当店でお取り扱い開始しました!画像をクリックしてください


当店へのお支払いに便利な銀行です


<クラシック・輸入盤新譜情報 07−02>
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

★★★グッディーズ・オリジナル企画・第5回発売★★★
各1枚 \1500


78CDR-1040
ラロ:スペイン交響曲作品21
ブロニスワフ・フーベルマン(ヴァイオリン)
ジョージ・セル指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
日本コロムビアJ8320/22 (原録音:英COLUMBIA LX-347/9)
(1934年6月20日&22日ウィーン録音)
ブロニスワフ・フーベルマン(1882-1947)はポーランドのヴァイオリニスト。1892年10歳の時に大ヴァイオリニスト、ヨアヒム(1831-1907)の指揮でベルリン・デビュー。3年後の1895年13歳の時、名ソプラノ、アデリナ・パッティ(1843-1919)に招かれウィーンでの「パッティ告別演奏会」で演奏した。この「スペイン交響曲」の録音は1934年フーベルマンが52歳の時のもの。指揮者のジョージ・セル(1897-1970)はブダペスト生まれ、最初にウィーン、後にライプツィヒで学んだ。ヨーロッパ各地のオペラ劇場で指揮した後、ニューヨークに移住。1942年から1946年はメトロポリタン歌劇場、1946から死去する1970年までの24年間はクリーヴランド管弦楽団を指揮した。この録音はセルが37歳の時のもの。ヴァイオリンをもってオーケストラに真剣勝負で切り込んでいくフーベルマンの凄さがダイレクト・トランスファーによって初めて聴ける。このシリーズのフーベルマンは78CDR-1006ベートーヴェン「クロイツェル・ソナタ」、78CDR-1021モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番K.216がある。

78CDR-1041
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV1003
ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
日本コロムビアJ8221/2(原録音: 英COLUMBIA LX-259/60)
(1933年6月2日録音)
ヨーゼフ・シゲティ(1892-1973)はブダペスト生まれのヴァイオリニスト。ブダペスト音楽院でイェノ・フバイ(1858-1937)に師事し、13歳でデビューした。1907から1913年に英国に住みピアノのマイラ・ヘス(1890-1965)やフェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924)らとのソナタ演奏から大きな音楽的影響を受け、その後ヨーロッパ大陸に戻り1917年から1924年スイスのジュネーヴ音楽院で教えた。第2次世界大戦前の1932年(昭和7年)と翌1933年(昭和8年)に来日した。その時日本コロムビアに録音もしている。このバッハはシゲティが41歳の録音。後年の「無伴奏ソナタとパルティータ」の全曲録音と比較が興味ある。まるで別人の演奏の感がある。

78CDR-1042
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第5番イ長調作品18-5
カペー弦楽四重奏団
リュシアン・カペー(第1ヴァイオリン)
モーリス・エウィット(第2ヴァイオリン)
アンリ・ブノワ(ヴィオラ)
カミユ・ドゥロベール(チェロ)
日本コロムビアJ5091/4 (原録音:仏COLUMBIA D-13066/9)
(1928年4月10日録音)
史上最高の弦楽四重奏団だったカペー弦楽四重奏団のリーダー、リュシアン・カペー(1876-1928)は医師の誤診による腹膜炎で1928年12月18日に急逝した。享年52歳。カペーはパリ音楽院でJ.-P. モーランに師事し1893年に一等賞を得た。その年に弦楽四重奏団を組織した。録音時のメンバーは1918年からもの。1920頃から毎年ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の連続演奏会をパリで開催していた、カペーは1928年4月にフランス・コロンビアに録音を始めた。そしてその年の10月までの6ヶ月間に弦楽四重奏曲11曲とピアノ五重奏曲1曲の録音をした。10インチSP盤が7枚、12インチ盤が44枚である。まるでカペーが自らの死を予期したようなハイペースの録音である。約80年前の録音ながら、この洗練された四重奏団の音色がダイレクト・トランスファーで見事にとらえられている。

78CDR-1043
ショパン:24の前奏曲作品28
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
英HIS MASTER'S VOICE DB957/60
(1926年3月22日&23日イギリス、ヘイズ "A"スタジオ録音)
(お詫び: HMV 盤特有のノイズが大きいです)
アルフレッド・コルトー(1877-1962)は20世紀最高のフランスのピアニスト。スイスのニヨンに生まれ、両親はフランス人。1892年パリ音楽院のルイ・ディエメ(1843-1919)のクラスに入り研鑽を積む。1896年一等賞を得て卒業。1902年にヴァイオリンのジャック・ティボー(1880-1953)とチェロのパブロ・カザルス(1876-1973)とピアノ・トリオを組んだ。1917年にパリ音楽院教授、1919年にパリに音楽学校エコール・ノルマルを設立した。コルトーはショパンの「前奏曲」を生涯に3回録音していて、これはその第1回目の録音。コルトーは戦後の1952年(昭和27年)に初来日した。その時75歳だったコルトーは山口県下関市の響灘にある厚島が気に入り購入を申し出た。無人島の厚島はコルトーに贈られ「孤留島」と名づけられたが、コルトーは帰国後体調を崩し、再来日は果たせなかった。

78CDR-1044
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
ドビュッシー(ハルトマン編曲):ミンストレル-「前奏曲集第1巻」より
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
仏DISQUE "GRAMOPHONE" DB1322/3
(1929年6月7日ロンドン、小クイーンズ・ホール録音)
ヴァイオリンのジャック・ティボー(1880-1953)とピアノのアルフレッド・コルトー(1877-1962)の1929年6月7日の録音。ティボーが49歳、コルトーが52歳だった。二人はこの録音の10日前の5月27日と28日にベートーヴェンの「クロイツェル・ソナタ」とフランク:ヴァイオリン・ソナタイ長調(HMV DB1347/50)をパリのプレイエル音楽堂で録音していた。ヴァイオリンのティボーは1953年(昭和28年)9月2日(フランスでは9月1日)、日本を含む東南アジア公演に向かう途中、搭乗機が夜のアルプスの南峰スメ山に激突して命を落とした。享年73歳。ティボーとコルトーは78CDR-1015ベートーヴェン「クロイツェル・ソナタ」が出ている。

78CDR-1045
モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調 K.581
チャールズ・ドゥレイパー(クラリネット)
レナー弦楽四重奏団
イェノ・レナー(第1ヴァイオリン)
ヨゼフ・スミロヴィッツ(第2ヴァイオリン)
シャーンドル・ロート(ヴァイオラ)
イムレ・ハルトマン(チェロ)
米COLUMBIA 67664/7D (原録音: 英 COLUMBIA L-2252/5)
(1928年11月2日録音)
レナー弦楽四重奏団は1918年にハガリーのブダペストで結成された。メンバーの全員がブダペスト音楽院出身で、レナー(1894-1948)、スミロヴィッツ、ロートがイェノ・フバイ(1858-1937)の弟子。チェロのハルトマンがダヴィッド・ポッパー(1843-1913)に師事した。 4人はブダペスト・オペラの楽員だったが、1918年のハンガリー革命を機に弦楽四重奏団を結成し2年間、田舎の村に籠もって練習を積んだ。1920年にウィーンでデビュー。そこに居合わせたモーリス・ラヴェル(1875-1937)が聴いて彼らをパリに招き、公演はセンセーショナルな成功を収めた。その後1922年にロンドン、1929年にアメリカでデビューした。レコードは機械式録音時代の1922年にイギリス・コロンビアに録音したのが最初で、1927年のベートーヴェン没後100年では弦楽四重奏16曲中11曲(SPレコード40枚を録音した。このモーツァルトのクラリネット五重奏曲はイギリスのクラリネット界の祖父と尊敬されたチャールス・ドゥレイパー(1869-1952)を迎えて録音された。ドゥレイパーはブラームスのクラリネット五重奏曲もレナーと録音している。

78CDR-1046
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番イ長調作品69
ウェーバー:アンダンティーノ(変奏曲ヘ長調 J.94)
エマヌエル・フォイアマン(チェロ)
マイラ・ヘス(ピアノ)(ベートーヴェン)
ジェラルド・ムーア(ピアノ)(ウェーバー)
米COLUMBIA 69081/83-D (原録音: 英COLUMBIA LX-641/3)
(1937年 6月28日&29日=ベートーヴェン、1936年12月22日=ウェーバー録音)
チェロのエマヌエル・フォイアマン(1902-1942)はウクライナのコロミアに生まれた。1909年にウィーンに移りアントン・ワルターに師事し11歳でコンサートデビューした。さらにライプツィヒでチェロの名教師ユリウス・クレンゲルについた。1929年から1933年にベルリン高等音楽院の教授をつとめ、1935年にナチスの迫害を避けるためにチューリヒに在住し、1938年にアメリカに移住した。この録音は35歳の時のもの。フォイアマンは1934年(昭和9年)と1936年(昭和11年)に来日し、演奏会の傍らコロムビアに録音した。ピアノのマイラ・ヘス (1890-1965)はロンドン生まれの女流で1907年17歳の時トーマス・ビーチャム (1879-1961)指揮でベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番でデビューした。その後デイム(男性のサーにあたる)の称号が与えられたイギリス・ピアノ界の重鎮で、門下にソロモン(1902-1988)やビショップ=コワセヴィ(1940-)らがいる。ジェラルド・ムーア(1899-1987)はイギリスの名ピアノ伴奏者。

78CDR-1047
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第34番変ロ長調 K.378(317d)
ドゥニーズ・ソリアーノ(ヴァイオリン)
エレーヌ・ピニャリ(ピアノ)
仏PATHE PDT163/4
(1948年録音)(お詫び:小さなキズによるノイズがあります)
ヴァイオリンのドゥニーズ・ソリアーノ(1916-2006)はエジプトのカイロ生まれ。パリ音楽院で名ヴァイオリン教授ジュール・ブーシュリ(1878-1962)のクラスで研鑽を積み、1932年16歳で一等賞を得た。1934年にピアノのマグダ・タリアフェロ(1893-1986)と録音したフォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番がディスク大賞を受賞した。このモーツァルトは第2次世界大戦後の1948年の録音で、当時ソリアーノは32歳だった。ピアノのピニャリはパリ音楽院出身の女流奏者。ソリアーノは78CDR-1027モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ変ロ長調 K.454(ピアノ=タリアフェロ)、78CDR-1031モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216(ブーシュリ指揮)が出ている。

78CDR-1048
ロッテ・レーマンのアメリカ・コロンビア録音による
シューベルト:歌曲集「冬の旅」作品89 D.911より
第1曲 「おやすみ」
第2曲 「風見の旗」
第3曲 「凍った涙」
第4曲 「かじかみ」
第6曲 「あふれる涙」
第7曲 「川の上で」
第9曲 「鬼火」
第10曲「休息」
第11曲「春の夢」
第12曲「孤独」
第14曲「霜おく髪」
第16曲「最後の希望」
第24曲「辻音楽師」
ロッテ・レーマン(ソプラノ)
パウル・ウラノフスキー(ピアノ)
米COLUMBIA 71174/6D, 17367/9D
(1941年3月14日&19日ニューヨーク録音)
ロッテ・レーマン(1888-1976)はドイツの名ソプラノ。1945年にアメリカ国籍を取得しカリフォルニアのサンタバーバラで晩年を過ごした。1910年ハンブルクのオペラで「ラインの黄金」のフライアでデビュー(22歳) 、以後ドイツ・オペラの最高のソプラノとして君臨した。またリートの分野でも活躍した。電気録音の初期に録音したシューマンの「女の愛と生涯」は広く聴かれた名演である。この「冬の旅」はアメリカのコロンビアに録音したもの。13曲を10インチ盤3枚、12インチ盤3枚に録音した。レーマンはソプラノでありながら低声域が豊かで、女声の「冬の旅」でもまったく違和感がない。声をはりあげて歌うのではなく、聴き手に語りかける歌い方が好ましい。レーマン53歳の録音。ダイレクト・トランスファーに声楽が初登場。歌詞はついていない。

78CDR-1049
ロッテ・レーマンのアメリカ・ヴィクター録音による
シューベルト:歌曲集「冬の旅」作品89 D.911より
第5曲 「菩提樹」
第8曲 「かえりみ」
第13曲「郵便馬車」
第15曲「からす」
第17曲「村にて」
第18曲「嵐の朝」
第19曲「まぼろし」
第20曲「道しるべ」
第21曲「宿」
第22曲「勇気」
第23曲「幻の太陽」
ロッテ・レーマン(ソプラノ)
パウル・ウラノフスキー(ピアノ)
米VICTOR 2108/9, 17190/1
(1940年 2月25日&26日録音)
ロッテ・レーマン(1888-1976)の「冬の旅」はアメリカのコロンビアとヴィクターの2社に録音された。ヴィクター社への録音はコロンビアの1年前の1940年で11曲が10インチ2枚、12インチ2枚だった。レーマン52歳の録音。シューベルトの書いた曲順で収録すると、レコード会社による音の違いが気になるため、コロンビアとビクターを別々に収録した。ピアノのパウル・ウラノフスキー(1908-1968)はウィーン生まれでニューヨークに没した。アメリカ時代のレーマンの録音の伴奏の多くを手掛けた。シューベルトの「美しい水車屋の娘」ほかのレーマンとの録音がある。ダイレクト・トランスファーに声楽が初登場。歌詞はついていない。

<Deutsche Grammophon>
734192(DVD-Video) \3350
「ポートレイト/ヒラりー・ハーン」
1. ベルリン: バックステージ [3’10]
<演奏>コルンゴルド:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
2. Moderato nobile [4’30]
3. フィラデルフィア:カーティス音楽院にて[13’50]
4. ドレスデン:プレイング・バッハ・アット・
“イエロー・ラウンジ” [3’58]
5. ロンドン:アビーロード・スタジオでの録音 [7’48]
<演奏>コルンゴルド:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
6. Romance. Andante [3’29]
7. 香港にて [8’22]
<演奏>コルンゴルド:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
8. Finale. Allegro assai vivace [8’46]
9. ベルリン:次なる旅 [3’36]
<演奏>(追加)
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第25番 ト長調 K.301(293a) [14’39]
10. Allegro con spirito [8’34]
11. Allegro [6’05]
コルンゴルド:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35 (全曲) [26’17]
12. Moderato nobile [9’25]
13. Romance. Andante [8’25]
14. Finale. Allegro assai vivace [8’27]
ボーナス・トラック
「インタビュー:ヒラリー・ハーン&ナタリー・シュウ」
カーティス音楽院でのハーンとの協演 (ナタリー・シュウ)
初めてのモーツァルト録音について (ヒラリー・ハーン)
プログラムの選曲に関し(ヒラリー・ハーン、ナタリー・シュウ)
パートナーシップ(ヒラリー・ハーン)
プロモPV
ピクチャー・ギャラリー
ディスコグラフィ
ヒラリー・ハーン(Vn. & ナレーション)
ナタリー・シュウ(Pf. & ナレーション)
セントポール室内管弦楽団 指揮:ヒュー・ウォルフ(1、(9
ベルリン・ドイツ交響楽団 
指揮:ケント・ナガノ(2、(8、(12、(13、(14
ロンドン交響楽団 指揮:サー・コリン・デイビス(5
香港フィルハーモニック・ソサエティ・リミテッド 
指揮:ギュンター・ヘルビッヒ(7
2004年収録
彼女自身の名義としては初の映像商品となる本作は2005年ドイツにてドキュ
メント番組「ヒラリー・ハーン-旅の途中」としてテレビ放映され当時、大
きな反響を呼びました。
ロード・ムービーのスタイルで作られたその内容は、大陸から大陸へと続く
ヒラリー・ハーンの旅を追い、舞台上はもとよりリハーサルやツアーのオフ
を通じ普段は見ることのない彼女自身の素顔に迫るものです。
DVDリリースではドキュメンタリーのほかにベルリン・ドイツ交響楽団
(指揮:ケント・ナガノ)とのライブ映像や最近のコンサートからのビデオ
の抜粋、更には絶妙なリサイタル・パートナーである「ナタリー・シュー」
とのインタビューを収録。その他ボーナス・トラックにはピクチャー・ギャ
ラリーも収録。




<Deutsche Grammophon>
4776578 \4300
「デュエット」
<限定盤 DVD付デジパック仕様>
プッチーニ:歌劇《ラ・ボエーム》から
[1] 「優美な乙女よ」(プッチーニ)
ドニゼッティ:歌劇《ランメルモールのルチア》から
[2] 「あの方がいらっしゃいます」
[3] 「裏切られた父の眠る墓で」
ヴェルディ:歌劇《リゴレット》から
[4] 「ジョヴァンナ、あたし後悔しててよ」「愛とは心の太陽」
グノー:歌劇《ロメオとジュリエット》から
[5] 「ええ、わたし、あなたを許しています」「ああ、結婚の夜」
"ビゼー:歌劇《真珠採り》から
[6] 「静寂な湖の底深く」
[7] 「レイラ!レイラ!」
マスネ:歌劇《マノン》から
[8] 「君なのか!」「あなたでしたか!」「この手を握りしめているのは?」
チャイコフスキー:歌劇《イオランタ》から
[9] 「あなたが黙っている理由がわからないわ」
トローバ:サルスエラ《ルイーサ・フェルナンダ》から
[10] 「カジャーテ・コラソン!」
ボーナスDVDの内容:
《ボエーム》のクリップ、ビハインド・ザ・シーン(収録風景、インタビュー)
アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)&ローランド・ビリャソン(テノール)
ドレスデン国立管弦楽団 
指揮: ニコラ・ルイゾッティ
録音:2006年8月 ドレスデン
かつてないほどの一大センセーションをもたらした一昨年の「椿姫」。その熱
は依然冷めることなく、今日のオペラ界でもっとも注目を集めるこの“ゴール
デン・カップル”アンナ・ネトレプコ&ローランド・ビリャソン初のスタジオ
録音によるデュエット集。
「ラ・ボエーム」「リゴレット」「ロメオ&ジュリエット」etcから、いずれ
もポピュラーな作品が集められているが中でもプッチーニの有名なデュエット
「愛らしい乙女よ」(Tr.1)はしばしばステージでも取り上げられるお気に入
りのレパートリー。他にも、各々が母国語で歌う《イオランタ》、《ルイーサ
・フェルナンダ》も聴きどころの一つ。
早くも注目される今夏のザルツブルクでの二人。ネトレプコは大聖堂での演奏
会に出演(E.ガランチャとの共演でペルゴレージのアリアと「スターバト・
マーテル」)。ビリャソンは特別公演でドミンゴとともに「サルスエラ」を歌
うということでともに今後の活躍ぶりに期待が高まります。

4776457 \1850
「デュエット」
上記商品の通常盤(CDのみ)

4763094 \1850
ドン・キホーテ
ジャック・イベール(1890-1962) :「ドン・キホーテの四つの歌」
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):歌劇「ペドロ親方の人形芝居」
モーリス・ラヴェル(1875-1937):
「ドゥルシネア姫に想いを寄せるドン・キホーテ」
ヘスース・グリーディ(1886-1961):「ドン・キホーテの冒険」
カルロス・アルヴァレス(Br)
マドリード州立管弦楽団 
指揮:ホセ・ラモン・エンシナール
スペインの作家ミゲル・デ・セルバンテス の名作「ドン・キホーテ」を題材
とした20世紀のスペイン、フランスの作曲家《イベール、ファリャ、ラヴェル、
グリーディ》らによる作品集。
ますます活躍の場を広げるアルヴァレスは2007年、グスターボ・ドゥダメル
指揮による歌劇「ドン・ジョヴァンニ」のDVDをリリース予定。こちらも期待
が大きいところである。

4776566 3枚組 \3700
ヘンデル:歌劇《フロリダンテ》マリアナ・ミヤノヴィチ(アルト)
ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)
ロベルタ・イソヴェルニッツィ(ソプラノ)
ヴィト・ブリアンテ(バリトン)ほか
イル・コンプレッソ・バロッコ 指揮:アラン・カーティス
録音:2005年9月 イタリア
バロック・オペラのスペシャリストのひとり、アラン・カーティスの画期的な
録音が2004年9月に録音され、絶賛を浴びたヘンデルの歌劇《ロデリンダ》。
1年後、その《ロデリンダ》に続くヘンデルのオペラの録音がこの《フロリダ
ンテ》です。カーティスとの録音で知られるミヤノヴィチやインヴェルニッ
ツィなどの歌手陣も好調。知られざるバロック・オペラに光を当て続けている
アラン・カーティスの渾身の録音です。

4776415 \1850
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第1番ハ長調 作品15
ピアノ協奏曲第3番ハ短調 作品37
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
ロシア・ナショナル管弦楽団 
指揮:クリスティアン・ガンシュ
録音:2006年9月 ボン (live recording)
私設のオーケストラ、ロシア・ナショナル管弦楽団を率いての指揮者としても
活躍しているプレトニョフ初のベートーヴェン協奏曲集の第1弾。オーケスト
ラはそのロシア・ナショナル管弦楽団ですが、指揮はドイツ・グラモフォンの
プロデューサーでもあるクリスティアン・ガンシュが務めています。なお、同
時に第2、4、5番《皇帝》も録音されており、それらも順次リリースされるも
のと思われます。また、同年に同オーケストラとベートーヴェンの交響曲全曲
もロシアで録音済みで、これらも多いに期待されます。

4775655 3枚組 \2700
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」全曲
シェリル・ミルンズ
アンナ・トモワ=シントウ
テレサ・ツィリス=ガラ
ヴァルター・ベリー
ペーター・シュライヤー
エディット・マティス、他
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:カール・ベーム
録音:1977年、ザルツブルク
2006年10月に御案内致しました「オペラ・ハウス・シリーズ」より。77年ザル
ツブルク・フェスティバルのライヴ・レコーディング(ステレオ録音)。

●PORTRAIT OF THE ARTIST
4776162 2枚組 \1850
ファンタジー/エフゲニー・キーシン
シューベルト-リスト編:
水に寄せて歌う
水車屋の男と小川
セレナード《聞け、ひばり》
糸を紡ぐグレートヒェン
魔王*
ます*
シューベルト:
《さすらい人》幻想曲 ハ長調 D.760
ブラームス
幻想曲集 作品116
リスト:
ハンガリー狂詩曲第12番 嬰ハ短調
[CD2]
チャイコフスキー:
ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
J.S.バッハ:
シチリアーノ BWV.1031*
ベートーヴェン:
合唱幻想曲 作品80
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:クラウディオ・アバド
グルック:
精霊の踊り*
*=初CD収録
エフゲニー・キーシン(ピアノ)
録音:1990年12月 ミュンヘン
“神童”と騒がれたエフゲニー・キーシンもすでに35歳になりましたが、この
世代のピアニストのなかでは抜きん出た存在です。そのキーシンのDGにおけ
る録音のなかからセレクトしたお買い得2枚組アルバムです。[CD1] はソロの
演奏を収め、[CD2] にはオーケストラとの共演を中心に収めています。上記
*印の付いた曲目は初CD化のもので、シューベルト-リスト編の《魔王》
《ます》などは大いに聴きものといっていいでしょう。また伝説のカラヤンと
の共演によるチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番は、1988年のジルヴェス
ター・コンサートのライヴで、キーシン17歳、そしてカラヤンは80歳の時の
録音。カラヤンはこの半年後に亡くなりました。

4776304 2枚組 \1850
ビヴァリー・シルズ・アンド・フレンズ
DISC I
マスネ:歌劇「マノン」より
ベリーニ:歌劇「清教徒」より
ドニゼッティ:歌劇「アンナ・ボレーナ」より
ドニゼッティ:歌劇「ロベルト・デヴェリュー」
ドニゼッティ:歌劇「マリア・ストゥアルダ」より
DISC II
オッフェンバック:歌劇「ホフマン物語」より
ムーア:「ベビー・ドゥのバラード」
アダン: モーツァルトの「ああ、お母さん聞いて」による変奏曲
シューベルト:「岩の上の羊飼い」
ヘンデル:「私の魂は、目を開いて聞く」
アルネ:The Soldier Tir'd of war's alarms
カルダーラ:La Rosa
ビショップ:Lo Here the gentle lark
レハール:Einer wird kommen
[Der Zarewitsch, Operetta in 3 Acts / Act 1]
ビヴァリー・シルズ(ソプラノ)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 指揮:ユリウス・ルーデル
ロンドン交響楽団 指揮:トーマス・シッパーズ
ロンドン交響楽団 指揮:ユリウス・ルーデル
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
ロンドン交響楽団 指揮:アルド・チェッカート
ニューヨーク・シティ・オペラ管弦楽団
チャールズ・ワズワース(ピアノ)
録音:1969年-1973年

4776548 2枚組 \1850
ジョン・ダウランド コレクション / V.A.
CD 1 61’16
1 Lachrimae Antiquae 4’45
2 If my complaints 4’38
3 Can she excuse my wrongs 2’39
4 Come away, come away, swet love 2’26
5 My Lady Hunsdon’s Allmande 1’23
6 A piece without title 0’48
7 The Shoemaker’s Wife: A Toy 1’07
8 Lachrimae Antiquae Novae 4’07
9 Come again: sweet love doth now invite 2’43
10 Come, heavy sleep 4’29
11 Mr Dowlands Midnight 1’30
12 Sir John Smith his Almain 2’23
13 Semper Dowland semper dolens 3’40
14 Lachrimae Gementes 4’07
15 I saw my lady weep 5’34
16 Flow my tears 4’45
17 Fine knacks for ladies 2’08
18 Shall I sue 3’26
19 Lachrimae Tristes 4’38
CD 2
1 Me, me and none but me 2’41
2 Forlorn hope fancy 4’10
3 Weep you no more, sad fountains 5’24
4 Lachrimae Coactae 4’15
5 Go nightly cares 5’47
6 The Right Honorable Ferdinando, Earl of Derby 2’21
7 The Most Sacred Queen Elizabeth, her Galliard 1’15
8 Tell me true love 7’13
9 Lachrimae Amantis 4’30
10 In darkness let me dwell 4’26
11 A Fantasia 4’07
12 My Lord Chamberlain his Galliard 1’56
13 Far from triumphing court 5’08
14 I shame at mine unworthiness 2’34
15 Lachrimae Verae 4’24
コンソート・オブ・ミュージック(I-4.8.14.17.19 II-4.9.14.15)
バーバラ・ボニー(ソプラノ)、
ジェイコブ・ヘンマン(リュート)(I-2.9.16)
アンネ=ゾフィー・フォン・オッター (メゾ・ソプラノ)、
ヤコブ・リンドベルイ(リュート)(I-3、II-3,9)
イョラン・セルシェル(ギター)(I-7,13、II-2.7.12)
エマ・カークビー(ソプラノ)、
アントニー・ルーリー(リュート)(I-10)、
ナイジェル・ロジャース(テナー)(I-15.18、II-1)、他


●ORIGINAL MASTERS TWOFERS
4776502 2枚組 \1850
CD 1
ブラームス:
(1)セレナード第1番ニ長調
プロコフィエフ:
(2)五重奏曲ト短調 作品39
(3)ヘブライの主題による序曲 作品34
CD 2
ドーソン:
(4)ニグロ・フォーク・シンフォニー
スワンソン:
(5)ナイト・ミュージック
シンフォニー・オブ・ジ・エア 指揮:レオポルド・ストコフスキー(1)
アメリカ交響楽団 指揮:レオポルド・スコトフスキー(4)
ニューヨーク・アンサンブル・オブ・ザ・フィルハーモニック・スカラシップ
・ウィナーズ 指揮:ディミトリー・ミトロプーロス
録音:1961年(1) 1963年(4)
ほぼ同時代に生き、アメリカを主たる活躍の場とした2人の大指揮者の米デッ
カ原盤の演奏をカップリングした2枚組アルバム。彼らは戦後の一時期(1946
-50)、ニューヨーク・フィルの共同指揮者として一緒に名を連ねていたこと
もあります。ウィリアム・ドーソン(1898−1990)とハワード・スワンソン
(1907−1978)は、ともに黒人の作曲家で、ストコフスキーともミトロプー
ロスとも同時代に活躍していました。黒人のアイデンティティを示すかのよ
うな彼らの珍しい作品を聴くことができる点でも、コレクター垂涎のものと
いえるでしょう。

4776505 2枚組 \1850
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ/初期録音集
DISC 1
サン=サーンス:
(1)チェロ協奏曲第1番イ短調
シューマン
(2)チェロ協奏曲イ短調 作品129
DISC 2
ショパン:
(3)序奏と華麗なポロネーズ ハ長調 作品3
ドラナドス/カサド編:
(4)歌劇《ゴイェスカス》-間奏曲
ボロディン:
(5)歌劇《イーゴリ公》抜粋
プロコフィエフ:
(6)バレエ《シンデレラ》-アダージョ
R.シュトラウス:
(7)抒情小景 作品9-第2番〈淋しい泉〉
グラズノフ:
(8)吟遊詩人の歌
シューマン:
(9)民謡風の5つの小品 作品105 -第 4,1,3番
ヘンデル:
(10)アリア
[ボーナス・トラック]
ポッパー:妖精の踊り 作品39
パガニーニ:無窮動物 作品11
ストラヴィンスキー:
バレエ《妖精の接吻》-第4楽章アダージョとパ・ド・ドゥ
ロストロポーヴィチ:ユーモレスク
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
ソヴィエト国立放送交響楽団 指揮:グレゴリー・ストリャーロフ(1)
モスクワ交響楽団 指揮:サミュエル・サモスード(2)
アレクサンダー・デデューヒン(ピアノ)(3)(4)(6)
ノーム・・ワルター(ピアノ)(5)(9)
ヴラディーミル・ヤンポルスキー(ピアノ)(7)(9)
ソヴィエト国立交響楽団 指揮:ニコライ・アノーソフ(8)
モスクワ・ユース交響楽団 指揮:キリル・コンドラシン(9)
録音:1953年(1) 1959年7月(2) 1957年以前(3)-(10)
今年2007年3月27日に80歳を迎えるムスティスラフ・ロストロポーヴィチ。
先にリリースされた8枚組『ザ・グローリー・オブ・ロストロポーヴィチ』
に続く彼の2枚組アンソロジー・アルバムで、こちらは1950年代の初期録音
集です。ボーナス・トラックとして4曲のレアな作品が収録されているのも
魅力です。

4776505 2枚組 \1850
J.S.バッハ:
フーガの技法 BWV.1080
ヘルムート・ヴァルヒャ(オルガン)
録音:1956年9月 オランダ
演奏する楽器を指定していないJ.S.バッハの《フーガの技法》。それゆえオ
ルガンはもとよりチェンバロ、室内楽、弦楽合奏などさまざまなスタイルで
演奏されますが、しかし、何といってもオルガンによる演奏が最もこの作品
を効果的に表現することができます。ヴァルヒャの演奏はこの作品のベスト
に挙げられる歴史に残る名演。オランダはアルクマールの聖ローレンス教会
のオルガンの美しい音色と澄んだ響きが、J.S.バッハの音楽の純粋な性格を
見事に表現しています。

4776514 2枚組 \1850
歌曲集/イルムガルト・ゼーフリート
CD I
モーツァルト:
『すみれ』 K.476
『ひめごと』 K.518
『別れの歌』 K.519
『子供の遊び』 K.598
『小さな糸紡ぎ娘』 K.531
『ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたとき』 K.520
アリエット 『淋しく暗い森で』 K.308(295b)
『クローエに』 K.5244
『夕べの想い』 K.523
『春への憧れ』 K.596
Recording: Vienna, Musikverein, Brahms-Saal, 7-9 October 1957
シューベルト:
水の上で歌う D 774
笑いと涙 D 777
ブラームス:
あなたの青いひとみは op. 59 no. 8
セレナード op. 106 no. 1
ムソルグスキー:Kinderstube The Nursery
詞:ムソルグスキー
ドイツ語訳:ハンス・シュミット
バルトーク:村の情景 Sz 78
ヴォルフ:
エオリアン・ハープに寄す
捨てられた女中さん
出会い
シュトラウス
セレナーデ op. 17 no. 2
Live recordings made during the German concert tour 1953
CD II
シューマン:
「はすの花」 op. 25 no. 7
「愛らしくいとしいミルテやバラで」 op. 24 no. 9
「君は花のように」 op. 25 no. 24
Recording: Dusseldorf, Robert-Schumann-Saal, 10-11 April 1956
歌曲集「女の愛と生涯」 op. 42
Recording: Vienna, Musikverein, Brahms-Saal, 3-6 October 1957
シューベルト:
「トゥーレの王」 D 367*
Recording: Vienna, Musikverein, Brahms-Saal, 5 February 1962
「草原の歌」 D 917*
「若き尼」 D 828*
「猟師の歌」 D 881*
「幸せ」 D433*
「鱒」 D 550*
「音楽に寄せて」 D 547*
Recording: Vienna, Musikverein, Brahms-Saal, 30 May - 8 June 1958
シュトラウス:
「黄昏をいく夢」 op. 29 no. 1*
「我が子に」 op. 37 no. 3*
「万霊節」 op. 10 no. 8*
「明日に」 op. 27 no. 4*
Recording: Vienna, Musikverein, Brahms-Saal, 9-13 June 1958
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)

4776511 2枚組 \1850
CD 1
JSバッハ:半音階的幻想曲とフーガ in D minor BWV 903
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ no. 6 in Fajor op. 10/2
ブラームス:4手のためのワルツ集 op. 39
ファリャ:バレエ音楽「恋は魔術師」より火祭りの踊り
プーランク:夜想曲第4番ハ短調「幽霊たちの舞踏会(Bal fantome)」
ドビュッシー:プレリュード集第1巻 第8曲 亜麻色の髪の乙女
ショパン
マズルカ in E minor op.41/1
夜想曲 No.13 in C minor op.48/1
リスト:メフィスト・ワルツ
バルトーク:組曲 op.14 Sz 62 (1916)
バルトーク:ピアノ・ソナタ (1926)
バルトーク:アレグロ・バルバロ Sz 49 (1911)
CD 2
ストラヴィンスキー:ピアノ・ソナタ (1924)
※初CD化
バ−バー:遠足 op.20
※初CD化
コープランド:ピアノ・ソナタ (1939-41)
※初CD化
コダーイ
マロシュセーク舞曲
7つのピアノ曲 op.11から
ストラヴィンスキー:サーカス・ポルカ
トムソン:ラグタイム・バス in C sharp major
アルベニス:タンゴ in D major op.165/2
アンドール・フォルデス(ピアノ)
バッハ、ベートヴェンに始まりロマン派、さらに特に親交の深かったバルト
ークをはじめとする近代作曲家の作品を集めたアンドール・フォルデスのピ
アノ作品集。
CDIIではフォルデスが1939年より新たな母国としたアメリカの作曲家、バー
バーやコープランドの初CD化作品も収録。

1723118(DVD-Video +CD) \3780
デジパック仕様
1723119(DVD-Video +CD) \3780
別パッケージ(トールケース仕様)
ジャーニー&ラビリンス/スティング
DVD TRACKLIST (54'00):
(1)(演奏)さあ、もう一度/(2)プロジェクトの由来
(3)(演奏)あのひとは言い訳できるのか
(4)リュートとラビリンス
(5)(演奏)一番低い木にも梢はある
(6)(演奏)流れよ、わが涙(ラクリメ)
(7)ダウランドの流浪
(8)(演奏)晴れていても曇っていても
(9)政治的陰謀
(10)(演奏)あなたは見たのか、輝く百合を
(11)(演奏)もう泣かないで、悲しみの泉よ
(12)(演奏)うぐいす(リュート)
(13)信仰/(14)スティングとリュート
(15)(演奏)来たれ、重い眠り
(16)(演奏)暗闇に私を住まわせて
(17)コーラスのリハーサル
(18)(演奏)ご婦人用の見事な細工物
(19)(演奏)あのひとは言い訳できるのか
CD TRACKLIST (28'41):
CD:ライヴ・アット・聖ルカ教会(ロンドン)
(1)流れよ、わが涙(ラクリメ)/(2)一番低い木にも梢はある/
(3)ファンタジア/(4)さあ、もう一度/(5)あなたは見たのか、輝く百合を
/(6)暗闇に私を住まわせて/(7)地獄の猟犬がつきまとう/
(8)孤独のメッセージ
スティング
エディン・カラマゾフ(リュート)
録音:2006年7月 ライヴ録音(CD)2006年10月
スティング“ダウランド・プロジェクト”第2弾!
史上最も売れた(?)ダウランドアルバム「ラビリンス」のDVD商品(+CD)。
CDには「ラビリンス」に関係ない曲?が2曲。結成30周年とのことで最近再
結成が噂されている「ポリス」のヒット曲「孤独のメッセージ」と、27歳の
若さでこの世を去り、録音されたわずか29曲で伝説のブルースマンとなった
ロバート・ジョンソン(「ラビリンス」で唯一ダウランド作曲ではない「あ
なたは見たのか、輝く百合を」の作曲者と同姓同名だからか?)の「地獄の
猟犬がつきまとう(Hellhound On My Trail)」の収録も聴きところ。

734289(DVD-Video) \3350
ドミンゴ『わが心のセビリャ』
Hommage a Seville
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョバンニ」
“Fin ch'han dal vino""
ロッシーニ:歌劇「セビリャの理髪師」
“All'idea di quel metallo""
ビゼー:歌劇「カルメン」
“La fleur que tu m'avais jetee""
ヴェルディ:歌劇「運命の力」
“La vita e inferno all'infelice!""
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」
“Gott! Welch Dunkel hier!""
ペネーリャ:エル・ガト・モンテス
“Me llamabas, Rafaeliyo?""
ビゼー:カルメン
“C'est toi!"" - ""C'est moi!""
ボーナス・トラック:メイキング
プラシド・ドミンゴ(T)
[制作]1982年
ドミンゴ『わが心のセビリャ』
[出演]プラシド・ドミンゴ(T)ヴィクトリア・ヴェルガーラ(MS)
ヴァージニア・アロソン(ソプラノ)他
[演目]カルメン、ドン・ジョヴァンニ、運命の力、セビリャの理髪師、
他のオペラアリアより
[演出]ジャン=ピエール・ポネル
[指揮]ジェイムズ・レヴァイン

734288(DVD-Video) \3350
ヴェルディ:歌劇《スティッフェリオ》
プラシド・ドミンゴ(テノール)
シャロン・スウィート(ソプラノ)
ヴラディーミル・チェルノフ(バリトン)
ポール・プリシュカ(バス)
チャールズ・アンソニー(テノール)
マルガリータ・ラティモア(メッゾ・ソプラノ)
Subtitles: I/E/G/F/S/CH
トロポリタン歌劇場管弦楽団・合唱団 
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
演出:ジャンカルロ・デル・モナコ
映像監督:ブライアン・ラージ
収録:1993年11月 ニューヨーク

734295(DVD-Video) \3350
レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》
ロベルト・アラーニャ(テノール)
スヴェトラ・ヴァシーレヴァ(ソプラノ)
アルベルト・マストロマリーノ(バリトン)
エンリコ・マッルッチ(バリトン)
フランチェスコ・ピッコーリ(テノール)
アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団・合唱団 
指揮:ヴィコスラフ・ステイ
収録:2002年2月 ヴェローナ
2006-2007年のシーズンのスカラ座はヴェルディ《アイーダ》で幕を開けた
のですが、その公演2日目の12月10日、開幕早々〈清きアイーダ〉を歌い終
えたあと、聴衆のブーイングに怒って舞台を放棄して話題をまいたロベルト
・アラーニャ。その彼が2002年2月のヴェローナ・ディ・アレーナにおける
公演のライヴ収録によるDVD。演出と舞台美術を担当したのがデヴィッドと
フレデリコの兄弟で、主役ともども“ファミリー・プロダクション”による
公演だったことも話題を呼びました。

734299(DVD-Video) \3350
ビヴァリー・シルズ/メイド・イン・アメリカ
(1)ビヴァリー・シルズ−アメリカのオペラの女王
マスネ:歌劇《マノン》-ガヴォット(1977年ニューヨーク・シティ・オペラ)
カーン:
オール・シングズ・ユー・アー(1973年NBC-TV『トゥナイト・ショウ』)
ヘンデル:
歌劇《ジュリアス・シーザー》-絶望することはないけれど
(1966年ニュー ヨーク・シティ・オペラ)
マスネ:
歌劇《マノン》-さようなら、私たちの小さなテーブルよ
(1977年ニューヨー ク・シティ・オペラ)
メドレー(1975年のTV番組『ダニー・ケイのメトロポリタン探訪』)
(2)チャイルド・スター時代
アルディティ:口づけ(1936年)
ヴェルディ:歌劇《リゴレット》-慕わしい人の名は(1939年) ほか
(3)キャリアの初期
ロンバーグ&フィールズ:
ミュージカル《アップ・イン・セントラル・パーク》-クローズ・アズ・ペー
ジス・イン・ア・ブック(1970年CBS-TV『マーヴ・グリフィン・ショ ウ』)
トーマ:
歌劇《ミニヨン》-私はティターニアよ(1956年TV『ディック・キャヴェット
・ショウ』)
ヴェルディ:歌劇《椿姫》から(1955年TV番組『オペラの脇役たち』)
(4)ニューヨーク・シティ・オペラ1955−1966
モーツァルト:
歌劇《魔笛》-夜の女王のアリア〈復讐の心は地獄のように胸に燃え〉
ムーア:
歌劇《ベイビー・ドゥのバラード》-ウィロー、ホエア・ウィ・メット・トゥ
ゲザー
(5)スターダム
ヘンデル:歌劇《ジュリアス・シーザー》-嵐から
ドニゼッティ:歌劇《ランメルモールのルチア》-狂乱の場
ハーバード&スミス:
ミュージカル《魅惑的な女》-アート・イズ・コーリング・フォー・ミー
(1973年NBC-TV『ザ・トゥナイト・ショウ』)
(6)世界的な名声を獲得
R.シュトラウス:
歌劇《ナクソス島のアリアドネ》-ツェルビネッタのアリア(1969年 エーリ
ッヒ・ライントドルフ指揮ボストン交響楽団との共演)
ロッシーニ:
歌劇《コリントの包囲》-Cielo! Che diverro? (1969年ミラノ・スカラ座)
(7)ニューヨーク・シティ・オペラへの忠誠
ロッシーニ:
歌劇《セビリャの理髪師》-今の歌声は心にひびく(1976年ニューヨーク・
シティ・オペラ)
ヴェルディ:
歌劇《椿姫》-花から花へ(1976年サンディエゴ・オペラ・プロダクション)
ドニゼッティ:
歌劇《ロベルト・デヴリュー》-Ecco L'indegno(1975年ニューヨーク・シ
ティ・オペラ・プロダシクョン)
(8)メトロポリタン・オペラ・デビュー
キャロル・バーネットとのメドレー(1976年CBS-TV『メットのシルズとバー
ネット』)
ドニゼッティ:
歌劇《ドン・パスクワーレ》-So anch'io la virtu magica
(1979年メトロポリタン・オペラ)
(9) ""アイ・シンク・ユー・シュッド・トライ・エヴリシング""
ヴィンセント&ハワード:
When the Bloom Is On the Sage (1979年TV番組『ザ・マペ ット・ショウ』
(10)舞台からの別れ
レハール:
喜歌劇《メリー・ウィドウ》-Every Movement
(1977年サン・ディエゴ・オペラ)
ポルトガル民謡:
イム・ハズ・カム・フォー・ミー・トゥ・リーヴ・ミー(1980年ニューヨー
ク・シティ・オペラでのさよなら公演)
[ボーナス・トラック]
ヴェルディ:歌劇《リゴレット》-慕わしい人の名は(1939年CBS ラジオ)
ヴェルディ:歌劇《椿姫》ハイライツ(1955年TV番組『オペラの脇役たち』)
アメリカのソプラノ歌手として大成功を収め、同国のオペラ界のリーダーと
していまなお君臨しているビヴァリー・シルズの半生を辿るドキュメント。1
929年生まれの彼女は、母親によってその音楽的才能を見出され、1930年代か
ら子供の歌手として、また子役として映画に出演するなど、早くからステー
ジ活動を始めました。1945年にプロ歌手としてデビュー、さらに1953年サン
フランシスコ・オペラを経て1955年ニューヨーク・シティ・オペラにデビュ
ー。以来、1980年に引退するまで、このニューヨーク・シティ・オペラを本
拠に、メトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座など各地の歌劇場で活躍。
一方、テレビやレコーディングなどにも積極的に進出して大衆的な人気も得
た、まさに“ディーヴァ(歌姫)”といっていい存在でした。引退後はニュ
ーヨーク・シティ・オペラのゼネラル・マネージャー、リンカーン・センタ
ーのプレジデントなどの要職をはじめ、各種の福祉・慈善活動にも献身的に
尽くしました。




<DECCA>
4758400 \1850
オガーマン:
ヴァイオリンとピアノのための作品集
1.Sarabande - Fantasie
2.First Movement
[Duo Lirico per violono e pianoforte]
3.Second Movement
[Duo Lirico per violono e pianoforte]
4.Third Movement (Valse lento)
[Duo Lirico per violono e pianoforte]
5.Fourth Movement (Finale)
[Duo Lirico per violono e pianoforte]
6.Preludio and Chant
7.Nightwings
"ユー・デン(ヴァイオリン)
ジャン= イヴ・ティボーデ(ピアノ)
録音:2006年2月 ロサンジェルス
クラウス・オーガーマンはジャズ&フュージョン系の作・編曲家として知ら
れ、フランク・シナトラ、スタン・ゲッツ、ジョージ・ベンソン、ネルソン
・リドル、アストラッド・ジルベルト、マイケル・ブレッカー、アントニオ
・カルロス・ジョビンなどとの幅広く多彩なコラボレーションでグラミー賞
も受賞しています。近年ではダイアナ・クラールとも仕事をしています。そ
の彼のヴァイオリンとピアノのための作品を収めたのが本アルバム。ヴァイ
オリンはニューヨークのジュリアード音楽院出身の、いま売り出し中の中国
生まれのユー・デン。ピアノは、フランス生まれでパリ音楽院出身のジャン
=イヴ・ティボーデ。ティボーデはデッカから何枚ものクラシック・アルバ
ムをリリースしていることはご存じと思いますが、一方ビル・エヴァンスや
デューク・エリントンなどへのトリビュート・アルバムもレコーディングし
ているなど、これまた多才なピアニストです。

4758155
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 作品53《ワルトシュタイン》
ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 作品81a 《告別》
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 作品110
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 作品27-2《月光》
ネルソン・フレイレ(ピアノ)
録音:2006年4月 スイス
来年2008年に生誕200 年を迎えるベートーヴェンのよく知られたピアノ・ソ
ナタ4曲を収録したネルソン・フレイレの最新盤。1944年ブラジル生まれの
フレイレは、いまや巨匠の域に達したピアニストのひとりです。その輝かし
いキャリアのわりにはレコーディングが少ないのですが、2001年にデッカの
専属になってから活発化し、『ショパン作品集』『シューマン:謝肉祭/子
供の情景ほか』『ショパン:ピアノ協奏曲第2番《葬送》/練習曲集ほか』
『ブラームス:ピアノ協奏曲第1&2番』と着実に通を唸らせるアルバムをリ
リースしています。このベートーヴェン・アルバムもそうした1枚です。

4758271 3枚組 \3900
コルンゴルト:歌劇《ヘリアーネの奇跡》作品20
アンナ・トモワ= シントウ(ソプラノ)
ハルトムート・ヴェルガー(バリトン)
ジョン・デイヴィッド・デ・ハーン(テノール)
ラインハルト・ルンケル(メッゾ・ソプラノ)
ルネ・パーペ(バス)
ニコライ・ゲッダ(テノール)
マルティン・ペッツォルト(テノール)ほか
ベルリン・ドイツ交響楽団 ベルリン放送合唱団
指揮:ジョン・マウチェリー
録音:1992年2月 ベルリン
デッカの『頽廃音楽シリーズ』の1つ。コルンゴルトの1927年の作品で、彼と
しては満を持して作ったオペラでしたが、初演は失敗に終わりました。それ
を機会にコルンゴルトの音楽の評価も下り気味になり、1934年にはアメリカ
はハリウッドに渡って映画音楽を手がけるようになります。ナチス・ドイツ
のオーストリア併合により、ユダヤ系だったコルンゴルトはアメリカに亡命、
以来映画音楽の作曲家として1936年と1938年にはアカデミー賞の作曲賞を受
賞しました。戦後になって映画音楽から再びシリアスな音楽への復帰を目論
見ますが、後期ロマン派的な作風はもはや時代に合わず、失意のうちに1957
年に亡くなりました。『頽廃音楽シリーズ』は近年、何点か国内盤で再発売
されましたが、この《ヘリアーネの奇跡》はその中に入っていないので、こ
こでのリリースは貴重といえます。

4758275 2枚組 \2600
ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》
テレサ・ベルガンサ(ソプラノ)
ルイジ・アルヴァ(テノール)
フェルナンド・コレナ(バス)
ローランド・パネライ(バリトン)
ジュリアーナ・ダヴォラッチーニ(ソプラノ)
ミティ・トルッカート・パーチェス(アルト)
パオロ・モンタルソロ(バリトン)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団・合唱団
指揮:シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ
録音:1963年6,7 月 フィレンツェ
このオペラのステレオ初期の代表的名盤だった1作。ベルガンサをはじめとす
る錚々たる顔ぶれの歌手陣と、巨匠ヴァルヴィーゾの指揮はいまもってオペ
ラ・ファンの心をとらえて離さないところがあります。

4758278 2枚組 \2600
ヴェルディ:歌劇《仮面舞踏会》
ビルギット・ニルソン(ソプラノ)
カルロ・ベルゴンツィ(テノール)
コーネル・マックネイル(バリトン)
ジュリエッタ・シミオナート(メッゾ・ソプラノ)
シルヴィア・スタールマン(ソプラノ)
トム・クラウゼ(バリトン)
フェルナンド・コレナ(バス)
リベロ・アルバーチェ(バス)
ピエロ・デ・パルマ(テノール)
ヴィットリア・パンダーノ(テノール)
ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団・合唱団
指揮:ゲオルグ・ショルティ
録音:1960年6月 1961年7月 ローマ
ショルティはヴェルディの《仮面舞踏会》を2度録音しており(再録音は1982
-83年)、これは最初の録音のもの。これまた錚々たるキャストによるレコー
ディングで、当時のデッカがオペラ録音にかけた情熱がひしひしと伝わって
きます。ショルティらしい烈しいダイナミズムによってヴェルディの音楽の
エッセンスを描き出そうとしています。歌手では、リカルドのベルゴンツィ
が、当時彼が得意とした当たり役だっただけに完璧な名唱を聴かせています。

4758281 3枚組 \3900
ヴェルディ:歌劇《トロヴァトーレ》
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)
マリリン・ホーン(メッゾ・ソプラノ)
イングヴァール・ヴィクセル(バリトン)
ニコライ・ギャウロフ(バス)
ノーマ・バロウズ(ソプラノ)
グレアム・クラーク(テノール)
ウィンフォード・エヴァンス(バリトン)
ピーター・クナップ(テノール)
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団 ロンドン・オペラ合唱団
指揮:リチャード・ボニング
録音:1976年9月 ロンドン
1853年にローマのアポロ劇場で初演されたヴェルディのオペラ《トロヴァト
ーレ》は、このあとに書かれた《椿姫》とまではいかないにしても、ヴェル
ディの人気オペラのひとつです。ただし第一級の作品にしては台本(ストー
リー)が複雑な15世紀のスペインの因縁話で、主役たちの人間関係の描き方
も不徹底なところがあるのと、その主役にさまざまな声域の名歌手を揃えな
ければならないという点で、なかなか優れた舞台や録音が出てきません。そ
の点、サザーランド、ギャウロフなど豪華な顔ぶれと、サザーランドの夫君
ボニングの精妙な指揮によった本アルバムは、この時代の記録として貴重な
ものです。

4758353 5枚組 \3650
アルティメット・チャイコフスキー
CD1
ピアノ協奏曲 No.1 in B flat minor, Op.23
ヴァイオリン協奏曲 in D, Op.35
CD2
「1812年」序曲 Op.49 - Choral version, edited by Andrew Cornal
弦楽セレナード in C, Op.48
交響的バラード 作品78 「地方長官 (Voyevode)」 , Op.78
幻想序曲「ロメオとジュリエット」
CD3
白鳥の湖 Op.20
くるみ割り人形 Op.71
眠れる森の美女 Op.66 / Prologue
CD4
交響曲 No.5 in E minor, Op.64
序曲「嵐」 Op.76
CD5
交響曲 No.6 in B minor, Op.74 -""Pathetique""
フランチェスカ・ダ・リミニ Op.32
ヘンリク・シェリング Vn.(CD1)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 
指揮:ベルナルト・ハイティンク (CD1,4)
サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団 
指揮:ヴラディーミル・アシュケナージ (CD2)
モントリオール交響楽団 指揮:シャルル・デュトワ (CD3,5)

4758359 5枚組 \3650
アルティメット・ヘンデル
CD1
組曲「水上の音楽」
組曲「王宮の花火の音楽」
CD2
合奏協奏曲集Op.3
CD3
オルガン協奏曲 No.5 in F
オルガン協奏曲 No.13 in F -""かっこうと夜うぐいす""
CD4
戴冠式アンセム No.1
捨子養育院アンセム
CD5
メサイア
シュトゥットガルト室内管弦楽団 
指揮:カール・ミュンヒンガー (CD1)
イングリッシュ・チェンバー・オーケストラ 
指揮:レイモンド・レパード(CD2)
オルガン:ダニエル・コルゼンパ (CD3)
Soprano: エリー・アメリンク Contralto: アンナ・レイノルズ
Tenor: フィリップ・ラングリッジ Bass: グウィン・ハウエル
アカデミー室内管弦楽団 指揮:サー・ネヴィル・マリナー

4758365 5枚組 \3650
アルティメット・オペラ
CD1
""Che gelida manina"" [ラ・ボエーム]
Viens, Mallika, ... Dome epais (Flower Duet) [ラクメ]
""Non piu andrai"" [フィガロの結婚]
""Soave sia il vento"" [コジ・ファン・トゥッテ] 他全15曲
CD2
The Ride of the Valkyries [ワルキューレ]
""Wie Todesahnung...O du, mein holder Abendstern"" [タンホイザー]
""Che puro ciel, che chiaro sol"" [オルフェオとエウリディーチェ] 
他全16曲
CD3
""La donna e mobile"" [リゴレット]
Una voce poco fa [セビリャの理髪師]
""Deh! vieni alla finestra"" [ドン・ジョヴァンニ] 他全16曲
CD4
""Vedi! le fosche notturne spoglie"" (Anvil Chorus)
[イル・トロヴァトーレ]
""Quando m'en vo"" [ラ・ボエーム]
""Dove sono i bei momenti"" [フィガロの結婚] 他全18曲
CD5
Un bel di vedremo [蝶々夫人]
""Se quel guerrier io fossi!"" - ""Celeste Aida"" [アイーダ]
Prelude [椿姫] 他全20曲
Various

4758371 5枚組 \3650
アルティメット・ヴァイオリン・クラシックス
CD1
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 in E minor, Op.64
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 No.1 in G minor, Op.26
サン=サーンス:Introduction et Rondo Capriccioso, Op.2
CD2
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 No.3 in G, K.216
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 No.5 in A, K.219
CD3
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ No.9 in A, Op.47-""クロイツェル""
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ No.5 in F, Op.24- ""春""
CD4
パラディス:シチリアーナ
モーツァルト:セレナーデ in D, K.250 ""Haffner"" - 編:クライスラー
グルック: ""オルフエオとエウリディーチェ"" より「精霊の踊り」他全24曲
CD5
ペルゴレージ:アンダンティーノ
シューベルト:セレナーデ [白鳥の歌 D.957 (Cycle)]
モーツァルト:メヌエット [ディヴェルティメント in D, K.334 他全16曲
CD1)Violin: ルッジェーロ・リッチ
ロンドン交響楽団 指揮:ピエリーノ・ガンバ
CD2)Violin: ヘンリク・シェリング
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 
指揮:サー・アレクサンダー ・ギブソン
CD3)Violin: ダヴィッド・オイストラフ Piano: レフ=オボーリン
CD4)、CD5)Violin: アルテュール・グリュミオー
Piano:イシュトヴァーン・ハイデュ

4758488 \1850
映画『THE LAST KING OF SCOTLAND(仮)』
オリジナル・サウンドトラック
MOMO WANDEL、PERCUSSION DISCUSSION AFRICA
TONY ALLEN,E.T.MENSAH&THE TEMPOS BAND
ANGELA KALULE、AFRIGO BAND、JINGO、NYZONZA SINGERS、
OSCAR SULLEY&THE UHURU DANCE BAND、
OFO THE BLACK COMPANY、NDERE DANCE TROUPE、KAWESA 他
全18曲
若く未経験なスコットランド人の医師の目から見た、人肉を食べたという噂
のアフリカの独裁者アミン大統領について書かれたガイルズ・フォーデンの
同名小説の映画化。UKの一流音楽作曲家アレックス・ヘッフェス(映画「Dear
フランキー」でお馴染み)が作曲、プロデュース!ファンキーなウガンダ
音楽も収録!

4758199 \1850
イントゥ・ザ・ライト ザ・シックスティーン feat.村治佳織
「ライア&ソネット」(インターナショナル盤)
1.フアン・ド・アンチエータ:母さま、私は恋を抱いて
2.ヨハン・パッヘルベル:カノン (Rosa Mystica)
トーマス・ビクトリア:
3.おお何と栄光に満ちた王国なのかI
4.おお何と栄光に満ちた王国なのかII
ヴィラ・ロボス
5.プレリュード 第1番ホ短調
6.プレリュード 第3番イ短調
7.プレリュード 第2番ホ長調
8.プレリュード 第4番ホ短調
9.プレリュード 第5番ニ長調
10.ガスパール・フェルナンデス:ア・ネグリート・デ・ククルンベ
11.ヴィラ・ロボス:ブラジル風バッハ第5番-アリア(カンティレーナ
12.フランシスコ・タレガ:アルハンブラの想い出
マリオ・カステルヌオーヴォ = テデスコ
13.プロセシオン
14.パソ
15.サエタ
16.トーマス・タリス:神は私たちを憐れみ(タリスのカノン
トーマス・ビクトリア:
17.あがない主の恵み深き母よ I
18.あがない主の恵み深き母よ II
19.ミゲル・リョベート:13のカタルーニャ民謡-第13曲 盗賊の歌
20.アレクサンドル・ボロディン:
ダッタン人の踊り(歌劇《イーゴリ公》より
村治佳織(ギター)ザ・シックスティーン(コーラス)
ハリー・クリストファーズ(合唱指揮)
録音:2006年7月 ロンドン
イギリスではチャント・コーラス・グループとしても非常に知名度の高い
「ザ・シックスティーン(The Sixteen)」とのコラボレーションが話題とな
りました。〈パッヘルベルのカノン〉や〈ダッタン人の踊り〉など耳に馴染
んだ名曲から貴重な古典作品まで幅広いレパートリーが、重厚な和声をバッ
クにした村治の華麗なギターの音色で奏でられ、今までに無かった新たな世
界を築いています。ザ・シックスティーンによるコーラス部分も、単なるハ
ーモニーではなく、オスカー・ワイルドやダウランドのテキストを用いて格
調高い内容に仕上がっています。




<PHILIPS>
4758285 3枚組 \3900
ヘンデル:歌劇《アグリッピーナ》
アラステマ・マイルズ(バス)
デッラ・ジョーンズ(メッゾ・ソプラノ)
デレク・リー・レイギン(カウンター・テノール)
ドナ・ブラウン(ソプラノ)
マイケル・チャンス(カウンター・テノール)
ジョージ・モスリー(バス・バリトン)
ジョナサン・ピーター・ケニー(カウンター・テノール)
ジュリアン・クラークソン(バス)
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メッゾ・ソプラノ)
イギリス・バロック管弦楽団 
指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
録音:1991年11月 1992年3月 ロンドン
ヘンデルのオペラ《アグリッピーナ》は、ヘンデルがイギリスに移る前の約
3年間にわたるイタリア滞在中に書かれた作品で、1709年にヴェネツィアで
初演されました。当時、熱狂する聴衆を前に連続27回も上演されたというヘ
ンデル最初の成功作といわれる作品です。《メサイア》などのオラトリオや
田園詩《アーキスとガラテア》などヘンデルの作品をいくつも取り上げて現
代に蘇らせているガーディナーですが、ここでも手兵イギリス・バロック管
弦楽団をバックに、ヘンデルの作品にふさわしい歌手陣をそろえ、自ら手を
入れたスコアによってこの作品の理想的な演奏を聴かせてくれます。

4758322 2枚組 \1850
アルフレッド・ブレンデル/未発表ライヴ&放送録音集 1968-2001
[CD-1]
ベートーヴェン:
ディアベッリの主題による33の変奏曲
ハ長調 作品120
[CD-2]
ショパン:
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 作品22
メンデルスゾーン:
厳格な変奏曲ニ短調 作品54
ブゾーニ:
7つのエレジー集-第3番《わが魂は汝に望みを託す》
7つのエレジー集-第6番《できごと》
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第28番イ長調 作品101
アルフレッド・ブレンデル(ピアノ)
録音:1968-2001
2006年に75歳の誕生日を迎えたアルフレッド・ブレンデル。まさに現代の巨
匠ピアニストのひとりですが、この2枚組アルバムは、それを記念してブレン
デル自らがチョイスした未発表録音集です。1968年から2001年に間に行われ
たライヴ録音、あるいは放送録音で、いずれもイギリスBBCから放送された
演奏です。ブレンデルが弾くベートーヴェンは定評のあるところですが、作
品自体が非常に珍しいブゾーニの《エレジー》、そしてショパンに取り組ん
だブレンデルというのは、めったに聴くことができません。

4758393 3枚組 \3900
ヴェルディ:歌劇《マクベス》
マーラ・ザンピエーリ(ソプラノ)
レナート・ブルゾン(バリトン)
ロバート・ロイド(バス)
ルチア・アリベルティ(ソプラノ)
ニール・シコフ(テノール)
グラエス・H・アーンシェ(テノール)
ベッテーリ・サロマー(バス)
ミオーミル・ニコリッチュ(バス)
アンドレアス・シュミット(バリトン)
ラルフ・レオポルト・ノイベルト(ボーイ・ソプラノ)
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団・合唱団 
指揮:ジュゼッペ・シノーポリ
録音:1983年11-12月 ベルリン
シノーポリのフィリップス・レーベルへの第1弾となった録音。シノーポリの
オペラ全曲録音としては、DGへの同じくヴェルディの《ナブッコ》に続くも
ので、さらにDGへコヴェント・ガーデン王立歌劇場とプッチーニの《マノン・
レスコー》を録音していました。この《マクベス》でのシノーポリの演奏は、
非常に力強い正攻法のもので、新鮮さをもってヴェルディの音楽を再構成し
ており、臨場感にあふれたものとなっています。それぞれの役に適した歌手
が集められ、ブルゾンとザンピエーリは当時ウィーンでの上演と同じ顔ぶれ
で、とりわけザンピエーリのマクベス夫人が傑出した名唱を聴かせます。

●Decca Crossover
4758481 \1850
トレジャー/ヘイリー
TREASURE / HAYLEY WESTENRA
1 Let Me Lie 05:05
2 Le Note Del Silenzio
(with Humphrey Berney) 04:21
3 Santa Lucia 02:11
4 Shenandoah 03:22
5 Whispering Hope 02:02
6 Summer Rain 03:59
7 Danny Boy 03:42
8 Puccini: One Fine Day
[Madama Butterfly - Arr. Ingman/Patrick] 03:30
9 Holst: The Heart Worships 03:16
10 E Pari Ra 03:13
11 Sonny 03:13
12 Summer Fly 03:39
13 Dowland: Melancholy Interlude 01:39
14 Stolzel: Bist Du Bei Mir 02:56
15 Abide With Me 03:32
Total Time: 49:40
ヘイリー・ウェステンラ (Vo.)
録音:2006年11月 ダヴリン
「世界に一つのピュア・ヴォイス」として日本での認知度も高い「ヘイリー
・ウェステンラ」。今作ではオペラ・アリアやアイルランド、マオリの民謡
などアーティストとしての彼女のルーツを辿るような選曲でそのヴァリエー
ションは非常に興味深いところ。更に初となる自作曲(TR.1 & 6)の収録と
ダウランドのリュート曲に自ら詩を書き下ろしている点も注目して頂きたい。

●UCJ international Rel.
4765927
フロム・ザ・ハート
From The Heart
キャサリン・ジェンキンス
1. ネッラ・ファンタジア
2. エヴリシング・アイ・ドゥ
(with ブライアン・アダムス(ギター))
3. タイム・トゥ・セイ・グッバイ
4. 花の二重唱 (withキリ・テ・カマワ)
5. カルーソー
6. 誰も寝てはならぬ(プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》より)
7. アモーレ・セイ・トゥ - オールウェイズ・ラヴ・ユー
8. ヴィドゥ・コル・メウム
9. ザ・プレイヤー
10. イル・カント
11. セギディーリャ(セビーリャの城壁の近くに)
12. 戦没者たちへの賛歌(映画『プライベート・ライアン』より)
13. 大いなる世界(Canto Della Terra)
14. シネマ・パラディーゾ(映画『ニュー・シネマ・パラダイス』より)
キャサリン・ジェンキンス(Vo.)
録音:2006年
デビューからわずか3年余り、UKでのCDセールスは150万枚を超え最新アルバ
ム「セレナード」はリリースされるやいなや総合チャート5位を記録。いまや
世界規模でもその勢いは止まず、今冬からは「Mont Blanc」(万年筆で有名
なモンブラン。最近は宝飾関係のブランドとしても有名)のブランド・イメ
ージとして世界70ヶ国で大々的なタイアップ・プロモーションが行われてい
る。4枚目のアルバムとなる今作は過去3作からのベストチョイス!満を持し
てのワールド・ワイド・プライオリティ・リリースがここに実現

<RCA RED SEAL US>
88697049272 \1450
ピーター・ピアーズ &ジュリアン・ブリーム
ダウランド、エリザベス王朝期を歌う
「Absence」「What Then Is Love?」「I Saw My Lady Weep」
「If She Forsake Me」「Dear, If You Change」「Come, Phyllis」
「Stay, Time」「It Was a Lover and His Lass」「Weep You No More」
「When Laura Smiles」「Fair, Sweet, Cruel」「Shall I Sue?」
「Sweet, Stay Awhile」「Who Is It?」「Can She Excuse?」
「Come, Heavy Sleep」「Wilt Thou Unkind, Thus Leave Me?」
「Sorrow, Stay」「The Lowest Trees Have Tops」
「Time's Eldest Son, Old Age」「In Darkness Let Me Dwell」
「Say, Love, If Ever Thou Did'st Find」
ダウランドや、トーマス・モーリー、フィリップ・ロセター、トーマス・
フォード、のエリザベス王長期の歌曲集です。この録音は、当時非常に少な
かったリュート歌曲集の先駆けのもので、ダウランドの歌曲を愛してやまな
かった名テノール、ピーター・ピアーズが最も好んで歌ったもの。またギタ
ーだけでなく当時数少ないリュート奏者であったブリームとのデュエットで
名録音と言われている1枚です。最近のバロック唱法歌手による歌い方とは
全く違いますが、その感情表現は、他には比類のないものです。


<DHM(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)イタリア>
88697031162 \1900
アントニオ・ブリオスキ:6つのシンフォニー
ト長調(1733), ニ長調(1734), 変ホ長調(1734), 変ロ長調(1741),
二長調(1741), 二長調(1741)
ヴァンニ・モレット(指揮)
アタランタ・フーギエンス(オリジナル楽器使用)
アントニオ・ブリオスキは、1730-1750頃にミラノ付近で活躍した知られざ
る作曲家。ここに収録されたシンフォニーは、古典派の交響曲として知られ
る最初期のもの。彼は当時人気も高く、多作な初期の交響曲作曲家で、作品
の多くは1730年代に、あるいはもっと以前に作曲されたと推定される。交響
曲の大部分が3声または4声の弦楽オーケストラのためのもので、3楽章構成
によっている。また、ほとんどの楽章はソナタ形式または2部形式であり、
第1楽章はソナタ形式をとることが標準となっている。ソナタ形式の楽章は
大規模な展開を示し、サンマルティーニのものより明瞭な輪郭を示している
のが特徴となっている(ヴィヴァルディのシンフォニアとは、全く異なった
様式)。ミラノに吹き込む新鮮な息吹を感じる、爽やかな曲感。そしてオリ
ジナル楽器による、はじける様な快活な楽しい演奏は、とてもリラックスさ
せてくれます。
【録音:2005年9 月25-29 日、ミラノ】


<ARS MUSICI>
AM14032 \1450
シューマン:「子供の情景」Op.15
「アラベスク Op.18」 「3つの幻想的小曲 Op.111」
「美しいヘートヴィヒ Op.106」 「2つのバラード Op.122」
「暁の歌 Op.133」 「主題と変奏」
アンゲリカ・ネベル(p)
2006年はモーツァルト・イヤーで盛り上がったが、実はシューマンの没後150
年の年でもあった。ここでは、「子どもの情景」を始めとした小品集。まず、
「子どもの情景」。冒頭の“見知らぬ国と人々”。速い!なぜこんなテンポ
で?と思い解説を見てみると、「シューマンの使っていたメトロノームは不
良品だった?」と見出しがついている。その解説によると、シューマンが書
き付けたテンポ表示は、彼が使っていた「ただしくテンポを刻まないメトロ
ノーム」が基準となっているため、それを鵜呑みにして演奏するのは間違い
だというのである。何とも想像力を刺激するエピソードではないか? “ア
ラベスク”と“3つの幻想小曲集”をはさみ、選ばれたのはバラード3曲。こ
れは本来、朗読とピアノのためのメロドラマとして作曲されたもので、最近
ではF=ディースカウの素晴らしい演奏で完全体が聴けるのだが、ここではあ
えてピアノの部分だけが演奏されている。“暁の歌”そして、“主題と変奏”
はシューマンの心の歌。すでにメトロノームなど必要とするはずもない、晩
年のシューマンの朦朧とした音楽をしみじみ味わってみたい。
アンゲリカ・ネベル: ベルリン生まれの女流ピアニスト。ハノーファーと
シュトゥットガルトで学んだ。幅広いレパートリーを持ち、音楽祭への出演
や放送局のために録音してきている。2000年に、ハイドン、ブラームス、メ
シアン、ハルフテルの作品のCD 発売(roner-records)してきている。
1995年よりデュッセルドルフ・ロベルト・シューマン大学の教授を務め、
シューマンの研究を行っている。


<OEHMS CLASSICS>
OC607(SACD-Hybrid) \1550
ヴィンツェント・リューベック:オルガン作品集
「前奏曲」 「前奏曲とフーガ」 「コラール《主イエス・キリストよ、われ
汝の名を呼ぶ》」
ヨーゼフ・ケレメン(org)
ヴィンツェント・リューベック(Vincent Lubeck 1654年 ブレーメン近郊-
1740年2月9日 ハンブルク)は、ドイツ盛期バロック音楽の作曲家・オルガニ
スト。1675年にシュターデのオルガニストとなり、演奏家・作曲家・教師と
して名声を勝ち得る。1702 年にハンブルクの聖ニコライ教会(この教会のパ
イプオルガンは、名匠アルプ・シュニットガーによって建造された、世界で
最も美麗なオルガンの一つであった。) に地位を得、終生にわたってこの座
にあった。また、バッハは青年時代にハンブルクを訪ねた折に、リューベッ
クの演奏にも触れており、バッハの初期のオルガン作品には、彼の影響が歴
然としている。しかし長い生涯のわりに、ごく僅かな作品数しか現存しなく、
ここに収録された記念碑的なコラール《主イエス・キリストよ、われ汝の名
を呼ぶ "Ichruf zu Dir Herr Jesu Christ"》と、《前奏曲とフーガ》は、
彼の最も優れた作品と言われています。。
【録音:2005年7月Ss. Cosmae et Damiani in Stade1675年シュニットガー
製作(1688年&1975年改修)オルガン】

OC584 \1450
ブラームス:ピアノ・ソナタ第1&2 番、 スケルツォOp4
アンドレアス・ボイデ(p)
陶磁器で有名なマイセンの東10kmにある、Oschatz(オーシャッツ)という街
生まれたピアニスト、アンドレアス・ボイデ。彼の演奏は今までにもマイナ
ー・レーベルからいくつか発売されており、一部の熱狂的なファンの間で語
り草となっていました。この度、OEHMSレーベルからブラームスのピアノ作品
全集をリリースすることになり、ファンとしても大きな喜びとなるはずです。
このアルバム、若きブラームスの力のこもった作品を3曲収録しています。ま
るで、あのベートーヴェンの“ハンマークラヴィーア”を聴いているような
力のこもったピアノ・ソナタ第1番。シューマンの影響が見え隠れする第2番。
そして、まるでショパンの作品を思わせるスケルツォ。どの曲も、晩年の作
品のような渋さはあまり見受けられませんが、意欲的で貪欲に音楽を貪ろう
とするブラームスの気合が聴こえてくるようで微笑ましさすら覚えるでしょ
う。ボイデの演奏は、ブラームスの構造性の確かさをきっちり押さえ、その
上で叙情的な部分も漂わせるという、まさにブラームスを演奏する理想的な
形と言えるもの。これから発売されるであろう、後期の小品集が楽しみでな
りません。
アンドレアス・ボイデ:ドイツのピアニスト。ドレスデンとロンドンでピア
ノを学び、マルコム・フレージャーにも師事。様々なヨーロッパのオーケス
トラと共演、音楽祭に出演し、絶賛を浴びている。また、現代音楽も得意と
しており、初演も行ってきている。2000年にはシューマンの作品の校訂版を
出版。Atheneレーベルより5枚のCDを発売している。
【録音:2005年7月25-28日 ケルン放送 ビスマルク・ザール】

OC589 \1450
ブラームス:
「5つの歌 Op.104*」「3つの歌 Op.42より第3番」「12の歌とロマンス
Op.44より《愛の歌》《山は険しく》《渓流のほとりの牧場》」
メンデルスゾーン:
「6つの歌 Op.59 より第5&6 番」「最初の春の日Op.48 より第5 番」
シューマン:「ロマンス第2集 Op.91」
ブルックナー:「慰めの音楽」
シューベルト:「菩提樹」
レーガー:「Es waren zwei Konigskinder」「Trutze nicht」
フリッツ・シュタイン:「Das Heimattal」、
ジルヒャー:「Untreue」
フランツ・ビーブル:
「Feinsliebchen, du sollst mir nicht barfus gehn」
ミヒャエル・グレーザー
ペーター・ダイクストラ*(指揮)
バイエルン放送合唱団
1946年に創立された長い伝統を誇るバイエルン放送合唱団。クーベリックや
コリン・ディヴィス、ロリン・マゼールなどの多くの大指揮者と共演し、当
時の現代作品から古典的な作品まで大変幅広いレパートリーを持つことで知
られています。このアルバムは、当団体が1990年から2004年までに録音した
ロマン派の小品を集めたもの。ブラームスやメンデルスゾーン、ドイツでは
おなじみのジルヒャー、そしてブルックナー、レーガーと言ったドイツ合唱
音楽を聴く際にはどうしてもはずすことのできない作品がぎっしり詰め込ま
れています。もう一つの注目点。2005年重鎮M・グレーザーの引退に伴い、当
時弱冠26歳の若さを誇るP・ダイクストラが音楽監督に就任したことで、この
合唱団の色合いがどのように変化したのかを感じることもできるはず。(新
旧2人の指揮者の聞き比べは“MACHET DIE TORE WEIT -クリスマス・キャロル
集 OC 535” でも可能) 合唱ファン必聴の1枚といえるでしょう。
【録音:1990年-2004年 バイエルン放送スタジオ、他】




<OEHMS CLASSICS>
OC591 \1450
シューベルト:「アルペジョーネ・ソナタ」D821
ヤン・ヴァーツラフ・カリヴォダ:「6つの夜想曲」Op.186
シューベルト:「白鳥の歌」より(ヴィオラとピアノ用A・ピライ編曲版)
「愛の使い」「セレナーデ」「別れ」「海辺にて」「鳩の便り」
アシャン・ピライ(Va)
ミヒャエル・エンドレス(p)
若手実力派のヴィオラ奏者、アシャン・ピライのセカンドアルバム。1stアル
バムでは、ホフマイスターの超絶技巧作品(OC334)を演奏し、この盤は現在
では定番の1枚となりました。今回は、ロマティックな作品の録音です。もち
ろん最も定番曲である「アルペジョーネ・ソナタ」と、プラハ生まれの作曲
家カリヴォダ(当時ベートーヴェンの再来と言われていた。ドイツ語名:ヨ
ハン・ヴェンツェル・カリヴォダ)の、ボヘミア民謡的な郷愁メロディーは、
心を洗われるような本当に美しい。そしてシューベルトの「白鳥の歌」を、
ピライ自身がヴィオラ用に編曲した版で演奏されます。伴奏には、長年ヘル
マン・プライの伴奏者を務めたベテラン、ミヒャエル・エンドレスが、サポ
ートを務めます。
【アシャン・ピライ】
1969年コロンボ生まれで、ロンドンとジュリアード音楽院でズカーマン等に
学んだ。1994年から様々なコンクールで優勝し、パーセル・ルーム、カーネギ
ーホールでデビューした。EMI、ASV、Meridian 等にフランスの作品を録音。
NAXOS へのバックスの作品集は非常に高い評価を得ている。
【録音:2005年9月13,14日、 イギリス、サフォーク州、 ポッテン・ホール】

OC701 \1450
From Fritz to Django
●第1部 ベンヤミン・シュミット・プレイズ・クライスラー
クライスラー:「ウィーン狂詩曲風幻想曲」「ジプシー奇想曲」
「ジプシーの女」「はすの花の国」「ファリャ:スペイン舞曲」
「Im Paradies」「パデレフスキ:メヌエット Op14-1」
「Mitternachtsglocken」「クープランの様式によるルイ13世の歌とパヴァー
ヌ」「グルック:メロディー」
ベンヤミン・シュミット(Vn) ミクローシュ・スクタ(p)
●第2部
Improvisations on Kreisler
on arranged by Benjamin Schmid
「Prelude, Allegro & Blues」「Perpetual Love’s Joy」「Liebesleid」
「Sweet Rosmarin」「J. Brandl / Fritz Kreisler: Alter Refrain」
ベンヤミン・シュミット(Vn)
ビレリ・ラグレーン(g) ゲオルク・ブラインシュミット(Bs)
ベンヤミン・シュミットの1年ぶりのアルバム。この盤の前半では、クライス
ラーの名10曲を演奏。はやり彼の演奏はスマートで現代的で、もちろんテク
ニックは申し分ない。でもその中に、ウィーン風なものが埋め込まれている
ことを感じさせてくれます。これだけなら大して驚く企画じゃありませんが、
第2部ではクライスラー作品の主題を用いて、即興的にベンヤミン自らアレン
ジしたマヌーシュ・スウィング!! しかも、ジャコ・パストリアス等多数の
ジャズ・ジャイアンツとの共演でも有名で、ジプシー・ジャズ=マヌーシュ・
スウィングを演らせたら当代随一!の超有名ギタリスト=ビレリ・ラグレー
ンががっつりと参加!ベンヤミンの兄弟でベーシストのゲオルグとのアコース
ティック・トリオで、現代版ジャンゴ・ラインハルトとでもいうべき心地好
いマヌーシュ・スウィングと、ライト・クラシック・サウンドの融合をお愉
しみいただけることをお約束します。
※マヌーシュ・スウィング:
フランス北部-ベルギー周辺で放浪生活していたジプシーの音楽家たちによっ
て演奏されて広まったアコースティックでアップ・テンポな4ビートで、ジ
プシー・スウィングとも呼ばれる。ジャズ界ではジャンゴ・ラインハルトや
ステファン・グラッペリがあまりにも有名だが、映画「ギター弾きの恋」や
「僕のスウィング」のヒットにより、近年ノスタルジックなアコースティッ
ク・ギター・サウンドの人気が再燃した。
【録音:2000年11月27-28日、 ウィーン・ベーゼンドルファーザール(第1部)
2006年5月3日、ソニック・フロー・トーンスタジオ(第2部)】

OC590 \1450
チャイコフスキー:弦楽セレナーデ Op.48
ドヴォルザーク:弦楽セレナーデ Op.22
アヒム・フィードラー(指揮)
ルツェルン祝祭弦楽合奏団
今や世界で最も人気の音楽祭となった、ルツェルン音楽祭の名を冠した名門
オーケストラ。今年設立50周年を迎えた、数々の名演に裏付けられた確固た
る実力をもつルツェルン祝祭弦楽合奏団の最新録音は、弦楽の原点でもある、
チャイコフスキーとドヴォルザークの弦楽セレナーデ。もちろん50年前の演
奏様式は変化し、ややヴィブラートを押さえ、スマートで起伏の大きい現代
的表現は、新鮮に感じられます。メンバー全員の揃った弦楽アンサンブルに
は、見事としかいいようがありません。
【アフィム・フィドラー】 シュトゥットガルトに生まれる。ケルン音楽院、
ロンドンのギルドホール音楽院で学んだ後、タングルウッドにおける小澤征
爾主宰のマスタークラスに招かれ、またまもなく、ベルナルト・ハインティ
クとカルロ・マリア・ジュリーニのアシスタントを務める。1997年にカラヤ
ン奨学金を獲得。1996年カダケス国際指揮コンクール(スペイン)にて第1位、
他入賞多数。ドレスデン国立歌劇場管弦楽団、ベルリン交響楽団、ハノーヴァ
ー北ドイツ放送フィルハーモニックなど多くの著名オーケストラに客演。1998
年よりルツェルン祝祭弦楽合奏団の芸術監督を務める。
http://www.festivalstringslucerne.org/
【2006年2月2-5日、スイス、ガブリエル・トーンスタジオ】


<ARS MUSICI>
AM14002 2枚組 \2900
ポーリーヌ・ヴィアルド=ガルシア:
ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ イ短調
ヴァイオリンとピアノのための6つの小品
ポール・ヴィアルド:ヴァイオリンとピアノのためのロマンスOp.6
ショーソン:「詩曲」Op.25
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.13
ツルゲーネフの「勝ち誇れる愛の歌」の朗読付(ドイツ語)
ウルフ・シュナイダー(Vn)
シュテファン・イモルデ(P)
ショパンが好きな人には「晩年のショパンに片思いをした人」として知られ、
ジョルジュ・サンドの好きな人ならば「コンシュエロのモデルになった人」
と認識され、ブラームスの好きな人には、「アルト・ラプソディの初演を歌っ
た人」と覚えられ、フォーレが好きな人なら、彼女の娘と婚約していたこと
もあるらしい」と覚えられている人、ポーリーヌ・ヴィアルド=ガルシア。
当時のパリで最高のメッゾ・ソプラノ歌手として知られ、自ら作曲もこなす
才女。その上、あの文豪ツルゲーネフとも親密な関係であったとは・・・。
このアルバムは、ポーリーヌの自作と彼女の息子であるポール・ヴィアルト
(彼の姉がフォーレと婚約していた)の作品、そして曲間をツルゲーネフの
晩年の傑作「勝ち誇れる愛の歌」の朗読で埋めるという趣向。素晴らしい芸
術が生まれるモチベーションの多くは異性関係にあり。と断言したくなるよ
うな異色の一枚である。
【録音:2005年10月 ロルフ・リーバーマン・スタジオ、NDRハンブルク】


<RCA RED SEAL SACD>
82876871572(SACD-Hybrid) 2枚組 \1950
マーラー: 交響曲第2番ハ短調「復活」
(マーラー協会版決定稿)
ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ) アンナ・ラーション(アルト)
デイヴィッド・ジンマン(指揮)
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団 スイス室内合唱団
2006年 月の来日公演における「巨人」の実演でも証明された通り、巨大な3管
編成を基本としたマーラーのオーケストレーションを精緻に再現し、爛熟した
後期ロマン派・世紀末の申し子マーラーが極限まで拡大させた古典形式の作品
構造を聴く者にはっきりと認識させるという点において、ジンマン/TOZ のマ
ーラー解釈は、感情の波に呑まれこみがちなバーンスタインやテンシュテット、
あるいは細部拡大的なインバル、シノーポリなど、これまでのさまざまなマー
ラー演奏とは異なる次元に立つ、まさに21 世紀のマーラー像といえる。第2
ヴァイオリンに独自の役割を与えることの多かったマーラーのオーケストレー
ションを考慮して、ヴァイオリンを舞台上の左右に振り分けるほか(舞台左か
ら第1ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、第2ヴァイオリン、コントラバスとい
う配置)、第5楽章の金管別働隊(バンダ)を別に配置するのみならず、第4
楽章「原光」でもやはり楽譜通り、金管・木管をオーケストラの反対側に置い
て空間性を強調、また、ハープも左右の舞台端に分けて配置して立体感を出す
という具合。
【録音:2006年2月10-12日:チューリヒ・トーンハレ】


<RCA RED SEAL Germany>
88697002332 \1900
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1 番 変ロ短調Op.23
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1 番 ハ短調 Op.35
デニス・マツーエフ(p)
ユーリ・テミルカーノフ(指揮)
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団
すでに日本ではおなじみ、巨人ピアニスト、デニス・マツーエフ。今作は彼の
資質がたっぷり味わえるロシア物の協奏曲集。チャイコフスキーの協奏曲は、
以前サッカーニが指揮した自主制作盤のソリストとしての盤があり、(その際
は全曲演奏していた)そちらもかなり白熱した演奏であったが、何しろ入手し
にくかったのが難点。聴き手によってかなり評価の異なる彼だけに、今回の録
音でその真価を実際に確かめてほしいところだ。カップリングのショスタコー
ヴィチも聴き物。芯のある華やかな音が、このきらびやかな曲にふさわしく、
ショスタコ・イヤーの終盤を飾る1枚として強くオススメしたい。今回は、テ
ミルカーノフ&サンクトペテルブルク・フィルの強力なサポートによる録音。
※昨年一旦受注させていただきましたが、再受注とさせていただきます。今
回、再オーダーをお願い致します。

74321736672 7枚組 \8400
「ドイツ現代音楽集 BOX 13」
一部のマニアに好評の【ドイツ現代音楽集BOX】 13巻目の発売です。今回は、
器楽作品を中心とした作品BOX となります。
Disk 1
1) Rudolf Wagner-Regeny/ Funf Miniaturen fur Gitarre (1951) -
Werner Pauli(g)
2) Bernd Alois Zimmermann/ Sonate fur Viola solo (1955) -
Gerard Ruymen(Vn)
3) Giselher Klebe/ Sonate Nr. 2 fur Violine solo (1955) -
Jenny Abel(Vn)
4) Ruth Intrada Zechlin/ Musik fur Cembalo (1957) -
Ruth Zechlin(Cemb)
5) Karlheinz Stockhausen/ Zyklus fur einen Schlagzeuger (1959) -
Christoph Caskel(Pac)
6) Jurg Baur/ Mutazioni fur Altblockflote solo (1961) -
Michael Vetter(Bfl)
7) Werner Heider/ Inventio II fur Klarinette (b) solo (1962) -
Hans Deinzer(Cl)
8) Udo Zimmermann/ Movimenti caratteristici per Violoncello solo
(1965) -Gerhard Popp(Vc)
9) Mauricio Kagel/ Mirum fur Tuba (1965) - Klaus Burger(Tub)

Disk 2
1) Helmut Lachenmann/ Dal niente (Interieur III) fur einen Solo-
Klarinettisten (1970) -Eduard Brunner (Cl)
2) Vinko Globokar/ Echanges fur einen Blechblaser.
Version fur Posaune solo (1973) - Vinko Globokar(Tb)
3) Paul Heinz Dittrich/ Cello-Einsatz (1975) - Heinrich Schiff(Vc)
4) Christfried Schmidt/ Aulodie I - Episoden fur Oboe (1975) -
Burkhard Glaetzner)(Ob)
5) Hans-Jurgen von Bose/ Sonate fur Violine solo (1975) -
Saschko Gawriloff(Vn)
6) Walter Zimmermann/Riuti.Rodungen und Wustungen fur einen
Schlagzeuger (1979/80) - Christian Dierstein(perc)
7) Wilfried Kratzschmar/ Solitude II: Netze fur Harfe solo (1980) -
Katharina Hanstedt(Harp)
Disk 3
1) Friedrich Schenker/ Solo IV for a percussionist (1980) -
Gerd Schenker(Perc)
2) Adriana Holszky/ Flux-Reflux - Solo fur Altsaxophon (1981-83) -
Peter Matejcek(Sax)
3) Younghi Pagh-Paan/ Aaa-Ga I fur Violoncello (1984) -
Lucas Fels(Vc)
4) Jorg Herchet/ Komposition (I-III) fur Harfe solo (1984) -
Katharina Hanstedt(Harp)
5) Rolf Riehm/ Toccata "Orpheus" - Magnus Andersson(g)
6) Klaus Huber/...Plainte... (Klage) fur Viola d'amore
(scordata, 1990) -.. Barbara Maurer(Viola D'amore)
Disk 4
1) Wilfried Jentzsch/ Paysage V fur Violine (1990) -
Ekkehard Windrich(Vn)
2) Younghi Pagh-Paan/ Rast in einem alten Kloster fur Bassflote
(1992/94) - Suzanne Huber(Bs-Fl)
3) Lothar Voigtlander/ Soundfiles fur Harfe und Tonband (1993) -
Nr5&6 - Katharina Hanstedt(Harp)
4) Jorg Mainka/ Show Down - Zirkulare Paraphrase linearer
Progression fur Violoncello und Live-Elektronik (1996)
-Markus Tillier(Vc) Jorg Mainka(Elektronik)
5) Nikolaus A Huber/ Mit Erinnerung fur Fagott solo (1996) -
Wolfgang Rudiger(fg)
6) Brian Ferneyhough/Unsichtbare Farben fur Violine (1997-99) -
Irvine Arditti(Vn)
7) Helmut Oehring/ Philipp fur Posaune (1998) - Uwe Dierksen(Tb)
8) Erwin Stache/ Atme fur Euphonium und gesampelten Atem (2000) -
Malte Burba(Euphonium)
9) Frank Gerhardt/ Reservoir (Eisrand) fur Schlagzeug und
Elektronik (2000/01) - Dirk Rothbrust(Drums) Frank Gerhardt(Elektronik)
Disk 5
1)Wolfgang Fortner/ Sieben Elegien fur Klavier (1950) -
Klaus Schilde(p)
2) Tilo Medek/ Meine kleine Nostalgie -
Sieben Charakterstucke fur Klavier (1974) - Tilo Medek(p)
3) Gyorgy Ligeti/ Etudes pour Piano (Premier Livre 1985) -
Volker Banfield(p)
4) Violeta Dinescu/ Dies Diem Docet fur Klavier (1986) -
Sylvia Hewig-Troscher(p)
5) Friedrich Goldmann/ Sonate fur Klavier (1988) -
Steffen Schleiermacher(p)
6) Hans Werner Henze/ Toccata mistica fur Klavier (1994) -
Christopher Tainton(p)
Disk 6
1) Hans-Karsten Raecke/ Raster 2 from "Raster 1-9 fur 1 und 2
klangerweiterte Flugel mit 6 Pianisten und 2
Schlagzeuger" (1972) - Hans-Karsten Raecke, Rudolf Meister
2) Hans-Karsten Raecke/ KleeBlatter (Bilder eines Buches) fur 1 und
2 klangerweiterte Flugel fur 4 Pianisten und 2
Schlagzeuger (1988) - Hans-Karsten Raecke, Rudolf Meister
3) Helmut Lachenmann/ Guero fur Klavier (1970) - Yukiko Sugawara(p)
4) Hermann Keller/ Extempore I fur Klavier (1986) - Hermann Keller(p)
5) Hermann Keller/ Schwebungen/Brechungen fur Klavier (1986) -
Hermann Keller(p)
6) Gerhard Stabler/ Internet 1.9. fur Klavier (1995) -
Paulo Alvares(p)
7) Mauricio Kagel/ "Teil I" from "Mimetics (Metapiece) (1960)
simultan mit Schoen Hut fur Toy Piano und IKEA Balle
(2001) - Steffen Schleiermacher(p)
8) Ralf Hoyer/ ...ich war's, ich bin's fur Klavier und
Live-Elektronik (1982/83) - Ralf Hoyer(p)
9) Klarenz Barlow/ "Ausschnitt" from "C,og^luotobusis,letmesi fur
Klavier" (1975-79) - Herbert Henck(p)
Disk 7
1) Gerd Zacher/ "Timbres-durees fur Olivier Messiaen" from "Die Kunst
einer Fuge - Bachs Contrapunctus I in zehn
Interprtationen# (1968) - Gerd Zacher(org)
2) Gyorgy Ligeti/ Volumina fur Orgel (1966) - Hans Gunther Wauer(org)
3) Juan Allende-Blin/ "Mein blaues Klavier" fur Orgel und Drehorgel
(1969-70) - Gerd Zacher(org)
4) Hans-Joachim Hespos/ SNS fur Orgel(1975) - Friedemann Herz(org)
5) Peter Bares/ Improvisation fur Orgel (Hommage a Johann Sebastian
Bach, 1982) - Peter Bares(org)
6) Jorg Herchet/ Komposition IV fur Orgel (1976) -
Michael-Christfried Winkler(org)
7) Friedrich Goldmann/ Orgelstuck 84 (1984) - Werner Jacob(org)
8) Michael-Christfried Winkler/ Adaption von "Erbarm dich mein, o
Herre Gott" BWV 721 von Johann Sebastian Bach(1978) -
Michael-Christfried Winkler(org)


★RCA コンプリート BOX 25タイトル 値下げのご案内
下記のBMG BOX商品は下記価格に値下げになります。通常商品としてお取り扱
いたします。尚、限定入荷で更に安くなる場合もございますので、ご注文の
際にお問い合わせ下さい。

82876603902 3枚組 \1500
モーツァルト:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)
ガルネリSQ

82876557032 3枚組 \1500
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
アックス&プレヴィン

82876678882 4枚組 \2000
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
ズカーマン

82876678862 4枚組 \2000
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集
オーフラ・ハーノイ

82876603922 4枚組 \2000
シューベルト:交響曲全集
コリン・ディヴィス

82876678872 5枚組 \2500
ブラームス:ピアノ独奏曲全集
オピッツ

82876557022 5枚組 \2500
ベートーヴェン:交響曲全集
トスカニーニ

82876557052 5枚組 \2500
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集
ラローチャ

82876678892 6枚組 \3000
スパニッシュ・ギター作品集
ジュリアン・ブリーム

82876678852 6枚組 \3000
メンデルスゾーン:交響曲、管弦楽、協奏曲集
フロール

82876557812 6枚組 \3000
チャイコフスキー:交響曲全集、管弦楽曲集
テミルカーノフ

82876557072 6枚組 \3000
チャイコフスキー:3大バレエ音楽集(全曲版)
スラットキン

82876557082 6枚組 \3000
V=ウィリアムズ:交響曲全集、管弦楽曲、チューバ協奏曲
プレヴィン

82876678912 7枚組 \3500
J.S.バッハ:RCAレコーディングズ
ランドフスカ

82876603912 7枚組 \3500
グリーグ:ピアノ独奏曲全集
オピッツ

82876557062 7枚組 \3500
シベリウス:交響曲全集、管弦楽作品集
コリン・ディヴィス

82876557042 8枚組 \4000
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集
ガルネリSQ

82876603952 9枚組 \4500
ブルックナー:交響曲全集
マズア

82876678922 10枚組 \5000
RCA録音全集
ラフマニノフ

82876557012 10枚組 \5000
バッハ:受難曲、オラトリオ集
ペーター・シュライヤー、グッテンベルク

82876603932 10枚組 \5000
コンダクツ・ベルリオーズ
ミュンシュ

82876678932 12枚組 \5500
ヴェルディ作品RCA 録音集
トスカニーニ

82876678902 12枚組 \5500
ウィーン音楽集
ロベルト・シュトルツ

82876603962 12枚組 \5500
RCA録音集
カルーソー

82876557092 14枚組 \6000
ワーグナー:「ニーベルングの指輪」全曲
ヤノフスキ

<EMI CLASSICS>
CDC-3843212 \1980
シューベルト:作品集(第4回最終編)
ピアノ・ソナタ ハ短調 D958
竪琴弾きの歌Op.12(3曲) D478
墓堀人の郷愁 D842
遺稿作品集:
義務と愛 D467
アレグレット D900 ハ短調
生気 D937
アレグレット D346 ハ長調
ヨハンナ・セブス
アンダンティーノ D348 ハ長調
イアン・ボストリッジ(テナー)
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
シューベルト作品をより幅広く味わえる好企画と評価されるシリーズの最終
編では、未完、あるいは最終稿からは除かれた作品の再発見にまで踏み出し
た意欲作です。

CDC-3653932 \1980
ブラームス:ドイツ・レクイエム Op.45
ドロテア・ロシュマン(ソプラノ)
トーマス・クヴァストホフ(バリトン)
ベルリン放送合唱団(主席指揮者:サイモン・ハルゼイ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サイモン・ラトル指揮
ブラームスが母の死を機会に人類全体に捧げドイツ語のテキストにより作曲
した傑作をラトル&ベルリン・フィルが力強く感動的に描ききりました。06年
10月26-28日のライヴ。

CDC-3783742 \1980
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第1集
ヴァイオリン協奏曲第2番二長調 K211(1775)(カデンツァ:ヴェンゲーロフ)
ヴァイオリン協奏曲第4番二長調 K218(1775)(カデンツァ:ヴェンゲーロフ)
協奏交響曲(ヴァイオリンとヴィオラのための)変ホ長調 K364(1779)*
マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン、指揮)
*ローレンス・パワー(ヴィオラ)
UBSヴェルビエ・フェスティヴァル室内管弦楽団
18ヶ月に及ぶ準備期間を経て世界ツアーと録音企画をスタートさせたヴェン
ゲーロフのモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集。06年8月のロンドン、
プロムスでもコンサートは大絶賛を博しました。07年春には北米、欧州ツア
ーを経ていよいよ7月には日本での6回のモーツァルト・ツアーが予定されて
います。ヴェンゲーロフがソリストと指揮者の二役を兼ねたより親密度、完
成度の高い全集企画にご期待下さい。

CDC-3823902 \1980
「ロマンス」
グラズノフ:メロディ Op.20-1
サン=サーンス:アレグロ・アパッショナータ Op.43
ドヴォルザーク:ロンド Op.94
チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ Op.11
ラロ:チェロ協奏曲 二短調
カザルス編:鳥の歌
ハンナ・チャン(チェロ)
ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミア管弦楽団
アントニオ・パッパーノ指揮
チャンとパッパーノの顔合わせによる録音は数々の賞を獲得して評価されて
きましたが今回の19世紀ロマン派のチェロとオーケストラのための作品によ
る新録音もその魅力を余すところなく表現した期待の新盤です。パッパーノ
とサンタ・チェチーリアOとの初収録ともなる録音です。

8CZS-3873582 3枚組 \3000
THE POWER & THE GLORY
ヴィヴァルディ:グロリアより/ムーティ指揮
バッハ:主よ、人の望みの歓びよ/キングズ・カレッジCho
シャルパンティエ:テ・デウム−前奏曲/レッジャー指揮
ヘンデル:メサイアより/マッケラス指揮
ヴェルディ:レクイエムより/ジュリーニ指揮
バッハ:復活祭オラトリオより/パロット指揮他 全56曲
宗教音楽作品の名曲をずらりとそろえたアンソロジー3枚組み

CZS-3825912 6枚組 \3150
100 BEST SACRED WORKS
CD1/宗教音楽の500年間
グレゴリアン・チャント:Sub tuum praesidium/ダウンサイド・アビー合唱団
他 アッレグリ; ダンスタブル; タリス; シェパード 他の作品 
全17曲
CD2/バロックの宗教的絶頂
ヴィヴァルディ:グロリアより/キングズ・カレッジ合唱団、
クローベリー指揮 他
J.S.バッハ; ヘンデル; パーセル; ロッティの作品 全18曲
CD3/モーツァルト、ハイドン & ベートーヴェン
モーツァルト/ベイヤー編:レクイエムよりキリエ、ラクリモサ他/
ウェルザー=メスト指揮 他; 全16曲
CD4/フランス宗教音楽の古典
シャルパンティエ:テ・デウムより前奏曲
/レッジャー指揮、アカデミー室内O. 他
グノー; ベルリオーズ; フォーレ; ドゥリュフレ; フランク他の作品
全13曲
CD5/ロマン派宗教音楽の傑作
フンメル:ミサ曲変ホ長調よりサンクトゥス
/シュトゥットガルト・ヒムナス少年Cho.他
メンデルスゾーン; ロッシーニ; 
シューベルト; エルガー他の作品全17曲 
CD6/現代の宗教的名曲集
ジェンキンス:アームド・マンよりアニュス・デイ
/ジェンキンス指揮、ロンドン・フィル他
ストラヴィンスキー; バーンスタイン; 
ロイド・ウェッバー他の作品全15曲
バードからバーバーまで500年に及ぶ偉大な宗教的癒しの作品の集大成!

●50CD BOX シリーズ
大作曲家に焦点をあてて名曲を網羅、圧倒的な廉価でご案内する企画です

CZS-3877392 50枚組 \12500
ベートーヴェン・ボックス
交響曲全集/クリュイタンス指揮、ベルリン・フィル
ヴァイオリン協奏曲/オイストラフ、クリュイタンス指揮
ピアノ・ソナタ全集/ハイドシェック
ヴァイオリン・ソナタ全集:フェラス、バルビゼ
チェロ・ソナタ全集:トルトゥリエ、ハイドシェック
弦楽四重奏曲全集/ハンガリアQ
荘厳ミサ曲/ジュリーニ指揮
「フィデリオ」/カラヤン指揮、デルネシュ、ヴィッカース、
ベルリン・フィル 他

CZS-3858532 50枚組 \12500
シューベルト・ボックス
交響曲全集/メニューイン指揮
弦楽四重奏曲集(8曲)/ハンガリアQ
ピアノ三重奏曲(2曲)/コラール、デュメイ他
即興曲集/チッコリーニ
ピアノ・ソナタ(11曲)/ルディ、チッコリーニ、ツァハリアス
ミサ曲集/サヴァリッシュ指揮 他
歌曲集(58曲)/ベイカー、ポップ、フィッシャー=ディースカウ、
ヘンドリックス
「美しき水車屋の娘」/ベーア
「冬の旅」/ヴィッカース
「白鳥の歌」/ベーア 他

CZS-3878942 50枚組 \12500
モーツァルト・ボックス
交響曲全集/テイト指揮
ピアノ協奏曲集(18曲)/バレンボイム(ピアノ、指揮)
ヴァイオリン協奏曲集(5曲)他/オイストラフ(ヴァイオリン、指揮)
ホルン協奏曲集(4曲)/ヴラトコヴィツ
弦楽四重奏曲集(6曲)&弦楽五重奏曲集(5曲)ホイトリンクQ他
ピアノ・ソナタ集(10曲)&変奏曲集(15曲)/バレンボイム
歌曲集(19曲)/ヘンドリックス
レクイエム/ブルゴス指揮
「後宮からの逃走」/クリップス指揮、ローテンベルガー他
「フィガロの結婚」/バレンボイム指揮、フィッシャー=ディースカウ他
「ドン・ジョヴァンニ」/バレンボイム指揮、ソワイエ他
「コジ・ファン・トゥッテ」/ハイティンク指揮、ヴァネス他
「魔笛」/サヴァリッシュ指揮


<EMI UK>
CDZ-3826052 \1000
フェイヴァリット・カラス
今の歌声は-ロッシーニ「セビリャの理髪師」
悲しみよ去りゆけ-ロッシーニ:「シンデレラ」
愛の神よ、安らぎを与えたまえ-モーツァルト「フィガロの結婚」
受けとって、あなたは私のために-ドニゼッティ「愛の妙薬」
香炉はくゆり-ドニゼッティ「ランメルモールのルチア」
早くきて、あかりをつけておくれ-ヴェルディ「マクベス」
世のむなしさを知る神-ヴェルディ「ドン・カルロ」
アヴェ・マリア-ヴェルディ「オテロ」
燃える恋の思いに-ベルリオーズ 「ファウストの劫罰」
ハバネラ-ビゼー「カルメン」
いつかのような暗い夜に-ビゼー「真珠採り」
春はめざめて-サン=サーンス「サムソンとダリラ」
私が女王のように町を行くと-マスネ「マノン」
以上 マリア・カラス(ソプラノ)
カラスがオペラ・ステージで、また録音で成し遂げた業績は伝説的、彼女の
比類なき芸術の代表盤をまとめた一枚。07年はカラスの没後30年になります。

<NAXOS> 各1枚 \880
8.555849
ブラームス(1833-1897):<4手のためのピアノ作品全集第17集>
ピアノ協奏曲第1番(2台ピアノ版) 
ヨアヒム(1831-1907):デメトリウス序曲(ブラームスによる2台ピアノ版)
演奏/ジルケ=トーラ・マティース(ピアノ)、
クリスティアン・ケーン(ピアノ)
同じ曲の連弾版(8.554116)に続く、2台ピアノ版が登場。より音が重厚にな
ったのはもちろん、その構成力に協奏曲の原型を聴くという楽しみもあり、
ブラームス・ファンは注目の一枚です。友人ヨアヒムの作品は、作曲家とし
ての才能を感じさせる逸品です。

8.557423
ラフマニノフ(1873-1943):
ピアノ三重奏曲第1番「悲しみの三重奏曲」/ピアノ三重奏曲第2番「悲しみ
の三重奏曲」 − 偉大な芸術家の思い出(1893、1907改訂)
演奏/ヴァレーリー・グロホフスキ(ピアノ)、
エデュワルド・ヴルフソン(ヴァイオリン)、
ドミトリ・ヤブロンスキー(チェロ)
「悲しみの三重奏曲」という副題の通り、哀愁を帯びた雰囲気あふれるメロ
ディにより、ラフマニノフ的なロシアン・ロマンを漂わせる2曲。第2番はチャ
イコフスキーの訃報を聞いて作曲したものであり、先輩作曲家の作品(ピアノ
三重奏曲)を受け継いだような存在です。

8.557565
エルンスト(1814-1865):<ヴァイオリンと管弦楽のための音楽>
ロッシーニの「オテロ」のアリアによる幻想曲
ヴァイオリン協奏曲「悲愴協奏曲」/悲歌/ヴァイオリン小協奏曲ニ長調
「パパゲーノ」によるロンド
演奏/イリヤ・グルーベルト(ヴァイオリン)、
ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
「庭の千草(夏の名残のバラ)による演奏会用変奏曲」がアンコール・ピース
として有名な、19世紀のヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト兼作曲家。パガ
ニーニと並び称されるその作品は、すべてヴァイオリンのテクニックを100%
引き出します。ヴィエニャフスキが使っていたグァルネリを手に、グルーベル
トが自在な演奏を聴かせます。

8.557710
エルガー(1857-1934):
頌歌「ミュージック・メイカーズ(音楽の作り手)」/海の絵 
※英語歌詞付き
歌・演奏/サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)、
サイモン・ライト(指揮)
ボーンマス交響楽団・合唱団
「ミュージック・メイカーズ」は「エニグマ変奏曲」のメロディなど、他の作
品が使われるエルガー版「英雄の生涯」といった声楽作品。オーケストラ付き
の歌曲集「海の絵」は、イギリスで人気の作品です。バルビローリの下で仕事
をしたライト、俊英歌手として注目されるコノリーの歌も見事です。

8.557713
R.シュトラウス(1864-1949):<ピアノ曲集>
5つの小品/ピアノ・ソナタ/4つの情緒のある風景
演奏/ステファン・ヴェセルカ(ピアノ)
R.シュトラウスが残したピアノ曲は、初期(10代)に書かれたごくわずか。
この一枚で、そのほとんどが網羅できてしまうほどなのです。その作風はメ
ンデルスゾーンやシューマンらの影響が強い、ロマン派音楽そのもの。それ
だけに新鮮な作品集でもあるでしょう。

8.557784
バックス(1883-1953):
ヴィオラ・ソナタ/演奏会用小品/伝説/1楽章による三重奏曲
演奏/マーティン・オートラム(ヴィオラ)、
ジュリアン・ロルトン(ピアノ)、
ローレンス・ジャクソン(ヴァイオリン)
ヴィオラの中間色を好んだバックスですが、アイルランドへの憧れを込めた
「演奏会用小品」と「ヴィオラ・ソナタ」が出色。交響曲や管弦楽曲のよう
なファンタジーがあり、イギリス音楽ファンやドビュッシー・ファンには喜
ばれるでしょう。

8.557862
ダウランド(1563-1626):<リュート曲全集第2集>
ラクリメ(パヴァーヌ)/ラクリメへのガイヤルド/パヴァーヌ(P16)/
同(P.18)/エセックス伯のガイヤルド/ジャイルズ・ホビー氏のガイヤルド
/ダウランドの涙(わたくしは見た、あの人が泣くのを)(ノース編曲)
/サー・ヘンリー・アンプトンの葬送/サー・ジョン・ラングトンのパヴァ
ーヌ/ラングトン氏のガイヤルド/パイパーのパヴァーヌ/ディゴリー・パ
イパー大佐のガイヤルド/ダウランドの別れ/ガイヤルド(P.30)/マニャ
ルダ(ヘンリー・ノエル氏のガイヤルド)/ラクリメ(別ヴァージョン)/
つねにダウランド、つねに悲しき 
※リュート曲のPはポウルトン(Paulton)のリュート曲集の番号による
演奏/ナイジェル・ノース(リュート)
名手ノースによるシリーズ第2弾は、有名な「ラクリメ」(涙のパヴァーヌ)
を含む作品集。自身の編纂した楽譜を使い、ライナーノートも書いていますの
で、まさに彼の美学が結集したシリーズと言えるでしょう。しっとりとした
演奏も、もちろん素晴らしいものです。

8.557914
マルティヌー(1890-1959):<ピアノ曲全集第1集>
8つの前奏曲/庭に面した窓/寓話/3つのスケッチ/クリスマス/舞曲のス
ケッチ/フォックストロット
演奏/ジョルジオ・コウクル(ピアノ)
1920年代から30年代をパリで過ごし、ジャズやタンゴなどを吸収しながら作曲
を続けていたマルティヌー。この時期に書かれた、多くの小粋なピアノ曲を体
系化するシリーズの第1弾。プラハに生まれ、名手フィルクシュニーらに師事
したピアニストの演奏です。

8.559294
ホヴァネス(1911-2000):
フリミアン・ハイリグ/ギター協奏曲(世界初録音)/交響曲第60番「アパ
ラチア山脈に寄す」(世界初録音)
演奏/ジェラード・シュウォーツ(指揮)
ベルリン放送交響楽団、
ラース・ランチ(トランペット)、デーヴィッド・ライスナー(ギター)
2つの世界初録音を含む作品集ですが、多作家だったホヴァネスの一端を垣間
見る重要な一枚。1944年作曲の「フリミアン・ハイリグ」から、1979年に初演
された「ギター協奏曲」、1985年にアパラチア地方の民俗詩に影響を受けて
かれた交響曲まで、エキゾティックかつロマン主義的な作風は変わりません。
終生の伴侶となった日本人の夫人によるライナーノートは、これらの作品を
知るために有益な情報です。

8.559317
W.シューマン(1910-1992):
交響曲第3番/交響曲第5番「弦楽のための交響曲」
ユディト:管弦楽のための舞踏詩
演奏/ジェラード・シュウォーツ(指揮)
シアトル交響楽団
1941年に作曲された第3番、弦楽のために書かれている第5番、名振付師マー
サ・グレアムのために書かれた「ユディト」。3曲とも力強く近代的な響きが
特徴であり、コープランドやバーバーらと共に20世紀アメリカ音楽を築いて
きた作曲家らしい、存在感にあふれています。

8.570151
シューマン(1810-1856):3つの弦楽四重奏曲(第1番-第3番)
演奏/ファイン・アーツ四重奏団
「室内楽の年」と呼ばれる1842年に作曲され、メンデルスゾーンに献呈され
た3曲の弦楽四重奏曲は、シューマンの隠れた名品。第1番の冒頭から、この
作曲家らしい詩情と哀愁に満ちあふれています。シカゴで誕生したベテラン
四重奏団の演奏も見事です。

8.570179
カーゲル(1931- ):シナリオ/デュオドラメン/典礼
演奏・歌/マウリツィオ・カーゲル(指揮)
ザールブリュッケン放送交響楽団、
マーガレット・チョーカー(ソプラノ)、
ローラント・ヘルマン(バリトン)、マーティン・ヒル(テノール)、
ロマン・ビショフ(バリトン)、ワウト・オーステルカンプ(バス)、
リスボン・グルベンキアン合唱団
弦楽の演奏にブニュエル(映画監督)とダリの会話を重ねたユニークな「シ
ナリオ」。マーラーから影響を受けた「デュオドラメン」(ソプラノ+バリ
トン)。やや規模の大きい編成による「典礼」。1980年代以降に書かれたこ
の3作品は、ユニークな実験的作風を端的に表しており、作曲者自身による
指揮が、より信頼度を高めています。

8.570198
ディッタースドルフ(1739-1799):<シンフォニア集その2>
シンフォニア ニ長調(Grave D6)/シンフォニア 変ホ長調(Grave Eb9)
/シンフォニア イ長調(Grave A6) 
演奏/アルバロ・カッスート(指揮)
リスボン・メトロポリタン管弦楽団
ハイドン、モーツァルトと同時代を生きただけではなく、互いに影響し合っ
た音楽家仲間として、さらなる再評価が望まれるディッタースドルフ。晩年
に作曲されたニ長調の作品を聴くだけでも、それが過大評価ではないことが
わかるでしょう。ポルトガルの音楽家たちが、爽快な演奏を聴かせます。


<NAXOS OPERA>
8.660187-88 2枚組 \2160
カヴァッリ(1602-1676):
歌劇「アポッロとダフネの愛」
(ライヴ録音:2004年5月、スペイン、ラ・コルーニャ、ロサリア・カスト
ロ劇場)
※伊語リブレットはwebsiteでご覧いただけます。
歌・演奏/マリオ・ゼッフィリ(テノール)、
マリアーナ・ピッツォラート(メゾ・ソプラノ)、
マリサ・マルティンス(メゾ・ソプラノ)、
アグスティン・プルーネル=フリエン(テノール)、
アスンプタ・マテウ(ソプラノ)、カルロ・レポレ(バス)、
ホセ・フェレーロ(テノール)、ソレダ・カルドソ(ソプラノ)、
ウーゴ・ガリアルド(バス)、ファビオラ・マシーノ(ソプラノ)、
ルイサ・マエッソ(メゾ・ソプラノ)、
アンナ・ビクリアルディ(ハープシコード)、
フランシスコ・デ・ボルハ・マリーニョ(オルガン)、
レジェス(レィエス)・ゴメス・ベニート(ハープ)、
ダビド・エテブ(チェロ)、
ホセ・フェルナンド・ロドリゲス(コントラバス)、
タニア・セオアネ・ロドリゲス(ファゴット)、
イバン・サンチェス(トロンボーン)、
アルベルト・ゼッダ(指揮)
ガリシア青年交響楽団
同時代のモンテヴェルディと並び、オペラ創世記に活躍した作曲家として、
近年再評価を受けつつあるカヴァッリ。ギリシャ神話の有名なアポロとダフ
ネを題材にしたこのオペラは、牧歌的な明るさと歌が特徴であり、バロック
・オペラの入門アイテムとしてもおすすめです。

<NAXOS HISTORICAL>
8.111061-63 3枚組 \2640
J.S.バッハ(1685-1750):
平均律クラヴィーア曲集第2巻(24の前奏曲とフーガ)
ボーナス・トラック[前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調BWV.998]
(録音:[平均律クラヴィーア曲集]1951年7月-1954年3月、コネチカット、
レークヴィル、[前奏曲、フーガとアレグロ]1946年5月2日、ニューヨーク、
ロトス・クラブ)
演奏/ワンダ・ランドフスカ(ハープシコード)
マーク・オバート=ソーン復刻。第1巻(8.110314-15)の続編は、晩年に彼
女の自宅で録音された重要な記録であり、古楽器演奏が市民権を得た現在だ
からこそ、プレイエル製ハープシコードの音や約半世紀前の奏法を記録した
録音に、注目が集まるのでしょう。

8.111100 \880
<エリーザベト・シューマンのモーツァルト&ウィーン・オペレッタのアリ
ア録音集1926-1938>
モーツァルト:
モテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」-アレルヤ(ラテン語歌詞)/歌劇
「羊飼の王様」-わたしは末永く彼女を愛するだろう(伊語歌詞)/歌劇「フィ
ガロの結婚」-自分で自分がどうなっているかわからない(伊語歌詞)/同-
さあ、ひざまずいて(伊語歌詞)/同-恋とはどんなものかしら(伊語歌詞)
/同-愛しい人、早く(伊語歌詞)/歌劇「ドン・ジョヴァンニ」-ぶってよ、
ぶってよ、愛しいマゼット(伊語歌詞)/同-もし、あんたがいい子にしてい
たら(伊語歌詞) 
J.シュトラウスII世:
オペレッタ「こうもり」-侯爵様、あなたのようなお方は/同-いなか娘の姿
で 
ツェラー:
オペレッタ「小鳥売り」-僕のおじいちゃんが二十歳の時/同-僕のおじいちゃ
んが二十歳の時(ナイチンゲールの歌)(英語歌詞)/オペレッタ「坑夫長」
-怒らないで 
ツィーラー:
オペレッタ「放浪者たち」-素晴らしきもの、心安らぐ夜よ/オペレッタ「観
光案内人」-おおウィーン、我が愛しのウィーン 
ベルテー:オペレッタ「3人娘の家」-幸せとは何でしょう 
ホイベルガー:オペレッタ「オペラ舞踏会」-別室へ行きましょう 
クライスラー:オペレッタ「シシー」-私は運命を信じる 
ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ「天体の音楽」 
ベナツキー:グリンツィングにもう一度行かなくちゃ 
ジーツィンスキー:わが夢の都ウィーン 
※解説に歌詞は付いておりません。言語記載のないトラックは全て独語歌詞
です。
歌・演奏/エリーザベト・シューマン(ソプラノ)、
マージョリー・ヘイワード(ヴァイオリン)、
ジョージ・ビング(指揮)管弦楽団、
ローレンス・コリングウッド(指揮)管弦楽団、
カール・アルヴィン(指揮)管弦楽団、
カール・アルヴィン(指揮)ウィーン国立歌劇場管弦楽団、
ワルター・ゲール(指揮)管弦楽団、
レオ・ロゼネーク(指揮)管弦楽団 
マーク・オバート=ソーン復刻。30代から40代にかけてという、歌手として
最も脂の乗った時期に録音された多くのトラックは、この歌手が見事な活躍
をしたことを現代に伝えてくれます。得意のアリア集には、彼女がアメリカ
へと渡る年までのものを収録しました。

8.111135 \880
モーツァルト(1756-1791):
ヴァイオリン協奏曲第3番(HMVによる録音:1935年12月19日、パリ) 
パガニーニ(1782-1840):
ヴァイオリン協奏曲第1番(HMVによる録音:1934年5月18日-19日、パリ) 
ノヴァーチェク(1866-1900):
8つの演奏会用カプリッチョ-第4番「無窮動」
(HMVによる録音:1934年5月18日、パリ) 
ショーソン(1855-1899):
詩曲(録音:1952年2月15日、ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ)
●演奏/ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)、
ジョルジュ・エネスコ(指揮)、
ピエール・モントゥー(指揮)パリ交響楽団、
エードリアン・ボールト(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ウォード・マーストン復刻。10代最後の輝きとも言える、1930年代前半の演
奏を記録。そして1950年代に録音したショーソンは、初CD化の貴重な演奏。
晩年のメニューインしか知らない人にこそ聴いて欲しい、みずみずしい音楽
です。


<MARCO POLO>
8.225286 \1550
ヨハン・シュトラウスI世(1804-1849):<作品集第10集>
ワルツ「芸術家舞踏会のダンス」/マイアベーアの歌劇「ユグノー教徒」の
主題によるコティヨン/ワルツ「夢遊病者」/人気のシュペル・ポルカ/ワ
ルツ「ドイツの思い出」/祝典カドリーユ/ワルツ「故郷の楽の音」/オリ
ジナル・パレード行進曲/戴冠式のワルツ/ウィーンの謝肉祭のカドリーユ
演奏/エルンスト・メルツェンドルファー(指揮)
スロヴァキア・シンフォニエッタ・ジリナ
ついに10枚目を数える作品集は、得意とした舞踏会の音楽やオペラ、謝肉祭
や貴族の結婚式といったさまざまな機会に書かれたものばかり。ザルツブル
ク生まれの名指揮者、メルツェンドルファーがウィーンの粋を届けてくれる
一枚です。


<CPO>
777017-2 3枚組 \6300
ジークフリート・ワーグナー(1869-1930):歌劇「ライヌルフとアデラシア」
歌・演奏/ハナ・ミヌティッロ(メゾ・ソプラノ)、
ロマン・トレケル(バリトン)、フランク・ファン・アケン(テノール)、
エリーザベト=マリーア・ワチュートカ(ソプラノ)、
トーマス・W・クックラー(テノール)、フランツ・ハヴラータ(バリトン)、
レギーナ・クレッパー(ソプラノ)、ヤツェク・ヤニシェフスキ(バス)、
マルガレーテ・ヨスヴィヒ(アルト)、アンドレア・ラング(ソプラノ)、
フローリアン・プライ(バリトン)、
ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)
ラインラント=プファルツ国立フィルハーモニー管弦楽団、
シュトゥットガルト合唱団
12世紀の南イタリアに実在した王を主人公に、父リヒャルト譲りの歴史もの
オペラを作曲。その初演となった2003年のライヴ録音であり、オペラ作曲家
としての再評価を促した作品です。近年スター歌手への道を歩みつつあるミ
ヌティッロやトレケルら、歌手陣にも注目です。

777089-2 \2100
テレマン(1681-1767):<ヴァイオリン協奏曲全集第2集>
ヴァイオリン協奏曲TWV51:C3/同TWV51:g1/同TWV51:h2/同TWV51:G7/
同TWV51:a2/同TWV 51:B1/同TWV51:A4
演奏/エリザベス・ウォルフィッシュ(ヴァイオリン&指揮)
オルフェオ・バロック・オーケストラ
テレマン作品は数多くの録音がありながら、ヴァイオリン協奏曲は比較的ま
だ知られていない“宝庫"かもしれません。イギリス古楽のベテランと、CPO
の既発売CDで人気が高まっているアンサンブルが、新鮮なテレマン像を描き
出しています。

777122-2 \2100
ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):
交響曲第1番/交響曲第2番 ※全曲世界初録音
演奏/フランク・ベールマン(指揮)
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
ブラームスと交友関係を結び、互いに認め合っていたというヘルツォーゲン
ベルクですが、その知名度と作品への理解はまだまだ低いものです。同時代
の才能を知るきっかけとして、2つの交響曲は必聴。ドイツ・ロマン派におけ
る到達点のひとつだと言えるでしょう。

777147-2 \1480
サッリネン(1935- ):<室内作品集>
序奏とタンゴ序曲/室内音楽第3番「ドン・フアンキホーテの夜の踊り」/
セバスティアン・ナイトのための悲歌/室内音楽第4番「セバスティアン・
ナイトのための悲歌のメタモルフォーゼス」/室内音楽第5番「バラバ変奏曲」
演奏/アルト・ノラス(チェロ)、
ミカ・ヴァユリュネン(アコーディオン)、
ラルフ・ゴトーニ(ピアノ、指揮)
ヴィルトゥオージ・ディ・クーモ
シベリウスの後継者でもあるサッリネンですが、タンゴにインスパイアされ
た作品集はちょっと珍しいもの。しかし意外にもフィンランドでは、タンゴ
が愛好されているのです。そのスタイルを自らの作風とミックスした作品集
であり、北欧音楽への認識が大きく変わるでしょう。

777220-2 \2100
フンメル(1778-1837):オラトリオ「紅海の航行」
演奏・歌/ヘルマン・マックス(指揮)
ライニッシェ・カントライ、
ダス・クライネ・コンツェルト(古楽器使用)、
ジモーネ・ケルメス(ソプラノ)、ヴェローニカ・ヴィンター(ソプラノ)、
ハンス・イェルク・マメル(テノール)、エッケハルト・アベレ(バス)、
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(バス)
器楽作品ばかりが有名なフンメルですが、このオラトリオはそうした定評を
打ち破る一作。同じ時代に生まれたハイドンのオラトリオと比較するのも意
義があり、モーツァルトやベートーヴェンが成しえなかった仕事かもしれま
せん。ドイツ音楽を得意とするマックスの指揮は、作品のリヴァイヴァルに
とっても最適でしょう。

777248-2 \1480
J.S.バッハ(1685-1750):<チェンバロと弦楽のための協奏曲第2集>
チェンバロ協奏曲第4番/同第5番/同第6番/同第7番
演奏/ラース・ウルリク・モーテンセン(指揮&チェンバロ)、
コンチェルト・コペンハーゲン
デンマーク・コントラプンクト・レーベルに多くのバッハ作品を録音し、ナ
クソスやECMなどへの録音も話題になっているモーテンセン。その躍動的な音
楽は、第1集(999989-2)で反響を呼びました。北欧バロックの最先端に触れ
る一枚だと言えるでしょう。



<FIRST EDITION>
FECD0014 \2100
ハリソン(1917-2003):
交響的弦楽組曲(録音:1961年11月21日)
4つの厳粛な歌(8人のバリトンのための)(録音:1956年2月12日)*# 
*印は世界初録音、#印はルイヴィル管弦楽団委嘱作品、全曲モノラル録音
演奏/ロバート・ホイットニー(指揮)
ルイヴィル管弦楽団 
神話にモティーフを求めた弦楽の瞑想的な作品と、ナバホ族(ネイティヴ・
アメリカン)に伝わる詩をやや中華風味の音楽に乗せた声楽作品をカップリ
ング。前期の作品であり、1960年以降、環太平洋主義に入っていく前段の音
楽だと言えるでしょう。ブックレットには当時の作曲者から指揮者らへ送ら
れた直筆のメッセージと歌詞も掲載されています。

FECD0035 \2100
トッホ(1887-1964):
小序曲(録音:1969年)
ピーター・パン(オーケストラのためのおとぎ話)(録音:1960年)
ノットゥルノ(録音:1954年1月)#
狂想詩「イェフタ」(交響曲第5番)(録音:1965年11月23日)
全曲世界初録音、#印はルイヴィル管弦楽団委嘱作品、「ピーター・パン」
「ノットゥルノ」はモノラル録音
演奏/ホルヘ(ジョージ)・メスター(指揮……小序曲)、
ロバート・ホイットニー(指揮)
ルイヴィル管弦楽団 
シェーンベルクを中心とした新ウィーン楽派および分離派芸術などの影響を
受け、その作風と精神を受け継いだトッホ。わずか2分30秒のディヴェルティ
メントである「小序曲」や、不気味な美しさを持つ「ノットゥルノ」、シェ
ーンベルクへのオマージュと呼べそうな「イェフタ」などを収録しています。


<NAXOS DVD-VIDEO>
2.110514(DVD-Video) \1850
「音楽の旅」シリーズ − ブルターニュ&ノルマンディ
[ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲/夜想曲/海 − 3つの交響的スケッチ]
 NTSC方式、画像構成比4:3、音声方式:PCMステレオ/DTS5.1サラウンド、
65分20秒、片面一層ディスク(DVD5) 
ドビュッシーの幻想的な音楽と共に映し出されるのは、北フランスの代表的
な2つの地方の風景。ケルト文化が根深く残っているこの地方は、パリや南仏
など他の地方とまったく異なっており、それがドビュッシーの音楽にマッチ
しています。

2.110518(DVD-Video) \1850
「音楽の旅」シリーズ − シチリア島、島の過去・現在の音楽の旅
[サリエリ:歌劇「トロフォーニオの洞窟」-序曲 パガニーニ:ヴァイオリ
ンとギターのための6つのソナタ第4番-第2楽章/同第3番-第1楽章 ヴェル
ディ:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」-序曲/同-バレエ「四季」-夏/歌劇
「運命の力」-神よ、平和を与えたまえ モーツァルト:歌劇「イドメネオ」
-序曲 メンデルスゾーン:劇音楽「夏の夜の夢」-スケルツォ/同-間奏曲 
J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第4番-第1楽章(シシリアーノ)(J.ド
ヴォルザーク編曲) レオンカヴァルロ:歌劇「道化師」-プロローグ/同-
鳥の歌「大空を晴れやかに」/同-衣装をつけろ ヴィヴァルディ:オーボ
エ協奏曲RV.461-第1楽章
NTSC方式、画像構成比4:3、音声方式:PCMステレオ/DTS5.1サラウンド、
60分34秒、片面一層ディスク(DVD5) 
地中海に浮かぶシチリア島は、イタリアの中でも血気盛んで心が熱く、それ
ゆえにオペラをはじめとする音楽の世界からも注目される場所。独特の文化
を持つこの島の風景を、イタリアというキーワードで集めた名曲と共にお楽
しみいただけます。


<ARTHAUS MUSIK DVD>
101251(DVD-Video) \4900
グルック(1714-1787):
歌劇「アルセスト」(パリ改訂版、仏語歌詞)
(ライヴ収録:2006年、ドイツ、シュトゥットガルト州立歌劇場)
歌・演奏/カテリーネ・ナグレシュタット、ドナルド・カーシュ、
ベルンハルト・シュナイダー、カトリオナ・スミス、ユーハン・リュード、
ナム・ス・キム、モッティ・カストン、ミヒャエル・エベッケ、
ヴォルフガング・プロープスト、
コンスタンティノス・カリディス(指揮)
シュトゥットガルト州立管弦楽団、
シュトゥットガルト州立歌劇場合唱団、
ミヒャエル・アルバー(合唱指揮)、
ヨッシ・ヴィーラー&セルジョ・モラビート(演出)
NTSC方式、画像構成比16:9、音声方式:PCMステレオ、165分、英・独・仏・
西・伊語字幕付き、片面二層ディスク(DVD9) 
古典派オペラの名作を、現代社会風な演出とヴィジュアルで再現した上演。
ギリシャ神話の世界を見事に転換させたステージになっています。ヘンデル
の「アルチーナ」(100339)でも好演したナグレシュタットをはじめ、カー
シュやシュナイダーなど個性的な歌手陣も見事。

101267(DVD-Video) \4900
オッフェンバック(1819-1880):
オペレッタ「地獄のオルフェ(天国と地獄)」(独語歌詞)
(スタジオ収録:1971年、ドイツ、ハンブルク国立歌劇場)
歌・演奏/ウィリアム・ワークマン、エリーザベト・シュタイナー、
レギーナ・マルハイネケ、トニ・ブランケンハイム、
リーゼロッテ・プルヴァー、クルト・マルシュナー、インゲ・マイゼル、
テーオ・リンゲン、ウルシュラ・コシュト、ペーター・ハーゲ、
ツヴェトカ・アーリン、フランツ・グルントヘーバー、
ハンブルク国立歌劇場バレエ、
マレク・ヤノフスキ(指揮)
ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団、ハンブルク国立歌劇場合唱団、
ギュンター・シュミット=ボーレンダー(合唱指揮)、
ロルフ・リーバーマン(演出)、ホセ・フェラン(振付)、他
NTSC方式、画像構成比4:3Colour、音声方式:モノラル、101分、英・独・仏
・西・伊語字幕付き、片面二層ディスク(DVD9) 
約35年前に収録されたものですが、当時の現代感覚は今見ても決して古びて
おらず、むしろポップなステージや衣装デザインなどが新鮮。テレビショー
的な演出のユニークさが楽しめるのは、このオペレッタならではでしょう。
リーバーマンの野心的なプロダクションが話題を巻き起こしていた時代の記
録であり、まだ30代前半だったヤノフスキの指揮ぶりも新鮮です。


<OPUS ARTE DVD>
OA0963D(DVD-Video) 2枚組 \4850
ヴェルディ(1813-1901):歌劇「オテロ」(伊語歌詞)
エクストラ・フィーチャー[イントロダクション/オペラ概要/キャスト・
ギャラリー](ライヴ収録:2006年2月21日、24日、バルセロナ、リセウ劇場)
歌・演奏/ホセ・クーラ、ラド・アタネリ、ヴィットリオ・グリゴーロ、
ビセンス・エステベ・マドリッド、ジョルジョ・ジュゼッピーニ、
フランシスコ・サンティアゴ、ロベルト・アックルソ、
クラッシミラ・ストヤノヴァ、ケテワン・ケモクリーゼ、
アントニ・ロス=マルバ(指揮)
リセウ劇場交響楽団&合唱団、
ホセ・ルイス・バッソ(合唱指揮)、ヴィリー・デッカー(演出)、
アソール・ファーマー(振付)
NTSC方式、画像構成比16:9Anamorphic、音声方式:LPCMステレオ/DTSサラウ
ンド5.1、151分(オペラ141分、エクストラ10分)、英・仏・独・西・伊・
カタルーニャ語字幕付き、片面二層ディスク(DVD9)
ホセ・クーラが、ヒロイックで雄々しくも悲劇の主人公となっていく主人公
を熱演・熱唱。バルセロナ・リセウ劇場のプロダクションであり、シンプル
なステージ・デザインが登場人物の心理描写を巧みに描いたと評判をとった
上演です。デズデモーナのストヤノヴァ、イアーゴのアタネリほか、共演歌
手の個性も見逃せません。

OA0966D(DVD-Video) \4080
チャイコフスキー(1840-1893):バレエ「白鳥の湖」
エクストラ・フィーチャー[バレエ概要/キャスト・ギャラリー]
(ライヴ収録:2005年 パリ、バスティーユ・オペラ座)
バレエ・演奏/ダンサー[アニエス・ルテステュ、ジョゼ・マルティネズ、
カール・パケット、ミュリエル・アレ、ミシェル・パステルナク、
マリー=イザベル・ペラッチ、ノルウェン・ダニエル、メラニー・ユレル、
エマニュエル・ティボー、ドロテ・ジルベール、
ミリアム・ウルド=ブラハム、ファニー・フィアット、他]、
パリ・オペラ座バレエ、
ヴェロ・ペーン(指揮)
パリ・オペラ座管弦楽団、
ルドルフ・ヌレエフ(振付)
NTSC方式、画像構成比16:9Anamorphic、音声方式:LPCMステレオ/DTSサラウ
ンド5.0、145分(バレエ141分、エクストラ4分)、英・仏・独・西・伊語字
幕付き、片面二層ディスク(DVD9)
有名なこのバレエに一石を投じたとも言える、幻想的で美しいヌレエフ振付
版を収録。パリ・オペラ座のために作られたオリジナルの振付であり、この
ステージは“本場もの"と言えるでしょう。ルテステュ、マルティネズという
スター・ダンサーを中心に、オペラ座のカンパニーが描き出す色彩的な映像
です。

<NAXOS JAZZ>
8.120812 \880
<デューク・エリントン第12集>
「ブルー・アバンダン」ラジオ・トランスクリプションズ&コンサート・レ
コーディングス1946
[A Flower is a Lovesome Thing / Blue Abandon / Crosstown / Deep
South Suite / Double Ruff / Fickle Fling / Hey, Baby / Magenta Haze
/ Moon Mist / Sono / The Eighth Veil / The Mooche / The Suburbanite
/ The Unbooted Character / Tip Toe Topic]
演奏/デューク・エリントン&ヒズ1946オーケストラ、
ジョニー・ホッジス(A-sax)、キャット・アンダーソン(tp)、
ハリー・カーネイ(Br-sax)、オスカー・ペティフォード、
ソニー・グリアー(ds)、レイ・ナンス(vo)、アル・シアーズ(T-sax)、
ローレンス・ブラウン(tb)、トリッキー・サム・ナントン(tb)
戦争が終わって、明るい気分となった時代を反映しているかのような演奏が
続く1946年のバンド。ニューヨークでのスタジオ録音(ラジオ放送用)とハ
リウッドでのライヴ、カーネギーホールでのライヴを収録、特に1946年の目
玉とも言える「ディープ・サウス組曲」(紹介ナレーション入り)は、その
後のエリントン楽団を予感させるスケールが感じられるでしょう。

<OTAKEN RECORDS>
TKC-306 \2080
(通常のCDです。CD-Rではありません。)
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 op.58
(2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調「告別」op.81a
(3)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第25番 ト長調「かっこう」 op.79
(4)シューベルト:即興曲変ロ長調 op.142-3 D.935
(5)ショパン:練習曲ヘ短調op.25-2
(6)シューマン:予言鳥op.82-7 
(7)モーツァルト:トルコ行進曲-ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331より
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ (1)-(7))
(1)グィード・カンテルリ指揮 
ニューヨーク・フィルハーモニック交響楽団
録音:
(1)1956年3月18日、(2)(3)1954年3月30日
(4)-(7)1956年4月11日
いずれもニューヨーク・カーネギーホールに於ける実況録音 
原盤:
(1)米ペンザンスPR 39 
(2)(3)米ロンドンLL.1108-9 金文字赤レーベル 
(4)-(7)独デッカ SLA 25036-Dの10面より 
私たちはその人の風貌やその人に対する世評によってその人に対する固定観
念を持ってしまいがちになります。私ども一般リスナーのバックハウスの演
奏に対するイメージはキレが良いとは決して言えないもこもこした音、しか
しその中より自ずと滲み出るあの風貌とマッチした不器用だが風格ある演奏、
といったものではないでしょうか?これが名盤と言われるベートーヴェンや
ブラームスの正規録音盤によって長年私どもが培ってきたバックハウスのイ
メージと言ってほぼ間違いのないところでしょう。ところがこの度、能楽師
にしてバックハウス音盤収集家の幸信吾(こう しんご)氏提供の音源に
よって私どものバックハウスの演奏イメージは完全にくつがえされました。
ちなみに氏は「バックハウスの真の良さを多くの人々に知っていただきたい
との一念で」代理店を通じ当方にご自身のLPコレクションのCD化をリクエス
トしてこられ、今回はそれに答えるものです。ともかくホロヴィッツのチャ
イコフスキーで前回にわかに注目を集めた米ペンザンスレーベルからのベー
トーヴェンの第4コンチェルトはポリーニより指がまわり、アルゲリッチよ
り音楽が推進する名演奏です。そしてアンコールの「トルコ行進曲」。おそ
らくこれを越える演奏は後にも先にもないのではないでしょうか?
オタケンレコード 太田憲志




<GENUIN>
GEN86057 \1980
シューベルト:「3つのピアノ・ソナタ」
ピアノ・ソナタイ長調op. 120, D664/へ短調D625/ハ短調D958
パウル・バドゥラ=スコダ(P)
録音:1972年ウィーン・モーツァルト・ザール
ウィーンの名ピアニスト、バドゥラ=スコダは1966年から1971年までウィス
コンシン大学付きの演奏家として指導しました。この録音はその後に行われ
ました。演奏者自身、この録音は、そこでの仕事と長いシューベルト研究の
成果で、自分の芸術のピークに達し、記録しておくべきだと思い、32年後の
今でも、その時シューベルトの意図に近づくことができたと感じていると述
べています。

GEN86067 \1980
「ピアノによるフィガロの結婚のロマンス」
モーツァルト(フンメル編曲):「フィガロの結婚」序曲/
カルクブレンナー(1785-1849):序奏とロンド/
ベートーヴェン:「伯爵様が踊るなら」のによる12の変奏曲WoO40/
フンメル:「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」による幻想曲/
モーツァルト(マルクス・ライデスドルフ編曲):愛の神よ照覧あれ/
モーツァルト(タールベルク編曲):恋とはどんなものかしらop. 70-20/
フェルディナント・リース(1784-1838):
「貞節な恋人たち」の主題による7つの変奏曲op. 66-1/
モーツァルト(マルクス・ライデスドルフ編曲):
なくしてしまったわ、私は不幸ね/
チェルニー:華麗な変奏曲op. 493
バベッテ・ドルン(P)
2005年8月録音
「フィガロの結婚」中の曲の編曲や、それを主題とした作品が集められてい
ます。カルクブレンナーは一時ショパンも師事した大ピアニストで、ピアノ
技巧の開発に貢献し、このロンドでも華やかな技巧が用いられています。ベ
ートーヴェンの変奏曲はヴァイオリンのオブリガート付きの作品です。リー
スはベートーヴェンにピアノを学んだピアニストで、様々なジャンルの多数
の作品を作曲しました。
ドルンはドイツのブラウンシュヴァイクで生まれ、1991年国際シューベルト
・ピアノ・コンクールに入賞しました。室内楽にも熱心で、また、知られて
いない作品を研究し、「ドン・ジョヴァンニ」中の曲による作品も録音して
います(GEN86052)。

GEN86078 \1980
「リミックスされた『魔笛』」
ディーター・シュネーベル(1930-):「娘か…」−魔笛の濃縮/
デーヴィッド・ラング(1957-):おおイシスとオシリスの神よ/
ロルフ・リーム(1937-):ああ女王様/
カローラ・バウクホルト(1959-):追伸/
ゴードン・カンペ(1976-):3つに切られた/
ヴァルター・ツィンマーマン(1949-):踊りと痛み/
ペーター・アプリンガー(1959-):白は美しい/
トーマス・ヴィッツマン(1958-):
パミーナの映像(コンピュータによるヴィデオ・トラック付き)
フィリップ・アルムブルスター指揮
マンハイム国立劇場の楽団員たち
2006年7月録音
ここに収録された作品はマンハイム国立劇場が委嘱したものです。モーツァ
ルト生誕200年に当たる1956年に、ドナウエッシンゲン音楽祭のために「魔笛」
に関連した作品を作曲することを、国際現代音楽協会会長シュトローベルが
作曲家たちに頼みましたが、何人かに断られました。それから50年たち、作
曲家たちのモーツァルトとの関係は変わっただろうかと考えて、マンハイム
国立劇場は同じ依頼をしました。応じなかったのはバウクホルトだけでした
が、最後になって送られて来ました。同劇場のクヴィット氏は、反応の数だ
けでも、モーツァルトは現代作曲家たちから50年前ほど隔たっていないこと
を示しているのではないかと述べています。しかし、作品自体はあまりモー
ツァルトの原型をとどめず、前衛的傾向のものが多くなっています。

GEN85518 \1980
「甘き喜びのうちに−トランペットとオルガンのためのクリスマス音楽」
クレープス(1713-1780):コラール編曲「目を覚ませ、と呼ぶ声あり」/
ベルンハルト・クロル(1920-):キリスト生誕協奏曲op. 158から/
ジャン=フランソワ・ダンドリュー(1822-1890):
ノエル「真夜中に目を覚ました」「我は神の大天使なり」/
フランク:
「オルガニスト」からの3つのノエルの編曲「来たれ、崇高な救世主」
「我らは町の中のここにいる」「それは小さい天使だった」/
イヴォン・ブレル(1932-):古いノエルによる変奏曲op. 89/
レーガー:マリアの子守歌/
ハンス・ウヴェ・ヒールシャー(1945-):
クリスマスのカンタータ「甘き喜びのうちに」op. 56
コンチェルティーノ・ア・トレ(カール=ハインツ・ハルダー(Tp)、
ミヒャエル・エッケルレ(Org)、モーリッツ・コーン(Tp))、
アレクサンドラ・ルスティフ(S)
2005年7月録音
カンタータ以外はトランペットとオルガンのニ重奏のための作品です。クロ
ルはベルリンで生まれ、1945年から1979年までオーケストラのホルン奏者と
して活動しました。広範囲に渡る作品はヒンデミットやレーガーの伝統を受
け継いでいます。フランスの作曲家ブレルの作品は後期ロマン派的な様式で
書かれています。ヒールシャーはオルガン・カリヨン奏者としても活動して
います。このカンタータはこのCDのために作曲され、5つの部分がそれぞれ
クリスマス・キャロルに基づいています。コンチェルティーノ・ア・トレは
2001年に結成され、あまり聴かれない作品や穏健な現代作品に力を入れてい
ます。

GEN86070 \1980
「サンスーシ宮殿とヴェルサイユ宮殿−フルートとチェンバロのためのヴィ
ルトゥオーソ音楽」
C.H. グラウン(1704-1759):フルート・ソナタト長調/
J.G. ミューテル(1728-1788):
フルート・ソナタニ長調/メヌエットと変奏曲(チェンバロ曲)/
C.P.E. バッハ(1714-1788):ハンブルク・ソナタト長調Wq. 133/
ボワモルティエ(1689-1755):組曲op. 35-6/
クープラン(1668-1733):
クラヴサン曲集から「恋のナイチンゲール」/王宮のコンセール第3番/
ドンジョン (1839-1912):ナイチンゲール/
ラモー(1683-1764):クラヴサン曲集から「鳥のさえずり」/
ドビュッシー(1862-1918):パンの笛
オブリガート合奏団
【インメ=ヤンネ・クレット(Fl)、アンケ・デネルト(Chem)】
2006年4月録音
豪華なヴェルサイユ宮殿は18世紀の音楽、舞踊、演劇の背景をなし、壮麗で
堂々とした作品は絶対権力の象徴で、宮廷の客をもてなすためにバレエや歌
劇が上演されました。プロシアのフリードリヒ大王のサンスーシ宮殿でもフ
ランスの趣味と室内楽は高く評価されました。グラウン、C.P.E. バッハ、
ミューテルらの宮廷作曲家たちは音楽の夕べを催し、フルート愛好家の大王
がそこで演奏するための作品も作曲しました。J.S. バッハの生徒ミューテル
と次男C.P.E. バッハはギャラント様式を発展させ、個性的で表現力豊かな
新しい音楽を創造することになります。

GEN86071 \1980
「サルスエラ-スペインのアリア集」
チャピ:
「セベデオの娘たち」から「とらわれ人の歌」/「ふるさと」から「羊飼い
の歌」「前奏曲」/
ルーナ:「ユダヤの子」から「スペインの歌」/
ヒメネス:
「テンプラニカ」からテンプラニカのロマンス「グラナダ山脈」/「金の塔」
から前奏曲/
バルビエーリ:「ラバピエスの理髪師」から「いとしい人の歌」/
フェルディナンデス・カバリェーロ:
「ホアキン氏」からバラードと朝の歌「澄んだ穏やかな夜」他
ノエミ・ナデルマン(S)、
トーマス・ヘルツォーグ指揮
ヴュルテンブルク・フィル・ロイトリンゲン
2006年5月録音
サルスエラはスペインの歌劇で、17世紀にマドリード郊外の離宮サルスエラ
で演じられた歌入り劇がサルスエラと呼ばれるようになりました。18世紀末
にはイタリア・オペラが全盛となりましたが、1850年頃にマドリードにスペ
インの国民的歌劇を作ろうとする作曲家たちが現れました。1874年に初演さ
れたバルビエーリの「ラバピエスの理髪師」はその先駆で、ロッシーニの
「セビーリャの理髪師」を皮肉った題名が示すように、イタリア・オペラの
技巧的なアリアを退け、もっと単純で地方色の濃い音楽から成っています。
ここにはこの作品以降、20世紀初めまでのサルスエラが収録されています。




<ARTS>
47715-8(SACD-Hybrid) \2080
バッハ:
ブランデンブルク協奏曲第1番 ヘ長調 BWV.1046
ブランデンブルク協奏曲第2番 ヘ長調 BWV.1047
ブランデンブルク協奏曲第3番 ト長調 BWV.1048
ブランデンブルク協奏曲第4番 ト長調 BWV.1049
ディエゴ・ファソリス(指揮)
イ・バロッキスティ
ドゥイリオ・ガルフェッティ(リーダー、ヴァイオリン・ソロ)
録音:2004年12月スイス ルガーノ、
バッハの管弦楽組曲全曲(47649-8)に続く、ファソリスとイ・バロッキス
ティのバッハのオーケストラ作品は、ブランデンブルク協奏曲。ファソリス
は活気あるキビキビとしたテンポで演奏している。明るい美しさはもちろん、
ピリリとしていながら過激さに走ることのない、極めてすぐた演奏である。
SACD hybridでの発売。録音の優秀さも特筆すべき。

47716-8(SACD-Hybrid) \2080
バッハ:
ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV.1050
ブランデンブルク協奏曲第6番 変ロ長調 BWV.1051
フルート、ヴァイオリン、チェンバロのための協奏曲 イ短調 BWV.1044
ディエゴ・ファソリス(指揮)
イ・バロッキスティ
録音:2004年12月、2005年7月 スイス ルガーノ、
ファソリスのバッハは、スイスの清流のように流れが美しい。派手な見得を
切るわけではないのに、音楽には飛沫が立ち上がるような新鮮さがある。有
名な第5番はもちろん、一般的には渋い曲とされる第6番ですら、清々しさを
感じるほどだ。三重協奏曲も緻密な演奏である。




<VAI>
VAI DVD 4366(DVD-Video) \3650
「アダム・ニーマン、ショパン・リサイタル」
ショパン:
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35 「葬送」
バラード 変イ長調 Op.47、ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2
マズルカ イ短調 Op.17-4、夜想曲 ハ短調 Op.48-1
アンダンテ・スピアナート 変ホ長調Op.22
アダム・ニーマン(ピアノ)
収録:2005年6月6、7日、フロリダ、アマチューロ劇場
リージョン・オール、NTSC、白黒、4:3、ステレオ、67m+24m、字幕なし
米国の若い世代のなかでもアダム・ニーマンは目立つ存在である。1978年生ま
れ、まだ30歳にならないが、11歳の時には演奏会で協奏曲を弾き、14歳でドイ
ツにデビュー、10代に数々のコンクールで優勝、入賞している。彼のピアノは、
大向こうを唸らせるような派手なものでなく、むしろ静かに感性を染み渡らせ
るようなもので、情感に優れた気品を感じさせる。この映像は、フロリダのホ
ールで、聴衆をいれずに収録したもの。特典として、ニーマンが作品について
語るトラックがある。

VAI DVD 4389(DVD-Video) \3650
「イングリット・フリッター、ライヴ・イン・リサイタル」
ハイドン:ピアノ・ソナタ第54(34)番 ホ短調 Hob.XVI-34
ベートーヴェン:
創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO.80,
ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 Op.31-3
ショパン:
夜想曲 変ニ長調 Op.27-2,ポロネーズ 嬰ヘ短調 Op.44,
スケルツォ ホ長調 Op.54,バラード ヘ短調 Op.52
イングリット・フリッター(ピアノ)
収録:2006年5月12日、マイアミ、リンカーン劇場でのライヴ、
NTSC、リージョン・オール、ステレオ、4:3、82m+28m、字幕なし
2000年の第14回ショパン国際コンクールで第2位(1位はユンディ・リ)を獲得
したイングリッド・フリターのリサイタルのライヴ映像。1973年、アルゼンチ
ンのブエノスアイレス生まれ。10歳からピアノを始める。1992年に、ドイツ、
フライブルク音楽大学に留学。さらに1994年にはローマに移り研鑚する。
1998年にフェルッチョ・ブゾーニ国際ピアノ・コンクールに入賞。そして、
ショパン・コンクールでの快挙と、破竹の勢いで頭角を現した。ショパンが
見事なのは当然だろう。珍しいベートーヴェンの32の変奏曲を、大変に説得力
ある演奏で聞かせるところに、彼女の並ならぬ力量が窺える。特典に、フリタ
ーのインタビュー映像。

VAI DVD 4393(DVD-Video) \3650
「ボリス・ギルトブルグ、ライヴ・イン・リサイタル」
バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903
シューベルト:幻想曲 ハ長調 「さすらい人」 D.760
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第2番 嬰ト短調 Op.19「幻想ソナタ」
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
クライスラー(ラフマニノフ編):愛の悲しみ
ガーシュイン:3つの前奏曲-アレグロ・ベン・リトマート・エ・エデチーゾ
ボリス・ギルトブルグ(ピアノ)
収録:2006年5月11日、マイアミ、リンカーン劇場でのライヴ、
NTSC、リージョン・オール、ステレオ、4:3、81m、字幕なし
世界の若手ピアニストの中でも、最も注目されている一人が、このボリス・ギ
ルトブルグ。1984年、モスクワ生まれだが、幼い頃からイスラエルのテルア
ヴィヴで育つイスラエル人である。5歳でピアノを始める。2002年には、10代
でサンタンデル国際ピアノ・コンクールで優勝。ここから彼の国際的キャリア
が始まっている。彼の特徴は、冒頭のバッハではっきり分かる。端正で粒立ち
のよい音色と、作為がないのに熱の立ち上がる演奏。リストのソナタでは、
技巧の鮮やかさが最大に発揮されている一方で、単なる派手さに走らない知性
のコントロールと、鋭い感性が生み出す緊張が素晴らしい。スタンディング・
オヴェーションの観客の興奮も伝わってくる映像である。

VAI DVD 4396(DVD-Video) \3650
「チャイコフスキー&ラフマニノフ、ピアノ三重奏曲」
チャイコフスキー:
ピアノ三重奏曲 イ短調 Op.50 「ある偉大な芸術家の思い出のために」
ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番 ト短調 「悲しみの三重奏曲」
イゴール・グルップマン(ヴァイオリン)
マーク・コソワー(チェロ)
イリヤ・イティン(ピアノ)
アダム・ニーマン(ピアノ)
収録:2003年3月8日、フロリダ、アマチューロ劇場
NTSC、リージョン・オール、ステレオ、4:3、58m、字幕なし
名手の揃ったピアノ三重奏曲の演奏である。イゴール・グルップマンは、モス
クワ音楽院でレオニード・コーガンに、米国でヤッシャ・ハイフェッツに学ん
だヴァイオリニスト。マーク・コソワーは、チェリスト一家に生まれ、父に
チェロを学ぶ。さらにインディアナ大学でヤーノシュ・シュタルケルに学んで
いる。イリヤ・イティンはロシア出身のピアニスト。1996年のリーズ国際ピア
ノ・コンクールで優勝している。アダム・ニーマンは、米国で活躍するピアニ
スト。密度の濃い演奏が楽しめる。

VAIA 1264 \1980
「イダ・ヘンデル、ヒストリック・リターン」
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番-シャコンヌ
タルティーニ:悪魔のトリル
ヴィエニャフスキ:伝説 ト短調 Op.17,ポロネーズ ニ長調 Op.4
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20
チャイコフスキー:ロシアの踊り
ブルッフ:コル・ニドライ
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番-アンダンテ
イダ・ヘンデル(ヴァイオリン)
スタニスラフ・ガロンスキ(指揮)カペラ・クラコヴィエンシス
録音:2006年5月20日、チェルム(ポーランド)、DDD
もうすぐ80歳を迎えるというのに、いまだ現役で活動するヴァイオリニスト、
イダ・ヘンデル。出身地であるポーランドのチェルムでのライヴ。カール・
フレッシュ、ジョルジュ・エネスコに学び、8歳でロンドン・デビューとい
う、伝説的人物。しかし、彼女の素晴らしさは年齢や過去にあるのではなく、
今でも最上の音楽を奏でているということである。80歳近くもなれば、普通
は貫禄で押し切る音楽も、彼女は常に真っ直ぐ立ち向かう。たしかな基礎技
術と、強靭な集中力、そして70年という途方もないキャリアに裏打ちされた
作品の吟味。そうしたものが、ここに聞ける演奏に凝集くされている。

VAIA 1255 3枚組 \3960
ポンキエッリ:「ジョコンダ」ニューオリンズ歌劇場2種類のライヴ
(1)ポンキエッリ:「ジョコンダ」(全曲)
録音:1960年10月8日 ステレオ
(2)ボーナス:「ジョコンダ」の別録音(抜粋)
録音:1953年11月5日 モノラル
(1)ジンカ・ミラノフ(S、ジョコンダ)
ジュゼッペ・ジスモンド(T、エンツォ・グリマルド)
チェーザレ・バルデッリ(Br、バルナバ)
アイリーン・クラマリッチ(MS、ラウラ)
メアリー・マクマレー(MS、チエーカ)
ウィリアム・ワイルダーマン(B、アルヴィーゼ)他
レナート・チェリーニ(指揮)ニューオリンズ歌劇場管弦楽団,合唱団
(2)ジンカ・ミラノフ(S、ジョコンダ)
ロベルト・トゥッリーニ(T、エンツォ・グリマルド)
チェーザレ・バルデッリ(Br、バルナバ)
クララメイ・ターナー(MS、ラウラ)
ニコラ・モスコーナ(B、アルヴィーゼ)
ジーン・マデイラ(MS、チエーカ)
ウォルター・ハーバード(指揮)
ニューオリンズ歌劇場管弦楽団,合唱団
VAIのニューオリンズ歌劇場アルヒーフのシリーズ。1960年に上演されたポン
キエッリの「ジョコンダ」の貴重なステレオ録音。メトのプリマドンナだった
ジンカ・ミラノフがタイトル・ロールを歌っている。ジュゼッペ・ジスモンド
(1930−1998)はシチリア出身のテノール。エンツォは1953年に彼がデビュー
した時の役だった。ニューオリンズ歌劇場には1958年から出演。CD3に、1953
年の公演の抜粋を収録、より若々しいミラノフの声が聞ける。チエーカ役に
ジーン・マデイラが出演している。




<ORF>
CD458 \2080
「アレッサンドロ・スカルラッティと息子−チェンバロのための音楽」
ドメニコ・スカルラッティ:
ソナタト長調K105/ホ短調K203/ホ長調K206/ハ長調K460/ハ長調K132/
アレッサンドロ・スカルラッティ:
チェンバロ又はオルガンのためのトッカータイ長調/「フォリア」による29
の変奏曲/トッカータヘ長調
アンゲラ・コッペンヴァルナー(Cemb)
2005年7月録音
歌劇におけるナポリ楽派を創始したアレッサンドロ・スカルラッティのチェ
ンバロ曲は、コレッリのヴァイオリン奏法とパスクイーニのチェンバロ技法
の影響を受けていますが、大胆な和声と実験を好む傾向は南イタリアの伝統
に由来します。息子ドメニコはチェンバロ・ソナタを遅い時期に書き始めた
と思われ、歌劇を含むローマとナポリの遺産が総合され、後半生を過ごした
スペインの民俗舞曲や旋律、ギターのような音が現れます。コッペンヴァル
ナーはザルツブルクで生まれ、ルネッサンスから現代音楽まで広いレパート
リーを持ち、1998年からザルツブルク・モーツァルテウム音楽院で教えてい
ます。

CD469 2枚組 \4160
(1)ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調Hob. XVIII-11
(2)シューマン:序奏とアレグロ・アパッショナータト長調op. 92
(3)ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
(4)モーツァルト:「ああ、お母さん聞いて」による変奏曲ハ長調KV265
シューマン:交響的練習曲
(5)シューマン:幻想曲ハ長調
ルドルフ・ブフビンダー(P)
(1)ブフビンダー指揮
(2)ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
(3)マルチェッロ・ヴィオッティ指揮
(1)(2)(3)ウィーン響
(1)1994年6月(2)2003年3月(3)2004年1月(4)2000年5月(5)1991年6月録音
巨匠ブフビンダーは1946年ボヘミアで生まれ、ウィーン三重奏団の一員とし
て初来日しました。1966年にはヴァン・クライバーン国際コンクールで特別
賞を受けました。古典派・ロマン派の作品をレパートリーの中心とし、ベー
トーヴェンの解釈で高い評価を得ていていますが、20世紀の作品も多数演奏
しています。100点以上の録音にはハイドンの全ピアノ曲やモーツァルトの
全ピアノ協奏曲が含まれます。この録音の古典作品にも伝統に根差した確固
とした形式感が感じられます。2007年5月に来日し、N響とブラームスの協奏
曲第1番を演奏する予定です。

CD470(SACD-Hybrid) \2080
「モーツァルトを記念する祝祭」
アントン・トイバー(1756-1822):ミサニ長調/
ヨハン・ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):
オッフェルトリウム「偉大な神」MH332/
カール・カンナビヒ(1771-1806):モーツァルトを記念する祝祭
クリストフ・ハマー指揮
ミュンヘン室内合唱団、
ノイエ・ホーフカペレ・ミュンヘン、
アンドレア・ローレン・ブラウン(S)、ウルリケ・アンデルソン(A)、
トマス・マイケル・アレン(T)、ドミニク・ヴェルナー(Bs)、
2006年7月ライヴ録音
トイバーはモーツァルトと同年にウィーンで生まれ、1793年にモーツァルト
の後任としてウィーンの宮廷作曲家に任命されました。このミサのグローリ
アにモーツァルトのフリーメーソンのカンタータK623中の「鎖の歌」を思い
出させる動機が現れます。ヨーゼフ・ハイドンの弟ミヒャエルは、1762年、
ザルツブルク大司教の楽団のコンサートマスター、1781年、モーツァルトの
後を継いで大聖堂のオルガン奏者になり、ザルツブルクの教会音楽を改革し
ました。カンナビヒの父はマンハイム宮廷楽団の楽長を務め、モーツァルト
家との親交はミュンヘンに移ってからも続きました。息子カールはミュンヘ
ン宮廷楽団のコンサートマスター・指揮者となりました。この作品はモー
ツァルトの命日のために1797年に作曲され、モーツァルトの歌劇からの引用
を含んでいます。

CD473 \2080
モーツァルト(ペーター・リヒテンタール編曲):
レクイエム(弦楽四重奏版)
ストリングフィッツ【フェロニカ・ゴットフリート、ゾフィー・ガンシュ
(Vn)、イネス・ミクリン(Va)、マリアンネ・ブルックナー(Vc)】 
2006年録音
リヒテンタールは1780年ブラティスラヴァで生まれ、ウィーンとミラノで医
師として活動しました。学生時代から多数の楽器を習い、生涯にわたって音
楽とかかわりました。特にモーツァルトを高く評価し、その未亡人と息子と
親交がありました。バレエ音楽など多数の作品を作曲した多才な人でしたが、
特に関心があったのはドイツの器楽音楽の奨励で、大作曲家の作品を室内楽
用に編曲し、「イドメネオ」をピアノ・スコアにしました。レクイエムのこ
の演奏では原曲より一層哀切が強まっています。 ストリングフィッツは、
ウィーンの重要な管弦楽団や国際的な合奏団で演奏する女性たちによって
2000年に結成されました。多数の普通でない四重奏曲や新しい編曲作品をレ
パートリーとしています。

CD476(SACD-Hybrid) 3枚組 \6240
「レゾナンツェン2006−外国人、異端者、反逆者」
(1)ヴィヴァルディ:歌劇「バヤゼット」から
カルロ・ファリナ(1600頃-1640):
風変わりなカプリッチョ「気晴らしのクオドリベット」
コレッリ:合奏協奏曲ニ長調op.6-4
テレマン:序曲ニ長調TWV55D12-無窮動
(2)ヘンデル:歌劇「リナルド」から「いとしい婚約者」「風よ、旋風よ」
ヴィヴァルディ:歌劇「狂乱したオルランド」から「あなたによってだけ」
(3)フィレンツェ民謡(過ぎ越しの祭りの歌):
「なぜ今夜は/私たちはかつて奴隷だった」
ジュゼッペ・チェンチ(-1616):逃げろ、逃げろ、逃げろ(マントヴァの踊り)
フェッラーラ民謡「子ヤギ」
(4)ヨハン・ヴァレンティン・メダー(1649-1719):
2つのヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ(シャコンヌ)/対話のカンタ
ータ「人々は何をぶつぶつ言うのか」
(5)ルクレール:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタハ長調op. 5-10
C.P.E.バッハ:
フルート、ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタニ短調Wq145
(6)アンダルシア地方民謡
(7)ヘンデル:
歌劇「ロンゴバルディ王妃ロデリンダ」からメヌエット/「無慈悲な人たちよ、
あなたたちに誓う」「私はあなたを抱き締める」「すべての残酷な苦しみか
ら」「暗い夜のあとに」他
(1)ファビオ・ビオンディ指揮
エウロパ・ガランテ
(2)フィリップ・ジャルスキー(C-T)、ジャン=クリストフ・スピノシ指揮
マテウス合奏団
(3)アンサンブル・ルチダリウム
(4)ペーター・コーイ指揮
セッテ・ヴォーチ、デ・プロフンディス
(5)ヒロ・クロサキ(黒崎弘嗣)(Vn)、ウィルベルト・ハーゼルゼット (Fl)
(6)ベゴニャ・オラヴィデ指揮 ムデハル
(7)アラン・カーティス指揮
イル・コンプレッソ・バロッコ他
2006年1月ライヴ録音
レゾナンツェンは1993年から毎年、ウィーン交響楽団が本拠とするウィーン
・コンツェルトハウスが開催している古楽音楽祭です。毎年テーマが設定さ
れ、中世からバロックまでの様々な音楽が、2006年は1月21日から29日まで
演奏されました。ヴィヴァルディとヘンデルの歌劇が注目されます。

CD477(SACD-Hybrid) \2080
ルペルト・イグナツ・マイヤー(1646-1712):宗教作品集
(マニフィカト/モテット「主は支配された」「神は天に昇られた」「信心
会員の誓いの儀式」/カンタータ「私は汝を賛美する、主よ」/道徳的黙想
「罪の報い、死んだ魂」)
クリストフ・ハマー指揮
ノイエ・ホーフカペレ・ミュンヘン
2006年6月ライヴ録音
マイヤーはバイエルン地方パッサウの近くで生まれ、1683年から約20年宮廷
音楽家としてバイエルン選帝侯マックス・エマヌエルに仕えました。そこで
ダラバコ、ステッファニなどの作曲家と接触し、フランスやイタリアの様式
の影響を受けました。選帝侯がスペイン継承戦争で敗れた後は、フライジン
グで楽長を務めました。独唱・弦楽4部・通奏低音のための「罪の報い、死ん
だ魂」は、ミュンヘンのイエズス会の大学かどこかで学者と学生によって演
奏された学校用歌劇と考えられるかもしれません。




<WEITBLICK>
SSS0065-2 \1980
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番
(2)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
エミール・ギレリス(P)
(1)コンヴィチュニー指揮
ゲヴァントハウス管弦楽団 
1960年11月3日モノラル・ライヴ
(2)ケーゲル指揮
ライプツィヒ放送響 
1965年3月2日モノラル・ライヴ
WEITBLICKに旧ソ連の剛腕ピアニスト、ギレリスが登場です。しかも共演はコン
ヴィチュニーとケーゲルという思いも寄らぬ組合せ、硬派同士の共演。
モーツァルトは、コンヴィチュニーのベートーヴェン的な重厚極まりない、ゆ
ったりしとした伴奏にギレリスの鋭いタッチとリリカルな風合いの対照の妙が
聴きものです。
チャイコフスキーは、鬼才ケーゲルとの共演という注目盤です。ケーゲルは
チャイコフスキーに対してはあまり思い入れがなかったのか演奏機会はごく僅
かです。ここでのケーゲルはすっきりとした古典的なアプローチで透徹してお
ります。ギレリスの見事なテクニックと疾風怒濤の迫力には圧倒されるばかり
です。ギレリス・エステート公認のリリースです。音質はモノラルですが極上。

SSS0068-2 \1980
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
(2)ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第25番「かっこう」より第1楽章(アンコール) 
(3)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
ハンス・リヒター・ハーザー(P)
ヘルベルト・ケーゲル指揮ライプツィヒ放送響
(1)(2)1978年6月6日ステレオ・ライヴ
(3)1971年5月11日ステレオ・ライヴ
ハンス・リヒター=ハーザー(1912-1980)は、ドレスデン生れですから、ケーゲ
ルとは同郷ということになります。ベートーヴェンの権威として知られ、
PHILIPSへのソナタ録音は、華麗さ、派手さを廃した実に渋く、そして魅力的
な音色で名盤の誉れ高いものです。そのピアノの音はきらびやかさを意図的に
否定しつつも郷愁を誘う泣かせる音色と申せましょう。EMIへは、カラヤンと
ブラームスの協奏曲、ジュリーニとのベートーヴェンがありますが、晩年の演
奏は、Kontrapunktのザンデルリンクとの共演盤くらいです。ケーゲルの定評
あるベートーヴェンは、さすがにベートーヴェンらしい格好良い場面展開を強
調しながらも繊細でしみじみとした味わいを見せてくれるのも興味深いところ
です。

SSS0070-2 \1980
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番
(2)ハイドン:交響曲第57番
クラウス・テンシュテット指揮
ベルリン・ドイツ響
(1)カール・エンゲル(P)
1973年9月11日スタジオ・ステレオ録音
テンシュテットとドイツ名門オケの共演です。現在のベルリン・ドイツ響、当
時のベルリン放送響に客演した放送用スタジオ録音です。こういうものが現存
していたことにまず驚かされます。両曲ともに初出レパートリー。昨年9月に亡
くなった(CD化の快諾を貰ったばかりでした)モーツァルトのスペシャリスト、
スイス出身カール・エンゲルの洒脱なモーツァルトが素晴らしい出来です。ハ
スキルをもっと芯のある音色にしたような、デリカシーに事欠かない美しい音
色。そして、そのピアノを豊かに抱擁するかのようなテンシュテットの織り成
すオーケストラの立派で優しい佇まいには感激です。大指揮者は必ずハイドン
の有名でない交響曲を取って置きのレパートリーとして持っているものですが、
テンシュテットもその例に漏れず、第57番という珍しい曲をモーツァルトの伴
奏同様の風格とセンス溢れる澄んだ音色で聴かせてくれます。こういうハイド
ンなら大歓迎です。ベルリン・ドイツ響とは、その後共演はない様子で、何が
あったのか?トラブル・メーカー、テンシュテットの横顔がふと頭をよぎりま
す。




<CLASSICO>
CLASSCD646 \1850
「デンマークのロマン派−無伴奏混声合唱曲集」
ニルス・ガーゼ(1817-1890):5つの歌op. 30/おお、あなたは愛/祈り/
J.P.E.ハルトマン(1805-1900):
アドルフ・ラングステズによる宗教詩op. 86
第1部エルンスト・ヴォン・デア・レッシェによる世俗的な詩op. 86
第2部/森を通って静かに乗る
セレン・ビルシュ指揮
ミスト合唱団
2006年5月録音
ガーゼとハルトマンは19世紀のデンマーク音楽界の指導的立場にあり、デンマ
ークのロマン派音楽の頂点をなす作曲家です。無伴奏混声合唱曲を少ししか作
曲しなかったのは、当時は学生合唱協会による男声合唱がデンマークの合唱界
で重要だったからです。

CLASSCD650 \1850
「モーツァルト:ピアノ作品集」
ソナタ第10番ハ長調KV330/グルックの歌劇「メッカの巡礼」の「われら愚かな
民の思うは」による10の変奏曲KV455/アダージョロ短調KV540/ソナタ第15番
ハ長調KV545/ソナタ第8番イ短調KV310
アマリー・マリング(P)
2006年8月録音
マリングは1948年デンマーク人を両親としてリューベックで生まれました。
1972年北欧音楽コンクールで1位を得てから、日本を含む世界各地で独奏者・
室内楽奏者として活動し、1981年からデンマーク王立音楽院で教えています。

CLASSCD687 \1850
サクソフォン四重奏によるイタリアのバロック
「イタリアのバロック」
コレッリ:合奏協奏曲ト短調op. 6-8「クリスマス」/
ペルゴレーシ:
カンタータ「オルフェオ」からレチタティーヴォとアリア/サルヴェ・レジナ/
A.スカルラッティ:合奏協奏曲形式のシンフォニア第1番/第2番
コペンハーゲン・サクソフォン四重奏団、
マティアス・ハゼガー(T)、ヴィゴ・マンゴア(Org)
コペンハーゲン・サクソフォン四重奏団は1998年に結成され、デンマークで最
も有名な合奏団の一つとして、ヨーロッパ各地やアメリカで演奏しています。
ドメニコ・スカルラッティのソナタの録音が好評だったので、精妙で力強く旋
律の美しいイタリアのバロック音楽を録音したくなったと書かれています。

CLASSCD688 \1850
ニールセン:
フルート協奏曲、パンとシリンクス、小組曲、若き芸術家の棺の傍らで、
ボヘミア・デンマーク民謡、フルート協奏曲の第2楽章(初稿)
ルネ・モスト(fl)、
ボストック指揮
チェコ室内フィル
交響曲全集、ヴァイオリン協奏曲に続くボストックのニールセン・シリーズ。
毎回珍しい作品をカップリングして凝ったアルバムとなっています。今回はオ
ーデンセ交響楽団の首席フルーティストでソリストとしても活躍するルネ・モ
ストを迎えてのフルート協奏曲です。第2楽章の初稿を別に収録。カップリン
グもパンとシリンクスのような名曲から知られざる作品まで、と相変わらず凝
っています。

CLASSCD699 \1850
「イタリアの太陽の下で-カンツォーネ集」
ビクシオ:お母さん/マリオ、愛の言葉を/
トスティ:理想の人/君なんかもう愛していない/
P. ドイチュ:ポプリ「イタリアの太陽の下で」/
キアーラ:スペイン女/エルネスト・デ・クルティス:忘れな草/
デンツァ:フニクリ・フニクラ他
ダリオ・カンペオット(Br)、トーヴェ・ヒュルガー(S)、
トニー・ランディ(T)、
トルベン・ペデルセン(P)、
モーテン・リュエルン指揮
リュンビ=トルベク響
2006年1月ライヴ録音
3人の歌手の独唱・重唱によるカンツォーネ集です。カンペオットは1939年イタ
リア人を両親としてデンマークで生まれ、オペレッタや映画にも出演しました。
1942年生まれのヒュルガーは1965年から25年間王立劇場にオペレッタ歌手とし
て出演しました。ランディは1959年デビューし、1966年「椿姫」のアルフレー
ド役で王立劇場に初出演し、40以上の役を歌っています。

CLASSCD705 \1850
「ワーグナー-ビゼー(ニーチェ)」
ワーグナー:
歌劇「リエンツィ」序曲/ヴェーゼンドンク歌曲集第4曲「悩み」/楽劇「ライ
ンの黄金」から「逃れよ、ヴォータン」/ジークフリート牧歌/
ビゼー:歌劇「カルメン」から第1幕への前奏曲/ハバネラ/セキディーリャ
エリサベス・ハンケ(A)、
ニルス・ボルクサン指揮
ブルガリア国立フィル
2006年5月ライヴ録音
ニーチェは1868年からワーグナーと親しく交際しましたが、後に絶縁して批判
し、「カルメン」を高く評価しました。一方、ビゼーは「リエンツィ」の初演
のリハーサルを見て天才と評し、ワーグナーの影響を受けました。ワーグナー
も「カルメン」を気に入り、その抜粋を自分で演奏するために編曲しました。

CLASSCD5017 \1850
「エリク・シェーベリ(テノール)オペラ・アリア集」
ランゲ=ミュラー:「ルネッサンス」からセレナード/
ヨハン・シュトラウス2世:「ヴェネツィアの一夜」から「ゴンドラの歌」/
ビゼー:「カルメン」から「花の歌」/
ウェーバー:「魔弾の射手」からマックスの情景とアリア/
ワーグナー:「タンホイザー」からタンホイザーのローマ語り他
エリク・シェーベリ(T)、
ハンナ・アリン(S)、
エスト・ヴァニング(P)、
エリク・トゥグセン指揮
放送管、ヨン・フランセン指揮
王立管他 1946-1954年録音
シェーベリ(1909-1973)は1937年「道化師」のシルヴィオ役でバリトンとして
デビューし、1944年にはドン・ホセを歌ってテノールとして再デビューしまし
た。1950年代後半までコペンハーゲンを中心にオペラに出演し、ドン・カルロ、
ラダメス、ピーター・グライムズなどを得意としました。

CLASSCD5018 \1850
「王立劇場でのビルギット・ニルソン」
(1)ベートーヴェン:
「フィデリオ」から「悪者よ、どこへ急ぐ」「言いようもないうれしさ」
(2)プッチーニ:
「トスカ」から「マリオ!マリオ!ここにいます!」「歌に生き、恋に生き」
(3)「おお、やさしい手よ」
(4)ワーグナー:
「トリスタンとイゾルデ」から「愛の夜よ、とばりを降ろせ」/愛の死「優し
くかすかな彼のほほえみ」
ビルギット・ニルソン(S)
(1)ウィリー・ハルトマン(T)ヨン・フランセン指揮
(2)ランナール・オルフンク(T)、ジュゼッペ・パタネ指揮
(3)ペード・リンロース(T)、ポウル・ヨーゲンセン指揮
(4)ヘルゲ・ブリリオート(T)、イェジー・セムコフ指揮他
(1)1966年5月(2)1969年11月(3)1978年12月(4)1973年5月ライヴ録音
ニルソン(1918-)は戦後最大のワーグナー歌手と言われるスウェーデンのソプラ
ノで、「フィデリオ」のレオノーレ、トスカ、アイーダ、「ワルキューレ」の
ジークリンデ、ブリュンヒルデなどドラマティックな役を得意とし、バイロイ
ト音楽祭にも毎年のように出演しました。




<Edition HST自主制作>
HST-041 \2500
ヴァンハル(1739-1813):疾風怒濤交響曲集第三巻
交響曲第27、46番ホ長調Bryan E4,E2、
チェロ協奏曲イ長調Weinmann IId:A1
チェロ独奏:小原圭太郎
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
録音:2006年11月、東京府中の森芸術劇場ヴィーンホールでのライヴ録音
第2巻(HST-038)に続くヴァンハルの疾風怒濤交響曲集第2弾です。第1巻は会
場頒布用にCD-Rで作成されたためCDでは未発売となっております。小原圭太郎
はチェロをデトモルトにてM.カルネイロ氏に師事、ベルリン国立音楽大学にて、
M.ザンダーリング氏、室内楽をJ.シュワブ氏に師事。

※発売時期変更のお知らせ
次の商品は昨年新譜の案内をお送りさせていただいておりましたが、発売が遅
れておりました。2月末に発売の見込みとなりました。遅くなりまして申し訳ご
ざいませんでした。
HST-039
【2007年2月末発売予定】
ヴァンハル(1739-1813):最後の弦楽四重奏曲集Op.33
第4番ニ長調Weinmann Va:D4、第5番ト長調W.Va:G9、
第6番変ロ長調W. Va:B10
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
(磯 晃男、福本 牧、齋藤 英恵、小原圭太郎)
録音:2006年9月1日、東京府中の森芸術劇場ヴィーンホールでのライヴ録音

●SONY/BMGの新規取り扱い商品のご案内です。
<RCA>
82876 88808 4枚組 \1880
モーツァルト:ピアノソナタ全集
リリー・クラウス(pf)

82876 88807 8枚組 \3650
チャイコフスキー:交響曲全集
「くるみ割り人形」組曲、幻想曲「テンペスト」、序曲「1812年」、
幻想序曲「ロメオとジュリエット」、「地方長官」、スラヴ行進曲、他
クラウディオ・アバド指揮、シカゴ交響楽団、他

82876 67888 4枚組 \1880
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ全集
ピンカス・ズッカーマン(Vln)
マルク・ナイクルグ(pf)

========================

●限定輸入商品のご案内
国内の代理店に入荷していますが、品切れになった場合、次回の入荷予定は
未定となりますので、お早めにご注文下さい。

<Korea EMI>
EKCD-0735 4枚組 \3850
モーツァルト:
ピアノソナタ全集
リリー・クラウス(pf)

CEC2D72 2枚組 \2450
チャイコフスキー:
後期交響曲集
カラヤン指揮、ベルリンフィル

CEC2D13 2枚組 \2450
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
ヨハンナ・マルツィ(Vn)




<SONY>
CB82876 86793 10枚組 \7200
オリジナル・ジャケット・コレクション・シリーズ
「ジョージ・セル・プレイズ・アンド・コンダクツ」
モーツァルト:
交響曲第28番、33番、35番、39番、40番、41番、
「フィガロの結婚」序曲、「劇場支配人」序曲、ディヴェルティメントK.131、
協奏交響曲 K.364、「エクスルターテ・ユビラーテ」K.165、
セレナードK.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、
セレナードK.320「ポストホルン」、
ディヴェルティメント ニ長調 K.334、
レクイエムより「涙の日」、メヌエットK.409、クラリネット協奏曲K.622 
ロバート・マルセリウス(Cla)、
ピアノ協奏曲第25番K.503
レオン・フライシャー(pf)、
ヴァイオリン・ソナタK.376、K.301、K.304、K.296 
ラファエル・ドルイアン(Vln)
ジョージ・セル(pf) 
ピアノ四重奏曲K.478、K.493 
ジョージ・セル(pf)ブダペスト弦楽四重奏団員
ジョージ・セル指揮、他




<Australia ELOQUENCE>
★ご予約締切日:1月22日
締切日までのご注文分のみ発注いたします。再発注の予定は今のところありま
せんので、ご注意下さい。

PO 442 8235 2枚組 \1680
ショスタコーヴィチ:交響曲第13番、第15番
ムソルグスキー:ホヴァンシチナより前奏曲、他
ムソルグスキー/ショスタコーヴィチ編:「死の歌と踊り」
ゲオルグ・ショルティ指揮、シカゴ交響楽団、他

PO 442 8274 2枚組 \1680
サン=サーンス:ピアノ協奏曲全集
ロジェ、ベラ・ダヴィドヴィチ、カンパネッラ、タリアフェロ(pf)
デュトワ指揮、フィルハーモニア管弦楽団、
ヤルヴィ指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、
フルネ指揮、ラムルー管弦楽団、他

PO 442 8197 2枚組 \1680
F.クープラン:オルガン・ミサ曲集
ジリアン・ヴィーア(Org)

PO 476 9907 2枚組 \1680
序曲集
バーンスタイン:「キャンディード」、
ロッシーニ:「ウィリアム・テル」、「絹のはしご」、「泥棒かささぎ」、
ウェーバー:「オベロン」、「魔弾の射手」、
ヴェルディ:
「運命の力」、「椿姫」第1幕への前奏曲、「椿姫」第3幕への前奏曲、
「シチリア島の夕べの祈り」
スッペ:「詩人と農夫」
J.シュトラウスII世:「こうもり」
ビゼー:「カルメン」第1幕への前奏曲、「カルメン」第4幕への前奏曲
モーツァルト:
「フィガロの結婚」、「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」
メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」よりスケルツォ、ノクターン
ドヴォルザーク:「謝肉祭」
ベートーヴェン:「エグモント」
ズービン・メータ指揮、
ロスアンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団、
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団




<BRILLIANT CLASSICS>
BRL 93221 100枚組 \20000
マスター・ワークス 100CD
ブリリアント・クラシックス創設10周年の企画目玉アイテム!
モーツァルト
ベートーヴェン
メンデルスゾーン
ブラームス
シューベルト
ヘンデル
テレマン
ドヴォルザーク
バッハ
ヴィヴァルディ
各10-CDセットです


BRL 8402 10枚組 \4080
「ダヴィド・オイストラフ・プレイズ:室内楽作品集」
CD-1
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第3番
「羊飼の娘セリメーヌ」による12の変奏曲
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
マルティヌー:
Poco allegro
Adagio
Scherzo; Trio
Lento; Moderato; Poco allegro; Piu allegro; Allegro; Allegro vivo
ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ第1番
CD-2
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番
シューマン:ピアノ三重奏曲第1番
フンメル:ピアノ三重奏曲第2番
CD-3
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
ヴラディゲロフ:
『ブルガリア組曲』-「歌」第2番
ラセニスタ
ブルガリアの民族舞踊による幻想曲
ドビュッシー:『ベルガマスク組曲』-「パスピエ」
とだえたセレナード
コダーイ:ハンガリーの民族舞踊
アルベニス:『夢』-「愛の歌」第3番
ファリャ / クライスラー編:スペイン舞曲
サラサーテ:ナヴァーラ
CD-4
プロコフィエフ:
ヴァイオリン・ソナタ第1番
メロディ op.35b
3つのオレンジへの恋-「行進曲」
シンデレラ-「冬の妖精」
ヴァイオリン・ソナタ第2番
CD-5
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番
レーガー:無伴奏ヴァイオリン・プレリュード
ヴィエニャフスキ:
アンダンテ
アジタート・エ・ヴィゴローソ
プロコフィエフ:2つのヴァイオリンのためのソナタ
ベートーヴェン:セレナード
CD-6
バルトーク:
ヴァイオリン・ソナタ第1番
6つのルーマニアの民俗舞踊
スーク:
ウン・ポコ・トリステ
ブルレスカ
メトネル:ノクターン第1番ニ長調
イザイ:哀しき詩曲
ヴィエニャフスキ:伝説 ト短調
ザルチスキ:マズルカ ト長調
CD-7
J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのためのソナタ第2番
ヴァイオリン・ソナタ第5番へ短調
タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ『悪魔のトリル』
ヴィターリ:シャコンヌ ト短調
ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調
ロカテッリ:カプリース
CD-8
シューベルト:幻想曲 ハ長調
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調
ドヴォルザーク:マズルカ
スメタナ:From my homeland no. 2
チャイコフスキー:
瞑想曲
ワルツ=スケルツォ
CD-9
カトワール:ヴァイオリン・ソナタ第1番
カトワール:ヴァイオリン・ソナタ第2番
カトワール:エレジー
シマノフスキ:神話−3つの詩
CD-10
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4番
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)
フリーダ・バウアー(ピアノ)
イーナ・コレゴルスカヤ(ピアノ)
ヴラディーミル・ヤンポリスキー(ピアノ)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(チェロ)
レフ・オボーリン(ピアノ)
アブラム・マカロフ(ピアノ)
イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン)
グリゴリー・マダトフ(フルート)
ミハーリ・テリアン(ヴィオラ)
イーナ・コレゴルスカヤ(ピアノ)
アレクサンダー・ゴルデンヴェイザー(ピアノ)

BRL 8395 5枚組 \2200
ギター協奏曲 名曲集
ロドリーゴ/ポンセ/カルッリ
ヴィヴァルディ/ジュリアーニ
カステルヌォーヴォ=テデスコ
モレノ/サプカ/マッカーリ
ミッケーリ/フェリチ(以上、ギター)

BRL 8200 2枚組 \900
ドビュッシー:弦楽四重奏曲
ラヴェル:弦楽四重奏曲
カルミナ四重奏団
ドビュッシー:ピアノ三重奏曲
ラヴェル:ピアノ三重奏曲
フォーレ:ピアノ三重奏曲
ジャック・ルヴィエ(ピアノ)
ジャン=ジャック・カントロウ(バイオリン)
フィリップ・ミュラー(チェロ)

BRL 93155 2枚組 \900
ヴィヴァルディ:四季 バイオリン協奏曲集 Op.8
エンリコ・カサッツァ(ヴァイオリン)
ラ・マニフィカ・コムニタ

BRL 93156 2枚組 \900
ブラームス:
クラリネット五重奏曲
クラリネット三重奏曲
クラリネット・ソナタ1&2番
カール・ライスター(クラリネット)
ブランディス・クヮルテット
フェレンツ・ボクナー(ピアノ)

BRL 93209 2枚組 \900
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲
ステフェン・クレオバリー(指揮)

BRL 93322 2枚組 \900
J.S.バッハ:フランス組曲
ピーター=ヤン・ベルダー(チェンバロ)

BRL 93323 8枚組 \3360
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集
グヮルネリ四重奏団

BRL 93329 3枚組 \1350
ベートーヴェン:バイオリン・ソナタ全集
アルトゥール・グリュミオー(ヴァイオリン)
クララ・ハスキル(ピアノ)

BRL 93338 3枚組 \1350
クレメンティ:ソナタ全集 第1集
ゴスタンティノ・マストロプリミアーノ(ピアノ・フォルテ)

BRL 93134(SACD-Hybrid) \890
アルビノーニ:オーボエ協奏曲
ニコル・マット(指揮)
ステファン・シッリ(オーボエ)
ジョヴァンニ・デアンジェリ(オーボエ)

BRL 93136(SACD-Hybrid) \890
シューマン:
交響的練習曲 Op.13
間奏曲 Op.4
アベッグ変奏曲 Op.1
ヴォルフラム・シュミット=レオナルディ(ピアノ)

<Piano 21>
P 21025-N \2180
W・A・モーツァルト:ピアノ協奏曲全集Vol.4
ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
(第1楽章&第3楽章カデンツァ-A:カツァリス作)、
第1楽章&第3楽章のカデンツァ-B(カツァリス作)
ピアノ協奏曲第16番ニ長調K.451
(第1楽章&第3楽章カデンツァ:モーツァルト作)
シプリアン・カツァリス(ピアノ)、
リ・ユンク(指揮)、ザルツブルク・カンマーフィルハーモニー
昨年行われた来日公演では超絶技巧の祖としての人間離れしたテクニックと
深い音楽性を存分に発揮するなど、聴衆に感動と衝撃を与えてくれたシプリ
アン・カツァリス。来日公演と同時期にモーツァルトのピアノ協奏曲集第3集
(P-21021-N)がリリースされたが、今回早くも第4集が登場!
「ピアノ協奏曲第21番」ではカツァリスの十八番でもある自作のカデンツァ
が炸裂!モーツァルト・スタイルの「Aタイプ」、自由な発想で作られたカ
ツァリス節全開の「Bタイプ」の2種類をそれぞれ収録しており聴き比べも1つ
の大きなポイント。
エヒテルナハ音楽祭やモーツァルトの協奏曲集第1集から共演を重ねる韓国人
指揮者リ・ユンクが率いるザルツブルク・カンマーフィルハーモニーとのコ
ンビは今回も抜群!




<Hyperion>
CDA 67554 2枚組 \2080
J・ハイドン:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第50番ハ長調Hob.XVI-50/同第40番ト長調Hob.XVI-40/
同第46番変イ長調Hob.XVI-46/同第41番変ロ長調Hob.XVI-41/
同第52番変ホ長調Hob.XVI-52/同第23番ヘ長調Hob.XVI-23/
同第43番変イ長調Hob.XVI-43/同第24番ニ長調Hob.XVI-24/
同第32番ロ短調Hob.XVI-32/同第37番ニ長調Hob.XVI-37
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
昨年はブラームスのピアノ協奏曲第2番(CDA 67550)や同じくブラームスの
ピアノ四重奏曲集(CDA 67471/2)、そして初のDVD-Videoとなった「イッツ
・オール・アバウト・ザ・ミュージック」(DVDA 68000)を世に送り出し、
聴衆の度肝を抜いた世界最強の“スーパー・ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト”
マルク=アンドレ・アムラン。否応なしに期待の高まる2007年のリリース
第1弾は、なんとハイドン!
ウィーン古典派の中心的な役割を担うなど「交響曲の父」や「弦楽四重奏曲
の父」とも称される大作曲家ハイドンのピアノ・ソナタは、まさに古典派音
楽の集大成。ハイドンのピアノ・ソナタは全部で62曲という膨大な数に及ぶ
ため、1部の有名曲を除いて学習用として用いられることも多いが、マエス
トロ・アムランの手によってその秘められた輝きと魅力が完全に解き放たれ
ている。
アムランは62曲のピアノ・ソナタの中から中期-後期にかけて作曲された10
曲を厳選。作品の本質を徹底的に研究してレコーディングに臨むなど、今回
のハイドン・アルバムへの並々ならぬ意気込みが窺い知れる。キャリアの初
期から驚異的な技巧を必要とする作品を数多くリリースしてきたアムランだ
が、古典派から現代曲までを弾きこなすレパートリーの広さと演奏の素晴ら
しさは絶賛を博したブラームスやコンサートでのパフォーマンスで既に証明
済。アムラン・ファン、ピアノ・ファンが渇望してきたアムランの古典派作
品の演奏が遂に日の目を見る!話題沸騰間違いなしの大注目作!

CDA 67584 \2080
J・ブラームス:
ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1/同第2番変ホ長調Op.120-2/
三重奏曲イ短調Op.114
ローレンス・パワー(ヴィオラ)、ティム・ヒュー(チェロ)、
サイモン・クロフォード=フィリップス(ピアノ)
クラリネット奏者にとって避けては通れない重要レパートリー3作品のヴィオ
ラ独奏盤が登場!味わい深いヴィオラの音色がクラリネットとは一味違う魅
力を運んでくれる。ローレンス・パワーはナッシュ・アンサンブル、レオポ
ルド弦楽三重奏団のメンバーとして活動を行いながらソリストとしても世界
中のオーケストラと共演を行うなど、新世代のヴィオラ奏者として既にその
名声を確立。ソロ・デビュー盤となったボーウェン&フォーサイスのヴィオ
ラ協奏曲集(CDA 67584)が好セールスを記録するなど、その活躍に大きな
期待が寄せられている。ちなみにパワーは来る7月にヴェンゲーロフとの共
演による来日公演が予定さている!

CDA 67594 \2080
F・ディーリアス:歌曲集 ――
ノルウェーの7つの歌/後宮の庭にて/イルメリンのばら/巷に雨の降るご
とく、わが心にも涙の雨が降る/空は屋根の上に/月白く/秋の歌/夏の晩
/あこがれ/日没/夜鳴きうぐいすは金の竪琴を持っている/イ=ブラジル
/夏の景色/急げ、我が馬/Aus deinen Augen fliessen meine Lieder/
彼女はとても色白で柔らかく優しい/らっぱ水仙に/愛の哲学/夏の夜
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)、ピアーズ・レーン(ピアノ)
絶大な支持を獲得しているハイペリオンの歌曲シリーズ最新作はディーリア
ス。スウェーデン、ノルウェー、そしてデンマークを訪れた若き日のディー
リアスは北欧の環境に大きな感銘を受け、シンディングやグリーグといった
作曲家と交流を深めたことは有名なエピソード。ディーリアスはその生涯に
62曲の歌曲を作曲しているが、その約半数の作品からは北欧の音楽からの影
響が見られると同時に美しい香りと哀愁が漂っている。様々な文化をその身
で体感してきた英国系オーストラリア人のソプラノ奏者イヴォンヌ・ケニー
と名手ピアーズ・レーンのデュオが美しきディーリアスの世界を作り上げる。

CDA 67610 \2080
G・P・d・パレストリーナ:エレミアの哀歌第3巻
マーティン・ベイカー(指揮)、
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
デイヴィッド・ヒル、ジェームズ・オドンネル、マーティン・ベイカーの指
揮の下で様々な名演奏を残してきたウェストミンスター大聖堂聖歌隊の最新
録音。現在でもベストセラーとして高い評価を受けている「教皇マルチェル
スのミサ」(CDA 66266)に代表されるパレストリーナの演奏は、同団体の
根幹をなす重要なレパートリーである。更に透明感の増した純粋無垢なハー
モニーは多くの人々に感銘を与えてくれる天使の語らいである。




<Helios>
CDH 55239 \1280
デミジェンコ・プレイズ・ラフマニノフ ――
練習曲集《音の絵》Op.33より 第2曲ハ長調、第8曲ト短調/
前奏曲嬰ヘ短調Op.23-1/前奏曲ニ短調Op.23-3/前奏曲ト短調Op.23-5
/前奏曲ハ短調Op.23-7/前奏曲変ト長調Op.23-10/幻想小品集Op.3(原典版)
/前奏曲ヘ短調Op.32-6/前奏曲イ短調Op.32-8/前奏曲ロ短調Op.32-10
/前奏曲嬰ト短調Op.32-12/練習曲集《音の絵》Op.39より 第3曲嬰ヘ短調、
第4曲ロ短調、第5曲変ホ短調
ニコライ・デミジェンコ(ピアノ)
ロシアン・ヴィルトゥオーソが濃密なロマンティシズムを存分に聴かせてく
れる!CDA 66713からの移行再発売。

CDH 55275 \1280
クララ・シューマン:歌曲集 ――
フリードリヒ・リュッケルトの《愛する春》より3つの歌曲Op.12/
6つの歌曲Op 13/ヘルマン・ロレットの《喜び》より6つの歌曲op.23/
ワルツ/夜の星/渚/あなたの肖像/民謡/私はあなたにおやすみを言う
/彼ら二人は愛し合っている/ ローレライ/おお、彼との別れを悲しみ
/私の星/別れに/すみれ/さすらい人 /製材所のさすらい人
スーザン・グリットン(ソプラノ)、スティーヴン・ロジス(バリトン)、
ウジェーヌ・アスティ(ピアノ)
歌曲王国ハイペリオンの本領発揮!クララの美しき旋律が響き渡る ――。
CDA 67249からの移行再発売。

CDH 55219 \1280
L・ボッケリーニ:チェロ・ソナタ集 ――
チェロと通奏低音のためのソナタ ハ長調G.17/チェロ・ソナタ変ホ長調G.10
/同第2番ハ短調G.2/同イ長調G.4/同変ロ長調G.565
リチャード・レスター(チェロ)、デイヴィット・ワトキン(チェロ)、
チ=チ・ンヴァノクー(コントラ・バス)
自らも高名なチェリストとして活躍した作曲家が書き上げたソナタ集。
CDA 66719からの移行再発売。

CDH 55232 \1280
C・P・E・バッハ:
3声のシンフォニア ニ長調H.585/《ラ・フォリア》にもとづく12の変奏曲
Wq.118-9,H.263/トリオ変ホ長調《多血質と憂鬱質》Wq.161-1,H.579/
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ニ長調Wq.137,H.559/
トリオ・ソナタ変ロ長調Wq.158,H.584
パーセル・クヮルテット
バロック音楽のスペシャリスト集団が大バッハの次男の作品を描く!
CDA 66239からの移行再発売。




<Halle>
CDHLL 7513 \1680
C・ドビュッシー:管弦楽のための3つの交響的素描《海》
C・ドビュッシー(C・マシューズ編曲):
《前奏曲集》より 霧、西風の見たもの、吟遊詩人、カノプスつぼ、
音と香りは夕暮れの大気に漂う、ヴィーニョの門、枯葉、
風変わりなラヴィーヌ将軍、パックの踊り、交代する3度、野をゆく風、
亜麻色の髪の乙女
マーク・エルダー(指揮)、ハレ管弦楽団
ハレ管弦楽団の自主制作最新盤はフランス印象派を代表するドビュッシーの
作品集が登場。しかしこのドビュッシー・アルバム、ありがちな管弦楽作品
集で終わっていないところがエルダー&ハレ管の企画力の凄さ。ハレ管の醸
し出す色彩感を存分に生かしたフランス印象派音楽の代名詞である「海」と
のカップリングは、なんとあの「冥王星」を書き上げたコリン・マシューズ
の編曲による「前奏曲集」を収録!もちろん世界初録音!
「マシューズ版前奏曲集」はドビュッシーの前奏曲集の中からマシューズが
12曲を選び、盟友エルダー&ハレ管のために管弦楽版へと編曲を施したもの
なのである。エルダー&ハレ管は2007年5月6日にマンチェスターのブリッジ
ウォーター・ホールで「マシューズ版前奏曲集」の演奏を予定しており、イ
ギリスでは既にマスコミの注目を集めているという。マシューズとエルダー
&ハレ管の信頼度の高さは「冥王星」の大成功で実証済み。ハレ管自主制作
シリーズ最大の話題版となる予感が漂う!




<ASV Gold>
GLD 4025 \2080
F・メンデルスゾーン:
弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.13/同第6番へ短調Op.80/
弦楽四重奏のための4つの小品Op.81
エリアス弦楽四重奏団
イギリスの若き弦楽四重奏「エリアス弦楽四重奏団」のデビュー・アルバム。
昨年デビューを果たした平均年齢30歳未満という若さ溢れる「アンサンブル
360」に所属するメンバーで構成されており、イギリスだけでなくフランス
やスウェーデンなどへも活動の場を広げている。




<Resonance>
CDRSN 407 4枚組 \3600
J・ハイドン:弦楽四重奏曲選集
弦楽四重奏曲第76番ニ短調Op.76-2《五度》/同第44番変ロ長調Op.50-1
/同第32番ハ長調Op.20-2/同第67番ニ長調Op.64-5《ひばり》/
同第43番ニ短調Op.42/同第79番ニ長調Op.76-5《ラルゴ》/
同第35番ヘ短調Op.20-5/同第40番変ロ長調Op.33-4/同第70番ニ長調Op.71-2
/同第34番ニ長調Op.20-4/同第47番嬰ヘ短調Op.50-4/
同第77番ハ長調Op.76-3《皇帝》
リンゼイズ
惜しまれつつも2005年で40年以上に渡る活動に終止符を打ったイギリスが世
界に誇るリンゼイズのライヴ録音がバジェットプライスで登場!1987年にロ
ンドンのウィグモア・ホールで開催されたジーニアス・オヴ・ハイドン・フェ
スティヴァルでの演奏を収録している。リンゼイズの全盛期の熱気に満ちた
好演奏を余すことなく堪能することが出来る。





<Brana Records>
BR 0015 \1780
E・グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16
G・フォーレ:ピアノと管弦楽のための幻想曲Op.111
F・リスト(ブゾーニ編曲):スペイン狂詩曲S.254
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)、
ハンス・スワロフスキー(指揮)、
ウィーン・プロ・ムジカ管弦楽団、
ルドルフ・シュワルツ(指揮)、
フィルハーモニア管弦楽団、
ヘルムート・フロシャウアー(指揮)、
プラハ交響楽団
ブラジルとヨーロッパを主な活躍の場とした幻の女流ピアニストとして知ら
れるフェリシア・ブルメンタールが遺した録音のリリースを行う「Brana
Records(ブラーナ・レコーズ)」。ジャケットに用いられている絵画はすべ
てブルメンタールの夫が描いたものというまさに夫婦共同制作の芸術品であ
る。今年2007年が没後100年にあたるグリーグに加えてフォーレ、ブゾーニ
編曲のリストといった収録作品は、驚異的なレパートリーを誇ったブルメン
タールの凄さと魅力を改めて伝えてくれるプログラム。中でもラテンの熱き
情熱がほとばしる「スペイン狂詩曲」の演奏は圧巻の一言に尽きる!
録音年月日不詳。

BR 0010 \1780
F・ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21/スケルツォ第1番-第4番
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)、
ロベルト・ワーグナー(指揮)、インスブルック交響楽団
ブルメンタールが自らと同じポーランドを祖国に持つ大作曲家ショパンのピ
アノ作品を取り上げたアルバム。特にピアノ協奏曲第2番の演奏は、ショパ
ン特有のロマン的な作風とブルメンタールがブラジルで培ったラテンの気質
が融合した凄演である。(協奏曲の録音年代は不明だが状態は良好。スケル
ツォは1960年の録音。)

BR 0020 \1780
ブラジル風バッハ第5番 ――
A・スカルラッティ:すみれ
G・ペルゴレージ:《奥様女中》より、《ウティカのカトー》より
W・A・モーツァルト:夢に見る姿K.530、かわいい糸紡ぎ娘K.531
A・シェーンベルク:ギゲールレッテ、満ち足りた恋人
K・ワイル:ユーカリ、Buddy on the Nightshift
H・ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番より アリアとダンス
アネット・セリーヌ(ソプラノ)、
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)、
アルベルト・ゼッダ(指揮)、ローマ放送交響楽団
“ブラジル”という同じ共通点を持つセリーヌとブルメンタールのデュオ・
アルバム。イタリアの作品からシュトラウス、シェーンベルク、ワイル、そ
してヴィラ=ロボスとバラエティに富んだレパートリーを収録している。

BR 0008 \1780
友人とライバルVol.1-モーツァルト&クレメンティ
W・A・モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調《ジュノム》
M・クレメンティ:ピアノ協奏曲ハ長調
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)、
レオポルド・ハーガー(指揮)、
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、
アルベルト・ゼッダ(指揮)、プラハ交響楽団
神聖ローマ皇帝ヨーゼフII世の招きで競演を行ったモーツァルトとクレメン
ティのピアノ協奏曲をカップリング。モーツァルトは1976年、クレメンティ
は1980年の録音。




<Signum Classics>
SIGCD 091 2枚組 \3600
J・S・バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
デイヴィッド・ケネディ(チェロ)
1956年北アイルランドのベルファストでハンガリーの両親の下に生まれたケ
ネディは、アルド・パリソットとボリス・ペルガメンシコフにチェロを師事。
現在はロンドン・モーツァルト・トリオやロンドン・ピアノ四重奏団のメン
バーとして活動を行っている。使用しているチェロは1758年ミラノのカルロ
・フェルディナンド・ランドルフィ製。




<Nimbus>
NI 5730/1 2枚組 \4160
イギリスへ亡命したユダヤの作曲家たち
エゴン・ヴェレツ(1885−1974):
八重奏曲Op.67、聖なる歌Op.23、歌曲集《桜の花》Op.8
レオポルド・シュピンナー(1906−1980):2つの小品
ベルトルド・ゴルトシュミット(1903−1996):幻想曲、古い舟
ピーター・ゲルホーン(1912−2004):間奏曲
ヴィレム・タウスキ(1910−2004):コヴェントリー・メディテイション
ハンス・ガル(1890−1987):ヴァイオリン・ソナタ変ロ短調Op.17
マティアス・セイバー(1905−1960):ヴァイオリン・ソナタ
フランツ・ライツェンシュタイン(1911−1968):木管五重奏曲
カール・ランクル(1898−1968):戦争Op.10より、7つの歌Op.6より
アンサンブル・モデルン、
クリスティアン・インマー(バリトン)、エリク・レヴィ(ピアノ)、
ヌリト・パフト(ヴァイオリン)、
コンスタンティン・リフシッツ(ピアノ)、
ポール・シルヴァーソーン(ヴィオラ)
第2次大戦下のナチス・ドイツによるユダヤ人への迫害から逃れるためにイギ
リスへと亡命した9人の作曲家たちの作品を収録。フランクフルトを拠点とす
る世界的な現代音楽のスペシャリスト集団アンサンブル・モデルンの演奏に
よって収録された作品の数々は、退廃音楽の復活への大きな役割も担ってい
る。2002年6月、ウィグモア・ホールでの録音。

NI 5732 \2080
ジョージ・ベンジャミン・コンダクツ・アンサンブル・モデルン
G・ベンジャミン:
パリンプセスト/曙光/沈められし時/オリカントゥス
ジョージ・ベンジャミン(指揮)、オリヴァー・ナッセン(指揮)、
アンサンブル・モデルン、アンサンブル・モデルン・オーケストラ
メシアンの教えを受けた現代イギリスを代表する作曲家の1人、ベンジャミン
の自作自演集。演奏のアンサンブル・モデルンは、1995年のザルツブルク音
楽祭のオープニングで開催されたベンジャミンの個展を担当するなど良好な
関係を築いている。ナッセンのために作曲された「オリカントゥス」はナッ
セン自身の指揮による演奏を収録している。

NI 5734/5 2枚組 \4160
J・S・バッハ:オルガン作品全集Vol.16
協奏曲第1番ニ長調BWV.972/前奏曲とフーガ ハ長調BWV.545a/
フーガ ハ短調BWV.574b/前奏曲とフーガ ハ短調BWV.549a/
協奏曲第13番ハ長調BWV.984/オルゴール時計のための18の小品BWV
Anh.133-150/前奏曲とフーガ変ロ長調BWV.898/他 全36曲
ケヴィン・ボウヤー(オルガン)
1961年イギリスのサウスエンド・オン・シー出身のオルガン奏者ケヴィン・
ボウヤーによる壮大なバッハ・シリーズ。録音にはデンマークの都市オーデ
ンセにある聖ハンス教会に設置されているMarcussen&Son製のオルガンを使
用している。

NI 5736/7 2枚組 \4160
フォーレ&デュパルク-シャンソン集 ――
G・フォーレ:
リディアOp.4-2、河のほとりでOp.8-1、夢のあとにOp.7-1、ネルOp.18-1、
秋Op.18-3、夜明けOp.39-1、イスファハーンのばらOp.39-4、贈り物Op.46-1、
月の光Op.46-2、憂鬱Op.51-3、5つのヴェネツィアの歌Op.58、
歌曲集《優しい歌》Op.61、2つの歌Op.83、消えない薫りOp.76-1、
もっとも心地好い道Op.87-1、歌曲集《幻影》Op.113、
歌曲集《幻想の水平線》Op.118
H・デュパルク:
悲しい歌、ため息、旅へのいざない、悲歌、エクスターゼ、ロズモンドの館、
フィディレ、ラメント
ユーグ・キュエノー(テノール)、マルティン・イセップ(ピアノ)、
ジェフリー・パーソンズ(ピアノ)
1902年スイス生まれのテノール奏者ユーグ・キュエノーが1972年、1973年、
1978年に録音を行ったフォーレとデュパルクの美しき歌曲集。録音が行われ
た時には既に70歳を迎えていたキュエノーだが、凛とした歌声は衰えを全く
感じさせない見事なもの。

NI 5738/40 3枚組 \4160
J・S・バッハ:オルガン作品全集Vol.17
音楽の捧げ物BWV.1079より/前奏曲とパルティータ ヘ長調BWV.833/
幻想曲イ短調BWV.922/カプリッチョ《最愛の兄の旅立ちに寄せて》BWV.992
/フーガの技法BWV.1080/コラール《われ汝の御座の前に進みいで》BWV.668a
他 全16曲
ケヴィン・ボウヤー(オルガン)
前出の第16集に続くケヴィン・ボウヤーによるバッハのオルガン作品集の
第17集。大作「音楽の捧げ物」からの抜粋や「フーガの技法」など聴き応え
のある作品が並ぶ。演奏には前作同様オーデンセ聖ハンス教会のオルガンを
用いている。

NI 7919/20 2枚組 \4160
ゲルハルト・ヒュッシュ(1901−1984)-歴史的録音集(1928−1940)
A・ロルツィング:
歌劇《密猟者》より、歌劇《ウンディーネ》より、
歌劇《ロシア皇帝と船大工》より
E・フンパーディンク:
歌劇《ヘンゼルとグレーテル》より、歌劇《王様の子供たち》より
他 全34曲
ゲルハルト・ヒュッシュ(バリトン)、
フリーデル・ヴァイスマン(指揮)、
ベルリン国立歌劇場管弦楽団&合唱団、他
「プリマ・ヴォーチェ」は、往年の名歌手たちの歌声が収録された78回転の
SP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、デジタル化を行う復刻シリーズ。ヒュ
ッシュはドイツ・リートを中心に数多くの名演奏を残したドイツ歌曲の巨匠。
日本でも教鞭を執り声楽家を育てた教育者としても知られている。

NI 7921 \2080
リリー・レーマン(1848−1929)-歴史的録音集(1906−1907)
W・A・モーツァルト:
歌劇《ツァイーデ》より、歌劇《フィガロの結婚》より、
歌劇《コシ・ファン・トゥッテ》より、歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より
G・F・ヘンデル:オラトリオ《ヨシュア》HWV.64より/他 全20曲
リリー・レーマン(ソプラノ)、他
レーマンはワーグナーの「ニーベルングの指輪」の初演にも参加するなど、
19世紀から20世紀初頭にかけて世界的な活躍を見せたソプラノである。

NI 7929/30 2枚組 \4160
アレッサンドロ・ボンチ-フォノティピア録音集(1905−1907)
V・ベッリーニ:歌劇《清教徒》より
G・ドニゼッティ:
歌劇《ファヴォリータ》より、歌劇《ドン・パスクヮーレ》より、
歌劇《ルクレツィア・ボルジアより、歌劇《ランメルモールのルチア》より、
歌劇《愛の妙薬》より/他 全35曲
アレッサンドロ・ボンチ(テノール)
カルーソーと同時代に活躍し、絶大な人気を誇ったリリック・テノール歌手
であるアレッサンドロ・ボンチ(1870−1940)がフォノティピア(Fonotipia)
に残した音源を復刻させたアルバム。

NI 7931 \2080
ジョン・チャールズ・トーマス-ビクター録音集(1934−1942)
R・レオンカヴァッロ:歌劇《ザザ》より
G・ヴェルディ:歌劇《椿姫》より、歌劇《オテロ》より
U・ジョルダーノ:歌劇《アンドレア・シェニエ》より
G・ロッシーニ:歌劇《セビリャの理髪師》より
G・マスネ:歌劇《エロディアード》より/他 全21曲
ジョン・チャールズ・トーマス(バリトン)、
フランク・ツアーズ(指揮)、ビクター交響楽団、他
ペンシルヴァニアに生まれた20世紀前半のアメリカを代表する歌い手ジョン
・チャールズ・トーマス(1891−1960)によるオペラ・アリアと歌曲集。

NI 7932/3 2枚組 \4160
ルクレツィア・ボリ-ビクター録音集(1925−1937)
A・トマ:歌劇《ミニョン》より
G・マスネ:歌劇《マノン》より
G・プッチーニ:歌劇《ラ・ボエーム》より、歌劇《蝶々夫人》より
G・ヴェルディ:歌劇《椿姫》より
W・A・モーツァルト:
歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より、歌劇《フィガロの結婚》より/他 全43曲
ルクレツィア・ボリ(ソプラノ)、ビクター交響楽団、他
ヴァレンシアに生まれたルクレツィア・ボリ(1887−1960)は、R・シュトラ
ウスの歌劇「薔薇の騎士」のイタリア初演に参加するなど、スカラ座を中心
にその歌声を響かせた名ソプラノ奏者である。




<Centaur>
CRC 2749 \2080
タルミ・プレイ・タルミ-ヨアフ・タルミによる作品と編曲集
Y・タルミ(1943−):
弦楽器、ティンパニーとアコーディオンのための《エレジー》、
無伴奏フルートのための《3つのモノローグ》、
フルートと管弦楽のための《イスラエルの歌曲による組曲》
Y・タルミによる編曲作品:フ
ルートと弦楽三重奏のための《ゲットーからの3つのユダヤの歌》、
メゾ・ソプラノとフルート、ピアノのための《2つのインドの歌》、
フルートとピアノのための《3つのイスラエルの歌》、
ピッコロのための《2つの歌》
ギル・タルミ(1968−):
フルートとピアノのための《ノクターナル・ディアローグ》
エレラ・タルミ(フルート&ピッコロ)、
ヨアフ・タルミ(指揮&ピアノ)、イスラエル弦楽アンサンブル、
ケベック室内アンサンブル
2002年に急逝したスヴェトラーノフの代役として同年のNHK交響楽団定期演奏
会の指揮台に登壇したことで、日本での知名度も急上昇となったイスラエル
のマエストロ、ヨアフ・タルミの作品集!タルミの作品やアレンジにはユダ
ヤの民謡がふんだんに盛り込まれており、僅かな影を感じさせながらも親し
みやすい曲想となっている。演奏の中心を担うフルートのエレラ・タルミは
ヨアフの妻であり、ジュリアード音楽院卒という名手。加えて1曲のみカッ
プリングされているギル・タルミは二人の息子である。

CRC 2817 \2080
ミューズ-ブルース・スターク作品集
B・スターク:
アメリカ組曲/5つの前奏曲/Kaori's Song/フーガ、インターリュードと
フィナーレ/無垢の歌
藤井香織(フルート)、藤井裕子(ピアノ)、渚智佳(ピアノ)
ジュリアード音学院でパーシケッティに作曲を学び、ASCAP作曲賞など数多く
の賞を獲得しているブルース・スターク。現在は日本に居を構えジャズ・ピ
アニストとしても活動しているスタークの作品集に藤井姉妹が参加!国内外
のコンクールを総ナメにするなど世界規模の活躍を見せるフルート奏者藤井
香織を中心とした3人の日本人女流奏奏者たちが繰り広げる気鋭の作曲家の
作品集はファン、フルート関係者必聴盤!

CRC 2810 \2080
レベッカ・クラーク(1886−1979):ヴィオラ・ソナタ
F・ブリッジ:2つの小品
A・ブリス:ヴィオラ・ソナタ
クリスティーヌ・ラトリッジ(ヴィオラ)、
クセニア・ノシコワ(ピアノ)
モダン楽器とバロック・ヴィオラを使い分けるアメリカの女流奏者ラトリッ
ジの演奏によるイギリスのヴィオラ作品集。ラトリッジは現在アイオワ州立
大学で助教授として指導を行っている。

CRC 2811 \2080
D・スカルラッティ:3つのソナタ
W・A・モーツァルト:ソナタ ヘ長調K.332
C・T・グリフィス:ルーマニアの風景Op.7
B・バルトーク:ソナチネ、組曲Op.14
シルヴィア・パーカー(ピアノ)
バーモント大学でキャリアを積んだアメリカ人ピアニスト、シルヴィア・パ
ーカーが得意とするレパートリーを選び出したプログラム。バルトークとそ
の他の作品の対比が面白い。

CRC 2814 \2080
ピエトロ・ドメニコ・パラディエス(1707−1791):
クラヴィチェンバロのためのソナタ集(ソナタ第1番-第12番)
エレーン・フナーロ(チェンバロ)
パラディエスは声楽とチェンバロの教育者としてイギリスで成功を収めた18
世紀イタリアの作曲家である。この12曲のソナタはモーツァルトやクレメン
ティからも称賛を受けた作品としても有名。

CRC 2815 \2080
トマス・アーンの独奏カンタータ集
T・アーン:
School of Anacreon/デリア/Frolick and Free/朝/リディア/バッカス
とアリアドネ/クロエへの忠告
マリア・ツァドリ(ソプラノ)、ティモシー・ベンチ(テノール)、
マリー・テリー=スミス(指揮)、
カペラ・サヴァリア、ツォルト・カロ(ヴァイオリン)
ハンガリーに縁のある2人のソリストとハンガリー西部のソンバトヘイを本拠
地としているピリオド・アンサンブルであるカペラ・サヴァリアによって18
世紀イギリスの音楽が伸びやかに奏でられている。

CRC 2833 \2080
V・パーシケッティ:
弦楽四重奏曲第1番Op.7/同第2番Op.24/同第3番Op.81/
同第4番Op.122《パラブルX》
リディアン弦楽四重奏団
吹奏楽曲、管弦楽作品などに多くの名曲を残した20世紀アメリカを代表する
作曲家パーシケッティ。アメリカのブランダイス大学で1980年に結成された
リディアン弦楽四重奏団による弦楽四重奏曲も大編成作品に劣らぬ魅力を持
っている。

CRC 2818 \2080
L・V・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57《熱情》
R・シューマン:トッカータ ハ長調Op.7、謝肉祭Op.9
テェン・イン(ピアノ)
上海出身のテェン・インは10歳で上海交響楽団と共演を果たすなど、その将
来に大きな期待を寄せられているピアニスト。ボストン・グローブ誌などに
好レビューが掲載されるなど評価は高い。

CRC 2825 \2080
イッツ・アバウト・タイム!
イッツ・オールド・ファッション/ダンス・メドレー/オーヴァー・ザ・レ
インボー/ソレント/他 全15曲
シャロン・ルーベン(ヴォーカル)、
デイヴィッド・ブルネッティ(ピアノ)、ケン・セベスキー(ギター)、
スティーヴ・ラスピナ(コントラバス)、
ジョン・レッドセッカー(打楽器)、アンディ・スタイン(ヴァイオリン)
マディソン・スクエア・ガーデンでソロ・リサイタルを開催するなど、主に
ミュージカルの分野で活躍中のヴォーカルであるルーベンのデビュー・アル
バム。





<Musiques Suisses>
MGBCD 6244 \2300
パウル・ユオン(1872−1940):狂詩曲Op.37/四重奏曲Op.50
ベルリン・フィルハーモニック・ピアノ四重奏団
ミュージック・スイスが積極的に録音を進めるユオンは、ロシアに生まれス
イスの市民権を持ちながらも人生の大半をドイツで過ごした作曲家である。
ベルリン・フィルのメンバーによって1985年に結成されたアンサンブルがロ
マン的な作風を持った作品を絶妙な演奏で聴かせてくれる。

MGBCTS-M102 \2300
たそがれに ――
C・J・ワルター:3つの風景
H・ホリガー:Schwarzgewobene Trauer
R・グブラー:KAL
R・シューマン:たそがれ
N・A・フーバー:Demijour
V・マルティ:Fernruf J12
H・U・レーマン:カンティクムII
アンサンブル《aequatuor》
In The Twilight/aequatuor

<Gimell>
CDGIM 041 \2080
グレゴリオ・アレグリ(1582−1652):ミゼレーレ
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ(1582−1652):
スターバト・マーテル、教皇マルチェルスのミサ、汝はペテロなり
G・アレグリ:ミゼレーレ(デボラ・ロバーツによる装飾版)
ピーター・フィリップス(指揮)、タリス・スコラーズ
イギリスのみならず世界最高のア・カペラ・グループとして古楽界に君臨す
るタリス・スコラーズが、1980年の初録音から20年以上の月日を経て同じ場
所で自らの代名詞とも言うべきアレグリの「ミゼレーレ」を遂に再録音!
しかも今回の最新録音盤には、ハイCまで登場する装飾音型を即興風に歌う広
く知られた演奏だけでなく、タリス・スコラーズの中心メンバーであるソプ
ラノ奏者デボラ・ロバーツによる装飾を採り入れた2種類の「ミゼレーレ」を
収録。加えてタリス・スコラーズが1度目の「ミゼレーレ」と同じく1980年に
収録を行ったパレストリーナの大作、「教皇マルチェルスのミサ」の新録音
も併録するなど、システィーナ礼拝堂のために書かれた至高の合唱芸術を収
録した究極無二のアルバムに仕上がっている。




<Chandos>
CHSA 5047(SACD-Hybrid) \2850
R・ヴォーン=ウィリアムズ:
海の交響曲(交響曲第1番)/劇音楽《すずめばち》序曲
スーザン・グリットン(ソプラノ)、ジェラルド・フィンリー(バリトン)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、
ロンドン交響楽団&合唱団
長きにに渡ってシャンドスの看板を背負うイギリス音楽のスペシャリストであ
る名匠ヒコックス。ヒコックスの膨大なレパートリーの中でもヴォーン=ウィ
リアムズは特に重要な存在として録音や演奏機会は非常に多い。ヒコックスの
ヴォーン=ウィリアムズ・チクルス最新盤となる「海の交響曲」は、グリット
ンやフィンリーといった一流アーティストを迎えて2006年6月に行われたコン
サートのライヴ録音。スタジオでのセッション録音を基本としているシャンド
スにとってコンサートのライヴ録音のリリースは非常に珍しく興味深いポイン
トの1つである。この1月からゲルギエフを主席指揮者に迎えるなど飛ぶ鳥を落
とす勢いを見せるロンドン交響楽団と、イギリス音楽のスペシャリストによる
ファン必聴盤の登場!

CHAN 10404 \2080
HK・グルーバー(1943−):
フランケンシュタイン!!/大騒ぎ/暗闇での踊り
HK・グルーバー(指揮&歌)、
BBCフィルハーモニック
独墺圏の作曲家、アンサンブル・モデルンの指揮者、クルト・ワイルの権威と
して知られ、実はウィーン少年合唱団のメンバーとしても活躍。自らタクトを
振ると思えばいきなり歌(?)を歌い始めるなど、常に数歩先を歩き続ける
ハインツ・カール・グルーバー。作曲家としてのグルーバーは、難解な現代
音楽とは一味違う独自のユーモアとウィットに富んだ作品を次々と発表し成
功を収めている。そんな奇才グルーバーの作品集が、作曲者自らがBBCフィル
を率いてなんとシャンドスから初登場!グルーバーの代表作の1つ「フランケ
ンシュタイン!」は管弦楽版が収録されており、この版は世界初録音となる。
シャンドスの新路線!?次々と繰り広げられるグルーバー・ワールドをお楽
しみに!

CHAN 0732 \2080
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ(c.1525−1594):
年間のオッフェルトリウム集より
リチャード・マーロウ(指揮)、
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団
デュリュフレ、メンデルスゾーンに続くマーロウ&ケンブリッジ・トリニティ
・カレッジ合唱団のシャンドス移籍第3弾はシャンコンヌからのパレストリー
ナ。1593年に出版が行われた「年間のオッフェルトリウム集」は1年間分68曲
に及ぶオッフェルトリウムを収めた壮大な典礼作品である。ニュートンの出身
校としても知られ、1332年からの長き歴史と伝統を持つトリニティ・カレッジ
が誇る名門合唱団。貴重な音源を含むパレストリーナ・アルバムで更に名声を
高めることは間違いない。

CHAN 10406 \2080
マルコム・ウィリアムソン(1931−2003)管弦楽作品集Vol.2 ――
交響曲第1番《エレヴァミーニ》/同第5番《アケロ》/
エディス・シットゥウェルの墓碑/弦楽のためのレント
ラモン・ガンバ(指揮)、
アイスランド交響楽団
“シャンドス映画音楽シリーズ”を代表するマエストロ、ラモン・ガンバが音
楽監督をつとめるアイスランド交響楽団を引き連れての2枚目となるウィリア
ムソン作品集。マルコム・ウィリアムソンはシドニーで生まれ、12歳からシド
ニー音楽院で作曲をウジェーヌ・グーセンスに師事。ウィリアムソンは1950年
にロンドンへ渡りブーレーズやメシアンの音楽を研究。1975年10月には女王付
き楽長にも任命されるなど作曲家としてだけでなく音楽家として幅広い活躍を
見せた。ちなみに交響曲第5番は世界初録音。交響曲第1番と弦楽のためのレン
トも音源が少なく貴重な録音となっている。

CHAN 10339X \1750
アラン・ロースソーン(1905−1971):
ピアノ協奏曲第1番/同第2番/2台ピアノのための協奏曲
ジェフリー・トーザー(ピアノ)、
タマラ・アンナ・シスロウスカ(ピアノ)、
マティアス・バーメルト(指揮)、
BBCフィルハーモニック
歯科学と建築学を学びながらも作曲家へと転身を遂げたロースソーンのピアノ
協奏曲を集めたアルバム。24/96kHzデジタル・リマスターによる移行再発売。

CHAN 3138 2枚組 \3500
L・ヤナーチェク:歌劇《マクロプーロス事件》(英語歌詞版/世界初録音)
シェリル・バーカー(ソプラノ)、
チャールズ・マッケラス(指揮)
イングリッシュ・ナショナル・オペラ・オーケストラ&合唱団、他
Chandosとピーター・ムーア財団の共同制作による英語版オペラ・シリーズの
最新作。巨匠マッケラスによるヤナーチェク!




<Arcobaleno>
AAOC-94632 \1880
F・リスト:
《巡礼の年》より ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」、オーベルマンの谷/
超絶技巧練習曲第10番ヘ短調/同第12番変ロ短調《雪かき》/《詩的で宗教
的な調べ》より 第7曲「葬送曲」/パラフレーズ集〜ワーグナー:イゾルデ
の愛の死、
ヴェルディ:《トロヴァトーレ》〜ミゼレーレ
グノー:《ファウスト》からのワルツ
ヴェロニク・ボンヌカズ(ピアノ)
ショパンの12の練習曲Op.10&Op.25(AAOC-94362)がニューヨーク・タイムズ
誌で高く評価されたフランスの女流ピアノ奏者ヴェロニク・ボンヌカズ。これ
まで様々なコンクールでの受賞歴やイタリア国営放送への出演、コンサートの
開催など積極的な活動をおこなっている。幼少から称賛を浴びてきた高い技術
に支えられえた華麗なリストを聴かせてくれている。




<Glossa>
GCD 921202 \2180
A・ヴィヴァルディ:
12のヴァイオリンと低音のためのソナタ集Op.2(全12曲)より 第2番/第3番
/第4番/第7番/第1番/第9番/第5番
エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)、アンサンブル・アウロラ
バロック・ヴァイオリンの世界的奏者エンリコ・ガッティ待望の新作が遂に
登場!Glossa(グロッサ)の専属契約第1弾となったストラデッラのオラトリ
オ「スザンナ」(GCD 921201)に続くリリース第2弾は、なんと後期イタリア
・バロックの大御所ヴィヴァルディというファン感涙のプログラム。
当時のデンマーク王フレゼリク4世に献呈された「ソナタ集Op.2」は全12曲で
構成され、1709年にヴェネツィアで出版が行われた作品番号の付いた最初の
ヴァイオリン・ソナタ集である。
1993年と1998年の2度に渡って「アントニオ・ヴィヴァルディ賞」を受賞して
いるガッティ。母国最大の巨匠の作品に立ち向かう姿勢と気迫の凄まじさは
想像に難くない。
そしてアルカナ時代同様ガッティ自身の解説によるブックレットに加えて、
グロッサの洗練されたジャケットデザインは今回も健在。ファンの渇望を潤
すガッティからの最高のプレゼントとなるだろう!




<Timpani>
1C 1115 \2250
ジョセフ・ギイ・ロパルツ(1864−1955):弦楽四重奏曲全集Vol.2
弦楽四重奏曲第4番ホ長調/同第5番ニ長調《幻想曲風》/同第6番へ長調
スタニスラス弦楽四重奏団
モーツァルトやショスタコーヴィチのアニヴァーサリーで沸く2006年。その
傍らでブームを巻き起こしているフランスの作曲家ロパルツ。クセナキスの
シリーズと並び、ティンパニー(Timpani)の柱となったロパルツのシリーズ
に新たなタイトルが登場!
今回の第2集では1934年から1948年にかけて作曲が行われた後期の3作品を収
録。中でも第5番と第6番は世界初録音となる。
スタニスラス弦楽四重奏団はフランスの室内楽団スタニスラス・アンサンブ
ルの弦楽セクションのメンバーによって1984年に結成されたアンサンブル。
ロパルツに縁の深いフランスの都市ナンシーを中心に活動の場としており、
デュティーユやクラムなどの作品やコンテンポラリーなど現代作品の演奏に
定評がある。

2C 1110 2枚組 \4500
ガブリエル・ピエルネ(1863−1937):室内楽作品全集Vol.1
幻想即興曲Op.4/ヴァイオリン・ソナタOp.36/セレナードOp.7/子守歌Op.8
/アンダンテ/ピアノ五重奏曲Op.41/木管五重奏のための《田園曲》/カッ
ツォネッタOp.19/ソナタ・ダ・カメラOp.48/演奏会用前奏曲Op.53/前奏曲
とフーガOp.41-1/オーボエとピアノのための小品Op.5/田園風演奏曲Op.30
/演奏会用独奏曲Op.35/スペインの踊り子/バレエ《Giration》/
Nuit Divine
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団のソリストたち
好調ティンパニーの新たなるプロジェクトは、作曲家&指揮者として19世紀-
20世紀フランス音楽界に大きな足跡を残したピエルネの室内楽作品のコンプ
リート!
今回リリースとなる第1巻では、弦楽器と木管楽器のために書かれた作品を中
心に17曲を収録。
演奏はティンパニーへ数々の録音を行っている高機能オーケストラ、ルクセ
ンブルク・フィルの実力者たちが勢揃い。実力に違わぬ充実の演奏を披露し
てくれている。ちなみに、このピエルネの室内楽作品全集は全2巻での完結が
予定されている。




<Channel Classics>
CCSSA 80206(SACD-Hybrid) \2850
二胡の歌 ――
Idyllic Tune/Weeping River of Sorrow/Celebrating the Harvest of
Graps/Ode to Shanmenxia Gorge/Birdsong echoing in a quiet valley
/A Bunch of Flowers/Moon reflected in the Twin Spring Lake/Ballad
of North Henan Province
ユ・ホン・メイ(二胡)、ウーリン(中国琴)、
リュウ・イン・シャン(楊琴)、チェン・ジェ(ピアノ)
以外と聴くことの少ない中国の演奏家による中国の作品をチャンネル・クラ
シックスの超優秀録音で楽しむことの出来る「チャンネル・オヴ・チャイナ」
第3弾。ユ・ホン・メイは、ルックスのみならずそのキャリアも華々しい二胡
の演奏家。中国の権威ある「チャイナ・ゴールデン・レコード・アウォード」
おいて「ベスト・ソロ・レコーディング賞」を獲得するなど、広大な中国の
中でもその実力が抜きん出ていることが証明されている。

CCSSA SEL 4606(SACD-Hybrid) \2080
スーパー・アーティスツ・オン・スーパー・オーディオ4 ――
L・V・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲Op.135より
G・ロッシーニ:《老年のいたずら》第8集より
G・マーラー:交響曲第6番《悲劇的》より、交響曲第2番《復活》より
B・セイガー&T・ワイン:恋はごきげん
他 全17曲
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、
イヴァン・フィッシャー(指揮)、ブダペスト祝祭管弦楽団、
ピーター・ダイクストラ(指揮)、ジェンツ、
パオロ・ジャコメッティ(ピアノ)、他 
チャンネル・クラシックスのアーティストたち
録音、演奏とも世界中から高い評価を受けているチャンネル・クラシックス
のSACDサンプラー第4弾。過去3枚のサンプラーに収録されている曲と重複す
るトラックは無く、今年発売となったアルバムの音源が多数収録されている。




<Signum Classics>
SIGCD 090 \2180
景色と時間 ――
リチャード・ロドニー・ベネット(1936−):The Seasons of his Mercies
ジョン・マッケイブ(1939−):Scenes in America Deserta
キリルス・クレーク(1889−1968):4つのダヴィデの詩篇
ジャクソン・ヒル(1941−):リメンバード・ラヴ
ピーター・マックスウェル・デイヴィス(1934−):冬の家
J・シベリウス:愛人
Z・コダーイ:夕べの歌
ボブ・チルコット(1955−):Even Such Is Time
キングズ・シンガーズ、アンドリュー・スウェイト(トレブル)
シグナム・クラシックスへの移籍以降、積極的に新作のリリースを続けるキ
ングズ・シンガーズのニュー・アルバム。今年の5月から6月にかけて行われ
た最新録音となる今回の最新盤では、キングズ・シンガーズのために作曲さ
れたベネットの「The Seasons of his Mercies」やマッケイブの「Scenes
in America Deserta」、エストニアの作曲家クレークやシベリウス、コダー
イなどによる多彩な作品を歌い上げる。またイギリスの天才トレブル奏者ア
ンドリュー・スウェイトがゲストとして録音に参加しており、キングズ・シ
ンガーズとのコラボレーションによる相乗効果に期待が高まる!なおキング
ズ・シンガーズは来る12月に来日公演の開催が予定されている。

SIGCD 087 \2180
ジュディス・ウェアー(1954−):歌曲集 ――
On buying a horse/Ox Mountain Was Covered By Trees/エキゾチックか
らの歌曲/スコッチ・ミンストレルシー/欲望の声/スペインの歌曲集/ハ
ラルド王の伝説/セレナード
スーザン・ビックリー(メゾ・ソプラノ)、
アンドリュー・ケネディ(テノール)、
アイリッシュ・ティナン(ソプラノ)、
イアン・バーンサイド(ピアノ)
ジョン・タヴナーと共にロンドンで音楽を学んだ女流作曲家ジュディス・ウェ
アーは、ジェシー・ノーマンのための作品の作曲やミネソタ管弦楽団からの
委嘱作品を手がけ、1995年から1998年までバーミンガム市交響楽団の提携作
曲家を務めた。また1995年から2000年まではロンドンのスピタルフィールズ
音楽祭の芸術監督として辣腕を振るうなどイギリス随一の女流作曲家として
活躍中。

SIGCD 089 2枚組 \4360
ウェストミンスター大聖堂のオルガン ――
J・ブラームス:
大学祝典序曲、ハイドンの主題による変奏曲、ぼくらはそぞろ歩いた、
アダージョ
R・ワーグナー:
ジークフリート牧歌、楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》第1幕
への前奏曲
マルセル・デュプレ(1886−1971):
3つの前奏曲とフーガ、クリスマス変奏曲、喚起、行列と連祷
ロバート・クィニー
オルガン演奏の録音に大きな意欲を注いでいるシグナムからウェストミンス
ター大聖堂のオルガンを使用したアルバムが登場!今回のリリースが初のソ
ロ・アルバムとなるロバート・クィニーは、2000年から2004年までウェスト
ミンスター大聖堂の副音楽監督を務め、現在はウェストミンスター寺院の副
オルガン奏者の任にある。壮大なブラームスやワーグナーの演奏からは荘厳
な雰囲気が漂っている。





<Brana Records>
BR 0013 \1780
P・I・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
A・アレンスキー:ピアノ協奏曲ヘ短調Op.2
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)、
ミヒャエル・ギーレン(指揮)、
ウィーン楽友協会管弦楽団、
ジーリ・ワルドハンス(指揮)、
ブルノ・フィルハーモニック管弦楽団
ブラジルとヨーロッパを主な活躍の場とした幻の女流ピアニストとして知ら
れるフェリシア・ブルメンタールが遺した録音のリリースを行う「Brana
Records(ブラーナ・レコーズ)」。1954年にヨーロッパへと戻ったブルメン
タールによって1957年にウィーンで録音が行われた王道チャイコフスキーと、
1967年ミラノでの録音となる秘曲アレンスキーのカップリング。チャイコフ
スキーでは、ブルメンタールとギーレンの芸術性の融合によって実現した生
命力にあふれる演奏を披露。アレンスキーの協奏曲の掘り下げた解釈もお見
事の一言に尽きる。

BR 0021 \1780
スペインとポルトガルの鍵盤楽器のための作品集Vol.1 ――
アントニオ・ソレール(1729−1783):ソナタ 変ハ短調より、同ニ長調より
ラファエル・アングル(1730−1816)アリア ニ短調
マテオ・ペレス・デ・アルベニス(c.1755−1831):ソナタ ニ短調
カンタロス(c.1760):ソナタ ハ短調
カルロス・セイシャス(1704−1742):
ソナタ イ短調、トッカータ ホ短調、ソナタ 変ロ長調
ジャシント:トッカータ ニ短調
ジョアン・デ・ソウザ・カルヴァーリョ(1745−1798):トッカータ ト短調
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)
1942年にブラジルへと渡ったブルメンタール。そんなブルメンタールにとっ
てスペインとポルトガルの作品の数々はまさに打って付け。南米の地におい
て肌で感じたラテンの気質を音楽へと昇華させた情熱と躍動感に満ちた演奏
が並ぶ。

BR 0024 \1780
変奏曲集 ――
C・ツェルニー:ハイドンの主題による変奏曲Op.73
C・シュターミツ:ピアノ協奏曲へ長調
G・J・フォーグラー:「Marlborough s'en va-t-en guerre」による変奏曲
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)、
ヘルムート・フロシャウアー(指揮)、
ウィーン室内管弦楽団、
イェルク・フェルバー(指揮)、
ヴュルテンベルク室内管弦楽団、
アルベルト・ゼッダ(指揮)、
プラハ・ニュー・チェンバー・オーケストラ
ドイツとオーストリアの作曲家による変奏曲と協奏曲を集めたアルバム。中
でもシュターミツのピアノ協奏曲第2楽章でのピアノとオーケストラの織り成
すハーモニーは絶品。1968年、1963年の録音。

BR 0011 \1780
それは夢? ――
J・シベリウス:葦よそよげ、少女が野原で歌っている
J・マスネ:もし花に目があったなら、青い目を開けて愛しい人
H・デュパルク:戦いに寄せて、悲しみの歌
G・フォーレ:河のほとりで/他 全23曲
アネット・セリーヌ(ソプラノ)、
クリストファー・グールド(ピアノ)
ブラジルのソプラノ奏者アネット・セリーヌは、パルマ・レッジョ劇場での
モーツァルトのアリア・コンサートでヨーロッパ・デビューを果たした実力
者。20世紀ブラジル歌曲のスペシャリストとしても高名である。





<Christophorus>
CHR 77281 \2180
F・リスト:
バッハの主題による変奏曲/前奏曲《泣き、嘆き、悲しみ、おののき》/
コラール《アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム》による幻想曲とフーガ
ゲルハルト・ワインベルガー(オルガン)
ワインベルガーは、ドイツの名門デトモルト音楽大学でオルガン科と教会音
楽学の教授を務め、ライプツィヒ・新バッハ協会のディレクターとしても活
動するドイツの世界的オルガン奏者。

CHR 77282 \2180
トッカータ-ハープのためのバロック音楽と新しいバロック音楽 ――
J・S・バッハ:小品ト長調
G・F・ヘンデル:パッサカリア、主題と変奏ト短調、ダヴィデ王のハープ
マルセル・グランジャニー(1891−1975):古典形式による小組曲
ゴットフリート・カークホフ(1685−1746):アリアとリゴードン
ジャン=バティスト・ルイエ(1653−1728):トッカータ
ルイ・シャルパンティエ(1902−1964):古風な形式の小品
ジョヴァンニ・バティスタ・ペシェッティ(1704−1766):
ソナタ第6番ハ短調
ジョン・パリー(1710−1782):ソナタ第1番ニ長調
ニーノ・ロータ(1911−1979):サラバンドとトッカータ
フォルカー・セルマン(ハープ)
フォルカー・セルマンは、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院でハープ
を学び、現在はケルンWDR響やフランクフルト放送響に客演を行い、アーノー
ンクールやバルシャイ、ビシュコフといった指揮者と共演を重ねる期待のハ
ープ奏者である。

CHR 77279 \2180
ヴァイセンベルクのオトフリート(c.800−870):
福音書-シャルルマーニュ王時代の詩と音楽
ウィルフリード・ロンバッハ(指揮)、アンサンブル・オフィチウム
ヴァイセンベルクのオトフリートについてその多くはいまだ知られていない
が、フルダ修道院長であり大司教として高名なラバヌス・マウルスの弟子で
あり中世ドイツ文学の歴史にその名を残している。





<Thorofon>
CTH 2532 \2180
ウィーンの夜会
J・シュトラウス(シュルツ=エヴラー編曲):
《美しく青きドナウ》によるアラベスク
L・ゴドフスキー:アルト=ウィーン
C・タウシク:軍隊行進曲
A・グリューンフェルト:ウィーンの夜会Op.56
F・シューベルト(リスト編曲):ウィーンの夜会第6番、同第7番
F・クライスラー(ラフマニノフ編曲):愛の悲しみ、愛の喜び
E・コルンゴルト:シュトラウスの物語Op.21
フランツ・フォーラバー(ピアノ)
13枚に及ぶシューマンのピアノ作品全集を完結させたグラーツ出身のピアニ
ストであるフォーラバー。J・シュトラウスやウィーンにちなんだ超絶技巧
を要する作品を集めた迫力満点のウィンナ・アルバム!





<Caprice>
CAP 21773 \2300
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926−):鉄条網の向こうのオルフェウス
D・ショスタコーヴィチ:革命詩人の詩による10の詩Op.88
エリク・エリクソン(指揮)、エリク・エリクソン室内合唱団 
スウェーデンに舞い降りた合唱の神様、エリク・エリクソンが1945年に自ら
創設した手兵エリク・エリクソン室内合唱団の最新録音を含む注目盤。録音
はヘンツェが1986年6月、ショスタコーヴィチが2005年2月に行われており、
現在と約20年前のエリク・エリクソン合唱団の歌声を堪能することができる。
ヘンツェとショスタコーヴィチの組み合わせという意欲的なプログラミング
もこのアルバムの魅力の1つ。

CAP 21742 \2300
ニクラス・シヴェレーヴ・プレイズ・スクリャービン ――
A・スクリャービン:
ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調Op.19《幻想ソナタ》/練習曲嬰ハ短調Op.2-1
/同嬰ヘ短調Op.8-2/同変ロ短調Op.8-11/同嬰ニ短調Op.8-12/詩曲《焔に
向かって》Op.72/24の前奏曲Op.11より/5つの前奏曲Op.16より/3つの小品
Op.45/2つの小品Op.57/アルバムの綴りOp.58/2つの小品Op.59/4つのマズ
ルカ/ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ短調Op.30
ニクラス・シヴェレーヴ(ピアノ)
北欧音楽ファンにだけでなく、様々な分野から多くの注目を集めているスウェ
ーデンのピアノ奏者シヴェレーヴのスクリャービン・アルバム!古典派から
現代音楽までのクラシック、ジャズ、そして作曲と多彩な活動を繰り広げて
いるシヴェレーヴ。収録曲にはピアノ・ソナタと小品を織り交ぜられており、
色彩美を感じさせてくれる芸術性に富んだアルバムである。シックなジャケッ
トも印象的。

CAP 21739 \2300
アラン・ペッテション(1911−1980):
歌曲集《裸足の歌》より/弦楽のための協奏曲第1番/同第2番
オーレ・ペーション(バリトン)、
ペッテル・スンドクヴィスト(指揮)、ムジカ・ヴィテ
20世紀を生きたスウェーデンの偉大なるシンフォニストであるペッテション
の作品集。全24曲の歌曲による「裸足の歌」はここではその中から抜粋され
た11曲を収録。スウェーデン最高のバリトン奏者の1人に数えられるペーショ
ンの歌声は豊かでそして深い。スウェーデンの室内管弦楽団ムジカ・ヴィテ
の潤いに満ちた音色がまた見事な雰囲気を醸し出している。




<Danacord>
DACOCD 657 \2180
F・ショパン:ピアノ作品集 ――
ロンド ハ短調Op.1/マズルカ嬰ハ短調Op.6-2/同ヘ短調Op.7-3/同変ニ長調
Op.30-3/同嬰ハ短調Op.30-4/同ヘ短調Op.63-2/同イ短調Op.68-2/同変ニ
長調Op.64-1/ワルツ イ短調Op.34-2/同ホ短調/バラード ト短調Op.23
ニナ・カフタラージェ (ピアノ)
カフタラージェは、デンマークを代表するチェリストであり義父でもあるブ
レンダール・ベンクトソンとのデュオ・アルバム(DACCOD 644)をダナコー
ドからリリースしているデンマークの女流ピアノ奏者。




<Rondo>
RCD 8362 \2180
ヴァン・ホルンボー(1909−1996):フルートのための室内楽作品集 ――
四重奏曲Op.90/フルート・ソナタop.71/ソナチナ・カプリチョーサOp.27b
/六重奏曲Op.114
クラウス・エトルップ・ラーセン(フルート)
アネッテ・セアゴー・イェンセン(クラリネット)
アンタル・モイセル(ファゴット)
エルッキ・パロラ(ヴァイオリン)
アツソ・レート(ヴィオラ)
キルスティ・ヴァユリネン(チェロ)
レオニド・マクシモフ(ピアノ)
ニールセンにもその才能を認められたデンマークの作曲家ホルンボー。交響
曲が代表作として知られているが、室内楽曲など小編成の作品でも素晴らし
い作品を残している。このアルバムの主役であるフルート奏者ラーセンはデ
ンマーク王立歌劇場管、オールボー響の奏者を歴任。ソリストとしてもチボ
リ響やヘルシンキ・フィルと共演を果たすなど第1線で活躍中のアーティスト
である。




<Point>
PCD 5163 \2180
スヴェン・ニールセン(1937−):Solversange
ペア・ドルド・ニールセン(1950−):Canzoni al tempo
ペア・スクリヴェル(1962−):海の夢
ヤン=オーケ・ヒッレルード(1938−):Veni Emmanuel
I・ピツェッティ:レクイエムより
他 全14曲
モーエンス・ダール(指揮)、オールボー大学室内合唱団
デンマークのオールボー大学室内合唱団による20世紀の合唱作品集。若さと
生命力に満ちた歌声で北欧の作品を中心に選曲された収録曲を演奏している。




<Danica>
DCD 8229 \2180
デンマークの新しい賛歌集(全16曲)
クラウス・ベスタガード・イェンセン(指揮)、聖アネ少女合唱団
Amid the city's bustle/Sankt Annae Pigekor




<2L>
2L 33(SACD-Hybrid) 2枚組 \2850
トリュグヴェ・マドセン(1940−):24の前奏曲とフーガOp.101
イェンス・ハーラル・ブラトリ(ピアノ)
日本では特にチューバのための作品でその名を知られる現代ノルウェーを代
表する作曲家トリュグヴェ・マドセン。ショスタコーヴィチの「24の前奏曲
とフーガ」との出逢いがマドセン自身の「前奏曲とフーガ」を作曲する切っ
掛けになったという。ラテンのリズムやジャズの要素も併せ持った新たなる
「前奏曲とフーガ」の姿がここにある。ピアノのブラトリは、14歳でノルウェ
ー放送ジュニア・オーケストラとグリーグのピアノ協奏曲で共演を行い話題
を呼んだノルウェーの実力者である。

2L 36(SACD-Hybrid) \2850
シーグル・イスランスモーン(1881−1964):レクイエムOp.42
ヒルデ・ハーラルセン・スヴェーン(ソプラノ)、
マリアンネ・ベアーテ・シェラン(メゾ・ソプラノ)、
ウルフ・オイエン(テノール)、トロン・ハルスタイン・ムー(バス)、
テリエ・ボイェ・ハンセン(指揮)、
クリスチャンサン交響楽団、ノルウェー・ソロイスト合唱団
オスロ音楽院に学び、ライプツィヒではレーガーの下で作曲を学んだノルウェ
ーの音楽家イスランスモーンのレクイエム。ノルウェーのヴァルドレス地方
の民謡が重要なモチーフとして使われている「レクイエム」は、ロマンティ
シズムにあふれた北欧の隠れた名作である。今回の録音では、指揮者を務め
るハンセンによる改訂版の楽譜を用いて演奏が行われた。美しく親しみやす
いイスランスモーンのレクイエムに演奏者陣の好演が華を添えている。

2L 37(SACD-Hybrid) \2850
4人のピアニストのための作品集 ――
トリュグヴェ・マドセン:グロテスクとアラベスク
ヴォルフガング・プラッゲ(1960−):海Op.93、合奏協奏曲第3番Op.108
ビョルン・クルーセ(1946−):ブーギー・リテンション
アウローラ・クヮルテット
ベルリン、モスクワ、ギリシャ、サンクトペテルブルク出身の4人のピアニス
トによるアウローラ・クヮルテットは、2002年に結成され国際的な活躍を見
せているアンサンブル。ノルウェーの作曲家マドセンの「グロテスクとアラ
ベスク」は、5楽章それぞれに「ドミトリ」、「モーリス」、「リヒャルト&
アルノルト」、「クロード」、「セルゲイ」といった大作曲家たちのファー
ストネームが題名として付けられている興味深い作品である。

2L 38(CD+SACD) \2850
W・A・モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K.218/同第3番ト長調K.216/
同第5番イ長調K.219
マリアンネ・トゥーシェン(ヴァイオリン)、 
オイヴィン・ギムセ(ディレクター)、トロンハイム・ソロイスツ
ノルウェーのレーベル「2L」のモーツァルト・アルバム!今回のアルバムの
収録ではソリストであるトゥーシェンを取り囲むようにトロンハイム・ソロ
イスツが配置されており、まさにソリストとオーケストラの対話による演奏
を実感できる興味深い録音に仕上がっている。ソリストのマリアンネ・トゥ
ーシェンは、最近ではアムランとの共演によるブラームスのピアノ四重奏曲
集をリリースするなどハイペリオンを中心に称賛を浴びているレオポルド弦
楽三重奏団でヴァイオリン奏者を務めている名手である。
※CDとセットになっているSACDはハイブリッド盤ではないため、通常のCDプ
レーヤーでは再生できません。ご注意下さい。




<Bergen Digital>
BD 7047CD \2180
ノルウェーのクリスマス曲集 ――
Det kimer na til julefest/さあ鐘よ鳴れ/Jeg Lofter Opp Til Gud Min
Sang/Juleklokker/Gud sin egen sonn oss gav/Til jord kom fred og
gleda/他 全12曲
アン=ベス・ソルヴァング(メゾ・ソプラノ)、
オッタル・グリムスター(指揮)、アルタ・モテット合唱団
1963年に結成され40年以上の歴史を持つノルウェーの合唱団とベルゲン・
フィルやトロンヘイム響との共演などで活躍中のメゾ・ソプラノによるノル
ウェーの独唱付き合唱作品集。

BD 7048CD \2180
J・S・バッハ:コラール《わが喜びなるイエス》BWV.1105
A・シェーンベルク:地には平和Op.13、Hvad est du dog skjon
ファッテイン・ヴァーレン(1887−1952):
Et dices in die illa、詩篇121番
マグナル・マンゲルスネス(指揮)、ベルゲン大聖堂聖歌隊
ノルウェー内外から様々な賞を授与されているベルゲン大聖堂聖歌隊の2003
年と2004年に収録が行われた音源を収めた最新盤。マルゲンスネスによって
1971年に創設されたベルゲン大聖堂聖歌隊は、パレストリーナなどの聖歌か
らコンテンポラリーまでを幅広くレパートリーとしている。

BD 7049CD \2180
アイヴィン・グローヴェン(1901−1977):
Efter Tidens Leilighed/Barnets Aasyn/Paa Hospitalet Om Natten/Til
Sylvan/Hellige Tone/Pa Heksmo/Den Tyngste Sorg Og Moda/Hugen/
Salme/他 全16曲
マグナル・マンゲルスネス(指揮)、ベルゲン大聖堂聖歌隊
ノルウェーの作曲家であり、民族音楽学者でもあったアイヴィン・グローヴェ
ンの合唱作品集。マンゲルスネス&ベルゲン大聖堂聖歌隊の演奏による2002
年の録音。




<NGMF>
NGMF 109 2枚組 \4360
ノルウェー近衛兵バンド創立150周年記念盤 ――
L・アンダーソン:トランペット吹きの休日
K・アルフォード:マッド少佐
O・ソマーフェルト:軍隊序曲
S・マイアーズ:カヴァティーナ
J・ハルヴォルセン:Hilsen til Norges Kongegar
J・ファレル:レリーフ・コラム
他 全38曲
シェル・マッティンセン(指揮)、ノルウェー近衛兵バンド、他
1856年に結成され、今年2006年で創立150周年という節目を迎えたノルウェー
近衛兵バンド。DISC-1には1966年から2002年の演奏が収録されており、
DISC-2には現在の指揮者マッティンセンとの2005年に行われた演奏が収録さ
れている。





<MTG Classy>
MTGCD 77223 \2180
声とドラム ――
ヤヴィ/クロックワークス/歌と涙/スヴェフII/ラムロサス/声とドラム
/深き淵より
シリ・トリエセン(声)、シス打楽器アンサンブル
ノルウェー・ソロイスツ・コアー、
ヤン・カーレ・ヒスタッド(サクソフォーン)、
スヴェヌンンク・サンド(ベース)




<Sonor Records>
SONCD 2016 \2180
O・ニールセン:Bli' det poesi ta Slekt
R・ノーマン:Alfred og Oline
K・ローエン:Dompapen
C・ニールセン:Loddvig
C・ハルトマン:Avskjed med Mai/他 全15曲
カーレ・イエッセン(バリトン)、アンドレアス・ランナン(ピアノ)




<Guild>
GMCD 7292 \2180
チューリッヒのピアノ作品集 ――
ワルター・シュルテス(1894−1971):創作主題による変奏曲Op.1
エミール・フレイ(1889−1946):ソナタ第2番Op.36、
ロベルト・フロイント(1852−1936):夜想曲Op.2
アンドリュー・ゾリンスキー(ピアノ)
古典派からコンテンポラリーまで幅広く精通しているロンドン出身のピアノ
奏者ゾリンスキーがたどるスイスのピアノ作品集。1870年から1930年にかけ
て作曲が行われた4作品を収録したゾリンスキーは、2005年には来日を果たす
などヨーロッパだけでなく広い活動範囲を持った気鋭のピアニストである。




<Guild Light Music>
GLCD 5127 \1350
軽音楽の黄金時代-コール・ポーターへのサリュート ――
ビギン・ザ・ビギン/ナイト・アンド・デイ/Just One Of Those Things/
I Love Paris/キス・ミー・ケイト/I Love You/In The Still Of The
Night/Love For Sale/Wunderbar/他 全21曲
様々なアーティスト

GLCD 5126 \1350
軽音楽の黄金時代-最高のソリストたち ――
Don't Blame Me/Dance Of The Three Old Maids/All The Things You Are
/Last Rhapsody/Skeleton In The Cupboard/Today And Every Day/High
And The Mighty/Valse Des Folies/The Elephants'Tango/他 全25曲
様々なアーティスト




<Amstel Classics>
CD 2006-02 \2180
クレツマー・クラシックス ――
M・ムソルグスキー:凱旋行進曲
A・ドヴォルザーク:交響曲第4番より
F・シューベルト:死と乙女
J・デ・メイ:エクストリーム・メイク=オーヴァー
P・ドイル:ヘンリーV世
A・ロイド・ウェッバー:ウーマン・イン・ホワイト
J・デ・メイ:クレツマー・クラシックス(作曲&編曲:J・デ・メイ)
ヨハン・デ・メイ(指揮)、フライブルク・ウィンド・オーケストラ、他




<Anglo Records>
AR 011-3 \2180
メリー・ゴーランド-コンサートバンドのための作品集 ――
P・スパーク:
ガラ・ファンファーレ/コンサートマーチ《センチュリオン》/平和を求め
て.../メリー・ゴーランド/マッカーサー・パーク/シーズンズ
他 全12曲
様々なアーティスト




<De Haske>
DHR 04-016-3 \2180
ユリゼンの書 ――
P・スウェルツ:シラノ
J・ハデルマン:ゲルニカ
J・カーナウ:プレトリウス変奏曲
J・デ・ハーン:ユリゼンの書
ヤン・ヴァンデルロースト(指揮)、
レメンス音楽院シンフォニック・バンド、他

<Channel Classics>
CCSSA 25007(SACD-Hybrid) 2枚組 \4750
J・S・バッハ:ミサ曲ロ短調BWV.232
ドロシー・ミールズ(ソプラノ)、ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)、
マシュー・ホワイト(アルト)、チャールズ・ダニエルズ(テノール)、
ピーター・ハーヴェイ(バス)、
ヨス・ファン・フェルトホーフェン(指揮)、
オランダ・バッハ協会管弦楽団&合唱団
2003年に発売された「クリスマス・オラトリオ」(CCSSA 20103)、次いで
2005年に発売された「ヨハネ受難曲」(CCSSA 22005)が世界的な成功を収め、
ここ日本でも大きな話題を呼んだフェルトホーフェン&オランダ・バッハ協
会によるバッハの大作のリリース。そして今回満を持してシリーズ第3弾とし
て登場するのは「マタイ」、「ヨハネ」と並ぶ名作中の名作「ロ短調ミサ」!
オランダ・バッハ協会による「ロ短調ミサ」は研究に研究を重ねた解釈と練り
上げられた演奏、全世界で絶賛を浴びているチャンネル・クラシックスによ
る超優秀録音という素晴らしい要素を兼ね備えており、瞬く間に名盤の1つと
して輝くことは間違いない。ソリストにもミールズ、ゾマー、ハーヴェイな
ど超一流の歌い手を迎えるなど布陣は万全!
「ロ短調ミサ」でも前2作と同様にオランダで最大にしてヨーロッパ屈指の典
礼用美術品のコレクションを持つカタレイネ修道院博物館(ユトレヒト)の
全面協力によって、貴重な絵画や図版、写真が掲載された豪華仕様が実現。
また採算度外視の重厚なベルベット・ボックスも健在!過去最大級の「ロ短
調ミサ」が旋風を巻き起こすことは必至!




<Capriccio>
71107(SACD-Hybrid) \2580
ラインホルト・フリードリヒと仲間たち-バロック・トランペット・ガラ
H・I・V・ビーバー:7声のソナタ ハ長調
G・P・テレマン:トランペット協奏曲ニ長調
G・F・ヘンデル:抜け目のない狩人は、Vier Satze
A・ヴィヴァルディ:2つのトランペットのための協奏曲ハ長調RV.537
J・エントラー:序曲ニ長調
G・H・シュテルツェル:合奏協奏曲ニ長調
ラインホルト・フリードリヒ(トランペット)、
ヨゼメ・アジェイ(カウンターテナー)、吉井瑞穂(オーボエ)、
ホルガー・スペック(指揮)、カペラ・イストロポリターナ、他
現在も全世界を活動範囲とする名手ラインホルト・フリードリヒは、カール
スルーエ音大教授として後進の育成に携わり、プレーヤーとしても新生ルツェ
ルン祝祭管の主席トランペット奏者として輝かしいサウンドを聴かせてくれ
ている。かつてフランクフルト放送響の主席奏者として活躍していた時代よ
りも更に風格と凄味の加わったフリードリヒが、世界中のトランペット奏者
の永遠のレパートリーであるバロック作品集を録音。信頼を置く演奏家たち
のサポートもあり、フリードリヒのテクニックとサウンドが冴え渡る!

71112(SACD-Hybrid) \2580
20世紀のポートレート
カール・アマデウス・ハルトマン(1905−1963):
管弦楽のための《悲劇的交響曲》/ヴィオラとピアノのための協奏曲
タチアナ・マスレンコ(ヴィオラ)、
フランク・インモ・ツィヒナー(ピアノ)、
マレク・ヤノフスキ(指揮)、ベルリン放送交響楽団
20世紀の音楽界に大きな影響を与えた作曲家たちの知られざる作品を紹介す
るシリーズの最新作。独墺圏の交響曲の伝統を現代に復活させたハルトマン
は、シェルヘンとウェーベルンの弟子として研鑽を積んだ以外は楽派などに
属さず独自の道を追求した孤高の作曲家でもある。

67163 \2080
オーボエとピアノのための作品集 ――
N・スカルコッタス:小協奏曲
F・バイヤー: ナハトシュトゥック
S・ヴォルペ:オーボエ・ソナタ
F・ゴールドマン:オーボエ・ソナタ
E・クルシェネク:4つの小品
H・アポステル:ソナチネ
ブルクハルト・グレッツナー(オーボエ)、
ハンスヤコブ・ステームラー(ピアノ)
1943年にポーランドで生まれ、1966年から1982年までケーゲルの率いていた
旧ライプツィヒ放送交響楽団の主席オーボエ奏者として活躍したグレッツナ
ーの演奏によるオーボエ作品集。現在はベルリン芸術大学の教授を務めてい
るグレッツナーが奏でる近現代のオーボエ作品の数々は参考音源としても貴
重。

67176 \2080
E・クルシェネク:
アルプバッハ五重奏曲Op.180/9つの独奏楽器のための交響的音楽Op.11
ロゼッティ木管五重奏団、ペーターゼン・クヮルテット
世界初録音となった歌劇「サルダカイ」のリリースを行うなど、クルシェネ
クの作品を積極的に紹介しているカプリッチョ。今回リリースとなる最新録
音は、クルシェネクの初期と後期の室内楽作品のカップリング。

67179/80 2枚組 \4160
アンドレアス・プリューガー(1941−):
みにくいあひるの子、豆つぶの上のおひめさま
エルンスト・トッホ(1887−1964):豆つぶの上のおひめさま
コリンナ・ハルフォウフ(朗読)、
ユルゲン・ブルンス(指揮)、ベルリン室内管弦楽団、
マレク・ヤノフスキ(指揮)、ベルリン・ドイツ交響楽団、
ベルリン放送室内合唱団、他
映画「ヒトラー最期の12日間」や「ふたりのロッテ」などに出演したドイツ
の女優コリンナ・ハルフォウフが、スイスの作曲家によって書き上げられた
アンデルセンの童話を題材とした作品で朗読として参加しているファン注目
のアルバム。同じくアンデルセンの童話を題材としてトッホが作曲を行った
子供向けのオペラもヤノフスキ&ベルリン・ドイツ響の演奏でカップリング
されている。

67185 \2080
ハンガリーの狂詩曲とルーマニアのバラード ――
J・ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
C・ポルムベスク:バラード
F・ファルカシュ:17世紀の古いハンガリー舞曲
ヴォルフ:マラムレシュの踊り、ガルシアの詩、スィゲットの歌
G・エネスコ:カンタービレ、プレスト
F・ドップラー:ハンガリー田園幻想曲
B・バルトーク:ルーマニア民族舞曲集
V・モンティ:チャルダッシュ
イシュトヴァン=ツォルト・ナジ(フルート)、
ブダペスト・ストリングス
ルーマニア出身のフルート奏者ナジとハンガリーのブダペスト・ストリング
スが両者の祖国の作品を収録。民謡から大きな影響を受けた作品を、民族色
豊かな充実の演奏で楽しませてくれる。




<CCn'C>
CCn'C 01412 \2180
ウラディミール・マルティノフ(1946−):
Come In!/Autumn Ball of the Elves/L'apres-midi du Bach
タチアナ・グリンデンコ(指揮&ヴァイオリン)、
アンサンブル《OPUS POSTH》
摩訶不思議な作品「ガリシアの夜」(CCn'C 00802)の作曲者マルティノフの
「Come In!」は、ブラームスの作品を意識して作曲された美しい作品。演奏
のアンサンブル《OPUS POSTH》は、「CCn'C」のメイン・アーティストの1つ。
黒装束に仮面という姿が強烈なインパクトを放っている。

CCn'C 02432 \2180
リー・ジョンソン:交響曲第5番/同第2番
リー・ジョンソン(指揮&ピアノ)、
ロンドン交響楽団、ロンドン・メトロ・ヴォイシズ、
アトランタ・スコラ・カントルム、
ヤング・シンガーズ・オヴ・ラグランジュ、他
作曲家、指揮者、演奏者、プロデューサーと多彩な顔を持つリー・ジョンソ
ン。「海」に触発された作曲された2曲の交響曲では、ヒーリング、クラシッ
ク、コンテンポラリーの要素を併せ持った独自の世界を展開している。





<Christophorus>
CHR 77283(SACD-Hybrid) \2580
レオポルト1世の戴冠式の音楽 ――
ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(c.1623−1680):
クーラント、8声のソナタ第1番、ソナタ第8番/グレゴリオ聖歌より
アントニオ・ベルタリ(1605−1669):
Introitus de Pentecoste、ミサ《精霊》、来たれ精霊よ、民よ来て、
クレド、サンクトゥス、アニュス・デイ
ヴォルフガング・エブナー(1612−1665):第3旋法によるトッカータ
アントニオ・カルダーラ(1670−1736):テ・デウム
アルノ・パドゥフ(指揮)、
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル
貴重な中世ルネサンス音楽の発掘や紹介を行い多くの支持を獲得しているド
イツのレーベル「クリストフォルス(Christophorus)」。同レーベルにとっ
て初となるSACDハイブリッド盤は、神聖ローマ皇帝レオポルト1世の音楽の
再現を試みた意欲あふれる好企画で登場!ヨハン・ローゼンミュラー・アン
サンブルは、ドイツ有数の音楽学者パドゥフによって1995年に結成されたピ
リオド楽器によるアンサンブル。特に金管楽器の音色が戴冠式の豪華絢爛な
雰囲気を見事に表現している。全曲世界初録音。

CHE 0124-2 \1080
F・リスト:
死者の追憶/孤独な中の神の祝福/ただ神の摂理にまかす者/神のみわざは
よきかな/パウラの聖フランチェスコに寄す/エステ荘の糸杉に/エステ荘
の噴水/子守歌
カール・ベッツ(ピアノ)
ミュンヘン音大でピアノを学び、フライブルク音大、ヴュルツブルク音大の
ピアノ科教授を歴任しているドイツのピアニストによるリスト。1990年11月
の録音。





<Cavalli>
CCD 225 \2180
ヨーゼフ・マルティン・クラウス(1756−1792):弦楽四重奏曲集第2巻
弦楽四重奏曲イ長調Op.1-1/同ハ短調/同ハ長調Op.1-5/同ホ長調/
同ト長調Op.1-6
ヨーゼフ・マルティン・クラウス弦楽四重奏団
18世紀ドイツで生まれマンハイムで音楽教育を受けたのち、その活躍の場を
北欧のスウェーデンへと移したクラウス。今回のリリースは第1弾(CCD 224)
の続編となっている。コンチェルト・ケルンのディレクター兼コンサート・
マスターのエルハルト、国際ヨーゼフ・マルティン・クラウス協会に会長で
あると同時にアルペジョーネの使い手として大きな話題を呼んだダルムシュ
タットを擁するヨーゼフ・マルティン・クラウス弦楽四重奏団による綿密な
構成による演奏はお見事。

CCD 275 \2180
恋する果実 ――
W・バード:ブラウニング、プレリュードとグラウンド
J・ダウランド:《ラクリメ、または7つの涙》より
クリストファー・タイ(ca.1505−1572):
In Nomine、Amavit eum dominus、O lux beata trinitas
アウグスティーヌ・バッサーノ(?−1604):
パヴァーナ、ガリアルダ、コラント
A・ホルボーン:組曲より/他 全23曲
ビー・ファイブ・リコーダー・コンソート
リコーダー奏者であり、音楽学者としても世界的に活躍しているペドロ・メ
メルスドルフ教授の下で学んだ5人の若手リコーダー奏者が奏でるエリザベ
ス朝時代のコンソート音楽集。

CCD 284 \2180
フリードリヒ・ハンミッヒJr制作のバセットホルン ――
W・A・モーツァルト:ディヴェルティメント K.439b-4
ゲオルク・デュルチェツキー(1745−1819):
ディヴェルティスマン第1番-第3番
ヨハン・ヨーゼフ・ロスラー(1771−1813):パルティータ
アントン・スタッドラー(1753−1812):18の三重奏曲より
クラリモニア
モーツァルトが非常に重要視していた楽器であるバセットホルン。1800年頃
ウィーンで工房を営んでいたフリードリヒ・ハンミッヒJrが制作したクォリ
ティの高い銘器を用いた録音なのである。ドイツ出身の3人のスペシャリスト
が奏でるバセットホルンの音色は、柔らかく包み込むような魅力を持ってい
る。

CCD 142 \2180
ルーマニアのピアノ作品集 ――
マルティアン・ネグレア(1893−1973):夜想曲変ホ長調
シギスムント・トドゥツァ(1908−1991):パッサカリア
G・エネスコ:
トッカータ、サラバンド、メロディ、ブルレスケ、Carillon nocturne
ダン・デデュー(1967−):前奏曲、Les Baricades Misterieuses
パウル・コンスタンティネスク(1909−1963):
ピアノのための3つの小品より
ダニエル・ゴイティ(ピアノ)
1991年のジョルジュ・エネスコ国際コンクール、1992年のシュナーベル国際
コンクールを制覇した名手の演奏によるルーマニア一色のピアノ・アルバム。
東欧音楽ファンは要チェック!

CCD 277 \2180
ヤーコプ・リヒマン(ca.1680−1726):
ヴィオラ・ダ・ガンバと6つの通奏低音のためのソナタOp.1
サビーナ・レアマン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ハラルト・マルテンス(ヴィオローネ)、
セップ・ホーレンシュタイナー(アーチリュート)、
ミヒャエル・エーベルト(オルガン&チェンバロ)
18世紀のドイツとフランドルにおいて、作曲家、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者
として活躍したとされるリヒマンの現存する唯一の作品の録音。





<Thorofon>
CTH 2469 \2180
アン・ギャルド! ――
藤井敬吾(1956−):マンドリンとギターのためのソナタ
ステフェン・ファンク・ピアーソン(1952−):マウンテン・ムーア
ハイメ・ミルテンバウム・ツェナモン(1953−):とまどい第6番
アルフォンソ・カルロス・ミゲル(1956−):バック・トゥ・シリウス
マキシモ・ディエゴ・プジョル(1957−):カフェ・パラ・ドス
A・ピアソラ:オブリヴィオン
J・フランセ:ディヴェルティスマン
シュテフェン・トレッケル(マンドリン)、
ミヒャエル・トレスター(ギター)
権威ある「Echo Klassik」の受賞経験を持つギターのトレスターと、多くの
国内外のコンクールで入賞経験を持つマンドリンのトレッケルのコンビによ
るマンドリン&ギター・デュオの近代作品集。凄腕のアーティストによる演
奏で撥弦楽器の魅力を余すことなく伝えてくれるアルバムである。

CTH 2537 \2180
ハラルド・ゲンツマー(1909−):
ピアノ協奏曲第1番/ヴァイオリン協奏曲/オーボエと弦楽オーケストラのた
めの室内協奏曲/弦楽オーケストラのための交響曲第2番
アンドレア・リーバークネヒト(フルート)、
フランソワ・ルルー(オーボエ)、
ライナー・クスマウル(ヴァイオリン)、
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)、
アレクサンダー・リーブレイヒ(指揮)、
ミュンヘン室内管弦楽団
トロフォン(Thorofon)が積極的にリリースを進めるドイツ作曲界の大ベテ
ラン、ゲンツマーの作品集に超一流のソリストが集結!元ケルン放送響の首
席奏者リーバークネヒト、ヨーロッパ室内管のソロ・オーボエ奏者であり現
在最高と称されるルルー。そして元ベルリン・フィルのコンサート・マスタ
ー、クスマウルなど豪華な面々がその妙技を存分に披露してくれている。

CTH 2541 \2180
2005年国際シューベルト・ピアノ・コンクール優勝記念 ――
F・シューベルト:
ピアノ・ソナタ第19番ハ短調D.958、春の想い(リスト編曲)、
水の上にて歌わん(リスト編曲)
R・ワーグナー(リスト編曲):イゾルデの愛の死
P・I・チャイコフスキー(プレトニョフ編曲):
演奏会用組曲《くるみ割り人形》
川島基(ピアノ)
10歳からピアノを始めた川島は東京音楽大学大学院を主席で修了。その後ベ
ルリン芸術大学などドイツで研鑽を積み、2005年国際シューベルト・ピアノ
・コンクールで見事に優勝を飾った期待の逸材。現在はベルリンに居を構え
活発な演奏活動を展開している。(ブックレットには日本語曲目表記&プロ
フィールが掲載)




<Antes Edition>
BM-CD 31.9216 \2180
S・ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第4番ト短調Op.40/交響曲第3番イ短調Op.44
アンドレアス・ジェッター(ピアノ)、
ディートリヒ・シェラー=マンノ(指揮)、
モルドヴァ・フィルハーモニック管弦楽団
アンドレアス・ジェッターはロシアで研鑚を積み、モスクワ・フィル、香港
フィル、ブカレスト・ナショナル・ラジオ管などと共演を行ったきたドイツ
のピアニスト。旧ソ連の小国モルドバ共和国のオーケストラの演奏も興味深
いところ。1999年&2000年のライヴ録音。

BM-CD 31.9219 \2180
カール・ミヒャエル・コンマ(1913−):夕べの幻想/変容
ロベルト・パーテルノストロ(指揮)、飯森範親(指揮)、
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
1994年にレベッカ・ラスト&フリードリッヒ・エーデルマン夫妻が皇居桃華
楽堂で御前演奏を行った「皇太子ご成婚慶祝曲」の作曲者であるドイツの大
ベテランが書き上げた管弦楽作品集。1993年&2003年の録音。

BM-CD 31.9222 \2180
エミール・フォン・レズニチェク(1860−1945):
交響曲第5番《舞踏交響曲》/歌劇《ドンナ・ディアナ》より
マンフレッド・ミューザウアー(指揮)、
ドナウ・フィルハーモニー・ウィーン
ドイツ語圏の歌劇場の指揮者を歴任し、ベルリン音楽アカデミーの一員にも
選出されたオーストリアの作曲家。交響曲第5番は副題の通り、舞踏会のシー
ンを思い描かせてくれる作品である。

BM-CD 31.9223 \2180
マックス・シェーンヘル(1903−1984):
弦楽のためのバラード、序曲、グロテスクな踊り、バーデン・ダンス、
組曲《ミュージカル・フェスタ》
L・ボッケリーニ:
マドリードの通りの夜の音楽(シェーンヘル編曲による弦楽オーケストラ版)
マンフレッド・ミューザウアー(指揮)、
ドナウ・フィルハーモニー・ウィーン
オーストリア放送管弦楽団の創設者としてその名を残す指揮者であり作曲家
でもあったマックス・シェーンヘルの作品集。ボッケリーニの作品のアレン
ジも併録されている。

BM-CD 31.9224 \2180
J・ケージ:Sounds of Venice(ヴァージョン1&2)
ステファン・リーネンカンパー(1963−):Mind the Gap...
アレクサンドル・ラスカトフ(1953−):Stykyra
ヴィオレタ・ディネスク(1953−):Ismail si Turnavitu
ベルント・フランケ(1959−):Half-way house
エッケルト・バインケ(1956−):68
デュオ・コンラディ=ゲーレン
様々な奏法を駆使したギター・デュオによるコンテンポラリー・アルバム。





<Rondeau>
ROP 6012 \2180
ディスカントゥの音楽II ――
F・シューベルト:詩篇第23番D.706,Op.132、セレナード
ロベルト・フックス(1847−1927):
冬の歌Op.66-2、妖精と小人Op.66-1、Letzter Wille Op.65-1
マルタ・アルター(1904−1976):Two Plato Settings
ヴィータウタス・ミスキニス(1954−):アヴェ・マリス・ステラ第2番
ジークフリート・ストローバッハ(1929−):アヴェ・マリア
クヌート・ニーステッド(1915−):Der Olbaum spricht Op.177
ポール・スタンホープ(1969−):ジオグラフィーVI
ヘンリク・コールディング=ヨルゲンセン(1944−):オザンナ!
ヤーコ・マントヤルヴィ(1963−):Presudo-Yoik Lite
シモーネ・ブルックナー(ソプラノ)、
スザンヌ・アイホルン(フルート)、
スザンヌ・ユッツ=ミルツチスキ(ピアノ)、
カトリン・ウェンデ=エーメル(指揮)、ミュンヘン女声合唱団
1989年より活動を行っているドイツの女声合唱団「ミュンヘン女声合唱団」
のロンドー(Rondeau)移籍第1弾。 19世紀から20世紀、そして21世紀にか
けて作曲された高声のための合唱曲を収録。ちなみにニーステッドの作品は
2003年にミュンヘン女声合唱団の委嘱によって作曲された作品。

ROP 4023 \2180
パウル・ゲルハルト(1607−1676)-バロックの詩人とルター派の牧師
オットー・サンダー(語り)、マルティン・ペツォルト(テノール)、
トルステン・ラウ(オルガン)、
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)、
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、聖トーマス教会少年合唱団
17世紀ルター派の牧師であると同時に、史上最高の賛美歌、宗教詩の作家と
評されるパウル・ゲルハルトが書いた詩を題材とした作品を収録した作品集。

ROP 7002 \2180
ハノーファー少年合唱団アーカイヴ・シリーズ-1977年 ――
諸人こえあげ(全19曲)
ハインツ・ヘニッヒ(指揮)、ハノーファー少年合唱団
クォリティの高い合唱アルバムを次々と送り出しているロンドーが取り組む
「ハノーファー少年合唱団アーカイヴ・シリーズ」。宗教作品を中心とした
録音は1977年1月の収録。

ROP 6013 \2180
ペーター・ウィートリヒ:きよしこの夜-ルートヴィヒ・トーマの作品による
モニカ・バウムガルトナー(語り)、
マルリス・ニューマン(ハープ)、
カトリン・ウェンデ=エーメル(指揮)、ミュンヘン女声合唱団
ドイツの小説家、劇作家ルートヴィヒ・トーマ(1867−1921)の作品と同じ
くドイツの作曲家ウィートリヒの楽曲を組み合わせた合唱とハープのための
作品。





<Quartz>
QTZ 2051 \2080
J・S・バッハ(エシュパイ編曲):
ゴルトベルク変奏曲BWV.988(木管四重奏版)
ホームカミング木管アンサンブル
旧ソ連の奇才アンドレイ・エシュパイの手によって新たな姿へと変貌を遂げ
た永遠の名曲「ゴルトベルク変奏曲」!1997年から活動を始めたホームカミ
ング木管アンサンブルはロシアとドイツの演奏家によるオーボエ、イングリ
ッシュ・ホルン、ファゴットという一風変わった編成による木管アンサンブ
ルである。

QTZ 2050 \2080
J・S・バッハ:
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第1番ト長調BWV.1027
同第2番ニ長調BWV.1028/同第3番ト短調BWV.1029/シャコンヌ
井上祐子(ヴィオラ)、キャスロン・スタロック(ピアノ)
英国王立音楽院の教授の任にあり、1852年フランス製のJ・B・ヴィオームの
ヴィオラを駆使してイギリスを拠点に活躍中の井上祐子によるバッハ・アル
バム。解説は井上祐子自身によるものであり、このアルバムは制作のきっか
けを与えてくれた両親へ捧げられている。(ブックレットには日本語解説&
プロフィールが掲載)

QTZ 2046 \2080
リチャード・ブラックフォード(1954 −):完全なる鏡
イン・ホワン(ソプラノ)、ボー・スコウフス(バリトン)、
リチャード・ブラックフォード(指揮)、
ボーンマス・シンフォニエッタ、ボーンマス交響合唱団、
バラード・レーン・オウレパラトリー・スクール・コアー
オックスフォード大学べリオール・カレッジでコンポーザー・イン・レジデ
ンスを務めるイギリスの作曲家ブラックフォードの自作自演盤。「完全なる
鏡」は英国王立音楽院で1996年3月に初演が行われた声楽付きの作品。

QTZ 2052 \2080
マルヤン・モゼティヒ(1948−):Affairs of the Heart
エレーナ・ランガー(1974−):プラッチ(世界初録音)
A・シュニトケ:ヴァイオリンとチェロ、ヴィオラのための協奏曲
エド・ベネット:Sometimes It Rains
ロマン・ミンツ(ヴァイオリン)、マキシム・リサノフ(ヴィオラ)、
クリスティーヌ・ブラウマネ(チェロ)、
マイケル・トムズ(指揮)、
ニュー・プラハ・フィルハーモニア、
西カザフスタン・フィルハーモニック管弦楽団
旧ソ連圏出身のアーティストたちの共演によるヴァイオリンのための作品集。
指揮者のマイケル・トムズはクォーツ・レーベルのクリエイティヴ・ディレ
クターでもある。西カザフスタン・フィルやニュー・プラハ・フィルなどマ
ニアの興味をそそるオケの起用も面白い。





<Amon Ra>
CD-SAR 43 \2080
カルロス・セイシャス(1704−1742):チェンバロのためのソナタ集 ――
ソナタ ニ短調/同ニ短調/同イ長調/同嬰へ短調/同ホ長調/同ハ短調/
同ト短調/同ニ短調/同変ロ長調/同変ホ長調/同ト短調
ロバート・ウーリー(チェンバロ)
ドメニコ・スカルラッティの下で学んだポルトガルの作曲家セイシャス。そ
の作品の多くは1755年のリスボン大地震で失われてしまい、限られた作品の
みが現存している。1785年ホアキン・ホセ・アントゥネス製というポルトガ
ルの非常に珍しいチェンバロを使用。1988年12月の録音。

CD-SAR 52 \2080
レア・バロック・フルート協奏曲集 ――
G・タルティーニ:フルート協奏曲ト長調
J・J・クヴァンツ:フルート協奏曲ホ短調
J-C・ノード:フルート協奏曲ニ長調Op.11-1
F・ベンダ:フルート協奏曲ト長調
ニール・マクラーレン(フルート)、
ケンブリッジ・バロック・カメラータ
タルティーニやクヴァンツなどのフルート協奏曲をイギリスのソリストがピ
リオド楽器で収録したタイトル。珍しい録音も収録されており、ピリオド楽
器ファンやバロック・ファンには特に嬉しいところ。1991年1月の録音。

CD-SAR 56 \2080
ヨハネス・レジス:O admirabile commercium
ヤーコブ・オブレヒト:Factor orbis、Salve crux
ジョスカン・デ・プレ:Peter rerum serie
アントワーヌ・ブルーメル:Nato canunt omnia、Anthoni usque limina
ギョーム・デュファイ:Ave regina celorum
ジェイムズ・ウッド(指揮)、
ニュー・ロンドン室内合唱団
指揮者のウッドによって1981年に結成されたニュー・ロンドン室内合唱団に
よるフランドル楽派の合唱作品集。1991年11月の録音。

CD-SAR 57 \2080
ミシェル・コレット(1709−1795):
ソナタ ニ短調/同ニ長調/同ニ長調/同ホ短調/同イ長調/同ヘ長調/
同ニ短調/同ト長調/同ホ短調
ヌーヴォー・クヮルテット
コミック協奏曲の作者として知られるフランスの作曲家コレットのソナタ集。
ヌーヴォー・クヮルテットはピリオド楽器によるフルート、ヴァイオリン、
チェロ、チェンバロの四重奏団。1991年9月の録音。





<Iber Musica>
IM 003-3 \2180
エコ・ドゥ・ラ・モンターニュ
フェルレル・フェルラン(1966−):
シンフォニエッタ第1番《エコ・ドゥ・ラ・モンターニュ》/ホビントゥ/
コンスエロ・シスカル/交響幻想曲《エル・キホーテ》/エル・カラコル・
ミファソ/ジャンヌ・ダルク/スペイン序曲《ティオ・アルベローラ》
フェルレル・フェルラン(指揮)、
バンダ・プリミティヴァ・デ・パイポルタ

<Denis Kuznetsov>
DKCD 1 2枚組 \1650
【CD1】
(1)ショパン:ポロネーズ変イ長調 Op.61「幻想」
(2)同:バラード第4番ヘ短調 Op.52
(3)同:スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
(4)リスト:スペイン狂詩曲
(5)同:ラ・カンパネラ
(6)ラフマニノフ:ピアノソナタ第2番変ロ短調 Op.36(第2稿)
【CD2】
(1)シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 OP.6
(2)チャイコフスキー:ピアノソナタ ト長調Op.37
デニス・クズネツォフ (Pf)
1982年モスクワ生まれ。モスクワ音楽院でゴルノスタエヴァ女史に師事。11歳
の時モスクワ青少年ピアノコンクールで優勝したのを皮切りに、内外のコンク
ール多数入賞を果たしているロシア期待の新星。ブレハッチとコブリンが第2位
となった2003年の浜松国際コンクールにも出場しました。チャイコフスキーと
ラフマニノフのソナタで見せる超絶技巧と大柄かつ個性的な解釈は、往年のロ
シアの巨匠たちを彷彿させるものがあります。今後ピアノ界最注目のひとりと
申せましょう。




<haenssler>
98 268 \2080
ハイドン:交響曲集
(1)第69番ハ長調Hob.I-69「ラウドン」
(2)第87番イ長調Hob.I-87
(3)第86番ニ長調Hob.I-86
トーマス・ファイ(指)ハイデルベルクSO.
録音:(1)2006年3月22 & 23日(2)2006年3月14 & 15日メーレンバッハ、
ビュルガーハウス
(3)2006年7月5 & 6日プファッフェングルント、ゲゼルシャフトハウス
“先鋭のアーノンクール”と“熱狂のバーンスタイン”とに学んだファイの手
になるハイドンは面白くないわけがありません。モダンのピッチによるノン・
ヴィブラート奏法の弦、金管楽器のみピリオド楽器を採用という独自のスタイ
ルから繰り出される音楽はいつ聴いても新鮮で刺激的。
ティンパニも加わりパリ・セットのなかでももっとも編成が大きく華やかな響
きで知られる86番ほか、シリーズ第7弾となるこのたび「パリ・セット」6曲す
べてが揃います。





<HUNGAROTON>
HDVD 32441(DVD-Video) \4850
225'00"
NTSC / リージョン 0
音声:ハンガリー語・英語
字幕:ハンガリー語・英語・独語・仏語
ハイドン:
(1)カプリッチョ ト長調Hob. XVII:1
(2)ソナタ ホ短調Hob. XVI:34
(3)ファンタジア ハ長調Hob. XVII: 4
(4)ソナタ ハ短調Hob. XVI:20
(5)変奏曲 ヘ短調Hob. XVII:6
(6)ソナタ 変ホ長調Hob. XVI:52
アンドラーシュ・シフ(P)
録音:2005年9月21日フェルテード、エステルハージ城(ライヴ)
フンガロトン・スタジオ(※解説映像)
バッハのイギリス組曲(HDVD.32371)に続いて、シフのコンサート・ライヴが
映像作品として登場します。ここ数年で急速に円熟味を深め、大家の道を着実
に歩むシフがこのたび取り上げたのはハイドン。有名な「ヘ短調変奏曲」のほ
か、短調作品の比率が急激に高まる、いわゆる疾風怒濤期の代表作とされるハ
短調ソナタに、その発展型としてのホ短調ソナタなどいずれ劣らず洗練された
美に浸ることが出来ます。活き活きとした演奏のためにライヴにこだわり、
じっくりと吟味したアルバム制作を続けるシフ。ハイドンからこれだけ多くの
表情を引き出し、アルバム一枚を聴かせてしまうとはさすがというほかありま
せん。





<Ondine>
ODE 1094(SACD-Hybrid) \2300
サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調 作品78『オルガン付き』
プーランク:オルガン、弦楽とティンパニーのための協奏曲 ト短調
バーバー:祝祭トッカータ
クリストフ・エッシェンバッハ(指)
フィラデルフィア管弦楽団 
オリヴィエ・ラトリー(Org:フレッドJ.クーパー記念オルガン使用)
録音:2006年5月(ライヴ)  フィラデルフィア、ヴェリゾン・ホール
エグゼクティヴ・プロデューサー:ケヴィン・クラインマン
プロデューサー:マーサ・デ・フランシスコ
エンジニア:エヴェレット・ポーター、チャールズ・ギャニオン
「オケコン」「チャイ5」「マラ6」と続いたエッシェンバッハ&フィラデル
フィア管との録音も佳境にさしかかり、今回登場するのは「オルガン付き」!
ヴェリゾン・ホールに据え付けられた6938本のパイプと110のストップを備え
た巨大オルガンが活躍するサン=サーンスのオルガン交響曲と、プーランクの
オルガン協奏曲、バーバーのオルガンと管弦楽のための祝祭トッカータという
オルガン三昧のプログラムです。
ソロはパリのノートルダム寺院大聖堂正オルガニストのオリヴィエ・ラトリー。
彼の魅力は何と言っても光り輝くクリスタルのような音色です。凄腕のラトリ
ーの超絶技巧と豊かな音色を堪能できます。
ヴェリゾン・ホールのこの巨大オルガンは、2006年5月11日に初披露され、こ
の新オルガンのために作曲されたジェラルド・レビンソンの“Toward Light”
が初演されました。ヨーロッパのオペラハウスのような構造のヴェリゾン・ホ
ールの特徴を活かした非常に伸びやかなサウンドです。





<RCO>
RCO 06004 14枚組 \14000
「ロイヤル・コンセルトヘボウ・オーケストラのアンソロジー 1970-1980」
[CD1]
(1)シベリウス:交響曲第7番/ユージン・オーマンディ(指)
(1969年11月27日)
(2)ショスタコーヴィチ:交響曲第4番[初出]/キリル・コンドラシン(指)
(1971年1月10日)
[CD2]
(1)ハイドン:交響曲第92番「オックスフォード」/カレル・アンチェル(指)
(1970年1月21日)
(2)エルガー:交響的習作「ファルスタッフ」
/サー・コリン・デイヴィス(指)(1970年6月20日)
(3)デ・レーウ:管楽のシンフォニー/ベルナルト・ハイティンク(指)
(1971年10月30日)
[CD3]
(1)シベリウス:エン・サガop.9/キリル・コンドラシン(指)
(1971年1月14日)
(2)ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
/ダニエル・ワイエンベルク(Pf)、カレル・アンチェル(指)
(1970年1月21日)
(3)フランク:交響曲/カレル・アンチェル(指)(1970年1月21日)
[CD4]
(1)ルトスワフスキ:織り込まれた言葉
/ピーター・ピアーズ(T)、ルトスワフスキ(1971年12月12日)
(2)ウォルトン:ブリテンの即興曲による即興/ヨーゼフ・クリップス(指)
(1972年1月27日)
(3)マルタン:ピアノ協奏曲第2番
/パウル=バドゥラ・スコダ(Pf)、クリップス(指)(1972年1月27日)
(4)ストラヴィンスキー:「結婚」
/ドロシー・ドロウ(S)、ソフィア・ファン・サンテ(Ms)、
エリック・タッピー(T)、ジュール・バスタン(B)、
テオ・ブルンズ(Pf)、ラインベルト・デ・レーウ(Pf)、
ダニエル・ワイセンベルク(Pf)、ジャン・ウィン(Pf)、
デ・ネーベル(指)(1971年11月14日)
[CD5]
(1)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調K.207
/フリッツ・ジョエル・ウォーターマン(Vn)、ベンツィ(指)
(1971年3月14日)
(2)タデウシュ・バイルド:主題のない変奏曲/ハンス・フォンク(指)
(1971年2月13日)
(3)ベルリオーズ:ロミオとジュリエット/ジュリーニ(指)(1972年7月5日)
[CD6]
(1)J.ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
/ヘルマン・クレッバース(Vn)、ティボール・デ・マチュラ(Vc)、
ハンス・フォンク(指)(1971年2月11日)
(2)嘆きの歌/ハンネケ・ファン・ボルク(S)、ノルマ・プロクター(A)、
エルンスト・ヘフリガー(T)、オランダ放送合唱団、
ハイティンク(指)(1973年2月14日)
[CD7]
(1)ベートーヴェン:交響曲第4番/ヴィレム・ファン・オッテルロー(指)
(1972年3月19日)
(2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲op.77
/イツァーク・パールマン(Vn)、ヴィレム・ファン・オッテルロー(指)
(1972年3月19日)
[CD8]
(1)J.S.バッハ:結婚カンタータ「今ぞ去れ、悲しみの影よ」
/エリー・アメリンク(S)、オイゲン・ヨッフム(指)(1973年4月5日)
(2)モーツァルト:ホルン協奏曲第4番変ホ長調K.495
/バリー・タックウェル(Hrn)、フェルディナント・ライトナー(指)
(1973年1月7日)
(3)シューマン:交響曲第3番/フェルディナント・ライトナー(指)
(1973年1月7日)
[CD9]
(1)ベルク:ぶどう酒/エリー・アメリンク(S)、ラインスドルフ(指)
(1973年12月2日)
(2)マデルナ:ヴァイオリン協奏曲
/テオ・オロフ(Vn)、ディエゴ・メイソン(指)(1975年10月26日)
(3)ブーレーズ:カミングズは詩人である
/NCRV声楽アンサンブル、ジルベルト・アミ(指)(1974年1月27日)
(4)ベリオ:Calmo(マデルナの追悼のための音楽)
/ディエゴ・メイソン(指)(1975年10月26日)
(5)ヤン・ファン・ヴリーメン:ピアノと3つの器楽のグループのためのソナタ
/テオ・ブルンズ(Pf)、エルネスト・ブール(指)(1974年6月16日)
[CD10]
(1)チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲イ長調[初出]
/ロストロポーヴィチ(Vc)、コンドラシン(指)(1977年3月14日)
(2)弦楽のための協奏曲ニ長調/サー・コリン・デイヴィス(1975年6月11日)
(3)スクリャービン:交響曲第3番ハ長調「神聖な詩」
/コンドラシン(指)(1976年5月4日)
[CD11]
(1)シューマン:ピアノ協奏曲
/クラウディオ・アラウ(Pf)、オイゲン・ヨッフム(指)(1977年4月21日)
(2)ベリオ:シュマンIV
/ヴェルナー・ハーバース(Ob)、ルチアーノ・ベリオ(指)(1977年1月9日)
(3)エッシャー:シンフォニア
/ラインハルト・デ・レーウ(指)(1976年5月2日)
[CD12]
(1)レーガー:セレナーデop.95/オイゲン・ヨッフム(指)(1976年1月22日)
(2)ヒナステラ:ハープ協奏曲
/ヴェラ・バーディングス(Hrp)、ロペス・コボス(指)(1977年11月3日)
(3)ジョリヴェ:トランペット協奏曲
/モーリス・アンドレ(Tp)、ジャン・フルネ(指)(1976年3月11日)
[CD13]
(1)ストラヴィンスキー:12の楽器のためのコンチェルティーノ
/スパンヤード(指)(1978年1月8日)
(2)ボン:春/ロベルタ・アレクサンダー(S)、ハイティンク(指)
(1979年10月28日)
(3)ブルックナー:交響曲第9番/ジュリーニ(指)(1978年1月22日)
[CD14]
(1)モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
/ニコラウス・アーノンクール(指)(1979年3月30日)
(2)カプレ:エピファニ(公現祭)
/ヤーン・デクロース(Vc)、フルネ(指)(1978年2月10日)
(3)メンデルスゾーン:交響曲第4番/コンドラシン(指)(1979年11月18日)
今年もまたまたロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のアンソロジーの登場で
す。今回のボックスは14枚組、1970年代の演奏をあつめたもの。60年代にヨッ
フムとハイティンクという二大巨頭の指揮者のもとに様々な活動をしていたコ
ンセルトヘボウは、64年ハイティンク一人が首席指揮者となり、以降1988年の
シャイーの就任に至るまで、実に24年間という異例の長さの「ハイティンク時
代」となります。コンビネーション抜群のハイティンクとのコンサート以外に
も、様々な豪華客演指揮者のコンサートが目白押しだった70年代の貴重な音源
が、ぎゅぎゅっと凝縮の14枚ボックスになりました!
なんといっても特筆すべきは、コンドラシンの初出ものの数々。コンセルトヘ
ボウと組むと、まさに爆発的なエネルギーを湛えた演奏を展開していたコンド
ラシンの、貴重な録音を聴くことができます。なかでも、様々な情念が渦を巻
くショスタコーヴィチの第4番(CD1)に、ロストロポーヴィチとの「ロココの主
題による変奏曲」(CD10)は期待を裏切らない出来ばえ。。なんともコンドラ
シンファン泣かせの演目で、若き日のロストロのチェロも聴き応え充分です。
「エン・サガ」(CD3)も、管の迫力に誰しもが思わず身を乗り出してしまう
ような、ただならぬ雰囲気が漂っています。ほかにも、アーノンクールのお宝
発掘的なライヴ録音あり、ライトナーが振った貴重なシューマンの第1番あり。
そしてソリスト陣も往年のオーケストラをささえた豪華トップ奏者たちがずら
り。[CD8]のホルンのタックウェルは、デニス・ブレインの後継者といわれた
天才。正確無比ながらあたたかく柔らかい音色が炸裂です。棒を振るライトナ
ーのいぶし銀のような味わいもさらなる魅力です。[CD12]のジョリヴェのトラ
ンペット協奏曲も、不世出の名手、モーリス・アンドレをソリストに迎え、
若き日のフルネの爆発ぶりに驚かされます。どのディスクをとっても語りつ
くせぬ点ばかり。亡くなる3年前のアンチェルによる協奏曲ものも興味津々で
す。装丁も美麗箱に入り、この価格。言うことなしのボックスセットでござ
います。
※すべて通常盤のみでの発売です。




<Alquimista>
ALQ 013 \2450
パッヘルベル:「カノンとジーグ」 ニ長調
マルチェッロ:「ヴェニスの愛」ニ短調
ゼレンカ:「ヒポコンドリア」 イ長調
ヘンデル:「忠実な羊飼い」ニ短調
バッハ:「アリア」ニ長調 
ヴィンサント〔三宮正満(Ob1&dir)、尾崎温子(Ob2)、功刀貴子(Fg)、
永谷陽子(Fg2)、荒木優子(Vn solo)、長岡聡季(Vn1)、
中丸まどか(Vn1)、川久保洋子(Vn2)、山口幸恵(Vla)、懸田貴嗣(Vc)、
西澤誠治(Cb)、鈴木優人(Cem)〕
収録:2006年5月2-4日 ハクジュホール
ヴィンサントとは“聖なるワイン”を意味するイタリアの食後酒。深い琥珀色
をしていて、香りは甘く、貴族的なまでに優雅。人生の贅沢な楽しみ。日本の
古楽界を代表するオーボエ奏者・三宮正満(さんのみや・まさみつ)率いるピ
リオッド楽器アンサンブル「ヴィンサント」の演奏には、愉悦が横溢している。
洗練、颯爽、そして時に甘美に・・・その演奏は、スプマンテのような弾ける
イキのよさだって兼ね備えている。―ライナーノーツより抜粋(木幡一誠)―
名曲「ヴェニスの愛」も古楽器による演奏は非常に珍しいもの。また、パッヘ
ルベル作品も、カノンは幅広く人口に膾炙していますが、その後に続くジーグ
と一緒に演奏される場合、アッタッカで演奏されるのでカノンが比較的速いテ
ンポでないとおかしいものです。「間口は広く、しかしマニアックなものも」
と語る三宮の並々ならぬ各曲への愛情と意気込みが感じられます。
通奏低音チェンバロを鈴木雅明のご令息、鈴木優人がつとめるほか、ほかのメ
ンバーもBCJ、OLCはじめ日本国内外のオーケストラ、アンサンブルで活躍する
若手を中心とした、たのしみなメンバーです。





<BIS>
BIS SA 1551(SACD-Hybrid) \2380
J.S.バッハ:カンタータ全集 Vol.34
(1)第1番「何と美しいことでしょう、暁の星が照り輝くのは」BWV1
(2)第126番「我らを保たせたまえ、主よ、あなたの御言葉のもとに」BWV126
(3)第127番「主イエス・キリスト、真の人にして神」BWV127
キャロリン・サンプソン(Sop)、ロビン・ブレイズ(A)、
ゲルト・テュルク(Ten)、ペーター・コーイ(Bs)、
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
127番《主イエス・キリスト、真の人にして神》が聴きもの。とりわけ美しい
のが第3曲のアリアで、2本のリコーダーと弦のピツィカートが刻む「死の鐘」
に乗ってオーボエとソプラノが歌う「天国での安らぎ」。これは全カンタータ
中、最も美しいアリアと言っても過言でないものです。続くトランペットとバ
スが語るこの世の終わりの描写とあいまって、劇的に音楽化されたキリスト教
の奥義を目の当たりにすることができます。

BIS SA 1598(SACD-Hybrid) \2380
コルネットの黄金時代
(1)ハーバート・クラーク:お披露目/波の花嫁
(2)カール・ヘーネ:スラヴ幻想曲
(3)グリーグ:ロンダーネにて
(4)パーシー・コード:ゼルダ
(5)テオドル・ホーホ:北欧幻想曲
(6)ジョン・ハートマン:ファシリータ
(7)オスカル・ボルグ:夏の気分
(8)ディニク:ホラ・スタッカート
(9)フランク・サイモン:柳のさざめき
(10)ヘルマン・ベルシュテット:ナポリ
ウーレ・エドヴァルド・アントンセン(コルネット)、
インガル・ベルグビィ(指)王立ノルウェー海兵バンド
「モーリス・アンドレ以来の逸材」と称されたアントンセン期待の新録音。
スーザ・バンドのコルネット奏者として名を馳せたハーバート・クラークを
はじめ、この楽器の名手たちが作曲したものを集めており、さすが楽器の機
能を熟知した人たちならではの沸き立つような魅力に酔わされます。アント
ンセンの香り高く完璧な演奏も驚愕。

BIS SA 1301(SACD-Hybrid) \2380
プロコフィエフ:
バレエ音楽「ロミオとジュリエット」(1)第1組曲 (2)第2組曲 (3)第3組曲
アンドリュー・リットン(指)ベルゲン・フィル
名指揮者アンドリュー・リットンがBIS初登場。それもベルゲン・フィルとの
共演というのが興味津々。曲はSoftbankのCFで使われて人気が出たプロコフィ
エフの「ロミオとジュリエット」。グリーグで名を売った同オケですが、プロ
コフィエフでも絶妙なリズム感を聴かせてくれます。

BIS 1525 \2250
シベリウス:
(1)火の起源 Op.32(1902年オリジナル版)/同曲(1910年改訂版)
(2)サンデルスOp.28 (1898年オリジナル版)/同曲(1915年改訂版)
(3)おまえに勇気があるか Op.31の2 (1911年第2版)/同曲(1914年第4版)
(4)カンタータ「放たれた女王」 Op.48(1910年女声合唱版)
(5)フィンランド狙撃兵行進曲 Op.91の1(1918年男声合唱と管弦楽版)
(6)急流下りの花嫁たち Op.33(1943年合唱版)
(7)恋する人(1894年テノール、男声合唱と弦楽版)
トムミ・ハカラ(Br)、トム・ナイマン(Ten)、イール男声Cho、
オスモ・ヴァンスカ(指)ラハティSO
BISならではのあっぱれ徹底企画。声楽を含む管弦楽作品を集めているものの、
いずれも通常聴くことのできない版によるのが特別。全10曲中7曲が世界初録
音。なかでも「恋する人」の1894年テノール、男声合唱と弦楽オケ版が絶品。
まるで初めて聴くような新鮮さです。

BIS 1427 \2250
シュニトケ:チェロとピアノのための作品集
(1)チェロソナタ第1番(1978)
(2)同第2番(1993/4)
(3)無伴奏チェロのための即興曲(1993)
(4)ムジカ・ノスタルジカ(1992)
(5)エピローグ-バレエ音楽「ペール・ギュント」より(1993)
トーレイヴ・テデーン(Vc)、ローランド・ペンティネン(Pf)
BIS久々の新録音によるシュニトケ作品。シュニトケには大物チェロ奏者の友
人が多かったため、優れたチェロ曲を残しています。テデーンとペンティネン
余裕の演奏で、暗く病的なシュニトケの世界を愉しむことができます。

BIS 1665/66 3枚組 \4500
ラフマニノフ:交響曲全集
(1)交響曲第1番ニ短調 Op.13 (2)同第2番ホ短調 Op.27 
(3)同第3番イ短調 Op.44 (4)ユース・シンフォニー 
(5)交響詩「ロスチスラフ王子」 (6)ヴォカリーズ(作曲者編)
オーワイン・アーウェル・ヒューズ(指)
スコティッシュ・ナショナルO
壮大な演奏と欧米で絶賛されているヒューズのラフマニノフの交響曲が待望の
セット発売。3枚組ながら2枚価格なうえ、若書きの「ユース・シンフォニー」
や交響詩「ロスチスラフ王子」も入っているのが魅力です。





<ALPHEE>
ALPHEE 9308002 \2250
サント=コロンブ:2挺のヴィオールのためのコンセール集
アンヌ・マリ・ラスラ(Gamb)、シルヴィ・モケ(Gamb)
録音:1993年1月
マレの師であり、ヴィオールの名演奏家にして作曲家として知られるサント・
コロンブが2挺のヴィオールを対等な扱いで作曲したコンセール集。クイケン
やサヴァールの門下で有名な団体で活躍していたラスラとモケは、2挺のヴィ
オール各々が旋律と伴奏を巧みに受け渡しあいながら複雑に絡み合うことで
表現される、清澄で瞑想的な世界を聴かせてくれます。

ALPHEE 9506045 2枚組 \3380
ロック:コンソート・ミュージック集
「我が従兄弟のためのコンソート集」(24曲5組曲)、
「4声部のためのコンソート集」(24曲6組曲)
アンサンブル・オルランド・ギボンズ(J.アンタイ、ラスラ、モケ、上村香
(Gamb))
録音:1991年スイス、ヌーシャテル州、フェナン寺院
王政復古時代のイギリスに生き、歌劇や器楽曲で知られるロックの、コンソー
ト集の名品による2枚組。各々がサヴァールやクイケンという名手の門下で、
かつ、レ・ザール・フロリサンやラ・プティット・バンドのような有名な団体
で活躍していた4人の、息の合ったアンサンブルが、ロックの雅やかな世界を
余すことなく再現しています。

ALPHEE 9611007 \2250
グレゴリオ聖歌:レクイエム
グレゴリアン・ド・メディテラネ聖歌隊
録音:1994年10月シルヴァカーヌ修道院
フランスの各時代、各地域に残されたグレゴリオ聖歌の歌い方を生かし、単
声で歌うのみならず、オルガヌムやフォブルドンによるポリフォニーの曲を
適宜混ぜた録音。特に、「ディエス・イレ(怒りの日)」は、短長のリズム
によるラテン語詩の格を生かした、特徴ある歌い方となっています。




<DOREMI>
DHR 7882 \1980
「リヒテル第12集 / 1958年ブダペスト & 1986年高崎ライヴ集」
(1)ブラームス:ピアノ五重奏曲へ短調Op.34
(2)シューマン:
パガニーニのカプリースによる6つの演奏会練習曲Op.10より 第4番、
第5番 & 第6番
(3)ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲Op.35
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
(1)タートライ四重奏団(ヴィルモシュ・タートライ / ミハーイ・スーチュ
/ ジェルジ・コンラート / エデ・バンダ)
録音:(1)1958年2月13日ブダペスト、アカデミー・オブ・ミュージック(ラ
イヴ)
(2)1986年10月16日高崎、音楽センター(ライヴ)
同じ年にボロディン・カルテットとも録音を残しているピアノ五重奏は、2月
9日から17日にかけて7回にわたって行なわれたブダペスト公演でのもの。50
年代絶頂期のリヒテルとハイドンの全集録音で知られるタートライとの熱の
こもった演奏が楽しめます。
いっぽう亡くなる10年ほど前、リサイタル・パートは高崎公演から。この年
の日本公演は9月18日の上越市に始まり10月21日の長野まで全14回、ソロ・リ
サイタルのほかカガン、グートマン、バシュメットとの共演も含む大掛かり
なものでした。初出レパートリーのシューマン、88年ライヴとほとんど同傾
向のパガニーニ変奏曲はときに思索的でさえあり、いずれもかつての強く重
い打鍵に円熟の味わいを加えています。ちなみに当日はほかにハイドンのソ
ナタ2曲(第48番と第52番)も弾いています。




<COVIELLO>
COV 40613 \2180
ギリシャの風景-ステラ・ドゥフェクシスによる歌曲集
シューベルト:
ギリシャの神々(断片) D.677、アティス D.585、メムノンD.541、
恋する女の手紙D.673、双子座に寄せる舟乗りの歌D.360
ドビュッシー:ビリティスの3つの歌(パンの笛、髪、水の精の墓)
ショーソン:7つの歌より“ヘベ”
ラヴェル:
5つのギリシャ民謡(花嫁の歌-花嫁の目覚め、向こうの教会へ、
私とくらべられる伊達男はだれ、乳香を摘む女たちの歌、何と楽しい)、
トリパトス  他
ステラ・ドゥフェクシス(Ms) アクセル・バウニ(P)
コミッシュオーパー専属歌手で数々のオペラにも出演しているドイツの女性
歌手ステラ・ドゥフェクシスによる、ギリシャにまつわる歌曲を集めたアル
バムです。シューベルト、ドビュッシー、ラヴェルなどの作曲家による作品
やコナディス、クリスティアン・ジョスト、ディミトリス・ミトロプーロス
といったギリシャ出身の作曲家による歌曲などを収録しています。ステラ・
ドゥフェクシスの豊かな声量でギリシャ民謡風に魅力的な作品に仕上げてい
ます。





<harmonia mundi>
HMA 1951167 \1080
(1)リュリ:怒りの日 
(2)同:ミゼレーレ
(3)デュモン:メモラーレ
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)シャペル・ロワイヤル
録音:1986年
大規模な編成によるフランス風のモテット集です。リュリは、ルイ14世に仕
え、フランス・バロック・オペラの基礎を築いた人物。彼の比較的珍しい宗
教音楽を、ヘレヴェッヘの指揮による極めて美しい演奏によって聴くことが
できます。賑々しいトランペットのファンファーレで始まる「テ・デウム」
の絢爛豪華な世界、劇的な「怒りの日」の表現は見事です。デュモンは、ル
イ14世時代の王室礼拝堂で多くの宗教作品をのこした人物です。

HMA 1951740 \1080
J.S.バッハ:
(1)チェンバロ協奏曲ニ短調BWV 1052
(2)ヴァイオリン、フルートとチェンバロのための三重協奏曲BWV1044
ヨハン・ゴットフリート・ミューテル:
(3)クラヴィーア協奏曲変ロ長調
ベルリン古楽アカデミー
(1)ラファエル・アルパーマン(チェンバロ)
(2)クリストフ・フンゲバース(Fl)、ゲオルク・カルヴァイト(Vn)、
ツヴィ・メニカー(フォルテピアノ)
(3)クリスティーネ・ショルンスハイム(フォルテピアノ)
当アルバムはオルガン作品に基づくバッハの三重協奏曲や、バッハの息子の
世代で、最晩年のバッハの知遇を得たというドイツの作曲家ヨハン・ゴット
フリート・ミューテル(1728-1788)のクラヴィーア協奏曲など珍しい作品が
並びます。ミューテルの作品は、「疾風怒濤(感情過多様式)」期特有の感
覚で、古典ともバロックともつかない不思議な魅力に満ちています。

HMA 1951037 \1080
ジョゼフ=ニコラ=パンクラス・ロワイエ(1705-1755):クラヴサン曲全集
ウィリアム・クリスティ(ウィリアム・ダウド・クラヴサン)
録音:1979年10月
現代における、ルネッサンス、バロック音楽の大家の一人、ウィリアム・ク
リスティの若き日の貴重な鍵盤独奏の録音です。ロワイエはパリの音楽界や
宮廷で重要なポストについていた音楽家。ロワイエの音楽は、イタリア色の
強いサヴォワ公国で育ったせいか、活気あふれる付点リズム、急速な音階、
明快な和声や色彩豊かな転調、輝かしい声楽書法など、イタリアの音楽様式
の影響が色濃くみられます。

HMA 1951787 \1080
テレマン:パリ四重奏曲
協奏曲第1番ト長調、協奏曲第2番ニ長調、ソナタ第1番イ長調、
ソナタ第2番ト短調,組曲第1番ト長調、組曲第2番ロ短調
フライブルク・バロック・コンソート
〔カール・カイザー(Fl)、ペトラ・ミュレヤンス(ヴィオロン)、
クリスティン・フォン・デア・ゴルツ (Vc)他〕
「パリ四重奏曲」とも呼ばれるこの曲集は、当時ハンブルクで絶大な人気を
誇っていたテレマンをパリの人々が呼び寄せた際の作品です。テレマンなら
ではの美しいメロディとしっかりした構成が特徴。ドイツの若い団体フライ
ブルク・バロック・コンソートがフレッシュな演奏を繰り広げています。

HMA 1951688 \1080
「失われた響きをもとめて・・・」
G.ガブリエリ:オルガンを含む合奏によるソナタとカンツォーナ集
(1)第9旋法による8声のカンツォーナ*
(2)7声によるカンツォーナ 第5番**
(3)第1旋法による10声のカンツォーナ*
(4)第9旋法による12声のカンツォーナ*
(5)8声によるカンツォーナ 第8番**
(6)8声によるカンツォーナ 第10番**
(7)Ricercar del primo tono
(8)第12旋法による10声のカンツォーナ
(9)第2カンツォーナ(6曲のカンツォーナより)
(10)エコー効果の第12旋法による10声のカンツォーナ*
(11)第7旋法による8声のカンツォーナ*
(12)7声によるカンツォーナ 第6番**
(13)第12旋法による10声のカンツォーナ*
(14)8声によるカンツォーナ 第9番**
(15)第8旋法による12声のカンツォーナ*
(16)8声によるカンツォーナ 第12番
(17)10声によるカンツォーナ 第14番
(18)12声によるカンツォーナ 第16番
*サクラ・シンフォニア集第1巻(1597)より
**カンツォーナとソナタ(1615)より
ブルース・ディッキー、シャルル・トゥト(Org/ボローニャ、聖ペトロニオ
教会のオルガン)
コンチェルト・パラティーノ
録音:2000年
ガブリエリの有名なソナタやカンツォーナを、ヴェネツィアのサン・マルコ
教会で演奏されていた当時の姿で再構築しようとするすべての試みは、ある
ひとつの大きな理由によって阻まれてきました。その理由とは、ガブリエリ
の死後、当時教会にあった、ふたつのバシリカ風オルガンがなくなってしま
ったということです。このCDは、当時の2台のオルガンによるステレオ効果
を得るために、ボローニャにある聖ペトロニオ教会で演奏、録音されていま
す。この教会には、ガブリエリが楽長を務めていた当時のサン・マルコ教会
と同様、2台のオルガンが配置されています。

HMA 1951482 \1080
F.モンポウ:管弦楽作品集
(1)街はずれ(管弦楽編曲:マニュエル・ロザンタール1936年)
(2)子供の情景(管弦楽編曲:アレクサンデル・タンスマン、1936年)
(3)インプロペリア
(4)夢のたたかい(作曲者自身による管弦楽編曲、1965年)
ジュゼッペ・ポンス(指)ヴァレンシア・リウレ劇場室内管弦楽団
(3)ビルヒニア・パラモン(Sp)、(3)イエジィ・アルティシ(Br)
(3)(4)バレンシア合唱団(合唱指揮:フランコ・ペラーレス)
カタロニアが生んだ音の詩人モンポウ。彼のピアノ曲の独特な魅力は日本で
も多くのファンを持っていますが、管弦楽作品はきわめて珍しいです。1963
年作の「インプロペリア」はラテン語による独唱、合唱と管弦楽のための大
作。「夢のたたかい」は原曲のピアノ伴奏をモンポウ自身の手でオーケスト
レーション。ともに独特の詩情が色彩化され興味深いものとなっています。
モンポウの代表的なピアノ作品2つを、彼の盟友タンスマンとロザンタール
がオーケストレーション。内容がより具体的で、新たな発見ができるものと
なっています。

HMA 1951129 \1080
クラウディオ・モンテヴェルディ:
(1)西風が戻り (2)ああ、恋する人はどこにいるのか 
(3)愛の炎を燃さぬ者は
ベネデット・フェルラーリ・デラ・ティオルバ(1604-1681):
(4)宗教的カンタータ「この鋭いとげ」
クラウディオ・モンテヴェルディ:
(5)アリアンナの嘆き (6)すてきな羊飼いさん 
(7)ああ、お前は何と愛らしいのか
(8)「さあ、私はあなたを見て喜び」(歌劇「ポッペアの戴冠」より第3幕
幕切れの二重唱
ルネ・ヤーコプス(指)コンチェルト・ヴォカーレ
ヘルガ・ミューラー=モリナーリ(メゾ・ソプラノ)、
ルネ・ヤーコプス(カウンター・テノール)、
ウィリアム・クリスティ(チェンバロ)、
コンラート・ユングヘーネル(テオルボ)、
ヤープ・テル・リンデン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ルネサンスからバロックへの音楽史上の大転換点に位置する大作曲家モンテ
ヴェルディ。サン・マルコ大聖堂楽長として晩年を過ごしたヴェネツィアで
は、優れた音楽家達が彼の周辺に集まり、新しい音楽を推進していきました。
端正なヤーコプスの美声が、そんな時代の活況を見事に映し出します。

HMA 1951967 \1080
ラヴェル:ピアノ・トリオ
ショーソン:ピアノ・トリオ ト短調Op.3
トリオ・ヴァンダラー
〔ヴァンサン・コック(Pf)、ジャン=マルク・フィリップ=ヴァルジャベディ
アン(Vn)、
ラファエル・ピドゥ(Vc)〕
録音:1999年
トリオ・ヴァンダラーはたびたび来日している人気室内楽グループ。緻密に
計算されたバランス、デュナーミクのコントロール、ていねいでこまやかな
フレージング、そして一人一人の奏でる音の美しさ、すべてがまさに完璧な
トリオです。音楽史上に燦然と輝くラヴェルの作品と、ショーソンの若き日
の、繊細な美しさを湛えた作品、どちらもエスプリたっぷりに、息をもつか
せぬ美しい演奏で聴かせてくれています。

HMA 1957030 \1080
Zarambeques-17、18世紀のスペインのギター音楽
アルモニオージ・コンチェルティ〔ホアン・カルロス・リベラ(バロック・
ギター)コンスエロ・ナヴァス(テオルボ) ホアン・ミゲル・ニエト(バ
ロック・ギター)〕
17、18世紀のスペインでは、舞曲がその黄金期を迎えていました。様々な土
地から伝わった舞曲と、スペイン独自の舞曲の様式が渾然一体となって生ま
れた楽曲の数々は、今なお色褪せることない輝きを放っています。ギターの
名手たちによる色彩豊かな即興と変奏も見事です。

HMA 195760 \1080
「プロヴァンス地方のオルガン」
ルイ・クープラン、フランソワ・クープラン、フレスコヴァルディ、
ロバーデイ、
ムファットらの作品集
フランソワ・シャペレ、ミシェル・シャピュイ、
ルシエンヌ・アントニーニ、ルネ・サオルジャン(Org)
録音:1971年、1974年
15世紀から17世紀初頭にかけて、フランドル楽派の勢力は絶大で、ポリフォ
ニー音楽はヨーロッパ全土に広まっていきました。音楽家たちはこぞってポ
リフォニー音楽を作曲し、その勢いで、多くのオルガンが、名オルガン・ビ
ルダーたちによって続々と建造されました。このCDでは、フランスに数多く
のこされている名オルガンを、フランスを代表するオルガニストたちが演奏
しています。




<Profil>
PH 07003 \2180
(1)レーガー:モーツァルトの主題による変奏曲とフーガOp.132
(2)シューマン:
4本のホルンと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック ヘ長調Op.86
(3)ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
(4)ヨハン・ゴットリープ・ナウマン:テ・デウム
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)シュターツカペレ・ドレスデン
(4)ドレスデン国立歌劇場Cho.
録音:
(1)1990年3月10日(3)1990年3月14日(4)1980年12月18日ドレスデン、
ゼンパーオーパー(ライヴ)
(2)1981年10月15日ドレスデン、クルトゥアパラスト(ライヴ)
1975年から85年までの在任中に首席指揮者ヘルベルト・ブロムシュテットは、
ベートーヴェンやシューベルト、ブルックナーの優れた録音を残して、今な
お分かち難いドレスデン国立歌劇場管との記憶を私たちに刻みました。その
印象を蘇らせるかのように、ここにまた魅力いっぱいのアルバムがProfilよ
りリリースされます。
まず一曲目は有名な「トルコ行進曲つき」ソナタの第1楽章冒頭主題を用い、
管弦楽法を凝らしたレーガーの代表作。次々と交替する各パートの名技が際
立つ一方で、それでいながら大きな流れの中でバランスを崩すことなくすべ
て溶け合うさまが絶妙です。つづいて、ドレスデン在住時代の1849年にシュ
ーマンが書き上げたコンツェルトシュテュック。首席ペーター・ダムらホル
ン・セクションの存在感は絶大で、いぶし銀の柔らかい音色と変幻自在のア
ンサンブルに心躍ります。
ドレスデンに生没したナウマンは、宮廷作曲家、宮廷楽長としてウェーバー
以前の当地の楽壇において重鎮であった音楽家。壮麗にして祝典ムードに包
まれたテ・デウムには、成功したオペラや宗教曲の持ち味が詰まっています。
そして、ほとんど世界最古の伝統を誇るオケの指揮台に当時立っていたウェ
ーバー。昨秋ミョンフンとの来日公演でのアンコール「魔弾の射手」序曲は
語り草となりました。ここでも黒い森を思わせる、どこか暗く深みある響き
は独特で「実際このオケなくしてはこの曲を描き尽くすことなどかなわない
のではないか」とさえ思えてくるほど。
気がつくとレーガーを除いたすべてがドレスデンにゆかりあるプログラムと
いうのも大満足。ブロムシュテットはいつものように極上の響きを引き出す
にとどまることなく、スタジオ録音だけでは決して窺い知れない躍動感あふ
れる音楽作りをみせるあたりに新鮮な驚きを覚えます。



<ACCENT>
ACC 25304(SACD-Hybrid) \2380
J.S.バッハ:カンタータ集Vol.4
カンタータ第16番:主なる神よ,あなたを私たちは誉めたたえますBWV16
カンタータ第153番:愛する神よ、みそなわせ、わが敵のいかにあるやを
BWV153
カンタータ第65番:彼らみなシバより来たらんBWV65
カンタータ第154番:わが最愛のイエスは失われりBWV154
シギスヴァルト・クイケン(指) ラ・プティット・バンド
エリザベト・ヘルマンス(S) ペトラ・ノスカイオヴァ(A)
ヤン・コボウ(T) ヤン・ファン・デル・クラッベン(Br)
録音:2006年1月 ブリュッセル
クイケン&ラ・プティット・バンドが進めているバッハのカンタータ全曲録
音の第4弾。ここでは、ライプツィヒ時代のカンタータで新年のために書かれ
たカンタータが収められています。カンタータ第16番『主なる神よ,あなたを
私たちは誉めたたえます』は1月1日に初演された新年用の曲。清々しい第3曲
のアリアなど、新年にふさわしい爽やかな作品です。教会暦では、新年が過
ぎるとすぐに顕現節(1月6日)。この日のために書かれたカンタータ65番
『人々シバよりみな来たりて』は、ホルンの入った華やかな楽器編成の名作
です。154番ではアリアの軽やかさは、穏やかな気持ちにさせてくれます。
ヤン・コボウは技巧的なアリアも難なくこなし、レチタティーヴォでの巧み
な歌唱を聴かせてくれます。

ACC 30023 2枚組 \2080
グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」全曲
シギスヴァルト・クイケン(指)ラ・プティット・バンド
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント,ルネ・ヤーコプス,
マグダレーナ・ファレヴィッチ
録音:1982年2月アントワープ
再発:ACC 48223

ACC 30128 2枚組 \2080
「メランコリー解題」
(CD1)
ダウランド:
ラクリメ、または7つの涙の曲集(7つの情熱的なパヴァーヌの形式による)
トラバーチ:
風変わりな協和音 、5度半音階の5声のガリアルダ、トラバーチ風、
フレスコバルディ:荒々しい第9のカプリッチョ、
サルヴァトーレ:ドゥレッツェとリガトゥーラ、
ロマーノ:半音階によるソプラノ声部スケルツォ、
カッツァーティ:ギシラルディのアレマーナ、バルケリーナのジグ
(CD2)
作曲者不詳:「わが雄々しき心よ」、
ジョスカン・デ=プレ:「悲しみと愁いにあふれるけれど」 
ナルバエス:「皇帝の歌(あなたと別れた千々の悲しみ)」、
デ・ローレ:「おお、眠りよ、静かにうるんで暗く」、
カストロ:「私はあまりにも恋に悩み」、
マレンツィオ:「もしも死に先だつ苦しみが」、
ラッスス:
「神の後裔なるキリストよ(親愛なるアンナよ、来てください)」、
カイモ:「泣け、棄てられた谷々よ」、
ラッスス:「恐れ、おののきて願う」、
ガリレーイ:「わが歌におけるように」、
同:「わが硬き石よそのままにあれ」、
ヴィチェンティーノ:「ひとり物思いにふけり」、
ウィルビー:「甘い夜よ、来たれ」、
マレンツィオ:「ただひとり物思いに沈みながら」、
カプスベルガー:アルペッジャータ第2番、
サラモーネ・ロッシ:「この苦き涙は」、
カッツァーティ:「影の踊り」、
ジェズアルド:
「情けをと私は泣きながら叫ぶのだが」(5声のマドリガーレ集第5巻)
ロベルト・フェスタ(指)アンサンブル・ダエダルス
再発:(CD1/ACC 98128) (CD2/ACC 98130)




<haenssler>
98 274(SACD-Hybrid) 2枚組 \3500
J.S.バッハ:ロ短調ミサ BWV 232
ヘルムート・リリング(指)
ゲヒンガー・カントライ、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
マーリス・ペーターセン(S I)、ステッラ・デュフュー(S II)、
アンケ・フォンドゥンク(A)、ローター・オディニウス(T)、
クリスティアン・ゲルハーヘル(B/ 清きみ霊といのちの主をわれは信ず)、
フランツ・ヨーゼフ・ゼーリヒ(B/ 主のみ聖なり)
録音:2005年2月
バッハの演奏史を語る上で欠くことのできない存在、ヘルムート・リリング
によるロ短調ミサ曲です。オリジナル楽器による演奏が増えてきた中で、す
べて現代の楽器を用いての演奏はかえって新鮮であります。冒頭の合唱の
「キリエ」という叫びに続くオーボエのかけあいも、現代の楽器で聴くと響
きが比較的明るく感じ、全ての声部がよりくっきりと聴こえてくるようです。
第1部の終曲合唱「聖霊とともに」のトランペットの輝くような音色も見事。
終曲合唱の「平和をあたえたまえ」も合唱、オケ、すべての人の万感の思い
が120%込められた演奏。広いコンサートホールのベストポジションで、ゆっ
たりと座っているような贅沢な気分になれる録音です。ゲルハーヘルによる、
牧歌的で美しいバスのアリアもポイントです。




<ELOQUENTIA>
EL 0606 \2180
パッヘルベル:
(1)カノンとジーグ
(2)音楽の喜び第4番 ホ短調
(3)音楽の喜び第1番 ヘ長調
(4)Partie4声 ト長調
(5)音楽の喜び第2番 ハ短調
(6)音楽の喜び第5番 ハ長調
(7)Partie4声 嬰へ短調
(8)音楽の喜び第6番 変ロ長調
(9)音楽の喜び第3番 変ホ長調
(10)Partie5声 ト長調
アルモニー・ウニヴェルセル〔フロリアン・ドイター(指、Vn)モニカ・
ヴァイスマン、デイヴィッド・グリドゥン(Vn&Vla) ディアドル・ダウリ
ング(Vla)ディミトリ・ディヒター(Vc) デイン・ロバーツ(コントラ・
ヴァイオリン、ヴィオローネ) ミカエル・デュッカー(リュート、テオ
ルボ) フィリップ・グリスヴァード(Cem&Org)〕
パッヘルベルというと、一曲目の「カノンとジーグ」ばかりが有名になりす
ぎていますが、17世紀南ドイツのきわめて重要な作曲家で、彼がいなかった
らJ.S.バッハの作品も少し違った方向にいったかもしれない、といえるくら
いに重要な作曲家です。パッヘルベルの貴重な作品集です。パッヘルベルが
生きていた当時の作曲家の仕事には、オリジナリティよりもむしろ、依頼主
の要求(教会であれ宮廷であれ)に見合った音楽をいち早くつくることが求
められていた時代でした。しかし、室内楽となると話は別でした。パッヘル
ベルの作品は、ビーバーの室内楽作品にくらべて、演奏上の技巧的な華やか
さはあまりありませんが、そのシンプルながらも美しい旋律の絡み合いは、
聴くものを魅了してやみません。録音も秀逸。一音一音がきわめて鮮やかで
研ぎ澄まされていながら、ふくよかな仕上がり。

EL 0603 \2180
「悔恨のタランテッラ」
-タランテッラ舞曲のルーツ音楽-
ピノ・デ・ヴィットーリオ(声、キタラ・バテンテ、クラシック・ギター)、
マルチェッロ・ヴィターレ(キタラ・バテンテ、クラシック・ギター)、
レオナルド・マッサ(バロック・チェロ、クラシック・ギター)、
ガブリエレ・ミラクレ(打楽器)
ここにおさめられているタランテッラの数々は、リストのピアノ曲に代表さ
れるような急速な三連音符をともなう舞曲の祖先。タランテッラとは、もと
もとは南イタリアの民衆の間に伝わるいわば治療のための音楽でした。その
名称は猛毒をもつ"タランチュラ蜘蛛"に由来すると言われています。毒蜘蛛
に噛まれたら、毒素は、激しく踊って汗とともに排出すべし。そのために雇
われた楽士は、種々の症状に合った各種のタランテッラを準備して、時には
夜を徹し、あるいは数日通して、治療(すなわち演奏)に臨みました。地中
海文明の幕明けとともに生まれたとも言われるタランテッラは、アフリカや
イスラムの音楽、土着の民間宗教の影響を色濃く受けながら、人々の間で受
け継がれてきました。ここに収録されているのは、イタリアのさまざまな地
方に伝わるタランテッラの数々。一度聴いたら心から離れない、不思議な魅
力に満ちています。
ここでメイン・ヴォーカルもつとめるピノ・デ・ヴィットーリオは、タラン
ト地方出身の俳優でもあります。聴く者の腹の底までしみわたるような、不
思議なパワーをもった声は圧倒的です。2004年の≪東京の夏音楽祭≫でも来
日し、人々を熱狂させました。また、この録音では、キタラ・バテンテ(バ
テンテ・ギター)という、前から見るとバロックギターのようですが、背面
がリュート型に膨らんでいるという楽器が用いられており、なんともいえな
い渋い魅力的な音色です。




<naive>
V 5069 \2080
メンデルスゾーン:
(1)交響曲第4番「イタリア」(2)交響曲第5番「宗教改革」
エマニュエル・クリヴィヌ(指)
ラ・ションブル・フィルハーモニック
ラ・ションブル・フィルハーモニックは、クリヴィヌによって結成されたオ
ーケストラ。その作品の時代にあった編成をその作品ごとにとる、きわめて
フレキシブルな形態をとっており、個々のメンバーのレベルは世界のトップ
クラス。ここに収録されたメンデルスゾーンの演奏は、実に色彩鮮やか、ひ
とつひとつのフレーズが実に颯爽と薫り立つ演奏です。「イタリア」をかけ
た途端に広がる明るい音世界、弦の美しさ、管楽器の音の粒立ちのよさ、ど
れをとっても実にキラキラと輝かしい「イタリア」に仕上がっています。続
く「宗教改革」は一変、実に厳しい表情ながら決して鈍重になることなく、
鮮烈な内容となっています。実にさわやかな一枚です。

E 8907 \2080
(1)ヘンデル:「嵐から」(歌劇『ジューリオ・チェーザレ』より)
(2)ヘンデル:「私を泣かせてください」(歌劇『リナルド』より)
(3)マルティン・イ・ソレール:
『こらしめられたわがまま女』よりセギディーリャ・デ・ヴィオランテ
(4)モーツァルト:「そよ吹く風」(歌劇『イドメネオ』より)
(5)モーツァルト:「ツァイーデ」よりのアリア
(6)モーツァルト:コンサート用アリア
(7)ロッシーニ:
「この心は喜びに踊っているわ」(歌劇『どろぼうかささぎ』より)
(8)ロッシーニ:
「いとしい人を呼び、ため息をつくの」(歌劇『絹のはしご』より)
(9)ヘンデル:カンタータHMV140よりアリア
(10)トルドラ:La zagala alegre
(11)グラナドス:トナディーリャス
(12)ラヴェル:むこうの教会へ(5つのギリシア民謡より)
(13)モンサルヴァーチェ:黒人の子守歌
(14)Ovalle:ブラジル風の歌op.21
(15)カントルーブ:羊飼いのおとめ(オーヴェルニュの歌より)
(16)カントルーブ:紡ぎ女(オーヴェルニュの歌より)
(17)カントルーブ:子守歌(オーヴェルニュの歌より)
マリア・バーヨ(ソプラノ)
(10)−(14)マルコルム・マルティヌー(Pf)
(1)(2)(9)スキップ・センペ&カプリッチョ・ストラヴァガンテ
(3)クリストフ・ルセ&ル・タラン・リリク
(4)-(6)ヴィクトール・パブロ・ペレス&オルケスタ・シンフォニカ・デ・
ガルシア
(7)(8)アレッサンドリーニ&コンチェルト・イタリアーノ
(15)−(17)ヴィクトール・パブロ・ペレス&オルケスタ・シンフォニカ・
デ・テネリフェ
マリア・バーヨのベスト・アルバム。バーヨのもつエレガンスさ、カリスマ
性、そして一度聴いたら忘れられない不思議な力をもつ歌声を、存分に堪能
できる一枚です。伴奏陣も実に豪華で、実に贅沢なつくりです。

V 5058 \2080
コーロワ、モーツァルト、ブラームス、ハッセ、ケルビーニ、デュルフレ、
ベルリオーズ、ヴェルディ、サン=サーンス、フォーレ、ビーバー、
デュサパン、
ラヴェル(トランスクリプション編曲)らのレクイエムからの抜粋
エキルベイ(指)&アクサントゥスほか多数
ナイーブレーベルから今までにリリースされた、「レクイエム」と冠された
作品のうちの聴きどころを選りすぐったもの。一曲目のコーロワのレクイエ
ムなど、あらためてその美しさに驚かされるばかりです。通してかければ究
極の癒し、一曲一曲聴いても、それぞれの作品についてのあらたな発見があ
る、奥深い一枚です。

MO 782178 \2080
オリヴィエ・メッラーノ(1971年-):作品集
(1)ペルペトゥス・アニマルム・モートゥス第1番(アルトのための、2005年)
(2)リヴィエレ(弦楽四重奏曲第1番、2005年)
(3)天使の椅子(オルガンを含む、2005年)
(4)そして、炎のような舌があらわれ
(7つの電子ギター、1つの電子ベース、2人の歌手のための、2005年改訂)
(5)電子の歌(2005年)
(6)eterre(チェンバロのための、2003年)
(7)ペルペトゥス・アニマルム・モートゥス第2番(4声のための、2005年)
ドビュッシー弦楽四重奏団、オリヴィエ・メッラーノほか
1971年生まれのオリヴィエ・メッラーノの作品集。エレクトリック・ギター
などを用いてはいますが、響きは実に美しく、クラシックを基礎に学んだ作
曲家であることがうかがわれます。3曲目の「天使の椅子」は、チェンバロの
ソロから始まる佳作。オルガンの荘厳な響きと相俟って、不思議な世界が展
開されています。

MO 782177(DVD-Video) \3300
デュサパン:歌劇「ファウスト、最後の夜」
ヨナタン・シュトックハンマー(指)
リヨン国立歌劇場管弦楽団
Georg Nigl(ファウスト、Br)、
ウルバン・マルムベルク(メフィストフェレス、Br)ほか
デュサパンによるオペラの映像の登場です。題材はゲーテの「ファウスト」。
デュサパンはファウストという人物について、「現代にはびこっている、ナ
ルシスティックで異常な精神の病理を体現しているような人物である」と語
っています。黄昏時から物語は始まり、朝焼けの時刻に物語は終わります。
まさにファウストの最後の夜の恐ろしい心の闇をえぐりだすこのオペラの演
出は、なんとペーター・ムスバッハ。日本公演もあった、ケント・ナガノに
よる武満の「マイ・ウェイ・オブ・ライフ」の世界とどこか似た舞台が寒々
と観る者の心に忍び寄ります。

<harmonia mundi>
HMC 901953 \2250
ショスタコーヴィチ:
弦楽四重奏曲
(1)第6番 ト長調 作品101 
(2)第8番 ハ短調 作品110 
(3)第11番 ヘ短調 作品122
エルサレム弦楽四重奏団
アレクサンダー・パヴロフスキー(Vn1)、アミハイ・グロス(Vn2)、
セルゲイ・ブレスラー(Vla)、キリル・ズロトニコフ(Vc)
2004の初来日につづき、今回が2度目の来日となる、エルサレム弦楽四重奏
団。4人の間にただよう音楽の空気感は、なんとも気高くよい雰囲気です。
若手ながら技巧にはしることなく、常に作品に対して真摯な態度で接してい
るのがよくわかる、知性にも裏打ちされた演奏をするクヮルテット。チェロ
の奏者が使用している楽器は、ジャクリーヌ・デュ・プレが愛用していたセ
ルジオ・ペレッソンで、ダニエル・バレンボイムより貸与されている逸品で
す。第6番は1956年の作。この年ショスタコーヴィチは4つの作品しかのこし
ていないだけに、重要な作品。田園的な明るい雰囲気が魅力の一曲です。
第8番は、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲の中でも名曲のひとつ。「ファ
シズムと戦争の犠牲者の思い出に」捧げられており、自身の旧作から様々な
主題を転用しており、作曲者の自伝的作品ともいえるものです。クヮルテッ
トのメンバーは、ひとつひとつの主題の意味を徹底的に追求して演奏してお
り、説得力抜群です。第11番は、アンサンブルの難しい技巧が用いられた作
品。瞑想的な雰囲気をもった作品で、クヮルテットのもつ叙情性がひかります。




<ALPHEE>
ALPHEE 9502003 \2250
「ネルソン・フレイレ・イン・コンサート」
(1)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調K.332
(2)シューマン:幻想曲ハ長調Op.17
(3)スクリャービン:ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ長調Op.30
(4)ドビュッシー:「映像第1集」より 水の反映
(5)同:「映像第2集」より 金色の魚
(6)ヴィラ=ロボス:カボークロの伝説
(7)同:オリオンの三つ星
(8)アルベニス:組曲「イベリア」より エボカシオン
(9)同:ナヴァーラ
ネルソン・フレイレ(P)
録音:1984年3月25日カナダ、トロント、ロイ・トムソン・ホール(ライヴ)
[カナダ放送制作]
1944年ブラジル生まれのフレイレは、リリカルで透明感ある音色の美しさで
お客を呼べる数少ない現代のヴィルトゥオーゾ。
前日にチューリヒから8時間のフライトでトロント入りし、翌日昼間の2時に
開演となったトロントでのリサイタルは、用意した2500席が完売したといい
ます。美質がよく顕れたシューマンやモーツァルトに、ドビュッシーに加え
て、ルーツを感じさせずにおかないラテンのプログラムまで内容もヴァラエ
ティに富んでいます。使用楽器はスタインウェイ。

ALPHEE 0604017 \2250
(1)ショーソン:ピアノ四重奏曲イ長調Op.30
(2)フランク:ピアノ五重奏曲へ短調Op.14
アンサンブル・ミュジク・オブリク
ジュヌヴィエーヴ・ロランソー、マルシャル・ゴティエ(Vn)
シルヴィア・シミオネスク(Va) ディアナ・リゲティ(Vc) 
マリア・ベローウソヴァ(P)
録音:2005年11月23 & 24日パリ5区、サン=マルセル教会
ハルモニア・ムンディ・フランスのルクーやカプレの室内楽曲でおなじみの
器楽集団アンサンブル・ミュジク・オブリク。フランス室内楽シリーズの続
編ともいうべき、なんともおしゃれなアルバムを作りました。
“ショーソンはわたしたちの世代の誰よりもフランクの直系にあたる”と
デュパルクに言わしめたように、師弟による室内楽の名作を収録しています。
フランクはサン=サーンスに献呈されながら拒否されたいわくつきの作品。
そのわけは曲に通低する、フランクの弟子オルメスへの激しい思いのたけを
感じ取ったからといわれます。死の2年前に書かれたピアノ四重奏は、ショー
ソンにしては異例ともいえる明るく喜びいっぱいのムードが特徴。演奏も超
一級でおすすめです。




<harmonia mundi FRANCE / JVC>
JMXR 24202 \3180
日本語解説・帯付
2chオリジナルマスター使用
「タランチュール=タランテラ」
アンティドトゥム・タラントゥレー(毒グモの解毒剤)/コレア(舞曲)/
タランテラ第1・第2・第3旋法/神秘な防壁/ナポリのタランテラ;フリギア
旋法ブクステフーデの固執低音によるナポリのタランテラによるリトルネロ
われは喜ぶ:詩篇第121番/タランテーラ/タランテラ、またの名クラウズラ/
タランテーラ第1・第2・第3番/タランテラ;ヒポドリア旋法/ラ・タランテ
ーラ/スコットランドのジグ/タランテーラ/タランテーラス/カントリーダン
ス「走る歩兵」/ラ・タランテーラ/魔法使いたちの踊り/タランテーラI-VI
/ナーナ・アンダルーサ(アンダルシアの子守歌)/タラント・デアルメリア
グレゴリオ・パニアグワ(指)
アトリウム・ムジケー古楽合奏団
録音:1976年10月/xrcdリマスタリング:2006年9月12日
急拍子のナポリ舞曲“タランテラ”はイタリア南部タラントの地名に由来す
るといわれ、またいわゆる音楽療法のひとつ、毒グモ“タランチュラ”に咬
まれた際にこれを踊ると治るという民間伝承と結びついてきました。これを
テーマに医学も修めたパニアグワが研究を重ねて、自由に遊んだ傑作アルバ
ム「タランチュール=タランテラ」。文献資料をもとに自ら制作した古楽器
のヴァラエティ豊かな音色が、うきうきする楽しさとなんともいえない安ら
ぎを与えてくれます。

JMXR24201 \3180
日本語解説・帯付
2chオリジナルマスター使用
「古楽狂想-ラ・フォリア」
生命の泉-天使的早発性痴呆の-ソファミレドによる/途方もなき-微小なる栄
光の-ガラスの/フォリアに寄せる祈り-名声は飛んで行く-レモン風・南欧風
/肝要なる・根源的の(一名《何ひとつ我に関せず》)-正調インド風-逆流的
/貴族的倹約の/繊細なる-深き淵より//壁の外に/通俗的なる//人々に知られ
ざる-そこはかとなくやわらかき/北欧的にして荒涼たる-平凡にして金色な
る/いとも高貴なる-退嬰的かつ退廃的なる/牧人らの-数学的:怒りの日-黄
昏の-無名の-わが霊魂は悲し-武装せる強き騎馬兵の-大胆の:運勢は助く-
包皮なき-教会風の/劇場風かつ偽善的の-田園の-いまひとつの完全にインド
風な/天界的忍耐の-偽装的逃亡および凱旋の車
グレゴリオ・パニアグワ(指)
アトリウム・ムジケー古楽合奏団
録音:1980年6月/xrcdリマスタリング:2006年9月12日
原題「スペインのフォリア」。こちらも「古代ギリシャの音楽」同様にロン
グセラーを続ける、もはやまったく説明不要の名盤中の名盤です。フォリア
とはスペイン(イベリア半島)起源の舞曲で、‘狂気’というトスカーナ語
に由来して正気を失うほどにとても騒々しいもの。ここでも細かい理屈など
吹き飛ぶ痛快なつくりはまさにアイデアの勝利!なお、このタイトルはSACD
化(HMC.801050)もされており、こちらとの聴き比べもまたオーディオ・
ファイルには楽しみなところです。



<Harmonia Mundi France>
HMC 901926 \2250
ブラームス:歌曲集
私の思いはあなたの許へ,調べのように僕に,サッフォー風の頌歌,
野にひとり,夜鶯,落胆,古い歌,夜鶯に,乙女は語る,君の青い目,
秘密,セレナード,永遠の愛について,死はすがすがしい夜,
教会の墓地にて,五月の夜,余韻,スペインの歌,乙女の歌,日曜日の朝に,
愛の誠,甲斐のないセレナード,乙女,テレーゼ,乙女の歌,狩り,
鍛冶屋,恋しい人のもとへ,日曜日,乙女の歌,子守歌
ベルナルダ・フィンク(Ms)
ロジャー・ヴィニョールズ(P)
ヤーコプスが絶大な信頼をおくメッゾソプラノ、ベルナルダ・フィンク。彼
女はアルゼンチン生まれですが、両親はスロヴェニアからの移民。数々のバ
ロック声楽曲で名高いフィンク、しかしリート・ファンの間では、ドイツリ
ートでも高く評価されている人です。既にシューマンの「女の愛と生涯」
(HMC 901753)などで高い評価を得ています。そしてブラームス。メッゾな
らではの滋味溢れるブラームスをたっぷり楽しめます。伴奏には、英国の名
伴奏ピアニスト、ロジャー・ヴィニョールズを迎え、万全です。




<avanti classic>
KDW 1(SACD-Hybrid) \2700
日本語解説・帯付
ファイヤー・ダンス
カールマン・チェーキ、ロビー・ラカトシュ編曲:
1.炎の踊り―ジプシー・ボレロ―ツィツコム・パラフレーズ
(J.シュハ・バログ)
2.パパ、見守っていて (ミシェル・ルグラン)
3.チフリコ (ルーマニア伝承曲) ―ゴット・ア・マッチ (チック・コリア)
4.バラノチカのキャンディー (ロシア伝承曲)
5.私の行くところにはいつも (R.ラカトシュ)
6.ディヴェルティメント (レオー・ヴェイネル)
7.残されし恋には (シャルル・トレネ)
8.イントロ (R.ラカトシュ)
9.さくらさくら (日本古謡)
10.ジャンゴ (ジョン・ルイス)
11.ビハリの思い出に (イヴォ・チャーンパイ) ―ヘイレ・カティ
(ヤーノシュ・ビハリ)
12. 6月11日の夜想曲 (カールマン・チェーキ)
ロビー・ラカトシュ&アンサンブル
ロビー・ラカトシュ(Vn)  ラースロー・ボーニー(第2Vn)
カールマン・チェーキ(P)
エルネスト・バンゴー(ツィンバロン)
オスカール・ネーメト(コントラバス)
アッティラ・ロントー(Gtr)
ハンガリーの伝説的なジプシー・ヴァイオリニストの家系に生まれ、ブダペ
ストのベーラ・バルトーク音楽院でクラシック音楽も学び、弱冠19歳にして
首席で卒業、数々の巨匠たちとの共演を果たし、その腕前をメニューインも
絶賛したという鬼才、ロビー・ラカトシュ。その類稀なるテクニックとセン
スで世界中を沸かせ続けています。レーベル移籍後の第一弾、4年ぶりのオ
リジナル・アルバムとなる本作は、ジプシーをルーツにもちながらも、トラ
ッドにとどまらず、ジャズ界の巨匠たちの作品から、日本古謡の《さくらさ
くら》まで、ジャンルの壁をいとも簡単に飛び越え、まさに“燃え上がる”
ような怒涛のパフォーマンスを繰り広げています。知られた名曲の、知られ
ざる魅力を引き出す、脅威の演奏集団ラカトシュ・アンサンブルの魅力を、
存分にご堪能ください。

5414706 10242(SACD-Hybrid) \2450
クレズマー・カルマ
ロビー・ラカトシュ&アンサンブル
ロビー・ラカトシュ&アンサンブルによる、2007年最新作。彼が率いるアン
サンブルに加え、フランツ・リスト室内管弦楽団、ユダヤ人シンガー、ミリ
アム・フックス、イタリアのアコーディオン名手アルド・グラナートらが参
加し、クレズマー(東欧起源のユダヤ音楽)風味濃厚な仕上がりとなっていま
す。もちろん、ジプシーをルーツにタンゴ、ジャズ、ファンク等々さまざま
な要素を取り込んで自分のカラーに染めてしまう、ユニークなエンターテイ
メント性と、怒涛の超絶テクニックも健在です。




<GRAND SLAM>
GS 2019 \2250
マーラー:大地の歌
キャスリーン・フェリアー(A)
ユリウス・パツァーク(T)
ブルーノ・ワルター(指)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1952年5月15、16日ウィーン、ムジークフェラインザール
使用ソース:Decca (U.K.) LXT 2721/2
■制作者よりこの復刻盤の意義について
マーラーの弟子、ブルーノ・ワルターによって初演され、初の全曲録音も行
われた「大地の歌」。そのワルターは1952年5月、ウィーン・フィル、フェ
リアー、パツァークの顔合わせでこの曲を英デッカに録音しましたが、これ
は発売以来、この曲の決定盤、ワルターの最高傑作として変わらぬ人気を誇
っています。CD時代になってもいち早くCD化され、最近では英デッカのオリ
ジナル・マスター・テープから96kHz/24ビットによる復刻CDも発売されま
した。このデッカによる素晴らしい音質の最新リマスター盤がカタログにあ
る以上、さらに復刻CDを重複させる意味はないようにも思われます。しかし、
このデッカ盤は本家による復刻CDとして尊重しつつも、現代的な感覚で化粧
を施したその音質には好みが別れるとも言えるでしょう。
GRAND SLAMシリーズでは初期LPの音質を可能な限り忠実に再現するように
心がけてきましたが、今回の「大地の歌」も同様の方針で制作しました。言
いかえれば、デッカのCDの音作りとは対照的なものです。LPからの復刻ゆえ
に盤に起因するノイズは避けられませんが、初期のモノーラルLPらしい明確
で引き締まった音質を獲得出来ました。他の復刻CDとはひと味違った感動を
もたらすものと確信しています。 (平林 直哉)
■解説書について
ワルター自身によるフェリアーの回想録を掲載します。彼女との出会いから
永遠の別れを簡潔につづったものですが、その愛情溢れる筆致は実に印象深
いものです。特にワルターがフェリアーと「大地の歌」の〈告別〉をピアノ
・リハーサルしている時、フェリアーが作品の素晴らしさに感動し、泣き出
したという下りは非常に感動的です。また、いつものように復刻に使用した
オリジナルLPの初出の批評(英グラモフォン誌)を抜粋掲載します。さらに、
パツァークの珍しい写真(サイン入り)やプログラム等も使用しています。
●おことわり LPからの復刻ですので、LP特有のノイズが混入します。




<TDK>
TDKOC 022 \2450
ロベルト・シューマン:
海辺の夜-ロマンスとバラード第1集 op.45から第3曲
春の夜に霜がおりた-ロマンスとバラード第4集op.64 から第3曲「悲劇」II
ゆるやかに走る僕の馬車-4つの歌 op.142から第4曲
リーダークライスop.24
詩人の恋op.48
[アンコール:きみはあたかも一輪の花、自由の心、新緑、うつくしき未知、
ひとりでいる]
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
小林道夫(P)
録音:1974年10月17日 東京文化会館におけるライヴ
(アンコール:1974年10月13日)
20世紀最高のバリトン歌手フィッシャー=ディースカウ、来日公演の記録が
発売されます。
大歌手ディースカウほど高い技術と音楽性でドイツ歌曲を聴かせ、どの歌手
のなかでも飛び抜けた存在であったことは言うまでもなく、その豊かな声量
に聴衆は驚かされ、ホール全体に響き渡り歌詞が鮮明に脳裏に焼きつきます。
1974年50歳を目前にした絶頂期のディースカウが東京文化会館で繰り広げた、
至高のオール・シューマン・プログラムをご堪能下さい。





<audite>
AU 95580 \2080
シューベルト:「冬の旅」
ヴェルディ:「マクベス」,「運命の力」,「アイーダ」,「オテッロ」
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
プッチーニ:「トスカ」
R.シュトラウス:「サロメ」,「アラベラ」からのアリア,場面
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ヘルマン・ロイター(P)
録音:1952年
天下の大バリトン、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウが歌った
「冬の旅」には、いったいいくつ録音があるのか、かなりのマニアでも分か
らなくなる状態(レコード会社への録音が7種、ライヴと映像を含めると、
10種を超えるそうな)。このCDは、1952年、ケルン放送への録音をCD化した
もので、正規盤はこれが初出。F-Dが復員した直後の、一番若い時の「冬の
旅」の録音(1948年)と、初のレコード用録音であったジェラルド・ムーア
の伴奏によるEMI録音(1955年)のちょうど間になります。1950年代前半は、
F-Dが、有望な青年歌手から国際的なスターへと駆け上がっていくまっただ
なか、その勢いをこの録音からも感じ取れることでしょう。





<FUGA LIBERA>
FUG 521 \1850
グラズノフ:
(1)交響曲第5番 変ロ長調 Op.55
(2)ピアノ協奏曲第1番ヘ短調 Op.92
セヴェリン・フォン・エッカートシュタイン (Pf)(2)、
ワルター・ウェラー(指)ベルギー国立O
グラズノフのピアノ協奏曲第1番は知名度こそ高くありませんが、聴き込むと
はまってしまう秘曲。この曲のピアノ・パートはピアノ・マニアの間で教祖
的な人気を誇るレオポルド・ゴドフスキが作曲者の依頼で念入りに書き直し
ていて、全く彼流の超絶技巧となっています。管弦楽はグラズノフならでは
の極彩色のオーケストレーション、メロディもロシア的な憂愁とバレエ音楽
のようなチャーミングなものまで豊富、1曲でゴドフスキとグラズノフが同時
に楽しめる優れもの。若手注目株のエッカートシュタインが見事な技巧と絶
妙な歌いまわしで驚きの名演を見せています。グラズノフを得意とするワル
ター・ウェラーの作品を熟知した解釈も魅力です。

FUG 516 \1850
マーラー/シェーンベルク&リーン編:大地の歌
アンドレ・ポスト(Ten)、マルグリート・ライセン(Ms)
オクサリス【シリー・ラウプ、フレデリク・ウルセル(Vn)、エリザベス・
スマルト(Va)、マルティーン・ヴィンク(Vc)、ケーンラート・ホフマ
ン(Cbs)、トーン・フレット(Fl)、ナタリー・ルフェーブル(Cl)、カレル
・ショーフス(Ob)、ゲールト・フィリップス(Fag)、 シモン・ハスペス
ラハ(Hrn)、ピエト・クイケン(P)、ディルク・ルイーメス(Hrm)、
バルト・ヴァンデルベーケ&ガブリエル・ロフェル(Perc))
録音:2005年8月
マーラー晩年の東洋的色彩に彩られた異色な交響曲の室内楽編曲版です。ち
なみにマーラー自身の手によるピアノ伴奏版も存在していますが、こちらは
1989年に国立音大講堂でサヴァリッシュのピアノ伴奏で世界初演されていま
す。この室内楽版は冒頭のスコア21ページ分を1920年にシェーンベルクが手
がけたものの未完に終わっていた草稿をライナー・リーンが加筆し1983年に
完成したもの。オリジナルが独唱2名と3管(ホルン4管)編成に加え、多彩
な打楽器を伴った大編成なのに比べるとぎりぎりまできりつめた編成である
点に。演奏自体はごくごくオーソドックスなので、この編曲版から浮かび上
がるマーラーの秘密を探求するにはちょうど良いといえるでしょう。もちろ
ん巨大編成のみが可能にする管弦楽の咆哮や浩々とした宇宙的広がりをここ
に求めることはできません。しかし「線」が一層明瞭になったことで明らか
になったのは、マーラーがどれほど大きな編成であっても小編成室内楽に匹
敵する緊密で凝縮された密度の音楽を書けた天才であったという事実です。
「告別」での弦のたゆたいなどは時にオリジナル合奏より孟浩然や銭起の詩
に肉薄しているように思わせる瞬間が確かに感じ取れます。オクサリスは
1993年にベルギーのブリュッセル音楽院の学生が設立したもので、優れた
アンサンブルとともに、華麗なコスチュームでも注目されている気鋭の団
体です。

FUG 518 \1850
ジョンゲン:
(1)ピアノ三重奏曲 ロ短調op.10 
(2)ヴァイオリンとピアノのための水彩画op.59 
(3)ピアノ三重奏のための2つの小品op.95
アンサンブル・ジョセフ・ジョンゲン
エリオット・ローソン(Vn)、マルク・ドゥロビンスキー(Vc)、
ディアヌ・アンデルセン(P)
録音:(1)(3)2006年4月、(2)2006年6月
近代ベルギーを代表する作曲家でありながら、なぜか日本では知られざる存
在に留まっていたジョセフ・ジョンゲン(1873-1953 ヨンゲンとドイツ風
に表記されている場合が多い)の魅力が一聴してわかるお薦めの1枚です。
初期作品のピアノ三重奏曲op.10(1896/7)では美しい旋律の魅力は認めら
れるにせよ、まだ故国の偉大な先輩フランクのエピゴーネンという印象です
が、「水彩画」(1918)やピアノ三重奏曲のための2つの小品(1931)に至
るとこれはもう唖然とするほかありません。同時代の偉大なフォーレやド
ビュッシー、ラヴェルに伍してまったく遜色を感じさせない高みに達した
作曲家がいくら時代の波に幾らかずれていたとはいえ「知られざる大作曲
家」に落ち着いてしまっているのは不思議というほかありません。もっと
も本国ベルギーでは再評価が著しく次々と新しい録音が登場しているよう
です。ここで演奏しているジョンゲンの名を冠したアンサンブルはアンデ
ルセン女史を中心として2002年に結成された新しい団体ですが、気品と音
色の点で作品にとてもフィットした演奏を行っています。

FUG 520 \1850
テレマン:クリスマス・カンタータ集
(1)いざ来たれ、異邦人の救い主よ TWV1:1174
(2)終焉の日は間近に迫り TWV1:301
(3)われらにみどりごがお生まれになった TWV1:1451
(4)たたえられよ、イエス・キリスト TWV1:612
グレタ・ド・レイグル、ヨハネッテ・ゾマー (Sop)、
スティーヴ・ドュガルダン (A)、
ミカエル・ステンベク (Ten)、ヒューブ・クラセンス (Bs)、
ポール・ドムブレヒト(指)イル・フォンダメント
生前は大バッハやヘンデルよりも人気があったテレマン。彼は10代の頃から
宗教音楽を書き始め、膨大な数が残されているものの、あまり聴く機会があ
りません。ここではクリスマス用に書かれた4篇のカンタータをベルギーの
古楽アンサンブルが好演、テレマンの音楽の魅力を再認させてくれます。

FUG 701 \1850
アヴァンゲール(戦前) 1911-1914
大戦前のピアノ音楽によるカレイドスコープ(万華鏡)
(1)ラフマニノフ:練習曲「音の絵」op.33(全9曲中第4番を除く8曲) 
(2)シェーンベルク:6つの小さなピアノ曲op.19 
(3)ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ 
(4)プロコフィエフ:サルカズム(風刺)op.17 
(5)フォーレ:夜想曲第11番 嬰へ単調op.104-1
ヤン・ファンデ・ウェーヘ(P)
録音:2005年6月
暦上では20世紀であっても、1914年8月までは文化も覇権も実質的に19世紀
から連続していました。オーストリアの対セルビア宣戦布告とそれを受けた
帝政ロシアの総動員令、さらにロシアの総動員令を期にドイツ帝国は予ねて
から立案していたシュリーフェンプランを発動し、独陸軍の実に7/8にあた
る大軍団で西部国境の向うへと怒涛の進軍を開始したその時に19世紀は完全
に潰え、新しい激動の世紀に突入したといえるでしょう。その第1次世界大
戦前の束の間の平和な時期に花開いた彩り豊かな作品を絶妙の順で配したの
がこのアルバムです。ソロピアニストとしての活動に加え、室内楽、歌曲伴
奏でも主にフランドル地域で活躍しているファンで・ウェーへはリサイタル
である特定の時期の作品をプログラムに載せることで知られているというこ
とですが、難曲をそれと感じさせないテクニックと、重厚で陰影に富む音色
がとても魅力的な優れたピアニストです。

FUG 519 \1850
組曲のエスプリ(精神)
(1)マレ/ムクレ、S.ハリンク編:組曲「昔のフランスの古い踊り」 
(2)ストラヴィンスキー/ピアティゴルスキー、S.ハリンク編:
チェロとピアノのための「イタリア組曲」 
(3)トゥルニエ:
「イマージュ」第4組曲 a)魔法の鳥籠 b)雪の中でなる鐘 c)ロシア農民
の踊り 
(4)ファリャ/マレシャル&S.ハリンク編:
スペイン民謡組曲(全7曲中第2曲を除く6曲) a)ムーア人の衣装 b)アス
トゥリアス地方の歌 c)ホタ d)子守歌 e)うた f)ポーロ
デュオ・ハリンク
ソフィー・ハリンク(Hrp)、マリー・ハリンク(Vc)
ソフィーとマリーのハリンク姉妹の伸びやかで緻密なハープとチェロのアン
サンブルが上質な時の流れをきっと約束してくれるアルバムです。17、18世
紀のマレと、20世紀の作曲家の作品が収められていますが不思議なほど違和
感がないのはストラヴィンAスキーの作品が「プルチネッラ」の室内楽版で
あることと、その他の曲も穏やかな作風のものが集められているからでしょ
う。ベルギー楽壇で最も将来を嘱望されているチェリストのマリーと、ハー
ピストの枠を超え、「音楽家」として活躍の場を広げているソフィーの素晴
らしい実力を窺い知ることができる注目の一枚です。




<MIRARE>
MIR 028 \2300
フォーレ:
(1)レクイエム(1893年版)op.48 
(2)アヴェ・ヴェルム・コルプスop.65-1 
(3)アヴェ・マリアop.67-2 
(4)タントゥム・エルゴop.55
フォーレ/メサジェ:
(5)ヴレヴィユの漁師達のミサ(のちに小ミサ曲に改作)
アナ・クインタンス(S) ペーター・ハーヴェイ(Br)
ミシェル・コルボ(指)シンフォニア・ヴァルソヴィア
ローザンヌ声楽アンサンブル
昨年5月の東京国際フォーラムで開催された「ラ・フォルジュルネ」音楽祭
でも久々イに来日し、モーツァルトの声楽曲を指揮、その健在ぶりと感動的
な演奏でファンを魅了したコルボとシンフォニア・ヴァルソヴィアによる新
録音は、フォーレ。レクイエムのどこまでも澄み切った世界は、コルボが現
在いかに高い境地に達しているかを示すもの。ソプラノソロによるサンク
トゥスはまさに天上から降り注ぐような歌声、理想的なレクイエムの姿がこ
こにあります。のちに「小ミサ曲」として改作された「ヴレヴィユの漁師達
のミサ」も収録されているのが心憎いところです。録音も秀逸。





<AMBROISIE>
AMB 110 \2300
(1)シェーンベルク:浄夜(弦楽六重奏版)
(2)R.シュトラウス:メタモルフォーゼ(変容)
(1)デイヴィッド・グリマル(1Vn)、アクセル・シャッヒャー(2Vn)、
クリストフ・コルツェルスキ(Vl)、
マヤ・ラズーリー=コルツェルスキ(2Vl)、
フランソワ・サルケ(Vc)、アントワーヌ・レデリン(Vc)
(2)ル・ディソナンス
特に古楽に定評のあるアンブロワジーレーベルから、新ウィーン楽派好きに
はたまらないカップリングの二曲の登場です。「浄夜」は弦楽六重奏版、研
ぎ澄まされた官能的な音色に心がどうにかなってしまいそうな逸品にしあ
がっています。「メタモルフォーゼ」は、どちらかというとあたたかな音色
による音楽作りですが、得られる響きはこれまた至福のとろけ具合となって
います。この室内楽を率いるグリマルは、そのピンと張った音色と集中力に
は定評のあるヴァイオリニスト。彼の統率によるアンサンブルは一糸乱れぬ
完璧さです。録音も、弦の美しい響きをたくみにとらえたもので、さすが
様々な時代の楽器の様々な編成のものを録りつづけてきたアンブロワジーレ
ーベル、といったところです。




<Profil>
PH 07015 \2180
(1)ハイドン:ヴァイオリン協奏曲ト長調
(2)ミヒャエル・ハイドン:ヴァイオリン協奏曲変ロ長調
(3)モーツァルト:アダージョ ホ長調KV.261
ルーカス・ハーゲン(Vn & 指)カメラータ・ザルツブルク
ザルツブルクに生まれモーツァルテウムで学んだルーカス・ハーゲン。卒業
後もクレーメルについて学び、指揮者アーノンクールや作曲家リゲティから
も多大なる影響を受け、第1ヴァイオリンを務めるハーゲン四重奏団は現代
屈指の名カルテットとして広く知られるところです。7年に渡りヨーロッパ
室内管を率い、またアバド指揮のルツェルン祝祭管のメンバーとしても多彩
な活躍を繰り広げています。
このアルバムはこれまで室内楽録音が中心であった彼が、ソリストとしての
高い力量を示した意欲作。首席指揮者ノリントンのもとモダン楽器にピリオ
ド・アプローチを採用したスタイルによる精鋭アンサンブルをバックに、師
クレーメルのごとくヴァイオリンが鋭く切り込むさまはまことに清清しいか
ぎり。使用楽器はオーストリア国立銀行収蔵の、アントニオ・ストラディ
ヴァリ制作「Rawark」。



<MA Recordings>
M・A Recordingsは、録音の天才タッド・ガーフィンクル氏が1988年に設立。
修道院、教会や城といった自然な音響空間で、2本の特別なタッド氏手作り
のマイクだけを使うワンポイント録音が信条、しかもミキシング一切なし。
まさに真のピュアサウンドで高度のマイクセッティングが要求される天才芸
でございます。
「エメラルド・オーディオファイルCD」
より多彩な音で音楽を楽しむためMA Recordingsは、今回の新譜より「エメ
ラルド・オーディオファイルCD」で発売。「エメラルド・オーディオファイ
ルCD」とはダークグリーンの特殊加工のポリカーボネートで出来ています。
より正確なデータの読み込みを可能とし、解像度が通常CDより格段に向上し
ながら堅さのない自然な音質を提供できる高品質CD。XRCD並みのクオリティ
とも思われます。

M 073A \2800
国内仕様
エメラルドオーディオファイルCD
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 Vol.1
第1番ト長調 BWV1007、第2番ニ短調 BWV1008、第3番ハ長調 BWV1009
マーティン・ツェラー
(バロック・チェロ/使用楽器:シュタイナー1673年製)
スイス出身のチェリスト、マルチン・ツェラーによる名器シュタイナーで演
奏されたJ.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲。絹を撫でるような、魅力的な音色
で奏でられ、かつてない感動に包まれる演奏です。
マルチン・ツェラーはチューリッヒとロンドンの音楽院でチェロを学んだ後、
ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者の巨匠アウグスト・ヴェンツィンガーがスイスに
開いた「バーゼル・スコラ・カントルム」にてクリストフ・コワンにバロッ
ク・チェロをパオロ・パンドルフォにヴィオラ・ダ・ガンバを学ぶ。現在は
チューリッヒ音楽大学教授、ヒンデミット財団所属の音楽センターでバロッ
ク・チェロを教える。また、アンサンブル・ラ・キメーラのメンバーでMAレ
コーディグスからこの他にもいくつか録音があります。
使用楽器はドイツ・チロルの名器、ヤコブ・シュタイナーの1673年製。現在、
使用できる形で保存されている唯一の楽器です。ヤコブ・シュタイナー
(1621-1683)は、クレモナの製作者たちが有名になる以前、音楽家たちに
最も注目されていた製作家。膨らみが大きく、甘く、柔らかい音色が特徴
的です。



<BBC LEGENDS>
BBCL 4203 \2080
ステレオ
(1)バッハ:パルティータ ハ短調BWV.826
(2)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第16番 変ロ長調K.570
(3)ショパン:夜想曲第7番嬰ハ短調Op.27-1、同 第8番変ニ長調Op.27-2
(4)同:マズルカ第15番ハ長調Op.24-2
(5)ドビュッシー:組曲「子供の領分」
ミエチスワフ・ホルショフスキ(P)
録音:(1)-(4)1983年6月13日(5)1984年6月9日スネイプ、モールティングス
(オールドバラ音楽祭ライヴ)
既出の2枚(BBCL.4122、BBCL.4171)にも聴かれるようにほとんど奇跡のよ
うな音楽で、ピアノ・ファンから絶大な支持を集めるホルショフスキ。カザ
ルスとの運命的な出会いを経たのち、90歳を迎えるあたりから各地で行なっ
たライヴの数々は、かけがえのないものばかり。83年のオールドバラでのリ
サイタルは、スタジオ盤の平均律が名高いバッハに、直系の弟子ミクリに学
んだショパン、きらきらとした光を放つモーツァルトと、巨匠にとって不動
の作曲家の名前が並びます。さらに86年のプラド・ライヴでも弾いていたド
ビュッシー。ここでも幻のピアニストの至芸を存分にご堪能いただけます。

BBCL 4204 \2080
ステレオ
(1)チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」組曲、第2幕より
(2)ショスタコーヴィチ:
バレエ「ボルト」組曲 第1幕より序曲、官僚の踊り、間奏曲 / 第2幕より
御者の踊り
(3)ストラヴィンスキー:「バレエの情景」
ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー(指)BBC SO.
録音:(1)(2)1987年8月18日ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(ラ
イヴ) (3)1981年4月29日ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
(ライヴ)
チャイコフスキーは、組曲のほかに第2幕からの音楽も加えたオリジナルの
選曲。全曲録音も見事なものでしたが、ライヴはまた格別です。後年のロイ
ヤル・ストックホルム・フィルとの全曲盤でも知られる「ボルト」は社会主
義リアリズム路線の作品。人を喰ったような味わいはこの指揮者にしか出せ
ないものです。1980年代といえばロジェヴェンのまさに絶頂期。あまり耳に
する機会のないストラヴィンスキーも含めて、天才的手腕が遺憾なく発揮さ
れた内容となっています。

BBCL 4205 \2080
ステレオ
(1)クレンペラー:メリー・ワルツ
(2)ヴォーン・ウィリアムズ:トーマス・タリスの主題による幻想曲
(3)ラヴェル:スペイン狂詩曲
(4)ブラームス:交響曲第4番ホ短調
(5)ノヴァーチェク:常動曲
ストコフスキー
(1)-(4)ニュー・フィルハーモニアO. (5)ロンドンSO.
録音:(1)-(4)1974年5月14日(5)1964年9月21日ロンドン、ロイヤル・アルバ
ート・ホール(ライヴ)
クレンペラーが世を去った翌年に「オーケストラの魔術師」ストコフスキー
が、亡き巨匠の手兵ニュー・フィルハーモニアと行なったライヴ。音楽を楽
しく聞かせることにかけては他に並ぶもののいないサービス精神旺盛な彼の
こと。融通無碍なるブラームス、カラフルで爆発的なラヴェルとどれをとっ
ても満足度100パーセント。さらに巨匠を偲んで代表作メリー・ワルツを、
前プロの一曲目に取り上げているのが面白いところです。

BBCL 4206 \2080
ステレオ
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調KV.482
(2)同:ピアノ協奏曲第27番変ロ長調KV.595
(3)同:アダージョとフーガ ハ短調KV.546
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
(1)(2)ベンジャミン・ブリテン(指)イギリス室内O.
録音:(1)(3)1967年6月13日スネイプ、モールティングス(ライヴ) 
(2)1965年6月16日サフォーク、ブライスバラ・チャーチ(ライヴ)
巨人リヒテル、オールドバラにおける朋友ブリテンとの夢のようなモーツァ
ルト。ここに収められた内容はすべて“ブリテン・ザ・パフォーマー”
(BBCB.8005、BBCB.8010)としてリリース済みですが、廃盤のため長らく入
手難の状態が続いていました。ちなみに27番と同日にはシューマンの序奏と
アレグロ・アパッショナートも演奏されています(BBCL.4196)。

BBCL 4207 2枚組 \3180
モノラル
(1)ウォルトン:パルティータ
(2)ドビュッシー:交響詩「海」
(3)ラフマニノフ:交響曲第3番イ短調Op.44
(4)ヘンデル:「王宮の花火の音楽」組曲
(5)ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調Op.93
(6)ディーリアス:パリ、大都会の歌
(7)R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
コンスタンティン・シルヴェストリ(指)ボーンマスSO.
録音:(1)(2)1965年5月7日(3)1967年12月1日(4)1967年11月20日
(5)1966年12月6日(6)1967年3月2日(7)1967年1月5日
ボーンマス、ウィンターガーデン(ライヴ)
チェリビダッケと同じルーマニア生まれで、方向性こそ違うものの大胆なほ
どユニークな音楽というところが共通するシルヴェストリ。エルガー、チャ
イコフスキーほか(BBCL.4182)につづいて手兵ボーンマス響とのとってお
きのライヴ集が登場します。べったりと濃厚に歌い上げるラフマニノフ、キ
レた感じのベートーヴェン。そしてヘンデルやシュトラウスに聴く豪放なス
ケールなどにその個性が際立っています。

<NUOVA ERA>
NE224173 \1800
メノッティ:歌劇「テレフォン」
アンネ・ヴィクトリア・バンクス(ソプラノ)
ジャン・ルカ・リッチ(バリトン)
シルヴィア・コンスタンツォ(ピアノ)
パオロ・ヴァリエーリ指揮オーケストラ・ダ・カメラ・ディ・ミラノ
「テレフォン(電話)」1946年に作曲され1947年に初演されました。
結婚を申し込みに来た男の前で、女に次々にかかってくる電話。ついに男は
外に出て女に電話をかけ、結婚の承諾をとりつける。
※NE7122のジャケット装丁を変えての再発売アイテムです。
つきましてはNE7122は、廃盤と成ります。

NE224094 \1800
ドニゼッティ:歌劇「リータ」
アデリーナ・スカラヴェッリ(リータ)
ピエトロ・バッロ(ベッペ)
アレッサンドロ・コルベッリ(ガスパロ)
フェデリコ・アメンドーラ指揮シチリア・ダ・カメラ管弦楽団、合唱団
「リータ」一幕
些細な事で、亭主に張り手をかます程の気の強い宿屋の女将を弱気な亭主と
死んだはずの以前の亭主で賭けをして押し付けあうが、結局は元のさやに納
まってハッピーエンドという喜劇でドニゼッティの遺作。
冒頭のリータのアリア「Van la casa e l'albergo a gonfie vele(家も宿
屋もうまくいく)」が有名です、
※NE7045のジャケット装丁を変えての再発売アイテムです。
つきましてはNE7045は、廃盤と成ります。




<ANDROMEDA>
ANDRCD9009 \1150
シューマン:
(1)クライスレリアーナop.16 (1942年録音)
(2)謝肉祭op.9 (1943年録音)
(3)ピアノ・ソナタ第1番op.11 (1942年録音)
(4)ダヴィット同盟舞曲集op.6 (1942年録音)
(5)幻想曲 ハ長調op.17 (1947年録音)
(6)「トロイメライ」(「子供の情景」op.15から) (1938年録音)
ワルター・ギーゼキング(Pf)
1938−47ベルリンでの録音

ANDRCD9010 6枚組 \2650
クナッパーツブッシュ指揮ブルックナー:交響曲選集
ブルックナー:
(1)交響曲第3番
バイエルン国立歌劇場管弦楽団 1954年10月11日
(2)交響曲第4番「ロマンティツク」
ベルリン・フィル 1944年9月8日
(3)交響曲第5番
ウィーン・フィル 1956年6月
(4)交響曲第7番
ウィーン・フィル 1949年8月30日
(5)交響曲第8番
ベルリン・フィル 1951年1月8日
(6)交響曲第9番
ベルリン・フィル 1950年1月28日
指揮は全てハンス・クナッパーツブッシュ
数々のクナッパーツブッシュ演奏における復刻で定評あるGebhardtグループ
(Archipel,LivingStage,Walhall,Andromeda)が自信をもってお届けするブ
ルックナーの交響曲選集です。




<CARUS>
83.172 \1850
ヨハン・カスパル・フェルディナント・フィッシャー:作品集
(1)Concertus de Sancta Cruce
(2)Missa Sancti Dominici
(3)Litaniae Laureyanae VI
(4)Vesperae seu Paslmi Vespertini pro toto Anno
(5)IV Antiphonae pro toto Anno
ユルゲン・オックス指揮ラスタット・ホフカペレ 2006年10月録音
(1)以外は全てWorld premiere recording です。
ヨハン・カスパル・フェルディナント・フィッシャー(Johann Caspar
Ferdinand Fischer 1656-1746)ボヘミアで生まれ、ドイツで活躍。バーデン
辺境伯ルートヴィヒ=ヴィルムヘルムの宮廷楽長をつとめるました。ドイツ鍵
盤音楽の発展の上で重要な役割を果たした作曲家です。

83.176 \1850
ヨゼフ・スヴィデル(Jozef Swider)作品集
世界初録音!
ヨゼフ・スヴィデル:テ・デウム、宗教的合唱曲(14曲)
ヤン・ウカシェフスキ指揮ポーランド室内合唱団
ヨゼフ・スヴィデル(Jozef Swider 1630-ポーランド)
カトヴィツェ(ポーランド)、ペトラッシ(ローマ)の音楽大学で学び、現
在カトヴィツェ音楽大学で和声及び作曲技法の教授として後進の育成にあた
る、現代ポーランドを代表する作曲家の一人です。
本アルバムに収められた曲は、まったく難解では無く、美しい和声と郷愁を
覚える単旋律で構成された透明感ある楽曲ばかりです。

83.181
ゴットヴァルト編曲によるラヴェル、世界初録音含む!
カプレ、メシアン、ドビュッシー、ベルグ、ホリガー、
ワーグナー、マーラーの作品集(無伴奏合唱)
(1)ラヴェル:
「ため息」(「メラルメの3つの詩」より)「鐘の谷」(「鏡」より)
(2)カプレ:オラトリオ「イエスの鏡」より3曲
(3)メシアン:
「イエスの不滅性への賛歌」(「世の終わりの為の四重奏曲」より)
(4)ドビュッシー:「ため息」(「メラルメの3つの詩」より)
(5)ベルグ:
「ナイチンゲール」「室内にて」「夢に見た栄光」(7つの初期歌曲より)
(6)ハインツ・ホリガー:「Voglein Schwermut」、「秋」
(7)ワーグナー:「温室にて」、「夢」(ヴェーゼンドンク歌曲集より)
(8)マーラー:「私はこの世に捨てられて」(「最後の7つの歌」より)
マーカス・クリード指揮 SWRヴォーカル・アンサンブル、シュトゥツトガルト
2003-2006年録音
作品のテキストにおけるさまざまな言葉と音型を切り取り、それぞれの作曲
家にまつわるモチーフを足してコラージュ風に再配置し新しい容姿に生まれ
変わらせるゴットヴァルト独特の作曲(編曲)技法の妙に驚かされるアルバ
ムです。

<MEMORIES>
ME1084/6 3枚組
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」全曲
1975年8月4日ライヴ
カルロス・クライバー指揮
バイロイト祝祭管、
ブリリオート、リゲンツァ、モル、マクリントル、ミントン、
シュタインバッハ、ツェドニク、ヒルブラント他
伝説のクライバー・バイロイト音楽祭登場。74年、75年、76年と3年連続で出
演するも、これ以外の出演はありませんでした。DG盤ではモーツァルト歌いの
プライスにイゾルデ役を与えるという反則技でしたが、やはり当盤のような
演奏が聞きたいものです。全盛期のクライバーらしいエネルギー全開、炎の
ような情熱が全曲を貫く凄絶なライヴです。





<M&A>
“蟹のモントゥー“が新装化粧箱・曲目大幅追加
(チェルカスキー、クラウス、ソロモンがソリストで登場!)で復活
曲目詳細が分りましたので改めてご案内します。

M&ACD1192 13枚組 \15800
CD1 ベートーヴェン:
序曲「献呈式」1949年12月4日、
交響曲第5番 ハ短調「運命」1947年2月16日&1950年12月10日
「プロメテウスの創造物」アダージョ1944年12月17日
「フィデリオ」序曲1944年1月16日
「レオノーレ」序曲第3番1952年3月30日
CD2
モーツァルト:
「ドン・ジョヴァンニ」序曲1950年2月5日
交響曲第35番 ニ長調K.385「ハフナー」1946年3月24日
ピアノ協奏曲第12番 K.414第2、3楽章+ウィリアム・カペル1950年4月23日、
「魔笛」序曲1952年2月3日
「後宮からの逃走」序曲1945年4月21日 
グルック:「アウリドのイフィゲニア」序曲1945年1月21日
ハイドン:交響曲第88番 ト長調1945年1月21日
CD3
リヒャルト・シュトラウス:
交響詩「ドン・ファン」1949年1月29日
交響詩「死と浄化」1952年4月13日
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲル」1952年3月30日
「ばらの騎士」組曲1951年3月25日
CD4 ワーグナー:
「パルシファル」-前奏曲と聖金曜日の音楽1950年4月9日
「名歌手」第1幕前奏曲1947年11月16日
「名歌手」師弟たちの踊りと名歌手の入場1950年4月23日
「さまよえるオランダ人」序曲1951年2月11日
「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死1952年4月6日
CD5 ワーグナー:
「ワルキューレ」ヴォータンの別れと魔の炎の音楽1947年1月19日
「ジークフリート」森のささやき1947年1月19日
「神々の黄昏」ジークフリート、ラインへの旅1951年3月4日
「リエンツィ」序曲1950年2月5日
リスト:
交響詩「前奏曲」1950年4月16日
ハンガリー狂詩曲第2番1949年3月13日
CD6 ベルリオーズ:
「ローマの謝肉祭」序曲1946年12月8日
「トロヤヌス」前奏曲1945年11月18日
「キリストの幼時」より「エジプトへの逃避」序曲=2本のフルートとハープ
によるトリオ、1948年3月28日&1947年12月21日
「ファウストの劫罰」より「鬼火」、「妖精の踊り」、ハンガリー行進曲
1944年11月26日
「ロメオとジュリエット」より「序曲」、「ロメオ独り」、「カプレの祭り」
「愛の場面」1944年11月26日
序曲「海賊」1952年3月9日
CD7
メンデルスゾーン:
「フィンガルの洞窟」序曲1949年1月9日
交響曲第4番 イ長調「イタリア」1947年2月23日
「ルイ・ブラス」序曲1949年3月27日
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」1950年3月12日
ブラームス:
ワルツ集(ヘルツ編;管弦楽版) より第1,2,11,14,15番1949年3月27日
CD8
ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」序曲1952年4月6日
ブラームス:
交響曲第1番第2楽章1951年12月23日
悲劇的序曲1949年2月20日
トマ:「ミニョン」序曲1949年2月6日
デュカ:交響詩「魔法使いの弟子」1952年2月3日
メシアン:キリストの昇天1948年3月28日
シベリウス:悲しきワルツ1949年3月13日
ウェーバー:「オイリアンテ」序曲1950年1月29日
スーザ:星条旗よ永遠なれ1948年3月7日
CD9
ボロディン:「イーゴリ公」だったん人の踊り1951年12月23日
R=コルサコフ:
「クリスマス・イヴ」組曲1943年12月19日
「ロシアの復活祭」序曲1952年4月13日
スペイン奇想曲1952年3月2日
グラズノフ:バレエの情景1943年12月12日
ラフマニノフ:交響曲第2番より第2楽章&第3楽章1941年2月27日
CD10
フランク:
前奏曲、コラールとフーガ(ピエルネ編;管弦楽版)1944年12月3日
交響詩「贖罪」1952年4月13日
「プシシェ」組曲1944年12月3日、交響曲 ニ長調1946年4月7日
CD11
グレトリー:「セファールとクロシス」1947年2月16日
ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房」序曲1950年12月31日
マスネ:「フェードル」序曲1950年3月12日
ファリャ:「三角帽子」組曲1946年2月24日
ロッシーニ:「ウィリアム・テル」序曲1952年3月2日
ワーグナー:「タンホイザー」序曲1951年4月22日
レスピーギ:「ローマの噴水」1946年3月24日
CD12
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番第1楽章+ソロモン(P)1951年2月11日
シューベルト=リスト編:
さすらい人幻想曲+リリー・クラウス(P)1951年3月4日
チャイコフスキー:
ピアノ協奏曲第1番第1楽章+シューラ・チェルカスキー(P)1944年12月10日
ブラームス:
二重協奏曲より第1楽章+ナオム・ブリンダー(Vn)、ボリス・ブリンダー(Vc)
1947年12月7日
CD13
ウォルトン:「ファサード」組曲1950年2月26日
シューマン:交響曲第4番1952年3月9日

M&ACD1196 \1980
シューマン:ピアノ五重奏曲作品44、
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲作品81
アルトゥール・シュナーベル(P)+プロ・アルテSQ 1934年のHMV録音
良好なSPからの復刻です。EMIからの正規ライセンス盤

<M&A>
M&ACD1197 \1980
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ワルター指揮
ニューヨークフィル 1941年2月2日ライヴ
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ミトロプーロス指揮
ニューヨークフィル 
1948年10月24日ライヴ ヨゼフ・シゲティ(Vn)
シゲティ+ワルターという夢の組み合わせによるメンデルスゾーン。時には
音色が濁ったり、汚くなることも辞さない容赦のない追い込みが感激もので
す。過激なロマン主義といった趣きで、ワルターの雄大なバックも最高です。
ブラームスはかつてでたことのある演奏ですが、別音源です。ミトロプーロ
スの深い呼吸の中でシゲティの真摯なアプローチが闊達に響きます。いずれ
も名手マーストンによる復刻で、音質も当時としては極上です。

<SOMM>
SOMMCD 054 \2180
メンデルスゾーン(1809-1847):オルガン作品全集 Vol.5
前奏曲とフーガ ニ短調 Op.37 No.3(*)/ソナタ第5番ニ長調 Op.65(+)
フーガ ヘ短調(18.7.1839)(*)/フーガ ハ短調(11.1.1835)(#)
(トッカータ)ニ短調(断片)(**)/
同曲(ジェニファー・ベイト補筆完成版)(**)
アンダンテ ヘ長調(21.7.1844)(+)/アレグロ ニ短調(25.7.1844)(*)
アンダンテ ヘ長調(28.12.1844)(++)/アレグロ変ロ長調(31.12.1844)(##)
コラール ニ短調(26.1.1845)(+)/アンダンテ ニ長調(26.1.1845)(+)
フーガ ニ短調(27.1.1845)(+)/アレグロ・マエストーソ変ロ長調
(2.1.1845以前)(#)
ジェニファー・ベイト(オルガン)
録音:2003年11月12日、ロンドン・フリート・ストリート、テンプル教会(*)
2004年8月9日、ロンドン、マーガレット・ストリート、
オール・セインツ教会(+)
2004年10月8日、ロンドン、アッパー・ノーウッド、聖ジョン教会(#)
2004年9月29日、ドーセット州ウィンボーン、ウィンボーン修道院(**)
2004年7月30日、ロンドン、ベイズウォーター、聖マシュー教会(++)
2004年9月28日、ドーセット州ボーンマス、聖ステファン教会(##)

SOMMCD 058 \2180
アントニーン・トゥチャプスキー(1928-):
スターバト・マーテル(1989)(*)
カンタータ「マリア・マグダレーナ」(1991)(+)
パヴラ・アウニツカー(メゾソプラノ(*))
ロマン・ヤナール(バリトン(*))
日向野菜生(ソプラノ(+))
ヴラディミール・ヴァーレク(指揮(*))
チェコ放送交響楽団(*)
プラハ混声合唱団
ヤン・ステイエル(オルガン(+))
録音:1999年3月31日、芸術家の家
トスチャプスキーはブルノ大学で音楽学と音楽教育を修めながらヤナーチェク
音楽アカデミーで合唱指揮を学び、ヤナーチェクとノヴァークの弟子ヤン・ク
ンツに作曲を師事しました。オストラヴァ大学講師時代にオストラヴァ児童合
唱団とモラヴィア教員男声合唱団の指導者・指揮者として名声を高め、英国人
ソプラノ歌手と結婚し1975年ロンドンに移住、トリニティ・カレッジ・オヴ・
ミュージックの教授を務めました。

SOMMCD 059 \2180
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):オペラ「はかない人生」
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ:サルード)
パブロ・シビル(テノール:パコ)
ロサリオ・ゴメス(メゾソプラノ:祖母アブエーラ)
エミリオ・パヤ(バリトン:伯父サルバドール)
ジョゼフィーナ・ピュチセク(カルメーラ)
エルネスト・ハルフテル(指揮)
バルセロナ・オペラ交響楽団
カピーリャ・クラシカ・ポリフォニカ
録音:1954年、バルセロナ、音楽堂

SOMMCD 062 \2180
アーノルド、ランバート:ピアノ作品集
マルコム・アーノルド(1921-):
ソナタ ロ短調(1942)/2つの小品(1943)
ウクライナ民謡による変奏曲 Op.9(1944)
コンスタント・ランバート(1905-1951):
ソナタ(1929)/悲歌(1938)/3楽章の組曲(1925)
悲歌風ブルース(1927)
マーク・ベビントン(ピアノ)
録音:2005年8月23-24日、バーミンガム、シンフォニー・ホール




<NORTHERST CLASSICS>
NWC 211193(SACD-Hybrid) \2300
オーステンレイク&オーステンレイク
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):オーボエのための作品集
様々な楽器のための練習曲集(1739)から ソナタ ホ短調
6つのカノン風ソナタ Op.5(1738)から 第3番ニ長調 TWV40:119
無伴奏フルートのための12の幻想曲 から 第3番ロ短調
「忠実な音楽の師」(1728)から ソナタ イ短調
ソナタ第1番ト長調 TWV40:118(6つのカノン風ソナタ Op.5 から;1738)
無伴奏フルートのための12の幻想曲 から 第2番イ短調
様々な楽器のための練習曲集(1740)から ソナタ変ホ長調
パウリーネ・オーステンレイク(オーボエ)
リヒテ・ファン・デル・メール(チェロ)
マイク・フェントロス(テオルボ)
シーベ・ヘンストラ(チェンバロ)
録音:2002年11月、2005年4月、オランダ、レンスウォウデ、改革教会
パウリーネ・オーステンレイク(1967-)はズウォレ国立音楽院とアムステル
ダム・スウェーリンク音楽院で学んだオランダのオーボエ、オーボエ・ダモ
ーレ、イングリッシュホルン奏者で、現在ハーグ・レジデンティー管弦楽団
の首席オーボエ奏者を務めています。古楽にも造詣が深く、当盤でもモダー
ン楽器を使用しながら、ピリオド楽器の名手たちとともに、まったく違和感
無く自由闊達なテレマンを聴かせてくれます。一部の曲では2つのオーボエ・
パートが多重録音されており、アルバム・タイトルはそのことを反映してい
るようです。

NWC 412152(SACD-Hybrid) \2300
マレイン・シモンス(1982-):シークレット・ノーツ
ヴァイオリン協奏曲第2番「シークレット・ノーツ」Op.19(*)
A Tí Te Toca(2台のピアノと管弦楽のための)Op.23(+)
交響曲第1番 Op.26(#)
マレイン・シモンス(ヴァイオリン(*))
ジェイムズ・マクミラン(指揮(*))
オランダ放送室内管弦楽団(*)
アンナ&イネス・ヴァラホフスキ(ピアノ(+))
マルクス・R・ボッシュ(指揮(+))
アーヘン交響楽団(+)
マルティン・ジークハルト(指揮(#))
アルンヘム・フィルハーモニー管弦楽団(#)
録音:2005年2月、オランダ、ユトレヒト、フレーデンブルフ音楽センター(*)
2004年12月、ドイツ、アーヘン、エウログレス(+)
2005年4月、オランダ、ナイメヘン、デ・フェレーニヒング(#)
4歳で作曲を始め10歳で最初の弦楽四重奏曲を完成させた天才にして、ヴィル
トゥオーゾ・ヴァイオリニストとしても知られるオランダのマレイン・シモ
ンス。その二つの才能を共同させた(*)は指揮者エサ・ペッカ・サロネンの委
嘱により作曲され、2002年にシモンスのソロ、サロネン指揮ロサンゼルス・
フィルハーモニック・ミュー・ミュージック・グループにより初演されまし
た。(+)(#)は初演を収録したもの。(+)のタイトルはスペイン語で「今度は君
が弾く番だよ」という意味だそうです。





<ARS PRODUKTIO>
ARS 38450 2枚組 \2180
【特別価格】
ライン・ドイツ歌劇場の五十年 1956-2006
R・シュトラウス:「ナクソスのアリアドネ」から Grossmachtige Prinzessin
イルゼ・ホルヴェーク(ソプラノ:ツェルビネッタ)
アルノルト・クヴェンネット(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音:1956年10月17日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
ヴェルディ:「リゴレット」から
Gleich sind wir beide - Tochter! Mein Vater(第1幕)
ハインツ・イムダール(バリトン:リゴレット)
アンネリーゼ・ローテンベルガー(ソプラノ:ジルダ)
不明(メゾソプラノ:ジョヴァンナ)
アルベルト・エレーデ(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団 録音:1957年、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
ヴェルディ:「マクベス」から
Den vollen Becher lasst froh uns heben(第2幕、宴会の場面)
アストリッド・ヴァルナイ(ソプラノ:マクベス夫人)
ハインツ・イムダール(テノール:マクベス)
アルベルト・エレーデ(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団 録音:1957年11月17日、
デュッセルドルフ・ライン歌劇場
R・シュトラウス:「ばらの騎士」から
Sei er doch gut Quinquin - Mein schoner Schatz(第1幕)
ヒルデ・ツァーデク(ソプラノ:元帥夫人)
ハンナ・ルートヴィヒ(メゾソプラノ:オクタヴィアン)
アルノルト・クヴェンネット(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音:1958年2月2日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
ヴェルディ:「アイーダ」から Als Sieger kehre heim !(第1幕)
イングリット・ビョーナー(ソプラノ)
アルノルト・クヴェンネット(指揮)
デュイスブルク・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1963年2月14日、デュイスブルク劇場
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」から Leb wohl mein Sohn
(ボリスの死)
マルッティ・タルヴェラ(バス:ボリス)
ブリギッテ・デュルラー(ソプラノ)
アルノルト・クヴェンネット(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音:1967年9月21日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
プッチーニ:「トスカ」から
Ah! Franchigia a Floria Tosca - Com'e lunga l'attesa !(第3幕)
ハナ・ヤンク(ソプラノ:トスカ)
ウィリアム・ホリー(テノール:カヴァラドッシ)
カール・フュリングス(バリトン:シャッローネ)
ヴォルフ・アッペル(テノール:スポレッタ)
ジュゼッペ・パタネ(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音:1970年6月30日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
ロッシーニ:「チェレネントラ(シンデレラ)」から
Nacqui all'affano - non piu mesta(第2幕)
ユリア・ハマリ(アルト:アンジェリーナ)
アルベルト・エレーデ(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
ライン・ドイツ歌劇場合唱団
録音1974年3月17日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
ドヴォルジャーク:「ルサルカ」から Silberner Mond(第1幕)
ヒルデガルト・ベーレンス(ソプラノ)
ペーター・シュナイダー(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音:1975年1月22日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
レオンカヴァッロ:「道化師」から Si puo ? Si puo ?(プロローグ)
ユージン・ホームズ(バリトン)
Hector Urbon(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音:1977年7月13日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
プッチーニ:「ボエーム」から
D'onde lieta usci - Dunque e poprio finita ?(第3幕)
リリアン・スキス(ソプラノ:ミミ)
ゲオルギー・チョラコフ(テノール・ロドルフォ)
ナルシン・アザルミ(ソプラノ:ムゼッタ)
ユージン・ホームズ(テノール:マルチェッロ)
アルベルト・エレーデ(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音1979年11月21日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
ヴォルフガング・フォルトナー(1907-1987):「血の婚礼」から
Dein Vater nahm mich mit
マルタ・メードル(ソプラノ:母)
ウド・ボドニク(テノール:花婿)
ハンス・ヴァラート(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音:1987年2月8日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
プッチーニ:「トスカ」から Tre sbirri, una carozza - Te deum(第1幕)
ゼノン・コスノフスキ(バリトン:スカルピア)
ヴィルヘルム・リヒター(テノール:スポレッタ)
ヤノス・クルカ(指揮)
録音:1992年6月
マスネ:「マノン」から Toi ! Vous ! - Oui, c'est moi !(第3幕)
アレクサンドラ・フォン・デア・ヴェート(ソプラノ:マノン)
セルゲイ・ホーモフ(テノール:デ・グリュー)
バルド・ポディチ(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音:2003年3月30日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
モンテヴェルディ:「ウリッセの帰還」から Io viddi per vendetta(第1幕)
マリセッレ・マルティネス (ソプラノ:ミネルヴァ)
タッシス・クリストヤニス(テノール:ウリッセ)
アンドレアス・シュテーア(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音:2003年6月18日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
レオンカヴァッロ:「道化師」から
Qual fiamma avea nel guardo - Stridono lassu(鳥の歌)
ナターリャ・コヴァロワ (Vogellied der Nedda) ジョン・フィオーレ(指揮)
デュイスブルク・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2003年6月6日、デュイスブルク劇場
プッチーニ:「外套」から Nulla ! Silenzio(フィナーレ)
ゴードン・ホーキンズ(バリトン:ミケーレ)
アンゲロス・シロス(テノール:ルイジ)
テレーゼ・ヴァルトネル(ソプラノ:ジョルジェッタ)
ジョン・フィオーレ(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音:2003年10月17日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
トマ:「ハムレット」から
A vos jeux, mes amis - Et maintenant ecoutez ma chanson !(第4幕)
マルリス・ペーターセン(ソプラノ:オフィーリア)
アレグザンダー・ジョエル(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
録音:2006年3月29日、デュッセルドルフ・ライン歌劇場
デュッセルドルフのライン・ドイツ歌劇場の創立50周年を記念するライヴ録
音集。2枚組で1枚分の価格です。

<DELTA CLASSICS>
DCCA-0031 \2415
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」(ピッチ修正版)
(ボーナストラックとして、ピッチ未修正の第1楽章付き)
(16-20,Dec,1944)
フルトヴェングラー
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
フルトヴェングラーの復刻を続けている弊社に、以前から「ウラニアのエロ
イカ」の復刻を要望される問い合わせがお客様からありました。
今回、満を持して「ウラニアのエロイカ」を出来るだけLPに近いデザインで
マニアックに拘って作ってみました。
その内容は、ジャケット、裏面、レーベル面(盤面)を出来るだけオリジナ
ルに近い形でデザインし尚且つ、紙ジャケット仕様にして、高価で入手が難
しいオリジナルLPをお手軽に持っているような擬似感覚に近いものにしてみ
ました。多分、弊社のような超インディーズ・レーベルで紙ジャケを発売す
るのは初ではないでしょうか?
勿論デザイン・外観以外にも拘りました。結局のところピッチを修正するか、
そのままにするかかなり悩みましたが、圧倒的に修正での発売を希望するお
客様からのご意見が多かった為、全楽章ピッチを修正し、ボーナストラック
として、未修正の1楽章を収録しました。
音質は、42年の第9(DCCA-0004-5)やバイロイトの第9(DCCA-0029)などで
大変好評を得ている「第2世代復刻」技術を注入、オリジナルLPにある盤面ノ
イズ(バチバチ音)を可能な限り排除し、今まで耳障りだったノイズを気に
することなく存分に「ウラニアのエロイカ」を堪能できます。
限定盤ではありませんが、在庫切れになった場合紙ジャケットなので再プレ
ス(追加製造)まで日数が通常時よりもかなり掛かる事が予想されておりま
す。繰り返しになりますが、オリジナルに近い形でデザイン製造しています
が100%オリジナルを再現しているわけではありません。ご注意下さい。

楽天ブックストップページ

modoru