オーディオ日記 第20章 NEXT CHALLENGE(その9) 2005年5月29日 


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このところ、あまりシステム的な変更はしていなかったのであるが、オークション(6,500円である!)にて800Hzのクロスオーバー周波数ボードを手に入れたので、その追い込みを行っている。やはりホーンが小さいせいか、800Hzの方が音に安定が在ると云うか、バランスが良いようにも思える。この周波数は昔ALTECを永らく使用していた時のクロスオーバーなので、耳になじみがあるのかもしれないが。800Hzでクロスさせた場合、低音域がしっかりとしてくるようで、ボーカルなど声を張り上げた時の緊張感も少ない。なお、多少そういう意味で多少高域の薄くなる雰囲気もあるので、SUP-T11のレベルを-11dbとしている。これでも違和感がなく、高域に粗さがない。SUP-T11の力量には驚く次第である。なお、PT-R9の方は少し以前から12KHzのクロスとしている。こちらもやや低いかなと思いつつ、聴感上はむしろ高域の爽やかさが出る。このようなセッティングの全体的な味わいであるが、少し淡白から味の濃い目になっているかもしれない。
その意味では中島みゆき(4月26日に国際フォーラムのコンサートを聞きに行った。初めてであったが、感涙ものに良かった。さらにファンになってしまいそうである)等のボーカルやピアノについては相当のめり込める聞こえ方となる。クラシックの方はまだ十分聴きではいないが、これもしっかりした低弦に乗って、チェンバロもマスキングされず良く聞こえるのでまあ合格点かと考えている。昨日ボーカルを中心にCD、MDなどを聴いたが、BEHRINGERのENHANCERを通すと少し音が荒れるようであるということが確認された。これは、アナログのENHANCERによる低域ブーストの方が特にMDの場合は良いかな?と思いDEQ2496(アナログ入力)と比較したのであるが、音の滑らかさという観点では相当の違いがあった。DEQ2496をアナログ入力すると、2回DA変換がおこるのであるが、それでもDEQ2496の方がベターであった。このため、通常はDVDからのOPT/INをDEQ2496に繋いでるのであるが、MDに差し替えて聴いてみた。一部は昔レンタルで借りたものを前のCDプレーヤやプリアンプで録音したMDと思うが、それでもかなり「いい線」で聴けたように思う。まあ、MDでこのレベルであれば合格点かな、と。それにしてもこのところずっとシステム的な変更を行っていない、、、まあ、音に大分納得できるようになってきているので、すぐに大幅な変更をしなければ、という気分が少ない、ということもあろうかと思うが。ただ、チャレンジを失ってはいけないと思うこの頃である。


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