オーディオ日記 第60章 音楽に抱かれて眠りたい(その4)2025年10月14日


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LUMINの密林音楽対応の研究:

LUMINがAmazon Musicに対応すると宣言したのはいつの頃であったのか、既に記憶の彼方で定かではない(記録を紐解いてみたら2019年であった)。従って、最早Amazon Musicサポートは諦めたものとばかり思っていたのだが、この8月には忘れた頃にやって来たという感じの嬉しい ニュース があった。

現時点ではLUMINにてストリーミングされているAmazon Musicの実聴はできていないのだが、あれこれと研究(妄想を巡らすという方が正しいか)やら情報集めをしている。LUMINの基本的な操作性に関してはほぼ心配は無いが、やはりAmazon Musicに係わるプレイリスト廻りには若干ながら確認して置きたい点があるのだ。これはEversoloにおいて、Amazon Musicの楽曲をEversolo上のプレイリストに登録できないというかなり痛恨の課題があるので、今回のLUMINのAmazon Music対応アナウンスにおいてもプレイリストは「Amazon Music専用となる」と微妙な注釈が付いていることが気になっている。

LUMINはLINNに続くネットワークストリーマの先駆者の一角であるが、最近は低価格の対抗機種が多く登場しているため、多少苦戦を強いられているであろうし、このことがLUMINが重い腰を上げたということに関連があるやも知れずと勝手に推測している。

高価格帯であるから「音が良い」とは単純には云えないのがデジタル辺りの考慮事項でもあると思うのだが、それなりの配慮が電源や筐体になされていることもあって、自分的には(DAC無しの)トランスポートである LUMIN U2 辺りが本件の興味の対象となっている。SFPポートがあるのもちょっと比重の大きな加点要素である。SFPポート付きのトランスポートとしては Eversolo T8 が登場しており既にワールドワイドでは出荷開始されている(国内ではまだ販売開始されていないが)ので、このT8に期待を込めて待っている状況にもあった。

さて、こうなると、何とも悩ましい事態となることはやむを得ないだろう。我が家の構成ではトランスポートとして既にAuralic Aries S1が君臨している状況で、その音については相当に評価、満足している。また「デジタルプロセッサー」として他の機器からのデジタル入力を受けて、(更に必要であれば各種のDSP処理を経て)デジタル出力ができるという機能はデジタルコントロールセンター的な役割を担えることになるので使い勝手としても非常に宜しいのだ。

しかしながら、音自体が遥かに評価できる、というシチュエーションともなれば、価格帯はEversolo T8よりはかなり上であろうけれど、SFPポートの対応を含めてLUMINの導入に向けて心が動いてしまい少々悩ましいこととなる。オーディオショップ等での試聴も可能かもしれないが、デジタルトランスポートという機能故、実際に我が家の環境に持ち込んだ上でないと真っ当な評価は難しいものがあるので、何とか自宅試聴が出来ぬものか思案している(まぁ、もちろん大概のケースはこれが罠となり、導入に至ることも多いのだが、、、)。

音やソフトウエア的な機能部分については実際にLUMINにてAmazon Musicを聴いたことのある方の情報を集めることが手っ取り早いのだが、ネット上ではユーザーからの情報発信はまだほとんど見かけない。また、LUMINをお持ちのオーディオ仲間に問い合わせをさせていただいたりもしているのだが、対応するモデルが結構限定されていることもあって現状確かな情報が得られていない。Amazon Music対応がこれだけ後発となってしまうと、LUMINオーナーも敢えてAmazon Musicを聴いてみようとはならないんだろう、とも推測する。当方の場合は国内音源の豊富さからもAmazon Musicから当面離れられないという事情もあるので、機器としての選択肢が更に増えること自体はいずれにしても大変喜ばしいことだと考えている。