オーディオ日記 第25章 アナログ(その17) 2010年10月9日


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最近は益々アナログに入れ込んでいると云えば良いだろうか。インターネットでの中古レコードの調達についても、尾崎豊に引き続き、渡辺貞夫、イーグルス、中村雅俊、松任谷由実、長淵剛など1枚当たり100円~200円程度でうまく入手できている。さらに、南こうせつや堀内孝雄も(未到着であるが)落札した。歌手としては懐かしい(?)が、持ってはいないある意味で新鮮なLPを数千円レベルで数十枚の単位で入手できるのは何ともうれしい限りである。さて、懸案の盤質であるが、やはり中にはノイズがどうしても残るものがあるが、大方は問題なく聴け、むしろアナログの良さを堪能している。もちろん傷があり、ノイズが大きく残るものは、PCへ取り込み、さざなみでプッツンノイズをカットし、FLACファイル化すれば非常に御機嫌となる。試しに数枚を試しているが、bitレートをどうするかが、新たな課題と認識している。もちろん究極的には24bit96KHzがベストなのであるが、どうしてもファイル容量が大きく、すべてをその対応とするのはちょっとスペース効率が悪くなってしまう。また、さざなみでの編集は96KHzでは出来ないようで、44.1KHzのサンプリング周波数としているが、bitレートについては16bit、24bitのいずれも対応が可能である。であれば24bitと生きたいところであるが、FLACファイル化しても16bitのWAV形式よりもサイズが大きくなってしまう。これではちょっと困ると考えている。このため、あまり音質のこだわらないレコードの場合(特にノイズ対策として行う場合は)は16bit/44.1KHzにてFLAC化でも宜しかろうと考えている。

現在これを書きながら、荒井由実をノイズ低減、FLAC化したものを聴いているが、安定感があり、まさに御機嫌である。なお、状態が悪い盤はこのような対応としているが、アナログのまま聴いた方が良い盤については、もちろんその方がベターと考えている。ここ数年はあまりオーディオ機器の大きな拡充をしておらず、ある意味で停滞気味の部分もあったが、PCオーディオへの取り組みとアナログへの回帰、再トライがうまくマッチングして、新たな楽しみを増やしてくれているように思う。なお、これらのトライの中で、ふと思うのは一般的なCDの音がアナログに比していまひとつしっくり来ないこと。もちろん現状はDEQ2496のDACを使用しているので、そのクォリティの課題もあると思うのであるが、アナログ再生時には周波数補正のために、このDAC部分を使用している訳であり、その際には音の不満は出ない。一方CDの再生となると、SRC2496にて88.2KHzへアップサンプリングしているのであるが、いまひとつ音楽の温度感に不満が残る点がある。この辺りはどのように考え、対応して行けばよいか、単純にDACの機器購入にて向上が図れるものなのか、あれこれ思案している。ただ、もう少しDACを奢ってみても良いかな?とも思う点あり、つらつらと次の調達をあれこれと考えている。一方で思い切って、DG-48を調達してしまう手もあり、悩みは尽きないところ。


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