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<クラシック・輸入盤新譜情報 06−12>
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

★★★グッディーズ・オリジナル企画・第3回発売★★★
SPレコードを生で聴くすばらしさを多くの方に感じてもらいたい!という思い
から、当店で独自に復刻した音源をCD-Rにて販売いたします。
当店の復刻CD-Rのマスターは、真空管オーディオの専門家で、SP復刻にかけて
は一家言をお持ちの、新 忠篤氏の協力を得て製作しております。
氏の自作直熱管フォノイコライザを使用して行われる復刻は、これまでの復刻
ものとはまったく違った音質でSPが再現されます。かつてこれほどまでに鮮度
の高いSPの再生ノイズがCDに刻まれたことは無かっただろうというノイズの中
に、これまでは聴くことが出来なかった演奏家の細やかな息遣いを聴き取るこ
とが出来ます。SP復刻は、世界中で様々の専門化がそれぞれの見識で行ってお
り、どれが最高とは決して言うことは出来ませんが、これまでにない鮮度の高
い復刻をお届けできたのではと思います。

●SPレコード本来の音を追求したダイレクト・トランスファー CD-R
SPレコードの真の音は残念ながら、これまで市販された復刻CDではなかなか聴
くことができません。それはSPレコードの音ミゾに刻まれた音声信号を拾い出
すプロセスで、重要な情報が失われているからです。このCD-Rシリーズは復刻
プロセスを最短にしてSPレコードのありのままをお届けするダイレクト・トラ
ンスファーです。LPとは比較にならない強大な音響勢力を持つSPレコードのた
めに、専用のカスタムメイド真空管式フォノイコライザをの使用しています。
またノイズ除去と共に失われる音楽情報に最も気を配り、一切のノイズリダク
ションを排除してあります。従来のSP復刻CDよりノイズの量は多くなりますが、
ノイズの奥に演奏者の確かな息づかいが聴き取れます。プレスCDより音の鮮度
の点で優位と判断し、CD-Rを採用しました。収録はSPレコード3枚から5枚の
初発売時のアルバム単位を基本としています。
ケースには録音データ(オリジナル・レコード番号、マトリクス番号、テイク、
録音年月日等)を記載してありますが、曲目解説はありません。

●発売予定:第3回 10タイトル 2006年11月中旬以降
●価格:各1枚 \1500(税込) お取り扱いは当店のみとなります。

■ご注意
CD-Rを使用していますので、再生機器によっては再生が出来ない場合もござい
ますので、ご了承下さい。
編集作業を一切行っておりませんので、曲はつながっていません。1トラックは
SP盤片面分となります。トラック間の空白部分は統一されていません。
リードアウト部分の短い盤は、終わりの部分のノイズが入る場合があります。
また、録音時に原盤に混入したノイズが大きく再生されることもございますが、
一切修正をしておりません。

78CDR-1020
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
(カデンツァ:レオナール)
アンリ・メルケル (ヴァイオリン)
ウジェーヌ・ビゴー指揮
コンセール・ラムルー管弦楽団
仏 DISQUE "GRAMOPHONE" W1508/12
(1941年11月10-11日パリ、アルベール・スタジオ録音)
アンリ・メルケル (1897-1969)はスペイン交響曲やサン=サーンス:ヴァイオ
リン協奏曲第3番のSPレコード録音で知られているフランスのヴァイオリニス
ト。1929年からパリ音楽院管弦楽団のコンサートマスターを勤めた後ソリス
トに転向した。このベートーヴェンはフランスがドイツの占領下だった1941
年11月の録音である。フランスの名ヴァイオリニストだったレオナール
(1819-1890)のカデンツァが聴ける唯一のレコードであろう。レオナールは
ティボー (1880-1953)、フレッシュ (1873-1944)、エネスコ (1881-1955)を
弟子に持った名教師マルシック (1848-1924)の師にあたる。

78CDR-1021
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
(カデンツァ:フーベルマン)
ブロニスワフ・フーベルマン (ヴァイオリン)
イッサイ・ドブローウェン指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
英 COLUMBIA LX494/6
(1934年6月14日ウィーン録音)
ブロニスワフ・フーベルマン (1882-1947)はポーランドのヴァイオリニスト。
6歳よりヴァイオリンを学び、1892年10歳の時ベルリンに出て大ヴァイオリニ
スト、ヨアヒム (1831-1907)の下で8ヵ月学び、師のヨアヒムの指揮でデビュ
ーした。その後ヨーロッパ各地で演奏し天才少年として名を高めた。名ソプ
ラノ、アデリナ・パッティ (1843-1919)が彼の演奏を聴いて感心し、ウィー
ンで1895年に開かれた「パッティ告別演奏会」に招かれ演奏した。また同年
ブラームスのヴァイオリン協奏曲を作曲家の前で弾いて驚かせたという逸話
もある。フーベルマンは活動拠点をウィーンに置き演奏会を開きながら子弟
の育成をした。1933年にフルトヴェングラーからベルリン・フィルの独奏者
として招かれたとき、書簡でナチ専制国では演奏する意思のないことを表明
した。1935年にはパレスチナを訪問しドイツを追われたユダヤ系の音楽家の
ためにオーケストラを組織した。それが現在のイスラエル・フィルである。
このSPレコードの生々しい演奏を聴くとフーベルマンが当時のヨーロッパの
聴衆に受け入れられたのがよく理解できると思う。
※復刻に使用した盤の第1面が他の面に比べて状態が良くないため、ノイズ
が多めになっています。

78CDR-1022
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219
(カデンツァ:ヨアヒム)
ヨーゼフ・ヴォルフシュタール (ヴァイオリン)
フリーダー・ヴァイスマン指揮
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
英 PARLOPHONE E10921/4 (原録音: 独 ODEON O-7635/8)
(1928年 9月15日&19日ベルリン録音)
ヨーゼフ・ヴォルフシュタール (1899-1931)はウクライナのレンブルク (現
リヴォフ) に生まれた。1912年13歳の時ベルリンの名教師カール・フレッシュ
(1873-1944)につき厳格な指導を受け、3年後にデビュー。フレッシュは彼を
オーケストラに入れることにし、ゲオルグ・クーレンカンプ (1898-1943)の
後任としてブレーメン・フィルのコンサートマスターに就いた。1921年には
スウェーデンのオーケストランのコンサートマスターを務めた後、1922年か
らフレッシュのアシスタントとしてベルリンで後進の指導にあたった。1928年
オットー・クレンペラー (1885-1973)がベルリンのクロル・オペラの指揮者
に就任した時、彼をコンサートマスターに招いた。1930年11月にインフルエ
ンザに感染、それをこじらせて翌1931年2月、32歳で他界した。レコード録音
は機械式録音の後期1925年と電気式録音初期1928年にベートーヴェン:ヴァイ
オリン協奏曲をドイツ・ポリドールに録音している。このモーツァルトは
ベルリン・クロル・オペラのコンサートマスター就任の頃のもので、この曲
の世界初録音だった。透明で銀色に光るヴァイオリンはSPレコード・ダイレ
クト・トランスファーだけで聴くことができる。

78CDR-1023
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
(カデンツァ:ピエルネ)
マルグリット・ロン(ピアノ)
フィリップ・ゴーベール指揮パリ交響楽団
米 COLUMBIA 68566D/68D (原録音: 仏 COLUMBIA LFX408/10)
(1935年12月13日パリ録音)
マルグリット・ロン (1874-1966)はフランスのニームに生まれた。17歳でパ
リ音楽院の一等賞を得た後、1893年19歳でコンサート・デビュー。1906年32
歳で母校パリ音楽院の教授に就任した。弟子にはサンソン・フランソワ
(1924-1970)、イヴォンヌ・ルフェビュール (1898-1986)、リュセット・デ
カーヴ (1906-)、ジャン・ドワイヤン (1907-1982)、ジャック・フェブリエ
(1900-1979)、ニコール・アンリオ=シュワイツァー (1925-)等初期LPの時代
に活躍した人がいる。1943年ヴァイオリニストのジャック・ティボー (1880-
1953)と共に若い優秀な音楽家を発掘する国際音楽コンクールをパリに創設し
た。ロンは高名な割に録音が少ない。2006年のモーツァルト生誕250年にSP
録音のモーツァルトを復刻した。SP原盤に小傷が多いのをご容赦願いたい。

78CDR-1024
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64
フリッツ・クライスラー (ヴァイオリン)
サー・ランドン・ロナルド指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
英 HIS MASTER'S VOICE DB2460/62
(1935年4月8日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
フリッツ・クライスラー (1875-1962)はウィーン生まれの20世紀前半に活躍し
た大ヴァイオリニスト。メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は電気録音初
期の1926年に録音していたが、これはクライスラーが60歳の時の2回目の録音。
指揮者のサー・ランドン・ロナルド (1873-1938)はロンドン生まれ。ベルリナ
ーの平円盤レコードの黎明期から、当時ピアニストとして務めていたロンドン
のコヴェントガーデン・オペラに出演した大歌手たちにレコード録音を薦めた
功労者でもある。1909年にロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団の指揮者と
なり、機械式録音の時代にも多くの録音を残している。電気録音になってから
は協奏曲の指揮をとり、コルトー (1877-1962)とシューマンのピアノ協奏曲を
1924年(機械式録音)、1927年と1934年の3回録音している。


78CDR-1025
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調作品30-1
ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調作品96
フリッツ・クライスラー (ヴァイオリン)
フランツ・ルップ (ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE DB3296/3301
(1936 2月4日=第6番,6月19日=第10番ロンドン, アビー・ロード第3スタジ
オ録音)
フリッツ・クライスラー (1875-1962)は1935年と1936年にベートーヴェンの
ヴァイオリン・ソナタ全10曲を録音した。これらはSPレコード27枚で "ベー
トーヴェン・ヴァイオリン・ソナタ・ソサイエティ" として4巻のアルバムで
発売された。この第6番と第10番は第4巻にあたる。ここでのクライスラーは
楽譜に書かれた一つ一つの音に生命の息吹が込めて音楽を創りあげている。
さすがに60歳の大演奏家の芸術と言える。

78CDR-1026
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第42番イ長調 K.526
ユーディ・メニューイン (ヴァイオリン)
ヘフツィバー・メニューイン (ピアノ)
仏 DISQUE "GRAMOPHONE" DB2057/8
(1933年9月29日パリ、アルベール・スタジオ録音)
ユーディ・メニューイン (1916-1999)はニューヨーク生まれ、サンフランシ
スコに移り3歳からヴァイオリンを習いシグムンド・アンカー、ルイ・パーシ
ンガー (1887-1966)に師事した。1924年6歳の時アルフレッド・ヘルツ
(1872-1942)指揮サンフランシスコ交響楽団でラロのスペイン交響曲を弾いて
デビュー、神童として評判になった。その後パリでジョルジュ・エネスコ
(1881-1955)、ドイツでアドルフ・ブッシュ (1891-1952)の手ほどきをうけ
た。1928年には12歳で初レコード録音を行い、同年ベルリンでブルーノ・ワ
ルター (1876-1962)指揮ベルリン・フィルでバッハ、ベートーヴェン、ブラ
ームスの "3大B" のヴァイオリン協奏曲を弾いた。このモーツァルトは17歳
の録音。ピアノは妹のヘフツィバー・メニューイン (1920-1981)で当時彼女
は13歳だった。この屈託のない生き生きとした演奏を聴いているとモーツァ
ルトの生き写しのように思えるから不思議だ。

78CDR-1027
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第40番変ロ長調 K.454
マグダ・タリアフェロ (ピアノ)
ドゥニーズ・ソリアーノ (ヴァイオリン)
英 COLUMBIA DX856/7 (原録音:仏 PATHE PAT84/5)
(1937年4月22日&1938年5月11日パリ録音)
マグダ・タリアフェロ (1893-1986)はブラジル生まれのピアニスト。サンパ
ウロ音楽院を経て1906年13歳でパリ音楽院に入り、9カ月後に一等賞を得た。
その後コルトー (1873-1962)に師事した。ソリストとしての活動だけでなく
ジャック・ティボー (1880-1953)、ジュール・ブーシュリ (1878-1962)、パ
ブロ・カザルス (1876-1973)などの弦楽器奏者、エドゥアール・リスレル
(1873-1929)、ガブリエル・フォーレ (1845-1924)らとピアノ・デュオを組ん
だこともある。ヴァイオリンのドゥニーズ・ソリアーノ (1916-)はエジプト
のカイロ生まれ。パリ音楽院でジュール・ブーシュリ (1878-1962)に師事し
た。ブーシュリのクラスは女流ヴァイオリニストを多く輩出している。ソリ
アーノは音楽院でブーシュリ教授の助手を務め、1958年に結婚しブーシュリ
夫人となった。タリアフェロとは1934年に録音したフォーレのヴァイオリン
・ソナタ第1番 (仏 PATHE) があり、1934年の第1回ディスク大賞をとった。

78CDR-1028
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調作品24「春」
J.S.バッハ: アダージョ・マ・ノン・トロッポ
ジョアン・マッシア (ヴァイオリン)
ブランシュ・セルヴァ (ピアノ)
仏 COLUMBIA LFX105/8
(1929年3月13日&1930年6月2日=ベートーヴェン、1929年1月2日=バッハ、
マドリッド録音)
ピアノのブランシュ・セルヴァ (1884-1942)はパリ音楽院で学び、1895年に
11歳で一等賞を得た。13歳でコンサート・デビューした後スコラ・カントル
ム音楽院でヴァンサン・ダンディ (1851-1931)のクラスで作曲を学んだ。
1902年から同校で教鞭をとるようになり、彼女の死の1942年までつづいた。
ジョアン・マッシアはカタロニア出身のヴァイオリニスト。1923年からセル
ヴァとデュオを組み演奏活動を始めた。セルヴァは1930年11月のコンサート
中に卒中に襲われステージ活動を離れた。78CDR-1012のフランク:ヴァイオ
リン・ソナタイ長調と共に希少SPレコードの復刻である。

78CDR-1029
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタニ長調作品1-13
ミシェール・ブーシノー (ヴァイオリン)
モーリス・フォール (ピアノ)
仏 PATHE PDT 246/7
(1951年6月16日パリ、アルベール・スタジオ録音)
ミシェール・ブーシノー (1929-)はパリ音楽院で名教授ジュール・ブーシュ
リ (1878-1962)に師事し、1953年のロン=ティボー国際コンクールのヴァイ
オリン部門で入賞した。この年のコンクールの創設者のジャック・ティボー
(1880-1953)が審査員を務めた最後の年になった。同年の9月に東南アジア
から日本に向かう飛行機の事故でティボーは73歳の命を落としたからだ。
コンクールの審査員の一人だったダヴィッド・オイストラフ (1908-1974)は
ブーシノーをソ連政府を説得し助手にした。この録音はコンクールの2年前の
ものでSPレコード末期の貴重なもの。ブーシノーのSPはこのヘンデルだけで
LP時代の録音もごく僅かしかない。ジョルジュ・プレートル指揮のサン=サ
ーンス:死の舞踏(EMI)の中でソロを聴くことができる。

<Deutsche Grammophon>
4776225 \1850 ※番号価格変更 4776327 2枚組 \2280
《ニューイヤー・コンサート2007》
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ズービン・メータ
録音:2007年1月 ウィーン〈ライヴ〉
毎年恒例のウィーン・フィルによるニューイヤー・コンサートは世界46ヶ国で
テレビ中継され、世界中の何百万という人々と共に喜びと期待をもって新しい
年を迎える風物詩として定着しています。
2003年アーノンクール、2004年ムーティ、2005年マゼール、2006年ヤンソンス
と続いてきたドイツ・グラモフォンによる、ウィーン・フィルハーモニー管弦
楽団のニューイヤー・コンサート。2007年は、1990年、1995年、1998年に続き
4回目となる円熟の巨匠ズービン・メータ(Zubin Mehta、1936年4月29日生、
インド)が登場します。

4776378 \1850
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
(ドリトリ・シトコヴェツキによる弦楽三重奏編曲版)
ジュリアン・ラクリン(ヴァイオリン)
今井信子(ヴィオラ)
ミッシャ・マイスキー(チェロ)
世界初録音
録音: 2006年2月 ドレスデン
シトコヴェツキが弦楽三重奏に編曲し、グレン・グールドに捧げたゴルトベル
ク変奏曲。クラヴィーア曲である原曲の異なった音域をそれぞれの楽器に受け
持たせたこの編曲は、必要とされる技巧が非常に高く、その音楽性とともにア
ンサンブル能力が試される難曲です。
ラクリン、今井という名手とともに表情豊かで隙のないアンサンブルを繰り広
げています。
マイスキーは1984年にオルフェオ・レーベルに編曲者のシトコヴェツキ(ヴァ
イオリン)、ジェラール・コセ(ヴィオラ)とともに同曲を録音しています。
翌年収録のLDも発売されていました。マイスキーにとっては再録音となります。

4776534 2枚組 \1980
ポートレイト・オブ・アーティスト
ギドン・クレーメル「The Many Musics of Gidon Kremer」
今日もなお精力的な活動が目覚しい<ヴィルトゥオーソ>ギドン・クレーメル。
最高のパートナー(アルゲリッチ、バーンスタイン、グリンデンカ、マイスキ
ーetc)を迎え展開されたこれまでの古典から現代作品に至る彼の幅広いレパ
ートリーの一部を2CDにセレクト。25分に及ぶボーナス・トラックでは手兵
「クレメラータ・バルティカ」とのライブ演奏も収録(初出)。

4776231 \1850
「アリア・カンティレーナ」
チャピー:サルスエラ《セベデオの娘たち》から『とらわれ人の歌』
マスネ:歌劇《ウェルテル》から『手紙の場』 「ウェルテル…ウェルテル…
だれに言い当てることができたでしょう」
オッフェンバック:歌劇《ホフマン物語》から ロマンス「見たまえ、わな
なく弓の下で―それが愛かい、愛の勝利かい!」
ロッシーニ:歌劇《シンデレラ(チェネレントラ)》から「私は苦しみと涙
のために生まれ」
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ 第5番から アリア
オッフェンバック:喜歌劇《ジェロルスタイン女大公殿下》から「担え銃!」
―「皆さんは危険がお好きで―ああ、私、軍人さんが好きなのよ」
ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》から「愛する彼のために」
モンサルバーチェ:カタロニア民謡によるマドリガル『鳥の歌』
シュトラウス:楽劇《ばらの騎士》から「マリー・テレーズ!」―「私が誓
ったことは」
「夢なのでしょう」
エリーナ・ガランチャ(メッゾ・ソプラノ) 
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団&合唱団 
指揮:ファビオ・ルイジ
録音:2006年7月、ドレスデン
メッゾ・ソプラノのニュー・スター、エリーナ・ガランチャのDGソロ・デビュ
ー。柔軟なコロラトゥーラと豊かなレガート!メッゾ・ソプラノのレパートリ
ーの要とソプラノのレパートリーも収録。1976年ラトヴィアのリガで音楽一家
に生まれる。1996年リガのラトヴィア音楽アカデミーに入学。卒業後、ドイツ
のマイニンゲン歌劇場に参加。1998年ウィーンとアメリカで勉強を始め、
1999年フィンランドのミリアム・へミン国際声楽コンクールに優勝。2000年ラ
トヴィア・グレート・ミュージック・アワード受賞。フランクフルト歌劇場に
移籍。2001年BBCカーディフ・シンガー・オブ・ザ・ワールド・コンクール最
終選考進出。ソロ・レコード・デビュー。2003年以降、ウィーン国立歌劇場、
ザルツブルク音楽祭など、世界の主要な舞台で活躍を続けている。日本では
2003年の新国立劇場「ホフマン物語」でニクラウス役を演唱した。
「音楽界が常に新しい才能あるアーティストを送り出してくれるというのは、
なんと素晴らしいことだろう。その中でも特別なのが、ラトヴィア人のメッ
ゾ・ソプラノ歌手エリーナ・ガランチャである。彼女はオペラの舞台やコン
サート・ホールではすでに重要な位置を占めている。彼女は非常に才能があ
り、優れたヴォーカル技術を持ち、自分の才能を伸ばすための正しいレパー
トリーを選んでいる。これは彼女の輝かしい将来を保証するものである。」
マリス・ヤンソンス

4776418 \1850
ヨゼフ・ミスリヴェチェク(1737-1781):
「イル・ディヴィーノ・ボエーモ」
序曲 イ長調/シンフォニア ヘ長調
ハ長調/ト長調/変ホ長調/ハ長調
小協奏曲 変ホ長調 第1番
コンチェルト・ケルン
音楽監督・リーダー:ヴェルナー・エールハルト
録音:2004年2月 ケルン
モーツァルトに多大な影響を与えた「超人的ボヘミアン」のシンフォニア集!
ミスリヴェチェクはチェコ出身でイタリアで活躍したオペラ作曲家。1763年に
ヴェネツィアに留学し、オペラの作曲で成功。トリノ、ローマ、ヴェネツィア、
ボローニャ、フィレンツェ、ミラノなど、イタリア各地の大劇場から作曲を依
頼される。彼の名をうまく発音できなかったナポリの人々は彼を「超人的な
(神々しい)ボヘミア人」(Il divino boemo)と呼んだ。名声はヨーロッパ
各地に広がった。
1770年にボローニャにてモーツァルトと出会い、モーツァルトに大きな影響を
与えた。モーツァルトはしばしば私信の中で彼を賞讃しているし、現在、モー
ツァルトならではのリズムと考えられている数々のイディオムは、そのほとん
どがミスリヴェチェクの発案によるもの。

4776552 \1850
The Painted Veil(原題)オリジナル・サウンドトラック
[1] ザ・ペインティドゥ・ヴェイル [3'18]
[2] グノシエンヌ 第1番 (エリック・サティ 1866?1925) [3'22]
[3] コロニー・クラブ [2'08]
[4] リヴァー・ワルツ [2'23]
[5] キティーズ・テーマ [3'07]
[6] デス・コンボイ [2'49]
[7] ザ・ウォーター・ホイール [6'20]
[8] ラヴァース [1'26]
[9] プロムナード [2'04]
[10] キティーズ・ジャーニー [2'49]
[11] ザ・ディール [3'22]
[12] ウォルターズ・ミッション [3'55]
[13] ザ・コンヴェント [0'50]
[14] リヴァー・ワルツ [2'26]
[15] モーニング・ティアーズ [1'51]
[16] コレラ [4'22]
[17] ジ・エンド・オブ・ラブ [4'34]
[18] ザ・フュネラル [0'51]
[19] フロム・シャンハイ・トゥ・ロンドン [2'03]
ラン・ラン(ピアノ)
ナオミ・ワッツ、エドワード・ノートンの共演が話題となっている映画「The
Painted Veil」(原題)のオリジナル・サウンドトラック。
作品は34年のグレタ・ガルボ主演作、1920年代英国から香港に赴任する医師と
その妻の物語「彩られし女性」のリメイクで、原作はサマセット・モームの
「五彩のヴェール」。
サウンド・トラックでは先日の来日公演でも非常に高い評価を得、今や名実と
もにトップ・ピアノニストに仲間いりをしたラン・ランの参加も話題を呼んで
いる。

4776563 2枚組 \2650
全世界的な活躍でトップスターへ躍り出た
テナール「ロベルト・アラーニャ」のベスト・セレクション
「VIVA L'OPERA!」
ロベルト・アラーニャ(テノール)
2006年ボローニャ歌劇場引っ越し公演《イル・トロヴァトーレ》ではここ最近
の体調不良による危惧を見事に払拭し完全復活を果たしたロベルト・アラー
ニャ。
今作は彼が得意とするドニゼッティ、プッチーニやベルディ等イタリア・オペ
ラの有名曲から ベルリオーズ、グノー、マスネのフランスもののアリアまで
ヴァリエーションに富んだまさにベスト・セレクション。


●GRAND PRIX - the world's finest recordings 10タイトル
グラモフォン ニュー・ミッドプライス・シリーズ。
各タイトルとも数々の受賞で言わずと知れた名盤ばかり!
2007年1月の10アイテムに続き4月にプラス10アイテムをリリース予定。

4776326 \1350
グリーグ:歌曲集
アンネ・ソフィー・フォン・オッター
ベンクト・フォシュベリ(ピアノ)

4776325 \1350
ベートーヴェン:交響曲 第9番
Soprano: アンナ・トモワ・シントウ
Contralto: アグネス・バルツァ
Tenor: ペ−タ−・シュライア−
Bass: ホセ・ヴァン・ダム
Choir: ウィーン楽友協会合唱団
Orchestra: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
Conductor: ヘルベルト・フォン・カラヤン

4776327 2枚組 \2650 ※価格変更 \1980
ハイドン:オラトリオ「天地創造」
シルヴィア・マクニール / ドナ・ブラウン / ミヒャエル・シャーデ /
ゲラルド・フィンレイ / ロドニー ・ ジルフリー / モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
ジョン・エリオット・ガーディナー

4776322 2枚組 \2650 ※価格変更 \1980
バルトーク:弦楽四重奏 全集
エマーソン弦楽四重奏団

4776336 \1350
シュトラウス:ニュー・イヤー・コンサート
キャスリーン・バトル
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮: ヘルベルト・フォン/カラヤン

4776337 \1350
チェロ協奏曲集
ボッケリーニ:チェロ協奏曲
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲
タルティーニ:チェロ協奏曲
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲
ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチ
チューリッヒ・コレギウム・ムジクム 
指揮:パウル・ザッハー

4776330 2枚組 \2650 ※価格変更 \1980
ハイニヒェン:ドレスデン協奏曲集
ムジカ・アンティクワ・ケルン 
指揮:ラインハルト・ゲーベル

4776333 \1350
ロッシーニ:スターバト・マーテル
カティア・リッチャレッリ(S)/ダルマシオ・ゴンサレス(T)/
フィルハーモニア合唱団(CHO)/ルチア・ヴァレンティーニ・テッラーニ(S)
ルッジェーロ・ライモンディ(BS) 
フィルハーモニア管弦楽団 
指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ

4776335 \1350
ホロヴィッツ:スタジオ録音集 1985
シューマン:クライスレリアーナ op. 16
スカルラッティ:
ソナタ 変ロ短調 K.87
ソナタ ホ長調 K.135
リスト:
即興曲(夜想曲) 1872
4つの忘れられたワルツ 第1番 嬰へ
スクリャービン:
第12番 嬰ニ短調「悲愴」 (12の練習曲 Op.8)
シューベルト:
即興曲 第3番 変ロ長調 D.935
3つの軍隊行進曲 第1番 ニ長調 D.733 (Op.51)
ヴラジーミル・ホロヴィッツ(ピアノ)

4776334 \1350
マーラー:交響曲第5番
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:レナード/バーンスタイン


0734163(DVD-Video) \3350
モンテヴェルディ:歌劇「オルフェオ」
Subtitles: I/E/G/F/S/CH
フィリップ・フッテンロッハー / ディートリンデ・トゥルバン
トゥルデリーゼ・シュミット / フランシスコ・アライサ
チューリッヒ歌劇場モンテヴェルディ・アンサンブル
指揮:ニコラウス・アーノンクール
ジャン・ピエール・ポネル演出
From the Opernhaus Zurich, February 1978

0734174(DVD-Video) 2枚組 \6450
モンテヴェルディ:歌劇「ポッペアの戴冠」
ラシェル・ヤカール / トゥルデリーゼ・シュミット
チューリッヒ歌劇場モンテヴェルディ・アンサンブル
指揮:ニコラウス・アーノンクール
From the Opernhaus Zurich, June 1978

0734219(DVD-Video) 2枚組 \6450
ベリーニ:歌劇「ノルマ」(メイキング映像付)
Subtitles: I/G/E/F/S/CH
エディタ・グルベローバ / ゾラン・トドロヴィチ /
マルクス・ヘルツォーク / ロベルト・スカンディウッツィ /
ソニア・ガナッシ
バイエルン国立歌劇場管弦楽団 
指揮:フリードリヒ・ハイダー

0734267(DVD-Video) \3350
プロコフィエフ:交響的物語「ピーターと狼」
古典交響曲 Op.25
ヘブライの主題による序曲 Op.34b
マーチ 変ロ長調 Op.99
Subtitles: G/F/S/CH
ナレーター:スティング/ロベルト・ベニーニ
ヨーロッパ室内管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド

0734268(DVD-Video) 2枚組 \6450
モンテヴェルディ:歌劇「ウリッセの帰郷」
Subtitles: I/E/G/F/S/CH
ヴェルナー・ホルヴェーク/ トゥルデリーゼ・シュミット
フランシスコ・アライサ / フィリップ・フッテンロッハー
チューリヒ歌劇場モンテヴェルディ・アンサンブル&同合唱団
指揮:ニコラウス・アーノンクール

0734261(DVD-Video) 2枚組 \6450
ロッシーニ:歌劇「アルジェのイタリア女」
Subtitles: I/E/G/F/S/CH
マリリン・ホーン / パオロ・モンタルソロ /
ダグラス・アルステッド / アラン・モンク
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ジェームズ・レヴァイン

0734278(DVD-Video) 5枚組 \14000
モンテヴェルディ:
歌劇「オルフェオ」
歌劇「ポッペアの戴冠」
歌劇「ウリッセの帰郷」 ボックス
チューリッヒ歌劇場モンテヴェルディ・アンサンブル
指揮:ニコラウス・アーノンクール



<Decca/Philips>
4758133(限定盤デジパック仕様) \1980
475 8328(通常盤) \1850
メンデルスゾーン:ヴァオリン協奏曲 ホ短調 作品64
ブルッフ:ヴィオラと管弦楽のためのロマンツェ 作品85
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品26
ジャニーヌ・ヤンセン(ヴァイオリン)
ゲヴァントハウス管弦楽団
指揮:リッカルド・シャイー
録音:2006年9月
オランダ出身の美しき俊英、ヤンセン3枚目のアルバムは、ヴァイオリン作品
の王道!
昨今若い優秀な演奏家がたくさん輩出されておりますが、オランダ出身のヤン
センはとりわけそのめざましい活躍によって注目が集まりつつあります。28歳
の若さですでにユトレヒト音楽祭を創設、巨匠マイスキーらの協力もえながら
世界各地でめざましい活動を繰り広げています。アシュケナージやゲルギエフ
ら数々の大物指揮者との共演でセンセーションを巻き起こしたヤンセンですが、
今作ではシャイー率いるゲヴァントハウス管弦楽団というこの上ない強力なサ
ポートとのレコーディングとなりました。
ヴァイオリンの3大協奏曲のひとつと称される「メンコン」=メンデルスゾーン
の協奏曲初演はゲヴァントハウス管弦楽団によって行われており、このゆかり
のオーケストラの温かみのあるサウンドとの共演も聴き所のひとつでしょう。
間に置かれた「ヴィオラのためのロマンツァ」では、ヴァイオリンからヴィオ
ラに持ち替えての好演でこの意外な贈り物も聞き手には大変興味深い内容で
す。アーティストとの共演では特に定評のあるシャイーとの相性は抜群、伸
びのあるしなやかな音色、朗々とした美しい響きをきかせます。

4525632 12枚組 \10800
ダウランド:リュート歌曲集
<CD 1>
歌曲集 第1巻(21曲)
<CD 2>
歌曲集 第2巻(20曲)
<CD 3>
歌曲集 第3巻(21曲)
<CD 4>
歌曲集『巡礼者の慰め』<1>(16曲)
<CD 5>
歌曲集『巡礼者の慰め』<2>(5曲 )
他の作曲家によるトランスクリプション(12曲)
<CD 6>
歌曲集『ヘンリー・ノエル氏の嘆き』(7曲)
コンソート『ラクリメ』
<CD 7>
宗教的歌曲(3曲)
詩篇歌(6曲)
女王陛下への祈り
他の作曲家による編曲(14曲)
<CD 8>
リュート曲集<1>(28曲)
<CD 9>
リュート曲集<2>(27曲)
<CD 10>
リュート曲集<3>(26曲)
<CD 11>
リュート曲集<4>(11曲)
コンソートへの編曲集<1>(16曲)
<CD 12>
コンソートへの編曲集<2>(5曲)
歌曲集『音楽の饗宴』(20曲)
ザ・コンソート・オブ・ミュージック
エマ・カークビー (soprano)
グレンダ・シンプソン (soprano)
ジョン・ヨーク・スキナー (countertenor)
マルエティン・ヒル(tenor)
デビッド・トーマス (bass)
コリン・ティルニー(harpsichord)
クリストファー・ウィルソン, ナイジェル・ノース, ヤコブ・リンドベルイ,
アンソニー ・ ベイルズ, ジュリアン・ブリーム (lute)
アントニー・ルーリー(lute)
ダウランドを取り上げたスティングの最新アルバム「ラビリンス」により今、
国内でも再びジョン・ダウランドへ注目が高まっている中、待望の再リリー
ス。リュート歌曲の集大成!全12CD




<Deutsche Grammophon / Decca>
『MOZART 22』シリーズ第2弾!
先月に引き続きご案内となる、モーツァルト22・プロジェクトのDVDリリース。
今年のザルツブルク音楽祭で行われた22ものモーツァルト・オペラ公演のうち
18ものタイトルがDG、DECCAより緊急リリースされるというこの試み、前回の8
タイトルに加え今回10タイトル、しかもそれら18タイトルに加えTDKより発売
となるアーノンクールの「皇帝ティートの慈悲」の計19タイトルが収められた
33DVDセット(=Mozart22!)も同時にご案内です。スター歌手から次世代を
担う歌手、様々な演出家とモーツァルト・イヤーの締めくくりに相応しいこの
壮大なプロジェクト。モーツァルト・イヤーが過ぎ去った後にも、これほどの
まとまった映像シリーズが作成されることはまずあり得ませんので、研究者か
ら愛好家まで末永く愛され続けるシリーズとなること間違いありません!

734245(DVD-Video) 2枚組 \6450
モーツァルト:歌劇 「フィガロの結婚」全曲 K.492
ボー・スコウフス(Br)、ドロテア・レシュマン(S)、アンナ・ネトレプコ(S)、
イルデブランド・ダルカンジェロ(Bs)、クリスティーネ・シェーファー(S)、
マリー・マクラフリン(S)、フランツ=ヨーゼフ・ゼリッヒ(Bs)、他
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ニコラウス・アーノンクール
超豪華キャストによるシリーズ中でも大注目盤!なのですが、なぜかこのタイ
トルだけ発売日がかなり遅く、来年5月が予定されています・・・。とはいえ、
今回最後にご案内する33DVDコンプリートBOXには含まれることになりますので、
今回、一緒に受注させていただきます。実際の発売日もまだまだ変更となる可
能性がございますが、再受注とさせて頂くかも知れません。

734249(DVD-Video) \3350
モーツァルト:歌劇 「シピオーネの夢」全曲 K.126
ブラゴイ・ナコスキ(T)、ルイゼ・フリボ(S)、メルナルダ・ボブロ(S)、
イアイン・パトン、ロベルト・セリアー、アンナ・コヴァルコ
クラーゲンフルト州立劇場合唱団
ケルントナー交響楽団
指揮:ロビン・ティッチャティ
演出:ミヒャエル・シュトゥルミンガー
2006年8月、ザルツブルク大学大講堂
モーツァルトが15歳の時に作曲した1幕のオペラ(劇的セレナータ)。実にア
フリカのマッシニッサ王国の宮殿でまどろむシピオーネの夢に二人の女神が現
れ、彼にどちらを選ぶかと迫るというストーリー。ザルツブルク音楽祭とクラ
ーゲンフルト州立劇場で共同制作されたもので、若手の歌手陣を擁してフレッ
シュな演奏を展開しています。なんとこの作品がザルツブルクで演奏されたの
は、27年ぶりでした。

734248(DVD-Video) 2枚組 \6450
モーツァルト:オラトリオ 「救われたベトゥーリア」全曲 K.118
ジェレミー・オヴェンデン、マリヤーナ・ミヤノヴィッチ、
ユリア・クライター、フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ、
イレアナ・ベスパロヴァイテ、ジェニファー・ジョンストン
ウィーン国立歌劇場合唱団
ミュンヘン室内管弦楽団
指揮:クリストフ・ポッペン
2006年8月、フェルゼンライトシューレ、ザルツブルク
「救われたベトゥーリア」は、モーツァルトが15歳の時に作曲された2部の宗
教劇。台本は、美しいジュディッタが敵将ホロフェルネスの首を持ち帰り、ユ
ダヤ人の危急を救うという、旧約外典ユデト書の物語を自由に脚色したもの。
M22の一連のオペラ上演の中では特別な演目で、ヴァイオリニスト、室内楽奏
者、指揮者として人気の高いクリストフ・ポッペンが、主兵ミュンヘン室内管
弦楽団にウィーン国立歌劇場合唱団を擁して挑んだ注目のライヴ。この作品は
オペラとは違って合唱が重視されている構成であるだけに、合唱を自在にコン
トロールするポッペンの手腕が聴きものです。次代を担う実力派若手歌手陣の
活躍にも期待できます。

734253(DVD-Video) 2枚組 \6450
モーツァルト:
歌劇 「アポロとヒュアキントゥス」全曲 K.38
歌劇「第1戒律の責務」全曲 k.35
マクシミラン・キーナー、エカテリーナ・トレチャコヴァ、
アニヤ・シュロッサー、アストリッド・ホファー
ワタナベ・ミチコ、ベルンハルト・ベルヒトルト、モニカ・ヴェッカルレ、
クリスティアーネ・カルグ
モーツァルテウム大学交響楽団
指揮:ヨーゼフ・ヴァルニヒ
演出:ジョン・デュー
2006年8月、ザルツブルク大学大講堂
両作品とも、モーツァルトが11歳の時に作曲したオペラ。K.38はオヴィディウ
スの「変身譜」に基づく1幕のオペラで、k.35はミヒャエル・ハイドンとA.C.
アードルガッサー合作の3部作の第1部(宗教的ジングシュピール)。初演時と
同じザルツブルク大学の大講堂で行われたライヴの収録映像です。

734250(DVD-Video) 2枚組 \6450
モーツァルト三部作-“彷徨” 2&3
彷徨 2 音楽劇「夕べの感覚」(Abendempfindung)
彷徨 3 レックス・トレメンドゥス
歌劇「だまされた花婿」全曲 K.430
歌劇 「カイロの鵞鳥」全曲 K.422
アン・マレー、マリアンネ・ハムレ(女優)、グレアム・スミス(舞踊)
ヨーゼフ・ワーグナー、マリサ・マルティンス、ジェレミー・オヴェンデン、
マティアス・クリンク、シルヴィア・モイ
ミルジェンコ・トゥルク、マリン・ハルテリウス、
ジェレミー・オヴェンデン、マティアス・クリンク、
マリサ・マルティンス、ヨーゼフ・ワーグナー
ルートヴィヒスブルク・シュロス祝祭合唱団
カメラータ・ザルツブルク
指揮:ミヒャエル・ホーフシュテッター
演出:ヨアヒム・シュレーマー
録音:2006年8月、レジデンツホーフ
モーツァルト三部作“彷徨”と題して上演されたうちの一つ目は「偽りののろ
ま娘」(前回の受注書にてご案内済み)でしたが、今回は残りの二つ(「夕べ
の感覚」「レックス・トレメンドゥス」)をDVD2枚にまとめて収められていま
す。「カイロの鵞鳥」は、モーツァルトが27歳の時に作曲され、台本、音楽と
も1幕が(音楽は不完全に)書かれたのみの未完の作品。ドン・ピッポが2人の
女性を閉じ込めている塔に、その恋人たちが人工の鵞鳥を使って忍び込むとい
うブッファ。「だまされた花婿」も同じ年に作曲された2幕構成の未完のオペ
ラ・ブッファで、当日は両曲を一緒に上演しています。

734252(DVD-Video) 2枚組 \6450
モーツァルト:歌劇 「ツァイーデ」全曲 K.344
チェルノヴィン:歌劇「アダマ」全曲(世界初演)
モイカ・エルドマン、トピ・レーティプー、ヨハン・ロイター、
ジョン・マーク・エインズリー、レナート・ジローラミ
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
指揮:アイヴォー・ヴォルトン(以上、「ツァイーデ」)
ノア・フレンケル(女)、ヤーロン・ヴィントミュラー(男)、
アンドレアス・フィッシャー(父)、パウル・ローレンガー(舞踊)、
ベルント・グラヴェルト(俳優)
オーストリア現代音楽アンサンブル
指揮:ヨハネス・カリツケ(以上、「アダマ」)
演出:クラウス・グート
2006年8月、ザルツブルク州立劇場
モーツァルトの「ツァイーデ」とイスラエルの現役作曲家チェルノヴィンの
「アダマ」を、双方の作品に対して歌手と指揮者、オケをそれぞれ一組ずつ配
して交互に上演された、M22全公演の中でもとりわけ異色のライヴ。2つの作品
がどのように絡み合って構成されているものなのか、目と耳で確かめるまで分
からない興味津々のディスクです。バーゼル劇場との共同制作。

743162(DVD-Video) 2枚組 \6450
モーツァルト:歌劇 「ドン・ジョヴァンニ」 全曲 K.527
トーマス・ハンプソン、イルデブランド・ダルカンジェロ、
クリスティーネ・シェーファー、メラニー・ディーナー、
イザベル・バイラクダリアン、ロバート・ロイド、ピョートル・ベクザラ、
ルカ・ピザローニ
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ダニエル・ハーディング
演出:マルティン・クセイ
録音:2006年8月、ザルツブルク祝祭大劇場
現在望みうる最高のキャスティングといっても過言ではない、錚々たる歌手陣
を擁した贅沢な「ドン・ジョヴァンニ」。題名役のベテラン歌手トーマス・ハ
ンプソンのドン・ジョヴァンニ、クリスティーネ・シェーファーのドンナ・エ
ルヴィラなど、強力な歌手を揃えて挑んだ近年稀にみる豪華な「ドン・ジョ
ヴァンニ」です。若手のホープ、ハーディングの指揮もいつもながらの切れ味
のよさで颯爽としたモーツァルト演奏を展開しています。

743165(DVD-Video) 2枚組 \6450
モーツァルト:歌劇 「コジ・ファン・トゥッテ」 全曲 K.588
アナ・マリア・マルティネス、ゾフィー・コッホ、ショーン・マーシー、
シュテファン・デゴート、サー・トーマス・アレン、ヘレン・ドナート、他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:マンフレート・ホーネック
演出:ウルセル・ヘルマン、カール=エルンスト・ヘルマン
録音:2006年8月、ザルツブルク祝祭大劇場
ベテラン歌手と若手実力派歌手を揃えての人気オペラ「コジ・ファン・トゥッ
テ」。指揮のホーネックはオーストリア出身で、スウェーデン放送響 の音楽
監督を歴任して、来年からはシュトゥットガルト州立歌劇場の音楽監督に就任
する実力派指揮者。一連のライヴの中でもひと際注目を集めた演目です。

743168(DVD-Video) \3350 \6450
モーツァルト:歌劇 「ポントの王ミトリダーテ」 全曲 K.87
リチャード・クロフト、ネッタ・オル、ミアー・パーソン、
ベジュン・メータ、インジェラ・ボーリン、コリン・リー、
パスカル・ベルタン、他
レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル
指揮:マルク・ミンコフスキ
演出:ギュンター・クレーマー
録音:2006年8月、レジデンツホーフ
歌劇「ミトリダーテ」は、モーツァルトが14歳の頃の作品。題名役のリチャー
ド・クロフトやパスカル・ベルタン、ベジュン・メータらは皆、レコーディン
グ等でミンコフスキと共演しているおなじみの歌手陣。気鋭ミンコフスキの見
事な指揮によって、革新的な演奏を展開しています。

743169(DVD-Video) 2枚組 \6450
モーツァルト:歌劇 「イドメネオ」 全曲 K.366
ラモン・ヴァルガス、マグダレーナ・コジェナー、エカテリーナ・シウリナ、
アーニャ・ハルテロス、ジェフリー・フランシス、他
ザルツブルク・バッハ合唱団
カメラータ・ザルツブルク
指揮:サー・ロジャー・ノリントン
演出:ウルセル・ヘルマン、カール=エルンスト・ヘルマン
録音:2006年8月、ハウス・フュア・モーツァルト
M22と題した今音楽祭の中でも、メジャー色の強い強力な布陣で上演された注
目のライヴ。ヴァルガス、コジェナーといった第一線の歌手と、モーツァルト
演奏において圧倒的な実力を誇るカメラータ・ザルツブルクを、人気指揮者ノ
リントンがどのようにまとめ上げているのかが聴きものです。M22で大活躍の
ヘルマン夫妻による斬新な演出(と、いっても6年前の版ですが)にも大注目!

734221(DVD-Video) 33枚組 \70000
MOZART22
モーツァルト・コンプリート・オペラBOX(全18タイトル)
「アルバのアスカニオ」、「偽の女庭師」、「偽ののろま娘」、「牧人の王」
「ルーチョ・シッラ」、「バスティアンとバスティエンヌ」、「劇場支配人」
「後宮からの逃走」、「魔笛」、「シピオーネの夢」、
「救われしベトゥーリア」、「アポロとヒュアキントゥス」、
「第1戒律の責務」、「夕べの感覚」、「騙された花婿」、「カイロの鵞鳥」
「ツァイーデ」、「アダマ」(ツェルノヴィン)、「ドン・ジョヴァンニ」
「コジ・ファン・トゥッテ」、 「ポントの王ミトリダーテ」、
「イドメネオ」、「皇帝ティートの慈悲」
録音:2006年8月
DG・Deccaの18タイトルに加え、TDKから発売のアーノンクール「皇帝ティート
の慈悲」を加えたシリーズ全19アイテムをセットにした33枚組BOXセット。こ
れだけのオペラ作品が勢ぞろいすること自体夢のようなBOXですが、特別価格
にも注目です。バラで揃えるのより「半額」とまでは行きませんが、かなりの
お買い得価格になります。モーツァルト・イヤーのしめくくりに、是非とも手
にしておきたい永久保存盤!

<RCA RED SEAL France>
88697028292 \1900
「En Concerto」
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番
バルトーク:ヴィオラ協奏曲(チェロへの編曲版)
ラヴェル:「ヘブライの歌」「2 つのヘブライの歌」(チェロへの編曲版)
ソニア・ヴィーダー・アサートン(Vc)
ヤーノシュ・フュルスト(指揮) シンフォニア・ヴァルソヴィア
ロストロポーヴィチの強靭さと、フランスの名匠ジャンドロンの華麗さを併せ
持つ本格女流チェリスト、ソニア・ヴィーダー・アサートン。モスクワでロス
トロポーヴィチとシャホフスカヤに学んだ後、パリ音楽院でモーリス・ジャン
ドロンに師事。ロストロポーヴィチ国際コンクール等に入賞。チェロの古典的
レパートリーから、多くの現代作品を手がける。パリ管弦楽団、フランス国立
管弦楽団、ベルギー国立管弦楽団などと協演。エクサン=プロヴァンス、クフ
モ、フランダースなど音楽祭でも活躍。RCA フランスやナイーフなどに録音し、
多くの賞を受賞。今回の録音は、ショスタコーヴィチの記念年としてチェロ協
奏曲。そしてバルトークのヴィオラ協奏曲をチェロで演奏。そして彼女の最も
得意としているラヴェル。そのラヴェルの声楽作品をチェロで奏でる。彼女の
チェロの音色を何かもの悲しく、人生というものについて考えさせてくれるの
が不思議。ここに収録された作品も、そうした感情が込められたもので、万全
を期して真っ向勝負に臨んでいる。彼女がチェロと向き合い、その可能性を極
限まで追求して生まれた音楽は、多くの人の心を揺さぶるに違いない。


<RCA RED SEAL Germany>
88697040872 \1900
ベルリン・ドイツ・オペラ・ガラ・コンサート・ライヴ2006
ローレンス・フォスター指揮
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団と合唱団
【出演予定歌手】 Daniela Barcellona (Mezzo), Marius Brenciu (Tenor),
Malena Ernman (Mezzo), Soile Isokoski (Sopran), Jonas Kaufmann (Tenor),
Thomas Quasthoff (Bariton), Maria Virginia Savastano (Sopran),
Violeta Urmana (Sopran) , Ramon Vargas (Tenor).
(演奏曲目当日発表のため未定)
ゲスト出演:Reinhold Beckmann, Hannelore Elsner, Johannes B. Kerner,
Max Raabe、
来月11月11日に行われる、ドイツAIDS基金のためのガラ・コンサートのライヴ
CD! 毎年今の時期にやって来る、オペラ・ファンへのステキな贈り物、「ベル
リン・ドイツ・オペラ・ガラ」。今年2006年も期待に違わぬ、錚々たる出演者
が予定されている。クヴァストホフ、ヴァルガス、ウルマーナ、イソコスキ、
カウフマンらおなじみの人から、若手エルンマン、サバスターノらのフレッ
シュな人まで、現在のドイツで人気を博している歌手たちを総動員。まさにオ
ペラの祭典である。中でも楽しみなのは、2000年エリザベート王妃国際音楽コ
ンクールで2位を受賞したルーマニアのテノール、マリウス・ブレンチウ。な
かなかのイケメンですでにヨーロッパでも評価の確立した人。これからどんど
ん活躍の場が広がるであろう期待の新人である。指揮はローレンス・フォスタ
ー。彼の華麗な音作りも雰囲気をばっちり盛り上げてくれるはず。発売の楽し
みな1枚である。なお、この商品の売上の一部は、ドイツAIDS 基金に寄付され
ます。
【録音:2006年11月11日 ベルリン・ドイツ・オペラでのライヴ】



<RCA RED SEAL Austria>
88697023322 \1900
「清し、この夜」-エヴァ・リンド、クリスマスを歌う
1: Still, still, still, weil's Kindlein schlafen will,
2: O du frohliche ,
3: Panis angelicus,
4: Macht hoch die Tur,
5: Maria durch ein Dornwald ging,
6: Es ist ein Ros' entsprungen,
7: Ave Maria,
8: Es wird scho glei dumpa,
9: Weihnachtszeit, schone Zeit,
10: White Christmas,
11: Morgen, Kinder, wird's was geben,
12: Alle Jahre wieder,
13: Ein Weihnachtstraum,
14: O du stille Zeit,
15: O Fest aller heiligen Feste
16 Herbei, o ihr Glaubigen (Adeste fideles),
17: Stille Nacht
オペレッタの女王として一世風靡を飾った、エヴァ・リンド。もちろん現在で
も、オーストリア、ドイツ、スイスなどの歌劇場、そしてテレビなどでも人気
の歌手。今回の最新アルバムは、ドイツ語圏では有名なクリスマスの歌を、輝
かしく美しい声で、楽しく歌いあげます。
【録音:2006 年、Tonstudio K.、ケルン】


<ARIOLA Germany>
88697025932 \1900
ELVIS goes CLASSIC
ミュンヘン・フィル、プレイズ・エルヴィス・プレスリー!
1) The Wonder Of You, 2) Don't Cry Daddy, 3) Surrender, 4) You Don't
Have To Say You Love Me, 5) Are You Lonesome Tonight, 6)
Suspicious Minds, 7) Blue Moon, 8) Can't Help Falling In Love, 9) Love
Me Tender, 10) In The Ghetto, 11) It's Now Or Never, 12) Crying In
The Chapel,
Patric Perquee(指揮・プロデュース・アレンジ)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
あの名門ミュンヘン・フィルが、エルヴィス・プレスリーの名曲をクラシック
調で演奏!


<BMG Hungary>
82876896162 \1900
PRINCESS / Mediterran
1)Figaro hazassage (Mozart),
2)Viva Espana,
3)Olasz Mix: Azzurro/Volare/Quando Quando,
4)Spanyol Ciganytanc,
5)Brasil,
6)Intro: Por Una Cabeza,
7)Por Una Cabeza,
8)Tell Vilmos(Rossini),
9)Traviata: Brindisi Duett(Verdi),
10)Besame Mucho,
11)Sevilla-i Borbely(Rossini),
12)Rigoletto: La Donna e Mobile(Verdi),
13)Napolyi Mix: Sorrento-i Emlek/O Sole Mio/Funiculi Funicula,
14)Kardtanc(Khachaturian),
15)Bahrein,
ハンガリー版BOND、久しぶりのPRINCESS の新譜の登場です。
ますます、皆様お綺麗になられただけでなく、ますます音楽もポップな感じに
磨きがかかってます。でも、Bondみたく激しいポップにならず、泣きのヴァイ
オリンが入るのは、さすがハンガリーのお国がらでしょうか。


<DHM(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)>
88697035412 \1280
モーツァルト:「孤児院ミサ」K.139(47a)
セバスティアン・ヘニッヒ(B-S), ラファエル・ハルテン(B-A),
ジョン・エルウィス(T), スティーヴン・ヴァーコー(Bs)
ハインツ・ヘニッヒ(指揮)
ハノーファー少年合唱団 コレギウム・アウレウム
1768年12月7日ウィーンのレンヴェークの孤児院の新教会献堂式のために、パ
ールハーマー氏の依頼により作曲された「荘厳ミサ」と同一だとする説が現在
では認められ、第6版に採用された。合唱、独唱、弦楽器群、オーボエ2、トロ
ンボーン3、トランペット4、ティンパニというきわめて豊かな編成を持つ、壮
大な規模の荘厳ミサ曲で、これがモーツァルトがわずか12歳のときに書いた最
初のミサ曲ということになるが、信じ難いほど見事な出来栄えの作品。レクィ
エムや大ミサなどばかりが最近取り上げられるが、それにも劣らない作品です
が、現在入手可能なCD はアーノンクール盤以外は、意外と少ない。この盤は、
15年前に国内盤(限定盤)で発売されて以来発売されていなかったもので、当
時から非常に優秀な演奏とされているものの久々の再発売です。ソロも含めて
ソプラノとアルトのパートは少年による唯一の盤です。
【録音:1980年9月10-13日、ヒルデシャイム、聖マリティウス教会】


<RCA RED SEAL Schweizer>
88697028072 2枚組(限定盤) \1450
ニコラウス&アリス・アーノンクール、 古楽演奏50年を語る
(&RCA RED SEAL とDHMに録音した アーノンクール演奏サンプラー付)
スイス放送で収録された、アーノンクール夫妻のインタビュー(ドイツ語)と、
RCA RED SEAL & DHM に録音したアーノンクール演奏
サンプラー付(各1楽章ずつ)です。


<OEHMS CLASSICS>
OC524 \1450
ベートーヴェン:交響曲第7&8番
スクロヴァチェフスキ(指揮)
ザールブリュッケン放送交響楽団
指揮者生活50余年で初めて、まさに満を持して録音したライフ・ワーク、ベー
トーヴェン第5弾完結編!
ベートーヴェン交響曲全曲録音するのは80歳を越して何と初めてのミスターS!
卓越したオーケストラ・ビルダーとしての手腕を発揮し、ザールブリュッケン
放送響をドイツ随一のオーケストラに育て上げたスクロヴァチェフスキにとっ
ても記念すべき会心の録音シリーズの第5弾の完結編で、ブルックナーの交響
曲全集に次いで大きなライフワークが完結した!
※全集BOXは、1年後の2007年10月以降の発売予定となります。

OC610(SACD-Hybrid) \1550
ウルリヒ・ヘルケンホフ、パン・フルート・リサイタル
J.S.バッハ:
フルートと鍵盤楽器のための協奏曲ハ長調(フルート・ソナタBWV1032 による)
モーツァルト:ソナタ ト長調(フルート四重奏曲K.285a による)
ドビュッシー:「小船にて」「小さな羊飼い」「月の光」
ミクローシュ・ローザ:北ハンガリーの農民の歌と踊りOp.5
ヨハン・S・スヴェンセン:ロマンス Op.26
ハラルド・ゲンツマー:無伴奏パン・フルートのためのソナタ
ウルリヒ・ヘルケンホフ(パン・フルート)
マティアス・ケラー(p)
ドイツで最も有名なパン・フルート奏者、ヘルケンホフ。すでにヨーロッパで
は10枚以上のソロ・アルバムや、多数のアルバムにゲスト参加している。また、
映画やテレビ音楽などにも参加しており、モリコーネも絶賛するアーティスト
でもあります(DVD で発売されている「モリコーネ・コンダクツ・モリコーネ」
にも参加)。今回のアルバムでは、まずバッハ、モーツァルトのフルートのた
めの作品をアレンジ。跳躍の困難なパン・フルートでどこまでこなせるか。そ
して幻想的なドビュッシーの作品はこの楽器にぴったり。そして、ドイツを代
表する現代音楽作曲家の長老、ゲンツマーがヘルケンホフのために作曲した作
品も収録。民族音楽&楽器としてではなく、パン・フルートという一つの楽器
としての可能性を見出したアルバムです。
【ウルリヒ・ヘルケンホフ】
1966年ドイツ生まれ。4 歳からピアノを学び、14歳のときにパン・フルートの
巨匠ザンフィルの演奏に衝撃を受けた。R.シュトラウス音楽院でフルートを学
ぶと同時に、彼はドイツ初のパン・フルート奏者として認められた。その後、
ルーマニアの民族音楽を本格的に学び、ミュンヘン州より賞を受賞される。
2000年にはエコー賞を受賞している。
【録音:2006年1月15-17日 ロイトキルヒ・フェストハレ】

OC575 \1450
「ピアノ・リサイタル」
J.S.バッハ:「イギリス組曲第6番」、「シャコンヌ(ブゾーニ編)」
リスト:「ハンガリー狂詩曲第12 番」、
ラフマニノフ:「ピアノ・ソナタ第2番」
Dudana (ドゥダナ・マツマニシュヴィリ:P)
Dudana(Dudana Mazmanishvili)は、ジョージア州生まれ。8 歳でモーツァルト
/ピアノ協奏曲第15番でデビュー。14歳でラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番を
演奏した。2005年ワシントンDCピアノ・コンクール、ミュンヘン国際音楽コン
クールで入賞。聴衆より絶賛を浴び、これから注目のピアニスト。多くの新進
ピアニストが「デビュー・アルバムで何を演奏しよう?」と悩むに違いない。
この人もそうだろう。演奏効果も高く、なおかつ自分の個性を余すことなく発
揮できる曲。それは人によりショパンであったり、ベートーヴェンであったり、
リストだったり、バッハだったり、ラフマニノフであったり・・・。このアル
バムの曲を眺めてみよう。「彼女はショパンは外し、リストとブゾーニか。そ
こにバッハとラフマニノフを加えたな。超絶技巧を売り物にしつつも堅実な音
楽性も提示しているのだろう」などと想像できる。美貌と音楽性。これだけあ
れば充分だ。彼女の才能に浸ってみよう。
【録音:2005年10月10-12日、 バイエルン放送第2スタジオ】

OC911 2枚組 \2900
ミヒャエル・ハイドン
歌劇「アンドロメダとペルセウス」(全曲)
Heike Porstein(Sp) 、Christine Wolff(Sp) 、Max Ciolek(T)
Raimund Nolte(T) Gunter Cremer(語り)
ラインハルト・ゲーベル(指揮)
ザールブリュッケン放送交響楽団 ケルン声楽アンサンブル
ムジカ・アンティクァ・ケルンの創立者、バロック・ヴァイオリン奏者、指揮
者でもある、古楽のパイオニア、ラインハルト・ゲーベルが、ザールブリュッ
ケン放送交響楽団(もちろんモダン・オケ)を指揮した、ライヴ録音。
このミヒャエル・ハイドンのオペラは、ザルツブルクで初演後ほとんど演奏さ
れなかったという秘曲。その曲は、想像を絶するほどのドラマティックなアリ
アとレチタティーヴォによっています。この演奏は、M・ハイドンが初演時に
書いた、ドイツ語による台本によって演奏されています。

OC588 \1450
レオポルド・コジェルフ:ピアノ協奏曲第1、4、5 番
タマス・ドラトヴァ(p)
オリヴァー・フォン・ドホナーニ(指揮)
スロヴァキア・シンフォニエッタ
コジェルフは、モーツァルト晩年の1780年代には、モーツァルトを凌ぐ名声と
人気を得ていました。1791年には、モーツァルトの後を継いでウィーン宮廷作
曲家に任命。主にピアノのための作品を数多く作曲しました。23曲のピアノ協
奏曲、55曲のピアノ・ソナタ、65曲のピアノ三重奏曲を作曲。しかし後、ベー
トーヴェンらが有名となっていき、彼は忘れらた存在となって行きました。こ
こに収録された作品は、彼の最も初期の作品で、2002年にタマス・ドラトヴァ
が偶然に3曲のオリジナル譜を発見。音楽学者でもあるウラディーミル・ゴダ
ール氏と共に校訂を行い、2004年1 月に演奏・録音されたものです。カデン
ツァは、タマス・ドラトヴァが作曲。 さて、このコジェルフ。最近、モーツァ
ルトは食傷気味で・・・。という方にぜひオススメしたい音楽です。一瞬モー
ツァルト?と思わせるメロディラインに、一瞬垣間見えるこじゃれた響き。と
は言え、ハイドンのような凝りに凝った曲ではなく、あくまでも自然な音楽の
流れ。小気味良いパッセージが耳を刺激します。
【録音:2004年12月17-19日、Haouse of Arts Fatra, Zilina, Slovakia】


<ARS MISICI>
AM14072 \1450
シューマン:「管弦楽のない協奏曲 ヘ短調」
(大英図書館所蔵「ピアノ・ソナタ第3番」初稿版による5楽章版)&「幻想
小曲集 Op.12」
フローリアン・ヘンシェル(p)
ここに収録されているピアノ・ソナタ第3番は、本来「管弦楽のない協奏曲」
として作曲されたもの。ピアニストであるモシェレスに献呈されているこの
ソナタ、特に内声部の充実が目覚しく、この曲の特色である下降音型と緻密
に絡み合う旋律が心を浮き立たせる。
さて、この演奏は、その1836年版の自筆譜の写譜(大英図書館蔵)及び出版
された楽譜(現在ではヘンレ版で入手可能)を使用したもので、この形での
録音はあまり多くなく資料的にも貴重なもの。その後大きく改訂された1853
年版(通常演奏される版)に、通常にはない更にもう一つの別のスケルツォ
楽章と、第4楽章に追加の変奏。そして第1楽章も随所に違いが発見される。
ヘンシェルの演奏は、とにかく楽譜を丁寧に読み込み、小さな表情記号も決
して見逃すことがない。どちらかというと、シューマン特有のねっとり感は
抑え気味、湧き上がるようなメロディの応酬をじっくり味わえる。とは言え、
かなり難解な曲なので何度も何度も聴いてみて欲しい。聴けば聴くほどに味
わいが増す曲である。
同時収録の幻想小曲集は曲ごとの性格を良く弾き分けた説得力ある演奏。こ
ちらも手際よくまとめられている。
【録音:2001年8月28、29日、サンドハウゼン、ギースト・トーンスタジオ、
クララ=ヴィーク・オーディトリアム】

AM14062 \1450
「1600年代、ロンバルディアの音楽」
Isabella Leonarda/ G.Frescobaldi /Carlo Farina /Salomo Rossi /
Francesco Rognoni /Gasparo Piettagrua /Giovanni.B.Bovicelli /Biagio
Marini /Giovanni A Terzi /Giovanni Legranzi /Tarquinio Merula /Andrea
Cima /Giovanni Cavaccio /Tarquino Merula の作品
コリーナ・マルティ(Bfl)
アレナ・ヘニゴワ(Cemb, org)
1600年代のイタリアの作品集。この時代の楽譜を見るとなんとも音の羅列とい
ったように感じられるが、その語法は各演奏者の様々な研究と感性によって
個人個人様々にとらえることが出来る。よって、同じ曲を演奏しても全く違っ
た音楽に聴こえるのです。ここでは、バーゼル・スコラ・カントールムの中世
ルネッサンス・リコーダーを専門とする女流リコーダー奏者、コリーナ・マル
ティによる演奏で、なんとも思い切りのよい装飾音と呼吸法やアクセントが特
徴。通常のバロック時代のリコーダーとは違い、ルネッサンス・リコーダーは
非常に音程が取りにくく、様々な呼吸法によって音程を取る非常に難しい楽器。
この独特な音程を装飾的に活用し、独特の古いイタリア音楽様式を醸し出して
くれています。
【録音:2005年6月、 スイス、ボスヴィル・アルテ教会】

AM13992(SACD-Hybrid) \1550
フライブルク大聖堂のオルガン
バルバラ・コルベルク(irg)、 クレメンス・シュノール(org)
ムファット:「トッカータ(1690)、
J.S.バッハ」「前奏曲とフーガBWV.550」、
モーツァルト:「アンダンテ K.616」、
エルガー:「オルガン・ソナタ第1番」より第1楽章、
ヨンゲン:「トッカータ Op.104」、
レーガー:「ベネディクトゥス Op.59-9」、
フランツ・シュミット:「トッカータ ハ長調(1924)」、
クレメンス・シュノール:Mone Nobiscum、
Arthur Piechler:ノクターンOp.39-4
1513年に完成され、ヨーロッパ有数の美しい塔とステンドグラス、そして素晴
らしい音色のオルガンと残響で知られるフライブルク大聖堂。現在では、そこ
には4台のパイプオルガンが設置されており、様々な礼拝の聖歌隊の位置、役
割によって、使いわけられます(1つのコンソールから4つのオルガンをそれぞ
れ操作するることが可能)。鐘の音とともに、それぞれのオルガンの存在を確
立しているのです。この録音では、それぞれの曲調にあった作品ごとに4つの
オルガンをそれぞれ使用し、初期バロックから現代音楽まで幅広いレパートリ
ーをサラウンドで収録。SACDにより、フライブルク大聖堂の本来の音響を再現
させてくれます。
【録音:2005年9月21,23日、フライブルク大聖堂】

AM13922 \1450
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」 Op.57
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番 Op.14
ミカル・ビアウク(p)
叙情的なショパンの演奏で知られるビアウク。今回の録音はがらっと変わって
プロコフィエフとベートーヴェン。プロコフィエフの2番のソナタは後の「戦争
ソナタ」に見られるような破壊的な激しさはあまり感じられず、まるでドビュ
ッシーを思わせる叙情的な部分を多く持った作品。もちろんビアウクのこと、
その叙情的な美しさを全面に押し出した美しいプロコフィエフを聞かせてくれ
る。そして驚いたことに、ベートーヴェンの「熱情」も同じノリで弾き切った
のには恐れ入った。聴き手の数だけ評価の分かれる興味深い演奏といえるだろ
う。
【録音:2006年3月10,12日、フライブルク、テオドール・ザール】

AMP51222 \1450
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 WoO.27
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ(1842/43)
ルトスラウスキ:ヴァイオリンとピアノのためのパルティータ(1984)
プロコフィエフ:ヴァイオリンとピアノのための5つのメロディ Op.35bis
マヤ・カタリーナ・コッホ(山本麻耶:Vn)
サラ・コッホ(p)
ここで選ばれている作曲家の多彩なこと。シューマン、プロコフィエフ、プー
ランク、ルトスワフスキ、すべて語法も違えば、要求される音色も異なったも
のである。シューマンの濃厚な音色はプーランクには通用しないだろうし、ル
トスワフスキにしゃれっ気を求めるのも違うような気がする。その無理難題を
彼女たちは鮮やかに解き明かしたのだ。もちろんこれは高度な技術を持ってい
なければ不可能なことであるし、深い共感も必要とされるだろう。これはすご
い。とにかくじっくりお聴きいただきたい。
【マヤ・コッホ】
1978年ベルリンに生れ。5歳よりヴァイオリンを始め、1994年ドイツ学生音楽
コンクールに優勝したほか、数々のコンクールでの入賞歴を持つ。1999年には
ドイツでもっとも栄誉とされているドイツ民族大学修士財団の奨学生に選ばれ
た。ソリストとして南西ドイツ室内管弦楽団、バーデンバーデン・フィルなど
と共演しているほか、マルタ・アルゲリッチ、イヴリ・ギトリス、服部譲二ら
と共演するなど室内楽の分野でも幅広く活躍している。現在カールスルーエ音
楽大学に在学中。ライナー・クスマウル、ザハール・ブロン、ゲルハルト・
シュルツ、イヴリ・ギトリスに師事。ロンドン・コンコード・アンサンブル、
メンバー。
【録音:2005年4月22-24 日、フライブルク、テオドール・ザール】

AM14052 \1450
「ハノーファー少女合唱団 -モーツァルトからメシアンまで」
モーツァルト:「魔笛」より「まもなく夜明けを告げる太陽が」、
シューベルト:「セレナーデ」、
モーツァルト:
アリア「どうしてあなたが忘れられるでしょうか?…心配しなくともよいので
す、愛する人よ」K.505、
ブラームス:「アヴェ・マリア」、
ノーノ:「Djamila Boupacha」、
メシアン:「神の現存の3つの小典礼歌」
ハノーファー少女合唱団 &北ドイツ放送フィル
「モーツァルトからメシアンまで」このなんとも大雑把な一くくりをつなぐキ
ーワードは「Mつながり」というわけではなく、少女合唱によって歌われると
いうこと。「ほんの一瞬の響き」を切り取る少年合唱に比べ、変声期を経ても
大きく響きの変わることのない少女合唱(主に12-18歳のメンバーで構成)なら
ではの表現力と、豊かな響きはどんな音楽にも柔軟に対応できるのである。と
は言え、聴き進んでいくとやはりプログラムの最後に置かれたメシアン(この
アルバムのメイン曲目)は衝撃的。聴きなれている女声合唱のパワフルさとは
違う清冽な祈りの歌は一聴に値する。特に、本来なら叩きつけるように歌われ
るはずの第3曲目「愛による遍在のプサルモディア」での神々しさはとても筆
舌では尽くし切れない。全てのメシアン好きに捧げる1枚。
【録音: 2003年9月19日、 ハノーファー、北ドイツ放送ゼントザール】

<EMI CLASSICS>
●ENCOREシリーズ
CDE-3724932 \900
ショスタコーヴィチ:
チェロ協奏曲第1番
ヴァイオリン協奏曲第1番*
トルトゥリエ(チェロ)、
ボーンマスSO、ベルグルンド指揮
*オイストラフ(ヴァイオリン)、
NPO、M.ショスタコーヴィチ指揮

CDE-3724852 \900
「ノルウェー・ピアノ作品集」
グリーグ:伝承による19のノルウェー民謡Op.66より4曲
ノルウェーの農民舞曲Op.72より5曲
トヴェイト:ハルグンゲルの50の民謡Op.150より7曲他
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)

CDE-3724812 \900
ツェムリンスキー:叙情交響曲
イソコスキ(ソプラノ)、スコウヴス(バリトン)
ケルン・フィルハーモニー・ギュルツェニヒO 
コンロン指揮

CDE-3724782 \900
シベリウス:交響曲第1&6番
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮

CDE-3724742 \900
チャイコフスキー:
交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
「白鳥の湖」組曲Op.20
フィルハーモニアO、 
カラヤン指揮

CDE-3724722 \900
ハイドン:
交響曲第100番ト長調「軍隊」
交響曲第103番変ホ長調「太鼓連打」
イギリス室内O 
ジェフリー・テイト指揮

CDE-3724692 \900
フランク:交響曲二短調、交響的変奏曲*
コラール(ピアノ)*、
トゥールーズ・カピトール管弦楽団
ミシェル・プラッソン指揮

CDE-3724672 \900
ブゾーニ:ピアノ、管弦楽と男声合唱のための協奏曲Op.39
ジョン・オグドン(ピアノ)、
ジョン・オールディス男性合唱団 
ロイヤル・フィルハーモニーO、 
リヴィノー指揮

CDE-3724652 \900
ベルリオーズ:イタリアのハロルド、夢とカプリッチョ*
メニューイン(ヴィオラ、ヴァイオリン*)
フィルハーモニアO、 
C.デイヴィス指揮、プリッチャード指揮*

CDE-3724622 \900
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1&2番
ラース・フォークト(ピアノ)
バーミンガム市交響楽団、
サイモン・ラトル指揮

<NAXOS> 各1枚 \880
8.557245
ブゾーニ(1866-1924):<歌曲集>
2つの歌曲Op.31/声のアルバム(世界初録音)/2つの古いドイツの歌-第1曲
さあ、寒い冬は過ぎ去った/2つのヘブライの歌/2つの歌曲Op.24/歌手の呪
い(世界初録音)/ゲーテ歌曲集/ロッシーニの想い出(世界初録音)
歌・演奏/マルティン・ブルーンス(バリトン)、
ウルリッヒ・アイゼンロール(ピアノ)
※独語歌詞、英語対訳はwebsiteでご覧いただけます。
イタリア的な爽快さとシューベルトのロマン、ヴォルフの深みなどを兼ね備
えたブゾーニの歌曲は、知られていないのが不思議なほど。17分を越える大
作「歌手の呪い」はマーラーの歌曲にも匹敵する曲であり、ブルーンスの抒
情的な声が独特の世界を築き上げています。

8.557504
ストラヴィンスキー(1882-1971):
<ロバート・クラフト・コレクション − ストラヴィンスキー作品集第6集>
3つのロシア聖歌[パーテル・ノステル/アヴェ・マリア/クレド]/ミサ/
古いイギリスの歌詞によるカンタータ/カンタータ「バベル」/詩篇交響曲
(1930、1948改訂)
演奏・歌/ロバート・クラフト(指揮)
グレッグ・スミス・シンガーズ、聖ルカ管弦楽団、
メアリー・アン・ハート(メゾ・ソプラノ)、
トーマス・ボグダン(テノール)、フレッド・シェリー(チェロ)、
スティーヴン・テイラー(オーボエ)、
メラニー・フィールド(オーボエ&イングリッシュ・ホルン)、
マイケル・パーロフ(フルート)、バート・フェラー(フルート)、
デーヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(語り)、
サイモン・ジョリー合唱団、フィルハーモニア管弦楽団
※露・ラテン・英語歌詞、英語対訳はwebsiteでご覧いただけます。
Music MastersとKoch Internationalという2レーベルから発売されていた音
源の再発売(1992年から2002年にかけての録音)。声楽作品の代表作を集め
たような一枚であり、作曲者直伝とも言えるクラフトの指揮は、演奏史の宝
だとさえ言えるでしょう。「詩篇交響曲」以外の作品を聴きたいリスナーに
もおすすめです。

8.557684
トゥリーナ(1882-1949):<ピアノ作品集第3集>
セビーリャ/スペインの女たち第1集/スペインの女たち第2集/セビーリャ
の女たち  <Vol.1 : 8.557150/ Vol.2 : 8.557438>
演奏/ホルディ・マソ(ピアノ)
神秘的で不思議な陰影をもつトゥリーナの作品シリーズ第3弾。このディスク
では特にスペインの女性像にスポットを当てた曲を集めており、印象派音楽
の影響も受けた作曲家の内面的な表現も垣間見ることができます。

8.557755-56 2枚組
J.S.バッハ(1685-1750):
ブランデンブルク協奏曲第1番/同第2番/同第3番/同第4番/同第5番/
同第6番/音楽の捧げ物-トリオ・ソナタ/チェンバロ協奏曲第5番(ステファ
ーヌ・レティによるフルートと管弦楽用編曲)
演奏/スイス・バロック・ソロイスツ(古楽器使用)[アンドレス・ガベッタ
(ディレクター、ヴァイオリン、ヴィオリーノ・ピッコロ)、ニクラス・エ
クルンド(トランペット)、ステファーヌ・レティ(フラウト・トラヴェル
ソ)、他]
アンドレス・ガベッタと、ナクソスでは「バロック・トランペットの技巧」
シリーズでおなじみのニクラス・エクルンドが中心となり、2004年に結成さ
れたアンサンブルの演奏。各パート少人数で切れのあるアンサンブルにより、
この名作を新鮮に再現しています。「チェンバロ協奏曲第5番」のフルート
版も珍しいものです。

8.557766
ペンデレツキ(1933- ):交響曲第7番「イェルサレムの7つの門」
演奏・歌/アントニ・ヴィト(指揮)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、
ワルシャワ国立フィルハーモニー合唱団、
ヘンリク・ヴォイナロフスキ(合唱指揮)、
オルガ・パシェチュニク(ソプラノ)、アガ・ミコワイ(ソプラノ)、
エヴァ・マルチニェツ(アルト)、ヴィエスワフ・オフマン(テノール)、
ロムアルト・テサロヴィチ(バス)、ボリス・カルメリ(朗読者)
※ラテン・ヘブライ語歌詞はwebsiteでご覧いただけます。
1997年にエルサレムで初演された交響曲(当初はオラトリオとして作曲)は、
ペンデレツキ近年の評価を高めた力作であり、作曲者指揮による映像(アル
トハウス :100009)などで日本でも話題になった作品です。ナクソスでは中
心的な指揮者の一人であるヴィトが、鋼鉄のような構成力で描ききっている
名演です。

8.557815
ヴァンハル(1739-1813):
ヴァイオリン協奏曲(Weinmann IIb:G1)/ヴァイオリン協奏曲(Weinmann
IIb:G3)/ヴァイオリン協奏曲(Weinmann IIb:Bb1)
演奏/西崎崇子(ヴァイオリン)、
ヘルムート・ミュラー=ブリュール(指揮)ケルン室内管弦楽団
モーツァルトの親友・理解者であるヴァンハルの存在は、もっと知られても
いいでしょう。3曲の協奏曲はそのモーツァルトが認めた作品であり、
IIb:Bb1の協奏曲はモーツァルト自身もソロを演奏したもの。作品の本質を
ゆがめることがない正攻法の演奏です。

8.557891
レーガー(1873-1916):<オルガン作品集第7集>
交響的幻想曲とフーガ/7つの小品
演奏/エドガー・クラップ(オルガン……ドイツ、パッサウ大聖堂のアイゼ
ンバールト製オルガン[1981]使用)
枚数を重ねるごとにこの作曲家のすごみが伝わってくるような、オルガン作
品シリーズ最新盤。J.S.バッハの19世紀的解釈といえる気宇壮大な「交響的
幻想曲とフーガ」、没年(1916年)に完成した「7つの小品」を収録しました。

8.559178
アイヴズ(1874-1954):<弦楽四重奏曲集>
弦楽四重奏曲第1番「救世軍から」/スケルツォ/弦楽四重奏曲第2番
演奏/ブレア弦楽四重奏団
賛美歌や民謡、クラシックの名曲(ブラームスの交響曲第2番、ほか)などさ
まざまなメロディを素材にコラージュした2つの弦楽四重奏曲は、ファンなら
必聴。ブレア弦楽四重奏団はアスペン音楽祭をはじめ、全米各地で演奏を行っ
ているグループです。

8.570131-32 2枚組
ヘンデル(1685-1759):オラトリオ「メサイア」(1751年版)
演奏・歌/エドワード・ヒギンボトム(指揮)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
(エンシェント室内管弦楽団)、
オックスフォード大学ニュー・カレッジ聖歌隊、
ヘンリー・ジェンキンソン(トレブル)、
オッタ・ジョーンズ(トレブル)、ロバート・ブルックス(トレブル)、
イェスティン・デイヴィス(カウンター・テノール)、
トビー・スペンス(テノール)、エイモン・ドゥガン(バス) 
※英語歌詞付き、特製紙ケース入り
1751年、ロンドンでの演奏においてヘンデルは高声部をトレブルとし、聖歌
隊の少年に歌わせましたが、その試みを再現したのがこの録音。稿の珍しさ
のみならず歌・演奏も見事で、多くのレーベルに録音を残して定評のあるニュ
ー・カレッジの聖歌隊ほかが、明快な表現とサウンドでこの名曲を再現して
います。

8.570166
エルガー(1857-1934):<ピアノ音楽集>
ソナティナ (1887、1930改訂)/夢の中の子供たち/牧歌Op.4-1/カリッシマ
/5月の歌/甘き想い出(ローズマリー)/こだまの踊り(バレエ音楽「真紅
の扇」より)/3つの性格的小品-第2番「ムーア風のセレナード」/創作主題
による変奏曲「エニグマ」
演奏/アシュレー・ウェイス(ピアノ)
オリジナル・ピアノ曲の「ソナティナ」ほか、オーケストラ曲の編曲を中心
としたピアノ曲集であり、そのクライマックスは「エニグマ変奏曲」のピア
ノ版(作曲者による編曲)。エルガーの構成力を垣間見る一枚だと言えるで
しょう。

8.570254
サンマルティーニ(1700/01-1775):
宗教的カンタータ「イエス・キリストの受難に」(世界初録音)/宗教的カ
ンタータ「悲しみの聖母」(世界初録音) 
※イタリア語歌詞、英語対訳付き
演奏・歌/ダニエレ・フェラーリ(指揮)
シンフォニカ・アンサンブル、
シルヴィア・マペッリ(ソプラノ)、
ミロスラヴァ・ヨルダノヴァ(メゾ・ソプラノ)、
ジョルジョ・ティボニ(テノール)、
フィリッポ・ラヴィッツァ(ハープシコード)、
マッシモ・タンノイア(チェロ)
シンフォニア(交響曲)をはじめ、器楽作品ではすでに定評を確立している
ものの、声楽作品はまだまだ認知度が低いのが現実。この1枚は、バロック
期の受難曲を発展させた明快な形式のカンタータ集であり、この作曲家の地
位を大きく上げるものです。18世紀音楽ファンは必聴。


<NAXOS OPERA>
8.660161-62 2枚組 \2160
ドニゼッティ(1797-1848):歌劇「連隊の娘」(イタリア語版)
歌・演奏/マリア・コスタンツァ・ノチェンティーニ(ソプラノ…マリーア)
ジョルジョ・カスチアッリ(テノール……トーニオ)、
ルチアーノ・ミオット(バス……スルピーツィオ)、
ミリヤナ・ニコリック(メゾ・ソプラノ……ベルケンフィールド侯爵夫人)、
エウジェニオ・レッジャードリ=ガッラーニ(バス……オルテンシオ)、
マルツィオ・コンティ(指揮)
キエーティ・マッルチーノ劇場管弦楽団・合唱団、他
※伊語リブレットはwebsiteでご覧いただけます。
オペラ・ファンにはあらためて必要もないほど存在感のある作品ですが、こ
の録音はキエーティ(イタリア中部)のマッルチーノ劇場で上演された際の
ライヴ。兵庫芸術文化センター開館記念の「第9」(佐渡裕指揮)や藤原歌劇
団の公演など、来日も多いノチェンティーニほか、実力派歌手が集まったキャ
ストも魅力です。

8.660196-97 2枚組 \2160
サッキーニ(1730-1786):
歌劇「コロンヌのエディプ(オイディプス)」(仏語リブレット付き)
歌・演奏/フランソワ・ルー(エディプ(オイディプス))、
ナタリー・パウリーン(アンティゴネー)、
ロバート・ゲッチェル(ポリュネイケス)、
トニー・ブッテ(テセウス)、キルスティン・ブレーズ(イリフィル)、
ライアン・ブラウン(指揮・芸術監督)
オペラ・ラファイエット管弦楽団&合唱団、他
※仏語リブレットと英語対訳はwebsiteでご覧いただけます。
マリー・アントワネットがお気に入りだったという古典派オペラですが、同
時代のモーツァルトらの陰に隠れてしまい“幻の作品"になりつつあります。
ギリシャ悲劇を原作に、オイディプスの運命を描くストーリーですが、ナポ
リ楽派の作曲家だけに音楽は明快であり、親しみやすい作品です。


<NAXOS HISTORICAL>
8.111006 \880
ディーリアス(1862-1934):<管弦楽作品集第5集>
交響詩「おとぎ話」(昔ある時)
(録音:1951年1月12日、4月3日、ロンドン)
小管弦楽のための2つの小品-第2番「川辺の夏の夜」
(録音:1949年2月18日、4月6日、ロンドン)
3つの小交響詩-第1番「夏の夕べ」(ビーチャム編纂・編集)
(録音:1949年2月18日、4月6日、ロンドン)
夜明け前の歌(録音:1949年2月18日、4月6日、ロンドン)
ヴァイオリン協奏曲(録音:1946年10月31日、11月1日、ロンドン)
ピアノ協奏曲(ビーチャム改訂) (録音:1946年12月4日、16日、ロンドン)
演奏/トーマス・ビーチャム(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団、
ジャン・プーニエ(ヴァイオリン)、
ベティ・ハンビー・ビーチャム(ピアノ) 
デヴィッド・レニック復刻。ビーチャムが得意としたディーリアス作品シリ
ーズの5枚目は、既発売4枚に収録されなかった協奏曲などを収録。ビーチャ
ム夫人がソロを弾くピアノ協奏曲、ビーチャムお気に入りの奏者だったプー
ニエの弾くヴァイオリン協奏曲など、ファン待望の復刻です。

8.111060 \880
ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲第9番「合唱付き」(ライヴ録音:1951年7月29日、バイロイト)
演奏・歌/ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
バイロイト祝祭管弦楽団・合唱団、
エリーザベト・シュヴァルツコップフ(ソプラノ)、
エリーザベト・ヘンゲン(コントラルト)、
ハンス・ホップフ(テノール)、
オットー・エーデルマン(バス)
*解説に歌詞は付いておりません。歌詞は独語です。
マーク・オバート=ソーン復刻。あの有名な「バイロイトの第9」が、いよい
よオバート=ソーンの復刻で登場。足音入り、疑似ステレオなどさまざまな
形で発売されていた永遠の名演ですが、今回の復刻は良質のLPから丁寧に復
刻したものであり、アナログの良さを感じることができるはず。すでにお持
ちの方もこの新しい復刻により、「伝説の名演」の別の側面を知っていただ
けるでしょう。


<CPO>
777011-2 \1050
<ディーター・クレッカー・エディション第12集>
ベートーヴェン(1770-1827):六重奏曲/七重奏曲
演奏/コンソルティウム・クラシクム
EMI録音の復刻を着々と行ってきた「クレッカー・エディション」ですが、今
回は室内楽の名作を2曲。特に「七重奏曲」は録音も多いために比較も容易で
あり、伝統的な奏法も研究したクレッカーのアプローチは正統派そのもので
す。

777090-2 \1480
テュイレ(トゥイレ)(1861-1907):
ピアノ五重奏曲WoO/ピアノ五重奏曲Op.20
演奏/オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)、フォーグラー四重奏団
R.シュトラウスらと親交があり、主に管楽器演奏者や室内楽愛好家の間で知
られている作曲家。ワーグナーの影響も受けた典型的ドイツ・ロマン派の音
楽で、習作である番号なしの作品と、代表作でもある作品20をカップリング
しました。

777119-2 \2100
レントヘン(1855-1932):<ユリウス・レントヘン・エディション第1集>
交響曲第3番/「ヨトゥンヘイム」組曲
演奏/ダフィト・ポルセレイン(指揮)
ラインラント=プファルツ国立フィルハーモニー管弦楽団
20曲もの交響曲をはじめ、協奏曲、室内楽曲など幅広いジャンルにドイツ的
な香りの作品を書いている作曲家。ライネッケやリストほかに作曲を師事し、
ウィーンとアムステルダムを拠点とした彼は、ブラームスらにも気に入られ
て活躍しました。シリーズ第1弾は挨拶代わりとも言える交響曲ほか。ABCレ
ーベルでのベートーヴェン全集(タスマニア響)でマニアに知られる、ポル
セレインの指揮です。

777205-2 \1480
ヴィエルダンク(c.1605-1646):
<カプリッチョ、カンツォーナ&ソナタ集>
第21番:カンツォーナ ハ長調/第11番:カプリッチョ ニ短調/第17番:
カプリッチョ イ短調/第2番:カプリッチョ イ短調/第23番:カンツォーナ
ト長調/第8番:カプリッチョ イ短調/第15番:パッセメッツォ イ短調/
第16番:ガリアードに イ短調/第3番:カプリッチョ ニ短調/第20番:カプ
リッチョ イ短調/第10番:カプリッチョ ニ短調/第18番:カプリッチョ
ニ短調/第4番:ソナタ ニ短調/第22番:カンツォーナ ト短調/第9番:
カプリッチョ ニ短調/第19番:カプリッチョ ト短調/第1番:カプリッチョ
ニ短調/第24番:カンツォーナ イ短調/第7番:カプリッチョ イ短調/
第25番:カプリッチョ ハ長調
演奏/パルナッシ・ムジチ(古楽器使用)
ドレスデン近郊で生まれシュッツに師事。ドレスデン宮廷での活躍と晩年の
オルガニスト生活が人生のハイライトとなっているヴィエルダンクは、バロ
ック音楽ファン注目の作曲家です。その作風を知ることができる作品集だと
言えるでしょう。

777239-2 \1050
<マルクス・ベッカー・プレイズ・ベートーヴェン>
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」/ピアノ・ソナタ第3番
演奏/マルクス・ベッカー(フォルテピアノ、スタインウェイD)
大植英次とのアンタイル:ピアノ協奏曲集(777109-2)ほか、CPOにいくつか
の録音を残してきたベッカー。ドイツのピアニズムを体現するピアニストと
して、その存在はマルティン・シュタットフェルトらと並ぶものだと言えま
す。その力量を、フォルテピアノで演奏した2つのソナタで。

999785-2 \2100
ヴィラ=ロボス(1887-1959):
交響曲第2番「昇天」/ニューヨーク・スカイライン・メロディ
演奏/カール・セント=クレア(指揮)
シュトゥットガルト南西ドイツ放送交響楽団
シリーズ第6集は、1917年に作曲されたものの1944年まで初演されなかったと
いう交響曲第2番と、前衛的な手法(図形楽譜)によるオーケストラ作品を収
録。この作曲家の作品中、かなり珍しい位置の2曲だと言えるでしょう。


<IVORY CLASSICS>
76001 \2100
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
(録音:1994年4月18日・19日、オハイオ州、コロンバス)
ピアノ・ソナタ第18番
(録音:1984年2月1日・2日、ロンドン、フィンチリー)
演奏/アール・ワイルド(ピアノ)
ベートーヴェンのピアニズムを120%投影した「ハンマークラヴィーア」。
この作曲家を得意としたワイルドが、持てるテクニックを網羅して演奏する
この録音は、音圧も壮絶です。古典的なたたずまいの第18番は、ワイルドの
機敏性が発揮されます。
DDD/20bitオリジナル録音/24bitデジタル・リマスタリング

76002 \2100
モーツァルト(1756-1791):<2台のピアノのための音楽>
2台のピアノのための協奏曲/ピアノ連弾ソナタK. 497/2台のピアノのため
のソナタ(録音:1975年11月、ロンドン)
演奏/アール・ワイルド(ピアノ)、
ザイディー・パーキンソン(ピアノ)、
リチャード・デュファロ(指揮)
ナショナル・フィルハーモニック 
「のだめカンタービレ」で話題騒然、モーツァルトの「2台ピアノ・ソナタ」
ほか、デュオ演奏の曲を集めた1枚。おおらかな演奏により、モーツァルトの
楽しさがストレートに伝わってきます。
アナログ録音/24bitデジタル・マスタリング

76003 \2100
ショパン(1810-1849):<練習曲全集>
12の練習曲Op.10/12の練習曲Op.25/3つの新しい練習曲
(録音:1992年6月8日-12日、オハイオ州、コロンバス)
演奏/アール・ワイルド(ピアノ) 
ワイルドのショパンには、音楽の喜びや悲しみを惜しげもなく音楽に表現す
る、ストレートな魅力があります。それがピアニズムの愉悦を誘い、このピ
アニストの芸術になっているのは言うまでもありません。開放的なショパン
がお好みの方におすすめです。
DDD/20bitオリジナル録音/24bitデジタル・マスタリング(SADiE Artemis/
High Resolution digital workstation使用)



<FIRST EDITION>
FECD0001 \2100
<管弦楽のための変奏曲集>
コープランド(1900-1990):
管弦楽変奏曲(録音:1958年4月21日)*# 
ダッラピッコラ(1904-1975):
管弦楽のための変奏曲(録音:1954年10月)*# 
カーター(1908- ):管弦楽のための変奏曲(録音:1956年5月20日)*# 
アイヴズ(1874-1954):
アメリカ変奏曲(W.シューマン編曲)(録音:1964年11月24日)*世界初録音
#ルイヴィル管弦楽団委嘱作品
全てモノラル録音
演奏/ロバート・ホイットニー(指揮)ルイヴィル管弦楽団 
4人の作曲家を、変奏曲という切り口で探っていく好企画の1枚。コープラン
ド、ダッラピッコラ、カーターの3作はルイヴィル管弦楽団の委嘱作品であ
り、それぞれが世界初録音。アイヴズ作品もW.シューマンの編曲(1963年)
後、すぐに録音されています。それぞれの作風を知ることができるマニアッ
クな楽しみですが、1950年代から60年代の“音楽が熱い時代"が録音を通し
て伝わってきます。

FECD0009 \2100
フサ(1921- ):
プラハ1968年のための音楽(録音:1972年5月17日)*/この地球を神と崇め
る(録音:1983年2月12日)*  *世界初録音
演奏/カレル・フサ(指揮・・・この地球を神と崇める)、
ホルヘ(ジョージ)・メスター(指揮・・・プラハ1968年のための音楽)
ルイヴィル管弦楽団、ルイヴィル大学コンサート合唱団 
吹奏楽シーンで人気の高い「プラハ1968年のための音楽」は、作曲者の祖国
で起きたプラハ動乱を嘆き、抗議と悲嘆が入り交じった“怒りの作品"。この
名作(オーケストラ版)を作曲者の指揮で聴けるのは幸福なことです。「こ
の地球を神と崇める」も原曲は吹奏楽曲ですが、ここではオーケストラと合
唱用に編曲。どちらもこの版では世界初録音です。

FECD0015 \2100
ヒナステラ(1916-1983):
交響的三部作「オジャンタイ」(録音:1969年5月7日)*/パンペアーナ第3番
「3楽章の交響的パストラール」(録音:1954年11月)*#/記念祝典
(録音:1982年1月25日)*  *世界初録音  
#ルイヴィル管弦楽団委嘱作品  
オジャンタイ、パンペアーナはモノラル録音
演奏/ロバート・ホイットニー(指揮・・・パンペアーナ)、
ホルヘ(ジョージ)・メスター(指揮・・・オジャンタイ)、
遠藤明(指揮・・・記念祝典)ルイヴィル管弦楽団 
アルゼンチンの作曲家による作品集で、インカ帝国の伝説をモティーフにし
た「オジャンタイ」、ルイヴィル管弦楽団の委嘱・世界初録音になる「パン
ペアーナ第3番」など、他のCDでも入手が難しい作品がそろっています。ア
メリカ全土のオーケストラを指揮し、1980年から83年までルイヴィル管弦楽
団の音楽監督を務めた遠藤明の指揮にも注目です。


<ARTHAUS MUSIK DVD>
101407 \2750
<クリスマス・ウィズ・ホセ・カレーラス>
民謡:
マリアは茨の森を通って行った/神の御子は今宵しも/すぐに暗くなるだろ
う/山の上で 
フランク:天使の糧 
ジョルダーニ:カロ・ミオ・ベン(いとしい私の恋人)
ストラデッラ:主よ、憐みたまえ(ストラデッラの作品ではない)
パーセル:アンダンティーノ
ディックス:グリーンスリーヴズ
トルドラ:サンタ・ルチアのロマンス
アルバレス:祈り
シューベルト:千人の天使たちの歌声
ビゼー:アニュス・デイ
バーリン:ホワイト・クリスマス
トスティ:開けておくれ(セレナータ)/最後の歌 
グルーバー作曲&モーア作詞:
きよしこの夜
(クリスマス・コンサート・ライヴ収録:1990年12月16日、スイス、ルツェ
ルン、イエズス会教会)
歌・演奏/ホセ・カレーラス(テノール)、ロレンソ・ババフ(ピアノ)、
ヘルマン・バウマン(ホルン&アルペンホルン)、
セバスティアン・バウマン(フリューゲルホルン)、
ヴォルフガング・クレゼナー(オルガン)、
アンドリュー・ハナン(ピアノ)、
エーリヒ・シュヴァルツバウアー(合唱指揮)
ウィーン・モーツァルト少年合唱団
NTSC方式、画像構成比4:3、音声方式:PCMステレオ、66分、片面一層ディス
ク(DVD5) 
エンターテイナーとしてのカレーラスを存分に味わえるクリスマス・コンサ
ートの映像であり、この時期だからこそ感動が強まる一枚だと言えるでしょ
う。「ホワイト・クリスマス」や「きよしこの夜」など、有名な曲を慈しん
で歌う様子はファンならずとも釘付けになります。

101417 6枚組 \8450
<ホセ・カレーラス・コレクション>
[101401:ウィーン・カムバック・リサイタル/101403:ヴェローナの偉大
な夜/101405:歌曲集&ミサ・クリオージャ/101409:ボリショイ・オペラ
・ナイト/101411:ザルツブルク・リサイタル/101413:ホセ・カレーラス
&モンセラート・カバリエ、の既発売商品をボックス化]
(ライヴ収録:1988年8月・9月、1989年8月・9月、1990年6月) 
※日本語帯は同封されておりませんが、貼付の特別シールにある応募券でお
申込みいただいた方に各タイトル6枚分の日本語帯を無料で送付します。
歌・演奏/ホセ・カレーラス(テノール)、レオ・ヌッチ(バリトン)、
ゲーナ・ディミトローヴァ(ソプラノ)、
ペテル・ドヴォルスキー(テノール)、ソーナ・ガザリアン(ソプラノ)、
ジャーコモ(ハイメ)・アラガル(テノール)、
ルッジェーロ・ライモンディ(バス・バリトン)、
エレナ・オブラスツォワ(メゾ・ソプラノ)、
フェルッチョ・フルラネット(バス)、
ナタリア・トロイツカヤ(ソプラノ)、サミュエル・レイミー(バス)、
アプリーレ・ミッロ(ソプラノ)、
ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ(テノール)、
マーラ・ザンピエーリ(ソプラノ)、ルネ・コロ(テノール)、
エヴァ・マルトン(ソプラノ)、イレアーナ・コトルバス(ソプラノ)、
カルロ・ベルゴンツィ(テノール)、エフゲニー・ネステレンコ(バス)、
アルフレード・クラウス(テノール)、ヘルマン・プライ(バリトン)、
モンセラート・カバリエ(ソプラノ)、
ヴィンチェンツォ・スカレーラ(ピアノ)、
アリエル・ラミレス(ピアノ)、マーティン・カッツ(ピアノ)、他
NTSC方式、画像構成比4:3、音声方式:PCMステレオ、約620分、片面一層ディ
スク(DVD5)&片面二層ディスク(DVD9)
ここ数ヶ月、単発で続けて発売されてきた、カレーラス復活期の貴重な映像
をボックス・セット化。白血病からの全快を祝うコンサート(ヴェローナの
偉大な夜)における名歌手のそろい踏みなど、オペラ・ファンなら興奮する
映像ばかりです。

102063 \3050
ドヴォルザーク(1841-1904):
レクィエム(ライヴ収録:1988年、プラハ、聖ヴィート大聖堂)
演奏・歌/ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、
プラハ・フィルハーモニー合唱団、
ガブリエラ・ベニャチコヴァー(ソプラノ)、
イダ・キリロヴァ(アルト)、ヨーゼフ・プロチュカ(テノール)、
ルデク・ヴェレ(バス)
NTSC方式、画像構成比4:3、音声方式:PCMステレオ、97分、英・独・仏・西
語字幕付き、片面二層ディスク(DVD9)
今さら評価をするまでもなく定評がある、ノイマンのドヴォルザーク。チェ
コ・フィル、ベニャチコヴァーほかの歌手陣など、すべてが結実した最高級
の演奏であり、伝統ある大聖堂での荘厳なライヴです。BMGからレーザーディ
スクで発売されていた映像。


<OPUS ARTE DVD>
OA0964D 3枚組 \6380
ワーグナー(1813-1883):歌劇「ローエングリン」(独語歌詞)
エクストラ・フィーチャー[汝が私に願うことなどないでしょう(ライナー
・E・モリッツによるドキュメンタリー・フィルム。ニコラウス・レーンホフ、
シュテファン・ブラウンフェルス、ベティーナ・ヴァルター、ケント・ナガ
ノと主要な出演者のインタビューを含む)/オペラ概要/キャスト・ギャラ
リー] 
(ライヴ収録:2006年6月1日、3日、5日、ドイツ、バーデン・バーデン祝祭
劇場) 
歌・演奏/クラウス・フローリアーン・フォークト、
スールヴェイ・クリンゲルボルン、ハンス=ペーター・ケーニヒ、
ヴァルトラウト・マイアー、トム・フォックス、ロマン・トレケル、
マルクス・アーメ、フォルカー・ナイトマン、
ドーミニク・ホゼフェルダー、ミヒャエル・ドリース、
ケント・ナガノ(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団、
ヨシャルド・ダウス(合唱指揮)、
ユーロパコールアカデミー・マインツ、
リヨン国立歌劇場合唱団、
ニコラウス・レーンホフ(演出)デニ・セイヤーズ(振付)、他
NTSC方式、画像構成比16:9Anamorphic、音声方式:DTSサラウンド(5.1)、
LPCMステレオ、279分(オペラ207分/エクストラ72分)、英・仏・独・西・
伊語字幕付き、片面二層ディスク(DVD9)
新しいオペラの表現を追求するケント・ナガノとレーンホフのクリエイティ
ヴィティが、ワーグナーの世界を象徴的に、そしてスタイリッシュに変貌さ
せた上演。「パルジファル」の禁欲的な雰囲気を連想させるステージ・デザ
インの中、ドイツ・オペラを得意とするフォークト、ワーグナーのヒロイン
をレパートリーに持つクリンゲルボルンやマイアーほか、ワーグナー歌手が
集まって作り上げた揺るぎない世界です。

OA0965D 2枚組 \4850
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」(ロシア語歌詞)
エクストラ・フィーチャー[ムツェンスク郡のマクベス夫人:カテリーナ・
イズマイロヴァの悲劇(ライナー・E・モリッツによるドキュメンタリー・
フィルム。マルティン・クセイ、マリス・ヤンソンスと主要な出演者のイン
タビューを含む)/オペラ概要/キャスト・ギャラリー]
(ライヴ収録:2006年6月25日、28日、オランダ、アムステルダム、音楽劇場)
歌・演奏/エーファ=マリア・ヴェストブレーク、
クリストファー・ヴェントリス、ウラディーミル・ヴァネエフ、
ルドヴィト・ルドハ、キャロル・ウィルソン、
アレクサンドル・クラヴェッツ、ニキータ・ストロエフ、
アレクサンドル・ヴァシリエフ、ヴァレンティン・ジャー、
ラニ・ポウルソン、
マリス・ヤンソンス(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、
ネーデルラント・オペラ合唱団、マルティン・クセイ(演出)、他
NTSC方式、画像構成比16:9Anamorphic、音声方式:DTSサラウンド(5.1)、
LPCMステレオ、236分(オペラ166分/エクストラ70分)、英・仏・独・西・
伊・蘭語字幕付き、片面二層ディスク(DVD9)
交響曲全集を完成させたヤンソンスが指揮をし、2006年の6月に上演されたば
かりのステージを収録。クセイの演出はベルクの「ヴォツェック」を思わせ
る扇情的なものであり、現代の社会に置き換えてこのオペラを体験するのに
ふさわしいセットだと言えるでしょう。ショスタコーヴィチ生誕100年の記念
イヤーにふさわしい上演・映像です。


<EUROARTS DVD>
2051368 \2800
ブルックナー(1824-1896):
交響曲第8番(ノヴァーク校訂1890年版)
(ライヴ収録:1985年12月8日、スウェーデン、ストックホルム、コンサート
ホール)
演奏/カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
ワールド・フィルハーモニック管弦楽団
NTSC方式、画像構成比4:3、音声方式:PCMステレオ、ドルビー・デジタル5.1、
DTS 5.1、94分、片面二層ディスク(DVD9)
昨年6月に惜しまれつつ亡くなった後、多くの発掘音源や映像によりますます
巨匠としての地位をアップさせたジュリーニ。世界的奏者の集合体であるオ
ーケストラを指揮し、精神の高みに到達するブルックナーは必見。観ること
によってジュリーニの構築する音楽が心に伝わってくる映像です。ワールド
・フィル結成第一回コンサート

<VAI>
VAI DVD 4390 \3650
「シュワルツコップ ウィーンの夕べ」
スッペ:「美しきガラテア」序曲
J.シュトラウス:「ウィーン気質」から,「ウィーンの森の物語」 Op.325,
ヨゼフ・シュトラウス:うわ言ワルツ Op.212,騎手ポルカ Op.278
ホイベルガー:「オペラ舞踏会」から
ツェラー:「小鳥売り」から,「鉱夫長」から
レハール:「メリー・ウイドー」から
ジーツィンスキー:ウィーンわが夢の街
エリザベート・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
ウィリー・ボスコフスキー(指揮)カナダ放送管弦楽団
収録:リージョン・オール、
NTSC、白黒、4:3、モノラル、字幕 英仏独伊
1963年10月31日に放送されたシュヴァルツコップの映像。シュヴァルツコップ
はDVD化された映像そのものが少なく、また彼女の得意としたウィーンのオペレ
ッタを歌った映像はほとんどないので、これは大変貴重である。白黒のモノ音
声でも、シュヴァルツコップが「オペラ舞踏会」の“別室へ行きましょう”を
歌う姿は最高。しかも伴奏はボスコフスキー、ヴァイオリンを持ちながら洒落
た指揮を繰り広げている。「ウィーンの森の物語」 では、ツィターを用いず、
ボスコフスキーのヴァイオリンが聞ける。カナダ放送のスタジオ収録。一部の
曲ではセット、衣装を用いている。

VAI DVD 4360 \4050
フランスの名バリトン、スゼーの映像!
「ジェラール・スゼーの芸術 第2集」
フォーレ:漁師の歌,マンドリン,オーロラ,五月,永久に
デュパルク:悲しき歌,ロズモンドの館,フィディレ
ドビュッシー:美しき夕暮れ,操り人形
R.シュトラウス:帰郷,セレナーデ,献呈
リュリ:「アマディス」から
アーン:蜜蜂が蜜吸うところで
シューベルト:舟人,影法師
ラッペルズ:つっかえつっかえながら話す恋人たち
オヴァーリエ:青い鳥 ほか
ジェラール・スゼー(バリトン)
ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
収録:リージョン・オール、
NTSC、白黒、4:3、モノラル、字幕 英仏
第1集(VAIDVD4312)に続くスゼーの芸術第2集。カナダ放送による、3回の放送
収録をDVD化。(放送日順に、1956年2月9日、1960年10月18日、1967年2月9日)。
「ビロードの声」と讃えられたフランスの名バリトン、ジェラール・スゼー
(1918−2004)の美しい歌曲の数々が映像で見られる。フランス歌曲はもちろ
んのこと、シューベルト、シュトラウスといったドイツ・リートでも、気品の
ある歌い方は素晴らしい。

VAI DVD 4379 \4050
ブリス:バレエ「チェックメイト」
ゴードン:バレエ「放蕩者の成りゆき」
サドラーズ・ウェルズ・ロイヤル・バレエ(ニネット・ド・ヴァロワ 振付)
バリー・ワーズワース(指揮)
サドラーズ・ウェルズ・ロイヤル・バレエ管弦楽団
収録1982年、リージョン・オール、
NTSC、カラー、4:3、モノラル、87分
二つの英国のバレエを収録。サー・アーサー・ブリス(1891-1975)の「チェック
メイト」は1937年にサドラーズ・ウェルズ・ロイヤル・バレエによって初演、
これはニネット・ド・ヴァロワの振付もそのままのオリジナル通りの上演。
「放蕩者の成りゆき」は、ギャビン・ゴードン(1901-1970)が1935年に発表した
バレエ。ニネット・ド・ヴァロワ(1898-2001)は、アイルランド生まれ、コ
ヴェントガーデンのバレエ団、ディアギレフのロシアバレエ団を経て、1931年
からサドラーズ・ウェルズ・バレエを率いた伝説的人物。

VAI DVD 4384 \4050
オッフェンバック(ロザンタール編):バレエ「ゲテ・パリジェンヌ」
(特典映像:フレデリック・フランクリンのインタビュー)
モンテカルロ・ロシア・バレエ団
振付 レオニード・マシーン
収録:1950年(本編)、
リージョン・オール、NTSC、白
黒,カラー、4:3、モノラル、87分、字幕 英
本編は、1950年に収録された、モンテカルロ・ロシア・バレエ団による「ゲテ
・パリジェンヌ」。アレクサンドラ・ダニロワ、フレデリック・フランクリン
ら、往年のダンサーが出演している。音楽はアフレコで、演奏者は不明。特典
として、フレデリック・フランクリンのインタビュー(36分)、収録したヴィ
クター・ジェッセンについての映像を2つ収録。




<Edition HST>
HST-039 \2500
ヴァンハル(17391813):最後の弦楽四重奏曲集Op.33
第4番ニ長調Weinmann Va:D4、
第5番ト長調W.Va:G9、
第6番変ロ長調W. Va:B10
※全曲世界初録音
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ(リーダー;磯 晃男、ヴァイオリン)
録音:2006年9月1日、東京府中の森芸術劇場ヴィーンホールでのライヴ録音
1770年代、イタリア留学を援助したリーシュ男爵への借金返済に苦悩し発狂し
たヴァンハルの精神病完治を支援したパトロンの一人がエルデディ伯爵家。現
クロアチア・ヴァラディンの静養先での宿代として、ヴァンハルは週1曲の弦楽
四重奏曲を作曲したと伝えられる。そしてこの弦楽四重奏曲集Op.33は、1780年
ヴィーンに創立しモーツアルトのハイドンセットで有名なアルタリア出版社か
ら1785年に出版された。
(リーダー:磯 晃男 )
4歳よりヴァイオリンを磯 良男に師事。武蔵野音楽大学にて学びヴァイオリン
を萩原耕介、G,Feigin 室内楽を、P,Badev K,Doll Z、Tybei各教授などに師事。
2000年ドイツのケルン音楽大学に留学G,Peters教授に師事。在学中、オランダ
にて開催されたエラスムス室管に、ケルン音楽大学代表として参加し故Linare
教授のもとで、オランダ、ドイツ各地にて演奏会を行い成功をおさめる。他に、
様々なマイスターコースに参加、Erlich教授Eadlinger教授、Tomazewski教授な
どに師事。バイロイト学生オーケストラに参加オーデションにより、2ndヴァイ
オリンのソロ、及び弦楽合奏団コンサートマスターにえらばれ、ドイツ各地で
演奏会に参加。デュッセルドルフ交響楽団の研修団員に合格しその後研修団員
として、約3年間、オペラ、シンフォニーコンサート出演し研鑽を積む。2005年
6月に帰国し、日本での音楽活動をスタート。日本弦楽指導者協会会員




<BIDDULPH>
80218-2 \1980
「カミラ・ウィックス 録音集」
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
ヴァーレン:ヴァイオリン協奏曲 Op.37
ブロッホ:ニーグン、カバレフスキー:即興曲、
プロコフィエフ:「三つのオレンジへの恋」−行進曲
ショスタコーヴィチ:
「黄金時代」−ポルカ,前奏曲第10番,第15番、第16番,第24番
サラサーテ:マラゲーニャ、アギーレ:ウエラ、
ヴァッレ:前奏曲第15番、ベンジャミン:サン・ドミンゴから、
ストラヴィンスキー:牧歌
カミラ・ウィックス(ヴァイオリン)
シクステン・エールリンク(指揮)ストックホルム放送交響楽団
録音:1952年2月18日
エイヴィン・フィエルスタート(指揮)
オスロ・フィルハーモニー交響楽団、録音:1949年
シクステン・エールリンク(P)
録音:1949-1951年
ピアノ伴奏、録音:1951年
カミラ・ウィックスは、存命中から伝説的存在となったヴァイオリニスト。
1928年ニューヨーク生まれのノルウェー系米国人。ジュリアード音楽院で学び、
1942年にニューヨーク・デビュー、その後1946年から頻繁にヨーロッパで演奏
し、ことに北欧を拠点とするほどの活躍をした。ことにシベリウスのヴァイオ
リン協奏曲は、作曲者自身が大絶賛したことが伝えられている。この1952年の
録音は、スウェーデンの名指揮者、エールリンクの伴奏ともども、極めつけと
してしられていたものであった。ここではさらに、フィエルスタートの伴奏で
ファッテイン・ヴァーレン(1887-1952)のヴァイオリン協奏曲、エールリン
クのピアノ伴奏の小曲、そして未発表のままだった貴重な録音も含めており、
ウィックス・ファンにはまたとないCDになっている。

80219-2 4枚組 \7920
イギリスの名ヴィオラ奏者ライオネル・ターティスのセット第2集
「ライオネル・ターティス ヴォカリオン全録音集(1919-24)」
モーツァルト:ピアノ三重奏曲第4番 ホ長調 K.542
モーツァルト:
クラリネット三重奏曲 変ホ長調 K.498「ケーゲルシュタット・トリオ」
モーツァルト:ピアノ三重奏曲第6番 ト長調 K.564
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調 D.898
ドヴォルザーク:4つのバガテル、
ダンヒル:幻想三重奏曲、
ヘンデル:パッサカリア、
フックス:二重奏曲、
ゴダール:小二重奏曲 Op.18、
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ第8番、
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番 ヘ短調
チャイコフスキー:孤独な心を知る者だけが、
デュパルク:エクスターゼ、
ルルー:ナイル河
小品集(マレ、クライスラー、バッハ、シューベルト、メンデルスゾーン、
シューマン、リスト、チャイコフスキー、ルビンシテイン、グリーグ、ビゼー、
ゴダール、サン=サーンス、トーマ、フォーレ、ダンブロージョ、
カルニンシュ、レビコフ、ウォルステンホルム、ターティス、トッド・ボイド、
デイル、マキュアン、アイルランド、グレンジャー、伝承曲)
ライオネル・ターティス(ヴィオラ)
共演:アルバート・サモンズ(ヴァイオリン)
エセル・ホブデイ(ピアノ)、フランク・セント・リーガー(ピアノ)
F.B.キドル(ピアノ)、ゾイア・ロソフスキー(ソプラノ)&ピアノ伴奏
先に出された「ライオネル・ターティス 近代ヴィオラの父」(80216-2)の続編。
近代ヴィオラ演奏の父と讃えられる、英国の名ヴィオラ奏者、ライオネル・タ
ーティス(1876−1975)が、1920年代前半にヴォカリオン社に録音したアコー
スティック録音を集めている。





<QUERSTAND>
VKJK0604(SACD-Hybrid) 2枚組 \3380
※11月20日ご注文分までの特価 \2450
ブルックナー:交響曲第8番
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管
録音:2005年7月1日ゲヴァントハウス・ライプツィヒ・ライヴ
ファンの間ではすでに評判となり噂も広まっていたヘルベルト・ゲヴァントハ
ウス管カペルマイスター退任コンサート・ライヴがついに登場。マズアの後任
として、その厳しいトレーニングで音色を磨き上げて、キリッと引き締まった
サウンドにゲヴァントハウス管を再教育しました。音楽の従順な下僕とも評し
たい敬虔なマエストロがそのコンサートで選んだ曲目は、ブルックナー畢生の
名作、交響曲第8番。その短くないレコーディング・キャリアで初のレパート
リーとなります。演奏は正に立派の一言。心持ちゆったりとしたテンポが採用
され、見通し抜群のバランス感覚は正にブロムシュテットならでは。
QUERSTANDが最近力を入れているSACDによる瑞々しい高音質もセールスポイン
トです。80歳を目前とした現代最高の指揮者による年末最大の話題盤、名盤と
申せましょう。

VKJK0517 \1680
「テューリンゲンのオルガン」
ヨハン・ペーター・ケルナー(1705-1772):
前奏曲ニ短調/二重フーガニ短調/幻想曲ハ長調/主イエス・キリスト、我汝を
呼ぶ/アルマンドイ短調/
アドリアン・ユングハンス(1742-1810):おお嘆き、おお心の悲しみ/
レオンハルト・フリッシムート(1721-1764):パストラーレハ長調/
ヨハン・クリストフ・ケルナー(1736-1803):フーガニ短調他
エヴァルト・コーイマン(Org)
2005年9月録音
J.P. ケルナーはテューリンゲン地方グレンフォルダで生まれ、1727年同地の
聖ラウレンティウス教会の助手に就任しました。優れたオルガン奏者として知
られたケルナーは1733年ここのオルガンの建造を提案し、これを死去するまで
演奏しました。

VKJK0528 \1680
「C.P.E.バッハ:オルガン協奏曲集」
オルガン協奏曲ト長調Wq. 34/オルガン・ソナタイ短調Wq. 70-4/オルガン協奏
曲変ホ長調Wq. 35
ヨハネス・ゲッフェルト(Org)、
ヨハン・クリスティアン・バッハ・アカデミー
2005年10月録音
C.P.E. バッハは1767年から死去するまでハンブルクの5つの教会の音楽監督を
務めました。しかし、オルガン作品は2曲の協奏曲のほかはソナタなど数曲しか
なく、オルガン協奏曲も「オルガン又はチェンバロの協奏曲」と記されていま
す。

VKJK0602 \1680
「モーツァルト・・・・、ヴァイオリンとチェロのための編曲集」
ソレル:ファンダンゴ
モーツァルト:
幻想曲ニ短調K. 397/ピアノ・ソナタハ長調K. 545/ソナタ変ロ長調K. 570/
ベートーヴェン:なくした小銭への怒りop. 129/
メンデルスゾーン:カプリッチョ嬰ヘ短調/
ヴィエニャフスキ:エチュード・カプリスop. 18
ヴェラ・ヒルガー(Vn)、
ノルベルト・ヒルガー(Vc)
2005年10月、2006年4月録音
ノルベルト・ヒルガーはMDR交響楽団主席チェロ奏者を務め、ヴェラも同交響
楽団に所属し、作曲もしています。当レーベルにバッハのチェンバロ曲のヴァ
イオリンとチェロ用編曲を2枚録音しました。

VKJK0626 \1680
「ヴルツェンの聖マリア大聖堂でのクリスマス」
J.S.バッハ:アリオーソ/プレトリウス:暁の星さし昇りて/
レーガー:扉を高く/
ブクステフーデ:「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」他
ヨハネス・ディッケルト指揮
ヴルツェン大聖堂青年合唱団
2004年12月、2005年4・5月録音
ディッケルトは1986年ヴルツェンの聖マリア大聖堂の指揮者・オルガン奏者・
教会音楽監督となり、ヴルツェン大聖堂青年合唱団を創設しました。この合唱
団は16歳から30歳までの約45人から成っています。

VKJK0627 \1680
「怠け者のスウィング」
カール=ハインツ・フォーゲル:
怠け者のスウィング/ホセのために/痛み/2つのギター/
ディアンゴ・ラインハルト:私の夢の屋敷 他
ドイツ・ホット・クラブ(Hot Club d'Allemagne)【トーマス・プロカイン
(Vn)、カール=ハインツ・フォーゲル(G)、クラウス・ヤコプ(G)、ゲオルク・
プロカイン(Cb)】
2005年録音
フォーゲルとトーマス・プロカインがフランスのジャズ・ギター奏者ディアン
ゴ・ラインハルトとヴァイオリン奏者ステファン・グラッペリの音楽に関心を
持っていたことから、2002年にこの四重奏団が結成されました。二人のプロカ
インが受けたクラシックの音楽教育と、二人のギター奏者のアメリカのジャズ
のような様式が混合されています。




<TELOS>
TLS 124 2枚組 \4160
モーツァルト:
弦楽四重奏曲第14番 ト長調 K.387,
弦楽四重奏曲第15番 ニ短調 K.421
カザル四重奏団【ダリア・ザッパ(Vn)、ラッヘル・ロジーナ・シュペート
(Vn)、マルクス・フレック(Va)、アンドレアス・フレック(Vc)】
若干のメンバーと担当の変更があったカザル四重奏団の新譜。クリアな音色と、
柔らかい弾力の感じられるアンサンブルは、モーツァルトの曲に最適である。
CD1に2曲の四重奏曲を収録、CD2では、ウルス・フラウヒガーによる「モーツァ
ルトへのアプローチ」という朗読と、第15番が楽章ごとに収録されている。ま
たブックレットには、第15番の楽譜が載っている。

TLS 1006 \2080
シューマン:歌曲集「ミルテの花」 Op.25
シューマン夫妻の手紙の朗読
ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)
イヴァーン・パレイ(バリトン)
シュテファン・マティアス・ラーデマン(ピアノ)
マルティナ・ゲデック,ゼバスティアン・コッホ
録音:2006年2月
シューマンの「ミルテの花」を、ソプラノのダムラウと、バリトンのパレイが
歌っている。ダムラウは、人気急上昇のドイツのソプラノ。ザルツブルク音楽
祭に2001年以来毎年出演していることからも、彼女の人気の高さが伺える。パ
レイは、アルゼンチン生まれだが、2000年からウィーンに在住してドイツ歌曲
にも強い。グルベローヴァに認められ、2007年4月に彼女のリサイタルに同行
する予定。このCDではさらに、シューマン夫妻の手紙を11通、曲の合間に朗読
をしている。




<DORON>
DRC 2007 \2080
「スイス現代作曲家シリーズ」
クリスティアン・ファヴル(1955-):
幻想四重奏曲(ピアノ四重奏)(2002)
シャコンヌ(2004)
子供の情景(2003)
シューマン四重奏団/【クリスティアン・ファヴル(Pf)、テディ・パパヴラミ
(Vn)、ドリン・マテア(Va)、フランソワ・ギュエ(Vc)】
ギュエ(Vc)、ファヴル(Pf) シュテファン・ルシエツキ(Vn)
録音:2004年、40:35
スイス現代作曲家シリーズの新作は当DORONレーベルでピアニストとして活躍し
ているクリスチャン・ファヴル。いずれも調性のある短い作品です。何れの作
品も(子供の情景ですらも)ショスタコーヴィチやバルトークを連想させる迫
真の作品です。

DRC 5025 \2080
「ピアノ・センシブル(感覚で捕らえるピアノ)第2集」-モーツァルトからテ
イク・ファイヴまで
モーツァルト:ロンドニ長調K.485
シューベルト:即興曲変ト長調op. 90-3
ショパン:練習曲変ト長調op.10-5
グリーグ:蝶々
ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調op. 3-2
ドビュッシー:月の光
オネゲル:ラヴェルへのオマージュ
カバレフスキー:子供のための24の易しい小品から道化師、
ポール・デスモンド:テイク・ファイヴ、
デーヴ・ブルーベック:ブルー・ロンド(トリコ風)他
ボリス・メルソン(P)
2005年5月録音
メルソンのアンコール名曲集。モーツァルトからジャズの名曲「テイク・ファ
イヴ」や「ブルー・ロンド」まで凝った選曲。メルソンは1921年ロシアに祖先
を持つスイス人の両親の元に生まれました。ヨーロッパ、ブラジル、アメリカ
で演奏するほか、指揮者・作曲家としても活動し、Doronレーベルではモーツ
ァルト、ベートーヴェンや自作を録音しています。




<ALBANY>
●ALBANYレーベルのSACD
SACDとして再発売されたもののご案内です。品番・価格は変わりありません。

TROY032(SACD-Hybrid) \1980
ジョージ・ロイド(1913-1998):交響曲第1番イ長調/第12番
ジョージ・ロイド指揮
オールバニー響
イギリスの作曲家ロイドの最初の交響曲のアメリカ初演と最後の交響曲の世界
初演後間もなく、作曲者が指揮した録音です。2曲共3部から成る1楽章形式で、
第1部は変奏曲となっており、ロイドの音楽の抒情的な性格と指揮者としての
高い能力を示しています。

TROY060(SACD-Hybrid) \1980
ジョージ・ロイド:交響曲第11番
ジョージ・ロイド指揮
オールバニー響
この活気に満ちた交響曲はオールバニー交響楽団の委嘱で作曲され、作曲者の
指揮で初演されて喝采を受けました。ロイドは、この作品が他の交響曲と違う
点は、オーケストラの異なる音色とそれらが惹起する感情を探求していること
だと述べています。

TROY350(SACD-Hybrid) \1980
ロイ・ハリス(1898-1979):
交響曲第8番「サンフランシスコ交響曲」/子供の日曜日の思い出/交響曲第9番
アラン・ファインバーグ(P)、
デーヴィッド・アラン・ミラー指揮
オールバニー響
ハリスはアメリカ固有の交響的音楽の確立において最も重要な作曲家の一人で
すが、中世の旋法やルネッサンス・バロックの対位法からゴスペルやジャズま
で様々な要素を取り入れています。交響曲第8番はサンフランシスコ交響楽団
の委嘱で書かれ、第9番の各楽章には合衆国憲法前文から引用した題がつけら
れています。




<CLASSICO>
CLASSCD526 \1850
プーランク:小象ババールの物語/
メシアン:「鳥の小スケッチ」から黒うたどり/
ドビュッシー:子供の領分
マレーネ・タストゥム(P)、トマス・ヴィニング(語り)
2003年7月・2004年7月録音
タストゥムはデンマーク王立音楽院、フィンランド音楽院で学び、2003年デビュ
ー演奏会を開きました。リズムの生き生きとした躍動感のある演奏です。

CLASSCD561 \1850
「ベンソン、ベンソンとシェーンベルクを弾く」
ニルス=ヴィゴ・ベンソン(1919-):
トッカータop. 10/パルティータop. 38/ソナタ第3番op. 44/11楽器のための室
内協奏曲op. 52
シェーンベルク:6つの小さいピアノ曲op. 19/組曲op. 25
ニルス=ヴィゴ・ベンソン(P)、
ゲオルク・ヴァサヘーリ(P)、ヘルマン・D. コッペル(P)、
ラヴァーズ・フリースホルム指揮
コペンハーゲン・コレギウム・ムジクム
1942-1951年録音(原盤:HMV)
ベンソンは生地コペンハーゲンの王立デンマーク音楽院の学生だった1939年に
作曲家・ピアニストとして最初に演奏会に出演して以来、ずっと両方の活動を
行ってきました。ヒンデミットやジャズの影響を受け、多調や偶然性を用いる
作品も書いています。

CLASSCD562 \1850
「ハーボエレ地域の民謡の伝統−古いデンマーク音楽の伝統」
ハンス・アドルフ・ブロアソン(1694-1764)(ボー・グレンベッシ編曲):
賛美歌集「信仰のたぐいまれな至宝」と「白鳥の歌」から
ハーボエレグループ【ラース・トズベルウ(Br)、ダニカ二重奏団(メレデ・ホ
フマン(Ob)、アスゴ・トロエルセン(Org))】2002年録音
これらの歌の旋律は口頭で伝えられ、1840年頃、ブロアソンの歌を歌った歌手
たちと親しかった人々を知っていた賛美歌学者たちによって書き留められたよ
うです。グレンベッシはこの地方出身の作曲家・オルガン奏者で、それぞれの
歌のあとにオーボエとオルガンによる変奏を加えました。

CLASSCD563 \1850
「ロセンボルウ城での夕べ−クリスティアン4世とフレゼリク3世の宮廷の音楽」
ホルボーン(?-1602):夜警
フレスコバルディ:フィレンツェのアリア
プレトリウス:パッサメッツォ
ダウランド:デンマーク王のガイヤルド
メルラ(1594/95-1665):シャコンヌ
ロック(1621/22-77):パヴァーヌ/アルマンド他
王立デンマーク・ブラス、
ヴィゴ・マンゴア(Lute)、ブルレスケ、
クリスティアン・ブール=モアテンセン(Lute)他
2006年8月録音
フレゼリク2世は世界最古のオーケストラである王立劇場管弦楽団を創立し、そ
の子クリスティアン4世の居城には多数の音楽家たちが集まりました。ダウラン
ドは1598年から1606年までクリスティアン4世に雇われてリュートを演奏しまし
た。

CLASSCD614 \1850
ブラームス:ソナタ第3番へ短調/16のワルツop. 39
リケ・サンベルウ(P) 2004年7月録音
サンベルウは1977年コペンハーゲンで生まれ、デンマーク王立アカデミーでア
ンネ・エランとホセ・リベラに、その後マスタークラスでバドゥラ=スコダら
に学びました。デンマークの作曲家コッペルの作品をデンマーク放送シンフォ
ニエッタと録音していますが、独奏はこれが最初のCDとなります。

CLASSCD654 \1850
トゥイレ(1861-1907):ピアノと木管のための六重奏曲変ロ長調op. 6/
シューマン:ピアノ四重奏曲変ホ長調
ユトラント・アンサンブル
トゥイレは「ミュンヘン楽派」と呼ばれる新ロマン主義の代表的作曲家で、こ
の六重奏曲はミュンヘン王立音楽学校で学んでいた時の作品です。ユトラント
合奏団は10人の演奏者から成り、木管五重奏、弦楽三重奏とピアノのほか、10
人目は曲目によって変わります。

CLASSCD660 \1850
「北欧の旋律」
カール・ミカエル・ベルマン(1740-95):3つの歌
グリーグ:抒情小曲集第1集
クーラウ:アイルランドの旋律による変奏曲op. 105
ペート・リネマン(1858-1930):4つの民謡(op. 23-2から)
ヨアシム・アンデルセン(1847-1909):
I. ダンストレムによる6つのスウェーデン語のポーランドの歌
デュオ武満【マリアンネ・レド(Fl)、アネアス・ボービュエ(G)】
2005-2006年録音
クーラウの作品(「夏の名残りのばら」による)以外は北欧の民謡に基づいて
いるか、それにインスピレーションを受けて書かれました。ベルマンはスウェ
ーデン王グスタヴ3世の保護を受け、作詞作曲した歌を吟遊詩人のスタイルで
演奏し、市民社会でも人気がありました。

CLASSCD661 \1850
「思い出の武満徹」
武満徹(1930-69):
海へ/無伴奏フルートのための「巡り」/ギターのための4つの小品「すべては
薄明のなかで」
久田典子(1963-):Phase III
新実徳英(1947-):メロスII
福士則夫(1945-):夜は紫紺色に明けて
デュオ武満【マリアンネ・レド(Fl)、アネアス・ボービュエ(G)】
2006年2月ライヴ録音
二人が1993年に「海へ」を初めて演奏して以来、この作品が二人を連想させる
ようになったため、デュオ武満と命名されました。武満の死後10年の2回の演奏
会のライヴ録音で、久田作品は委嘱作です。

CLASSCD673 \1850
「水の作品集」
エリック・ホイッタクル(1970-):水の夜
フランチェスコ・カリ(1966-):窓の上の雨
モーテン・ポウルセン(1973-):海の祈り
ヤーコ・メンティエルヴィ(1963-):すすり泣く水兵他
フレミング・ヴィネキル指揮
ヒュムニア室内合唱団他
2004年録音
アメリカ、イタリア、デンマーク、ノルウェーなどの国々の現代作曲家たちの
水にちなんだ作品が収録されています。1983年のこの合唱団は、特にデンマー
クの現代の合唱曲に力を入れています。

CLASSCD679 \1850
「ホルメンの歌劇場でのホルンボー」
ヴァン・ホルンボー(1909-96):
ファンファーレop.121/ノットゥルノop.19/医学四重奏曲op.70/金管のための
協奏曲op.157/エギルのバラードop.185他
デンマーク王立ウインズ&ブラス
2006年録音
2005年にコペンハーゲンのホルメンに新しい歌劇場が開場し、このアンサンブ
ルはここでの最初の録音にデンマークを代表する作曲家ホルンボーの6曲を選び
ました。3曲は初録音で、3曲はデンマーク王立管弦楽団の団員のために書かれ
たものです。

CLASSCD682 \1850
「夕べの歌−ヴァイオリンとオルガンのための音楽」
ヨーゼフ・ガブリエル・ラインベルガー(1839-1901):
ヴァイオリンとオルガンのためのソナタop. 166/オルガン・ソナタ第4番イ短調
/ヴァイオリンとオルガンのための3つの小品(op. 150から)
サカリ・テッポネン(Vn)、
インゲ・ベック(Org)
2006年8月録音
ラインベルガーはリヒテンシュタインで生まれ、ミュンヘンでオルガン奏者、
オルガンと作曲の教師として活動しました。他のジャンルの作品は忘れられま
したが、オルガン曲は再評価されています。

CLASSCD683-84 2枚組 \2700
「オルガン音楽の30年」
J.S.バッハ:
18のライプツィヒ・コラールから「いざ来たれ異教徒の救い主よ」(3曲)/
「シュープラー・コラール」から「目覚めよ、と呼ぶ声あり」
レーガー:幻想曲とフーガニ短調op.135b
ロイプケ(1834-1858):ソナタハ短調op. 94「詩編第94番」
メシアン:「聖三位一体の神秘への瞑想」より
フランク:英雄的小品他
アノス・リボ(Org)
1972-2004年録音
リボは1937年に生まれ、1966-1973年オーフスの聖パウロ教会、1973年からオー
フス大聖堂のオルガン奏者、1965-2002年オーフス王立音楽院のオルガン教師を
務めました。広いレパートリーを持ち、ヨーロッパの多くの国で演奏しました。

CLASSCD69394 2枚組 \2700
ベートーヴェン:「ソナタ・変奏曲全集」
チェロ・ソナタ第1番-第5番/ヘンデルの「ユダ・マカベア」による変奏曲ト長調
WoO45/モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲へ長調op.66/モーツァルト
の「魔笛」のの主題による変奏曲変ホ長調WoO46/
ヘンリク・ブレンストルプ(Vc)、
マリー・レアベシ(P)
2005-2006年録音
ブレンストルプは独奏者として活動するほか、ヨーロッパ室内管弦楽団に所属
し、弦楽六重奏団「コペンハーゲン・クラシック」の創設メンバーです。現代
音楽にも関心を持ち、ポウル・ルーザースとノアデントフトのチェロ協奏曲の
デンマーク初演を行いました。

CLASSCD694 \1850
レイフ・カイソ(1919-2001):レジーナ・チェリ/アヴェ・マリア
ヤコブ・ロレンツェン(1968-):ラテン語のモテット集
C.E.F.ヴァイゼ(1774-1842):われらの父/ニールセン:春の生け垣は緑
スヴェン・S. シュルツ(1913-98):真夏の歌
ペアニレ・セイルン(1979-):道路の色
イェンス・ヨハンセン(1952-):天の父他
ヘレ・ヘイオ・モゲンセン
指揮ユトラント音楽院少女合唱団、
イェルゲンセン(Org)、トラウドノ(P)他
2006年1月録音
デンマークの主に現代の作曲家による合唱曲が収録されています。この合唱団
は1993年に音楽院の児童合唱団から結成され、現在13歳から19歳の生徒約35人
から成っています。

CLASSCD696 \1850
ヨハン・スヴェンセン(1840-1911):ヴァイオリン協奏曲イ長調op. 6
ニルス・ガーゼ(1817-90):「マリオッタ」序曲
ランゲ=ミュラー(1850-1926):ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス
シンディング(1856-1941):ヴァイオリンと管弦楽のための「伝説」op. 46
オレ・ブル(1810-80):農場訪問
ミヒャエル・イェルデン(Vn)、
マーティン・エルムクイスト指揮
ルクセンブルク・フィルハーモニア
2006年7月・2月ライヴ録音
ガーゼとランゲ=ミュラーはデンマーク、他の3人はノルウェーの作曲家です。
1971年シュトゥットガルトで生まれたイェルデンは有名なテノール歌手ゲオル
クの息子で、オドノポゾフとV. クリモフに学び、ヴィルトゥオーソ的なレパ
ートリーと20世紀作品の演奏で好評を博しています。

CLASSCD70810 3枚組 \3650
J.S.バッハ :クリスマス・オラトリオ
ペア・エネヴォル指揮
トリニタティス・カントーリ室内合唱団・室内管
マリア・ケオーアネ(S)、アンドレア・ペレグリニ(A)、
ボー・クリスティアン・イェンセン(T)、モーテン・フランク・ラーセン(Br)、
2005年12月録音
コペンハーゲンのトリニタティス教会と密接な関係のあるこの合唱団は、エネ
ヴォルと同教会のオルガン奏者ベネルップによって創設され、1993年に最初の
演奏会を行いました。1999年には東京で4回の演奏会を開きました。

CLASSCD5000-01 2枚組 \2700
ルズヴィ・ホルベア(1684-1754):
粗忽者/丘の上のイェッペ/迷う人/フランスのジャン/エラスムス・モンタヌス
/仮面舞踏会/他
様々な俳優たち
ホルベアはノルウェー生まれのデンマークの劇作家で、デンマーク王立劇場を
創立しました。その劇の抜粋27場面がライヴ録音されています。付随音楽がつ
いている部分もありますが、大部分はせりふだけです。

CLASSCD5002 \1850
「王立歌劇場レパートリー・シリーズ、ポウル・レイシャード(バリトン)」
モーツァルト:
「魔笛」から「私は鳥刺し」「娘か女か」「パ、パ、パ、パパゲーナ」
オネゲル:オラトリオ「火刑台上のジャンヌ・ダルク」から
トマス・モーリー:「お気に召すまま」から
ジョン・アディソン:「芸人」から他
ポウル・レイシャード(Br)他
1952-1983年録音
レイシャード(1913-1985)は、デンマークの俳優・歌手です。1940-50年代は主
に喜劇、大戦後はもっと幅広い役や映画で人気を博し、「魔笛」のパパゲーノ
も歌いました。半分位はせりふだけの場面です。

CLASSCD5008-10 3枚組 \3650
イェンス・クリスティアン・ホストルップ(1818-92):喜歌劇「隣人たち」
ポウル・レウモド、モゲンス・ヴィエド他
ホストルップはデンマークの作家で、デンマークの劇作家ヘイベルウとオース
トリアの劇作家フェルディナント・ライムントの影響を受けて喜歌劇を書き始
めました。デンマークの大学のために多数の歌曲も作りました。

CLASSCD5013 \1850
グスタヴ・ヴィエズ (1858-1914):劇「小競り合い」
クララ・ポントッピダン、シグリズ・ネイエンダム他
ヴィエズはデンマークの劇作家・小説家で、彼がサテュロス劇と呼んだ一連の
作品で記憶されています。「小競り合い」の上演には特有の難しさがあるにも
かかわらず、王立劇場で大成功を収めました。




<HARMONIC RECORDS>
フランスの懐かしいレーベルHARMONIC RECORDSです。古楽や現代を中心とした
ラインナップは80-90年代にはファンからは熱く支持されておりました。現在
ほとんど新譜は出ていないようですが、以下の商品は供給可能とのことです。
最近評価の高いジェラール・プーレや古楽ファンに人気のヴェラール指揮アン
サンブル・ジル・バンショワ、オルガンのアブリゼル等が主要アーティスです
が、他にバドゥラ=スコダやルイサダの名前も見えます。

レーベル・カタログ
H/CD8401 \1680
「J.S. バッハとその世紀」
パッヘルベル:シャコンヌニ短調
ヨハン・ペーター・ケルナー:わが心の切なる願い
ゲオルク・フリードリヒ・カウフマン:我らが救い主イエス・キリスト
ヨハン・ゴットフリート・ワルター:今ぞ我ら聖霊に願いまつる
J.S. バッハ:
主イエス・キリスト、我らを顧みたまえBWV726/ああ神よ、天より見たまえ
BWV741/フーガ「わが魂は主をあがめ」BWV733他
ジャン=シャルル・アブリゼル(Org)


H/CD8505 \1680
ドビュッシー:
前奏曲集第1巻から
「沈める寺」「亜麻色の髪の乙女」「雪の上の足跡」/版画/喜びの島/ベルガ
マスク組曲
パウル・バドゥラ=スコダ(P)

H/CD8506-7 2枚組 \3360
ドビュッシー:前奏曲集第1・2巻
アラン・プラネス(P)

H/CD8613 \1680
フランソワ・クープラン:
小教区用ミサ曲(2つのミサ曲から成るオルガン曲集第1曲)
ジャン=シャルル・アブリゼル(Org)、
マルセル・ペレス指揮アンサンブル・オルガヌム

H/CD8614 \1680
マルク・モネ:
どしん!(PATATRAS!)/歌/リゴードン/マルク・モネの闇
ポール・メファノ指揮アンサンブル2e2m

H/CD8616 \1680
フランコ・ドナトーニ:息吹/こだま/影/日誌/刃
ルカ・プファフ指揮
アンサンブル・アルテルナンス、
アルマン・アングステ(バスCl)、アラン・メニエ(Vc)

H/CD8717 \1680
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ/
コダーイ:ヴァイオリンとチェロの二重奏曲op. 7
ジェラール・プーレ(Vl)、
クリストフ・ヘンケル(Vc)

H/CD8718 \1680
ブクステフーデ:「オルガン曲全集第1集」
前奏曲BuxWV137/140/148/153/コラールBuxWV190/199/219/
第1旋法のマニフィカトBuxWV203/イエス・キリスト、汝はたたえられよBux
WV188/シャコンヌBuxBW160
ジャン=シャルル・アブリゼル(Org)

H/CD8719 \1680
「バラード、ロンドー、哀歌集」
デュファイ:新年の日/太陽で飾られたうるわしの乙女/純なやさしい心/
バンショワ:私はいつもそうは思わない/悲しい楽しみと苦しい喜び他
ドミニク・ヴェラール指揮
アンサンブル・ジル・バンショワ

H/CD8721 \1680
パスカル・デュサパン:「独奏・独唱曲集」
期間/同様に/もまた/神に/もし/ミミ他
アンサンブル・アクロシュ・ノート
【アルマン・アングステ(Cl)、アラン・メニエ(Vc)、フランソワーズ・クブレ
(S)他】

H/CD8822 \1680
シューマン:ダヴィド同盟舞曲集op. 6/フモレスケop. 20
ジャン=マルク・ルイサダ(P)

H/CD8823 \1680
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタop. 8/
ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ/
ヨハン・ハルヴォルセン(1864-1935):
ヴァイオリンとチェロのためのパッサカリアト短調(ヘンデルのパッサカリア
の自由な編曲)
クリストフ・ヘンケル(Vc)、
ジェラール・プーレ(Vn)

H/CD8824 \1680
デュカス:
悲しい前奏曲/牧神のはるかな嘆き/変奏曲、間奏曲と終曲/ソナタ変ホ短調
ジャン=フランソワ・エッセール(P)

H/CD8825 \1680
「ギョーム・ド・マショー:バラード、ロンドー、ヴィルレ、モテット集」
愛する人よ、あなたのやさしい姿/やさしくしとやかなお方/愛する人よ、見な
いで/やさしい恋人よ、私の願いを聞いて他
ドミニク・ヴェラール指揮
アンサンブル・ジル・バンショワ

H/CD8826 \1680
ブクステフーデ:「オルガン曲全集第2集」
前奏曲BuxWV149/150/コラールBuxWV182-184/189/
トッカータBuxWV155-157/テ・デウムBuxWV218/
我汝に感謝す、愛する主よBuxWV194
ジャン=シャルル・アブリゼル(Org)

H/CD8830 \1680
ブクステフーデ:「オルガン曲全集第3集」
前奏曲BuxWV136/138/139/144/
コラールBuxWV177/178/186/192/195/200/202/211/214/221/
第1旋法のマニフィカトBwxWV204/前奏曲BuxWV158/
パッサカリアBuxWV161
ジャン=シャルル・アブリゼル(Org)

H/CD8934 \1680
ブクステフーデ:「オルガン曲全集第5集」
前奏曲BuxWV142/147/162/163/
コラールBuxWV181/185/187/193/201/207/213/
第9旋法のマニフィカトBuxWV205/カンツォネッタBuxWV169他
ジャン=シャルル・アブリゼル(Org)

H/CD9035 \1680
ブラームス:「オルガン曲全曲」
前奏曲とフーガト短調/フーガ変イ短調/コラール前奏曲とフーガ「おお嘆き、
おお心の悲しみ」/前奏曲とフーガイ短調/11のコラール前奏曲op. 122
ジャン=シャルル・アブリゼル(Org)、
ルネ・シレール(Br)

H/CD9142 \1680
C.P.E. バッハ:「オルガン・ソナタ集」
7つのソナタWq. 70/ソナタニ短調Wq. 69
小糸恵(Org)

H/CD9243 \1680
J.S. バッハ:「無伴奏チェロ組曲集第1集」
第1-3番BWV1007-1009
アラン・ムニエ(Vc)

H/CD9350 \1680
J.S. バッハ:「オルガン曲集」
トッカータとフーガハ長調BWV564/コラール「主イエス・キリスト、我を顧み
たまえ」BWV709/幻想曲ト長調BWV572/コラール「おお主なる神、我を憐れみた
まえ」BWV721/パストラーレヘ長調BWV590/幻想曲とフーガハ短調BWV537他
ジャン=シャルル・アブリゼル(Org)




<ORF>
CD422 \2080
ギュンター・カホヴェツ(1940-):
プレヤーデンII(ピアノと61人のオーケストラ奏者のための)
ルナ・アルカライ(1928-):
ダンテの詩(3つの配置とエピローグ−合唱と管弦楽のための)
ローベルト・ショルム(1913-87):交響曲第4番op. 74
ブルーノ・マデルナ(1920-73):
四つ辻(4つの打楽器と4群の管弦楽のための)
ブルーノ・マデルナ指揮
ウィーン放送交響楽団、
ギュンター・カホヴェツ(P)、ORF合唱団、ローラント・アルトマン、
フロムけいこ、ゲラルト・フロム、ルドルフ・ヴィマー(Perc)
1968・1972年録音
マデルナはヴェネツィア生まれの作曲家ですが、優れた指揮者としても知られ
ております。1971年からミラノ放送交響楽団の主席指揮者を務め、多数の作品
を初演しました。1954年ベリオと共にミラノに電子音楽スタジオを創立し、大
戦後の現代音楽の指導的音楽家の一人でした。

CD439(SACD-Hybrid) \2080
「トレドを通って−ナポリのタランテラとカンツォーネ集」
作曲者不詳:私の心
ヴィラールト(1490頃-1562):何の値打ちもない、だらしのないお婆さんたち
ジョヴァンナ・ダ・ノーラ(1520頃-1592):私たちはジプシー
アルフィオ・アンティコ(1956-):子供たち
ピノ・ヴィットリオ(1954-):イスキテラのタランテラ他
アッコルドーネ
録音:2001年古楽音楽祭「レゾナンツェン」でのライヴ録音
収録されている曲の約半数は作曲者不詳ですが、この録音のために演奏者たち
は南イタリアに行って口伝えの伝統を調査しました。作曲者アンティコとヴィ
ットリオは歌と楽器を担当しているメンバーです。

CD440 \2080
「聞けないもの−ウィーンの電子音楽」
ヴォルフガング・ミッテラー:
「ゆっくりとした粉砕」による変奏曲−プリペアード・ピアノと生の電子音の
ための
ディーター・カウフマン:
グラン・ジュ−アコーディオンと電子音響の共演のための
ミン・ワン:黄色い危険
カタリーナ・クレメント:コンクリート(第7部の一部と第8部)他
セッポ・グリュントラー(G)、アルフレート・メリヒャー(アコーディオン)、
ロー・フリークエンシー管弦楽団他
オーストリア現代音楽協会は、現在ウィーンで作られている多様な電子音楽を
示すためにこのCDを制作しました。生の電子音楽、放送に関連した作品、器楽
合奏に取り入れられた電子音、サンプリング、即興演奏など様々な手法が用い
られています。

CD442 \2080
ヴォルフラム・ワーグナー(1962-):
「来たれ、創造主なる聖霊」−ソプラノと19の独奏楽器のための室内交響曲
室内管弦楽のための幻想的情景
大管弦楽のための交響曲
ペーター・コイシュング指揮コントラプンクテ、
クリスティーン・ホイットルシー(S)、
ヨハネス・カリツケ指揮低地オーストリア・トーンキュンストラー管
1997年3月,1999年2月,2001年6月録音
ウィーンで生まれたワーグナーはエーリヒ・ウルバナー、ハンス・ツェンダー
らに学び、ウィーン音楽大学で教えています。1991年にオラトリオ「ヨブ」が
初演されてから、あらゆるジャンルの作品を委嘱されるようになりました。こ
こに収録された作品は調性のある深刻なものですが、スイング感があったりで、
どこかアメリカ映画のサントラ風でもああります。

CD443 2枚組 \4160
J.S.バッハ:フーガの技法(フォルテピアノ版)
ヴァルター・リーマー(フォルテピアノ)
リーマーは、現代ピアノでの独奏や室内楽の分野でも活動しています。アメリ
カのフォルテピアノ専門家リチャード・フラーと知り合ったことがきっかけと
なり、フォルテピアノに関心を持つようになりました。

CD444 \2080
パウル・ヴァルター・フュルスト(1926-):作品集
6つの窓/
ヴィオラ、チェロと管弦楽のための協奏曲op. 58/
八重奏のためのカプリッチョop. 64a/
ファゴットと2群の弦楽オーケストラのための「連続」op. 62/
ドリアン・グレー−管弦楽のための組曲op. 35a
ダンツマイア指揮オーストリア現代音楽アンサンブル
ハインリヒ・コル(Vn)、ルドルフ・レオポルト(Vc)、
アルフレート・エシュヴェ指揮、
低地オーストリア・トーンキュンストラー管
ウィーン八重奏団、
ミヒャエル・ヴェルバ(Fg)、ボズィッチ指揮、
ローター・ツァグロセク指揮ウィーン放送管
1981-2005年録音
フュルストは1954-61年ミュンヘン・フィルの独奏ヴィオラ奏者、1961-90年ウィ
ーン州立歌劇場のヴィオラ奏者で、その間にウィーン・フィルの支配人も務め
ています。1998年に作家・作曲家・音楽出版者協会(AKM)会長に就任しました。

CD446 \2080
ヨハンナ・ドデラー(1969-):
ヴァイオリンと管弦楽のために
2台のピアノと管弦楽のためのボレロ
管弦楽のためのロンダーネ
パトリツィア・コパチンスカヤ(Vn)、
ウルフ・シルマー指揮ウィーン演奏協会
ヨハネス・クトロヴァッツ、エドゥアルト・クトロヴァッツ(P)、
アンドレス・オロスコ=エストラーダ指揮ウィーン演奏協会
トーマス・カルプ指揮フォーラルベルク響
2005年4月、2004年11月、2001年4月録音
ドデラーはベアト・フラーとエーリヒ・ウルバナーに学び、ウィーンでフリー
の作曲家として歌劇、管弦楽曲、室内楽曲などを作曲しています。楽器の音色
の美しさを大切にした真摯な音楽です。

CD449(SACD-Hybrid) \2080
「J.S. バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集」
ヴァイオリン・ソナタハ短調BWV1017/無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番
ニ短調BWV1004/ヴァイオリン・ソナタト長調BWV1019
ヒロ・クロサキ(黒崎広嗣)(Vn)、ヴォルフガング・グリュクサム(Cemb)
2005年6月トリゴナーレ音楽祭でのライヴ録音
黒崎はウィーン音楽院で学んだ後ナタン・ミルシテインに師事し、ヴィエニャ
フスキ・コンクールとクライスラー・コンクールに入賞しました。長年バロッ
ク・ヴァイオリンとその奏法を研究し、ロンドン・バロックなどの合奏団のリ
ーダーを務めています。

CD450 \2080
「トリゴナーレ音楽祭2005」
ダウランド:「ラクリメ、又は7つの涙の曲集」から10曲
ブクステフーデ:
カンタータ「安らぎと喜びもてわれは逝く」から/主をたたえよ
シュメルツァー(1620頃-1680):フェルディナント3世の死への哀歌
ヨハン・クリストフ・バッハ:
独唱カンタータ「ああ、たっぷりと水さえあれば」他
ジョルディ・サヴァール(指揮、Gamb)、エスペリオンXXI
アンドレアス・ショル(C-T)、コンチェルト・ディ・ヴィオーレ、
バーゼル・コンソート
2005年6月録音
この古楽音楽祭は2003年に始まり、オーストリア南部のケルンテン州で毎年開
催されます。1750年以前に作曲された知られていない作品を初演することや、
知られていない演奏家をデビューさせることを目的としています。

CD451 2枚組 \4160
アントニオ・チェスティ(1623-69):「パスティッチョ」
(歌劇「黄金のりんご」「アルジア」「ティート」「オロンテア」「ドリア人」
「セミラミ」からアリアとデュエット集)
ジュディス・ネルソン(S)、ルネ・ヤーコプス(C-T)、木村美穂子(Vn)、
ウィリアム・クリスティー(Cemb, Org)他
1980年インスブルック古楽週間でのライヴ録音
チェスティはバロック中期のヴェネツィア楽派を代表する作曲家で、15曲の歌
劇を作曲しました。パスティッチョは寄せ集めという意味で、様々な歌劇から
ヤコブが選んだアリアが並べられています。

CD453 \2080
ショパン:
バラード第1番ト短調/3つのマズルカop. 59/アンダンテ・スピアナートと華麗
な大ポロネーズ変ホ長調
ラヴェル:夜のガスパール
リスト:ウィーンの夜会
インゴルフ・ヴンダー(P)
ヴンダーは1985年オーストリアで生まれました。2005年にルイジ・ボルガート
が製作したピアノを知り、「夜のガスパール」に最適だと感じてイタリアのロ
ニゴに行って録音しました。この作品が要求する透明な音と敏捷な動きが見事
に表現されています。2005年のショパン・コンクールで本選に進めなかった出
場者の中で最も注目された一人です。

CD454 \2080
プッチーニ:菊の花
アントン・ガッチャ(1882-1922):弦楽四重奏曲へ長調op. 6
ウェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章
ジヌス四重奏団
2001年7月録音
ガッチャはウィーン大学で学んだ後にウィーン音楽アカデミーでローベルト・
フックスに師事し、ずっと当地の大学予備学校で教えました。この作品はロマ
ン派的作風ですが、後に新ウィーン楽派や新古典主義に近づくことになります。

CD455 \2080
「ウィーン・モーツァルト・イヤー2006記念CD」
モーツァルト:
モテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」KV165/主日のための晩課KV321
ヘルベルト・ラウエルマン(1955-):
「われらの父」−混声合唱とオルガンのための瞑想曲(モーツァルト・イヤー
委嘱作品)
イルディコ・ライモンディ(S)、カテリナ・ベラノヴァ(S)、
ガブリーレ・ジマ(Ms)、アレクサンダー・カインバッハー(T)、
クレメンス・ザンダー(Br)、
アンドレアス・ピクスナー指揮
聖アウグスティヌス合唱協会合唱団&管弦楽団、
ミヒャエル・グロホトルスキー指揮
ウィーン室内合唱団
2006年4月録音
第3曲は2006年ウィーン・モーツァルト年のために委嘱された作品です。ラウエ
ルマンはウィーンで生まれ、1987年からウィーン音楽大学で教えていて、新し
く慣習的でない素材を用いることを好んでいます。

CD456(SACD-Hybrid) \2080
「フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ(1682-1732):作品集」
「モレナ山脈のドン・キッショッテ」序曲/独唱カンタータ「不幸なディドーネ」
「クレタのテセオ」序曲/シンフォニアイ長調/独唱カンタータ「トランペット
とトロンボーン」
ウルリケ・ホーフバウアー(S)、
クリストフ・ハマー(指揮、Cemb)、
ミュンヘン新宮廷合奏団
2006年1月ライヴ録音
バロック時代のウィーンの宮廷には多数のイタリアの作曲家や演奏家たちが招
かれました。テオルボ奏者コンティはその一人で、歌劇、オラトリオ、カンタ
ータなどを作曲しています。

CD457 3枚組 \6240
「メルク修道院国際バロック週間2003・2004」
J.S. バッハ:
カンタータ「いざ、晴れやかなラッパの鳴り渡る響きを」BWV207a
ヴァーゲンザイル(1715-77):
オルガンと2つのヴァイオリンのための協奏曲へ長調
作曲者不詳:生活のパッサカリア
ルチッラ・ガレアッツィ:
ああ、美しい生活/ガルガノのタランテラ(プーリア民謡)
アタナシウス・キルヒャー(1601-80):ナポリのタランテラ
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスペルガー(1580頃-1651):
第1旋法のトッカータ他
デュファイ:ミサ「もし顔が青いなら」
ヴァーゲンザイル:シンフォニアト短調WV418
ビーバー(1644-1704):ミサ ex B
W.F. バッハ:シンフォニアヘ長調/
C.P.E. バッハ:シンフォニア変ロ長調Wq182-2/
ホセフ・デ・トレス(1665頃-1738):
非常に神聖なカンタータ「飛べ、愛の深い小蜂」「神の蜂の巣」他
J.S. バッハ:カンタータ「神のみわざは善きかな」BWV99
トン・コープマン(指揮、Org)、アムステルダム・バロック管・合唱団、
デボラ・ヨーク(S)、
ロベルト・センシ指揮ウィーン・ピッコロ・コンチェルト、
エンリコ・バイアノ(Org)、
ルチッラ・ガレアッツィ、マルコ・ビスリー(歌)、
クリスティナ・プルハー指揮アルペッジャータ
ヒリヤード・アンサンブル
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮ジャルディーノ・アルモニコ
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮コレギウム・ヴォカーレ・ヘント、
ジビラ・ルーベンス(S)、シュテファニー・ホウツェール(A)、
トーマス・バウアー(T,Bs)、
2003年6月・2004年5月ライヴ録音
メルクはウィーンの西方にある都市で、ここに11世紀に創設されたベネディク
ト派修道院とその周辺で毎年バロック週間が開催されます。コープマンら古楽
の代表的な演奏者たちが出演しています。

CD462(SACD-Hybrid) \2080
グイド・モリーニ:オデュッセイア
アッコルドーネ
アッコルドーネで歌と打楽器を担当しているマルコ・ベアスレーがホメロスの
叙事詩を基に台本を書き、チェンバロを担当しているモリーニが作曲しました。
オデュッセイアは人生の象徴として描かれ、自分の旅の経験を語ることによっ
て現在と将来の世代に幸福への道を示そうとします。

CD463(SACD-Hybrid) \2080
「ニコラス・ゴンベール(1495頃-1560頃)第1集」
ミサ「何と美しく」/アヴェ・マリア/めでたし天の女王/聖母マリア/我らに平
安を与えたまえ/けがれなく
トーマス・E. バウアー指揮
ザ・サウンド・アンド・フュアリ(音と熱狂)
2005年ライヴ録音
ゴンベールはフランドル楽派の作曲家で、ジョスカン・デ・プレに学び、高度
の模倣の技術を発展させました。この合唱団は2000年にバウアーが「ヴォーカ
ルゾリステン・ラティスボナ」という名で創設しました。

CD464 \2080
スメタナ:歌劇「売られた花嫁」(抜粋と思われます)
クリスティアネ・カイザー(S)、ミヒャエル・ケーニヒ(T)、
マルク・ピオレ指揮ウィーン・フォルクスオーパー合唱団・管他
2005年4月ライヴ録音
ピオレは1962年パリで生まれ、ウィーンで学び、2003-2005年ウィーン・フォル
クスオーパーの音楽監督を務め、2004年ヴィースバーデンのヘッセン州立歌劇
場の音楽総監督に就任しました。特に「椿姫」「カルメン」「蝶々夫人」で成
功を収めています。

CD465(SACD-Hybrid) \2080
「リ・フィオリ-カプスベルガー作品集」
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスペルガー(1580頃-1651):
ヴィラネッラ集第6巻「花」からヒヤシンス/嘆く愛/水仙/時計草/ジャスミン/
真珠他/「シンフォニア集第1巻」からシンフォニア第2番/第7番/第6番他
ヴィヴァンテ
2005年12月録音
カプスペルガーは、ヴェネツィアやローマでテオルボ、キタローネ、リュート
の奏者、作曲家として活動しました。キタローネ曲集なども出版しましたが、
世俗歌曲を集めたヴィラネッラ集は特に人気がありました。

CD467 \2080
「聞けないもの−ケルンテンの現代音楽」
ゲルト・キュール(1952-):鼎談
ゲルハルト・ランペルスベルク(1928-2002):オーボエと13楽器のための音楽
ディーター・カウフマン(1941-):子守歌
アルフレート・シュティングル(1952-):消滅して−破壊の物語
シュテファン・キューネ(1956-):小人−合奏のためのミゼレーレ
ブルーノ・シュトロブル(1949-):
t.o.r. 2−クラリネットとアコーディオンのための悲歌
ヴォルフガング・リープハルト(1958-):ぼやけた音色の構造
クラングフォルム・ウィーンのメンバー、ゲルハルト・テュレチェック(Ob)、
アダム・ミシアク (Vc)、クラウス・クフリング(Org)、ナマステ二重奏団、
ブルーノ・シュトロブル指揮クレアティフ合奏団他
ケルンテンはオーストリア南部の州名で、1977年にカウフマンの発議によりケ
ルンテン国際現代音楽協会が設立されました。シュトロブルが会長を務め、セ
ミナーや音楽祭を開催していて、このCDもその活動の一環です。




<NORTHERN FLOWERSレーベル(ロシア)>
ロシアの新しいレーベルNORTHERN FLOWERSです。指揮者のエドゥアルド・セ
ロフを中心としたラインナップです。ボリス・チャイコフスキーやティシチェ
ンコの作品集などの珍しい作品集やタネーエフの弦楽四重奏曲全集などロシ
アの室内楽も充実しています。

NF/PMA 9901 \1980
ロッシーニ:
「弦楽のためのソナタ集」 第1-第5番
エドゥアルト・セロフ指揮
サンクト・ペテルブルグ室内管

NF/PMA 9902 \1980
ショスタコーヴィチ:
ヴァイオリン・ソナタop.134/4つの前奏曲
(ピアノのための24の前奏曲op.34から編曲)
シュニトケ:ヴァイオリン・ソナタ第2番「ソナタ風」
リディア・コヴァレンコ(Vn)、ユーリ・セロフ(P)

NF/PMA 9903 \1980
グラズノフ、ニコライ・ソコロフ、リャードフ、リムスキー=コルサコフ、
ボロディン他(共作):金曜日
リムスキー=コルサコフ弦楽四重奏団

NF/PMA 9904 \1980
モーツァルト:
協奏交響曲変ホ長調K. 364
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲変ロ長調K. 424
ヴィクトル・リベルマン(Vn)、ユーリ・クラマロフ(Va)、
エドゥアルト・セロフ指揮
サンクト・ペテルブルグ室内管

NF/PMA 9905 \1980
ショスタコーヴィチ:「劇場のための音楽」
ハムレットop. 32a抜粋/人間喜劇op. 37a抜粋/リア王op. 58a抜粋
ニーナ・ロマノヴァ(MS)、
エドゥアルト・セロフ指揮
サンクト・ペテルブルグ室内管

NF/PMA 9906 \1980
ムソルグスキー:
展覧会の絵(ラヴェル編曲)/禿山のヨハネ祭の夜/歌劇「ホヴァーンシチナ」
-モスクワ川の夜明け/ペルシアの娘たちの踊り/ゴリツィン公の行列/歌劇「ソ
ロチンスクの定期市」-序奏/ゴパーク
エドゥアルト・セロフ指揮
ヴォルゴグラード・フィルハーモニック管

NF/PMA 9907 \1980
セルゲイ・バネヴィチ、ドミートリ・スミルノフ:「合唱作品集」
バネヴィチ:動物たちと子供たちに幸いあれ/ジョセフィーヌのための歌/
スミルノフ:
受胎告知/われらは汝をたたえ歌う/無伴奏児童合唱のための3つの歌他
スタニスラフ・グリプコフ、
イーゴリ・グリプコフ指揮
サンクト・ペテルブルグ放送児童合唱団、リュドミラ・ラルコ(P)他

NF/PMA 9908 \1980
シュニトケ:「ピアノと弦楽のための作品集第1集」
ヴァイオリン・ソナタ第2番「ソナタ風」/祝賀ロンド/ピアノ五重奏曲
リディア・コヴァレンコ(Vn)、ユーリ・セロフ(P)、
アレクセイ・バエフ(Vn)、アレクセイ・ポポフ(Va)、
キリル・ティモフェーエフ(Vc)

NF/PMA 9909 \1980
フランソワーズ・ショヴォ:
弦楽オーケストラのための「藍色の交響曲」/チェロとピアノのための悲歌/
ハープと弦楽四重奏のための五重奏曲/オルガン、弦楽オーケストラとケトル
ドラムのための「白い交響曲」
ユーリ・セロフ(P、指揮)、
イリナ・モロキナ(Vc)、イリナ・カルプス(Hp)、
オルガ・ミンキナ(Org)、
リムスキー=コルサコフ弦楽四重奏団、
サンクト・ペテルブルグ室内管

NF/PMA 9911 \1980
チャイコフスキー:弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」/
シェーンベルク:弦楽六重奏曲「浄められた夜」(弦楽オーケストラ版)
イリア・イオフ指揮ディヴェルティスマン

NF/PMA 9913 \1980
ブラームス:ピアノ五重奏曲へ短調
ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲ト短調
サンクト・ペテルブルグ室内ソロイスツ

NF/PMA 9914 \1980
「エリーゼのための子守歌」
ベートーヴェン:エリーゼのために
ショパン:夜想曲嬰ハ短調遺作
グリーグ:ソルヴェーグの歌
ドビュッシー:前奏曲集から亜麻色の髪の乙女
メンデルスゾーン:ヴェネツィアの舟歌op. 30-6
シューマン:「子供の情景」から
ブラームス(ユーリ・セロフ編曲):子守歌op. 49-4他
ユーリ・セロフ(P)

NF/PMA 9915 \1980
シューマン:歌曲集「詩人の恋」/歌曲集op. 39
ゼゲル・ファンデルステーネ(T)、レヴェンテ・ケンデ(P)

NF/PMA 9917 \1980
ハイドン:弦楽四重奏曲ト短調op. 74-3 Hob. III-74「騎手」
プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第1番ロ短調op. 50
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番ハ短調
ネフスキー弦楽四重奏団

NF/PMA 9918 \1980
ボリス・チャイコフスキー(1925-96):作品集
室内交響曲/ソプラノ、チェンバロと弦楽オーケストラのためのカンタータ
「十二宮」/室内管弦楽のための4つの前奏曲/クラリネットと室内管弦楽の
ための協奏曲
マルガリータ・ミロシュニコヴァ(S)、グリゴーリ・コルチマル(Cemb)、
アディル・フョードロフ(Cl)、
エドゥアルト・セロフ指揮
サンクト・ペテルブルグ室内管

NF/PMA 9919 \1980
シューベルト:歌曲集「冬の旅」
ゼゲル・ファンデルステーネ(T)、レヴェンテ・ケンデ(P)

NF/PMA 9921-22 2枚組 \3960
ショスタコーヴィチ:
ヴァイオリン・ソナタop. 134/ピアノのための24の前奏曲/
同(ヴァイオリンとピアノ用編曲)/ヴィオラ・ソナタop. 147
ミハイル・ベズヴェルフニ(Vn, Va)、
ティムール・セルゲイェニャ(P)

NF/PMA 9923 \1980
「ロシア民謡の合唱用編曲」
ムソルグスキー:おやじの戸口/自由よ、私の自由
リャードフ:外の牧草地で/川に、私の川に
チェスノコフ:川を下って
ストラヴィンスキー:4つのロシア農民の歌
ショスタコーヴィチ:あわれな小さな娘他
ボリス・アバリャン指揮
レジェ・アルティス(室内合唱団)

NF/PMA 9924 \1980
ユーリ・アレクサンドロヴィチ・ファリク(1936-):
チェロと管弦楽のための「情熱の協奏曲」/管弦楽のための協奏曲第2番
ナターリャ・グートマン(Vc)、
アレクサンドル・ドミトリエフ指揮
サンクト・ペテルブルグ・フィルハーモニック管

NF/PMA 9925 \1980
グラズノフ:「歌曲全集」
プーシキンの詩による2つの歌op. 27/6つの歌op. 59/6つの歌op. 60/
付随音楽「仮面舞踏会」から「ニーナの歌」op. 102/5つの歌op. 4 他
ヴィクトリア・エフトディエヴァ(S)、
リュドミラ・シキルティル(MS)、
ミハイル・ルコニン(Br)、ユーリ・セロフ(P)

NF/PMA 9926 \1980
中世ロシアの声楽作品:(ビザンティン聖歌、ブルガリア聖歌、他)
ドミートリ・スミルノフ(1952-):
女声、サクソフォンと混声合唱のための合唱
フレスコ画集「悲しみのの聖母マリアの歓喜」
リュドミラ・シキルティル(MS)、
ボリス・アバリャン指揮
レジェ・アルティス(室内合唱団)、アンドレイ・ボリシャノフ(Sax)

NF/PMA 9927 \1980
「我らは愛で汝を賛美する−中世ロシアの声楽作品選集、聖母マリアへの
聖歌集」
ボリス・アバリャン指揮
レジェ・アルティス(室内合唱団)

NF/PMA 9928 \1980
スヴィリドフ(1915-88):
セルゲイ・エセーニンの言葉による声楽詩「飛び去るロシア」
ボリス・チャイコフスキー(1925-96):ザボロツキーによる歌曲集「最後の春」
リュドミラ・シキルティル(MS)、
ユーリ・セロフ(P)、ナターリャ・セチカリョーヴァ(Fl)、
アディル・フョードロフ(Cl)

NF/PMA 9929 \1980
シューベルト:歌曲集「美しい水車小屋の娘」
ゼゲル・ファンデルステーネ(T)、
レヴェンテ・ケンデ(P)

NF/PMA 9930 \1980
グリンカ:
ポルカ/ドニゼッティの「愛の妙薬」による即興的ガロップ/ロシアの主題に
よるカプリッチョ
ダルゴムイシスキー:スラヴ風タランテラ
ムソルグスキー:4手のためのピアノ・ソナタ
ボロディン:アレグレット/タランテラ/
グリンカ(リスト編曲):
「ルスランとリュドミラ」からチェルノモールの行進他
アレクサンドル・サンドレル(P)、
ピョートル・ラウル(P)

NF/PMA 9931-32 2枚組 \3960
ボリス・ティシチェンコ(1939-):
バレエ「ヤロスラヴナ」op. 58
交響曲第3番
アレクサンドル・ドミトリエフ指揮
レニングラード歌劇場響・合唱団
イーゴリ・ブラシコフ指揮
キーロフ劇場室内管

NF/PMA 9933 \1980
セルゲイ・イヴァノヴィチ・タネーエフ(1856-1915):
「弦楽四重奏曲全集第1集」
第1番変ロ長調/第4番イ短調
タネーエフ四重奏団

NF/PMA 9934 \1980
セルゲイ・イヴァノヴィチ・タネーエフ:「弦楽四重奏曲全集第2集」
第5番イ長調/第7番変ホ長調
タネーエフ四重奏団

NF/PMA 9935 \1980
セルゲイ・イヴァノヴィチ・タネーエフ:「弦楽四重奏曲全集第3集」
第3番ニ短調/第8番ハ長調
タネーエフ四重奏団

NF/PMA 9936 \1980
セルゲイ・イヴァノヴィチ・タネーエフ:「弦楽四重奏曲全集第4集」
第6番変ロ長調/第9番イ長調
タネーエフ四重奏団

NF/PMA 9937 \1980
セルゲイ・イヴァノヴィチ・タネーエフ:「弦楽四重奏曲全集第5集」
第2番ハ長調
タネーエフ四重奏団

NF/PMA 9938 \1980
ジョゼ・ヴィアンナ・ダ・モッタ(1868-1948):
祖国への交響曲/序曲「ドナ・イネス・デ・カストロ」
マリオ・マテウス指揮
サンクト・ペテルブルグ・フィルハーモニック管

NF/PMA 9939 \1980
ムソルグスキー:展覧会の絵/
ラフマニノフ:
前奏曲嬰ハ短調op. 3-2/ハ短調op. 23-7/ト長調op. 32-5/ニ短調op. 23-3
ト短調op. 23-5/変ホ長調op. 23-6/変ロ長調op. 23-2
セルゲイ・シェプキン(P)

NF/PMA 9940 \1980
グラズノフ:「オルガン曲全集」
前奏曲とフーガニ長調op. 93/前奏曲とフーガニ短調op. 98/前奏曲とフーガ
ニ短調op. 62/幻想曲とフーガト短調op. 110
ヴェラ・ズヴェギンツェヴァ(Org)

NF 09018 \1980
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1・3・5番
エリアーネ・ロドリゲス(P)、
エドゥアルト・セロフ指揮
サンクト・ペテルブルグ・フィルハーモニック管

NF 09019 \1980
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2・4番
エリアーネ・ロドリゲス(P)、
エドゥアルト・セロフ指揮
サンクト・ペテルブルグ・フィルハーモニック管

<ARCHIPEL>
ARPCD0228 \950
ストラヴィンスキー:歌劇「エディプス王」
エディプス王:ピーター・ピアーズ、イオカステ:マルタ・メードル
クレオン:ハインツ・レーフス、ティレシアス:オットー・フォン・ロール
イゴール・ストラヴィンスキー指揮
ケルン放送交響楽団、合唱団
1951年10月8日 ケルンでのライヴ
以前MUSIC AND ARTSから発売あり。

ARPCD0358 \950
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第17番ト長調KV.453
ピアノ協奏曲第23番イ長調KV.488
ロベール・カサドシュ(ピアノ)
フェルナンド・プレヴィターリ指揮
ミラノRAI交響楽団 1956年ミラノ
初出!

ARPCD0359 \950
モーツァルト:カンタータ「懺悔するダヴィデ」K.469
シュザンヌ・ダンコ(S)
アドリアーナ・マルティーノ(S)
ヴァルデマール・クメント(T)
マリオ・ロッシ指揮
トリノRAI交響楽団 1956年4月14日ライヴ
初出!主として「ミサ ハ短調」K.427の楽想を借用して書かれた2部編成の
カンタータ。

ARPCD0360 \950
ブラームス:交響曲第4番ホ短調op.98
ローマRAI交響楽団 1956年ライヴ
シューベルト:交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」
ミラノRAI交響楽団 1954年ライヴ
ジュリーニ指揮
初出!




<TACET>
TACET 148 \2180
アベッグ・トリオ モーツァルト:初期のピアノ・トリオ作品集
ピアノ三重奏曲変ロ長調 KV 10 (ロンドン・ソナタ)
ピアノ三重奏曲ト長調 KV 11 (ロンドン・ソナタ)
ピアノ三重奏曲イ長調 KV 12 (ロンドン・ソナタ)
ピアノ三重奏曲ヘ長調 KV 13 (ロンドン・ソナタ)
ピアノ三重奏曲ハ長調 KV 14 (ロンドン・ソナタ)
ピアノ三重奏曲変ロ長調 KV 15 (ロンドン・ソナタ)
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 KV.254 (ディヴェルティメント)
アベッグ・トリオ
(ウルリヒ・ベーツ:Vn、ビルギット・エリクソン:Vc、ゲリット・シュッテル
バート:Pf)
2006年2月録音
モーツァルトが1764年に一家で渡ったロンドンで書かれた6曲のピアノ・トリオ
(ロンドン・ソナタ)集含む初期の作品集です。




<CARUS>
83.211 2枚組 \2650
フリーダー・ベルニウス指揮
J.S.バッハ:ロ短調ミサBWV.232
メヒティルト・バッハ(S) - Mechthild Bach
ダニエル・テイラー(A) - Daniel Taylor
マルクス・ウルマン(T) - Marcus Ullmann
ライムント・ノルテ(Br) - Raimund Nolte
フリーダー・ベルニウス指揮
シュトゥットガルト・バロック・オーケストラ、
シュトゥットガルト室内合唱団
2004年3月録音
日本からの長年のリクエストによって発売が決定された合唱指揮者として名高
いベルニウス指揮のロ短調ミサです。ベルニウスの指揮する多くの合唱曲アル
バム同様、堅実な構成感と誠実な音作りで、永く人々に愛聴される美しいアル
バムとなっています。

83.308 \1850
フックス(Johann Joseph Fux)作品集
フックス:
序曲 in d 作品番号:N 4
コンチェルト 作品番号:E 112
イントラーダ in C 作品番号:E 62
組曲 in C 作品番号: N 83
ロンド 作品番号:E 111
ゴットフリート・フォン・デル・ゴルツ(指揮、Vn)
フライブルク・バロック・オーケストラ
2006年4月録音
フックス(Johann Joseph Fux 1660-1741)
ウィーンの聖シュテファン大聖堂や宮廷礼拝堂楽長を務める。バロックのさま
ざまな器楽、声楽曲を多く残す。特に対位法の教本「Gradus ad Parnassum
(パルナッソス山への階程)」の著者として有名です。
E 111以外が、世界初録音です。




<ANDROMEDA>
ANDRCD5043 2枚組 \1150
バックハウス(Pf)The Great Recitals 1953-56年
バッハ:イギリス組曲第6番ニ短調 BWV811
バッハ:フランス組曲第5番ト長調 BWV816
バッハ:平均律クラヴィア曲集からBWV860、BWV884
ブラームス:6つの小品 op.118
ブラームス:8つの小品 op.76から第2番、2つの狂詩曲 op.79から第1番
ブラームス:幻想曲集 op.116から第6番、3つの間奏曲 op.117から第1番
ブラームス:4つの小品 op.119から第2、3番  他
以上1956年10月ロンドンでの録音
1954年3月30日ニューヨークでのライヴからシューベルト、シューマン他4曲
1953年6月11日ルガーノでのライヴからショパンの練習曲他9曲
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ) 
※音質はとても良いです。

ANDRCD5054 2枚組 \1150
グノー:歌劇「ファウスト」(イタリア語)
ジャンニ・ポッジ(ファウスト)、エットレ・バスティアニーニ(バランタン)
マルチェッラ・ポッベ(マルグリート)
ガブリエーレ・サンティーニ指揮
ナポリ・サン・カルロ歌劇場管弦楽団、合唱団 1956年12月1日ライヴ
※全体的に鑑賞に堪えうる音質ですが、音とび等があります。
(ジャケット裏に注意書きあり)コレクターズ・アイテムです。

ANDRCD5060 2枚組 \1150
ロッシーニ:歌劇「セビリャの理髪師」
エットレ・バスティアニーニ(フィガロ)、
ルイジ・アルバ(アルマヴィーヴァ)
アントニエッタ・パストーリ(ロジーナ)、
アンドレア・モンジェッリ(バジリオ)
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ指揮
サン=カルロ歌劇場管弦楽団、合唱団
1956年8月18日ナポリでのライヴ
※音質はこもり、良くありません。聴き取りづらい箇所も多いです。
バスティアニーニは素晴らしいのですが音質的に残念ながら万人にお勧めで
きるものではありません。コレクターズ・アイテムです。
(ジャケット裏に注意書きあり)

ANDRCD5062 2枚組 \1150
ヴェルディ:歌劇「椿姫」
ロザンナ・カルテーリ(ヴィオレッタ)、
リディア・マリンプェトリ(フローラ)
チェーザレ・ヴァレッティ(アルフレード)、
レナード・ウォーレン(ジョルジョ)
ピエール・モントゥー指揮ローマ歌劇場管弦楽団、合唱団
1956年ローマ
※RCAレーベルから発売あり。

ANDRCD5064 3枚組 \1800
ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」
チェーザレ・シェピ(フィリッポII世)、
アニタ・チェルクェッティ(エリザベッタ)
エットレ・バスティアニーニ(ロドリーゴ)、
アンジェロ・ロフォレーゼ(ドン・カルロ)
アントニーノ・ヴォットー指揮
フィレンツェ5月祭音楽祭管弦楽団、合唱団
1956年6月16日ライヴ 
※MYTOレーベルから発売あり。

ANDRCD5068 2枚組 \1150
ヴェルディ:歌劇「運命の力」
レナータ・テバルディ(レオノーレ)、
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(アルヴァーロ)
アルド・プロッティ(ドン・カルロ)、
ジュゼッペ・モデスティ(グアルディーノ)
アントニーノ・ヴォットー指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
1955年4月26日ライヴ
※CLSレーベルから発売あり。情熱的な演奏です。音質はとても悪いです。

ANDRCD5074 2枚組 \1150
ケルビーニ:歌劇「アバンセラージュ族」(イタリア語)
Louis Roney(アルマンソール)、アニタ・チェルクェッティ(ノライマ)
マリオ・ペトリ(アレマール)、アウグスト・フラティ(オクタイール)
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
フィレンツェ5月祭音楽祭管弦楽団、合唱団
1956年5月9日ライヴ 
※全体的に聴きやすい音質です。

ANDRCD5075 3枚組 \1800
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」(ドイツ語)
エーリヒ・クンツ(フィガロ)、イルマ・バイルケ(スザンナ)
ハンス・ホッター(アルマヴィーラ伯爵)、ヘレナ・ブラウン(伯爵夫人)
クレメンス・クラウス指揮
ウィーン・フィル、ウィーン国立歌劇場合唱団
1942年8月5日ライヴ 
※Music&Artsから発売あり。聴きやすい音質です。
ボーナストラックとして1951年のニューイヤーコンサート9曲を含みます。

ANDRCD5076 2枚組 \1150
オッフェンバック:歌劇「美しきエレーヌ」
ジャニーヌ・リンダ(エレーヌ)
アンドレ・ドラン(パリス)、ロジェー・ジロー(メネラオス)
ルネ・レイボヴィッツ指揮
パリ・フィルハーモニー管弦楽団、合唱団 1952年
※PREISERレーベルから発売あり。
とても聴きやすい良い音質ですが、ところどころに原盤に起因する音飛びが
聴かれます。

ANDRCD5077 2枚組 \1150
初出!ジュゼッペ・ガッツァニーガ:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
ロザンナ・カルテーリ(ドンナ・エルヴィーラ)、
アンナ・マリア・ロータ(マトゥリーナ)
ハーバート・ハンド(ドン・ジョヴァンニ)、
アントニオ・ピリノ(オッターヴィオ)
ニーノ・サンツォーニョ指揮
ミラノRAI交響楽団 1956年3月24日
※クリアで良い音質です。

ANDRCD5078 2枚組 \1150
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」
リチャード・タッカー(マントヴァ公爵)、
レナード・ウォーレン(リゴレット)
ロバータ・ピーターズ(ジルダ)、
ジョルジョ・トッツィ(スパラフチーレ)
ファウスト・クレヴァ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1956年2月25日ライヴ 全体的に良い音質ですが数箇所、原盤に起因する雑音
(電気的ノイズ)が聴かれます。(ジャケット裏に注意書きあり)

<DELTA CLASSICS>
DCCA-0029 \2415
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」(29,July,1951)
シュヴァルツコップ(S)、ヘンゲン(A)、ホップ(T)、エーデルマン(B)
フルトヴェングラー(指揮)、
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
日本では12月=第9ということでコンサートもかなり行われ年末の風物詩とい
ったところであろうか。しかし、フルトヴェングラーとバイロイト祝祭との
第9、通称「バイロイトの第9」程広く知られている第9はないだろう。レコー
ド発売当時から話題になり、発売されてから数十年経っても未だにその人気
は衰えるどころか第9演奏の金字塔的存在として君臨し続けている。
本家からのレコード、CDの発売だけでも何種類もあり、これに弊社を含めた
様々なレーベルが発売しているだけでもその人気の高さを知ることができる。
しかし、ここでこのバイロイトの第9の最終形ともいえる復刻が完成した。
42年のベルリン・フィルとの第9(DCCA-0004-5)で使用した究極の手段「第2
世代アナログ復刻」を遂に投入し長い時間をかけようやく出来上がった。
誇大表現と思われるかもしれないが、上記DCCA-0004の時この手段で制作した
CDは、いくつもの掲示板で高音質復刻という事で話題になり、他より頭一つ
飛びぬけて良いという評価まで得た。勿論使用LPを慎重に選ぶところから始
まり、リミッターやコンプレッサーなどの機械類は一切使用せず、できるだ
け忠実に再現した。(デジタル的な処置も行っておりません)
今回の復刻には英ALP1286/7を使用し、ノイズのない極めて良好なアナログ盤
を聞いている感じで、既に何枚もお持ちの方でも「永遠の人類の至宝」の素
晴らしさを再度感じる事でしょう。
ノイズを極力排除したというものの、マスターに起因するノイズは発生しま
す。予めご了承ください。尚、録音日は一般的に知られている日を明記して
おります。

<Avie>
821936-0014-9(DVD-Video) \3380
I・ストラヴィンスキー:
バレエ音楽《春の祭典》/バレエ組曲《火の鳥》より
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、
サンフランシスコ交響楽団

821936-0013-9(DVD-Video) \3380
L・V・ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55《英雄》
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、
サンフランシスコ交響楽団

821936-0015-9(DVD-Video) \3380
コープランドとアメリカン・サウンド
A・コープランド:バレエ音楽《アパラチアの春》
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、
サンフランシスコ交響楽団
遂にマーラー「交響曲第5番」(821936-0012-2)がリリースされ、マーラー・
チクルスも佳境に突入したティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団。
更に凄味と勢いを増した同コンビが続いて送り出す新譜は、チャイコフスキー
「交響曲第4番」に続くDVD-Video「Keeping Score」シリーズ。しかも一挙3タ
イトルがリリースに!
各タイトルとも、本拠地デイヴィス・シンフォニー・ホールで行われたコンサ
ートのライヴ映像に併せて充実のドキュメンタリーを収録。
壮絶なる演奏で見事グラミー賞に輝いたストラヴィンスキー、ここ日本でレコ
ード・アカデミー賞を受賞したコープランド、そしてMTTの重要レパートリー
ながら貴重な音源となるベートーヴェンといった甲乙付けがたい素晴らしいタ
イトルがズラリと並ぶ今回のリリース。
(NTSC方式/ステレオ&5.1chサラウンド/字幕:ドイツ語、フランス語、ス
ペイン語、中国語)





<Raumklang edition apollon>
RK ap 10101 \2180
「豊かな恵みの創始者よ」
作曲者不詳:Hosianna dem Sohne David
G・デュファイ:豊かな恵みの創始者よ
ヤコブス・ハンドル・ガルス(1550−1591):Ante luciferum genitus
ワルター・ライン(1893−1955):おお救世主よ、天を開け
伝承曲(14世紀):天使は乙女に
ヨハネス・ヴァイラウフ(1897−1977):マリアは茨の森を通って行った
伝承曲(15世紀イギリス):Ther is no rose of swych vertu
賛美歌(プレトリウス編曲):エサイの根より若枝が育ち
賛美歌(ロッチュ編曲):いざ歌え
賛美歌(ケイト&パロット編曲):赤子を抱く聖母マリア
ゲオルク・シューマン(1866−1952):甘き喜びのうちに
T・ビクトリア:天の王よ
エルハルト・マウエルスベルガー(1903−1982):
ヴァイナハテン(クリスマス)
ドイツ民謡:Schlaf mein Kindlein schlaf
マテオ・フレーチャ(1481−1553):リウ・リウ・チウ
伝承曲(アメリカ/ケイト&パロット編曲):Rise Up Shepherd and Follow
伝承曲(オーヴェルニュ地方):待ちぼうけ
J・S・バッハ:やさしきイエス、まぶねのかたわらに立ちて
フィンランドの讃美歌集《ピエ・カンツィオーネス》より ディン=ドン・
ディン!
F・X・グルーバー:きよしこの夜
アンサンブル・アマコード
In Adventu Domini/Ensemble amacord
アマコードは1992年秋にライプツィヒの聖トーマス教会バッハ・クワイアーの
出身者で結成された5人の男声によるア・カペラ・グループであり、その神秘
的で美しさに満ち溢れた歌声はここ日本でも急速に人気が高まっている。賛美
歌を中心としたクリスマス・アルバムとなる今回のリリースではドイツやフラ
ンス、イギリス、スペイン、フィンランドなどに伝わる作品などを収録。その
中でもアルバムの最後に収録されている「きよしこの夜」は、これまでの全て
の演奏を凌駕する神々の声として聴こえてくるほど!アメリカの「ア・カペラ
・オスカー」に選出されるなど、世界的名声を獲得しているアマコード。一足
先に大ブレイクを果たした「ジェンツ」に匹敵するハーモニーで贈る究極のク
リスマス・アルバム。今年のクリスマスの大本命!





<Avie>
AV 2096 \2080
D・ショスタコーヴィチ:交響曲第13番変ロ短調Op.113《バビ・ヤール》
ギドン・サクス(バス)、
ジェラード・シュワルツ(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団&男声合唱団
2006年も残り僅かとなったところで続々とリリースされるショスタコーヴィチ
の生誕記念アルバム。アヴィー(Avie)からはR・シュトラスのアルプス交響
曲などで好演を聴かせてくれている名門ロイヤル・リヴァプール・フィルによ
る記念盤、交響曲第13番《バビ・ヤール》が登場!ユダヤ人の虐殺問題を題材
として作曲された「バビ・ヤール」は、「森の歌」と並びショスタコーヴィチ
最大の問題作として有名な作品。イギリスやアイルランドの歌劇場を中心に活
躍中のイスラエルのバス奏者、サクスが鬼気迫る歌声で演奏を際立たせている。

AV 2108 \2080
W・A・モーツァルト:
フルート四重奏曲第1番ニ長調K.285、同第2番ト長調K.285a、
同第3番ハ長調K.285b、同第4番イ長調K.298
L・V・ベートーヴェン:セレナード ニ長調Op.25
リサ・ベズノシウク(フルート)、パヴロ・ベズノシウク(ヴァイオリン)、
トム・ダン(ヴィオラ)、リチャード・タンニクリフ(チェロ)
ハイペリオンでバッハのフルート・ソナタ集(CDA 67264/5)などの録音を行
うなど、数々の実績を持つフルーティストであるリサ・ベズノシウク。夫でも
あるチェロ奏者リチャード・タンニクリフや、9月に開催された福岡古楽音楽
祭で来日した鬼才パヴロ・ヴェズノシウクも今回のレコーディングに参加!
ファミリーならではの一体感を存分に活かしたモーツァルトとベートーヴェ
ンは、個々の特徴が光る充実の演奏である。

AV 2116 \2080
バルダッサーレ・ガルッピ(1706−1785):知られざるアリア集
Superbo di me stesso/Di madre ai cari amplessi/4声の協奏曲ト短調/
Ah di Lete dall'onda profonda/Voi che languite/Cedo alla sorte/4声
の協奏曲変ロ長調/E' pena troppo barbara/ Benche giusto a vendicarmi
キャサリン・キング(メゾ・ソプラノ)、
ジャンルカ・カプアーノ(チェンバロ&指揮)、
イル・カント・ディ・オルフェオ
モーツァルト、ショスタコーヴィチのアニヴァーサーリー・イヤーの今年2006
年は、18世紀ヴェネツィアで隆盛を誇った作曲家バルダッサーレ・ガルッピの
生誕300年にあたる。特にオペラ・ブッファなどの劇場作品で成功を収めたガ
ルッピの知られざるアリアを歌うのは、イギリスのメゾ奏者キャサリン・キン
グ。ゴシック・ヴォイセズやタヴァナー・コンソートなどイギリスの主要団体
と共演を重ねるなどその活動範囲は幅広い。

AV 2113 \2080
O・レスピーギ:ヴァイオリン協奏曲ロ短調P110
L・ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
R・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調Op.18
フランク・アーモンド(ヴァイオリン)、
ウィリアム・ウォルフラム(ピアノ)
ロッテルダム・フィル、ロンドン・フィルのコンサートマスターを歴任し、現
在はアメリカのメジャー・オケの1つの数えられるミルウォーキー交響楽団で
コンサートマスターを務めるフランク・アーモンドのソナタ・アルバム。若く
してパガニーニ国際コンクール、チャイコフスキー国際コンクールで入賞を果
たすなど、アメリカの楽壇の中でも特筆した実力の持ち主として活躍を続けて
いる。アルバムの収録曲もアーティストの特徴や意向を重視するアヴィーなら
ではの独自性に富んだプログラミングが組まれている。





<Brass Classics>
BC 3005 2枚組 \2180
プロクラメーション ――
ロバート・デイヴィス(1980−):
プロクラメーション・ファンファーレとトランペット・メカニズム
セシリア・マクドウォール(1951−):3つの交唱
マーク・アンソニー・ターネジ(1960−):From All Sides
アラン・ホヴァネス(1911−2000):Khaldis
ナジ・ハキム(1955−):サクレ・クール賛歌
エドワード・チャンス(1947−):ホルボーン・チャンス
ジャン・フランセ(1912−1997):勝利の行進曲
カレル・フサ(1921−):イントラーダとインタリュード
ヤン・ケッツァー:コンチェルティーノ・ピッコロOp.101
ポール・アーチボールド(1956−):シャルパンティエ幻想曲
インターナショナル・セレブリティ・トランペット・アンサンブル
〔ハンス・ガンシュ、ガボール・タルコヴィ、フローリアン・クリングラー、
アンドリュー・クローリー、イアン・バルマン、モーリス・マーフィー、
ニコラス・トンプソン、ポール・アーチボールド、ロッド・フランクス、
ライアン・アンソニー(以上トランペット)、ブルース・グリンドレイ
(オルガン)、ジュリエッタ・エドワーズ(ピアノ)、マット・ギー、
ロブ・トゥーリー(以上トロンボーン)、マシュー・ターナー、スコット・
バイウォーター(以上 打楽器)
ブラス・クラシックスが送り出す最新盤は、同レーベルのディレクターを務
めるアーチボールドとウィーンのトランペット・メーカー、シャガールとの
コンタクトによって実現した 「インターナショナル・セレブリティ・トラン
ペット・アンサンブル」のレコーディング・プロジェクト。実際にシャガー
ルを愛用している元ウィーン・フィル主席のハンス・ガンシュ、ベルリン・
フィル主席のガボール・タルコヴィ、ミュンヘン・フィル主席のフローリア
ン・クリングラーを中心とした泣く子も黙る凄まじいまでの超豪華メンバー
によるトランペット・アンサンブル・アルバムがここに誕生!トランペット
・アンサンブルのために書かれた作品を超一流の奏者たちの演奏で堪能でき
る贅沢な一品である。

BC 3006 \2180
クリスマスの12日 ――
ジェレマイア・クラーク(1674−1707):
The King's March and Prince Eugene's March
伝承曲(クリース編曲):世のひとわするな、クリスマスの12日
ピーター・ワーロック(1894−1930):3つのキャロル、Maltworms
J・S・バッハ(クリース編曲):3つのクリスマス・コラール前奏曲
G・ホルスト(クリース編曲):In the Bleak Midwinter
G・ガブリエリ:わが最愛のイエス
伝承曲:Ding, Dong, Merrily on High
ペーター・コルネリスウス(1824−1874):3人の王
E・クリース:クリスマス三部作
マシュー・ローズ(バリトン)、
エリック・クリース(指揮)、
コヴェント・ガーデン王立歌劇場ブラス・ソロイスツ&合唱団
フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルの一員として活躍し続けた
エリック・クリースとコヴェント・ガーデン王立歌劇場ブラス・ソロイスツ
のリリース第2弾となるクリスマス・アルバム!ライヴ録音としてブラス・ク
ラシックスからリリースされる2005年12月に行われたコンサートは、金管ア
ンサンブルだけでなくバリトン独唱や王立歌劇場の合唱団も参加するなどコ
ンサート当日は超満員の観衆を大いに沸かせたというから期待が高まる。





<Clarinet Classics>
CC 0052 \2180
アラン・ハッカーのポートレート
アラン・ハッカー(クラリネット)、他
ロンドン交響楽団の主席クラリネット奏者などを歴任したイギリス・クラリネ
ット界の大御所アラン・ハッカーの秘蔵音源などによるポートレート・アルバ
ム。クルーセルの四重奏曲やウェーバーのグランド・デュオ・コンチェルタン
テ、プライベート録音となるバートウィスルの「3つの夜想曲」などを貴重な
音源を収録。クラリネット・クラシックスはこれまでにも歴史的音源や貴重な
録音などを発表してきた実績があるだけに、関係者やファンにとって嬉しいリ
リースである。





<Cala>
CACD 0545 \2180
L・V・ベートーヴェン:
交響曲第6番へ長調Op.68《田園》
ストコフスキによるディスカッション(自然の音)
F・リスト:ハンガリー狂詩曲第1番-第3番
レオポルド・ストコフスキ(指揮)、
NBC交響楽団
奇才ストコフスキの指揮によって1954年から1955年にかけて、シベリウスの交
響曲第2番やチャイコフスキーの白鳥の湖(抜粋)などが録音されたNBC交響楽
団との「1954年-1955年録音音源の復刻シリーズ」の最後を飾るのはベートー
ヴェンの「田園」!カーラ(Cala)のオーナーでありストコフスキ協会会長で
もあるジェフリー・サイモンらに尽力によって実現したリマスターによるベー
トーヴェンは、コレクターやファンにとっても嬉しい復活。カップリングされ
たリストでもストコフスキの本領を発揮したエキサイティングなパフォーマン
スが繰り広げられている。

CACD 1037 \2180
G・P・テレマン:協奏曲ニ短調
F-J・ガルニエ:オーボエ協奏曲
G・フェルレンディス:協奏曲第1番へ長調
E・ヴォルフ=フェラーリ:牧歌的協奏曲
E・エワイゼン:ダウン・ア・リヴァー・オヴ・タイム
アンドレア・ガリクソン(オーボエ)、
ルシア・マトス(指揮)、
チェコ・フィルハーモニック室内管弦楽団
アンドレア・ガリクソンは米国のバトラー大学音楽学部教授の任にあり、ソリ
ストや室内楽奏者としても幅広い活動を展開する女流オーボエ奏者である。ガ
リクソンの演奏は特に欧米を中心に高い評価を受けているが、今回の作品集も
その評判に相応しい仕上がりとなっている。




<Avie>
AV 2114(SACD-Hybrid) \2580
D・ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調Op.43
セミヨン・ビシュコフ(指揮)、
ケルンWDR交響楽団
第7番「レニングラード」、第8番、第11番に続くビシュコフ&ケルン放送響の
ショスタコーヴィチ・シリーズ第4弾!
「交響曲第4番」は、ソ連当局によって批判を受けた「ムチェンスク群のマク
ベス夫人」、「明るい小川」と同時期となる1936年に作曲された作品。
初演の日程まで決定され、リハーサルが行われた後にショスタコーヴィチは自
ら初演を撤回。1962年にコンドラシンによって改めて初演が行われるまでの26
年間もの間を封印されていたという曰くつきの大作なのである。
ショスタコーヴィチの15の交響曲の中でも最大級の編成と原色的で重厚な響き
と荒々しさを併せ持つ「交響曲第4番」はビシュコフのショスタコーヴィチ第4
弾に相応しい作品と言える。

AV 2112 \2080
R・シューマン:
アダージョとアレグロ変イ長調Op.70、幻想小曲集Op.73、
民謡風の5つの小品Op.102、おとぎの絵本Op.113
F・シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調D.821
アントニオ・メネセス(チェロ)、ジェラルド・ワイス(ピアノ)
1957年ブラジル生まれのアントニオ・メネセス。1977年ミュンヘン、1982年
チャイコフスキーの両国際コンクールで優勝を果たすなど圧巻のコンクール
受賞歴を誇っている。やはりメネセスの名を世界に知らしめたのは帝王カラ
ヤンの晩年に行われた一連の録音だろう。ソリストとして加わったR・シュト
ラウスの《ドン・キホーテ》や、ムターとのブラームス《二重協奏曲》など
は代表的名演として知られている。
アヴィーからはメネセスにとって2度目となるバッハの《無伴奏チェロ組曲》
(AV 0052)が既にリリースされているが、今回のシューマン&シューベルト
・プログラムもバッハ以上に期待が高まるチェロ奏者必須のレパートリー。
シューマンとシューベルトの作品にこめられたロマン的で美しき歌心をメネ
セスが解き放つ!

AV 2086 \2080
20世紀の合唱作品集Vol.3-コープランドとアメリカの同世代の作曲家たち
アドルファス・ハイルストーク(1973−):デボラの歌
A・コープランド:はじめに
リビー・ラーセン(1950−):I Will Sing and Raise a Psalm
モートン・ラウリッドソン(1943−):おお、大いなる神秘
ネッド・ローレム(1923−):
O Deus, ego amo te、Oratio Patris Condren: O Jesu Vivens in Maria、
Thee, God...
C・アイヴズ:詩篇67番
I・ストラヴィンスキー:アンセム《鳩は空気を引き裂いて降りる》、ミサ曲
M・ティペット:Steal away
エドワード・ヒギンボトム(指揮)、
オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団
エドワード・ヒギンボトムが、オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団
のディレクター就任30周年記念リリースの第3弾にして完結盤。これまでにヒ
ギンボトム&オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団は70を超える録音
と多くのコンサートを行い、世界中から高い評価を獲得してきたという実力
と実績を誇っている。
「アメリカ」をテーマとした今回の最新盤では、コープランドやアイヴズと
いった大家から現在も第一線で活躍しているラウリッドソン、ハイルストー
ク、そしてロシアからアメリカへと渡ったストラヴィンスキーまでの様々な
作品を網羅している。ヒギンボトムの節目を祝うシリーズの完結としてこの
上ない魅力的なプログラミングである。





<Etcetera>
KTC 1292 3枚組 \6540
ヘルマン・ホランダースの足あと-ベネルクス三国のコンチェルタート音楽
ヘルマン・ホランダース(ca.1600−ca.1650):
Parnassus Ecclesiasticus/Jubilus filiorum Dei
ヒルデ・ファン・ルイベーク(ソプラノ)、
カロリーヌ・スパニャールト(ソプラノ)、
マリオン・ストライク(ソプラノ)、
ウィルフレード・レーネマン(アルト)、
パウル・ファン・デン・ベント(テノール)、
ヤン・ファン・エルザッカー(テノール)、
ミヒエル・メイヤー(バス)、バス・ラムセラー(バス)、
ダヴィド・ファン・オーイェン(テオルボ)、
ルート・フイブレグツ(指揮&オルガン)、
ブラバント・ムジク・コレギー
アイントホーフェンの教会ではオルガン奏者を務め、エーケレムでは学校の
教師とオルガン奏者を、またブレダの教会では合唱指揮者の地位にあったと
いうこと以外はその足取りが現在もベールに包まれている17世紀ベネルクス
の音楽家ヘルマン・ホランダース。優れたコンチェルタート様式の作品を数
多く作曲しながらもその名を目にする機会に恵まれないホランダースだが、
現存する全作品となる50曲のモテットを収録した今回の意欲あふれるプロジェ
クトは、音楽史上においても大きな意味を持つ録音となることは想像に難く
ない。
1989年に結成された古楽器と声楽による演奏団体であるブラバント・ムジク
・コレギーは、モンテヴェルディやバッハ、ヘンデル、モーツァルトからベ
ネルクス三国の作曲家による声楽作品を主なレパートリーとしており、オラ
ンダとベルギーを中心とした活発な活動を展開している。





<Pavane>
ADW 7504 \2180
タンゴロジア ――
A・ピアソラ:
グラン・タンゴ(チェロ&ピアノ)、
天使の死(ピアノ・デュオ)、
イ調のタンゴ(ヴァイオリン&ピアノ)、
アディオス・ノニーノ(ピアノ・デュオ)、
ブエノスアイレスの四季(ピアノ&ヴァイオリン&チェロ)
パブロ・シーグレル(1944−):
アスファルト(ピアノ・デュオ)、
Elegante Canyenguito(ピアノ・デュオ)
セルジオ・ティエンポ(ピアノ)、
カリン・レヒナー(ピアノ)、
アレクサンドル・デブルス(チェロ)、
アンドレ・シウィ(ヴァイオリン)、
セバスティアン・リエナール(ピアノ)
ベネズエラに生まれた神童として名を馳せ、アルゲリッチをも唸らせたピアニ
ストであるセルジオ・ティエンポ。7歳年上の姉であるカリン・レヒナーとの
デュオで奏でるタンゴは、南米の熱きパッションが発揮された見事なパフォ
ーマンス。パヴァーヌ・レーベルの本拠地ブリュッセルに深い縁を持つアー
ティストであるデブルスやシウィ、リエナールも、ティエンポ&レヒナーの
デュオに劣らぬのリズミカルで情熱的な演奏を披露。聴き手の心に熱き情熱
を届ける素晴らしきタンゴ・アルバムの登場!

ADW 7501 \2180
エモーション-映画音楽集 ――
J・ボック:屋根の上のバイオリン弾き
B・クレ:コーラス
E・モリコーネ:
シネマ・パラダイス、銃殺!ナチス長い五日間、ザ・ミッション
L・バーンスタイン:ウェスト・サイド・ストーリー
J・ウィリアムス:シンドラーのリスト
N・ピオヴァーニ:ライフ・イズ・ビューティフル
M・ルグラン:ルグランの映画からのアリア
V・コスマ:Salut L'artiste/他 全21曲
フィリップ・ユセール(パンフルート)、
ドミニク・スコーニー(ピアノ)、
ラファエル・ユセール(ヴァイオリン)
「ラプソディ(ADW 7495)」では、クラシックの小品の数々をパンフルート
の哀愁を帯びた美しき音色と驚嘆の超絶技巧で聴かせてくれたフィリップ・
ユセール。そのユセールの最新盤は、パンフルートを中心にピアノとヴァイ
オリンのトリオで奏でた映画音楽集。名旋律の魅力を存分に引き出した演奏
の数々は、映画音楽の枠を超えた「癒しの音楽」を聴かせてくれる。

ADW 7471 \2180
ノエル ――
王の行進/きよしこの夜/三人の天使は夜来る/あらのの果てに/おめでと
うイエスさま/もみの木/メルヒオールとバルタザール/新しいクリスマス
/他 全21曲
マルク・グローウェルズ(フルート)、
ダニール・グリュセル(アコーディオン)、
ティエリー・スメツ(オルガン)、
ダ・カーポ少年少女合唱団
フランスで歌い継がれてきた民謡を集めたダ・カーポ少年少女合唱団のクリ
スマス・アルバム第1弾。ベルギーの世界的フルート奏者グローウェルズの
演奏が合唱に花を添えている。

ADW 7472 \2180
クリスマス・キャロル名曲集 ――
もみの木/いざ、御子をむかえ/われら東より来り、はるか彼方より来り/
神の御子は今宵しも/きよしこの夜/他 全18曲
マルク・グローウェルズ(フルート)、
ダニール・グリュセル(アコーディオン)、
ティエリー・スメツ(オルガン)、
ダ・カーポ少年少女合唱団
「もみの木」や「きよしこの夜」などの定番のクリスマス・キャロルから、
フランスやベルギーの伝承曲を収録した名曲集。

ADW 7507/8 2枚組 \4360
W・A・モーツァルト:
教会ソナタ第1番-第17番/序曲ハ長調K.399/フーガ ト短調K.401/
同変ホ長調K.153/同ト短調K.154/小ジーグ ト長調K.574/
アダージョとアレグロ ヘ短調K.594/アンダンテ ヘ長調K.616/
幻想曲ヘ短調K.608
オリヴィエ・シャルリエ(ヴァイオリン)、
フローラン・シゲティ(ヴァイオリン)、
ドレル・フォドレーヌ(チェロ)、ウナル・アルテ(コントラバス)、
ジャン=ピエール・レコウディ(オルガン)、
ファビアン・ガルソー(オーボエ)、
ヴァンサン・バルテルミー(オーボエ)、
エリク・ソンブレー(ホルン)、ブルノ・アーミニース(ホルン)、
レネ・マゼ(バロック・トランペット)、
エマヌエル・マルマニー(バロック・トランペット)、
ローレンス・ブリゴ(バロック・ティンバレス)
日本への来日公演を度々開催するなど多くのファンを持つフランスのヴァイ
オリ奏者シャルリエと、同じくフランスのオルガニストであるレコウディを
中心とした教会ソナタ集。シャルリエの表情豊かなヴァイオリンの音色が印
象的な好演。

ADW 7506 \2180
ロベルト・ヘルベリフス(1886−1974):
アリアン/イヴの歌による5つのメロディー/田舎の組曲/6つの歌曲
ダニエル・ブルメンタール(ピアノ)、
マルティーヌ・デ・クレアーネ(ソプラノ)
ベルギーのヘント王立音楽院で学び、23歳でベルギー・ローマ賞を受賞した
作曲家ヘルベリフスの作品集。ピアノ独奏曲とソプラノのための歌曲を収録
しており、全曲世界初録音となる。




<Phaedra>
DDD 92029 \2180
In Flanders' Fields Vol.29-ベルギーのオーボエと管弦楽のための作品集
アウグスト・デ・ブーク(1865−1937):オーボエと管弦楽のための幻想曲
ヴィクトル・ルグレー(1982−):オーボエのための小協奏曲Op.100
フリッツ・セリス(1929−):クレオール
ガブリエル・フェルシュラーエン(1919−1981):3つのフランダース舞曲
ジャック・ルデュック(1932−):オーボエのための小協奏曲Op.10
ウィレム・ケースタース(1953−):オーボエのための小協奏曲Op.2
ピート・ファン・ボックスタル(オーボエ&イングリッシュ・ホルン)、
ヘルマン・エンゲルス(指揮)、 
チェコ・ヴィルトゥオージ室内管弦楽団
ロイヤル・ワロン室内管弦楽団のソロ・オーボエ奏者を務め、現在はベルギ
ーの名門ロイヤル・フランダース・フィルで首席奏者として活躍するボック
スタル。抒情に満ちあふれたベルギーの隠れた秀作を、ダブルリード特有の
豊かな音色で存分に楽しませてくれる。

DDD 92027 \2180
In Flanders' Fields Vol.27-ベルギーのピアノ作品集 ――
ヨゼフ・ヨンゲン(1873−1953):
3つの演奏会用練習曲Op.65、黄昏のオグエン湖Op.52、セレナードOp.19、
悲しみのサラバンドOp.58
ローデウェイク・デ・フォークト(1887−1977):ソナタ イ短調
ローデウェイク・モルテルマンス(1868−1952):
ピアノのための小品集第1巻-第3巻より
ハンス・リッケリンク (ピアノ)
ヨンゲンを筆頭に20世紀のベルギー音楽に大きな足跡を残した3人の作曲家た
ちによるピアノ小品集。ヘント出身のハンス・リッケリンクは、ヘフェール
ト賞など数多くの賞を獲得しているベルギーのピアニストである。

DDD 92014 \2180
In Flanders' Fields Vol.14
ペーター・ウェルフェンス(1924−2003):
弦楽四重奏曲第1番ハ長調、同第2番
フリッツ・セリス(1929−):オーボエ五重奏曲Op.57
ピート・ファン・ボックスタル(オーボエ)、
モスクワ・チェンバー・ソロイスツ
ともにアントワープに生を受けたウェルフェンスとセリスの室内楽作品をカッ
プリング。モスクワ・チェンバー・ソロイスツは、バルシャイが育て上げた
モスクワ室内管弦楽団のメンバーで構成される実力派アンサンブル。

DDD 292016 \2180
F・シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調D.956
L・ボッケリーニ:弦楽五重奏曲ハ長調Op.28-4
パノハ弦楽四重奏団、ミレル・イアンコヴィチ(チェロ)
去る8月に開催された第27回草津夏期国際音楽アカデミーに招聘され、指導と
コンサートを行ったパノハ弦楽四重奏団はチェコを代表する弦楽アンサンブ
ル。中でもチェコの音楽とシューベルトの作品の演奏は世界的評価を獲得し
ている。

DDD 292013 \2180
映画音楽作曲家の演奏会用作品集 ――
N・ロータ:三重奏曲
F・ドゥヴレーズ:ベンヴェヌータ
A・ピアソラ:ブエノスアイレスの夏
A・ウィリアムズ:地蔵
E・モリコーネ:プリモ・スタジオ
ニュー・アート・トリオ
2000年に結成されたニュー・アート・トリオは、クラリネットとチェロ、ピ
アノによる現代作品など様々なジャンルの演奏に取り組むアンサンブル。ウィ
リアムズの「地蔵」はその名の通り、日本の地蔵を題材とした約16分の作品。





<Musique En Wallonie>
CYP 3607 \2180
ニコラ・オトマン(ca.1610−1663):
ヴィオールのための組曲/テオルボのための小品集/エール・ア・ボワール集
ソフィー・ワティヨン(バス・ヴィオール)、
パスカル・モンテイエ(テオルボ)、
マリー=クロード・ヴァラン(ソプラノ)、
パスカル・ベルタン(カウンター・テナー)、
ファブリス・ショミエンネ(バス)
17世紀フランスのリュート奏者であり、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者としても
活躍したニコラ・オトマンの世界初録音となった作品集。ベルギーのブリュッ
セルに生まれ、その後フランスへ帰化したとされているオトマンはサント・
コロンブの師匠でありフランス・ヴィオール楽派の礎を築いた重要な作曲家
として歴史にその名を残している。

CYP 3606 \2180
マテオ・ロメロ(1575−1647):スペイン宮廷の音楽 ――
主よ、われを許したまえ/わたしの魂は主をあがめ/主は言われた/Ojos
Suspended/Entre dos mansos arroyos/Ay que me muero de zelos/No
Vayas Gil al Sotillo/A Quien Contrare Mis Quejas/Bullicioso y claro
arroyuelo/ロメリコ・フロリド/Carason donde estuvistes/Pascador que
das al mar
エリク・ファン・ネーヴェル(指揮)、
アンサンブル・ヴォーカル&インストゥルメンタル《クレンデ》
マテオ・ロメロは生まれ故郷であるベルギーのリエージュからスペインのマ
ドリードへ移り住み、ハプスブルク朝のフェリペ3世とフェリペ4世の時代に
宮廷に仕えた音楽家である。ネーヴェル&クレンデはフランドル地方の作曲
家の作品を網羅するなど、ベルギー有数の古楽演奏団体として幅広い活動を
行っている。1985年の録音。

CYP 3605 \2180
ジャック・ド・サン-リュック(a.1616−ca.1708):リュートのための小品集
組曲嬰へ短調/同ニ長調/同イ長調/同ニ長調/同ト長調
スティーブン・スタッブス(バロック・リュート)
17世紀ブリュッセルで宮廷と王室礼拝堂のリュート、テオルボ奏者を務めて
いたジャック・ド・サン-リュックが書き上げた作品を集めた珍しいタイトル。
アメリカ、シアトル出身のスタッブスは20を超える録音や数多くのコンサー
トへ出演するなど、活発な演奏活動を続けるリュートやテオルボといった古
楽器演奏のスペシャリストである。1995年の録音。





<Attacca>
Babel 9057-4 \2180
ライヴ2 ――
ルカ・フランチェスコーニ(1956−):Plot in the Fiction
L・ベリオ:Tempi Concertati
ブルーノ・マデルナ(1920−1973):Serenata 2
フランコ・ドナトーニ(1927−):Cloches
ダフィト・ポルセレイン(指揮)、ASKOアンサンブル
管楽器を中心としたオランダの大編成コンテンポラリー・アンサンブルのラ
イヴ録音集。1990年の録音。

Babel 9375 \2180
ルイ・アンドリーセン(1939−):De Stijl/Trepidus/Dances
クラロン・マクファーデン(ソプラノ)、
ギュンター・シュラー(指揮)、
ラジオ・チェンバー・オーケストラ、ヘラルド・バウハウス(ピアノ)、他
武満徹とも親交の深かったオランダの鬼才アンドリーセンの作品集。1985年、
1990年、1992年の録音。

Babel 9264/5/6 3枚組 \6540
ルーマニアン・アンソロジー ――
ステファン・ニクレスク(1927−):Ison II
アナトール・ヴィエル(1926−)、クラリネット協奏曲
ミリアム・マルベ(1931−):弦楽四重奏曲第1番
パスカル・ベントイウ(1927−)シンフォニアV
ティベリウ・オーラ(1928−):シンフォニアIII
オクタヴィアン・ネメスク(1940−):コンビネーションズ・イン・サークル
ニコラエ・ブリンダス(1935−):波
コルネル・タラヌ(1934−):ガーランズ
ドイナ・ロタル(1951−):Troite 1990
カーリン・イオアヒメスク(1949−):セレフォニア
アドリアン・イオルグレスク(1951−):弦楽四重奏曲第2番
イヴィウ・ダンセアヌ(1954−):グラス・ミュージック
ミハイ・モルドヴァン(1937−1981):オリジンス
様々なアーティスト
20世紀前半にルーマニアで生まれた作曲家たちによる現代作品を多数収録し
た東欧音楽ファン注目のセット。収録作品は1965年から1990年にかけて作曲
されたもの。

Babel 9161-4 \2180
アンドリュー・フォード:Ringing the Changes
パオロ・ペレッツァーニ:Il volto della notte
ジェラルド・ブロフィ:Head
テオ・ローヴェンディー:Plus One
マイケル・ウィティッカー:Min-Ame
アンリ・ケルゴマール:Trope
マイケル・スメタニン:Spray
フランコ・ドナトーニ:Het
ヘット・トリオ〔ハリー・スタールフェルト(フルート&ピッコロ&アルト
・フルート&バス・フルート)、ハリー・スパルナーイ(バス・クラリネッ
ト)、レネ・エックハルト(ピアノ)〕
ヘット・トリオは、フルートとバス・クラリネット、ピアノという一風変わ
った編成によるアンサンブル。1991年の録音。

Babel 8951-4 \2180
レアンドル・シュレーヘル(1844−1913):
ドイツの愛の歌Op.20/3つの歌曲Op.24/3つの歌曲Op.21より/
3つの歌曲Op.20
ベップ・ピエリク(ソプラノ)、トゥーリド・カールセン(ソプラノ)、
アンヤ・ファン・ヴィーク(メゾ・ソプラノ)、
ニコ・ファン・デル・メール(テノール)、
フランス・ファン・ルート(ピアノ)
オランダのウストヘースト出身の作曲家シュレーヘルの歌曲集。このレーベ
ルでは比較的珍しいロマン派音楽のアルバム。1988年の録音。





<Cybele>
SACD 140.402(SACD-Hybrid) \2850
F・シューベルト:
ピアノ・ソナタ第16番イ短調D.845/同第20番イ長調D.959
トーマス・ギュンター(ハンマーフリューゲル)
トーマス・ギュンターは1982年にベルリン・デビューを飾った後、ベルリン
・フィルとベートーヴェンの皇帝で共演を果たすなどキャリアを積み重ねて
いるドイツのピアニスト。今回のシューベルト・アルバムで使用されている
楽器は、1848年シュトライヒャー社製のハンマーフリューゲルという貴重な
代物。シベーレ(Cybele)の優秀録音が1つ1つの音を丁寧に収録しており、
19世紀の楽器の“音”をしっかりと味わうことが出来る。

SACD 060.302(SACD-Hybrid) \2850
M・レーガー:自作の主題による変奏曲とフーガOp.73
ヴィレム・タンケ(1959−):2つの風の幻想曲
ヴィレム・タンケ(オルガン)
オランダのユトレヒトやロッテルダムを中心として後進の育成にあたってい
るオルガニスト、ヴィレム・タンケ。他の作曲家の作品を主題とすることの
多かったレーガーの自作の主題による変奏曲とタンケの自作をカップリング。

Cybele 150.301 \2180
F・リスト:歌の本第1巻&第2巻
トーマス・ヒッツルベルガー(ピアノ)
リストが自らの歌曲をピアノ独奏用に編曲を行った12曲を収録。ブッフビン
ダーのマスタークラスで研鑽を積んだピアニストであるヒッツベルガーは、
リストも愛用していたシュタイングレーバー社の1873年製ピアノを今回のレ
コーディングで使用している。

Cybele 960.306 \2180
ミヒャエル・フォン・ビール(1937−):チェロのための作品集 ――
ドイツの風景/チェロ協奏曲
ミヒャエル・フォン・ビール(チェロ)
1970年に設立された「Feedback Studio Koln」で録音された音源をシベーレ
(Cybele)がリマスターを施しリリースを行っていく新しいシリーズ。ビー
ルのチェロ作品集は1970年、1971年の録音。

Cybele 960.307 \2180
ヨハネス・フリッチュ(1941−):3つのトリオ ――
RM'96/Trio 1977/Hochtoner
ウォルピ・トリオ、他
同じく「Feedback Stugio」シリーズの1枚。「Feedback Studio Koln」の設
立に携わったフリッチュのポートレート・アルバム。1975年、1977年、1996
年の録音。




<VMS>
VMS 170(2CDs+特典DVD) \4350
フォアアルルベルク交響楽団創立20周年記念盤 ――
DISC-1
F・シューベルト:交響曲第5番変ロ長調D.485
G・マーラー:
歌曲集《子供の魔法の角笛》、交響曲第10番嬰ヘ短調より アダージョ
DISC-2
G・ヴェルディ:歌劇《運命の力》序曲、歌劇《椿姫》前奏曲
G・ロッシーニ:歌劇《どろぼうかささぎ》序曲
P・マスカーニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》間奏曲
F・V・スッペ:歌劇《スペードの女王》序曲
J・シュトラウスII世:
エジプト行進曲、ワルツ《シトロンの花咲くところ》、
ポルカ《何か小さなもの》、常動曲、ワルツ《ウィーンの森の物語》、
ポルカ《狩り》
J・オフェンバック:ホフマンの舟歌
アネリー・ピーボ(メゾ・ソプラノ)、
クリストフ・エーベルレ(指揮)、
フォアアルルベルク交響楽団
オーストリアでウィーンに次いで2番目に小さな面積の州であり、国の最西端
に位置するフォアアルベルク州。フォアアルベルク州の州都であり、ブレゲ
ンツ音楽祭で有名なブレゲンツを本拠地とするオーケストラであるフォアア
ルルベルク交響楽団の創立20周年を記念したコンサートを収録したライヴ盤。
フォアアルルベルク交響楽団はブレゲンツ音楽祭などで意欲的なプログラミン
グによるコンサートを披露するなど、レベルの高い演奏で聴衆から喝采を浴
びるている。DISC-1は2005年4月16日、DISC-2は2005年5月22日にブレゲンツ
祝祭劇場で行われたライヴ録音。
※特典DVDにはDISC-2と同内容のコンサート映像が収録されておりますが、
NTSC方式でないため日本の再生機器では視聴が出来ません。ご注意下さい。

VMS 146 2枚組 \4360
セティン・イシコズル(1939−):
歌劇《アララト山の伝説》/バレエ音楽《ジュディス》
エロール・エルディンク(指揮)、
アンカラ国立歌劇場&バレエ管弦楽団、同合唱団
アンカラ国立音楽院をトロンボーン奏者として卒業したのち、サンタ・チェ
チーリア音楽院やザルツブルク・モーツァルテウムで指揮と作曲を学んだイ
スタンブール出身の作曲家の作品集。旧約聖書でノアの箱舟が流れ着いたと
されていることで有名な「アララト山」を題材としたオペラと、都市エルサ
レムを舞台としたバレエ音楽という珍しい作品のカップリングとなっている。
1991年&1994年の録音。





<Jecklin>
JD 629-2 \2180
ヴェルナー・ベルトスヒ・ライヴ ――
J・S・バッハ:トッカータ ニ長調BWV.912
L・V・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第10番ト長調Op.14-2
F・ショパン:スケルツォ第2番ロ短調Op.31
W・ベルトスヒ:In Trauer und Prunk
L・ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ《1905年10月1日街頭にて》
C・フランク:前奏曲、コラールとフーガ ロ短調
ヴェルナー・ベルトスヒ(ピアノ)
博士のような風貌ながら、ピアノ奏者兼作曲家として活躍しているヴェルナ
ー・ベルトスヒが1988年10月19日から23日にかけて行ったコンサートを収録
したライヴ録音。バッハやベートーヴェン、ヤナーチェクや自作の作品まで
を並べたプログラムと演奏は深い研究と解釈を聴き取ることができる充実の
演奏。

JD 627-2 \2180
フリードリッヒ・テオドール・フレーリッヒ(1803−1836):合唱作品集
Lied der Meermadchen/水の上の精霊の歌/無伴奏混声合唱のための《3つの
歌》/無伴奏男性合唱のための《3つの歌》/悲歌Op.15-2/同Op.15-1/主の
祈り/アニュス・デイ/Wie kostlich ist's dem Herrn zu danken
ピエール・サルバッハ(指揮)、
ベルンハルト・ビレター(ピアノ)、
ヴィンタートゥーア・ヴォーカル・アンサンブル・プロ・ムジカ
スイス・ロマン派最大の作曲家の1人とされているフレーリッヒは、父の希望
により作曲家から弁護士となり、その後再び音楽家に戻るという経歴を持っ
た音楽家として知られている。1988年の録音。

JD 624-2 \2180
マウロ・ジュリアーニ(1781−1829):歌曲集 ――
6つのアリエットOp.95/ロッシーニの歌劇《セミラーミデ》より Qual mesto
gemito/カヴァティーナと変奏《こんなに胸さわぎが》Op.79/3つの小品
Op.74/3つのカヴァティーナOp.39/ロンドーOp.68/6つの歌曲Op.89/ディ
ヴェルティメント/ロマンス《マリー・ルイーズが揺りかごの息子へ》
マイスター・コンソート
1781年にイタリアで生まれ、ギターの歴史に大きな影響と発展を残した大家
ジュリアーニのギター伴奏付き歌曲集。ソプラノ歌手マイスターの歌声とギ
ターの奥深い伴奏との一体感が美しい。1989年の録音。

JD 623-2 \2180
F・ブゾーニ:ピアノ作品集 ――
ショパンのハ短調前奏曲による変奏曲と自由な形式のフーガOp.22
J・S・バッハによる幻想曲/ショパンのハ短調前奏曲による変奏曲/
J・S・バッハ(ブゾーニ編曲):コラール《目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ》、
コラール《いざ来たれ、異教徒の救い主よ》
ジョン・バトリック(ピアノ)
19世紀音楽と20世紀音楽の橋渡し枠となった鬼才ブゾーニ。ここではフィラ
デルフィア出身のバトリックがバッハとショパンの作品を題材とした作品5曲
で熱演を聴かせている。1988年の録音。

JD 622-2 \2180
メルポ ――
18世紀イギリス:アリア・ディ・カメラより
ロレンツォ・ダ・フィレンツェ(14世紀):ア・リコルタ・ブブ
ギランデルス・ダ・フロレンティア(14世紀):I vo' bene
ギョーム・ド・マショー(1300−1377):Le Lay de la rose
ジュリオ・カッチーニ(1545−1618/エイク編曲):
我が麗しのアマリッリによる変奏曲
ヤコブ・ファン・エイク(1590−1657):
《Slaep o zoete slaep》による変奏曲
レジナ・イルマン(1957−):メロディー
コンラッド・スタインマン(1951−):
即興曲第1番-第3番、シジフォス、Xero
ローランド・モーザー(1943−):
...das also alles mehr Gesang und reine Stimme ist...
コンラッド・スタインマン(バロックフルート)
1982年に開催された第1回ブルージュ国際リコーダー・コンクールを制覇した
スイスの達人スタインマンが、数々のバロックフルートを携えて卓越したテ
クニックを披露!1988年の録音。




<Pepperland>
PEP 03028 \2180
ノスタルジア・ウルバーナ ――
A・ピアソラ:
コラール/天使のミロンガ/天使の死/オブリヴィオン/チキリン・デ・バ
チン/失われた鳥たち/アディオス・ノニーノ/ヴァルシシモ/ブエノスア
イレスの四季
イラン・ロゴフ(ピアノ)
モダン・タンゴの申し子にして革命家であった巨匠ピアソラによる珠玉の作
品をピアノで奏でたタンゴ・アルバム。ピアノ用いてピアソラの作品を演奏
するのは、1991年からスペインのマジョルカ島を活動の拠点としているイス
ラエルのベテラン・ピアニストであるイラン・ロゴフ。ピアノのためのオリ
ジナル作品から編曲を行った作品12曲が収められたこのアルバムには、躍動
するリズムとセンチメンタルな旋律に満ちている。

PEP 02104 \2180
J・ハイドン:ピアノ三重奏曲集Vol.4 ――
ピアノ三重奏曲第29番変ホ長調Op.75-3,Hob.XV-29/同第26番嬰ヘ短調
Op.73-3,Hob.XV-26/同第40番ヘ長調Hob.XV-40/同第23番ニ短調Op.71-3,
Hob.XV-23/同第10番変ホ長調Op.42-3,Hob.XV-10
ハイドン・トリオ・アイゼンシュタット
1992年にウィーン音楽大学のマスタークラスで室内楽を学んでいたメンバー
によって結成されたハイドン・トリオ・アイゼンシュタットは、その名の通
りハイドンのスペシャリスト集団として各地の音楽祭やマスタークラスに招
かれている。(当アルバムは、カプリッチョ(Capriccio)よりリリースされ
ている49489(4CDs)のディスク2と同内容となっております。)

PEP 94003 \2180
F・リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
ウルヴィ・エマル・エルキン(1906−1972):Duyuslar
カメルハン・トゥラン(ピアノ)
カメルハン・トゥランは、トルコのテレビやラジオへの出演やオーケストラ
との共演、リサイタルなど様々な演奏活動を行っている1965年アンカラ出身
のピアニスト。リストと併録されているエルキンは同郷トルコの作曲家であ
る。

PEP 95101 \2180
J・ハイドン:ピアノ三重奏曲集Vol.1 ――
ピアノ三重奏曲第24番ニ長調Op.73-1,Hob.XV-24/同第1番ト短調Hob.XV-1
/同第7番ニ長調Op.41-2,Hob.XV-7/同第35番イ長調Hob.XV-35
ハイドン・トリオ・アイゼンシュタット
現在はカプリッチョを中心に新譜のリリースを行っているハイドン・トリオ
・アイゼンシュタットが結成から数年後に録音を行ったハイドン。ちなみに
こアルバムに収録されている音源はカプリッチョのセット盤(49489)には
未収録。

PEP 96102 \2180
J・ハイドン:ピアノ三重奏曲集Vol.2 ――
ピアノ三重奏曲第14番変イ長調Op.61,Hob.XV-14/同第34番ホ長調Hob.XV-34
/同ヘ短調Hob.XV-f1/同第8番変ロ長調Op.41-3,Hob.XV-8/同第36番
変ホ長調Hob.XV-36
ハイドン・トリオ・アイゼンシュタット
前出のVol.1と同じくカプリッチョのセット盤(49489)には未収録の音源。
結成から数年とは思えない一体感を作り出しており、アルバムからは上質な
ハイドンの演奏が聴こえてくる。




<Extraplatte>
EX 669-2 \2180
セイント・スウィンガー・ライヴ ――
礼式行進曲/ギャロップ/リリエン・ワルツ/リンツ舞曲/Schleinige/
Baumoasta-Boarischer/ハンガリー舞曲/チャルダッシュ/ルーマニアン
・ドイナ/他 全19曲
セイント・スウィンガー
セイント・スウィンガーは、2本のヴァイオリン、コントラバス、2台のハープ
という編成で活動を続けるオーストリアのアンサンブル。ワルツやポルカ、
ギャロップなど思わず踊りたくなってしまう楽しさがギッシリと詰まっでいる。

EX-SP 028-2 \2180
石の狭間に ――
シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1686−1750):トンボー、組曲ヘ短調
ロベルト・ツォリトシュ(1966−):石の狭間に
フレドリク・シュウェンク(1960−):Insaturabilien II
マルティン・マラウン(ツィター)
ツィターとは東方からハンガリーを通じてアルプス地方に持ち込まれた弦楽
器のことである。マルティン・マラウンはインスブルック音楽大学などで指
導を行うなど、オーストリアの若手ツィター奏者として期待を集めている。

EX-SP 014-2 \2180
ツィターの音楽 ――
オーストリア民謡:
シュナイダー・ポルカ、Zillertaler-Boarischer、シュヴァーツのレントラー
マンフレッド・ヴェルンル:グレトルのレントラー
フランツ・シュワブ:Stade Weis
クラウス・カール:Traub'n-Walzer/他 全19曲
ハラルド・オベルレヒナー(ツィター)、
イゾルデ・ジョルダン(ツィター&バロック・フルート)
オーストリアのチロル州立音楽院で教鞭を執る2人のツィター奏者によるデュ
オ・アルバム。オーストリア民謡や民謡を題材とした編曲作品などをツィター
・デュオ、ツィター&バロック・フルートの組み合わせで情緒豊かに歌い上
げる。

EX 664-2 2枚組 \4360
クラウス・ジョン(1950−2004):作品集(1975年-2000年) ――
ピアノのための3つの小品/ピアノのための作品I/ジャンパク/主題と変奏
/ドッペル・クヮルテット/6つのコンテンポラリー・ダンス/ヴォルフガン
グ・ツェラーの主題による変奏曲/他 全13曲
クリストス・ポリツォイデス(ヴァイオリン)、
ディミトリス・ポリソイディス(ヴァイオリン&ヴィオラ)、
マルゲリータ・マルセグリア(ヴァイオリン)、他

EX 458-2 \2180
ペーター・N.グルーバー(1956−):
ザックク・バム/FIS/...And My Heart is Beating Still/パタゴニコ830
/ナナバヨウ/オード/エーデルデルワイス/ヴァーチャル・ハービツ/
D.D.D/他 全15曲
ペーター・N.グルーバー(コントラバス&ギター)、
オットー・レヒナー(アコーディオン)、
イスマエル・バリオス(打楽器)、他

<harmonia mundi>
KDC 5017 2枚組 \4160
国内盤仕様
*日本語帯、解説つき*
ベートーヴェン:「ラズモフスキー」四重奏曲集
[CD1]
弦楽四重奏曲第7番op.59-1(ラズモフスキー第1番)、
同第8番op.59-2(ラズモフスキー第2番)
[CD2]
弦楽四重奏曲第9番op.59-3(ラズモフスキー第3番)
東京クヮルテット〔マーティン・ビーヴァー(Vn) 池田菊衛(Vn)
磯村和英(Vla) クライヴ・グリーンスミス(Vc)〕
録音:2005年4月26-29日
2007年2月に東京クヮルテットが来日します。2002年にメンバーとして加わっ
たマーティン・ビーヴァーのいるクヮルテットとしては、2006年のPMF音楽祭
が初の来日でしたが、クヮルテットとしてのツアーは今回が初めて。しかも
プログラムはベートーヴェンとくれば、室内楽ファンのみならず音楽ファン
として黙ってはいられないというもの。今回、直輸入盤としては2005年の12月
にリリースされたラズモフスキーのCDを、来日記念盤として日本国内盤仕様で
再上程。円熟の極みにある東京クヮルテットの「今」をおたのしみください。

HMC 901942 \2250
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467 
幻想曲ニ短調K.397 
ロンド ニ長調K.382 
ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
シュテファン・ヴラダー(P&指)、カメラータ・ザルツブルク
生粋のウィーン流ピアニスト、ヴラダーによるモーツァルトのピアノ協奏曲の
登場です。しかも弾き振り!むかえうつは伝統あるカメラータ・ザルツブルク。
冒頭の弦楽器と管楽器のかけあいから、まさにこれしかないという絶妙な間の
取り方とぴちぴち感に満ちています。続くピアノの入りもきらきらとまばゆい
ばかり。ピアノのソロの曲も入魂の仕上がり。幻想曲の深刻な空気から、21番
の澄み切った幸福感まで、モーツァルト・ワールドがたっぷりと堪能できます。
モーツァルト・イヤーのしめくくりにもぴったりの、とびっきりの一枚です。




<Profil>
PH 06046 \2180
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
ギュンター・ヴァント(指)ミュンヘンフィル
録音:2001年9月15日ガスタイク・ミュンヘン
待望のミュンヘン・フィルとのブルックナーシリーズ。ついに「ロマンティッ
ク」 の登場。この演奏会の半年後2002年2月14日にヴァントは90年の生涯を閉
じました。数多いヴァントのブルックナーですが、耳の肥えた方ほどミュンヘ
ン・フィルとの組み合わせに執着するのも道理で、ヴァント晩年の味わい、オ
ーケストラの音色の適度な明るさ、弦の暖かみのある厚い響き、管楽器の比類
ない美しさなど他に代え難い魅力にあふれています。これをもって「ロマン
ティク」の最高峰と言うに憚らぬ大演奏と申せましょう。

PH 05043 \2180
モーツァルト:リタニア、序曲集、他
聖体の祝日のためのリタニア 変ホ長調 K.243
コンサート・アリア『みじめな私、ここはどこ』 K.369
コンサート・アリア『とどまって下さい、ああ愛しい人よ』 K.528
歌劇『フィガロの結婚』序曲
歌劇『ドン・ジョヴァンニ』序曲
歌劇『コシ・ファン・トゥッテ』序曲
歌劇『魔笛』序曲
マーガレット・マーシャル(Sp)
コルネリア・ヴルコップ(アルト) アドルフ・ダラポッツァ(テノール) 
カール・リッダーブッシュ(バス) バイエルン放送交響楽団&合唱団
ケルン放送交響楽団
ギュンター・ヴァント(指)
録音:1982年 1980年 1969年 1968年
生涯モーツァルトを愛したヴァントだけあって辺りを払うこの格調は、なかな
か現在では聴けぬものとなってしまいました。特に声楽作品の品格は無類。
また序曲のすばらしさなどを聴くとモーツァルトのオペラ全曲が残っていれ
ば!と、どなたも悔やまれましょう。

PH 05042 \2180
ストラヴィンスキー:ピアノと管楽器のための協奏曲(1930)
B.A.ツィンマーマン:1楽章の交響曲(1953)
フォルトナー:大オーケストラのための交響曲(1947)
リゲティ:ロンターノ(1967)
ニキタ・マガロフ(P)
ギュンター・ヴァント(指)
北ドイツ放送交響楽団 
ケルン放送交響楽団
録音:1985年 1987年 1960年 1987年
正確無比の冷静な解釈と思いきや、すこぶるヴォルテージの高い演奏に驚き。
どの曲もストラヴィンスキーは言うに及ばず、バルトーク級のおもしろさ!
現代オペラの中でも上演数の多い傑作「軍人たち」のツィンマーマン。しか
も後年、ヴァントとツィンマーマンは音楽上の見解の相違から交流を断った
だけにこの演奏、抜き差しならぬ緊張感に溢れています。まさに現代曲のア
ルバムにはめったにない誰もが楽しめる名盤でございます。




<HUNGAROTON>
HDVD 32406(DVD-Video) \4850
字幕:英独仏伊西ハンガリー
ディッタースドルフ:
「ロッカ・アンティカの男爵」
タマーシュ・コーボル(T)
ベアトリクス・フォドル(S)
エディト・カーロリ(S)
ガーボル・ブレツ(Bs)
パル・ネーメト(指)サヴァリア・バロック(ピリオド楽器使用)
大変珍しい、ディッタースドルフ(1739-1799)のオペラがDVDに!ディッター
スドルフは、確認されているだけで35のオペラを書いています。しかし上演、
録音は極めて稀。この「ロッカ・アンティカの男爵」は、1776年にヨハニス
ベルクで初演されたイタリア語のオペラブッファ。ディッタースドルフは当
時ブレスラウ(現在のポーランドのヴロツワフ)の司教君主だった、シャフ
ゴッチュ伯爵フィリップ・ゴットハルトに仕えており、1770年から76年の間
に九つのオペラブッファを作曲していました。ディッタースドルフでは、後
年ウィーンに戻ってからのドイツ語のオペラの方はいくつか復活しましたが、
イタリア語のオペラ・ブッファはようやく陽の目を浴びてきたところ、この
映像は貴重です。もちろんこれが世界初録音。ハンガリー古楽界の重鎮、ネ
ーメトを中心とした充実の演奏です。なんと、かの皇妃エリーザベトもお気
に入りだった、ハンガリーの名城ゲデーレー王宮での上演のライヴ。

HCD 16879 \2080
カールマン:「チャールダーシュの女王」,「マリツィア伯爵夫人」
レハール:「ジュディッタ」,「メリー・ウィドウ」
ミレッカー:「デュバリー」
オッフェンバック:「美しきヘレナ」
レオ:「ポンパドゥール」
J.シュトラウス:「ジプシー男爵」
からのアリア,ほか(全15曲)
アンドラーシュ・セベスチェーン(指)ハンガリー国立放送管弦楽団、ほか
ハンガリーの歌姫、シルヴィア・シャシュが歌う、オペレッタのアリアと、
ポピュラー名曲のコンピレーション。

HCD 32463 \2080
ヨーゼフ・シマーンディ、アリア集
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」
ワーグナー:「ローエングリーン」
エルケル:「バーンク・バーン」
ヴェルディ:「アイーダ」
チャイコフスキー:「エウゲニ・オネーギン」
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
レオンカヴァッロ:「道化師」
プッチーニ:「ボエーム」,「トスカ」
からのアリア,場面
ミクローシュ・ルカーチ(指),ヴィルモシュ・コモル(指),
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指),
ハンガリー国立歌劇場管弦楽団、ほか
録音: 1954-1964年
ハンガリーの往年の名テノール、ヨーゼフ・シマーンディのアリア,重唱集。
モリナーリ=プラデッリが伴奏をしている、「アイーダ」の二重唱を除き、
全てハンガリー語での歌唱。

HCD 16876 \2080
カールマン:「サーカスの女王」(抜粋)
エルジェーベト・ハージ、ヴァレーリア・コルタイ、
アールパード・キシェジ、ティボール・ウドヴァルディ
タマーシュ・ブローディ(指)管弦楽団
ハンガリー語の抜粋録音。

HCD 16877 \2080
レハール:「ルクセンブルク伯爵」抜粋,「ジプシーの恋」抜粋
ジュジャ・ペトレーシュ、ハンナ・ホンティ、アンナ・ツェンタイ、
アールパード・バクシャイ、カミル・フェレキ、ほか
タマーシュ・ブレイトナー(指)管弦楽団
ハンガリー語の歌唱。

HCD 16847 \2080
カールマン:
「チャールダーシュの女王」,「マリツィア伯爵夫人」,
「モンマルトルのスミレ」
レハール:「メリー・ウィドウ」,「微笑みの国」,「フリーデリケ」
からの場面,ほか
ヨーゼフ・シマーンディ、シルヴィア・シャシュ、イローナ・トコディ、
エルジェーベト・ハージ、ローベルト・イロスファルヴィ、ほか
アンドラーシュ・セベスチェーン(指)
ハンガリー放送交響楽団、ほか
ハンガリー語歌唱。様々な音源を集めています。




<Aeon>
AE 0644 \2250
ドメニコ・スカルラッティ:ヴァイオリン編曲集(パパヴラミ編曲)
ソナタ〔イ短調Kk54、ハ長調Kk32、ヘ短調Kk466、ヘ短調Kk481、ハ短調Kk11、
イ長調Kk380、ロ短調Kk87、ニ短調Kk141、ト短調Kk426、ト短調Kk185、
ニ短調Kk9、イ短調Kk322〕
テディ・パパヴラミ(Vn&編曲)
パガニーニの「24のカプリース」をコンサートでも演奏できる数少ないヴァイ
オリニストとしても名高い、アルバニア生まれのパパヴラミ(1971-)。今回
の新譜は、自身の編曲によるドメニコ・スカルラッティの鍵盤作品集。まさ
に完璧としかいいようのない編曲で、原曲のもつ魅力が倍増どころか何100倍
にもなって蘇ります。ヴァイリンでこんなことができるなんて!-ただただ圧倒
されるばかりの鮮烈かつ流麗な最高の一枚です。




<BONGIOVANNI>
AB 20001(DVD-Video) \4750
字幕:伊英独仏日
ヴェルディ:「レニャーノの戦い」
セザール・エルナンデス(T アッリーゴ)
エリーザ・ベーテ・マトス(S リーダ)
ジョルジョ・チェブリアン(Br ロランド)
マンリーコ・シニョリーニ(Bs バルバロッサ)
ほか
ネッロ・サンティ(指)ベッリーニ大劇場管弦楽団,合唱団
収録:2001年12月
ついにBONGIOVANNIがDVDに参入!第1弾は、ヴェルディの熱血愛国オペラ、
「レニャーノの戦い」。2001年12月にカターニャのベッリーニ大劇場で上演
された舞台を、RAIが収録、そこからライセンスを受けての発売です。画質は
バッチリな上に、嬉しい日本語字幕付き!歌手で注目は、プエルト・リコ出
身のテノール、セザール・エルナンデス!1970年10月13日生まれ、19歳の時
に「ボエーム」のロドルフォでデビュー、近年は30代の人気テノールとして
世界中で引っ張りだこです。

GB 2415 2枚組 \3960
ニコリーニ:「確かめられた嫉妬」
ドンナ・ベレニーチェ・ベッラグラーツィエ(S 田邊織恵)
フランチェスカ・カッシナーリ(Ms エリゲッタ)
ロベルタ・マメーリ(S リヴィア)
サン・ウク・パク(Bs ドン・マトゥージョ・カピトリーノ)
ジャンルカ・パゾリーニ(T レリオ)
マウーロ・ボンファンティ(Br チッチェリーニ公爵)ほか
ファブリツィオ・ドルシ(指)アミリカーレ・ザネッラ交響楽団
録音:2004年5月14日
ジュゼッペ・ニコリーニ(1762- 1842) は、ピアチェンツァ生まれの作曲家。
父も町のオルガニストという恵まれた環境で、父から学んだ後、1778年から
1784年までナポリに留学、チマローザからも教えを受けています。1793年に
初のオペラを発表、以来人気作曲家として各地で活躍、45のオペラを残した
と伝えられています。1819年にピアチェンツァの大聖堂のマエストロ・ディ
・カペラになりました。チマローザ(1749年生まれ)とロッシーニ(1792年
生まれ)のちょうど間の世代で、プレ・ロッシーニ世代のイタリアオペラを
知るには打ってつけの存在です。「確かめられた嫉妬」は、1804年に1幕の軽
いオペラとして初演され、1808年に2幕のオペラ・ブッファに改作されたもの。
この録音では後者が用いられています。いたるところでロッシーニを生地ピ
アチェンツァでの復活上演で、しっかりした演奏。ベレニーチェ役に、関西
を中心に活躍されているソプラノ、田邊織恵さんが出演、大変素晴らしい歌
を聞かせてくれています。2006年12月29日に吹田メイシアターの第9公演に出
演予定。

GB 1197 \1980
チェーザレ・バルデッリ アリア集
ドニゼッティ:「ルチア」
ヴェルディ:
「ナブッコ」,「アッティラ」,「リゴレット」,「トロヴァトーレ」,
「トラヴィアータ」,「運命の力」,「オテッロ」
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
レオンカヴァッロ:「道化師」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」,「フェドーラ」
プッチーニ:「トスカ」
チェーザレ・バルデッリ(Br)
録音:1942-1972年
チェーザレ・バルデッリ(1910-2000)は、ピサ生まれのイタリアのバリトン。
イタリア以上に、米国で人気の高かったバリトンで、1970年代まで息の長い
活躍をしました。




<Preiser>
PRCD 90715 2枚組 \3760
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(マルテ版)
ペーター・ヤン・マルテ(指)
ヨーロピアン・フィルハーモニー管弦楽団
マニアの間で注目されていたオーストリアの指揮者で作曲家、オルガニストで
もあるペーター・ヤン・マルテ。オルガニストとしてキャリアをスタートさせ、
チェリビダッケに出会い指揮者に転向。ブルックナーについて独自の視点から
取り組んできた実績を持っています。今回、プライザー・レーベルから登場す
る第3番もマルテ自身による新しいヴァージョン。マルテはすでに何度もこの
ヴァージョンを用いて演奏会を行っており内容にも期待が持てます。第3番1曲
でCD2枚組、演奏時間にして実に88分弱という長大な録音です。楽章の配置も
後期風に変更され、第2楽章にスケルツォ、第3楽章にアダージョが置かれてい
るなど、非常に興味深い1枚となっています。ヨーロピアン・フィルハーモニ
ー管弦楽団は、凄腕の若手楽員のオーケストラ。





<haenssler>=SWR MUSIC=
93 140(20CD+1DVD) \19500
紙製スリムBOX
「カール・シューリヒト・コレクション1950-1966」
[CD 1]モノラル(分売93.141)
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92
シューマン:交響曲第2番ハ長調Op.61
録音:
1952年10月24日シュトゥットガルト=デゲルロッホ、ヴァルトハイム(ライヴ)
1959年10月31日シュトゥットガルト、ゼンデザール・ヴィッラ・ベルク
[CD 2]モノラル(分売93.142)
交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱つき」
マリア・シュターダー(S)マルガ・へフゲン(A)マレイ・ディッキー(T)
オットー・ヴィーナー(Bs)SWR声楽アンサンブル、
シュトゥットガルト教員合唱協会、シュトゥットガルト・バッハ合唱団
序曲「コリオラン」Op.62
録音:
1961年9月13日シュトゥットガルト・リーダーハレ(ライヴ)
1952年9月25日シュトゥットガルト、ゼンデザール・ヴィッラ・ベルク
(ライヴ)
[CD 3]交響曲のみステレオ / モノラル(分売93.143)
ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73
同:運命の歌Op.54
同:悲歌Op.82
シュトゥットガルトSWR声楽アンサンブル
録音:1966年3月16日シュトゥットガルト、フンクスタジオ・ベルク
1954年1月26日
1954年1月25日シュトゥットガルト、ゼンデザール・ヴィッラ・ベルク

[CD 4]モノラル(分売93.144)
ブラームス:ドイツ・レクイエムOp.45
マリア・シュターダー(S)ヘルマン・プライ(Br)
シュトゥットガルトSWR声楽アンサンブル、フランクフルト・ヘッセン放送Cho.
録音:1959年11月7日シュトゥットガルト、ゼンデザール・ヴィッラ・ベルク

[CD 5]モノラル(分売93.145)
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
録音:
1955年4月5日シュトゥットガルト=デゲルロッホ、ヴァルトハイム(ライヴ)

[CD 6]モノラル(分売93.146)
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調
録音:1962年10月18日シュトゥットガルト、リーダーハレ(ライヴ)

[CD 7]モノラル(分売93.147)
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と愛の死
録音:
1953年3月6日シュトゥットガルト=デゲルロッホ、ヴァルトハイム(ライヴ)
1950年4月29日シュトゥットガルト=デゲルロッホ、ヴァルトハイム

[CD 8 & 9]モノラル(分売93.148)
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調
同:交響曲第9番ニ短調
録音:1954年3月10日,
1951年11月2日シュトゥットガルト=デゲルロッホ、ヴァルトハイム(ライヴ)

[CD 10]モノラル(分売93.149)
グリーグ:演奏会用序曲「秋に」Op.11
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26
ハンスハインツ・シュネーベルガー(Vn)
ヘルマン・ゲッツ:ヴァイオリン協奏曲ト長調Op.22
ロマン・シマー(Vn)
ロベルト・フォルクマン:序曲「リチャード3世」Op.68
録音:1954年12月2日,1953年4月10日,1952年9月12日
シュトゥットガルト、ゼンデザール・ヴィラ・ベルク
1960年9月15日シュトゥットガルト、リーダーハレ

[CD 11]モノラル(分売93.150)
ハイドン:交響曲第100番ト長調「軍隊」
同:チェロ協奏曲ニ長調
エンリコ・マイナルディ(Vc)
同:交響曲第95番ハ短調
録音:
1958年4月8日シュトゥットガルト、ゼンデザール・ヴィラ・ベルク
1950年11月5日(ライヴ),1955年4月5日
シュトゥットガルト=デゲルロッホ、ヴァルトハイム

[CD 12 & 13]モノラル(分売93.151)
マーラー:交響曲第3番ニ短調
ルート・ジーヴェルト(Ms)
シュトゥットガルト放送声楽アンサンブル女声合唱、
シュトゥットガルト・エバーハルト=ルートヴィヒ・ギムナジウム児童合唱団、
R.シュトラウス:アルプス交響曲
録音:
1960年4月7日シュトゥットガルト、リーダーハレ(ライヴ)
1955年1月4-7日シュトゥットガルト、ゼンデザール・ヴィラ・ベルク

[CD 14]モノラル(分売93.152)
モーツァルト:交響曲第35番ニ長調KV.385「ハフナー」
同:交響曲第38番ニ長調KV.504「プラハ」
同:交響曲第40番ト短調KV.550
同:コンサートアリア「いいえ、いいえ、あなたにはできません」KV.419
ルート=マルグレート・ピュッツ(S)
同:歌劇「フィガロの結婚」より、愛の神よ、安らぎを与えたまえ
エリーザベト・シュヴァルツコプフ(S)
同:歌劇「魔笛」より、なんと美しい絵姿
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
録音:
1956年7月4日ルートヴィヒスブルク(ライヴ)
1961年5月19日シュヴェツィンゲン音楽祭(ライヴ)
1959年4月9日シュトゥットガルト・リーダーハレ(ライヴ)
1959年4月6日
1959年4月12日シュトゥットガルト、ゼンデザール・ヴィラ・ベルク

[CD 15]モノラル(分売93.153)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調KV.271「ジュノーム」
同:ピアノ協奏曲第19番ヘ長調KV.459
クララ・ハスキル(P)
録音:
1952年5月23日シュトゥットガルト=デゲルロッホ、ヴァルトハイム
1956年7月4日ルートヴィヒスブルク城、バロック=テアーター(ライヴ)

[CD 16]モノラル(分売93.154)
レズニチェク:
シャミッソーの詩「悲劇的な物語」にもとづくバリトン独唱と大管弦楽のため
の主題と変奏
バリー・マクダニエル(Br)
R.シュトラウス:歌劇「グントラム」第1幕前奏曲
プフィッツナー:劇音楽「ハイルブロンのケートヒェン」序曲
レーガー:モーツァルトの主題による変奏曲とフーガOp.132
録音:1960年2月12日,1956年3月20日-23日,1956年1月20日
以上シュトゥットガルト、ゼンデザール・ヴィラ・ベルク
1950年11月5日シュトゥットガルト=デゲルロッホ、ヴァルトハイム(ライヴ)

[CD 17]モノラル(分売93.155)
シューマン:「マンフレッド」序曲Op.115
メンデルスゾーン:序曲「静かな海と楽しい航海」Op.27
シューマン:序曲、スケルツォとフィナーレOp.52
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」Op.26
同:劇音楽「真夏の夜の夢」より序曲Op.21、夜想曲Op.61-7、
スケルツォOp.61-1
録音:
1960年9月14-15日シュトゥットガルト
1961年3月10日,1954年9月21日,1955年1月4日,1954年1月26日
以上、シュトゥットガルト、ゼンデザール・ヴィラ・ベルク

[CD 18]モノラル(分売93.156)
「パルシファル」より第1幕への前奏曲
「トリスタンとイゾルデ」より第1幕への前奏曲 
「神々の黄昏」より夜明けとジークフリートのラインへの旅
「神々の黄昏」よりジークフリートの葬送行進曲
ジークフリート牧歌
「パルシファル」より聖金曜日の音楽
「パルシファル」より第3幕フィナーレ(合唱なし)
録音:1966年3月17日,1966年3月17-19日
シュトゥットガルト、フンクスタジオ・ベルク、ゼンデザールII
1950年4月29日シュトゥットガルト=デゲルロッホ、ヴァルトハイム
1955年9月28日,1954年9月23日シュトゥットガルト、ヴィラ・ベルク

[CD 19 & 20]モノラル シリーズ初出
マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」
ハンニ・マック=コザック(S)ヘルタ・テッパー(A)
シュトゥットガルトSWR声楽アンサンブル、シュトゥットガルト・バッハCho.
ハイドン:交響曲第86番ニ長調Hob.I-86
録音:
1958年4月17日シュトゥットガルト、リーダーハレ
1954年5月20日シュトゥットガルト、ゼンデザール・ヴィッラ・ベルク

[DVD]モノラル(分売KDC.9002)
ロルフ・ウンケル監修「シューリヒト-生涯の肖像」
ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
モーツァルト:交響曲第35番ニ長調「ハフナー」より終楽章
収録:1957年,1958年,1956年
仕様:NTSC / リージョン0 / 4:3 字幕:独英仏

カール・シューリヒト(指)シュトゥットガルト放送SO.ほか
ヘンスラーによるSWR MUSICシリーズの柱、シューリヒト・コレクションがたい
へんお得なセットになって登場します。しかも、これまで単品発売されている
すべてのアルバムと映像作品のほか、マーラーの「復活」とハイドンの第86番
が新たに追加されるというBOXだけの見逃せないポイントつき。
絶品というほかないモーツァルト、ファンの熱い支持を受けるブルックナーや
マーラー、そしてシューリヒトにとってシュトゥットガルト放送との最後の録
音となったブラ2などSWR蔵出しの音源の数々は貴重なものばかり。またドキュ
メントでは、シュターダー、マルツィといった共演経験のある豪華なキャスト
の回想インタヴューを通じて、彼が高潔な人格者であり誰からも慕われていた
ことが理解され、こちらも興味が尽きません。
シューリヒトが70歳の1950年11月に始まり、亡くなる前年の1966年3月まで続
いた手兵シュトゥットガルト放送交響楽団との偉大なる足跡。もはや今後これ
だけまとまった内容が表に出ることはないのではないでしょうか。この機会に
ぜひ。




<BIS>
BIS 1697/1700 15枚組 \9000
シベリウス大全集
交響曲、管弦楽曲、劇音楽、室内楽曲、ピアノ曲、声楽曲すべてを網羅
オスモ・ヴァンスカ&ラハティSO、
ネーメ・ヤルヴィ&エーテボリSO、
レオニダス・カヴァコス(Vn)、アンネ=ソフィ・フォン・オッター(Sop)
ほか多数
来年はシベリウス歿後50年にあたります。この作曲家に執念を燃やしてきた
BISが、ついに「シベリウス大全集」をまとめました。全15枚、総収録時間
19時間という浩瀚なものが、CD4枚分の価格という驚くべき廉価でお求めい
ただけることとなりました。演奏はヴァンスカ、ヤルヴィといった今日のシ
ベリウス演奏像を作り上げた人々により、もちろん最高水準。さらに英・独
・仏・フィンランド語・日本語による132ページの充実解説書つき。

BIS 1567 \2250
モーツァルト(フンメル編曲):
ピアノ協奏曲第18番変ロ長調 K.537(室内楽版)
交響曲第40番ト短調 K.550(室内楽版)
白神典子(Pf)、ヘンリク・ヴィーゼ(Fl)、ピーター・クレメント(Vn)、
ティボール・ベーニ(Vc)
モーツァルトのピアノ協奏曲を愛弟子フンメルが室内楽用に編曲したシリー
ズの最終巻。フンメルは編成だけでなく、ピアノ・パートも原曲を歪めない
範囲内でロマン派風に書き直しています。フンメル編曲のピアノ協奏曲は全
部で7作あり、今回で完了ですが、フィルアップに同編曲者・同編成による
交響曲第40番が入っているのも魅力。モーツァルト・イヤーの最後を飾る注
目盤と申せましょう。

BIS SA 1531(SACD-Hybrid) \2380
グリーグ:オーケストラ伴奏歌曲集
歌劇「オラヴ・トリグヴァソン」からの場面 Op.50
南の僧院の門にて Op.20
6つの歌曲(ソルヴェイグの歌/ソルヴェイグの子守歌/モンテ・ピンチョ
から/白鳥/過ぎし春/ヘンリク・ヴェルゲラン)
ルンダルネにて Op.33の9(ハルヴォルセン編曲)
スールヴェイ・クリンゲンボルン(Sop)、インゲビョルグ・コスモ(Ms)、
トロン・ハルスティン・モーエ (Br)、マリタ・ソルベア (Sop)、
コール・ヴェスト、ウーレ・クリスチャン・ルード(指)
ベルゲン・フィル&同Cho
グリーグはピアノの名手で魅力的な作品を多く残していますが、オーケスト
ラから絶妙な色彩を引き出す才にも恵まれていました。当CDには未完の歌
劇をはじめ、オーケストラ伴奏付き独唱曲がすべて収められています。歌手
はいずれもノルウェー人で、表現は絶品。ことに「ソルヴェイグの歌」や
「過ぎし春」は涙なしでは聴けません。来年のグリーグ・イヤーのさきがけ
となる一枚です。

BIS 1470 \2250
サン=サーンス:
ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調 Op.61 
ワルツ形式による練習曲によるカプリス(イザイ編曲) 
アンダルシア奇想曲 Op.122 
「ノアの洪水」序曲 Op.45(弦楽オーケストラ) 
ウェディング・ケーキ Op.76(ピアノと弦楽オーケストラ) 
アレグロ・アパッショナート Op.70(ピアノとオーケストラ)
ジャン=ジャック・カントロフ(Vn)、
ヘイニ・カルッカイネン(Pf)、
キース・バケルス、
ジャン=ジャック・カントロフ(指)
タピオラ・シンフォニエッタ
カントロフによるサン=サーンスの管弦楽曲シリーズの最新盤。ここではカ
ントロフが指揮のみならず、名作ヴァイオリン協奏曲第3番の独奏も務め、
名人芸を発揮しているのも注目。ピアノの協奏的小品も入っていますが、
「アレグロ・アパッショナート」の真摯さは非常に感動的です。

BIS 1444 \2250
ニールセン:初期室内楽曲集
ヴァイオリンソナタ ト長調 (1881/2) 
2つのヴァイオリンのための二重奏曲第1番 (1883) 
ロマンス ニ長調 (1883頃) 
弦楽四重奏曲(第1番)ニ短調 (1883) 
弦楽四重奏曲(第2番)ヘ長調 (1887) 
2つの弦楽四重奏断章 (1887) 
ロマンス Op.2(ヴァイオリンとピアノ版)
ゲオルギオス・デメルツィス(Vn)、マリア・アステリアドウ (Pf)、
新ヘレニックSQ
いずれも辞典にさえ載っていない作品ですが、カール・ニールセンが10代半
ば、正式に作曲を学ぶ以前の習作集。ニールセンというと晦渋なイメージが
ありますが、いずれもナイーヴな感性と人好きするメロディにあふれていま
す。北欧音楽ファン必聴の一枚と申せましょう。





<COVIELLO>
COV 20602(SACD-Hybrid) \2180
カリッシミ:
オラトリオ「ヨナ」オラトリオ「最後の審判」「主は言われた」
「マニフィカト」
ガブリエリ:ソナタ第8番
カペラ・アンジェリカ 
ヴォルフガング・カッチュナー(指)
ラウテン・カンパニー
録音2005年
17世紀のイタリアで最も活躍した作曲家の一人カリッシミ。彼作品の中で特
に重要とされるのはオラトリオであり、その様式美は他の作曲家にも多大な
影響を与えました。
ラウテン・カンパニーは緊迫したカリッシミの精神世界を描き出しています。

COV 30612(SACD-Hybrid) \2180
ミキス・テオドラキス:
チェロと管弦楽のためのラプソディ(1998年) 
バレエ『テルエルの恋人たち』組曲(1958年)
ヨハネス・モーザー(Vc)
マルクス・ボッシュ(指)
アーヘン交響楽団
録音:2005年ライヴ
ギリシャが誇る作曲家、ミキス・テオドラキスの作品。現在来日中の若手チェ
リスト、ヨハネス・モーザーによるチェロと管弦楽のためのラプソディとス
ペイン、テルエル版ロミオとジュリエットの話で実在の物語を題材としたバ
レエ『テルエルの恋人たち』組曲を収録しています。




<BEL AIR>
BAC 013(DVD-Video) 2枚組 \5400
字幕:英仏独西
ヘンデル:「ヘラクレス」
ウィリアム・シメル(Br ヘラクレス)
ジョイス・ディドナート(Ms デイアネイラ)
トビー・スペンス(T ヒュロス)
インゲラ・ボーリン(S イオレ)
ほか
ウィリアム・クリスティ(指)レザール・フロリサン
演出:リュック・ボンディ
収録:2004年12月22日,パリ,ガルニエ宮
鬼才リュック・ボンディの演出と、大御所ウィリアム・クリスティの組んだ
ヘンデルの「ヘラクレス」がDVDで登場!「ヘラクレス」は、1745年1月に初
演された作品。英語の台本で、もともとは演奏会形式用の作品ですが、舞台
上演も可能。十年程前まではわりと珍しい作品でしたが、近年はオペラ形式
の上演が盛んです。物語は、ギリシャ神話の英雄ヘラクレスの死にまつわる
もの。遠征から戻ったヘラクレスは敵王の娘イオレを連れて帰り、彼の妻デ
ジャニラが嫉妬、愛を取り戻すため媚薬になるという血をまぶした服をヘラ
クレスに着させるが、それが実は毒で、ヘラクレスは死んでしまい、デジャ
ニラは狂乱してしまう、というもの。このボンディ&クリスティのコンビの
上演は、2004年7月のエクサン=プロヴァンス音楽祭で初演されて以来、パリ、
ニューヨーク、ロンドンなど各都市で上演され大評判となり、「ヘラクレス」
の真価を世界に知らしめたものとなりました。ボンディの舞台は、現代衣装
(しかも主役は全員黒服)、舞台一面に敷き詰めた砂、簡素な装置と、何か
狂気をはらんだような強烈な舞台を作り挙げています。キャストでは、真の
主役というべき、デイアネイラを歌うディドナートが歌に演技に最高!たく
ましい男臭さの映えるシメル、さらにスペンス、ボーリン、そして合唱とオ
ーケストラと、文句のつけようのないほどの名演です!

BAC 015(DVD-Video) \4750
「バッハの無伴奏チェロ組曲」
チューヒリ・バレエ
振付け・衣装:ハインツ・シュペルリ
装置:セルジョ・カヴェーロ
クラウディウス・ヘルマン(チェロ)
+ハインツ・シュペルリのインタビュー(22分)
チューリヒ歌劇場所属のバレエ団である、チューリヒ・バレエが、バッハの
無伴奏チェロ組曲の第2番,第3番、第6番を伴奏に踊った美しい舞台の映像で
す。ハインツ・シュペルリは1940年バーゼル生まれ、自身優れたダンサーで、
1996年からチューリヒ・バレエの芸術監督に就任、高い評価を築き上げてい
ます。2002年に初来日して話題になりました。チェロを演奏するのは、チュ
ーリヒ歌劇場のチェリスト、クラウディウス・ヘルマン。チューリヒ歌劇場
といえば、アーノンクールを筆頭に古楽系の指揮者が盛んに指揮をしており、
主要メンバーは古楽奏法にも通じていることでも知られています。ここでの
演奏も、歌劇場のチェリストの演奏、などとなめてかかったら大間違いの説
得力の強い演奏、音楽だけでも十分注目に値する内容です。




<LR Music>
BS 059 \2180
「ラ・スパーニャ-フェリペ1世美公、ヨーロッパ音楽の庇護者」
ジョスカン・デプレ:
キリエ、
グロリア、
サンクトゥス
(オデカトンA(1501)より):
「ブルゴーニュ人に伝えよ」、
「ロンペルティエ」
ヴィンツェンツォ・カピローラ:
「全き良く詰まった」、
スパニョーラ風リチェルカーレ
F.ペニャローサ:
「マドリッドの山々に」
フアン・デ・アンチエタ:
「2羽のアヒル」
フアン・デル・エンシーナ:
「あなたを連れてきたのは誰」、
「皆それぞれに」
ヨアン・アンブロジオ・ダルツァ:
「ラウダーテ・ディオ(神を褒め称えよ)」、
サルタレッロとピーヴァ
(コロン文庫(コロンビーナ)の歌曲集より):
「非常に高名なる女王」
(王宮の歌曲集より):
「水を渡れ」、
「ロドリーゴ・マルティネス」
イザーク:
「スパーニャ」
(ルイス・ベネーガス・デ・エネストローサの器楽曲集より):
「おお、栄光の聖母」
フアン・カルロス・デ・ムルダー(指)
カメラータ・イベリア(ダヴィド・サガストゥネ(A)、ランベル・クリメン
ト(T)、バルト・ファンデヴェヘ(Bs)、エルネスト・シュミード(Fl)、
フランシスコ・ルビオ(コルネット)、フェルナンド・サンチェス(Fg)、
アルベルト・マルティネス=モリーナ(ポジティフOrg)、ダヴィド・マヨ
ラル(Perc))
録音:2005年7月マドリッド、アバディア劇場
スペイン女王フアナ(狂女王)の夫にして、スペイン・ハプスブルク家の祖、
ブルゴーニュ公フェリペの宮廷音楽を集めた録音。その宮廷では、領地フラ
ンドルの、隆盛を極めていた音楽と、妻の領地スペインの特徴ある音楽が演
奏されており、当時、最先端の音楽世界を形作っていました。この録音では、
ジョスカン・デプレの作品を大枠に、これら、両地域の音楽が集められてい
ます。
ムルダーに率いられたカメラータ・イベリアは、研究成果に基づいて、堅実
に演奏しており、これらの曲の古雅な趣に、神々しいまでの静謐さを与えて
います。




<FARAO>
B 108024 \2180
J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲BWV.988
サックス・アルマンド
(フランク・シュスラーSop.sax,アーレント・ハシュテットAltsax,
マルクス・マイヤーBar.sax, SpecialGuestマルカス・ワイスTen.sax)
数ある「ゴールドベルク」のなかでも異色の一枚。また、数ある編曲ものの
なかでも出色の一枚。ギター、弦楽合奏、ブラス・アンサンブル、JAZZ,とさ
まざまに演奏形態は変わってもまぎれもなく、バッハはバッハですが、特に
この演奏はサクソフォンで演奏されていても編曲ではなく、バッハのオリジ
ナルの楽譜そのままをSaxで演奏しています。サックス・アルマンドはサクソ
フォン・トリオですが今回はテナー・Saxに名人マルカス・ワイスを迎えて4
声の第4,10,22,23,29,30変奏は四重奏で演奏されています。Saxの響きは瞑想
的でもあり、またからみあう声部は時に官能的にもなり興味は尽きません。
ゴールドベルク・コレクター、ブラス好き、バッハおたくはもちろん、新鮮
でおもしろい音楽を聴きたいというすべての人に聴いていただきたい、今年
のお薦めの1枚です。





<Coviello Classics>
COV 30607(SACD-Hybrid) \2180
モーツァルト:
ミサ ハ短調「戴冠式ミサ」K.317 
モテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」K.165 
証聖者の荘厳な晩課(ヴェスペレ)K.339 
モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」K.618
ドロテ・ミールズ(Sop)、メラニー・フォルジェロン(Ms)、
クリストファー・ヴィットマン(Ten)、マルティン・ベルナー(Bs)
マルクス・ボッシュ(指)
ザ・ヴォカペッラ・コーラス、アーヘン交響楽団
録音:2006年3月
モーツァルトの宗教曲から明るく清澄な響きの作品を集めた一枚。現存する
ヨーロッパ最古のオーケストラの一つであるアーヘン交響楽団と、ここで指
揮を行っている1969年生まれのボッシュが1990年に設立した合唱団ザ・ヴォ
カペッラ・コーラスがきびきびしたテンポでモーツァルトの宗教曲を聴かせ
てくれます。ボッシュは2002年以来アーヘンの音楽総監督の任についています。

COV 60609 \2180
クリスチャン・ヨースト:ANGST アンクスト(不安)
サイモン・ハルゼー(指)
ベルリン放送合唱団、ムジーク・ファブリーク
録音:2006年1月
「落下」「ヘルダーリン」「寒さ」「アモク-狂った殺人者」「消去」の各章
からなる1963年生まれのドイツ人作曲家ヨーストによる室内管弦楽と合唱に
よる作品。ちなみにこの録音はベルリン・ゾフィエンザールで2006年1月に行
われた世界初演の模様をライブ収録したものです。ANGST=不安というタイト
ルどおり、人間の内面に潜む「不安」を抉り出すような異様な迫力を備えた
曲調で、無調の無機的な雰囲気と有機的な合唱との微妙なコントラストがス
リリングな味わいを生み出しています。
ヨーストは90年代半ばから頭角を現した作曲家で、交響曲、ピアノ協奏曲、
オペラなど手がけるジャンルは多岐にわたり、ノリントン、ラトルなどの著
名な指揮者から委嘱作品を求められるなど注目の存在です。





<Novalis>
NOV150 181 2枚組 \4260
ベートーヴェン:ピアノとチェロのための作品全集
チェロ・ソナタ第3番 イ長調op.69 
チェロ・ソナタ第1番 ヘ長調op.5-1 
チェロ・ソナタ第2番 ト短調op.5-2 
チェロ・ソナタ第4番 ハ長調op.102-1 
チェロ・ソナタ ニ長調op.102-2 
モーツァルト「魔笛」の「娘か女か」の主題による12の変奏曲 イ長調op.66
ヘンデル「ユダ・マカベア」の「見よ勇者は帰る」の主題による変奏曲 
ト長調WoO.45 
モーツァルト「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 
変ホ長調WoO.46
アレクサンダー・ヒュルショフ(Vc) 
パトリシア・パニー(P)
録音:2005年12月
1691年製のイタリアのチェロ「ダヴィッド・ポッパー」の晴朗な響きと、息
の合ったアンサンブルが生み出すベートーヴェンは滞りのないスムーズな音
を紡ぎながらも同時に内省的でそれぞれの作品が描き出す小宇宙を過不足な
く再現しています。表面的な効果を求めるようなところはまるでないのです
が、耳を傾ける瞬間瞬間に音楽を聴く楽しみが香り立つようなまさに聴き応
えのある演奏が繰り広げられています。

NOV150 183 \2080
アンコール!
ビゼー:「カルメン」序曲 
グリーグ:「ペール・ギュント」より 
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番 ト短調 
フランツ・クサヴァー・モーツァルト:シンフォニア 
レオポルト・モーツァルト: そり滑り  
ヨハン・シュトラウス2世:ペルシア行進曲 
ジョハン・シュトラウス2世:チャルダーシュ-「こうもり」より 
チャイコフスキー:ワルツ-「眠りの森の美女」より 
エルガー:威風堂々第1番 
エルガー:ニムロッド-エニグマ変奏曲より 
イッポリット・イワーノフ:酋長の行進-「コーカサスの風景」より 
モーツァルト:「レ・プティ・リャン」序曲 
ヨハン・シュトラウス2世:ハンガリー万歳 
オッフェンバック:「天国と地獄」序曲
グンハルト・マッテス(指)
レンベルク国際新交響楽団
おなじみのアンコールピースに加え、レオポルト、ウォルフガング・アマデ
ウス、フランツ・クサヴァーのモーツァルト家三代の作品も交えた楽しい管
弦楽小曲集です。レンベルク国際新交響楽団は1998年にウクライナで若く才
能に溢れた音楽家のためにドイツの指揮者グンハルト・マッテスによって設
立されたオーケストラで今ではウクライナを代表する管弦楽団という評価を
得るに至っています。確かにまだ10年に満たないオーケストラとは思えない
息の合ったアンサンブルは評判どおり!日々の暮らしに元気を暮れる楽しい
1枚です。




<Bremen Haus>
BHMST 0006 \3000
待ちわびる心
金東振:水仙花
金聖泰:同心草
洪蘭坡:鳳仙花
金奎桓:あの方が来るやら
金東振:カゴパ
崔永燮:なつかしい金剛山
高宗漢:イムジン河
張一男:碑木
金東振:私の心
趙念:麦笛
韓国民謡:恨五百年
辺:去り行く舟
張一男:待ちわびる心
ジョン・チャヌ(Vn)
武田香奈子(Pf)

BHMST 0007 \3000
ジェラシー
G.マルティーニ:愛のよろこび
プッチーニ:「トゥーランドット」より-誰も寝てはならぬ、
「ジャンニ・スキッキ」より-私のいとしいお父さん
マスネ:タイスの瞑想曲
モンティ:チャールダーシュ
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」よりインテルメッツォ
ラカジェ:アマポーラ
ビジョルド:エル・チョクロ
ピアソラ:リベルタンゴ
アルベニス:アルベニスのタンゴ
ガーデ:ジェラシー
ロドリゲス:ラ・クンパルシータ
モノー:愛の讃歌
ジョン・チャヌ(Vn)
矢島吹渉樹(やじまふぶき)(Pf)




<ACCENT>
ACC 24181 \2080
ジョバンニ・バッティスタ・フェッランディーニ(1710-1791):
悲哀に満ちた最愛の母へ(聖墓のためのアリア)
コンチェルト ヘ長調(フルート、2ヴァイオリン、ヴィオラ、通奏低音)
ああ!そのような憂鬱な光景(カンタータ)
弦楽四重奏 ト短調(2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
十字架を見よ(聖金曜日ためのカンタータ)
エリザベス・ショル(S)  アンサンブル・エコー・ドゥ・ダニューブ
録音:2005年11月14-18日
G.B.フェッランディーニは、ヴェネツィアに生まれ少年時代にミュンヘンに
赴きオーボエ奏者として地位を得ました。彼はオペラ作曲家としても高く評
価されミュンヘンのクヴィリエ劇場の_落としにオペラ・セリア「ウティカの
カトー」が上演されました。また器楽作品や数多くのアリアを作曲していま
す。「ドナウ河のこだま」という名を持つアンサンブル・エコー・ドゥ・
ダニューブはウィーン出身のガンバ奏者クリスチャン・ツィンケによって
設立。気品溢れる演奏で遠い時代の音楽を蘇らせています。ソプラノのエリ
ザベス・ショルは音楽一家に生まれカウンターテナー歌手アンドレアス・ショ
ルの姉。9歳よりアンドレアスと共にキートリッヒ聖歌隊で歌いはじめ、その
後バーゼルのスカラカントルームでリチャード・レヴィットとルネ・ヤーコ
プスの下で研鑽を積み、各地の音楽祭やオペラに参加し活躍しています。

ACC 25001 \1280
リュリ:「アルミード」序曲、パッサカーユ
シャルパンティエ:
「メデ」よりジャゾンのアリア「愛が私の心を支配しているとき」
ルベル:「ファンタジー」より5曲、「田園の楽しみ」より5曲
ドゥラランド:「倦怠期」よりティルシスのアリア「夜が続く限りは」
ラモー:
「ダフニスとアグレ」より、「花飾り」より、「エベの祭り」 他
シギスヴァルト・クイケン(指) 
ラ・プティット・バンド ハワード・クルック(T)
フランス・バロックのオペラは華やかで優雅、独特の魅力を持っています。
中でも舞曲をはじめとする器楽は、オペラから独立した演奏会用小品として
広く親しまれています。リュリ、ラモー、シャルパンティエ、ルベルなど多
彩な作品をクイケン&ラ・プティット・バンドの軽妙な演奏で聴くことがで
きます。(ACC96122のカタログ付きで再発売)





<King international 独自制作盤>
ハイドシェック・伝説の宇和島ライヴ
1990年代前半にテイチクから発売され、一世を風靡したハイドシェックの「宇
和島ライヴ」。伝説の名演の誉れ高いものの、幻のアルバムとして長く入手困
難だった同シリーズが弊社より復活します。宇野功芳氏が「レコード史上に
燦然と輝く不滅の記録」と絶賛し、いずれもCDチャートの1位となった名盤。
さながら鬼神が乗り移ったような凄絶さは、今日でも全く色褪せることない衝
撃を与えてくれます。日本語解説書付。
【注:このCDはキングインターナショナルが音源を買い取り、独自に国内プレ
スしたものです。海外盤や他社盤は存在いたしません。】

KDC 5 \1650
宇和島ライヴ1
モーツァルト:ピアノソナタ第12番ヘ長調 K.332 
ベートーヴェン:ピアノソナタ第17番ニ短調「テンペスト」 
シューベルト:即興曲変ロ長調 D.935の3 
ドビュッシー:版画 
ヘンデル:アダージョ(組曲第2番より) 
同:クーラント(組曲第9番より) 
ストラヴィンスキー:ピアノソナタ
エリック・ハイドシェック(ピアノ)
録音:1989年9月22日

KDC 6 \1650
宇和島ライヴ2
ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番ハ短調「悲愴」 
同:ピアノソナタ第14番嬰ハ短調「月光」 
同:ピアノソナタ第23番ヘ短調「熱情」
エリック・ハイドシェック(ピアノ)
録音:1991年5月24日

KDC 7 \1650
宇和島ライヴ3
ヘンデル:組曲第3番ニ短調 
モーツァルト:変奏曲ヘ長調 K.54 
同:ロンド イ長調 K.511 
ベートーヴェン:ピアノソナタ第9番ホ長調 
ショパン:舟歌 
フォーレ:夜想曲第11番 
ドビュッシー:ビーノの門 
フォーレ:夜想曲第8番変ニ長調
エリック・ハイドシェック(ピアノ)
録音:1991年5月23、24日

KDC 8 \1650
宇和島ライヴ4
ベートーヴェン:32の変奏曲ハ短調 
同:ピアノソナタ第26番変ホ長調「告別」 
シューベルト:即興曲変ト長調 作品90の3 
同:即興曲変ホ長調 作品90の2 
同:即興曲変イ長調 作品90の4 
ショパン:ポロネーズ第7番変イ長調「幻想」 
同:エチュード第12番「革命」 
同:前奏曲第25番嬰ハ短調 
ドビュッシー:とだえたセレナード 
ハイドシェック:
「ラ・マルセイエーズによる変奏曲」よりプロコフィエフ風
エリック・ハイドシェック(ピアノ)
録音:1994年11月18日





<現代ギター>
GGCV 1002 11055 \2800
ヴァリエ2-内なる想い 金庸太
C.R.リベラ:練習曲第1番
N.ダンジェロ:2つのリディア調の歌
ウォルトン:5つのバガテル
G.カントール:練習曲第1番 プーナとカルージョ
ブローウェル:フーガ第1番
V.アセンシオ:内なる想い
韓国民謡/金 庸太編
金 庸太(キム・ヨンテ)(Gt)
福田進一との二重奏
ソリストとして、またアルポリール・トリオとしての活躍からすると、遅すぎ
るほどのソロ・デビュー盤だが、満を持してのアルバムと言えるだろう。現代
の作品が中心だが、血の通った音楽的な表現に溢れ、聴くものの心を捉える。
録音エンジニアはアンサンブル金沢やアルゲリッチの室内楽などの名録音で知
られる桜井卓氏。ホールもギター録音には最適と言われる秩父ミューズパーク
の音楽堂で録音的にも興味深い。




<haenssler>
98 272
ロリゼン:
薔薇の歌-リルケの詩による5つの歌曲集 
ルクス・エテルナ(永遠の光) 
マドリガリ-6 つのマドリガル 
オ・マグヌム・ミステリウム(おお偉大なる神秘よ)
モーテン・ロリゼン: オ・マグヌム・ミステリウム
ニコル・マット(指)
ヨーロッパ室内合唱団
モーテン・ロリゼン(P) ヨルク・ハルベック(Org)
録音:2000 年1 月
「O MUGNUM MYSTERIUM」と言う曲で、しかも名前の綴りがMORTEN LAURIDSENと
聞けばまるで中世北欧の作曲家のようですが、ロリゼンは1943年アメリカ生ま
れのれっきとしたわれわれの同時代の作曲家です。でも彼の心は確かに中世の
精神を宿しているのかもしれません。リルケのフランス語で書いた詩をもとに
作曲された混声ア・カペラ4曲とピアノ伴奏を伴う1曲からなる「薔薇の歌」は
近代の精神を中世の調べに乗せたような不思議な魅力に溢れた歌曲集です。そ
して一度聞いたら忘れられない敬虔な静謐さに魂が安らぐ無伴奏合唱の名曲
「O NATA LUX」を含む「ルクス・エテルナ LUX Aeterna」のまるで15世紀頃に
現れたフォーレのような味わい。そして中世世俗曲の味わいを伝える6つのマ
ドリガル集を経て最後を締めるのはロリゼンの代表作「オ・マグヌム・ミステ
リウム O MUGNUM MYSTERIUM」。「O NATA LUX」と同じように時空を超えた彼方
から響きに身を委ねていると本当に時間が溶けていくかのよう。このアルバム
ではヨーロッパのコンサート合唱団としていまや演奏会に録音にと大活躍中の
ヨーロッパ室内合唱団が起用されています。ロリゼンの魅力を味わうのにぴっ
たりな澄んだ声による合唱がなんとも印象的です。「薔薇の歌」の5曲目「ディ
レ・トン Dirait-on」では作曲者ロリゼン自身がピアノ伴奏で参加しています。

98 277
クラシカル・オーボエ
モーツァルト:アダージョとアレグロ ヘ短調K.594 
ディッタースドルフ:アダージョヘ長調-オウィディウスの「3つのメタモル
フォーゼ」を表現した6つの交響曲より 
ハイドン:ディベルティメント第1番 ニ短調 
ハイドン:ディベルティメント第2番 イ長調
ディッタースドルフ:アンダンテ ト長調
ヴァンハル:協奏的四重奏曲第6番 ハ長調op.7
ラヨス・レンチェイシュ(Ob)
ブダペスト弦楽合奏団
フランツ・リスト室内管弦楽団
アウアー弦楽四重奏団
永富美和子(Vn)、ヴィドル・ナジ(Va)、ディーター・ブラハマン(Vc)
録音:2006年6月、1999年、2003年1月、1981年
18世紀後半から19世紀初めにわたるヨーロッパ古典派のオーボエと室内楽のた
めの作品を、ソロ活動暦がすでに40年近くになる大ベテラン、ハンガリーの名
オーボエ奏者レンチェイシュの名演で楽しめる一枚です。モーツァルト、ハイ
ドンの作品はさすがに大作曲家の作品と思わせる深みを見せる名作揃いですが
思わぬ拾い物はディッタースドルフの作品です。決して声高になることのない
静謐なトーンの合奏と慎み深いオーボエソロが、典雅そのものの古典派最上の
魅力を奏でています。さながら古典派悲劇のアリアを聴いているかのよう。も
う一人、ヴァンハルはそのピアノ作品が当時家庭音楽として愛好された作曲家
ですが、このCDに収録された協奏的四重奏曲はまるでモーツァルトのような緻
密な書法で書かれた躍動感あふれる作品。こちらも聴き応え十分です。

98 276
「音楽によるクリスマスのカレンダー」
ハンマーシュミット:門を広く開け放て
シューマン:アンダンテ・カンタービレ-ピアノ四重奏曲 変ホ長調op.47 より
ヘンデル:見よ、勇者は帰る-オラトリオ「ユダス・マカベウス」より
バウエムファイント:たそがれ暮れて 
バッハ:目覚めよと呼ぶ声あり
伝統曲/ ラムロート編:世界に告げよ、世を越え山を越え
アルビノーニ/ マルラット編:5声の協奏曲より
ジルヒャー:喜びもて歌おう
黒人霊歌/ゾンマー編:誰かが扉をたたいている
スタンレー:トランペット・ヴォランタリー
オルソン/キーファー編:降誕祭
フランス伝統歌による賛美歌第106番:あら野の果てに
ビゼー:メヌエット-「アルルの女」第1番より
バッハ:暁の星のいと美しきかな
伝統曲/ ワッツ編:おお喜びのなかの喜び
レーガー:諸人声あげ
ヘンデル:イギリス風エア-協奏曲 ニ長調HWVAnh.B より
バーリン/ テーラー、シュワルツィン編:ホワイト・クリスマス
マーチン&ブレイン/ ケール編:
ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス
メンデルスゾーン:主よ来たれ-3つのモテットop.39 より 
バッハ/ フラッケンポール編:主よ、人の望みの喜びよ-カンタータ「心と口と
命もて」BWV.147より 
伝統曲:羊飼いよ、目を覚ませ 
カーボウ:彼はいつもあなたのそばにいる
リーデル:来たり聞けよ、御告げを
マインツ室内合唱団
フォーレ四重奏団
ロッテンブルク聖堂児童合唱団
聖エーベンハルト聖堂女声合唱団
ヴィラ・ムジカ
ニュルティンゲン・マックス-プランク室内合唱団 
ブラセリー金管五重奏団
ロットヴァイラー・ミュンスター天使児童合唱団
バーデンビュルテンブルク地方ゴスペル合唱団
フーバート・ガッセンシュミット(Tp)、ウーヴェ・ゼール(Org)
トリエル大聖堂聖歌学校青年合唱団
シュトゥットガルト児童聖歌合唱団
ザールブリュッケンギターアンサンブル
カールスルーエ青年ヴォーカルアンサンブル「ミラグロ(奇跡)」
オリジナル・ラインラント−ファルツ金管合奏団
フライブルク・カメラータ・ヴォカーレ
パラティナ・バンド
ガッゲナウ音楽学校アコーデオンオーケストラ
Ah,Capella(ア・カペラ)ヴォーカルアンサンブル
ロッテンブルク聖堂女声合唱団
ルートヴィヒスブルク金管五重奏団
南ファルツのひばり(ヘルクスハイム青少年合唱団)
コール・ユンク&スィング
シュトゥットガルト青年コレギウム
録音:1978年-2000年
南西ドイツ放送局と言えばその傘下に3つの放送オーケストラを擁するなど、ク
ラシック音楽への積極な取組みで知られています。そんなクラシック大好き放
送局が企画したこのCD はなんと放送エリアである南西ドイツ地域の著名青少年
音楽家たちを起用したクリスマスにまつわる名曲集です。地域の青少年合唱団
やアンサンブルといえども演奏水準が恐るべき高さなのには正直なところ驚い
てしまいます。曲目も教会音楽を中心としながらゴスペルやポピュラーも取り
混ぜたバラエティ豊かなものになっていて、1曲目から最後の24曲目まで飽きる
ことなく聴きとおせます。




<Synnara>
PECD 0001 \2080
ヘンデル:「リナルド」,「セルセ」
ドニゼッティ:「ルクレツィア・ボルジア」
ビゼー:「カルメン」
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」
チャイコフスキー:「オルレアンの少女」
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」
トーマ:「ミニヨン」
モーツァルト:「フィガロの結婚」
パーセル:「ディドーとエネアス」
マイヤベーア:「ユグノー」
アーレン:「オズの魔法使い」
からのアリア
デイヴィッド・DQ・リー(CT)
管弦楽伴奏
デイヴィッド・DQ・リーは韓国生まれのカウンターテナー。13歳でカナダに移
住、現在はモントリオール在住。類い稀なカウンターテナーの美声の持ち主で
す。彼がシンナラからCDをリリース。これがなかなかオモシロイ選曲。オペラ
アリア集とはいえ、彼の本来の持ち役となりそうなのはヘンデルの2曲だけ。
それ以外は大半が女声向けのアリアなのです。しかもいずれも歌が上手い!
「カルメン」のハバネラの中性的な魅力にはゾクゾク来ること間違いなし、さ
らに官能度の増している「サムソンとデリラ」の“あなたの声に心は開く”で
は、もはや女声では不可能な怪しさすら発しているほど。さらに「フィガロの
結婚」のケルビーノの“恋とは何かご存知のあなた”、「ディドーとエネアス」
の嘆きの歌、「ユグノー」のユルバンの華やかなアリアなど、どれも実に高度
な歌唱です。最後はミュージカル「オズの魔法使い」の“虹の彼方に”をしっ
とりと歌いあげてます。全12曲、たっぷり楽しめます!




<LSO Live>
LSO 0593(SACD-Hybrid) 2枚組 \3050
ベートーヴェン:「フィデリオ」
レオノーレ:クリスティーン・ブルーワー(S)
フロレスタン:ジョン・マック・マスター(T)
ロッコ:クリスティン・ジグムントソン(Bs)
マルツェリーネ:サリー・マチューズ(S)
ドン・ピツァロ:ユハ・ウーシタロ(B)
ヤキーノ:アンドルー・ケネディ(T)
ドン・フェルナンド:ダニエル・ボロウスキ(Bs)ほか
サー・コリン・デイヴィス(指)
ロンドン交響楽団合唱団&ロンドン交響楽団
録音:2005年5月23-25日、バービカンセンター ライヴ
プロデューサー:ジェームス・マリンソン
エンジニア:ジョナサン・ストークス、ニール・ハッチンソン
御大サー・コリン・デイヴィス、円熟のベートーヴェンの「フィデリオ」!
デイヴィス自身「今まででもっとも多い回数演奏してきたオペラ」と語るこの
「フィデリオ」、演奏の度に絶賛を受けながら、ますますの彫りを深くしてい
くのですから頭が下がります。CDとしては、1995年のバイエルン放送交響楽団
との録音以来、ちょうど10年ぶり、こちらはライヴですので、デイヴィス本来
の熱気がと、77歳の円熟がたっぷり。歌手は、日本ではまだ知られていない人
が多いものの、実はかなりの高水準。クリスティーン・ブルーワーは、米国イ
リノイ州出身のドラマティック・ソプラノ。北米とことに英国での人気が高く、
既にBBC交響楽団イゾルデを歌ったCDもあります。ジョン・マック・マスター
は、今大きな注目を浴びているテノール。カナダ東端のニューブランズウィッ
ク出身。近年は徐々にドラマティックな役に挑戦、この秋にはトリスタンも初
めて歌っています。カナダ出身のドラマティック・テノール、ジョン・ヴィッ
カーズやベン・ヘップナーに続く存在として、期待の星です。また、フィンラ
ンドのバスバリトン、ユハ・ウーシタロに、アイスランドのバス、クリスティ
ン・ジグムンドソンと、男声低音も極めて充実。ワグネリアンには、歌手の実
力を測るにも絶好のCDです。
なお、「レオノーレ」序曲第3番は挿入せず、そのまま「フィデリオ」全曲を
演奏しています。




<Preiser>
PRCD 90728 2枚組 \3760
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 (マルテ版)
ペーター・ヤン・マルテ(指)
ヨーロピアン・フィルハーモニー管弦楽団
チェリビダッケの再来かと一部で注目されていたペーター・ヤン・マルテ。オ
ルガニストからチェリビダッケに出会い指揮者に転向。独自の音楽観を持つ異
色異才の存在です。
ブルックナーの第9番については、音楽学者たちによってつくられた版に満足
できなかった彼は、自ら第4楽章を作曲して演奏し、賛否両論の嵐を巻き起こ
しました。
今年のブルックナー・フェスティバルでは交響曲第9番がさまざまな角度から
掘り下げられ、ペーター=ヤン・マルテとヨーロピアン・フィルハーモニー管
弦楽団が演奏をしています。交響曲第3番(PRCD90715)に続いて長大で大胆な
演奏が繰り広げられていることが期待できます。




<naive>
V 5048 \2080
アクサントゥス-トランスクリプションvol.2
「冬」-ヴィヴァルディ:『四季』より「冬」
「リタニー」-シューベルト:万霊節の日のための連祷D.343
「死の大地」-プロコフィエフ:『アレクサンドル・ネフスキー』より
「別離と忌避」-マーラー:『若き日の歌』第12曲
「温室にて」-ワーグナー:『ヴェーゼンドンク歌曲集』より第3曲
「葬送の歌」-シューベルト:『死と乙女』
「道しるべ」-シューベルト:『冬の旅』より第20曲
「夜と夢」-シューベルト:『夜と夢』D.827
「恋人の青い眼」-マーラー:『さすらう若人の歌』より第4曲
「贖罪の歌(詩篇88篇)」-J.S.バッハ:
『フランス組曲』第1番ニ短調(BWV812)よりサラバンド
「バビロンの流れのほとりに(詩篇137篇)-J.S.バッハ:『イギリス組曲』
第3番ト短調(BWV 808)よりサラバンド
「イェルサレム(詩篇122篇)」-J.S.バッハ:パルティータ第1番変ロ長調
(BWV 825)よりメヌエットII
「雪の上の足跡」-ドビュッシー:『前奏曲集』第1集より第6曲
「魅惑の笛」-ラヴェル:歌曲集『シェエラザード』より
「つれない人」-ラヴェル:歌曲集『シェエラザード』より
「If, like the moonノ」(源為義の短歌/11世紀)-スクリャービン:24の
前奏曲op.11より第13曲
「The Moon Appears」(サッフォーの詩)-スクリャービン:3つの小品op.45
より「アルバムの綴り」
「眠りの森の美女のパヴァーヌ」-ラヴェル:『マ・メール・ロワ』より第1曲
「妖精の園」-ラヴェル:『ラ・メール・ロワ』より第5曲
ロランス・エキルベイ(指)アクサントゥス室内合唱団
ソランジェ・アニョルハ(ソプラノ独唱)
ブリジット・エンゲラー(Pf)、ル・モン・デュ・ルイユ(通奏低音)
「トランスクリプション」(V 4979)で世界を仰天させた、エキルベイ&アク
サントゥスの十八番、名曲合唱編曲集の第2弾の登場です!今回は第1弾よりさ
らにパワーアップ、冒頭のヴィヴァルディから超絶技巧の合唱をこれまた超越
的な美しさで聴かせてくれます。また、今回は原曲が声楽のものも多数収録。
シューベルトの「道しるべ」や「夜と夢」は、声楽パートと原曲のピアノのパ
ート、すべてが声のみで演奏されています。「夜と夢」の神々しいまでの美し
さと優しさは、オリジナルによる演奏とは違った新しい魅力に満ちています。
6曲目の「葬送の歌」は『死と乙女』の死のパートのみを編曲したものです。
とにかく癒されたい人に聴いて頂きたい1枚です。

V 5066 \2080
ローラン・コルシア-doubles joux(二人のたのしみ)
ラインハルト=グラッペリ:マイナー・スウィング
ミシェル・ポルタル:マイナー・ワルツ
ラヴェル:ブルース
ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
ヴィエニャフスキ:カプリース=エチュード第1番
ローラン・コルシア:マイナー・タンゴ
バルトーク:二つのヴァイオリンのためのデュオ(第35,18,28,44番)
ギデオン・クライン:デュオ
ラインハルト=グラッペリ:ティアーズ
ミシェル・ルグラン:シェルブールの雨傘(テーマ)
マスネ:エレジー
ルイジ・デンツァ:si vour l’aviez compris
ローラン・コルシア(Vn)
フロリン・ニクレスク(Vn)、ミカエル・ヴェンデベルク(Pf)、
ミシェル・ポルタル(バンドネオン)、ネマーニャ・ラドゥロヴィク(Vn)、
タチアナ・ヴァシリーエヴァ(Vc)、クリストフ・ラルティユー(G)、
ジャン=フィリップ・ヴィレ(Cb)、ピエール・ブサージュ(Cb)、
ジャン=ルイ・オーベール(声)
「ヴァルスーズ」(V 4978)でも確実な技術でおしゃれな音楽をたのしませて
くれたローラン・コルシアのナイーヴレーベル第2弾。コルシアは、かの名優
ジェラール・ドパルデュの娘と交際しているということで、フランスでは一流
の色男ヴァイオリン弾きとして有名。ドビュッシーのソナタなどはクラシック
の王道の曲ではありますが、彼の手にかかるとまるで即興のジャズ。名曲の新
しい魅力をたっぷりと味わわせてくれます。最後の2曲に参加しているジャン
=ルイ・オーベールは、’70年代のフランスで一世を風靡したバンド、
TELEPHONEのヴォーカリスト。薬物中毒などに苦しみましたが人種差別反対や
エイズ撲滅の運動の旗手でもあります。いかにも「フランス」という感じのお
しゃれなセンスが光ります。クラリネットの大家、ミシェル・ポルタルによる
作品に、自身もバンドネオンで参加しているところもポイントです。

V 5055(1CD+1ボーナスDVD(PAL)) \2080
ロス・インポシブレス-メキシコ、スペイン、イタリア各地に伝わる音楽集-
サ・クィ・トゥーロ(作曲者不詳、コアンブラ、1643年)
ホアカラス(ルカス・ルイス・リバヤス1677/ペペ・ハビクエイラによる即興)
ラ・ロローナ(泣き女)(メキシコの伝統音楽)
リチェルカーダ1+2(ディエゴ・オリッツ1553)
ファララン(作曲者不詳、1556年)
マリツァパロス(作曲者不詳、ペルー、1730年)
バスチャオ(作曲者不詳、コアンブラ、1643年)
ラ・ディア・スパニョーラ(ニコラ・マッテイ)
モレスカ(即興)
ファンダンゴ(サンチャゴ・デ・ムルシア、メキシコ、1730年)
ヴィリャンシーコ(Forget me)(カタルーニャの伝統音楽)
エスパニョレータス(マドリード、1677年)
ラ・ロロンチータ(メキシコの伝統音楽)
ファンダングイート(メキシコの伝統音楽)
クリスティーナ・プルハル(指)ラルペッジャータ
キングズ・シンガーズ
メキシコには、18世紀初頭に生きたスペインのバロックギター奏者サンチャゴ
・デ・ムルシアの手稿譜が残されています。その曲のタイトルは「ロス・イン
ポシブレス」。これは、イタリアでは16世紀から続く伝統をもつ「ロマネスカ」
というジャンルと同様の音楽でした。南米からはるか遠くヨーロッパまで、
16-17世紀という時代に、すでに音楽が伝えられていたのです。この事実に注目
したプルハルは、当時の南米とヨーロッパの音楽における共通点を探求するこ
とを決意。時空を超えて、我々の祖先が紡いでいた音楽の根底に流れる共通の
テーマをこのアルバムに込めています。
クリスティーナ・プルハルはアルファレーベルでもお馴染みの女性ギター奏者、
指揮者。このたびナイーブからリリースが決まりました。佐藤豊彦の愛弟子の
一人で、ハーグ王立音楽院にてギターを学びました。ルネッサンスリュート、
バロックギター、リュート、テオルボ、バロックハープなど幅広く楽器をこな
し、また指揮者としてもその名声を高めています。2000年に「ラルペッジャー
タ」を設立、世界の名手たちとアンサンブルを繰り広げています。

<DOREMI>
DHR 7850/1 2枚組 \3960
モノラル
マーラー:
交響曲第1番ニ長調「巨人」
交響曲第9番ニ長調
パウル・クレツキ(指)イスラエル・フィルハーモニックO.
録音:1954年4-5月
ポーランド生まれのパウル・クレツキ(1900?73)といえばEMIに残した一連の
録音からマーラーのスペシャリストとして記憶される指揮者。ウィーン・フィ
ルとの「巨人」(61年)、フィルハーモニアとの第4番(57年)、第5番のアダ
ージェット(59年)、「大地の歌」(59年)がすでにCD化されていますが、こ
のたびDOREMIよりイスラエル・フィルとの第1番と第9番が復刻されます。
1936年に名ヴァイオリニスト、フーベルマンによりパレスチナ管弦楽団として
創設され、1948年の改称を経て、世界有数のオケとして今日に至るイスラエル
・フィル。のちのバーンスタインやメータとも優れた演奏を聴かせていた、こ
のオケがマーラーに寄せる共感は特別なもの。このクレツキ盤でも美しい弦を
基調として、濃厚な音楽を作り上げています。




<Harmonia Mundi France>
HMDVD 9909003(DVD-Video) 2枚組 \4550
NTSC 16/9
字幕:英仏独蘭
日本語帯付
モンテヴェルディ:「オルフェオ」
サイモン・キーンリサイド(Br オルフェオ)
フアニタ・ラスカロ(S エルリディーチェ)
グラシエラ・オッドーネ(S 使者の女)
マルティーナ・ダイク(Msプロセルピーナ)
スティーヴン・ウォレス(CT 希望)
トーマス・トーマソン(Bs プルトーネ)
ポール・ジェリモン(Bs カロンテ)ほか
ルネ・ヤーコプス(指)コンチェルト・ヴォカーレ
トリシャ・ブラウン・カンパニー
収録:1998年,ブリュッセル,モネ劇場
演出:トリシャ・ブラウン
装置,衣装:ロラント・エシュリマン
ヤーコプスの「オルフェオ」、DVDで登場です!ヤーコプスは、大傑作モンテ
ヴェルディの「オルフェオ」を何度も取り上げていて、1993年にはヴェルニッ
ケの演出で、1998年にはこのトリシャ・ブラウン演出で、さらに2003年にはバ
リー・コスキーの演出で上演、さらに新演出が予定されていると言うから、数
年毎に新しい「オルフェオ」を作り上げているわけで今回DVDになったのは、
モネ劇場で上演されたブラウン演出のプロダクション。ブラウンはニューヨー
クを拠点に活躍するモダン・バレエの振付の大家。この舞台でも、ダンサー達
が目覚ましい効果を上げています。歌手は、サイモン・キーンリサイドの素晴
らしいオルフェオを筆頭に、極めて充実しています。天下の傑作「オルフェオ」
には、CDはもちろん、DVDもいくつも出ていますが、これぞ決定盤になること
間違いなしです!ボーナスに、メイキングを約55分収録。

HMDVD 9909001(DVD-Video) 2枚組 \5150
NTSC4/3
字幕:伊英独仏蘭
日本語帯付
カヴァッリ:「カリスト」
マリア・バーヨ(S カリスト)
マルチェッロ・リッピ(Br ジョーヴェ)
ソーニャ・テオロリドウ(S ジュノーネ)
ハンス・ペーター・カンメラー(Br メルクーリオ)
グレアム・プシェ(CT エンディミオーネ)
ルイーゼ・ヴィンター(S ディアーナ)
ドミニク・ヴィス(CT サティリーノ)
バリー・バンクス(パーネ)ほか
ルネ・ヤーコプス(指)コンチェルト・ヴォカーレ
演出、美術、衣装、照明:ヘルベルト・ヴェルニッケ
収録:1993年,ブリュッセル,モネ劇場
HMFのDVD第1弾に選ばれたのは、ヴェネツィア・オペラの名作、カヴァッリの
「カリスト」です!フランチェスコ・カヴァッリ(1602 ミ 1676)はモンテヴェ
ルディの直弟子で、ヴェネツィア・オペラに興隆をもたらした作曲家として名
高い人。「カリスト」は1651年に初演されたカヴァッリの代表作。女神ディア
ーナに仕えるニンフ、カリストにジョーヴェ(=ジュピター)が惹かれ、ディ
アーナの姿に変身して彼女を欺くものの、それを嫉妬したジョーヴェの妻ジュ
ノーネがカリストを熊の姿に変えてしまい、ジョーヴェが彼女を天空の星にす
る…というようなお話。ギリシャ神話の世界に乗せて、コミカルな登場人物も
交えながら、様々な恋愛模様が繰り広げられます。ヤーコプスは1994年に録音、
CDはレコード芸術で特選となり話題となりました。今回は、その時の故ヘルベ
ルト・ヴェルニッケ演出の上演を完全収録!初演当時のヴェネツィアの舞台を
意識した美しい舞台づくりに加え、時に思いっ切った官能表現を盛り込んだり
と、見ごたえたっぷり。ことにジョーヴェが女装してカリストを口説く場面で、
バリトンがファルセットで歌う面白さは、映像でないと伝わりきらないでしょ
う。ヴェネツィア・オペラの賑やかさに満ちた豊かな娯楽性を完璧に描いてい
ます。音楽も極上、特にマリア・バーヨがカリスト役にピタリとはまっていま
す。オーケストラに目を向ければ、ニコラウ・デ・フィゲイレドとアレッサン
ドロ・デ・マルキが鍵盤に名を連ねるわ、ユングヘーネルがリュートを弾いて
るわ、ロール・ディールティーンスがチェロだ、えらい豪華な面々!もちろん
ヤーコプスの指揮は完璧の一言!
さらに特典として、メイキング映像54分を収録。

HMU 907410 \2250
HMU 807410(SACD-Hybrid) \2300
「A NEW JOY」-エストニア、ロシア、ウクライナの伝統的なクリスマス音楽
バルヴィンスキ、イスヴェコフ、ケドロフ、カスタルスキ、ペルト、
ステチェンコ、ヤチネヴィチらの作品
ポール・ヒリアー(指)
エストニア・フィルハーモニック室内合唱団
東欧の国々、ロシアに生まれた作曲家たちによる、かくも美しきクリスマスの
ための合唱作品集。ここ最近そのアンサンブルの美しさは神がかり的な域に達し
ている、エストニア・フィルハーモニック室内合唱団の歌声に、心うたれます。

HMU 907418 \2250
「10世紀から16世紀にかけてのクリスマス音楽集」
オルランド・コンソート
中世の「クリスマス」の音楽をあつめたもの。当時のクリスマスの祝祭は、
1月6日の顕現節までをも含んでおり、その間に様々な行事が行われました。そ
して、その行事にまつわる音楽も典礼風のものから豪奢のものまで、これまた
色々でした。オルランド・コンソートの、一味ちがったクリスマス音楽のアル
バムとなっています。

HMI 987070 \2250
モンポウ:ひそやかな音楽(全28曲)、3つの変奏曲
ハビエル・ペリアネス(Pf)
スペインの国宝的作曲家、モンポウのピアノ作品集です。ひそやかな音楽は
全28曲からなる曲集。母方の家系が代々鐘をつくる職人であったモンポウなら
ではの硬質でクリアーな音色、ふっと薫るニュアンスがゆったりとした曲調で
心地よい音楽。「ひそやかな音楽」の題名はルネサンス時代の詩人クルスの詩
からとられたものです。




<Ondine>
ODE 1085 \2080
エイノユハニ・ラウタヴァーラ:管弦楽をともなう歌曲集-わが心の歌
歌曲集〈シェイクスピアの3つのソネット〉(1951 rev.2005)
きみが私のなかに見るものは、時をつげる時計の音を、
君を夏の一日にくらべたら
歌曲集〈オルフェウスへの5つのソネット〉(1954-55 rev.1960)
彼の処に樹は起たちぬ、しかもそれはまだ少女たらず、
神なればそれは為なせよう
あゝ、君ら繊細、なる者たちよ、記念碑など建てるにはおよばない
歌曲集〈恋人たち〉(1958-59 rev.1964)
愛の歌、見つめる男、恋する女、愛されし者の死
歌曲集〈神の道〉(1964 rev.2003)
神の道、御子、聖霊降臨日、大聖堂の夢
オペラ〈アレクシス・キヴィ〉の4つの歌(1997)
憂鬱、リスの歌、わが心の歌
レイフ・セーゲルスタム(指)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団
ガブリエル・スオヴァネン(B)
録音:2006年
シェイクスピア、リルケの詩をテクストに20代で作曲した歌曲集をラウタヴァ
ーラ自身が管弦楽のために編曲。歳を重ねるとともに深まってきた詩への愛情
が、新たな色彩のロマンティシズム音楽として示されます。ブー・セッテルリ
ンドのテクストによる宗教的、形而上的な歌曲集〈神の道〉。詩人キヴィの内
面を歌った、オペラ〈アレクシス・キヴィ〉の4つの歌(第3曲《おお世界よ、
人生よ》 をのぞく3曲)。このアルバムでソロを歌うのは、ストックホルム生
まれのバリトン、ガブリエル・スオヴァネン(1977- )。〈アレクシス・キヴィ〉
全曲(ODE1000)では青年時代のキヴィを歌っていました。〈光の天使〉(ODE869)
を録音したセーゲルスタム(1944-)とヘルシンキ・フィルハーモニックが共演。
ブックレットには英語、ドイツ語、スウェーデン語、フィンランド語の原詩と
英訳が掲載されています。

ODE 1087 \2080
トイヴォ・クーラ (1883-1918):歌曲集-おいで、愛しい人
くちづけ作品8-1、打て、心よ作品16a-2、娘は花の上を歩き作品23-3、
秋の想い作品2-1、朝の歌作品2-3、炎を見つめて作品2-2、夜作品22-3、
荒れ野の夜作品24-4、アヴェ・マリア作品23-2、羊飼いたち作品29a-3、
運命作品23-4、土曜の夕べ作品24-1、家畜小屋で作品31a-2、
教会墓地の夏の夜作品6-1、森の娘作品23-1、エピローグ作品6-2、
霜の花作品24-2、昔の秋の歌作品24-3、おいで、愛しい人作品29a-1
トンミ・ハカラ(B) クリスチャン・アッティラ(P)
録音:2006年
トイヴォ・クーラ(1883-1918)は、フィンランド独立にともなう内戦のさなか、
喧嘩をきっかけとするピストル事故のため35歳の若さで亡くなったこと、そし
て、クーラの音楽にみちる悲哀と感傷の気分が、その理由。このアルバムで歌
われるのは、南ポホヤンマー民謡の編曲作品17b(12曲)をのぞく、彼の代表的
歌曲が19曲。民俗音楽の響き、印象主義の色彩、悲しげな旋律……彼のロマン
ティシズムは、われわれ日本人の心にも響きます。トンミ・ハカラ とクリス
チャン・アッティラ。フィンランドのアーティストふたりが、クーラの音楽と
彼と同時代の詩人たちの詩に共感を寄せながら、フィンランドの魂の深い世界
にわれわれを誘います。





<ORFEO>
ORFEO 687061 \2250
ショスタコーヴィチ:
ヴァイオリン協奏曲第1番作品77
ヴァイオリン協奏曲第2番作品129
アラベラ・美歩・シュタインバッハー(Vn)
アンドリス・ネルソン(指) バイエルン放送交響楽団
録音:2006年5月
注目の女流ヴァイオリニスト、アラベラ・美歩・シュタインバッハーが2006年
に生誕100年を迎えたショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲を録音。スト
ラディヴァリウス「ムンツ」(1736年製)を弾きこなし、ショスタコーヴィチの
傑作のである2曲のヴァイオリン協奏曲を強靭な表現力で聴かせてくれます。
第1番は沈鬱な色彩、感情を厳しく制御した熟考された音楽。彼女の力強さ、
難曲に果敢に挑む姿勢が聴くものに激しい緊張感を与えます。第2番は第1番の
素晴らしさに曇りがちですが、ひねりのある旋律が要所要所に実に効果的にあ
らわれます。彼女の底鳴りする深き音色が、哀愁を帯びたメロディーを浮かび
上がらせています。1作品ごとに変化をみせるアラベラ・美歩・シュタインバッ
ハーの著しい成長を感じ取ることの出来る1枚です。共演のアンドリス・ネルソ
ンはラトヴィアの首都リガで音楽一家の元に生まれた現在28歳の若手指揮者。
2003年からラトヴィア国立オペラの首席指揮者をつとめ、2006/7シーズンから
は北西ドイツフィルハーモニック管弦楽団の音楽監督に就任。アラベラ・美歩
・シュタインバッハーと組んでフレッシュな演奏を披露しています。




<DOREMI>
DHR 7911/5 5枚組 \9980
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集
第1番ハ長調Op.49 / 第2番イ長調Op.68 / 第3番ヘ長調Op.73 /
第4番ニ長調Op.83 / 第5番変ロ長調Op.92 / 第6番ト長調Op.101 /
第7番嬰へ短調Op.108 / 第8番ハ短調Op.110 / 第9番変ホ長調Op.117 /
第10番変イ長調Op.118 / 第11番へ短調Op.122 / 第12番変ニ長調Op.133 /
第13番変ロ短調Op.138 / 第14番嬰ヘ長調Op.142 / 第15番変ホ短調Op.144
[ボーナス・トラック]
弦楽八重奏のための2つの小品Op.11(*)
ベートーヴェン四重奏団、
コミタス四重奏団(*)
録音:1956-73年
ベートーヴェン四重奏団によるショスタコーヴィチ全集がDOREMIより復刻。作
曲者から第1番の演奏を絶賛された逸話が知られ、以後実際に弦楽四重奏のほと
んどを初演した経緯から、作品を語る上で決して外せないものです。
ベートーヴェン四重奏団は、1923年にモスクワ音楽院のその年の卒業生によっ
て‘モスクワ音楽院四重奏団’として結成。1927年には没後100年を記念してベ
ートーヴェンの四重奏全曲演奏を行ったのを契機に改称しています。1960年代
にメンバーの交替を経験していますが、不動の第1ヴァイオリン、ツィガノフの
もときわめて強固なアンサンブルを聴かせています。

DHR 7901/5 5枚組 \9980
モノラル
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集
第1番ハ長調K.279 / 第2番ヘ長調K.280 / 第3番変ロ長調K.281 /
第4番変ホ長調K.282 / 第5番ト長調K.283 / 第6番ニ長調K.284 /
第7番ハ長調K.309 / 第8番イ短調K.310 / 第9番ニ長調K.311 /
第10番ハ長調K.330 / 第11番イ長調K.331 / 第12番ヘ長調K.332 /
第13番変ロ長調K.333 / 幻想曲ハ短調K.475 / 第14番ハ短調K.457 /
第15番ハ長調K.545 / 第16番変ロ長調K.570 / 第17番ニ長調K.576 /
第18番ヘ長調K.533 + 494
[ボーナス・トラック]
幻想曲ハ短調K.396 / ロンド イ短調K.511
レーヌ・ジャノリ(P)
録音:1947年-1955年頃
レーヌ・ジャノリ(1915-79)はパリ音楽院で名教師ラザール・レヴィに、エ
コール・ノルマルでイヴ・ナット、アルフレッド・コルトーに師事したフラン
スの名ピアニスト。演奏活動において指揮者ではパレー、ワインガルトナー、
エネスク、シェルヘンと、またリサイタルではカザルス、フルニエ、エドウィ
ン・フィッシャーとの共演を果たし、1947年にはパリのエコール・ノルマルの
ピアノ科教授に任命されています。彼女はウェストミンスター、BAM、Adesに
数多くの録音を残しましたが、このウェストミンスター音源からの初CD化とな
るモーツァルトは、彼女の代表的録音としてとくに評価の高いものです。



<TAHRA>
TAH 601 3枚組 \6240
クララ・ハスキル(1895-1960):
[CD1](TAH 523の再発)
 モーツァルト:
ピアノ協奏曲第19番K.459 
2台のピアノのための協奏曲K.365
[CD2](TAH 483の再発)
J.S.バッハ:トッカータ ホ短調BWV914
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番Op.31-3
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番Op.58
[CD3]
シューベルト:ピアノ・ソナタop.42 D.845 イ短調
モーツァルト:デュポールの主題による変奏曲 ニ長調 K.573
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
クララ・ハスキル(P)
[CD1]
フェレンツ・フリッチャイ(指)ケルン放送交響楽団
ゲザ・アンダ(P) 
パウル・ブルクハルト(指)ベロミュンスター・スタジオ管弦楽団
録音:1952年5月30日 1954年10月18日
[CD2]
カラヤン(指)ウィーン交響楽団
録音:1952年10月25,26日 1952年5月31日ミュンヘン/ザイドルハウス
[CD3]
カール・シューリヒト(指)ストラスブール市立管弦楽団
録音:1956年5月17日 1956年5月17日 1955年6月15日
ハスキルの名ライヴ録音の復活です。[CD3]はTAHRAでは初登場音源。これらの
コンサートのチケットはすべて完売となったものです。このシューマンの協奏
曲は、ハスキル・ファンが口をそろえてハスキルの名演中の名演とほめちぎっ
ているもの。[CD1][CD2]も、かつてTAHRAからリリースはされていましたが、
廃盤となっていたもの。[CD1]は、1955年にドイツ・グラモフォンでも録音が
ありますが、これより少し前の時期、ハスキルの健康状態がより良かった頃の
演奏だけに、「さすがハスキル」とうならされるもの。[CD2]も、カラヤン
(当時44歳)とハスキル(当時57歳)の初めての出会いの演奏で、コンサート
も大盛況で、第1楽章の終わりに拍手が4分間も続いたということです(このディ
スクでは拍手はカットされています)。貴重なハスキル女史のライヴ録音が復
活です!




<ATMA>
SACD2 2527(SACD-Hybrid) \2180
マレ:「セメレ」-序曲と舞曲集
ヴィーラント・クイケン(指)モントリオール・バロック
映画「めぐり逢う朝」で知られるフランスのヴィオールの名手で作曲家、マラ
ン・マレ(1656-1728)、映画のおかげでヴィオール曲はかなり知られましたが、
彼はリュリのオペラ上演にも深い関わりがあり、また自身オペラの作曲もして
いることは、あまり知られていません。この「セメレ」は近年再発見されたも
ので、その中から序曲と舞曲を集めています。大御所ヴィーラント・クイケン
とモントリオール・バロックの演奏は、知られざるマレの姿を見事に浮き出し
ています。SACDでの発売と言うのも嬉しい限りです。

ACD2 2351 \1850
ビートルズ・バロック 3
アクロス・ザ・ユニバース,愛こそはすべて,アンド・アイ・ラブ・ハー,
ゲッティング・ベター,グッド・ナイト,ハッピネス・イズ・ア・ウォーム・
ガン,ハー・マジェスティー,ヒア・カムズ・ザ・サン,ヘイ・ジュード,
アイ・ウォント・ユー,オー!ダーリン,ストロベリー・フィールズ・
フォーエバー,サン・キング,ジス・ボーイ,ロング・アンド・
ワインディング・ロード,ホワイ・ドント・ウィー・ドゥー・イット・イン・
ザ・ロード,恋におちたら
フランシス・コルプロン(指)レ・ボレアド
カリーナ・ゴーヴァン(S)
話題となった第1集(ACD2 2218),第2集(ACD2 2268)に続く、久々の第3集。
今回もエリック・ミルンズの編曲による優しいバロック仕立てになっています。

ACD2 2398 \1850
パーセル:
「アーサー王」,「妖精の女王」,「ドン・キホーテ」,「エディプス王」,
「ディドーとエネアス」からのアリア、ほか
カリーナ・ゴーヴァン(S)
フランシス・コルプロン(指)レ・ボレアデ
パーセルのセミ・オペラの代表作、「アーサー王」と「妖精の女王」を中心に
した舞台音楽集です。カナダのソプラノ、カリーナ・ゴーヴァンは、ここ数年
で大きく名声を高めている人で、ATMAからも既にACD2 2352のフランス・バロッ
クの声楽作品集など数枚をリリースで登場、またna-eレーベルから発売された
ヴィヴァルディの「ティート・マンリオ」のマンリオ役も素晴らしいものでし
た。このパーセルでも、彼女の美が存分に生かされています。

ACD2 2347 \1850
フックス:“トルコ風”
フルート・ソナタ K.37, 教会ソナタ ニ短調 K.320,
パルティータ「トゥルカリア」 ハ短調 K 331,アヴェ・レジーナ K 206,
アヴェ・レジーナ K 205, 救い主を養い給う御母 K 185, 
救い主を養い給う御母 K 197
カルダーラ:シンフォニア ニ短調「イエスの受難」
バディア:カンタータ「ラ・フェニーチェ」
モニカ・マウヒ(S)
マティアウ・マウテ(指)アンサンブル・カプリス
今年、突然レクイエムがブームとなって驚かされたのが、ヨハン・ヨーゼフ・
フックス(1660-1741)。バッハやヘンデルより二世代も前の人です。ここでは
そのフックスの作品を中心に、アントーニオ・カルダーラ (1670-1736)、カル
ロ・アゴスティーノ・バディア(1672-1738)の作品を収録。フックスは、ウィ
ーンを中心に活躍、まだ20歳代の1683年には、オスマン帝国のウィーン包囲と
いう危機も体験しているので、トルコ風の音楽には、後の時代とまた違った感
覚があります。バディアのカンタータ「ラ・フェニーチェ」は世界初録音です。

ACD2 2374 \1850
マレ:
3つのヴィオールのための組曲 ニ短調 第1集と第2集,リュリ氏のための墓
レ・ヴォア・ユメーヌ〔スージー・ナッパー(ヴィオラ・ダ・ガンバ),
マーガレット・リトル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)〕
ヴィーラント・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
マラン・マレはヴィオールと通奏低音の曲集を5つ出版しています。そのうち、
1717年刊の第4集には、3つのヴィオールのための作品が収録されています。こ
こでは、サン=コロンブのヴィオール曲集のシリーズで高い評価を得ているレ
・ヴォア・ユメーヌに、大御所ヴィーラント・クイケンを加えた豪華メンバー
による演奏、マレのこだわりがひしと伝わってくる演奏になっています。

ACD2 2511 \1850
バッハ:
カンタータ「泣き、嘆き、憂い、怯え」 BWV.12-序曲
コラール「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」 BWV.639
トリオ・ソナタ ホ短調 BWV.528
ソナタ ト短調 BWV.1020(偽作)
サラバンドと変奏 ハ長調 BWV.990(偽作)
カンタータ「わが片足すでに墓穴に入りぬ」 BWV.156-序曲
オーボエ・ダモール協奏曲 イ長調 BWV.1055(チェンバロ協奏曲からの復元)
コラール「最愛のイエスよ、われらここに集いて」 BWV.633
結婚カンタータ「いまぞ去れ、悲しみの影よ」 BWV.202-ガヴォット
ルイーズ・ペレリン(Ob)
ドン・アンドレ・ラベルジュ(Org)
バッハのオーボエ作品を、偽作も含めて収録。ルイーズ・ペレリンは、カナダ
生まれで現在はスイス在住のオーボエ奏者。非常に響きの美しいオーボエ奏者
です。ドン・アンドレ・ラベルジュは、ケベックのセント・ベノー・デュ・ラ
クのベネディクト派修道院のオルガニスト。

ACD2 2392 \1850
ヘンデル:
「リナルド」,「ジューリオ・チェーザレ」,「ロデリンダ」からのアリア,
グローリア,「アチスとガラテア」抜粋
スージー・ルブラン(S)
スティーヴン・スタッブズ(指)アンサンブル・アリオン
アレクサンダー・ワイマン(指)モントリオール・バロック・アカデミー
エリック・ミルンズ(指)レ・ボレアデ、ほか
2005年に、カタログ付で発売されたACD2 2387の通常盤仕様。既発のCD3枚(ACD2
2260、ACD2 2215、AC2 2302)からのコンピレーションです。11月に来日する
ATMAの看板アーティスト、スージー・ルブランの美しいソプラノの声を堪能で
きる1枚です。



<K617>
K617 191 \2080
ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):マニフィカトSWV468
シンフォニア・サクレ第3巻(抜粋)、
クライネ・ガイストリッヒェ・コンチェルト(抜粋)
ブノワ・アレ(指)ラ・シャペル・レナーヌ
アスペルマイヤー(S) サネッティ(S) イーラーズ(C-T)
カイザー(T) アレ(T) フライグ(B)
ドイツの初期バロック時代の代表的作曲家ハインリヒ・シュッツ。近年評価が
高まっているブノワ・アレ率いるラ・シャペル・レナーヌがシュッツの代表作
を録音。「シンフォニア・サクラ」第2巻(K617163)に続いて「シンフォニア
・サクレ第3巻(抜粋)」を収録。「クライネ・ガイストリッヒェ・コンチェル
ト」は器楽伴奏による独奏や合唱で演奏される宗教作品で各声部の絡み合いが
実に美しい演奏です。また、バロック初期の「楽節様式」によるマニフィカト
の金字塔、<マニフィカトSWV468>。シュッツの力強い魅力を引き出す深い精神
力を感じ取れる質の高い演奏です。

K617 187 3枚組 \4160
CD1:コルネットのための音楽集
CD2:サンマルク時代のモンテヴェルディの音楽
CD3:ドイツのコルネット音楽集-ブクステフーデ
ウィリアム・ドンゴワ(コルネット)
レ・コンチェルト・ブリーゼ
[カーステン・ローフ(Org,Cemb) ピエール=アラン・クレルク(Org) 
クリスチャン・モラン(Vn) アンヌ=キャサリン・ブッヒャー(Org) 
ベンジャミン・ペロ(リュート、テオルボ) ジュリー・ヘスラー(Sp)]
コルネットの超絶的名手、ウィリアム・ドンゴワと彼が率いるレ・コンチェル
ト・ブリーゼによるアルバム。コルネットの黄金時代は何と言っても17世紀初
頭のイタリア。柔らかく、透き通った独特の響きを持ち、微妙なニュアンスや
柔らかな音色を奏でます。アルバムではコルネットの魅力を様々な角度から楽
しめ、鮮やかなドンゴワの技巧と即興を堪能できます。

K617 183 \2080
トゥルディオン-ルネサンス音楽
ジャン=クロード・マルゴワール(指)
ラ・グラン・エキュリー・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ
(王室大厩舎・王宮付楽団)
バロック界の大御所、マルゴワールによるルネサンス舞曲集。トゥルディオン
は16世紀にフランスで流行した舞曲。王室大厩舎・王宮付楽団の安定したアン
サンブルとマルゴワールの暖かみのある音楽性が軽妙に聞こえてきます。



<ORFEO>
ORFEO 193061 \2250
レオポルト・コジェルフ(1747-1818):クラリネット協奏曲集
クラリネット協奏曲第1番変ホ長調
協奏的ソナタ変ホ長調
クラリネット協奏曲第2番変ホ長調
ディーター・クレッカー(Cl)プラハ室内O.
録音:2002年4月16-20日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
ピアノの名手として知られたレオポルト・コジェルフは、18世紀ウィーンで活
躍したチェコ音楽の第1人者。その影響力の大きさからベートーヴェンやモー
ツァルトと激しく対立したという記録もあるほど。青年時代ボヘミアのスタイ
ルをとどめた第1協奏曲、自作の2つの弦楽四重奏を下敷きにした協奏的ソナタ、
そしてカール・シュターミツの人気作第3協奏曲による協奏曲第2番。ロココと
前期ロマン派の間に位置する作風はどこまでも美しく楽しいもので、当時の人
気のほどをうかがわせます。





<SUPRAPHON>
SU 3884 \1780
ドヴォルザーク:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調Op.57(B 106)
同:夜想曲ロ長調Op.40(B 48a)
スーク:4つの小品Op.17
ドヴォルザーク/クライスラー編:スラヴ舞曲ホ短調
(原曲:第2番ホ短調Op.72-2, B 147)
同:同 ト短調(原曲:第2番ホ短調Op.46-2, B 83、第1番ロ長調Op.72-1, B 147)
同:同 ト長調(原曲:第8番変イ長調Op.72-8, B 147)
パヴェル・シュポルツル(Vn)ぺトル・イジーコフスキー(P)
録音:2006年7月6-11日プラハ、ルドルフィヌム
昨年リリースのソナチネほか(SU.3860)がヴァイオリン専門誌「Strad」でも
絶賛された、シュポルツルによるドヴォルザーク作品集第2弾。アメリカでの師
ドロシー・ディレイ、イツァーク・パールマンゆずりの伸びやかな美音と確か
なテクニック。カラフルでニュアンスいっぱいの音楽は、活き活きと弾むソナ
タ、名手クライスラー編曲によるスラヴ舞曲やスークの名作でその魅力が全開。
イジーコフスキーのピアノも見事です。




<haenssler>
98 275 \2080
メンデルスゾーン:
交響曲第1番ハ短調Op.11
弦楽のための交響曲第8番ニ長調(管弦楽版)
弦楽のための交響曲第13番ハ短調(交響的断章)
トーマス・ファイ(指)ハイデルベルクSO.
録音:2005年9月28、29日 2006年7月4、5&7日 2002年1月30日
プファッフェングルント、ハイデルベルク・ゲゼルシャフトハウス
ハイドン、ベートーヴェンに続いて、いよいよファイによるメンデルスゾーン
のシリーズがスタートします。しかもマズア&ゲヴァントハウス以来、通常の
5曲のほかシンフォニアも含めるという徹底ぶりもポイント。
まず第1交響曲第1楽章から圧倒される激烈な響き。音を割った金管がじつに効
果的です。変わってノン・ヴィブラートのフレッシュなアンダンテ。見事なコ
ントラストにこれを聴いてしまうと、かのノリントンでさえもなまぬるく聞こ
えてしまうほど。鍛え抜かれたアンサンブルが痛快なシンフォニア8番のフィナ
ーレもたまらなく刺激的です。

98 251 \2080
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集Vol.1
第29番イ長調KV.305(293d), 第36番変ホ長調KV.380(374f),
第28番ホ短調KV.304(300c), 第40番変ロ長調KV.454
ドミトリ・シトコヴェツキー(Vn)アントニオ・パッパーノ(P)
録音:2006年2月5、6日英国サフォーク、ポットンホール
近年は指揮者としての活躍もめざましいヴァイオリニスト、シトコヴェツキー。
彼が今年モーツァルト・イヤーに合わせてソナタのシリーズをスタートさせま
した。共演に迎えたのはボニーやボストリッジらとの録音を通じて、名手とし
てもすでに広く知られるパッパーノ。
パリで作曲された第28番はほかの短調の作に共通する暗さと緊張感が特徴。ふ
たつの楽器がほぼ対等な扱いとなり、やはり短調によるアンダンテの美が際立
つ第36番。そして有名な女流ストリナザッキのために書かれ、このジャンルの
最後のひとつで集大成的意味合いをもつ第40番。「ヴァイオリンの伴奏による
ピアノ・ソナタ」とも云われるモーツァルトの作品ですが、順に聴き進めてゆ
くと内容はじつにさまざま。
いまや大家のシトコヴェツキーはもちろん、ピアノにパッパーノを得たことが
このアルバム最大のポイント。いきいきとした音楽を生み出して聴かせます。





<HUNGAROTON>
HCD 32448 \2080
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第21番 ハ長調K.467 
コンチェルト・ロンド ニ長調K.382 
ピアノ協奏曲第23番 イ長調K.488
タマシュ・エルディ(P)
タマシュ・ヴァーシャリ(指)ブダペスト室内交響楽団
1979年生まれとまだ若いエルディですが、その生み出す響きは感覚美の極致と
もいえるほど。極限まで高められた聴覚が幼くして視力を失いながらも音楽の
才能に恵まれ、ヨーロッパ、アメリカを中心にすでに24カ国でコンサートを行
っています。ヴァーシャリ指揮ブダペスト室内響のきびきびとした音楽運びに
のって、透徹したモーツァルトの世界を構築しています。

HCD 32325 \2080
ヒンデミット:クラリネットを伴う室内楽曲集
3つの小品 
ヴァイオリンとクラリネットのための2つのデュエット 
クラリネットと弦楽のための変奏曲 
ルードゥス・ミノール 
クラリネット・ソナタ 
管楽七重奏曲
クサバー・クレニャン(Cl)
ぺテル・ソモギ(Vl)、イルディコ・Cs・ナジ(P)、
ブダペスト室内交響楽団 他
録音:2004年6月
脱ロマン派、即物主義を標榜し20世紀中頃に活躍した作曲家ヒンデミット
(1895-1963)ですが、ここではいつもながらのクールな作風の奥底に作曲者の
本音がにじみ出ているような作品が収められています。作曲者の心情が端的に
表れる室内楽、そして歌う楽器クラリネットが中心的役割を果たす楽曲という
こともあってか、ヒンデミットの数多い作品のなかでもみずみずしい抒情が際
立っていていずれも聴きやすい作品ばかりです。

HCD 32350 \2080
ロッシ:ヘブライ語による聖歌集「ソロモンの雅歌」
コルヴィナ・コンソート
録音:2004年6月
5サラモネ・ロッシ(1570-1630)はマントヴァのゴンツァーガ家に仕えたユダ
ヤ系作曲家で、初期バロックの作風を持つマドリガルや器楽を数多く残してい
ます。いまでは同時代の大作曲家モンテヴェルディの陰に隠れてしまった格好
になっていますが、この「ソロモンの雅歌」を聴くだけでも並外れた感性と技
巧の持ち主であったことが理解できます。ヘブライ語の聖歌集といっても音楽
はこの時代のモテットの様式にしたがっていて特にユダヤ風の色合いはあまり
感じられません。2000年から国際的に活躍しているコルヴィナ・コンソートの
多声合唱の美しさも特筆ものです。

HCD 32358 \2080
古いローマの典礼音楽集
朝課(全2曲)、第1の夜想曲(全8曲)、第2の夜想曲(全8曲) 
第3の夜想曲(全7曲)、賛美歌(全2曲)、ミサ(全10曲)
スコラ・フンガリカ
バリント・キス、イシュトヴァン・ツティ、イヴァン・エレード(Org)
録音:2005年6月/7月
5991813 235824
中世初期に演奏されていた古代ローマスタイルの典礼音楽曲集というと、すこ
しややこしく聞こえますが、古いローマの装飾音を多用した独自の作風とグレ
ゴリオ聖歌の様式が渾然とした音楽史的に興味深い作品集です。後の世には消
えてしまった独特の節回しの単旋律の合唱と、オルガンによるファンタジーに
耳を傾ければきっと7世紀、8世紀頃の中世初期にさまよい込んだような不思議
な感覚に襲わることでしょう。

HCD 32351 \2080
ラムゼー:金管四重奏曲集
四重奏曲第1番op.20 
四重奏曲第2番op.29 
四重奏曲第4番op.37 
四重奏曲第5番op.38
エヴァルド金管四重奏団
録音:2005年6月
ヴィルヘルム・ラムゼー(1837-1895)は金管作品の作曲家として知られた存在
で、19世紀のロシア・ペテルブルクで活躍しました。ここに収められた金管四
重奏曲は穏やかで明朗な作風の曲が揃っていて、聴き手をとても平和な気分に
してくれます。1996年に結成されたエヴァルド金管四重奏団も難しいパッセー
ジをそれと感じさせずにさらりと演奏する素晴らしいテクニシャンぶりです。

HCD 32359 \2080
平均律ツィンバロン
メリス:平均律ツィンバロン 
ホリス:抒情的トッカータ 
ドゥルコ:ショート・ストーリー 
コンチェイ:サクソフォンとツィンバロムのための時 
タレル:良き日々のための響き 
ラング:モノローグ 
セミツキー:中断された奇想曲 
ルカーチ:サムサーラ 
ラサール:小さな二人への哀願 
ラサール:SMS
ローザ・ファルカス(ツィンバロン)
ラスロ・キス・ギ(altsax)、ペテル・ソモギ(Vl)、他
録音:2005年4月
ハンガリーとその周辺で演奏されている打弦楽器ツィンバロンといえば、コダ
ーイの「ハーリ・ヤーノシュ」で使用されていることでおなじみの楽器ですが、
ここではツィンバロン独奏から声楽、弦、管楽器などとの組合せによるアンサ
ンブルなどさまざまな編成でこの楽器の持つ可能性が追求されています。曲調
はあたかも武満徹風のものや、プログレッシブジャズ風などそれこそバラエティ
に富んでいて、全編を通じて心地よい緊張感が貫かれています。ブダペストに
生まれ、今もハンガリーで教鞭をとりつつヨーロッパ中で活動しているファル
カスの目くるめくようなテクニックにも唖然とさせられます。

HCD 32438 \2080
ジューラ・ピンター作品集-薔薇の炎の鐘
ピンター:
エキデとモニーチ 
カメレオン・ファンタジア 
不平の多い天使 
薔薇の炎の鐘 
魔術師たちの夜 
もし東方が輝いているなら
夜明けの練習曲
ジューラ・ピンター(P、Kyd))、ゲルゲリー・マートゥス(Fl)
スザンナ・スコッフ(Sop) ベーラ・サライ(Sax) 他
録音:1997年-2004年
アルテュール・ランボーの詩を題材としながらも抽象的な味わいが印象的な表
題作のほか、アコースティック楽器と電子楽器のコラボによる典型的な20世紀
後半様式の現代音楽と言うべき内容です。ジャズ風味の作品、楽器と声楽をコ
ラージュ化して用いた作品など曲趣はさまざまですが、いずれも無機的響きか
ら不思議な情感が仄かに漂ってくるようなところがピンター(1954-)の魅力
といえそうです。




<Anthonello Mode>
古楽界のプリンス、濱田芳通率いるレーベル「Anthonello Mode」の取り扱いを
始めます。

AMOE 10001 \2450
「薔薇の中の薔薇」スペイン国王アルフォンソ10世(1221?1284)編纂:
聖母マリアのカンティガ集
[1]プロローゴ 「詩を作り歌うとは」
[2]カンティガ第1番「これから私は尊敬された女主人のために歌います」
[3]カンティガ第330番「薔薇の中の薔薇」
[4]カンティガ第15番「すべての聖人たち」
[5]カンティガ第139番「驚くような、慈悲にあふれ、実に美しい奇蹟を」
[6]カンティガ第384番「その大変な美しさゆえに花の中の花と呼ばれる方は」
[7]カンティガ第167番「聖処女を信頼して熱心に祈る者は誰でも」
[8]カンティガ第100番「聖母マリア、夜明けの星よ」
[9]カンティガ第166番「人々は罪によって」
[10]カンティガ第60番「アヴェとエヴァの間には大きな違いがあるのです」
[11]カンティガ第26番「驚くには値しません、もし世界をお裁きになる方の母
君が良い裁きを下せるとしても」
[12]カンティガ第422番「神の母よ、そのときわれらのために御子にお祈り下
さい」
[13]カンティガ第37番「美しく驚くべき奇蹟を」
-カンティガ第159番「聖母マリアは許しません、聖母巡礼を」
-エスタンピー(器楽)
[14]カンティガ第425番「喜びよ、喜びよ」
アントネッロ
音楽監督/濱田芳通
(リコーダー、コルネット、ショーム、スライド・トランペット、ダブル・
フルート)、
西山まりえ(歌、ゴシックハープ、オルガネット、パーカッション)、
石川かおり(フィーデル)、
春日保人(歌、フルート)、
花井尚美(歌)、
藤澤絵里香(歌、ダルシマー)、
岡庭弥生(歌)、
矢野薫(オルガネット、プサルテリー)、
中村孝志(スライド・トランペット、コルネット)、
わだみつひろ(パーカッション)
録音:2006年10月3-4日 東京・関口台第一スタジオ/24bit 96KHz
世界的なリコーダー&コルネット奏者、濱田芳通が渾身のパワーとアイディア
をこめて放つ超大作。音を聴けば誰もが納得、ジャンル横断型音楽の登場です。
アントネッロの通常編成は3名ですが、ここではかつてない大編成、声楽4名を
含む計10名によるもの。ここで濱田は、多くの文献からこの時代には地声によ
る発声が用いられていた、との結論を導き出し、クラシック的な発声法ではな
く、地声による歌唱をあえて採用しています。これによって得られた効果は歴
然。魔術か呪術を思わせるかのような、圧倒的なパワーをもって我々にせまっ
てきます。これは、奇しくもアラブ世界に通じていたイベリア半島の当時の雰
囲気をも想起させます。濱田自身が「これまでで最高のメンバー」と満を持し
て世に送り出すこの壮大なる音絵巻、興奮の坩堝を是非ご堪能ください!

AMOE 10002 \2450
Naturale(ナトゥラーレ)
濱田芳通:パッサカリア(即興演奏)、
作者不詳:何を使って洗いましょう?、
ディエゴ・オルティス(c.1510?70):レセルカーダ、
濱田芳通:タランテッラ(即興演奏)、
ヨハン・ショープ(c.1590?1660):涙のパヴァーヌ、
濱田芳通:パッサカリオ(即興演奏)、
ディエゴ・オルティス:ラ・ガンバ、 
アントニオ・マルティン・イ・コル編纂:ラス・フォリアス、
バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラヴェルデ:草原と丘、
濱田芳通:ロマネスカ(即興演奏)、
ヴィンチェンツォ・ボニッツィ:甘き思い出、
ジゥーリオ・カッチーニ(c.1545?1618):泉に野に、
ジローラモ・ダラ・カーサ(1543?c.1600)に基づく:
パッサカリア《小さなジャック》
アントネッロ 濱田芳通(コルネット、リコーダー)
西山まりえ(バロック・ハープ、チェンバロ) 
石川かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ブックレット解説:白石和良(音楽ライター)
ジャケット・アートワーク:さそうあきら(漫画家)
録音:2006年6月22-23日 マリンカルチャーセンター マリンホール
世界的なリコーダー&コルネット奏者、濱田芳通によるアドリブをふんだんに
含む新たな古楽演奏。クラシック・ファンのみならず、ワールド・ミュージッ
ク、ヒーリング、ジャズなどの音楽ファンをも魅了する画期的なアルバムです。
濱田芳通はルネサンス・コルネット奏者として世界からその動向を注目され、
ルネサンス時代の文献に残るサイド・アンプッシャー奏法(口の真ん中にマウ
スピースを当てず、サイドを用いる)復興の先駆者です。マウスピースが極端
に小さく、演奏至難なルネサンス・コルネットを自在に操る能力は、ホルンの
デニス・ブレインに例えて賞賛される声もあがるほど。また表現力豊かなアド
リブは、マイルス・デイヴィスにも匹敵すると言えるでしょう。パッサカリア、
ロマネスカ、タランテッラ、パッサカリオはすべて濱田芳通のオリジナル作品。
彼は「本来の古楽とは即興性の強いものであり、楽譜重視のクラシックとはか
け離れた存在」と考え、多くの作品でアドリブを実践してきましたが、これら
オリジナル作品はその考えを一歩進め、中世・ルネサンス時代のスタイルを用
いつつ新たな音楽創造を目指したものとなっています。





<SUPRAPHON>
SU 7013(DVD-Video) \4750
字幕:なし
リバ:チェコのクリスマス・ミサ曲(チェコ語歌唱)
「チェコのクリスマル・キャロル集(チェコ語歌唱)」
[クルコノシェ山麓のクリスマス・ソング集(8曲)、フス派時代のクリスマス
・ソング集(3曲)、クリスマス・パストラル集(6曲)]
リボル・ペシェク(指)
ドヴォルザーク室内管弦楽団、キューン室内合唱団、他
ヤロスラフ・クジチェク(指)
ムジカ・ボヘミカ、プラハ金管五重奏団、他
収録:1986年10月18&19日ロジュミタール・ポト・トシェムシーネムの教会
この映像が収録された町、ロジュミタール・ポト・トシェムシーネムで、その
人生の大半を過ごしたヤクプ・ヤン・リバ(1765-1815)は、モーツァルトと同時
期にチェコで活躍した作曲家。赴任した1788年から世を去った1815年まで、こ
の町のカントル(学校教師)を勤めると同時に、聖歌隊指揮者でもありました。
「おお、フス師よ」という言葉で始まる、この美しいクリスマス・ミサ曲は、長年、
校舎の修繕費拠出について揉めていた司祭と和解の末、フランス革命にヨーロ
ッパが揺れ動いていた最中の1796年に作曲されたもの。リバの作品の中で最も
知られ、同時代のパストラルの中でも特に芸術性の高い優れた作品の一つに数
えられています。また、彼の作品としては、定期的に演奏される数少ないもの
の1つで、現在でもチェコではクリスマス・シーズンになると盛んに演奏され
ています。
このミサ曲に加え、民間に伝承されてきたクリスマス・ソングが17曲、併録さ
れています。使われる楽器は、通常のもののほかに、ローカル色豊かな民族楽
器や、ピリオド楽器なども併用されています。また、演奏陣の衣装が当時のも
のを用いていたり、出てくる教会のオルガンは、かつてリバが弾いたものだっ
たり、と字幕はなくても楽しめる要素がいっぱい。ちなみに、クルコノシェ山
脈はチェコの北側、ポーランドとの国境近くに位置しています。





<CASCAVELLE>
VEL 3106 \2080
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調Op.47「革命」
アルミン・ジョルダン(指)
スイス・ロマンドO.
録音:1987年11月9日ロス・アンジェルス、
UCLAロイス・ホール(ライヴ)
CASCAVELLEがショスタコーヴィチ生誕100年記念におくる一枚は、スイスの生ん
だ国際的な指揮者ジョルダンが振った大傑作「革命」交響曲。1985年から97年
まで首席指揮者と音楽監督を務めた手兵スイス・ロマンド管とのアメリカ・ツ
アーにおけるライヴです。しかも、このライヴが行なわれた1987年は、作品が
初演された1937年11月からちょうど50年の節目にあたります。ジョルダンのショ
スタコーヴィチ録音では、同レーベルへのオペラ「鼻」も高評価を得ていたこ
とも記憶に新しいところ。アンセルメ以来の黄金時代を築いたとの呼び声も高
いアンサンブルは、見通しのすっきりした美しいサウンドが特徴。加えてここ
ではライヴ特有の緊張感と熱も十分で、メモリアルにふさわしい内容といえる
でしょう。

<日本フィルハーモニー交響楽団>
「渡邉暁雄と日本フィル」CD全集
JPFO-0001 26枚組 \25000
渡邊暁雄(指揮)
日本フィルハーモニー交響楽団

CD1(JPFO-0001)
ハイドン:交響曲第100番「軍隊」(1957/12/20)スタジオ録音
モーツァルト:パントマイム「レ・プティ・リアン」のための音楽より
(1988/11/25 405定期)
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」(1966/1/14 112定期)

CD2(JPFO-0002)
ベートーヴェン:交響曲第1番(1982/12/15 348定期)
ベートーヴェン:交響曲第4番(1963/10/31 71定期)

CD3(JPFO-0003)
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(1982/11/17 347定期)
シューベルト:交響曲第5番(1959/6/24 16定期)

CD4(JPFO-0004)
ドヴォルジャーク:弦楽セレナーデ(1962/6/12 46定期)
ブラームス;交響曲第1番(1979/4/24 311定期)

CD5(JPFO-0005)
ドヴォルジャーク:交響曲第7番(1962/3/29 41定期)
ドヴォルジャーク:交響曲第8番(1966/2/25 115定期)

CD6(JPFO-0006)
R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」(1964/5/28 85定期)
ヒンデミット:交響詩「画家マティス」(1963/10/31 71定期)

CD7(JPFO-0007)
マーラー:交響曲第1番「巨人」(1979/1/24 308定期)
マーラー:交響曲第2番「復活」第1楽章(1978/4/8/ 301定期)

CD8(JPFO-0008)
マーラー:交響曲第2番「復活」第2-第5楽章
(1978/4/8/ 301定期)

CD9(JPFO-0009)
マーラー:交響曲第5番(1980/4/24 322定期)

CD10(JPFO-0010)
フランク:交響曲(1962/6/26 47定期)
ラヴェル:バレエ「ラ・ヴァルス」(1963/6/13 66定期)
ラヴェル:バレエ「ダフニスとクロエ」(1960/11/28 27定期)

CD11(JPFO-0011)
イベール:祝典序曲(1966/6/26 47定期)
プーランク:舞踊組曲「牝鹿」(1957/12/3)スタジオ録音
デュカス:交響詩「ペリ」(1967/9/14 144定期)
ドビュッシー:「映像」よりイベリア(1984/1/30 359定期)

CD12(JPFO-0012)
コダーイ:ガランタ舞曲(1962/6/12 46定期)
バルトーク:舞踏組曲(1965/2/12 94定期)
コープランド:エル・サロン・メヒコ(1969/10/22 187定期)
コープランド:ダンス・シンフォニー(1987/3/27 390定期)

CD13(JPFO-0013)
シベリウス:交響曲第1番(1957/10/9)スタジオ録音
シベリウス:交響詩「タピオラ」(1986/2/28 379定期)
シベリウス:交響詩「フィンランディア」(1976/9/7 27定期創立20周年記念)

CD14(JPFO-0014)
シベリウス:交響曲第2番(1976/9/7 27定期創立20周年記念)
シベリウス:交響曲第3番(1962/8/7)スタジオ録音

CD15(JPFO-0015)
シベリウス:交響曲第4番(1987/11/30 フィンランド音楽の夕べ)
シベリウス:交響曲第5番(1965/10/13 106定期)

CD16(JPFO-0016)
シベリウス:交響曲第6番(1962/7/11)スタジオ録音
シベリウス:交響国第7番(1963/6/13 66定期)
シベリウス:交響詩「エン・サガ」(1965/10/22 107定期)

CD17(JPFO-0017)
ルトスワフスキー:オーケストラのための書(1980/11/18 327定期)
ニールセン:序曲「ヘリオス」(1979/1/24 308定期)
ニールセン:交響曲第2番「四つの気質」(1967/2/15 134定期)

CD18(JPFO-0018)
ニールセン:交響曲第5番(1980/9/24 325定期)
ニールセン:交響曲第6番「シンフォニア・センプリーチェ」
(1984/2/27 630定期)

CD19(JPFO-0019)
クラミ:カレワラ組曲(1963/12/20 75定期)
ペッテルソン:交響曲第7番(1984/11/22 367定期)

CD20(JPFO-0020)
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」(1967/3/14 136定期)
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」(1962/3/16 40定期)

CD21(JPFO-0021)
スクリャービン:交響曲第4番「法悦の詩」(1967/11/10 148定期)
R=コルサコフ:スペイン奇想曲(1976/11/15 286定期)
R=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」(1966/2/15 114定期)

CD22(JPFO-0022)
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1959/6/24 16定期)
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」(1966/9/30 125定期)

CD23(JPFO-0023)
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番(1962/5/18 44定期)
ショスタコーヴィチ:交響曲第9番(1966/5/25 121定期)

CD24(JPFO-0024)
芥川也寸志:オスティナート・シンフォニカ(1967/5/25 141定期)
武満徹:樹の曲(1961/5/22 33定期)
小山清茂:管弦楽のための鄙歌第2番(1978/6/8 303定期)
矢代秋雄:交響曲(1977/4/19 291定期)

CD25(JPFO-0025)
池辺晋一郎:「トライアス」-シンフォニーII(1979/7/4 314定期)
柴田南雄:シンフォニア(1960/12/12 28定期)
野田暉行:交響曲(1966/12/8 130定期)

CD26
(JPFO-0026サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番(1962/9/3 *)
サービス盤)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番(1956/5/25 **)
*ヴァイオリン:石井志都子、**ピアノ:田村宏
(上記2曲共スタジオ録音)
スタジオ録音と明記していないものは、全てライヴ録音です。

今年50周年を迎えた日本フィル、4月と7月に自主制作盤の新譜をご案内したば
かりだが、メモリアル・イヤーの最後を締めくくるのにふさわしいボックス・
セットが登場した。日本フィル創立指揮者である渡邊暁雄と日本フィルの集大
成ともいえる非常に濃い内容に、ファンならずとも興味を抱かずはいられまい。
その中身たるや、渡邊氏の得意プログラムのシベリウスやニールセンといった
ものから、ドイツ=オーストリー系の名曲、そしてストラヴィンスキーなどの
近現代作曲家の作品、最後には日本人作曲家名曲など垂涎のプログラムばかり
である。特に小山清茂の管弦楽のための鄙歌第2番は日本フィルの委嘱で作曲
された曲である。今でも「暁先生」として楽団員はもとより、事務局そして
ファンまでにも尊敬されつづけている、日本の名匠「渡邊暁雄」を存分にご堪
能ください。
オリジナル・マスターから起因するノイズなどがございますが、予めご了承下
さい。尚、当商品は日本フィルWeb上で11/29発売として先行予約を受け付けて
おりますが、正式な発売日は案内されておりません。

<MEMORIES>
ME1077 \1680
ショパン:ピアノ協奏曲第2番1
979年6月18日キール・ライヴ、
シューマン:ピアノ協奏曲
1980年5月12日シュトウットガルト・ライヴ
マルタ・アルゲリッチ
テンシュテット指揮
北ドイツ放送響、
鬼才同士の夢の共演。如何にも衝突が予想される個性の強いご両人ですが、ア
メリカでもヨーロッパでも度々共演しているということは、お互いに尊敬があ
ったと思われます。まさに英雄英雄を知る。テンシュテットの迫力満点のオー
ケストラ・ドライヴは、伴奏の枠組みを超えた充実振りでとかく脆弱さが指摘
されるショパンのオケ部分も骨太でロマンティックな輝きに満ちた素晴らしい
ものです。シューマンもナイーヴな側面よりも熱情溢れる叙情は説得力に満ち
ております。

ME1078/82 5枚組 \3380
カラヤン指揮ベルリンフィル
CD1 交響曲第1番、交響曲第3番「英雄」(1977年11月ライヴ)
CD2 交響曲第2番、交響曲第8番(1977年11月ライヴ)
CD3 交響曲第4番、交響曲第7番(1977年11月ライヴ)
CD4 交響曲第6番「田園」1977年10月ライヴ、交響曲第5番1988年12月ライヴ
CD5 交響曲第9番「合唱」1976年8月ライヴ
カラヤンが気力体力、そして芸術性の頂点を迎えた70年代後半。同時にベルリ
ンフィルも妙技の極限を示していました。いずれもファンには堪えられぬカラ
ヤン節が冴え渡ります。全9曲がここまで高水準という全集は他にありませんこ
とでしょう。「田園」、「第7番」の超快速と切れ味は背筋が凍るほどです。「エロ
イカ」は堂々たる威容で立派そのもの。第1番、第2番、第8番などの小ぶりの曲
では、スタイリッシュそのもの。「運命」のみ80年代の演奏ですが、こちらは濃
厚で大袈裟な表情付けがたまりません。「第9」はさすが分りやすいお祭り的盛
り上がりで聞かせてくれます。






<ドイツHMTH>
ハノーヴァー音楽大学と独占契約樹立・同音大自主制作盤

HMTH0513 \2180
マーラー:交響曲第5番
大植英次指揮
ハノーヴァー音大管
2003年6月ハノーヴァー音大大ホールライヴ
ミネソタ管との凱旋公演でも取り上げた、マーラーの第5番は大植の切り札。
全曲を通じて70分強というかなりの快速です。びしっと引き締まった演奏です
が教条的な詰まらなさは皆無。その情熱的なアプローチは、とかく内省的演奏
に評価が偏りがちな状況に一石を投じるもので、若き日のメータを思わせる新
鮮でグラマラスなマーラー像を打ち出しております。

HMTH0514(仮番号) \2180
ショスタコーヴィッチ:交響曲第5番「革命」
ベルク:ヴァイオリン協奏曲
大植英次指揮
ハノーヴァー音大管、
アンドレイ・ビエロフ(Vn)
2006年5月26,27日
最新ライヴ。大阪フィルでもショスタコーヴィッチを熱心に取組んでおります
が、畢生の名作「革命」ライヴの登場は嬉しい限りです。そのエネルギッシュ
で華麗なサウンドは正に新時代を代表するマエストロ大植の真骨頂。カプリン
グがベルクの協奏曲というのも泣かせます。ソリストのビエロフは、1981年ウ
クライナ出身でドイツに移住。ハノーヴァー国際コンクールで優勝。2002年の
ロン・ティボー・コンクールでは2位という実力で、今年3月には来日公演も行
っております。アメリカ・ツアーではあのボルボがスポンサーとなっており、
注目されています。
*当商品は、まだ品番が確定でないため、仮番号でご案内しております。

HMTH0500 \2180
ブラームス:ドイツ・レクイエム
リュッツ・コーラー教授指揮
ハノーヴァー音大管
リュッツ・コーラー氏はハノーヴァー音楽大学指揮課教授。大植とともにドイ
ツを代表する音楽大学の教育指導に粉骨砕身しております。

HMTH0501 \2180
ベートーヴェン:「エグモント」よりの音楽、交響曲第7番
リュッツ・コーラー教授指揮
ハノーヴァー音大管

HMTH0502 \2180
ドヴォルザーク:交響曲第8番、ウェーベルン:夏の風の中で
リュッツ・コーラー教授指揮
ハノーヴァー音大管

HMTH0503 \2180
ハノーヴァー音楽大学ピアノ課教授による演奏
曲目、演奏家多数

HMTH0504 \2180
シュッツ・ゼレンカ、ハイドン、メンデルスゾーン他収録曲多数
ハノーヴァー音楽大学室内合唱団

HMTH0505 \2180
バルトーク:管弦楽のための協奏曲他
リュッツ・コーラー教授指揮
ハノーヴァー音大管

HMTH0506 \2180
ケージ:ピアノ作品集
Music for Marcel Duchamp, Experience No.1 (for 2 Pianos),Two pieces,
Etudes Aus-trales no.1, Mysterious adventure, In a landscape,
Music for amplified toy pianos, Music of changes III, Dream,
The perilous night, No. 1, 2, 5, 6, 14.10.99 (Water Music),
Five, 0:00 Darlen Bakke . Martin Dorrie . Bernd Goetzke.
Christof Keymer. Tim Ovens. Tatjana Prelevic . Gerrit Zitterbart
イェデ・メンゲ(P)

HMTH0507 \2180
ヴィオレタ・ディネスク作品集
ルーマニア出身の女流現代作曲家の名作集

HMTH0508 \2180
Klaus Becker - Oboe, Dag Jensen - Fagott, Andrea Lieberknecht - Flote,
Zvi Meniker -Cembalo
バロック名作集
Telemann, Bach, Quantzの作品

HMTH0509 \2180
ハノーヴァー音楽大学ジャズ課ビックバンド
ジャズ・ビックバンドの名曲

HMTH0510 2枚組 \4360
ハノーヴァー音楽大学ピアノ課教授による演奏
収録曲目多数

HMTH0511 \2180
ハノーヴァー音楽大学ジャズ合唱団
ジャズ合唱の名曲集

<CHALLENGE CLASSICS>
CC 72240 2枚組 \3300
コープマンの次なる大企画 【ブクステフーデ作品全集】 始動!
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637頃-1707):作品全集 I 
チェンバロ作品集 1
アリア「ラ・カプリッチョーザ」による32の変奏曲 BuxWV250
組曲ハ長調 BuxWV230/同へ長調 BuxWV238/同ニ短調 BuxWV233
クラント・サンプル イ短調 BuxWV245/組曲ホ短調 BuxWV235
アリアと12の変奏曲「宮廷風に」BuxWV247/組曲ハ長調 BuxWV228
同ト短調 BuxWV242/同ハ長調 BuxWV226/同イ長調 BuxWV243
同ニ短調 BuxWV234/同ニ長調 BuxWV232/同ニ短調(ed. E.Roger,1710)
同ハ長調 BuxWV231/前奏曲[Preludium manualiter]ト短調 BuxWV163
トン・コープマン(チェンバロ)
録音:2005年10月、オランダ、ブニク、国教会系改革派教会
使用楽器:ウィレム・クルーベルヘン製(フレミッシュ、モデル:リュッケル
ス)同製(イタリアン、モデル:ジュスティ)
J.S.バッハのカンタータ全集を発売を完了したコープマンが、若きバッハを心
酔させた北ドイツの大作曲家ブクステフーデの全作品録音を開始。完成すれば
もちろん前人未踏の快挙となります。記念すべき第1巻はチェンバロ作品集。
コープマンにとっての久々のソロ録音という意味でも注目すべきアルバムです。

CC 72280 \2180
J・S・バッハ(1685-1750):
コーヒー・カンタータ「そっと黙って、おしゃべりなさるな」BWV211(*)
農民カンタータ「おいらは新しい領主様をいただいた」BWV212(+)
カンタータ「不実な愛」BWV203(#)
アンネ・グリム(ソプラノ(*))
ポール・アグニュー(テノール(*))
エルス・ボンゲルス(ソプラノ(+))
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック管弦楽団
録音:1996年1月(*)、1996年9、10月(+)、1995年5月(#)、
アムステルダム、フランス改革派教会
既発売のカンタータ全集録音から3つの世俗カンタータをピックアップ。

CC 72165 \2180
Viola Voila ヴィオラ・ヴワラ
シューベルト(1797-1828):アルペッジョーネ・ソナタ(*)
リッカルド・ドリゴ(1846-1930)/ヤッシャ・ハイフェッツ編曲:
火花のワルツ(*)
アンリ・ヴュータン(1820-1881):カプリッチョ
ジョン・ケージ(1912-1992):夢(+/*)
ストラヴィンスキー(1992-1971):悲歌(1944)
エスター・アピトゥレイ:水治療師(+/#)
フォーレ(1845-1924):子守歌 Op.16(*)
アストル・ピアソラ(1921-1992):ル・グラン・タンゴ(*)
エスター・アピトゥレイ(ヴィオラ)
タナカ・リエ(ピアノ(*))
アムステルダム・ヴィオラ・クァルテット(+)
エスター・アピトゥレイ、ロヒャー・ファン・デル・タク、
ミーケ・ホニング、エルンスト・グラッペルハウス(ヴィオラ)
エリク・カルメス(エレクトリック・ベース(#))
ハンス・ダヘレト(トランペット(#))
録音:2006年、オランダ、ローン、国教会系オランダ改革派教会
「ヴァイオレント・ヴィオラ」(CC 72156)でCDデビューしたアピトゥレイの
セカンド・アルバム。タイトルは「ヴィオラである」というような意味でしょ
うか。エスター・アピトゥレイはアムステルダムのスウェーリンク音楽院でミ
ッシャ・ゲレルに、ベルリン音楽大学でブルーノ・ジュランナに師事するかた
わら、ライト・ミュージックの歌手およびサクソフォン奏者として活躍してい
たという異色の才媛。1990年からヴィオラ奏者としてのソロ活動を開始し、
2000年にはアムステダム・ヴィオラ・クァルテット(旧称Alt Tijd Quartet)
を結成、オーケストラでは陽の当たりにくいヴィオラに注目を集めるため、ユ
ニークなレパートリーの開拓と魅力的なパファーマンスの展開に力を注いでい
ます。




<FINELINE CLASSICAL>
FL 72410 \2180
プーランクへのオマージュ
フルートとピアノのためのフランスとオランダの音楽
ポール・タファネル(1844-1908):
アンダンテ・パストラル(1907)/スケルツェッティーノ
シャルル・ケクラン(1867-1950):ソナタ Op.52(1913)
フランシス・プーランク(1899-1963):ソナタ(1957)
バルト・フィスマン(1962-):メロディー(2004)
アンリ・デュティーユ(1916-):ソナチネ(1943)
アルテュール・オネゲル(1892-1955):
牝山羊の踊り(無伴奏フルートのための;1921)
ヤン・ブス(1961-):オレンジを探せ(2003)
ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983):フォルラン(1972)
ディック・カッテンブルフ(1919-1944):ソナタ Op.5(1937)
アビー・デ・クヴァント(フルート)
エリーザベト・ファン・マルデ(ピアノ)
録音:2006年7月、オランダ。スヘルトーヘンボス、トーンザール
アビー・デ・クヴァントは33年にわたってユトレヒト音楽院で教職にあり、
EMI、Sony、Etcetera等に録音を行っています。




<PROPRIUS>
PRSACD 2035(SACD-Hybrid) \2300
※11月18日までのご注文特価 \2180
クリスマスの光 男声合唱によるクリスマス曲集
ローウェル・メイソン(1792-1872)(伝ヘンデル)/
ローベルト・スンド(1942-)編曲:もろびとこぞりて[Joy to the world]
グスタフ・ヌールヴィスト(1886-1949)/
イェーテ・ヴィドルンド(1945-)編曲:Bereden v&auml;g
ヘンデル(1685-1759)/カリン・オルドグレン(1967-)編曲:
シオンの娘よ[Dotter Sion]
セリム・パルムグレン(1878-1951):オジアンナ![Hosianna !]
ドイツ民謡/ミヒャエル・プレトリウス(1569-1621)編曲/
イェーテ・ヴィドルンド編曲:
エサイの根より[一輪のばらが咲いた;Det &auml; en ros utsprungen]
エミー・ケーラー(1858-1925)/イェーテ・ヴィドルンド編曲:
Nu t&auml;ndas tusen juleljus(*)
シベリウス(1865-1957):
クリスマスの歌「私には富も名声もいらない」
[Julvisa "Giv mig ej glans..."]
シューベルト(1797-1828)/カリン・オルドグレン編曲:
アヴェ・マリア[Ave Maria](*/+)
モートン・ローリゼン[Mauten Lauridsen](1943-):
おお、大いなる神秘[O magnum mysterium]
ノルウェー民謡/ラース・セロス[Lars Soraas](1862-1925)編曲:
つねに待ち望む心を[Mitt hjerte alltid vanker]
カール・ニルセン(1865-1931)/ローベルト・スンド編曲:
話さねばならない驚き[Forunderligt at sige]
アメリカ民謡/伝ジョン・J・ナイルズ(1892-1980)/
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976)編曲:I wonder as I wander(*/+)
リチャード・S・ウィリス(1819-1900)/ノアム・エルキーズ(1966-)編曲:
天なる神には御栄えあれ[It came upon a midnight clear]
ジョン・ホプキンス(1820-1891)/ノアム・エルキーズ編曲:
三人の博士[Three kings of orient](+)
フォルケ・ボーリン(1931-):
見よ!ベツレヘムの羊飼いたち[Look! shepherds of Bethlehem](*)
イギリスのクリスマスキャロル/ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958)編曲:
世の人忘るな[God rest you merry gentleman]
三艘の船[I saw three ships]
ジョン・ガードナー(1917-)/カリン・オルドグレン編曲:
明日は僕の踊りの日[Tomorrow shall be my dancing day](*)
ドイツのクリスマスキャロル/ホーカン・スンド(1946-)編曲:
N&auml;r juldagsmorgon glimmar
イヴァー・ヴィデーン(1871-1951):Pa krubbans stra
マックス・レーガー(1873-1916)/:
マリアの子守歌[Marias vaggsang](*/+)
フランツ・グルーバー(1787-1863)/カリン・オルドグレン編曲:
聖しこの夜[Stilla natt]
グスタフ・ヌードクヴィスト:
クリスマス、輝くクリスマス[Jul; jul; stralande jul]
グニッラ・バックマン(ソプラノ(*))
カリン・オルドグレン(指揮)
ストックホルム・アカデミー男声合唱団
ユーハン・リンドストレム(オルガン(+))
録音:2006年1月21-24日、3月4-5日、4月25日、8月21日、スウェーデン、
H&ouml;l&ouml;教会
世界的に有名な曲とスウェーデンでよく知られる曲とで構成されたクリスマス
・アルバム。ストックホルム・アカデミー男声合唱団はストックホルムの大学
合唱団の合同団体として1905年に創設された100年以上の歴史を誇る団体で、
アンデシュ・エビとグスタフ・ショークヴィストに合唱指揮を師事したカリン
・オルドグレンが1998年以来指揮者を務めています。北欧の男声合唱団の特徴
である柔らかなテノールと引き締まったバスによる精緻なハーモニーは癒し度
抜群。数曲で華を添えるバックマンの歌声も清澄。録音も教会の響き豊か。

PRSACD 7762(SACD-Hybrid) \2300
※11月18日までのご注文特価 \2180
カンターテ・ドミノ 世界のクリスマス音楽
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):
カンターテ・ドミノ(合唱とオルガンのための)
ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1684-1748):
Concerto del Signor Gentii イ長調(オルガンのための)
伝承曲:待降節 ヘンデル:オラトリオ「メサイア」HWV56 から
ゲオルク・ヨゼフ・フォーグラー(1749-1814):
ダヴィデの子にホザンナ(合唱とオルガンのための)
伝承曲:韓国の子守歌
伝承曲(15世紀フランス):聖なる御子がお生まれになった
アドルフ・アダン(1803-1856):聖らに星すむ今宵(クリスマスの歌)
フランツ・グルーバー(1787-1863):聖しこの夜
伝承曲(チェコスロヴァキア):ツィターのキャロル
アーヴィング・バーリーン(1888-1989):ホワイト・クリスマス
伝承曲:祝福されし日
マックス・レーガー(1873-1916):素朴な歌 Op.76 から マリアの子守歌
オット・オルソン(1879-1964):クリスマス(オルガンのための)
トシュテン・ニルソン(指揮)
オスカル・モテット合唱団
アルフ・リンデル(オルガン)
マリアンネ・メルネス(ソプラノ)
録音:1976年
名エンジニア、ベルティル・アルヴィングによって録音され、LP、CD合わせて
通算15万枚を売り上げたアナログ時代を代表する不滅の超優秀録音盤をSACD化。


●クリスマス関連旧譜特別セール
PRSACD 2038(SACD-Hybrid) 通常価格 \2300
11月30日ご注文分までのセール価格 \1980
光の夜 中世のクリスマスの歌
アヴェ・マリア[Ave Maria; invitatory]
ヨゼフ、ダヴィデの息子よ[Joseph fi li David; antiphon]
御身に向けてわが魂を上げ[Ad te levavi; introit and psalm]
幸いなり、聖母マリア[Beata es virgo Maria; offertory]
われらのために御子が生まれた[Puer natus est; introit]
御身が生まれたとき[Quando natus est; antiphon]
ハレルヤ、御身が生まれてより[Alleluia. Post partum; alleluia]
おお、バラの花よ[O fl orens rosa; antiphon]
キリエ[Kyrie; trope]
今日キリストは生まれた[Hodie Xpistus natus est; antiphon]
誠の心もて祝福せん[Benedicamus devotis mentibus; versicle]
キリスト、贖い主よ[Christe redemptor omnium; hymn]
天使、大天使[Angeli; archangeli; antiphon]
歓喜の声を聴け[Trina celi; hymn]
赤子の口から[Ex ore infantium; introit]
めでたし、輝ける海の星[Ave clara stella; sequence]
ヴォクス・シレンティー
ヨハンナ・コルホネン、ヒルッカ=リーサ・ヴオリ(歌)
録音:2006年5月8-10日、フィンランド、サウヴォ=カルナ教会
Nox Lucis(The Night of Light) / Vox Silentii

PRSACD 9057(SACD-Hybrid) 通常価格 \2300
11月30日ご注文分までのセール価格 \1980
カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):
クリスマス・オラトリオ Op.12(*)
オットリーノ・レスピーギ(1879-1936):
主の降誕のための讃歌(+)
ブリット・マリー・アルーン(ソプラノ)
アンネ・ソフィー・フォン・オッテル[オッター](メゾソプラノ)
イングマリ・ランディン(アルト)
エルランド・ハーゲゴード(テノール)
ウルフ・ルンドマーク(バリトン)
アンデシュ・エビ(指揮)
ミカエリ室内合唱団
録音:1981年8月28-19日、9月24日、ストックホルム、聖ヨハネ教会(*)
1981年2月10-11日、ストックホルム、オスカル教会(+)

PRCD 2027 通常価格 \2180
11月30日ご注文分までのセール価格 \1780
ニルス・リンドベリ(1933-):クリスマス・カンタータ
マーガレータ・ヤルケーウス(ソプラノ)
ウッレ・ペーション(バリトン)
ニルス・リンドベリ(ピアノ)
グスタフ・シェークヴィスト(指揮)
グスタフ・シェークヴィスト室内合唱団
ニルス・リンドベリ・ビッグバンド
録音:ストックホルム、ライヴ

PRCD 9004 通常価格 \2180
11月30日ご注文分までのセール価格 \1780
夕べの賛美歌とクリスマスの歌
アドルフ・アダン(1803-1856):クリスマスの歌「聖らに星すむ今宵」
不詳:美しきかなこの大地[Harlig ar jorden]
グスタフ・ヌードクヴィスト(1886-1949):
クリスマス、輝くクリスマス[Jul, jul, stralande jul]
Psaltare och lyra/主はわが羊飼い[Herren ar min herde]
アリス・テグネール(1864-1943):ベツレヘムの星[Betlehems stjarna]
エミー・シェーレル(1858-1925):
たくさんのろうそくに火がともった[Nu tandas tusen juleljus]
シューベルト(1797-1828):アヴェ・マリア D.839
J・S・バッハ(1865-1750):
おお、いとしき御子、おお、優しきイエス BWV493
フランツ・グルーバー(1787-1863):聖しこの夜
フランク(1822-1890):天使の糧
ドヴォルジャーク(1841-1904):聖書の歌 B.185 から 主はわが羊飼い
ノルウェー民謡/グリーグ(1843-1907)編曲:
その大きな白い群[Den store hvide flok]
フーゴ・ヴォルフ(1860-1903):スペイン歌曲集 から いざ、さすらえマリア
マックス・レーガー(1873-1916):素朴な歌 Op.76 から マリアの子守歌
スウェーデン伝承曲:
あなたの大きな翼をひろげてください[Bred dina vida vinga]
ホーカン・ハーゲゴード(バリトン)
アンデシュ・オールヴァル(指揮、ピアノ、オルガン)
アードルフ・フレードリク・バッハ合唱団

PRCD 9138 通常価格 \2180
11月30日ご注文分までのセール価格 \1780
ウェルカム・クリスマス!
ジョン・ガードナー(1917-)/アンドレアス・ハンソン編曲:
明日は僕の踊りの日[Tomorrow shall be my dancing day]
不詳:「ピエ・カンツィオネス」から/マッツ・オーベリ編曲:
おお、何という神の喜び[O vad gladje ifran Gud]
マクニール・ロビンソン:
今日キリストは生まれた[Hodie Christus natus est]
イギリス民謡:小さな町ベツレヘム
[O Betlehem du lilla stad / Oh Little Town of Bethlehem]
ミヒァエル・プレトリウス(1571-1621)/ヤン・サンドストレム編曲:
エサイの根より[一輪のばらが咲きいで;Det ar en ros utsprungen]
グスタフ・ヌードクヴィスト(1886-1949):
クリスマス、輝くクリスマス[Jul, jul stralande jul]
J・F・ウェイド/デイヴィッド・ウィルコクス編曲:
神の御子は今宵しも[Dagen ar kommen]
クリスマス・キャロル:柊と蔦[The holly and the ivy]
シベリウス(1865-1957):
クリスマスの歌「私には富も名声もいらない」[Julvisa "Giv mig ej glans"]
ローウェル・メイソン(1792-1872)(伝ヘンデル)/キース・スネル編曲:
もろびとこぞりて[Joy to the world]
エーリク・エークベリ:
なんと不思議な柔らかな星[Underbar en stjarna blid]
フランス行列聖歌/デイヴィッド・ウィルコクス編曲:
おお、来たれ、エマヌエルよ
トロン・クヴェルノ(1945-):聖体祝日のキャロル[Corpus Christi Carol]
フェリクス・メンデルスゾーン(1809-1847)/W・H・カミングズ編曲:
天にはさかえ
ハロルド・ドレイク:厳しい真冬に[In the bleak midwinter]
ジョン・ラター(1945-):羊飼いの笛のキャロル[Shepherd's pipe carol]
黒人霊歌:幼な児イエス[Sweet little Jesus boy]
ハランド地方民謡/オット・オルソン編曲:
神の御子が生まれた[Guds Son ar fodd]
民謡/ジョン・ラター編曲:高らかに鐘が鳴る[Ding dong merrily on high]
アルフレッド・バート:Jesu parvule
アドルフ・アダン(1803-1856):クリスマスの歌「聖らに星すむ今宵」
イギリス民謡:
楽しいクリスマスをあなたに[We wish you a Merry Christmas]
ペーテル・マッテイ(バリトン)
ゲーリー・グレイデン(指揮)
聖ヤーコブ教会室内合唱団
アンデシュ・ボンデマン(オルガン)
ヴェガ・ブラスアンサンブル

PRCD 9016 通常価格 \2180
11月30日ご注文分までのセール価格 \1780
GAUDETE クリスマスの音楽
ホーカン・ハーゲゴード(バリトン)
アンデシュ・オールヴァル(指揮)
アードルフ・フレドリク・バッハ合唱団

PRCD 9023 通常価格 \2180
11月30日ご注文分までのセール価格 \1780
REJOICE 聖母マリアの音楽
宗教音楽と伝統的スウェーデン民謡
アンデシュ・オールヴァル(指揮)
アードルフ・フレドリク・バッハ合唱団





<SWEDISH SOCIETY>
SCD 1018E \2180
※11月18日までのご注文特価 \1780
昔ながらのクリスマス スウェーデンからメリークリスマス
15世紀イタリアの聖歌:荘厳、至福の三位一体[Alta Trinita beata]
アドルフ・アダン(1803-1856):クリスマスの歌「聖らに星すむ今宵」
伝承歌:みなさん、こんばんは/ジングル・ベル/さあクリスマスの朝は輝く
グスタフ・ヌードクヴィスト(1886-1949):クリスマス、輝くクリスマス
J・S・バッハ(1685-1750)/シャルル・グノー(1818-1893):
アヴェ・マリア
セザール・フランク(1822-1890):天使の糧
アーヴィング・バーリーン(1888-1989):ホワイト・クリスマス
ルーベン・リリエフォシュ(1871-1936):クリスマスが近づいてくる
アリス・テグネール(1864-1943):ベツレヘムの星
オット・オルソン(1879-1964):待降節
ゲオルク・ヨゼフ・フォーグラー(1749-1814):ダヴィデの息子のホザンナ
フェリクス・メンデルスゾーン(1809-1847):天にはさかえ
エミー・シェーレル(1858-1925):さあ、たくさんのろうそくに火がついた
フランツ・グルーバー(1787-1863):聖しこの夜
ビルギット・ニルソン(ソプラノ)
ユシー・ビョーリン[ユッシ・ビョルリング]、
ヨースタ・ヴィンベリ(テノール)
ホーカン・ハーゲゴード(バリトン)
アンデシュ・オールヴァル(指揮)
アードルフ・フレドリク・バッハ合唱団ヤン=オーケ・ヒレルード(指揮)
アードルフ・フレドリク少年合唱団
ブー・ユーハンソン(指揮)
アードルフ・フレドリク少女合唱団エーリク・エーリクソン(指揮)
オルフェイ・ドレンガル(合唱)
ブー・アーウレル(指揮)ストックホルム大聖堂聖歌隊 他

SCD 1115 \2180
※11月18日までのご注文特価 \1780
天使の夜 伝統と再生のクリスマス音楽
グスタフ・ヌードクヴィスト(1886-1949):
クリスマス、輝くクリスマス[Jul, jul stralande jul]
ルーベン・リリエフォシュ(1871-1936):
もうじきクリスマス[Nar det lider mot jul]
イーヴァル・ヴィデーエン(1871-1951):
ベツレヘムの星[Betlehems stjarna]
スウェーデンの賛美歌:主の道をととのえよ[Bereden vag for Herran]
スウェーデン賛美歌(ブーダ版):
主の道をととのえよ[Bereden vag for Herran]
アリス・テグネール(1864-1943)/アンデシュ・オールヴァル(1932-)編曲:
ベツレヘムの星「海と岸の空に光が」
[Betlehems stjarna "Glans over sjo och strand"]
エミー・シェーレル(1858-1925)/アンデシュ・オールヴァル編曲:
たくさんのキャンドルに灯がともった[Nu tandas tusen juleljus]
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
聖母マリアへの賛歌[A hymn to the Virgin]
ウィリアム・マティアス(1934-1992):
ひとりの幼な児が生まれた[A babe is born]Op.53(合唱とオルガンのための)
エッペルブー民俗コラール変奏曲:
空に星がひとつ、われらの前を[En stjarna gick pa himlen fram]
14世紀ドイツの旋律/フーゴ・ディストラー(1908-1942)校訂:
エサイの根より[一輪のばらが咲いた;Det ar en ros utsprungen]
ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621)/ヤン・サンドストレム(1953-):
エサイの根より[一輪のばらが咲いた;Det ar en ros utsprungen]
ダーヴィド・ヴィーカンデル(1884-1955):
星がひとつ煌めき[Det brinner en stjarna]
シュレジェン民謡/ヤン・ユングヴェ(1953-)編曲:
この世はうるわし[Harlig ar jorden](合唱と独唱のための幻想曲)
エッペルブー民俗コラール変奏曲:祝福された日[Den signade dag]
セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):アヴェ・マリア
ウクライナのクリスマスキャロル/ミコラ・レオントヴィチ編曲:Shchedrik
不詳:「ピエ・カンツィオーネス」から/マッツ・オーベリ編曲:
なんと大きな神の喜び[O vad gladje ifran Gud]
エーリク・エークベリ:
不思議なこと、優しい星がひとつ[Underbar en stjarna blid]
フランツ・グルーバー(1787-1863)/ヤン・ユングヴェ編曲:
聖しこの夜「静かな夜」[Den heliga natten "Stilla natt"]
イギリス民謡:楽しいクリスマスをあなたに[We wish you a merry Christmas]
ヤン・ユングヴェ(指揮、ピアノ)
室内合唱団
カーリン・リンドクヴィスト、サラ・コシュグレン、
カリーナ・ヨーランソン(独唱)
マグヌス・ラグナルソン(オルガン)

SCD 1119 \2180
※11月18日までのご注文特価 \1780
楽しいクリスマス クリスマスのための合唱曲集
ジャン・シベリウス(1865-1957):
クリスマスの歌「私には富も名声もいらない」[Julvisa "Giv mig ej glans"]
イーヴァル・ヴィデーエン(1871-1951):
海と岸辺の空に光が[Glans over sjo och strand]
カール・ニルセン(1865-1931):
話さねばならない驚き[Forunderligt och markligt / Forunderligt at sige]
ジョルジュ・オーバネル編曲:さあ行こう、牧人たちよ[Allons, pastoureaux]
同:月は昇った[Lalune est levee]
ジョゼフ・エメルレ編曲:賢き王たちのクリスマス[Noel des rois mages]
ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621)/
フーゴ・ディストラー(1908-1942)編曲:
エサイの根より[一輪のばらが咲いた;Es ist ein Ros entsprungen]
オーケ・マルムフォシュ(1918-1951):子守歌[Wiegenlied]
マックス・レーガー(1873-1916):
「素朴な歌」Op.76 から マリアの子守歌[Maria Wiegenlied]
ソルケトル・シーグルビョルンソン(1938-)編曲:
エマヌエルは今夜私たちに[Immanuel oss i natt]
ピーター・マクスウェル・デイヴィス(1934-):
天なる父[The Fader of Heaven]
ペーア・ネアゴー(1932-):突然花々が咲いた[Flos ut rosa floruit]
フランシス・プーランク(1899-1963):
クリスマスの4つのモテット から おお、大いなる神秘[O magnum mysterium]
F・テュレリエ編曲:大きな音が聞こえる[J'entends un grand bruit]
セザール・ジェフレー編曲:Noel Poitevin
アシル・フィリープ(1878-1959)編曲:Quand le verbe se fit chair
ジャック・シャイー(1910-)編曲:Noel nouvelet
ギー・ドラモリニエール編曲:山の羊飼い[Bergers de la montagne]
A・M・ドートレメール、M・ドートレメール編曲:
Leve-toi vite, Bourtoumieux !
イングヴァル・リードホルム(1921-):聖母の子守歌[Madonnans vaggvisa]
グスタフ・ヌードクヴィスト(1886-1949):
クリスマス、輝くクリスマス[Jul, jul, stralande jul]
グンナル・エーリクソン(指揮)
リルケ・アンサンブル(合唱)




<Opus 3>
22062(SACD-Hybrid) \2300
ユニーク・クラシカル・ギター・コレクション
J・S・バッハ(1685-1750):
ブランデンブルク協奏曲第3番 BWV1048 から アレグロ
グラナドス(1867-1916):ゴヤのマハ(以上、CD 7810;1978)
メンデルスゾーン(1809-1847):無言歌 Op.30 No.1/同 Op.102 No.3
メンデルスゾーン:弦楽四重奏のための4つの小品 Op.81 から 主題と変奏
ブラームス(1833-1897):ワルツ Op.39 Nos.3,6
ドビュッシー(1862-1918):前奏曲集第1巻 から 吟遊詩人
ドビュッシー:
小組曲 から 小舟にて,メヌエット(以上、CD 9001;1990-1991)
J・S・バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番 BWV1051(CD 7915;1979-1980)
ストックホルム・ギター・クァルテット
ペーデル・リース、ペーテル・アウグステセン、
ヘンリー・フォシブロム、アンデシュ・カッグ(ギター)
J・S・バッハ:リュート組曲第2番ハ短調 BWV997(CD 8015;1980-1982)
ペーデル・リース(ギター)
ソル(1778-1839):
2つのギターのための幻想曲 Op.54(抜粋)(CD 8201;1981-1982)
ドゥオデチマ
ラーシュ・カールソン、ミカエル・リュング(ギター)
グラナドス:スペイン舞曲集 から アストゥリアーナ
ペッテション=ベリエル(1867-1942):「フローセの花」から
ローンテニス,ソンマルハーゲンに入る,夏の歌(以上、CD 19701;1997)
ストックホルム・ギター・トリオ
イェンス・キーレーン、ラーシュ・カールソン、
ヤコブ・ヘンリケス(ギター)
既発売の音源からギター音楽の聴きどころを選んだ編集盤です。ギタリストた
ちの至芸とともに、当レーベルのナチュラルなサウンドクオリティを堪能する
ことができます。





<LA MA DE GUIDO>
LMG 2070 \2180
ヴァイオリンとピアノのためのスペイン音楽
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946)/パウル・コハンスキ編曲:
スペイン民謡組曲(7つのスペイン民謡 より6曲)
エドゥアルド・トルドラ(1895-1962):6つのソネット
アントニ・マッサーナ(1890-1966):カタルーニャ狂詩曲/子守歌
パトリツィア・ブロニシュ(ヴァイオリン)
エミリ・ブラスコ(ピアノ)
録音:2005年6月1-2日、カペヤーデス、パペル・デ・ムジカ・ホール
マッサーナはトルドラと同じくカタルーニャの音楽家。
パトリツィア・ブロニシュ(1975年ルブリン生まれ)はワルシャワのショパン
音楽アカデミーでコンスタンティ・アンジェイ・クルカに師事したポーランド
のヴァイオリニストで、現在バルセロナ交響楽団員を務めながら室内楽・ソロ
活動を行っています。エミリ・ブラスコ(1971年バルセロナ生まれ)もショパ
ン音楽アカデミーで学んだピアニストで、現在モンセラート修道院聖歌隊の教
師を務めています。

LMG 2071 \2180
カタルーニャのクリスマス・キャロル&ソング集
マヌエル・サデーラ・ピュチフェレー、エンリク・モレーラの作品
サルバドー・マス、エンリク・リボー、ジョセプ・ビラ・イ・カザーニャス、
マヌエル・オルトラ、アントニ・ペレス・モヤ、シャビエ・サンス、
ジョゼプ・サンチョ・マラーコ、フレデリク・アルフォンソ、
フランセスク・プジョール、ラモン・ノゲーラ、リュイス・ミイェート、
ジョゼプ・クメーリャス・リボー、エンリク・モレーラの和声付けによる
伝承歌(全19曲)
ジョゼプ・ビラ・イ・カザーニャス(指揮)
リーダー・カメラ合唱団
録音:2005年10月1-2日、バルセロナ、エスペランサ礼拝堂(望徳の聖母礼拝堂)

LMG 2072 \2180
ジョアン・バプティスタ・コメス(1582?-1643):戦いのミサ
天の都、エルサレム[Caelestis urbs, Jerusalem](讃歌;器楽)
この場所は恐ろしきかな[Terribilis est locus iste]
(イントロイトゥス;グレゴリオ聖歌)
戦いのミサ[ミサ・デ・バターリャ]から キリエ
戦いのミサ から グローリア
この場所は(グラドゥアーレ;グレゴリオ聖歌)
戦いのミサ から クレド
その礎を置き(オフェルトリウム;モテット)
戦いのミサ から サンクトゥス
Discurso sobre los ocho seculorums
(聖体奉挙のためのオルガン曲;セバスティアン・アギレーラ作曲)
戦いのミサ から アニュス・デイ
Corpus namque(ポストコムニオ;モテット)
テ・デウム(讃歌;作曲者不詳)
Gozos al angel custodio(器楽)
ジョセプ・ラモン・ジル=ターレガ(指揮)
ヴィクトリア・ムジケ
録音:2005年1月29-30日、バレンシア大学サピエンシア礼拝堂
バレンシアのレコンキスタ(カトリックによるイスラム教徒からの国土奪還;
1238年)四百周年(1638年)を記念するミサを復元する試み。コメスはリェイ
ダ大聖堂楽長、バレンシア司教座礼拝堂、バレンシア大聖堂、国王フェリペ3世
の宮廷礼拝堂副楽長を務めた作曲家です。

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