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<クラシック・輸入盤新譜情報 07−07>
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

★★★グッディーズ・オリジナル企画・第10回発売★★★
各1枚 \1500


78CDR-1090
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 BWV1001からアダージョ
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)
レオ・ブレッヒ指揮
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
米 VICTOR 8074/9 (原録音:英 HIS MASTER'S VOICE DB990/5)
(1926年12月15-16日ベルリン、ジングアカデミー録音)
フリッツ・クライスラー(1875-1962)はこの1926年と1936年に2回にベートー
ヴェンを録音した。この1926年版はSP時代この曲の決定盤と評価されてい
た。電気録音の最初期のためまだ録音機の回転精度が悪く、面によってピッ
チが異なっていた。また第12面に収録されたバッハの無伴奏も圧倒的な感動
を覚える名演奏である。クライスラーが51歳の時の録音。クライスラーの主
要録音のほとんどはこのシリーズで出ている。

78CDR-1091
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)
レオ・ブレッヒ指揮
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
英 HIS MASTER'S VOICE DB997/1000
(1926年12月9-10日ベルリン、ジングアカデミー録音)
フリッツ・クライスラー(1875-1962)は1926年と1936年の2回メンデルスゾー
ンを録音した。この1926年版はクライスラーが電気録音になって初の協奏曲
録音で、SP時代この曲の決定盤と評価されていた。クライスラーが51歳の
時の録音。クライスラーの主要録音のほとんどはこのシリーズで出ている。

78CDR-1092
ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調作品21
ショパン:マズルカ第38番嬰ヘ短調作品59-3
マルグリット・ロン(ピアノ)
フィリップ・ゴーベール指揮
パリ音楽院管弦楽団
米 COLUMBIA 67800/3-D (原録音:仏COLUMBIA D15236/9)
(協奏曲:1928年6月28,29日録音,マズルカ:11月6日録音)
マルグリット・ロン(1874-1966)は17歳でパリ音楽院の一等賞を得た後、1893
年に19歳でコンサート・デビューし、1906年32歳で母校パリ音楽院の教授に
就任した。1943年ヴァイオリニストのジャック・ティボー(1880-1953)と共に
若い優秀な音楽家を発掘する国際音楽コンクールをパリに創設した。この録
音はロンが54歳の時のもの。ロンの録音モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番
K.488(78CDR-1023) 、ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調(78CDR-1075)がこのシリ
ーズで出ている。

78CDR-1093
モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番ニ長調 K.537「戴冠式」
マグダ・タリアフェロ(ピアノ)
レナルド・アーン指揮
コンセール・パドゥルー管弦楽団
仏 DECCA TF141/4
(1930年パリ、ガヴォー音楽堂録音)
(注:原録音に著しい音の歪みがあります)
マグダ・タリアフェロ(1893-1986)はブラジル生まれ、サンパウロ音楽院を経
て1906年13歳でパリ音楽院に入り9カ月後に一等賞を得た。その後コルトー
(1877-1962)に師事した。指揮のレナルド・アーン(1875-1947)はベネズエラ
のカラカスに生まれ、3歳の時にパリに移住した。6歳の時に神童としてナポ
レオン3世の従妹マティルドのサロンにデビュー、ボーイソプラノでのピアノ
の弾き語りでサロンの寵児となり、作曲家ジュール・マスネ(1842-1912)の推
薦で10歳でパリ音楽院に入学した。長じて美声と数カ国語をあやつる巧みな
話術、豊かな教養で各界の名士、貴婦人たちと交友を築き、パリ・オペラ座
の指揮者として活躍、またザルツブルク音楽祭でもモーツァルト指揮者とし
て名声をあげた。この録音はベルエポックのスター二人によるもので、パリ
のモーツァルト演奏がどんなものだったかを知ることができる貴重なもの。
残念なら録音技術に欠陥があり音質が非常に悪い。だが他に聴くことができ
ない歴史的モーツァルト演奏のためこのシリーズに加えた。

78CDR-1094 (JASRAC)
J.S.バッハ=コルトー編曲:コンチェルト・ダ・カメラ
(原曲=ヴィヴァルディ:協奏曲作品3の11「調和の幻想」のJ.S.バッハによ
るオルガン協奏曲ニ短調 BWV596)
プレリュード
シチリアーノ
トッカータ
J.S.バッハ=コルトー編曲:
アリア (原曲=クラヴィーア協奏曲第5番ヘ短調 BWV1056- 第2楽章)
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
米 VICTOR 15463/4, 15412
(原録音:英 HIS MASTER'S VOICE DB3261/2)
(1937年5月18日ロンドン、アビー・ロード第3スタジオ録音)
アルフレッド・コルトー(1877-1962)がソロ・ピアノに編曲したバッハの協奏
曲である。コルトーはバッハのブランデンブルグ協奏曲の全曲を自らの指揮
とピアノで録音したほどにバッハを敬愛していた。ここにはコルトーのバッ
ハ感が集約されている。

78CDR-1095
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番イ長調作品69
アンドレ・ナヴァラ(チェロ)
アルトゥール・バルサム(ピアノ)
仏 COLUMBIA LFX841/3
(1948年 7月 6日パリ録音)
アンドレ・ナヴァラ(1911-1988)は1920年、9歳でトゥールーズ音楽院に入り
4年後に一等賞を得て、さらにパリ音楽院出研鑽を積み1927年に一等賞を得た。
卒業後クレトリー弦楽四重奏団に入り1935に退団、1937年にウィーン国際コ
ンクールで優勝、ソリストとして華やかな活動を開始した。1949年にパリ音
楽院教授に迎えられ、イタリア、シエナのシギアーナ音楽アカデミーの教授
もつとめた。1940年代後半からソロよりもむしろ室内楽の分野で活躍し、ス
テレオ時代になってからもソロ録音が多い。この録音はナヴァラ38歳の録音。

78CDR-1096
モーツァルト:
ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K.311 (284c)「トルコ行進曲つき」
エトヴィン・フィッシャー(ピアノ)
独 ELECTROLA DB1993/4
(1933年4月25,28日ロンドン、アビー・ロード第3スタジオ録音)
エトヴィン・フィッシャー(1886-1960)のHIS MASTER'S VOICEへの初録音。
フィッシャーはスイスのバーゼル音楽院で学んだ後、ベルリンでリスト
(1811-1886)の高弟マルティン・クラウゼ(1853-1918)についた。1930年にベ
ルリン高等音楽院の教授に就任し後進の指導にあたる一方、演奏家としても
活躍した。弟子にはレーヌ・ジアノリ(1915-1979)、パウル・バドゥラ・ス
コダ(1927-)、イエルク・デムス(1928-)、アルフレッド・ブレンデル(1931) 、
ダニエル・バレンボイム(1942-)らがいる。フィッシャーはモーツァルト:ピ
アノ・ソナタ第10番 K.330(78CDR-1036)、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ
第23番「熱情」(78CDR-1057)がこのシリーズで出ている。

78CDR-1097
モーツァルト:弦楽四重奏曲第17番変ロ長調 K.458「狩り」
レナー弦楽四重奏団
米 COLUMBIA 67740/2-D (原録音:英 COLUMBIA L2261/3)
(1928年11月3日ロンドン録音)
この録音が行われた1928年秋、英国COLUMBIA社はカペー弦楽四重奏団とレナ
ー弦楽四重奏団の2大カルテットを擁していた。この時代は同一レーベルが同
一曲を別団体で録音することは極力避けられていた。レナー弦楽四重奏団の
「狩り」はこのような状況の下で録音された。この団体の最も得意とした曲
と言える。ハンガリーのブダペスト音楽院出身の4人の奏者は、革命後祖国を
離れてロンドンを中心に活躍した。モーツァルトの録音はクラリネット五重
奏曲(78CDR-1045)、弦楽四重奏曲第14番 K.387(78CDR-1055)、弦楽四重奏曲
第15番 K.421(78CDR-1062)、弦楽五重奏曲ト短調 K.516(78CDR-1085)がこの
シリーズで出ている。

78CDR-1098
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第30番ニ長調 K.306(300l)
カルロ・ファン・ネステ(ヴァイオリン)
ナウム・スルズニー(ピアノ)
ベルギー HIS MASTER'S VOICE DB4703/4
(1950年1月20日録音)
カルロ・ファン・ネステ(1914-)はベルギーのブリュッセル王立音楽院出身
でジョルジュ・エネスコに師事した。1933年にアンリ・ヴュータン賞を受賞
した。ベルギーの生んだ世界的ヴァイリニスト、アルテュール・グリュミオ
ー(1921-1986)の先輩にあたる。ナウム・スルズニー(1914-1979)はシュテファ
ン・アスケナーゼに師事したピアニスト。第2次世界大戦直後の録音。フラ
ンコ=ベルギー楽派の伝統が生きている。このソナタの初レコード。

78CDR-1099
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第36番変ホ長調 K.380(374f)
エールリング・ブロッホ(ヴァイオリン)
ホルゲル・ルンド・クリスティアンセン(ピアノ)
スカンジナヴィア HIS MASTER'S VOICE DB5258/9(デンマーク)
(1941年録音)
エールリング・ブロッホ(1904-1992)はデンマークのヴァイオリニスト。演
奏活動の傍ら教師として後進の指導にあたった。ピアノのホルゲル・ルンド
・クリスティアンセンは尊敬を集めたピアニスト。これは第2次世界大戦中の
録音。この二人はニールセンのヴァイオリン・ソナタ第2番をデンマークHMV
に録音していた(DB5219/20)。

<日本音声保存>
ANOC 6094/6103 10枚組 \17850
あらえびすSP名曲決定盤II
■CD1管弦楽曲Orchestra
(1)-(2)
ロッシーニ:歌劇「セビーリャの理髪師」序曲
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
・原盤: Victor 7255 (アメリカ)
・原盤番号: CVE56802-3, 56803-3
(1929年11月29日録音)

(3)-(4)
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」(ヘブリディーズ)作品26
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
・原盤: Polydor 95470(ドイツ)
・原盤番号: 1098 BI-1, 1099 BI-1
(1930年 1月 6日、 2月 7日、 6月 5日いずれかの録音)

(5)-(8)
ワーグナー:ジークフリート牧歌
ブルーノ・ワルター指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
・原盤: HMV DB2634/5 (イギリス)
・原盤番号: 2VH-90-2, 91-2, 92-2, 93-2
(1935年 6月16日録音)

(9)-(12)
リスト:交響詩「前奏曲」
ウィレム・メンゲルベルグ指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
・原盤: Odeon O-8402/3 (ドイツ)
・原盤番号: XXB8437-2, 8438-2, 8439-2, 8440-2
(1929年 6月11日、15日録音)

(13)-(15)
ラヴェル:ボレロ
Ravel: Bolero

(16)
サティ:ジムノペディ 第3番
セルゲイ・クーセヴィツキー指揮ボストン交響楽団
・原盤: Victor 7251/2(アメリカ)
・原盤番号: CVE56820-1a, 56821-2, 56822-3, 56823-3
(1930年 4月14日録音)

(17)-(18)
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ワルテル・ストララム指揮ストララム管弦楽団
・原盤: Columbia LFX301(フランス)
・原盤番号: WLX1289, 1290)
(1930年 2月18日録音)

■CD2協奏曲Concerto
(1)-(8)
ハイドン:チェロ協奏曲 第2番 ニ長調 Hob.VII-2 作品101
エマヌエル・フォイアマン(チェロ)
サー・マルコム・サージェント指揮交響楽団
・原盤: Columbia LX472/5 (イギリス)
・原盤番号: CAX7676-2, 7677-1, 7678-1, 7679-1, 7680-1, 7681-1,
7682-1, 7683-1
(1935年11月16日録音)

(9)-(14)
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299
マルセル・モイーズ(フルート)
リリー・ラスキーヌ(ハープ)
ピエロ・コッポラ指揮管弦楽団
・原盤: Disque Gramophone L876/8 (フランス)
・原盤番号: 2G347-2, 348-1, 120-1, 13-1, 14-1, 122-2, 123-2
(1931年 1月28日、 2月 6録音)

(15)-(18)
ウェーバー:コンツェルトシュテュック へ短調 作品79
ロベール・カザドシュ(ピアノ)
ウジェーヌ・ビゴー指揮交響楽団
・原盤: Columbia LFX384/5 ( フランス)
・原盤番号: CLX1851-1, 1859-2, 1860-1, 1861-3
(1935年 6月 6日録音)

■CD3 室内楽曲Chamber Music
(1)-(8)
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
アルフレード・コルトー(ピアノ)
・原盤: HMV DB1347/50(イギリス)
・原盤番号: CS3724-1△, 3725-2△, 3726-2△, 3727-1△, 3728-2△,
3729-2△, 3730-1△, 3731-3△
(1929年 5月27日、28日)

(9)-(18)
シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調D.667作品114「ます」
アルトゥール・シュナーベル(ピアノ)
プロ・アルト弦楽四重奏団、クロード・ホブデイ(コントラバス)
・原盤: HMV DB2714/8 (イギリス)
・原盤番号: 2EA2529-1A, 2530-1, 2531-2, 2532-2, 2533-2, 2534-2,
2535-4, 2536-2, 2537-2, 2538-2
(1935年11月16日)

■CD4 器楽曲(ピアノ1)Instrumental (Piano 1)
(1)-(4)
フランク:前奏曲・コラールとフーガ
アルフレード・コルトー(ピアノ)
・原盤: HMV DB1299/300 (イギリス)
・原盤番号: Cc15975-2A△, 15976-1 △, 15977-2A△, 15978-3A△
(1929年 3月 6日、19日)

(5)
ショパン:ノクターン 変ホ長調 作品9-2
(6)
ショパン:マズルカ 第41番 嬰ハ短調 作品63-3
イグナッツ・ヤン・パデレフスキ(ピアノ)
・原盤: Victor 7416(アメリカ)
・原盤番号: 7416A, 7416B
(1930年12月23日(5)、10月14日(6))

(7)-(10)
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 イ短調 作品35
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)
・原盤: HMV DB1388/9 (イギリス)
・原盤番号: Cc18186-2B△, 18187-1 △, 18188-2B△, 18189-2B△
(1929年11月29日)

(11)
ショパン:エチュード 変ト長調 作品10-5「黒鍵」
(12)
ショパン:プレリュード ロ短調 作品28-6
(13)
ショパン:マズルカ ト長調 作品67-1
ウラディミール・ド・パハマン(ピアノ)
・原盤: HMV DA1302 (イギリス)
・原盤番号: Bb11763-1 △, Bb6258-1△
(1927年11月 3日(11)、1925年 6月26日(12)(13)録音)

(14)
ドビュッシー:グラナダの夕べ-「版画」より
(15)
ドビュッシー:水の反映-「映像第1集」より
ワルター・ギーゼキング(ピアノ)
・原盤: Columbia LX480 (イギリス)
・原盤番号: CAX7735-1, 77331-1
(1936年 2月 9日録音)

(16)-(22)
J.S.バッハ:フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
・原盤: Polydor 67066(ドイツ)
・原盤番号: 531 1/2 GS, 532 1/2 GS
(1929年録音)

(23)
D.スカルラッティ:ソナタ ロ短調(アンダンテ・モッソ)K.87 L.33
(24)
D.スカルラッティ:ソナタ イ長調(プレスト)K.125 L.487
ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)
・原盤: HMV 2487 (イギリス)
・原盤番号: 2EA2077-1 □, 2076-2□
(1935年 6月 4日○23、6月 2日○24録音)

■CD5器楽曲(ピアノ2)Instrumental (Piano 2)
(1)
メンデルスゾーン:スケルツォ-「真夏の夜の夢」より作品61-1
(2)
ヘンデル:アリアと変奏(調子のよい鍛冶屋)-チェンバロ組曲 第5番より
セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノ)
・原盤: HMV DB3146 (イギリス)
・原盤番号: 87283-6, 98393-2
(1935年12月23日(1)、1936年 1月 3日(2)録音)

(3)-(4)
シューベルト:軍隊行進曲 ニ長調D.733-1作品51-1
イグナツ・フリードマン(ピアノ)
・原盤: Columbia DB1688(イギリス)
・原盤番号: CA16071-3, 16084-1
(1936年12月 2日録音)

(5)
セヴェラック:
騾馬曳きたちの帰還-「セルダーニャ―5つの絵画的練習曲」より
(6)
フォーレ:プレリュード 第5番 ニ短調 作品103-5
(7)
フォーレ:即興曲第5番 嬰ヘ短調 作品102
ロベール・カザドシュ(ピアノ)
・原盤: Columbia LFX401(フランス)
・原盤番号: CLX1889-1, 1890-2
(1935年11月21日録音)

(8)
ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66
(9)
サン=サーンス:グルックの「アルチェステ」の主題による奇想曲
ハロルド・バウアー(ピアノ)
・原盤: Victor 6546(アメリカ)
・原盤番号: 6546A, 6546B
(1925年 6月 8日録音)

(10)
ベートーヴェン:トルコ行進曲-「アテネの廃墟」より
(11)
ザウアー:白楊の葉
エミール・フォン・ザウアー(ピアノ)
・原盤: Odeon O-4762 (ドイツ)
・原盤番号: 36841, 36842
(1928年12月14日録音)

(12)
ショパン:マズルカ ロ短調 作品33-4
(13)
ショパン:マズルカ 変イ長調 作品50-2
モーリッツ・ローゼンタール(ピアノ)
・原盤: HMV DB2773 (イギリス)
・原盤番号: 2EA2567-1 □, 2566-3□
(1935年11月23日録音)

(14)
ドビュッシー:レントより遅く
(15)ドビュッシー:雨の庭-「版画」より
マルグリット・ロン(ピアノ)
・原盤: Columbia LFX24 (フランス)
・原盤番号: CLX1149, 1165
(1929年11月 6日録音)

(16)
ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66
(17)
アルベニス:セビリャーナス
マグダ・タリアフェロ(ピアノ)
・原盤: Pathe PAT22(フランス)
・原盤番号: CPTX89-1, 93-1
(1934年 7月19日録音)

(18)
シューベルト:即興曲 ヘ短調 D.935 作品142-1
(19)
シューベルト:楽興の時 第4番 嬰ハ短調 D.780-4 作品94-4
エリー・ナイ(ピアノ)
・原盤: Electrola DB4432 (ドイツ)
・原盤番号: 2D1972-1△, 1973-1△
(1934年 2月26日録音)

(20)-(23)
プーランク:即興曲 第5,10,9,2番
フランシス・プーランク(ピアノ)
・原盤: Columbia LF143 (フランス)
・原盤番号: CL5103-1, 5104-1
(1934年11月20日録音)

■CD6 器楽曲(ヴァイオリン・チェロ) Instrumental(Violin&Cello)
(1)
マスネ:タイスの瞑想曲
(2)
クライスラー:中国の太鼓 作品3
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)
カール・ラムソン(ピアノ)
・原盤: Victor 6844(アメリカ)
・原盤番号: CVE8944-8, 15743-8
(1928年 2月 2日(1)、1928年 2月27日(2)録音)

(3)
ドルドラ:思い出(スーヴニール) 
Drdla: Souvenir
(4)
キュイ:オリエンタル-「万華鏡」より 作品50-9
ミッシャ・エルマン(ヴァイオリン)
レイモンド・ボーマン(ピアノ)、オーケストラ伴奏
・原盤: Victor 1354 (アメリカ)
・原盤番号: 1354A, 1354B
(1928年 6月11日 (3)、2月27日(4)録音)

(5)
J.S.バッハ(シューマン編):
プレリュード-
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調BWV1006より
(6)
J.S.バッハ(シューマン編):
ガヴォット-
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調BWV1006より
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
タッソー・ヤノプロ(ピアノ)
・原盤: Disque Gramophone (フランス)
・原盤番号: 0LA1001-1 □, 1000-1□
(1936年 3月21日録音)

(7)
J.S.バッハ:G線上のアリア-管弦楽組曲 第3番 BWV1068より
(8)
ブラームス:ワルツ 変イ長調 作品39-15
ブロニスラフ・フーベルマン(ヴァイオリン)
ジークフリート・シュルツェ(ピアノ)
・原盤: Columbia LX107 (イギリス)
・原盤番号: WAX5007-7, WAX5012-5
(1930年 9月16日録音)

(9)-(10)
フバイ:ツァルダの風景 第3番 作品18
ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
ニキタ・マガロフ(ピアノ)
・原盤: コロムビア J5175 (日本)
・原盤番号: NE35246, 35247
(1931年 6月19日録音)

(11)
シューベルト(フリードベルク編):
ロンド-ピアノ・ソナタ 第17番 ニ長調 D.850 作品53より
ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
ニキタ・マガロフ(ピアノ)
・原盤: Columbia LX630 (イギリス)
・原盤番号: CAX6850-1
(1933年 5月31日録音)

(12)-(13)
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーゾ 作品28
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
ジョン・バルビローリ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
・原盤: HMV DB2580 (イギリス)
・原盤番号: 2EA1450-2 □, 1451-2□
(1936年 3月21日録音)

(14)-(15)
パガニーニ(クライスラー編):カプリッチョ 第24番
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
・原盤: HMV DA1281 (イギリス)
・原盤番号: 0L318-2 △, 320-2 △
(1932年 5月23日録音)

(16)
ファリャ:ホタ-「七つのスペイン民謡」より 
(17)
フォーレ:子守歌 作品16
カール・フレッシュ(ヴァイオリン)
ストラスネーヴェ(ピアノ) 
・原盤: Electrola EW68 (ドイツ)
・原盤番号: BLR4980-4 △, 4979-4△
(1929年 2月録音)

(18)
J.S.バッハ:
アダージョ-トッカータ・アダージョとフーガ ハ長調 BWV564より
(19)
グラナドス:ゴエスカスの間奏曲
パブロ・カザルス(チェロ)
ニコライ・メドニコフ(ピアノ)
・原盤: Victor 6635 (アメリカ)
・原盤番号: 6635A, 6635B
(1927年 2月27日録音)

(20)
J.S.バッハ:
シンフォニア-カンタータ「わが片足すでに墓穴に入りぬ」BWV156より
(21)
フランクール:ラルゴとアレグロ-チェロ・ソナタ ホ長調より 
モーリス・マレシャル(チェロ)
ルネ・エルバン(ピアノ)
・原盤: コロムビア J5549 (日本)
・原盤番号: M202762-3, M202769-3
(1937年録音)

■CD7声楽曲Solo Vocal
(1)-(8)
シューマン:歌曲集「女の愛と生涯」作品42
ロッテ・レーマン(ソプラノ)
フリーダー・ワイスマン指揮管弦楽団
・原盤: Odeon O-4806/9 (ドイツ)
・原盤番号: Be7601, 7602, 7603, 7604, 7605, 7606, 7607, 7608
(1928年11月10日録音)

(9)
シューベルト:君こそわが憩い D.776 作品59-3
(10)
シューベルト:野ばら D.257 作品3-3 
(11)
シューベルト:緑野の歌 D.917 作品115-1
エリザベート・シューマン(ソプラノ)
カール・アルヴィン(ピアノ)
・原盤: HMV DB1844 (イギリス)
・原盤番号: 2B4475-1□, 4476-1□
(1932年11月 7日録音)

(12)
シューベルト:君こそわが憩いD.776作品59-3
(13)
リスト:ローレライG.592
ジークリッド・オネーギン(アルト)
ヒューブッシュ(ピアノ)
・原盤: Victor 7075 (アメリカ)
・原盤番号: 7075A, 7075B
(1929年 1月11日録音)

(14)
シューベルト:海辺にて D.959-12
レオ・スレザーク(テノール)、ピアノ伴奏
・原盤: Polydor 19925 (ドイツ)
・原盤番号: 1126 bm1
(1928年録音)

(15)
シューマン:胡桃の木 作品25-3
(16)
シューマン:月の夜 作品39-2
レオ・スレザーク(テノール)、ピアノ伴奏
・原盤: Polydor 19924 (ドイツ)
・原盤番号: 1091 1/2 bm1, 1092 1/2 bm1
(1928年録音)

(17)
シューベルト:セレナーデ-歌曲集「白鳥の歌」D.957-4より
(18)
シューベルト:私の挨拶を D.741 作品20-1
ハインリッヒ・シュルスヌス(バリトン)、ペシュコ(ピアノ)
・原盤: Polydor 67181 (ドイツ)
・原盤番号: 770 GS 8, 771 GS 8
(1938年 1月録音)

(19)
シューベルト:さすらい人 D.493 作品4-1 
(20)
シューベルト:ミューズの子 D.764 作品92-1
ゲルハルト・ヒュッシュ(バリトン)、ハンス・ウド・ミュラー(ピアノ)
・原盤: Electrola EG3201 (ドイツ)
・原盤番号: 0RA140-2△, 141-2 △
(1934年11月12日録音)

(21)
ビゼー:スペインのセレナード「あなたの心を開きたまえ」
22
マスネ:スペインの夜 
ジョルジュ・ティル(テノール)、モーリス・フォール(ピアノ)
・原盤: Columbia LF118 (フランス)
・原盤番号: CL3969-1, 3968-1
(1932年11月 4日録音)

(23)
ロシア民謡:ヴォルガの舟歌
フョードル・シャリアピン(バス)、オーケストラ伴奏
・原盤: HMV DB1103 (イギリス)
・原盤番号: Cc11709-1 △
(1927年10月20日録音)

■CD8オペラ・アリア集Opera Arias
(1)
ワーグナー:おごそかなこの広間よ(歌の殿堂)-歌劇「タンホイザー」より
ロッテ・レーマン(ソプラノ)
フリーダー・ヴァイスマン指揮管弦楽団
・原盤: Odeon O-4813 (ドイツ)
・原盤番号: Be8882
(1930年 2月23日録音)
(2)
ビゼー:恋は野の鳥(ハバネラ)-歌劇「カルメン」より
(3)
ビゼー:セビーリャの城壁の近くに(セギディーリャ)-
歌劇「カルメン」より
コンチータ・スペルヴィア(ソプラノ)、管弦楽団 
・原盤: Odeon 188673 (フランス)
・原盤番号: PHO6053-1, 6054-2
(1931年 4月24日(2)、1930 年 7月10日(3)録音)

(4)-(5)
ヴェルディ:ああ、そは彼の人か-歌劇「ラ・トラヴィアータ」より
エイデ・ノレナ(ソプラノ)、ピエロ・コッポラ指揮管弦楽団
・原盤: Disque Gramophone DB4870 (フランス)
・原盤番号: 2PG50-2 △, 74-2△
(1932年 9月29日録音)

(6)
ワーグナー:おごそかなこの広間よ(歌の殿堂)-歌劇「タンホイザー」より
(7)
コルンゴールト:私に残された幸せ-歌劇「死の都」より
マリア・イェリッツァ(ソプラノ)、管弦楽団
・原盤: Victor 1273 (アメリカ)
・原盤番号: 1273A, 1273B
(1927年 1月26日録音)

(8)
プッチーニ:歌に生き、恋に生き-歌劇「トスカ」より
(9)
ヴェルディ:静かな夜-歌劇「イル・トロバトーレ」より
クラウディア・ムツィオ(ソプラノ)、管弦楽団
・原盤: Columbia LC19 (アメリカ)
・原盤番号: CB6957-1, 6963-1
(1935年 6月 4日録音)

(10)
フロトー:夢のように-歌劇「マルタ」より
ティト・スキーパ(テノール)、管弦楽団
・原盤: Victor 6570 (アメリカ)
・原盤番号: BVE33939
(1925年11月14日録音)

(11)
ワーグナー:
静かな炉端に-歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より 
(12)
ワーグナー:
朝はばら色に輝き-歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より 
レオ・スレザーク(テノール)、
マンフレート・グルリット指揮
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
・原盤: Polydor 95181 (ドイツ)
・原盤番号: 1111 bm1, 1110 bm1
(1928年録音)

(13)
ヴェルディ:プロヴァンスの海と陸-歌劇「ラ・トラヴィアータ」より
(14)
グノー:門出を前に-歌劇「ファウスト」より 
ジュゼッペ・デ・ルカ(バリトン)、
セッティ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団
・原盤: Victor 7086 (アメリカ)
・原盤番号: 7086A, 7086B
(1929年 3月 5日 (13)、 4月10日 (14)録音)

(15)
ボイート:めでたし主よ-歌劇「メフィストフェレ」より
(16)
ベッリーニ:この土地には見覚えがある-歌劇「夢遊病の女」より
フョードル・シャリアピン(バス)、
セッティ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団
・原盤: Victor 1269 (アメリカ)
・原盤番号: 1269A, 1269B
(1927年 3月16日 (15)、3月18日(16)録音)

(17)
モーツァルト:
あなたがお利口さんになるなら-歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より
エリザベート・シューマン(ソプラノ)、管弦楽団
・原盤: HMV DA845 (イギリス)
・原盤番号: Bb8504-1△
(1926年 6月 7日録音)

(18)
グノー:金の子牛-歌劇「ファウスト」より
(19)
ベッリーニ:テブロの支配のもとで-歌劇「ノルマ」より
エツィオ・ピンツァ(バス)、
セッティ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団
・原盤: Victor 3053 (アメリカ)
・原盤番号: 3053A, 3053B
(1929年 4月 8日録音)

■CD9電気録音以前の巨匠たち1
(器楽曲・声楽曲)Old Masters-1 (Instrumental & Solo Vocal)
(1)
ショパン:エチュード ホ短調 作品25-5
フェルッチョ・ブゾーニ(ピアノ)
・原盤: Columbia L1445 (イギリス)
・原盤番号: 76709-4  
(1922年 2月27日録音)

(2)
ベートーヴェン:トルコ行進曲-「アテネの廃墟」作品113より
ヨゼフ・ホフマン(ピアノ)
・原盤: Brunswick 15057 (アメリカ)
・原盤番号: 10405
(1923年 4月27日録音)

(3)
ショパン:ワルツ 嬰ハ短調 作品64-2
(4)
ショパン:エチュード 変ト長調 作品25-9「蝶々」
オイゲン・ダルベール(ピアノ)
・原盤: Vox 06168 (ドイツ)
・原盤番号: 1466A, 1465A
(1923年録音)

(5)-(6)
J.シュトラウスII世:美しく青きドナウ 作品314
エミール・フォン・ザウアー(ピアノ)
・原盤: Vox 06273 (ドイツ)
・原盤番号: 2241A, 2242A
(1925年録音)

(7)
ルービンシュテイン:天使の夢-「カメンヌイ・オストロフ」作品10より
レオポルド・ゴドフスキ(ピアノ)
・原盤: Brunswick 50009 (アメリカ)
・原盤番号: 5755
(1924年 3月25日録音)

(8)
ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66
(9)
シューベルト:軍隊行進曲 第1番 ニ長調 D.733 作品51-1 [連弾]
レオポルド・ゴドフスキ(ピアノ)
・原盤: Brunswick 50008 (アメリカ)
・原盤番号: 5575, 50008B
(1924年 3月25日録音)

(10)
ワーグナー:
懸賞の歌“朝はばら色に輝き”-
歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より
ウジェーヌ・イザイ(ヴァイオリン)
・原盤: Columbia 7107 (アメリカ)
・原盤番号: 36520
(1912年12月27日録音)

(11)
ラモー:ガヴォット
(12)
デュセック:メヌエット
ウィリー・ブルメスター(ヴァイオリン)、ピアノ伴奏
・原盤: Grammophon 61890 (ドイツ)
・原盤番号: 1733ab, 1735ab
(1909年 9月27日録音)

(13)
J.S.バッハ(ブルメスター編):
ガヴォット-無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第3番 BWV1006より
ウィリー・ブルメスター(ヴァイオリン)、ピアノ伴奏
・原盤: Grammophon 65296 (ドイツ)
・原盤番号: 247ac
(1909年 9月27日録音)

(14)
サラサーテ:スペイン舞曲 第8番 ハ長調 作品26-2
ヤン・クーベリック(ヴァイオリン)、ピアノ伴奏
・原盤: Grammophon 07988L (ドイツ)
・原盤番号: z7328f
(1914年 9月録音)

(15)
ヴォルフ:望郷-「アイヒェンドルフ歌曲集」より
ユリア・クルプ(コントラルト)
・原盤: Polydor 73531(ドイツ)
・原盤番号: 17179 1/2 c
(1914年 9月録音)

(16)
グノー:セレナーデ
エンマ・カルヴェ(ソプラノ)、ライオンズ(ピアノ) 、フルート助奏
・原盤: Victor 6054 (アメリカ)
・原盤番号: M6054A
(1916年 6月 6日録音)

(17)
シャミナード:小さな銀の指輪
デーム・クララ・バット(アルト)
・原盤: HMV 03156 (イギリス)
・原盤番号: 3510f-2          
(1919年 7月20日録音)

(18)
シューベルト:魔王 D.328 作品1
ヨハンナ・ガドスキ(ソプラノ)、フォルジュ(ピアノ)
・原盤: Victor 88040 (アメリカ)
・原盤番号: 88040
(1906年11月26日録音)

(19)
ヴォルフ:お前の恋人をこがれ死なせる気なら-「イタリア歌曲集」より
エレナ・ゲルハルト(メゾソプラノ)、アルトゥール・ニキシュ(ピアノ)
・原盤: G&T 2-43183 (ドイツ)
・原盤番号: 3765
(1907年録音)

(20)
シューマン:二人のてき弾兵-「ロマンスとバラード」より 作品49-1
ポール・プランソン(バリトン)、オーケストラ伴奏
・原盤: Victor 85024 (アメリカ)
・原盤番号: b3169
(1905年 1月24日録音)

■CD10 電気録音以前の巨匠たち2
(オペラ・アリア集)Old Masters-2 (Opera Arias)
(1)
グノー:昔トゥーレにひとりの王がいた-歌劇「ファウスト」より
(2)
グノー:宝石の歌-歌劇「ファウスト」より
ジェラルディン・ファーラー(ソプラノ)
・原盤: Victor 8593, 6657 ( アメリカ)
・原盤番号: A8593, A6657
(1910年 2月25日(1)、1908 年 2月27日録音(2))

(3)
マスネ:美しく優しい君-歌劇「エロディアード」より
(4)
マスネ:おお、自由よ-歌劇「聖母の曲芸師」より
メリー・ガーデン(ソプラノ)
・原盤: Columbia A5289 (アメリカ)
・原盤番号: 30701, 30699
(1911年 3月21日録音)

(5)
プッチーニ:愛らしい乙女よ-歌劇「ラ・ボエーム」より
ネリー・メルバ(ソプラノ)、エンリコ・カルーソー(テノール)、
オーケストラ伴奏
・原盤: Victor 95200 (アメリカ)
・原盤番号: 95200
(1907年 3月24日録音)

(6)
ヴェルディ:慕わしき御名-歌劇「リゴレット」より
ネリー・メルバ(ソプラノ) 、オーケストラ伴奏
・原盤: Victor 88078 (アメリカ)
・原盤番号: 88078
(1907年 5月 3日録音)

(7)
モーツァルト:恐れるな、愛する若者よ-歌劇「魔笛」より
(8)
モーツァルト:地獄の復讐が心の中で燃え-歌劇「魔笛」より
マリア・イヴォーギュン(ソプラノ)、管弦楽団
・原盤: Polydor 85310(ドイツ)
・原盤番号: B24232R, B24233
(1925年録音)

(9)
マイヤベーア:おお、楽園よ-歌劇「アフリカの女」より
(10)
ビゼー:花の歌「お前が投げたこの花を」-歌劇「カルメン」より
エンリコ・カルーソー(テノール)、オーケストラ伴奏
・原盤: Victor 6007 (アメリカ)
・原盤番号: R6007A, W6007B
(1907年 2月20日録音)

(11)
ワーグナー:貴き集いを見渡せば-歌劇「タンホイザー」より
ヨーゼフ・シュヴァルツ(バリトン)
フェルストナー指揮管弦楽団
・原盤: Grammophon 72624 (ドイツ)
・原盤番号: 1404S
(1916年録音)

(12)
グノー:門出を前に-歌劇「ファウスト」より
ヨーゼフ・シュヴァルツ(バリトン)、管弦楽伴奏
・原盤: Grammophon 72711 (ドイツ)
・原盤番号: 14080S
(1918年録音)

(13)
R.シュトラウス:私はお前の身体が好き-歌劇「サロメ」より
ヨハンナ・ガドスキ(ソプラノ)、管弦楽伴奏
・原盤: Victor 30654 (アメリカ)
・原盤番号: 87028
(1909年 4月30日録音)

(14)
マイアベーア:天と天使の王-歌劇「予言者」より
フランチェスコ・タマーニョ(テノール)
・原盤: Victor 95005 (アメリカ)
・原盤番号: 95005
(1903年 2月録音)

(15)
ベッリーニ:あの丘に登れ、おおドルイド教徒よ-歌劇「ノルマ」より
フョードル・シャリアピン(バス)
・原盤: Victor 88462 (アメリカ)
・原盤番号: 613m
(1913年 4月26日録音)

(16)
ロッシーニ:陰口は微風に乗って-歌劇「セビーリャの理髪師」より
フョードル・シャリアピン(バス)
・原盤: Victor 052354 (ロシア)
・原盤番号: 614m
(1913年 4月26日録音)

(17)
グノー:また会いましょう!-歌劇「ファウスト」
パスクワーレ・アマート(バリトン)、マルセル・ジュルネ(バス)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団・合唱団
・原盤: Victor 89055 (アメリカ)
・原盤番号: 2D89005
(1912年録音)

(18)
ワーグナー:私の愛する白鳥よ-歌劇「ローエングリン」より
レオ・スレザーク(テノール)、管弦楽団
・原盤: Victor 894 (アメリカ)
・原盤番号: L894A
(1907年録音)

選曲:野村あらえびす
監修・解説:高橋 昭
技術・復刻データ資料作成:新 忠篤
協賛・資料提供:岩手県紫波町/野村胡堂・あらえびす記念館
仕様:各CDケース内に解説ライナーノーツ
「音楽を愛するが故に、私はレコードを集めた。それは、見栄でも道楽でも、
思惑でも競争でも無かった。未知の音楽を一つ一つ聴くことが、私に取って
は、新しい世界の一つ一つの発見であった。-私は三十年近い間に、壱萬枚以
上のレコードを集めた。私の聴き知っているレコードの数は恐らくその倍に
も上ることであらう。私は、この文字通り棟に充つる壱萬枚のレコードを、
くり返しくり返し聴いて来た。」(あらえびす著 名曲決定盤より)
SPレコード録音時のイコライザー特性を持つプリアンプを使用し、高温、低
音をカットするフィルターは一切使用せずにCD化。このためSPの持っている
温かく輝かしい音楽と音が収録できました。そのため音割れや雑音もありま
す。またSP盤の切れ目でのテープ編集はされていないため大曲には数秒間の
ポーズが入りますが、レコードを裏返したり、手巻き蓄音機のクランクを巻
くというSPを聴く楽しみがそのまま味わえるCD化となっております。

<Deutsche Grammophon>
4776546 \1850
「アンネ・ソフィー・フォン・オッター
テレジエンシュタットの失われた作品を歌う」
[収録作品]
ヴィクトル・ウルマン:
「バーチ・トゥリー」
(from 「スリー・イディッシュ・トゥリー Op.53」)
ハンス・クラーサ:
「三つの歌」
パーヴェル・ハース:
「漢詩による四つの歌」
エルヴィン・シュルホフ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 他
アンネ・ソフィー・フォン・オッター(Ms)
ベンクト・フォシュベリ(pf)、クリスティアン・ゲルハーヘル(Br)、
ダニエル・ホープ(Vn)、ゲロルト・フーバー(Pf)
世界的な人気を誇るスウェーデンのメゾ・ソプラノ、アンネ・ソフィー・フォ
ン・オッター。彼女のレパートリーはバロックからベルクやクルト・ヴァイ
ル、コルンゴルト、シャミナードら、そしてコステロやアバまでときわめて
幅広い。今回のアルバムでも、20世紀に書かれ、未だ一般的と言うには達し
ていない作品に光を当て、今以上の復興を試みている。
テレジエンシュタット(現テレジン)は、チェコの都市。かのマリア・テレジ
アの名にちなんで付けられた名前である。この地にナチスが、悪名高いアウ
シュヴィッツへの中継点として強制収容所を作ったのが1941年。ここには「頽
廃音楽」と呼ばれ、迫害されたユダヤ人音楽家たちが多く収容されており、過
酷な状況の中、音楽活動を続けていた(実は、ナチスはアウシュヴィッツのカ
モフラージュとしてその相対的自由度を黙認・利用していたと言われる)。後
に、彼ら音楽家もアウシュヴィッツに移送され、皆殺害された。僅かな生還者
には、たとえば、チェコの指揮者カレル・アンチェルがいる。
このアルバムは、そのような悲劇に見舞われた彼らの内、ヴィクトル・ウルマ
ン、ハンス・クラーサ、パーヴェル・ハースらの書いた歌曲を中心に集めたも
のである。共演に、新たにDGと契約したダニエル・ホープや、レーベルの垣根
を超えてのゲルハーヘル&フーバーのコンビが参加しているのも注目である。
ホープは、シュルホフの無伴奏ヴァイオリン・ソナタも披露している。

●THE LEONARD BERNSTEIN COLLECTORS EDITION
4776690 6枚組 \5400
アムネスティ・インターナショナル・コンサート
ベートーヴェン:
CD 1
1.序曲《レオノーレ》第3番作品72a
2.ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58
クラウディオ・アラウ(Pf)
CD 2
1.交響曲第5番ハ短調作品67《運命》
バイエルン放送交響楽団
(アムネスティ・インターナショナルのためのライヴ・コンサート)
2.交響曲第7番イ長調作品92
ボストン交響楽団
1992年ライヴ録音
CD 3
1.《プロメテウスの創造物》序曲作品43
2.《エグモント》序曲作品84
3.序曲《コリオラン》作品62
4.序曲《シュテファン王》作品117
5.《フィデリオ》序曲作品72b
6.序曲《レオノーレ》第3番作品72a
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD 4
1.弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調作品131[弦楽合奏編曲版]
2.弦楽四重奏曲第16番ヘ長調作品135[弦楽合奏編曲版]
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(ライヴ録音)
CD 5
1.ミサ・ソレムニス ニ長調作品123
エッダ・モーザー(S)、ハンナ・シュヴァルツ(Alt)
ルネ・コロ(T)、クルト・モル(B)
ヒルヴェルスムNOS放送合奏団
アムステルダム・コンセルトへボウ管弦楽団
(ライヴ録音)
CD 6
1.交響曲第9番ニ短調作品125《合唱》
ジューン・アンダーソン、サラ・ウォーカー
クラウス・ケーニヒ、ヤン=ヘンドリク・ローテリング
バイエルン放送合唱団、ベルリン放送合唱団員
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団少年合唱団
バイエルン放送交響楽団
シュターツカペレ・ドレスデン団員
レニングラード・キーロフ劇場管弦楽団員
ロンドン交響楽団員
ニューヨーク・フィルハーモニック団員
パリ管弦楽団員
指揮:レナード・バーンスタイン
人権擁護団体アムネスティ・インターナショナルに、バーンスタインが賛意
を示し出演したコンサートのライヴ録音が登場。収録作品のすべてがベート
ーヴェンで統一されているのは、歌劇《フィデリオ》(政治犯として捕らえら
れた夫を、妻が男装して救出するというストーリー)を書いた作曲家である
ゆえ、至極当然である。収録作品は、カラヤン追悼公演でも採り上げた《弦
楽四重奏曲作品135》をはじめ、バーンスタインの得意なレパートリーがぎっ
しり詰まっている。「自分がベートーヴェンだと感じることができなければ、
うまく演奏などできない」と語るこの指揮者らしく、どれもがまさに入魂の
演奏。中でも第9は、1989年のベルリンの壁崩壊と東西ドイツ統一を祝して、
急遽実現したもの。オーケストラは各国の演奏家が集結して特別編成され、
合唱が「フロイデ」を「フライハイト」と替えて歌ったことでも有名だ。長
きにわたった政治的抑圧が瓦解し、希望の光が差し込んだこの喜びのドキュ
メントは、単なるイヴェントを超えたひとつの「歴史」の証言である。
そしてここに収録された1992年タングルウッドでの第7番は、バーンスタイン
・ファンには決して忘れられない録音となった。何故なら、これこそがバー
ンスタインによるラスト・レコーディングだから。演奏途中で咳き込んでし
まい、指揮し続けるのが困難になってしまう部分もあったが、それを乗り切
って最後まで全うした。それゆえ全曲を聴き通した時に聴く者が受ける感動
は圧倒的だ。
なお、今回のリリースでは、1976年のコンサート録音が待望の初CD化である。

4776697 6枚組 \5400
モーツァルト:
後期交響曲集、ハ短調ミサ曲、レクイエム
モーツァルト
CD 1
交響曲第25番ト短調K183
交響曲第29番イ長調K201
交響曲第38番ニ長調K504《プラハ》
CD 2
交響曲第35番ニ長調K385《ハフナー》
交響曲第36番ハ長調K425《リンツ》
交響曲第40番ト短調K550
CD 3
交響曲第39番変ホ長調K543
交響曲第41番ハ長調K551《ジュピター》
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(ライヴ録音)
CD 4
1.ピアノ協奏曲第15番変ロ長調K450
バーンスタイン(Pf & Cond.)
2.クラリネット協奏曲イ長調K622
ペーター・シュミードル(Cl)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD 5
1.アヴェ・ヴェルム・コルプスK618
2.踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よK165
3.ミサ曲ハ短調K427
アーリン・オジェー(S)、フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms)
フランク・ロパルド(T)、コルネリウス・ハウプトマン(B)
バイエルン放送合唱団、バイエルン放送交響楽団
(ライヴ録音)
CD 6
1.レクイエム ニ短調K626
マリア・マクローリン(S 1st)、マリア・ユーイング(S 2nd)
ジェリー・ハドリー(T)、コルネリウス・ハウプトマン(B)
バイエルン放送合唱団、バイエルン放送交響楽団
(ライヴ録音)
指揮:レナード・バーンスタイン
多くのファンに惜しまれつつ1990年に世を去ったバーンスタインの遺産を集
めた「バーンスタイン・コレクターズ・エディション」。当巻は、DGに遺し
たバーンスタインのモーツァルト録音がほぼ網羅されたお得な選集である。
交響曲、協奏曲、宗教作品の傑作が収められ、さらにウィーン・フィルとバ
イエルン放送交響楽団を使い分けて演奏されているのも魅力だ。オジェーや
フォン・シュターデ、ユーイングらの美声も堪能できる。とりわけ、《レク
イエム》はバーンスタインの妻の10回忌に演奏されたもの。初発売時には女
優であった彼女のポートレイトがジャケットを飾っていたのを覚えている方
も多いだろう。同じくDGからリリースされたDVDと併せて持っていたい。なお、
このセットには、以前デッカからリリースされていたウィーン・フィルを弾
き振りしたピアノ協奏曲第15番も収められている。

4776704 4枚組 \3600
チャイコフスキー:後期交響曲集&管弦楽作品集
CD 1
1.交響曲第4番ヘ長調作品36
2.幻想曲《フランチェスカ・ダ・リミニ》
CD 2
1.交響曲第5番ホ短調作品64
2.幻想序曲《ロミオとジュリエット》
CD 3
1.交響曲第6番ロ短調作品74《悲愴》
(ライヴ録音)
CD 4
1.《ハムレット》作品67
2.《スラヴ行進曲》作品31
3.《イタリア奇想曲》作品45
4.序曲《1812年》作品49
指揮:レナード・バーンスタイン
CD1-3)ニューヨーク・フィルハーモニック、
CD4)イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
「バーンスタイン・コレクターズ・エディション」のチャイコフスキーの巻。
バーンスタインが、亡くなる数年前にスタートしたニューヨーク・フィルと
のチャイコフスキー後期交響曲サイクル録音。当セットは、それにイスラエ
ル・フィルとの管弦楽作品集を合わせ、バーンスタインがDGに録音したチャ
イコフスキー作品のすべてをワン・セットとした初めてのものである。若かっ
た頃とは対照的に極端なまでに遅いテンポをとり、たとえば第4交響曲の第1
楽章展開部ではあたかも止まってしまうのではないかと思うほどに歌い上げ、
ロマンティックのきわみ、あるいは魂の慟哭のような音楽を聴かせている。
と同時に爆発する部分の燃え上がりも尋常でなく、晩年のバーンスタインな
らではの振り幅の広い、渾身の演奏が繰り広げられている。


●COLLECTORS EDITION
4776654 7枚組 \6300
没後50周年「シベリウス・コレクターズ・エディション」
ジャン・シベリウス(1865-1957):
CD 1
交響曲第1番ホ短調作品39
交響曲第7番ハ長調作品105
CD 2
交響曲第2番ニ長調作品43
CD 3
交響曲第3番ハ長調作品52
交響曲第4番イ短調作品63
CD 4
交響曲第5番変ホ長調作品82
交響曲第6番ニ短調作品104
CD 5
《カレリア組曲》作品11
《ルオンノタール》作品70
アンダンテ・フェスティーヴォ(1924年)
交響詩《大洋の女神》作品73
《クリスティアンII世》作品27
交響詩《フィンランディア》作品26
CD 6
《ポヒョラの娘》作品49
《夜の騎行と日の出》作品55(1909年)
《レミンカイネン組曲》作品22
CD 7
交響詩《エン・サガ(伝説)》作品9
交響詩《春の歌》作品16
《悲しきワルツ》作品44-1
《鶴のいる風景》作品44-2
《カンツォネッタ》作品62a
《ロマンティックなワルツ》作品62b
交響詩《鳥》作品64
《タピオラ》作品112
イェテボリ交響楽団 指揮:ネーメ・ヤルヴィ
シベリウス没後50年記念企画。
エストニア出身の指揮者ネーメ・ヤルヴィは、驚異的な録音数と共に、2人の
指揮者パーヴォとクリスティアン、さらにフルート奏者のマーリカの父とし
ても知られる。北欧音楽のスペシャリストとしての地位は盤石で、DGにもグリ
ーグやステンハンマルなど実に多くのディスクを制作している。シベリウス
ももちろん得意のレパートリー。ここに収められている交響曲全集は、イェ
テボリ交響楽団の創立100周年を記念して、2001-05年にかけて録音されたも
のである。全集なので、シベリウスの交響曲の作風の変遷を耳で確かめるこ
ともできるし、同じ演奏者なので音色やニュアンス表現にも統一感を得られ
るのは重要なお薦めポイント。なお、これらは国内盤でも交響曲全集と管弦
楽作品集として分売でリリースされているが、今回はそれをワン・セットに
したものである。価格もお求め易くなっての登場。

734290(DVD-Video) 2枚組 \6450
モーツァルト/シューベルト交響曲集
DVD 1
モーツァルト:
交響曲第31番ニ長調《パリ》K297 (300a)*
交響曲第39番変ホ長調K543
交響曲第40番ト短調K550
交響曲第41番ハ長調《ジュピター》K551
DVD 2
シューベルト:
交響曲第4番ハ短調《悲劇的》D417*
ボーナストラック
「ドキュメンタリー:私の夢」
指揮:ニコラウス・アーノンクール
DVD1)ヨーロッパ室内管弦楽団、
DVD2)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
昨年2006年に四半世紀ぶりの来日公演を行い、年間の音楽シーンの話題をひ
とりさらっていったニコラウス・アーノンクール。その彼が80年代半ばから
90年代初頭にかけて収録したモーツァルト&シューベルト:交響曲集である。
ちょうどこの時期のアーノンクールはテルデックに莫大な量の録音を行いつ
つ、DGではクレーメルをフィーチュアしたモーツァルトのヴァイオリン協奏
曲集を制作していた。ここに収録されているモーツァルトの交響曲第31番
《パリ》と、シューベルトの交響曲第4番《悲劇的》は、1984年にウィーンの
ムジークフェラインで収録。シューベルトはオリジナルの自筆譜を研究して
臨んだものだ。この頃は、アーノンクールがコンセルトへボウとの交響曲や
グルダとのピアノ協奏曲を録音したすぐ後に当たる。ちなみに、あの口の悪
いグルダが自伝の中で、本当に満足する録音が出来た指揮者として挙げてい
たのは、アバドとアーノンクールだった。
モーツァルトの後期3大交響曲集は、ヨーロッパ室内管弦楽団との演奏。1991
年のムジークフェラインで録られたもので、この年はヨーロッパ室内管との
ベートーヴェン交響曲全集の前年に当たる。「最もロマンティックな作曲家」
としてのイメージを排除し、ドラマティックで刺激に満ちた演奏は、この指
揮者らしい。なお、ボーナストラックとしてドキュメンタリーが収められて
いる。

734331(DVD-Video) 2枚組 \6450
ブラームス作品集I
ブラームス:
交響曲第1番ハ短調作品68
交響曲第2番ニ長調作品73
交響曲第3番ヘ長調作品90
交響曲第4番ホ短調作品98
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:レナード・バーンスタイン
監督:ハンフリー・バートン

734332(DVD-Video) \3350
ブラームス作品集II
ブラームス:
ピアノ協奏曲第1番ニ短調作品15
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品83
クリスティアン・ツィマーマン(pf)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:レナード・バーンスタイン

734333(DVD-Video) \3350
ブラームス作品集III
ブラームス:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77
ヴァイオリンとチェロのための
二重協奏曲イ短調作品102
ギドン・クレーメル(vn)、ミッシャ・マイスキー(vc)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:レナード・バーンスタイン

734354(DVD-Video) \3350
ブラームス作品集IV
ブラームス
大学祝典序曲作品80
悲劇的序曲作品81
セレナード第2番作品16
ハイドンの主題による変奏曲作品56a
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:レナード・バーンスタイン

734355(DVD-Video) 5枚組 \16000 ※価格変更 \14000
ブラームス作品集 BOXセット
「バーンスタイン/ブラームス作品集」
全4巻DVD5枚組のBOXセット。
DVD4巻(分売)によるバーンスタインのブラームス交響曲・管弦楽作品集。
バーンスタインは1958年から務めたニューヨーク・フィルのポストを69年に
辞し、アメリカからヨーロッパ活動の拠点を移した。70年代の後半からウィ
ーン・フィルと録音を開始し、まずはベートーヴェンの交響曲全集を制作。
その成功で確固たる地歩を築いたバーンスタインが、次に取り組んだのがこ
のブラームス作品集である。ウィーン・フィルの美感を存分に発揮した名演
として、すぐさま世界中から絶賛された名盤となった。続いて行われたのが
協奏曲サイクル。クレーメルとマイスキーは今ではすっかり重鎮となってい
るが、この当時が世界の注目を集め、今に至るスタートの時期に当たる(ク
レーメルはこの録音の前年にロッケンハウス音楽祭を始めた)。この2人を
フィーチュアした二重協奏曲は、華麗なテクニックと重厚な音楽が相俟って
聴き応え十分。ヴァイオリン協奏曲はその2週間の録音である。ピアノ協奏
曲は、ショパン弾きと思われがちだったツィマーマンが、ブラームスにもす
ぐれた適性を持つ世界屈指のピアニストであることを証明した。

734336(DVD-Video) \3350
「バーンスタイン:音楽の贈り物」
監督:ホラント・ H. ホールフェルト
レナード・バーンスタイン
ナレーター:ローレン・バコール
1993年12月にアメリカで制作されたTV番組のDVD化。指揮者・ピアニスト・
教育家としてのバーンスタインの一端を知る上で恰好の1枚である。海外で
はこのような音楽家をテーマとしたTV番組が多く制作されており、研究者に
とっても貴重な資料となっている。今回のものもVHS版やLD版は既にリリー
スされていたものの、DVD化されてより入手し易く、また見易くなるのは実
に喜ばしい。この映像作品には、バーンスタインの妻、フェリシア・モンテ
アレグレが出演。その他では、歌劇《タヒチ島の騒動》や《静かな場所》、
さらにミュージカル《キャンディード》、《ミサ曲》など、バーンスタイ
ンの作品が用いられ、出演者たちも登場している。その他にも《オイディ
プス王》も収録。ナレーターを務めているのは女優ローレン・バコールで
ある。




<DECCA & PHILIPS>
4758662 \1850
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第28番イ長調作品101
ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調作品106《ハンマークラヴィーア》
内田光子(pf)
録音:2007年5月 スネイプ
ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集をザンデルリングとともに既に完成させて
いる内田光子が、昨年この作曲家のピアノ・ソナタ第31-32番をリリースし、
ついにその録音サイクルに入った。その第2弾は、大作《ハンマークラヴィー
ア》を含む2曲である。早速これで後期のソナタ集が揃ったことになる。モー
ツァルトやシューベルト、ドビュッシー、シェーンベルクなど、これまでに
リリースしたほとんどすべてが、内田の代表的なアルバムとなっていること
からも、このベートーヴェン・シリーズが新たな彼女の「顔」として高い評
価を受けるのは間違いないだろう。この第28番と第29番は、今年の4月にはア
テネやシュトゥットガルト、ベルリンで演奏されており、さらに8月にはアメ
リカのカラムーア音楽祭とオーストリアのザルツブルク音楽祭でも採り上げ
られることになっているので、この録音はそれに先駆けて行われたものであ
る。なお、音楽祭のリサイタルには2晩にわたって出演し、後期の5曲がすべ
て演奏される。最初のリサイタルではこの第28、29番の前に、シェーンベル
クの《3つの小品》が組み合わされているのが内田らしい。

4759153 \1850
ショルティ ラスト・コンサート
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団 
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1997年7月13日 ライヴ
ショルティ没後10周年企画。5枚セットのショルティの『音楽への情熱』から、
彼のラスト・コンサートとなったトーンハレ管弦楽団とのマーラーを分売した
ものがこれ。
マーラーの交響曲第5番とは、ショルティにとってキャリアの節目を刻む重要
な作品だった。というのは、彼が1970年にシカゴ交響楽団との初録音として
選んでいること、その後20年を経て90年のシカゴ響とのラスト・ツアーでラ
イヴ録音していることからもわかる。そして、ここにまた新たに登場した演
奏は、ショルティのラスト・コンサートの記録である。さらに言えば、その
オーケストラはデッカとの初録音で共演したトーンハレ管である。つまり録
音キャリアの最初と最後のオーケストラまで同じというわけだ。先の2回の録
音についてショルティ自身は、その20年間での解釈の変化を残しておきたかっ
たと語っていたそうである。ショルティ亡き今、我々が3つの演奏を聴き比べ、
ショルティの音楽芸術を満喫したい。

4758525 5枚組 \4500
音楽への情熱/ショルティ
CD 1
ベートーヴェン:《エグモント》序曲
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団[録音:1947年]
リヒャルト・シュトラウス:
交響詩《ティル・オイゲンシュピーゲルの愉快な悪戯》作品28[録音:1975年]
交響詩《ドン・ファン》作品20[録音:1973年]
シカゴ交響楽団
グリンカ:歌劇《ルスランとリュドミラ》序曲
ボロディン:ダッタン人(ポロヴェツ人)の踊り
ロンドン交響楽団[1966年]
CD 2
ワーグナー:楽劇《ニーベルングの指環》-管弦楽名場面集
〈ヴァルキューレの騎行〉
〈ヴァルハラ城への神々の入城〉
〈ヴォータンの退場と魔の炎の音楽〉
〈森のささやき 〉
〈ジークフリートの葬送音楽〉
〈楽劇《神々の黄昏》より最後のシーン〉
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団[録音:1983年]
CD 3
ストラヴィンスキー:
バレエ音楽《春の祭典》
3楽章の交響曲
詩編交響曲
シカゴ交響楽団&合唱団
CD 4
レオ・ヴァイネル:小管弦楽のためのセレナード作品3
コダーイ:ハンガリー詩編
ブダペスト祝祭管弦楽団[録音:1997年]
CD 5
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団[ライヴ録音:1997年7月13日]
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
シカゴ響のシェフとして君臨し、1997年に没したショルティ。今年没後10年を
迎えるこの指揮者は、デッカの屋台骨を支える大指揮者であった。この記念セ
ットは、デッカへの初録音となった1947年の《エグモント》から、その50年後
の没年のラスト・コンサートとなったマーラーまで、ショルティの長い指揮者
人生を俯瞰するセットとなっている。中心となるのはやはりワーグナーだ。実
はこの《リング》の企画は、当初はクナッパーツブッシュの予定だった。クナ
がキャンセルしたおかげでショルティが指揮したわけだが、これが彼のキャリ
アを決定付けることとなったのは素敵な運命のいたずらである。そしてこの
《指環》は、デッカ・レーベルの代表的なディスクとしていつまでも歴史に
残るものとなった。CD 3に収録されているストラヴィンスキーもショルティが
好んだ作曲家だ。ダイナミックさが定評のショルティゆえ、繰り広げられる音
楽は圧倒的な迫力である。Disc 4はショルティがハンガリー出身であることを
思い出させる。そしてマーラーはワーグナーと並んで最も得意とした作曲家で
あり、その音楽の趣味は異なるものの、バーンスタインと共に現在のマーラー
作品の市民権を定着させた功績は大きい。

4759090 7枚組 \6300
ベートーヴェン:交響曲集 
ショルティ/シカゴ響
ベートーヴェン:
CD 1
交響曲第1番ハ長調作品21
交響曲第2番ニ長調作品36
CD 2
交響曲第3番変ホ長調作品55《英雄》
《エグモント》序曲作品84
序曲《コリオラン》作品62
CD 3
交響曲第4番変ロ長調作品60
交響曲第5番ハ短調作品67《運命》
CD 4
交響曲第6番ヘ長調作品68《田園》
《レオノーレ》序曲第3番
CD 5
交響曲第7番イ長調作品92
交響曲第8番ヘ長調作品93
CD 6
交響曲第9番ニ短調作品125《合唱付き》
ボーナス・ディスク
「ゲオルク・ショルティ、ベートーヴェンを語る-ウィリアム・マンとの対話」
シカゴ交響楽団 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1972年5月-1974年9月、メディナ・テンプル、シカゴ
ショルティ没後10年のメモリアル企画のひとつ。ショルティは、1972年5月-
1974年9月にかけてシカゴ交響楽団を指揮して初のベートーヴェンの交響曲全
集を録音した。さらに、その後1986-89年にも再録音がなされている(それ以
前、50年代に録音されたロンドン・フィルハーモニー管弦楽団やウィーン・
フィルハーモニー管弦楽団とのディスクは全集ではない)。今回のセットは
その第1回目の演奏である。ショルティの筋肉質な演奏で、鮮やかに浮かび上
がるベートーヴェンの交響曲特有のフォルムの美しさや堅牢さを味わってほ
しい。なお、当セットには、オリジナルLPに収録されていた作家で音楽学者
でもあるウィリアム・マンとの約50分ほどの対話「ショルティ、ベートーヴェ
ンを語る」も収録されている。これは初CD化である。

4759085 4枚組 \3600
プーランク:歌曲集
プーランク:
CD 1
《バナリテ(月並み)》《気紛れな婚約》《動物詩集》
《ルイーズ・ド・ヴィルモランによる3つの詩》
《陽気な歌》《メタモルフォーズ》
CD 2
《モンパルナス》《籤引き》
《ルイ・アラゴンによる2つの詩》
《ルイーズ・ラランヌによる3つの詩》
《マックス・ジャコブによる5つの詩》
《子供のための4つの歌》より
第3曲:とても元気のよい少年
第2曲:ルネ少年の悲しい物語
《グルヌイエール島》《肖像画》《矢車菊》
《歌の調べ》《平和への祈り》《闘牛士》
《子供のための4つの歌》より
第4曲:楽天家
第1曲:僕たちは妹がほしい
《気紛れ》
CD 3
《ある日、ある夜》《磁器の歌》《リボンの結び目》
《カリグラム》《2つの歌》《画家の仕事》《ギターに寄せる》
《ロンサールの詩》《ギヨーム・アポリネールの詩による2つの歌》
《ナディア万歳》
CD 4
《2つの歌》(1956年)より
 第2曲:雲
《ギヨーム・アポリネールによる2つの詩》より
 アンナの庭にて
《ロズモンド》《村人の歌》《最後の詩》
《それにしても死ぬとは》《消えた男》《讃歌》
《ギヨーム・アポリネールによる4つの詩》
《冷気と火》《パリの風物》《8つのポーランドの歌》
《ポール・エリュアールの5つの詩》《ポールとヴィルジニー》
《墓碑銘》《ピエロ》《F.ガルシア=ロルカの3つの詩》
《マズルカ》
カトリーヌ・デュボスク(S)、ジル・カシュメーユ(Br)、
フェリシティ・ロット(S)ウルズラ・クリーガー(Ms)、
フランソワ・ル・ルー(Br)
パスカル・ロジェ(Pf)
録音:1992-98年
デッカが誇るプーランクの歌曲集成。1980年代後半と90年代に録音されたこ
のセットは、演奏内容、および収録作品数においてまさに画期的と言うべき
もので、プーランク・ファン必携である。
中心となるのはパスカル・ロジェ。彼は、サン=サーンスやドビュッシー、
ラヴェル、ショーソンなど、フランスのピアノ音楽を幅広くレパートリーと
しているが、中でもプーランクは最も得意な作曲家。独奏・連弾作品の他、
デュトワとのピアノ協奏曲をはじめ、ガロワやブルグ、ポルタルら多くのソ
リストたちと室内楽作品を共演・録音しているほどである。さらにこの歌曲
集に参加しているので、プーランクの作品を殆ど網羅しているピアニストと
言っても過言ではない。
なお、フランス人歌手が並ぶ中でフェリシティ・ロットがフィーチャーされ
ているのにお気付きだろう。彼女はクライバーの最後の元帥夫人というイメ
ージも強いが、グルノーブルのコンセルヴァトワールで学んでいたこともあ
り、フランス歌曲も得意とする(ちなみにフランス政府からレジオン・ドヌ
ール賞も受けている)。

4759120 5枚組 \4500
モーツァルト:後期交響曲集
モーツァルト:
CD 1
交響曲第28番ハ長調K200
交響曲第29番イ長調K201
交響曲第34番ハ長調K338
CD 2
交響曲第32番ト長調K318(序曲)
交響曲第30番ニ長調K202
交響曲第33番変ロ長調K319
交響曲第31番ニ長調K297《パリ》
CD 3
交響曲第35番ニ長調K385《ハフナー》
交響曲第38番ニ長調K504《プラハ》
CD 4
交響曲第36番ハ長調K425《リンツ》
交響曲第40番ト短調K550
CD 5
交響曲第39番変ホ長調K543
交響曲第41番ハ長調K551《ジュピター》
シュターツカペレ・ドレスデン 
指揮:コリン・デイヴィス
録音:1981-91年 ドレスデン
コリン・デイヴィスは、今年2007年9月25日に80歳を迎える。デイヴィスは、
ベルリオーズやシベリウス、エルガーをはじめ得意とするレパートリーは多
い。その中から今回の記念祝賀には、過去50年間モーツァルトのスペシャリ
ストだった彼のキャリアも加味して、このボックス・セットが企画された。
1950年代にチェルシーのオペラ・グループでモーツァルトのオペラを指揮し
始めたこの指揮者は、60年代にはグラインドボーンで病気のビーチャムに代
わって《魔笛》を指揮し、成功を収めている。また、1971年にショルティか
ら引き継いだコヴェント・ガーデンのロイヤル・オペラの音楽監督時代にも
よく採り上げており、聴衆や批評家から高く評価されていた。
さらに楽しみなのは、オーケストラ。この秋にも来日するシュターツカペレ
・ドレスデンは、その独特な音色の豊かさが、ファンのみならず、共演する
指揮者やソリストたちから絶賛され続けている団体だ。その深く温かい響き
はモーツァルトにうってつけであろう。

4759126 5枚組 \4500
トランペットの芸術/ハーデンベルガー
CD 1
ヴィヴァルディ:2つのトランペットのための協奏曲ハ長調RV537
コレッリ:トランペット、弦楽と通奏低音のためのソナタ ニ長調
アルビノーニ:協奏曲変ロ長調作品7-3
トレッリ:トランペット、弦楽と通奏低音のためのソナタ ニ長調
マルチェッロ:
トランペット(オリジナル=オーボエ)、弦楽と通奏低音のための協奏曲
ニ短調
ヴィヴィアーニ:トランペットと通奏低音のための第1ソナタ
フランチェスキーニ:
2つのトランペット、弦楽と通奏低音のためのソナタニ長調
バルダサール:
トランペット(オリジナル=コルネット)、弦楽と通奏低音のためのソナタ
ヘ長調
CD 2
マルティーニ:トッカータ
ジェレミア・クラーク:
トランペット・チューン(伝パーセル)
組曲ニ長調
アルビノーニ[ジャゾット編]:アダージョ ト短調
J.S.バッハ:コラール・プレリュード
憐れみ給え、我が神よトランペット BWV721
主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる BWV639
われら心から待ち望む BWV727
ルイエ:ソナタ ニ長調作品3-9
グノー:アヴェ・マリア?バッハの前奏曲第1番BWV846による瞑想曲
テレマン:英雄的な音楽、あるいは12の行進曲
CD 3
フンメル:トランペット協奏曲ホ長調
ヘルテル:トランペット協奏曲ニ長調
シュターミツ:トランペット協奏曲ニ長調
ハイドン:トランペット協奏曲変ホ長調
CD 4
ヘーネ:スラヴ幻想曲
ディニーク[ハイフェッツ編/ハーデンベルガー編]:ホラ・スタッカート
ヴァージル・トムソン:海岸にて
メンデルスゾーン[ハーデンベルガー/ペンティネン編]:
無言歌作品67-4《蜂の結婚》
ヴァルトトイフェル[ハーデンベルガー/ペンティネン編]:星の雨
バーンスタイン:リフィのロンド
グラズノフ:アルバムの一葉
イベール:即興曲
ヴァイデ:私の愛は深紅のバラのよう
レーガー[ピゲ編]:ロマンツェ
ビッチュ:ドメニコ・スカルラッティの主題による4つの変奏曲
ペンティネン:ブラジルの娘
CD 5
ヘンツェ:独奏トランペットのためのソナティナ
武満徹:径(ヴィトルド・ルトスワフスキの思い出に)
ベリオ:ハ調トランペットのための「セクエンツァX」(ピアノとの共鳴)
マウリツィオ・カーゲル:旧/新(独奏トランペットのための習作)
アントワーヌ・ティスネ:エモーション
マイケル・ブレイク・ワトキンズ:
ハ調の独奏トランペットのための「死せるイーグル」
(ホーカン・ハーデンベルガーのために作曲)
リゲティ:南シナ海からの巨大亀のファンファーレ
ホーカン・ハーデンベルガー(tr)
CD1)イ・ムジチ、CD2)サイモン・プレストン(org)、
CD3)アカデミー室内管弦楽団 指揮:ネヴィル・マリナー、
CD4)ロラント・ペンティネン(pf)、CD5)ペーター・ゾロモン(pf)
録音:1986-1994年
ホーカン・ハーデンベルガーは、1961年スウェーデンのマルメ生まれのトラン
ペット奏者。世界屈指の名奏者として知られている。2006年5月にも来日し、
紀尾井シンフォニエッタと共演するなど、日本でも馴染みの深いプレイヤー
だ。当セットは、彼がこれまでのアルバムの中から選りすぐった名演集。チョ
イスされた作品は、バロック、古典派から現代まで、3世紀にわたるヴァラエ
ティ豊かなもので、それらは5枚のディスクに、それぞれDisc 1と2はバロック、
Disc 3は古典派、そしてDisc 4が近代で、5が現代と割り振られている。どれ
も聴き応え抜群だが、特にお薦めはDisc 4と5。Disc 4ではメンデルスゾーン
の《無言歌》やレーガーの《ロマンツェ》などのアレンジ作品を、あたかも
トランペットのために書かれたオリジナルであるように自然に吹く自在さが
見事。Disc 5では、彼のために書かれた同時代作品を中心に、様々に試され、
発揮されるこの楽器の可能性に耳を傾けたい。

●DECCA Ultimate
4758536 5枚組 \3950
アルティメット・ヴィヴァルディ
CD 1:
[1]-[13] ヴァイオリン協奏曲作品8 「四季」
[14]-[16] 協奏曲集「調和の霊感」作品3 より
 4つのヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 Op.3 No. 10 RV 580
[17]-[19] 3つのヴァイオリンのための協奏曲へ長調RV551
CD 2:
[1] オーボエ協奏曲 ヘ長調 RV456
[2] ファゴット協奏曲 イ短調 R.498
[3] フルート協奏曲 ハ短調 R.441
[4] 2つのオーボエのための協奏曲RV.535 R.535
[5] ピッコロ協奏曲 ハ長調 R.443
[6] 協奏曲 ヘ長調
(二つのオーボエ、ファゴット、二つのホルンとヴァイオリンのため)
CD 3:
[1]-[3] チェロ協奏曲 ヘ長調 R.411/412
[4]-[6] チェロ協奏曲 イ短調 R.418
[7]-[9] チェロ協奏曲 ロ短調 R.424
[10]-[12] チェロ協奏曲 ト長調 R.413
[13]-[15] チェロ協奏曲 ハ短調 R.401
CD 4:
[1]-[3] 協奏曲 作品3第10番 「調和の幻想」
[4]-[6] 2つのマンドリンのための協奏曲 ト長調 RV532
[7]-[9] ヴァイオリン協奏曲 イ短調 RV356 (「調和の幻想」より)
[10]-[12] マンドリン協奏曲 ハ長調 RV425
[13]-[15] リュートと2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調 RV93
CD 5:
[1]-[11] グロリア R.588
[12]-[14] ヴィオラ・ダモーレとリュートのための協奏曲 ニ短調 RV.540
[15]-[21] グロリア ニ長調 R.589
[22]-[23] グロリア R.588
[24]-[26] グロリア ニ長調 R.589 (リマインダー)
CD1:I Solisti Di Napoli 他、
CD2:アカデミー室内管弦楽団 指揮:サー・ネヴィル・マリナー他、
CD3:アカデミー室内管弦楽団 指揮:アイオナ・ブラウン他、
CD4:ロメロ四重奏団、アカデミー室内管弦楽団 
指揮:アイオナ・ブラウン他、
CD5:ケンブリッジ大学セントジョンズ校聖歌隊 他

4758542 5枚組 \3950
アルティメット・シューベルト
CD1:
[1]-[11] 劇音楽≪ロザムンデ≫ D797 (抜粋)
[12]-[13] 交響曲 第8番ニ短調D.759「未完成」
CD 2:
[1]-[4] 交響曲 第5番変ロ長調 D.485
[5]-[8] 交響曲 第9番ハ長調 D.944 「グレイト」
CD 3:
[1]-[4] 弦楽四重奏曲 第14番ニ短調D.810 「死と乙女」
[5]-[9] ピアノ五重奏曲 イ長調D.667 「鱒」
CD 4:
[1]-[4] 弦楽四重奏曲 ハ長調 D.956
[5] 弦楽四重奏曲 第12番ハ短調D. 703 「四重奏断章」
CD 5:
[1]-[4] ピアノ・ソナタ 第17番ニ長調 D.850
[5] 即興曲 第3番変ト長調(4つの即興曲 Op. 90 D. 899)
[6] 即興曲 第4番変イ長調 (4つの即興曲 Op. 90 D. 899)
[7]-[12] 楽興の時 Op.94, D.780
CD1:ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団 指揮:ベルナルト・ハイティンク
CD2:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:イシュトヴァン・ケルテス
CD3:[1]-[4]イタリア四重奏団、[5]-[9]ボザール・トリオ
CD4:ウェラー弦楽四重奏団 
CD5:クリフォード・カーゾン(pf)

4758548 5枚組 \3950
アルティメット・ラフマニノフ
CD 1:
[1]-[3] ピアノ協奏曲 第1番嬰ヘ短調 Op.1
[4]-[6] ピアノ協奏曲 第4番ト短調 Op.40
[7] パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
CD 2:
[1]-[3] ピアノ協奏曲 第2番ハ短調 Op.18
[4]-[6] ピアノ協奏曲 第3番ニ短調 Op.30
[7] ヴォカリーズ Op.34, No.14
CD 3:
[1]-[4] 交響曲 第2番ホ短調 Op.27
[5] 幻想曲「岩」 Op.7
CD 4:
[1] 前奏曲 イ長調 Op.32. No.9
[2] 前奏曲 嬰ヘ短調 Op.23, No.1
[3] エチュード ロ短調 Op.39, No.4
[4] メロディ ホ長調 Op.3, No.3
[5] 前奏曲 ロ短調 Op.32, No.10
[6] 前奏曲 ハ短調 Op.23, No.7
[7] 前奏曲 ヘ短調 Op.32, No.6
[8] 絵画的練習曲 Op.33より 第1番 ヘ短調
[9] 絵画的練習曲 Op.39より 第7番 ハ短調
[10] 前奏曲 変ロ短調 Op.32, No.2
[11] セレナーデ 変ロ短調 Op.3, No.5
[12]-[14] ピアノ・ソナタ 第2番変ロ短調 Op.36
CD 5:
[1]-[15] 晩祷 Op.37
CD1:ゾルタン・コチシュ(pf)、サンフランシスコ交響楽団 
指揮:エド・デ・ワールト
CD2:ゾルタン・コチシュ(pf)、サンフランシスコ交響楽団 
指揮:エド・デ・ワールト
CD3:フィラデルフィア管弦楽団 指揮:シャルル・デュトワ
CD4:ゾルタン・コチシュ(pf) 
CD5:サンクトペテルブルグ室内合奏団 
指揮:ニコライ・クルニエフ、オリガ・ボロディナ(MS)

4758554 5枚組 \3950
アルティメット・ヴェルディ
CD1:歌劇「椿姫」(ハイライト)
CD2:歌劇「リゴレット」(ハイライト)
CD3:歌劇「トロヴァトーレ」(ハイライト)
CD4:歌劇「アイーダ」(ハイライト)
CD5:歌劇「運命の力」(ハイライト)
CD1:ジョーン・サザーランド(S)、 カルロ・ベルゴンツィ(T)、
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団 指揮:サー・ジョン・プリッチャード
CD2:エディタ・グルベローヴァ(S)、ニール・シコフ(T),
サンタチェチーリア国立アカデミー管弦楽団 指揮:ジュゼッペ・シノーポリ
CD3:カティア・リッチャレッリ(S)、ホセ・カレーラス(T)、
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団 
指揮:サー・コリン・デイヴィス
CD4:レオンタイン・プライス(S)、リタ・ゴール(MS)、
ローマ歌劇場管弦楽団 指揮:ゲオルグ・ショルティ
CD5:レナータ・テバルディ(S)、ジュリエッタ・シミオナート(MS)、
サンタチェチーリア国立アカデミー管弦楽団 
指揮:フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ

4758560 5枚組 \3950
アルティメット・バレエ
CD1:チャイコフスキー:
「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」他より
CD2:レオ・ドリーブ:「コッペリア」
CD3:ショパン:「レ・シルフィード」、グノー:「ファウスト」
CD4:プロコフィエフ:「ロミオとジュリエット」
CD5:ストラヴィンスキー「火の鳥」
※いずれも抜粋
CD1:スイス・ロマンド管弦楽団 指揮:エルネスト・アンセルメ
CD2 & 3:ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:デイヴィッド・ジンマン
CD4:モントリオール交響楽団 指揮:シャルル・デュトワ
CD5:デトロイト交響楽団 指揮:アンタル・ドラティ

4758566 5枚組 \3950
アルティメット・チェロ
CD1:
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲Op.104、サン=サーンス:「白鳥」
シューマン:「トロイメライ」他
CD2:フォーレ:エレジー op.24、グノー:「アヴェ・マリア」
エルガー:「ロマンス」「牧歌」他
CD3:バッハ:無伴奏チェロ組曲 No.1 BWV 1007
No.4 BWV 1010、No.6 BWV 1012
CD4:バッハ:無伴奏チェロ組曲 No.2 BWV 1008
No.3 BWV 1009、No.5 BWV 1011
CD5:ヴィエニャフスキ:スケルツォ−タランテラ op.16
チャイコフスキー:感傷的なワルツop.51 他
CD1 & 2:ジュリアン・ロイド・ウェッバー(Vc)
CD3 & 4:モーリス・ジャンドロン(Vc)
CD5:ハインリヒ・シフ(Vc)

743202(DVD-Video) \3350
ドニゼッティ:歌劇《ドン・パスクヮーレ》全曲
ルッジェーロ・ライモンディ(ドン・パスクアーレ)
イサベル・レイ(ノリーナ)
ファン・ディエゴ・フローレス(エルネスト)
演出:グリシャ・アサガロフ
チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団 指揮:ネッロ・サンティ
収録:2006年 チューリヒ歌劇場
マドリード公演での《セビリャの理髪師》やジェノヴァでの《連隊の娘》に
続く、フローレスのDVDシリーズの新譜は、チューリヒ公演でのドニゼッティ
の喜劇《ドン・パスクヮーレ》。
フローレスはこのオペラのエルネスト役を得意としており、既にアリア集の
中で、第2幕と第3幕の一部を披露していた。最近でも、ロンドンのロイヤル
・オペラとニューヨークのメトの両方で新演出を歌っている。ノリーナ役に
はバルセロナ出身のイサベル・レイが起用された。彼女はアーノンクールが
チューリヒで収録したDVDの《フィガロ》や《ドン・ジョヴァンニ》にも出演
しているソプラノである。日本のギタリスト鈴木一郎と共演しているアルバ
ムもあるのでご存知の方もあるだろう。タイトル・ロールのドン・パスクヮ
ーレには、ヴェテランで歌手としても役者としてもきわめてすぐれたルッジェ
ーロ・ライモンディがフィーチュア。さらに指揮はイタリア・オペラの重鎮
ネッロ・サンティなので、いやが上にも期待は高まる。
NTSC方式、リージョン・フリー、DTS 5.1サラウンド。
なお、《セビリャの理髪師》と《連隊の娘》の抜粋映像も収めらている。

743214(DVD-Video) 2枚組 \6450
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
アシュケナージ&ハイティンク/ロンドン・フィル
第1番 ハ長調 Op.15
第2番 変ロ長調 Op.19
第3番 ハ短調 Op.37
第4番 ト長調 Op.58
第5番 変ホ長調 (皇帝) Op.73
ヴラディーミル・アシュケナージ(pf)
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団 
指揮:ベルナルド・ハイティンク
収録:1974年
アシュケナージの生誕70周年記念の続編。ベートーヴェンの5つのピアノ協奏
曲が、DVDのワン・セットでリリースされるのはこれが初めてである。アシュ
ケナージのベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集には、ショルティやメータの
指揮、あるいは自らの弾き振りなどの録音もあるが、これはそれ以前のもの
であり、若きアシュケナージが、ベルナルド・ハイティンク指揮のロンドン
フィルと丁々発止と繰り広げる演奏が収められている。
元々はTV用に撮影されたもので、TVでベートーヴェンの5つのピアノ協奏曲の
演奏が放送されたのはこれが初めてとのこと。本作はロイヤル・フェスティ
ヴァル・ホールで収録されたもので改修前のフェスティヴァル・ホールの姿
も観ることができる。

743209(DVD-Video) 2枚組 \6450
ヴェルディ:歌劇《アイーダ》全曲
ロベルト・アラーニャ(ラダメス)
ヴィオレータ・ウルマーナ(アイーダ)
イルディコ・コムロシ(アムネリス)
演出:フランコ・ゼッフィレッリ
ミラノ.スカラ座管弦楽団&合唱団 
指揮:リッカルド・シャイー
ブーイングに怒ったアラーニャが本番中に退場したことで多いに話題になった
《アイーダ》公演がDVDとなった。もちろんあの「事件」の起きる前までに収
録された映像で制作されている(プローディやメルケルといった各国首脳が
出席したプレミアは無事で、事件が起こったのは2日目の公演だった)。
タイトル・ロールを務めたのはリトアニア出身のソプラノ、ヴィオレータ・
ウルマーナ。そして、そのライヴァルであるアムネリスには、パワフルでド
ラマティックな歌唱で知られるハンガリーのメゾ、イルディコ・コムロシが
登場。指揮を務めたのは、充実の活動を続けるミラノ出身のシャイーである。
フランコ・ゼッフィレッリが演出とともに担当した舞台美術も豪華で見応え
十分だ。スキャンダルばかりが先行してしまったのが惜しまれるが、このDVD
でスカラ座初日の気分を是非味わってほしい。
NTSC方式、リージョン・フリー。DTS 5.1サラウンド。

743213(DVD-Video) \3350
ヴィヴァルディ:四季/イ・ムジチ
協奏曲変ロ長調RV547
協奏曲ニ長調RV564
協奏曲イ長調RV552
協奏曲ニ短調「マドリガル風」RV129
四重奏ソナタ(弦楽と通奏低音のための協奏曲)
変ホ長調「聖なる墓にて」RV130
イ・ムジチ
収録:1999年 ヴェニス周辺
今でこそ、ピリオド楽器団体によるソネットに合わせた描写的で刺激に溢れ
た演奏が多くなったが、それでもやはり、ヴィヴァルディの《四季》といえ
ば、イ・ムジチの名が思い浮かぶ。フィリップス・レーベルからイ・ムジチ
の《四季》が定期的にリリースされる度に、音楽ファンは今度のソリストは
誰だろうと関心を寄せ続けたものである。1952年と59年のフェリックス・ア
ーヨ、69年のロベルト・ミケルッチ、82年のピーナ・カルミレッリ、90年の
フェデリコ・アゴスティーニ、95年のマリアーナ・シルブと、錚々たる顔触
れが並んでいるのだから当然である(イ・ムジチは既に55年に及ぶ歴史を誇
っており、かつてのメンバーにはアッカルドもいた)。来日公演でも怒濤の
如く全国を《四季》を持って廻っていることもあって、世界中で、イ・ムジ
チほど《四季》を演奏している団体などどこにもないだろうと思わされる。
このDVDは、そんなイ・ムジチの美しく磨き上げられた演奏をバックに、ヴィ
ヴァルディが暮らしたヴェネツィアの風景を楽しむという贅沢な映像作品で
ある。名所旧跡の他に、名物の冬の謝肉祭での仮装の様子や、この街で活躍
したカナレット(カナール)やグアルディ、ティントレットといった画家た
ちの作品も映し出される。用いられている音源は、ヴィットリオ・ネグリの
校訂版、アゴスティーニがソロを弾いている録音である。
ボーナスとして、フィリップス・ヴィヴァルディ・エディションから、《マ
ドリガーレ風》協奏曲と《聖なる墓にて》協奏曲なども収録。演奏はもちろ
ん、イ・ムジチである。
DTS 5.1サラウンド。

<SONY BMG>
88697071172 \1980
アルベニス:「イベリア組曲」(全曲)【2台のギター編曲版)
カニサレス(g) 【多重録音】
ギターの聖地アンダルシアの粋を凝縮した、スペインを代表する作曲家アルベ
ニスが祖国に捧げた頌歌、組曲「イベリア」。このピアノの大作をフラメンコ
・ギターに果敢にアレンジ。フアン・マヌエル・カニサレスの新たな伝説は、
ここからはじまる。この演奏は、たとえ一人で多重録音したとしても、かなり
の超絶技巧も必要とするはずなのだが実際に聞いてみると、いとも易々と演奏
しているとしか思えない。もちろん2人の息は完璧に合っていて(あたり前だ
が)危ういところは何一つない。物憂げな午後の昼下がりにトロピカルドリン
クを片手にして、プールのそばで寛いでいるような極上のひとときを体験でき
ることは間違いない。
90年代、パコ・デ・ルシアとの活動歴をもつ、現在のスペイン/フラメンコ・
ギター界の期待を一身に背負っているフラメンコ・ギタリスト、作曲家のフア
ン・マヌエル・カニサレス4枚目のアルバム。
(SONYBMGスペイン第1弾)




<OEHMS CLASSICS>
OC700 10枚組 \7750
メルビッシュ音楽祭50周年記念スペシャルBOX
オッフェンバック:「パリの生活」
J・シュトラウス:「こうもり」「ヴェネツィアの一夜」「ジプシー男爵」
カール・ツィーラー:「小鳥売り」
レハール:「メリー・ウィドゥ」「ルクセンブルク伯爵」「微笑みの国」
カールマン:「チャルダッシュの女王」「マリッツァ伯爵令
(各ハイライト)
ルドルフ・ビーブル(指揮)メルビッシュ祝祭管弦楽団と合唱団
毎年夏ウィーン近郊で行われている恒例のメルビッシュ湖上音楽祭。この音楽
祭も年を追う毎に認知度が高まり、最近はBS放送で放映されたり、DVDも入手
しやすくなったりと、着実に人気も高まっています。今年で50周年を迎える
この音楽祭を記念して、ここ10年間の演目をお買い得BOXセットを発売(分売
商品は、既発売済み)。このアルバムはご存知の通り、音楽祭が開催される際
に現地での即売用としてあらかじめ出演者たちにより録音されたもの。台詞な
どは省略してあるため、音楽部分のみを収録してあり、長いお話も各オペレッ
タが各1枚のCDに収まってしまうというすぐれものです。(こまかいやり取り
は実演で!ということでしょうね)いつものことながら、今年も芸達者たちの
饗宴!ちょっと淫靡なジャケット通り、お洒落で妖艶な舞台が想像できるお買
い得なセットです。
※BOXの大きさは、縦横12cmx12cm 厚さ2.5cm で RCAコンプリートBOXのような
コンパクトな紙製。歌詞対訳は付いておりません。簡単なドイツ語による曲目
のみとなります。

OC592 \1450
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.100
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタOp.94a
ヴィエニャフスキ:創作主題による華麗なる変奏曲 Op.15
フォスター(クライスラー編曲):故郷の人々(スワニー川)
フォスター(ハイフェッツ編曲):金髪のジェニー
アレクサンダー・ギルマン(Vn)
マリーナ・ゼルテンライヒ(p)
ギルマンのヴァイオリンは音色も表現もとてもシャープ。叙情的なブラームス
では、少々評価も分かれるかもしれない。(最近出たズナイダーのようなタイ
プとは全く異なる表現である) しかし、プロコフィエフでの諧謔性と技巧性
に関しては文句のつけようがないだろう。それに続くヴィエニャフスキも、そ
の鮮やかさに快感を覚えてしまうはず。そして、最後に置かれた歌心にあふれ
たフォスターは泣きたくなるほど切ない。やはり全体を通して聴いてみると、
そのバランス感覚のよさには脱帽せざるを得ない。
【アレクサンダー・ギルマン】
現在23歳のヴァイオリニスト。6歳よりヴァイオリンを学び始め、7歳でミュン
ヘン・ガスタイクにデビュー。12歳でミュンヘンの「Jungend Musiziert」で
優勝。イツァーク・パールマン及びブロン教授のマスター・クラスに参加。
15歳でニューヨーク国際サミット・コンクール優勝した。現在はケルン音楽大
学にて、ブロン教授に学んでいる。使用楽器は1684年製ストラディバリ
「ExCroall」
【録音:2007年1月11-13日、バイエルン放送第2スタジオ】

OC703 \1450
プッチーニ&ヴェルディ・オペラ・アリア集
ヴェルディ:
「勝ちて帰れ!」「おおわが故郷」(アイーダより)、「ここがあの恐ろしい
場所」「死ぬ前にお慈悲だから」(仮面舞踏会より)、「神よ平和を与え賜
え」(運命の力より)、「穏やかな夜」(トロヴァトーレより)、
「Liberamente Or Piangi」(アッティラより)
プッチーニ:
「この柔らかなレースの中で」「ひとり捨てられて」(マノン・レスコーより)
「ある,晴れた日に」「私の坊や」(蝶々夫人より)、「歌に生き、恋に生き」
(トスカより)、「ご主人様、お聞きください!」「「氷のような姫君の心も」
(トゥーランドットより)
ホイ・ヘー(Sp)
イヴァン・アンゲロフ(指揮) スロヴァキア放送交響楽団
ずらりと並んだヴェルディとプッチーニの名アリア集。将来を嘱望されている
歌手ならではの自信に満ちた選曲と言えるだろう。全ての曲に共通するのは、
女の切なる願いと言ったところか。彼女の声は若干細めだが、全てに凛とした
佇まいが漂い表現力も申し分ない。例えば冒頭のアイーダ“勝ちて帰れ”。囚
われの身であるばかりに、父と恋人両方の無事を祈る彼女の切ない胸の内が手
に取るようにわかる名唱である。
【ホイ・ヘー】
1972年上海生まれ。1995年に上海で「コシ・ファン・トゥッテ」でデビュー。
その後「蝶々夫人」「トスカ」「カヴァレリア・ルスティカーナ」で絶賛を浴
びた。2000年ドミンゴ国際声楽コンクールで2位を受賞。その後ドミンゴの助
言により、ロサンゼルス・オペラで「アイーダ」を、ワシントン・オペラで
「トゥーランドット」に出演。「トスカ」でイタリア・デビューを果たす。そ
の後2002年第42回ヴェルディの声国際コンクールで優勝。その後イタリア、
ヨーロッパを中心に、ヴェルディ、プッチーニのタイトルロールとして絶賛を
浴びている。今年のヴェローナ野外音楽祭にて、アイーダ役での出演が決まっ
ている。
【録音:2006年9月25-29日、スロヴァキア放送コンサート・ホール】

OC804 \1550
ワーグナー:「ヴェーゼンドンクの5つの歌」
リスト:
「ラインの美しき流れのほとり」「ローレライ」「私は死にたいのです」
「ぼくの歌には毒がある」「ゆれよ、青い眼」「花と香り」「御身、天から
来たり(1843)」「御身、天から来たり(1860)」「風がざわめく」「おお、夢に
来ませ」「ペトラルカの3つのソネット」
コンラッド・ジャーノット(Br)
アレクサンダー・シュマルツ(p)
ある日本のプロモーターが彼の声に一目惚れ(一聴き惚れ?)して即座に招聘
を決めたという話があるくらいジャーノットの声は美しい。しかしながら、今
までのリリースを例にするまでもなく、彼のレパートリーはとても特殊なもの
ばかりである。それは、モーツァルト三代の歌曲のような「知られざる名曲」
の場合もあるが、どちらかというと「普段女声によって歌われる曲」が多いの
である。今までにも、ラヴェルのシェエラザードやマーラーの“大地の歌”を
歌い、聴き手を驚かせた。そして忘れてはならないのがR・シュトラウスの
“4つの最後の歌”。素晴らしいのだけど、どこか拭えない違和感がくせになっ
た人も多いはず。そんなジャーノットが今回選んだのは、ワーグナーの“ヴェ
ーゼンドンクの5つの歌”。これも女声用の曲のはずだが。ちなみにリストの
“ペトラルカのソネット”のバリトン・ヴァージョンのリリースもあまり多く
ない。
【コンラッド・ジャーノット】
1972年イギリスに生まれ、その後ドイツに移り、フィッシャー=ディースカウ
やH.リリンクに学ぶ。1996年キャスリン・フェリア・アワードでDecca賞を受
賞。さらにいくつかのコンクールで優勝し、以来幅広い活動をしている。 最
近ではヘレヴェッヘ指揮のコンサートのソリストとして、バッハ宗教曲歌いと
しても活躍を深めている。
【録音:2006年10月30日-11月2日、 バイエルン放送第2スタジオ】



<RCA RED SEAL RCA RED SEAL>
88697095852 2枚組 \2400
エッセンシャル・ヴァン・クライバーン
「チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番より第1楽章」「ラフマニノフ/ピア
ノ協奏曲第2番より第2楽章」「ブラームス/ピアノ協奏曲第2番より第3楽章」
「ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番より第3楽章」「ラフマニノフ/ピアノ
協奏曲第3番より第3楽章」「ショパン/英雄ポロネーズ、幻想小曲集より第2番」
「リスト/愛の夢 第3番、ため息」「ドビュッシー/月の光、花火」「ラフマニ
ノフ/音の絵 第5番、メフィスト・ワルツ」「ブラームス/ラプソディー第2番」
「シューマン(リスト編)/君に捧ぐ」「ショパン/ノクターン Op.62-1,
幻想曲Op.49」
クライバーン初めてのベスト盤です。一番輝かしかった当時の録音の中から、
最も彼らしい力強い演奏のものが選曲されています。
Disk1は協奏曲。Disk2はソロの作品を収録。

88697108132 2枚組 \2960
ドニゼッティ:歌劇「アデリア」(全曲)
Adelia: Michela Sburlati (Sp), Odetta: Hermine Haselbock(Ms),
Oliviero: David Sotgiu(T), Comino: Xavier Rouillon(T),
Uno scudiero: Giorgio Valenta(T),
Carlo: Giulio Mastrototaro(Br), Arnoldo: Andrea Silvestrelli(Bs)
グスタフ・クーン(指揮)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
1841年にローマで初演された「アデリア」は、ほとんど演奏される機会もなく、
CDとしてもデヴィーアのライブ盤(1998年)のものが存在した(現在は入手不
可能)、とても珍しいオペラなのです。
この作品は、後年ヴェルディの2番目の妻となった名ソプラノ、ジュゼッピー
ナ・ストレッポーニのために書かれた典型的なヒロイン・オペラ・・・のはず
だったのですが、本来悲劇的な結末を迎えるはずだった内容が、当時の流行で
ハッピーエンドに変えられてしまったためか、ドニゼッティは作曲するモチベ
ーションを失ってしまい、第3幕は他の作品の転用が多く、完成度の面でもイ
マイチになってしまいました。とはいえ、ドニゼッティの晩年の作品らしく、
美しいメロディにあふれた聴きどころの多いアリアもたくさん含まれていま
す。 ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団の音楽監督グスタフ・クー
ンは、今までの大味のイタリア・オペラではなく、小編成のオーケストラを使
いながら当時の演奏法も取り入れた演奏を試みています。歌手もたちも、グス
タフ・クーンが「世界オペラ歌唱コンクール:新しい声」で発掘した若いメン
バー。日本ではまだ知られていない方々ばかりですが、既にヨーロッパの有名
歌劇場に出演しているメンバーを起用し、彼のこの作品への新しい解釈がふん
だんに散りばめられています。
【録音:2006年12月11-16日 ボルツァーノ・オーディトリアム 演奏会形式ラ
イヴ】
※リブレットは冊子としては付属しておりません。エンハンスド機能により、
パソコンにてPDFファイルとして閲覧、印刷可能です。
(日本語対訳はございません)


<DHM (ドイツ・ハルモニア・ムンディ)>
88697126102 \1980
モーツァルト:ディヴェルティメント集
『ディヴェルティメント第2番 ニ長調K.131』、『行進曲 K.290』、
『ディヴェルティメント第7番 ニ長調K.205』、
『ディヴェルティメント第11番 ニ長調K.251』
アンサンブル・ゼフィロ
あまり演奏・録音される機会の無いK.131と205。 『K.131』は、フルート、オ
ーボエ、4つのホルン、2つのヴァイオリン、2つのヴィオラ、バス(fg&Cb)
の少し変わった編成の作品。何らかの特別な機会のために書かれたものと思わ
れるが、セレナード風の大きなスケールを持ち第1メヌエットは3つのトリオを
含んでいる。『K.205』は、メスマー博士の庭園音楽会用、あるいはアントレ
ッターの結婚式用に行進曲K.290と共に作曲されたと言われている。弦は3部で
ヴァイオリンが主導的な役割。『K.251』は、姉の霊名祝日のために演奏され
たことから「ナンネル七重奏」とも愛称される。フランス風ギャラント様式に
貫かれた作品。ここに収録された作品は、モーツァルトがザルツブルク時代に
書いた作品で、K.131の前年までイタリア旅行から帰ったすぐのものであり、
モーツァルトはイタリアの演奏法を考えて作曲したのではないかと思われる。
アンサンブル・ゼフィロのイタリア的なバロック奏法は、はじくような弦、粗
野なホルン音色、軽快で速いテンポなど、その要素を十分満たしている。また
様々にちりばめられている即興的な装飾音などは、他の演奏で聴きなれない、
くせになってしまう演奏です。ここでは各パート1人による演奏で、チェロを
使用せず、激うまのファゴットのA・グラッツィとコントラバスがバス・パー
トを受け持っている。
Stefano Rossi, Cecilia Bernardini(Vn), johanna Gamerith,
Ayako Matsunaga(Va) Roberto Sensi(Cb), Mercello Gatti(Fl-tr),
Alfredo Bernardini(Ob), Alfred Grazzi(Fg), Dileno Baldin,
Francesco Meucci, Brunello Gorla, Gabriele Rocchetti(Hr)
【録音:2006年2月22-26日 Villa San Fermo, Lonigo (Vicenza)】

88697126112 \1980
ベートーヴェン:ハーモニームジーク集
『管楽八重奏曲(パルティータ) 変ホ長調 Op.103』、『モーツァルトの「ド
ン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」による変奏曲 ハ長調 WoO.28』、『行
進曲 ハ長調「帰営譜」 WoO.20』、『管楽五重奏曲 変ホ長調Hess.19』、『管
楽三重奏曲 ハ長調Op.87』、『エコセーズ ニ長調 WoO.22』、『ポロネーズ
ニ長調 WoO.21』、『ロンディーノ 変ホ長調 WoO.25』
アンサンブル・ゼフィロ
ベートーヴェンの管楽器のみによる大小編成による珍しい作品を集めたアルバ
ム。『八重奏曲Op103』は、最初期のものとしては最も重要な作品で、随所に
ベートーヴェン的な特徴が顔を出し、食卓の音楽として作曲されたものだが喜
遊性を脱している。全ての管楽器に名人芸を必要とする作品。『ロンディーノ』
は、管楽八重奏が醸し出す喜遊的な雰囲気と親しみやすい楽想によって、ベー
トーヴェンのこれらの作品群では最も有名な作品。 『行進曲』『エコセーズ』
『ポロネーズ』の3曲は、打楽器も含め17人の奏者で演奏。当時のトルコ音楽、
スコットランド民謡の流行を基にして、当時の打楽器をも使用して、盛り上げ
ています。
Alfredo Bernardini, Paolo Grazzi, Emiliano Rodolfi(Ob),
Lorenzo Coppola, Daniele Latini(Cl), Dileno Baldin, Francesco Meucci,
Emes Pecchinini(Hr), Alberto Grazzi, Giorgio Mandolesi(Fg),
Marcello Gatti(Piccolo), Maurizio Barigione(Ct-Fg), Gabriele Cassone,
Luca Marzana(Tp), Massimo Monti(Bass-Deum),
Renato Meucci(Turkish-Crescent), Riccardo Baldinutti(Side-drum),
Nicola Campanella(Triangle), Edoardo Giachino(Cymbals),
2005年12月12-15日 Teatro Mauro Pagano, Canneto sull'Oglio】
【アンサンブル・ゼフィロ】
1989年、ヨーロッパ屈指のバロック・オーケストラのメンバーとして活動して
いたバロック・オーボエ奏者アルフレード・ベルナルディーニとパオロ・グラ
ッツィ、バロック・ファゴット奏者アルベルト・グラッツィの3人は、ピリオ
ド木管楽器を中心とした音楽集団を結成し、神の名前にちなんでゼフィロと名
づけた。 以来、ゼフィロはヨーロッパの主要な音楽祭をはじめ各国で演奏を
続け、聴衆からもマスコミからも高評を得ている。また、ゼレンカのソナタ全
曲、モーツァルトの木管合奏曲(アストレ・レーベル)のレコーディングでグラ
ン・プリ・デュ・ディスク(ディアパゾン)など数々の国際賞を受賞し、世界一
の古楽器管楽器演奏団体と評価されている。2005年初来日しており、その演奏
は今までに無い遊び心たっぷりなものだった。メンバーのホルンのディレノ・
バルディンは、鈴木秀美の「オーケストラ・リベラ・クラシカ」の常連。ロレ
ンツォ・コッポラは、2008年2月「オーケストラ・リベラ・クラシカ」にて、
モーツァルトのクラリネット協奏曲のソリストとして迎えられる。

<EMI CLASSICS>
CZS-3927472 4枚組 \3000
ジョン・オグドン/70歳記念エディション
CD1
ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
パガニーニの主題による狂詩曲Op.43(未発売)
フィルハーモニア管弦楽団、
ジョン・プリッチャード指揮
フォーレ:バラード 嬰ヘ長調Op.19
リトルフ:スケルツォ〜交響協奏曲第4番ニ短調Op.102
バーミンガム市交響楽団、ルイ・フレモー指揮
CD2
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
フランク:交響的変奏曲
フィルハーモニア管弦楽団、ジョン・バルビローリ指揮
リスト:ハンガリア幻想曲S123*
リスト/ブゾーニ編:スペイン狂詩曲S254*
フィルハーモニア管弦楽団、ジョン・プリッチャード指揮
CD3
バルトーク:ピアノ協奏曲第1番Sz83(未発売)
フィルハーモニア管弦楽団、マルコム・サージェント指揮
グラズノフ:ピアノ協奏曲第1番ヘ短調Op.92*
ボーンマス交響楽団、パーヴォ・ベルグルンド指揮
オグドン:ピアノ協奏曲第1番*
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ローレンス・フォスター指揮
CD4(ソロ・ピアノ編)
オグドン:ピアノ・ソナタ*
主題と変奏曲集*
リスト:ピアノ・ソナタロ短調S178*
ハンガリア狂詩曲第15番イ短調「ラコッツィ行進曲」S244-No.15*
忘れられたワルツ第1番S215-No.1*
死のチャールダーシュS224*
夜想曲「夢の中に」S207*
以上 ジョン・オグドン(ピアノ)*初CD化
89年52歳で亡くなった英国の偉大なピアニストオグドンの誕生70歳記念
初発売の2曲、初CD化作品(貴重な自作を含む)を多数収録したアンソロジー。
すべて新たにリマスターされ、オグドンの類まれな光彩陸離のテクニックを
堪能する4枚組み。

<VIRGIN CLASSICS>
VMD-3857552 2枚組 \1980
オペラーニュー・ジェネレーション
CD1
モーツァルト:
「魔笛」−復讐の心は地獄のようにわが胸に燃え/ナタリー・デセイ
「ドン・ジョヴァンニ」−窓辺においで/ペーター・マッテイ
「ドン・ジョヴァンニ」−酒がまわっているうちに、踊りの準備だ
/ペーター・マッテイ
「フィガロの結婚」−愛の神よ照覧あれ/ヴェロニク・ジャンス
「コジ・ファン・トゥッテ」−岩のように動かず/エリナ・ガランツァ
「魔笛」−ああ、愛の喜びは露と消え/ドーン・アップショウ
グルック:
「オルフェオとエウリディーチェ」−われエウリディーチェを失えリ/
デイヴィド・ダニエルズ
モンテヴェルディ:
「オルフェーオ」−わが命なる君、逝きて/イアン・ボストリッジ
パーセル:
「ダイドーとイニーアス」−私が土の下に横たわるとき/スーザン・グレアム
ヘンデル:
「エイシスとガラティア」−Fra l'ombre e gl'orrori/ローレン・ナウリ
「ロドリーゴ」−Empio fato, e fiera sorte/サンドリーヌ・ピオ
「セルセ」−なつかしい木陰よ/アンネ=ゾフィ・フォン・オッター
「セメレ」−Awake, Saturnia/ステファニー・ブリス
ヴィヴァルディ:
「バジャゼット」−Dov' la figlia/イルデブランド・ダルカンジェロ
「バジャゼット」−Anche il mar/パトリツィア・チョーフィ
「ジュスティーノ」−私のいとしい人を眺めよう/フィリップ・ジャルースキー
ラモー:「カストルとポルクス」−悲しい支度/ヴェロニク・ジャンス
「プラテ」−Aux langueurs d'Apollon/パトリチア・プティボン
CD2
ドニゼッティ:「愛の妙薬」−人知れぬ涙/ロランド・ヴィラゾン
ロッシーニ:「シンデレラ」−不安と涙のうちに生まれ/ヴィヴィカ・ジノー
「ヴィルヘルム・テル」−S'allontanano alfin…Selva opaca
/カーチャ・リッチャレッリ
ドニゼッティ:
「ランメルモールのルチア」−わが祖先の墓よ/ロベルト・アラーニャ
ベルリオーズ:「ベンヴェヌート・チェッリーニ」−Mais, qu'ai-je donc?/
ジョイス・ディドナート
グノー:「ロミオとジュリエット」−私は夢に生きたい/ナタリー・デセイ
ヴェルディ:「ドン・カルロ」−Elle ne m'aime pas/ジョセ・ヴァン・ダム
プッチーニ:「トスカ」−星は光ぬ/ロランド・ヴィラゾン
オッフェンバック:
「ジェロルスタン大公妃」−Ah! Que j'aime les militaires/
フェリシティ・ロット
「美しきエレーヌ」−Au Mont Ida/ヤン・ブーロン
ホイベルガー:
「オペラ舞踏会」−別室へ行きましょう/フェリシティ・ロット
R.シュトラウス:
「ナクソス島のアリアドネ」−Seien wir wieder gut!/ゾフィー・コッホ
「ナクソス島のアリアドネ」−Grossmachtige Prinzessin/スミ・ジョー
ヴァージン・レーベルが誇る旬の名歌手によるアンソロジー





<EMI CLASSICS>
CDS-3942382 2枚組 \3000 ※番号変更 CDS-3942372
ハイドン:交響曲集
CD1
交響曲第88番ト長調「V字」
交響曲第89番ヘ長調
交響曲第90番ハ長調(第4楽章の別ヴァージョンも収録)
CD2
交響曲第91番ハ長調
交響曲第92番ト長調「オクスフォード」
協奏交響曲(オーボエ、バスーン、ヴァイオリンとチェロのための)変ロ長調*
*ジョナサン・ケリー(オーボエ)、
シュテファン・シュヴァイゲルト(バスーン)
安永徹(ヴァイオリン)、ゲオルク・ファウスト(チェロ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サイモン・ラトル指揮
ハイドンへの愛情あふれる生誕記念コンサート・ライヴ
本年2007年の2月のベルリン・フィル公演は、「交響曲の父」ハイドンの生誕
275年にちなみハイドン作品を集中的に取り上げました。オーケストラメンバ
ーの技量を十二分に発揮するチャンスが書き込まれた作品でオーケストラが好
んで演奏に取り組む作品群として知られるハイドンで、あらてめてアンサンブ
ルの物すごさを発揮したベルリン・フィルの新録音が登場しました。

CDC-3943172 \1980 ※番号変更 CDC-3943162
ケルビーニ:ミサ・ソレムニス ホ長調
ルート・ツィーザク(ソプラノ)、マリアンナ・ピッツォラート(アルト)、
ヘルベルト・リッパート(テナー)、イルダー・アブドラザコフ(バス)
モテット「Antifona」
モテット「Nemo gaudeat」
バーバラ・フレッケンシュタイン(ソプラノ)、バーバラ・ミュラー(アルト)
ベルンハルト・シュナイダー(テナー)、アンドルー・マイヤー(テナー)、
クリストフ・ハートコップ(バス)、ハラルド・フェラー(オルガン)、
マックス・ハンフト(オルガン)
以上 バイエルン放送合唱団(コーラス・マスター:ペーター・ディクストラ)、
バイエルン放送交響楽団
リッカルド・ムーティ指揮
ケルビーニの宗教作品に熱意を燃やすムーティの最新録音

CDC-3943992 \1980
グリーグ:
ピアノ協奏曲イ短調Op.16 w/ヤンソンス指揮、ベルリン・フィル
バラード ト短調Op.24 (新録音)
抒情小品集よりOp.57-6「郷愁」、Op.62-6「家路」、Op.68-5「ゆりかごの歌」
Op.65-6「トロルハウゲンの婚礼の日」、Op.68-4「山の夕べ」
Op.71-7「思い出」
以上 レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
9月4日の没後100周年を記念するグリーグのピアノ作品代表作
グリーグの演奏で世界的に評価されるアンスネスの名演に録り下ろしのバラー
ドを加えた記念アルバム。ノルウェーTV制作のグリーグの50分のドキュメンタ
リー番組でもアンスネスが演奏の主役。この番組はNHKでも放送の可能性があ
り、さらにEMIからDVD発売も11月に予定されています。

CDC-3944192 \1980
シュトラウス:
子守歌Op.41-1; 花束を編みたかったOp.68-2; あすの朝Op.27-4
メンデルスゾーン:歌の翼にOp.24-2
ストラヴィンスキー:「放蕩者のなりゆき」
より アンのアリア
ドリーブ:カディスの娘たち
グラナドス:嘆き、またはマハとナイチンゲール-「ゴイェスカス」
ドビュッシー:「放蕩息子」より リアのアリア 他
(以上収録予定曲)
ケイト・ロイヤル(ソプラノ)
管弦楽伴奏
期待のデビューアルバム
いきなりザルツブルグ音楽祭でのリサイタルも決定し、メディアとファンから
心待ちにされていたアルバム。

CDC-3828792 \1980
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第24番ハ短調K491(第1楽章カデンツァ:キーシン)
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
エフゲニー・キーシン(ピアノ)
ロンドン交響楽団、コリン・デイヴィス指揮
天才キーシンのEMI録音第1弾、珠玉のシューマンとモーツァルト
西欧デビュー以来、神童、天才の名をほしいままにしてきたキーシンの久々の
協奏曲の録音です。相変わらずの力強いタッチとクリスタルのような輝きの音
色が聴くものを魅了します。巨匠デイヴィスとの熱のこもった共演も成功した
2006年9月のライヴ録音。今後の発売は「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集w
/デイヴィス、ロンドン交響楽団」(2008年)が予定されキーシンの新たな時
代が幕開けします。

CDC-3944192 ※番号変更 CDC-3944212 \1980
ニールセン:協奏曲集
フルート協奏曲
エマニュエル・パユ(フルート)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、サイモン・ラトル指揮
五重奏曲(管楽器のための)Op.43
エマニュエル・パユ(フルート)、ザビーネ・マイヤー(クラリネット)、
シュテファン・シュヴァイゲルト(バスーン)、
ジョナサン・ケリー(オーボエ)、
ラデク・バボラク(フレンチ・ホルン)
協奏曲(クラリネットと管弦楽のための)Op.57
ザビーネ・マイヤー(クラリネット)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、サイモン・ラトル指揮
ベルリン・フィルの管のオール・スター・キャストによるニールセン
ニールセンのフルート協奏曲は最高のフルート協奏曲作品と言われ、クラリネ
ット協奏曲はモーツァルト作品以来の傑作と評価されてもいます。ベルリン・
フィルとザビーネ・マイヤー・アンサンブルの名手たちによる最高の管楽アン
サンブルの録音が完成しました。

<NAXOS> 各1枚 \880
8.557399
P.M.デイヴィス(1934- ):
ナクソス四重奏曲第7番「ボッロミーニに寄せるメタフォーレ」
(アーチー・ビーヴァンの80歳の誕生日のために)
ナクソス四重奏曲第8番(女王陛下の80歳の誕生日に捧ぐ)
演奏/マッジーニ四重奏団
第1集(8.557396)、第2集(8.557397)、第3集(8.557398)に続くシリーズ
第4弾。第7番は17世紀イタリアで活躍した建築家ボッロミーニの作品にインス
パイアされている、壮麗な全7楽章(約54分)の大曲。第8番はダウランドの有
名な「エリザベス女王のためのガイヤルド」をモティーフに作られた、単一楽
章の作品です。

8.557724
ベートーヴェン(1770-1827):<ピアノ三重奏曲集第2集>
ピアノ三重奏曲第1番/ピアノ三重奏曲第2番/アレグレットWoO39
演奏/ジリオン・トリオ
第1集(8.557723)に続くシリーズ第2弾(全5枚シリーズ)。マリア・クリー
ゲルほか、ドイツの女性演奏家たちによるトリオが、ベートーヴェン最初期の
作品を力強く再現。まるで作曲当時の前向きな心情がそのまま乗り移ったかの
ような演奏です。

8.557814
リスト(1811-1886):<ピアノ曲全集第24集>
メフィスト・ワルツ第1「村の居酒屋での踊り」/同第2/同第3/同第4/
悲歌第1番・第2番/大演奏会用独奏曲
演奏/ジュゼッペ・アンダローロ(ピアノ……2005年ブゾーニ国際ピアノ・
コンクール[ボルツァーノ]優勝)
コミック「のだめカンタービレ」で一躍注目された「村の居酒屋での踊り」
(メフィスト・ワルツ第1)をはじめ、リスト作品のエネルギーと叙情美が集
約された一枚。新鋭ピアニストがストレートな感性とピアニズムで、爽快に
描き出しています。

8.557861
マルティヌー(1890-1959):
ピアノ五重奏曲第1番/ピアノ五重奏曲第2番/2つのヴァイオリンとピアノの
ためのソナタ
演奏/マルティヌー四重奏団、カレル・コシャーレク(ピアノ)
ジャズ、新古典主義、バロック音楽など、音楽界の流行を取り入れて常に新し
い作品を作ったマルティヌー。そんな多彩さを味わえる一枚であり、室内楽曲
の隠れた名作だという評も少なくありません。作曲者の名前を冠したチェコの
アンサンブルほか、信頼がおける演奏です。

8.557908
ケルビーニ(1760-1842):
交響曲ニ長調/歌劇「メデア(メデイア)」-序曲/歌劇「ファニスカ」-序曲
/歌劇「ロドイスカ」-序曲
演奏/ピエロ・ベッルージ(指揮)サンレモ交響楽団
オペラおよび「レクィエム」など声楽作品で有名なケルビーニですが、当時は
ベートーヴェンの対抗馬として活躍した才能の持ち主。それを証明するのが約
30分を要する交響曲とコンサートでも演奏されたオペラの序曲。マルケヴィチ、
クーベリック、バーンスタインらに学んだ指揮者が、この知られざる作品に輝
きを与えます。

8.557935
ヘンデル(1685-1759):<王宮付属礼拝堂のための音楽>
シャンドス・アンセム第11番「神よ起ちて」HWV256b/シャンドス・アンセム
第5番「われは汝を崇め」HWV250b/シャンドス・アンセム第6番「鹿の谷川を
慕いあえぐがごとく」HWV251d/同-2つの楽章HWV251a/シャンドス・アンセム
第4番「おお主に向かって新しき歌を歌え」HWV249a 
※英語歌詞付き、歌詞はwebsiteでもご覧いただけます。
歌・演奏/アンドリュー・ガント(指揮)
王宮付属礼拝堂合唱団、ミュージシャンズ・エクストラ=オーディナリー
伝統ある英国王室のチャペルに響いた宗教作品集ですが、ヘンデル作品の中で
も気高さにかけては突出しており、パーセルなど先達からの伝統を受け継いだ
正統派の音楽だと言えます。このCDは王室の聖ジェームズ宮殿チャペルで録音
されており、本場ものと言えるでしょう。

8.557981
シマノフスキ(1882-1937):
ヴァイオリン協奏曲第1番/ヴァイオリン協奏曲第2番/夜想曲とタランテラ
(グレゴール・フィテルベルグによる管弦楽用編曲)
演奏/イリヤ・カーラー(ヴァイオリン)、
アントニ・ヴィト(指揮)ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
官能美と神秘性、印象主義的な色彩美が渾然一体となったようなヴァイオリン
協奏曲第1番は、もっと広く聴かれてもいい名作。晩年の作品となった協奏曲
第2番も合わせ、カーラーの濃厚で力強い演奏がシマノフスキの実像へと迫り
ます。

8.559243
ハービソン(1938- ):
ピアノ三重奏曲第2番/ギャツビィ・エチュード/ヴィオリストのノート/
10のマイクロ=ワルツ/クカラッチャとフーガ/チェロ組曲/三重奏曲
演奏/アメリア・ピアノ・トリオ、
スティーヴン・テネンボム(ヴィオラ)、
アイダ・カヴァフィアン(ヴィオラ)、ジョン・ハービソン(ヴィオラ)
相沢吏江子(ピアノ)がメンバーであるアメリア・ピアノ・トリオほか、作曲
者自身も演奏に加わった室内楽作品集。“20世紀のハイドン”と称される機知
に富んだ作品や、有名な「グレート・ギャツビィ」をオペラ化した中からの
小品集など、アメリカの新古典主義的な作風が新鮮に聞こえます。

8.559257
アルバート(1941-1992):
交響曲第1番「リヴァー・ラン」/
交響曲第2番*(世界初録音、セバスティアン・カリアー管弦楽完成版)
演奏/ポール・ポリヴニック(指揮)
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
先ごろ亡くなったロストロポーヴィチ指揮の録音もある交響曲第1番は、武満
徹の同名曲と同様にジョイスの作品からインスパイアされ、ピューリッツァー
賞を受けたもの(ブックレットに作曲者のノートも掲載)。初録音となった
第2番は未完成の遺作であり、この作曲家を再評価するのに不可欠な作品とな
るでしょう。

8.559303
セレブリエール(1938- ):
交響曲第2番(パルティータ)/幻想曲(弦楽のための)/ヴァイオリン独奏
のためのソナタ*/冬の旅
演奏/ホセ・セレブリエール(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
ゴンサロ・アコスタ(ヴァイオリン)*
主に指揮者として有名なセレブリエールですが、タングルウッドでコープラ
ンドに学ぶなど、作曲家としての才能も開花。既発売の交響曲第3番ほか
(8.559183)でも親しみやすい作風が明らかになりました。ここに収録され
た作品もまた同様に、アメリカ作曲シーンの王道だと言えるでしょう。

8.559323
モラヴェック(1957- ):
テンペスト幻想曲*(2004年度ピューリッツァー賞受賞作品)/
ムード・スウィングス/B.A.S.S.変奏曲/スケルツォ
演奏/トリオ・ソリスティ、デヴィッド・クラカウアー(クラリネット)*
Arabesque Recordings(2004年発売)の再発売盤。アメリカの中でも先鋭的な
マンハッタン楽派の中心的作曲家ですが、「テンペスト幻想曲」はシェイクス
ピアの名作をモティーフにしたクラリネット四重奏曲。ニューヨーク的と称さ
れる室内楽の名品も楽しめます。

8.559325
グラス(1937- ):ザ・ライト/ヒーローズ・シンフォニー
演奏/マリン・オールソップ(指揮)ボーンマス交響楽団
ロック界のカリスマ・シンガー、デヴィッド・ボウイがべルリンの壁近くで作
りあげたアルバム『ヒーローズ』をクラシック化。大胆な発想に発売当時から
大きな話題を呼んだ作品(ダンス・カンパニーとのコラボレーション)がナク
ソスからリリース。典型的なグラス・サウンドの「ザ・ライト」も加え、この
作曲家を知るのに最適な一枚です。特製スリップケース入り。

8.570234
ヴァンハル(1739-1813):
フルート四重奏曲Op.7-2(Weinmann Vb:Bb1)/フルート四重奏曲Op.7-3
(Weinmann Vb:G1)/フルート四重奏曲Op.7-6(Weinmann Vb:C1) 
※全曲世界初録音
演奏/ウーヴェ・グロット(フルート)、ジャナキ・ストリング・トリオ
1771年頃に作曲されたとされるフルート四重奏曲集は、当時まだ発展期だった
この楽器に大きな可能性を与えたもの。指揮者としてナクソスにもヴァンハル
作品の録音があるグロットが、若手の弦楽トリオと組んでの一枚です。古典
派音楽愛好家は必聴でしょう。

8.570258
ティントナー(1917-1999):
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ*/ショパンの主題による変奏曲/
前奏曲 − あこがれ/友の死に寄せて/ピアノ・ソナタ/2つのフーガ/
悲劇的な音楽
※全曲世界初録音
演奏/ヘレン・ファン(ピアノ)、
チョー=リャン・リン(ヴァイオリン)*
“作曲家”ゲオルク・ティントナーは、師であるヨゼフ・マルクスや、やはり
作曲家としても活動したワインガルトナーらの影響を受け、20世紀ロマン派と
呼ばれる作風でいくつかの作品を残しました。ここに収録された室内楽・器楽
曲はスクリャービンやブラームスなどからヒントを得たもの。その誠実さに、
彼の音楽作りの秘密を見たような印象を受けます。

8.570260
<スペイン音楽の「ドン・キホーテ」>
ロドリーゴ(1901-1999):ドゥルシネアの不在 
ロマン(1945- ):ドン・キホーテの復活 
バルビエリ(1823-1894):ドン・キホーテ* 
ゲラ(1952- ):ドン・キホーテの3つの時* 
ゴンバウ(1906-1971):武装しつづけるドン・キホーテ* 
*印=世界初録音、 
※西語歌詞・英語対訳付き、歌詞はwebsiteでもご覧いただけます。
演奏・歌/ホセ・ラモン・エンシナール(指揮)
マドリッド・コミュニティ管弦楽団・合唱団、
ホルディ・カサス・バイェル(合唱指揮)、
ホセ・アントニオ・ロペス(バリトン)、
リリアン・モリアーニ(ソプラノ)、
ビクトリア・マルチャンテ(ソプラノ)、
セリア・アルセド(ソプラノ)、
マリア・ホセ・スアレス(メゾ・ソプラノ)、
ビクトール・アリョーラ(ヴァイオリン)、
フェルナンド・コボ(テノール) 
スペインのシンボル的な存在であるドン・キホーテは、多くの音楽家にインス
ピレーションを与えていますが、そのテーマによるスペイン音楽を集めた一枚。
ロドリーゴを除いて日本ではあまり知られていない作曲家であるものの、それ
ぞれが叙情的な作風でアピール。
ゲラの作品はサイレント映画のための音楽です。

8.570285
スタンフォード(1852-1924):<交響曲集第1集>
交響曲第4番/交響曲第7番
演奏/デーヴィッド・ロイド=ジョーンズ(指揮)ボーンマス交響楽団
名教師として20世紀英国の作曲家を多数輩出したスタンフォード。作曲家とし
てはアイルランドの血を音楽の中に生かし、英国版のブラームスやシューマン
を思わせる作品を多数残しました。交響曲シリーズの第1弾では、ドイツ・ロ
マン派のエッセンスを集約したような2曲を収録しました。

8.570291
J.S.バッハ(1685-1750):<鍵盤音楽集>
半音階的幻想曲とフーガBWV.903/イタリア風のアリアと変奏BWV.989/幻想曲
とフーガBWV.904/前奏曲とフーガBWV.894/フランス風序曲(パルティータ)
ロ短調BWV.831
演奏/イェネ・ヤンドー(ピアノ) 
ナクソスで多くの名録音を生み出したマエストロが、「ゴルトベルク変奏曲」
(8.557268)に続いてJ.S.バッハ作品をリリース。端正なピアニズムから生ま
れる音楽はリズムやポリフォニーを実直に表現し、“ピアノで聴くバッハ”
の喜びを味わえる一枚になりました。

8.570319J
須賀田礒太郎(1907-1952):
交響的序曲/双龍交流の舞/生命の律動/東洋の舞姫 
※片山杜秀氏による日本語解説書付き
演奏/小松一彦(指揮)神奈川フィルハーモニー管弦楽団
「この作曲家の<復活>は日本音楽史上の事件だ!」
おそらくほとんどの音楽ファンにとって、須賀田礒太郎は、完全に未知の作曲
家であるに違いありません。しかし、遺族が楽譜を発掘し、神奈川フィルが
2002年から3回にわたり敢行した歴史的な連続演奏会は、観客にまさに衝撃を
与えました。これほどの作曲家を半世紀も忘れて顧みなかった日本の楽壇と
は、いったい何なのだ!と思わずにはいられません。須賀田は深井史郎、松平
頼則、大澤壽人等と同年に生まれ、戦前は日本放送協会からの委嘱等により数
多くの作品を発表。その作風は一種の大艦巨砲主義ともいうべき豪放なもの
で、大管弦楽によってストラヴィンスキー、ヒンデミットからバルトークま
で、あらゆる音楽の傾向を飲み込み総合を目指すという、当時の楽壇におい
て極めて特異なものでした。録音には復活の立役者たる演奏者を迎え、当シ
リーズでも格別の意義を持つ1枚と言えます。

8.570339
ホルスト(1874-1934):
ブルック・グリーン組曲/ヴァイオリンと管弦楽のための夜の歌/セント・
ポール組曲/ヴィオラと室内管弦楽のための叙情的楽章/フルート、オーボエ
と弦楽のためのフーガ風協奏曲/2つのヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲
演奏/ハワード・グリフィス(指揮)
イングリッシュ・シンフォニア、
ジャニス・グレアム(ヴァイオリン)、サラ・ユーインズ(ヴァイオリン)、
アンドリ・ヴィイトヴィッチ(ヴィオラ)、アナ・パイン(フルート)、
フィリップ・ハーマー(オーボエ) 
民謡やバロック音楽などを素材として、小編成のオーケストラのために書かれ
ている作品を集約。「惑星」とはまったく違った作曲者の顔があり、ホルスト
のイメージが大きく変わるかもしれません。アマチュア・オーケストラの選曲
にも役立つ一枚です。

8.570369
パヴロワ(1952- ):
交響曲第5番/ピアノと弦楽オーケストラのための悲歌*
●演奏/ウラディーミル・ジヴァ(指揮)
モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団、
ミハイル・シェスタコフ(ヴァイオリン)、
アンドレイ・コロベイニコフ(ピアノ)*
既発売の交響曲集(8.557157、8.557566)で、その叙情性を広くアピールした
ロシア出身の女性作曲家ですが、2006年に完成した交響曲第5番はスピリチュ
アルなテーマを扱った作品。また2007「ラ・フォル・ジュルネ」音楽祭でも好
評だったコロベイニコフも加わっている「悲歌」は、題名の通り心に響く音楽
です。

8.570403
<コラージュ:ピーボディ協会創立150周年記念>
グリンカ(1804-1857):
歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲(ハインズリー編曲) 
シェーンベルク(1874-1951):主題と変奏 
バード(1856-1923):10の管楽器のための組曲 
ウールフェンデン(1937- ):ガリモーフリー 
ホルシンガー(1945- ):危険空域の制圧のため 
スーザ(1854-1932):雷神
演奏/ハーラン・D・パーカー(指揮)
ピーボディ音楽院ウィンド・アンサンブル 
毎月のようにリリースされる吹奏楽作品ですが、今回はオーケストラ作品の
編曲を中心に、シンフォニック・バンドのためのオリジナル作品を集めた一
枚。ヒラリー・ハーンらを輩出したアメリカの名門音楽院バンドが力強い演
奏を聴かせますが、後半のオリジナル作品は吹奏楽愛好家にとって聴きもの
でしょう。


<NAXOS HISTORICAL> 各1枚 \880
8.111244
<ロッテ・レーマンの歌曲録音集 第3集(1941)>
シューマン(1810-1856):
女の愛と生涯*(録音:1941年6月24日、ロスアンジェルス)/
詩人の恋*(録音:1941年8月13日、ロスアンジェルス) 
シューベルト(1797-1828):
冬の旅(抜粋)**[第1番「おやすみ」/第3番「凍った涙」/第4番「かじか
み」/第6番「あふれる涙」/第10番「憩い」/第11番「春の夢」/第12番
「孤独」/第16番「最後の希望」/第24番「辻音楽師」]
(録音:1941年3月14日、19日、ロスアンジェルス) 
※解説に歌詞は付いておりません。歌詞は独語です。
歌・演奏/ロッテ・レーマン(ソプラノ)、
ブルーノ・ワルター(ピアノ)*、
パウル・ウラノフスキー(ピアノ)**
マーク・オバート=ソーン復刻。第1集(8.111093)、第2集(8.111094)に
続くシリーズ第3弾。50歳となってオペラのキャリアから身を引いたレーマン
が取り組んだドイツ歌曲集は、ワルターらの伴奏を得て20世紀前半を代表す
る芸術に。今回の復刻はオリジナルLPのラッカー盤からのもので、彼女の声
をクリアにするため補正を加えたナクソスならではの一枚です。

8.111254
J.シュトラウスII世(1825-1899):喜歌劇「ヴェネツィアの一夜」 
※解説にリブレットは付いておりません。歌詞は独語です。 
(録音:1954年5月25日-28、31日、9月25日、ロンドン、キングズウェイ・
ホール)
歌・演奏/ニコライ・ゲッダ(ウルビーノ公グイード……テノール)、
エーリヒ・クンツ(カラメッロ……バリトン)、
カルル・デンヒ(デラックア……バス・バリトン)、
ペーター・クライン(パパコーダ……テノール)、
エリーザベト・シュヴァルツコップフ(アンニーナ……ソプラノ)、
エミー・ローゼ(チボレッタ……ソプラノ)、
ハンナ・ルートヴィヒ(アグリコーラ……コントラルト)、
カレル・シュテパネク、ハンナ・ノルベルト、アントン・ディフリング、
レア・ザイドル(以上台詞役)、
オットー・アッカーマン(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団&合唱団 
マーク・オバート=ソーン復刻。シュヴァルツコップフとウォルター・レッ
グ(プロデューサー)の共同作業の中で、やや地味ながらも高い評価を受け
てきた作品(英Columbia)がナクソスから。歌手陣はもちろん、オペレッタ
指揮者アッカーマンの再評価にも期待できる一枚です。

8.111260
<エルガー・コンダクツ・エルガー>
エルガー(1857-1934):
交響曲第2番*
(録音:1927年4月1日、7月15日、ロンドン、クイーンズ・ホール)
交響曲第2番-第3楽章(116キューまで、第一テイク)*
(録音:1927年4月1日、ロンドン、クイーンズ・ホール)
チェロ協奏曲**
(録音:1928年3月23日、6月13日、ロンドン、キングズウェイ・ホール)
演奏/エドワード・エルガー(指揮)ロンドン交響楽団*、
ビアトリス・ハリソン(チェロ)**、
ニュー・シンフォニー・オーケストラ**
マーク・オバート=ソーン復刻。今年、生誕150年を迎えたエルガーは多くの
自作自演録音を残していることでも有名。大作である交響曲第2番を、第3楽章
の別テイクとあわせて収録。またハリソンをソロに迎えたチェロ協奏曲は、こ
の曲のスタンダードとして聴かれ続けてきたものです。


<MARCO POLO>
8.225329-31 3枚組 \4650
ジークフリート・ワーグナー(1869-1930):歌劇「コボルト」(独語歌詞) 
※独語歌詞はwebsiteでご覧いただけます。
歌・演奏/レベッカ・ブロバーグ、レギーナ・マウエル、
アンドレーアス・ミトシュケ、アヒム・ホフマン、
ヨハネス・フェッティンガー、フィリップ・マイアーヘーファー、
フォルカー・ホルン、
フランク・シュトローベル(指揮)
ニュルンベルク交響楽団、
エリーザベト・ミューラー(合唱指揮)、
フュルト・ハインリヒ=シュリーマン=ギムナジウムス児童合唱団、
PPPミュンヘン音楽劇場アンサンブル、他 
15作以上のオペラ・楽劇を残したジークフリートですが、その3作目となる
「コボルト」(精霊、妖怪)は1904年に初演されたオペラ。父リヒャルトの
影響をまだ受けている時期であり、ドイツの民話やバラッド(譚詩)を思わ
せるストーリー。ブックレットには作品やキャラクターについての詳細な記
述があり、資料的価値も高いセットです。



<CPO>
777049-2 \1480
ワインガルトナー(1863-1942):
ピアノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとコントラバスのための六重
奏曲/クラリネット、ホルン、ファゴット、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、
チェロとピアノのための八重奏曲
演奏/アンサンブル・アフト、オーリヴァー・トリーントル(ピアノ)
CPOにおけるオーケストラ作品の録音で、作曲家としての姿をはっきりと現し
たワインガルトナー。室内楽作品は編成の大きさと音色の豊かさにより、ミ
ニ・オーケストラ作品と言ってもいいでしょう。フルトヴェングラーやワル
ター同様、この時代のヨーロッパ音楽を代表する作風で音楽ファンをうなら
せます。

777197-2 \1480
ブクステフーデ(1637-1707):オラトリオ「最後の審判」(抜粋)
演奏・歌/マンフレート・コルデス(主宰)
アンサンブル・ヴェーザー=ルネサンス、ウルリーケ・ホーフバウアー、
モニカ・マウフ、マーガレット・ハンター、ハリー・ファン・デル・カンプ、
ヘニング・フォス、ハンス=イェルク・マメル、イェルク・ヤコビ、
オーラフ・テタンペル
コルデスとヴェーザー=ルネサンスがもっとも得意とするドイツ・バロック
の中で、J.S.バッハやテレマンに対抗できる個性といえばブクステフーデで
しょう。その自信が演奏へとつながり、壮大なテーマを持つこの作品に命を
与えています。聴かず嫌いの方には、ぜひ一度聴いていただきたい一枚です。

777225-2 \1480
ジェミニアーニ(1687-1762):
ヴァイオリン・ソナタOp.5(作曲者によるチェロ・ソナタからの編曲)
演奏/アントン・シュテック(ヴァイオリン)、
クリスティアン・リーガー(ハープシコード)、
マルクス・メレンベック(チェロ)
ナポリやロンドンなどの音楽都市でヴァイオリニストとして活躍したジェミ
ニアーニは、自らのテクニックを反映させた弦楽器のための作品を多数残し
ています。チェロ・ソナタとして書かれた作品の編曲版は、ヴァイオリンの
輝かしい音色を得たトリオ・ソナタとして生まれ変わりました。

777240-2 3枚組 \4440
リュリ(1632-1687):歌劇「テゼ(テセウス)」
歌・演奏/ハワード・クルック、ローラ・パドウェル、エレン・ハージス、
ハリー・ファン・デル・カンプ、
ポール・オデット&スティーヴン・スタブス(指揮)
ボストン・アーリー・ミュージック・フェスティヴァル管弦楽団&合唱団、他
多くの録音によって、徐々にその偉業が現代に定着しつつあるリュリの芸術。
名リュート奏者オデットを中心に結成されたアンサンブルが、2003年に上演し
た際の記念碑的な演奏をリリース。CPOでは彼らと共に、今後も多くの刺激的
なCD をリリースしていきます。

999773-2 \1480
カルク=エーレルト(1877-1933):<ピアノ作品集第4集>
異国風狂想曲/夕暮れの印象/荒地の情景/2つのピアノ小品/夜の雨/
モザイク
演奏/エルンスト・ブライデンバッハ(ピアノ)
オルガン曲シリーズに続きピアノ曲を次々に紹介しているCPOですが、久しぶ
りの最新盤をリリース。後期ロマン派の時代にあって、印象主義や異国趣味な
どさまざまな流行を取り入れつつ、独特の個性をたたえた作品集です。

999889-2 \2100
(UPC:761203988921)
F.E.フェスカ(1789-1826):
交響曲第1番/序曲Op.41/序曲Op.43/「オマールとレイラ」序曲
演奏/フランク・ベールマン(指揮)
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
既発売の交響曲第2番&第3番(999869-2)で、同時代を生きたベートーヴェン
への接近が目立ったフリードリヒ・エルンスト・フェスカ。決して有名とは言
えないその実像に迫り、ベートーヴェンやシューベルトらの陰に隠れた才能を
引き出す一枚だと言えるでしょう。


<IVORY>
77001 \2100
<アール・ワイルド:イン・コンサート1973-1987>
ウェーバー:華麗なロンド「ざれごと」*
(録音:1985年3月、トロント、ロイ・トムソン・ホール) 
ショパン:マズルカ第34番*/同第41番*/同第32番*
(録音:1977年11月、ニューヨーク、YMHA)
/舟歌*(録音:1987年1月、オハイオ、コロンバス、オハイオ州立大学) 
ダルベール:4つのピアノ小品-第2番「スケルツォ」
(録音:1973年10月、ロンドン、クイーン・エリザベス・ホール) 
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ*
(録音:1987年1月、オハイオ、コロンバス、オハイオ州立大学) 
メンデルスゾーン:無言歌集第6巻-第4番「紡ぎ歌」
(録音:1973年10月、ロンドン、クイーン・エリザベス・ホール) 
フォーレ:舟歌第3番 *(録音:1982年7月、メリーランド大学) 
モシュコフスキ:8つの性格的小品-第6番「火花」
(録音:1973年10月、ロンドン、クイーン・エリザベス・ホール) 
ドビュッシー:スティリー風タランテラ(舞曲)
(録音:1983年3月、東京文化会館) 
リスト:ハンガリー狂詩曲第12番+/同第4番+/同第2番+
(録音:1986年3月、ロンドン、ウィグモア・ホール)
演奏/アール・ワイルド(ピアノ[*印=ボールドウィン、+印=スタインウェ
イ、その他=ベーゼンドルファー])
幅広いレパートリーの中から選ばれた作品を、3つのピアノで聴く好企画のリ
サイタル盤。リマスタリングによって音の精度がアップし、ピアノの音色の
比較とそれに伴うワイルドの演奏比較が楽しめます。
ADD24bit/88.2リマスタリング
(SADiE High Resolution digital workstation使用)。

77002 \2100
<アール・ワイルド:ショパン 1981年ボールドウィン録音集>
ショパン(1810-1849):
幻想曲/ワルツ第6番「小犬」/同第8番/同第7番/同第9番「告別」/
バラード第4番/夜想曲第20番(遺作)/同第4番/同第5番/同第9番/
12の練習曲-第5番「黒鍵」/アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネ
ーズ/24の前奏曲-第1番/同第7番/同第22番/同第24番 
(録音:1981年、アメリカ、マイアミ大学、グズマン・ホール)
演奏/アール・ワイルド(ピアノ[ボールドウィンSD-10])
希代のテクニシャンという高い評価を受けたワイルドが、自身のピアニズムを
100%伝えるピアノとして愛用しているのがボールドウィン。ショパンはリス
トと並ぶ得意なレパートリーであるため、このリサイタル盤は聴きもの。
ADD/24-Bitリマスタリングで、そのサウンドと演奏がさらにリアルに伝わって
きます。



<LONDON PHILHARMONIC ORCHESTRA>
LPO-0097 4枚組 \5480
<ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 − 75周年記念ボックスセット第1巻
1932-1957>
[LPO-0006]
<ファウンディング・イヤーズ>
シベリウス:付随音楽「テンペスト」(抜粋)
(録音:1934年10月4日、リーズ音楽祭、世界初録音) 
モーツァルト:ミサ曲ハ短調「大ミサ曲」-キリエ / 世の罪を除き給う
(録音:1934年10月3日、リーズ音楽祭) 
ヘンデル:オラトリオ「エジプトのイスラエル人」(抜粋)
(録音:1934年10月3日、リーズ音楽祭) 
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
(録音:1938年11月30日、1939年7月4日 ) 
シャブリエ:狂詩曲「スペイン」(録音:1939年11月30日、12月19日 )
演奏・歌/サー・トーマス・ビーチャム(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
リーズ音楽祭合唱団、ドーラ・ラッベッテ(ソプラノ)
[LPO-0011]
<ポストウォー・リヴァイヴァル>
アーノルド:喜劇序曲「ベッカス・ザ・ダンディプラット」(世界初録音)
(録音:1947年12月16日) 
マーラー:さすらう若人の歌(独語歌詞)
(録音:1946年11月27日、12月16日) 
ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第1番(録音:1949年5月3日) 
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲(録音:1949年5月16日) 
エルガー:「子供の魔法の杖」第2組曲(録音:1950年2月13日)
演奏・歌/エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
ユージニア・ザレスカ(メゾ・ソプラノ)
[LPO-0021]
<サー・エードリアン・ボールト・コンダクツ・ロンドン・フィルハーモニ
ー管弦楽団>
ニコライ:序曲「ウィンザーの陽気な女房たち」
(録音:1950年12月12日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ) 
ハイドン:12のドイツ舞曲Hob IX:12-第1番、第6番、第7番
(録音:1955年7月25日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ) 
ヘンデル:王宮の花火の音楽(ハーティ編曲)
(録音:1949年10月3日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ) 
ブラームス:大学祝典序曲
(録音:1950年12月13日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ) 
J.S. バッハ:幻想曲とフーガBWV.537(エルガー編曲)
(録音:1949年10月3日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ) 
ヴォーン・ウィリアムズ:
揚げひばり-ヴァイオリンとオーケストラのためのロマンス
(録音:1952年10月21日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ) 
シベリウス:交響詩「エン・サガ(伝説)」
(録音:1956年6月10日、ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール)
演奏/サー・エードリアン・ボールト(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
ジャン・プーニェ(ヴァイオリン)
[LPO-0022]
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲/ピアノ協奏曲
(録音:1952年&1956年、ロンドン、キングスウェイ・ホール)
演奏/アナトール・フィストゥラーリ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン)、モーラ・リンパニー(ピアノ) 
75年の歴史を振り返る企画シリーズですが、LPOの場合はそのまま20世紀の名
指揮者による名演集となります。ビーチャム(LPO-0006)とベイヌム
(LPO-0011)の2枚は既発売ですが、ボールト(LPO-0021)とハチャトゥリア
ン(LPO-0022)は新発売。中でもボールト指揮のハイドンとシベリウス、フィ
ストラーリ指揮によるハチャトゥリアンの2曲は初CD化です。



<CANARY CLASSICS>
ドイツ・グラモフォンほかへの録音、そして来日コンサートで日本にもファン
が多いギル・シャハムが、ついに自身のレーベル「カナリー・クラシックス」
を設立。国内リリースがスタートします。その第1弾は妹であり、最良の音楽
パートナーでもあるオルリとの共演。得意のモーツァルト、そしてプロコフィ
エフでシャハムの今を伝える新録音です。

CC01 \2180
モーツァルト(1756-1791):
<ヴァイオリン伴奏のクラヴサンまたはフォルテピアノのためのソナタOp.1>
ヴァイオリン・ソナタ第25番K.301(293a)/同第26番K.302(293b)/
同第27番K.303(293c)/同第28番K.304(300c)/同第29番K.305(293d)/
同第30番K.306(300l)
(録音:2004年12月11日、2006年1月19日、カナダ、トロント、グレン・グー
ルド・スタジオ)
演奏/ギル・シャハム(ヴァイオリン)、
オルリ・シャハム(ピアノ)

CC02 \2180
プロコフィエフ(1891-1953):<ヴァイオリンとピアノのための作品集>
行進曲(ハイフェッツ編曲)/ヴァイオリン・ソナタ第1番/
「ロメオとジュリエット」より仮面(ハイフェッツ編曲)/5つのメロディー
/「3つのオレンジへの恋」より行進曲(ハイフェッツ編曲)/
ヴァイオリン・ソナタ第2番 
(録音:2004年6月16日-18日、カナダ、トロント、グレン・グールド・スタ
ジオ)
演奏/ギル・シャハム(ヴァイオリン)、
オルリ・シャハム(ピアノ) 
※Artemis Recordより2005年に一時リリースされています



<ARTHAUS MUSIK DVD>
101427 \3050
仏・西・伊・日本語字幕付き
<ケント・ナガノ・コンダクツ・クラシカル・マスターピース第1集 −
モーツァルト>
交響曲第41番「ジュピター」
(ベルリン・ドイツ交響楽団とのコンサート&音楽ドキュメンタリー) 
(ライヴ収録:2006年、ドイツ、ベルリン・フィルハーモニー大ホール)
演奏/ケント・ナガノ(指揮)ベルリン・ドイツ交響楽団
NTSC方式、画像構成比16:9、音声方式:PCMステレオ/ドルビー・デジタル5.1
/DTS5.1、85分(コンサート33分、ドキュメンタリー52分)、
英語ナレーション、片面二層ディスク(DVD9) 
ベルリン・ドイツ交響楽団との録音が高い評価を受けたケント・ナガノが、
リハーサルも含めたドキュメンタリー映像と全曲演奏で名曲を楽しく分析。
アニメーションで作曲の背景を解説するなどわかりやすく、知っているはず
の名曲に新しい光を当てています。 

101429 \3050
仏・西・伊・日本語字幕付き
<ケント・ナガノ・コンダクツ・クラシカル・マスターピース第2集 −
ベートーヴェン>
交響曲第3番「英雄」
(ベルリン・ドイツ交響楽団とのコンサート&音楽ドキュメンタリー)
(ライヴ収録:2006年、ドイツ、ベルリン・フィルハーモニー大ホール)
演奏/ケント・ナガノ(指揮)ベルリン・ドイツ交響楽団
NTSC方式、画像構成比16:9、音声方式:PCMステレオ/ドルビー・デジタル5.1
/DTS5.1、99分(コンサート47分、ドキュメンタリー52分)、
英語ナレーション、片面二層ディスク(DVD9) 
同時発売のモーツァルトと同様の内容。

102051 \3050
<オペラ・ハイライト第3集>
[フランツ・ハヴラータ]
モーツァルト:
歌劇「後宮からの誘拐」-女に見とれてやってきた若僧どもは&ああ、どんな
に勝利を望んだことか
(フランソワ・アブ・サレム演出によるザルツブルク音楽祭1999年上演作品、
マルク・ミンコフスキ指揮) 
[クリスティーネ・シェーファー]
モーツァルト:
歌劇「後宮からの誘拐」-どんな責苦があろうとも
(フランソワ・アブ・サレム演出によるザルツブルク音楽祭1999年上演作品、
マルク・ミンコフスキ指揮) 
[ポール・グローヴズ]
モーツァルト:歌劇「後宮からの誘拐」-喜びの涙が流れるとき
(フランソワ・アブ・サレム演出によるザルツブルク音楽祭1999年上演作品、
マルク・ミンコフスキ指揮) 
[ブリギッテ・ファスベンダー(エヴァ・マルトンと共に)]
R.シュトラウス:
歌劇「エレクトラ」-私は安らかな夜を迎えることが出来ない
(ハリー・クプファー演出によるウィーン国立歌劇場上演作品、クラウディオ
・アバド指揮) 
[ヴァルトラウト・マイアー]
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」-愛する人よ来たれ!
(デイヴィッド・オールデン演出によるミュンヘン国立劇場上演作品、ズー
ビン・メータ指揮) 
[ルネ・コロ]
ワーグナー:
歌劇「タンホイザー」-タンホイザーのローマ語り「心から熱烈に」
(デイヴィッド・オールデン演出によるミュンヘン国立劇場上演作品、ズー
ビン・メータ指揮) 
[ブリン・ターフェル]
R.シュトラウス:
歌劇「サロメ」-罪の酒盃に、いま酒を満たした男はどこにいるか
(リュック・ボンディ演出によるコヴェント・ガーデン王立歌劇場上演作品、
クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮) 
[キリ・テ・カナワ]
R.シュトラウス:歌劇「カプリッチョ」-終幕の情景よりアリア
(スティーヴン・ローレス演出によるサンフランシスコ歌劇場上演作品、
ドナルド・ラニクルズ指揮) 
[イヴォンヌ・ケニー]
モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」-恋人よ許してください
(イェーラン・イェルヴェフェルト演出によるオーストラリア・オペラ上演作
品、ピーター・ロビンソン指揮) 
(収録:1993年-1999年)
NTSC方式、画像構成比4:3/4:3Letterbox、音声方式:PCMステレオ、88分、
英・独・仏・西語字幕付き、片面二層ディスク(DVD9) 
第1集(102047)、第2集(102049)に続くシリーズ第3弾。名歌手、名指揮者、
名演出という3拍子そろったオペラ・ベスト映像集ですが、ミンコフスキ指揮
によるモーツァルトやルネ・コロによる得意のワーグナーなど、すべてが珠
玉の芸術だと言えるでしょう。

102123 \3050
<チャイコフスキー・サイクル第2集:ヴラディーミル・フェドセーエフ・コ
ンダクツ・モスクワ放送交響楽団>
交響曲第2番「ウクライナ(小ロシア)」/歌劇「エフゲニー・オネーギン」
(抜粋)-序曲/手紙の場/オネーギンのアリア「あなたは私に手紙を書かれ
た、否定しないで欲しい」/ワルツ/オネーギンのアリア「これが本当のタ
チヤーナなのか?」/ポロネーズ/終幕の情景 
(ライヴ収録:1991年、ドイツ、フランクフルト、アルテ・オーパー)
演奏・歌/ヴラディーミル・フェドセーエフ(指揮)
モスクワ放送交響楽団、
リディア・シェルニフ(タチヤーナ……ソプラノ)、
アレクサンデル・ネナドフスキー(オネーギン……バリトン)
NTSC方式、画像構成比4:3、音声方式:ドルビー・デジタル5.1/DTS5.1/PCM
ステレオ、88分、片面二層ディスク(DVD9)、自動再生機能
第1集(102121)に続くシリーズ第2弾。今やロシアの頂点に立つ名指揮者と
手兵による、1991年のチャイコフスキー・サイクルをシリーズ化。自信がみ
なぎったフェドセーエフの指揮ぶりとそれに牽引されるオーケストラの演奏
が素晴らしく、国が大きな節目を迎えていた時代のすごみが伝わってくる映
像です。

<BRILLIANT CLASSICS>
BRL 8639 8枚組 \3880
メシアン:オルガン作品全集
ウィレム・タンケ(オルガン)

BRL 8645 3枚組 \1550
ヴィエルヌ:オルガン交響曲全集
ジェレミー・フィルセル(オルガン)

BRL 93356 2枚組 \1080
ビーバー:ミステリー・ソナタ
ワルター・ライター(ヴァイオリン)
アンサンブル・コルダリア

BRL 93357 2枚組 \1080
アレッサンドロ・スカルラッティ:
コンツェルト&シンフォニア集
モンド・アンティクォ・オン・ピリオド・インストゥルメンツ

BRL 93391 3枚組 \1550
ヤコブ・ファン・エイク:笛の楽園
エリック・ボスグラーフ(リコーダー)

BRL 93528 2枚組 \1080
ショパン:バラ-ド・即興曲・前奏曲集
ベラ・ダヴィドヴィチ(ピアノ)

BRL 93529 2枚組 \1080
ショパン:夜想曲・前奏曲集
アダム・ハラシェヴィチ(ピアノ)




<Australia ELOQUENCE>
ご予約締切日:6月14日

429 0362 5枚組 \3380
ベートーヴェン:交響曲全集
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1961年、62年 ステレオ録音

429 0372 \1050
ベートーヴェン:交響曲第1番、第3番「英雄」
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

429 0382 \1050
ベートーヴェン:交響曲第2番、第4番
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

429 0392 \1050
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、第6番「田園」
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

429 0402 \1050
ベートーヴェン:交響曲第7番、第8番
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

429 0412 \1050
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
グンドラ・ヤノヴィッツ(Sop)、ヒルデ・レッスル=マイダン(MSop)
ヴァルデマール・クメント(Ten)ヴァルター・ベリー(Br)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

442 9375 2枚組 \1680
シューベルト:ピアノ三重奏曲集、五重奏曲「ます」
ボザール・トリオ、メロス・アンサンブル
収録曲:アダージョD.897、アダージョとロンド・コンチェルタントD.487

442 9028 2枚組 \1680
アダン:バレエ「ジゼル」全曲
リチャード・ボニング指揮、
モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団

442 9048 2枚組 \1680
エロール:バレエ音楽「わがまま娘」
ジョン・ランチベリー指揮、
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
収録曲:ルコック(J.ゴードン編曲):アンゴ夫人の娘

442 8333 \1050
V.ウィリアムス、ディリアス、ウォルトン作品集
ダニエル・バレンボイム指揮、
イギリス室内管弦楽団、他
収録曲:V.ウィリアムス:グリーンスリーヴスによる幻想曲、
オーボエ協奏曲、チューバ協奏曲、あげひばり、
ディーリアス:
春に初めてのかっこうを聞いて、河の上の夏の夜、2つの水彩画、
「フェニモアとゲルダ」間奏曲、
ウォルトン:「ヘンリー5世」からの2つの小品

442 9032 \1050
チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」(ハイライト)
アナトール・フィストゥラーリ指揮、
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団

442 8933 \1050
チャイコフスキー:オペラの中のバレエ音楽集
コリン・デイヴィス指揮、
コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団
収録曲:チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」よりポロネーズ、
ワルツ、エコセーズ、「オルレアンの少女」より前奏曲、ジプシーの踊り、他
「オプリチニーク」より、「チャロデイカ」より、「チェレヴィチキ」より

442 8415 2枚組 \1680
イギリスの音楽集
ネヴィル・マリナー指揮、
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
収録曲:ディーリアス:春はじめてのカッコウを聞いて、チェロと室内オーケ
ストラのための2つの小品、ブリッジ:狂詩曲「春の訪れ」、
フォールズ:4月、ブリッジ:交響詩「夏」、グレインジャー:収穫讃歌、
ユースフル・ラプター、バックス:交響詩「11月の森」、ブリッジ:サー・
ロジャー・ド・カヴァリー、V.ウィリアムズ:チューバ協奏曲より、
エルガー:ロマンス、H.W.デイヴィス:ソレム、
ホルスト:チェロと管弦楽のための祈り、
スコット:パストラル・アンド・リール、他

442 8414 \1050
プロコフィエフ:束の間の幻影(バルシャイ編)
 バルトーク:ディヴェルティメント Sz.113
ルドルフ・バルシャイ指揮、モスクワ室内管弦楽団、他
収録曲:ヒンデミット:5つの小品 Op.44-4、ヴィヴァルディ:4つのヴァイオ
リンのための協奏曲 Op.3-1、Op.3-10

442 8341 2枚組 \1680
ヴォーン・ウィリアムズ作品集
ネヴィル・マリナー指揮、
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
収録曲:「すずめばち」序曲、タリスの主題による幻想曲、交響的印象
「沼沢地方にて」、管弦楽のための変奏曲(ジェイコブ編)、ノーフォーク
狂詩曲第1番、「富める人とラザロ」の5つのヴァリアント、弦楽とピアノ
とハーモニカのためのロマンス、揚げひばり、グリーンスリーヴスによる
幻想曲、コンチェルト・グロッソ、イギリス民謡組曲(ジェイコブ編)、
イギリス民謡組曲の編曲集

442 8283 2枚組 \1680
ワーグナー:管弦楽作品集
メータ、ショルティ、ワールト指揮、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、他
収録曲:「リエンツィ」序曲、「ローエングリン」第1幕前奏曲、
第3幕前奏曲、「パルジファル」第1幕前奏曲、「トリスタンとイゾルデ」
第1幕前奏曲、序曲「ファウスト」、「妖精」序曲、「ニュルンベルクの
マイスタージンガー」第1幕前奏曲、「タンホイザー」序曲とヴェーヌス
ベルクの音楽、「さまよえるオランダ人」序曲、交響曲ハ長調

<DELTA CLASSICS>
DCCA-0036 \2415
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
(1944年頃録音/Urania URLP-7150)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番(*)
(不明/Ducretet Thomson 320 C 008)
エリー・ナイ/カール・べーム/ウィーン・フィル
リリー・クラウス(*)
輸入盤で一連の録音が発売され、近年注目を浴びている名女流ピアニストのエ
リー・ナイはその活躍の割には録音が少ない部類であろう。今回収録した、
ベートーヴェンの皇帝はそのナイの演奏を堪能して聴く事ができる。
とにかく、聴いて驚いた!出だしから豪快なのである。まだ、若いべームが
ついていくのがやっとのように、自由奔放、勝手気ままな皇帝なので現代のピ
アニストが聞いたら少し呆れるかもしれない。ペダルは踏みっぱなし、多少の
ミスもお構いなし、「私はエリー・ナイよ!」と音が言っているかの如く、皇
帝ならぬ女帝ぶりが聞いていて大変面白いところである。べームも若いといい
ながらも既にウィーン・フィルをバックにナイに挑んでいる事を考えれば、当
時は中堅でのその実力を認められていた存在だったにも関わらず、完全に主導
権はナイが握っている。一説によると、この演奏はマグネトフォン録音だった
とも言われ確かに当時としては録音は良い方であり、ナイのピアノの音の強弱
・表情付けは非常によくわかるが、マイクの場所が制限されていたのか、オケ
については弦楽器が強く、木管、金管はやや遠めに聞こえるが、鋭いがキンキ
ンした音ではないのが幸いして迫力は十二分に伝わるものであると申せましょ
う。
もう一人の名女流ピアニストは、日本でも人気が高い、リリー・クラウスであ
る。クラウスといえばモーツァルト、シューベルトといった録音が知られ、そ
の演奏についての評価も高く評論家宇野功芳氏も愛してやまないピアニストで
ある。そのクラウスのベートーヴェンの30番の演奏を聞いてまた驚いた。30番
の中身は変奏曲風で下手なピアニストのでは退屈極まりない駄曲になってしま
うが、クラウスの紡ぎ出す一音一音が非常に清楚でチャーミング、力強さの中
に見せるベートーヴェン後期の柔らかい楽想が良くわかると言えよう。

<MD+G>
3043952 \2080
サン=サーンス:木管楽器とピアノのための室内楽作品集
オーボエ・ソナタ ニ長調作品166
クラリネット・ソナタ変ホ長調作品167
バソン・ソナタ ト長調作品168
デンマークとロシアの歌による奇想曲作品79
ロマンス変ニ長調作品37
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ
サン=サーンスは、ベルリオーズの次に登場した19世紀フランスの大作曲家。
交響曲第3番は「オルガン付き」として名高いが、これを聴いたグノーは、サ
ン=サーンスを「フランスのベートーヴェン」と称えている。サン=サーンス
は、最晩年の1921年に(彼の没年でもある)、管楽器(オーボエ、クラリネッ
ト、バソン)のためにそれぞれソナタを作曲した。当アルバムはそれらと、さ
らに初期に書かれた2作品を集めており、結果としてサン=サーンスが管楽器
とピアノのために書いた室内楽の全作品が収められている。管楽器が引き立つ
ように書かれているのは当然としても、自身がきわめて優れたピアニストでも
あったにもかかわらず、ピアノ・パートが出しゃばらないよう慎ましく抑えら
れているのはこの作曲家の才能と性格を表していると言えるだろう。
アンサンブル・ヴィラ・ムジカは1990年結成の団体。MDGレーベルには、これ
までにマルティヌーやヘンツェ、ヒンデミット、ヤナーチェク、キルヒナー、
モーツァルト、ペンデレツキ、ラフ、リヒャルト・シュトラウス、シュポアな
どの室内楽作品集を数多くリリースしている。

34113062 \2080
モーツァルト:鍵盤作品全集Vol.6
序曲ハ長調KV399(385i)[断章]
ジーグ ト長調KV574
ソナタ ヘ長調KV13
アレグロ変ロ長調KV3
ソナタ(第4番)変ホ長調KV282(189g)他
ジークベルト・ランペ(pf) (チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノ)
ジークベルト・ランペの進めるモーツァルト鍵盤作品全集の第6弾。今回ラン
ペは4種の歴史的楽器を用意し万全を期している。今回はモーツァルトが初め
て書いたピアノ作品を含み、さらにヘ長調とロ長調の2つのソナタ(KV13と15)
は、ピアノ三重奏曲、あういはヴァイオリン(もしくはフルート)・ソナタ
でなく独奏ヴァージョンとしては当アルバムが初録音となる。それらは元々
は、英国王妃に捧げられ、1765年の春に同国で出版された《チェンバロのた
めの6つのソナタ集》に収められたものだ。モーツァルトはその頃は初のヨー
ロッパ演奏旅行中で、1764?65年にはロンドンに滞在し、そこでヨハン・クリ
スティアン・バッハの音楽に触れた。そのためこの作品にはJ.C.バッハの影
響があると言われる。また、パリでの同時代作曲家や、カール・フィリップ
・エマヌエル・バッハの影響を指摘する向きもある。

60614272 \2080
ユーリウス・ロイプケ:オルガン・ソナタ ハ短調《詩編第94番》
マックス・レーガー:ソナタ第2番ニ短調作品60
フランツ・リスト:
バッハの名(B-A-C-H)による前奏曲とフーガ[1855年初稿]
ミヒャエル・シェーンハイト(メルゼブルク大聖堂ラーデガスト・オルガン)
リストは1856年、ロイプケは翌1857年、そしてレーガーは1902年と、メルゼ
ブルク大聖堂で初演された重要な3つの作品を集めたアルバム。リストの《バ
ッハの名による前奏曲とフーガ》は、ヴァイマールでの演奏用に大幅に改訂
された第2版(1870年)が有名だが、ここに収録されたのは1855年に作曲され
た第1版である。(1855年の)メルゼブルク大聖堂のオルガン奉献式用に構想
されたが、実際には式には間に合わず、翌56年に初演された。その年(1856年)
にリストの弟子となったのがロイプケ。1857年には早くも彼の最重要作品で、
ドイツ・ロマン派様式の傑作と評されるソナタを2曲書いている。ピアノ・ソ
ナタ変ロ短調と、このアルバムで聴けるオルガン・ソナタである。詩編94の9
つの詩に基づいて作曲され、初演ではロイプケ自身が ラーデガスト・オルガ
ンを弾いた。
レーガーのソナタ第2番は、リストやロイプケの約50年を経た1901年に作曲。
ミュンヘンで書かれたが、初演は勿論メルゼブルク。レーガーらしい完成度の
高い作品である。「音楽はバッハに始まり、バッハに終わる」と語ったレー
ガーをフィーチュアすることによって、リストに連結するという円環の仕組
みも意図された選曲と言えよう。
ミヒャエル・シェーンハイトは、MDGレーベルに、リスト・オルガン作品集
(現在第2集まで)や「オルガン・ランドスケイプ」シリーズのテューリンゲ
ンの回をリリースしている。

60114442 \2080
90114446(SACD-Hybrid) \2950
フランク・マルタン:
旗手クリストフ・リルケの愛と死の歌
(ライナー・マリーア・リルケの詩によるコントラルトと管弦楽のための)
クリスティアーネ・ストテイン(MS)
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム管弦楽団
指揮:ヤク・ヴァン・ステーン
ヴァン・ステーン指揮ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム管弦楽団によ
るマルタン作品の第2弾録音。前回は7つの管楽器、打楽器と小オーケストラの
ための協奏曲とヴァイオリン協奏曲、そして2つのピアノと小オーケストラの
ための《恐怖の踊り》をリリースしていた(他にも新ウィーン楽派を中心とす
るアルバムがある)。
今回の《旗手クリストフ・リルケの愛と死の歌》は、1942年に歌曲集のための
詩を探していたマルタンが、妻に紹介されたライナー・マリーア・リルケのこ
の詩(1899年)に一目惚れして付曲した作品(ちなみに、ジークフリート・マ
トゥスもアルトとオーケストラのための同名作品を1995年に書いている)。
23曲の独特のスタイルによる歌曲が連なる作品で、アルト・サクソフォーンを
含む管楽器、ハープ、チェレスタ、ピアノ、打楽器、弦楽器から成る小オーケ
ストラが伴奏する。
クリスティアーネ・ストテインは、オランダ出身のメゾ・ソプラノ歌手。歌手
になる前はアムステルダム音楽院で学んだヴァイオリニストだったというユニ
ークな経歴を持つ。声楽はウード・ライネマンに師事し、その後はマリリン・
ホーンやジャネット・ベイカーらにも学んでいる。

64314542 \2080
ベートーヴェン:
交響曲第3番変ホ長調作品55『エロイカ』
[フェルディナント・リース編曲ピアノ四重奏版]
ピアノ四重奏曲変ホ長調作品16
モーツァルト・ピアノ四重奏団
室内楽ヴァージョンによるベートーヴェンの交響曲やピアノ協奏曲は、当時の
社会での音楽受容の様子を知る重要な資料として、近年ますます注目されてき
ている。気軽に家族や友人と流行りの交響曲や協奏曲を家で楽しめることと、
出版社の収入アップの目論みが合致したこともあって、当時は様々な作品が
様々なヴァージョンで出版されていた。
このベートーヴェンの交響曲第3番は、弟子のフェルディナント・リースがア
レンジしたもの。ここで興味深いのは、オーケストレーションの処理。それら
の処理方法によって、編曲者の作品理解や解釈が浮かび上がってもくるという
わけである。ピアノ四重奏曲作品16も編曲作品。モーツァルトの同編成作品に
倣って作曲されたピアノとオーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンのた
めの五重奏曲が原曲だ。但し、こちらは作曲者自身がピアノ四重奏曲版に作り
変えたものである。
モーツァルト・ピアノ四重奏団はこれまでMDGに、ドヴォルジャークのピアノ
四重奏曲集(作品23と87)、リヒャルト・シュトラウスのピアノ四重奏曲作品
13などを録音している




<Arbiter>
ARB152 2枚組 \2950
「モーツァルトからメシアンまで」
CD1
ドビュッシー:“8つの前奏曲” 1981年録音
バルトーク:「ミクロコスモス」より NO 135 “無窮動” 1953年録音
メシアン:アーメンの幻影
(第1ピアノ:ジョン・ランク第2ピアノ:イレン・マリク) 1956年録音
CD2
リスト:演奏会用練習曲“ため息”
ソナタ変ロ短調 1975年6月24日録音
モーツァルト:ロンドニ長調 K485
ベートーヴェン:ソナタ 第24番
シューベルト:即興曲 Op142 No.3
ブラームス:インテルメッツォ Op117No.1
シューマン:幻想小曲集Op12より “夕べに”、“飛翔”
ドビュッシー:「映像」より“水に映る影”
前奏曲より“アナカプリの丘” 1952年録音
ドビュッシー:月の光 1977年6月29日録音
イーレン・マリク(pf)、ジョン・ランク(pf)
録音:1952-1981年
イーレン・マリク(1905-1986)
ハンガリー出身の彼女は第二次世界大戦中、アメリカに移住しその存在が忘れ
られていたが、ARBITERレーベルの社長であるアラン・エヴァンスが彼女のLPを
偶然に入手、その演奏に興味を抱き探索の結果、カリフォルニア州東部の州境
シェラ・ネバダ山脈のそばにある小さな砂漠の町に彼女が住んでいることを知
り、彼女を訪問。インタヴューと、彼女自身の録音の存在を知り、「砂漠の中
のピアニスト」と銘打ったCDを発売したのが2005年2月のこと。翌年、第2弾の
アルバム「バッハからバルトークまで」(ARB149)が発売され、その強烈な個
性とバルトークの直弟子であった彼女の実力が一層評価され、そしてまだまだ
未発表とされる他の録音への期待が膨らんだものであった。
今回は待望の第3弾。「モーツァルトからメシアン」と、選ばれた作曲家の年
代の幅広さにまず驚愕。冒頭に置かれたドビュッシーからかなり個性的で、強
烈な打鍵でバリバリ演奏される“前奏曲”はまるでバルトーク。ゆったりめの
テンポで奏されるメシアン「アーメンの幻影」も不思議な肌触りに満ちている。
CD2で聴ける曲もなんとヴァラエティに富んでいることだろうか。お得意のリ
スト、そしてモーツァルト、シューマン・・・他全てが硬質で実の詰まった音
に溢れ、独特の光を帯びている。録音は1952年から1981年で、多少古めかしい
音もあるが概ね音質は良好。彼女の美質は何一つ損なわれることはない。





<TESTAMENT>
SBT1411 \1850
ハイドン:交響曲集
1.交響曲 第88番ト長調「V字」
2.交響曲 第95番ハ短調
3.交響曲 第101番ニ長調「時計」
指揮:フリッツ・ライナー
1)シカゴ交響楽団、2.3)フリッツ・ライナー交響楽団
録音:1)1960年2月、2.3)1963年9月
1953年、シカゴ交響楽団の音楽監督に就任したフリッツ・ライナーは、オペラ、
コンサートはもちろんのこと、指揮法を教えるなど精力的に活動しました。
(同時代の指揮者、例えばワルター、クーセヴィッツキー、そしてトスカニー
ニ、ストコフスキーは決してこのような幅広い活動をすることはありませんで
した。)この評判を聞きつけた世界中の名手たちが、シカゴ響で演奏すべく集
まってきたのもこの時期です。NBC交響楽団の首席チェロ奏者であったフランク
・ミラーもその一人で、それからの10年間、ライナー&シカゴ交響楽団は黄金
期を迎え、それは彼が亡くなる1963年まで続いたのです。
当時のライナー&シカゴ交響楽団の演奏はRCAが録音していて、そのステレオ初
期の輝かしい音はほとんどはLIVING STEREOシリーズとして現在も入手可能で
す。しかし、このハイドンに関しては以前輸入盤としてリリースされていたも
のの、LIVING STEREOシリーズではなく、その上現在では入手不能に近い状態
です。(88番のみ国内盤で復刻されています)




<ECM>
4765878 \2180
ルイス・エ・ナルバエス:デルフィン楽曲集
パブロ・マルケス(g)
録音:2006年4月 ゲツィス、アムバッハ文化劇場
アルゼンチンのギタリスト、パブロ・マルケスのECMレーベルへのデビュー盤
は、彼が20年以上も研究を重ねたルネッサンス期のレパートリー、ルイス・エ
・ナルバエスの作品集です。ルイス・エ・ナルバエスは、およそ1500年頃にス
ペインで生まれ、フェリーペ皇太子(後のフェリーペ2世)の宮廷音楽家とし
て活躍しました。一種の変奏曲形式であるディフェレンシアを初めてスペイン
音楽にもたらした人とされます。1538年「ビウエラ演奏のためのデルフィンの
六部の譜本」を刊行、この曲集には14曲のファンタジアと、8曲のシャンソン
の編曲、多くのディフェンレシア、そして歌曲としての2つのロマンスなどを
含むもので、今回のアルバムにはこの中から17曲が選ばれています。これらの
曲は、今までにギタリストの主要レパートリーとして選ばれたことはほとんど
ありませんが、これらの音楽の持つ自然な流れと明確な対位法、そして自由な
装飾は当時の楽器であるビウエラを使用せずとも、現代のギターで表現するこ
とが可能なはずだとマルケスは語っています。とは言え、ナルバエス自身、大
変な即興演奏の才能の持ち主で、「書かれた譜面を見ながら
その場で4つの声部を付け加えることができた」とも言われます。そのため、
対位法がより複雑になって演奏も困難さを極め、その書法はしばしば同時代の
ジョスカン・デ・プレを思い起こさせます。
パブロ・マルケス
1967年アルゼンチン北部で生まれ、ホルヘ・マルティネスらと共にギターを学
ぶ。ヨーロッパでいくつかのコンクールに入賞、独奏者として活躍を始める。
様々な人々と共演を重ねる内に自国の音楽の重要性を再発見し、また一方では
現代の作曲家、ルチアーノ・ベリオやマウリツィオ・カーゲルらの作品の初演
を行うなど幅広く活躍中。ストラスブール在住。




<ACCORD>
4428112 2枚組 \2550
1.「ウィーンのワルツ」(抜粋)
ロジーヌ・ブレディ
アンリ・ベデュ
アイム・ドニア
テレーゼ・シュミット 他
2.「ワルツの夢」(抜粋)
ガブリエレ・リストーリ
アンドレ・バルドン 他
指揮:1)ジャン・クロード・アルトマン、2)リシャール・ブラロ
ヨハン・シュトラウス1世、2世の音楽を基にして構成されたオペレッタ“ウィ
ーンのワルツ”とオスカー・シュトラウスのオペレッタ“ワルツの夢”それぞ
れの抜粋です。(ウィーンのワルツでは編曲者の中にコルンゴルトの名前も!)
リシャール・ブラローは当時のオペレッタ指揮の第一人者で彼の演奏は他にも
EMIレーベルから多数リリースされています。

4769989 2枚組 \2550
フランシス・ロペス(1916-1995):
「アンダルシア」(抜粋)
アルド・フィリスタッド
ミシェル・レイノー 他
「メディテラネ」(抜粋)
アンドレ・デサリー
カロリーネ・ドマ 他
指揮:1)イエズス・エシェヴェリー、2)ジャン・クロード・アルトマン
アンダルシアは1945年作曲。1950年映画化(邦題“南の誘惑”)ルイス・マリ
アーノが主演し話題となった作品。“メディテラネ”は地中海の意味。

4769992 2枚組 \2550
フランツ・レハール(1870-1948):
メリー・ウィドウ(フランス語)
フラスキータ
ルクセンブルク伯爵
全て抜粋
ガブリエル・バキエ
コレッテ・リドリンガー
ロバート・デスティン 他
指揮:リシャール・ブラロ
レハールの有名なオペレッタより3作品の聴き所を集めたもの。
メリー・ウィドウもフランス語で歌われると雰囲気が一層柔らかく感じられま
す。

4769995 2枚組 \2550
フランシス・ロペス(1916-1995):
「メキシコの歌手」(全曲)
モニク・ボスト
キャシー・アルバート
クリスチャン・ボレル 他
指揮:Jo Moutet
1951年作曲。こちらもルイス・マリアーノ主演で映画化されたことがありま
す。

4769999 2枚組 \2550
フロリモン・ロンジェ(通称エルヴェ)(1825-1892):
「かまとと娘」(全曲)
フェルナンデル
アンリ・ベデュー
ガブリエレ・リストリ
エリアーネ・ティボー 他
指揮:アンドレ・グラッシ
カールマンの「モンマルトルのすみれ」に登場する実在の作曲家、ロンジェの
オペレッタ。この作曲家の作品のリリースも非常に少なく、この録音の功績は
大きなものです。とても新鮮で魅力的な作品で、短い序曲から当時の雰囲気を
良く伝えています。

4619612 2枚組 \2550
アンリ・クリスティーネ(1867- 1941):
「デデ」(全曲)
モーリス・シェヴァリエ
マリナ・ホーテン 他
指揮:ジャック・アンリ・リス
1950-60年代のフランスオペレッタの貴重な記録。(全曲としてのリリースは
恐らく他にはない)スイス、ジュネーヴで時計屋の息子として生まれたアンリ
・クリスティーネは座付きの歌手と結婚したことで音楽に目覚め、ブリュッセ
ルで最初のオペレッタを上演、後にパリで指揮者となりました。このオペレッ
タ“デデ”は1920年代のパリの様子を良く伝える味のある作品です。

4619642 2枚組 \2550
アンリ・グーブリエ (1888-1951):
「小鳥の花飾り」(全曲) 
リリアーヌ・バートン
ペーター・ゴットリーブ
マキシド・リュー 他
指揮:ロバート・ベネデッティ
1963年録音
アンリ・グーブリエは作曲家を父に持ち、コンセルヴァトワールで音楽を学び
ました。しかし、オペレッタなどの軽音楽に魅力を感じ、その方面で多数の曲
を書いたのです。この“小鳥の花飾り”は、あの“メリー・ウィドウ”などと
はかなり違うスタイルですが、曲の多くはロマンティックな4分の3拍子でかか
れ、そして楽しいメロディを持っています。

4769414 2枚組 \2550
オスカー・シュトラウス、ヨハン・シュトラウスI、II:
「3つのワルツ」(全曲) 
ロバート・ピケ
ロバート・ピサニ 他
指揮:リシャール・ブラロ
1963年録音
ナポレオン3世時代の物語。心ならずとも別れた恋人たちと、その子ども、孫
たちの恋の話。映画化されたこともあるほど人気のあった作品です。

4619672 2枚組 \2550
モーリス・イヴァン(1891-1965):
「La Haut」(全曲)
モーリス・シェヴァリエ
マリナ・ホーテン
アンドレ・バードン 他
指揮:ジャック・アンリ・リス
オペレッタ、映画音楽の作曲家イヴァンが1923年に書いたオペレッタ“La
Haut”の全曲盤です。イヴァンはフランス以外ではあまり知られていません
が、1920-30年代、劇場のために多数の曲を作曲しています。このオペレッタ
も幻想的でちょっとオッフェンバックを思い起こさせるストーリーですが、
男性歌手に大きな負担がかかるのが難点。(ここでは名手シュヴァリエがス
テキな歌声を披露しています。)




<UK (UCJ)>
4765970 \2080
「エターナル・ライト」
<収録予定曲>
1.ビンゲン:ヴィジョン(O Euchari, in leta via)
2.ヘンデル:「アン王女の誕生日のためのオード」
 -永遠の源よ(ラルゴ)
3.ヴィヴァルディ:まことの安らぎはこの世になく
4.ヘンデル:オンブラマイフ
5.ペルゴレージ:御子イエス
6.バッハ伝:汝わがそばにあれば喜びもて
 われは行く Bwv 508
7.ヴィヴァルディ:そよ風のささやきに
8.アーン:みつばちが飛び回る野を
9.ヘンデル:あなたはどこを歩いているの?
10.J.S.バッハ:愛よりして我が救い主は死にたまわんとす
11.ヘンデル:涙の流れるままに
12.ヘンデル:輝くセラフィムよ、炎の列となり
13.ダウランド:あふれよわが涙よ
14.パーセル:私が地面によこたわるとき
15.ダウランド:もう泣くな、悲しみの泉よ
16.モンテヴェルディ:ただあなたを見つめ
エリン・マナハン・トーマス(vo.)
“バロック音楽における最高の合唱指揮者、ハリー・クリストファー(最近で
は村治佳織=シックスティーンでもお馴染み)とともに、斬新な歌で全ての人
を魅了します。” とは言え彼女は、すでに「世界的なバッハ歌手」として知
られています。あのガーディナーの記念碑的プロジェクトである「カンタータ
巡礼」ではモンティヴェルディ合唱団の一員として参加、ヨーロッパとアメリ
カで198曲のカンタータを演奏、新発見のアリア「全ては神のもとに」ではソ
ロも歌い、大きな話題となったのも記憶に新しいところです。もちろんバッハ
だけではなく、ラターのレクイエムでもソロを歌い、こちらもCDがリリースさ
れていますが、名前の響きのためか、それとも彼女の声がピュアすぎるからか、
しばしば「ボーイ・ソプラノ」と紹介されているのも納得がいくというもので
す。今回のアルバムは、バロックの様式を用いつつも、おなじみの「四季」な
どに歌詞を付けたというようなオリジナリティを持たせた曲が歌われていま
す。(彼女は、あのダウランド=スティングの冒険的な音楽にとても新鮮な
感動を受けたとか)
バロック音楽とモダンな感覚の融合、これは新しい発見です。

<CFM(Christian Feldgen Music)>
ドイツの新しいレーベルCFM(Christian Feldgen Music)を取り扱うことに
なりました。 当レーベルはヴァントやマゼール等メジャー・レーベルでの数々
の録音で知られるドイツの名トーンマイスター、クリスティアン・フェルトゲ
ン氏が立ち上げたレーベルです。特に注目なのは元ベルリン・フィルのコンマ
ス ライナー・クスマウルが率いるベルリン・バロック・ゾリステン(こちら
もベルリン・フィルのメンバー)のヴィヴァルディの四季でしょう(CFM32)。

CFM1 \1980
「ヴァーツィ通り−ハンガリーのジプシーのヴィルトゥオーソ器楽」
葉の多い森/フィンランド幻想曲他
マルティン・フリッシュ(Vn)、
ペーター・ミヒャエル・ハース(アコーディオン)、
カルステン・トロイケ(歌)、カロラ・ニッチュ(歌)、
アンドラーシュ・ティブルツ(Cb)

CFM3 \1980
「ラチェリーナとマカロニ−アルデンテのナポリのカンツォーネ集」
マルチェッロ/肉、チーズ/ナポリのクリーム他
ラチェリーナ・ジョルダーノ(歌)、
マンフレート・ヴィトリヒ(G、タンバリン)、ベルント・シュ
ヴェンツナー(アコーディオン)他

CFM4 \1980
「ベルリンの聖ヘトヴィク大聖堂のクライゾルゲル」
ベーム:前奏曲とフーガハ長調
J.S. バッハ:様々な手法による6つのコラール(シュープラー・コラール)
フランク:前奏曲、フーガと変奏曲ロ短調op. 18
ヴィドール:オルガン交響曲ト短調op. 42-2
トーマス・ザウアー(Org)

CFM6 \1980
「空間における音−ベルリン、聖マリア教会のヨアヒム・ワーグナー・オルガ
ンでのマルティナ・キュルシュナー」
ニコラウス・ブルーンス:前奏曲ホ短調
J.S. バッハ:
コラール前奏曲「深き苦しみの淵より」BWV687/前奏曲とフーガロ短調BWV544
メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第3番イ長調op. 65-3他
マルティナ・キュルシュシナー(Org)

CFM8 \1980
「フランクフルトのザウアー・オルガンでのトーマス・ザウアー」
ユリウス・ロイプケ:詩編94番によるソナタハ短調
メンデルスゾーン:ソナタニ短調
リスト:「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲とフーガ
トーマス・ザウアー(Org)

CFM10 \1980
デュプレ:十字架の道op. 29
トーマス・ザウアー(Org)、
トーマス・アスタン神父(朗読)

CFM11 \1980
「ラテン音楽」
ピアソラ:忘却/さよなら父さん
カマルゴ・ガルニエ:
黒人の舞曲/ ブラジルの舞曲/魅惑
アルトゥーロ・マルケス:マルガリテーナ
アントニオ・エステベズ:平原の旋律/
シルヴェストレ・レヴエルタス:ハニツィオ
エドゥアルド・マルトゥレット指揮
ベルリン交響楽団

CFM13 \1980
シューマン:ケルナー歌曲集op. 35/詩人の恋
ディルク・クラインケ(歌)、
カローラ・タイル(P)

CFM14 \1980
「オペラ・ハイライト」
トーマ:「ミニョン」序曲/君よ知るや南の国
ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」から「むごい運命よ」
ビゼー:
「カルメン」から前奏曲/セギディーリャ/ハバネラ「恋は野の鳥」/「アルル
の女」組曲第1・2番からメヌエット/間奏曲/アダージェット/ファランドール
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」から「あなたの声にわが心は開く」
フレデリカ・ブリレンブルグ(S)、
エドゥアルド・マルトゥレット指揮
ベルリン響

CFM15 \1980
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調op. 16
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番ト短調op. 25
レオポルド・ベタンコールト(P)、
エドゥアルド・マルトゥレット指揮
ベルリン響

CFM16 \1980
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調KV466
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調op. 15
ヴァネッサ・ペレス(P)、
エドゥアルド・マルトゥレット指揮
ベルリン響

CRM17 \1980
ラフマニノフ:チェロ・ソナタト短調op. 19
バーバー:チェロ・ソナタop. 6
ヴォルフガング・ニュスライン(Vc)、
メアリー・メイ=ロク・ウー(P)

CFM18 \1980
J.S. バッハ:ゴルトベルク変奏曲
チェン・ピー=シェン(P)

CFM19 \1980
J.S. バッハ:フーガの技法
チェン・ピー=シェン(P)

CFM20 \1980
「カンタンゴ・ベルリン第1集」
ピアソラ:
ノヴィタンゴ/さよなら父さん/ブエノス・アイレスの春/ブエノス・アイレス
の夏/ブエノス・アイレスの秋/ブエノス・アイレスの冬/忘却/タンゲディア
/天使のミロンガ/イホ・カウフマン:聖母のために1
カンタンゴ・ベルリン【イホ・カウフマン(アコーディオン)、ズザンネ・
シュルツ(Vn)、ヴラディーミル・オット(Va)、ホセ・ビトレス(G)、オフェリ
ア・シュトル(Cb)、元井美幸(P)】

CFM21 \1980
「フリードリヒ大王の遺産からの室内楽」
ヨハン・ヴァルター:ソナタト長調
ヨハン・ジギスムント・ヴァイセ:ソナタト長
/クリストフ・グラウプナー:ソナタト長調
ヨハン・クリスティアン・シックハルト:ソナタロ短調
ヨハン・ダーフィト・ハイニヒェン:ソナタニ長調
アウグスティン・ラインハルト・シュトリッカー:ソナタニ長調
テレマン:ソナタホ短調
ズザンネ・エールハルト(Bfl)
アルミン・タルハイム(Cemb)
イレーネ・クライン(ガンバ)

CFM22 \1980
「魔女の踊りと鳥の歌−500年間のリコーダー音楽」
中世吟遊楽人の踊り:3つの泉
ジョヴァンニ・バッサーノ:リチェルカーレ第3番
日本民謡:箱根馬子唄/刈干切り歌
広瀬量平:Meditation
アントン・ヘーベルレ:華麗なソナタ
ヤコブ・ファン・エイク:パヴァーヌ・ラクリメ
J.S. バッハ:パルティータハ短調BWV1013他
ズザンネ・エールハルト(Bfl)

CFM24 \1980
「フリードリヒ大王−フルートとチェンバロのための音楽」
フリードリヒ2世:
ソナタ第106番ハ長調/第126番イ短調/第171番ト長調/第181番ホ短調/第130番
ニ長調/第174番ロ短調/第162番へ長調 他
アルント・ユバル・メーリング(Fl)、
オリヴァー・クルーゲ(Cemb)

CFM25 2枚組 \3960
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」
ロラント・ビューナー指揮
レーゲンスブルク・ドームシュパッツェン、ムジカ・フロレア・プラハ

CFM27 \1980
「イタリアの大家たちのヴィルトゥオーソ・リコーダー協奏曲集」
ヴィヴァルディ:ソプラノ・リコーダー協奏曲ハ長調
サンマルティーニ:ソプラノ・リコーダー協奏曲へ長調
ヴィヴァルディ:
アルト・リコーダーと2つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調/アルト・リ
コーダー協奏曲ハ短調/ピッコロ協奏曲イ短調RV445他
ズザンネ・エールハルト(Bfl)、
ムジカ・バルティカ

CFM28 \1980
「バッハを愛し研究した作曲家たち」
J.S. バッハ:
トッカータとフーガニ短調BWV565/パッサカリアハ短調BWV582
ブクステフーデ:パッサカリアニ短調BuxWV161
パッヘルベル:アリアと変奏曲ヘ長調
ヤン・A. ラインケン:トッカータト長調
ヨハン・K. ケルル:シャコンヌハ長調
ベーム:パルティータ「ああ、いかにはかなく、いかにむなしき」
オリヴァー・クルーゲ(Cemb)

CFM29 \1980
「カンタンゴ・ベルリン第2集」
M. オセス・J. ベントゥラ:大きな女の人形
アグスティン・バルディ:盲の雄鶏
ロベルト・フィルポ:夜明け
アンゲル・ビロルド:小さな雄牛/
ピアソラ:キチョ他
カンタンゴ・ベルリン【ヤビエ・トゥカト・モレノ(P)、ホセ・ビトレス(G)、
オフェリア・シュトル(Cb)、アンドレイ・スル(Vn)、マンフレート・プライス
(Cl)、ベッティーナ・ハルトル(バンドネオン)】、
クラウス・シュトル(Cb)

CFM32 \1980
ヴィヴァルディ:「協奏曲集」
ヴァイオリン協奏曲「四季」op. 8/チェロ協奏曲ロ短調RV424
ライナー・クスマウル(Vn)、ゲオルク・ファウスト(Vc)、
ヴォルフラム・クリスト(ヴィオラ・ダモーレ)、
ベルリン・バロック・ゾリステン

CFM34 \1980
「バロックのクラリネットとオルガンの音楽」
ボノンチーニ:ディヴェルティメントヘ長調
J.S. バッハ:
われらみな唯一の神を信ずBWV1098/ただ汝ひとりに、主イエス・キリスト
BWV1100/汝に不幸が生ずる時BWV1104いと高きにある神にのみ栄光あれBWV675
テレマン:
バロック・クラリネットと通奏低音のための組曲ハ長調/バロック・クラリ
ネットとオルガンのための組曲へ長調
フランチェスコ・マンチーニ:ソナタト短調他
ズザンネ・エールハルト(Cl, Bfl)、マティアス・グリュネルト(Org)

CFM36 \1980
ヴィヴァルディ:「スケルツォ集」から「水曜日」
ヴァルター・シュテーヴァー(1894-1982):感傷的な主題による音楽
ロルツィング:「イェルヴァ」序曲
クヴァンツ:フルート・ソナタロ短調
ヘンツェ:交響曲第1番から夜曲
レーガー:
フルートとピアノのための「ロマンス」「アレグレット・グラツィオーソ」他
フォルカー・シュミット=ゲルテンバッハ指揮
シンフォニア・ヴァルソヴィア、トルハウス合奏団、
アンサンブル・ツァイトクラング

CFML3 \1980
「ルーレット」
カローラ・タンゴ/イスラエル組曲第2番/ハーモニカの友/ルーレット・ワルツ
/パリの橋の下で/テンアメリカの印象/黄色いリボンを結べ/タランテラ/ガヴォ
ット他
ラモラ・ネストラー指揮
ベルリン・アコーディオン・キンダー

CFML7 \1980
「対照」
古いハンガリーの舞曲:イントラーダ/ラッス/チョレア
J.C. バッハ:交響曲変ロ長調からアンダンテ/プレスト
C.P,E. バッハ:組曲ロ短調からバディネリ
バグドナス:トッカータ
G. ヴィンクラー:ナポリのセレナード
M. ザイバー:イギリス組曲
ハチャトゥリャーン:剣の舞他
ラモナ・ネストラー指揮
ベルリン・アコーディオニステン

CFML8 \1980
シューベルト:弦楽三重奏曲第1番変ロ長調D. 471
モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番ト短調KV478
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲ハ短調op. 9-3
マンハッタン弦楽三重奏団、
ウルリケ・ニュスライン(P)

CFML10 \1980
「ベルリン・ノイケルンの聖クララ教会のシュペート・オルガン」
ヴィエルヌ:ウェストミンスターの鐘op. 54-6
J.S. バッハ:
トリオ・ソナタ第4番ホ短調BWV528/トッカータ、アダージョとフーガハ長調
BWV564からアダージョ
ニコラウス・ブルーンス:前奏曲とフーガホ短調
ヴィドール:
オルガン交響曲第4番へ短調op. 13-4/オルガン交響曲第9番ハ短調「ゴシック」
op. 70第2楽章
ウジェーヌ・ジグー:トッカータロ短調
メシアン:聖霊降誕祭のミサ他
ヴェルナー・コミシュケ(Org)

CFML11 \1980
ダウランド:「あふれよわが涙」によるラクリメのパヴァーヌ
ヴィヴァルディ:カンタータ「美しいぶなの木陰に」
ヤン・セフリエンス:Trelegie/夜曲
ルーセル:ロンサールの2つの詩
エルネスト・コルデロ:
ソプラノとギターのための3つの歌曲/ソプラノ、フルート、ギターのための
2つの歌曲他
ウシニョロ(ナイチンゲール)三重奏団

CFM KIS 06 \1980
「シュパンダウのクラシックー祝祭のクリスマス・コンサート」
ポツダム塔合奏団、
シュパンダウ声楽アンサンブル




<KAIROS>
12432KAI(SACD-Hybrid) 2枚組 \4500
ベアト・フラー(1954b):ムジーク・シアター《願望》(2002/03)
ペトラ・ホフマン(Sop)、
ヨハン・ロイトゲプ(語り)
ヴォーカル・アンサンブル・ノヴァ、エンサンブル・ルシェルシュ、
ベアト・フラー(音楽監督)
録音:2003年
すでにKAIROSではお馴染みの作曲家フラーの大規模なシアター・ピース。テキ
ストはほとんど語りのみで特殊奏法多用の室内アンサンブルとコーラスがそれ
に付随する。

12552KAI \2250
エンノ・ポッペ(1969b): インター・ゾーン(2003/04)
ジョナサン・ストックハンマー(指揮)
ノイエ・ヴォーカル・ゾリステン、
アンサンブル・モザイク、
オマール・エブラヒム(声)、
録音:2004年
ヴィデオとヴォーカル・アンサンブル、室内アンサンブルのための作品。ピー
ポポ、ピピピ!といった昔懐かしい(?)いわゆる電子音楽的音響あり、ロッ
ク的なビートも入るほか、ホーミーもどきの発声あり、何でもありのチープな
世界が面白い。

12592KAI \2250
ヴォルフガング・ミッテラー(1958b):
「彩られたノイズ」-
23人の音楽家とエレクトロニクスのための残忍な交響曲(2005)
ヴォルフガング・ミッテラー(Org)、
ペーター・ルンデル指揮
クラングフォルム・ウィーン
録音:2005年、ライヴ、ウィーン・モデルン
急激に変わる音響とスピード感、電子音響とコラージュはもはや実験的ロック、
ジャズと言い切ってよいが、といってそこまでなかなかハジケきれないのがヨ
ーロッパの伝統の重さというところだろうか。肩に力入りまくりの「残忍な交
響曲」という副題が「オレはワルだぜぇ」と言っているみたいでおかしい。
2005年ウィーン・モデルンでのライヴ。

12602KAI \2250
ピエルルイジ・ビローネ(1960b):
「1+1=1」-2つのバス・クラリネットのための(2006)
ペトラ・シュトゥンプ&ハインツ=ペーター・リンシュハルム(バスCl)
録音:2006年
ビローネはシャリーノ、ラッヘンマンに師事した経歴の持ち主から特殊奏法多
用を好むようだ。この1+1=1は、その名の通り、2つのバス・クラリネットが
互いに補完しあいながら一つの音楽を作ってゆく。全体にスタティックな静謐
の音楽である。

12612KAI 2枚組 \4500
ハンス・ツェンダー(1936b):
《シル・ハシリム(Shir Hashirim)》
(1992-1996)-ソリスト、合唱、ライヴ・エレクトロニクスと大管弦楽のための
歌の中の歌
シルヴァイン・カンブルラン指揮
SWR交響楽団(バーデン=バーデン・フライブルク)、
SWRシュトゥットガルト・ヴォーカル・アンサンブル
ジュリー・モファット(Sop)、
マティアス・クリンク(Ten)、
クリストフ・シュルテ(ライヴ・エレクトロニクス)、ほか
録音:2001年
旧約聖書のなかにある有名なソロモンの聖歌をテキストとしたカンタータで男
女の恋歌である。カンタータとはいえ極めてオペラに近い全4部からなる大作。
意外と伝統的なロマンティシズムもあり楽しめる。作曲者60歳頃の作品だが、
劇的緊張力にあふれており、そのパワーには驚かされる。

12622KAI(SACD-Hybrid) \2250
ゲルト・キュール(1952b): 「楽器とエレクトロニクスの探究」(2004/05)
IEM グラーツ、
エミリオ・ポマリコ指揮
クラングフォルム・ウィーン
録音:2005年
タイトルの通り、楽器とライヴ・エレクトロニクスの様々な関係と可能性の探
究が作品のテーマとなっている。キュールはヘンツェに作曲を、チェリビダッ
ケに指揮を学んでいる中堅作曲家。




<NORTHERN FLOWERS>
NF/PMA9948 \1980
「19世紀前半ロシアの作曲家による歌曲集」
ヴェルストフスキー(1799-1862):ジブシーの歌/黒い肩掛け/
アリャビエフ(1787-1851):乞食女/ナイチンゲール/
グリエフ(1803-1858):小さい鐘/少女の悲しみ/別れ/
ヴァルラモフ(1801-1848):天使/赤いサラファン/夜明けに彼女を起こ
さないで/私を見捨てないで 他
ミラ・シキルティル(Ms)、
ユーリ・セロフ(P)
2005年・2006年録音
ロシア国民楽派の先駆的作曲家たちの歌曲集です。シキルティルはリムスキ
ー=コルサコフ音楽大学とリムスキー=コルサコフ音楽院で学び、1997年から
サンクト・ペテルスブルグ音楽院の歌劇場と契約し、日本でも歌っています。

NF/PMA9949 \1980
「セルゲイ・シェプキン、バッハを弾く 第1集」
J.S.バッハ:カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちにあたって」BWV992/パルティ
ータホ短調BWV830/イタリア協奏曲BWV971
セルゲイ・シェプキン(P)
2007年1月録音
シェプキンはサンクト・ペテルスブルグ音楽院を1985年に卒業し、1990年アメ
リカに移住してニューイングランド音楽院で学びました。バッハの演奏は高く
評価され、2007年からピッツバーグのカーネギー・メロン大学の准教授を務
めています。

NF/PMA9950 \1980
ニコライ・ミャスコフスキー(1881-1950):
「弦楽四重奏曲全集第1集」
第1番イ短調op. 33-1/第2番ハ短調op. 33-2/第3番ニ短調op. 33-3
タネーエフ四重奏団
1983年録音
好評を博していますタネーエフの弦楽四重奏曲&五重奏曲全集を完成したタ
ネーエフ四重奏団。今度はミャスコフスキーの全集第1弾です。13曲作曲され
た弦楽四重奏曲は、27曲の交響曲と並んでミャスコフスキーにとって重要な
ジャンルで、その様式の変化を反映しています。第3・4番はモスクワ音楽院
の卒業作品として提出され、後に改訂されたものです。





<RCD>
RCD30110 \1850
「ショパン&リスト-アレクサンドル・トマス」
ショパン:
夜想曲へ短調op.15-1/嬰へ長調op.15-2/嬰ハ短調op.27-1/ホ長調op.62-2/
バラード第3番変イ長調op.47/スケルツォ第1番ロ短調op. 20/
リスト:
「巡礼の年」第2年イタリアから「婚礼」/同第2年から「物思いに沈む人」/
同第3年から「エステ荘の噴水」/暗い雲/ハンガリー狂詩曲第12番/愛の夢第3番
アレクサンドル・トマス(P)
2006年2月録音
トマスは1967年ロシアのトヴェーリで生まれ、レフ・ヴラセンコとグリゴー
リ・ソコロフに学び、1994年ウェスト・パーム・ビーチ国際ピアノ・コンク
ールとサレルノ国際ピアノ・コンクールに入賞しました。ショパンは最も好
きな作曲家の一人で、全作品を録音するのが夢だと述べています。




<GENUIN>
GEN87095 \1980
「言葉のないワーグナー」
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から第3幕への前奏曲/徒弟たちの
踊り/第1幕への前奏曲/
「トリスタンとイゾルデ」から前奏曲/イゾルデの愛の死/
「神々のたそがれ」から日の出/ジークフリートのラインの旅/ジークフリー
トの死/葬送音楽/フィナーレ
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮
ドレスデン・フィル
2006年9月録音
読売日本交響楽団もたびたび指揮しているフリューベック・デ・ブルゴスは、
2003年ドレスデン・フィルの主席客演指揮者、翌年主席指揮者・芸術監督と
なりました。同楽団とはR.シュトラウスの作品や2007年のニュー・イヤーコ
ンサートを録音し、「マイスタージンガー」は1993年ベルリン・ドイツ・オ
ペラと来日して指揮しました。この録音は、強音部分や官能的な個所を極度
に強調することなく、全体のバランスや流れが考慮され、落ち着いて細部ま
で丁寧に演奏されています。

GEN87523 \1980
ムソルグスキー:展覧会の絵/
グバイドゥリーナ:ソナタ「そして待ち望む」
ヘラルド・エラー(バヤン)
2007年1・2月録音
グバイドゥリーナのソナタは一種のミサ曲で、曲名はクレドの最後の行「そし
て死者の復活と来世の生命を待ち望む」から採られ、ロシアのバヤン奏者フ
リードリヒ・リップスに献呈されました。ミサ通常文が5つの部分から成るよ
うに、5楽章で構成されています。バヤンはロシアのクロマティック・アコー
ディオンの一種です。エラーは1977年に生まれ、ヴュルツブルク音楽大学で
シュテファン・フッソングに学びました。第3回JAA(日本アコーディオン協
会)国際アコーディオン・コンクールで3位、2005年ドイツ音楽院コンクール
で2位となり、ドイツ内外で独奏者・室内楽奏者として活動しています。

GEN87084 \1980
「ドイツ音楽コンクール2005受賞者-ニコラス・アルトシュテット」
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第4番ハ長調op. 102-1
ヴェーベルン:2つの小品/3つの小品op. 11/チェロ・ソナタ
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調BWV1011
リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
ストラヴィンスキー:イタリア組曲
ニコラス・アルトシュテット(Vc)、
フランチェスコ・ピエモンテシ(P)
録音:2007年2月
ドイツ音楽コンクールは1975年から毎年ドイツ音楽協議会によって行われて
います。アルトシュテットは1982年ドイツ人とフランス人を両親として生ま
れ、ペルガメンシチコフとゲリンガスに師事し、2005年サントリー・ホール
でシューマンの協奏曲を演奏しました。

GEN87091 \1980
「フーゴー・ヴォルフ:ピアノ作品集」
(変奏曲/ロンド・カプリッチョーソ/ユモレスク/幼年時代より(眠りの精/
たわむれと遊び)/ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
によるパラフレーズ/ワーグナーの「ワルキューレ」によるパラフレーズ)
アナ=マリヤ・マルコヴィナ(P)
録音:2007年1月
ヴォルフが15歳から22歳の時に書いた作品で、ピアノ曲はこのほか数曲しか
作曲していません。作品は古典的な変奏曲や1分ほどの小曲があるかと思えば、
ワーグナーをネタにした大作(「マイスタージンガー・パラフレーズ」は12分、
「ワルキューレ・パラフレーズ」は20分を超える)までバラエティにとんで
おります。マルコヴィナはクロアティアで生まれ、バドゥラ=スコダ、ロル
フ=ディーター・アレンスなどに師事し、新日本フィルとも共演しています。
当アルバムはGENUINレーベルへの3枚目のアルバムとなります。

GEN87093 \1980
「ドイツ音楽コンクール2006受賞者-デュオ・アルプ・フランツ」
ショパン:チェロ・ソナタト短調op.65
シューマン:幻想小曲集op.73
ドビュッシー:チェロ・ソナタニ短調
ヤナーチェク:おとぎ話
デュオ・アルプ・フランツ:
【ユリアン・アルプ(Vc)、カスパー・フランツ(P)】
録音:2007年3月
アルプは1981年ドイツのゾルタウで生まれ、エトヴィン・コッホ、ペルガメン
シチコフ、ゲリンガスに学びました。2006年、メンデルスゾーン・コンクール
とフィレンツェのプレミオ・ヴィットリオ・グイ国際室内楽コンクールでも
優勝しました。





<CEDILLE>
CDR90000 095 \1980
「シューマン:ヴァイオリン・ソナタ全集」
シューマン:
ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調op.105
ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調op.121
ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調WoO27
ジェニファー・コー(Vn)、
内田怜子(P)
2005年5月・2006年6月録音
シューマンのヴァイオリン・ソナタ第3番は第1,2楽章がオリジナルで作られた
ものですが、第3、4楽章はFAEソナタのシューマンが作曲した楽章をあてたも
のです。FAEソナタはヴァイオリニストのヨアヒムに献呈するために、第1楽
章をシューマンの生徒ディートリヒ、スケルツォをブラームス、間奏曲とフィ
ナーレをシューマンが作曲した作品です。
ジェニファー・コーは15歳の時イリノイ州の若い演奏家のコンクールで優勝
し、カーティス音楽院とオバーリン大学で学びました。1994年チャイコフス
キー・コンクールで1位なしの2位と特別賞を受賞して以来、アメリカ内外で
活躍しています。昨年(2006年)にはチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲
でニューヨーク・フイルへのデビューや、ウォリネンの新作を初演するなど評
価はますます高まっております。シューマンの暗い情熱を豊かな音で表現して
います。
伴奏を務める内田怜子はカーティス音楽院とマネス音楽大学で学び、ジョアン
ナ・ホッジズ・ピアノ・コンクールで1位となり、コロンビア大学で教えてい
ます。

CDR90000 094 \1980
「奇妙な想像上の動物たち」
ジェニファー・ヒグドン:ゾコ(2003)
ゴードン・フィッツェル:ヴァイオレンス(暴力)(2001)/消失(2006)
スティーヴン・マッケイ:土着の楽器(1989)
デーヴィッド・M. ゴードン:摩擦の体系(2002/2005)
デニス・ディサンティス:奇妙な想像上のリミックス(2006)
エイト・ブラックバード:【リサ・カプラン(P)、マット・アルバート(Vn)、
フォティノス(Vc)、モリー・アリシア・バース(Fl)、マッカフェッリ(Cl)、
ドゥヴァル(Perc)】 2005年8月録音
この団体名は、米国の詩人ウォレス・スティーヴンズの詩「ブラックバード
(クロムクドリモドキ)を見る13の方法」第8連から採られました。1996年に
結成され、多くの作曲家に作品を委嘱し、CedilleレーベルにCD3点を録音し
ています。

CDR90000 096 \1980
「アクロバット-デーヴィッド・ライスナー(1953-)作品集」
(1)アクロバット/エル・ココ(お化け)/郷愁/精神病院での踊り/(2)三つ折
り画/(3)両極端
カヴァティーナ・デュオ:
【エウジェニア・モリナー(Fl)、デニス・アザバギック(G)】、
(2)カティンカ・クレイン(Vc)、
(3)ジョシュア・ルビン(Cl)
ライスナーは1953年生まれのギタリスト兼作曲家で、このアルバムはフルート
とギターのための作品集です。ライスナーは1975年トロント、1981年ジュネー
ヴの国際ギター・コンクールで優勝しましたが、1980年代に手を負傷して演奏
活動を12年間中断しました。その間に作曲家としての地位を築き、「精神病院
での踊り」は広く演奏されています。

CDR90000 097 \1980
「アメリカのヴィルトゥオーソ-モード・パウエルへの賛歌」
エイミー・ビーチ:ロマンスop.23
グレンジャー:岸辺のモリー
ドヴォルザーク:わが母の教えたまいし歌/ユモレスク
シベリウス:ミュゼット
ショパン:子犬のワルツ
パルムグレン:五月の夜
コールリッジ=テイラー:深い川
マスネ:「田園詩」から「たそがれ」
J.ロザモンド・ジョンソン:だれも知らない私の悩み
レイチェル・バートン・パイン(Vn)、
マシュー・ヘーグル(P)
2006年10・11月録音
レイチェル・バートンのCEDILLEレーベルへの8枚目のアルバムです。
モード・パウエル(1868-1920)は伝説的な女性ヴァイオリニストで、アメリカ、
黒人、女性、同時代の作曲家の作品を演奏し、弦楽四重奏団も結成しました。
その伝記に感銘を受け、ヴァイオリニストとして最も尊敬している演奏者は、
彼女が編曲した作品や彼女に献呈された作品ばかりをここに録音しました。




<QUERSTAND>
VKJK0611 \1680
フランツ・シュミット(1874-1939):
ピアノ(左手)と管弦楽のためのベートーヴェンの主題による変奏曲/
左手のためのピアノ協奏曲変ホ長調
カルロ・グランテ(P)、
ファビオ・ルイジ指揮
中部ドイツ放送(MDR)響
2005年9月・2006年11月録音
ファビオ・ルイジがこだわりを持って挑む作曲家フランツ・シュミットのな
んと6枚目のアルバムです。一人の指揮者でこれだけシュミットの録音を行っ
た人はいないのではないでしょうか。
シュミットはブラティスラヴァで生まれ、ウィーン音楽院でブルックナーな
どに師事し、後期ロマン派の作風を維持しました。第一次世界大戦で右手を
失ったピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインの求めに応じて、シュミッ
トはここに収録された2曲のほか、3曲のピアノ五重奏曲や独奏用トッカータ
を書きました。変奏曲はヴァイオリン・ソナタ「春」のスケルツォとトリオ
の素材に基づいています。
グランテはイタリアの主要なピアニストの一人で、ブゾーニ、ゴドフスキー、
ソラブジなどの超難曲作品を多数録音し、あまり知られていない作品や現代
曲も多数演奏しています。


VKJK0711(SACD-Hybrid) 2枚組 \3360
CD1:チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
CD2:(オーディオ・ブック)
ドキュメント「音楽に捧げた人生」
CD1:クルト・マズア指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管
録音:2006年9月ライヴ
CD2:ハラルド・シュミット(語り)
今年2007年に80歳を向かえるクルト・マズアの記念CDです。マズアは現在ロ
ンドン・フィルやフランス国立管の首席指揮者を務め、メジャー・オーケスト
ラへの客演も多い今最も忙しい指揮者の一人です。1枚目は昨年2006年秋に演
奏され絶賛されたチャイコフスキーの悲愴。1970年から96年までカペルマイ
スターを務めたゲヴァントハウス管に帰っての感動的な演奏です。2枚目はマ
ズアの生涯をたどるオーディオ・ブックとなっております。数々の歴史的な
録音の他、ズービン・メータやアンネ=ゾフィ・ムター、作曲家のジークフリ
ート・マトゥスなど著名なアーティストからの賞賛のコメントなどが収録さ
れております。

VKJK0502 \1680
「ツァハリス・ヒルデブラントのオルガン第1集」
J.S.バッハ:BACH名による前奏曲とフーガ変ロ長調BWV898/
J.C.バッハ:BACH主題によるフーガWarburtonYA50, Terry348-4/
J.H.クネヒト(1752-1817):BACH主題によるフーガ/
C.P.E.バッハ:C-F-E-B-A-C-HによるフゲッタWq121, H285/
アルブレヒツベルガー:BACH主題によるフーガト短調/
G.A.ゾルゲ(1703-78):BACHによる3つのフーガBWVAnh.107,108, 110/
クレープス(1713-80):幻想曲へ長調Krebs-WV420、他
フェリックス・フリードリヒ(Org)
2001・2004・2005年録音
2007年がドイツのオルガン製作者ヒルデブラントの死後250年に当たるのを
記念して、その製作した6つのオルガンが使用されています。フリードリヒは
フライブルクのジルバーマン協会副会長、1991年からテューリンゲン・オル
ガン・アカデミー会長を務め、クレープスのオルガン曲全曲を初めて録音し
ました。

VKJK0612 \1680
「もう一つの歌-カルムス・アンサンブル」
ペーター・イゲルホフ:満足した時、歌わなくてはならない
ビリー・ジョエル:子守歌「おやすみ、私の天使」
フィル・コリンズ:もう一晩
ゲオルク・クライスラー:バルバラ
クイーン:リロイ・ブラウン
スティング:フラジャイル
ガーシュウィン:サマータイム
ジョン・レノン&ポール・マッカートニー:
ゴット・トゥー・ゲット・ユー・イントゥー・マイ・ライフ
フレド・ユング:ロンド、他
カルムス・アンサンブル:【アニャ・リプフェルト(S)、セバスティアン・
クラウゼ(C-T)、トビアス・ペッヒェ(T)、ルートヴィヒ・ベーメ(Br)、
ヨエ・レスラー(Bs)】、
フレド・ユング(P)
2007年1−3月録音
カルムス・アンサンブルのQUERSTANDへの5枚目のアルバムです。今までのア
ルバムとはガラっと変わってポピュラー・アルバムが発売になります。
カルムス・アンサンブルは1999年にトーマス教会少年聖歌隊出身者による五
重唱団として発足しました。古今の宗教・世俗作品だけでなく、ジャズ、ロ
ックやポピュラー曲も演奏します。

VKJK0705 \1680
モーツァルト:ディヴェルティメント変ホ長調KV563/
シューベルト:弦楽三重奏曲変ロ長調D. 581
VKJK9901の再発売
ドレスデン弦楽三重奏団【イェルグ・ファスマン(Vn)、セバスティアン・
ヘルベルク(Va)、ミハエル・プフェンダー(Vc)】
録音:1988年5月3日
VKJK9901で出ていたものの再発売。VKJK9901は廃盤となります。
ドレスデン弦楽三重奏団はシュターツカペレ・ドレスデンとMDR交響楽団の若
手メンバーにより、1995年に結成されました。このアルバムは彼らの最初の
録音で、瑞々しい演奏が好評を得、その後5枚のアルバムが発売されるに至り
ました。

VKJK0706 \1680
「ライプ“ジャズ”ィヒ・オーケストラ、ライヴVol.2」
シュテファン・ケーニヒ:
ジャズ・オーケストラのためのバラード/ピアノとジャズ・オーケストラのた
めの協奏曲
J.S.バッハ(ケーニヒ編曲):
レジャズサンス(管弦楽組曲第4番ニ長調BWV1069による)/ジャズによるトッ
カータとフーガ(BWV565による)
シュテファン・ケーニヒ指揮
ライプ“ジャズ”ィヒ・オーケストラ
2007年1月5日ライヴ録音
ケーニヒは1963年ライプツィヒで生まれ、同地のメンデルスゾーン音楽大学
でピアノ、指揮、作曲を学びました。10年ほど前に結成されたこの楽団はそ
の名の通りライプツィヒのジャズ・オーケストラで、普通のビッグ・バンド
と異なり、ソリストたちから成っています。第3曲の曲名は”Rejouissance”
という題の原曲の終楽章に基づいています。

VKJK0717 \1680
「新ライプツィヒ・ゲヴァントハウスからのオルガン音楽」
J.S.バッハ:
前奏曲とフーガ変ホ長調BWV552/コラール「おお愛する魂よ、汝を飾れ」
BWV654
メンデルスゾーン:前奏曲とフーガハ短調op. 37-1
ガーゼ:コラール前奏曲「暁の星のいと美しきかな」
シューマン:ペダル・ピアノのためのスケッチop. 58
カルク=エーレルト(1877-1933):
「コラール即興曲集」op. 65から「おお神よ、汝いつくしみ深き神よ」
(第2・第1版)「おお愛する魂よ、汝を飾れ」/
レーガー:バ ッハ主題による幻想曲とフーガop. 46
ミヒャエル・シェーンハイト(Org)
2007年3月録音
旧東ドイツ時代の1970年代に新しいゲヴァントハウスを建設する計画が作ら
れ、新しいオルガンは1981年9月に完成しました。シェーンハイトは1984年国
際バッハ・コンクールで1位となり、1986年からゲヴァントハウス、1996年か
らメルゼブルク大聖堂のオルガン奏者を務めています。

VKJK0718 \1680

「ティコ・ティコ-ブラジルのギター」
セキナ・デ・アブレウ:ティコ・ティコ
カノト・ダ・パライバ:友セナ
ピシンギーニャ:1対0
エグベルト・ジスモンティ:ピアノ/水とワイン/
パット・メセニー:ベター・デイズ・アヘッド
セルジオ・アサド:ヴァルセアンナ
バーデン・パウエル:プレリュードのサンバ
ジャン=ペーター・ブラウン(G)
ブラウンは1961年ヘッセン州で生まれ、若い時にブラジル音楽の多彩な輝き、
豊かな和声、優雅なリズムに圧倒されました。このCDでは、ボサ・ノヴァや
サンバのほか、ジャズ、バラード、娯楽音楽の響きを聴くことができます。




<若林工房レーベル>
WKSP-1001-05 5枚組 \6300
祝!日本コンサートデビュー10周年。貴重な音源を含む5枚組BOX。完全限定盤
イリーナ・メジューエワ、日本コンサートデビュー10周年記念BOX
Disc-1
シューベルト & ベートーヴェン
シューベルト:即興曲 ハ短調Op.90の1(D.899 No.1)/3つのピアノ曲D.946
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調Op.27の2 《月光》
(録音:2005年&2006年 新川文化ホール)
Disc-2
モーツァルト
モーツァルト:
ピアノ・ソナタ ト長調 K.283/ロンド ニ長調 K.485/ピアノ・ソナタ
変ロ長調 K.570/ピアノ・ソナタ ニ長調 K.576
(録音: 2006年 新川文化ホール)
Disc-3
モーツァルト & シューベルト -ライヴ録音
モーツァルト:アダージョ ロ短調 K.540
(録音:2003年10月19日笠懸野文化ホール ライヴ)
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960
(録音:2005年10月7日HAKUJUホール ライヴ)
Disc-4
2006年2月 西東京でのリサイタル -ライヴ録音
モーツァルト:
幻想曲 ニ短調 K.397/サリエリの主題による変奏曲 ト長調 K.180
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調Op.31の2 《テンペスト》
ショパン:
エチュード(5曲)-Op.25の1《エオリアンハープ》,Op.10の5 《黒鍵》,Op.10
の3 《別れの曲》, Op.25の11 《木枯し》,Op.25の12
スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第2番 嬰ト短調Op.19 《幻想ソナタ》
ラフマニノフ:リラの花 Op.21の5
ショパン:前奏曲 嬰へ短調Op.28の8
(録音:2006年2月5日 西東京市こもれびホール ライヴ)
Disc-5
その他の演奏会より -ライヴ録音
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 KV271 《ジュノム》
(共演:延原武春 指揮 テレマン室内管弦楽団)
(録音: 2004年10月18日 いずみホール ライヴ)
ドビュッシー:子供の領分
(録音:2003年6月28日 北見芸術文化ホール ライヴ)
ラフマニノフ:
練習曲《音の絵》ハ長調Op.33の2/楽興の時 ロ短調Op.16の3/
練習曲《音の絵》イ短調Op.39の6
(録音: 1998年8月29日 栃木県壬生町、アーティストホーム・ヴィレッジ
ライヴ)
メトネル:
3つのピアノ曲Op.31(即興曲/葬送行進曲/おとぎ話)/おとぎ話 ヘ短調
Op.26の3
(録音:2002年7月23日 新潟市民芸術文化会館 りゅーとぴあ ライヴ)
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
STEREO/24bit Digital録音、発売元:若林工房
日本を拠点として活動を続けるロシアのピアニスト、イリーナ・メジューエワ
の日本コンサートデビュー10周年を記念したリリース。デビュー後間もない
1998年から最新のコンサート(2006年)のライヴ録音を中心としたプログラ
ム。初めての協奏曲リリースとなるモーツァルト:ピアノ協奏曲第9番 《ジュ
ノム》から得意のメトネルまで様々なレパートリーを含んだ貴重な音源を満載。
10年間の着実な歩みを刻んだ記念盤、完全限定生産です。




<SION RECORDS>
SIONレコードは三絃(三味線)演奏家の野澤徹也氏の演奏を紹介するレーベル
です。 野澤氏は現代作曲家による作品を積極的にとりあげ、注目をあびる若
手演奏家です。

SCD-013-015 3枚組 \5250
message-三味線独奏曲集-
<Disc1>
1.杵屋正邦:「去来」(1967年)
2.三木稔:「奔手」(1974年)
3.三枝成彰:「La・La‐La‐La・La」(1977年)
4.池辺晋一郎:「はじめのうた」(1980年)
5.長沢勝俊:「玉桂」(1981年)
6.沢井忠夫:「誦」(1985年)
7.牧野由多可:「宴」(1985年)
<Disc2>
8.山本邦山:「ゆずり木」(1990年)
9.毛利蔵人:「輾」(1991年)
10.ルー・ハリソン:「組曲」(1996年)
11.菅野由弘:「湖面の妖像」(1998年)
12.玉木宏樹:「迷宮」(2003年)
13.岡隆一郎:「rhythm analysis」(2003年)
<Disc3>
14.松岡政長:「つれづれなる戦い」(2003年)
15.金井勇:「縷」(2004年)
16.木山光:「Tataghata・Vhailorcyana」(2005年)
17.マーティ・リーガン(Marty Regan)「マカーム」(2006年)
18.水野修孝:「パッセ−ジ」(2006年)
19.三村磨紀予:「Native Wind」(2006年)
20.佐藤容子:「The Road」(2007年)
野澤徹也(三絃)
LP時代から考えても、三味線のソロのみでアーカイヴ的に集めたCD集はなかっ
た。演奏家、研究家だけでなく、音楽のファンでも楽しめる3枚組20曲収録の
究極の三味線独奏曲集CD。選曲は邦楽系・洋楽系の両方の作曲家の作品から
選曲し、ベテラン作曲家たちによる名曲といわれている作品から、外国人作
曲家による作品、また今後を期待されている若手作曲家による新作を作曲年
順に収録。「三味線のイメージを一新する、若き弦楽器奏者」として現代邦
楽のみならず様々なジャンルの音楽ファンから熱い注目を浴びている野澤徹
也のソロのみで聴かせる究極の三味線独奏曲集CD。

SCD-007 \3150
「三絃 野澤徹也 1」
玉木宏樹:ジャワリ、佐藤敏直:序破急、
杵屋正邦:筝三絃二重奏曲、金田潮兒:照射・III、
三木稔:奔手、佐藤容子:Snow Falling on the heart
野澤徹也(三絃)
山崎千鶴子(三絃太棹)、野澤佐保子(箏)、山口賢治(尺八)、
坪井智子(箏)、松坂典子(十七絃箏)
2004年リリースの傑作1stアルバム。多彩な楽曲を通じ三絃の新たな可能性を
追求。「今に生きる三味線音楽」

SCD-008 \3150
「三木稔・三味線作品集」
(夕影の詩、絃の春秋、曲(くせ)、三味線奇重奏、お綱ラプソディ、奔手、
紫の譜)
野澤徹也(三絃)
小濱明人(尺八)、松坂典子(箏)、山崎千鶴子(三絃)、
野澤佐保子(唄、筝)、伴英将(篠笛)、首藤久美子(琵琶)、
三木稔初の三味線作品集。「絃の春秋」、「紫の譜」、「三味線奇重奏」等
初音源化!全曲解説を三木稔本人が書き下ろし。

SCD-009 \3150
「三絃 野澤徹也 2」
杵屋正邦:「常妙」-三絃独奏曲、
三木稔:「曲」-「四群のための形象」より、
岡隆一郎:「LIGHT SEED」、佐藤容子:「SHADOWS」、
長沢勝俊:「玉桂」、Marty Regan:「WILDFIRE」
野澤徹也(三絃)
首藤久美子(琵琶)、山崎千鶴子(三絃太棹)、小濱明人(尺八)、
遠藤千晶(箏)、野澤佐保子(箏)、松坂典子(十七絃箏)
2005年リリースの2ndアルバム。さらに切れ味鋭く、情緒豊かに、音に新たな
命を通わせる。先達と新しい世代の作曲家たちによる全6作品を収録。

SCD-012
「三絃 野澤徹也3-三味線協奏曲」
(1)岡隆一郎:Moon-dewy flowers(1998年)〔1.臥待月、2.蝕、3.月の雫〕
(2)杵屋正邦:浮拍子(1968年)-三絃三重奏曲
(3)松岡長政:つれづれなる戦い(2003年)
(4)マーティ・レーガン:虹の光-十七絃筝と三味線のための
(5)長沢勝俊:三味線協奏曲
野澤徹也(三絃)
(1)小濱明人(尺八)、(1)(4)野澤佐保子(筝)
(2)山本普乃(三絃)、(2)上原潤之助(三絃)
(5)原郷隆(篠笛)、元永拓(尺八I)、渡辺淳(尺八II)、
首藤久美子(琵琶)、田村法子(箏I)、山田由紀(箏II)、
久本桂子(十七絃箏)、多田恵子(打楽器)、盧 慶順(打楽器)
2006年リリースの3rdアルバム。「三味線のイメージを一新する、若き弦楽器
奏者」として、現代邦楽のみならずさまざまなジャンルの音楽ファンから熱
い注目を集める最新作。日本音楽集団の若手メンバーとの共演も注目!若い
柔軟な感性が、生命力の横溢する音楽に呼応、エネルギーを発散して飛翔する。

野澤徹也(三味線)
三絃を西潟明子氏に師事。現代邦楽研究所研究科修了。花園大学文学部史学科
卒業。99年、2000年の全国邦楽コンクールにて二年連続優秀賞受賞。2000年、
ビクター伝統文化振興財団邦楽技能者育英賞受賞。2005年東京邦楽コンクール
第1位受賞。同世代の作曲家への委嘱活動も活発に行い、現代三味線音楽の普
及発展に力を注ぐ。NHK教育TV全国放送「日本音楽の祭典」、NHKFM「邦楽百
番」、「邦楽のひととき」、TOKYO FM「トランス・ワールド・ミュージック・
ウェイズ」等、テレビ、ラジオへの出演多数。洗足学園音楽大学・現代邦楽
コース非常勤講師。

<EINSATZ RECORDS>
EZCD-005 \2300
サン・サーンス:
交響曲第3番「オルガン付」
交響詩「ヘラクレスの青年時代」(※)
シャルル・ミュンシュ(指揮)
ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)※
ニューヨーク・フィルハーモニック
エドゥアルド・ニース=ベルガー(オルガン)

EZCD-006 \2300
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲
第1番・第4番
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)

<VENEZIA>
CDVE04279 \1350
バッハ:
無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008
無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV1011
1956年録音
「G線上のアリア」 組曲第3番 ニ長調 BWV1068から(A.ヴィルヘルミ編曲)
ニコライ・アノーソフ指揮
ソビエト国立交響楽団 1952年録音
以上
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
名演として名高いロストロポーヴィチ65歳で録音された「無伴奏チェロ組曲
全曲」に遡ること30数年前、20代で録音された第2、5番です。
気力に溢れ迫力あるロストロポーヴィチ壮年期の名演奏です。

<Glossa>
GES 920913E(Book+2CDs) \4360
C・モンテヴェルディ:歌劇《オルフェオ》
エマヌエラ・ガッリ(ソプラノ)、ミルコ・グァダニーニ(テノール)、
マリーナ・デ・リーゾ(アルト)、
クラウディオ・カヴィーナ(指揮&カウンターテナー)、
アンサンブル・ラ・ヴェネクシアーナ
モンテヴェルディの歌劇「オルフェオ」が1607年2月24日に初演が行われてから
今年で400年。この初演後400年という区切りの年にラ・ヴェネクシアーナが遂
に大作「オルフェオ」を録音!
このラ・ヴェネクシアーナによる「オルフェオ」は、「ギリシャ神話オルフェ
オについて」、「ステファノ・ルソマンノとステファノ・アレジ、アルベルト
・ベルナベによる解説」、そして「エドゥアルド・シュミットによる校訂版の
歌詞とアレッサンドロ・スリッジョによる作曲当時の歌詞」が掲載された単行
本サイズの重厚な書籍と2枚のCDがセットとなった特別仕様。しかも全世界で
3099部のみという完全限定リリースなのである!
冒頭のトッカータから別次元の音楽が響き渡るなど、ラ・ヴェネクシアーナに
よる絶妙のハーモニーと充実した古楽器の響きが最高の「オルフェオ」を創り
上げている。
96ページからなる英文表記の書籍はオルフェオに関する参考文献としての価値
も非常に高く、演奏と文献の両面からアプローチすることの出来る前代未聞の
「オルフェオ」の誕生である!
鬼才クラウディオ・カヴィーナとラ・ヴェネクシアーナのコンビは、イタリア
・ルネサンス時代作品のスペシャリストとして確固たる地位を確立している
ヴォーカル・アンサンブル。
代表作であるモンテヴェルディ&ジェズアルドのマドリガーレ集が世界中から
絶賛を受けるなど世界規模のアーティストとしてその評価は急上昇中。この6
月には待望の初来日を果たすなど、日本でもその動向に大きな注目が集まって
いる。





<Aeolus>
AE-10156(SACD-Hybrid) \2580
音楽の饗宴 ――
ヨハン・ヘルマン・シャイン(1586−1630):
組曲第20番ト短調(音楽の饗宴より)
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):
前奏曲とフーガ ハ短調BWV.537
タルクィニオ・メールラ(c.1590−1665):
カンツォーナ《ラ・マルカ》、カンツォーナ《ラ・リヴィア》
レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ(1872−1958):リコーダーのための組曲
ピート・スウェルツ(1960−):3つのガジェット
ヤン・ヴァンデルロースト(1956−):世界大陸
作曲者不詳(c.1400):
Czaldy Waldy、ラ・マンフレディーナ、ラ・ロッタ・モッタ、マンフレディーナ
フランス・ゲイセン(1936−):再発酵
フランダース・リコーダー四重奏団
世界最高峰のリコーダー・アンサンブルとしてその地位を築き上げてきたフラ
ンダース・リコーダー四重奏団も今年で結成20周年。
このアニヴァーサリー・イヤーを記念してリリースされる最新盤は、リコーダ
ー・アンサンブルの真価を証明する極上のリサイタル・プログラム!
古くは14世紀頃に書かれたとされる作曲者不詳の作品から、フランダース・リ
コーダー四重奏団のために作曲された21世紀の作品が収録されるなどレパート
リーの広さには改めて驚かされる。
シャイン、バッハ、メールラといった重要作品はもちろんのこと、ヴォーン=
ウィリアムズや日本では吹奏楽作曲家として有名なヴァンデルロースト、ス
ウェルツの作品も注目を集めるだろう。
使用する楽器の種類が豊富なこともフランダース・リコーダー四重奏団の大き
な特徴であり魅力の1つ。
最も小さなソプラノから全長6フィート(182cm)という巨大なグレート・バス
・リコーダーまでを使いこなす高度なテクニックは他の追随を許さない。





<Rondeau>
ROP 4020/21/22 3枚組 \6540
J・S・バッハ:マタイ受難曲BWV.244b(初期稿)
ウタ・ゼルビック(ソプラノ)、ブリッタ・シュワルツ(アルト)、
マルティン・ペツォルト(テノール)、マティアス・ヴァイヒェルト(バス)、
トーマス・ラスケ(バス)、
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)、
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、聖トーマス教会少年合唱団
演奏場所、合唱団が1727年の初演時と同じという本家本元の「マタイ受難曲」
バッハがカントールを務めた聖トーマス教会での聖トーマス教会少年合唱団に
よる演奏はもちろんのこと、改作が行われる前の初期稿を用いている点や、聖
トーマス教会と深い関係を築いてきたゲヴァントハウス管の参加などもこの
「マタイ受難曲」の価値をさらに高めている。
ちなみにビラーと聖トーマス教会合唱団&ゲヴァントハウス管は2000年と2004
年の来日公演で「マタイ受難曲」(初期稿)の演奏を行っており、今回の録音
は満を持してのリリースとなる。
歴史と伝統を兼ね備え、最もバッハに縁が深い特別な「マタイ受難曲」と言っ
ても過言ではないだろう。2006年、聖トーマス教会での録音。

ROP 6011 \2180
H・シュッツ:詩篇第116番SWV.51、ヨハネ受難曲SWV.481
ジークフリート・レーダ(1916−1968):
合唱協奏曲《おお悲しみ、おお胸の悩み》
カール・ラートゲーバー(指揮)、
トーマス・ロサート(オルガン)、
バイロイト教会音楽合唱団、コンチェルティーノ・ルーネベルク
ドイツ音楽の父とも呼ばれる17世紀の大作曲家シュッツと20世紀ドイツの作曲
家レーダの宗教作品集。シュッツの「ヨハネ受難曲」は、ソリストと4声の無伴
奏合唱による約35分の演奏時間を要する大作であり、後々のドイツ音楽に影響
を与えている。

ROP 1028 \2180
ゴットフリート・ミューラー(1914−1993):モテットとオルガン作品集
Pfingstpartita/Und kam gen Nazareth/Passionspartita/Jesus vor
Pilatus/In derselbigen Nacht/Es ist das Heil uns kommen her/Wer
will uns scheiden von der Liebe Gottes/Gott sei Dank durch alle Welt
/Kundlich gros/他 全14曲
ミヒャエル・ロクナー(オルガン)、
カール=フリードリッヒ・ベリンガー(指揮)、
ウィンズバッハ少年合唱団
ロンドー(Rondeau)に多くの録音を行っているドイツの名門ウィンズバッハ
少年合唱団のアーカイヴ・シリーズ。





<Cavalli>
CCD 332 \2180
J・パッヘルベル:
キリストはよみがえりぬ/喜びに満ちよ/愛する父の心/喜びに満ちた夕べの
とき/目よ、真珠の涙をちりばめよ/我が命とその十字架/ああ、なんという
むなしさ/Ach Herr wie ist meiner Feinde so viel/アブラハムの雄羊/
さあ、お客様/善良なヴァルター、我らの市参事会員/おお、偉大なムーサの
光/マエケナスはまだ生きている/雷雨
エマ・カークビー(ソプラノ)、カイ・ヴェッセル(カウンターテナー)、
ヤン・コボウ(テノール)、クラウス・メルテンス(バス)、
ロンドン・バロック
カノン、オルガン作品が代名詞とも言えるバロック時代初期の大作曲家パッヘ
ルベルのアリアと協奏的宗教声楽作品集。カークビー、ヴェッセル、コボウ、
そしてメルテンスといった古楽に精通する名手たちが一堂に集うなど、カヴァ
ッリ(Cavalli)から登場するこのパッヘルベルは、とにかく演奏者陣が豪華!
ソリストたちを支えるロンドン・バロックの堅実な演奏も聞き逃せないポイン
ト。超一流の演奏家たちがパッヘルベルが遺した宗教作品の真髄を伝えてくれ
る。

CCD 331 \2180
ア・カペラによる宗教音楽集 ――
O・ラッスス:キリストよ、われらは御身をあがめ(3声&5声)
P・エベン:主よ、われらの主は
G・da・パレストリーナ:ヘブライの子ら
Z・ポロラニク:Cantus Laetitiae
T・ビクトリア:テネブレ、O vos omnes qui transitis
G・オルバン:われら主をほめ
G・クローチェ:カンターテ・ドミノ
Z・ルーカス:いと麗しき
M・デュリュフレ:すべてが美しい御方
J・ハンドル:神は歓呼のうちに
H・バディングス:茨の中の百合のごとく
F・リスト:アヴェ・マリア
K・ニューステット:マリアの歌、聖なるマリア
G・アイヒンガー:スターバト・マーテル
J・ナスコ:おお、聖なる宴よ
C・ブレスゲン:O du Stille Zeit
シュヴェスター
ドイツの美人5人姉妹が結成したア・カペラ・グループ「シュヴェスター」が歌
う時代と国境を超越した宗教作品集。長女と五女の年の差が10歳というチュシュ
ク姉妹は、バンベルク大聖堂の少女聖歌隊に所属するなど培ってきた一体感は姉
妹だからこそ表現できる特別なもの。才色兼備の5人姉妹が織り成すハーモニー
は優しさと安心感を届けてくれる。

CCD 259 \2180
舟歌 ――
A・フェルテ:舟歌とプレスト
I・チャイコフスキー:舟歌
P・ゴーベール:舟歌、水の上
A・カゼッラ:舟歌とスケルツォ
F・ショパン:舟歌Op.60
F・メンデルスゾーン:
ヴェネツィアのゴンドラOp.19-6、同Op.30-6、同Op.62-5
G・フォーレ:舟歌第1番
C・ドビュッシー:小舟にて
マルコス・フレグナーニ=マルティンス(フルート)、
ゲオルク・シュッツ(ピアノ)
ブラジルのサン・パウロに生まれ、現在は名門バンベルク交響楽団のフルート
奏者として活躍するマルコス・フレグナーニ=マルティンスのソロ・アルバム。
ニュルンベルク音楽大学で教鞭を執り、ドイツ、フランス、ポルトガル、日本、
ブラジルなどでソロ・コンサートを開催するなど精力的な活動を繰り広げてい
る。

CCD 143 \2180
オペラへの情熱 ――
E・アルヴァース:ベッリーニの《ノルマ》の主題による前奏と変奏曲
J・スノエル:ワーグナーの《ラインの黄金》によるパラフレーズ
R・ボクサ:モーツァルトのアリア《自分で自分が分からない》による幻想曲
A・ザベル:グノーの《ファウスト》による幻想曲
M・グランジャニー:
ドニゼッティの《ランメルモールのルチア》によるカデンツァ
C・オーベルトゥール:
フンパーディンクの《ヘンゼルとグレーテル》による幻想曲
E・ザニボーニ:プッチーニの《トスカ》によるelaborazione
サラ・クリスト(ハープ)
1980年生まれのサラ・クリストは、13歳でベルリン響と共演を行いデビュー。
その後はベルリン・フィルやウィーン・フィル、ルツェルン祝祭管のコンサー
トにも参加するなど、注目を集めているドイツの女流ハープ奏者である。




<Thorofon>
CTH 2542 \2180
ロッシニアーナ ――
マウロ・ジュリアーニ(1781−1829):
ロッシニアーナ第2番Op.120/同第1番Op.119/同第3番Op.121/カヴァティーナ
《麗しき光が》-歌劇「セミラーミデ」より
福田進一(ギター)
日本が誇る世界的ギタリスト福田進一の弾く「ロッシニアーナ」が輸入盤で登
場!今回リリースとなる輸入盤では、ジャケットがアーティスト写真へと差し
替えられており既発売の国内盤とは一味違った味を醸し出している。
イタリアの銘器グァダニーニ1829から日本のヴィルトゥオーソが最高の音色を
引き出したジュリアーニの決定盤である。

CTH 2493 \2180
クルト・トーマス(1904−1973):
マルコ受難曲Op.6/詩篇第137番《バビロン川のほとりで》
イェルグ・シュトラウベ(指揮)、北ドイツ・フィグラル合唱団
大バッハもその職にあったライプツィヒ聖トーマス教会のカントールを務める
など、ドイツ教会音楽の発展に寄与したクルト・トーマスの無伴奏合唱作品集。
日本へも度々招聘されているドイツの合唱指揮者シュトラウベが1981年に設立
した北ドイツ・フィグラル合唱団の歌声が厳かに響いている。

CTH 2538 \2180
恋文 ――
C・モンテヴェルディ:
恋文-Se I Languidi Miei Sguardi、恋文-Se pur destina
S・ディンディア:恋文-Torna, dunque, deh, torna
G・フレスコバルディ:恋文-さあ、こちらにおいで
G・カリッシミ:恋文-Scrivete, occhi dolenti/他 全23曲
ジョヴァンニ・カンタリーニ(テノール)、イル・ヴェロ・モード
声楽だけでなくギリシャ悲劇や哲学を学び作曲家としても活動するイタリアの
テノール、ジョヴァンニ・カンタリーニ。グロッサからリリースされているモ
ンテヴェルディのマドリガーレ集第8巻(GCD 920928)では、ラ・ヴェネクシア
ーナのメンバーとして録音に参加するなどカンタリーニの歌声への評価は高い。

CTH 2393 \2180
コミタス(1869−1935):14のアルメニアの小品
エドアール・ミルゾイアン(1921−):弦楽器のための交響曲
エドアール・トプチアン(指揮)、アルメニア・セレナーデ室内管弦楽団
アルメニアの首都エレバンの国立音楽院の学生たちによって1991年5月に結成さ
れた弦楽オーケストラによる母国アルメニアの作品集。特にコミタスは、アル
メニア音楽ファンにピッタリ。





<Aeolus>
AE-10013(SACD-Hybrid) \2580
C・フランク:声楽とオルガンのための作品集Vol.1 ――
人々は泣き叫ぶかのごとく/来たりたまえ、主よ/これぞ、それない/オッ
フェルトリウム ヘ短調/おお救い主よ(3種)/アヴェ・マリア(2種)/タ
ントゥム・エルゴ/真実にます主なる神よ/アンダンティーノ/オッフェルト
リウム ロ長調/主よ、すぐにではなく/オッフェルトリウム ト短調/
主の右に
ディエゴ・イノセンツィ(オルガン)、
ベルナール・テトゥ(指揮)、
カティア・ヴェレタス(ソプラノ)、
エミリアーノ・ゴンザレス・トロ(テノール)、
ステファン・マクラウド(バス)、
ジュネーヴ音楽院少年少女合唱団、ソリスト・ド・リヨン
エオルス(Aeolus)レーベルの大きな特徴であるオルガンのシリーズからフラ
ンクの作品集がスタート。循環形式や独自の手法を用いたフランクによって生
み出されたオルガンと声楽のための作品は、感動的で崇高な作風をじっくりと
聴かせてくれる。優秀録音も特筆すべきポイント。リヨンの聖フランソワ教会
での録音。

AE-10621(SACD-Hybrid) \2580
ポール・ド・マレングロー(1887−1956):
シンフォニック・オルガン作品集Vol.2 ――
クリスマスのための交響曲Op.19/オルガンのための組曲Op.14/
トッカータOp.73-4
ペーター・ファン・デ・ヴェルデ(オルガン)
フランク、ドビュッシーの系譜を受け継ぐベルギーの作曲家マレングローの作
品集の第2弾。演奏は前作と同じく聖ミッシェル大聖堂(アントワープ)のオル
ガニスト、ファン・デ・ヴェルデが担当している。

AE-10631 \2180
ホセ・マリア・ベオビデ(1882−1967):
瞑想、幻想曲、Eco del Valle、終曲ニ短調、交響的半音階間奏曲、
アンダンテ、オッフェルトリオ イ短調、同ハ短調、スケルツォ、前奏曲
アントニオ・ホセ・マルティネス・パラシオ(1902−1936):即興曲、悲歌
エステバン・エリツォンド・イリアルテ(オルガン)、
アランツァ・エツェナーロ(ソプラノ)
19世紀スペインの作曲家によるオルガン作品の紹介を進めるイリアルテ。今回
も20世紀前半に活躍した2人の作曲家を取り上げる。





<Antes Edition>
BM-CD 31.9210 \2180
カールハインツ・シュトックハウゼン(1928−):黄道十二宮
アクセル・フライ(1954−):打楽器アンサンブルのための小品
打楽器アンサンブル《シュラークヴェルク・ノールウェスト》
オルゴールのために作曲されたシュトックハウゼンの意欲作、「黄道十二宮」
の打楽器ヴァージョンを収録。「シュラークヴェルク・ノールウェスト」は、
オルデンブルク・ミュージック・スクールのプロジェクトによって1999年に結
成された打楽器アンサンブル。ディレクターのアクセル・フライ以外は全員が
1980年代生まれというフレッシュで勢いのあるアンサンブルである。

BM-CD 31.9221 \2180
F・シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番イ長調D.664,Op.120
L・V・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2《月光》
F・メンデルスゾーン:厳格なる変奏曲ニ短調Op.54
F・ショパン:ポロネーズOp.40-1、幻想即興曲Op.66
F・リスト:超絶技巧練習曲ヘ短調、ハンガリー狂詩曲第6番
アナ・マリア・カンピストルス(ピアノ)
ウルグアイ史上最高のピアニストの1人に数えられるウーゴ・バルツォの指導を
受けたカンピストルスは、クラウス・シルデのマスタークラスをきっかけとし
てドイツのデトモルト音大に留学。その後はシュトゥットガルト南西ドイツ放
送響などと多くの共演を果たすなど、故郷のウルグアイを離れ現在はドイツで
活躍を続けている。

BM-CD 31.9227 \2180
ギター名曲集 ――
J・ダウランド:
ウィンター夫人のジャンプ、ウィルビー卿ご帰館、
ハンスドン夫人のアルメイン
F・ダ・ミラノ:ファンタジア
L・デ・ナルヴァエス:《牛を見張れ》による変奏曲
W・ドウゴライ:ヴィラネラ
作曲者不詳:ケンプのジグ、ファンタジア
G・サンス:カナリオス
G・ブレッシャネロ:ソナタ
R・ヴィゼー:ロンドー
J・S・バッハ:前奏曲、ブーレ/他 全22曲
ジュゼッペ・ディ・ジローラモ(ギター)
ルネサンス&バロック時代の名曲を弾くジュゼッペ・ディ・ジローラモは、イ
タリアのパレルモで生まれたギタリスト。ダルムシュタット音楽大学でギター
を専攻し、現在はソリストやギター・オーケストラの指揮者、指導者など様々
な活動を展開している。

BM-CD 31.9228 \2180
セレスタ ――
ホセ・ブラガト(1915−):ミロンタン、ブエノスアイレスのグラシェラ
A・ピアソラ:グラン・タンゴ
A・ヒナステラ:パンペアーナ第2番
フランシスコ・ミニョーネ(1897−1986):モディーニャ
リデュイーノ・ピトンベイラ(1962−):
チェロ・ソナタOp.91(世界初録音)、セレスタ第15番Op.108
マーティン・メルケル(チェロ)、アンナ・アダミク(ピアノ)、
マリリア・ヴァルガス(ヴォーカル)、
ヴォルフガング・リントナー(打楽器)
ドイツのレーベルから登場する世界初録音を含む南米の作曲家たちのチェロ作
品集。 チェロのマーティン・メルケルはシュトゥットガルト生まれのドイツ
の奏者。現在はオッフェンブルク弦楽三重奏団、カメラータ・ベルン、そして
アールガウ響の主席奏者としてチェロの音色を響かせている。

BM-CD 31.9231 \2180
L・V・ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.1-3
F・メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第2番ハ短調Op.66
ベートーヴェン・トリオ・ボン
エピナルやポルトで開催されたコンクールを勝ち取った日本人ピアノ奏者ハマ
・リンコと、ベートーヴェン・オーケストラ・ボンの首席コンサートマスター
を務めるオヴルツキィ、同オーケストラのソロ・チェロ奏者であるアルミアン
による三重奏団にはベートーヴェンの生誕地“ボン”を代表する若きアンサン
ブルとして大きな期待が寄せられている。





<VMS>
VMS 179(SACD-Hybrid) \2850
リヒャルト・デュンザー(1961−):室内オペラ《ラデック》
ゲオルク・ニグル(バリトン)、レベッカ・ネルセン(ソプラノ)、
アンナ・クレア・ハウフ(メゾソプラノ)、
ベルンハルト・ランダウアー(カウンターテナー)、
マンフレッド・エクィルツ(テノール)、
ステファン・セルニー(バス・バリトン)、
ヴァルター・コベラ(指揮)、ウィーン・コンツェルト・フェライン
VMSレーベル初のSACDハイブリッド盤となるのは、2006年ブレゲンツ音楽祭で
上演されたオペラのライヴ録音。ヘンツェの門下生リヒャルト・デュンザーは、
ご当地ブレゲンツに生まれたオーストリアの作曲家。ブレゲンツでの公演が世
界初演となった1幕の室内オペラ「ラデック」は、ポーランド系ユダヤ人で20世
紀ソ連の政治家として活動したカール・ラデックを題材とした作品である。
歌い手、オーケストラとも鬼気迫る演奏を展開しており臨場感抜群。次々と斬
新な公演を打ち出してくるブレゲンツ音楽祭の凄さを実感させられる。





<Jecklin>
JD 581/2-2 2枚組 \4600
F・マルタン:
7つの弦楽器とピアノ伴奏による12人の独唱者のための世俗オラトリオ《魔法
の酒》
バシア・レチツカ(ソプラノ)、ナタ・テュシャー(ソプラノ)、
アドリアンヌ・コムテ(ソプラノ)、エレーヌ・モラス(アルト)、
M・L・ド・モントモリン(アルト)、ヴェラ・ディアコフ(アルト)、
オレグ・ニザンコフスキ(テノール)、エリク・タピィ(テノール)、
ハンス・ヨネリ(テノール)、ハインツ・レーフス(バリトン)、
アンドレ・ヴァシャーリ(バリトン)、デリク・オルセン(バス)、
ヴィンタートゥーア交響楽団のメンバー、
フランク・マルタン(ピアノ)、
ヴィクトル・デザルツェンス(指揮)
12人の独奏者を要するなど独特の編成が特徴的なマルタン中期の代表作である
オラトリオ「魔法の酒」。マルタン自身がピアノを担当して録音に参加してい
る貴重な音源はスイスのレーベル「イェックリン(Jecklin)」ならでは。マ
ルタン自身が演奏者として加わり、作曲者の意図がしっかりと反映されたこの
演奏がやはりファーストチョイスだろう。1961年の録音。

JD 589-2 \2300
G・F・ヘンデル:9つのドイツ・アリア ――
快い茂みの中に/燃えたつばら/暗い穴の中から/はかなく悲しき未来も/
快い静けさ、安らぎの泉/魂よ、神をほめたたえて歌え/わが魂は見ながらに
して聴く/かわいい矢車草の花/たわむれる波のきらめきが
エリーザベト・シュパイザー(ソプラノ)、
ヤープ・シュレーダー(バロック・ヴァイオリン)、
ヨハン・ゾンライトナー(チェンバロ)、
カシ・ゴール(バロック・チェロ)
シューベルトの歌曲集(JD 630-2)でも美しい歌声を披露しているエリーザベ
ト・シュパイザーは、チューリッヒの音楽一家に生まれ、バロックからコンテ
ンポラリーまでを広くレパートリーとするソプラノ歌手。1984年の録音。

JD 579-2 \2300
F・ブゾーニ:
バッハのコラール《我いかに幸いならん》による即興曲/9つのオルガン・ワ
ルツによる幻想曲/モーツァルトのピアノ協奏曲K.459の終楽章による協奏的
小二重奏曲/対位法的幻想曲
イザベル&イェルク・ヴァンシュゲール(ピアノ)
イタリアの鬼才ブゾーニが書き上げた2台ピアノのための作品を網羅。中でも
「対位法的幻想曲」は、バッハの「フーガの技法」を題材とした長大な作品で
ある。1982年の録音。

JD 578-2 \2300
ヴィルトゥオーソ・クラリネット ――
F・A・ボワエルデュ:クラリネット・ソナタ変ホ長調
B・クルーセル:二重奏曲第2番ハ長調
E・カヴァリーニ:アダージョとタランテラ
F・ベーア&A・フェシィ:ベッリーニの《清教徒》による幻想曲
A・ポンキエルリ:ディヴェルティメント
G・ロッシーニ:幻想曲
ハンス・ルドルフ・シュタルダー(クラリネット)、
ハインツ・ホファー(クラリネット)、ズザナ・シロカイ(ピアノ)、
イェルク・フォン・ヴァンシュゲール(ピアノ)
シュタルダーは、名門チューリッヒ・トーンハレ管の主席クラリネット奏者を
約30年にわたって務めたスイスの名手。クルーセルなど現在でも重要なレパー
トリーとして親しまれている作品が並んでいる。1975年の録音。

JD 574-2 \2300
P・ヒンデミット:歌曲集《マリアの生涯》Op.27(第2稿)
グンドゥラ・ヤノヴィツ(ソプラノ)、
アーウィン・ゲイジ(ピアノ)
カラヤン、ベーム、クーベリックやヨッフム、ラインスドルフといった巨匠た
ちと共演を重ねた名ソプラノ、グンドラ・ヤノヴィツのヒンデミットという
ファン必携の珍しいレパートリーを収録。1982年の録音。

JD 573-2 \2300
L・シュポア:
ソナタ変ホ長調Op.113/変奏曲ヘ長調Op.36/ソナタ変ホ長調Op.114/幻想曲
ハ短調Op.35
ウルスラ・ホリガー(ハープ)、トーマス・フーリ(ヴァイオリン)
スイスの誇るオーボエの名匠ハインツ・ホリガーの妻であるハープ奏者ウルス
ラ・ホリガー。ハープとヴァイオリンのデュエットがシュポアの作品を優雅に
奏でてくれる。1982年の録音。

JD 543-2 \2300
M・レーガー:弦楽六重奏曲ヘ長調Op.118
カンマームジカー・チューリッヒ
43年という短い生涯の中で膨大な数の作品を遺したドイツの作曲家レーガー。
「弦楽六重奏曲」は、晩年の1910年にオベラウドルフとライプツィヒで作曲さ
れた作品。演奏時間は41分を要するという大作である。1977年の録音。

JD 587-2 \2300
コンラディン・クロイツァー(1780−1879):
ピアノ、クラリネットとファゴット《三重奏曲》KWV.5105/ソプラノ、クラリ
ネットとピアノのための《水車》KWV.9110-01/2本のクラリネットとヴィオラ
のための《三重奏曲》KWV.5206
ハンス・ルドルフ・シュタルダー(クラリネット)、
エルマー・シュミット(クラリネット)、
ヴァルター・スティフトナー(ファゴット)、
ドロシー・ジャップ(ヴィオラ)、
ロルフ・ユングハンス(ハンマーフリューゲル)、
エリーザベト・シュパイザー(ソプラノ)
クロイツァーはシュヴァーベン地方の有力者の息子として生まれ、ケルン市の
音楽監督を務めるなど指揮者としても才能を発揮した。1846年にはウィーン国
立歌劇場のニコライの後継者に名があがるが、直後の49年に没している。1984
年の録音。

JD 592-2 \2300
R・シュトラウス:
テニスンの詩によるピアノのためのメロドラマ《イノック・アーデン》Op.38
ゲルト・ヴェストファル(朗読)、ジョン・バトリック(ピアノ)
リヒャルト・シュトラウスの作品の中でもレア度の高い「イノック・アーデン」
は、朗読とピアノ伴奏という形のメロドラマ。バトリックのピアノが絶妙の雰
囲気を作り出している。1984年の録音。





<Extraplatte>
EX 157CD \2300
ユキ・モリモト(森本恭正):
弦楽のためのコード/ワンス・イン・アルカディアII/M14/インソムニア/
インダイレクト・コーズ/ラビット/ドローン・シェイズ/アット・オール
・ザ・バーズ・イン・タウン/M15/ダーク・プリント/リユニオン
アンサンブル9
ユキ・モリモト(森本恭正)は現在ウィーンを拠点としてヨーロッパで活躍中
の日本人作曲家。ユキ・モリモトは指揮者としての活動も活発に行っており、
2004年にはペルーやブラジル、ポーランド、タタルスタン(ロシア)で指揮を
振っている。





<nosag records>
nosag CD131 \2300
スヴァンホルム・シンガーズ-ジャパン・ライヴ ――
B・バルトーク:4つの古いハンガリー民謡
E・ラウタヴァーラ:歌うたい、わが妻に歌うセレナード
S・ラフマニノフ:さあ拝みましょう、乙女よ喜べ、詩篇6番
H・アルヴェーン:海辺の夜明け
H・ルンドヴィーク:おまえの両手の上にこうべを垂れた
スウェーデン民謡(エーベルハード編曲):このすばらしい夏に
V・トルミス:古代の海の歌
アメリカ民謡(アーブ編曲):シェナンドー
イギリス民謡(ビュールストレム編曲):スカボロー・フェア
広島民謡(福永陽一郎編曲):音戸の舟歌
宮城民謡(竹花秀昭編曲):斉太郎節
槇原敬之(エーゲルヒル&ラーション編曲):世界にひとつだけの花
ソフィア・セーデルベリ・エーベルハード(指揮)、
スヴァンホルム・シンガーズ、ケネト・ヨンソン(サクソフォーン)
スウェーデンのルンド市に本拠をおく室内男声合唱団スヴァンホルム・シンガ
ーズが2003年から2005年にかけて行った日本ツアーのライヴ録音集。
スウェーデン、そして北欧を代表するスヴァンホルム・シンガーズが北欧の作
品だけでなくイギリスや日本の作品を温かく素晴らしいハーモニーで聴かせて
くれる。
アンコールで歌われた「世界にひとつだけの花」では日本語の発音で大健闘!?
スヴァンホルム・シンガーズと熱気に満ちた聴衆との一体感が録音からひしひ
しと伝わってくる。





<Footprint>
FRCD 025 \2300
アンデシュ・ヒュルトクヴィスト(1955−):
時は木々の中を過ぎゆく-レクイエム/組曲《愛をください》
クリスティーナ・アドルフソン(朗読)、
クレース・ヤンソン (ヴォーカル) 
グナール・エリクソン(指揮)、
リルケ・アンサンブル、ムシカ・ヴィテ
「時は木々の中を過ぎゆく-レクイエム」は、ラテン語典礼文によるオリジナル
曲、スウェーデンの詩人でありシンガーソングライターのウレ・アドルフソン
の詩と歌と、スコットランド伝承曲、そしてフォリア旋律を加えて構成された
宗教作品。
スウェーデンの作曲家ヒュルトクヴィストは、スカンジナビアの人々と自然の
結びつきの大切さを音楽で表現することに成功したのである。





<Sterling>
CDA 1655-56-2 2枚組 \4600
J・ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15(録音:1963年9月25日)#,**
C・フランク:交響的変奏曲(録音:1978年8月29日)*
L・V・ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58(録音:1963年2月15日)+
R・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54(録音:1900年10月31日)§,**
ラーシュ・セレールグレン(ピアノ)、
シクステン・エールリンク(指揮)#、
スティグ・ウェステルベリ(指揮)*、
シクステン・エッケルベリ(指揮)+、
ジェイムズ・デプリースト(指揮)§、
スウェーデン放送交響楽団、ストックホルム・フィルハーモニック**
スウェーデンの演奏者たちにスポットを当てた「Artist」シリーズ。スウェー
デン鍵盤音楽界の重鎮であるラーシュ・セレールグレンは、1927年に生まれス
トックホルムとウィーンでピアノを学んだベテラン奏者。東京都交響楽団の常
任指揮者デプリーストがシューマンでタクトを振っている。

CDA 1657-2 \2300
リレ・ブルール・セーデルルンド(1912−1957):歌曲集《Kosteliga Ting》
トルステン・モスベルク(テノール)、
アンデルス・カールクヴィスト(ピアノ)
医師とテノール奏者という2つの顔を持つスウェーデンのアーティスト、トルス
テン・モスベルク。セーデルルンドは、主にストックホルムとダーラナ地方で
活躍した20世紀スウェーデンの作曲家である。

CDB 1700-1-2 2枚組 \4600
グラモフォン1899-19世紀のエコー ――
Wadman:Min lilla vra bland bergen/Trad:Ingen annan har jag kar、
Re'n i hafet/Dannstrom:Klara stjarna med ogon snalla/Floja:Till
Osterland vill jag fara/他
様々なアーティスト
スウェーデンのナショナル・アーカイヴスとのコラボレーションによる復刻盤。




<Bluebell>
ABCD 105 2枚組 \4600
スウェーデンの偉大な歌手たち-イェルディス・シンベリ録音集 ――
W・A・モーツァルト:あの人を愛そういつまでも、夜の女王のアリア
G・ロッシーニ:今の歌声は
G・ドニゼッティ:あたりは沈黙にとざされ、じゃまをするのは誰だ
G・プッチーニ:私の名はミミ、おお優しい娘、あなたの愛の呼ぶ声に
/他 全19曲
イェルディス・シンベリ(ソプラノ)、様々なアーティスト
20世紀前半に活躍したスウェーデンの名歌手たちの録音を復刻するシリーズ。
ソプラノのシンベリの録音は1937年から1959年にかけて収録されたもの。




<Intim>
IMCD 106 \2300
オーロフ・グルベリ(1931−):
即興曲/インディアンの夏/ランデヴー/奇想曲/3つのエピグラム/フランス
風小組曲/トリプティク/ピアノのための音楽/ソナチネ/ミログラム/アフォ
リズム/ロンドー/ワルツ・ヒポクリト/間奏曲/ピアノ・ソナタ
オーロフ・ホイエル(ピアノ)
オーロフ・グルベリは、1976年にイェテボリから文化賞を授与された経歴を持
つスウェーデンの作曲家。グルベリのピアノ作品は、フランス印象派を思わせ
ながら時折、新ウィーン楽派の音楽が顔を出すような作風を持っている。





<LM>
LM 200601 \2300
J・S・バッハ:幻想曲ハ短調BWV.906
C・P・E・バッハ:ソナタ ニ長調Wq.61-2
J・ハイドン:ソナタ嬰ハ短調
W・A・モーツァルト:きらきら星変奏曲
L・V・ベートーヴェン:変奏曲ニ長調
F・シューベルト:アレグレット ハ短調D.915
R・シューマン:子供の情景Op.15
ハンス・パルソン(ピアノ)
スウェーデンに生まれ、ドイツとデンマークでピアノを学んだハンス・パルソ
ン。バッハからロマン派の作品を特に得意としており、今回の収録作品はまさ
にパルソンにとっての重要レパートリー。





<Immortal>
IMM 950019(DVD-Video+2CDs) \3380
J・オッフェンバック:喜歌劇《ホフマン物語》(映画版)
トーマス・ビーチャム(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団、
サドラーズ・ウェールズ合唱団、他
1947年&1950年に収録、制作された映画版の「ホフマン物語」。
DVD-Videoは英語歌唱、CDはドイツ語歌唱となっている。
NTSC/収録時間:127分

IMM 960014(DVD-Video) \2580
エブリシング・ターンズ・イントゥ・ダンシング
R・シュトラウス:交響詩《ドン・ファン》
コレオグラフィック・ミニアチュール、サンクト・ペテルブルク・バレエ
バッハ、モーツァルト、ハチャトゥリアン、ロッシーニなど8人の作曲家の作品
によって構成された舞台作品と、ドン・ファンのカップリング。
NTSC/収録時間:77分





<Curnow Music>
CR 207-035-3 \2180
開拓者の精神 ――
J・カーナウ:開拓者の精神、ペガサス
J・ホゼイ:アクロス・ザ・カリタック・サウンド
P・I・チャイコフスキー(カーナウ編曲):子供のためのアルバムより
J・ブラームス(カーナウ編曲):大学祝典序曲/他
エドワード・パターソン(指揮)、ワシントン・ウィンズ、他

CR 207-036-3 \2180
初級バンド&中級バンド向け作品集 ――
J・カーナウ:
ア・デイ・イン・スペース、ダンス・エピソード、ペガサス、ブラヴォー!
V・アレン:セイリング
J・ホゼイ:パイパーズ・ラプソディ、ボサ・ノヴァ・ブリーズ
C・パストール:ラテン・ジャーニー/他 全26曲
エドワード・パターソン(指揮)、ワシントン・ウィンズ、他




<De Haske>
DHR 01-043-3 \2180
はじめてのコンサート ――
P・スパーク:ケンブリッジ・イントラーダ
A・サリヴァン(スパーク編曲):サリヴァン・バラード
P・シャールス:ファースト・コンサート
J・デ・ハーン:スクールズ・クール、クレツマニア
H・ホーゲスタイン:ハイランド・ゲーム/他 全20曲
様々なアーティスト

<Gimell>
GIMSE 403 \1350
イギリスのマドリガル集 ――
トマス・ウィールクス(1576−1623):聞け、天上の愛らしい天使たちよ
トマス・モーリー(1558−1602):聞け!アレルヤ、フィリスよ喜んで死のう
トマス・ヴォーター(fl.1600−1620):刺繍をする婦人
オーランド・ギボンズ(1583−1625):ああ、恋しい人
ジョン・ウィルビー(1574−1638):おいで、優しい夜よ
ジョン・ベネット(1570−1615):今や生命あるもの全て
ロバート・ラムジー(fl.c.1612−1644):眠れ、肉体の誕生
ジャイルズ・ファーナビー(c.1563−1640):車ひきはがっかりして
トマス・トムキンズ(1572−1656):ああ悲しいかな
ウィリアム・バード(1539/40−1623):アマリリスが草原で踊れば
オーランド・ギボンズ:白銀の白鳥
ボーナス・トラック
トマス・トムキンズ:
ダヴィデがアブサロムの殺されしを聞きしとき、ダヴィデの嘆き、
全能の神全知の泉、わざわいなるかな、心を強くしかつ勇め、
主に向かって新しき歌を歌え、おお神よ高慢なる者らが
ピーター・フィリップス(指揮)、
タリス・スコラーズ
今回ギメル(Gimell)から新たに登場するのは、なんとタリス・スコラーズの
デビュー録音となったイギリスのマドリガル集。
「Classic for Pleasure」レーベルよりLPで発売された「イギリスのマドリガ
ル集」は、本国イギリスのみで20万枚という驚異的な売り上げを記録するなど
タリス・スコラーズの名前を世界へと広める大きな役割を果たした録音なので
ある。しかしながらLPのみのリリースでCD化が行われず、完全にお蔵入りとな
ってしまっていたこの幻の音源が遂にギメルから登場することに!
録音された12曲のマドリガルは、いずれもピーター・フィリップスとタリス・
スコラーズが絶対の自信を持つ作品なだけに演奏はもちろん超一級。
現在まで脈々と続くタリス・スコラーズの歴史の原点がここにある。
1982年4月23日-25日、ディーン・パーク大ホール(サウザンプトン)での録音。
ボーナス・トラックのトムキンズは、1988年7月18日-20日、サール教会(ノー
フォーク)での録音。




<Pavane>
ADW 7505 \2250
アナトル・リアドフ(1855−1914):
前奏曲Op.11-1/前奏曲Op.31-2/前奏曲Op.57-1/前奏曲Op.40-3/
前奏曲Op.10-1/前奏曲Op.46-4/音楽の玉手箱Op.32/小さなワルツOp.26/
ワルツOp.9-1/ポーランド民謡による変奏曲Op.51/マリオネットOp.29/
バガテルOp.30/ノヴェレッテOp.20/グリンカのテーマによる変奏曲Op.35/
ビリュールキOp.2/4つの小品Op.46
菊地洋子(ピアノ)
リアドフの約75曲を数える全作品の中で、ピアノ作品はなんと全体の3分の2を
占めるというのは意外と知られていない事実。
ショパンや民族性の影響を受けたピアノ作品はいずれも煌びやかでリズム感に
あふれるなど、リアドフの才能と魅力を証明する重要な証しなのである。リア
ドフという作曲家の作品の素晴らしさを改めて伝えてくれるアルバムの登場!
桐朋音大卒業後にベルギーへと渡った菊地洋子は、ソロ活動だけでなくディナ
ン国際サクソフォン・コンクールの公式伴奏者やブリュッセル王立音楽院で日
本人唯一の講師として活躍する東京生まれの女流ピアニスト。ヨーロッパでの
生活で培われた抜群の選曲眼と豊かな音楽性を最大限に活かした演奏が高く評
価されている。ちなみに2007年5月17日にオペラシティ・リサイタルホールで
行われたコンサートで演奏されたリアドフの作品は、このアルバムに全て収録
されている。3ページの日本語解説付き。2005年6月の録音。

ADW 7514 \2250
オリエント急行 ――
G・モーア:オリエント急行
T・パウエル:蛇使い
G・B・ヘイ:Down Peacock Alley
H・パウルス:ジプシー・アトモスフィア
V・ユーマンス:I Want to be Happy
C・キュヴィリエ: Troublante Volupte
V・スタウブ:リ・オ・ティン
G・ヴィンクラー:日本の茶屋/他 全16曲
タイタニック・アンサンブル
バック・ミュージックにもピッタリなライト・ミュージック・アルバムは、東
洋の旋律を用いた作品やジプシー、ラグタイムなど様々。1996年5月より活動を
開始したフルート、クラリネット、ピアノ、弦楽器によるタイタニック・アン
サンブルが聴衆を熱狂の渦に巻き込んでいる。2001年7月22日、コロンビアのボ
ゴタでのライヴ録音。

ADW 7424 \2250
チェロのための作品集 ――
F・リスト:
忘れられたロマンス、悲しみのゴンドラ、エレジー第1番、同第2番、
尼僧院の僧房
A・ドヴォルザーク:森の静けさOp.68-5、ロンドOp.94
L・ヤナーチェク:おとぎ話
ルク・トーテン(チェロ)、ギル・マッソン(ピアノ)
フランツ・リストを中心に同時代に活躍したドヴォルザーク、ヤナーチェクの
作品を集めたチェロ・アルバム。ルク・トーテンは、フランダース放送響の主
席奏者やアリアーガ弦楽四重奏団のメンバーとして活躍するベルギーの名手。
1999年の録音。

ADW 7425 \2250
インプレッションズ-パンフルートによる名曲集 ――
C・ドビュッシー:
夢、シシリエンヌOp.78、小舟にて、月の光、夏の風の神、小さな黒ん坊
G・フォーレ:ゆりかご、夢のあとに、祈りつつ、パヴァーヌOp.50
E・サティ:ジムノペディ第1番、グノシエンヌ第4番
M・ラヴェル:
亡き王女のためのパヴァーヌ、カディッシュ、魔法の笛、
眠りの森の美女のパヴァーヌ、おやゆび小僧
C・サン=サーンス:白鳥
G・ビゼー:間奏曲
B・バルトーク:シク地方の3つの民謡
チプリアン・ド・ポルムベスク(1853−1983):バラード
フィリップ・ユセール(パンフルート)、
アン・リケブール(ハープ)、
イザベル・フォルステル=パウク(フルート)
東欧ルーマニアの民族楽器であるパンフルートの達人フィリップ・ユセールが
奏でるクラシック名曲集。哀愁を帯びたパンフルートの音色と、優雅なハープ
の音色がヒーリング効果抜群。大作曲家たちの傑作が姿を変えて心に響き渡る

ADW 7423 \2250
L・シュポア:
フルートとハープのためのソナタ変ロ長調Op.16/同変ニ長調Op.113/
同変ロ長調Op.114/同ハ短調
マクサンス・ラリュー(フルート)、スザンナ・ミルドニアン(ハープ)
パリ・オペラ座管の首席奏者を務め、現在はジュネーヴ音楽院で教鞭を執るな
ど名実ともにフランスを代表するフルート奏者として君臨するマクサンス・ラ
リューのドイツ・プログラム。ハープのミルドニアンとのデュオで来日の経験
もある。1998年の録音。

ADW 7422 \2250
フランソワ=ジョゼフ・フェティス(1784−1871):
オルガンのためのミサ曲(世界初録音)
ジャン・フィリップ・ナヴァール(オルガン)、スコラ・ヴァロランシス
19世紀最大の音楽理論家として名を馳せたベルギーの音楽家フェティス。合唱
を伴うオルガンのためのミサ曲は世界初録音となった音源。
1997年12月&1998年11月の録音。

ADW 7426 \2250
L・ベールマン:ゴシック組曲Op.25
L・ヴィエルヌ:アダージョOp.28-4、子守歌Op.31-19
T・デュボワ:トッカータ
G・ピエルネ:3つの小品Op.29
E・ギゴー:トッカータ
L・J・A・ルフェーブル=ウェリ:
退祭曲変ロ長調、同変ホ長調、挙上、聖体奉挙
ジャン=ピエール・レコウディ(オルガン)
フランスのサン=ブリュー生まれのオルガン奏者レコウディがラグラースで、
プジェ社製のオルガンを使用して収録が行った作品集。1998年10月の録音。





<Globe>
GLO 5224 \2250
カルロ・ジェズアルド(1566−1613):マドリガーレ集第4巻(1596)
カシオペア・クィンテット、ルイサ・タヴァレス(メゾソプラノ)、
マルコ・ファン・デ・クルンデルト(テノール)
次々と時代を先取りした作品を生み出すなど作曲家としての地位と名声を確立
したジェズアルド。その一方でイタリアの貴族でありながら殺人事件を引き起
こすなど、暗き一面を背負い生きた人物としても知られている。
代表作である「マドリガーレ集」にはジェズアルドの揺れ動く感情がストレー
トに表現されており、数あるマドリガーレの中でも突出した魅力と評価を持っ
ている。
カシオペア・クィンテットは、ハーグ王立音楽院で学んだ5人の若き歌手たち
によって1999年に結成されたヴォーカル・アンサンブル。ジェズアルド、モン
テヴェルディやバードなどの大作曲家の作品はもちろんのこと、知られざる作
曲家たちの発掘にも力を注いでいる。小編成ならではのハーモニーと一体感は
素晴らしい。そしてその実力は、同じくジェズアルドのマドリガーレ集の録音
を進めているラ・ヴェネクシアーナにも匹敵するほど。

GLO 5220 \2250
ヴィンテージ・ブリスク ――
ロン・フォード(1959−):セクエンティア
バート・ヴィスマン(1962−):歌
テオ・アバツィス(1967−):ジョニー・バイ
ロデリック・デ・マン(1941−):Gotta Minute?
グース・ヤンセン(1951−):ポゴ1、ラホー
ダーン・マネケ(1939−):パンの笛、パンの賛歌
フーバ・デ・グラーフ(1959−):ブリスク・フロッグ・プロジェクト
カリオペ・ツパキ(1963−):2000&1、エスタンピダ
ミシェル・メンシング(1975−):
ハッピー・“バーズ”・デイ、オー・アイム・ソーリー
ヴィレム・ワンデル・ファン・ニーウカーク(1955−):
四重奏曲パート3、キャッチ
アムステルダム・ブリスク・リコーダー四重奏団、向井山朋子(ピアノ)、
エギディウス・クヮルテット
リコーダーのヴィルトゥオーソとして活躍中の女流奏者サスキア・コーエン擁
するアムステルダム・ブリスク・リコーダー四重奏団による近現代作品集。20
世紀の作曲家たちが書き上げた作品を、次々と繰り出される超絶技巧でいとも
簡単に演奏しているように聴かせてくれるなど衝撃度大。エギディウス・クヮ
ルテットとの共演となったダーン・マネケの作品でのコンビネーションにも注
目。

GLO 5219 \2250
アントン・ライヒャ(1770−1836):
モーツァルトの「もし踊りをなさりたければ」による18の変奏と幻想曲Op.51/
大三重奏曲
アンサンブル・シェーンブルン
アンサンブル・シェーンブルンは、オランダの鬼才フェルトホーフェンが率い
るオランダ・バッハ協会で主席フルート奏者をつとめるマーテン・ルートを中
心としたピリオド楽器による三重奏団。
管楽器のために数多くの作品を書いたライヒャの作品が、作曲当時に限りなく
近い形で蘇る。




<Etcetera>
KTC 1328 2枚組 \4500
ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843−1900):受難曲Op.93
イヴァン・グーセンス(テノール)、
ヤン・ファン・デル・クラベン(バリトン)、
フリーチャー・アントーニ(ソプラノ)、
リーヴェ・メールテンス(アルト)、
ヤン・ファン・エルサッカー(テノール)、
ディルク・スネリングス(バス)、
ヨリス・フェルダン(ハーモニウム&オルガン)、
フローリアン・ヘイエリック(指揮)、
エクス・テンポレ管弦楽団&合唱団
再評価の気運が高まるドイツ・ロマン派の作曲家ヘルツォーゲンベルク。ブラ
ームスの弟子でもあり親友でもあったピアノ奏者エリーザベトと結婚したこと
が、ヘルツォーゲンベルクとブラームスの交流を深めるきっかけとなったこと
は有名なエピソード。今回リリースとなる「受難曲」を含めたヘルツォーゲン
ベルクの晩年の教会音楽には、バッハやシュッツといった時代の作風の影響が
如実に表れている。
ベルギー出身のバロック音楽のスペシャリスト、フロリアン・ヘイリックによ
って1989年に結成されたエクス・テンポレは、1600年代から1900年代までの様
々な作品をプログラムとして取り上げている管弦楽団&合唱団。既にリリース
されているテレマン、ミヒャエル・ハイドン、スカルラッティ・ファミリーの
録音はいずれも注目を浴びている。

KTC 1347 \2250
ペーテル=ヤン・ワーヘマンス(1952−):交響曲第7番/都市と天使
ハンス・レーンダース(指揮)、ミヒャ・ハメル(指揮)、
オランダ放送フィルハーモニック
ワーヘマンスは、2005年に「調性音楽から12音技法まで」という著作を発表し
たオランダの現代作曲家。55分という演奏時間を要する交響曲第7番。
第1楽章に登場するグロッケンの音形はベートーヴェンの交響曲第9番をベース
にしているという。オランダの現代作品を演奏するのはコンセルトへボウと比
肩する勢いを見せるオランダ放送フィル。世界有数の機動力の高さは特筆もの。

KTC 5500(SACD-Hybrid) 2枚組 \5700
R・ワーグナー:楽劇《ラインの黄金》
アルベルト・ドーメン(バス)、ヘールト・スミッツ(バス)、
マルティン・ホムリヒ(テノール)、クリス・メリット(テノール)、
ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)、
オランダ・フィルハーモニック管弦楽団、他
ネザーランド・オペラで上演されたヘンヒェン&オランダ・フィルによる「ニ
ーベルングの指輪」。ライヴ録音の熱気と臨場感がスピーカー越しにビシビシ
と伝わってくる。2005年9月のライヴ録音。

KTC 5503(SACD-Hybrid) 4枚組 \8550
R・ワーグナー:楽劇《神々の黄昏》
スティウ・フォウ・アナセン(テノール)、ロベルト・ボルク(バリトン)、
ギュンター・フォン・カンネン(バス)、クルト・リドル(バス)、
ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)、
オランダ・フィルハーモニック管弦楽団、他
ヘンヒェン&オランダ・フィルによる「ニーベルングの指輪」もこれで完結。
ディジパックによる重厚なパッケージも演奏と比例した見事な出来となってい
る。2005年2月&9月のライヴ録音。




<Ameson>
ASCP 0508 \2250
E・ショーソン:弦楽四重奏曲ハ短調Op.35
マルク・ゲティエ(1931−):弦楽四重奏曲イ長調
ギョーム・プレス(ヴァイオリン)、シリル・ガラク(ヴァイオリン)、
マルク・デスモンス(ヴィオラ)、ジェローム・パンジェ(チェロ)
ボルドー歌劇場やストラスブール歌劇場などフランスの名門で活躍を続けてき
たプレス、1999年よりフランス放送フィルに所属するパンジェなど第一線で活
躍するフランスの弦楽器奏者たちによるフレンチ・プログラム。フランスの現
代作曲家ゲティエの作品からは、どこかショーソンに通ずる作風を感じさせて
くれる。





<Hortus>
HORTUS 045 \2250
アンドレアス・バッハ写本-
D・ブクステフーデ:シャコンヌ
J・S・バッハ:
幻想曲ハ短調BWV.1121、ファンタジアと模倣曲ロ短調BWV.563、
トッカータ ハ短調BWV.911
J・C・F・フィッシャー:前奏曲とシャコンヌ*
C・リッター:組曲嬰へ短調*
C・F・ポラローロ:奇想曲
M・マレ:組曲《アルシード》より
J・A・ラインケ:バレエ(10の変奏)*
ベンジャミン・アラール(オルガン&チェンバロ*)
オルガンと合唱をレパートリーの中心としているフランスのレーベル、オルトゥ
ス(Hortus)より2枚の鍵盤作品集がリリース!オルガンとチェンバロを見事な
までに弾きこなすベンジャミン・アラールは、1985年生まれのフランスが生ん
だ逸材。7歳からピアノをスタートさせ、チェンバロはなんと5年前から学び始
めたというアラールの演奏はフランスのメディアから大きな支持を受けている。
その有り余る才能を日本で実感する機会が訪れるかもしれない。

HORTUS 048 \2250
マルキーズとマルセイエーズ
エレーヌ・ド・モンジュルー(1764−1836):
練習曲第62番変ホ長調/同第66番ホ短調/同第111番ト短調/同第99番ハ短調/
フーガ第3番ト短調/練習曲第107番ニ短調/幻想曲ト短調/
練習曲第114番へ短調/同第101番嬰ハ長調/同第106番ロ長調/
同第104番変ト短調/ピアノ・ソナタ嬰へ短調(全曲世界初録音)
ブルーノ・ロビリアール(ピアノ)
オルトゥス初のピアノ・アルバム。革命前後のフランスにおける最大のヴィル
トゥオーソ・ピアニストでもあったモンジュルーは、1795年に国立高等音楽院
で初の女性教授に就任。当時のフランスで大いに活用された練習法を確立する
など教育者としても大きな功績を残している。またモンジュルーについては、
フランス公安委員会の前でマルセイエーズの即興演奏を行ったことによりその
命を救われたという逸話も存在している。全曲世界初録音。




<Phaedra>
DDD 92012 \2250
In Flanders' Fields Vol.12
フルートとハープ、弦楽三重奏のための作品集 ――
ダニエル=レスール:中世の組曲
J・ヨンゲン:5声のコンセール
W・ウェステルリンク:ランドスケープIV
W・ペレマンス:ハープ五重奏曲
アルペア・アンサンブル
ロイヤル・フランダース・フィルの首席フルート奏者アルド・バエルテンを中
心としたベルギーのアーティストによる五重奏団「アルペア・アンサンブル」。
これぞ19世紀のベルギー音楽と頷かされるヨンゲンの「5声のコンセール」だけ
でなく、中世ルネサンスと近現代を融合させたレスールの「中世の組曲」も興
味深い作品。1996年の録音。

DDD 92011 \2250
In Flanders' Fields Vol.11
ヘルマン・ミュールマンス(1893−1965):ピアノのための5つの小品
アルトゥール・ミュールマンス(1884−1966):
弦楽四重奏曲第2番、同第3番、ピアノ五重奏曲
アリアーガ弦楽四重奏団、スティーヴン&スティン・コラクニー(ピアノ)
20世紀ベルギーを代表する作曲家の1人として知られるアルトゥール・ミュール
マンスと、その弟ヘルマン・ミュールマンスの室内楽作品を収録したタイトル。
兄アルトゥールの作品も流石と思わせる出来栄えであり、弟へルマンのピアノ
作品はまさしくベルギーの抒情と言うに相応しい傑作。ミュールマンス兄弟の
芸術が詰まった素敵なアルバムである。1996年の録音。

DDD 92001 \2250
In Flanders' Fields Vol.1
イェフ・ファン・ホーフ(1886−1959):
小弦楽四重奏曲ハ長調、弦楽四重奏のための《Nietigheden》
ペトル・ベノア(1834−1901):弦楽四重奏曲ト長調Op.10、私の母国語
ガジーニ弦楽四重奏団、
レイチェル・アン・モーガン(ハープ&メゾソプラノ)
51タイトルを数えるまでになった「In Flanders' Fields」シリーズの記念すべ
きリリース第1弾となったフランダースのロマン派弦楽四重奏曲集。フランダー
ス国民楽派の始祖ベノアとその流れを組むホーフの作品が聴ける。
1992年の録音。

DDD 292 007 \2250
R・シューマン:
クライスレリアーナOp.16/ショパンの夜想曲による変奏曲(ヨアヒム・ドラハ
イム補完)/3つの幻想的小品Op.111/暁の歌Op.133
ヨゼフ・デ・ベーンハウワー(ピアノ)
ロベルト&クララ・シューマン夫妻の世界的研究家であり、ベテラン・ピアニス
トとしても有名なベルギーの音楽家ベーンハウアーによるシューマン・アルバ
ム。使用ピアノは1924年にアメリカで製作されたスタインウェイ。
1993年の録音。

DDD 292 004 \2250
北国の歌
エミール・シェーグレン(1853−1918):
響け響けわたしのタンブラン、わたしの長い髪の陰で、君は問いたげな眼差し
でわたしを、おそらく一年私は、どうやって救おうか
J・シベリウス:
葦よそよげOp.36-4、逢い引きから帰ってきた娘Op.37-5、黒いばらOp.36-1、
夢だったのかOp.37-4、ユバルOp.35-1
ユルヨ・キルピネン(1892−1959):歌曲集《愛の歌》Op.60
E・グリーグ:
ある夢Op.48-6、白鳥Op.25-2、春Op.33-2、はじめての桜草Op.25-4、
君を愛すOp.5-3
トイヴォ・クーラ(1883−1918):
羊飼いたちOp.29a-3、月夜の舟旅Op.31a-1、エピローグOp.6-2
テューレ・ラングストレム(1884−1947):
新月の下の娘、夜への祈り、戦の女神
ヒレヴィ・マッティンペルト(ソプラノ)、
マッティ・ヒルヴォネン(ピアノ) 
ベルギーのレーベルからリリースされた北欧のアーティストによる北欧の歌曲
集。シベリウス、グリーグといった大作曲家だけでない広いレパートリーに感
心させられる。もちろん演奏も一級品。1993年の録音。




<Cybele>
SACD 260.801(SACD-Hybrid) \2850
オランダの新しいギター作品集 ――
ジョー・シュポルク(1953−):サンドマン
フランク・クリンス(1960):ラーム#2
フローリアン・マグヌス・マイヤー(1973−):
クリスタル・ヴァーミン、トッカータ
パウル・グードマン(1955−):コール
L・ベリオ:セクエンツァXI(ボーナス・トラック)
ディアンジェロ・シシリア(ギター)
オランダ領アンティル諸島出身の新世代を代表するギタリスト、ディアンジェ
ロ・シシリア。14歳でオランダ本国に移住したのち、ロッテルダム音楽院とハ
ーグ音楽院でギターを専攻。ボストンのニュー・イングランド音楽院に留学す
るなどギターへの情熱は高まるばかり。現代オランダのギター作品の発掘、故
郷であるアンティル諸島の新しい国歌をギター用へアレンジを行うという重要
な役割を果たすなど更なる飛躍が期待されているアーティストである。(ベリ
オ以外は世界初録音)

SACD 060.303(SACD-Hybrid) \2850
ヴィレム・タンケ(1959−):レントへの瞑想
ヴィレム・タンケ(オルガン)
ヴィレム・タンケは、ガーナやカメルーンでも演奏活動を行っているオランダ
のオルガニスト。ウィリブロルドゥス教会のオルガンによる録音。世界初録音。

Cybele 360.601 \2250
イェンス・ヨネライト(1968−):
il canto l'interno...nell'intimo/弦楽四重奏曲第6番/ピアノ三重奏曲第3番
/似顔絵/io sol uno 2
アンサンブル・ゲルバークラング
アンサンブル・ゲルバークラングは、バス・フルートやバス・クラリネット、
弦楽器から打楽器といった異色の編成で多くのコンクールを勝ち取ってきたド
イツのアンサンブル。全曲世界初録音。

Cybele 360.501 \2250
クラウス・シェドル(1966−):走る男
カール・クリスティアン・ベッテンドルフ(1973−):夜想曲とアリア
アルマンド・ゲンティルッチ(1939−1989):I alto, le stelle
ハンス=ユルゲン・フォン・ボッセ(1953−):Befragung
マーク=アンソニー・ターネジ:オン・オル・フォース
クリスティアン・ギュンター(指揮)、ピアノ・ポッシブル
3人のドイツの作曲家+イタリア+イギリスという組み合わせで構成されたコン
テンポラリー・アルバム。ターネジだけでなくどの作品もユニークな特色を打
ち出している。




<BNL>
BNL 112941(CD+dts) \4450
A・ヴィヴァルディ:
2つのホルンのための協奏曲ヘ長調RV.538/同協奏曲ヘ長調RV.539/
シンフォニア ヘ長調RV.135/ファゴット協奏曲変ロ長調《夜》RV.501/
チェロとファゴットのための協奏曲ホ短調RV.409/
ファゴット協奏曲ホ短調RV.484
ピエール=イヴ・マドゥフ(ナチュラル・ホルン)、
シリル・グレノー(ナチュラル・ホルン)、
ジョルジオ・マンドレシ(バロック・バスーン)、
テレサ・カミンスカ(バロック・チェロ)、
マレク・トポロフスキ(指揮)、コンチェルト・ポラッコ
クイケンやヘレヴェッヘとも舞台を共にしているフランスのホルニスト、マドゥ
フ&グレノーの2人が演奏するナチュラル・ホルンでのヴィヴァルディは圧倒
的!ピリオド楽器によるポーランドのアンサンブル「コンチェルト・ポラッコ」
がしっかりとした土台を築き上げておりソリストの演奏がさらに際立っている。
2004年12月の録音。
このCDはノーマルCD+同内容の5チャンネルdts盤がセットになっております。
(dts盤は専用の再生機器でないと再生することができません。スーパーオー
ディオCDプレイヤーやDVDプレイヤーとは異なります。ご注意下さい。)




<Syrius>
SYR 141406(CD+dts) \4450
トッカータ集 ――
J・S・バッハ:トッカータとフーガ ニ短調(デュベ編曲)
H・パーセル:トッカータ
D・スカルラッティ:トッカータK141,L422
B・パスクィーニ:トッカータ
H・G・ネーゲリ:トッカータ第1番
C・ツェルニー:トッカータ
C・ヴィック:トッカッティーナOp.6
R・シューマン:トッカータOp.7
M・バラキレフ:トッカータ
C・シャミナード:トッカータOp.39
J・マスネ:トッカータ
C・サン=サーンス:トッカータOp.111
C・ドビュッシー:トッカータ
A・ハチャトゥリアン:トッカータ
G・ホルスト:トッカータ
F・プーランク:トッカータ
M・ラヴェル:トッカータ
S・プロコフィエフ:トッカータOp.11
ジャン・デュベ(ピアノ)
バッハ、シューマン、ハチャトゥリアン、プロコフィエフ
古今東西全19曲のトッカータが次々と繰り広げられる!24歳ながら堂々とした
風貌と演奏を兼ね備えたジャン・デュベはフランス期待のピアニスト。ちなみ
に収録されているバッハは、デュベ自身の編曲によるもの。
このCDはノーマルCD+同内容の5チャンネルdts盤がセットになっております。
(dts盤は専用の再生機器でないと再生することができません。
スーパーオーディオCDプレイヤーやDVDプレイヤーとは異なります。ご注意下さ
い。)

SYR 141411(CD+dts) \4450
A・ヴィヴァルディ:協奏曲ニ短調
C・フランク:コラール第3番
M・E・ボッシ:スケルツォ ト短調
L・ヴィエルヌ:ウェストミンスターの鐘
P・ヒンデミット:ソナタ第2番
R・ムッチ:前奏曲、主題、変奏とフーガ
L・ルフェヴュール=ヴェリ:演奏会用ボレロOp.166
ロベルト・ムッチ(オルガン)
このCDはノーマルCD+同内容の5チャンネルdts盤がセットになっております。
(dts盤は専用の再生機器でないと再生することができません。
スーパーオーディオCDプレイヤーやDVDプレイヤーとは異なります。ご注意下
さい。)





<Cobra Records>
COBRA 0018 \2250
クラス・トルステンソン(1951−):歌曲集《大きな郷愁》
シャルロット・リーダイク(ソプラノ)、エレン・コルヴァー(ピアノ)、
ペーター・ブラント(ヴァイオリン)、
ラリッサ・グレーネフェルト(チェロ)
クローデル、カーロ、ルクセンブルクなど悲劇的な最期を遂げた5人の女性たち
を描いた歌曲集。





<Tactus>
TC 781603 \2080
マンドリンとギターのための作品集 ――
フェルディナンド・カルッリ(1770−1841):2つの二重奏曲
フィリッポ・グラニャーニ(1768−1820):2つの二重奏曲
N・パガニーニ:ロヴェーネのためのソナタ、セレナータ、メヌエット
バルトロメオ・ボルトラッツィ(1773−1820?):
主題と変奏、「うつろな心」による序奏と変奏曲
セルジオ・ジジョッティ(マンドリン)、
ファビアーノ・メルランテ(ギター)
マンドリンとギターのために1800年代前半に作曲されたイタリアの作品集。
1996年よりデュオ活動を開始したマンドリンのジジョッティとギターのメルラ
ンテは、マンドリンとギターのために書かれたオリジナル作品を得意としてお
りこれまでに数々のコンクールを勝ち取っている。また使用楽器へのこだわり
も非常に強く、マンドリンはナポリ型、ジェノヴァ形、ブレッシャ型の3種類。
ギターは、それぞれ1800年代前半に製作された貴重な楽器を用いている。2人
の卓越した技巧が地中海の風と香りを吹き込んでくれる素敵なアルバムである。

TC 821601 \2080
アルフレード・ピアッティ(1822−1901):
無伴奏チェロのための奇想曲Op.22、同Op.25
L・ダラピッコラ:無伴奏チェロのためのシャコンヌ、間奏曲とアダージョ
アンドレア・ノフェリーニ
演奏に高度な技術を要することから、チェロ奏者にとっての大きな関門として
知られるピアッティの「奇想曲集」。1867年からアルフレード・ピアッティが
愛用していた1720年製ストラディヴァリに「ピアッティ」という名前が付けら
れるなど、自身が当時のイタリアにおける最大のチェリストであったことは非
常に有名。チェリストのアンドレア・ノフェリーニは、1991年よりローマ歌劇
場の第1ソロ・チェロ奏者として活躍するイタリアを代表する名手の1人。やは
りイタリアの難曲にはイタリアの名手の演奏がよく似合う。

TC 661602 \2080
ジャコモ・アントニオ・ペルティ(1661−1756):
ミサ曲/主は言われた/マニフィカト
シルヴィア・ヴァエンテ(ソプラノ)、パメラ・ルチアリーニ(ソプラノ)、
グローリア・バンディテリ(アルト)、
ヴィンチェンツォ・ディ・ドナト(テノール)、
ガストーネ・サルティ(バス)、
パオロ・ファルディ(指揮)、
ボローニャ・バロック管弦楽団、コロール・テンポリス合唱団
ジャコモ・アントニオ・ペルティは、60年という長きにわたってボローニャの
聖ペトロニオ大聖堂で楽長を務めトレッリやマルティーニといった次代の巨匠
を育て上げたイタリアの作曲家。自らが楽長を務めた聖ペトロニオ大聖堂のた
めに作曲を行った「ミサ曲」は、熟達した作曲技法が発揮された壮麗な傑作で
ある。

TC 810201 \2080
アントニオ・ブゾッラ(1815−1871):
ピアノ・ソナタ変ホ長調Op.1/同第2番ト長調/行進曲風にハ長調/
夜想曲へ短調/2つのワルツ
アルド・フィオレンティン(ピアノ)
ドニゼッティとメルカダンテに師事した経歴を持ち、ベネデット・マルチェッ
ロ・コンサート協会の設立に尽力したブゾッラ。聖マルコ大聖堂の楽長やイタ
リア・オペラの指揮者としてだけでなく、ヴェルディから「ロッシーニのため
のミサ曲」への作品提供を要請されるなど19世紀イタリアの主要作曲家に相応
しい功績を残している。

TC 500004 \2080
アルヴィーゼ・コルナーロ時代のパドヴァの音楽 ――
アントニオ・ストリンガリ(15世紀-16世紀):
Poi ch'io son in libertate、Son piu matti in questo mondo
H・イザーク:ラ・モッラ
ピエトロ・パオロ・ボローノ(16世紀):
Pavana Monta su che son de vella Saltarello della preditta
ニコロ・ピファロ(ca.1490−1562):Per amor fata solinga
アドリアン・ヴィラールト(ca.1490−1562):
Occhio non fu giamai che lachrimasse
エウスタシオ・ロマノ(15世紀-16世紀):
Pace non trovo et non ho da far guerra
ニコロ・ブロコ(15世紀-16世紀):O tiente a l'ora/他 全16曲
コンソート・ヴェネト
建築や農地開発に取り組んだアルヴィーゼ・コルナーロ(1484−1566)と同時
期に生まれた15世紀-16世紀パドヴァの作品集。ヴォーカルと4人の伴奏で構成
されるアンサンブル「コンソート・ヴェネト」は、特に歌い手であるラウラ・
ファブリスの歌声が印象的。

TC 690002 \2080
18世紀ナポリの宗教音楽 ――
L・レオ:めでたし元后、ミゼレーレ
G・B・ペルゴレージ:めでたし元后
ニコロ・ヨンメッリ(1714−1774):ミゼレーレ ト短調
申丹(ソプラノ)、
ルイジ・マルツォラ(指揮)、
グルッポ・ヴォカーレ・カンテムス、アンサンブル・アリオーネ
上海音楽学院からイタリアへと渡ったソプラノ奏者、申丹(シェン・ダン)が
歌うナポリの宗教音楽の数々。レオ、ペルゴレージ、ヨンメッリなどナポリ楽
派の重要作曲家たちの作品を見事に歌い上げている。

TC 711604 \2080
G・B・ペルゴレージ:歌劇《奥様女中》
フェデリコ・ザネッロ(ソプラノ)、ミケーレ・ゴヴィ(バリトン)、
マルコ・ダラーラ(指揮)、アンサンブル・レジーア・アカデミア
タクトゥスがリリースを進めるペルゴレージの声楽作品の第4弾は、音楽史に残
る大作となった「奥様女中」!オペラ・セリア「誇り高き囚人」の幕間劇とし
て作曲されながらもペルゴレージを代表する作品にまで上り詰めた「奥様女中」
を演奏するのはご当地イタリアのアンサンブル。2003年に指揮者のマルコ・ダ
ラーラを中心として結成されたアンサンブル・レジーア・アカデミアは、室内
楽から18世紀オペラまでに対応するイタリアの若きアンサンブルである。

TC 540201 \2080
ロドヴィーコ・バルビ(1545−1604):晩課詩編曲集第1巻(世界初録音)
ステファーノ・ロレンツェッティ(オルガン)、
アルベルト・ファブリツィオ・ダ・ロス(指揮)、
スコラ・カントルム・ディ・サンタ・ジュスティーナ、
ダフネ・アンサンブル
バルビは、パドヴァのアントニアーナ礼拝堂の楽長を6年間務めるなど大きな貢
献を果たし、修道会名誉楽長の称号を授与された16世紀イタリアの作曲家であ
り、修道士である。オルガンと合唱が交錯する「晩課詩編曲集」はバルビの高
度な対位法を証明する重要な作品。

TC 550006 \2080
ノヴァレーザのオルガン ――
ベルナルド・パスクィーニ(1637−1710):ベルガマスカ
ミケランジェロ・ロッシ(1601−1656):
7度のトッカータ、7度のクーラント、パルテイータ・ソプラ・ラ・ロマネスカ、
トッカータ第14番
ジローラモ・カヴァッツォーニ(1506−1577):
リチェルカーレ第2番、カンツォン
ヨハン・カスパール・ケルル(1627−1693):
奇想曲、カンツォーナ第4番、バッタリア
ジョヴァンニ・デ・マック(1550−1614):
フランス風カンツォン、半音階的、奇想曲、
コンソナンツェ・ストラヴァガンツィ、カンツォーナ・アラ・フランチェーゼ
G・フレスコバルディ:半音階的トッカータ、トッカータ第6番、ベルガマスカ
マーカス・ウッツ(オルガン)
デトモルト音楽大学で宗教音楽とオルガン奏法を学び、現在は合唱指揮者とし
ても活躍するドイツの音楽家ウッツの演奏によるイタリアのオルガン作品集。
録音が行われたノヴァレーザは、イタリア北西部の都市トリノに位置する街で
ある。

<Tactus>
TC 642702 \2080
ジョヴァンニ・バッティスタ・バッサーニ(ca.1650−1716):
シレーヌたちのハーモニー ――
つれない女との別離に/ラウラという名の美しい女性に恋する心に寄せる喜ば
しい希望/アドニスの亡骸に涙するヴィーナス/ソナタ ニ長調/アルミーダ
の涙/愛しいひととの別離/貧しさに絶望している恋人
彌勒忠史(カウンターテナー)、シルヴィア・ランバルディ(チェンバロ)、
ヴァレリア・モンタナーリ(チェンバロ)
イタリアのパドヴァで生まれたバッサーニは、アレッサンドロII世の宮廷楽長、
アカデミア・デラ・モルテの楽長を歴任。1687年にはフェッラーラ大聖堂の楽
長へと就任し、その功績から「フェッラーラのバッサーニ」と呼ばれるなど
17世紀のイタリア音楽に多大な影響を残した音楽家である。
ここで歌われているソプラノのための6曲のカンタータには愛を主題とした詩が
用いられており、哀愁を帯びた美しき旋律が心に直接響いてくる。
ちなみにアルバムのタイトルにもなっている「シレーヌのハーモニー」とは、
1680年に出版されたバッサーニの声楽曲第2集に付けられたタイトルのこと。
またブックレットには彌勒忠史自身の翻訳による3ページの日本語解説が封入
されており、バッサーニのカンタータについての詳細が日本語で読めるのも嬉
しい。
イタリアを拠点として世界規模での活躍を続けるカウンターテナー、彌勒忠史。
豊かな表情と透明感にあふれる彌勒忠史の歌声は、聴き手に深い感動と新たな
発見を与えてくれる。ここ日本でもソロ・リサイタルや自ら企画を手懸けた公
演を開催するなど、その勢いは増すばかり!
世界規格のカウンターテナーが歌うバッサーニの美しきハーモニー。それは魂
を揺さぶる至高の音楽である。




<Hyperion>
CDA 67562 \2080
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860−1941):
ピアノ・ソナタ変ホ短調Op.21/創作主題による変奏曲とフーガ イ短調Op.11
/創作主題による変奏曲とフーガ 変ホ短調Op.23
ジョナサン・プロウライト(ピアノ)
来たる2010年が生誕150年となるポーランドの巨星パデレフスキ。ここではピ
アニスト、コンポーザー=ピアニストとしてのパデレフスキではなく、純粋に
「作曲家」としてのパデレフスキの姿にスポットライトを当てている。プログ
ラムの中心となる壮大なスケールで1903年に作曲された「ピアノ・ソナタ」は、
演奏者に高度な技巧と音楽性が要求されるパデレフスキの最高傑作である。
パデレフスキのピアノ作品を弾くのは、ポーランドの音楽に並々ならぬ情熱を
注ぎ込むイギリスの実力者ジョナサン・プロウライト。ハイペリオンからは既
にストヨフスキのアルバムを2枚リリースするなど、ロマン派時代のポーランド
で生まれたピアノ作品に対する世界有数の理解者として大きな支持を集めてい
る。

CDA 67640 \2080
ヤコブ・ルニャール(c.1540−1599):
Quod mitis sapiens nulli virtute secundus
ミサ曲《Super Oeniades Nymphae》/Exsultent iusti/わが魂よ、何ゆえに
悲しみたるか?/Stetit Jesus/けがれなく、罪なく/ヤコブは嘆きぬ/東
方の三博士の見た星/Ut vigilum densa silvam cingente corona
チンクエチェント
ヤコブ・ルニャールはハプスブルク家に仕え16世紀のプラハで活躍したフラン
ドル楽派の音楽家。教会音楽の作曲家としても際立った作品と功績を残したこ
とも知られている。
「マクシミリアンII世時代の宮廷音楽」(CDA 67579)で鮮烈なデビューを飾っ
た「チンクエチェント」は、2004年10月に結成された新進気鋭の男声ヴォーカ
ル・アンサンブル。チンクエチェントがルネサンス音楽の分野において重要な
地位を確保するのは時間の問題だろう。




<Helios>
CDH 55279 \1280
A・ヴィヴァルディ:オペラ・アリアとシンフォニア ――
歌劇《グリセルダ》より/歌劇《ティト・マンリオ》より/歌劇《離宮のオッ
トーネ》/歌劇《アデライーデ》より/歌劇《バジャゼ》より/歌劇《ダリウ
スの戴冠》より/歌劇《ウティカのカトーネ》より
エマ・カークビー(ソプラノ)、
ロイ・グッドマン(指揮)、ブランデンブルク・コンサート
イタリアの巨匠が遺した膨大なオペラの中から選りすぐられた醍醐味を味わえ
る!CDA 66745からの移行再発売。

CDH 55299 \1280
E・グリーグ:弦楽四重奏曲第1番ト短調Op.27/弦楽四重奏曲第2番へ長調
チリンギリアン弦楽四重奏団
イギリスの古豪が絶妙の演奏で北欧の香りを届けてくれる――。
CDA 67117からの移行再発売。





<Chaconne>
CHAN 0743 \2080
燃えたつ薔薇 ――
G・F・ヘンデル:
9つのドイツ・アリアHWV.202-210/トリオ・ソナタ ヘ長調Op.2-4/
同ロ短調Op.2-1
ジュリアンヌ・ベアード(ソプラノ)、テンペスタ・ディ・マーレ
ドイツ国籍のヘンデルによってイギリスへの帰化の直前に作曲された「9つの
ドイツ・アリア」と、死後になって出版された2つのトリオ・ソナタのカップ
リングによるヘンデル・アルバム。
レオポルド・ワイスのリュート協奏曲集(CHAN 0707)でシャンドスへのデビュ
ーを果たしたフィラデルフィアのバロック・オーケストラ、「テンペスタ・
ディ・マーレ」がヘンデルの作品を携えて再び登場!ソプラノにはバロック・
スタイルとドイツ音楽に精通したアメリカ人奏者ジュリアンヌ・ベアードを起
用するなど、収録プログラムとアーティストの相性も抜群。

CHSA 5050(SACD-Hybrid) \2850
地上の王らは-カール5世時代の音楽 ――
ピエール・ド・マンシクール(c.1510−1564):
乙女の中の乙女よ、ミサ曲《地上の王らは》より アニュス・デイ/他、
クリストバル・デ・モラレス(c.1500−1553)、クレメンス・ノン・パパ
(c.1510/15−1555/56)、フランシスコ・ゲレーロ(1528−1599)、ニコラ
・ゴンベール(c.1495−c.1560)の作品を収録。
ノルディック・ヴォイセズ
神聖ローマ皇帝カール5世と同時期に生きた5人の作曲家たちによる合唱作品集。
2005年に京都で開催された「世界合唱シンポジウム」で来日を果たし、斬新な
演奏スタイルで大きなインパクトを与えてくれたノルウェーのア・カペラ・ア
ンサンブル「ノルディック・ヴォイセズ」がシャンドスに初登場!レア・レパ
ートリーとノルウェーを代表する6人の精鋭たちの融合が楽しみだ。


<Chandos>
●Chandos Classics
CHAN 10431X \1780
E・W・コルンゴルト:告別の歌Op.14/交響曲嬰へ長調Op.40
リンダ・フィニー(アルト)、
エドワード・ダウンズ(指揮)、BBCフィルハーモニック
今年2007年が没後50年という節目の年となる巨匠コルンゴルト。シャンドスに
録音された貴重な音源から、一挙4タイトルが「Chandos Classics」シリーズ
で新装再発売!ジャケットも統一されたデザインへと一新されている。
CHAN 9171からの移行再発売。

CHAN 10432X \1780
E・W・コルンゴルト:
交響的序曲《スルスム・コルダ》Op.13/シンフォニエッタOp.5
マティアス・バーメルト(指揮)、BBCフィルハーモニック
14歳という若さで完成させた初期の名作「シンフォニエッタ」を収録。コルン
ゴルトが“神童”と呼ばれた所以がうなずける作品である。
CHAN 9317からの移行再発売。

CHAN 10433X \1780
E・W・コルンゴルト:
軍隊行進曲変ロ長調/チェロ協奏曲ハ長調Op.37/弦楽合奏のためのシンフォ
ニック・セレナード変ロ長調Op.39/左手のためのピアノ協奏曲嬰ハ長調Op.17
ピーター・ディクソン(チェロ)、ハワード・シェリー(ピアノ)、
マティアス・バーメルト(指揮)、BBCフィルハーモニック
コルンゴルトの管弦楽曲と協奏曲を集めた作品集。イギリスの名手ピーター・
ディクソンとハワード・シェリーの妙技が光る。
CHAN 9508からの移行再発売。

CHAN 10434X \1780
E・W・コルンゴルト:
劇的序曲Op.4/Seven Fairy-Tale Pictures/バレエ音楽《雪だるま》より/
ヴィオランタOp.8より
マティアス・バーメルト(指揮)、BBCフィルハーモニック
「劇的序曲」は、名匠ニキシュの依頼によって作曲された作品。
「Seven Fairy-Tale Pictures」はこの音源が世界初録音となった。
CHAN 9631からの移行再発売。





<Avie>
AV 2129 2枚組 \3180
E・エルガー:歌曲とピアノ作品集 ――
7つの歌曲/羊飼いの歌Op.16-1/戦いの歌/Is she not passing fair?/
As I laye a-thinkynge/愛の挨拶Op.12/夜明けの風/After Op.31-1/
《カラクタカラス》より Woodland Interlude/Dry those Fair, those
Crystal Eyes/パンの笛/歌曲集《海の絵》Op.37/Prelude and Angel's
Farewell/2つの歌Op.41/夢の中の子供たちOp.43/アラビアのセレナード/
In Moonlight/PleadingOp.48-1/O soft was the song Op.59-3/艦隊の攻撃
/“?”(1918/世界初録音)/It is nae me/XTC(1930/世界初録音)
デイヴィッド・オーウェン・ノリス(ピアノ)、
アマンダ・ピット(ソプラノ)、マーク・ワイルド(テノール)、
ピーター・サヴィジ(バリトン)
アヴィー(Avie)よりエルガーの150回目の誕生日を祝うアニヴァーサーリー・
アルバムが登場。
今回行われた録音のピアノ独奏と歌曲伴奏で使用されているのは、なんとエル
ガー自身が作曲の際に使っていたブロードウッド1844年製のピアノという貴重
な銘器!
この楽器にはエルガーの直筆による走り書きが残されているなど、歴史的価値
も非常に高い。また未出版でエルガー最後の歌曲となった「XTC」が世界初録
音として収録されるなど、独自色を打ち出したプログラミングもこのアルバム
の大きなポイントである。
原典版による「海の絵」、2曲の世界初録音、そして作曲者自身が愛用していた
ピアノ・・・エルガーの思い描いた音楽がそのままの姿で響く――。
オーウェン・ノリスはエルガーのピアノ独奏作品全曲を録音した唯一のピアニ
ストであり、補完版のピアノ協奏曲でヨーロッパと北米へツアーを行うなどエ
ルガーのスペシャリストと呼ぶに相応しい演奏活動を展開している。

AV 2123 \2080
ジョン・タヴァナー(c.1490−1545):
定旋律/キリエ/ミサ/6声のミサ曲《栄光は汝に、三位一体なる神よ》/
キリストの母/安息日が過ぎて/O Wilhelme, pastor bone
スティーヴン・ダーリントン(指揮)、
オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊
高名なミサ曲「栄光は汝に、三位一体なる神よ」も収録したイギリスのルネサ
ンスを代表する音楽家ジョン・タヴァナーの宗教作品集。
タヴァナー自身がオルガン奏者、聖歌隊監督を務めていたオックスフォード・
クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊による演奏という接点も見逃せない。

AV 2128 \2080
北イタリア17世紀-18世紀のヴァイオリン協奏曲集Vol.2 ――
A・ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲変ロ長調RV.370/歌劇《愛と憎しみの誠の勝利》RV.706より
/協奏曲ハ長調RV.561/弦楽と通奏低音のための協奏曲ホ短調RV.134/ヴァイ
オリン協奏曲ニ短調RV.243/歌劇《貞節なニンフ》RV.714より/ヴァイオリン
協奏曲変ホ長調RV.254
ムハイリー・ローソン(ソプラノ)、
エイドリアン・チャンドラー(ヴァイオリン&ディレクター)、
ラ・セレニッシマ
17世紀から18世紀の“北イタリア”と地域を限定した全3巻のリリースが予定さ
れているシリーズの第2弾。イタリアの大本命ヴィヴァルディの協奏曲では、さ
らに研ぎ澄まされたチャンドラーのヴィルトゥオージティを堪能できる。




<Integra Records>
ING 1001 \2180
リナウンスメント ――
S・S・ウェスリー(フォーショウ編):ヘレフォード
J・S・バッハ(フォーショウ編):ノット・ソー・サッド
クリスチャン・フォーショウ:リナウンスメント(放棄)
作曲者不詳(フォーショウ編):モータル・フレッシュ(新版)
J・P・ラモー(フォーショウ編):歌劇《ボレアド》からの組曲
J・ダウランド:ただ私だけを
G・カーペンター:歌曲集《悲哀と信心》
クリスチャン・フォーショウ(ソプラノ&アルト・サクソフォーン、オルガン、
キーボード)、グレース・デヴィッドソン(ソプラノ)、スティーヴ・ロダー
(オルガン)、イアン・ケープ(打楽器)、ジョビィ・バーゲス(打楽器)、
サンクチュアリー・ヴォイセズ
ファースト・アルバムとなった「サンクチュアリー(QTZ 2009)」が英アマゾ
ンのクラシカル・チャート、ラジオ・ニュージーランド・クラシカル・チャー
トで堂々の第1位に輝くなど、イギリスを中心に大ブレイクを果たしたサクソ
フォン奏者クリスチャン・フォーショウ。
自らの音楽を世に提示するためフォーショウ自らが設立した「インテグラ・レ
コーズ(Integra Records)」よりリリースされるセカンド・アルバムがこの
「リナウンスメント」。
前作「サンクチュアリー」を上回る「リナウンスメント」の独創的な世界は、
ヒーリングとクロスオーヴァーの分野に新たなるスタイルと可能性を提示する
ことになるだろう。
ソプラノと合唱、即興性にあふれるサクソフォンの奏でる音楽が再びリスナー
に深い癒しを与えてくれる。





<Lyrita>(LyritaはCD-R盤となります)
SRCD.237 \2180
G・フィンジ:
弦楽オーケストラのための《恋の骨折り損のための音楽》*/バリトンと弦楽
のための《花輪をささげよう》 Op.18/テノールと小管弦楽のための《ジョン
・ミルトンの詩による2つのソネット》/テノールと小管弦楽のための《武器
よさらば》/ソプラノ、バリトン、合唱と管弦楽のための《地に平和を》
ジョン・キャロル・ケイス(バリトン)
、イアン・パートリッジ(テノール)、
ジェーン・マニング(ソプラノ)、
ジョン・ノーブル(バリトン)、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団*
再評価著しいイギリスの作曲家フィンジの独唱を伴う作品集は、リリタ(Lyrita)
だからこそ出来る魅力的なプログラミング。ロンドンから移住したバークシャ
ー州では、珍しいリンゴの栽培や貴重な書物の収集など行いながら作曲活動を
続けたフィンジ。どこか優しく牧歌的な作風はここで培われたのだろう。収録
曲で唯一となるオーケストラ作品「恋の骨折り損のための音楽」もフィンジの
代表作の1つ。全曲世界初CD化。

SRCD.206 \2180
ウィリアム・スタンデイル・ベネット(1816−1875):
序曲《5月の女王》/序曲《木の妖精》/交響曲ト短調Op.43/序曲《水の精》
/序曲《パリジーナ》
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団
ウィリアム・スタンデイル・ベネットのアルバムもこれで3枚目。メンデルス
ゾーンから影響を受けシューマンからは作品を絶賛されるなど、イギリスとド
イツで才能を発揮したベネット。この管弦楽作品集では代表作との呼び声が高
い「交響曲ト短調」と4つの序曲を聴くことができる。 世界初出。

SRCD.267 \2180
ニコラス・モー(1935−):
ソプラノ、メゾソプラノ、アルトと管弦楽のための《情景とアリア》
アンソニー・ミルナー(1925−2002):
カンタータ《天使祝詞》Op.1、カンタータ《ロマンの春》
ジェーン・マニング(ソプラノ)、アン・ハウエルズ(メゾソプラノ)、
ノルマ・プロクター(アルト)、
ノーマン・デル・マー(指揮)、BBC交響楽団、
アルフレダ・ホジソン(アルト)、フェリシティ・パルマー(ソプラノ)、
ロバート・ティアー(テノール)、
デイヴィッド・アサートン(指揮)、ロンドン・シンフォニエッタ&合唱団
近年ではラトルやノリントンが作品を取り上げるなど、確実にその名が世界へ
と広まっているイギリスのベテラン作曲家ニコラス・モー。ロンドンの王立音
楽院で主任講師を務めたアンソニー・ミルナーのカンタータとのカップリング
による声楽作品集は貴重な音源である。全曲世界初CD化。

SRCD.269 \2180
グランヴィル・バントック(1868−1946):ギリシャ悲劇への序曲*
ジョセフ・ホルブルック(1878−1958):リアノンの鳥Op.87
シリル・ルーサム(1875−1938):交響曲第1番ハ短調
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)*、フィルハーモニア管弦楽団*、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
ホルスト、ラヴェル、アイルランド、バックス、バルトーク、ストラヴィンス
キーと同じ世代に生まれたため歴史に埋もれてしまったイギリスの作曲家たち
による傑作をリリタが発掘!イギリス音楽ファン要チェック!全曲世界初CD化。

SRCD.270 \2180
R・ヴォーン=ウィリアムズ:合唱と管弦楽のためのカンタータ《光の子たち》
G・ホルスト:ソプラノと管弦楽のための《神秘のトランペッターOp.18》*
H・パリー:ソプラノ、合唱と管弦楽のための《降誕祭のオード》
テレサ・カヒル(ソプラノ)、
デイヴィッド・ウィルコックス(指揮)、
バッハ・コアー、王立音楽院合唱団、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、
シェイラ・アームストロング(ソプラノ)*、
デイヴィッド・アサートン(指揮)*、ロンドン交響楽団*
ボールト&ロンドン響によって初演が行われたヴォーン・ウィリアムズのカン
タータなどを収録した20世紀イギリスの大作曲家たちによる声楽と管弦楽のた
めの作品集。管弦楽のみの作品集とは一味違った魅力がある。全曲世界初CD化。

SRCD.329 \2180
ダニエル・ジョーンズ(1912−1993):交響曲第4番/同第7番/同第8番
チャールズ・グローヴズ(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団、
ブライデン・トムソン(指揮)、
BBCウェールズ交響楽団
複合拍子の考案者ダニエル・ジョーンズの交響曲集第2弾。ジョーンズは20世紀
中期のウェールズにおける最大の作曲家とされており、一連の交響曲は最も高
く評価されている。全曲世界初CD化。





<Nimbus>(NimbusはCD-R盤となります)
NI 1728 6枚組 \6480
D・スカルラッティ:鍵盤楽器のためのソナタ全集Vol.4 ――
ヴェネツィア写本第9巻K.388-417/同第10巻K.418-451/同第11巻K.454-483
リチャード・レスター(チェンバロ&フォルテピアノ)
ベルナルド・ロバーツ、ジョージ・マルコムに鍵盤楽器の演奏法を師事したリ
チャード・レスター。自ら創設したイギリスのサイレンスター古楽音楽祭では
音楽監督、同じくサイレンスターのパリッシュ教会では指揮者を務めている。
全7巻で完結となるスカルラッティのソナタ全集の第4巻では、1754年から1756
年にかけて作曲されたヴェネツィア写本が収録されている。2003年-2004年の
録音。

NI 1729 5枚組 \5400
D・スカルラッティ:鍵盤楽器のためのソナタ全集Vol.5 ――
ヴェネツィア写本第12巻K.484-513、同第13巻K.514-543、ソナタ ヘ長調K.78、
同ホ短調K.81、同ト短調K.88、同ニ短調K.89、同ニ短調K.90、同ト長調K.91
G・F・ヘンデル:ソナタ ヘ長調HWV.405
A・スカルラッティ:シンフォニア ハ短調
リチャード・レスター(チェンバロ&フォルテピアノ)、
エリザベス・レスター(アルトリコーダー)、
ネリス・エヴァンス(ソプラノリコーダー)
リチャード・レスターによるスカルラッティの鍵盤ソナタ全集第5巻。ヴェネ
ツィア写本もこの第5巻で全て網羅。その他には、リコーダーを必要とするソ
ナタ集やヘンデル、ドメニコの父アレッサンドロの作品をカップリングして
いる。2004年、2006年の録音。

NI 5665 \2080
G・フィンジ:
ピアノと弦楽のための《エコローグ》/恋の骨折り損のための音楽/クラリ
ネット協奏曲/弦楽オーケストラのための《前奏曲》/弦楽オーケストラの
ための《ロマンス》
マーティン・ジョーンズ(ピアノ)、アラン・ハッカー(クラリネット)、
ウィリアム・ボートン(指揮)、イギリス弦楽オーケストラ
イギリスの田園風景が目に浮かぶような叙情的な作品を数多く作曲したフィン
ジ。波のように押し寄せる感動的な旋律は、フィンジの作品の魅力である。名
匠アラン・ハッカーによる代表作のクラリネット協奏曲や、シェイクスピアの
戯曲を題材とした「恋の骨折り損のための音楽」の貴重な全曲録音を収録して
いる。1992年&1987年の録音。

NI 5080 \2080
J・S・バッハ:イタリア協奏曲BWV.971
C・ドビュッシー:ピアノのために、映像第1集、喜びの島
F・ショパン:
マズルカ第13番イ短調Op.17-4、同第21番嬰ハ短調Op.30-4、
同第32番嬰ハ短調Op.50-3、タランテラOp.43
ヴラド・ペルルミュテール(ピアノ)
作曲者自身から指導を受け世界屈指のラヴェル弾きとして存在感を放ったペル
ルミュテール。1993年の引退コンサートを数年後に控えたペルルミュテールに
よるバッハ、ドビュッシー、ショパンでは円熟味と風格を漂わせている。音楽
が心に直接語りかけてくる――、そんな温かく感動的な名演奏である。1983年、
1985年-1986年の録音。

NI 5696 \2080
ワルター・ギーゼキング(1895−1956):
グリーグの主題による変奏曲/リヒャルト・シュトラウスの歌曲集/シュピー
ル/ソナチネ/3つの即興風舞曲
カレン・ハイド(フルート&ピアノ)
20世紀ピアノ界の巨匠、ワルター・ギーゼキングの作曲家としての姿を収めた
フルートとピアノの作品集。リッチモンド響、ヴァージニア・ビーチ管、マイ
アミ響などでフルート奏者を務めたカレン・ハイドがフルートとピアノの両方
を演奏している。2000年の録音。

NI 5691/5 5枚組 \5400
20世紀イギリスの合唱作品集 ――
R・ヴォーン=ウィリアムズ:
ミサ曲ト短調、宗教歌曲集、シェイクスピアの3つの歌、オックスフォード悲歌、
野の花、テ・デウム
ウィリアム・マサイアス(1934−1992):
祝祭、愛らしく、ラテン語による4つのモテット、Missa Aedis Christi、
Jesus College Service、Ave Rex
マイケル・ティペット(1905−1998):
Dance, Clarion Air、Crown of the Year、5つの黒人霊歌
ウィリアム・ウォルトン(1902−1983):
ミサ・ブレヴィス、Set me as a seal upon thy heart、Chichester Service
/他
スティーヴン・ダーリントン(指揮)、
オックスフォード・キリスト教会大聖堂合唱団
ヴォーン=ウィリアムズ、マサイアス、ティペット、ウォルトン・・20世紀の
イギリスを代表する作曲家たちの合唱作品集。オックスフォード・キリスト教
会大聖堂合唱団は500年の歴史を持つイギリスの名門合唱団。1986年、1900年、
1992年の録音。

NI 5700/1 2枚組 \3180
J・S・バッハ:オルガン作品全集Vol.15 ――
ソナタ ニ長調BWV.963/組曲ヘ長調BWV.820/コラール・パルティータ ホ短調
BWV.770/協奏曲第15番ト長調BWV.986/フーガ イ短調BWV.947/他
ケヴィン・ボウヤー(オルガン)
1961年イギリスのサウスエンド・オン・シー出身のオルガン奏者ケヴィン・ボ
ウヤーによる壮大なバッハ・シリーズ。録音にはデンマークの都市オーデンセ
にある聖ハンス教会に設置されているMarcussen&Son製のオルガンを使用して
いる。





<Quartz>(QuartzはCD-R盤となります)
QTZ 2056 \2080
M・アーノルド:
三銃士(ジョン・ラングスタッフの編曲とオーケストレーションによる)
ジョン・プライス=ジョーンズ(指揮)、
ノーザン・バレエ・シアター管弦楽団
デヴィッド・ニクソンの振り付けによる舞台作品「三銃士」のためにアーノルド
の交響曲や舞曲、映画音楽などから再構成を行ったもの。舞台映像は無くとも
アーノルドのダイジェストとして存分に楽しむことが出来る。





<Amon Ra>(Amon RaはCD-R盤となります)
CD-SAR 49 \2080
フィリップ・ド・ヴィトリとアルス・ノヴァ-14世紀のモテット集 ――
フィリップ・ド・ヴィトリ(1291−1361):
あなたたちは何を驚いているのか/Se je chant/アプタ・カロ/部族を/
おお、たたえられるべき/わたしは首をつなげ/教皇クレメンスは/Trahunt
in precipicia/Almifonis melos/甘い喜び/聖なる信仰のラッパよ/In
virtute/厚かましく訪ねた/新しいハマンの/花咲く/極めて堅き/Flos
ortus/Servant regem/ネブカデネザルの象とともに
オルランド・コンソート
音楽史の大きな転機となった「アルス・ノヴァ」をギョーム・ド・マショーら
に先立って提唱したのがこのフィリップ・ド・ヴィトリ。ヴィトリの作曲とさ
れているモテットは、「アルス・ノヴァ」の様式を証明する重要な作品として
位置づけられている。オルランド・コンソートによるアモン・ラ(Amon Ra)
を代表する名盤の1つでもある。1990年4月の録音。

CD-SAR 54 \2080
R・シューマン:
ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44/ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調Op.105/
ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.47
リチャード・バーネット(フォルテピアノ)、
フィッツウィリアム弦楽四重奏団
歴史的ピアノに関する世界的権威リチャード・バーネットと、イギリス屈指の
名門フィッツウィリアム弦楽四重奏団がピリオド楽器を使用してコンビを組ん
だシューマンの室内楽作品集。ちなみにバーネットは、シューマンとも縁の深
かったコンラート・グラーフ(1822年頃)製作の貴重なフォルテピアノを使用
している。1991年3月の録音。

CD-SAR 14 \2080
18世紀のイギリス音楽 ――
C・エイヴィソン:ソナタOp.5-2
T・アーン:チェンバロ・ソナタ第2番ホ短調、トリオ・ソナタ第2番ト長調
G・F・ヘンデル:トリオ・ソナタ ヘ長調Op.2-3
C・アーベル:ソナタ イ長調Op.9-1
J・スタンリー:チェンバロ協奏曲ハ短調Op.10-4
ロンドン・バロック
1978年の結成以来メンバー全員が一貫してピリオド楽器を使用し、多くの名演
を残してきたロンドン・バロック。リーダーを務めるチャールズ・メドラムの
チェロの響きがアンサンブルの演奏に落ち着きと安心感を加えている。
1983年11月の録音。

CD-SAR 51 \2080
金襴の陣 ――
作曲者不詳:ヘンリーVIII世のパヴァン、わたしのラ・ムール
C・ジェルヴェーズ:パヴァーヌとガリアルド
W・コーニッシュ:Adieu My Hertes Lust、ファ・ラ・ソ
L・コンペール:Allons Fere Nos Barbes
T・スザート:戦いのパヴァーヌ/他 全14曲
ムジカ・アンティクア・オヴ・ロンドン
英国王ヘンリーVIII世とフランス王フランソワI世によって1520年に結ばれた和
平条約の際に開かれた饗宴で演奏された音楽の再現を試みたもの。
1990年10月の録音。

CD-SAR 45 \2080
マスターズ・オヴ・バロック・ギター ――
S・ムルシア:ファンダンゴ、組曲ニ短調
G・サンス:エスパニョレタス、Clarines y Trompetas、パヴァーヌ、フォリア
R・ヴィゼー:ミュゼット
D・ペレグリーニ:リチェルカータ、クーラント、サラバンド、フランスの戦い
F・コルベッタ:前奏曲、シャコンヌ
C・カルヴィ:
ルッジェーロ、クーラント、パッサメッツォ、フィレンツェのアリア
バリー・メイソン(バロックギター)
バリー・メイソンはイングリッシュ・バロック・ソロイスツなどで活躍するイ
ギリスのギタリスト。バロックギターの音色が哀愁を誘う。1988年12月の録音。




<Prima Voce>(Prima VoceはCD-R盤となります)
NI 7941 \1680
ジンカ・ミラノフ(1911-1960)-ヴェルディのアリアを歌う
(録音:1952年-1955年) ――
勝ちて帰れ/わがふるさと/ここは恐ろしい場所/あなたへのたったひとつの
私のお願いを/他 全11曲
ジンカ・ミラノフ(ソプラノ)、
レナト・セリーニ(指揮)、RCAビクター管弦楽団、他
「プリマ・ヴォーチェ」は、往年の名歌手たちの歌声が収録された78回転のSP
盤の演奏をマイクロフォンで拾い、デジタル化を行う復刻シリーズ。

NI 7939/40 2枚組 \2580
レナード・ウォーレン(1911-1960)-ヴェルディのアリアとポップ・ソング集
(録音:1947年-1955年) ――
G・ヴェルディ:
立つがいいお前の息子に、君のほほえみ、どうしてひとり離れて/船乗りの歌
/ローリング・ダウン・トゥ・リオ/ソングス・フォー・エヴリワン
/他 全15曲
レナード・ウォーレン(バリトン)、
フランク・ブラック(指揮)、RCAビクター管弦楽団、他

NI 7911 \1680
フェルナンド・デ・ルチア(1860−1925)-録音集(録音:1902年-1909年)
F・トスティ:理想
G・ロッシーニ:空がほほえみ、私の名が知りたければ、金を見れば知恵がわく
/他 全23曲
フェルナンド・デ・ルチア(テノール)、様々なアーティスト

NI 7910 \1680
エミー・デスティン(1878−1930)-録音集(録音:1907年-1915年) ――
R・ワーグナー:
おごそかなこの広間よ、ゼンタのバラード、寂しい日々に神に祈った
G・プッチーニ:かわいい坊や/他 全21曲
エミー・デスティン(ソプラノ)、様々なアーティスト

NI 7908 \1680
マリア・バリエントス(1884−1946)-録音集(録音:1916年-1920年) ――
G・ドニゼッティ:あたりは沈黙にとざされ、香炉はくゆり
G・ロッシーニ:それじゃ私だわ
W・A・モーツァルト:愛の喜びよ早く来い/他 全18曲
マリア・バリエントス(ソプラノ)、様々なアーティスト




<Guild Historical>
GHCD 2324 \1350
クーセヴィツキー・ライヴ録音集1943-1948Vol.2 ――
R・ヴォーン=ウィリアムズ:交響曲第5番ニ長調
M・ムソルグスキー:
交響詩《禿山の一夜》、歌劇《ホヴァンシチナ》より モスクワ河の夜明け
P・I・チャイコフスキー:幻想曲《フランチェスカ・ダ・リミニ》Op.32
セルゲイ・クーセヴィツキー(指揮)、ボストン交響楽団
30年以上にわたってボストン響の常任指揮者を務めたクーセヴィツキー。1943
年からクーセヴィツキーが常任指揮者を退任する前年の1948年までに行われた
ライヴ録音を復刻するシリーズの第2弾がリリース!
注目の収録内容は1947年3月4日録音のヴォーン=ウィリアムズに加えて、1944
年12月30日に録音された「禿山の一夜」をはじめとしたロシアン・プログラム
の組み合わせ。
クーセヴィツキーは自らブリテンに歌劇「ピーターグライムズ」の作曲を依頼
し、1932年にはウォルトンの「ベルシャザールの饗宴」のアメリカ初演を行う
などイギリス音楽への造詣の深さは圧倒的。
ちなみに新譜2タイトルでリマスターを担当しているのは、お馴染みピーター・
レイノルズ。ギルド・ヒストリカルで振るってきた辣腕をここでも存分に発揮
してくれている。

GHCD 2326 \1350
F・ディーリアス:ピアノ協奏曲ハ短調
S・ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲Op.43
ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18*
ベンノ・モイセイヴィチ(ピアノ)、
マルコム・サージェント(指揮)、BBC交響楽団、
ヒューゴ・リグノルド(指揮)*、フィルハーモニア管弦楽団*
作曲者自身も太鼓判を押すなど、世紀のラフマニノフ弾きとして名高いモイセ
イヴィチ。特に人気の高い2作品のカップリングは非常に嬉しい組み合わせと
言えるだろう。
モイセイヴィチにとって第2の故郷となったイギリスのレパートリーであるディ
ーリアスのピアノ協奏曲が新たなリマスターで復活したこともこのディスクの
価値を高めている。1955年の8月と9月の2ヶ月間の間に収録が行われたモイセ
イヴィチの協奏曲録音。スタジオとライヴの聴き比べなど楽しみは尽きない。
「ディーリアス」は1955年9月13日プロムスでのライヴ、「パガニーニの主題
による狂詩曲」も1955年9月8日プロムスでのライヴを収録。「ピアノ協奏曲第
2番」のみスタジオ録音となり1955年8月13日−14日にアビー・ロード・スタジ
オで収録が行われている。




<Guild>
GMCD 7311 \2180
ゲオルク・シューマン(1866−1952):
エルサレムよ、かたく建てられし町よ ――
混声合唱のための3つのコラールとモテットOp.75
混声合唱のための5つのコラールとモテットOp.71(全曲世界初録音)
ジェラルディーヌ・マクグリーヴィ(ソプラノ)、
マリー・ネルソン(ソプラノ)、
マーク・フォード(指揮)、パーセル・シンガーズ
ロベルト、クララ、そしてウィリアムでもない“シューマン”の合唱作品集。
ザクセン地方に生まれたドイツの音楽家ゲオルク・シューマンは多くの合唱団
の指揮者として活動したのち、1900年よりベルリン・ジングアカデミーの指
揮者に就任。叙勲教授の称号を与えられ、50年という長期にわたりその任を
務めた。またプロイセン芸術アカデミーの総裁といった要職も歴任している。
指揮者としての経験が反映された合唱作品は、今回のリリースが世界初録音
となる。

GMCD 7313 \2180
ポートレート ――
マッシミリアーノ・マテシッチ(1969−):二重奏曲
R・グリエール:8つの小品
マーティン・ヴェットシュタイン(1970−):ローター・ラウム
E・シュールホフ:二重奏曲
G・F・ヘンデル(ハルヴォルセン編):パッサカリア
ダリア・ザッパ(ヴァイオリン)、マティア・ザッパ(チェロ)
スイスの弦楽器奏者、ザッパ兄妹によるデュオ・アルバム。兄のマティアは、
定期的に南アフリカのヨハネスブルク・フィルに招聘されベルリン・フィル
のコンサートにも参加している実力派奏者。妹のダリアもドイツ語圏を中心
に現在はソリスト、室内楽奏者として活躍している。マテシッチ&ヴェット
シュタインの作品は世界初録音。

GMCD 7312 \2180
チューリッヒの音楽1500-1900 ――
フルドリッヒ・ツヴィングリ(1484−1531):Herr, nun heb den wagen selb
ルートヴィヒ・センフル(ca.1486−1542/43):
Intavolierungen aus dem Orgelbuch des Clemens Hor
ヨーハン・ヤーコプ・バッハオーフェン(1695−1755):宗教歌曲集
ヨハネス・シュミードリン(1722−1772):全能の神への賛歌
ヨハン・ハインリヒ・エグリ(1742−1810):宗教歌曲集
フィリップ・クリストフ・カイザー(1755−1823):歌曲、ソナタ
アントン・リステ(1772−1832):ファゴット・ソナタ/他 全27曲
様々なアーティスト
ギルドを中心とした既存音源を組み合わせたスイスの作品集。スイス音楽の半
世紀での移り変わりを窺い知ることができる。チューリッヒ中央図書館とチュ
ーリッヒ大学の協力で実現となったタイトルでもある。




<Guild Light Music>
GLCD 5134 \1650
軽音楽の黄金時代-40年間の軽音楽Vol.1 ――
1920年代
コーツ:ノースワーズ、
グリア:フラッパレット、
フレッチャー:パール・オー・マイン、
オース:イン・ア・クロック・ストア
1930年代
クロンベルガー:フロッグ・キング・パレード、
ペトキア:子守歌、
クーニック:ブルース、
シルヴァ:サニーサイド・アップ、
リヴェラ:レインドロップス、
モンクトン:モンクトン・メロディーズ/他 全19曲
エドアルド・クーニック(指揮)、
ベルリン・フィルハーモニック管弦楽団、他 様々なアーティスト
充実の一途をたどるギルド・ライト・ミュージック・シリーズ。今回の2タイ
トルは、1920年代から1950年代までの40年間がテーマ。クーニックの「ブルー
ス」は、作曲者自身&ベルリン・フィルというレア音源!

GLCD 5135 \1650
軽音楽の黄金時代-40年間の軽音楽Vol.2 ――
1940年代
グローフェ:マーチ・フォー・アメリカンズ、
ローズ:ストリンゴペイション、
コーツ:オーヴァー・トゥ・ユー、
ウィリアムス:オールド・クロックメーカーズ
1950年代
ロジャー:トラフィック・ブーム、
R・コルサコフ:インドの歌、
グリーン:パープル・ワイン、
メリック:ルック・シャープ・ビー・シャープ、
バーリン:ピッコリーノ/他 全27曲
アーサー・フィードラー(指揮)、
ボストン・ポップス・オーケストラ、他 様々なアーティスト
続いてこちらは第2集。メリックの「ルック・シャープ・ビー・シャープ」は
フィードラー&ボストン・ポップスの演奏。





<Deux-Elles>
DXL 1124 \2180
アルバータス・ブリン(1621−1671):鍵盤楽器のための作品集 ――
組曲イ短調、同へ長調、同ニ短調、同ニ長調、同イ短調、同ニ長調、
同ニ短調、同ニ長調/Towle Towle、前奏曲、アン・アルマン、グラウンド
C・ギボンズ:オルガンのための3つのヴォランタリー
テレンス・チャールストン(チェンバロ&オルガン)
トムキンズから音楽の指導を受け、1638年にはその後任としてセント・ポール
大聖堂のオルガン奏者に就任したアルバータス・ブリン。国王付きオルガニス
トとして重用されるなど演奏家としても非常に有能だったブリンの作品は、特
に組曲が次世代に多大な影響を与えるなど歴史に大きな足跡を残している。
テレンス・チャールストンは、ソリストとしてだけでなくロンドン・バロック
のメンバーとしても活躍中の鍵盤奏者。ここでは作品によって3種類のチェン
バロとオルガンを使い分けて音の表情を巧みに表現している。
2006年7月26日−27日、11月19日の録音。

DXL 1083 \2180
メディチ家のハープシコード写本 ――
L・ロッシ:パッサカリア
G・デ・マッケ:ガリアルド第1番&第2番、リチェルカーレ
F・ランバルディ:トッカータ
フェルディナンド・デ・メディチ(1673−1713):
プレリュード・カンタービレ、牧歌風パッサカリア、
フランス風アリア(6種)、前奏曲(2種)、トッカータ(2種)、
パッサカリア、アルマンド
G・マルティーニ:ソナタ第4番
M・B・デ・ネブラ:パストレーラ第4番
A・ソレル:ファンダンゴ
アーポ・ハッキネン(チェンバロ)
フィレンツェ音楽院の図書館で発見された小さな1冊の本。そこには隆盛を誇
ったメディチ家の大公子フェルディナンド・デ・メディチによって書かれた
未出版の作品が収められており、今回の世界初録音となるレコーディングが
実現となった。アーポ・ハッキネンは、スヴェーリンク音楽院ではアスペレ
ンにチェンバロを師事し、現在ヘルシンキ・バロック管弦楽団の音楽監督を
務めているフィンランドのアーティスト。デ・マッケのリチェルカーレ、フェ
ルディナンド・デ・メディチの全曲は世界初録音。2006年4月3日の録音。

DXL 1072 \2180
ワイルド・ファンタジー ――
G・ガーシュウィン&W・ドナルドソン:リアルト・リップルス
G・ガーシュウィン(ウッドハウス編):8つの即興曲
ジョージ&アイラ・ガーシュウィン(ウィットニー編):スーン
G・ガーシュウィン:2つのワルツ
E・ワイルド:ガーシュウィンの「ポーギーとベス」による幻想曲
グレアム・スコット(ピアノ)
グレアム・スコットはヨーロッパの名門オーケストラとの共演も数多く、国際
的な活躍を続けるイギリスのピアニスト。ガーシュウィン唯一のラグタイム
「リアルト・リップルス」、アール・ワイルドによる『ガーシュウィンの「ポ
ーギーとベス」による幻想曲』など収録曲も個性的。「8つの即興曲」はガー
シュウィンのピアノ・ロールから編曲された作品であり、この音源が世界初
録音となる。2002年5月の録音。

DXL 1071 \2180
クレイジー・マレッツ ――
L・ティノコ:マインド・ザ・ガプ
S・アゼヴェド:ノクターナル
J・P・オリヴェイラ:クレイジー・マレッツ
A・C・ローサ:4つのカートゥーン
I・ソヴェラル:秋の記憶
P・カルネイ:...e todo eu me alevanto e todo eu ardo...
ペドロ・カルネイロ(マリンバ)
国際的なキャリアを積み続ける打楽器奏者ペドロ・カルネリオによるポルトガ
ルのマリンバ作品集。カルネリオは、BBCナショナルオーケストラ・オヴ・ウェ
ールズやロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ、ポルトガル響などに招かれ
るなど脚光を浴びている。2002年4月の録音。




<Jecklin>
JD 554-2 \2300
ジョルジュ・オンスロウ(1784−1853):
大七重奏曲変ロ長調Op.79/木管五重奏曲へ長調Op.81-3
ヴェルナー・ベルトスヒ(ピアノ)、シュタルダー木管五重奏団、
ルドルフ・フレイ(コントラバス)
イギリスの下院議員だった父のフランスへの亡命によってオーヴェルニュで生
まれたジョルジュ・オンスロウ。当時のドイツ語圏の作曲家たちに影響を与え
たと言われており、収録の2作品はいずれもオンスロウの代表作として高く評
価されてきたもの。1979年の録音。

JD 560-2 \2300
バセットホルンの黄金時代 ――
F・ダンツィ:グランド・ソナタ へ長調Op.62
J・G・H・バッコフェン:コンチェルタンテOp.7
A・ビアハルター:変奏曲
F・メンデルスゾーン:
コンツェルトシュトゥック第1番へ短調Op.113、同第2番ニ短調Op.114
ハンス・ルドルフ・シュタルダー(バセットホルン)、
ズザナ・シロカイ(ピアノ)、ウルスラ・ホリガー(ハープ)、
アンドレアス・シュミット(チェロ)、他
18世紀後半から19世紀前半にかけて、バセットホルンのために作曲された5つ
の作品を収録したバセットホルンによるバセットホルンのための作品集。約
30年にわたって名門チューリッヒ・トーンハレ管の首席クラリネット奏者を
務めたシュタルダーの歌心が伝わってくる。1981年の録音。

JD 548-2 \2300
L・シュポア:ソナタ・コンチェルタンテ ト長調Op.115、ソナタ ハ短調
J・A・アモン:ソナタ 変ホ長調
マルティン・ウルリヒ・ゼン(フルート)、
シャンタル・マチュー(ハープ)
ベルリン放送響の主席フルート奏者を務めたマルティン・ウルリヒ・ゼンのフ
ルートによるハープとのデュオ・ソナタ集。1979年の録音。

JD 561-2 \2300
初期の歌曲 ――
A・ベルク:初期の7つの歌、4つの歌曲Op.2、私の眼をとざしておくれ
F・シュレーカー:
春の歌Op.4-2、Zu spate Reue Op.7-2、Rosentod Op.7-5、Die Liebe als
Recensentin Op.4-4
A・シェーンベルク:4つの歌Op.2
エリーザベト・シュパイザー(ソプラノ)、
アーウィン・ゲイジ(ピアノ)
シェーンベルク、ベルクが調性を破棄して十二音技法へと進む前の若き時代に
書いた歌曲をスイスのソプラノ、シュパイザーが歌う。シュレーカーの歌曲も
同じく初期に書かれた作品である。1981年の録音。

JD 570-2 \2300
メロドラマ ――
F・リスト:バラード《レオノーレ》S.346、盲目の歌手S.350、
悲しき修道士S.348、死せる詩人の愛S.349
R・シュトラウス:メロドラマ《海辺の城》AV.92
F・ニーチェ:こわれた指輪
ゲルト・ヴェストファル(朗読)、シュトゥーダー(ピアノ)
「朗読」と「ピアノ」という編成で書かれた作品を集めたユニークな1枚。
ヴェストファルはR・シュトラウスの「イノアック・ガーデン」(JD 592-2)
でも朗読を担当している。1982年の録音。





<Black Box>
BBM 1108 \2080
マーク・メリッツ(1966−):
オープニング/ブロークン・グラス/パラノイド・チーズ/ミスアドヴェン
チャー・オブ・スープ/レフティーズ・エレジー/マシーンIV/スレカン・
ロデンダン・マリヤ!/トロイカ/ドレッドロック/マシーンIII/
マシーンV
メリッツ・コンソート
スティーヴ・ライヒとフィリップ・グラスの下で多くの音楽を吸収したマーク
・メリッツは、次世代を担う現代アメリカの作曲家。BBM 1097に収録された
「弦楽四重奏曲第2番」が高評価を得たことによって、メリッツはブラック・
ボックス・レーベルの重要作曲家に名乗りを上げている。





<ASV>
CDDCA 1185 \2080
最愛なるクララ ――
R・シューマン:
ピアノ協奏曲イ短調Op.54より、夕べにOp.12-1、
ピアノ・ソナタ第2番ト短調Op.22より 第1楽章
F・メンデルスゾーン:春の歌
C・シューマン:ロマンス変ホ短調Op.11-1
J・ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.5より スケルツォ/他
マーティン・ジャーヴィス(語り)、ジョアンナ・デイヴィッド(語り)、
ルーシー・パーハム(ピアノ)、
バリー・ワーズワース(指揮)、BBCコンサート・オーケストラ
イギリスの俳優マーティン・ジャーヴィスと女優ジョアンナ・デイヴィッドの
語り、そしてパーハムが演奏する音楽で表現されたシューマン夫妻とブラーム
スを巡る三角関係の物語。今回のリリースも聴衆の大きなリクエストによって
実現したものであり、イギリスで行われた公演は大成功を収めるなど大きな話
題を呼んでいる。





<Living Era Classics>
AJD 2014 2枚組 \2500
ラフマニノフ・プレイズ・ラフマニノフ ――
S・ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.1/同第2番ハ短調Op.18/同第3番ニ短調Op.30
/同第4番ト短調Op.40/パガニーニの主題による狂詩曲Op.43/
ひなぎくOp.38-3/練習曲集《音の絵》Op.33より 第2曲ハ長調、
第7曲変ホ長調/メロディ ホ長調Op.3-3/東洋のスケッチ変ロ長調/
前奏曲嬰ハ短調Op.3-2/同ホ長調Op.32-3/同ヘ短調Op.32-6/
同ヘ長調Op.32-7
セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノ)、
ユージン・オーマンディ(指揮)、レオポルド・ストコフスキ(指揮)、
フィラデルフィア管弦楽団
ラフマニノフ自身のピアノによるピアノ協奏曲&9曲のピアノ小品を収めたセッ
ト盤。1928年から1941年に収録されたモノラル録音を2時間37分収録している。





<Resonance>
CDRSN 3104 \1250
キッズ・ラブ・バレエ! ――
P・I・チャイコフスキー:
組曲《白鳥の湖》Op.20/組曲《眠りの森の美女》Op.66a/
組曲《くるみ割り人形》Op.71a
エンリケ・バティス(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
子供向けのシリーズ「hear this!」になんとバティスのチャイコフスキー!燃
え上がるラテンのリズムで子供たちのテンションも最高潮!?

CDRSN 3103 \1250
フルートとギターのためのラテン作品集 ――
M・カステルヌーヴォー=テデスコ:ソナチナOp.205
P・ウゴレッティ:タンゴとカンツォーネ
J・ロドリーゴ:セレナータ、アリア・アンティグア
H・ヴィラ=ロボス:2つの練習曲、花の分布、ブラジル風バッハ第5番
A・ピアソラ:タンゴ・エチュード
J・イベール:間奏曲
R・ニャターリ:ソナチナ
ダニエレ・ルジェリ(フルート)、ピエロ・ボナグーリ(ギター)
世界初録音となったウゴレッティの作品を含んだフルートとギターのための作
品が復刻リリース。

CDRSN 3105 \1250
G・P・テレマン:
オーボエ・ソナタ変ロ長調、同ト短調、同イ短調、同ホ短調、同ト短調
G・F・ヘンデル:
オーボエ・ソナタ第1番ハ短調、同変ロ長調、同第6番ト短調、同第3番ヘ長調
マリリン・ズプニク(オーボエ)、マルク・シューマン(チェロ)、
レイモンド・レッパード(チェンバロ)

CDRSN 3097 \1250
ベスト・オブ・ヴィヴァルディ ――
4つのヴァイオリンのための協奏曲/四季より/
ヴァイオリン協奏曲イ短調より/他
様々なアーティスト
「Resonance」のシリーズ「ベスト・オブ...」は、作曲家ごとの代表作を集め
たその名の通りベスト盤。クラシック初心者にはもちろんのこと、ASVの個性
あふれる音源で名作を広く楽しめるシリーズである。

CDRSN 3098 \1250
ベスト・オブ・ベートーヴェン ――
交響曲第5番ハ短調Op.67《運命》/ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2
《月光》より/交響曲第6番ヘ長調Op.68《田園》より/他
様々なアーティスト

CDRSN 3099 \1250
ベスト・オブ・ロッシーニ ――
ウィリアム・テル/セビリアの理髪師/シンデレラ/他
様々なアーティスト

CDRSN 3100 \1250
ベスト・オブ・モーツァルト ――
クラリネット協奏曲/アイネ・クライネ・ナハトムジーク/フィガロの結婚
/他
様々なアーティスト

CDRSN 3101 \1250
ベスト・オブ・ガーシュウィン ――
ラプソディ・イン・ブルー/ピアノ協奏曲/ポーギーとベスより/他
様々なアーティスト




<Centaur>
CRC 2787 \2080
D・スカルラッティ:14のソナタ集 ――
ソナタ ト長調K.523/同ハ長調K.487/同変イ長調K.127/同ホ長調K.216/
同ハ短調K.302/同ヘ短調K.519/同変ロ長調K.551/同変ホ長調K.474/
同ハ長調K.527/同ホ長調K.46/同イ長調K.208/同ヘ短調K.239/
同ニ長調K.45/同イ長調K.39
アンソニー・ディ・ボナヴェントゥラ(ピアノ)
ボストン大学音楽学部教授を務めるなど演奏と教育の両面で活躍するアメリカ
のピアニスト、ボナヴェントゥラ。27ヶ国でのリサイタルや、ルトスワスキの
ピアノ協奏曲のオランダ初演など意欲あふれる活動を展開している。シンプル
なスタイルのソナタをしっかりと聴かせられるのは、確かな実力の証拠である。

CRC 2813 \2080
J・ブラームス:
ピアノ・ソナタ第3番へ短調Op.5/間奏曲イ短調Op.118-1/同イ長調Op.118-2
/同変ホ短調Op.118-6/ラプソディ第2番ト短調Op.79-2
ゾラ・ミハイロヴィチ(ピアノ)
ベオグラードに生まれたアメリカのピアニストのミハイロヴィチは、なんと
17才でベオグラード音楽院を卒業してしまったという経歴の持ち主。カルロ
・ゼッキ、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ、ダニエル・ポラ
ックにピアノを師事している。現在はロチェスター音楽院のアーティスト・
イン・レジデンスとして活躍中。

CRC 2839 \2080
フルートとギターのための作品集 ――
N・コスト:モンタニャールOp.34
E・デスポルト:4つの田園風小品
R・グナッターリ:ソナチナ
H・ヴィラ=ロボス:神秘的六重奏曲
A・ジョビン:2つの小品
レベッカ・ストゥル(フルート)、ジョージ・トレス(ギター)、
ジャンマリー・カーン(ハープ)、ジョナサン・シェネット(チェレスタ)、
クレア・シェネット(オーボエ)、ヘレン・ストゥル(サクソフォン)
アメリカのグリンネル・カレッジ図書室の一員でもあるフルート奏者レベッカ
・ストゥルと、ラファイエット大学で教鞭を執るギター奏者ジョージ・トレス
のデュオ・アルバム。

CRC 2856 \2080
クリストス・ティタロス(1961−):
タオスの想い出/2つの夜の小品/劇的な変奏曲
クリストス・ティタロス(ピアノ)
キプロス出身のピアニスト、クリストス・ティタロスによる自作自演集。チッ
コリーニにピアノを師事したティタロスは、1986年にアメリカへ移住。現在は
イリノイ大学で助教授を務めている。ちなみに超絶技巧の始祖カツァリスも同
じくキプロス生まれである。

CRC 2835 \2080
バジール・バレ(1845−1902):
ラ・クレオールOp.10/マミー・ワルツOp.27/メリー・フィフティ・ランシエ
Op.21/レジナ・ワルツ/グランド・ポルカ/サロンのワルツOp.19/ロス・カ
ンパニージャ/ロス・セント・ガルド・ワルツOp.22/ヴァリエテ・ドゥ・カ
ーニヴァルOp.23/ワルツ・ブリランテ/ポルカ・マズルカ/エキシビジョン
・ワルツOp.11/ウェディング・ヒールとトー・ポルカOp.26/カプリシューズ
・ワルツOp.7/ラ・コケット/ラ・セドゥイザン/バジール・ギャロップ/
ヴァイレット・ワルツOp.25/ラ・ベレ・クレオール/カーニヴァルのフォリ
ア/カーニヴァルのギャロップOp.24
ピーター・コリンズ(ピアノ)
19世紀のニューオーリンズで活躍したアフリカ系アメリカン人ミュージシャ
ン、バジール・バレのピアノ作品集。ニューオーリンズを故郷とするピータ
ー・コリンズはミズーリ州立大学ピアノ科教授の任にあり、ミズーリ・チェ
ンバー・プレーヤーズのメンバーにも名を連ねている。

CRC 2840 \2080
フーゴ・カウダー(1888−1972):弦楽四重奏曲第1番-第4番
ユークリッド弦楽四重奏団
200の器楽曲、100の声楽曲を作曲した20世紀チェコの作曲家カウダーの弦楽四
重奏曲集。ユークリッド弦楽四重奏団は、大阪、カーメル、イエロー・スプリ
ングスなどの室内コンクールでの実績を持つ若きアンサンブル。

CRC 2867 \2080
C・ドビュッシー:
月の光/花火/雪の上の足跡/ヴィーニョの門/西風の見たもの/対比的な
響きのために/版画/英雄の子守歌/コンクールの小品/スラヴ風バラード
/ピアノのために/小品/エレジー
ロベルタ・ラスト(ピアノ)
ロベルタ・ラストは、アメリカ、ブラジル、ペルー、ドミニカなどでの演奏
活動、リン大学音楽院で後進の指導を行っているアメリカの女流ピアニスト。

CRC 2862 \2080
サクソトロニック・サウンドスケープ ――
A・シャピロ:デザート・タイド
L・マリネスク:バッハ・ヴァリエーションズ
R・ボーランド:グラマーとエロス
J・ブロックマン:テネイシャス・チューン
W・ハウブリヒ:アフリサックス
P・コリッキオ:プレイス・アイヴ・ビーン
ダグラス・マセク(サクソフォン)
アメリカのベテラン・サクソフォン奏者ダグラス・マセクによる現代の作曲家
たちによる作品集。スタジオ・プレーヤーとして培った技術を駆使した演奏に
仕上がっている。

CRC 2855 \2080
パラレル・ライヴズによるベートーヴェンのハンマークラヴィーア
マイケル・ガーディナー&ジョン・ラタルタラ(コンピューター)、
ジョン・サカタ(ピアノ)
コンピューターとピアノの組み合わせで新しく創造されたハンマークラヴィ
ーア。





<Caprice>
CAP 21767 \2300
B・ブリテン:チェロ・ソナタ ハ長調Op.65
G・リゲティ:チェロ・ソナタ
J・ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ長調Op.38
ヤーコブ・コラーニー(チェロ)、
ペーテル・フリース・ユーハンソン(ピアノ)
王立スウェーデン音楽アカデミー、スウェーデン国立コンサート機関などが共
同で2年に一度開催するスウェーデンの若いミュージシャンのためのコンペティ
ション、ソロイスト賞の優勝者(2006年)ヤーコブ・コラーニーのソロ・アル
バム。ドメニコ・モンタニャーナ(1742)のチェロで奏でられる演奏からは若
き才能があふれ出している。





<Intim>
IMCD 103 \2300
D・ショスタコーヴィチ:
チェロ・ソナタ ニ短調Op.40/ピアノ五重奏曲ト短調Op.57
ダニエル・ブレンドゥルフ(チェロ)、フランシスカ・スクーグ(ピアノ)、
Zクヮルテット
ブレンドゥルフはウィーンでハインリヒ・シフを師と仰ぎ、ウィスペルウェ
イやペルガメンシコフ、ヘルメルソンなどの名手たちによる指導を受けてき
たスウェーデンの若きチェリスト。
ピアノのスクーグも13歳でヘルシンボリ響と共演を果たした若き注目株。





<Acoustica>
ACCD-1019 \2300
スウェーデンの色彩 ――
ブー・リンデ(1933−1970):ソナティナOp.15-2
ヒルディング・ルーセンベリ(1892−1985):組曲ニ長調Op.13
アラン・ペッテション(1911−1980):2つのエレジー、ロマンス (Romanza)
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867−1942):組曲Op.15
エミール・シェーグレン(1853−1918):
ヴァイオリンソナタ第1番ト短調Op.19
リレ・ブルール・セーデルルンド(1912−1957):カンツォネッタ
カール=ウーヴェ・マンベリ(ヴァイオリン)、
ベンクト・フォシュベリ(ピアノ)
ストックホルム・フィルのコンサートマスターなどを歴任した重鎮マンベリと
国際的な名声を勝ち得たピアニスト、フォシュベリのデュオによるスウェーデ
ンの作品集。衰えぬ技術と老練な表現力が素晴らしい演奏を展開している。





<Sterling>
CDB 1702-2 \2300
アクセル・クリンコウストレムのシリンダー式フォノグラフ(1899-1912)
様々なアーティスト
1900年前後のフォノグラフからの復刻。当時の語りや歌などに加えて1991年&
1992年の演奏であるステンハーマルとルーゼンベリの演奏が収められている。





<Fylkingen>
FYCD 1025 \2300
ミクローシュ・マロシュ(1943−):
レゲ/マニプレイションI-IV/ムーヴメンツ/オスティナート/
ヴィオラ・ソナタ
ミクローシュ・マロシュ(電子楽器)、イオナ・マロス(ソプラノ)、
アッティラ・ボドル(ヴィオラ)、
イングリド・ガブリエルソン(ツィター)、
クヌート・センステフォルト(バスーン)、
ペーター・シューバック(チェロ)
ミクローシュ・マロシュは、コダーイの高弟だったルドルフ・マロシュを父に
持つハンガリーの作曲家。アコースティックと電子音楽の融合による作品集。

FYCD 1026 \2300
ダン・フレベリ:15の歌曲
様々なアーティスト
イエテボリ、昆明、ニューカッスルなどで収録したサウンドソースを題材とし
て作られた作品。少女の笑い声で始まる冒頭部分にはビックリ。

<Profl>
PH 07064 \2180
全曲世界初録音
レーラ・アウエルバッハ:ピアノ曲集
(1)幻想曲 (1986)
(2)「死を想え(メメント・モリ)」(1996)
(3)ピアノソナタ第1番「不死鳥」(2006)
(4)ピアノソナタ第2番「しるし」(2006)
(5)幼年時代の映像(子供のための12の小品)(2000)
クセニヤ・ノーシコワ(Pf)
著名な作家であり、弊社「たまゆらレーベル」の大切なアーチストでもある
天才レーラ・アウエルバッハ。彼女の作品普及に熱心なBISレーベルでさえ録
音していない初出ピアノ曲を同郷のノーシコワがまとめました。「幻想曲」
は何と13歳の時の作で、アウエルバッハがモーツァルトばりの神童だったこ
とを証明してくれます。
また1996年作のオーケストラ曲(旧名「交響曲第1番」)のピアノ版「死を想
え(メメント・モリ)」もシュニトケやワインベルクを思わせる脂っこくボル
テージの高い作風が興味津々。ノーシコワの委嘱で作曲された最新作「ピアノ
ソナタ第2番」も異常なまでに充実した内容。アウエルバッハ恐るべしと申せ
ましょう。

PH 06034 \2180
モーツァルト:いとしの姉ナンネルのために
(1)連弾のためのソナタ ニ長調 K.381
(2)前奏曲とフーガ ハ長調 K.394
(3)転調する前奏曲
(4)連弾のためのソナタ ハ長調 K.19a
(5)ピアノソナタ第7番 ハ長調 K.309
(6)カプリッチョ K.395
(7)連弾のためのソナタ 変ロ長調 K.358
ヴォルフガング・ブルンナー&レオノーレ・フォン・シュトラウス (フォルテ
ピアノ連弾)
モーツァルトが姉ナンネルと共演するために作曲した連弾作品とナンネルがら
みの独奏曲をフォルテピアノで奏したアルバム。さまざまなレーベルでフォル
テピアノの名演を繰り広げているブルンナーが、ここでもいぶし銀の芸術を聴
かせてくれます。

PH 07072 \2180
グルジアの作曲家によるギター音楽
(1)ニコ・ナリマニーゼ (1904-1975):
舞曲/ホルミ/サタマショ/ギターソナタ/グルジアの歌
(2)ゲルマン・ザパリーゼ (1939-):
イメレチの騎兵の歌/輪舞/シャヴレゴ変奏曲/ギターソナタ/こびとの行進
/アレグロ・コン・ブリオ/汝は真の芸術なり、ぶどう畑よ
(3)テンギス・シャヴロハシヴィリ (1946-):バラード
(4)ワージャ・カランダーゼ (1961-):チェラ/ヤヴナナ
オレグ・チモフェーエフ (7弦ギター)
旧ソ連邦コーカサスの共和国だったグルジアは、中東的な異国情緒に満ちた美
しい文化を持っています。太陽に恵まれ、むしろラテン的な気質に富むグルジ
ア人にギターという楽器はピッタリ。ここに収められた作品は、血の気の多さ
と独特の哀感、美しいメロディにあふれた独特の魅力にあふれています。ロシ
ア独特な7弦ギターの響きにも注目です。

PH 05032 \2180
ファリャ:ピアノ曲全集
(1)4つのスペイン小品集 (2)セレナータ ホ短調 
(3)アンダルシアのセレナータ (4)演奏会用アレグロ (5)マズルカ 
(6)歌 (7)小人の行列 (8)ノクターン (9)ワルツ=カプリッチョ 
(10)ポール・デュカスの墓に捧ぐ (11)ベティカ幻想曲
ウタ・ヴェヤンド (Pf)
ファリャのピアノ曲といえば、編曲物の「火祭りの踊り」ばかりが有名で、オ
リジナル作品は意外に顧みられていません。「スペイン命」の若手ピアニスト、
ウタ・ヴェヤンドは女優ばりの美人ながら、なかなか見どころのあるこだわり
派。このアルバムもファリャ・アーカイヴ所蔵の自筆譜をチェックし、出版譜
の誤りを正して演奏しているとのこと。学術的なだけでなく、熱いスペイン魂
も感じさせる演奏が魅力です。

PH 06025 \2180
プレイエル:2手および4手作品集
(1)2つの小品
(2)連弾のためのソナタ 変ロ長調
(3)2台のピアノのための協奏曲ニ長調
(4)連弾のためのソナタ ト短調
(5)連弾のためのソナタ ヘ長調
(6)エコセーズ
ヴォルフガング・ブルンナー&レオノーレ・フォン・シュトラウス
(フォルテピアノ連弾)
ショパンも愛用したことで知られるピアノのブランドの創始者でもある作曲家
イグナツ・プレイエル (1757-1831)。今年が生誕250年にあたります。多作家
で、交響曲だけでも60曲位あると言われていますが、ピアノ作品は割りと珍し
く大歓迎。ウィーン古典派風の端正なたたずまいが爽やか。古楽器による演奏
ですが、プレイエル・ピアノでない(アントン・ワルターとノイペルト製)と
ころがミソです。

PH 07065 4枚組 \5950
クララ・シューマン:ピアノ曲全集
スザンヌ・グリュツマン (Pf)
昨今の女性作曲家研究の発展のおかげで、「シューマンの嫁」という概念を越
えてひとかどの作曲家として評価されるようになってきたクララ。彼女の作品
はかなり録音に恵まれてはいますが、ピアノ曲全集は大歓迎の登場と申せま
しょう。デリケートかつ名人芸的な美しい作品ばかりです。





<WERGO>
WER 6689 2枚組 \4160
シチェドリン:
(1)ポリフォニーの手帳(25のポリフォニック前奏曲)Op.50 (1972)
(2)12の前奏曲とフーガ(#系)Op.29 (1964)
(3)12の前奏曲とフーガ(♭系)Op.45 (1970)
ロディオン・シチェドリン(Pf)
録音:(1)1973、(2)1966、(3)1971
バレエの女王プリセツカヤの夫君にして旧ソ連を代表する現役作曲家ロディ
オン・シチェドリン (1932-)による、ピアノの代表作2篇の自作自演。彼はヤ
コフ・フリエール門下のピアノの名手で、自作の演奏にかけては他の追随を
許さぬ神業を示します。「24の前奏曲とフーガ」はショスタコーヴィチの同
名傑作以後もっとも優れたもので、非常に充実した内容と高度なピアノ技巧
を堪能できます。いずれもメロディア音源。




<現代ギター>
GGCM 1001 \2940
音楽への想い -関口久男ギター・リサイタル
(1)ソル:4つのメヌエット(イ短調Op.11-7、イ長調Op.11-6、ホ長調Op.11-10、
ニ長調Op.11-5)、ワルツト長調Op.8-2 
(2)シューマン:トロイメライ 
(3)グルック:バレー 
(4)バッハ:
プレリュード-無伴奏チェロ組曲第1番より、サラバンドとドゥーブル-無伴奏
ヴァイオリン・パルティータ第1番より 
(5)ポンセ:サラバンド-イ短調組曲より 
(6)メンデルスゾーン:無言歌「ヴェニスの舟歌」 
(7)ダウランド:デンマーク王のガリアルダ 
(8)ガスパール・サンス(1640-1710):エスパニョレッタ、カナリオス 
(9)タレガ:タンゴ 
(10)ヴィラ=ロボス:プレリュード第3番 
(11)グラナドス:スペイン舞曲第10番「悲しき舞曲」 
(12)カタルーニャ民謡:聖母の御子
関口久男(Gt)
堅実な活動を続ける実力派ギタリストを紹介する現代ギター社の新レーベル
「マスターズ・レーベル」の第1弾。関口久男は1950年埼玉県久喜市生まれ。
ギターを高木 孝氏に師事。第4回新人賞選考演奏会(現クラシカルギターコ
ンクール)で新人賞を受賞。第16回ギターコンクール(現東京国際ギターコ
ンクール)に入賞。1974年、イギリスにてセゴビアの演奏に深い感銘を受け、
決意を新たに研究に励む。1980年、石橋メモリアルホールにてリサイタル。
以後、各地で数々のコンサートを行なうとともに、地元・久喜市を中心に後
進の指導にあたっている。彼の熱い“音楽への想い”を収めたこのCDで、そ
の実力を聴いてください。





<ZIG-ZAG Territoires>
ZZT 070501 \2300
J.S.バッハ:
ヴァイオリン協奏曲 第1番BWV.1041、第2番BWV.1042、
BWV.1052(チャンバロ協奏曲第1番)、BWV.1056(チェンバロ協奏曲第2番)
アマンディーヌ・ベイェ(バロックVn & Cond)
グリ・インコグニティ[アルバ・ロカ(Vn) フラヴィオ・ロスコ(Vn) 
マルタ・パラモ(Va) マルコ・チェッカート(Vc) 
バルドメロ・バルチェラ(Gamb) アンナ・フォンターナ(Cemb)]
録音:2007年1月15-19日
2つのオリジナルのヴァイオリン協奏曲(BWV.1041、BWV.1042)と2つの失われ
たヴァイオリン協奏曲(BWV.1052、BWV.1056)が収録されています。BWV.1041、
BWV.1042はイタリア様式の影響を受けた華やかなトゥッティと名人芸で聴かせ
るソロが特徴的な作品。現在はチェンバロ協奏曲として演奏されている
BWV.1052、BWV.1056は、おそらく失われたヴァイオリン協奏曲の編曲であると
されています。アマンディーヌ・ベイェの繊細かつ大胆な妙技を披露し、また
グリ・インコグニティの一人一人の高い技術が作品の細かな要素を丁寧に描き
出しています。グリ・インコグニティは2006年アマンディーヌ・ベイェの呼び
かけにより結成されたアンサンブル。
このCDは、1984年から開催されているリビエラ海岸恒例のイベント、「モンテ
カルロ春の芸術祭」公式アルバムです。

ZZT 070502 \2300
ウェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章
ベルク:抒情組曲
シェーンベルク:弦楽四重奏曲第4番
プソフォス四重奏団
〔田中綾子(Vn) ブルーエン・ル・メートル(Vn) セシル・グラッシ(Va) 
イングリッド・ショーンロブ(Vc)〕
録音:2005年11月、2006年3月
2003年にメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲をリリース(ZZT.030702)、2006年に
はラ・フォル・ジュルネで明るく大らかな演奏で聴衆を魅了したプソフォス四
重奏団。今回は新ウィーン楽派を取り上げています。彼女たちの表現しえる全
ての手段を使ったとも思える勢いのある表現力には圧倒されます。(「モンテ
カルロ春の芸術祭」公式アルバム)

ZZT 070302 \2300
マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704):声楽作品集
寂しい荒野よH.469、何も恐れずこの森にH.467、もう愛してはいないH.455、
世俗モテット「シャルパンティエの墓碑銘」H474、「ル・シッド」のスタン
スによるエールH.457-459、カンタータ「地獄へ降りるオルフェウス」H.471

ジェラール・レーヌ(指,オート・コントル)
シリル・オヴィティ(A)  エドヴィン・クロスレー=メルセル(B) 
イル・セミナリオ・ムジカーレ 他
録音:2006年10月9-12日
ジェラール・レーヌとイル・セミナリオ・ムジカーレによるシャルパンティエ
の声楽作品集。シャルパンティエはイタリア留学中にカリッシミに学びルイ
14世時代のフランスの作曲家の中でも、宗教音楽の第一人者。大胆な旋律、
洗練されたシャルパンティエの音楽を鮮やかに描き出したレーヌとイル・セミ
ナリオ・ムジカーレ。彼らのこなれた粋な演奏に脱帽です。





<Ambroisie>
AM 112 \2300
「旅するヴィルトゥオーゾ」-デュオ・ソナタ&トリオ・ソナタ集
テレマン:
(1)トリオ・ソナタ ニ短調
(2)トリオ・ソナタ ト短調(「音楽の練習帳」より)
(3)トリオ・ソナタ 変ロ長調(「音楽の練習帳」より)
(4)ソナタ ニ長調(「忠実な音楽の師」より)
(5)トリオ・ソナタ 変ホ長調(「音楽の練習帳」より)
(6)トリオ・ソナタ イ短調(「音楽の練習帳」より)
アンサンブル・アマリリス
エロイーズ・ガイヤール(音楽監督、リコーダー&オーボエ)、
ヴィオレーヌ・コシャール(Cem)、デイヴィッド・プランティエ(Vn)、
エマニュエル・ジャックス(Vc)、
ラウラ・モニカ・プスティルニク(リュート)
録音:2006年3月
タイトルのとおり、超絶技巧的な要素をふんだんに盛り込んだ、テレマンによ
る室内楽作品集。エロイーズ・ガイヤールの奏でるオーボエやリコーダーの音
色は、実に色彩豊かで、濃厚な表現にうっとりさせられます。「忠実な音楽の
師」はテレマンが生きていた当時に刊行されていた音楽雑誌に収録されていた
もので、家庭にいながらにして様々なタイプの音楽がたのしめる楽譜として人
気を誇っていました。こんな素敵な作品の新曲の楽譜が定期的に刊行されてい
たなんて、当時の人々はさぞ楽しみだったことでしょう。アンサンブル・アマ
リリスの名人芸が存分に堪能できる一枚です。





<Praga Digitals>」
PRDDSD 250238(SACD-Hybrid) \2580
ハイドン:弦楽四重奏曲集
(1)第39番ハ長調Op.33-3, Hob.III:39「鳥」
(2)第38番変ホ長調Op.33-2, Hob.III:38「冗談」
(3)第41番ト長調Op.33-5
パルカニ四重奏団
録音:2007年7月4−7日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
バルトーク・アルバム(PRDDSD.250225、PRDDSD.250235)が高い評価を得てい
るパルカニ四重奏団による最新アルバムは前2作から一転してハイドン。ロシ
ア四重奏曲と呼ばれる作品33のなかでも、人気の高い表題つきのナンバーを含
む3曲を収録しています。
第1楽章の第2主題や、第2楽章のトリオの旋律がそれぞれ鳥のさえずりを思わ
せる第39番、短調の哀感こもったラルゴで名高い第41番。そして「冗談」
(Gli Scherzi)という名の由来となったスケルツォを第2楽章に置く第38番。
ハイドンみずから“まったく新しい特別の方法で作られた”という宣伝文句
を用いたように、民謡風の主題、明確な様式、明るいムードがそれまでとは違
う新しい何かを感じさせる内容です。オルランド四重奏団のメンバー3名が、
1984年に新しくチェリストを迎えてスタートさせたパルカニ・カルテット。
伸び伸びとして美しい演奏で聴かせます。





<Medici arts>
=medici MASTERS=
MM 006 \1850
モノラル
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
(2)同:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」
(3)ショパン:練習曲集
変イ長調Op.25-1「牧童」/ ヘ短調Op.25-2 / ヘ長調Op.25-3 /
嬰ト短調Op.25-6 / 変ニ長調Op.25-8 / 変ト長調Op.25-9「蝶々」 /
変ト長調Op.10-5「黒鍵」
ヴィルヘルム・バックハウス(P)
サー・ゲオルク・ショルティ(指)ケルン放送SO.
録音:(1)1956年6月25日ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(ライヴ)
(2)1959年9月24日ボン、ベートーヴェンハレ(ライヴ)
(3)1953年6月11日ルガーノ(ライヴ)
とんでもなくこれはスゴイ!バックハウスが72歳(1884年3月生まれ)、56年
の「皇帝」はまだ43歳で血気盛んなショルティ(同年ザルツブルク音楽祭にデ
ビュー)との願ってもない顔合わせで、衰え知らずその一歩もゆずらぬやりと
りからライヴの醍醐味ここに尽きるといった感で屈指の聴きもの。バックハウ
スはこれから3年後に、イッセルシュテット&ウィーン・フィルとかの有名な
デッカ録音を残すことになりますが、この時期にかくも立派な演奏が繰り広
げられていたとは。また、2度目のスタジオ盤全集中の録音と同じ年にあたる
ソナタのライヴ。揺るぎない打鍵が圧倒的に素晴らしく、“鍵盤の獅子王”
による不滅のベートーヴェン演奏が味わえます。ショパンを除くすべて、WDR
のオリジナル・マスターからの復刻でやはりこの年代としては驚異的な音質
で蘇ったことも大きな収穫です。

MM 005 \1850
モノラル
(1)ベートーヴェン:「エグモント」序曲
(2)ブラームス:交響曲第1番ハ短調
(3)同:亡き児を偲ぶ歌
ジョージ・ロンドン(Bs)
オットー・クレンペラー(指)ケルン放送SO.
録音:(1)1955年5月28日(2)(3)1955年10月17日
ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(ライヴ)
巨匠クレンペラーがもっとも意欲が漲っていた時期に行なわれたケルン放送響
とのライヴ集。ブラームスはクナッパーツブッシュの演奏と信じて売られてい
た(いる)もので、ファンの間ではとりわけ有名だったもの。全編をつらぬく
ガッチリとした造詣がこたえられない魅力となっています。エグモントも辛口
演奏の典型ともいえるきびしさが潔く、この上ない風格。さらに、同じくロン
ドンを迎えたNDR響との録音(55年)もある、師マーラー作の「亡き児」。こ
れは“ロンドンの、という以上にまさしくクレンペラーの亡き児”。クレン
ペラーが振るとシンフォニックな響きで作品が満たされるから不思議です。
すべてWDRのオリジナル・マスター・テープよりのCD化で、驚くほど鮮明な音
質で聴けるのが何よりのポイントです。

MM 008 \1850
ステレオ
(1)ヴェルディ:「シチリア島の夕べの祈り」序曲
(2)同:「椿姫」第1幕への前奏曲
(3)同:「椿姫」第3幕への前奏曲
(4)同:「運命の力」序曲
(5)同:「ナブッコ」序曲
(6)同:「アイーダ」第1幕への前奏曲
(7)ベッリーニ:「ノルマ」序曲
(8)同:「ノルマ」第2幕への前奏曲
(9)ロッシーニ:「チェネレントラ(シンデレラ)」序曲
(10)ドニゼッティ:「シャモニーのリンダ」序曲
(11)同:「ドン・パスクァーレ」序曲
トゥリオ・セラフィン(指)
(1)(2)(3)(4)ロイヤル・フィル(5)(6)(7)(9)(10)(11)フィルハーモニアO.
(8)ミラノ・スカラ座O.
録音:(1)(2)(3)(4)1959年2月19日ロンドン、キングズウェイ・ホール
(5)(6)1959年2月27日(7)(9)(10)(11)1961年4月16日
ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
(8)1960年9月5−12日ミラノ、スカラ座
来年2008年に生誕130年と没後40年を同時に向かえるセラフィン。スカラ座を
はじめメトなど世界の歌劇場で活躍し、歌手の力量を引き出す手腕に長けてた
いへん信頼の厚かったイタリアの名匠です。こうして彼の独壇場であったイタ
リア・オペラからの有名序曲を収めたアルバムを聴き、改めて気付かされるの
は無類のセンスのよさ。いきいきと名旋律に生命が吹き込まれ、勢いと流れる
ようなドラマ作りが見事です。
このたびEMIより正規ライセンスを受けてのCD化。今後medici mastersでは
WDRのアーカイヴ音源発掘と並行して、他社が所有する商業録音から忘れがた
い名演奏をもリリースしてゆくとのことです。

MM 007 \1850
モノラル
(1)モーツァルト:弦楽四重奏曲第18番イ長調KV.464
(2)ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第12番変ホ長調Op.127
アマデウス四重奏団
録音:(1)1956年2月3日(2)1956年2月2日ケルン、WDRフンクハウス、
第1ホール(ライヴ)
1987年ヴィオラのシドロフの死によって、メンバーの交替を経験することなく
40年に及ぶ活動の幕を降ろした英国の名門アマデウス・カルテット。数多くの
録音を残した彼らもライヴとなると貴重。ここに収録された内容は、同時期の
ライヴを収めたANDANTE盤(AN.2160)中のそれぞれ、モーツァルトがシューベル
トの「死と乙女」と、ベートーヴェンがハイドンのハ長調と同日に演奏された
ものです。1948年の華々しいウィグモア・ホール・デビューからまだ10年足ら
ず、アーカイヴのオリジナル・マスターによる生々しい音質が、溌剌としてみ
ずみずしい表現をみせる彼らの姿を刻銘に伝えています。




<Zig-Zag Territoires>
●ZEBRA COLLECTION 第2弾10タイトル
ZZT 2040601 \1650
バッハ父子のトリオ・ソナタ集
J.S.バッハ:ソナタ ニ長調BWV1028/ソナタ ト長調BWV1039
C.P.E.バッハ:ソナタ ト長調Wq86(H509)/ソナタ ホ長調Wq162(H580)
W.F.バッハ:2本のフルートと通奏低音のためのソナタ ニ長調
ア・ドゥー・フリュースト・エガール〔ヴァレリー・バルサ(Fl) 
ジャン=ピエール・ピネ(Fl)〕 アジェ・スペテール=アナナ(Vc) 
ブランディーヌ・ランヌー(Cemb)
録音:2003年2月24、25、27、28日、5月1日パリ(11区)、
ボン・セクール教会

ZZT 2041001 \1650
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ
第1番へ短調Op.2-1、第13番変ホ長調Op.27-1、第28番イ長調Op.101
エレーヌ・クヴェール(P)
録音:2004年4月19-23日パリ(11区)、ボン・セクール教会
パリ音楽院でメルレとイヴァルディに、テオ・リーフェン国際ピアノ財団でフ
ライシャー、シュタイアー、ラローチャに師事したクヴェール。清冽さを感じ
させる演奏で、ベートーヴェンの前中後期ソナタの特徴をバランス良く表現し
ています。

ZZT 2030301 \1650
ブラームス:
クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1、第2番変ホ長調Op.120-2
フロラン・エオ(Cl) パトリック・ジグマノフスキ(P)
録音:2002年6月25-28日&7月1-4日パリ11区、ボン・セクール教会
ブラームスのクラリネット・ソナタ集。19世紀後半のドイツ・クラリネット事
情を壮観出来るアルバムとなっています。

ZZT 20403011 \1650
ジェミニアーニ:コレッリの作品5に基づく12の合奏協奏曲集より 
第1、3、5、8、10、11番&ラ・フォリア
キアラ・バンキーニ(指、Vn) アンサンブル415
録音:2003年
師コレッリと比べ、より豊かな響きと半音階的な和声や旋律を特徴とするジェ
ミニアーニの合奏協奏曲集。1989年にコレッリの作品5をHMFに録音してから
14年後にジェミニアーニを録音することになったバンキーニ。彼女のバロック
音楽活動の原点はコレッリであり、このアルバムでもそのことを強く感じさせ
る演奏となっています。(ZZT40301の分売)

ZZT 2031102 \1650
ヘンデル:
トリオ ハ短調HWV386A、トリオ ヘ長調HWV389、前奏曲ト短調HWV572、
ソナタ ト短調HWV404、トリオ ト短調HWV393、ソナタ ニ短調HWV359A、
前奏曲ニ短調HWV562、ソナタ ト長調(HWV252&314からの再構成)
ラッサンブレ・デ・オネスト・キュリュ
〔アマンディーヌ・ベイエ(Vn) アルバ・ロカ(Vn) アントワーヌ・
トランチク(Ob) シャオ=ピン・クォ(Cemb) バルドメロ・バルチエラ
(Gamb)〕
録音:2003年3月17-21日パリ(11区)、ボン・セクール教会
イタリアの国際コンクールで優勝した際に、審査委員長を務めていたレオンハ
ルトに特別賞を受けた実力派グループ、ラッサンブレ・デ・オネスト・キュ
リュ。楽曲と丁寧に向き合った真摯なアルバムです。

ZZT 2041002 \1650
ランツェッティ:チェロと通奏低音のためのソナタ集
第7番ト長調、第8番ホ短調、第9番イ短調、第10番嬰ヘ短調、第11番ヘ長調、
第12番ニ長調
ガエターノ・ナシッロ(独奏Vc) サラ・ベンニーチ(伴奏Vc) 
アンドレア・マルキオル(Cemb)
録音:2004年4月26-30日 コルシカ島、オート=コルス県、ピーニャ、
オーディトリアム
イタリア後期バロックの作曲家兼チェロ奏者、サルヴァトーレ・ランツェッ
ティ。ボッケリーニに先駆け、ランツェッティは通奏低音楽器から独奏楽器
へとチェロを用い、その点がこのソナタ集を意義深いものにしています。

ZZT 2031101 \1650
モンテヴェルディ:
「倫理的宗教的森」より洗礼者聖ヨハネのための荘厳ミサ
フランソワーズ・ラセール(指) アカデミア
フランス、アルザス地方、オ=ラン県、リボヴィル教会堂
ラセール率いるアカデミアの意欲作として3枚組でリリースされていたモンテ
ヴェルディ:「倫理的宗教的森」より洗礼者聖ヨハネのための荘厳ミサのみを
収録したCD。「倫理的宗教的森」は、いずれも変化に富んだ名曲ぞろいで、
厳格なポリフィニー様式による4声のミサと39曲の典礼や聖書に基づく曲から
なる作品集。30年間を過ごしたサン・マルコ大聖堂での日々の勤めの集大成
であるといえます。

ZZT 2040201 \1650
ピッチニーニ:
リュートとキタローネのためのタブラチュア曲集第1巻(1623)
[アリア、コレンテ、カンツォーナ、ガリアルダ、リチェルカーレ、
トッカータ、キタローネのためのコレンテ、ガリアルダ、パルティータ、
トッカータなど]
レ・リベルタン〔パスカル・モンテイェ(テオルボ) モニカ・プスティル
ニク(ルネサンスG) ジャン=マルク・エーム(Org)〕
録音:2003年6月9-15日
フランス、ヴォークリューズ県、リュベロン地方、
メネルブ、サン・リュック教会
16世紀末から17世紀にかけて活躍した作曲家兼リュート奏者ピッチニーニは
父、兄弟、息子ともにリュート奏者というリュート奏者一族でした。一家で
フェラーラのエステ家に仕え、後年はボローニャで枢機卿に仕えていました。
ピッチニーニは2巻のタブラチュア集を出版しここでは1623年に出版された
第1巻を収録。同時代の作曲家バンキエリが「リュート奏者でピッチニーニ
に並び立つものはいない」と評しているぐらいピッチニーニは名手であった
とされ、作品もその時代の最先端の技法がふんだんに組み込まれた内容です。

ZZT 2030102 \1650
チャイコフスキー:
交響曲第4番ヘ短調Op.36、バレエ音楽「くるみ割り人形」Op.71a
ヨス・ファン・インマゼール(指)アニマ・エテルナ
録音:2000年9月6日ブリュッセル[ライヴ]
Zig-Zag Territoiresの人気シリーズ、インマゼール&アニマ・エテルナによ
る衝撃のチャイコフスキー。大オーケストラで演奏されるのが常の「交響曲第
4番」と「くるみ割り人形」をわずか58名で演奏。4番冒頭の金管も響きが常と
はまったく異なりますし、脂ぎっているはずのフィナーレも実に爽やか。ロシ
ア伝統の解釈で植え付けられた厚くて重いイメージと対極にあるこの演奏、
チャイコフスキー観が大きく覆されること間違いなしの超問題作です。

ZZT 2030903 \1650
2台ピアノのための作品集
サン=サーンス:
「死の舞踏」Op.40、
ベートーヴェンの主題による2台ピアノのための変奏曲集Op.35、
フランク:前奏曲/フーガと変奏曲Op.18、
インファンテ:3つのアンダルシア風舞曲(1921)
プーランク:
「悲歌-互いの同意のもとに」(1959)/「シテール島への船出」(1951)/
「仮面舞踏会」によるカプリッチョ(1952)
ヨス・ファン・インマゼール
(P;1897年パリ、エラール社製ピアノフォルテ使用)
クレール・シュヴァリエ(P;1904年パリ、エラール社製ピアノフォルテ使用)
録音:1999年7月12-15日ブリュッセル、ルナ劇場
319世紀後半から20世紀前半に芸術の都を彩ったインマゼールお気に入りのエ
ラール製ピアノによる2台ピアノのための作品集。作品ごとに第1奏者と第2奏
者の弾き手を入れ替えていますが、インマゼールとシュヴァリエの息の合った
演奏でパリの盛時を今に伝える内容です。





<Dynamic>
DYNDVD 33551(DVD-Video) \3780
字幕:伊,仏,英,独,西
ヴェルディ(1813-1901):歌劇「シチリア島の夕べの祈り」
アッリーゴ(Tn):レンツォ・ズーリアン
エレナ公女(Sp):アマリッリ・ニッツァ(★)
グイード・ディ・モンフォルテ(シチリア総督)(Br):
ウラディーミル・ストヤーノフ(★)
ジョヴァンニ・ダ・プローチダ(シチリア独立運動の志士)(Bs):
オルリン・アナスターソフ(★)
ベトゥーネ:チェーザレ・ラーナ(Bs)
ヴォードモン伯爵(フランス軍士官):ロレンツォ・ムッツィ(Bs)
ニネッタ(エレナの侍女):ティツィアーナ・カッローロ(Sp)
ダニエリ(シチリア人):ジョルジョ・トゥルッコ(Tn)
テバルド:クリスティアーノ・オリヴィエーリ(Tn)ほか
ステーファノ・ランザーニ(指)(★)
アルトゥーロ・トスカニーニ財団管弦楽団&合唱団
演出:ピエール・ルイジ・ピッツィ、収録:2003年
(★)は来日公演と一致
今年の6月末から7月頭にかけて初来日するパレルモ・マッシモ劇場。「シチリ
ア島の夕べの祈り」はかつて日本ではびわ湖で日本人たちによって演奏された
ことがあるだけで、東京でしかもこれだけの大規模での公演は初めてといえる
でしょう。すでに残席僅少の文字がちらほら、夏の話題を独り占めする来日公
演となりそうです。
「シチリア島の夕べの祈り」の物語の舞台は13世紀のパレルモ。当時かげりが
見え始めた神聖ローマ帝国側のシチリア人と、権力を増大し始めていたローマ
教皇派のフランス人とによって繰り広げられるドラマ。愛し合う若き二人の前
に立ちはだかる民族の壁、葛藤、そして民衆の蜂起・・・様々な要素がからま
りあったこのドラマティックなオペラは、印象深い序曲だけでも単独でとりあ
げられる機会の多い、極めて充実した作品。1850年代、ヴェルディは他に「イ
ル・トロヴァトーレ」、「椿姫」、「リゴレット」、「シモン・ボッカネグ
ラ」といった錚々たる作品を残しており、まさに脂の乗り切った時期でした。
パリのオペラ座のために書かれた規模の大きな意欲作で、どの部分をとって
も、ヴェルディの醍醐味が120%満喫できます。
歌唱陣は申し分なし、エレナ公女には、2002年「トスカ」2003年「イル・トロ
ヴァトーレ」で新国立劇場にも登場している、悲劇のヒロインを歌わせたら右
に出るものはない美貌のオ若手ソプラノ、マリア・ニッツァ。愛国心に満ちた
策略家プローチダ役は、1976年ブルガリア生まれの若手注目株アナスターソ
フ。弱冠30歳にして、世界中の劇場からラブコールがやむことは無い今最高の
「ヴェルディ歌い」の一人。アッリーゴは、「ラ・ボエーム」のロドルフォ役
などでも来日し大絶賛された、今をときめくズーリアン!来日を見る人にも見
ない人にも、注目度大の顔ぶれと内容のDVDとなっています。
どっしりとしたつくりの舞台が、人間のドラマや歌手一人一人の歌唱の素晴ら
しさを際立たせます。イタリア版を使用しているため、タランテッラのみ、幕
間の4分程度のバレエのシーンが含まれます。





<KING INTERNATIONAL>
KDC 7003 \2180
宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」 Vol.3
ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第3番変ホ長調 作品55「英雄」
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1953年12月17日 ライヴ/モノラル (TAH 294)
さてミュンヘン盤だが、ライヴにしては残響の多いふっくらとした録音で雰囲
気満点(中略)これに較べると現代の演奏がなんと砂をかむように味気なく聴
こえることか。それは決して時代様式の差ではなく、今という時代がすばらし
い才能を生みにくくしているせいだと思う。(宇野功芳-ライナーノーツより)
以前キングよりリリースされていたクナの「英雄」53年盤。クナッパーツブッ
シュならではの個性が横溢した快演でしたが、音の状態が良いとは言えません
でした。この録音をターラ社がオリジナル・マスターからマスタリングを施し
新しく生まれ変わりました。今日には聴くことの出来ない大時代的「英雄」、
クナ独特の芸風を味わうことの出来る演奏です。




<TDK>
TDKAD 023 2枚組 \3650
CD1
ハイドン:交響曲第49番ヘ短調「受難」、ホルン協奏曲ニ長調Hob.VIId-3
CD2
モーツァル:セレナード第9番ニ長調K.320「ポストホルン」
鈴木秀美(指)オーケストラ・リベラ・クラシカ
トゥーニス・ファン・デァ・ズヴァールト(Hrn)
収録:2007年2月24日 東京・浜離宮朝日ホールでのライヴ収録
音声収録編集:櫻井卓
OLC第17回公演は、ハイドンの1760年代の作品から、へ短調という特異な調性
の第49番「受難」とホルン協奏曲を、そして2枚目にはポストホルン・セレナ
ーデという大曲が演奏されました。18世紀オーケストラの首席ホルン奏者ファ
ン・デァ・ズヴァールトは、ハイドンのホルン協奏曲で微塵の隙もない圧倒的
な技巧を披露。その艶やかで円い音色が心に響きます。モーツァルトの名セレ
ナード「ポストホルン」には、オリジナルのポストホルンが登場。管楽器の掛
け合いの連続を、推進力豊かに奏でる名演です。
トゥーニス・ファン・デァ・ズヴァールト(ホルン)
ハーグ王立音楽院、マーストリヒト音楽院でErich Penzel氏に師事。1989年に
バート・ハルツブルク・ナチュラルホルン・コンクールで優勝したのち、ナ
チュラルホルンの世界的演奏者になることを決意。アムステルダム・バロック
オーケストラ、シャンゼリゼ管弦楽団、ベルリン古楽アカデミーなど数多くの
オーケストラ、室内楽で数多くの録音、コンサートを世界中で行っている。
現在、18世紀オーケストラ、フライブルク・バロック・オーケストラの首席ホ
ルン奏者。ソリスト、教師、講師として、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラ
リアの多くの音楽院、マスタークラス、コンサートシリーズ、音楽祭に出演。
アムステルダム音楽院で後進の指導にあたっております。




<FABULA CLASSCA>
FAB 602(DVD-Video) \2700
字幕:英仏独伊
パイジェッロ:「奥様女中」
ティツィアーノ・バッチ(Bs ウベルト)
ガブリエッラ・コレッキア(S セルピーナ)
ジャンニ・サルヴォ(ヴェスポーネ)
マルコ・ズッカリーニ(指)
カターニャ・ベッリーニ大劇場管弦楽団
収録:2004年4月17日,カターニャ,サンジョルジ劇場
パイジェッロの「奥様女中」の映像です。ペルゴレージのではありません。そ
のおよそ半世紀後に初演された、パイジェッロの方の「奥様女中」。こちらも
名作と知られています。映像はこれが初登場。カターニャの小さな劇場で上演
されたもので、三人の登場人物が皆達者で楽しめます。セルピーナ役のコレッ
キアは、ベッリーニ大劇場来日公演の「ノルマ」でアダルジーザや「夢遊病の
女」のテレーザを歌ったのでご存知の方も多いはず。しっかりとした歌と堂々
とした演技で舞台を引き締めています。対するウベルト役のバッチは、1979年
生まれといいますから、収録当時まだ25歳くらいの若さ。間抜けな若い貴族が
年増の女中に翻弄されるようで、笑えます。しかし歌はとても20代とは思えな
いもの。バッチは2006年からベルリン・ドイツオペラに在籍しており、今後が
知名度が上がること間違いなしの逸材です。ヴェスポーネ役のサルヴォも不思
議な存在感あり。オペラの前にちょっとしたプロローグがあります。つい先日
発売された、アッティリオ・クレモネージ指揮のラ・チェトラによるピリオド
楽器演奏(ZZT 070102)に続いて、パイジェッロ・ファンには嬉しいリリース
です。

FAB 603(DVD-Video) \2700
ロッシーニ:「ギヨーム・テル」−
バレエ音楽,カンタータ「ジョヴァンナ・ダルコ」
ビゼー:「アルルの女」第2組曲
ファリャ:7つのスペイン民謡
テレサ・ベルガンサ(Ms)
ニーノ・ボナヴォロンタ(指)
スイス・イタリア語放送管弦楽団
収録:1990年5月26日,ルガーノ
スペインの偉大なメッゾソプラノ、テレサ・ベルガンサの出演したコンサート
の映像です。見物聞き物は何といっても、ベルガンサお得意のファリャ。55歳
の円熟した魅力がたまりません。ロッシーニのカンタータ「ジョヴァンナ・ダ
ルコ」は、同じ年にCLAVESに録音しており、こちらも名演として知られていま
したが、ここでの演奏も見事なもの。加えて,ベルガンサの凛とした姿には惚
れ惚れ。ボナヴォロンタ指揮のロッシーニとビゼーも優れた演奏で、楽しめる
1枚です。

<Coviello>
COV 50712(SACD-Hybrid) \2180
モーツァルト:ハルモニームジーク(管楽合奏)のための作品集
歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」(ハルモニームジーク版/タルクマン編)、
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
(ハルモニームジーク版/トリーベンゼー/タルクマン編)、
歌劇「フィガロの結婚」(ハルモニームジーク版/ヴェント/タルクマン編)、
歌劇「皇帝ティートの慈悲」(ハルモニームジーク版/タルクマン編)、
歌劇「魔笛」(ハルモニームジーク版/ハイデンライヒ/タルクマン編)
ドイツ・カンマー・フィルハーモニー・ブレーメン管楽ゾリステン
[ロドリーゴ・ブリューメンストック(Ob) ウルリッヒ・ケーニッヒ(Ob) 
キリアン・ヘロルド(Cl) ティノ・プレナー(Cl) 
イヒニオ・アルーエ(Fg) レティシア・ヴィオラ(Fg) 
エルケ・シュルツ・ヘッケルマン(Hrn) アンヌ・パセマン(Hrn) 
マティアス・ベルティナー(コントラバス)]
ドイツ・カンマー・フィルハーモニー・ブレーメン管楽ゾリステンは、全員ド
イツ・カンマー・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーで、1990年に管楽ゾリ
ステンとして結成されました。それぞれがソリストとしても第一線で活躍する
腕前の持ち主で、すでにヨーロッパ有数のウィンド・アンサンブルとして高く
評価されています。このアルバムではモーツァルトのハルモニームジーク
(管楽合奏)のための作品を集めたもの。美しいメロディが散りばめられた
モーツァルトのオペラのエッセンスが凝縮された作品です。

COV 30705(SACD-Hybrid) \2180
R.シュトラウス:アルプス交響曲Op.64
ヨナス・アルバー(指)ブラウンシュヴァイク州立O
録音:2006年6月18、19日
ブラウンシュヴァイク・シュタットハレ(ライヴ)
生涯に渡りたいへん熱心な登山家であったシュトラウスは、数十年間ずっと山
登りの体験や印象をいつか音楽に置き換えようという考えで頭がいっぱいにな
っていました。そしてついに持ち前の華麗なるオーケストレーションを駆使し
て大自然を見事に描写したのが、管弦楽の最後の大曲アルプス交響曲。
いにしえよりの味わい豊かなひびきを今に伝えるのは、首席指揮者&音楽監督
アルバー率いる手兵ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団。起源を1587年ブラウ
ンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテル公爵ユリウスの創設した宮廷オケに
まで遡る世界最古のオケのひとつ。プレトリウス、シュッツ、リストそして
R.シュトラウスが自作を振るために楽壇に上がっています。




<KII>
SWO 0001 \2450
「スーパーワールドオーケストラ」
ディルク・ブロッセ:(1)序曲「ミレニアム」
ショスタコーヴィチ:(2)セカンド・ワルツ
リムスキー=コルサコフ:(3)スペイン奇想曲 
(4)交響組曲「シェエラザード」
スーパーワールドオーケストラ
(1)−(3)ディルク・ブロッセ、(4)ステファン・ザンデルリンク(指)
スーパーワールドオーケストラは、世界の一流オーケストラのコンサートマ
スターと首席奏者たちが終結した夢の楽団。彼らの日本公演のライヴ録音で
す。ディルク・ブロッセは、ブラスのための作品を書いており、また、タン
タンのミュージカル版の音楽も作曲した人物。彼の序曲「ミレニアム」は、
華麗な曲想で、オケのメンバーたちの上手さが際立つ作品です。ショスタコ
ーヴィチの「セカンド・ワルツ」は、スーパーワールドオーケストラの十八
番。メンバーたちのソロによる旋律も完全に手の内に入ったもの、余裕しゃ
くしゃくで一流のエンターテインメント作品に仕上がっています。クルト・
ザンデルリンクの息子で特に高い評価を得ているステファン・ザンデルリン
クが指揮をしているというのもまた注目。「シェエラザード」は冒頭から実
に荘重。これから始まる音絵巻の壮大さを予感させるもの。ヴァイオリンの
ソロは、パリ管の首席もつとめていたアラン・モグリア。繊細で美しい音色
で魅了します。





<AVI MUSIC>
4260085 530465 \2250
モーツァルト:「フィガロの結婚」弦楽四重奏版(編曲者不詳1799年)
マルコリーニ四重奏団[イエルク・ブッシュハウス(Vn) 、
マルクス・ホフマン(Vn)、シュテファン・シュミット(Va)
マルティン・フリッツ(Vc)] (ピリオド楽器使用)
録音:2006年
古楽オケとして世界的に名高いコンチェルト・ケルンのメンバーによるカル
テット、マルコリーニ四重奏団による「フィガロの結婚」弦楽四重奏版。
「フィガロの結婚」の中の誰もが知っている序曲やアリアを弦楽四重奏にア
レンジされた作品です。マルコリーニ四重奏団の自由な発想で聴いて楽しめ
るオペラを実現しています。

4260085 530991 \2250
(1)シューベルト:ピアノ・トリオ第1番変ロ長調 D898
(2)「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲 D.802
(1)ラルス・フォークト(P)
 アンティエ・ヴァイトハース(Vn) ターニャ・テツラフ(Vc)
(2)キアーラ・トネッリ(Fl) ジルケ・アヴェンハウス(P)
録音:(1)2006年(2)2005年
ラルス・フォークトの主宰する室内楽音楽祭、シュパヌンゲン音楽祭のライ
ヴ・シリーズ。
毎年開催されるこの音楽祭は今年で10周年を迎え、出演者同士の親密さも一
層増し音楽にもその雰囲気が濃く反映されています。シューベルトのトリオ
では深い情感が体中に溢れ出るようなハーモニーを聴かせています。またシュ
ーベルト唯一のフルートのオリジナル作品「しぼめる花」の主題による序奏
と変奏曲は、『美しき水車小屋の娘』の曲中の「しぼめる花」のモチーフを
変奏した作品でフルート奏者には高い技巧を要求されます。

4260085 530717 5枚組 \6350
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
CD1:第25ト長調K301、26番変ホ長調K302、27番ハ長調K303、
28番ホ短調K304、29番イ長調K305
CD2:第41番変ホ長調K481、24番ハ長調K296、30番ニ長調K306
CD3:第35番ト長調K379、変奏曲K359、34番変ロ長調K378、変奏曲K360
CD4:第36番変ホ長調K380、40番変ロ長調K454、42番イ長調K526
CD5:第37番イ長調K402、38番ハ短調K403、43番ヘ長調K547、
32番ヘ長調K376、33番ヘ長調 K377
スザンネ・ラーベンシュラーク(Vn) ハテム・ナディム(P)
スザンネ・ラーベンシュラークはヴェルディ弦楽四重奏団を設立後、アマデ
ウスQ、メロスQ、ショスタコーヴィッチQ、に学び、2001年からエジプト出身
のピアニスト、ハテム・ナディムとデュオを組み積極的に活動をしています。
ソロ活動とヴェルディ弦楽四重奏団の双方でマスタークラスを開設し、マン
マイムの音楽学校で教鞭をとり後進の指導にも力を入れています。またラー
ベンシュラークとナディムはこのモーツァルトの録音後、ベートーヴェンの
ソナタ全集やドイツ・ロマン派の作品なども録音予定。




<harmonia mundi FRANCE>
●musique d’abordシリーズ最新盤 日本語帯付 12タイトル

HMA 1951441 \1280
ヨハネス・オケゲム(1425頃-1495):レクイエム
マルセル・ペレス(指)アンサンブル・オルガヌム
オケゲムが書いた、ポリフォニーの手法による初めてのレクイエムです
(1461年)。ペレスによって、コンムニオの後に続いていたとされる単旋律
の「リベラ・メ」が追加されたことで、この純粋性と敬虔さの記念碑的作品
は、さらに威厳を増したものとなっています。声の伽藍、圧倒的迫力です。

HMA 1951422 \1280
クルト・ヴァイル(1900-1950):
(1)森の中の死について 作品23 (詞:ブレヒト)
ヴァイオリンと管楽合奏のための協奏曲 作品12
(2)第1楽章 アンダンテ・コン・モート 
(3)第2楽章 ノットゥルノ (4)カデンツァ (5)セレナータ
(6)第3楽章 アレグロ・モルト、ウン・ポコ・アジタート
ベルリン・レクイエム(詞:ブレヒト)
(7)感謝の大讃美歌 (8)水死した娘のバラード(9)墓碑銘
(10)凱旋門の下の無名戦士についての第1の報告
(11)凱旋門の下の無名戦士についての第2の報告(12)感謝の大讃美歌
アレクサンドル・ライター(Tn)(7)-(12) 
ペーター・コーイ(Bs)(1)、(7)-(12)
エリサベス・グラブ(Vn)(2)-(6) シャペル・ロワイヤル
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)アンサンブル・ミュジック・オブリク
マーラーやシェーンベルクでも驚くほど新鮮な名演を見せるヘレヴェッヘに
よるヴァイル。「ベルリン・レクイエム」と「ヴァイオリン協奏曲」という
シリアスな作品へ真正面から対決。ローザ・ルクセンブルク追悼のために書
かれた「ベルリン・レクイエム」は、ブレヒトの詞とあいまって、ヴァイル
一流の辛らつさ、俗っぽさに満ちたものですが、宗教音楽の権威ヘレヴェッ
ヘによる鋭いアプローチは、バッハにも匹敵する深さを見せています。

HMA 1951703 \1280
ドイツ・カンタータ集
フランツ・トゥンダー(1614−1667):
(1)主はわが光 (2)汝の怒りをひるがえし (3)われらが神は堅き砦
ヨハン・クーナウ(1660−1722):(4)神よ、あなたの恵みによって
ニコラウス・ブルーンス(1665−1697):(5)私は横になり眠る
クリストフ・グラウプナー(1683−1760):(6)主よ、水の流れが生じ
デボラ・ヨーク(S) スーザン・ハミルトン(S) ダニエル・テイラー(A) 
ヤン・コボウ(T) ブノワ・アレ(T) ペーター・コーイ(Bs)
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)コレギウム・ヴォカーレ
1650年代(シュッツの死後)から1710年代(バッハが本格的にカンタータを
作曲するようになる前)にかけて書かれたカンタータ集です。この時期のカ
ンタータは、演奏者、そして研究者たちからも忘れ去られてしまいがちでし
た。クーナウ(バッハの前任としてライプツィヒの聖トーマス教会に仕えて
いた)をはじめとするドイツの作曲家たちによるこれらのカンタータは、ど
の作品も新鮮な響きと美しさに満ちた、珠玉の作品ばかりです。

HMA 1951776 \1280
ロッシーニ:6つの四声のソナタより
ソナタ第1番 ト長調,ソナタ第2番 イ長調,ソナタ第4番 変ロ長調,
ソナタ第5番 変ホ長調
アンサンブル・エクスプロラシオン〔クリスティーネ・ブッシュ(Vn) 
マルガレーテ・アドルフ(Vn) ロエル・ディールティエンス(Vc) 
ローフェ・ペルソン(Cb)〕
ロッシーニが12歳頃に作曲したといわれる「弦楽ソナタ」は弦楽オーケストラ
で演奏されることが多いですが、2本のヴァイオリン、チェロ、コントラバス
の四重奏がオリジナルです。この携帯のほうが若きロッシーニの溌剌とした
音楽をより味わえます。さらにこのアルバムは、同曲初の古楽器による録音。
チェロのディールティエンス率いる名人集団、アンサンブル・エクスプロラ
シオンが、同曲のこれまでのイメージを払拭する新鮮さを見せてくれます。

HMA 1951672 \1280
宗教改革期フランスの詩篇とシャンソン集-華麗なる替え歌の世界
目覚めなさい、信あつき者たち(レスカトール:詩篇第33番)、
天ノ国ナル我ラガ父ヨ(ヴァレ:リュート曲)ほか全27曲
ドミニク・ヴィス(指、カウンターテナー)、
クレマン・ジャヌカン・アンサンブル
録音:1998年8月
16世紀初めに起こった宗教改革。これにより音楽も大きく形を変えました。
当時作られた世俗曲と詩篇は、しっとりとしたものからお色気たっぷりのコ
ミカル・ソングまで、実に様々。ヴィス率いるクレマン・ジャヌカン・アン
サンブルの面々が、楽しく刺激的に聴かせてくれます。

HMX 2951693 \1280
★musique d’abord2007カタログ付
ロッシーニ:「スターバト・マーテル」
クラッシミラ・ストヤノヴァ(S)、ペトラ・ラング(Ms)、
ブルース・フォウラー(T)、ダニエル・ボロフスキ(Bs)
マルクス・クリード(指)ベルリン古楽アカデミー、RIAS室内合唱団
録音:1999年3月ベルリン・コンツェルトハウス
1842年、ロッシーニが50歳の時に書かれた宗教作品。神への祈り、キリスト
の受難を嘆き悲しむ聖母マリアの悲しみへの同情が純粋な音の結晶となって
聴く者の心に響きます。

HMA 1951667 \1280
ハインリヒ・イグナツ・フォン・ビーバー(1644-1704):
(1)聖ヨゼフの連祷 (2)聖ポリカルピのソナタ
ゲオルク・ムファット(1653-1704):ミサ・イン・ラボーレ・レクイエス 
(3)キリエ (4)グローリア
アントニオ・ベルターリ(1605−1669):(5)13声のソナタ
ムファット:(6)クレド
ビーバー:「宗教的・世俗的弦楽曲集」より (7)11声のソナタ
ムファット:(8)サンクトゥス
ベルターリ:(9)聖プラテーディのソナタ
ムファット:(10)アニュス・デイ
コンラート・ユングヘーネル(指)
カントゥス・ケルン、コンチェルト・パラティーノ
18世紀のザルツブルクでは、音楽に理解の深かったヒエロニュムス大司教が
宗教音楽の創造を奨励しており、きわめて豪華な宗教曲が次々と生み出され
ていました。ここに収められているのはその中でもきわめて充実した作品で、
ぜいたくな響きに満ちたものばかりです。ザルツブルク大聖堂内の演奏を再
現すべく、この録音は、バロックの至宝ともいわれるメルク修道院(オース
トリア)で行われました。音楽、演奏、音響のすべてが理想的に共生してい
ます。

HMA 1951708 \1280
シューベルト:「美しき水車小屋の娘」D.795
ヴェルナー・ギューラ(テノール)、
ヤン・シュルツ(ピアノ/ベヒシュタイン・ピアノ使用)
録音:1999年10月
美しいドイツ語、瑞々しい音楽性、実に見事です。

HMA 1957009 \1280
ホアキン・トゥリーナ:ピアノ作品集
(1)3つのアンダルシア舞曲Op.8 (2)幻想舞曲集Op.22 
(3)歌劇「東洋の庭園」より舞曲Op.25 
(4)スペイン民謡による2つの舞曲Op.41 
(5)ジプシー舞曲集Op.55 (6)ジプシー舞曲集Op.84 
(7)管弦楽なしの協奏曲Op.88
アルベール・ジュノヴァール(P)
トゥリーナ(1882-1949)は、スペインの作曲家。セビーリャに生まれ、15歳
の時にピアニストとしてデビュー、23歳の時にパリに移り、作曲をダンディ
に師事、ドビュッシーにも薫陶を受け、ピアノをモシュコフスキーに師事し
ました。スペインの民俗音楽に題材を求め、アンダルシア、バスク、カタルー
ニャの舞曲のリズムを独自の方法で効果的にとりいれた作品を残しています。

HMA 1951303 \1280
ドゥラランド:王の晩餐のためのサンフォニー(抜粋)
(1)トランペットのコンセール (2)組曲 第12番 (3)組曲 第7番より 
(4)組曲 第5番
ヒューゴ・レーヌ(指)マレ・サンフォニー
ドゥラランドは、仏バロック期ヴェルサイユ楽派の第一人者。この曲はルイ
14世の連夜の晩餐コースの手順に沿って、王の意向も取り入れながら演奏さ
れた「食卓音楽」であり、彼の没後も50年余り宮廷の食卓を飾りました。全
部で約303曲、18の組曲がありますが、このCDはそのエッセンスを集めたもの
です。マレ・サンフォニーはレーヌが新進のバロック奏者を束ねて、1987年
に結成した合奏団です。レーヌは、リコーダー奏者としても活躍、多数のコ
ンクールでの優勝経験がその実力を物語ります。

HMA 1951675 \1280
ビゼー:
「アルルの女」組曲第1番
「アルルの女」組曲第2番
交響曲ハ長調
ジョゼプ・ポンス(指)グラナダ市管弦楽団
録音:1999年2月
交響曲ハ長調は、ビゼーが17歳の時に書いた作品です。アルルの女も南仏の陽
射しを思わせる明るい響きが魅力。スペインの天才、ジョゼプ・ポンス率い
るグラナダ市管弦楽団が、色彩豊かに聴かせてくれます。

HMA 1957026 \1280
イェフダ・ハレビとソロモン・イブン・ガビロールの詩による歌、
ソロモン王の詩による歌
ミゲル・サンチェス(指)アリア・ムジカ
中世の偉大な詩人たちの詩による音楽。ソロモン王の「Song of Songs」は、
ユダヤの典礼と神秘主義の美しい聖書を思い起こさせます。
このたびはSACDでのリリースで、マルチチャンネル再生では作品の雄大な拡
がりをたっぷりと体感することができるのもポイントです。




<Orfeo>
ORFEOR 721072 2枚組 \3960
モノラル
(1)シューマン:幻想曲ハ長調 Op.17
(2)ブラームス:6つのピアノ曲 Op.118
(3)ベートーヴェン:ピアノソナタ第32番ハ短調 Op.111
(4)ショパン:ワルツ 嬰ハ短調 Op.64の2/子守歌 Op.57
(5)ショパン:
即興曲第1番Op.29/第2番Op.36/第3番Op.51/幻想即興曲 Op.66
(6)シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 D.934
ヴィルヘルム・ケンプ(Pf)、(6)ヘディ・ギグラー(Vn)
シューマンとベートーヴェンが1956年10月20日、残りが1960年3月24日にケル
ンの西ドイツ放送局にて録音されました。いずれもケンプならではの滋味あ
ふれる巨匠芸が味わえますが、シューベルトの幻想曲とショパンに注目。ケ
ンプのショパンはデッカにもありますが、ワルツは他では聴けない珍品と申
せましょう。第1回エリザベート王妃国際コンクールで6位のオーストリアの
ヴァイオリニスト、ギグラーとのシューベルトも温かな音楽に満ちています。

ORFEOR 720071 \2080
モノラル
(1)ショパン:ポロネーズ 嬰ヘ短調 Op.44
(2)同:バラード第4番ヘ短調 Op.52
(3)同:スケルツォ第4番ホ長調 Op.54
(4)ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35
(5)リスト:ドン・ジョヴァンニの回想
(6)メンデルスゾーン:カプリッチョ Op.16の2
シューラ・チェルカスキー(Pf)
ショパンのスケルツォが1951年1月21日、他は1953年3月5日にケルンの西ドイ
ツ放送局で録音。チェルカスキー最盛期ならではの恐るべき超絶技巧と、ねっ
とりと濃厚な美音が全開の至芸を聴くことができます。難曲として知られる
リストの「ドン・ジョヴァンニの回想」の凄まじさは鳥肌モノです。


ORFEOR 722071 2枚組(1枚価格) \2080
(1)レーガー:ピアノ協奏曲ヘ短調 Op.114
(2)シューベルト:ピアノソナタ変ロ長調 D960
(3)シューマン:6つの間奏曲 Op.6
エドゥアルト・エルドマン(Pf)、
ハンス・ロスバウト(指)ケルン放送SO
レーガーが1951年3月19日、他が1950年4月18日にケルンの西ドイツ放送局に
て録音。非常に知的な演奏で知られたドイツのピアニスト、エドゥアルト・
エルトマン (1896-1958)が、とてつもなく難しく長大なレーガーの協奏曲に
挑戦しています。ロスバウトの名伴奏ともに、一見地味ながら実は凶暴なこ
の協奏曲の本性をさらけ出しています。





<haenssler>
98 229 \2250
シルヴェストロフ:ピアノ曲集
(1)ノスタルジア(2001)
(2)2つの小品【ベネディクトゥス/サンクトゥス】(2001)
(3)エピローグ付、2つの対話
【婚礼のワルツ/後奏曲/朝のセレナード】(2002)
(4)3つの後奏曲(2005)
(5)3つの小品【バガテル/賛歌2001/メロディ】(2001)
(6)2つの小品【ショパンの時/春の時】(2003)
(7)3つのワルツ【シェーンベルク/ウェーベルン/ベルク】(2005)
(8)ピアノソナタ第1番(1972/1999改訂)
(9)1996の使者(1997)
ジェニー・リン(Pf)
1935年ウクライナ生まれのヴァレンチン・シルヴェストロフは、現役作曲家
としては録音に恵まれていると言えます。当アルバムは台湾出身、欧米で活
躍中の若手女性ピアニスト、ジェニー・リンによる最新ピアノ曲を集めた嬉
しい一枚。「3つのワルツ」や「ピアノソナタ第1番」以外は全く前衛的でな
く、「冬ソナ」や「エナジー・フロウ」が好きな向きなら大歓迎の透明癒し
系音楽が続きます。「3つの後奏曲」はジェニー・リンに献呈されています。




<ENZO Recordings>
EZCD 10001 \2450
ブラームス:ピアノ作品集
(1)-(5)ピアノ・ソナタ第3番へ短調Op.5
(6)-(11) 6つの小品Op.118
(12)【エキストラ・トラック】
バッハ=ブラームス「左手のためのシャコンヌ」-ピアノのための練習曲第5番
松岡淳(ピアノ、スタインウェイ)
松岡淳は、東京藝術大学とハンガリー国立リスト音楽院に学び、ブラームス
国際コンクール優勝等輝かしい受賞歴を誇る世界的な日本人ピアニストのひと
り。93年のマリア・カナルス国際音楽コンクール名誉ディプロマ受賞、99年の
ブラームス国際コンクール優勝など、輝かしい経歴を持つ彼ですが、これまで
セッション・レコーディングに関してはひたすら慎重を期していました。よう
やくここに自他ともに認めるブラームス弾きとしての実力を世に問うことに
なった曰く付きの一枚の登場です。強烈な和音の打鍵が印象的なソナタ第3番
は、まさに強烈。過去のあらゆる演奏の印象をこのソナタとOp.118、これら
二つの作品は松岡自ら「ライフワーク」と語るだけあって、のるかそるかの
乾坤一擲というにふさわしい名演が繰り広げられています。






<HUNGAROTON>
HCD 41006 7枚組 \10350
シューベルト:ピアノ・ソナタ集
[CD 1]第17番ニ長調Op.53 D.850 / 第7番変ホ長調 Op.122 D.568
[CD 2]第4番イ短調Op.164 D.537 / 第20番イ長調D.959
[CD 3]第18番ト長調D.894 / 第11番ヘ短調D.625 / 第9番ロ長調D.575
[CD 4]第13番イ長調Op.120 D.664 / 第6番ホ短調D.566 /
第16番イ短調Op.42 D.845
[CD 5]第21番変ロ長調D.960 / 第15番ハ長調D.840「レリーク」
[CD 6]第3番ホ長調D.459 / 第8番嬰へ短調D.571 / 第2番ハ長調D.279
[CD 7]第19番ハ短調D.958 / 第5番変イ長調D.557 / 第14番イ短調D.784
マルコム・ビルソン(フォルテピアノ)
フォルテピアノ演奏の草分けビルソンによるシューベルトのソナタ集。これ
までに発売された7枚のアルバムがすこしお得なセットになって登場します。
演奏そのものの素晴らしさはもちろんのこと、楽譜の補完(第15番終楽章、
未完の第8番の第1&4楽章、第2番終楽章)や使用楽器の入念な検証に至るま
で、著名な研究者でもあるビルソンの豊富な経験が反映された内容となって
います。

HCD 41007 6枚組 \6200
ベートーヴェン:交響曲全集
[CD 1]第1番ハ長調Op.21 / 第2番ニ長調Op.36
[CD 2]第3番変ホ長調Op.55「英雄」
[CD 3]第4番変ロ長調Op.60 / 第5番ハ短調Op.67「運命」
[CD 4]第6番ヘ長調Op.68「田園」/「エグモント」Op.84序曲
[CD 5]第7番イ長調Op.92 / 第8番ヘ長調Op.93
[CD 6]第9番ニ短調Op.125「合唱つき」
エヴァ・アンドル(S)マールタ・シルマイ(A)
ジェルジ・コロンディ(T)シャーンドル・ショイオム=ナジ(Br)
ブダペストCho.(合唱指揮:フォッライ・ミクローシュ)
ヤーノシュ・フェレンチク(指)ハンガリー国立O.
録音:1969年(第5番)1971年(第3番)1974年(第9番、エグモント)
1975年(第6番 & 第7番)1976年(第1番、第2番、第4番、第8番)
ハンガリーが生んだ世界的な指揮者ヤーノシュ・フェレンチク(1907−1984)。
ことし生誕100周年を迎えるにあたり、彼の遺産のひとつベートーヴェン全集
がカタログに復活します。
自らをフルトヴェングラー、クレンペラー、トスカニーニといった偉大な巨匠
たちの継承者と位置づけていたフェレンチクにとって、ベートーヴェンは生涯
演奏活動の中心としていたレパートリー。ちなみに“ハンガリー動乱”の起き
た1956年、ニュー・イヤー・イヴの午後に音楽院でフェレンチクが指揮をした
演奏会。それはソ連軍により民主化運動が鎮圧されて以後初めてとなる当オケ
のコンサートでしたが、そこで彼らが取り上げたのはエロイカでした。第2楽
章葬送行進曲に込められたメッセージを、総立ちになって聴き入った観客の
誰一人として理解しないものはいなかったといいます。
上記のエピソードをほうふつとさせる、決然とした意思に貫かれたエロイカを
はじめ、当セットは巨匠のもとハンガリーのオール・キャストが総力を結集し
た記念碑的なベートーヴェン演奏です。第九はドイツ語による歌唱。
旧品番はCLD.4013。




<WAON Records>
WAONCD 070 \2080
「グリーン・リトル・アイランド」-
■スコットランドのバロック音楽(盲目のハープ奏者、ターロック・オキャ
ロランの作品他)
■20世紀のスコットランドの音楽(フィル・カンニガムによる作品)
■19世紀のアイルランドの音楽(ジェイムズ・グッドマン採譜の楽譜集より)
■アイルランドの伝統音楽
守安功(リコーダー、ホイッスル、コンサーティーナ)、
守安雅子(アイリッシュ・ハープ、コンサーティーナ)
「大学でバロック音楽の演奏を専攻した僕が、20代半ばに、アイルランドに
て、この国の17,8世紀の音楽の楽譜集を見つけた時の奇妙な感じは、今も忘
れない。アイルランドの伝統音楽の魅惑的な旋律にくらべ、そこにはあまり
に不可解で、理解不能な音符が並んでいた。(中略)アイルランドでお年寄
りのお百姓さんの音楽家たちと、たくさん付き合う中、それらの楽譜に載っ
ていた曲が、魅力たっぷりに演奏されるショッキングな状況に、何度も遭遇
した。彼らのほとんどは、楽譜もまったく読めない人たちだった。17,8世紀
に楽譜に書かれた作品は、この国では、今なお、口承で伝え続けられていた
のであった。(中略)アイルランドで毎年数ヶ月を過ごし、(中略)多くの
民族音楽や伝統芸能の現場と出会う経験を積んだあと、ある時、手元のアイ
ルランドとスコットランドの17,8世紀の楽譜を目にして驚いた。それらすべ
ての曲が、突如、命を持った名曲として、よみがえってきたのである。今回
のCDは、その喜びと驚きを、皆さんと分かち合うこと、そして、僕がこの20
年ほど深く関わっているアイルランドの伝統音楽の魅力をお伝えすることが
目的である。」(守安功――ライナーノーツより)

WAONCD 6010 \2080
ターロック・オキャロラン作品全集≪第1巻≫
「魂と肉体の別れ」ほか(全33曲)
守安功(アイリッシュ・フルート、ホイッスル)、
守安雅子(アイリッシュ・ハープ)
ターロック・オキャロラン(1670−1738)は、アイルランドを代表する最も
重要な作曲家で、盲目のハープ奏者でもありました。アイルランドやケルト
の音楽を愛する人たちの間では、とてもよく知られた作曲家ですが、実際に
演奏されているのは、ごく一部の曲に過ぎませんでした。この全作品録音プ
ロジェクトによって、オキャロランの音楽世界の全貌が明らかにされ、オキャ
ロランの作った知られざる名曲の数々が、初めて紹介されることとなります。
タイトルの「魂と肉体の別れ」は、死の瞬間を音楽で表したもの。ひそやか
で神秘的な雰囲気な作品です。




<avanticlassic>
5414706 10272(SACD-Hybrid) \2450
(1)J.S.バッハ/リスト:前奏曲とフーガ イ短調
(2)J.S.バッハ/ブゾーニ編:シャコンヌ
(3)グノー/リスト:歌劇「ファウスト」のワルツ
(4)リスト:ソナタ ロ短調
ポリーナ・レスチェンコ(P)
アルゲリッチの秘蔵ッ子、ポリーナ・レスチェンコは、ベルギー出身。アル
リッチをはじめ、カプソン兄弟、マイスキー、ハインリヒ・シフといった名
だたる奏者たちからの信頼も篤い演奏者。シューマン:幻想小曲集Op.73
(品番:5414706 10192)では、ウィーンの名教授シュヴァルツベルグと、
シューマンを録音。また、プロコフィエフ:作品集(5414706 10212)では、
アルゲリッチと、プロコフィエフの交響曲第1番の2台ピアノ版を共演してい
ます。今回avanticlassicで初のソロ・アルバムとなる今回、彼女が選んだの
は実に壮観な作品群。バッハへの揺るぎない尊敬の念に満ちたこのブゾーニ
による編曲は、同時にリストへと結ばれる線でもあります。つづくリストの
作品は、バッハへの神聖なる愛((2))、極度に集中した内面の心の動き
((4))、「魔」からのたえざる誘惑に抗おうとする人間((3))、リストと
いう人間の内面が濃厚に感じられる作品群。極度に高度なテクニックを通し
て表現される「人間」の根源には何があるのか、最後の一音まで聞き逃すこ
とのできない驚異的な演奏となっています。。


5414706 10252(SACD-Hybrid) \2450
リスト:
(1)コンソレーション第3番 
(2)バッハのカンタータ「泣き、嘆き、憂い、おののき」による前奏曲
ショパン:(3)マズルカop.33-4
シューベルト:(4)即興曲op.90-2 (5)即興曲op.90-3 (6)即興曲op.90-4
シューマン:
(7)ノヴェレッテop.21-1 (8)トロイメライ(「こどもの情景」より)
ラフマニノフ:
(9)前奏曲op.32-5 (10)前奏曲op.32-10 (11)前奏曲op.32-12 
(12)前奏曲op.23-5
スクリャービン:(13)練習曲op.8-1 (14)練習曲op.2-1
アドリエル・ゴメス=マンズール(Pf)
1989年ブエノスアイレス生まれの熱き血が流れるアドリエル・ゴメス。7歳に
してコンサートデビュー、2001年、02年にはブエノスアイレスで開催された
アルゲリッチ音楽祭にも出演したというまさに早熟の天才。そんな彼の17歳
の時の録音は、冒頭のコンソレーションから、すでに枯淡の境地ともいえる
ような若者とは思えない精神性。それでいて、若人ならではの瑞々しい音色、
瑞々しい感性も感じさせる不思議な演奏です。スクリャービンの靄のかかっ
たような世界も気品ある世界にまとめられています。今後の活躍に目が離せ
ない、期待の新人の登場です。

<DOREMI>
DHR 7921 5枚組 \9980
「ピアノ・トリオ名演集 / ギレリス、コーガン&ロストロポーヴィチ」
(1)ハイドン:ピアノ三重奏曲第16番ニ長調Hob.XV:16(録音:1951年モスクワ)
(2)同:ピアノ三重奏曲第16番ニ長調Hob.XV:16(録音:1959年2月28日ロンドン)
(3)同:ピアノ三重奏曲第19番ト短調Hob.XV:19(録音:1952年モスクワ)
(4)ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調Op.97「大公」(録音:1956年モスクワ)
(5)同:ピアノ三重奏曲変ホ長調WoO.38(録音:1950年モスクワ)
(6)モーツァルト:
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調KV.254(録音:1952年モスクワ)
(7)同:ピアノ三重奏曲第6番ト長調KV.564(録音:1952年モスクワ)
(8)チャイコフスキー:
ピアノ三重奏曲イ短調Op.50「ある偉大な芸術家の思い出のために」
(録音:1952年1月2日モスクワ)
(9)サン=サーンス:
ピアノ三重奏曲第1番ヘ長調Op.18(録音:1953年モスクワ)
(10)シューマン:
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.63(録音:1958年8月8日モスクワ)
(11)ショスタコーヴィチ:
ピアノ三重奏曲第2番ホ短調Op.67(録音:1959年2月28日ロンドン / ライヴ)
(12)フォーレ:
ピアノ四重奏曲第1番ハ短調Op.15 / ルドルフ・バルシャイ(Va)
(録音:1958年モスクワ)
(13)ブラームス:
ホルン三重奏曲変ホ長調Op.40 / ヤコブ・シャピロ(Hrn)
(録音:1951年2月25日)
(14)ボロディン:
ピアノ三重奏曲ニ長調 / ツィガノフ(Vn)シリンスキー(Vc)
(録音:1950年モスクワ)
ことし80歳の誕生日を迎えてまもなく、ひと月後の4月27日に亡くなったチェロ
の巨人ロストロポーヴィチ。このたびドレミからも追悼盤がリリースされます。
メロディア録音を集めた内容は大家ギレリス、コーガンと組んだトリオの名演
奏。ロストロポーヴィチも20代後半から30代とまだまだバリバリ弾いていた頃、
強烈な個性のぶつかり合いから生みだされる熱気と濃さが共通の魅力です。





<TAHRA>
FURT 1067 4枚組 \5400
ベートーヴェン:
(1)交響曲第3番「英雄」(2)第5番「運命」(3)第6番「田園」(4)第9番「合唱」
ブラームス:(5)交響曲第1番(6)ハイドンの主題による変奏曲
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
(1)-(3)ベルリンPO.(4)エリーザベト・シュワルツコップ(S)
エルザ・カヴェルティ(A)
エルンスト・ヘフリガー(T)オットー・エーデルマン(Bs)
フィルハーモニアO.
(5)(6)北ドイツ放送SO.
録音:(1)1952年12月8日ベルリン(2)(3)1954年5月23日ベルリン
(4)1954年8月22日ルツェルン(5)(6)1951年10月27日ハンブルク
もうなにも申しあげることのないフルトヴェングラー、戦後のベートーヴェ
ン、ブラームスの名盤中の名盤の復活。宇野功芳先生曰く「(2)録音も非常に
良い。生々しさは最高。分離も良く、倍管のホルンも見事にとらえられている
し、指揮者とオーケストラの激しい気迫も如実に伝わってくる。47年5月27日
盤、54年のスタジオ録音と並ぶベスト3として永く世に残したいCDといえよう。
(4)仏ターラ盤は弦もかなり鮮明に鳴り、セブンシーズ盤に比べるとはるかに
音質が良いので「ルツェルンの第九」を聴くのならこのCDを押したい。
(5)ティンパニが良くとれており、濃厚な音のドラマが展開されてゆく。指揮
者の気迫とひびきの密度はほかのどのCDよりも凄まじい。」
(オリジナルのFURT.1001,1003,1008/11はすでに廃盤です。)



<AEON>
AE 0749 \2250
ピアソラ:
ロコへのバラード*、南に帰る*、カランブレ、タンゴの追憶、わが死へのバ
ラード、ブエノスアイレス零時、チェ…タンゴ・チェ*、新しい波、バチンの
少年* 他
デボラ・ラス(ヴァーカル)* 
カリエンテ・クァルテット〔ギヨーム・オド(バンドネオン)セドリック・
ロレル(P),ミシェル・べリエ(Vn),ニコラ・マルティ(Db)〕
前作のピアソラ作品集(AE0424)で熱い音楽を聴かせてくれたカリエンテ・
クァルテットのピアソラ作品集第2弾!ヴァーカルにデボラ・ラスを迎え甘美
で妖艶な音楽を作り上げています。




<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 205 \2250
「ピアソラ / ル・グラン・タンゴ」
ピアソラ:
(1)ブエノスアイレスの四季-ヴァイオリン、チェロとピアノのためのタンゴ
[ホセ・ブラガート編]
(2)オブリヴィオン-ヴァイオリン、チェロとピアノ[ホセ・ブラガート編]
(3)4つのタンゴ-ヴァイオリンとピアノ[オスバルド・カロー編]
 レビラード / アディオス・ノニーノ / 天使のミロンガ / フラカナパ
(4)ル・グラン・タンゴ-ヴァイオリンとチェロ
フリーデマン・アイヒホルン(Vn) ユリウス・ベルガー(Vc) 
ホセ・ガジャード(P)
録音:2005年3月29−31日マインツ、SWRフンクハウス
作曲を師事したナディア・ブーランジェに“タンゴこそがあなたの音楽よ!”
と言われ、タンゴの世界に革命を起こしたピアソラ。クレーメルやマらが火
付け役となり90年代後半に一大ブームが巻き起こりましたが、いままたクラ
シック・アレンジによるアルバムを世に問うのはブエノスアイレス生まれの
ガジャードらによるトリオ。大親友としての厚い信頼関係からピアソラ作品
編曲のすべてを任されたブラガートによる「四季」をはじめ、情熱的で人間
臭い音楽はいつ聴いても強烈な魅力です。





<CASCAVELLE>
VEL 3109 \2080
(1)ブラームス:ハンガリー舞曲集より第6番 / 第1番 / 第5番 / 第8番
(2)バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
(3)ポルムベスク:望郷のバラード
(4)ディニク:ホラ・スタッカート
(5)グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲
(6)シミオン・スタンチウ:
ルーマニアの踊り / モルダヴィア狂詩曲 / ルーマニア・ノスタルジー
(7)ドビュッシー:パンの笛
シミオン・スタンチウ(パンフルート)
クロード・シュニッツラー(指)モンテ・カルロPO.
録音:1987年9月モンテ・カルロ、サル・ド・コンセール
CMにも使われ日本でもかつて爆発的ブームを起こしたパンフルート。素朴で
可愛らしい音色に独特の魅力があり、速いパッセージでは必死な感じがかえっ
てどことなくユーモラスな味わいさえも漂わせます。あの望郷のバラードを
はじめハンガリー舞曲やルスランなど名曲の数々は、さしずめ“パンフルー
ト協奏曲”といったところで理屈抜きに楽しめるものばかり。エラート原盤。





<Bel Air>
BAC 022(DVD-Video) 2枚組 \5400
NTSCe
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」
ニーナ・シュテンメ(アイーダ)、
サルヴァトーレ・リチートラ(ラダメス)、
ルチアーナ・ディンティーノ(アムネリス)、
ホアン・ポンス(アモナズロ)、マッティ・サルミネン(ラムフィス)、
ギュンター・グロイスベック(エジプト国王)、
ミラスロフ・クリストフ(使者)、クリスティアーネ・ケール(巫女の長)
アダム・フィッシャー(指)チューリッヒ歌劇場管弦楽団
演出:ニコラ・ジョエル
収録:チューリッヒ歌劇場(2006年5月)
顔ぶれも豪華なら舞台も豪華、堂々たる「アイーダ」の登場です。アイーダに
は、今をときめくニーナ・シュテンメ。2007年9月のチューリッヒ歌劇場「ば
らの騎士」公演でも公爵夫人役で登場予定、今最も旬のメゾ・ソプラノです。
舞台での彼女は存在感たっぷり、もちろん歌唱は文句なし。アムネリス役ディ
ンティーノの嫉妬にもえる強い歌声も圧巻。ラダメス役のリチートラによる
「清きアイーダ」のアリアはバッチリ決まって、今もっともあぶらののった
テノールの一人であることを痛感させます。歌劇場のオケも実にうまい!ファ
ンファーレも見事に決まっています。歌唱陣、オケをまとめあげるは巨匠ア
ダム・フィッシャー。オペラ界でも輝かしいキャリアをもち、オーストリア
・ハイドン・フィルハーモニーの首席指揮者も勤めるフィッシャーの実に見
事な仕事ぶりも必見。演出は、今夏マッシモ劇場公演でも演出をつとめるニ
コラ・ジョエル。時代設定は、ファラオの時代ではなく、帝国主義の領地拡
張論がイタリアで盛り上がっていた20世紀初頭。ピラミッドのかわりに大砲
を用い、エチオピアの奴隷であるアイーダの衣装も、中産階級の人々の装い。
見るほうも、目と頭を古代にシフトチェンジする必要がないので、音楽と物
語に自然に集中することができます。屈することに抗い、最後は死を選び取
ることによって自らを奴隷身分から開放したアイーダという女性自身のドラ
マが見事に描かれています。今もっとも注目の歌劇場が放つ、最高のメンバ
ーによる「アイーダ」、絶対オススメです!




<naive>
OP 30427 \2080
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集第2集
協奏曲RV 232ニ長調、RV 264ホ長調、RV 325ト短調、RV353イ長調、
RV243 ニ長調「senza cantin」、RV 368変ロ長調
アントン・シュテック(Vn)
モード・アンティコ、フェデリコ・マリア・サルデッリ
絶好調のヴィヴァルディ・エディション最新盤は、好セールスを記録した
「ヴァイオリン協奏曲集第1集/オノーフリ(OP 30417)」に続くヴァイオリ
ン協奏曲第2弾。流浪の名人、コンチェルト・ケルンのメンバーであり、ドイ
ツのトロッシンゲンにある音楽院で後進の指導にもあたっている、アントン
・シュテックの登場です。シュテックは、インタビューで、「鬼才パガニー
ニの先駆者は、ロカテッリ(1695-1764)であったと考えていました。しかし、
ロカテッリにはヴィヴァルディというものすごいライバルがいた、というこ
とを痛感させられたレコーディングとなりました」と語っているように、超
絶技巧の嵐に息つく暇もありません!高度なテクニックと知力とを兼ね備え
たシュテックによる演奏は、音符ひとつひとつが溌剌としていて踊っている
かのよう。デュナーミクの対比、ふとした瞬間に翳るニュアンス、どの曲も
どの小節どの音も、驚きと喜びに満ちています。一度聴いたらやめられない
刺激的な一枚です。




<AVI>
4260085 530823 2枚組 \3650
CD1:シベリウス:メランコリーOp.21、グリーグ:チェロ・ソナタ
CD2:ラフマニノフ:チェロ・ソナタ Op.19
ターニャ・テツラフ(Vc)グニッラ・シュスマン(P)
録音:2005年
クリスチャン・テツラフの妹ターニャ・テツラフとノルウェー人の若手ピアニ
スト、グニッラ・シュスマンによるチェロ・ソナタ集。今年2007年はグリーグ
没後100年、シベリウス没後50年の年で北欧三昧。比較的初期の作品の一つシ
ベリウスのメランコリーは、チフスのため早逝した末娘を悼み作曲され、深い
悲しみと行き場のない感情が入り混じった作品です。ターニャ・テツラフが
心の葛藤を上手く描き出し、悲哀感たっぷりに演奏しています。またグリー
グ唯一のチェロのための作品ソナタは北欧の独特の空気感を盛り込んだ美し
い作品。艶やかな音色が曲にぴったりとフィットしています。2枚目のラフマ
ニノフもチェロの大曲ですが、余裕のあるたっぷりとした音でラフマニノフ
節を聴かせています。ターニャ・テツラフは2007年7月来日予定。

4260085 531004 14枚組 \12200
限定BOX
シュパヌンゲン音楽祭10年の歩み (1999年ー2006年ライヴ録音集)
CD1: 1999年ライヴ・レコーディング
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲Op.81、タチアナ・コマロヴァ:トリオ、
ストラヴィンスキー:兵士の物語(抜粋)*
ラルス・フォークト(P) クリスチャン・テツラフ(Vn) 
アンティエ・ヴァイトハース(Vn) キム・カシュカシャン(Va)
ボリス・ペルガメンシコフ(Vc)
ニコライ・シュナイダー(Vc ペーター・リーゲルバウアー(コントラバス)* 
マイケル・コリンズ(Cl)* ダーク・イェンセン(ファゴット)*
イェルーン・ベルワールツ(Tp)* デビッド・パーサー(Tb)* 
ステファン・ラップ(G)* ダニエル・ハーディング(指)*
CD2: 1999年ライヴ・レコーディング
シェーンベルク:浄められた夜Op.4(六重奏版)、
メシアン:世の終わりのための四重奏曲
イザベル・ファン・クーレン(Vn) マイケル・コリンズ(Cl)
アルバン・ゲルハルト(Vc) ラルス・フォークト(P)
CD3: 2000年ライヴ・レコーディング
ハイドン:ピアノ三重奏曲 ト長調 Hob. XV/15、
シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D956
クリスチャン・テツラフ(Vn) イザベル・ファウスト(Vn)
タチアナ・マスレンコ(Va) ボリス・ペルガメンシコフ(Vc) 
グスタフ・リヴィニウス(Vc)
CD4: 2000年ライヴ・レコーディング
ブラームス:ピアノ三重奏曲 Op.8、
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲Op.87
ラルス・フォークト(P)イザベル・ファウスト(Vn) 
ディームート・ポッペン(Va) ターニャ・テツラフ(Vc)
CD5: 2001年ライヴ・レコーディング
ハイドン: ピアノ三重奏曲 ハ長調 Hob.XV/27、
モーツァルト:
ファゴットとチェロのためのソナタ 変ロ長調KV292、ディヴェルティメント
変ホ長調KV563
ラルス・フォークト(P) アンティエ・ヴァイトハース(Vn) 
アルバン・ゲルハルト(Vc) ダーク・イェンセン(ファゴット) 
ターニャ・テツラフ(Vc)
クリスチャン・テツラフ(Vn) タベア・ツィンマーマン(Va)
CD6: 2001年ライヴ・レコーディング
ヒンデミット:
ヴァイオリン・ソナタOp11/6、10楽器のためのソナタ(断章)(1917)
ベルク:アダージョ、
プーランク:トリオ、
プロコフィエフ:五重奏曲 ト長調 Op.39
クリスチャン・テツラフ(Vn) コルネリア・ブランドカンプ(Fl) 
ディームート・シュナイダー(Cl) イブ・ハウスマン(Cl) 
ヨッヘン・ウベローデ(Hrn)
ダーク・イェンセン(ファゴット) ユリア・フィッシャー(Vn) 
ダニエル・ホープ(Vn) タチアナ・マスレンコ(Va) 
アルバン・ゲルハルト(Vc) 
ロルフ・ヤンセン(コントラバス) クリスチャン・ウィッツェル(Ob)
アンドレアス・バッハ(P) タベア・ツィンマーマン(Va)
CD7: 1999 & 2001年ライヴ・レコーディング
ブラームス:
ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25、ピアノ四重奏曲第3番ハ短調Op.60
ラルス・フォークト(P) ユリア・フィッシャー(Vn) 
タチアナ・マスレンコ(Va) グスタフ・リヴィニウス(Vc) 
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
キム・カシュカシャン(Va) ボリス・ペルガメンシコフ(Vc)
CD8: 2000 & 2001年ライヴ・レコーディング
モーツァルト:
ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調 KV452 、
フルート四重奏曲第1番KV285、弦楽五重奏曲第4番ト短調 KV516
ラルス・フォークト(P) ウルリッヒ・ケーニッヒ(Ob) 
ディームート・シュナイダー(Cl) ヨッヘン・ウベローデ(Hrn) 
ダニエル・ジェミソン(ファゴット)
コルネリア・ブランドカンプ(Fl) タチアナ・マスレンコ(Va) 
グスタフ・リヴィニウス(Vc) クリスチャン・テツラフ(Vn) 
アンティエ・ヴァイトハース(Vn) ボリス・ペルガメンシコフ(Vc)
CD9: 2000 & 2002年ライヴ・レコーディング
ドヴォルザーク:ピアノトリオ第3番 ヘ短調 Op65
ショスタコーヴィッチ: ピアノトリオ 第2番 ホ短調 Op.67
ラルス・フォークト(P) クリスチャン・テツラフ(Vn) 
ボリス・ペルガメンシコフ(Vc) アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
CD10: 2003年ライヴ・レコーディング
サン=サンーンス:動物の謝肉祭、幻想曲Op.124、
J.フランセ:ディヴェルティメント、
マルセル・ソラージュ:
レジェンド-オーボエ、フルートとハープのための作品、
ロジェ・ブトリ:
インターフェアレンス-ファゴットとピアノのための作品、
ミヨー:スカラムーシュ
ダーク・イェンセン(ファゴット) アンティエ・ヴァイトハース(Vn) 
アネッテ・ベア・ケーニッヒ(Vn) ステファン・フェーラント(Va) 
グスタフ・リヴィニウス(Vc) ペーター・リーゲルバウアー(コントラバス) 
ウルリッヒ・ケーニッヒ(Ob) アンドレア・リーバークネヒト(Fl) 
ヤナ・ボウシュコヴァー(Hrp) ミハエラ・ウルスレアサ(P) 
ラルス・フォークト(P)
CD11: 2003年ライヴ・レコーディング
ブラームス:
ピアノ四重奏曲第2番 イ長調 Op26、ピアノ三重奏曲第2番Op.87
ラルス・フォークト(P) クリスチャン・テツラフ(Vn) 
ヘルムート・ローデ(Va) ハインリッヒ・シフ(Vc) 
イザベル・ファウスト(Vn) 
ステファン・フェーラント(Va) グスタフ・リヴィニウス(Vc)
CD12: 2003 & 2004年ライヴ・レコーディング
モーツァルト:
ピアノ四重奏曲第1番ト短調 K478 、ピアノ三重奏曲 変ホ長調 K502
ベルク:ソナタ(ハイメ・ミューラー編)、
シェーンベルク:室内交響曲Op.9*
ラルス・フォークト(P) イザベル・ファウスト(Vn) 
ステファン・フェーラント(Va)ナタリー・クライン(Vc)
クリスチャン・テツラフ(Vn)* イメ・ミューラー(Vn)* 
ハンナ・ワインマイスター(Vn) グスタフ・リヴィニウス(Vc) 
アルバン・ゲルハルト(Vc)
コルネリア・ブランドカンプ(Fl)* 吉井瑞穂(Ob)*
クリスチャン・ウィッツェル(Ob)* ディームート・シュナイダー(Cl)* 
シャロン・カム(Cl)*
トーマス・アダムスキー(Cl)* 
シュテファン・シュヴァィゲルト(ファゴット)* 
ローラー・クラウス(ファゴット)*
マリー・ルイーゼ・ノイネッカー(Hrn)* 河原泰則(コントラバス)* 
ダニエル・ハーディング(指)*
CD13: 2004年ライヴ・レコーディング
ドヴァルザーク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタOp.100
チャイコフスキー:
ピアノ三重奏曲《偉大な芸術家の思い出のために》Op.50
アンティエ・ヴァイトハース(Vn) ラルス・フォークト(P) 
クラウディオ・ボルケス(Vc)
CD14: ボーナスCD 2006年ライヴ・レコーディング
ブレット・ディーン:リコレクションズ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 ラルス・フォークト(P)
ピーター・マクスウェル・デイヴィス:狂王のための8つの歌
毎年ハイムバッハで行われているシュパヌンゲン音楽祭のコンサートを集めた
14枚BOX。この音楽祭は10年目を迎え、主催者であるラルス・フォークトをは
じめとする大物アーティストによる特別な室内楽コンサートが多く行われてい
ます。ここに収められているものは1999年から2006年までのライヴ音源で、今
をときめく若手指揮者のダニエル・ハーディングの「ストラヴィンスキー:
兵士の物語」、「シェーンベルク:室内交響曲」が収録!その他の出演陣もク
リスチャン・テツラフ、イザベル・ファウスト、ユリア・フィッシャーなど
など超豪華メンバーが揃っています。

4260085 530533 6枚組 \8800
ルール・ピアノ・フェスティヴァル エディションVol.15
CD1
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」、
ショパン:ロンドOp.1
フランツ・リスト:
バッハのカンタータ「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」とロ短調ミサ曲の「十
字架につけられ」に通奏低音による変奏曲、
ショスタコーヴィッチ:24の前奏曲 Op.34
ベートーヴェン:
ロンド・ア・カプリッチョ(なくした小銭への怒り)Op.129
ベートーヴェン:
サリエリ「ファルスタッフ」アリア「まさにその通り」の主題による10の
変奏曲WoO.73.
ショパン:ポロネーズ 嬰ト短調、2つのポロネーズOP.26-1
ラフマニノフ:プレリュード第5、7番
ドミトリ・バシキーロフ(P) デヴィッド・カド−シュ(P)
CD2
ヘルムート・ラッヘンマン:シューベルトの主題による5つの変奏
シューベルト:即興曲第1番&3番
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」
シューマン:ユモレスクOp.20
ヘルベルト・シュフ(P)
CD3
J.S.バッハ:パルティータBWV828
ブーレーズ:12のノタシオン(ピアノのための)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番
ダヴィド・フレイ(P)
CD4
モーツァルト/ロバート・レヴィン:レクチャーI、II
ロバート・レヴィン(P)
CD5
H.W. ヘンツェ:
「2台ピアノのための侵略ピアニスチカ」、「夜のセレナーデ」、
「ルーシー・エスコット」変奏曲(1963)、
「若いピアニストのための6つの小品」-子供のためのオペラ〈ポッリチーノ〉
より(1980)、「トッカータ・ミスティカ」(1994)、「トリスタン」(2003)、
「ピアノ、ヴァイオリンとチェロのためのソナタ」(1948/1963)、
「アダージョ、アダージョ」(1993)
ジークフリート・モーゼル(P) クリスチャン・シャモレル(P)
ゴットフリート・シュナイダー(Vn) セバスチャン・ヘス(Vn)
CD6
ショパン:
幻想ポロネーズOp.61、ドン・ジョヴァンニの「お手をどうぞ」の主題による
変奏曲Op.2
スケルツォ第2番Op.31、華麗なる大円舞曲Op.18
ラフマニノフ:
メロディOp3-3、ユモレスクOp.10-5、舟歌Op10-3、前奏曲Op.32-5、
前奏曲Op.32-121、練習曲集「音の絵」Op.33-6、
バッハ(ラフマニノフ編):
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番(プレリュード、ガヴォット、ジグ)
ウラディミール・ハーリン(P)
ルール・ピアノ・フェスティヴァル エディション
ドイツの「ルール」地方で毎年行われるルール・ピアノフェスティヴァル・エ
ディションの第14&15集が発売。これまで名前や評判だけを耳にして演奏を聴
く機会のなかったピアニストなどピアノ好き必聴。
作品もバッハから現代までと幅広く飽きのこない内容です。

4260085 530670 3枚組 \4500
ルール・ピアノ・フェスティヴァル エディションVol.14
CD1 モーツァルト作品集
(1)4手のためのピアノ・ソナタ ハ短調KV.19d
(2)グルックの「メッカの巡礼」の「愚かな民が思うには」による10つの
変奏曲 ト長調 KV455
(3)サルティの<仔羊のように>による8つの変奏曲 イ長調 KV460
(4)クラリネット三重奏曲 変ホ長調 KV498 「ケーゲルシュタット・トリオ」
(5)ピアノ協奏曲「戴冠式」第26番ニ長調KV537(フンメル編曲)
[CD1:(1)ジークフリート・マウザー(P) クリスチャン・シャモレル(P) 
(1)2006年7月23日(2)ジュゼッペ・アンダローロ(P)(2)2006年5月26日
(3)キム・ソンウク(P)B2006年5月26日(4)エレーナ・バシュキロワ(P)
マティアス・グランダー(Cl) フェリクス・シュヴァルツ(Va)
(4)2006年6月3日(5)セヴェリン・フォン・エッカードシュタイン(P)
アンドレア・リーバークネヒト(Fl)アンドレィ・ビーロウ(Vn)
ニコラス アルシュターツ(Vc)(5)2006年8月2日]
CD2 変奏曲集
(1)ベートーヴェン: 32の変奏曲 ハ短調 WoO 80
(2)シューマン:アベック変奏曲 Op.1
(3)メンデルスゾーン:厳格なる変奏曲ニ短調Op.54
(4)フランク:前奏曲、フーガと変奏曲Op.18
(5)ラフマノノフ:ショパンの主題による変奏曲 Op.22
(6)ローゼンブラット:パガニーニの主題による変奏曲
[CD2: (1)ジュゼッペ・アーノルド(P)(1)2006年5月26日
(2)ヘルベルト・シュフ(P)(2)2006年5月27日(3)ロバート・レヴィン(P)
(3)2006年7月27日(4)ジュゼッペ・アーノルド(P)(4)2006年5月26日
(5)ウラジミール・フレストフ(P)(5)2006年8月17日(6)ニコライ・トカレフ(P)
(6)2006年7月15日]
CD3 現代ピアノ作品集
(1)ハリソン・バートウィッスル:チェロとピアノのため
(2)J.ハービソン:ソナタ第2番
(3)タチアナ・コマロヴァ:主題と7つの変奏曲
(4)クシシトフ・メイエル:
自動ピアノのための作品-サン=スーシの思い出(世界初演)
(5)シュテッフェン・シュライエルマッヒャー:
2つの自動ピアノのための作品(世界初演)
(6)ヴォルフガング・リーム:トンボー第5番
(7)エリオット・カータ:断続
(8)ダウランド/W.バード編:涙のパヴァーヌ
[CD3: (1)ティル・フェルナー(P) エイドリアン・ブレンデル(Vc)
(1)2006年8月9日(2)ロバート・レヴィン(P)(2)2006年7月27日
(3)ラルス・フォークト(P)(3)2006年8月15日(4)/(5)ユルゲン・ホッカー(P)
(4)/(5)2006年6月5日(6)ベルンハルト・ヴァンバッハ(P)E2006年6月8日
(7)/(8)ピーター・ゼルキン(P)(7)/(8)2006年5月25日]





<ALTUS>
ALTDVD 008(DVD-Video) \4935
(1)モーツァルト:交響曲第33番
(2)ブルックナー:交響曲第7番
(3)特典映像「ヨッフム、ブルックナー第7番を語る」
オイゲン・ヨッフム(指)アムステルダム・コンセルトヘボウ管
録音:1986年9月17日 NHKによる人見記念講堂における実況録画
巨匠ヨッフム最後の来日にして、亡くなる半年前の伝説的演奏会がついにDVD
化! この演奏会、DVD化の要望が非常に高かったもので、来日演奏会思い出
の5指に入りえる屈指の名演と思われます。宇野功芳氏も「ただごとでないブ
ルックナー、世界最高のモーツァルト」と激賞する演奏。またインタビュー
映像も感動的で、再来日を促す質問者に対して、穏やかな笑顔で「神がお許し
になれば」と答えるヨッフムが恐ろしく神々しく、生き仏の風格!必見と申せ
ましょう。




<BIS>
BIS 1548 \2250
北斗のトランペット協奏曲集
(1)ハッリ・ヴェスマン:トランペット協奏曲(1987)
(2)ブリッタ・ビストレム:妄想協奏曲(2005)
(3)アルフレド・ヤンソン:
ノルウェー舞曲(ノルドロークへの感謝を添えて)(1996)
(4)クリスチャン・リンドベルイ:
アクバンク・ブンカ-Trpと室内Oのための(2004)
ウーレ・エドヴァルド・アントンセン(Trp)
クリスチャン・リンドベルイ(指)ノルディック室内O
現在(2006年6月)、来日公演中のアントンセンとリンドベルイ&ノルディック
室内管。彼らが各地で演奏して話題となり、問い合わせが殺到しているトラン
ペット協奏曲「アクバンク・ブンカ」、お待たせ致しました、ようやくお届け
できます。これは最近作曲家としても注目されているトロンボーンの超人リン
ドベルイが2004年にアントンセンのために書いたもの。「アクバンク・ブン
カ」とは「文化の銀行」というリンドベルイ自身の造語で、現代的ではなく、
とにかく面白い作品。フィンランドのヴェスマン、スウェーデンのビストレ
ム、ノルウェーのヤンソンいずれも個性的で、アントンセンの金の音色が光
ります。

BIS 1419 \2250
ヘイクル・トウマソン:
(1)フルート協奏曲第1番(1997)
(2)同第2番(2001)
(3)2本のコントラバスのための協奏曲「微光」(2001/2)
シャロン・ベザリー(Fl)、ハヴァルズル・トリュグヴァソン、
ヴァルル・パウルソン(Db)、
ベルンハルズル・ヴィルキンソン(指)アイスランドSO
現代アイスランドを代表する中堅作曲家ヘイクル・トウマソン(1960-)。BIS
3枚目の作品集登場となります。非常に知的な作風が特徴です。シャロン・ベ
ザリーのために作曲した「フルート協奏曲第2番」のみBIS-CD-1499と同音源
ですが、2曲に協奏曲ともども彼女ならではの神業を聴くことができます。
2本のコントラバスを主役とした協奏曲も着想の妙が光ります。

BIS SA 1530(SACD-Hybrid) \2380
リスト:
(1)ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
(2)同第2番イ長調
(3)死の舞踏
アルナルド・コーエン(Pf)、
ジョン・ネシリング(指)サンパウロSO
オール・ブラジル・キャストによるリストの協奏曲集。BIS3枚目のCDとなる
アルナルド・コーエンはリスト弾きとして定評のある名手。骨太な超絶技巧
を味わえます。






<Profil>
PH 07028(SACD-Hybrid) \2180
ラフマニノフ:
(1)合唱交響曲「鐘」Op.35
(2)交響的舞曲Op.45
タチヤナ・パヴロフスカヤ(S)
エフゲニー・アキーモフ(T) ウラジーミル・ヴァネーエフ(Br)
レーゲ・アルティス室内合唱団
セミヨン・ビシュコフ(指)WDRケルン放送交響楽団&合唱団
録音:2006年9月ケルン、フィルハーモニー(ライヴ)
ビシュコフ&手兵ケルン放送響による最新アルバムはラフマニノフ。
晩祷とならび合唱ジャンルの傑作として名高い「鐘」は、1913年ローマ滞在中
に象徴派詩人バリモント訳によるポーの詩作にインスパイアされて“熱病のよ
うな情熱を傾けて作曲し、全作品の中でもっとも気に入っている”と自身も述
べた力作。性格の異なる4つの楽章はそれぞれ、明るい希望と憧れに満ちた
「銀の鐘」、華やかな婚礼を表す「黄金の鐘」、恐怖の警鐘である「銅の鐘」、
そして死と葬式を象徴する「鉄の鐘」となっています。
ビシュコフのラフマニノフ録音では、デビュー間もない頃のパリ管との第2交
響曲で聴かせた濃厚な音楽が鮮烈なイメージとして思い起こされますが、やは
りねっとりとした味付けはお手のもの。しかもこのたびは手兵に加え、本場か
ら迎えたゲストの声楽陣がめっぽう強力。ラテン語で“芸術の法則に遵って”
を意味するレーゲ・アルティスは、ボリス・アバリャン率いるサンクトぺテ
ルスブルクの精鋭アンサンブル(総勢25名・1987年設立)。ソリストもゲル
ギエフの録音などでおなじみのアキーモフらロシア勢が顔を並べています。
とくに彼らの実力が全開となる長大な終楽章は最大の聴きどころ、SACDマル
チチャンネル再生では効果も満点です。
いっぽう、渡米後に書かれた最後の作品である交響的舞曲。1952年レニング
ラード生まれ、個性派指揮者としてセンセーショナルに登場したビシュコフ
もことし55歳。パワフルなリズムに代表される晩年の様式が詰まった人気曲
も、いま脂の乗っている彼の充実ぶりを物語る出来栄えとなっています。

<MEMORIES>
MR2010/11 2枚組 \3380
ドビュッシー:イベリア、
ラヴェル:クープランの墓、
ルーセル:バッカスとアリアーヌ組曲第2番
以上、NBC響、1954年3月28日 NBC8Hスタジオ・ライヴ
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ボストン響+ヨゼフ・シゲティ(Vn)1954年12月31日ライヴ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 
ボストン響+クララ・ハスキル(P) 1956年11月3日ライヴ
シャルル・ミュンシュ指揮
シャルル・ミュンシュとNBC交響楽団と言う魅惑の組合せ。ミュンシュのNBC響
登壇はこれが最初で最後になったそうです。この一週間後の4月4日に、トスカ
ニーニ最後のコンサートが行われています。当演奏は音質も優れている上に
NBC響の反応の良さが正にアメリカを代表するオケらしい妙技を聞かせている
処がお勧めできる点でして、お得意のドビュッシーやラヴェルの華麗な演奏、
ルーセルに至ってはストラヴィンスキー風のユーモアさえ感じさせ、ミュン
シュの豪快なドライヴのもと、木管楽器のチャーミングな響などは筆舌に尽く
しがたい愉悦があるとのコメントをMEMORIESより得ております。手兵ボストン
響に、名ソリストを迎えた協奏曲集では、シゲティとのブラームスという骨太
な名演に感動を覚える方が多いと思われます。音質についても、現テープに問
題を抱えている部分もございますが、風格漂う佳演です。ハスキルとのベート
ーヴェンも、ミュンシュのバッキングの魅力を得ての指折りの名演としてマニ
アには知られていたものでしたが、こういう優れた共演の組合せで発売される
というのも正に好企画と言えるのではないでしょうか。

MR2012/13 \3380
モーツァルト:レクイエム
(1956年3月11日、カーネギーホール・ライヴ)
マーラー:交響曲第4番
(1950年9月4日フランクフルト・ライヴ)
ブルーノ・ワルター指揮
ニューヨークフィル、ウェストミンスター合唱団、
イルムガルト・ゼーフリード、ジェニー・トゥレル、
レオポルド・シモノー、ウィリアム・ウォーフィールド(以上、モーツァルト)、
フランクフルト博物館管、アンネリーゼ。クッパー(S) (以上、マーラー)
生誕200年を記念したモーツァルト・イヤーの1956年。3月のニューヨークで
は、モーツァルトの十字軍であるブルーノ・ワルターによる一連のコンサート
並びにオペラ上演(伝説の魔笛もこの月の演奏)が開催されました。中でもソニ
ー録音セッションと並行して行われた「モツ・レク」ライヴは、幻の演奏で今
回が初出となります。音質も年代としては良好であり、冒頭の入祭唱などは哀
愁漂うしみじみした味わいですが、演奏が進むにつれて、合唱の厚みあるハー
モニーを得てウネリを増して行き、「怒りの日」に至っては熱くなるワルター
らしい激しさで、表現行為、演奏行為としての「レクイエム」であることが分
ります。歌手陣もソニー盤と同様であり、共に演奏を繰り返した演奏家同士に
よる自然な流れを感じさせてくれます。マーラーの第4交響曲は、ワルターが
偏愛した名曲であり、多くの録音が知られております。ワルターは1950年の8
月、9月、10月と欧州を単身廻り、8月末にはウィーンフィルとザルツブルク音
楽祭で当曲を演奏、9月末にはベルリンフィルと戦後唯一の共演を果たします。
当演奏は、珍しくフランクフルト博物館管弦楽団(フランクフルト歌劇場のオ
ーケストラがコンサートに出演する際の呼び名)に客演したコンサートです。
音質が驚異的に鮮明であることが推薦に値するところでして、きらめく様な弦
楽器の輝かしさには感嘆の一言です。晩年に見せた止まるような遅いテンポに
よるロマン的表現は、ここにはなく、自在な変化をつけて結構ドラマティック
な盛り上がりを作っております。第3楽章の美しさには筆舌に尽くしがたいも
のがあるとのコメントをMEMORIESより得ております。

<ARTA>
F1 0135 \2080
Mysteria 秘跡
不詳:「シビラの予言」から プロヴァンスのシビラ
不詳:「モンセラートの朱い本」から 母なる処女、マリアをたたえよう
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179):めでたし、気高き乙女よ
即興演奏:Zrozen&iacute; Nadje
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:万物の内に愛は満ち溢れ
ハナ・ブロホヴァー&クヴィンテルナ:宇宙
ハナ・ブロホヴァー
(歌、ハープ、プサルテリウム、チベタンボール、オルガネット)
クヴィンテルナ
ペトル・ヴィオラル(フィドル、ウード)
パヴェル・ポラーシェク(シャリュモー、サントゥール、歌)
ミロシュ・ヴァレンタ(フィドル)
フランチシェク・ポク(ショーム、リコーダー、ハーディ=ガーディ)
ペトル・フィラーク(ウード)
プシェミスル・ヴァツェク(リュート)
ミハル・ソディア(ディジェリドゥー)
ミラン・ビーレク、ミラン・ドロウヒー、ルボシュ・ホルゼル(打楽器)
マリエ・フジェビーチコヴァー、ヨセフ・プレイスレル、
ペトル・ドウベク(歌)
録音:1998年3月、1999年9月、ズラター・コルナ修道院
2004年11月、クトナー・ホラ、Boz&iacute;ho Tela礼拝堂
2006年3月、Cetvin&aacute;ch、聖母マリア生誕教会

F1 0156 \2080
J・S・バッハ(1685-1750):
オルガン小曲集[オルゲルビュヒライン]BWV599-644
ヤロスラフ・トゥーマ(オルガン)
録音:ドイツ、ブルッフザール、聖ペーター教会
使用楽器:2004年、ヴラディミール・シュライフ(チェコ、ボロヴァニ)製




<COLUMNA MUSICA>
1CM 0163 \2180
J・S・バッハ(1685-1750):
チェンバロ協奏曲第1番ニ短調 BWV1052(*)
ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV1050(+/*)
アントニオ・ソレール(1729-1783):
前奏曲ニ短調とファンダンゴ
ディエゴ・アレス(チェンバロ)
エンリケ・サンチェス(フルート(+))
ファラン・ジェイムズ(ヴァイオリン(+)、指揮(*))
メノルカ島室内管弦楽団(*)
録音:2006年9月23-25日、スペイン、バレアレス諸島メノルカ島マオ、
プリンシパル劇場
使用楽器:2005年、パルマ・デ・マヨルカ、フランシスク・フォンテサ・イ・
ペレ・フィオル製
(モデル:アンリ・エムシュ、フレンチ・タイプ)[チェンバロ]
ディエゴ・アレス(1983年、スペインのビーゴ生まれ)はハーグ王立音楽院で
ジャック・オッホに師事、アムステルダムでリチャード・エガーの講習を受け
た後バーセルのスコラ・カントールでイェルク・アンドレアス・ベトヒャーと
イェスパー・クリステンセンに師事した新進気鋭の奏者。「ファンダンゴ」は
若きスペイン魂むき出しの熱演。
ここでエンリケ・サンチェスが吹いているフルートはピリオド・タイプのフラ
ウト・トラヴェルソと思われます。1998年、地中海に浮かぶマヨルカ島の中心
の町マオ(マホン)で若い奏者たちによって創設されたメノルカ島室内管弦楽
団もピリオド奏法で応えています。





<LICANUS>
※輸入枚数に制限があるため、ご注文をいただいても確保できない場合がご
ざいます。お早めにご注文ください(Goodies)。

CDM 0719 \1650
Tempus Fugit(光陰矢の如し) カペーリャ・デ・ミニストレルス20周年
ジョゼフ・プラダス・ガリェーン(1689-1757):
昇天せる聖母マリア[Maria Virgo Assumpta]
エストレーリャ・エステベス(ソプラノ) 〔EGT 526〕
不詳(16世紀):ああ、月が輝いて[Ay luna que reluzes]
(「カラブリア公の歌集」から)
イサベル・モナール(ソプラノ) 〔EGT 536〕
マティアス・ナバーロ(1668-1727):Abrasame, alumbrame
イサベル・モナール(ソプラノ) 〔EGT 579〕
ホセ・デ・オレホン・イ・アパリシオ(1705-1765):蝶[Mariposa]
オルガ・ピタルク(ソプラノ) 〔EGT 631〕
アントニオ・リテレス(1673-1747):権勢を渇望し[Sedienta de Influjos]
エストレーリャ・エステベス(ソプラノ) 〔CDM 0617(未案内)〕
ビセンテ・マルティン・イ・ソレール(1754-1806):
サルスエラ「ラ・マドリレーニャ」(1778)から これが私の手だ
オルガ・ピタルク(ソプラノ) ミケル・ラモーン(バリトン) 〔CDM 0410〕
アントニオ・テオドーロ・オルテリュス(1650頃-1706):
宗教的オラトリオ「われらが主キリストの受難について」から
崇めるべき沈黙[Silencio Adorable]
オルガ・ピタルク(ソプラノ) 〔CDM 0305〕
ペレ・ライモン・デ・トルトーサ(12-13世紀):Atressi cum la candela
(トルバドゥールの歌;器楽演奏) 〔CDM 0308〕
不詳(15世紀):羊飼いたちよ、言ってごらん [Bien vengades pastores]
ルース・ロシケ(ソプラノ) ジョゼプ・エルナンデス(カウンターテナー)
ランベルト・クリメント(テノール) ホセ・アントニオ・ロペス(バリトン)
〔CDM 0203〕
ニコラ・コンフォルト(1718-1788):カンタータ「私は何て不幸な女」
ルース・ロシケ(ソプラノ) 〔CDM 0306〕
アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:聖母マリアのカンティガ集 から
レー(カンティガ 139/183)(器楽演奏) 〔CDM 0307〕
不詳(14世紀):
われらは死に向かって急ぎ行く(「モンセラートの朱い本」から)
ピラール・エステバン(ソプラノ) ランベルト・クリメント(テノール)
ジェネラリタート・バレンシア合唱団 〔CDM 0201〕
不詳(15-16世紀):ロドリーゴ・マルティネス(「王宮の歌集」から)
ジュゼプ・エルナンデス(カウンターテナー)
ジュゼプ・ベネート、ペドロ・カストロ(テノール)
ホセ・アントニオ・ロペス(バス) 〔CDM 0409〕
不詳(15世紀):「エルチェの神秘劇」から Germanes mies, yo voldria
エリーザ・フランゼッティ(ソプラノ) 〔CDM 0304〕
不詳(15世紀):「エルチェの神秘劇」から Turba o judiada
バレンシア自治州合唱団 〔CDM 0411〕
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):
死者のためのミサ(レクィエム;6声)から アニュス・デイ
エリーザ・フランゼッティ、ピラール・エステバン(ソプラノ)
アリシア・ベリ(アルト) ジョゼプ・ベネート(テノール)
ペドロ・カストロ(テノール) トマス・マシェ(バス) 〔CDM 0615〕
ヨハネス・デ・ヤヌア(14世紀):
私の優しい恋人は(「シャンティー写本」から)
ピラール・エステバン(メゾソプラノ) 〔CDM 0512〕
ビセンテ・マルティン・イ・ソレール(1754-1806):
「御婦人方に捧げる12のイタリア語カンツォネッタ」から 希望
ラケル・ロヘンディオ(ソプラノ) 〔CDM 0614〕
ジョアン・アンブロジオ・ダルツァ:「リュート曲集」(1508)から
カラータ・アラ・スパニュオーラ,ピーヴァ(器楽演奏) 〔CDM 0718〕
アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:聖母マリアのカンティガ集 から
En quantas guisas(アリカンテのカンティガ) 〔PMV 004〕(未発売)
カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス
カペーリャ・デ・ミニストレルス(1987-)の創設20周年記念盤。最後の曲以
外は既発売盤からのコンピレーション(上記〔アルバム規格番号〕)ですが、
EGT規格は現在入手困難です。





<EMEC>
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E-053 \2180
ハイメ・ボテーリャ:室内楽作品集
Qu&aacute;libet L&iacute;bet(1999)/Noix(1994)
An&iacute;hila(1992)/Stratonicea(1999)
Scando(1993)/Dea Kar&aacute;(1998)
トリオ・エキノクス
フロリレジウム弦楽四重奏団
アルケウス・アンサンブル

E-064 \2180
アルケウスとともに10年
ビンセント・ベレンゲル(1968-):Mots(2003)(**)
ロメロ=ラミレス(1968-):Grupin's(2002)(**)
ホセ・マリア・ブラウ(1959-):Seng(#)(2001)
フランシスコ・J・モリーナ(1968-):Mezgorj(2002)(**)
ジョルディ・オルツ(1962-):Imatges(2002)(**)
フランシスコ・M・トレド(1967-):Muiwashaha(1999)(+)
エドゥアルド・テロル(1965-):El Cau del Silenci(1997)(*)
リヴィウ・ダンチェアヌ(指揮)
アルケウス・アンサンブル
録音:1998年(*)、1999年(+)、2002年(#)、2003年(**)、ルーマニア、
ブカレスト、スタジオ

E-065 \2180
ハビエル・ダリアス(1946-):ポリアンテア
様々な分野にわたる室内楽作品選集
インディアの物語(弦楽四重奏のための;1992)(*)
アロヒーアス[Alog&iacute;as]
(ギターとプリペアード・ギターのクァルテットのための;1979)(+)
Prop a V&iacute;cmar(二人で奏するピアノとプリペアード・ピアノのため
の;1982)(#)
変奏曲第12番(ヴァイオリンと同調器のための;1998)(**)
サンデー組曲[Sanday Suite]
(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスとピアノのための;1991)
(++)
フーガの遊び I
(指揮者と三人で奏するプリペアード・ピアノのための;1978)(##)
アンヘル・コスモスの詩のための構造
(声とフィードバックのための;1980)(***)
フーガの遊び II
(指揮者と三人で奏するプリペアード・ピアノのための;1978)(##)
フロリレジウム弦楽四重奏団(*)
アカサカ・コウキチ(ギター(+))
カルメン・サンチョ(キーボード(#/##))
ハビエル・ダリアス
(キーボード・プリパレーション(#)、同調器(**)、フィードバック(***))
タレー・ダリアス(ヴァイオリン(**)、指揮(##))
リヴィウ・ダンチェアヌ(指揮(++))
アルケウス・アンサンブル(++)
ホセ・チャフィーノ、カルメン・ベルドゥ(ピアノ(##))
アンヘレス・ペテルス(ソプラノ(***))




<GRIFFIN>
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GCCD 4056 \2080
パトリック・ガワーズ(1936-):合唱&オルガン作品集
トッカータとフーガ(オルガン独奏)
リベラ・メ II/ガリラヤ人たちよ[Viri Galilaei](*)
降臨節の続唱;
われは御身に魂を上げ奉る[Ad te Levavi],シオンの民よ[Populus Sion],
歓喜せよ[Gaudete],われらを記憶したまえ[Memento Nostri]
聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな[Holy, Holy, Holy](*)
バルラロー[Balulalow]
特別な機会のためのトランペット・ヴォランタリー(オルガン独奏)
ニール・テイラー(指揮)
シェフィールド大聖堂聖歌隊
アントニー・ガウィング(オルガン)
ジョン・キーズ(シンセサイザー(*))
録音:2006年7月4-6日、シェフィールド大聖堂
シェーンベルク以降のいわゆる「20世紀的な音楽」とは無縁の英国人作曲家ガ
ワーズは、テレビ番組シリーズの音楽の作曲家としても知られています。残念
なことに彼は2001年に発作を起こして以来作曲不能になってしまっているそう
です。

GCCD 4058 \2080
セントポール大聖堂の22の聖歌集
ジョン・ダーウォル(1731-1789):Ye holy angels bright
ジョン・スタイナー(1840-1901):Cross of Jesus
ジョン・ゴス(1800-1880):Praise my soul the king of heaven
ジョン・バッカス・ダイクス(1823-+1876):O strength and stay
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
For all the Saints/Come down O love divine
ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):All my hope
ジョン・ダイクス・バワー(1905-1981):O king enthroned on high
デイヴィッド・グラント(1836-1887):The Lord's my shepherd
ジェレマイア・クラーク(1673-1707):Immortal love for ever full
チャールズ・ヒューバート・H・パリー(1848-1918):O praise ye the Lord
モーリス・ベヴァン(1921-2006):There`s a wideness in God's mercy
クリストファー・ディアンリー(1930-2000):Sing to him in whom creation
ジョン・スコット(1956-):Christ be the Lord of all our days
マルコム・アーチャー(1952-):King of Glory, king of peace
ジョン・バーナード(1948-):Christ triumphant, ever reigning
ジョージ・クーパー(1820-1876):Jesus where`er thy people meet
デレク・ウィリアムズ(1945-):Give me the wings of faith
クレメント・カターリル・ショルフィールド(1839-1904):
The day thou gavest
チャールズ・ヒューバート・H・パリー:Dear Lord and Father of mankind
サミュエル・セバスチャン・ウェスリー(1810-1876):
O thou who camest from above
ジョージ・クレメント・マーティン(1844-1916):
Lord enthroned in heavenly splendour
マルコム・アーチャー(指揮)
セントポール大聖堂聖歌隊
ヒュー・ウィリアムズ(オルガン)
録音:2006年7月4-6日、セントポール大聖堂





<CORO>
COR 16045 \2080
ヘンデル(1685-1759):イタリア語カンタータ集
「死に瀕するアグリッピーナ」HWV.110
「忘却の甘美さの中で」HWV134
「おまえが忠実か?おまえが貞節か?」HWV.171
「捨てられたアルミーダ」HWV.104
エリン・マナハン・トマス(ソプラノ)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
シンフォニー・オヴ・ハーモニー&インヴェンションの首席奏者たち
ガーディナーによるJ・S・バッハのカンタータ・シリーズにも参加しているエ
リン・マナハン・トマスのソロ・デビュー・アルバム。もちろん新録音です。

COR 16046 \2080
ペロティヌスとアルス・アンティクァ
不詳(13世紀):
Vetus abit littera/Deus misertus hominis/Veni Creator Spiritus
ペロティヌス(1200頃活躍):すべての人は見た[Viderunt omnes]
レオニヌス(1163-1190頃活躍):
わが贖い主に栄光あれ[Gloria, redemptori meo]
不詳(13世紀):
Hec dies/Stirps lesse/Mundus vergens/Procurans odium
不詳/ペロティヌス:Allelulia. Nativitas
グレゴリオ聖歌(13世紀):Christus surrexit
ペロティヌス:王たちは座り[Sederunt principes]
ヒリアード・アンサンブル
録音:1996年8月、ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ、ライヴ
初出:Hilliard Live, HL 1001
ヒリアード・アンサンブルの自主制作レーベル「ヒリアード・ライヴ」からの
移行再発売。買い逃していたファンの方にとっては朗報でしょう。

COR 16047 \2080
システィーナ礼拝堂の音楽
フェリーチェ・アネーリオ:
めでたし、天の元后[Ave Regina caelorum](8声)
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ(1525頃-1594):
神は昇られる[Ascendit Deus](5声)/アヴェ・マリア(5声)
天より降りし主の天使[Angelus Domini descendit de caelo](5声)
フェリーチェ・アネーリオ(1560頃-1614):
天の元后よ、喜びたまえ[Regina caeli laetare](8声)
スターバト・マーテル(12声)
グレゴリオ・アッレーグリ(1582-1652):
キリストは死よりよみがえりたまえり[Christus resurgens ex mortuis]
ルーカ・マレンツィオ(1553/1554-1599):
私の太陽は今頃何をしているだろう
[Che fa oggi il mio sole](マドリガーレ)
グレゴリオ・アッレーグリ:ミサ「Che fa oggi il mio sole」
フェリーチェ・アネーリオ:マニフィカト第2旋法(8声)
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ:
マリアは天に昇らせられ[Assumpta est Maria](6声)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
シックスティーン
録音:2006年11月
カトリックの総本山バチカンのシスティーナ礼拝堂で歌われた音楽。「ミゼレ
ーレ」(COR 16014に収録)で有名なアッレーグリがマレンツィオのマドリガ
ーレに基づいて書いたミサ曲や、アネーリオの12声のスターバト・マーテルな
どが聴きどころです。

COR 16048 \2080
オケゲムに捧ぐ
ヨハネス・オケゲム(1410頃-1497):
ミサ・ミ・ミ[ミサ「ほとんど死にかけて[Presque transi]」)から
キリエ,グローリア
アントワーヌ・ビュノワ(1430頃-1492):ヒュドラリウスに
ヨハネス・オケゲム:ミサ「次第に[De plus en plus]」から クレド
ロワゼ・コンペール(1445-1518):
あらゆる善きものに満ちた[Omnium bonorum plena]
ヨハネス・オケゲム:ミサ・カプト から サンクトゥス
ヨハネス・ルピ(1506頃-1539):Ergone continuit
ヨハネス・オケゲム:ミサ・プロラツィオヌム から アニュス・デイ
ヒリアード・アンサンブル
ボブ・ペック(朗読)
録音:1997年以前、ハムステッド・ガーデン、セント・ジュード=オン=ザ=ヒ
ル教会、ライヴ
初出:Hilliard Live, HL 1002
「ヒリアード・ライヴ」からの移行再発売。
詩人ギヨーム・クレタン(1460-1525)がオケゲムの葬儀のために書いた
「トゥールの聖マルタン教会財務官ヨハネス・オケゲムへの追悼詩」が曲間
で朗読されます。

COR 16049 \2080
オックスフォード、モードリン・カレッジの音楽
単旋律聖歌:Inclita sancte(マニフィカトのためのアンティフォナ)
ジョン・シェパード(1515頃-1559/1560):
マニフィカト(4声)/おお、幸福な貴婦人たち[O happy Dames]
ジョン・メイソン(?-1548以前):
禍なるかな、哀れなるわれら[Vae nobis miseris]
ジョン・シェパード:Laudem dicite Deo
リチャード・デイヴィー(1465頃-1507頃):Joan is sick and ill at ease
ジョン・シェパード:
あなたの御手に[In manus tuas]I/同 II/同 III/聖霊 I
単旋律聖歌:Inclita sancte(マニフィカトのためのアンティフォナ)
リチャード・デイヴィー:Ah, mine heart, remember thee well
ジョン・メイソン:
おお、いかに哀れなるかな、急ぎ行くわれら[Quales sumus]
ハリー・クリストファーズ(指揮)
シックスティーン
新録音かどうか不明です。




<LA BOTTEGA DISCANTICA>
DISCANTICA 146 \2180
イタリアの協奏曲集
アルベルト・クルチ(1886-1976):
ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンティック協奏曲
ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770):ヴァイオリン協奏曲ニ短調
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ(1755-1824):
ヴァイオリン協奏曲第22番イ短調
カミッロ・シヴォリ(1815-1894):
12のカプリッチョ風練習曲から カプリッチョ第5番変ロ長調
ピエトロ・ロカテッリ(1695-1764):
「ヴァイオリンの技法」から カプリッチョ第18番ト長調
フェデリコ・フィオリッロ(1753-1824):
36のカプリッチョ から 第28番ニ長調
フルヴィオ・ルチアーニ(ヴァイオリン)
カルロ・デ・マルティーニ(指揮)
イ・ポメリッジ・ムジカーリ管弦楽団
録音:2006年7月6-8日、ミラノ、ヴェルメ劇場

DISCANTICA 147 \2180
70モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲第12番イ長調 K.414(*)
ピアノ協奏曲第11番へ長調 K.413(*)
幻想曲ニ短調 K.397
アリエッタ「リゾンは眠った」による変奏曲 K.264
ロンド ニ長調 K.485
アンドレア・バケッティ(ピアノ(*))
アントネッロ・マナコルダ(指揮)
イ・ポメリッジ・ムジカーリ管弦楽団
録音:2006年7月9、12-13日、ミラノ、ヴェルメ劇場

DISCANTICA 149 \2180
ばらとすみれ リュート、ビウエラのための音楽
ピエトロ・パウロ・ボッローノ(?-1564以後):サルタレッロ「ばらとすみれ」
フランチェスコ(・カノーヴァ)・ダ・ミラノ(1497-1543):
リチェルカーレ XII(Ness 3-Chiesa Ricercare III)
Vignon vignetta(原曲作者不詳)
リチェルカーレ XV(N.51 - D.Ri.XXXVIII)
リチェルカーレ XVI(N.30-C.Fantasia X)
ピエトロ・パウロ・ボッローノ:
パヴァーヌ「ラ・ミラネーザ」とそのサルタレッロ
フランチェスコ・ダ・ミラノ:リチェルカーレ XXVII(N.38-C.Fa.XVIII)
ピエトロ・パウロ・ボッローノ:サルタレッロ「エル・マゾロ」
フランチェスコ・ダ・ミラノ:リチェルカーレ XXXI(N.22-C.Fa.III)
ピエトロ・パウロ・ボッローノ:サルタレッロ「エル・ブラート」
フランチェスコ・ダ・ミラノ:
Las ye my plains(クローダン・ド・セルミジ原曲)
リチェルカーレ XXIX(N.28-C.Fa.VI)
ピエトロ・パウロ・ボッローノ:
パヴァーヌ「ラ・ミラネーザ」とそのサルタレッロ
フランチェスコ・ダ・ミラノ:
リチェルカーレ XXXII(N.66-C.Fa.XXXIII)/同 XXIII(N.16-C.Ri.XVI)
同 XXI(N.14-C.Ri.XIV)/同 XIX(N.40-C.Fa.VV)/
同 XX(No.45-C.Ri.XXXI)
ピエトロ・パウロ・ボッローノ:
パヴァーヌ「ラ・デスペラータ」とそのサルタレッロ
フランチェスコ・ダ・ミラノ:
リチェルカーレ I(N.27-C.Fa.VIII)/同(N.33-C.Fa.XIII)
ピエトロ・パウロ・ボッローノ:サルタレッロ「アントノーラ」
フランチェスコ・ダ・ミラノ:
リチェルカーレ III(N.69-C.Ri.XLIII)/同 VI(N.34-C.Ri.LVII)
ピエトロ・パウロ・ボッローノ:
パヴァーヌ「ラ・マルコンテンタ」とサルタレッロ
フランチェスコ・ダ・ミラノ:
リチェルカーレ X(N.2-C.Ri.II)
Quand'io penso al martire(ジャック・アルカデルト原曲)
ピエトロ・パウロ・ボッローノ:サルタレッロ「ラ・トラディトレッラ」
フランチェスコ・ダ・ミラノ:
リチェルカーレ II(N.63-C.Fa.XXX)/Mon per si ma marie(原曲作者不詳)
リチェルカーレ XXXIV(N.11-C.Ri.XI)
O bone Jesu(ロワゼ・コンペール原曲)
パオロ・ケリーチ(リュート、ビウエラ)
録音:2006年2月

DISCANTICA 150 \2180
リモージュの作者不詳のオルガン曲集
[第1旋法]
前奏曲と半音階フーガ/アヴェ・マリス・ステラ(アルトの単旋律聖歌)
アヴェ・マリス・ステラによるフーガ
R&eacute;ci de nazard ou de Tierce(アヴェ・マリス・ステラの単旋律聖歌)
Tierce en Taille, pleinchant figure&eacute;/デュオ
キリエによる荘重なフーガ/フーガ/ディアローグ
グラン・ジュ、トランペット・ペダルのテノール声部を伴う
聖体奉挙、クルムホルンのテノール
(ガスパール・コレット(17世紀終盤活躍)作曲)
ディアローグ/バス・トランペット/デュオ
[第2旋法]
フーガ(アンドレ・レゾン(?-1719)作曲)
グラン・ジュ/トリオ/デュオ/グラン・ジュ
[第4旋法]
フーガ
[第6旋法]
パス・トランペットとコルネットのディアローグ
[第8旋法]
ディアローグ/バス・トランペット/トリオ
人声のディアローグ(ガスパール・コレット作曲)/ディアローグ
フーガ(ガスパール・コレット作曲)/2つの合唱のディアローグ(同作曲)
エレーナ・サルトーリ(オルガン)
録音:2005年10月3-4日、フランス、セーヌ=エ=マルヌ県ロゼー・アン・ブ
リー、ノートルダム組合教会
使用楽器:17世紀、不詳作者製(1996年、イヴ・カブールダン製作所修復)
1720年頃に不明者によって編纂され、1992年よりリモージュ国立図書館の所蔵
品となっている手写本には51のオルガン曲が収録されています。

DISCANTICA 151 \2180
カルロ・プラーティ−ジュゼッペ・コロンボのオルガン
ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニ(1706-1784):
ミサ・ソレムニス から オフェルトリウム/聖体奉挙のソナタ
ミサ・ソレムニス から デオ・グラツィアスのためのトッカータ
ソナタ Op.3 No.2/同 Op.3 No.4/同 Op.3 No.6
モーツァルト(1756-1791):
マエストロ「対位法」氏の葬送行進曲[小葬送行進曲]K.453a
小オルガンのワルツのためのアンダンテ
[自動オルガンのためのアンダンテ]へ長調 K.616
グレトリのオペラ「サムニウム人の婚礼」からのワルツによる
変奏曲へ長調 K.352
ニコロ・モレッティ氏のオルガンのために縮小されたモーツァルト氏のソナタ
(ピアノ連弾ソナタ K.381 第3楽章より編曲)
マッシミリアーノ・グイード(オルガン)
録音:2006年7月12-13日、イタリア、ロンバルディア州ソンドリオ県カスパー
ノ、聖パルトロメオ教会
使用楽器:1683年、カルロ・プラーティ製;1862年、ジュゼッペ・コロンボ
改修(1995年、ジョヴァンニ・プラデッラ・オルガン店修復)

DISCANTICA 152 \2180
ドヴィルジャーク(1841-1904):
スラヴ舞曲集(第2集)Op.72(1886)
伝説 Op.59(1881)
ティツィアーノ・モネータ&ガブリエーレ・ロータ・ピアノ・デュオ
録音:2005年6月、ミラノ、ヴェルメ劇場

DISCANTICA 153 \2180
Viola...Violar ブラジルのギター音楽
アリー・バローゾ(1903-1964)/
マルコス・ヴィニシウス編曲:ノ・ランショ・フンド(*)
パウリーニョ・ノゲイラ(1929-2003):バッキアニーニャ第1番
ブラジル民謡/マルコス・ヴィニシウス編曲:小さな家
カトゥーロ・ダ・パイシャン・セアレンシ(1863-1946)/
マルコス・ヴィニシウス編曲:奥地の月光
ルイス・ボンファ(1922-2001):謝肉祭の朝
アレシャンドレ・ピロ(1955-):小さなワルツ
ハダメス・ニャターリ[ジナタリ](1906-1988):練習曲第1番
ワルジール・アゼヴェード(1923-1980)/マルコス・ヴィニシウス編曲:星屑
ジョアン・シャヴェス(1910-):あなたが大好き
エグベルト・ジスモンチ(1947-):パリャーソ[道化師](*)
アウグスト・アニバル・サルディーニャ(1915-1955):貧しき人々
バーデン・パウエル(1937-2000):名も無いワルツ
カルロス・アルベルト・ピント・フォンセカ(1933-2006):練習曲第3番
ヴィニシウス・ジ・モライス(1913-1980)/
マルコス・ヴィニシウス編曲:別離のセレナード
ジョアン・ジ・アキーノ・モンテイロ(1949-):旅
ニルトン・ハンジェル(1949-)&ジョアン・リラ(1949-)/
マルコス・ヴィニシウス編曲:岩石
マルコス・ヴィニシウス(ギター)
録音:2006年、イタリア
1961年ブラジル生まれのマルコス・ヴィニシウスが亡き母に捧げた、祖国ブラ
ジル音楽のアルバム。彼は9歳の時、学校帰りに楽器店のショーウィンドーに
飾られたギターに魅せられその場を動けなくなりました。心配になって探しに
きた母親はその光景を見て何かを感じ、数日後、彼にギターを買い与えたのだ
そうです。
(*)は多重録音による一人二重奏。

DISCANTICA 154 \2180
モーツァルト(1756-1791):クラリネット五重奏曲イ長調 K.581
ブラームス(1833-1897):クラリネット五重奏曲変ロ短調 Op.115
クラウス・ハンプル(クラリネット)
ローマ四重奏団
録音:2006年8月、ドイツ、ロイトキルヒ、コンサートホール

DISCANTICA 155 \2180
ガエターノ・カッリードのオルガン
ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710):トッカータ ト長調
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ K.87
J・S・バッハ(1685-1750):
フーガの技法 BWV1080 から 対位法第5/パストラーレ BWV590
ヘンデル(1685-1759):オルガン協奏曲ヘ長調 Op.4 No.5
ベネデット・マルチェッロ(1686-1739):ソナタ ト長調
ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710-1736):ソナタ へ長調
アンドレア・バジーリ(1705-1777):フーガ ト短調
フランチェスコ・バジーリ(1767-1850):
ヴァーセット第79番/同第56番/同第50番/同第75番
アントニオ・ブルネッティ(1760?-1810?):ソナタ第4番
ピエトロ・モランディ(1739-1815):クリスマスのためのパストラーレ
ジョヴァンニ・モランディ(1777-1856):
尊者の祝福[Benedizione del Venerabile]
ジョヴァンニマリア・ペルッチ(オルガン)
録音:2006年7月5-7日、イタリア、マルケ州ペーザロ・エ・ウルビーノ県ファ
ーノ、聖パーテルニアーノ・バジリカ教会
使用楽器:1775年、ガエターノ・カッリード製(Op.103)
(2004年、フランチェスコ・ツァニン・ディ・コドロイポ社、イシドロ・バッ
キオッキア社修復)




<CHALLENGE CLASSICS>
CC 72242 \2180
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637頃-1707):作品全集 III 
オルガン作品集 1
前奏曲嬰へ短調 BuxWV146/甘き喜びのうちに BuxWV197
前奏曲ト長調 BuxWV162/ああ、主よ、哀れな罪人なるわれを BuxWV178
前奏曲ホ長調 BuxWV141/いざ、わが魂よ、主をほめたたえよ BuxWV213
シャコンヌ ホ短調 BuxWV160
今ぞ喜べ、汝ら愛するキリストの輩よ BuxWV210
前奏曲ニ長調 BuxWV139/われ神より離れじ BuxWV220
カンツォネッタ ホ短調 BuxWV169/トッカータ へ長調 BuxWV156
トン・コープマン(オルガン)
録音:ドイツ、アルテンブルッフ、聖ニコライ教会
使用楽器:1498年、The Coci製;1728年、クラプマイヤー改修
若きJ・S・バッハを震撼させたブクステフーデのオルガン作品。

CC 72243 \2180
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637頃-1707):作品全集 IV 
オルガン作品集 2
トッカータ へ長調 BuxWV157/われらの神は堅き砦 BuxWV184
フーガ ハ長調 BuxWV174/暁の星のいと美しきかな BuxWV223
いざ来たれ、異教徒の救い主よ BuxWV211
ベツレヘムにみどり児うまれ BuxWV217/パッサカリア ニ短調 BuxWV161
われらの主キリスト、ヨルダン川に来たれり BuxWV180
ああ、神にして主なる者よ BuxWV177/トッカータ ト長調 BuxWV164
カンツォーナ ト長調 BuxWV170/主に感謝せよ BuxWV181
かくも喜びに満てるこの日 BuxWV182
カンツォネッタ BuxWV173/フーガ ト長調 BuxWV175
御身はほむべきかな、イエス・キリストよ BuxWV188
前奏曲ト短調(手鍵盤で[manualiter])BuxWV163
トン・コープマン(オルガン)
録音:ドイツ、リュディングヴォルト、聖ヤコビ教会
使用楽器:1599年、ヴィルデ製;1682年、シュニットガー改修

CC 72244 2枚組 \3500
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637頃-1707):作品全集 V
カンタータ、コンチェルト&種々の声楽小品集
われは主をほめたたえる BuxWV113/天使に来たれと命じたまえ BuxWV10
甘き喜びのうちに BuxWV52/全地よ、神に向かいて歓呼せよ BuxWV64
夜毎求めても BuxWV50/平和の王、イエス・キリストよ BuxWV20
今日は楽しくやろう BuxWV124/マニフィカト BuxWVAnh.1
いかに新しく、喜ばしきかな BuxWV110/
今ぞ喜べ、愛するキリスト者たちよ BuxWV51
栄光と誉れを主に帰せよ BuxWV2
おお、楽しい時、すばらしい日 BuxWV120
三つの麗しきことあり BuxWV19/ミサ・ブレヴィス BuxWV114
愛する者よ、わが魂は言う BuxWV70/拡大二重カノン BuxWV123
主に向かいて新しき歌を歌え BuxWV12/
われらを主のもとへ行かせたまえ BuxWV81
われらの主なる神 BuxWV40/これぞ神の御子の勝利の日 BuxWV43
ベッティーナ・パーン、ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)
ボグナ・バルトシュ(アルト)
パトリック・ファン・フテム、ダニエル・テイラー(男性アルト)
イェルク・デュルミュラー、アンドレアス・カラシアク(テノール)
ドナルド・ベントヴェルセン、クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団

CC 72153 \2180
J・S・バッハ(1685-1750):オルガン作品集 Vol.8
幻想曲ト短調 BWV542.1/いと高きにある神にのみ栄光あれ BWV662
同 BWV663/同 BWV664(トリオ)/前奏曲とフーガ イ長調 BWV536
協奏曲イ短調 BWV593(原曲:ヴィヴァルディ Op.3 No.6)
トッカータとフーガ へ長調 BWV593
ジャック・ファン・オールトメルセン(オルガン)
録音:オランダ、ハールレム、聖バフォ教会
使用楽器:1738年、クリスティアン・ミュラー製

CC 72166 \2180
オランダのハルモニウム音楽の世紀
ルイス・アンドリーセン(1939-):Rememberinb that Sarabande...
コル・クリント(1890-1944):
ハルモニウムのための組曲 Op.29(1922)から スケルツィーノ(No.3)
ヴァイオリンとオルガンまたはハルモニウムのための
モダーン二重奏曲集(1917)から 苦痛 Op.12(+)
ヤン・ファン・ヌエネン(1880-1970):
オルガンまたはハルモニウムのための6つの作品 Op.19(1935)から
前奏曲,間奏曲,即興,メロディー
アルフォンス・ディーペンブロック(1862-1921):アヴェ・マリア(*)
ヘンリ・ザグヴェイン(1878-1954):(かなり行儀よく)
ロジー・ヴェルトヘイム(1888-1949):賛歌(1929)(*/+)
マルテイン・パッディング(1956-):Cow Music(2000)から
パッディングのカントリー・ダンス第1番,人の声[Vox humana],
パッディングのカントリー・ダンス第2番
アンドリース・ファン・ロッセム(1957-):肺と舌(1988)
ヒール・メイエリング(1954-):4000の冬(2003)から(*)
わが子はどこに,アダムは生まれた
フース・ヤンセン(1951-):Harm(2000)
ロデリク・デ・マン(1941-):神の機械[Machina ex Deo](2002)
ディルク・ライメス(ハルモニウム)
フランシーヌ・ファン・デル・ヘイデン(ソプラノ(*))
レミー・バウデット(ヴァイオリン(+))
録音:2004年9月18日、2006年6月28日、旧レデンプトリスチン修道院礼拝堂
ハルモニウム(英語ではリードオルガン)は、足踏み式ふいごから手鍵盤に
よって選ばれたリードに風を送り込んで発音させる楽器。1810年に発明され、
パイプオルガンに代わる楽器として隆盛しましたが、20世紀に入ってピアノ
が量産されるとともに衰退していきました。

CC 72174 \2180
ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96
シューベルト(1797-1828):
ピアノとヴァイオリンのための幻想曲ハ長調 Op.posth.159 D.934
挨拶を送ろう Op.20 No.1 D.741
リザ・フェルシュトマン(ヴァイオリン)
イノン・バルタナン(ピアノ)
録音:2006年9月13-15日、ニューヨーク、サニー・パーチェイス・カレッジ
リザ・フェルシュトマンはロシア人音楽家の娘としてオランダに生まれ、5歳
でヴァイオリンの勉強を開始、イヴリー・ギトリス、イーゴリ・オイストラ
フ、アーロン・ロザンドのマスタークラスを受講して注目され、1988年より
アムステルダム音楽院でヘルマン・クレッバースに師事、さらに合衆国フィ
ラデルフィアのカーティス音楽学校でイダ・カヴァフィアンに、ロンドンで
デイヴィッド・タケノに師事しました。彼女は2007年にはオランダのデルフ
ト音楽祭の芸術監督をイザベル・ファン・クーレンから引き継ぐことになっ
ています。
イノン・バルタナンはイスラエル出身、ロンドンの王立音楽アカデミーで学
び現在はニューヨークを本拠に活動しています。

FL 72405 \1880
マルガレーテ・ダンツィ(1768-1800):
ピアノとヴァイオリンのオブリガートのための3つのソナタ Op.1
第1番変ホ長調,第2番変ロ長調,第3番ホ長調
モーツァルト(1756-1791):
「ああ、私は恋人をなくした」の主題による6つの変奏曲ト短調 K.360(374b)
ヴォーン・シュレップ(フォルテピアノ(*))
アントワネット・ローマン(ヴァイオリン(+))
使用楽器:P・マクナルティ製(モデル:1785年頃、シュタイン製)(*)
1770年、G・ピアッテリーニ製(+)
マルガレーテは高名な歌手・俳優・劇場監督テオバルト・マルシャンの娘で、
ザルツブルクでレオポルト・モーツァルトに師事し一家と交流、1790年に作曲
家フランツ・ダンツィ(1763-1826)と結婚し歌手・ピアニスト・作曲家とし
て活躍しましたが、30歳そこそこで亡くなりました。
ヴォーン・シュレップは1956年、東京生まれ。ニューヨークのイーストマン音
楽学校でピアノを学び12歳で第二位優等にて卒業後、古楽に興味を抱きグスタ
フ・レオンハルトに師事。チェンバロ、フォルテピアノ、モダーン・ピアノを
マスターした奏者として活躍し、Brilliant Classics レーベルのJ・S・バッ
ハのカンタータ全曲録音にも参加しました。
アントワネット・ローマンは1969年、アムステルダム生まれ。スヴェーリンク
音楽院でモダーン・ヴァイオリン、ヴィオラ、バロック・ヴァイオリン(ルシ
ー・ファン・ダールに師事)を学び、ポピュラーを含む幅広いジャンルで活躍
しましたが、1997年以来、ピリオド・スタイルによる演奏に活動を絞り込んで
います。




<SOMM>
SOMMCD 066 \2180
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲第11番ヘ長調 K.413
ピアノ協奏曲第12番イ長調 K.414
ピアノ協奏曲第13番ハ長調 K.415
マーク・ベビントン(ピアノ)
デイヴィッド・カーティス(指揮)
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン
録音:2006年3月12日、イギリス、チェルトナム、ピットヴル・パンプ・
ルーム

SOMM-BEECHAM 21 \2180
ビーチャム・コレクション
ブラームス(1833-1897):ハイドンの主題による変奏曲(*)
アーノルド・バックス(1883-1953):交響詩「ファンドの園」(*)
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):交響詩「ドン・キホーテ」(+)
トマス・ビーチャム(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1949年3月30日、BBCスタジオ(*)
1958年8月22日、エジンバラ、アッシャー・ホール(エジンバラ音楽祭)(+)
全曲初出音源です。
(*)の前にはビーチャムによる曲の紹介が収録されています。




<NUMERICA>
NUM 1139 \2080
フレイタス・ブランコ、ロペス=グラーサ:チェロとピアノのための作品集
ルイス・デ・フレイタス・ブランコ(1890-1955):
チェロ・ソナタ(1913)(*)
フェルナンド・ロペス=グラーサ(1906-1994):
忘れられたページ(1955)(*)/3つのポルトガル民謡(1953)(*)
アダージョと舞曲風(1965)(*)/無伴奏チェロのための3つの開花(1973)
無伴奏チェロのための3つのインヴェンション(1961)
ジェド・バラハル(チェロ)
クリスティーナ・マルゴット(ピアノ(*))
録音:パソス・デ・ブランダン、ヌメリカ・スタジオ
師弟関係にあった20世紀ポルトガルの二人の作曲家の作品を収録。ジェド・
バラハルは合衆国カリフォルニアに生まれ、ブラジルのいくつかのオーケス
トラの奏者、フランスのトゥールーズ・キャピトル管弦楽団の首席奏者を経
て、1989年新設のポルト管弦楽団の首席奏者に招かれたチェリストで、ポル
ト音楽・舞台芸術大学音楽学部長も務めています。クリスティーナ・マルゴ
ットは長らくバラハルとのデュオを組んでいるブラジルのピアニストです。

NUM 1143 \2080
フレイタス・ブランコ、フェルナンデス:ピアノのための前奏曲集
ルイス・デ・フレイタス・ブランコ(1890-1955):
10の前奏曲「ヴィアンナ・ダ・モッタに捧ぐ」(1914-1918)
ソナティナ(1922-1923)/4つの前奏曲「イザベル・マンソに捧ぐ」(1940)
アルマンド・ジョゼ・フェルナンデス(1906-1983):5つの前奏曲 Op.1
アントニオ・ロザード(ピアノ)
録音:パソス・デ・ブランダン音楽アカデミー
師弟関係にあった20世紀ポルトガルの二人の作曲家の作品を収録。アントニ
オ・ロザードはパリ音楽院でアルド・チッコリーニに師事したポルトガルの
ピアニストです。

NUM 1144 \2080
ジョゼ・ヴィアンナ・ダ・モッタ(1868-1948):
弦楽四重奏のための作品全集
アンダンテ(*)/変奏曲(*)/弦楽四重奏曲変ホ長調(*)/同ト長調(+)
サン・ロケ弦楽四重奏団
アントニオ・マルテーロ、クリスティーナ・アルメイダ(ヴァイオリン)
ジョアン・ペドロ・デルガード(ヴィオラ) リカルド・モタ(チェロ)
録音:2005年、ヌメリカ・スタジオ(*)
2004年、ベイラ・バイシャ、サルゲイロ・ド・カンポ礼拝堂、ライヴ(+)
ヴィアンナ・ダ・モッタはシャルヴェンカ、リスト、ビューローらに師事、
ブゾーニの親友にして協力者となり、リスボン音楽院院長を務めた作曲家・
ピアニスト・指揮者。サン・ロケ弦楽四重奏団は2001年に活動を開始したポ
ルトガルのクァルテットです。

NUM 1146 \2080
J・S・バッハ(1685-1750):
無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV1010
無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV1011
無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV1012
ジョゼ・ペレイラ・デ・ソウザ(チェロ)
録音:ポルト、フレイショ宮
ペレイラ・デ・ソウザはポルト音楽院出身、現在ポルト国立管弦楽団の首席
を務めているチェリスト。彼がこの録音でも使用しているチェロは1710年モ
ンタニャーナ製(モダーン仕様)で、音楽史上最初のプロフェッショナルな
女性チェリストの一人とされるポルトガルのギリェルミーナ・スッジア
(1885-1950)が愛奏していた名器です。

NUM 1134 \2080
【旧譜】J・S・バッハ(1685-1750):
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007
無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV1008
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009
ジョゼ・ペレイラ・デ・ソウザ(チェロ)

NUM 1147 \2080
Bポルトガルのピアノ音楽 Vol.2
エウリコ・カッラパトーゾ(1962-):
感動したピアノのための5つのヴィネット(1998)
フィリペ・ピレス(1934-):3つのバガテル(1949-1952)
サラ・カルヴァーリョ:… 遠くの鏡(2003)
トマス・エンリケス(1963-):静寂(1986/2005)
アミルカール・ヴァスケス・ディアス(1945-):野の紅百合(2005)
オスカル・ダ・シルヴァ(1870-1958):幻想曲
ジョルジェ・クロネール・デ・ヴァスコンセロス(1910-1974):歌(1973)
カンディド・リマ:十二音による4つの小品(1994)
ナンシー・リー・ハーパー(ピアノ)
録音:パソス・デ・ブランダン、ヌメリカ・スタジオ
ナンシー・リー・ハーパーは合衆国生まれでポルトガル在住のピアニストで、
音楽教育・研究の分野でも活躍しています。

NUM 1148 \2080
Llocr サクソフォン・クァルテットのためのポルトガル現代音楽
アルトゥール・フェルナンデス:Llocr
ルイス・F・デ・カルヴァーリョ:Sax-Suite
ジョルジェ・プレンダス:Triple Sax
クラウディオ・フェレイラ:Saxol
アルトゥール・フェルナンデス:7 Obsessions
インヴィクタサックス
ユーゴ・テイシェイラ(ソプラノサクソフォン)
フェルナンダ・アルヴェス(アルトサクソフォン)
ユーゴ・ロペス(テナーサクソフォン)
マヌエル・シルヴァ(バリトンサクソフォン)
録音:パソス・デ・ブランダン、ヌメリカ・スタジオ
インヴィクタサックスは2000年ポルトで結成されたクァルテットです。

NUM 1150 \2080
オープス・アンサンブル 2007
ハイドン(1732-1809):ソナタ ヘ長調 Op.11 No.4
ベートーヴェン(1770-1827):「プロメテウス」変奏曲(Op.43)
フェルナンド・ロペス=グラーサ(1906-1994):Georgicas(1989)(*)
アントニオ・ヴィクトリーノ・ダルメイダ(1940-):
深き淵より−ブルーノ・ピッツァミーリョの思い出に Op.130
オープス・アンサンブル
ペドロ・リベイロ(オーボエ) オルガ・プラッツ(ピアノ)
アナ・ベラ・シャヴェス(ヴィオラ) 
アレジャンドロ・エルリク=オリーヴァ(コントラバス)
録音:2006年12月19-23日、リスボン、ベレン文化センター、小ホール
(*)はオープス・アンサンブルへの献呈作品で、これが世界初のディスク録音
です。

<DISCMEDI BLAU>
DM 4244-02 \2180
鳥の歌 パブロ・カザルス愛奏曲集
カタルーニャ民謡/カザルス編曲:鳥の歌(*) 〔1954年〕
カザルス:カニグーのサン・マルタン祭(*) 〔1954年〕
エンリケ・グラナドス/パブロ・カザルス編曲:スペイン舞曲(+)
〔1928年2月28日、合衆国ニュージャージー州キャムデン〕
同/ガスパル・カサド編曲:「ゴイェスカス」間奏曲(+)
〔1927年2月28日、合衆国ニュージャージー州キャムデン〕
フォーレ/カザルス編曲:夢のあとに Op.7 No.1(*)
〔1926年1月5日、合衆国ニュージャージー州キャムデン〕
J・S・バッハ/
シロティ編曲:アリア(管弦楽組曲第3番 BWV1068 より)(#)
〔1930年3月5日、ロンドン〕
ポラン編曲:
ミュゼット、ガヴォット I(イギリス組曲第6番 BWV811 より)(+)
〔1928年1月26日、合衆国ニュージャージー州キャムデン〕
シロティ編曲/カザルス編曲:アダージョ(トッカータ BWV564 より)(+)
〔1927年2月28日、合衆国ニュージャージー州キャムデン〕
シロティ編曲:来たれ、甘き死よ(**) 〔1929年6月16日、バルセロナ〕
同編曲:アンダンテ(無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 BWV1003 より)(**)
〔1929年6月19日、バルセロナ〕
シューマン:トロイメライ(#) 〔1930年3月5日、ロンドン〕
ファリャ:子守歌(7つのスペイン民謡 より)(++) 〔1953年、プラド音楽祭〕
ガスパル・カサド:愛の言葉(**) 〔1929年6月15日、バルセロナ〕
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行(**) 〔1929年6月16日、バルセロナ〕
【ボーナス・トラック カザルスの最初の録音】
〔1915年1月15日、ニューヨーク〕
ヘンデル:ラルゴ(オペラ「セルセ」から)(##)
アントン・ルビンシテイン:メロディー Op.3(##)
ジュゼッペ・タルティーニ:アダージョ(協奏曲ニ短調 より)(##)
エルガー:愛のあいさつ Op.12(##)
パブロ・カザルス[パウ・カザルス](チェロ、指揮(*))
プラド音楽祭管弦楽団(*)
ニコライ・メドニコフ(ピアノ(+))
オットー・シュルホフ(ピアノ(#))
ブラス・ネト(ピアノ(**))
ユージン・イストミン(ピアノ(++))
不詳指揮者&管弦楽団(##)
録音〔年月日、場所〕

DM 4192-02 \2180
サルスエラのロマンスとデュオ
フェデリコ・チュエカ(1846-1908):「エル・バテオ」(1901)、
パブロ・ルナ(1879-1942):「ユダヤの子」(1918)、
ハシント・ゲレーロ(1895-1951):
「セビーリャの泊まり客」(1926)、「サフランの花」(1930)、
ヘロニモ・ヒメーネス(1854-1923):
「ルイス・アロンソの舞踏会」(1896)、「ルイス・アロンソ}(1897)、
マヌエル・フェルナンデス・カバリェーロ(1835-1906):「発端」(1895)、
R・ソウティーリョ(1880-1932)&フアン・ベルト(1890-1931):
「最後のロマンティスト」(1923)、
フェデリコ・モレーノ・トローバ(1891-1982):
「ルイサ・フェルナンダ」(1932)、
ホセ・セラーノ(1873-1941):「忘却の歌」(1916)、
ヘスス・グリーディ(1886-1961):「農場」(1926)から
マリア・ガリェーゴ(ソプラノ)
ジョゼ・ブロス(テノール)
ダビッド・ヒメネス・カレーラス(指揮)
マドリド市立管弦楽団
録音:2005年2月5日、サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル修道院、
カルロス三世劇場、ライヴ

DM 630-02 \2180
ベニャミーノ・ジーリ ナポリのカンツォーネ
デ・クルティス:ナポリのカンツォーネ/あなたが大好き
帰れ、ソレントへ/忘れな草/マリア/夜の声
レオンカヴァッロ:朝の歌
ロッシーニ:踊り(タランテッラ)
デ・クレッシェンツォ:悲しき五月/Quanno a femmena vo
トセッリ:セレナータ
コットラウ:さらばナポリ/サンタ・ルチア
ドナウディ:おお、美しき愛の住まい
ディ・カプア:マリア・マリ/オ・ソレ・ミオ
ビクシオ:愛のカンツォーネ/マンマ/人生を楽しみたいなら
クルチ:ヴェネツィアの夜
ディ・キアーラ:ラ・スパニョーラ
イラディエル:ラ・パロマ
ベニャミーノ・ジーリ(テノール)
伴奏者不詳
録音:1925-1940年





<K&K>
KUK 25 \2300
モーツァルト(1756-1791):
セレナード第10番変ロ長調「グラン・パルティータ」K.361
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
16の管楽器のためのソナタ第1番 AV135
タオウス・アンサンブル
シュテファニー・ヴィンカー、ティナ・レデラー(フルート)
フィリプ・マーレンホルツ、レンカ・ガイガー(オーボエ)
シェリフ・エル=ラザズ、ユリア・ボーン(クラリネット)
ヨハネス・グマインダー(C管クラリネット)
マティアス・ヘーファー(バセットホルン、バスクラリネット)
ジョン・コレット(バセットホルン)
フェリクス・ヴィンカー、シャルル・プティ、
シュテファン・ルートヴィヒ、マティアス・リース(ホルン)
アルブレヒト・ホルダー、アンジェラ・シマッラ(ファゴット)
アカルデイ・ビザー(コントラファゴット)
録音:2006年5月、ドイツ、バート=ホンブルク城内教会、ライヴ
タオウス・アンサンブルはバーデン=ヴュルテンブルク青年室内フィルハーモ
ニー管弦楽団のメンバーおよびその学生時代の知人たちによって結成された
アンサンブル。オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン各2の8人編成
が基本ですが、演奏曲目によって助演メンバーが加わります。

KUK 26 \2300
ラ・ルミノーサ アルゼンチン・タンゴ・コンサート
アストル・ピアソラ(1921-1992)/ビクトル・ビリャダンゴス編曲:
カランブレ
ガブリエル・リバーノ(1958-):哀れみ[L&aacute;stima]
ペドロ・ラウレンス(1902-1972)/ガブリエル・リバーノ編曲:
わが愛のミロンガ
ガブリエル・リバーノ:Forro en Palermo
アストル・ピアソラ/ガブリエル・リバーノ編曲:アディオス・ノニーノ
ガブリエル・リバーノ:都会のチャカレーラ[Chacarera de la Ciudad]
アストル・ピアソラ/ビクトル・ビリャダンゴス編曲:
ブエノスアイレス午前零時
アストル・ピアソラ/ガブリエル・リバーノ編曲:フガータ
フアン・マリオ・パチョ(1880-1934)/
アドルフォ・ペレス・パチョーロ(1897-1977)変奏/
ガブリエル・リバーノ編曲:半どん[Sabado Ingres]
ガブリエル・リバーノ:Asado Criollo[クレオール風丸焼き]
アンヘル・ビリョルド(1861-1919)/ガブリエル・リバーノ編曲:
ブエノスアイレスっ子[El Porte&ntilde;ito]
ガブリエル・リバーノ:子狐[El Zorrito]
アストル・ピアソラ/ビクトル・ビリャダンゴス編曲:リベルタンゴ
ガブリエル・リバーノ:La Luminosa
アニバル・トロイロ(1911-1975)/マヒモ・プホール編曲:
タンゴ街[Barrio de Tango]
ガブリエル・リバーノ:Circo Humano
アストル・ピアソラ/ビクトル・ビリャダンゴス編曲:勝利
エグベルト・ジスモンチ(1947-)/ガブリエル・リバーノ編曲:道化師
ガブリエル・リバーノ:三月[Marzo]
ガブリエル・リバーノ・トリオ
ガブリエル・リバーノ(バンドネオン)
ビクトル・ビリャダンゴス(ギター)
モニカ・タラガーノ(フルート)
録音:2006年6月、ドイツ、バート=ホンブルク城内教会、ライヴ

KUK 61 2枚組 \4050
ヘンデル(1685-1759)/モーツァルト(1756-1791)編曲:
オラトリオ「メサイア」
マーリース・ペーターゼン(ソプラノ)
マルゴット・オイツィンガー(アルト)
マルクス・シェーファー(テノール)
マレク・ジェプカ(バス)
ユルゲン・ブッダイ(指揮)
ハノーファー・ホーフカペレ(ピリオド楽器使用)
マウルブロン室内合唱団
録音:2006年10月2-3日、マウルブロン修道院付属教会堂、ライヴ
マウルブロン修道院シリーズの中心プロジェクトであるヘンデルのオラトリ
オ。前回第7弾はオリジナルの「メサイア」でしたが今回第8弾はモーツァル
ト編曲版です。

KUK 99 \2300
人は生き、存す 誕生−現世−永遠 ア・カペラ・コンサート
フランツ・ビーブル(1906-2001):アヴェ・マリア
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):聖母讃歌
アルヴォ・ペルト(1935-):その息子の…[Which was the son of ...]
モートン・ローリゼン(1943-):おお、大いなる神秘
ヤン・サンドストレム(1954-):グローリア
ヴォルフラム・ブーヒェンベルク(1962-):われは生命のパンなり
マックス・レーガー(1873-1916):人は生き、存す/夜の歌/朝の歌
メンデルスゾーン(1809-1847):時は今[Hora est]
ユルゲン・ブッダイ(指揮)
マウルブロン室内合唱団
録音:2006年6月、マウルブロン修道院付属教会堂、ライヴ




<ROSA>
RD 1391 \2180
クラリネット・モザイク クラリネットとピアノのための作品集
ロッシーニ(1792-1868):序奏、主題と変奏曲
フィリップ・ゴベール(1879-1941):幻想曲
ヤン・クシチテル・ヴァーツラフ・カリヴォダ(1801-1866):サロンの小品
ラヴェル(1875-1937):ハバネラ形式の小品
ドビュッシー(1862-1918):狂詩曲第1番
ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959):ソナティナ
フランシス・プーランク(1899-1963):ソナタ
ミラン・ジェジハ(クラリネット)
イレナ・チェルナー(ピアノ)
録音:2005年4月11-13日、プラハ、リヒテンシュタイン宮(プラハ音楽アカ
デミー)、ギャラリー・ホール
ミラン・ジェジハは1973年生まれのチェコのクラリネット奏者で、チェコ・
フィルに定期的に客演するほか世界で活躍しています。2002年よりスイス、
ルガーノのスイス・イタリア音楽院准教授。

RD 1495 \2180
フランチシェク・マクス・クニージェ:クリスマス・ミサ
ヨゼフ・ベルンハルト・シャイダーマイヤー(1779-1840):
クリスマス前奏曲ハ長調(イントロイトゥス)
フランチシェク・マクス・クニージェ(1770-1839):
クリスマス・ミサ から キリエ,グローリア
主に向かいて新しい歌を歌え(グラドゥアーレ)
カレル・フランチシェク・ピーチ[カール・フランツ・ピッチュ]
(1786-1858):
クリスマス前奏曲ニ長調(イントロイトゥス)
不詳:すばらしき聖母
フランチシェク・マクス・クニージェ:クリスマス から クレド
カレル・フランチシェク・ピーチ:パストレーラ(前奏曲)
フランチシェク・マクス・クニージェ:
さあ、ひざまずきて崇めん(オフェルトリウム)
ヴラジミール・ロウバル(1965-):即興演奏(前奏曲)
フランチシェク・マクス・クニージェ:
パストラール・ミサ から サンクトゥス,ベネディクトゥス,アニュス・デイ
ヤン・ネポムク・ヴィターシェク(1770-1839):
クリスマス讃歌「神の御子は今宵しも」ト長調(ポストコムニオ)
ヴラジミール・ロウバル:即興演奏(前奏曲)
不詳:王なるキリスト生まれたもう
マルタ・ファドリェヴィチョヴァー(ソプラノ)
ハナ・プロハーツコヴァー(アルト)
リハルト・スポルカ(テノール)
ミハエル・ポスピーシル(バス)
カレル・ミターシュ(指揮)
コレギウム419&ゲスト(合唱)
チェコ・ヴィルトゥオーゾ室内管弦楽団
カレル・プロハーツカー(管弦楽アーティスティック・ディレクター)
ヴラジミール・ロウバル(オルガン)
録音:2006年9月25日、プラハ、ソウケニツカー15番地、同胞教会

MK 0056-2 \2180
ミラン・スラヴィツキー(1947-):管弦楽作品集
大管弦楽のための交響的ヴィジョン「天の門」[Porta coeli](1991)(*)
ヨハネの黙示録からの2賞(大管弦楽のための;1995)(+)
レクイエム(独唱、合唱と管弦楽のための;2000-2001)(#)
イジー・ビェロフラーヴェク(指揮(*/#))
セルジュ・ボド(指揮(+))
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ヤナ・シュテファーチコヴァー(ソプラノ(#))
イヴァン・クスニェル(バリトン(#))
プラハ・フィルハーモニー合唱団(#)
録音:1992年9月6日、ベルリン、フィルハーモニー、ベルリン芸術週間、
初演ライヴ、
ライセンサー:ドイチュラントラジオ(*)
1995年11月2日(+)、2005年1月27日(#)、プラハ、ルドルフィヌム、初演ライ
ヴ(+/#)

MK 0057-2 \2180
KONVERGENCE
武満徹(1930-1996):雨の呪文(フルート、クラリネット、
ハープ、ピアノとヴィブラフォンのための;1982)(*)
ミハエラ・プラフカー(1981-):
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのために(2006)(*)
トマーシュ・パールカ(1978-):11(2つのクラリネット、
バスクラリネット、ピアノ、ハープとマリンバのための;2000/2001)(+)
オンドジェイ・シュトフル(1975-):
Veduty−大都市の中の小世界(ギターと弦楽四重奏のための;2005)(*)
ヤン・リバージュ(1981-):
ヴァイオリン、チェロとピアノのための27の和音(2005)(#)
カイヤ・サーリアホ(1952-):
弧光[Lichtbogen](9人の演奏家とエレクトロニクスのための;1986)(*)
コンヴェルゲンツェ[チェコ作曲家協会室内アンサンブル]
録音:2006年9-10月、プラハ音楽アカデミー・サウンドスタジオ(*)
2006年11月22日(+)、5月24日(#)、チェコ放送スタジオ1(+/#)

MK 0708-2 \2180
ボヘミアのルネサンス音楽
【15世紀後半から16世紀前半】(*)
不詳:Palmiger a aernulis / Solis previs / Modulisemus omnes /
Ex linwis multiphariis / Fortis ecce ille /
Esperance que en mon cuer / Sanctissima mitissima /
ヨハネス:Jesus Christus nostra salus
ペトルス・ヴィルヘルミ・デ・グルデネツ:
Preconia etroclita / Prefulcitam expolitam / Pneuma eucharistiarum /
Pax eterna templo / Plaude euge theocotus / Probitate eminentem /
不詳:Gaude Maria, virgo infuisti / Mandragore dedrunt /
Sicut cedrus exaltata sum / Flosculum amenitatis / Pulcherima rosa /
Omnis nunc microcosmos - Omnis mundus iocundetur
ヨハネス・トゥロント(1450-1480頃活躍):O precare, Jesu care
アンドレアス:Ave pura tu puella
不詳:Pane Boze, bu' pri n&aacute;s
【「逃げ行くアタランタ」】(*)
ミヒャエル・マイヤー(1568-1622):「逃げ行くアタランタ」(1617)から
Appone mulieri - Fuga 5 / Fit pullus a nido - Fuga 7 /
Hic est Draco - Fuga 14 / Se de quattuor unum occidas - Fuga 19 /
Rex balneatur in Laconico - Fuga 28 /
Ut Salamandra vivit igne - Fuga 29 /
Corallus sub aquis - Fuga 32 / Hermaphroditus - Fuga 33 /
In balnesis concipitur - Fuga 34 / Tria sufficiunt - Fuga 37 /
Sol et ejus umbra - Fuga 45 / Lupus ab Oriente - Fuga 47
【17世紀前半】(+)
アントニオ・ブルネッリ(1577-1630):Piangerem sempre
チェーザレ・ネグリ(1535頃-1604頃):
La catena d'amore / Ballo fatto da sei calvalieri
エンリコ・ラデスカ・ディ・フォッジャ(1570頃-1625):
Occhi, stele amorose
ジローラモ・マリノーニ(?-1647):O Rex gloriae
ジャコモ・フォルナーチ(17世紀初頭活躍):O bell'arco d'amore
ルカーシュ・マトウシェク(指揮(*))
アルス・カメラーリス&ゲストたち(*)
プシェミスル・ヴァツェク(指揮(+))
アド・ヴォーチェム(+)
録音:2006年?(*)/1997年以前(+)
ミヒャエル・マイヤーはプラハの皇帝ルドルフ2世の典医を務めたドイツ人医
師で、錬金術師・著述家・作曲家でもあった人物。「逃げ行くアタランタ」
は紋章学に関する書物で、様々な紋章が視覚的にのみならず音楽的にも叙述さ
れ、その哲学的解釈が付されています。音楽は1つの定旋律に基づく50曲の2声
カノンで、それぞれの声部は、水銀(前提)、硫黄(結果)、塩(定旋律)
という、錬金術における三大元素のいずれかを象徴しています。
(「ニューグローブ世界音楽大事典」による。)





<PRO MUSICA CAMERATA>
PMC 058/059 2枚組 \4160
ヘンデル(1685-1759):チェンバロ組曲集(1720)
イ長調 HWV426/へ長調 HWV427/ニ短調 HWV428/ホ短調 HWV429
ホ長調 HWV430/嬰ヘ短調 HWV431/ト短調 HWV432/へ短調 HWV433
リリアンナ・スタヴァルツ(チェンバロ)
録音:2005年11月21-23日、2006年6月27-29日、ピャセチノ、聖アンナ教会
使用楽器:1985年、ドイツ、J・C・ノイペルト製(モデル:フランス、ブラ
ンシェ製)




<ARCO DIVA>
UP 0088-2 \2180
フルート、ヴィオラとハープのための作品集
モーツァルト/デジェ・ダンタルフィ=ジロス(1885-1945)編曲:
フルート、ヴィオラとハープのためのトリオ・ソナタ K.423
(原曲:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲ト長調;1783)
ドビュッシー(1862-1918):
フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ(1915)
アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974):
フルート、ヴィオラとハープのための小組曲(1941)
ベートーヴェン(1770-1827)/アミ・マーヤニ(1936-)編曲:
フルート、ヴィオラとハープのためのセレナード Op.25
(原曲:フルート、ヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード ニ長調;1801)
ボヘミア・ルクセンブルク・トリオ
カルロ・ジャンス(フルート)
イトカ・ホスプロヴァー(ヴィオラ)
カテジナ・エングリホヴァー(ハープ)
録音:2006年2月27日、3月1-2日、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
ボヘミア・ルクセンブルク・トリオは、ルクセンブルク出身のジャンスとチェ
コ出身のホスプロヴァー、エングリホヴァーによって結成された珍しい編成の
三重奏団です。

UP 0089-2 \2180
イル・ヴィルトゥオーゾ
パブロ・デ・サラサーテ(1844-1908):「ファウスト」による演奏会用幻想曲
ニコロ・パガニーニ(1782-1840):カンタービレ ニ長調 Op.17(1823)
パブロ・デ・サラサーテ:ホタ・アラゴネーサ Op.27
シルヴィエ・ボドロヴァー(1954-):ジプシーのバラード「Dza more」(1990)
ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1880):
スケルツォ=タランテラ Op.16(1856)
ルイ・シュポア(1784-1859):舟歌 Op.135 No.1
フリッツ・クライスラー(1875-1962):ウィーン奇想曲 Op.2
ニコロ・パガニーニ:
ロッシーニの「モーゼ」の「汝の星を散りばめた玉座に」による幻想曲(1819?)
ヨセフ・スク(1874-1935)/ヨセフ・スク(作曲者の孫)編曲:
組曲「おとぎ話」Op.16 からのヴァイオリン独奏曲
アントニオ・バッツィーニ(1818-1897):
スケルツォ幻想曲「妖精のロンド」Op.25
ミロスラフ・アンブロシュ(ヴァイオリン)
ズザナ・アンブロショヴァー(ピアノ)
録音:プラハ、リヒテンシュタイン宮、マルチヌー・ホール(HAMU)
1987年スロヴァキアのコシツェに生まれたミロスラフ・アンブロシュはチェコ
の名ヴァイオリニストであるイヴァン・ジェナティに師事し、10代で数々のコ
ンクール入賞やスカラーシップ獲得を果たした天才肌。このアルバムの録音時
点でも18歳くらいだったのではないかと思われますが、ヴィルトズオーゾ・ヴァ
イオリニスト=コンポーザーたちの作品で固めるとは何とも大胆。ピアノ伴奏
を務めるのは彼の母親。ステージママでしょうか。

UP 0092-2 \2180
スピリチュアル&ソングズ
Didn't my Lord deliver Daniel / In that great gettin'up mornin'
Elijah Rock / Swing low, sweet chariot / I got shoes
Goin' to heaven anyhow / My Lord, what a morning / Wait for the wagon
Mary had a baby / Keep in the middle of the road / Li'l Liza Jane
Honor ! Honor ! / My God is a rock / The battle of Jerico / Thia train
De animals a-coming / 馬草桶にみどり児は
[V jeslich dite spink&aacute;](*)
Q VOX(男声四重唱)
ペトル・ユリーチェク(テノール)
トマーシュ・バドゥラ(テノール・バリトン)
トマーシュ・クレイチー(バリトン、アーティスティック・ディレクター)
アレシュ・プロハーツカ(バス)
録音:2006年6月、チェコ、モラヴィア地方カテジナ村、聖カテジナ教会
黒人霊歌ほか、アメリカ合衆国の伝承歌を集めたアルバムです。(*)のみチェコ
語歌唱。

UP 0095-2 \2180
モラヴィアのクリスマス
ヤン・エヴァンゲリスタ・キプタ(1813-1868):クリスマス牧歌集
われらの主キリストが生まれたもう Op.36(*)
いと高きにある神に栄光あれ(パストラーレ ニ長調)Op.47(+)
喜びと楽しみの時(#)
神はその意を示したもうた Op.39 No.3(**)
快きクリスマス Op.39 No.1(++)
ヨセフ・シュレイエル(1718-?):
目覚めよ、羊飼いたち(パストラーレ ニ長調)(##)
ペトル・フィアラ(1943-):
モラヴィアのクリスマス(***)
馬草桶のもとで歌う(+++)
エヴァ・アダモヴァー(ソプラノ(+/##/+++))
エヴァ・ダニュヘロヴァー(ソプラノ(*/#/##)
ハナ・シュカルコヴァー(ソプラノ(+/++/##)
ラトカ・セフノウトコヴァー(ソプラノ(##))
ヤナ・エフレンベルゲロヴァー(アルト(#/##))
ジャナ・ヤンクー(アルト(##))
ハナ・マソプストヴァー(アルト(*/+/##))
マリエ・ヴルボヴァー(アルト(+/**/++/##/***/###))
トマーシュ・バドゥラ(テノール(*/+/**/##)
アレシュ・プロハーツカ(バス(*/**/##))
テレジエ・マレチコヴァー(子供の声(+++))
ヴラジミール・クラートキー(ナレーター(+++))
ペトル・フィアラ(指揮)
ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団
チェコ室内ソロイスツ(***以外)
イヴァン・マティアーシュ(合奏ディレクター(***以外))
プエッラ・トリオ(***/+++)
テレジエ・ファロヴァー(ピアノ) エヴァ・カロヴァー(ヴァイオリン)
マルケータ・ヴルプコヴァー(チェロ)
マルチン・ヤクビーチェク(オルガン(***以外))
録音:2006年5月20-22日、ブルノ、慈悲の兄弟会修道院、ドブロフスキー・
ホール

UP 0097-2 \2180
フルート、ヴィオラ、ハープのための協奏曲集
インドジフ・フェルト(1925-):
フルート、ヴィオラ、ハープと弦楽のための協奏音楽(2005)(*/+/#)
ズデニェク・ルカーシュ(1928-):ハープと弦楽のための音楽(#)
ヴィクトル・カラビス(1923-2006):
ヴィオラと弦楽のための協奏幻想曲「悲しみ」[Tristium](+)
インドジフ・フェルト:フルートと弦楽合奏のためのソナタ(1957/1965)(*)
カルロ・ジャンス(フルート(*))
イトカ・ホスプロヴァー(ヴィオラ(+))
カテジナ・エングリホヴァー(ハープ(#))
プラハ室内管弦楽団
録音:2006年9月、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
チェコの作曲家による作品集。ソリストはボヘミア・ルクセンブルク・トリオ
(UP 0088-2)のメンバーが務めています。

UP 0098-2 \2180
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調 Op.1 No.1
ドヴォルジャーク(1841-1904):
ピアノ三重奏曲第4番ホ短調「ドゥムキ」Op.90
マックス・ブロート三重奏団
ペトル・マチェヤーク(ヴァイオリン)
マリエ・ヒクソヴァー(チェロ)
カースティン・シュトラスブルク(ピアノ)
録音:2006年8月5-6日、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
フランツ・カフカの親友としても知られるプラハ生まれのユダヤ系作家マック
ス・ブロートの名を冠するこのピアノ・トリオは、EUが支援する国際文化プロ
ジェクトの一環として2005年に結成されました。

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