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<クラシック・輸入盤新譜情報 06−07>
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です
 
<Deutsche Grammophon>
4775801 4枚組 \5550
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集 (全16曲)
CD1
第29番 イ長調 K.305(293d)、第34番 変ロ長調 K.378(317d)、
第25番 ト長調 K.301(293a)、第41番 変ホ長調 K.481
CD2
第32番 ヘ長調 K.376(374d)、第26番 変ホ長調 K.302(293b)、
第35番 ト長調 K.379(373a)、第40番 変ロ長調 K.454
CD3
第24番 ハ長調 K.296、第36番 変ホ長調 K.380(374f)、
第43番 ヘ長調 K.547、第30番 ニ長調 K.306(300l)
CD4
第27番 ハ長調 K.303(293c)、第33番 ヘ長調 K.377(374e)、
第28番 ホ短調 K.304(300c)、第42番 イ長調 K.526
初回限定デジパック仕様
アンネ・ゾフィー=ムター(Vn)
ランバート・オーキス(Pf)
録音:2005年2月、ミュンヘン・ガスタイク・ホールでのライヴ録音
ムターのモーツァルト・プロジェクトはヴァイオリン協奏曲集で幕を開け、
第2弾のピアノ三重奏曲集と共にロング・セラーを続けていますが、第3弾とし
てついにヴァイオリン・ソナタ集が登場します。昨年2月ミュンヘンでのライ
ヴ録音で、ピアノはムターと長年コンビを組むオーキス。協奏曲で聴かせてく
れた艶やかな音色そのままに、モーツァルトの傑作16曲を鮮やかに演奏してい
ます。昨年9月のロンドン公演は「最高品質の音楽」と称賛され、「まるで真
にリフレッシュできるオアシスのようだ」と絶賛されました。ムターは6月に
来日公演でもモーツァルトを披露、さらに8月にはルツェルン音楽祭でデビュ
ー30周年を祝うコンサートが予定され、そこでもオーキスとモーツァルトのソ
ナタを演奏します。さらに昨年7月にロンドン・フィルと録音したばかりのヴァ
イオリン協奏曲と協奏交響曲を、昨年12月に早々と再録音。これはユニテルと
のコラボレーションで実現したテレビ放送のための録音で、CDとは違いカメラ
ータ・ザルツブルクが伴奏を務めています(ヴィオラはCD同様バシュメット)。
このメイキング映像が「ムターのモーツァルト」と題されたドキュメンタリー
番組として収録され、ドイツではその第1弾が今年1月に放送されました。そし
てなんと!これらの映像が今年10月にはDVDとして発売が決定!協奏曲(2DVD)、
トリオ、ソナタ(2DVD)と、これをBOX化した計4アイテム。快進撃を続けるムタ
ーのモーツァルト・プロジェクトはモーツァルト・イヤーを超えての盛り上が
りとなること間違いなし。
レコーディング・エンジニアには、ヴァイオリン協奏曲集の時と同じく老匠
ギュンター・ヘルマンスが参加。ムターの艶やかな音色を見事に捉えた美し
い録音(特に、涙が出んばかりのピアニッシモ!!)が彼女の美質をいっそう
引き立てています。
前2作に引き続き、ソナタ集も限定盤のデジパック仕様と通常盤のプラケース
仕様の2WAY発売となります。

4776297 \1850
モーツァルト! モーツァルト・オペラ・アリア集
「愛の歓びよ早く来い」(フィガロの結婚)
「アレットの松明は私を焼き殺す」、
「そよ風よ、私の心を伝えて」(イドメネオ)
「逃げなさい残酷な人、逃げなさい」(ドン・ジョヴァンニ)
アンナ・ネトレプコ(S)、クリストフ・シュトレール(T)
モーツァルト管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
「手をとりあって」(ドン・ジョヴァンニ)
アンナ・ネトレプコ(S)、トーマス・クヴァストホフ(Br)
「ああ、この苦しみ」(皇帝ティトの慈悲)
アンナ・ネトレプコ(Sp)、エリーナ・ガランサ(Ms)
「私は行くが、君は平和に」
エリーナ・ガランサ(Ms)
「私は鳥刺し」(魔笛)
「奥様、これが恋のカタログです」(ドン・ジョヴァンニ)
トーマス・クヴァストホフ(Br)
シュターツカペレ・ドレスデン
指揮:セバスチャン・ヴァイグレ
「溜息をついている間に」(フィガロの結婚)
ブリン・ターフェル(Br)
「風は穏やかに」(コジ・ファン・トゥッテ)
ブリン・ターフェル(Br)、ミーア・パーション(S)、
クリスティーネ・ライス(Ms)
スコティッシュ室内管弦楽団
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
「この聖なる神殿には」(魔笛)
ルネ・パーペ(Bs)
「夜の女王のアリア」(魔笛)
エリカ・ミクローシャ(S)
マーラー室内管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
今をときめくネトレプコをはじめ、クヴァストホフ、ターフェルなど、DGが誇
る豪華な歌唱陣がモーツァルトの有名なオペラ・アリアを録音。「魔笛」はリ
リースされたばかりのアバド盤からの音源で、他のアリアも全て新録音。ネト
レプコが歌う最初の4曲では、アバド指揮モーツァルト管弦楽団が伴奏を務め
ています。モーツァルト管はアバドが2004年にボローニャに設立したオーケス
トラ。その性格はマーラー室内管に似ており、オーディションによって選ばれ
た若き奏者達と、世界のトップ・アーティスト達(なかにはルツェルン祝祭管
のメンバーもいるようです)のコラボレーションによるオーケストラです。さ
らに、このアルバムではDGが新たに専属契約を結んだメゾ・ソプラノのガラン
サや、魔笛のザラストロ役で注目されたバスのパーペが歌うアリアも収録され
ており、今考えられ得る最高の歌手達による実に贅沢なアリア集になっていま
す。ちなみに、ネトレプコは今年のザルツブルク音楽祭でアーノンクール指揮
の「フィガロの結婚」に出演予定で、その演奏はDGによってライヴ収録されま
す。

4775706 \1850
ラヴェル:バレエ音楽 「ダフニスとクロエ」 全曲
フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
指揮:チョン・ミュンフン
録音:2004年10月
チョン・ミュンフンが指揮した録音は最近では伴奏に偏りがちでファンをやき
もきさせていましたが、本当に久しぶりに管弦楽録音が登場、しかも得意のフ
ランス物です。このアルバムは国内盤が3月に先行発売され、レコード芸術誌
で特選に選ばれるなど既に高い評価を得ています。演奏はミュンフンが2000年
から音楽監督を務めるフランス国立放送フィル。「ダフニスとクロエ」の官能
美やエキゾチックな雰囲気を色彩豊かに表現しています。一気呵成に突進する
最後の「全員の踊り」は圧巻!フランスのオケによる「ダフニスとクロエ」で
は久々の名演と言えます。

4745092 \1850
ヴィヴァルディ:弦楽のための協奏曲とシンフォニア
シンフォニア 第15番 ハ長調 RV111a
協奏曲 ト短調 RV157、協奏曲 ニ短調 RV127、協奏曲 ロ短調 RV168、
協奏曲 ハ長調 RV114、協奏曲 ト短調 RV152、協奏曲 ニ長調 RV121、
協奏曲 変ロ長調 「コンカ」RV163、協奏曲 ハ短調 RV119、
協奏曲 ト短調 RV156、協奏曲 変ロ長調 RV167、協奏曲 ト長調 RV146
ヴェニス・バロック・オーケストラ
指揮:アンドレア・マルコン
録音:2005年10月
いまやヴィヴァルディを演奏させたら右に出る者のいないマルコン&ヴェニス
・バロック・オーケストラ(VBO)。カルミニョーラ(Vn)とのヴァイオリン協奏
曲集も好評ですが、新録音はソリスト無しの弦楽のための協奏曲集です。1曲
5分前後のこれらの作品は、ヴィヴァルディの作風をよくあらわしており、そ
れらはあたかも18世紀のロック・ミュージックのようです。マルコンとVBOは
ヴィヴァルディの音楽の詩情や旋律の巧妙さを、創造的なフレージングやエネ
ルギッシュなテンポで表情豊かに聴かせてくれます。ちなみにRV163の「コン
カ」とは、楽譜に書かれた意味不明の文字「Conca」のことです。

4775800 \1850
モーツァルト:管弦楽曲集
歌劇 「魔笛」 序曲 K.620
バレエ音楽 「レ・プティリアン」K.App.10/299b
セレナード 第10番 変ロ長調
「グラン・パルティータ」K.361/370aより「アダージョ」
ディヴェルティメント ニ長調 K.136/125a
歌劇 「劇場支配人」 序曲 K.486
セレナード 第13番 ト長調
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 K.525
コンチェルト・ケルン
録音:2005年11月
指揮者ヤーコプスと共に、モーツァルトのオペラ演奏で高い評価を得ているコ
ンチェルト・ケルン。彼らが指揮者を置かずに録音したモーツァルトの管弦楽
曲集です。魔笛序曲にはじまり、バレエ音楽「レ・プティリアン」、K.136の
ディヴェルティメントからアイネ・クライネまで、人気作品ばかりを新鮮で
若々しいアプローチで聴かせてくれます。そのサウンドはきびきびとして実に
爽やか。今までのモーツァルト名曲集とはまったく違った印象です。速いパッ
セージでの弦楽器の妙技や、管楽器陣の個性的な音色も絶妙。「グラン・パル
ティータ」の「アダージョ」は得も言われぬ美しさです。ピリオド・オケの
ベルリン・フィルとまで称される彼ら。このアルバムではその実力が見事に
発揮されています。

4776150 \1850
ターネイジ:残骸から(From the Wreckage) 世界初録音!
グルーバー:エアリアル 世界初録音!
エトヴェシュ:ジェット・ストリーム
ホーカン・ハーデンベルガー(Trp)
エーテボリ交響楽団
指揮:ペーター・エトヴェシュ
DGの現代音楽シリーズ「20/21」最新盤は、世界的なトランペッター・ハーデ
ンベルガーのために書かれた協奏曲集。ターネイジとグルーバーの作品は世界
初録音です。ターネイジの「残骸から」は昨年9月にハーデンベルガーとサロ
ネン指揮ヘルシンキ・フィルで初演され、同月ロンドンのプロムスでも再演さ
れました。通常のトランペットの他にフリューゲル・ホルン、ピッコロ・トラ
ンペットまでをも駆使した演奏は聴衆を圧倒。ハーデンベルガーも健在ぶりを
アピールしました。今回の録音ではエーテボリ響と首席客演指揮者のエトヴェ
シュが伴奏を担当、エトヴェシュ自作の協奏曲も収録されています。グルーバ
ーの作品は1999年BBCの委嘱によってハーデンベルガーのために作曲され、や
はり彼が初演した作品(伴奏はヤルヴィ指揮BBC響)。4管編成にサックス属まで
加わる大規模な作品です。今年の6月にはジンマン指揮シカゴ響の演奏会でハ
ーデンベルガーが再演する予定です。トランペットの名手であると同時に素晴
らしい音楽家でもあるハーデンベルガー。彼のためにいくつもの作品が現代
作曲家によって書かれたのもうなずけます。


●DG SPOTLIGHT
60-70年代に活躍した名歌手達のソロ・アルバムを、オリジナルLPのスタイル
で復刻するDGの新しいミッド・プライス・シリーズ。第1弾は初CD化を含む5
タイトルです!

4776195 \1350
ラフマニノフ&グリンカ:歌曲集
ラフマニノフ:
「夜は悲しい」 作品26-12、
「美しい人よ、私のために歌わないで」 作品4-4、
「音楽」 作品34-8、「春の洪水」 作品14-11、
「ヴォカリーズ」 作品34-14
グリンカ:
「疑い」、「素晴らしい時を覚えている」、
「あなたと一緒ならどんなにか素晴らしい」、「彼女に」、
「お前を知ったばかりに」、「ヴェネツィアの夜」、「ひばり」、「舟歌」
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(S)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Pf)
録音:1970年代
1976年にLPリリースされたラフマニノフとグリンカの歌曲集は、今まで一度も
CD化されていなかった音源。ヴィシネフスカヤが今年80歳になるのを記念して
ようやく陽の目を見ることになりました。ロストロポーヴィチは79歳になる今
も指揮者・チェリストとして活躍していますが、ピアニストとしての腕前もか
なりのもの。このアルバムでも素晴らしい伴奏を披露しています。

4776192 \1350
プラシド・ドミンゴ/ビー・マイ・ラヴ
1.グラナダ(Lala)
2.つれない心(カタリ・カタリ)(Cordiferro/Cardillo)
3.君はわが心のすべて(Herzer/Lehar)
4.マッティナータ(Leoncavallo)
5.シボネー(Morse/Lecuona)
6.アイ・アイ・アイ(Freire)
7.ビー・マイ・ラヴ(Cahn/Brodszky)
8.マジック・イズ・ザ・ムーンライト(Grever)
9.ビコーズ(Teschemacher/D'Hardelot)
10.マルタ(Gilbert/Simons)
11.忘れな草(Furno/de Curtis)
12.約束(Grever)
13.新しい世界を(Hachfeld/Loges)
14.アマポーラ(Lacalle)
プラシド・ドミンゴ(T)
ロンドン交響楽団
指揮:カール・ハインツ・ローゲス
指揮:マルセル・ペーテルス(1,2,4,12)
はじめてのクロスオーバー・アルバムとして1976年に発売された「ビー・マイ
・ラヴ」。全14曲は5カ国語で歌われ、そのうち半数はドミンゴの母国語であ
るスペイン語です。ここに収録されているポピュラー・ソングは、今まで何度
も別の形でCDになっていますが、今回は完全オリジナルでの復刻です。パッケ
ージの中には別デザインのジャケットが収録され、ドミンゴのインタビューも
ブックレットに掲載されています。

4776193 \1350
ジョージ・ロンドン/スピリチュアルズ
1.揺れて、やさし馬よ
2.Hebbn' - Hebbn'
3.Poor wayfarin' stranger
4.時には母のない子のように
5.誰も知らない私のなやみ
6.O, what a beautiful city
7.I couldn' hear nobody pray
8.Hart trials
9.深い河
10.ジェリコの戦い
11.雨が降ってきた
12.行くんだ、主なるイエス様
13.主よ、何という悲しみでしょう
14.I got to lie down
15.給水係
16.行け、モーセ
ジョージ・ロンドン(Br)
ルドルフ・ラミー合唱団(合唱指揮:ユージン・シンバリスティ)
バイエルン放送交響楽団リズム・セクション
指揮:カール・ミハルスキ
バス・バリトンとして圧倒的な存在感のあったジョージ・ロンドンが、ドイツ
の合唱団とオーケストラのリズム・セクションをバックに黒人霊歌を歌ったア
ルバム。録音されてから今まで一度も発売されなかった幻のアルバムが
SPOTLIGHTシリーズで完全初出です。ドイツの合唱団がバックですが歌唱はも
ちろん英語。包容力のあるロンドンの声が、黒人霊歌の名曲達を高らかに歌い
上げています。

4776191 \1350
モンセラート・カバリエ/フランス・オペラ・アリア集
1.グノー:歌劇 「ファウスト」より「トゥーレの王と宝石の歌」
2.グノー:歌劇 「ミレイユ」より「ここは広い荒野と炎暑の砂漠」
3.グノー:歌劇 「ロメオとジュリエット」より「私は夢に生きたい」
4.マイアベーア:歌劇 「ユグノー教徒」より「おお美しいトゥレーヌ」
5.シャルパンティエ:歌劇 「ルイーズ」より「その日から」
6.ビゼー:
歌劇 「カルメン」より「C'est des contrebandiers le refuge ordinaire」
7.マスネ:歌劇 「タイース」より「Ah! me voila/ O mon miroir fidele」
ボーナス・トラック
プッチーニ:歌劇 「マノン・レスコー」より「あなた、いとしい人」 
※withドミンゴ(T)
モンセラート・カバリエ(S)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
指揮:レイナルド・ジョヴァニネッティ
プラシド・ドミンゴ(T)(ボーナス・トラック)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団(ボーナス・トラック)
指揮:ジェイムズ・レヴァイン(ボーナス・トラック)
録音:1970年代
カバリエはDECCAやRCAに数多くの録音を残していますが、DGに録音した唯一の
ソロ・アルバムが復活です。スペイン出身ながらフランス語の上手さと持ち前
の美貌で、短期間のうちに世界的なオペラ歌手にのし上がったカバリエ。この
アルバムでは、時にワーグナーのように響くゴージャスなサウンドの中で、カ
バリエの美しい歌唱を堪能することができます。そしてボーナス・トラックに
はドミンゴとの二重唱を収録。こちらの音源は1972年メトロポリタン歌劇場で
行われたルドルフ・ビング・ガラ・コンサートのライヴ音源で、たいへん貴重
かつすばらしい歌唱です。カバリエ・ファンのみならず、すべてのオペラ・
ファン必聴の音源といえましょう。

4776194 \1350
ジュゼッペ・ディ・ステファノ/オペラ・リサイタル
ヴェルディ:
「清きアイーダ」(アイーダ)
「この穏やかな夜に」(ルイザ・ミラー)
「主よ、あなたは私の頭上に」(オテロ)
「私を恐れるな」(オテロ)
ボーイト:「世の果てに近づいた」(メフィストーフェレ)
マイアベーア:「おお、パラダイス」(アフリカの女)
ポンキエルリ:「空と海」(ジョコンダ)
プッチーニ:「6ヶ月たった」(西部の娘)
チレア:
「あなたの中に母の優しさとほほえみを」(アドリアーナ・ルクヴルール)
レオンカヴァルロ:「Musette! O gioia della mia dimora」(ボエーム)
ジョルダーノ:「愛さずにはいられないこの思い」(フェドーラ)
ピツェッティ:「Davvero, quanto grande e la miseria」(銀の靴)
インターナショナル初CD化!
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(T)
フィレンツェ5月音楽祭管弦楽団
指揮:ブルーノ・バルトレッティ
録音:1960年代
50年代に全盛期を迎え、マリア・カラスとの共演や数々のオペラ録音でも伝説
の名演を残しているステファノ。彼がDGに唯一録音したオペラ・アリア集が
SPOTLIGHTシリーズから復活です。60年代のステファノはオペラの檜舞台から
は若干遠ざかったものの、リサイタルではまだまだ人気が高く、観客からも大
喝采を浴びることが多かったようです。万全に準備されたスタジオ録音による
このアルバムでは、他ではなかなかお目にかかれない作品もまじえ、ステファ
ノの名唱をたっぷりと味わうことができます。


●DG DVD-Video
734130(DVD-Video) 3枚組 \8000
モーツァルト:交響曲集I-III
(下記3タイトルをBOXにしたもの)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン交響楽団(第33番、第39番)
指揮:カール・ベーム
ウィーン響とのレクイエムのDVDが大好評だったベームのモーツァルト。今度
はウィーン・フィル(一部ウィーン響)との交響曲がまとめてDVDで登場です。
第33番と第39番は既に国内盤でリリースされていますが(といってもDVDマス
ターは今回が初)、ほぼ全編が初DVD化といってもよい待望のリリースです。
CDではベルリン・フィルとの全集があまりにも有名なベームのモーツァルト。
ウィーン・フィルとも晩年にいくつか録音を残していますが、この映像はベー
ムとウィーン・フィルが絶頂期を迎えていた70年代のものが中心で、人間味
あふれるベームの音楽を最良の演奏で堪能することができます。ウィーン・
フィルのメンバーのひたむきな演奏姿は、マエストロへの熱いリスペクトを
如実に表しており、珠玉のモーツァルト作品に魂を注いだ、まさに不朽の名
演として永遠に愛され続けるであろう至宝ともいうべき名映像です各巻にそ
れぞれボーナス映像が収録され、第3巻には70分近くにおよぶドキュメンタリ
ー映像も収録。3巻をまとめたBOXも同時にリリースされます。
PCM STEREO / DTS 5.1

734131(DVD-Video) \3350
モーツァルト:交響曲集I
交響曲 第29番、第40番、第41番
交響曲 第34番、第35番
ボーナス映像:メヌエット K。409
収録時間:125分+8分(ボーナス映像)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カール・ベーム
1973年6月(第29番、第40番、第41番)、1974年11月ウィーンで収録
「ブルーノ・ワルターの模範的な演奏に私は感謝したい。それによって私はモ
ーツァルトの虜となり、彼の音楽に恋をしてしまった。そして私の望みはた
だひとつになった。“指揮をしたい。モーツァルトを、モーツァルトを、モ
ーツァルトを!」カール・ベーム

734132(DVD-Video) \3350
モーツァルト:交響曲集II
交響曲 第36番、第1番、第25番
交響曲 第31番、第38番
ボーナス映像:アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525
収録時間:110分+20分(ボーナス映像)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カール・ベーム
1974年11月(第36番、K.525)、1978年5月ウィーンで収録
「なんと多くの聴衆が私に言ったか、あなたのモーツァルトを聴くのが大好
きだと。なんと多くの音楽家が私に言ったか、私と一緒にモーツァルトを演
奏するのが至上の喜びだと。これは、私が果てしない愛情を持ってモーツァ
ルトを演奏しているからに他ならない。」カール・ベーム

734133(DVD-Video) \3350
モーツァルト:交響曲集III
交響曲 第33番、第39番、第28番
ボーナス映像:セレナータ・ノットゥルナ
カール・ベームのドキュメンタリー
収録時間:68分+72分(ボーナス映像)
1969年4月(第33番、第39番)、1970年4月(第28番)、
1974年11月(セレナータ)ウィーンで収録
ドキュメンタリーは1994年制作
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン交響楽団(第33番、第39番)
指揮:カール・ベーム
「モーツァルトの唯一無二の才能は、我々人間のすべての情熱を音楽にうつし
とることができたということである。」 カール・ベーム

734195(DVD-Video) \3350
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 作品16
ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21
サン=サーンス:ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品22
ボーナス映像:ルービンシュタインへのインタビュー
アルトゥール・ルービンシュタイン(Pf)
ロンドン交響楽団
指揮:アンドレ・プレヴィン
1975年4月イングランド・クロイドンにおけるライヴ
国内盤ではDECCAから出ていたこの映像、輸入盤はDGからのリリースです。
1975年はルービンシュタイン88歳。翌年に眼の病気で引退する巨匠の最後の
輝きといってもよい映像です。彼がもっとも得意としたショパンをはじめ、
グリーグ、サン=サーンスといった人気作品を美しいタッチで奏でています。
ボーナス映像として、1977年に行われたインタビュー(29分)が収録されてい
ます。

734100(DVD-Video) \3350
プッチーニ:歌劇 「トスカ」 全曲
プラシド・ドミンゴ(T)、ヒルデガルト・ベーレンス(S)
コーネル・マクニール(Br)、イタロ・ターヨ(Br)、他
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ジュゼッペ・シノーポリ
演出:フランコ・ゼッフィレッリ
1985年収録
今は亡きシノーポリが、1985年METにデビューした際の記念すべき公演。既に
国内盤でリリースされていますが、長年「トスカ」の決定盤とされてきた映
像です。ゼッフィレッリの演出がとにかくすばらしく、豪華な舞台装置にま
ず目を奪われます(第2幕では幕が開いた途端に拍手が!)。絶頂期を迎えて
いたドミンゴや円熟期のベーレンスら歌唱陣の名演も特筆もの。今回のリリ
ースでは、ボーナス映像として「トスカ、ゼッフィレッリとローマ」と題さ
れたドキュメンタリーと、出演者らが公演について語った映像が収録されて
います。
収録時間:本編123分、ボーナス映像36分
PCM STEREO / DOLBY DIGITAL 5.1 / DTS 5.1

734027(DVD-Video) \3350
ヴェルディ:歌劇 「ルイザ・ミラー」 全曲
"レナータ・スコット(S)、プラシド・ドミンゴ(T)、
シェリル・ミルンズ(Br)、ボナルド・ジャイオッティ(Bs)、他
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
1979年収録
METのアーカイヴからまたまたお宝映像の登場です。1979年1月の「ルイザ・ミ
ラー」は各誌で絶賛された公演で、放送用の映像が残されていました。スコ
ットのルイザ・ミラー役が実にはまり役で、脇を固めるドミンゴやミルンズ
の歌唱&演技も光ります。レヴァイン率いるメトのオーケストラの演奏も魅
力的。全オペラ・ファン必見のDVDです!
PCM STEREO / DOLBY DIGITAL 5.1 / DTS 5.1



<Decca / Philips>
4757688 3枚組 \5550
ロッシーニ:歌劇 「マティルデ・ディ・シャブラン」 全曲
ファン・ディエゴ・フローレス(T)、アニク・マシス(S)
プラハ室内合唱団
ガリシア交響楽団
指揮:リッカルド・フリッツァ
2004年8月、ペーザロ・ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルでのライヴ
1821年になんとパガニーニの指揮で初演されたオペラ「マティルデ・ディ・
シャブラン」。初演時の様々な事情から、その後長らく埋もれてしまってい
た作品ですが、20世紀に入ってから蘇演され、ペーザロの音楽祭でも1996年
と2004年に採り上げられました。ロッシーニ歌いとして今や世界的なテノー
ルとなったフローレスは、1996年のセンセーショナルなデビュー時にもこの
オペラで主役級のコッラディーノ役を歌い、2004年の再演時にも同じ役を歌
っています。このアルバムはその2004年再演時のライヴ。フローレスとマシ
スの魅力あふれる歌唱と演技で公演は大成功に終わり、聴衆から大喝采を浴
び批評家からも絶賛されました。ロッシーニのオペラは近年あまり知られて
いない作品もCD化されるようになりましたが、フローレスの歌唱で聴けるの
はロッシーニ・ファンにとってこの上ない歓びと言えましょう!

4757492 2枚組 \1850
エッセンシャル・バロック
CD1
1.ヘンデル:シバの女王の入場
2.パッヘルベル:カノン
3.バッハ:羊たちは安らかに草をはむ
4.バッハ:イタリア協奏曲より 第1楽章
5.パーセル:劇音楽 「アブデラザール」より「ロンド」
6.バッハ:トッカータ ニ短調
7.ヴィヴァルディ:
「グローリア」より「いと高き所では神に栄光があるように」
8.バッハ:オーボエ協奏曲より 「シシリエンヌ」
9.ヴィヴァルディ:スターバト・マーテルより
10.ヘンデル:王宮の花火の音楽より 「歓喜」
11.バッハ:主よ人の望みの喜びよ
12.コレッリ:合奏協奏曲 作品6-8より 「アダージョ」
13.テレマン:協奏曲 第4番 ホ長調より Affetuoso
14.バッハ:前奏曲 ハ長調
15.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調より第1楽章
16.ヴィヴァルディ:ギター協奏曲より 「ラルゴ」
17.バッハ:2本のヴァイオリンのための協奏曲より 「アダージョ」
18.ヘンデル:私を泣かせて下さい
19.ヴィヴァルディ:「四季」より 「春」第1楽章
20.ヴィヴァルディ:「四季」より 「夏」第3楽章
CD2
1.マルチェロ:オーボエ協奏曲より 「アダージョ」
2.バッハ:管弦楽組曲第3番より 「アリア」
3.クラーク:トランペット・ヴォランタリー
4.ヘンデル:
オラトリオ「メサイア」より 「I know that my redeemer liveth」
5.ペルゴレージ:スターバト・マーテルより
6.ヘンデル:水上の音楽より 「ホーンパイプ」
7.アルビノーニ:アダージョ
8.バッハ:管弦楽組曲第2番より 「シシリエンヌ」
9.ヴィヴァルディ:「四季」より「冬」第2楽章
10.アレグリ:ミゼレーレより
11.ヘンデル:ハレルヤ・コーラス
12.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番より 第1楽章
13.バッハ:ゴルトベルク変奏曲より
14.パーセル:歌劇 「ディドとエネアス」より 「私が土の中に横たわるとき」
15.ヘンデル:オン・ブラ・マイ・フ
16.ヘンデル:水上の音楽より 「エア」
17.ヴィヴァルディ:「まことの安らぎはこの世にはなく」より
18.ヘンデル:司祭ザドク
14.パーセル:歌劇「ディドとエネアス」より
クリストフ・ルセ(Cemb)(CD1-4,CD2-5)
ダニエル・コルゼンパ(Org)(CD1-6)
マリサ・ロブレス(Hp)(CD1-14)
エドゥアルド・フェルナンデス(Gt)(CD1-16)
ヘンリク・シェリング(Vn)(CD1-17)
モーリス・アッソン(Vn)(CD1-17)
ルネ・フレミング(S)(CD1-18)
ハインツ・ホリガー(Ob)(CD2-1)
キリ・テ・カナワ(S)(CD2-4)
バーバラ・ボニー(S)(CD2-5,14)
アンドレアス・ショル(T)(CD2-5,15)
アンドラーシュ・シフ(Pf)(CD2-13)
エマ・カークビー(S)(CD2-17)
サイモン・プレストン(Org)(CD2-17)
ジャニーヌ・ヤンセン(Vn)&室内アンサンブル(CD1-19,20,CD2-9)
フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル(CD2-3)
マリナー指揮アカデミー・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
(CD1-1,5,8,10,17,CD2-2,6,8,11,16)
ブラウン指揮アカデミー・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
(CD1-13)
ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト室内管弦楽団(CD1-2,3,CD2-7)
プレストン指揮アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(CD1-7)
ホグウッド指揮アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
(CD1-9,CD2-14)
クレオバリー指揮キングス・シンガーズ(CD1-11,CD2-10)
イ・ムジチ(CD1-12,CD2-1)
アッカルド(Vn&指揮)ヨーロッパ室内管弦楽団(CD1-15)
マルコム指揮イギリス室内管弦楽団(CD1-16)
ショルティ指揮シカゴ交響楽団(CD2-4)
レッパード指揮イギリス室内管弦楽団(CD2-12)
ノリントン指揮エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団(CD2-15)
ガーディナー指揮
オルケストル・レヴォリュショネール・エ・ロマンティーク(CD2-18)
エッセンシャル・シリーズ最新盤はバロック・コンピレーション。
DECCA/PHILIPSの豪華アーティストたちの演奏がCD2枚約2時間半にわたって収
録されています。古楽ばやりの昨今、某社6枚組もバロックBOXが出るようで
すし、今年の下半期はバロック・ブームになる予感がします。


●Original Masters
4757747 5枚組 \4500
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
コンプリート・デッカ・レコーディングス 1953-1957
CD1
1.シャブリエ:狂詩曲 「スペイン」
2.リムスキー=コルサコフ:スペイン狂詩曲
3.グラナドス:スペイン舞曲集 第5番 ホ短調 「アンダルーサ」
4.モシュコフスキ:スペイン舞曲集 第1巻 作品12
5.ドビュッシー:管弦楽のための映像
ロンドン交響楽団
録音:1957年
CD2
1.リスト:ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調
2.リスト:ピアノ協奏曲 第2番 イ長調
ユリウス・カッチェン(Pf)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1957年
3.アルベニス(アルボース編):組曲 「イベリア」
※インターナショナル初CD化
パリ音楽院管弦楽団
録音:1953年モノラル
CD3
1.ベルリオーズ:幻想交響曲
パリ音楽院管弦楽団
録音:1957年
2.トゥリーナ:幻想舞曲集 ※インターナショナル初CD化
スイス・ロマンド管弦楽団
録音:1950年代初頭モノラル
CD4
1.リスト:交響詩 「前奏曲」
スイス・ロマンド管弦楽団
録音:1955年
2.リスト:ファウスト交響曲 ※インターナショナル初CD化
スイス・ロマンド管弦楽団
録音:1955年
CD5
1.チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35 
※インターナショナル初CD化
アルフレード・カンポーリ(Vn)
ロンドン交響楽団
録音:1956年
2.チャイコフスキー:交響曲 第4番 ヘ短調 作品36 
※インターナショナル初CD化
スイス・ロマンド管弦楽団
録音:1955年
根強い人気を誇るアルヘンタのデッカ録音集!
爆演指揮者として、根強い人気があるスペインの指揮者アルヘンタ。1913年
生まれではじめはピアニストとして頭角をあらわし、シューリヒトの提言で
指揮者に転向、50年代にはスペインをはじめフランスやイギリスのオーケス
トラと数多くの録音を残しました。彼は1957年に突然事故死してしまいます
が、短い間に残された録音はどれもが情熱的で魅力あふれるものばかり。今
回のオリジナル・マスターズでは、彼のデッカ録音の全てを5枚に集約。イン
ターナショナルでは初CD化となる録音も多数含まれています。LP発売当時は
素晴らしい録音としても話題となった幻想交響曲をはじめ、当時最先端の技
術を誇ったデッカの高品位な録音も注目です。

4757798 7枚組 \6300
ピエール・モントゥー(指揮)
デッカ&フィリップス・レコーディングス 1956-1964
CD1
1.バッハ:管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067 
※インターナショナル初CD化
2.グルック:精霊の踊り
3.モーツァルト:フルート協奏曲 ニ長調 K.314 
※インターナショナル初CD化
録音:1963年
4.ハイドン:交響曲 第101番 ニ長調 「時計」
録音:1959年
CD2
ブラームス
1.悲劇的序曲 作品81
2.大学祝典序曲 作品80
録音:1962年
3.交響曲 第2番 ニ長調 作品73
録音:1959年
CD3
ドビュッシー
1.牧神の午後への前奏曲 ※インターナショナル初CD化
2.夜想曲より「雲」「祭」 ※インターナショナル初CD化
録音:1961年
3.管弦楽のための映像
4.交響的断章「聖セバスティアンの殉教」
録音:1963年
CD4
1.ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
録音:1957年
ラヴェル
2.ラ・ヴァルス
3.バレエ音楽 「マ・メール・ロワ」
4.ボレロ
録音:1964年
CD5
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
チャイコフスキー:バレエ音楽 「眠りの森の美女」ハイライト
※インターナショナル初CD化
録音:1958年、1957年
CD6
1.シベリウス:交響曲 第2番 ニ長調 作品43 ※インターナショナル初CD化
2.エルガー:エニグマ変奏曲 作品36
録音:1959年、1958年
CD7
ストラヴィンスキー
1.バレエ音楽 「ペトルーシュカ」
2.バレエ音楽 「春の祭典」
録音:1957年、1956年
クロード・モントゥー(Fl)(CD1-1,2,3)
ジュリアス・カッチェン(Pf)(CD7-1)
ロンドン交響楽団(CD1-1,2,3,CD2-1,2,CD3,CD4-2,3,4,CD5,CD6,CD7)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(CD1-4,CD2-6)
パリ音楽院管弦楽団(CD4-1)
昨年生誕130年を記念して発売された国内盤シリーズ、ユニバーサル・クラシ
ック文庫「ピエール・モントゥー編」が大好評だった名指揮者モントゥー。
彼はバレエ音楽「春の祭典」や「ダフニスとクロエ」の初演指揮者として知
られていますが、交響曲や管弦楽曲などでも多くの録音を残しています。こ
の7枚組にはインターナショナル初CD化となる音源が多数含まれていて、彼の
代表的レパートリーであるストラヴィンスキーやフランス物はもちろんのこ
と、ブラームスやシベリウスの交響曲など、モントゥー最晩年の格調高い名
演が数多く収録されています。CD1には息子クロード・モントゥーとの共演も
収められており、死の直前まで指揮者として、父親としての威厳を保ち続け
た巨匠の至芸を存分に味わえるボックス・セットになっています。

4757739 7枚組 \6300
クララ・ハスキル(Pf)
フィリップス・レコーディングス 1951-1960
CD1
D.スカルラッティ:
ソナタ 変ホ長調 K.193、ソナタ ロ短調 K.87、ソナタ ヘ短調 K.386
モーツァルト:
デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 K.573、
ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K.330
ラヴェル:ソナチネ
シューマン:色とりどりの小品 作品99、アベッグ変奏曲 作品1
CD2
シューマン:子供の情景 作品15、森の情景 作品82
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 「テンペスト」 作品31-2
ピアノ・ソナタ 第18番 変ホ長調 作品31-3
CD3
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 「テンペスト」 作品31-2
ピアノ・ソナタ 第18番 変ホ長調 作品31-3
CD4
モーツァルト:
ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 K.271
ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
ロンド イ長調 K.386
CD5
モーツァルト:
ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K.491
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37 第1楽章
CD6
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37 第2,3楽章
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
CD7
ファリャ:交響的印象 「スペインの庭の夜」
ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21
ウィーン交響楽団(CD4,CD6-K.488)
コンセール・ラムルー管弦楽団(CD5,Beethoven,CD7)
ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団(Schumann)
指揮:パウル・ザッヒャー(K.271&K.488)
指揮:ベルンハルト・パウムガルトナー(K.466&K386)
指揮:イゴール・マルケヴィチ(CD5-K.466,K491,Beethoven,CD7)
録音:1951年5月 - 1960年11月
モーツァルト弾きとして名を馳せながら、録音は52歳になった1947年からし
か残さなかったハスキル。彼女が弾いたモーツァルトはグリュミュオーとの
ヴァイオリン・ソナタを含めて今でも定盤アイテムとしてロング・セラーを
続けています。今回の7枚組はハスキル最後の10年間に残されたフィリップス
録音の中から、ピアノ協奏曲と小品をまとめたもの。ベートーヴェンのソナタ
2曲はモノラルとステレオ両方の録音が収録されています。若い頃から病気が
ちで、一時期ピアノから遠ざかった時期もあったハスキル。それだけに、一つ
ひとつの演奏からはピアノを弾ける喜びがひしひしと伝わり、聴く者の心を
揺さぶり続けています。まさに珠玉と呼ぶにふさわしい名演の数々。彼女の
隣人だったこともある喜劇王チャップリンが「私が出会った3人の天才の一人」
と称したことも、これらの演奏を聴けば誰でも納得できるでしょう(ちなみ
に残りの2人はアインシュタインとチャーチルです)。

4757825 6枚組 \5400
アルトゥール・グリュミオー(Vn)
フィリップス・レコーディングス 1955-1977
CD1
1.ヘンデル:
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 作品1-3、ヘ長調 作品1-12、イ長調 作品1-14、
ニ長調 作品1-13、ト短調 作品1-10、ホ長調 作品1-15
2.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 BWV1014
CD2
バッハ:
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 BWV1015、ホ長調 BWV1016、ハ短調 BWV1017、
ヘ短調 BWV1018、ト長調 BWV1019
CD3
1.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV1041
2.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042
3.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 第6番 イ短調 RV356
4.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 「四季」 作品8
CD4
1.M.ハイドン:ヴァイオリン協奏曲 イ長調
2.シューベルト:
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D574
ヴァイオリン・ソナチナ 第1番 ニ長調 D384
ヴァイオリン・ソナチナ 第2番 イ短調 D385
ヴァイオリン・ソナチナ 第3番 ト短調 D408
CD5
1.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
2.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
3.ブルッフ:スコットランド幻想曲 作品46
CD6
1.ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品26
2.ヴィエニャフスキ:伝説 作品17
3.スヴェンセン:ロマンス ト長調 作品26
4.チャイコフスキー:憂鬱なセレナード 変ロ短調 作品26
5.チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
ロバート・ベイロン=ラクロワ(Cem)(CD1-1)
エディカ・ジョルダーニ=サルトーリ(Cem)(CD1-2,CD2)
ポール・クロスリー(Pf)(CD4-2)
グラー室内管弦楽団(CD3-Bach)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(CD3-RV356,CD5&6)
ソリスト・ロマンド(四季)
コンセルトヘボウ管弦楽団(M.Haydn)
指揮:レオン・グラー(CD3-1,2)
指揮:エド・デ=ワールト(CD3-3,CD4-1,CD6-2&3)
指揮:アルパド・ゲレッツ(CD3-4)
指揮:ジャン・クレンツ(CD5-1&2,CD6-4&5)
指揮:ハインツ・ワルベルク(CD5-3,CD6-1)
録音:1955-77年
今年10月16日はグリュミオーの20回忌。オリジナル・マスターズからは既に
グリュミオーのセットがリリースされていますが、今回のセットにはバロッ
ク・ソナタからチャイコフスキーまで、実に幅広いレパートリーが収録され
ています。グリュミオーといえば、ロマンティックな演奏と美しい音色が印
象的ですが、作品の本質を見事にとらえた演奏はどれも素晴らしいものばか
り。大げさにならない表現も彼ならではの魅力です。没後20年の今年、彼の
功績を振り返るには格好のボックス・セットといえましょう。


743140(DVD-Video) \3350
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲 第7番 ヘ長調 「ラズモフスキー第1番」 作品59-1
シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D810
ハイドン:弦楽四重奏曲 第39番 ハ長調「鳥」作品33-3
収録:1998年、エディンバラ(スコットランド)

743141(DVD-Video) \3350
バルトーク:弦楽四重奏曲 第2,3,4,6番
タカーチ弦楽四重奏団
収録:1998年、サリー(イングランド)
今日における最も偉大なアンサンブルの一つ!(サンフランシスコ・クロニク
ル紙)ここ最近はベートーヴェンの弦楽四重奏曲で英グラモフォン賞や米グラ
ミー賞、日本のレコード・アカデミー賞を立て続けに受賞し、世界的に高い
評価を得ているタカーチ弦楽四重奏団。彼らの初映像が2タイトル同時リリー
スです。1枚目はベートーヴェン、シューベルト、ハイドンといったクラシカ
ルな作品、2枚目は彼らの出世作とも言えるバルトーク。どちらも1998年イン
グランドとスコットランドの文化遺産になっている美しい建物で収録された
ものです。

743148(DVD-Video) \3350
チャイコフスキー:バレエ 「眠りの森の美女」
モスクワ・クラシカル・バレエ




<Deutsche Grammophon (Germany)>
4765244 \1850
ヴンダーリヒ・プライベート-Wunderlich Privat
ベートーヴェン:君を愛す
R.シュトラウス:私は愛を抱いている、セレナード
ブラームス:日曜日、窓辺にて、あるソネット、五月の夜
ヴォルフ:こうのとりの使い
シューベルト:別れ
ハイドン:Flies leise, mein Bachlein、Ich stehe auf der Heide、
Es weiden meine Schafe、Im Schlummern、Mein suses Liebchen
ボーナストラック(自宅での練習風景をノーカットで収録)
R.シュトラウス:チェチーリエ
ベートーヴェン:君を愛す
ヘンデル:歌劇「セルセ」より“地獄の残酷な女神め”
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
フーベルト・ギーゼン(Pf)、ロルフ・ラインハルト(Pf)、
ロルフ・シュタインバッヒャー(Pf)
録音:1962-66年(自宅でのプライベート・テープ録音)
ヴンダーリヒのプライベート未発表録音!自宅での練習風景も収録!
グルダのDG未発表音源(モーツァルト)の大ヒット・リリースは記憶に新し
いところですが、ここにきてなんと、ヴンダーリヒが自宅で歌ったというテ
ープ音源がまたもやDGからリリースになります。ヴンダーリヒ晩年(1962-
66年)の歌唱を収めており、しかも、全て彼の自宅(ホームスタジオ?)
で収録された、これまで無かったシチュエーションでの歌声を聴くことがで
きます。ボーナストラックの練習風景では、後ろの方で子供の話し声が聴こ
えてくるなど、微笑ましく和やかな雰囲気を聴きとるのもまた一興。プライ
ベート・テープ録音とはいえ、音質は想像以上に良好で、ヴンダーリヒの美
声がびんびん鳴り響く様は痛快そのもの。テノール・ファンには堪らない発
掘音源です!




<Universal US>
B000661002 2枚組 \2080
Masters of the Oboe
オーボエの名手たち
CD1
ハインツ・ホリガー(Ob)
マルチェッロ:オーボエ協奏曲 ニ長調 (イ・ムジチ合奏団)
ジョン・マック(Ob) ※クリーヴランド管首席
モーツァルト:オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314 
(ドホナーニ指揮/クリーヴランド管弦楽団)
ローター・コッホ(Ob) ※BPO首席
R.シュトラウス:オーボエ協奏曲 ニ長調 
(カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)
セリア・ニックリン(Ob) ※ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
V.ウィリアムズ:オーボエと弦楽のための協奏曲 イ短調 
(マリナー指揮/ASMF)
CD2
ハンスイェルク・シェレンベルガー(Ob) ※BPO首席
J.S.バッハ:オーボエ・ソナタ 第1番 ト短調 BWV.1020 
(ロルフ・ケーネン(Cemb))初CD化!
ニール・ブラック(Ob) ※ASMF
モーツァルト:オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370 (ASMFのメンバー)
レイ・スティル(Ob) ※シカゴ響首席
ラヴェル:クープランの墓〜前奏曲 (ショルティ指揮/シカゴ交響楽団)
ハインツ・ホリガー(Ob)
ベートーヴェン:三重奏曲 ハ長調 作品87 
(エルホースト(Ob)、ブルグ(イングリッシュHr)
ハンスイェルク・シェレンベルガー(Ob) ※BPO首席
シューマン:3つのロマンス (ロルフ・ケーネン(Pf))初CD化!
ブリテン:オヴィディウスによる6つの変容 作品49←初CD化!
プーランク:オーボエ・ソナタ (ロルフ・ケーネン(Pf))初CD化!
ラルフ・ゴンバーグ(Ob) ※ボストン響首席
ストラヴィンスキー:パストラール 
(ボストン交響楽団チェンバー・プレーヤーズ)
おなじみ「Master of」シリーズより、オーボエの名手たちにスポットを当て
た究極のオーボエ作品アルバム。ホリガー、コッホ、スティルらの名演に加
え、BPOの名手シェレンベルガーの初CD化となる音源を4曲含む、オーボエ・
ファンをはじめオーケストラ・ファンを必ずや魅了するであろうオーボエ三
昧のディスクです。2for1という価格も魅力!

B000664502 2枚組 \2080
Perspectives
ヘルマン・バウマン
CD1
モーツァルト:ホルン協奏曲第3番 変ホ長調 K.447
(ズーカーマン指揮/セント・ポール室内管弦楽団)
テレマン:2つのホルンと弦楽、通奏低音のための協奏曲
(ティモシー・ブラウン(Hr)、ASMF)
グリエール:ホルン協奏曲 変ロ長調 作品91
(マズア指揮/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団)
R.シュトラウス:ホルン協奏曲 第1番 変ホ長調 作品11
(マズア指揮/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団)
CD2
モーツァルト:
ホルン、ヴァイオリン、2つのヴィオラとチェロのための五重奏曲 K.407
(エステルハージ四重奏団のメンバー)
ベートーヴェン:六重奏曲 変ホ長調 作品81b
(ゲヴァントハウス四重奏団)
ベートーヴェン:ホルン・ソナタ ヘ長調 作品17
(レオナルド・ホカンソン(Pf))
ウェーバー:ホルン・コンチェルティーノ ホ短調 作品45
(マズア指揮/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団)
ロッシーニ:大ファンファーレ
(フォークワング・ホルン・アンサンブル)
L.モーツァルト:狩のシンフォニー ト長調
ヘルマン・バウマン(Hr)
前回、クレーメルの2for1も好評だったPerspectiveシリーズに名手ヘルマン
・バウマンの2枚組が登場。ホルン、ブラス・ファン、初心者or学生にとって
もマスト・アイテム!

B000682502 \2080
ikon(ロシア、エストニア、イギリスの合唱曲)
ラフマニノフ:Rejoice, O Virgin
タヴァナー:アテネの歌
ラフマニノフ:We Hymn Thee
タヴァナー:Exhortation and Kohima
ペルト:デ・プロフンディス
マクミラン:A Child's Prayer
カリンニコフ:Lord, Now Lettest Thou
マクミラン:ニュー・ソング
ペルト:The Woman with the Alabaster Box
ラフマニノフ:The Cherubic Hymn
ストラヴィンスキー:Pater Noster
ケスノコフ:Bless, the Lord, O My Soul
ストラヴィンスキー:アヴェ・マリア
ケスノコフ:We Hymn Thee
ペルト:O Weisheit
ホルスト:Nunc Dimittis
ザ・シックスティーン
指揮:ハリー・クリストファーズ
世界的に有名な名門ヴォーカル・アンサンブル、ザ・シックスティーンによ
る、ロシア、エストニア、イギリスの作曲家による合唱作品アルバム。
“IKON”は、深い精神性を伴った合唱作品のコレクションであり、これまで
80余りの録音を手掛けてきた巨匠ハリー・クリストファーズの経験豊かな腕
前で聴かせてくれる、声楽ファンには堪らない必聴のディスクです。



<Decca USA>
●COMPOSERS ON BROADWAY
ブロードウェイ・ミュージカルの名曲を、作曲家別にまとめたコンピレーショ
ン・シリーズ。今回は6タイトルのリリースで、初CD化となる音源も含まれて
います。往年のミュージカル・スターの歌声はもちろん、サラ・ブライトマ
ンをはじめとした最近の歌手達に加え、ルネ・フレミングやブリン・ター
フェルといったオペラ歌手らの名前も見受けられます。バーンスタイン編で
は、ホセ・カレーラスとキリ・テ・カナワによる「トゥナイト」も収録。
ミュージカル・ファンのみならず、オペラ・ファンにとっても見逃せないシ
リーズ。ジャケもそれぞれかっこいい!

B000671102 \1350
ロジャース&ハマースタイン
1.Entr'acte(「サウンド・オブ・ミュージック」より)
2.ハロー、ヤング・ラヴァーズ(「王様と私」より)
3.I enjoy being a girl(「フラワー・ドラム・ソング」より)
4.It might as well be spring(「ステート・フェア」より)
5.いやとはいえないの(「オクラホマ!」より)
6.Mister snow(「回転木馬」より)
7.粋なうわさをたてられて(「オクラホマ!」より)
8.ゲティング・トゥ・ノウ・ユー(「王様と私」より)
9.Don't marry me(「フラワー・ドラム・ソング」より)
10.回転木馬のワルツ(「回転木馬」より)
ジョン・マウチェリ指揮ハリウッド・ボウル管弦楽団(1,10)
ジュリー・アンドリュース(2)、ナンシー・クワン(3)、
ディック・ハイメス(4)、キャロル・バーネット(5)、
バーバラ・クック&サラ・ブライトマン(6)、アルフレッド・ドレイク(7)、
ゲルトルード・ローレンス(8)、ジャック・スー(9)

B000670802 \1350
ジョージ・ガーシュウィン
1.序曲(「オー・ケイ!」より)
2.私を護ってくれる誰か(「オー・ケイ!」より) ※初CD化音源!
3.俺にはないものばかり(「ポーギーとベス」より)
4.スワニー(「シンバッド」より)
5.ローレライ(「変な英語でごめんなさい」より)
6.いつからこんなことになったの?(「ファニー・フェイス」より)
 ※初CD化音源!
7.アイ・ガット・リズム(「ガール・クレイジー」より)
8.サマー・タイム(「ポーギーとベス」より)
9.エンブレイサブル・ユー(「ガール・クレイジー」より)
10.序曲(「君に捧げる歌」より)
アーサー・フィードラー指揮/ボストン・ポップス・オーケストラ(1,10)
ゲルトルード・ローレンス(2)
エイヴォン・ロング(3)
アル・ジョルソン(4)
キャロル・バーネット(5)
ジョージア・ブラウン(6)
エセル・マーマン(7,9)
ルネ・フレミング(8)

B000670702 \1350
コール・ポーター
1.Do I love?(「デュバリーは貴婦人」より)
2.You're the top(「エニシング・ゴーズ」より)
3.I get a kick out of you(「エニシング・ゴーズ」より)
4.What is this thing called love(「起きて夢見よ」より)
5.All through the night(「エニシング・ゴーズ」より)
6.My heart belongs to Daddy(「リーヴ・イット・トゥ・ミー」より)
7.It's de-lovely(「レッド、ホット・アンド・ブルー」より)
8.Blow, Gabriel, blow(「エニシング・ゴーズ」より)
9.So in love(「キス・ミー・ケイト」より)
10.Dream Ballet(「エニシング・ゴーズ」より)
ボーナス・トラック
11.By the mississinewah(「サムシング・フォー・ザ・ボーイズ」より)
※初CD化音源!
エセル・マーマン(1)
ビング・クロスビー(2,5)
ミッツィ・ゲイナー(3)
メアリー・マーティン(4,6)
ドナルド・オコーナー(7)
キャロル・バーネット(8)
ルネ・フレミング&ブリン・ターフェル(9)
ポール・ローレンス&ベティ・ギャレット(11)

B000671202 \1350
ロジャース&ハート
1.序曲(「ザ・ボーイズ・フロム・シラキューズ」より)
2.Bewitched bothered and bewildered(「パル・ジョーイ」より)
3.This can't be love(「ザ・ボーイズ・フロム・シラキューズ」より)
4.There's a small hotel(「オン・ユア・トウズ」より)
5.It never enterd my mind(「ハイアー・アンド・ハイアー」より)
6.Nobody's heart(「バイ・ジュピター」より)
7.Sing for your supper(「ザ・ボーイズ・フロム・シラキューズ」より)
8.You took advantage of me(「プレゼント・アームズ」より)
9.Johnny one note(「バブルズ・イン・アームズ」より)
10.Slaughter on 10th avenue(「オン・ユア・トウズ」より)
ボーナス・トラック
11.Jupiter forbid(「バイ・ジュピター」より) ※初CD化音源
ヴィヴィアン・ブレイン(2)
ルディ・ヴァリー&フランセス・ラングフォード(3)
ジェリー・オーバック(4)
シルリー・ロス(5)
ヒルデガルト・クネフ(6,11)
リン・ケニングトン(7)
エレーヌ・ストリッチ(8)
キャロル・バーネット(9)

B000671002 \1350
レナード・バーンスタイン
1.序曲(「キャンディード」より)
2.ちょっと恋をしてしまったかしら?(「ワンダフル・タウン」より)
3.前奏曲(「タヒチ島の騒動」より)
4.ぼくがぼくでよかった(「オン・ザ・タウン」より)
5.誇りをもって(「ペンシルヴェニア通り1600番地」より)
6.トゥナイト(「ウェスト・サイド・ストーリー」より)
7.料理も得意よ(「オン・ザ・タウン」より)
8.着飾って、きらびやかに(「キャンディード」より)
9.アメリカ(「ウェスト・サイド・ストーリー」より)
10.バレエ・シークェンス(「ウェスト・サイド・ストーリー」より)
レナード・バーンスタイン指揮ロンドン交響楽団(1,10)
エディ・アダムス(2)
ビヴァリー・ウォルフ&ダヴィッド・アトキンソン(3)
メアリー・マーチン(4)
トーマス・ハンプソン(5)
ホセ・カレーラス&キリ・テ・カナワ(6)
ナンシー・ウォーカー(7)
ジューン・アンダーソン(8)
タティアーナ・トロヤノス(9)

B000670902 \1350
アーヴィング・バーリン
1.序曲(「アニーよ銃をとれ」より)
2.Hostess with the mostess(「コール・ミー・マダム」より)
3.素敵だと皆が言う(「アニーよ銃をとれ」より)
4.ショウほど素敵な商売はない(「アニーよ銃をとれ」より)
5.あの人の腕に抱かれて(「アニーよ銃をとれ」より)
6.Heat wave(「万雷の歓呼」より)
7.What the well dressed man in harlem will wear(「これが軍隊だ」より)
8.It's a lovely day today(「コール・ミー・マダム」より)
9.アイム・バッド、バッド・マン(「アニーよ銃をとれ」より)
10.愛国心メドレー(「This is the army Mr.Jones」、「Give me your tired,
your poor」、「God bless America」)
ボーナス・トラック
11.Oh, how I hate to get up in the morning(「これが軍隊だ」より)
エセル・マーマン(2,3)
マーティ・メイ(4)
ヴィヴィアン・ブレイン(5)
パティ・ルポーン(6)
ジェイムズ・クロス(7)
ディック・ハイメス(8)
ネイルソン・テイラー(9)
ジョン・マウチェリー指揮/ハリウッド・ボウル管弦楽団(10)
アーヴィング・バーリン(11)



<Universal Classics (UK)>
グラモフォン・アワーズなど、独自のミッド・ライン・シリーズを誇るUKユ
ニバーサルのペンギン・ガイド・ロゼッタ・コレクションの新タイトル。

4765299 3枚組 \4050
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集(第1-5番)
ヴィルヘルム・ケンプ(Pf)
パウル・ファン・ケンペン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

4765303 3枚組 \4050
チマローザ:歌劇「秘密の結婚」全曲
アーリーン・オジェー(S)、ユリア・ハマリ(A)、ユリア・ヴァラディ(S)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、他
ダニエル・バレンボイム指揮/イギリス室内管弦楽団

4765307 2枚組 \2700
ドヴォルザーク:レクィエム 作品89
聖書歌曲集 作品99-第1,3,4,7,8,10曲*
マリア・シュターダー(S)、ジークリンデ・ワーグナー(A)、
エルンスト・ヘフリガー(T)、キム・ボルイ(Bs)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
指揮:カレル・アンチェル
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)*、
イェルク・デムス(Pf)*
録音:1959年/1960年*

4765310 \1350
ゲオルク・ショルティ-ロシア名曲集
グリンカ、ムソルグスキー、ボロディンの作品
(グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲、ムソルグスキー:はげ山の一
夜、同:「ホヴァーンシチナ」前奏曲、ボロディン:だったんの娘とだった
ん人の踊り、他)
ロンドン交響楽団&合唱団
指揮:ゲオルク・ショルティ
録音:1965年頃

4765312 3枚組 \4050
ヘンデル:合奏協奏曲 作品6 全曲(第1-12番)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
マルコム・ラッチェム(Vn)、デニス・ヴァイゲイ(Vc)、
ニコラス・クレーマー(Cemb)、アラステア・ロス(Cemb,Org)
指揮:アイオナ・ブラウン(+Vn)
録音:1981年2月&7月、セント・ジョーンズ教会(ロンドン)

4765316 \1350
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番&第25番
スティーヴン・コヴァセヴィチ(Pf)
ロンドン交響楽団
指揮:サー・コリン・デイヴィス

4765317 \1350
ロッシーニ:序曲集
(「タンクレディ」序曲、「アルジェのイタリア女」序曲、
「幸福な錯覚」序曲、「絹のはしご」序曲、「セビリャの理髪師」序曲、
「ブルスキーノ氏」序曲、「婚約手形」序曲、「イタリアのトルコ人」序曲)
オルフェウス室内管弦楽団
録音:1984年12月、ニューヨーク

4765318 2枚組 \2700
シューベルト:
即興曲集 D.899&D.935(全8曲)
楽興の時 D.780
ピアノ・ソナタ 第13番 イ長調 D.664
ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960"
ヴィルヘルム・ケンプ(Pf)

4765321 2枚組 \2700
チャイコフスキー:バレエ「眠りの森の美女」全曲
ロシア国立管弦楽団
指揮:ミハイル・プレトニョフ

9859272 2枚組 \2700
スリープス・ザ・ヌーン/マッケラー・イギリス愛唱歌集
Sleeps The Noon In The Deep Blue Sky. The March Of The Cameron Men.
Kishmul's Galley (arr. Kennedy-Fraser / MacLeod). The Peat Fire Flame
(arr. Kennedy-Fraser / MacKenzie). Land of Heart's Desire (collected
& arr. Kennedy-Fraser). The Flowers Of The Forest. Lochnagar.
The Receiving Ship. Aignish on the Machair - Going West (collected &
arr. Kennedy-Fraser). Annie Laurie. A Fairy's Love Song - Tha Mi
Sgith (collected & arr. Kennedy-Fraser). The Tartan. Skye Fisher's
Song - Tir Nan Og (arr. Kennedy-Fraser / MacLeod). Wi' A Hundred
Pipers. A Clyde-Side Love Lilt - A Mhairi Bran (collected & arr.
Kennedy-Fraser). Air Falalolo (arr. Sharples). Heart of Fire-Love -
M'Eudail M'Eudail Mac 'Ic Ailean (collected & arr. Kennedy-Fraser).
Sea Longing - An Ionndrainn Mhara (arr. Bantock). To people who have
gardens (arr. Kennedy-Fraser / MacKenzie). The Bens of Jura - an
T-Iarla Diurach (collected & arr. Kennedy-Fraser). The Birlinn of
the White Shoulders - Iubrrach nan-Guala Geala (arr. Bantock).
The Isle of my Heart - Eilean mo chridh (collected & arr.
Kennedy-Fraser). Kirsteen - Co Bhios Acad Chairistiona (collected &
arr. Kennedy-Fraser). Ye Highlands and Ye Lowlands. The Road To The
Isles. An Eriskay Love Lilt. The Cockle Gatherer. Bonnie Mary Of
Argyle. The Star Of Robbie Burns. Scotland The Brave. Roamin' In
The Gloamin'. Bonnie Wee Thing. Westering Home. Afton Water. Song
Of The Clyde. Keep Right On To The End Of The Road
ケネス・マッケラー(T)、ボブ・シャープレス(cond.)



<Decca Italy>
4763038 \2080
メンデルスゾーン:ピアノ作品集
幻想曲 ハ短調(1823)、カプリッチョ(1824)、
アダージョとプレスト・アジタート(1833)、アンダンテ(1826)、
ソナチネ(1821)、無言歌集(1827,1830,1841)、Folio d'album(1830)、
「真夏の夜の夢」断片(1841)
ロベルト・プロッセダ(Pf)
ロベルト・プロセッダは、アレッサンドロ・カーサグランデ国際ピアノ・コ
ンクールやミラノ・U.ミケーリ国際 ピアノ・コンクールに入賞歴を有するイ
タリアの若手ピアニスト。このディスクは、作品名辞典にも探せない作品を
多数含む、メンデルスゾーンの珍しいピアノ作品を集めた一枚です。どの曲
が本当に世界初録音なのか調べきることすらできない、レア度!

4762016 \2080
モーツァルト:
フルート協奏曲 第1番&第2番
フルートとハープのための協奏曲
アンドレア・グリミネッリ(Fl)
ルイザ・プランディーナ(Hp/アルパ)
ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ
指揮:サー・ロジャー・ノリントン
録音:2003年12月 ザルツブルク、モーツァルテウム
1959年イタリアのコレッジョ生まれ。パリ音楽院でジャン=ピエール・ラン
パルに学び、1984年パヴァロッティに見出され、世界各地に同行するととも
にCDでも共演して一躍世界の音楽ファンに認知されるようになったグリミネ
ッリ。ソロ活動では、プレートル、ジュリーニ、メータ、クリヴィヌ、ロジェ
ストヴェンスキー、レヴァイン等の指揮者と共演する他、多彩な活動を続け
ています。モーツァルトの作品を集めたこのアルバムでは、グリミネッリ特
有の明るい音色がぴったりマッチして爽やかに歌い上げています。
国内盤は既出ですが、モーツァルト・イヤーに是非、再度注目して頂きたい
アルバムです。

4767030 \2080
シューベルト:「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲
ベートーヴェン:フルートとピアノのためのセレナード ニ長調
同:フルートとピアのためのソナタ 変ロ長調
アンドレア・グリミネッリ(Fl)
ジャンルカ・カシオーリ(Pf)
録音:2004年8月29‐30日、ヴェローナ
グリミネッリの明るく伸びやかなフルートとカシオーリの繊細で知性的なピ
アノが絶妙のバランスで調和した逸品。前回、カシオーリのソロ・ショパン
・アルバムもリリースとなりましたが、突出したオーダーを頂いており、日
本での人気の高さを証明してみせています。

4763037 \2080
フルートとギターのためのイタリア音楽集
ジュリアーニ:協奏的大二重奏曲(大ソナタ) 作品52
同:大ソナタ イ長調 作品85
レニャーニ:デュエット・コンチェルタンテ ト長調 作品23
パガニーニ:ソナタ・コンチェルタータ
ロッシーニ:アンダンテと変奏
アンドレア・グリミネッリ(Fl)
フィロメーナ・モレッティ(g)
名手グリミネッリのフルートと、超絶技巧の腕前を持つサルディーニャ島
(イタリア)のギタリスト、モレッティが共演した、イタリアの作曲家によ
る作品集。

4761547 \2080
トスティ:歌曲集
カルメーラ・レミージョ(S)
レオーネ・マジェラ(Pf)
イタリア注目の新進ソプラノ、カルメーラ・レミージョと、パヴァロッティ
の伴奏指揮者&ピアニストとして有名なマジェラの伴奏による、イタリア生
粋のトスティ歌曲集。

<RCA RED SEAL EU>
82876759512 \1980
チャイコフスキー:
「ロココ風の主題による変奏曲Op.33」「アンダンテ・カンタービレOp.11」
「カプリッチョ風小品Op.62」「夜想曲(1888)-「6つの小品」Op.19 第4曲」
サン=サーンス:「チェロ協奏曲第1 番イ短調Op.33」
ヒナステラ:「パンペアーナ(大草原風)第2番」
-チェロのための狂詩曲(弦楽オーケストラ版)
ソル・ガベッタ(チェロ)
アリ・ラシライネン(指揮) ミュンヘン放送管弦楽団
21世紀を担う若き女流チェリストの新星、ソル・ガベッタ。オーケストラ伴奏
を引っさげた堂々のデビュー・アルバム登場!
このディスクは、ソル・ガベッタのデビュー・アルバムとなるもので、ファー
スト・アルバムとしては異例のオーケストラを従えての協奏的作品で、チェロ
協奏曲を遺さなかったチャイコフスキーの「ロココ風の主題による変奏曲」な
どと、サン=サーンスの名曲チェロ協奏曲第1 番、そして母国アルゼンチンの
ヒナステラの国民主義的作品を収録。
ソル・ガベッタの演奏は、数々のコンサートを制覇してきたキャリアを裏付け
るかのように、高い演奏技術に支えられた、叙情性と歌心あふれる情熱的かつ
知的な表現が聴くものを魅了するもので、名器グァダニーニの素晴らしい音色
もその演奏に艶と陰影を映し、新鋭らしいフレッシュな感性が飛び切り魅力
的なディスクに仕上がっており、日本での今後の活躍に花を添えるリリース!




<OEHMS CLASSICS>
OC576 \1400
ジョン・トレレーヴェン
ワーグナー・オペラ・アリアを歌う
『ローエングリン』より
「私と共に吸っている芳しい薫りがそなたには感じられないのか?」
「私はあなたの誓いを固く信頼しているのだ」、「遥かな国に」、
「愛しい白鳥よ」
『リエンツィ』より「全脳の神よ」
『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より
「静かな炉端で」「朝はばら色に輝き」
「『はじめ!』と春が森に我らをいざない寄せる声響く」
『タンホイザー』より「あなたのための賛歌よ響け!」
「罪ある者に救いをもたらすべく」
「ヴォルフラム、きいてくれ-いかなる懺悔者も
今まで感じなかったほどの熱烈さを持って」
『パルジファル』より「アンフォルタス!あの傷!」
「ただ1つの武器だけが」
ジョン・トレレーヴェン(T)
イヴァン・アンゲーロフ(指揮) スロヴァキア放送交響楽団
今、数少ないヘルデン・テノールの一人、
トレレーヴェンのワーグナー・アリア集、待望の第2弾!
「ニーベルングの指環」名場面集(74321721142)に続くトレレーヴェンにとっ
て2枚目のソロ・アルバムとなる当ディスクは、「指環」以外のワーグナー・
オペラのテノールの役どころを網羅。
ワーグナーのオペラのテノール役中、最も超人的なスタミナを要求されるジー
クフリート。現在その役を歌える数少ないテノールとして、世界中のオペラハ
ウスから引っ張りだこの人気を誇るイギリス・コーンウォール出身の名歌手
ジョン・トレレーヴェン。ウィーン国立歌劇場、シカゴ・リリック・オペラ、
チューリヒ歌劇場、ロンドン・コヴェントガーデン王立歌劇場、ヘルシンキ歌
劇場、バルセロナ・リセウ歌劇場、ドレスデン歌劇場などの名だたるオペラハ
ウスでのジークフリートは絶賛に彩られ、2003年と2004年には東京・新国立歌
劇場での「ジークフリート」「神々の黄昏」でもセンセーションを巻き起こし
ている。DVDでもリセウ劇場のライヴでの「ジークフリート」「神々の黄昏」
「トリスタン」、アバド&ルツェルンの「トリスタン」、最近発売されたCDで
もラニクルズ指揮BBC響の「トリスタンとイゾルデ」でも好評を浴びています。
(すでに1989年にはバースタインの「キャンディード」(DG盤)にも出演。)
今回の録音時、なんと56歳! さらに歌唱に円熟味をにじませる現代最高の彼
のワーグナー・テノールの魅力をたっぷりと味わうことができます。
http://www.johntreleaven.com/
【録音】 2006年2月20日-26日、ブラティスラヴァ、スロヴァキア放送コンサ
ートホール

OC562 5枚組
※6月27日枚組でのご注文特価 \4200 通常価格 \5600
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲(全曲)
ラズモフスキー・クァルテット・ザールブリュッケン
当録音に際しては、モスクワのDSCH出版社から現在も出版が続けられている、
最新の全集版の楽譜が使われている。この全集版は、作曲者の最終の自筆譜の
みを参照して作成されているが、弦楽四重奏曲については、まだ全曲が出版さ
れているわけではなく、それらに関しては、既存の出版譜と自筆譜との比較検
討が行われ、これまで放置されていた出版時のミスプリントなどが修正された
(例えば第12番での12音列の誤りなど)。この過程で、作曲者の息子で指揮者
のマクシムと未亡人のイリーナが全面的に協力しており、これらの修正もマク
シムの承認ずみ。それゆえに、この全集録音によって初めてショスタコーヴィ
チが書いたとおりの音が再現されることになった。「父の弦楽四重奏曲の最高
の解釈」とマクシムが絶賛する決定盤の登場。
【ラズモフスキー・クァルテット・ザールブリュッケン】 2001年に結成。
主にロシアとウィーンの音楽をレパートリーにしている弦楽四重奏団。 ザー
ルブリュッケン放送交響楽団のコンサートマスター、ドラ・ブラチュコワを
第1ヴァイオリンに迎え、更なるショスタコーヴィチの真に迫ります。

OC577 \1400
シューマン:ピアノ・デュオのための作品集
「東洋の絵」Op.66、 「アンダンテと変奏」Op.46、
「ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44(クララ・シューマン編曲による4手のための
ピアノ編曲版:世界初録音)」
デュオ・ダコール(Shao-Yin Huang ・ Sebastian Euler)
ドイツ人と台湾人の若手、デュオ・ダコールによるシューマンの作品集。「東
洋の絵」はシューマン38歳の作品で、アラビアの詩人ハリリの散文詩「マカー
メン」から印象を得て作曲されたもの。西洋と東洋の美しき融合は、まさにこ
のデュオそのものと言えるだろう。世界初録音となる「ピアノ五重奏曲変ホ長
調Op.44(クララ・シューマン編曲による4手のピアノ版)」も興味深い。シュ
ーマンの室内楽作品の中でも「最もシューマンらしい」と言われるこの曲を、
ピアノの音色のみで表現することによって、何が見えてくるのだろうか?
じっくりと味わいたい1枚である。
【録音】 2006 年1 月16-18 日, ミュンンヘン、バイエルン放送第2スタジオ
での録音

OC545 \1400
ピアノ・トランスクリプション集
グルック(ジョヴァンニ・サムバティ編):
「オルフェオとエウリディーチェ」からのメロディー
J.S.バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ
シューベルト(リスト編):「水車職人と小川」「水の上で歌う」
「影法師」「魔王」
アンドレ・カプレ(マルグリス編):幻想物語「赤い死の仮面」
ワーグナー(リスト編):「イゾルデの愛の死」
ワーグナー(マルグリス編):「ジークフリートの葬送行進曲」
サン=サーンス(リスト&マルグリス編):交響詩「死の舞踏」
R=コルサコフ(ラフマニノフ編):「熊ばちの飛行」
ユラ・マルグリス(p)
「ホロヴィッツのスタインウェイを演奏する」ことで話題となったユラ・マル
グリスの最新録音。“彼はすごいらしい”と話題ばかりが先行する中、発売さ
れるのは過去の演奏の再発物ばかり。そろそろ新鮮な演奏が聴きたいと思って
いるファンも多いことでしょう。今作は2004年5月の録音。選曲は彼らしくト
ランスプリクションものばかり。とは言え、ワーグナー=リスト「愛の死」や
バッハ=ブゾーニ「シャコンヌ」はもう巷に溢れていてちょっと物足りないな
・・・・と思ってしまう方もいらっしゃるのでは。そんな方のためにマルグリ
スが用意したのが、自分で編曲した3曲の作品です。これを聴いたらもう何も
言えません。
【録音】 2004 年5月3-5日 ミュンヘン、バイエルン放送第2スタジオでの録音




<DHM>
82876849962 2枚組 \3000
モーツァルト:歌劇「ツァイーデ」
KV344/336b [未完のジンクシュピール]
ディアナ・ダムラウ(Sp)[ツァイーデ]
ミヒャエル・シャーデ(T)[ゴーマッツ]
フローリアン・ベッシュ(Br)[アラツィム]
ルドルフ・シャシュニック(T)[スルタン・ソリマン]
アントン・シャリンガー(Bs)[オスミン]
トビアス・モレッティ(語り)
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
ザルツブルクでのモーツァルト・イヤー記念演奏会を皮切りに、チューリヒ
歌劇場での「偽りの女庭師」、アン・デア・ウィーン劇場での「ルーチョ・
シルラ」と「第一戒律の責務」、ウィーンでの「解放されたベトゥーリア」、
ザルツブルク音楽祭での「フィガロの結婚」「皇帝ティートの慈悲」など、
モーツァルトの比較的知られざる作品を中心に獅子奮迅の活躍を続けるアー
ノンクール。そうした中で、今年3月にウィーンで演奏会形式として上演され
て大きな評判となった歌劇「ツァイーデ」のライヴ録音が早くも登場。
アーノンクールは、テルデック時代にモーツァルトの主要オペラ11 曲の全曲
録音を実現しているが、この「ツァイーデ」は含まれていなかったため、今
回のライヴ録音が初録音となる。アーノンクールのオペラ上演には欠かせな
いアントン・シャリンガー、ミヒャエル・シャーデらを軸に、ディアナ・ダ
ムラウやフローリアン・ベッシュら若手歌手を起用し、また語り部分の台本
がないため劇の進行を説明する語り役に、オーストリアの人気俳優であるト
ビアス・モレッティを登用して、この未完のオペラのリヴァイヴァルに成功
している。この作品には序曲はないが、その代わりにアーノンクールはモー
ツァルトの交響曲第32番を演奏している。
【録音:2006年3 月11 日&12日、ウィーン、ムジークフェラインザールで
のライヴ】

82876839902 2枚組 \3000
モーツァルト:歌劇「皇帝ティートの慈悲」 (全曲)KV621
ヴェッセリーナ・カサロヴァ(Ms)[セスト]
ヴェロニク・ジャンス(Sp)[ヴィテーリア]
アレクシア・ヴルガリドゥー(Sp)[セルヴィッラ]
ミケーレ・ブレート(Ms)[アンニオ],
チャールズ・カストロノーヴォ(T)[ティトゥス]
パオロ・バッタリア(Bs)[プブリオ]
ピンカス・スタインバーグ(指揮)
ミュンヘン放送管弦楽団
バイエルン放送合唱団[合唱指揮:ロベルト・ブランク]
マティアス・アンブロシウス(クラリネット・ソロ)、
オーフェ・クリューガー(チェンバロ)
近年「オペラ・セリアの古い様式に縛られた凡作」という従来の評価を覆し
つつある「皇帝ティートの慈悲」。モーツァルトの最晩年に、「魔笛」やク
ラリネット協奏曲と相前後して書かれたこのオペラは、モーツァルト記念イ
ヤーの今年に入ってからもドイツ・グラモフォンとフランス・ハルモニア・
ムンディからは、強力な歌手陣を揃えた新録音が2組も発売され、日本でも4月
に鬼才ペーター・コンヴィチュニー演出・ユベール・スターン指揮で二期会が
新演出上演(新国立劇場)を行い連日チケットが完売するなど、録音や話題
の上演が相次いでいるこのオペラの新録音が登場!
当アルバムは、2006年2月にミュンヘンで行われた演奏会形式のライヴ・レコ
ーディングで、何といっても現在セスト役として世界最高とされるヴェッセ
リーナ・カサロヴァが白眉。彼女にとっては、ザルツブルク音楽祭をはじめ
ヨーロッパの主要歌劇場で何度となく成功を収めてきた役柄であり、これま
でカサロヴァが参加したロッシーニやドニゼッティのオペラ全曲盤はあって
もモーツァルトのそれは今回が初めてであり、その意味でも要注目。その見
事な歌唱は、1997年に発売された「モーツァルト・オペラ・アリア集」
(09026686612)に収められたセストのアリアで確認できるが、今回の全曲盤
では、それから10年を経て豊麗さを増し、円熟の極みにある現在のカサロヴァ
のベスト・フォームを、聴衆を前にしたライヴ・レコーディングならではの
緊迫感とリアリティを加えて味わうことがきるはずである。
カサロヴァの他もベスト・キャストが集結しており、ヴィテーリアを歌うヴェ
ロニク・ジャンス、セルヴィッラを歌う期待のアレクシア・ヴルガリドゥー、
そして題名役ティートを歌うアメリカ人チャールズ・カステルノーヴォなど
の若手の最旬な歌手をそろえた贅沢なキャスティング。オペラには造詣が深
い指揮のピンカス・スタインバーグが全曲を見事にまとめ上げている。まさ
にティートの本命盤が登場!
※リブレット(歌詞)は、印刷物冊子としては付属しません。
CDのエンハンスド機能により、パソコンにてPDFファイルとして閲覧、印刷が
可能です。
【録音:2006年2月26日、ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイクにおけ
る演奏会形式上演でのライヴ】

82876771432 \1980
アニヤ・ハルテロス(Sp) -モーツァルト・アリアを歌う
「オレステスとアイアスの」- イドメネオより
「愛の神よ、照覧あれ」- フィガロの結婚より
「岩のように動かずに」- コシ・ファン・トゥッテより
「お願い、許して恋人よ」- コシ・ファン・トゥッテより
レチタティーヴォとアリア「私には分かっていた…ああ、私の見えない所へ
姿を消して」K.272
アリア「私は行く、しかしどこへ」K.583
レチタティーヴォとアリア「哀れな私、どこにいるの…ああ、口を聞いてい
るのは私でなく」K.369
ハイドン/シェーナ「私の美しい恋人よ、別れないで…ベレニーチェは何と
する」Hob.XXIVa-10
アニヤ・ハルテロス(Sp)
ピンカス・スタインバーグ(指揮) ウィーン交響楽団
ヨーロッパではすでに人気者で主要歌劇場から出演の依頼が殺到、ミュンヘ
ン、メトやウィーンでの公演も大成功。特に、「コジ」「ドン・ジョヴァン
ニ」「椿姫」「ボエーム」では歌だけでなく、演技でも絶賛を浴びています。
昨年、新国立劇場にて、ワーグナーの「マイスタージンガー」エヴァ役で大
絶賛を浴びたのは、新しいところ。今回、彼女新鋭アニヤ・ハルテロスのソ
ロ・アルバムは、モーツァルト・アリア集。今年のザルツブルクでも好演が
期待されますが、彼女の声は少々重めのソプラノで、とりわけ叙情的な歌に
対しては絶大なる表現力を発揮します。将来はルネ・フレミングやエリザベ
ト・シュヴァルツコップのような歌手として大成するのでは・・・・。そん
な煌きを感じてください!
【録音: 2005年12月 ウィーン、バウムガルトナー・カジノ】




<ARTE NOVA>
82876866302 9枚組 \3000(6月6日までのご注文分特価)
※通常価格 \4080
モーツァルト:ダ・ポンテ3部作BOX
「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」「コシ・ファン・トゥッテ」全曲
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
ウィーン放送交響楽団
素晴らしい躍動感とドラマ性にあふれた演奏で好評の、今、最もウィーンで
人気のある指揮者ド・ビリー。ウィーン国立歌劇場だけでなく、今年からは
アン・デァ・ウィーン劇場での指揮者にも選ばれ、革新的な演奏で大絶賛
(演出は別として)。彼のディレクションを得て、時に古楽器奏法を取り入
れた、見事なまでの変身を遂げたオーストリア放送SO。そしてウィーンを中
心に活躍するヴェテラン若手が集った歌手たちをバランス良く配置。その演
奏は、オペラの愉悦が生き生きと伝わってくる。ド・ビリーの絶妙なタメと
歌心は音楽を彫りの深い立体的なものにし、心地よいスピード感でぐいぐい
とドラマの世界に引き込まれて行きます。
※「ドン・ジョヴァンニ」は、ウィーン版のボーナス付ディスクで、このBOX
にも収録されます。

<EMI CLASSICS>
CDS-3593822 \1980
ラトル/惑星
ホルスト: 惑星 作品32
マシューズ: 冥王星、再生する者
(CD2はENHANCED DISC)
CD2
サーリアホ:小惑星4179-トゥータティス
ピンチャー:オシリスに向かって
ターネイジ:セレス
ディーン:コマロフの墜落
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ベルリン放送合唱団
サイモン・ラトル指揮
(2006年3月16-18日、ベルリン・フィルハーモニーでのコンサート・ライヴ)
21世紀の「惑星」、新鮮なオーケストラ・サウンドに磨きをかけた渾身の快演。
20世紀イギリスが生んだ代表的名曲「惑星」は日本でも大人気曲で、さらに
「ジュピター」のヒットで認知度を高めている作品ですが、ラトル、ベルリン
・フィルの絶好調コンビによる最新録音は大ベスト・セラーを期待できる仕上
がりです。現地ベルリンでのコンサート評判はもちろん大成功を修めています。
さらに「冥王星」(メジャー・レーベル初録音)とベルリン・フィルの委嘱作
4曲の世界初演、初録音はラトルならではの意欲的な取り組みです。ライナー
・ノートは曲目解説に加え、ラトルの序文と委嘱作の4作曲家自身のコメント
も掲載されます。エンハンストの映像部分は詳細不明ですがリハーサルやアー
ティスト達のコメントが予定されています。

CZSW-3653002 10枚組 \6500
ショスタコーヴィチ:交響曲全集
CD1
交響曲第1番へ短調Op.10 w/ベルリン・フィル
交響曲第15番イ長調Op.141 w/ロンドン・フィル
CD2
交響曲第2番Op.14「10月革命に捧ぐ」
交響曲第12番Op.112「1917年」
CD3
交響曲第3番「メーデー」
交響曲第14番Op.135「死者の歌」
CD4
交響曲第4番Op.43 w/以上バイエルン放響
映画音楽「馬あぶ」からの組曲Op.97a(ロマンス、定期市)w/ロンドン・フィル
CD5
交響曲第5番二短調Op.47 w/ウィーン・フィル
交響曲第6番ロ短調Op.54 w/オスロ・フィル
CD6
交響曲第7番ハ長調Op.60「レニングラード」 
w/サンクト・ペテルスブルグ・フィル
CD7
交響曲第8番ハ短調Op.65(ライヴ録音)
マリス・ヤンソンス・イン・リハーサル w/以上ピッツバーグSO
CD8
交響曲第9番変ホ長調Op.70 w/オスロ・フィル
交響曲第10番ホ短調Op.93
CD9
交響曲第11番ト短調Op.103「1905年」
ジャズ組曲第1番
ワルツ2-ジャズ組曲第2番より
タヒチ・トロット(Tea for Two)Op.16 w/以上フィラデルフィアO.
CD10
交響曲第13番変ロ短調Op.113 w/バイエルン放響
マリス・ヤンソンス指揮
生誕100年で完結したヤンソンスの集大成
約18年の歳月を費やし親しい関係の世界的8大オーケストラを指揮して完成した
交響曲全集を収めたボックス。父アルヴィドが、6曲の初演指揮したムラヴィン
スキーをアシストし彼自身も72年からレニングラード・フィルでムラヴィンス
キーのアシストを勤めたヤンソンス。「作曲者と同じ環境に暮らす人だけがそ
の音楽が語るものを直接的に理解し感じることができる」と語るヤンソンスの
注目の全曲録音です。
72Pブックレット、クリスマス・バジェット・ボックスと同仕様予定。

CZS-3656452 6枚組 \3150
BEST CLASSICS 100 VOL.2(International Version)
ビゼー:「カルメン」第1幕への前奏曲/小澤指揮
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番−第3楽章/マリナー指揮
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク−第2楽章/マリナー指揮
シャルパンティエ:テ・デウム−ファンファーレ/アンドレ(トランペット)
モーツァルト:クラリネット五重奏曲−第2楽章/マイヤー(クラリネット)
バーンスタイン:「キャンディード」序曲/リットン指揮 他全100曲
大ベスト・セラーの海外版(国内盤とは23曲異同があります)

CZS-3681372 2枚組 \1980
「モーツァルト・ヴォイセズ」
「フィガロの結婚」〜愛の神よ、安らぎを与えたまえ/ゲオルギュー(ソプラノ)
「魔笛」〜復讐の心は地獄のように/デセイ(ソプラノ)他全39曲
モーツァルトの声の名曲を集めた豪華2CD

●MID-PRICE OPERA
CMS-3586812 3枚組 \3950
ヘンデル:「アルチーナ」
オージェ、D.ジョーンズ、クールマン、ハーリィ、クウェラ、デイヴィース
トムリンソン、オペラ・ステイジ合唱団
シティ・オブ・ロンドン・バロック・シンフォニア
ヒコックス指揮
36Pブックレット

CMS-3586312 3枚組 \3950
ヴェルディ:「ドン・カルロ」
パヴァロッティ、レミー、デッシ、コーニ、ディンティノ、アニシモフ
ミラノ・スカラ座合唱団、管弦楽団
ムーティ指揮

CMS-3587152 4枚組 \5280
ワーグナー:「ジークフリート」
イェルザレム、マルトン、モリス、ハーゲ、アダム、リドル、ラッペ、
テ・カナワ
バイエルン放送交響楽団
ハイティンク指揮

CMS-3587242 4枚組 \5280
ワーグナー:「神々のたそがれ」
マルトン、イェルザレム、アダム、リポヴシェク、ハンプソン、
ブントシュー、トムリンソン、
バイエルン放送合唱団、交響楽団
ハイティンク指揮

CMS-3586622 2枚組 \2650
ロッシーニ:「イタリアのトルコ人」
カラス、ロッシ=レメーニ、ゲッダ、スタービレ、
ミラノ・スカラ座合唱団、管弦楽団
ガヴァッツェーニ指揮

VMD-3586942 2枚組 \2650
プロコフィエフ:「3つのオレンジの恋」
バキエ、ヴィアラ、ゴーティエ、ドゥボス、バスタン、
リヨン・オペラ合唱団、管弦楽団
ナガノ指揮

CMS-3586022 2枚組 \2650
モーツァルト:「フィガロの結婚」
タッデイ、シュヴァルツコップ、モッフォ、コッソット、ヴェヒター
フィルハーモニア合唱団、管弦楽団
ジュリーニ指揮

CMS-3586132 3枚組 \3950
オッフェンバック:「ホフマン物語」
シコフ、マレイ、ノーマン、プロウライト、セッラ
ブリッセル・モネ王立劇場国立オペラ合唱団、交響楽団
カンブルラン指揮

CMS-3586882 2枚組 \2650
シャプリエ:「エトワール」
アリオ=ルガス、ゴーティエ、バキエ、ラファネル、ダモント、ル・ルー、
ダヴィド
リヨン・オペラ管弦楽団、合唱団
ガーディナー指揮

CMS-3586702 2枚組 \2650
ヴェルディ:「オテロ」
ドミンゴ、リッチャレッリ、ディアス、
ミラノ・スカラ座合唱団、管弦楽団
マゼール指揮


<EMI HONG KONG>
CDC-3687362 番号変更3707142 \2080
「愛のロマンス」
カヴァティーナ、エル・コリブリ、コンドルは飛んでゆく、アストゥリアス、
愛のロマンス、アルハンブラの思い出、サパテアード、ミッシェル、
ラ・クンパルシータ、サクラ、アイ・ビリーヴ、アナク 他全17曲
スーフェイ・ヤン(ギター)
北京生まれの新進女流ギタリスト デビュー
7歳からギターに親しみ、中国国際ギター・フェスでデビュー注目を集める。
1995年彼女の演奏を聴いたジョン・ウィリアムスが自らのSmallmanギターを
与えたという逸材。

<NAXOS> 各1枚 \850
8.557452
クラウス(1756-1792):<ドイツ語歌曲全集>
クラヴィアに寄す/めんどり/アンセルムッチョ/揺りかごのそばの母/安楽
椅子の男/彼が死について学んだとき/雨の歌/子守歌「夜の冷たい顔をご覧」
/満足/春に寄す/フィディーレ/私はドイツの若者/子守歌「さあ、おやす
み、赤ちゃん」/ライン酒の歌/別れ/私の少女に/ばらの花冠/スイスのラ
ウンド・ソング/ルソーの世界/小川のほとりのダフネ/風にI/風にII/北
欧のやもめ/カスティーリャから来た黒い肌のリースヒェン/ハンスとハンネ
/健康 ※独語歌詞・英語対訳はwebsiteでご覧いただけます。
歌・演奏/ビルギット・シュタインベルガー(ソプラノ)、
マルティン・フンメル(バリトン)、グレン・ウィルソン(ピアノ)
モーツァルトと同じ時代にスウェーデンで活躍し、現在では北欧のモ−ツァル
トと呼ばれるクラウス。ナクソスでもすでに交響曲集などが評判ですが、ドイ
ツ語による歌曲を集めたこの一枚は、やはりモーツァルトの歌曲集を思わせ、
追従者としての地位を確かなものにするでしょう。

8.557656
ハイドン(1732-1809):<交響曲全集シリーズ第30集>
交響曲第14番/同第15番/同第16番/同第17番
演奏/ケヴィン・マロン(指揮)トロント・カメラータ
典型的な古典派の編成により、1760年代前半に書かれたとされる4曲を収録。
通奏低音にチェンバロを加えたバロック・スタイルの演奏で、初期古典派の雰
囲気を再現。さらに優雅さも加えたこの録音は、ほぼ無名に近い4曲の評価を
高めるでしょう。

8.557661-63 3枚組
ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):<セクエンツァ第1ー第14> 
セクエンツァ第1(フルートのための)/セクエンツァ第2(ハープのための)
/セクエンツァ第3(女声のための)/セクエンツァ第4(ピアノのための)
/セクエンツァ第5(トロンボーンのための)/セクエンツァ第6(ヴィオラ
のための)/セクエンツァ第7a(オーボエのための)/セクエンツァ第8
(ヴァイオリンのための)/セクエンツァ第9a(クラリネットのための)/
セクエンツァ第10(ハ調のトランペットと音を発しない共鳴だけのピアノの
ための)/セクエンツァ第11(ギターのための)/セクエンツァ第12(ファ
ゴットのための)/セクエンツァ第13(アコーディオンのための(シャンソ
ン))/セクエンツァ第14(チェロのための)/セクエンツァ第7b(ソプラ
ノ・サクソフォーンのための)/セクエンツァ第9b (アルト・サクソフォー
ンのための)
演奏・歌/ノラ・シュルマン(フルート)、
エリカ・グッドマン(ハープ)、トニー・アーノルド(ソプラノ)、
ボリス・ベルマン(ピアノ)、アラン・トゥルーデル(トロンボーン)、
スティーヴン・ダン(ヴィオラ)、マテイ・シャルツ(オーボエ)、
ジャスパー・ウッド(ヴァイオリン)、
ホアキン・バルデペニャス(クラリネット)、
ガイ・フュー(トランペット)、パブロ・サインス・ビジェガス(ギター)、
ケン・マンディ(ファゴット)、ジョゼフ・ペトリック(アコーディオン)、
ダレット・アドキンス(チェロ)、
ウォレス・ハラディ(ソプラノ・サクソフォーン&アルト・サクソフォーン)
「セクエンツァ」サイクル全16曲を網羅した3枚組(同様のDG盤とは若干収録
されている作品が異なります)であり、ルチアーノ・ベリオの代表作でもあ
る作品集を初めて聴く方にもおすすめ。ケージ作品の録音などがあるベルマ
ンなど、演奏者のクオリティも十分です。

8.557679
<スコアブック-17世紀ドイツの宮廷器楽集>
ベルタリ(1605-1669):
4声のソナタ ニ短調/シャコンヌ ハ長調/3声のソナタ ト長調 
J.M.ニコライ(1629-1685):2声のソナタ イ短調/2声のソナタ ハ長調 
作者不明:3声のシャコンヌ 
シュメルツァー(c.1623-80):ソナタと変奏 二短調 
ドレーゼ(c.1620-1701):3声のソナタ イ短調/2声のソナタ イ短調 
カプリコルヌス(1628-1665):シャコンヌ ニ長調 
シュニッテルバッハ(1633-1667):シャコンヌ イ長調
演奏/クリスティアン・ツィンケ(ディレクター)アンサンブル・エコー・
ドゥ・ダニューブ
J.S.バッハ以前のドイツ・バロックを俯瞰する作品集であり、落ち着いた中に
もさまざまな発展の予兆を感じる一枚。イタリアやフランスとの格差とドイツ
・バロックの特徴を知る、格好の選曲だと言えるでしょう。ウィーン出身のガ
ンバ奏者、ツィンケを中心としたアンサンブルの真摯な演奏も見事です。

8.557689
ブルッフ(1838-1920):
ヴァイオリン協奏曲第1番Op.26/コンツェルトシュテュックOp.84/
ロマンスOp.42
演奏/マキシム・フェドートフ(ヴァイオリン)、
ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
名作である協奏曲第1番をはじめ、ヴァイオリンが主役となる作品を集めた一
枚。あまり聴く機会のない2曲も、協奏曲と同様にロマン派の王道をゆく作品
であり、フェドートフの綿々と歌う演奏スタイルによって、曲の“歌心”が前
面に出ています。

8.557698
バックス(1883-1953):
ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲/クラリネット・ソナタ
ニ調/チェロとピアノのための民話/クラリネット・ソナタ ホ長調*/クラ
リネットとピアノのためのロマンス*/ピアノ、ヴァイオリンとクラリネット
のための単一楽章による三重奏曲* *印世界初録音
演奏/ロバート・プレイン(クラリネット)、
グールド・ピアノ・トリオ[ルーシー・グールド(ヴァイオリン)、
アリス・ニアリー(チェロ)、ベンジャミン・フリス(ピアノ)]
バックスの室内楽は他レーベルにもいくつかありますが、ここでは世界初録
音となる3曲が貴重な資料になるでしょう。ソリストとして活躍するプレイン
を中心に、ナクソスではおなじみのフリス率いるピアノ三重奏団も叙情的な
演奏を聴かせます。

8.557734
ウィラン(1880-1968):<天の王国で − 讃歌、アンセムとモテット>
天の王国で/讃歌「聖オズモンド」/正義の太陽/なんという安らかな休息
/「 観察者と聖なるもの」による讃歌とアンセム/ミサ・ブレヴィス第11番
/私が見ていると、見よ、白雲が現れ*/おお、主よ、われらを守りたまえ/
すべての栄光の王よ/「ピカルディ」による讃歌とアンセム/キリストは花園
を持ち/「今主の家に招かれ」による讃歌とアンセム/おお、なんと輝かしい
/おお、主をほめまつれ/恋人よ、美しいひとよ。さあ、立って出ておいで 
※英語歌詞付き
歌・演奏/ノエル・エジソン(指揮)
エローラ・フェスティヴァル・シンガーズ、
マシュー・ラーキン(オルガン)、
ヨセフ・シュヌアー(テノール・ソリスト)*
イギリスに生まれカナダへと移住。生涯にわたって800曲もの作品を残したヒ
ーリー・ウィランの作風は、実に親しみやすくアマチュア合唱団におすすめし
たいものばかり。この一枚は賛美歌風の優しさと美しさを持つ作品集であり、
合唱曲ファンにも喜ばれるでしょう。

8.557796
J.S.バッハ(1685-1750):フーガの技法より 
※自筆譜による出版前の稿BWV1080a
演奏/セバスティアン・ギヨー(ハープシコード)
通常の出版稿ではなく、自筆譜を頼りに構成・演奏したものであり、他の録音
と一線を画する内容。たとえば従来の「コントゥラプンクトス第3番」を「フー
ガ第2番」、「コントゥラプンクトス第3番」第10番と第14番を「フーガ第6番」
とするなど、かなり大胆とも言える違いがあるため、バッハ作品に詳しいリス
ナーでも驚くでしょう。ギヨーはドレイフュス、ルセ、アスペレンなどに学ん
だ奏者です。

8.557806
ヴァイス(1686-1750):<リュートのためのソナタ集第7集>
ソナタ第15番/ソナタ第48番
演奏/ロバート・バート(バロック・リュート)
J.S.バッハとほぼ同時代を生きたリュート奏者・作曲家の作品シリーズ第7弾。
第15番は13コースのリュートを駆使した作品であり、第48番は晩年の作品。ど
ちらも同シリーズでリリースされた他のソナタに劣らない曲です。

8.557850
フランケル(1906-1973):
映画音楽「吸血狼男」(初全曲録音)/映画音楽「ソー・ロング・アット・ザ
・フェア」/映画音楽「ジェット機M7号」-愛のテーマ/映画音楽「ザ・プリ
ズナー」(世界初録音)
演奏/カール・デイヴィス(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団
映画音楽の巨匠、カール・デイヴィスがナクソスに登場。「バルジ大作戦」な
どで映画音楽界にも足跡を残したフランケルの作品は、交響曲作家としてのス
ケールとオーケストレーションが特徴。ハマー・フィルムの名作ホラー映画な
どに命を与えています。

8.557852
ヴィヴァルディ(1678-1741):<宗教音楽全集第2集>
子らよ主をたたえよ/スターバト・マーテル/野に歌え、泉にほほえめ/明る
く輝く星 ※ラテン語歌詞、英語対訳付き
演奏・歌/ケヴィン・マロン(指揮)アレイディア・アンサンブル、
トレイシー・スミス・ベセット(ソプラノ)、
マリオン・ニューマン(コントラルト) 
※ピリオド楽器使用、ピッチa=415Hz(調律法:ヴァロッティ)
このところ、オペラも含めて声楽作品への評価が高まってきているヴィヴァル
ディ。同時代を生きたJ.S.バッハと比べ、メロディを重視した作風が特徴です
が、第1集(8.557445)に続くシリーズ2枚目も同様です。カナダの演奏家たち
による麗しい演奏が、音楽を飾ります。

8.557863
フィンジ(1901-1956):
幼少時の回想から受ける霊魂不滅の啓示(ワーズワースの詩によるテノール独
唱、合唱と管弦楽のためのオード)/聖セシリアに(ブランデンの詩による儀
式のためのオード) ※英語歌詞付き
演奏・歌/デーヴィッド・ヒル(指揮)
ボーンマス交響楽団(コンサートマスター:ダンカン・リデル)、
ボーンマス交響合唱団(合唱指揮:グレッグ・ベアードセル)、
ジェームズ・ギルクリスト(テノール)
今年が没後50年となるイギリスの作曲家であり、落ち着いた田園風景を音楽に
した作風で人気があるフィンジ。ワーズワースの詩をテキストにした「霊魂不
滅の啓示」は最高傑作という評価を受けており、イギリス音楽に興味を持つリ
スナーは必聴です。

8.559260
ドラックマン(1928-1996):
弦楽四重奏曲第3番/水の自然な反射/ダーク・ウィンド/弦楽四重奏曲第2番
演奏/グループ・フォー・コンテンポラリー・ミュージック
Koch Internationalから1998年にリリースされていた音源の移行発売。1960年
代から90年代にかけての幅広い時期における作品であり、ウェーベルン風の点
描主義を発展させた作風が特徴です。ドビュッシーの「前奏曲集」を意識した
マリンバ組曲「水の自然な反射」は、広く聴かれていい作品でしょう。

8.559289
グロリア・コーツ(1938- ):
交響曲第14番「微分音における交響曲」/交響曲第1番「開放弦の音楽」(アレ
クサンドル・チェレプニンの想い出に捧ぐ)/交響曲第7番
[第14番]クリストフ・ポッペン(指揮)
ミュンヘン室内管弦楽団、レイモンド・カフス(ティンパニ) 
[第1番]ヨルゲ・ロッター(指揮)ジーガーラント管弦楽団 
[第7番]オラフ・ヘンツォルト(指揮)バイエルン放送交響楽団 
第14番は世界初録音(2003年のライヴ録音)、第1番は1980年の録音、第7番は
世界初演時(1997年)のライヴ録音。貴重な音源を使った作品集であり、音響
のマジック的な独特の作風を再現している、現代作品ファン必聴の一枚です。

8.559456
バーンスタイン(1918-1990):
交響曲第3番「カディッシュ」(1963、1977改訂)*/チチェスター詩篇† 
※ヘブライ語・英語歌詞、英語による語り、英語対訳付き
演奏・歌/ジェラード・シュウォーツ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック合唱団
(合唱指揮:イアン・トレイシー)、
リヴァプール・メトロポリタン大聖堂合唱団、
リヴァプール・フィルハーモニック青少年合唱団、
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)*、ウィラード・ホワイト(語り)*、
マイケル・スモール(トレブル)†
ユダヤ教における頌歌または信仰告白を意味する「カディッシュ」は、神との
対話を通じて人間の尊厳を描くという、カンタータ的な交響曲。名歌手ホワイ
トが語りを務め、威厳のある演奏になっています。「チチェスター詩篇」は神
へと賛美と喜びを、少年合唱で歌いあげます。

8.570028
ハンドシキン(1747-1804):
<エカテリーナ2世の宮廷のヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン曲集>
ヴァイオリン・ソナタ第1番/同第2番/同第3番/ヴァイオリンのための6つの
古いロシアの歌*
演奏/アナスタシア・ヒトルーク(ヴァイオリン)、
ドミトリ・ヤクボフスキー(ヴィオラ)*、
キリル・エフトゥシェンコ(チェロ)*
ロシアの女帝エカテリーナ2世時代に、サンクト・ペテルブルク宮廷オーケス
トラの楽員となり、ロシアで最初のヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾと呼ばれ
たハンドシキン。収録された無伴奏ソナタ3曲でもその実力は証明され、ロシ
ア音楽にまたひとつ、新しい光が灯ったと言えるでしょう。


<NAXOS OPERA>
8.660116-17 2枚組 \2000
ベルリオーズ(1803-1869):劇的物語「ファウストの劫罰」(仏語歌詞)
演奏・歌/ジャン=クロード・カザドシュ(指揮)
リール国立管弦楽団、
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:ジャン・ロゼーナル)、
マリー・アンジュ・トドロヴィチ(メゾ・ソプラノ)、
マイケル・マイヤーズ(テノール)、アラン・ヴェルヌ(バリトン)、
ルネ・シルラー(バス)、フィリップ・ジェラール(イングリッシュ・ホルン)
※仏語歌詞、英語対訳はwebsiteでご覧いただけます。 
カンタータ集(8.555810)、「夏の夜」(8.557274)に続く、カザドシュとリ
ール国立管ほかによるベルリオーズ最新盤。2003年11月、リールにおけるライ
ヴ録音で、叙情的な側面を前面に出した演奏が特徴。その背景にはフランス・
バロック・オペラが見え隠れしているかのようです。24bit録音・編集。


<NAXOS HISTORICAL>
8.110996 \850
<ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの商業録音集(1940-1950)第3集>
モーツァルト(1756-1791):
交響曲第40番K.550(録音:1948年12月7日-8日、1949年2月15日、ウィーン) 
ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァイオリン協奏曲Op.61(カデンツァ:クライスラー)
(録音:1947年8月28日-29日、ルツェルン)
演奏/ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮) 
[モーツァルト]ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
[ベートーヴェン]ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)、
ルツェルン祝祭管弦楽団
ウォード・マーストン復刻。どちらもEMI録音として何度も再発売されている
有名であり、演奏には定評があるもの。同シリーズの既発売盤同様に、状態の
いいアナログ盤を使用した復刻です。

8.111088 \850
<アンドレス・セゴビア第2集:1946年ニューヨーク&1949年ロンドン録音集>
J.S.バッハ:
前奏曲ハ短調BWV.999/無伴奏チェロ組曲第3番-クーラント/リュート組曲
第2番-サラバンド/同-ブレー/同第4番-ガヴォット/無伴奏チェロ組曲第6番
-ガヴォット/フーガ ト短調(セゴビア編曲)/無伴奏パルティータ第2番-
シャコンヌ(セゴビア編曲)(以上、録音:1946年12月、ニューヨーク) 
ヴィラ=ロボス:練習曲第8番/同第1番 
モレノ・トローバ:
カスティーリャ組曲-第2番「アラーダ」/同-第1番「ファンダンギーリョ」
トゥリーナ:ファンダンギーリョ 
カステルヌオーヴォ=テデスコ:タランテラ/ギター協奏曲第1番 
ポンセ:南国風のソナティナ(以上、録音:1949年6月、7月、ロンドン)
演奏/アンドレス・セゴビア(ギター)、
アレック・シャーマン(指揮)ニュー・ロンドン管弦楽団
デヴィッド・レニック復刻。1946年のバッハはMusicraftレーベルから発売さ
れ、今回の復刻はオリジナルSPを使用したもの。1949年録音の曲はすべて
Columbiaからリリースされたものです。

8.111102 \850
<ザ・ジーリ・エディション第13集:ロンドン録音集1947-1949>
モーツァルト:すみれ 
ゴダール:歌劇「ジョスラン」-子守歌(仏語歌詞) 
ハーバート:
ライト・オペラ「おてんばなマリエッタ」-ああ、命の甘き神秘よ(英語歌詞)
モヤ:雅歌(英語歌詞) 
カルダーラ:
アリア「太陽の光のように」/パストラール「欺瞞に打ちかった愛の貞節」
-心地よい森、木の陰 
デュランテ(ドゥランテ):愛にみちた処女よ 
チェスティ:歌劇「オロンテア」-私の偶像のそばに 
マッツィオッティ:シチリアの朝の唄(シチリア方言歌詞) 
モンテヴェルディ:歌劇「アリアンナ」-私を死なせてください! 
ジョルダーニ:カロ・ミオ・ベン(いとしい私の恋人) 
A.スカルラッティ:
歌劇「ポンペオ」-私を苦しめないで/歌劇「愛のまこと」-ガンジス川に陽は
昇り 
アルファーノ:歌劇「マニュラのドン・ファン」-お前は美しき神の国に現れ
マスカーニ:歌劇「友人フリッツ」-ペッペも恋をした
ジビラーロ:
4つのシチリアの細密画「馬車引き」-第3曲夜のタンゴ(シチリア方言歌詞)
ヘンデル:歌劇「アタランタ」-いとしの森よ 
ボノンチーニ:グリゼルダ-恋ゆえに我が心君を 
チェスティ(パリゾッティ編曲):苦しめたもうなかれ 
ファソーロ:思い直せよ 
※解説に歌詞は付いておりません、言語記載のないトラックは全て伊語歌詞
です (録音:1947年-1949年、ロンドン)
歌・演奏/ベニアミーノ・ジーリ(テノール)、
ライナルド・ザンボーニ指揮の管弦楽団、
ヴィト・カルネヴァリ指揮の管弦楽団 
マーク・オバート=ソーン復刻。いよいよ晩年へと向かう時期に、得意のレ
パートリーを再録音しつつ、歌手としての集大成を図ろうと美声を惜しげも
なく収録したもの。特にイタリア・オペラのアリアは、彼が長い時間をかけ
て積み上げてきたものが表出しています。



<MARCO POLO>
6.220514(SACD-Hybrid) \1680
ブクステフーデ(c1637-1707):<オルガン作品全集第4集>
トッカータ BuxWV157/イエス・キリスト、汝はたたえられよ BuxWV188/わが
魂よ、今ぞ主をたたえよ BuxWV212/前奏曲ト長調 BuxWV147/カンツォネッタ
ハ長調 BuxWV167/カンツォネッタ ト長調 BuxWV171/マニフィカト BuxWV204
/今ぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間たちよBuxWV210/カンツォネッタ
ニ短調BuxWV168/前奏曲 BuxWV144/主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ
BuxWV196/暁の星のいと美しきかな BuxWV223/トッカータ ニ短調 BuxWV155
演奏/ビーネ・ブリンドーフ(オルガン……スウェーデン、ストックホルム、
聖ゲルトルート・ドイツ教会、デューベン製オルガン)
デンマーク生まれのドイツ人、ブクステフーデの膨大なオルガン作品を録音す
るこのシリーズは、ウィーン他で学んだブリンドーフによる作品への理解と、
作曲者と親交があったオルガン製作者による楽器のサウンドが相まって、意義
深いプロジェクトになっています。J.S.バッハと同列に並び、聴かれるべき作
品だと言えるでしょう。



<CPO>
777064-2 \1980
テレマン(1681-1767):<後期教会音楽集>
来れ、聖霊よTWV1:999/わが望みは無くTWV.1:992/来たりて讃えよTWV.1:462
演奏・歌/ルートガー・レミー(指揮)
ミカエルシュタイン・テレマン室内管弦楽団(古楽器使用)、
ミカエルシュタイン室内合唱団、ドロシー・ミールズ(ソプラノ)、
エリザベート・グラーフ(アルト)、クヌート・ショフ(テノール)、
エッケハルト・アベレ(バス) 
レミー得意のテレマン作品、その最新録音は1759年と1762年に作曲された晩年
の声楽作品。あまり知名度があるとは言えない作品でも、研究者、解釈者とし
て真摯にスコアを吟味し、その良さを伝えてくれます。ドイツ・バロック音楽
ファンは、あらためてご注目を。

777117-2 \1980
ベートーヴェン(1770-1827):<舞曲集>
12のコントルダンス(12の対舞曲)WoO.14/12のドイツ舞曲WoO.8/6つの夜会
メヌエットWoO.9/11のウィーン舞曲「メードリング舞曲」WoO.17(ベートー
ヴェン作とされる)
演奏/ミヒ・ガイック(指揮)
オルフェオ・バロック・オーケストラ 
いくつもの録音がリリースされている作品集ですが、オリジナル楽器オーケス
トラでの録音はまだまだ少数。交響曲などでは市民権を得ているピリオド・ア
プローチ(作曲当時の音と演奏)を、こうした作品で聴けるのは大きな喜びで
す。

777148-2 2枚組 \3960
レハール(1870-1948):
オペレッタ「エヴァ」(または工場の娘)(独語歌詞)
(アルフレート・マリア・ヴィルナー&ロベルト・ボダンツキー台本、ダイア
ローグを含む完全録音)
歌・演奏/モレニケ・ファダヨミ、ゾラ・アントニク、
ラインハルト・アレッサンドリ、トマス・マリク、ゲルハルド・バルッフ、
トマス・ツィステラー、
ヴォルフガング・ボジチ(指揮)
フランツ・レハール管弦楽団、
バート・イシュル・レハール・フェスティヴァル合唱団
(合唱指揮:トマス・フーベルト) 
楽しいだけがオペレッタじゃない!とでも言いたくなる、レハールの社会派作
品は、とある工場の労働者と雇用者のあつれきと、労働者たちの決起が題材。
1911年に初演された際にはスキャンダルを起こしましたが、今回の録音はすべ
てのセリフを再現させた、まさに蘇演となります。

777174-2 \1980
スーク(1874-1935):交響詩「夏物語」 
リャードフ(1855-1914):
魔法にかけられた湖 - おとぎ話の絵(ライヴ録音)
演奏/キリル・ペトレンコ(指揮)
ベルリン・コーミッシェ・オーパー管弦楽団 
ドヴォルザークやスメタナの叙情的な側面を受け継ぎ、豊かなメロディで20世
紀チェコ音楽史にレールを敷いたスーク。この作品は構成からも作風からも、
彼の“田園交響曲”だと言えるでしょう。幻想的なリャードフの音詩は、ほの
暗いロシアの民話を思わせます。

777198-2(SACD-Hybrid) \2550
リューベック(1654-1740):<オルガン作品全集>
前奏曲 ハ調/同ト調/同ニ調/プレアンブルム ヘ調(息子の作とされる)/
同ホ調/同ハ調/同ト調(息子の作とされる)/汝らキリスト者よ、こぞりて
主をたたえよ/いざ我ら主なる神に/主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ/甘
き喜びのうち(息子の作とされる)
演奏/フリードヘルム・フラメ(オルガン……ドイツ、ゴスラー近郊グラウホ
フ、聖ゲオルク参事会教会、クリストフ・トロイトマン製オルガン[1734-37年
製]使用) 
J.S.バッハと同時代に活躍した北ドイツ・バロックの作曲家によるオルガン曲
集(同名の息子による作品も含む)が、SACDの威力を十分に味わえるサウンド
により蘇りました。作曲者存命当時の楽器を使い、ブクステフーデやJ.S.バッ
ハらと同じ伝統を持つ音楽を、誇張することなく現代へと伝えてくれる一枚で
す。


<WIGMORE HALL LIVE>
WHLive0009 \1750
<ジョイス・ディドナート − ヴェネツィアの旅>
ロッシーニ:
老いのいたずら第1巻「イタリアの歌のアルバム」-競艇前のアンゾレタ/競艇
中のアンゾレタ/競艇後のアンゾレタ) 
ヘッド:ゴンドラ漕ぎ/サン・マルコ広場/レインストーム 
フォーレ:
5つのヴェネツィアの歌-マンドリン/ひめやかに/緑/クリメーヌに/やるせ
ない夢ごこち 
アーン:ヴェネツィア方言による6つの歌「ヴェネツィア」 
ヘンデル:歌劇「ジューリオ・チェーザレ」-希望よ(アンコール) 
ロッシーニ:歌劇「チェネレントラ」-悲しみよ去りゆけ(アンコール) 
(ライヴ録音:2006年1月16日、ウィグモア・ホール/BBCによる録音)
歌・演奏/ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)、
ジュリアス・ドレイク(ピアノ) 
ロッシーニ、モーツァルト、ヘンデルなどを主要なレパートリーとして、欧米
のオペラ・ハウスに登場。2002年には新国立劇場「セビリャの理髪師」公演で
ロジーナを歌い、日本のオペラ・ファンにも名前が知られるようになったディ
ドナート。このコンサート・ライヴでは、その得意とするロッシーニの歌曲に
はじまり、ヴェネツィアという街にちなんだプログラムで、リサイタリストと
しても一流であることを証明してくれます。名伴奏者ドレイクの配慮に満ちた
ピアノも聴きものです。

WHLive0010 \1750
チャイコフスキー(1840-1893):弦楽四重奏曲第3番 
シューベルト(1797-1828):弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」 
(ライヴ録音:2006年1月28日、ウィグモア・ホール)
演奏/コペルマン四重奏団
ボロディン弦楽四重奏団のメンバーだったミハイル・コペルマンを中心に、モ
スクワ音楽院を卒業したメンバーにより2002年に結成。スピヴァコフ率いるモ
スクワ・ヴィルトゥオージなど日本にもなじみのあるアンサンブルほかで活躍
したメンバーたちは、全員がロシア楽派の体現者であり、まさにボロディン弦
楽四重奏団から伝統を受け継いでいます。ウィグモアでのライヴでは2つの名
作を生き生きと奏でており、スタジオ録音では味わえないこの団体の音楽性が
伝わってきます。


<NAXOS DVD-VIDEO>
2.110513 \1750
<「音楽の旅」シリーズ − フィレンツェ>
ロッシーニ:
歌劇「ブルスキーノ氏、または替玉息子」-序曲/6つの四重奏のソナタ第2番-
Allegro/同-Andante 
パレストリーナ:ミサ曲集第5巻より「永遠のキリストの恵み」-キリエ 
ボッケリーニ:
ギター五重奏曲第1番-フィナーレ/ギター五重奏曲第2番-Polacca,Tempo di
Minuetto/ギター五重奏曲第5番-Allegro giusto 
プッチーニ:歌劇「ジャンニ・スキッキ」-私のお父さん 
モーツァルト:
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」-さあ、窓辺においで(ドンのセレナーデ)/
フルートとハープのための協奏曲-Andante 
ヴェルディ:
歌劇「リゴレット」-序曲/歌劇「オテロ」-デスデモーナの最後の情景 
ヴィヴァルディ:
リュート、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオRV.85(ギター用編曲)
パガニーニ:24の奇想曲-第9番「狩猟」(ギター用編曲)]
NTSC方式/画像構成比:4:3/音声方式:PCMステレオ、DTS5.1サラウンド/
53分32秒/片面一層ディスク(DVD5)
同シリーズ、久しぶりのリリースは、花の都とうたわれるイタリアの古都フィ
レンツェ。ルネサンスの時代よりメディチ家の繁栄によって美術や音楽、建築
が盛んな街であり、現代に残る名所旧跡も多数。観ているだけで優雅かつ豊か
な気分になれる風景であり、この街で栄えた音楽をBGMに、バーチャル芸術観
光ができるでしょう。演奏は、すべてナクソスの既発売音源によるものです。

2.110517 \1750
<「音楽の旅」シリーズ − ザルツブルク>
モーツァルト:
歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」-序曲/フルート四重奏曲第1番-Adagio/3つ
のドイツ舞曲-第3番「橇遊び」/ピアノ協奏曲第21番-Romanza/小さなジグ
ト長調/交響曲第25番-Allegro con brio/ファゴット協奏曲-Rondo −
Tempo di Menuetto/行進曲ニ長調-Maestoso/セレナード第3番-Allegro/
レクィエム(ジュスマイヤー版)-ラクリモーサ(涙の日)/クラリネット協
奏曲-Adagio/ディヴェルティメントK.138(125c)-Allegro
NTSC方式/画像構成比:4:3/音声方式:PCMステレオ、DTS5.1サラウンド/
55分40秒/片面一層ディスク(DVD5)
モーツァルト・イヤーにふさわしく、風光明媚な街であるザルツブルクのさま
ざまな風景を映像化。モーツァルトゆかりの場所も含め、歴史的にも重要でア
ンティークな雰囲気に満ちた街の様子を、モーツァルトの音楽と共に楽しめま
す。演奏は、すべてナクソスの既発売音源によるものです。



<OPUS ARTE DVD>
OA0948D(DVD-Video) 3枚組 \6150
日本語字幕付き
ワーグナー(1813-1883):
「ジークフリート」-楽劇「ニーベルングの指環」第二夜(独語歌詞)
エクストラ・フィーチャー[キャスト・ギャラリー/オペラ概要/プレゼンタ
ーのジーマン、作曲家ヴァヘマンス、ピアニストのミキシュによる「ジークフ
リート」紹介] 
(ライヴ収録:1999年、オランダ、アムステルダム、音楽劇場)
歌・演奏/ハインツ・クルーゼ、グレアム・クラーク、ヘンク・スミット、
ジャニーヌ・アルトマイアー、アンネ・イェヴァング、ヨーン・ブレヘラー、
カシュテン・スタベル、シュテファン・パングラッツ、
ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、
ピエール・アウディ(演出)、石岡瑛子(衣装)
NTSC方式/画像構成比:16:9Anamorphic/音声方式:DTSサラウンド、
LPCMステレオ/273分(オペラ226分、エクストラ47分)/英・仏・独・西・
伊・蘭・日本語字幕付き/片面一層ディスク(DVD5)&片面二層ディスク(DVD9)
サイクル第3弾は、前2作同様にアウディの演出、石岡瑛子による色彩的な衣装、
そしてヘンヒェンの壮大な音楽づくりなどが大きな力となり、ライヴ感と視覚
的・デザイン的な愉悦に満ちたステージを収録。ともすれば4部作のうちでも
っとも地味になってしまうこの楽劇を、飽きることなく見ることができるで
しょう。歌手陣の安定もまた、作品の素晴らしさを後押ししています。

OA0953D (DVD-Video) 2枚組 \4980
ロッシーニ(1792-1868):
歌劇「新聞」(伊語歌詞)/エクストラ・フィーチャー[ダリオ・フォーのイ
ンタビュー/オペラ概要/キャスト・ギャラリー] 
(ライヴ収録:2005年7月1日、3日、バルセロナ、リセウ劇場)
歌・演奏/チンツィア・フォルテ、ブルーノ・プラティコ、
ピエトロ・スパニョーリ、チャールズ・ワークマン、
アガタ・ビエンコフスカ、マリサ・マルティンス、シモン・オルフィラ、
マルク・カントゥッリ、
マウリツィオ・バルバチーニ(指揮)
リセウ劇場オーケストラ・アカデミー、インテルメッツォ合唱団、
イグナシオ・ルイス・デ・アレグリア(合唱指揮)、
ダリオ・フォー(演出・装置・衣装)
NTSC方式/画像構成比:16:9Anamorphic/音声方式:DTSサラウンド、
LPCMステレオ/155分(オペラ148分、エクストラ7分)/英・仏・独・西・伊・
カタルーニャ語字幕付き/片面一層ディスク(DVD5)&片面二層ディスク(DVD9)
ロッシーニによる、娘の結婚をめぐるコメディを、ノーベル賞作家のダリオ・
フォーが演出。パッケージからして扇情的なステージが予想されますが、単な
るドタバタに終わらずロッシーニ特有の洒落っ気を巧妙に出しているステージ
です。完全な形で収録されるのは初めてのことであり、ロッシーニおよびオペ
レッタ・ファンは必見。リセウ劇場らしい斬新さを伴った、カラフルな衣装や
ステージ・デザインもポイントです。

OA0954D(DVD-Video) 2枚組 \4980
ヴェルディ(1813-1901):
歌劇「アイーダ」(伊語歌詞)
エクストラ・フィーチャー[オペラ概要/キャスト・ギャラリー] 
(ライヴ収録:2004年10月15日、ベルギー、モネ王立劇場)
歌・演奏/ノルマ・ファンティーニ、マルコ・ベルティ、
イルディコ・コムロシ、マーク・ドス、オルリン・アナスタソフ、
グイド・イェンチェン、ミケラ・レモール、アンドレ・グレゴアール、
大野和士(指揮)
モネ王立劇場交響楽団・合唱団、ピアズ・マキシム(合唱指揮)、
ロバート・ウィルソン(演出・装置・照明)
NTSC方式/画像構成比:16:9Anamorphic/音声方式:DTSサラウンド、
LPCMステレオ/159分(オペラ154分、エクストラ5分)/英・仏・独・西・伊語
字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
「浜辺のアインシュタイン」などで知られるロバート・ウィルソンが、“禅の
ような”“能のような”と評されたほどのストイックさで表現する、新しい
「アイーダ」。大野和士とベルギーのモネ劇場による新しい世界であり、映像
で観る意味を十分に感じさせてくれるでしょう。ベルギーのロイヤル・オペラ
における公演のライヴです。アムネリスを歌うハンガリーのメゾ・ソプラノ、
コムロシが各紙で絶賛されました。



<EUROARTS DVD>
2050356(DVD-Video) \2700
J.S.バッハ(1685-1750):ミサ曲ロ短調(ラテン語歌詞)
(ライヴ収録:2000年7月28日、ドイツ、ライプツィヒ、聖トーマス教会)
演奏・歌/ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、
ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団、
ルース・ホールトン(ソプラノ)、マーティアス・レクスロート(アルト)、
クリストフ・ゲンツ(テノール)、クラウス・メルテンス(バス)
NTSC方式/画像構成比:16:9anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビー
・デジタル5.1/113分/ラテン・英・独・仏語字幕付き/片面二層ディスク
(DVD9)
TDKコアからリリースされていた同映像の移行発売。作曲者ゆかりの聖トーマ
ス教会で、やはり作曲者存命時にルーツを持つライプツィヒ・ゲヴァントハ
ウス管が演奏し、没後250年の記念として演奏された記録。指揮者のビラーは
聖トーマス教会のカントールであり、その意味でも信頼性の高い演奏であるこ
とは間違いありません。

2050366(DVD-Video) \2700
J.S.バッハ(1685-1750):音楽の捧げもの 
(ライヴ収録:2000年7月28日、ドイツ、ライプツィヒ、旧市庁舎)
演奏/バルトルド・クイケン(フラウト・トラヴェルソ)、
シギスヴァルト・クイケン(ヴァイオリン)、
ヴィーラント・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ローベルト・コーネン(ハープシコード)
NTSC方式/画像構成比:16:9anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビー
・デジタル5.1/54分/片面一層ディスク(DVD5)
TDKコアからリリースされていた同映像の移行発売。没後250年の記念にライプ
ツィヒで行われた音楽祭の映像であり、クイケン兄弟たちによる見事な演奏で
話題となったもの。映像だからこそ得られる情報もあり(楽器の演奏法など)、
バロック音楽ファンには特におすすめしたい作品です。

2054998(DVD-Video) \3450
ロッシーニ(1792-1868):歌劇「なりゆき泥棒」 (伊語歌詞)
(ライヴ収録:1992年5月1日-3日、ドイツ、シュヴェツィンゲン宮殿内ロココ
劇場[シュヴェツィンゲン音楽祭])
歌・演奏/ステュアート・ケイル、スーザン・パターソン、
ロバート・ギャンビル、ナターレ・デ・カローリス、モニカ・バチェッリ、
アレッサンドロ・コルベッリ、ポール・ケッペラー、オラツィオ・ロマーノ、
ワーナー・サイモン、
ジャンルイージ・ジェルメッティ(指揮)
シュトゥットガルト放送交響楽団、
スコット・ギルモア(ハープシコード)、
ミヒャエル・ハンペ(演出・装置)
NTSC方式/画像構成比:4:3fullscreen/音声方式:PCMステレオ、ドルビー
・デジタル5.1、DTS5.1/94分/伊・英・独・仏・西語字幕付き/片面二層
ディスク(DVD9)
1812年(20歳)にヴェネツィアで初演された作品であり、ジェルメッティと
ハンペがシュヴェツィンゲン音楽祭で取りあげた際、高い評価を受けたステ
ージを収録。ロココの雰囲気にあふれた演出とステージ・デザインであり、
それだけでも楽しめる作品です。

2055188(DVD-Video) \2700
モーツァルト(1756-1791):<ピアノとヴァイオリンのためのソナタ集>
ヴァイオリン伴奏のクラヴサンまたはフォルテピアノのためのソナタ第1番/
同第2番/同第3番/同第4番/同第5番/同第6番 
(収録:2005年12月17日-19日、ウィーン、キンスキー宮殿)
演奏/ギル・シャハム(ヴァイオリン)、オルリ・シャハム(ピアノ)
NTSC方式/画像構成比:16:9anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビー
・デジタル5.1、DTS5.1/99分/片面二層ディスク(DVD9)
シャハム兄妹によるモーツァルトは伸び伸びとした音楽が特徴であり、万人が
愛するモーツァルト像をストレートに表現したもの。ヴァイオリンやピアノを
習っている人にも安心してお手本に薦めることができるほど、スタンダードな
美しさに満ちています。



<DVD INTERNATIONAL>
DVDI0732(DVD-Video) \1750
<プラネット・アース:北アメリカ-宇宙から見た地球の映像>
[カリフォルニア・ドリーミング/太平洋岸北西部/カナダ西部/氷で覆われ
た北部/ロッキー山脈の高地/南西部/国境南部/テキサス/大草原地帯/カ
ナダ中心地/五大湖/ビッグ・マディ川/ディープサウス/アパラチア山道/
中部大西洋/北東部/カナダ東部]/追加フィーチャー[Windows DVD-ROM
フィーチャー]映像・音楽はDVD-VIDEOと同内容です。PCがインターネットに
接続されている場合、各映像に関するミッションの詳細をご覧いただけます。
ディスクには300以上の地球の画像(低・中・高解像度フォーマット)が含ま
れています。
音楽:Opus27(作曲・編曲・演奏)
NTSC方式/画像構成比:16:9 (1.78:1) 、4:3 Letterbox/音声方式:ドルビ
ー・デジタル5.1サラウンド・サウンド、DTS6サラウンド・サウンド/100分
/英語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
北アメリカの広大な大地と周囲の海が、宇宙からの壮大な映像で楽しめる一枚。
パソコン(Windowsマシン)を使うことで、さらに画像を楽しめます。BGV
としてもお子様への教育アイテムとしてもおすすめです。
好評発売中!
プラネット・アース:大洋・海・島・沿岸地域 - 宇宙から見た地球の映像 -
<DVDI0730>
プラネット・アース:オーストラリア - 宇宙から見た地球の映像 -
<DVDI0731>

<TESTAMENT>
SBTLP0111 \1850 ※ご予約締切日 6月24日
ワーグナー:
楽劇「ニーベルングの指環」-「ジークフリート」最終面
完全限定盤!
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団 
指揮:ヨーゼフ・カイルベルト
録音:1955年
試聴用、とはいえマニア垂涎のレア盤!衝撃のステレオ・リング全曲のLP発売
に先駆けて、テスト・プレスをこれまた完全限定でお届けします。CDでは残念
ながら伝えきれない、55年バイロイトの空気感を一足さきにどうぞご体感くだ
さい!
リング全曲LPは19枚組。予定小売価格も9万円前後と、かなりの高額商品とな
ってしまします。「どういった盤質なのか?」「CDとの音質の差はどれほどの
ものなのか?」どんなにその価値がわかっていても、やはり少々躊躇してしま
うもの。
そこで、テスタメントでは、19枚組本体のリリースに先駆けて、1面のみのテ
スト・プレスを先行発売することを決定いたしました!19枚38面あるうちの
1面(ジークフリートの最終面=11枚目のB面)をマニア垂涎の片面プレスで
お届けいたします。本体購入をすでに決定なさっている方も、片面プレスと
の聴き比べもできる必携アイテム。もちろん、本体プレス時にクオリティが
さがらないように、スタンパーはこのテスト・プレス用にもうひとつ作り直
すという配慮も忘れていません。
しかも、価格的には通常CDと同価格と試聴用ならではの低価格に抑えられて
います。装丁は、テスト・プレスですので、完全無地の白紙袋に品番がわか
るだけのステッカーが貼られた極めてシンプルなものになります。レーベル
部分もなにも印刷されておりません。しかしこれもまた、大型リリース前に
昔は必ずお目にかかった「白盤」を思い出させてくれるうれしいもの。内容
云々を別としても、クラシック・ファンとして持っていたいコレクター・ア
イテムともいえるかもしれません。
とはいえ、やはり聴いて頂きたいのは、その驚愕の高音質。もちろん既発の
CDでも、そのクオリティは証明済ではありますが、是非ともアナログ盤で体
感して頂きたいもの。単に「音」というだけでなく、その場の「空気」まで
もが鮮明に再現される様はまさに鳥肌ものです!

★一部宣伝広告で情報が流れていますが、19枚組のアナログ全曲盤が発売予
定になっています。価格は上記案内のように\90000程度の予定です。こちら
の商品のご購入をお考えのお客様は、出来ましたら早めにGoodiesまでご一報
いただければと思います。プレス数、確保可能数など流動的ですので、希望数
全数の確保が難しくなる可能性もございますので、よろしくお願いいたします。
今回の1枚ものも完全限定盤となります。こちらは締切日以降のご注文は商品
確保が出来なくなる可能性がございますので、お早めにご注文をお願いいたし
ます。Goodies




<fine NF>
NF 20302 \2730
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番
カザルス:鳥の歌
青木十良(チェロ)
青木十良90歳のバッハです。




<Arion>
ARN68713 \2180
SOLEDAD TENGUO DE TI-ルネサンス期のポルトガルの音楽
YA NAM QUERO SER PASTORA、DIPUES VIENES DELHALDEA (アンドラーデ・カ
ミーニャのペドロのモテット)、MIS OJOS TRISTES LHORANDO、NON ME
PREGUNTEIS A MIS MALES、NA FOMTE ESTA LIANOR、NON TENDES CAMA BOM
JESUS NAO、HA IA SOFFRIDO TANTO、NINHA ERA LA INFANTA、PARTO TRISTE
SALUDOSO、QUERO MIR MORAR AL MONTE (ヌーノ・アルバレス・ペレイアの
モテット)、QUAN BAXO APOSENTAS、EM MI GRAM SUFFRIMENTO(ヘレディア
のフアン・フェルナンデスのモテット)、DE VOS E DE MIM QUEXOSO、
O TEMPO BOM TUDO CURA、PUESTOS ESTAN FRENTE A FRENTE、ACABASEAMMIS
PLAZERES、PASSAME POR DIOS BARQUERO (ペドロ・デ・エスコバ)、
DESPUES QUE PASASTE EL RRIO、MINIMA DOS OLHOS VERDES、DESDE QUE IO
TE VI JOANILHA、QUISO MUESTRO DIOS AETERNO、SOLEDAD TENGO DE TI、
NAM VOS ACABEIS TAM CEDO、BEM SEI QUE MINHA TRISTURA、VOS SENHORA,
A MALTRATARME、NAO TRAGAIS BORZEGUIS PRETOS
アンサンブル・セラドン
ポーリン・ビュンドゲン(指揮&C-T)
大航海時代、栄華を極めたポルトガル。しかしながら、ルネサンス期にこの
国でなにが起こっていたのかは意外に知られていません。グレコ、セルバン
テスを輩出したスペインの隣国でもあり、ルネサンス三大発明のひとつ「羅
針盤」だけが活躍した訳ではありません。音楽分野ではロボやカルドーソが
いますが、デュファイやパレストリーナの名前があがるイタリア・ルネサン
ス期に比べ、研究が体系化されるまで及んでいないのは明らか。今回のこの
曲集でも1曲をのぞきすべて作者不詳。曲目も日本で通名があるものはなく、
すべて原語表記とさせて頂きました。(すみません・・・)ところが、オ
フィスで試聴しているとクラシック関係者ならずとも「このCDなに?」とこ
ぞって聞いてくるのです。聞きなれた西欧の響きとはどこか異なった非常に
アトラクティヴなメロディーの数々。すべての音楽ファンに是非一聴頂きた
い一枚です。
デジパック仕様。すべての歌詞の原語詩に加え仏・英の対訳が掲載された
ブックレットも大変貴重です!


●フランス・エスプリ・コレクション-COLLECTION FRENCH ESPRIT
ARN63656 \2180
J.F.ダンドリュー:クラヴサン曲集 第1巻 (1724年刊)
ブリジット・オードブール(Cemb) (Clavecin Henry Hemsch 1754)
録音:1977年 (1754年製Henry Hemschクラヴサン使用)
1977年録音のダンドリュー(ピエールの甥のほう)のクラヴサン曲集。第4巻
までのクラヴサン曲集を編んだダンドリューですが、実際、2巻以降は1巻の
作品のリアレンジなどが多く含まれており、なんといっても押さえておきた
いのは、この第1巻だといわれています。現在に至っても競合盤の非常に少な
い貴重レパートリー。

ARN63657 \2180
ヒンデミット:室内楽曲集
フルート・ソナタ
4手ピアノのためのソナタ
チェロ・ソナタ 第3番
ヴァイオリン・ソナタ
ミシェル・デボスト(Fl)
ジェラール・プーレ(Vn)
アラン・メウニエル(Vc)
クリスティアン・イヴァルディ、ノエル・リー(Pf)
録音:1981年
プーレ参加のヒンデミット:室内楽曲集が復活です!プーレ以上に、パリ管
首席として知られたデボストによるフルート・ソナタは絶品。チェロも先月
ご案内した6人組音楽集にも参加していたメウニエル。ピアニストふたりも高
名ですが、どちらがどの曲を伴奏しているかの表記がどこにもないのが、流
石フランス・レーベル・・・。そしてまた、フランスを代表するアーティス
トが勢ぞろいしているからといって、ヒンデミットを「フランス・エスプリ
・シリーズ」に組み込んじゃうとこもすご過ぎる、大注目盤です!

ARN63658 \2180
カンプラ:フランス語カンタータ集
ディドン、アリオン、エベ、怠惰なアキレス、ダフネ
ジャクリーヌ・ニコラ(S)
ダニエル・キュイエ(Vn)
フィリップ・ アラン=デュプレ(Fl)
ジェイ・バーンフェルド(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ミシェル・シャピュイ(Cem)
録音:1985年
オリジナルはピエール・ヴェラニーにあった貴重なカンプラのカンタータ集。
18世紀音楽の魅力を再発見させてくれます。Arion的には同名作品が入って
いてうれしいらしいです・・・。

ARN63659 \2180
ミヨー:
歌劇「哀れな水夫」(台本:J.コクトー)
弦楽三重奏曲
キャサリン・デュボスク(S)、クリスティアン・パピス(T)、
ジャン・フランソワ・ガルデイル(Bs)、ジャック・ボナ(Bs)
オペラ座ソリスト・アンサンブル/指揮:ジョナサン・ダーリントン
トリオ・アルベール・ルーセル
録音:1987年
1927年に初演された「哀れな水夫」はAccordのフレンチ・ミュージック・コ
レクションにミヨーによる自作自演がありますが、そちらはモノラルでした。
通常プラスチック・ケースながら仏語のテキスト(対訳はなし)が全編掲載
されています。

ARN263660 2枚組 \4360
ラモー:歌劇「遍歴騎士」(全曲)
オードリー・ミシェル、ギスレーヌ・ラファネル、
ニコラス・リヴェンク(Br)、
ブルース・ブリュワー(Bs)、グレゴリー・ラインハルト(Bs)、
ダグラス・ナスラヴィ(T)
アンサンブル・ヴォーカル・サジタリウス
ラ・グラン・エキュリー・エ・ラ・ シャンブル・デュ・ロワ
指揮:ジャン=クロード・マルゴワール
録音:1990年10月19-21日
3幕よりなるラモー24歳時の作品。いわゆるコミック=リリック・オペラで、
楽しい筋書きと叙情的なメロディーを含んだ珠玉の作品。90年、世界初録音
として登場してから長く決定盤として君臨した名盤のうれしい復活です。





<MD+G>
34113042 \2080
モーツァルト: 鍵盤楽器作品全集 Vol.4
ソナタ 第13番 変ロ長調 KV.333(315c)
前奏曲とフーガ ハ長調 KV.394(383a)
歌劇 「アルバのアスカーニョ」のバレエ音楽からクラヴィーアのための9つ
のスケッチ KV.111(Anh.207)
クラヴィア小品 ホ長調 KV.15mm
クラヴィア小品 ヘ長調 KV.15oo
クラヴィア小品 変ロ長調 KV.15pp
メヌエット 変ロ長調 KV.15qq
クラヴィア小品 「ピンピネッラ」ヘ長調 KV.33b
クラヴィア小品 変ロ長調 KV.626b/25
クラヴィア小品 ヘ長調 KV.15h
ソナタ 第6番 ニ長調 「デュルニツ」 KV.284(205b)
ジーグベルト・ランペ(ハープシコード、クラヴィコード、フォルテピアノ)
2005年にはじまったランペのモーツァルト鍵盤作品全集録音。過去3枚は、吉
田秀和先生にも愛聴して頂いておりレコ芸6月号の「之を楽しむ者に如かず」
(P.61)で言及されています。絶賛というよりは、本当に聴いて楽しんで頂
いている感じがにじみでている文章ですね。(第2巻ジャケ写が掲載されてい
ます。)そんな折、早くも第4巻が登場です。今回はKV.15「ロンドンのスケ
ッチブック」からの小品5曲や歌劇「アルバのアスカーニョ」のバレエ音楽な
ど珍品を多数収録。KV.15は旅先のロンドンで書きとめた断片的小品集で、た
わいもない作品ながらも少年モーツァルトの生き生きとした作風が随所に感
じられます。ランペは今回も3種類の楽器を使い分けており、ソナタ2曲は
フォルテピアノ、クラヴィア小品とメヌエットはクラヴィコード、前奏曲と
フーガ&バレエ音楽をハープシコードで演奏しています。

64413912 \2080
フランク:弦楽四重奏曲 ニ長調
ショーソン:弦楽四重奏曲 ハ短調 作品35"
シュピーゲル弦楽四重奏団
録音:2005年7月
シュピーゲル四重奏団は1996年創設で2002年からは北九州市出身の川口エリ
サが第1ヴァイオリンを務めているベルギーのカルテット。最近ではお国物ル
クーの弦楽四重奏曲集が静かなブームを呼ぶなど、コアなクラシック・ファ
ンからは注目されているグループです。今回のアルバムは前作に続いてフラ
ンクとその弟子ショーソンの作品。前作ではピアノ五重奏曲とピアノ四重奏
曲でしたが、今回は弦楽四重奏曲です。フランクの弦楽四重奏曲は晩年に書
かれ、50分近い大作ながら死の直前に行われた初演で大成功を収めた作品。
かたやショーソンの弦楽四重奏曲は、作曲家の事故死(自転車事故!)により
第3楽章の途中で未完に終わってしまった作品で、ショーソンが残したスケッ
チから同門のダンディが完成させ、出版されたました。ドイツ音楽の影響を
受け、印象派とはまた違った魅力を生み出したフランク一派のフランス音楽。
シュピーゲル四重奏団の厚みのある響きがフランクとショーソンの作風に見
事にマッチしています。

34513922 \2080
「ピアソラ作品集」
ブエノスアイレスの四季
タンゴ・バレエ
タンゴの歴史
フォー・フォー・タンゴ
マ・アロー・クィンテット
録音:2006年5月
ミュンヘン・コンクール優勝歴をもつ木管五重奏団、マ・アロー・クィンテ
ットのMD+Gレーベル第2弾はピアソラ作品集。アレンジはクラリネットのシェ
ーファーとホルンのグリューウェルが担当しています。ピアソラの作品は管
楽器で演奏される機会も多いですが、このアルバムでは各プレイヤーの個性
が生かされたアレンジで、ピアソラの名作から新鮮な響きを導き出していま
す。

60513942 \2080
シュトルツァー(1480頃-1526):詩編とモテット集
Super salutem et omnem pulchritudinem(救いとすべての美しきものの上に)
ああ、驚くべきまじわりよ
詩編37番 「悪をなす者のゆえに怒るなかれ」
詩編11番 「我は主を信じる」
詩編13番 「主よ、いつまで私をお忘れになるのですか」
詩編34番 「われら主をほめたたえん」
第6旋法によるマニフィカト
レクイエム・エテルナ(永遠の安息を)
ジョスカン・カペラ(声楽アンサンブル)
指揮:マイノルフ・ブリューザー
録音;2005年9月
詳しい経歴が残っておらず未だに謎の多いシュトルツァー。1522年からハン
ガリーの宮廷楽長を務めていたことだけがわかっています。彼は器楽曲や教
会音楽を数多くてがけ、ラテン語の聖歌の他ドイツ語でも多くの聖歌を作曲
しています。ジョスカン・カペラは1994年に結成された声楽アンサンブルで、
ソプラノ2人、テナー3人、バリトン1人、バス2人で構成されています。ルネ
ッサンス音楽や教会音楽を専門とするブリューザーの指揮の下、美しいハー
モニーを聴かせてくれます。

30314142 \2080
90314146(SACD-Hybrid) \2950
シューマン:
ピアノ四重奏曲 変ホ長調 作品47
ピアノ四重奏曲 ハ短調 
※蘇演版世界初録音
トリオ・パルナッスス
ハリオルフ・シュリヒティヒ(Va)
録音:2005年12月
シューマンのピアノ四重奏曲は、作品47が一般的に知られていますが、19歳
の時にもハ短調のピアノ四重奏曲を書いていました。この作品はシューマン
の典型的な若書き作品で、作曲家自身も後年に「不細工な四重奏」と語り酷
評していました。その後しばらく忘れ去られていたこの作品ですが、今から
30年以上前にボン大学の図書館が自筆譜を入手、専門家による研究がはじめ
られました。シューマンはピアニストでもあったため、自筆譜にピアノ・パ
ートを書き留める必要性がなく、楽譜には欠落箇所が多数ありました。そこ
で、ヨアヒム・ドゥラハイムとトリオ・パルナッススのメンバーらが修正や
補筆を行い、演奏可能な状態にした上で2005年2月にシュトゥットガルトで
蘇演されました。今回の録音は蘇演版の世界初録音で、円熟期に書かれた作
品47の四重奏曲とのカップリングです。ヴィオラには元ケルビーニ・カルテ
ットのメンバーでソリストとして活躍しているシュリヒティヒがゲスト参加。
ブックレットにはドゥラハイムによる解説が掲載されています。




<Accord>
4769151 3枚組 \5940
フンパーディンク:歌劇 「王様の子供たち」 全曲
ジョナス・カウフマン(T)、オフェリア・サラ(S)、
デートレフ・ロート(Br)、ノラ・グビッシュ(Ms)、
ラトヴィア放送合唱団
モンペリエ国立管弦楽団
指揮:アルミン・ジョルダン
録音:2005年7月、ドイツ語歌唱
意欲的なオペラ録音を続々とリリースしているモンペリエ国立管。今回のア
ルバムはフンパーディンクのオペラ「王様の子供たち」のフランス初演とな
る録音です。「ヘンゼルとグレーテル」に人気が集中しているフンパーディ
ンクですが、「王様と子供たち」もおとぎ話を元にしたオペラ。魔女によっ
てがちょうにされてしまった王女と、乞食になった王子の恋の物語で、最後
には魔女が毒を盛ったパンを食べて二人とも死んでしまうという、なんとも
可哀想なあらすじです・・・。フンパーディンクの音楽は、ワーグナー風の
分厚いオーケストレイションが魅力的で、METなどで活躍するカウフマンや、
ベルリン・ドイツ・オペラなどヨーロッパで大人気のスペインの歌姫オフェ
リア・サラをはじめ、脇役に至る歌手達までもがひじょうに充実した歌声を
聴かせてくれます。ちなみにオフェリア・サラは、来年日本で「ばらの騎士」
のゾフィー役を歌う予定です。

4769738 \1350
ジャン・ポール・ポレッティ:En Chemin..(途中で..)
1.Mal' Cunciliu
2.Lettera a Sergio
3.E Muntagne D'Ese
4.Imagina
5.Perche cantu
6.A Leccia
7.Miseremini Mei
8.Ecce Panis
9.Credo
10.A Tribbiera
11.Oremus
12.Eterna
13.Viaghj
14.S'elle tornanu un ghjornu
15.Terra Mea
ジャン・ポール・ポレッティ(Vo)他
録音:1989-2006年

4769739 \1350
ジャン・ポール・ポレッティ:カンタータ・コルシカ
ジャッキー・ミカエリ(S)、ミヤ・フラカッシニ(Ms)、
シリル・ロヴィーギ(T)、
ジャック・クリオリ&ジャン・ピエール・ポレッティ(Br)、
コスタ・パラドゥーカス(Org)、
サルテーヌ合唱聖歌団、ボノ・モンテヴェルティ合唱団、
ルーマニア・シビウ・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:シプリアン・パーラ
録音:2000年
コルシカ島の伝承音楽を素材に、独自の音楽を作曲しているジャン・ポール
・ポレッティ。地元コルシカ島では、ポリフォニーと呼ばれる独特の多声音
楽を伝えるために学校を設立、後進の指導にもあたっています。ACCORDから
は2枚のアルバムが出ていますが、今回さらに2枚加わります。1枚目の「En
Chemin」は彼の作品の聴きどころを集めたベスト盤的内容。ポピュラー音楽
のような歌から、美しい合唱曲まで、ポレッティの多彩な才能を楽しめます。
そして2枚目はポレッティの代表作「カンタータ・コルシカ」。1993年カンヌ
で書かれたこの作品は、1995年シャトレ座のシーズン開幕公演で初演され、
この作品によって彼はロンドン・ロイヤル・ミュージック・カレッジの名誉
会員に選ばれました。自らソリストとして参加しているこのアルバム、コル
シカ島の伝承音楽とクラシカルなスタイルの音楽が見事に融合した大作です。
うれしいミッド・プライスでの発売!


●Accord Baroque
良質のバロック音楽をミッド・プライス、美麗デジパックでお届けしてきた
Accord Baroqueシリーズ。ちょっと意外ですが、いままでのリリースはすべ
て1枚ものでした。今回、2枚組ものを5タイトル追加して、なんと全50タイト
ルの壮大なシリーズの完成となります!

4769486 2枚組 \2700
オルガン伴奏による珍盤!
J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集
CD1
ハ短調 BWV1017、ト長調 BWV1019A、ホ長調 BWV1016
CD2
ロ短調 BWV1014、ヘ短調 BWV1018、イ長調 BWV1015
アリス・ピエロ(Vn)
マルタン・ジェステル(Org)
1993年録音

4769653 2枚組 \2700
クリスマス前夜の徹夜の祈り
バッサーニ(1657頃ー1716):SALMI CONCERTATI(伴奏付き詩編曲集)
レグレンツィ(1629-1690):モテット
ル・パルルマン・ド・ミュジーク
指揮:マルタン・ジェステル
録音:1997年
バッサーニのSALMI CONCERTATIは、バロックの晩祷音楽の伝統にのっとって
書かれたバッサーニの代表作。このアルバムでは、バッサーニの同僚でもあ
ったレグレンツィのモテット3曲を、第2部の途中に挿入して演奏しています。

4769665 2枚組 \2700
ボノンチーニ:オラトリオ 「キリストの足下のマグダラのマリア」 全曲
アンサンブル・コンチェルト
指揮:ロベルト・ジニ
録音:1998年
ヘンデル最大のライバルであったボノンチーニ。そのオラトリオは、皮肉に
もヘンデルの語法にひじょうによく似たものでした。ジニの演奏は、この作
品の雄大さをよく表しています。

4769696 2枚組 \2700
カルダーラ:オラトリオ 「フランス王クロヴィスの改宗」 全曲
ル・パルルマン・ド・ミュジーク
指揮:マルタン・ジェステル
録音:1996年

4769483 2枚組 \2700
生誕350年!
マレ:ヴィオール作品集(未出版作品集)
CD1
1.スペインのフォリア
2.ヴィオールとテオルボのための前奏曲(テオルボ・ソロ版)
3.組曲 イ短調
4.クラヴサン独奏のためのシャコンヌ
5.組曲 ニ短調
CD2
1.組曲 ト長調
2.組曲 ホ短調
3.組曲 ニ調
4.組曲 イ長調
5.組曲 ニ短調(テオルボのための)
6.組曲 ハ調
ジョナサン・ダンフォード(バス・ヴィオール)
アンサンブル・ア・ドゥ・ヴィオーレ・ゼガレ
録音;2000年(CD1),2001年
バス・ヴィオール奏者ジョナサン・ダンフォールが入手した、マラン・マレ
の未出版作品をまとめて収録したアルバムがACCORD BAROQUEで復活。今年は
マレの生誕350年でもありました。

<WEITBLICK>
SSS0059-2 \1980
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」
ヤナーチェク:ラシュスコ舞曲集より第1、2、5、6番
クラウス・テンシュテット指揮
ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団
録音:1975年バイエルン放送によるスタジオ・ステレオ録音
誰がこの組合せを想像できたでしょうか!何と鬼才テンシュテットがあのミュ
ンヘン・フィルを指揮した唯一の録音。しかもバイエルン放送によるスタジ
オ録音という信じがたいシチュエーションでの共演です。テンシュテットと
ミュンヘンとのご縁はいくつかのバイエルン放送響との共演で確認済みです
が、特にこの音楽都市と密接だったというわけではありません。それなのに、
なぜ「チェリ以前」のミュンヘン・フィルとこうしたセッションがなされた
のか、興味は尽きません。そんなことよりも内容が尋常ではないのです。演
奏家が極限状態で繰り広げる凄演としか言いようのないシリアスでパワフル
なテンシュテット節が炸裂。弱音の美しさも特筆モノです。楽器同士でなさ
れる間断なき対話が隅々まで聴こえる点も、いかにもドイツの名門オケらし
い所です。録音も非常に分離が良く、幅広い音色変化による快感を得られま
す。テンシュテットはこの第5番「革命」を愛奏しましたが、初CD化レパート
リーです。フィルアップのヤナーチェクも初出レパートリーです。なにゆえ、
この希少な作品をテンシュテットが取り上げるのか?それは、このスタイリ
ッシュで、緻密な演奏を聴けば理由がはっきりします。WEITBLICKのテンシュ
テット・エディションは、未亡人との良好な関係を背景に今後も継続します。
ご期待下さい。





<スリーシェルズ・レーベル>
3SCD-0002 \2800
「3人の会 2006ライヴ」
團伊玖磨/管絃楽組曲「シルクロード」(1955)※世界初CD化
芥川也寸志/エローラ交響曲(1958)
黛敏郎/饗宴(1954)
本名徹次(指揮)東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
録音:2006.2.8 東京オペラシティコンサートホールにてライヴ収録
「3人の会」は、團伊玖磨、芥川也寸志、黛敏郎の3人が“割り勘”で自作品
発表のための演奏会を開催する目的で、1953年に結成されました。この会は経
済的な理由で結成されたことが特徴で、芸術感も作品の傾向も異なる3人の個
性が歩み寄ることなくぶつかり合い、それはむしろ3人の個性を強烈に際立た
せることになりました。演奏会は1954年の第1回から1962年の第5回まで開か
れ、当時、社会現象と言ってもいい程の大きな反響がありました。
「シルクロード」は、東アジアという広い視野に立って日本文化を捉えよう
としていた團が、日本がシルクロードの東の終点であることを意識して書い
た初期の傑作です。過去にレコード盤の録音がありましたが、CD化は今回が
世界初です。「エローラ交響曲」は、芥川がインドのエローラ石窟寺院を訪
れたときの圧倒的な感銘をもとに書かれました。東洋の空間、原始芸術を足
掛かりに、芥川が新しい音構成を実現しています。「饗宴」は、黛がオーケ
ストラという音響媒体そのものをインスピレーションの根源として書いた作
品で、従来のクラシック音楽を逸脱した爆発的音響と、ダイナミズムに圧倒
されるでしょう。
演奏は、本名徹次指揮による東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団。本
名の熱い内にも常に的確さを保持したタクトのもと、東京シティ・フィルが
美しくもアグレッシブな演奏を披露しています。この秀逸な演奏で「3人の会」
の音楽を改めて楽しめることは、大いなる喜びと言えましょう。
(2006.2.8東京オペラシティコンサートホールにてライヴ収録)




<GENUIN>
GEN 86068 \1980
リスト:ラ・カンパネッラ
D.スカルラッティ:ソナタ二短調K.141
リスト:ドン・ジョヴァンニの回想
モーツァルト:ピアノ・ソナタイ短調K.310(第8番)
ドビュッシー:
前奏曲集-「妖精たちはあでやかな舞姫」「ラヴィーヌ将軍、風変わりな」
「花火」
シチェドリン:バッソ・オスティナート
ショパン:練習曲ハ長調Op.10-1
リスト:ハンガリー狂詩曲第13番
カロリーネ・フィッシャー(ピアノ)
録音:2006年1月
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・メンデルゾーン・ホール
カロリーネ・フィッシャーは1982年ベルリン生まれのピアニスト。9歳で奨学
金を得、16歳のときにすでにハンス・アイスラー音楽大学入学するなど天才ぶ
りを発揮。スタインウェイ国際ピアノ・コンクール(ベルリン)、ソフィ・
シャルロッテ女王国際コンクール、ベルリン・ヤング・ピープル・コンクール、
チェコやミュンヘンでの国際コクンクールなど多数の優勝、受賞暦がある。ま
たヴェーバージンケ、バドゥラ=スコダ、ナセトキンなどのマスタークラスに
も参加し、めきめきと腕を上げています。このアルバムでもリストやショパン
といった高度な技術を要するロマン派を中心にバロック、古典、現代と幅広い
レパートリーを相当なヴィルトゥオージティを発揮し、美しく仕上げている。
確かな腕を持った期待の若手ピアニストです。

GEN 86061 \1980
「ノルベルト・ブルグミュラー:ピアノ作品全集+メンデルスゾーン、F・ブ
ルグミュラー」
N.ブルグミュラー:
ピアノ・ソナタヘ短調Op.8、ワルツ変ホ長調、マズルカ 変ホ長調、
狂詩曲変ロ短調、ポロネーズへ長調
メンデルスゾーン:
葬送行進曲Op.103(ノルベルト・ブルグミュラーのために)
フレデリク・ブルグニュラー:
幻想的夢想Op.41、25の練習曲Op.100-第2番「アラベスク」、第5番「無邪気」
第15番「バラード」、華麗なる円舞曲Op.106
トビアス・コッホ(ピアノ) 録音:2005年11月
教則本で有名なブルクミュラーの兄ノルベルト(1810-36)のピアノ作品全集。
カップリングにノルベルトの早すぎる死を偲んでメンデルスゾーンが作った葬
送行進曲と弟の有名な教則本からの3曲を含む作品を収めた好企画盤です。ノル
ベルトはわずか26年の生涯の中で2曲の交響曲、ピアノ協奏曲など多数の作曲
活動を行い長生きしたら大作曲家として名を残したかもしれない逸材でした。
シューマンやメンデルスゾーン等初期ロマン派のピアノ音楽ファンの方なら興
味はつきない1枚でしょう。





<コウベレックス・レーベル(日本)>
KRS-V018(DVD-Video) \5900
(片面1層/ 74分)
教則DVDビデオ「パイプオルガン入門」
第1章 パイプオルガンについて
各鍵盤の性格とパイプ、ストップの特徴、カプラー、スウェル、
各機能の説明、讃美歌21-7番「ほめたたえよ、力強き主を」
第2章 オルガン練習の基本
姿勢、手鍵盤の弾き方、足鍵盤の弾き方、足鍵盤の基本練習法
讃美歌21-493番「いつくしみ深い」(讃美歌312)を弾いてみる
第3章 手鍵盤のみの曲
アタックとリリース 他
J.S. バッハ:協奏曲イ短調BWV593 より 2楽章
F. クープラン「修道院のミサ」”クロモルヌのレシ”
第4章 足鍵盤が活躍する曲
D. ブクステフーデ:前奏曲、フーガとシャコンヌ ハ長調 より*
J.S. バッハ:“汝イエスよ、今天より降りたもうや”BWV650 より* 他
第5章 オルガンの名曲 演奏のコツ
アーティキュレーション、鍵盤の使いわけ、適したストップ、コラールの
演奏法ほか
J.S. バッハ:パストラーレ BWV590 より第1曲、
J.S. バッハ:“われ汝に呼ばわる、主イエスキリストよ”BWV639
J. パッヘルベル:“高き天よりわれは来たりぬ”
J.S. バッハ:フーガ ト短調 BWV578(小フーガ)
L.C. ダカン:スイスのノエル より*
L. ボエルマン:ノートルダムへの祈り
Th. デュボワ:トッカータ ト長調 [* 抜粋]
※付録資料 使用楽器のストップリスト、各曲の使用ストップ例
土橋薫(オルガン演奏とお話・構成)
使用楽器:LIC はびきのパイプオルガン(フェルスベルク社製/3 段手鍵盤、
43 ストップ)他
ピアノや電子オルガンなど鍵盤楽器の経験者が、初めてパイプオルガンに触
れるときに、最低限知っておきたい基礎知識を、オルガニスト土橋薫さんが、
わかりやすく実例で説明。また、オルガンの名曲演奏も多数収録されている
ので、オルガン演奏を見て楽しむこともできる、本邦初のパイプオルガン
教則DVD ビデオ盤です。
土橋 薫(オルガン)
大阪音楽大学ピアノ科及びオルガン科卒。東京芸術大学大学院修了。西ドイ
ツ・ウェストファーレン州立教会音楽学校留学。国内外各地での演奏活動で
好評を博す。現在、大阪音楽大学、相愛大学音楽学部、及び甲南女子大学の
講師。LIC はびきのオルガン講座講師。日本オルガニスト協会会員。





<ARTS>
●ARTS NEW HYBRID SACDシリーズ
47727-8(SACD-Hybrid) \2080
17世紀ペルーの音楽
サンチャゴ・デ・ムルシア(1682頃−1740頃)、
ファン・カバニレス(1644-1712)、
ホセ・マリン(1618-1699)、
ペドロ・ヒメネス(?-1668)、
トマス・デ・エレーラ(?-1620)、
フランシスコ・ゲラウ(1649-1722)
他 作者不詳の作品
ムシカ・フィクタ
録音:2002年9月 69:41
これは画期的録音だ。主として17世紀のペルーの音楽を集めている。ペルー
の音楽というと、民族音楽じゃないかと短絡に考えがちだか、ここに収められ
ているのは実に立派なルネサンス-初期バロックの音楽だ(つまり、ヨーロッ
パよりは時代差が生じているのだ)。サンチャゴ・デ・ムルシア(1682頃−
1740頃)、ファン・カバニレス(1644-1712)、ホセ・マリン(1618-1699)、
ペドロ・ヒメネス(?-1668)、トマス・デ・エレーラ(?-1620)、フランシ
スコ・ゲラウ(1649-1722)といった、名前の伝わっている作曲家の作品に加
え、作者の忘れられた曲も多数、しかしそれらも実に良い曲ばかりである。
ムシカ・フィクタは1988年、コロンビアのボゴタで結成した団体。南北アメ
リカのルネサンス、バロック期の音楽復興で高い評価を得ている。優秀録音
のSACDということでも注目。




<OTAKEN RECORDS(CD)>
TKC-305 \2080
(通常のCDです。CD-Rではありません。)
モーツァルト:
交響曲第40番ト短調 K.550
セレナード 第10番変ロ長調「グラン・パルティータ」K.361
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン・フィルハーモニー管楽アンサンブル
録音:1948年12月7-8日,1949年2月16日,
ウィーン,ムジークフェラインザール
1947年11月10日-12月3日,ウィーン,ブラームス・ザール
原盤:英HMV 78rpm D.B.9441-3
独エレクトローラ E 91 175
昨今、音盤に刻まれたかつての名演奏の版権が切れだし、誰でも自由にそれ
らを複製し多くの人々に提供できる有り難い時代になりました。しかしここ
で復刻盤製作者に要求されることは、原盤をいかに忠実に複製するかの一言
に尽きるかと思います。雑音を取り過ぎて演奏者のキャラクターまで消して
しまったり、パソコンで音をいじくり回して原音と似ても似つかぬものとし
てしまったりすることは、厳に謹まなければなりません。もし綺麗な盤と巡
り合うことが出来たなら、それをそのままストレートに複製するにこしたこ
とはないのです。幸い今回、品川征郎氏の盤庫で発見された本CDの原盤とな
ったレコードは、何れも状態の良いもので、何も足さず引かずのストレート
復刻が可能となりました。40番はオリジナル盤も含めLPは音質的に満足出来
るものがこれまでなく、今回SPを復刻するに及び初めて十全な再生が可能と
なりました。又、グラン・パルティータの方もフルトヴェングラーのありが
たい?唸り声や靴音までも鮮明にとらえた大変クリアーな音質を実現してお
ります。しかし今回それらのことより重要なことは、ここでは本当に涙の出
るぐらい美しい音楽が鳴っていることで、改めてモーツァルトを始めフルト
ヴェングラー及びウィーン・フィルのメンバーへの感謝の念でいっぱいにな
りました。この思いをモーツァルト・イヤーの今年、一人でも多くの方とお
分かち出来ればと存じ上げる次第です。
オタケンレコード 太田憲志




<COL LEGNO>
WWE20228 \1980
ヴォルフガング・リーム:3つの歌曲集
ハイナー・ミュラーの詩による11の歌曲(1999)
ヘルマン・レンツの詩による8つの歌曲(1998)
リルケの4つの詩(2000)
クリストフ・プレガルディエン(Ten)
ジークフリート・マウザー(Pf)
録音:2003年
COL LEGNOレーベル2006/07カタログ付き
リームの歌曲作曲家としての側面を知ることができる。シューベルト、マー
ラー、R.シュトラウス、ベルクと続くドイツ・リートの伝統を踏まえた叙
情的な歌曲集。後期ロマン派の香り漂う耽美的な世界。ドイツ・リート歌手
としてゆるぎない評価を得ているテノールのクリストフ・プレガルディエン
が好演。

WWE20227 \1980
ヴォルフガング・リーム:弦楽四重奏曲集IV
弦楽四重奏曲第10番(1993/1997)
弦楽四重奏曲第12番(2000/2001)
カルテット・スタディ(2003/2004)
ミンゲ四重奏団
録音:2005年
ベートーヴェンの偉業に挑むかのように留まることを知らないリームの弦楽
四重奏曲シリーズ第4集。40歳代前半の第10番から近作まで。第10番では演奏
者の語り(叫び?)も入る。

WWE20251 \1980
フリードリヒ・チェルハ:管弦楽作品集
帯(1959/1974)
ヴァイオリン協奏曲(2004)
ヨハネス・カリツケ(指揮)
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)、
エルンスト・コヴァチッチ(Vn)
ウィーン放送交響楽団
録音:2005年11月ウィーン・モデルン・ライヴ、2005年12月
オーストリア作曲界の大御所チェルハの新旧オーケストラ作品を2曲。33歳
の時の「帯」はリゲティの影響が見られるトーン・クラスターの作品だが
2004年に書かれた近作のヴァイオリン協奏曲は打って変わってかなり伝統的
なスタイルをとっている。ヴァイオリンのヴィルトゥオジティを駆使した、
かなり聴き映えのする曲。

WWE20013 2枚組 \3960
ロベルト・M・ヘルムシュロット(b.1938):
12の教会ソナタ(1984-1994)
CD1)
1番/トロンボーンとオルガン、2番/オーボエとオルガン、
3番/2つのトランペットとオルガン、4番/トランペットとオルガン、
5番/フルートとオルガン、6番/トランペット、トロンボーンとオルガン、
7番/チェロとオルガン
CD2)
7番(続き)、8番/ヴァイオリンとオルガン、
9番/ヴァイオリン、チェロとオルガン、10番/クラリネットとオルガン、
11番/ホルンとオルガン、
12番/3つのトランペット、3つのトロンボーンとオルガン
アビー・コナント(Trb)、ミヒャエル・ヘルムラート(Ob)、
クリスティアン・ヘーヘルル(Tp)、クレア・ゲネヴァイン(Fl)、
クレメンス・シュノール(Org)他
録音:1987-1998年
世界初録音
ヘルムシュロットはミュンヘン、シエナ、リエージュ、アメリカ・ニューハ
ンプシャーで学んだ。教会ソナタというタイトルは現代音楽には珍しいが、
それは彼がギリシャ、古代ローマの宗教と西洋文明のルーツに関心があり、
そこから自己の霊感を得ていることと関係がある。オルガンに伴われた1つ
から6つの独奏楽器のための12のソナタは比較的穏健で聴きやすい。

WWE20208 \1980
ヘスス・ルエダ(b.1961):室内楽作品集
カデンツァ-ピアノと室内オーケストラのための
イタカ-5楽器のための、
10楽器のための室内協奏曲第2番、
羅針儀箱-ピアノ五重奏曲、
しかし夜-室内オーケストラのための、
シナメイ-ピアノとアンサンブルのための、
伝説-4楽器のための
ホセ・デ・エウセビオ指揮
プロジェクト・ヘラルド
アナンダ・スカルラン(Pf)
録音:1999年
世界初録音
ルエダはスペイン出身で、ルイス・デ・パブロ、フランシスコ・ゲレーロら
に作曲を師事している。スペインの中堅世代として今後期待の作曲家。

WWE40001 \1980
トム・ソラ(b.1956):機械と電子楽器のための音楽
20の粘土(1993-98)-オルゴールのための9つの作品
蒸留(2002-04)-MIDI ピアノのための
3つの攻撃(2003)-MIDI キーボードのための
トム・ソラ(オルゴール、MIDIピアノ、MIDIキーボード)
ソラはルーマニア出身。ブカレストとシュトゥットガルトで学んだ。作品は
オルゴールとMIDIピアノのために作られており、たぶんにミニマル的。オル
ゴールのディアトニックで涼しげな響きが時に風鈴のように、滝のように、
時にテリー・ライリーのIn Cのように変化して耳に心地よい。時々変な叫び
声も入ってきて爆笑!




<CLASSICO>
CLASSCD655 \1850
「コントラ四重奏団/フェイヴァリット・アンコール」
ヴァイナー:ディヴェルティメント第1番より第1、第2楽章
ハイドン:弦楽四重奏曲第3番より第2楽章
モーツァルト:弦楽四重奏曲ニ短調より第3楽章
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番よりアンダンテ・カンタービレ
ニールセン:弦楽四重奏曲へ短調より第3楽章
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲《アメリカ》より第2楽章
スヴェンセン:弦楽四重奏曲イ短調より第2楽章
ランゴー:弦楽四重奏曲第6番よりスウェーデン民謡による部分
メニュ:ソナチネより第2楽章
コダーイ:弦楽四重奏曲第2番より第1楽章
オーレ・シュミット:弦楽四重奏曲第7番より第2楽章
ヴァイナー:ディヴェルティメント第1番より第3楽章
コントラ四重奏団
録音:2005年9月
コントラ四重奏団は1973年に第1ヴァイオリンのアントン・コントラによって
結成されたグループ。当CLASSICOには北欧の作曲家の作品を中心に多数の録
音がある他BISやKONTRAPUNKTといった北欧のレーベルによく録音している。
このアルバムは全て新たに録音されたものでアンコール集といっても普段あ
まり聴く機会のないものが多く含まれており、珍しい弦楽四重奏曲のガイド
としても絶好のオムニバス盤。

CLASSCD665 \1850
トーベン・エングホーフ/室内楽小品集
よい感じ、道化役者が庭に座る、それを取れ、ザ・ビートルズ(Strawberry
Weevils Forever)、エア、鳥たち、メロディ/1988年の夏
リトル・ピース、ジョン・コルトレーンの追憶によるコラール、
あなたのかかとをつけること、アントニオへのオマージュ、
僕は君のことを思う
光・風・音・ベルト、ジョーのコーヒー・ショップ、
序奏とインプロヴィゼーション、夜の歌第2番、喜びの踊り、
序奏とインプロヴィゼーション
ファビュレード第3、1番、グッドバイ
チカダ弦楽四重奏団、
コントラ四重奏団、
カリオン、トリオ・ディヴェルティメント、トーベン・エングホーフ(Sax)
ほか
録音:2004-2005年
エングホーフは1947年生まれのデンマークのジャズ・サックス奏者。彼が作
曲した室内楽曲を集めた。弦楽四重奏、木管四重奏、サックス、ピアノと編
成は様々。ユーモラスな小品集。

CLASSCD676 \1850
ショパン:序奏と華麗なポロネーズ、チェロ・ソナタ
シューマン:
アダージョとアレグロOp.70、民謡風の5つの小品、幻想小曲集
シムカ・ヘレド(Vc)
ジョナサン・ザーク(Pf)
録音:2005年
チェロのヘレドは永年イスラエル・フィルの首席奏者の勤めた他、ソリスト
としてもクリーヴランド管、ピッツバーグ響などと共演している。近年はポ
ーランドのポメラニアン・フィルの首席指揮者としても活動している。チェ
リストとしてCLASSICOレーベルに多数の録音がある。ピアノのザークはジュ
リアードで学んだ後、北南米、ヨーロッパで活躍。ヘレトとは1969年以来コ
ンビを組んでいる。

CLASSCD677 \1850
トマス・モーリー(1557/58-1602):2声-5声のためのマドリガル集
見よ花の多い所で、ダモンとフィリス、ああ芽の上さえも、優美な水仙、
美しいニンフが汝の恋人のところに来る、フルート二重奏、ああ汝を愛す、
他全21曲
アンサンブル・アマリリス
ゲスト:シレナ・リコーダー四重奏団
録音:2003年
アンサンブル・アマリリスは1995年に結成されたデンマークを代表するソプ
ラノ、メゾ・ソプラノ、テノール、バリトン、バスの混声古楽アンサンブル。
マドリガルの合間にフルート二重奏が入っている。典雅な世界。

CLASSCD678 \1850
「水彩画/スウェーデンのロマンティックなヴァイオリン音楽 」
トール・アウリン(1866-1914):
水彩絵の具(牧歌、ユモレスク、子守唄、ポルカ)、ロマンス
フーゴー・アルヴェーン(1872-1960):
君は静けさ憩い、森は眠り、ロマンス、悲歌
ウィルヘルム・ステンハンマル(1871-1927):ヴァイオリン・ソナタイ短調
エリザベト・ツォイテン・シュナイダー(Vn)
ウルリク・ステアク(Pf)
録音:2005年
19世紀後半から20世紀にかけて活躍したスウェーデンの作曲家のヴァイオリ
ン音楽。近現代的な要素はなく、民族的要素をもった親しみやすい音楽ばか
り。ヴァイオリンのシュナイダーとピアノのステアクはともにデンマーク王
立音楽院の出身でコンビを組んで活動している。

CLASSCD914 \1850
モーツァルト:喜びに胸は踊り、静けさは微笑みながら
R.シュトラウス:星、セレナード
D.アージェント(b.1927):6つのエリザベス朝の歌
エリック・バッハ(b.1946):Spejlet
パーセル:時間の音楽、キューピッド・狡猾な悪者
T.A.アーン:デリラ
ヘンデル:私の苦痛を信じる「アルチーナ」より、「デイダミア」より
パーセル:聴け!大気はこだまして
イェッテ・ローゼンダル(Sop)
フロデ・ステンゴー(Pf&Cemb)
ハンネ・T・ニールセン(リコーダー)
イエンズ・アストルップ(Vn)
ヨハン・クラルップ(Vc)
録音:2005年
ローゼンダルはデンマーク王立音楽院出身でエマ・カークビーにも師事し同
時にヴァイオリニストとしても活躍する驚くべきマルチ・ミュージシャン。
軽やかな歌声が魅力。




<CEDILLE>
CDR90000 089 \1980
シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番
マルティヌー:ヴァイオリン協奏曲第2番
バルトーク:2つの肖像
ジェニファー・コー(Vn)
カルロス・カルマー指揮
グラント・パーク管弦楽団
録音:2004年、2005年
ライヴ・レコーディング
1994年にチャイコフスキー・コンクールで特別賞を受賞して以来、アメリカ
を拠点に活躍しているジェニファー・コーのシカゴにおける最新ライヴ。プ
ログラムに東欧の近代作品ばかりを取り上げるあたりは心憎い。シマノフス
キの後期ロマン派の退廃的な協奏曲をコーは艶っぽさを持ちながらも毅然と
した態度で弾ききり圧巻。続くマルティヌー、バルトークも彼女の若さあふ
れる躍動感が印象的。

CDR90000 088 \1980
ヴァルター・ラブル(1873-1940):クラリネット四重奏曲 変ホ長調(1896)
ヨゼフ・ラボール(1842-1924):クラリネット五重奏曲 ニ長調(1900)
オリオン・アンサンブル
【ジェニファー・マーラス(Va)、 カスリーン・パートル(Cl)、
フロレンティーナ・ラムニチェアヌ(Vn)ジュディ・ストーン(Vc)
ディアナ・シュミュック(Pf)】
録音:2005年
ラブルは1873年ウィーン生まれ、ラボールは1842年ボヘミア生まれ。年代の
差はあるものの、ともに19世紀末から20世紀にかけてヨーロッパで活躍した
作曲家で、これまで全く知られていなかったといってよい。編成からおよそ
想像されるように作風はどちらもブラームスの影響が色濃い。マーラー、R.
シュトラウス、ツェムリンスキーらとは別の、当時のウィーンを中心とした
作曲界の潮流が、ここから想像できるだろう。当アンサンブルのメンバーは
全員女性のシカゴでは評判のサンサンブル。

CDR90000 090 \1980
現代アメリカ管弦楽作品集
バーバラ・コルブ(b.1939):オール・イン・グッド・タイム(1994)
アーロン・ジェイ・カーニス(b.1960):
サラバンダ・イン・メモリアム(1997/2003)
マイケル・ハーシュ(b.1971):記憶の灰(1999)
ジョン・コリリアーノ(b.1938):真夏のファンファーレ(2004)
ジョン・ハービソン(b.1938):管弦楽のためのパルティータ(2000)
カルロス・カルマー指揮
グラント・パーク管弦楽団
録音:2004-2005年
世界初録音
注目作はピューリッツァー賞受賞作曲家カーニスのサラバンダ・イン・メモ
リアムでバーバーのアダージョを思わせる悲しい叙情性が聴き手の心をわし
づかみにする。ハービソンのパルティータはストラヴィンスキーの新古典主
義期の作品を思わせる軽快な音楽。全体にエンターテイメント性に富んだ、
いかにもアメリカの現在を反映した管弦楽曲集である。グラント・パーク管
弦楽団はシカゴのグラント・パーク音楽祭のレジデント・オーケストラで
1943年ニコライ・マルコが初代首席指揮者を務めた。現在はウルグアイ生ま
れの中堅カルロス・カルマーがオーケストラと音楽祭の首席を務め、主にア
メリカの新作を演奏している。

<LIVING STAGE>
LS1061 2枚組 \2650
ヴェルディ:歌劇「運命の力」
フラヴィアーノ・ラボー(ドン・アルヴァーロ)、
マルチェラ・ディ・オスマ(レオノーラ)
ピエロ・カプッチッリ(ドン・カルロ)、
フィオレンツァ・コッソット(プレチオシルラ)
オッターヴォ・ジーノ指揮
パルマ・ディ・レジオ歌劇場管弦楽団、合唱団
1961年10月26日ライヴ モノラル
音質良好です。

LS1131 2枚組 \2650
マスネ:歌劇「マノン」
ヤネッテ・ピロウ(マノン)、
アルフレード・クラウス(騎士:デ・グリュー)
デイヴィッド・ホロウェイ(レスコー)、
ジョルジョ・トッツィ 他
レナルド・ジョヴァニネッティ指揮
ダラス市立歌劇場管弦楽団、合唱団
1977年12月14日ライヴ モノラル
音質良好です。





<VENEZIA>
CDVE44252 6枚組 \4500
プロコフィエフ:交響曲全集、ピアノ協奏曲全集
Disc.1
ヴァイオリン協奏曲第1番 ダヴィド・オイストラフ(Vn)
セルゲイ・プロコフィエフ指揮
ソビエトRTV大交響楽団 1938年録音
「ロメオとジュリエット」第2組曲
セルゲイ・プロコフィエフ指揮
ソビエトRTV大交響楽団 1938年録音
ピアノ協奏曲第1番
Disc.2
ピアノ協奏曲第2番、第3番
Disc.3
ピアノ協奏曲第4番「左手のための」、第5番
以上、ヴィクトリア・ポストニコワ(Pf)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
ソビエト文化省交響楽団
以上、ピアノ協奏曲は1983-87年録音
交響曲第1番「古典的交響曲」
Disc.4
交響曲第2番、第4番(改訂版)
Disc.5
交響曲第3番、第6番
Disc.6
交響曲第5番、第7番「青春」
以上、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
ソビエトRTV大交響楽団
以上、交響曲は1962-68年録音
メロディア原盤。特に交響曲2番にマスターテープに起因する音の揺れ、左右
バランスの悪さが聴き取れます。ご了承下さいますようお願いいたします。
ソビエトRTV大交響楽団は、現在のモスクワ放送交響楽団です。
名演奏の復刻。お買い得盤です。




<ARCHIPEL>
ARPCD0299 \950
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
グレ・ブラウェンステイン(S)
アニー・ハームズ(A)
エルンスト・ヘフリガー(T)
ハンス・ヴィルブリンク(B)
オットー・クレンペラー指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
アムステルダム・トーンクンスト合唱団 1956年5月17日ライヴ
Music&Arts他で発売あり。
やや早めで力強く、生命力溢れる名演奏、待望の復刻です。
とても良い音質です。

<Hyperion>
CDA 67550 \2080
SACDA 67550(SACD-Hybrid) \2850
ヨハネス・ブラームス(1833−1897):
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83/4つのピアノ小品Op.119
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)、
アンドルー・リットン(指揮)、ダラス交響楽団
これまでのアムランの録音を辿ってみると今回のブラームスは意外という印象
を受けなくも無いが、類稀なる音楽性と世界を驚愕させるテクニックを兼ね備
えたアムランにとって、超絶技巧と研ぎ澄まされた音楽性を必要とするこの作
品こそ最も相応しい選曲と言えるのではないだろうか!
伴奏にはスティーヴン・ハフとのラフマニノフのピアノ協奏曲全集
(CDA 67501)で高性能オーケストラとしての実力を如何なく発揮するなど、
素晴らしい演奏を聴かせてくれたリットン&ダラス交響楽団のコンビを起用す
るなど万全の体制。
冒頭のホルン・ソロからアムラン・ワールドに引き込まれていくことは想像に
難くない。しかもブラームスのピアノ協奏曲第2番は今年9月に来日予定となっ
ているアムランの公演予定曲目なのである!

CDA 67577 \2080
オルガン・ファイヤーワークスXI ――
アーロン・コープランド(1900−1990):パラブル
エドウィン・ルメア(1865−1934):モダンなマーチOp.2
L・ヤナーチェク:オルガン・ソロ
ジャン・ラングレ(1907−1991):リパブリック賛歌
ジョン・ベーンケ(1953−):Go tell it on the mountain
デイヴィット・ジャーマン(1954−):
フェスティヴ・トランペット・チューン
マティアス・ナーゲル(1958−):Danke-Swingfuglein
ウジェーヌ・ジグー(1844−1925):Grand Choeur Dialogue
アレクサンドル・ギルマン(1837−1911):コラールとフーガ
モンス・レイドヴィン・タクレ(1942−):Festmusikk
シャルル=マリー・ウィドール(1844−1937):Marche Americaine Op.31
イアン・ファリントン(1977−):ファスト・ダンス
ハンス=マルティン・キーファー(1956−):ブルース・コラール
ヨゼフ・ヨンゲン(1873−1953):英雄的ソナタOp.94
クリストファー・ヘリック(オルガン)
これまでにリリースされているオルガン・ファイヤーワークスの演奏全てに参
加するなどオルガンのヴィルトゥオーソとして名高いクリストファー・ヘリッ
ク。カナダのユージン・マクダァモット・ コンサートホールに設置されてい
る巨大なオルガンを使用して行われたレコーディングである。




<Helios>
CDH 55224 \1200
アレクサンドル・グラズノフ(1865−1936):ピアノ独奏曲全集第4巻 ――
前奏曲と2つのマズルカOp.25/舟歌/2つの即興曲Op.54/牧歌嬰ヘ長調Op.103
/勝利の行進曲Op.40/ヴォルガの舟歌Op.97/宗教的旋法でOp.38/パ・ド・
カラクテールOp.68/ピアノ・ソナタ第2番ホ短調Op.75
スティーヴン・クームズ(ピアノ)
ロシア5人組の流れを引き継ぐ名作曲家のピアノ作品を網羅した貴重なシリー
ズ第4弾!CDA 66866からの移行再発売。

CDH 55256 \1200
トーマス・リンリー(1756−1778):カンタータと劇場音楽 ――
嵐の音楽/ドゥエンナへの序曲/向こうの林の中で/Ye nymphs of Albion's
beauty-blooming isle/ダースラ
ジュリア・グッディング(ソプラノ)、ポール・グッドウィン(オーボエ)、
ポール・ニコルソン(指揮)、パーリー・オヴ・インストゥルメンツ
惜しくも若くして世を去ったイギリスの天才作曲家による美しき音楽の数々。
CDA 66767からの移行再発売。





<COE Records(新規契約)>
ヨーロッパ室内管弦楽団の自主制作「COE Records」の取り扱いを開始!
今年2006年でヨーロッパ室内管弦楽団が創立25周年を迎えるにあたって、1980
年代にレコーディングが行われた名演奏の数々の復刻が実現!
オーボエのダグラス・ボイド、フルートのティエリー・フィッシャー、クラリ
ネットのリチャード・ホスフォード、ホルンのジョナサン・ウィリアムズなど、
世界に名立たる名手たちの至芸を存分に堪能することの出来るシリーズ。
なおすべてのタイトルにヨーロッパ室内管弦楽団のチェアマン、ピーター・
リードマンによるオーケストラの歴史やデータなどが掲載されいる点も嬉しい
ポイント。

CDCOE 808 \1150
W・A・モーツァルト:オーボエ協奏曲ハ長調K.314
R・シュトラウス:オーボエ協奏曲ニ長調
ダグラス・ボイド(オーボエ)、
パーヴォ・ベルグルント(指揮)、ヨーロッパ室内管弦楽団
オーボエ協奏曲の筆頭格である2大作品でソリストを務めるのは、現在指揮活
動も活発に行っているダグラス・ボイド。タクトを執るのはヨーロッパ室内管
と多くの名演を残してきたフィンランドの巨匠パーヴォ・ベルグルントという
強力タッグ!

CDCOE 801 \1150
A・ドヴォルザーク:
弦楽のためのセレナード ホ長調Op.22
管楽のためのセレナード ニ短調Op.44
アレグザンダー・シュイナイダー(指揮)、ヨーロッパ室内管弦楽団
ヴァイオリニスト、指揮者として名を馳せたアレグザンダー・シュナイダーと
の録音が一挙7タイトルのリリース。P 1984/C 2006

CDCOE 802 \1150
W・A・モーツァルト:
セレナード第12番ハ短調K.388《ナハトムジーク》/同第11番変ホ長調K.375
アレグザンダー・シュイナイダー(指揮)、
ヨーロッパ室内管弦楽団の木管奏者たち
オーボエのボイド、クラリネットのホスフォード、ファゴットのオニール、
ホルンのウィリアムズら8人の名奏者たちが大活躍。P 1986/C 2006

CDCOE 803 \1150
W・A・モーツァルト:協奏交響曲変ホ長調K.297b
J・S・バッハ:オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ハ短調
A・ヴィヴァルディ:協奏曲ハ短調
アレグザンダー・シュイナイダー(指揮)、ヨーロッパ室内管弦楽団
モーツァルトの「協奏交響曲変ホ長調K.297b」でもダグラス・ボイドら4人の
ソリストがその実力を存分に発揮。セント・ジョンズ・スミス・スクエアでの
ライヴ録音。P 1984/C 2006

CDCOE 804 \1150
W・A・モーツァルト:
セレナード第10番変ロ長調K.361《グラン・パルティータ》
アレグザンダー・シュイナイダー(指揮)、
ヨーロッパ室内管弦楽団の木管奏者たち
モーツァルトの名作でのパフォーマンスは、録音から時が経った現在でも色褪
せずに輝きを放っている。C 2006

CDCOE 805 \1150
W・A・モーツァルト:
ホルン協奏曲第1番ニ長調K.412/同第4番変ホ長調K.495/
同第2番変ホ長調K.417/同第3番変ホ長調K.447
ジョナサン・ウィリアムズ(ホルン)、
アレグザンダー・シュイナイダー(指揮)、ヨーロッパ室内管弦楽団
現在も主席奏者として在籍中のジョナサン・ウィリアムズがソリストを務める
圧巻のモーツァルト・アルバム。P 1986/C 2006

CDCOE 806 \1150
W・A・モーツァルト:
交響曲第38番ニ長調K.504《プラハ》/同第39番変ホ長調K.543
アレグザンダー・シュイナイダー(指揮)、ヨーロッパ室内管弦楽団
ヨーロッパのみならず世界屈指と謳われる室内管弦楽団の実力を確認するに打
って付けのカップリング。P 1986/C 2006

CDCOE 807 \1150
L・V・ベートーヴェン:
六重奏曲変ホ長調Op.71/五重奏曲変ホ長調H.19/ロンディーノ 変ホ長調
/八重奏曲変ホ長調Op.103
ヨーロッパ室内管弦楽団の木管奏者たち
管楽器アンサンブルのレパートリーにおいて、重要作品として重宝されている
ベートーヴェンの作品を抜群の演奏で。P 1986/C 2006





<Resonance>
旧譜再案内
RSB 501 5枚組 \4050
W・A・モーツァルト:後期交響曲集
交響曲第25番-交響曲第41番
ジェーン・グローヴァー(指揮)、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
1990年と98年に録音が行われたグローヴァーの指揮によるモーツァルトの名盤
をご好評に付き再度ご案内いたします。通常演奏されない第37番ト長調(ミ
ヒャエル・ハイドン作/序奏のみモーツァルトの作)が全曲収録されており
資料としても貴重なセット!





<Guild>
GMCD 7306 \2180
フリッツ・ブルン(1878−1959):
交響曲第9番ヘ長調/交響詩《Aus dem Buch Hiob》
アドリアーノ(指揮)、モスクワ交響楽団
20世紀スイスに活躍し、「スイスのシベリウス」とも呼ばれたフリッツ・ブル
ン。1950年7月28日に完成した「交響曲第9番」は5楽章形式のロマン派的な曲
想を持った作品である。
スイスの指揮者、作曲家であるアドリアーノとモスクワ交響楽団のコンビは、
「Sterling」レーベルにも多くの録音を残すなど名物コンビとしてファンの間
で知られる存在。ちなみに「Sterling」からは同コンビの演奏でブルンの「交
響曲第3番」(CDS 1059-2)の録音がリリースされている。

GMCD 7303 \2180
20世紀スイスの弦楽四重奏曲集 ――
ハンス・ショイブレ(1906−1988):弦楽四重奏曲Op.19
マインラート・シュッター(1910−2006):弦楽四重奏曲
エーリッヒ・シュミット(1907−2000):弦楽四重奏曲
カサル・クヮルテット・チューリッヒ
カサル・クヮルテット・チューリッヒはアルバン・ベルク四重奏団の指導を受
けるなど、ドイツ語圏の若手弦楽四重奏団として1995年より活動を続けている。

GMCD 7305 \2180
シャルル=マリー・ヴィドール(1844−1937):
オルガン交響曲第5番Op.42-1/同第6番Op.42-2
コリン・ウォルシュ(オルガン)
オルガン作品の録音に積極的なGuildによるウィドールのオルガン交響曲集。
イギリスのオルガン奏者ウォルシュのリンカーン大聖堂のオルガンによる演奏
を収録。





<APR>
APR 5561 \1750
フィオレンティーノ・エディションVol.7 ――
F・シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番イ長調D664/4つの即興曲集D899/
ピアノ・ソナタ第4番イ短調D537
セルジオ・フィオレンティーノ(ピアノ)
イタリア、ナポリ生まれの名ピアニストとして知られるセルジオ・フィオレン
ティーノ(1927−1998)がAPRに残したシリーズの第7集。1996年&1997年の
録音。

APR 5527 \1750
リヒャルト・シュトラス・コンダクツ・リヒャルト・シュトラウス ――
R・シュトラウス:交響詩《ドン・キホーテ》Op.35/交響詩《ティル・オイレ
ンシュピーゲルの愉快な悪戯》Op.28/交響詩《マクベス》Op.23
カール・ヘッセ(チェロ)、ゲオルク・ザイフェルト(ヴィオラ)、
リヒャルト・シュトラウス(指揮)、ドレスデン・シュターツカペレ
1936年の11月と12月に放送用音源として収録されたリヒャルト・シュトラウス
自身の指揮によるライヴ録音。

APR 5612 \1750
コール・デ・フロート・コレクション第2巻 ――
R・シューマン:蝶々Op.2(録音:1942年)
L・V・ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57《熱情》(録音:1937年)、
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73《皇帝》(録音:1942年)
コール・デ・フロート(ピアノ)、
ヴィレム・メンゲルベルク(指揮)、ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団

APR 5644 \1750
ジャック・ティボー・イン・コンサート ――
E・ラロ:スペイン交響曲Op.21(録音:1953年)
C・サン=サーンス:
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.20、序奏とロンド・カプリツィオーソOp.28
(録音:1953年)
E・ショーソン:詩曲(録音:1941年)
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)、
ジャン・マルティノン(指揮)、放送交響楽団、
アルチェオ・ガリエラ(指揮)、ヘッセン放送管弦楽団、
エルネスト・アンセルメ(指揮)、スイス・ロマンド管弦楽団

CDAPR 7027 2枚組 \3500
エゴン・ペトリ録音集第3巻1929−1942年 ――
F・シューベルト(タウジヒ編):アンダンテと変奏
F・ショパン:24の前奏曲集Op.28
C・フランク:前奏曲、コラールとフーガ
C・グルック(ズガンバーティ編):メロディー
J・S・バッハ(ペトリ編):メヌエット
J・S・バッハ(ブゾーニ編):コラール前奏曲集
F・ブゾーニ:J・S・バッハによる幻想曲
W・A・モーツァルト(ブゾーニ編):セレナーデ/、他
エゴン・ペトリ(ピアノ)




<Opera D'oro>
OPD 1445 2枚組 \1600
R・ワーグナー:歌劇《さまよえるオランダ人》(録音:1959年)
ジョージ・ロンドン(バス)、レオニー・リザネック(ソプラノ)、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)、
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団、他

OPD 1446 2枚組 \1600
A・ドヴォルザーク:歌劇《ルサルカ》(録音:1976年11月4日)

テレサ・ストラータス(ソプラノ)、イヴォ・ジーデク(テノール)、
ボフミル・グレゴル(指揮)、
オランダ歌劇場合唱団&ブロードキャスト・オーケストラ、他

OPD 1447 2枚組 \1600
G・ドニゼッティ:歌劇《ランメルモールのルチア》(録音:1955年9月29日)
マリア・カラス(ソプラノ)、
ジュゼッペ・ディ・ステファーノ(テノール)、
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)、
ベルリンRIAS交響楽団、スカラ座合唱団、他

OPD 1448 \800
P・マスカーニ:
歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》(録音:1963年12月7日)
フランコ・コレッリ(テノール)、
ジュリエッタ・シミオナート(メゾ・ソプラノ)、
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮)、
スカラ座交響楽団&合唱団、他

OPD 1449 2枚組 \1600
G・プッチーニ:歌劇《エドガール》(録音:1971年10月12日)
ヴェリアーノ・ルケッティ(テノール)、
ミエッタ・シーゲレ(ソプラノ)、
カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指揮)、
トリノ・イタリア放送交響楽団&合唱団、他

OPD 1450 2枚組 \1600
ジョヴァンニ・パチーニ(1796−1867):
歌劇《サッフォ》(録音:1967年4月7日)
レイラ・ジェンチェル(ソプラノ)、ティト・デル・ビアンコ(テノール)、
フランコ・カプアナ(指揮)、
サン・カルロ劇場管弦楽団&合唱団、他

OPD 1451 2枚組 \1600
O・レスピーギ:歌劇《炎》(録音:1955年8月7日)
マラ・コレヴァ(ソプラノ)、アンナ・モッフォ(ソプラノ)、
フランチェスコ・モリナーリ=プラデルリ(指揮)、
ミラノ・イタリア放送管弦楽団&合唱団、他

OPD 1452 3枚組 \2400
W・A・モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》(録音:1962年2月19日)
チェーザレ・シエピ(バス)、ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)、
ゲオルク・ショルティ(指揮)、
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団、他

OPD 1453 2枚組 \1600
G・プッチーニ:歌劇《つばめ》(録音:1971年2月2日)
ジャネット・ピロー(ソプラノ)、アルド・ボッティオン(テノール)、
フランチェスコ・モリナーリ=プラデルリ(指揮)、
ボローニャ市立劇場管弦楽団&合唱団、他

OPD 1454 2枚組 \1600
R・ワーグナー:
歌劇《恋愛禁制、またはパレルモの修道女》(録音:1962年)
ヒルデ・ツァデク(ソプラノ)、アントン・デルモータ(テノール)、
ロベルト・ヘイガー(指揮)、オーストリア放送管弦楽団&合唱団、他

OPD 1455 2枚組 \1600
G・ロッシーニ:歌劇《ゼルミーラ》(録音:1965年4月10日)
ヴィルジニア・ゼアーニ(ソプラノ)、ニコラ・タッガー(テノール)、
カルロ・フランチ(指揮)、サン・カルロ劇場管弦楽団&合唱団、他

OPD 1456 2枚組 \1600
A・カタラーニ:歌劇《ワリー》(録音:1972年10月9日)
マグダ・オリヴェロ(ソプラノ)、ニコラ・ザッカリア(バス)、
フェルッチョ・スカーリャ(指揮)、
ドニゼッティ歌劇場管弦楽団&合唱団、他





<Glossa>
GCDSA 921611(SACD-Hybrid) \2580
マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643−1704):
8声のミサ曲H.3/フルートとヴァイオリン付き8声のテ・デウムH.145
エルヴェ・ニケ(指揮)、コンセール・スピリチュエル
フランス・バロックのスペシャリストであり、コンセール・スピリチュエルと
のコンビでその名を一躍世界中に轟かせたフランスの奇才エルヴェ・ニケ。
グロッサにおけるニケ&コンセール・スピリチュエルのシャルパンティエ作品
集第4弾は、8声のミサ曲H.3&テ・デウムH.145(GCD 921603に収録されている
テ・デウムH.146とは別曲)というカップリングで、同コンビ初となるSACDハイ
ブリッド盤でのリリース!
ヴェルサイユ楽派最高の宗教音楽作曲家であり、ルイ14世時代のフランスで活
躍したシャルパンティエのテ・デウムは4曲が現存しており、今回収録されてい
る「テ・デウムH.145」も非常に重要な位置を占める作品である。
ニケ&コンセール・スピリチュエルの表現力や息遣い、演奏の細部までを余す
ことなく再現することの出来るSACDハイブリッドでの録音は、フランス・バロ
ックの名作を最高の演奏で堪能できる最適な形であると言えるだろう。
シャルパンティエを筆頭としたフランス・バロック音楽で他の追随を許さぬ凄
演を繰り広げ続けるニケ&コンセール・スピリチュエル。今後も同コンビの活
躍から目が離せない!

GCD 921521 \2180
G・F・ヘンデル:イタリアン・カンタータ集Vol.1 ――
カンタータ《炎の中で》HWV.170/カンタータ《フィッリの夜の思い》
HWV.134/カンタータ《あの宿命の日から(愛の妄想)》HWV.99/カンター
タ《高貴な望みの子》HWV.113
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)、
ファビオ・ボニッツォーニ(指揮&チェンバロ)、
アンサンブル・リゾナンサ
言わずと知れたバロック時代の大作曲家ヘンデル。そのヘンデルがイタリア
滞在時代(1706年-1710年)に作曲を行った100曲の室内カンタータ(イタリ
アン・カンタータ)の録音にグロッサが着手!
グロッサの新シリーズとなるヘンデルの「イタリアン・カンタータ集」は、
100曲のカンタータの中から器楽伴奏付きの約30曲取り上げ、2006年から2009
年にかけてレコーディング&リリースが行われるというプランになっている。
今回の「イタリアン・カンタータ集」で初登場となる「アンサンブル・リゾ
ナンサ」は、ミッツィ・メイヤーソンと共にグロッサの鍵盤楽器分野を代表
する名手ファビオ・ボニッツォーニによって結成された新たなアンサンブル
である。
そして注目のソプラノには、古楽やバロック音楽のスペシャリストとして称
賛を浴びている1966年イタリア出身のロベルタ・インヴェルニッツィを起用!
また、グロッサの特色の1つでもあるジャケットのデザインは、今回も高い芸
術性を感じさせる素晴らしい仕上がりを見せてくれている。
コープマンやレオンハルト、サヴァールといった名匠たちからの信頼も厚い
インヴェルニッツィの歌声と、ボニッツォーニが統率する気鋭のアンサンブ
ルとのコンビで贈るヘンデルは、グロッサを代表する素晴らしいシリーズと
なること間違い無し!

GCD 920015(特別価格&特別仕様) \1000
ラ・ヴェネクシアーナ・ライヴ・イン・コルシカ
Glossaカタログ封入特別仕様盤 ――
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567−1643):
こうして死ねるものなら(マドリガーレ曲集第4巻より)/私は若い娘(同)
/ああ、あなたがそれほど好きなら(第7巻)/むごいアマリッリ(第5巻)
/星空の輝きのもとに(第4巻)/ああ、美しいその顔(第6巻)/私は燃え、
心を焦がし(第7巻)/アリアンナの嘆き/さらば、美しいフロリダ(第6巻)
/女よ、私が帰ると私の思いは(第2巻)/恋人の燃える瞳をじっと見つめ
ていた時に(第2巻)/ 素敵な羊飼い(第9巻)/今や天も地も(第8巻)/
ニンファの嘆き(第8巻)/あなたを愛しています、私の生命よ(第5巻)
クラウディオ・カヴィーナ(ディレクター)、
ラ・ヴェネクシアーナ〔ロサーナ・ベルティーニ、ヴァレンティナ・コラド
ナート(ソプラノ)、クラウディオ・カヴィーナ(カウンターテナー)、サ
ンドロ・ナリア、ジュゼッぺ・マレット(テノール)、ダニエレ・カルノ
ヴィッチ(バス)、フランコ・パヴァン(テオルボ)、ファビオ・ボニッ
ツォーニ(チェンバロ)〕
“ヴェネクシアーナ・ライヴ!”(GCD P30912)として大好評を得ていたラ
・ヴェネクシアーナの名盤にGlossaのカタログを封入した特別仕様盤を再度
ご案内いたします!





<Rondeau>
ROP 4019 \2180
W・A・モーツァルト:レクイエム ニ短調K.626(バイヤー版)
ユッタ・ベーネルト(ソプラノ)、スザンヌ・クルムビーゲル(アルト)、
マルティン・ペッツォルト(テノール)、
ゴットホルト・シュヴァルツ(バス)、
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)、
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、聖トーマス教会少年合唱団
かつてバッハがカントール(オルガン奏者兼合唱指揮者)として活躍していた
ライプツィヒの「聖トーマス教会少年合唱団」の歌声が響くモツレクのライヴ
録音。
同じくライプツィヒを本拠としている世界最古の名門ゲヴァントハウス管との
共演という点もポイントである。指揮者のビラーはバッハから数えて16代目の
カントールの地位にある実力者。





<PentaTone>
PTC 5186 085(SACD-Hybrid) \2850
F・メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲集 ――
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.49/同第2番ハ短調Op.66
ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン)、ジョナサン・ギラード(ピアノ)、
ダニエル・ミュラー=ショット(チェロ)
ペンタトーン専属アーティストとしてデビュー以来、着実に人気と評価を高め
てきたヴァイオリン界の美しき新星ユリア・フィッシャー。 ロシアのヴァイオ
リン協奏曲集-バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ集-モーツァルトの
ヴァイオリン協奏曲集に続く待望の4枚目のリリースは、初の室内楽アルバムと
なるメンデルスゾーン。
メンデルスゾーンがライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の指揮者として
在任中の1839年、1845年に作曲された2曲のピアノ三重奏曲は、音楽史上に輝
く名作としてあまりにも有名。
今回のメンデルスゾーン・アルバムで共演となる演奏者陣には若き力と才能に
満ちた豪華メンバーが集結!
シフとイッサーリスの下で学びプレヴィンやムターの信頼も厚いダニエル・
ミュラー=ショットは、世界有数のチェリストに数えられている素晴らしき才
能を持ったチェロ界期待の若き実力者。
1981年マルセイユ出身のジョナサン・ギラードも、今後のフランス・ピアノ界
を牽引していくであろう若き超新星なのである。
自らの実力で瞬く間に超一流の域に上り詰め、溢れんばかりの才能と美しき容
姿を兼ね備えたユリア・フィッシャーは、昨今のヴィジュアル系アーティスト
とは一線を画す真の“アーティスト”と言って間違い無い!

PTC 5186 089(SACD-Hybrid) \2850
ザ・ボリショイ・エクスペリエンス ――
M・グリンカ:歌劇《イワン・スサーニン》より
A・ダルゴムイシスキー:歌劇《ルサルカ》より
P・I・チャイコフスキー:
歌劇《イオランテ》より、歌劇《スペードの女王》より、
歌劇《マゼッパ》より
S・ラフマニノフ:歌劇《アレコ》より
A・ボロディン:歌劇《イーゴリ公》より
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(指揮)、
ボリショイ歌劇場管弦楽&合唱団
長き歴史を誇る名門「ボリショイ歌劇場」で音楽監督として辣腕を振るう若き
マエストロ、アレクサンドル・ヴェデルニコフが再びペンタトーンに登場。
チャイコフスキーやボロディンを筆頭に、ロシア・オペラの重要なレパートリ
ーのハイライトを収録。ボリショイ歌劇場の魅力と実力が詰まった1枚である。





<Hyperion>
CDA 67556 \2080
W・A・モーツァルト:ピアノ三重奏曲集 ――
ピアノ三重奏曲第3番変ロ長調K.502/同第4番ホ長調K.542/
同第6番ト長調K.564
フロレスタン・トリオ
ベートーヴェンのピアノ三重奏曲の全曲収録やフランス作品、ブラームス、
シューベルト、シューマンなど様々な作品の録音を行うなどハイペリオンの室
内楽を代表するピアノ・トリオとして世界中にその名を轟かすフロレスタン・
トリオ。
今回のモーツァルト・アルバムに収録されている3曲は、1786年と1788年とい
う死の数年前に書かれた作品である。
ヴァイオリンのアンソニー・マーウッド、チェロのリチャード・レスター、ピ
アノのスーザン・トムズは3人とも世界的名手として活躍を続ける名手たちで
あり、その類稀なアンサンブル能力はこれまでのパフォーマンスで証明済みで
ある。

CDA 67553 \2080
A・ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集 ――
チェロ協奏曲ト短調RV.416/同イ短調RV.420/同ハ短調RV.401/
同ト短調RV.417/同イ短調RV.418/同ト長調RV.415/
2つのチェロのための協奏曲ト短調RV.531*
ジョナサン・コーエン(チェロ)、サラ・マクマーン(チェロ)*、
ロバート・キング(指揮)、キングズ・コンソート
2006年6月にケンブリッジ・クレア・カレッジを卒業したイギリスの若きチェ
リスト、ジョナサン・コーエンがヨーロッパ屈指の実力を誇るピリオド・オー
ケストラであるキングズ・コンソートとの共演で登場!
ジョナサン・コーエンは2001年よりフィルハーモニア管、エイジ・オブ・エン
ライトメント管、ガブリエリ・コンソート、レスリー・ハワード、ヒュー・ワ
トキンスらと共演を重ねるなど、第一線で活躍中。
ロンドン・ハイドン・クヮルテットのメンバーとしても活発な活動を展開して
いる将来を渇望されるアーティストである。





<Helios>
CDH 55218 \1200
イギリスの弦楽四重奏曲集 ――
エドワード・エルガー(1857−1934):弦楽四重奏曲ホ短調Op.83
フランク・ブリッジ(1879−1941):3つの牧歌
ウィリアム・ウォルトン(1902−1983):弦楽四重奏曲イ短調
コウル弦楽四重奏団
純英国産!20世紀イギリスに生きた巨匠たちのストリング・アルバム!
CDA 66718からの移行再発売。

CDH 55227 \1200
ムツィオ・クレメンティ(1752−1832):ピアノ・ソナタ集 ――
ピアノ・ソナタ ニ長調Op.40-3/ピアノ・ソナタ嬰へ短調Op.25-2(Op.26-2)
/ピアノ・ソナタ変ロ長調Op.24-2(Op.41-2/Op.47-2)/
ピアノ・ソナタ ロ短調Op.40-2
ニコライ・デミジェンコ(ピアノ)
“ソナチネ”の代名詞であるクレメンティの“ソナタ”をロシアの重戦車が色
濃く熱演!CDA 66808からの移行再発売。





<Avie>
AV 2093 \2080
J・S・バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ集 ――
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第3番ト短調BWV.1029/
同第1番ト長調BWV.1027/同第2番ニ長調BWV.1028/ソナタ ト短調BWV.1030b
ジョナサン・マンソン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
トレヴァー・ピノック(チェンバロ)
アメリカ滞在中に古楽の魅力に開眼したジョナサン・マンソンはオランダで巨
星ヴィーラント・クイケンにヴィオラ・ダ・ガンバを学び、現在はアムステル
ダム・バロック・オーケストラの主席チェロ奏者を務めるなど古楽界における
チェロ&ヴィオラ・ダ・ガンバ界の新たなる旗手となる存在である。
マンソンはヴィオール四重奏団「ファンタズム」の創設メンバーでもあり、ソ
リストや室内楽奏者としての活動も活発。チャンネル・クラシックスへの録音
にも参加しており、ポッジャー&ピノックとの共演盤であるラモーのクラヴサ
ン曲集(CCS 19098/MCCS 19098)がベストセラーとして絶賛を博したことは
記憶に新しい。
世界トップクラスのチェンバロ奏者としての地位を不動のものとしているピノ
ックは、イングリッシュ・コンソートの音楽監督をはじめとする指揮活動、ソ
リスト、室内楽とその活動は多彩にして多忙。ポッジャーとのバッハの録音で
もチェンバロを担当し共演を行うなど、バッハの演奏と解釈に絶大な支持を得
ている。
並外れた実力と才能を誇るイギリスの名手たちが織り成すバッハからは、満ち
溢れる大いなる生命力を感じ取ることができるだろう。

AV 2088 \2080
クレイグ・アークハートの音楽 ――
クレイグ・アークハート(1953−):ス
トリームウォーカー/Here the Frailest Leaves of Me/Sometimes with One
I Love/O You Whom I Often and Silently/I'll tell you how the Sun
rose/パ・ドゥ・ドゥ/Split the Lark/Vesper Hymn/Among the Multitude
/Far from Love/ヴェネツィアの雪/眠る薔薇/The Dalliance of Eagles
/ピアノ/Across the Fields.../Secret Spaces/Adrift a little boat
adrift!/On this wondrous sea/めざめ/It's all I have to bring today
マイケル・スラッテリー(テノール)、
クレイグ・アークハート(ピアノ)
ニューヨーク在住の作曲家、ピアニストであるクレイグ・アークハートは、巨
匠バーンスタインにその才能を認められ、氏が亡くなる1990年までの15年間に
渡りサポートを行った。また映画「アマデウス」で主役を務めたトム・ホルス
のピアノ指導を行うなど多方面での活躍を見せている。
独自の感性によって書かれたアークハートの作品は、クラシックでもありヒー
リング的な魅力も併せ持つ。ジュリアード音楽院で学んだテノール奏者スラッ
テリーとアークハート自身のピアノが美しく純粋な作品を届けてくれる。

AV 2102 2枚組 \3120
カリオペの歌Vol.1 ――
作曲者不詳:キューピッドとヴィーナス
H・パーセル:Celia has a thousand Charms
H・キャリー:懇願
作曲者不詳(T・フィリップス):新しい歌
G・F・ヘンデル:A Dialogue between Punch & Columbine
H・ホルカム:The forsaken Nymph
J・F・ランプ:コケット
F・ジェミニアーニ:ジェミニアーニのメヌエット/他 全52曲
エマ・カーティス(アルト)、ザ・フローリック
2003年にシュトゥットガルト州立歌劇場のソロ・オペラ・アンサンブルのメンバ
ーに選出されたエマ・カーティス。バロック音楽を得意とするカーティスがバ
ロック・アンサンブル「ザ・フローリック」をバックに1700年代イギリスの
様々な歌曲を歌う。





<Timpani>
1C 1101 \2180
ヴァンサン・ダンディ(1851−1931):
海辺の詩Op.77/交響的変奏曲《イスタール》Op.42/地中海ニ部作Op.87
エマニュエル・クリヴィヌ(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
クセナキス、ピエルネ、そしてロパルツなど独自の視点による積極的なリリー
スが全世界から大きな反響を呼んでいるティンパニー。
近代フランスの作曲家の作品における録音において確固たる地盤を築き上げた
ティンパニー(Timpani)が次に送り出してくるのは、師であるフランクと共
にワーグナーの影響を色濃く受けたヴァンサン・ダンディの管弦楽作品集。
作曲家、教育者として活躍したダンディは、当盤に収録されている「海辺の詩」
や「地中海ニ部作」に代表されるような海や山といった“自然”を題材とした
作品が代表作として知られている。
2000年まで音楽監督を務めたリヨン国立管を一流オケにまで育て上げた名匠
クリヴィヌの手綱さばきと、ルクセンブルク・フィルのハイスペックな機動
性、豊かな表現力にも注目したい!

3C 1092 3枚組 \4360
W・フルトヴェングラー:室内楽作品集 ――
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調/同第2番ニ長調/ピアノ五重奏曲ハ長調
アレクシス・ガルペリン(ヴァイオリン)、
カン・ドンスク(ヴァイオリン)フランシス・ケルドンクフ(ピアノ)、
シネ・ノミネ四重奏団
ティンパニーの記念すべき第1作目である「1C 1001」と「1C 1018」、「1C
1029」の3タイトルをセット化した新装再発売盤。世紀の大指揮者フルトヴェ
ングラーが書き上げた室内楽作品を存分に楽しむことの出来るセットになって
いる。




<Brass Classics>
BC 3004 \2180
ディヴェルティスメント ――
N・リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲
M・ムソルグスキー:ゴパック、奇想曲
P・I・チャイコフスキー:バレエ組曲
D・ショスタコーヴィチ:前奏曲第18番
M・モシュコフスキ:Moderato-Allegro、ボレロ、Allegro Brioso、Con Moto
E・グラナドス:子守歌
L・ドリーブ:ワルツ、パスピエ
M・ラヴェル:ソナチネ-第2楽章
C・ドビュッシー:パスピエ
G・フォーレ:無言歌
M・ラヴェル:リゴードン
G・ビゼー:歌劇《カルメン》より
ポール・アーチボールド(トランペット)、
ジュリエット・エドワーズ(ピアノ)
金管楽器によるソロ、アンサンブルなど様々な編成の録音をリリースする
Brass Classicsの新譜は、レーベルの創設者でもあるアーチボールドとエド
ワーズの共演によるアルバム第2集。収録曲は全てアーチボールト自身による
トランペットとピアノのための編曲であり、「カルメン」を筆頭に名旋律が凝
縮されている。
イギリス・トランペット界の重鎮であるアーチボールドは、コヴェント・ガ
ーデン王立歌劇場、BBCナショナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ、そし
てフィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルのメンバーとしても活躍
した名奏者である。




<Clarinet Classics>
CC 0051 \2180
スイング時代のイギリスの王様たち
カール・バリトウ(クラリネット)、シド・フィリップス(クラリネット)、
フレディ・ガードナー(クラリネット)、
ヘンリー・マッケンジー(クラリネット)、他
1920年代後半から1940年代半ばにかけて全盛を誇った“スイング時代”に活躍
したイギリスのアーティストたちの歴史的録音集。





<Cavalli>
CCD 242 \2180
アルペジョーネ ――
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770−1827):
ソナチネ ハ短調WoO.43a、ロシア民謡《美しきミンカよ》Op.107-7
フランツ・シューベルト(1797−1828):
ミニョンの歌《ただあこがれを知る者だけ》D.877-4、
アルペジョーネ・ソナタ イ短調D.821
ルイ・シュポア(1784−1859):・ テンポ・ディ・ポラッカ イ長調
ベルンハルト・ロンベルク(1767−1841):アダージョ ホ長調
ウクライナ民謡:モデラート イ短調(美しきミンカよ)
フレデリック・ブルグミュラー(1806−1874):夜想曲イ短調
ゲルハルト・ダルムシュタット(アルペジョーネ)、
エギノ・クレッパー(フォルテピアノ)、ビョルン・コレル(ギター)
シューベルトの「アルペジョーネ・ソナタ」でよく耳にする「アルペジョーネ」
とは、1824年にウィーンのヨハン・ゲオルク・シュタウファーによって考案、
製作された6弦の弦楽器のことであり、ギターとヴィオラ・ダ・ガンバの特徴
を併せ持つことから「ギター・ヴィオロンチェロ」とも呼ばれている。
「アルペジョーネ」は19世紀初期のみに用いられ、現在ではほとんど演奏され
ることの無い非常に短命の楽器であったが、この楽器のためにシューベルトが
名作「アルペジョーネ・ソナタ」を作曲したことによって、その名は現在でも
人々に知られ続けている。
このディスクの最大の聴き所は間違いなく“アルペジョーネ”で演奏されてい
る“アルペジョーネ・ソナタ”!ドイツのバロック・チェロ奏者ダルムシュタ
ットのいぶし銀の演奏と、アルペジョーネの包み込むような深く豊かな響きの
融合はまさに芸術。
ちなみに「アルペジョーネ・ソナタ」で使用している「アルペジョーネ」はベ
ルリン楽器博物館収蔵の19世紀アントン・ミッタイス製という貴重な楽器を使
用している。幻の楽器にって奏でられる「アルペジョーネ・ソナタ」の真の姿
は滅多に聴く事が出来ない貴重な演奏である!

CCD 281 \2180
J・ブラームス(クレンゲル編):チェロ・ソナタ ニ長調Op.78
ハンス・ガル(1890−1987):
チェロとピアノのための組曲Op.6、2つのスコットランド幻想曲(未出版)
レベッカ・ラスト(チェロ)、フレデリック・ブルーム(ピアノ)
5月中旬から行われた夫君であるファゴット奏者フリードリッヒ・エーデルマ
ンとのデュオによる日本ツアーでは、ジュリーニやチェリビダッケにも称賛を
受けたチェロの音色を存分に披露してくれたレベッカ・ラスト。
今回の新作ではブラームスのヴァイオリン・ソナタをチェロとピアノのために
パウル・クレンゲルが編曲を行った「チェロ・ソナタ ニ長調」に加えて、そ
のブラームスに大きな影響を受けるなど近年その作品に再評価の兆しが見られ
るハンス・ガルの作品2曲を取り上げている。
皇室との交流もあり、親日家として知られるレベッカ・ラストの巨匠たちも認
めた実力が如何なく発揮されたアルバムである。

CCD 273 \2180
アンドレア・ファルコニエロ:フォリア
ファン・デ・ナヴァス(1659−1709):La Rosa que Reyna
バルトロメオ・デ・セルマ(ca.1580−1638):Canto del Caballero
フアン・デ・エンシナ(1468−1529):Todos los bienes del mundo
ジャン・パオロ・シマ(um.1570−?):ソナタ
ジョヴァンニ・ジェロニモ・カプスベルガー(1580−1651):アルペジアータ
フランシスコ・ホセ・デ・カストロ:ソナタ ロ長調/他 全15曲
ラ・ドゥシェーヌ〔バルバラ・エルナンデス(歌&リコーダー)、
タチアナ・グレーフェ(リコーダー)、
リカルド・ホルニチェ(テオルボ&ルネッサンス・リュート)、
ウーヴェ・オルトマン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
デイヴィット・コスヴィナー(打楽器)〕
「ラ・ドゥシェーヌ」はドイツのハノーファー、ハンブルクで学んだ音楽家
たちによって1997年に結成された古楽器アンサンブル。

CCD 448 \2180
グラスハーモニカのための音楽 ――
カール・レオポルト・レーリッヒ(1754−1804):
グラスハーモニカと弦楽合奏のための《ロンド》
ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699−1783):
ソプラノ、グラスハーモニカと管弦楽のためのカンタータ《ラルモニカ》
W・A・モーツァルト:
グラスハーモニカ五重奏曲《アダージョとロンド》、アルミンダのアリア
J・ハイドン:交響曲第48番ハ長調《マリア・テレジア》Hob.I-48
ウルスラ・フィードラー(ソプラノ)、
サッシャ・レッケルト(グラスハーモニカ)、
フィリップ・マルゲール(グラスハーモニカ)、
ポール・アンゲラー(指揮)、コンシリアム・ムジクム・ウィーン
グラスハーモニカとピリオド楽器によるオーケストラの共演という好企画!
1982年に18世紀の音楽の演奏を目的として結成されたコンシリウム・ムジク
ム・ウィーンとグラスハーモニカの演奏は空間一杯に澄んだ音色が見事なま
でに響き渡る。

CCD 449 \2180
F・A・ホフマイスター:交響曲ニ長調《La Chasse》
J・ハイドン:Arie der Merlina、Arie der Nannina、Arie der Donna Stella
M・ハイドン:セレナータ ニ長調
ウルスラ・フィードラー(ソプラノ)、
ポール・アンゲラー(指揮)、コンシリアム・ムジクム・ウィーン
カッセル出身のソプラノ奏者フィードラーが歌うJ・ハイドンのアリアと、モー
ツァルトと同世代の作曲家ホフマイスター、M・ハイドンの管弦楽曲集。





<Brodsky Records>
BRD 3503 \2080
レオシュ・ヤナーチェク(1854−1928):
弦楽四重奏曲第1番《クロイツェル・ソナタ》/同第2番《ないしょの手紙》
/チェロとピアノのための《おとぎ話》/ヴァイオリン・ソナタ
ブロドスキー・クヮルテット、マーティン・カズン(ピアノ)
ブロドスキー・クヮルテットが自ら立ち上げた自主レーベル「ブロドスキー・
レコーズ」の新譜は前作ベートーヴェン(BRD 3502)からガラリと趣向を変え
たヤナーチェク!
ヤナーチェクは故郷であるモラヴィア地方の民謡を取り入れ、民族色の濃い多
くの名作を残している。トルストイの小説を題材として書かれた「弦楽四重奏
曲第1番」、タイトルがカミラという女性へのラブレターのことを指している
ことで有名な「弦楽四重奏曲第2番」に加えて、ピアノ伴奏付きの室内楽作品
を2曲カップリング。
クヮルテットとしてのパフォーマンスだけでなく、第1ヴァイオリンのアンド
ルー・ヘヴロンとチェロのジャクリーヌ・トーマスによるソロ録音はファン
にとって嬉しい演奏である。





<ASV Gold>
GLD 4018 \2080
ミクロス・ローザ(1907−1995):
チェロ協奏曲Op.32
ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための《協奏交響曲》Op.29
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、
フィリップ・グラファン(ヴァイオリン)、
バリー・ワーズワース(指揮)、ロンドン・コンサート・オーケストラ
コルンゴルト、ニューマンと共にハリウッド全盛期に活躍し、アカデミー賞に
3度輝くなど映画音楽の巨匠として輝かしい経歴を残したミクロス・ローザの
クラシック・アルバムが登場!
ハンガリー出身のミクロス・ローザのクラシック作品は偉大すぎる映画音楽の
数々の影に隠れることが多かったが、没後10年を経過した近年になって注目を
集め始めている。
ソリストにはイギリスを代表する百戦錬磨のウォルフィッシュ、飛ぶ鳥を落と
す勢いのグラファンを起用!クラシック音楽ファン、映画音楽ファン両方に
お聴き頂きたいアルバムである。

GLD 4021 \2080
R・シューマン:
ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44/ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.47
シューベルト・アンサンブル
シューマンの室内楽作品を代表するピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44とピアノ四
重奏曲変ホ長調Op.47は、「室内楽の年」として有名な1842年に作曲された作
品である。
ヴァイオリンのサイモン・ブレンディス率いるシューベルト・アンサンブル
は結成から20年を越える歴史を持ち、1998年にはロイヤル・フィルハーモニ
ック協会から最優秀室内楽団賞を授与されるなど現在も目覚しい活躍を見せ
ている。




<Resonance>
CDRSN 3071 \1080
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756−1791):
ホルン協奏曲集 ――
ホルン協奏曲第1番ニ長調K.412/ホルン協奏曲第2番変ホ長調K.417/
ホルン協奏曲第3番変ホ長調K.447/ホルン協奏曲第4番変ホ長調K.495/
ロンド変ホ長調K.371(フリッツ・バイヤー補完)
ハン・シャオミン(ホルン)、
リュー・ジア(指揮)、イギリス室内管弦楽団
中国のアーティストたちとイギリス室内管のコラボレーションによるモーツァ
ルト・アルバム!

CDRSN 3072 \1080
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756−1791):
8つの序曲と3つのドイツ舞曲 ――
《皇帝ティートの慈悲》序曲、《コシ・ファン・トゥッテ》序曲、《ドン・
ジョヴァンニ》序曲、《後宮からの逃走》序曲、《フィガロの結婚》序曲、
《イドメネオ》序曲、《魔笛》序曲、3つのドイツ舞曲K.60
レオポルド・モーツァルト(1719−1787):おもちゃの交響曲
ジョン・ルボック(指揮)、セント・ジョンズ・オーケストラ
このアルバム1枚で天才の序曲の数々を味わえる!

CDRSN 3073 \1080
フランス・オルガン名曲集 ――
ジュアン・アラン(1911−1940):
フィリギア旋法のコラール&ドリア旋法のコラール
ジョゼフ・ボンネ(1884−1944):トッカータ
モーリス・デュリュフレ(1902−1986):スケルツォOp.2、瞑想
ジュール・グリソン(1842−1896):トッカータ へ長調
アレクサンドル・ギルマン(1837−1911):
スケルツォ ハ短調、スケルツォ イ長調
ヴァンサン・ダンディ(1851−1931):前奏曲変ホ短調p.66
ヨゼフ・ヨンゲン(1873−1953):スケルツェットOp.108
ガブリエル・ピエルネ(1863−1937):スケルツァンド
サムエル・ルソー(1853−1904):スケルツォ
シャルル=マリー・ウィドール(1844−1937):
トッカータ、スケルツォ、フィナーレ
ルイ・ヴィエルヌ(1870−1937):即興曲
デイヴィット・M・パトリック
グローチェスター大聖堂のオルガンが荘厳に鳴り響く。

CDRSN 3070 \1080
キッズ・ラブ・モーツァルト! ――
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756−1791):
《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》K.525より第1楽章/踊れ、喜べ、幸い
なる魂よ!/《フィガロの結婚》序曲/交響曲第40番ト短調K.550より 第1楽
章/レクイエムより ラクリモーサ/クラリネット協奏曲より 第2楽章
ジェーン・グローヴァー(指揮)、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ、
アレクサンドル・シュナイダー(指揮)、
ヨーロッパ室内管弦楽団、
エマ・ジョンソン(クラリネット)、フェリシティ・ロット(ソプラノ)、
フランシス・グリアー(指揮)、オックスフォード大聖堂聖歌隊
子供たちが楽しめるモーツァルトの作品が凝縮されたコンピレーション盤。





<APR>
APR 5585 \1780
セルジオ・フィオレンティーノ初期録音集Vol.5 ――
S・ラフマニノフ:
前奏曲嬰ハ短調Op.3-2/10の前奏曲Op.23/13の前奏曲Op.32
セルジオ・フィオレンティーノ(ピアノ)
1998年にこの世を去ったイタリアの名手フィオレンティーノが若き日に残した
録音のシリーズ第5弾。1963年の録音。

APR 6003 2枚組 \4160
ジャック・ティボー・コンプリート・ソロ・レコーディングス1929-36 ――
サン=サーンス:ノアの洪水前奏曲
ファリャ:スペインの踊り
グラナドス:スペインの踊り
ファリャ:ホタ
フォン=パラディス:シシリエンヌ
J・S・バッハ:アダージョ
モーツァルト(サン=サーンス編):アンダンテ
ラロ:ノルウェー幻想曲(2種類収録)
エックレス:ソナタ
マルシック:スケルツァンド
アルベニス:マラゲーニャ
ポルディーニ:踊る人形
シマノフスキ:ダルサスの泉
アルベニス/タンゴ
サン=サーンス:ハバネラ
デプラーヌ:イントラーダ
ヴィターリ:シャコンヌ
J・S・バッハ:ガヴォット&プレリュード
モーツァルト:ロンド
ドビュッシー:ミンストレル
フォーレ:子守歌Op.16
ラロ:スペイン奇想曲Op.21(録音:1941年11月17日のライヴ録音)
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)、
エルネスト・アンセルメ(指揮)、スイス・ロマンド管弦楽団、
タッソ・ヤノプーロ(ピアノ)、ジョルジュ・ド・ロネー(ピアノ)、
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
言わずと知れた20世紀フランスの世界的ヴァイオリニスト、ティボーのソロ録
音集。1929年から36年にかけて収録が行われた小品も重要な録音だが、中でも
最も輝いているのはティボーが得意としていたラロのスペイン交響曲である。
APR 7028からの移行再発売。





<Bella Musica>
BM 31.2402 \2180
カントールオペラ-テノール6 ――
G・ヴェルディ:この世は地獄、友人たちよ兵士たちよ
G・マイヤベーア:Pays merveilleux jardins fortunes
G・ドニゼッティ:やさしい魂よ
A・ボイト:Giunto sul passo estremo
P・マスカーニ:Apri la tua finestra!
R・レオンカヴァッロ:Musette!
ファブリツィオ・ファヴッツィ(テノール)、
サラ・バルドゥッチ(メゾ・ソプラノ)、
アントネロ・ゴッタ(指揮)、
コンパーニア・オペラ・イタリア管弦楽団&合唱団
収録曲全曲の伴奏のみのトラックも収録されており、アリアの練習に使用でき
るというシリーズ。

BM 31.2403 \2180
カントールオペラ-バリトン4 ――
G・ヴェルディ:恐ろしい死よ、あなたの生命には、Eccomi solo alfine
G・ドニゼッティ:Ma de' malvagi invan
A・ポンキエッリ:Pescator affonda L'esca
V・ベッリーニ:Ah! per sempre io ti perderei
R・レオンカヴァッロ:Zaza piccola zingara
パオロ・ロヴェラ(バリトン)、
アントネロ・ゴッタ(指揮)、
コンパーニア・オペラ・イタリア管弦楽団&合唱団

BM 31.2404 \2180
カントールオペラ-バス3 ――
V・ベッリーニ:Cinta di fiori
A・ボイト:Ballata del mondo
G・ヴェルディ:
ルーナ伯爵には二人の息子がいた、ウルディーノ!ウルディーノ!
W・A・モーツァルト:さあ眼をあけろ
G・ペルゴレージ:Son imbrogliato io gia
C・グノー:眠ったふりをせず聞きたまえ
マルコ・パウルッツォ(バス)、
アントネロ・ゴッタ(指揮)、
コンパーニア・オペラ・イタリア管弦楽団&合唱団

BM 31.2405 \2180
カントールオペラ
G・ヴェルディ:
カスティーリャの獅子が目覚めんことを/Tace il vento e queta l'onda/
おお主よ、ふるさとの家々を/虐げられた祖国よ!/行け、わが思いよ、金色
の翼に乗って/寂しい町外れ/私たちは、遠い所から来た/運命のさいは投げ
られた
アントネロ・ゴッタ(指揮)、
コンパーニア・オペラ・イタリア管弦楽団&合唱団





<Capriccio>
71090(SACD-Hybrid) \2580
F・メンデルスゾーン/アリベルト・ライマン(1936−):
...oder soll es Tod bedeuten?
R・シューマン:
弦楽四重奏曲イ長調Op.41-3、6つの歌Op.107(リーマンによるソプラノと弦楽
四重奏のための編曲版)
クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)、
ペーターゼン・クヮルテット
ドイツのリリック・ソプラノとして世界に名高いクリスティーネ・シェーファ
ーが、ツェムリンスキーの抒情交響曲(Capriccio 71081)に引き続いてカプ
リッチョに登場!
今回は同じくドイツの名門で、アルバン・ベルク四重奏団の後継者と評される
弦楽四重奏団であるペーターゼン・クヮルテットとの共演が実現。
ソプラノと弦楽四重奏の共演となる今回の新譜にはベルリン芸術大学の教授職
にあり、特に歌曲の分野に多大な功績を残している現代ドイツの作曲家アリベ
ルト・ライマンによってアレンジが施された作品が収録されている。
「...oder soll es Tod bedeuten?」はハイネの詩を題材としたメンデルスゾ
ーンの8つの歌曲と未完の作品の断片をライマンがソプラノと弦楽四重奏用に
編曲。そこにライマン自身の作品である6曲の間奏曲を加えた歌曲集である。
ライマンは同様にシューマンの「6つの歌曲」もソプラノと弦楽四重奏のため
の編成に編曲。当代最高のソプラノ奏者と弦楽四重奏団のドイツ代表による強
力タッグは、抜群の表現力と溢れんばかりの色彩感を携えた演奏を聴かせてく
れることだろう!

67151 \2080
フランスの合唱作品集 ――
ジャン・アブシル(1893−1974):ベスティアーレ(動物詩集)
M・ラヴェル:3つのシャンソン
F・プーランク:小カンタータ《雪の夕暮れ》
C・ドビュッシー:3つのシャンソン
P・ヒンデミット:6つのシャンソン
シルヴァン・カンブルラン(指揮)、エウロパ・コール・アカデミー
バーデン・バーデン・フライブルク南西ドイツ放送響(旧南西ドイツ放送響)
の音楽監督にして、メシアンを筆頭とした現代作品のスペシャリストとして名
を馳せるシルヴァン・カンブルランが指揮するア・カペラ・アルバム。
ラヴェルやプーランク、そしてドビュッシーの名作に加えて、日本では吹奏楽
作品でその名を知られるアブシル、20世紀ドイツ音楽の代名詞的存在であるヒ
ンデミットの作品をカップリング。
ギーレン&ルクセンブルク・フィルとのミサ・ソレムニスで素晴らしい歌声を
聴かせてくれているエウロパ・コール・アカデミーの実力をカンブルランが最
大限に引き出した合唱ファンへお薦めのアルバムである。
ちなみにシルヴァン・カンブルランは読売日本交響楽団を指揮するため今年12
月に来日予定となっている。

60125 2枚組 \4160
F・メンデルスゾーン:劇音楽《真夏の夜の夢》Op.61
レスリー・マルトン(語り)、
フェリックス・フォン・マンテュッフェル(語り)、
マルティナ・ゲデック(語り)、ペーター・ローマイヤー(語り)、
ヘルムート・フロシャウアー(指揮)、
ケルンWDR放送管弦楽団&合唱団
ロマン派の中心的役割を担ったドイツの作曲家メンデルスゾーンが僅か18歳と
いう若さで作曲を行った劇音楽の名作「真夏の夜の夢」。既に数多くの録音が
存在する「真夏の夜の夢」だが、今回の録音の最大の特色はマルティナ・ゲデ
ックやペーター・ローマイヤーといったドイツの俳優たちを語りに起用してい
る点である。
これまでにもカプリッチョに多数の声楽作品や劇音楽などの録音を行っている
フロシャウアーのタクトによる演奏も堅実。

71087/88(SACD-Hybrid) 2枚組 \5160
D・ショスタコーヴィチ:ピアノ作品集 ――
ピアノ・ソナタ第1番Op.12/同第2番ロ短調Op.61/24の前奏曲Op.34/2台のピ
アノのための組曲Op.6/2台のピアノのためのコンチェルティーノOp.94
マルガレーテ・バビンスキー(ピアノ)、ホルガー・ブッシュ(ピアノ)
ショスタコーヴィチの生誕100年を記念した、ウィーンのピアノ奏者であるバビ
ンスキとブッシュのデュオによる作品集。2曲のピアノ・ソナタを中心に独奏
曲、4手連弾のための作品を収録している。

71091(SACD-Hybrid) \2580
ジョヴァンニ・ロレンツォ・グレゴリ(1663−1745):
10のコンチェルト・グロッソOp.2
アレッサンドロ・ストラデッラ(1644−1682):シンフォニアとソナタ
カプリッチョ・バーゼル
イタリアのバロック時代の作曲であるグレゴリとストラデッラの器楽作品集。
カプリッチョ・バーゼルはC・P・E・バッハのヨハネ受難曲(Capriccio 60103)
の録音にも参加している実力派バロック・オーケストラ。

67164/65 2枚組 \4160
C・M・V・ウェーバー:歌劇《魔弾の射手》(全曲)
エリザベス・グリュンマー(ソプラノ)、
リタ・シュトライヒ(ソプラノ)、ハンス・ホップ(テノール)、
マックス・プローブストル(バス)、
エーリヒ・クライバー(指揮)、ケルン放送交響楽団&合唱団、他
WDRアーカイヴ音源の復刻シリーズが一挙に3タイトル登場。1955年の録音。

67166/67 2枚組 \4160
R・シュトラウス:歌劇《ナクソス島のアリアドネ》(全曲)
ヒルデ・ツァデク(ソプラノ)、リタ・シュトライヒ(ソプラノ)、
セーナ・ユリナッチ(ソプラノ)、ハンス・ホップ(テノール)、
ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)、ケルン放送交響楽団
NHK交響楽団の名誉指揮者としてもお馴染みの巨匠カイルベルトによる同シリ
ーズの第3弾。1954年の録音。

67168/70 3枚組 \4160
G・ヴェルディ:歌劇《シチリア島の夕べの祈り》(ドイツ語版/全曲)
ヒルデ・ツァデク(ソプラノ)、ハンス・ホップ(テノール)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(テノール)、
ゴットローブ・フリック(バス)、
マリオ・ロッシ(指揮)、ケルン放送交響楽団&合唱団
イタリアの名匠マリオ・ロッシがWDRに残した豪華ソリスト陣を迎えてのドイツ
語歌唱によるシチリア島。1955年の録音。





<CCn'C>
CCn'C 00382 \2080
グレゴリオ・アレグリ(ウラディミール・イワノフ編曲):ミゼレーレ
イアン・ハリソン(コルネット)、
ヨハンネス・ラーエ(指揮)、オスナブリュック・ユース・クワイア
レーベル名である「CCn'C(シー・シー・エヌ・シー)」は「クロスカルチャ
ー・コンテンポラリー・ニュー・クラシカル」の略称であり、タイトルの内容
もレーベルの通り宗教色や民族色を感じさせる多彩なものとなっている。
またジャケットのデザインも重視しており、収録内容と同じく独特なカラーを
打ち出している。因みに制作統括は父にネーメ・ヤルヴィ、兄にパーヴォ・ヤ
ルヴィを持つヤルヴィ一族の若き俊英クリスチャン・ヤルヴィが行ってる。
システィーナ礼拝堂の典礼で歌われ門外不出の秘曲とされていた永遠の名曲ア
レグリの「ミゼレーレ」。モーツァルトにまつわるエピソード、タリス・スコ
ラーズの名演があまりに有名なこの作品をブルガリアの作曲家ウラディミール
・イワノフが編曲を施し、新たな姿となった「ミゼレーレ」を収録した注目盤。
イワノフ版「ミゼレーレ」はコルネット・ソロが加えられ、14曲約55分の演奏
時間という長大な作品でありコルネットと合唱団の歌声の融合が見事。
1998年、オスナブリュック大聖堂(ドイツ)での録音。美しいエコーを伴った
雰囲気抜群のこのCDは、店内BGM及び試聴機展開で効果大!ちなみにイワノフ
版「ミゼレーレ」はCulture Ware Musicから出版されている。

CCn'C 00182 \2080
ペーテル・ヴァヒ(1955):至高の静寂
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)、
イレーン・ロヴァース(歌)、エストニア国立男声合唱団、
イングリッシュ・ハンドベル・アンサンブル・アルシス
現代エストニアの中堅世代を代表する作曲家であるペーテル・ヴァヒ。「至高
の静寂」はそのヴァヒがチベット仏教カギュー派の儀式を題材として作曲を行
った4楽章形式の作品であり、2000年のハノーヴァー万博でも演奏が行われた
作品。なおヴァヒ自身はチベット仏教徒でもある。
男声合唱、ハンドベル・アンサンブル、独唱という独特の編成を指揮するのは
ヤルヴィ一族の革命児クリスチャン・ヤルヴィ。クラシックとワールド・ミュ
ージック、そして仏教といった題材を上手くまとめ上げている手腕は流石であ
る。

CCn'C 00802 \2080
ウラディミール・マルティノフ(1946−):ガリシアの夜
タチアナ・グリンデンコ(指揮)、
アンサンブル《OPUS POSTH》、
フォーク・アンサンブル・ディミトリ・ポクロフスキ
「ガリシアの夜」はフェリミール・フレブニコフ(1885−1922)の作品を題材
に、モスクワ音楽院出身のロシア人作曲家ウラディミール・マルティノフが作
曲を行ったワールド・ミュージックとクラシックのクロスオーヴァー作品。
1曲目の「A-A-A O-O-O EH-EH-EH EE-EE-EE OO-OO-OO」は、タイトルの通り
「アアア オオオ エエエ イイイ オオオ」のフレーズが延々と歌われる摩訶不
思議な作品。グリンデンコとマルティノフによって結成された「アンサンブル
《OPUS POSTH》」は「CCn'C」レーベルの中核を担うアンサンブルである。

CCn'C 02122 \2080
Treasures of Light-アルメニアの聖歌の精神(全20曲)
アンナ・メイリアン(メゾ・ソプラノ)、
ミュージック・マスターズ・オヴ・アルメニア
アルメニア出身のメゾ・ソプラノ奏者アンナ・メイリアンと、タールやドゥ
ドゥックといった民族楽器によるアンサンブルであるミュージック・マスター
ズ・オヴ・アルメニアが故郷の聖歌を奏でる。ワールド・ミュージックと聖歌、
アルメニアの融合した姿を収めた1枚。

CCn'C 01512 \2080
ライト ――
アルヴォ・ペルト(1935−):
等間隔、An den Wassern zu Babel sasen wir und weineten、樹、スンマ
グレゴリオ・アレグリ(イワノフ編):ミゼレーレより
ヴェリヨ・トルミス(1930−):
子供のころの歌、 Neidude kurbus、 Vaeslapse kaebus
ヨハンネス・ラーエ(指揮)、
オスナブリュック・ユース・クワイア、
アンドレス・ムストネン(指揮)、
ホルトゥス・ムシクス、
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)、
アブソリュート・アンサンブル
エストニアの大作曲家アルヴォ・ペルトとヴェルヨ・トルミスの作品にイワノ
フ版「ミゼレーレ」の抜粋を加えたアルバム。トルミスの作品を演奏するのは
制作統括のクリスチャン・ヤルヴィが率いるアブソリュート・アンサンブルで
ある。




<Phaedra>
DDD 92037 \2180
In Flanders' Fields Vol.37 ――
ペーター・タイス(1962−):
オーボエ独奏と木管九重奏のための《イカロス》
アラン・クラエンス(1957−):木管と弦楽五重奏のための《ミステリー》
ステフェン・ウェレンス(1974−):
2つの木管五重奏のための《The Dragon Gets Bitten》
ペトラ・フェルモンテ (1968−):アマネシア
アンサンブル・エマノン
18人の若手演奏家たちによって、新たな作品や編曲の演奏を目的として結成さ
れた管弦楽によるアンサンブル。20世紀フランダースの作曲家たちによる知ら
れざる室内楽のための貴重な作品が収録されている。

DDD 92036 \2180
In Flanders' Fields Vol.36 ――
ウェル・テンパード・ピアニスト
ヨハン・デュイック(1954−):
四つ葉のクローバーOp.5/イルミナティオOp.7/レコグニティオOp.10/セブン
・リーグ・ブーツOp.13/ディスクレティオOp.14/ウェル・テンパード・ピア
ニスト(第1巻-第4巻)
ヨハン・デュイック (ピアノ)
フランダース放送合唱団、ASMF合唱団で指揮者を務めるなど合唱指揮者として
も活躍中のヨハン・デュイックの自作自演集。バッハの「平均律クラヴィーア
曲集」に倣ったタイトルの「ウェル・テンパード・ピアニスト」など現代風な
がらどこか民族色も感じさせるような作品が並ぶ。

DDD 92035 \2180
In Flanders' Fields Vol.35 ――
フィック・ナイスへのトリビュート
フィック・ナイス(1936):
混声合唱のための《エゴ・フロス》/オーボエと合唱のための《Concerto per
la beata Vergine》/ 混声合唱とバリトン・ソロのための《8つの日本民謡》
/少年少女合唱、ソプラノ、バリトン、ピアノとフルートのためのカンタータ
《ナウシカ》
エルス・クロンメン(ソプラノ)、
ヤン・ファン・デル・クラッベン(バリトン)、
フィリップ・スーヴァジィ(バリトン)、
ヨースト・ヒルス(オーボエ)、リーフ・スクールマンス(フルート)
ハンス・リッケリンク(ピアノ)、
ヨハン・デュイック(指揮)、フランダース放送合唱団  
1970年から1996年までフランダース放送合唱団の指揮者としても活躍するなど、
合唱指揮者としても名高いフィック・ナイスの合唱作品集。中でも興味深い
「8つの日本民謡」では「子守歌、十三の砂山、ソーラン節、南部牛追い唄、
佐渡おけさ、刈干切唄、会津磐梯山、五木の子守唄」が歌われており、特に
ソーラン節の演奏は圧巻!

DDD 92034 \2180
In Flanders' Fields Vol.34 ――
マリナス・デ・ヨンク(1891−1984):
ピアノ協奏曲第1番ニ長調Op.21/6つの前奏曲Op.5/組曲形式のバラード《エ
クス・ヴィタ・メア》Op.3a/オラトリオ《ハイアワサの歌》より インディア
ンの情景
ヨゼフ・デ・ベーンハウワー(ピアノ)、
ダニエル・ブルメンタール(ピアノ)、
シルフェール・ファン・デン・ブロック(指揮)、BRTNフィルハーモニック
フランダースの名作曲家として数えられるデ・ヨンクのピアノ作品集。ソロや
コンチェルト、2台ピアノのための作品など様々なスタイルのピアノ作品を網
羅。ロマンティシズムに満ちたデ・ヨングのピアノ作品の魅力がこの1枚で存
分に味わえる。




<Etcetera>
KTC 1293 \2180
バッハ・ファミリーとその友人たち ――
J・S・バッハ:ソナタ変ホ長調BWV.1031、ソナタ ト短調BWV.1020
クリストフ・シャフラート(1709−1763):二重奏曲変ロ長調
C・P・E・バッハ:ソナタ ト長調Wq.139/H.563
カール・フリードリヒ・アーベル(1723−1787):ソナタ第1番ハ長調
J・C・バッハ:ソナタ第6番変ロ長調
アルフレード・ベルナルディーニ(バロック・オーボエ)、
長澤真澄(ハープ)
1961年ローマ出身のベルナルディーニはオランダのハーグ王立音楽院のディプ
ロマなどでバロック・オーボエと古楽を学んだヨーロッパ屈指のバロック・オ
ーボエ奏者。ベルナルディーニはアムステルダム・バロック管弦楽団、イング
リッシュ・コンソート、フライブルク・バロックオーケストラなど世界的に有
名なバロックオーケストラで活躍し、1989年にはパオロ&アルベルト・グラッ
ツィと共にアンサンブル・ゼフィロを創設するなど、古楽界に欠かせないアー
ティストとしてその存在感を存分に発揮している。
ハープ、アイリッシュ・ハープ、シングル・アクション・ハープなどを弾きこ
なし、日本のハープ界をリードする長澤真澄がマラ・ガラッシ直伝のシングル
・アクション・ハープで共演!ベルナルディーニと長澤真澄のデュオによる潤
いに満ちた艶やかな音色は、まさに究極美である。

KTC 1304 \2180
トランペットと管弦楽のための作品集 ――
ウィリアム・シェラー(1946−):トランペット協奏曲
リシャール・ガリアーノ(1950−):
トランペット、アコーディオンと管弦楽のための《3つの舞曲》
ミシェル・コロンビエ(1939−2004):
トランペットと管弦楽のための《Nuit et solitude》
ティエリー・カンス(トランペット)、
リシャール・ガリアーノ(アコーディオン)、
ミシェル・プラッソン(指揮)、リヨン国立管弦楽団
22歳という若さでパリ・オペラ座管に入団するなどフランスを代表するトラン
ペット奏者として活躍し続けるティエリー・カンスのコンチェルト・アルバム
が登場!今回のタイトルには近代フランスの歌手であり作曲家であるシェラー、
フランスが誇るアコーディオンの世界的名手ガリアーノ、フランス映画音楽界
の巨匠コロンビエによる3作品を収録。
3作品は何れも作曲者のスタイルを反映した親しみやすい作風を持っており、
プラッソン&リヨン国立管のサポートも秀逸。ガリアーノのアコーディオンも
カンスのトランペットと抜群の掛け合いを聴かせてくれるなど聴きどころ満載!
ちなみにこのアルバムは2004年に他界したミシェル・コロンビエに捧げられて
いる。

KTC 1302 \2180
ジョゼフ=エクトル・フィオッコ(1703−1741):
洗足木曜日の哀歌I/洗足木曜日の哀歌II/聖金曜日の哀歌I
聖金曜日の哀歌II/聖金曜日の哀歌III
グレタ・デ・レゲーフェ(ソプラノ)、
ヤン・ファン・デル・クラッベン(バリトン)、
トマ・ルク(指揮)、グループC
8世紀前半のベルギーにおける最大の作曲家であるフィオッコの声楽と室内楽に
よる「哀歌」集。
17世紀-18世紀音楽の作品の演奏を目的として1997年に結成された「グループC」
は、コレギウム・ヴォカーレやラ・プティット・バンドなどのメンバーによっ
て構成されているハイレベルのバロック・アンサンブル。
ソリストを務めるレゲーフェとクラッベンは、クイケンやヘレヴェッへ、コー
プマン、フェルトホーフェンといった名匠たちとの共演経験も数多く、17世紀
-18世紀音楽のスペシャリストとしても高名なベルギーのアーティストである。

KTC 1297 2枚組 \4360
ユリウス・レントヘン(1855−1932):
ソナタ イ短調、ソナタ変イ長調、ソナタ ハ短調、抒情歌曲集
J・ブラームス:2つの歌曲Op.91
フランシエン・シャットボーン(ヴィオラ)、
ヤーンネッテ・コークコーク(ピアノ)、
マルグリート・ファン・ライゼン(メゾ・ソプラノ)
エトセトラ(Etcetera)よりオランダの作曲家による世界初録音集(KTC 1255)
のリリースを行っているユルゲン・クスマウル門下のヴィオラ奏者、フランシ
エン・シャットボーン。
ディスクIではオランダの音楽一族レントヘン一家のユリウス・レントヘンの
ヴィオラ・ソナタを、ディスクIIではエリザベート王妃国際音楽コンクールで
の入賞経験を持つファン・ライゼンを迎えてのレントヘンとブラームスのトリ
オを収録。

KTC 1295 \2180
ジャーマン・コネクション ――
ルートヴィヒ・テュイレ(1861−1907):六重奏曲Op.6
アウグスト・クルークハルト(1847−1902):五重奏曲Op.79
カール・ライネッケ(1824−1910):三重奏曲Op.274
ヘクサゴン・アンサンブル
現在も重要なレパートリーとして、数多くのコンサートやレコーディングで取
り上げられている19世紀ドイツの作曲家たちによる木管アンサンブルのための
レパートリー集。
これまでにもエトセトラから数タイトルのディスクをリリースしているヘクサ
ゴン・アンサンブルは、ピアノと5人の木管奏者で1991年に結成されたオラン
ダのアンサンブル。




<Signum Classics>
SIGCD 080 \2180
瞑想と記憶 ――
フランシス・ポット(1954−):
5声のミサ/イエスの面影/序奏、トッカータとフーガ/記憶/O Lord,
support us all the day long
トリスタン・ラッシャー(オルガン)、
ジュディ・マーティン(指揮)、
ダブリン・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊
フランシス・ポットは第2回プロコフィエフ国際コンクールで一等賞に輝くな
ど、その手腕に期待が高まっているイギリスの作曲家。1991年から2001年まで
デイヴィット・ヒルが指揮するウィンチェスター大聖堂聖歌隊のメンバーとし
て活躍しており、その経験を活かした合唱作品は特に絶賛を博している。
演奏はダブリン最古の教会として知られるダブリン・クライスト・チャーチの
聖歌隊。数多くの合唱団の指揮者を歴任し、2003年より音楽監督を務めている
女流指揮者ジュディ・マーティンが若き聖歌隊員たちから透き通り響き渡る歌
声を導き出す。

SIGCD 081 \2180
W・A・モーツァルト:ピアノ三重奏曲集 ――
ピアノ三重奏曲第5番ハ長調K.548/同第4番ホ長調K.542/同第6番ト長調K.564
/ピアノ三重奏曲断章ニ長調K.442-3
アンバック室内アンサンブル
アンバック室内アンサンブルは、「ヨーロピアン・ウーマン・アチーヴメント
・アウォーズ2002」にもノミネートされたイギリスのピアニスト、指揮者であ
る女流音楽家ダイアナ・アンバックによって結成され、1984年から活動を開始
しているアンサンブルである。
ダイアナ・アンバックとアンバック室内アンサンブルはシャンドスにアミー・
ビーチの作品集(CHAN 9752)を録音するなど、モーツァルトと女性作曲家の
演奏に特に力を注いでおり、研究された解釈による演奏は高く評価されている。





<Extraplatte>
EX 542-2 \2180
オーストリアン・ホルン-コローレス・デル・パラナ ――
ロベルト・ピントス(1965−):
ホルン六重奏のための《コローレス・デル・パラナ》
ホルン四重奏のためのタンゴ《クアトロ・エン・サン・テルモ》
ホルン六重奏のための《En los ojos del Rio》
ヴェルナー・ピルヒナー(1940−2001):ボーン・フォー・ホルンPWV.36
ニコラス・チェレプニン(1873−1945):ホルン四重奏のための《6つの小品》
アントン・リヒター:ホルン四重奏のための《6つの小品》
N・リムスキー=コルサコフ:ホルン四重奏のための《夜想曲》
ホセ・カルリ(1929−):
ホルン四重奏のためのトナーダ《パラ・ウン・アミーゴ》、
ホルン四重奏のための《クエカ・デル・セリート》
オーストリアン・ホルン
「オーストリアン・ホルン」はウィーン響、ウィーン放送響、グラーツ・フィ
ル、テアター・アン・デア・ウィーン管で活躍する6人の精鋭ホルン奏者たち
による強力アンサンブル!
チェレプニンやピルヒナー、リヒターなど今日でも度々取り上げられているホ
ルン・アンサンブルのレパートリーに、アルゼンチンの作曲家ロベルト・ピン
トス&ホセ・カルリの作品をカップリングといった内容になっている。
オーストリアの第一線で活躍するアーティストたちによる柔らかく、そして重
厚なホルン・アンサンブルの演奏が豪快に響き渡る!

EX 318-2 \2180
ウィーン・ブラス-常動曲 ――
W・A・モーツァルト:
歌劇《フィガロの結婚》序曲、トルコ行進曲、歌劇《魔笛》序曲
F・クライスラー:愛の悲しみ
J・シュトラウスII世:常動曲Op.257
ヴィルケ・レンウィック:ダンス
クルト・シュヴェルトシク:Blechpartie、Keulenwicht
アンドレアス・バクサ:金管五重奏のための三部作
ベルト・ブライト:Als ich an einem Sonntagmorgen Frau Muller traf
ハイモ・ヴィッサー:アレス・ヴァルツァー!
ウィーン・ブラス
1984年にヘルムート・デンマー、ルディ・コルプといったウィーン・トーン
キュスラー管弦楽団活躍するトランペット奏者や、現在ウィーン・トロンボー
ン四重奏団で活躍するエリック・ハインツルなどのウィーンの金管奏者で結成
された金管五重奏団ウィーン・ブラス。
メンバーのコルプ、ハインツルによるモーツァルトやシュトラウスの編曲作品
や、オリジナル作品での安定感抜群の演奏とブリリアント・サウンドは健在!

EX 517-2 \2180
ウィーン・クラリネット・コネクション-アウト・オヴ ――
ヘルムート・ヘードル:
アウト・オヴ・ジャズ、クラリネット四重奏曲第1番、ピクニック、
セプテンバー
ヘルムート・ヘードル編曲:オウト・オヴ・ボンド
ウィーン・クラリネット・コネクション:即興曲
C・P・E・バッハ&H・ヘードル(コルンベルガー編):ソルフェージエット
G・ガーシュウィン(ヘードル編):サマータイム
ウィーン・クラリネット・コネクション
「ウィーン・クラリネット・コネクション」はウィーン・クラリネット界の中
核的存在であるオッテンザマーとシュミードルの下で学んだヘルムート・ヘー
ドルによって結成されたクラリネット・アンサンブルである。
クラリネット&作曲のヘードルを筆頭に、1993年-94年にはケープ・タウン響
の首席奏者を務ていたファンハウザー、バセット・ホルンを担当するサルム
ホッファー、バス・クラリネット担当でありアレンジャーでもあるコルンベル
ガーといった4人の屈強なウィーンの男たちがクラシックからジャズまでをじ
っくりと聴かせてくれる。

EX 236-2 \2180
J・S・バッハ(ヘルムート・ヤスバー編):
トッカータ ト長調BWV.916/同ホ短調BWV.914/同ニ短調BWV.912/アダージョ
BWV.974(原曲マルチェロ)
ヘルムート・ヤスバー(ギター)
ウィーンの世界的ギタリストであり作曲家としても活躍しているヘルムート・
ヤスバー。ウィーン・ギター・フェスティヴァルの音楽監督も務めるヤスバー
は、クラシックからジャズ、バッハからモダン作品などジャンルや時代にとら
われない様々なレパートリーを取り上げ絶賛を受けている。
まるで原曲がギターであったかと思ってしまうほど深く豊かなバッハの演奏は
絶品。(録音:1995年ドイツ/2002年12月リマスター)

EX 213-2 \2180
ライヴ・アット・ザ・ハバナ・ギター・フェスティヴァル ――
スリー・アメリカン・グラフィティ/No,I Never Wrote A Suite
Mercy, Mercy, Mercy
ヘルムート・ヤスバー(ギター)
キューバのハバナで行われた音楽祭での演奏を収録したライヴ・アルバム。中
でもウェザー・リポートのジョー・ザヴィヌルの代表作でもある「Mercy,
Mercy, Mercy」はファンにとっても嬉しい絶妙な演奏である。
(録音:1992年5月)

EX 117 \2180
F・ショパン:19のワルツ
アントニオ・ヴィクトリーノ・ダルメイダ(ピアノ)
ピアニスト、作曲家としてだけではなくプロデューサー、作家など様々な姿を
併せ持つポルトガルの音楽家、ダルメイダによるショパン・アルバム。
(録音:1987年)

EX 373-2 \2180
メッセージ ――
ノー・メッセージ/カナダ・ハム/Unbekannt/Ruckruf
ジョアンナ・ルイス(ヴァイオリン)、マイケル・ウィリアムス(チェロ)、
エルネスト・モリナリ(バス・クラリネット)、
ヨーゼフ・ノヴォトニー(電子楽器)、ハネス・レスシェル(ピアノ)




<Jecklin>
JD 645-2 \2180
フランク・マルタン・コンダクツ・フランク・マルタン ――
F・マルタン:協奏的小協奏曲/マリア三部作/パッサカリア*
エヴァ・ハンジガー(ハープ)、
ジャーメイン・ヴァウヒャー=クレール(チェンバロ)、
ドリス・ロシオー(ピアノ)、イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)、
ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)、
フランク・マルタン(指揮)、
スイス・ロマンド管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニック管弦楽団*
20世紀スイス音楽界を代表する大作曲家、フランク・マルタンの自作自演集の
録音がご当地レーベルであるイエックリン(Jecklin)に残されていた!
中でも「マリア三部作」は、50年代に一世を風靡した名ソプラノであるゼーフ
リートとヴァイオリン奏者シュナイダーハン夫妻とマルタンの共演という強力
な布陣による演奏を収録。ベルリン・フィルを指揮した「パッサカリア」など
も含め、スイスの大作曲家自身がタクトを振った3作品。これは貴重!
1963年&1970年のライヴ録音。

JD 678-2 \2180
オトマール・シェック(1886−1957):歌曲全集第8巻 ――
星の下でOp.55
ローマン・トレーケル(バリトン)、クリストフ・ケラー(ピアノ)
スイスのレーベルであるイエックリン(Jecklin)を代表する一大シリーズ「オ
トマール・シェック歌曲全集」の紹介も終盤に突入。収録されている「星の下
で」は、2部形式の演奏時間約60分という大作である。(録音:1995年6月)

JD 679-2 \2180
オトマール・シェック(1886−1957):歌曲全集第9巻 ――
吟遊詩人の歌Op.56/歌手Op.57
クルト・シュトライト(テノール)、グードルーン・ハーグ(ハープ)、
ヴォルフラム・リーガー(ピアノ)
クルト・シュトライトはモーツァルトのオペラをレパートリーの中心とするア
メリカのテノール奏者。「吟遊詩人の歌Op.56」は伴奏として奏でられるハー
プの美しい調べが特徴的な歌曲集である。(録音:1995年4月)

JD 646-2 \2180
F・マルタン:
ピアノ五重奏曲/パヴァーヌ/アイルランド民謡による三重奏曲/
弦楽三重奏曲
ハンニ・シュミット=ウィース(ピアノ)、チューリッヒ室内楽団
1960年に創設された弦楽アンサンブルでるチューリッヒ室内楽団と、スイスの
女流ピアニストであるシュミット=ウィースによるマルタンの弦楽器、ピアノ
のための室内楽作品集。1989年&1990年の録音。

JD 644-2 \2180
P・ヒンデミット:
ある夜にOp.15/ピアノ・ソナタOp.17(ビレター補完)/歌/子守歌/
ピアノ小品/変奏曲/ルードゥス・トナリス/ルードゥス・トナリス(初稿版)
ベルンハルト・ビレター(ピアノ)
20世紀ドイツの現代作曲家ヒンデミットの作品番号の付いていない作品や、補
完が行われた作品などをまとめたピアノ・アルバム。1989年の録音。

JD 647-2 \2180
ウィリー・ブルクハルト(1900−1955):
ヴィオラ協奏曲Op.93/無伴奏ヴィオラ・ソナタOp.59/ヴァイオリンとヴィオ
ラのための《クライネ・セレナーデ》Op.15/セレナーデOp.77
クリストフ・シラー(ヴィオラ)、
ハンシュエインツ・シュニーベルガー(ヴァイオリン)、
マリオ・ヴェンツァゴ(指揮)、スイス・イタリア放送管弦楽団、他
20世紀スイスの作曲家ブルクハルトによるヴィオラのための作品を中心とした
作品集。中でもヴィオラ協奏曲は貴重なレパートリーに数えられている。
1985年&1989年の録音。





<VMS>
VMS 165 \2180
弦楽四重奏のための編曲集
W・A・モーツァルト:
交響曲第40番より第1楽章/歌劇《魔笛》序曲/歌劇《フィガロの結婚》序曲
/そよ風に/歌劇《後宮からの逃走》序曲/ああ、どんなに勝利を望んだこと
か/歌劇《ドン・ジョヴァンニ》序曲/お手をどうぞ/歌劇《コシ・ファン・
トゥッテ》序曲/歌劇《皇帝ティートの慈悲》序曲/《ああ、ママに言うわ》
による12の変奏曲ハ長調K.265
ヨハン・シュトラウス・クヮルテット・ウィーン
ヨハン・シュトラウス・クヮルテット・ウィーンは名門ウィーン交響楽団の団
員によって1994年より活動を開始した弦楽四重奏団。モーツァルトの名曲の数
々を見事な演奏で堪能できる。

VMS 164 \2180
メディタンゴ ――
A・ピアソラ:
ブエノスアイレスの秋、ブエノスアイレスの春、チキリン・デ・バチン、
メディタンゴ、ブエノスアイレスの冬、C'est L'amour、天使のミロンガ、
ブエノスアイレスの夏、Milonga en ay menor、オブリビオン
ホセ・ブラガト:Graciela y Buenos Aires
メンデルスゾーン・トリオ・ベルリン
ハイドンからヘンツェまでをレパートリーとする1984年結成のピアノ三重奏団
であるメンデルスゾーン・トリオ・ベルリンによるタンゴ・アルバム。




<Centaur>
CRC 2748 \1880
バッハからピアソラへ ――
J・S・バッハ:組曲第2番ロ短調BWV.1067
コール・デ・ブルーイン(1911−):組曲《ナイチンゲールの鳴き声の歌》
Ch・W・グルック:精霊の踊り
P・マスカーニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》より 間奏曲
I・アルベニス:セヴィーリャ
C・グノー:あやつり人形の葬送行進曲
M・グールト:パヴァーヌ
A・ピアソラ:アディオス・ノニーノ
イスラエル・フルート・アンサンブル、
イスラエル・カストリアーノ(ピアノ)
名門イスラエル・フィルの団員やソリストとして活躍中のフルート奏者たちに
よって1986-87シーズンに結成されたイスラエル・フルート・アンサンブルの
3rdアルバム。「ヨアフ・タルミによる編曲集(CRC 2696)」、「フランスの印
象(CRC 2697)」に続く今作は、タイトルの通りバッハからピアソラまでの広
く親しまれているクラシック作品をフルート・アンサンブルのために編曲。イ
スラエル・フルート・アンサンブルの透き通った音色と大胆な表現は一聴に値
する演奏である。

CRC 2762 \1880
チェロとピアノのためのハンガリー音楽 ――
E・V・ドホナーニ:チェロ・ソナタ変ロ長調Op.8
B・バルトーク:ルーマニア民族舞曲
Z・コダーイ:3つのコラール前奏曲
J・フバイ:Hullamzo Balaton
アンソニー・クック(チェロ)、アルミン・ワトキンス(ピアノ)
1948年シドニー出身のチェリストであるアントニー・クックは、ロンドン・モ
ーツァルト・プレーヤーズなどで活躍。現在はアメリカ・シカゴのノースウェ
スタン大学で助教授として後進の指導を行っている。

CRC 2777 \1880
フルート・ループス ――
シンシア・フォリオ(1954−):
フルート・ループス/スティーヴン・ダンの詩による2つの歌/
7つのアフォリズム/フルート、チェロとピアノのための三重奏曲/
フォー・スケープス/デヴェロッピング・ヒューズ/
Through Window's Lattices
シンシア・フォリオ(フルート)、アデリン・トマソン(フルート)、
カラ・レイサム(ソプラノ)、デラルテ木管五重奏団、他
作曲をシュワントナー、フルートをモイーズに学んだアメリカの女流音楽家シ
ンシア・フォリオの室内楽作品集。自身がフルート奏者ということもあり、全
作品にフルートが含まれているのが特徴。フォリオはテンプル大学で音楽理論
の助教授の任にある。

CRC 2783 \1880
S・プロコフィエフ:
《ロメオとジュリエット》からの10の小品Op.75
ピアノ・ソナタ変ロ長調Op.83
アンソニー・ディ・ボナヴェントゥラ(ピアノ)
ボストン大学音楽学部教授の要職にあるボナヴェントゥラは、これまでに27ヶ
国でのリサイタルやボストン響、ニューヨーク・フィル、シカゴ響などのメ
ジャー・オーケストラとの共演を行うなど演奏、教育の両面で活躍中のピア
ニストである。

CRC 2742 \1880
レメディ ――
カールハインツ・シュトックハウゼン(1928−):ツィクルス
マシュー・バートナー:ブロークン・ドラム
ジェームズ・ディロン:タイア・ティケ・ダ
デイヴィット・ラン:アンヴィル・コーラス
ジャン=シャルル・フランソワ:フラグメンツII
デレック・ケラー:アチチュード
モーリス・パルター(打楽器)
カナダ出身の打楽器奏者モーリス・パルターは現代作品のソロ奏者、室内楽奏
者としてアメリカを中心に活動を行っている。





<Opera D'oro>
OPD 5601 14枚組 \8000
レジェンダリー・パフォーマンス-レナータ・テバルディ
G・ヴェルディ:
歌劇《ジャンヌ・ダルク》(録音:1951年3月26日)
歌劇《椿姫》(録音:1952年5月28日)
G・プッチーニ:
歌劇《トスカ》(録音:1959年12月12日)、
歌劇《西部の娘》(録音:1961年7月8日)
A・カタラーニ:歌劇《ワリー》(録音:1960年10月20日)
U・ジョルダーノ:歌劇《フェドーラ》(録音:1961年12月14日)
A・ボイト:歌劇《メフィストフィレ》(録音:1966年1月25日)
レナータ・テバルディ(ソプラノ)、
ジュゼッペ・ディ・ステファーノ(テノール)、
カルロ・ベルゴンツィ(テノール)、
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)、
ミラノ・イタリア放送管弦楽団&合唱団、他
往年の名歌手たちが歌うオペラをセットにまとめたコレクターズ・ボックス・
シリーズが登場。第1弾はレナータ・テバルディの1951年-1966年に上演された
オペラ(全曲)のライヴ録音。24ページのブックレットが封入されている厚紙
のスリム・ボックス仕様。

OPD 5602 14枚組 \8000
レジェンダリー・パフォーマンス-フランコ・コレッリ
R・レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》(録音:1954年9月26日)
G・プッチーニ:
歌劇《トスカ》(録音:1957年)、
歌劇《トゥーランドット》(録音:1964年)
U・ジョルダーノ:歌劇《アンドレア・シェニエ》(録音:1960年6月26日)
G・ドニゼッティ:歌劇《ポリウト》(録音:1960年12月7日)
G・マイアベーア:歌劇《ユグノー教徒》(録音:1962年6月7日)
G・ヴェルディ:歌劇《イル・トロヴァトゥーレ》(録音:1962年7月31日)
フランコ・コレッリ(テノール)、
マリア・カラス(ソプラノ)、
レナータ・テバルディ(ソプラノ)、
ビルギット・ニルソン(ソプラノ)、
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)、
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団、他
輝かしい歌声で世界的テノール歌手として活躍したフランコ・コレッリが出演
したオペラ7作品(全曲/ライヴ録音)のコレクターズ・ボックス。カラス、
テバルディ、カラヤンなど共演者も超一級のアーティストが並ぶ。第1弾のテ
バルディ・ボックスと同じく24ページのブックレット封入、厚紙のスリム・
ボックス仕様。

OPD 7013 3枚組 \2400
W・A・モーツァルト:
歌劇《コシ・ファン・トゥッテ》(録音:1972年7月30日)
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、
カール・ベーム(指揮)、ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団、他

OPD 7021 2枚組 \1600
V・ベッリーニ:
歌劇《カプレーティ家とモンテッキ家》(録音:1958年10月23日)
フィオレンツァ・コソット(メゾ・ソプラノ)、
アントニエッタ・パストリ(ソプラノ)、
ロリン・マゼール(指揮)、
ローマ・イタリア放送管弦楽団&合唱団、他

OPD 7022 2枚組 \1600
ジャック・フロマンタル・アレヴィ(1799−1862):
歌劇《ユダヤの女》(録音:1973年3月4日)
リチャード・タッカー(テノール)、林康子(ソプラノ)、
アントニオ・グァダーニョ(指揮)、
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団、他

OPD 7023 2枚組 \1600
G・ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》(録音:1975年5月15日)
マリリン・ホーン(メゾ・ソプラノ)、
ルイジ・アルヴァ(テノール)、
クラウディオ・アバド(指揮)、
ミラノ・スカラ座歌劇場管弦楽団&合唱団、他

OPD 7027 2枚組 \1600
G・ヴェルディ:歌劇《マクベス》(録音:1970年)
シェリル・ミルネス(バリトン)、
クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)、
カール・ベーム(指揮)、ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団、他

OPD 7028 2枚組 \1600
C・サン=サーンス:歌劇《サムソンとダリラ》(録音:1964年2月29日)
ジョン・ヴィッカーズ(テノール)、オラリア・ドミンゲス(アルト)、
ジャン・フルネ(指揮)、オランダ放送管弦楽団&合唱団、他

<LSO Live>
LSO 0083 2枚組 \2100
LSO 0583(SACD-Hybrid) 2枚組 \2850
エルガー:「ジェロンティアスの夢」Op.38
デイヴィッド・レンドール(T:ジェロンティアス)
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Ms:天使)
アラステア・マイルズ(Bs)
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドンSO.& Cho.
録音:2005年12月11日& 13日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ニール・ハッチンソン&ジョナサン・ストークス
LSO Live最新録音はエルガーの「ジェロンティアスの夢」。交響曲全集を経て、
新たに円熟の巨匠デイヴィスが手兵とともに取り組んだ意欲的プロジェクトで
す。この壮大なオラトリオ風の声楽曲は、由緒あるバーミンガム音楽祭の委嘱
を受けて1900年に完成初演されました。前年に初演を果たしたばかりの「エニ
グマ変奏曲」と並んでエルガーが国際的名声を得るきっかけとなった代表作で
あり、また、本国では重要な節目でしばしば取り上げられ英国オラトリオの最
高峰とも云われるほどの人気を誇っています。
ジョン・ヘンリー・ニューマン枢機卿のテクストによる内容は、ジェロンティ
アスが死の淵で魂の救済について天使や神と問答を繰り広げるというもの。デイ
ヴィスは公演前のインタヴューで作品について次のように述べています。
「死についての音楽を書こうとすると、ふつうならレクイエムあるいは名の通
った歴史上の人物の死を描くところですが、ここでは死そのものにまつわる実
際のプロセスを扱っている点で独創的。まさに過去に例のないまったく新しい
タイプの、真に偉大な作品なのです。」
実際、この言葉通りに厚い共感を寄せるデイヴィスのドラマ作りは最高!二部
構成演奏時間一時間半を超える長丁場を完璧にまとめ上げています。加えてソ
リストの健闘も光ります。病気のため降板したベン・ヘップナーの代役を立派
にこなしたレンドール。後半に向け尻上がりに調子を上げてゆくオッターに、
深みある役どころを演じきったマイルズ。そして、最後のカギを握る“合唱”
のとてつもないテンションの高さは圧巻。清澄かつ深遠に、エルガーらしい気
高くもやさしくせつない音楽を歌い上げます。クライマックスの、天上の合唱
による「いと高きところでは、聖なる方をほめたたえよ」に至っては震えが止
まらぬばかりの感銘に心を打たれます。
バービカンセンターの屋根がいまにも吹飛ぶばかりの迫力と重厚なサウンドも
オーディオ的魅力満点で、モニュメンタルな作品にふさわしい仕上がりとなっ
ています。




<HUNGAROTON>
HCD 32352 \1980
モーツァルト:
フルート五重奏曲 ト短調(原曲 弦楽五重奏曲第4番 ト短調 K.516)
フルート五重奏曲 ニ長調(原曲 弦楽五重奏曲第5番 ニ長調 K.593)
アンサンブル・カンパニレ〔イルディコー・ケルテース(Fl),ハーヨ・ベス
(Vn),イザベル・シャウ(Va),トーマス・アーヴィン(Va),グイド・ラリシュ
(Vc)〕
2005年1月3-5日
このCDに収録されているのは、モーツァルトの弦楽五重奏曲2曲を、フルートと
ヴァイオリン、ヴィオラ×2、チェロという編成に編曲したもの。ウィーンの音
楽商、ヨハン・トレークが扱った筆者譜(現在はザルツブルクのモーツァルト
資料館に収蔵)をトーマス・アーヴィンが校訂したものです。実際に編曲した
人物は分かりませんが、1792年頃、つまりモーツァルトの死の前後の時期の、
同時代の編曲です。出来ばえは上々で、原曲の良さを損なうことなく、フルー
トの哀愁が浮かび上がっています。特に明記がないのですが、はっきりピリオ
ド楽器による演奏。ケルテースのトラヴェルソのスラリとした音色が映えてい
ます。ハーヨ・ベスは、ムジカ・アンティクヮ・ケルンでラインハルト・ゲー
ベルの片腕として活躍したヴァイオリニスト。

HCD 32356 \1980
シュポア:2つのヴァイオリンのための二重奏曲集
二重奏曲 ハ長調 Op.9-1
二重奏曲 イ長調 Op.9-2
二重奏曲 ハ長調 Op.153
ペーテル・チャバ(Vn) ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
録音:2002年2月7-10日,2005年12月21日
ベートーヴェンより一世代下のドイツの作曲家、ルイス・シュポア(1784-1859)
の、ヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲を3曲。作品番号から分かる通り、シュ
ポアの作曲活動の初期と晩期の作品で、印象もかなり違います。可愛げなOp.9
の2曲に対して、Op.153の充実した音楽は、とてもヴァイオリン2つで演奏され
ているとは思えない豊かさがあります。25分もかかるこの作品は、シュポアの
代表作に数えられてもおかしくない名作です。ペーテル・チャバは1952年ルー
マニア生まれのハンガリー系ヴァイオリニスト、現在はリヨン在住、さすがハ
ンガリーの弦の美しさに満ちています。

HCD 32400 \1980
エレ:ピアノ作品集
ポロネーズ Op.132-1,Op.132-2,即興曲 Op.129-1,Op.129-2,
バラード Op.121-1,Op.121-2,物語 Op.121-2,ゴンドラの夢 Op.121-3,
協奏的間奏曲 Op.135-1,Op.135-2,舟歌 Op.141-1,Op.141-2,
セレナード Op.56
イローナ・プルーニ(P)
録音:2005年8月22-25日
ステファン・エレ(Stephen Heller)は、1813年にペストに生まれたユダヤ系
ハンガリー人ヘレル・イシュトヴァーンです。12歳でウィーンに出てツェルニ
ーやアントン・ハルムの弟子となり、1828年にデビューするや瞬く間に人気ピ
アニストになりました。数年間ドイツでシュテファン・ヘラーとして活躍した
後、1838年、25歳の時にパリに移住、1888年に亡くなるまでの半世紀を過ごし
ています。ショパンやリストとほぼ同世代の人ですが、ショパンほど情熱的で
はなく、リストほど超絶技巧でもない、そのかわり彼らにない独特の温かみの
ある柔らかい味わいがあり、当時エレが大人気だったことが良くわかります。
名手プルーニのピアノも万全。

HCD 32402 \1980
フス:歌曲集
6つの新しい歌 Op.6,友情から愛への道 Op.24,歌曲集 Op.16,夢 Op.21,
歌曲集 Op.22,歌曲集 Op.23,ほか
マーリア・ザードリ(S) ティモシー・ベンチュ(T)
アニコー・ホルヴァート(フォルテピアノ)
録音:2005年10月4-10日
ヤーノシュ・フス(1777-1819)は、ドイツ系ですが、ハンガリーで生まれハン
ガリーで没した作曲家。ウィーンにも度々滞在して、作品を出版しています。
ここに収録されているのはいずれもドイツリート、楚々とした美しさが光りま
す。ハンガリーの誇る名古楽ソプラノ、マーリア・ザードリをメインに、フォ
ルテピアノで伴奏するなど、こだわりの世界初録音です。

HCD 32339 \1980
17世紀から18世紀のハンガリーの舞曲(全30曲)
チャバ・ナジ(ターロガトー) ペーテル・エラ(Cemb)
ヴィクトーリア・ヘレンツァール(ツィンバロン) 
イシュトヴァーン・ネーメト(Cl)
録音:2005年4月16-19日
これは民族音楽とクラシックのちょうど境界線にあるようなアルバム。17世紀
から18世紀にかけてのハンガリー舞曲を、ターロガトーで奏でた演奏です。タ
ーロガトーはハンガリー伝統の管楽器で、いくつかのタイプがありますが、こ
こではクラリネットに近い楽器を使用、しかし音色は、クラリネット的でもあ
り、ソプラノサックス風でもあり、時にはオーボエっぽくもあり、でもいずれ
と比べてもずっと素朴です。とにかく聞いているとホッとできる和みのある音
楽です。

HCD 32301 \1980
ヴラディゲロフ:室内楽作品集
ブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」,2つの即興曲 Op.7,2つの小品 Op.20,
ラチェニツァ Op.18-2,ピアノ三重奏曲 Op.4
エードゥア・アマリラ・ザードリ(Vn) ルドルフ・レオポルド(Vc)
ラルカ・スティルバト(P) 他
録音:2005年12月3-11日,2006年1月11日
パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978)は、20世紀のブルガリア音楽に多大な
影響を残した人物。チューリヒに生まれベルリンで学んでいます。ナチスの台
頭を嫌ってブルガリアに移り、亡くなる直前まで作曲に教育に活躍していまし
た。1922年に作曲された「ヴァルダル」がことに有名で、多くのヴァイオリニ
ストが取り上げています。ヴラディゲロフは、当然ブルガリアの音楽素材を用
いているものの、強烈に前面に出すというわけではなく、伝統とうまく融合さ
せているところに優れた手腕が感じられます。

HCD 32183 \1980
サボー:室内楽&声楽作品集
3つのトランシルヴァニアの民謡
チェロとピアノのためのソナティーナ ハ長調 「振り返って」
ラテン語の古いトランシルヴァニアの詩による5つのマドリガル
ほか
ラウラ・ファラゴー(S),マールタ・ガール(P)          
ペーテル・サボー(Vc),デーネス・ヴァーリョン(P)          
ジェルジ・セルメツィ(指)カメラータ・トランシルヴァニカ
ヨーゼフ・マクラーリ(指),ラーヨシュ・ヴァス(指)
ハンガリー放送合唱団,他
録音:1972-1993年
ルーマニア生まれの作曲家、音楽学者、チャバ・サボー(1936-2003)の室内楽と
声楽作品集。1961年から1987年までハンガリーで暮らし、ルーマニア、ハンガ
リー双方の影響が見られる。一部モノラル録音。





<NOVALIS>
NOV150 180 3枚組 \3780
J.S.バッハ:オルガン作品集
CD1 
前奏曲とフーガ ハ短調BWV.549 
コラール「おお愛する魂よ、汝を飾れ」BWV.654
トリオ・ソナタ ハ長調BWV.529 
協奏曲 イ短調BWV.593(ヴィヴァルディの作品op3-8による) 
コラール「バビロンの流れのほとりにて」BWV.653 
プレリュードとフーガ ハ短調BWV546
CD2 
トッカータとフーガ ニ短調「ドリア旋法」BWV.538 
パルティータ「恵み深きイエスよ、よくぞ来ませリ」BWV.768 
幻想曲 ト長調BWV.572 
トリオ・ソナタ ト長調BWV.530  
コラール「天にいますわれらが父よ」BWV.682 
コラール「われらの救い主イエス・キリスト」BWV.688 
前奏曲とフーガ イ短調BWV.543 
CD3 
前奏曲とフーガ ト長調BWV.541 
コラール「最愛のイエス、われらここにあり」BWV.730/731 
フーガ ト短調BWV.578 
コラール「われらみな唯一の神を信ず」BWV.740
パストラーレ へ長調BWV.590 
コラール「おお汚れなき神の小羊」BWV.656 
幻想曲 ハ短調BWV.562 
コラール「主イエス・キリスト、われらを顧みたまえ」BWV.655 
パッサカリアとフーガ ハ短調BWV.582
トン・コープマン(Org)
録音:1987年/1988年/1989年
コープマンはバッハのオルガン作品を都合3回集中的に録音していますが、これ
はそのうちの2回目に行われたものでやや早めのテンポで作品の本質に切り込ん
でいく彼の個性がもっとも好ましく出ているとされる演奏です。1枚目がヴァイ
ンガルテンのガプラーオルガン、2枚目がレーウワルデンのクリスチャン・ミュ
ラーオルガン、3枚目がオットーボイレンの「三位一体」オルガンと、3種の歴
史的名オルガンの響きを聴き較べられるのも魅力です。

NOV150 249 2枚組 \3380
聖なるロシア-東方正教会の典礼歌集
CD1 永い年月 ほか全16曲
CD2 神代、汝に栄光あれ ほか全18曲
クリスト・アラヴァジェフ(指)フィリッポポリスCho.
録音:1999年
ブルガリアの男声合唱団フィリッポポリスが贈るア・カペラの東方正教会典礼
歌です。フィリッポポリスという名はアレクサンダー大王の父フィリッポ2世
が建設した都市から採ったもので、近年精力的に東方正教会の宗教曲紹介に努
めている団体です。ここでは合唱のみ、または合唱と男声独唱の編成で普段聞
く機会の少ない貴重な東方正教会の典礼歌を敬虔に歌い上げています。





<AD VITAM>
AVAC 040901(SACD-Hybrid) \2450
「アルメニアのクリスマス」
クリスマスイヴの賛美歌 
創造の日々への賛美歌 
処女マリアの祝日の歌 
降誕とマリアの祝祭のために 
クリスマスイヴとクリスマスを讃える賛美歌 
クリスマスの日のための祖先の賛美歌-父なる神のために 
天にいます主を讃える賛美歌 
降誕の第4日の歌
マニフィカート 
水の祝福の歌 
水についてのもうひとつの歌 
降誕の第8日を讃える賛美歌
グッサン・アルヤニアン(Ten)
録音:2004年7月
451年のカルケドン公会議の後、一般のキリスト教会の三位一体説と異なる単
性論の立場を堅持して506年に分離独立したアルメニア教会の貴重なクリスマ
ス音楽です。リリック・テノールの独唱のみで歌われるクリスマス賛美歌は現
代とは全く違う時間が流れていた中世以前の世界へと確かに誘ってくれること
でしょう。





<PML>
PML 23636 \1250
オペレッタ「白馬亭にて」
リュク・バルネ(レオポルト)、コレッテ・リーデインガー(ヨゼーファ)、
フェルナン・サルドゥ(ビスターニュ)他
フェリックス・ヌボローネ指揮による管弦楽団と合唱団
録音:1954年
エリック・シャレルとハンス・ムラーの台本による2幕のオペレッタのリュシア
ン・べナールによるフランス語版。ロベルト・シュトルツ他の甘く美しい歌曲
が次々と登場し、題名の白馬亭の女主人ヨゼーファと給仕頭レオポルトの恋物
語をいやがうえにも盛り上げています。オリジナルはチェコの作曲家べナツキ
ー作曲、台本ブルーメンタールの3幕ものオペレッタと思われますが、こちら
は1930年の初演以来ドイツ語圏ではレハールを凌ぐほどの大人気作品です。





<IPPNW-CONCERTS>
IPPNW 51 \1880
言葉と音楽-「広島」から60年
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲よりアリア 
朗読 戦争の初期 
ショスタコーヴィッチ:
弦楽四重奏曲第8番 ハ短調op.110 ラルゴ・アタッカ 
朗読 空中での大いなる戦闘 
ショスタコーヴィッチ:弦楽四重奏曲第8番 アレグロ・モルト・アタッカ 
朗読 マンハッタン計画 
ショスタコーヴィッチ:弦楽四重奏曲第8番 アレグレット・アタッカ 
朗読 ニューメキシコ、1945年7月16日 
ショスタコーヴィッチ:弦楽四重奏曲第8番 ラルゴ・アタッカ 
朗読 広島、1945年8月6日 
朗読 わたしが広島について思うとき 
朗読 50年が過ぎて
朗読 広島からの緑 
朗読 折鶴 
ショスタコーヴィッチ:弦楽四重奏曲第8番 ラルゴ 
1945-2005の年代記 
シューベルト:弦楽四重奏曲第12番 ハ短調「四重奏断章」
アンサンブル・インセンド
ナカタ・チホコ、ガブリエラ・クリスピーノ、
トーマス・フォン・フラクシュタイン(朗読)
録音:2005年3月11日
原爆投下から60年を経た2005年3月に行われた核戦争阻止を目的とした慈善コン
サートのライブ盤です。20世紀の苦悩が音として結晶したかのようなショスタ
コーヴィッチの傑作四重奏曲と、広島の悲劇と希望を語った朗読(ドイツ語、
日本語)とが恐ろしいほどマッチしていて心が揺さぶられます。






<PRAGA DIGITALS>
PRDDSD 250227(SACD-Hybrid) \2300
ブラームス:
弦楽四重奏曲第1番Op.51-1 ハ短調
クラリネット五重奏曲 Op.115 変ロ短調
パスカル・モラゲス(Cl) プラジャーク四重奏団
ソロ、室内楽、両分野で高い評価を受けているクラリネット奏者パスカル・モ
ラゲス。双子のフルート奏者ミッシェル・モラゲス、兄のホルン奏者ピエール
・モラゲスらと結成したモラゲス木管五重奏曲でも多彩な才能をみせています。
そのパスカル・モラゲスとプラジャーク四重奏団によるブラームスのクラリネ
ット五重奏。悲しみと喜び、相反する要素を持つ作品。プラジャーク四重奏団
の落ち着いた渋さも手伝って、静かな情熱を秘めたモラゲスの柔らかな演奏が
より一層哀愁を増します。弦楽四重奏曲第1番はハ短調の交響曲第1番同様ドラ
マティックな構成の作品。プラジャーク四重奏団が歌い上げる大きなフレーズ、
滑らかな音質、全員が凄腕の持ち主の彼らならでは極上の演奏です。

PRDDSD 250223(SACD-Hybrid) \2300
ドホナーニ:ヴァイオリン・ソナタOp.21
イェネー・フバイ:ロマンティック・ソナタOp.22
カール・ゴルトマルク:ヴァイオリン・ソナタOp.25
ペーテル・チャバ(Vn) ペーター・フランクル(P)
ハンガリー出身のヴァイオリニスト、ペーテル・チャバ。数多くの名手を輩出
しているハンガリー、彼の繊細な陰影を湛えたクリアな音色はさすが。
ブラームスと同じ頃ウィーンで活躍した作曲家カール・ゴルトマルク。ヴァイ
オリン協奏曲が有名ですが、独学で作曲を学びオペラなどの作品も高く評価さ
れています。自身もヴァイオリニストであったため、このソナタは独創性に溢
れた作品となっています。演奏される機会は少ないですが、ペーテル・チャバ
の美しい演奏で珠玉の作品に仕上がっています。





<TAHRA>
TAH 592 3枚組 \6240
シューベルト:交響曲第8番 ロ短調 D.759「未完成」
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
ブラームス:ドイツ・レクイエム
カール・シューリヒト(指)NDR交響楽団
エリーザベト・グリュンマー(S),オットー・ヴィーナー(Br),NDR合唱団
録音:1954年10月4日(シューベルト),1955年10月23、24日(ブルックナー)
1955年10月27日(ブラームス)
TAHRAからシューリヒトとNDR交響楽団の秘蔵音源がまた登場!まずはシューベ
ルトの未完成交響曲。DECCA録音でも定評高いシューリヒトのお得意ながら、
濃厚さではさすがライヴがずっと上。従来音の悪い海賊CDやCD-Rでしか発売さ
れたことがなかったもので、クリアな音で甦っています。ブルックナーの第8
交響曲は、既に他社からも発売されているもので、シューリヒトの残したこの
曲の録音の中でも筆頭に挙げられることの多い、白熱した名演、もちろん完全
収録。そしてブラームスのドイツ・レクイエムはおそらく海賊盤でも出回った
ことのない完全初出のようです。
ブックレットにシューリヒトのディスコグラフィも収録。

<harmonia mundi FRANCE>
HMA 1951084 \1050
モンテヴェルディ:マドリガーレ集
この暴虐なる愛の神は,静かにして、アルメリン,こうして私は少しずつ,
私はあなたを愛しています、愛しい人,おお、私の愛しい人,優雅な天使,
晴れやかで澄んだ眼差しよ,愛の別れ,おお、ミルティッロ、私の愛しい人,
裸足のニンファ,私の魂は,さらば,美しいフローリダよ,
ああ、優しく美しい太陽に向かうように
ルネ・ヤーコプス(指,CT)コンチェルト・ヴォカーレ
〔バルバラ・シュリック(S),マリウス・ヴァン・アルテナ(T),ギ・ドゥ・
メ(T),ミシェル・テン・オート・ド・ランジュ(T),ハリー・ヴァン・デア・
カンプ(Bs),コンラート・ユングヘーネル(Teorbo)〕
録音:1981年8月
かつてのカウンター・テナーの大御所にして、今やバロック指揮者の巨匠、ル
ネ・ヤーコプスが自身のリードで始めてモンテヴェルディのマドリガーレを録
音したアルバムです。ヤーコプスのみならず、バルバラ・シュリック、ギ・
ドゥ・メ、ハリー・ヴァン・デア・カンプ、コンラート・ユングヘーネルら
錚々たるメンバーによる演奏は、四半世紀前の録音とは全く思えない褪せない
鮮やかさを保っています。いまでこそソリストが各々役を持って演じているよ
うなマドリガーレの唱法は一般的ですが、マドリガーレがいまだ合唱の祖先と
して捉えられていた時代に、これだけ個が主張しながら確固とした統率のある
演奏を成し遂げたことは驚くべきことです。日本にはだいぶ遅れて1994年に紹
介されましたが、それでも「レコード芸術」誌の特選盤に選ばれたという、筋
金入りの名盤です。

HMA 1951320 \1050
ジェズアルド、ゴルリ:宗教音楽集
ジェズアルド:
聖土曜日のためのレスポンソリウム,モテット「いと優しきマリアを賛えよ」,
モテット「日々罪を犯す私を」,モテット「あなたの慈しみを」,
モテット「苦しみと嘆きを」
ゴルリ:レクイエム
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)シャペル・ロワイヤル
録音:1989年10月
カルロ・ジェズアルド(1561頃-1613)は、しばしば“ドン”が付けられるように
ナポリ王国の名門の出身。1593年にエステ家のアルフォンソ公の従妹エレオノ
ーレと結婚、フェラーラに移り、ここでの多くの優れた文化人と出会うことで
彼の才能が花開きました。職業作曲家でなかったジェズアルドは、依頼主の好
みに左右されることがなかったため、独自な音楽を確立しました。当時として
はかなり斬新な不協和音や半音階の用法は、しばしば“マニエリスティック”
とすら評されます。強い表現へのこだわりが、ジェズアルドの作品に独特の苦
悩と悲しみの緊張を生み出していることは間違いありません。この「聖土曜日
のためのレスポンソリウム」は晩年の作品で、過激さが後退し、大胆な手法も
ひたすら静かな悲しみを掘り下げるために使われています。胸が苦しくなるほ
どの美しく悲しい、稀代の天才ジェズアルドの一大成果がここに示されていま
す。ヘレヴェッヘとシャペル・ロワイヤルの演奏はこの作品の名演としてつと
に有名なもの。緊張感と柔らかさという両立しがたい要素を完璧に融合してい
ます。

HMA 1951077 \1050
デュモン:グラン・モテ集
思い出してください、ああとても慈悲深い聖母様,魂の対話,マニフィカト,
バビロン川のほとりで
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)シャペル・ロワイヤル
ギュメット・ロランス(A),アンリ・ルドロワ(CT),ハワード・クルック(T),
ウルリヒ・シュトゥーダー(Br),ペーター・コーイ(Bs)
録音:1981年7月
アンリ・デュモン(1610-1684)は、本名をアンリ・ド・ティエルといい、リエ
ージュ近郊に生まれた作曲家です。1652年にルイ14世の弟フィリップ(アン
ジュー公)のクラヴサン奏者に就任、これを足がかりにルイ王朝の中で着実な
地位を築き上げ、リュリより前の世代の最も重要な作曲家となりました。しか
し録音はいまだ少ないのは残念です。このCDはヘレヴェッヘが国際的に注目さ
れて間もない頃の意欲的なもの。デュモンのモテは儀式ばった仰々しいもので
はなく、自然な優しい感情で真摯に信仰を歌うような音楽です。ヘレヴェッヘ
の明るい柔らかさが生きている演奏が見事。さらに夭折の名カウンター・テナ
ー、アンリ・ルドロワの数少ない歌声の記録としても貴重です。

HMA 1951072 \1050
“16世紀パリのシャンソン集”
ジャヌカン:
パリの物売り声,ある夫が新妻と,美しい乳房,さあ、ここにおいでよ,戦争,
ヴェルノンの粉ひき娘は,愛と死と人生は,
マルタンは豚を市場へ連れていった,すてきな押し込み遊び
セルミジ:
あなたは私を悩ませる,私にはもう愛情はない,
私にはもう愛情はない(ロワ編),ラ・ラ・ピエール先生,
助けて下さい、愛するいとしいひとよ,どうしてあなたは,
ああ、悲しいこと(ミラノ編),私はあなたに楽しみをあげましょう,
きれいな森の金盞花の陰に,あなたはわたしがそれで死ぬっていったけど
クレマン・ジャヌカン・アンサンブル〔ドミニク・ヴィス(CT),ミシェル・ラ
プレニ(T),フィリップ・カントール(Br),アントワーヌ・シコ(Bs),クロー
ド・ドボーヴ(Lute)〕
録音:1981年4月
16世紀にパリで活躍した二人の人気作曲家、クレマン・ジャヌカン(1485-1558)
とクローダン・ド・セルミジ(1490頃-1562)のシャンソンを集めています。いず
れも高度な技巧で作られたもので、その作風の多彩さにも驚かされます。静謐
な感動に満ちた「愛と死と人生は」、市場の賑わいを模した「パリの物売りの
声」、しっとりとした悲しさに満ちた「きれいな森の金盞花の陰に」、ひたす
ら処女の胸の美しさを愛でる「美しい乳房」、そして猥雑さを短くカラッと露
わにした「ある夫が新妻と」などなど。美から俗まで、人生の様々な局面に結
び付いた音楽は生き生きとしており、450年という時を越えて我々の耳を楽しま
せてくれます。
絶大な人気を誇るカウンター・テナー、ドミニク・ヴィスと仲間たちによる歌
は、極めてレヴェルの高いもの。うっとりするほど美しいアンサンブルから、
時に悪ノリすらためらわない自由な愉悦まで、イマジネーションに満ちた演奏
は全世界で絶賛されました。ヴィスの驚異的な美声だけでも堪能できること間
違いありません。

HMA 1951370 \1050
ショパン,R.シュトラウス:チェロ・ソナタ集
ショパン:チェロ・ソナタ Op.65
R.シュトラウス:チェロソナタ Op.6
ルイス・クラレ(Vc) アラン・プラネス(P)
録音:1991年2月
ショパンのチェロ・ソナタは、ショパンのピアノ以外の作品の中では最も充実
した作品です。1845年から翌年にかけて作曲されたこの曲は、1832年以来交流
のあったチェリストのオーギュスト・フランショームとの友情の結実です。作
曲は難航し、出来上がった曲はチェロの独奏曲ではなく、チェロとピアノがと
もに高い技巧でぶつかり合う壮絶な二重奏曲になりました。情熱的なロマンティ
シズムの噴出はショパン以外のなにものでもありません。一方、シュトラウス
のチェロ・ソナタは1880年から1883年にかけて、シュトラウス十代後半の作品。
明らかなシューマンの影響を残しつつ、そこかしこに後のシュトラウスが顔を
出しているのもはっきり見て取れます。ことに第2楽章の憂いを帯びた歌い上
げの美しさは格別。青春の初々しさが感じられる佳曲です。
ルイス・クラレはピレネー山の小国アンドラ生まれのチェリスト。少年の頃に
カザルスのレッスンを受けてから、このチェロの神様に心酔し、自らも大変に
ヒューマンな味わいを持ったチェリストに成長しました。性格も異なるこの二
つの作品どちらにおいても自信に揺らぎが微塵もない堂々の弾きっぷりです。
伴奏が名手アラン・プラネスというのも豪華。

HMA 1951220 \1050
シュメルツァー,ムファット:ソナタ集
シュメルツァー:
フェルディナンド3世の死に寄せる哀歌,3つのヴァイオリンのソナタ,
シュメルツァー:三声のソナタ,三声のソナタ「ランテリー」,ソナタ10番
ムファット:
五声のソナタ第5番 ト長調,ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
チャールズ・メドラム(指)ロンドン・バロック
録音:1985年10月
17世紀オーストリアで活躍したヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1623頃-
1680)とゲオルク・ムファット(1653-1704)の器楽作品を集めています。シュメ
ルツァーはウィーンのハプスブルク家の宮廷に仕え、皇帝レオポルド1世から
高く評価されたヴァイオリニストでした。そして当時イタリア人が宮廷楽長を
勤める慣例を破り、オーストリア人として始めて宮廷楽長に就任しました。当
然ヴァイオリン曲に優れた作品を残しています。ムファットは生まれはフラン
ス、パリでリュリらに学んだ後、ウィーン、プラハでの滞在を経てザルツブル
クで職を得、そこからローマに留学してイタリアの音楽をたっぷり吸収、結果
としてフランスとイタリアの音楽の混合をオーストリアに持ちこんだという大
変特色のある人です。五声のソナタは1682年にザルツブルクで出版された曲集
から採られたもの。
チャールズ・メドラム率いるロンドン・バロックの堅実な演奏は、昨今の過激
に走りがちなバロック・アンサンブルよりも落ち付いて作品本来の味を楽しめ
るように思われます。

HMA 195434 \1050
“物乞いたちの嘆き”
物乞いたちの嘆き,ほら私のいとしい人が山からやってきた,異国の人,
魚売り,死の日,サン・ミケーレ・デル・モンテ,私の御主人,祖国の人々,
二人の怠け者の物語,共和国讃歌,故郷のフランシスコ、羊飼い,渦巻く砂塵,
夜と美女
マッテオ・サルヴァトーレ(Vo)
録音:1967年
マッテオ・サルヴァトーレは1925年にイタリア南部プーリア州のフォッジャと
いう町に生まれています。フォッジャは悪い意味で南イタリアらしい町で、
7歳のサルヴァトーレは貧しく靴もなく、学校にも行けませんでした。彼は盲
目のヴァイオリン弾きの弟子になり、老人から様々な歌を教え込まされました。
その数は14年間に150曲ほど。それらの歌も何世紀に渡って口伝されてきた、
誰が作ったかも分からない、しかし南イタリアの貧しい人々の生活にしっかり
根付いたもの。20歳になってヴァイオリン弾きが亡くなると、5日間歩きずく
めでローマに旅して街のレストランで歌を聞かせました。そこで彼の歌の素晴
らしさに気付いた人によって豊かな北部に行き、その歌の素晴らしさが一気に
広まったのです。「ほら私のいとしい人が山からやってきた」は映画「リスト
ランテの夜」でも効果的に使われていました。南イタリアの魂が詰まった1枚
です。

HMA 1951382 \1050
“古いローマの聖歌集(7世紀と13世紀)”
十字架の礼拝(聖金曜日の聖務)
聖マルセルのミサ
マルセル・ペレス(指)アンサンブル・オルガヌム
録音:1991年6月
近年、癒しの音楽としてグレゴリオ聖歌の人気は根付いたようです。しかしそ
れ以前のカトリック音楽となると、再現が極めて難しいためほとんど知られて
いません。こうしたグレゴリオ聖歌以前の単旋聖歌の研究者として名高いのが、
マルセル・ペレスです。彼は粘り強い調査によって、中世のローマの宗教音楽
を蘇らせました。いまだビザンチン的な要素が色濃く残りつつも、敬虔な祈り
に満ちた音楽は、当時ローマを訪れたキリスト教使節たちを驚かせたに違いあ
りません。グレゴリオ聖歌とはまた違った趣の宗教曲になっています。

HMA 1951638 \1050
“ロシア正教会聖歌集”
ボルトニャンスキー:あなたを讃えるにふさわしい,グローリア
ヴェデル:悔悟の門よ私に開け
ルヴォフスキ:天使ケルビムの歌
ロマキネ:私たちはあなたに歌う
アルカンジェルスキ:苦悩を収めよ
グレチャニノフ:クレド,三位一体の栄光
ケドロフ:我らが父
ルビモフ:人は幸いなるかな
クリストフ:
天使ケルビムの歌,あなたの王国で,主の名を讃えよう,
私たちはあなたに歌う,あなたを讃えるにふさわしい
チェスノコフ:神よ、あなたの人々を救ってください
ヴァレリー・ルィビン(指)ルィビン合唱団
録音:1996年2月
長い伝統のあるロシア正教の音楽は、ともするとエキゾチックなものと思われ
がちです。しかしそれは大昔の話。18世紀にイタリア留学から帰国したディミ
トリ・ボルトニャンスキー(1751-1825)が、ロシア伝統の旋律と最先端の音楽と
を結び付けてから、ロシア正教の音楽は無伴奏合唱曲として独自の発展を遂げ、
豊かな作品を多数残しています。このCDには、ボルトニャンスキーの他、アル
テミ・ヴェデル(1767-1806)、グリゴリ・ルヴォフスキ(1830-1894)、ガヴリル
・ロマキネ(1812-1885)、アレクサンドル・アルカンジェルスキ(1846-1924)、
アレクサンドル・グレチャニノフ(1864-1956)、ニコライ・ケドロフ(1871-
1940)、ニコライ・ルビモフ(19世紀?20世紀)、ドブリ・クリストフ(1875-
1941)、パヴェル・チェスノコフ(1877-1944)といった、19世紀から20世紀に
かけて活躍した作曲家の優れた作品が収録されています。

HMA 1957015 \1050
“スペインのセファルディの音楽”
ミゲル・サンチェスアリア・ムジカ
セファルディ、あるいはその複数形のセファルディムとはスペインやポルトガ
ルのユダヤ系民族のこと。彼らはかつてイベリア半島で繁栄し、豊かな文化を
生み出していました。10-12世紀頃にその繁栄は頂点に達しました。しかし
1492年、イサベルとフェルナンドのカトリック両王によって、スペインからの
ユダヤ人追放の命が出され、改宗に応じなかったユダヤ人たちは放浪の身とな
り、北アフリカや中近東にたどり付きました。しかし彼らは独自の文化を今に
守り伝えてきました。このアルバムには、ヘブライ語とラディノ語(スペイン
語がユダヤ人の中で変化したもの)の伝承曲を、歌とカーヌーン(琴の一種)、
ウード(リュート)、ナイ(縦笛の一種)、カヴァル(これも縦笛の一種)な
どの民族楽器を用いて演奏したものです。

HMA 1951637 \1050
シューベルト:
ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D.959
4つの即興曲 D.935
アラン・プラネス(P)
録音:1997年5月
フランスのピアニスト、アラン・プラネスは、1990年代の後半にシューベルト
の後期のピアノ・ソナタを集中して録音し、高い評価を得ました。シューベル
トの後期ピアノ・ソナタは、規模が大きく、ピアニストにとっては至難の作品。
この第20番ソナタも、実に40分を超える大曲です。こうなると単に弾きこなせ
るという程度ではない、見通しの良い説得力が必要となります。プラネスは、
フランス人らしい知的で洗練されたピアニズムを駆使し、従来理解されづら
かったシューベルトの後期ピアノ・ソナタから、明確な意志の魅力を引き出し
ています。

HMA 1951668 \1050
シューマン:「ばらの巡礼」 Op.112
マーカス・クリード(指)RIAS室内合唱団
クリスティアーネ・エルツェ(S) ビルギット・レンメルト(A) 
ウェルナー・ギューラ(T) ハンノ・ミューラー=ブラッハマン(Bs) 
フィリップ・マイアーズ(フォルテピアノ)
録音:1998年5月
シューマンの「ばらの巡礼」は、モーリッツ・ホルンの詩による独唱、合唱と
ピアノによるオラトリオ。二部からなる24の曲によって、人間世界に降り立っ
た薔薇の精の物語を描いています。ドイツ・ロマン色の濃いシューマンの作品
の中にあっても、とりわけメルヘン的な美しさに満ちた“知られざる傑作”と
言うべきもの。音楽は一貫して優しく、聞く者をメルヘンのファンタジックな
世界へと舞い上げてくれます。
名作のわりに知名度が低いのは、ソロ、合唱、ピアノ、いずれにも高い技量と
豊かな表現力が求められるからでしょう。このCDは、合唱指揮の御大マーカス
・クリードの見事な統率力が遺憾なく発揮されています。薔薇を歌うクリス
ティアーネ・エルツェの可憐な声、またフィリップ・マイアーズの奏でる1850
年シュトライヒャー製のピアノのひたむきな音色など、様々な点で考え抜かれ
た名盤です。

HMA 1951426 \1050
モンテヴェルディ:戦いと愛のマドリガル集
1 タンクレーディとクロリンダの戦い
2 やさしいアンジョレッタが
3 何とかぐわしく
4 あなたはかつて私のものだった
5 あの軽蔑した眼差し
6 眠っているのか
7 静かな川のほとりで
8 西風が帰り
9 ああ、お前はなんと優しい
10 私は恋に燃えているが
ウィリアム・クリスティ(指)レザール・フロリサン
録音:1992年12月
バロック音楽界の大御所ウィリアム・クリスティは、どういうわけかモンテ
ヴェルディの録音に非常に慎重で、CDは多くありません。この録音はその一つ。
完璧主義者のクリスティらしく、隅々まで鋭い目が行き届いた緊張感があり、
彼ならでは強い主張の感じられる演奏です。
歌手にはサンドリーヌ・ピオー、ジャン=ポール・フシェクール、マーク・パ
ドモア、ニコラ・リヴェンクなどが参加、またオーケストラにもヒロ・クロサ
キや上村かおりの名前も見られます。

HMA 1951572 \1050
ハイドン:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第43番 ハ長調 Hob.XV:27
ピアノ三重奏曲第44番 ホ長調 Hob.XV:28
ピアノ三重奏曲第45番 変ホ長調 Hob.XV:29
パトリック・コーエン(フォルテピアノ)
エーリヒ・ヘーバルト(Vn) クリストフ・コワン(Vc)
録音:1995年7月
発売当時に大きな話題となった録音です。パトリック・コーエン、エーリヒ・
ヘーバルト、クリストフ・コワンという三人名手が、ハイドンの時代の楽器を
使用することで、あまり知名度のないハイドンのピアノ三重奏曲から真の魅力
を引き出すことに成功しています。ウィーン生まれで、ウィーン交響楽団、
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのコンサートマスターを務めたエーリ
ッヒ・ヘーバルトのヴァイオリンの美しさが全体を強くリードしています。ま
たコーエンが奏でる1790年アントン・ワルター製のフォルテピアノも非常に心
地よい響きです。

HMA 1951153 \1050
合唱倶楽部
1 レイヴンズクロフト:3つの田舎舞曲が1つになるラウンド
2 同:3羽のカラス
3 ヒルトン:ジョージまた注文だ,小僧やぃ
4 ローズ:月夜の今晩、酒を飲み
5 同:女は夜もすがらいたく泣き悲しみ
6 同:美味しいアニスの水だよ
7 ウィルソン:蜜蜂の吸う蜜吸って
8 同:ばらの花は摘めるうちに
9 パーセル:女が俺達に恋をさせ
10 同:サー・ウォルターは娘とお楽しみ
11 不詳:イニゴウ・ジョーンズ
12 バッティシル:墓銘碑
13 アーン:合唱クラブ
14 スミス:アナクレオンの歌
15 アーン:不安を和らげるため
16 ビショップ:森びとよ、陽気な角笛吹きならせ
17 アーン:シェンストン氏の死を悼む哀歌
18 同:嘆くな乙女
19 ピスアル:地上に楽園あり
20 同:誰か一緒に丘を越えてはくれないか
21 バーンビ:心地よく靜かに
ヒリヤード・アンサンブル
録音:1984年9月
国内盤でも2度発売され、大人気だったヒリヤード・アンサンブルの名盤、復
活です。17-19世紀にロンドンなど英国で歌われたアマチュアの合唱曲を収録
しています。前半は「キャッチ」と呼ばれる音楽。かつては家庭から抜け出し
た親父たちが、日頃の鬱憤を歌で晴らすというもので、当然酒と女を歌ったき
わどいものもあったりします。後半に収録されているのは、「グリー」と呼ば
れる18世紀の中頃からのもの。ポール・ヒリアーがリーダーを務めていた時期
のヒリヤード・アンサンブルが実に楽しく歌ってくれています。

HMA 1951271 \1050
ジャヌカン:シャンソン集-狩の歌
1 女達のおしゃべり
2 行け夜鳴きうぐいすよ
3 たったひとつの太陽から
4 美しく緑なすさんざしよ
5 モルラーユ:神々のガイヤルド
6 ぼくには二重の苦しみが
7 緑の森に私は行くわ
8 すぐまた来なさい
9 こちらの側には名誉が
10 空を飛ぶこの小さな神様
11 ル・ロワ:ブルゴーニュのブランル
12 戦い(第1部,第2部)
13 絶えた望み
14 かわいいニンフ
15 どうしてその目を
16 当然のこと
17 モルヤール:ファンタジー
18 花咲けるさんざしの上で
19 この五月
20 ああ、君は楽しいの
21 大胆で軽やかな風よ
22 ル・ロワ:ブラン・ルゲ
23 もうぼくは以前のぼくでは
24 修道士ティボー
25 狩の歌(第1部,第2部)
アンサンブル・クレマン・ジャヌカン
録音:1987年8月、アルル、聖マーティン教会
名カウンターテナー、ドミニク・ヴィスを中心としたアンサンブル・クレマン
・ジャヌカン、その本領を最も発揮するのは、もちろん冠に名をいだいたジャ
ヌカンです。作品を知り抜いた緻密なアンサンブルに大胆な表情から、ジャヌ
カンの多様な魅力を十全に引き出しています。聞いているだけウキウキする楽
しい曲、しっとりとした美しさに浸れる曲、25曲どれをとっても楽しめること
請け合いです。

HMA 1951574 \1050
シャイン:宗教的マドリガーレ集「イスラエルの泉」
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)アンサンブル・ヴォカーレ・ヨーロッパ
録音:1995年6月
バッハの先駆者と言うべき人物が何人かいる中で、ヨハン・ヘルマン・シャイ
ン(1586-1630)はことに重要な人物です。1616年にライプツィヒの聖トーマス
教会のカントールに就任し亡くなるまでその任に当っていますから、バッハの
直の先輩に当たります。40代で亡くなってしまったため、同世代のハインリヒ
・シュッツ(1585-1672)に比べて著しく知名度が低いのですが、極めて優れた
作品が残されています。宗教的マドリガーレ集「イスラエルの泉」は、旧約聖
書に基づいた26曲からなるドイツ語の宗教的マドリガーレ集。基本的には5人
の歌手と通奏低音によって演奏されます。ここでは21曲を選び、ギリギリCD
1枚に収録。歌手にはマーク・パドモアやペーター・コーイの名前が見られま
す。ヘレヴェッヘ・エディションで発売された時、都心の某店で1週間で60枚
以上売れた、という名盤の復活でございます。

HMA 1951520 \1050
ガルシア・ロルカ:古いスペインの民謡
ファリャ:「お代官様と粉屋の女房」
ジョセプ・ポンス(指)バルセロナ・自由劇場室内管弦楽団
ヒネサ・オルテガ(カンタオーラ)
録音:1994年5月
フェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898-1936) は、グラナダ生まれの国民的な詩
人、作家。彼は音楽の素養も高く、数多くのスペイン民謡を採譜しました。こ
れらはスペインの土の匂いをダイレクトに伝えてくれる素晴らしいもので、今
なお幅広く愛されています。
ファリャの「お代官様と粉屋の女房」は、1917年に初演されたパントマイム劇
のための音楽。この音楽は後に発展的に改訂されバレエ「三角帽子」となり、
1919年にロンドンで初演、ファリャの名前を大いに知らしめました。つまり
「お代官様と粉屋の女房」は「三角帽子」の原形なのです。
ジョゼプ・ポンスは1957年生まれ、バルセロナ舞台芸術研究所の自由劇場室内
管弦楽団や、グラナダ国立交響楽団を率いて高い評価を得ており、さらに有名
なリセオ大劇場の指揮者としも活躍している才人です。

HMA 1955159 \1050
デュティユー:
交響曲第1番
響・空間・運動
セルジュ・ボド(指)リヨン国立管弦楽団,合唱団
録音:1985年10月
アンリ・デュティユーは1916年生まれ。ラヴェルなどから繋がる近代フランス
音楽の系譜にしっかり繋がる伝統性に、鋭い現代の感性を加えた音楽を持って
います。安易に前衛に傾かず、あくまでフランス音楽の伝統に則った上で20世
紀後半の音楽を切り開いた点で、非常に高く評価されています。交響曲第1番
は1950年の作品。パッサカリア、スケルツォなどの形式を楽章に用いつつ、
4楽章構成はしっかり保っています。
巨匠セルジュ・ボドが音楽監督を務めていたリヨン管弦楽団を操っての見事な
演奏です。

HMA 1951604 \1050
ローマ教会の聖歌 復活祭の日曜日の晩
マルセル・ペレス(指)アンサンブル・オルガヌム
録音:1996年11月
このCDには、6世紀から13世紀にかけてのローマ教会の聖歌が復元されていま
す。751年、現在のフランスからドイツにかけて大きな勢力を持っていたフラ
ンク王国の小ピピンは、政略としてローマ教皇に近づきました。この時、ロー
マ教会の典礼がフランク王国にもたらされ、フランク王国の繁栄によって広ま
りました。グレゴリオ聖歌ともまた違った単旋律の敬虔な美しさが映えていま
す。古い時代の音楽に情熱をかけるペレスの本領発揮のCDです。





<Ysaye Records>
YR 07 \2280
ハイドン:弦楽四重奏曲「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」Op.51
イザイ弦楽四重奏団〔ギヨーム・シュートル(Vn),リュク=マリー・アグエ
ラ(Vn),ミゲル・ダ・シルヴァ(Va)、ヨハン・マルコヴィッチ(Vc)〕
ミシェル・セール(詞)ジェラール・ロンドー(写真)
今年の「熱狂の日」で熟成された音楽世界を披露した実力派クァルテット、イ
ザイ四重奏団による「十字架上の七つの言葉」。ハイドンは、十字架に架けら
れ死を目前としたイエス・キリストの七つの言葉「十字架上の七つの言葉」に
基づいた作品をスペインのカディス聖堂より依頼され作曲。演奏時間は1時間
を越える大作ですが、一音たりとも忽せにしない切れ味の素晴らしい演奏。こ
の作品を長年温めてきたという、イザイ四重奏団のあまりに高度な音楽性に圧
倒されます。また、豪華ブックレット仕様でミシェル・セールの詩とジェラー
ル・ロンドーによる多数の写真が掲載されています。

NS 02 \1780
プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」ピアノのための10の小品 OP.75
シューマン:交響的練習曲 op.13
アルベルト・ノーゼ(P)
ユンディ・リが優勝した弟14回ショパン・コンクールで5位入賞を果たしたイタ
リア出身の若きピアニスト、アルベルト・ノーゼのデビュー・アルバム。
2006年は多くの作曲家がアニバーサリー・イヤーを迎え、没後150年のロベルト
・シューマンもその一人。数あるシューマンのピアノ曲の中でも、シューマン
らしい抒情と壮大な技巧を要する難曲。同じイタリアの巨匠ピアニスト、マウ
リツィオ・ポリーニのようなテクニシャン、ノーゼのピアノが冴え渡ります。




<ALIA VOX>
AV 9848 \1980
AVSA 9848(SACD-Hybrid) \2700
「東洋=西洋(1000?1600)」
(1)
「鶴」(マカーム・ウザル・サキル)(トルコ、カンテミルオウル手稿譜、
16世紀)
ドゥクツィア(アルフォンス10世賢王編聖母マリアのカンティガ集第248-353
より)
「1時に私は生まれ」(サラエヴォ、セファルディ)
「魂の踊り」(モロッコ、アラブ)
カステッロ・デ・ラ・プラーナ:アルバ(スペイン)
エスタンピー「ラ・マンフレディーナ」(イタリア、14世紀)
「ライラ、我が愛しの人」(アフガニスタン(ペルシャ))
(2)
エスタンピー「イン・プロ」(イタリア、14世紀)「風の踊り」(ベルベル
(アルジェリア)、セファルディ)
サルタレッロ(アルフォンス10世賢王編聖母マリアのカンティガ集第77-119よ
り)
「チャハメズラーブ」(ペルシャ)
「剣の舞」(アルカンタラ(チュニジア)歌集より)
「マカーム・ニクリーズ・ウスル・ベレフサーン」(トルコ、カンテミルオウ
ル手稿譜、16世紀)
サルタレッロ(イタリア、14世紀)
(3)
「ヤ・ネバト・エルリヒャン/マカーム・ラミ」(ユダヤ民謡/イラク民謡)
ロトゥンデッルス(アルフォンス10世賢王編聖母マリアのカンティガ集第105
より)
「マカーム・ラースト・セマーイー」(トルコ、カンテミルオウル手稿譜、
16世紀)
エスタンピー「トリスターノの嘆き」(イタリア、14世紀)
「モラー・マーマドゥ、我が愛しの人」(アフガニスタン(ペルシャ))
サルタレッロ(イタリア、14世紀)
「マカーム・ラースト・ムラッサ・ウスル・デュイェク」(トルコ、カンテ
ミルオウル手稿譜、16世紀)
ジョルディ・サヴァール(指、ヴィオール、ルバブ、リラ)、
エスペリオンXXI[ドリス・エル・マロウミ(ウード)、ディミトリス・プソ
ニス(サントゥール、サズ)、ヤイール・ダラル(ウード)、ペドロ・エステ
ヴァン(ダルブカ、タンボール、パンデレータ、リック=グンガ)、ハレド・
アルマン(ルバーブ)、オスマン・アルマン(トゥラク(笛))、セイアル・
ハシミ(タブラ、ザルバガリ)]
サヴァール渾身の新録音は、西はイベリア半島から東はアフガニスタンまでの
地中海(西洋)=中近東(東洋)世界の音楽を広く集めたコンセプト・アルバ
ム。中世ルネサンス期には有機的に繋がっていた、この広い地域を巡る、音楽
を通じた異文化交流の旅です。特に、有名ながらあまり録音の多くない、カン
テミルオウル(モルダヴィア公ディミトリエ・カンテミルのトルコ名)の作品
が4曲入っているのはうれしい限り。
サヴァール率いるエスペリオンXXIの熱演によって、文化的に、音楽的に、個
性と同質性の両面とも保っていた頃の東と西の音楽が、今の我々の魂に響きま
す。

AV 9849 \1150
[カタログCD]
「信仰の変容」
(1)[古きキリスト教徒:神秘主義と神話]
バレンシアのシビラ(巫女)の歌(バレンシア、15-16世紀、バレンシア司教
座聖堂)
ジョスカン・デプレ:「千々の悲しみ(皇帝の歌)」(シャンソン)
モラレス:ミサ曲「千々の悲しみ」よりサンクトゥスとアニュス・デイ
(2)[新しきキリスト教徒:異教との交流と狂熱]
カバニーリェス:皇帝のバタッリャ
作曲者不詳(フランドル):古きサエタ「前例なき=改宗者」
フレーチャ:4声のためのネグリッリャ「聖サベヤ、ググルンベ」
ボカネグラ:連祷式文「天は喜びを遣わし」(リマ)
デ・パディッリャ:ネグリーリャ「おお、フランシキーリョさん」(プエブラ)
フェルナンデス:
メスティーソとインディオ「君に歌うよ、かわいこちゃん」(オアハカ)
デ・セスペデス:グアラーチャ「おお、なんと身を焦がすことか」(メキシコ)
ジョルディ・サヴァール(指)、エスペリオンXXI、
モンセラート・フィゲーラス(VO)、
ラ・カペッリャ・レイアル・デ・カタルーニャ
このカタログCDは、サヴァール自身が、レコンキスタ(国土回復運動)を通じ
て変容した信仰の在りようという独自の視点で構成したもの。ただ曲を寄せ集
めたのではなく、新たな切り口から曲順を再編集しているので、単にカタログ
付でお値段が安いというにとどまらない、新たなアルバムを聴くようなお得感
があります。




<ACCENT>
ACC 20041 5枚組 \4750
モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ集(op.1&op.2)
ソナタ変ホ長調K 380、イ長調K.526(1991年録音)【ACC 9175所収】
ソナタ変ロ長調K.378 (317d)、ソナタ変ホ長調K.481(1992年録音)
【ACC 9292所収】
ソナタヘ長調K.376& ロ長調K.454(1995年録音)【ACC 95113所収】
ソナタト長調K.301、変ホ長調K. 302、ハ長調K.303(2005年録音)*
ソナタホ短調K. 304、ヘ長調K.377(2005年録音)*
シギスヴァルト・クイケン(Vn) ルーク・デヴォス(フォルテピアノ)
〔*=新録音(初出)〕
クイケンとデヴォス、黄金のコンビによる、モーツァルトの作品1と2のソナタ
がアクサンレーベルから久々に登場です。2005年の新録音(disc 4,5)を含ん
でいるというなんとも豪華なボックスセットとして、お得な価格でモーツァル
ト・イヤーの夏を飾ります!素朴ながらも巧みな節回しでモーツァルトの魅力
を気張ることなく私たちに提示してくれるクイケンの妙技は今も健在。デヴォ
スによるフォルテピアノも円熟具合も頃合いで巨匠のきわみ、二人で高雅なモ
ーツァルトの世界を作り上げています。旧録のものははや10年以上経過したも
のですが、あらためて聴きなおしてみても、心にまっすぐに届くその音色は、
いつまでも新鮮なままです。モーツァルトのヴァイオリン・ソナタの録音とし
てマスト・バイのセットであると申せましょう。




<HUNGAROTON>
HCD 31009/14 6枚組 \5940
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集
[CD 1]第9番ニ長調K.311 / 第5番ト長調K.283 / 第3番変ロ長調K.281
[CD 2]第11番イ長調K.331 / 第2番ヘ長調K.280 / 第10番ハ長調K.330
[CD 3]第6番ニ長調K.284 / 第8番イ短調K.310 / 第12番ヘ長調K.332
[CD 4]第16番変ロ長調K.570 / 第17番ニ長調K.576 / 第13番変ロ長調K.333
[CD 5]第1番ハ長調K.279 / 第4番変ロ長調K.282 / 第7番ハ長調K.309
[CD 6]幻想曲ハ短調K.475 / 第14番ハ短調K.457 / 第18番ヘ長調K.533 + 494
/ 第15番ハ長調K.545
マルコム・ビルソン(フォルテピアノ)
※ 使用楽器;
1977年フィリップ・ベルト製(1780年頃ウィーン、アントン・ワルター製に基
づく)[CD1&2]
1979年トーマス&バルバラ・ウォルフ製(1790年頃ミュンヘン、ルイ・ドゥル
ケン製に基づく)[CD3&4]
1989年ポール・マクナルティ製(1795年頃ウィーン、アントン・ワルター製に
基づく)[CD5&6]
録音:1988、89年フンガロトン・スタジオ(CD1-4)
1990年アムステルダム、聖母マリア教会(CD5&6)
ピリオド楽器演奏の草分けビルソンによるソナタが、モーツァルト・イヤーの
タイミングに合わせてたいへんお得なセットになりました。
ビルソンのモーツァルトというと、ガーディナーとの協奏曲全集での典雅な響
きをご記憶の方もおられるはず。ここでも3つの楽器を弾き分けているように時
代考証に基づいた楽器選びに始まり、折り目正しい清潔感あふれる演奏がいつ
聴いても新鮮です。演奏内容、録音、価格と三拍子揃ったオススメのモーツァ
ルト。この機会にぜひ!

HCD 32305 \1980
ガブリエル・イラニ/20世紀・21世紀?世紀の終焉と開始
ガブリエル・イラニ:
ピアノ連作曲集「パウル・クレーへのオマージュ」 
ピアノのための3つの後奏曲 
ヴァイオリン、クラリネット、テノールサキソフォンとピアノのための「サウ
ンドグリッド/声/エピローグ」 
パウル・ツェランのテキストによる16声の賛美歌 
弦楽のための「内なる時間 1」 
24本のフルートオーケストラとフルート独奏による協奏曲
ヨリコ・イケヤ(P)、アントン・ウェーベルン弦楽四重奏団、
ピエール=イーヴ・アルトー(Fl)、他
録音:2002年、2004年
いずれの曲も1998年から2003年までに作曲されたものですが、シュプレッヒ・
シュティンメを取り入れた合唱曲やクラスターミュージック、さらには武満風
のフルート協奏曲ありと多彩な響きを楽しめます。まるで20世紀現代音楽の図
鑑といった趣きなので、特に現代音楽ファンには歓迎される内容です。

HCD 32347 \1980
EARアンサンブル
ファラゴ:臼井のための4つのブレス 
オルスバイ:ヒク・エト・ヌンク 
マダラス:星 
シュガル:アート・デュオ第2番 
デチェニ:コルフの時計 
イシュトバン・シゲティ:カテドラル 
チェミツキー:カノーネ・アッロンブラ
アニタ・ソムライ(Sop)、バラス・カントル(Vc)、ベラ・ファラゴ(Syn)、他
録音:2004年、2005年
1曲目の作品は手かざし療法の創始者の一人、臼井甕男(みかお、1865-1926)
に奉げられた作品。西欧人が想像する日本を音化したような作風です。現代音
楽のタームでのテープ音楽やノイズミュージックなど、意気軒昂だったころの
「現代音楽」がタイムマシンから甦ったかのような作品もありますが、黄金分
割を技法に援用した「星」、抒情性が際立つ終りの2曲は意外なほど感情の深
部を揺さぶる佳品です。

HCD 32355 \1980
シャンドル・バラッサ:
太陽の息子op.54 
牧歌とロンドop.66 
ヴァイオリオン協奏曲第3番
マルタ・アブラハム(Vl)、ペテル・フュゼス(Hr)
アダム・メドヴェチュキー(指)ハンガリー放送交響楽団
録音:1999年、2000年
例えていうなら12音技法に進む前のシェーンベルク、あるいはフランス5人組
の明晰な筆致による楽曲が集められています。徒に技法に走らなかったことが
災いして一時は冷や飯組になっても自分の道を貫いてきた孤高の保守派バラッ
サ(1935年生まれ)の作品集です。

HCD 32362 \1980
ゲサ・フリード:合唱作品集
ピアノと合唱のための協奏曲op.14 
無伴奏混声合唱のための「ことわざと引用」op.36a
無伴奏混声合唱のための「ことわざと引用」op.36b 
4つの無伴奏混声合唱曲 
無伴奏女性合唱のための10の哀歌op.35 
混声合唱とピアノのための組曲op.48
ペテル・ショルツ(指)、フランツ・リスト合唱団
ハンナ・デビッヒ(P)
録音:2005年5月
フランツ・リスト音楽院に学び、バルトーク、コダーイの薫陶を受けたフリー
ド(1904?1989)の合唱作品集です。1948年にはオランダに帰化し、戦後のオラ
ンダを代表する作曲家として長期にわたり活躍しました。ここに収録された曲
目では若い頃に書かれたユーモラスなop.14以外は、宗教的色彩に富んだ敬虔
な雰囲気の作風が印象的です。

HCD 32405 \1980
マチアス・シェイベル(シャイバー):室内楽と歌曲集
古風なサラバンドとジーグ 
詩人のために 
4つのフランスの有名な歌 
4つのギリシア民謡 
ヴァイオリンとチェロのための室内ソナタ 
ヴァイオリンとピアノのための演奏会小品 
チェロとアコーディオンのための序奏とアレグロ 
ペテフィの歌
レスリー=ジェーン・ロジャース(Sop)、アンドレア・メラート(メゾSop)、
ダーヴィド・フリューヴィルト(Vn)、ペテル・サボ(Vc)、
ラスロ・エルニェイ(Accod)、ズザ・コラー(P)
録音:2005年4月、5月
12音技法からポピュラーな映画音楽まで多彩な技法を使いこなした作曲家マチ
アス・シャイバー(1905?1960)の素晴らしい小品集です。ゲーテの詩や人類
が残した最も美しいフレーズの一つとされるシェークスピアのソネット18番を
テキストに採った歌曲集「詩人のために」や、ユーモラスな「4つのフランス
の有名な歌」、珍しい編成の「序奏とアレグロ」など、確かに様々な技法が駆
使されていても技法の使用自体を目的とした作品は皆無であり、そこにはかな
らず「歌」があります。作曲家としての絶頂期に南アフリカで交通事故に斃れ
さえしなければ、まだまだ素晴らしい作品を残してくれたことは間違いありま
せん。




<LR Music~LAUDA>
LAU 001 \2180
「冒険と魅惑の狭間に-ドン・キホーテの時代の音楽」
作曲者不詳:
「冒険の騎士」、「奥様、あなたを知ってから」、「あなたに会いたいと強く
願うものは」、「どこにいるのか、我がご婦人は?」、「百姓にはパンと玉ネ
ギが与えられ」、「愛の力はいつも」
パティーニョ:「ましてやほとんど力を要さなかったわけでなく」
ヘロニモ:「緑のミルテの木の幹に」
アギレーラ・デ・エレディア:第4旋法の大ティエント(器楽曲)
M.ロメーロ:「ミゼレーレ(主よ、憐れみたまえ)」、「樹木、雑草や植物は」
P.ゲレーロ:「おお、我が不満は大理石より強く!」
チャコン:「これぞサンチョ・パンサ」
ビクトリア:「バビロン川のほとり」
J. P.プジョル:「愛よ、私は思うのだが」、「強き郷士、ここに眠る」
アンヘル・レカセンス(指)ラ・グランド・シャペル
録音:2004年12月8-10日ベルギー、メルセン、聖ステファヌス教会
西欧文学史上、最も知られた作品「ドン・キホーテ」。その同時代かつ、関り
のある音楽が集められた録音です。ルネサンス後期の心にしみる宗教曲と、民
衆的な力に満ちた世俗曲は、ドン・キホーテが生み出された時代背景を音で描
き出し、その世界を実感させてくれます。
高名なビクトリア、王室礼拝堂楽長だったマテーオ・ロメーロとカルロス・パ
ティーニョをはじめ、フライ・ヘロニモ、セバスティアン・アギレーラ・デ・
エレディア、チャコン、フアン・パブロ・プジョル、そして、有名なフランシ
スコ・ゲレーロの兄ペドロ・ゲレーロと、作曲者も同時代を代表する面々。レ
カセンス率いるラ・グランド・シャペルの丁寧な演奏が曲の魅力を際立たせま
す。

LAU 002 \2180
「セルバンテスの時代のレクイエム」
[死者のための朝課]
M.ロメーロ:
詩編第6番「主よ、怒ってわたしを責めないでください」(4声)、
レスポンソリウム「主よ、御身が世界を裁きに」(4声)
[死者のためのミサ]
M.ロメーロ:ミサ曲「デ・プロフンディス(深き淵より)」
[葬儀式における罪の赦し]
リモンテ:
レスポンソリウム「ラザロを生かしたもう」(5声)、
レスポンソリウム「主よ、わが罪を思い出したもうことなかれ」(6声)
伝マテーオ・ロメーロ:
レスポンソリウム「リベラ・メ(主よ、解き放ちたまえ)」(8声)
[故人の埋葬式]
リモンテ:詩篇「デ・プロフンディス(深き淵より)」(7声)
ロペス・デ・ベラスコ:モテット「恋人よ、あなたはなにもかも美しく」(8声)
アンヘル・レカセンス(指)ラ・グランド・シャペル、スコラ・アンティカ
録音:2005年2月スペイン、クエンカ、サン・ミゲル教会
セルバンテスが生きていた時代に活躍した、マテーオ・ロメーロのレクイエム
を中心とした録音。彼は、フランドル楽派最後期の一人で、最も高名な作曲家
として知られていました。このレクイエムに、ペドロ・リモンテとセバスティ
アン・ロペス・デ・ベラスコの作品を組み合わせ、埋葬までの一連の葬儀を音
楽で構成しています。清澄かつ活力あるその音楽は、ルネサンス後期の、自信
に満ちた人間の足取りと、死への謹厳な態度を感じさせてくれます。

LAU 003 \2180
「イカロスの飛翔-バロック風エロスにまつわる音楽」
M.コレーア:
「愛し合っているあなた方のを聞け」、「なぜ私は生きたいのだろう?」
作曲者不詳:
「愛よ、あなたは私に何を助言してくれるだろうか?」、「たとえ悲しみを消
したとしても」、「これが恋、経験のある者はそれを知っており」、「蝶よ、
注意しなさい」、「3つの小唱句」(器楽曲、第2旋法)、「風よ、私を起こさ
ないでおくれ」、「私の大胆な翼を太陽に溶かさせ」
M.ロメーロ:「幸福な考え」(二重唱曲)
カバニーリェス:
左手のためのトッカータ(器楽曲、第5旋法)、ティエント・デ・ファルサ(器
楽曲、第1旋法)
マシャード:「人は常にイカロスについて描く」
B.ムリーリョ:「ヒラ、パートナーを替えることは」
ドゥロン:「愛の戦い」
アンヘル・レカセンス(指)、ラ・グランド・シャペル
録音:2005年9月12-14日ベルギー、アントワープ、聖母マリア礼拝堂 
エルゼンフェルト
ルネサンスは、死後を大切にする世界観から、生きている人間中心の世界観へ
と転換した時代でした。その特徴を、ギリシャ神話の「イカロスの飛翔」を題
材に、「生の希求、もしくは、根源的欲望」を意味するエロスという言葉をキ
ーワードにして曲を集め、音楽的に描き出したのがこの録音。表題の「イカロ
スの飛翔」を生かし、収録曲を「蝋の翼」、「イカロス」、「太陽」、「飛翔」
「墜落」という5部で、物語風に構成しています。
この時代のスペインを代表する、マヌエウ・コレーア、マテーオ・ロメーロ、
フアン・バウテゥィスタ・ホセ・カバニーリェス、マヌエウ・マシャード、ベ
ルナルド・ムリーリョ、セバスティアン・ドゥロンの作品を、レカセンス率い
るラ・グランド・シャペルが生き生きと演奏しています。




<WERGO>
WER 6685 \1850
ハラルド・ヴァイス:「静かな壁」(全15曲)-弦楽四重奏とテープのための
ノモス弦楽四重奏団
スタジオジブリ系の映画のサントラを髣髴とさせるサウンドです。ヴァイスと
いえば、どちらかといえばヒーリング、ニューエイジ系の世界でも大物ですが、
このたび弦楽四重奏のための作品が登場しました。弦楽四重奏の音色が波のよ
うにひたひたと聴くものの心に寄せては返します。どこまでも優しい雰囲気の
作品で、さすがヒーリングの大家、何を書かせても実にじっくりと心にしみて
きます。ただひたすら癒されたい!という方に是非おすすめの一枚です。

WER 6687 \1850
「the drum speaks」-ドラムは語る
朗読「私の心を見よ」 
クラウス・ヒンリヒ・シュターマー:Ndim Lo! (見よ!私を見よ!) 
朗読「地獄の保護」 
クラウス・ヒンリヒ・シュターマー:「夢をみないことを夢見る夜」 
朗読「グァバ・ジュース」 
朗読「スペア」 
クラウス・ヒンリヒ・シュターマー:チャカ 
朗読「音楽ゲリラ讃」 
クラウス・ヒンリヒ・シュターマー:ウンラバ 
朗読「レッド・ソング」 
朗読「リーン・ブルース」 
朗読「トラック・オブ・トラックス(トラックの痕跡)」 
クラウス・ヒンリヒ・シュターマー:ルガーディ 
朗読「わが祖国への愛の詩」 
クラウス・ヒンリヒ・シュターマー:歳をとらない夜-祈り
朗読:サンディル・ディケーニ
カリン・レヴィン(Fl)、ジェニファー・ハイマー(Pf)、
ステハン・フロレイクス&オラフ・パイラス(打楽器)、
オンファロ四重奏団(打楽器)
アンドレアス・ケーニヒ&アキ・ホフマン(Pf)
日本の横笛を思わせる鬼気迫る迫力のフルートの焦燥感、閉塞感を抜け出そう
とする旋律に、アフリカの打楽器のリズムが絡み、ドラマティックな物語的世
界を繰り広げています。曲と曲の間に入る詩は、サンディル・ディケーニとい
う南アフリカ出身のジャーナリストでもある詩人が、政治的理由で牢獄に入れ
られていたときに創作したもの。自己の存在を認められないもどかしさと閉塞
感を詠んだもの、死についての考察など、人生についての深い考えが反映され
た主題の詩が多くみられます。詩人本人による朗読のため、韻をふんでいる箇
所、詩の山場などの表現も実に巧みで、朗読自体がなにか歌曲を聴いているか
のような説得力をもってせまってきます。合間合間に入る音楽も詩の内容と連
動したもので、なかなか奥深い一枚です。




<avanti classic>
5414706 10232(SACD-Hybrid) \2450
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
シューマン:幻想小曲集op. 73
ドーラ・シュヴァルツベルグ(Vn)
マルタ・アルゲリッチ(Pf)
録音:2005年12月
フランクのヴァイオリン・ソナタは音楽史上の名曲として親しまれており、こ
れまでにも数々の録音がありますが、新たに殿堂入りの名演だと断言できるも
のの登場です。冒頭からやや遅めのテンポ設定に驚かされますが、そんな驚き
も一瞬のこと、アルゲリッチの熱く厚いタッチによる和音が二度目に奏でられ
るときには完全にノックアウトされてしまいます。ものすごい集中力と引力!
続くヴァイオリンの繊細な響きで奏でられる旋律のひとくだりでもう完全に引
きこまれてしまいます。第二楽章のうねりにうねるピアノはアルゲリッチなら
では、激しく熱いタッチに心がぞわぞわしてしまいます。ドビュッシーもシュ
ーマンも言うこと無し、ぴったりと息の合ったアンサンブルは見事としかいい
ようがありません。アルゲリッチのフランクとシューマンの録音は何種類か存
在していますが、最高のSACDハイブリッドDSD録音での登場ははじめて。どの
曲をとってもお勧め二重丸ポイントだらけ、録音をとっても最高の音質、アル
ゲリッチのピアノの生々しい迫力と、シュヴァルツベルクのヴァイオリンの熱
さに身を包まれる喜びを味わうことのできる何拍子もそろった一枚です。





<Harmonia Mundi France>
HMC 901912 \2080
ディートリッヒ・ブクステフーデ(1637-1707):
カンタータ「われらがイエスの四肢」BuxWV75
カンタータ「われらより取り去りたまえ、主よ」BuxWV78
コンラッド・ユングヘネル(指)カントゥス・ケルン
ブクステフーデは北ドイツのリューベックにある聖マリア教会のオルガニスト
でした。北ドイツのオルガン楽派最大の音楽家であり、J.S.バッハのオルガン
音楽に最大の影響を与えました。またブクステフーデはオルガン曲だけでなく、
多くの宗教的なカンタータを残しています。その彼の傑作のひとつ「われらが
イエスの四肢」。オルガニストであったブクステフーデの重厚な響きを、小編
成ながらも透明感を帯びた美しい演奏に仕上げています。





<haenssler>
93 176 \2080
ワインベルク:チェロソナタ第2番 Op.63
ショスタコーヴィチ:チェロソナタ ニ短調 Op.40
ボリス・チャイコフスキー:チェロソナタ
ヨハネス・モーザー(Pf)、パウル・リヴィニウス (Pf)
ショスタコーヴィチと、彼に可愛がられたふたりの弟子による旧ソ連のチェロ
ソナタ集。当時のソ連にはロストロポーヴィチやシャフランがいたため、作曲
家たちはチェロの技巧的・表現的な可能性を拡大することができ、また多くの
名作が生まれました。いずれも20世紀の作品ながら現代的ではなく、ボルテー
ジの高いアレグロ系音楽が魅力。2002年の第12回チャイコフスキー・コンクー
ル、チェロ部門で特別賞受賞の若手、モーザーがフレッシュな感性で再現、こ
とにワインベルクとボリス・チャイコフスキーの新録音は大歓迎です。





<Orfeo>
ORFEO 677061 \2080
カリヴォダ:
交響曲第5番ロ短調 Op.106
同第6番ヘ長調 Op.132
フリーダー・ベルニウス(指)ホーフカペレ・シュトゥットガルト
ボヘミアに生まれ、ドイツで活躍したヨハン・ヴェンツェスラフ・カリヴォダ
(1801-1866)。彼は驚くべき多作家で、交響曲も7篇残しています。シューマン
も褒めたという交響曲は美しいメロディと巧妙なオーケストレーションが冴え
る意外な掘り出し物です。





<audite>
AU 92557(SACD-Hybrid) \2180
プロコフィエフ:交響曲第5番変ロ長調Op.100
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
トーマス・ザンデルリング(指)ノヴォシビルスク・アカデミックSO.
ラフマニノフに次ぐ、今年創立50周年を迎えるノヴォシビルスク響のaudite
第2弾。指揮はノヴォシビルスク生まれ、2002年より同オケの終身客演指揮者の
ポストにあるトーマス・ザンデルリング。今回も内容は得意のお国モノ、言わ
ずと知れた二大名曲ですが、この演奏の魅力はなんといってもオケの音色。な
かでもチャイコフスキーでの甘美な第2主題など原色そのまま、濃いニュアンス
はちょっと他では替え難いものです。


AU 92552(SACD-Hybrid) \2180
シューベルト:弦楽四重奏曲集
第15番ト長調D.887, Op.161
第9番ト短調D.173
マンデリング四重奏団
マンデリング・カルテットによる全集シリーズ第3弾は、最初期18歳の作と晩年
29歳、最後の四重奏を収録しています。シューベルトがわずか10日間で一気に
書き上げた第15番。人気の点では「ロザムンデ」や「死と乙女」にゆずるもの
の、随所にシューベルトらしさが満ち溢れているといわれ、傑作の呼び声高い
作品です。





<ORTHO SPECTRUM>
KDC 6001 \2250
日本語オビ解説つき
宇野功芳 企画・指揮 有山麻衣子 幻のコンサート
=曲目(作詞 / 作曲)=
1.花かげ(大村主計 / 豊田義一)
2.十五夜お月さん(野口雨情 / 本居長世)
3.雨ふり(北原白秋 / 中山晋平)
4.花嫁人形(蕗谷虹次 / 杉山長谷夫)
5.七つの子(野口雨情 /本居長世)
6.リンゴのひとりごと(武内俊子 / 河村光陽)
7.きいろいきいろい歌(サトウハチロー / 中田喜直)
8.月の沙漠(加藤まさを / 佐々木すぐる)
9.摘草(小学唱歌[3年])
10.虫のこゑ(小学唱歌[3年])
11.牧場の朝(小学唱歌[4年])
12.海(小学唱歌[5年])
13.鯉のぼり(小学唱歌[6年])
14.我は海の子(小学唱歌[6年])
15.さくら(日本古謡・中田喜直編)
16.愛国の花(福田正夫 / 古関裕而)
17.子守歌(野上彰 / 團伊玖磨)
18.庭の千草(里見義 訳詞 / アイルランド民謡)
19.マリアの子守歌(べーリッツ[宇野通芳 訳詞] / レーガー)
20.春への憧れ(オーヴァべック[上山友昭 訳詞]/ モーツァルト)
21.バルバリーナのカヴァティーナ「落としてしまった、どうしよう」
(モーツァルト)
22.ツェルリーナのアリア「ねえ、あなたおとなしくしていたら」
(モーツァルト)
23.ピエ・イエス(慈悲深きイエスよ)(フォーレ)
24.バイレロ(オーヴェルニュ民謡[カントルーブ編])
有山麻衣子(ソプラノ)佐藤和子(ピアノ)
録音:2006年3月18日ムラマツ・リサイタルホール新大阪(ライヴ)
「声の訓練を日常受けつづけるプロの歌手には、絶対こんな声は出ない。ぼく
はクラシックの歌手にアレルギーを持っている人にこそ、このCDを聴かせたい。
なまじ専門の声楽を習っている人は文句をつけるかも知れないが、芸術のいち
ばんの敵は常識なのだ。」宇野功芳(ライナーノーツより)
宇野功芳の秘蔵っ子ソプラノ、有山麻衣子のソロ・コンサート・ライヴ・アル
バム。ノン・ヴィブラート、手垢にまみれぬ清楚な歌声で聴くなじみ親しんだ
名曲の数々は、多くの人の心を惹きつけることでしょう。録音にはインフラノ
イズ社製のオルソ・スペクトラム高精度クロック、A/Dコンバーターほか音にと
ことんこだわった機材を使用していてオーディオ的魅力もいっぱいです。レコ
ード芸術8月号「志木折々」欄にて当アルバムは紹介される予定です。
有山麻衣子(ソプラノ)…宇野功芳に師事。東京をはじめ金沢、富山、横浜、
埼玉でリサイタルを開催。また、アンサンブル・フィオレッティーにも参加し、
各地で演奏活動を続けている。




<DOREMI>
DHR 5707/8 2枚組 \3760
シューマン:
ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44
弦楽四重奏曲第1番イ短調Op.41-1
弦楽四重奏曲第2番ヘ長調Op.41-2
弦楽四重奏曲第3番イ長調Op.41-3
レナード・バーンスタイン(P)
ジュリアード四重奏団
ロバート・マン(1st Vn)
イシドア・コーエン(2nd Vn)アール・カーリス(2nd Vn)
ラファエル・ヒリヤー(Va)クラウス・アダム(Vc)
録音:1963年4月19日、1966年10月21日、1966年12月19日、1967年3月31日
合衆国議会図書館(ライヴ)
ジュリアード・カルテットによる合衆国議会図書館ライヴ・シリーズ第5弾
はシューマン。なんといっても名手バースタインをソリストに迎えた五重奏が
聴きもの。稀代の全身音楽家バーンスタインの才気ほとばしるピアノとのス
リリングなやりとりは時代を超えて語りつぐべきとびきりの内容です。この
のち1968年4月にも同じ顔合わせで同曲を米Columbia(Sony)に録音してい
ますが、当ライヴはもちろん完全初出。ニューヨークのレナード・バーンス
タイン事務所の許諾を得てこのたびリリースが実現しました。





<GRAND SLAM>
GS 2013 \2250
ベートーヴェン:
交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
「エグモント」序曲Op.84
「レオノーレ」序曲第2番Op.72a
大フーガ 変ロ長調Op.133
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1947年5月27日ベルリン、放送局スタジオ
1949年10月18日ベルリン・ダーレム、ゲマインデハウス
1952年2月10日ベルリン、ティタニア・パラスト
[使用ソース]Deutsche Grammophon (Germany)LPM 18724、LPM 18859
制作:平林 直哉  Reissue Producer: Naoya Hirabayashi
*おことわり:LPよりの復刻のため、LP特有のノイズが混入します
制作者より
いつものように復刻に使用したLPはきわめて保存状態の良い初期盤を採用し
ています。まず、このディスクの交響曲第5番と大フーガはそれぞれ初出の
LPより復刻しています。「エグモント」序曲は交響曲第5番と組みになって
いるLPM18724が初出ですが、このLPでは内周にカッティングされているため
か音がやや窮屈です。ところが、同曲の再販LPであるLPM18859では外周にカ
ッティングされているために初出盤のLPM18724よりも明らかに音に余裕があ
り、迷わずこれを採用しました。同様の理由により、「レオノーレ」序曲第
2番も初出のLPM18742(ベートーヴェンの交響曲第4番との組み合わせ)では
なく、より溝に余裕のある再販盤のLPM18859を採用しています。つまり、単
に初出のLPの音を再現するのではなく、望みうる最上の音質をめざしたもの
です。
また、交響曲第5番の録音データについて触れておきます。この戦後初のベル
リン復帰ライヴ(5月27日公演)は従来よりティタニア・パラストで行われた
とされていましたが、最近の調査では占領軍の放送局スタジオ(Haus des
Rundfunks)での収録ということが判明しています。従いまして、このCDでは
そのように表記しています。
(参考)*1947年5月の公演について
25日、26日、ティタニア・パラスト、定期公演
27日、放送局スタジオ(Haus des Rundfunks)、追加公演
(このディスクの演奏)
29日、ティタニア・パラスト、占領軍のための追加公演
解説書の内容
フルトヴェングラー50歳の誕生日を記念して、当時のヴィオラ奏者ヴェルナ
ー・ブフホルツが書いた長編エッセイを掲載します。演奏者側から見たフル
トヴェングラーの文献は他にもありますが、フルトヴェングラー存命当時に
書かれたものは非常に珍しいです。もうひとつは戦後のベルリンに滞在し、
フルトヴェングラーとベルリン・フィルを援助していたジョン・ビッターの
回想です。分量としてはそれほど多くはありませんが、貴重な証言です。
■次回作の予定
フルトヴェングラー
チャイコフスキー:交響曲第4番
(1951年、ウィーン・フィル/英ALP1025よりの復刻)、
バッハ:ブランデンブルグ協奏曲第5番
(1950年8月31日、ザルツブルグ音楽祭、ウィーン・フィル
アナウンス、チューニング、そして冒頭の大きな飛び出しも含めた完全収録
ライヴ)。





<BONGIOVANNI>
GB 2392 2枚組 \3760
ブラーガ:「肖像画」
デンヴァー・マーティン・スミス(Br ヴィッラルティエーリ伯爵),
アルド・ディ・トロ(T ジェルナンド),
リリアーナ・マルザーノ(S ジェルソミーナ/イレーネ),
レオナルド・ガレアッツィ(Bs ジャンネット)
マルコ・モレスコ(指)テラマーナ歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:2002年11-12月
ガエターノ・ブラーガ(1829-1907)は、中部イタリア、アドリア海に面した
ジュリアノーヴァに生まれたチェリスト、作曲家。ナポリで学んだ後、ウィ
ーンやパリにも赴き、パリでは大先輩ロッシーニと知り合ったそうです。オ
ペラの作曲家としてはあまり活躍をしたわけではありませんが、結構人気が
あったそうです。「肖像画」は、1858年にナポリのパトロンのために書かれ
た喜劇。伯爵の友人の画家ジェルナンドが、村娘ジェルソミーナに恋をした
のですが、これに伯爵が反対、さらに猟場番人のジャンネットが横恋慕。し
かしジェルソミーナは、ジャンネットがかつて愛した公爵夫人イレーネその
人と判明、二人は結ばれる、というもの。ヴェルディの《仮面舞踏会》の前
年の作品にしては、かなりオールドファッションドな作風ですが、逆にそれ
が功を奏して、楽しめる作品です。もちろん世界初録音。

GB 5623 \1880
アロンソ・ペレス・デ・アルヴァ:
来たれよ、創り主なる聖霊よ,めでたし天の女王
フランシスコ・デ・ペニャローサ:
めでたし、処女マリアより生まれ給いし,聖母よ、お願いします
ファン・デ・アンキエタ:
主イエス・キリストの最期,めでたし、聖なるみ顔,主よわれを解きはなち
たまえ
ジョスカン・デュプレ:
アヴェ・マリア,主よ、あなたの怒りで私を責めない でください
アントワーヌ・ブリュメル:御父の母 であり娘よ
ほか(全15曲)
パオロ・ダ・コル(指)オデカトン
録音:2004年5月
BONGIOVANNIは時々優れた古楽ものを出してきますが、これもその1枚。スペ
イン女王イザベラに由来するモテットを集めたもの。パオロ・ダ・コル率い
るオデカトンは1998年結成の、イタリアの声楽団体。古楽に不可欠な透明感
を持ちつつ、イタリア的な陽光あふれる柔らかさが特徴です。

GB 5630 \1880
ペロージ:
ヴァイオリンと弦楽合奏のための協奏曲
ヴァイオリン協奏曲第2番
フランチェスコ・チェラート(Vn)
アルトゥーロ・サッケッティ(指)
ミラノ・ヌォーヴァ・カメリスティカ交響楽団
録音:2003年10月25日,2002年11月11日
BONGIOVANNI社の進める、ロレンツォ・ペロージ(1872-1956)のシリーズの新
刊です。ヴァイオリン協奏曲を2曲。1916年のヴァイオリン協奏曲第2番が、
ペロージならではのしっとりとした宗教的情感を湛えた名曲。1903年のヴァ
イオリンと弦楽合奏のための協奏曲は、擬バロック風の作品で、弦の絡みが
美しいもの。

GB 1193 \1880
アルド・プロッティ、アリア集
ベッリーニ:「清教徒」
ヴェルディ:
「リゴレット」,「トラヴィアータ」,「シチリアの晩鐘」,
「仮面舞踏会」,「運命の力」,「ドン・カルロ」
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
レオンカヴァッロ:「道化師」
プッチーニ:「トスカ」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
からのアリア,場面
アルド・プロッティ
録音:1957-1974年
ヴェルディ・バリトンとして活躍、日本でも度々歌って、弟子も多いという、
アルド・プロッティのライヴ録音集。お得意の役がズラリと並んでいます。

HOC 043 3枚組 \3240
マイヤベーア:「ユグノー」(イタリア語)
ジャコモ・ラウリ・ヴォルピ(T ラウール),
ジュゼッペ・タッデイ(Br ネヴェルス伯爵),
アントニエッタ・パストーリ(S マルゲリータ),
アンナ・デ・カヴァリエーリ(S ヴァレンティーナ),ほか
トゥリオ・セラフィン(指)RAIミラノ交響楽団,合唱団
録音:1955年
+ボーナス ラウリ・ヴォルピ、アリア集
ドニゼッティ:「ファヴォリータ」
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」
からの場面
往年の名テノール、ジャコモ・ラウリ・ヴォルピ(1892-1979)の録音。「ユ
グノー」は、第5幕をカットして第4幕で終わっています。





<UNITED ARCHIVES>
UAR 002 3枚組 \2850
「The Art of Conducting-ミトロプーロスの芸術」
【CD1】
ボロディン:『だったん人の踊り』 (1952年12月1日)
イッポリトフ=イワノフ:『コーカサスの風景』第1番作品10 
(1953年3月20日)
ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲変ニ長調作品38 (1950年1月)
オスカー・レヴァント(P)
【CD2】
メンデルスゾーン:『フィンガルの洞窟』作品26 (1953年11月2日)
メンデルスゾーン:『ルイ・ブラス』序曲作品95 (1953年11月2日)
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲作品56a (1942年4月4日)
チャイコフスキー:組曲第1番作品43 (1954年11月17&18日)
【CD3】
サン=サーンス:『死の舞踏』作品40 (1950年11月27日)
サン=サーンス:『オンファールの糸車』作品31 (1950年1月23日)
コダーイ:『ハーリ・ヤーノシュ』組曲 (1956年2月27日)
ファリャ:『三角帽子』組曲第2番 (1953年11月2日)
スクリャービン:交響曲第5番『プロメテウス』 (1953年3月20日)
レオニード・ハンブロ(P)
ディミトリー・ミトロプーロス(指)ニューヨーク・フィル
ミトロプーロスは、1949年にストコフスキの後任としてニューヨーク・フィ
ルの指揮者に就任し、58年までの約10年間、同楽団を世界最高水準にまで高
めました。ミトロプーロスの指揮者としての世界的な名声を確固たるものに
したニューヨーク・フィルとの貴重な録音をおさめたボックスが、お求め安
い価格で登場。強烈なまでの緊張感に満ちた演奏、ニューヨーク・フィルの
まだ無骨さを残した音色が堪能できます。ミトロプーロスといえばマーラー
という向きも多くいらっしゃるかもしれませんが、ここにおさめられている
曲達からも、彼の爆発的な緊張感に圧倒され、オーケストラにこれほどまで
のパッションを与えることができるのかとあらためてミトロプーロスの力量
とオーケストラの凄さを実感できます。ユナイテッド・アーカイブスのレー
ベルのモットーである「Best Artistic Value at the Best Price!」のとお
り、これだけの大芸術家の偉大な足跡をこのお値段で聴けるというのはきわ
めて価値のあることです。

UAR 003 2枚組 \2160
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン:弦楽四重奏曲集op.76
[CD1]
弦楽四重奏曲第75番ト長調 Op.76-1
弦楽四重奏曲第76番ニ短調 Op.76-2『五度』
弦楽四重奏曲第77番ハ長調 Op.76-3『皇帝』
[CD2]
弦楽四重奏曲第78番変ロ長調 Op.76-4『日の出』
弦楽四重奏曲第79番ニ長調 Op.76-5『ラルゴ』
弦楽四重奏曲第80番変ホ長調 Op.76-6
ペスト四重奏団
ヨセフ・ロイスマン(第1ヴァイオリン)
ジャック・ゴロデツキー(第2ヴァイオリン)
ボリス・クロイト(ヴィオラ)
ミッシャ・シュナイダー(チェロ)
録音時期:1954年5月3-14日
録音場所:アメリカ国会図書館
使用楽器:ストラディヴァリウス
(ガートルード・クラーク・ウイットール寄贈)
ブダペスト弦楽四重奏団がワシントンにある国会図書館付きの演奏家として
活躍していた頃の録音(コロンビア)のCD化のものの登場です。第一ヴァイ
オリンのロイズマンが楽団を率いた時代のもので、実にまっすぐな音色とす
べてのパートが同等の重みを持って聴くものにたたみかけてくる演奏は聴き
もの。ハイドンの名曲ばかりがそろった2枚が初CD化でこれまたお得なお値
段でなんともうれしいかぎりです。音も実にクリアで、彼らの澄み切った伸
びやかな音色が見事にCDに復刻されています。





<Opus蔵>
OPK 7024/5 2枚組 \3380
チャイコフスキー:白鳥の湖(abridged version)
[CD1]第1幕、第2幕 47’41”
[CD2]第3幕、第4幕 42’56”
アナトール・フィストラーリ(指)ロンドン交響楽団
[ヴァイオリン独奏] アルフレッド・カンポーリ
録音:1952年(Kingsway Hall, London)
英Decca LXTシリーズLP
録音時期は殆ど歴史的年代を示しているのに、これだけの音の鮮度。やはり
ffrr録音の秘盤だけのことはある。この《白鳥の湖》の日本での初出は1957
年7月新譜。フィストゥラーリは一躍バレエ音楽の巨匠と認められたが、録音
がモノーラルで、翌年あたりからレコード界は「ステレオでなければ売れな
い」時代となって、『女王陛下の Swan Lake』と欧米で喧伝されたこともあ
ると言うこの名演名録音の《白鳥の湖》も、熱心なバレエ音楽ファンやモノ
ーラル録音愛好家に惜しまれながら『幻の名盤』になっていたのである。す
ぐれた音のCDとしての復活をよろこびたい。(小林利之)

OPK 2061 \2250
ドヴォルジャーク:
チェロ協奏曲ロ短調作品104
交響曲第9番ホ短調作品95 ‘新世界より’
エマニュエル・フォイアマン(チェロ)
ミヒャエル・タウベ(指)ベルリン国立歌劇場管弦楽団
ジョージ・セル(指)チェコ・フィル
録音:1928,29,30年 Berlin(Parlophon) 1937年 London(HMV)
J-Columbia, Victor SP
聰明さと情熱の混合。たしかに、このCDのドヴォルジャークのチェロ協奏曲
にも、そうしたフォイアマンの個性が強く出ている。音の輪郭はシャープで
逞しく、烈しい気合をこめて描き出されている。オーパス蔵の復刻も、その
烈しさをより明確に示す音質となっている。
《新世界》も、同様に筋肉質の新即物主義的演奏の典型である。キビキビと
した進行、バネの効いたリズム、そして一音一音にこめられた気迫。こうし
たキレのよい音楽は、20世紀後半にはすっかり聴けなくなっていたが、21世
紀になってようやく蘇りつつある。その半世紀前の「先達」の音が、ここに
ある。(山崎浩太郎)

OPK 2062/3 2枚組 \3380
[CD1]
モーツァルト:ディヴェルティメント変ホ長調K.563
ドホナーニ:セレナードハ長調作品10
ブラームス:ピアノトリオ第1番ロ長調作品8
[CD2]
ベートーヴェン:ピアノトリオ第6番変ロ長調作品97「大公」
シューベルト:ピアノトリオ第1番変ロ長調作品99
CD1:ハイフェッツ、プリムローズ、フォイアマン
CD2:ハイフェッツ、フォイアマン、ルービンシュタイン
録音:1941年 California
US-RCA SP
ヨーロッパの伝統的な室内楽演奏に見られるリラックスした仲間同士の音楽
的対話、という趣とはまったく無縁の、共演者に真剣勝負を臨むような、異
常に緊張度の高い、激しい身振りのアンサンブルが展開されている。1941年
9月にハリウッドのRCAスタジオで行われたこれらの録音は、ほんの数ヶ月遅
れていたら実現不能だった4人の大芸術家の一期一会の出会いを捉えた、か
けがえの無い演奏記録なのである。(板倉重雄)




<BIS>
BIS SA 1418(SACD-Hybrid) \2250
チャイコフスキー:
交響曲第2番ハ短調「小ロシア」Op.17(改訂版)
序曲ヘ長調(改訂版)
デンマーク国歌による祝典序曲 Op.15
序曲「嵐」Op.76
ネーメ・ヤルヴィ(指)エーテボリSO
ヤルヴィのチャイコフスキー交響曲全集の第4弾。チャイコフスキーの作品中
でもポピュラーでない(いわゆるゴ○作品)が集められていますが、これだけ
丁寧な仕上げで録音も良いと曲の魅力をたくさん発見でき、認識を新たにする
こと間違いなしの一枚と申せましょう。

BIS SA 1529(SACD-Hybrid) \2250
モーツァルト:オペラ&コンサート・アリア
すでにやさしき春は微笑み K.580 
どうしてあなたが忘れられましょう K.505 
わが感謝をうけたまえ K.383 
あなたから遠く離れて-「ポントの王ミトリダーテ」より 
喜びに躍りて-「フィガロの結婚」より 
愛の歓びよ早く来い-「フィガロの結婚」より 
岩のように動かず-「コシ・ファン・トゥッテ」より 
おやすみなさい安らかに-「ツァイーデ」より 
踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ K.165
ミア・パーション(Sop)、エフゲニー・スドビン(Pf)、
セバスティアン・ヴィーグル(指)スウェーデン室内管
バッハ・コレギウム・ジャパンのカンタータ録音にも参加し、評価の高いスウェ
ーデンの新進ソプラノ、ミア・パーションが期待のモーツァルトに挑戦。「踊
れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」をはじめとする選曲も魅力的。パーションの透明
な声質はモーツァルトにぴったり。心洗われるひとときです。

BIS SA 1472(SACD-Hybrid) \2250
ベートーヴェン:ピアノ独奏曲全集 Vol.3
第4番変ホ長調 Op.7 
第5番ハ短調 Op.10の1 
第6番ヘ長調 Op.10の2 
第7番ニ長調 Op.10の3
ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
評判の高いブラウティハムのベートーヴェン・シリーズ第3弾。フォルテピア
ノならではの滋味と、ブラウティハムならではの颯爽とした音楽が絶妙にブレ
ンドされています。

BIS 1462 \2080
レーラ・アウエルバッハ:
24の前奏曲 Op.41(1999)
10の夢 Op.45(1999)
コラール、フーガと後奏曲 Op.31(1994/2003)
レーラ・アウエルバッハ(Pf)
弊社「たまゆらレーベル」の重要アーチストでもある天才レーラ・アウエルバ
ッハの自作自演集。彼女のピアノの巧さはアルバム「トルストイのワルツ」で
も実証済みですが、ここでも変幻自在なピアニズムを披露しています。ショス
タコーヴィチやシュニトケを思わせる旧ソ連的作風で、メロディにも事欠きま
せん。「10の夢」はBIS社長ロベルト・フォン・バールに献呈されています。

BIS 1476 \2080
シベリウス:弦楽四重奏曲1888/9
モデラートとアレグロ・アパッショナート 嬰ハ短調 JS131 
アレグロ ホ短調 JS28 
アレグレット イ短調 JS17 
ピウ・レント ヘ長調 JS149 
アダージョ ヘ短調 JS14 
アレグレット 変ロ長調 
マルティン・ヴェゲリウスのためのフーガ JS85 
弦楽四重奏曲イ短調 JS183
テンペラSQ
ヘルシンキ音楽院で修行中のシベリウスが試作した弦楽四重奏曲集。もちろん
世界初録音で、シベリウスの全作品を断片まで録音しようというBISならではの
企画です。中には美しいメロディもあり、ファン必携のアルバムです。

BIS 1535 \2080
アッティリオ・アリオスティ:
練習曲第1番変ホ長調 
同第2番イ長調 
同第3番ホ短調 
同第4番ヘ長調 
同第5番ホ短調 
ソナタ第6番ニ長調 
同第7番ニ長調
トーマス・ゲオルギ(ヴィオラ・ダモーレ)、
ルーカス・ハリス(テオルボ、アーチリュート、バロックギター)、
ジョエル・モートン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
イタリア・バロックの作曲家アッティリオ・アリオスティ(1666-1729)は今日
ヴィオラ・ダモーレ作曲家としての感が強いものの、生前はヘンデルと名声を
競うほどで、その独特な叙情性は絶大な人気を誇ったといわれます。このアル
バムに収められた曲は、彼の弟子の作曲家ルーマンが写譜してスウェーデンに
持ち帰った楽譜によります。





<harmoniamundi france>
HMX 2901247 2枚組 \2080
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
シャペル・ロワイヤル、コレギウム・ヴォカーレ
先日6月8日、東京芸術劇場であらためてその合唱の美しさで我々を驚かせたヘ
レヴェッヘのモンテヴェルディが復活。ヘレヴェッヘによるモンテヴェルディ
の「聖母マリアの夕べの祈り」は一味違う演奏です。ともすると快活すぎる演
奏になりがちな冒頭から、この世のものとは思えない美麗さ。音楽史上、また
キリスト教にとっても重要な作品をこの上なく美しく仕上げています。

HMX 2907372 2枚組 \2080
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲BWV 1006-1012(全6曲)(リコーダー版)
マリオン・フェアブリュッヘン(リコーダー)
フェアブリュッヘンのリコーダーによる、卓越した技術、息遣いと音楽性によ
り、無伴奏チェロ組曲があらたな魅力をもって聴くものの前に提示されます。
チェロで弾いても高度なテクニックが要求される名曲を、リコーダーのために
編曲して吹くというだけでもこわいもの知らずの感がありますが、フェアブ
リュッヘンの演奏はむずかしさなどを一切感じさせないものとなっており、心
にのこる名盤です。

HMX 2907354 2枚組 \2080
【CD1】
ヴィヴァルディ:オーボエ・ソナタ集 RV 53, 58, 59, 81& 779
【CD2】
テレマン:
忠実な音楽の師、音楽の練習、音楽による礼拝、小室内楽組曲他からの抜粋
【CD1】
ポール・グッドウィン(Ob)、ゲイル・ヘネシー(バロックOb)、
ジョン・ハロウェイ(バロックVn)、コリン・ローソン(シャルマイ)、
ナイジェル・ノース(Lute)
【CD2】
ポール・グッドウィン(バロックOb)、ナイジェル・ノース(テオルボ)、
スーザン・シェパード(バロックVc)、ジョン・トール(Cemb)、
ライデン・グラハム(バロックVc)
ヴィヴァルディのオーボエ・ソナタは100以上あるといわれますが、その真価
を始めに世に認めさせたグッドウィンの演奏も復活します。テクニック的にも、
音楽的にも極めてハイクオリティの演奏はいつ聴いても色褪せることない名演
です。器楽で綴る祈りの音楽である「音楽の礼拝」も貴重な名演奏の一つです。

HMX 2907374 2枚組 \2080
ヘンデル:オラトリオ「マカベアのユダ」
ユダ/ギ・ド・メイ(T)、イスラエルの女/リサ・サッファー(S)、
イスラエルの男/パトリシア・スペンス(Ms)、
司祭シモン/デヴィット・トーマス(Bs)、
使者/ブライアン・アサワ(C-T)、
ユーポレムス/ルロイ・クロム(バス・バリトン)
カリフォルニア州立大学室内合唱団
ニコラス・マギーガン(指)
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
2枚目のトラック14、表彰式の曲として定番の「見よ、勇者は帰る」の合唱と
管弦楽も極めて快活、マギーガンのヘンデルが再登場です。10年以上前の発売
当初、ヘンデルの作品群はまさに再発見され始めた頃でした。通常知られる
1716年版に、ヘンデルが様々な機会に書き下ろした異稿もすべて収録。1992年
の「東京の夏音楽祭」で来日してその歌唱力と演技力が話題となったギ・ド
・メイが主役というのもあって、発売当初話題となった名盤も、廃盤となっ
て多くの人々に惜しまれたものでした。ムンディの名録音とあいまって、10年
以上たった録音ですが極めて心に染み入る美音です。

HMX 2901933 2枚組 \2080
ボッケリーニ:
【CD1】
スターバト・マーテル(1781年初版)
弦楽五重奏曲ハ短調作品31-4G.328
【CD2】
交響曲「悪魔の家」Op.12-4 
同イ長調Op.35-3 
同ニ長調G.490 
同ヘ長調Op.35-4
アニュス・メロン(Sp)、バンキーニ(Vn)、アンサンブル415
ボッケリーニ入門盤として、そして最終奥義的な盤としても自信をもってお勧
めできる名盤が復活します。アンサンブル415の4,3,2,2,1の編成は発売当時人
々に衝撃を与えたものでした。今聴いても実に軽快、気分爽快です。メロンの
スターバト・マーテルも感涙。

HMX 2907376 2枚組 \2080
ジョスカン・デ・プレ:幸福な聖処女のミサ
ラッスス:マタイ受難曲
ポール・ヒリアー(指&Br)シアター・オブ・ヴォイシズ
ポール・エリオット(T)
ラッススのマタイ受難曲の貴重な録音も復活します。ポール・エリオットのテ
ノールの美声も懐かいというもの。音楽史上重要な作曲家によるポリフォニー
作品をいま一度聴きなおしてみるのもよいものです。

HMX 2907378 2枚組 \2080
カンティガ集
ディスタント・ラブ(原盤HMU 907203)
ポルトガル宮廷のカンティガ(原盤HMU 907129)
ポール・ヒリアー(声)、シアター・オブ・ヴォイシズ
アンドリュー・ローレンス・キング(Hrp)
マルグリット・ティンデマン他
ヒリアーの夢幻的な声とローレンス・キングのハープの典雅な音色のコンビネ
ーションが印象的な「ディスタント・ラブ」。遠く中世の騎士達の様々な恋路
が歌われます。2枚目の「ポルトガル宮廷のカンティガ」は、様々な楽器の音
色もたのしめるもので、ポルトガルの宮廷でどのような音楽が演奏されていた
かが再現されます。

HMX 2901509 2枚組 \2080
ドヴォルザーク:室内楽作品集
【CD1】
弦楽四重奏曲第9番op.34ニ短調 
ピアノ五重奏曲イ長調op.81
【CD2】
弦楽五重奏曲op.97変ホ長調 
弦楽四重奏曲op.96ヘ長調「アメリカ」
メロス弦楽四重奏団、カール・エンゲル(Pf)、ジェラール・コセ(Vla)
その重厚な音と一糸の乱れもないアンサンブルで定評のある、名人集団メロス
弦楽四重奏団のドヴォルザークも復活です。五重奏ではゲストにコセを迎え、
また、ピアノ五重奏ではスイス生まれのカール・エンゲルを迎えています。
ゲストの彼らもそれぞれの曲で魅力を放ち、彩り豊かなドヴォルザーク室内楽
に仕上がっています。




<Good International>
MONOPOLY 2087 \1880
ヴォカリーズ
ラフマニノフ:ヴォカリーズ 
J.シュトラウス:侯爵様、あなたのようなお方は-「こうもり」より 
ロッシーニ:今の歌声は-「セビーリャの理髪師」より 
ヴェルディ:慕わしい人の名は-「リゴレット」より 
グノー:私は夢に生きたい-「ロメオとジュリエット」より 
ガーシュウィン:サマータイム-「ポーギーとベス」より 
モーツァルト:そよかぜに-「フィガロの結婚」より 
レオンカヴァッロ:朝の歌 
フロトー:夏の名残のバラ-「マルタ」より 
トスティ:セレナータ 
メリハール:千人の天使たちの歌声-「忘れな草」より 
フォスター:夢見る人 
グノー:アヴェ・マリア 
カッチーニ:アヴェ・マリア 
フロトー:夏の名残のバラ
オ・ウンギョン(Sop)
チェ・スンヨン(指)ウクライナ国立交響楽団
録音:2006年2月
ジャケット写真に気をとられながら聴き始めてみると、まさに玉を転がすよう
な声の美しさにみるみる惹きつけられてしまいます。オ・ウンギョンはミミや
ヴィオレッタ、ドンナ・アンナなどの役をはまり役としている韓流ソプラノで
す。この珠玉の名メロディを集めたアルバムでは彼女の美しい声の魅力を心ゆ
くまで味わいつくせます。それにしてもジャケ写はジウ姫以外の何者でもない。
韓流コーナーにも置いてください。

GI 2056 \1880
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(シトコヴェツキー編)
シュトゥットガルト室内管弦楽団 録音:2000年1月
カイザーリンク伯爵の不眠症を治す音楽療法-のために書かれたクラヴィーアの
ための有名な作品を弦楽合奏で演奏したら効果はさらにアップするのでしょう
か-出だしからしてあのグールドの有名な録音を彷彿させるゆったりテンポで
確かに期待が持てそうです。ところが聴き進めていくと変奏に合わせて編成を
変えるなど才人シトコヴェツキーの腕は冴え渡り、とてもぼんやりと聴いてな
どいられません!「聴く睡眠薬」としてはおすすめできませんが、音楽の喜び
を実感させてくれる素晴らしい演奏です。

GI 3026 2枚組 \3760
J.S.バッハ:
ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(シトコヴェツキー編+ジャズによる変奏)
シュトゥットガルト室内管弦楽団
カルマン・オラー(P) ミニ・シュルツ(Cb)
上でお知らせした弦楽合奏版ゴルトベルクのアルバムに、さらにジャズスタイ
ルの変奏曲10曲を挿入したのがこのアルバムです。ジャズといってもこの曲の
静謐な雰囲気と調和したもので違和感なくちりばめられています。でもますま
す「聴く睡眠薬」から遠ざかってしまったかもしれませんね。

MONOPOLY 2084 2枚組 \3760
J.S.バッハ:6つの無伴奏チェロ組曲BWV.1007-1012(全6曲)
ホン・ソンウン(Vc)
録音:2003年9月
韓国を代表する女流チェリストによるバッハは一味違う名演奏。一流韓国アー
ティストのいわばお約束であるジュリアードでの学習を終えた後は、ウィーン
でアンドレ・ナヴァラに師事するなど一派に偏しない奏法を体得しています。
ここではやや早めのテンポを採りながらも作品のこくを損なわない絶妙の演奏
を披露しています。ドイツ的晦渋とは対照的な地中海の明晰とたとえたらよい
でしょうか。爽やかで味のある演奏がとてもチャーミング!

MONOPOLY 2086 \1880
シャル・ウィー・ダンス-ロマンティック・ダンス/チョ・ジヒョン
ショパン:
ワルツ 変ニ長調op.64-1「子犬のワルツ」 
ワルツ 嬰ハ短調op.64-2 
ワルツ 変イ長調op.69-1「告別」 
ワルツ ヘ長調op.34-3「華麗なるワルツ」 
マズルカ ト短調op.24-1 
マズルカ ハ長調op.24-2 
マズルカ 変ロ短調op.24-4 
アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ 変ホ長調op.22
ブラームス:
ワルツ ロ長調op.39-1 
ワルツ 変ロ長調op.39-2 
ワルツ 嬰ト短調op.39-3 
ワルツ ホ短調op.39-4 
ワルツ ニ短調op.39-9 
ワルツ ト長調op.39-10 
ワルツ ロ短調op.39-11 
ワルツ イ長調op.39-15 
ワルツ 嬰ハ短調op.39-16
リスト:歌劇「ファウスト」のワルツ
チョ・ジヒョン(P)  録音:2006年1月
1990年代中ごろからアメリカと韓国を中心に活発な演奏活動を行ってきたチョ
・ジヒョンのロマンティックな作品を集めたCDです。ジュリアード音楽院では
オクサナ・ヤブロンスカヤ門下として研鑽を重ねています。ショパン、ブラー
ムス、リストと同じロマン派とはいえ大きく個性が異なる3人の作曲家の作品
を卓越したテクニックで緻密に描き分けています。特にブラームスでは作曲家
への熱い共感によって知・情・意のバランスが絶妙な好演となっています。

MONOPOLY 2085 \1880
ショパン:24の前奏曲
イム・ミジュン(P)
録音:2003年11月
テンポの設定、フレージングなど、どの要素をとっても完璧と呼びたいショパ
ンです。イム・ミジュンは教育者としても著名な存在ですが、ジュリアードで
学び90年代以降ニューヨーク、ワシントンなどのリサイタルで絶賛を博してき
ました。粒立ちの良い美しい音と歌心が遺憾なく発揮された聴き応えあるアル
バムです。

MONOPOLY 2081 \1880
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調op.19 
ブラチョフ:明るく輝け、わが星よ 
シャシーナ:独り寂しい道を過ぎ 
ロシア古謡:私はあなたに会った 
グリンカ:疑い 
チャイコフスキー:騒がしい舞踏会の中で 
チャイコフスキー:ただあこがれを知る者だけが 
クス:アムール河の波 
セルメチェフ:私はあなたを愛した
パク・ギョンスク(Vc) ニーナ・コーガン(P)
録音:2003年1月
ラフマニノフのソナタに加え、美しいロシア歌曲8曲をチェロで演奏したアル
バムです。ニーナ・コーガンによるこの編曲はロシア歌曲ならではの憂い、
憧れといった感情をチェロで表現したもので、パク・ギョンスクの美しいチェ
ロの音色と相俟って大変聴き応えのあるものとなっています。ちなみにニーナ
はレオニード・コーガンの娘で、このCDのピアノ伴奏でも素晴らしい才能を
発揮しています。





<Pro Musica>
PPC 9057 \2180
W・A・モーツァルト:
ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K271《ジュノム》-第1楽章アレグロ
オーレ・ブル:セーテル訪問(1848-49)
エドヴァルド・グリーグ:子守歌作品68-5(グロルヴィーゲン編曲)
エドヴァルド・グリーグ:
グリンゴ第1番-山の魔王の宮殿にて(ユーネル編曲)、タンゴ・フォー・3
マグヌス・リンドベリ(1958-):フェリア(1995-97)
W・A・モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K216-第2楽章アダージョ
ジャン・シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47-第3楽章アレグロ
ニルス・オークラン:涙の調べ
レイフ・オヴェ・アンスネス(P)ノルウェー室内管弦楽団
アルヴェ・テレフセン(Vn) 
アイヴィン・オードラン(指)トロンハイム交響楽団
ペール・アルネ・グロルヴィーゲン(バンドネオン)
ユッカ=ペッカ・サラステ(指)フィンランド放送交響楽団
ギドン・クレーメル(Vn) 
ニコラウス・アーノンクール(指)ウィーン・フィルハーモニック管弦楽団
ジュリアン・ラクリン(Vn) ロリン・マゼール(指)ピッツバーグ交響楽団
ニルス・オークラン(ハリングフェレ)シ
ーグビョルン・アーペラン(ハーモニウム)
港町ベルゲンはノルウェー第2の都市。作曲家エドヴァルド・グリーグの生ま
れ故郷として知られます。この町で毎年開催される国際フェスティヴァルには、
多くの音楽ファンと観光客が世界各地から訪れてきます。2006年のフェスティ
ヴァルは5月24日から6月5日にかけて行われ、管弦楽、室内楽、バレエ、オペ
ラ、ダンスなど、大小165のコンサートが催されました。ミュージシャン・イ
ン・レジデンスがノルウェーのバンドネオン奏者のペール・アルネ・グロル
ヴィーゲン。フェスティヴァル作曲家にはフィンランドのマグヌス・リンド
ベリが選ばれています。このアルバムはフェスティヴァルのPRを目的に制作。
グロルヴィーゲンとリンドベリの音楽、そしてノルウェーを代表するアーティ
スト、アンスネスとアルヴェ・テレフセン、招待ミュージシャンたちの音楽が
過去の音源により紹介されています。

PPC 9055 \2180
20世紀後期ノルウェー歌曲集
シュンネ・スコウエン:ライ麦、
マグネ・ヘグダール:ゴシック大聖堂に寄せるアリア
フィン・モッテンセン:枝の重み、
ロルフ・ヴァリン:ライナー・マリア・リルケの3つの詩
クレシミール・シプシュ:4つのリルケ歌曲、
ウーラヴ・アントン・トメセン:上音(D・H・ロレンスの短編から)
ペーテル・シルヴァイ(指)
グリ・エッゲ(ソプラノ)、
アイナル・ヘンニング・スメビ(P、電子オルガン)
ハンス・クリスチャン・ショス・ソーレンセン(打楽器)、
オイスタイン・ビルケラン(Vc)、
シギン・フォッスネス(Vn,Va)、ハンス・クリスチャン・ブレイン(Cl)、
トム・オッタル・アンドレアセン(Fl)、ヴェガルド・ルンド(リュート)
録音:2003年5月ソフィエンベルグ教会
ノルウェー現代音楽シーンで中心的な活動をするソプラノ歌手、グリ・エッゲ
の初ソロアルバム。父が作曲家のクラウス・エッゲという環境に育ち、現代の
作品を解釈するために必要な感覚を自然に身に付けてきています。最大の魅力
は、[作曲家のための演奏家]ではなく[聴衆のための演奏家]と言われるほど巧
みに聴き手とコミュニケートすること。リルケ、D・H・ロレンス、ヤコブセン
らの作品をテクストに5人の作曲家が室内楽形式で書いた作品を素敵に歌って
います。




<WAON RECORDS>
WAONCD 040 \2080
「オランダバロックの愉悦」
バロック時代のオランダの作曲家達による器楽作品集
ワセナール伯ユニコ・ウィルヘルム:ソナタ第1番ヘ長調
アンドレアス・ハンマーシュミット原曲:イントラーダ
作者不詳:アメリカ 
作者不詳:アイルランドの王子 
作者不詳:菩提樹の下で 
作者不詳:朽ちた風車 
作者不詳:宮廷のサラバンダ
ワセナール伯ユニコ・ウィルヘルム:ソナタ第3番ト短調
スウェーリンク:緑の菩提樹の下で
ヤコブ・ファン・アイク:ダフネが美しい娘だったとき
ヤコブ・ファン・アイク原曲:パヴィアの戦い
ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ原曲:武器を取って集まれ
ヤコブ・ファン・アイク:おどけ者
ニコラス・ヴァレット:物乞いのファンタジー
ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ:ソナタ作品2‐4 ト長調
ピーター・マイヤー:イギリスのイントレ
作者不詳:ファンタジア
作者不詳:3つの小さなブランド
ヤン・ピータースゾーン・スウェーリンク(-):まぬけなサイメン
ワセナール伯ユニコ・ウィルヘルム:ソナタ第2番ト短調
ルストホッファーズ【本村睦幸(リコーダー)、櫻田亨(リュート、テオルボ、
バロックギター)、上尾直毅(チェンバロ、オルガン、ミュウゼット、打楽器)】
名プロデューサー&エンジニアの小伏和宏氏率いるワオンレコード第4弾です。
今回は、オランダのバロック音楽を中心としたプログラム。現在もそうですが、
17,18世紀、オランダは海に開かれているという土地柄もあり、ヨーロッパ各地
の多様な人種が行き交っていました。そのなかで様々な文化交流がなされ、音
楽活動もきわめて盛んでした。そんなオランダで生み出された音楽を集めたこ
のアルバムからは、バロック器楽の生きた姿が色鮮やかに浮かび上がってきま
す。ルストホッファースの名前は、ファン・アイクの「笛の楽園(Der Fluyten
Lust-hof)」から取ったもので、「楽園の住人達」の意です。花岡和生の一
番弟子である本村睦幸、佐藤豊彦の愛弟子の櫻田亨、レオンハルト、ホーホラ
ントらの後継者である上尾直毅、3人の気鋭の古楽奏者たちによる超一級のア
ンサンブルにどっぷり浸かれる、たのしい一枚です。




<haenssler-SWR MUSIC>
KDC 5013 \2250
マーラー:交響曲第4番ト長調
アヌ・コムシ(S)
サー・ロジャー・ノリントン(指)シュトゥットガルト放送SO.
録音:2005年9月22-23日シュトゥットガルト、リーダーハレ(ライヴ)
「マーラーの演奏で、あってはならない唯一のことは、退屈であることだ。」
(ロジャー・ノリントン)
第1弾「巨人」(93.137)につづいて、ノリントン&シュトゥットガルトによ
るマーラー・シリーズに第4番が登場します。
シンプルで明るく楽しいムードいっぱいの第4交響曲。“シュトゥットガルト
・サウンド”としてすっかり定着した当コンビの特色は、ここでも素晴らしい
効果を上げています。ステージ上左右両翼に配置した第1、第2ヴァイオリン・
パート。背後に一列に並ぶコントラバス。ヴィブラートを排するなどのピリオ
ド語法を導入したフレージング。さらにまた、花を添える独唱もたいへんチャ
ーミング。美しく透明感のある声質で知的な歌唱を聴かせるコムシも、ノリン
トンの目指す方向性と重なるものです。
かつていかなるオケもなし得なかった刺激的な試み。ノリントン&シュトゥッ
トガルトによるマーラーは新鮮な驚きの連続で一瞬たりとも目が離せません。
なお、前回に引き続きブックレットにはノリントンによる詳細な曲目解説の日
本語訳がついているのも大きなポイントです。





<haenssler ~ SWR MUSIC>
93 903(DVD-Video) \4050
5.1 / 2.0
ドルビー・ディジタル・ステレオ
NTSC / リージョン 0
カラー / 16 : 9
240’
字幕:独・英・日
ブラームス:交響曲全集
交響曲第1番ハ短調Op.68
交響曲第2番ニ長調Op.73
交響曲第3番ヘ長調Op.90
交響曲第4番ホ短調Op.98
ノリントンによる各交響曲についてのイントロダクション付き
サー・ロジャー・ノリントン(指)シュトゥットガルト放送SO.
録音:2005年7月4日-7月6日
シュトゥットガルト、リーダーハレ、ベートーヴェンザール(スタジオ・セッ
ション)
温かくピュアでリアルな“シュトゥットガルト・サウンド”全開!ベートー
ヴェン、シューマン、メンデルスゾーンとつねに新しい風を送り込んできたノ
リントン&シュトゥットガルトによる新たな交響曲シリーズに、いよいよブラ
ームスが登場!しかも一挙に全集、DVD映像作品としてのリリースです。ノリ
ントンは、90年代頭にオリジナル楽器のロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
と全集を完成しているので、およそ15年ぶり2度目の全集録音ということにな
ります。
このたびはこれまでのシリーズとは異なりライヴではなく、装いも新たにセッ
ション録音。風通しの良い生き生きとした音楽はいつもと同じですが、やはり
“絵”がある効果は絶大!実演さながらに第1、第2ヴァイオリンが対向に配置
され、声部の受け渡しがもちろん、各パートの動きが明瞭に目で見て理解でき
る面白さは格別です。さらに、各交響曲の前にはインタヴュー形式でノリント
ンによる20分ほどの前説が置かれていて、作品と演奏への理解もいっそう深ま
る作りとなっています。




<DYNAMIC>
DYNDVD 33500(DVD-Video) 2枚組 \4050
字幕:伊英独仏西(日本語字幕はありません)
オール・リージョン
NTSC
LINEAR PCM 2.0
DTS 5.1
カラー
16:9
162m
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
アンドレア・グルーバー(S ジョコンダ),
マルコ・ベルティ(T エンツォ),
アルベルト・マストロマリーノ(Br バルナバ),
カルロ・コロンバーラ(Bs アルヴィーゼ),
イルディコ・コムロージ(Ms ラウラ),
エリザベッタ・フィオリッロ(A チエーカ),他
ドナート・レンゼッティ(指)
アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団,合唱団
演出:ピエール・ルイージ・ピッツィ
収録:2005年6月
2005年、アレーナ・ディ・ヴェローナで上演されたポンキエッリの「ジョコ
ンダ」、DVDで登場です。なっといっても、アレーナの巨大な舞台を生かした、
ピエール・ルイージ・ピッツィの演出が美しい!燃え盛る炎など、普通の劇
場では絶対無理なことが実現され、見ごたえ満点。キャストも充実。タイト
ルロールは、4月に荒川静香が観劇したサントリーホールでのプッチーニ
「トゥーランドット」でタイトルロールを歌った、ニューヨーク出身のドラ
マティック・ソプラノ、アンドレア・グルーバー。エンツォは、イタリアの
若い世代の期待のテノール、マルコ・ベルティ。バルナバは、昨年フェニー
チェ歌劇場来日公演の「アッティラ」にもエツィオ役で出演したアルベルト
・マストロマリーノ、そしてイタリアのバス、カルロ・コロンバーラ。アレ
ーナに行った気分で、ビール片手に鑑賞が楽しい映像です。

CDS 508 2枚組 \3700
マスネ:「シェリュバン」
ミシェル・ブリート(Ms シェリュバン),
パトリツィア・チョーフィ(S アンソレイヤード),
カルメラ・レミージョ(S ニーナ),
ジョルジョ・スーリアン(Bs 哲学者),ほか
エマニュエル・ヴィヨーム(指)
カリアーリ歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:2006年1月
マスネの珍しいオペラ「シェリュバン」の久々の新録音です。「シェリュバ
ン」は1903年に初演されたオペラ。シェリュバンとは、「フィガロの結婚」
の小姓、つまりモーツァルトのオペラのケルビーノのこと。このオペラでは
彼は17歳になっていて、あいかわらず恋に飛び回って騒動を巻き起こしたの
ち、ニーナと結ばれる、という物語。このCDはカリアーリ歌劇場のライヴ。
タイトルロールのミシェル・ブリートは、2005年4月に新国立劇場の「フィ
ガロの結婚」でケルビーノを歌って好評を博した南アフリカ出身のドイツの
メッゾソプラノ。シェリュバンが憧れるバレリーナ、アンソレイヤードにパ
トリツィア・チョーフィ、彼に心を寄せる娘ニーナにカルメラ・レミージョ、
そして彼の家庭教師の哲学者にジョルジョ・スーリアンという、相当に強力
なキャスト。指揮は、2003年7月に二期会公演のシュトラウス「バラの騎士」
で好評だったエマニュエル・ヴィヨームです。

CDS 502 2枚組 \3700
マルケッティ:「ロメオとジュリエッタ」
セレーナ・ダオーリョ(S ジュリエッタ),
ロベルト・ルリアーノ(T ロメオ),
ジョヴァンニ・コレッタ(T テバルド),
エミール・ゼレフ(Bs ロレンツォ神父),
マーリオ・カッシ(Br カペッリオ),ほか
アンドリー・ユルケヴィッチ(指)
イタリア国際管弦楽団,ブラティスラヴァ室内合唱団
録音:2005年8月
19世紀後半のイタリアオペラは、ほとんどヴェルディの牙城だったような印
象がありますが、もちろん他に活躍したオペラ作曲家もたくさんいます。そ
の一人がフィリッポ・マルケッティ(1831-1902)。1869年に初演した、ヴィク
トル・ユゴー原作のオペラ「ルイ・ブラス」が代表作です(BONGIOVANNIか
ら、ディミトラ・テオドッシュウ主演のCDが出ています。GB 2237/38)。
「ロメオとジュリエッタ」はその4年前、1865年に初演された作品。偶然に
もグノーの「ロメオとジュリエット」(1867年初演)とほぼ同時期の作品で
すので、比べてみるもの楽しいでしょう。ヴェルディの同時期の作品と比べ
るとやや時代遅れにも感じる作風とはいえ、しかしイタリアオペラとしては
非常に良く出来ていて、ドニゼッティからヴェルディの中期の作品をよく聞
く人なら、間違いなく気に入る音楽でしょう。マルティーナ・フランカでの
イトリアの谷音楽祭のライヴ録音。指揮のアンドリー・ユルケヴィッチは、
ウクライナ出身の期待の若手指揮者。

CDS 509 2枚組 \3700
F-A.Dフィリドール:「トム・ジョーンズ」
セバスチャン・ドロイ(トム・ジョーンズ),
ソフィー・マルタン=ドゴール(ソフィー),
マルク・バラール(ウェステルン氏),
シビル・ザンガネッリ(ウェステルン夫人),ほか
ジャン=クロード・マルゴワール(指)
ル・シンフォニエッタ・ド・ローザンヌ
録音:2006年1月
フランスの有名な音楽一家の一人、フランソワ=アンドレ・ダニカン・フィ
リドール (1726-1795)は、名前が有名な割にはオペラの録音がほとんどあり
ません。「トム・ジョーンズ」は1765年の作品。有名なヘンリー・フィール
ディングの小説(1749年)を原作としたオペラで、フィリドールの代表作で
す。名前ばかりが有名だったこのオペラを、ご存知マルゴワールがローザン
ヌ歌劇場で上演、そのライヴ録音です。

CDS 514 \1850
バッハ:マンドリンとギターへの編曲集
パルティータ ニ短調 BWV.1004
イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971
ソナタ ト短調 BWV.1020(偽作)
ソナタ ト短調 BWV.1001
ソナタ ハ長調 BWV.1033
ドリーナ・フラーティ(マンドリン)
ピエラ・ダドモ(G)
バッハの編曲ものはたくさんありますが、マンドリンとギターという組合わ
せは珍しいでしょう。いずれもフラーティとダドモの編曲、原曲を損なわず
に、独自性を打ち出すことに成功しています。ドリーナ・フラーティは、マ
ンドリン界ではかなり知られた名手。




<Ondine>
ODE 1074(SACD-Hybrid) \2250
ジャン・シベリウス(1865-1957):ヴァイオリンと管弦楽のための作品集
6つのユモレスク 作品87&作品89、2つのセレナード作品69
組曲ロ短調 作品117?田舎の景色セレナード、春の夕べその夏に、
劇付随音楽〈白鳥姫〉組曲 作品54
ペッカ・クーシスト(Vn&指)
タピオラ・シンフォニエッタ
録音:2006年1月タピオラ・ホール
ペッカ・クーシスト(1976-)がシベリウスのヴァイオリン協奏曲を録音した
のは、彼が19歳のとき。シベリウス・ヴァイオリン・コンペティションで初
めて第1位を獲得したフィンランドの若者による録音(ODE878,ODE1075)は、
フィンランドだけで1年間に2万枚を超すベストセラーを記録。あれから10年。
コンサートと録音活動を行いながら、民俗音楽やジャズのセッションへも参
加。シベリウスの町、ヤルヴェーンパーで開催される室内楽フェスティヴァ
ルでは兄のヤーコとともに音楽監督を務め、芸術家としての道を着実に歩ん
でいます。協奏曲につづく「ヴァイオリンと管弦楽のための作品集」、「ユ
モレスク」、「セレナード」、作品番号をもつ最後の作品となった「組曲」
を演奏。シベリウスが小品に託した想いをペッカは、とても深いところで感
じています。ストリンドベリの劇のために書かれた「組曲」では指揮を担当。
でも、「オーケストラの前で他のみんなと一緒にヴァイオリンを弾くだけ」
と、屈託がありません。シベリウスの家“アイノラ”で録音したシベリウス
のヴァイオリンとピアノの作品集(ODE1046)とともに、ペッカ・クーシスト
の近年の音楽を伝えるアルバムです。

ODE 1012 \2080
ジュリアン・アンダーソン(1967-):管弦楽作品集
ロシアの輪舞-ホロヴォド(1994)、
太陽の位置(1998)、発狂した月(1997、
アランブラ幻想曲(2000)
二部作(1990)、パレード、空中のパヴィリオン
BBC交響楽団、ロンドン・シンフォニエッタ
オリヴァー・ナッセン(指)
録音:2000年1月、2001年12月
イギリスの作曲家、ジュリアン・アンダーソンの管弦楽作品。作曲家、指揮
者として現代音楽シーンで活躍するオリヴァー・ナッセン(1952-)の指揮。ど
ちらもOndineレーベルにとって、これが初めてです。アンダーソンはジョン
・ランバート、アレクサンダー・ゲール、トリスタン・ミュライルに作曲を
師事。モダニズム、スペクトラル・ミュージック、エレクトロニクス音楽、
東欧の民俗音楽からも影響を受け、“妥協することなく多様な聴き手とコミュ
ニケートする”ことのできる作曲家と評されています。プロムスの委嘱作、
異教と魔女研究の権威、ロナルド・ハットン博士による古代イギリス祭式年
の研究書と同名の〈太陽の位置〉。月蝕とW・B・イェイツの不気味な詩から
インスピレーションを受けた〈発狂した月〉。出世作の〈二部作〉。作曲者
立ち会いで録音、ポストプロダクションが行われました。





<Alba>
ABCD 222 \2080
汚れなき歓び-中世吟遊詩人の歌う宗教歌集
人は神の母を崇めねばならぬ(作者不詳)、
大いなる愛により歌を歌おう(作者不詳)
オベルタン・デレーヌ(13世紀):わが心の思い出、
ティボー・ド・シャンパーニュ(1201-1253):悪しき樹に花は咲かず
良き主は私を牢につないだ(作者不詳)、
ああ友よ、かくも長くわれを異国に(作者不詳)
優しき聖母マリア(作者不詳)、心に輝く太陽はわが歓び(作者不詳)、
ティボー・ド・シャンパーニュ(1201-1253):神はペリカンのように、
真実を語れば(作者不詳)、ある夏の朝、私が眠っていると(作者不詳)、
ジャック・ド・カンブレ(13世紀):新しい歌を歌おう
アダン・ド・ラ・アル(c.1240-c.1286):栄光の聖母マリア、
ギョーム・ド・ベチューヌ(13世紀):わたしの従う愛ゆえに咎められ
以前は泣きごとを知りませんでした(作者不詳)
オリファントウリ・コルホネン(歌、ダルシマー) 
エイラ・カールソン (フィドル、歌)
レイフ・カールソン
(リュート、サーズ・リュート、シンフォニア、鐘、口琴、二重皮太鼓)
ヤネク・オッレル
(ソプラノリコーダー、テナーリコーダー、縦笛、ダブルフルート、ヒュンメ
ルヒェン、ボンバルド)
録音:2005年9月26日-28日 ナーンタリ修道院教会 (フィンランド)
「中世モノフォニー音楽の創造性豊かな録音」 (アーリーミュージック・レ
ビュー) (「十字軍の歌」 (ABCD152)、「世紀を超えて響く美しい調べ」
(ガース・ブリュレのシャンソン集 (ABCD182)。フィンランドの中世音楽ア
ンサンブル、オリファントの即興性豊かで色彩的な音楽作りは、聴衆と批評
家の両方を魅了してきました。第3作では、“愛” を主なテーマとする宗教
歌が歌われ、中世への新たな旅へ誘ってくれます。





<harmoniamundi>
HMC 901875 \2080
旅へのいざない-Invitation au voyage
ヴォーン・ウィリアムズ:旅の歌(全9曲)
G.マーラー:さすらう若人の歌(全4曲)
ピッツェッティ:ペトラルカの3つのソネット(全3曲)
デュパルク:
旅への誘い/波と鐘/恍惚/フィディレ/ロズモーンドの館/溜め息
ディートリヒ・ヘンシェル(Br)
フリッツ・シュヴィングハンマー(Pf)
フィッシャー=ディースカウの後継者と目され、23歳でのデビュー以来その
名声をほしいままにしているヘンシェル。次なる新譜は、「旅への誘い」。
「旅」にまつわる歌曲を中心に集めた一枚です。白眉はやはりタイトルにも
なっているデュパルク。シュヴィングハンマーのピアノの前奏から心がぞわ
ぞわとさせられ、時にテノールをも思わせるヘンシェルの伸びやかな声、低
い部分の美声に、別世界へと連れて行かれそうになります。別世界とははた
して異国なのか、それとも死後の世界なのか・・・いろいろな「旅」を味わ
うことができる、深い内容です。この表現の深さでまだ40歳になるかならな
いか(1967年生まれ)の年齢とは、ヘンシェルの今後に目が離せません。
シュヴィングハンマーというこれまたドイチュ的系列の名リート・ピアニス
トを相手に迎え、文句なしの1枚です。

HMC 901879 \2080
R.シュトラウス:歌曲集
献呈op.10-1、なにも!op.10-2、夜op.10-3、誰がしたのか?op.10-6 
解き放たれてop.39-4、万霊節op.10-8、4つの歌op.27(憩え、わが心/ツェ
ツィーリエ/ひそやかな誘い/あすの朝)、懐かしい面影op.48-1 
私はお前を愛すop.37-2、5つの素朴な歌op.21(私の思いのすべて/あなた
は私の心の王冠/ああ恋人よ、私は別れねばならない/ああ悲しい、不幸な
る者よ/女たちは時にはつつましく)、たそがれの夢op.29-1 
夜の逍遥op.29-3 、策はすの花びらよりの6つの歌op.19(おとめよ、それが
なんの役にたつというのか/あなたの黒髪を私の頭に広げてください/美し
く、しかし冷たい空の星よ/二人の秘密をなぜ隠すのか/希望と失望/私の
心は沈黙し冷える)索私は恋を抱いてop.32-1 錯あこがれop.32-2 桜悪天
候op.69-5
ヨナス・カウフマン(T) 
ヘルムート・ドイチュ(Pf)
1993年にニュルンベルクのマイスタージンガーコンクールで見事優勝した
ナス・カウフマンは現在36歳。チューリヒ歌劇場でもひっぱりだこ、超人気
者の彼は、ケント・ナガノ指揮の「ヤコブのはしご」(HMC 801821)で「指
名されたもの」を熱唱、また、ノリントン指揮のベートーヴェンの第九
(93.088)のソロでも凛々しい美声を披露していました。タミーノやアルフ
レートなど、どちらかというとリリックテナーの王子タイプの役が多いで
が、リートを歌わせるとなんとも頼もしい声。リートを歌う時に必ずパート
ナーとなる巨匠ドイチュのピアノとあいまって、シュトラウスの歌曲の魅力
をじっくり味わわせてくれます。変幻自在、怪物的ともいえるその実力に脱
帽するばかりの名テナーの魅力を心ゆくまで堪能できます。

HMC 901915 2枚組 \4160
ブラームス:ピアノ・トリオ(全曲)
[CD1]
第1番op.8 ロ長調 
第2番op.87 ハ長調
[CD2]
第3番op.101 ハ短調
ピアノ四重奏曲第1番op.25 ト短調
トリオ・ワンダラー【ジャン=マルク・フィリップ=ヴァルジャブディアン
(Vn)、ラファエル・ピドゥ(Vc)、ヴァンサン・コック(Pf)】、
クリストフ・ゴーゲ(Vla)
ラ・フォル・ジュルネ音楽祭で昨年、今年と来日し、聴衆を魅了しているト
リオ・ワンダラーの今度の新譜はブラームスです。プライヴェートではメン
バー一人一人がマイペースなグループですが、演奏となると背中がゾクゾク
するような息のぴったりあったアンサンブルを繰り広げてくれます。弦の二
人のしたたるような美音もさることながら、叙情と情熱に溢れるヴァンサン
・コック(写真中央)のピアノの素晴らしさは際立っており、アンサンブル
を見事に統率しています。ピアノ四重奏曲に加わったクリストフ・ゴーゲの
ヴィオラも、トリオ・ワンダラーの3人と巧みに絡み合い、ピアノ四重奏曲
も聴く者の琴線に触れる名演となっています。

HMC 905264 \2080
ベートーヴェン:
八重奏曲op.103変ホ長調、ロンディーノWoO.25変ホ長調、
七重奏曲op.20変ホ長調
アンフィオン管楽八重奏団
ベートーヴェンが若い頃にマクシミリアン選帝侯の食卓音楽のために書かれ
た「八重奏曲」。美しい旋律がふんだんにちりばめられ、作曲技法的にも実
に凝って作られており、一種の娯楽のための音楽としては超一級の作品です。
ハイドンは完全に宮仕えの音楽家、モーツァルトは宮仕えを経て自由の身と
なった音楽家、そしてベートーヴェンは自由の身となった音楽家、といった
表現がありますが、ベートーヴェンもごく若い初期の頃にはこういった貴族
の娯楽のための音楽も書いていました。アンフィオン管楽八重奏団はパン・
クラシックスレーベルからもいくつかリリースのある、ドイツ語圏のメンバ
ーを中心とする活発なグループ。ガーディナー、クリスティ、レオンハルト
ら数多くの指揮者のもとでもアンサンブルとして活動しています。

<STRADIVARIUS>
STR 33660 \2080
「賛歌 ファリャ、リョベートとその世界」
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):ドビュッシーの墓碑銘への賛歌(*)
マヌエル・デ・ファリャ/ミゲル・リョベート編曲:
7つのスペイン民謡(+/*)(++)
バレエ「三角帽子」より 粉屋の踊り(*/#)
バレエ「恋は魔術師」より 漁師の歌(*),鬼火の踊り(*),
パントマイム(*/#),真夜中(*/#),火祭りの踊り(*/#)
スペインの4つの小品 より クバーナ(*/#)
ミゲル・リョベート(1878-1938)作曲・編曲:
「リラ・オルフェオ」(1900)(**)
ラファエル・ミトハナ(1869-1921):セギディーリャス
リラ・オルフェオのための編曲集;
モーツァルト:ドン・ジョヴァンニのメヌエット,
ベートーヴェン:メヌエット,
モーツァルト:ドン・ジョヴァンニのセレナード,
ショパン:前奏曲,
メンデルスゾーン:ロマンス,
シューマン:ロマンス,無言のロマンス,
メンデルスゾーン:ロマンス
ミゲル・リョベート:3つのカタルーニャ民謡(++)
イサーク・アルベニス(1860-1909):グラナダ
ステファノ・グロンドーナ(ギター(*))
マリア・ホセ・モンティエル(メゾソプラノ(+))
ラウラ・モンディエッロ(ギター(#))
ノヴァ・リラ・オルフェオ(**)
ステファノ・グロンドーナ、ラウラ・モンディエッロ、
ジュゼッペ・カレール、
ロベルト・ダ・バルプ、アレッサンドラ・ノヴァーガ、
パオロ・ベルサーノ(ギター)
録音:2003年9月(++)、2005年8月、イタリア、
ロンバルディア州ソンドリオ県ポンテ・イン・パルテッリーナ、
聖イグナツィオ教会
スペイン、カタルーニャ生まれのリョベートはフランシスコ・ターレガに師
事した偉大なギタリスト・作曲家。ファリャの「ドビュッシーの墓碑銘への
賛歌」は彼のために書かれた作品です。リョベートはギターのための編曲も
さかんに行い、またギター・デュオやギター・サンサンブルの先駆者でもあ
りました。彼はバルセロナにおける撥弦楽器奏者の組織「リラ・オルフェオ」
の創設メンバーとなり監督に就任、同名のアンサンブル曲集をまとめました。
それは出版されませんでしたが、手稿譜の形で残されています。
このアルバムでその曲集を演奏するのはその名も「ノヴァ(新生)・リラ・
オルフェオ」。2002年にステファノ・グロンドーナによって創設されたギタ
ー・アンサンブルです。

STR 33711 \2080
「あなたは虚無から現れる…」
アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974):フルート作品集
フルートとピアノのためのソナタ(1958)(*)
呪文… 像が象徴となるために(無伴奏フルートのための;1937)
5つの呪文(無伴奏フルートのための;1936)
苦行(無伴奏フルートのための、5曲;1967)
リノスの歌(フルートとピアノのための;1944)(*)
マリオ・カローリ(フルート)
シルヴァ・コスタンツォ(ピアノ)
録音:2005年2月9-10日、ストラスブール近現代美術館[MAMCS]ホール
音楽における人間性・抒情性の回復を目指しメシアンらと「若きフランス」
を結成、非ヨーロッパ的・原始的・神秘的傾向を持つ音楽を残したジョリ
ヴェ。アルバム・タイトルは「5つの呪文」の第2曲から採られたものです。
マリオ・カローリは1974年イタリア生まれ。22歳の時、ダルムシュタット音
楽祭にてクラーニッヒシュタイナー音楽賞を受賞し国際舞台にデビュー、以
来、現代音楽を中心に大活躍しています。作曲家サルヴァトーレ・シャリー
ノは彼を「フルートのパガニーニ」と評し、またディロン、フェデーレ、ファ
ニホウ、ジェルヴァゾーニ、細川、ジョラス、クルターク、マントヴァーニ、
松平、リーム、湯浅、ストロッパといった現代作曲家たちが彼に作品を献呈
しています。

STR 33735 \2080
フレデリック・ジェフスキ(1938-):4つの小品(1977)
ジョン・アダムズ(1947-):フリジアン・ゲート(1977)
エマヌエーレ・アルチウリ(ピアノ)
録音:2005年11月29-30日、ポリテクニコ・ディ・トリノ大ホール
アメリカ合衆国の二人の作曲家が同じ1977年に書いたピアノ曲。





<LA BOTTEGA DISCANTICA>
DISCANTICA 131 \2080
モーツァルト(1756-1791):弦楽四重奏曲集「ミラノ四重奏曲」
第2番ニ長調 K.155/第3番ト長調 K.156/第4番ハ長調 K.157
第5番へ長調 K.158/第6番ロ長調 K.159/第7番変ホ長調 K.160
ソナーレ弦楽四重奏団
録音:1989年7月、ダルムシュタット、オランジュリー
Clavesレーベルからの移行再発売。

DISCANTICA 132 \2080
モーツァルト(1756-1791):弦楽四重奏曲集「ウィーン四重奏曲」
第8番ヘ長調 K.168/第9番イ長調 K.169/第10番ハ長調 K.170
第11番変ホ長調 K.171/第12番変ロ長調 K.172/第13番ニ短調 K.173
ソナーレ弦楽四重奏団
録音:1991年4月8-12日、バンベルク、ツェントラルザール
Clavesレーベルからの移行再発売。

DISCANTICA 134 \2080
ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):
「アポロの六弦琴」(6つのアリアとシャコンヌ;1699)
マニフィカト第6旋法(10のフーガ)
アドアルド・ベロッティ(オルガン)
録音:2005年7月5-6日、イタリア、トレンティーノ=アルト・アディジェ州
トレント県スマラーノ、聖母被昇天教会
使用楽器:1992年、グラウコ・ギラルディ製
「アポロの六弦琴」は世俗歌(第6曲は「セバルディーナの歌」)に基づく6
つの変奏曲による)とシャコンヌから成るパッヘルベルの代表作の一つで、
チェンバロで演奏されることもあります。

DISCANTICA 137/138 2枚組 \3200
アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713)/
トマス・ビリントン(1754-1832)編曲:合奏協奏曲集 Op.6
アドアルド・ベロッティ(オルガン)
録音:イタリア、フリウリ・ヴェネティア・ジュリア州ウディーネ県
ヴィッラルタ・ディ・ファガーニャ、教区教会
使用楽器:1791年、ガエターノ・カッリード製

DISCANTICA 139 \2080
イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):
ピアノ・ラグ・ミュージック(1919)/タンゴ(1940)
ベラ・バルトーク(1881-1945):野外にて(1927)/舞踏組曲(1925)
ダリウス・ミヨー(1892-1974):ブラジルの思い出 第2集(1922)
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):
4つのスペインの小品(1909)から アラゴネーサ,クバーナ
オペラ「はかない人生」より スペイン舞曲第1番,同第2番
アンドレア・デバウデンゴ(ピアノ)
録音:2005年12月18-19日、イヴレア、SMC、バロック・ホール
1972年イタリアのペーザロ生まれのアンドレア・デバウデンゴはパオロ・バ
ルドーニ、ラーザリ・ベルマン、アレクサンダー・ロンクヴィヒ、アンジェ
イ・ヤシンスキに師事し、1988年ペスカーラ国際ピアノ・コンクールで優勝、
2000年ツヴィッカウの行われたローベルト・シューマン・コンクールで3位に
入賞しました。ジャズ・ピアニスト、作曲家の顔も持つ多才の音楽家です。




<ARTA>
F1 0141 \2080
ヤン・イグナーツ・フランチシェク・ヴォイタ(17世紀後半):
ムジクス・サルターリス
聖ヨハン・ネポムクのArietta cordialis から 序奏
愛されしわが魂よ[Anima mea dilecta」(*)
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第1番/同第2番/同第3番
Threnodia hujus temporis(*/+)
Parthia amabilis(ヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のための)
聖ヨハン・ネポムクのArietta cordialis(*/+/#)
ハナ・ブラジーコヴァー(ソプラノ(*))
マルタ・ファディエヴィチョヴァー(ソプラノ(#))
ハサン・エル=ドゥニア(カウンターテナー(#))
マレク・オルブラジメク(テノール(#))
ミハエル・ポスピーシル(バス(+))
ラ・ガンベッタ
エレン・マホヴァー(ヴァイオリン、ヴィオラ、テナー・ヴィオル)
マルチン・カリスタ(ヴァイオリン)
カレル・ムニュク、ヤロスラフ・ロウチェク(バロックトランペット)
ヴィエラ・ミクラーシュコヴァー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
デニス・ブラウアー・イヴェルセン(ヴィオローネ)
ミトスラフ・シュトゥデント(アーチリュート)
ピエトロ・プロッセル(calichon[galizona]、バロック・ギター)
キアラ・グラナータ(トリプル・バロック・ハープ)
モニカ・クノブロホヴァー(ヴァージナル)
アダム・ヴィクトラ(ポジティヴ・オルガン)
ペトロ・カロウセク(ティンパニ)
ヴォイタはビーバー(1644-1704)と同時代にチェコ(ボヘミア)で活躍し
た作曲家。プラハの聖ヴァーツラフSeminaryおよびプラハ大学で音楽のみな
らず様々な学問を身につけ、薬学博士となりました。ヴォイタの生涯につい
ては、彼自身が大学で書き残した以上の記録以外、プラハの聖ミクラーシュ
教会のBenedictinesのhouse physicianを務めたこと以外ほとんど情報があり
ません。彼が書かれたことがわかっているの音楽作品は現在27曲のみで、た
くさんの作品を書いたかどうかもわかっていません。現存が確認できるもの
はわずか7曲にとどまりますが、このアルバムにはそれら7曲がすべて収録さ
れています。3つのヴァイオリン・ソナタは、チェコ人によって書かれた現存
する最初のヴァイオリン・ソナタとされています。これら3曲のヴァイオリン、
および「Parthia amabilis」のヴァイオリンとヴィオラでは、調弦を変える
スコルダトゥーラが使われています。
ラ・ガンベッタは16-17世紀の音楽をピリオド楽器を使用して演奏するチェ
コのアンサンブル。ソリストを務めるエレン・マホヴァーは、ジョン・ホロ
ウェイ、キアラ・バンキーニ、サイモン・スタンデイジ、エンリコ・ガッ
ティ、ヴィーラント・クイケンらのマスタークラスに参加した奏者で、ムジ
カ・フロレアの中心メンバーでもあります。

F1 0146 2枚組 \3050
アントニーン・レイハ[アントン・ライヒャ](1770-1836):
クラヴィーアのための36のフーガ
ヤロスラフ・トゥーマ(フォルテピアノ)
使用楽器:1790年、アントン・ワルター製
ベートーヴェンの親友にして同僚であったチェコ(ボヘミア)出身の作曲家
レイハ。「36のフーガ」は最初の12曲が1799年にパリで出版され、1805年に
残りの24曲を加えた全36曲がウィーンで出版(ハイドンへ献呈)されました。
トゥーマは2003年のプラハの春音楽祭でも全曲を演奏しています。





<CHALLENGE CLASSICS>
CC 72156 \2180
「ヴァイオレント・ヴィオラ」
コダーイ:(1882-1967):アダージョ(*)
ヒンデミット(1895-1963):五部のソナタ Op.25 No.1
ブリテン(1913-1976):ラクリメ Op.48(*)
(ダウランドの歌曲「私の嘆きで人の心を動かせるものなら」の投影
J・S・バッハ(1685-1750):
無伴奏ソナタ第1番 BWV1001 から アダージョ(#)
ラヴェル(1875-1937):カディッシュ(*)(#)
ストラヴィンスキー(1882-1971):ロシアの歌(*)(#)
ジョン・ダウランド(1563-1626)/マイケル・スミス編曲:
噴きこぼれよ、わが涙(+)/私の嘆きで人の心を動かせるものなら(+)
エスター・アピトゥレイ:ピツィカート(+)
不詳/フィン・メリッケ編曲:
ソング・フロム・ジョージア(ヴィオラ・トリオのための)(+)
ヴュータン(1820−1881):悲歌 Op.30(*)
エスター・アピトゥレイ(ヴィオラ)
タナカ・リエ(ピアノ(*))
アムステルダム・ヴィオラ・クァルテット(+)
エスター・アピトゥレイ、ロヒャー・ファン・デル・タク、
ミーケ・ホニング、エルンスト・グラッペルハウス
録音:2004年1月、ローン、Nederlands Hervormde教会
衝撃的なタイトルを付けられたヴィオラ・アルバム。(#)の原曲はヴァイオリ
ンのために書かれたもの。エスター・アピトゥレイはアムステルダムのスウェ
ーリンク音楽院でミッシャ・ゲレルに、ベルリン音楽大学でブルーノ・ジュ
ランナに師事するかたわら、ライト・ミュージックの歌手およびサクソフォ
ン奏者として活躍していたという異色の才媛。1990年からヴィオラ奏者とし
てのソロ活動を開始、2000年にはアムステダム・ヴィオラ・クァルテット
(旧称Alt Tijd Quartet)を結成し、オーケストラでは陽の当たりにくいヴィ
オラに注目を集めるため、ユニークなレパートリーの開拓と魅力的なパファ
ーマンスの展開に力を注いでいます。

CC 72157 2枚組 \3300
ロッシーニ(1792-1868):小ミサ・ソレムニス
クィンク・ヴォーカル・アンサンブル
マリエット・カースシーター、マリエッテ・ウルデリク(ソプラノ)
マルレーネ・ゴルトステイン、カリン・ファン・デル・プル(アルト)
ハリー・ファン・ベルネ、マッテュス・ホーヘンデュク(テノール)
ケース・ヤン・デ・コニング、ウィアルト・ウィトホルト(バス)
レオ・ファン・ドゥセラール(ピアノ(*))
ウィーネケ・ヨルダンス(ピアノ(+))
ディルク・ルイメンス(ハルモニウム(#))
録音:2004年10月11-15日、ハールレム、Doopsgezinde教会
使用楽器:
1858年、プレイエル製(*)/1869年、プレイエル製(+)/1878年、Victor
Mustel製(#)
すでに20年以上にわたって活躍を続けているオランダの五重唱団クィンクが、
3人のゲスト・メンバーを迎え1パート1人編成で歌い上げたロッシーニの宗
教大作。

CC 72158 \2180
チェコの遺産 II
スメタナ(1824-1884):ピアノ三重奏曲ト短調 Op.15
ドヴォルジャーク(1841-1904):ピアノ三重奏曲変ロ長調 Op.21
デヴィフ・トリオ
ハンナ・デヴィフ(ピアノ)
サラ・オーツ(ヴァイオリン)
ヤスパー・ハフェラール(チェロ)
録音:2005年6月26-27日、9月9-10、12日、フェーネンダール、
ストゥディオ・ファン・スフッペン
2003年結成、ハンガリー出身のデヴィフ、南アフリカ共和国出身のオーツ、
オランダ出身のハフェラールという国際色豊かなトリオによるチェコ・レパ
ートリー。

CC 72161 \2180
「ある聖人の宝 17世紀の音楽」
バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラベルデ(1595-fl1623-1638):
カンツォーネ「それは軍神マルスか」
ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621):
それは軍神マルスか
フィリップ・フリードリヒ・ブーフナー(1614-1669):ソナタ IX
ジョヴァンニ・アントニオ・ベルトーリ(1598-1645以後):第7ソナタ
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ(1589?-1630?):第1ソナタ
ヨハン・ミヒャエル・ニコライ(1629-1685):ソナタ ニ長調
ジョヴァンニ・パオロ・チーマ(1570頃-1622頃):なんと美しい
ジョヴァンニ・マルティーノ・チェーザレ(1590頃-1667):
ソナタ「ラ・アウグスターナ」
ヨハン・ローゼンミュラー(1616-1694):第3ソナタ
フィリップ・フリードリヒ・ベデッカー(1615-1683):
ソナタ「ラ・モニカ」
ジュアン・バウティスタ・ジョセ・カバニーリェス(1644-1712):
ガリャルダス I
チプリアーノ・デ・ローレ(1515-1565)/
ジョヴァンニ・バッティスタ・ボヴィチェッリ(1550頃-1597頃):
天使が羊飼いたちに
ジョヴァンニ・マルティーノ・チェーザレ(1590頃-1667):
ソナタ「ラ・ヒエロニマ」
マルコ・アントニオ・フェッロ(?-1662):第5ソナタ
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ(1525頃-1595)/
フランチェスコ・ロニョーニ(1585頃-1624頃):
あなたは美しい、わが愛する人よ
コルネリウス・ティスマンスゾーン・パドブルエ(1592頃-1670):
シンフォニア・ヌピタス[Synphonia Nupitas](パヴァーヌとガイヤルド)
ヘルマン・ホランダース(1600頃-1650):
Recipe me/Transfige, dulcissime Jesu
チェチーリア・コンサート
フィオナ・ラッセル(コルネット[ツィンク]、コルネット・ミュート)
アダム・ウールフ(アルト・トロンボーン、テナー・トロンボーン)
ウォーター・フェルスフーレン(ドゥルツィアン)
カトリン・コック(チェンバロ、オルガン)
録音:2005年11月28-30日、ユトレヒト、ペテロ教会
チェチーリア・コンサートは2001年に若いピリオド楽器奏者によって結成さ
れた、比較的珍しい楽器編成をとるアンサンブル。その編成に適した、17世
紀の様々なスタイルによる作品を集めたアルバムです。




<FINELINE CLASSICAL>
FL 72407 \2180
アントン・アレンスキー(1861-1906):
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.32
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):
ピアノ三重奏曲ニ長調 Op.1
エッシャー・トリオ
イェルン・バル(ピアノ)
ソニヤ・ファン・ベーク(ヴァイオリン)
ヨハン・ファン・イェルセル(チェロ)
録音:2002年3月、ユトレヒト、マリア小教会
エッシャー・トリオは1996年にオランダの奏者たちによって結成されたピア
ノ三重奏団。彼らはヨーロッパではかなり人気が高く、フランス・ブリュッ
ヘン指揮オランダ放送室内管弦楽団に招かれベートーヴェンの「三重協奏曲」
を共演したこともあります。




<LIGIA DIGITAL>
Lidi 0103165-06 \2180
アレクサンドル・フランソワ・ボエリ(1785-1858):
ピアノ四手連弾作品集
ソナタ ホ短調 Op.17/二重奏曲 Op.4
四重奏ソナタ Op.31/二重奏曲 Op.4 から 第2楽章(第2版)
ロラン・マルタン&ベティ・オヴェット(ピアノ)
録音:2005年6月20−22日、シャトー・ド・バル
当レーベルからジョルジュ・オンスロウ(1784-1853)のピアノ独奏作品集
(LIDI 0103134-04)と四手連弾作品集(LDI 0103115-02;ティエリ・ラヴァ
ザール共演)をリリースしていたロラン・マルタンが、オンスロウの一歳年
下のボエリの四手連弾作品を録音。ボエリはフランクやアルカン、そして教
え子であったサン=サーンスから賞賛された音楽家であり、マルタンは「アル
カンとオンスロウに続いてボエリ再評価の時が来た」と述べています。

Lidi 0104166-06 \2180
J・C・バッハ、モーツァルト:教会ソナタ集
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):
オルガン、2つのヴァイオリンと低音のための協奏曲変ホ長調
オルガン、2つのヴァイオリンと低音のための協奏ロンド ヘ長調
オルガン、2つのヴァイオリンと低音のための協奏曲変ロ長調
モーツァルト(1756-1791):
2つのヴァイオリン、オルガン、チェロと低音のためのソナタ
変ホ長調 K.67(41h)/変ロ長調 K.212/ヘ長調 K.224(241a)/
ヘ長調 K.244/ニ長調 K.245/ハ長調 K.328(317c)/ハ長調 K.336(336d)
オリヴィエ・ヴェルネ(オルガン)
アンサンブル ...in Ore mel...
ステファニー=マリー・ドガン、ピエール・フランク(ヴァイオリン)
ラファエル・シュレティアン(チェロ) 
クリスティーヌ・パユー(コントラバス)
録音:2005年10月24-26日、サン=シール/サント=ジュリエト教会
使用楽器:1999年、ベルナール・オーベルタン製(オルガン)
J・C・バッハのオルガン協奏曲は、J・S・バッハのカンタータのいくつかに見
られるオルガン協奏曲形式のシンフォニアと、ハイドンのオルガン協奏曲やモ
ーツァルトの教会ソナタの橋渡し的な作品と見ることができます。おなじみ
ヴェルネとピリオド楽器アンサンブル「...in Ore mel...」の共演。

Lidi 0109164-06 \2180
聖歌隊と手回しオルガン
おお、息子らと娘らよ(復活の祝日の行列聖歌)(*/+/#/**/++)
復活祭のイントロイトゥス(*/+/#/**/++)
序奏(++)
アンリ・デュモン(1610-1684):王のミサ[Messe Royale]第1旋法
(ヴァレー・ド・ヴェジュビーの写本より)から
キリエ・エレイソン,グローリア(*/+/#/++)
オフェルトリウム(++)
序誦の結句(**)
アンリ・デュモン:王のミサ から サンクトゥス(*/+/#/++)
聖体奉挙(++)
アンリ・デュモン:王のミサ から アニュス・デイ(*/+/#/++)
聖体拝授(++)
退場曲(++)
Le Bourbon et la foi(*/+/#/**/++)
テ・デウム(ナンシーの神学校のミサと行列のための歌集 より)(*/+/#/++)
Tout nest que vanité(*/+/#/**/++)
Hélas, quelle douleur(*/+/#/**/++)
スターバト・マーテル(*/+/#/**/++)
Venez divin Messie(*/+/#/**/++)
不詳(18世紀):
聖霊降臨節の第11日曜日の晩課のアンティフォナとマニフィカト(*/+/#/**)
(フォー・ブルドン[ファルソボルドーネ]、インゲベルティン博物館蔵)
アンサンブル・ヴォクス・カントーリス
ジャン=クリストフ・キャンド(歌、指揮)(*) 
ジャン=エティエンヌ・ランジャンニ(歌)(+)
ジャン=マルク・ヴィエ(歌)(#) アントワーヌ・シコ(歌)(**)
ミシェル・コラン(手回しオルガンのレジストレーション(++))
ミシェル・コラン、ミシェル・フサール、
シャルル・アンリ(手回しオルガンの手回し)
録音:2005年5月5-7日、サン・シャフレイ教会
使用楽器:
1820年頃、ミルクール、フランソワ=ゴエリ・デュモン&クレマン製(手回し
オルガン) 19世紀フランスでの典礼の再現を試みたアルバム。声楽とオルガ
ンが交代しながらの進行、フランス語歌曲の挿入、フォー・ブルドン(単旋律
聖歌への即興的な和声付け)等が特徴となっています。オルガンは通常のもの
とは異なり、いわばピアノ・ロールのオルガン版。最近復元された楽器です。
これは音楽史的資料としても貴重な一枚といえるでしょう。

Lidi 0109168-06 \2180
カンティカ・サクラ
アンリ・デュモン(1610-1684):
聖歌集[Cantica sacra](2・3声と通奏低音のためのモテット集;1652)から
おお、救いのいけにえよ[O salutaris hostia](3声)(+)
ジャック・ボワヴァン(1649-1706):オルガン曲集第1&2巻(1689&1700)から
マニフィカトに代わる合唱組曲第1旋法(*)
アンリ・デュモン:聖歌集 から われらを顧みたまえ[Converte](3声)(+)
ジャック・ボワヴァン:オルガン曲集第1&2巻(1689&1700)から
マニフィカトに代わる合唱組曲第2旋法(*)
アンリ・デュモン:聖歌集 から われは夜の床で[In lectulo meo](2声)(+)
ジャック・ボワヴァン:オルガン曲集第1&2巻(1689&1700)から
マニフィカトに代わる合唱組曲第3旋法(*)
アンリ・デュモン:
聖歌集 から 主よ、王を守りたまえ[Domine salvum fac regem](3声)(+)
カトリーヌ・グルイェ(第1ソプラノ)
フランソワーズ・マッセ(第2ソプラノ)
ソフィー・トゥッサン(第2ソプラノ(*))
シルヴィー・アルタパッロ(低ソプラノ)
ブリジット・ル・バロン(低ソプラノ(*))
シルヴィー・モクェ(ヴィオラ・ダ・ガンバ(+))
ロラン・ベイユルスト(オルガン)
録音:2005年10月、2006年3月、スール教会
使用楽器:1699年、ジュリアン・トリビュオ製

Lidi 0202167-06 \2180
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):Con voce festiva
カンターターと協奏曲集
アリア「祝祭の声もて」(トランペット独奏を伴う)
シンフォニア・セレナード「愛の庭」(トランペットと弦楽のための)
カンタータ「不死鳥」(ソプラノ、2つのヴァイオリンと通奏低音のための)
アリア「わが宝」
(ソプラノ、トランペット、2つのヴァイオリンと通奏低音のための)
リコーダー、2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲イ短調
カンタータ「テヴェレ川の岸辺に」
(ソプラノ、トランペット、2つのヴァイオリンと通奏低音のための)
4声のソナタ第3番(卓上チェンバロを伴わない[senza cembalo al tavolino])
カンタータ「わがクローリ、美しきクローリ」
(ソプラノ、リコーダーと通奏低音のための)
アリア「戦場にて」
(ソプラノ、トランペット、2つのヴァイオリンと通奏低音のための)
イザベル・プルナール(ソプラノ)
セルジュ・ティザク(トランペット)
ジャン=マルク・アンドリュー(リコーダー、指揮)
レ・パッシオン
2005年11月28日-12月1日、トゥールーズ、洗礼者聖ヨハネ教会
ソプラノとトランペットを組み合わせた作品を中心としたアルバム。イザベル
・プルナールは1980年代前半に頭角を現し一世を風靡したソプラノですが、こ
の数年再び活躍が目立つようになっています。セルジュ・ティーザクはピリオ
ド楽器とモダーン楽器の両方のスペシャリストで、ルーブル宮音楽隊、レザー
ル・フロリサン、レ・サクブティエ・ド・トゥールーズ、トゥールゥーズ・
キャピトル管弦楽団等で活躍しています。レ・パッシオンは1986年にリコーダ
ー奏者・指揮者のジャン=マルク・アンドリューが創設したバロック・アンサ
ンブルから発展したピリオド楽器オーケストラです。

LIG 2044100【特別価格】 \1780
ハイドン(1732-1809):オルガン協奏曲集
第1番ハ長調 Hob.XVIII:1
第6番(ヴァイオリンとオルガンのための協奏曲)ヘ長調 Hob.XVIII:6(*)
第2番ニ長調 Hob.XVIII:2
オリヴィエ・ヴェルネ(オルガン)
ステファニー・ドガン(ヴァイオリン(*))ジェレミー・ローレル(指揮)
レ・ソヴァージュ
録音:2001年5月24-27日、サン=ルー=シュル=トゥエ教会
使用楽器:ベルナール・オーベルタン製(オルガン)
「6つのオルガン協奏曲 Hob.XVIII」(Lidi 0104100/01-01)からの分売。

<MUSIC & ARTS>
M&A1185 \1980
リスト:交響詩「マゼッパ」
(ベルリン国立歌劇場管、1925年機械式録音)、
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
(ベルリン国立歌劇場管 1924年機械式録音)、
リスト:交響詩「マゼッパ」(ベルリンフィル 1928年電気式録音)
オスカー・フリード指揮
いまや完璧に忘れらた存在の大物指揮者、オスカー・フリード。ポリドール
企画による大指揮者によるベートーヴェン:交響曲全集では、第2番と「英雄」
を担当。機械式録音ゆえに頼りない音ですが、さすが立派な構えは感じ取る
ことが出来ます。

M&A1186 \1980
バッハ(ロマン・ブラド編):我らが悩みの極みにあるとき、
ブゾーニ:対位法的幻想曲、
ロマン・ヴラド:オプス・トリプレックス
カルロ・グランテ(P)
カルロ・グランテのバッハ絡みピアノ作品集。ロマン・ヴラドは、1919年生
まれ。映画音楽(“トスカニーニ”など)も手がける才人です。

★ベーレンライター小型スコア★ ※ご予約締切日 6月14日
モーツァルト:交響曲全集 全4巻 \16500
新全集ペーパーバック版刊行時には未出版だった偽作2曲も収録。

モーツァルト:7大歌曲集 全7巻 \31500
イドメネオ、後宮、フィガロ、ドン・ジョヴァンニ、
コジ・ファン・トゥッテ、魔笛、皇帝ティト




<BRILLIANT>
BRL-93091 3枚組 \1480
ヴァイオリンのための協奏曲集「四季」
3つのヴァイオリンのための協奏曲へ長調 RV.551
協奏曲ニ短調 RV.128
ヴァイオリンのための5つの協奏曲
6つのヴァイオリン協奏曲
ジュリアーノ・カルミニョーラ(vn)
ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ

BRL-93082 11枚組 \4780
フランソワ・クープラン:クラヴサン曲全集
ミカエル・ボルグステーデ(ハープシコード)

BRL-8161 2枚組 \990
レーガー:
弦楽三重奏曲第1番イ短調 Op.77b
クラリネット五重奏曲イ短調 Op.146
ヒンデミット:
5つの管楽器のための小室内音楽 Op.24 No. 2 (1922)
クラリネット五重奏曲 Op.30 (Spatfassung 1955)
ヴィオラ、ヘッケルフォンとピアノのためのトリオ Op.47 (1928)
トランペットとピアノのためのソナタ
ファレリウス・アンサンブル

BRL-93041 3枚組 \1480
テレマン:序曲全集第1集
コギウム・インストゥルメンターレ・ブリュージェンス

BRL-93086 \550
バリオス:ギター作品集
フォールホースト、サンデリンク

BRL-93030 10枚組 \4490
レオニード・コーガン・エディション
※内容未定

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