ」,「運命の力」,「アイーダ」,
「オテッロ」、
ビゼー:「カルメン」、
プッチーニ:「ボエーム」,「トスカ」,「蝶々夫人」、
レオンカヴァッロ:「道化師」、
モーツァルト:「魔笛」、
ワーグナー:「ローエングリーン」,「マイスタージンガー」、
コーネリウス:「バグダッドの理髪師」、
オッフェンバック:「ホフマン物語」、からのアリア,他
ビョルン・タレン(T)
録音:1922-28年
ノルウェイ出身のテノール、ビョルン・タレン(1890-1947)のアリア集。
1922年にベルリン国立歌劇場のメンバーになり、比較的軽めのワーグナー役、
ヴェルディ、プッチーニなどで活躍しました。

PRCD 20050 2枚組 \2700
プッチーニ:「蝶々夫人」
エレノア・ステーバー(S 蝶々夫人)
リチャード・タッカー(T ピンカートン)
ジュゼッペ・ヴァルデンゴ(Br シャープレス)
ジーン・マデイラ(Ms スズキ)ほか
マックス・ルードルフ(指)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1949年5月26-28日
「蝶々夫人」のLP用の初録音。当時のメトのベストメンバーが組まれています。
名著「指揮法」の著者としても知られる、ドイツ出身の米国の指揮者、マック
ス・ルドルフ(1902-1995)の数少ない録音としても貴重。

PRCD 20049 2枚組 \2700
ヴェルディ:「ナブッコ」
パオロ・シルヴェーリ(Br ナブッコ)
カテリーナ・マンチーニ(S アビガイッレ)
アントニオ・カッシネッリ(Bs ザッカリア)
マリオ・ビンチ(T イズマエーレ)
ガブリエッラ・ガッティ(S フェネーナ)ほか
フェルディナンド・プレヴィターリ(指)RAIローマ交響楽団,合唱団
録音:1950年1月16日
CETRAなどからも出ている音源と同一。




<harmonia mundi>
HMU 907438 \2450
J.S.バッハ:リュート曲集 第1集
J.S.バッハ:
(1)シュスター氏のためのリュート用作品イ短調BWV 995
(原曲:無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調)
(2)パルティータ ヘ長調BWV1006a
(原曲:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調)
(3)ソナタト短調BWV1001
(原曲:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番 ト短調)
ポール・オデット(13弦バロック・リュート)
録音:2006年3月
リュート界の哲学的鬼才、リュートという楽器演奏に要される能力の、もっと
も純度の高い結晶のような存在、とも言われるポール・オデットによるバッハ
が、ついに登場。オデットの参加した録音は実に100以上にのぼり、ダウラン
ドの作品集(HMU 907160,907161)などどれも高い評価のものばかり。しかし、
ハルモニアムンディのプロデューサーからの、バッハを録音しては、という
提案にはなかなか首を縦には振ってきませんでしたが、やっと機が熟し、この
たびめでたく録音、リリースのはこびとなりました。(1)の、苦悩にみちた前
奏部分、低い音域でのどこまでも深く響く音色は、リュートとは思えないほど
の力に満ちており衝撃すらおぼえます。(2)の3曲目のガヴォットの典雅さは、
まるで妖精が舞っているかのよう。絶妙な間の取り方に思わずキュンとしてし
まいます。(3)は、終曲のフーガのみBWV1000という番号で流通しているリュー
ト編曲版が現在よく演奏されていますが、オデットはこの組曲全体がこの上な
くリュート向きの作品である、と述べており、組曲すべてをリュートで演奏し
ています。コレッリ風の冒頭曲のアダージョや、揺れるリズムが魅力の3曲目
のシチリアーナなど、オデットの魔術ともいうべき手腕による新たな装いは実
に見事。どこまでも神経がゆきとどき万事こまやか、微妙なニュアンスのひだ
を巧みに織り上げています。録音も秀逸。




<WERGO>
WER 6683 \2180
ストラヴィンスキー・イン・ブラック・アンド・ホワイト
-ストラヴィンスキー作品の、作曲者自身による、2台4手のための編曲集
(1)春の祭典(1913)
(2)弦楽四重奏のための3つの小品(1914)
(3)ダンバートン・オークス協奏曲変ホ長調(1938)
(4)七重奏曲(1953)
(5)ムーヴメンツ(1959)
(6)ダンス(1台4手のための)(1914)
ブガッロ=ウィリアムズ・ピアノ・デュオ
完璧無比にして無敵の美女ピアノ・デュオ、ブガッロ=ウィリアムズ・ピアノ
・デュオによる最新盤は、ストラヴィンスキー作品集。「春の祭典」のドライ
かつスポーティなリズム感覚は驚異的、オケ版をもしのぐ迫力と力強さで圧倒
します。(3)のダンバートン・オークス協奏曲は、ストラヴィンスキーがアメ
リカに永住する前、結核を患った娘がジュネーヴのサナトリウムで療養してい
た頃、ヨーロッパで書かれた最後の作品。当時彼はバッハの音楽をよく聴き、
自身ピアノでよく演奏もしていました。新古典様式の結晶のような存在とされ
るこの作品、冒頭からブランデンブルク協奏曲の第3番の冒頭に似ているなど、
バッハの影響がいたるところで見られます。今回の録音でデュオの二人は、オ
ーケストラ版の楽譜に細かく指示されている、作曲者によるアーティキュレー
ションを活かしており、ひとつひとつのモティーフが活き活きくっきりと演奏
されています。(5)のムーヴメンツは、ウェーベルンの「5つの小品」を思わせ
る、無調風のセリー音楽で、リズムや強弱の対比が一番のポイントとなる作品
ですが、無敵のピアノ・デュオは100点満点の演奏を繰り広げています。

WER 6686 \2180
ジャチント・シェルシ(1905-1988):
Canti del Capricorno(1962-1972)(やぎ座のうた)
-女声と楽器のための20の歌-
平山美智子(声、ゴング、リコーダー)
ウルリヒ・クリーガー(Sax)、マティアス・バウアー(Cb)、
ユルゲン・グレーツィンガー(Perc)、ローランド・ネッフェ(Perc)
かけた途端、ゴングの刻むリズムにのって、女声によって淡々と唱えられるお
そろしい呪文か念仏のような言葉、言葉、言葉。「2006年5月、ウルム市のな
んとも穏やかな春の夜、ファーの分厚いコートを着、医療用のマスクで顔を
覆った小柄な人物がホテルから出た-その名はヒラヤマミチコ、82歳にして現
代音楽の偉大な「singer」、そして、伝説と謎に包まれた作曲家シェルシの
「ミューズ」であった人物に他ならない・・・。(中略)彼女はローマからやっ
てきた。ポケットの中には、聖典のように大切な、シェルシの「Canti del
Capricorno」の楽譜を携えて・・・。(ライナーノーツより)」この平山美智
子氏は、1924年生まれ。1940年代の東京で学び、その後渡欧。イタリアをは
じめ各地のオペラ劇場で、蝶々夫人などを歌う歌手でありました。シェルシ
に初めて出会ったのは1957年。彼女の友人が、シェルシのアパートの部屋の
真下に住んでおり、彼女の家でのパーティーにシェルシも平山も招かれていた
ことが始まりでした。シェルシは、平山の歌う日本民謡に強く興味をしめしま
した。彼は毎晩夜の11時から明け方の4時まで即興演奏をすることを日課とし
ており、平山はその即興演奏を彼の部屋の前の階段にうずくまりながら聴い
て、シェルシの音楽を少しずつ理解するようになった、といいます。シェル
シは「生まれついてのパーカッショニストだった」と平山が述べているよう
に、声楽にも、ほかの楽器にも打楽器的要素が強く見られるこの20の曲から
成る作品、平山は時に呪文や経典を唱えるように、時に心のうちをすべて吐
き出すように、時に動物的な声まで、縦横無尽、変幻自在に力強い歌唱を聞
かせます。これで82歳・・・ものすごいです。

WER 6688 \2180
ウルリヒ・シュトランツ(1946-2004):作品集
(1)nicht mehr- noch nicht(もはや、まだ)-
室内アンサンブルのための(1971, 1981)
(2)Contrasubjekte(B-A-C-Hの名にもとづく14人の弦楽奏者のためのパッサカ
リア)(1980)
(3)ピアノとオーケストラのための音楽第2番(1992)
(4)ダンス音楽(1990、セレナードより)
2つの管楽四重奏とコントラバスのための
(5)Anabasis(1970)ピアノ・ソロのための
(6)文脈の外で(1997)3つの部分からなる、新しい楽器のための音楽
(1)H.P.インデアミューレ(Fl)、H.エルホースト(Ob)、K.ウェーバー(Cl)、
H=J.バーリッヒ(打)、O.ゼーガー(Pf)、M.デルングス(Cem)、
H.フォースター(Va)、M.リーヒティ(Vc)、
ラート・チュップ(指)
(2)ハンス・シュタットマイア(指)ミュンヘン室内管弦楽団
(3)ティモン・バルト(Pf)、
エッシェンバッハ(指)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団、
(4)クリスティアン・ジーグマン(指)バンダ・クラシカ
(5)ゴットフリート・ヘフェーレ(Pf)
(6)リノス・アンサンブル
ウルリヒ・シュトランツは、ミュンヘン育ちの作曲家。ドイツ国内で、次世代
を担う期待の新進作曲家として活躍していました。間を大切にし、音がどんな
に多く重ねられ大きくなっても失われない透明感を持つ作風が特長。ドライな
部分があまりなく、あたたかみのある音楽が魅力です。「音楽は物質世界を超
えて人々と対話することのできるひとつの方法」と述べており、彼の音楽的宇
宙を体感することができます。





<MUSICAPHON>
M 56888 \2250
ジョルジュ・オンスロウ(1784-1853):ピアノ三重奏曲集
トリオ第7番ニ短調op.20
トリオ第8番ハ短調op.26
トリオ・バンベルク
オンスロウは、ベートーヴェンとほぼ同時代に生きたフランスの作曲家。貴族
のたしなみとして狩猟を趣味とし、その際の事故で聴力を失った人物です。歌
劇をはじめ多岐にわたるジャンルに多くの作品をのこしていますが、室内楽で
特に高い評価を得ており、シューマンやメンデルスゾーンにも絶賛されたとい
います。




<宇都宮三花>
ZMM 0709 \2500
(1)モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第11番K.331「トルコ行進曲付き」
(2)リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調、愛の夢 第3番
(3)ショパン:夜想曲 嬰ハ短調 遺作、練習曲Op.10-3「別れの曲」
(4)シューベルト:楽興の時 第3番Op.94-3
(5)シューマン:トロイメライ
宇都宮三花(Pf)
録音:2007年2月20日 三鷹市芸術文化センター、
(2)2006年9月3日 東京文化会館小ホール
若くて見てくれのいいJクラシックアーチストは珍しくない昨今ですが、この
宇都宮三花はそれに加えて抜群の音楽性で聴くものの心を鷲掴みにしてしまい
ます。正直言ってあまり期待しないで行った小さなコンサートで「えっ!いい
じゃん!」と感じ、そこで出会ったCDを聴いて、特に今までまじめに聴きとお
せなかったリストのソナタがあまりにもおもしろく聴けたので驚いたほど。
まだまだ日本には無名でも実力のあるアーチストが活動しているのです。そう
いうアーチストを紹介する意味でも今後も積極的にアーチストの自主制作CDを
紹介させていただきます。
●PROFIL
桐朋女子高、桐朋学園大学を経てドイツ・フライブルク国立音大大学院を主席
で卒業。第46回全日本学生音楽コンクール東京大会本選入選。
第3回ディアナエ・ネムス国際ピアノコンクール第2位(イタリア)。
モーツァルト国際ピアノコンクール第2位(イタリア)。

<CALLIOPE>
CAL 9357 \2080
ヨハン・ヴェンツェル・カリヴォダ(1801-66):3つの弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1-3番
ターリヒ四重奏団
1801年、プラハで生まれ、21歳からドナウエッシンゲンのカール・エゴン2世
の元で、カペルマイスターおよび宮廷作曲家として活躍したカリヴォダの弦楽
四重奏曲集。知名度こそ低いものの、オペラや交響曲を含む数多くの作品を残
し、特に小品ジャンルでは、「ハウス・ミュージック」の普及に貢献しました。
当盤の3つの四重奏曲は、ペータースの編集者に依頼され、1834年に完成した
ものです。依頼者からの条件は、「第1ヴァイオリンのコンチェルトにならず、
音楽がどこにも偏らないようにそれぞれの楽器にうまく分割され、モーツァル
トのような美しい様式」でできた四重奏曲というものでした。それに対して、
作品を仕上げたカリヴォダは、「この四重奏曲集は、あなたの希望に叶ってい
ると思うし、あなたに喜んでもらうだけでなく、あらゆる音楽愛好者に楽しん
でもらえるでしょう」という自信たっぷりの応答ぶり。たしかに、あたたかさ
と洗練された軽やかさが耳に心地よい作品が揃っています。演奏は、ボヘミア
作品ならお手のものであるターリヒ四重奏団。いつもながら、安定した技巧と
秀でた表現力が、作品の魅力を最大限に引き出しています。

CAL 9367 \2080
ナポリ:ナポリ伝統の歌
ネアポリス・アンサンブル
芸術音楽と民俗音楽の融合したナポリの歌は、明るく陽気でもあり、果てしな
く寂しい翳りをみせもします。ヴォーカルのマリア・マローネの伸びのある力
強い声が、非常に魅惑的に、生きた魂のこもった歌を届けます。
ネアポリス・アンサンブルはヴォーカルと器楽(ギター、マンドリン、フルー
ト、チェロ、パーカッション)から成る6人の女性グループ。ネアポリスとは、
ナポリの古代名です。15世紀から現代に至るカンパニア州(イタリア)および
その州都ナポリの伝統音楽を専門とし、土着の遺産を世界に開いています。

CAL 9373 \2080
サン=ジョルジュ(1739-99):4つのヴァイオリン協奏曲
](1)-(3)ヴァイオリン協奏曲イ長調G 039 
(4)-(6)ヴァイオリン協奏曲ニ長調G 029 
(7)-(8)2つのヴァイオリンのための協奏交響曲ト長調G 024 
(9)-(11)ヴァイオリン協奏曲ト長調G 050
レ・アルシェ・ドゥ・パリ
サン=ジョルジュは18世紀パリのサロンで人気のあった黒人作曲家兼ヴァイオ
リン奏者です。「黒いモーツァルト」とまで称されることもあるようです。し
かし彼の215にものぼる作品は、彼の死後、ナポレオンによる人種隔離政策に
よってレパートリーからはずされてしまったのです。それからすでに2世紀が
経ち、今ようやく、復活のときを迎えました。
サン=ジョルジュの作品は多岐にわたっています。しかしとりわけ優れている
のは、彼の得意楽器でもあったヴァイオリンのための作品です。ヴィルトゥオ
ーゾの流行していた当時にあって、彼は、有名なヴィオッティにも劣らぬ技巧
派でした。彼のコンチェルトは、当時のパリの華やいだ宮廷を彷彿とさせると
同時に、ソロとオーケストラの間に大胆で刺激的な闘争をみせ、聴衆の熱狂を
誘ったであろうことを想像させます。また、彼は演奏者に対して、多くの解釈
の余地を残しています。当盤の3つのコンチェルトでは、レ・アルシェ・ドゥ
・パリはそれぞれ異なったソリストを用いており、演奏者ごとのサン=ジョル
ジュ像を映し出しています。




<MANDALA>
MAN 5118 \2450
スクリャービン:前奏曲集
24の前奏曲op.11、6つの前奏曲op.13、5つの前奏曲op.15、6つの前奏曲op.16、
7つの前奏曲op.17
ビリー・エイディ(P)
16歳から24歳までの若きスクリャービンの前奏曲集。神秘主義で知られるスク
リャービンですが、この頃はまだショパンやリストなどのロマン的な傾向から
抜けず、非常に美しい小品が並んでいます。ロシアのショパンと呼ばれるのも
わかるほど。華麗でありながら、ロシア人作曲家らしい力強さを備えています。
彼の創作はここから始まったのです。スクリャービン初心者にも、スクリャー
ビン好きにも、オススメの1枚。演奏するビリー・エイディは、リスボンで生
まれたフランスのピアニスト。ロマン派作品から20世紀音楽を中心レパートリ
ーに据え、現在、パリとリヨンのコンセルヴァトワールに勤めるかたわら、演
奏家としても活躍中。

MAN 5117 \2450
“PUEBLITOノMI PUEBLO”――ラテン・アメリカのピアノ音楽
(1)-(3)アルベルト・ヒナステラ:3つの小品 作品6 
(4)カルロス・グァスタビーノ:Pueblito, mi pueblo 
(5)カルロス・ロペス・ブチャルド:バイレシート 
(6)-(7)フリアン・アギーレ:カンシオン第1,2番 
(8)ヴィラ=ロボス:伯爵夫人 
(9)ヴィラ=ロボス:奥地の祭り 
(10)モサルト・カマルゴ・グァニエリ:Dansa Negra 
(11)ルイス・クルソー=モルテット:小太鼓 
(12)ベアトリス・ロックハート:メレンゲ 
(13)-(14)フランシスコ・ミニョーネ:ワルツ第8,9番 
(15)エルネスト・ナザレ:エスコレガンド
(16)エルネスト・ナザレ:エポニーナ 
(17)-(21) マヌエル・サウメル:5つのコントラダンサ
イルマ・アメトラーノ(P)
ラテン・アメリカのピアノ音楽は、ピアソラを除くと、残念ながらあまり知ら
れているとはいえません。しかし、そこには宝のようなステキな音楽がたくさ
ん存在しているのです。いま、少しずつ注目を集め、秘かなブームとなりつつ
あります。アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ、キューバの音楽が詰まった
当盤は、まさにいいとこ取り。ラテン・アメリカの愉しさ、妖しさ、可愛らし
さがこの1枚で楽しめます。
これらの音楽を届けてくれるのは、ウルグアイ出身のピアニスト、イルマ・
アメトラーノ。彼女は13歳でリサイタルを開いてしまったほど早熟なピアニ
ストです。拠点をパリに置きながら、ラテン・アメリカ音楽を中心に取り上
げて活動しています。





<Temperaments>
TEM 316032 \2500
W. A. モーツァルト:オルガン作品集
(1)ピアノ組曲KV 399より序曲 (2)小葬送行進曲KV 453a 
(3)ロンドンのスケッチブックKV 15r (4)小さなジグKV 574 
(5)3つの行進曲KV 408より第1番 (6)ロンドンのスケッチブックKV 15a 
(7)ロンドンのスケッチブックKV 15b (8)アンダンテKV 616 
(9)マリア・アンナのためのノートより行進曲 (10)幻想曲KV 608 
(11)ロンドンのスケッチブックKV 15z (12)ピアノ連弾ソナタKV 381 
(13)レクイエムよりフーガ (14)アダージョとアレグロKV 594 
(15)前奏曲とフーガKV 394よりフーガ、アンダンテ・マエストーソ 
(16)トルコ行進曲
アドリアン・ジョルダン(Org)
あまり聴く機会のないモーツァルトのオルガン作品、およびピアノ作品や他楽
器による作品のオルガン編曲を所収した貴重な1枚です。もともとモーツァル
トは子どもの頃からオルガンに親しんでおり、「楽器の王様」とも呼んでいま
した。そんな彼のあの名作、例えばレクイエムの1曲やトルコ行進曲を、ある
いはほとんど知られていない小品たちを、アドリアン・ジョルダンが奏でる
サン・トマソ教会の荘重なオルガンの音色で聴いてみてはいかがでしょうか。
彼は規定のオルガン作品の演奏だけではなく、ジャズや即興も取り入れた幅
広い音楽活動を展開しているので、演奏にも自由な開けた精神が伴って聴こ
えます。

TEM 316037 \2500
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):オルガン交響曲第3番
マルセル・デュプレ(1886-1971):3つの前奏曲とフーガ作品7
ヴァンサン・デュボワ(Org)
今年、没後70年にあたるヴィエルヌと、その弟子デュプレの作品をカップリン
グした1枚。どちらもサン-シュルピス教会にあるフランス最大のカヴァイエ=
コル・オルガンのために作曲されました。したがって、作品も幅が広く奥が深
い!ヴィエルヌが作曲したオルガン交響曲とは、オルガンの独奏でありながら
交響曲のような壮大さを表現する作品を指します。ロマンティック・オルガン
の登場とともに、演奏の可能性が大幅に広がった楽器のために現れたジャンル
といえるでしょう。実際に聴いてみれば、なるほど、まるでオーケストラのよ
うな多彩な音色を操るオルガンの響きが、さまざまな雰囲気を生み出していま
す。ヴィエルヌの交響曲第3番が弟子のデュプレによって初演された1912年、
この弟子の前奏曲とフーガが世に生まれました。彼にとって初めての大きな作
品です。師の作品と比べれば、若さ溢れるヴィルトゥオジティを前面に出して
いるといえましょう。メシアンに「オルガンのリスト」と謳われたほどの即興
能力をもつ演奏家というのもうなずけます。




<K617>
K617 201 2枚組 \3380
アントニオ・マッツォーニ(1717-85):歌劇「アミンタ――羊飼いの王様」
[CD1]第1幕、第2幕第1場-第4場 [CD2]第2幕第5場-第8場、第3幕
アンナ・マリア・パンツァレッラ(アミンタ)
セリーヌ・リッチ(タミーリ)
レイフ・アルーン=ソレン(アレッサンドロ)
デルフィーヌ・ギロ(エリーザ)
マリーナ・パルド(アジェーノレ)
ファン・バウティスタ・オテーロ(指)
レアル・コンパーニャ・オペラ・デ・カマラ
ボローニャの作曲家マッツォーニ(1717-85)の「アミンタ――羊飼いの王様」
は、1756年、スペインのマドリードで作曲・初演されたオペラ・セリアです。
ひとりの羊飼いが実は王位継承者だったというストーリーは、同じ年にヴィー
ンでグルックが、その20年近く後にはモーツァルトも手掛けています。マッ
ツォーニの作曲のきっかけは、ファリネッリという当時人気だった実力派カ
ストラートによる委嘱でした。演出兼指揮者のオテーロは、メタスタージオの
リブレットに忠実に作曲されたこの作品を、情念を含み、繊細な表現をもち、
「ファリネッリの声」と呼ばれる奇跡的な技巧を魅せる作品であると語って
います。18世紀のオペラを得意のレパートリーするオテーロと彼の率いるア
ンサンブル、そしてラモーやリュリのオペラでも高い評価を得ているアンナ
・マリア・パンツァレッラをタイトル・ロールに迎え、祝祭的な管弦楽の雰
囲気と明るい朗々としたアリアを存分に楽しませてくれる注目の1枚です。
また、同名オペラを生み出した3人の作曲家の作品を聴き比べるのも興味深い
でしょう。

K617 198 \2250
アンリ=ジョゼフ・リジェル(1741-99):3つのヒエロドラマ
(1)出エジプトLa Sortie d’?gypte
(2)エフタJepht?
(3)エリコの陥落La Destruction de J?richo
イザベル・プルナール(Sp) フィリップ・ド(Tn) アラン・ビュエ(Bs)
オリヴィエ・シュネーベリ(指)
レ・フォリ・フランセーズ、ヴェルサイユ・バロック音楽センター聖歌隊
アンリ=ジョゼフ・リジェルはヴェルトハイム出身のドイツ人。本来は「リー
ゲルRiegel」という名ですが、1767年パリ移住に伴って、「リジェルRigel」
とフランス語に読み替えました。音楽の基礎をドイツで身につけ、それをフ
ランス・バロック期にあったパリで開花させた作曲家です。
当盤収録の作品は、彼の交響曲が当時のフランスの楽団コンセール・スピリ
チュエルによって認められたことがきっかけとなって生まれました。ヒエロ
ドラマとは、すなわちオラトリオを指し、宗教的な劇音楽を意味します。
「出エジプト」(1774)に続いて「エリコの陥落」(1778)、そして最後に
「エフタ」(1783)が作曲されました。第1作は1788年までに32回、第2作は
85年までに18回も再演されるほどの大成功作品でした(第3作だけは成功にも
かかわらず、あまり再演されなかったようですが)。宗教的題材に拠りなが
ら、パリの典雅で優美な雰囲気を備えたフランス・バロックの代表的なオラ
トリオと言っていいでしょう。


<naive>
V 5093 \2280
(1)気狂いピエロ 1965 /ジャン・リュク・ゴダール監督 
(2)軽蔑 1963 /ジャン・リュク・ゴダール監督 
(3)突然炎のごとく 1962 /フランソワ・トリュフォー監督 
(4)Garde a vue 未公開 1981 /クロード・ミレール監督 
(5)まぼろしの市街戦 1966 /フィリップ・ド・ブロカ監督 
(6)つつましき詐欺師 1996 /ジャック・オディアール監督 
(7)柔らかい肌 1964 /フランソワ・トリュフォー監督 
(8)恐怖に襲われた街 1975 /アンリ・ヴェルヌイユ監督 
(9)リード・マイ・リップス 2001 /ジャック・オディアール監督 
(10)ラストタンゴ・イン・パリ 1972 /ベルナルド・ベルトルッチ監督 
(11)インドへの道 1984 /デヴィッド・リーン監督 
(12)大切なのは愛すること 1975 /アンジェイ・ズラウスキー監督 
(13)かくも長き不在 1961 /アンリ・コルピ監督 
(14)天使が隣で眠る夜 1994 /ジャック・オディアール監督
トラフィック・クインテット
音楽(1)アントワーヌ・デュアメル、
(2)-(5)(7)(12)(13)ジョルジュ・ドリリュー、
(6)(9)(14)アレクサンドル・デプラ、(8)エンニオ・モリコーネ、
(10)ガトー・バルビエーリ、(11)モーリス・ジャール
ジャック・タチの「トラフィック」をアンサンブル名にしたトラフィック・
クインテット(2Vn,Va,Vc,Cb)による映画音楽集。サントラというより
「リード・マイ・リップス」のアレクサンドル・デプラによる編曲を駆使し
た室内楽のアルバムと申せましょう。映画好きにはこたえられない内容。
「夜を喰らう」の作家トニーノ・ベナキスタによるエッセイ(「ゴッドファ
ーザー」「ロッキー」「北北西に進路をとれ」「M*A*S*H」「81/2」「エ
ルム街の悪夢」「マーズ・アタック」「ターミネーター」が登場)も付いて
興味は尽きません。





<RCO Live>
RCO 07003(SACD-Hybrid) \2180
マーラー:交響曲第4番ト長調
クリスティーネ・シェーファー(S)
ベルナルド・ハイティンク(指)ロイヤル・コンセルトへボウO.
録音:2006年11月7日
アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)
1956年11月7日、まだ27歳の若さだったハイティンクは病気のジュリーニに代
わり、初めてRCOの指揮台に立ちました。それから半世紀、夫婦でいえば金婚
式を迎えた昨年のちょうど同じ11月7日に、いまや桂冠指揮者となった巨匠が
臨んだ特別記念コンサート。RCO Liveにふたたび帰ってきたハイティンクの
最新アルバムは、当夜のオール・マーラー・プログラム後半を飾った交響曲
第4番です。(前半はラーションとディーン・スミス独唱による「大地の歌」)
現代屈指のマーラー指揮者として誰しも認めるハイティンク。なかでも第4番
については、すでにRCOとは首席指揮者時代(1961-1988)をふくめて3度
(67年、82年ライヴ、83年)も録音していることからもわかるように、よほ
ど愛してやまないのでしょう。RCO初のSACDによる第4番は、ハイティンクにと
っても、またRCOにとっても両者のトレードマークであるマーラー演奏の真価
をあらためて広く世に問うものとなっています。
首席指揮者ヤンソンスのもと新たな時代を迎えたいまも、ハイティンクが長
年の手兵と培った結びつきは健在。しかもなんといっても晴れの舞台、会場
の祝賀ムードに包まれる中、当ライヴではいつにもまして黄金に輝くブラス
にエレガントで潤いたっぷりの弦の音色を誇る名門の持ち味が光っています。
そして、天上の世界を描いた第4楽章。ポイントのソプラノにアメリング、ユ
ーイング、アレグザンダーと歴代の名花が彩りを添えてきたところへ、このた
び抜擢されたのはいまをときめくシェーファー。可憐な歌声がピッタリで、こ
れはたいへんな魅力。なお、昨年11月に入り当コンビは、この7日の記念演奏
会のほか、いずれもシェーファーの独唱で第4番を本拠アムステルダムでは全
部で5回取り上げており、さらに9日にフランクフルトのアルテオーパー、10日
にはウィーンのムジークフェラインでもそれぞれ演奏しています。
ハイティンクのマーラーでは、これよりほんの少し前、同じ年の10月に行わ
れた首席指揮者就任ライヴにおけるシカゴ響との第3番(CSOR.901701)も大
いに話題を集めていますが、ここ最近の充実ぶりは一瞬たりとも目を離すこ
との出来ないものといえるでしょう。




<Simax>
PSC 1291 \2280
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):抒情小曲集
昔むかし、ガンガル、蝶々、夜想曲、民謡、ハリング、羊飼いの少年、
アリエッタ、ゲーゼ、青年時代より、トロールハウゲンの婚礼の日、
孤独なさすらい人、山の夕べ、子守歌、小さなトロル、感謝、家路、鐘の音
リヴ・グラーセル(フォルテピアノ)
楽器:エラール・グランドピアノ (1853年ロンドン)
録音:2006年11月27日-29日 ヤール教会 (ベールム、ノルウェー)
60年代なかば、RCAはノルウェーの若いピアニストを起用して「抒情小曲集」
を初めて全曲録音することを決定。選ばれた幸運者はリヴ・グラーセル
(1935-) でした。「無言歌がメンデルスゾーンの名と結びついているように、
グリーグと言えば10集の抒情小曲集。グリーグが人生の34年をかけた作品。
しばらくの間、グリーグの人生と作品にきわめて近い生活がつづき、そこから
今なお変わらぬ愛情が生まれた」 (リヴ・グラーセル)
「雪のつまったピンク色のボンボンのように風変わりだが嬉しい」音楽どころ
か、ドビュッシーの音楽に大きな影響を与えたグリーグの「抒情小曲集」。
このアルバムには、66曲の中から18曲が選ばれました。《昔むかし》に始まり
《鐘の音》で終わるひとつの流れ。ひとつひとつの小品を通して作曲者の人
生のさまざまな局面に思いを馳せることができます。《山の夕べ》《孤独なさ
すらい人》《羊飼いの少年》《夜想曲》の4曲はグラーセルが特別な愛着をも
つ作品です。
このアルバムの録音には、ノルウェー音楽アカデミー所蔵の1853年、ロンドン
で作られたエラール・グランドピアノが使われました。「グリーグはなんど
も出かけたコンサートツアーでエラール・ピアノに出会い(中略)エラール
・ピアノの特質は声域 (音域) の選択に影響を与えたに違いない」 (グラー
セル) 

PSC 1269 \2280
(1)アルネ・ヌールハイム(1932-):Listen(1971)
(2)ベートーヴェン:ピアノソナタ第32番ハ短調 作品111
(3)アルネ・ヌールハイム(1932-):Listen - Inside Outside(2005)
アイナル・ステーン=ノクレベルグ(P)
録音:(3)2006年10月14日オスロ大学ホール・ライヴ、
(1)(PSC1134)(2)(PSC1218)
アルネ・ヌールハイム(1932-)。ノルウェーでもっとも尊敬される作曲家。
オスロ王宮の一角にある建物に住んでいます。ピアニスト、アイナル・ステ
ーン=ノクレベルグ(1944-) はヌールハイムの「Listen」について、「まさ
に最初の瞬間から、この音楽は私の耳と内なる自分に訴えかけてきた」。そ
のステーン=ノクレベルグにヌールハイムからひとつのアイデアが寄せられま
した。ベートーヴェンのハ短調ソナタと、「Listen」を新しく展開させた音
楽を並立させる。ともに素材が複雑に絡み合い、戦いとドラマをもった作品。
スウェーデンのエレクトロ=アクースティック音楽作曲家マッツ・クレーソン
が素材をライヴ・エレクトロニクス処理。彼の手により、ピアノ曲「Listen」
の新しい可能性が明らかになっていきます。このアルバムは、スタジオ録音
のソナタ (PSC1218) とオスロ大学ホールでライヴ録音された「Listen -
Inside Outside」をコンパイルして制作されました。

PSC 1290 \2280
W・A・モーツァルト:
クラリネット協奏曲 イ長調 K622
(ヴィオラのための編曲、1802年 ヨハン・アンドレ出版)
クラリネット五重奏曲 イ長調 K581
(ヴィオラのための編曲、1803年 ヨハン・アンドレ出版)
アルヴィド・エンゲゴール (指)
ノルウェー室内管弦楽団
ラーシュ・アネシュ・トムテル(Va) ヘンニング・クラッゲルード(Vn)
ヤン・ビョーランゲル(Vn) カスリーン・ブロック(Va) 
クリスチャン・ポルテラ(Vc)
録音:2006年9月17日 オスロ大学ホール・ライヴ (協奏曲)、
12月20日-21日 ノルウェー音楽アカデミー、リンデマンホール (オスロ)
制作:トニー・ハリソン、録音:ジェフ・マイルズ
1991年に設立。ノルウェーと海外から優秀な芸術家を集め毎年開かれるリソー
ル室内楽フェスティヴァルは、オスロやベルゲンのフェスティヴァルとともに
ノルウェーの活発な音楽活動の一翼を担う存在になりました。現在、ピアニス
トのアンスネスとヴィオラ奏者のトムテルがフェスティヴァルの音楽監督を務
めています。そして今年のフェスティヴァルの場で紹介され大きな成功を収め
たのが、Simax Classics が世界で初めて録音したモーツァルトの“ヴィオラ”
協奏曲と“イ長調”弦楽五重奏曲。リソール室内楽フェスティヴァルゆかりの
アーティストたちによって演奏されました。
ヴィオラ協奏曲とイ長調弦楽五重奏曲はそれぞれ、モーツァルトがアントン・
シュタートラーのために書いたクラリネット協奏曲とクラリネット五重奏曲が
オリジナル。協奏曲は1802年、五重奏曲は1803年。いずれもオッフェンバッハ
・アン・マインのヨハン・アンドレが編曲版の楽譜を出版しました。ともに編
曲者不詳。協奏曲のほうは、ベートーヴェンかフンメルが編曲したと推測する
音楽学者もいます。
五重奏曲は、クラリネット・ソロのパートをヴィオラ・ソロと第1ヴァイオリ
ンが分担します。5つの弦楽器が交わす優雅な会話。「五重奏曲は弦楽だけの
曲としても立派に通用する」。Simax Classics のプロデューサー、エーリク
・ガルド・アムンセンはそんなコメントを寄せました。この音楽を聴き、彼
の言葉に共感する人は少なくないでしょう。
ヴァイオリンのクラッゲルードは2008年、広島交響楽団と共演してシンディ
ングの協奏曲を弾き、広島と東京で日本デビューすることが決まっています。




<Pro Musica>
PPC 9035 \2280
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):ヴァイオリンソナタ全集
ゲイル・インゲ・ロツベルグ(Vn) アイナル・ステーン=ノクレベルグ(P)
録音:1996年4月15日、23日、5月27日 アイスヴォル教会 (ノルウェー)
1865年、1867年、1887年。3曲のヴァイオリンソナタにはエドヴァルド・グリ
ーグの作曲家としての展開と成長が示されています。「素朴で、さまざまな
モデルのある第1番、民族的な響きの第2番、より広い地平線をもつ第3番」
(グリーグ)。ゲイル・インゲ・ロツベルグ (1969-) はベルゲン・フィルハ
ーモニックとノルウェー国立オペラ管弦楽団のコンサートマスター。オスロ
弦楽四重奏団のメンバーです。グリーグのピアノ曲全集 (Naxos) を録音した
アイナル・ステーン=ノクレベルグ(1944-)。グリーグの音楽への深い造詣と
愛情をもっていることは、彼の著書、邦訳が出版された「グリーグ全ピアノ
作品演奏解釈」 (大束省三 訳) にも表れています。

PPC 9058 \2280
ペブルズ (Pebbles)-トランペットとオルガンのための音楽
エギル・ホーヴラン(1924-):カントゥス X(2002)
ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー(1736-1809):
小協奏曲 変ホ長調(1771)
ジョヴァンニ・ボナヴェントゥラ・ヴィヴィアーニ(1638-1692):
ソナタ第1番 ハ長調
ロルフ・ヴァリーン(1957-):エレジー (1979)
ビャルネ・ヴォッレ/編曲(1943-):
3つのスウェーデン民謡[空の星のように澄み、すべて天空のもとに、美しい
ばらを知っている]
ビョルン・モッテン・クリストフェシェン(1976-):
センティメンタル・ペブルズ
ユーナス・ハルティア(Tp) インゲル=リーセ・ウルスルード(Org)
ユーナス・ハルティア(1966-)はスウェーデン出身。ベンクト・エークルンド
に学び、アメリカでフィリップ・スミス、アーノルド・ジェイコブズのレッス
ンを受けました。ノールショーピング交響楽団のソロ・トランペットを経て、
1990年からオスロ・フィルハーモニック管弦楽団のメンバーを務めています。
ノルウェー音楽アカデミー出身のノルウェーの奏者、インゲル=リーセ・ウル
スルード(1963-)の共演。アルブレヒツベルガーとヴィヴィアーニの曲。ノル
ウェーで歌い継がれてきた賛美歌「イエスとともに旅をしよう」で曲を締め
くくる、エギル・ホーヴラン(1924-)の「カントゥス X」。追悼の音楽、ロル
フ・ヴァリーン(1957-)の「エレジー」では、ウルスルードの即興による音楽
も挟まれます。ビョルン・モッテン・クリストフェシェン(1976-)が兄弟の結
婚祝いに作曲した《小石の夢》 に、ハルティアが委嘱した《小石の至福》
《小石》の2曲を加えた〈センティメンタル・ペブルズ〉。ビャルネ・ヴォッ
レ(1943-)は、懐かしい3曲のスウェーデン民謡をトランペットとオルガンの
ために編曲しました。

PPC 9060 \2280
アルフレード・ヤンソン作品集
(1)国歌(1988)-トランペット・ソロ、トロンボーン・ソロ、管弦楽とテープ
のための
(2)悲しいワルツ(1970)-ヴォーカル、ジャズ・クインテットとテープのための
(3)タランテラ(1989-90)-室内アンサンブルのための
(1)オーレ・エドヴァルド・アントンセン(Tp) 
トゥールビョルン・スンネ(Tb) ノルウェー放送管弦楽団
(1)(3)クリスチャン・エッゲン(指)
(2)ヤン・ガルバレク(テナーサックス) テリエ・ビョルクルン(Org) 
テリエ・リプダール(G) アーリル・アンデシェン(ベース) 
ヨン・クリステンセン(パーカッション) アルフレード・ヤンソン(Vo)
(3)ペール・フレムストレム(Fl) アイリーン・シーゲル(Vn) 
カーリ・ラーヴナン(Vc) アルフレード・ヤンソン(メロディカ) 
ハーラル・ベルゲシェン(Sax) クリスチャン・ベルグ(パーカッション)
ノルウェーの作曲家、アルフレード・ヤンソン(1937-) ポートレートアルバ
ム。ヤンソンはアコーディオンの名手として12歳でデビュー。ジャズのピア
ニスト、作曲家として活動しながらクラシカルピアノを学び、ビョルン・フォ
ンゴールとフィン・モッテンセンに音楽理論を教わりました。ヨーロッパの
前衛音楽、後期ロマンティシズム、ジャズ、民俗音楽からインスピレーショ
ンを得た多面的でエネルギーにみちた音楽が特色です。"汽車漬け" ヤンソン
の内的生活を音楽に映した〈国歌〉。車窓からの風景を撮ったテレビ番組の
音楽として使われ、ノルウェー国鉄に献呈されました。トランペットのソロ
はアントンセンが担当しています。ノルウェーの文化政策をめぐる議論を風
刺した "言葉と音楽のコラージュ"、〈悲しいワルツ〉。熱狂の踊り〈タラン
テラ〉。「この曲を演奏する人たちは、クラシカル音楽を教わる時に学んだ
ことや "洗練" などということを、どうか忘れてほしい」(アルフレード・ヤ
ンソン)。オスロ現代美術館のオープニングに合わせて作曲されました。

PPC 9039 \2280
コントラスツ-Kontraste
ハビエル・ブスト(1949-):サルヴェ・レジナ(1989)、マニフィカト(1992)
エギル・ホーヴラン(1924-):見よ、約束を果たす日が(1976)
クヌート・ニューステット(1915-):聖マリア(1993)、マリアの歌(1997)
ゾルターン・コダーイ(1882-1967):アヴェ・マリア
グスターヴ・ホルスト(1874-1934):アヴェ・マリア
ジョン・ラター(1945-):誕生日の3つのマドリガル(1997)
-好いた同士が肩を寄せ、わが恋人に、わが心が
ウォード・スウィングル(1927-):無垢の葦*
ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937):
エンブレイサブル・ユー(アルネ・ダーグスヴィーク編)、
アイ・ガット・リズム(ウォード・スウィングル編)
ハリー・ウォレン(1893-1981):
ブロードウェイの子守歌(アルネ・ダーグスヴィーク 編曲)
ヴァーノン・デューク(1903-1969):
テイキン・ア・チャンス・オン・ラブ(カービー・ショー編)*
ウォルター・ドナルドソン(1893-1947):
メイキン・フピー(カービー・ショー編) *
アルフ・プロイセン(1914-1970):
プロイセン・ポプリ(シーグヴァルド・トヴェイ編) *
マリア・ガンボルグ・ヘルベクモ(指)
ベルゲン大学ユース合唱団ヴォーチ・ノビリ
スタイン・バッケ(P)* シーグル・ウルヴェセト(ベース)* 
オイスタイン・ソーブスター(アルトサックス)*
ベルゲン大学ユース合唱団ヴォーチ・ノビリ。マリア・ガンボルグ・ヘルベ
クモが1989年創設。ノルウェー、スウェーデン、フランスのコンペティショ
ンに参加し、洗練されたアンサンブルの女声合唱団として認められるように
なりました。教会音楽、クラシカルの合唱曲、ポピュラーソング。幅広いレ
パートリーは、多様で "対照的"な現代の音楽表現を反映しています。「コン
トラスツ」は彼らのレパートリーをそのままプログラムにしたアルバム。ブ
ストの宗教作品に始まり、クラシカルとジャズの要素を融合させたラターの
曲がジャズ・イディオムの歌への橋渡しをします。プログラムの最後はアル
フ・プロイセンの歌によるポプリ。プロイセンはノルウェーの人々に愛され
たシンガー・ソングライターです。

PPC 9049 \2280
トリグヴェ・マドセン(1940-):
金管楽器とシンフォニックバンドのための作品集
ノルウェーのスケッチ 作品65、航海への誘い 作品93、ユーフォニアムとシ
ンフォニックバンドのための小協奏曲 作品123、序奏とアレグロ 作品50、
トランペットとシンフォニックバンドのための小協奏曲 作品118
ニルス=ハリー・ビェルク(Tp) 
ビョルン・エドガル・ベヴェルリ(Tub)
スヴェッレ・スタクストン・オルスルード(ユーフォニアム) 
スタイナル・グランモ・ニルセン(Hrn)
ノルウェー国軍音楽隊 ビョルン・サグスタード(指)
ホルン協奏曲(PSC1100)、テューバ協奏曲(ACD4976)、
テューバソナタ(PSC1101)。"演奏者と聴衆のための音楽" をモットーとする
マドセン (1940-)の曲は、各国のプレーヤーが好んで演奏してきました。マ
ドセンの音楽の屈託のない性格を表した1曲が、このアルバムで演奏される
〈航海への誘い〉です。ホルンを愛した作曲家、リヒャルト・シュトラウス
へのオマージュ。"Strauss" の名に基づく "Es-C-D-A-C-Es" を動機とし、
航海で出逢うさまざまな景色と気分が表現されます。ノルウェーのホルン奏
者、フロイディス・レー・ヴェクレのアメリカツアーのために書かれたこの
曲は、ヴェクレの下で学んだ日本のプレーヤーにより日本初演されました。
ノルウェー国軍音楽隊は、グレインジャー、フロラン・シュミット、ホルス
トの作品集(PSC1208)がウィンドミュージックのファンだけでなく一般の音
楽ファンにも親しまれている、北欧きってのシンフォニックバンド。独奏の
ニルス=ハリー・ビェルク、ビョルン・エドガル・ベヴェルリ、スヴェッレ
・スタクストン・オルスルードは、この音楽隊のメンバー。ヴェクレにも教
わったスタイナル・グランモ・ニルセンは、ソロイストとしてノルウェー国
軍音楽隊のコンサートに参加しています。




<Aurora>
ACD 5046 2枚組 \4560
ステップ・インサイド(Step Inside)-クラリネット・ソロのための現代作品集
マーク・アダリー(1960-):Drawings (2001)
スヴェン・リーデル・カールス(1959-):暁の星のいと美しきかな(2003)
ヘルムート・ラッヘンマン(1935-):アンテリュールIII《無から》(1970)
クラウディオ・アンブロジーニ(1948-):
Capriccio, detto l'ermafrodita(1983)(バスクラリネットのための)
マグネ・ヘグダール(1944-):Par IV (2004)
アイヴィン・ビューエネ(1973-):ソット・ヴォーチェ(2004)
ロジャー・レッドゲイト(1958-):+R (1991)(変ロ管クラリネットのための)
ロルフ・ボルク(Cl)
録音:2006年8月16日-18日、11月28日-30日 
ヤール教会 (ベールム、ノルウェー)
「ロルフ・ボルクの芸術をすべて味わいたいと思うなら、ヴィルトゥオーゾ
的で美しい彼の演奏に感銘を受ける程度ですませてはだめだ。ボルクのクラ
リネットが創りだす音に浸らねばならない」【作曲家ヘンリク・ヘルステニュ
ス】 ベルゲン生まれのクラリネット奏者、ロルフ・ボルク(1975-)は室内ア
ンサンブル“アサミシマサ”のメンバー。ソロイストとしての活動も多くなっ
てきました。アルバム[ステップ・インサイド]でボルクは、現代ノルウェー
の作曲家たち、ドイツのラッヘンマン、イタリアのアンブロジーニ、イギリ
スのレッドゲイトの作品を演奏。クラリネットの外面と内面を探求し、クラ
リネットという楽器のもつ表現の多彩な地平線を示します。

ACD 5039 \2280
イアニス・クセナキス(1922-2001):アロウラ(1971)
オラヴ・アントン・トメセン(1946-):コレッリ・マシン
マグネ・ヘグダール(1944-):フォーム
シェティル・ヴォスレフ(1939-):弦楽のためのセレナード
テリエ・トンネセン(指)ノルウェー室内管弦楽団
現代ノルウェーのミュージックシーンを代表するアンサンブル、ノルウェー
室内管弦楽団。ノルウェー作曲家協会が厳選した音楽を紹介するレーベル、
Aurora の新しいアルバムには、ノルウェー室内管弦楽団の委嘱作が3曲、ク
セナキスの作品とともに収録されました。アルバムタイトルとなった、トメ
セン (1946-) の60歳を記念する〈コレッリ・マシーン〉。「コレッリの名は、
現代で言えば "フェラーリ"まったく新しいスタイルの仕掛け人だった」 グ
リーグのピアノ協奏曲による大幻想曲を書いたトメセンが、コレッリの音楽
に素材を求め、[コレッリに脱帽]の意をこめて作曲した作品です。ヘグダー
ル(1944-) の個人的、歴史的な過去の記憶〈フォーム〉。内省の気分が支配
します。シェティル・ヴォスレフ(1939-) は作曲家セーヴェルーの子。ユー
モアセンスとウィットで慕われる彼の〈弦楽のためのセレナード〉。慎み深
く、やわらかく、温もりをもち、エネルギーを抑制した、そして……。コン
サートマスターでもあるテリエ・トンネセン (1955-) が指揮を担当しました。

ACD 5030 \2280
イングヴェ・スレトホルム(1955-):作品集
Aggregations(1984)(管弦楽のための)、
夜の出口(アルトサクソフォーンと管弦楽のための協奏曲)(1998-2000)、
可能な選択(フルートと管弦楽のための協奏曲)(1987-88)
ヴェーガルド・ランドース(Alt Sax) トム・オッタル・アンドレアセン(Fl)
クリスチャン・エッゲン(指)
オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
イングヴェ・スレトホルム(1955-)はノルウェーの作曲家。スレトホルムの作
品の大きな特徴は、短い作品の多い現代には珍しく、演奏時間が長めだとい
うこと。そして、その相対的に長い時間のなか、果てしない宇宙をめざすか
のように音楽が、さまざまに展開していきます。多様な性格の素材が“凝集”
し、爆発的エネルギーを蓄えていく〈Aggregations〉。デンマークの作家、
インガー・クリステンセンの詩集『Alfabet』の1作をタイトルとした〈夜の
出口〉。夜の闇の無と消滅……現世への執着。「...at selv navnl_sheten
kalles ved navn (無名にすら名がある)」世界をアルトサックスとオーケス
トラが彷徨します。フルート協奏曲の〈Possible Selections〉のタイトルは、
スレトホルムが学んだモートン・フェルドマンの言葉からとられました。内
省的、瞑想的な音風景がひろがる音楽です。

ACD 5041 \2280
マグネ・ヘグダール(1944-):植物標本集 第2集(ピアノのための57の花)
ヘルベルト・ヘンク(P)
マグネ・ヘグダール (1944-) はノルウェーの作曲家。エリサベト・クライン
のために書いた第1集 (45曲) (1974) につづく〈植物標本集〉第2集は、ドイ
ツのピアニスト、ヘルベルト・ヘンク (1948-) のために作曲されました。
ウィーンの作曲家、十二音技法による曲を書いたヨーゼフ・マッティアス・
ハウアー(1883-1959)の音楽に対する興味で結びついた友人同士。作品の背後
には、アントン・ライヒャ(1770-1836) が書いた57の変奏曲、〈変奏の芸術〉
作品57 も意識されます。

ACD 5043 \2280
クヌート・ヴォーゲ(1961-):オペラ〈誰かが来るだろう〉
[ノルウェー語歌詞。英語対訳付]
シリ・トリエセン(S) シェティル・ヒュゴース(Bs) 
ニルス・ハーラル・ソーダール(T)
インガル・ベルグビ(指)BIT20アンサンブル
ヨーロッパを代表する劇作家のひとり、ノルウェーのヨン・フォッセ(1959-)
の戯曲第1作に基づく1幕のオペラ。登場人物は、彼、彼女、ひとりの男。日
本の墨絵に似た静的な戯曲の世界と、室内オーケストラというパレットを使
うヴォーゲの世界が出逢う。2000年ベルゲンのウルティマ音楽祭で初演され
た作品です。





<たまゆら>
KDC 15 \2450
ベートーヴェン:ピアノソナタ全集 Vol.2
(1)第12番変イ長調 Op.26「葬送」
(2)第17番ニ短調 Op.31の2「テンペスト」
(3)第25番ト長調 Op.79「かっこう」
(4)第26番変ホ長調 Op.81a「告別」
白石光隆(ピアノ)
[録音:2007年4月18日、6月27日/キング関口台第1スタジオ
(192kHz 24bit高音質録音)]
レコード芸術誌準特選をはじめ各界から高評を受けた第1弾に続く白石光隆の
ベートーヴェン・ピアノソナタ・シリーズ、第2弾から非再版盤だけの発売と
なります。今回も「テンペスト」、「告別」など人気作を集めていますが、
「絹のタッチ」と称される比類なき美音を駆使しつつも、日本人離れした大
きな音楽作りと楽譜の読みの深さで、異常なまでにボルテージの高い世界を
創りあげています。また白石の凄いところは、聴衆を飽きさせない語り口の
巧さで、大曲も一気に聴かせてしまいます。あまたあるベートーヴェンのソ
ナタのなかでも特別に充実度満点の一枚と申せましょう。





<赤渋楽譜出版>
AGSCD 130 \2100
ブラスアバカス
ウィリアム・シュミット:
(1)金管五重奏のための組曲第一番、(2)金管三重奏のためのブラスアバカス、
(3)金管五重奏のためのヘキサコードによる7つの変奏曲
(4)ルイス・レイモンド:金管四重奏のための小組曲
(5)コン・ハンフリーズ:金管五重奏のための5つのショーケース
(6)フィッシャー・タル:金管五重奏のためのエキシビジョン
(7)アービング・ローゼンタール編曲:金管五重奏のための茶色の小瓶
(8)ライナー・ブラウン:金管五重奏のための組曲第一番
(9)アンソニー・プログ:金管五重奏のための小組曲
(1)ニューヨーク・ブラスソサエティ
(5)(8)パシフィック・ブラスクインテット
(3)(4)(6)(7)(9)ファインアーツ・ブラスソサエティ
(2)WIMブラストリオ
録音:(1)1971年12月10日 (5)(8)1972年 (3)(4)(6)(7)(9)1972年9月18日 
(2)1980年2月19日
ブラス大国アメリカを代表するアンサンブル作品集。1959年以来、現在まで
アメリカンブラスの中核を担っているウェスタン・インターナショナル・ミュ
ージック社(通称WIM)の歴史がここに蘇る。演奏は、ニューヨークブラス、
パシフィックブラス、ファインアーツブラスなど、アメリカを代表する演奏
家が集結。LP時代アメリカ国内及び、ヨーロッパへの輸出がメインだったた
め、日本ではその演奏を聴く事は出来なかったが、今回デジタルリマスター
版としてついに発売開始!

AGSCD 0701 \2500
ウッドウインド クインテット
(1)朴守賢:木管五重奏曲「アイロニー」
(2)河合比呂美:木管五重奏のための「ノウブル・リニエッジ」
青山温子:(3)木管五重奏のための「4つの心象」 
(4)木管五重奏のための「舞曲」(河合和貴編曲)
(5)河合和貴:木管五重奏のための「雪虫」
(6)相川宏達:5つの管楽器のためのコンチェルティーノ
(7)鈴木宏司:フルートとピアノのための「パラレルワールドII」
スウェディッシュ・チェンバー・ウィンヅ
スウェーデン放送管弦楽団首席メンバー「スウェディッシュ・チェンバー・
ウィンズ」による木管五重奏作品集。音響機材による残響は一切使用せず、
首都ストックホルムの空気をそのまま収録。様々なスタイルを持つアジアの
作品は、彼らの演奏とともに、欧米でも高い評価を受けている。(ブックレ
ットは輸出仕様のため英語表記。)スウェディッシュ・チェンバー・ウィン
ズ&アジアン・コンポーザーズ、世界最高水準の北欧の演奏と、新しい時代
をリードするアジアンミュージックが楽しめる素晴らしいCD!

<日本音声保存>
ANOC 6084/93 10枚組 \17850
「あらえびすSP名曲決定盤I」
長らく入手困難になっておりましたが、第2集の発売に合わせて再プレスが
行なわれます。詳細は当店HPにございますので、ご参照ください。





<AVI Music>
4260085 530854 2枚組 \4160
ルール・ピアノフェスティヴァル・エディション
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」(ツェムリンスキー編曲ピアノ4手版)
滑川真希、デニス=ラッセル・デイヴィス(P)
〔CD2第12曲メロドラマ〕:語り手/ワルトラウト・マイヤー (レオノーレ)、
クルト・モル(ロッコ)
録音:2007年4月
「魔笛」(4260085553019)に続く滑川真希&デニス=ラッセル・デイヴィス
のデュオによる「フィデリオ」の4手版。息の合った4手の紡ぎ出す多彩な演奏
が際立つ一枚。ツェムリンスキーは1902年4月に完成したこの「フィデリオ」
の4手ピアノ版を始めとして、1902年夏に「魔笛」、ニコライの「ウィンザー
の陽気な女房たち」、ロルツィングの「ロシア皇帝と船大工」、そしてハイド
ンやメンデルスゾーンのオラトリオ、シューマンの「ペリと楽園」までもピア
ノ4手に編曲。これらの編曲は気軽にオペラの名旋律を楽しむことが出来ます。
滑川真希&デニス=ラッセル・デイヴィスのデュオは2003年に結成、リンツ
で開催されている世界最大の電子芸術祭「アルス・エレクトロニカ」に参加し
大成功を収め、デュオの続行を決心。その後ルールを始め多くのフェスティ
ヴァルに参加し注目を集めています。また世界的な劇場で喝采を浴びてきた
ワルトラウト・マイヤーとクルト・モルが舞台さながらの語りを披露してい
ます。





<Relief>
CR 1901 2枚組 \3760
ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』全曲
ヘレン・ウェルス(レオノーレ) ペーター・アンダース(フロレスタン)
ヨーゼフ・メッテルニヒ(ドン・ピッツァロ) 
ゴットロープ・フリック(ロッコ)
リザ・オットー(マルツェリーネ) カール・ワイザー(ヤキーノ)
リュボミール・パンチェフ(ドン・フェルナンド)、他
フェレンツ・フリッチャイ(指) スイス・ロマンド管弦楽団
録音:1951年11月6日(ライヴ)
フリチャイの「フィデリオ」は1957年バイエルンとの名盤がありますが、この
スイス・ロマンドとの演奏では、従来の重厚な演奏ではなく明晰さが現れた
怜悧な音楽性を見せています。




<ORFEO D'OR>
ORFEOR 696072 2枚組 \4160
レオニー・リザネク、ウィーン国立歌劇場ライヴ
[収録内容一覧]
いずれも、ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団。
特記ないものは、ウィーン国立歌劇場でのライヴ。

チャイコフスキー:「エウゲニ・オネーギン」
レオニー・リザネク(S タチアーナ)
ジョージ・ロンドン(Br オネーギン)
ベリスラフ・クロブチャール(指)
録音:1955年6月17日(モノラル)

ヴェルディ:「アイーダ」
レオニー・リザネク(S アイーダ)
ラファエル・クーベリック(指)
録音:1955年11月11日(モノラル)

プッチーニ:「トスカ」
レオニー・リザネク(S トスカ)
ワルター・ベリー(Br スカルピア)
ニーノ・ヴェルキ(指)
録音:1962年5月28日(モノラル)

スメタナ:「ダリボール」
レオニー・リザネク(S ミラダ)
ヨゼフ・クリップス(指)
録音:1969年10月19日(ステレオ)

ケルビーニ:「メデア」
レオニー・リザネク(S メデア)
ブルーノ・プレヴェディ(T ジャゾン)
ホルスト・シュタイン(指)
録音:1971年1月31日(ステレオ)

ワーグナー:「ローエングリーン」
カタリーナ・リゲンツァ(S エルザ)
レオニー・リザネク(S オルトルート)
ペーター・シュナイダー(指)
録音:1985年1月4日(ステレオ)

ワーグナー:「パルジファル」
ジークフリート・イエルザレム(T パルジファル)
レオニー・リザネク(S クンドリー)
ホルスト・シュタイン(指)
録音:1979年3月18日(ステレオ)

マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
レオニー・リザネク(S ルチア)
ジュリアス・ルーデル(指)
録音:1981年6月12月(ステレオ)

ヤナーチェク:「イエヌーファ」
ガブリエラ・ベニャチコヴァ(S イエヌーファ)
レオニー・リザネク(S コスチェルニチカ)
ハインツ・ツェドニク(T シュテヴァ)
ヴァーツラフ・ノイマン(指)
録音:1991年4月15日(ステレオ)

R.シュトラウス:「影のない女」
レオニー・リザネク(S 皇后)
エリーザベト・ヘンゲン(Ms 乳母)
カール・ベーム(指)
録音:1955年11月9日(モノラル)

R.シュトラウス:「影のない女」
レオニー・リザネク(S 皇后)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
録音:1964年6月11日(モノラル)

R.シュトラウス:「影のない女」
レオニー・リザネク(S 皇后)
ビルギット・ニルソン(S バラクの妻)
ワルター・ベリー(Br バラク)
カール・ベーム(指)
録音:1977年1月16日(ステレオ)

R.シュトラウス:「エレクトラ」
ビルギット・ニルソン(S エレクトラ)
レオニー・リザネク(S クリソテミス)
カール・ベーム(指)
録音:1965年12月16日(モノラル)

R.シュトラウス:「ナクソス島のアリアドネ」
レオニー・リザネク(S アリアドネ)
カール・ベーム(指)
録音:1967年11月20日(モノラル)

R.シュトラウス:「ばらの騎士」
レオニー・リザネク(S 元帥夫人)
クリスタ・ルートヴィヒ(S オクターヴィアン)
ヒルダ・デ・グローテ(S ゾフィー)
ヨゼフ・クリップス(指)
録音:1971年10月3日,モスクワ(ステレオ)

R.シュトラウス:「サロメ」
レオニー・リザネク(S サロメ)
グレース・ホフマン(Ms ヘロディアス)
ハンス・ホプフ(T ヘロデ)
カール・ベーム(指)
録音:1972年12月22日(ステレオ)

レオニー・リザネク(S)
レオニー・リザネクといえば、カール・ベームから絶大な信頼を受けた偉大な
ソプラノ。1950年代から90年代まで、長く第一線で活躍し、特にウィーン国立
歌劇場とは縁が深い存在でした。このCDには、1955年から91年までの貴重なラ
イヴを集めています。シュトラウスを得意としただけに、CD1枚分がシュトラ
ウス。中でも素晴らしいのは、1971年にウィーン国立歌劇場がモスクワへ引っ
越し公演を行った際の「ばらの騎士」。ヨゼフ・クリップスの指揮、クリスタ
・ルートヴィヒのオクターヴィアンと、極めて充実しており、ことに第3幕の
三重唱は大名演!。「ローエングリーン」では、幻の名ワーグナー・ソプラノ、
カタリーナ・リゲンツァとの共演。また、「エウゲニ・オネーギン」、「アイ
ーダ」、「トスカ」、「ダリボール」、「メデア」、「カヴァレリア・ルス
ティカーナ」など、彼女には珍しい作品の録音でも立派な歌唱を聞かせてくれ
ます。





<IDIS>
IDIS 6521 \1650
モーツァルト:
ヴァイオリン・ソナタ第24番 ハ長調 K.296
ヴァイオリン・ソナタ第34番 変ロ長調 K.378
ヴァイオリン・ソナタ第40番 変ロ長調 K.454
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第2番 変ロ長調 K.424
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)  エマニュエル・ベイ(P)
ウィリアム・プリムローズ(Va)
録音:1936−1947年
ハイフェッツによるモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集ほか。

IDIS 6519 2枚組 \3300
プッチーニ:「トスカ」
マグダ・オリヴェーロ(S トスカ)
エウジェニオ・フェルナンディ(T カヴァラドッシ)
シピオ・コロンボ(Br スカルピア)
ジョヴァンニ・オモデイ(Br アンジェロッティ)

エミディオ・ティエリ(指)RAIミラノ交響楽団,合唱団
録音:1957年10月31日
偉大なプリマドンナにもかかわらず、録音が極端に少ないマグダ・オリヴェー
ロ(1910−)の歌う「トスカ」。オリヴェーロは「トスカ」を得意とし、各地
で歌って絶賛されました。これは最も初期の録音。といっても、オリヴェーロ
は既に47歳。1979年、69歳でパヴァロッティ相手にトスカを歌っていますから、
只者じゃありません。筋金入りのトスカをどうぞ。

IDIS 6518 \1650
マリオ・デル・モナコ、ライヴ録音集
ベッリーニ:「ノルマ」
ヴェルディ:
「エルナーニ」,「トロヴァトーレ」,「運命の力」,
「アイーダ」からのアリア,場面
録音:1951−57年
いずれも全曲盤としても有名なもの。

IDIS 6522 2枚組 \3300
ベニアミーノ・ジーリ アリア集
ヘンデル:「セルセ」、グルック:「パリーデとエレナ」、
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」、フロトー:「マルタ」、
ドニゼッティ:「ルチア」,「愛の妙薬」、
ヴェルディ:
「トロヴァトーレ」,「ロンバルディ」,「リゴレット」,「アイーダ」
アレヴィ:「ユダヤの女」、グノー:「ファウスト」
マイヤベーア:「アフリカの女」、トーマ:「ミニヨン」
ラロ:「イスノ王様」、ビゼー:「真珠採り」,「カルメン」
マスネ:「マノン」,「ウェルテル」、ポンキエッリ:「ジョコンダ」
レオンカヴァッロ:「道化師」、リムスキー=コルサコフ:「サトコ」
プッチーニ:「トスカ」,「ボエーム」,「マノン・レスコー」
からのアリア
録音:1927−1946年
偉大なテノール、ベニアミーノ・ジーリの、20年に渡る録音を集成。




<O+ music>
OP 131 \2300
ヒロイン・ファンタジー-アルマンド・アルタイ
(1)グリーグ:ソルヴェーグの歌 
(2)オルフ:「カルミナ・ブラーナ」-運命の女神よ 
(3)マーラー:
「亡き子をしのぶ歌」-「おまえのお母さんが戸口から入ってくる時」 
(4)ヘンデル「リナルド」-愛しの花嫁よ 
(5)パーセル:「アーサー王」-冷たい歌 
(6)ペルゴレージ:「スターバト・マーテル」-サルヴェ・レジーナ 
他にアルマンド・アルタイ作詞作曲の曲 全14曲
アルマンド・アルタイ(歌、作詞作曲)
KIMIKO(キミコ)という国籍不明な日本?アジア風のエレクトリック・ポップ
な曲が終わると突然、グリーグの「ソルヴェーグの歌」が・・・。あとはクラ
シックの有名曲をフランスで70年代後半からゲイのアイドルとして活躍してき
たアルマンド・アルタイが薄気味悪く歌います。ド下手なカウンターテナーか、
女性に性転換した男性かとも思える形容を絶する不気味な声。




<SUPRAPHON>
SU 3928 \1780
(1)マルチヌー:チェロ・ソナタ第2番H 286(1941)
(2)ヤナーチェク:おとぎ話(1910)
(3)マルチヌー:ロッシーニの主題による変奏曲H 290(1942)
(4)カベラーチ:チェロ・ソナタOp.9
トマーシュ・ヤムニーク(Vc)イヴォ・カハーネク(P)
録音:2007年3月、4月プラハ
名門スーク・トリオのヨゼフ・フッフロに学んだヤムニークは1985年生まれ。
イジー・バールタ、ハインリヒ・シフ、スティーヴン・イッサーリスらのマス
タークラスにも参加し、2006年プラハの春国際コンクール第2位を獲得したチェ
ロの新星です。スプラフォン・デビュー・アルバムは、彼にとって特別なレパ
ートリーであるマルチヌーを含む20世紀チェコのチェロ作品集。ソナタと変奏
曲の驚くべきほどに完成された演奏はこの若さにして作曲家の音楽語法と個性
への深い理解を示すものです。
共演するピアニストのカハーネクは1979年生まれ。やはり2004年プラハの春国
際コンクールで第1位に輝いています。

SU 3935 \1480
「ベスト・オブ・エヴァ・ウルバノヴァー」
(1)ヴェルディ:「アイーダ」-勝ちて帰れ
(2)同:「ドン・カルロス」-世のむなしさを知る神
(3)同:「運命の力」-天使たちのなかの聖処女よ
(4)同:「仮面舞踏会」-ここは恐ろしい場所
(5)プッチーニ:「トスカ」-歌に生き、恋に生き
(6)同:「トゥーランドット」-この宮殿のなかで
(7)チレア:「アドリアーナ・ルクヴルール」-あわれな花よ
(8)マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」-ママも知るとおり
(9)ヤナーチェク:「イェヌーファ」-ちょっとしたら
(10)スメタナ:「リブシェ」-リブシェの予言
エヴァ・ウルバノヴァー(S)
イジー・ビエロフラーヴェク(指)プラハSO.
オンドジェイ・レナルト、オリヴェル・ドホナーニ(指)
プラハ国立歌劇場O.&Cho.
フランティシェク・プレイスレル(指)ヤナーチェク・ヨーロピアンSO.
録音:1993−2003年プラハ
チェコを代表するソプラノ、ウルバノヴァーの歌手生活20周年記念アルバム。
名アリア集はおなじみのヴェルディ、プッチーニのほか、ヤナーチェクやスメ
タナといったお国ものが収められているのが特色。とくにアルバムの締め括り
で収録時間14分を超える「リブシェ」のフィナーレの場面は、得意の役どころ
ということもあって聴きものといえます。

SU 3908 4枚組 \5920
「ツィトリビの古楽-18世紀チェコの巨匠たち」
[CD1]
ガリナ:シンフォニア イ長調
K.B.コプシヴァ:
荘厳ミサ曲嬰ニ長調、フーガ「DEBEFE」、アリア嬰ニ長調、
モテット嬰ニ長調、「世の罪を除きたもう主よ」、アリア ニ長調
ヴェント:協奏四重奏曲
V.J.コプシヴァ:「オッフェルトリウム」
[CD2]
K.B.コプシヴァ:田園風フーガ
V.J.コプシヴァ:ミサ・パストラーリス ニ長調
J.J.コプシヴァ:「ベネディクトゥス」
ロカイ:田園風モテット ニ長調
[CD3]
K.B.コプシヴァ:
フーガ イ短調、レクイエム ハ長調、「サルヴェ・レジナ」、
フーガ変イ長調、アリア変ロ長調、コンチェルト嬰ニ長調
V.J.コプシヴァ:「聖母連祷」
[CD4]
ガリナ:シンフォニア ハ長調
K.B.コプシヴァ:
「サクルム・パストラーレ」、フーガ ハ長調、アリア嬰ニ長調、
「オッフェルトリウム」、フーガ ヘ短調、
モテット「来たれ、キリストの花嫁よ」、モテット「神に栄光を」
V.J.コプシヴァ:「救い主のいつくしみ深き御母」
ロカイ:アリア嬰ニ長調
ミラン・シュレフタ(Org)、マリエ・シェスターコヴァー(Org)、
フランティシェク・クサヴェル・トゥリ(Cemb)、
ミロスラフ・ケイマル(クラリーノ)、イジー・クレイチー(Ob)、
パヴェル・ヴェルネル(Obダムール)、
ヴァーツラフ・ヴォディチュカ(Ehr)、
フランティシェク・ヘルマン(Fg)、
イジー・スターレク(指)プラハ交響楽団、
フランティシェーク・ヴァイナル(指)プラハ室内管弦楽団、
ミラン・マリー(指)プラハ放送合唱団、
イジー・フヴァーラ(指)キューン児童合唱団
録音:1966-67年、1983-84年プラハ
バロック後期からスメタナ、ドボルザークの国民楽派までの間、チェコの音楽
界は、亡命と地方の時代でした。海外では、古くはゼレンカからシュターミツ
あたりまで様々な人が活躍していたことが知られていますが、地方にも素晴ら
しい作曲家たちがいました。それらの中から、パフタ伯が領していた、当時の
北ボヘミアの音楽的中心、小村ツィトリビで活躍したヴァーツラフ・ヤン・コ
プシヴァとその子息と弟子たちの作品をまとめたボックスです。
コプシヴァ一族はチェコを代表する音楽家一族ですが、ヴァーツラフ・ヤン
(1708-89) とヤン・ヤーヒム (1754-92)は、前古典派とパストラルを代表とす
るチェコ農村音楽の伝統的形式を受け継ぐ作風であるのに対し、カレル・ブラ
ジェイ (1756-85)は、モーツァルト的な性格を帯びた古典派の作風です。また、
ヴァーツラフ・ヤンの、逸材として知られる弟子たち、ヤン・アダム・ガリナ
(1724-73)、ヤクプ・ロカイ(1752-?)、ヨハン・ネポムク・ヴェント
(1745-1801)の作風も古典派で、ガリナはヴァンハル風のシンフォニアで、
ヴェントは弦楽四重奏曲と吹奏楽曲で知られています。




<ATMA>
SACD2 2512(SACD-Hybrid) \2180
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(ノヴァーク版)
ヤニク・ネゼ=セガン(指) 
グラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団
録音:2006年9月
グラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団は1981年に設立された若い
オケですが、信頼を築き上げている芸術監督のヤニク・ネゼ=セガンとたっぷ
りとした響きの中で悠々と演奏しています。ヤニク・ネゼ=セガンのブル7は、
グラン・モントリオール・メトロポリタン管との2006-07シーズン・コンサート
で堂に入った名人芸的な解釈と大絶賛されています!グラン・モントリオール
・メトロポリタン管の歴史的なコンサートとして人々の耳に記憶されました。
2008年からロッテルダム・フィルの音楽監督に就任が決まり彼の動きに目が離
せません。
ヤニク・ネゼ=セガン
モントリオール生まれの若手指揮者のヤニク・ネゼ=セガンは、カルロ・マリ
ア・ジュリーニに指揮を学び、これまで世界各地のオーケストラで客演してい
ます。2000年にはグラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団の芸術監
督に就任、また2008年にはロッテルダム・フィルの音楽監督に就任予定の今後
大注目の指揮者です。

SACD2 2331(SACD-Hybrid) \2180
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガンつき」
ギルマン:「頭を上げよ」による行進曲
ヴィエルヌ:「ウェストミンスターの鐘」
ヴィドール:オルガン交響曲第6番作品42-2-アレグロ
フィリップ・ベランジェ(Org)
ヤニク・ネゼ=セガン(指)
グラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団
驚異的な演奏で聴くものを惹きつける若手指揮者、ネゼ=セガンによるサン=
サーンス「オルガンつき」とフランス近現代を代表する作曲家兼オルガン弾き
のギルマン、ヴィエルヌ、ヴィドールの3人の作品が収録された重厚な内容。
オルガンのフィリップ・ベランジェはモントリオールの聖ジョセフ礼拝堂の専
属オルガニスト。

ALCD2 1036 \1280
カタログ付限定盤
ニーノ・ロータ:交響組曲「道」
[I.村の婚礼“ザンパノの登場"、II.3人の楽士、綱渡りの「キ印」、
III.サーカス(ザンパノ-曲芸-「キ印」のヴァイオリン)、IV.ザンパノの怒り、
V.「キ印」を殺めるザンパノ-悲しみに気がふれるジェルソミーナ、
VI.雪の街頭での最後の芸-ジェルソミーナとの別れ、VII.ザンパノの孤独と涙]
クルト・ワイル:交響曲第2番
ヤニク・ネゼ=セガン(指)
グラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団
映画音楽の大家、ニーノ・ロータの代表作「道」と風刺とノスタルジックな音
楽を特徴とするクルト・ワイルの交響曲第2番。ニーノ・ロータならではの甘
いメロディ、印象的なジェルソミーナのテーマは人々の心に焼き付いていま
す。1933年に完成し翌1934年にアムステルダムで初演されたワイルの交響曲
第2番は、ワイルの成熟した作風を表す作品。新鋭ネゼ=セガンによる鮮烈な
演奏で楽しむことができます。





<audite>
AU 95494 \2250
ステレオ
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(1885年 / ノヴァーク版)
カール・べーム(指)バイエルン放送交響楽団
録音:1977年4月5日ミュンヘン、レジデンツ・ヘルクレスザール(ライヴ)
ケルン放送響とのライヴ・シリーズが注目を集めるべームに、こんどはバイエ
ルン放送響と組んだブルックナー第7番のライヴが登場します。
当日はシューベルトの第5番とともに演奏されたべームによるブルックナー第7
番。前年のウィーン・フィルとのスタジオ録音とは趣きも異なり、ここでは過
不足なく反応して音化する機能性にすぐれたバイエルンの豊かな響きのもとブ
ルックナーの世界にたっぷりと浸ることができます。速めのテンポを採用して
引き締まったフォルム。自然なフレージングが形づくるアダージョの美しさ。
フィナーレもべームらしいライヴの高揚感も相俟ってたいへん聴きごたえする
ものとなっています。ちなみにバイエルン放送響はこの年クーベリックの指揮
で1月に第4番、2月に第6番、5月に第8番とブルックナーを集中的に取り上げて
います。
なお、バイエルン放送アーカイヴ音源使用により格段にすぐれた音質で蘇った
ことが大きなポイントです。





<harmonia mundi>
HMC 901932 \2450
(1)ラヴェル:5つのギリシア民謡
(2)ベルリオーズ:夏の夜op.7(ゴーティエの詩による)
(3)ラヴェル:シェエラザード
ケント・ナガノ(指)ベルリン・ドイツ交響楽団
ベルナルダ・フィンク(Ms)
ケント・ナガノ&ベルリン・ドイツ響最新盤は、歌手にベルナルダ・フィンク
を迎えての、ラヴェルとベルリオーズの歌曲。シェエラザード以外もともとは
ピアノと声のために書かれたものですが、のちにオーケストラと声のために編
曲されたものです。ラヴェルもベルリオーズも、オケの時計細工師と称される
こともあるほどの完璧主義者だけあって、オーケストラパートの美しさは格別。
緻密に書かれた微妙な色彩の木管パートなど、ベルリン・ドイツ響のうまさが
際立ちます。フィンクのどこまでも透明ながら深い色合いを帯びた声は、不思
議な魅力で聴く者の心をぐっと掴んで離しません。透明な響き、完璧なバラン
ス、そして歌とオケとの絶妙な調和・・・聴いていると瞬く間に時が過ぎてし
まいます。

HMC 901962 \2450
サン=サーンス:チェロのための作品集
(1)チェロとピアノのためのソナタ第1番
(2)祈りop.158
(3)ロマンスop.36
(4)ガヴォットop.16-3
(5)タランテラop.10-5
(6)チェロとピアノのための組曲op.16
(7)ロマンスop.51
(8)白鳥(オリジナル版による2台ピアノとチェロのための)
「動物の謝肉祭」より
エマニュエル・ベルトラン(チェロ)、
パスカル・アモワイヤル(ピアノ)
(8)のピアノは重録音
サン=サーンスが、たいへんなピアノの名手であり、オルガニストだったこと
は有名ですが、彼はまたチェロの名手でもありました。そんな彼が書いたチェ
ロのための作品は、チェロのパートもピアノのパートも実に雄弁。チェロ・ソ
ナタ第1番は、ベートーヴェンやシューマンを思わせる、重厚で熱い旋律が迸
ります。「祈り」や「ロマンス」は軽めの作品ですが、どれも起伏に富んでい
て楽しめる内容。ベルトランの、地の底から湧き上がるような力強い生命力の
ある音色と、アモワイヤルの硬質な響きの調和が極めて魅力的な一枚となって
います。

HMC 901944 \2450
ベートーヴェン:
(1)ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
(2)ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47「クロイツェル」
イザベル・ファウスト(Vn)
イルジー・ビエロフラーヴェク(指)
プラハ・フィルハーモニア
アレクサンドル・メルニコフ(P)
ことし11月の来日公演が大いに期待されるファウスト。若い世代でもっとも注
目を集める彼女がベートーヴェンの2大ヴァイオリン名曲、協奏曲とクロイツェ
ルをなんと一挙に録音しました。その格調の高さ、たおやかな美しさ、楽曲の
スケールとすべての条件を満たして、王座に君臨するベートーヴェンのヴァイ
オリン協奏曲。麗しの音色でしっとりと歌い上げるファウストのヴァイオリン
は、ラルゲットではどこまでも幸福感に満ちて甘美のきわみ。いっぽう、ヴァ
イオリニスト泣かせの名うての難曲で、10曲あるソナタの最高峰「クロイツェ
ル」。この10月に同じく来日予定のメルニコフとの顔合わせは、協奏曲とはガ
ラっと変わって熱く激しいやりとりで、いまにも火花が飛び散るかのような燃
焼度。いま、どこでも引っ張りだこという人気ぶりも頷けるファウストの魅力
が全開のアルバムとなっています。




<ACCENT>
ACC 24187(SACD-Hybrid) \2580
モーツァルト:
カッサシオン第1番ト長調 K.63、カッサシオン第2番変ロ長調 K.99、
ディヴェルティメント第7番ニ長調 K.205
シギスヴァルト・クイケン(指)ラ・プティット・バンド
クイケン&ラ・プティット・バンドによるカッサシオン&ディヴェルティメン
ト集。カッサシオンの1番&2番はモーツァルトが13歳の時の初期作品で現在で
はあまり演奏される機会はありませんが快活で明るい音楽。若き日のモーツァ
ルト音楽の美しさ楽しさが溢れた作品です。祝祭のために書かれたこのカッサ
シオンを当時ザルツブルクの聴衆は当然楽しんだことでしょう。クイケン&ラ
・プティット・バンドの演奏も自由奔放。ジャケット写真はザルツブルクのモ
ーツァルトの生家でをイメージしています。

ACC 24171 2枚組 \4500
C.F.E.バッハ:フルートと通奏低音のためのソナタ集
[CD1]ホ短調Wq.124/H551、ニ長調Wq.126/H553、ト長調Wq.127/H554、
ニ長調Wq.129/H556、変ロ長調Wq.130/H560、ト長調Wq.133/H564
[CD2]ト長調Wq.123/H550、変ロ長調Wq.125/H552、ト長調Wq.134/H558、
イ短調Wq.128/H555、ニ長調Wq.131/H561
バルトルド・クイケン(フラウト・トラヴェルソ)
エヴァルト・デマイヤー(フォルテピアノ)
大バッハの次男、C.P.E.バッハは、フルート愛好者でもあったプロイセンのフ
リードリヒ大王の宮廷楽師を務めていました。大バッハのような重厚さではな
く親密さと愛らしい旋律で楽しむことができます。フラウト・トラヴェルソの
名手バルトルド・クイケンの演奏は、強烈な印象はないものの自由に、そして
美しくこの作品を仕上げています。





<ORFEO>
ORFEO 639061 \2450
C.F.E.バッハ:
ファンタジア ト短調H225、ソナタ ハ長調 H248、
ソルフェッジョ ハ短調 H220、ソナタ ハ短調 H298、ソナタ ホ長調 H213、
ソナタ 変ホ長調 H78、ファンタジア ハ長調 H291、
自由な幻想曲嬰ヘ短調 H300
アントニー・シピリ (P) 
2002年10月21-23日
シピリはソロ、伴奏、現代ピアノ、チェンバロを自在に操り多方面で活躍して
います。ここでは現代ピアノを使用しており、C.P.E.バッハの時代の過渡期に
存在する音楽性を描き出しています。アントニー・シピリは今年の草津音楽祭
に出演予定。





<SYMPHONIA>
SY 05218 \2080
D.スカルラッティ:チェンバロ・ソナタ集VOL.2
イ短調K.3、イ長調K.24、ヘ短調K.69、ヘ短調K.184、ハ短調K.99、
ハ長調K.132、ハ短調K.115、ニ長調K.118、ニ長調K.119、ニ短調K.120、
イ短調K.148、イ短調K.149、ニ短調K.213、ニ長調K.214、ホ長調K.215、
ホ長調K.216、イ長調K.268、イ長調K.113
エンリコ・バイアーノ(Cemb)
ナポリ出身の鬼才チェンバリスト、エンリコ・バイアーノによるD.スカルラッ
ティのソナタ第2集。
生粋のナポリ人のバイアーノが演奏するスカルラッティは実に豪快で、チェン
バロの限界を感じさせません。2007年に没後250周年を迎えるドメニコ・スカ
ルラッティ。エンリコ・バイアーノは今夏開催されるスカルラッティ音楽祭に
出演予定です。





<audite>
AU 97504 \2280
(1)ブラームス:弦楽四重奏曲第3番変ロ長調Op.67
(2)ヘルツォーゲンベルク:弦楽四重奏曲ト短調Op.42-1
マンデルリング四重奏団
ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843−1900)は近年いろいろな
レーベルからアルバムがリリースされ、再評価の気運をみせるドイツ・ロマン
派の作曲家。デッソフ(ブラームスの第1交響曲を初演指揮)のもとで1862-64
年まで作曲を学び、またブラームスの弟子でもあり親友でもあったピアノ奏者
エリーザベトと結婚したこともあって、ブラームスと生涯にわたる親交を結ん
でいます。そのブラームスを手本としたとされる四重奏曲は基本的に古典派の
様式に拠りながらも、起伏に富み味わいも豊か。なかでも中間2楽章の表現力
には心奪われます。ブラームスとそのゆかりの作曲家のカルテットに光をあて
るユニークなシリーズの第2弾。

AU 97505 \2280
(1)ブラームス:弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.51-2
(2)デッソフ:弦楽四重奏曲ヘ長調Op.7
マンデルリング四重奏団
フェリックス・オットー・デッソフ(1835−1892)は、ブラームスに任されて
1876年にカールスルーエで第1交響曲を初演したことから音楽史上にその名を
残す指揮者。19歳ですでにカペルマイスターとして活躍、1860年にウィーンの
宮廷歌劇場に任命されるころにはめざましい経歴を築いています。“いまこん
なにも親密なしぐさで微笑みかけてくるカルテットを、こんなことって初めて
みたいだけど、ほんとうにありがとう。”とブラームスがデッソフに言葉を寄
せたカルテット。指揮者としてブラームスの作品に強く心酔し、ブラームスに
献呈された内容は、リズムや和声もところどころにブラームスを思わせる作風
が垣間見られ、陽気で楽しく聴き手にストレートにその魅力が伝わってきます。
なお、デッソフは自作の価値について懐疑的なところもブラームスに似ていて、
このカルテットをブラームスの同意を確信して初めて出版しようという慎重さ
もみせています。ブラームスとそのゆかりの作曲家のカルテットに光をあてる
ユニークなシリーズの第3弾。




<KII>
KDC 14 \2500
日本語解説書付
(1)宮内國郎 作・編曲:交響詩「ウルトラマン」
(2)冬木透 作・編曲:交響詩「ウルトラセブン」
小松一彦 (指)東京交響楽団
【1978年12月3日、福生市民会館大ホールにてセッション録音】
約30年前にキングレコードよりLPリリースされ、ファンの間でCD化を強く望ま
れていた幻の盤がついに復活します。それも、「ウルトラセブン」音楽の作曲
者・冬木透立会いのもとでオリジナル・アナログ音源にキング自慢の「ハイパ
ー・リマスタリング」を施し、抜群に鮮明な音質へと蘇りました。
日本の50歳以下の男性なら誰でも知っている「ウルトラマン」と「ウルトラセ
ブン」の劇伴音楽はキャッチーなメロディに事欠かず、シンフォニックな効果
にも富んでいるため、クラシックのオーケストラ曲へいとも簡単に衣装換えし
ました。
何より嬉しいのは、第一級のプロ・オーケストラがフル編成でステレオによる
セッション録音していることで、弦の厚み、管楽器の安定度、音の明快さいず
れも目から鱗が落ちる衝撃。ウルトラ・シリーズの音楽が想像以上に本格的だ
ったことを実感させてくれます。
交響詩「ウルトラマン」はあのテーマ曲を中心とした「ウルトラマンの歌」
「科学特捜隊の歌」「シーボーズのテーマ」「科特隊出撃」「ウルトラマンの
敗北」「進め!! ウルトラマン」の6楽章から成る約23分の作品。ブラス中心
で独特のスピード感が爽快です。
交響詩「ウルトラセブン」は「ウルトラセブン」「怪獣出現」「ウルトラホー
ク発進」「侵略者の魔手」「さよならウルトラセブン」の5楽章から成る約30
分の大曲。主題歌冒頭の金管ファンファーレは、東京交響楽団の巧さと録音
の良さで、まるでワーグナーのようなカッコよさ。全体を通じて冬木透のオー
ケストレーションの見事さを堪能できます。
クラシック嫌いの方々も時を忘れて聴き入ってしまうことうけあいの、オヤジ
世代大歓迎のアルバム出現です。





<haenssler ~ SWR MUSIC>
93 901(DVD-Video) \4050
NTSC/リージョン 0
日本語字幕つき
「ノリントン 指揮を語る / ロマン派について」
(1)ワーグナーへの道[58’00”]
 ノリントンによる導入
 「マイスタージンガー」前奏曲 リハーサル
 「パルジファル」前奏曲 リハーサル
 「トリスタン」前奏曲 リハーサル
 「トリスタン」前奏曲 演奏
 「マイスタージンガー」前奏曲 演奏
(2)死に直面して チャイコフスキーの悲愴交響曲[82’14”]
 ノリントンによる導入
 第1楽章 導入とリハーサル・演奏
 第2楽章 導入とリハーサル・演奏
 第3楽章 導入とリハーサル・演奏
 第4楽章 導入とリハーサル・演奏
(3)ノリントンのリハーサル風景[54’52”]
 ベルリオーズ:序曲「海賊」 リハーサルと演奏
サー・ロジャー・ノリントン(指)シュトゥットガルト放送SO.
制作:(1)1999年(2)2004年(3)2003年(SWR制作)
これはとてつもなくおもしろい!ベートーヴェン、ブラームスなどどれもビッ
クリするほどに新しい風を送り込んできたノリントン&シュトゥットガルト放
送響のコンビ。これはかれらが常日頃取り組んでいる自分たちの音楽へのアプ
ローチのようすを、ノリントン自身の前説、リハーサルと実演を交えて解りや
すく紐解いたDVDビデオです。
温かくピュアでリアルな“シュトゥットガルト・サウンド”。かつてのバーン
スタインをほうふつとさせる熱心な語り口で迫るノリントン。そしてたくみな
話術に負けないくらい演奏もたいへん刺激的。きちんと全曲演奏(「悲愴」、
序曲「海賊」、「トリスタン」&「マイスタージンガー」前奏曲)も収められ
てもりだくさん、観て聴いてとにかく飽きることがありません。
ノリントンがシュトゥットガルト放送響の首席指揮者に就任して来年2008年で
10年。これはその成果の総決算ともいえるすばらしい作品です。





<CASCAVELLE>
=フラッシュ・バック・コレクション=
VEL 3112 2枚組 \2850
モノラル
ベルリオーズ:
(1)幻想交響曲Op.14
(2)劇的交響曲「ロメオとジュリエット」Op.17
イルマ・コラッシ(Ms)ジョゼフ・ペロン(T)ルシアン・ロヴァノ(Br)
シャルル・ミュンシュ(指)フランス国立放送O.&Cho.
録音:(1)1949年7月5日(2)1953年パリ、シャンゼリゼ劇場(ライヴ)
途方もない編成によるきわめて破天荒なベルリオーズの音楽。今でこそ数多く
の指揮者たちがこぞって取上げていますが、そのむかしベルリオーズといえば
ミュンシュの独壇場でした。いち早くその魅力に着目したミュンシュによる
「ロメジュリ」では、1953年2月に行なわれたボストン響との史上初の全曲録
音がたいへん有名ですが、こちらは同年のライヴ。フランス語を母国語とする
キャストが強みです。いっぽう同じくライヴによる1949年の幻想は、数ある
ミュンシュの幻想の中でも最初のもの。既出TAHRA盤(TAH.528)では9月とデ
ータの記述に違いがみられますが同一のものとおもわれます。このたびの復刻
ではヒスノイズはあるものの、楽音に影響を与えないような配慮がなされてい
て聴き易い音質です。




<DYNAMIC>
DYNDVD 33526(DVD-Video) 2枚組 \4180
NTSC
字幕:伊英独仏西
ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」
マリアンナ・ピッツォラート(Ms イザベッラ)
マキシム・ミロノフ(T リンドーロ)
マルコ・ヴィンコ(Bs ムスタファー)
ブルーノ・デ・シモーネ(Bs タッデーオ)
バルバラ・バルニェージ(S エルヴィーラ)
ホセ・マリア・ロ・モナコ(Ms ズルマ)
アレックス・エスポージト(Bs アリ)
ドナート・レンゼッティ(指)ボローニャ市立歌劇場管弦楽団
プラハ室内合唱団
演出:ダリオ・フォー
収録:2006年8月,ペーザロ
DYNAMICによる、ペーザロ・ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルのシリー
ズ、最新刊は傑作「アルジェのイタリア女」。マリアンナ・ピッツォラート、
マキシム・ミロノフ、マルコ・ヴィンコといった、若い世代のロッシーニ歌手
に加え、ベテランのブルーノ・デ・シモーネを加えた歌手、大御所レンゼッ
ティの指揮にボローニャのオーケストラと、演奏は上々。ダリオ・フォーの
演出は、全編あれやこれやのハチャメチャな仕掛けを張り巡らしたもので、
飽きる暇なぞありはしません。なお、第2幕のリンドーロのアリアは、ロッシ
ーニが新たに書き直したものを使用しています。
ハイディフィニション収録で、映像も鮮明です。

DYNDVD 33525(DVD-Video) \3780
NTSC
字幕:伊英独仏西
ヴィヴァルディ:「テルモドンテのエルコレ」
ザカリー・ステインズ(T エルコレ)
マリー=エレン・ネージ(Ms アンティオペ)
ラウラ・ケリーチ(S マルテージャ)
ルカ・ドルドロ(T アルチェステ)
マリーナ・バルトリ(S イッポリータ)ほか
アラン・カーティス(指)イル・コンプレッソ・バロッコ
演出,装置,衣装:ジョン・パスコー
収録:2006年7月,スポレート
「テルモドンテのエルコレ」は、1723年にローマで初演されたオペラです。エ
ルコレとはヘラクレスのこと(エにアクセントがあるので、エルコーレの表記
は誤り)、テルモドンテは神話のテルモドン川、トルコ北部のテルメ川。物語
は、ヘラクレスがアマゾンの女王ヒッポリュテからアレスの帯を奪う神話に基
づいています。長いこと楽譜は散逸していると思われていたのですが、近年に
なって13曲のアリアと2曲の二重唱が発見され、アレッサンドロ・チッコリー
ニによって復元がなされました。もちろん、これが世界初収録。御大アラン・
カーティスの指揮する充実した演奏が楽しめます。ジョン・パスコーの演出は、
ある意味とても写実的、ある意味非常に過激。エルコレはヌードでブラブラさ
せながら登場し、舞台上には先を切り落とされた巨大ペニスの像が屹立してい
る。ハイディフィニション収録で、映像も鮮明です。


CDS 529 \1980
ロッシーニ:「結婚手形」
デジレ・ランカトーレ(S ファニー)
サイミール・ピルグ(T エドアルド・ミルフォルト)
パオロ・ボルドーニャ(Bs トビア・ミル)
ファビオ・マリア・カピタヌッチ(Bs スロック)

ウンベルト・ベネデッティ・ミケランジェリ(指)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
録音:2006年8月
ロッシーニの初のオペラ、「結婚手形」の新録音、ペーザロ・ロッシーニ・
オペラ・フェスティヴァルでのライヴです。2007年の二度の来日で日本でも
すっかりお馴染みになったデジレ・ランカトーレのヒロイン、ウィーンを中
心にメキメキ人気上昇中のテノール、サイミール・ピルグなど、若手が活躍
しています。新録音が久しくなかったので、歓迎されることでしょう。なお、
今のところDYNAMICからこの上演のDVDが発売される予定はないそうです。

CDS 533 2枚組 \3760
マイヤベーア:「セミラーミデ」
クララ・ポリート(S セミラーミデ)
アルド・カプート(T イルカーノ)
エウフェニア・トゥファーノ(Ms シタルチェ)
ステファニア・グラッソ(S タミーリ)
ロベルト・デ・ビアージョ(T シバーリ)
ラーニ・カルデロン(指)イタリア国際管弦楽団
ブラティスラヴァ・スロヴァーク合唱団
録音:2006年8月,マルティーナ・フランカ
グランドオペラで有名なジャコモ・マイヤベーアは、パリに進出する前はイタ
リアでのロッシーニのライバルとして有名でした。後年、作曲者自身がイタリ
ア時代の作品を封印してしまったため、近年に至るまでマイヤベーアのイタリ
アオペラは謎となっていました。この「セミラーミデ」は1819年初演の作品。
エジプトの王女セミラーミデは、死んだと思われていることを利用して息子ニ
ーノに成りすましています。その状況で、バクトリアの王女タミーリを巡って、
スキタイの王子イルカーノ、インドの王子シタルチェ、エジプトの王子ミルテ
オが争う事態に。セミラーミデは自らの正体を明かし争いを解決、自身は以前
の恋人シタルチェと結ばれる、というもの。南イタリア、マルティーナ・フラ
ンカでのイトリアの谷音楽祭でのライヴ録音。

CDS 495 3枚組 \5640
モーツァルト:弦楽五重奏曲全集
弦楽五重奏曲第1番 変ロ長調 K.174
弦楽五重奏曲第2番 ハ短調 K.406
弦楽五重奏曲第3番 ハ長調 K.515
弦楽五重奏曲第4番 ト短調 K.516
弦楽五重奏曲第5番 ニ長調 K.593
弦楽五重奏曲第6番 変ホ長調 K.614
ストラディヴァリ四重奏団
[マリアーナ・シルブ(Vn),クリスティーナ・ダンチラ(Vn),
マッシモ・パリス(Va),ミアイ・ダンチラ(Vc)]
カリーネ・レティエク(Va)
イタリアの団体によるモーツァルトの弦楽五重奏曲の全集。ストラディヴァリ
四重奏団は、1994年にマリアーナ・シルブとミアイ・ダンチラが中心となって
設立した団体。いかにもイタリア人らしいスカッと抜けよく明るいモーツァル
トで、傑作K.515の輝かしさが映えています。



<MIRARE>
MIR 030 \2500
ポーランド女王のためのトンボー
J.S.バッハ:
ミサ イ長調BWV.234、カンタータ第198番「候妃よ、
さらに一条の光を(追悼頌歌)」 BWV.198、
前奏曲とフーガ ロ短調 BWV.544、
コラール・プレリュード「我心よりこがれ望む」BWV.727
フィリップ・ピエルロ(指)リチェルカール・コンソート
キャサリン・フーグ(S) カルロス・メーナ(A) ヤン・コボウ(T) 
ステファン・マクラウド(Bs)
フランシス・ヤコブ
(Org: ゴットフリート・ジルバーマン製作/1737ポニッツ教会)
録音:2006年10月
リチェルカール・コンソートによるOVPP(One Voice Par Part: 1声部1人)の
最新録音。通常の演奏よりも少人数のため一段と高いバランス性が要求される
OVPP。ここでは均整のとれた音楽とそれぞれの歌手の個性がうまく調和した美
しい世界を生み出しています。フーグの芯のある声、メーナの透明感、コボウ
の巧みな歌唱、マクラウドの品のある響き、個々のバランスがすばらしい!
198番のカンタータは、ザクセン選帝侯妃クリスティアーネ・エーバーハルディ
ーネの追悼式のために書かれた作品。クリスティアーネ・エーバーハルディー
ネ侯妃はプロテスタントの強い信仰を持ち続け、宮廷を離れて隠居生活を送っ
ていました。国民の信望も厚く、ある貴族学生の出資により追悼式が行われま
した。この作品に漂う真摯な雰囲気は彼女のこうした信仰の深さを表している
のでしょう。

MIR 024 \2500
シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集Op.6、間奏曲Op.4
クレール・デゼール(P)
クレール・デゼールは14歳でパリ音楽院に入学し、優秀な成績で卒業後、モス
クワ音楽院で研鑽を積んだフランスの女流ピアニスト。2007年ラ・フォルジュ
ルネ・オ・ジャポン出演の際には、多くの聴衆を惹きつけ日本でも人気上昇中。
エマニュエル・シュトロッセとの連弾アルバム(MIR042ドヴォルザーク:スラ
ヴ舞曲集)でもその実力は証明済み。優しい透明感のある繊細な演奏をするデ
ゼールですが、音は太く細身の彼女からは想像出来ないパワフルな面も持ちあ
わせています。最もシューマンらしい作品のひとつ、「ダヴィッド同盟舞曲集」
は、集中と解放を繰り返す熱い演奏。そして音楽は実に耽美的で申し分のない
シューマンに仕上がっています。




<Harmonia Mundi France>
HMC 901946 \2450
モーツァルト:
(1)ホルン協奏曲第1番 ニ長調KV.412
(2)ホルン協奏曲第4番 変ホ長調KV.495
(3)ファゴット協奏曲 変ロ長調KV.191
(4)オーボエ協奏曲 ハ長調KV.314
トゥーニス・ファン・デァ・ズヴァールト(Hrn)
ドナ・アグレル(Fg)
カタリナ・アルフケン(Ob)
ぺトラ・ミュレヤンス(指)フライブルク・バロック・オーケストラ
0オリジナル楽器による精鋭アンサンブルきってのトップメンバーたちが繰り
広げる愉悦のひととき。フルートとハープ、協奏交響曲(HMC.901897)に次い
で、FBOによるモーツァルトの協奏曲集に第2弾が登場します。
ここに収められた名曲の数々がロイトゲープ、デュルニッツ男爵、フェルレン
ディスといった名手たちとの出会いによって生み出されたことは有名ですが、
わたしたちの時代の名人たちも負けてはいません。ナチュラル・ホルンは当
FBOとブリュッヘンの18世紀オーケストラで首席を務め、先ごろ出たOLCのポス
トホルン・セレナード(TDKAD.023)でもゲスト参加していたズヴァールト。
同じく18世紀オーケストラ、鈴木秀美率いるOLCのメンバーで、デン・ハーグ
の王立音楽院やバーゼル・スコラ・カントルムでも教鞭をとる首席ファゴット
のアグレル。首席オーボエのアルフケンもまた古楽の牙城バーゼル・スコラ・
カントルムで学び、いまでは教鞭もとる第一人者です。
当時をほうふつとさせるオリジナル楽器のなんとも味わい豊かな響きととびき
りの演奏によって、聴きなれた名曲が活き活きとよみがえりました。

HMX 2908250(29CD+1CD-ROM) \10800
完全限定ボックス
ハルモニアムンディ50周年記念スペシャルボックス
「音楽ひとすじ五十年-五十年、五十の名作」
[CD1]
(1)F.クープラン:教区のためのミサ曲/ミシェル・シャピュイ(Org)
(2)コバルビアスの教会のオルガン・コンサート/フランソワ・シャプレ(Org)
[CD2]
ムファット:オルガン音楽の練習(1690)-トッカータ集
/ルネ・サオルジャン(Org)
[CD3]
パーセル:歌劇「アーサー王」
/アルフレッド・デラー(指)デラー・コンソート
[CD4]
パーセル:アーサー王(続き)
/アルフレッド・デラー(指)デラー・コンソート
フォークソング集/アルフレッド・デラー&マーク・デラー
[CD5]
(1)ビザンツ聖歌/マリー=キーロウズ
(2)聖マルセルのミサ/マルセル・ペレス(指)、アンサンブル・オルガヌム
(3)トゥルバドゥールの音楽
/ルネ・クレマンシック(指)、クレマンシック・コンソート
(4)ビンゲン:聖ウルスラをたたえる祭日のための音楽/アノニマス4
[CD6]
デュファイ:アイソリズム・モテット集(全曲)
/パウル・ファン・ネーヴェル(指)、ウエルガス・アンサンンブル
[CD7]-[CD8]-[CD9]
J.S.バッハ:マタイ受難曲(全曲)(録音:1984年)
/ヘレヴェッヘ(指)、
ハワード・クルック(T福音史家)、ウルリク・コールド(Bイエス)、
バーバラ・シュリック(S)、ルネ・ヤーコプス(A)、
ハンス=ペーター・ブロホヴィッツ(T)、ペーター・コーイ(B)
[CD9]
J.S.バッハ:音楽のささげものBWV 1079
モロニー(Cem)、スィー(Fl)、ハロウェイ(Vn)、リンデン(Vc)、クック(Cem)
[CD10]
J.S.バッハ:フーガの技法BWV 1080/フレットワーク
[CD11]-[CD12]-[CD13]
リュリ:歌劇「アティス」(全曲)
ウィリアム・クリスティ(指)
レザール・フロリサン;ギ・ド・メイ、アニェス・メロン他 
[CD13]
マレ:
「音階」(ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・シ・ラ・ソ/ファ・ミ・レ
・ド)
/ロンドン・バロック〔チャールズ・メドラム(指,Gamb)、イングリッド・
ザイフェルト(Vn) ウィリアム・ハント(Gamb)、ジョン・トール(Cemb)〕
[CD14]
(1)モンテヴェルディ:聖母の嘆き
/マリア・クリスティーナ・キール(S)、
ジャン=マルク・エメ(指)、コンチェルト・ソアーヴェ
(2)ビーバー:ロザリオのソナタ
/アンドルー・マンゼ(Vn)、リチャード・エガー(Cem)
(3) ヴィヴァルディ:スターバト・マーテル
/アンドレアス・ショル(C-T)、アンサンブル415、キアラ・バンキーニ(指)
[CD15]
(1)テレマン:カンタータ「さあ、汝ダニエルよ、行け」
/カントゥス・ケルン、ユングヘーネル(指)
(2)ダングルベール:組曲ニ短調、ト長調、ト短調、ニ長調
/ケネス・ギルバート(Cem)
[CD16]
チェアバリーのハーバート卿のリュート写本-17世紀リュート曲集
/ポール・オデット(Lute)
[CD17]
(1)バンキエリ:マドリガル・コメディー集
/アンサンブル・クレマン・ジャヌカン
(2)テレマン:組曲ト長調「風変わり」TWV55:G2
/ベルリン古楽アカデミー
(3)A.L.クープラン:2台のクラヴサンのためのサンフォニー
/ウィリアム・クリスティ、デイヴィッド・フュラー(Cem)
(4)ヨハン・ショーベルト:四重奏
/ルチアーノ・スグリッチ(Cem)、キアラ・バンキーニ(1Vn)、
ヴェロニカ・メジェーン(2Vn)、フィリップ・ボシュバッハ(Vc)
[CD18]-[CD20]
カイザー:歌劇「クロイソス王」
/ルネ・ヤーコプス(指)ベルリン古楽アカデミー、RIAS室内Cho.、
ラモン・トレケル(クロイソス)、ヨハネス・マンノフ(キュロス)、
ドロテア・レシュマン(エルミーラ)、ヴェルナー・ギューラ(アティス)、
クラウス・ヘーガー(オルサネス)、マルクス・シェーファー(エリアテス)
[CD21]
(1)ハイドン:ピアノ三重奏曲第39番ト長調
/パトリック・コーエン(Pf)、エーリッヒ・ヘーバルト(Vn)、
クリストフ・コワン(Vc)
(3)ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調
/ジャン=ギアン・ケラス(Vc)、フ
ライブルク・バロック・オーケストラ、ミュレヤンス(指)
(4)モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」ニ長調KV 504
/ルネ・ヤーコプス(指)、フライブルク・バロック・オーケストラ
[CD22]
ロッシーニ:小ミサ・ソレムニス
/マルクス・クリード(指)、RIAS室内合唱団
[CD23]
(1)ロッシーニ:四声のソナタ 変ロ長調/ディールティエンス(指)
(2)シューマン:女の愛と生涯op.42
/ベルナルダ・フィンク(Ms)、ロジャー・ヴィニョールズ(Pf)
(3)ブラームス:クラリネット・ソナタop.120-1
/ミシェル・ポルタル(Cl)、プルーデルマッヒャー(Pf)
(4)ヴォルフ:
オーケストラつきゲーテの詩による歌曲集(ミニョン、ねずみ捕りの男、
竪琴弾きの歌I-III、アナクレオンの墓)
/ユリアーネ・バンゼ(S)、ヘンシェル(B)、ケント・ナガノ、
ベルリン・ドイツ響
[CD24]
(1)ラモー:新しいクラヴサンのための組曲(1728)-ピアノ版
/アレクサンドル・タロー(Pf)
(2)ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調「英雄」(リスト編/ピアノ版)
/プリュデルマッヒャー(Pf)
[CD25]
(1)ベルリオーズ:夏の夜op.7
/ブリギット・バレーズ(Ms)、ヘレヴェッヘ(指)シャンゼリゼ管
(2)ファリャ:恋は魔術師(1915年版)
/ポンス(指)リウレ市交響楽団、ヒネサ・オルテガ(声)
[CD26]
シューベルト:
(1)幻想曲ハ長調D.934
/イザベル・ファウスト(Vn)、アレクサンドル・メルニコフ(Pf)
(2)ピアノ・ソナタD.960/ポール・ルイス(Pf)
[CD27]
(1)ショパン:バラード(全4曲)/セドリック・ティベルギアン(Pf)
(2)リスト:悲しみのゴンドラ/ベルトラン(Vc)、アモワイヤル(Pf)
(3)ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番ハ長調op.110
/エルサレム弦楽四重奏団
[CD28]
(1)ショーソン:ピアノ四重奏曲op.30/レ・ミュジシャン
(2)シェーンベルク:5つのピアノ曲op.23/クロード・エルフェ(Pf)
(3)ヤナーチェク:草かげの小径にて第1集/アラン・プラネス(Pf)
[CD29]
(1)ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番「内緒の手紙」/メロス四重奏団
(2)バルトーク:コントラスツ/アンサンブル・ワルター・ブイケンス
(3)ペルト:「ベルリン・ミサ」(1990、改訂1997)
ポール・ヒリアー(指)シアター・オブ・ヴォイシズ
[CD30]
収録曲目の解説書(CD-ROM)
フランスのハルモニアムンディレーベルは、2008年に創立50周年を迎えます。
これを記念して、「音楽ひとすじ五十年―五十年、五十の名作」と題し、ハル
モニアムンディの膨大なカタログの中から選りすぐりの50作品をお届けします。
ハルモニアムンディ初期のリリースで現在手に入らなくなってしまった貴重な
ものから、近年リリースのケント・ナガノやシュタイアーまで、それぞれの
アーティストの録音の中でも選りすぐりの作品が、抜粋ではなく完全収録さ
れています。美麗箱に入ってこの価格とは!完全限定生産ですので、この機
会をお見逃し無く!





<GRAND SLAM>
GS 2023 \2250
R・シュトラウス:
(1)交響詩「ドン・ファン」Op.20
(2)交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28
(3)交響詩「死と変容」Op.24
[ボーナス・トラック]
(4)交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
(1)−(3)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
(4)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1954年3月2、3日(2)1954年3月3日(3)1950年1月21、23 & 24日
ウィーン、ムジークフェライン・ザール
(4)1951年12月、ベルリン、ティタニア・パラスト
Source:(1)(2) HMV (U.K.) ALP 1208, (3)HQM 1137
(4)Period (U.S.A.) SPL 716 (Soundtrack from the film "Botchafter der
Musik")
■制作者より
ここに収められたウィーン・フィルによるR.シュトラウスの3曲の交響詩は、
ベートーヴェン以外の作品ではフルトヴェングラーの個性が最も顕著に現れた
ものと言われています。特に「ドン・ファン」と「ティル」はモノーラル末期
の鮮明な音質で捉えられていますが、今回はHMV最初期の重量盤から復刻した
ため、異様にまで生々しい音質で再現されます。また、「死と変容」の初発売
はSP(78回転)でしたが、このディスクではよりノイズの少ないイギリスHMV
最初のLPを使用して復刻しました。
ベルリン・フィルによる「ティル」はあまりにも有名な映画「フルトヴェング
ラーと巨匠たち」(原題:音楽の使者)のサウンド・トラックです。フィルム
の音声故に音質はそれほど良くありませんが、宇野功芳著『フルトヴェングラ
ーの全名演名盤』(講談社+α文庫)、そしてJ.アードイン著『フルトヴェン
グラー・グレート・レコーディングズ』(音楽之友社)ではそれぞれフルト
ヴェングラーの残した「ティル」の最高峰と評価されています。ピリオドの最
初期の重量盤LPから復刻したその音質は、従来のディスクに比べてかなり聴き
ごたえのあるもので、制作者自身もその演奏の凄まじさに改めて仰天したほど
です。他の3曲と違ってレコード用の録音ではないためにボーナス・トラック
としましたが、演奏内容そのものはメインと言っても過言ではありません。
なお、この「ティル」は世界初CD化となります。 
(平林 直哉)




<Preiser Records>
PRCD 93450 \2080
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ 初期録音集
(1)ロルツィング:「密猟者」朗らかで陽気
(2)ロルツィング:「ロシア皇帝と大工」皇帝の歌
(3)ロルツィング:「オンディーヌ」今や祈りは
(4)ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」やぁ、こんにちは!
(5)ワーグナー:「タンホイザー」君は大胆な歌で我々に挑戦し
(6)ワーグナー:「タンホイザー」この貴きまどいを見渡せば
(7)ワーグナー:「タンホイザー」おお、やさしき夕星よ
(8)ヴェルディ:「仮面舞踏会」君の幸せと人生のために
(9)ヴェルディ:「仮面舞踏会」おまえこそ心を汚すもの
(10)ヴェルディ:「シチリア島の夕べの祈り」栄光と華麗さの中で
(11)ヴェルディ:「ファルスタッフ」行儀よく、老ハンス
(12)プッチーニ:「ボエーム」さようなら、甘い日々よ
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
(1)-(4)ヴィルヘルム・シュフター(指)ベルリナー・シンフォニカー
(5)-(7)ヴィルヘルム・シュフター(指)
フィルハーモニカ・オーケストラ・ロンドン
(8)(9)フリッツ・ブッシュ(指)、(10)マリオ・ロッシ(指)
(8)-(10)ケルン放送シンフォニー・オーケストラ
(11)フェレンクツ・フリッチャイ(指)リアス・シンフォニー・オーケストラ
(12)ポール・シュミッツ(指)ベルリン・コミーシェ・オパー・オーケストラ
ドイツのバリトン歌手、フィッシャー=ディースカウの功績については改めて
述べる必要はありませんが、この盤の特筆すべきは、なんといってもデビュー
直後の若々しい歌声を聴く事のできる点でしょう。1925年生まれのフィッシャ
ー=ディースカウが最初の歌曲リサイタルを開いたのが1947年22歳のとき、翌
1948年にはドン・カルロのポーザ公爵でベルリン国立歌劇場にデビューしてい
ます。この盤には1949年から1955年までの録音が収録されており、まさにキャ
リアを始めたばかりのディースカウの歌唱でありますが、その声と技術の成熟
度には驚きを隠すことができません。20代でヴェルディからプッチーニ、ワー
グナーまでこのように歌える歌手に私たちはこれまで出会ったことがあるで
しょうか?
録音から半世紀が経った今、私たちはディートリヒ・フィッシャー=ディース
カウの偉大さを改めて知ることになるのです。

PRCD 89670 \2080
生き続ける過去 マリア・フォン・イロスヴェイ
(1)モーツァルト:「みてくれのばか娘」なんて大騒ぎ 
(2)モーツァルト:「救われたベトゥーリア」同じように不毛です 
(3)モーツァルト:「救われたベトゥーリア」私は武器を持たずに行く 
(4)モーツァルト:幸せの陰よ・・・おまえを残していく 
(5)モーツァルト:「皇帝ティトの慈悲」ああ、この瞬間だけは 
(6)ヴェルディ:「イル・トロヴァトーレ」炎は燃えて 
(7)ヴェルディ:「ドン・カルロ」呪われし美貌 
(8)トマ:「ミニョン」君よ知るや南の国 
(9)ビゼー:「カルメン」カルタの歌 
(10)サン=サーンス:「サムソンとデリラ」恋よ、弱気われに力を添えよ 
(11)サン=サーンス:「サムソンとデリラ」君が声にわが心開く 
(12)ワーグナー:「ラインの黄金」消えろ、ヴォータン、消えろ 
(13)ワーグナー:「ジークフリート」その歌は強く 
(14)ヴェルディ:「レクイエム」書き記されし書物は
マリア・フォン・イロスヴェイ(アルト)1913-1987
(1)-(5)ベルナルド・パウムガルトナー(指) 
(6)-(11)ウィルヘルム・ロイブナー(指)
ウィーン・シンフォニカー
(12)(13)クレメンス・クラウス(指)バイロイト祝祭管弦楽団
(14)ポール・ヴァン・ケンペン(指)
サンタチェチーリアアカデミア合唱団・管弦楽団
1913年にブタペストに生まれたアルト歌手マリア・フォン・イロスヴェイは母
国とウィーンで声楽教育を受けました。ウィーン国際音楽コンクールでの優勝
をきっかけにザルツブルクでキャリアをスタートさせたイロスヴェイは当初、
モーツァルトの初期のオペラを中心に歌っていました。アメリカ・ツアーでの
「コジ・ファン・トゥッテ」のドラベッラのセンセーショナルな成功を経て
1940年にハンブルク州立が歌劇場の専属となる、歌手人生の最後までハンブル
クに拠点を置きました。
戦後、ウィーン国立歌劇場、ミュンヘン、シュトゥットガルト、コヴェント・
ガーデン、ミラノ・スカラ座といった主要歌劇場に客演しましたが、1953年か
ら1958年にバイロイト音楽祭に出演したことが彼女の世界的名声を確立しまし
た。当時発売された2枚のイロスヴェイのソロ・レコードは残念なことにレコ
ードの型の変遷のために、時代の運命によってすぐに廃盤になってしまったの
で、まさに貴重な録音に私たちは半世紀を越えてようやく出会えたといえるで
しょう。


PRCD 89671 \2080
生き続ける過去 マリオ・フィリッペスキ
(1)ベッリーニ:「ノルマ」ヴィーナスの祭壇に 
(2)ロッシーニ:「ウィリアム・テル」あぁ、マティルデ、愛している 
(3)ロッシーニ:「ウィリアム・テル」第2幕3重唱 
(4)ロッシーニ:「ウィルアム・テル」もの言わぬ涙の隠れ家よ 
(5)マイアベーア:「ユグノー教徒」アルプスの雪のように白く 
(6)ヴェルディ:「イル・トロヴァトーレ」いとしの君よ 
(7)ヴェルディ:「イル・トロヴァトーレ」見よ、恐ろしい炎を 
(8)ヴェルディ:「運命の力」人生は地獄だ 
(9)ヴェルディ:「アイーダ」きよきアイーダ 
(10)ヴェルディ:「アイーダ」いとしのアイーダよおまえに 
(11)ヴェルディ:「アイーダ」すでに祭司を集い 
(12)ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」ある日青空を眺めて
(13)ヴェルディ:「オテッロ」清らかな思い出は遠いかなたに 
(14)プッチーニ:「西部の娘」やがてくる自由の日 
(15)プッチーニ:「トゥーランドット」誰も寝てはならぬ
マリオ・フィリッペスキ(テノール)1907-1979
(1)トゥリオ・セラフィン(指)スカラ座オーケストラ、合唱団
(2)-(4)マリオ・ロッシ(指)RAIオーケストラ・合唱団
(5)-(8) (13)-(15)アルゲオ・クアドリ(指)RAIオーケストラ
(9)(12)アルゲオ・クアドリ(指)
オーケストラ・シンフォニカ・ディ・ミラノ
(10)(11)ヴィットリオ・グイ式 RAIオーケストラ・ローマ
戦中・戦後に国際的キャリアを築いた多くのイタリア人テノール歌手たちは、
特に録音においてその実力に値する活躍の場を与えられませんでした。そのう
ちの一人がマリオ・フィリッペスキです。1907年にイタリアのピサ近郊に生ま
れたフィリッペスキは地道で忍耐強い7年間の声楽教育の末、1937年に「ルチ
ア」のエドガルドでデビューしました。
同時代にミラノ・スカラ座で活躍したテノールには、ティト・スキーパ、マリ
オ・デル・モナコなどの偉大な名前が並びます。
マリオ・フィリッペスキに最大の持ち味は輝かしい高音でしょう、しかもその
高音の輝きを失うことなく、中音域・低音域の響きも充実させていることが彼
の魅力であり、ロッシーニからヴェルディまで幅広いレパートリーを歌いこな
してしまうゆえんなのです。
1942年には昭和天皇の列席のもと、ローマで蝶々夫人のピンカートンを歌って
います。





<MIRARE>
MIR 046 \2500
ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ・フェスティバル Vol.2
(1)ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 Op.72 より “ドゥムカ”
(2)ムソルグスキー:展覧会の絵 より “古城”
(3)ムソルグスキー:涙
(4)グリーグ:抒情小曲集 Op.47-3 より “メロディ”
(5)グリーグ:抒情小曲集 Op.54-2 より “ノルウェーの農民行進曲”
(6)ルービンシュタイン:2つのメロディより Op.3-1
(7)(8)リャードフ:前奏曲 Op.13-2, Op.10-1
(9)モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 K457 より第3楽章
(10)ハイドン:ピアノ・ソナタ第39番より第2楽章
(11)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」より第1楽章
(12)シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番より第4楽章
(13)シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 より第14曲
(14)(15)(18)カール・ツェルニー:指使いの技法(50番練習曲)Op.740より
(16)ショパン:エチュードOp.10-3
(17)ムソルグスキー/コルベイニコフ編:
トレパーク歌曲集「死の歌と踊り」より
(1)クレール・デセール&エマユエル・シュトロッセ(P) 
(2)ボリス・ベレゾフスキー(P)
(3)ブリジット・エンゲラー(P) (4)(5)シャニ・ディリュカ(P) 
(6)ブリジット・エンゲラー(P) (7)(8)ボリス・ベレゾフスキー(P) 
(9)アンヌ・ケフェレック(P) (10)イド・バル=シャイ(P) 
(11)ニコラ・アンゲリッシュ(P) (12)エマユエル・シュトロッセ(P) 
(13)クレール・デゼール(P) 
(14)(15)(18)ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(P) 
(16)フィリップ・ジュジアーノ(P) (17)アンドレイ・コロベイニコフ(P)
南仏で毎年開催されるラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ・フェスティバル。
「熱狂の日」でもおなじみのルネ・マルタン氏により創設され、これまでアル
ゲリッチ、ツィマーマンなどの大物ピアニストが出演。また才能豊かな若手演
奏者、作曲者作品など、さまざまな試みを行っている成長を続ける音楽祭の一
つです。Vol.1(MIR021)に続き、このVol.2でもラ・フォルジュルネ&MIRARE
アーティストの面々の演奏が収録されています。また今年の「熱狂の日」の出
演がキャンセルになったブリジット・エンゲラーの代役で来日した弱冠21歳の
ロシアの天才ピアニスト、アンドレイ・コロベイニコフの演奏も収録。豪華絢
爛のフェスティヴァルの一端を垣間見れるアルバムです。





<TAHRA>
TAH 638 2枚組
(1)ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 (ハース版)
(2)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 Op.104
オイゲン・ヨッフム(指)
(1)ヘッセン放送響(1949年5月30日)
(2)エンリコ・マイナルディ(Vc)バイエルン放送響(1950年5月27日)
ヨッフムお得意のブルックナー交響曲(650回の演奏記録あり)と一度も交響
曲は振らなかったドヴォルザークのチェロ協奏曲の興味深いカプリング。
ブルックナーはこの演奏の4ヶ月前にハンブルクでのスタジオ録音(DGG)があり
ます(ハース版)。64年ベルリンフィル(DGG)、76年ドレスデン・シュターツ
カペレ(EMI),84年アムステルダム・コンセルトヘボウ(Tahra)はいずれもノ
ヴァーク版での演奏のためこのヘッセンでの演奏は貴重です。ハース版とはい
えアダージョのクライマックスではトライアングルが活躍しています。





<ZIG-ZAG Territoires>
ZZT 070503 \2480
浮き世の生活-歌曲集
マーラー:歌曲集「子供の不思議な角笛」より「浮き世の生活」、
バルトーク:スロヴァキア民謡、
チャイコフスキー:民謡風歌曲、
ブラームス:ジプシーの歌、
ルトスワフスキ:5つの歌、
ヤナーチェク:モラヴィア民謡
サロメ・アレール(S) ニコラス・クリューガー(P)
録音:2006年9月4-11日
6カ国5ヶ国語での歌唱で多様な民族の旋律を収録したアルバム。これらの作曲
家たちは民族の特性、地域性に基づいた詩的な叙情性をここに表しています。
ですので“浮き世の生活”のすべてが凝集されているといってもよいでしょう。
1975年生まれのフランス、アルザス地方出身の歌手、サロメ・アレールが力強
く歌い上げています。

ZZT 070402 2枚組 \3780
ステファ-ノ・ランディ(1586(?)-1639):歌劇「オルフェオの死」
フランソワーズ・ラセール(指)アカデミア
17世紀初期のローマで重要な作曲家のひとりステファ-ノ・ランディの1619年
作品、歌劇「オルフェオの死」。フランソワーズ・ラセール女史アカデミアに
よる演奏でこの作品の全体像を浮き彫りなりました。ランディは歌劇「聖アレ
ッシオ」の作曲者として有名ですが、この作品もイタリアで発展したオペラの
進化を見る上で大事な作品のひとつです。





<haenssler>
93 206 \2250
ブラームスと同時代の作曲家による作品集 vol.1
(1)ブラームス(1833-1897):チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 op.99
(2)ロベルト・フックス(1847-1927):
チェロ・ソナタ第2番 変ホ短調 op.83
(3)ツェムリンスキー(1871-1942):チェロ・ソナタ イ短調(世界初録音)
ヨハネス・モーザー(Vc)、パウル・リヴィニウス(Pf)
ブラームスのソナタの第1楽章、冒頭の力強く駆け上るようなパッセージにい
きなりノックアウトされます。チェロもピアノもとにかく熱い!それでいて、
知性もきちんと兼ね備えた稀有な演奏となっています。マーラーやシベリウ
スの作曲の先生でもあったフックスのソナタの第1楽章は、激しくうねるよう
な旋律によるチェロとピアノの絡み合いが実に美しく響きます。世界初録音
のツェムリンスキーのチェロ・ソナタは、1894年の初演以降、歴史の波に埋
もれてしまっていた作品です。この作品は、ツェムリンスキーと親しかった、
ウィーン在住でウィーン・フィルの首席チェリストもつとめたブクスバウムと
ともに作り上げられたものです。1938年のナチによるオーストリアとドイツの
合邦により、ブクスバウムはロンドンへと亡命します。1948年のブクスバウム
の死後、その息子が出版社にチェロ・ソナタの楽譜を持ち込んだというもので
す。友情によって生まれ、大切に守られたツェムリンスキーのチェロ・ソナタ
の全貌がここに明らかになります。
モーザーは、2002年の第12回チャイコフスキー国際コンクールで「ロココ主題
による変奏曲」の演奏と解釈でとりわけ高い評価を得、特別賞を受賞していま
す。2006年にはニューヨーク・フィルとともに日本に来日、聴衆を魅了したの
は記憶に新しいところです。パウル・リヴィニウスは、ベルリン芸術大学、ハ
ンス・アイスラー・スクールでも教鞭をとり、若手ながら、特に室内楽でひっ
ぱりだこの存在です。「ブラームスと同時代の作曲家による作品集」は、モー
ザーとリヴィニウスによって考えられたコンセプトで、ブラームスの時代から、
シェーンベルクの十二音技法の時代までのかけはしとなるような作品を集めた
ものです。





<ELOQUENTIA>
EL 0608 \2380
ディドナート - パッション!
オブラドルス(1897-1945):
El Vito(6/8のアンダルシア地方の踊り)/ラ・ミ・ソラ、月桂樹/愛/
いとしいフィアンセよ 他8曲
グラナドス(1867-1916):永遠の哀歌、悲しむマハI&II&III、泣くな瞳よ
トゥリーナ(1882-1949):カンシオン形式の詩(全5曲)
ファリャ(1876-1946):7つのスペイン民謡(全7曲)
モンサルバーチェ(1912-2002):黒人の歌(全5曲)
ロッシーニ(1792-1868):スペインのカンツォネッタ
ジョイス・ディドナート(Ms)、ジュリアス・ドレイク(Pf)
ディドナートは、カンザスのウィチタ州立大学出身のメゾ・ソプラノ。メトロ
ポリタンのケルビーノ役(フィガロの結婚)でデビュー、その後もコヴェント
ガーデンではロジーナ(セビリヤの理髪師)、スカラ座、パリ・オペラ座では
しばしばアンジェリーナ(チェネレントラ)、他にも世界中の劇場や音楽祭で
華々しい活躍ぶりをしています。クリスティ指揮の「ヘラクレス」(BAC 013)
でもひときわ美しい舞台姿とその歌唱で圧倒的な存在感を見せつけました。
「当代最高のロジーナ歌い」の異名をとるディドナートによる、最高に楽しく
元気なスペインものの1枚。
音楽家としてどのように人生を歩んでいくかを選択する岐路に立たされた時、
オペラ歌手になることを決意した絶対的なきっかけを与えた作曲家は、オブラ
ドルスであったと彼女は述べているだけに、思い入れも気合も充分。オブラド
ルスはピアノの手ほどきを母にうけ、作曲はほぼ独学でした。カタルーニャ地
方の色合いが濃厚に感じられる作風です。ディドナートは、思い入れも気合も
十分の、熱いリズムと熱い血、生命力に満ち溢れた歌唱で聴かせてくれます。
グラナドスの「永遠の哀歌」は絶品。うってかわってしっとりとした情感で魅
了します。最後に収録されたロッシーニの「スペインのカンツォネッタ」はも
う格別、カスタネットを手に踊りだしたくなることうけあいです。ドレイクは、
ボストリッジの伴奏も多くつとめ、歌手達から絶大な信頼をえているピアニス
ト。ディドナートと丁々発止のスペイン熱合戦を繰り広げています。

EL 0710 \2380
17世紀ナポリの宗教音楽集
(1)クリストファロ・カレザーナ(ca.1640-1709):
Dixit Dominus(主は言われた)-5つの声と器楽のための
(2)ジョヴァンニ・サルヴァトーレ:
アポストリ・ミサのための晩課(Verso per la Messa dell’Apostoli, e
Feste Doppie)
(3)フランチェスコ・プロヴェンツァーレ(1624-1709):
主の家に行こう、と人々が言ったとき私はうれしかった(Laetatus sum in
his quae dicta sunt mihi)
(4)サルヴァトーレ:
Vesro primo per la Gloria transportata una quinta bassa
(5)プロヴェンツァーレ:主がシオンの繁栄を回復されたとき
(6)サルヴァトーレ:
Durezze(堅さ=不協和音) e ligature(結ばれたもの=タイで結ばれた音)
(7)プロヴェンツァーレ:
死者のためのミサ曲-器楽をともなった4つの声のための
アントニオ・フローリオ(指)
カッペッラ・デッラ・ピエタ・デ・トゥルキーニ
ヴァレンティーナ・ヴァッリアーレ(S)、ルチア・シアンニマニコ(A)、
ジュゼッペ・デ・ヴィットーリオ、ロザリオ・トタロ(T)、
ジュゼッペ・ナヴィーリオ(B)
317世紀にナポリで活躍した作曲家たちによる宗教作品集。冒頭のカレザーナ
の作品は、宗教作品ながらオペラを思わせるドラマチックな作風。華麗で喜び
に満ちており、活気のあるリズムとともに気分は17世紀ナポリへと一気に羽
ばたきます。プロヴェンツァーレは、17世紀ナポリの重要な音楽家。ここに
収められたレクイエムは、後に2つの合唱群と器楽のためにも大規模に編曲さ
れています。重要な司祭の葬儀の際など、特別な機会にのみ演奏されたと考
えられる大規模なレクイエムは、当時のナポリでは他に2つしかのこされてお
らず、いかに彼が重要な地位を占めていたかがうかがわれます。「怒りの日」
は、あからさまにグレゴリオ聖歌のあの旋律が用いられており、当時の教会
の絶大勢力を感じずにはいられませんが、実に生き生きと見事に和声付けが
なされています。プロヴェンツァーレに鍵盤を教えたであろうとされている、
サルヴァトーレによるふたつのオルガン作品((4)、(6))も魅力。ドキっと
するような不協和音や思いがけない和声の解決に、一瞬たりとも聞き逃せな
い小宇宙が広がっています。声楽陣、弦楽器陣のピッチのとりかたはバッチ
リ絶妙、アンサンブルは申し分なし、それぞれの音色もしたたるように美し
くとらえられた秀逸な録音です。





<Praga Digitals>
PRDDSD 250239(SACD-Hybrid) \2780
インドジフ・フェルト(b.1925):
(1)弦楽四重奏曲第4番J.61(1965)
(2)クラリネット五重奏曲J.194(1999)
(3)チェロとピアノのための2つの小品J.22(1954-55)
(4)ヴィオラと大管弦楽のための協奏曲J.208(2003-04)
プラジャーク四重奏団
ヤン・マフ(Cl) ミハル・カニュカ(Vc)
ヤロミール・クレパーチ(P) ラファエル・オレグ(Va)
ウラディミール・ヴァーレク(指)プラハ放送SO.
録音:2006年7月、9月プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
(4)のみ2006年5月7日ディジョン・オーディトリウム(ライヴ)
0十二音技法やセリー技法による洗練された作風で知られる現代チェコの作曲
家フェルト。多作家である点がマルチヌーに似て、その精神的な後継者ともい
われています。このアルバムには、なかでもかれの才能が適しているとされる
異なる時代の器楽作品が収められています。現時点で6曲を数える弦楽四重奏
はみな、初期に傾倒したバルトークを規範としています。ヴラフ四重奏団に
献呈され、スメタナ四重奏団によって初演された第4番。バルトーク・ピチカ
ートが多用され、繊細な弱音と耳をつんざくような喧騒が交替するなか、どこ
かベルクあたりをおもわせる冷え冷えとした抒情が浮かび上がります。
演奏時間30分弱とアルバムの半分を占めるヴィオラ協奏曲。若い頃に自らが弾
き特性を知り抜いた楽器から、独特のノスタルジックな色合いを引き出してい
ます。すべて録音がきわめて優秀なため、響きにまかせてどっぷりフェルトの
世界に浸れます。

<VENEZIA>
CDVE04280 3枚組 \2000
バッハ:6つのヴァイオリン・ソナタ全曲、3つのチェロ・ソナタ全曲
Disc.1
(1)ヴァイオリン・ソナタ第1番 ロ短調 BWV.1014
(2)ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 BWV.1015
(3)ヴァイオリン・ソナタ第3番 ホ長調 BWV.1016
Disc.2
(4)ヴァイオリン・ソナタ第4番 ハ短調 BWV.1017
(5)ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ短調 BWV.1018
(6)ヴァイオリン・ソナタ第6番 ト長調 BWV.1019
イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン)
ナターリャ・ゼルツァロワ(ハープシコード) 1987年録音
Disc.3
(7)チェロ・ソナタ第1番 ト長調 BWV.1027
(8)チェロ・ソナタ第2番 ニ長調 BWV.1028
(9)チェロ・ソナタ第3番 ト短調 BWV.1029
ダニール・シャフラン(チェロ)
アンドレイ・ヴォルコンスキー(ハープシコード) 1966年録音

CDVE04281 2枚組 \1650
シューマン:交響曲全集
(1)交響曲第1番 変ロ長調「春」 op.38
(2)交響曲第2番 ハ長調 op.61
(3)交響曲第3番 変ホ長調「ライン」 op.97
(4)交響曲第4番 ニ短調 op.120
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮エストニア国立交響楽団
1978年録音

<DELTA CLASSICS>
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
DCCA-0037 \2415
弊社から発売しているフルトヴェングラーのCDだけでも既に3種類の「運命」
があります。しかし、元々レパートリーが多く残っていたわけでなく、どうし
ても曲目にも偏りが生じてしまうのが残念ではありますが、このローマRAIと
の「運命」もなかなかどうしてやはりフルトヴェングラーなのです。
ベルリン・フィルやウィーン・フィルの名演と言われる「運命」を残していま
すから、この演奏では物足りないと感じる方もいるかもしれません。四六時中
一緒に演奏してきたベルリン、ウィーンと比べるのは酷な事ですが、それでも
精一杯巨匠に喰らいついていこうという姿勢が伺える演奏です。
演奏の運び、解釈などは後年の54年のものに近いかもしれません。が、しかし
演奏上の不備な点も耳につきやすく、ローマRAIとの演奏を貶す方もいるかも
しれませんが、やはりそれでも良い点があり、ついつい引き込まれてしまうス
ケールの大きな演奏は一聴の価値はあります。
スカルピーニをソリストに迎えてのベートーヴェンのピアノ協奏曲4番も相手
に合わせた伴奏が渋くピアノが演奏している時は黒子に徹しますが、オケだけ
の箇所ではいつものフルヴェン節だが顔を出すものの、そこまでは大袈裟に
ず気持ち抑えて伴奏しているところも心憎い解釈かもしれません。
しかし、残念な事にピアノ協奏曲の方は元の録音時なのか、マスター制作時な
のかは不明ですがドロップアウトする箇所があり、今回のこのCDにもドロップ
アウトする箇所があります。ご了承下さい。
一般的には評価が高くないローマRAIとの演奏を、もう一度聴き直した事で新
しい何かを、もしかしたら発見できるかもしれません。

<MEMORIES>
MR2014/15 2枚組 \3380
CD1
ブリテン:
左手ピアノと管弦楽のための主題と変奏(Diversions)作品21
(ベルリン放送響+ジークフリート・ラップ=ピアノ:1951年10月21日)、
フレンニコフ:交響曲第2番
(ベルリン放送響:1955年4月21日)
CD2
オルフ:カルミナ・ブラーナ
以上、プラハ放送響
独唱=ミラヴ・スオルトヴァ(ソプラノ)、
アントニン・ヴィタヴァ(テノール)、
テオドル・スルバス(Br)
1957年5月31日ライヴ
フランツ・コンビチュニー指揮
往年の大指揮者、フランツ・コンビチュニーによる希少なレパートリーを集め
た好企画です。特にフレンニコフ:交響曲第2番という、轟音、爆音好きには
堪らない名曲が含まれます。スベトラーノフの演奏しか聴けない状態で長く続
いておりました。ファンにとっては、このリリースは大変歓迎されるでしょう。
MEMORIESによるとコンビチュニーらしいがっしりとした構成的な演奏で重みを
持つが故にその迫力も無類とのことです。そして、「カルミナ・ブラーナ」と
いう驚愕の初登場音源も含みます。コンビチュニーといえばドイツ音楽の権威
ですが、無論オルフも紛れもないドイツ音楽であり、堂々たる演奏を聞かせて
くれます。いずれも年代にしては良好な音質で音楽愛好家には充分に訴求する
品質と申せましょう。




<DIAPASON>
DRCD79 \2080 ※ご予約締切日7月9日
ミケランジェリ・オール・ショパン・リサイタル
ショパン:
幻想曲へ短調op.49、前奏曲嬰ハ短調op.45、ソナタ第2番変ロ短調/
マズルカヘ短調op. 68-4/嬰ト短調op. 33-1/変ニ長調op. 30-3/
嬰へ短調op. 59-3/バラード第1番ト短調op.23-1/アンダンテ・スピアナート
と華麗な大ポロネーズop. 22
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)
1967年6月28日 プラト、メタスタシオ劇場ステレオ・ライヴ
イタリアのトスカーナ州、プラトは、フィレンツェから20キロ離れた美しい街
ですが、ここのテアトロ・メタスタシオは、美しい内装、外観を保つ名門劇場
で、ミケランジェリはこの土地を愛し通算で10回のリサイタルを開きました。
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリとプラトの縁は、今なお高名な
ロベルト・フィオラヴァンティ(1948年にプラート・コンサート協会を設立し、
組織)との個人的な友好関係によって生まれました。当演奏はファン垂涎のオ
ール・ショパン・プログラム。全盛時の迫力と音色の輝かしさが見事に記録さ
れております。演奏から33年後の2000年に、当演奏はアーカイヴから発見され、
慎重な音源修復がなされ、ミケランジェリ夫人、ミケランジェリのスタッフに
よる音質の承認を得て、地元銀行のスポンサーシップを得てCD化され関係者向
けに配布されました。弊社は現地代理人を通じ、一般発売化の交渉を長期に渡
りしてまいりましたが、DIAPASONオーナーの病気や何よりもミケランジェリ未
亡人、ジュリアナ女史が今年87歳という高齢であり、静かな生活を欲しており、
こうした未発表ライヴ録音のCD化に対しては極めて慎重な姿勢だったため実現
は困難を極めました。
今回のリリースは、私家版の体裁に準拠する約束と音質について夫人の承認が
ある音源ゆえに修復、改変を一切行わないことを条件にDIAPASONが特別に許さ
れたものです。数量限定発売です。日本語・英語の解説とDIAPASON社長からの
メッセージ付き。
―許光俊氏による日本語ライナーノートより―ここでミケランジェリが奏でて
いるのは、私たちがショパンというと連想する類の音楽とは著しく異なると言
うしかないだろう。最初の「幻想曲ヘ短調」の冒頭からして、リズムの正確さ、
明快さが際だつ。北ヨーロッパ的な霧や闇の雰囲気、あるいは幻想性は微塵も
ない。ミケランジェリはあらゆる音の響きや動きを手に取るようにわからせる。
音符のひとつひとつが、あたかも地中海の明るい光に照らされているかのよう
にくっきりと見える。ハイドンのソナタを聴いているかのような錯覚すら起こ
させよう。とはいえ、注意深く聴くと、この明るさのうちにも実に微妙、精妙
な陰影が施されていることに気づかされる。和声的な響きの変化をこれほどま
でに明瞭にさらけ出した演奏は、ほとんど他にないのではないか。まるでプリ
ズムによって分解された光の七色を見せられているようだ。

●DIAPASON総合カタログ
イタリア・ディアパゾンは、録音技師でプラト・コンサート協会の総裁である
Enrico Belluomini氏によって、トスカーナ州のプラトに生まれました。録音
技師故に、自身の録音にこだわりがあります。しかし、目玉はミケランジェリ
の・プラト・リサイタルでございましょう。関係者配布向けの珍品を長年の交
渉により、やっと一般発売にまで漕ぎ着けました。

DR 3301(アナログLP) \2080
「大戦後から現代までのフィレンツェの音楽」
アリゴ・ベンヴェヌーティ:ユリスの最後の死
ガエターノ・G. ルポリーニ:夜の空間
ロマノ・ペッツァーティ:遠くから
ウガルベルト・デ・アンジェリス:4つの墓碑銘
ロベルト・ベチェリ:八重奏曲他

DR 3302(アナログLP) \2080
ダニエレ・ロンバルディ:21のピアノのための大ソナタ
ダニエレ・ロンバルディ(P)

DR 3331(アナログLP) \2080
サルヴァトーレ・マッセイ:「雲」
雲/東の空の星/黎明/暦/遠い記憶/トスカナ平野/11月他
サルヴァトーレ・マッセイ(歌)、マルチェッロ・マシ(G, Dms)

★以下は通常CD 各1枚 \2080
DRCD 01
ダッラピッコラ:
小さな夜の音楽/3つの審判/カルロ・プロスペリ:第2の闇で
マリオ・ルッフィーニ:ゆるぎないもの
アントニア・ブラウン(S)、アンドレア・ボット(G)、
マルゲリータ・ガリーニ(Cemb)、
マリオ・ルッフィーニ指揮
グルッポ・イタリアーノ・ディ・ムジカ・コンテンポラネア

DRCD 02
アリゴ・ベンヴェヌーティ:歌劇「ナイト・クラブ」
グルッポ・イタリアーノ・ディ・ムジカ・コンテンポラネア

DRCD 03
マルチェッロ・マシ:「高さ−おとぎの島」
愛の歌/子守歌/フランシス/橋の下の影/共鳴/砂の中の雨滴/ユーラシアの朝
/夢他

DRCD 61
ダッラピッコラ:タルティニアーナ
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調op. 94a
アルベルト・ボローニ(Vn)、ジュゼッペ・ブルノ(P)

DRCD 62
リスト:
ペトラルカのソネット第123番/「詩的で宗教的な調べ」から葬送/
超絶技巧練習曲第1番「前奏曲」/第11番「夕べの調べ」/第10番へ短調
ヨランダ・サルティ(P)

DRCD 63
アレッサンドロ・カサグランデ:狩猟/2つの叙情詩/黄道十二宮
ヨランダ・サルティ(P)、ドナテッラ・デボリニ(S)、
アンドレア・パッシリ(P)、エンリーコ・カプロニ(Hrn)

DRCD 64/65 2枚組
アレッサンドロ・スカルラッティ:フルートと弦楽のための7つのソナタ
ドメニコ・ツィポリ:
オルガンとチェンバロのためのタブラチュアのソナタ集から
セヴェリーノ・ガッツェローニ(Fl)、
ルイジ・フェルディナンド・タリアヴィーニ(Org, Chem)

DRCD 66
ロッシーニ:幻想曲
ショパン:ロッシーニの主題による変奏曲
ベートーヴェン:6つの異なる主題と変奏op. 105
シューベルト:「しおれた花」による変奏曲D. 802
ミケーレ・マラスコ(Fl)、フォルコ・ヴィキ(P)

DRCD 67
「歌劇の演奏会」
ドニゼッティ:
「愛の妙薬」によるカプリッチョ/「ランメルモールのルチア」によるディ
ヴェルティメント
ヴェルディ:
「椿姫」の回想/「仮面舞踏会」による幻想曲/「トロヴァトーレ」による
ディヴェルティメント
ロッシーニ:
アレグロ/「オテロ」のカヴァティーナによる幻想曲/「泥棒かささぎ」から
のカヴァティーナ
パオロ・カルリーニ(Fg)、マウロ・カステッラノ(P)

DRCD68
ハイドン:テ・デウム/太鼓ミサ
マリクラ・ロッシ・オルメダ(S)、マリーナ・デ・リソ(A)、
ステファノ・フェッラリ(T)、マルコ・スカヴァッツァ(T)、
アレッサンドロ・ピンツァウティ指揮
アテスティス合唱団、プラト市カメラータ・ストゥルメンターレ

DRCD70
「オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための四重奏曲」
モーツァルト:四重奏曲K. 370(368b)
F. アーベル:四重奏曲イ長調op. 12-2
カール・シュターミツ:四重奏曲変ホ長調op. 8-4
ブリテン:幻想曲op. 2
アマデウス合奏団

DRCD71
「管弦楽舞曲集」
モーツァルト:6つのドイツ舞曲K. 571
シューベルト(ウェーベルン編曲):10月のドイツ舞曲
ヨハン・シュトラウス2世:
トリッチ・トラッチ・ポルカ/ワルツ「南国のばら」/山賊ギャロップ/
皇帝円舞曲/ワルツ「美しき青きドナウ」
コダーイ:ガランタ舞曲
アントネッロ・アレマンディ指揮
プラト市カメラータ・ストゥルメンターレ

DRCD72a-b 2枚組
ハイドン:オラトリオ「天地創造」
パオラ・チーニャ(S)、イェレミー・オヴェンデン(T)、
ダヴィッド・モルナール(Br)、アンドレアス・マッコ(Bs)、
プラト・グイド・モナコ合唱団、
アレッサンドロ・ピンツァウティ指揮
プラト市カメラータ・ストゥルメンターレ他

DRCD73
「序曲集」
モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲/「コシ・ファン・トゥッテ」序曲
ベートーヴェン:
「プロメテウスの創造」序曲/「エグモント」序曲/序曲「命名祝日」
ロッシーニ:
「アルジェのイタリア女」序曲/「セビーリャの理髪師」序曲/
「シンデレラ」序曲
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
アレッサンドロ・ピンツァウティ指揮
プラト市カメラータ・ストゥルメンターレ

DRCD74
「20世紀音楽の珍しい対」
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルーとカルロス・サンタナ:君に捧げ
るサンバ
ジョン・レノン:イマジンとストラヴィンスキー:春の祭典
サティ:パラード(見世物小屋)とフランク・ザッパ:黄色い雪は食べるな
ロジャー・ウォーターズ:壁とシェーンベルク:管楽五重奏曲op. 26
ラウラ・デ・ルカ

DRCD76
モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調/第41番ハ長調「ジュピター」
ジョナサン・ウェッブ指揮
プラト市カメラータ・ストゥルメンターレ

DRAS01
「イタリア・バロック傑作集」
コレッリ:合奏協奏曲op. 6-8「クリスマス」
ヴィヴァルディ:弦楽と通奏低音のための協奏曲ホ短調
アレッサンドロ・マルチェッロ:オーボエ協奏曲ニ短調
ボッケリーニ:オーボエ五重奏曲イ長調op. 55(45)-4/変ホ長調op. 55(45)-5
ロベルト・ロミテッリ(Ob)、アウグスト・オッタヴィアーニ(Vn)、
エリザベッタ・クリソストミ(Vn)、ジュゼッペ・ドルチ(Vc)、
イ・ヴィルトゥオーシ・イタリアーニ

DRGM 01
パレストリーナ:おお良きイエス
アルカデルト:白く優しい白鳥
メンデルスゾーン:森への別れop. 59-3/春のきざしop. 48-1
レンツォ・ボッシ:明るい夜
ボナヴェントゥラ:至高の聖母マリア
ジョヴァンニ・カスタニョリ:父/セレナード他
ロレンツォ・フラティーニ指揮
プラト・グイド・モナコ合唱団

DS12
アルド・クレメンティ:点対点
マリオ・ルッフィーニ指揮
グルッポ・アペルト・ムジカ・オッジ、
ジャンカルロ・カルディーニ(P)、ロベルト・ファブリチアーニ(Fl)、
リリアナ・ポリ(コンピュータ加工した声)

DRVHS504
モーツァルト:レクイエム
アレッサンドロ・ピンツァウティ指揮
プラト市カメラータ・ストゥルメンターレ、
フィリッポ・マリア・ブレッサン指揮
アテシス合唱団

Ed. Amadeus
ケルビーニ:ト長調協奏曲から序曲/交響曲ニ長調/歌劇「二日間」序曲
アレッサンドロ・ピンツァウティ指揮
プラト市カメラータ・ストゥルメンターレ

<SVETLANOV FOUNDATION>
SVET 04981-6 6枚組 \7120
ラフマニノフ(1873-1943):管弦楽作品集
交響曲第1番ニ短調 Op.13/幻想曲「岩」 Op.7
交響曲第2番ホ短調 Op.27/交響詩「死の島」Op.29
交響曲第3番イ短調 Op.44/交響的舞曲集 Op.45
6つの女声合唱曲 Op.15(++)/カンタータ「春」Op.20(+)/
オペラ「アレコ」から
詩曲「鐘」Op.35(*)/ヴォカリーズ Op.34 Op.14(V・キン編曲)
交響詩「ロスチスラフ公」(1891)/ジプシーの主題による奇想曲 Op.12
スケルツォ(1887)/楽興の時 ロ短調 Op.16 No.3(**)/同 Op.16 No.5(**)
ヴォカリーズ Op.34 Op.14(エフゲニー・スヴェトラーノフ編曲)(**)
前奏曲ニ長調 Op.23 No.4(**)/悲歌 Op.3 No.1(**)
ガリーナ・ピサレンコ(ソプラノ(*))
アレクセイ・マスレンニコフ(テノール(*))
セルゲイ・ヤコヴェンコ(バリトン(*/+))
ユルロフ・ロシア合唱団(*/+)
モスクワ放送女声グループ(++)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮(**以外)、ピアノ(**))
ソヴィエト国立交響楽団(**以外)
録音:1954-1978年




<MELODIYA>
MELCD 1000149 \1780
アントン・アレンスキー(1861-1906):
交響曲第1番ロ短調 Op.4(*)
交響曲第2番イ長調 Op.22(*)
オペラ「ヴォルガ川上の夢」序曲 Op.16(*)
弦楽のための間奏曲ト短調 Op.13(+)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1983年(*)/1990年(+)

MELCD 1001063 \1780
リスト(1811-1886):
ピアノ協奏曲第1番変ホ長調(*)
「死の舞踏」(ピアノと管弦楽のための)(*)
バルトーク(1881-1945):
弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽(+)
パーヴェル・セレブリャコフ(ピアノ(*))
キリル・コンドラシン(指揮)
モスクワ・フィルハーモニー交響楽団
録音:1961年(*)/1974年(+)




<SMC (MOSCOW CONSERVATORY)>
SMCCD 0010 \1780
アブラム・ディヤコフ アンサンブル録音集
ジャン=アントワーヌ・デプラン(1678-1704):
イントラーダ(アダージョ)(*)
フリッツ・クライスラー(1875-1962):気取った女(+)
ルイ=クロード・ダカン(1694-1772):かっこう(#)
ショパン(1810-1849):
マズルカ へ短調 Op.68 No.4(#)/同ニ長調 Op.33 No.2(*)
チャイコフスキー(1840-1893):無言歌 Op.2 No.3(#)
アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915):夜想曲嬰へ短調 Op.5 No.1
モリツ・モシュコフスキ(1854-1925):ギター Op.45 No.2(#)
アレクサンドル・ゲディケ(1877-1925):
クラリネットとピアノのための練習曲(**)
同:トランペットとピアノのための演奏会用練習曲(++)
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):くまばちの飛行(**)
シューベルト(1797-1828):
ピアノ五重奏曲イ長調「ます」Op.114 D.667(##)
アブラム・ディヤコフ(ピアノ)
ミハイル・フィヒテンホルツ(ヴァイオリン(*))
エリザヴェータ・ギレリス(ヴァイオリン(+))
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン(#))
アレクサンドル・ヴォロディン(クラリネット(**))
エルゲイ・エミョーリン(トランペット(++))
アヴェト・ガブリエリャン(ヴァイオリン(##))
ミハイル・テリアン(ヴィオラ(##))
セルゲイ・アスラマジャン(チェロ(##))
イオシフ・ゲルトヴィチ(コントラバス(##))
録音:1930年代終盤
アブラム・ディヤコフ(1904-1941)はモスクワ音楽院教授を務めた名ピアニ
ストでしたが、第二次大戦志願兵となり若くして戦死しました。
ブックレットの解説部分をのぞきキリル文字表記となっております。




<VISTA VERA>
VVCD 00122-2 2枚組 \3560
ラフマニノフ(1873-1943):
聖金口ヨハネの聖体礼儀[聖ヨハネス・クリソストムスの典礼]Op.31(*)
チャイコフスキー(1840-1893):
聖金口ヨハネの聖体礼儀[聖ヨハネス・クリソストムスの典礼]Op.41(+)
ワレーリー・ポリャンスキー(指揮)
ロシア国立シンフォニー・カペラ(合唱)
録音:1990年(*)/1988年(+)

VVCD 00123 \1780
ニコライ&アレクサンドル・チェレプニン:室内楽作品集
ニコライ・チェレプニン(1873-1945):
抒情詩(ヴァイオリンとピアノのための)Op.9(*)
アレクサンドル・チェレプニン(1899-1977):
ヴァイオリン・ソナタ(*)
グルジア狂詩曲(チェロとピアノのための)(+/#)
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 Op.49(+/**)
ピアノ三重奏曲 Op.24(++)
ニコライ・チェレプニン/ウラディーミル・クリューコフ編曲:
ピアノ三重奏曲「Dacha(田舎の家)」Op.38 No.4(++)
アレクサンドル・チェレプニン:
2台のピアノのためのロンド ニ長調 Op.87a(##)
ソフィア・フリドマン(ヴァイオリン(*))
ニーノ・バルカラヤ(ピアノ(*))
アレクセイ・トロストフ(チェロ(+))
オルガ・マカロワ(ピアノ(#))
ドミートリー・ゲルマン(ヴァイオリン(**))
ニュー・トリオ(++)
オルガ・マカロワ(ピアノ) ドミートリー・ゲルマン(ヴァイオリン)
アレクセイ・トロストフ(チェロ)
ピアノ・デュエット・ユリア・ゲタッロ&アレクサンドル・アンドレーエフ(##)
録音:2006年、モスクワ音楽院マリー・ホール

VVCD 00124 \1780
アレクサンドル・チェレプニン(1899-1977):
室内楽作品集(チェロとピアノのための作品集)
チェロ・ソナタ第1番 Op.29(1924)(*)
チェロ・ソナタ第2番 Op.30 No.1(*)
チェロ・ソナタ第3番 Op.30 No.2(1919-1926)(*)
オード(*)/無伴奏チェロ組曲 Op.76(1946)/歌と踊り Op.84(1953)(*)
アレクサンドル・ルーディン(チェロ)
ヴィクトル・ギンズブルク(ピアノ)
録音:2006年、モスクワ音楽院マリー・ホール

VVCD 00125 \1780
ウラディーミル・ソフロニツキー Vol.8
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
シューベルト(1797-1828):ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調
ショパン(1810-1849):
バラード第3番変イ長調 Op.47/マズルカ嬰ハ短調 Op.30 No.4
ワルツ変ニ長調 Op.64 No.1
ウラディーミル・ソフロニツキー(ピアノ)
録音:1946-1956年

VVCD 00126 \1780
ヘンデル(1685-1759):12の合奏協奏曲 Op.6 Vol.3
第9番へ長調,第10番ニ短調,第11番イ長調,第12番ロ短調
レフ・マルキス(指揮)
ソロイスツ・アンサンブル
録音:1968年

VVCD 00127 \1780
01279ブラスバンドによるロシアの古いワルツ集
ゴットリープ・キトラー:期待
A・ジョイス:秋の夢
エミール・ワルトトイフェル(1837-1915):女学生
イワン・シャトロフ(1879-1952):満州の丘で
イオン・イヴァノヴィチ(1854-1902):ドナウ川のさざ波
V・ベッカー:森の寓話
A・ジョイス:思い出
ワシーリー・アンドレーエフ(1862-1918):蘭
V・ベッカー:静かな湖で
P・ガポン:ちぎれた弦
ワシーリー・アガプキン(1884-1964):青い夜
V・ベッカー:舞踏会の女王
Y・ローザス:波涛を越えて
V・ダヴィンホフ:使者
ニコライ・バカレイニコフ(1881-1957):悲しみ
K・エバン:夢
N・セルゲーエフ、N・ナザーロフ(指揮)
ソヴィエト国防省第一模範軍楽隊
録音:1968、1969、1971、1972年

VVCD 00128 \1780
ブラスバンドによるロシアの古い行進曲集
ワシーリー・アガプキン(1884-1964):スラヴ娘の別れ
不詳:プレオブラジェンスキー連隊行進曲
騎馬衛兵連隊行進曲/親衛軽騎兵連隊行進曲
Ahtyr 軽騎兵連隊行進曲/ベラルーシ軽騎兵連隊行進曲
親衛グロードノ軽騎兵連隊行進曲/第16ラゴダ歩兵連隊行進曲
ニジェゴロド竜騎兵連隊行進曲/第92ペチョラ連隊行進曲
第108サラトフ騎兵連隊行進曲/「1815年パリ」行進曲
ボグダン・フメルニツキー行進曲/トトルベン行進曲
旧縦列歩行行進曲/「鷲」行進曲/「ホームシック」行進曲
英雄行進曲/擲弾兵行進曲/キューバ歩兵大隊行進曲「海の王」
勝者の凱旋行進曲
V・ベッカー:「勝利の喜び」行進曲
V・フォーマン:Souvorovtsys 行進曲
不詳:速歩行進曲
N・セルゲーエフ、N・ナザーロフ、N・ミハイロフ、A・マルツェフ(指揮)
ソヴィエト国防省第一模範軍楽隊
録音:1969、1972、1973、1974、1978年

VVCD 00129 \1780
3スタニスラフ・ネイガウス Vol.2
シューベルト(1797-1828):
ピアノ・ソナタ第13番イ長調 Op.120 D.664(*)
即興曲ハ短調 Op.90 D.899 No.1(+)
シューマン(1810-1856):
雑記帳 Op.99 から Nos.1,2,3,5,7,8(#)/クライスレリアーナ Op.16(**)
スタニスラフ・ネイガウス(ピアノ)
録音:1963年9月22日(*)、1978年8月2日(+)、
チャイコフスキー・ホール、ライヴ(*/+)
1963年(#)/1979年10月25日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(**)

VVCD 00130 \1780
マリア・グリンベルクの遺産 Vol.6
ブラームス(1833-1897):
バラード ロ長調 Op.10 No.4(*)/同ロ短調 Op.10 No.3(*)
自作主題による変奏曲ニ長調 Op.21 No.1(+)
カプリッチョ ロ短調 Op.76 No.2(+)
6つのワルツ Op.39 から Nos.3,1,7,6,15,16(#)
3つの間奏曲 Op.117(**)/ハンガリー舞曲集 から Nos.3,14,11,7,9(++)
マリア・グリンベルク(ピアノ)
録音:1950年(*)/1971年(+)/1964年(#)/1961年(**)/1960年(++)
The Legacy of Maria Grinberg Vol.6 - Brahms

VVCD 00131 \1780
エミリア・モスクヴィチナ ハープのための音楽
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):組曲 Op.83
ポール・クレストン(1906-1985):狂詩曲「オリンピア」Op.94
アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974):前奏曲
セルジュ・ナトラ(1924-):ソナティナ(1964)
マリー=オーギュスト・デュラン(1830-1909):ワルツ
ヘスス・グリーディ(1886-1961):バスク民謡による即興曲
エルネスト・レクオーナ(1896-1963):
スペイン組曲「アンダルシア」から マラゲーニャ
R・レパッラ(1876-1943):小品集「スペインのリズム」から
アバロモス,ティエントス,トリアナーロス
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):スペイン舞曲
カルロス・サルセード(1885-1961):
ルンバ/旋風/スペインの主題による演奏会用大幻想曲
ラヴェル(1875-1937):序奏とアレグロ
(ハープ、フルート、クラリネットと弦楽四重奏のための;1905)
エミリア・モスクヴィチナ(ハープ)
チャイコフスキー交響楽団のソリストたち(*)
録音:1985-1995年

VVCD 00132 \1780
偉大なるロシアの指揮者たち Vol.1
サムイル・サモスード(1884-1964) ワルツ・コンサート
ミハイル・グリンカ(1804-1857):ワルツ幻想曲ロ短調
アレクサンドル・グラズノフ(1865-1936):演奏会用ワルツ ニ長調 Op.47
チャイコフスキー(1840-1893):
バレエ「眠れる森の美女」Op.66 第1幕 から ワルツ
ワルツ=スケルツォ ハ長調 Op.34(*)
バレエ「くるみ割り人形」Op.71 第2幕 から 花のワルツ
ウェーバー(1786-1826)/ベルリオーズ編曲:舞踏への勧誘 変ニ長調 Op.65
グノー(1818-1893):オペラ「ロメオとジュリエット」第1幕 から ワルツ(+)
ヨハン・シュトラウス II(1825-1899):春の声 変ロ長調 Op.410(+)
レオ・ドリーブ(1836-1891):バレエ「コッペリア」から ワルツ
ロベール・プランケット(1848-1903):
オペレッタ「コルヌヴィルの鐘」第1幕 から ロンド=ワルツ(侯爵のアリア)(#)
ヨハン・シュトラウス II:
オペレッタ「ジプシー男爵」第1幕 から バリンカイの入場のクプレ(#)
オペレッタ「こうもり」第1幕 から ワルツ
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
映画音楽「黄金の山脈」Op.30 から ワルツ へ長調
ガリーナ・バリノワ(ヴァイオリン(*))
ガリーナ・サハロワ(ソプラノ(+))
ウラディーミル・ボウンチロフ(バリトン(#))
サムイル・サモスード(指揮)
モスクワ放送交響楽団
録音:1953年2月11日、The Columns Hall of the Unions' House

VVCD 00133 \1780
レフ・マルキス&ニュー・シンフォニエッタ・アムステルダム Vol.1
ブラームス(1833-1897)/レフ・マルキス編曲:
弦楽六重奏曲第1番変ロ長調 Op.18(管弦楽版)(*)
モーツァルト(1756-1791)/レフ・マルキス編曲:
セレナード第12番ハ短調「夜曲」K.388(管弦楽版)(*)
メンデルスゾーン(1809-1847):
弦楽のための交響曲第10番ロ短調(#)
レフ・マルキス(指揮)
ニュー・シンフォニエッタ・アムステルダム
録音:1996年7月18日(*)、1994年(+)、1993年8月4日(#)、ライヴ(*/+/#)




<FLORA>
FLORA 1006 \2380
ヒューム大佐のインドへの旅
トバイアス・ヒューム(1569頃-1646):
ヒューム大佐のパヴァン(*)/兵士のガリアード-兵士の行進曲(*)
聴け、聴け(*)/ガンバの精神(*)
ポーランドのエア-ポーランドのヴィラネル(*)
わが貴婦人はかわいらしい物を持っている(*)
早く私をくすぐって-ティッケル、ティッケル(*)
さらば、かわいい恋人よ(*)/私は憂鬱(*)
ドゥルバ・ゴーシュ:川辺の日の出(+)
トバイアス・ヒューム:死(*/+)
ドゥルバ・ゴーシュ:ヒュームに捧げる一曲(+/#)
不詳:トリスターノの嘆き(*/+)
フィリップ・ピエルロ(リラ=ヴァイオル(*))
ドゥルバ・ゴーシュ(サーランギー(+)、歌(#))
ニティランジャン・ビスワス(タブラ(+))
ロセリーネ・シンプレラーレ(タンプーラ(+))
イングランドあるいはスコットランド出身、職業軍人としてスウェーデンとロ
シアの軍隊で将校を務めた「ヒューム大佐」ことトバイアス・ヒュームは優れ
たアマチュア音楽家でもあり、ヴィオルの名手として活躍、リラ=ヴァイオル
(小型のヴィオラ・ダ・ガンバ)のための作品集を2巻出版しました。彼の作
風は非常に個性的で、しばしば異常であるとも評されるほどでした。フィリッ
プ・ピエルロが圧倒的な演奏で聴かせます。
このアルバムではヒュームがインドを旅し去っていくという架空の設定がなさ
れており、後半では北インドの代表的擦弦楽器サーランギーの名手ドゥルバ・
ゴーシュが登場。打楽器タブラとシタールに似た楽器タンプーラを従えて「川
辺の日の出」を演奏、「死」はピエルロのソロに即興的に絡みながら切れ目な
く「ヒュームに捧げる一曲」へと続き、ここでは歌も披露、さらに続いて中世
ヨーロッパの名曲「トリスターノの嘆き」へとなだれ込み怒涛のコラボレー
ションで幕を閉じます。
ディジパック仕様。英語のブックレット付きですが楽曲の解説は収録されてお
りません。

FLORA 1106 \2380
Liquide Perle 17世紀前半、ローマのハープ音楽
不詳:スパニョレット/トッカータ/ラ・モニカ/ガリアルダ/サルタレッロ
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
トッカータ II/パッサカリアによるパルティータ
不詳:マントヴァのアリア
ジョヴァンニ・バッティスタ・フェッリーニ(1600-1674):トッカータ
ジローラモ・フレスコバルディ:
バレット/バレットのコッレンテ/聖体奉挙のためのトッカータ
チャッコーナの様々なパルティータ[Ciaconna in partite variate]
不詳:チャコーナ
ジローラモ・フレスコバルディ:トッカータ VIII/パッサカリア
不詳:ルッジェーロ/フィレンツェのアリア/大公のバッロ/ファヴォリータ
ジョヴァンナ・ペッシ(アルパ・ドッピア[バロック・ダブルハープ])
エドゥアルド・エグエス(テオルボ、ギター)
録音:2006年8月、ブラ=シュル=リエンヌ
スイスのバーゼルに生まれたジョヴァンナ・ペッシは7歳でハープを弾き始め、
13歳のときに1800年エラール製のハープに出会ったことからピリオド楽器に目
覚め、オランダのハーグでエドワルト・ウィッツェンブルグに、バーゼルのス
コラ・カントールムでハイドルン・ローゼンツヴァイクに師事、さらにトロッ
シンゲン州立音楽大学でロルフ・リスレヴァンにダウランドからJ・S・バッハ
に至るリュート音楽の語法を学びました。
タイトルの「Liquide Perle」を直訳すると「真珠液」。収録されている作曲
者不詳の楽曲はキージ写本に収められたものです。
観音開きディジパック仕様。ブックレットは添付されておらず、ホームページ
でプログラム・ノートを公開と表記されておりますが、現時点で確認できませ
ん。なにとぞご了承ください。

FLORA 1206 \2380
音楽の情熱
ウィリアム・ローズ(1602-1645):ハープ・コンソート組曲集
ハープ・コンソート組曲ト短調(*)
リラ・ヴァイオル独奏練習曲集ト長調(+)
ハープ・コンソート組曲ニ短調(*)
リラ・ヴァイオル独奏練習曲集ト短調(+)
ハープ・コンソート ト長調(*)
リラ・ヴァイオル独奏練習曲集ニ短調(+)
ハープ・コンソート ト長調(*)
ソフィー・ゲント(ヴァイオリン(*))
ジョヴァンナ・ペッシ(ハープ(*))
エドゥアルド・エグエス(テオルボ(*))
フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ(*)、リラ・ヴァイオル(+))
録音:2006年8月、ブラ=シュル=リエンヌ
ウィリアム・ローズは、熱心な王党派の一員としてピューリタン反乱軍と戦い
命を落とした作曲家。兄ヘンリー・ローズが声楽曲のみを作曲したのとは対照
的に他分野にわたり数多くの作品を残し、なかでもコンソートのための器楽作
品が重要とされています。ここではフィリップ・ピエルロのヴィオラ・ダ・ガ
ンバを核としたコンソートが、その真髄を響かせます。ヒュームのアルバム同
様、ピエルロが聴かせるソロ楽曲も圧倒的です。
観音開きディジパック仕様。楽曲解説完備のブックレット付き。




<MONUMENT RECORDS>
01.07.05 \2300
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノのための幻想曲集
幻想曲風ソナタ ニ長調 Biamonti_213
(A・ウィレム・ホルスベルヘン補筆完成)(*)
ソナタ第13番変ホ長調(幻想曲風ソナタ) Op.27 No.1
ソナタ第14番嬰ハ短調(幻想曲風ソナタ)「月光」Op.27 No.2
幻想曲ト短調 Op.77
スティーヴン・ベック(ピアノ)
二人のベートーヴェン・オタク、合衆国の税理士マーク・S・ジマーとオラン
ダの作曲家A・ウィレム・ホルスベルヘンが進めるベートーヴェンの未完成・
未発表・未出版作品のディジタル・アーカイヴ化プロジェクト「The Unheard
Beethoven(誰も聴いたことがないベートーヴェン)」との共同制作盤。
(*)は世界初録音。3つの楽章のほぼ全体にわたるスケッチが大英博物館に残さ
れており、それを楽譜に起こした音楽学者ジョゼフ・カーマン(1924-)によっ
て「作品(幻想曲?)ニ長調/ニ短調」("Composition (fantasia?) in D/d")と
名付けられましたが、内容的にはソナタと幻想曲の中間的性格を持っている作
品です。
録音:2005年12月20-21日、合衆国メリーランド州キャピトルハイツ、スタジ
オ・ハウス・ノース




<CORELIA>
CC 806909 \2300
ロジェ・ブートリー:吹奏楽作品集
生きる喜び(*)/テトラード(*)
ピアノと吹奏楽のための協奏曲「Wu-Ji」(+)/祭(#)
トランペットと吹奏楽のための協奏曲(抜粋)(**)
アルテルナンス(*)/黙示の歌(*)
ロジェ・ブートリー(指揮(*)、ピアノ(+))
ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団(*/#)
ジャン=ミシェル・ソルラン(指揮(+))
フランス陸軍第一軍楽隊(+)
ドミニク・ギャブル(指揮(#))
ダニエル・ドヨン(トランペット(**))
クロード・ケメッケル[Kesmaecker](指揮(**))
ブレスト艦隊軍楽隊(**)

CC 890670 \2300
ラ・プロヴァンス
ダリウス・ミヨー:
フランス組曲 から プロヴァンス/組曲「ルネ王の暖炉」
プロヴァンス組曲 から 第1,3,4,5,8曲
グノー/ジャン=ミシェル・バッラーダ編曲:オペラ「ミレイユ」序曲
A・ギグー:バルジョルの近くに
ビゼー:組曲「アルルの女」
ジャン・マヨ編曲:聖盃(*)
ジャン=ミシェル・バッラーダ(指揮)
トゥーロン艦隊軍楽隊
レゾナンス声楽アンサンブル(*)

CC 801849 \2300
ピロフォニー
ラロ・シフリン/カルヴィン・カスター編曲:
「ミッション・インポッシブル」組曲
クロード・ボラン/ジェローム・ノレー編曲:ボルサリーノ
クン・デ・ウォルフ:ピエロ
アリー・リューベル/ボブ・ローデン編曲:ディズニー・フェイヴァリッツ
ジョー・ガーランド/アンディ・クラーク編曲:イン・ザ・ムード
J・グレボフ/B・チュダコフ、イヴ・ブヨ編曲:
ベラルーシの主題によるパラフレーズ
ジャン=ピエール・ブーニョ:小島 II
ミシェル・コレット/リシャール・レジェル編曲:
「ラ・ショワジ」のアレグロ
グリーグ/イヴ・ブヨ編曲:葬送行進曲
ヘンデル/R・ラングフィールド編曲:ハレルヤ・コーラス
ジャン=ルイ・カレ、アンドレ・スプレ:開会式のシークエンス
ジャック・ドヴォージェル:天のカリヨン
伝承曲/ウィリー・ハウトヴァスト:アメイジング・グレース
ユジェーヌ・ジゴー/リシャール・レジェル編曲:大合唱対話曲
ジャン=バティスト・リュリ/J・C・アミオ指揮:凱旋行進曲
リシャール・レジェル(指揮)
イヴリーヌ消防隊吹奏楽団

CC 801864 \2300
コンチェルト
ロジェ・ブートリー:トランペットと吹奏楽のための協奏曲(*)
ティエリ・ユーヴェル:
ロマンス(ソプラノ・サクソフォンと吹奏楽のための)(+)
フレデリク・ジャックマン:オーボエと吹奏楽のための2つのスケッチ(#)
フランク・ベンクリスクット:
クラリネットと吹奏楽のためのコンチェルティーノ(**)
イダ・ゴトコフスキー/アルベール・ファッシュ編曲:
トロンボーンと吹奏楽のための協奏曲(++)
ダニエル・ドヨン(トランペット(*))
クリスティアン・ルモワーヌ(ソプラノサクソフォン(+))
フレデリク・ランソラス(オーボエ(#))
パスカル・アンツ(クラリネット(**))
ブリュノ・フラウ(トロンボーン(++))
クロード・ケメッケル(指揮)
ブレスト艦隊軍楽隊

CC 801868 \2300
消防士たちを…私は聴く!
ヤコブ・デ・ハーン:オレゴン(*)
岩井直溥:ディズニー・ファンタジー(*)
シャルル・トレネ/J・ノレ編曲:喜びあり(*)
ルロイ・アンダーソン/M・エドワーズ編曲:トランペット吹きの休日(*)
ジョン・ウィリアムズ/C・カスター編曲:
「シンドラーのリスト」のテーマ(*)
ジョン・ウィリアズム/H・v・d・ハイデ:
「インディ・ジョーンズ」セレクション(*)
ダニエル・タスカ:アントランス(+)
C・タヴェルニエ:パシフィック・ビーチ(+)
C・マテュー:メキシカーナ(+)
ジャック・ドヴォージェル:クラリオナード(+)
フランク・アンドレ、ジャン=マリー・ブスケ:アキタニア(+)
J・ボナール:スタンド・アップ(+)
H=Y・モロー、ジャック・ドヴォージェル:パリ総督行進曲(*/+)
ダニエル・タスカ:ズーク、行く?(*/+)
ドミニク・フィオドラン、パスカル・ジャックァン、
フランソワ・ル・ドゥジェ(指揮)
パリ消防隊楽団;吹奏楽団(*)、ファンファーレ隊(+)

CC 801870 \2300
ファンファロナード
クリストフ・ルフェーヴル:前口上
ロジェ・ファユール:タタール人
ジャン=ピエール・ポミエ:ダブル・フェイス
クリスティアン・ゴンド:アエロ=スペース
ミッキー・ニコラ:ファンファロナード
フランク・アンドレ:ハイランド
ギー・クタンソン:秋のカリヨン
ピエール・ビゴ:エリック・サティへのオマージュ
アラン・ランタン:プエルタ・デル・ソル
ギー・クタンソン、ジャン=ポール・ボワシェール:リクリエーション
マルク・ステッカル:フーガとタング[Fugue et Tangue]
マニュエル・ベルナル:ダークネス
ギー・クタンソン、クリストフ・ルフェーヴル(指揮)
フランス国家警察ファンファーレ隊

CC 802873 \2300
自由な空へ
クリストフ・ルフェーヴル:ファンファーレ
ロジェ・ファユール:ミラージュ
ミッキー・ニコラ:自由な空へ
ディディエ・アヴェ:サイバートーン
グザヴィエ・ル・マスヌ:Faber fit
ミッキー・ニコラ:つぎばぎ(組曲)
ピエール・ビゴ:ヴィヴァルディアーナ/戦いのタンゴ
ギー・クタンソン:ロボットのパレード
フランク・ステッカル:雪崩
ギー・クタンソン:火山
マルク・ステッカルト:チャ・チャ・チョンス
クリストフ・ルフェーヴル:ミニアチュール/リズムと音の間に
フィリップ・スロミンスキ、クリストフ・ルフェーヴル、
ジャン=ポール・ボワシェール:クレオールの謝肉祭
ギー・クタンソン、クリストフ・ルフェーヴル(指揮)
フランス国家警察ファンファーレ隊

CC 802877 \2300
海の映像
ジャン=ジャック・シャルル:
海の映像/コロラド川に沿って/マジック人形/短靴/優し過ぎる
ジャック・ユリエ:サンテニャンの伏兵所
ルネ・カステラン:ラ・シャルリーヌ
ダニエル・タスカ:ズーク、行く?
ジョスリーヌ・ドリアン/ジェローム・ノレ編曲:ドガナ・ソング
ミシェル・モワスロン(指揮)
フランス機動憲兵隊軍楽隊

CC 802881 \2300
ギャルド・レピュブリケーヌ鼓手隊 二百周年
伝承曲:露営部隊の起床/オステルリッツの打ち方/擲弾兵
伝承曲/アドリアン・ジロー編曲:フランス軍の帰営
ジャン・クァンション:騒々しいリゴドン
伝承曲:
サンキュロットの歩調/戦場/手の不自由な者たちのリゴドン
足の不自由な者たちの行進曲/帝国行進曲/擲弾兵の襲歩
オステルリッツの軍旗/名誉のリゴドン/速歩/ギャルドの起床
ギャルドの倍速歩/伝令行進曲
ジョルジュ・シュジェ:3つの行進曲
ミシェル・ラス:TAG
クリスティアン・メイディオ:非対称
マルシャル・マソン:パリ=サン=ジェルマン=アン=レー・エクスプレス
ギャルド・レピュブリケーヌ鼓手隊

CC 802882 \2300
モナコ公国憲兵ファンファーレ隊・イン・コンサート
モーリス・ヴィオ:国家の紋章
ケース・フラーク:マーチング・タイム
デニス・アーミテイジ:ディキシー・ラグ
パロマ・ピア:リトル・デイジー
チャールズ・ジマーマン/T・レノー編曲:錨を上げて
キンバリー・リュー/F・ベルナルツ編曲:ラヴ・シャイン・ア・ライト
ブーツ・ランドルフ/Ch・エスカッフル編曲:ヤケティ・サックス
デニス・アーミテイジ:ビリー・ベイリー
B・マン、C・ワイル、M・ストラー、J・レイバー/P・ジェニングス編曲:
オン・ブロードウェイ
ジョン・フィリップ・スーザ/C・カスター編曲:忠誠
ミルトン・エイジャー/J・ハストレイター編曲:
ハッピー・デイズ・アー・ヒア・アゲイン
ドメニコ・モドゥーニョ、フランコ・ミリアッチ/N・テイラー編曲:
ヴォラーレ
デニス・アーミテイジ:オン・パレード
フランキー・デイク:ジャスト・ライク・ベイジー
クルト・ブローグリ:スウィスウィング
シャルル・トレネ/R・ホームズ編曲:海の上で
ベルト・ケンプフェルト/F・ダヴィド編曲:ダンケ・シェーン[ありがとう]
レイモン・ルフェーヴル/Ch・エスカッフル編曲:サン=トロペの憲兵
ジャン=ピエール・ビュタン(指揮)
モナコ公国憲兵ファンファーレ隊

CC 802883 \2300
アクション 吹奏楽による映画音楽集
ジョン・バリー/J・デ・メイ編曲:ジェイムズ・ボンド 007
クロード・ボラン/T・ミュラー編曲:「虎の機動隊」
ニーノ・ロータ:「ゴッドファーザー」
フランク・バルチェリーニ/J・C・アミオ編曲:「ぼくの伯父さん」
ヴァンゲリス/J・C・アミオ編曲:「1492 コロンブス」
レナード・バーンスタイン/J・ボートマン:
「ウェストサイド・ストーリー」から
伝承曲/T・ミュラー編曲:「言葉のない話」
ポール・アンカ/S・フェルハールト:「史上最大の作戦」
ハンス・ジマー/M・ミョーコイン編曲:「バックドラフト」
伝承曲/ナルシソ・イエペス編曲/D・ドンデイヌ編曲:「禁じられた遊び」
フランシス・レイ/R・ハース編曲:「ライオンと呼ばれた男」
ジョゼフ・コスマ/J・G・モーティマー編曲:枯葉
シュキ・レヴィ、ハイム・セバン/J・ノレ編曲「ガジェット警部」
リシャール・レジェル(指揮)
イヴリーヌ消防隊吹奏楽団

CC 803885 \2300
夢の鏡
マニュエル・ベルナル:ミニトロ
アラン・ランタン:夢の鏡
ギー・ロイパールツ:ウェストミンスター
アラン・クードレ:時を追いかけて
ダニエル・タスカ:浜辺のテューバ
ギー・プリュヴォ:ドロルマンボ
ロラン・サロート:エニウェイ
パトリック・レオン:波動
P・スロミンスキ:クレオールの擲弾兵
J・L・クテュリエ、M・メリオ:間奏曲
マルク・ステッカル:La Tuile et les Picantins
ギー・プリュヴォ:ピンク・トランペット
アンドレ・スプレ:コンガ万歳
C・タヴェルニエ:ウィークエンド・アングレ
マルク・ステッカル:La Biguin &agrave; Papy
アラン・クドレ:Acalorique
エルヴェ・パヴィ(指揮)
イル・ド・フランス陸軍管区軍楽隊ファンファーレ隊

CC 803889 \2300
狩のファンファーレ
エリック・コンラッド:
Fanfare de V&eacute;nerie / Le r&eacute;veil de l'amazone / Le chic &
agrave; cheval / La belle &eacute;cuy&egrave;re / La dame de coeur /
La demoiselle d'honneur / Avec courtoisie / Botte &agrave; botte /
Clin d'oeil / Le boute-en-train / Le fringant cavalier / Le rendez-vous
galant / En selle ! / En croupe ! / A califourchon ! / La Capois
ベルナール・コンラッド:
Le m&agrave;nege de Saumur / Les amis du Cadre Noir
エリック・コンラッド:
Le Cadre Noir de Saumur / L'&eacute;cuyer en chef / Les &eacute;cuyers
/ Les sous-&eacute;cuyers / Les ma&icirc;tres de man&egrave;ge / Les
sous-maitres de manege / La reprise des &eacute;cuyers du manege / La
reprise des sauteurs en libert&eacute; / La courbette / La croupade /
La cabriole / Les &eacute;curies du man&egrave;ge /
Le man&egrave;ge des &eacute;cuyers / Fanfare du Lieutenant-Colonel
Georges Margot /
Fanfare du Colonel Patrice Lair /
Fanfare du Colonel Jean Peitevin de Saint-Andr&eacute; /
Fanfare du Lieutenant-Colonel Jacques de Boisfleury /
Fanfare du Lieutenant-Colonel Alain Bouchet /
Fanfare du Colonel Pierre Durand /
Fanfare du Lieutenant-Colonel Francois Sourdeau de Beauregard /
Fanfare du Colonel Christian Carde /
Fanfare du Colonel Lo&iuml;c de la Porte du Theil
伝承曲:Marche de V&eacute;nerie
ブノワ・ピポン(狩猟ホルン)
エリック・コンラッド(指揮)
エコール・ド・キャヴァレリー狩猟ホルン合奏団

<MUSIC&ARTS>
M&A 1198 \1980
ウェーバー:「オイリアンテ」序曲(ベルリンフィル1928年録音)
ベートーヴェン:交響曲第2番(シュターツカペレ・ベルリン1925年録音)
リスト:交響詩「前奏曲」(ベルリンフィル1928年録音)
ストラヴィンスキー:火の鳥(シュターツカペレ・ベルリン1925年録音)
オスカー・フリード指揮
今ではマーラーの「復活」初演者としてしか認識されていない往年の名指揮者
オスカー・フリードですが、近年は色々なレーベルから復刻が進み、それらの
音質がなかなか悪くない為に理解も深まっております。当盤では、レパートリ
ーが広く大曲の録音に果敢に挑んだ巨匠の名演が収録されております。

M&A 1205 \1980
リスト:
ソナタロ短調(1976年1月3日ニューヨーク)
ダンテ・ソナタ(1981年2月24日ニューヨーク)
バラード第2番、エステ荘の噴水(1979年2月25日サンフランシスコ)
超絶技巧練習曲第10番(1970年2月15日ニューヨーク)
*全てライヴ
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
アラウの活動拠点であったアメリカに於けるライヴ録音。全てリストという
のがマニアックで泣かせます。高齢で亡くなるまでそのヴィルトウオジティ
が失われなかった巨匠。渋みのある音色はリストにぴったりです。クラウディ
オ・アラウ財団からのライセンスを受けての公式・正規盤です。年代にしては
モノラルなのが惜しまれますが、ピアノ・ソロ演奏ですから問題ありません。

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