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<クラシック・輸入盤新譜情報 07−06>
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

★★★グッディーズ・オリジナル企画・第9回発売★★★
各1枚 \1500


78CDR-1080
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第6番変ホ長調 K.268(365b)
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
マルコム・サージェント指揮
管弦楽団
米 VICTOR 6744/6(英HIS MASTER'S VOICE DB1018/20と同一録音)
(1927年2月23日ロンドン、クイーンズ・ホール録音)
20世紀フランス最高のヴァイオリニストのジャック・ティボー(1880-1953)が
生涯コンサート・プログラムに載せた協奏曲。ティボーの電気録音時代の最高
傑作。息づまるような名演奏を繰り広げている。ヴァイオリン協奏曲第6番は
モーツァルトの死後8年目の1799年にヨハン・アントン・アンドレによって楽譜
が出版された。モーツァルト時代にミュンヘンで活躍したヴァイオリニスト、
ヨハン・フリートリヒ・エックがモーツァルトから手渡された楽譜にもとづい
て自分で加筆し、さらにモーツァルトの弟子のフランツ・ジュスマイアー
(1766-1803)が筆を加えたという。ジュスマイアーはモーツァルトの最後の作品
「レクイエム」を補筆完成させた人物。学者間では第2楽章は疑わしいが、他の
楽章はモーツァルトの作品であるという説だったが、現在では疑わしい作品と
してモーツァルトの作品表から除外されている。このシリーズではベルギーの
巨匠アルフレッド・デュボワの演奏(78CDR-1054)も出ている。

78CDR-1081
フランソワ・クープラン:クラヴサン曲集 18曲
ワンダ・ランドフスカ(ハープシコード)
英 HIS MASTER'S VOICE DB4941/6
(1934年パリ録音)
ワンダ・ランドフスカ(1879-1959)は二列の鍵盤と七個のペダルを有する自分
のハープシードをパリのプレイエル社に作らせて生涯この楽器を使用した。こ
のランドフスカによるクープラン作品集の録音はバッハの「ゴルトベルク変奏
曲」の翌年に行われた。「ゴルトベルク変奏曲」と同じく英国 HIS MASTER'S
VOICE 初版300部のアルバムには紫色のインクと羽根ペンによるランドフスカ
の自筆署名の愛蔵家番号シールが貼られていた。

78CDR-1082
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調作品131
カペー弦楽四重奏団
日本コロムビア J7529/33 (原録音: 仏COLUMBIA D15097/101)
(1928年10月5, 8日パリ録音)
史上最高の弦楽四重奏団だったカペー弦楽四重奏団のリーダー、リュシアン・
カペー(1876-1928)は医師の誤診による腹膜炎で1928年12月18日に急逝した。
享年52歳。カペーはパリ音楽院でJ.-P. モーランに師事し1893年に一等賞を得
た。その年に弦楽四重奏団を組織した。この録音時のメンバーは1918年からも
の。1920頃から毎年ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の連続演奏会をパリで開催
していたカペーは1928年4月にフランス・コロンビアに録音を始めた。そして
同年の10月までの6ヶ月間に弦楽四重奏曲11曲とピアノ五重奏曲1曲の録音をし
た。10インチSP盤が7枚、12インチ盤が44枚である。まるでカペーが自らの
死を予期したようなハイペースの録音である。このシリーズではフランク:ピ
アノ五重奏曲(78CDR-1034)、ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第5番(78CDR-1042)、
シューマン:弦楽四重奏曲第1番(78CDR-1056)が出ている。

78CDR-1083
ラヴェル:ソナチネ(1903-05)
ラヴェル:水の戯れ(1901)
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE DB1533/4
(1931年5月11日ロンドン、小クイーンズ・ホール録音)
スイスに生まれたフランスのピアニスト、アルフレッド・コルトー(1877-1962)
は1892年パリ音楽院のルイ・ディエメ(1843-1919)のクラスに入り研鑽を積ん
だ。1896年一等賞を得て卒業。1897年バイロイトに赴き合唱指揮者となった。
フランスに戻った後、1902年に「神々の黄昏」と「トリスタンとイゾルデ」の
パリ初演を指揮した。同年ソプラノのフェリア・リトヴァンヌ(1863-1936)のピ
アノ伴奏者として初レコード録音を行った。このラヴェルのソナチネはコルト
ーが54歳の時の録音。録音時作曲者のラヴェル(1875-1937)は56歳だった。コル
トーによるラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲(78CDR-1032)がこのシリーズ
で出ている。

78CDR-1084
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番ヘ短調作品99
パブロ・カザルス(チェロ)
ミエツィスラフ・ホルショフスキー(ピアノ)
米 VICTOR 14699/702 (英HIS MASTER'S VOICE DB3059/62と同一録音)
(1936年11月28日ロンドン、アビー・ロード第3スタジオ録音)
パブロ・カザルス(1876-1973)が英HIS MASTER'S VOICEの主要アーティストとし
て活躍しはじめた1936年録音で、バッハの無伴奏チェロ組曲第2番と第3番の5日
後の録音。まるで昨日の録音のような音の生々しさは圧倒的。録音後70年を経
たものとはとても思えない。

78CDR-1085
モーツァルト:弦楽五重奏曲ト短調 K.516
レナー弦楽四重奏団
英 COLUMBIA LX61/4
(1930年3月2日ロンドン録音)
レナー弦楽四重奏団は20世紀前半の活躍したハンガリー出身の名団体。メンバ
ーはブダペスト音楽院出身で、デビュー前の2年間は田舎の村にこもって一日
12時間の練習を重ねたと伝えられる。1922年ロンドンにデビューして絶賛され、
同時にイギリス・コロンビアの専属アーティストとなった。このシリーズのレ
ナー弦楽四重奏団はモーツァルト:クラリネット五重奏曲(78CDR-1045)、モー
ツァルト:弦楽四重奏曲第14番(78CDR-1055)、モーツァルト:弦楽四重奏曲
第15番(78CDR-1062)が出ている。

78CDR-1086
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
ジョン・バルビローリ指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
英 HIS MASTER'S VOICE DB8282/5
(1937年3月25日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)はロシア生まれの20世紀最高のヴァイオリ
ニストの一人。ペテルブルグ音楽院でレオポルド・アウアー(1845-1930)に師事
し、10歳の春にデビュー。その後ロシアの諸都市で演奏、1913年にはベルリン
でニキシュ指揮の下で演奏した。1917年16歳の時に革命を逃れ一家はアメリカ
に移住した。以降天才少年は一流演奏家としての待遇を受けた。この協奏曲は
36歳の時の録音。録音場所をロンドンに選んだのも、当時の英国のクラシック
音楽の録音技術がアメリカを越えていたからであろう。

78CDR-1087
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64
エミール・テルマニー(ヴァイオリン)
トーマス・イェンセン指揮
室内管弦楽団
デンマーク TONO X25065/7
(1946年頃録音)
エミール・テルマニー(1892-1988)はハンガリー生まれのヴァイオリニストで
ブダペスト音楽院でイェノ・フバイ(1858-1937)に師事した。1919年来デンマ
ークのコペンハーゲンに在住、作曲家カール・ニールセン(1865-1931)の娘婿
となった。テルマニーはバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ
をカーヴドボウ(彎曲した弓)"Vega" で弾いて注目され、初期LP時代に英
DECCAに録音もあった。TESTAMENT からCDが発売されている。

78CDR-1088
プニャーニ:ラルゴ・エスプレッシーヴォ
クライスラー:テンポ・ディ・メヌエット(プニャーニのスタイルによる)
コレッリ:
ラ・フォリア(1)
ラ・フォリア(2)
ジョルジュ・エネスコ(ヴァイオリン)
サンフォード・シュルッセル(ピアノ)
日本コロムビア JW232&J7940
(原録音: 米COLUMBIA 50235D, 50161D)
(1929年ニューヨーク録音)
ジョルジュ・エネスコ(1881-1955)はルーマニアに生まれた。ヴァイオリンは
4歳で、作曲を5歳で始めた。1888年7歳でウィーン音楽院に入学を許され、
1893年12歳で音楽院の最高栄誉賞メダルを得た。1894年パリ音楽院に入学、
1899年までヴァイオリンをマルシック(1848-1924)、和声法と作曲をアンドレ
・ゲダルジュ(1856-1926)、ガブリエル・フォーレ(1845-1924)、ジュール・
マスネ(1842-1914)に師事し、1899年にヴァイオリンで一等賞を得た。1902年
にベルリン・デビュー、1903年にはロンドンを訪問した。1910年にはピアニス
トのエドゥアール・リスレル(1873-1929)とベートーヴェンのヴァイオリン・
ソナタの全曲演奏会を開いた。1917年には祖国のルーマニアの首都ブカレトに
エネスコの名を冠したオーケストラを作った。1923年には初のアメリカ楽旅を
し、その後生涯に14回この地を訪れた。第2次世界大戦中は祖国に留り、ヴァ
イオリン演奏、指揮、作曲と後進の指導にあたった。この録音は1929年にアメ
リカ訪問をした時にニューヨークのコロンビアで行ったものの2曲で録音時
エネスコは48歳だった。このシリーズでショーソン:詩曲(78CDR-1018)、ヘン
デル:ヴァイオリン・ソナタ第4番(78CDR-1035)とクライスラー:プロヴァンス
の朝の歌&ダンブロジオ:セレナード(78CDR-1066)が出ている。

78CDR-1089
チャイコフスキー:カプリッチョ風小品作品62
グリンカ:メロディア
ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチ(チェロ)
キリル・コドラシン指揮
モスクワ・フィルハーモニー交響楽団
A.A.デディムヒン(ピアノ)
ソ連 Dolgoigratsia 78 D450/1
(1952年録音)
2007年4月27日に80歳の生涯を閉じたチェロの巨匠ムスティスラフ・ロストロ
ポーヴィッチ(1927年3月27日生まれ)の初期の78回転盤録音。ロストロポーヴィ
ッチが西側に姿を現したののは1956年だった。鉄のカーテンの向こう側の時代
の20代の演奏が聴ける。おそらくローストロポーヴィッチ初録音の一つであろ
う貴重な一枚。LPと同じ音ミゾでカットした10インチ78回転盤。

<EMI CLASSICS>
CDC-3822432 \1980
偉大なるヘンデル・アリア集
Where E're You Walk-「セメレ」
Comfort Ye-「メサイア」
もろもろの谷は高くせられ-「メサイア」
Fronde tenere-「セルセ」
なつかしい木陰よ(オンブラ・マイ・フ)-「セルセ」
Cosi la tortorella-「復活のオラトリオ」
Love Sounds the Alarm-「エイシスとガラテア」
Love In Her Eyes-「エイシスとガラテア」
Happy We-「エイシスとガラテア」*
不実な女よ、戯れるがよい-「アリオダンテ」
次の夜-「アリオダンテ」
Total Eclipse-「サムソン」
As Steals the Moon-「快活の人」*
Hide though thy hated beams-「エフタ」
A father offering up his only child-「エフタ」
天の使いよ、高きところに彼女を導け-「エフタ」
イアン・ボストリッジ(テナー)
*ケイト・ロイヤル(ソプラノ)
オーケストラ・オブ・ジ・エイジ・オブ・エンライトメント
ハリー・ビケット指揮
バロック作品のEMIレーベル初録音にボストリッジが取り上げたのは彼にとっ
て大切に扱ってきたヘンデル。英語、イタリア語によるオペラとオラトリオか
らのアリア集でカストラートのために作曲された作品も含まれています。今後
の録音にヘンデルを含むバロック・アリア集を計画しヘンデルについて執筆中
というボストリッジの熱のこもった録音が実現しました。先ごろEMIクラシック
スと専属契約したロイヤルがゲスト参加、8月から10月にかけてヘンデル作品
での欧州ツアーを共にするエンライトメントのオケとの共演で収録。ライナー
ノートもボストリッジが手がけています。英・グラモフォン誌の6月号のカヴァ
ーストーリーで取り上げられるなどメディアの関心も高い注目盤

CDC-3797862 \1980
クロンマー:二重クラリネット協奏曲
シュポーア:クラリネット協奏曲第2番ハ短調Op.57(ブリス)
クラリネット協奏曲第4番ホ短調woo20(マイヤー).
クロンマー:協奏曲(2つのクラリネットのための)変ホ長調Op.91
ザビーネ・マイヤー(クラリネット)
ジュリアン・ブリス(クラリネット)
アカデミー室内管弦楽団
17歳の天才、愛弟子ブリスとの共演によるマイヤーの新録音

CDC-3944202 \1980
ライヴ・アット・ラ・スカラ
マルティーニ:愛の喜び
A.スカルラッティ:私を苦しめないで-「ポンペオ」
パリソッティ:Se tu m'ami
グルック:おお、私のいとしい人よ-「パリーデとエレーナ」
ベッリーニ:マリンコニア、やさしいニンフ
行け、幸せなばらよ
ドニゼッティ:私は海の中に家を建てたい
ヴェルディ:ストルネッロ
孤独な部屋で
乾杯
グノー:セレナード
ビゼー:愛の歌
マスネ:悲歌
Alfred Alessandrescu:Sub perdeaua dragei mele
Diamanti Gheciu:Si daca
Tiberiu Brediceanu:Floricica de pe apa
Bade, pentru ochii tai
Vai, badita, dragi ne-avem
Gherase Dendrino:Te iubesc (from the operetta "Lasati-ma sa cant")
トスティ:かわいい口もと
ラーナー/レーヴェ:踊り明かそう-「マイ・フェア・レディ」
プッチーニ:わたしのお父さん-「ジャンニ・スキッキ」
アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)
ジェフ・コーエン(ピアノ)
ここ12年にわたって世界のトップ・ステージでスターの座をほしいままにして
いるゲオルギューが、昨年(06年)スカラ座でも勝利を収めたライヴ録音。古
典歌曲、ベルカント、フランス歌曲、母国ルーマニア作品というあえて歌曲に
よるリサイタルでスカラ座の聴衆を魅了しました。この成功を受けて07年7月
ゲオルギューは再びスカラ座に登場する予定です。 40Pブックレット

DVBW-3910089(DVD-Video) \2850
ワーグナー:歌劇からの管弦楽作品集
「タンホイザー」序曲
ヴェヌスベルクの音楽(バッカナール)-「タンホイザー」
「リエンツィ」序曲
夜明けとジークフリートのラインへの旅-「神々のたそがれ」
ジークフリートの葬送行進曲-「神々のたそがれ」
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
ワルキューレの騎行-「ワルキューレ」
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウス・テンシュテット指揮
(1988年10月18日、東京、サントリー・ホールでのライヴ収録)
待望のDVD化発売、テンシュテットのメインのコンサート・プログラムを映像
収録した貴重なドキュメント


●CLASSICS FOR PLEASURE
CZS-3932382 2枚組 \1450
チャイコフスキー:眠りの森の美女
フィルハーモニア管弦楽団
ジョージ・ウェルドン指揮

CZS-3932332 2枚組 \1450
チャイコフスキー:くるみ割り人形、他 
プロコフィエフ:シンデレラーハイライツ
ロンドン交響楽団
アンドレ・プレヴィン指揮

CZS-3932432 2枚組 \1450
チャイコフスキー:白鳥の湖
ロンドン交響楽団
アンドレ・プレヴィン指揮

CDZ-3932312 \1000
サリヴァン-マッケラス編:パインアップル・ポール組曲 他
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
チャールズ・マッケラス指揮

CDZ-3932292 \1000
ハチャトゥリアン:ガイーヌ-ハイライツ他
ロンドン交響楽団、
アラム・ハチャトゥリアン指揮 他    

CDZ-3932302 \1000
ベアトリクス・ポター物語OST-ロイヤル・バレエ・フィルムからの音楽
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
ジョン・ランチベリー指揮

CDZ-3940352 \1000
カルメン・ジョーンズOST-オリジナル・ロンドン・キャストによる
ヘンリー・ルイス指揮


<VIRGIN CLASSICS>
●THE CLASSICS
VM-3913302 \1300
ブラームス:交響曲第3番、第4番
ドイツ室内フィルハーモニー
ダニエル・ハーディング指揮

VM-3913312 \1300
フランク:交響曲ニ短調、交響的変奏曲
ボーンマス交響楽団
アンドルー・リットン指揮

VM-3913332 \1300
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉
アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ
アルミン・ジョルダン指揮

VM-3913342 \1300
ヘンデル:水上の音楽、王宮の花火の音楽
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
ロジャー・ノリントン指揮

VM-3632842 \1300
モーツァルト:序曲集(未発売作品)
ローザンヌ室内管弦楽団
ユーディ・メニューイン指揮

VM-3913372 \1300
ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲
4つのワルツ、ピアノ三重奏曲第2番
ナッシュ・アンサンブル

VM-3913392 \1300
バーバー、バーンスタイン、ピッカー、コープランド:
20世紀のアメリカ音楽集
リットン、デ・ワールト、エッシェンバッハ、
サラステ、コリン・デイヴィス、ヒコックス

VM-3913402 \1300
バロック・フェスティヴァル
タヴァナー・プレイヤーズ
アンドルー・パロット指揮

VM-3913632 \1300
シベリウス:クレルヴォ交響曲
シュテーネ、マッテイ、エストニア国立男声合唱団
ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、
パーヴォ・ヤルヴィ指揮

VM-3913442 \1300
オッフェンバッハ:オペラ・ハイライツ集
マルク・ミンコフスキ指揮

<Deutsche Grammophon>
4776545 \1850
マーラー:交響曲第5番
ベネズエラ・シモン・ボリーバル・ユース・オーケストラ
指揮:グスターボ・ドゥダメル
録音:2006年2月 ベネズエラ中央大学 ベネズエラ
ベートーヴェンの交響曲第4&7番で衝撃的なデビューを果たしたドゥダメル&
ベネズエラ・シモン・ボリーバル・ユース・オーケストラ。彼らは、楽器演奏
や音楽の歓びを知ることによって青少年が非行や犯罪に陥らないようにという
ベネズエラの政策のひとつの成果として、多くの音楽ファンに感銘を与えてい
る。ドゥダメル自身、音楽活動のスタートが遅かったにもかかわらず、最近で
は2008/09年シーズンで勇退するエサ=ペッカ・サロネンに代わって、2010/11
年シーズンからロサンジェルス・フィルの音楽監督に就任が決まったという異
例の大躍進ぶりである。
そんな彼らが第2弾に選んだのが、このマーラー。冒頭のトランペット・ソロ
や第3楽章のオブリガート・ホルンをはじめ、きわめて高い機能性を要求され、
あらゆる部分が難所とも言えるマラ5を採り上げたのは、 彼らの自信と持ち前
のチャレンジ精神の現れに他ならない。ベートーヴェンで聴かせてくれた、
作品への熱い共感がこのマーラーでどのように爆発するのかが実に楽しみだ。

4776426 \1850
オスワルド・ゴリジョフ(1960-)
「オセアナ/テネブレ/3つの歌」
《オセアナ》
《テネブレ》
《ソプラノと管弦楽のための3つの歌》
[ボーナス・トラック]
《ラスト・ラウンド(弦楽アンサンブルのための)》より第2曲:天使の死
ドーン・アップショウ(S) クロノス・クァルテット
アトランタ交響楽団 指揮:ロバート・スパーノ
1960年にアルゼンチンで生まれた作曲家ゴリジョフ。メトロポリタン歌劇場か
ら新作オペラを委嘱されるなど高い人気を集めており、2006/07-2007/08年の
シーズンは、ターネイジと共にシカゴ交響楽団のコンポーザー・イン・レジデ
ンスとしても活躍している。
DGレーベルには、ドーン・アップショウのために作曲した《Ayre》で初登場。
続く第2弾のオペラ《アイナダマル(涙の泉)》も、好評を博している。そし
て第3弾となる今回は、やはりソプラノのアップショウのために書いた《3つの
歌》。シュトラウスを想起するような美しい作品である。
《オセアナ》(1996年)は当アルバムのキーとなる作品で、オーケストラと
ギター・トリオ、ハープ、声(女声ヴォーカル、ボーイ・ソプラノ、合唱)と
いう編成。ラテンやジャズのフィーリングに溢れた仕上がりで、初演はロサン
ジェルス・ギター・クァルテットと、《アイナダマル》と同じくロバート・ス
パーノ指揮アトランタ交響楽団、そしてブラジルのジャズ・シンガーで、2005
年にアメリカで最優秀女性ジャズ・シンガー賞を受賞したルシアナ・ソウサに
よった。これはゴリジョフがバッハの精神に則って初めて手掛けた合唱作品で
あり、後に《マルコ受難曲》(2000年)に発展した(近々リリース予定)。
ちなみに《3つの歌》の第3曲目〈How Slow the Wind〉は武満徹晩年の名作と
同タイトルである。
クープランの同名曲を異化してゆく試みである《テネブレ》(2002年)は、ク
ロノス・クァルテットとのコラボレーション。2つの楽章から成る瞑想的な音
楽で、オリジナルは声とクラリネット、弦楽四重奏で、改訂版は弦楽四重奏で
書かれている。改訂版はクロノス・クァルテットが初演した。悲歌であると同
時に、慰めであり、平和への祈りでもある作品である。
ボーナス・トラックの《ラスト・ラウンド》(1996年)はダブル・クァルテッ
ト+コントラバスの作品。弦楽オーケストラ・ヴァージョンも作られており、
こちらは2000年に初演されている(その初演を務めたのは小澤征爾指揮ボスト
ン交響楽団)。〈天使の死〉という第2楽章のタイトルからもわかるように、
もちろんアストル・ピアソラ体験が生んだ作品である。

4777031 \1850
「バッハ・トゥ・キューバ」
1.ブランデンブルク協奏曲第3番:第1楽章
2.ブランデンブルク協奏曲第5番:第1楽章
3.管弦楽組曲第3番 BWV1068:アリア
4.管弦楽組曲第2番 BWV1067:バディヌリー
5.ブランデンブルク協奏曲第3番:第3楽章
6.ブランデンブルク協奏曲第5番:第3楽章
7.ブランデンブルク協奏曲第4番:第1楽章
8.管弦楽組曲第2番 BWV1067:ロンド
9.ブランデンブルク協奏曲第4番:第3楽章
10.管弦楽組曲第3番 BWV1068:ガヴォット
テネリフェ交響楽団 指揮・編曲:エミリオ・アラゴン
バッハの作品をキューバのパーカッション・セクションと融合させてラテン・
テイストに!
選ばれたのは《ブランデンブルク協奏曲》の急速楽章と《管弦楽組曲》の名
旋律。企画・編曲し、指揮も担当したのは、1959年キューバ生まれで、現在
はスペイン在住のエミリオ・アラゴン。幼少よりクラシックのピアノを、後
にアメリカで作曲や指揮も学び、カリビアン・ミュージックとクラシック音
楽の両方を愛するアラゴンこその企画なのだ。演奏するのは、キューバのパ
ーカッショニストたちと、パコ・デ・ルシアとの共演でも知られる人気のベ
ーシスト、アラン・ペレス、そしてテネリフェ交響楽団。ヴァイオリンやオ
ーボエ、チェロが奏するバッハのオリジナル・パートに合わせて、パーカッ
ションやベースがガガンコ、コンガ、ダンソン、コントラダンサ、ソン、ボ
レロといったキューバのリズムを自由に絡み合わせてゆく。アフロ・キュー
バン・リズムとクラシックが一体どうやってひとつになるのか、是非楽しん
でいただきたい。

4776659 2枚組 \1850
「ベスト・オブ・グリーグ」
CD 1
1-4.《ペール・ギュント》組曲第1番作品46
5-7.ピアノ協奏曲イ短調作品16
8.ノルウェー舞曲作品35-2[管弦楽編曲:ジット]
9.牛飼の歌と農夫の踊り作品63-2-《2つのノルウェーの旋律》
《抒情小品集第5集》作品54より
10 夜想曲作品54-4
11 小人の行進作品54-3
12.春作品34-2
劇付随音楽《ペール・ギュント》作品23より
13 第15曲:アラビアの踊り
14 第19曲:ソルヴェーグの歌
CD 2
1-5.組曲《ホルベアの時代より》作品40
6.演奏会用序曲《秋に》作品11
7.4つの交響的舞曲作品64
第2曲:アレグレット・グラツィオーソ
《抒情小品集第3集》より
8 蝶々作品43-1
9 春に寄す作品43-6
10 トロルハウゲンの婚礼の日?《抒情小品集第8集》より
11.モンテ・ピンチョより作品39-1?《6つのロマンス》
12.君を愛す作品5-3?《4つのデンマーク語の歌「心の歌」》
13.凱旋行進曲-組曲《十字軍の兵士シーグル》作品56
CD 1
1-4)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:カラヤン、
5-7)ジルベルシテイン(pf)、 
5-7.12,14)イェテボリ交響楽団 指揮:ヤルヴィ、
9.10-11)ガヴリーロフ(pf)、
13)イェスタ・オーリン声楽アンサンブル プロ・ムジカ室内合唱団、
14)ボニー
CD 2
1-5.13)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:カラヤン、
6)イェテボリ交響楽団 指揮:ヤルヴィ、
7-10)プレトニョフ(pf)、
11-12)フォン・オッター(S)フォシュベリ(pf)
ノルウェーの代表的作曲家エドヴァルド・グリーグは、1843年6月15日に生ま
れ、1907年9月4日に天寿を全うした。つまり今年2007年は没後100年のメモリ
アル・イヤーに当たる。当アルバムはそれを記念し、DGが有する数多くの音
源から選りすぐりの作品と演奏をコンパイルしたベスト盤。
抒情詩人グリーグが書いた、最もポピュラーで、かつ美しい作品の数々が、
アンネ・ソフィー・オッターやヘルベルト・フォン・カラヤン、ネーメ・ヤ
ルヴィ、ミハイル・プレトニョフ(最近指揮に専念することが宣言された)
ら、グリーグや北欧音楽のスペシャリストたちによって望みうる最高の演奏
で収められている。これだけのクウォリティを集められるのは、やはりDGな
らではであろう。グリーグの旋律美と香り立つ抒情、テクスチュアから漂う
色彩などを心ゆくまで味わっていただきたい。

●「スポット・ライト」シリーズ
4776611 \1350
中世・ルネサンス期 歌曲集
1 アルフォンソ10世賢王:Rosa das rosas
2 ミゲル・デ・フエンラナ:P rdida de Antequera
3 作者不詳:Dindirind n
4 アロンソ・ムダーラ:Triste estaua el rey David
5 作者不詳:Nuevas te traygo, carillo
6 作者不詳:Los hombres con gran plazer
7 フランチェスコ・デ・ラ・トーレ:Dime, triste coraz n
8 エンリケス・デ・バルデラバノ:De d nde venis, amore
9 ドン・ルイス・ミラン:Toda mi vida os am
10 フアン・デ・トリアーナ:D nos, madre del donsel
11 アロンソ・ムダーラ:Si me llaman a m
12 フアン・デル・エンシーナ:Romerico
13 フアン・バスケス[ミゲル・デ・フエンラナ編曲]:Vos me matastes
14 ルイス・デ・ミラン:Aquel caballero, madre
15 アロンソ・ムダーラ:Claros y frescos rios
16 アロンソ・ムダーラ:Ysabel, perdiste la tu faxa
17 ルイス・デ・ナバエス:Con qu la lavar
18 フアン・バスケス[ディエゴ・ピサドール編曲]:
En la fuente del rosel
19 アルフォンソ10世賢王:Santa Mar a
テレサ・ベルガンサ(MS)
ナルシソ・イエペス(g)
20世紀を代表する歌手のひとりであるテレサ・ベルガンサ。2004年に「最後
の」と銘打った来日公演を行い、多くのファンを残念がらせたのは記憶に新
しい。情熱的な激しさというよりも、モーツァルトやロッシーニを得意とし
たように典雅さを持ち味としたメゾ・ソプラノ歌手だった彼女ゆえ、中世・
ルネサンス期の作品を集めた当アルバムのような、スペインの古雅なる世界
を歌うにはまさに適役。また、共演に巨匠ナルシソ・イエペスをフィーチュ
アしているのも大きなポイントである。このアルバムがスペイン古楽を世に
広めた功績も大きく、演奏の充実も併せて今なお色褪せない名盤である。
なお、当盤は、1974年から始まったベルガンサのDG録音の歴史の中でも、初
のソロ・リサイタル・アルバムであった。

4776612 \1350
「キム・ボルイ・シングズ・シベリウス」
シベリウス:
《7つの歌》作品13[詞:ルーネベリ]
1)〈夢〉作品13-5
2〈春は急ぎ過ぎ行く〉作品13-4
3〈フリッガに寄せて〉作品13-6
《7つの歌》作品17
4〈誘惑〉作品17-3[詞:タヴァスチェルナ]
《8つの歌》作品61
5〈ロメオ〉作品61-4[詞:タヴァスチェルナ]
《6つの歌》作品36
6〈3月の雪の上のダイヤモンド〉作品36-6[詞:ヴェクセル]
7〈インガリル「そよげ葦」〉作品36-4[詞:フリョーディング]
8〈黒いバラ〉作品36-1[詞:ユーセフソン]
《シェイクスピアの『十二夜』による2つの歌》作品60
9〈死よ、近付くな〉作品60-1
10〈私が召使いだった時〉作品60-2
組曲《ペレアスとメリザンド》
11〈3人の盲目の姉妹〉作品46-5[詞:メーテルランク]
《6つの歌》作品50
12〈乙女が野原で歌っている〉作品50-3[詞:ズスマン]
《7つの歌》作品17
13〈川面に漂う流木〉作品17-7[詞:カラムニウス]
14〈夕べに〉作品17-6[詞:フォルスマン=コスキミエス]
15〈泳げ、青い鴨〉[詞:フォルスマン=コスキミエス]
16〈フィンランディア讃歌〉作品26-7[詞:コスケンニエミ]
[ボーナス・トラック]
キルピネン:
《15の歌》作品33[詞:レーゲルクヴィスト] 初出音源
17〈アーモンドの花咲く頃〉作品33-3
18〈明るい微笑み〉作品33-4
19〈1000年も過ぎた〉作品33-7
シベリウス:
《7つの歌》作品17
20〈川面に漂う流木〉作品17-7[詞:カラムニウス]
21〈夕べに〉作品17-6[詞:フォルスマン=コスキミエス]
キム・ボルイ(B)、エリック・ヴェルバ(pf)
キム・ボルイはフィンランド、ヘルシンキ生まれのバス=バリトン歌手(英読
み表記ではボルグ)。1919年に生まれ、2000年に亡くなった。モーツァルトの
《ドン・ジョヴァンニ》の題名役やベートーヴェンの《フィデリオ》でのドン
・ピッツァロ、ムソルグスキーの《ボリス・ゴドゥノフ》の題名役、リヒャル
ト・シュトラウスの《バラの騎士》オックス男爵、ワーグナー《マイスタージ
ンガー》のザックスなどを得意とし、メトロポリタン歌劇場やグラインドボー
ン、ザルツブルクなどで活躍した。またそれと同時に、彼は繊細な味わいを聴
かせるリサイタル歌手としても有名で、広い声域と美しい声は人気を集めた。
シベリウスの珠玉ともいうべき歌曲を集めた当ディスクは、そうしたリサイタ
ル歌手としてのキム・ボルイの魅力が詰まったアルバムである。作品自体は有
名とは言い難いものの、ひとつひとつがこの上なく美しいので是非とも聴いて
いただきたい。オリジナルでリリースされていたモノーラルLPは、北欧音楽の
専門家筋からも「すべてのディスコグラフィの中でも頂点に位置する」と絶賛
されたほどである。
今回は、ボーナス・トラックとしてシベリウスの別録音と、さらに同じくフィ
ンランドの作曲家で、シベリウスの約30歳年下のキルピネンによる3つの魅力
的な歌曲も収録されている。これらは初出音源であり、また、シベリウスの2
曲も初CD化なので貴重である。

4776613 \1350
「オペラ・ガラ」
ドニゼッティ:
1〈人知れぬ涙〉?歌劇《愛の妙薬》より
2〈我が祖先の墓よ……
 やがてこの世と別れを告げよう〉
 -歌劇《ランメルムーアのルチア》より
ヴェルディ:
3〈ありがとう、愛する友たちよ……芝生に光る露のごとく
 /追放の苦しみの中で……おお恋する心を君に〉
 -歌劇《エルナーニ》より
4〈ああ、美しい人……見よ、薪の恐ろしい火を〉
 -歌劇《イル・トロヴァトーレ》より
5〈もし私がその戦士であったなら!……清きアイーダ〉
 -歌劇《アイーダ》より
アレヴィ:
6〈ラシェルよ、主の恵みにより〉-歌劇《ユダヤの女》より
マイヤベーア
7〈素晴らしい国……おお、楽園よ〉-歌劇《アフリカの女》より
ビゼー
8〈ロマンス「耳に残る君の歌声」〉-歌劇《真珠採り》より
9〈お前が投げたこの花は[花の歌]〉-歌劇《カルメン》より
プラシド・ドミンゴ(T)
ロジェ・ワーグナー合唱団(合唱指揮:ロジェ・ワーグナー)(3, 4)
ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
録音:1980年11月 ロサンジェルス
現在、オペラ歌手として世界で最も有名なのは、間違いなくプラシド・ドミン
ゴであろう。持ち前の美声とすぐれた歌唱表現、凛々しいヴィジュアルなどを
併せ持ったドミンゴは、ソリストとしてはもとより、3大テノールのひとりと
しても世界中から愛されるだけでなく、指揮者としても活躍の場を拡げたり、
ワシントン・ナショナル・オペラやロサンジェルス・オペラの芸術監督も務め
るなど、多彩な活動を繰り広げている。また、1993年からはオペラリア(プラ
シド・ドミンゴ国際オペラ・コンクール)というオペラ歌手のコンクールを開
催し、若い才能にチャンスを与えることにも熱心である(ニーナ・シュティン
メやブライアン・アサワ、ホセ・クーラ、森麻季、ロランド・ビリャソンらが
ここから巣立っている)。
当アルバムは、ドミンゴが1980年にカルロ・マリア・ジュリーニと録音したフ
ランスとイタリアの名オペラ・アリア集。ドニゼッティ、ヴェルディ、アレ
ヴィ、ビゼーら、19世紀に活躍した作曲家の作品を集めている。
ジュリーニは1998年に引退、その後2005年に逝去したが、今なお、ファンはも
とより、世界的に活躍する音楽家たちから尊敬され続けている大指揮者。若く
してスカラ座の音楽監督に就任したことからもわかるように、オペラでも卓抜
なる才能を発揮した。それゆえにこのアルバムでの名コラボレイションぶりは
見事で、ドミンゴ自身も「指揮者やオーケストラとすぐに息が合うなんて滅多
にないことだ。しかし、ここではそれが起きた」と語ったほどである。
なお、ドミンゴとジュリーニは、オーケストラこそ異なるものの、《リゴレッ
ト》や《トロヴァトーレ》などをDGレーベルで共演しているので、併せて聴い
ていただきたい。

4776614 \1350
「オペラ・リサイタル」
1 ドニゼッティ:歌劇《ファヴォリータ》より
ロッシーニ:
2 歌劇《アルジェのイタリア女》より
3 歌劇《セビリャの理髪師》より?ロジーナ
 のアリア〈今の歌声は心に響く〉
4 歌劇《チェネレントラ》より?不安と涙の内に生まれ
ヴェルディ:
5 歌劇《ドン・カルロ》より?おお、むごい運命よ
6 歌劇《イル・トロヴァトーレ》より
7 チレーア:歌劇《アドリアーナ・ルクヴルール》より
ビゼー:歌劇《カルメン》より
8 恋は野の鳥[ハバネラ]
9 セビーリャの砦のそばのリリャス・パスティア
 の酒場で[セギディーリャ]
10 何度やっても同じこと[カルタの歌]
11 ワーグナー:楽劇《ラインの黄金》より?逃れよ、ヴォータン
12 ヴェルディ:《レクイエム》より?ラクリモーサ
オラリア・ドミンゲス(MS)
1-7)リアス室内合唱団(合唱指揮:ギュンター・アルント) 
ベルリン放送交響楽団 指揮:リヒャルト・クラウス、
8-10)バイエルン州立歌劇場合唱団&管弦楽団 指揮:ヤーノシュ・クルカ、
11)ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(B) 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
12)マリア・シュターダー(S)ガボール・カレッリ(T)
イヴァン・サルディ(B) 聖ヘトヴィヒ大聖堂合唱団 
ベルリン放送交響楽団 指揮:フェレンツ・フリッチャイ
録音:1958年 イエス=キリスト教会、ベルリン(1-7)、ヘルクレスザール、
ミュンヘン(8-10)
オラリア・ドミンゲスは、1925年メキシコ生まれのメゾ・ソプラノ歌手。モ
ンテヴェルディやロッシーニ、ヴェルディ、ワーグナーなどを得意とし、ド
ラマは勿論、求められればコメディまで幅広い役をこなした。ディスクでは、
カラヤン指揮《ニーベルングの指環》でのエルダ役や、デ・サーバタやフリ
ッチャイのヴェルディ《レクイエム》、マルケヴィチとのモーツァルト《戴
冠式ミサ曲》、カラスとのヴェルディ《アイーダ》でのアムネリス役などが
特に知られる。当アルバムは、彼女がスカラ座やナポリのサン・カルロ劇場、
ウィーン、パリ、コヴェント・ガーデン、グラインドボーンなどのトップク
ラスのオペラハウスで歌い、マスコミから聴衆までを魅了したイタリア・オ
ペラのアリアを集めたもの。それだけでなく、さらに《カルメン》から有名
な3つのアリアも収められているのが嬉しい。ドミンゲスらしいやや暗めで、
柔らかく官能的な声で歌われるカルメンは実に魅力的だ(これは初CD化)。
ラストの2トラックには、先にも記した《ラインの黄金》のエルダや、ヴェ
ルディ《レクイエム》からの抜粋を収めており、ドミンゲスの魅力を多角的
に味わえる好企画である。

4776615 \1350
「モンテ=カルロ歌劇場ガラの夕べ」
ベッリーニ:
1 序曲-歌劇《ノルマ》より
ドニゼッティ:
2〈ああ、遅過ぎた……この心の光〉
-歌劇《シャモニーのリンダ》より
ロッシーニ:
3〈兵士の行進〉-歌劇《ウィリアム・テル》より
ベッリーニ:
4〈私は美しい乙女〉-歌劇《海賊》より
ロッシーニ:
5 序曲-歌劇《絹のはしご》より
ヴェルディ:
6〈ここにラダメスが……ああ、 我が故郷よ〉-歌劇《アイーダ》より
7 序曲-歌劇《シチリア島の夕べの祈り》より
レナータ・スコット(S)
モンテ=カルロ国立歌劇場管弦楽団 指揮:ルイ・フレモー
1979年に柿落としが行われたモナコのサル・ガルニエを本拠とするモンテ=
カルロ国立歌劇場。そのピットに入るオーケストラがモンテ=カルロ国立歌
劇場管弦楽団である。このオーケストラは、1856年に結成されているので、
既に150年の歴史を持つ伝統ある団体。設立当初は「外国人新サークル管弦楽
団」と名乗っていたが、1953年からはモンテ=カルロ国立歌劇場管弦楽団とい
う名称になった。1980年に現在のモンテ=カルロ・フィルハーモニー管弦楽
団に改称。
当アルバムは同歌劇場で行われたガラ・コンサートの記録。登場するのはレ
ナータ・スコットである。彼女は、スカラ座やメトロポリタン歌劇場をはじ
めとする主要歌劇場で活躍したイタリアの代表的ソプラノ。1957年にマリア
・カラスが《夢遊病の女》をキャンセルした際に代役に抜擢され、公演直前
だったにもかかわらず僅か2日間で完全に覚えきって歌い大成功を収めて、
一気にスターダムに躍り出た。ベル・カントの伝統を正しく受け継ぎ、華麗
な技巧や色彩、ドラマの内面を深く読み解く感性を併せ持ち、世界中で愛さ
れた名歌手で、2002年に惜しまれつつ引退した。ここでは得意のイタリア・
オペラの名アリアを聴かせてくれている。オーケストラの指揮はルイ・フレ
モー。彼は、1956年から65年まで同管の首席指揮者を務めていた。なお、当
アルバムがオリジナルのスタイルでCD化されるのはこれが初めてである。


●クラシック・カジュアルコンピレーション 「Greatest Classical Hits」
4776674 \900
《四季》
ヴィヴァルディ:四季
ヴァイオリン協奏曲イ長調「遠くのこだま(Per eco)」RV.552
グロリア ニ長調 R.589
ルジェーロ・リッチ (solo.vn&Cond.) ストラディヴァリウス室内管弦楽団
Walter Prystawski(vn), Herbert H ver(vn), ルツェルン音楽祭弦楽合奏団
指揮:ルドルフ・バウムガルトナー
Hanns-Martin Schneidt、カペラ・アカデミカ・ウィーン,
エドゥアルト・メルクス レーゲンスブルク大聖堂聖歌隊 
指揮: ゲオルク・ラッツィンガー

4776675 \900
《カルミナ・ブラーナ》
カール・オルフ:カルミナ・ブラーナ
クリスティアーネ・エルツェ, デイヴィッド・キューブラー,
サイモン・キーンリーサイド
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団・合唱団 
指揮:クリスティアン・ティーレマン

4776676 \900
《エリーゼのために》
ベートヴェン:
パガテル「エリーゼのために」
「月光」(ピアノ・ソナタ 第14番嬰ハ短調 Op.27)
ロンド・カプリチオ ト長調 Op.129
「悲愴」 (ピアノ・ソナタ 第8番ハ短調 Op.13 )
シューマン:
「トロイメライ」 (子供の情景 Op.15)
「予言の鳥」 (森の情景 Op.82)
シューベルト:
11.-12.即興曲集 Op.90, D.899
アナトール・ウゴルスキー(pf)
ヴィルヘルム・ケンプ(pf)
ジャンルカ・カシオーリ(pf)
エミール・ギレリス(pf)

4776677 \900
《ラプソディ・イン・ブルー》
ガーシュイン:
ラプソディ・イン・ブルー
パリのアメリカ人
3つの前奏曲 第2番
キューバ序曲
キャットフィッシュ・ロウ
(「ポーギーとベス」による組曲)
キャットフィッシュ・ロウ
ポーギー・シングス
フーガ
ハリケーン
グッド・モーニング・ブラザー
ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:レナード・バーンスタイン
シカゴ交響楽団 指揮:ジェイムズ・レヴァイン

4776678 \900
《展覧会の絵》
ムソルグスキー:
組曲「展覧会の絵」
交響詩「禿山の一夜」
ボロディン:
「だったん人の踊り」(歌劇「イーゴリ公」より)
ムソルグスキー:
「戴冠式の場」(歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」より)
ハチャトゥリアン:
「剣の舞」(バレエ組曲「ガイーヌ」より)
「山岳人の踊り」(バレエ組曲「ガイーヌ」より)
シカゴ交響楽団 指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ロリン・マゼール
イェーテボリ交響楽団 指揮:ネーメ・ヤルヴィ
クリーヴランド管弦楽団 指揮:オリヴァー・ナッセン
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー

4776679 \900
《ボレロ》
ラヴェル:
ボレロ
亡き王女のためのパヴァーヌ
「海原の小舟」(組曲「鏡」より)
古風なメヌエット(管弦楽編)
スペイン狂詩曲
「夜への前奏曲」
「マラゲーニャ」
「ハバネラ」
「祭り」
舞踊詩「ラ・ヴァルス」
ボストン交響楽団 指揮:小澤征爾

4776680 \900
《惑星》
ホルスト:
組曲「惑星」Op.32
エルガー:
「ニムロッド」(エニグマ変奏曲Op.36より)
弦楽のためのセレナード ホ短調 作品20
行進曲「威風堂々」Op.39 第1番ニ長調
行進曲「威風堂々」Op.39 第4番ト長調
ボストン交響楽団 指揮:ウィリアム・スタインバーグ
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ノーマン・デル・マー
フィルハーモニア管弦楽団 指揮:ジュゼッペ・シノーポリ

4776681 \900
《王宮の花火の音楽》
ヘンデル:
王宮の花火の音楽
組曲「水上の音楽」
序曲
アレグロ-アンダンテ-アレグロ
合奏協奏曲集Op.6 第1番
合奏協奏曲集 ハ長調 HWV 318 ""アレクサンダーの饗宴""
「シバの女王の入城」(ソロモン HWV 67 / 第3幕]
合唱「ハレルヤ」(オラトリオ「メサイヤ」より第2部)
ヴォルフガング・マイヤー、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ラファエル・クーベリック
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ラファエル・クーベリック
オルフェウス室内管弦楽団
クルト=クリスティアン・シュティール, フリッツ・キスカルト,
ヘトヴィヒ・ビルグラム、ミュンヘン・バッハ管弦楽団 
指揮:カール・リヒター
オルフェウス室内管弦楽団 エドワード・ブリュワー
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:カール・リヒター 
ジョン・オルディス合唱団

4776682 \900
《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》
モーツァルト:
アイネ・クライネ・ナハトムジーク KV 525
ピアノ協奏曲 第21番 KV 467  (“エルヴィラ・マディガン”)
交響曲 第40番ト短調 KV 550
オルフェウス室内管弦楽団
ゲサ・アンダ(Pf & Cond.)ザルツブルク・モーツァルティウム管弦楽団

4776683 \900
《カノンとジーグ》
パッヘルベル:
カノンとジーグ ニ長調
チェンバロ組曲 ホ短調
アルビノーニ:
弦楽とオルガンのための アダージョ ト短調
ボッケリーニ:
弦楽四重奏曲 op.11 第5番ホ長調
ハイドン:
弦楽四重奏曲 ヘ長調 H.III No.17, Op.3 No.5 - ""セレナーデ""
コレッリ:
合奏協奏曲第8番ト短調Op.6-8「クリスマス(La notte di Natale)」
ヴィヴァルディ:
フルート協奏曲ト短調R.439「夜」第2楽章
ルツェルン音楽祭弦楽合奏団 指揮:ルドルフ・バウムガルトナー
イョラン・セルシェル(g)
佐藤江梨子, エドワード・ブリュワー, オルフェウス室内管弦楽団
オルフェウス室内管弦楽団
パトリック・ガロワ(fl) オルフェウス室内管弦楽団

734167(DVD-Video) \3350
マーラー:歌曲集
《さすらう若人の歌》(4曲)
《リュッケルト歌曲集》(5曲)
《子供の死の歌》(5曲)
トーマス・ハンプソン
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:レナード・バーンスタイン
監督:ハンフリー・バートン
《子供の不思議な角笛》(12曲)
ルチア・ポップ
ヴァルトン・グローエンロース
レナード・バーンスタイン指揮
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
監督:ピーター・バトラー
《子供の死の歌》1988年10月 ムジークフェライン、ウィーン
《リュッケルト歌曲集 さすらう若人の歌》1990年2月 ムジークフェライン、
ウィーン
《子供の不思議な角笛》1984年5月 マン・オーディトリアム、イスラエル
バーンスタインの指揮したマーラーの傑作歌曲集。
交響曲作家として強烈な印象を発するマーラーであるが、その源泉は歌曲に
あったといっても過言ではない。歌曲作家であり、かつウィーンを舞台に活躍
したこともあって、マーラーはシューベルトの後継者とみなされることもあ
る。彼の歌曲は、後に書かれる交響曲の中にも色濃く反映している。たとえば
《さすらう若人の歌》は交響曲第1番に、また《子供の不思議な角笛》は、交
響曲第2?4番に引用されているので、角笛交響曲とも呼ばれる(〈原光〉など
は第2交響曲のきわめて重要な楽章となっている)。第5交響曲にもふとした瞬
間に、《子供の死の歌》のフレーズが挿入されている。それゆえに、この作曲
家のパースペクティヴを見渡すためには、歌曲は絶対に外すことはできないで
あろう。
当DVDでは、ルチア・ポップやハンプソンらマーラーを得意とする歌手が、こ
れらの歌曲集のベストな名唱を聴かせる。指揮はバーンスタイン。マーラーの
交響曲全集をCD、DVDでもリリースしているスペシャリストゆえ、作曲家と一
体となったかのような渾身の演奏を体験できる。

734313(DVD-Video) \3350
ザンドナイ:
歌劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」
プラシド・ドミンゴ(パオロ)
コーネル・マクニール(ジャンチオット)
レナータ・スコット(フランチェスカ)
ウィリアム・ルイス(マラテスティーノ)
演出:ピエトロ・ファッジオーニ
監督:ブライアン・ラージ
メトロポリタン歌劇場管弦楽団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
収録:1984年4月
リッカルド・ザンドナイ(1883-1944)はイタリアの作曲家・指揮者。マスカ
ーニに師事しプッチーニの後継者として活躍した。歌劇《コンチタ》で広く世
に認められ、《ジュリエッタとロメオ》など10作のオペラを書いている。後期
ロマン派風なスタイルで書かれ、1914年に初演された《フランチェスカ・ダ・
リミニ》はそれらの中で、最もすぐれたものと評され、この作曲家の代表作と
なった。タイトルからもわかるように、チャイコフスキーの幻想曲と同様、ダ
ンテの《神曲》地獄編第5歌にインスピレイションを受けたものである。
メトロポリタン歌劇場によって60年以上を経て新演出で蘇ったこの舞台は、マ
スコミからもこぞって絶賛された。キャストも、レナータ・スコット、プラシ
ド・ドミンゴ、コーネル・マクニールら高名な歌手がフューチャーされてい
る。彼らは歌唱のみならず、演技にも定評があるので、人目をしのんで愛し合
う2人の主人公をはじめとする深刻なキャラクターたちを見事に演じている。

734328(DVD-Video) 2枚組 \6450
ワーグナー:楽劇「パルジファル」
ジークフリート・イエルザレム(パルジファル)
エヴァ・ランドヴァ(クンドリー)
ベルント・ヴァイクル(アンフォルタス)
ハインツ・ゾーティン(グルネマンツ)
レイフ・ロア(クリングゾル)
マッティ・サルミネン(ティトゥレル)
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団 
指揮:ホルスト・シュタイン
演出:ヴォルフガング・ワーグナー 監督:ブライアン・ラージ
レヴァイン盤しかなかった《パルジファル》DVDに新たな映像が加わった。ホ
ルスト・シュタイン指揮の名高いバイロイト音楽祭ライヴで、以前LDで出て
いたもののDVD化である。ワーグナーの最後の楽劇であり、宗教的な厳粛・荘
厳さを持つ作品である。シュタインはバイロイトの常連で、1969年にこの音
楽祭にデビューしてから86年までの間に計138公演も指揮している。中でも
《パルジファル》は、デビューの年に指揮した楽劇であり、75年から81年ま
では毎年担当、結果として39回も上演したまさしく自家薬篭中の作品。これ
はシュタインがバイロイトで指揮した中でも最も多い指揮回数である。また、
演出は作曲家の直系ヴォルフガング・ワーグナー。この翌年1982年からはゲッ
ツ・フリードリヒの演出に代わる(指揮はレヴァイン)ので、最後の公演が
収録されているというわけで、資料としても貴重である(89年からのヴォル
フガング演出は改訂版)。歌手勢も、当時絶頂のイェルザレムをはじめ、常
連を集めた充実ぶりである。

734340(DVD-Video) 2枚組 \6450
ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」
ヴォルフガング・シュミット(ジークフリート)
デボラ・ポラスキ(ブリュンヒルデ)
エリック・ハーフヴァーソン(ハーゲン)
ファルク・シュトゥルックマン(グンター)
アンネ・シュヴァーネヴィルムス(グートルーネ)
エッケハルト・ヴラシハ(アルベリヒ)
ハンナ・シュヴァルツ(ヴァルトラウテ)
演出:アルフレート・キルヒナー
バイロイト祝祭管弦楽団 指揮:ジェイムズ・レヴァイン
収録:1997年6月
DGレーベルではレヴァインの《ニーベルングの指環》は、既にメトロポリタ
ン歌劇場でのオットー・シェンクとのプロダクションがDVD化されているが、
今回リリースされるのはバイロイト音楽祭での記録である。
1982年にバイロイト音楽祭にデビューしたレヴァインは、1998年まで、86、
87年を除いて毎年出演。《リング》は 1994年から5年間連続して指揮した
(各16公演。但し《神々の黄昏》のみ15回)。この5年間の《リング》を演出
したのはアルフレート・キルヒナー。1997年の記録である当盤は、キルヒナ
ーがバイロイトで遺した唯一のオペラ映像作品である。キャストにはヴォル
フガング・シュミット、デボラ・ポラスキ、ファルク・シュトゥルックマン
ら、ワーグナーのスペシャリストたちが集結。レヴァインは、作品の隅から
隅までを知り尽くした巧みな音楽を造形し、「ハンス・クナッパーツブッシュ
とカール・ベーム以来、これほど絶賛された指揮者はいない」とまで讃えら
れた公演である。

734350(DVD-Video) \3350
ドキュメンタリー/「リトル・ドラマーボーイ」
レナード・バーンスタインが語るグスタフ・マーラーについてのTVエッセイ
監督:ピーター・バトラー
レナード・バーンスタイン
グスタフ・マーラー(1860-1911)の生誕125年を記念し、1985年に制作され
たテレビ・エッセイのDVD化。バーンスタイン自身が脚本を書き、イスラエル
とウィーンで撮影、その後ロンドンで追加撮影されたものである。伝記的な
シーンを挿みながら、番号付きの9つの交響曲と《大地の歌》、《子供の不思
議な角笛》歌曲集の音楽をフィーチュアし、マーラー作品のインスピレイショ
ンの源を探ってゆく。
音源には17年にわたるバーンスタインの名演奏をふんだんに使用。オーケス
トラはイスラエル・フィルやロンドン響、ウィーン・フィル。ソリストには
ジャネット・ベイカーやクリスタ・ルートヴィヒ、エディト・マティス、ル
チア・ポップ、ヴァルトン・グローエンロースらが登場する充実ぶりである。

734351(DVD-Video) 2枚組 \6450 枚数・価格変更 1枚 \3350
マイスキー/チェロ協奏曲集
ハイドン:
チェロ協奏曲第1番Hob.VIIb-1
チェロ協奏曲第2番Hob.VIIb-2
ヴァイオリン協奏曲ハ長調
 [マイスキー編曲:チェロ版]
ヴァイオリン協奏曲ト長調
 [マイスキー編曲:チェロ版]
ウィーン交響楽団
(監督:ブライアン・ラージ)
シューマン:チェロ協奏曲イ短調作品129
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:レナード・バーンスタイン
(監督:ハンフリー・バートン)
ミッシャ・マイスキー(vc)
先日逝去したロストロポーヴィチが遺した弟子は数多く、グートマン、ゲリ
ンガスというロシアの優れたチェリストたちももちろん彼に師事している。
ミッシャ・マイスキーも同様であり、ロストロポーヴィチ亡き後、彼の後を
継ぐチェリストのひとりとして一層の期待を集めている。
このDVDは、2008年に60歳を迎えるマイスキーを祝ってのリリース。ハイド
ンのチェロ協奏曲は86年のヨーロッパ室内管弦楽団とのライヴ、またシュー
マンは85年のバーンスタインとのライヴ録音というように、ハイドン、シュ
ーマンともにCDでリリースされているが、それらがDVD映像で観られるように
なったのは嬉しい。映像ゆえに、マイスキーの美音と、深く掘り下げられる
歌の世界が、より臨場感を持って訴えてくる筈だ。また、フィンガリングや
ボウイングなどもつぶさに観ることができ、さらにハイドンでは彼の弾き振
りも観られるので、チェロを演奏する方やファンにとっては特に興味深いだ
ろう。
なお、今回はマイスキー自身の編曲によるハイドンのヴァイオリン協奏曲も
2曲収録されている。先のCDでも、ヴァイオリン協奏曲第4番Hob.VIIa-4のチェ
ロ版が収録されていたが、今回はハ長調協奏曲も含まれている。



<DECCA>
4758613 2枚組 \2080
「リヒテル・ザ・マスター」
ベートーヴェン:
CD 1
ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調作品31-3
ピアノ・ソナタ第28番イ長調作品101
ロンド ハ長調作品51-1
ロンド ト長調作品51-2
CD 2
ピアノ三重奏曲変ロ長調作品97「大公」
ピアノと管楽器のための五重奏曲変ホ長調作品16
スヴャトスラフ・リヒテル(pf)
作品97:ボロディン弦楽四重奏団 
ミハイル・コペルマン(vn)、ヴァレンティン・ベルリンスキー(vc)
作品16:モラゲス木管五重奏団団員 ダヴィッド・ヴァルテール(ob)、
パスカル・モラゲス(cl)、ピエール・モラゲス(hr)、
パトリック・ヴィレール(fg)
録音:1986-1993年
このリヒテル・シリーズは、フィリップスとデッカの2大レーベルの持つ音源
から、初めてコンパイルされ、ミッド・プライスでリリースされる限定盤であ
る。当シリーズに先立つ、フィリップス単独での「リヒテル・エディション」
(フル・プライス)は既に数年前からカタログからはずれている上、今回は各
巻デュオ・ボックスに収めた2枚組で、多くの録音が初めてミッド・プライス
でのリリースとなるので貴重かつお得。
ロシアの生んだピアニスト、スヴャトスラフ・リヒテルは、20世紀を代表する
大演奏家として誰もが認める存在。1997年8月1日に亡くなったので、今年は
ちょうど没後10年に当たる。彼の生演奏に触れることが不可能になってしまっ
た現在、このシリーズによってリヒテルの演奏の素晴らしさを再確認していた
だきたい。
第4巻である当セットは、ベートーヴェン作品集。ディスク1は独奏篇として、
作品31-3(第18番)と作品101(第28番)のソナタ、およびロンド作品51の2曲
を、ディスク2は室内楽編として、「大公」三重奏曲と、モーツァルトの同編
成作品に倣った管楽器との五重奏曲が収録されている。五重奏曲で共演してい
るモラゲス木管五重奏団は、パリ音楽院の卒業生で1980年に結成。団体名は、
メンバー表からもわかるように、モラゲス兄弟の名にちなんでいる(ここで
は不参加のフルート奏者もミシェル・モラゲス。フランス国立管弦楽団の第2
ソロ奏者である)。クラリネットのパスカルは18歳でバレンボイムに認めら
れ、以来パリ管弦楽団の首席を務めている。ホルンのピエールはパリ・オペ
ラ座の第2ソロ首席。1997年に初来日しているので、日本でもファンが多い。

4758616 2枚組 \2080
「リヒテル・ザ・マスター」
シューベルト:
CD 1
ピアノ・ソナタ第18番ト長調D894
CD 2
ピアノ・ソナタ第9番ロ長調D575
ピアノ・ソナタ第15番ハ長調D840
スヴャトスラフ・リヒテル(pf)
録音:1979-1898年
第5巻である当セットは、シューベルトのピアノ・ソナタ集。収められている
のは、第9、15、18番(番号表記は出版社によって異同があり)の3曲である。
第15番は「レリーク」、第18番は「幻想」と、共に通称で呼ばれる。
リヒテルには、15番は10回以上、9番と18番も5回以上の録音があるほどに手の
内に入った作品。特に「レリーク」は、このリヒテルのフィリップス録音をベ
スト演奏と推すむきも多い名演。

4758619 2枚組 \2080
「リヒテル・ザ・マスター」
CD 1
ハイドン:
ピアノ・ソナタ ニ長調Hob.XVI-24
ピアノ・ソナタ 変ホ長調Hob.XVI-52
ウェーバー:
ピアノ・ソナタ第3番ニ短調作品49
CD 2
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第9番ホ長調作品14-1
ピアノ・ソナタ第11番変ホ長調作品22
ピアノ・ソナタ第12番変イ長調作品26
ピアノ・ソナタ第27番ホ短調作品90
スヴャトスラフ・リヒテル(pf)
録音:1963-93年
第6巻である当セットは、ハイドン、ベートーヴェン、ウェーバーの作品集。
リヒテル自身が好んだハイドンや、比較的珍しいウェーバーは特に貴重。得
意のベートーヴェンからは初期から3作と中期の1曲が収録されている。

743201(DVD-Video) \3350
プッチーニ:歌劇「トスカ」全曲
ブリン・ターフェル(スカルピア)
キャサリン・マルフィターノ(トスカ)
リチャード・マージソン(カヴァラドッシ)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:リッカルド・シャイー
シャイーによるプッチーニの傑作オペラ《トスカ》がようやくリリース。シャ
イーは、1998年にネーデルランド・オペラでニコラウス・レーンホフと《トス
カ》の新プロダクションを上演。その公演は、『007』のジェイムズ・ボンド
の世界をプッチーニのオペラに導入したような現代風な演出が話題となった
(レーンホフの《トスカ》は、2007年7月にバーデン=バーデンで行われる夏
の音楽祭でも上演される。指揮はシャイーではないが)。と同時に音楽面での
クオリティの高さが絶賛された公演でもあった。それもそのはず、オーケスト
ラには、シャイーが1988年から2004年まで常任指揮者を務めていたコンセルト
へボウ管弦楽団が起用されていたので、音色の素晴らしさや機能性など、際立
った完成度に達しているのだ。
トスカを歌ったマルフィターノは、メータ盤(ローマの町でのライヴを世界中
継したもの)にも参加しているようにこの役は十八番。それに対し、ターフェ
ルは、スカルピア役を担当したのはこれが初めて。しかし、初めてとは思えぬ
ダイナミックな歌唱と演技で聴衆を魅了した。なおこの2人は、ドホナーニの
指揮した《サロメ》のDVDでも共演している。
シャイーのプッチーニ録音は、Deccaレーベルに《マノン・レスコー》や《ラ
・ボエーム》がある。また「ディスカヴァリーズ」というシリーズでも、プッ
チーニの珍しい管弦楽作品集もリリースしているので、併せてお聴きいただ
きたい。なお、当ディスクにはボーナス・フィーチュアとしてニコラウス・
レーンホフ監督や、出演者へのインタヴューも収録。

743212(DVD-Video) \3350
「ベルリオーズ・ディスカヴァリー」
ベルリオーズ:
幻想交響曲
荘厳ミサ曲
オルケストル・レヴォリュショネール・エ・ロマンティク
指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
現代のピリオド全盛をもたらした立役者のひとり、ジョン・エリオット・ガー
ディナーによるベルリオーズ。ガーディナーは、バロックを専門とする手兵イ
ングリッシュ・バロック・ソロイスツの他に、ベルリオーズの時代の作品を演
奏するために新たにオーケストラを設立。それがオルケストル・レヴォリュ
ショネール・エ・ロマンティク(ORR)である。ステージには、セルパンやオ
フィクレイド(現代ではテューバで代用される)などの歴史的楽器も見られ、
独特の響が楽しめる。彼らのこのチャレンジのおかげで、モダン・オーケスト
ラの主要プログラムである《幻想交響曲》が、ピリオド楽器で演奏されること
が普通のこととなったと言っても過言ではないだろう。
またカップリングの《荘厳ミサ曲》は、作曲者が20歳の頃に書いた作品で、初
演の後長らく埋もれてしまっていたもの。オランダの学校教師フランス・モー
ルスによって、地元の教会のオルガン・ギャラリーの中から1992年に偶然再発
見された。この録音は各地で行われた一連の復活蘇演から収めたもので、いわ
ば歴史的ドキュメントである。当然ながら《荘厳ミサ曲》の初映像作品であ
る。なお、当DVDは、これまで別々に販売されていたものを1セットにまとめた
お得盤でもある。



<PHILIPS>
4758289 2枚組 \2550
ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」全曲
マッティ・サルミネン(ダーラント)
リスベート・バルスレフ(ゼンタ)
ロベルト・シュンク(エーリク)
アニー・シュレム(マリー)
グレアム・クラーク(舵手)
サイモン・エステス(オランダ人)
バイロイト祝祭合唱団&特別合唱団
バイロイト祝祭管弦楽団 指揮:ヴォルデマール・ネルソン
録音:1985年 バイロイト音楽祭
ワグネリアンの聖地バイロイト音楽祭でも、上演されるのは「さまよえるオラ
ンダ人」以降とされているように、スタンダードとして定着したワーグナーの
歌劇・楽劇の中で、最も初期に書かれたのがこの作品である。当盤はDVDもリ
リースされている1985年のバイロイト音楽祭での記録。音楽祭の常連メンバー
だったマッティ・サルミネンやサイモン・エステスらが、ダーラントやオラン
ダ人を充実の歌唱で好演している。指揮のヴォルデマール・ネルソン(ヴァル
デマールではないので念の為)は、1980年にバイロイトに登場して以来、85年
までの計30公演を指揮。中でも《オランダ人》は84、85年に連続して計11公演
も担当している知り尽くした作品だった(ちなみに《ローエングリン》は
80-82年の計19回)。2006年11月に68歳で亡くなったので、期せずして追悼リ
リースとなってしまった。

4758694 2枚組 \2550
ヴェルディ:歌劇「レニャーノの戦い」全曲
カティア・リッチャレッリ(リーダ)
ホセ・カレーラス(アッリゴ)
マッテオ・マヌゲーラ(ロランド)
ニコラ・ギュゼレフ(フェデリコ)
ハンネス・リヒテンベルガー(ミラノの第1領事)
ディミトリ・カヴァコス(ミラノの第2領事)
ジョナサン・サマーズ(マルコヴァルド)
フランツ・ハンドロス(ポデスタ)
アン・マレイ(イメルダ)
ORF(オーストリア放送)交響楽団&合唱団
指揮:ランベルト・ガルデッリ
録音:1977年6?7月 ウィーン
歌劇「レニャーナの戦い」は、ヴェルディが「海賊」の翌年1849年に書いた
13作目に当たるオペラ。神聖ローマ帝国の皇帝フリードリヒ1世(フェデリー
コ・バルバロッサ)によるイタリア侵攻を、1176年にロンバルディア都市同
盟がレニャーナでの戦いで撃退したという史実に基づいたJ.メリの戯曲を原
作とする。1849年1月27日、ローマのアルジェンティーナ劇場で初演された。
ヴェルディの最も愛国主義的な作品とも言われる。当ディスクは、殆ど唯一
といってよい正規盤であるのに加え、リッチャレッリとカレーラスの豪華コ
ンビが官能的で情感豊かな歌を聴かせているまさに決定盤。リブレットも付
されている(日本語訳はなし)。

4758697 2枚組 \2550
ヴェルディ:歌劇「2人のフォスカリ」全曲
ピエロ・カップッチッリ(ドージェ)
ホセ・カレーラス(ジャコポ)
カティア・リッチャレッリ(ルクレツィア)
サミュエル・レイミー(ロレダーノ)
ヴィンチェンツォ・ベッロ(バルバリーゴ)
エリザベス・コンネル(ピサナ)
フランツ・ハンドロス(セルヴォ)
ミエチスラフ・アントニアク(フェンテ)
ORF(オーストリア放送)交響楽団&合唱団
指揮:ランベルト・ガルデッリ
録音:1976年6月 ウィーン
《2人のフォスカリ》は、ヴェルディが初めてローマから依頼されて書いたオ
ペラ。1843年の夏にスケッチが開始され、1844年の後半に完成。同年11月にロ
ーマのアルジェンティーナ劇場で初演された。リブレットは1848年の《海賊》
と同様、バイロンから採られている。このイギリス・ロマン主義詩人による同
名戯曲(歴史的悲劇)に基づき、ヴェルディと多くの作品を共作したピアー
ヴェが担当した。舞台はヴェネツィア。父と子の2人のフォスカリに、政敵ロ
レダーノとその仲間のバルバリーゴが復讐心を燃やす。冤罪の息子を父が捌
き、無実が明らかになった時には息子は死んでしまうという救いのない物語で
ある。
日本初演が2001年だったように、生の舞台に触れる機会が少ないのが残念だが、
当ディスクはカップッチッリに、リッチャレッリ&カレーラスのコンビ、そし
てレイミーなど、素晴らしいキャストを集め、ファンの乾きを癒してくれる。
指揮はヴェルディ・オペラのスペシャリストであるガルデッリ。ブックレット
にはリブレットも掲載(伊・仏語)。

4758700 2枚組 \2550
ヴェルディ:「第1回十字軍のロンバルディア人」全曲
クリスティーナ・ドイテコム(ジゼルダ)
プラシド・ドミンゴ(オロンテ)
ルッジェーロ・ライモンディ(パガーノ)
ジェローム・ロ・モナコ(アルヴィーノ)
デズデモーナ・マルヴィシ(ヴィクリンダ)
モンセラート・アパリシ(ソフィア) 他
アンブロジアン・シンガーズ
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ランベルト・ガルデッリ
録音:1971年7月 ウェンブリー・タウン・ホール
スカラ座との3作目にして、初めてアメリカで上演されたヴェルディのオペラ、
それが《第1回十字軍のロンバルディア人》である。1843年2月11日、スカラ座
で初演、46年にはロンドンでも上演された。1847年の歌劇《イェルサレム》は
この作品のフランス語改作である。
ひとりの女性をめぐって仲違いした兄と弟の物語に、キリスト教対イスラム教
の争いが絡む。キリスト教側の女性ジゼルダと、イスラム側の男性オロンテと
の愛も描かれ、戦いのさなかにジゼルダが言う「神は人間同士の殺戮など望ん
ではいない!」という台詞は、オペラの最後に兄アルヴィーノが死にゆく弟パ
ガーノを許すシーンと共に感動的である。
若きムスリムの王子オロンテを演じているのはプラシド・ドミンゴ。この録音
当時はドミンゴ自身、ちょうど30歳という若さであった。パガーノには存在感
抜群のバス歌手ライモンディ、ヒロインのジゼルダにはショルティの《魔笛》
で圧巻の夜の女王を聴かせたドイテコムがキャスティングされている。ガルデ
ッリのドラマティックな音楽造りも鮮やかだ。ブックレットにはリブレットも
掲載(伊・英語)。

4758703 2枚組 \2550
ヴェルディ:歌劇「群盗」全曲
ルッジェーロ・ライモンディ(マッシミリアーノ)
カルロ・ベルゴンツィ(カルロ)
ピエロ・カップッチッリ(フランチェスコ)
モンセラート・カバリエ(アマーリア)
ジョン・サンドール(アルミニオ)
マウリツィオ・マッツィエリ(モーゼル)
ウィリアム・エルヴィン(ロッラ)
アンブロジアン・シンガーズ
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 
指揮:ランベルト・ガルデッリ
録音:1974年8月 ブレント・タウン・ホール、ロンドン
フィリップスのヴェルディ初期オペラ・シリーズのひとつ。ヴェルディの《群
盗》は、《マクベス》や《イェルサレム》(《第1回十字軍のロンバルディア
人》のフランス語への改訂版)と同じ1847年に作曲。シラーの原作に基づくこ
の歌劇は、ロンドンのハイマーケットで初演された。イタリアでは同年にロー
マのアポロ劇場で初演されている。当ディスクは、プレーンなスタイルで演奏
されているだけでなく、対立する兄カルロと弟フランチェスコの役を、ベルゴ
ンツィと2005年に惜しくも亡くなったカップッチッリという2大名歌手が演じ、
さらにヒロインにはカバリエまでフィーチュアされるなど、これ以上ないほど
に充実したキャストである。さらにミッド・プライスの上、リブレットが付け
られていたというお得盤だ(日本語訳はないが)。《群盗》の全曲盤はきわめ
て珍しいので、ヴェルディ・ファンやオペラ・ファンは必携のアルバムである。

4758706 2枚組 \2550
サン=サーンス:
歌劇「サムソンとデリラ」作品47全曲
アグネス・バルツァ(デリラ)
ホセ・カレーラス(サムソン)
ジョナサン・サマーズ(大司祭)
サイモン・エステス(アビメレク)
パータ・ブルチュラーゼ(ヘブライの老人)
ドナルド・ジョージ・スミス(第1のペリシテ人)
ウルバン・マルンベリ(第2のペリシテ人)
バイエルン放送合唱団&交響楽団
指揮:サー・コリン・デイヴィス
"録音:1989年2月 ミュンヒェン
サン=サーンスの書いた15ほどのオペラ作品の中でも最も優れた《サムソンと
デリラ》は、フランスの生んだ傑作オペラとして、今日でも世界中のオペラハ
ウスのレパートリーとして愛されている。このオペラは1869(1868)年に作曲
が始められ、72年に完成。初演は77年のヴァイマールである(演奏会形式では
75年に行われているが)。フランスでの初演は1890年になってようやくルーア
ンで行われた。第2幕でデリラが歌う〈あなたの声に我が心は開く〉は特に有
名で、オペラ・アリア集などでは必ずと言ってよいほど採り上げられるポピュ
ラー・アリアである。
2人のタイトル・ロールにはバルツァとカレーラスを起用。この2人は、《カル
メン》での名コンビとして一世を風靡したが、それ以外でもシノーポリとの
ヴェルディ《運命の力》などをDGレーベルに録音している(《カルメン》は
DVDもあり)。DG以外でも特にこの2人を重用したカラヤンとの《アイーダ》
や、ロンドンのチャリティ・コンサート、また1992年のバルセロナ・オリン
ピックなど、録音でもライヴでも共演を重ねた仲であるので、当ディスクで
もまさに気心の知れた演奏を聴かせてくれる。
なお、この録音は、カレーラスが白血病を奇跡的に克服し、舞台に復帰した
頃のものである(同時に、「3大テノール」の登場前年でもある)。

<OEHMS CLASSICS>
OC544 \1450
イグナーツ・モシェレス:チェロとピアノのための作品集
「チェロとピアノのためのソナタ ホ長調 Op.121」
「バッハの平均律クラヴィーア曲集による、ピアノと
オブリガート・チェロのための10の前奏曲 Op.137A」
ラモン・ヤッフェ(Vc)
エリザヴェータ・ブルーミナ(p)
モシェレスと言えば、ピアノを学ぶ人なら旋律的に優れた練習曲を書いた人と
してお馴染みだろう。1794年に生まれ、卓越したピアニストとしてヨーロッパ
各地を演奏旅行し、ベートーヴェンやメンデルスゾーンとも交流があったと言
われる人で、あのディアベリも彼に変奏曲を依頼している。このアルバムは彼
のチェロ・ソナタと、バッハの平均律にチェロのオブリガード・メロディを付
けた作品が10曲収録されている。古典的な佇まいの中に溢れる美しいメロディ
が印象的なチェロ・ソナタも聴き物だが、何と言っても注目は平均律に添えら
れたチェロのパートであろう。このような試みといえば、あの有名なグノーの
「アヴェ・マリア」が挙げられるが、モシェレスの書いたメロディはもう少し
躍動的かつ雄弁で、ピアノ・パートよりもかなり目立っているのが微笑ましい。
珍しいものを聞きたい人に、とにかくオススメしたい1枚。
【録音:2002年4月、2003年12月 バイエルン放送スタジオ】

OC595 \1450
ヨハン・シュトラウス:喜歌劇「ウィーン気質」(ハイライト)
ルドルフ・ビーブル(指揮)
メルビッシュ湖上音楽祭管弦楽団&合唱団
毎年恒例のメルビッシュ音楽祭、2007年の演目はウィーン気質。この音楽祭も
年を追う毎に認知度が高まり、最近はBS放送で放映されたり、DVDも入手しやす
くなったりと、着実に人気も高まっています。このアルバムはご存知の通り、
音楽祭が開催される際に現地での即売用としてあらかじめ出演者たちにより録
音されたもの。台詞などは省略してあるため、長いお話も1枚のCDに収まってし
まうというすぐれものです。(こまかいやり取りは実演で!ということでしょ
うね)いつものことながら、今年も芸達者たちの饗宴!ちょっと淫靡なジャケ
ット通り、お洒落で妖艶な舞台が想像できる1枚です。
録音:2007年2月21-24日 アイゼンシュタット文化センター】

OC803 \1450
The Song of Songs - 古い時代と現代の愛の歌
Dominique Phinot(1510 - 1555)/ Surge, propera amica mea
Ivan Moody(1964)/ Canticum Canticorum II (1994)
Leonhard Lechner(1553-1606) / Surge, propera amica mea
Guillaume Dufay(1398-1474) / Anima mea liquefacta est
Brian Elias(1948-)/ Song (1986/90)
Jean Richafort(1480-1547)/ Veni, electa mea
Heinrich Schutz(1585-1672)/ Ego dormio (et cor meum vigilat)
Joanne Metcalf(1958-)/ Ego dilecto meo (2002)
John Plummer(1410-1484)/ Tota pulchra es
Ludwig Sennfl(1486-1542) Tota pulchra es
Wilhelm Keller(1920-)/ Der Gesang der Gesange (1999)
ジンガー・プア(声楽アンサンブル)
ジンガー・プアの最新アルバムは1300-1500年第の作品、いわゆるルネッサンス
期のものと、1986年から2002年に書かれたいわゆる「現代音楽」を並べて演奏
したもの。このような試みは確かに初めてではなく、例えばリゲティとビーバ
ーを並べたものや、バッハとウェーベルンを並べたものなど枚挙に暇がなく、
どれもが優れた効果を挙げているのは驚くばかりであり、聴き手の耳を刺激す
る材料にも事欠かないのである。このジンガー・プアの演奏を聞いてもわかる
通り、調性を持つ前の音と、調性の概念が壊れた後の音は驚くほど似通ってい
る。デュファイの音楽にロマン派の調性感を求めるのは無意味であろうし、イ
ワン・ムーディの書いた曲は充分すぎる程に宗教的な愉悦感が漂っている。
600年を超える音の旅を心行くまで楽しみたい1枚といえるだろう。
【録音:2006年11月27-30日 ミュンヘン、ヒンメルファールツ教会】

OC616 \1450
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.3
第4番変ホ長調Op.7
第9番ホ長調Op.14-1
第10 番ト長調Op.14-2
第12 番変イ長調Op.26
ミヒャエル・コルスティック(p)
ミヒャエル・コルスティック、ベートーヴェン作品集VOL.3は第4番、第9番、
第10番、第12番の4曲。このうち、第9番と第10番はあの「ソナタ・アルバム」
にも収録されている学習者にはおなじみの作品。19世紀の末、中級者の学習の
ためにドイツのペーター社が「中級者のために」選曲した楽譜と言われるが、
実際に聴いてみるととてもそんな難易度には聞こえないのは、コルスティック
のうますぎる演奏のせいだろうか。いつものコルスティックの演奏と同じく、
楽譜をきちんと読み込み、丁寧な解釈を施し、そして鮮やかな技巧で弾き切る
というもので、第12番「葬送行進曲」では重苦しい第3楽章と疾風のような終
楽章の対比が美しい。
【録音:2006年9月5-7日 プフォルツハイム・コングレスセンター】

OC105 \1000
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.1
【OEHMS総合カタログ付き再発限定盤】
ディアベリ変奏曲 Op.120 、
ハイドン/変奏曲 ヘ短調 Hob XVII.6
ミヒャエル・コルスティック(p)
ベートーヴェンの聴かせどころを熟知している彼のこと、まさに「つぼにはま
った」演奏を繰り広げてくれている「ディアベリ変奏曲」。おなじみのテーマ
が姿を変えて現れるたびに新たなる感動が押し寄せる。すべての変奏が終わっ
た頃には、聴き手の耳は心地よい疲労と新鮮な感動を享受するアルバム。この
アルバム【元品番商品OC532:2005年8月発売)】は、2006年ドイツ・シャルプ
ラッテン賞受賞を記念し、エームズ・クラシックス最新カタログ付として特価
再発売となります。
(カタログの表紙の写真は、なんと東京オペラシティ・コンサートホール)
【録音:2004年3-4月 バイエルン放送第2 スタジオ】




<LIVING STEREO SACD>
88697082832(SACD-Hybrid) \1550
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調Op.54
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5 番 変ホ長調「皇帝」*
ヴァン・クライバーン(p)
フリッツ・ライナー(指揮) シカゴ交響楽団
【録音:1960年4月16日 シカゴ・オーケストラ・ホール([3トラック録音]】
【録音:1961年5月4&12日 シカゴ・オーケストラ・ホール*
[3トラック録音]】
録音当時アメリカの「期待の星」だったヴァン・クライバーンと、巨匠フリッ
ツ・ライナー指揮する絶頂期のシカゴ交響楽団とが組んだ名コンチェルト2曲
をカップリング。若きクライバーンの伸びやかで開放的なソロを包み込むよう
に、ライナーがシカゴ響から包容力のある響きを引き出している。2人はこのほ
かにブラームスやラフマニノフでも共演し、いずれも名盤として知られている。
リビング・ステレオのCDシリーズでは、シューマンはプロコフィエフの協奏曲
第3番と、「皇帝」はラフマニノフの協奏曲第2番とカップリングされていたの
で、今回のSACDシリーズは新カップリングとなる。

88697082802(SACD-Hybrid) \1550
ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」Op.16 *
歌劇「ベアトリスとベネディクト」序曲、 序曲「海賊」、
大序曲「ベンヴェヌート・チェルリーニ」、序曲「ローマの謝肉祭」Op.9
ウィリアム・プリムローズ(Va*)
シャルル・ミュンシュ(指揮) ボストン交響楽団
【録音:1958年3 月31 日 ボストン・シンフォニー・ホール *
[3トラック録音] 】
【録音:1958年12 月1 日ボストン・シンフォニー・ホール
[3トラック録音] 】
永遠の定盤、ミュンシュのベルリオーズ。その情熱迸る棒が、ボストン響から
極彩色の華麗な音絵巻を引き出している。ヴィオラ独奏が重要な役割を果たす
「イタリアのハロルド」は、20世紀におけるヴィオラという楽器の可能性を大
きく開拓した巨匠プリムローズにとって、同曲3回目・最後の録音となったもの
で、彼が到達した至高の境地をうかがうことのできる名演。3チャンネル・マル
チ再生では、その高貴なまでのヴィオラ・ソロがセンター・チェンネルにくっ
きりと明解に定位する。併録の序曲4曲は、「トロイ人」の「王の狩りと嵐」と
のカップリングで、もともと「序曲集」として1枚のLPで発売されていたもの。

88697082792(SACD-Hybrid) \1550
ルービンシュタインの、ピアノ協奏曲集
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22
フランク:交響的変奏曲
アルフレッド・ウォーレンシュタイン(指揮)
シンフォニー・オブ・ジ・エア
リスト:ピアノ協奏曲第1 番変ホ長調 *
アルフレッド・ウォーレンシュタイン(指揮)
RCA ビクター交響楽団
【録音:1958年1月14-15日 マンハッタン・センター [3トラック録音]】
【録音:1956年2月12日 カーネギー・ホール * [2トラック録音]】
リビング・ステレオCDシリーズの第1回発売に選ばれたルービンシュタイン絶
頂期の名盤・名録音がついにSACDハイブリッドとして復活。サン=サーンスと
リストの2曲における華麗な名技、生涯唯一の録音となったフランクにおける
高い音楽性など、ルービンシュタインがなぜ「20世紀最大のピアニスト」であ
ったかを証明する名演ぞろいだ。伝説的なエンジニア、ルイス・レイトンおよ
びジョン・クロフォードが捉えた明解な音質も特筆もの。

88697082812(SACD-Hybrid) \1550
マーラー:「大地の歌」
モーリン・フォレスター(Ms) リチャード・ルイス(T)
フリッツ・ライナー(指揮)
シカゴ交響楽団
【録音:1959年11月9日シカゴ・オーケストラ・ホール [3トラック録音]】
Gold Sealでの発売以来、久々の復活!交響曲第4番(すでにSACD化)とともに
数少ないライナーのマーラー録音であり、文学性に耽溺することなく、シカゴ
交響楽団のパワフルで底力のある響きと木管や金管の見事なソロ・ワークで、
作品の魅力をストレートに引き出したステレオ初期の名盤である。包容力溢れ
るカナダ出身のコントラルトのフォレスター、明るい音色で歌い上げるテノー
ルのルイスともに、ワルターからも信頼を得ていた「大地の歌」の当時最高の
解釈者2人の歌唱も聴きもの。

88697082822(SACD-Hybrid) \1550
R.シュトラウス:「家庭交響曲」Op.53、
「町人貴族」組曲 *
フリッツ・ライナー(指揮) シカゴ交響楽団
【録音:1956年11月5日、シカゴ・オーケストラ・ホール[3トラック録音]
【録音:1956年4月17日 シカゴ・オーケストラ・ホール * [2トラック録音】
ライナー=シカゴのトレードマーク、R.シュトラウス。すでに当SACDシリーズ
でも3枚登場して、いずれも絶賛されている。作曲者が自らの家族の肖像とし
て描いた「家庭交響曲」での、沈潜してゆくアダージョの美しい響き、複雑な
フーガを明解に解きほぐしてゆく見事な手腕、モリエールの戯曲の付随音楽と
して作曲された「町人貴族」からのオーケストラ組曲での、オーケストラの各
ソロのヴィルトゥオーゾぶりなど、スコアの隅々までが完璧に把握されたライ
ナー=シカゴ響の名コンビならではの豪華な演奏を堪能できる。

<WARNER>
8122. 79984 \1800
主の平和;単旋律聖歌
平和を(ジェズアルド)
キリエ(クオーモ)
グローリア(インス)
おお、この道を行った全ての人よ(ジェズアルド)
聖土曜日のためのレスポンソリウムより(ジェズアルド)
クレド(ラン)
ラヴェンナ・サンクトゥス(ムーディ)
サルタリア・ホスティア(A.ガブリエーリ)
アニュス・デイ(マクグリン)
平和を(バンショワ)
平和を(ペルト)他
シャンティクリア
15世紀フランドル楽派のバンショワ、16世紀ヴェネツィア楽派のアンドレア・
ガブリエーリ、少し後のジェズアルドといったルネサンス/初期バロックの作
曲家、と現代の文化と音楽的バックグラウンドを異にする5人の作曲家の融合
よるシャンティクリアのミサ。
今年が没後10年になるシャンティクリアの創始者のルイ・ボットを記念するCD
でもあります。

5101.19713 2枚組 \2700
トゥット・ヴェルディ
CD-1
(1)凱旋行進曲(アイーダより)クェスタ
/トリノ・イタリア放送交響楽団&合唱団
(2)乾杯の歌(椿姫より)アルバネーゼ、カラス、サンティーニ
/トリノ・イタリア放送交響楽団&合唱団
(3)静かな夜だった(トロヴァトーレより)マンシーニ、プレヴィターリ
/ローマ・イタリア放送交響楽団
(4)(オテロより)グィチャンドゥート、カプアーナ
/トリノ・イタリア放送交響楽団&合唱団
(5)さよなら、過ぎ去った日よ(椿姫より)カラス、サンティーニ
/トリノ・イタリア放送交響楽団
(6)愛する美しい乙女よ(リゴレットより)タリアヴィーニ他、クェスタ
/トリノ・イタリア放送交響楽団
(7)おお主よ、ふるさとの家々を(第1回十字軍のロンバルディア人より)
ヴォルフ=フェラーリ/ミラノ・イタリア放送管弦楽団&合唱団
(8)パリを離れて、愛しい人よ(椿姫より)アルバネーゼ、カラス、
サンティーニ/トリノ・イタリア放送交響楽団
(9)エルナーニよ、一緒に逃げて(エルナーニより)マンシーニ、サンティーニ
/トリノ・イタリア放送交響楽団
(10)(オテロより)タッディ、カプアーナ/トリノ・イタリア放送交響楽団
(11)アンヴィル・コーラス(トロヴァトーレより)プレヴィターリ
/ローマ・イタリア放送交響楽団&合唱団
(12)清きアイーダ(アイーダより)コレッリ、クェスタ
/トリノ・イタリア放送交響楽団
(13)おお、むごい運命よ(ドン・カルロより)スティグナーニ、
プレヴィターリ/ローマ・イタリア放送交響楽団
(14)見よ、薪の恐ろしい火を(トロヴァトーレより)ヴォルピ他、
プレヴィターリ/ローマ・イタリア放送交響楽団
(15)(仮面舞踏会より)タッシナリ、クェスタ
/トリノ・イタリア放送交響楽団
(16)(レニャーノの戦いより)ベルディーニ、マンシーニ、プレヴィターリ
/ローマ・イタリア放送交響楽団
(17)(シモン・ボッカネグラ)ベルゴンツィ、モリナーリ=プラデッリ
/ローマ・イタリア放送交響楽団
(18)女心の歌(リゴレットより)タリアヴィーニ、クェスタ
/トリノ・イタリア放送交響楽団
CD-2
(1) 前奏曲(椿姫より)サンティーニ/トリノ・イタリア放送交響楽団
(2) 行け我が思いよ、黄金の翼に乗って(ナブッコより)プレヴィターリ
/ローマ・イタリア放送交響楽団&合唱団
(3) エジプトの栄光(アイーダより)クェスタ
/トリノ・イタリア放送交響楽団&合唱団
(4) この世に一人寂しく(トロヴァトーレ)ヴォルピ他、プレヴィターリ
/ローマ・イタリア放送交響楽団
(5) あれかこれか(リゴレットより)タリアヴィーニ、クェスタ
/トリノ・イタリア放送交響楽団
(6) そよ風に乗って妖怪たちが(ファルスタッフより)ロッシ
/トリノ・イタリア放送交響楽団&合唱団
(7) アヴェ・マリア(オテロより)ブロッジーニ、カプアーナ
/トリノ・イタリア放送交響楽団
(8) カスティーリャの獅子を目覚ましめよ(エルナーニより)プレヴィターリ
/ローマ・イタリア放送交響楽団&合唱団
(9) 彼女と離れて...燃える心を(椿姫より)アルバネーゼ、サンティーニ
/トリノ・イタリア放送交響楽団
(10) 勝ちて帰れ(アイーダより)マリア・クルティス・ヴェーナ、クェスタ
/トリノ・イタリア放送交響楽団
(11) 彼女は私を愛していない(ドン・カルロより)レメーニ、プレヴィターリ
/ローマ・イタリア放送交響楽団
(12) (運命の力)パセロ他、マリヌッツィ/トリノE.I.A.R交響楽団
(13) 恋はばら色の翼に乗って(トロヴァトーレ)マンシーニ、プレヴィターリ
/ローマ・イタリア放送交響楽団
(14) 夜が静まったとき(ルイザ・ミラーより)ヴォルピ、ロッシ
/ローマ・イタリア放送交響楽団
(15) (仮面舞踏会より)タリアヴィーニ他、クェスタ
/トリノ・イタリア放送交響楽団
(16) 悲しい胸の思いは(シモン・ボッカネグラより)ペトリ、
モリナーリ=プラデッリ/ローマ・イタリア放送交響楽団
(17) 私の喜びは呼び覚ます(第1回十字軍のロンバルディア人より)ガッロ、
ヴォルフ=フェラーリ/ミラノ・イタリア放送管弦楽団&合唱団
(18)慕わしい人の名は(リゴレットより)パリューギ、クェスタ
/トリノ・イタリア放送交響楽団

2564.69972 3枚組 \4050
ロッシーニ:タンクレディ
アルジリオ:エルネスト・パラシオ
タンクレディ:マリリン・ホーン
オルバツァーノ:ニコラ・ザッカリア
アメナイーデ:レッラ・キュベーリ
イザウラ:ベルナデッテ・マンカ・ディ・ニッサ
ロッジェーロ:パトリシア・シュマン
チェンバロ:ジョン・フィッシャー
ラルフ・ヴァイケルト指揮 
フェニーチェ歌劇場管弦楽団&合唱団(合唱指揮:アルド・ダニエリ)
4年前のフェニーチェ歌劇場での貴重なレコーディング。ロッシーニを得意と
するマリリン・ホーンが出演。

2564.64177 12枚組 \12000
ショスタコーヴィチ:交響曲全集
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(S)、マルク・レシェーチン(Bs)他
ロンドン・ヴォイシズ他
ムスチスラフ・ロストロポーヴィチ指揮
ナショナル交響楽団、ロンドン交響楽団
追悼!チェリストとして指揮者としてのマエストロの思い出のために。
今春80歳を記念して上映されたドキュメンタリー映画「ロストロポーヴィチ 
人生の祭典」の中で夫人ヴィシネフスカヤとともに元気な姿を披露していた
ロストロポーヴィチが演奏家として最も敬愛していたのがショスタコーヴィ
チです。

<NAXOS> 各1枚 \880
8.555066
ファリャ(1876-1946):<ピアノ曲全集第2集>
歌/小びとたちの行進曲/ヴァルス・カプリッチョ/ボルガの舟歌/マズルカ
/ベティカ幻想曲/歌劇「はかない人生」から2つの舞曲(第1の踊り/第2の
踊り*)/組曲「三角帽子」+[粉屋女房の踊り/隣人たちの踊り/粉屋の踊り/
代官の踊り/終幕の踊り(ホタ)*] 
*印=世界初録音、+印=ダニエル・リゴリオ編集
演奏/ダニエル・リゴリオ(ピアノ)
シリーズ第1集(8.555065)に続く第2弾は、バレエ音楽「三角帽子」や「はか
ない人生」からの舞曲などが中心。しかしながら小品の中にも味わいがある曲
が多く、それを知るのはスペイン音楽ファン、ピアノ音楽ファンにとって喜び
になるでしょう。

8.557523
シェーンベルク(1874-1951):
<ロバート・クラフト・コレクション:シェーンベルク作品集第6集>
心のしげみ/月に憑かれたピエロ/4つの歌/室内交響曲第1番(オリジナル版)
※独語歌詞はwebsiteでご覧いただけます。
演奏・歌/ロバート・クラフト(指揮)、
アイリーン・ハルス(ソプラノ)、
ロンドン交響楽団のメンバー、アニヤ・シリヤ(シュプレヒシュティンメ)、
20世紀クラシックス・アンサンブル、
キャサリン・ウィン=ロジャーズ(メゾ・ソプラノ)、
フィルハーモニア管弦楽団
Koch Internationalレーベルの再発売盤(録音はすべて1990年代)。新ウィー
ン楽派のスペシャリスト・研究者だったクラフトによる録音(多くは再録音)
はマニアにも注目されました。ナクソスでのシリーズ第6弾では、特に小編成
での「室内交響曲第1番」、ベルクを得意とするアニヤ・シリヤを加えた「ピ
エロ」(アンサンブルにはチャールズ・ナイディックや元タッシのフレッド・
シェリーも参加)が聴きものです。

8.557593-94 2枚組
F-A.D.フィリドール(1726-1795):
オラトリオ「世紀祭の賛歌」/交響曲第27番(歌劇「蹄鉄工」序曲)/歌劇
「魔法使い」序曲/歌劇「トム・ジョーンズ」序曲 
※ラテン語歌詞、英語対訳はwebsiteでご覧いただけます。
演奏・歌/[世紀祭の賛歌]ジャン=クロード・マルゴワール(指揮)
スイス−イタリア語放送協会管弦楽団、スイス放送合唱団、
ベロニカ・カンヘミ(ソプラノ)、ノラ・グビッシュ(メゾ・ソプラノ)、
ドナルド・リテイカー(テノール)、アントニオ・アベーテ(バス) 
[交響曲、序曲]クリスティアン・ベンダ(指揮)プラハ室内管弦楽団
古典派音楽発展期のパリで活躍したこの作曲家は、主にオペラ・コミックのス
タイル確立に貢献。モーツァルトを思わせる作風はもっとファンを増やしても
いいはずでしょう。華やかさにあふれる「世紀祭の賛歌」は代表作の一つ。人
気オペラ「トム・ジョーンズ」の序曲も収録しています。

8.557625-26 2枚組
J.S.バッハ(1685-1750):
平均律クラヴィーア曲集第1巻(24の前奏曲とフーガ)
演奏/リュック・ボーセジュール(ハープシコード)
カナダ生まれの注目チェンバリストによる、抒情的かつ色彩的な「平均律」。
ナクソスではフォルクレのクラブサン組曲集第2集<8.553717>で名演を聴か
せていますが、あまりにも有名なこの曲で演奏家としての存在感をさらに高
めることでしょう。

8.557716
ヴァイス(1686-1750):ソナタ第20番*/ソナタ第14番* 
J.ホフマン(1770-c.1814):ソナタ ト長調+/ソナタ ニ短調+
演奏/ビルギット・シュワブ(バロック・リュート*、アーチリュート+)、
ダニエル・アーラート(マンドリン)
ナクソスでは膨大なソナタを網羅したシリーズ(現在第8集までリリース)が
進行中のヴァイス作品。そしてマンドリン奏者として活躍したことが伝えられ
るJ.ホフマンのデュオ作品を収録。ホフマン作品はモーツァルトらと同時代の
ウィーン音楽であり、音楽史の隙間を埋める貴重な存在であることは間違いあ
りません。

8.557748
シマノフスキ(1882-1937):<ヴァイオリンとピアノのための音楽>
ヴァイオリン・ソナタ/アイタコ・エニアの子守歌/神話 − 3つの詩/ロマ
ンス/夜想曲とタランテッラ/歌劇「ロジェ王」よりロクサーヌの歌(コハニ
スキ編曲)
演奏/ミリアム・クレイマー(ヴァイオリン)、
ニコラス・ダーカン(ピアノ)
「神秘的、ミステリアス、はかな気」といった形容詞が似合うシマノフスキの
ヴァイオリン作品は、後期ロマン派音楽のもっとも陶酔的な側面を突き詰めた
産物かもしれません。アメリカの若手奏者が、伸びやかに歌い上げています。

8.557762
アーノルド(1921-2006):
弦楽四重奏曲第1番/弦楽四重奏曲第2番/弦楽四重奏のための幻想曲「満ち足
りた人生」
演奏/マッジーニ四重奏団
オーケストラ曲が広く知られているものの、室内楽曲はまだまだマニア向けな
アーノルド作品。1949年完成の第1番、1975年完成の第2番ともに交響曲などと
同じ作風であり、イギリス特有のシニカルさとユーモアがある曲。1941年作曲
の幻想曲は、出世作とも言える若き日の作品です。

8.557824
チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ協奏曲第2番/協奏的幻想曲
演奏/コンスタンティン・シチェルバコフ(ピアノ)、
ドミトリ・ヤブロンスキー(チェロ、指揮)
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団、
アンドレイ・クドリャツセフ(ヴァイオリン)
あまりに有名な第1番と比較するとやや散漫であるものの、「イタリア奇想曲」
や「弦楽セレナード」などと同時期の作品(この録音は晩年に改訂を施した最
終稿)。第2楽章にヴァイオリンとチェロのソロがあり独特ですが、特有のロ
マンをたたえています。「協奏的幻想曲」もチャイコフスキー・ファンなら、
ぜひ聴いておきたいピアノ協奏作品です。

8.557833
シューベルト(1797-1828):
<シューベルト・ドイツ語歌曲全集第23集 − 同時代のオーストリアの作詞家
による歌曲集第3集>
天の火花D.651/月の夕べD.141,Op.131-1/ベルタの夜の歌D.653/太陽への賛
歌D.263/5月への私の挨拶D.305/花言葉D.519,Op.173-5/花の苦しみD.731,
Op.173-4/草原の歌D.917,Op.115-1/春の歌(第2作)D.919/太陽に寄す
D.270,Op.118-5/ラムベルディーネD.301/ブロンデルからマリアへD.626/
舞踏会後の朝の口づけD.264/4つのリフレインの歌D.866,Op.95(第1番「見
分け」/第3番「男は人が悪い」)/こだまD.990C(868),Op.130/愛D.522/
乳母の歌D.122/愛の力D.308/夕べの光景D.650 
※独語歌詞、英語対訳はwebsiteでご覧いただけます。
歌・演奏/ダニエラ・ジントラム(メゾ・ソプラノ)、
ウルリッヒ・アイゼンロール(ピアノ)
第1集(8.554796)、第2集(8.557172)に続く、オーストリアの作詞家による
歌曲を集めた第3集であり、このシリーズの完結編。ファスベンダーやルート
ヴィヒらに学んだドイツの歌手が、言葉のアーティキュレーションをじっくり
と再現しながら歌い上げています。

8.559285
アダムズ(1947- )<ピアノ曲全集>
フリジア・ゲイト/アメリカの狂乱/チャイナ・ゲイト/ハレルヤ・ジャンク
ション*
演奏/ラルフ・ヴァン・ラート(ピアノ)、
マーテン・ヴァン・ヴェーン*(ピアノ)
現在までアダムズが作曲したピアノ作品を網羅した一枚。共に1977年の作品で
ある「フリジア・ゲイト」「チャイナ・ゲイト」は比較的初期の曲であり、ネ
オ・ロマン風ミニマリズムが確立する以前のもの。2台のピアノのための「ハ
レルヤ・ジャンクション」は1996年の作品。2001年作曲の「アメリカの狂乱」
はナンカロウのプレイヤー・ピアノ的要素と、ジャズのビ・バップなどのスタ
イルをミックスさせた作品です。

8.570221
チン(1957- ):<管弦楽作品集>ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための
二重協奏曲/ヴァイオリンと弦楽のためのフォルモサの四季 
※全曲世界初録音
演奏/チョー=リャン・リン(ヴァイオリン)、
フェリックス・ファン(チェロ)、
マイケル・スターン(指揮)カンザス・シティ交響楽団
台湾に生まれアメリカに学んだ作曲家による名刺代わり的なディスクは、献呈
した2人が演奏する「二重協奏曲」と、台湾版の「四季」と言えるヴァイオリ
ン協奏曲風の作品。民族色は薄く、内省的なロマンをたたえた作風です。

8.570222
タルティーニ(1692-1770):<ヴァイオリン協奏曲集>
ヴァイオリン協奏曲D.50*/同D.96/同D.80/同D.125/同D.28* 
*印=世界初録音
演奏/アリアドーネ・ダスカラキス(ヴァイオリン)、
ヘルムート・ミュラー=ブリュール(指揮)ケルン室内管弦楽団
「悪魔のトリル」や「コレルリ変奏曲」などヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン
の代名詞とも言えるタルティーニ作品。ヴァイオリン協奏曲もまた同様のテク
ニックを要し、舞曲風のリズムなども駆使した意欲的な作品集です。「さよな
らを言いましょう」という副題が付いた愛らしいD.125の第2楽章も聴きもの
です。

8.570244
<吹奏楽曲集>
ドヴォルザーク(1841-1904):セレナード(ミケルソン編曲)* 
ギリンガム(b.1947):ノー・シャドウ・オブ・ターニング* 
コルグラス(b.1932):
ナグワルの風(カルロス・カスタネーダの著作に基づく音楽のおとぎ話) 
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
熊蜂の飛行(ドナルド・ハンスバーガー編曲) *印=世界初録音
演奏/ラッセル・C・ミケルソン(指揮)
オハイオ州立大学ウィンド交響楽団
スウェアリンジェンなど吹奏楽シーンのスター作曲家を生み出した名門が、ク
ラシック作品の珍しい編曲版や、大学創設者の追憶に捧げたギリンガム作品ほ
かオリジナル作品を演奏。吹奏楽ファンにはぜひともおすすめしたい一枚です。

8.570256
グラズノフ(1865-1936):5つのノヴェレッテ/弦楽五重奏曲
演奏/ファイン・アーツ四重奏団、ナサニエル・ローセン(チェロ)
叙情的なロシア風のロマンに満ちたグラズノフ作品は、チャイコフスキーやラ
フマニノフがお好きな方なら間違いなく気に入るはず。ロシアのシューベルト
と呼びたいくらい素晴らしいメロディが散りばめられ、アマチュアのアンサン
ブルにもおすすめしたい作品集です。

8.570318
S.S.ウェズリー(1810-1876):<アンセム集>
主のおかげで/恵み深い主に感謝せよ/永遠の平和を彼にもたらせたまえ/わ
たしの咎を洗い去り/おお、恵みと慈悲にあふれる神よ/天にいます神に向か
って/主の父なる神をほめたたえよ/御前からわたしを退けず/荒れ野よ、荒
地よ 
※英語歌詞付き、英語歌詞はWebsiteでもご覧いただけます。
歌・演奏/クリストファー・ロビンソン(指揮)
ケンブリッジ・クレア・カレッジ聖歌隊、
ジョージ・ハンフリーズ(独唱バリトン)、
ジェームズ・マクヴィニー(オルガン)
19世紀のイギリス、豊かなヴィクトリア時代を象徴するように平和で厳かな賛
美歌を多数作曲したウェズリー。現在も英国国教会のスタンダードな教会音楽
として歌い継がれていますが、由緒あるケンブリッジ大学所属の聖歌隊が、そ
の本質を伝えてくれます。



<NAXOS OPERA>
8.660179-82 4枚組 \4320
ワーグナー(1813-1883):「神々の黄昏」
※独語リブレットはWebsiteでご覧いただけます。
歌・演奏/アルベルト・ボンネマ(ジークフリート……テノール)、
ヘルナン・イトゥラルデ(グンター……バス)、
フランツ=ヨーゼフ・カペルマン(アルベリッヒ……バス)、
ローラント・ブラハト(ハーゲン……バス)、
ルアナ・デヴォル(ブリュンヒルデ……ソプラノ)、
エーファ=マリア・ヴェストブレーク(グートルーネ……ソプラノ)、
ティチーナ・ヴォーン(ヴァルトラウテ……メゾ・ソプラノ)、
ジャネット・コリンズ(ノルン、フロスヒルデ……ソプラノ)、
ラニ・ポウルソン(ノルン……メゾ・ソプラノ)、
スー・パッチェル(ノルン……ソプラノ)、
ヘルガ・ロース・インドゥリダドティア(ヴォークリンデ……メゾ・ソプラノ)
サラ・キャッスル(ヴェルグンデ……ソプラノ)、
ローター・ツァグロセク(指揮)
シュトゥットガルト州立管弦楽団、シュトゥットガルト州立歌劇場合唱団 
シリーズ完結のリリースは、ボンネマの圧倒的なジークフリートが存在感を示
し、緊張感が伝わってくるライヴ。ここ1年ほどでツァグロセクの評価がアッ
プしたせいもあり、このプロダクションがいかに充実したものだったか、あら
ためて注目されています。これまでの3作(「ラインの黄金」8.660170-71、
「ワルキューレ」8.660172-74、「ジークフリート」8.660175-78)もあわせ、
新しいリング・サイクルの誕生です。



<NAXOS HISTORICAL>
8.111249-50 2枚組 \1760
プッチーニ(1858-1924):
歌劇「ラ・ボエーム」
(録音:1956年3月16日、17日、30日、4月1日-3日、5日、6日、ニューヨーク、
マンハッタン・センター)
ボーナス・トラック[「ラ・ボエーム」についてビーチャムが語る
(録音:1956年、ニューヨーク)/ビーチャム指揮による「ミミの別れ」と
「ラ・ボエーム」第4幕(全曲)(録音:1935年11月25日、12月9日、
1936年4月3日、ロンドン、EMIアビー・ロード第1スタジオ) 
※解説にリブレットは付いておりません。歌詞は伊語です。
歌・演奏/[全曲]ユッシ・ビョルリンク(ロドルフォ……テノール)、
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ミミ……ソプラノ)、
ロバート・メリル(マルチェルロ……バリトン)、
ルチーネ・アマーラ(ムゼッタ……ソプラノ)、
ジョルジョ・トッツィ(コッリーネ……バス)、
サー・トーマス・ビーチャム(指揮)
RCAヴィクター管弦楽団・合唱団(トーマス・マルティーニ合唱指揮)、
コロンバス少年合唱団(ハーバート・ハフマン合唱指揮) 
[ボーナス・トラック]
ドーラ・ラベット(ソプラノ)、ヘドル・ナッシュ(テノール)、
ジョン・ブラウンリー(バリトン)、ステッラ・アンドレヴァ(ソプラノ)、
ロバート・アルヴァ(バリトン)、ロバート・イーストン(バス)、
サー・トーマス・ビーチャム(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
マーク・オバート=ソーン復刻。ビョルリンクの叙情的なロドルフォ、はかな
い生涯が歌から伝わってくるロス・アンヘレスのミミ。米RCA Victorと英HMV
(EMI)からリリースされたこの録音は、オペラ指揮者としてのビーチャムを評
価するセットでもありました。その録音をLPからおこし、ピッチ修正などを
行って完全復刻。英Columbiaへ録音されていた第4幕とあわせ、ビーチャムの
再評価も促すセットです。




<DACAPO SACD>
6.220521(SACD-Hybrid) \1680
C.ニルセン(1865-1931):<弦楽四重奏曲集第1集>
弦楽四重奏曲第1番/弦楽四重奏曲第4番/弦楽五重奏曲*
演奏/デンマーク青年弦楽四重奏団、
ティム・フレデリクセン(ヴィオラ)*
2001年に“アンダー18”年齢の若手4人によって結成されたデンマークの四重
奏団が、ニルセン・シリーズに挑戦。新時代の旗手として期待されているグル
ープだけに、若々しい音楽は新鮮。弦楽四重奏ファンはぜひ注目です。



<cpo>
777195-2 \2100
テレマン(1681-1767):<カンタータ集>
天に3人の証言者がいらっしゃり(三位一体主日用カンタータ、1711)/わが
心に憂い多かりき(四旬節の第二主日用カンタータ、1717)/都市は荒れ果て
て(三位一体主日後第10主日用カンタータ、1727)/来たりて讃えよ(昇天節
のための教会音楽、1759)
演奏・歌/ヘルマン・マックス(指揮)
ダス・クライネ・コンツェルト(古楽器使用)、
ライニッシェ・カントライ、ヴェローニカ・ヴィンター(ソプラノ)、
レーナ・スサンネ・ノリン(アルト)、ヤン・コボウ(テノール)、
エッケハルト・アベレ(バス)、
イングリット・シュミットヒューゼン(ソプラノ)、
クラウディア・シューベルト(アルト)、ハワード・クルック(テノール)、
ゴットホルト・シュヴァルツ(バス)
教会音楽作家としてのテレマンは、いくつかの名作で高く評価されていますが、
実際に教会で歌われたことを意識させる4つのカンタータは、この作曲家のファ
ンであれば聴き逃せません。CPOではおなじみのマックスと手兵たちが、誠実
に巨匠の作品を再現します

777219-2 \2100
ル・デュク(1742-1777):<交響作品全集>
交響曲(第1番)/同(第2番)/同(第3番)/管弦楽三重奏曲Op.2-1/
同Op.2-2/同Op.2-3
演奏/ミヒャエル・シュナイダー(指揮)
ラ・スタジオーネ・フランクフルト(古楽器使用)
レオポルト・モーツァルトが言及したという程度にしか知られていない、18世
紀フランスの作曲家。35歳という生涯の中、ヴァイオリニストとしても活躍し
た彼の才能を垣間見られるのが、この作品集でしょう。優雅さが印象的に残る
作風です。

777269-2 \1480
ケスラー(1853-1926):弦楽五重奏曲/弦楽六重奏曲
演奏/フランクフルト弦楽六重奏団
作曲家としての名声より、バルトーク、コダーイ、ドホナーニといった名作曲
家の師として知られるケスラー。その作風は19世紀後半のウィーン音楽を継い
だものであり、保守的な後期ロマン派のもの。その証とも言える2つの作品
です。

777275-2 \1480
ルター(1483-1546)/オトマイアー(1515-1553)
/J.ヴァルター(1496-1570):<宗教改革の音楽集>
聖霊に願おう/主は固き砦/キリスト教徒の信仰/ルターの最後の言葉/生の
只中にあって/マルティン・ルターの墓碑銘/おお、われらが父/アダムの堕
落から/平和と喜びもて/われらに平和をもたらせたまえ
歌/ヒムリシェ・カントライ
ルターによる宗教改革は教会音楽の歴史も変え、プロテスタントのための賛歌
が多数作曲されました。ここに収録されたのはその一部であり、当時の音楽を
伝えてくれる貴重な証言。言葉に重みがある音楽だけに心を打たれます。

777294-2 \1480
クリーガー(1649-1725):12のトリオ・ソナタ(1688)
演奏/パルナッシ・ムジチ(古楽器使用)、
バイエルン室内管弦楽団(バート・ブリュッケナウ)のメンバーたち
ドイツのニュルンベルクに生まれ、ローゼンミュラーらに師事してドイツ・バ
ロックの神髄を会得。さらにはイタリアのスタイルも取り入れて貴族にも重用
された作曲家ですが、このトリオ・ソナタ集はヴィルトゥオーゾ・スタイルの
力作です。

999979-2 \1480
レーヴェ(1796-1869):<歌曲とバラード全集第21集>
聖ヘレナ/歌手/永遠のユダヤ人(さまよえるユダヤ人)/砂漠のメレク/モ
ラールへのアルピーンの嘆き/やつれ果てた巡礼者/マリアンネへのヘロデの
嘆き/聖マリアの騎士/誰が熊ですか/航海/北欧の海の歌/塔の上の王/偉
大なるクリストフ
歌・演奏/モーテン・エアンスト・ラッセン(バリトン)、
コート・ガーベン(ピアノ)
生誕200年であった1996年にスタートしているこのシリーズも、すでに21枚目。
今回は1834年から53年、いよいよ芸術の夕映えへと向かう時期の作品集であり、
特に1830年代の輝きが聴き手を魅了します。デンマーク出身の歌手による叙情
的な声、シリーズの音楽監督とも言えるガーベンのサポートが見事です。




<WIGMORE HALL LIVE>
WHLive0015 \1850
<ローベルト・ホル − 歌曲リサイタル>
シューマン(1810-1856):
リーダークライス/ミルテの花-第2番「自由な心」
(アンコール)
同-第5番「私はただひとりで」 
プフィッツナー(1869-1949):4つのリートOp.32 
ブラームス(1833-1897):
バスのための4つの厳粛な歌/低音のための6つのリート-第2番「野の寂しさ」
(ライヴ録音:2004年12月7日、ロンドン、ウィグモア・ホール)
歌・演奏/ローベルト・ホル(バス・バリトン)、
ロジャー・ヴィニョールス(ピアノ) 
日本でも多くのオペラ録音で知られている歌手が、3人のドイツの作曲家を並
べたリサイタルのライヴ。ドイツ歌曲の神髄とも言えるセレクションは実に深
みのある世界を描き出し、リート歌手としての魅力を際だたせています。

WHLive0016 \1850
<パコ・ペーニャ − フラメンコ・ギター・リサイタル>
ロス・アルコス(グラナイーナ)/海のうねり(アレグリアス)/石の中(タ
ランタス)/ミ・ソーレ(ソレアレス)/ロサリーリョ(ティエント−タン
ゴ)/パテルナ(ペテネーラス)/師マリオ(サパテアード)/金線細工(マ
ラゲーニャとベルディアレス)/ラバナレス(ファンダンゴ)*/アリョージョ
・ペドロチェ(ブレリアス)* 
(ライヴ録音:2006年12月6日、ロンドン、ウィグモア・ホール
演奏/パコ・ペーニャ(ギター)、アンヘル・ムニョス(カホン)* 
現代最高のヴィルトゥオーゾ・フラメンコ・ギタリストという呼び声も高いプ
レイヤーが、ロンドンを熱狂の渦に巻き込んだライヴ。リサイタル・ホールな
らではのライヴ感は録音でもキャッチされており、まさにリアルな熱気を楽し
むことができます。




<Arthaus Musik DVD>
101421(DVD-Video)(2枚組CD付き) \4900
<「ヴィジョン・マーラー」アーティスツ・エディション −ヨハネス・ドイッ
チュ:交響曲 第2番「復活」のインタラクティヴな視覚化>
(曲を色彩豊かな抽象物に視覚化し、ライヴ演奏の音を反映させた3D映像)
/ボーナス [メイキング・オブ「ヴィジョン・マーラー」/セミョン・ビシュ
コフのインタビュー/「ヴィジョン・マーラー」ピクチャー・ギャラリー/イ
ンタラクティヴ・フィルム「視界」(ヨハネス・ドイッチュ作)/「ヴィジョ
ン・マーラー」文体スコア(ヨハネス・ドイッチュ執筆)]/交響曲 第2番
「復活」を全曲収録したCD2枚組 
(ライヴ収録:2006年1月1日、ドイツ、ケルン・フィルハーモニー)
※収録映像は3D眼鏡なしでもお楽しみいただけます。3D眼鏡は商品に封入され
ておりません。
※ビシュコフとオーケストラの演奏風景は収録されておりません
演奏・歌/セミョン・ビシュコフ(指揮)
ケルン西部ドイツ放送交響楽団、
カリーナ・ゴーヴィン(ソプラノ)、イヴォンヌ・ナエフ(アルト)、
北ドイツ放送合唱団、
ケルン西部ドイツ放送合唱団(イェルク・リッター:合唱指揮)、
ヨハネス・ドイッチュ&アルス・エレクトロニカ・フューチャーラブ・リンツ
(メディア・アーティスティック・デザイン) 
NTSC方式、画像構成比16:9、音声方式:PCMステレオ/ドルビー・デジタル5.1、
135分(ヴィジョン・マーラー87分、ボーナス48分)+CD87分、
英・独・仏・西・伊語字幕付き、片面二層ディスク(DVD9) 
マーラーの名曲から生まれたイメージをヴィジュアル・アーティストが視覚化
し、オリジナル作品が誕生。こうしたクリエイティヴな試みはクラシック音楽
ファンにとどまらず、CGアーティストを目指す若い世代に喜ばれるでしょう。
ヨーロッパで評価を高めているビシュコフと手兵オーケストラによる演奏は、
DVDとは別に2枚組CDとして付けられています。

102049(DVD-Video) \3050
<オペラ・ハイライト第2集>
[アン・マレイ]
ヘンデル:歌劇「セルセ(クセルクセス)」-お前を嫌う男の愛を望むなら
(ニコラス・ハイトナー演出によるイングリッシュ・ナショナル・オペラ上
演作品、チャールズ・マッケラス指揮)/歌劇「アリオダンテ」-戯れるがよ
い(デイヴィッド・オールデン演出によるイングリッシュ・ナショナル・オ
ペラ上演作品、アイヴォア・ボルトン指揮) 
[フィリップ・ラングリッジ]
ブリテン:歌劇「ピーター・グライムズ」-護岸のアリア(ティム・オルベリ
ー演出によるイングリッシュ・ナショナル・オペラ上演作品、デイヴィッド・
アサートン指揮) 
[ガリーナ・ゴルチャコーワ]
プロコフィエフ:歌劇「炎の天使」-レナータの告白(デイヴィッド・フリー
マン演出によるマリインスキー劇場上演作品、ワレリー・ゲルギエフ指揮)
[トーマス・アレン]
ブリテン:歌劇「ビリー・バッド」-奴らは私をハンモックに結びつけるだろ
う(ティム・オルベリー演出によるイングリッシュ・ナショナル・オペラ上演
作品、デイヴィッド・アサートン指揮)/ヤナーチェク:歌劇「利口な牝狐の
物語」-「自然の驚異」についての猟場番のアリア(ニコラス・ハイトナー演
出によるシャトレ座上演作品、チャールズ・マッケラス指揮) 
[エヴァ・イェニス]
ヤナーチェク:歌劇「利口な牝狐の物語」-愛の二重唱(第2幕)(ニコラス・
ハイトナー演出によるシャトレ座上演作品、ハンナ・ミヌティッロ、チャール
ズ・マッケラス指揮) 
[イヴォンヌ・ケニー]
ヘンデル:歌劇「ジューリオ・チェーザレ」-つらい運命に涙はあふれ(フラ
ンシスコ・ネグリン演出によるオーストラリア・オペラ上演作品、リチャード
・ヒコックス指揮)/パーセル:歌劇「妖精の女王」-嘆きの歌「私を泣かせ
てください」(デイヴィッド・パウントニー演出によるイングリッシュ・ナ
ショナル・オペラ上演作品、ニコラス・コク指揮) 
[ミヒャエル・ケーニヒ]
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」-どこへ行ってしまった
のか、私の青春の黄金の日々よ&敵だ、敵だ(ニコラウス・レーンホフ演出に
よる欧州連合オペラのバーデン・バーデン祝祭劇場での上演作品、ウラディー
ミル・グルシュチャク、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮) 
[オルラ・ボイラン]
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」-いいえ、他のものであ
るはずがない(ニコラウス・レーンホフ演出による欧州連合オペラのバーデ
ン・バーデン祝祭劇場での上演作品、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー
指揮) 
[ウラディーミル・グルシュチャク]
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」-あなたは私に手紙を書
かれた&これが同じタチヤーナなのか? (ニコラウス・レーンホフ演出によ
る欧州連合オペラのバーデン・バーデン祝祭劇場での上演作品、ゲンナジー
・ロジェストヴェンスキー指揮) 
[アンナ・ネトレプコ]
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」-リュドミラのアリア(第4幕)(ロ
トフィ・マンスーリ演出によるマリインスキー劇場上演作品、ワレリー・ゲル
ギエフ指揮) 
[コンスタンティン・プルズニコフ]
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」-フィンのバラード(第2幕)(ロト
フィ・マンスーリ演出によるマリインスキー劇場上演作品、ワレリー・ゲルギ
エフ指揮) 
[ウラディーミル・オグノヴェンコ]
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」-第2幕より抜粋(ロトフィ・マンス
ーリ演出によるマリインスキー劇場上演作品、ワレリー・ゲルギエフ指揮) 
[ラリッサ・ディアドコワ]
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」-第2幕より抜粋(ロトフィ・マンス
ーリ演出によるマリインスキー劇場上演作品、ワレリー・ゲルギエフ指揮)
NTSC方式、画像構成比4:3/4:3Letterbox、音声方式:PCMステレオ、154分、
英・独・仏・西語字幕付き、片面二層ディスク(DVD9) 
5月新譜での「第1集」<102047>に続き、さまざまな映像から名歌手による名
唱・名演をセレクトしたコンピレーション。オペラ・ファンは必見ですが、演
出やステージ・デザインなどに注目する価値もあり、映像カタログとしても役
立ちます。

102121(DVD-Video) \3050
<チャイコフスキー・サイクル第1集:ヴラディーミル・フェドセーエフ・コ
ンダクツ・モスクワ放送交響楽団>
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲第1番「冬の日の夢想」/幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」/
ロココ風の主題による変奏曲 
(ライヴ収録:1991年、フランクフルト歌劇場)
演奏/ヴラディーミル・フェドセーエフ(指揮)
モスクワ放送交響楽団、アントニオ・メネセス(チェロ)
NTSC方式、画像構成比4:3、音声方式:ドルビー・デジタル5.1/DTS5.1/PCMス
テレオ、93分、片面二層ディスク(DVD9)、自動再生機能
今やロジェストヴェンスキーと並ぶロシアのベテラン指揮者が、十八番とも言
えるチャイコフスキーのシリーズをスタート。日本にも東京フィルなどに客演
してなじみ深いだけに、この指揮者のファンも多いでしょう。シリーズは交響
曲を中心にリリースが続くようですが、竹澤恭子、プレトニョフらがソリスト
として登場する予定です。


<NAXOS JAZZ LEGENDS>
8.120813 \880
<デューク・エリントン:第13集>
「ジャム=ア=ディティ」オリジナル・レコーディングス1946-1947
[Diminuendo in Blue / Magenta Haze / Blue Skies (Trumpet No End) /
Sultry Sunset / Happy-Go-Lucky Local / The Beautiful Indians, Part 1:
Hiawatha / The Beautiful Indians, Part 2: Minnehaha / Flippant
Flurry / Golden Feather / Tulip or Turnip / Overture to a Jam Session
/ It Shouldn't Happen to a Dream / Jam-A-Ditty (Concerto for 4 Jazz
Horns)/ Who Struck John? / How High the Moon / Frustration / Blue Lou
/ Far Away Blues / Park at 106th]
デヴィッド・レニック復刻。第12集(8.120812)に続くニューヨーク録音で
あり、戦後の新しいエリントン像を確立するプロセスを垣間見ることができる
一枚。Musicraftレーベルへの1946年の録音(13曲)、Capitolへの1947年の
録音(6曲)を収録しています。

8.120822 \880
<ジャンゴ・ラインハルト:第10集>
「素晴らしき街」オリジナル・レコーディングス1940-1942
[Petite Lili / Ninouche / Hungaria / De nulle part (Out Of Nowhere)
/ Dinette (Dinah) / Crepuscule / Swing 42 / Premiere idee d'Eddie /
Nympheas / Feerie / Belleville (素晴らしき街)/ Lentement,
Mademoiselle / Vous et moi / Distraction / Blues en mineur / Studio 24
/ Place de Brouckere / Django Rag / Mixture / Chez moi a six heures]
デヴィッド・レニック復刻。第二次世界大戦の中、パリ(Swingレーベル)と
ブリュッセル(Rhythmeレーベル)で録音された全20曲の記録。ホット・クラ
ブ・クインテットとしての録音、アンドレ・エキアン(サックス)の伴奏など
さまざまなスタイルでの演奏を収録しています。

<BRILLIANT CLASSICS>
BRL 93516 21枚組 \5400
「グリーグ・センテナリー・エディション」
1-CD
ペール・ギュント組曲 第一組曲
ペール・ギュント組曲 第ニ組み曲
ピアノ協奏曲 イ短調
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
マルク・エルムレル(指揮)
ベルリン放送交響楽団
リッカルド・シャイー(指揮)
ホルヘ・ボレット(ピアノ)
2-CD
交響的舞曲 Op.64
十字軍の戦士シーグル組曲 Op.56
抒情的組曲 Op.54
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ヨンダニ・バット(指揮)
3-CD
ノルウェー舞曲 Op.35
秋にて Op.11
古いノルウェー舞曲 Op.51
愛の歌 抒情的組曲より Op.43 No,5 
スヴェンセン:2つのアイスランドの旋律
4-CD
二つの悲しい旋律 Op.34
ホルベルク組曲 Op.40
4つの詩編 Op.74
2つの宗教的合唱曲
男声合唱のためのアルバムOp.30よりNo,10
イスラエル室内合奏団 ヨアフ・タルミ(指揮)
A.S.M.F室内合奏団
デンマーク放送管弦楽団
5-CD
弦楽四重奏曲 第1&2番
ラファエル四重奏団
6-CD
ヴァイオリン・ソナタ 第1-3番
イヴァン・ゼナティ(ヴァイオリン)
アントニン・クバレク(ピアノ)
7-CD
チェロ・ソナタ Op.36
弦楽四重奏の為のフーガ へ短調
ピアノ三重奏の為のアンダンテ・コン・モート
ロバート・コーエン(チェロ)
ラファエル四重奏団 他
8-14-CD
ピアノ作品集
ホーコン・アウストベー(ピアノ)
15-21-CD
歌曲作品集
マリアンヌ・ヒルスティ(ソプラノ)
クリスタ・フェイラー(メッゾ・ソプラノ)
ヒェル・マグヌス・サンドヴェ(テノール)
クヌート・スクラム(バリトン)
ルドルフ・ヤンセン(ピアノ)

BRL 8551 9枚組 \3780
ミニマル・ピアノ・コレクション
フィリップ・グラス/ジョン・アダムズ
テリー・ライリー/マイケル・ナイマン
ジョン・ケージ/シメオン・テン・ホルト
アルヴォ・ペルト/トム・ジョンソン
イェロン・ファン・フェーン
イェロン・ファン・フェーン(ピアノ)

BRL 93440 \480
テレマン:フル-トの為の12の幻想曲
イェド・ヴェンツ(フルート)

BRL 93355 3枚組 \1350
スカルラッティ:カンタータ集
アンサンブル・アウローラ
フォルトゥナ・アンサンブル
ロベルト・カスチオ(指揮)

BRL 93356 \480
シルヴェストロ・ガナッシ:ヴィオラ・ダ・ガンバ作品全集
ディエゴ・オルティス:ヴィオラ・ダ・ガンバ作品全集
ベッティナ・ホフマン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
モンド・アンティクォ

BRL 93412 2枚組 \900
ディーペンブロック:
管弦楽作品集&シンフォニック・ソング集
リンダ・フィニー(メッゾ・ソプラノ)
ハンス・フォンク(指揮)
ハーグ・レジデンティ管弦楽団

BRL 93453 3枚組 \1350
ハイドン:スコットランド歌曲 第4集
ロルナ・アンダーソン(ソプラノ)
ジェミー・マクダゴール(テノール)
アイゼンシュタット・ハイドン・トリオ

BRL 8593 10枚組 \4080
ムラヴィンスキー・エディション
CD-1
チャイコフスキー:弦楽セレナーデ
くるみ割り人形より op.71a-3曲
幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」
CD-2
チャイコフスキー:交響曲第5番
『眠りの森の美女』-パ・ド・ドゥ
イタリア奇想曲
CD-3
グラズノフ:交響曲第4番変ホ長調
R.-コルサコフ:
見えざる町キーテジとフェウ゛ローニヤより4曲
グリンカ:ルスランとリュドミラ序曲
シテインベルク:道化師の踊り
CD-4
サルマノフ:交響曲第2番ト長調
ハチャトゥリアン:交響曲第3番
リャードフ:交響詩『バーバ・ヤーガ』
ムソルグスキー:モスクワ河の夜明け
CD-5
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
ジヴォトフ:Heroic Poem
CD-6
バルトーク:弦、打楽器とチェレスタの為の音楽
ストラヴィンスキー:『ミューズを司るアポロ』
CD-7
ワーグナー:ジークフリートの葬送行進曲
:『トリスタンとイゾルデ』前奏曲と愛の死
プロコフィエフ:『ロメオとジュリウット』第2組曲
CD-8
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
CD-9
ベートーヴェン:交響曲第4番 
交響曲第2番
CD-10
モーツァルト:『フィガロの結婚』序曲
ウェーバー:『魔弾の射手』序曲
ビゼー:『カルメン』第4幕への前奏曲
ビゼー:『アルルの女』-ファランドール
ドビュッシー:夜想曲-『雲』、『祭り』
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
スクリャービン:交響曲第4番『法悦の詩』
(録音:1959年4月21日)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
ロシア国立管弦楽団
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)




<EMI Korea>
ご注文締切日:5月16日 6月中旬入荷予定
※ご注文分のみの発注・入荷となります。締切日を過ぎたご注文はお受け
いたしませんのでご注意下さい。

EKC3D-0834 3枚組 \6240
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集
op.18-1 op.59 op.95 op.127 op.131 op.132 op.135
ブッシュ弦楽四重奏団

EKCD-0779 \2450
「ベスト オブ チョン・キョン・ファ」
ドヴォルザーク:ユモレスク第7番
クライスラー:美しきロスマリン
ヴィヴァルディ:四季より
バッハ:エアー
シューベルト:アヴェマリア
マスネ:タイスの瞑想曲
ブラームス:ヴァイオリンソナタ第1番より
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
ドヴォルザーク、ブラームス、ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲より



<UNIVERSAL PHILIPS DEUTSCHE>
※ご予約締切日 5月17日
PO 442 9128 4枚組 \4350
ベルリン・フィルハーモニー1951-53
CD1
モーツァルト:
交響曲 第35番「ハフナー」☆
行進曲 ニ長調K.249☆
ケルビーニ:アナクレオン序曲☆
ウェーバー:オイリアンテ序曲☆
メンデルスゾーン:フィンガルの洞窟◆
CD2
ベートーヴェン:
交響曲 第3番「英雄」◆
交響曲 第8番◆
CD3
ベートーヴェン:
交響曲 第5番「運命」△
交響曲 第7番◆
CD4
ベルリオーズ:幻想交響曲○
ワーグナー:ジークフリート牧歌○
シベリウス:悲しきワルツ☆
ポート:楽しい序曲☆
☆フリッツ・レーマン
◆ケンペン
○オッテルロー
△オイゲン・ヨッフム(指揮)

<fine NF>
NF53002(SACD-Hybrid) \4500
バッハとイザイ-円を描く音楽の旅
1.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ
 第3番 ホ長調 BWV 1006  
2.イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
 第2番 イ短調(J.ティボーに)  
3.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ
 第1番 ロ短調 BWV1002
4.イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
 第4番ホ短調(F.クライスラーに) 
EXTRA TRACK(CD層のみ)
5.盛宗亮(ブライト・シェン):小河淌水(The Streame Flow)より
ジョセフ・リン(vn)
録音:2007年2月8-10日 すみだトリフォニーホール(東京)
「魂のシャコンヌ-和声を介した連続の旅」(NF63001)につづく、ジョセフ・リ
ンの「バッハとイザイ-円を描く音楽の旅」(NF63002)の録音が、音響の良さで
定評のある、すみだトリフォニーホールで今年の2月に行われた。バッハとイ
ザイの無伴奏を組み合わせた全曲録音シリーズは、世界初の試みと思われるが、
リンはこの録音のためにだけ来日し、万全の体制で3日間のセッションに臨ん
だ。すぐれた演奏家は、ホール空間を活かしきる耳と感性をもっている。ジョ
セフ・リンがまさにそれで、彼はヴァイオリンだけではなく、ホールを弾いて
いるといっても過言ではない。録音はその一部を一般にも特別に公開したが、
世界の名ホールにもひけをとらない音響を誇る、すみだトリフォニーホールは
至福の時で満たされた。
ジョセフ・リン Joseph Lin
中国(台湾)系アメリカ人。78年アメリカ合衆国メンフィスに生まれる。4歳か
らヴァイオリンをはじめ、ジュリアード音楽院プレカレッジ(シャーリー・ギブ
ンスに師事)から、名門ハーバード大学で比較宗教学を学び優等で卒業、04年
にはフルブライト奨学金を得て中国音楽学院で古琴を中心に中国音楽を研究す
るなど、特異なキャリアを持つ音楽家。
96年,コンサート・アーティスト・ギルド国際(ニューヨーク)、01年マイケ
ル・ヒル国際のなどのコンクールで第1位受賞、マールボロー音楽祭で共演した
内田光子、タングルウッド音楽祭で協演した小澤征爾、リンと同じくハーバー
ド大出身のヨーヨー・マからも、若手のホープとして期待を集める新星。日本
には01以降毎年のように訪れ、数多くのリサイタルの他、新日フィルや札響な
どとも共演している。ソロ活動と平行して室内楽にも力を注ぎ、台湾系アメリ
カ人4人で結成したフォルモサ四重奏団は、昨年(06年)4月に開催された、第
10回ロンドン国際弦楽四重奏団コンペティションで優勝(過去タカーチ、ハー
ゲン、ヴァンヴァーグ、アトリウムなどが優勝者)、活動の場がヨーロッパに
も広がりつつある。優勝直後にEMIデビュー・シリーズでの収録が行われ、07
年1月には世界発売された。リンは、近年教育にも力を注いでいて、北京で定
期的にワークショップを開催。北米の名門コーネル大学音楽科助教授(ヴァイ
オリン)に任命され、07年8月末より就任予定。

●molto fine 耳を澄ますときめきの時
molto fine(モルト・フィーネ)は、最高品位の録音と音楽性で、高い評価を
得ているN&F(エヌ・アンド・エフ)社の新レーベルで、洗練された、優美な、
上品な」という意味のイタリア語です。
fine NF(ファイン・エヌ・エフ)が、ハイブリッドSACDを中心としたレーベ
ルであるのに対し、molto fineは、アーティストの音楽芸術作品を、幅広くCD
で紹介するもので、アーティストが心を込めて演奏した至芸を、何度も繰り返
して心行くまで味わって欲しい、という願いを込めて制作されています。

MF23801 2枚組 \4200
ほのかな香りに包まれるチェリスト松波恵子の初CD
バッハ:
無伴奏チェロ組曲(全6曲)
松波恵子(vc)
松波恵子は齋藤秀雄門下の逸材。手ほどきはカザルス門下の佐藤良雄に受け、
2度にわたるドイイツ留学で、クレンゲル(ライプチヒ)とフォイアマン(ベル
リン)の教えを受けた齋藤秀雄から徹底的に基礎を学んだあとフランスに渡り、
フランコ・ベルーギー派の流れを汲む、アンドレ・ナヴァラの元で総仕上げを
した。まさにチェロの王道を継承した実力派である。
サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団の中核メンバーで、桐朋
学園や東京音楽大学で後進の指導に当たっている。今回、自身の集大成として、
バッハの無伴奏全曲に取り組んだ。斎藤ゆずりの完璧なフィンガリングと、ナ
ヴァラゆずりの柔軟なボウイングから生み出される響きと音楽は、何よりも自
然でありほのかな香りに包まれる。
Disc-1 は第6番、Disc-2 は第5番から始め、調性と曲想を考慮して配置してい
るのも今までにない特色といえる
「特定の演奏家や録音を参考にしたわけではないけれど、ナヴァラ先生のバッ
ハに近いかな?」

MF22802 \2600
モーツァルト:
ピアノ・ソナタ第12番 K.332、第3番 K.281、ロンド K.485 & K.511
下山静香(pf)
下山静香は、ヨーロッパに渡り、主にスペインで研鑽を積んだピアニスト。
モーツァルトのピアノ作品の中から、自身がもっとも好きなソナタ2曲とロン
ド2曲を収録、モーツァルトの謎にも迫る意欲作。
下山静香
桐朋学園卒業後、99年、文化庁派遣芸術家在外研究員として、スペイン、マド
リードへ。その後、バルセロナのマーシャル音楽院で研鑚を積む。NHKスペシャ
ル・ドキュメンタリー番組やドラマでのピアノ演奏を数多く担当。エッセイ、
翻訳、朗読の分野でも才能を発揮。NHKFM「土曜リサイタル」、「名曲リサイ
タル」、フランス国営放送にも出演の経験がある。CDはアートユニオンに2枚
録音、今回が3枚目。東京藝術大学音楽環境創造科非常勤講師

<フルトヴェングラー・センター(日本)制作>
WFFC-0601 \2730
フルトヴェングラー: ピアノ五重奏曲ハ長調
エルヴィン・シュタイン(ピアノ)
ミヒャエル・アールト*(ヴァイオリン)
アルベナ・ダナイローヴァ*(ヴァイオリン)
ルート・エレナ=シインデル*(ヴィオラ)
ディートリヒ・フォン・カルテンボルン*(チェロ)
*バイエルン州立管弦楽団員
録音:2004年 11月最新録音、ミュンヘン(ドイツ・ファラオ・クラシックス
による録音)
(解説:日本語、英語)
ドイツ・イェーナでの2004年Furtwangler Tage(フルトヴェングラー祭)では、
フルトヴェングラー没後50周年を記念して、フルトヴェングラー作曲の室内楽
全曲演奏会が行われました。その際ピアノ五重奏曲を演奏したのが今回のCDの
メンバーです。 ピアノ五重奏曲としては異例な長さの曲ですが、フルトヴェ
ングラーが20代に作曲を開始し、完成に20年以上を要したこの曲の最新録音を、
フルトヴェングラーが若き日を過ごしたミュンヘンで活躍する若い演奏家達の
生き生とした素晴らしい演奏でご堪能下さい。
ライナーノートには演奏者のカルテンボルン氏とアールト氏による CDの制作
経緯、作品について詳しく述べてられています。カルテンボルン氏は解説の中
で次のように述べています。「作品の持つ巨大なエネルギーに加えて、静寂で
ありつつ緊張感にあふれた内省的な部分が殊に印象深い。またいくつかの演奏
技法の面で、ピアノ五重奏曲のレパートリーのなかでもユニークな部分がある。
例えば第1楽章の終結部で、主要主題が万華鏡のように変奏され、ソロのカデ
ンツァでクライマックスを形作る。この作品は高度に個人的なものなので、聴
き手が慣れるのに時間がかかるかもしれない。しかし慣れてさえしまえば、そ
の報酬として、この曲の緊張感や深さにおいて勝る曲はそれほど無い事に気づ
かされるだろう。」




<Edition HST>
HST-043 \2500
オルドニュス(1734 ‐1786):疾風怒濤交響曲集
交響曲変ロ長調Brown I:B1、交響曲イ長調Brown I:A5、
交響曲ト長調Brown I:G2、交響曲ニ長調Brown I:D9
演奏:ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー:松井利世子(Vn)
録音:2007年3月、東京府中の森芸術劇場ヴィーンホールでのライヴ録音
「交響曲の父」パパ・ハイドンの称号は20世紀まで、彼が300曲近い交響曲を
作曲したと伝えられた為名づけられヨゼフ・ハイドンはヴィーン古典派の大作
曲家とされてきたが、現代では彼の真作104曲は周知の事実。 残りの200曲近
くは18世紀当時ヴィーンで活躍していたオルドニュス、ホーフマンやヴァンハ
ルらによる物であることが20世紀末になってやっと検証され始めてきた。
オルドニュスはヴィーン生まれで母方スペイン系貴族の名を名乗ったが私生児
であったため決して裕福な生活を送れなかったと伝えられる。
本CDに収録されている4曲は、比較的初期の弦楽合奏の為の交響曲集となる。
いずれもアン・シャン・レジームの華麗ではあるが憂いを含む旋律美に満ちて
おり、後のモーツアルト:ヴィーン交響曲集を連想させるフレーズも伺える。




<ミッテンヴァルト>
MTWD99030 \3000
(1)ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ(遺作)
(2)ショーソン:ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲ニ長調Op.21
(3)マスネ:タイスの瞑想曲(六重奏版/福田直樹 編)
(1)-(3)小森谷 巧(Vn)、小森谷 泉(Pf)
(2)(3)ルガーノ・カルテット
【木野雅之(ヴァイオリン1st)、タマス・マイヨル(ヴァイオリン2nd)、
エンリコ・バルボーニ(ヴィオラ)、山下泰資(チェロ)】
録音:2006年7月18日 紀尾井ホールでのライヴ録音




<スリーシェルズ・レーベル>
3SCD-0004 \2800
「ファンタジア -小林武史による團伊玖磨弦楽作品集」
【収録曲】(全曲團伊玖磨作曲、*:世界初CD化)
(1)ソロ・ヴァイオリンとピアノのためのファンタジア 第1番 (1973)
(2)ソロ・ヴァイオリンとピアノのためのファンタジア 第2番* (1984)
(3)ソロ・ヴァイオリンとピアノのためのファンタジア 第3番* (1985)
(4)ヴァイオリンとピアノのためのソナタ* (1990)
(5)2つのソロ・ヴァイオリンと弦楽合奏のための古雅なるファンタジア*
(1988)
第1楽章 形、第2楽章 アダージョ、第3楽章 夢、第4楽章 アレグロ・アッサイ
【演奏】
小林武史(Vn(1)-(4)、指揮(5))、
梅村祐子(Pf、(1)-(3))、ヨゼフ・ハーラ(Pf、(4))、
コレギウム・ムジクム東京((5))
【録音】
(1)-(3)1988年6、7月 NHKスタジオ録音
(4)1990年10月6日 津田ホール 初演ライヴ
(5)1998年10月29日 松本市音楽文化ホール ライヴ録音
小林武史は1931年インドネシア・スマトラ生まれ。第18回毎日音楽コンクール
で第1位(1949)となり、1955年に東京交響楽団のコンサートマスターとな
る。1961年には渡欧してチェコ・スロヴァキア国立ブルノ・フィルハーモニ
ーのコンサートマスター、1964年にはオーストリアのリンツ・ブルックナー
交響楽団のコンサートマスターに就任し、ヨーロッパで活躍する日本人ヴァイ
オリニストのパイオニア的存在となる。1967年に帰国し、読売日本交響楽団の
コンサートマスターを経てソリスト活動に専念する。1972年以降は毎年のよう
に海外に演奏旅行。訪問先はヨーロッパを中心に、北米、南米から中近東、ア
ジア全域にまで及び、プラハの春、ミュンヘン国際音楽祭など各国の著名な音
楽祭にも招待されている。 一方で、小林は新作の委嘱・演奏にも積極的に取
り組んでいて、伊福部昭のヴァイオリン協奏曲第2番、ヴァイオリン・ソナタ
などが有名であるが、特に團伊玖磨との関係は深く、ヴァイオリンとピアノ
のためのファンタジア3曲、ヴァイオリン・ソナタ、弦楽合奏のための古雅
ファンタジアが作曲されており、本CDはその全5曲を収めている。ファンタジ
アNo.1を除く4曲は世界初CD化である。
中でも《ヴァイオリン・ソナタ》は、抒情性を兼ね備えた構造美という團の
特性の最高峰のひとつである。《古雅ファンタジア》は、伝統の上に立った
モダニスト團の面目躍如といった作品ある。弦楽オーケストラとチェンバロと
いうバロック風の編成を使ったたいへんユニークなもので、現代日本において
このような音楽を書いたのは團ただ一人であろう。




<ウインドミュージック・レーベル(日本)>
MDS-QV2209 \3000
「シェヘラザード-ミ・ベモル・サクソフォンアンサンブル」
(1)ホルスト:吹奏楽のための第1組曲 変ホ長調
(2)ブリテン:シンプル・シンフォニー Op.4
(3)リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェヘラザード」
ミ・ベモル・サクソフォンアンサンブル
(2006年11月3日いずみホール、大阪 ライヴ録音)
世界的評価を不動のものにしながらも、さらにこの形態を独自の視点から問
い続けるミ・ベモル。大胆かつ繊細な音楽表現、超絶技巧と絶妙なバランス
感覚は言うに及ばず、22本のサクソフォンがまるでひとつの生き物かのよう
に迫り来る。彼らにしか存在し得ない音楽がここにある。2006年11月3日いず
みホールで行われたミ・ベモル・サクソフォンアンサンブル第22回定期演奏
会、気迫のライヴ録音。




<CLASSICO>
日本でもおなじみの指揮者ダグラス・ボストック。先ごろ東京藝術大学招聘教
授として来日し、藝大のオーケストラも振ってコンサートも行いました。ボス
トックは現在アールガヴ交響楽団(スイス)やチェコ室内フィルの首席指揮者
を務め、イギリスの主要オーケストラに客演することも多くなっています。ま
た佼成ウインド・オーケストラの首席客演指揮者も務め、CDも発売されていま
す。CLASSICOレーベルには現在進行中の大きなプロジェクトとして「ニールセ
ン:管弦楽作品全集」「イギリスの交響作品集」がありますが、他に知られざ
る名曲や、名曲の異版など世界初録音が多数発売になっています。

CLASSCD704 \1850
「イギリスの交響作品集第14集」
ブリテン:ピアノ協奏曲Op.13
アイアランド:ピアノ協奏曲変ホ長調
デイヴィッド・ストロング(P)
ダグラス・ボストック指揮
オールボー交響楽団
録音:2006年7月7-10日
相変わらず精力的に録音をこなすボストック。息の長い「イギリスの交響作品
集」シリーズもなんと第14集になります。今回はCLASSICOレーベルとの付き合
いも長いデイヴィド・ストロングをソリストに迎え、ブリテンとアイアランド
のピアノ協奏曲というこのシリーズではメジャーな作品です。両作品ともカラ
ッとした明るく快活な作品で、イギリスものの鬱々としたイメージとは正反対
です。ストロングとボストックもダイナミックかつ明晰に演奏し、高音質の録
音も手伝ってこれらの作品の魅力を描ききっています。
ストロングは1964年イギリスの西ヨークシャー生まれ、1990年デンマークに移
住しました。明晰な演奏が好評を博しています。

CLASSCD733 \1850
シベリウス:管弦楽作品集
(1)「カレリア」序曲Op.10、
(2)2つのセレナードOp.69、
(3)森の精(バラード)Op.15、
(4)組曲「歴史的情景」第1番Op.25、
(5)フィンランディアOp.26
ダグラス・ボストック指揮
エーテボリ=オーフス・フィルハーモニック
(2)サカリ・テッポネン(ヴァイオリン)
録音:2007年1月12-14日、オーフス、デンマーク
多彩なレコーディング暦を誇るダグラス・ボストックの最新録音。今年(2007
年)はシベリウス没後50年にあたり、このCDはその企画として今年1月にスタ
ジオ録音されたものです。有名曲の「フィンライディア」から知名度はそれほ
どでもシベリウスらしい名曲までバランスの良い選曲となっております。若い
オーケストラの実力を引き出した清々しい名演奏になっております。セレナー
ドでのヴァイオリン独奏はラハティ交響楽団の黄金期をコンサート・マスター
として演出したテッポネンです。

CLASSCD565 \1850
レイフ・ムンク・ハンセン:詩篇とオルガン・コラール(全18曲)
フィン・ペデルセン(Org)
オーレ・ヘデゴー(T)
オルガンによる敬虔なコラールとオルガン伴奏による歌がほぼ半々からなる
作品。

CLASSCD711 \1850
フランク:前奏曲・コラールとフーガ
ラヴェル:夜のガスパール
ドビュッシー:映像第2集、喜びの島
イェンス・エルヴェキール(P)
(JENS ELVEKJAR)
2004年5月録音
エルヴェキールはデンマーク生まれのピアニスト。ブラームス・コンクール
(ウィーン)やヴィットリオ・グイ・コンクールで優勝など世界各地のコン
クールで認められ、2005年にはデンマーク人ピアニストとして初めてスタイ
ンウェイ・アーティストに指名されました。ソリスト、室内楽奏者として様々
な音楽祭に参加、来日経験もある。

CLASSCD71819 2枚組 \2700
オルガン伴奏による
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集
J.S.バッハ:6つのヴァイオリン・ソナタBWV1014-1019(オルガン伴奏による)
ヨッヘン・ブルシュ(Vn)、
スヴェン=イングヴァート・ミケルセン(Org)
通常はチェンバロで伴奏されることが多いバッハのヴァイオリン・ソナタです
が、これは全6曲をオルガンで伴奏するという一風変わった演奏です。オルガ
ンが伴奏だとなんとも宗教的な雰囲気を醸し出し、あたかもカンタータの合唱
が始まりそうな気がしてしまいます。ブルシュとミケルセンのコンビはオルガ
ン伴奏による「ヴィヴァルディの四季」(CLASSCD333)も録音していて、ヒッ
ト商品となりました。

CLASSCD722 \1850
ニルス・ヴィゴ・ベンソン(1919-2000):金管楽器のための室内楽作品集
(1)三重奏曲Op.82(トランペット、ホルン、トロンボーン)
(2)ホルン・ソナタOp.47、
(3)トランペット・ソナタOp.73
(4)トロンボーン・ソナタOp.277、
(5)脂肪とフェルト(Fett und Filz)Op.403
(1)(2)ヤコブ・ケイディング(Hr)
(1)(3)マルティン・シュスター(Trp)
(1)(4)ニルス=オレ・ボー・ヨハンセン(Trb)
(5)フィン・シューマッカー(Tuba)
(2)-(5)エリク・カルトフト(Pf)
※0世紀後半デンマークを代表する作曲家ニルス・ヴィゴ・ベンソンの金管楽
器のための作品集です。多作家として知られるベンソンですが、基本的には
調性による作品が多く、ここに収録された作品も楽器の性能をいかした不思
議な感じのものです。

CLASSCD728 \1850
ベートーヴェン:
(1)五重奏曲Op.16(オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、ピアノ
のための)
(2)七重奏曲Op.20(クラリネット、ホルン、ファゴット、ヴァイオリン、
ヴィオラ、チェロ、コントラバスのための)
エスビャール・アンサンブル
録音:
(1)2004年3月
(2)2003年3月
サッカーの強豪チームが有名なデンマークの都市エスビャールに本拠を置く
当アンサンブルは1967年に設立されたデンマーク初のプロの室内アンサンブ
ルです。現在は12人のメンバーで構成され、ベートーヴェンから現代の作曲
家の初演まで幅広いレパートリーを持っています。意外と録音の少ないベー
トーヴェンの名作を見事に演奏しています。

CLASSCD729 \1850
テアスのヴィドール:オルガン交響曲全集完結編
シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937):
オルガン交響曲第4番ヘ長調op.13-4、
オルガン交響曲第8番ロ短調op.42-7
ハンス・オレ・テアス(Org)
録音:2006年9月録音
第1番、第2番(CLASSCD442)、第3番、第7番(CLASSCD450)、第5番、第6番
(CLASSCD629)に第9番、第10番(CLASSCD637)と続いてきたテアスのヴィド
ール:オルガン交響曲シリーズもいよいよ完結。テアスは1985年にデビュー
したベテランで、コペンハーゲンの王立音楽院を卒業したあと、パリでマリ
ー=クレール・アランに師事したという、フランス・オルガンの大作曲家ヴィ
ドールを演奏するうってつけの人材です。

CLASSCD730 \1850
ノアゴー:金管楽器のための作品集
ペア・ノアゴー:金管楽器のための作品集
(1)今、地球全体が雪で白く染まっている1、(2)逆光(1970)
(3)今、地球全体が雪で白く染まっている2、(4)連峰−水晶−滝、
(5)今、地球全体が雪で白く染まっている3、
(6)食欲不振ファンファーレ、
(7)今、地球全体が雪で白く染まっている4、(8)ムザイク(1969)、
(9)今、地球全体が雪で白く染まっている5
ニルス=オレ・ボー・ヨハンセン(Trb,ユーフォニウム)、
イェスパー・ブスク・セーレンセン(Trb,ユーフォニウム)、
フィン・シューマッカー(Tuba)、
マルティン・シュスター(Trp)、
アルス・ノヴァ・コペンハーゲン(合唱)、他
ノアゴーの金管作品集ですが、編成は異様な作品ばかり。(1)(3)(5)(7)(9)は
ユーフォニウム4本とチューバ4本に合唱、(4)はトロンボーン12本、(6)はアル
ト・サックスにトランペット2本、トロンボーン2本に打楽器、(8)はトランペ
ット5本にトロンボーン3本といった具合です。意外なことにブルックナーを彷
彿させる厳かな「地球が雪で・・・」の間に激しい曲調や軽いノリのものな
ど様々な作品が挟まった興味深いアルバムです。

CLASSCD731 \1850
ヨハン・アブラハム・ペーター・シュルツ(1747-1800):ピアノ作品集
(1)ソナチネ ト長調(1790)
(2)6つの様々な小品集Op.1(1776)
(3)ピアノ・ソナタ 変ホ長調Op.2(1778)
(4)アレグレット ハ長調(1797)
トマス・トロンイェム(Pf)
録音:2003-4年オーフス
ちょうどハイドンとモーツァルトの生年の真ん中あたりに生まれた作曲家J.
A.P.シュルツ。1787-95年にかけてデンマーク宮廷の指揮者を務めたこともあ
り、デンマーク音楽界に大きな影響を与えた人物です。古典派の器楽に興味
のある方にはお薦めしたいアルバムです。




<BRIDGE>
BCD9180 \1980
「バッハ・リサイタル-アンドルー・ランゲル」
小前奏曲イ短調BWV942/半音階的幻想曲とフーガBWV903/
前奏曲ト長調BWV902/フランス風序曲ロ短調BWV831/
小前奏曲ニ短調BWV936/イタリア協奏曲
アンドルー・ランゲル(P)
ランゲルはシカゴで生まれ、ジュリアード音楽院で学んで奏家組合マルロー賞
を受賞後、アメリカ、ヨーロッパ、イスラエルで演奏しています。1977-85年
ダートマス大学で教え、1984-85年には5回のバッハ演奏会、1986-89年にはベ
ートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会を行って高く評価されました。

BCD9187 \1980
「ショパン&リスト:チェロとピアノのための作品集」
ショパン:チェロ・ソナタト短調op. 65/
リスト:悲しみのゴンドラ/ノンネンヴェルトの僧房/
ショパン:華麗なポロネーズ/
リスト:忘れられたロマンス/悲歌第1番/第2番/
ショパン:協奏的二重奏曲
フィッシャー二重奏団【ノーマン・フィッシャー(Vc)、ジーン・キアマン(P)】
2002年1月録音
正確にはチェロとピアノのための作品全曲は収録されていませんが、めったに
演奏されない作品を聴くことができます。フィッシャーはコンコード弦楽四重
奏団のチェロ奏者として国際的な演奏活動を始め、1971年にフィッシャー二重
奏団を結成しました。古典的レパートリーだけでなく、ブゾーニ、ブーラン
ジェ、リストなどの過去の忘れられた作品の再発見にも努めています。

BCD9200 \1980
「ジョン・ハービソンの音楽第1集」
(1)モンターレのモテットの2つの巻/
(2)オーボエ、クラリネットと弦楽のための協奏曲
(3)ピアノ・ソナタ第1番−ロジャー・セッションズの思い出に/
(4)ミラバイの歌
(1)ロレーン・ハント・リーバーソン(Ms)、グリーンリーフ室内プレーヤーズ、
(2)ペギー・ピアソン(Ob)、ジョー=アン・スターンバーグ(Cl)、
スコット・ユー指揮メタモルフォーゼン室内管、
(3)ロバート・シャノン(P)、
(4)ジョージン・レシック(S)、ウォレン・ジョーンズ(P)
ハービソンは1938年に生まれ、ピストンに師事し、セッションズに強い影響を
受けました。作風は新古典主義的で、1987年ピューリッツァー賞を受賞し、マ
サチューセッツ工科大学の音楽研究所教授を務めています。最後の作品は16世
紀にインドで書かれた宗教的な詩に基づいています。

BCD9205 \1980
「5つのピアノ・ソナタ」
エルネスト・アルフテル(1905-1989):ピアノ・ソナタ(1926-32)/
エネスコ:ソナタ嬰へ短調op. 24-1/
ストラヴィンスキー:ソナタ/
E.アルフテル:ソナタ「ドメニコ・スカルラッティへの敬意」/
ヤナーチェク:ソナタ「1905年10月1日」
アンドルー・ランゲル(P)
2005年9月録音
20世紀に作曲された5曲のソナタが収録された興味深いアルバムです。アルフ
テルはドイツの家系のスペインの作曲家で、ファリャに学び、ストラヴィンス
キーやラヴェルの影響を受けました。ストラヴィンスキーのソナタは新古典主
義の時期の代表作の1つです。他にヤナーチェクの名作、エネスコのソナタを
収録。

BCD9209 \1980
「ステファン・ウォルペ(1902-1972)第3集-アインシュタインの演説と歌曲集」
原子時代における平和についてのアインシュタイン博士の演説からの抜粋/10
の初期の歌/イディッシュ語の民謡編曲/ヘブライからの歌曲集/ハンス・ザッ
クスによる寓話「怠け者の農夫と犬」/墓碑銘
パトリック・メーソン(Br)、ロバート・シャノン(P)、
トニー・アーノルド(S)、ジェーコブ・グリーンバーグ(P)、
リーア・サマーズ(Ms)、アシュラフ・セワイラム(Bs-Br)、
スーザン・グレース(P)
2005年10月録音
ウォルペはベルリン生まれのユダヤ人で、ナチスの迫害を逃れて1931年から
ウィーンでウェーベルンに学び、1934年エルサレム、1938年米国に渡りまし
た。エルサレムでユダヤやアラブの音楽からの影響を受けて「ヘブライから
の歌曲集」が作曲されました。

BCD9213 \1980
ビーバー(1644-1704):
「技巧的で楽しい合奏」からパルティータ第1番ニ短調/第2番変ロ短調/第3番
イ長調/第4番変ホ長調/第5番ト短調/第6番ニ長調
ルベル【イエルク・ミヒャエル・シュヴァルツ(Vn)、カレン・マリー・マー
マー(Vn, Va)、ジョン・モラン(Vc)、ドンソク・シン(Org)】
ビーバーはボヘミア生まれのヴァイオリン奏者・作曲家で、1670年以降はザル
ツブルクを中心として活動しました。7つのパルティータから成るこの曲集の
うち5曲はスコルダトゥーラ(変則的な調弦法)・ヴァイオリン又はヴィオラ
と通奏低音のために書かれています。ルベル(バロック・オーケストラ)は大
きな編成のバロック・オーケストラですが、今回はそのメンバーによる室内楽
編成です。

BCD9215 \1980
「ステファン・ウォルペ第4集」
(1)オーボエ・ソナタ断章/オーボエ・ソナタ/歌、言葉、賛美歌、節…最も優
しい動き/
(2)フルートとピアノのための2部から成る曲/
(3)オーボエ、チェロ、打楽器とピアノのための曲
(1)ハインツ・ホリガー(Ob)、
(2)ロバート・エイトケン(Fl)、
(1)-(3)ジェームズ・エイヴリー((1)(2)P、(3)指揮)、
(3)サープラス・アンサンブル
1992・2001・2005・2006年録音
ウォルペがパレスティナに住んでいた時の生徒に、ベルリン生まれのオーボエ
奏者ヨーゼフ・マルクスがいました。ウォルペはマルクスにオーボエの楽器と
しての可能性を尋ね、彼のために書かれた作品は20世紀におけるオーボエの技
巧を発展させました。 演奏は現代最高のオーボエ奏者ホリガーや武満徹作品
集(NAXOS)が好評のエイトケンなど。

BCD9216 \1980
「バッハへの橋」
ギボンズ:ソールズベリー卿のパヴァーヌとガイヤルド/
スヴェーリンク:わが青春はすでに過ぎ去り/緑の菩提樹の下で/
トムキンズ:心の乱れた時の悲しみのパヴァーヌ/ヴォランタリー/
フローベルガー:リチェルカーレ第6番/リチェルカーレハ長調/
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調op. 131からフーガ/
ファーナビー:別れのつらさ/
J.S.バッハ:シンフォニアヘ短調他
アンドルー・ランゲル(P)
2006年6月録音
ここに収録されているのは、主に17世紀にヴァージナル、クラヴィコード、
チェンバロ、オルガンのために書かれた、舞曲、変奏曲や対位法的な曲です。
ランゲルはそこにバッハの作品との類似点を見出し、バッハは先駆者たちの
作品を解釈するための師だと述べています。

BCD9218 2枚組 1枚価格 \1980
「ジョージ・クラム・エディション第10集」
ジョージ・クラム(1929-):
「人生の川」-喜びと悲しみの歌曲集、賛美歌・黒人霊歌・再流行した曲の
連作、声・打楽器四重奏・増幅されたピアノのための(アメリカン・ソング
ブック第1集)/ 「丘へ」-悲しみ、あこがれと無邪気の歌曲集、アパラチア
の歌曲連作、声・打楽器四重奏・増幅されたピアノのための(アメリカン・
ソングブック第3集)
アン・クラム(S)、
ジェームズ・フリーマン指揮
オーケストラ2001
2005年11月・2003年6月録音
クラムはアパラチア山脈の西にあるウェスト・ヴァージニア州チャールストン
で生まれました。アメリカ民謡に興味を持っていた娘アンの提案でアパラチア
の歌曲集を作曲し、それを管弦楽を伴う4集の「アメリカの歌の本」に改作し
ました。

BCD9219 \1980
ドビュッシー:「ピアノ作品全集第3集」
映像(忘れられた)/映像第1集/映像第2集/コンクールの小品/悲歌/レントよ
り遅く/英雄の子守歌/石炭の熱によって照らされた夕べ/アルバムのページ/
ハイドンをたたえて/ピアノのために
ベネット・ラーナー(P)
2006年10月録音
ラーナーはクラウディオ・アラウや、ドビュッシーの偉大な演奏者ギーゼキン
グの生徒だったアルジェンティンのピアニスト、アルミンダ・カンテロスに学
びました。現代の作品を多数初演し、1990年からタイに住んでチェンマイの大
学で教えています。

BCD9220 \1980
「ジャスティン・デロ・ジョイオ(1955-)作品集」
(1)2つの演奏会用練習曲/
(2)ピアノ三重奏のための音楽「愚行の行進曲」/
(3)ピアノ・ソナタ
(1)(3)ギャリック・オールソン(P)、
(2)アニ・カヴァフィアン(Vn)、
(2)カーター・ブレイ(Vc)、
(2)ジェレミー・デンク(P)
デロ・ジョイオはジュリアード音楽院でパーシケッティ、セッションズ、ダイ
アモンドに学び、在学中も、博士号取得後も数々の賞を受賞しています。ピア
ノ・ソナタはコープランドの提案で作曲され、パーシケッティに献呈されまし
た。ピアノ・ソロ作品はギャリック・オールソンが弾いている点も注目される。

BCD9221 \1980
「ヴィルトゥオーソ・アコーディオン-現代のアコーディオン音楽」
サンポ・ハーパメキ(1979-):力/ユッカ・ティエンスー(1948-):飛翔/
ヴラディーミル・ズビツキー(1953-):カルパティア山脈組曲/
サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-):青い放浪者/
ジェラール・グリゼイ(1946-1998):パッサカリア/
マグヌス・リンドベルイ (1958-):舌の戯れ/
ユッカ・ティエンスー(1948-):ゾロ
ミッコ・ルオマ(アコーディオン)
2006年7・9月録音
ルオマはシベリウス・アカデミーを最優秀で卒業し、1997-98年ニューヨーク
市立大学で現代音楽の演奏を学びました。フィンランドのトゥルク音楽アカ
デミーで教え、多数の現代作品を初演しています。シャリーノ、グリゼイ、
リンドベルイなど現代の巨匠の作品も演奏されています。

BCD9222 \1980
エチュード&パロディ-ポール・ランスキー作品集
ポール・ランスキー:
(1)練習曲とパロディ/(2)半組曲/(3)リチェルカーレ・プラス
(1)ウィリアム・パーヴィス(Hrn)、カーティス・マコンバー(Vn)、
ミハエ・リー(P)、(2)デーヴィッド・スタロビン(G)、
(3)ブレンターノ四重奏団、
2006年4・10月、2005年3月録音
ランスキーは若い時はコンピュータ音楽に没頭していましたが、50歳を過ぎて
器楽作品を書くようになり、60歳を超えて若い作曲家として新しい挑戦を始め
たと述べています。最初の曲はランスキーが初めホルン奏者を目指した経験を
生かしています。

BCD9223 \1980
ウィリアム・ブランド(1947-):
ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調「4つの『告別』−演奏会用ラグ」/
バレエのアリア/新しいラグ/牧歌/ピアノ・ソナタ第14番変ロ長調
ウィリアム・ブランド(P)
2005年9月録音
ブランドはボルティモアのピーボディ音楽院で学び、ニューヨークで活動した
後、生地ウェスト・ヴァージニアに戻りました。ロマン派音楽とジャズが混合
したような様式で、あらゆる調性の24曲のピアノ・ソナタを1998年に作曲し始
め、16曲が完成しています。




<NBBレコーズ>
NBB21 \2250
「クラウス・シュトールVol.1」
クーセヴィツキー:小さなワルツ#
クーセヴィッツキー:ユーモレスク#
ドラゴネッティ:アンダンテとロンド##
コレッリ:プレリュードとアダージョ##
フォーレ:シチリアーノ##
サン・サーンス:白鳥##
ブルッフ:コル・ニドライ#
パガニーニ:メロディア##
サルツァ:インプロヴィーゾ#
ボッテジーニ:エレジー#
ボッテジーニ:レヴェリー#
ボッテジーニ:ガヴォット#
クラウス・シュトール(コントラバス)
使用楽器:
# ジョヴァンニ・グランチ−ノ1643年ミラノ、
## ジョヴァンニ・パオロ・マッジ−ニ1610年ブレ−シャ
クラウス・シュトールは、輝かしいキャリアを誇り(ベルリン・フィル第一首
席奏者等)解説の必要のない、現在世界最高のコントラバス奏者の一人である。
NBBレコード代表のアルベルト・ボチーニは彼のNBBレコードへの参加を大変喜
んでいる。今回のCDは復刻版であるが、日本のDENONに録音したレコードに較
べるとかなり良い出来である。
使用楽器が曲ごとに明記されているのが特徴で、ジョヴァンニ・グランチ−ノ
1643年ミラノ(#)とジョヴァンニ・パオロ・マッジ−ニ1610年ブレ−シャ(##)
の音色を聞き分けることが出来る。




<VAI>
VAIDVD 4402 \4050
「グレース・バンブリー・イン・コンサート」
ロッシーニ:「セミラーミデ」序曲
ヴェルディ:「運命の力」より「神よ、平和を与えたまえ」
ケルビーニ:「メデア」序曲
ヴェルディ:「ドン・カルロ」より「世の空しさを知る神」
ヴェルディ:「椿姫」第三幕の前奏曲
ヴェルディ:「ドン・カルロ」より「おお、むごい運命よ」
ムソルグスキー:「ホヴァンシチナ」前奏曲
チレア:「アドリアーナ・ルクヴルール」より「私は創造の神の卑しい下僕」
マスネ:「エロディアード」より「美しくやさしい君」
サン=サーンス:「サムソンとダリラ」より「あなたの声にわが心は開く」
ビゼー:「カルメン」よりセギディーリャ
(オーディオ・ボーナス:2006年収録のインタビュー)
グレース・バンブリー(メゾ・ソプラノ)
マッシモ・プラデッラ(指揮)
スイス・イタリア語放送管弦楽団
収録:1991年,ルガーノ・フェスティヴァル(スイス)でのライヴ、
RTSI(スイス・イタリア語放送)の収録、
NTSC、オール・リージョン、カラー、ステレオ、91m+ボーナス
カラヤンの映像作品「カルメン」で主役を務めたことなどで知られるアメリカ
の名ソプラノ、グレース・バンブリー。彼女が1991年ルガーノ・フェスティ
ヴァルに登場した時のライヴです。

VAI DVD 4409 \3650
フランク:交響的変奏曲
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22
ネルソン・フレイレ(P)
デイヴィッド・シャローン(指揮)
スイス・イタリア語放送管弦楽団
収録:1983年10月7日、ライヴ、RTSI(スイス・イタリア語放送)の収録、
NTSC、オール・リージョン、カラー、ステレオ、41m
ブラジル出身の名ピアニスト、ネルソン・フレイレの協奏曲集。以前にはアル
ゲリッチとのデュオなど、近年はデッカに継続的に録音するなど精力的に演奏
活動を行っています。この映像は83年収録で、髪もまだ黒く若々しい印象です。
伴奏は2001年来日中に急死した指揮者デイヴッド・シャローンです。

VAI DVD 4411 \4050
「ボリショイ・バレエの石の花」
(1)バレエ「石の花」全幕
(音楽:プロコフィエフ、振付:ユーリ・グリゴローヴィチ)
(2)(ボーナス・トラック)「アニュータ」-パ・ド・ドゥ
(1)出演:エカテリーナ・マクシモワ、ヴラディミル・ヴァシリエフ、
スヴェトラーナ・アディルハエワ、ウラディミル・レヴァショフ 他
演奏:アレクサンドル・コピロフ指揮
ボリショイ劇場管弦楽団
収録:1979年、NTSC、カラー、モノラル、111m
(2)出演:エカテリーナ・マクシモワ、マラト・ダウカイエフ、収録:1982年
プロコフィエフ晩年の大作バレエ「石の花」は作曲家の死の翌年1954年にボリ
ショイ・バレエで初演されました。この映像は初演からの伝統を継ぐボリショ
イ・バレエによるものです。マクシモワとヴァシリエフという名ダンサーが主
役となっております。

VAI DVD 4412 \3380
「トリビュート・トゥ・ラフマニノフ」
ラフマニノフ:前奏曲集(ハ長調Op.32-1、ニ短調Op.23-3、嬰ト短調Op.23-6、
ト短調Op.23-5、変ホ長調Op23-6、変ホ短調Op.23-9、変ロ長調Op.23-2)
(ボーナス・トラック:ルース・スレチンスカが語るヨーゼフ・ホフマンの思
い出)
ルース・スレチンスカ(P)
収録:.1963、NTSC、オール・リージョン、モノクロ、モノラル、
27m+ボーナス:29m
スレチンスカはアメリカの女流ピアニスト。シュナーベル、コルトー、ヨーゼ
フ・ホフマンに学んだといいますから、相当なベテランになります。1931年に
ベルリンで、わずか6歳リサイタルを行ったという神童でした。

VAI DVD 4426 \4050
「ジゼル」(アダン)全幕(一部カットあり)
ボリショイ・バレエ1956年のイギリス公演
パウル・ツィンナーの映画「ザ・ボリショイ・バレエ」
「バハチサライの泉」より「タタールの踊り」(アサフィエフ)
「くるみ割り人形」-「スペインの踊り」(チャイコフスキー)
「春の洪水」(ラフマニノフ)
「イワン・スサーニン」-「ポロネーズとクラコヴィエンヌ」(グリンカ)
「ファウスト」-「ワルプルギスの夜」(グノー)
「瀕死の白鳥」(サン=サーンス)
出演:ガリーナ・ウラノワ、ライ
サ・ストルチュコワ、ニコライ・ファデイェチェフ、ボリショイ・バレエ
演奏:ユーリ・ファイエル(指揮)、
ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー(指揮)
監督:パウル・ツィンナー
収録:1956年、NTSC、カラー、モノラル、95m
日本では「バレエへの招宴」というタイトルで知られるパウル・ツィンナー監
督の映画ですが、映像はバレエそのものです。ボリショイ・バレエが1956年に
イギリス公演した際の記録で、前半は様々な短い踊りが収められ、後半は「ジ
ゼル」が僅かなカットはあるものの全幕収められている。元は映画ということ
で、この時代のボリショイ・バレエの貴重なカラー映像となっています。




<ALBANY>
TROY888(SACD-Hybrid) \1980
ドン・ギリス(1912-1978):交響曲第1番「アメリカ交響曲」
交響曲第2番「信仰の交響曲」
交響曲第5-2/1番「楽しみのための交響曲」
イアン・ホブソン指揮
シンフォニア・ヴァルソヴィア
着々と進行していますドン・ギリスの交響曲シリーズ。なんと交響曲第5-2/1
番は当レーベル2種類目の録音となります。ギリスは放送プロデューサー、指
揮者としても活動し、聴き手が歌ったり弾いたりすることのできる旋律によっ
て音楽を聴き手に届けることを目標としていました。ライト・クラシックの大
家として知られ、これらの交響曲も肩肘はらず楽しめるエンターテインメント
系交響曲となっています。第二次世界大戦の最中にアメリカの理想を示すこと
を目指して最初の3つの交響曲を作曲し、発売されるのはこれが世界初となり
ます。

TROY903 \1980
「エリック・ラスク-ジャスト・ミー&マイ・ホルン」
ベルンハルト・クロル(1920-):賛美
J.S. バッハ:パルティータイ短調BWV1013(原曲:フルート)
パーシケッティ(1915-1987):無伴奏ホルンのためのパラブル(寓話)
C.P.E. バッハ:ソナタイ短調H. 562
テオドーレ・アントニオウ(1935-):哀歌
アヴラム・デーヴィッド(1930-2004):無伴奏ホルンのためのソナタop. 101
オットー・ケッティング(1935-):イントラーダ
エリック・ラスク(Hrn)
2006年6月録音
ホルンの名手ラスクによる無伴奏のホルン作品集です。バッハから最近の作品
まで幅広い作品が演奏されています。ラスクは1987年アメリカ・ホルン・コン
クール、1988年フランスのランスでの国際コンクールで優勝しました。20歳の
時クリーヴランド管弦楽団の副主席ホルン奏者になり、エンパイア・ブラス
(金管五重奏団)で演奏し、東京音楽大学でも教えました。

TROY053(SACD-Hybrid) \1980
ジェレ・タナー(1939-):
金魚を連れた少年-ハワイの伝説に基づく独唱、合唱と管弦楽のための英雄的
幻想曲
レオン・シウ(歌)、マライ・エリオット(歌)、
リー・ホルドリッジ指揮
ロンドン響、
ナイジェル・ブルックス指揮
ナイジェル・ブルック合唱団他
SACDによる再発売。品番は変わりません。
この作品は、象徴主義とユング理論を信奉する画家ジョン・トマスの一連の絵
画に基づいています。フランス人とチェロキー族を両親とするタナー自身も、
自然の中で育ち、その体験やハワイの神話を題材とした歌劇や管弦楽曲を作曲
しています。

TROY881 \1980
ジョゼフ・サマー:
「君を夏の日にたとえようか−オックスフォード歌曲集」
ソネット104番(私にとって、美しい友よ、あなたは決して年を取ることはあ
り得ない)/18番(君を夏の日にたとえようか)/130番(私の彼女の目は太陽
みたいなんかじゃない)/110番(ああ、私があちこちへ行ったのは本当だ)
/レーダーと白鳥(イェーツ作詞)他
イヴ・ジリオッティ(S)、
アラン・シュナイダー(T)、
ケリー・ヴァン・ホーン(Ms)、
ヘザー・カーリー(S)、
トム・オトゥール(Br)、
ジョン・マギン(P) 他
サマーは、シェークスピアは17代オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィア
だったという説に賛成し、シェークスピアの劇中の場面とソネットを歌詞とし
た「オックスフォード歌曲集」を6集作曲しています。

TROY887 \1980
「マーガレット・アストラップ、ルス・ショーンサルを歌う」
ショーンサル(1924-2006):初期歌曲集/ヴィルドゥング歌曲集/3つの愛の歌
マーガレット・アストラップ(S)、
ルス・ショーンサル(P)、
ジョーン・フォーサイス(P)
ショーンサルはハンブルクで生まれましたが、ユダヤ人であるためメキシコに
逃れてポンセとヒンデミットに学びました。現代の手法を取り入れながら古典
派・ロマン派の伝統を基礎とし、現代の問題を扱って深い情緒を表現していま
す。

TROY889 \1980
「幻想的なオスティナート」
ピエール・マックス・デュボワ:ファンファーレによる3つの前奏曲
マルコ・ピュッツ:B管クラリネットのための協奏曲
カルロス・スリナック(1915-):ソレリアーナ(ソレル風の)
ジョージ・パール:ヴィオラと室内管弦楽のためのセレナード第1番
ブラス・アテオルトゥア(1933-):コラールと幻想的オスティナートop. 200
ドナルド・デロッシュ指揮
ディポール管楽アンサンブル
オスティナートは同じ音型を曲全体にわたって反復する作曲技法です。この合
奏団がAlbanyレーベルに録音する際に持ち続けている、重要な作曲家によるめ
ったに録音されない作品と、優れた独奏者による管楽伴奏付き独奏曲を選ぶと
いう方針も意味しています。

TROY893 \1980
「幻影、夢と記憶」
マイケル・モールディン(1947-):光の子供の夢
デーヴィッド・イェグリー:巻き毛
ハイグ・ボヤディアン(1938-):セヴァン湖
ナンシー・ブルーマー・デュッセン:夜の森
ランダル・スナイダー:悲歌
ウィリアム・ヒル:瞑想と儀式の踊り
ジェームズ・ジョン・ペレリット(アメリカ土着のFl)、
ローレンス・ゴラン指揮
モラヴィア・フィル
2006年8月録音
ペルリットはフィラデルフィア管弦楽団などの独奏フルート奏者やインディア
ナ大学教授を務めました。音楽の強さは伝統との直接の接触から生まれると考
え、1995年からほとんどもっぱら米国北部平野土着のフルートを演奏していま
す。

TROY894 \1980
「ラッパの音−トロンボーンを伴う室内三重奏曲集」
ジャック・カステレード(1926-):
トランペット、トロンボーンとピアノのための小協奏曲
ロナルド・ローズマン(1933-2000):
オーボエ、トロンボーンとピアノのための三重奏曲
フランク・ステンパー(1951-):ラッパの音
ジョン・スティーヴンズ(1951-):三つ組
ボリス・ブラッハー(1903-1975):ディヴェルティメント
デーヴィッド・ギア(Tb)、
シャリ・ローズ(P)、
デーヴィッド・グリーンホー(Tp)、
マーク・ウェーガー(Ob)他
ギアはミシガン大学とイェール大学で学び、スプリングフィールド交響楽団と
ニューイングランド管弦楽団で演奏しました。現在はクワド市交響楽団とセダ
ー・ラピズ歌劇場管弦楽団の主席トロンボーン奏者を務め、アイオワ大学で教
えています。

TROY898 \1980
「火に似て−レーモンド・ウォイチクの管弦楽作品集」
(1)二十五年祭/火に似て(2)舞踏交響曲/芸術の精神(若い人たちの絵による8
つの細密画)
(1)ジョエル・エリック・スーベン指揮
モラヴィア・フィル、2004年録音
(2)レーモンド・ウォイチク指揮
ジェシュフ・フィル、2005年12月録音
ウォイチクは1957年ニュージャージー州で生まれ、指揮者としても活動してい
ます。「芸術の精神」は、同州にある大西洋岸中部芸術センターの「視覚と音」
教育プログラムのために委嘱された2つの組曲からの抜粋です。

TROY899 \1980
「Common Sense Composers’ Collective(常識作曲集団):TIC」
マーク・メリッツ:スパム
ベリンダ・レノルズ:回って来る…
エド・ハーシ:一晩の空ではない
ランダル・ウルフ:代替音楽
ダン・ベッカー:S.T.I.C.(Sensitivity to initial conditions)
キャロリン・ヤーネル:青金石/ジョン・ハレ:街の声
ニュー・ミレニアム合奏団
2002年1月録音
「常識作曲集団」と名乗る8人のアメリカの作曲家たちが10年近く前に初めて
発売したCDは、当時まだ現代音楽で支配的だった禁欲主義への挑戦と見なされ
ました。このCDに収録されているのは、1996年に作曲された作品を、ピアノと
管弦打楽器の六重奏から成るこの合奏団のために書き直したものです。

TROY900 \1980
「怪物論−アイオワからの新しい音楽」
ローレンス・フリッツ:怪物論/音楽測定法
マイケル・エッカート(1950-):こだまの歌/戻らない点
デーヴィッド・ゴンパー(1954-):古い棒/私たちが失った楡
エスター・ラムネック(Cl)、ジェフリー・ライマン(Fg)、
ウィリアム・ラリュー・ジョーンズ指揮
アイオワ大学室内管、
デーヴィッド・ゴンパー指揮、
ティモシー・スタルター(T)、ジョン・ムリエロ(Br)他
2005・2006年録音
アイオワ大学の作曲教員たちによって21世紀に作曲された作品集です。フリッ
ツは数学のアルゴリズムとコンピュータを用い、エッカートは新古典主義的な
無調、ゴンパーは調性以後の中心音に基づいて作曲しています。

TROY902 \1980
アルヴィン・シングルトン(1940-):
「太陽に歌う」
欲の機械/アルゴル3/太陽に歌う/リンゴ/太陽の周りを50回
テレサ・マカラ(P)、ペギー・ベンクサー(Vib)、
サラ・ヴァーガス=バリット(Fl)、
スピヴィ・ホール児童合唱団、
デーヴィッド・シフリン(Cl)他
1993・1999・2003・2004年録音
シングルトンはニューヨーク大学、イェール大学、サンタ・チェチリア国立ア
カデミーで学び、アトランタ交響楽団、アトランタのスペルマン大学、デトロ
イト交響楽団、フロリダ州ジャクソンヴィルのリッツ室内プレーヤーズのコン
ポーザー・イン・レジデンスを務めました。

TROY904 2枚組 \3960
アレッサンドロ・スカルラッティ:オラトリオ「ジュディッタ」
ジュリアンヌ・ベアード(S)、マーシャル・コイド(C-T)、
フィリップ・アンダーソン(T)、クイーンズ・チェンバー・バンド他
旧約聖書外典ユディト書にある、アッシリアの将軍ホロフェルネスに攻められ、
その首を切り落としてユダヤを救った未亡人ユディトの話です。1693年にナポ
リで歌劇として作曲されましたが、イタリアでは18世紀最初の10年に歌劇が禁
止されたので、オラトリオとして書き直されました。

TROY906 \1980
レオン・カーシュナー(1919-):「ピアノ独奏のための作品集」
ピアノ・ソナタ第1番/間奏曲1/5つのピアノ曲/間奏曲2/禁じられたもの/
ソナタ第2番
レオン・フライシャー、ピーター・ゼルキン、マックス・レヴィンソン、
ジョナサン・ビス、ジョエル・ファン、ジェレミー・デンク(P)
カーシュナーはロサンジェルスのカリフォルニア大学でシェーンベルクに学び
ましたが、無調的作品でも12音列は用いませんでした。ブロッホ、セッション
ズにも学び、指揮者、ピアノ奏者としても活動しました。「5つのピアノ曲」
はエミリー・ディキンソンの詩による歌曲集の編曲です。

TROY907 \1980
モリス・ローゼンツワイグ(1952-):「連作集」
場所と物語/出来事のある連続
スティーヴン・ゴスリング(P)、ラニ・ポールソン(Ms)、
スーザン・ウェンクス(P)
2004年3月・2003年8月録音
ローゼンツワイグはイーストマン音楽学校、ペンシルヴァニア大学、コロンビ
ア大学で学び、ユタ大学教授を務めています。第1作は12のピアノ曲、第2作は
9つの歌曲と前奏曲、間奏曲、後奏曲から成り、いずれも各曲が音階の12の各
音に基づいています。

TROY910/11 2枚組 \3960
「イギリスのピアノ四重奏曲集」
A・C・マッケンジー(1847-1935):四重奏曲変ホ長調op. 11
フランク・ブリッジ(1879-1941):幻想曲
ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):四重奏曲イ短調op. 21
チャールズ・スタンフォード(1852-1924):四重奏曲へ長調op. 15
ゴードン・ジェイコブ(1895-1984):四重奏曲
ウィリアム・ウォルトン(1902-1983):四重奏曲
エイムズ・ピアノ四重奏団
2005年12月・2006年3・5月録音
アントン・ルビンシテインは、エディンバラに来た時マッケンジーに、イギリ
スには作曲家がいないと言いました。けれども、19世紀半ばに生まれたスタン
フォードやエルガーと共にマッケンジーは、イギリスに立派な作曲家がいるこ
とを示し、ブリッジ、ハウエルズ、ウォルトンが続いて国際的に認められるよ
うになりました。

TROY912 \1980
ウェイン・ピーターソン(1927-):「変転」
変転/12音音楽/迷宮/カプリッチョ/二部作
ニューヨーク・ニュー・ミュージック合奏団
1995・1996・1999年録音
ピーターソンはミネソタ大学とロンドンの王立音楽アカデミーで学び、サンフ
ランシスコ州立大学教授を務めています。ジャズ・ピアノ奏者として活動した
こともあるため、流動的なリズムが特徴です。

TROY913 \1980
「青銅の音楽」
ジェラルド・レヴィンソン:山の光/青銅の音楽
リンダ・ダンスマン:至
ジョシュア・フェルトマン:フビライハーン
マルコム・ペイトン:木管、金管と打楽器のための2つの幻想曲
ラリー・ベル:バンドのための短い交響曲
デーヴィッド・マクブライド:川の舞曲
ピーター・チャイルド:ファンファーレ
ウィリアム・ドルリー指揮
ニューイングランド音楽院ジョーダン・ウィンズ
1867年に創立されたニューイングランド音楽院は、アメリカ最古の独立した音
楽学校で、優れた教授陣と幅広いカリキュラムを誇っています。このバンドの
プログラムでは、普通でない楽器編成のため無視されている作品や世界初演の
作品が重要な部分となっています。

TROY914 \1980
ハワード・ハーシ(1940-):「子馬の協奏曲−室内楽2000-2005」
子馬の協奏曲/ヴァイオリンと打楽器のためのソナタ/網目状の川の夜
ハワード・ハーシ指揮
サクラメント室内楽協会、
ウィリアム・バービニ(Vn)、デーヴィッド・カーライル(Perc)、
マシュー・クレイチ(Fl)、マシュー・ダーリング(Mar)
ハーシは、音楽的抽象と具象的な人間性とのつながりを求めて作曲すると述べ
ていて、スピード感のある現代的な手法と並んで、叙情的な表現が随所に現れ
ます。「子馬の協奏曲」という題は、作曲していたカリフォルニアの森で子馬
を見て思いついたものです。

TROY915/16 2枚組 \3960
サリヴァン:コミック・オペラ「ゴンドラのこぎ手、又はバタラリアの王」
テッド・クリストファー(Br)、サンドラ・ロス(Ms)、ゲーリー・モス(Br)、
リン・トンプソン指揮
オハイオ・ライト・オペラ
2006年録音
ギルバートの台本によるこの作品は1889年ロンドンで初演されて大成功を収め、
554回続けて上演されました。バタラリア王の幼い息子は、スペイン公爵の娘
との結婚に反対する宗教裁判所長に誘拐されてゴンドラのこぎ手に育てられま
す。成長してそれぞれ好きな人ができた彼らは結婚話に困惑しますが、実は王
子でないことがわかってハッピー・エンドとなります。

TROY918/19 2枚組 \3960
クインシー・ポーター(1897-1966):「弦楽四重奏曲全集」
弦楽四重奏曲第1-9番/修道院で/ポチャイフの聖母マリア(ウクライナ民謡)
/スケルツォ(1923)/フーガ(1941)
ポトマック弦楽四重奏団
ポーターはダンディ、ブロッホなどに学び、ニューイングランド音楽院とイェ
ール大学で教えながら多くの弦楽四重奏団のヴィオラ奏者として活動しました。
その弦楽四重奏曲はアメリカの現代音楽への重要な貢献で、和声はしばしば半
音階的でも常に調的で、対位法を好んで用いています。

<MEMORIES>
MR2008/9 2枚組 \3380
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番
ドビュッシー:交響詩「海」
ファリャ:スペインの庭の夜
シューマン:交響曲第2番
アンセルメ指揮
ベルリンフィル
ロベール・カサドシュ(P)
1957年3月25日
スイスの巨匠アンセルメ+ベルリンフィルという夢の共演。フルトヴェングラ
ー没後3年経たないベルリンフィルは、ごついサウンドを聞かせます。アンセ
ルメはドイツ音楽にも一家言あり、相当な自信を持っていただけに、独墺音楽、
ラテン音楽ともに見事な統率振りです。お得意の「海」も華麗なだけでなく、
自由自在なアゴギグを駆使し、構造の見事さを高らかに誇示します。ファリャ
ではド迫力の音響を楽しませてくれます。モーツァルトでは相性の良かったカ
サドシュの情緒纏綿なピアノにピタリと寄り添い、オーケストラからは陰々滅
滅としたロマンティックな音色を引き出し、シューマンの第2交響曲は、ロマ
ンド管ともデッカに録音が有る得意物。ドイツ・ロマン派のアウトサイダーと
しての側面を強調せず、楽器のバランスを見事に調節して堅牢無比な正統派の
名演を繰り広げております。まさに必携のライヴ演奏と申せましょう。50年前
の録音とは思えない鮮明な音質です。




<MAZUR MEDIA HDC>
INF2701 2枚組 \1050 発売中止
チャイコフスキー:交響曲第4、5、6番「悲愴」
ジャンスク・カヒッゼ指揮
トビリシ交響楽団
グルジア出身の巨匠ジャンスク・カヒッゼ(1936-2002)は、ソ連人民芸術家の
称号も持つロシアで活動した名指揮者です。トビリシ交響楽団は、ジャンスク
・カヒッゼの子供とも言える手兵であり、独特の音色と中々の合奏能力で、多
くのCDを発表し一時期大変な好評を博しました。しかし肝心のMAZUR MEDIAの
活動が極めて掴みづらく、流通が途絶えましたが、ようやく再開のメドが立っ
た模様です。第一回発売は、一連のシリーズの中でも、最も人気の高い演奏が
当チャイコフスキー:後期交響曲集です。カプリングを改めての新装発売とな
ります。相変わらず、録音データの記載がありません。今後も未発表であった
ラフマニノフの交響曲第2番などが発売予定とされておりますが、あくまでも
流動的でございます。ご了承下さい。




<M&A>
M&A1203 5枚組 \7920
ベートーヴェン:交響曲全集
交響曲第1番+交響曲第3番「英雄」
(1939年10月28日)
交響曲第2番、交響曲第4番、レオノーレ序曲第3番
(1939年11月4日)
交響曲第6番「田園」、交響曲第5番「運命」(1939年11月11日)
エグモント序曲、交響曲第7番(1939年11月18日)、
レオノーレ序曲第1番、交響曲第8番、レオノーレ序曲第2番(1939年11月25日)、
交響曲第9番「合唱」(1939年12月2日)
トスカニーニ指揮NBC交響楽団、
ジャルミナ・ノヴォトナ、ケルステン(S)
トルボルイ(A)、
ジャン・ピアース(T)
ニコラ・モスコナ(Bs)、
ウェストミンスター合唱団
第九のみカーネギーホール、他は全てNBC8Hスタジオに於けるライヴ
NBC交響楽団とも充分にこなれてきた上にトスカニーニ自身もその芸術性のピー
クを迎えた当時、1939年のベートーヴェン・ツィクルスが、ついにM&Aよりセッ
ト化。この年の6月にはロンドンに赴き、BBC響ともベートーヴェン・ツィクル
スを開催しており、正にベートーヴェンに命を掛けた年であったのでしょう。
当全集では、気迫が凄まじい故に、「運命」や「第7番」という盛り上がる曲
についつい目が行き勝ちですが、第1番、第2番、第8番という小ぶりな曲につ
いてもセンス抜群でスタイリッシュな美演が聴けるところが嬉しいところです。
音質に関してもマニアで知られるM&A社長が、アーロン・Z・ズナイダーによる
サウンド・リマスタリングが成功しております。
5枚組で4枚価格という特価です。

<ARCHIPEL>
ARPCD0328 \1050
(1)ウェーバー:交響曲第1番 ハ長調 op.19
(2)ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」から第1幕への前奏曲と愛の死
(3)ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調「運命」 op.67
ルドルフ・ケンペ指揮
ドレスデン・シュターツカペレ 
1956年6月28日ドレスデンでのライヴ録音
以前CD-R盤での発売あり。音質はとても良く、熱い演奏です。

ARPCD0371 \1050
(1)ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調「英雄」 op.55
RAIトリノ交響楽団 1957年2月2日
(2)ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第3番
ベルリン・フィル 1946年11月10日
以上、指揮はセルジゥ・チェリビダッケ
「英雄」は第1楽章(16:59)第2楽章(16:03)第3楽章(7:00)第4楽章(12:32)
第1楽章のテンポは遅いものの徐々に加速感が増し、引き締まり堂々とした
フィナーレ迎える、まさに圧巻の1枚です。
音質は、ホール内の残響がきつく、また時折マスター編集上のPop音(破裂音)
が聴かれます。万人向けとはいえませんが、コレクター向きのみするには、
あまりにも素晴らしく、より多くの方々に聴いていただきたい貴重なアルバム
です。

ARPCD0369 \1050
(1)ペルゴレージ:スターバト・マーテル
テレサ・シュテッヒ=ランデル(ソプラノ)
エリーザベト・ヘンゲン(アルト)
マリオ・ロッシ指揮
ウィーン・フィル、ウィーン・アカデミー室内合唱団
1955年ウィーンでのスタジオ録音
(2)チャイコフスキー:イタリア奇想曲 op.45
(3)チャイコフスキー:序曲「1812年」 op.49
マリオ・ロッシ指揮
ウィーン・フィル 1956年ウィーンでのスタジオ録音
いずれもスタジオ録音ですので音はとても良質です。




<ANDROMEDA>
ANDRCD5020 2枚組 \1750
モーツァルト:歌劇「魔笛」(英語)
ヤルミナ・ノヴォトナ(パミーナ)、
チャールズ・カルマン(タミーノ)
ジョン・ブラウンリー(パパゲーノ)、
ジュリアーナ・レイモンディ(パパゲーナ)
ジョゼフィン・アントワーヌ(夜の女王)、
エツィオ・ピンツァ(ザラストロ)
ブルーノ・ワルター指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1942年12月26日ライヴ
以前、旧WALHALL等で発売あり。名演奏の復刻です。

ANDRCD5090 5枚組 \2780
ベートーヴェン:交響曲全集
CD.1
(1)交響曲第1番 ハ長調 op.21
(2)交響曲第3番 変ホ長調「英雄」 op.55
ニューヨーク・フィル(1)1947年11月29日、(2)1949年3月21日
CD.2
(3)交響曲第2番 ニ長調 op.36
(4)交響曲第7番 イ長調 op.92
ニューヨーク・フィル(3)1952年3月17日、(4)1951年3月12日
CD.3
(5)交響曲第4番 変ロ長調 op.60
(6)交響曲第5番 ハ短調「運命」 op.67
ニューヨーク・フィル(5)1952年3月24日、(6)1950年2月13日
CD.4
(7)交響曲第6番 ヘ長調「田園」 op.68
(8)交響曲第8番 ヘ長調 op.93
フィラデルフィア管弦楽団(7)1946年1月10/12日
ニューヨーク・フィル(8)1942年4月18日
CD.5
(9)交響曲第9番 ニ短調「合唱」 op.125
フランシス・イーンド(S)、マーサ・リプトン(A)
デイヴィッド・ロイド(T)、マック・ハレル(B)
ニューヨーク・フィル、
ウェストミンスター合唱団
(9)第1−3楽章 1949年5月4日第4楽章1953年3月7日
以上 指揮は全てブルーノ・ワルター
録音年代にばらつきがあり、音質の統一感はありませんが、全体的に良い
音質です。




<VENEZIA>
CDVE04278 4枚組 \2700
プロコフィエフ:
●ピアノ作品集(自作自演)、ピアノ・ソナタ全曲
CD.1
(1) 「悪魔的暗示」 4つの小品から op.4-4
(2) 「つかのまの幻影」 op.22から
第3、5、6、9、10、11、16、17、18番
(3) 「年とった祖母のお話」から第2曲op.31-2、第3曲op.31-3
(4) 「3つの小品」から第2曲「風景」op.59-2、
第3曲「田園風ソナティナ」op.59-3
(5) ピアノ・ソナタ第4番 ハ短調「古い手紙から」op.29 から第2楽章
(6) ヘブライの主題による組曲 op.34
ベートーヴェン弦楽四重奏団
(7) ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 op.26
ピエロ・コッポラ指揮ロンドン交響楽団
以上 ピアノはセルゲイ・プロコフィエフ 
録音:1932-37年の演奏で、アナログ盤からの復刻になります。
●ピアノ・ソナタ全集
CD.2
第1番 ヘ短調 op.1   
第3番 イ短調 op.28   
第5番 ハ長調 op.135  
第7番 変ロ短調 op.83  
CD.3  
第2番 ニ短調 op.14
第4番 ハ短調「古い手帳から」 op.29
第6番 イ長調 op.82 
CD.4
第8番 変ロ長調 op.84 
第9番 ハ長調 op.103 
以上 ピアノはニコライ・ペトロフ
録音:1971年 第9番 / 1972年 第2、3、7、8番 / 1974年 第1、4、5、6番
模範的名演奏と言われるピアノ協奏曲第3番含む自作自演とソビエトを代表す
るピアニストの一人として若干30歳代にして録音され発売時大きな話題と成っ
た技巧派ニコライ・ペトロフによるピアノ・ソナタ全集を含むお買い得の4CD
です。





<WALHALL>
WLCD0203 3枚組 \2780
モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」(ドイツ語)
クララ・エバース(フィオルディリージ)
カール・シュミット=ヴァルター(グリエルモ)
フランツ・フェーリンガー(フェルランド)、
アンネリース・クッパー(ドラベッラ)
マリア・マトレン・マトセン(デスピーナ)、
ゲオルク・シュテルン(ドン・アルフォンソ)
クルト・シュレーダー指揮
ヘッセン放送交響楽団、合唱団
1951年4月フランクフルトでのスタジオ録音
音質はとても良いです。放送用音源かと思われます。

WLCD0204 \1050
ケルビーニ:歌劇「二日間(別名「水運び」)」(ドイツ語)
Walter Anton Dotzer(アルマンド伯爵)
ヴァルター・ベリー(ミケーリ)、
アニー・フェルベルマイヤー(コンスタンツァ)
リタ・バルトュ(マルチェリーナ)、
クルト・エクヴィルツ(アントーニオ)
ハイモ・タウバー指揮
ニーダー・エースターライヒ州トンキュンストラー管弦楽団、
合唱団 1950年9月ウィーンでのスタジオ録音
フランス革命後、長い混乱の時代の終わり頃に初演されたこのオペラは、革命
時代には実際あったであろう逃亡と追跡のスリルに満ちた女性の純愛による救
済をテーマとする救済劇の典型です。当時は大ヒットし、ベートーヴェンの
「フィデリオ」に影響を与えたとの説があります。
音質はとても良いです。放送用音源かと思われます。

WLCD0205 3枚組 \2780
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」
ラウリツ・メルヒオール(ローエングリン)、
ヘレン・トローベル(エルザ)
マーガレット・ハーショー(オルトルート)、
オジー・ホーキンス(オルトルート)
デジェー・エルンスター(国王ハインリヒ)
フリッツ・ブッシュ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1947年1月25日ニューヨークでのライヴ録音
以前、FONIT CETRA他で発売あり。音質は古めかしく万人向けとはいえません。
コレクター向けのアイテムです。


WLCD0206 2枚組 \1750
チャイコフスキー:歌劇「イオランタ」(ドイツ語)
オットー・フォン・ロール(レネ)、
トルーデ・アイッペルレ(イオランタ)
ルドルフ・ゴンサール(ロベルト)、
ロレンツ・フェーエンベルガー(ボデモン)
ルドルフ・ヴァツケ(エブン=ハキヤ)
ハンス・ミュラー=クライ指揮
シュトゥットガルト放送交響楽団、合唱団
1950年10月シュトゥットガルトでのスタジオ録音
音質はとても良いです。放送用音源かと思われます。




<WALHALL>
WLCD0202 4枚組 \3380
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
オットー・エーデルマン(ハンス・ザックス)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(エヴァ)
ハンス・ホップ(ヴァルター)
イーラ・マラニウク(マグダレーネ)
ゲルハルト・ウンガー(ダーヴィト)
エーリッヒ・クンツ(ベックメッサー)
ルートヴィヒ・ヴェーバー(ポーグナー)
カール・パウル(コートナー)
ハンス・ロスバウド指揮
ミラノRAI管弦楽団、合唱団
1955年2月13日ミラノでのスタジオ録音
アセテート盤からの復刻です。特有のシャリシャリというノイズが全体的に
聴かれますが、スタジオ音源(放送用音源かと思われます)ですのでバランス
も良く、音質としては十分に鑑賞に堪えうるものです。少々早いテンポできび
きびと進められる推進力ある名演奏です。




<TACET>
157SACD(SACD-Hybrid) \2380
ベートーヴェン:
交響曲第1番 ハ長調 op.21
交響曲第2番 ニ長調 op.36
ヴォイチェフ・ライスキ指揮
ポーランド室内フィルハーモニー管弦楽団
2006年録音
ご好評頂いております ベートーヴェン:交響曲第7、8番(149SACD)に続く
第2弾です。真空管を用いた歴史的な機材での録音・製作されたTube Onlyシ
リーズの新作です。





<ANDROMEDA>
ANDRCD5073 2枚組 \1750
マスネ:歌劇「ウェルテル」
シャルル・リチャード(ウェルテル)、
シュザンヌ・ジュヨール(シャルロット)
ロジェ・ブルダン(アルベール)、
アグネス・レジェール(ソフィー)
ジョルジュ・セバスティアン指揮
パリ・オペラ・コミック座管弦楽団、合唱団
1953年パリでのスタジオ録音
以前NIXAレーベル他で発売あり。音質は良好です。

ANDRCD5079 2枚組 \1750
ヘンデル:歌劇「ジュリアス・シーザー」
ボリス・クルストフ(ジュリアス・シーザー)、
フランコ・コレッリ(セスト)
フェドーラ・バルビエーリ(コルネリア)、
オネリア・フィネスキ(クレオパトラ)
ジャンナドレア・ガヴァッツェーニ指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
1955年12月26日ローマでのライヴ録音
以前HREレーベル他で発売あり。音質は良くありません。
貴重な音源ではありますが、万人向けのアルバムではございません。

ANDRCD5091 \1000
The Early Cetra Records (1956年録音)
ベッリーニ:歌劇「ノルマ」から「ヴィーナスの祭壇に私とともに」
ヴェルディ:歌劇「エルナーニ」から「芝生に光る露のごとく」
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」から、女心の歌「風の中の羽のように」
ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」から「永久に君を失えば」
プッチーニ:歌劇「トスカ」から「星は光ぬ」
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」から「だれも寝てはならぬ」
レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」から「もう、道化師じゃない」
他、ビゼー、ボーイト、マスネ、ジョルダーノの歌劇からアリア
全18曲 
全て歌はフランコ・コレッリ(テノール) 
※音質はとても良好です。
アルトゥーロ・バジーレ、アルフレード・シモネット、
ウンベルト・カッティーニ指揮
RAIトリノ交響楽団、合唱団、RAIミラノ交響楽団

ANDRCD9012 3枚組 \2150
モーツァルト:
(1) 1940年3月9日 NBC交響楽団との録音
メヌエットKV.568から第12番 ハ長調、メヌエットKV.599から第5番 ヘ長調
3つのドイツ舞曲KV.605
(2) 1939年3月11日 NBC交響楽団との録音
ディヴェルティメント第15番 変ロ長調 KV.287
ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 KV.466 ブルーノ・ワルター(ピアノ)
交響曲第40番 ト短調 KV.550
(3) 1940年2月17日 NBC交響楽団との録音
交響曲第35番 ニ長調「ハフナー」 KV.385
(4) 1941年11月16日ニューヨーク・フィルとの録音 
ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調 KV.482 アルトゥール・シュナーベル(ピアノ)
(5) 1949年6月12日 ロスアンジェルス・フィルとの録音
交響曲第40番 ト短調 KV.550
歌劇「フィガロの結婚」 KV.492 から序曲
ピアノ協奏曲第23番 イ長調 KV.488 レオン・フライシャー(ピアノ)
(6) 1954年4月18日サンフランシスコ交響楽団との録音
セレナード第13番 ト長調「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 KV.525
(7) 1950年5月21日 ロスアンジェルス・フィルとの録音
メヌエットKV.568から第12番 ハ長調、3つのドイツ舞曲KV.605
以上、指揮は全て ブルーノ・ワルター
年代もばらばらですので、アルバムとしての統一感はありませんが、今では手
に入りづらい貴重な音源ばかりを集めたワルター・ファンにとって喜ばしい企
画ものです。





<ドイツ ACOUSENCE>
ACO-CD20104 \2380
ハンス・ロット:交響曲第1番 ホ長調
キャスリン・リュックヴァルト指揮
マインツ国立歌劇場フィル 2004年録音
美しく瑞々しい旋律に溢れたロット22歳の時の作品。

ACO-CD20205 \2380
ハンス・ロット:
(1)弦楽オーケストラの為の交響曲 変イ長調
エンリコ・デラムボイ指揮マインツ国立歌劇場フィル 2004年録音
(2)弦楽四重奏曲 ハ短調
マインツ弦楽四重奏団 2004年ライヴ録音
(1)はロット16歳の時の作品。習作ではあるが既に作風が確立されていた事を
しめす、貴重な記録。(2)は美しさと凄みが入り混じる未整理故の妖艶な美し
さが際立った作品。

ACO-CD20405 \2380
シューベルト:ミサ曲第6番 変ホ長調 D.950
マティアス・ブライトシャフト指揮
マインツ教会管弦楽団、大聖堂合唱団
聖マーティン大聖堂合唱隊   2005年ライヴ録音

ACO-CD20506 2枚組 \4680
シューマン:歌劇「ゲノヴェーヴァ」
アネッテ・ダッシュ(ゲノヴェーヴァ)、ミヒャエル・ケーニッヒ(ゴロー)
ラルセン(ジークフリート)、アンドレア・ベイカー(マルガレータ)
クリストフ・ステフィンガー(ドラーゴ)
マルク・ピオレ指揮
ヴィースバーデン・ヘッセン州立管弦楽団
ゲノヴェーヴァは戦地に赴く夫のジークフリート伯爵を心配しながらも夫に留
守を任された、その友人ゴローとの間に育まれる愛の悩みと葛藤を描いた歌劇
です。

ACO-CD20607 \2380
(1)ショスタコーヴィチ:交響曲第15番 イ長調
(2)モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調「ハフナー」 KV.385
ジョナサン・ダーリントン指揮
デュイスブルグ・フィル
2006年がアニバーサリーイヤーと成った2人の偉大な作曲家モーツァルトと
ショスタコーヴィチの名曲をカップリングした2006年8月の演奏会の収録。
デュイスブルグ・フィルの力量が発揮された名詞代わりの1枚。




<CARUS>
83.174 \2380
キリストの受難と復活を主題にした古くから伝わるメロディをもとに名オルガ
ニスト、カイ・ヨハンセンにより即興的に演奏された21のオルガン曲集
カイ・ヨハンセン(オルガン) 
2006年10月ドイツ、シュティフト教会での録音
かつてのバッハがそうだったように、著名なオルガニスト、カイ・ヨハンセン
が600年の歴史をもつシュティフト教会のオルガンを使用した即興演奏です。

83.187 \2380
ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ:「神によるはわが喜び」
(1)モテット「キリストの血」
(2)モテット「神によるはわが喜び」
(3)モテット「再び宿りたまえ、わが魂」
(4)モテット「我らに一人のみどり子が生まれ」 他 全10曲
フロリアン・ヘイエリック指揮Orpheonコンソート、Ex Tempore Gent(合唱)
2005年8月ベルギーでの録音

83.192 \2380
ブクステフーデ:世界初録音を含むカンタータ作品集
(1)「わが魂よ主をたたえよ」Bux WV.67 *
(2)「主よ汝を信ず」Bux WV.35
(3)「おお、慈悲深く優しく神々しい父よ」Bux WV.82 *
(4)「Entreisst euch, meine Sinnen」Bux WV.25 *
(5)「Schonster Jesu, liebstes Leben」Bux WV.8 *
(6)「Was mich auf dieser Welt betrubt」Bux WV105
(7)「おお神の都」Bux WV.87
(8)「主に向かって新しき歌を歌え」Bux WV.98
(9)「神は世をかくのごとく愛したもう」Bux WV.5
バルバラ・シュトイデ(ソプラノ)
ヴォルフガング・カチュナー指揮
ラウテン・カンパニー
*印は世界初録音 2006年10月録音

83.193 \2380
ブクステフーデ:世界初録音を含むカンタータ作品集
(1)「今ぞわが魂よ主をたたえよ」Bux WV.79
(2)「われいぞこに逃れ行くべき」Bux WV.112 *
(3)「来たれと天使に告げて言え」Bux WV.10
(4)「Dein edles Herz, der Liebe Thron」Bux WV.14 *
(5)「イエスはわが喜び」Bux WV.60
(6)「主よ、われらに汝の言葉を守らせたまえ」Bux WV27 *
(7)「Eins bitte ich wom Herrn」Bux WV.24
ヴォルフガング・カチュナー指揮
ラウテン・カンパニー
カペラ・アンジェリカ 
*印は世界初録音 2007年1月録音

83.214 2枚組 \3450
メンデルスゾーン:オラトリオ「聖パウロ」 op.36
マリア・クリスティーナ・キール(ソプラノ)
ヴェルナー・ギューラ(テノール)
ミヒャエル・フォレ(バス)
フリーダー・ベルニウス指揮
ドイツ室内フィル・ブレーメン
シュトゥットガルト室内合唱団
2005年9月録音

83.234 \2380
ブクステフーデ:「われらがイエスの四肢」
(1)カンタータ「われらがイエスの四肢」Bux WV.75
(2)カンタータ「神もしわれらと共になかりせば」Bux WV.102 *
(3)カンタータ「Walts Gott, mein Werk ich Lasse」Bux WV.103 *
ハンス・クリストフ・ラーデマン指揮
ドレスデン室内合唱団、ソリスト
*印は世界初録音 2007年2月録音




<VENEZIA>
CDVE04276 4枚組 \2700
スヴェトラーノフ指揮
バラキエフ、リャプノフ:作品集
●ミリー・バラキエフ (1837-1910)
CD.1
交響曲第1番 ハ長調 1974年録音
交響曲第2番 ニ短調 1977年録音
CD.2
ロシアの歌の3つの主題による序曲第1番 1978年録音
ロシア op.10 1978年録音
交響詩「タマーラ」 1978年録音
交響詩「ボヘミアにて」 1983年録音
イスメライ(東洋風幻想曲)S.リャプノフによる管弦楽編曲版 1986年録音
●セルゲイ・リャプノフ (1859-1924)
CD.3
ロシアの主題による祝典序曲 op.7 1986年録音
交響曲第1番 ロ短調 op.12 1986年録音
CD.4
交響詩「ジェラゾヴァ・ヴォーラ」 op.37  1986年録音
交響曲第2番 変ロ短調 op.66  1969年録音
以上 エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
ソビエト国立交響楽団
ロシア音楽の祖であるグリンカの後継者をもって自ら任じたバラキエフはロシ
ア5人組を結成しキュイ、ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフ、ボロディ
ンと共にロシア独自の芸術音楽確立に貢献しました。リャプノフはバラキエフ
と師弟関係にあり共にロシア国民音楽の推進と伝統の継承につとめました。
二人の主要管弦楽作品を収録した興味深いアルバムです。




<ANDROMEDA>
ANDRCD9017 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「エルナーニ」
マリオ・デル・モナコ(エルナーニ)、
エットレ・バスティアニーニ(ドン・カルロ)
ボリス・クリストフ(シルヴァ)、
アニタ・チェルクェッティ(ドンナ・エルヴィラ)
ディミトリ・ミトロプーロス指揮
フィレンツェ5月祭音楽祭管弦楽団、
合唱団 1957年6月25日ライヴ
※以前MYTOレーベル他から発売あり。 音質良好です。

ANDRCD5085 2枚組 \1750
ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(ネモリーノ)、
ロザンナ・カルテーリ(アディーナ)
フェルナンド・コレナ(ドゥルカマーラ)、
ジュリオ・フィオラヴァンティ(ベルコーレ)
ニーノ・サンツォーニョ指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
1957年8月23日ライヴ
※以前MYTOレーベル他から発売あり。 音質良好です。

ANDRCD5092 3枚組 \2150
ベートーヴェン:作品集
(1)ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 op.15
ルドルフ・ゼルキン(Pf) ニューヨーク・フィル 1953年3月29日
(2)ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op.37
ルドルフ・フィルクスニー(Pf) ニューヨーク・フィル 1955年3月
(3)ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58
ヴィルムヘルム・バックハウス(Pf) ニューヨーク・フィル 1956年3月
(4)ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」 op.73
ロベール・カサドシュ(Pf) ニューヨーク・フィル 1955年1月
(5)交響曲第5番 ハ短調「運命」 op.67
ニューヨーク・フィル 1954年2月
(6)交響曲第7番 イ長調 op.92
フィルハーモニア管弦楽団 1956年5月
以上 指揮は全てグイード・カンテッリ
※音質良好です。
カンテッリのベートーヴェンが一挙に聴けるお買い得な企画ものです。

ANDRCD5093 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」
マリオ・フィリッペスキ(アリーゴ)、
ジュゼッペ・タデイ(モンフォルテ)
アントニエッタ・ステッラ(エレナ)、
ベルナルド・ラディス(プローチダ)
トゥリオ・セラフィン指揮
パレルモ・マッシモ劇場管弦楽団、合唱団
1957年1月18日ライヴ
※以前GAOレーベル他から発売あり。 コレクターズ・アイテムです。




<ARCHIPEL>
ARPCD0233 \1050
(1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
クリスチャン・フェラス(Vn) ヘッセン放送交響楽団 1953年12月9日
(2)ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 op.88
ヘッセン放送交響楽団 1953年3月2日
以上 指揮は ルドルフ・ケンペ
※とても良い音質です。

ARPCD0297 \1050
ブラームス:ドイツ・レクイエム op.45
エルフリーデ・トレッチェル(ソプラノ)
ハインツ・レーフス(バリトン)
カール・シューリヒト指揮
フランス国立管弦楽団、合唱団 
1955年2月10日パリでのライヴ
※良い音質です。緊張感ある、とても厳しい演奏です。

ARPCD0298 \1050
(1)バッハ:ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 BWV.1042
ヨハンナ・マルツィ(Vn) ニューヨーク・フィル 1955年11月10日
(2)プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 op.63
マイケル・レビン(Vn) ケルン放送交響楽団 1957年1月28日
(3)シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 op.129
モーリス・ジャンドロン(Vc) フランス国立管弦楽団 1952年1月1日
以上 指揮は アンドレ・クリュイタンス
※録音年代、場所も違い、且つ曲調のまったく違う3曲ですので、アルバムと
しての統一感はありませんが素晴らしいソリストを迎えてのライヴはそれぞれ
が格調高く且つ圧倒的な熱演です。

ARPCD0370 \1050
(1)ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 「英雄」 op.55
シンフォニー・オブ・ジ・エアー(旧NBC交響楽団)
1957年2月3日ライヴ
(2)ベートーヴェン:エグモント序曲 op.84
ニューヨーク・フィル 1954年12月4日
(3)ブルックナー:「テ・デウム」ハ長調
ニューヨーク・フィル、合唱団 1953年3月7日
以上 指揮は ブルーノ・ワルター
※ワルターによるライヴの最高傑作として有名な同年1月16日に亡くなったト
スカニーニの追悼演奏会での「英雄」です。





<TACET>
TACET 145 2枚組 \2380
ヴェルテ=ミニョン・ピアノ・ロール・シリーズ第6弾
(1)シューベルト:ピアノ・ソナタ イ短調 D.845 から第2,3楽章
(2)リスト:コンソラシヨン(癒し)第3番 変二長調
(3)ハンガリー狂詩曲第15番 イ短調
(4)B-A-C-Hの主題による幻想曲とフーガ
(5)ハンガリー狂詩曲第13番 イ短調
(6)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第24番
(7)リスト:「ウィーンの夜会」(シューベルトによるワルツ・カプリス)
(8)ブラームス:8つの小品 op.76 から第2番
(9)ショパン:ワルツ op.64 から第2番
(10)エルンスト・フォン・ドホナーニ:ガヴォットとメヌエット
(11)シューマン:3つのロマンス op.28 から第2番
(12)エルンスト・フォン・ドホナーニ:4つのピアノ曲 op.2 から第2番
以上 ピアノは全て エルンスト・フォン・ドホナーニ により1900年代に
ヴェルテ社のピアノ・ロールに記録されたロールを2006年に再現した音源をデ
ジタル録音したアルバムです。
※DISC.1は70分、DISC.2は15分弱ですので2CDですが、1CDの価格と成っており
ます。




<EIGEN ART>
10380 \2380
美しき日本の歌
1. さくらさくら (日本古謡、山田耕筰:編曲)
2. さくら横ちょう (加藤周一:作詞、別宮貞雄:作曲) 
3. お六娘 (林柳波:作詞、橋本くに彦:作曲)
4. この道 (北原白秋:作詞、山田耕筰:作曲)
5. さくら横ちょう (加藤周一:作詞、中田喜直:作曲)
6. お菓子と娘 (西條八十:作詞、橋本くに彦:作曲)
7. 曼珠沙 (北原白秋:作詞、山田耕筰:作曲)
8. おやすみ (三木露風:作詞、中田喜直:作曲)
9. 落葉松 (野上彰:作詞、小林秀雄:作曲)
10. まりと殿様 (西條八十:作詞、中山晋平:作曲)
11. 赤とんぼ (三木露風:作詞、山田耕筰:作曲)
12. 舟歌 (北原白秋:作詞、團伊玖磨:作曲) 
13. 平城山 (北見志保子:作詞、平井康三郎:作曲)
14. からたちの花 (北原白秋:作詞、山田耕筰:作曲)
15. サルビア (堀内幸枝:作詞、中田喜直:作曲)
16. 秋の空 (八木重吉:作詞、畑中良輔:作曲)
17. 宵待草 (竹久夢二:作詞、多忠亮:作曲)
18. 紫陽花 (北山冬一郎:作詞、團伊玖磨:作曲)
19. 中国地方の子守唄 (日本古謡、山田耕筰:編曲)
山村あき(ソプラノ)
奈良県出身。国立音楽大学を卒業後、2000年よりドイツ・ダルムシュタット
音楽大学大学院でエリザベス・リチャーズ氏に師事。
2002年よりダルムシュタット、コブレンツの各歌劇場に出演。
現在はホーフ市立劇場の専属歌手としてオペラ出演の傍ら、ドイツ・日本歌曲
のコンサートを多く開き、成功を収めています。
マティアス・グレフシェスターク(ピアノ)
フランクフルト、ダルムシュタットの両音楽大学でリート及び室内楽科にて教
鞭をとる他、著名な音楽家との演奏会を多く開く。ここ数年、日本でマスター
くらすを開講すると同時に、ドイツ語訳のついた日本歌曲集を発行するなど、
ドイツにおいて日本歌曲の普及に努めています。
※解説書は日本語、ドイツ語、英語です。2007年の録音

<レグルス KUBO YOKO>
KBYK-1006 \3045
ブラームス:ピアノ作品集
3つの間奏曲Op.117/6つのピアノ小品Op.118/4つのピアノ小品Op.119
2つのラプソディOp.79
弘中 孝(ピアノ)
録音:水戸芸術館コンサートホール(録音:2007年3月9日−11日)
弘中 孝初のソロCDをKUBO YOKOレーベルより発売。
山口大学の音楽の教師をしていた父の影響で5歳頃から蓄音機でフルトヴェン
グラーのブラームスを聴いた幼児体験がその後の氏のブラームス好きの原因と
なった。私の記憶に鮮烈に残っているのは、N響定期でのモーツァルトの
ニ短調協奏曲・・マタチッチ相手に堂々と自分を主張しながら表情豊かな音楽
を奏でるピアニストにすっかり魅了されてしまった。(中略)敢えてブラーム
ス後期の渋い小品を選んだところにも、いかにも彼らしさが窺えよう。
・・当CDのブラームスの演奏からは、そうした地道に音楽を究めた人ならでは
の深い洞察と味わいが伝わってくる。
(寺西基之氏のライナーノートより)
弘中 孝
6歳よりピアノを始め、東貞一、井口愛子、井口基成の各氏に師事。桐朋学園
に学ぶ。日本音楽コンクール第1位、特賞ならびに安宅賞を受賞。その後ヴァ
ン・クライバーン国際コンクール入賞。シフラ国際コンクール第1位金賞、ロ
ン=ティボー国際コンクール第4位入賞。1963年から1965年フルブライト給費
留学生としてジュリアード音楽院に留学、S.ゴロニツキー教授に師事。1966年
から1969年マルセイユ音楽院にてP.バルビゼ氏に師事。
1969年より本格的な演奏活動に入り、国内外で活躍。L.v.マタチッチ指揮NHK
交響楽団とのモーツァルトの協奏曲など、日本の主要オーケストラとの共演を
はじめ、リサイタルや 室内楽の分野でも、1974年に結成した桐五重奏団を中
心に充実した活動を展開している。また国際コンクールの審査員に招かれたり、
音楽祭ディレクターを務めるなど多彩な活動を続けている。現在、東京音楽
大学教授。

<Chandos>
CHSA 5049(SACD-Hybrid) \2850
E・エルガー:
交響曲第1番変イ長調Op.55
オルガン・ソナタ第1番ト長調Op.28(G・ジェイコブ編曲/管弦楽版)
リチャード・ヒコックス(指揮)、
BBCナショナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ
イギリス音楽の旗頭シャンドスが遂に出したエルガーの生誕150年記念盤は、
レーベルの代名詞的存在であるイギリス音楽の達人ヒコックスによる「交響曲
第1番」。
マエストロ・ヒコックスと素晴らしい関係を築いているBBCナショナル・オー
ケストラ・オヴ・ウェールズが、エルガー最大の仕事の1つとされる「交響曲
第1番」を堂々と、そして広大に演奏しており新たな決定盤となることは必至。
またカップリングの「オルガン・ソナタ」もアニヴァーサリーに相応しい非常
に重要な音源。なぜならばこの管弦楽版は、エルガーの死の数年後にかの巨匠
エイドリアン・ボールト自らがゴードン・ジェイコブを編曲者に推薦したこと
で実現した管弦楽編曲版なのである。ちなみにヒコックスのエルガー・チクル
スは第3弾として交響曲第3番(!)&行進曲《威風堂々》第6番(!!)のリ
リースが予定されている。

CHAN 10424 \2080
N・リムスキー=コルサコフ:管弦楽作品集 ――
ナポリの歌Op.63/歌劇《プスコフの娘》序曲/歌劇《皇帝の花嫁》序曲/
スペイン奇想曲Op.34/おとぎ話Op.29/
ロシアの主題によるシンフォニエッタ イ短調Op.31
ワシーリー・シナイスキー(指揮)、
BBCフィルハーモニック
シャンドスの中核BBCフィルハーモニックの新譜は、人気の高い「スペイン奇
想曲」や滅多に実演に接する機会の少ない序曲などの管弦楽曲がラインナップ
されたロシアの重鎮シナイスキーの指揮によるリムスキー=コルサコフ。
ロシア五人組の中でも特筆したオーケストレーションを発揮したリムスキー=
コルサコフの管弦楽作品を、ロシア音楽に熟達したシナイスキーの熱演で聴け
るのは嬉しいところ。「シェヘラザード」を除いた管弦楽曲集は、スヴェトラ
ーノフ以降あまり見られなかっただけにシナイスキーによる新たな録音の登場
は大いに歓迎されるだろう。

CHAN 10430 \2080
キャスリン・ストット・プレイズ・スメタナ
B・スメタナ:
夢-6つの性格的小品/シューベルトの《美しき水車小屋の娘》からの編曲
Op.1-好奇心の強い男/演奏会用練習曲ハ長調Op.12/演奏会用練習曲嬰ト短調
《浜辺にて》Op.17/チェコ民謡による演奏会用幻想曲ロ長調/ポルカ嬰ヘ長調
/ポルカ イ短調/チェコ舞曲第2集より 第7番《フラーン》
キャスリン・ストット(ピアノ)
作曲家としてのスメタナで真っ先に頭に浮かぶのは「我が祖国」や一連の交響
詩だが、これらに匹敵する魅力を持ったピアノ作品を数多く作曲するなどした
鍵盤音楽の作曲家としての一面をシャンドスが紹介する画期的なディスク。最
も注目される「夢-6つの性格的小品」は、聴覚障害のため指揮活動を断念せざ
るをえなくなったスメタナが発症直後(「我が祖国」と同時期!)の最初に作
曲したピアノ作品なのである。ボヘミアの香りに満ちた珠玉の作品を演奏する
のは、カバレフスキーのピアノ協奏曲などでさらに評価を高めたイギリスの女
流ピアノ奏者キャスリン・ストット。多才で想像力に富んだストットのピアノ
が「スメタナ=我が祖国」という固定概念を取り払い新しいスメタナのイメー
ジを与えてくれる。

CHAN 10416 \2080
H・ベルリオーズ:
序曲《ローマの謝肉祭》Op.9/レリオ、または生への復帰Op.14b/
エレーヌOp.2-2
ジャン=フィリップ・ラフォン(バリトン)、
スーネ・ヒェリルド(テノール)、
ゲルト・ヘニング=イェンセン(テノール)、
トーマス・ダスウゴー(指揮)、デンマーク放送交響楽団&合唱団
2005年にリリースされたベルワルドから約2年。デンマークの獅子ダウスゴー
のシャンドス最新作は幻想交響曲の続編として書かれたベルリオーズの「レリ
オ」。現在でこそ「幻想交響曲」の影に隠れてしまっており録音や演奏機会が
非常に少ない「レリオ」だが、ベルリオーズの存命中はパリ市民から多くの支
持を集めるなどその人気は「幻想交響曲」を凌いでいたという。
2004年から主席指揮者を務める手兵デンマーク放送響に加え、ソリストにもダ
ウスゴー自らが信頼を寄せるアーティストを起用するなど演奏への期待度は非
常に高い。

CHAN 0742 \2080
J・S・バッハ:初期カンタータ集Vol.2-ワイマール時代のカンタータ ――
カンタータ第12番《泣き、嘆き、憂い、おそれ》BWV.12
カンタータ第18番《天より雨くだりて雪おちて》BWV.18
カンタータ第61番《いざ来たれ、異邦人の救い主よ》BWV.61
カンタータ第161番《来たれ、甘き死の時よ》BWV.161
エマ・カークビー(ソプラノ)、マイケル・チャンス(カウンターテナー)、
チャールズ・ダニエルズ(テノール)、ピーター・ハーヴェイ(バス)、
パーセル・クヮルテット
豪華ソリスト陣による抜群の演奏で話題を呼んだバッハの初期カンタータ集
第2弾ではワイマール時代の作品に突入。大バッハが1709年から1717年の9年間
を過ごした「ワイマール時代」に書かれたカンタータの中から、1713年-1715
に作曲された4曲を収録している。
これまでにシャコンヌ・シリーズに30枚以上の録音を残しているパーセル・
クヮルテットを中心に、第1弾と同じくカークビーやチャンス、ダニエルズ、
ハーヴェイといった4人の強力ソリスト陣が再び揃うなど前作以上に話題を呼
びそうだ。

●Chandos Classics
CHAN 10429X \1780
E・エルガー:ピアノ作品集 ――
歌のように/パストゥレルOp.4-2/ローズマリー/グリフィネスク/
ソナチネ(1889年版)/プレスト/メヌエットOp.21/5月の歌/
子供の夢Op.43/スケッチ/スミルナにて/コンサート・アレグロ/
カリッシマ/ソナチネ(1931年版)/セレナード/さようなら
ピーター・ぺティンガー(ピアノ)
シャンドス・クラシックス・シリーズからも前回の「子供」をテーマとした管
弦楽作品集(CHAN 10422X)に続くエルガーのピアノ作品集が発売。
ソナチネは1889年版、1931年版の2種を収録しており聴きくらべも面白いとこ
ろ。24/96kHzデジタル・リマスターによる移行再発売。

CHAN 3143 2枚組 \3560
E・フンパーディンク:歌劇《ヘンゼルとグレーテル》(英語版)
レベッカ・エヴァンス(ソプラノ)、
ジェニファー・ラルモア(メゾソプラノ)、
チャールズ・マッケラス(指揮)、
フィルハーモニア管弦楽団、ニュー・ロンドン少年合唱団、他
シャンドスとピーター・ムーア財団の共同制作による英語オペラの最新盤は日
本でも人気の高い「ヘンゼルとグレーテル」。指揮者は巨匠マッケラス、ソリ
ストはエヴァンスやラルモアが揃うなど一流の演奏者たちが集まっている。





<Lyrita>(LyritaはCD-R盤となります)
SRCD.221 2枚組 \2180
E・エルガー:交響曲第1番変イ長調Op.55/同第2番変ホ長調Op.63
エイドリアン・ボールト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
昨年の復活以来イギリスの貴重な音源のCD化を行い、埋もれた作品を次々と世
に送り出しているリリタ(Lyrita)。まさに元祖イギリス音楽のスペシャリス
トと言えるレーベルが贈る最新リリースの目玉は、今年2007年が生誕150年と
なるエルガーの交響曲集。
巨匠ボールトとロンドン・フィルという最上の組み合わせは、イギリス音楽史
上において特別な輝きを放つ2作品に相応しい。全曲世界初CD化。

SRCD.242 \2180
ボールト・コンダクツ・ブリッジ&アイアランド ――
J・アイアランド:田園協奏曲、聖なる少年、ダウランド組曲
F・ブリッジ:
ローズマリー、弦楽オーケストラのための組曲、横町のサリー、
熟したさくらんぼ、弦楽オーケストラのための悲歌、
クリスマス舞曲《ロジャー・ド・カヴァリー卿》
エイドリアン・ボールト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
同じ1979年に生まれ、19世紀末期から20世紀前半のイギリスで活躍した2人の
作曲家ブリッジとアイアランド。ともに独自の路線を貫くなど、伝統的な手法
によるイギリス音楽とは一味違った作品を多数残している。
ボールトと弦楽オーケストラ編成によるロンドン・フィルの演奏も魅力的。
全曲世界初CD化。

SRCD.245 \2180
G・バターワース:
2つのイギリス牧歌、青柳の堤、狂詩曲《シュロップシャーの若者》
P・ワーロック:小管弦楽のための《古い歌》
P・ハドリー:管弦楽のためのスケッチ《春のある朝》
H・ハウエルズ:
行列、メリーの瞳、エレジー、王子のための音楽、コリドンの踊り、
スケルツォ
エイドリアン・ボールト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
次々と新たなる作品を取り上げるなど19世紀&20世紀イギリス音楽の発展に力
を尽くしたエイドリアン・ボールト。
バターワース、ワーロック、ハドリー、ハウエルズ・・・ボールトのイギリス
音楽とリリタへの熱き情熱と大きな功績を証明するプログラムである。
全曲世界初CD化。

SRCD.250 \2180
L・バークリー:
ピアノ協奏曲変ロ長調Op.29/2台のピアノと管弦楽のための協奏曲Op.30
デヴィッド・ワイルド(ピアノ)、
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、
ガース・ベケット(ピアノ)、
ボイド・マクドナルド(ピアノ)、
ノーマン・デル・マー(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
20世紀フランス最大の教育者ナディア・ブーランジェの門下生でもあるレノッ
クス・バークリー。リリタからは既に交響曲第1番&第2番(SRCD.249)が発売
されており、今回世界初CD化となるのはピアノ協奏曲集。全曲世界初CD化。

SRCD.288 \2180
エリザベス・マコンキー(1907−1994):
序曲《プラウド・テームズ》/2つの弦楽オーケストラのための交響曲/
セレナータ・コンチェルタンテ/弦楽のための音楽
マヌーグ・パリキアン(ヴァイオリン)、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、
バリー・ワーズワース(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、ロンドン交響楽団
イギリスとプラハで学び、20世紀を生き抜いたマコンキーはアイルランド系
の女流作曲家。マコンキーの作品は特に13曲の弦楽四重奏など弦楽器を用い
た作品がよく知られているが、これだけまとまったアルバムは貴重。LP時代
を思い起こさせるレトロなデザインのジャケットもリリタならでは。
一部世界初CD化&一部初出音源。

SRCD.315 \2180
ゴードン・ジェイコブ(1895−1984):
交響曲第1番(世界初録音)/同第2番ハ長調
バリー・ワーズワース(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
特に管楽器や吹奏楽の分野で数多くの傑作を生み出したイギリスの作曲家ゴ
ードン・ジェイコブ。教育者としてもアーノルドらを育てるなど、ジェイコ
ブの作曲技法は現在までしっかりと受け継がれてきた。収録の2曲は今回が初
出となる音源であり、特に交響曲第1番は世界初録音となっている。





<Quartz>
QTZ 2045(CD+DVD-PAL) \4200
D・ショスタコーヴィチ:
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.77/ヴァイオリン・ソナタOp.134
ルース・パーマー(ヴァイオリン)、
ベンジャミン・ウォルフィッシュ(指揮)、
フィルハーモニア管弦楽団、アレクセイ・グルニュク(ピアノ)
ルース・パルマーは、グァルネリ・デル・ジェス1737「Turkish」のヴァイオ
リンを駆使するイギリスの若き女流ヴァイオリン奏者。このショスタコーヴィ
チ・アルバムがイギリスのクラシカル・ブリット・アウォード2007にノミネー
トされるなど、ルース・パーマーの名前と存在は急速に注目を集めている。
DVD-Videoにはフェリクス・アンドリエフスキによるレッスン風景、イリーナ
・ショスタコーヴィチとの対談が約30分収録されている。
(DVDはPAL方式となります。予めご了承下さい。QuartzはCD-R盤となります。)




<Nimbus>(NimbusはCD-R盤となります)
NI 5175 \2080
H・ベルリオーズ:葬送と勝利の大交響曲Op.15
F-J・ゴセック:軍隊交響曲、葬送行進曲
H・ジャダン:序曲ヘ長調
L・ケルビーニ:勝利の賛歌
X・ルフェーヴル:農民の賛歌
R・ド・リル:ラ・マルセイエーズ
ジョン・ウォーレス(指揮)、
ウォーレス・コレクション、リーズ祝祭合唱団
2楽章ではレチタティーヴォ風の長大なトロンボーン・ソロが奏でられるベル
リオーズの大作「葬送と勝利の大交響曲」など、フランス革命にちなんだ作品
を集めた吹奏楽作品集。ニンバスのテクノロジーによる録音は秀逸。
1989年2月1日-3日の録音。

NI 5728 \2080
P・ヒンデミット:木管五重奏のための小室内楽曲Op.24-2
G・リゲティ:6つのバガテル
C・ニールセン:木管五重奏曲Op.43
クインテット・ウィーン
クインテット・ウィーンは、フルートのシュマイザーなどウィーン・フォルク
スオーパー響、ウィーン響、モーツァルテウム管の首席奏者たちによって結成
されたオーストリアを代表する木管五重奏団。2001年6月の録音。

NI 5729 \2080
ハルトマン&アイスラー ――
K・A・ハルトマン:弦楽四重奏曲第1番《鐘》、同第2番
H・アイスラー:弦楽四重奏曲Op.73
フォーグラー弦楽四重奏団
ナチスの迫害を受けたハルトマン&アイスラーの作品を演奏するフォーグラー
弦楽四重奏団は、ハンス・アイスラー音楽院出身の奏者たちによって1985年に
ベルリンで結成。退廃音楽や現代作品への造詣の深さは一級品。2001年2月19日
-21日の録音。

NI 5702 \2080
禁じられた音楽 ――
G・クライン:弦楽三重奏曲、二重奏曲、カディッシュ
E・シュールホフ:二重奏曲、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
H・クラーサ:パッサカリアとフーガ、タネツ
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン)、フィリップ・デュークス(ヴィオラ)、
ポール・ワトキンス(チェロ)
テレージェンシュタットの収容所へと送られた音楽家たちが描いた弦楽器のた
めの作品集。ボザール・トリオのヴァイオリンを務める人気奏者ホープ、現在
ナッシュ・アンサンブルで活躍するデュークスやワトキンスなどイギリス・
トップクラスの名手たちの共演が実現!2001年9月&2002年4月の録音。

NI 5713 \2080
G・ベンジャミン:
影の輪郭-ピアノのためのカノン的前奏曲集/
ヴィオラに重奏のためのヴィオラ・ヴィオラ/ピアノのための3つの練習曲
/ピアノ・ソナタ
ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)、
タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)、
アントワーヌ・タミスティ(ヴィオラ)、
ジョージ・ベンジャミン(ピアノ)
フランス音楽の流れを受け継いだイギリスの現代作曲家ベンジャミンのヴィオ
ラ、ピアノのための作品を収録している。作曲者自身の演奏によるピアノ・ソ
ナタだけでなく、エマール、ツィンマーマンといった世界的奏者の参加も大き
な魅力。1980年、1986年、2003年の録音。





<Amon Ra>(Amon RaはCD-R盤となります)
CD-SAR 64 \2080
歴史的ピアノの至宝-
J・ハイドン:ソナタ第35番変イ長調より モデラート
J・フィールド:夜想曲第1番変ホ長調
M・クレメンティ:3つのモントフェッリーナ
F・シューベルト:ソナタ イ短調より
G・ヴェルディ:ロマンツァ
L・ゴットシャルク:子守歌/他 全15曲
リチャード・バーネット(フォルテピアノ)、様々なアーティスト
歴史的ピアノの収集家であり、世界的権威でもあるリチャード・バーネットの
1977年から1991年に収録された録音からのコンピレーション盤。ローゼンベル
ガー(c.1800)、フリッツ(c.1815)、クレメンティ(1822)、グラーフ
(1826)など多種多様の歴史的ピアノの音色をこの1枚で味わうことができる。

CD-SAR 65 \2080
ルネサンス音楽の至宝
W・バード:イン・ノミネ
A・ピッチニーニ:トッカータ
C・ジェルヴェーズ:パヴァーヌ
G・デュファイ:愛に満ちた心で歌いたい
作曲者不詳:トドス・ロス・ビエネス/他 全29曲
ムジカ、アンティクァ、ムジカ・セクレタ、
ニュー・ロンドン室内合唱団、ナイジェル・ノース(ビウエラ)、他
アモン・ラ(Amon Ra)の豊富な音源の中からルネサンス時代の音楽を抜粋し
たコンピレーション盤。イギリス、イタリア、ドイツ、フランス、フランドル、
スペインの6部分に分けられている。1984年-1992年の録音。

CD-SAR 66 \2080
ジョージ王朝時代の音楽の至宝
C・エイヴィソン:ソナタ第5番Op.5-2
C・ディブディン:トム・ボーリング
T・アーン:
ハープシコード・ソナタ第2番ホ短調、トリオ・ソナタ第2番ト長調
G・F・ヘンデル:トリオ・ソナタOp.2/3
C・アーベル:ソナタOp.9-1
J・スタンレー:チェンバロ協奏曲Op.10-4ハ短調/他 全11曲
ロンドン・バロック、スキーピング&シティ・ウェイツ、
ジョン・ポッター&ブロードサイド・バンド
18世紀イギリスのジョージ王朝時代をテーマとして、この時代に活躍したヘン
デルやアーン、エイヴィソンといった作曲家たちの作品を集めたコンピレー
ション盤。「音楽の至宝」シリーズは、いずれもアモン・ラへの入門盤として
も最適。1983年、1990年、1992年の録音。




<Prima Voce>(Prima VoceはCD-R盤となります)
NI 7913 \1680
ビョルリンク、カルーソー&ジーリ
3人の伝説的テノール奏者によるオペラアリアと歌曲集 ――
レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》より 衣裳をつけろ(ジーリ)
ビゼー:歌劇《カルメン》より おまえが投げたこの花は(カルーソー)
ヴェルディ:歌劇《リゴレット》より 女心の歌(ビョルリンク)/他
ユッシ・ビョルリンク(テノール)、エンリコ・カルーソー(テノール)、
ベニアミーノ・ジーリ(テノール)、様々なアーティスト
「プリマ・ヴォーチェ」は、往年の名歌手たちの歌声が収録された78回転の
SP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、デジタル化を行う復刻シリーズ。

NI 7912 \1680
デイム・クララ・バット(1872−1936)-録音集(録音:1909年-1925年)
クララ・バット(アルト)、様々なアーティスト

NI 7914 \1680
レフ・シビリャコフ(1869−1942)-録音集(録音:1907年-1913年)
レフ・シビリャコフ(バス)、様々なアーティスト




<Hyperion>
CDA 67564 \2080
ジョージ・ツォンタキス(1951−):
ピアノと管弦楽のための《悲しみの人》、サラベスク
A・シェーンベルク:ピアノのための《6つの小品》Op.19
A・ベルク:ピアノ・ソナタOp.1
A・ウェーベルン:ピアノのための変奏曲Op.27
スティーヴン・ハフ(ピアノ)、
アンドルー・リットン(指揮)、ダラス交響楽団
2007年3月に行われたロイヤル・リヴァプール・フィルのコンサートで自作の
チェロ協奏曲(ソリストはイッサーリス!)の世界初演を行い、指揮者デビュ
ーを果たすなど新たな境地を開拓しているスティーヴン・ハフの新たなる協奏
曲録音!
権威あるグロマイヤー賞、チャールズ・アイヴズ・リヴィング賞を勝ち取って
いるアメリカ人作曲家ツォンタキスのピアノ協奏曲は、ハフのために作曲され
ハフ自身の演奏によって2005年に初演が行われている。
この「ピアノ協奏曲《悲しみの人》」はキリストが描かれた中世ビザンチンの
絵画から受けたインスピレーションと、ベートーヴェン&メシアンからの影響
によって誕生した「キリストの受難」を描く作品なのである。
またカップリングされている新ウィーン楽派のピアノ作品に対するハフのアプ
ローチも非常に興味深いところ。

CDA 67497 \2080
エドワード・ベアストー(1874−1946):合唱作品集 ――
Jesu, the very thought of thee/Blessed city, heavenly Salem/夕べの礼
拝ニ長調/主よ、あなたはわれらの避難所である/If the Lord had not
helped me/Let all mortal flesh keep silence/夕べの礼拝ト長調/5つの
心の詩/Save us, O Lord
デイヴィッド・ヒル(指揮)、
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団、
ポール・プロヴォスト(オルガン)、
ロデリック・ウィリアムス(バリトン)、
ブリテン、シンフォニア
スタンフォードから続く伝統的な形式による教会音楽を残したベアストーは、
ウィガン教区教会やリーズ教区教会、ヨーク・ミンスターのオルガン奏者とし
ても活躍したイギリスの作曲家、オルガン奏者、そして指揮者である。長い
伝統を誇るイギリスの名門合唱団がデイヴィッド・ヒルの見事な統率によって
荘厳な歌声を響かせている。




<Helios>
CDH 55229 \1280
ポルトガルのポリフォニー音楽集Vol2 ――
マヌエル・カルドーソ(1566−1650):
死にざるなり、わが心は飢え渇く、罪びとなりし声が、彼らは石を投げつけぬ、
されどわれらことほがん、聖木曜日の哀歌
ジョアン・ロレンソ・レベロ(1610−1661):天使のパン
ペドロ・デ・クリスト(c.1550−1618):
私たちに、大いなる神秘、幸いなるかな乙女マリアのみ体、アヴェ・マリア、
第8旋法によるマニフィカト、サンクティシミ・クインケ・マルティレス
アイレス・フェルナンデス(生没年不詳):救い主のうるわしき母
ジェームズ・オドンネル(指揮)、
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
ルネサンス時代のポルトガルで生まれたポリフォニーの傑作を聴く――。
CDA 66512からの移行再発売。

CDH 55234 \1280
フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687−1762):
トリオ・ソナタ第3番ヘ長調Op.1-9/合奏協奏曲《ラ・フォリア》/
ソナタ ホ短調Op.1-3/トリオ・ソナタ第5番イ短調Op.1-11/トリオ・ソナタ
第6番ニ短調Op.1-12/ソナタ イ長調Op.4-12/合奏協奏曲ト短調Op.7-2
パーセル・クヮルテット、パーセル・バンド
後期バロック時代を駆け抜けたヴァイオリンの天才によるラ・フォリア!
CDA 66264からの移行再発売。

CDH 55241 \1280
ジョン・ダウランド(1563−1626):
ぼくの受けた苦しみを、流れよわが涙、ファンシー、悲しみよとどまれ、
エリザベス女王陛下のガリアード、今こそ別れねば、前奏曲、ファンタジー、
恋人よ話しておくれ、蛙のガリアード、語れ真実の愛よ
トーマス・キャンピオン:Author of light、なんどため息を
作曲者不詳:Come tread the paths
ウィリアム・ハニス:In terrors trapp'd
トーマス・フォード:Since first I saw your face
エドワード・ジョンソン:Eliza is the fairest queen
ジョン・ダニエル:
Eyes look no more、I die when as I do not see、Thou pretty bird
アルフォンソ・フェッラボスコ:パヴァン
ジェイムズ・ボーマン(カウンターテナー)、
デイヴィッド・ミラー(リュート)、
キングズ・コンソートのヴィオール奏者たち
流れよわが涙。愛と悲しみを表現した旋律が心に染み渡る。
CDA 66447からの移行再発売。





<Cello Classics>
CC 1018 \2180
エマヌエル・モール(1863−1931):チェロのための作品集 ――
チェロ・ソナタ ト長調Op.55/同ハ短調Op.22/
チェロ四重奏のための組曲Op.95
グレゴール・ホルシュ(チェロ)、
キャロル・プレスランド(ピアノ)、
チェロクヮルテット・アムステルダム
エマヌエル・モールは、イザイやコルトー、ティボー、そしてカザルスといっ
た偉大なる演奏家たちから天才と絶賛され作品提供の依頼を受け続けたハンガ
リーの作曲家。
特に「チェロ四重奏のための組曲」はカザルスやアレクサニアンによって1909
年に初演が行われるなど、演奏家からの絶大な支持を証明している。オランダ
のチェリストたちがムーアの作品の復権に大きな役割を果たす!




<Clarinet Classics>
CC 0054 \2180
アメリカ音楽の60年 ――
L・バーンスタイン:クラリネット・ソナタ
R・ムチンスキ:タイム・ピース
M・コールキン:アメリカン・スタンダード(世界初録音)
R・ドゥダス:クラリネット・ソナタ(世界初録音)
J・コーン:ソナチナOp.56
V・バビン:ハイランダル・ワルツ
ピーター・ファーニス(クラリネット)、
デヴィッド・ライハー(ピアノ)
1940年代から約60年の間に作曲されたクラリネットのための作品を集めたアメ
リカン・アルバム。世界初演や初録音に積極的に取り組んでいるピーター・
ファーニスはイギリスのクラリネット奏者。このアルバムに収録されている
コールキン、ドゥダスの2作品は今回が世界初録音となる。




<Cala>
CACD 0546 \2180
ロシアン・スペクタキュラー ――
M・ムソルグスキー:
交響詩《はげ山の一夜》(ストコフスキ編曲)、
組曲《ホヴァンシチナ》より
I・前奏曲-モスクワ河の夜明け(R=コルサコフ編曲)
II・ペルシャの女たちの踊り(R=コルサコフ編曲)
III・放されるゴリツィン公の出発(ストコフスキ編曲)
N・リムスキー=コルサコフ:序曲《ロシアの復活祭》
R・グリエール:ロシア水兵の踊り
P・I・チャイコフスキー:ポロネーズ
A・ボロディン:
中央アジアの草原にて、だったん人の娘たちの踊り(ストコフスキ編曲)
レオポルト・ストコフスキ(指揮)、
ヒズ・シンフォニー・オーケストラ
カーラ(Cala)と同レーベルのオーナーであるジェフリー・サイモンが会長を
つとめるストコフスキ協会の飽くなき活動の成果によって復刻されたロシアン
・レパートリー。
1953年にRCA Victor Red Sealによって収録されたモノラル録音は、今回がス
トコフスキ協会オフィシャルの世界初CD化となる。(「だったん人の娘たちの
踊り」のみ1950年の録音。)
ポイントはやはり「はげ山の一夜」や「ホヴァンシチナ」、「イーゴリ公」な
どでストコフスキによる魔法のような編曲術を味わえるところだろう。

CACDS 4031(SACD-Hybrid) \2580
C・サン=サーンス:
アフリカ幻想曲Op.89/劇音楽《パリザティス》より エアーとバレエ
ホタ・アラゴネーサ/大幻想曲《サムソンとダリラ》(ルイジーニ編曲)
フルート、クラリネットと管弦楽のための《タランテラ》
サラバンドとリゴードン/死の舞踏(原典版)/フランス軍隊行進曲
ミューズと詩人たち/歌劇《アスカニオ》より バレエと終曲
グウェンドリン・モク(ピアノ)、
スーザン・ミラン(フルート)、
ジェームズ・キャンベル(クラリネット)、
ティナ・グルーエンバーク(ヴァイオリン)、
アンソニー・ローデン(テノール)、
ステファニー・チェイス(ヴァイオリン)、
ロバート・トルマン(チェロ)、
ジェフリー・サイモン(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
ピアノと管弦楽がフル稼働する「アフリカ幻想曲」やフルートとクラリネット
妙技を堪能できる「タランテラ」、テノール独唱を必要とする「死の舞踏」の
原典版など滅多にお目にかかれないサン=サーンスのレパートリーが満載!
1993年の録音、SACD Hybrid盤による再発売。

CACDS 4032(SACD-Hybrid) \2580
C・サン=サーンス:
歌劇《黄色の姫君》序曲/レクイエム ハ短調Op.54/
交響曲第3番ハ短調Op.79《オルガン付き》
ティヌケ・オラフィミハン(ソプラノ)、
キャスリン・ウィン=ロジャース(アルト)、
アンソニー・ローデン(テノール)、
サイモン・カークブライド(バス)、
ジェイムズ・オドンネル(オルガン)、
ジェフリー・サイモン(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、
ハーロウ&イースト・ロンドン合唱団
知られざるサン=サーンスの名作「レクイエム」と超有名曲「オルガン付き」
をカップリング。サラウンドで鳴り響くオルガンや合唱の分厚い響きは圧巻。
1993年の録音、SACD Hybrid盤による再発売。

CACDS 4113(SACD-Hybrid) \2580
ロンドン・トランペット・オーケストラ ――
プリマ:シング・シング・シング
ガーナー:ミスティ
ヤナーチェク:《シンフォニエッタ》より ファンファーレ
アーバン:ヴェニスの謝肉祭
クラーク:デンマーク王子の行進曲
モーツァルト:トルコ行進曲
ロッシーニ:《泥棒かささぎ》序曲
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲より アダージョ
ヘンデル:王宮の花火の音楽
カーレル&クレイトン:アメイジング・グレイス
コープランド:《ロデオ》より ホウダウン
レノン&マッカートニー:ペニー・レイン
カリーリョ:ドス・ガルデニアス
サンドヴァル:マンボ・カリエンテ
ロンドンの28人のトランペット・プレーヤーたち
ロンドン・トランペット・サウンドI(CACD 0113)&II(CACD 0114)の中か
ら選りすぐった録音を1枚にまとめたSACD Hybrid盤。ジョン・ウォーレスや
ロッド・フランクス、ポール・アーチボールト、モーリス・マーフィー、ジョ
ン・ウェブスターなど世界を代表する名手たちの夢の共演がサラウンドで実現

CACDS 4116(SACD-Hybrid) \2580
ベイビー・チェロ
C・サン=サーンス:白鳥
F・シューベルト:アヴェ・マリア
伝承曲:グリーンスリーヴス
ルイス・ボンファ:黒いオルフェウス
セバスチャン・イラディエール:《ラ・パロマ》より〈バンジョー〉
S・ラフマニノフ:ヴォカリーズ
P・I・チャイコフスキー:こんぺい糖の精の踊り
伝承曲:コンドルは飛んで行く
C・ポーター:ビギン・ザ・ビギン
H・ヴィラ=ロボス:子供の民謡
セルヴァンテス:さらばキューバ
A・ドヴォルザーク:わが母の教え給いし歌(48本のヴァイオリンによる)
K・ヴァイル:祝福(48本のヴィオラによる)
D・エリントン:サティン・ドール(9本のコントラ・バスによる)
A・C・ジョビン:イパネマの娘
D・ランズウィック:コヴェントリー・ファンタジー
ジェフリー・サイモン(指揮)、
ロンドン・チェロ・オーケストラ
ロンドンのメジャーオーケストラから集まった24人のチェロ奏者たちによる最
上のヒーリング・アルバムのSACD Hybriodバージョン。アメリカの子育て専門
メディアが選出する「iparenting media」を受賞するなど多くのリスナーから
支持を集めている。サラウンドで聴けば赤ちゃんもたちまちご機嫌に!?





<Signum Classics>
SIGCD 099 \2180
精神の情景 ――
カーダル・カーン&ジム・ピュー:ラーガ(Raga)
東野珠実:景(Kei)
グレアム・アシュトン:鳥の歌
スザンヌ・ファリン:オール・サイド・エンドレスネス
カルロス・フランツェッティ:ブラスタンゴ
グラハム・アシュトン・ブラス・アンサンブル、
カーダル・カーン(タブラ)、イムラン・カーン(タブラ)、
ビナ・カラヴァント(シタール)、ジャヴェッド・カーン(シタール)、
東野珠実(笙)、水谷隆子(箏&声)、梅崎康次郎(尺八)、
マーカス・ロハス(ディジェリドゥ)、ゲリー・ヘクト(ピアノ)、
ドミニク・ドナト(打楽器)、イングリット・ゴードン(バウラン)、
リンダ・ウェザリル=スミス(縦笛&フルート)、
ラウル・ヤウレナ(バンドネオン)、ティモシー・コブ(コントラバス)
なんと金管アンサンブルと民族音楽のコラボレーション・アルバムが登場!
このアルバムは「インドのラーガ」、「日本の雅楽」、「アルゼンチンのタン
ゴ」、「アイルランドのケルト」など世界中の民族音楽を基盤とした作品と、
それぞれの民族楽器の世界的奏者を迎えて実現したスーパー・クロスオーヴァ
ー・アルバムなのである。
グラハム・アシュトンやマーク・グールト、ジム・ピューといった世界最高峰
の金管楽器奏者を揃えたグラハム・アシュトン・ブラス・アンサンブルのパ
フォーマンスは、まさに超絶。
そこに各国を代表する伝統楽器の達人たちが加わり、ジャンルや国という垣根
を完全に取り払った全く新しいスタイルの音楽を創造している。

SIGCD 101 \2180
楽園からの歌曲集 ――
モーリス・グリーン:オルフェウスとリュート
ウィリアム・ボイス:オルフェウスとエウリディーチェ、春の園
ウィリアム・クロフト:How Severe is my Fate
ジョン・エックレス:ベリンダ
ジョージ・モンロー:セリア・ザ・フェアー
ステフェン・ストラーチェ:The Curfew Tolls the bell
トーマス・リンリー:Think not my love
ジョン・ブロウ:Grant me ye Gods
トマス・アーン:ジェニー/他 全19曲
フィリップ・ラングリッジ(テノール)、
デイヴィッド・オーウェン・ノリス(ピアノ)、
ジェニファー・ラングリッジ(チェロ)、
トリスタン・ガーニー(ヴァイオリン)、
マルコム・レイフィールド(ヴァイオリン)
イギリス屈指の存在感を放つテノール歌手フィリップ・ラングリッジが歌う
18世紀イギリス、ジョージ王朝時代の歌曲集。ラングリッジの絶大な表現力
が愛や欲望、嘆きといった人間の感情を色濃く描いている。ちなみにチェロ
として録音に参加しているジェニファー・ラングリッジはフィリップ・ラン
グリッジの愛娘である。1999年12月の録音。





<Deux-Elles>
DXL 1084 \2180
ライト-ディスタンス ――
ルイス・ティノコ(1969−):
ライト-ディスタンス、オ・クルソ・ダス・アグアス、秋の風
ブラガ・サントス(1924−1988):スケルツィーノ
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906−1994):
ヴィエラ・ダ・シルバの7つの思い出
アントニオ・ピニャン・ヴァルガス(1951−):3つの断章
アレシャンドレ・デルガド(1965−):パニック・フラート
セルジオ・アゼヴェド(1968−):アスペット
エウリコ・カラパトソ(1962−):5つの小品
ガリアード・アンサンブル
ブラガ・サントスなどの作品を収録した20世紀ポルトガルの木管五重奏曲集。
ガリアード・アンサンブルは1993年にイギリスの王立音楽院の学生によって
結成された木管五重奏団。BBCラジオ3のヤング・アーティスト・フォーラム
やメイジー・ルイス・アーティスト・アウォードを授与されるなど今後の活
躍が注目されている。2002年8月の録音。

DXL 1087 \2180
ジャジー・メタル ――
ルイス・ティノコ:ファータイル・ランド
ヌーノ・コルテ=レアル(1971−):海のための5つの小さな音楽
カルロス・アゼヴェド:ジャジー・メタル
クリストファー・ボックマン:エッセイIX、金管五重奏曲
ジョアン・マドゥレイラ:ルモール
アントニオ・ピニャン・ヴァルガス:2つの家族の議論
ジョン・ウォーレス(リーダー)、
ロイヤル・スコティッシュ・アカデミー・ブラス
ロイヤル・スコティッシュ・アカデミー・ブラスは、フィルハーモニア管など
の名門オーケストラで主席奏者を歴任するなど現在もイギリスのトランペット
界に君臨する重鎮ジョン・ウォーレスが率いる金管五重奏団。ポルトガルの
現代作曲家たちによる貴重なレパートリーを輝かしいサウンドと抜群のテク
ニックで聴かせてくれる。2003年の録音。

DXL 1088 \2180
ハンザの祭 ――
S・シャイト:カンツォン、パドゥアン
H・アルベルト:キリスト教への改宗
M・シルト:パドゥアナ・ラクリメ
S・シャイト(マクゴワン編曲):Nun komm der Heiden Heiland
G・L・フールマン:エントラータ、ガリアルダ第15番
E・メルテリアス:ドイツの詩
T・シンプソン:パサメツァ、リチェルカーレ/他 全15曲
マーク・チェンバース(カウンターテナー)、
イングリッシュ・コルネット&サックバット・アンサンブル
「ハンザの祭」は、ルネサンス時代における北部ドイツの音楽を集めた作品
集。ロンドンの音楽大学で学んだ優秀な金管楽器奏者たちによって1993年に
結成されたイングリッシュ・コルネット&サックバット・アンサンブルは、
イ・ファジョリーニやダンディン・コンソートなどと共演を重ねている。心
地よい古楽器の響きが印象的な好演奏。

DXL 1090 \2180
ハープ ――
M・イッポリトフ・イワーノフ:ジョージアの午後
C・サン=サーンス:幻想曲Op.124
J・L・ドゥセック:ソナタOp.34-1
M・グリンカ:Der Zweifel
A・バックス:悲歌的三重奏曲
M・ラヴェル:前奏曲とアレグロ
フィボナッチ・セクエンス
イギリスのピアノ奏者キャスロン・スタロックが中心となって結成された
「フィボナッチ・セクエンス」は計10名の弦楽器奏者、木管楽器奏者、ピアノ
奏者によるイギリスの室内アンサンブル。この「ハープ」と題されたアルバム
には、イギリスの女流ハープ奏者ジリアン・ティンゲイを主役とした多才な室
内楽作品を収録。

DXL 1097 \2180
北極星 ――
ヒュー・ワトキンス:3つの演説
ダイアナ・バレル:北極星
ジェームズ・マクミラン:
ウェディング・イントロイト、ホワイト・ノート・パラフレーズ、
ガウディアムス・イン・ローチ・パーチェ
ライアン・サミュエル:ファンファーレの葬送歌
ルース・ビルシモア:イントゥー・ザ・サイレント・ランド
ジョン・ホーキンス:ソルティー
ロビン・ホロウェイ:カンツォーナとトッカータ
デボラ・コーランド(トランペット)、
ウィリアム・ホワイトヘッド(オルガン)
王立音楽院を卒業しソリストとしてキャリアを積んでいるイギリスの女流トラ
ンペット奏者コーランドとオルガン奏者ホワイトヘッドのデュオ・アルバム。
現代イギリスの作品に挑むコーランドのパワフルなサウンドは凄い。





<Dal Segno>
DSPRCD 017 \2180
偉大なるピアニストVol.1-ウラディーミル・ド・パハマン ――
F・リスト:リゴレット・パラフレーズ
F・メンデルスゾーン:無言歌第46番、同第25番
F・ショパン:
夜想曲嬰ハ短調Op.27-1、ワルツ変ニ長調Op.64-1、同嬰ハ短調Op.64-2、
マズルカ変イ長調Op.50-2、同ハ長調Op.56-2、ワルツ ヘ長調Op.34-3、
マズルカ イ短調Op.67-4、前奏曲ヘ長調Op.28-23、即興曲Op.36、
夜想曲ロ短調Op.32-1、バラード変イ長調Op.47
W・A・モーツァルト:トルコ行進曲
J・S・バッハ:イタリア協奏曲より
F・シューベルト:楽興の時第3番ヘ短調
ウラディーミル・ド・パハマン(ピアノ)
大作曲家自身のピアノ・ロールを再生し、現代のデジタル技術で収録したシリ
ーズでお馴染みの「ダル・セーニョ(Dal Segno)」から新たなるシリーズ
「偉大なるピアニスト」がスタート。
第1弾はリストに大きな衝撃を与え、録音にもいち早く取り組んだウクライナ
出身のピアニストであるパハマン。

DSPRCD 018 \2180
偉大なるピアニストVol.2-ジョゼフ・レヴィーン ――
R・シューマン:トッカータOp.7、交響的練習曲Op.13
F・シューベルト(リスト編曲):菩提樹
F・ショパン:練習曲Op.25-12
A・ルビンシテイン:天使の夢
F・メンデルスゾーン:性格的小品OP.7-7
C・ツェルニー:オクターブの練習
J・シュトラウス:美しく青きドナウ
ジョゼフ・レヴィーン(ピアノ)
新シリーズの第2弾は、ラフマニノフやスクリャービンとしのぎを削ったジョ
ゼフ・レヴィーン。1906年から1919年の演奏が最新技術によって鮮明に復刻さ
れている。

DSPRCD 032 \2180
J・S・バッハ-ピアノ・ロール・レコーディングス ――
J・S・バッハ:
アダージョ(コルトー)/パッサカリア ハ短調(ダルベール)/トッカータ
ト短調(ヘス)/コラール前奏曲(ヘス)/半音階的幻想曲とフーガ(バウ
アー)/イタリア協奏曲より(パハマン)/シャコンヌ(ブゾーニ)/トッ
カータとフーガ ニ短調(ツァイスラー/フリードマン)
様々なアーティスト(作品名の後ろの( )内が演奏者)
1900年代前半にかけて活躍した偉大なるピアニストたちの演奏によるシリーズ
第4弾。ブゾーニによるシャコンヌなど貴重な演奏が並んでいる。このシリー
ズでは、1904年から1935年に収録された貴重な演奏の復刻が行われている。

<Glossa>
GCD 921522 \2180
G・F・ヘンデル:イタリアン・カンタータ集Vol.2 ――
カンタータ《捨てられたアルミーダ》HWV.105
カンタータ《女猟師ディアナ》HWV.79
カンタータ《お前は誠実か、お前は貞節か》HWV.171
カンタータ《ひっそりと静かな夜》HWV.142
カンタータ《恋する魂は》HWV.173
エマヌエラ・ガッリ(ソプラノ)、
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)、
ファビオ・ボニッツォーニ(指揮&チェンバロ)、
アンサンブル・リゾナンサ
ヘンデルのイタリア滞在時代(1706年-1710年)に作曲された100曲の室内カン
タータ(イタリアン・カンタータ)の中から、器楽伴奏付きの約30曲を取り上
げていくシリーズの最新作となる第2集。
今回の第2集がシリーズ初登場となるソプラノ奏者エマヌエラ・ガッリはミラノ
出身。
ガッリはカヴィーナ率いるラ・ヴェネクシアーナのメンバーであり、ストラデ
ッラのオラトリオ「スザンナ」(GCD 921201)ではソリストを務めるなどイタ
リア・バロック音楽のスペシャリストとして称賛を浴びている。
第1集に引き続きコープマンやレオンハルト、サヴァールといった古楽界の巨
匠たちからも厚い信頼を寄せられているイタリアのソプラノ奏者ロベルタ・イ
ンヴェルニッツィも録音に参加しており、前作を凌ぐ陣容によるレコーディン
グが実現。
グロッサの鍵盤楽器分野を代表する名手ボニッツォーニによって結成された
「アンサンブル・リゾナンサ」と、イタリアの実力派ソプラノ奏者たちによっ
て奏でられるヘンデルのカンタータ集第2弾。

GCD P32301 \2180
ドミニク・ヴェラール(1953−):
十字架上のキリストの最後の7つの言葉/私の目はくもり/
スターバト・マーテル/おお、全ての人々よ/ ミサ《神への賛課》
ドミニク・ヴェラール(指揮)、
アンサンブル・ジル・バンショワ
中世音楽の演奏と解釈が世界最高峰と評されるドミニク・ヴェラール率いるア
ンサンブル・ジル・バンショワが遂にグロッサに登場!
ヴェラール&アンサンブル・ジル・バンショワのグロッサ・デビュー盤となる
のは、なんとヴェラール自身が作曲した5つの宗教作品集。
ヴェラール自らが自身の作品を演奏するこの最新盤は、ヴェラールとグロッサ
の新たな芸術作品を創造したいという熱意が実現させたものなのである。
30年以上に及ぶ演奏と研究に基づいたヨーロッパの伝統的な手法と宗教的題材
に新たな感性を加えたヴェラールの宗教作品集。
またスペインのトップ・デザイナーがデザインを手懸け、世界最高との評価を
受けるグロッサ・プラチナムの斬新なジャケットは今回も大きなインパクトを
与えてくれる。




<Avie>
AV 2127 2枚組 \3180
W・A・モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216
ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調K.261
ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調K.373
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調K.364
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第1番ト長調K.423
同第2番変ロ長調K.424
フィリップ・グラファン(ヴァイオリン&指揮)、
今井信子(ヴィオラ)、ブラバント管弦楽団
類稀な実力を誇り日本のみならず世界を代表するヴィオラ奏者として活躍を続
ける今井信子。
楽器の可能性を深く追求した演奏活動や教育活動は、ヴィオラの第1人者の称号
に相応しいスケールで展開されている。
そしてその音楽活動全体が2003年の紫綬褒章授章に代表されるように、音楽賞
のみならず数々の栄誉を授与されるなど全世界から称賛を浴びている。
ヴァイオリンのグラファンは、圧倒的なヴィルトゥオージティで聴衆に感動と
驚嘆を与え続けるフランスのヴァイオリニスト。
難曲として知られるエルガーのヴァイオリン協奏曲の初稿版の録音(AV 2091)
で大きな話題を巻き起こしたことは記憶に新しい。
ちなみにヴァイオリン協奏曲とアダージョ、ロンドではグラファンの自作によ
る独創性に富んだカデンツァを用いている。
アヴィー(Avie)からのリリースでは、リトアニアの作曲家バルカウスカスの
作品集(AV 2073)で共演を果たしている今井信子とフィリップ・グラファン。
共演に起用されたオランダのアイントホーフェンを本拠地とするオーケストラ、
ブラバント管弦楽団の味わい深い演奏が今井信子とグラファンの音楽をさらな
る高みへと昇華させている。

AV 2121 2枚組 \3180
ヴェニアミーン・フレーイシュマン(1913−1941):
歌劇《ロスチャイルドのヴァイオリン》
D・ショスタコーヴィチ:歌劇《賭博者》
ローマン・アスターホフ(バス)、ペテル・ダナイロフ(バリトン)、
エレーナ・ガボウリ(メゾソプラノ)、ヤツェク・ヤニスツェフスキ(バス)
アンドリス・ラパン(テノール)、ミハル・レホツキ(テノール)、
ピオトル・ノワツキ(バス)、
ワシーリー・ペトレンコ(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団
ショスタコーヴィチやR・シュトラウスなど質の高い演奏を発表してきたロイヤ
ル・リヴァプール・フィル。ジェラード・シュワルツの後任として2006年9月か
ら主席指揮者に就任したワシーリー・ペトレンコとのリリース第1弾はショスタ
コーヴィチと弟子であるフレーイシュマンの舞台作品集が登場。
将来を嘱望されながらも第二次世界大戦で若くして命を落としてしまったフレ
ーイシュマン。そのため未完となってしまった歌劇「ロスチャイルドのヴァイ
オリン」は、師であるショスタコーヴィチによって補筆完成が行われた作品で
あり録音も非常に珍しい。
併録されたショスタコーヴィチの「賭博者」は、交響曲第7番「レニングラー
ド」と同時期に着手され作品63として構想が行われながらも未完に終わったオ
ペラである。
ショスタコ&ロシア音楽ファン要注目の意欲作!2006年9月27日のライヴ録音。

AV 2125 \2080
J・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
R・シューマン:交響曲第4番ニ短調Op.120(1841年初版)
トーマス・ツェートマイアー(ヴァイオリン&指揮)、
ノーザン・シンフォニア
2004年12月にオープンとなり大きな話題を呼んでいるイギリスの都市ニュー
キャッスルゲイツヘッドの誇る国際音楽センター「セージ・ゲイツヘッド・ホ
ール」と名門ノーザン・シンフォニアのコラボレーション・シリーズ第2弾。
リリース第1弾となったイモジェン・クーパーのモーツァルト(AV 2100)に続
く最新作は、同オーケストラの音楽監督であり世界的ヴァイオリニストでもあ
るツェートマイアーによるブラームスとシューマン。
ブラームスのヴァイオリン協奏曲第1楽章ではツェートマイアー自作のカデン
ツァを用いており、しかも弾き振り!シューマンの交響曲第4番は1841年の初
版を使用するなどツェートマイヤーのポリシーが全面に打ち出されたプログラ
ミングと言える。懐の深さとt熱き表現力を感じさせてくれる演奏は聴き応え
十分。2006年12月9日−11日の録音。




<Timpani>
1C 1117 \2250
ガブリエル・ピエルネ(1863−1937):
紀元1000年/序曲《大聖堂》/フランシスコ会の風景
リオネル・パントレ(バリトン)、
ジャック・メルシエ(指揮)、
ロレーヌ国立管弦楽団、ニコラ・ド・グリニー合唱団
クセナキスやロパルツのシリーズと並びティンパニーの大黒柱の1つとなった
ピエルネの作品集。大好評を博している室内楽作品集(2C 1110/2C 1111)
に引き続き早くもピエルネの作品集最新盤がリリースに!
合唱を伴い演奏時間約35分を要する管弦楽曲「紀元1000年」を中心とした収
録3作品は、19世紀後期から20世紀前半のフランス音楽に大きな足跡を残した
ピエルネの卓越した作曲技法によって生み出された逸品である。
ピエルネの故郷でもあるフランス北東部に位置するロレーヌ地域圏の首府で
あるメス。今回の演奏には、このメスを本拠地としているジャック・メルシ
エ率いるロレーヌ国立管弦楽団が抜擢されている。このロレーヌ国立管、首
都パリのオーケストラを凌ぐ勢いと演奏を聴かせてくれており、ピエルネの
作品集をより充実した内容に仕上げている。




<Sisyphe>
SISYPHE 008(CD+Bonus DVD-PAL) \2300
フレスコバルディとの対話-ジローラモ・フレスコバルディ(1583−1643):
トッカータ集 ――
即興/トッカータ第1番-第4番/変遷(即興)/トッカータ第5番-第7番/
間奏曲(即興)/トッカータ第8番-第9番/装飾(即興)/
トッカータ第10番-第12番
フランチェスコ・トリスターノ・シュリメ(ピアノ)
自身の才能を見出した師匠であるプレトニョフ自らが指揮するロシア・ナショ
ナル管のソリストに抜擢され、アメリカ・ツアーを大成功させるなど見事な活
躍を続ける1981年ルクセンブルク出身の若き天才シュリメ。
現代音楽を学ぶために現在バルセロナを本拠としているシュリメは、2004年に
開催されたオルレアン国際20世紀ピアノコンクールを見事に制覇し特別賞を総
なめにするなどその桁外れの実力を証明している。
シジフ(Sisyphe)からのリリース第2弾は、前作ベリオのピアノ作品集から
一転17世紀イタリアの大家フレスコバルディ。
演奏は12曲のトッカータだけでなく冒頭と途中3度にわたってシュリメによる
即興演奏が組み込まれるなど、シュリメとフレスコバルディの“対話”とい
う独創的な世界が構築されている。
フランチェスコ・トリスターノ・シュリメ、この男只者ではない。
2006年11月にラ・セーヌ・バスティーユに行われたコンサートのライヴ録音。
(ボーナスDVDにはコンサートの一部となる約23分の映像を収録。/ボーナス
DVDはPAL方式となります。予めご了承下さい。)




<Channel Classics>
CCSSA 23707(SACD-Hybrid) \2850
A・ヴィヴァルディ:
二重協奏曲ト長調RV.532、トリオ・ソナタ ハ長調RV.82、
ギター協奏曲ニ長調RV.93、トリオ・ソナタ ト長調RV.85、
ギター協奏曲ハ長調RV.425
L・ワイス:ソナタ イ長調
カトナ・ツインズ、カルドゥッチ弦楽四重奏団、
ジェローン・ファン・キューレン(コントラバス)
ギター・ファンを中心に根強い人気を誇るハンガリーの双子の兄弟によるギ
ター・デュオ、カトナ・ツインズ。最新作となるヴィヴァルディ・アルバム
では、マンドリンのために作曲された協奏曲などをギター・デュオに置き換
えて一糸乱れぬコンビネーションを披露している。ジュリアン・ブリームや
ジョン・ウィリアムス直伝のテクニックと、双子の兄弟だからこそ可能な阿
吽の呼吸によるヴィヴァルディはギター・ファン必聴!

CCSSA 80507(SACD-Hybrid) \2850
中国の魔法の笛-Morning/Paean of Yi River/Little Buffalo Cowboy/
Jolly Meeting/Impression of Mt. Qianshan/Mysterious Tune from Lang
Ya/Spring Visiting Xiang Jiang River/Solitary Orchid Greeting The
Spring/Vegetable Vendor/Blue Canope
タン・ジュンシャオ(笛子)
中国のアーティストによる中国の作品をチャンネル・クラシックスの超優秀
録音で楽しむことの出来る「チャンネル・オヴ・チャイナ」シリーズ。日本
の横笛の原点でもある中国の最も有名な横笛「笛子(てきし/ディーズ)」。
シリーズ最新作の1枚は、若くして本場中国における笛子の達人として絶大な
る評価を受けている女流奏者タン・ジュンシャオのポートレート・アルバム。
タン・ジュンシャオは現在上海国立音楽院の指導者であり、中国音楽家協会
にも名を連ねている。

CCSSA 80607(SACD-Hybrid) \2850
中国の心の琴線を弾く-J
olly Tune/Night Banquet/Street Musicians/In the Still of Late Night
/Tune from Jin Region/When Spring visits South China/Journey beyond
Xi Kou/Riddle guessing/Camel Bell Ring Echoing Along the Silk Road
/Ambush on all sides/モスクワの夜(ボーナス・トラック)/剣の舞(ボ
ーナス・トラック)
中国中央音楽院管弦楽団
シリーズ2枚目のオーケストラ・アルバムは、中国の撥弦楽器のための民族音
楽&伝統音楽集。中国中央音楽院管弦楽団は、「チャンネル・オヴ・チャイ
ナ」シリーズにも登場している中国琵琶奏者チャン・ホン・ヤンを中心とし
て2003年に中央音楽院の学生と卒業生で結成された中国の撥弦楽器によるオ
ーケストラ。メインの中国作品に加えて、特典として収録された中国の楽器
で演奏される「剣の舞」も楽しみな録音。





<Danacord>
DACOCD 655 \2300
A・ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(ハース版)
ジェイムズ・ロッホラン(指揮)、オーフス交響楽団
日フィルの名誉指揮者として日本でもお馴染みのスコットランドの名匠ジェイ
ムズ・ロッホラン。ダナコード(Danacord)とデンマーク放送の共同制作と
して収録されたブルックナーは、ロッホランが1996年から2003年まで主席指
揮者を務めたデンマークのオーフス交響楽団とのコンビによるライヴ録音。
会場となったオーフス大聖堂に鳴り響くブルックナーは、決して力みすぎず
神秘性よりも自然な流れを重視した好演奏。デンマーク第2の都市オーフスを
本拠とするオーケストラの実力を垣間見ることのできる北欧ファン注目の1枚!
2005年4月28日の録音。





<Urtext>
JBCC 133 \2180
リアリスモ・マジコVol.1-
エドゥアルド・アングーロ(1954-):
フルートとハープのための二重協奏曲/フルート協奏曲/エテルサの近衛兵
ミゲル・アンヘル・ヴィラヌエヴァ(フルート)、
ジャネット・パウルス(アルパ)、
ヘスス・メディーナ(指揮)、
アンサンブル・オルケスタル・アルス・モデルナ
7才から本格的に音楽の勉強を始め、メキシコ国立音楽院とオランダのハーグ
王立音楽院で作曲とヴァイオリンを学んだエドゥアルド・アングーロによる
フルートのための作品集。アングーロの作品はケルンWDR響やスペイン放送管、
インディアナ大学響などで演奏されている。フルートのミゲル・アンヘル・
ヴィラヌエヴァは、現在メキシコのベジャス・アルテス管弦楽団の主席フル
ート奏者を務めており、メキシコ・シティ・フルート・クヮルテットなどを
主宰するなど精力的な活動を行っている。

JBCC 122 \2180
ホセ・パブロ・モンカージョ(1912−1958):歌劇《コルドバのムラータ》
ガブリエラ・ティエリー(メゾソプラノ)、
マウリシオ・エスクィヴェル(テノール)、
アルマンド・ガマ(バリトン)、セルジオ・メネセス(バス)、
グスタヴォ・クアウトリ(テノール)、
フアン・カルロス・ロモナコ(指揮)、カルロス・チャベス交響楽団
コープランドに作曲を師事し、メキシコ国立響やメキシコ国立音楽院の指揮
者も歴任したモンカージョが、白人と黒人の混血娘(ムラータ)を題材とし
て描いたオペラ。メキシコの作曲家によるオペラは録音も非常に珍しく、同
国の舞台作品を知ることの出来る貴重な録音と言える。

JBCC 139 \2180
インプレッションズ-アントニオ・ホセ(1902−1936):ギター・ソナタ
レオ・ブローウェル(1939−):悲歌-イン・メモリアム・トオル・タケミツ
M・ラヴェル:ハバネラ形式による小品
エルネスト・コルデロ(1946−):3つの黒人霊歌
マヌエル・ポンセ(1882−1948):ソナタ第3番
パブロ・ガリバイ(ギター)
パブロ・ガリバイは、マヌエル・ポンセ国際コンクール、レネ・バルトリ国
際コンクール、ゲーベルスベルク国際コンクール、アーヘン国際コンクール
など世界中の数多くのギター・コンクールを勝ち取っているメキシコのギタ
ー奏者。ポンセやラヴェル、キューバの世界的ギター奏者ブローウェルが武
満徹の追憶として作曲した「悲歌」を収録するなど、クラシック・ギターの
醍醐味を味わえる。

JBCC 131 \2180
19世紀-20世紀メキシコの歌曲集-
A・ペラルタ:Lo t'amero
G・カンパ:Les Roses、子守歌、アモローソ
J・ロロン:ラルメ、夜想曲、Beaux papillons
R・カストロ:Premier chagrin、Je t'aime、Je Veux t'oubiler/他 全18曲
マルタ・モリナール(ソプラノ)、
ジョセフ・オレチョウスキ(ピアノ)
ヴィヴァルディやバッハ、ヘンデル、モーツァルトからフランス、そして近
代メキシコの作品をレパートリーとするソプラノ奏者マルタ・モリナール。
収録曲はメキシコの作品のみというメキシコのレーベルならではの内容。




<2L>
2L 41(SACD-Hybrid) \2850
コンサート-ヤン・ラディスラフ・ドゥシェク(1760−1812):
ピアノ・ソナタ第1番Op.45
S・ラフマニノフ:10の前奏曲Op.23(第1番-第6番)
E・グリーグ:抒情小曲集第8集Op.65
S・プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.1
E・グリーグ:アンダンテ・モルト
ステフェン・ホルン (ピアノ)
アンスネスと同じイジー・フリンカの門下生でもあるノルウェーのピアニス
ト、ステファン・ホルンのコンサートを収録したライヴ録音。ホルンはノル
ウェー放送響やオスロ・フィルなどとの共演経験も数多く、ウィグモア・ホ
ールへのデビューも果たしている。録音も非常に優秀で透明感とぬくもりに
満ちたピアノの音色は、聴き手に安心感を与えてくれる。
2005年12月5日の録音。





<Bergen Digital>
BD 7052CD \2300
J・ブラームス:
宗教的歌曲《惜しみなく与えよ》Op.30、アヴェ・マリアOp.12
F・メンデルスゾーン:
モテット《主よ、わが祈りを聞きたまえ》Op.39-1、讃歌《おお主よ、われを
助けたまえ》Op.96
グレン・エリク・ハウグラン(1961−):Du matte nesten rope det
マグナル・マンゲルスネス(指揮)、
ベルゲン大聖堂聖歌隊、ビョルン・リーエン(オルガン)、
ラッシャー・サクソフォン四重奏団
1971年に指揮者のマンゲルスネスによって創設されたベルゲン大聖堂聖歌隊。
ハウグランの合唱作品は、合唱とサクソフォン四重奏という珍しいコンビで
の演奏。





<Euridice>
EUCD 26 \2300
ナターシャ・バレット:ラス、ディアボルス
ラルス・ペーテル・ハーゲン:ラングサム
トルステン・アーガード=ニルセン:グランス・オヴ・ア・ランドスケープ
アイヴィン・ブエンス:インターミッション
ニコライ・アポリオン:パルス
パルス・パーカション・アンサンブル、ニン・トリオ
ノルウェーの打楽器アンサンブルとフルート、打楽器、チェロによるアンサ
ンブルのコンテンポラリー・アルバム。

EUCD 27 \2300
ヴァルキリー・ブラス-ヴィトルド・ルトスワフスキ:小さな序曲
ヤン・バック:ラウデ
ピエール・ジャンセン:Les Arborescences
オラフ・ベルク:金管五重奏曲
ヴァルキリー・ブラス
1997年12月にノルウェー王立音楽院の学生5人によって結成された金管五重奏
団ヴァルキリー・ブラス。1998年にパリで開催された“Musicora 98”で優勝
を果たすなど実力十分。





<NGMF>
NGMF 110 \2300
バンド・オブ・ブラザース-
ジャン・ロベール・プランケット(1848−1903):フランス分列行進曲
マイケル・カーメン(1948−2003):バンド・オブ・ブラザース
ジョセフ・ジョーンズ(1923−1986):子供の誕生
ルドルフ・ヘルツァー(1878−1914):ハイデックスブルク万歳
F・スッペ:序曲《軽騎兵》
オーレ・ブル(1810−1880):Et Saeterbesok
フレディ・マーキュリー:ボヘミアン・ラプソディー
E・バグリー:国民の象徴/他 全15曲
アルヴェ・テレフセン(ヴァイオリン)、
エルダル・ニルセン(指揮)、ノルウェー近衛兵バンド
2005年から同楽団の指揮者を務めるエルダル・ニルセンが初登場。オーレ・
ブルの作品ではノルウェーのトップ・ヴァイオリニスト、テレフセンがゲス
トとして参加している。




<New World>
80666-2 \2080
ルー・ハリソン(1917−2003):
フルートと打楽器のための協奏曲第1番/ストリクト・ソング/アリアドネ
/ソルスティス
レタ・ミラー(フルート)、ウィリアム・ウィナント(打楽器)、
へザー・スローン(打楽器)、ルロイ・クロム(バリトン)、
サンタ・クルス・チェンバー・シンガーズ&オーケストラ、他
ガムランを筆頭に世界中の民族音楽を用いるなど独自の路線を貫き通したル
ー・ハリソン。ここにはフルートと打楽器による作品を中心に、バリトン&
合唱のための作品などが収録されている。





<Centaur>
CRC 2837 \2080
C・サン=サーンス:チェロ協奏曲イ短調Op.33
G・フォーレ:悲歌、夢のあとで
E・ラロ:チェロ協奏曲ニ短調
ヘスス・モラレス・マトス(チェロ)、
ハイメ・モラレス・マトス(指揮)、
フィルハーモニア・ブルガリカ
プエルトリコの音楽一家がソリストと指揮者を務め、オーケストラと録音場
所はブルガリアというユニークな組み合わせによるチェロ協奏曲集。
このアルバムの主役でありソリストを務めるチェロのヘスス・モラレス・マ
トスは現在プエルトリコ交響楽団の主席奏者、プエルトリコ音楽院の教授の
任にある同国を代表するトップ・アーティストの1人。
ミュンヘンではチェリビダッケ、ウィーンではグラーフに指揮を学んだとい
うハイメ・モラレス・マトスは、セントラル・オハイオ交響楽団の音楽監督
として活躍中。またトロンボーン奏者としても腕前もハイレベルという異色
の経歴を持つ。

CRC 2771 \2080
ピック・イット・アップ-ジャズ・チューン・アレンジメンツ ――
ピック・イット・アップ/イージー・リビング/テンダリー/トゥモロー/
マイ・ファニー・バレンタイン/ボタン・アップ・ユアー・オーバーコート
/イエスタデイ/チェロキー/ラウンド・ミッドナイト/サテン・ドール/
イット・ドント・ミーン・ア・シング/ボディ・アンド・ソウル/サンタが
街にやってくる/虹の彼方に/ミスティ/サマータイム/アイ・ガット・リ
ズム/マイ・メランコリー・ベイビー
ジェフリー・チャペル(ピアノ)
母の弾くショパンと父の弾くブギウギを聴いて育ち、クラシック、ジャズの垣
根を取り払った活動を続けるアメリカのピアノ奏者ジェフリー・チャペル。
自らアレンジを施したジャズのヒット・ナンバーを確かなテクニックでリズ
ミカルに、そしてしっとりと聴かせてくれる。

CRC 2844 \2080
J・ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番Op.120-1、同第2番Op.120-2
R・シューマン:幻想小曲集Op.73、3つのロマンスOp.94
エリック・ワッハマン(クラリネット)、テッド・ロイター(ピアノ)
アイオワのウォートバーグ・カレッジのクラリネット科教授であり、ヤマハ
のアーティストでもあるエリック・ワッハマンによる王道のブラームス&シュ
ーマン。ワッハマンはフランス六人組のクラリネット作品集(CRC 2587)で
も好評を博している。

CRC 2828 \2080
ジョン・パウエル(1882−1963):初期ピアノ作品集 ――
南でOp.16/高貴なソナタOp.21/定期市で
ニコラス・ロス(ピアノ)
リッチモンドに生まれた20世紀のアメリカ人作曲家ジョン・パウエル。パウ
エル初期の作品は後期ロマン派様式が大きな特徴となっており、時折ショパ
ンらロマン派の大家たちの作風が顔を覗かせるなど美しい旋律とリズムを聴
くことができる。もっと演奏機会が増えてもおかしくない知られざる名作で
ある。

CRC 2823 \2080
サクソフォーン・オルタナティヴ ――
フランク・ティケリ(1958−):タゴールの詩
フランク・カンポ(1927−):秋の幻想
マイケル・ジョン・フィンク(1954−):
スリープ・ウィズアウト・ドリームス
O・ナッセン:アルト・サクソフォーン・ソナタ
アドリアンヌ・アルベルト:冬の慰め
ジェイムズ・セルフ:フーファラー
ビバリー・グリッグスビー:サックスソング
ダグラス・マセク(サクソフォーン)、リタ・ボーデン(ピアノ)、
ジェイムズ・スミス(ギター)、テリ・コイデ(ヴォーカル)、
ジェイムズ・ウォーカー(フルート)、
ジェイムズ・カンター(クラリネット)、
フィリップ・エイリング(オーボエ)、リチャード・トッド(ホルン)、
デイヴィッド・リドルズ(バスーン)
ソリスト、室内楽、スタジオ・プレーヤーなど数多くの分野で活躍を続ける
ベテラン・サックス奏者ダグラス・マセクをフューチャーしたアルバム。日
本では吹奏楽作曲家としても知られるティケリの声楽を要するアンサンブル
作品や、現代イギリスの代表者ナッセンの協奏曲などサックスの様々なサウ
ンドを楽しめる個性豊かな作品がズラリと顔を揃えている。

CRC 2843 \2080
イタリアン・ヴィンテージ ――
ジャコモ・セタッシオーリ(1868−1925):
クラリネット・ソナタ変ホ長調Op.31
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895−1968):
クラリネット・ソナタOp.128
ニーノ・ロータ(1911−1979):クラリネット・ソナタ ニ長調
ニコラ・デル・グラツィア:タランテラ
ニコラ・デル・グラツィア(クラリネット)、クリス・リサック(ピアノ)
キングズ・カレッジ、インディアナ大学といった名門を渡り歩いたグラツィ
アはイタリアのソリスト、室内楽奏者。カステルヌオーヴォ=テデスコへの
研究は国際クラリネット協会からも高く評価された。

CRC 2832 \2080
大聖堂のチェロ ――
ピーター・マシューズ:
春のセレナーデ、夏の終わりの歌、秋の夜想曲、冬の悲歌
C・フランク:天使の糧
マーク・ウィングス:新しい歌、メイ・ユアー・ハート・リブ・フォーエバー
M・デュプレ:ソナタ ト短調Op.60
R・ヴォーン=ウィリアムズ:ラルゲット
ドナルド・モリーン(チェロ)、リカルド・ラミレス(オルガン)、
マシュー・ワルシュ(指揮)、
ホーリー・ネーム・カテドラル・チェンバー・シンガーズ
2006年9月までの39年間をシカゴ交響楽団のチェロ奏者として過ごしたドナル
ド・モリーンのソロ・アルバム。チェロとオルガン、合唱という独特の組み
合わせでもチェロの存在感が埋もれないのは長年の経験が成せる業だろう。
ちなみにモリーンは現在東京で暮らしている。

CRC 2829 \2080
R・シューマン:子供の情景Op.15、花の曲Op.19
F・シューベルト:ピアノ・ソナタD.840、12のドイツ舞曲D.790
ジョン・F.シュトラウス(ピアノ)
ジョン・F.シュトラウスは1975年よりアイオワのルーサー大学で後進の指導
を行い、現在は教授職を務めているピアニスト。自らオネオタ・チェンバー
・プレーヤーズを創設するなど室内楽活動にも力を注いでいる。

CRC 2826 \2080
ルドルフ・ハーケン:
5弦ヴィオラのための協奏曲/クラリネット協奏曲/オーボエ協奏曲
ルドルフ・ハーケン(5弦ヴィオラ)、
ウィリアム・キング(クラリネット)、
ナンシー・アンブローズ・キング(オーボエ)、
ジュリアン・ベニシュー(指揮)、
様々なアーティストによるアンサンブル
自らも5弦ヴィオラを用いてソリストとして録音に参加するなどマルチな活躍
を見せるルドルフ・ハーケンの協奏曲集。アメリカの吹奏楽曲を連想させ、
5弦ヴィオラやスティール・ドラムを用いたり作品からは豊かなアイディアを
聴き取ることができる。

CRC 2794 \2080
F・シューベルト:
6つのドイツ舞曲D.783/即興曲D.899/ピアノ・ソナタ変ロ長調D.960
アーサー・ローウ(ピアノ)
カナダのビクトリア州立大学ピアノ科教授アーサー・ロウのシューベルト。
ロウはチェリストの堤剛とカナダ&アメリカ・ツアーを行ったキャリアを持
っている。

CRC 2846 \2080
ジャン・ティトゥルーズ(ca.1563−1633):アヴェ・マリス・ステラ
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1584−1654):
ティエント・デ・メディオ
フアン・カバニリェス(1644−1712):
ティエント・パルティド、パッサカリア
L・クープラン:前奏曲、A solis ortus cardine、フーガ集
セバスティアン・アギレラ・デ・エレディア(ca.1565−1627):
エンサンラダ・オブラ
ニコラ・ジゴー(1625−1707):前奏曲
ニコラ・ド・グリニー(1672−1703):アヴェ・マリス・ステラ
デイヴィッド・ウォーレン・スティール(オルガン)
フランスとスペインの知られざるオルガンのためのバロック音楽を集めたア
ルバム。クープラン以外は、なかなか聴く機会の少ない作品が並んでいる。

CRC 2816 \2080
マーク・サターホワイト:
エピタフィオ/時間の目撃者/死を想う/3声のコンチェルティーノ
キャシー・カー(フルート)、マシュー・カー(バスーン)、
ジョアンナ・ゴールドスタイン(ピアノ)、他
ミシガン州立大学とインディアナ大学を卒業し、メキシコ・シティ・フィル
にコントラ・バス奏者として2年間の在籍したマーク・サターホワイトの室
内楽作品集。

CRC 2842 \2080
ジョセフ・リヴィングストン(1962−):無用な部屋
ジョセフ・リヴィングストン(打楽器&電子楽器)

CRC 2830 \2080
CDCMコンピューター・ミュージック・シリーズvol.35 ――
ラリー・オースティン:Ottuplo!/アダージョ/RomaDue/タブロー/他
フルクス・クヮルテット、スミス・クヮルテット、他




<De Haske>
DHR 03-046-3 \2180
ファー・フロム・オーヴァー-
B・グレイ:サンダーバード
W・V・オッテルロー:セレナーデ
H・ツィマー:コラール《12月7日》
E・クレスポ:ジェリコのトランペット/他 全13曲
クラース・ファン・デル・ワウデ(指揮)、
ブラス・バンド・バズニン・オーエンカーク




<Capriccio>
71124(SACD-Hybrid) \2580
G・マーラー:歌曲集《さすらう若人の歌》/歌曲集《亡き子をしのぶ歌》
トーマス・クヴァストホフ(バリトン)、
ホーカン・ハーゲゴール(バリトン)、
ガリー・ベルティーニ(指揮)、ケルン放送交響楽団
ベルティーニのマーラーと言えば1983年から1991年まで主席指揮者を務めたケ
ルン放送響との交響曲全集での名演奏があまりにも有名だが、欠けていた歌曲
集の録音が今回ここに加わることになる。
今回リリースとなる2つの連作歌曲集はケルン放送響とのコンビだけでなく、日
本でも東京都交響楽団とのマーラー・シリーズなどで取り上げるなど巨匠にと
って交響曲と並ぶ十八番中の十八番。
注目のソリストにはトーマス・クヴァストホフ、ホーカン・ハーゲゴールとい
ったマーラーに精通する当代きってのバリトン奏者が起用されるなど陣容は完
璧。
ベルティーニとケルン放送響にとって最大の大仕事であったマーラー録音、し
かも未発表の音源がリリースの運びとなったことはまさしく快挙。
今は亡き巨匠が筆舌に尽くし難い感動を与えてくれることだろう。

71127(SACD-Hybrid) \2580
A・シュニトケ:映画音楽集Vol.3 ――
映画音楽《テイル・オブ・ワンダー(放浪物語)》
映画音楽《リッキー・ティッキー・タヴィー》
フランク・ストローベル(指揮)、ベルリン放送交響楽団
無調音楽や12音技法だけでなく多種多様なスタイルの作品を残した20世紀ロシ
アの作曲家シュニトケ。シュニトケはその生涯に約60曲にも及ぶ映画音楽の作
曲を手懸けるという一面も持ち合わせている。
ストローベル&ベルリン放送響のコンビで進行中の映画音楽集も今回で第3集。
今回の録音を行うにあたってストローベルは収録2作品のスコアを見直し、自
らの手で再構築を施している。
シュニトケの映画音楽集は第1集、第2集とも「ドイツ・レコード批評家賞」を
獲得するなど高い評価を受けている。

67193/94 2枚組 \4160
G・プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》
クリステル・ゴルツ(ソプラノ)、ハンス・ホップ(テノール)、
テレサ・シュティヒ=ランダル(ソプラノ)、
ゲオルグ・ショルティ(指揮)、ケルン放送交響楽団
WDR(西ドイツ放送)に保管されているアーカイヴからオペラの歴史的録音を
復刻するシリーズ最新盤にショルティが初登場。
録音が行われた1956年は、若きショルティがドイツで国際的なキャリアをスタ
ートさせた直後でもある。
キャストはゴルツがトゥーランドット、シュティヒ=ランダルがリュー、ホッ
プがカラフとなっている。

67196 \2080
R・シューマン:ロマンスとバラード第1集-第4集/4つの二重合唱曲Op.141
ロビン・グリットン(指揮)、コーアヴェルク・ルール
ベルリン放送合唱団を指揮してラトル&ベルリン・フィルのコンビと共演を行
うなど、現在脚光を浴びているイギリスの合唱指揮者ロビン・グリットンのカ
プリッチョ・デビュー盤。
今回シューマンの合唱作品を指揮するロビン・グリットンは、1980年代からオ
ランダ室内合唱団や北ドイツ放送合唱団など数々の名立たる合唱団と共演を重
ねている。

67195 \2080
音楽は嫌い、でも歌うのは好き-
キャバレー・ソング集/シャンソン集/F・ホレンダー、L・バーンスタイン、
K・ワイルによるキャバレー・ソング/他
サローメ・カマー(ヴォーカル)、ルディ・スプリング(ピアノ)
女優、歌手、チェリストなどマルチな活動を続けるドイツのアーティスト、サ
ローメ・カマーの歌うキャバレー・ソング集。

49550 8枚組 \5400
ヨーロッパのバロック時代におけるリコーダー・ソナタ集 ――
DISC-1 G・F・ヘンデル:リコーダー・ソナタ集
DISC-2 G・P・テレマン:リコーダー・ソナタ集
DISC-3 F・バルサンティ:リコーダー・ソナタ集
DISC-4 イタリア中期バロックの作品集
DISC-5 イギリスのブロックフレーテのための音楽
DISC-6 ドイツとオランダのブロックフレーテのための音楽
DISC-7 フランスのブロックフレーテのための音楽I
DISC-8 フランスのブロックフレーテのための音楽II
ミヒャエル・シュナイダー(リコーダー)、
ザビーネ・バウアー(チェンバロ&オルガン)、
今村泰典(リュート)
リコーダー奏者として初めてミュンヘン国際ARD音楽コンクールで1位を受賞し
たミヒャエル・シュナイダーのアルバムをボックス化!
リコーダーにとって重要レパートリーが広く網羅されており、ヘンデルの録音
は新録音となる。

49546 3枚組 \3050
ナポリの音楽-ヴァイオリン・ヴィルトゥオーソ ――
A・ラガッツィ:ソナタOp.1
F・バルベッラ:4声の協奏曲、ヴァイオリン協奏曲
P・マルキテッリ:4声の協奏曲/他
クリストフ・ティンペ(ヴァイオリン)、アカアデミア・ペル・ムジカ
ローマを本拠地とするピリオド楽器アンサンブルの演奏で、ナポリの知られざ
るバロック音楽を収録した10378、10846、10881の3タイトルをボックス・セッ
トとして新装再発売。




<Immortal>
IMM 960016(DVD-Video) \2580
ファルフ・ルジマートフ-エヴリシング・イズ・ファイン/グッド・ムード
ファルフ・ルジマートフ、スヴェトラーナ・イワノワ、
キーロフ・バレエ団員、
ダヴィド・ゴロセシェキン(指揮)、
レニングラード・ジャズ・アンサンブル、
エウジェニア・ポポワ(指揮)、
マールイ劇場管弦楽団
キーロフ・バレエ団の天才ダンサー、ルジマートフをフューチャーした1991年
制作のバレエ映像。ルイ・アームストロング&エラ・フィッジェラルドのナン
バーや、ミンクスの「ドン・キホーテ」のヴァリアシオンなどで構成された
「エヴリシング・イズ・ファイン」、「グッド・ムード」の2作品に加えてル
ジマートフのインタビューを収録している。
(NTSC/リージョン・コード:ALL/収録時間:約66分)




<Gala>
GL 100.624 3枚組 \3840
ビルギット・ニルソン-レアリティーズ ――
R・ワーグナー:
《神々の黄昏》より、《タンホイザー》より、《ヴェーゼンドンク歌曲集》
より、《トリスタンとイゾルデ》より
G・プッチーニ:《トスカ》より、《トゥーランドット》より
R・シュトラウス:《ナクソス島のアリアドネ》より/他
ビルギット・ニルソン(ソプラノ)、
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)、
フェルディナンド・ライトナー(指揮)、
ジョン・ウツマン(ピアノ)、他

GL 100.631 3枚組 \3840
J・マスネ:歌劇《エロディアード》(録音:1987年6月21日)
グレイス・バンブリー(メゾソプラノ)、
ジョルジュ・プレートル(指揮)、
ニース歌劇場管弦楽団&合唱団、他

GL 100.784 2枚組 \2560
G・ヴェルディ:歌劇《ファルスタッフ》(録音:1957年7月29日)
ジェライント・エヴァンス(バリトン)、
ヴィットリオ・グイ(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団、他

GL 100.793 2枚組 \2560
G・ヴェルディ:歌劇《1日だけの王様》(録音:1974年7月19日)
マルゲリータ・リナルディ(ソプラノ)、
ピエロ・ベルージ(指揮)、
ウィーン交響楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団、他

GL 100.795 2枚組 \2560
G・ドニゼッティ:歌劇《ポリウート》(録音:1977年12月10日)
ジョルジオ・ランベルティ(テノール)、
フランチェスコ・モリナーリ=プラデルリ(指揮)、
サン・カルロ歌劇場管弦楽団&合唱団、他

<Brana Records>
BR 0029 5枚組 \5080※6月3日までのご注文特価 通常価格 \5680
ヴィラ=ロボス・ライヴ!(BR 0001)
ブラジルの様式による協奏曲(BR 0002)
ベートーヴェン・ミステリー(BR 0004)
ベートーヴェンの弟子たち(BR 0005)
変奏曲集(BR 0024)
ブラジルとヨーロッパを主な活躍の場としてブラジル作品を中心に様々なレパ
ートリーを駆使した幻の女流ピアニスト、フェリシア・ブルメンタールの音源
の復刻を2002年より行っている「ブラーナ・レコーズ(Brana Records)」。
現在ブラーナ・レコーズより発売されているアルバムは全部で27タイトル。そ
して今回新たにリリースされるのは、全27タイトルの中からチョイスされた5タ
イトルをまとめたたファン必携のボックス・セット!
ヴィラ=ロボスとの共演によるアルバムや、ブラジルにちなんだ変奏曲集、ベ
ートーヴェンをテーマとしたアルバムなどブルメンタールの独特で驚異的なレ
パートリーを存分に楽しむことが出来る。
ちなみにジャケットにはブルメンタールの夫が描いた絵画が用いられるなど、
「ブラーナ・レコーズ」はブルメンタール夫婦の芸術への情熱が詰まった芸術
品なのである。




<Centaur>
CRC 2871 \2080
ディノス・コンスタンティニデス(1929−):
交響曲第6番/アルト・サクソフォンと管弦楽のための協奏曲《真夜中の幻想
曲II》/同第3番/アルト・サクソフォンと管弦楽のための民謡的協奏曲
《献呈》
セオドア・ケルケゾス(サクソフォン)、
シュテファノス・ツィアリス(指揮)、
ニュルンベルク交響楽団
ユニークなコンセプトのアルバムを次々と打ち出しているセンター(Centaur)
が今度はギリシャに着手!現代ギリシャの巨匠コンスタンティニデスは、1981
年のブルックリン大学国際室内楽コンクールを皮切りに数多くの作曲賞を獲得。
その後コンスタンティニデスは、作曲活動と並行して音楽家のために数多くの
協会の設立に奔走。現在はルイジアナ州立大学作曲学科長、ルイジアナ・シン
フォニエッタの音楽監督を務めている。
ソリストは名匠デュファイエ、ロンデックスの両氏に実力を認められたギリ
シャ随一のサクソフォン奏者セオドア・ケルケゾス。ドラマチックで旋律を重
視したコンスタンティニデスの作品をケルケゾスがじっくりと歌い上げる。

CRC 2838 \2080
ヴァイオリンとギターによるリサイタル ――
A・コレッリ:ソナタOp.5-3
J・トゥリーナ:ジタンの5つの踊りOp.55-1-5
A・ピアソラ:3つのタンゴ
J・ファンデルヴェルデ:Manitonquatの祈り
W・A・モーツァルト:Voi che fausti ognor donate
M・シャイベル:The Owl and the Pussy-Cat
レスリー・シャンク(ヴァイオリン)、
ジョセフ・ハーゲドルン(ギター)、
ジェニファー=バルドウィン・ピーデン(ソプラノ)
セント・ポール室内管弦楽団のアシスタント・コンサート・マスターのレスリ
ー・シャンクと、1990年アメリカ・ギター協会コンクールの覇者ハーゲドルン
のデュオ・アルバム。ヴァイオリンとギターの融合が新たな弦楽器の世界を作
り出してくれている。

CRC 2858 \2080
シューマンへのオマージュ ――
R・シューマン:
アラベスク ハ長調Op.18/謝肉祭Op.9/君にささぐOp.25-1(リスト編曲)/
春の夜Op.39-12(リスト編曲)/交響的練習曲Op.13/トロイメライOp.15-7
エリク・ハイミ(ピアノ)
現代アメリカにおけるラヴェル弾きとして名声を確立したエリク・ハイミが、
自らのシューマンへの情熱を具現化させた成果がこのアルバム。ちなみにこ
のシューマンでは、シュタイングレーバー・フェニックスのピアノを使用し
ている。

CRC 2874 \2080
ネッド・ローレム(1923−):ピアノ・ソナタ第1番-第3番
トーマス・ランナーズ(ピアノ)
アメリカの現代作曲家ながら前衛的な手法や不協和音を採り入れず、旋律を重
視した作品を生み出しているネッド・ローレムのピアノ・ソナタ集。リズミカ
ルな演奏を披露しているランナーズはオクラホマ大学の教授でもある。

CRC 2834 \2080
ファンクタジア ――
ザック・ブラウニング:ピュア・スイート、フレイミング・ウォールズ
サーバー・ティペイ:ダリア、トランスレレーション、デカフ/他 全8曲
様々なアーティスト
2人のアメリカ人作曲家の作品集。電子音楽からアコースティックまで様々だ
が、バスクラと電子音楽による「ピュア・スイート」はどこか昔のコンピュー
ター・ゲームのよう。





<Danacord>
DACOCD 664 \2300
ポール・エルミング-ワーグナー・ガラ ――
R・ワーグナー:
楽劇《ラインの黄金》より 背恩が私の運命/楽劇《ワルキューレ》より
父が約束したひとふりの剣、冬の嵐が喜びの月影を避け/ 舞台神聖祝典劇
《パルジファル》より 第1幕への前奏曲、あれはみんな夢だったのか、幼な
子のあなたが、ああ情けない私は何をしたのだ、アンフォルタス王よあの傷
が、残酷な人よ!あなたは心の中に他の人の、よこしまな女よこちらへ、
Heil mir, dass ich dich wiederfinde、Nur eine Waffe taugt
ポール・エルミング(テノール)、
ニーナ・パヴロフスキ(ソプラノ)、
ステーン・ビリエル(バス)、
ヴォルフ=ディーター・ハウシルト(指揮)、
オーゼンセ交響楽団
1990年にジークムント役でバイロイト・デビューを飾ったデンマークのテノー
ル、ポール・エルミング。デンマークのキャストによるワーグナー・アルバム
は、北欧ファン&ワグネリアン要注目。ちなみに「パルジファル」は、エルミ
ングがテノールへの転向後に初めて歌った作品であり最も得意としているレパ
ートリーでもある。2005年6月10日-16日、2006年6月19日-21日の録音。

DACOCD 665 \2300
ヴェルディ&プッチーニ-アリア集 ――
G・ヴェルディ:
歌劇《アイーダ》より 勝ちて帰れ、おお私のふるさと、歌劇《運命の力》
より 神よ平和を与えたまえ、歌劇《仮面舞踏会》より ここがあの恐ろしい
場所、歌劇《オテロ》より アヴェ・マリア、歌劇《ドン・カルロ》より
世の空しさを知る君よ
イッタ=マリア・シェーベリ(ソプラノ)、
マティアス・エッシュバッヒャー(指揮)、
オーゼンセ交響楽団
コペンハーゲン・オペラ・アカデミーで研鑽を積んだスウェーデンのソプラノ
歌手シェーベリは、デンマーク国立歌劇場のメイン・アーティストとして活躍
してきた北欧を代表する歌い手の1人。芯のある歌声と豊かな表現力が非常に
印象的。2003年11月24日-26日、2004年6月14日-19日の録音。





<Musiques Suisses>
MGBCTS-M104 \2300
チューバのための作品集 ――
デヴィッド・ルクレアー(1955−):
トランスグレッションズ、間奏曲第1番-第3番
エディ・デボンズ(1968−):ディナールツァーデ、Danses Paiennes
ダニエル・シュナイダー(1961−):チューバ・ソナタ
P・ヒンデミット:チューバ・ソナタ
シリル・シュルヒ:Hors-d'ceuvre
デヴィッド・ルクレアー(チューバ)、
ナディア・カルボーニ(ピアノ)
バーゼル交響楽団のチューバ奏者として活躍を続けるデヴィッド・ルクレアー
のソロ・アルバム。金管大国アメリカ出身のルクレアー、演奏活動だけでなく
バーゼル音楽大学の教授職や日本などへのマスタークラスなど後進の指導への
情熱もかなりのもの。チューバのソロ楽器としての魅力と可能性を改めて確か
めさせてくれる充実の演奏は、第一線で活躍する奏者の証である。

MGBCD 6251 \2300
フランチェスコ・ホッホ(1943−):魔法の指輪
ステファニー・ブルクハルト(ソプラノ)、
マガーリ・シュワルツ(ソプラノ)、スザンヌ・オット(アルト)、
レオポルド・カーン(テノール)、フーベルト・マイヤー(テノール)、
マティアス・シャドック(バリトン)、
ツォルト・ナジ(指揮)、
ギタートリオ・バーゼル、バーゼル打楽器三重奏団
フランチェスコ・ホッホはイタリアのミラノ音楽院で指揮法、声楽、電子音楽
を学び、リゲティやシュトックハウゼンからも指導を受けたスイスの作曲家。
声楽や電子音楽などで演奏される「魔法の指輪」は約79分の大作。

MGBCD 6253 \2300
20世紀アールガウ地方のオルガン作品集 ――
ウェルナー・ウェルリ(1892−1944):
前奏曲、パッサカリアとフーガ、コラール前奏曲Op.14
ヘルマン・ズーター(1870−1926):オルガン・ソナタ
エルンスト・ウィドマー(1927−1990):前奏曲とトッカータ
ワルター・ミュラー・フォン・クルム(1899−1967):トッカータOp.60-2
ロベルト・ブルム(1900−1994):キリストあなたは神の小羊
ヨーゼフ・コスト(1954−):パルティータ
ラファエル・スタウブリ(1959−):断章
トビアス・ヴィリー(オルガン)、マルレネ・フラマー(オルガン)、
ヨナス・ヘルツォーク(オルガン)
スイス北部のアールガウ州に生まれた作曲家、もしくはアールガウ州に縁のあ
る作曲家の作品のみを集めたオルガンのための作品集。





<2L>
2L 39(SACD-Hybrid) \2850
アルネ・ヌールハイム(1931−):
色彩/5つのクリプトフォニア/リンク/歌曲《はじめての蝶々》
ケネス・カールソン(ピアノ&シンセサイザー)、
ビョルン・ラベン(打楽器)、オーケ・ペアメルード(電子楽器)、
エリザベス・ホルメルツ(ソプラノ)
アルネ・ヌールハイムは、ノルウェー作曲家協会会長など重要なポストを歴任
するなど現代ノルウェー音楽界の重鎮として大きな存在感を放っている。電子
音楽からオラトリオまでの膨大なジャンルの作品を作ってきたヌールハイム。
現代的な作風の3作品と歌曲「はじめての蝶々」のコントラストも興味深い。
サラウンドで広がるヌールハイムの音楽はどこか宇宙的。

2L 43(SACD-Hybrid) \2850
四旬節と聖週間のグレゴリオ聖歌
アレクサンダー・M・シュヴァイツァー(指揮)、
コンソルティウム・ヴォカーレ・オスロ 
1980年代中期に創設されたコンソルティウム・ヴォカーレ・オスロは、オスロ
大聖堂の男声ヴォーカルアンサンブル。1998年から共演を重ねてきたドイツの
神学者アレクサンダー・M・シュヴァイツァーが指揮を務めている。





<Bergen Digital>
BD 7053SACD(SACD-Hybrid) \2850
シェル・モルク・カールセン(1947−):
25のモテット集《神をほめたたえよ》
ビョルン・リーエン(オルガン)、
マグナル・マンゲルスネス(指揮)、ベルゲン大聖堂聖歌隊
ベルゲン・ディジタル(Bergen Digital)から登場するSACDハイブリッド盤は、
ノルウェー内外より様々な賞を授与されているベルゲン大聖堂聖歌隊が歌う宗
教作品集。20世紀ノルウェーの作曲家カールセンによるモテット集は、荘厳な
スタイルの合唱曲。

BD 7050 \2300
ハルダンゲル民謡:Velkomne med aera
ノルウェー舞曲(ラスムセン編曲):Pols Sea Dunderlandsdalen
スウェーデン民謡:I Himmellen
D・パトリクィン編曲:カナダの3つの歌
V・トルミス:春のスケッチ
R・ロジャース:マイ・ファニー・バレンタイン/他 全18曲
マリア・ヘルベックモ(指揮)、ヴォーチ・ノビリ




<Euridice>
EUCD 39 \2300
ダヴィッド・モンラード・ヨハンセン(1888−1974):
3つの歌曲Op.2/母の歌と他の詩Op.1/7つの歌曲Op.6/北国のトランペット
Op.13/10のノルウェーの子守歌Op.14/5つの聖書の歌Op.25/6つの歌曲Op.32
/夜想曲
スヴェイン・ビョルコイ(テノール)、
イーヴァル・アントン・ヴォーゴー(ピアノ)
Johansen:Samtlige sanger/Bjorkoy(t)、Waagaard(p)




<New World>
80660-2 \2080
デイヴィッド・ダン(1953−):
ロレンツ/自律システム/9つのストレンジ・アトラクターズ/
グラディエンツ
電子音による演奏

<Altus>
ALT 141/2 2枚組 \4750
デジタル
日本語解説
リハーサル和訳付
(1)ロッシーニ:「どろぼうかささぎ」序曲
(2)R.シュトラウス:交響詩「死と変容」
(3)ブラームス:交響曲第4番
(4)ブラームス:ハンガリー舞曲第1番(アンコール)
(5)ヨハン&ヨーゼフ・シュトラウス:ピチカートポルカ(アンコール)
(6)ブラームス:交響曲第4番リハーサル
セルジュ・チェリビダッケ(指)ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1986年10月15日東京文化会館ライヴ
数々の海外大物演奏家を招聘し続けた梶本音楽事務所シニアディレクター佐藤
正治氏をして「この日のコンサートから、私はオーケストラの音楽をチェリビ
ダッケが創る音楽とそれ以外の全てとを区別するようになった」といわしめ、
ミュンヘンフィルもチェリと残した最高のブラームスと自負する伝説の10月
15日ライヴを完全収録。確かにこのブラームス。大変な熱気と美しさ!この
世の演奏会とは思えぬ、チェリのかけ声もこだまする壮絶なコーダに至って
は聴く側、声も出ぬ、といったところ。リハーサルも約30分弱収録されてお
り、大変参考になります。肝心の音質もさすがオリジナルテープの凄みがあ
りレンジも広く素晴らしい品質でございます。




<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 198(SACD-Hybrid) 2枚組 \2700
シェーンベルク:グレの歌
メラニー・ディーナー(S;トーヴェ) イヴォンヌ・ナエフ(A;山鳩)
ロバート・ディーン・スミス(T;ワルデマール) 
ゲルハルト・ジーゲル(T;クラウス)
ラルフ・ルーカス(Bs;農夫) アンドレアス・シュミット(Br;語り)
バイエルン放送合唱団、MDRライプツィヒ放送合唱団
ミヒャエル・ギーレン(指)SWR南西ドイツ放送交響楽団
録音:2006年10月28-31日フライブルク、コンツェルトハウス /
フランクフルト・アルテ・オーパー(ライヴ)
ギーレンと手兵南西ドイツ放送響による最新アルバムは大作「グレの歌」。こ
としの6月に80歳を迎える知性派の巨匠のますますの充実ぶりを物語る内容で
す。無調や十二音によってではなく、明快な調性音楽である「グレの歌」は、
ひとくちに言ってシュトラウスやマーラーによって肥大した後期ロマン派のな
れの果てのような作品。オーケストレーションするにあたり、シェーンベルク
が48段の五線紙を特注したというエピソードはよく知られるところで、その編
成はティンパニ6、バスドラム、スネアドラム、ガラガラ、タム・タム、それ
にハープ4ほかを含む大管弦楽に、5人の独唱者、3群の男声四部合唱、混声八
部合唱を加えたかつてない規模を要するものです。
マーラー「大地の歌」よろしく、ワルデマールとトーヴェが交互に歌いついで
ゆく第1部。第2部でのワルデマールの歌。そして混声八部合唱がフィナーレを
形作る第3部。全編まさに“歌”が溢れ返る内容に情感のこもった表現を聴か
せるのはギーレンお気に入りの声楽陣。第1部を締め括る山鳩の歌をナエフ、
トーヴェの役どころを得意とするディーナーと、豊かな響きの中でドラマティ
ックに歌い上げています。もちろんライプツィヒ、バイエルンからの援軍のコ
ーラスも強力無比。
こうした後期ロマン派作品の演奏に圧倒的な強みをみせるギーレンは、細部か
ら楽曲全体に至るまでシェーンベルクが意図したにちがいない音響世界を再構
築することに成功しています。なお、録音も優秀で、このたびはSACDハイブリ
ッド仕様のリリースであるのも大きなポイント。




<SUPRAPHON/JVC>
JMXR 24206 \3180
ドヴォルザーク:
(1)交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
(2)序曲「自然の王国で」Op.91
(3)序曲「謝肉祭」Op.92
カレル・アンチェル(指)チェコ・フィルハーモニックO.
録音:(1)1961年12月6日(2)(3)1961年11月17日プラハ、ルドルフィヌム /
xrcdリマスタリング:2007年4月
ついにアンチェル&チェコ・フィルが残した最大の遺産のひとつ「新世界よ
り」が、まったく装いも新たにXRCDで登場します。数種あるアンチェルの同
曲演奏のベストとされ、さらにチェコ・フィル=「新世界より」という流れ
を決定的にした名演奏の誉れ高い内容は国内ならびに海外ともCD化されてい
ますが、このたびXRCDの特徴のひとつ、厚みのある音づくりでちがいは歴然。
たとえば第3楽章トリオでの木管のローカルな味わいなど、これまで聴こえ
てこなかった音にさぞや驚かれることでしょう。すでに過去のアルバムをお
持ちの方にも、ぜひお手にとって戴きたい自信作です。

JMXR 24204 2枚組 \3780
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)
チェコ・フィルハーモニックO.
録音:1967年3月27−30日プラハ、ルドルフィヌム /
xrcdリマスタリング:2007年4月
「マタチッチは最初の2つの楽章がこれ以上を求め得ないような美演である。
第1楽章は実に広々として雄大、厚みのあるハーモニーと豊かな歌が全編にみ
なぎる。悠揚として迫らぬテンポもすばらしい。ブルックナーの音楽をこん
なにたっぷりと堪能できる演奏はほかに例があるまい。」  
−改訂新版 宇野功芳のクラシック名曲名盤総集版(講談社)
第5番(JMXR.24203)が好評のマタチッチ&チェコ・フィルによるXRCDシリー
ズ第2弾。なかでも腰を落としたサウンドは第2楽章のアダージョで最大限の
威力を発揮して、「アダージョも同じスタイルで、深い心の声と、恰幅の良
さと、勁烈な透明感と、絶美の感情移入が行なわれてゆく。第1主題3現にお
けるヴァイオリンの対旋律の美しさなど、ピカイチといえよう。」
マスターの状態がより良好な第7番もまた、前回同様に骨太のサウンドがアナ
ログの風合いを感じさせて申し分ありません。このたびも、あくまで音にこ
だわり抜いた結果CDのフォーマットをぜいたくに使いきって2枚組みとしてい
ます。




<Profil>
PH 06011 \2180
(1)(2)ステレオ(3)モノラル
(1)ブゾーニ:
「ファウスト博士」のための2つの習作Op.51−サラバンドとコルテージュ
(2)フランク:交響詩「プシシェとエロス」
(3)ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調Op.88
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
ケルン放送SO.
録音:(1)1971年1月11日(2)1971年1月15日(3)1958年11月3日以上ケルン
(ライヴ)
カンタービレの巨匠ジュリーニが振ったケルン放送響とのライヴ集第2弾。彼
がもっとも充実していた1970年代のブゾーニとフランクは、既出ズッカーマン
とのメンデルスゾーンとドビュッシー「海」と同日のライヴ(PH.06010)にな
ります。とくにフランクでは、後年のベルリン・フィルとの再録でもみられる
幻想的な美しさがたいへん魅力的。
メインのドヴォルザークはジュリーニ40代半ばのもの。旋律を歌い尽くした
89年のコンセルトへボウとのライヴとは大きく印象も異なり、第1楽章のコー
ダやフィナーレでの堰を切ったようにはじけた表現はまことに痛快です。WDR
アーカイヴの音源使用により音質良好です。





<Hanssler>
98 206 \2080
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.6
第11番変ロ長調Op.22、第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」、
第23番ヘ短調Op.57「熱情」
ゲルハルト・オピッツ(P)
録音:2005年2月(Op.22)2005年10月(Op.53&Op.57)ノイマルクト

98 207 \2080
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.7
第22番ヘ長調Op.54、第24番嬰ヘ短調Op.78「テレーゼ」、
第29番変ロ長調Op.106「ハンマークラヴィーア」
ゲルハルト・オピッツ(P)
録音:2005年6月(Op.54) 2005年10月(Op.78) 2006年1月(Op.29)
ノイマルクト
2007年来日公演で演奏予定の「熱情」を含むオピッツのベートーヴェン全集
Vol.6と大曲「ハンマークラヴィーア」と伯爵令嬢に捧げられた「テレーゼ」
を含むベートーヴェン全集Vol.7が同時リリースされます。順調にリリースを
続けてきたオピッツのベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集もいよいよ後期
のソナタに突入。華美なところはなく、非常に堅実な彼のピアノ芸はピアノ
練習者の最も手本となる演奏であり、また正統派ドイツ・ピアニストを代表
するにふさわしい存在です。2005年から開始している「ベートーヴェン・ピ
アノ・ソナタ全32曲演奏会」も着々と回を重ね2008年で終了予定。このあと
オピッツはシューベルトの録音を進めていく予定。1953年生まれのオピッツ
はまだ50代前半と意外と若い。これからさらなる音楽の深みへ迫っていくで
あろう彼の音楽に期待を寄せる2枚。




<LSO Live>
LSO 0606(SACD-Hybrid) 2枚組 \3050
ベルリオーズ:聖三部作「キリストの幼時」H.130(Op.25)
ヤン・ブロン(語り手、百人隊長:T) カレン・カーギル(マリア:Ms)
ウィリアム・デイズリー(ヨゼフ:Br) マチュー・ローズ(ヘロデ:Bs-Br)
ピーター・ローズ(家長、ポリュドールス:Bs)
テネブレ合唱団
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団
録音:2006年12月3 &4日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン /
エンジニア:ジョナサン・ストークス
楽団5人目のプレジデントに就任してますます意気盛んなわれらが巨匠デイヴィ
ス。手兵LSOを率いてようやく念願のベルリオーズ・シリーズを再始動させまし
た。最新アルバムは前作(1976年)から30年ぶり、ふたたび同じLSOとの「キリ
ストの幼時」ライヴ。
聖三部作と名づけられた「キリストの幼時」は、マタイによる福音書第2章、ヘ
ロデ王の幼児大虐殺と聖家族のエジプトへの逃避行の物語を題材にし、文才に
も長けたベルリオーズ自らが仏語のテキストを準備しています。まず第2部“エ
ジプトへの逃避”が(1850年)、つづいて第3部“サイスへの到着”、最後に
第1部“ヘロデ王の夢”(1854年)という順に作曲されましたが、成立の経緯は
込み入っていて、ほんのふとしたことで、パーティーの席で座興から一気に書
き上げられたわずか3分ほどのささやかな合唱曲(第2部「羊飼いの聖家族への
別れ」の原型)がその発端。さらに、ベルリオーズはこれをわざと偽り架空の
17世紀仏の作曲家によるものであることにして発表し、意外にも大好評を得て
しまったといういわくつきの作品でもあります。
「キリストの幼時」は最終的に演奏時間100分近くを要する大曲とはなったもの
の、「ファウストのごう罰」や「レクイエム」にみられた巨大な編成や激情に
替わり、いたって簡潔で意識的に古風なスタイルが採用され、平穏と静けさが
支配する音楽となっています。そう、まるでこれはバロック・オペラ。ほかに
も異例といえば、本来キリスト者ではないベルリオーズの手によってこうした
聖書にまつわる内容の作品が書かれた点といい、なにもかもがおよそベルリオ
ーズのイメージからは遠いようにもみえますが、様式や手法よりもリアルな表
現そのものを重視する斬新さという点で、これはこれでまた鬼才ならではの特
異な才能が開花したジャンルといえるのではないでしょうか。
独特のスタイルで貫かれた「キリストの幼時」において、リズムの冴えや管弦
楽法にもまして目を見張るのが声楽の扱い。いくぶんマタイ受難曲の福音史家
を思わせるように、語り手の朗唱で幕を開ける第1部。語り手として本来予定さ
れていたボストリッジ以上に最高のはまり役との惜しみない賞賛を受けたのは、
ミンコフスキのプロダクションでおなじみのヤン・ブロン。この上なく明瞭無
垢で得難いリリック・テノールの声質を申し分なく備えた逸材です。そのブロ
ンと並んで、当演奏に奇跡を起こしたのが若手の精鋭合唱グループ、テネブレ。
もとキングズ・シンガーズのナイジェル・ショートが2001年に結成したアンサ
ンブルは、しばしばロウソクの灯りのみが燈された空間で歌い、アレグリやタ
ヴナーといった宗教作品においてとびきり透明度の高い歌唱を聴かせる注目株。
繊細な表現と美しいハーモニーの安定感は抜群です。
起用されたゲストが揃って大健闘となればもちろん、デイヴィスに心からの尊
敬を寄せてやまないLSOも奮起しないはずがありません。たとえば第3部中ほど、
2本のフルートとハープのためのトリオを聴いてみてください。その潤いに満
ちた響きにどれほどなぐさめられ救われることか。
かねてよりデイヴィスの声楽作品への関心の高さは知られるところとはいえ、
“コーラル・ブロックバスターズ(合唱の超大作)” と銘打たれたシリーズ
に、よりによって「キリストの幼時」を用意するあたりは、いかにも“ベルリ
オーズのエキスパート”らしい自信とこだわりとを感じさせます。さらに、こ
の6月に演奏会形式で上演されるオペラ「ベンヴェヌート・チェルリーニ」の
リリースも今後に控えており、当コンビによって再開されたベルリオーズ・シ
リーズへの期待は大きく高まります。




<Opus蔵>
OPK 2068 \2250
全てUK-SPより復刻
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調作品92(mat. 2VH7181-89)<1950>
ヨハン シュトラウス2世:皇帝円舞曲(mat. 2VH7202-03)<1950> 
ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲 (mat. 2VH7216-17)<1950>
メンデスゾーン:フィンガルの洞窟 (mat. 2VH7108-09)<1949>
ワーグナー:
楽劇「ニュルンベルクの名歌手」第1幕への前奏曲 (mat. 2VH7168-20)<1949>
ウィルヘルム フルトヴェングラー(指)
ウィーン・フィル
オーパス蔵100枚目となる記念CDはフルトヴェングラーが1950年にウィーンで
録音したベートーヴェンの交響曲第7番です。女声ノイズがないSPからの復刻
です。合せて小品集をSPから録ってみました。LP(CD)との音の違いをお楽し
みください。オベロンは勢いがあるLP(CD)とは別のテイクが使われています。
(オーパス蔵 相原)
フルトヴェングラーのベートーヴェン7番。ぼくは長いこと、この50年のスタ
ジオ録音をベスト・ワンに挙げて来たが、高音がきんきんするのが気になるこ
とは確かだった。そこへオーパス蔵が43年のベルリン・ライヴをすばらしい音
で復刻したので、この方をベストとしたのが、つい一、二年前。ところが同じ
オーパス蔵が前述の50年盤を初出のLPそのままの姿でCD化した。こうなると、
さすがのぼくも迷う。ウィーン盤の高音には相変わらずピークはあるものの、
中低音がどっしりと鳴るので,ほとんど気にならなくなった。フルトヴェング
ラーも聴衆の居ないスタジオなのに大いに燃えており、この勝負、引き分けか、
あるいはわずかにウィーン盤が上か。本当にオーパス蔵は人さわがせだ。
(宇野功芳)

OPK 2069 \2250
(1)ベートーヴェン:
ヴァイオリンソナタ第9番イ長調作品47“クロイツェル” <1929>
(2)シューベルト:アルペジョーネ ソナタ イ短調、D821 <1937>
(3)レーガー:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 14'41" <1939>
(1)ジャック・ティボー(Vn) アルフレッド・コルトー(P)
(2)エマニュエル・フォイアマン(Vc) ジェラルド・ムーア(P)
(3)ジャック・ティボー(Vn) エマニュエル・フォイアマン(Vc)
オーパス蔵101枚目のCDは写真から生まれたものです。 ティボーとフォイア
マンの1936年東京におけるツーショット、いまなら珍しくないでしょうが当時
としては貴重なものです。本CDは彼らの代表的な録音、ティボーのクロイツェ
ルとフォイアマンのアルペジョーネを組み合わせました。彼らの足取りを追っ
た板倉氏のライナーノートも是非お読みください。(オーパス蔵 相原)
このCDにはティボーのクロイツェル・ソナタ、フォイアマンのアルペジオーネ
・ソナタが収録されているが、ともに1936年の来日時に取り上げた作品である。
とくに、ティボーのクロイツェルはいままでの復刻盤より音が鮮明になったの
に加えてピアノの音が強く入っており、実際の楽器バランスにかなり近づいた
と思う。それとともに演奏自体の迫力も増し、いっそう感銘が深まったことを
特筆したい。(板倉重雄)

OPK 7032 \2250
「オペラ間奏曲集+序曲」
1フンパーディンク:「ヘンゼルとグレーテル」序曲
2 マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲 
(オルガン:デニス・ブレイン)
3 レオンカヴァルロ:「道化師」間奏曲
4 オッフェンバック:「ホフマン物語」より舟歌
5 コダーイ:「ハーリ・ヤーノシュ」間奏曲
6 プッチーニ:「マノン・レスコー」第3幕の間奏曲
7 ヨハン・シュトラウスII:「ジプシー男爵」序曲
8 ビゼー:「カルメン」第4幕の間奏曲
9 マスネ:「タイース」瞑想曲
10 ムソルグスキー:「ホヴァンシチナ」第4幕の間奏曲
11 グラナドス:「ゴイェスカス」間奏曲
12 ヴェルディ:「椿姫」第3幕への前奏曲
13 マスカーニ:「友人フリッツ」第3幕の間奏曲
14 ヨハン・シュトラウスII:「こうもり」序曲
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)フィルハーモニア管弦楽団
rec.2-6, 8-13:Jul 1954, 1:1953, 7:Jul 1955, 14:Apr 1955
このCDの曲目のメインとなっているのは、1954年7月22日から24日にかけてロ
ンドンのキングズウェイ・ホールでセッション録音された、11曲からなる「オ
ペラ間奏曲集」である。
5年後の1959年には曲目を多少入れ換えたステレオ再録音も行なわれているの
だが、他の多くのカラヤンとフィルハーモニア管弦楽団によるモノラル同様、
ここには再録音の際には失われた、旋律のしなやかな歌いくちや、スケールと
色彩感がある。わずか5年の間にカラヤンを取り巻く状況も、オーケストラの
構成も大きく様変わりしたのだ。たとえば「タイスの瞑想曲」のパリキアンも
独奏者としての活動を増やしてコンサートマスターを辞め、ブレインに至って
はこの世の人でさえなかった。
カラヤンという人は、オペラ指揮者としてはドラマに踏み込みきれない――
その演奏はドラマティック、ではあるのだが――もどかしさがあったけれど、
こうした間奏曲や、あるいは序曲での雰囲気をつくることについてはとても
上手である。そしてその雰囲気という点に関しては、モノラル盤はステレオ
再録音よりはるかに豊かなものをもっているのだ。(山崎浩太郎)




<ONDINE>
ODE 1104(SACD-Hybrid) \2300
チャイコフスキー:
(1)交響曲第4番ヘ短調Op.36、
(2)『四季』Op.37bより[7月-草刈り人の歌、8月-収穫、9月-狩、10月-秋の歌、
11月-トロイカで、12月-クリスマス]
クリストフ・エッシェンバッハ(指&P)フィラデルフィア管弦楽団
録音:(1)2006年3月(2)2006年11月 ヴェリゾン・ホール(フィラデルフィア)
[ライヴ]
バルトーク「オケコン」からはじまり順調にリリースを続けているエッシェン
バッハ&フィラデルフィア管のシリーズもいよいよ架橋にさしかかり、今回は
チャイコフスキーの交響曲第4番。力強く感情的に張り詰めた重厚な交響曲第4
番をヴェリゾン・ホールでの響きの良さも影響し、鬼才エッシェンバッハの下
で白熱した華々しい演奏で今の“フィラデルフィア・サウンド”を聴かせてく
れます。第1楽章の冒頭のファンファーレを骨太に圧倒的に聴かせ、悲劇的な
「運命主題」を濃密にどろどろと描き出し、苦悩と運命への勝利をあらわした
第4楽章では再び現れる第1楽章のファンファーレからコーダへの急速な終結に
は圧巻です。
また第5番(ODE 1076)でもカップリングされていた『四季』の続きも収録。
幻想的なエッシェンバッハのピアノが、思いもかけないような贈り物のように
聴こえます。エッシェンバッハはパリ管と今秋来日予定。





<Orfeo>
ORFEOR 719071 \2080
ステレオ
(1)ドヴォルザーク:序曲「フス教徒」op67
(2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
(2)ヘンリク・シュリンク(Vn)
ラファエル・クーベリック(指)バイエルン放送交響楽団
録音:1967年1月11日ウィーンコンツェルトハウスライヴ
かつてヴァイオリンにうるさいマニアやライヴCDファンの間で大いに話題と
なったブラームスがついに正規盤CD化。正に両大家の燃え上がるようなブラー
ムスでシュリンクの数ある同曲の録音の中でもとびきりの1枚。かつて出回っ
ていたCDより明らかに音質は向上。音の鮮度が全く違います。まさに正規盤
での発売の甲斐があったと申せましょう。しかもおまけのフス教徒が予想を
上回る怪物的演奏で、終始盛り上がっている曲ですが、クーベリックのメリ
ハリが天才芸でテーマの英雄的なりっぷり、コーダの尋常ならざる快テンポ
での追い込みと、弾みきったリズム感など唖然とさせられます。両曲ともす
ばらしい大ステレオ録音でございます。

ORFEOR 718071 \2080
ステレオ
カール・アマデウス・ハルトマン:
(1)交響的讃歌
(2)ヴァイオリンと弦楽のための葬送協奏曲
(3)ピアノと管楽器、打楽器のための協奏曲
(2)ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn) (3)マリア・ベルクマン(P)
ラファエル・クーベリック(指)バイエルン放送交響楽団
録音:(1)1975年10月9日(2)1973年12月7日(3)1972年3月23日 
全てステレオ ヘルクレスザール
1905年に生まれ63年に亡くなったドイツを代表するシンフォニストの1人で作
風は片山杜秀氏いわく暴力的。またフーガにおいては地獄の高圧釜の沸騰状態
などといわれハイボルテージの作風が人気。バルトーク好きの方にはすんなり
といきそうなそれ。当CDの交響的讃歌も名作ながらあまり録音がなく、終楽章
なども春の祭典かペトルーシュカを彷佛とさせ、ハルトマンならではの圧縮の
ハイボルテージの音楽が聴き手を直撃。クーベリックの演奏がまた輪をわけた
すさまじさ。ハルトマン入門に最適の一枚と申せましょう。ちなみにピアノの
ベルクマンはシュトゥットガルト放送(南ドイツ放送)協会史上最多録音者で
テープ数500本!




<ROYAL OPERA HOUSE HERITAGE SERIES>!
ROHS 007 3枚組 \4650
モノラル
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
チェーザレ・シエピ(Bs ドン・ジョヴァンニ)
ジェライント・エヴァンス(Br レポレッロ)
レイラ・ゲンジェル(S ドンナ・アンナ)
セーナ・ユリナッチ(S ドンナ・エルヴィーラ)
ミレッラ・フレーニ(S ゼルリーナ)
リチャード・ルイス(T ドン・オッターヴィオ)
デイヴィッド・ウォード(Bs 騎士長)
ロベルト・サヴォワ(Br マゼット)
ゲオルク・ショルティ(指)
コヴェントガーデン歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1962年2月19日
ショルティは1960年代にコヴェントガーデン歌劇場の音楽監督を務め、この歌
劇場を名門入りするだけの実力を高めた立役者。これはその時期のライヴです。
何と歌手の豪華なこと!特にチェーザレ・シエピドン・ジョヴァンニは聞きも
の。さらに当時全盛期のゲンジェルとユリナッチ、まだ新進歌手だったフレー
ニと、贅沢なこと。さらにエヴァンス、ウォードといった英国の実力派名歌手
が上手く組み合わさっています。海賊盤では有名だったもの、初の正規盤です。
余白に、デイヴィッド・ウェブスターの語りを収録。この公演の二日前に亡く
なったブルーノ・ワルターを追悼しています。
さらにスピーチに続いて、ショルティとオケによる魔笛(ワルターがコヴェン
トガーデンを振った最後の演目)第2幕からの僧侶たちの行進の演奏も収めて
います。

ROHS 006 2枚組 \3100
モノラル
プッチーニ:「蝶々夫人」
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(S 蝶々さん)
ジョン・ラニガン(T ピンカートン)
バーバラ・ハウィット(Ms スズキ)
ジェライント・エヴァンス(Br シャープレス)
デイヴィッド・トゥリー(T ゴロー)
マイケル・ラングドン(Br ボンゾ)ほか
ルドルフ・ケンペ(指)コヴェントガーデン歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1957年5月2日
なんと、ドイツの名匠ルドルフ・ケンペの指揮した「蝶々夫人」のライヴです。
そもそもケンペの指揮したイタリア・オペラの録音がほとんどありません。し
かし、そこはドレスデンやバイエルンといった歌劇場の監督を務めたケンペ、
勘所はピシャリと決めています。蝶々さんは、デ・ロス・アンヘレスのお得意
の役。彼女は1951年に蝶々さんでコヴェントガーデン・デビューで成功を収め
ています。さすがに見事なもの。ジョン・ラニガンは、1950年代から80年代ま
で、主として準主役や脇役で活躍した万能テノール。貴重な主役の録音で、
その実力の高さを見せています。




<HUNGAROTON>
HCD 32444 \2080
(1)マスネ:舞踏会の情景 Op.17(全7曲)
(2)同:過ぎし年(全12曲)
(3)フランク:前奏曲、フーガと変奏 Op.18-2台ピアノ版
(4)同:イギリス国歌による二重奏曲第1番 Op.4
デュオ・エグリ&ペルティス【モニカ・エグリ、アッティラ・ペルティス(ピ
アノ・デュオ)】
録音:2006年4月5−8日フンガロトン・スタジオ
19世紀には量産されたというプレイエル社のダブル・グランドピアノ。2台のピ
アノが対面で合体した形になっています。2度の大戦で大半が焼失し、現存数が
極めて少ないこの楽器による演奏で評判となっているデュオ・エグリ&ペルティ
ス。ハンガリーの実力派おしどり夫婦デュオです。今回はマスネとフランクの
珍品という嬉しい内容。マスネはオペラ作曲家として知られていますが、ピア
ノも巧く、非常に効果的な作品を残しています。「舞踏会の情景」、春夏秋冬
から成る「過ぎし年」ともに4手連弾曲で、マスネならではの旋律美と華やか
な雰囲気に満ちたおしゃれな世界が広がります。フランクの「前奏曲、フーガ
と変奏」はオルガンが原曲ですが、フランク自身の2台ピアノ版による演奏。
マスネやフランクの時代のプレイエル・ピアノの響きが、当時の華やかな情景
を髣髴させてくれます。

HCD 32366 \2080
コダーイ:混声合唱作品集 第3集
歌う若人たちへ(1962)/ 太陽賛歌(1946)/ 平和への願い(1953)/ ハンガ
リー国歌へ(1956)/ モハーチ(1965)/ わたしたちは死のただ中に生きてい
る(1960)/ 自由の賛歌−ラ・マルセイエーズ(1948)/ 標語(1948)/ スタ
ーバト・マーテル(1892、1962)-イムレ・シュイオクによる混声合唱版 /
シャーンドル・シークのテ・デウム(1961)/ 来たれ、精霊よ(1961)/ ズリ
ーニの訴え(1954)/ わたしは死を追い求めてゆく(1959)/ 音楽に寄せるオ
ード(1963)/ ジュネーヴ詩篇50(1948)
イシュトヴァーン・パールカイ(指)
デブレツェン・コダーイ合唱団
コダーイの業績といえば膨大な数に及ぶ民謡のフィールドワークとともに、質
量ともにもっとも重要なのが合唱音楽。ハンガリーの実力派コーラスの優れた
演奏で聴くシリーズの第3弾は1948年から亡くなる2年前、1965年までの作品を
収めています。今回は指揮者が前2作のエルデイからパールカイに代わっていま
す。

HCD 32403 \2080
ヴェイネル:ピアノ曲全集Vol.4
(1)セレナード Op.3-作曲者による4手連弾版
(2)弦楽四重奏曲第1番変ホ長調 Op.4-作曲者による4手連弾版
(3)バレエ音楽「チョンゴルと悪魔」Op.10c-作曲者によるピアノ独奏版
(4)交響詩「トルディ」 Op.43c-作曲者によるピアノ独奏版
イシュトヴァーン・カッシャイ (Pf)
ショルティの恩師でもあったハンガリーの作曲家レオー・ヴェイネル (1885-
1960)。Hungarotonレーベルによる彼のピアノ曲全集も第4弾となりました。
今回は自作編曲を集めています。「セレナード」と「弦楽四重奏曲第1番」は
4手連弾、「チョンゴルと悪魔」と「トルディ」は独奏用編曲ですが、ヴェイ
ネルの編曲技法はまさに神業、どちらもまるでオリジナルのごとく自然なピア
ノ曲に仕立て上げられています。連弾作品はカッシャイが一人多重録音を行な
っています。

HCD 32452 \2080
「フバイ:ヴァイオリンとピアノのための作品集Vol.10」
(1)チャールダーシュの情景第9番、パンナ・ツィンカの調べOp.65
(2)3つの小品Op.10
(3)物語Op.15-1
(4)5月の歌Op.15-2
(5)チャールダーシュの情景第10番、サラトナの回想録Op.69
(6)ヴュータン / フバイ編:カンティレーナ
(7)2つのマズルカOp.45
(8)3つの小品Op.58
(9)チャールダーシュの情景第11番、柳の枯れた枝Op.82
フェレンツ・セチェーディ(Vn)
イシュトヴァーン・カッシャイ(P)
ハンガリーのヴィルトゥオーゾ、フバイのヴァイオリン曲に光をあてるシリー
ズの第10集。彼の名を世界中に知らしめた代表作「チャールダーシュの情景」
からの3曲ほか、親交のあったヴュータンの編曲作品など今回もヴァイオリン
好きには見逃せない内容となっています。第9番の副題にある、パンナ・ツィ
ンカとはロマ楽団のスタイルを創始したと伝えられる、ハンガリー・ロマの
女流ヴァイオリニストの名前。

HCD 32536 \2080
「現代ハンガリーのオーボエ協奏曲集」
(1)フリジェシュ・ヒダシュ(1928−2007):オーボエ協奏曲(1953)
(2)シャーンドル・バラッシャ(b.1933):
オーボエ、ホルンと弦楽オケのための二重協奏曲(2002)
(3)ヨージェフ・ショプロニ(b.1930):オーボエ協奏曲(2001)
ラヨシュ・レンチェシュ(Ob)
(2)ヴォルフガング・ヴィフラー(Hrn)
(1)アラン・ギルバート(指)SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
(2)(3)べーラ・ドラホシュ(指)ブダペスト・ストリングス
録音:(1)1996年9月19日SWRシュトゥットガルト放送スタジオ
(2)2006年6月12−14日カールスルーエ放送スタジオ
(3)録音時期不明、ハンガリー放送(第22スタジオ)
ほかの楽器のものに比べて極端に少ない状況にあるオーボエのための協奏作品。
ここではハンガリーの第2次大戦以降に作曲を学び始めた世代による作品を集め
ています。コダーイの影響がみてとれるヒダシュと、ウィーン古典派とくにハ
イドンの様式を思わせるバラッシャの作品とはともに古典的な3楽章形式(急−
緩−急)で書かれた比較的平易な調性音楽。いっぽうショプロニ初の管楽器の
ための協奏曲はほかの2作同様に3楽章形式をとりつつも、テンポと拍子とが複
雑に入り組んだもの。ここで演奏するレンチェシュとブダペスト・ストリング
スに献呈されています。メロディアスな独奏パートとフィナーレの超絶技巧と
に、シュトゥットガルト放送響首席レンチェシュが抜群の腕前を披露してい
ます。同じくシュトゥットガルト放送響首席のヴィフラーは、シュトゥット
ガルト音楽大学で教鞭をとるかたわら、リリングのシュトゥットガルト・バッ
ハ・コレギウムのメンバーとしてなど幅広い活躍を続けるホルン奏者。




<TAHRA>
TAH 632 2枚組 \4160
マイケル・ラビン(1936-1972)の伝説(1950-1956年未発表音源)
[CD1]
(1)ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番 嬰ヘ短調
(2)グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 op.82
(3)E.ラロ:スペイン交響曲op.21より第5楽章(1951年7月9日)
(4)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲op.35より第1楽章(1956年9月10日)
(5)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 op.77より第3楽章(1955年6月13日)
(6)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲op.64より第3楽章(1955年5月16日)
[CD2]
(1)メンデルスゾーン:歌の翼にop.34-2(1950年8月7日)
(2)パガニーニ:カプリース第17番 変ホ長調(1950年8月7日)
(3)メンデルスゾーン:五月のそよ風op.62-1(1950年12月11日)
(4)ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第10番ホ短調op.46-2(1951年7月9日)
(5)ウィリアム・クロール:バンジョーとフィドル(1951年7月9日)
(6)ゴドフスキ(ハイフェッツ編):アルテ・ウィーン(1951年10月22日)
(7)クライスラー:ウィーン奇想曲(1951年12月17日)
(8)ヴィエニャフスキ:エチュード・カプリスop.18-4イ短調(1952年6月9日)
(9)ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズop.4ニ長調(1952年6月9日)
(10)ショパン(ミルシテイン編):ノクターン 遺作 嬰ハ短調
(11)ファリャ:スペイン舞曲(はかない人生より)(1952年11月10日)
(12)サラサーテ:ツィゴイネルワイゼンop.20-1(1953年8月17日)
(13)クライスラー:昔の歌(1953年8月17日)
(14)サラサーテ:カルメン幻想曲op.25より第3,4部(1953年11月9日)
(15)ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女(1954年5月10日)
(16)モシュコフスキー:ギターレ(op.45-2)(1954年8月23日)
(17)エルガー:(1954年8月23日)
マイケル・ラビン(Vn)
[CD1]
(1)ウォレンシュタイン(指)ロサンゼルス・フィルハーモニー(1954年2月2日)
(2)ミトロプーロス(指)ニューヨーク・フィル(1954年5月2日)
(3)-(6)ベル・テレフォン管弦楽団
[CD2]
管弦楽(全て):ドナルド・ヴォールヘース(指)
ベル・テレフォン・オーケストラ
彼の特徴としていつも云われる、技術の非常な完成度、少し甘くかつ官能的な
色合いの濃い音を十二分に楽しめるCDです。各曲における豊かな表情はハイフェ
ッツをも凌ぐでしょう! 彼は自宅の平戸間で滑って頭を強打して亡くなりま
したが、フリッツ・ヴンダーリヒといい、この二人の天才の死には、何か共通
点があるように思われます。神の嫉妬とか・・・。




<ACCENT>
●ACCENT plus 第1回発売 20タイトル 各1枚 \1280
古楽を中心としたベルギーのレーベルACCENT。現在の古楽界を牽引するクイケ
ン3兄弟をはじめとするベルギー古楽陣の名盤が目白押しです。
ACCENT plusシリーズはこれまで発売されていた数々の名盤を再発売。

ACC 10002
パーセル:歌曲集
自然の声、しばらくの間 楽の音に、人の目を逃れて、愛しいアストレア、
信心深いセリアンダは、レスビアよ無駄なことだ(メアリー女王を悼む哀歌)、
ああ酷いニンフよ、運命の時が、アモレットとサーシスが寝そべって、
薔薇の花よりも甘く、若きシーサスの運命を
ルネ・ヤーコプス(C-T) W.クイケン(Gamb 18世紀ティロル製)
K.ユングヘーネル(テオルボ ヤコブ・ファン・デル・ゲースト製)
録音:1978年9月聖ステファン教会 ステレオ
旧番号:ACC 57802
今や指揮者として輝くヤーコプスが29年前に録音したカウンター・テナー歌手
としての力量を発揮した1枚。その美しい声と綿密な研究のもとに歌い上げられ
るパーセルの歌曲集。クイケンとユングヘーネルの好サポートも聴き所です。

ACC 10003
テレマン:無伴奏フルートのための12のファンタジー
バルトルド・クイケン(Tr-Fl)
旧番号:ACC 57803

ACC 10012
ブクステフーデ:カンタータ「全地よ、主に向って喜びの叫びをあげよ」
J.C.バッハ:アリア「ああ、私が頭に豊かな水を持っていれば」
テレマン:
カンタータ「主よ、怒って私を責めないで下さい」、「人々よ、聞きなさい」他
ルネ・ヤーコプス(C-T) クイケン・コンソート, 
パルナッスス・アンサンブル
録音:1979年10月、1981年6月聖ステファン教会、ブリュッセル・プロテスタ
ント教会
旧番号:ACC 77912

ACC 10018
モーツァルト:
キラキラ星変奏曲、幻想曲/ソナタ ハ短調K.475、ロンドK.511、
幻想曲ニ短調K.397
ジョス・ファン・インマゼール(フォルテピアノ)
旧番号:ACC 58018

ACC 10025
モーツァルト:フルート四重奏曲集(全曲)
バルトルド・クイケン(フラウト・トラヴェルソ)
シギスヴァルト・クイケン(Vn) ルシー・ファン・ダール(Va) 
ヴィーラント・クイケン(Vc)
録音:1982年3月ボーフォ教会
旧番号:ACC 48225
クイケン兄弟によるモーツァルト:フルート四重奏曲集。このアルバムの1番
の魅力は、クイケンたちの細やかなアンサンブル。その緻密な作品研究と鋭敏
な感覚に溢れた演奏は、いまだにこの作品の全曲集として指折りの演奏に数え
られています。

ACC 10033
コレッリ:
ヴァイオリン・ソナタ集「ラ・フォリア」作品5より
ソナタ第1番、第3番&第12番「ラ・フォリア」 他
シギスヴァルト・クイケン(Vn) ヴィーラント・クイケン(Vc)
ロベール コーネン(ハープシコード)
旧番号:ACC 48433

ACC 10034
ベートーヴェン:
交響曲第7番 作品92-作曲者自身の編曲による9声部ハルモニー版、
歌劇「フィデリオ」序曲作品72b(ヴェンツェル・セドラック編)
オクトフォロス[ポール・ドンブレヒト(Ob) マルセル・ポンセール(Ob) 
ハンス・ルドルフ・シュタルダー(Cl) エルマー・シュミット(Cl)
ピート・ドンブレヒト(Hr) クロード・モーリー(Hr)、ダニー・ボンド(Fg) 
ドナ・アグレル(Fg) クロード・ヴァスマー(コントラ・ファゴット)
旧番号:ACC 48434
18世紀後半、愛されていた演奏形態ハルモニー・ムジーク(=管楽合奏)。オ
ーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット各2、コントラ・ファゴットの9声
部からなる合奏のためにベートーヴェンは自身の全交響曲を編曲しています。
小編成なので軽やかで交響曲独特のリズム的魅力を楽しめます。

ACC 10038
モーツァルト:木管五重奏曲K452
ベートーヴェン:木管五重奏曲Op.16
ジョス・ファン・インマゼール(フォルテピアノ) オクトフォロス
1985年12月
旧番号:ACC 58538
モーツァルト自身「生涯の最高の作品」と述べている五重奏曲K452。インマゼ
ール、オクトフォロスのメンバーによるまろやかな音色、伸びやかな息づかい
で18世紀当時ウィーン典雅な風情を感じさせる演奏です。

ACC 10044
マラン・マレ:ヴィオール曲集第5巻より
ヴィーラント・クイケン(Gamb)、上村かおり(Gamb) 
ロベール・コーネン(Cemb)
1987年3月ブリュッセル・プロテスタント教会
旧番号:ACC 78744
モーツァルト自身「生涯の最高の作品」と述べている五重奏曲K452。インマゼ
ール、オクトフォロスのメンバーによるまろやかな音色、伸びやかな息づかい
で18世紀当時ウィーン典雅な風情を感じさせる演奏です。

ACC 10064
シンフォニア・アンジェリカ-マドリガーレ集
ユングヘーネル(指)
旧番号:ACC 8864

ACC 10068
15世紀ヴェネツィア, ナポリの声楽曲集
アンサンブル・ダエダルス
旧番号:ACC 9068

ACC 10069
ドメニコ・スカルラッティ:スターバト・マーテル
エステヴェス:8声のミサ
エリック・ファン・ネーヴェル(指)クレンデ・アンサンブル
ヘルマンス(S) エルサッケル(T)
録音:1990年8月
旧番号:ACC 9069
アレッサンドロ・スカルラッティのスターバト・マーテルは有名ですが、ドメ
ニコ・スカルラッティの同曲は珍しい。またエステヴェスも生涯11曲の合唱曲
を残した以外に現存する資料がありません。1974年にネーヴェルによって設立
されたクレンデ・アンサンブル。初期のACCENTレーベルに数多く録音を残して
いますが、このディスクが彼らのACCENTデビュー盤でした。

ACC 10070
ドメニコ・ガブリエリ:
チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調、リチェルカール第1-第7番、
チェロと通奏低音のためのソナタイ長調、2つのチェロのためのカノン
ベネデット・マルチェッロ:チェロと通奏低音のためのソナタト短調作品2-4
ジョバンニ・バッティスタ・ボノンチーニ:2つのチェロのためソナタイ短調
アレッサンドロ・スカルラッティ:チェロと通奏低音のためのソナタニ短調
ウィレム・デ・フェッシュ:チェロと通奏低音のためのソナタイ短調作品13-6
ロエル・ディールティエンス(Vc) リヒテ・ファン・デア・メール(Vc)
コンラート・ユングヘーネル(テオルボ) ロベール・コーネン(Cemb)
旧番号:ACC 9070
名手ディールティエンスが、ソロ・チェロ音楽黎明期の息吹を聴かせる貴重な
1枚。1992年のヤーコプス率いるコンチェルト・ヴォカーレでの来日から、今
年2007年のラ・フォル・ジュルネでの演奏など鮮やかな妙技を聴かせ古楽界を
支えています。このアルバムではガット弦のバロック・チェロでしか再現でき
ない柔らかで多彩な音楽を聴かせてくれています。

ACC 10073
メルーラ:ヴァイオリンまたはコルネットとバスのためのソナタ第1番
ダ・ローレ:モテット「羊飼いの天使」
アンドレア・ガブリエリ:マドリガル「大事な優しいひと」
フレスコバルディ:
カント・ソロのためのカンツォーナ第2番「ベルナルディーナ」、
2つのバスのためのカンツォーナ第15番「リエヴォラッタ」、
カントとバスのためのカンツォーナ第19番「カプリオーラ」
パレストリーナ:マドリガル「私は傷ついて」
トマ・クレキヨン:5声のシャンソン「昔の愛」、シャンソン「昔の愛」
フォンターナ:ソナタ第2番
パレストリーナ:モテット「私の心の愛している者」
トマ・クレキヨン:4声のシャンソン「小さな花」、シャンソン「小さな花」
ケンピス:ヴァイオリン・ソロのためのソナタ
ブルース・ディッキー(コルネット) 
スティーヴン・スタッブス(キタローネ、ビウエラ)
エリン・ヒードリー(Gamb) 
アンドリュー・ローレンス=キング(ハープ、オルガン)
録音:1991年1月
旧番号:ACC 9173
ここで扱われているコルネットは中世の角笛。16世紀の作曲家たちが書いたコ
ルネットのためのオリジナル作品が収録されています。巨匠ブルース・ディッ
キーによる恐るべき妙技をお楽しみいただけるアルバムです。

ACC 10074
シュッツ:カンツィオーネ・サクレ(1625)
エリック・ファン・ネーヴェル(指)クレンデ・ヴォーカル・アンサンブル
旧番号:ACC 9174

ACC 10076
セゴヴィア大聖堂のカンシオネロ
アンサンブル・ダエダルス
旧番号:ACC 9176

ACC 10080
ヘンデル:フルート・ソナタ集
ホ長調Op.1-1HWV359、ト長調Op.1-5HWV363b、ロ短調Op.1-9HWV367b、
ニ長調HWV378、イ短調HWV374、ホ短調HWV375、ロ短調HWV376、ホ短調HWV379
バルトルト・クイケン(Tr‐Fl) ヴィーラント・クイケン(Gamb) 
ロバート・コーネン(Cemb)
旧番号:ACC 9180

ACC 10090
フランソワ・ドヴィエンヌ:6つのバスーンのためのソナタOp.24
ダニー・ボンド(Fg) リヒテ・ファン・デル・メール(Vc) 
ロベール・コーネン(Cemb)
旧番号:ACC 9290

ACC 10103
16世紀マドリガーレとエンサラーダス
アンサンブル・ラ・コロンビナ
マリア=クリスティーナ・キール, クラウディオ・カヴィナ, 
ジョゼプ・ベネット,ジョゼプ・カグレ
旧番号:ACC 94103

ACC 10142
エティエンヌ・オジ(1754-1813):
「バスーンの新しい教則本(メソッド)」(1803/パリ刊)より6つの大ソナタ
ダニー・ボンド(Fg) リヒテ・ファン・デル・メール(Vc)
旧番号:ACC 20142

<audite>
AU 95592 \2080
モノラル
(1)ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
(2)ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調Op.37
ローラ・ボベスコ(Vn)
カール・べーム(指)WDRケルン放送交響楽団
録音:1963年ケルン(ライヴ)
これはまたとんでもないライヴが残されていたものです。ボベスコ独奏による
ヴュータンの傑作第5協奏曲、しかもオケがまたすごくて絶頂期のべームとケル
ン放送響という申し分のない顔合わせ。未だわが国でも人気の高いボベスコ
(1921−2003)はルーマニア系ベルギーのヴァイオリニスト。その彼女がフラ
ンコ=ベルギー派を代表するヴュータンを弾いているのですから、まさにうっ
てつけ。暖色にして、ときに燃え立つように鮮やかなトーン。ヴュータンの熟
れた果実のように香りたかい音楽が彼女の自在なヴァイオリンによりいっそう
匂い立ち、聴き手を夢中にして放しません。雄渾なべームの指揮でシンフォニ
ックな書法によるオケ・パートも力が与えられ、これに好対照をなすように妖
艶なソロが映えます。
いっぽう同じ年のブラームス1番ライヴ。正規盤だけでも少なくとも6種を超え
るべームお得意のプログラムですが、いかにも絶頂期にふさわしくパワフルで、
冒頭から引き締まった様式とフィナーレに向けてエネルギーの放射がすさまじ
い限り。これまででもっともべームらしいと云われるベルリン・フィルとの録
音(59年)に、ライヴの熱気が加わったかのような出来栄えで聴きごたえ満点
です。WDR正規音源によりすこぶる良好な音質。




<United Archives>
UAR 013 3枚組 \2850
(1)ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
(2)スメタナ:交響詩「モルダウ」
(3)同:交響詩「ボヘミアの森と草原より」
(4)ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲ト短調Op.33
(5)同:スラヴ舞曲集Op.46より第1、3 & 8番、Op.72より第2、3番
(6)同:スラヴ舞曲集Op.46(全曲)
(7)同:スラヴ舞曲集Op.72(全曲)
ルドルフ・フィルクシュニー(P)
ジョージ・セル(指)
(1)(4)(5)(6)(7)クリーヴランドO. 
(2)(3)ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:(1)1952年1月18日(4)1954年4月9、11日(5)1947年4月21-23日
(6)(7)1956年2月24、26日&3月16、17日クリーヴランド、
セヴェランス・ホール
(2)(3)1951年1月8日
1950年代に絶頂期を迎えたセルのドヴォルザークをまとめたセット。なかでも
注目は、セルにとっては唯一の録音となった名手フィルクシュニーとのピアノ
協奏曲。フィルクシュニーは得意曲だけあって、ウェストミンスターをはじめ
5種の別録音を数えますが、それらはオケ・パートの強靭さで随一のセルを超
える顔合わせとはなっていません。1952年の「新世界より」は第1回目の録音。
第7、8番とあわせてステレオ録音の優位性で一般的には59年盤が知られてはい
ますが、この7年の違いはちょうど絶頂期の前後にあたり、やはりほんとに凄
かったのは旧録音のほう。徹底して純音楽的で一分のスキも無いアンサンブル
から、けっしてドライになることなく不思議なことに暖かみある味わいがでて
くるのです。ラルゴで聴かれる歌いまわしのなんともすばらしいこと。そして、
これも全曲をのちにステレオで再録音(62、64 & 65年)しているスラヴ舞曲
集。作品の民俗色を表現するだけではどうにも単調になりがちなところを、
引き締まった様式でみごとに解決してダンスとしての普遍的な魅力を引き出し
ています。

UAR 014 \1650
ベートーヴェン:
(1)交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
(2)交響曲第4番変ロ長調Op.60
ジョージ・セル(指)クリーヴランドO.
録音:(1)1955年11月26日(2)1947年4月22日クリーヴランド、
セヴェランス・ホール
セルと手兵クリーヴランドが完成させたベートーヴェンの全集(57-64年)は、
ストイックなまでに引き締まった古典的な造形美をつらぬいて、普遍的なポジ
ションを得ています。わけてもその全集録音中でもっとも古い57年の「英雄」
は、合奏精度が究極に到達した例として語り草となっていますが、この旧録の
「運命」は「英雄」の2年前の録音。クリーヴランドとは実演で12回も取り上
げている得意曲ですが、本来の凄みは断然こちら、時期的にステレオ再録音
(63年)を上回るテンションの高さとセルの志向する音楽が完璧に近い形で実
現されています。なお、旧録の「運命」はかつて国内では特典盤としてのみ
CD化されたことがありましたが、こうして通常の流通ルートで入手可能となっ
たのは何よりです。セルが音楽監督に着任した翌年の第4番は4月17、19日のコ
ンサート直後、4月21日から23日にかけて行なわれた初のセッション録音のひ
とつ(ほかはスラヴ舞曲とモーツァルトの39番)。のちの方向性を予感させる
興味深い内容です。

UAR 015 \1650
メンデルスゾーン:
(1)交響曲第4番イ長調Op.90「イタリア」
(2)劇付随音楽「真夏の世の夢」Op.21 & 61より 序曲 / スケルツォ / 間奏曲
/ 夜想曲 / 結婚行進曲
ジョージ・セル(指) 
(1) クリーヴランドO. (2) ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:(1)1947年11月26日&1951年11月17日クリーヴランド、
セヴェランス・ホール
(2)1951年1月8日&12月17日ニューヨーク、コロンビア・30番街スタジオ
セル&クリーヴランドの「イタリア」はステレオ再録(62年)が恐るべき合奏
精度を端的に示した例として彼らの代表的録音に数えられていますが、セルが
出来栄えに不満足だったため第1、2楽章を録り直した第1回目の録音も甲乙つ
けがたい出来栄え。すこぶるテンションが高く、極限に迫るオケの機能性は、
きちんと揃うことが至難な第1楽章冒頭からほとんど完璧、サルタレッロのカ
ミソリのような切れ味に顕れていて、くせになるような快感を覚えます。真の
激烈さということでは昨今のピリオド派を先取りして一掃するくらいの刺激に
満ちています。さらにクリーヴランドとのステレオ録音(67年)が名高い「真
夏の世の夢」。夜想曲でのホルン・ソロを受け持つのは、厳しいセルが絶賛し
ていたジェイムズ・チェンバーズ。ニューヨーク・フィルとの録音は、耳にす
るチャンスが長らく失われていたものでたいへん貴重です。

UAR 016 \1650
(1)ウェーバー:「魔弾の射手」序曲
(2)同:「オベロン」序曲
(3)ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
(4)同:「リエンツィ」序曲
(5)同:「タンホイザー」序曲
(6)同:「さまよえるオランダ人」序曲
(7)R.シュトラウス:
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
ジョージ・セル(指)
(1)−(6)ニューヨーク・フィルハーモニック (7)クリーヴランドO.
録音:(1)(2)1952年1月8日(3)(4)(5)(6)1954年1月4日
(7)1949年4月25日クリーヴランド、セヴェランス・ホール
ほぼ四半世紀もの長きに渡り音楽監督を務め不足不離ともいうべき強固な関係
を築いたクリーヴランド時代に、セルはまた晩年にミュージカル・アドヴァイ
ザーとなるニューヨーク・フィルともわずかながらスタジオ録音を残していま
す。ここでのワーグナーとウェーバーに聴かれるきびきびとした音楽運びは、
戦前から戦中、戦後を通じてメトやヨーロッパのオペラハウスでの豊富な経験
をまぎれもなく実感させるものです。「オベロン」はクリーヴランドとのスタ
ジオ(63年)、来日公演実況盤(70年)でも知られる演目。クリーヴランドと
はついにスタジオ録音を残さなかった「魔弾」はたいへん珍しいもの。ワーグ
ナーはすべてクリーヴランドとステレオによる再録(62年、65年)を残してい
ます。ニューヨーク・フィルとの録音も時期がポイントで、腕っこきのオケ全
体にピシッと意思統一が図られて、セルの意欲が充実していた50年代に特有の
勢いが感じられます。
ティルはセルが未だ10代の頃にピアノで弾いてみせて、自らのピアノの卓越し
た才能を作曲者の記憶に強く刻み込んだ作品。セルはシュトラウスの推薦でス
トラスブール市立オペラやベルリン国立歌劇場のポストを得ています。クリー
ヴランドとは当49年のほかに全部で3度(54年、57年)録音を残しています。
引き締まっていながらけっしてガチガチにならず、スケールの大きさと軽妙で
ユーモラスな味わいにも事欠かない点はまったく驚くほかありません。



<Profil>
PH 06065 \2180
(1)ショスタコーヴィチ:交響曲第15番 Op.141
(2)ボリス・チャイコフスキー:主題と8つの変奏(1973)
キリル・コンドラシン(指)
ドレスデン・シュターツカペレ
1974年1月23日ドレスデン文化宮殿での初出ライヴ。コンドラシンのショスタ
コ15番といえば、これまでモスクワ・フィルとの1974年の録音しかありません
でしたが、これがコンドラシンとしてはイマイチの出来なので、ドレスデン・
シュターツカペレとの当盤は大歓迎の期待盤と申せましょう。カップリングは
ショスタコーヴィチの愛弟子ボリス・チャイコフスキー (1925-1996)がドレス
デン・シュターツカペレ創立425周年のために作曲・献呈した「主題と8つの変
奏」の世界初演時ライヴ。オケのヴィルトゥオジティを最大限に発揮するボル
テージの高い作品で、聴衆の熱狂ぶりが30年以上を経ても生々しく伝わってき
ます。

PH 06005 \2180
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調KV.466
(2)R.シュトラウス:4つの最後の歌
(3)同:ホルン協奏曲第1番変ホ長調Op.11
ルドルフ・フィルクシュニー(P) マーティナ・アーロヨ(S) 
ヘルマン・バウマン(Hrn)
ギュンター・ヴァント(指)ケルン放送SO.
録音:(1)1969年9月13日(2)1967年6月15、16日(3)1975年10月31日
以上ケルン(ライヴ)
豪華なメンバーの協奏曲集。フィルクシュニーとヴァントの組合せは甘さを徹
底的に排しながら、恐ろしい程の格調の高さが空前で誰もが待ち望んでも得ら
れなかった類いの希有な大演奏。R.シュトラウスのほのぼのした第1番もヴァ
ントにかかると峻厳なる大名曲に早がわり。ホルン大家バウマンもうまさ爆発
でございます。

PH 06002 \2180
(1)ヴァルター・ブラウンフェルス:
テ・デウムOp.32-ソプラノ、テノール、混声合唱、オルガンと大管弦楽のための
(2)ヒンデミット:演奏会用音楽Op.50-弦楽合奏と金管のための
レオニー・リザネク(S)ヘルムート・メルヒェルト(T)
ヘルマン・ヴェルナー(Org)ケルン・ギュルツェニヒCho.
ギュンター・ヴァント(指)ケルン放送SO.
録音:(1)1952年12月20日(2)1970年3月6日ケルン(ライヴ)
ヴァント言わく1920年代30年代においてブラウンフェルスはR.シュトラウス、
と並び称されたドイツで最も高名な作曲家とのことで、このテ・デウム確かに
ブルックナーのそれにもひけをとらぬ名作のよう、作曲者もヴァントの演奏に
対し「こんなすごい音楽とは思わなかった!」とコメントのしようのない絶讃
のコメントをしております。合唱、オルガン、フルオケが鳴りまくる確かに大
迫力の20世紀の傑作!モノラルながら音質大変良し。




<haenssler>
93 166(SACD-Hybrid) \2300
日本語訳つきブックレット
マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」
シビッラ・ルーベンス(S)
イリス・フェルミリオン(Ms)
サー・ロジャー・ノリントン(指)
MDRライプツィヒ放送合唱団
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:2006年7月5−7日シュトゥットガルト、リーダーハレ、
ベートーヴェンザール(ライヴ)
4010276 019824
かくも鮮烈な葬送行進曲と光明に転じるフィナーレとの見事なコントラスト。
マーラーが狙った響きの再創造を掲げるノリントンと手兵シュトゥットガルト
放送響によるシリーズに、初めて合唱つきの大曲「復活」が登場します。
“モーツァルトやモンテヴェルディとおなじように、マーラーも歴史を意識し
て演奏されるべき、つまりピリオド・アプローチが必要なのです”と力説する
ノリントン。ステージ上で第1、第2ヴァイオリンを左右に振り分け、コントラ
バスを背後一列に並べる特徴的な楽器配置。弦楽器をはじめとする徹底したノ
ンヴィブラート奏法。いつしか“シュトゥットガルト・サウンド”と呼ばれる
ようになった、こうした意欲溢れる試みの結果、美しいハーモニーと透明感の
ある響きがもたらされ、個々のフレーズは引き立ち振幅の大きな表現が可能と
なりました。たとえば第2楽章アンダンテ・モデラート。前作第5番のアダー
ジェットでも顕著だったように、どこまでも澄み渡る美しさはほかに例をみま
せん。さらに驚くべきは、クリアなサウンドが大編成の管弦楽に独唱、コーラ
スの加わるフィナーレでもまったく変わることなく確保されていること。
従来のマーラー演奏とのギャップで賛否両論を巻き起こしている当シリーズ、
このたびの「復活」も大いに話題になるのは間違いありません。なお、これま
で同様にブックレットはノリントンによるまえがきを含めて日本語訳のついた
仕様となっています。




<GRAND SLAM>
GS 2021 \2250
(1)ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
(2)同:「レオノーレ」序曲第3番Op.72a
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1952年11月26日、27日(2)1953年10月13日-17日
以上ウィーン、ムジークフェラインザール
Source:(1)HMV (U.K) ALP 1060(2)HMV (U.K.) XLP 30090
制作者より
この1952年のHMV(EMI)の「英雄」はフルトヴェングラーのスタジオ録音の中
でも最も有名なものです。この復刻CDを制作するにあたって、約3年の間に初
出LP(ALP 1060)を5枚用意しましたが、思うような結果が得られませんでし
た。しかし、昨年の秋に6枚目にしてようやく望みうる最上の保存状態のALP盤
を入手し、これを使用してリマスタリングを行いました。
余白には「レオノーレ」序曲第3番を収録しましたが、ノイズの少なさと溝に
余裕のあるカッティングという点を考慮して初出盤の「フィデリオ」全曲
(ALP 1130-2)からではなく、最初に「レオノーレ」序曲第3番のみが単独に
発売された盤(XLP30090)を使用しました。
なお、「英雄」は2003年にCDR(Serenade SEDR-2025)として発売した実績が
ありますが、今回のGS-2021はそのCDRの原盤を流用したものではなく、全くの
新リマスタリングとなります。
■解説書の内容
1942年3月28日、フルトヴェングラーはウィーン・フィルの創立100周年を記念
し、ムジークフェラインザールで記念の講演を行いました。その時の話は小冊
子にまとめられましたが、この全文の邦訳を掲載します。この小冊子は当時関
係者のみに200部しか配布されなかったもので、知られざる逸話も多く含まれ
た非常に貴重な文献です。(平林 直哉)





<DOREMI>
DHR 7892 \1980
「リヒテル第13集 / シューマン・ライヴ集」
シューマン:
(1)ピアノ協奏曲イ短調Op.54
(2)パガニーニのカプリースによる6つの演奏会練習曲Op.10より 
第4番、第5番 & 第6番
(3)おとぎの絵本Op.113
(4)幻想小曲集Op.73
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
(1) ジョルジュ・ジョルジェスク(指)ソヴィエト国立交響楽団
(3)ユーリ・バシュメット(Va) (4)ピエール・フルニエ(Vc)
録音:(1)1958年4月17日モスクワ(ライヴ)
(2)1986年10月16日高崎、音楽センター(ライヴ)
(3)1985年12月13日モスクワ(ライヴ)
(4)1969年7月3日トゥール(ライヴ)
第7集(DHR.7786)に次いで、巨人リヒテルによるシューマンのライヴを集め
たアルバムです。まず、同年10月にロヴィツキともスタジオ盤を残しているコ
ンチェルト。絶頂期だけにテクニックが冴え渡り、思いのたけを弾ききって聴
きもの。ここでバックを務めるのはブラームスの第2協奏曲(61年ライヴ /
DHR.7746)でも好サポートをみせたルーマニアの名匠ジョルジェスク。亡くな
る10年ほど前、高崎公演というのが珍しいパガニーニ練習曲。この年の日本公
演は9月18日の上越市に始まり10月21日の長野まで全14回、ソロ・リサイタル
のほかカガン、グートマン、バシュメットとの共演も含む大掛かりなものでし
た。そのバシュメットとの「おとぎの絵本」は初出ライヴ。さらに、当日はド
ビュッシー、ショパン、メンデルスゾーンのソナタも演奏された名手フルニエ
とのリサイタル。ともにピアノが強く主張するところにリヒテルの存在感の大
きさを聴くことができます。

DDR 71151 \1980
ベートーヴェン:
(1)ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
(2)6つのバガテルOp.126
(3)連作歌曲「遥かなる恋人に寄す」Op.98
(3)ジル・トムキンズ(Br)
ボリス・ザランキン(P)
録音:2006年
地元カナダでは高い評価を得ている、ロシア系カナダ人のボリス・ザランキン
によるベートーヴェンの最新録音。




<FARAO>
B 108022 \2180
ヴィオレータ・ウルマーナ-歌曲をうたう
フランツ・リスト:「少年漁師」、「漁師の娘」、「さあ、話せ」
リヒャルト・シュトラウス:
「ゲオルギーネ」、「春の雑踏」、「ツェツィーリエ」、「あした」、
「苦悩の賛歌」、「睡蓮」、「僕らは踊りだしたい気持ちだ」、「解き放たれた心」「悪いお天気」、「あなたの青い目で」、「春の祝祭」
アルバン・ベルク:
「7つの初期の歌曲」「夜」「葦の歌」「夜鳴きうぐいす」「夢に見た栄光」
「室内にて」「愛の賛歌」「夏の日」
ヴィオレータ・ウルマーナ(S) ヤン・フィリップ・シュルツェ(P)
リトアニア生まれの歌手、ヴィオレータ・ウルマーナはメゾ・ソプラノとして
デビューし、名声を得ました。1993/1994シーズンにミュンヘン歌劇場、バイ
ロイト音楽祭、ミラノ・スカラ座(ムーティ指揮・フリッカ役)で立て続け
にデビューし、フリッカ(ワルキューレ)、クンドリ(パルジファル)をは
じめとするワーグナー作品、エボリ公女(ドン・カルロ)、サントゥッツア
(カヴァレリア・ルスティカーナ)などを中心的レパートリーに、国際的な
キャリアを築いてきました。そして2003年にウィーン国立歌劇場においてマッ
ダレーナ(アンドレア・シェニエ)でソプラノとしてのデビューを飾ったの
ち、イゾルデ(トリスタンとイゾルデ)、ジョコンダのタイトル・ロール、
レオノーラ(運命の力)などをレパートリーとして、現在も国際的第一線で
活躍するスターのひとりです。
これまでリヒャルト・シュトラウスの歌曲を収録したCDは数多く存在します
が、この盤の特筆すべきは、期待されながらもエキスパートが少なかったた
めに録音されなかったリストとベルクの作品がR.シュトラウス作品との共存
を実現したことでしょう。この成果により、私たちは後期ロマン派から近代
音楽への音楽史をこの1枚で体験することができるのです。なにより中音域か
ら高音域まで均一に響く稀有の歌声でウルマーナが叙情的に表現する世界は、
非常に上品でかつドラマティックです。そのウルマーナの世界をウルマーナ
と日常的に共演しているドイツ人ピアニスト、ヤン・フィリップ・シュルツェ
が知的にサポートしています。





<ORFEO>
ORFEO 558061 \2250
イタリア・ドイツの近・現代歌曲集
ルイージ・ダッラピッコラ(1904-1975):
アントニオ・マチャードの四つの詩
【(1)春が来た、(2)きのう夢を見た(3)主よ、あなたは私の最愛のものを
(4)春が来た】
(5)-(7)Rencevals
カール・アマデウス・ハルトマン(1905-1963):
アンドレアス・グリフィウスの哀歌
(8)不幸 (9)わが母に (10)平和
ヴォルフガング・フォン・シュヴァイニッツ(1953-):
サラ・キルシュ 紙の星
(11)-(13)凧揚げ (14)-(20)8月の雪 21.-25. 赤い鳥たち
モイカ・エルトマン(S) ディートリヒ・ヘンシェル(Br) 
アクセル・バウニ(P) クラウディア・バラインスキ(S) 
ドリス・ゾッフェル(メゾ・ソプラノ) アリベルト・ライマン(P)
オルフェオの「現代歌曲シリーズ」も10周年を迎え、今回はダッラピッコラ、
ハルトマン、シュヴァイニッツというイタリア・ドイツの現代音楽作曲家の歌
曲たちが顔をそろえました。戦後、オペラ「囚われ人の歌」で名を成したダッ
ラピッコラはイタリアで初めて十二音技法を用いて作曲した人物で、またセリ
ー音楽を発展させた人物としても知られています。一方ほぼ同世代といってよ
いドイツの作曲家、ハルトマンは交響曲が名高い人物です。二人の共通点は新
ウィーン楽派のアルバン・ベルクに啓発されていることと、そして第二次世界
大戦を生き抜き、ナチスに対する反感の思いが作風に多大に影響を残している
ことでしょう。もう一人の作曲家、戦後生まれのシュヴァイニッツは先述の
2人とは半世紀ほど世代が違い、いまもベルリンに住んでいます。20代のころ
にやはり奨学金を受けて同時期にローマに滞在していた作家サラ・キルシュの
作品「紙の星」に曲をつけた、みずみずしい作品が収録されています。キャリ
ア十分の実力派歌手とピアニストが、作曲家が描いた世界を忠実に表現するこ
とに成功しているといえるでしょう。




<WERGO>
WER 6693 \2080
ジョン・ケージ(1912-1992):チェロのための作品集
(1)ソロ・フォー・「チェロ」(1958) 7:42
(2)一人の弦楽器奏者のための59秒1/2 (1953) 0:59
(3)アトラス・エクリプティカリス(2つのチェロのための)(1961) 26:40
(4)変奏I (1958)(ガウヴェルキ編によるチェロ独奏版) 1:55
(5)Etudes Boreales(1978)-チェロ独奏のための 14:31
フリードリヒ・ガウヴェルキ(チェロ)
CDをかけた瞬間から、宇宙で原子がぶつかりあっているかのような、プリミ
ティヴな世界が展開されており圧倒されます。孤高の奇才チェリスト、ガウ
ヴェルキは、ケージの作品をボディ・ペインティングのように激しい弓使い
で進めてゆきます。「ジョン・ケージ」という険しくそそり立つ氷山の一角
に昇り、そこで裸で踊っているような、命がけの演奏です。4曲目の「変奏I
(1958)」はガウヴェルキ編によるチェロ独奏版ですが、偶然性の音楽の最た
るもの。ガウヴェルキの神がかり的な弓さばきによって織り成される音世界
は、人間の内奥の叫びのようです。最後におさめられたEtudes Borealesは、
同じ題名でピアノのためにも同じ長さの曲が書かれており、このチェロのた
めのものとピアノのためのものを同時に演奏することもできるというもの。
意識の奥底に押し込められている狂気を呼び覚ますような作品です。

WER 6804 2枚組 \4160
PRIMEVAL SOUNDS-太古の響き-
ドビュッシー:前奏曲集I(1909-10)/クラム:マクロコスモスI(1972)
[CD1]
1.クラム:.始原の響き(創生I) "巨蟹宮"
2.ドビュッシー:デルフィの舞姫
3.クラム:プロテウス "双魚宮"
4.ドビュッシー:帆
5.クラム:牧歌(紀元前10,000年のアトランティスの王国から) "金牛宮"
6.ドビュッシー:野を渡る風
7.クラム:十字架 "磨羯宮"
8.ドビュッシー:音と香りは夕べの大気の中に漂う
9.クラム:幻のゴンドラ乗り "天蠍宮"
10.ドビュッシー:アナカプリの丘.
11.クラム:夜の魔法I "人馬宮"
12.ドビュッシー:雪の上の足あと
[CD2]
1.ドビュッシー:西風の見たもの
2.クラム:影の音楽(エオリアン・ハープのための) "天秤宮"
3.ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
4.クラム:無限の不思議な輪(永久運動) "獅子宮"
5.ドビュッシー:さえぎられたセレナード
6.クラム:時の深淵 "処女宮"
7.ドビュッシー:沈める寺
8.クラム:燃えいずる火 "白羊宮"
9.ドビュッシー:パックの踊り
10.クラム:夢の影像(愛と死の音楽) "双子宮"
11.ドビュッシー:ミンストレル
12.クラム:らせんの銀河 "宝瓶宮"
エンリコ・ベッリ(Pf)
ジョージ・クラムは、1929年に生まれたアメリカの作曲家。内部奏法を多用し
た作品、マクロコスモスの第1集(1972年)の出版譜の冒頭で、彼は次のよう
に述べています。「私の「マクロコスモス」のタイトルと形式は、20世紀のピ
アノ音楽の偉大なる2人の作曲家に対する私の敬意が反映されています。それ
は、バルトークとドビュッシーです。もちろん、私はバルトークのミクロコス
モスと、ドビュッシーの24の前奏曲を念頭において書きました(マクロコスモ
スIIは、1973年に完成され、マクロコスモスIとあわせると24の‘幻想的な作
品集’になります)。」ドビュッシーの前奏曲第1集は、「大地」に、そして
クラムのマクロコスモスIは「天体」に根源を持っています。これらは二つと
も、近代化や機械化に逆らうかのように、古代から伝わる神話への郷愁によっ
て調和しています。ドビュッシーは想像上の時空の中で、自身が神話の登場人
物のパーンとなって、海、風、音を感じたままに音にしています。クラムは、
無意識の感情や夢の投影としての星座の神話の世界を見つめながら作品を書
きました。スタンスは違えども、二人とも神話を手がかりとして異次元への
旅を試みています。そんな二人の作品が交互に演奏されることによって形成
される螺旋階段をひとつひとつ昇っていくと、クラムの作品によって我々の
想像力の扉が開かれ、ドビュッシーの作品の中に広がっている、今までに見
たことのない世界、聴いたことのない響き、感じたことのない香り、すべてが
くっきりと鮮やかに聴く者の目の前に立ち上ってくるのです。そしてドビュッ
シーのあとに演奏されるクラムの曲も、無機的な宇宙ではなく、香り高く幻
想的な神話の世界として我々のもとに降りてくるような感じがします。不思
議な気分で、2枚とも一気に聴きとおせてしまう不思議な説得力のあるCDです。
エンリコ・ベッリはペーザロ出身の、フレスコバルディからシェルシまで、
膨大なレパートリーをもつピアニストです。写真家、指揮者、役者、舞踊家、
画家、すべての芸術家たちが一堂に会するPerpianosolo Festivalにも度々出
演しています。今後、クラムのマクロコスモス全集を録音予定もあるという
ことです。沈思に満ちた演奏は、説得力抜群、哲学者のようなピアニストです。



<FARAO Classics>
B 108049 \2250
ワーグナー:
(1)ヴェーゼンドンク歌曲集 (2)ジークフリート牧歌
(1)マルヤーナ・リポヴシェク(A)ヴォルフガング・サヴァリッシュ(P)
(2)ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)
バイエルン国立管弦楽団のメンバー
録音:1991年5月4日ノイシュヴァンシュタイン城、ゼンガーザール(ライヴ)
[バイエルン放送による収録]
ジークフリート牧歌でヴァイオリンによる調べが優しく開始されると、もうそ
こは別世界。眼前の総勢13人の奏者による親密な掛け合いに耳を澄ませば、ま
るで初演の朝のワーグナー邸にタイムスリップしたかのよう。地元ミュンヘン
生まれのサヴァリッシュは1971年より22年間に渡りバイエルン国立歌劇場の総
音楽監督を務めました。この間“ワーグナー演奏の本場”における総決算的な
仕事として、リング全曲の映像作品(89年)を残し高い評価を得ていますが、
ここでもじつに共感いっぱいの眼差しでワーグナーの官能美に満ちた世界を描
き上げています。プログラム前半は会場となった“歌の間”にふさわしく、リ
ポヴシェクの表情も豊かで深深とした歌唱で聴くヴェーゼンドンク歌曲集。も
ちろん名手サヴァリッシュのピアノが見事なのはいうまでもありません。
サヴァリッシュによるワーグナーのふたつのライヴは、ワーグナーの庇護者バ
イエルン王ルートヴィヒ2世が築いたノイシュヴァンシュタイン城という、ゆ
かりある場所で行われたことも大きなポイントとなっています。ともに拍手入
りながら、録音も優秀です。




<BIS>
BIS 1629 \2250
グリーグ:
(1)「ペール・ギュント」-アニトラの踊り/オーゼの死
(2)「25のノルウェーの歌と踊り」-春の踊り/白鳥/婚礼の調べ
(3)「抒情小曲集」-ノルウェーの旋律/ワルツ/夜警の歌/妖精の踊り/
アルバムの綴り/祖国の歌/民謡/ワルツ/蝶々/孤独なさすらい人/
故郷にて/小鳥/ハリング/小人の行進/幻影/秘密/郷愁/感謝/農夫の歌
/バラード風に/おばあさんのメヌエット/ゆりかごで/昔々/小妖精
御喜美江(アコーディオン)
アコーディオンの女王・御喜美江から今年が歿後百年にあたるグリーグの素敵
なプレゼントが届きました。彼の作品から24曲をアコーディオンで絶妙に奏で
ています。有名な「蝶々」など、オリジナルのピアノ譜をそのまま用いている
のに、これまで聴いたことのない新鮮な衝撃を与えてくれます。ノルウェーの
民俗舞曲のリズムやグリーグ一流の息の長いメロディは、アコーディオンに
ぴったり。自由闊達、まるで民俗楽器のように響きます。

BIS 1466 \2250
シベリウス:弦楽四重奏作品集
(1)アダージョ ニ短調 SJ12 (1890)
(2)弦楽四重奏曲変ロ長調 Op.4 (1890)
(3)弦楽四重奏曲ニ短調 Op.56「親愛の声」-予備用エンディング世界初録音付
(4)アンダンテ・フェスティヴォ JS34a (1922)
テンペラSQ
シベリウスが作った弦楽四重奏曲をすべて集めるシリーズの第3弾。今回は名作
「親愛の声」が収録されていますが、未知の別エンディングも併録されている
点でシベリウス・ファンは見逃せません。4人のうら若きフィンランド美人に
よるテンペラSQがフレッシュな演奏を繰り広げています。ことに「アンダンテ
・フェスティヴォ」は感動的な美しさです。

BIS 1555 \2250
アリオスティ:ストックホルム・ソナタ集 Vol.2
(1)ソナタ第8番ニ短調 (2)第9番ト短調 (3)第10番ヘ長調 
(4)第11番イ短調 (5)第12番ホ短調 (6)第13番ハ長調 
(7)第14番変ホ長調
トマス・ゲオルギ(ヴィオラ・ダモーレ)、
ルーカス・ハリス(アーチリュート、バロックギター)、
ミーメ・ヤマヒロ・ブリンクマン(チェロ)
スウェーデン古典派の作曲家ルーマンが師匠のイタリア人作曲家アッティリオ
・アリオスティ(1666-1729)の作品を筆写した「ストックホルム・ソナタ」第2
弾。ほぼ200年間忘れられていた作曲家と作品とは思えぬ美しさと充実度に驚か
されます。

BIS SA 1572(SACD-Hybrid) \2300
ベートーヴェン:ピアノ独奏曲全集 Vol.5
(1)ピアノソナタ第16番ト長調 Op.31の1 
(2)同第17番ニ短調「テンペスト」Op.31の2 
(3)同第18番変ホ長調 Op.31の3
ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
フォルテピアノによる独自の境地で評価の高いブラウティハムのベートーヴェ
ン・シリーズ第5弾。今回は作品31の3作が収められていますが、これらは「ハ
イリゲンシュタットの遺言」で知られる1802年頃の所産で、ベートーヴェンの
苦悩が影を落としています。ブラウティハムはごく自然体ながら苦味がにじみ
出る巧さを見せてくれます。

BIS SA 1339(SACD-Hybrid) \2300
ウルヤス・プルッキス:
(1)魅惑の園 (2000)-VnとOrchのための
(2)フルート協奏曲 (2001)
(3)交響的ダリ-3つの絵画 (2002)
ヤーッコ・クーシスト (Vn)、シャロン・ベザリー (Fl)、
スサンナ・マルッキ(指)スタヴァンゲルSO
1975年生まれ、フィンランド作曲界で最も若い世代に属する俊才プルッキス待
望の作品集。たいへんな才能の持ち主であることはこのアルバムからもうかが
えます。クーシストやベザリーを独奏者にした協奏曲も興味深いですが、あの
サルバドール・ダリの絵画3点(「ロードス島の要塞」「夜のとばりの陰」
「暁」)を大管弦楽で描いたキテレツな作品が聴きもの。シュールの極みの世
界にひたれます。




<harmonia mundi France>
HMC 905187/8 2枚組 \3380
バロックじゃないでしょ
(1)ベニヤミン・シュヴァイツァー(1973-):フレッキヒト
(2)ナディル・ヴァッセナ(1970-):超絶のバガテル
(3)ミヒェル・ファン・デル・アー(1970-):刻印
(4)ユリアーネ・クライン(1966-):ノ私のあとについて来なさい
(5)レベッカ・サウンダース(1967-):ルブリカーレ
ゴットフルート・フォン・デア・ゴルツ(指)
フライブルク・バロックオーケストラ
古楽界ではヤーコプスとの共演など良い仕事をしているフライブルク・バロッ
クオーケストラ。彼らの新譜はバロックではなく、主に30代の若手作曲家の現
代音楽集。これがいずれ劣らぬ変人揃いで、ベートーヴェンとヴァッセナ(37
歳)の対談とか、意味の分らぬ造語辞典を繰り広げるサウンダース(40歳)と
か、みなさん御自分の世界に没入しちゃっていて聴き手を危険な世界へ誘いま
す。フライブルク・バロックオーケストラの真面目さもかえってシュール。か
の大企業ジーメンス社が資金提供しちゃっています。





<haenssler>
93 195 \2250
シチェドリン:
(1)ピアノ・テルツェット (1995)
(2)3つの愉快な小品 (1997)
(3)チェロソナタ (1997)
ドミートリー・シトコヴェツキー(Vn)、ダヴィド・ゲリンガス(Vc)、
ヤーシャ・ネムツォフ(Pf)(1)、
ロディオン・シチェドリン(Pf)(2)(3)
バレエの女王プリセツカヤの夫にして旧ソ連を代表する作曲家ロディオン・シ
チェドリンが健在ぶりを示しています。1995年作の「ピアノ・テルツェット」
はロシアのパレードを描写した第2楽章が、ショスタコーヴィチを思わすグロテ
スクで皮肉に満ちた全くの旧ソ連的音楽で嬉しくなります。途中奏者たちが軍
歌をロシア語でがなるのもご愛嬌。「3つの愉快な小品」は第2曲が「誰にでも
できるロッシーニ」的パロディ、第3曲はシチェドリンの有名なピアノ曲「ユモ
レスク」(1957)に基づいています。97年の「チェロソナタ」は先日亡くなった
ロストロポーヴィチに捧げられた大作。ここではロストロの愛弟子ゲリンガス
の独奏、シチェドリン自身のピアノ(絶品)で感動的に奏でています。

93 128 \2250
ハンス・ツェンダー(1926-):作品集
(1)シューマン・ファンタジー(1997)
前奏曲/廃墟(シューマンのファンタジーop.17第1楽章による)/間奏曲I/
凱旋門(ファンタジー第2楽章による)/間奏曲II/静かな夜(ファンタジー
第3楽章による)
(2)Brado-チェロとオーケストラのための(1999/2000)
(1)カンブルラン(指)
(2)ハインリヒ・シフ(Vc)、ハンス・ツェンダー(指)
南西ドイツ放送交響楽団
シューマン・ファンタジーは、文字通りシューマンのピアノ曲、ファンタジー
作品17をオーケストレーションしたもの。シューマンの偉大なるピアノ作品は、
完全にピアノのために書かれていながら、ホルンや弦楽器の音色を思わせる響
きがでてくるときがあります。このことが、ツェンダーをピアノ作品をオーケ
ストラ化することへと向かわせました。カンブルランによる指揮で、見通しが
よく、ハーモニーのひとつひとつがくっきりと明晰な仕上がり。「Brado」と
はチベットの言葉で「-の間に」を意味しています。この作品は、ソロとトゥ
ッティという二つのものの間をいったりきたりします。静寂と喧騒、単音と和
声、様々な対立する要素が次々と提示され、次第に熱を帯びてクライマックス
をむかえます。ハインリヒ・シフのソロの名手ぶりに注目です。

93 185 \2250
ヴォルフガング・リーム(1952-):作品集
(1)オーボエとオーケストラのための音楽(1995/2002)
(2)Styx und Lethe(地底世界の二つの神秘的な川)
(3)第3の音楽(ヴァイオリンとオーケストラのための)(1993)
(4)第1の二つの歌(ヴィオラ、チェロとオーケストラのための)(1980)
南西ドイツ放送交響楽団
(1)ハンス・ツェンダー(指)、アレクサンダー・オット(Ob)
録音:2002年5月2日
(2)ハンス・ツェンダー(指)、ルーカス・フェルス(Vc)
録音:1998年10月14日
(3)ミヒャエル・ギーレン(指)、ゴットフリート・シュナイダー(Vn)
録音:1993年5月6日
(4)ヤン・ランタム=ケーニヒ(指)、深井碩章(Va)、
ヴァルター・グリメル(Vc)録音:1984年1月17日
1曲目のオーボエのための音楽は、冒頭のオーボエ登場の場面からして篳篥を
思わせる響きで、雅楽をほうふつとさせる静寂感と神秘性に満ちた作品です。
2曲目はうってかわって、地底に流れる川の源泉を思わせる、大地の生命力を
感じさせる作風。3曲目は未開の地に鳴り響くドラムが登場したり、チェロに
よる神秘的な旋律が登場したりとヴァラエティに富んだ作品。ギーレンの指
揮が冴え渡っています。4曲目はなんといっても、日本を代表するヴィオラ奏
者の深井碩章のヴィオラが特筆ものです。

98 279 \2080
ハイドン:
(1)「ネルソン・ミサ」ニ短調HobXXII:11、
(2)「天地創造ミサ」変ロ長調HobXXII:13
ヘルムート・リリング(指)、
(1)レティーツィア・シェラー(S)、
ロクサーナ・コンスタンティネスク(A)、
マクシミリアン・シュミット(T)、ミヒャエル・ナジ(Bs)、
ゲヒンガー・カントライ・シュトゥットガルト,
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、(2)ドンナ・ブラウン(S)、
ロクサーナ・コンスタンティネスク(A)、
ロタール・オディニウス(T)、マルクス・アイヒェ(Bs)、
オレゴン・バッハ・フェスティヴァル管弦楽団&合唱団
録音:(1)2006年11月18&19日リーダーハレ・シュトゥットガルト 
ベートーヴェンザール、(2)2006年7月14日オレゴン州、ユージーン、
ハルト・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ
バッハのカンタータ全集を録音し、ハイドンの初期・中期ミサ曲を録音したリ
リングが、満を持して、晩年の有名な2曲のミサ曲を録音。これら2曲は、それ
ぞれの「グローリア」の中の「世の罪を除きたもう主よ」に、「ネルソン・ミ
サ」には、モーツァルトの「レクイエム」の「不思議なる響きのラッパが」か
らの引用が、「天地創造ミサ」には、自身のオラトリオからの引用が含まれて
います。
リリング率いる演奏陣は、優れたアンサンブル力と、長年の積み重ねによる深
い表現力によって、これら2曲から、ハイドン晩年の作品が持つ達観した深み
を引き出しています。

=SWR MUSIC=
93 194 \2250
バルトーク:
(1)中国の不思議な役人Op.19(作曲者によるピアノ・デュオ編曲 / ピーター
・バルトークによる2000年改訂版)
(2)2台のピアノと打楽器のためのソナタSz.110(1937)
(1)アーコシュ・ヘルナーディ(第1ピアノ)
カーロイ・モチャーリ(第2ピアノ)
(2)カーロイ・モチャーリ(第1ピアノ)
アーコシュ・ヘルナーディ(第2ピアノ)
フランツ・ラング、ヨッヘン・ショアラー(パーカッション)
録音:(1)2006年6月(2)2005年5月バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト
・スタジオ
作曲者自身がピアノ・デュオ用に編曲した「中国の不思議な役人」は、シャー
プで野蛮な味わいを強調したコチシュ&ハウザーによる世界初録音(88年・廃
盤)がすでに知られています。“ドイツにおけるハンガリー文化年”の2006年
3月のオープニングにベルリンとミュンヘンで実演を行なった、ヘルナーディ
&モチャーリらハンガリー勢による演奏では、息子ピーター・バルトークの監
修のもと2000年に出版された改訂版のスコアにもとづくもので、全体で30小節
に及ぶパッセージが復元されているのが大きなポイント。



<MANDALA>
MAN 5091 \2250
アメリカのギター音楽
ルー・ハリソン:セレナーデ、
Stephen Jaffe:Spinoff、
テリー・ライリー:アセンシオン、
ジョン・アンソニー・レノン:アナザーズ・ファンダンゴ、
アンドリュー・ヨーク:イマージェンス、
スティーヴ・ライヒ:ナゴヤ・ギターズ、ほか
フィリップ・アズレイ(Gt)
アメリカ人作曲家によるギター作品集。一口にギター音楽といっても、その音
楽の内容はさまざま。音律に関心をもつハリソン、過去の音楽とは一線を画す
Jaffe、ミニマリズムを用いるライリー、ジャズやロックの語法も取り入れる
レノン、クラシックギター界に欠かせないヨーク、サンプリング・テープも使
用することがあるミニマル・ミュージックのパイオニア・ライヒ。彼らの多彩
な作品を演奏するのは、武満徹のギター作品を収録したこともあるフィリップ
・アズレイ。ルネサンスから現代までという驚きのレパートリーをもつ実力者
です。

MAN 5116 \2250
シューマン:ピアノ作品集
(1)-(3)3つの幻想的小曲 作品111 (4)-(7)ピアノ・ソナタ第2番 作品22 
(8)-(11)4つの夜曲 作品23 (12)-(16)ウィーンの謝肉祭の道化 作品26 
(17)プレスト・アパッショナート
ドミニク・メルレ(P)
バロックから近現代の作品まで幅広く扱うメルレがこのたび挑戦したのは、
シューマン。中でも、彼のお気に入りだというソナタ第2番は、ちょっぴり洒
落の利いた揺れに加え、音楽の性格を捉えたメリハリのある解釈と全体的な安
定感とが共存している秀逸な演奏です。パリ国立高等音楽院ほか、各地の音楽
院やマスタークラスで多くの弟子を育て上げ、さらに精力的に演奏活動を続け
る70歳も間近のメルレ。レパートリーを広げる野心とそれを成功させる実力は
申し分ありません。楽譜をしっかりと読み込んでいるという彼の演奏は、落ち
着いて聴くことができます。




<CALLIOPE>
CAL 9748 \1980
プーランク(1899-1963):
オルガン、弦、ティンパニのための協奏曲、
フランス組曲、
シンフォニエッタ
アンドレ・イゾワール(Org)、エドモン・コロメール(指)、
ピカルディ管弦楽団
ときにオシャレで、ときに神秘的で、ときに美しいイメージを想起させるプー
ランクの作品。でも、このオルガン協奏曲は、それらとは少し違って、不気味
さと焦りの中にオルガンの力強さが躊躇なく発揮された作品です。名手イゾワ
ールのオルガンが重々しく、また輝かしく大聖堂に響き渡り、ティンパニが怪
しく時を刻むとともに、こちらの心臓のドキドキも最高潮。とはいえ、やはり
プーランク、オルガンを用いた明るく不思議な響きも魅せてくれています。管
弦楽曲のシンフォニエッタとフランス組曲では、ピカルディ管弦楽団と、昨年
10月に主席客演指揮者に迎えられたコロメールとのコンビがフランスのエスプ
リを漂わせています。

CAL 9366 \1980
ミラクル!アルフォンソ10世賢王のカンティガ集
《聖母マリアのカンティガ集》より〈Royne celestre〉ほか
アンサンブル・オプシディエンヌ
エマニュエル・ボナルド率いるオプシディエンヌの新作。彼らは、中世および
ルネサンス音楽の演奏を専門とするアンサンブルとして、フランス、イタリア、
スペインなどの各地のフェスティヴァルに参加し活躍しています。シンプルで
自然な音楽を目指した演奏には、解釈と共に即興も織り交ぜられており、その
自由な雰囲気が音楽をのびのびと響かせています。当盤では、13世紀後半にス
ペインのカスティーリャの国王・アルフォンソ10世(1221-1284)が編纂した
400曲以上もの《聖母マリアのカンティガ集》(マリアを賛美する単旋律の歌曲
集)から、18曲が選出されています。神聖な響きから民衆的な素朴な雰囲気を
もつものまで、また、穏やかなものから明るく楽しいものまで、さまざまな内
容をもつ曲が登場します。

CAL 9363 \1980
クリストバル・デ・モラレス(1500?-53):《聖母のミサ》とモテット
(1)モテット:おお、聖なる饗宴O sacrum convivium 
(2)ミサ:キリエ 
(3)ミサ:グロリア 
(4)モテット:すべての者は幸いなりBeati omnes qui timent Dominum 
(5)ミサ:クレド 
(6)モテット:qui consolabatur me 
(7)モテット:アヴェ・マリア、主はあなたと共におられます
Ave Maria, gratia plena 
(8)ミサ:サンクトゥス、ベネディクトゥス 
(9)モテット:おお、十字架よO Crux ave 
(10)ミサ:アニュス・デイ 
(11)モテット:ヤコブは嘆きぬLamentabatur Jacob 
(12)モテット:われを取り巻くCircumdederunt me
アンサンブル・ジャケット・ド・マントヴァ
経済的にも音楽的にも華やかに栄えていたルネサンス期のスペインに生まれ、
当時からヨーロッパ中に名声をとどろかせていたモラレス。現代でも、ゲレー
ロ、ビクトリアと並び、スペイン黄金期の三羽烏のひとりとも評される彼の貴
重なミサ曲です。それを演奏するアンサンブル・ジャケット・ド・マントヴァ
は、すでに活躍していた歌手5人が、15-16世紀声楽音楽を専門として2000年に
結成したグループです。彼らが中心レパートリーとする忘れられた作曲家・マ
ントヴァのジャケットと同時代のモラレスが、どのように現代に再生されるの
か、ぜひお聴きください!


CAL 9368 \1980
ショパン:4つのスケルツォと即興曲
(1)スケルツォ第1番 (2)スケルツォ第2番 (3)スケルツォ第3番 
(4)スケルツォ第4番 (5)即興曲第2番 (6)即興曲第3番 (7)即興曲第4番 
(8)幻想即興曲 (9)カンツォーネ
ユージン・インジック(P)
知る人ぞ知るショパン弾きユージン・インジック(1947-)が、マズルカ全集
やバラード全集、2曲のピアノ協奏曲などに続く待望のショパン作品集をリリ
ースしました。積極的なリサイタルの他、最近ではサウンド・トラックやオ
ムニバスCDで活躍中の彼は、第8回ショパン国際コンクール(1970年)第4位
という実績をもち、「ショパンをポーランド人のように、ドビュッシーをフ
ランス人のように、プロコフィエフをロシア人のように」弾くことができる
と評されたことのある実力者です。彼の演奏の特徴は、高い技術をもちなが
らもヴィルトゥオジックに偏らない堅実な音楽作りであるといえましょう。
細かい音の粒にも十分な質感が与えられ、ショパンの即興的装飾的な音たち
が、生き生きとその存在を示しています。そんなスケルツォと即興曲の他、
このCDの最後には、イタリアの音楽家ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841-
1914)がピアノ編曲したショパンの《17のポーランドの歌》op. 74より第16曲
〈リトアニアの歌〉が収録され、ショパンらしい可愛らしさを聴くことがで
きます。

CAL 5302 \1350
フェリクス・メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 第3番 作品44-1 
弦楽四重奏曲 第4番 作品44-2 
弦楽四重奏 第5番 作品44-3
ターリヒ四重奏団
ヨーロッパ、アメリカ、日本の各地で活動し、最もすぐれた四重奏団のひとつ
と評されるターリヒ四重奏団。彼らの演奏は驚くほどバランスのとれた緊密な
アンサンブルで注目されています。メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲が親しい
仲間の間で楽しむ合奏として意図されていたことを考えると、アンサンブルの
掛け合いは必須の条件といえるでしょう。当盤では、メンデルスゾーンの弦楽
四重奏曲の中でも、1837-38年に作曲された「古典主義的な安定」期の3曲が収
録されています。このうちの第5番は、作曲家自身が、これまでの作品より「数
百倍よい」と述べた力作です。

CAL 5313 \1350
フェリクス・メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 変ホ長調 
弦楽四重奏曲 第6番 作品80 
弦楽四重奏の4つの小品 作品81
ターリヒ四重奏団
ヨーロッパ、アメリカ、日本の各地で活動し、最もすぐれた四重奏団のひとつ
と評されるターリヒ四重奏団。彼らの演奏は驚くほどバランスのとれた緊密な
アンサンブルで注目されています。当盤の3曲は、おもしろいことに、作曲年
代がばらばらです。メンデルスゾーン14歳の変ホ長調(1823)、姉ファニーの
死後であり自身の死の数週間前に書かれた第6番(1847)、そして断片の集め
られた作品81(第1,2楽章:1847、第3楽章:1843、第4楽章:1827)。素朴で
意外性に欠けるとみなされることもあるメンデスルゾーンの四重奏曲ですが、
ここでは、多彩な作風を楽しむことができます



<Praga Digitals>
PRD 350028 4枚組 \6350
アントニン・ドヴォルザーク:初期弦楽四重奏曲集
[CD1]弦楽四重奏曲第1、5番、2つのワルツ 
[CD2]弦楽四重奏曲第7、2番 
[CD3]弦楽五重奏曲第1番、弦楽四重奏曲第3番、弦楽四重奏曲B.120(断片)
[CD4]弦楽四重奏曲第6番、弦楽四重奏楽章B.41a、弦楽四重奏曲第4番
ツェムリンスキー弦楽四重奏団、ヨゼフ・クルソニュ(ヴィオラ)
名人そろいのツェムリンスキー弦楽四重奏団による、ドヴォルザークの初期弦
楽四重奏曲集の登場です。今回はヴィオラを二人必要とする弦楽五重奏曲のた
めに、今年5月のラ・フォル・ジュルネ音楽祭でも来日して話題になったプラ
ジャーク四重奏団から、クルソニュが参加し、さらに練り上げられた演奏に仕
上がっています。室内楽の多作家ドヴォルザークの初期の弦楽四重奏曲を中心
に集めたものは貴重。ドイツ・ロマン派の影響を残しつつもドヴォルザーク特
有の憂愁とあたたかさを聴くことができます。
ツェムリンスキー弦楽四重奏団(以前はペンギン・カルテットという名称)は
99年のベートーヴェン国際コンクール第1位をはじめ、数々の賞を勝ち取って
きました。最近では2006年のロンドン国際弦楽四重奏コンクールで第3位の成
績を残すなど、いまだ勢い衰えない期待の四重奏団です。





<Profil>
PH 07039 \2180
R.シュトラウス:オペラからの名場面集
(1)「ばらの騎士」より
  第2幕の二重唱 / 第3幕のワルツ / 第3幕の二重唱
(2)「影のない女」より
  第1幕終曲 / 第2幕「ふたたび見つかった鷹よ」
(3)「アラベラ」より
  第1幕の場面と二重唱 / 第2幕の場面と二重唱 / 第3幕の場面と二重唱
(4)「ダフネ」より
  アポロのアリア / ダフネのアリア / ダフネの変容[劇の大詰め]
(1)エシュテル・レーティ(S:ゾフィー)
エリーザベト・ヘンゲン(A:オクタヴィアン)
(2)ヨーゼフ・ヘルマン(Br:バラク)トルステン・ラルフ(T:皇帝)
(3)マルガレーテ・テッシュマッハー(S:アラベラ)
クリステル・ゴルツ(S:ズデンカ)
マテュー・アーラースマイア(Br:マンドリーカ)
(4)トルステン・ラルフ(T:アポロ)
マルガレーテ・テッシュマッハー(S:ダフネ)
カール・べーム(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:(1)1938年12月、1940年12月(4)1938年12月(あるいは1939年1月)
以上、エレクトローラSP復刻
(2)1942年6月9日(3)1942年6月7−9日以上、ドイツ帝国放送による放送録音
世界初演を含む豊富な演奏経験が強み、“シュトラウスのエキスパート”べー
ム&ドレスデンの理想的な顔合わせ。管弦楽作品(PH.07010)に引き続き、音
楽監督時代(1934-43年)におけるオペラ名場面集がProfilよりリリースされ
ます。じっさいに1938年に当コンビが初演しべームに献呈された「ダフネ」ほ
か、作品が生みだされた時代の息吹まで聴こえてくるかのような演奏の数々は
他にはないリアルな手ごたえがあります。ソリスト陣が強力無比で、その「ダ
フネ」の初演キャストであるテッシュマッハー&ラルフをはじめ、ゾフィーを
当たり役としたレーティらすべて当時のドレスデンのベストメンバーが顔を揃
えています。前作同様に音質もたいへん聴き易いもの。なお、ブックレットに
はべームとシュトラウスや歌手らのほか、劇場、舞台風景、公演ポスターなど
40点を超える写真が掲載されていて、これらを眺める楽しみもあります。

<Ondine>
ODE 1099(SACD-Hybrid) \2300
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 作品15、ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品19
オッリ・ムストネン(P、指) タピオラ・シンフォニエッタ
[カデンツァ (第1番) ムストネン]
ピアニストで作曲家。オッリ・ムストネンは、ベートーヴェンをはじめとする
スタンダードなレパートリーの作品を斬新な、音楽の構成を見通したアプロー
チにより聴かせることで知られます。「そこにあることを他のピアニストが知
らなかった、表現の障壁。それを突破した、ピアニズムの正夢」 サンデー・
タイムズはムストネンの音楽をこう讃えました。そのムストネンと、彼が共演
を重ねてきたタピオラ・シンフォニエッタがベートーヴェンのピアノ協奏曲を
録音するシリーズが始まります。5曲のピアノ協奏曲とヴァイオリン協奏曲の
ピアノ版。シリーズ第1作は、1795年、ベートーヴェンがピアニストとしてウィ
ーンでコンサート・デビューするために作曲した第2番、そして、その3年後プ
ラハで演奏した第1番。微笑み、優雅なベートーヴェンが人気の2作品です。
第1番のカデンツァはムストネン自身の作曲。

ODE 1102 \2080
A Due (ア・ドゥエ) − クラリネットとチェロのための現代二重奏曲集
ユッカ・ティエンスー:(1948-)Plus II (プラス II) (1992)
オッリ・コルテカンガス:
(1955-)Iscrizione (イスクリツィオーネ) (登録、記録) (1990)
カイヤ・サーリアホ:(1952-)おお、月よ (Oi Kuu) (1990)
マグヌス・リンドベリ:
(1958-)Steamboat Bill Junior (キートンの蒸気船) (1990)
ウスコ・メリライネン:(1930-2004)Unes (ウネス) (1990)
エルッキ・ヨキネン:(1941-)Pros (プロス) (1990)
エーリク・ベリマン:(1911-2006)カランッシ (Karanssi) 作品114 (1990)
タパニ・ランシオ:
(1953-)A Due (ア・ドゥエ)(1991) (バスクラリネットとチェロのための)
パーヴォ・ヘイニネン:(1938-)Short I (ショート I) 作品58 (1990)
キンモ・ハコラ:(1958-)Capriole (カプリオール) (1991)
カリ・クリーク(Cl、BassCl) アンッシ・カルットゥネン(Vc)
録音:1992年-2005年 フィンランド放送 (YLE) スタジオM2]
[制作:ヘイッキ・ヴァルスタ/録音;ペンッティ・マンニッコ]
フィンランドを代表するミュージシャンふたり、クラリネットのカリ・クリー
ク(1960-) とチェロのアンッシ・カルットゥネン1960-) のデュオ。音楽以外
の文化にモデルを求めるとすれば、バレエのパ・ド・ドゥ、情熱のタンゴを踊
るカップル、息のあったゲームを展開するテニスのペア。サイレント映画の
ファンは、コメディ・コンビのローレル&ハーディを思い出すかもしれません。
クラシカル音楽にはめずらしいクラリネットとチェロのデュオのためクリーク
とカルットゥネンは、ベリマン、ヘイニネン、マグヌス・リンドベリ、サーリ
アホ、ハコラら20世紀フィンランドの作曲家たちに作品を委嘱。新しい奏法の
アイデアも提案しました。デュオの聴かせる小品はウィットに富み、ユニーク
です。
バスター・キートンの喜劇映画「キートンの蒸気船」にちなむマグヌス・リン
ドベリの曲は、グレゴリー・バレットとヘレン・リンデーンが録音していまし
た(ABCD126)。パーヴォ・ヘイニネンの〈Short I〉は、独奏クラリネットのた
めの作品58a (グレゴリー・バレットが録音) と独奏チェロのための作品58bを
一緒に演奏するという、作曲者のオプション指示に従って演奏されています
(作品58)。




<Alba>
ABCD 236 \2080
ユッカ・リンコラ(1955-):ミュージカル「ホテル・アストリア」
マルッティ・ペイッポ (指) ラハティ市立劇場管弦楽団・合唱団
ピルヨ・アイットンマキ、ニナ・タピオ、アリ=マッティ・ヘードマン、
パーヴォ・ホンキマキ、ヤリ・レッパネン、カリ・マッティラ
録音:2005年 オリマッティラ・インスティテュート
(ラハティ、フィンランド)
[制作:ティピ・トゥオヴィネン/録音:ペッカ・ミッコラ/
歌詞:フィンランド語]
現代のブダペスト。ホテル・アストリアのカフェで男と女が出逢う。ドイツ人
警察官トムと博物館に務めるヘレナ。舞台は変わり第二次世界大戦時、ドイツ
占領下のブダペスト。ホテル・アストリアの玄関から入ってくるナチの将校た
ち。裏口では、極秘のメッセージがレジスタンスの手に渡される。恋に落ちた
アンナとヘルマン……。詩人ユッカ・イトコネンの台本に、ジャズ・ミュージ
シャンからスタートしたユッカ・リンコラが音楽を書きました。《アカシアの
木立ち》のもの悲しくノスタルジックな歌からミュージカルは始まります。
ピルヨ・アイットンマキ、ニナ・タピオ、アリ=マッティ・ヘードマン。フィ
ンランドで上演された「レ・ミゼラブル」「アスペクツ・オブ・ラブ」「グリ
ース」などで主役を歌った歌手と俳優たちです。フィンランドのミュージカル!

ABCD 237 \2080
エストニア宗教的民俗コラールとオケゲムのミサ曲
マルゴ・コラル(T、指) ヘイナヴァンケル
録音:2002年−2006年 フィンランド、デンマーク、ドイツの教会
[制作:オレヴ・ポル/録音:マルゴ・コラル]
キリスト教黎明期のエストニアで書かれた宗教的民謡とコラールはエストニア
音楽のルーツのひとつ。ルター派賛美歌集を主なテクストとする作者不詳の歌
が、口伝により受け継がれてきました。このアルバムでは7曲が、即興を交えた
編曲により歌われます。伝承のコラールの合間にオケゲム(c.1410-1497) のミ
サ曲の4章をはさみ、最後に歌うのが〈天地創造〉。キリスト教が伝わる以前
に作られた歌です。マルゴ・コラルが音楽監督を務めるヘイナヴァンケルは、
古い教会音楽をレパートリーとするエストニアのヴォーカルアンサンブル。
高度の技巧を求められる曲を立体感のある音楽として聞かせます。グループ名
の元になったのは、ネーデルランドの画家、ヒエロニムス・ボス(1450?-1516)
の代表作のひとつ、「干し草車」。俗世を押しつぶす大きな干し草車。祈り
を捧げる天使と二枚舌の悪魔。そばで奏でられる美しい音楽。ボスの寓意的
絵画の今日性と、ヘイナヴァンケルの時を超えた音楽表現には共通するとこ
ろがありそうです。





<Simax>
PSC 1297 \2280
クロード・ドビュッシー:独奏ピアノ作品全集 第3集
ボヘミア舞曲、マズルカ、2つのアラベスク、夢想、ロマンティックなワルツ、
ベルガマスク組曲、バラード、舞曲、夜想曲、ピアノのために
ホーコン・アウストボー(P)
録音:2006年2月21日−23日 ソフィエンベルグ教会 (オスロ)
[制作:ホーコン・アウストボー、ジェフ・マイルズ、
録音:ジェフ・マイルズ]
ノルウェーのピアニスト、ホーコン・アウストボー(1948-) によるドビュッシ
ーの独奏ピアノ作品シリーズ。アウストボーが録音したドビュッシーは、欧米
では現代ドビュッシー演奏のスタンダードのひとつに挙げられています。シリ
ーズ最後の第3集は、1880年の〈ボヘミア舞曲〉に始まり、〈2つのアラベスク〉
と〈ベルガマスク組曲〉を経て、〈ピアノのために〉で終わるプログラム。
若いドビュッシーが自分の音楽語法を大きく展開させ始めた時代の作品から構
成されています。知的、抑制の効いたアウストボーの演奏。空間の中をさまざ
まに拡散するピアノの響き。録音セッションはこれまでと同じオスロのソフィ
エンベルグ教会で行われ、ジェフ・マイルズが引きつづき共同制作と録音を担
当しました。「アウストボーは、ドビュッシーの輝かしい姿をひとつ示してい
る」。Classics Today France が第2集に寄せた賛辞はそのまま、この第3集に
も与えられるでしょう。





<Pro Musica>
PPC 9059 \2280
Chromos − フルートのための現代ノルウェー作品集
ヨースタイン・スタールハイム(1960-):
ヒドゥン・ミュージック(2003)(フルートとピアノのための)
イーヴァル・ルンネ・ジュニア(1944-):
クロモス(1999) (フルートとピアノのための)
エドヴァルド・ハーゲルプ・ブル(1922-):
バガテル(1999) (フルートとピアノのための)
ウーラヴ・ベルグ(1949-):モーメンツ(1982) (フルート独奏のための)
クヌート・ヴォーゲ(1961-):
フォルトゥナ(1996 rev.2003) (フルートとピアノのための)
グルー・サンヴィーク(Fl) アイナル・ロッティンゲン(P)
録音:2005年4月18日−21日 エドヴァルド・グリーグ博物館トロルホール
(ベルゲン)
[制作:リカルド・オドリオソーラ/録音:グンナル・ヘルライフ・ニルセン]
「少数とはいえ、特徴のある声をもった卓越した作曲家は、どの世代にもいる。
彼らは、伝統に根ざした音楽を書きながらも、"他者" を感じさせ、すばらし
く独創的な響きの音楽を生むことのできる強い表現力をもつ」 (リカルド・
オドリオソーラ) (PPC9059 ブックレットから)。オドリオソーラ(1965-) は
スペイン生まれの作曲家。ノルウェーのベルゲンに住み、ヴァイオリニスト
(ハンサ四重奏団)、プロデューサーとしても活躍しています。オドリオソー
ラが制作したアルバム。ベルゲン・フィルハーモニックの首席フルート奏者
だったグルー・サンヴィークとベルゲン大学グリーグ・アカデミーでも教え
るピアニスト、アイナル・ロッティンゲンのため、オドリオソーラは、"特徴
のある声をもった" 5人の作品を選びました。"聴きなれた音楽、未知の音楽"
がアルバムのモットーです。作曲者5人には、それぞれが優れた演奏家という
共通点があります。ヨースタイン・スタールハイム (1960-) はアコーディオ
ン奏者。イーヴァル・ルンネ・ジュニア(1944-) はオーボエ奏者としてノル
ウェー国立オペラで演奏していました。エドヴァルド・ハーゲルプ・ブル
(1922-)はピアニスト、オルガニスト。トランペット奏者のウーラヴ・ベルグ
(1949-) もオーケストラでの演奏経験があり、クヌート・ヴォーゲ(1961-)
はジャズピアニストとしてキャリアを始めました。制作者、作曲者、演奏者。
"演奏" を共有する人たちの創る音楽。"隠れた音楽" −− スタールハイムの
作品のタイトルが象徴的です。





<dB Productions>
DBCD 106 \2180
シェイクスピアを音楽で
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
3つのシェイクスピアの歌、水底深く父は眠る、雲をいただく塔、
丘を越えて、谷を越え
スヴェン=エーリク・ユーハンソン(1919-1997):
浮気心、混声合唱とピアノのための第1集・第2集、シルヴィア、
緑の森の木陰で、吹けよ 吹け 冬の風、浮気心、おお わが愛しの人よ、
恋する者らは春を愛す、冬、挽歌、聴け 聴け ひばり
フランク・マルタン(1890-1974):
エアリエルの5つの歌(1950)-「テンペスト」 から、おいで 黄色の砂浜に、
水底深く父は眠る、「さあ行け」とあって息をつき、お前たち三人は罪人だ、
蜜蜂が吸う蜜を吸い
フランツ・シューベルト(1797-1828):
シルヴィアに D891(ラグナル・ブーリーン編) 
ニルス・リンドベリ(1933-):みを夏の一日にくらべたらどうだろう
フランツ・シューベルト(1797-1828):
シルヴィアに D891(ラグナル・ブーリーン編) 
ニルス・リンドベリ(1933-):みを夏の一日にくらべたらどうだろう
ラグナル・ブーリーン(指) ユーハン・ウッレーン(P)
マリア・マグダレーナ・モテット合唱団  アンニカ・ヒゥダーク(A)
録音:2004年10月 オステルハニンゲ教会 
[制作・録音:ラガン・ビュヴァーク]
シェイクスピアの劇中歌とソネットをテクストとする混声合唱曲集。シュー
ベルトの歌曲〈シルヴィアに〉は指揮者みずから編曲。ジャズミュージシャ
ンで作曲家のニルス・リンドベリ(1933-) が、シェイクスピアからひとりの
青年への愛のソネットに曲をつけた《きみを夏の一日にくらべたらどうだろ
う》は、エリザベス朝の詩による曲集〈おおわが愛しの人よ〉の1曲です。
マリア・マグダレーナ・モテット合唱団は、1995年に設立されたストックホ
ルムの混声合唱団。王立音楽アカデミーの出身、エーリク・エーリクソンに
も学んだラグナル・ブーリーン(1965-) とともに、バッハの受難曲、ブラー
ムスとヴェルディのレクイエム、現代のアカペラ合唱曲などをレパートリー
として活動をつづけています。





<Anthonello Mode>
AMOE 10004 \2450
天正遣欧使節の音楽/アントネッロ
【プロログ】[1]パッサメッツォ上の五木の子守唄[2]漆黒の南蛮履
[3]とりこてあ(アロンソ)[4]夜は暗うて[5]こんけららばれ
【出航】[6]牛飼いとお針箱
【国王フェリペ 2 世謁見】[7]いと甘き覚え》(カベソン)
[8]あめまりあ(ゲレーロ)[9]川内の子守唄[10]ファンタシア(カレイラ)
【舞踏会】[11]花の舞-[12]スパニョレッタ(カローゾ)
【伊東マンショの郷愁】[13]日向木挽唄
【ローマにて】[14]馬上にて[15]らおだて[16]そなたはさながら清らなり
(バッサーノ)[17]でんでれん[18]天主のサントスは来たりて
(サカラメンタ提要)
【関白秀吉謁見】[19]−[20]こんけららばれ(カレイラ/ナルバエス)
【中浦ジュリアンの回想】[21]中浦手毬唄 [22]いと甘き覚え(オルティス)
[23]誰人が幸いなるか存じてをる(ヴェッキ)
[24]ろどりごまるちねす殿(作者不詳)
【中浦ジュリアンの殉教】[25]らだにあす [26]こんけららばれ
[27]パライゾに
アントネッロ - 濱田芳通(音楽監督/コルネタ/フラウタ) 
石川かおり(ビオラ・ダルコ) 西山まりえ(アルパ/クラボ) 
春日保人(歌/篠笛/一節切) 花井尚美、藤沢エリカ、岡庭弥生(歌) 
わだみつひろ(タンボール) 矢野薫(クラボ)
【賛助、及び特別出演】三浦一雄、皆川達夫、大平紀之、ケント・ラフ、
鈴木克精、細川大介(歌) 中村孝志(トロンベタ)
録音:2007年3月27-28日東京・関口台スタジオ/24bit 96KHz
世界的なリコーダー&コルネット奏者、濱田芳通が10年以上構想を練りあげた
企画がついに音盤上に実現!キリスト教が伝来してから秀吉がバテレン追放令
を発するまでの数十年間は、日本人が西洋音楽に接した最初の時代であり、こ
の時期に根付いた音楽の影響は、今日想像するよりも遥かに大きかったと考え
られます。今日に至るまで日本人の精神に根付いたこの時代の音楽を、天正遣
欧使節の歩みを通じて多角的に検証する大企画です。
天正使節の生い立ちを描くプロログからはじまり、ヨーロッパでの謁見(スペ
イン国王フェリペ二世、ローマ教皇グレゴリオ13世)、関白秀吉の御前演奏の
再現と続き、フィナーレではキリシタン禁止令後も地下に潜伏して布教を続け
た中浦ジュリアンの悲劇的な最期(10ヶ月の投獄の後、穴吊りの刑に処せられ
死亡)までを音楽として描いています。アントネッロのリーダー濱田芳通は、
足かけ10年以上、現在まで残っている記録・資料を可能な限り参照した上、こ
の時代の作品を通り一遍に再現するのではなく、独自のアレンジを施して、こ
の時代に天正使節によってもたらされた西洋音楽の影響が、21世紀のわれわれ
現代人にまで及んでいることを知らしめるべく精魂を傾けた渾身の一枚。
とにかく聴き所満載のこのアルバムですが、フィナーレ「中浦ジュリアンの殉
教」は、マタイ受難曲の逮捕=裁判のシーンにも匹敵するといってもいいほど
の感動的な音楽。司祭と信者たちによる重厚な応答からはじまり、やがて声が
減っていき、(キリスト教の迫害によりどんどん信者が減っていく様子を表現
している。)ついに呼応者が誰もいなくなる…。それは隠れキリシタンの時代
となったことを表現し、ここで日本人先唱者として一節歌うのは「洋楽渡来
考」で知られる皆川達夫氏(立教大学名誉教授)。最後のアンティフォナ《ぱ
らいぞに》は、皆が天国へ行きますように…という願いが込められています。
今回もジャケット・アートワークはさそうあきら氏(漫画家-現在公開中の映
画「神童」の原作者)によるもの。西洋絵画をあしらったありがちな古楽ジャ
ケットとは一線を画するものに仕上がっています。
*アントネッロは目白バ・ロック音楽祭(6月1日-6月24日)に主要キャストと
して出演します。




<ORFEO>
ORFEO 693071 \2250
J.S.バッハ:
3つのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ
第1番 ト長調 BWV 1027、第2番 ニ長調 BWV 1028、第3番ト短調 BWV 1029
C.P.E.バッハ:
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ニ長調 H 559
ダニエル・ミュラー=ショット(Vc)
アンジェラ・ヒューヒット(P)
録音:2006年7月18-21日
若手注目NO.1チェリスト、ダニエル・ミュラー=ショットと当代随一のバッハ
弾きとしてますます評価が高まっているアンジェラ・ヒューヒットによるバッ
ハ・アルバム。バッハをあれほど弾き込んでいるヒューイットですら、このガ
ンバ・ソナタを録音し新たなバッハを発見したというほど、この3つのソナタ
はバッハの他の作品と異なる風合いが展開されます。また重要となるのがここ
で演奏されている楽器ですが、ダニエル・ミュラー=ショットが愛用している
名器1727年製マッテオ・ゴッフリラーとヒューイットが好んで使用している
ファツィオーリはともにヴェネツィア出身。音色の柔らかさはこの2つの組み
合わせに勝るものはないでしょう。またカップリングのC.P.E.バッハのソナタ
も旋律の美しさ親しみやすさを強調した作品。そして彼の次のリリースはショ
スタコーヴィッチの協奏曲。
またダニエル・ミュラー=ショットは2007年6月に来日が予定されており、初
の本格的なリサイタルも開かれます。今後の活躍にも大いに期待がかかります。





<SUPRAPHON>
SU 3909 \1750
ドヴォルザーク:
(1)弦楽五重奏曲ト長調Op.77
(2)ピアノ五重奏曲イ長調Op.81
(1)ローレーヌ・デュランテル(Cb) (2)キャスリン・ストット(P)
シュカンパ四重奏団
録音:2007年1−3月プラハ、ルドルフィヌム
0いまのチェコを代表するシュカンパ四重奏団の最新録音はドヴォルザーク円
熟期のふたつの五重奏曲。ピアノとコントラバスには、それぞれ英国のストッ
ト、フランスの有望株デュランテルとふたりの魅力的なゲストを迎えています。
ナイマンのピアノ協奏曲で一躍時の人となったキャサリン・ストットは、ソリ
ストとしてまたヨーヨー・マや小川典子らとのデュオなどでもマルチな活躍を
続ける名手。シュカンパのメンバーとの息もぴったりです。

SU 3917 3枚組 \4440
マルチヌー:弦楽四重奏曲全集
第1番(1918, H.117)/ 第2番(1925, H.150)/ 第3番(1929, H.183)/
第4番(1937, H.256)/ 第5番(1938, H.268)/ 第6番(1946, H.312)/
第7番“室内協奏曲”(1947, H.314)
パノハ四重奏団
録音:1979−1982年プラハ
マルチヌーの生涯を通じて書かれた7つの弦楽四重奏は、それぞれがその時々
の作曲家の置かれた状況が投影された自伝的な内容です。すなわち、個性が
初めてみられる第2番、大戦間期に作曲された第4番、ヤナーチェクの「ない
しょの手紙」との多くの共通点を指摘される第5番、さらにアメリカ滞在中に
書かれた点がドヴォルザークの例を思わせる第6番、そしてこのジャンルの頂
点をなす第7番と、このとらえどころのない作曲家の姿をありのままに反映し
ています。当セットはパノハ四重奏団の絶頂期にあたる79年から82年にかけ
て行なわれたもので、このたびフルプライス(旧番号11.0994)からミドルプ
ライスになって再発となります。


SU 3916 3枚組 \5250
スメタナ:管弦楽作品集
[CD 1]連作交響詩「わが祖国」
[CD 2]交響詩「リチャード3世」Op.11
同「ヴァレンシュタインの陣営」Op.14 / 同「ハーコン・ヤルル」Op.16
ゲオルギーネ・ポルカ ニ長調B13(1840)※
ルイーゼ・ポルカ 変ホ長調B12(1840)※ 
※イシャ・クレイチーによる管弦楽編曲
[CD 3]祝典交響曲(勝利の交響曲)ホ長調Op.6 /
シェイクスピア祭のための行進曲Op.20 / 祝典序曲 ハ長調B136 /
ポルカ「われらの乙女たちに」T49
ヴラディミール・ヴァーレク(指)プラハ放送交響楽団
録音:2001年(わが祖国)、2005−2006年プラハ
チェコの名匠ヴァーレクと手兵プラハ放送響による最新アルバムは母国の大作
曲家スメタナのセット。代表作「わが祖国」はもちろん、チェコ国民音楽の基
礎を築いて重要な意味をもつ交響詩や、聴く機会のあまり多くはない勝利の交
響曲などスウェーデン時代のものまで主要な管弦楽作品をほぼ網羅しています。
チェコ音楽史における歴史的な瞬間1868年5月16日、自作オペラ「ダリボル」
とともに国民劇場の定礎式に演奏された祝典序曲。じつに生き生きとしてい
て、作品に込められた特別な思いが血を呼び覚ますかのようです。ピアノ曲
からの編曲となるポルカも弾み返る楽しさでいっぱい。当コンビではドヴォ
ルザーク(SU.3802)とチャイコフスキー(SU.3862)の交響曲全集も好評価
を得ていますが、スメタナもまた改めて実力の高さを知らしめる内容となっ
ています。




<harmonia mundi>
HMC 901939 2枚組 \3380
[CD1](1)ミサ曲 イ長調 BWV 234 (2)ミサ曲 ト長調 BWV 236
[CD2](1)ミサ曲 ト短調 BWV 235 (2)ミサ曲 ヘ長調 BWV 233
コンラート・ユングヘーネル(指)カントゥス・ケルン
ザビーネ・ゲッツ、ガブリエーレ・ヒエルダイス(ソプラノ)
エリサベス・ポピエン、アレクサンダー・シュナイダー(アルト)
ヴィルフリード・ヨッヘンス、ハンス・イエルク・マンメル(テノール)
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ、セバスティアン・ノアック(バス)
録音:2006年1月、5月
ユングヘーネルによる、バッハの珠玉のミサ曲の登場。声楽メンバーも大分
入れ替わった、新生カントゥス・ケルンによる声楽は、時に幻想的な美しさ
に満ち、時に刺すように鋭く、えもいわれぬ神々しさに満ちています。以前
に増して表情豊かになっています。[CD2]におさめられているミサ曲ト短調は、
名作の誉れ高い作品。なんともいえぬ優しさに満ちた冒頭の器楽による前奏
はこの世のものとは思えない美しさです。歌が始まると一転、余計なものが
そぎ落とされたストイックな声部間の掛け合い、そしてストイックな声楽と
温かみのある楽器の音色との交わりに心奪われます。

HMU 907335 \2250
コレグラフィ-ルイ14世の舞曲
ラウル・オジェ・フイエ:
『コレグラフィ』(1700年出版)に収められた音楽
・ダングルベールによるプレリュード
・リュリ、カンプラによる序曲と舞曲
-ダングルベールによるソロ版-
アンドリュー・ローレンス=キング(17世紀イタリア・モデル/バロック・
トリプル・ハープ[2004年製])
1700年にパリで出版されたフイエの「コレグラフィ」は、舞踊記譜法に関す
る初めての著書として、音楽史上でも重要なものです。宮殿で踊られていた
様々なダンスを、記号と線を用いて記譜したこの本は、リュリをはじめとす
る当時の代表的な作曲家による音楽も収められています。さらに、美しい挿
絵も入っており、極めて豪華なつくり。ローレンス・キングは、この本の中
から、ダングルベールの編曲によるリュート・ソロ用の曲を抜粋して演奏し
ています。目をつぶると、太陽王の宮廷に鳴り響く踊り手の靴音が聴こえて
くるかのような典雅な一枚です。

HMX 2908226(2CD+1DVD) \4450
字幕:仏,英,独
監督:サンドリーヌ・ヴィレムス
美麗箱入り、美麗ブックレット(111ページ)
Philippe Herreweghe By Himself~ Retroperspective(1981-2007)-1981-2007
年の軌跡
[CD1]
(1)J.S.バッハ:マタイ受難曲より第1曲合唱(1984年)
(2)J.S.バッハ:カンタータ第91番より第5曲アリア(S&A)(2001年)
(3)J.S.バッハ:カンタータ第8番より冒頭合唱曲(1998年)
(4)J.S.バッハ:カンタータ第75番より第5曲アリア(S)(2003年)
(5)J.S.バッハ:カンタータ第170番より第1曲アリア(A)(1989年)
(6)ラッスス:エレミアの哀歌より(1989年)
(7)モンテヴェルディ:ア・セイ・ヴォーチ(1990年)
(8)シャイン:
イスラエルの泉より第9曲「主よ、私に目を向け私を憐れんでください」
(1985年)
(9)シュッツ:主に結ばれて死ぬ者は幸いであるSWV391(1985年)
(10)ジル:レクイエム-序(部分)(1990年)
(11) パーセル:アンセム11番よりRejoice in the Lord alway,(1993年)
(12)、(13) J.S.バッハ:マタイ受難曲より第64、65曲(1984年)
[CD2]
(1)モーツァルト:グラン・パルティータ-アダージョ(1995年)
(2)ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス-サンクトゥス(1995年)
(3)メンデルスゾーン:エリヤより-第34番合唱(1993年)
(4)メンデルスゾーン:真夏の夜の夢より-舌先さけたまだら蛇(1994年)
(5)ブラームス:ドイツ・レクイエムより-主よ、おしえてください(1996年)
(6)シューマン:交響曲第3番より終楽章(2006年)
(7)ベルリオーズ:夏の夜より-第5曲月の光(「墓地で」)(1994年)
(8)ブルックナー:交響曲第4番より第3楽章(2005年)
(9)マーラー:子どもの不思議な角笛より「原光」(2005年)
(10)シェーンベルク:月に憑かれたピエロより「月に酔い」(1991年)
(11)同:コロンビーナ(1991年)
(12)クルト・ヴァイル:
ベルリン・レクイエムより溺死した娘のバラード(1992年)
(13)同:勝利のアーチの下に届いた名の無い兵士に関する第2の報せ(1992年)
(14)フォーレ:レクイエムよりピエ・イエズ(1988年)
(15)同:アニュス・デイ(2001年)
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
[CD1]
(1)シャペル・ロワイヤル、コレギウム・ヴォカーレ(以下CV) 
(2)ドロテー・ミールズ(S)、インゲボルク・ダンツ(A) 
(3)CV (4)キャロリン・サンプソン、CV (5)アンドレアス・ショル、CV 
(6)(7)(8)アンサンブル・ヴォカーレ・ヨーロッパ (9)シャペル・ロワイヤル
(10)ハワード・クルック(T)、シャペル・ロワイヤル (11)CV 
(12)(13)シャペル・ロワイヤル、CV
[CD2]
(1)シャンゼリゼ管のメンバー 
(2)シャペル・ロワイヤル(以下CR)、シャンゼリゼ管(以下OCE)  
(3)CR、CV、OCE (4)CR、CV、OCE 
(5)ジェラルド・フィンリー(Br)、CR、CV、OCE (6)OCE 
(7)ブリジット・バレー(Ms)、OCE (8)OCE 
(9)サラ・コノリー(Ms)、OCE 
(10)(11)マリアンヌ・プスール(声)、アンサンブル・ムジーク・オブリーク
(12)(13)ペーター・コーイ(Bs)、CR、アンサンブル・ムジーク・オブリーク
(14)アニュス・メロン(S)、アンサンブル・ムジーク・オブリーク 
(15)CR、CV、OCE
今年2007年、ヘレヴェッヘは還暦をむかえます。これを記念して、ハルモニア
ムンディにこれまで録音した膨大なレパートリーの中から、ヘレヴェッヘ自身
が選りすぐった曲たちが一同に集結、貴重な映像とともにボックスセットとし
て登場します。CD1では古楽、CD2では古典派以降の音楽が収録されています。
そしてDVDでは自転車に乗ったヘレヴェッヘ、リハーサルの合間にジョークを
言って演奏家を和ませるヘレヴェッヘ、若き学生時代の貴重なヘレヴェッヘ、
1973年録音のヨハネ受難曲の録音に臨むヘレヴェッヘ、とヘレヴェッヘ尽くし。
また、巨匠レオンハルトをはじめ、様々な著名な演奏家たちがヘレヴェッヘに
ついて語っています。ヘレヴェッヘの今までの軌跡の偉大さを知ると同時に、
ヘレヴェッヘのこれからがますます楽しみになるボックスセットとなっていま
す。

HMC 901961 \2250
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲
(1)第1番 ニ短調 op.49
(2)第2番 ハ短調 op.66
トリオ・ワンダラー
ラ・フォル・ジュルネ音楽祭に今年も来日し、ますます聴衆をとりこにしてい
るトリオ・ワンダラー最新盤は、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲。高貴な
薫りに満ちた弦楽器は、まさに「美のツボ」をおさえた音色。官能的で時にむ
せび泣くような表現に引き込まれます。ピアノがまた素晴らしい!たとえば第
2番のスケルツォ楽章で、真珠の粒のように美しく転がる音が、弦とたわむれ、
時に熱いうねりとなって盛り上がる様子は、神がかりともいえる美しさです。
トリオ・ワンダラーが誘う、たまらなく官能的でディープなメンデルスゾーン
です。

HMU 807441(SACD-Hybrid) \2300
ガーシュウィン:
(1)ヘ調のピアノ協奏曲
(2)ラプソディー・イン・ブルー
(3)キューバ序曲
ジョン・ナカマツ(P)
ジェフ・タイジック(指)
ロチェスター・フィルハーモニック管弦楽団
のだめやラ・フォル・ジュルネで何かと話題の作曲家、ガーシュウィンの作品
集。指揮にジャズ界でも活躍している大御所タイジック、ピアノに強靭なテク
ニックとパッションのピアニスト、ジョン・ナカマツという組み合わせのガー
シュウィンが悪いはずがない!一曲目のヘ調のピアノ協奏曲は、ラ・フォル・
ジュルネ音楽祭で小曽根真が演奏、大いに盛り上がったものでした。ラプソ
ディー・イン・ブルーの冒頭のオケもバッチリ決まって、続くピアノによる有
名な旋律も、絶妙なリズム感とテクニックに裏打ちされたもの。キューバ序曲
では、タイジックならではのジャズへの深い読み込みにオケが見事に応えてお
り、他では得がたい壮大な演奏となっています。思わず踊り出したくなる楽し
い一枚です。





<GRAND SLAM>
GS 2022 \2250
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(改訂版)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1949年10月18日ベルリン・ダーレム、ゲマインデハウス
Source: HMV (France/ LA VOIX DE SON MAITRE) FALP852/FALPS853
■ 制作者より
このディスクの演奏は1965年7月にフランスHMV(LA VOIX DE SON MAITRE)か
ら発売された2枚組LP、FALP852/FALPS853より復刻したものです。このLPはオ
リジナルのモノラルでカッティングされており、しかも第1面に第1楽章、第2
面に第2楽章、そして第3面には第3楽章と第4楽章と余裕のある面の切り方をし
ています。ほぼ同時期に発売されたドイツ・エレクトローラ盤(STE91375/8)、
日本盤(AA9131/4)も面の切り方はフランス盤と同じですが、これらはとも
に疑似ステレオ化されていました。1968年に遅れて発売されたイギリス盤
(HQM1169)はオリジナルのモノラルでカッティングされてはいたものの、
LP1枚両面に詰め込んだ窮屈な音質でした。従いまして、このフランス初期盤
はオリジナルの音質を最も忠実に伝えるものとして珍重され、近年の市場価格
は14-16万円と高騰しています。今回復刻するにあたり、望みうる最上の結果
を得るためにそのフランス盤を2組用意し、楽章単位でノイズの少ない箇所を
取り出し、盤に刻まれた情報を忠実に再現するようにリマスタリングを行い
ました。1949年の放送録音ゆえに、さすがに1950年代のスタジオ録音のような
飛躍的な音質の向上は期待できないものの、既発売盤よりも明瞭で繊細、か
つ奥行き感の優れた音質を実感していただけると思います。 (平林直哉)
■ 解説書の内容
このフルトヴェングラーの演奏で使用されているのは改訂版です。この改訂版
はノヴァーク版(原典版)と実質的には全く同じものですが、その違いについ
て具体的に触れてある文献は少ないので、今回はそれについて譜例をあげてわ
かりやすく説明しています(第1楽章のみ)。その他フランス、イギリス、日
本のそれぞれ初出LPのジャケット写真、発売当時の広告も掲載します。





<CASCAVELLE>
VEL 3111 2枚組 \4160
シューマン:交響曲全集
第1番変ロ長調Op.38「春」/ 第2番ハ長調Op.61 /
第3番変ホ長調Op.97「ライン」/ 第4番ニ短調Op.120
アルミン・ジョルダン(指)
スイス・ロマンドO.
録音:1989年9月、1990年2月&3月
ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
このアルバムの内容は「楽園とぺリ」に続いて、ジョルダン&スイス・ロマン
ドによるシューマン第2作として、かつて仏エラートからリリースされていた
ものです。昨年世を去ったジョルダンを追悼してCASCAVELLEから復刻のはこび
となりました。あらためて聴き直してみると緩徐楽章の美しさには大きく魅か
れるものがあります。プロデューサーがミシェル・ガルサンと、エンジニアが
ジャン・シャトレのコンビによる録音というのもポイント。

VEL 3110 2枚組 \4160
シューマン:オラトリオ「楽園とぺリ」Op.50
イーディス・ウィーンズ(S:ぺリ)シルヴィア・エルマン(S:若い女)
アンヌ・イェヴァング(A:天使)ロバート・ギャンビル(T)
クリストフ・プレガルディエン(T:若者)
ハンス=ペーター・シャイデッガー(Br:ガツナ、男)
ロマンド室内Cho.、ローザンヌ・プロ・アルテCho.
(アンドレ・シャトレ合唱指揮)
アルミン・ジョルダン(指)スイス・ロマンドO.
録音:1988年10月ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
「管弦楽の年」1841年の8月に着手し、1843年に完成をみたシューマンの自信
作であるオラトリオ「楽園とぺリ」。かつて仏エラートより出ていたこの録音
は、ジョルダン持ち前の穏当な表現が作品のもつ幸福なムードとマッチした名
演奏として知られていたものです。廃盤となって久しかっただけにこのたびの
復活は喜ばしいところです。録音スタッフは、ディレクターがミシェル・ガル
サン、エンジニアがジャン・シャトレの名コンビ。

VEL 3113 \2080
シューベルト:ミサ曲変ホ長調D.950
オドレイ・ミシェル(S)ブリギッテ・バレイズ(A)
アルド・バルディン(第1T) クリストフ・ホムベルガー(第2T)
ミシェル・ブロダール(Bs) ロマンド室内Cho.、
ローザンヌ・プロ・アルテCho.(アンドレ・シャトレ合唱指揮)
アルミン・ジョルダン(指)スイス・ロマンドO.
録音:1987年5月ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
ふんわりと温かいキリエの斉唱が優しく包み込む、シューベルトが最晩年に書
いた最後のミサ曲。ジョルダンの手堅い棒のもと素朴な美しさがめいっぱい引
き出されています。プロデューサーはミシェル・ガルサン、エンジニアはヨラ
ンタ・スクラ。かつてのフルプライス(旧番号VEL.1056)からミドルにプライ
スダウンしてカタログに復活です。




<KII>
KDC 5022 \2300
輸入盤(naive)
日本語解説・訳詞付
艶舞(ダンス)-ローラン・コルシア
(1)ステファン・グラッペリ(コルシア編):ヴァルスーズ
(2)ブラームス(コルシア編):ハンガリー舞曲第1,2,4番 
(3)ドヴォルザーク(クライスラー編):スラヴ舞曲第2番 
(4)シコ・ブアルケ(サンチェス編):すべてのために 
(5)ヴィエニャフスキ:華麗なポロネーズ第1番ニ長調 
(6)ラヴェル:ハバネラ形式による小品 
(7)ミシェル・ポルタル:甘いヴァルス 
(8)ピアソラ:1930年のカフェ-「タンゴの歴史」より 
(9)アルベニス(クライスラー編):タンゴ 
(10)チャイコフスキー:ヴァルス=スケルツォ 
(11)ジノ・フランチェスカッティ:ポルカ 
(12)ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲 
(13)ルノワール&シャルル(コルシア編):ラ・ヴィレット
ローラン・コルシア(ヴァイオリン)
ジャン=エフラム・バウゼ(ピアノ)
ミシェル・ポルタル(バンドネオン、バス・クラリネット)
クリスチャン・リヴェ(ギター) レオナルド・サンチェス(ギター)
アルノー・ブキティーヌ(チューバ) シリル・デュピュイ(ツィンバロン)
ゲルガナ・テジイスカ(コントラバス) 
ジュリー・ドパルデュー(ヴォーカル)
確実な技術でおしゃれな音楽を楽しませてくれるローラン・コルシアが、古今
東西の「ダンス」にまつわる名作に挑戦しました。コルシアならではのオトナ
の色気とあつい情熱で、どの曲にも不思議な魔法をかけています。選曲のみな
らず伴奏もまたオツ、「ハンガリー舞曲」には民俗楽器ツィンバロンも参加、
コルシアのむせび泣くような音色と相まって郷愁をさそいます。往年の名画
「天井桟敷の人々」の主題歌「ラ・ヴィレット」は名優ジェラール・ドパル
デューの愛娘にしてコルシアの愛妻ジュリーの歌、コルシアもフェロモンたっ
ぷりの助奏を付け、婦唱夫随ぶりを見せてくれます。

KDC 5023 \2300
輸入盤(Integral)
日本語解説・訳詞付
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K.453
(2)同:二台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365
(3)J.S.バッハ:2台のピアノのための協奏曲 ハ短調 BMV1060
エリック・ハイドシェック(ピアノ)、
(2)(3)ターニャ・ハイドシェック(第2ピアノ)
田部井 剛(指)カメラータ・ジオン
録音:2005年6月26日/トッパンホール
「幻の宇和島ライヴ」復刻シリーズが大評判で、最ブームの感のあるハイド
シェック。その彼が2005年に日本で行なった協奏曲ライヴ。それも他に録音の
ないモーツァルトの17番というのが嬉しい限り。演奏は期待以上で、ハイド
シェックならではのスリリングな妙技を堪能できます。ターニャ夫人との2台
用協奏曲も、まるで独りで弾いているかのごとく息のあったアンサンブルを
聴かせてくれます。ハイドシェックが高く評価している田部井剛指揮カメラ
ータ・ジオンの好サポートぶりも注目です。

<STRADIVARIUS>
STR 33710 \2180
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ全集 Vol.10
マンドリン・ソナタ&チェンバロ・ソナタ集
ト長調 F.52 K.91(*)/変ロ長調 F.299 K.351(+)/ニ短調 F.50 K.89(*)
ヘ長調 F.2 K.44(+)/ハ長調 F.120 K.170(+)/ホ短調 F.42 K.81(*)
変ロ長調 F.528 K.172(+)/ト短調 F.295 K.437(+)/ト長調 F.296 K.438(+)
ト短調 F.49 K.88(*)/ニ短調 F.537 K.176(+)/ニ短調 F.51 K.90(*)
マウロ・スクィランテ(マンドリン(*))
ラファエーレ・ヴレンナ(チェンバロ(+))

STR 33734 \2180
ジェラール・グリゼイ(1946-1998):
Vortex Temporum I-II-III(ピアノと5つの楽器のための;1994-1996)
Periodes(7つの楽器のための;1974)
ティート・チェッケリーニ(指揮)
アンサンブエル・リゾニャンツェ

STR 33755 \2180
ネヴァーランド
マウロ・ランツァ(1975-):
バロック(ソプラノ、楽器と玩具のための;2002)
貝とかたつむり(フルートとピアノのための;1996)
たまねぎの皮
(フルート、ヴァイオリン、チェロ、ピアノと打楽器のための;2000)
ジェラール・ペッソン(1958-):
人生はクリスマスツリーのようなもの(ヴァイオリンとピアノのための;1995)
Non sapremo mai di questo mi
(フルート、ヴァイオリンとピアノのための;1991)
わが至福(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノと打楽器のための;1995)
アンサンブル・アルテルナンス

STR 33759 \2180
オットリーノ・レスピーギ(1879-1936):歌曲集
4つの詩(1920);夢,ナイアデス(水の精),夕べ,古い歌に
石棺の傍らの夫人(1919)/立像(1919)/日没(1914)
5つの詩 Op.20(1917);過ぎ去った日々,葬送の歌,夕べに,抱擁,終焉
アルメニアの詩人の語る4つの詩(1921)
いいえ、お前の息子は死んでいない,お母さんは焼きたてのパンのように,
私は母、永遠の友,朝の輝き、公平な太陽
マルタ・モレット(メゾソプラノ)
アルド・オルヴィエート(ピアノ)

STR 33760 \2180
アレッサンドロ・ソルビアーティ(1956-):
シンフォニア・セコンダ[交響曲第2番](2005)
シンフォニア(1998-2005)
ライドラントの星(1991)
ダニエル・カフカ(指揮)
RAI国立交響楽団

STR 33766 2枚組 \3300
665ニコラ・サーニ(1961-):四大元素(1996-2002)
水の記憶[Wassererinnerungen]
(バス・フルートとエレクトロニクスのための)
無風[Windstille]
(コントラバスフルート、オルガンとエレクトロニクスのための)
土[Terra](打楽器とエレクトロニクスのための)
火の如く[Con Fuoco](ハイパーバスフルートとエレクトロニクスのための)
ロベルト・ファブリチアーニ(フルート)
ナカムラ・イサオ(打楽器)
オスカル・ピッツォ(オルガン)
ニコラ・サーニ(エレクトロニクス)

STR 33767 \2180
レオーネ・シニガーリャ(1868-1944):歌曲集
夜想曲/プロヴァンスのセレナード/山の女/四月の悪戯 Op.1 No.3
わが心の涙 Op.1 No.4/悲しみの聖母/アヴェ・マリア
4つの歌曲 Op.15/「さすらう若者の歌」Op.17(3曲)
3つの歌曲 Op.23/4つのロマンス Op.34/3つの歌 Op.37/他
アニヤ・カンペ(ソプラノ)
マッシミリアーノ・ジェノト(ピアノ)
シニガーリャはトリノ生まれのイタリアのユダヤ人作曲家で、ウィーンでブラ
ームス、ゴルトマルク、マーラーに出会いドヴォルジャークと親交を結びまし
た。

STR 33771 \2180
ヴィヴァルディ(1678-1741):リュートと弦楽のためのトリオと協奏曲集
リュート、ヴィオラ・ダモーレと弦楽のための協奏曲ニ短調 RV540(*/+)
リュート、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ ト短調 RV85(*/#)
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 RV24(#)
リュート、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ ハ長調 RV82(*/#)
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 RV22(#)
リュート、2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲ニ長調 RV93(*/#)
マッシモ・ロナルディ(リュート(*))
エルネスト・ブラウヒャー(ヴィオラ・ダモーレ(+))
マリーノ・ラゴマルシーノ(ヴァイオリン(#))
コンセルト・ヴァーゴ
RV93の二人目のヴァイオリン・ソリストは不明です。(ブラウヒャーか?)

STR 33776 \2180
ドイツのオルガン音楽
ゲオルク・ムッファット(1653-1704):トッカータ V
ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(1616-1667):
リチェルカーレ ト短調 FbWV405
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラによるファンタジア FbWV201
ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):
われら皆唯一の神を信ず/トッカータ ハ長調
パルティータ「神の御業は善きかな」
ヨハン・カスパル・ケルル(1627-1693):カンツォーナ V/トッカータ III
ヨハン・フィッシャー(1670-1746):チャッコーナ[シャコンヌ]ヘ長調
ゴットリープ・ムッファット(1690-1770):
聖体奉挙の前のアリア/カプリッチョ・デスペラート
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):ソナタ ニ長調 Op.5 No.2
マウリツィオ・クローチ(オルガン)
使用楽器:スイス、フライブルク、
聖ニコラ大聖堂、1657年、ゼーバルト・マンデルスシャイト製
ブルク病院礼拝堂、1667年、ゼーバルト・マンデルスシャイト製
モンタルジュ修道院、1811年、アロイス・モーザー製

STR 11018 \1280
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ(1525-1594):
聖母マリアのためのモテット集
アヴェ・マリア/贖い主の優しき御母/来たれ、キリストの花嫁
立ちて出でよ/それは誰か/マニフィカト第4旋法/今日、祝福されし処女は
めでたし、天の女王/マニフィカト第7旋法/アヴェ・マリア/
めでたし、海の星
ルイジ・タリオーニ(指揮)
カメラータ・ノーヴァ
STR 33375(廃盤)の新装値下げ再発売。

STR 11019 \1280
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785):
2つのヴァイオリン、ヴィオラとバスのオブリガートのための4声の協奏曲集
変ロ長調/ハ短調/イ長調/ニ長調/ト短調/変ホ長調/ト長調
アグライア弦楽四重奏団
STR 33316(廃盤)の新装値下げ再発売。

STR 11020 2枚組 \2560
J・S・バッハ(1685-1750)/フレデリク・ジガンテ編曲:
リュートのための作品全集(ギター版)
前奏曲と組曲(フーガとアレグロ)BWV998
パルティータ BWV997
前奏曲ハ短調 BWV999
シャコンヌ BWV1004 No.5
パルティータ BWV1006a
組曲 BWV995
リュートまたはチェンバロのための前奏曲 BWV998
フーガ BWV1000
フレデリク・ジガンテ(ギター)
STR 33571(廃盤)の新装値下げ再発売。




<ALMAVIVA>
DS 0144 2枚組 \4360
マヌエル・ガルシーア(1775-1832):
トナディーリャ「宣言」(1799)
トナディーリャ「マホとマハ(美男と美女)」(1798)
オペラ「計算高い詩人」(1804)
ルス・ロシケ(ソプラノ)
マーク・タッカー(テノール)
アンドレア・マルコン(指揮)
グラナダ市立管弦楽団
録音:2005年7月、グラナダ、マヌエル・デ・ファリャ・ホール
マヌエル・ガルシーアはスペインのセビーリャに生まれた国際的テノール歌手
で、作曲家としても数多くのトナディーリャ(スペインの幕間劇から生まれた
短い喜劇的舞台作品)を残しました。アンドレア・マルコンがモダーン楽器オ
ーケストラを指揮しています。




<COLUMNA MUSICA>
1CM 0161 \2180
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス・コレクション Vol.1
東京リサイタル 1988-1990
シューマン(1810-1856):
東方のばらから Op.25 No.25/間奏曲 Op.39 No.2
私の心は重く Op.25 No.15/くるみの木 Op.25 No.3
はすの花 Op.25 No.7/春の夜 Op.39 No.12
シューベルト(1797-1828):
死と乙女 D.531/ます D.550/アヴェ・マリア D.839/魔王 D.328
ラヴェル(1875-1973):5つのギリシャ民謡
花嫁の目覚め,向こうの教会へ,私と比べられる伊達男は誰,
乳香を摘む女たちの歌,なんと楽しい!
レイナルド・アーン(1874-1947):
クロリスに/しぼんだ花/離れ家に閉じ込められたとき
マルエル・ガルシア・モランテ(1937-):5つのカタルーニャ民謡
神の御母,マリアニェータ,聖ボイの若かりし頃,
アリオのカテリーナ,ラ・マルガリディータ
ホアキン・ニン(1879-1950):ムルシアの羅紗
エンリケ・グラナドス(1867-1916):内気なマホ
ホアキン・ニン:エル・ビト
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
ミゲル・ガルシア=モランテ(ピアノ)
録音:1988年10月25-31日、東京、La sala Camerata
1990年5月10-13日、東京、サントリーホール

1CM 0160 2枚組 \4360
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス・コレクション Vol.2
フリードリヒ・フォン・フロトウ(1812-1883):オペラ「マルタ」
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ:ハリエット[マルタ])
ロザリンド・エリアス(メゾソプラノ:ナンシー)
ジョルジョ・トッツィ(バス:プランケット)
リチャード・タッカー(テノール:ライオネル)
ロレンツォ・アルヴァリー(バス:ミクルフォード卿)
ゲアハルト・ペヒナー(バス:リッチモンド)
ニーノ・ヴェッキ(指揮)
メトロポリタン・オペラ管弦楽団
録音:1961年2月21日、ライヴ


1CM 0164 \2180
ビセンテ・マルティン・イ・ソレール(1754-1806):オペラ序曲集
「珍事」(1786)/「ディアナの木」(1778)/「喜びの島」(1795)
「まじめな気まぐれ女」(1794)/
「だまされた先生(マドリッドの女)」(1775)
「善良な気むずかし屋」(1785)/「村祭り」(1798)
[ボーナス・トラック]
モーツァルト(1756-1791):「ドン・ジョヴァンニ」(1787)
ジョゼプ・ビセント(指揮)
ジュネス・ミュジカル・ワールド管弦楽団
録音:2006年7月24-26日、バレンシア音楽堂
スペインのバレンシアに生まれたマルティン・イ・ソレールはイタリアに留学
しジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニに師事。オペラの作曲家として
成功し、ウィーン、サンクトペテルブルク、ロンドン等で活躍、その人気は同
世代のモーツァルトをはるかに凌いだといわれています。

1CM 0167 \2180
カルロス・スリニャク(1915-1997):ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲(1973)
ピアノ、弦楽とシンバルのための協奏曲(1956)
ヴァイオリン、ピアノと室内アンサンブルのための二重協奏曲(1954)(*)
ダニエル・ブランク(ピアノ)
カリナ・マツタ(ヴァイオリン(*))ヤツェク・カスプシク(指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
録音:2006年10月23-25日、ワルシャワ、ポーランド放送ヴィトルト・ルトス
ワフスキ・ホール




<ENCHIRIADIS>
EN 2017 \2180
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1861-1767):
アルトのためのカンタータ集
「音楽による礼拝」(1725/1726)から
第42番「退け、罪よ」TWV1:1538
第58番「幸福なる時」TWV1:118
第18番「エドムより来たるこの者は誰か」TWV1:1584
第33番「萎えたる魂の清めに励め」TWV1:448
第50番「聖霊の力が」TWV1:363
第25番「われらの魂の羊飼いにして監督」TWV1:804b
第9番「天より降り来たりし愛」TWV1:1044
マルタ・インファンテ(アルト)
ラウル・マリャビバレーナ(指揮)
アンサンブル・フォンテガーラ
アンドニ・マルセーロ(ヴァイオリン)
メルセデス・ルイス(チェロ)
ラファエル・ボナビータ(アーチリュート)
ラウル・マリャビバレーナ(オルガン)
録音:2006年6月、スペイン、ソリア県キンタナス・ルビアス・デ・アリーバ、
聖アンドレス教会

EN 2018 \2180
フランシスコ・ゲレーロ(1528-1599):ビリャネスカ集 II
「宗教的カンシオンとビリャネスカ集」(1589)から
Zagales, sin seso vengo / Alresplandor d'una estrella /
La Gracia y los ojos bellos / Tan largo a sido / Mi ofensa's grande /
Dezidme fuente clara / De d&oacute;nde viens Pascual? (Mi fe, vengo
Bel&eacute;n) /
Ojos claros, serenos / O dulce y gran contento / Hombres, victoria! /
En tanto que es rosa / O celestial medicina! / O Virgen, quando's miro
/ Pluguiera a Dios / Los Reyes siguen la'strella / O venturoso dia! /
La luz de vuestros ojos / Hud, huyd / Estra&ntilde;a muestra d'amar /
Apuestan zagales dos
ラウル・マリャビバレーナ(指揮)
ムジカ・フィクタ
シルヴィア・シュヴァルツ(ソプラノ)
マリア・インファンテ(メゾソプラノ)
フェリス・リエント、アルベルト・グァルディオラ(テノール)
ルイス・ビセンテ(バス)
アンサンブル・フォンテガーラ
マヌエル・ビラス(ハープ)
ラファエル・ボナビータ(ビウエラ)
録音:2006年8月、スペイン、マラガ県ロンダ、跣足カルメル会旧修道院





<LICANUS>
CDM 0718 \2180
ラ・スパーニャ スペイン・ルネサンス舞曲集
不詳/ディエゴ・オルティス:「装飾変奏論」(1553)から
ラ・スパーニャによるレセルカーダ,パッサメッツォ・アンティコ
ロマネスカ,フォリア
ルイス・ミラン:「ビウエラ音楽集」(1535)から パバーナ/ガリャルダ
ジョアン・アンブロジオ・ダルツァ:「リュート曲集」(1508)から
カラータ・アラ・スパニュオーラ,ピーヴァ
チェーザレ・ネグリ:「愛の恵み」(1602)から
幸福なオーストリア,ビリャンシーコとスパニョレット,カナリオ
ファブリツィオ・カローソ:「イル・バッラリーノ」(1577)から
バレット「私の恋人」,カスティーリャのカスカルダ,
バレット「恋人コスタンテ」,スパニョレッタ,カナリオ
ヴィンチェンツォ・カピローラ:スパーニャ・トゥタ・デ・フージェ(1520)
アントニオ・デ・カベソン:「音楽作品集」(1578)から
パバーナ「ラ・ダーメ・レ・デマンダ」/ミラノのガリャルダ
ミヒャエル・プレトリウス:
「テルプシコーレ」(1612)から スパニョレッタ,ラ・カナリエ
ジュリオ・チェーザレ・バルベッタ:「リュート曲集」(1585)から
モレスカ「レ・カナリエ」
フランチェスコ・スピナチーノ:「リュート曲集」(1507)から
ラ・スパーニャ(バス・ダンス)
不詳/ルイス・デ・ナルバエス:「デルフィンの曲集」(1538)から
「牛の番」によるディフェレンシアス
不詳:「王宮の歌集」から
わが愛する三人のモーロ娘,ロドリーゴ・マルティネス
カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス
ダビド・アンティク(笛)
パコ・ルビオ(ツィンク)
カルレス・マグラネル(ソプラノ・ヴィオル)
ジョルディ・コメーリャス(テナー・ヴィオル)
リシャニア・フェルナンデス(バス・ヴィオル)
フアン・マヌエル・ルビオ(ハープ、サンフォーニャ、ウード、ギター)
オクタビオ・ラフルカーデ(ギター、ビウエラ)
パウ・バリェステル(打楽器)
イグナシ・ジョルダ(オルガン、チェンバロ)
録音:2006年1月25-28日、スペイン、リリア、聖血教会




<VERSO>
VRS 2041 \2180
ルイス・デ・パブロのまわりで
ルイス・デ・パブロ(1930-):
フランス風序曲(サクソフォンとフルートのための;1930)(*)
フランコ・トナトーニ(1923-2000):
Rash II(サクソフォン・クァルテット、ピアノと打楽器のための;1995)
(+/**/++)
トマス・マルコ(1942-):ダイナミックな天国
(サクソフォン・クァルテット、ピアノと打楽器のための;1993)(+/**/++)
ルイス・デ・パブロ:Rumia(サクソフォン・クァルテットのための;2003)
(+/*)
ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-):期待に
(サクソフォン・クァルテット、ピアノと打楽器のための;1994)(+/**/++)
ルイス・デ・パブロ:
Colora(サクソフォン・クァルテット、ピアノと打楽器のための;1998)
(+/**/++)
フランシスコ・マルティネス(芸術監督)
ホセ・デ・エウセビオ(音楽監督(++))
グルポ・サックス=アンサンブル
フランシスコ・マルティネス(ソプラニーノサクソフォン、
ソプラノサクソフォン、テナーサクソフォン(*))
マリア・アントニア・ロドリゲス(フルート、ピッコロ、G管フルート(*))
サクソフォン・クァルテット(+)
[フランシスコ・マルティネス(ソプラノ、テナー)
フアン・カルロス・ブラスコ(アルト、テナー)
ルイス・ミゲル・カステリャーノス(テナー)
ホセ・マヌエル・サラゴサ(バリトン)]
フランシスコ・エレーロ(アルトサクソフォン(*))
モリモト・カヨコ(ピアノ(**))
アントニオ・ドミンゴ、ラファエル・マス、アルフレード・アナーヤ、
ペドロ・バリエンテ、ハビエル・ベリンチョーン、
アルベルト・ラマーン(打楽器)
録音:200年8月、マドリッド、RCSM・マヌエル・デ・ファリャ・ホール
2005年9月、アルコルコーン、E.M.M.

VRS 2039 \2180
ホアキン・トゥリーナ(1882-1949):ヴァイオリンとピアノのための作品全集
スペイン・ソナタ、1908(1907-1908)
ソナタ第1番ニ長調 Op.51(1923)
古典的変奏曲 Op.72(1932)
ソナタ第2番ト長調「スペイン・ソナタ」Op.82(1933-1934)
ナバーラへのオマージュ Op.102(1945)
ダビッド・ペラルタ・アレグレ(ヴァイオリン)
アナ・サンチェス・ドナーテ(ピアノ)
録音:2006年5月2-5日、ヘタフェ・プロフェッショナル音楽院ホール
ダビッド・ペラルタ・アレグレ(1972-)は現在オランダ室内管弦楽団第2ヴァ
イオリンのトップを務めるヴァイオリニスト。アナ・サンチェス・ドナーテは
ホセ・クーラ(テノール)の伴奏者も務めているピアニスト。

VRS 2038 \2180
スペインの悦楽 弦楽合奏のための19世紀の音楽
エドゥアルド・ロペス・フアランス(1844-1897):メロディー ヘ長調
ホセ・ウルタード(?-?):アダージョとロンド・クラシコ
ヘスス・デ・モナステリオ(1836-1903):アンダンテ・レリジオーソ
ホセ・マリア・エチェベリーア(1855-?):
マリア・ルイシータ(ガヴォット)Op.12
ホセ・I・ヒメーノ・デ・レルマ(1842-1903):アンダンテ・カンタービレ
マルシアル・デル・アダリッド(1826-1881):セレナード
ヘスス・デ・モナステリオ:アンダンティーノ・エスプレッシヴォ
ブラス・ガルシーア(?-1891):メロディー
ホセ・マリア・エチェベリーア:間奏曲 Op.27
ルペルト・チャピ(1851-1909):サルスエラ「激怒する王」から 夜想曲
ラファエル・ペレス(?-1884):
弦楽四重奏曲変ホ長調 から メヌエット−トリオ
トマス・ガリード(指揮)
カメラータ・デル・プラード
録音:2005年12月14-15日、2006年1月16日、
ヘタフェ・プロフェッショナル音楽院ホール
カメラータ・デル・プラードは1990年創設。トマス・ガリード(1955-)は指
揮者にしてチェロ、コントラバス、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、作曲家、音楽
学者という才人。

VRS 2042 \2180
ヘラルド・ゴンバウ(1906-1971):器楽アンサンブルのための作品全集
構成と構造[Texturas y Estructuras](1963)(*)
8人の奏者のための音楽(1966)/音楽 3+1(1967)
ALEA 68(1968)(*)/ベートーヴェンの主題によるパラフレーズ(1970)(*)
見えざる空気の原子(1970)(+)
[ボーナス・トラック]
NO-DOのための音楽(1968)(*)
エレクトロアコースティックの実験(1968)(*)
マリア・ホセ・サンチェス(ソプラノ(+))
ホセ・ルイス・サンチェス(指揮)
サラマンカ現代音楽工房
録音:20006年7月、サラマンカ高等音楽院
サラマンカに生まれの作曲家ヘラルド・ゴンバウの生誕100年を記念して制作
されたアルバムです。(*)世界初録音。

VRS 2043 \2180
騎士に告げよ ルネサンスのビウエラ&ギター音楽
ルイス・デ・ナルバエス:「デルフィンの曲集」(1538)から
「牛の番」による4つのディフェレンシア
皇帝の歌(ジョスカン・デプレの「千々の悲しみ」)/
バハ・デ・コントラプント
アドリアン・ル・ロワ:「ギター曲集」(1551-1555)から
舞曲集;ブランル・ド・ポワトゥ,アルマンド・トゥルネ、
ブランル・オルバロワ,ピモントワーズ
ディエゴ・ピサドール:「ビウエラ音楽集」(1552)から
騎士に告げよ,たいへん平易なパバーナ
ギヨーム・モルレイ:「ギター曲集」(1551-1553)から
道化師たち,ヴィラネスク,クラロス伯爵
フランチェスコ・ダ・ミラノ:「Libro della Fortuna」(1536)から
ファンタジア35−ファンタジア34−リチェルカーレ60,
ファンタジア11−リチェルカーレ7
アロンソ・ムダーラ:
「ビウエラのタブラチュアによる三部の曲集」(1546)から
パヴァーヌ,ルドヴィコの手法によるハープを模したファンタジア,
ロマネスカ、または、牛の番,アレクサンドルのパヴァーヌとガイヤルド
ファレーズ=ベッレール:「Selectissima Elegantis」(1570)から
ファンタジア(3曲)
不詳:手写本「小さな花束」[Ramilete de Flores](1593)から
ロペスのファンタジア
アドリアン・ル・ロワ:「ギター曲集」(1551-1555)から
パヴァーヌと戦いのガイタルド
ミゲル・デ・フエンリャーナ:「オルフェウスのリラ」(1554)から
私を憐れめ、貴婦人よ(フアン・バスケスのビリャンシーコ)
臆病な騎士(フアン・バスケスのビリャンシーコ)
不詳:シマンカスの手写本(1560頃)から
陰なす緑の川岸,パビニーリャ,ラ・モレーダ
ルイス・ミラン:「エル・マエストロ」(1536)から
パヴァーヌ第7&8旋法,美しいフランセスキータ(パヴァーヌ),
パヴァーヌ第8旋法
フェルナンド・エスピ(ビウエラ、ルネサンス・ギター)
録音:2006年9月、アリカンテ県デ・ラ・トーレ・デ・レス・マサーネス、
聖アナ教区教会
2005年のフランシスコ・ターレガ国際ギター・コンクールで第2位に入賞しタ
ーレガ賞を贈られたフェルナンド・エスピによる古楽レパートリー。彼はス
ペインのアリカンテ音楽院を卓越した成績で卒業したことによりスペイン音楽
家協会奨学生となり、ホプキンソン・スミスやロルフ・リスレヴァンらにピリ
オド楽器による古楽奏法を師事しました。




<NUMERICA>
NUM 1138 \2080
第27回ポヴォア・デ・ヴァルジン国際音楽祭
カンディド・リマ(1939-):
…ポヴォアの海から−MANTA(管弦楽のための)(*)
イザベル・ソヴェラル(1961-):
Le navigateur du soleil incandescent(ヴィオラとピアノのための)(+/#)
フェルナンド・C・ラパ(1950-):思い出のための3つの歌
(フェルナンド・ロペス=グラサの記念に;ピアノのための)(#)
セルジョ・アゼヴェード(1968-):
協奏組曲(リコーダーと管弦楽のための)(/***)
ペドロ・メイレレス(ヴィオラ(+))
エルザ・マルケス・シルヴァ(ピアノ(#))
アントニオ・カリーリョ(リコーダー(**))
オスヴァルド・フェレイラ(指揮(*))
ポヴォア・デ・ヴァルジン交響楽団(*)
録音:2005年7月30日、ポルトガル、ポヴォア・デ・ヴァルジン、マトリス教会

NUM 1140 \2080
ゆき ポルトガルと日本のピアノ作品集
ルイス・コスタ(1879-1960):
「田園風景のキャンパス」Op.6 から 風は畑に舞う(No.4)
クラウディオ・カルネイロ(1895-1963):
アルパ=エオリア[エオリアン・ハープ](1948)
バイラデイラス(1946)/パヴァナ[パヴァーヌ](1937)
エンリコ・カラパトーゾ(1962-):「田舎の空気」(2003)
アウガス・ビバス[湧き出る水],パラソロ,プラド・ガトン
ヴィアンナ・ダ・モッタ(1868-1948):「ポルトガルの情景」Op.9 から
カプリショ・ワルツ[ワルツ=カプリチョーザ](No.3)
山田耕筰(1886-1965):待ちぼうけ
橋本国彦(1904-1949):夜曲(1934)
カルロス・セイシャス(1704-1742):
トッカータ ハ長調/同ホ短調
宮城道雄(1894-1956):春の海
ゆき・ロドリゲス(ピアノ)
録音:2004年10月、セイシャル市立ホール
ゆき・ロドリゲスはリスボン国立音楽大学ピアノ科を卒業後ローマにてファス
ト・ザドラ(カルロ・ゼッキの愛弟子)に師事。ポルトガルのマリア・カンビ
ーナ・ピアノ・コンクール特別賞受賞、若い音楽家のためのコンクールで第3位
入賞、1999年ブレッシャ(イタリ)でのピアノ協奏曲コンクールにてソリスト
賞受賞。2004年2月にヴェンセスラウ・モラエス生誕150年記念演奏会のために、
2005年5月にはポルトガル政府代表芸術家として愛知万博での演奏のために来日
しています。
ブックレットに日本語解説を収録。

NUM 1145 2枚組 \4160
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994):
ピアノのための8つの累進的組曲「ベラ・バルトークの思い出に」Op.126
アントニオ・ロザード(ピアノ)
ポルトガルソン・レーベルがヌメリカ傘下で活動を再開、第1回発売として旧
譜5点が復活!今後はヌメリカ・レーベル内の一ブランドとしての取り扱いと
なります。なお、旧ポルトガルソンの規格番号商品はすべて廃盤となっており
ますので、ご注意ください。

PS 5001 \2080
【初案内】ジョアン・ドミンゲス・ボンテンポ(1775-1842):
キリエ変ホ長調(1818/1821)
グローリア ハ長調(1818/1821)
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
ヘレナ・ラスカー(メゾソプラノ)
ジョン・ボーエン(テノール)
ルイス・ロドリゲス(バリトン)
ミシェル・ブロダール(バス)
ミシェル・コルボ(指揮)
リスボン・グルベンキアン管弦楽団&合唱団
録音:1997年12月18-19日、リスボン、グルベンキアン財団大ホール
旧ポルトガルソン・レーベル末期に発売されながら、直後に国際配給会社が倒
産したために未案内だったアイテムです。ボンテンポはイタリア人音楽家を父
にリスボンに生まれました。父の後を継いで王室宮廷礼拝堂に仕えた後、1801
年にパリに赴きピアニスト、作曲家として名をあげ、クレメンティと交友、ロ
ンドン、リスボン、パリを行き来したのち1820年にリスボンに戻りました。リ
スボンではフィルハーモニー協会を創設して演奏会を開き、ハイドン、モー
ツァルト、ベートーヴェンらの作品を採りあげ、1835年にはリスボン音楽院初
代院長に就任するなど、ポルトガル音楽の改革者としておおいに活躍しました。
巨匠コルボと長年の手兵グルベンキアン管弦楽団&合唱団にご注目を。

PS 5002 \2080
ジョアン・ドミンゲス・ボンテンポ(1775-1842):
レクイエム ハ短調「カモンエスの記念に」Op.23(1819)
アナ・プサル=イェリチ(ソプラノ)
ハイディ・リース(アルト)
クリスティアン・フォーゲル(テナー)
ヘルマン・クリスティアン・ポルスター(バス)
ハインツ・レーグナー(指揮)
旧東ベルリン放送交響楽団&合唱団
録音:1980年12月1-5日、ベルリン、キリスト教会

PS 5003 \2080
アルフレード・ケイル(1850-1907):歌曲&ピアノ作品集
盲人の歌 Op.101(*)/不敬 Op.102(*)/約束 Op.103(*)
ファド Op.75/思い出 Op.12 No.2/追求 Op.12 No.3
愛の誓い Op.12 No.4
6つの歌(*)
深淵,酷似,これら二つとも,百合,この世ですべての百合が滅び
美しさ Op.15/空想 Op.12 No.3/青春 Op.9 No.4
ざわめき Op.9 No.2/昔 Op.9 No.7
アナ・フェラス(ソプラノ(*))
ガブリエーラ・カナヴィーリャス(ピアノ)
録音:1999年3月30-31日、4月1日、リスボン国立音楽院のサロン、
ストラウス・スタジオ
アルフレード・ケイルはリスボン生まれのドイツ系作曲家。博学の紳士であった
彼はポルトガル民族主義者で、ポルトガル民族オペラの創始者とされています。

PS 5004 \2080
フランシスコ・デ・ラセルダ(1869-1934):
管弦楽のための4つの小品
民謡集(*)
エルヴィーラ・アルシェル(ソプラノ(*))
ヤーノシュ・シャーンドル(指揮)
ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1986年6月2-6日、ブダペスト、フンガロトン・スタジオ
ラセルダはアゾーレス諸島サンジョルジェ島に生まれた指揮者・作曲家・音楽
学者。リスボン音楽院とパリ音楽院で学び、その後フランスを中心にヨーロッ
パ各地で指揮活動を行い、名声を確立しました。ドビュッシーやラヴェルと交
友を持ち、エルネスト・アンセルメは彼の指揮を手本にして独学したといわれ
ています。

PS 5005 \2080
ルイス・デ・フレイタス・ブランコ(1890-1955):
ヴァイオリン協奏曲(*)
「聖修道士ジルの誘惑」(+)
ヴァスコ・バルボーザ(ヴァイオリン(*))
シルヴァ・ペレイラ(指揮)
ポルトガル放送交響楽団
録音:1980年6月17-20日(*)、12月9-10日(+)、リスボン、慈悲の聖母教会
ルイス・デ・フレイタス・ブランコは生地リスボンで学んだ後ベルリン、パリ
に留学。帰国後リスボン音楽院副院長に就任し、院長のヴィアンナ・ダ・モッ
タとともに音楽院の大改革を断行、ポルトガル音楽に無調と印象主義を導入し
ました。作曲家・音楽学者・批評家として名声を獲得した彼はポルトガル楽壇
の重鎮でした。




<PNEUMA>
PN-820 \2180
マーリンとケルトのカンティガ
アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:聖母マリアのカンティガ集 から
第386番「漁師の王」(器楽)
第108番「マーリンのカンティガ」
第23番「ブルターニュのワイン」
第101番「小鳥」(器楽)
第36番「ブルターニュの船」
第85番「イングランドのユダヤ人」(器楽)
第86番「モンサンミシェルの妊婦」
第226番「グレート・ブリテンの修道院」
第285番「修道女と騎士」−第207番「復讐」
エドゥアルド・パニアグア(指揮)
ムシカ・アンティグァ
ハイメ・ムニョス(口笛、バンスリ、アハベーバ、ブルターニュ・シャリュ
モー、バグパイプ、ガイタ、チリミア、合唱、サパテアード)
ジョセプ・マリア・リベリェス(ハープ)
アナ・アルカイデ(ニッケルハルパ)
ダビド・マヨラル
(カンタラ、ダフ、ダルブカ、ボンボ、ザルブ、タンブレーリョ、パンデレ
ータ)
エドゥアルド・パニアグア
(合唱、テナーフルート、カンパニル、ダフ、パンデーロ、ゴング、鈴)
セサル・カラソ、イサベル・ウルサイス(歌)
[共演]
カルロス・ベセイロ(ハーディガーディ)
フルホ・ヌニェス(ボドラム、中世タボール)
録音:2006年、マドリッド、Axis
「マーリン」とは中世ケルト伝説上の人物で、アーサー王伝説にも登場する
ブリテン島の魔術師。

PN2-880 2枚組 \3300
ビザンチンのカンティガ キリスト教東方世界
アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:聖母マリアのカンティガ集 から
第9番「ダマスカスのイコン」
第34番「失われたイコン」
第29番「ミルクの聖母」
第264番「ブラケルニオティッサの聖母」
第46番「海を渡ってきたモーロ人とミルクの聖母」
第28番「コンスタンチノープルの包囲」
第145番「聖ヨハネ・エレーモシナリウス」
第265番「ダマスカスの聖ヨハネ」
第131番「皇帝と司教」
第25番「ビザンチンから来たユダヤ人」
第342番「石のイコン」
第138番「金口聖ヨハネ」
エドゥアルド・パニアグア(指揮)
ムシカ・アンティグァ
セサル・カラソ(歌、ビオラ)
ルイス・アントニオ・ムニョス(歌、フィドゥラ、パンデーロ)
フェリペ・サンチェス(ビウエラ・ダ・ペニョラ、中世ギター)
ディミトリス・プソニス(サントゥール、ギリシャ・リラ、サズ、ラバーバ)
ハイメ・ムニョス(カバル、アハベーバ、カラモ、シャリュモー、バグパイプ、ガイダ)
ダビド・マヨラル(ダルブカ、パンデーロ、パンデレータ、カンパーナ)
エドゥアルド・パニアグア(トロンバ・マリーナ、リコーダー)
録音:2006年12月12日、マドリッド、Axis

PN-910 \2180
主は言われた グレゴリオ聖歌の中のキリストの言葉
Quid mihi et tibi est / Dicit Dominus / Ambulans Iesus
Videns autem Iesus / Amen dico vovis / Audistis quia dictum est
Venite ad me / Tollite iugum / Simile est enim regnum...homini
Simile est regnum caelorum / Simile est enim regnum...sagenae
Edo sum vitis vera / Egressus Iesus secessit
Dixit Dominus mulieri Chananaeae / Quem dicunt homines
Tu es pastor ovium / Tunc oblati sunt / Magister bone
Dicit ille: Quae ? / Fidelis servus / Fidelis servus / Beatus servus
Zachaee, festinans descende / Cum appropinquaret
Cum sublevasset oculos Iesus / Accepit ergo Iesus panes
Ut autem saturati sunt / Ego rogabo Patrem / Simon Ioannis
Dicit ei: Etiam Domine / Tenebrae factae sunt
Et ecce duo ex fillis / Et appropinquaverunt castello
フアン・カルロス・アセンシオ・パラシオス(指揮)
スコラ・アンティクァ
録音:2006年3月3-5日、セゴビア、ぶどう園の聖母マリア修道院




<STRADIVARIUS>
STR 33770 2枚組 \3270
ミゲル・リョベート(1878-1938):ギター作品全集
レスプエスタ(即興曲;1922)/ソルの主題による変奏曲(1908)
マズルカ(1901)/カプリッチョ練習曲(1899)
ロマンス(1896)/練習曲(1899)/スケルツォ=ワルツ(1909)
アルゼンチン民謡の様式 第1番−第3番
前奏曲;ホ長調(1935)/ホ長調(1928頃)/ニ長調(1916)
ニ長調(1935)/ホ長調(1935)
カタルーニャの歌集(13曲;1899-1927)
R・ビラール(1875-1937)/リョベート編曲:スペイン舞曲/レオンの歌
F・ブファレッティ(1862-1936)/リョベート編曲:セベリーナのマズルカ
J・バルベルデ(1846-1910)/リョベート編曲:クラベリートス
ステファノ・グロンドーナ(ギター)
未出版を含めリョベートが残したすべての作曲・編曲を集大成したギター・
ファン必携のアルバム。2枚組で1枚半分の価格です。

STR 33765 \2180
ダビッド・デル・プエルト(1964-):
交響曲第2番「ヌサンタラ」(ピアノと管弦楽のための;2005)(*)
ヴァイオリン協奏曲(1997)(+)
アナンダ・スカルラン(ピアノ(*))
マヌエル・ギリェーン(ヴァイオリン(+))
ホセ・ラモン・エンシナール(指揮)
マドリッド市立交響楽団
スペインの作曲家デル・プエルトの2つの協奏作品を収録。「ヌサンタラ
Nusantara」はインドネシアを指す古い呼び名で、もともとは単に「群島」
を意味していました。ガムラン音楽に特徴的なペンタトニック音階を用いた
この作品のピアノ・パートは、インドネシア出身のアナンダ・スカルランの
ために書かれました。

STR 57003 \2180
ニコロ・カスティリョーニ(1932-1996):
Inverno In-ver(小管弦楽のための11の詩;1973)(*)
ソプラノ独唱のためのクオドリベット(「Figure」から;1965)(+)
クオドリベット(ピアノと室内管弦楽のための小協奏曲;1976)(#)
ディッキンソン歌曲集(ソプラノとピアノのための;1977)(**)
12の声のための讃歌(1989)(++)
ジャンルイジ・ジェルメッティ(指揮(*))
シュトゥットガルト放送交響楽団(*)
イングリート・アーデ=イェーゼマン(ソプラノ(+))
キウチ・サカエ(ピアノ(#))
ジョルジョ・ベルナスコーニ(指揮(#))
フライブルク新音楽インスティトゥート・アンサンブル
[Ensemble des Instituts fuer Neue Musik Freiburg](#)
レギナ・カビス、アンネッテ・ノエディンガー(ソプラノ(**)
ペーター・ホフマン(ピアノ(**))
クリトゥス・ゴットヴァルト(指揮(++))
スコラ・カントールム・シュトゥットガルト(++)




<EMEC>
E-070 \2180
アンドレス・セゴビア(1893-1987):オリジナル・ギター作品集
毎日の練習曲[Estudios diarios];祈り,思い出
光なき練習曲[Estudio sin luz]
カール・サンドバーグのために[For Carl Sandburg]
練習曲ホ長調[Estudio en mi mayor]
デリのための練習曲[Estudio para Deli]
マカレーナ[Macarena]/ネブリーナ[Neblina]
レッスン 11[Leccion 11]/レッスン 12[Leccion 12]
3つの練習曲イ長調[Tres preludes en la mayor]
即興曲[Impromptu]/トナディーリャ[Tonadilla]
5つの逸話[Cinco anecdotas]
11の前奏曲[Once preludios];
ホ短調,ホ短調「疲労」,ホ短調「レオン」,ハ長調,ホ短調,ロ短調,
ホ短調「マドリレーニョ」,ホ長調「アパリシオ・メンデスの主題による」,
ハ長調「シネ・ノミネ」,ト長調,ロ短調「Vara」
アグスティン・マルーリ(ギター)
録音:2006年9月20-22日、マドリッド、
王立サン・フェルナンド美術アカデミー、ギターの間
使用楽器:1962年、ヘルマン・ハウザー・Jr[Hermann Hauser II]製
(王立サン・フェルナンド美術アカデミー所蔵)
名ギタリスト、セゴビアの作品を、セゴビア自身が所有し演奏していたギター
を使用して録音した注目盤です。

E-071 \2180
古きウィーン ヴァイオリンとピアノのための作品&編曲集
レオポルド・ゴドフスキー(1870-1938)/
ヤッシャ・ハイフェッツ(1899-1987)編曲:古きウィーン
レオポルド・ゴドフスキー:ワルツ・ポエム第2番
レオ・ヴェイネル(1885-1960):婚礼の宴[Lakodalmas]Op.21b
モリツ・モシュコフスキ(1854-1925)/
フィリップ・シャルヴェンカ(1847-1917)編曲:
スペイン舞曲集 Op.12 Nos.1,2,4
フーゴー・ヴォルフ(1860-1903)/
コンスタンチン・モストラス(1886-1965)編曲:隠棲
アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):ソナタ ト短調 Op.5 No.5
モーツァルト(1756-1791)/フリッツ・クライスラー(1875-1962)編曲:
ロンド(ハフナー・セレナード K.250 より)
フランツ・シューベルト(1797-1828)/
コンスタンチン・モストラス編曲:性格的な行進曲 Op.121 No.1
ニコロ・パガニーニ(1782-1840)/フリッツ・クライスラー編曲:
カプリス Op.1 No.20
ニコライ・メトネル(1879-1951):ヴァイオリン・ソナタ第1番ロ短調 Op.21
シリル・スコット(1879-1970):熟したさくらんぼ
インナ・コーガン(ヴァイオリン)
トビアス・ビッガー(ピアノ)
録音:2005年4月4-7日、フランクフルト、フェステブルク教会
古き良き時代のウィーンのサロンを思わせるプログラム。インナ・コーガンは
ロシアのサンクトペテルブルクに生まれ現在はドイツを本拠に活躍するヴァイ
オリニスト。トビアス・ビッガーはドイツのピアニスト。

E-072 \2180
モーツァルト(1756-1791):フルート四重奏曲集
ニ長調 K.285/ト長調 K.285a/ハ長調 K.Anh.171(285b)/イ長調 K.298
ザビーネ・ドライアー(フルート)
ジル・コリャール(ヴァイオリン)
マリー・ルジャンドル(ヴィオラ)
マイケル・ケヴィン・ジョーンズ(チェロ)
録音:2006年8月6日、スペイン、パレンシア県オルモス・デ・オヘダ、ライヴ
ザビーネ・ドライアーはドイツ、フランクフルト生まれのフルーティスト。ピ
リオド楽器もこなしますが、ここでは弦とともにモダーン楽器を演奏していま
す。




<RTVE>
CD 00017 7枚組 価格訂正 \5400
エッシャンシャル・モーツァルト
【CD-1 交響曲】
モーツァルト:
交響曲第8番ニ長調 K.48
ワルター・ウェラー(指揮) スペイン放送交響楽団
録音:2005年10月28日、マドリッド、モヌメンタル劇場
交響曲第35番ニ長調「ハフナー」K.385
レオポルト・ハーガー(指揮) スペイン放送交響楽団
録音:2000年2月25日、マドリッド、モヌメンタル劇場
交響曲第41番ハ長調「ジュピター」K.551
ペーター・マーク(指揮) スペイン放送交響楽団
録音:1994年3月20日、マドリッド、モヌメンタル劇場
【CD-2 協奏交響曲】
モーツァルト:
ヴァイオリン、ヴィオラと管弦楽のための協奏交響曲変ホ長調 K.364
マリアナ・トドロヴァ(ヴァイオリン) Jesen Horn-Sim Lam(ヴィオラ)
ジャン・フルネ(指揮) スペイン放送交響楽団
録音:1997年2月20日、マドリッド、モヌメンタル劇場
オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットと管弦楽のための
協奏交響曲変ホ長調 K.A9(C.14.01)
サルバドール・バルベラ(オーボエ)
ミゲル・ビセンテ・エスペーホ(クラリネット)
フアン・エンギダノス(ファゴット) ルイス・マラート(ホルン)
セルジュ・コミッショーナ(指揮) スペイン放送交響楽団
録音:1997年10月17日、マドリッド、モヌメンタル劇場
【CD-3 ピアノ協奏曲】
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
ジャン・フィリップ・コラール(ピアノ)
エイドリアン・リーパー(指揮) スペイン放送交響楽団
録音:2001年12月7日、マドリッド、モヌメンタル劇場
ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595
Yung Wook Yoo(ピアノ)
エイドリアン・リーパー(指揮) スペイン放送交響楽団
録音:2002年11月8日、マドリッド、モヌメンタル劇場
【CD-4 ヴァイオリン&クラリネット協奏曲】
モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調「トルコ風」K.219
Anabella Steinbacher(ヴァイオリン)
ワルター・ウェラー(指揮) スペイン放送交響楽団
録音:2006年1月13日、マドリッド、モヌメンタル劇場
クラリネット協奏曲イ長調 K.622
マヒモ・ムニョス・パボン(クラリネット)
イーゴリ・マルケヴィチ(指揮) スペイン放送交響楽団
録音:1967年11月25日、マドリッド、情報旅行省ホール
【CD-5 セレナードとディヴェルティメント】
モーツァルト:
セレナード第8番ニ長調「ノットゥルノ」K.286
エンリケ・ガルシア・アセンシオ(指揮) スペイン放送交響楽団
録音:1975年2月9日、マドリッド、王立劇場
オーボエ、2つのホルンと弦楽のためのディヴェルティメント ニ長調 K.251
録音:1981年3月10日、マドリッド、情報旅行省ホール
セレナード第9番ニ長調「ポストホルン」K.320
アールパード・ヨー(指揮) スペイン放送交響楽団
録音:1989年11月24日、マドリッド、王立劇場
【CD-6 教会音楽】
モーツァルト:
戴冠式ミサ ハ長調 K.317
アンヘレス・チャモーロ(ソプラノ) イネス・リバデネイラ(アルト)
フリアン・モリーナ(テノール) アントニオ・ブランカス(バリトン)
イーゴリ・マルケヴィチ(指揮) スペイン放送交響楽団&合唱団
録音:1966年3月31日、マドリッド、情報旅行省ホール
レクィエム ニ短調 K.626
マリア・オラーン(ソプラノ) ガブリエラ・ドラグシン(メゾソプラノ)
マヌエル・シド(テノール) ハラルト・シュタム(バス)
セルジュ・コミッショーナ(指揮) スペイン放送交響楽団&合唱団
録音:1991年12月6日、マドリッド、モヌメンタル劇場
【CD-7 オペラ】
モーツァルト:
「魔笛」K.620 から 序曲
エイドリアン・リーパー(指揮)スペイン放送交響楽団 録音:1995年
「魔笛」K.620 から 夜の女王のアリア
Urantsetseg Urtnasan(ソプラノ)
エイドリアン・リーパー(指揮)スペイン放送交響楽団 録音:2003年
「魔笛」K.620 から 「なんと素晴らしい音、なんと美しい音」
エンリケ・ガルシア・アセンシオ(指揮) スペイン放送交響楽団&合唱団
「皇帝ティトの慈悲」K.621 から 序曲
ワルター・ウェラー(指揮) スペイン放送交響楽団 録音:2006年
「羊飼いの王」K.208 から アミンタのアリア「L'amaro saro constante」
アンヘレス・チャモーロ(ソプラノ)
イーゴリ・マルケヴィチ(指揮) スペイン放送交響楽団録音:1967年
「フィガロの結婚」K.492 から 序曲
George Pehlivanian(指揮) スペイン放送交響楽団 録音:2006年
「フィガロの結婚」K.492 から 公爵夫人のアリア「楽しい思い出はどこへ」
ヴァレンティーナ・ヴァレンテ(メゾソプラノ)
オドン・アロンソ(指揮) スペイン放送交響楽団 録音:1993年
「フィガロの結婚」K.492 から
アルマビーバ公爵のアリア「溜息をついている間に」
マルチン・ブロニブロフスキ(バリトン)
オドン・アロンソ(指揮) スペイン放送交響楽団 録音:1993年
「フィガロの結婚」K.492 からケルビーノのアリア「恋とはどんなものかしら」
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
オドン・アロンソ(指揮) スペイン放送交響楽団 録音:1973年
「フィガロの結婚」K.492 から 結婚行進曲
エンリケ・ガルシア・アセンシオ(指揮) スペイン放送交響楽団
「後宮からの逃走」K.384 から 序曲
エイドリアン・リーパー(指揮) スペイン放送交響楽団 録音:2003年
「コジ・ファン・トゥッテ」K.588 から
フィオルディリージのアリア「岩のように動かずに」
カルメン・セラーノ(ソプラノ) エンリケ・ガルシア・アセンシオ(指揮)
スペイン放送交響楽団 録音:2000年
「コジ・ファン・トゥッテ」K.588 から
グリエルモのアリア「彼に目を向けなさい」
マルクス・エルチェ(バリトン) エンリケ・ガルシア・アセンシオ(指揮)
スペイン放送交響楽団 録音:1999年
「コジ・ファン・トゥッテ」K.588 から
フィオルディリージのアリア「許してください」
ピラール・ローレンガー(ソプラノ)
ミゲル・アンヘル・ゴメス・マルティネス(指揮) スペイン放送交響楽団
録音:1987年

CD 65256 \2180
グラナダ国際音楽舞踊祭 Vol.8
ハビエル・ペリアネス ピアノ・リサイタル
マヌエル・ブラスコ・デ・ネブラ(1750-1784):
ピアノ・ソナタ第5番嬰へ短調
ドビュッシー(1862-1918):前奏曲集第1巻 から
亜麻色の髪の乙女,遮られたセレナード,帆,
野を渡る風,雲の上の足跡,吟遊詩人
ショパン(1810-1849):ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):歌
ハイドン(1732-1809):ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.XVI:40 から 第2楽章
ショパン:夜想曲嬰ハ短調 Op.posth.
ハビエル・ペリアネス(ピアノ)
録音:2005年6月、グラナダ、アルハンブラ宮殿、アラヤネスの中庭、ライヴ
1978年スペインのウエルバ県ネルバに生まれのハビエル・ペリアネスは、2001
年のハエン国際ピアノ・コンクールで優勝し「アラウの再来」と評されました。

CD 65266 \2180
サルスエラ二重唱曲集
マヌエル・フェルナンデス・カバリェーロ(1835-1906):
「グラント船長の甥たち」、「La Viejecita (老女 ?)」、
「アフリカの二重唱」、
フランシスコ・アセンホ・バルビエリ(1825-1894):
「ラバピエスの理髪師」、
ホセ・マリア・ウサンディガーサ(1887-1915):「白鳥」、
マヌエル・ペネーリャ(1880-1939):「アルカラのドン・ヒル」、
ホセ・セラーノ(1873-1941):
「織女たち」、「El mal de amores (恋患い ?)」、
パブロ・ルナ(1879-1942):「ユダヤの子」、
アマデオ・ビベス(1871-1932):「恋愛禁制」、
ルペルト・チャピ(1851-1909):「嵐」、
トマス・ブレトン(1850-1923):「枝の主日」、
フランシスコ・アロンソ(1887-1948):「浮かれ騒ぎ」、
ハシント・ゲレーロ(1895-1951):「灰鷹」、
パブロ・ソロサバル(1897-1988):「ドン・マノリート」から
アナ・マリア・サンチェス(ソプラノ)
マリア・ホセ・モンティエル(メゾソプラノ)
エンリケ・ガルシア・アセンシオ(指揮)
スペイン放送交響楽団
録音:2006年7月24-28日、マドリッド、モヌメンタル劇場

CD 65267 \2180
トレヴァー・ジョーンズ(1949-):映画音楽作品集
「絶体×絶命」、「ラスト・オブ・モヒカン」、「エクスカリバー 聖剣伝説」、
「ロザンナのために」、「亡国のイージス」、
「Los Ultimos Dias en la Tierra」、
「Un Mundo a Su Medida」、「Fields of Freedom」、
「ダーク・クリスタル」から
トレヴァー・ジョーンズ(指揮)
スペイン放送交響楽団
パウラ・アロンソ(ヴォーカル・ソロ)
録音:2006年7月1日、マドリッド、モヌメンタル劇場、ライヴ
(第1回マドリッド映画音楽祭 "SONCINEMAD" より)
タイトルがスペイン語に訳されているため一部原題・邦題が不明です。

CD 65268 \2180
タンゴ・シンフォニコ
マリアーノ・モレス:タンゲーラ
エンリケ・カビカーモ/フアン・カルロス・コビアン:ノスタルヒア
エンリケ・サントス・ディスセポロ:カンバラーチェ
マリアーノ・モレス:軍靴の響き[タキート・ミリタール]
アストル・ピアソラ:ブエノスアイレスの夏/コラール/しびれ[カランブレ]
セバスティアン・ピアーナ/オメロ・マンツィ:悲しきミロンガ(*)
アストル・ピアソラ:フーガと神秘
G・コリア・ペニャローサ/フアン・デ・ディオス・フィリベルト:
カミニート(+)
マリアーノ・モレス:エル・フィルテレーテ
カルロス・ガルデル/アルフレード・レ・ペラ:懐かしのブエノスアイレス(#)
イシドロ・アナヤ(バリトン(*))
パトリシア・ノラ(ヴォーカル(+))
ホルヘ・レマ(バンドネオン(#))
フアン・ホセ・ガルシア・カッフィ(指揮)
スペイン放送交響楽団
録音:2006年7月、マドリッド、モヌメンタル劇場、ライヴ

CD 65270 \2180
カリョーサ・デ・セグーラのクリスマス・ミサ
クリスマス・ミサ[ミサ・パストレーラ]
入祭唱,キリエ,導入−グローリア,導入−クレド,
サント,ベネディストゥス,アニュス・デイ
よそ者たち(アギナルド)/聖マルティンと聖ロケに(アギナルド)
聖アントンは(ビリャンシーコ)/天の女王(ビリャンシーコ)
みどり児が生まれた(ビリャンシーコ)
無原罪のお宿りに(アギナルド)/絵[Los Cuadros](アギナルド)
バルビーナ・セルマ・ウエルタス(指揮)
パハレス・サリナス財団合唱団
録音:2006年10月、ムルシア高等音楽院ホール
スペイン南東部ムルシア州アリカンテ県のカリョーサ・デ・セグーラという町
に口承で伝わるクリスマス・ミサ。アギナルドとはもともと「クリスマス・プ
レゼント」を意味する言葉で、ビリャンシーコと同様、クリスマス・キャロル
の一形式です。

CD 65271 \2180
歌おう サルベ・デ・ラレード合唱団
J・M・セラート:Cantares
アンヘル・バルハ:Al lado de mi caba&ntilde;a(カスティーリャ)
A la mar(レオン)/Eres alta y delgada(カスティーリャ)
アントニオ・ホセ:Salmos de la merseta(レオン)
ノベル・サマノ:Las barandillas del puente(カンタブリア)
アンヘル・バルハ:
Manantian(アンダルシア)/Cantando en la orilla(レバンテ)
ビセンテ・ゴンサレス:No me mueve, mi Dios(カスティーリャ)
ミゲル・グローバ:O voso galo comadre(ガリシア)
フアン・セドロン:Poema de amor no.15
ホセ・ガルシア・ロマン:Dicen que dice, dicen(グラナダ)
マリア・アンヘレス・ロドリゲス:
A los &aacute;rboles altos(カスティーリャ)
ノベル・サマノ:Cantabria infinita(カンタブリア)
ホセ・アントニオ・ドノスティア:Oi Bethleem(バスク)
マヌエル・カスティーリョ:Los companilleros(アンダンルシア)
アントニオ・ペレス・モヤ:El rossinyol(カタルーニャ)
ホセ・パガン:A Ti, Inmaculata(トレビエハ)
ノベル・サマノ:Tengo de subir(アストゥリアス)
マヌエル・マッソッティ:Habanera divina(レバンテ)
ホセ・ルイス・オセホ(指揮)
サルベ・デ・ラレード合唱団
録音:2006年7月7-8日、カンタブリア、コリンドレス、聖フアン教会

CD 65272 2枚組 \3300
サンタンデール国際音楽祭 2006
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946)/
カンディノ・アレグリア(1887-1976)編曲:
4つのスペインの小品(1909)から モンタニェーサ
ホアキン・ロドリーゴ(1938-1939):
アランフエス協奏曲(1938-1939)(*)
セルゲイ・ラフマニノフ(1871-1999):
交響曲第2番ホ短調 Op.27
マリア・エステル・グスマン(ギター(*))
ペドロ・アルフテル(指揮)
セビーリャ・レアル交響楽団
録音:2006年8月10日、サンタンデール、パラシオ・デ・フェスティバル

CD 65273 2枚組 \3300
クラシック オルフェオン・ドノスティアラ
モーツァルト(1756-1791):レクィエム ニ短調 K.626
アンナ・サラベリア(ソプラノ)
アイノア・スビラーガ(アルト)
ジョアン・カベーロ(テノール)
ヘスス・ガルシア・アレフラ(バス)
サインス・アルファーロ(指揮)
アンダルシア・フィルハーモニー管弦楽団
オルフェオン・ドノスティアラ(合唱)
録音:2006年10月1日、ハエン大学大ホール
カール・オルフ(1895-1982):カルミナ・ブラーナ
ミラグロス・ポブラドール(ソプラノ)
ルイス・カレーロ(カウンターテナー)
ヴォルフガング・ネヴェルラ(バリトン)
サインス・アルファーロ(指揮)
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
オルフェオン・ドノスティアラ(合唱)
録音:2006年10月13日、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ、ビリャマルタ劇場

CD 65274 2枚組 \3300
フアン・フランセス・イリバレン(1699-1767):
詩篇、ビリャンシーコとカンタータ集
ディクシト・ドミヌス[主は言われた](8声;1736)
終課(6声;1761)
招待の賛歌,ミゼレーレ(アンティフォナ),詩篇4,詩篇91,
詩篇133,ミゼレーレ(アンティフォナ),日の終わる前に(賛歌),
御身の手に(小レスポンソリウム),われらを救いたまえ(アンティフォナ),
ヌンク・ディミティス(シメオンの頌歌),われらを救いたまえ
サルヴェ・レジナ(8声;1738)
マニフィカート「デ・バターリャ」(聖母マリアの晩課のための8声の;1738)
あのありふれた暴風雨(クリスマスの8声のビリャンシーコ;1741)
はっきりさせよう、わが子よ
(バス独唱のためのクリスマス・カンタータ;1748)
ああ、わが神よ!(イエスの割礼の日のためのビリャンシーコ;5声;1733)
パルディオブレ!(ソプラノ独唱のためのクリスマス・カンタータ;1751)
ジルが騒ぎを起こしたので(クリスマスの6声のハカラ;1745)
喜ばしい夜なので(クリスマス・ビリャンシーコ・デ・トナディーリャ;1733)
なんと早く、愛する人よ(独唱のためのクリスマス・カンタータ;1746)
ハカラ・デ・ファンダンギーリョ
(クリスマスのふざけたビリャンシーコ;1733)
今日より預言者たちは止める(クリスマスの8声のビリャンシーコ;1739)
ダビッド・ギンダーノ・イガレータ(指揮)
ノヴァ・ルクス・アンサンブル(パンプローナ室内合唱団メンバー)
録音:2006年9月20-23日、オルコイェン、聖ミゲル教会
イリバレンはマラガ大聖堂楽長を務めたスペイン・バロック時代の作曲家です。

CD 65277 \2180
愛の夢
リスト(1811-1886):
愛の夢/それはすばらしいことだろう/おお、夢に来ませ
ペトラルカの3つのソネット
エンリケ・グラナドス(1867-1916):悲しむマハ(3曲)
フェルナンド・オブラドルス(1896-1945):
Con amores la mi madre/Corazon por que pasais ?
En el pinar/Del cabello m&aacute;s sutil/Las coplas de Curro Dulce
インヴァ・ムラ(ソプラノ)
エデルミロ・アルナルテス(ピアノ)
録音:200612月11-12、14日、スペイン国営放送局音楽スタジオ2
アルバニア出身、若くしてすでに国際的に活躍中のインヴァ・ムラ。

CD 65280 2枚組 \3300
サルスエラの声
様々なサルスエラからのアリアと二重唱曲(全28曲)
カルロス・アルバレス アイノア・アルテータ アナ・マリア・サンチェス
マリア・ホセ・モンティエル アルフレード・クラウス 
ピラール・ローレンガー
プラシド・ドミンゴ マリア・バヨ スサナ・コルドン マヌエル・シレーナ
ヘスス・カステホン マリア・デ・ラス・メルセデス・ガルシーア
アントニオ・オルドニェス マリア・ロドリゲス インマクラータ・エヒード
ミラグロス・ポブラドール リカルド・ムニェス 
フランシスコ・マティーリャ
ミゲル・ソラ
様々な指揮者 スペイン放送交響楽団&合唱団




<AUTOR>
SA 01185 \2180
スペイン・ロマンティック歌曲集
フェルナンド・ソル(1778-1839):Mis descuidados ojos
ブラス・デ・ラ・セルナ(18世紀):El Tr&iacute;pili tr&aacute;pala
ラモン・カルニセル(1789-1855):El nuevo seren&iacute;
フェデリコ・モレッティ(?-1838):Bolera de la Bola
ホセ・メルチョル・ゴミス(1791-1836):Si la mar fuera de tinta
ホアキン・タデオ・デ・ムルギア(1759-1836):
Cu&aacute;ntas veces mis ojos
フェルナンド・ソル:Prep&aacute;rame la tumba
ホセ・メルチョル・ゴミス:Ei aire da&ntilde;ino
フェデリコ・モレッティ:Los primeros amores
ホセ・メルチョル・ゴミス:Un nav&iacute;o, dos nav&iacute;os
フェルナンド・ソル:Cesa de atormentarme 以上(*)
セバスティアン・イラディエル(1809-1865):La paloma(+)
エステバン・モレーノ(19世紀):Una verdad(+)
ナルシソ・パス(19-20世紀):El coraz&oacute;n en el pecho(+)
モンセラート・カバリエ(ソプラノ)
マヌエル・ブルゲラス(ピアノ(*))
ダビド・ゴンサレス・ロドリゲス、
ホルヘ・ゴンサレス・ロドギリゲス(ギター(+))
録音:2006年9月、バルセロナ、SGAEスタジオ

SA 01247 \2180
フリアン・バウティスタ(1901-1961):交響的作品集
あるグロテスクなオペラへの序曲(1932)/短い交響曲(1956)
バレエ「どんちゃん騒ぎ」からの舞踊組曲(1943)
エストランボーテ[ストランボット](アルボスの主題による;1934)
古風な組曲 Op.11(1932頃)
サルバドール・ブロトンス(指揮)
バルセロナ交響楽団
マドリッド生まれのフリアン・バウティスタは14歳で作曲の勉強を始め、19歳
で最初の作品を発表、1930年代にロドルフォ・ハルフテルらと共に「マドリッ
ド・グループ」を結成、1940年アルゼンチンに移住し活躍、ブエノスアイレス
に没しました。

SA 01255 4枚組 \4350
【特別価格】サルスエラ劇場の未発表録音集
【サルスエラ】
フェデリコ・モレーノ・トローバ:
「ルイサ・フェルナンダ」(1932)から 日傘のマズルカ
カルメン・ゴンサレス、ルイス・ダマソ(歌) ミゲル・ロア(指揮)
マドリッド市立管弦楽団 サルスエラ劇場合唱団 録音:1999年
パブロ・ソロサーバル:「ばらの花束の女」(1934)から ホアキンのロマンス
カルロス・アルバレス(歌)
ルイス・レマルティネス(指揮) マドリッド市立管弦楽団 録音:1999年
アマデオ・ビベス:「ドニャ・フランシスキータ」(1923)から
フランシスキータとフェルナンドの二重唱
マリア・バヨ、ホセ・ブロス(歌)
アントニ・ロス・マルバ(指揮) マドリッド市立管弦楽団 録音:1998年
フランシスコ・アセンホ・バルビエリ:
「ラバピエスの理髪師」(1874)から カレセーラの四重唱
ベアトリス・ランサ、カルメン・ゴンサレス、マルコ・モンクロア、
フリオ・モラーレス(歌)
ミゲル・オルテガ(指揮) マドリッド市立管弦楽団 録音:2006年
ハシント・ゲレーロ:「サフランの花」(1930)から 種まきの歌
マヌエル・ランサ(歌)
パスクァル・ロサ(指揮) マドリッド市立管弦楽団 録音:2003年
パブロ・ソロサーバル:「港の酒場女」(1936)から あり得ない!
ホセ・ブロス(歌)
ラモン・トレリェド(指揮) マドリッド市立管弦楽団 録音:2006年
フランシスコ・アセンホ・バルビエリ:「パンと闘牛」(1864)から
ドニャ・ペピータとルサンの王女の二重唱
マリオラ・カンタレーロ、ロラ・カサリエゴ(歌)
ジョゼプ・ポンス(指揮) マドリッド市立管弦楽団 録音:2001年
マヌエル・ペネーリャ:
「アルカラのドン・ヒル」(1932)から ドン・ヒルのロマンス
リカルド・ムニス(歌)
ミゲル・ロサ(指揮) マドリッド交響楽団 録音:1989年
ルペルト・チャピ:「魔女」(1887)から 四重唱
ミラグロス・マルティン、シルビア・バスケス、カルロス・モレーノ、
フリオ・モラーレス(歌)
マヌエル・ガルドゥフ(指揮) マドリッド市立管弦楽団 録音:2001年
レベリアーノ・ソウトゥーリョ&フアン・ベルト:
「ソト・デル・パラルの女」(1927)から ミゲルのロマンス
ギリェルモ・オロスコ(歌)
ルイス・レマルティネス(指揮) マドリッド市立管弦楽団 録音:2000年
アマデオ・ビベス:
「ドニャ・フランシスキータ」から フェルナンドのロマンス
ホセ・デ・ブロス(歌)
ルイス・レマルティネス(指揮) マドリッド市立管弦楽団 録音:2004年
エミリオ・アリエータ:「マリーナ」(1871)から 乾杯
アルフレード・クラウス、ビセンテ・サルディネロ(歌)
オドン・アロンソ(指揮) マドリッド交響楽団  サルスエラ劇場合唱団
録音:1994年
ヘロニモ・ヒメーネス:
「早咲きの娘」(1900)から Tarantuka e un bicho malo
テレサ・ベルガンサ(歌) フェリス・ラビーリャ(ピアノ) 録音:1976年
マヌエル・フェルナンデス・カバリェーロ:
「ラ・アフリカーナの二重唱」(1893)から ソプラノとテノールの二重唱
ホセフィーナ・メネセス、ペドロ・ラビルヘン(歌)
ミゲル・ロア(指揮)  マドリッド交響楽団 録音:1987年
アマデオ・ビベス:「ドニャ・フランシスキータ」から ロマン派たちの合唱
ルイス・レマルティネス(指揮)
マドリッド市立管弦楽団 サルスエラ劇場合唱団 録音:1999年
フェデリコ・モレーノ・トローバ:「ルイサ・フェルナンダ」から
Caballero del alto plumero
カルメン・ゴンサレス、ルイス・ダマソ(歌)
ミゲル・ロア(指揮) マドリッド市立管弦楽団 録音:1999年
パブロ・ソロサーバル:「港の酒場女」から マローラのロマンス
マリア・ホセ・モレーノ(歌)
マヌエル・ガルドゥフ(指揮) マドリッド市立管弦楽団 録音:2001年
ルペルト・チャピ:「クッロ・バルガス」(1898)から
クッロ・バルガスのシーンとロマンス
アントニオ・オルドニェス(歌)
エンリケ・ガルシア・アセンシオ(指揮)マドリッド交響楽団 録音:1984年
フランシスコ・アセンホ・バルビエリ:
「ラバピエスの理髪師」から 縫い子たちの合唱
ベアトリス・ランサ(歌) ミゲル・オルテガ(指揮)
マドリッド市立管弦楽団 サルスエラ劇場合唱団 録音:2006年
パブロ・ソロサーバル:「ばらの花束の女」から
アセンシオンとホアキンの二重唱
ミラグロス・マルティン、カルロス・アルバレス(歌)
ルイス・レマルティネス(指揮) マドリッド市立管弦楽団 録音:1999年
アマデオ・ビベス:「ドニャ・フランシスキータ」から ナイチンゲールの歌
マリオラ・カンタレーロ(歌)
ルイス・レマルティネス(指揮) マドリッド市立管弦楽団 録音:2004年
エミリオ・アリエータ:「マリーナ」から ホルヘとロケの二重唱
アルフレード・クラウス、ビセンテ・サルディネロ(歌)
オドン・アロンソ(指揮) マドリッド交響楽団 録音:1994年
パブロ・ソロサーバル:「港の酒場女」から マローラとレアンドロの二重唱
マリア・ホセ・モレーノ、ホセ・ブロス(歌)
マヌエル・ガルドゥフ(指揮) マドリッド市立管弦楽団 録音:2006年
ハシント・ゲレーロ:「灰鷹」(1923)から 第2幕フィナーレ
ルイス・ダマソ、ルイス・カンシーノ、ミラグロス・マルティン、
アランチャ・イラニェータ(歌) ルイス・レマルティネス(指揮)
マドリッド市立管弦楽団 サルスエラ劇場合唱団 録音:2002年
【オペラ】
ビゼー:「カルメン」(1875)から お前が投げたこの花は
プラシド・ドミンゴ(テノール)
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮) スペイン国立管弦楽団
録音:1975年
ヴェルディ:「第一回十字軍のロンバルディア人」(1843)から
私の喜びは呼び覚ます
ホセ・カレーラス(テノール)
ヘスス・ロペス・コボス(指揮) スペイン放送交響楽団 録音:1977年
ドニゼッティ:「寵姫(ラ・ファヴォリータ)」(1840)から 優しい魂よ
アルフレード・クラウス(テノール)
ジャンパオロ・サンツォーニョ(指揮) マドリッド交響楽団 録音:1992年
ヴェルディ:「運命の力」(1862)から 神よ、平和を与えたまえ
モンセラート・カバリエ(ソプラノ)
ダニエル・リプトン(指揮) マドリッド交響楽団 録音:1982年
ビゼー:「カルメン」から レチタティーヴォとハバネラ
テレサ・ベルガンサ(歌) フェリス・ラビーリャ(ピアノ) 録音:1976年
ヴェルディ:「マクベス」(1847)から ああ!父のこの手は
ペドロ・ラビルヘン(テノール)
ステファン・トゥルチャク(指揮) スペイン放送交響楽団 録音:1980年
ロッシーニ:「セビーリャの理髪師」(1816)から 私は町の何でも屋
マヌエル・ランサ(バリトン)
アルベルト・ゼッダ(指揮) マドリッド交響楽団 録音:1992年
プッチーニ:「トスカ」(1900)から 星は光りぬ
ホセ・カレーラス(テノール)
ルイス・アントニオ・ガルシア・ナバーロ(指揮) スペイン放送交響楽団
録音:1981年
ビゼー:「カルメン」から ミカエラのアリア
マリア・バヨ(ソプラノ)
アントニ・ロス・マルバ(指揮) マドリッド交響楽団 録音:1992年
マイアベーア:「アフリカの女」(1865)から おお、パラダイス!
プラシド・ドミンゴ(テノール)
フェルナンド・ロザーノ(指揮) スペイン放送交響楽団 録音:1974年
ロッシーニ:「セビーリャの理髪師」から 私のような医者に向かって
カルロス・チャウソン(バス)
アルベルト・ゼッダ(指揮) マドリッド交響楽団 録音:1992年
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」(1835)から わが祖先の墓よ
ホセ・センペーレ(テノール) ジュリアーノ・カレッラ(指揮)
マドリッド交響楽団 サルスエラ劇場合唱団 録音:1994年
ドニゼッティ:「連隊の娘」(1840)から 発たねばならない
マリア・ホセ・モレーノ、アレハンドロ・ロイ、カルロス・マリーン(歌)
ステファノ・ランツァーニ(指揮) マドリッド交響楽団 録音:1997年
プッチーニ:「トスカ」から 歌に生き、恋に生き
モンセラート・カバリエ(ソプラノ)
ルイス・アントニオ・ガルシア・ナバーロ(指揮) スペイン放送交響楽団
録音:1981年
マスネ:「ウェルテル」(1892)から なぜ私を目覚めさせるのか
アルフレード・クラウス(テノール)
エンリケ・ガルシア・アセンシオ(指揮)マドリッド交響楽団 録音:1977年
ビゼー:「カルメン」から カルメンとドン・ホセの二重唱
テレサ・ベルガンサ(メゾソプラノ) ルイス・リマ(テノール)
アントニ・ロス・マルバ(指揮) マドリッド交響楽団 録音:1992年
ヴェルディ:「ルイザ・ミラー」(1849)から Oh! fede negar potessi
プラシド・ドミンゴ(テノール)
フェルナンド・ロザーノ(指揮) スペイン放送交響楽団 録音:1974年
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」から お前は昇天の翼を広げた
ホセ・センペーレ(テノール) ミケーレ・ペルトゥージ(バリトン)
ジュリアーノ・カレッラ(指揮) マドリッド交響楽団
サルスエラ劇場合唱団 録音:1994年
プッチーニ:「トゥーランドット」(1926)から 誰も寝てはならぬ
ホセ・カレーラス(テノール)
ヘスス・ロペス・コボス(指揮) スペイン放送交響楽団 録音:1977年
マドリッドの国立サルスエラ劇場(1856-)の創設150年を記念して、同劇場が
所蔵する未発表音源をCD化したアルバムです。

SA 01269 \2180
スレマ・デ・ラ・クルス(1958-):サクソフォンのための作品集
Tri&aacute;ngulo de verano[夏の三角形]
(ソプラノサクソフォン、ピアノとエレクトロニクスのための)
Altair(ソプラノサクソフォン、ピアノとエレクトロアコースティクスの
ための)
Deneb(ソプラノサクソフォン、ピアノとエレクトロニクスのための)
Er&iacute;dano(アルトサクソフォンとエレクトロアコースティクスのための)
Austral(サクソフォン・クァルテットと打楽器のための)
Chio(バリトンとエレクトロアコースティクスのための)
Soluna(サクソフォン・クァルテット、ピアノ、
打楽器とエレクトロアコースティクスのための)
フランシスコ・マルティネス(サクソフォン)
ホセ・デ・エウセビオ(指揮)
グループ・サックス=アンサンブル
録音:2000年8月24日-9月3日、マドリッド、RCSM、
マヌエル・デ・ファリャ・ホール

SA 01270 2枚組 \3300
ラモン・カルニセル(1789-1855):
オペラ「罰された淫蕩者、または、女たらしのドン・ジョヴァンニ」(1822)
ディミートリー・コルチャク(テノール:ドン・ジョヴァンニ)
ヴォイテク・ギェルラフ(バス:騎士長)
アンナマリア・デロステ(メゾソプラノ:ドンナ・アンナ)
フアン・ルケ・カルモナ(テノール:ドン・オッターヴィオ)
エンリカ・ファブリ(ソプラノ:ドンナ・エルヴィーラ)
ホセ・フリアン・フロンタル(バリトン:レポレッロ)
アルベルト・ゼッダ(指揮)
ガリシア交響楽団&合唱団
録音:2006年6月9、11日、コルーニャ、ロサリア・デ・カストロ劇場、ライヴ
スペインのロマン派音楽を代表する作曲家であり指揮者でもあったカルニセル
の3作目のオペラ。2幕構成、テキストはイタリア語。モーツァルトとロッシー
ニの様式を統合した作風と評されています。1928年生まれのヴェテラン・オペ
ラ指揮者ゼッダは録音時点で78歳、健在です。

SA 01294 \2180
ヘスス・トレス(1965-):室内楽作品集
ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲(2001)
ピアノのための「Memento」(2003)
チェロのためのグローサ(2004)
ピアノのための「存在」(2002)
ヴァイオリンのためのシャコンヌ(2004)
チェロとピアノのための変奏曲(2004)
ヴァイオリン、チェロとピアノのための「Decem」(2006)
アルボス三重奏団
フアン・カルロス・ガルバーヨ(ピアノ)
ミゲル・ボレーゴ(ヴァイオリン)
ホセ・ミゲル・ゴメス(チェロ)
録音:2006年9月19-22日、ヘタフェ音楽院




<SOMM>
SOMMCD 060 2枚組 \2980
ジョン・ジュベア(1927-):室内楽&器楽作品集
弦楽四重奏曲第2番 Op.91(1978)(*)
風景 Op.129(ソプラノとピアノ三重奏のための)(1992)(+/#)
ピアノ三重奏曲 Op.113(1986)(#/**)
オペラ「ジェーン・エア」の主題による
ピアノのための抒情的幻想曲 Op.114(2000)(**)
ピアノ・ソナタ第1番 Op.24(1楽章;1957)(++)
ピアノ・ソナタ第2番 Op.71(1972)(++)
ピアノ・ソナタ第3番 Op.157(2006)(++)
ブロドスキー弦楽四重奏団(*)
パトリシア・ロザリオ(ソプラノ(+))
デイヴィッド・チャドウィック(ヴァイオリン(#))
アンナ・ジュベア(チェロ(#))
マーク・ベビントン(ピアノ(**))
ジョン・マッケイブ(ピアノ(++))
録音:2006年2月20日、ロンドン、ウォルサムストー、聖マリア教会(*)
2006年7月22-23日、8月12-13日、バーミンガム、
バーバー・インスティチュート(+/**/++)
ジョン・ジュベアは南アフリカ共和国出身のイギリスの作曲家。

SOMMCD 063 \2180
愛の声 ガーニー、アイアランド、ヴェナブルズ、フィンジ:歌曲集
アイヴァー・ガーニー(1890-1937):
ウェンロックの断崖で(*)/パンとさくらんぼ/サリー・ガーデン
ジョン・アイアランド(1879-1962):
災いおける友情,三羽のからす,格子
イアン・ヴェナブルズ(1955-):「愛の声」Op.22(4曲)
アイヴァー・ガーニー:ハナッカーの水車屋/雪/鷹とバックル
ジェラルド・フィンジ(1901-1956):「Oh Fair to See」Op.13b(7曲)
イアン・ヴェナブルズ:
Vitae summa brevis Op.3 No.3(*)/Flying crooked Op.28 No.1
深夜に Op.28 No.2/かば Op.33 No.6(*)
ジョン・アイアランド:満足の失われた土地
ネイサン・ヴェイル(テノール)
ポール・プラマー(ピアノ)
録音:2006年2月13-15日、サフォーク、ポットン・ホール
(*)世界初録音。

SOMMCD 064 \2180
キャサリン・ガワーズ ヴァイオリン名曲集
ヴィットリオ・モンティ(1868-1922):チャルダーシュ
フォーレ(1845-1924)/カザルス編曲:夢の後に
ラヴェル(1875-1937):ハバネラ形式の小品
ガーシュウィン(1989-1937)/ヤッシャ・ハイフェッツ編曲:
イット・エイント・ネセサリリー・ソー
ドビュッシー/ハイフェッツ編曲:美しい夕暮れ
エルネスト・ブロッホ(18880-1959):ニーグン(即興曲)
マヌエル・マリア・ポンセ(1882-1948)/ハイフェッツ編曲:エストレリータ
ヤッシャ・クレイン(?-1946):ジプシー・カーニヴァル
ヨセフ・スク(1874-1935):バラード ニ長調 Op.3b
フリッツ・クライスラー(1875-1962):ジプシー女
リヒャルト・ホイベルガー(1850-1914)/クライスラー編曲:真夜中の鐘
ジョゼフ・アクロン(1886-1942)/レオポルト・アウアー編曲:
ヘブライのメロディー
イェネー・フバイ(1858-1937):ヘイレ・カティ Op.32 No.4
アメリカ合衆国民謡/ソフィー・リード&パトリック・ガワーズ編曲:
オランジ・ブラッサム・スペシャル
キャサリン・ガワーズ(ヴァイオリン)
チャールズ・オーエン(ピアノ)
録音:2004年3月27、29-30日、ロンドン、セントポール学校ウォセン・ホール

SOMM-BEECHAM 20 \2180
ビーチャム・コレクション
ビーチャム、フラグスタートとワーグナー
ワーグナー(1813-1883):
オペラ「さまよえるオランダ人」序曲(*)
オペラ「ローエングリン」第1幕前奏曲(+)
ヴェーゼンドンク歌曲集(#)
楽劇「トリスタンとイゾルデ」から 前奏曲と愛の死(#)
キルステン・フラグスタート、ワーグナーを歌うことについて語る(**)
キルステン・フラグスタート(ソプラノ(+/#))
トマス・ビーチャム(指揮(*/+/#))
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(*/#)
BBC交響楽団(+)
録音:1954年11月22日、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(*)
1953年11月25日、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(+)
1953年12月21日、ロンドン、マイダ・ヴェイル、スタジオ1(#)
1949年(**)
全曲初出音源です。

<SVETLANOV FOUNDATION>
SVCD 001/4-004/4 4枚組 \6150
エフゲニー・スヴェトラーノフ(1928-2002):管弦楽のための作品集
交響曲第1番ロ短調 Op.13
ヴァイオリンと管弦楽のための詩曲(ダヴィド・オイストラフの思い出に)(+)
交響詩「赤いゲルダーローズ」(ワシーリー・シュクシンの思い出に)
ピアノ協奏曲ハ短調(*/**)
前奏曲集(交響的試案[Symphonic Reflections])
交響的絵画「原野の夜明け」
3つのロシアの歌(#)
狂詩曲「スペインの絵」
狂詩曲第2番
ハープと管弦楽のためのロシア変奏曲(++)
交響詩「ダウガワ」(**)
シベリア幻想曲
イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン(+))
ライザ・ボブリネワ(ソプラノ(#))
ナジェジダ・トルスタヤ(ハープ(++)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮(*以外)、ピアノ(*))
ソヴィエト国立交響楽団(**以外)
マクシム・ショスタコーヴィチ(指揮(*))モスクワ放送交響楽団(**)
録音:1954-1978年




<ARSIS>
ARSIS 4200 \2080
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ(?-1630):
18のソナタ(1−3声の、ヴァイオリンまたはコルネット、ファゴット、
キタローネ、ヴィオロンチーノまたは同様のの楽器のための;1641) Vol.1
第14番,第2番,第4番,第12番,第15番,第9番,第7番,第8番,第16番
グルッポ・セイチェント
ラウル・オレリャーナ、マルコ・ピアントーニ(ヴァイオリン)
リカルド・シミアン(リコーダー)
ラミ・アルカイ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ヴィンチェンツォ・オニーダ(ファゴット)
エドゥアルド・フィゲロア(バロック・ギター、キタローネ)
ダヴィデ・メレッロ(オルガン)
録音:2005年4月6-8日、イタリア、ルッカ県ピアッツァ・アル・セルキオ、
聖アナスタシオ教会
ブレーシャに生まれ、ローマ、ヴェネツィア、パドヴァで活躍しパドヴァで没
した作曲家・ヴァイオリニスト、フォンターナの追悼として出版されたソナタ
集。手稿から編集されたものと推測されています。モンテヴェルディの時代、
イタリア初期バロックの器楽ソナタの様式を伝える重要な作品集です。
グルッポ・セイチェントは2002年、エンリコ・ガッティが教鞭を執るミラノ市
立音楽院(ミラノ国際音楽アカデミー)古楽科の学生たちによって結成された
アンサンブルです。

ARSIS 4202 \2080
ハイドン(1732-1809):
バリトン、ヴィオラとチェロのためのディヴェルティメント集
ニ長調 Hob.XI:40/ト長調 Hob.XI:62/ハ長調 Hob.XI:82
ニ長調 Hob.XI:34/イ長調 Hob.XI:35/ニ長調 Hob.XI:81
マドリッド・バリトン三重奏団
ホセ・マヌエル・フェルナンデス(バリトン[Baryton])
エレーナ・ボルデリアス(ヴィオラ)
ロサ・フォリオル(チェロ)
録音:2006年7月、スペイン、ウエスカ県ボレア、聖トマス教会
バリトンはヴィオラ・ダ・ガンバに似た楽器ですが、独特の構造として共鳴弦
を持ち、それをネックの裏側から左手の親指でピツィカートで奏することがで
きます。ハイドンが使えたエステルハージー侯ニコラウスがこの楽器を好んだ
ため、ハイドンは1762年から1775年にかけて126曲にのぼるバリトン三重奏曲
(ディヴェルティメント)を書きました。
バリトンを演奏するホセ・マヌエル・フェルナンデスはマドリッドに生まれ、
マドリッド音楽院を卒業後、アムステルダムのスウェーリンク音楽院でワウタ
ー・メラーにチェロ師事、また様々なマスタークラスにおいてリヒテ・ファン
・デル・メールとヤープ・テル・リンデン、ライナー・ツィパーリングにチェ
ロを、ペレ・ロスとベントゥーラ・リコにヴィオラ・ダ・ガンバに学びました。
現在テレサ・ベルガンサ音楽院でチェロを、マドリッドの王立音楽院でバロッ
ク・チェロを教えており、当アルシスの他グロッサ等のレーベルにも録音を行
っています。

ARSIS 4203 2枚組 \2080
【再案内】
マテオ・フレーチャ(1530頃-1604):
マドリガーレ集第1巻(1568、ヴェネツィア)
ダビッド・ギンダーノ・イガレータ(指揮)
ノヴァ・ルクス・アンサンブル
録音:2006年8月31日、9月1-2日、パンプローナ、洗足カルメル会ロス・パド
レス修道院
前回新譜としてご案内いたしましたが、「2枚組で1枚分の価格」であることが
抜けておりました。
スペインの作曲家「若いマテオ・フレーチャ」(同姓同名の作曲家、老マテオ
・フレーチャの甥にあたるためそう呼ばれた)が書いたイタリア語マドリガー
レ集。スペイン、バスク地方の都市パンプローナを本拠に活動するノヴァ・ル
クス・アンサンブルによる演奏です。

ARSIS 4181 \2080
【未案内旧譜】
ナイチンゲールたちの調子をそろえて
スペイン・ルネサンスのポリフォニーと器楽曲集
メルチョール・ロブレード(1510頃-1586):マニフィカト 第5旋法(4&6声)
フランシスコ・コレーア・デ・アラウホ(1577-1654):
「牛の番」による16のグローサ
セバスティアン・アギレーラ・デ・エレディア(1561-1626):
ティエント・グランデ 第4旋法
パブロ・ブルーナ(1611-1678):
2つのソプラノ声部を持つガイティーリャ 第6旋法
作曲者不詳:デュオ 第5旋法(1556年出版)
オルランドゥス:ラッスス(1532-1594):シュザンヌはある日(シャンソン)
アントトニオ・デ・カベソン(1510-1566):スサーナ
バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラベルデ(1580頃-1640頃):
スザーナ・パセジアータ(バス・ソロ)
ジョアン・カバニーリェス(1644-1712):
ティエント 第8旋法(プント・アルト、デ・ファルサス)/ハカラ
セバスティアン・アギレーラ・デ・エレディア:マニフィカト 第5旋法(6声)
バンケット・ムジカーレ(ヴィオル五重奏)
イツィアル・アトゥーチャ、フルホ・バレーラ、クララ・エルナンデス、
サンティ・ミローン、ペレ・ロス
エストレーリャ・エステベス(ソプラノ)
ミゲル・メディアーノ(テノール)
録音:2001年2月、スペイン、ウエスカ県ボレア、聖マリア・ラ・マヨール参事
会教会
16−17世紀スペインの音楽をヴィオラ・ダ・ガンバ・アンサンブルを中心にし
て演奏したアルバムです。




<INEDITA>
PI 2483 \2080
ルチアーノ・シモーニ(1932-):
慈悲のレクイエム(法王ヨハネ・パウロ2世の追悼のために;2005)(*)
(プロローグ,第一の読誦,詩篇,第二の読誦,福音,エピローグ)
マニフィカト(1997)
エディト・ボルソス(ソプラノ)
ジョルト・シラギ(テノール(*))
ゲオルゲ・モゴサン(バリトン)
ロメオ・リンブ(指揮)
トゥルグ=ムレシュ・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
録音:2005年9月12-15日、ルーマニア、トゥルグ=ムレシュ、文化宮殿
当レーベルの「隠れヒット」となっているシモーニの新作「慈悲のレクイエム」
は2005年9月16日初演。その直前に同一会場で初録音セッションが組まれまし
た。歌詞は「死者のためのミサ」固有文ではなく、聖書から新たに抜き出され
たテキストに拠ります。「マニフィカト」もこれが初録音です。




<CORNETTO>
COR 20010 \2180
マリンコニア ピアノ三重奏のための作品集
ユゼフ・エルスネル(1769-1854):ピアノ三重奏曲変ロ長調(1798)
ヴュルテンブルク公オイゲン(1788-1857):ピアノ三重奏のための2つの小品
ヘルマン・フランケ(1839-1919):ピアノ三重奏曲ハ長調 Op.27
ヴァルター・フライマン(1886-1945):
ピアノ三重奏のためのロンド ニ長調(1909)
ハンス=ゲオルク・ブルクハルト(1909-1993):
幻想三重奏曲 Op.33(1939)
悲しむな Op.47 No.2(独唱とピアノ三重奏のための歌曲;1940/1993)(*)
マリンコニア・アンサンブル
ジークフリート・ハルタウアー(ヴァイオリン)
ヘルムート・ショインヒェン(チェロ)
ギュンター・シュミット(ピアノ)
ヘルムート・ホルツァプフェル(テノール(*))
録音:2003年、SWR、室内楽スタジオ
2006年、シュトゥットガルト、フィルハルモニー・グスタフ=ジーグレ・ハウス

COR 20011 \2180
熾天使 ルネサンスと初期バロックのクリスマス音楽
アンドレアス・ハンマーシュミット(1611-1675):
恐れるな[F&uuml;rchtet euch nicht]
ミヒャエル・プレトリウス(1571頃-1621):
甘き喜びのうちに(諸人声あげ)[In dulci jubilo]
アンドレア・ファルコニエロ[ファルコニエリ](1585-1656):
甘美な旋律とそのコッレンテ[La suave melodia e la sua corrente]
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
天使が羊飼いに語った[Angelus ad pastores ait]
不詳(16世紀):ひとり児をほめたたえよ [Psallite unigenito]
アレッサンドロ・ピッチニーニ(1560-1638):チャッコーナ[Chiaccona]
ミヒャエル・プレトリウス:
ベツレヘムに生まれしみどり児(マニフィカトの歌詞に入れ換え)
["Ein Kind geboren zu Bethlehem" im Wechsel mit Magnificat-Versen]
ディエゴ・オルティス(1525-1570):第1のレセルカーダ[Recercada primera]
フランシスコ・デ・ビダーレス(?-1702):Los que fueren de buen gusto
ジョアン・セレロールス(1618-1676):
熾天使は甘美な調べで[Serafin, que con dulce harmonia]
ディエゴ・オルティス:第2のレセルカーダ[Recercada segunda]
老マテオ・フレーチャ(1481-1553):リウ、リウ、チウ[Riu, riu, chiu]
イル・カント・フィグラート・ウルム
ユディト・アダミエツ、リンダ・グンダル、
ルチア・ロッテネッガー(ソプラノ)
ブルガ・シャル、クリスティーネ・ガイアー(アルト)
ヨアヒム・シュトレックフス(テノール)
アンスガール・アダミエツ(テノール、オルガン)
トミ・ヴェント、ミヒャエル・ブロウ=ガイアー(バス)
フランク・シュミット(リュート、テオルボ)
フリーデリケ・バウムゲルテル(ヴィオラ・ダ・ガンバ、団扇太鼓
[Rahmentrommel])
イェルク・ヴァイプリンガー(ヴィオローネ)
アンドレアス・ヴァイル(オルガン)




<ARTESMON>
AS 723-2 \2180
ヤロスラフ・モトリーク ヴィオラ
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
ヴィオラ・ソナタ へ短調 Op.120 No.1(*)
ラディスラフ・ヴィツパーレク(1882-1969):
無伴奏ヴィオラのための組曲 Op.21(+)
イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):
無伴奏ヴィオラのための悲歌(#)
ボフスラフ・マルチヌー(1890-1959):ヴィオラ協奏曲 H.337(**)
ヤロスラフ・モトリーク(ヴィオラ)
グヴィエタ・ノヴォトナー(ピアノ(*))
ズデニェク・コシュラー(指揮(**))
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(**)
録音:1993年4月19-20日、プラハ、チェコ放送 R1(*)
1961年2月、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(+)
1973年11月(#)、1979年3月(**)、
プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール(#/**)
ヤロスラフ・モトリーク(1926-)は1948年にヴィオラ奏者としてチェコ・フィ
ルハーモニー管弦楽団に入団、1951年から1990年まで首席を務めました。




<SELENE>
CD-S 9201.3/9203.6 2枚組 \4160
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860-1941):ピアノ作品全集 Vol.1-2
演奏会用ユモレスク集 Op.14/スタラ組曲 Op.3/即興曲
悲歌 変ロ短調 Op.4/即興曲第1番/同第2番
ポーランド舞曲集 Op.5/2つのカノン/ポウジ[Pow&oacute;dz]
カンツォーナ、無言歌/Rekopis/砂漠にて(トッカータ形式による音画)
タトラ・アルバム Op.12/3つの小品 Op.2
序奏とトッカータ Op.6/旅の歌 Op.8/変奏曲とフーガ Op.23
カロル・ラジヴォノヴィチ(ピアノ)
録音:1991年、ワルシャワ

CD-S 9301.7-8 2枚組 \4160
ショパン(1810-1849):夜想曲全集
Op.9 Nos.1-3/Op.15 Nos.1-3/Op.27 Nos.1-2/Op.32 Nos.1-2
Op.37 Nos.1-2/Op.48 Nos.1-2/Op.55 Nos.1-2/Op.62 Nos.1-2
Op.72 No.1/嬰ハ短調/ハ短調
イェジ・ステルチンスキ(ピアノ)
録音:1989年、ワルシャワ

CD-S 9302.9/9306.13 2枚組 \4160
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860-1941):ピアノ作品全集 Vol.3-4
雑記帳 Op.16/変奏曲とフーガ Op.11/五月のアルバム Op.10
ポーランド舞曲集 Op.9/小品集(組曲)Op.1/ソナタ Op.21
カロル・ラジヴォノヴィチ(ピアノ)
録音:1991年、ワルシャワ

CD-S 9303.10 \2080
スタニスラフ・モニュシュコ(1819-1872):教会音楽集
ピオトロヴィン・ミサ/見よ、十字架の木を(モテット)
ポーランドのミサ/オストラ・ブラマのリタニア第4番
アルトゥル・フォイクト、パトリク・レフマン(ボーイソプラノ)
グラジナ・フリチンスカ=パンフィル(ソプラノ)
ダヌタ・ポウツィンスカ=ノヴァク(アルト)
ブワジェイ・グレク(テノール)
チェスワフ・ガウカ(バス)
ヴォイチェフ・A・クロロップ(指揮)
ポズナン少年合唱団[ポーランドのナイチンゲール]
スワヴォミル・カミンスキ(オルガン)
録音:1992年、ポズナン

CD-S 9305.12 \2080
ショパン(1810-1849):ワルツ全集
Op.18/Op.34 Nos.1-3/Op.42/Op.64 Nos.1-3/Op.69 Nos.1-2
Op.70 Nos.1-3/ホ短調 Op.posth./ホ長調 Op.posth.
変イ長調 Op.posth./変ホ長調 Op.posth./イ短調 Op.posth.
Op.69 Nos.1bis-2bis/Op.70 No.2bis/嬰へ短調 Op.posth.
変ホ長調 Op.posth.
イェジ・ステルチンスキ(ピアノ)
録音:1993年1月19-21日、ジェシュフ、フィルハルモニア

CD-S 9308.15 \2080
チャイコフスキー(1840-1893):
バレエ組曲「くるみ割り人形」Op.71a
「四季」(12の性格的小品)Op.37a
オペラ「エフゲニー・オネーギン」から ポロネーズ(リスト編曲)
イェジ・ステルチンスキ(ピアノ)
録音:1993年3月7-8日、ジェシュフ、フィルハルモニア

CD-S 9309.16 \2080
ショパン(1810-1849):大ポロネーズ集
Op.26 No.1-2/Op.40 Nos.1-2/Op.44/Op.53/Op.61
イェジ・ステルチンスキ(ピアノ)
録音:1992年、ジェシュフ、フィルハルモニア

CD-S 9401.17 \2080
ショパン(1810-1849):
ピアノ・ソナタ第2番 Op.35/変奏曲(ヘクサメロン)
変奏曲ホ長調/華麗な変奏曲 Op.12/アレグレット嬰ヘ長調(*)
ガロップ・マルキス[Galop Marquis]変イ長調(*)
ブーレ ト長調(*)/同イ長調(*)/カンタービレ変ロ長調
コントルダンス変ヘ長調/フーガ イ短調/春 ト短調(*)
ラルゴ変ホ長調/モデラート ホ長調/葬送行進曲
エコセーズ第1番/同第2番/同第3番
イェジ・ステルチンスキ(ピアノ)
録音:1993年12月7日、ジェシュフ、フィルハルモニア/1989年、ワルシャワ
(*)ポーランドにおける初録音。

CD-S 9404.20 \2080
ショパン、モニュシュコ:ピアノ・デュオのための作品集
ショパン(1810-1849):
4手連弾のための変奏曲ニ長調(*)
2台のピアノのためのロンド Op.73(*)
スタニスラフ・モニュシュコ(1819-1872):
[4手連弾のための全作品](*)(+)
演奏会用ポロネーズ イ長調/婚礼のマズルカ
ポロネーズ ニ長調/ワルツ/糸紡ぎ娘/コントルダンス I-VI
放浪者の歌/オペラ「ハルカ」から 山の踊り
[ピアノ独奏作品]
オペラ「幽霊屋敷」から 鐘のアリア/秋の歌
野外パーティー(ワルツ)/ワルツ変ホ短調/同変イ長調
バガテル ト短調/無言歌/ヴィリニュスへの別れ(マズルカ)/別れ
クリスティナ・マコフスカ(ピアノ(*))
アンナ・ヴェソウォフスカ(ピアノ)
録音:1987年、ワルシャワ
(+)は世界初録音。

CD-S 9405.21 \2080
イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807-1867):ピアノ協奏曲 Op.2(*)
ショパン(1810-1849):ピアノ協奏曲第2番 Op.21
イェジ・ステルチンスキ(ピアノ)
アダム・ナタネク(指揮)
ニュー・ポーリッシュ・フィルハーモニック
[ジェシュフ・フィルハーモニー交響楽団]
録音:1994年、ジェシュフ、フィルハルモニア
(*)世界初録音。

CD-S 9502.25 \2080
ショパン:(1810-1849):
バラード第4番 Op.52/前奏曲 Op.28 Nos.21-24
スケルツォ第2番 Op.31/夜想曲 Op.55 No.2
ピアノ・ソナタ第2番 Op.35/マズルカ Op.59 Nos.1-3
ワルツ Op.64 No.1/練習曲 Op.10 Nos.1-2
パヴェウ・ザヴァツキ(ピアノ)
録音:1995年4月22-23日、ジェシュフ、フィルハルモニア、ライヴ

CD-S 9503.26 \2080
ポーランド歌曲集 Vol.1
ショパン(1810-1849):
リトアニアの歌 Op.4 No.16/メロディー Op.74 No.9
私の見えない所に Op.74 No.6/舞い落ちる木の葉 Op.74 No.17
ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876-1909):
Op.1 Nos.1-3,5-6/Op.3 Nos.1-3,4-7/他4曲
スタニスワフ・モニュシュコ(1819-1872):4つの歌曲/3つの歌曲
ステファニア・トチスカ(メゾソプラノ)
ヤヌシュ・オレイニチャク(ピアノ)
録音:1995年5月15-17日、ジェシュフ、フィルハルモニア

CD-S 9504.27 \2080
ショパン(1810-1849)/
編曲者不詳:スターバト・マーテル(前奏曲 Op.28 No.20;第1版)
ポーリーヌ・ヴィアルド(1821-1910)編曲:12のマズルカによる歌曲
十六歳(Op.50 No.2)/私を愛して(Op.33 No.2)/愛の嘆き(Op.6 No.1)
コケット(Op.7 No.1)/小鳥(Op.68 No.2)/別れ(Op.24 No.1)
祭り(Op.6 No.4)/脆き心(Op.7 No.3)/若い娘(Op.24 No.2)
子守歌(Op.33 No.3)/踊り(Op.50 No.1)/美女(Op.67 No.1)
編曲者不詳:嘆き(夜想曲 Op.9 No.1)
ルイジ・ボルデーゼ編曲:ナイチンゲール(マズルカ Op.17 Nos.1,4)
編曲者不詳:夢(前奏曲 Op.28 No.7)
編曲者不詳:スターバト・マーテル(前奏曲 Op.28 No.20;第2版)
アガ・ヴィンスカ(ソプラノ)
イェジ・ステルチンスキ(ピアノ)
録音:1995年6月28-30日、ジェシュフ、フィルハルモニア
全曲世界初録音。

CD-S 9505.28 \2080
ユリウス・ザレンプスキ(1854-1885):ピアノ作品全集 Vol.1
幻想ポロネース Op.9(*)/バラード Op.18(*)/子守歌 Op.22
心付け[Etrennes]Op.27/ガヴォット Op.29/演奏会用マズルカ Op.8(*)
無言のロマンス(手稿)(*)/大ポロネーズ Op.7
カロル・ラジヴォノヴィチ(ピアノ)
録音:1993年2月20-21日、ジェシュフ、フィルハルモニア
(*)世界初録音。

CD-S 9601.29 \2080
ショパン(1810-1849):チェロのための作品全集
ポロネーズ Op.3/協奏的ニ重奏曲ホ長調/ソナタ ト短調 Op.65
アレクサンドル・グラズノフ編曲:練習曲 Op.10 No.6/同 Op.25 No.7
ヤン・ペッケル編曲:マズルカ Op.67 No.4
スタニスワフ・フィルレイ編曲:マズルカ Op.33 No.2
パブロ・サラサーテ、スタニスワフ・フィルレイ編曲:夜想曲 Op.9 No.21
ガスパル・カサド編曲:練習曲 Op.21 No.1
スタニスワフ・フィルレイ(チェロ)
アンナ・ヴェソウォフスカ(ピアノ)
録音:1987、1995年、ワルシャワ

CD-S 9602.30 \2080
ピアノのための変奏曲集
フランチシェク・レッセル(1780-1838):変奏曲イ短調/同 Op.15
ショパン(1810-1849):
変奏曲ホ長調/同ホ長調(ヘクサメロン)/同 Op.12
カロル・シマノフスキ(1882-1937):
ポーランド民謡の主題による変奏曲 Op.10
イェジ・ステルチンスキ(ピアノ)
録音:1992、1993、1990年

CD-S 9701.31-32 2枚組 \4160
シューベルト(1797-1828):ピアノ三重奏曲全集
ピアノ三重奏曲 Op.100 D.929/ソナタ楽章 D.28
ピアノ三重奏曲 Op.99 D.898/アダージョ Op.148 D.897
ルービンシュタイン三重奏団
アンナ・ヴェソウォフスカ(ピアノ)
アダム・コステツキ(ヴァイオリン) スタニスワフ・フィルレイ(チェロ)

CD-S 9702.33 \2080
J・S・バッハ(1685-1750)/フェルッチョ・ブゾーニ編曲:シャコンヌ
ブラームス(1833-1897)/
フェルッチョ・ブゾーニ編曲:コラール前奏曲 Op.122 Nos.4-5,8-10
マックス・レーガー(1873-1916):
テレマンの主題による変奏曲とフーガ Op.134
イェジ・ステルチンスキ(ピアノ)
録音:1990、1996年

CD-S 9703.34 \2080
ミコワイ・ゴムウカ(1535頃-1609?):ポーランド詩篇歌集(全42曲)
リシャルト・ジマク(指揮)
ワルシャワ室内合唱団
録音:1992年、ワルシャワ
16世紀ポーランドの作曲家ゴムウカの唯一現存する作品です。

CD-S 9705.36 \2080
ヘンリク&ユゼフ・ヴィエニャフスキ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
ユゼフ・ヴィエニャフスキ(1837-1912):
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ Op.24(*)
ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1888)&ユゼフ・ヴィエニャフスキ:
ヴァイオリンとピアノのためのアレグロ・デ・ソナーテ Op.2(*)
ヘンリク・ヴィエニャフスキ/ユゼフ・ヴィエニャフスキ編曲:
ポーゼンの思い出 Op.3(性格的マズルカ;ピアノ独奏版)
2つのサロン用マズルカ Op.12(ピアノ独奏版)
クヤヴィヤク(お気に入りのマズルカ;ピアノ独奏版)
バルトシュ・ブリワ(ヴァイオリン(*))
アンジェイ・タタルスキ(ピアノ)
録音:1997年1月3-4日、ワルシャワ
ヘンリク・ヴィエニャフスキと、弟で同じく名ヴァイオリニストとして活躍し
たユゼフの作品を取り上げた好企画です。全曲世界初録音。

CD-S 9801.37 \2080
偉大なるポーランドのショパンの伝統
ラウル・コチャルスキ(1885-1948) Vol.1 ピアニスト&作曲家
ショパン(1810-1849):
ワルツ Op.64 No.2/前奏曲 Op.28 No.7/子守歌 Op.57
エコセーズ Nos.1-3/マズルカ Op.68 No.3/ワルツ Op.18
同 Op.34 Nos.1-2/夜想曲 Op.32 No.1/同 Op.9 No.2
前奏曲 Op.28 Nos.14,17/夜想曲 Op.15 No.2/同 Op.37 No.1(以上(*))
ラウル・コチャルスキ(1885-1948):
マズルカ Op.6/ラウル=ワルツ Op.18/マズルカ Op.40
練習曲 Op.57/マズルカ Op.60(以上(+))
ラウル・コチャルスキ(ピアノ(*))
イェジ・ステルチンスキ(ピアノ(+))
録音:1948年、ポズナン(*)/1997年、ワルシャワ(+)
(+)世界初録音。

CD-S 9802.38 \2080
偉大なるポーランドのショパンの伝統
ラウル・コチャルスキ Vol.2 ピアニスト&作曲家
ショパン(1810-1849):12の練習曲 Op.10(*)/3つの練習曲 Op.Posth(*)
ラウル・コチャルスキ(1885-1948):
幻想的ワルツ Op.49/前奏曲 Op.50
12の印象 Op.75 から Nos.5,7,9/ソナタ(小ソナタ)Op.146
24の前奏曲 Op.65 から Nos.6,11,15,19
マズルカ rekopis(1943頃)/ポーランド組曲 Op.71(以上(+))
ラウル・コチャルスキ(ピアノ(*))
アンジェイ・タタルスキ(ピアノ(+))
録音:1938年、ベルリン(*)/1997年、ワルシャワ(+)
(+)世界初録音。

CD-S 9803.39 \2080
偉大なるポーランドのショパンの伝統
アレクサンデル・ミハウォフスキ(1851-1938) ピアニスト
メンデルスゾーン(1809-1847):狩りの歌 Op.19 No.3
シューベルト(1797-1828)/リスト編曲:
ウィーンの夜会(ワルツ=カプリス第6番)
ショパン(1810-1849)/リスト編曲:私のいとしい人 Op.74 No.12
アレクサンデル・ミハウォフスキ(1851-1938):
ショパンのワルツ変ニ長調によるパラフレーズ(1933/1934)
アレクサンデル・ミハウォフスキ(ピアノ)
録音:1905-1934年、ワルシャワ

CD-S 9804.40 \2080
偉大なるポーランドのショパンの伝統
ラウル・コチャルスキ(1885-1948) Vol.3 ピアニスト&作曲家
ショパン(1810-1849):
12の練習曲 Op.25(*)/同 Op.10 から Nos.4,6,8,10(+)
ラウル・コチャルスキ(1885-1948):
オペラ「リモント」からの2つのバレエ断章
3つの夜想曲 Op.147 から No.2/伝説 第2番 Op.144
ピアノのための組曲「シミェルフ」[Smielow]Op.132(以上(#))
ラウル・コチャルスキ(ピアノ(*/+))
アンジェイ・タタルスキ(ピアノ(#))
録音:1938年、ベルリン(*)/1938年5月24日(+)/1997年、ワルシャワ(+)
(#)世界初録音。

CD-S 9805.41 \2080
世界のショパンの伝統
ヴィルヘルム・バックハウス、アルフレッド・コルトー
ショパン(1810-1849):
12の練習曲 Op.10(*)/前奏曲ハ長調&練習曲ハ長調(+)
即興曲 Op.66(+)/ワルツ Op.42(#)/12の前奏曲 Op.10(**)
ワルツ Op.34 Nos.2-3(++)/同 Op.64 No.1(++)/同 Op.42(++)
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ(*/+/#))
アルフレッド・コルトー(ピアノ(**/++))
録音、原盤:1928年、Electrola(*)/1934年、HMV(+/**)
1924年、Monarch Records "Gramophone"(#)
1935年、Disque "Gramophone"(++)

CD-S 9806.42 \2080
偉大なるポーランドのショパンの伝統
アレクサンデル・ミハウォフスキ(1851-1938)ピアノ教授
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」K.537(*)/幻想曲 K.397
ワンダ・ランドフウスカ(ピアノ)
ヴァルター・ゲール(指揮(*)) 室内管弦楽団(*) 録音:1937年
ショパン(1810-1849):スケルツォ Op.31
アレクサンデル・ミハウォフスキ(1851-1938):
ショパンのワルツ変ニ長調によるパラフレーズ
イェジ・ジュラフレフ(ピアノ) 録音:1949-1951年
ショパン:マズルカ Op.41 No.4/前奏曲 Op.28 Nos.3,8
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860-1941):クラコヴィヤク Op.9 No.1
ルドミル・ルジツキ(1884-1953):ポーランド舞曲 Op.37 Nos.1-2
ユゼフ・シミドヴィチ(ピアノ) 録音:1949-1952年
ショパン:ワルツ ホ短調 OP.posth./同 Op.34 No.3
ヤニナ・ファミリエル=ヘプネル[ファミリアー=ヘプナー](ピアノ)
録音:1932年頃
ミハウォフスキの教え子たちの演奏を収録。

CD-S 9807.43 \2080
偉大なるポーランドのショパンの伝統
ラウル・コチャルスキ(1885-1948) Vol.4 ピアニスト&作曲家
ショパン(1810-1849):
ポロネーズ Op.53/バラード第1番 Op.23/同第2番 Op.38
同第3番 Op.47/同第4番 Op.52/スケルツォ第2番 Op.31(以上(*))
ラウル・コチャルスキ(1885-1948):歌曲集(+)
Op.66 Nos.3,7/Op.67 No.1/Op.69 Nos.2,8/Op.99 No.1
Op.102 Nos.1-4/Op.121 Nos.15,20(二重唱曲)
ラウル・コチャルスキ(ピアノ(*/+))
アレクサンドラ・グルツァ=バルトチャク(ソプラノ(+))
マルチェイ・バルトチャク(バリトン(+))
ロベルト・マラト(ピアノ(+))
録音:1938年、ベルリン(*)/1998年3月31日、ワルシャワ、S-2(+)
(+)世界初録音。

CD-S 9808.44 \2080
カロル・リピンスキ(1790-1861):ヴァイオリンのための作品集
ステファニのオペラ「クラクフ人と高地人」による幻想曲 Op.33
(アンジェイ・ヴルベル編曲)(*)
ベッリーニのオペラ「夢遊病の女」による幻想曲 Op.23(同編曲)(*)
無伴奏ヴァイオリンのためのカプリス Op.29 No.3
無伴奏ヴァイオリンのための即興曲 Op.34 No.1
2つのヴァイオリンとチェロのための三重奏曲 Op.8(*)
コンスタンティ・アンジェイ・クルカ(ヴァイオリン)
アウレリア・リヴァノフスカ(ヴァイオリン(*))
アンジェイ・ヴルベル(チェロ(*))
録音:1998年、ワルシャワ、S-2
ヴィエニャフスキ以前のポーランド音楽史上最高のヴィトルオーゾ・ヴァイオ
リニストとされるリピンスキの作品を、現代ポーランド最高のヴァイオリニス
ト、クルカが弾いた注目盤です。全曲世界初録音。

CD-S 9809.45 \2080
偉大なるポーランドのショパンの伝統
アレクサンデル・ミハウォフスキ(1851-1938) ピアノ教授&作曲家
ショパン(1810-1849):
ワルツ Op.64 No.1/同 Op.70 No.1/前奏曲 Op.28 Nos.13-14,20,22
練習曲変イ長調 Op.posth./同 Op.10 No.4
ウラディーミル・ソフロニツキー(ピアノ) 録音:1948-1952年
ショパン:夜想曲 Op.15 No.2/マズルカ Op.50 No.3
ルジャ・エトキン(ピアノ) 録音:1937年頃
ヘンリク・メルツェル(1869-1928):
モニュシュコの「糸紡ぎ娘」によるパラフレーズ
マリア・バルヴナ(ピアノ) 録音:1931年
ショパン:マズルカ Op.17 No.4
アルフレート・グリュンフェルト(1852-1924):
ウィーンの夜会(ヨハン・シュトラウスによる演奏会用パラフレーズ)Op.56
ヴワディスワフ・シュピルマン(ピアノ) 録音:1948年
アレクサンデル・ミハウォフスキ(1851-1938):
ガヴォット Op.4/マズルカ Op.5/同 Op.6/前奏曲 Op.9
悲しきワルツ Op.11/前奏曲 Op.14/同 Op.33 No.2
カプリッチョ(ポルカ風)Op.26/ショパンの即興曲による練習曲 Op.2
ロベルト・マラト(ピアノ)
録音:1998年5月27日、ワルシャワ、ポーランド放送 S-2
ミハウォフスキの教え子たちの演奏と彼の作品の演奏を収録。

CD-S 9901.46 \2080
偉大なるポーランドのショパンの伝統
ラウル・コチャルスキ(1885-1948) Vol.5 ピアニスト
ショパン(1810-1849):
24の前奏曲 Op.28/前奏曲 Op.45/同変イ長調 Op.posth.
子守歌 Op.57/即興曲 Op.36/同 Op.posth.(Op.66)/同 Op.29
バラード Op.23/マズルカ Op.50 No.1/ワルツ Op.18
ラウル・コチャルスキ(ピアノ)
録音:1938、1939、1948年

CD-S 9902.47 \2080
偉大なるポーランドのショパンの伝統
ラウル・コチャルスキ(1885-1948) Vol.6 ピアニスト
ショパン(1810-1849):
ポロネーズ Op.40 No.1/同 Op.53/夜想曲 Op.27 No.2/同 Op.62 No.1
マズルカ Op.33 No.4/同 Op.posth.(Op.68 No.2)/練習曲 Op.10 Nos.2,6
同 Op.25 No.6/前奏曲 Op.28 Nos.9-12,17,20/同 Op.45
ワルツ Op.64 Nos.1-2/同 Op.18
モーツァルト(1756-1791):ワルツ変ロ長調/同ヘ長調
リスト(1811-1886):菩提樹(シューベルトの歌曲)
ラウル・コチャルスキ(ピアノ)
録音:1928、1934、1938、1939年

CD-S 9903.48 \2080
偉大なるポーランドのショパンの伝統
ラウル・コチャルスキ(1885-1948) Vol.7 ピアニスト&作曲家
ショパン(1810-1849):
前奏曲 Op.28 No.20/夜想曲 Op.27 No.2/マズルカ Op.7 No.1
子守歌 Op.57/即興曲 Op.posth.(Op.66)/ワルツ Op.18
バラード Op.23
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第14番「幻想曲風」Op.27 No.2
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860-1941):
夜想曲 Op.16 No.4/メロディー Op.16 No.2/メヌエット Op.14 No.1
ラウル・コチャルスキ(1885-1948):
即興曲 Op.124/スケルツォ Op.131 No.5
ラウル・コチャルスキ(ピアノ)
録音:1945、1948年

CD-S 9904.49 \2080
偉大なるポーランドのショパンの伝統
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860-1941) Vol.7 ピアニスト&作曲家
ショパン(1810-1849):
練習曲 Op.25 No.2/子守歌 Op.57/練習曲 Op.25 No.9
夜想曲 Op.15 No.1/ワルツ Op.64 No.2/同 Op.18
マズルカ Op.59 Nos.2-3/ポロネーズ Op.26 No.2
リスト(1811-1886):乙女の願い(ショパンの歌曲)
メンデルスゾーン(1809-1947):狩りの歌 Op.19 No.3
シューベルト(1797-1828):即興曲 Op.142 No.3
シューマン:夕べに Op.12 No.1
リスト:軽やかさ(練習曲)/ハンガリー狂詩曲第2番
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860-1941):
幻想的クラコヴィエンヌ Op.14 No.6/メヌエット Op.14 No.1
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(ピアノ)
録音:1912-1924年

CD-S 9905.50 \2080
偉大なるポーランドのショパンの伝統
ユゼフ・シミドヴィチ(1888-1962) ピアニスト
ヘンリク・メルツェル(1869-1929):ピアノ協奏曲第2番(*)
アレクサンデル・ザジツキ(1834-1895):ピアノ協奏曲 Op.17(+)
ユリウス・ザレンプスキ(1854-1885):練習曲へ短調
ルドミル・ルジツキ(1884-1953):5つの前奏曲 Op.2 から Nos.1,3
ショパン(1810-1849):ワルツ Op.34 No.2/マズルカ Op.68 Nos.2-3
ユゼフ・シミドヴィチ(ピアノ)
ヤン・クレンツ(指揮(*))
ポーランド国立放送交響楽団(*)
アルノルト・レズレル(指揮(+))
ポーランド放送ビドゴシュチ交響楽団(+)
録音:1952年(*)/1949年(+)/1948、1949、1954年(他)

CD-S 9907.52 \2080
偉大なるポーランドのショパンの伝統
カロル・ミクリ(1819-1897) 作曲家&ピアノ教授
カロル・ミクリ(1819-1897):
ポロネーズ Op.1/同 Op.2
ピアノのための12の小品 Op.24 Liv.II(Nos.6-10)
前奏曲とプレスト・アジタート Op.1(以上(*))
カロル・ラジヴォノヴィチ(ピアノ)
録音:1998年4月17日、ワルシャワ、ポーランド放送、S-2
ショパン(1810-1849):夜想曲 Op.9 No.2/葬送行進曲 Op.35
カロル・シマノフスキ(1882-1937):練習曲 Op.33 No.5
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860-1941):夕べに Op.10 No.1
ラウル・コチャルスキ(ピアノ) 録音:1925、1928、1930、1945年
ショパン:子守歌 Op.57/マズルカ Op.63 No.3/夜想曲 Op.15 No.2
アレクサンデル・ミハウォフスキ(1851-1938):
ショパンのワルツによるパラフレーズ
アレクサンデル・ミハウォフスキ(ピアノ) 録音:1929、1933/1934年
ショパン:タランテラ Op.43
マウリツィ・ロセンタル(1862-1946):
ヨハン・シュトラウスのワルツによる幻想曲
マウリツィ・ロセンタル[モーリッツ・ローゼンタール](ピアノ)
録音:1928、1942年
ミクリの教え子たちの演奏と彼の作品の演奏を収録。

CD-S 9908.53 \2080
偉大なるポーランドのショパンの伝統
イグナツィ・フリードマン(1882-1948) ピアニスト&作曲家
ショパン(1810-1849):
ポロネーズ Op.53/同 Op.71 No.2/夜想曲 Op.55 No.2
練習曲 Op.10 Nos.5,7,10/同 Op.25 Nos.6,9/前奏曲 Op.28 Nos.15,19
バラード Op.47/マズルカ Op.7 No.1/同 Op.33 Nos.2,4
同 Op.63 No.3(以上(*))
イグナツィ・フリードマン(1882-1948):
ピアノのための6つの編曲 から 精霊の踊り(グルック作曲)
モニュシュコによる3つの演奏会用編曲 Op.28
水彩画(ピアノのための5つの小品)Op.18 から
小さな子守歌(No.1),マズルカ(No.5)
2つのマズルカ Op.49
ピアノのための5つの小品 Op.13 から 軍隊行進曲(No.4)
ピアノのための5つの小品 Op.10 から 彼女は踊る(No.5)(以上(+))
イグナツィ・フリードマン(ピアノ(*))
アンジェイ・タタルスキ(ピアノ(+))
録音:1923-1933年(*)/1998年12月12日、ワルシャワ、ポーランド放送、S-2(+)

CD-S 0008.68 \2080
偉大なるポーランドのショパンの伝統
ユゼフ・トゥルチンスキ(1884-1953) ピアニスト
ショパン(1810-1849):
ポロネーズ Op.53/夜想曲 Op.27 No.1/練習曲 Op.10 Nos.4,11
マズルカ Op.24 No.4/ポロネーズ Op.40 No.2/即興曲 Op.29
同嬰ハ短調 Op.posth.(Op.66)/夜想曲 Op.9 No.2/同 Op.15 No.2
同 Op.55 No.1/バラード Op.52/舟歌 Op.60/タランテラ Op.43
ワルツ Op.64 No.2
ユゼフ・トゥルチンスキ(ピアノ)
録音:1950年

CD-S 0009.69 \2080
偉大なるポーランドのショパンの伝統
フランチシェク・ウカシェヴィチ(1890-1950) ピアニスト
ショパン(1810-1849):
ワルツ Op.18/夜想曲 Op.15 No.2/練習曲 Op.25 No.9
マズルカ Op.33 No.2/即興曲嬰ハ短調 Op.posth.
ワルツ ホ短調 Op.posth/練習曲 Op.10 No.5
ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909):
ユモレスク Op.40 No.1/ロマンス変ロ短調/クラコヴィヤク Op.40 No.2
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860-1941):
メロディー Op.8 No.3/クラコヴィヤク Op.9 No.1
ロマン・スタトコフスキ(1859-1925):メロディー ロ長調/同変ホ短調
アレクサンデル・ザジツキ(1834-1895):マズルカ Op.12 No.1
チャイコフスキー(1840-1893):変奏曲 Op.19 No.6
ラフマニノフ(1873-1943):前奏曲 Op.32 No.12
アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915):夜想曲 Op.9 No.2
シューベルト(1797-1828)/リスト:聞け、聞け、ひばりを(セレナード)
メンデルスゾーン(1809-1847):
無言歌 Op.30 No.3/春の歌 Op.67 No.4
フランチシェク・ウカシェヴィチ(ピアノ)
録音:1937-1950年

CD-S 0204.71 \2080
リスト(1811-1886):ピアノ・ソナタ
ショパン(1810-1849):24の前奏曲 Op.28
パヴェウ・ザワツキ(ピアノ)
録音:2001年12月、ワルシャワ

CD-S 0501.72 \2080
カロル・リピンスキ(1790-1861):
2つのヴァイオリンとチェロのための三重奏曲 Op.12
2つのヴァイオリンとチェロのための3つのポロネーズ Op.9
コンスタンティ・アンジェイ・クルカ、
グジェゴシュ・フミェレフスキヴァイオリン)
アンジェイ・ヴルベル(チェロ)
録音:2004年、11月25-26日、ワルシャワ、S-2

CD-S 0502.73 \2080
ユゼフ・ヴィエニャフスキ(1837-1912):
ピアノ・ソナタ Op.22/メヌエット ニ長調(ピアノのための)
無言歌(ピアノのための)/チェロ・ソナタ Op.26(*)
アンジェイ・ヴルベル(チェロ(*))
イェジ・ステルチンスキ(ピアノ)
録音:2005年2月8-9日、ワルシャワ、S-2

CD-S 9102 \2080
【再案内】ショパン:ピアノ作品集 Vol.1
ポロネーズ イ長調 Op.40 No.1/子守歌 変ニ長調 Op.57
スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
4つのマズルカ Op.17;変ロ長調,ホ短調,変イ長調,イ短調
舟歌 嬰へ長調 Op.60/夜想曲ハ短調 Op.48 No.1
バラード第2番へ長調 Op.38/夜想曲ホ短調 Op.posth.
ワルツ イ短調 Op.34 No.2/同 ホ長調 Op.posth.
同変ニ長調 Op.64 No.2/同嬰ハ短調 Op.64 No.2
ヤヌシュ・オレイニチャク(ピアノ)
録音:1991年、ワルシャワ

CD-S 9501.24 \2080
【再案内】ショパン:ピアノ作品集 Vol.2
スケルツォ第1番ロ短調 Op.20/夜想曲ロ長調 Op.62 No.1
前奏曲ホ短調 Op.28 No.4/同イ長調 Op.28 No.7
同ハ短調 Op.28 No.20/夜想曲嬰ハ短調 Op.posth.
ワルツ変イ長調 Op.69 No.1/葬送行進曲ハ短調
ソナタ第2番変ロ短調 Op.35
ヤヌシュ・オレイニチャク(ピアノ)
録音:1994年12月10-11日、ジェシュフ、フィルハルモニア

WCD 002 \2080
【Wifon】モーツァルト(1756-1791):交響曲集 Vol.1
第1番 K.16/第4番 K.19/第5番 K.22/第6番 K.43
ピアノ協奏曲第1番 K.37(*)
小林倫子(ピアノ(*))
ヴォイチェフ・ライスキ(指揮)
ポーランド室内フィルハーモニー管弦楽団
[ヴォイチェフ・ライスキ室内管弦楽団]
録音:1988年4月27-30日、ビドゴシュチ
かなり以前に倒産してしまたヴィフォン[Wifon]レーベルのCDですが、在庫
分のみ輸出可能とのことです。




<ACTE PREALABLE>
AP 0143 \1880
カロル・クルピンスキ(1785-1857):
弦楽四重奏のための幻想曲ハ長調(+)
「ワンダの墓前で沈思しながら」ロ短調
(ヴァイオリンとピアノのための)(#/*)
フランチシェク・レッセル(1780-1838):
四重奏のための幻想曲ハ長調(+)
ヴァイオリンとピアノのためのアダージョとポロネーズ ニ長調 Op.9(**/*)
弦楽四重奏曲第1番イ長調 から アレグロ・モデラート(+)
ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲ホ長調 Op.5(#/++/*)
パヴェウ・ペルリンスキ(ピアノ(*))
ヴィラヌフ弦楽四重奏団(+)
タデウシュ・ガジナ(ヴァイオリン(#))
パヴェウ・ウォサキェヴィチ(ヴァイオリン(**))
リシャルト・ドゥシ(ヴィオラ)
マリアン・ヴァシュウカ(チェロ(++))
録音:1999年4月、2000年4月、2005年5月、ワルシャワ、スタジオS-2、
およびラスキ、視覚障害者教育訓練センター教育&職業リハビリテーション
本部、録音スタジオ
ポーランド音楽史においてショパンの一世代上あたりに相当する二人の作曲家
を取り上げたアルバムです。




<PRO MUSICA CAMERATA>
PMC 001 \2080
ポーランドの音楽
ヴァツワフ・ズ・シャモトゥー(?-1560頃):
もう日は暮れた(子供たちの就寝時の祈り)
キリスト、われらの光なる日
マルチン・ミェルチェフスキ(1600頃-1651):2声の第1カンツォーナ
スタニスワフ・シルヴェステル・シャジンスキ(17世紀):わが希望
不詳(18世紀後半):ザクセンのアンナ・マリアのコレクションから
チェンバロのための3つのポロネーズ ニ長調,ヘ長調,ニ長調
ヤン・ヴァンスキ(1760頃-1821以後):交響曲ニ長調
ワルシャワ室内歌劇場アンサンブル[モダーン楽器使用]
録音:1993年2月、ワルシャワ室内歌劇場

PMC 002 \2080
ポーランドの交響曲集
不詳:クリスマスのシンフォニア(1760-1770頃)
ヤン・ヴァンスキ(1760頃-1821以後):交響曲ニ長調
不詳/イェジ・ドブジャンスキ編曲:
ヴィオラ・ダモーレ協奏曲ロ短調(1750頃)(*)
ヴォイチェフ・ダンコフスキ(1760頃-1836以後):交響曲変ホ長調
アルトゥル・パチョルキェヴィチ(ヴィオラ・ダモーレ(*))
ミェチスワフ・ノヴァコフスキ(指揮)
ワルシャワ室内歌劇場管弦楽団[モダーン楽器使用]
録音:ワルシャワ室内歌劇場コンサートホール

PMC 007 \2080
ヴォイチェフ・ダンコフスキ(1760頃-1836以後):
聖母マリアのリタニア/ミサ・ソレムニス
アグニェシュカ・クロフスカ(ソプラノ)
ドロタ・ラホヴィチ(アルト)
ズジスワフ・コルディヤリク(テノール)
ユゼフ・フラクステイン(バス)
リシャルト・ジマク(指揮)
ワルシャワ・シンフォニエッタ[モダーン楽器使用]
ワルシャワ室内歌劇場合唱団
録音:1994年12月、ワルシャワ、聖マリア教会
ポーランドの作曲家ダンコフスキは初期古典派形式の器楽曲の他、ナポリ楽派
の影響を受けた教会音楽を多数残しています。

PMC 008 \2080
ヨハン・ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):交響曲集
二長調(1788)/ト長調(1788)/ロ長調(1766-1772)
二長調(Diletto Musicale No.20)
ヴォイチェフ・チェピエル(指揮)
ワルシャワ・シンフォニエッタ

PMC 009 2枚組 \4160
スタニスワフ・モニュシュコ(1819-1872):
オペラ「ハルカ」(1848;ヴィリニュス版)
ダヌタ・ベルノラク(ソプラノ:ハルカ)
ヤン・ヴォランスキ(バリトン:ヨンテク)
イェジ・マーレル(バリトン:ヤヌシュ)
アリツィヤ・スウォヴァキェヴィチ(ソプラノ:ゾフィア)
ユゼフ・フラクステイン(バス:チェシニク)
ボグミウ・ヤシュコフスキ(バス:マルシャウェク)
ズジスワフ・ニコデム(テノール:グラル)
ルーベン・シルヴァ(指揮)
ワルシャワ・シンフォニエッタ
録音:1984年、ワルシャワ、国立フィルハーモニー・コンサートホール

PMC 010 \2080
ポーランドのクリスマスキャロル&パストラーレ集(全27曲)
アグニェシュカ・クロフスカ(ソプラノ)
ドロタ・ラホヴィチ(アルト)
ロベルト・ギェルラフ(バス)
リシャルト・ジマク(指揮)
ワルシャワ室内歌劇場器楽アンサンブル[モダーン楽器使用]
ワルシャワ室内歌劇場合唱団

PMC 011 \2080
モーツァルト(1756-1791):オペラ・アリアと二重唱曲集
「アポロとヒュアキントゥス」K.38 から Saepe terren Numina(+)
「ルーチョ・シッラ」K.135 から
Dunque sperar poss'io - Il tenero momento(#)
Stelle !... io tremo - D'Eliso in sen m'attndi(*/#)
「偽の女庭師」K.196 から
Dolce d'amor compagna(#)/Va pure ad altri in braccio(#)
「羊飼いの王」K.209 から
Che m'affretti a lasciarti ? - Vanne a regnar ben mio(*/**)
L'amero, saro costante(**)
「皇帝ティトゥスの慈悲」K.621 から
Parto, ma tu ben mio(++)/Deh per questo istane solo(++)
ダリウシュ・パラドフスキ(ソプラニスタ)
アグニェシュカ・クロフスカ(ソプラノ(*))
ダリウシュ・ヴァシャク(指揮(+))
ズビグニェフ・グラツァ(指揮(#))
ミェチスワフ・ノヴァコフスキ(指揮(**))
タデウシュ・ヴィヘレク(指揮(++))
ワルシャワ室内歌劇場管弦楽団
室内管弦楽団
ワルシャワ・シンフォニエッタ
録音:1995年6月、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS-1

PMC 012 \2080
フランチェスカ・カッチーニ(1587-1640頃):
オペラ「ルッジェーロの救出」(1625)
イェジ・クネティク(テノール:海神)
マルチン・ルジンスキ(テノール:ヴィスワ川)
ドロタ・ラホヴィチ(アルト:メリッサ)
レシェク・シフィジンスキ(テノール:ルッジェーロ)
アグニェシュカ・クロフスカ(ソプラノ:アルチーナ)
ズジスワフ・コルディヤリク(テノール:羊飼い)
マルタ・ボベルスカ(ソプラノ:セイレーン)
マジャンナ・ルドニツカ(ソプラノ:使節) 他
ヴワディスワフ・クウォシェヴィチ(指揮)
ムジケ・アンティクェ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセ[ピリオド楽器使用]
録音:1996年4月26日-5月1日、ワルシャワ室内歌劇場ホール

PMC 013/014 2枚組 \4160
ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876-1909):交響詩集
「寄せては返す波」Op.9/「悲しい物語」Op.13
「仮面舞踏会のエピソード」Op.posth.14
(グジェゴシュ・フィテルベルク補筆完成)
リトアニア狂詩曲 Op.11/「永遠の歌」Op.10
「オシヴィエンチモフ夫妻、スタニスワフとアンナ」Op.12
ヤツェク・カスプシク(指揮)
ワルシャワ交響楽団
録音:1996年2月26日、12月1日、ワルシャワ、
国立フィルハーモニー・コンサートホール、ライヴ

PMC 015/016 2枚組 \4160
BENEDIC REGEM CUNCTORUM 聖ヴォイチェフの聖務曲集
IN I VESPERIS/AD MATUTINUM/In I Nocturno/In II Nocturno
In III Nocturno/AD LAUDES/IN II VESPERIS
ヴィエスワフ・コンジェラ(指揮)
レクトル・スコラ・カントールム
録音:1997年3-4月、ワルシャワ、聖母マリア被昇天&聖ヨゼフ神学校教会
12世紀からポーランドで歌われるようになった押韻型単旋律聖歌集。

PMC 017 \2080
マルチン・ミェルチェフスキ(1600頃-1651):作品全集 1
教会コンチェルトとモテット I
Laudate Dominum in sanctis eius/Ingredimini omnes
Beata Dei Genitrix/Magnificat tertii toni
Lauda Jerusalem Dominum/Victimae paschali laudes
Dixit Dominus/Laudate pueri Dominum
Magnificat primi toni/Virgo prudentissima
マルタ・ボベルスカ、アレクサンドラ・ブビチ、
ヨアンナ・マトラシェク(ソプラノ)
アンナ・チホヴィチ、ミロスワヴァ・カツプシャク、
エヴァ・ミクルスカ(アルト)
ズジスワフ・コルディヤリク、クシシュトフ・クル、
ヤツェク・ヴィスウォツキ(テノール)
ズビグニェフ・デンプコ、スワヴォミル・ユルチャク、
グジェゴシュ・ジホヴィチ(バス)
リリアンナ・スタヴァルツ(指揮)
ムジケ・アンティクェ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセ
録音:1998年4月、ワルシャワ室内歌劇場
ワルシャワの王室礼拝堂等で活躍したポーランドの初期バロックを代表する
作曲家ミェルチェフスキの全作品を録音するプロジェクトの第1弾。

PMC 018/019 2枚組 \4160
ユゼフ・エルスネル(1769-1854):
オラトリオ「われらの主イエス・キリストの受難」Op.65(1838)
ズジスワフ・コルディヤリク(テノール:イエス)
マレク・ヴァヴジニャク(バス:ピラト)
イェジ・マーレル(バス:ユダ)
ズビグニェフ・デンプコ(バス:司祭長)
ダリウシュ・マヘイ(バス:Corifeus I)
ピオトル・ウィコフスキ(メールアルト:Corifeus II)
クシシュトフ・クル(テノール:Corifeus III)
ミハウ・カンツレルスキ(ソプラノ:Corifeus IV)
アグニェスカ・クロフスカ(ソプラノ)
ミロスワヴァ・レズレル(アルト)
レシェク・シフィジンスキ(テノール)
ユゼフ・フラクステイン(バス)
トマシュ・グニャトコフスキ(テノール:証人)
ウカシュ・リンコフスキ(バス:証人)
ヤツェク・カスプシク(指揮)
ワルシャワ交響楽団
室内合唱団 リシャルト・ジマク(合唱指揮)
録音:1998年9月11-12日、ワルシャワ、聖三位一体福音教会
ポーランド国民楽派の先駆であり、ショパンの師でもあるエルスネルによる
演奏時間約115分の大作受難オラトリオ。歌唱はラテン語。「Corifeus」は福
音史家(エヴァンゲリスト)に相当します。

PMC 020 \2080
マルチン・ミェルチェフスキ(1600頃-1651):作品全集 2
教会コンチェルトとモテット II
Audite gentes et exsultate/Currite populi
Quem terra, pontus, aethera/Benedictus sit Deus
Credidi a 12/Nisi Dominis Aedificaverit donum
Magnificat octavi toni/Iste cognovit/Gaudete omnes et Exsultate
バルバラ・ヤノフスカ、ヴァンダ・ラッディ(ソプラノ)
ロベルト・ラヴァティ、ピオトル・ウィコフスキ(メールアルト)
ヤツェク・ヴィスウォツキ、ツェザリ・シフマン(テノール)
ミハウ・ストラシェフスキ、グジェゴシュ・ジホヴィチ(バス)
リリアンナ・スタヴァルツ(指揮)
ムジケ・アンティクェ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセ
録音:1999年1月、ワルシャワ室内歌劇場

PMC 021 \2080
マルチン・ミェルチェフスキ(1600頃-1651):作品全集 4
カンツォーナと教会コンチェルト
Canzona seconda a due/Sub tuum praesidium/Canzona quinta a tre
Canzona seconda a tre/Deus in nomine tuo/Canzona prima a due
Veni Domine/Canzona quarta a tre/Canzona prima a tre
Salve Virgo Puerpera/Canzona terza a tre
マルタ・ボベルスカ、アレクサンドラ・ブビチ(ソプラノ)
ピオトル・ウィコフスキ(メールアルト)
ヤツェク・ヴィスウォツキ(テノール)
グジェゴシュ・ジホヴィチ(バス)
リリアンナ・スタヴァルツ(指揮)
ムジケ・アンティクェ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセ
録音:1999年3月、ワルシャワ、サピエハ宮殿

PMC 022 \2080
マルチン・ミェルチェフスキ(1600頃-1651):作品全集 5
主日のための晩課[Vesperae Dominicales]
(Dixit Dominus, Confitebor, Beatus vir, Laudate pueri, Magnificat)
主日のための晩課[Vesperae Dominicales]II
(Dixit Dominus, Confitebor, Beatus vir, Laudate pueri, Magnificat)
マルタ・ボベルスカ、ウルシュラ・ヤンコフスカ=マタン(ソプラノ)
ピオトル・ウィコフスキ、ピオトル・オレフ(メールアルト)
クシシュトフ・シュミト(テノール)
ツェザリ・シフマン(バリトン)
グジェゴシュ・ジホヴィチ、ミハウ・ストラシェフスキ(バス)
リリアンナ・スタヴァルツ(指揮)
ムジケ・アンティクェ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセ
録音:1999年5月、ワルシャワ、ヴィラヌフ宮殿の温室

PMC 023 \2080
ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):
オペラ「ゼノビア」(1761) 抜粋
オルガ・パシェチニク[パシフニク](ソプラノ:ゼノビア)
ベルナルト・ピジク(テノール:ティリダーテ)
マルタ・ボベルスカ(ソプラノ:ラダミスト)
ドロタ・ラホヴィチ(アルト:エグレ)
レシェク・シフィジンスキ(テノール:ゾピロ)
ヤツェク・ラシュチコフスキ(ソプラニスタ:ミトラーネ)
ヴワディスワフ・クウォシェヴィチ(指揮)
ムジケ・アンティクェ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセ
録音:1997年6月30日、ワルシャワ、王宮、ライヴ

PMC 024/025 2枚組 \4160
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
オペラ「イメーネオ」(1740)
ヴォイチェフ・ギェルラフ(バス:イメーネオ)
ヤツェク・ラシュチコフスキ(テノール:ティリント)
オルガパシェチニク(ソプラノ:ロスメーネ)
マルタ・ボベルスカ(ソプラノ:クローミリ)
アンジェイ・クリムチャク(バス:アルジェニオ)
ヴワディスワフ・クウォシェヴィチ(指揮)
ムジケ・アンティクェ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセ
ワルシャワ室内歌劇場室内合唱団
録音:1999年11月、ワルシャワ室内歌劇場、
第7回バロック・オペラ・フェスティヴァル、ライヴ

PMC 026 \2080
マルチン・ミェルチェフスキ(1600頃-1651):作品全集 6
ミサ曲
Missa super "O gloriosa Domina"
Missa Cerviensiana
Missa triumphalis
Missa Sancta Anna
アレクサンドラ・ブビチ、アンナ・ミコワイチク(ソプラノ)
ピオトル・オレフ(メールアルト)
ピオトル・クシェヴィチ、ズジスワフ・コルディヤリク(テノール)
グジェゴシュ・ジホヴィチ、ウカシュ・リンコフスキ(バス)
リリアンナ・スタヴァルツ(指揮)
ムジケ・アンティクェ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセ
ワルシャワ室内歌劇場室内合唱団
録音:1999年12月、ワルシャワ、ヴィラヌフ宮殿の温室

PMC 027 \2080
マルチン・ミェルチェフスキ(1600頃-1651):作品全集 3
教会コンチェルトとモテット III
Audite et admiramini/Laetatus sum/Confitemini Domino
Plaudite manibus/Credidi a 8/Iubilate Deo
O lutem ecclesiae/Benedictio et claritas/Gaude Dei Genitrix
Ante thorum huius Virginis/Triumphalis dies
マルタ・ボベルスカ、アレクサンドラ・ブビチ、
アンナ・ミコワイチク(ソプラノ)
ピオトル・オレフ、ロベルト・ラヴァティ、
ピオトル・ウィコフスキ(メールアルト)
ピオトル・クシェヴィチ、クシシュトフ・シュミト、
ヴォイチェフ・パルヘム(テノール)
ミロスワフ・ボルチンスキ、ウカシュ・リンコフスキ、
ヤン・キェルデレヴィチ、ヤロスワフ・ブレンク(バス)
リリアンナ・スタヴァルツ(指揮)
ムジケ・アンティクェ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセ
録音:2000年6月、ワルシャワ、ヴィラヌフ宮殿の温室

PMC 028/029 2枚組 \4160
ヤコポ・ペーリ(1561-1663):オペラ「エウリディーチェ」(1600)
アンナ・ラジェイェフスカ(メゾソプラノ:悲劇)
オルガ・パシェチニク(ソプラノ:エウリディーチェ)
ヤツェク・ラシュチコフスキ(テノール:オルフェオ)
ピオトル・ウィコフスキ(メールアルト:アルチェトロ)
クシシュトフ・クル(テノール:ティルシ)
ズジスワフ・コルディヤリク(テノール:アミンタ)
マルタ・ボベルスカ(ソプラノ:ダフネ)
ドロタ・ラホヴィチ(アルト:ヴェネーレ)
マジャンナ・ルドニツカ(ソプラノ:第一のニンフ)
ユスティナ・ステンピェン(ソプラノ:第二のニンフ)
ウルシュラ・ヤンコフスカ(ソプラノ:第三のニンフ)
クシシュトフ・シュミト(テノール:羊飼い)
ヤロスワフ・ブレンク(バス:プルトーネ)
ウルシュラ・パロンカ(メゾソプラノ:プロセルピーナ)
グジェゴシュ・ジホヴィチ(バス:カロンテ)
スワヴォミル・ユルチャク(バス:ラダマント)
ヴワディスワフ・クウォシェヴィチ(指揮)
ムジケ・アンティクェ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセ
録音:2000年7月、ワルシャワ、ヴィラヌフ宮殿の温室

PMC 030/031 2枚組 \4160
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):
オペラ「シーロのテティデ」(1712)
マジャンナ・ルドニツカ(ソプラノ:テティデ)
マルタ・ボベルスカ(ソプラノ:アンティオペ)
ドロタ・ラホヴィチ(アルト:デイダーミア)
ヴォイチェフ・パルヘム(テノール:アキッレ)
ヤロスワフ・ブレンク(バス:ウリッセ)
アンジェイ・クリムチャク(バス:リコメーデ)
リリアンナ・スタヴァルツ(指揮)
ムジケ・アンティクェ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセ
録音:2000年12月、ワルシャワ室内歌劇場、
第8回バロック・オペラ・フェスティヴァル、ライヴ

PMC 032/033 2枚組 \4160
ヤン・ステファニ(1746-1829):
オペラ「奇跡、またはクラクフ人と高地人」(1794)
タデウシュ・ピシェク(バス=バリトン:バルトゥオメイ)
ベアタ・ヴァルダク(メゾソプラノ:ドロタ)
ユスティナ・ステンピェン(ソプラン:バシャ)
マレク・ヴァヴジニャク(バス:ヴァヴジニェツ)
レシェク・シフィジンスキ(テノール:スタフ)
ズジスワフ・コルディヤリク(テノール:ヨネク)
ウカシュ・リンコフスキ(バス:パヴェウ)
アンナ・ニェドジュウカ(ゾシカ)
ズビグニェフ・デンプコ(バス:ブリンダス)
クシシュトフ・クル(テノール:モルガル)
ボグダン・ズリヴァ(バリトン:シフィストス)
クシシュトフ・マトゥシャク(バス:クフィツォワプ)
スワヴォミル・ユルチャク(バス:バルドス)
イェジ・マーレル(バリトン:ミェホドムフ)
クシスティナ・コワコフスカ(老婆)
ヴィトルト・ジョウォントキェヴィチ(バリトン:牧夫)
ヴワディスワフ・クウォシェヴィチ(指揮)
ムジケ・アンティクェ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセ
ワルシャワ室内歌劇場合唱団
録音:2001年4月、ワルシャワ室内歌劇場、
第4回アーリー・ポーリッシュ・オペラ・フェスティヴァル、ライヴ
ポーランド音楽史上における傑出したオペラ作曲家ステファニの代表作。

PMC 034 \2080
メンデルスゾーン、ドヴォルジャーク:歌曲集
フェリクス・メンデルスゾーン(1809-1847):
もうひとつの五月の歌(魔女の歌)Op.8 No.?/ロマンス Op.8 No.10
別れて Op.9 No.6/冬の歌 Op.19a no.3/新しい恋 Op.19a No.4
歌の翼に Op.34 No.2/ズライカ Op.34 No.4/春の歌 Op.47 No.3
民謡 Op.47 No.4/花束 Op.47 No.5/ゆりかごのそばで Op.47 No.6
乙女の嘆き
アントンーン・ドヴォルジャーク(1841-1904):聖書の歌 Op.99
オルガ・パシェチニク(ソプラノ)
ナターリャ・パシェチニク(ピアノ)
録音:2003年2月、ワルシャワ室内歌劇場ホール
ウクライナ出身のオルガ・パシェチニクと妹ナターリャの共演。

PMC 035 \2080
ダミアン・スタホヴィチ(1658-1729):作品全集
レクイエム[Missa Requiem]/Ave Virgo mundi spes/Veni Consolator
Litaniae de Beata Maria Virgine/Beata nobis gaudia
Psalmi ad vesperas;
Invitatortium, Dixit Dominus, Comfitebor tibi Domine,
Beatus vir, Laudate pueri, Laetatus sum, Lauda Jerusalem, Magnificat
マルタ・ボベルスカ、ドロタ・ツァウェク(ソプラノ)
ピオトル・オレフ、マチェイ・ゴツマン、ミロスワフ・ボルチンスキ(アルト)
リリアンナ・スタヴァルツ(指揮)
ムジケ・アンティクェ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセ
録音:2003年5月、ワルシャワ、王宮、舞踏の広間
ダミアン・スタホヴィチは修道士で、ポーランドのバロック音楽を代表する作
曲家の一人です。

PMC 036/037 2枚組 \4160
グジェゴシュ・ゲルヴァジ・ゴルチツキ(1665頃-1734):作品全集
声楽器楽作品集
Laudate de Providentia Divina/Gratuletur Ecclesia/Crudelis Herides
Innocentes pro Christo infantes/Tristes erant Apostoli/Illuxit sol
Conductus funebris;
Subvenite Sancti Dei, Libera me Domine, In paradisum, Salve Regina
In virtute tua/Os iusti meditabitur/Laetatus sum
Deus tuorum militum (I)/Iesu corona virginum/Deus tuorum militum (II)
Completorium;
Cum invocarem, In te Domine speravi, Qui habitat, Ecce nunc bevedicite,
Te lucis ante terminum, In manus tuas, Nunc dimittis
オルガ・パシェチニク、マルタ・ボベルスカ(ソプラノ)
ヤン・モノヴィト(アルト)
ズジスワフ・コルディヤリク(テノール)
ヤロスワフ・ブレンク(バス)
カイ・ブーマン(指揮)
ムジケ・アンティクェ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセ
ワルシャワ室内歌劇場室内合唱団
録音:2004年1月、ワルシャワ、ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ

PMC 038 \2080
ジョヴァンニ・パイジェッロ(1740-1816):
テ・デウム・ラウダムス 教会音楽集
Te Deum laudamus/Patrem immensae majestatis
Tu Rex gloriae Christe (Quartetto)/Judex cruderis
Te ergo quaesumus (Duetto)/Salvum fac/Dignare Domine (Terzetto)
Fiat misericordia tua/In te Domine speravi
マルタ・ボベルスカ、ユリタ・ミロスワフスカ(ソプラノ)
アンナ・ラジェイェフスカ(メゾソプラノ)
クシシュトフ・マホフスキ(テノール)
ユゼフ・フラクステイン(バス)
ズビグニェフ・グラツァ(指揮)
ワルシャワ交響楽団
ワルシャワ室内歌劇場合唱団
録音:2004年4月8日、ワルシャワ、フリデリク・ショパン音楽アカデミー・
コンサートホール

PMC 039 \2080
アントニ・ストルペ(1851-1872):作品全集 1
ピアノと弦楽のための六重奏曲ホ短調(*)
弦楽四重奏のための変奏曲(+)
劇的情景(チェロと弦楽四重奏のための)(+/#)
ロマンス(ヴァイオリン、チェロとピアノ伴奏のためのデュエッティーノ)(**)
カメラータ・ヴィストゥラ(*)
アンジェイ・ゲンプスキ(ヴァイオリン(+))
ピオトル・マルコフスキ(ヴァイオリン(+/**))
グジェゴシュ・フミェレフスキ(ヴィオラ(+))
アンジェイ・ヴルベル(チェロ(+/**))
ラドスワフ・ヌル(コントラバス)
イェジ・マチェイェフスキ(ピアノ(*/**))
アンナ・ヴルペル(チェロ(#))
録音:2003年9月、ワルシャワ室内歌劇場ホール
わずか21歳で亡くなってしまったポーランドの天才作曲家ストルペが残した少
なからぬ作品のすべてを録音するというプロジェクトの第1弾。

PMC 040 \2080
ユーハン・ヘルミク・ルーマン(1694-1758):ドロットニングホルムの音楽
カイ・ブーマン(指揮)
ムジケ・アンティクェ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセ
録音:2004年11月、ワルシャワ、フリデリク・ショパン音楽アカデミー・
コンサートホール

PMC 052/053 2枚組 \4160
スタニスワフ・シルヴェステル・シャジンスキ(17世紀後半):作品全集
Iesu spes mea/Pariendo non gravaris/Ave Regina
Quam felix cria/Veni sancte spiritus/Sonata/Ad hymnos, ad cantus
Completorium;
Cum invocarem, In te Domine speravi, Qui habitat,
Ecce nunc benedicite Dominum, Te lucis ante terminum, Nunc dimittis
Litania cursoria
マルタ・ボベルスカ、ユリタ・ミロスワフスカ(ソプラノ)
ヤン・モノヴィト(メールアルト)
アレクサンデル・クナフ(テノール)
スワヴォミル・ユルチャク(バス)
ヴワディスワフ・クウォシェヴィチ(指揮)
ムジケ・アンティクェ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセ
ワルシャワ室内歌劇場ソロイスト・アンサンブル(合唱)
録音:2005年9月、ワルシャワ、ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・
スタジオ

PMC 054/055 2枚組 \4160
モーツァルト(1756-1791):歌曲全集
歓喜に寄す K.53(47e)/いかに私は不幸なことか K.147(125g)
ヨハネ分団の儀式のための賛歌 K.148(125h)
悠然たる落ち着き K.149(125d)(レオポルト・モーツァルト作曲)
ひそかなる愛 K.150(125e)(レオポルト・モーツァルト作曲)
低き身分にある満足 K.151(125f)(おそらくレオポルト・モーツァルト作曲)
静けさは微笑み K.152(210a)/鳥たちよ、毎年 K.307(284d)
寂しい森で K.308(295b)
ドイツ語の2つの宗教歌 K.234(336c)(ポジティヴ・オルガン伴奏)(+);
おお、神の子羊よ,エジプトより
満足 K.349(367a)(マンドリン伴奏)(*)/同(ピアノ伴奏)
おいで、いとしのチターよ K.351(367b)(マンドリン伴奏)(*)
希望に寄す K.390(340c)/孤独に寄す K.390(340b)
偉人たちの栄光に感謝せよ K.392(340a)
警告(男たちはいつでもつまみ食いしたがる)K.433(416c)
結社員の旅の歌 K.468/魔術師 K.472/満足 K.473/偽りの世 K.474
すみれ K.476/自由の歌 K.506/老婆 K.517/秘めごと K.518
別れの歌 K.519/ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたとき K.520
夕べの思い K.523/クローエに K.524
小さなフリードリヒの誕生日 K.529/夢の像 K.530
小さな紡ぎ娘 K.531/私の胸は喜びに踊る K.579/戦場への門出に K.552
春への憧れ K.596/春の初めに K.597/子供の遊び K.598
オルガ・パシェチニク(ソプラノ)
ナターリャ・パシェチニク(ピアノ)
ミロスワフ・ザレフスキ(マンドリン(*))
リリアンナ・スタヴァルツ(ポジティヴ・オルガン(+))
録音:2005年12月-2006年1月、ワルシャワ、
ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ




<MONUMENT RECORDS>
01.08.06 \2300
ベートーヴェン(1770-1827):弦楽四重奏のための忘れられた作品集
華麗な弦楽四重奏曲イ長調 Biamonti_382
(A・ウィレム・ホルスベルヘン補筆完成)(*)
弦楽四重奏のためのフーガ ニ短調 Hess_245 への前奏曲(Biamonti_100)
リチャード・フォードのためのペンカロー弦楽四重奏曲ニ短調(1817)
キュー[Cue]ホ長調、変ホ長調に移調 Biamonti_281
(A・ウィレム・ホルスベルヘン補筆完成)(*)
弦楽四重奏曲のためのメヌエット変ロ長調 Hess_331
(A・ウィレム・ホルスベルヘンによるトランスクリプション)(*)
メヌエット=スケルツォ イ長調 Hess_333
(弦楽四重奏曲第5番 Op.18 No.5 のメヌエットの初稿;
A・ウィレム・ホルスベルヘンによるトランスクリプション)(*)
パストレッラとダ・カーポ ニ長調 三重奏版 Hess_332
(弦楽四重奏曲第5番 Op.18 No.5 のアンダンテの主題の初稿;
A・ウィレム・ホルスベルヘンによるトランスクリプション)(*)
プレスト イ長調 Hess_334
(弦楽四重奏曲第5番 Op.18 No.5 のアンダンテの草稿;
A・ウィレム・ホルスベルヘンによるトランスクリプション)(*)
アンダンテ変ホ長調(1799頃)
(弦楽四重奏曲第4番 Op.18 No.4 の緩徐楽章の初稿;マーク・ジマー復元)(*)
メヌエットとトリオ変イ長調 Hess_33 & 88
J・S・バッハの「平均律クラヴィーア曲集第1巻」からのフーガ ロ短調 の
弦楽四重奏への編曲 Hess_35(マーク・S・ジマー補筆完成)(*)
アンダンテ・ファヴォリ WoO 57 弦楽四重奏曲版 Hess_A10(*)
厳格な対位法による6つの簡素な4声部フーガ Hess_238
A・ウィレム・ホルスベルヘンによる弦楽四重奏へのトランスクリプション)
第1番ホ短調,第2番ニ短調(ヴィオラ2挺)(*),第3番ハ長調(*),
第4番イ短調(*),第5番変ロ長調(*),第6番イ短調(*)
二重対位法による4つの4声部二重フーガ Hess_243
A・ウィレム・ホルスベルヘンによる弦楽四重奏へのトランスクリプション)
第1番ハ長調(*),第2番ヘ長調(*),第3番ハ長調(Hess_31 の前奏曲抜き),
第4番ハ長調(ヴィオラ2挺)(*),第5番ニ短調(*)
2つの4声部三重フーガ Hess_244
A・ウィレム・ホルスベルヘンによる弦楽四重奏へのトランスクリプション)(*)
第1番ニ短調,第2番へ長調
コヴィントン弦楽四重奏団
グレッグ・ピニー(第1ヴァイオリン) ルーク・ウェッジ(第2ヴァイオリン)
ウィル・ハード(ヴィオラ) フランク・マッキンスター(チェロ)
録音:2006年7月13日、8月8、23日、アメリカ合衆国メリーランド州キャピトル
・ハイツ、スタジオ・ハウス・ノース
二人のベートーヴェン・オタク、合衆国の税理士マーク・S・ジマーとオランダ
の作曲家A・ウィレム・ホルスベルヘンが進めるベートーヴェンの未完成・未発
表・未出版作品のディジタル・アーカイヴ化プロジェクト「The Unheard
Beethoven(誰も聴いたことがないベートーヴェン)」との共同制作盤。





<C.A.B. RECORDS>
CAB 10 2枚組 \2700
【特別価格】
CD-1 放送劇「マネッセ写本」
プロローグ/収集の発想/マネッセ写本/作業場訪問/タンホイザー
ナイトハルト/ウルリヒ・フォン・リーヒテンシュタイン
オットー・フォン・ボーテンラウベン
ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ/エピローグ
CD-2 音楽トラック
アルフォンソ10世(賢王)編纂:聖母マリアのカンティガ から(1260頃)
不詳(1300頃):ドゥクツィア(モンペリエ写本 から)
S'on me regarde/E Dame jolie/Ich mouz klagen
ナイトハルト・フォン・ロイエンタール(1180頃-1240頃):
Maienzeit/Blozen wie den anger
不詳(900頃):Fontanet
不詳(1100頃):サルタレッロ
ギヨーム・ド・マショー(1300頃-1377):Douce Dame jolie
不詳(ノートルダム楽派;1100頃):Flos filius ejus(オルガヌム)
不詳(1500頃):Adoramus te Christe(モンテカッシーノ写本 から)
ワルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ:パレスチナの歌(1200頃)
クリスティアン・ブリュックナー(語り手)
ヤン・ブルディンスキ(筆写家、朗読)
ヴォルフガング・クリンデマン(リュディガー・マネッセ、中世ドイツ語朗読)
ハリー・キューン(ヨハネス・マネッセ、朗読)
ビルゲ・テツナー(語り手)
ウルリケ・ヒュプシュマン、ユリア・ヴィーデヴァルト(朗読)
カペラ・アンティクァ・バンベルジェンシス
ヴォルフガング・シュピンドラー、アンドレアス・シュピンドラー、
アンケ・シュピンドラー、トーマス・シュピンドラー、
シュテファン・ヘニシュ、
スザンネ・グロービシュ、トーマス・ツァプフ
ルーペルト・シェレンベルガー(サウンドエンジニア)
中世のミンネゼンガーたちの作品を多数収録したドイツの国宝的文献「マネッ
セ写本(ハイデルベルク大歌謡本)」を取り上げた放送劇とその音楽トラック
をCD化したものです。写本編纂の立案者であるチューリヒの富裕市民リュティ
ガー・マネッセ(?-1304)と息子ヨハネス・マネッセ(?-1298)も劇中人物と
して登場します。
CD-2にはパソコン再生用マルチメディア・ディスクとなっており、美しい写本
の一部を見たり、詩の朗読を聴いたりすることもできます。

CAB 113 \2180
トリスキリアン werltenklanc
スウェーデン伝承曲:Sackpipslat fran Dalby
トルコ伝承曲:Yarim gitti
オスヴァルド・フォン・ヴォルケンシュタイン(1377-1445):Do frayg amors
キリアン作詞作曲:Tam Lin
ノルウェー伝承曲:Tam Lin's Lullaby
キリアン作曲:Flodderbollerdans
セファルディム伝承曲:Abre tu puerta
キリアン作詞作曲:Wo K&ouml;nig Arthurs schl&auml;ft
トルコ伝承曲:Bedir geliyor
トリスキリアン作詞作曲:Helut
スウェーデン伝承曲:I himmelen
キリアン作曲:Phrygisch ? - Phrystyck !
ヤコプ・シュヴァイガー(1630-1663)作詩/キリアン作曲:Cynthia
ブルガリア伝承曲:Sladina Jana/Rada Pere I・II
エルドムンテ・フォン・ナッサウ=ザールブリュッケン(1750頃):
Warum(侯妃ゾフィーの歌集 から)
トリスキリアン
ジュール(歌、バス・ニッケルハルパ、ニッケルハルパ、チスター、
クルムホルン、笛、シャルマイ)
キリアン(歌、ハープ、ブズキ、手回しオルガン、ニッケルハルパ、ギター、
ツォウラス、バグパイプ、ガイダ、シャルマイ、ホーミー歌唱、モンゴル・
オーボエ、ブリキ笛)
シルヴィア(歌、ハープ、ニッケルハルパ)
ウアリー(ダヴル、ダラブカ、リク、ダフ、トムバク、ドホッラ、サントゥル、
ゴング、シンバル、オーシャンドラム、ラーメントロンメルン、小打楽器)
ゲスト参加:
トム・ジョン・ウォルフ(ネイ、コーラス)
カタリーナ・ドゥストマン(笑い声)
セリーナ・モカ・ドゥストマン(歌声)
マルコ・アンブロジーニ(マウルトロンメル、ヴァイオリン)
制作:2005年
多様な民族音楽を演奏しながら個性豊かなトリスキリアン。中世音楽ファンも
楽しめること請け合い。オリジナルの「Helut」はセファルディム風の佳曲です。

●ロシアのレーベル 新譜情報
<MELODIYA>
MELCD 1000020 \1650
アレクサンドル・グラズノフ(1856-1936):
バレエ「お嬢さん女中」Op.61
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1989年

MELCD 1000150 \1650
アントン・アレンスキー(1861-1906):
組曲第2番「シルエット」 Op.23(*)
バレエ組曲「エジプトの夜」Op.50a(+)
チャイコフスキーの主題による変奏曲 Op.35(#)
リャビニーナの主題によるピアノと管弦楽のための幻想曲 Op.48(**)
リューボフ・チモフェーエワ(ピアノ(**))
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団(*/+/**)
ソヴィエト国立交響楽団弦楽合奏団(#)
録音:1983年(*)/1987年(+/#/**)

MELCD 1000154 \1650
アレクサンドル・ボロディン(1833-1887):
交響曲第1番変ホ長調(*)
交響曲第2番ロ短調(+)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1983年(*)/1966年(+)

MELCD 1000155 \1650
アレクサンドル・ボロディン(1833-1887):
交響曲第3番イ短調(*)/小組曲(+)
交響詩「中央アジアの草原にて」(#)
オペラ「イーゴリ公」序曲(**)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1983年(*)/1985年(+)/1966年(#)/1963年(**)

MELCD 1000173 \1650
セルゲイ・リャプノフ(1859-1924):
交響曲第2番変ロ短調 Op.66(*)
交響詩「ジェラゾヴァ・ヴォラ」Op.37(+)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1969年、モスクワ音楽院大ホール(*)/1986年(+)

MELCD 1001130 2枚組 \3300
エミール・ギレリス モスクワ音楽院ライヴ(Vol.1)
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第16番ト長調 Op.31 No.1
ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26
シューマン(1810-1856):トッカータ ハ長調 Op.7
ブラームス(1833-1897):4つのバラード Op.10
リスト(1811-1886):ハンガリー狂詩曲第2番
エミール・ギレリス(ピアノ)
録音:1976年2月12日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

MELCD 1001131 2枚組 \3300
エミール・ギレリス モスクワ音楽院ライヴ(Vol.2)
シューマン(1810-1856):4つの小品 Op.32
ブラームス(1833-1897):4つのバラード Op.10
ショパン(1810-1849):
ポロネーズ ハ短調 Op.40 No.2
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
練習曲変ニ長調(3つの新しい練習曲第2番)
ポロネーズ変イ長調「英雄」Op.53
エミール・ギレリス(ピアノ)
録音:1977年12月27日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

MELCD 1001132 2枚組 \3300
エミール・ギレリス モスクワ音楽院ライヴ(Vol.3)
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10 No.3
15の変奏曲とフーガ(エロイカ変奏曲)変ホ長調 Op.35
ピアノ・ソナタ第25番ト長調 Op.79
ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調「告別」Op.81a
ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90
ヘンゼルト(1814-1889):練習曲ト長調
リスト(1811-1886):
パガニーニによる超絶技巧練習曲集(1838)から ホ長調「狩」(No.5)
エミール・ギレリス(ピアノ)
録音:1980年10月20日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

MELCD 1001133 2枚組 \3300
エミール・ギレリス モスクワ音楽院ライヴ(Vol.4)
スクリャービン(1872-1915):
ピアノ・ソナタ第3番嬰へ短調 Op.23/5つの前奏曲 Op.74
プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ・ソナタ第3番イ短調 Op.28
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106
エミール・ギレリス(ピアノ)
録音:1984年1月26日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

MELCD 1001192 2枚組 \3300
ショスタコーヴィチ(1906-1975):オペラ「賭博者」Op.63
ウラディーミル・リバセンコ(バス) 
ウラディーミル・タルホフ(テノール)
ワレーリー・ベリフ(バス) ニコライ・クルペ(バス)
アショト・サルキソフ(バス) ヤロスラフ・ラディヴォニク(バリトン)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
ワレーリー・シュダク(バス・バラライカ)
録音:1978年9月18日、レニングラード国立フィルハーモニー協会、ライヴ
ショスタコーヴィチ(1906-1975):オペラ「鼻」Op.15
エドゥアルト・アキモフ(バリトン) ワレーリー・ベリフ(バス)
ニーナ・サスロワ(ソプラノ) ボリス・タルホフ(テノール=アルト)
ボリス・ドルジーニン(テノール) アレクサンドル・ロモノソフ(テノール)
イーゴリ・パラモン(バス=バリトン) ワレーリー・ソロヴャノフ(バス)
リュドミラ・ソコレンコ(ソプラノ) アショト・サルキソフ(バス)
アレクサンドル・ブライム(テノール) 
リュドミラ・サペギナ(メゾゾプラノ)
リュドミラ・ウコロワ(ソプラノ) ニーナ・ヤコヴレフ(ソプラノ)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
モスクワ室内音楽劇場管弦楽団&合唱団
録音:1975年、モスクワ

MELCD 1001194 \1650
アレクセイ・スルタノフ
J・S・バッハ:
平均律クラヴィーア曲集第1巻 から 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV846
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57 から
チャイコフスキー:「四季」Op.37bis から 十月、秋の歌
ショパン:練習曲ハ短調 Op.10 No.12
スクリャービン:練習曲嬰ニ短調 Op.8 No.12
チャイコフスキー:ドゥムカ ロ短調 Op.59
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 Op.83
アレクセイ・スルタノフ(ピアノ)
アレクセイ・スルタノフは1969年ウズベキスタン共和国(当時ソヴィエト連邦)
のタシケントに生まれ、モスクワ中央音楽学校およびモスクワ音楽院にてレフ
・ナウモフに師事、1989年ヴァン・クライバーン・コンクール優勝、1995年
ショパン・コンクール第2位(第1位無しの最高位)入賞等を経て華々しく活躍
しましたが、2001年に硬膜下血腫で倒れ、2005年に35歳の若さで逝去しました。
録音データは未詳です。



<SMC (MOSCOW CONSERVATOIRE)>
SMCCD 0024 \1780
モスクワ音楽院の偉大な芸術家たち
ダヴィド・オイストラフ 未発表録音(1951)
ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764):
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.9 No.3
マックス・レーガー(1873-1916):
無伴奏ヴァイオリンのための前奏曲とフーガ ニ短調 Op.131a No.2
アンリ・ヴュータン(1820-1881):ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調 Op.31
スクリャービン(1872-1915):
夜想曲嬰ヘ短調 Op.5 No.1(アレクサンドル・モギレフスキー編曲)
プロコフィエフ(1891-1953):
バレエ「シンデレラ」から 冬の妖精(ミハイル・フィヒテンホルツ編曲)
ショパン(1810-1849):
夜想曲(第20番)嬰ハ短調 Op.posth.(コンスタンチン・ロディオノフ編曲)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
ウラディーミル・シュライブマン(ピアノ)
録音:1951年10月20日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

SMCCD 0081 \1780
モスクワ音楽院の偉大な芸術家たち
エミール・ギレリス 未発表ライヴ録音(1972/1984)
ブラームス(1833-1897):幻想曲集 Op.116
ショパン(1810-1849):
即興曲変イ長調 Op.26/マズルカ ヘ長調 Op.68 No.3/同イ短調 Op.7 No.2
同ハ長調 Op.24 No.2/バラード第1番ト短調 Op.23 (以上(*))
シューベルト(1797-1828):〔ピアノ4手連弾のための作品〕
アンダンティーノ変奏曲ロ短調 Op.84 No.1
大ソナタ変ロ長調 Op.30 D.617
6つのエコセーズ(Op.18a D.145 から)(以上(+))
エミール・ギレリス(ピアノ)
エレーナ・ギレリス(ピアノ(+))
録音:1972年2月12日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(*)
1984年1月20日、モスクワ音楽院小ホール、ライヴ(+)

SMCCD 0085 \1780
モスクワ音楽院の偉大な芸術家たち
エミール・ギレリス 未発表ライヴ録音(1954)
J・S・バッハ(1685-1750):
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565(カール・タウジヒ編曲)
ブラームス(1833-1897):
ロマンス ヘ長調 Op.118 No.5/間奏曲ハ長調 Op.119 No.3
間奏曲イ短調 Op.76 No.7/カプリッチョ ロ短調 Op.76 No.2
ニコライ・メトネル(1880-1951):ピアノ・ソナタ ト短調 Op.22
ラヴェル(1875-1937):「鏡」から 道化師の朝の歌
ドビュッシー(1862-1918):組曲「ピアノのために」
ドビュッシー:12の練習曲 から 組み合わされたアルペッジョのための
イサーク・アルベニス(1860-1909):
ナバーラ(1909;デオダ・ド・セヴラック補筆完成)
フランシス・プーランク(1899-1963):
ピアノのための3つの小品(1928)から パストラール
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):バレエ「恋は魔術師」から
火祭りの踊り(アルトゥール・ルービンシュタイン編曲)
エミール・ギレリス(ピアノ)
録音:1954年1月6日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ


<RUSSIAN LYRE> 未案内旧譜
ANB 004 \1780
双頭の鷲の旗の下に
ヴェットゲ:クロンシュタット行進曲(1891)
リムスキー=コルサコフ:トロンボーンと吹奏楽のための協奏曲(*)
レヴィ:大ロシア幻想曲(ピストンコルネットのためと吹奏楽のための)(+)
ヴォロンコフ:イヴァノヴィチのワルツ「ドナウ川のさざ波」による幻想曲
ボロディン:オペラ「イーゴリ公」から だったん人の踊り
チャイコフスキー:大序曲「1812年」
ブロン:行進曲「サンクトペテルブルク万歳」(1903)
マクシム・イグナチエフ(トロンボーン(*))
スタニスラフ・イルチェンコ(ピストンコルネット(+))
アレクセイ・カラバノフ(指揮)
サンクトペテルブルク海軍本部軍楽隊
録音:1999年12月9日、エルミタージュ劇場、ライヴ

ANB 005 \1780
帝政ロシア近衛兵隊の音楽(Vol.1)(1700-1917)
近衛プレオブラジェンスキー連隊行進曲「ペトロフスキー」
近衛セミョノフスキー連隊行進曲/近衛イズマイロフスキー連隊行進曲
近衛イェーゲリスキー連隊行進曲/近衛モスコフスキー連隊行進曲
近衛グレナデルスキー連隊行進曲/近衛パヴロフスキー連隊行進曲
近衛フィンランドスキー連隊行進曲/近衛リトフスキー連隊行進曲
近衛ケクスゴルムスキー「オーストリア皇帝」連隊行進曲
サンクトペテルスブルク近衛「国王フリードリヒ・ヴィルヘルム3世」連隊行
進曲(19世紀初め、オーストリア近衛歩兵隊の行進曲)
近衛ヴォリンスキー連隊行進曲/近衛第一「皇帝」ライフル銃大隊行進曲
近衛第二ライフル銃大隊行進曲
近衛第三「フィンランド人」ライフル銃大隊行進曲
近衛第四「皇族」ライフル銃大隊行進曲/近衛工兵大隊行進曲
近衛輜重大隊行進曲
ロシアの大帰営譜;
起床ラッパ,軍楽吹奏のための信号ラッパ、
軍楽吹奏(ボルトニャンスキー作曲),祈りのための信号ラッパ,
われ愛の力のために祈る(古いロシア国歌;ボルトニャンスキー作曲),
祈り終了の信号ラッパ/神よ、皇帝を守りたまえ(ロシア国歌;リヴォフ作曲)
アレクセイ・カラバノフ(指揮)
サンクトペテルブルク海軍本部軍楽隊
Music of the Russian IMperial Guard /
Karabanov, The Saint Petersburg Admiralty Navy Band





<CORNETTO>
COR 20009 \2180
古い様式で ドイツ青年運動の時代の歌曲と室内楽(1910-1939)
ヴァルター・ヘンゼル(1885-1956):
「銀のラッパ」(1925)から 3つの月の歌
Zu sch&ouml;nsten Tr&auml;umen wieder,Seltsam ergrefit es den
Wanderer,Vor meinem Bette heller Mondenglanz
コンラート・レヒナー(1911-1989):
「フルートとガンバの音楽」(1939)から
Bewegt,Sehr rhythmisch,Wurze des Waldes,&Uuml;ber den Sternen
エルンスト・ドゥイス(1896-1967):Am Haidberg geht ein leises Singen
ヴァルター・ヘンゼル:Ein betrogen M&auml;dchen(1932)
ヘルマン・クローメ(1888-1955):Die Sonne steigt auf(1920)
フリッツ・イェーデ(1887-1970):Ach Schwester(1924)
フレッド・キューレンタール(1908-1943):Es ging ein B&auml;serlein
アルミン・クナープ(1881-1961):
Det Tod, das ist die k&uuml;hle Nacht(1916)
ヴァルター・ヘンゼル:
Eis sass ein klein wild V&ouml;gelein(1926)/
Schief Maria am Wege ein(1932)
カール・ゴッフェリェ(1893-1966):
Es stehs ein Lind in jenem Tal(1921)
アンネリーゼ・ザウアー:Tanzweise(1921)
カール・ゴッフェリェ:
Wer weiss, wie nahe mir mein Ende(1922)/
Christe, du Lamm Gottes(1922)
ヴァルター・ヘンゼル:Weisse Lilie(1932)
カール・ゴッフェリェ:Herzlich tut mivh verlangen(1921)
ラインハルト・シュヴァルツ=シリング(1904-1985):
「ロム・アルメ」による小室内音楽 Op.15(1937)
Ricercar,Capriccio,Interiore,Alla musica
エルンスト・ドゥイス:Viel hundert weisse Lilien/O bittere Not
アルミン・クナープ:
Freudvoll und leidvoll(1916)/Nacht ist wie ein stilles Meer(1910)
フレッド・キューレンタール:In der dunkeln Nacht
カール・ゴッフェリェ:
Sag, was hilft alle Welt(1919)/Innsbruck, ich muss dich lassen(1919)
ヘルムート・ボルネフェルト(1906-1990):Gesegn dich Laub(1930/1938)
ヴァルター・ヘンゼル:Fl&ouml;tet, fl&ouml;tet mich zum Schlafe(1932)
マックス・テップ(1891-1975):Der Monschein ging spazielen(1922)
ヴァルター・ヘンゼル:Um der Klarheit willen wird es Nacht(1932)
ベルンハルト・シャイドラー(1897-1970):
Nun der &uuml;berm&uuml;uml;de Tag(1921)
アンサンブル・デア・デンケンドルファー・クロイツガングコンツェルテ
ウーテ・クライドラー(メゾソプラノ)
ヨハネス・フォクト、ルドルフ・メルケル(リュート)
アンヘラ・レアル=ロハス(ヴァイオリン)
ディートリヒ・ハベック(ヴィオラ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ペーター・タールハイマー(リコーダー、フルート)
録音:2005年3月、オーベラシュパッハ
19世紀末のワンダーフォーゲルに始まりナチズムに吸収され終わったとされる
「ドイツ青年運動」。その若い音楽家たちへの影響は、後期ロマンティシズム
の否定と古楽への回帰として表れました。収録作品は16−18世紀の様式を模倣
して書かれたもので、演奏にも古楽器が用いられています。アンサンブル・デ
ア・デンケンドルファー・クロイツガングコンツェルテは、ニュルンベルク=
アウクスブルク音楽大学教授を務めるペーター・タールハイマーが主宰するピ
リオド楽器演奏団体です。

★CORNETTO旧譜特価セール!★
ご注文締め切り日:5月25日
※締切日を過ぎたご注文は通常価格となりますので、ご注意下さい。

COR 10001 \1280
ヨハネス=エルンスト・ケーラー オルガン即興演奏会
ケーラーによる口上/前奏曲とフーガ/Ich armer welsches Teufli ...
幾千回もの歓迎あれ/われらの神は堅き砦/正義の太陽
天なるわれらの父よ/諸人、神に感謝せよ/黄金の太陽/明るい日
五月祭の飾りのなんと愛らしいことか/目覚めよ、と呼ぶ声あり
憩え、すべての森よ
ヨハネス=エルンスト・ケーラー(オルガン)
録音:1989年5月8日、シュトゥットガルト、チェッケル邸
未案内旧譜。ケーラーは1910年生まれのドイツのオルガニスト。LP時代のバッ
ハのオルガン作品集でその名前を御記憶の方もいらっしゃるはず。彼が79歳の
誕生日にチェッケル邸のハウス・オルガンを弾いた即興演奏会を収めたもので、
教会とは異なる室内用パイプオルガンの響きを聴くことができる貴重な録音で
す。

COR 10002 2枚組 \2580
ハイルブロンの音楽の宝(I)
ヨハン・ウルリヒ・シュタイグレーダー(1593-1635):
トッカータ 第1旋法/パッセメッツォとガリアルダ
レオンハルト・パミンガー(1495-1567):
Dies est(5声)/Magi videntes stellam No.1/同 No.2
シモン・ロエ(1550頃以前-1611):
第18フーガ/第4フーガ/第6フーガ/第9フーガ
カンツォーニ/第1フーガ/Media vita in morte
Composito super/Nun welche hie ihr Hoffnung gar
第10フーガ(オクターヴ)/第10フーガ
第16フーガ/第12フーガ
ゲオルク・フォルスター(1510-1568):聖マタイス
ガブリエーリ:アリア・フーガ・コロラータ
ハンス・レーオ・ハスラー(1564-1612):
深き淵より/われは心より御身を愛す、主よ
ローレンツ・レムリン(1495?-1539?):主が建てたまわずば
作曲者不詳:レーヴェンの舞踏本 から
ドレスラー:幸いなり
作曲者不詳:
Und ich sass in meiner Zell/Do kam der Bruder Stoffel
Presulem sanctissimum
ルートヴィヒ・ゼンフル(1490?-1543):
Mag ich Ungluck nit widerstahn/Patientiam mus ich han
Es wollt ein Frau zum Weine gahn
ハンリヒ・イザーク(1450頃-1517):インスブルックよ、さらば
アドリアーノ・バンキエーリ(1568-1634):ラ・フェリチアーナ
カスパル・オトマイヤー(1515-1553):
Viri sancti acmagni Theologi
ルードゥス・ヴェンティ
ウルリヒ・バルテルス、アンドレア・シュミーデベルク=バルテルス、
レギーネ・レープホルツ、マンフレート・ヘット(各種管楽器)
ザビーネ・カッソラ、アンティ・プリーク=エーミヒ、
サスキア・ファン・デル・ヴェル(各種管楽器、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ペーター・シュミッツ(テノール) クリストフ・エアケンス(バス)
ハンス=オイゲン・エーケルト(オルガン)

COR 10003 \1280
カンツォーニ・アラ・フランチェーゼ
ヨハン・ヴォルツ編纂:
「新オルガン・タブラチュア曲集」(1617)からの音楽
(ハイルブロンの音楽の宝 II)
アドリアーノ・バンキエーリ(1568-1634):
ラ・フェリチアーナ/ラ・アルチナジーナ
ジョヴァンニ・ド・マック(1550?-1614):
カンツォーニ・アラ・フランチェーゼ
ヨハネス・ルピ(1510?-1539):あなたはなんと美しい
ハインリヒ・イザーク(1450頃-1517):コンクルーシット
ゲオルク・フォルスター(1510-1568):パルチェ・ドミネ
コンスタンツォ・アンテニャーティ(1549-1624):ラ・ロンジェーナ
ジョゼッフォ・グアミ(1540?-1611):ラ・グアミーナ
アントワーヌ・ブリュメル(1460?-1620):百合のごとし
メルヒオール・フランク(1580?-1639):詩篇55
フロレンティオ・マスケラ(1540?-1580?):ラ・ドゥランダ
フrタミニオ・トレスティ(1560頃-1613以降):
ラ・コルマスキーナ/ラ・ビニャミーナ
ジローラモ・ダラ・カーザ(?-1601):「草原と丘」のディミニューション
フィリップ・デ・モンテ(1521-1603):カンツォーニ
クラウディオ・メルロ(1533-1604):小さなジャック
コルネッティヌオ
マルティン・ルベノウ(コルネット、オルガン) 
ゲルハルト・ルベノウ(サックバット)
スザンネ・ヴァン・オス(キタローネ) 
ベルント・シュライヤー(コルネット)
ペーター・シュライング、ブルーニ・シュライング(サックバット)
ヨハン・ヴォルツ(1550頃-1618)はハイルブロンで活躍したオルガニスト。

COR 10004 \1280
ヨハン・ヴォルツ編纂:
「新オルガン・タブラチュア曲集」(1617)からの音楽
(ハイルブロンの音楽の宝 III)
シモン・ロエ(1550頃以前-1611):第18フーガ/第9フーガ/第11フーガ
作曲者不詳:
シュザンヌはある日(ネレスハイムのオルガン・タブラチュア曲集から)
ジョヴァンニ・バッサーノ(1560?-1617):
シュザンヌはある日/「草原と丘」のディミニューション
ビアンカルドゥス:Laudate Dominum quia benignus est
ガブリエーリ:ラ・スピリタータ/Exaudi deus orationem meam
フロレンティオ・マスケラ(1540?-1580?):ラ・マッジャ
ジローラモ・ダラ・カーザ(?-1601):
「小さなジャック」のディミニューション
コンスタンツォ・アンテニャーティ(1549-1624):ランテニャータ
カール・ライトン(1557?-1620):フーガ・スアヴィッシマ
ラッスス(1532?-1594):サルヴェ・レクス・レグム
マルティン・ルベノウ(オルガン)
ベルント・シュライヤー(コルネット)

COR 10005 \1980
フィリップ・フリードリヒ・ベデッカー(1607-1683):
「サクラ・パルティトゥーラ(宗教作品集)」(1651)から
O Vatter aller frommen/この日こそ/来たれ救世主
イエスは生まれた/神よ、わが神よ/キリストは死の絆につかれた
ヴァイオリン独奏と通奏低音のためのソナタ
見よ、神がととのえられた宴を(モンテヴェルディ原曲)
われらの父よ/主をほめたたえよ/マニフィカト
ファゴット独奏と通奏低音のためのソナタ「モニカ」
葬送音楽と慰めの歌(1661)
ルーカス=バロックアンサンブル
録音:1999年4月7-9日、SWR、シュトゥットガルト放送スタジオ
1999年5月3日、SWR、シュトゥットガルト室内楽スタジオ
ベデッカーはエルザス地方ハーゲナウの音楽一家に生まれシュトゥットガルト
で活躍した作曲家・オルガニスト・ファゴット奏者。「サクラ・パルティトゥ
ーラ」に含まれる声楽曲はイタリアのモノディの影響を示し、2つの器楽ソナ
タはドイツにおけるこのジャンルの最初期のものとして注目に値する。

COR 10006 \700
ラ・リュー、イザーク:エレミヤの哀歌
(ハイルブロンの音楽の宝 IV)
ピエール・ド・ラ・リュー(1460?-1518):エレミヤの哀歌
ハンリヒ・イザーク(1450頃-1517):預言者エレミヤの祈り
ロルフ・マイアー=カリウス(指揮)
テュービンゲン南西ドイツ室内合唱団
録音:1999年5月14-15日、メッシンゲン、聖ペーター&パウル教会

COR 10007 \700
ラ・リュー:ミサ「おお、栄光に満てるマルガレータ」
(ハイルブロンの音楽の宝 V)
ピエール・ド・ラ・リュー(1460?-1518):
ミサ「おお、栄光に満てるマルガレータ」
王の御旗は進む/考えよ、イスラエルよ
コンラート・パウマン(1409-1473)、ハンス・フフナー(1483-1539)、
ヘルマン・エルデラウアー(1430年頃活動)、
ヨハネス・コッター(1485?-1541)、
レオンハルト・クレーバー(1495?-1556)のオルガン作品
ブクスハイム・オルガン曲集 から
ペニャローサ・アンサンブル
スーザン・アイトリヒ(ソプラノ) 
セバスティアン・モリー(カウンターテナー)
イェルク・ドイチェヴィツ(テノール) ピエール・フンク(バス)
ライムント・シェヒャー(オルガン)

COR 10008 \1500
ルネサンス時代のリコーダーとフラウト・トラヴェルソのための音楽
アルント・フォン・アイヒ:歌集(Liederbuch;1510)から(12曲)
ピエール・アテニャン:歌集(Chansons;1533)から(8曲)
ゲオルク・フォルスター:
新しいドイツ語小歌集(Frishe teutsche Liedlein)から(11曲)
コルムナ・ソナンス
ミヒャエル・フラウエンシュレーガー、エヴァ・プレトリウス、
ダニエラ・レナー、ペーター・タルハイマー
(リコーダー、フラウト・トラヴェルソ)
スーザン・アイトリヒ(ソプラノ)
ハリー・ヘラーツ(テノール)
録音:2001年9-10月、オベラシュパッハ

COR 10010 \1280
17−18世紀フランケン地方のオルガン音楽
ヴァレンティン・ドレツェル(1578-1658):組曲イ短調
ヨハン・エラスムス・キンダーマン(1616-1655):
前奏曲 第1&第2旋法/前奏曲 第7&第8旋法
前奏曲 第9&第10旋法/前奏曲 第11&第12旋法
ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):
ただ御身のみに、主イエス・キリストよ/アリア イ短調
トッカータ、幻想曲とフーガ ニ短調/いずこに、神よ
ヴィルヘルム・ヒエロニムス・パッヘルベル(1686-1746):
トッカータ ト長調
ヴァレンティン・ラートゲーバー(1782-1750):パストラーレ集 から 5曲
ミヒャエル・ショイエンシュトゥール(1705-1770):
アレグロ ヘ長調/ポロネーズ ヘ短調/シチリアーナ ヘ長調
ヨハン・シュターデン(1581-1634):
心の慰めの音楽 から 8曲/トッカータ ニ短調/同ト長調
ゲオルク・カスパル・ヴェッカー(11632-1695):フーガ ニ短調
ヴァルトロモイス・ヴァイストーマ(1639-1721):トッカータ ト長調
作曲者不詳:トッカータ ハ長調
ライムント・シェーファー(オルガン)
ジルケ・シェビツ(ソプラノ)
録音:2001年7月5-6日、中部フランケン地方、パッペンハイム旧修道院教会堂
17722年ヨハン・クリストフ・クラップ製オルガン使用。

COR 10011 \1280
卓上の音楽 マルティン・ルターの家庭音楽、
ゲオルク・ラウの印刷譜による器楽作品とモテット集
(ハイルブロンの音楽の宝 VI)
ジョスカン・デプレ、ヴァルター、アグリーコラ、ほかの作品
ペニャローサ・アンサンブル
スーザン・アイトリヒ(ソプラノ) 
セバスティアン・モリー(カウンターテナー)
イェルク・ドイチェヴィツ(テノール) ピエール・フンク(バス)
ディヴェルティメント・ムジカーレ・ニュルンベルク=バーゼル
ペーター・タルハイマー、エヴァ・プレトリウス
(リコーダー、フラウト・トラヴェルソ、クルムホルン)
ミヒャエル・ヤッペ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 
ブルーニ・シュライング(サックバット)

COR 10012 \1280
ツィプス地方のオルガン&クラヴィーア音楽
ザムエリス・ロイシュ:ソナタ ト長調(1790)(*)
ロイトシャウタブラチュア譜集(1676)から 35曲(+)
サムエル・マルクフェルナー(1621-1674):
Praeambulum ex A(+)/Und weil mein Freund(+)
ヨハン・シュヌア:小音楽集(1756)から 10曲(#)
ヨハネス・マルクスの譜本(1788)から 16曲(#)
アンナ・スザンナ・バルツェリンの譜本(1795)から 5曲(#)
ライムント・シェーファー(オルガン(*/+)、クラヴィオルガン(#))
録音、使用楽器:
2001年7月6日、旧パッペンハイム修道院教会、1722年クラップ製オルガン(*)
2002年7月24-25日、オーストリア、ヴァハウ、聖ミヒャエル教会、1
650年頃製オルガン(+)
ヴェッテルスハイム、福音キリスト教会、クラヴオルガヌム使用(#)
スロヴァキア東部、タトラ山地東側のツィプス(スピス)地方には12世紀半ば
からドイツ人が移り住むようになり、19世紀にはその数は6万5千人に達しまし
たが、第二次大戦を境に激減し、現在では1500人ほどになっています。そんな
ツィプス地方の失われたドイツ系音楽に焦点を当てたのがこのアルバム。
注目すべきはクラヴィオルガヌム。これは一台の中にチェンバロとオルガンの
システムを持つハイブリッド楽器で、一人でチェンバロとオルガンの二重奏の
ように聴かせることも、同音を両方のシステムで重ねて鳴らしてちょっと不思
議な音色を作り出すこともできましたが、フォルテピアノの登場によって姿を
消してしまいました。

COR 10013 \1280
ファッシュ、ペッツ:オルガンのための組曲集
ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(1688-1758):
組曲 ト長調(*)
ヨハン・クリストフ・ペッツ(1664-1716):
組曲 へ長調(+)/組曲 ニ短調(+)
ラウラ・チェルッティ(オルガン)
録音、使用楽器:
スイス、ムーリ修道院教会、1619-1630年トーマス・ショット製(*)
ラーフェンスブルク=ヴァイセナウ、
1785/87年ヨハン・ネポムク・ホルツヘイ製(+)
チェルッティのオルガン編曲自演シリーズ第1作。

COR 10014 \1980
カプリコルヌス:宗教的コンチェルト集
ザムエル・カプリコルヌス(1628-1665):
ソナタ ホ短調/喜べ、エルサレムよ
ヨハン・エラスムス・キンダーマン(1618-1655):ソナタ第3番(II)
ザムエル・カプリコルスヌス:
全地よ、主に向かいて喜びの声を上げよ/主は言われた
ヨハン・エラスムス・キンダーマン:ソナタ第1番(I)
ザムエル・カプリコルスヌス:
チャッコーナ/神よ、御身はわれに教えたもうた/われらの救い主なるイエス
ヨハン・エラスムス・キンダーマン:ソナタ第2番(II)/同第1番(II)
ザムエル・カプリコルスヌス:Ich hab den Herrn
ヨハン・エラスムス・キンダーマン:ソナタ第2番(I)
ルーカス・バロック・アンサンブル・シュトゥットガルト
カプリコルヌスはボヘミア生まれのドイツの作曲家で、シュトゥットガルトの
ヴュルテンベルク宮廷楽長を務めました。

COR 10015 \1280
テレマン、ハイニヒェン:オルガンのための協奏曲、組曲、ソナタ
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767)/
ラウラ・チェルッティ編曲:
組曲変ロ長調「La Bourse」(*)
ヨハン・ダーヴィト・ハイニヒェン(1683-1729)/
ラウラ・チェルッティ編曲:
協奏曲ト長調(Seibel 215)(+)/協奏曲イ短調(Seibel 212)(#)
教会ソナタ ト長調(#)
ラウラ・チェルッティ(オルガン)
使用楽器:
イタリア、ピエモンテ州ノヴァーラ県カヴァーリョ、聖マメンテ教会、
1842年フランチェスコ・セラッシ製(*)
ドイツ、ラーフェンスブルク=ヴァイセナウ、
1785/87年ヨハン・ネポムク・ホルツヘイ製(1989年復元)(+)
イタリア、ロンバルディア州ヴァレーゼ県ルイーノ、
聖マリア・デル・カルミーネ教会、
1857年カルニージ製(#)
チェルッティのオルガン編曲自演シリーズ第2作。

COR 10016 \1280
プラツィドゥス・メッチュ(1700-1778):オルガン作品集
前奏曲とフーガ ト長調/同第4旋法
アレグロ/メヌエット変ホ長調
トリオ ハ短調/アンダンテ ハ短調
アレグロ変ホ長調/前奏曲とフーガ イ短調
ガランテリア ト長調/メヌエット ト長調
カプリッチョ・ヴィヴァーチェ ト長調
アンダンテ ト長調/前奏曲とフーガ ニ短調
アレグロ イ長調/メヌエット イ長調
トリオ イ短調/カプリッチョ イ長調
前奏曲とフーガ へ長調
パストラーレ(アダージョ)ニ長調
ラウラ・チェルッティ(オルガン)
録音:ビッシンゲン・アン・デア・テック、マリア教会
使用楽器:1824年、グルオル製
メッチュは、ドイツのヴェッソブルンに生まれ亡くなったこと、1723年頃にロ
ット・アム・インの修道院でオルガニストを務めていたこと以外はほとんど記
録が残っていない作曲家ですが、イタリア様式にインスパイアされたロココ風
のオルガン作品を残しています。

COR 10017 \1980
グスタフ・イェンナー(1865-1920):ピアノ作品集
ソナタ イ短調(1899)
2つの容易な小品(1890)から 第1番ハ長調
3つのバラード(推定1893以前)
非軍隊的(Unmilit&auml;risches)ホ長調(1892)
クリストフ・エーム=キューンレ(ピアノ)
イェンナーはブラームスに高く評価されたドイツの作曲家。収録作品はすべて
世界初録音で、コルネット・レーベルによれば、イェンナーのピアノ独奏作品
が録音・発売されるのはこれが世界初とのことです。

COR 10018 \1280
アルビノーニ:オルガンのための協奏曲集
トマゾ・アルビノーニ(1671-1750)/ラウラ・チェルッティ編曲:
ハ長調(Op.5 から)/ト長調(Op.5 から)/ニ長調(Op.7 から)
ハ長調(Op.7 から)/変ロ長調(Op.7 から)/へ長調(Op.9 から)
変ハ長調(Op.7 から)/へ長調(Op.7 から)
ラウラ・チェルッティ(オルガン)
使用楽器:
イタリア、ロンバルディア州ヴァレーゼ県ルイーノ、
聖マリア・デル・カルミーネ教会、
1857年カルニージ製
チェルッティのオルガン編曲自演シリーズ第3作。

COR 10019 \1280
ヨハン・ウルリヒ・シュタイクレーダー(1593-1635):
リチェルカール・タブラトゥーラ(12のリチェルカーレ;1624)
オリンピオ・メードリ(オルガン)
使用楽器:フィレンツェ、聖アヌンツィアータ教会、
1509-1521年、ロレンツォ・デ・ルッカ製
シュタイクレーダーはシュトゥットガルトで活躍した作曲家・オルガニスト。
収録作品は、同じく1624年に出版されたシャイトの「タブラトゥーラ・ノヴァ」
とともに、ドイツにおいて最初に五線記譜法を採用した曲集として知られてい
ます。シュタイクレーダーはみずから、その慣れない手で銅板を彫ったのだそ
うです。

COR 10020 \1280
ジャン=ノエル・ハマル(1809-1778):
6つの室内楽序曲 Op.1(1743)
(ラウラ・チェルッティ編曲、チェンバロのための版)
ラウラ・チェルッティ(チェンバロ)
チェルッティのオルガン編曲自演シリーズ第4作。
ハマルはリエージュに生まれ、イタリアに留学、帰国してリエージュのサン・
ランベール大聖堂の音楽監督に就任した作曲家です。パリで出版された「6つ
の室内楽序曲」は3楽章構成で、古典派交響曲の先駆と見なされています。

COR 10024 \700
ヴュルテンベルクの音楽 ヴュルテンベルク公フリードリヒ1世の時代の音楽
ジーモン・ローエット(1550頃-1611):フーガ 第18(**/*)
ジョゼッフォ・ビッフィ:Questi freggi celesti(++/**/*)
ジーモン・ローエット:フーガ 第1(+)/同第4(+)
レオンハルト・レヒナー(1553-1606):
Passamezzo d'angleterre(#)/Les Bouffons(#)
レオンハルト・レヒナー:Die Musik ist eine sch&ouml;ne kunst(++)
ジーモン・ローエット:フーガ第11(*)/同第6(#)/カンツォーニ(#)
アダム・シュタイグレーダー(1561-1633):Passa e mezzo(+)/Gaillarde(+)
マルティン・ルベノウ(オルガン(*))
ハンス=オイゲン・エーケルト(チェンバロ(+)、キャビネット・オルガン(#))
ベルント・シュライヤー(ツィンク(**))
ムジケ・ヴァリエ(声楽&管楽アンサンブル(++))
録音:時期不詳、シュトゥットガルト、ヴュルテンベルク州立博物館
使用楽器:1617年、東フリースラント、エド・エフェルス製(*)
17世紀、イタリア、不詳作者製、ヴュルテンベルク州立博物館蔵(+)
16世紀終盤、不詳作者製
ドイツ南西部、ヴュルテンベルク公国君主フリードリヒ1世(1557-1608)の宮
廷音楽を収めたアルバムです。
収録時間:30分38秒

COR 10026 \1780
ヨハン・クリスティアン・ヘルテル(1697-1754):
ヴァイオリンと通奏低音のための6つのソナタ Op.1(1727)
第1番へ長調,第2番ハ長調,第3番ハ短調,
第4番ト短調,第5番ホ長調,第6番イ長調
レイチェル・ハリス(ヴァイオリン)
メラニー・ベック(チェロ)
アンドレア・コルドゥーラ・バウア(テオルボ)
ジェニファー・ハリス(チェンバロ)
録音:2005年6月、ノイシュタット・アン・デア・ヴァインシュトラッセ、
ハールト教会
ヨハン・クリスティアン・ヘルテルはドイツ、エッティンゲンの宮廷楽長の息
子として生まれ、アイゼナハやシュトレーリツの宮廷等で活躍した作曲家・
ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者。出版された作品は収録された6つのソナタのみで、
他に数多くあった作品のうち多くは失われてしまいました。
レイチェル・ハリスはゴットフリート・フォン・デア・ゴルツのもとで勉強を
終えたバロック・ヴァイオリニストです。

COR 20002 \1500
ヨーロッパのオルガン・ロマンティック
シベリウス:イントラーダ/スルスイット
メンデルスゾーン:前奏曲とフーガ ト長調
ヨゼフ・ガブリエル・ラインベルガー(1839-1901):カンツォネッタ
ヤーク=ニコラス・レメンス(1823-1881):前奏曲、祈りと後奏曲
フランク:オルガンのための大合唱曲
マルセル・デュプレ(1886-1971):入場、カンツォーナと退場
ミシェル:イントラーダ・イン・ジャズ
ハンスルドルフ・クリューガー(オルガン)
録音:シュトゥットガルト=ツッフェンハウゼン、パウロ教会
1990年ミューライゼン製オルガン使用。

COR 20005 \1280
(CORN-30-2-0003)
ヨゼフ・モンス:新しいマドリガーレと器楽カンツォーナ集
カンツォン「ラ・マルガリータ」/隠者の歌
メタベイシズ
[イントネーション/第1の歌/シンフォニア/第2の歌/第3の歌/第4の歌]
「来たれ、夜の慰めよ」によるディミニューション
春の信仰/パルティータ・ノン・フィアタ(クラウス・ノミの記念に)
ラメントIII/カンツォン「リンヴェロシミリア(ありそうもないこと)」
ラメントI/カンツォン「ラ・ルナティカ(気まぐれ)」
ようこそ、銀色の月よ
メタベイシズ
ハイケ・デンマー(メゾソプラノ) 
ヨアヒム・ディースナー(カウンターテナー)
ユルゲン・シュタインリュッケ(バリトン) 
ホルガー・ヨーン(バス、バス・サックバット)
アンティエ・プリーク=エーミヒ(トレブル・ヴィオル)
ハインツ=ヘルベルト・エーミヒ(テナー・ヴィオル)
カール=ハインツ・ツァフェルベルク、
ヒルデガルト・ツァフェルベルク(バス・ヴィオル)
アルフレート・ハインツ=ヨゼフ・ヴァンク(テナー・リコーダー)
アンドレアス・リンペルク(リュート、キタローネ) 
ゼリオ・ダヴトヴィク(オルガン)
録音:1998年5月、ボフム=レア、福音教会
現代作曲家が徹底して後期ルネサンス-初期バロック風に書き上げた作品を、
古楽器を使って演奏するという奇抜な企画。知らずに聴き流していると古楽と
しか思えません。

COR 20006 \1780
マリンコニア チェロとピアノのための作品集
ハンス=ゲオルク・ブルクハルト(1909-1993):ソナタ Op.35(1942)
ヴァルター・フライマン(1886-1945):3つの作品
ハンス・ジエロフスキー(1897-1931):ロマンス(1919)
リヒャルト・レスラー(1880-1962):3つの小品
ボリス・フォン・フィーティングホフ=シェール(1829-1901):
パストラーレ Op.127/夜想曲 Op.134
カール・フォン・ラデツキ(1842-1885):小さな愛の物語 Op.2 から 3曲
アウグスト・ハインリヒ・フォン・ヴァイラウフ(1788-1865)/
ヘルムート・ショインヒェン編曲:3つの歌曲
ヘルムート・ショインヒェン(チェロ)
ギュンター・シュミット(ピアノ)
マリンコニアとはメランコリー(憂鬱)のこと。ブルクハルト、ジエロフスキ
ーはポーランド、他の作曲家はラトヴィア(いずれも現在)の生まれ。彼らの
作品が演奏される機会は稀なので、この録音はたいへん貴重です。

COR 20008 \1780
リスト:ピアノ作品集
ヴェネツィアの謝肉祭(パガニーニによる)
詩的で宗教的な調べ から 葬送曲
自作歌曲のピアノ独奏用編曲;
おお、私がまどろむとき/どのようにして、と彼らは言った
わが子よ、もし私が王なら/もしそれが美しい芝生なら
墓とバラ/ガスティベルザ
ハンガリー狂詩曲第6番
クリストフ・エーム=キューンレ(ピアノ)
イェンナーのピアノ作品集(COR 10017)で好評を博したエーム=キューンレに
よるリスト。

●ロシアのレーベル 新譜情報
<MELODIYA>
MELCD 1000020 \1650
アレクサンドル・グラズノフ(1856-1936):
バレエ「お嬢さん女中」Op.61
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1989年

MELCD 1000150 \1650
アントン・アレンスキー(1861-1906):
組曲第2番「シルエット」 Op.23(*)
バレエ組曲「エジプトの夜」Op.50a(+)
チャイコフスキーの主題による変奏曲 Op.35(#)
リャビニーナの主題によるピアノと管弦楽のための幻想曲 Op.48(**)
リューボフ・チモフェーエワ(ピアノ(**))
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団(*/+/**)
ソヴィエト国立交響楽団弦楽合奏団(#)
録音:1983年(*)/1987年(+/#/**)

MELCD 1000154 \1650
アレクサンドル・ボロディン(1833-1887):
交響曲第1番変ホ長調(*)
交響曲第2番ロ短調(+)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1983年(*)/1966年(+)

MELCD 1000155 \1650
アレクサンドル・ボロディン(1833-1887):
交響曲第3番イ短調(*)/小組曲(+)
交響詩「中央アジアの草原にて」(#)
オペラ「イーゴリ公」序曲(**)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1983年(*)/1985年(+)/1966年(#)/1963年(**)

MELCD 1000173 \1650
セルゲイ・リャプノフ(1859-1924):
交響曲第2番変ロ短調 Op.66(*)
交響詩「ジェラゾヴァ・ヴォラ」Op.37(+)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1969年、モスクワ音楽院大ホール(*)/1986年(+)

MELCD 1001130 2枚組 \3300
エミール・ギレリス モスクワ音楽院ライヴ(Vol.1)
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第16番ト長調 Op.31 No.1
ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26
シューマン(1810-1856):トッカータ ハ長調 Op.7
ブラームス(1833-1897):4つのバラード Op.10
リスト(1811-1886):ハンガリー狂詩曲第2番
エミール・ギレリス(ピアノ)
録音:1976年2月12日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

MELCD 1001131 2枚組 \3300
エミール・ギレリス モスクワ音楽院ライヴ(Vol.2)
シューマン(1810-1856):4つの小品 Op.32
ブラームス(1833-1897):4つのバラード Op.10
ショパン(1810-1849):
ポロネーズ ハ短調 Op.40 No.2
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
練習曲変ニ長調(3つの新しい練習曲第2番)
ポロネーズ変イ長調「英雄」Op.53
エミール・ギレリス(ピアノ)
録音:1977年12月27日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

MELCD 1001132 2枚組 \3300
エミール・ギレリス モスクワ音楽院ライヴ(Vol.3)
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10 No.3
15の変奏曲とフーガ(エロイカ変奏曲)変ホ長調 Op.35
ピアノ・ソナタ第25番ト長調 Op.79
ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調「告別」Op.81a
ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90
ヘンゼルト(1814-1889):練習曲ト長調
リスト(1811-1886):
パガニーニによる超絶技巧練習曲集(1838)から ホ長調「狩」(No.5)
エミール・ギレリス(ピアノ)
録音:1980年10月20日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

MELCD 1001133 2枚組 \3300
エミール・ギレリス モスクワ音楽院ライヴ(Vol.4)
スクリャービン(1872-1915):
ピアノ・ソナタ第3番嬰へ短調 Op.23/5つの前奏曲 Op.74
プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ・ソナタ第3番イ短調 Op.28
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106
エミール・ギレリス(ピアノ)
録音:1984年1月26日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

MELCD 1001192 2枚組 \3300
ショスタコーヴィチ(1906-1975):オペラ「賭博者」Op.63
ウラディーミル・リバセンコ(バス) 
ウラディーミル・タルホフ(テノール)
ワレーリー・ベリフ(バス) ニコライ・クルペ(バス)
アショト・サルキソフ(バス) ヤロスラフ・ラディヴォニク(バリトン)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
ワレーリー・シュダク(バス・バラライカ)
録音:1978年9月18日、レニングラード国立フィルハーモニー協会、ライヴ
ショスタコーヴィチ(1906-1975):オペラ「鼻」Op.15
エドゥアルト・アキモフ(バリトン) ワレーリー・ベリフ(バス)
ニーナ・サスロワ(ソプラノ) ボリス・タルホフ(テノール=アルト)
ボリス・ドルジーニン(テノール) アレクサンドル・ロモノソフ(テノール)
イーゴリ・パラモン(バス=バリトン) ワレーリー・ソロヴャノフ(バス)
リュドミラ・ソコレンコ(ソプラノ) アショト・サルキソフ(バス)
アレクサンドル・ブライム(テノール) 
リュドミラ・サペギナ(メゾゾプラノ)
リュドミラ・ウコロワ(ソプラノ) ニーナ・ヤコヴレフ(ソプラノ)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
モスクワ室内音楽劇場管弦楽団&合唱団
録音:1975年、モスクワ

MELCD 1001194 \1650
アレクセイ・スルタノフ
J・S・バッハ:
平均律クラヴィーア曲集第1巻 から 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV846
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57 から
チャイコフスキー:「四季」Op.37bis から 十月、秋の歌
ショパン:練習曲ハ短調 Op.10 No.12
スクリャービン:練習曲嬰ニ短調 Op.8 No.12
チャイコフスキー:ドゥムカ ロ短調 Op.59
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 Op.83
アレクセイ・スルタノフ(ピアノ)
アレクセイ・スルタノフは1969年ウズベキスタン共和国(当時ソヴィエト連邦)
のタシケントに生まれ、モスクワ中央音楽学校およびモスクワ音楽院にてレフ
・ナウモフに師事、1989年ヴァン・クライバーン・コンクール優勝、1995年
ショパン・コンクール第2位(第1位無しの最高位)入賞等を経て華々しく活躍
しましたが、2001年に硬膜下血腫で倒れ、2005年に35歳の若さで逝去しました。
録音データは未詳です。



<SMC (MOSCOW CONSERVATOIRE)>
SMCCD 0024 \1780
モスクワ音楽院の偉大な芸術家たち
ダヴィド・オイストラフ 未発表録音(1951)
ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764):
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.9 No.3
マックス・レーガー(1873-1916):
無伴奏ヴァイオリンのための前奏曲とフーガ ニ短調 Op.131a No.2
アンリ・ヴュータン(1820-1881):ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調 Op.31
スクリャービン(1872-1915):
夜想曲嬰ヘ短調 Op.5 No.1(アレクサンドル・モギレフスキー編曲)
プロコフィエフ(1891-1953):
バレエ「シンデレラ」から 冬の妖精(ミハイル・フィヒテンホルツ編曲)
ショパン(1810-1849):
夜想曲(第20番)嬰ハ短調 Op.posth.(コンスタンチン・ロディオノフ編曲)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
ウラディーミル・シュライブマン(ピアノ)
録音:1951年10月20日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

SMCCD 0081 \1780
モスクワ音楽院の偉大な芸術家たち
エミール・ギレリス 未発表ライヴ録音(1972/1984)
ブラームス(1833-1897):幻想曲集 Op.116
ショパン(1810-1849):
即興曲変イ長調 Op.26/マズルカ ヘ長調 Op.68 No.3/同イ短調 Op.7 No.2
同ハ長調 Op.24 No.2/バラード第1番ト短調 Op.23 (以上(*))
シューベルト(1797-1828):〔ピアノ4手連弾のための作品〕
アンダンティーノ変奏曲ロ短調 Op.84 No.1
大ソナタ変ロ長調 Op.30 D.617
6つのエコセーズ(Op.18a D.145 から)(以上(+))
エミール・ギレリス(ピアノ)
エレーナ・ギレリス(ピアノ(+))
録音:1972年2月12日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(*)
1984年1月20日、モスクワ音楽院小ホール、ライヴ(+)

SMCCD 0085 \1780
モスクワ音楽院の偉大な芸術家たち
エミール・ギレリス 未発表ライヴ録音(1954)
J・S・バッハ(1685-1750):
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565(カール・タウジヒ編曲)
ブラームス(1833-1897):
ロマンス ヘ長調 Op.118 No.5/間奏曲ハ長調 Op.119 No.3
間奏曲イ短調 Op.76 No.7/カプリッチョ ロ短調 Op.76 No.2
ニコライ・メトネル(1880-1951):ピアノ・ソナタ ト短調 Op.22
ラヴェル(1875-1937):「鏡」から 道化師の朝の歌
ドビュッシー(1862-1918):組曲「ピアノのために」
ドビュッシー:12の練習曲 から 組み合わされたアルペッジョのための
イサーク・アルベニス(1860-1909):
ナバーラ(1909;デオダ・ド・セヴラック補筆完成)
フランシス・プーランク(1899-1963):
ピアノのための3つの小品(1928)から パストラール
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):バレエ「恋は魔術師」から
火祭りの踊り(アルトゥール・ルービンシュタイン編曲)
エミール・ギレリス(ピアノ)
録音:1954年1月6日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ


<RUSSIAN LYRE> 未案内旧譜
ANB 004 \1780
双頭の鷲の旗の下に
ヴェットゲ:クロンシュタット行進曲(1891)
リムスキー=コルサコフ:トロンボーンと吹奏楽のための協奏曲(*)
レヴィ:大ロシア幻想曲(ピストンコルネットのためと吹奏楽のための)(+)
ヴォロンコフ:イヴァノヴィチのワルツ「ドナウ川のさざ波」による幻想曲
ボロディン:オペラ「イーゴリ公」から だったん人の踊り
チャイコフスキー:大序曲「1812年」
ブロン:行進曲「サンクトペテルブルク万歳」(1903)
マクシム・イグナチエフ(トロンボーン(*))
スタニスラフ・イルチェンコ(ピストンコルネット(+))
アレクセイ・カラバノフ(指揮)
サンクトペテルブルク海軍本部軍楽隊
録音:1999年12月9日、エルミタージュ劇場、ライヴ

ANB 005 \1780
帝政ロシア近衛兵隊の音楽(Vol.1)(1700-1917)
近衛プレオブラジェンスキー連隊行進曲「ペトロフスキー」
近衛セミョノフスキー連隊行進曲/近衛イズマイロフスキー連隊行進曲
近衛イェーゲリスキー連隊行進曲/近衛モスコフスキー連隊行進曲
近衛グレナデルスキー連隊行進曲/近衛パヴロフスキー連隊行進曲
近衛フィンランドスキー連隊行進曲/近衛リトフスキー連隊行進曲
近衛ケクスゴルムスキー「オーストリア皇帝」連隊行進曲
サンクトペテルスブルク近衛「国王フリードリヒ・ヴィルヘルム3世」連隊行
進曲(19世紀初め、オーストリア近衛歩兵隊の行進曲)
近衛ヴォリンスキー連隊行進曲/近衛第一「皇帝」ライフル銃大隊行進曲
近衛第二ライフル銃大隊行進曲
近衛第三「フィンランド人」ライフル銃大隊行進曲
近衛第四「皇族」ライフル銃大隊行進曲/近衛工兵大隊行進曲
近衛輜重大隊行進曲
ロシアの大帰営譜;
起床ラッパ,軍楽吹奏のための信号ラッパ、
軍楽吹奏(ボルトニャンスキー作曲),祈りのための信号ラッパ,
われ愛の力のために祈る(古いロシア国歌;ボルトニャンスキー作曲),
祈り終了の信号ラッパ/神よ、皇帝を守りたまえ(ロシア国歌;リヴォフ作曲)
アレクセイ・カラバノフ(指揮)
サンクトペテルブルク海軍本部軍楽隊
Music of the Russian IMperial Guard /
Karabanov, The Saint Petersburg Admiralty Navy Band





<CORNETTO>
COR 20009 \2180
古い様式で ドイツ青年運動の時代の歌曲と室内楽(1910-1939)
ヴァルター・ヘンゼル(1885-1956):
「銀のラッパ」(1925)から 3つの月の歌
Zu sch&ouml;nsten Tr&auml;umen wieder,Seltsam ergrefit es den
Wanderer,Vor meinem Bette heller Mondenglanz
コンラート・レヒナー(1911-1989):
「フルートとガンバの音楽」(1939)から
Bewegt,Sehr rhythmisch,Wurze des Waldes,&Uuml;ber den Sternen
エルンスト・ドゥイス(1896-1967):Am Haidberg geht ein leises Singen
ヴァルター・ヘンゼル:Ein betrogen M&auml;dchen(1932)
ヘルマン・クローメ(1888-1955):Die Sonne steigt auf(1920)
フリッツ・イェーデ(1887-1970):Ach Schwester(1924)
フレッド・キューレンタール(1908-1943):Es ging ein B&auml;serlein
アルミン・クナープ(1881-1961):
Det Tod, das ist die k&uuml;hle Nacht(1916)
ヴァルター・ヘンゼル:
Eis sass ein klein wild V&ouml;gelein(1926)/
Schief Maria am Wege ein(1932)
カール・ゴッフェリェ(1893-1966):
Es stehs ein Lind in jenem Tal(1921)
アンネリーゼ・ザウアー:Tanzweise(1921)
カール・ゴッフェリェ:
Wer weiss, wie nahe mir mein Ende(1922)/
Christe, du Lamm Gottes(1922)
ヴァルター・ヘンゼル:Weisse Lilie(1932)
カール・ゴッフェリェ:Herzlich tut mivh verlangen(1921)
ラインハルト・シュヴァルツ=シリング(1904-1985):
「ロム・アルメ」による小室内音楽 Op.15(1937)
Ricercar,Capriccio,Interiore,Alla musica
エルンスト・ドゥイス:Viel hundert weisse Lilien/O bittere Not
アルミン・クナープ:
Freudvoll und leidvoll(1916)/Nacht ist wie ein stilles Meer(1910)
フレッド・キューレンタール:In der dunkeln Nacht
カール・ゴッフェリェ:
Sag, was hilft alle Welt(1919)/Innsbruck, ich muss dich lassen(1919)
ヘルムート・ボルネフェルト(1906-1990):Gesegn dich Laub(1930/1938)
ヴァルター・ヘンゼル:Fl&ouml;tet, fl&ouml;tet mich zum Schlafe(1932)
マックス・テップ(1891-1975):Der Monschein ging spazielen(1922)
ヴァルター・ヘンゼル:Um der Klarheit willen wird es Nacht(1932)
ベルンハルト・シャイドラー(1897-1970):
Nun der &uuml;berm&uuml;uml;de Tag(1921)
アンサンブル・デア・デンケンドルファー・クロイツガングコンツェルテ
ウーテ・クライドラー(メゾソプラノ)
ヨハネス・フォクト、ルドルフ・メルケル(リュート)
アンヘラ・レアル=ロハス(ヴァイオリン)
ディートリヒ・ハベック(ヴィオラ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ペーター・タールハイマー(リコーダー、フルート)
録音:2005年3月、オーベラシュパッハ
19世紀末のワンダーフォーゲルに始まりナチズムに吸収され終わったとされる
「ドイツ青年運動」。その若い音楽家たちへの影響は、後期ロマンティシズム
の否定と古楽への回帰として表れました。収録作品は16−18世紀の様式を模倣
して書かれたもので、演奏にも古楽器が用いられています。アンサンブル・デ
ア・デンケンドルファー・クロイツガングコンツェルテは、ニュルンベルク=
アウクスブルク音楽大学教授を務めるペーター・タールハイマーが主宰するピ
リオド楽器演奏団体です。

★CORNETTO旧譜特価セール!★
ご注文締め切り日:5月25日
※締切日を過ぎたご注文は通常価格となりますので、ご注意下さい。

COR 10001 \1280
ヨハネス=エルンスト・ケーラー オルガン即興演奏会
ケーラーによる口上/前奏曲とフーガ/Ich armer welsches Teufli ...
幾千回もの歓迎あれ/われらの神は堅き砦/正義の太陽
天なるわれらの父よ/諸人、神に感謝せよ/黄金の太陽/明るい日
五月祭の飾りのなんと愛らしいことか/目覚めよ、と呼ぶ声あり
憩え、すべての森よ
ヨハネス=エルンスト・ケーラー(オルガン)
録音:1989年5月8日、シュトゥットガルト、チェッケル邸
未案内旧譜。ケーラーは1910年生まれのドイツのオルガニスト。LP時代のバッ
ハのオルガン作品集でその名前を御記憶の方もいらっしゃるはず。彼が79歳の
誕生日にチェッケル邸のハウス・オルガンを弾いた即興演奏会を収めたもので、
教会とは異なる室内用パイプオルガンの響きを聴くことができる貴重な録音で
す。

COR 10002 2枚組 \2580
ハイルブロンの音楽の宝(I)
ヨハン・ウルリヒ・シュタイグレーダー(1593-1635):
トッカータ 第1旋法/パッセメッツォとガリアルダ
レオンハルト・パミンガー(1495-1567):
Dies est(5声)/Magi videntes stellam No.1/同 No.2
シモン・ロエ(1550頃以前-1611):
第18フーガ/第4フーガ/第6フーガ/第9フーガ
カンツォーニ/第1フーガ/Media vita in morte
Composito super/Nun welche hie ihr Hoffnung gar
第10フーガ(オクターヴ)/第10フーガ
第16フーガ/第12フーガ
ゲオルク・フォルスター(1510-1568):聖マタイス
ガブリエーリ:アリア・フーガ・コロラータ
ハンス・レーオ・ハスラー(1564-1612):
深き淵より/われは心より御身を愛す、主よ
ローレンツ・レムリン(1495?-1539?):主が建てたまわずば
作曲者不詳:レーヴェンの舞踏本 から
ドレスラー:幸いなり
作曲者不詳:
Und ich sass in meiner Zell/Do kam der Bruder Stoffel
Presulem sanctissimum
ルートヴィヒ・ゼンフル(1490?-1543):
Mag ich Ungluck nit widerstahn/Patientiam mus ich han
Es wollt ein Frau zum Weine gahn
ハンリヒ・イザーク(1450頃-1517):インスブルックよ、さらば
アドリアーノ・バンキエーリ(1568-1634):ラ・フェリチアーナ
カスパル・オトマイヤー(1515-1553):
Viri sancti acmagni Theologi
ルードゥス・ヴェンティ
ウルリヒ・バルテルス、アンドレア・シュミーデベルク=バルテルス、
レギーネ・レープホルツ、マンフレート・ヘット(各種管楽器)
ザビーネ・カッソラ、アンティ・プリーク=エーミヒ、
サスキア・ファン・デル・ヴェル(各種管楽器、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ペーター・シュミッツ(テノール) クリストフ・エアケンス(バス)
ハンス=オイゲン・エーケルト(オルガン)

COR 10003 \1280
カンツォーニ・アラ・フランチェーゼ
ヨハン・ヴォルツ編纂:
「新オルガン・タブラチュア曲集」(1617)からの音楽
(ハイルブロンの音楽の宝 II)
アドリアーノ・バンキエーリ(1568-1634):
ラ・フェリチアーナ/ラ・アルチナジーナ
ジョヴァンニ・ド・マック(1550?-1614):
カンツォーニ・アラ・フランチェーゼ
ヨハネス・ルピ(1510?-1539):あなたはなんと美しい
ハインリヒ・イザーク(1450頃-1517):コンクルーシット
ゲオルク・フォルスター(1510-1568):パルチェ・ドミネ
コンスタンツォ・アンテニャーティ(1549-1624):ラ・ロンジェーナ
ジョゼッフォ・グアミ(1540?-1611):ラ・グアミーナ
アントワーヌ・ブリュメル(1460?-1620):百合のごとし
メルヒオール・フランク(1580?-1639):詩篇55
フロレンティオ・マスケラ(1540?-1580?):ラ・ドゥランダ
フrタミニオ・トレスティ(1560頃-1613以降):
ラ・コルマスキーナ/ラ・ビニャミーナ
ジローラモ・ダラ・カーザ(?-1601):「草原と丘」のディミニューション
フィリップ・デ・モンテ(1521-1603):カンツォーニ
クラウディオ・メルロ(1533-1604):小さなジャック
コルネッティヌオ
マルティン・ルベノウ(コルネット、オルガン) 
ゲルハルト・ルベノウ(サックバット)
スザンネ・ヴァン・オス(キタローネ) 
ベルント・シュライヤー(コルネット)
ペーター・シュライング、ブルーニ・シュライング(サックバット)
ヨハン・ヴォルツ(1550頃-1618)はハイルブロンで活躍したオルガニスト。

COR 10004 \1280
ヨハン・ヴォルツ編纂:
「新オルガン・タブラチュア曲集」(1617)からの音楽
(ハイルブロンの音楽の宝 III)
シモン・ロエ(1550頃以前-1611):第18フーガ/第9フーガ/第11フーガ
作曲者不詳:
シュザンヌはある日(ネレスハイムのオルガン・タブラチュア曲集から)
ジョヴァンニ・バッサーノ(1560?-1617):
シュザンヌはある日/「草原と丘」のディミニューション
ビアンカルドゥス:Laudate Dominum quia benignus est
ガブリエーリ:ラ・スピリタータ/Exaudi deus orationem meam
フロレンティオ・マスケラ(1540?-1580?):ラ・マッジャ
ジローラモ・ダラ・カーザ(?-1601):
「小さなジャック」のディミニューション
コンスタンツォ・アンテニャーティ(1549-1624):ランテニャータ
カール・ライトン(1557?-1620):フーガ・スアヴィッシマ
ラッスス(1532?-1594):サルヴェ・レクス・レグム
マルティン・ルベノウ(オルガン)
ベルント・シュライヤー(コルネット)

COR 10005 \1980
フィリップ・フリードリヒ・ベデッカー(1607-1683):
「サクラ・パルティトゥーラ(宗教作品集)」(1651)から
O Vatter aller frommen/この日こそ/来たれ救世主
イエスは生まれた/神よ、わが神よ/キリストは死の絆につかれた
ヴァイオリン独奏と通奏低音のためのソナタ
見よ、神がととのえられた宴を(モンテヴェルディ原曲)
われらの父よ/主をほめたたえよ/マニフィカト
ファゴット独奏と通奏低音のためのソナタ「モニカ」
葬送音楽と慰めの歌(1661)
ルーカス=バロックアンサンブル
録音:1999年4月7-9日、SWR、シュトゥットガルト放送スタジオ
1999年5月3日、SWR、シュトゥットガルト室内楽スタジオ
ベデッカーはエルザス地方ハーゲナウの音楽一家に生まれシュトゥットガルト
で活躍した作曲家・オルガニスト・ファゴット奏者。「サクラ・パルティトゥ
ーラ」に含まれる声楽曲はイタリアのモノディの影響を示し、2つの器楽ソナ
タはドイツにおけるこのジャンルの最初期のものとして注目に値する。

COR 10006 \700
ラ・リュー、イザーク:エレミヤの哀歌
(ハイルブロンの音楽の宝 IV)
ピエール・ド・ラ・リュー(1460?-1518):エレミヤの哀歌
ハンリヒ・イザーク(1450頃-1517):預言者エレミヤの祈り
ロルフ・マイアー=カリウス(指揮)
テュービンゲン南西ドイツ室内合唱団
録音:1999年5月14-15日、メッシンゲン、聖ペーター&パウル教会

COR 10007 \700
ラ・リュー:ミサ「おお、栄光に満てるマルガレータ」
(ハイルブロンの音楽の宝 V)
ピエール・ド・ラ・リュー(1460?-1518):
ミサ「おお、栄光に満てるマルガレータ」
王の御旗は進む/考えよ、イスラエルよ
コンラート・パウマン(1409-1473)、ハンス・フフナー(1483-1539)、
ヘルマン・エルデラウアー(1430年頃活動)、
ヨハネス・コッター(1485?-1541)、
レオンハルト・クレーバー(1495?-1556)のオルガン作品
ブクスハイム・オルガン曲集 から
ペニャローサ・アンサンブル
スーザン・アイトリヒ(ソプラノ) 
セバスティアン・モリー(カウンターテナー)
イェルク・ドイチェヴィツ(テノール) ピエール・フンク(バス)
ライムント・シェヒャー(オルガン)

COR 10008 \1500
ルネサンス時代のリコーダーとフラウト・トラヴェルソのための音楽
アルント・フォン・アイヒ:歌集(Liederbuch;1510)から(12曲)
ピエール・アテニャン:歌集(Chansons;1533)から(8曲)
ゲオルク・フォルスター:
新しいドイツ語小歌集(Frishe teutsche Liedlein)から(11曲)
コルムナ・ソナンス
ミヒャエル・フラウエンシュレーガー、エヴァ・プレトリウス、
ダニエラ・レナー、ペーター・タルハイマー
(リコーダー、フラウト・トラヴェルソ)
スーザン・アイトリヒ(ソプラノ)
ハリー・ヘラーツ(テノール)
録音:2001年9-10月、オベラシュパッハ

COR 10010 \1280
17−18世紀フランケン地方のオルガン音楽
ヴァレンティン・ドレツェル(1578-1658):組曲イ短調
ヨハン・エラスムス・キンダーマン(1616-1655):
前奏曲 第1&第2旋法/前奏曲 第7&第8旋法
前奏曲 第9&第10旋法/前奏曲 第11&第12旋法
ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):
ただ御身のみに、主イエス・キリストよ/アリア イ短調
トッカータ、幻想曲とフーガ ニ短調/いずこに、神よ
ヴィルヘルム・ヒエロニムス・パッヘルベル(1686-1746):
トッカータ ト長調
ヴァレンティン・ラートゲーバー(1782-1750):パストラーレ集 から 5曲
ミヒャエル・ショイエンシュトゥール(1705-1770):
アレグロ ヘ長調/ポロネーズ ヘ短調/シチリアーナ ヘ長調
ヨハン・シュターデン(1581-1634):
心の慰めの音楽 から 8曲/トッカータ ニ短調/同ト長調
ゲオルク・カスパル・ヴェッカー(11632-1695):フーガ ニ短調
ヴァルトロモイス・ヴァイストーマ(1639-1721):トッカータ ト長調
作曲者不詳:トッカータ ハ長調
ライムント・シェーファー(オルガン)
ジルケ・シェビツ(ソプラノ)
録音:2001年7月5-6日、中部フランケン地方、パッペンハイム旧修道院教会堂
17722年ヨハン・クリストフ・クラップ製オルガン使用。

COR 10011 \1280
卓上の音楽 マルティン・ルターの家庭音楽、
ゲオルク・ラウの印刷譜による器楽作品とモテット集
(ハイルブロンの音楽の宝 VI)
ジョスカン・デプレ、ヴァルター、アグリーコラ、ほかの作品
ペニャローサ・アンサンブル
スーザン・アイトリヒ(ソプラノ) 
セバスティアン・モリー(カウンターテナー)
イェルク・ドイチェヴィツ(テノール) ピエール・フンク(バス)
ディヴェルティメント・ムジカーレ・ニュルンベルク=バーゼル
ペーター・タルハイマー、エヴァ・プレトリウス
(リコーダー、フラウト・トラヴェルソ、クルムホルン)
ミヒャエル・ヤッペ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 
ブルーニ・シュライング(サックバット)

COR 10012 \1280
ツィプス地方のオルガン&クラヴィーア音楽
ザムエリス・ロイシュ:ソナタ ト長調(1790)(*)
ロイトシャウタブラチュア譜集(1676)から 35曲(+)
サムエル・マルクフェルナー(1621-1674):
Praeambulum ex A(+)/Und weil mein Freund(+)
ヨハン・シュヌア:小音楽集(1756)から 10曲(#)
ヨハネス・マルクスの譜本(1788)から 16曲(#)
アンナ・スザンナ・バルツェリンの譜本(1795)から 5曲(#)
ライムント・シェーファー(オルガン(*/+)、クラヴィオルガン(#))
録音、使用楽器:
2001年7月6日、旧パッペンハイム修道院教会、1722年クラップ製オルガン(*)
2002年7月24-25日、オーストリア、ヴァハウ、聖ミヒャエル教会、1
650年頃製オルガン(+)
ヴェッテルスハイム、福音キリスト教会、クラヴオルガヌム使用(#)
スロヴァキア東部、タトラ山地東側のツィプス(スピス)地方には12世紀半ば
からドイツ人が移り住むようになり、19世紀にはその数は6万5千人に達しまし
たが、第二次大戦を境に激減し、現在では1500人ほどになっています。そんな
ツィプス地方の失われたドイツ系音楽に焦点を当てたのがこのアルバム。
注目すべきはクラヴィオルガヌム。これは一台の中にチェンバロとオルガンの
システムを持つハイブリッド楽器で、一人でチェンバロとオルガンの二重奏の
ように聴かせることも、同音を両方のシステムで重ねて鳴らしてちょっと不思
議な音色を作り出すこともできましたが、フォルテピアノの登場によって姿を
消してしまいました。

COR 10013 \1280
ファッシュ、ペッツ:オルガンのための組曲集
ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(1688-1758):
組曲 ト長調(*)
ヨハン・クリストフ・ペッツ(1664-1716):
組曲 へ長調(+)/組曲 ニ短調(+)
ラウラ・チェルッティ(オルガン)
録音、使用楽器:
スイス、ムーリ修道院教会、1619-1630年トーマス・ショット製(*)
ラーフェンスブルク=ヴァイセナウ、
1785/87年ヨハン・ネポムク・ホルツヘイ製(+)
チェルッティのオルガン編曲自演シリーズ第1作。

COR 10014 \1980
カプリコルヌス:宗教的コンチェルト集
ザムエル・カプリコルヌス(1628-1665):
ソナタ ホ短調/喜べ、エルサレムよ
ヨハン・エラスムス・キンダーマン(1618-1655):ソナタ第3番(II)
ザムエル・カプリコルスヌス:
全地よ、主に向かいて喜びの声を上げよ/主は言われた
ヨハン・エラスムス・キンダーマン:ソナタ第1番(I)
ザムエル・カプリコルスヌス:
チャッコーナ/神よ、御身はわれに教えたもうた/われらの救い主なるイエス
ヨハン・エラスムス・キンダーマン:ソナタ第2番(II)/同第1番(II)
ザムエル・カプリコルスヌス:Ich hab den Herrn
ヨハン・エラスムス・キンダーマン:ソナタ第2番(I)
ルーカス・バロック・アンサンブル・シュトゥットガルト
カプリコルヌスはボヘミア生まれのドイツの作曲家で、シュトゥットガルトの
ヴュルテンベルク宮廷楽長を務めました。

COR 10015 \1280
テレマン、ハイニヒェン:オルガンのための協奏曲、組曲、ソナタ
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767)/
ラウラ・チェルッティ編曲:
組曲変ロ長調「La Bourse」(*)
ヨハン・ダーヴィト・ハイニヒェン(1683-1729)/
ラウラ・チェルッティ編曲:
協奏曲ト長調(Seibel 215)(+)/協奏曲イ短調(Seibel 212)(#)
教会ソナタ ト長調(#)
ラウラ・チェルッティ(オルガン)
使用楽器:
イタリア、ピエモンテ州ノヴァーラ県カヴァーリョ、聖マメンテ教会、
1842年フランチェスコ・セラッシ製(*)
ドイツ、ラーフェンスブルク=ヴァイセナウ、
1785/87年ヨハン・ネポムク・ホルツヘイ製(1989年復元)(+)
イタリア、ロンバルディア州ヴァレーゼ県ルイーノ、
聖マリア・デル・カルミーネ教会、
1857年カルニージ製(#)
チェルッティのオルガン編曲自演シリーズ第2作。

COR 10016 \1280
プラツィドゥス・メッチュ(1700-1778):オルガン作品集
前奏曲とフーガ ト長調/同第4旋法
アレグロ/メヌエット変ホ長調
トリオ ハ短調/アンダンテ ハ短調
アレグロ変ホ長調/前奏曲とフーガ イ短調
ガランテリア ト長調/メヌエット ト長調
カプリッチョ・ヴィヴァーチェ ト長調
アンダンテ ト長調/前奏曲とフーガ ニ短調
アレグロ イ長調/メヌエット イ長調
トリオ イ短調/カプリッチョ イ長調
前奏曲とフーガ へ長調
パストラーレ(アダージョ)ニ長調
ラウラ・チェルッティ(オルガン)
録音:ビッシンゲン・アン・デア・テック、マリア教会
使用楽器:1824年、グルオル製
メッチュは、ドイツのヴェッソブルンに生まれ亡くなったこと、1723年頃にロ
ット・アム・インの修道院でオルガニストを務めていたこと以外はほとんど記
録が残っていない作曲家ですが、イタリア様式にインスパイアされたロココ風
のオルガン作品を残しています。

COR 10017 \1980
グスタフ・イェンナー(1865-1920):ピアノ作品集
ソナタ イ短調(1899)
2つの容易な小品(1890)から 第1番ハ長調
3つのバラード(推定1893以前)
非軍隊的(Unmilit&auml;risches)ホ長調(1892)
クリストフ・エーム=キューンレ(ピアノ)
イェンナーはブラームスに高く評価されたドイツの作曲家。収録作品はすべて
世界初録音で、コルネット・レーベルによれば、イェンナーのピアノ独奏作品
が録音・発売されるのはこれが世界初とのことです。

COR 10018 \1280
アルビノーニ:オルガンのための協奏曲集
トマゾ・アルビノーニ(1671-1750)/ラウラ・チェルッティ編曲:
ハ長調(Op.5 から)/ト長調(Op.5 から)/ニ長調(Op.7 から)
ハ長調(Op.7 から)/変ロ長調(Op.7 から)/へ長調(Op.9 から)
変ハ長調(Op.7 から)/へ長調(Op.7 から)
ラウラ・チェルッティ(オルガン)
使用楽器:
イタリア、ロンバルディア州ヴァレーゼ県ルイーノ、
聖マリア・デル・カルミーネ教会、
1857年カルニージ製
チェルッティのオルガン編曲自演シリーズ第3作。

COR 10019 \1280
ヨハン・ウルリヒ・シュタイクレーダー(1593-1635):
リチェルカール・タブラトゥーラ(12のリチェルカーレ;1624)
オリンピオ・メードリ(オルガン)
使用楽器:フィレンツェ、聖アヌンツィアータ教会、
1509-1521年、ロレンツォ・デ・ルッカ製
シュタイクレーダーはシュトゥットガルトで活躍した作曲家・オルガニスト。
収録作品は、同じく1624年に出版されたシャイトの「タブラトゥーラ・ノヴァ」
とともに、ドイツにおいて最初に五線記譜法を採用した曲集として知られてい
ます。シュタイクレーダーはみずから、その慣れない手で銅板を彫ったのだそ
うです。

COR 10020 \1280
ジャン=ノエル・ハマル(1809-1778):
6つの室内楽序曲 Op.1(1743)
(ラウラ・チェルッティ編曲、チェンバロのための版)
ラウラ・チェルッティ(チェンバロ)
チェルッティのオルガン編曲自演シリーズ第4作。
ハマルはリエージュに生まれ、イタリアに留学、帰国してリエージュのサン・
ランベール大聖堂の音楽監督に就任した作曲家です。パリで出版された「6つ
の室内楽序曲」は3楽章構成で、古典派交響曲の先駆と見なされています。

COR 10024 \700
ヴュルテンベルクの音楽 ヴュルテンベルク公フリードリヒ1世の時代の音楽
ジーモン・ローエット(1550頃-1611):フーガ 第18(**/*)
ジョゼッフォ・ビッフィ:Questi freggi celesti(++/**/*)
ジーモン・ローエット:フーガ 第1(+)/同第4(+)
レオンハルト・レヒナー(1553-1606):
Passamezzo d'angleterre(#)/Les Bouffons(#)
レオンハルト・レヒナー:Die Musik ist eine sch&ouml;ne kunst(++)
ジーモン・ローエット:フーガ第11(*)/同第6(#)/カンツォーニ(#)
アダム・シュタイグレーダー(1561-1633):Passa e mezzo(+)/Gaillarde(+)
マルティン・ルベノウ(オルガン(*))
ハンス=オイゲン・エーケルト(チェンバロ(+)、キャビネット・オルガン(#))
ベルント・シュライヤー(ツィンク(**))
ムジケ・ヴァリエ(声楽&管楽アンサンブル(++))
録音:時期不詳、シュトゥットガルト、ヴュルテンベルク州立博物館
使用楽器:1617年、東フリースラント、エド・エフェルス製(*)
17世紀、イタリア、不詳作者製、ヴュルテンベルク州立博物館蔵(+)
16世紀終盤、不詳作者製
ドイツ南西部、ヴュルテンベルク公国君主フリードリヒ1世(1557-1608)の宮
廷音楽を収めたアルバムです。
収録時間:30分38秒

COR 10026 \1780
ヨハン・クリスティアン・ヘルテル(1697-1754):
ヴァイオリンと通奏低音のための6つのソナタ Op.1(1727)
第1番へ長調,第2番ハ長調,第3番ハ短調,
第4番ト短調,第5番ホ長調,第6番イ長調
レイチェル・ハリス(ヴァイオリン)
メラニー・ベック(チェロ)
アンドレア・コルドゥーラ・バウア(テオルボ)
ジェニファー・ハリス(チェンバロ)
録音:2005年6月、ノイシュタット・アン・デア・ヴァインシュトラッセ、
ハールト教会
ヨハン・クリスティアン・ヘルテルはドイツ、エッティンゲンの宮廷楽長の息
子として生まれ、アイゼナハやシュトレーリツの宮廷等で活躍した作曲家・
ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者。出版された作品は収録された6つのソナタのみで、
他に数多くあった作品のうち多くは失われてしまいました。
レイチェル・ハリスはゴットフリート・フォン・デア・ゴルツのもとで勉強を
終えたバロック・ヴァイオリニストです。

COR 20002 \1500
ヨーロッパのオルガン・ロマンティック
シベリウス:イントラーダ/スルスイット
メンデルスゾーン:前奏曲とフーガ ト長調
ヨゼフ・ガブリエル・ラインベルガー(1839-1901):カンツォネッタ
ヤーク=ニコラス・レメンス(1823-1881):前奏曲、祈りと後奏曲
フランク:オルガンのための大合唱曲
マルセル・デュプレ(1886-1971):入場、カンツォーナと退場
ミシェル:イントラーダ・イン・ジャズ
ハンスルドルフ・クリューガー(オルガン)
録音:シュトゥットガルト=ツッフェンハウゼン、パウロ教会
1990年ミューライゼン製オルガン使用。

COR 20005 \1280
(CORN-30-2-0003)
ヨゼフ・モンス:新しいマドリガーレと器楽カンツォーナ集
カンツォン「ラ・マルガリータ」/隠者の歌
メタベイシズ
[イントネーション/第1の歌/シンフォニア/第2の歌/第3の歌/第4の歌]
「来たれ、夜の慰めよ」によるディミニューション
春の信仰/パルティータ・ノン・フィアタ(クラウス・ノミの記念に)
ラメントIII/カンツォン「リンヴェロシミリア(ありそうもないこと)」
ラメントI/カンツォン「ラ・ルナティカ(気まぐれ)」
ようこそ、銀色の月よ
メタベイシズ
ハイケ・デンマー(メゾソプラノ) 
ヨアヒム・ディースナー(カウンターテナー)
ユルゲン・シュタインリュッケ(バリトン) 
ホルガー・ヨーン(バス、バス・サックバット)
アンティエ・プリーク=エーミヒ(トレブル・ヴィオル)
ハインツ=ヘルベルト・エーミヒ(テナー・ヴィオル)
カール=ハインツ・ツァフェルベルク、
ヒルデガルト・ツァフェルベルク(バス・ヴィオル)
アルフレート・ハインツ=ヨゼフ・ヴァンク(テナー・リコーダー)
アンドレアス・リンペルク(リュート、キタローネ) 
ゼリオ・ダヴトヴィク(オルガン)
録音:1998年5月、ボフム=レア、福音教会
現代作曲家が徹底して後期ルネサンス-初期バロック風に書き上げた作品を、
古楽器を使って演奏するという奇抜な企画。知らずに聴き流していると古楽と
しか思えません。

COR 20006 \1780
マリンコニア チェロとピアノのための作品集
ハンス=ゲオルク・ブルクハルト(1909-1993):ソナタ Op.35(1942)
ヴァルター・フライマン(1886-1945):3つの作品
ハンス・ジエロフスキー(1897-1931):ロマンス(1919)
リヒャルト・レスラー(1880-1962):3つの小品
ボリス・フォン・フィーティングホフ=シェール(1829-1901):
パストラーレ Op.127/夜想曲 Op.134
カール・フォン・ラデツキ(1842-1885):小さな愛の物語 Op.2 から 3曲
アウグスト・ハインリヒ・フォン・ヴァイラウフ(1788-1865)/
ヘルムート・ショインヒェン編曲:3つの歌曲
ヘルムート・ショインヒェン(チェロ)
ギュンター・シュミット(ピアノ)
マリンコニアとはメランコリー(憂鬱)のこと。ブルクハルト、ジエロフスキ
ーはポーランド、他の作曲家はラトヴィア(いずれも現在)の生まれ。彼らの
作品が演奏される機会は稀なので、この録音はたいへん貴重です。

COR 20008 \1780
リスト:ピアノ作品集
ヴェネツィアの謝肉祭(パガニーニによる)
詩的で宗教的な調べ から 葬送曲
自作歌曲のピアノ独奏用編曲;
おお、私がまどろむとき/どのようにして、と彼らは言った
わが子よ、もし私が王なら/もしそれが美しい芝生なら
墓とバラ/ガスティベルザ
ハンガリー狂詩曲第6番
クリストフ・エーム=キューンレ(ピアノ)
イェンナーのピアノ作品集(COR 10017)で好評を博したエーム=キューンレに
よるリスト。

<DELTA CLASSICS>
DCCA-0035 \2415
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ作品8
ファリャ:スペイン民謡組曲(*)
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ作品8
シュタルケル(Vc)
ソルシャニー(P)*
(おそらく)一般発売世界初CD化!
シュタルケルの代名詞「コダーイの無伴奏チェロ・ソナタ」は米Periodに録音
したものが、あまりにも素晴らしい演奏と録音だったため、当時「松脂が飛び
散る演奏」と言われ、シュタルケルを一躍有名にしたのはご存知の事でしょう。
しかし、シュタルケルがアメリカに渡る前、パリで同曲を録音していたことは
熱心なファンの間では知られていたが、録音したのがフランスのPacific(パシ
ッフィック)というマイナー・レーベルだった為、生産された枚数も少なく今
でも幻のアイテムとしてSP盤の中で貴重なアイテムです。その現物を日本でも
屈指のコレクター、クリストファ・N・野澤氏が所有しており、今回氏の協力
を全面的に得てCD化することになりました。
コダーイの無伴奏のSPも貴重ですが、今回一緒に収録したファリャの方がもっ
と貴重であり、たぶん現存枚数ではコダーイより少ないと思われます。
48年と50年とは演奏自体に本質的な変化はないが、流石作曲者の目の前で弾い
ただけあり、完成された演奏が十二分に堪能でき、既に超絶技巧を披露し他の
コダーイとは明らかに違う解釈と演奏です。録音に差があるのはしかたないで
すが、2回目のPeriodの方は「松脂が飛び散る演奏」といわれただけあり、かな
り生々しく圧倒される事でしょう。シュタルケル独自の解釈なのだろうか?か
なり自由にテンポを揺らしながら実にカッコよく弾いています。見出しに(お
そらく)とつけたのは、一応調べられる範囲では調査しましたが、カタログに
掲載されていない海外のマイナーレーベルや、特典、非売品などで制作されて
いれば調査できず(おそらく)としています。仮に世界初ではないにしても、
入手が簡単な盤として重宝される事間違いなしです。尚、録音日は一般的に知
られている日を明記しております。
コダーイの1回目とファリャはSP盤から、コダーイ2回目はLPからの復刻の為、
それに伴うノイズがあります。また、コダーイには元の録音時に於ける演奏省
略箇所が2楽章、3楽章に御座います。予めご了承ください。尚、50年録音のコ
ダーイは初CD化ではありません。

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